れでぃ×ばと(上月司)でエロパロなスレ

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1名無しさん@ピンキー
『上月司』が好きな方、Come On !!
イラストレータ『むにゅう』が好きな方も、Come On !!

そして、なにより萌えたい方。ハァハァ言いたい方。
ドウゾいらっしゃい。

あなたの投下を心よりお待ちしています♪
2名無しさん@ピンキー:2007/01/19(金) 22:36:32 ID:hkwHMtmw
『上月司』が好きな方、Come On !!
イラストレータ『むにゅう』が好きな方も、Come On !!
そして、なにより萌えたい方。ハァハァ言いたい方。
ドウゾいらっしゃい。あなたの投下を心よりお待ちしています♪
3名無しさん@ピンキー:2007/01/19(金) 23:58:45 ID:buLajb7k
待ってました!
4名無しさん@ピンキー:2007/01/20(土) 09:09:24 ID:BfDm3IYf
期待してるけど過疎りそう
5名無しさん@ピンキー:2007/01/20(土) 10:10:08 ID:0EXXb84X
大丈夫だ。
手始めに俺が投下する。







やっぱ・・・・ドリルか?ドリルがいいか?
6名無しさん@ピンキー:2007/01/20(土) 10:32:18 ID:9lj7domv
合法ロリキボン
7名無しさん@ピンキー:2007/01/20(土) 12:31:27 ID:MBkPV53/
>>5
ドリルプリーズ
8名無しさん@ピンキー:2007/01/20(土) 12:59:47 ID:M2gY4w99
カレカノもありだよな?
9名無しさん@ピンキー:2007/01/20(土) 14:08:11 ID:Su7byAgy
むしろそれもやらんと元ネタ不足
10名無しさん@ピンキー:2007/01/20(土) 19:00:04 ID:/sksxZ13
とりあえず、ハァハァできればいいのだよ



え・・・?で、やっぱドリルか?
11名無しさん@ピンキー:2007/01/20(土) 20:51:14 ID:CwZitXI8
ドリルに一票
12名無しさん@ピンキー:2007/01/20(土) 22:02:12 ID:4WYn7Tkl
四季鏡に一票。
13名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 09:39:30 ID:uUUkVt4s
ちょっとだけ投下するわ
14俺とドリルと退屈な一日:2007/01/21(日) 09:40:27 ID:uUUkVt4s
〜秋春の日記〜

『今日も退屈な一日だった。いつもの実習然り、あの掘削機然り・・・
 相変わらず薫には変に睨まれるし・・・

 まぁ、学費免除だからここに居・・・


「あれ?なんか・・・・違う・・・ような?」

日野秋春は日記を書いている途中に違和感に襲われた。

(ホントに・・・学費免除だけで・・・・ここに俺は居るのか?)

何かが決定的に違うような気がする。
その何かがわからない。
ふと、よぎった見慣れた顔があった。

「〜ぃッ!!、やめッ!!」

頭の中のモヤモヤを振り払うように、ぶんぶんを頭を振り回す。
そして、寝床へゆっくり潜り込んだ。



「そう・・・頑張るのよ、私」

ぶつぶつと部屋の中で歩き回りながら呟いている生徒は、掘削機、ドリルことセルニア=伊織=フレイムハートだった。

「欲しいお洋服があるから、ついてきていただけませんこと?・・・よし、コレで」

ぐっ、っと拳を握り締めながら気合を入れるセルニア。
明日が勝負・・・と思いながら眠りにつこうとベッドへついた。
15俺とドリルと退屈な一日:2007/01/21(日) 09:41:06 ID:uUUkVt4s
・・・翌朝

「ふぁぁっ」

今日は休日だ。
特に趣味もやる事も無い俺としては、とっても暇な一日だ。
もう一回寝てしまおうか・・・とは思ったが、妙に目がさえて寝れない。
しかも、今は6時前。なんでこんな早く起きたんだ?

「しゃーねぇ・・・散歩でもすっか」

適当に身支度を整え、ドアを押し開けた。


朝霧が身体を包む、特有の青臭い匂いも心地よい。
公園並みの広さの校庭を歩きながら、再び超お嬢様学校である事をおもいしらされる。

ふと、校庭の隅。芝があるところに見慣れた人影を見かけた。

「あお、なーにやってんだ?」
「べっ、別にいいじゃありませんこと!私がどんな時にどんな事をしようとも、」
「ヘイへイ、わかったよ。でも、」
「でも・・・なんですの?」
「こんな朝早く出会えるんなら、朝起きるのが楽しみになるかもな」

軽く冗談を交えて言ってみたセリフ。
6割がた、俺は本気だったけど。

「ん・・なッ!?」
「なーんてな。じゃな、良い一日を」

後ろを向きながら手を振る秋春。
だから、今彼女がどんな顔をしているかもわからなかった。
16名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 09:42:35 ID:uUUkVt4s
今回はここで終了
17名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 16:06:00 ID:F9RslfJT
wktkしっぱなしな俺がいるわけですが?
18名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 20:09:33 ID:eoEZL+Gm
おおっと!wktkなら俺も負けちゃいないぜ?
19名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 23:02:01 ID:BNtgJCSf
俺が本物のwktkだ!
20名無しさん@ピンキー:2007/01/22(月) 05:23:41 ID:ur3Mgxv0
>>16
お前さん、秋春と書いてある辺り本スレの>>177-180だろ。
別人だったらスマソ
21名無しさん@ピンキー:2007/01/22(月) 12:33:17 ID:TcVGYsxD
>>20
177〜180だけど、14〜15とは別人。
誤記スマソ。・・・まあ、本スレに投下したのも散々突っ込まれたが。
今は14〜15氏の続編をwktk待ってる。
22名無しさん@ピンキー:2007/01/24(水) 18:49:25 ID:IQmsPYCu
授業の一環として夜伽の訓練とかないだろうか?
23日・・・二日目俺とドリルの退屈な一:2007/01/24(水) 22:32:36 ID:H++/MO+L
次の日から俺は早く起きるようになった。いや、起きたかった。
薫もびっくりしてた。ザマぁねぇぜ。

「っし、散歩行くか」

よくわからない高揚感とともに、昨日のように秋晴はドアを開けた。


「昨日は言いそびれましたものね・・・今日こそは!」
「何が今日こそは!・・・なんだ?」
「ひぃゃああぁぁぁッ!!い、いいいい、いつからそこに!?」
「いつから・・って・・・ついさっき通りかかったらお前が居たから」
「そっ、そうですの・・・おほほほほ」
「おい、なんかキャラ違くね?」
「で、ではごきげんよう、!」

足早に去っていくセルニア。
スカートが乱れるのも気にせず小走りでかけていった。

「なんだ・・・アイツ・・・?」

いくつもの疑問符を浮かべながら、自分の部屋へ帰っていこうと・・・

「ちょっと待ちなさい!!」

ドリ・・・もとい、セルニアがこちらに猛スピードで駆けてきた。

「うわっ、びっくりさせんなよ」
「貴方・・・今日、暇ですわよね」
「は?」
「『暇』ですわよね!?」
「まぁ、課題も終わってるし・・・暇っちゃぁ暇だが?」

(よし、ここであの言葉を!!)
「貴方、今日付き合いなさい」
(なんでッ!?違っ・・・思ったとおりに言葉がでない・・・)
「一緒にお買い物に同行してもらいたいのです
 この私につき合わせてあげるのだから、その分の謝礼はしますわ」
(もう、嫌・・・)

セルニアは内心、泣きそうになっていた。
思っていた言葉が、上手く紡げないのである。
ただ、買い物に付き合って欲しいと見て欲しいと頼むだけなのだが、普段の高圧的な態度がどうしても邪魔をする。

「え?それって、デー・・・」
「勘違いも甚だしいですわね。貴方は荷物持ちですわ」

少し秋晴は考え込んだ。
一緒に出かけれることはうれしいのだが、どうも、なんというか、

「別にいい。荷物なんてどうせ服とかだろ?たいしたモンじゃないんだったら行ってやるよ」
24俺とドリルと退屈な一日・・・二日目:2007/01/24(水) 22:34:58 ID:H++/MO+L
セルニアの中で、ファンファーレが鳴り響いた。

「そ、そそ、そうでしたら、10時、校門に居なさい。遅刻したら許しませんことよ?おわかり!?」
「へ〜い、了解しましたよ、ドリル大佐」
「ッ〜!!そのあだ名はやめなさいっていってるでしょう!!」

多分・・・顔赤いだろうな・・・・と思いながら、セルニアは自室へ支度をしに戻った。
一方、秋晴の方はというと・・・

(マジでか・・・嬉しい・・・けど・・・荷物もちって・・・はぁ・・・)

喜びと落胆を同時に味わいながら、朝食でもとろうかと部屋へ足を運ぼうとしていた。



〜数時間後〜

「ったく、遅れんなっつった本人が遅れてたら話になんねーぜ」

悪態をつきながらもしぶしぶ待つ秋晴。
時計は10時を5分ほど過ぎていた。

「待たせましたわね」

ふいに背後で声が聞こえた。

「おっせーんだ・・・・・・よ・・・・・」

振り返りながら言った秋晴の言葉は、途切れ途切れの断片になっていた。
25俺とドリルと退屈な一日・・・二日目:2007/01/24(水) 22:35:31 ID:H++/MO+L
まぁ、無理もない。

淡いグリーンのキャミソール。それを持ち上げる豊かな胸。
胸のラインがくっきり出ているということは・・・すなわち・・・ノーブラだ。
ミニスカートから伸びる、白くカモシカのように引き締まった脚。
少し走ったのだろう、かすかに上気した化粧化のない顔。
相変わらずの縦ロールだが、それが彼女の品格をかもし出している。

一言で言うと、超絶キレイだった。
あたかも、女神(ミューズ)を目の前にしたかのような錯覚に陥り、秋晴は茫然自失状態になっていた。

「う・・ぁ・・・え?」
「変ですの・・・?」
「いや、っと・・その、えっと・・・」
「何?はっきりおっしゃいないな」
「言うぞ。お前が後悔しても知らんぞ・・・」


「・・・・・その・・・・キレイ、だ」

危うく舌をかんで血が出るのかと思うぐらいの勢いで噛みそうになった。
今にも痙攣しそう・・・タスケテ、ダレカ。

「・・・・っ・・・・んッ!?・・・・んんッ!!??」

ドリルの方は口を押さえて真っ赤になっていた。
多分、あの上にヤカン置いたら沸騰すんじゃねーかな、とか全然関係ないことを秋晴は考えながら見ていた。
そうでもしねぇと・・・その・・・ゴニョゴニョ

「あ゛〜・・・もう、行こうぜ」
「そ、うですわね」

2人ともうつむき加減で、校門の前に止めてあった車に乗り込んだ。
26名無しさん@ピンキー:2007/01/24(水) 22:36:49 ID:H++/MO+L
今回ここで終了
27名無しさん@ピンキー:2007/01/24(水) 23:14:35 ID:cS4qNzgW
>>26
素晴らしく寸止め、wktkして待ってます。


全裸でwww
28名無しさん@ピンキー:2007/01/24(水) 23:16:21 ID:lK4OHqGa
あ〜盛り上がっているとこに水さしてすまんが
電撃hp45の短編で秋晴がセルニアに何でも一つ言う事聞くと約束させられたから

「そこのボンクラ庶民!
今日はセルニア様の愛玩奴隷に命じますから
光栄に思いなさい」

と高笑いしながら、ひざまずいた秋晴をピンヒールでグリグリしながら言うと思う
あと朋美やセルニア以上のありえないぐらいの魔性の美女も登場しているので
セルニアがどんなに着飾っても秋晴を籠絡するはむりかも
29名無しさん@ピンキー:2007/01/24(水) 23:23:43 ID:cS4qNzgW
>>28
ピンヒールでグリグリは激しく萌えるんだが
魔性の女がいようと人には好みと言うものがあるさ。
って言うか電撃hpの内容に詳しいyouもパロ書いちゃいなよ!
30名無しさん@ピンキー:2007/01/25(木) 12:44:30 ID:TGT9IzQt
ドリルはひたすら憎まれ口を叩き続けそうだよな。
ラブラブエッチで中田氏された直後だってきっと

「ぁうっ…ふ、ふん…下賎な庶民だっ…けあってケダモノみっ!たいに見境、なしですわね…」

とか言ってそうだ。
31名無しさん@ピンキー:2007/01/25(木) 16:09:18 ID:+dG3cx5t
はい皆さんコンチワ〜
恐ろしく今日は暇な日なので、投下します。
32俺とドリルと退屈な一日・・・二日目:2007/01/25(木) 16:12:31 ID:+dG3cx5t
車に乗り込んだはいいものの・・・

(マズイ・・・何話していいかわかんねぇ・・・)

先ほどのことが、尾を引いているのだろうか。
何かしら気まずい雰囲気が漂っていた。

「「あの」」

見事にバッティング。
ドリル・・・少し遅れて喋れよ。

「ナンだ?」
「あ、貴方が先におっしゃって・・・」
「いや、別にお前からでも」
「い・い・か・ら」
「え・・・っとな、そうだ、どこ行くんだ?」

ドリルが答える。
おそらく、フレイム家系列の会社に属するファッションショップだった。
名前だけは聞いたことがある。さすが、お嬢様・・・だ。

「へぇ、そんなトコ行くんだ。で、俺はそこで何するんだ?
 荷物持ちはするけど、なんも買ってない状態の俺は・・・」
「貴方は・・・・その、む、むぅぅ」
「はっきり言え、はっきり」
「見て欲しい・・・の、ですわ」

恐ろしく小さな声だった。
蚊が鳴くような声・・・とはコレのことか。
当の本人、セルニアは頬を染めて真っ赤になっていた。

「え?あ?うぁ?」

俺・・・大丈夫か?
生返事しかしていない俺。変だろうな・・・

「ダメですの?」
「う・・・・・」

秋晴は言葉に詰まった。
明らかに上気した頬。うっすらと緊張で汗ばんだ首筋。湖面をたたえたような大きな瞳。
ぷるんとはじけるような朱色の口唇。
鋼の理性を持つ秋晴とて、一男子には違いなかった。
ええい、上目遣いでコッチを見るな!

「ダ、ダメなんて言ってねーよ」
「わ、わかればよろしいのですわ。もっとも、この私の頼みですのよ。文句なんて言わせないですわ」

プイ、と腕を組み窓の方に向き直るドリル。

(だって・・・私・・・気持ち、抑えられなく・・・)

そんなこんなしているうちに目的地へ到着したのだった。
33俺とドリルと退屈な一日・・・二日目:2007/01/25(木) 16:13:27 ID:+dG3cx5t

AM,11:40

でけぇ・・・・

それが俺の感想だった。
ただの、ファッションショップだと思っていたが、甘かった・・・
コイツの実家は、かの有数な企業だ。忘れてた。

「この施設は、各ショップを初め・・・

横でなんやら自慢しているが、その辺は割愛。

「おい、行くぞ」
「ったく、この私が説明してあげてるのよ?少しは光栄に思いなさい」
「よーするに、スゲーんだろ?わかったからさっさと用事済ましてしまうおうぜ」
「あっ、コラ、待ちなさい!!」

追いすがるセルニアを尻目に、俺はさっさと店内と回っていこうと・・・
いきなり、襟を掴まれた。

「ぅ、げほっ、なにすんだよ!?」
「少し早いけどお昼にしましょう。そのほうが効率いいですわ」

それも納得だ。今から選んだところで中途半端な時間になるのは見えている。

と、いうことでだ・・・・



「なんでフランス料理よ・・・」

ここはファッションショップじゃなかったのか、と勝手に落胆・・・いや呆れていた。

「いいじゃありませんこと、細かい男はモテませんわよ」
(あ・・・モテて欲しくないって言ったら・・・なんて返すのかしら・・・
 私だけを・・・見ててくれさえすれば、ッ!?んん、私はなんてはしたない想像を!?)

まぁ、どうでもいい邂逅は置いといて。

食事も済み、俺とセルニアは改めて服を選びに行った。
34俺とドリルと退屈な一日・・・二日目:2007/01/25(木) 16:14:08 ID:+dG3cx5t
〜数時間後〜

思ったほどの荷物を持たされるわけでもなく、(実際ハンドバッグ大の大きさの荷物)
をぶら下げて、店内を2人でうろうろしていた時。

「つかれたでしょう?少し、お茶でもしていきません?モチロン奢りますけど」

セルニアが指差した先には、一つの喫茶店があった。
ここは好意に甘えておこう。

「そうだな」
「じゃ、決定ですわね」

中に入り、窓際の席に座る。
ウェイターが、水とタオルとメニューを持ってくる。
適当に注文し、それが来るまで待つ。
ふいに、

「貴方・・・好きな方は、いらっしゃいませんの?」

不安と期待が入り混じった顔で俺に問いかける。
俺の答えはモチロン、
35俺とドリルと退屈な一日・・・二日目:2007/01/25(木) 16:15:25 ID:+dG3cx5t
「・・・ああ、いる」
「、えっ!?」
「お前」
「え、えええっ!?」
「も、薫も、四季鏡も、朋美も、」

アレ・・・?なんかすごい怒ってね?
と、いうよりは・・・・なんか・・・

「Likeじゃなくて、Loveのほうですわ!!ったくもう、大体あなたは」

ちょうど次の言葉を紡ごうとした瞬間、注文したものが運ばれてきた。
ナイス、ウェイター。
ちなみに、俺はエスプレッソとチーズケーキ。セルニアはカフェオレとイチゴショートだ。

ケーキに手をつけながら俺はセルニアの顔を見た。

(最初の頃は、『敵』だったのになぁ・・・でも、今は・・?)

「なんですの?」
「い、いや、なんでもねー・・・・あ?」

セルニアの唇についたクリームが目に止まった。
俺はそれに手を伸ばし・・・

「ついてたぞ、むっ」

俺はそのクリームを口に含んだ。
36俺とドリルと退屈な一日・・・二日目:2007/01/25(木) 16:16:12 ID:+dG3cx5t
深く考えてなかったみたいで、真っ赤になったセルニアの顔を見るまで、自分のした事の重大さに気づいていなかった。

「ッ!?・・・んッ!!??」
「う、い、いや、ゴメン、そんなつもりじゃ!!」
「ん〜ッ!?」

口を両手で隠し、もだえるセルニア。
俺も今、さぞかし真っ赤になっていることだろう。だって、血液が流れる音、聞こえるもん。

「やっぱ、アレって間接キ・・・」
「イヤーッ!!言わないでッ!!」

しばらく時間がたった。
気恥ずかしさを隠すようにコーヒーに口をつけた。

「お・・・うめぇ」

正直な感想だ。仕方ない。
しかし、そこにドリルが反応するとはいささか計算外で・・・

「本当ですわね、」
「だろ?ここ穴場だな」
「そうですわ・・・ね」
「俺、コーヒーにはうるさいクチでよぉ。なかなか旨いっていえる店少ないんだよな」
「私は・・・実を言うと紅茶より、コーヒーの方が好きなんですのよ」
「そーかそーか、じゃあまた今度いい店教えてやるよ」

俺は少しテンション上がっていた。
こんな近くに俺と同じ意思を持ってた奴がいるとは・・・ある意味貴重だ。

セルニアはカップを置いて、少し伏目がちにこちらを向き、言った。

「私の、部屋には・・・そのコーヒーメーカーが、ありまして・・・その・・・」
「んぁ?」
「だから、・・・コーヒーなら美味しくいただける・・・というか・・・」
「??」






「今夜、私の部屋へ来てくださいませんこと?」
37名無しさん@ピンキー:2007/01/25(木) 16:17:00 ID:+dG3cx5t
終了うぃ
38伊南屋 ◆WsILX6i4pM :2007/01/27(土) 10:09:11 ID:TUHcyZFK
 例えばの話。
 そう、これは例えばの話だ。
 目の前に美少女が居て、それを自分がベッドに押し倒している。
 その押し倒した少女が潤んだ瞳で自分を見つめていて。襟元を小さく震えた指先で掴んでいるとして。
 これで“何か”を期待しない男が果たして居るだろうか。いや、居ない。
 むしろ居て欲しくない。居たら俺の正常性が疑われる。
 ――いや、分かっちゃいるんだ。例え話だと言った所で、この状態が現実である事に変わりはない。
 下らない現実逃避にしか過ぎないって事は、嫌でも理解せざるを得ない。
 つうか。
 本当、なんでこんな事になったんだろうな――。

『Here's to You』

 私立白麗陵学園。東京郊外に位置する名門私立の学園。
 いわゆるお嬢様学校であり、事実生徒の大半は純粋培養のお嬢様である。
 しかし、大半と言うからには勿論、お嬢様ではない生徒もいる。
 今年度より開かれた従者育成科、略して従育科に所属する生徒がそれである。
 彼らは日夜、有能な執事やメイドになるべく研鑽を積んでいる。
 日野秋晴も、そういった従育科の生徒の一人であった。
 ただしこの少年。一目でそうであるとは判断出来ない。
 何せ、人相が悪い。それはもう致命的に。
 秋晴は転校生なのだが、転校初日には不審者と間違われ、かくも凄絶な逃亡劇を演じる程だ。
 そんな秋晴の人相。一言で現すなら『チンピラ』である。
 脱色した髪は逆立ち、左眉には傷跡。その下にある目は凶悪に輝いており、更に耳にはパンクロッカー張りの安全ピンの三連ピアスである。
 その様なルックスで、モーニングコートや燕尾服と言った如何にも執事然とした格好をしているのは最早、滑稽と言うより他無かった。
 いや、ある少女に言わせればその格好は割と似合っているらしい。もっとも、それはマフィアの下っ端みたいとかなんとか。そういう意味であったが。
 しかしこの少年。見た目だけでもアンバランスであるのに、更に予想に反する事に、執事業務をそつなくこなしてしまうのだ。
 如何にも軽薄そうな見た目とは裏腹に、案外勤勉。家事も同年代の男性と比べれば優秀過ぎる程に優秀。
 従育科にあって、彼は決して落ちこぼれではなかった。
 ただ、それを決して認めたがらない人間も居るわけで――。
「そこの庶民! 何なんですの!?」
39伊南屋 ◆WsILX6i4pM :2007/01/27(土) 10:10:17 ID:TUHcyZFK
 昼休みの食堂――どこの一流レストランかというそこで、少女の声が響き渡った。
 その声のする方に、ウェイターである秋晴は、やれやれと言った風情で振り向いた。
「何か不手際でも?」
 振り向いた先には、ついさっき席に案内したばかりの金色二連ドリル――もとい、セルニア=伊織=フレイムハートの姿があった。
 彼女は従育科の生徒ではない。つまり、この学校本来の目的。即ち、どこに出しても恥ずかしくないお嬢様を育てる。という目的の為にある上育科に所属する生徒である。
 週番制のウェイター業務の際、秋晴の担当する席に毎日のように来ては、やたらと難癖をつけてくるセルニアに、
「じゃあ他の席に行けよ」
 と思いつつもこうして毎度絡まれるのにも慣れてきている。
 だから今日も一体どんな苦情が飛んでくるかと秋晴が構えて居ると、セルニアは真っ赤な顔でこう言った。
「なんで! 何事も無く淡々と仕事をこなしてますのよ!」
 ――またか。
 全くキレ所が読めないこのお嬢様の怒りの中でも、特に理解し難い怒り。
 ウェイター業務初日の時も同じ理由で文句を言われたが、本当になんなんだ、その激怒の理由は。
「あのな、お前が俺に何を期待してるかは知らないし、知るつもりもない。
 だがな、少なくとも俺は間違い無く仕事をこなしてる。その事にいちゃもん付けられる謂れは全く無えよ」
 至極正論。しかし、正論を吐くだけで目の前の掘削機が黙るなら苦労は全くしないわけで――。
「敬意が足りないのです、敬意が!」
 いい加減うんざりなので秋晴は早くこいつ帰らねえかな。と思いつつ切り返した。
「だから前も言っただろ。それなら俺に、敬意を払うだけあると思わせろって」
 それは、秋晴とセルニアが出会ったばかりの頃の話。
『従わせたいなら認めさせてみろっての』
 そう言って秋晴は、セルニアに服従する事を拒否した。
 だが、セルニアは未だにその事に納得していない。
「い、言わせておけば、このボンクラ庶民〜っ!」
 ヒステリックに怒りの火の粉を撒き散らすセルニアを見ながら、秋晴は溜め息を吐き、思った。
 ――良いから早く飯食って帰ってくれ、と。

 ***

 とある早朝。
 「日野、今回の試験のパートナーは決まったのか?」
 そう言ったのは秋晴のルームメイトである従育科の生徒。大地薫だった。
40伊南屋 ◆WsILX6i4pM :2007/01/27(土) 10:11:28 ID:TUHcyZFK
 ルームメイトとして同居を始めて以来、それこそ初日から比べれば、ようやくまともに会話をしてくれるようになったと言える。
 その大地がいっそ可憐、と形容した方が良い程に整った顔立ちを秋晴に向け、尋ねてくる。
 秋晴は最初何の事かと思考を巡らし――直ぐに思い至った。
「な……っ! し、試験まで後何日だ!?」
「試験は明日だ」
 知らなかったのか。と呟きながら大地が嘆息するも、秋晴はそこまで聞いていなかった。
 迂闊。すっかり試験の日程を忘れていた。
 従育科には少々変わった試験がある。それは上育科の生徒をパートナーに、出された課題をクリアすると言うものだ。
 この試験はパートナーがいなくては受ける事もままならず、つまりはパートナー探しから試験は始まっていると言って過言ではない。
 試験の事を全く忘れ去っていた秋晴がパートナーを探しているわけもなく。このままでは試験を受けられない。
 スタートダッシュにすっかり乗り遅れた形である。
「ま……マズい」
 咄嗟にパートナーになってくれそうな相手を思索する。しかし、秋晴にとってそんな相手は考えるまでもなく一人しか居なかった。
「あいつに頼るのか……」
 ある少女の姿を思い出す。秋晴の心の中で、その少女は美貌を黒い笑顔に歪ませた。
 正直、気が進まない。むしろ可能な限り回避したい。
 頼ったが最後、一体どんな事をふっかけられる事やら。第一、確実にパートナーになってもらえるとも言い切れない。
 だが、頼る相手を一人しか知らないのもまた事実。
 必ず毎回受けなくてはならない試験ではないとは言え、自主的に諦められる程余裕がある訳でもない。
 毎回パートナーを見つけられるとは限らず、それ故に毎回パートナー探しには全力を尽くさなくてはならない。
 だからこそ、今回の試験も何の足掻きもせずに諦められる事は出来なかった。
 仕方なく秋晴は覚悟を決める。背に腹は代えられない、というやつだ。
「……ちょっと行ってくる」
「そうか、まあ頑張れ」
 重い足取りを引きずりながら、部屋から出ていく秋晴を見詰める大地は、頼りない亭主を送り出す妻のようで、しかし本人も秋晴も、その事実には気付いていなかった。

 ***

「却下」
 事情を話した秋晴に掛けられた言葉は取り付く島もないものだった。
「そこを何とか……っ」
41伊南屋 ◆WsILX6i4pM :2007/01/27(土) 10:13:03 ID:TUHcyZFK
 それでも秋晴は諦めずに頼み込む。そんな秋晴を見て、秋晴が思い浮かべた黒い笑顔の少女――彩京朋美は至って真面目な口調で答えた。
「あのね、いきなり来られたって私にも予定というものがあるの。私としても手を貸したいのは山々だけど……今回ばっかりは流石にね……」
 全くの正論。確かに、いきなり明日の試験のパートナーになってくれ、と頼んだ所で、予定があったりしても仕方の無い話である。
 流石に正論を吐かれて、それに自分勝手に反論するほど、秋晴は横暴ではない。
 あの金色ドリルじゃあるまいし。
 しかし、これは困りものである。このままでは本当に試験を受けられない。
 朋美に断られた時点で、秋晴にとっては八方塞がりであった。
 秋晴がしゃがみ込み、本気で頭を抱えて唸って居ると、朋美が口を開いた。
「――まあ、あんたのパートナーになってくれそうな人なら知ってるんだけど」
 その言葉に、秋晴はがばっ、と体を起こす。
「ほ、本当か!?」
 渡りに船と言うか、溺れる者は藁をも掴むと言うか。兎に角、それが最後の砦と言わんばかりに朋美に詰め寄る。
「だ、誰だ? この際誰でも良い。知らない奴だって構わない!」
「ちょ、落ち着いて……、落ち着きなさい!」
 朋美の強い語気に、慌てて秋晴は肩を掴んでいた手を放す。
「わ、悪い。冷静さを欠いちまったな……。それで、一体誰なんだ?」
「あんたも知ってる人よ?」
「知ってる……人?」
「セルニアさん」
「んなっ!?」
 確かに知っている奴だ。秋晴の数少ない上育科の知り合いの一人ではある。
 だが、彼女は自分に一種の敵意を向けている。だから思い出してもパートナーの候補とはならなかったのだ。
 それを思い、秋晴は自らの正直な意見を言う。
「セルニアは無理じゃないか?」
「まあ、普通ならね」
 秋晴の反駁に、朋美は“普通なら”にアクセントを置いて答える。
「なら――」
「だから、“普通なら”って言ったでしょ? 手がないわけじゃないわ」
 そう言って、朋美は秋晴以外には見せない、腹黒い笑みを浮かべる。
「普通でダメなら、普通でない方法でアプローチを掛ければ良いのよ」
「は?」
 ――いや、確かにそうなんだろうが。あのセルニアを説得するに足る方法など本当にあるのだろうか。
「あんたに知恵を授けるわ。その上で成功するかはあんた次第。どう、やる?」
42伊南屋 ◆WsILX6i4pM :2007/01/27(土) 10:14:56 ID:TUHcyZFK
 やるか、と聞かれても、他に道が無い限り、それを行うしか術は残されていない。
 問われるまでも無く、その知恵を授けて貰うしか、秋晴に選択肢は用意されていないのだった。

 ***

 秋晴は寮に来ていた。
 と言っても、学校自体がそうであるように、この寮も普通ではない。
 三つ並んだ寮はその一つ一つが屋敷、古城、宮殿というデザインである。
 その中の一つ。古めかしい西洋風の城にある一室の前に秋晴は居る。
 朋美に案内された、セルニアの部屋の前であった。
 秋晴は深呼吸一つ。朋美のアドバイスを今一度思い出す。
 ――やるしかない。
 秋晴は覚悟を決めて、目の前の扉をノックする。このノックも、少々勝手が違う。
 立派な木製の扉には金属製の輪状になった取っ手が付いている。この扉のノックはこの輪、ノッカーを掴み行うのだ。
 コンコン、と小気味良い音が響く。しばらくすると中で動く気配があった。
「ただ今、出ますわ」
 重厚な、本当に声が向こうまで届くのか不安になる扉の向こうからセルニアの声が聴こえる。どうやら秋晴の心配は杞憂に終わったらしい。
 扉を挟んだ反対側に居るセルニアの声は、秋晴には滅多に向けられない落ち着いた声音だった。
「はい、どちらさ――」
 扉が開き、セルニアの薄い色の瞳が秋晴を捉えた瞬間、彼女は言葉を、いや呼吸すらも止めた。
「……よう」
 バタン。
 扉が閉められる。
「――ってちょっと待て! 閉めんな! 話を聞け!」
 ガチャリ。
 再び、僅かにだが扉が開いた。扉の隙間からセルニアが訝しげに覗き込む。
「な、何の用ですの貴方!?」
 すっかり予想外の来客に狼狽えた様子で声を上げる。
「い、いや驚かすつもりはなかったんだ。すまん」
 実際は別段、悪くはないものの素直に謝る秋晴を、ジト目でセルニアが見詰める。
「その……話を聞いてくれると助かる」
「…………解りましたわ」
 言って、セルニアは扉の隙間を開く。中に入れ、ということらしい。
「お邪魔します……」
 いきなり驚かれ、自身もすっかり恐縮してしまった秋晴が、室内へと入る。
 入った瞬間、そこに広がる光景に秋晴は思わず息を呑んだ。
 ある意味では、それは予想通りだった。
 如何にも高級そうな調度品の数々。
 天蓋付きベッドがあり、シャンデリアが吊られ、年季が入っていながらも磨きあげられ光沢を放つ家具。
43伊南屋 ◆WsILX6i4pM :2007/01/27(土) 10:17:39 ID:TUHcyZFK
 きっと目に付く全てが高そうなんだろうとは思っていた。そして実際その通りではあった。
 しかし、意外だったのはそんな部屋にも関わらず、嫌味な感じが全くしなかった事だ。
 何というか、高級品を兎に角並べてみました、という雰囲気ではない。部屋にあるもの一つ一つが統一感を持ち、部屋全体に調和をもたらしている。
「すげぇな……」
 感嘆の呟きを漏らす。自分の寮の部屋も割と立派だが、この部屋は既に埒外だった。
「大した事ありませんわ。まあ、庶民には十分凄いのかもしれませんが」
 大した事ないと言った割には得意気なセルニアだが、秋晴はそれにつっこむ事も忘れて部屋を見渡す。
 寮の一室とは思えないくらい広いし、流石は白麗陵学園と言ったところか。
 そんなことを考え、思わず溜め息を漏らした秋晴に、セルニアの声が掛けられた。
「……いつまでレディの部屋をジロジロ眺めてますの?」
 いい加減見られる事に羞恥を覚えたらしいセルニアの声に、秋晴は正気を取り戻した。
「あ……悪い。流石に不躾だったな」
 反省。あまりの凄さにここが女の子の部屋であるという事実を忘れていた。
「まったく……。それで、用件はなんですの? 伺いますわよ」
 天蓋付きベッドの、シルクのシーツの上に腰掛けながらセルニアが言う。秋晴は一瞬、優美なその仕草に見蕩れる。
 それにしてもセルニアの着ている服は部屋着なんだろうか。やけに高級そうな――事実高級であろうワンピースタイプのドレスだが、こいつの事だ。やっぱり部屋着だったりするんだろう。
 疑問を自己解決して思考から追いやる。今大切なのはそういう事じゃないだろう。
 気を取り直して秋晴は端的な言葉で要件を告げた。
「明日の試験の、パートナーになって欲しいんだ」
「えっ……」
 意外であると言うように感嘆を零すセルニアに、まあ予想通りだと思いながら秋晴は言葉を続ける。
「いきなりで済まないとは思ってる。だけどもうお前しかいないんだ。いや、お前じゃなきゃ駄目なんだ――。だから、俺のパートナーになってくれないか?」
 ――言えた。
 実は、このセリフこそが朋美が秋晴に授けた知恵であった。
44伊南屋 ◆WsILX6i4pM :2007/01/27(土) 10:19:10 ID:TUHcyZFK
 朋美曰わく、これをセルニアの瞳を真っ直ぐ見つめながら言えば絶対に断らないらしい。
 だから言われた通り、真っ直ぐセルニアを見つめ、秋晴は言葉を口にした。自分の言葉の意味を深く考えないままに。
 そして、秋晴は焦った余り気付いていなかった。
 切羽詰まった自分の瞳が如何に真剣な光を帯び、声が真摯な響きを持つのかを。
 そして、語った言葉。
 捉えようによっては――実に好意的な解釈をするならば、“お前じゃなきゃ駄目なんだ”という部分。それは愛の告白のようでもあり。
 偽りのない真面目な様子とのコンビネーションは絶大で――。
「私……と?」
「ああ」
「私が、良いんですの?」
「そうだ」
「本当に――?」
「当たり前だ」
 この瞬間。秋晴は無自覚ながらも、セルニア=伊織=フレイムハートを、籠絡した。
 セルニアは常のような、怒りによる赤さではなく、恥ずかしさと嬉しさで顔を真っ赤にしながら、小さく、
「…………解りましたわ」
 と呟いた。
 ――元々、セルニアは秋晴を憎からずは思っていたのだ。
 自分でさえも気付かぬまま、自分に従わない少年への興味は、微かな好意に変わっていて、それはセルニアの胸の中で育っていた。
 そして、それが恋であると、否、好意を持っていると自覚するより先に、秋晴の言葉によって気付かされてしまった。
 ――もっとも、やはり秋晴に自覚はないわけだが。
「本当か!?」
 ただ、試験を受けられる喜びに、秋晴はたまらずセルニアの手を取り飛び上がってしまう。
 だが、その行動は予想外の――ある意味で予想通りの結果をもたらした。
 飛び上がった秋晴は、柔らかい絨毯に着地する。しかし、踝まで沈もうかと言うほど柔らかい毛並みのそれに、秋晴が慣れているわけもなく。
 秋晴はいとも容易くバランスを崩した。
「うぉっ!?」
「えっ!?」
 衝撃。次いで柔らかい感触。秋晴の脳裏を掛けるのは、デシャヴ。
「う……」
 何とか起き上がろうと腕に力を込める。ふかふかのベッドに手首を埋めながら、咄嗟に閉じていた瞼を開く。
 そこに天使が居たと言ったら、それは大袈裟だろうか。
「……っ」
 ごくりと、喉が鳴った。
 何でだ。目の前に居るのはセルニアで、美少女とは言え見慣れた顔で。こんなシチュエーションだって一度、体験しているのに。
 ――畜生、なんでこんなに可愛いんだよ。
 いつの間にか襟元を掴まれ、きゅっ、と握られている。
45伊南屋 ◆WsILX6i4pM :2007/01/27(土) 10:20:36 ID:TUHcyZFK
 桜色に息づく唇や、うっすら上気した頬が綺麗だった。
 いつもなら掘削マシーンと揶揄する金色の髪は、その形状からは予想できない柔らかさで、白いシーツに広がっている。
 何より、切なげに何かを訴えかけるような。蒼い、潤んだ瞳。
 そのまま、力の限り抱きすくめたくなる衝動に駆られる。
 そうして、秋晴は思う。

 ――例えばの話。
 そう、これは例えばの話だ。
 目の前に美少女が居て、それを自分がベッドに押し倒している。
 その押し倒した少女が潤んだ瞳で自分を見つめていて。襟元を小さく震えた指先で掴んでいるとして。
 これで“何か”を期待しない男が果たして居るだろうか。いや、居ない。
 むしろ居て欲しくない。居たら俺の正常性が疑われる。
 ――いや、分かっちゃいるんだ。例え話だと言った所で、この状態が現実である事に変わりはない。
 下らない現実逃避にしか過ぎないって事は、嫌でも理解せざるを得ない。
 つうか。
 本当、なんでこんな事になったんだろうな――。

 考えて、思い返す。
 結局は偶然の積み重ね。そこに意図なんかありはしない。ならば、意味もなくセルニアを抱いても、それは仕方ない事なのではないか。
 ――ダメだ。働け、理性。
 ここでセルニアを抱くのは容易い。しかし、それでパートナーの話を、いや、セルニアとの関係性を失いたくなかった。
 いくら憎まれ口を叩いても、セルニアは秋晴にとって大切な友人であり、好ましい異性の一人であった。
 セルニアに、嫌われたくない。
「わ、悪い」
 ようやく動員に成功した理性で、秋晴はそう言い、身体を起こそうとして、しかしそれは叶わなかった。
 襟元を掴んだ指が秋晴を放さなかった。そればかりか、縋るように秋晴を引き寄せた。
 大した力ではない。ほんの少し力を込めるだけで離れる程度の力なのに。たったそれだけで、秋晴は縫い止められたように動けなくなっていた。
「セル……ニア?」
「あ……貴方がっ」
 互いに吐息が掛かりそうな距離。真っ赤な顔の目尻にうっすらと涙を浮かべ、少女は真っ直ぐ秋晴を見つめながら、小さく言葉を発した。
「貴方が望むなら……私、は……」
 限界だと、秋晴は思った。
 そんな顔をされて、そんな事を言われて。
 皆まで言わなくとも意味は伝わった。だからこそ、秋晴は止まれなかった。
「セルニア……っ」
「ん……」
 唇が重なる。小さなセルニアの口に秋晴は自らを触れさせた。
46伊南屋 ◆WsILX6i4pM :2007/01/27(土) 10:21:54 ID:TUHcyZFK
 ――最初に思ったのは、“柔らかい”でも、“気持ち良い”でもなく“凄いな”ということだった。
 キス一つで、自分の心がこうも揺れ動くなんて思いもしなかった。目の前の少女が愛しいと、そう思わせられる。
 それから、ようやく唇の感触が現実味を帯びて伝わってくる。
 暖かくて、柔らかくて、いつまでもこうしていたい。そんな思いに囚われる。
 心地良い一体感。繋がっているという安心感。
 だけど、唇は離れる。
「――ふはっ!」
 セルニアが真っ赤な顔で酸素を取り込む。
「お前、息止めてたのか?」
「なっ!? あ……あぅ」
 返事は無い。しかし、それこそが肯定。自分でもそれが分かっているのだろう。セルニアは恥ずかしげに顔を伏せた。
 キス一つとっても初々しく、慣れていないセルニアが、やはり愛しい。
 気が付けば、秋晴はセルニアを抱き寄せていた。
「お前、可愛いな――」
 耳元で、優しく囁く。
 その言葉に、これ以上無いほどに上気しきっていると思っていたセルニアの顔が更に、首まで赤くなる。
 それがまた可愛くて、秋晴は再びキスをした。
 唇を擦り合わせ、互いに融け合うような甘美な刺激に酔う。
 セルニアはさっき指摘したからか、むしろ意地であるかのように息を継いでいる。
 鼻先を掠めるその呼吸すら、脳髄を痺れさせる甘い香りを感じさせ、秋晴は際限なく昂っていく。
 ちょっとした悪戯心もあり、舌先でセルニアの唇をなぞってみる。
「ふっ……ん」
 突然の感触に驚いたのか、セルニアはぴくりと身体を震わせた。
 しかし、嫌がる素振りはない。
 それに安心した秋晴は更に繋がりを深くするため、舌をセルニアの口内に押し込む。
 僅かな逡巡があったが、やがてためらいがちにセルニアの唇が割開かれる。秋晴は僅かに開いたその隙間に自らの舌を滑り込ませる。
「ふむ…………んん……」
 小さな声が漏らし、セルニアが秋晴を受け入れる。
 かち。
 歯がぶつかる。初めての行為に勝手が分からず、衝突したのだ。頭の内側でその音は存外大きく響いた。
 しかし、秋晴は止まらない。舌を深く差し込み、セルニアの内側を蹂躙する。
 激しく、優しく。
 頬の裏を撫で、歯先に舌を滑らせる。セルニアの舌に自らの舌を絡め、互いの唾液をかき混ぜる。
 その一挙一動に、セルニアは身を震わせ、微かに声を漏らし反応する。
47伊南屋 ◆WsILX6i4pM :2007/01/27(土) 10:25:14 ID:TUHcyZFK
 一方的なキスを、それでも嬉しそうに享受し、時には自らも舌を動かし交歓に耽る。
 どれくらいそうしていただろうか。どちらからともなく唇を離した。
 二人の混合液に、それぞれの唇は濡れ、銀色の糸が引かれ、そしてぷつりと途切れた。
「……っふは」
 蒼い瞳をとろんと蕩けさせ、セルニアが荒い息を吐く。
 それを見て、秋晴は思った。
 ――なんていうか……限界だ。
 最早、内から湧き上がる衝動を止めるものはない。秋晴はただ欲求のままにセルニアを抱きすくめた。
 セルニアの可憐な唇から、切ない吐息が漏れる。それにまた、理性が削り取られる。
 躊躇はしなかった。
 秋晴は、セルニアの豊かな膨らみにそっと、指を沈み込ませた。
 習慣から、下着を着けていないセルニアの胸は柔らかく、秋晴の指の動きに合わせぐにぐにと形を変える。
 更に、指の力を弛めれば張りのある弾力で押し返し、元の形に戻る。
 セルニアの体温と相俟って、それは至上の感触となり秋晴を蕩けさせる。
 柔やわと揉みしだく度、セルニアが甘い声を上げ悶える。官能的な仕草は秋晴の獣欲を誘い、頭の芯を痺れさせる。
 耐え難い誘惑に駆られ、秋晴は自らの唇を、セルニアの胸の頂に触れさせた。そのまま舌を差し出し、固くなった突起を撫でる。
「ふぁっ!」
 ぴくん、とセルニアが身体を跳ねさせる。それまでと違う刺激に戸惑っているようだった。
 秋晴は唇で乳頭を挟み、口の中で舌を使い転がす。そうするとまた、セルニアは小さな嬌声をきつく閉じた唇の向こうで響かせた。
「んっ……んぅ」
 乳首に吸い付き、更に刺激を重ねる。ちゅうちゅうと音を立てる秋晴に、セルニアは、
「まるで、赤ん坊ですわね」
 と言った。それはいつもの強気な口調で紡がれる皮肉とは違い。余裕や、高慢な雰囲気は含まれていなかった。
「赤ん坊はこんな事するか?」
 精一杯なセルニアに、更に意地悪をしたいという嗜虐心のままに、秋晴は空いていた手を、スカートに潜り込ませた。
 スカートの下で見えない下半身を、太股をなぞるように上へと滑らせ、やがてやたらと手触りの良い下着に辿り着いた。
 その、恐らくはシルク製のショーツの太股の間に指先を忍ばせる。軽く縦に撫でると、セルニアがまた身体を震わせた。
「くぅ……あっ」
 また少しトーンの上がったセルニアの声が耳朶を打つ。
 ゆっくりと上下に擦ると、間を置かずしてショーツが湿り気を帯び始めた。
48伊南屋 ◆WsILX6i4pM :2007/01/27(土) 10:29:28 ID:TUHcyZFK
 愛撫に感じてくれている。その事実が嬉しくて、もっとセルニアに感じて欲しくて。
 秋晴はショーツを横にずらすと、セルニアの秘壷に直接触れた。
 まずぬめりを感じた。次に熱が指先を通じて伝わってくる。
 浅く入り口に中指を沈めると、セルニアの膣内が呼応するように収縮した。微妙に締め付けられた指を小さく曲げて動かす。
「んやぁっ……あぁん」
 打てば響く鐘のように、セルニアが顕著な反応を見せる。美しく透き通るセルニアの声が奏でる淫靡な旋律に、秋晴は背筋を走る寒気にも似た快感を覚えた。
 もっと、もっと――。
 目の前の少女から更に声を引き出したくて、秋晴はゆっくりと指を沈ませていく。
 セルニアの膣口は狭く、未だ堅い。慎重になりながら指先を進めていく。
「っくぅ……」
 苦鳴がセルニアの喉を震わせ口元から溢れる。秋晴はそれを聞き、慌てて指を入り口まで戻した。
「悪い……痛かったか?」
 心配そうにセルニアを見詰めながら秋晴が声を掛ける。
「少し、だけ……でも大丈夫……ですわ」
 健気にも秋晴を案じさせないようにするセルニアに、せめてそれで苦悶が薄れれば良いと、優しく口付ける。
「ん……んぅ…んぅ…」
 痛みを与えないよう指先は浅い部分を撫でる。口中では互いの舌を絡め合い、身を溶かしそうな快感の渦に酔う。
 稚拙な愛撫ではあったが、確実に潤いは増し、セルニアのそこは男を受け入れる準備を整えつつあった。
「ちゅ……ぱ」
 不意に秋晴が唇を離す。名残惜しそうなセルニアの蒼い瞳を、真っ直ぐに捉えた。
「……もう、良いか?」
 欲望は既に止まることを知らず、セルニアの全てを欲していた。秋晴はその想いを偽り無く告げる。
 それにセルニアは無言の首肯をして応えた。

 セルニアの下着を脱がし、性器を晒す。秋晴はそこに自らの性器を導いた。
「あ……っ」
 互いの性器が触れる。セルニアの入り口にあてがわれた秋晴の先端は、ゆっくりと沈み始めた。
「く……っ」
 小さな悲鳴。初めて男を受け入れる痛みに、セルニアの美貌が歪む。
 しかし、ここで留まる余裕など、秋晴には残されていなかった。
 苦痛を与えるならいっそ、一瞬であった方が良い。秋晴はセルニアの耳朶に息が掛かりそうな距離で囁いた。
「一息に行くぞ」
 それは問いではなく宣言。小さく頷くセルニアを見ると、秋晴は力を込めた。
「あ――ぐぅっ!」
49伊南屋 ◆WsILX6i4pM :2007/01/27(土) 10:31:59 ID:TUHcyZFK
 くぐもったセルニアの悲鳴が響いた。最奥までを一気に貫かれ、その痛みに身を強張らせる。
 赤い、破瓜の証が一滴。二人の結合部から零れシーツを汚した。
「ごめん、セルニア。止まれそうにない」
 言って、秋晴は腰を動かす。落ち着く前だったセルニアは突然の痛みに身を捩らせた。
「かはっ――ひっ」
 心が痛む。しかし身体は止まらない。だからせめて、と秋晴はセルニアにキスをし、抽挿に合わせ上下に揺れる双乳に手を伸ばし愛撫する。
「んふっ……あむ、んちゅ……ふむぅ、っん」
 重なる唇の間隙から声が漏れる。その間にも秋晴は前後する腰を緩めることはなかった。
 切なく締め上げる膣壁が。
 掌に伝わる、柔らかさが。
 肌を通じて感じる体温が。
 匂い立つ様な牝の薫りが。
 潤んで揺れる綺麗な瞳が。
 甘いとすら感じる舌先が。
 耳朶をくすぐる呼吸音が。
 その全てが五感を刺激し、どうしようもなく秋晴を高みに追いやる。
「ふはっ……ひゃぁっ、んはぁう!」
 振り解かれたセルニアの口端からは、いつの間にか甘い喘ぎ声が零れていた。
 秋晴の首にセルニアの腕が回され、縋り付くように抱き締められる。
 ――もう、限界だ。
 高まる射精感に、秋晴は挿入のピッチを上げる。
「セルニアっ、俺……もうっ!」
「ひぁっ! 私……も。来て、来てえっ!」
 腰に、セルニアはその長い脚を絡め、逃さんとする。
 退くこともままならず、秋晴は遂に絶頂を迎え、セルニアの膣中に己が精をぶちまける。
「んはぁっ! 出てぇ、出てるぅ!」
 胎内に注がれる感覚に、セルニアも背を仰け反らせ頂点に達する。
 秋晴が自分でも驚く程の大量の精液を、全て子宮に受け止め、セルニアは初めての絶頂の快楽に溺れる。
 やがて秋晴の射精が止むまで、セルニアのオーガズムは続いた。
「……っはぁ」
 弛緩したセルニアの脚から解放され、秋晴は自らを引き抜いた。同時、逆流した赤混じりの精液が溢れ出す。
 心地良い疲労感から、セルニアの隣に身を投げ出す。
 広いベッドは柔らかく、ぼふっと音を立てるだけで軋みもなく秋晴をシーツの上に受け入れた。
 事後の倦怠感に捕らわれつつ、セルニアに腕を伸ばし、抱き締める。
 胸の中にセルニアが収まり、その感覚が不思議な安心感をもたらした。
「秋晴……」
「……あ」
 セルニアの呟きに、秋晴は小さな驚きの声を上げた。
「どうしましたの?」
50伊南屋 ◆WsILX6i4pM :2007/01/27(土) 10:33:34 ID:TUHcyZFK
「いや……初めてまともに名前呼ばれた気がしてな」
 言われてセルニアも気付いたらしく、秋晴同様、
「……あ」
 と声を漏らした。
「……はは」
「……ふふ」
 なんだかその事が可笑しくて、くすぐったい感慨に思わず笑ってしまう。
「……なぁ、セルニア」
「何ですの?」
「明日は……いや、これからよろしくな」
「……ええ」
 そこまで言葉を交わして、二人は唐突な眠気に襲われた。
 それがお互いに分かって、それが嬉しかった。
 そして、どちらからともなく言葉を口にした。

「――おやすみ」


 ***

 やたら暖かくて柔らかい、幸せな感触を感じながら秋晴は目を覚ました。ぼやけた瞳がピントを合わせ、目の前の光景を映し出す。
 ――ああ、そうか。
 幸せそうな寝息を立てるセルニアを見て、全てを思い出す。
 ――付き合うん……だよな。
 今更になって、それが途方も無いことだと気付く。
 使い古された言葉を使うなら、“住む世界が違う”。身分違いの恋だ。
 セルニアの家が、自分を認めるだろうか。
 それでも、秋晴に恐れは無かった。認められないなら、無理やり認めさせれば良い。
 それがどんなに難しい事でも、秋晴には出来る気がした。
 何故なら、傍らには女神がいる。
 女神が――セルニアがいれば全部大丈夫な気がしたのだ。
「セルニア……」
 優しく揺り起こす。セルニアは一度小さくむずがると、ゆっくりと瞼を開いた。
「あ――」
 秋晴をその視界に収めた瞬間。セルニアの顔が真っ赤に染まった。
「おはよう」
「お、おはよう……ですわ」
 シーツを手繰り寄せ、身を隠すセルニアに苦笑する。
「ほら、着替えろよ。朝飯食いに行こうぜ」
 そう促して、秋晴は時計を見た。
 今は朝の十一時。
 ――十一時?
「のぁあっ!」
「きゃっ! な、なんですの?」
「試験……」
 思い出す。何故セルニアとこうなったのか。遡れば試験のパートナーになってもらうためだった。
「ね、寝過ごした……」

 試験結果:日野秋晴・欠席

「もう……」
 落胆に沈む秋晴に、セルニアの声がかけられた。
「これからはパートナー探しをしなくては良いんですから。今回くらいは構わないのではなくて?」
 セルニアの言葉に、秋晴は嬉しさを感じる。
「あぁ……そうだな」
 確かにそれはその通り。心配事が一つ減ったのだ。
 ならば、今はこの幸せをゆっくりと噛み締める事にしよう。
51伊南屋 ◆WsILX6i4pM :2007/01/27(土) 10:34:21 ID:TUHcyZFK
 そう思い、秋晴はその顔に、柔らかい微笑を浮かべた。

 ***

「来ない……」
 試験会場。一人呟くのは彩京朋美であった。
 昨日、秋晴が指示通り動いていれば今日は面白いもの――秋晴を意識しすぎてギクシャクするセルニアと、それが何故か分からなくて右往左往する秋晴を見られると思ったのだ。
「失敗したのかしら?」
 そう思う。しかし、朋美の胸の内はわだかまりが出来ていた。
 何か、予想外の事が起きている気がする。そして、その予感がなにより不愉快であった。
 ――朋美は知る由もない。
 秋晴とセルニアが、予想よりも接近していた事に。
 そしてこの後、仲良く付き合う二人を見て、自分が限り無く不愉快な思いをする事に。
 ――朋美は知る由もない。
 自らの想いと、それを裏切ったのが自分である事に。
 ――朋美は知る由もない。
 それらの事実を、今はまだ――。

 了
52伊南屋 ◆WsILX6i4pM :2007/01/27(土) 10:37:24 ID:TUHcyZFK
 このスレの皆様初めてまして。

 秋晴×ドリルでしたがどうでしたでしょうか?
 ちなみにこのお話は続くかも知れませんし、続かないかも知れません。要望あれば頑張りますが。

 それではまた機会がありましたら。
 以上、伊南屋でした。
53名無しさん@ピンキー:2007/01/27(土) 10:42:54 ID:K31hK7Mz
>52
GJ!
偶然更新してリアルタイムで読んでたw

ドリル良いよ、ドリル!!
54名無しさん@ピンキー:2007/01/27(土) 10:53:16 ID:8nNNcdn4
>>52
ごちそうさまですた!! メイド派の漏れが
コロっとドリルに転がりそうになりますたよ。
55名無しさん@ピンキー:2007/01/27(土) 14:54:23 ID:S0tTYdxJ
ドリルGJ!
しかし幼馴染がなにやら不穏な…

続きwktk
56名無しさん@ピンキー:2007/01/27(土) 15:42:22 ID:i37t1s++
伊南屋さんて、手広くやってるんですねぇ。今回の作品も楽しく読ませていただきました。次は、できるならば、大地との絡みがみたいです。よろしくお願いしますです。
57名無しさん@ピンキー:2007/01/27(土) 17:11:06 ID:Z5rxiAo5
某スレでの活躍を知っているので驚きました。
そしてGJ!!
三角関係泥沼修羅場が展開されそうな次回にwktk
58名無しさん@ピンキー:2007/01/27(土) 23:20:46 ID:UdlR2Odw
最高です。
私も続きが読みたいです。
59名無しさん@ピンキー:2007/01/28(日) 19:38:02 ID:E3a2FnOh
>>36の続き、投下します
60俺とドリルと退屈な一日・・・二日目:2007/01/28(日) 19:39:05 ID:E3a2FnOh
〜数時間後〜

「ここは・・・・推すべきか?それとも引くべきか?・・・・ぬぁあぁあッ!!」

秋晴はすっかり不審人物に成り果てていた。
それもそうだ、生まれてこの方女の子の部屋に来る事なんてなかったのだから。
女子寮のセルニアの部屋の前で身悶える男というのは・・・・・いささか不気味である。

「・・・・うっし・・・・なさねばならぬ、何事もぉ!!」

言っておくが、ただノックするだけである。

ええいままよと秋晴はノックをした。
部屋の中で、ガサガサと音がした後返事が返ってきた。

「はい、お入りになって・・・・?」

セルニアはドアを開けながら固まった。

「え・・・?誰・・・?」
「いや・・・誰って、秋晴だけど?」
「髪の毛・・・」

ああ、さっき風呂はいってたからな。ワックスも落ちたんだろう。髪の毛は確実に下りてるな。
さぞかしビックリしたろうな、セルニアの奴。
安全ピンも外してあるし・・・

「貴方・・・意外と・・・・カッコいい・・・」
「あ?なんか言ったか?」
「い、いえ別に!?」
「変な奴だな」
「ま、まぁいいじゃありませんこと!?、さ、お入りになって」

招かれるがまま俺は中に入っていった・・・の、だ、が。

「広いな・・・」

正直な感想が口から漏れた。
61俺とドリルと退屈な一日・・・二日目:2007/01/28(日) 19:39:38 ID:E3a2FnOh
ヘタしたらどっかの高級マンションよりひれーんじゃねーの?とか思いながら、払拭できない疑念とともに椅子にかけた。
セルニアは台所の方へ行き、コーヒーの準備をしてくれてるみたいだった。

やはり・・・どうにも落ち着かない。
セルニアといえど女の部屋ということには変わりない。

(なんか・・・香りが・・・その・・・ぅ、ダメだ)

軽く理性を刺激される。
甘いような、すっぱいような・・・・。

「コーヒー入りましたわよ?」
「・・・んぁ、おお!」
「なにボーっとしてらしたんですの?」
「なんでもない!なんでもないから!!」
「変なの」

セルニアがカップをコトンと2つ置く。
おそらくカフェオレだろう。少し茶色がかった液体から、湯気がもうもうと噴いていた。

黙ってカップに口をつけるセルニアと秋晴。
少し飲んだところで、

「お・・・ウマいな」

正直な感想が口から出た。セルニアは

「あ、ありがと・・・う」
「うっ・・・」

少しはにかんで微笑んだ。
秋晴は、キュっと胸が締め付けられる感覚に陥った。
何故なら・・・・・あまりにも可愛かった・・・から。
62俺とドリルと退屈な一日・・・二日目:2007/01/28(日) 19:40:41 ID:E3a2FnOh
(うぁ、反則だろ・・・それは)

「えっと・・・その、なんだ・・・お前、いい嫁さんになるよ」
「ふぁッ!?」
「こんなウマいコーヒー淹れてくれるんだし・・・いつもさっきもみたいな顔してろよ。か、可愛かったし」
「・・・ッ!?」
(貴方って・・・人は・・・・なんで、)

セルニアはうつむいてしゃくりあげはじめた。つまり、

「おい!なんで泣いてるんだよ!?」

何故か泣いていた。
秋晴はセルニアの傍にかかえ寄り、下から顔が見えるようにアプローチしてみるものの、全く顔が見えない。
しかも、何故泣いているかもわからないのだから何という言葉をかけてやればいいのかわからずにいた。

「ひ、っ、ぐっ。ん、う、あぁぁぁ」
「な、泣くなって。なんか、俺したか?」

「、ん、ひっ、しま、したわ」
「な、何を?」
「何で、何でいつも貴方はそうなの!?なんで優しくするの!?」
「は!?」
「・・・もう、気持ち抑えられない・・・・」

そして、言った。

「私は・・・・貴方が・・・・好き」
「う、ぇ!?」
「もう、どうしようもできないぐらい好き!!・・・・でも、叶わない恋なのですのよ!?いずれ親が私の結婚相手を決めるでしょう
 じゃあ、この気持ちはどこへ捨てればいいの!?誰が捨ててくれるの!?自分じゃ・・・もう、捨てられない・・・」

俺は・・・多分することは1つだけだと思った。
63俺とドリルと退屈な一日・・・二日目:2007/01/28(日) 19:42:26 ID:E3a2FnOh
俺はセルニアの手を引いて、自分の胸へ滑り込ませた。
思いのほか簡単にぽすっと俺の胸に納まった。肩幅狭い辺りはやっぱり女なんだな、と秋晴は思って抱きしめた。

「バカヤロー・・・・」
「バカって!?」
「お前は十分バカだよ。ったく、朝早いのに2回も連続で出会うかよ、何が嬉しくて荷物持ちだけでついてくバカがいんだよ、
 女子寮に用件はあるといえ入っていける男子がどこの世界にいるんだよ。」
「ッ!?」
「気づけよ、バ〜カ」

セルニアも俺の背中に回してそのままになっていた手を、背中を包み込むように抱いてきた。
俺も負けじと強く背中を抱く。

「おい、目ぇ閉じろ」
「ふぇ?なんでですの?」
「俺に言わせる気なのかよ」

「・・・・・」
「・・・・・」
「ああ、はい!ごめんなさい!!」

そう言うとセルニアは目をきつく閉じた。
俺は肩に手をかける。
かけた瞬間、ビクッっと肩が震えたが気にしない。
そして、俺とセルニアの距離がどんどん縮まってゆく。
顔全体が見えていたのに、もう鼻辺りぐらいしか見えない。
カフェオレのミルクの香りが漂ってくる。
そして、

「むっ・・・」
「んっ・・・」

俺とセルニアの距離は、遂に0になった。
64俺とドリルと退屈な一日・・・二日目:2007/01/28(日) 19:43:33 ID:E3a2FnOh
目はしっかり閉じているので、相手の表情はわからないがとても幸せな顔をしているだろう。

俺の初キスはミルクの味がしました、と日記に書いておかねばと関係のないことを思い浮かべながら・・・

しばらくそうしていたかったが、どちらともなく唇が離れてゆく。
リップでも塗っていたのだろうか、少し粘着質のある音とともにセルニアの唇が剥がれる。

「あの・・・ッ!?、ん、んむぅ・・・」

ダメ・・・・俺、もうお前、離したくないわ・・・・

再びキスをする秋晴に困惑しながらも、セルニアはしっかり俺の背中に手を回してくれる。


しかし、次の瞬間、衝撃の出来事が起こった。
熱い・・・何かが・・・俺の口内の滑り込んできた。

「ん!?、ん、んんッ!?むぅぅぅッ!?」
(は!?なんで・・・お前・・・)

舌入れてるの?


懸命に逃れようとも、絡みつきソレを許してくれない。
まるである一種の触手のように、俺の舌を蹂躙する。


ひとしきり満足したのか。セルニアの触手は自分の口内に戻っていった。
俺はというと、すっかり骨抜きにされ立つのがやっとだった。

「セ、セ、セルニア?」

俺はおそるおそる問いかけた。
65名無しさん@ピンキー:2007/01/28(日) 19:45:20 ID:E3a2FnOh
次回は(おそらく)エロです。
今回はここまでで終了。
66名無しさん@ピンキー:2007/01/28(日) 20:55:45 ID:Gl+29Ejy
またもや生殺し…。
楽しみは楽しみだが、問題は両者のキャラが大分変わっちまっている点だ。
67名無しさん@ピンキー:2007/01/28(日) 21:31:42 ID:uYlTy4Hw
>65
乙ー
ドリルがどう答えるのか次回が楽しみw

>66
大丈夫
最後にドリル>秋晴の関係になってたら無問題だw
68名無しさん@ピンキー:2007/01/29(月) 00:16:25 ID:H/ULuklL
>65
GJ!萌えた。
ツンがデレるんだから、キャラは変わった方が自然だと思うお。
69名無しさん@ピンキー:2007/01/29(月) 03:44:21 ID:+32Vm2VX
セルニアよりむしろ秋晴の方がキャラ違う
70名無しさん@ピンキー:2007/01/29(月) 05:27:42 ID:7CJzWS3U
確かにキャラ違うなw
GJだが生殺しは勘弁してくださいw
71名無しさん@ピンキー:2007/01/29(月) 07:42:05 ID:F+7LTJ+f
パロに文句を付けるなよ…。
72名無しさん@ピンキー:2007/01/29(月) 12:37:05 ID:0t8Gw9Q5
ちょっと目を離した隙にGJな作品が2つも!
ドリル派にはたまらん……

エロSSな時点でキャラが変わるのは仕方ないだろw
73名無しさん@ピンキー:2007/01/30(火) 17:54:37 ID:i7i/YAsa
やっぱセルニアでしょ!
74名無しさん@ピンキー:2007/01/30(火) 21:49:39 ID:GPAMhwm0
いや、針で穴を開けたコンドームを口に咥えて迫ってくる腹黒幼馴染こそ最高だ!
75名無しさん@ピンキー:2007/02/01(木) 16:23:41 ID:LzdP1IFq
投下します
76俺とドリルと退屈な一日・・・二日目:2007/02/01(木) 16:25:15 ID:LzdP1IFq
「な、なな、なんで舌入れ・・・」

もはや呂律が回らない。それほど衝撃的だったのだ、セルニアのディープキスは。
よもやセカンドキスでコレがくるとは・・・

そして、少し間をおいた後セルニアが言葉を紡ぎ始めた。

「・・・・その・・・・お母様が・・・」

おい・・・セルニアのお母さん・・・・
どんな教育してんすか、とツッコみたかったが今は感謝。

「お母様が・・・・殿方に強引に接吻された時は舌を入れろ・・と」
「多分、その考え間違ってる・・・・いや、間違ってないけど間違ってる」
「え!?じ、じゃあ、さっきした事は」
「ああ、逆効果だと思う」

そう言って、俺は再び口付けをした。
しっかりと唇を味わい、今度は俺の方から舌を伸ばしてやる。
歯茎を舌で愛撫し、閉じている歯を突っつく。
かろうじて少しだけ開いた隙間に、俺を滑り込ませセルニアの舌を捉える。
再び粘着質のある触手に絡ませられながらも、負けじと俺も舌を動かす。

「ん、ふぅ・・・んぁ、ちゅるッ」

もう涎が口の端から漏れて垂れていても気にしない。
そんなこと些細な事でしかなかった。

ふいに、秋晴はいい事を思いついた。

「はぁ、ん、・・・・なにす・・・んんッ!?」

セルニアの口内で遊ばせていた舌を抜きさり、俺は耳へとスライドさせた。
耳朶をやさしく噛みしめ、耳の中に舌を入れてやる。

「やめ、んぁッ!くすぐった・・・ひぁあぁぁん!!」

「俺・・・続き・・・したいんだけど」
77俺とドリルと退屈な一日・・・二日目:2007/02/01(木) 16:27:00 ID:LzdP1IFq
「それって、もしかして」
「ああ、その・・・アレだ」
「ダ、ダメですわッ!!もっと、こう雰囲気というものがあるで」
「嫌か?」
「・・・う・・むぅ・・・」
「も一度聞くぞ、嫌か?」
「・・・・いいえ、・・・・私・・・・貴方と一つになりたいですわ・・・」

その言葉を聞いて、秋晴はセルニアを抱えてベッドへと向かった。



「んちゅ、んはッ!、ンぅ」

ベッドにセルニアを押し倒す。覆いかぶさるように、
最初は激しいキス。
だが、次第に行為はエスカレートしていき、

「ん?、ンんッ!?、ぷはッ、だ、そこはダメ!!」
「何がダメなんだ?」

秋晴は纏っていた衣装をはだけようとしていた。
胸の辺りから脱がせ始めようとしたのだが、

「そ、そうゆうことは自分でしますわ!」
「そーか」
「・・・・・」
「・・・・・」
「あっち向いていなさい、このバカ!!」
「ちぇ、ヘイヘイ、わーったよ」

衣擦れの音が秋晴の耳に届く。
興奮のスパイスでしかないそれは、理性を引き剥がすのにはもってこいだった。
そして、

「脱ぎましたわよ・・・」

振り向くと下着姿になったセルニアがいた。
昼間や私服の時とはまた違う色香が秋晴の五感を襲う。
しかも、ガーターベルトとは・・・・

「あの・・・電気消してよろしいでしょうか?」
78俺とドリルと退屈な一日・・・二日目:2007/02/01(木) 17:39:44 ID:qIIicdvE
セルニアが聞いてきた。
流石に恥ずかしいのだろう。まぁ、ロウソクがあるから真っ暗ってコトにはならないだろうが。
俺は、縦に首を振った。テーブルに置いてあったリモコンに手を伸ばしスイッチを切る。
ロウソクのかすかな光が、より彼女を淫猥に見せる。

俺は何気なくセルニアの手を引いた。

「・・・やらしい」
「え?」
「手、汗ばんでる」
「そ、そりゃそうだろうよ!今から何する、いやナニするんだぞ」
「ちょ、貴方下品な言い回しはやめなさい!」

「く・・・」
「ぷ・・・」
「はははッ」
「ふふふッ」

「俺・・・お前に出会えてよかったと思う」
「私も・・・」

「ねぇ?」
「ん?」
「ずっと一緒にいてくださる?」
「はぁ・・・お前はこんな時までバカなのか?」
「なッ!?」
「男のセリフ、とんじゃねぇよ」

そして、今日何度目になるかもわからないキスをした。


いつしか秋晴の手はセルニアのブラジャーのホックを外しており、外気に触れた胸がピクピクと靡いているのが伺えた。
薄暗いのでよくはわからないが、相当すごいことになっているのだろう。
そして、俺はその二つの双丘の手を伸ばした。
79俺とドリルと退屈な一日・・・二日目:2007/02/01(木) 17:40:37 ID:qIIicdvE
「ふ、ぅん・・・ッ」

かすかな喘ぎ声が聴覚を刺激する。
しっとりと、しかしそれなりの弾力はある。
マシュマロと風船の間・・・ぐらいの柔らかさだろうか、秋晴は未知の経験を味わっていた。
やわやわと揉んでいた胸だが、指になにか引っかかった。

「ん、あぁぁッ!」

おそらく勃起した乳首だろう。それ以外考えられない。
秋晴はそれに狙いを定め、そして、

「は、んぁあぁぁッ!!」

吸い付いた。

まずは右から、左の乳房はキュッっと摘み上げていた。
セルニアはもう、声なんて我慢していない。

「もっ、ひぁゃッ!ん、・・・え?反対もッ!?」
「右だけなんて、なんか中途半端だろ?」
「べ、別に・・・」
「やめるか?」

秋晴がこう聞くと、セルニアは少し考えた後・・・・
首を横に振った。

それと同時に、なにか下半身の方で粘着質の音がした。
くちゅ、とか、ねちゃ、といったような響きだった。
秋晴はセルニアの下半身に目を落とした。
セルニアは絶対聞かれたと思った。案の定、秋晴はその音を聞き漏らすはずもなく・・・

「・・・・脱がすぞ、いいか?」
「・・・・・・・・・ええ」

秋晴はセルニアのガーターベルトを外しにかかる。
そしてショーツに手をかけ、ゆっくりと引き下ろしていった。
秋晴の第一感想は、
80俺とドリルと退屈な一日・・・二日目:2007/02/01(木) 17:41:15 ID:qIIicdvE
「お前・・・・まだ・・・・・・・生えてないの?」
「やッ!バカバカバカ!!そうゆうものは声に出して言うものではありませんわ!」
「悪かったって・・・でも、え?すげぇ・・・・」
「は・・・・生えていた方が良かったの?」
「いや・・・・これは、その・・・・これで・・・・」
(メッチャ興奮するっつーの)

これなら性器の形がはっきりわかる。それが余計興奮させる。
ぴちっと閉じた二枚貝からは、蜜が零れていた。
秋晴はそれに我慢できなくなり、セルニアの秘所に手を伸ばした。

「く、ふぁッ!、ん、ひゅぅ、ッああぁぁあぁッ!!」

ツーっと下から上へなぞり上げる。
それだけなのにセルニアは喘ぎ声を出していた。
愛液はとめどなく流れ落ち、秋晴の手を汚した。

次のステップに進もうと、秋晴は指を差し入れた。
セルニアの口から甲高い声が上がる。

中は熱く、秋晴の手をきつく締め付けてくる。
ふいに、ヒダ状のモノが指に触れた。

(あ・・・やっぱり処女なんだ・・・)

あくまでも高貴なお嬢様だ。逆に処女じゃなければ変だ。

(でも、この感じ方は・・・・軽く異常だぞ、あ・・・・もしかして・・・・)
「お前・・・・オナニーしてたり・・・・する?」
「な!?」
「してる?」
「・・・・・・・・・・す、少しだけ・・・・・」

伏せ目がちに、前髪で顔が目が隠れるぐらいうつむいて言った。
頬が赤く染まって見えるのだから、相当恥ずかしかったのだろう。
指も先ほどよりもきつく締められ、半端ない量の蜜が零れていた。

秋晴は、言った。

「もう、いいか?」



「ええ、」

セルニアはそれだけ言うと、目を瞑った。
81俺とドリルと退屈な一日・・・二日目:2007/02/01(木) 17:41:51 ID:qIIicdvE
「んっ・・・・」

秋晴は自分の性器を露出させ、セルニアの秘所にあてがう。
快電流が両者に流れる。

「や、優しく・・・・お願いします・・・・」
「わかった・・・」

秋晴はうなずくと愛液でグチョグチョになったアソコへペニスをうずめていった。

「どうだ?痛くないか?」
「え、ええ。思ったより・・・痛く・・・・んッ!?」

秋晴の亀頭が何かに触れた。おそらく処女膜だろう。
セルニア自身、急な痛みに驚いていた。

「い、った・・・・い」
「大丈夫か?、もしダメならやめるが・・・」

「や、やめてはいけませんわ!!・・・・・ふ、ん・・・・つぅぅうぅッ!!」

そう言うと、セルニアは長い足を腰に巻きつけ一気に秋晴のペニスを押し込んだ。
おそらく人一倍プライドが高いセルニアは、他人に気を使われるのが嫌だったんだろう。

セルニアの秘所からは鮮血が筋を描いてシーツを汚していた。

「バ、ッカ・・・・お前・・・・痛い、よな?」
「ん、ンッ!・・・・んはぁ・・・痛・・・・」
「無茶するなって・・・・ったく。」
「で、でも・・・・やめるって思ったら・・・その、いてもたってもいられなくなって・・・・えっと」
「無茶しちまったってワケか・・・」

秋晴は無言でセルニアを抱きしめる。
何度かキスをして、痛みが引くのを待ってやる。
そしてしばらくたって、

「も、う・・・動いていいですわ・・・よ」
「痛くないか?大丈夫なんだな?」
「、ええ、今は、んッ・・・ピリピリする、感じで、ッ」
「じ、じゃあ・・・動くからな」
82俺とドリルと退屈な一日・・・二日目:2007/02/01(木) 17:42:33 ID:qIIicdvE
ゆっくりと前後運動を開始する。
しかしまだ擦られて痛いと思われる声が、セルニアの食いしばった歯の間から漏れていた。
だが、ここで気を使うわけにはいかない。そうすれが、また彼女は無理するに決まっている。
それを全て理解した上で、秋晴は徐々にピストン運動を早めていく。

「くふッ、・・・ん、ぁッ!、あ、ふぁ、ッ!」

ふいにセルニアの口から喘ぎ声が聞こえた。
思ったより早く快感を得られるようになったのに、秋晴は嬉しくてたまらなかった。

「くっ・・・・セルニア、ッ!き、気持ちいいか?」
「んぁッ!、い、いいです、はぁン!・・・わ、ッ!!」

もはやプライドの欠片もない。
ただそこにあるのは、始めてを捧げた少女の嬉しそうな表情と快感に歪む笑みだけだった。

「もっと・・・もっと、し、てぇッ!!、あはぁぁン!!」
「こ、こら、締めるなって、ば!」

少し精液が漏れてしまう。
歯を食いしばってとどめるが、限界が近い事を伝えていた。

「あ・・、ふぁ、今、ンぁッ!」
「ゴメ、ん・・・少し、漏れて・・・くぁッ!!お前の中・・・気持ち良すぎ・・・る」
「嬉、ン、いッ!!、あ、秋晴!!」
「セルニアっ!!」

互いに名前を呼び合う。

秋晴はピストンの動きを早めた。
浅いトコロを、雄雄しく張ったエラでえぐるように責める。
秋晴自身限界が近づいている事はわかっていた。
83俺とドリルと退屈な一日・・・二日目:2007/02/01(木) 17:43:05 ID:qIIicdvE
「あ、き、はる・・・・ン、私、もう!!」
「俺も、だッ!」
「嫌、ッ、も、んぁッ!!ダメ、来る、きちゃう!!私、イってしま、はぁン!いますッ!!」
「うぁ・・・も、ダメ、だッ」

そして秋晴は一番深い所に逸物を突きたてた。
と、同時に、

「あ、ああ、んぁあはぁんッ!!」

セルニアの膣が、キュウキュウときつく、そして痙攣でも起こしたかのように締め付ける。
秋晴の方も、セルニアの膣で精液を放出した。熱い灼熱のマグマが膣壁を直撃する。

「うわ・・・止まんね、くッ」
「はぁ、秋、ンっ、晴のが・・・熱い・・・」

互いを近くに感じながら、俺達はベッドに身体を預けた。
84俺とドリルと退屈な一日・・・二日目:2007/02/01(木) 17:43:40 ID:qIIicdvE
しばらく経って諸事の始末を終え、秋晴は部屋に戻ろうとした時のことだった。

「ちょっと待ちなさい、」
「は?何だ?」
「その、私を、えっと、キズモノにした責任。とってもらいますわよッ!」
「はぁ・・・」(つーか、とるつもりだし)
「じ、じゃあ、貴方は・・・今から、ずっと一生私の執事ですわ!何か文句でも!?」
「それって、プロポ」
「ち、違・・・・わないですけど」

秋晴は執事的にキメてみようと思った。

「かしこまりました、我が『マイ・フェア・レディ』」

そういって、2人は抱き合いキスを交わした。



俺は・・・一生お前を護ってみせる。

なぁ、『マイ・フェア・レディ』
     (愛しの姫君)


〜Fin〜
85名無しさん@ピンキー:2007/02/01(木) 17:45:20 ID:qIIicdvE
これでとりあえず終わり。
続き書いてみようと思うけど、しばらく待て。

つーわけで、他の職人さんたちガンガレw
86名無しさん@ピンキー:2007/02/01(木) 17:58:33 ID:FeZTqvqb
>85
完結乙ー
ちょっと視点が混乱するところあったけどGJ!だ
87名無しさん@ピンキー:2007/02/02(金) 06:17:39 ID:p3u8srf6
>>85
GJ! このラブラブっぷりならセルニアに
ローター装備させて執事が大事な所でスイッチオンが
楽しめそうだ、なんて勝手に妄想w
88名無しさん@ピンキー:2007/02/02(金) 14:52:25 ID:8ttMcyBU
作者様お疲れ様でした。
黒化した幼なじみの逆襲のある続編も期待して待ってます。
GJです
89名無しさん@ピンキー:2007/02/05(月) 00:28:54 ID:TGT9IzQt
カレカノの遊矢×雪子が欲しいと思う俺は空気読めませんか?
90名無しさん@ピンキー:2007/02/05(月) 01:07:23 ID:KoEzCqF9
いいえ、そんな事はありません。
リールゥSSマダー?
91名無しさん@ピンキー:2007/02/07(水) 01:28:27 ID:t26d1gtk
土日に れでぃ×ばと 読んでSS書いてみたのですが……
ドリルが溢れてますね……合法ロリの方が良かったのかな?

まぁ、書いちゃったのでとりあえず投下
921/5:2007/02/07(水) 01:29:04 ID:t26d1gtk
 いつまで経っても慣れねーな。
 秋晴はぽつねんと誰も居ないテーブルを見つめる。

 そこまで怖いのだろうか? 
 世間の冷たさに涙しながら、ぽそりと呟いてみる。
「転校……しよっかなぁ……」
 無理な話ではない。
 世の中には奨学金と言うものも有るし、深閑先生あたりに相談したら……
「なんですって?」
 ……どうやら今のままでは、物思いにふける事も出来ないらしい。

「――二名様ですね? こちらのテーブルでよろしいでしょうか?」
 振り向くと、やはりいつもの二人組み。
 セルニアと背高中華の鳳だ。
 
 今日こそっ……せめて注文が取りたい。
 そんな願いは通じることもなく、無残に散った。

「そんな事よりっ、どういう事ですのっ? 白麗陵に不満でもあるんですのっ!」
 通っている学校を馬鹿にされたとでも思ったのか?
 相変わらずおろおろしている鳳さんの他所に、いつも通り怒り狂うセルニアの相手。
 こうやって、嫌な意味で注目を集めれば集めるほど、誰も近寄ってこなくなるんだろうな。

「授業料と寮費免除は美味しいけどな……正直そろそろ限界だろ?」
 人気のないテーブルを指差すと、少しだけ納得したのかセルニアが黙り込んだ。
「嫌になる位大量の噂が流れてるし、別の学校に言って仕切りなおせるのなら、それでもいいかなーってな……
 ま、先立つものがないから……もうちょっと先の話だけどな」
 無責任な噂の散布に、心当たりのあるセルニアが気まずげに黙りこんだ。
 転校早々の痴漢扱いや、ロリコン疑惑は、こいつの責任が大きい。

 自覚がある分まだましか。
 これ以上の追求を避け、今度こそ……
「で、ご注文は?」

 さりげなーく、さりげなーく、待望の注文を……
 何かを考えている様子のセルニアは、珍しい事に大人しく席についているし。

「あの……」
 鳳は……話しかけてくるし?
「うおっ」
 珍しい事に驚いていると鳳がいい事を教えてくれたが……

 ……結局注文は取れなかった。
932/5:2007/02/07(水) 01:30:15 ID:t26d1gtk
 独特の匂いと静寂が張り詰める、
「図書館か」
 放課後になると、真っ直ぐにここに来た。
「奨学金の関係資料がどこかに有るらしいな」
 すぐに転校するつもりは無いにしろ、気休めに知っておきたい項目だ。
 必要資格とかあるなら、早めに押さえておきたいしな。

 逃げ道が有るだけで、多少の逆境になら耐えられることを経験的に知っている秋晴は、情報を切実に欲していた。

 慣れない図書館の分類に悩みながら、多少時間は掛かったとはいえ目的の棚を見つけ出す。
「これ……か?」
 綺麗に並んだ資料の山に、軽い目眩。
 しかもどれも人が読んだ後は無かった。
 白麗陵のお嬢様方に、奨学金等無縁らしい。

 それでも学校として保管しておかねば成らないのだろう。
「助かったけどな」
 無造作に一山掴むと、その辺の机に置いて上から順に読み始める。

 が、視界の端をよぎる存在に、落ち着いて読めない。
 入り口側の棚から、金のドリルがちらちらのぞいていた。

 周りを見回す。幸いな事に、他には誰も居なかった。
 さて、
「何か用か?」
「ひっ」
 こちらから見えないことに自信があったようだが、特徴的な髪の事はまったく考えていなかったセルシアは相当驚いたようだ。

「なんですの? 私は図書館に用事があっただけですわよ。貴方に用事等、自意識過剰も甚だしいわっ」
「そっか」

 それならば相手にすることもあるまい。
 目の前の資料に集中することにする。

 セルニアは一歩も動かずに、ずいぶん遠くからじっと俺を見ていた。
「座らないのか?」
 声を掛かられてやっと、気が付いたように少し離れた所に座る。
 ……何か言いたそうな目が、凄く気になったけれど。

 とりあえず、一つ目の資料を読み終える。
 審査やなんやで、申請後すぐには無理のようだけど……
「何とかなるかな?」
 つい、声が出てしまう。
943/5:2007/02/07(水) 01:31:00 ID:t26d1gtk
「転校、するんですの?」
 珍しく……いや、初めてか?
 大人しくしていた為、セルニアの存在をすっかり忘れていた。
 
 俺の所にようやく届く声は、ともすれば聞き漏らしそうに小さかった。
「さあな」
 次の資料に手を伸ばす。審査基準なんかは一つ一つ違うだろうし、出来るだけ沢山読みたい。
 俺が資料を読んでいる間、セルニアは大人しく待っていた。
 
 気にならないといえば嘘になる。
 今まで見た事の無い様子のセルニアを、 気付かれないように目だけで追う。

 ――心臓が止まるかと思った。
 優しい静かな目。
 いつもと違って穏やかな目のセルシアは、まるで名画の様だった。

「なんですの?」
 ……見ているのがばれたのか。
「別に」
 苦笑しながら、ページをめくる。
 セルニアが美人なのなんで見惚れた、本人に聞かせると調子に乗りそうだ。
 
 セルニアもあえて何も聞かずに、静かな時間が流れる。
 敷地の広さのおかげか、図書館の造りの所為か自分の立てる音しか聞こえない。
 まるで……
「二人きりですわね」
 同じことを考えていたらしいセルニアが慌てて口を塞ぐ。

 さっきまでのお返しに、じっと見つめると面白いくらいに取り乱した。
「別に意識したわけではありませんわっ、な、何を自信ありげに笑っているのですっ、ちょっとそんな気がしただけですわっ、気の迷いですわっ」

 あー、まだなんか言ってるな……
 セルニアの気が済むまで、俺は罵倒を聞き続けることにした。
954/5:2007/02/07(水) 01:31:33 ID:t26d1gtk
 図書館に荒い息が響く……って、誤解されたらどうするよ?
「終わったか?」
「まだっまだですわっ!!」
 元気だなー。
 まぁ、さっきまでの大人しいセルニアも良いけど、怒っているのもって……俺は何を。
「で、続き読み始めていいか?」
 手元の資料をぽんぽんと叩いてみせると、一瞬ひるんだセルニアだったが、
「駄目ですわ、私の話以上に重要な用件しか許可しませんわ」
 らしい。
「俺の転校って、どーでもいいわけだな」
「っ…………本気……ですの?」
 見る間に暗くなる顔に、少しだけ胸が痛む。

 仕方ない、ちょっとばかし茶化すか。
 暗い顔似合わないしな。

 重い溜息をついてから、薄く目を瞑りさも重大なことのように話し始めた。
「ああ、転校したいのは本当だ、色々噂は有るし」
 自分の責任を感じたのか、セルニアがうつむく。
「今のままここに居ても、俺極悪人扱いのままで辛いし」
 ますます小さくなるセルニアに、俺の今日までの苦しみを語り続けた。

 ――セルニアの顔が、泣きそうに歪んだ辺りで、そろそろ怒らせることにする。
「それに大地と同室だとなぁ……エロ本も読めんしな」
 この間の拒絶反応からすると、へこんでる分を補って余りあるほど怒り狂ってくれるだろう。
 ……まぁこの手の事に大地がやたらと反発するのは本当で、轟が貸してくれた写真集をにこやかに破棄してくれたのは記憶に新しい……

 っと、
「思春期の青少年としては、色々と興味津々でな、もうちょっと風通しのいい学校でもいいかなって」

 こんな所でいいかな?
 顔を真っ赤にして怒るセルニアを想像して、目を開ける。
 あれ?
 外したのか。
 真っ赤には成っているが……一言も喋らずに俺の側まで歩いてくる。
 
 嫌な予感に冷や汗が止まらない……
 何も喋れないくらい怒っているのだとしたら、半殺しコースかもしれん。

 慌てて立ち上がりかけるが、恐怖のあまり震える足の所為でその場に崩れ落ちる。
「やばっ」
 慌てて立ち上がろうにも、セルニアはすぐ横で俺を見下ろしていた。
 
 こ、怖っ。
「他の事は……私でも……どうしようもありませんわ」
 あれ? 怒ってないのか?
「でも……それ……だけでしたらっ」

 それって何だ?
 俺の疑問に答えるように、セルニアの足が露になっていった。
965/5:2007/02/07(水) 01:32:06 ID:t26d1gtk
 セルニアのエロ本のイメージって……
「こ、これで……?」
 真っ赤になって、目を潤ませながら俺を見下ろすセルニアの手には、自分のスカートが握られていた。
 白い綺麗な足が、いつか見たアングルで目の前に有った。

 ――あれしかエロ本を知らないんだな?
 確認するまでも無さそうだ。

 ただの冗談のつもりだったけど……これは……
 この状況で引けるほど、俺は聖人君子じゃない。

「見ても……良いのか?」
 羞恥のあまり自由に喋ることも出来なくなったのか、セルニアはぎこちなく頷くだけだった。

 生唾を飲み込んで、ゆっくりとスカートの下に潜り込む。
 思わず荒くなった息がかかったのか、セルニアが小刻みに震えた。
 多分触れたらセルニアは逃げ出すだろう。
 
 そんなぎりぎりの緊張感の上で、お互い無言のままセルニアの大切な所を守る、やたらと高そうな布切れを見つめる。

 スカートに煽られた風が、俺の頬をくすぐる。
 香水か? ほのかに甘い香りがした。
「良い匂いがする」
 何の気なしに呟いた瞬間、スカートの中身を隠すようにセルニアがその場にしゃがみこんだ。
「なっ、なあっっ、なんですのっ、こ、このっ……このっ……」
 どうもよほど恥ずかしい台詞だったらしい、セルニアは怒りのあまり言葉が出てこない。

 俺のほうは俺のほうで、それ所じゃなかった。
 足元に座っていた俺の前にセルニアがしゃがみこんだ為……
 セルニアは俺の膝の上にしゃがみこんでいた。
 事故で何度か触れた柔らかい身体が、すっぽりと俺の腕の中に納まっている。

 セルニアも落ち着くにつれて、その状況に狼狽する。

 音の無い図書室で二人抱き合ったまま、お互いの出方を持っていた。

 ――ずっと、このままでも……そうも思っていたけれど。
97名無しさん@ピンキー:2007/02/07(水) 01:33:02 ID:t26d1gtk
続ける?

ご要望がありましたらと言うことで。
続けるにしても、他の書くにしても、少し掛かるかもしれませんが。

今日の所はこれにて。
98名無しさん@ピンキー:2007/02/07(水) 01:59:50 ID:Hr9yJbjM
ストーリー性にGJ!
キャラがそれらしくて良かった!
99名無しさん@ピンキー:2007/02/07(水) 08:25:01 ID:MG5e1str
おはようと同時にGJ! 我輩のチクワも膨張汁!
100名無しさん@ピンキー:2007/02/07(水) 09:02:56 ID:Fwk457iT
GJ!
続きを是非に
101名無しさん@ピンキー:2007/02/08(木) 00:31:55 ID:VqdyM3ES
てすと
102名無しさん@ピンキー:2007/02/11(日) 10:03:22 ID:s+cHytcL
保守
103名無しさん@ピンキー:2007/02/12(月) 01:07:44 ID:m0NsQAwr
ほす
104名無しさん@ピンキー:2007/02/12(月) 09:36:49 ID:YrJnjscU
黒幼馴染マダ〜?
105名無しさん@ピンキー:2007/02/13(火) 01:22:43 ID:O6uPAehE
少し開きましたが、
>>92-96 の続きです。 待たれてないかもですが。

黒幼馴染でなくてごめんなさい。
1061/5:2007/02/13(火) 01:23:19 ID:O6uPAehE
 憎らしいはずの顔が、直ぐ側で朱に染まっている。
『私も……多分……』
 セルニアも自分が赤く成っているであろう事を自覚する。
 お互いの息だけが聞こえる。
 暫くそうしていると、少しだけ冷静になった。

『……顔……見られたくありませんわ』
 ……多分見苦しいくらい赤く染まっている筈の顔を隠すために、秋晴の肩の上に頭を持ってくる。

 ――結果として、セルニアの胸が強く押し付けられることになった秋晴は、哀れなくらいうろたえた。
「……っ、お、お前っ……」
 
 秋晴がうろたえたことで、やっと自分の行動の結果を悟ったセルニアも、声には何も出さないながらも、激しく動揺していた。
『こ、こんなっ、これでは私が、押し付けている様では有りませんのっ』
 羞恥で頬を染めながら、パクパクと口が声にならない声を発しているが、
 声が出てない上に、秋晴からはセルニアの口が見えないため、喋ろうとしている事すら伝わっていない。

「ちょっ……な……離れないのか?」
 おろおろと取り乱す秋晴を見て、セルニアは少しだけ冷静になる。
 いつも憎らしいくらい冷静な相手が、自分の行動一つで自由に操れる。
 ――そう、思った。

『……こう……ですの?』
 秋晴との間で潰れている胸を、ゆっくりと擦り付ける様に動かしながら、徐々に密着させる。
「……っ! ……ま、まてっ……ちょ……まてっ」
 ますます赤くなった秋晴が、バタバタと手を振り回して逃れようとするが、膝の上に人が一人乗った状態ではどうしようもなかった。

 秋晴の様子を見て調子に乗ったセルニアは、ますます胸を強く押し当てた。
『面白いですわね』
 自分の頭も熱に浮かされたように成っていることを自覚せぬまま、セルニアは秋晴の輪郭を、自分の胸と腕でそっと確かめていく。
 
 秋晴の熱い息が首筋に掛かるたび、セルニアの身体が小さく震えていた。
 自分が今何をしているのか、自覚の無いままセルニアの身体の奥で灯った、小さな火が段々と大きさを増していく。

「……セ……ルニ……ア?」
 一言も喋らないまま、身体を押し付けてくるセルニアに、秋晴は戸惑いを隠せないまま……それでも、そっと背中を抱いた。

『……っ……な、なんですの?』
 そっと背中に回された秋晴の手がセルニアの背中に触れた瞬間、セルニアの意識が小さく飛ぶ。
 優しく返された抱擁を感じた瞬間、動揺の余り軽いパニックになったからだった。
『え? ちょっ……ど、どうしてですの?』
 秋晴が背中に触れるだけで、セルニアの身体はセルニアの制御から離れていく。
 夢中で押し付けていた胸から伝わる甘い刺激は、セルニアに身体を止めることを許さなかったし、
 背中が伝えてくる秋晴の指先は、セルニアの理性を溶かした。
『……ひ……ぅ?』

 自覚の無いまま、昂った身体をセルニアは持て余し始めた。
1072/5:2007/02/13(火) 01:23:50 ID:O6uPAehE
 秋晴の腕から逃れようとすると、胸を強く押し付けることになり、
 痺れるような感覚に、セルニアは何も出来なくなった。
「………………あ、……」
 無言を通していたセルニアから、小さな声が漏れ始める。

 セルニアの声を聞いた秋晴が一気に緊張を増し、石の様に全身を硬直させた。
『……腕……止まりました……わ?』
 どこか霞んだような頭で、刺激が弱くなったことを感じたセルニアが、
 ソレを補うように、今度は全身を秋晴に押し付ける。
「……ッ…………ふ、ぅ……」
 甘い喘ぎが秋晴をますます追い込む。
 このまま溺れたらどれだけ心地良いのか想像も付かないが、目の前のセルニアが魅力的であれば魅力的なほど、
 どこかでセルニアを恐れる秋晴は、却って何も出来なくなった。

『……もっと……もっとですの』
 自分の手でじっくりと理性を溶かしているセルニアは、自分でしている時の何倍もの快感に狂いながら、
 それでも更なる快感を求めていた。
『……ど、して? こんなに?』
 真っ赤に成った秋晴に触れているだけで、他に何も要らない位気持ち良かった。
 時折漏れる秋晴の甘い声を聞くことが、不思議なくらい幸せだった。

 興奮の余り喉が干上がったセルニアが、喉を鳴らして自分の唾を飲み込む。
 コクリという音にふと、お互いの目が合った。

「セ……ルニ……ア?」
 焦がれる様な、訴える様な秋晴の目に、セルニアはゆっくりと頷く。

 ――それが何を意味するのか理解していなかったが。
『……もぅ……なんでも…………』
 秋晴が何をしようとセルニアに抵抗するつもりは無かった。
『こうすれば気持ち良いのかしら?』
 と、声が漏れた時の事を思い出し、甘える様に秋晴にすがり付く。

 先の事など何も考えられなくなった秋晴が、セルニアの身体を強く抱き寄せる。
「きゃっ……」
 驚いたようなセルニアの声も、秋晴には心地良かった。
 熱い目で自分を見つめるセルニアの艶やかな唇に目を奪われ、衝動のままにキスをする。

「あ…………」
 セルニアは唇が離れた瞬間に漏れた、自分のねだる様な声に戸惑いながらも、今度は自分から唇を寄せる。

 離れているのが切ない位情熱的に、お互いの唇を貪る。
 キスする事しか考えられないほど、頭の中がソレだけになる。

 身体を摺り寄せながら、呼吸がまま成らぬ程長く唇を重ねる。
 そんな時廊下の方から、小さな足音が聞こえて来る。

「――――-っ!!」

 ――官能に酔っていた二人が、辛うじて理性をかき集める。

 そう、ここは図書館。
 いつ誰が入って来てもおかしくなかった。

 それに気付いたセルニアが身体を火照らせたまま、秋晴を押しのけて、よろよろと走り出す。

 とても急いでいたから……後に残された秋晴の表情を確かめる暇も無かった。
1083/5:2007/02/13(火) 01:25:11 ID:O6uPAehE
「っ……はっ……はっ……はぁ……」
 すれ違った生徒が何事かと振り返る中、セルニアは脇目も振らずに自分の部屋に駆け込んだ。

「なっ、なんでしたのっ? さっきのはっ!」
 上育科生徒の防音の行き届いた部屋に戻ったセルニアは、思わず叫んでいた。
「あっ、あれではっ、あれではっ」
 図書館での出来事を思い出したセルニアは、続きを叫ぶ所ではなくなった。

 転校すると言った秋晴を思い留まらせる為に下着まで晒したり、
 甘えるように擦り寄ったり……

 あまつさえ……
「キ、キスまでっっ」
 思わず口に出してから、慌てて自分の口を塞ぐ。
 聞いている者など居ないのに、辺りを窺ってからその場にへたり込む。

「……あ、あれではっ」
 まるで自分が秋晴の事を好きで、身体を使ってまで引き止めているようで、
 それより何より、
「……は、はしたない……と……」
 自分がどう思われたか、それが泣きたくなる程に気に掛かった。
「そ……そんなの……どうでも……」
 自分には関係の無いことだ、どうしてもそう口に出すことが出来なかった。
 
 考えることを恐れて、どこか痺れたような頭でベットの中に倒れこむ。
「……どうして……です……の?」
 ただの生意気な従育科の転入生。
 それだけの筈だったのに、どうしても遠くに行って欲しくなかった。

 ……それに……
「濡れ……て?」
 自覚は有ったが、ショーツに滑り込ませた指先に感じる湿り気に、否応無く記憶を掘り返される。
「お、おかしいですわっ」
 あんなに気持ち良くなった事は無かった。
 何度か自分で触れた時とまったく違う感覚に戸惑っていた。

 ついさっきまで秋晴の身体を抱きしめていた自分の腕を暫し眺める。
 思い出すだけで胸が甘く痺れる。
 秋晴の焦れた顔を思い出すだけで、笑みがこぼれる。
 そうしている内に、さっきまでの快感を思い出したセルニアが、
「……こう……でしたわね?」
 秋晴との記憶をなぞる様に、胸に掌を押し付ける。
「っっ! ……な? っ……うそっ……」
 熱くなったままの身体は、素直にセルニアに快感をかえす。
「ひっ……ぅっ……やっ……と、とまらなっ……」
 言い訳を口にしながらセルニアの手は、ぐねぐねと胸を苛める。
「……あ……あっ……ひぁっ……やっ……だ……め、だめっ……」
 更なる刺激を求めて、セルニアの手が制服の裾から潜り込み、邪魔な下着をずらして直接触れた。
 すっかり硬くなった乳首が指先に触れるた時、セルニアはまたおかしくなった。
「あっ……あぁぁぁっ……あっ……あ、ああああ」
 完全防音でなければ、間違いなく何事かと人が集まり始めたであろう声が漏れる。
 広いベットの上で転がり、胸を自分の体重で押しつぶす。
「ふ……っ、あ、あぅ……き……もち……いっ……」
 気持ち良いことを認め、声を出すことで、セルニアの性感はさらに昂っていった。
 脳裏に浮かぶ秋晴に近づくように、
 自分の乱れる様を見せ付けるように、
 箍の外れた痴態を晒した。
「……っ、くっ……貴方に……貴方なんかにっ」
 蔑むような内容とは裏腹に、甘えるような響きが部屋に響き渡る。
 胸をベットに押し付けることで快感を得ているため、自由になった両手がじわじわとスカートを目指していた。
1094/5:2007/02/13(火) 01:27:07 ID:O6uPAehE
「……ひっ……だめっ、だめぇぇぇっ」
 ショーツの上からそっとなぞるだけで、セルニアは今まで感じたこと無いほどの快感に晒されていた。

「いっ……やっ……こ、こわいっ、こわいですわっっ……」
 湿り気でぴったりと張り付いた所から、怯えるように指を遠ざけるが、
 快感にガクガクと震える身体は、焦れたように先の刺激を求めた。

「だ、だめっ……だめですわっ、も、戻れなくっっ」
 僅かに残った理性で、指先がそれ以上動かないように身体で固定する。
 
 コレはイケナイコト、ハシタナイコト。
 セルニアのプライドと意思が、欲求を押さえ込む。

 荒い息を吐きながら、じっくりと快感を宥める。
 うつ伏せのまま、胸を支点にお尻を上げた姿勢のまま深呼吸。
「……が……まん……です……わ」

 押さえ込んだ。
 そう判断したセルニアが身体の力を抜いて崩れた時、

「っ、きゃぁっ……だっ……やぁっ……」
 自分の手の上に倒れ込んだ為、セルニアの一番敏感な所がすっぽりと手の中に納まり、
 結果的に焦らされていたセルニアの手が止まらなくなった。

「ひっ……あ、だ……やっ……うそっ……だめっ……」
 やわやわと優しく揉み解すような刺激でセルニアは自分を追い込んでいく。
 イケナイコトも、ハシタナイコトも、こうなっては快感の起爆剤にしかならない。
「お、おかしくっ……おかしく……な……ります……わ……」
 快感で爛れた頭が、微かな警鐘を鳴らす。

『こんなハシタナイコト、止めないと嫌われるかもしれない』

 身体が昂ったまま、残った理性が掻き集められた。
「そ、そぅです……わ……こ、こんな事ッ」
 限界の手前で、セルニアの理性は辛うじて繋ぎとめられる。
「こ、こんなこと……で……は……」

 ――無様な所を見せたくない大切な相手を思い出す。

「っっっ……なっ……」
 セルニアの中で快感が爆ぜた。

「ひっ? なっ……やあっ……ひ……ぁ……」
 秋晴の声。
 秋晴の仕草。
 秋晴の身体。
 ほんな小さな事を、一つ一つ思い出すたびにセルニアの身体が燃え上がる。

「やあぁぁぁあっ……だ、だめっ……わ、私をっ……
 弄ぶだ……なんてぇぇぇぇ」

 繰り返し思い出される記憶のため、自分に触れている手が全て秋晴のものだと誤認された瞬間、
「ひっっ? な、に? な……やぁぁぁぁぁっ」
 
 セルニアは始めての絶頂を迎えた。
1105/5:2007/02/13(火) 01:27:50 ID:O6uPAehE
「く、屈辱ですわっ」
 セルニアは顔を火照らせたまま、部屋の中をうろうろと歩き回っていた。
 激しい快感に溺れたまま寝入ったため、かなり早い時間に目が覚めたセルニアはついさっきまで寝惚けていた。

『行かないで』

 そう呟きながら目覚めたセルニアは、自分がなにを言っているのか理解した瞬間飛び起きて、
 全力を持って自分の無意識を否定していた。

「そ、そんな筈ありませんわっ。
 有りえませんわっ」

 確かに夢で誰かと別れた様な気もする。
 頬に涙の跡が有る。
 胸が切なくて苦しかった。

「べ、別にっ、関係有るとは限りませんわぁぁぁ」

 早朝。
 上育科が完全防音でなかったら、昨日も含め騒ぎに成っているのは間違いなかったが、
「認めませんわぁぁぁぁぁ」

 セルニアはダンダンと床を踏みしめながら暴れ続けていた。


 ――教室
「あ……」
 秋晴と目が合ったセルニアは、思わず目を逸らす。
 傷ついた表情にセルニアの胸は痛むが、どんな顔をしたら良いのか分からなかった。

「なあ、そこのドリル」
 秋晴が声を掛けてくれることが震えるほど嬉しいのに……
「っ……」
 後ろも見ずに走って逃げてしまう。
 
『な、なんでですの? どーしてですのっ?』
 
 セルニアは図書館の一件以来、毎日秋晴を避け続けていた。

 ぎりぎりに教室に来て、休み時間も逃げ続ける。
 授業が終わると真っ直ぐに寮に走った。

 声を聞くのすら数日ぶりで、周りに誰も居なかったら泣いてしまったかも知れない。

『……こ、こんなのっ……私らしくありませんわ』
 
 部屋に戻ってからなら毎日声も姿も思い返しているのに。
 もう一度……触れて欲しいと思っているのに。

『は、恥ずかしくてっ』

 歯止めの利かなくなった、毎日の『行為』が、更に秋晴と顔を会わせ辛くしていた。

 それでも時間が解決してくれると思っていた。
 もう少しすれば声を掛けられると、そう思っていた。

「秋晴が転校手続き始めたらしい」
 そう彩京朋美の話を聞くまでは。
111名無しさん@ピンキー:2007/02/13(火) 01:29:04 ID:O6uPAehE
しかもまだ終わってなかったり。
続けますか?
112名無しさん@ピンキー:2007/02/13(火) 01:32:58 ID:8PG8s1f9
寸止めはやめてほしいカナ
113名無しさん@ピンキー:2007/02/13(火) 10:20:26 ID:X/n6Xakj
しかしその寸止め具合が堪らないw
114名無しさん@ピンキー:2007/02/13(火) 18:27:47 ID:0mPswRFn
>>84からの続編投下します
いらないのならいらないとハッキリおっしゃって貰っても構いませんので、その辺宜しく。
115俺とドリルと退屈な一日・・・とある日:2007/02/13(火) 18:29:54 ID:0mPswRFn
あるひ、がらのわるいしつじさんはおもちゃをてにいれました。
それは「ろーたー」といわれるものでした。
がらのわるいしつじさんは、かわいいかのじょのおじょうさまにいたずらしてみようとおもいました。

・・・・さて、今回のお話はこんなカンジ・・・・


「何?こんな真昼間っから呼び出して」

いまココは誰も使わない音楽室。
呼び出したのは他でもない。秋晴だ。
妙に神妙な顔つきでセルニアに歩み寄り・・・そして・・・

「ひぁ、んッ!」

胸を掴んだ。

「ちょっと、はぁン!、あな、たッ!!」

そしてこね回す。
服の上からでも相当感じているのがわかるぐらい、声が色を持っていた。
やがて秋晴の手は服の中に忍び込み、直に柔肉をもみしだく。

「ここ、学校、ン、ですわよッ!」
「・・・・」

秋晴は忠告をものともせず、愛撫を続ける。
左手は胸のまま残っているが、右手が徐々に落ちてきていた。

そして・・・遂に・・・

「ふぅ、ンッ!!」

秋晴の指はショーツの少しくぼんだ所を捉えた。
中指を生地越しに少し押し込むと、撹拌された愛液が流れ出てきた。

「よし・・・・コレだけ濡れてたらいいだろ、後ろ向け」
「や、やですわ!こんな獣・・・みたいな格好で、その・・・・・・・するのは・・・・」
116俺とドリルと退屈な一日・・・とある日:2007/02/13(火) 18:30:43 ID:0mPswRFn
とか言いつつも後ろを向くのは、やはり惚れた弱みだろうか。
秋晴はセルニアのショーツをずらし、

「い、ひぁぁあぁぁんッ!!」

押し込んだ。
しかし、秋晴の逸物でない。
セルニアの恥部からは細いコードが延びており、ダイアル式の何かにつながっていた。
説明しなくてもわかるだろうが、秋晴が秘所に入れたのは俗に「ローター」と呼ばれるものだ。

「な、なにを!?」
「何って・・・ローター仕込んだだけだけど」
「なんで、ッ!こんな、物もってる・・・ひぁぁッ!!」

秋晴がダイアルを強に変え、セルニアを黙らせる。

「べっつに・・・よし、今日はそれで過ごすこと。いい?」
「そんな、私、ッ!午後からじゅ、ぎょ・・・がッ!!」

ダイアルを弱にしてニーソに挟む。
そして耳元で囁いた。

「我慢できたらご褒美・・・あげようかな?・・・なーんて」

そう言い残し、後ろ向きに手を振って去っていってしまった。
セルニアはモジモジと足をすり合わせながら、午後からの授業を受けるハメになった。
117名無しさん@ピンキー:2007/02/13(火) 18:32:20 ID:0mPswRFn
終了
118名無しさん@ピンキー:2007/02/13(火) 20:38:22 ID:alpUYjhQ
>>117
GJ
続きが激しく気になる
119名無しさん@ピンキー:2007/02/14(水) 00:26:10 ID:1i3vYc2q
>>117
GJ
三日目もキボン
120名無しさん@ピンキー:2007/02/18(日) 00:02:56 ID:YvACyd0T
生殺しですかーー!?
121名無しさん@ピンキー:2007/02/18(日) 00:05:17 ID:YvACyd0T
GJ!
122名無しさん@ピンキー:2007/02/18(日) 23:50:40 ID:LKaFhSoI
誰か四季鑑姉もしくは合法ロリ書いてくれまいか
123名無しさん@ピンキー:2007/02/18(日) 23:53:09 ID:+Hz0xyUe
124名無しさん@ピンキー:2007/02/21(水) 11:09:58 ID:ySaWZj8u
ほすしておきますね
しかしここの職人さん達は良い仕事してますね〜
125名無しさん@ピンキー:2007/02/21(水) 21:47:57 ID:ZZ9JGoYm
投下します
126俺とドリルと退屈な一日・・・とある日:2007/02/21(水) 21:49:06 ID:ZZ9JGoYm


〜しばらくおまちください〜


やっと夜になった。
秋晴はセルニアの部屋をノックした。

「は、はいって・・・・んッ、早くッ!!」

どうやら発情しきっているようで、もう理性は雀の涙ほどしかなかった。

「お、ねがッ!、早く・・・取って・・・ンぅッ!」

腰が引け、頬はとっくのとうに上気していた。
そんなセルニアを見て、秋晴は腰を抱きベッドへ向かった。



「で、何回イった?」

セルニアをベッドに寝かせ、ネグリジェを捲り上る。
もはやショーツは本来の役割をしておらず、ただローターが膣圧で外に出てしまうのを阻止しているだけだった。

「で、何回?」
「は、恥ずかしくて言えるわけないでしょう!」
「へぇ・・・・じゃあ、言わせてあげよか?」

そういうと秋晴はリモコンを持ち、ダイヤルを強にする。
突然の振動でセルニアは絶頂付近まで引き上げられる。

「ひぃ、やぁン!い、言います、からッ!!止めて、ッ」
「何回イった言ってくれれば、止めてやらんこともないぞ」
「う・・・・あ・・・・、ぇっと・・・・・その、6回・・・・ぐらい」
「へぇ・・・・じゃあ、」

ニヤリと微笑むと、セルニアのクリトリスをショーツの上から押しつぶした。

「い、ひぃぁあぁあぁぁン!!」

セルニアの肢体に雷撃が奔る。
背筋をこわばらせ、そして足の先までピンを反らし。
口はパクパクと、言葉を紡げないまま空気を咀嚼するだけだった。
127俺とドリルと退屈な一日・・・とある日:2007/02/21(水) 21:49:43 ID:ZZ9JGoYm
「7回目・・・・・だな、」
「く、ひぃ・・・んぁッ、んふぅ」

普段高飛車な女がよがり狂っている。
秋晴自身、何故こんなにイジめたくなるのかわからなかった。

そして、ビショビショになったセルニアのパンツのゴムに指をかけた。
にちゃぁ、という粘着質の音とともに性器とショーツが剥がれる。

「、ねが・・・いッ、抜いて、よ、ぉッ!!」

涙目で懇願する。
しかし、秋晴にとっては逆効果だったようでさらにS性が刺激されるかたちとなった。
無言でセルニアの腰を掴み、バックの体勢にする。
膣圧で抜けかかったローターを見て、



そのまま、ローターごと逸物を押し込んだ。

「、いぁ、う、ぁあぁああぁっ、くひゅ、ッ!!」

子宮口を直接振動が直撃する。
まともに喘ぎ声も出せないまま、セルニアは絶頂の波に捕われてしまう。

秋晴はセルニアをこちらへ向きなおさせ、対面座位の形をとる。
さらに深く挿入されるかたちとなり、セルニアは今にも快感で飛びそうな意識を繋ぎ止めるのに必死だった。

「おー、おー・・・イってる、イってる」

そういって、秋晴はセルニアの乳首を舐めまわす。

「、ひ、ゃめて、また、イく、からッ!」
「へぇ・・・じゃあ、コレはどうだ?」

コリッっと乳首を甘噛みする。

「ま、たッ!、イっく、ッ!ンぁあぁぁあぁッ!!」
128俺とドリルと退屈な一日・・・とある日:2007/02/21(水) 21:50:57 ID:ZZ9JGoYm
キュウキュウと膣がペニスを締め付ける。
秋晴も少しイきそうになるが、そこは堪える。

「動くぞ」
「ま、待、ッて、んくぅ!」
「待たねぇよ」

下から突き上げる。
もはやセルニアの膣は、ドロドロでシーツにもしっかり蜜がしみこんでいた。
必死にイくのを我慢しているが、すべて無駄な抵抗に終わっていた。

無理矢理唇を奪い、呼吸を阻害してやる。
胸への愛撫も忘れることなく行い、更なる高みへと導いてやる。

「いぁ、うぁ・・・・ひぃッ!!」
「セルニア・・・そろそろ、イくぞ」
「ン、ぁッ!!、い、ひぃです、わ、膣、くぅ、にッ、はぁン!!」

クリトリスをつまみ上げ、一緒に絶頂を極める。

「くぁッ!!」
「いぁ、あぁぁああぁッ!!」

灼熱の白濁液が膣道を通り抜ける。
それに呼応するかのように、収縮を繰り返す。

セルニアと秋晴は、肩で荒い息をしながらしばし休憩をとることにした。
129俺とドリルと退屈な一日・・・とある日:2007/02/21(水) 21:51:37 ID:ZZ9JGoYm



「バカ・・・・」
「わ、悪かった、その、つい悪ノリしちまった」

秋晴は正座しながらセルニアに謝罪している。
流れとはいえ、あんな激しいセックスをしてしまった。しかも、相手はプライドが人一倍高いお嬢様だ。
ヘソを曲げられると、少々厄介なことになる。

「バカ・・・・」
「だからゴメンって」
「なにか・・・・なにかが悔しいですわ」
「へ?」
「男に組み伏せられるなんて・・・・なにか・・・許しがたいですわ」

セルニアの瞳が怪しい光を放っている。
獲物を目の前にした、女豹のような瞳だ。

「お、おい、セルニア?」
「ん、ふふっ、」

そして耳元で言った。

「今夜は・・・・寝かせませんわよ」

そのまま秋晴はベッドに押し倒された。
秋晴は自分の絶倫さを呪った。
可愛い悲鳴が響き渡り、そして・・・そのまま・・・・

セルニアの部屋の電気は、その夜消える事はなかった。


〜Fin〜

余談ではあるが、秋晴が腎虚になりかけたというのは、また別の話。
130名無しさん@ピンキー:2007/02/21(水) 21:53:08 ID:ZZ9JGoYm
終了。

次は頑張って幼馴染出したいと思う。
そして、あわよくば3P。

なーんてwww
131名無しさん@ピンキー:2007/02/22(木) 00:28:33 ID:pd7cqAYs
GJ!!
132名無しさん@ピンキー:2007/02/22(木) 01:15:44 ID:PK+0OsKO
GJ!
つぎは腹黒幼馴染みの出番か
wktk!
133名無しさん@ピンキー:2007/02/22(木) 09:07:36 ID:LShGOHE8
GJ!!セルニア(・∀・)イイヨーイイヨー

もう少し行為中の描写が欲しかった所ではあります
だがGJでした!!
134名無しさん@ピンキー:2007/02/28(水) 13:47:24 ID:+RNmbi53
原作読み返さないと幼なじみの名前を忘れそうになる。
というか2巻にして読んでるとメインヒロインじゃない気がしてくる影の薄さはどうだろう。
135名無しさん@ピンキー:2007/03/02(金) 19:47:11 ID:kPNJ2Le0
心配するな、俺はドリルの本名を忘れている。
苗字のフレイムハートは覚えてるんだよ…orz
136名無しさん@ピンキー:2007/03/02(金) 22:34:23 ID:IT0LZak5
えっと、確か、セルニア・ザ・ドリル・フレイムハートだっけ?
137名無しさん@ピンキー:2007/03/03(土) 01:50:52 ID:o1SeQ3BH
ある日の朝…

「十二単が着たいわ、あなた用意なさい!!」
……相変わらず頭に掘削機二本つけた女が訳の解らない事を言っている

「んなもんお前が用意して勝手に着てろよ!!
大体なんで俺がお前の為に十二単なんて用意しなきゃならないんだ?」
するとドリル…もといセルニアが怒って真っ赤になるのではなく
モジモジしながら恥ずかしそうに朱くなり始めた
予想外のリアクションに動じた俺は固まっていた……すると

「それは私が着たいからと……ゴニョゴニョ」
「着たいからってのは解るが、その後何て言ったんだ?」
「だから!!その……」
上目使いで頬を朱色に染めながら俺を見て
「殿方が女性に服を贈るのは…その…」

言いたい事がわかっちまった……ならば!!
「うん?それで〜?」
ニヤついてるのは自覚あるが顔がくずれるのが押さえられん!!
しかしセルニアは恥ずかしそうにして中々言わない
「俺は服を女性に贈るならその相手を脱がしたい
って意味で贈るんだが良いのか?」
セルニアは小さくでも確実にコクリと頷いて
「そういう事ですわ…だから十二単を用意なさい!!」
どうやら今以上に騒がしい毎日なるんだろうな…と思った
だがそれも悪くないと思いながら十二単を用意し始めた。
138名無しさん@ピンキー:2007/03/03(土) 01:53:43 ID:o1SeQ3BH
正直すまんかったorz
プロットも考えずに書いた悔やんでいるが
後悔はしていない…と思う……多分?

まぁ駄文ですまん!!では!!
139名無しさん@ピンキー:2007/03/03(土) 21:58:35 ID:TThnLuz8
>138
続きを書くが良いとおもうなりよ
時節柄ひな祭りに絡めてもいいんじゃまいか?
140130:2007/03/05(月) 08:08:04 ID:zCrzyf8U
ゴメン、仕事多すぎて書けてないんだわ。
7日か8日にはUPするから、許してくれ。
141幼馴染・・・?:2007/03/07(水) 20:34:52 ID:4FqKCQWk
「ちょっと・・・・今夜、私の部屋にきてくれない?」

昼飯のパンを頬張りながら振り返った先には、あの幼馴染。彩京朋美の姿があった。


〜幼馴染・・・?〜


「ふぁ?」
「だから、ちょっと用があるのよ」
「ふぁんで、おふぁへぇのふぇやに」
「飲み込んでから喋れ」
「、っぷッ、なんで、お前の部屋なんかに行かなくちゃなんねーんだよ?」(今日は1週間ぶりのセルニアの日だってのに・・・)

朋美は人差し指を唇にあて、少し「うーん」と唸ったあと、再び喋りだした。

「じゃ、秋晴の恥ずかしいメモリー。暴露しちゃっていいの?」
「う・・・あ・・・、そ、それは、ちょっと・・・」
「じゃあ言うこと聞くのね。あと・・・・・セルニアさんに、『ごめんなさい』っていっといてね」
「・・・・・ちょ、待て、な、ンでッ?知って、」

文句を言おうとした時には、既に朋美の姿は無かった。


[PM,9:00]

「ったく・・・朋美?はいるぞ」

そういってノックをし、ドアノブに手をかける。
しかし、ドアノブを握った瞬間秋晴に衝撃が走った。

(アレ・・・手が・・・痺れ、て・・・世界が斜め?・・・・あ・・・俺が倒れて・・ん・・・の、か・・・)

実はドアノブには高圧電流が流してあったのだ。
高圧・・・といってもスタンガン程度のものだ。しかし、大の大人ならば一撃で気絶させられるぐらいだ。

ドアを開けた朋美は、申し訳なさそうに倒れた秋晴の髪の毛を撫で。

妖艶な笑みを浮かべた。
142名無しさん@ピンキー:2007/03/07(水) 20:36:59 ID:4FqKCQWk
ホントにスイマセン。
全く書けてなくて・・・・コレだけしか・・・・OTL
143名無しさん@ピンキー:2007/03/08(木) 00:33:35 ID:VZoq1xlt
>>142
腹黒幼なじみktkr
無理をせず自分のペースで。兎に角GJ!
144名無しさん@ピンキー:2007/03/18(日) 17:03:47 ID:xN50ZBu7
ほしゅあげ
145名無しさん@ピンキー:2007/03/21(水) 18:35:32 ID:YkT0bHeD
あげ
146名無しさん@ピンキー:2007/03/25(日) 08:56:28 ID:vUmhcmbx
わっふるわっふる〜
147名無しさん@ピンキー:2007/03/26(月) 18:20:20 ID:1oMagibs
まあ、腹黒馴染みはフラグ少ない、つーかほぼ無いに等しいから、SSは結構つらい。よし、こうなったら最終手段で勝手にフラグをたt(ry   
148名無しさん@ピンキー:2007/03/26(月) 19:13:53 ID:W16aTH9G
>>147
まぁフラグは勝手に(ry
でもいざ書き始めるとなかなか動いてくれないんだよね腹黒さん
それに比べて合法ロリと掘削機と男装執事は勝手に動きまくりw
149名無しさん@ピンキー:2007/04/01(日) 22:16:38 ID:m3cKC9pn
エロドリル
150名無しさん@ピンキー:2007/04/02(月) 05:13:45 ID:ZzBTGqYl
本スレを見てたらすごいのが
151名無しさん@ピンキー:2007/04/05(木) 13:23:16 ID:ub8cGAd/
確かにあれは凄かったな……
152名無しさん@ピンキー:2007/04/12(木) 12:31:45 ID:0h/yaSz1
エロ貧乳ルームメイトマダ〜?
153名無しさん@ピンキー:2007/04/19(木) 23:21:47 ID:VaJAnH14
>>150-151
本スレのすごいのってなに?
本スレみてないから説明またはコピペしてもらえると助かるんだが………
154名無しさん@ピンキー:2007/04/19(木) 23:51:23 ID:3XJ4gIlV
むにゅう自身が描いたれでぃ×ばと!の18禁ギリギリの絵
155名無しさん@ピンキー:2007/04/20(金) 22:30:47 ID:pqldwgGa
電撃エイプリルフールを買えば見れるよ。
5月10日締め切りだから、気をつけて。
156名無しさん@ピンキー:2007/04/25(水) 02:05:13 ID:wp43te4z
ほす
157名無しさん@ピンキー:2007/04/25(水) 02:11:54 ID:wp43te4z
保守
158名無しさん@ピンキー:2007/04/27(金) 00:34:23 ID:/ERi9oG2
圧縮来るらしいんで保守
159名無しさん@ピンキー:2007/04/27(金) 04:19:27 ID:ISff1vE4
保守
160名無しさん@ピンキー:2007/04/28(土) 06:58:51 ID:HN+xZkwo
やはり投下がないとエロパロスレは過疎るな……
161名無しさん@ピンキー:2007/04/28(土) 18:56:42 ID:2Jxp355t
俺達はできることをするだけ。
なにがいいたいかってーと、保守!
162名無しさん@ピンキー:2007/04/29(日) 04:18:57 ID:YuFseDjo
163名無しさん@ピンキー:2007/04/30(月) 03:11:01 ID:qouFYnJO
なぁ、今さっき合法ロリが新作を描く為の風景探しの旅行の運転手を秋晴にやってくれって頼むという電波を受信したんだ(´ω`)
この気持ちどうしたらいいよ?教えてパパン
164名無しさん@ピンキー:2007/04/30(月) 04:44:27 ID:qGh5XBoB
>163
汝の書きたい様に書くが良い
165名無しさん@ピンキー:2007/04/30(月) 21:27:54 ID:orYSr4+L
高校生だから車の運転無理じゃないか?
荷物持ちとしてついてこさせる、というのはどうだろうか。
166名無しさん@ピンキー:2007/05/01(火) 00:36:22 ID:j3z80fei
原付や軽二輪なら可能。
合法ロリをツーリングで山奥に連れ込んで野外プレイw
167163:2007/05/01(火) 01:07:38 ID:qTcyoY1q
問題点が二つあるんです。まず秋晴は五月六日生まれなので金銭面の事情で免許の所持が限りなく難しいのが一つ、あともう一つは現在パソコンが死んでいるので携帯からしか書けないんですよorz
168名無しさん@ピンキー:2007/05/01(火) 01:29:29 ID:poQeQSde
そもそも転校の理由が学費免除だからね、裕福とは言い難いかも。
でも、応援してますよ。頑張ってください。
169163:2007/05/01(火) 05:37:07 ID:qTcyoY1q
とりあえずGW中に前半書いてみる、反応を見て後半書くか決めるわノシ
170163:2007/05/01(火) 05:48:03 ID:qTcyoY1q
↑の訂正
やっぱり三巻見てからにします、夏休みを舞台にと考えてましたから余り原作との矛盾を作りたくない…
ガンガルから生暖かく見守っといて下さいm(__)m
171名無しさん@ピンキー:2007/05/04(金) 23:33:03 ID:fnBcYUkA
ほす
172名無しさん@ピンキー:2007/05/07(月) 01:33:04 ID:XCd3Hc5M
173名無しさん@ピンキー:2007/05/07(月) 18:51:28 ID:ChrP1UD8
合法と わかっているのに 背徳感
174名無しさん@ピンキー:2007/05/08(火) 21:03:39 ID:uhYH/R9V
駄目だ、シチュエーションが三巻とモロに被った……合法ロリはまた今度にする
175名無しさん@ピンキー:2007/05/09(水) 02:13:56 ID:kKl0S1xS
>>174
被たって良いじゃないか人間だm(ry

って事で駄目だ早まるなぁ!!俺は全裸なんだぞ!!
176名無しさん@ピンキー:2007/05/09(水) 03:34:47 ID:7/TT6I23
つーか、乳首でかいな、金髪
177名無しさん@ピンキー:2007/05/09(水) 17:25:04 ID:W/Q426gb
>>174
被ったってどういうことだ!?
つまり本編がエロパロ板に載ってても違和感無い内容だったってことか!?
178名無しさん@ピンキー:2007/05/09(水) 18:52:43 ID:3AuToUmo
>>176
kwsk
179名無しさん@ピンキー:2007/05/09(水) 19:35:13 ID:91rsl/pl
秋晴がだんだんいやらしくなっていってるのは確かだよな。
180名無しさん@ピンキー:2007/05/09(水) 19:42:38 ID:V0pX2xuV
>>177
エロシーンまでの流れが被った。本編じゃキスシーンだったが……
181名無しさん@ピンキー:2007/05/10(木) 20:35:14 ID:e2N7ZYaV
アナザー物、IF物として書いてくれぇぃ!
182名無しさん@ピンキー:2007/05/10(木) 21:43:06 ID:D/pemO07
携帯からって何文字までぉkだったっけ?
パソコンが死んでるから改行も目茶苦茶だと思うがとりあえず書いて診る
183名無しさん@ピンキー:2007/05/11(金) 01:32:37 ID:HI7qZyeB
携帯からだと制限が違うのか。
とりあえず、PCからだと4096byteまでだけど。
184名無しさん@ピンキー:2007/05/11(金) 20:23:04 ID:e0ogWqCF
895Bだが活けるよな?
とりあえず次から晴。
反応よかったら続き書いてみる、後よかったら誰か題名考えてくれると助かる。
185名無しさん@ピンキー:2007/05/11(金) 20:24:18 ID:e0ogWqCF
ざざぁ、と寄せては返す波の音をどこか他人事の様な心境で秋晴は聞いていた。
……そして思う、
 ――なんなんだこのプロローグとエピローグの間をまとめてすっ飛ばしたような状況は――


この状況を説明する為に巻き戻さなければならない時間は十三時間、場所はちろん私立白麗陵学院高等部である。
186名無しさん@ピンキー:2007/05/11(金) 20:30:23 ID:e0ogWqCF
私立白麗陵学院も夏休みに入り早くも一週間が過ぎようとしていたそんなある日
両親は既に他界しその墓参りも昨日済ませ特に外に出る用事もなくなった日野秋晴は顔見知りを見かけ思わず声をかけた、    
……その行為を後々深く後悔する事になるなど露ほども思わずに……
「よっ、先輩」
「えっ…………あっ……うん、こんにちは秋晴君」
戸惑われはしたもののきちんと挨拶してくれた、最初に会った時と比べると雲泥の差だろう、と秋晴はちょっと嬉しくなった。
「どうしたんだ難しい顔して?何か悩み事か」
「…………うん、ちょっと悩んでる……」
「へぇ、そりゃ珍しい俺でよかったら相談に乗るぜ」
「みっ、みみなは十九歳っ!もう立派な大人の女性なの!もうぱちんこやけいばだって出来るしパパやママに言わなくたって一人でお金も借りられるんだからっ!……だから悩むことだってたくさんあるんだから……」
「いや金は二十歳以上じゃないと駄目だから。あと、身分証無しじゃ間違いなく補導されるな」
「ううー……」
悔しそうに顔を膨らませ唸るみみな、しかし可愛らしさが強調されるばかりで全く恐くない
187名無しさん@ピンキー:2007/05/11(金) 20:34:58 ID:e0ogWqCF
悪いもうちょっとあったんだが消えてたorz
批評はバッチコーイなんでスルーは勘弁してくれm(__)m
188名無しさん@ピンキー:2007/05/11(金) 20:46:08 ID:0mGHe7VG
>186
とりあえず、未成年または学生・生徒による勝馬投票券の購入は出来ません
(競馬法第28条 勝馬投票券の購入等の制限)
189名無しさん@ピンキー:2007/05/11(金) 20:52:58 ID:dHErxTD5
どんまい!これだけで合法派の俺は抜けるぜ!
190名無しさん@ピンキー:2007/05/11(金) 21:03:30 ID:HI7qZyeB
感想やアドバイスを書くにも、ちょっと投下されたのが短いから難しいんじゃないかな?
191名無しさん@ピンキー:2007/05/11(金) 21:05:05 ID:e0ogWqCF
>>188
え゛……無知でスマソ書き直していいかなぁ?
>>189
心に染みるわその一言、ありがとう頑張るよ俺
192名無しさん@ピンキー:2007/05/11(金) 22:14:17 ID:GdF6Igz0
合法ロリキター
まずは続きがないと何とも言えないがわっふるわっふるわっふるわっふる
193名無しさん@ピンキー:2007/05/11(金) 22:18:24 ID:nNIAOuNi
俺、就職決まったらドリルのエロSS書くよ…
194名無しさん@ピンキー:2007/05/11(金) 22:22:57 ID:dHErxTD5
おい、立っちゃまずいフラグが立ったぞ?
195名無しさん@ピンキー:2007/05/11(金) 23:45:02 ID:cQRt7Doh
これは死にフラグよりも恐ろしいラブやんフラグ?!
196名無しさん@ピンキー:2007/05/12(土) 22:52:55 ID:Lp4ZLPtY
散々誰のを書こうか迷ったが、四季鏡姉にすることにした。
理由だと? それは無論、大きなおっぱいは正義だからだ!

……というのは本気として、秋晴が一番強烈に「女」を意識したのって四季鏡姉だよなぁ。
197名無しさん@ピンキー:2007/05/12(土) 22:59:27 ID:tL/nTZBW
同意。あそこまでときめき状態の秋晴は初めてだ。
198名無しさん@ピンキー:2007/05/12(土) 23:13:11 ID:QavCIjAL
なぜか合法ロリが絵で告白とか妙な電波を受信した。

 ど う し た ら (解:黙って書け)
199名無しさん@ピンキー:2007/05/13(日) 01:16:17 ID:MbwtOEbr
ドリルもなかなか意識してるんじゃないか?
200名無しさん@ピンキー:2007/05/13(日) 02:27:06 ID:a7z1Cxvx
わっふるわっふる〜
201名無しさん@ピンキー:2007/05/13(日) 05:41:55 ID:IVYqDTxC
ビジュアル的には中華お嬢の地味さが何気に好きなのは俺だけか。
……未だにメインの話の一つも無いどころかドリルの腰巾着感全開だけど
202酒の勢い1:2007/05/13(日) 23:09:52 ID:Akw2qYX+
きっかけから話すならばそれはまったくのいつも通りの秋晴の発言からだった。
それに腹を立てたみみなが我慢しようとして、失敗して
そして理事長のところから何本かの缶を持ってきたところからおかしくなり始めた。

「いつものことだけどどうして秋晴くんは私に対して敬意が足りないの」

真っ赤な顔をしてしかしいつもとは違う口調で正座させた秋晴を叱るみみな
その顔は彼女の背後に転がっている一本の空き缶のせいか妙に赤かった。
具体的にいうと泥酔していた。そしてそんな彼女の手には新しいチューハイの缶
フルーツの絵が描かれたそれの栓を開けようとするのを秋晴は言葉で静止しようとするが
それはもう十数分前から止められずにいる光景である。
そんな彼の心境を一言であらわすならば「長い」につきる。
というのも秋晴は先ほどからみみなの背後にある元脱衣所の扉があった場所をちらちら見ている。
その先にはルームメイトの大地がいる浴室の扉、彼が浴室に入ってすぐだろうか
一口で酔っ払ったみみなが振り下ろした椅子により破砕されたドアの残骸が転がっている。

すでに三回は繰り返された同じ内容のお説教に飽き飽きしながらも
秋晴はなぜかふわふわした気分に襲われかけていた。
というのも彼の座る床は一面水浸しというかアルコールびたしである
転がるビンには日本語で読むならば「スピリタス」と描いてある。
蒸発する高濃度のアルコールに晒されて、
結果から述べるならば彼は完膚なきまでにアルコールに負けたのだ。

「・・・いい秋晴くん」
「よくねえ、だって先輩子供じゃねえか、胸ないし」

ゆえにここからはもうグダグダになるのもしかたなかったのかもしれない
ゆっりと突如立ち上がる秋晴、その片手にはまだあいていないビールの缶
そのプルトップを迷わず引き空ける秋晴にみみなは

「うう、あるもん、ちゃんとおおきくなってるもん」

舌が回らないながらも必死に反撃を試みる。

「うそだね、だってほら・・・」

いいながら秋晴はみみなのシャツの襟首から手を突っ込むと

「こんなに平らだし・・・それに」

胸をつかめないながらも先端に指を這わせ
続いて声を上げようとしたみみなのあごをつかむと唇をあわせ一気に主導権を奪った。
して口の中にあるビールを流し込むように舌を進入させると
恐れるようにもがくみみなを横目で楽しむように大胆に舌も指も動かし続ける
そして次第に力が抜け逃げてばかりだった舌をみみな自身から絡め、胸の先端がとがり
つまむたびに声を上げるようになったのを見計らって体を離す。
203酒の勢い2:2007/05/13(日) 23:11:41 ID:Akw2qYX+
秋晴は邪悪な笑みを浮かべた。酔っていた。本当はぜんぜん慣れてなんかいない
しかし酔っ払いの勢いというものはとまるということを知らない。そして

「そ、そんなことないよ、私は大人だもん、知ってるよこんなことくらい」

 本当は初めてのキスだったにもかかわらずもう一人の酔っ払いも止まるということを知らなかった。
そしてこの状況を唯一とめることができるきわめて優秀な人間は

「ど、どうしよう、出たら裸が見られてしまう」

この場においてはまったくの役立たずだった。


「じゃあこれからどうすればいいかわかるよな」

と声には出すが実は秋晴もよくはわからない、せいぜいが本やビデオで得た知識でしかない
しかしみみなはそれ以上に何もわからない、だからとりあえずわかること
服を脱ぐことからみみなは始める。心の中を占めるのは「下級生になめられてはいけない」という感情だけ
冷静に考えることができるならば顔を真っ赤にして想像することもうまくできないそんな行為も
手に持ったワンカップの日本酒が後押しをかけ止まらない
向かい合う秋晴も負けてたまるかとばかりに服を脱ぎだす。まるで競い合うように服を脱ぐ二人に対して
風呂場の大地はどうやって服を着ようか思考をめぐらせては湯船に深く浸かるといった無駄な行為を繰り返す

「私の勝ちだよ」

何が勝ちなのかわからないがそう勝ち誇る全裸のみみなを前にして「負けた」とつぶやく秋晴
無論秋晴もどうして早く脱がないと負けだったのかなんてことはわからない
しかし負けっぱなしのはずもなく

「しかしこうしてみると先輩見事に平らだな」

憎まれ口をたたくのを忘れはしない、それに対してみみなは

「そういう秋晴くんだって・・・大きい」

言い返そうとして見事に失敗していた。

「今度は俺の勝ちだな」
「うう、負けないもん、えいっ」

どうしてそうしたのかもよくわからないままみみなは秋晴に飛びつく
すると秋晴も酔っているせいもあるだろうか、足を滑らせ尻餅をつく
痛みに驚き次に顔が近い、そう思うまもなく今度は秋晴がみみなに唇を奪われる
204名無しさん@ピンキー:2007/05/13(日) 23:12:50 ID:Akw2qYX+
(今度は負けないもん)
そしてそんなみみなの思いは見事にかなった。みみなの尻の下を固くなった秋晴が突き上げてくる。
それがみみなはうれしかった。だからその手を緩めようとはけしてしない
しかし秋晴も負けてはいない、すぐさま左手をみみなの小さな背中に回すと右の胸のわずかなふくらみをもみ始め
右手でみみなの下腹部のまだ毛も生えそろっていないぬかるみに指を這わせる。
秋晴もみみなもどこをどうすればいいのかなんてよくわからない、そもそも見てすらいない
しかし相手の反応を探るように手を這わせ舌を絡め続ける。
首筋を二人の唾液がたれても気にせずそのままいつまでもその状態が続くかと思われたそのときだった。

「!」

みみなの体がまるで電流を流されたかのように反応する。
秋晴の指先はぬかるみの頂点にある固くなった肉突起をやさしくしかし完全に捕らえていた。
しかしみみなもそのうつろな意識でついに秋晴をつかむ、揺られ翻弄する体に抗うように
その異性そのものを放さない、そのままみみなは意識が遠くなるような錯覚を得て押し倒されるように横にされ、
ついに二人の唇も離れる。息が荒い、肺がようやく得た新鮮な空気を求めて活動を再開する。
みみなが思い出すのは最後に手の中でわずかに膨張しふるえた暖かい感触
秋晴が思い出すのは腕の中で緊張し弛緩していく子供にしか見えない小さな先輩の紛れもない女性の体

二人ともついには知ることもなかったがこのとき実はお互い素面に戻っていた。
ただ酔った勢いということにしないといけないその強迫観念のみが二人を不自然な行動に現れる。
そのときなぜか最後までしたいと思ったのだ。たとえ相手が本当は素面だと気づいても
酔った勢いという理由がなければできないということに気づいていたからかもしれないが、ともかく

「先輩って・・・きれいだな」
「ありがとう秋晴くん、秋晴くんこそ格好いいよ」

二人とも冷静に考えれば先ほどまでと言動が違いすぎるのだがそんなことに気づく余裕はない
正確にはうすうす気づいてはいたがそんなことで冷静さを取り戻すことがたまらなくいやだったのだ。
そしてお互いの本心でもあった。だから横になったみみなに覆いかぶさるように

「いいよ秋晴くん」
「わかった、『みみな』」
「え?、痛っ、いた、いたいよー」
それは一瞬のことだった、名前を呼ばれて驚いたみみながそのことに思考をめぐらす間もなく
秋晴の肉杭はみみなの初めてを散らしていた。ゆっくりなんて我慢ができなくなったのだ。
秋晴も若かったということもあるし何か胸を突き上げる想いが彼の腰を強く動かした。
205酒の勢い4:2007/05/13(日) 23:13:52 ID:Akw2qYX+
「いや、いたい、いたいよ秋晴くん」

体を引き裂かれるような痛みに涙をこぼすみみな、しかし秋晴には彼女を気遣うほどの余裕がまったくなかった。
ただ頭の中にあるのは始めて抱いた女性の体の快楽への感動のみ、だから最後秋晴が外に精を放ったとき
どう気持ちよかったのか思い出すことさえできなかった。それくらい興奮していて
だから目の前で痛みに涙をこぼすみみなを見てようやく我に返ったとき、秋晴は猛烈に後悔していた。
先ほどまであった初めての異性から得る快楽なんてぶっ飛ぶほどに、

「ごめん、ごめんなさい、最低だ、最低だ俺」

そうつぶやいて秋晴は無様に泣いていた。失敗した、一生で初めての体験でこれ以上ないほどの失敗をした、
相手にものすごい傷を負わせてしまった。取り返しのつかないこと、二度と取り返せない涙を流させてしまった。
せっかく許してくれたのに、いいよっていってくれたのに、自分がそれをすべてぶち壊したのだ。
止まらない、情けなくて、悲しくて、申し訳なくて、何よりも目の前で泣いているであろう小さな女性がいとしくて
泣き声を隠すこともできず子供のように泣き出してしまう、

そんな秋晴を見てみみなは思う、自分のせいだ。女の初めてが痛いなんてこと自分はよく知っていたはずなのに
我慢できずにないてしまって悲鳴を上げて、それは確かに痛かったけど、目の前の秋晴をこんなに泣かしてしまった。
せっかく結ばれることができたのに、私が痛かったけどうれしかったということを伝えることができなかったせいで

「ごめんね秋晴くん、ごめんね、ごめん、うわぁぁぁん」





そんな二人の世界に入っているということも露知らず時計の短針が真上をさらに過ぎるころ

「待てよ、換気扇をはずして天井を伝っていけば自分の部屋まで」

大地が真剣に考え、考え抜いて、実は女だとばれてもいいと覚悟を決め
浴室を出たとき、大地の悩みの種であった二人は生まれたままの姿で抱き合いながら眠っていた。
これ幸いと服を着込むとようやく冷静な頭脳が戻ってきた大地は二人を起こそうとしてふと気づく

「僕にどうしろというんだ」
206酒の勢い5:2007/05/13(日) 23:14:58 ID:Akw2qYX+
気まずい、ひっっっっっじょーーーーうに気まずい、
二人がナニをしていたのかなんてことは見るからに明らかなわけで
たたき起こして日野に片付けさせるのもなんか嫌だ。
というか同室に僕というものがありながらこのちんまい先輩とそういう関係になるなんて
何を考えているんだとか混乱のきわみにある。

「・・・・仕方ない、僕が片付けるとするか」
散らかったビンや缶を拾い脱ぎ散らかされた服を拾い集める
幸いすやすやと眠っているようだと思いながら大地は二人に服を着せ
そのとき秋晴の裸をはっきり見てしまいどきどきしたりしながら
みみなを彼女の寮の部屋に運んだり秋晴をベッドに運んだりごみを片付け終わるころには太陽があがっていた。

「ははは・・・なんてことだ」

おかしい、どこで時間を無駄遣いしたんだ?考えて考えて
つい3時間前のことを思い出す、自分は秋晴の裸を思い出して何をしていた?
我慢していたとはいえ不覚にも3回も達するまで続けてしまったではないか

「日野が悪い。どう考えても日野が悪い、よしおきてきたら」
「ん?俺がどうしたって?」
ぶつぶつつぶやいているところに肩をたたかれて飛び上がる。

「うわっ、いきなり背後に立つな、びっくりしたじゃないか
お前というやつは・・・なんでもない」

「ん、そうか・・・お、部屋片付けてくれたのかありがとな」
寝ぼけ眼の秋晴をにらめつけようとして、想像の中の秋晴と結びついて大地は顔を紅潮させる。
それを見て秋晴も思い出し
「わ、悪い、聞こえてたか」
「何のことだ?」
「へ?俺と先輩が」
「夢でも見ていたんじゃないのか?僕が知っているのは二人が酔いつぶれた後すぐ寝てしまったことだけだ」
「夢?あれが夢、、、いやしかしあれはどう考えても」
「ゆ・め・だ!!それともなにか?ずいぶんいい夢でも見たのか?」
秋晴が思い出すのは自分とみみなが最後抱き合いながら泣いているところまで
いい夢か・・・首を振って
「どちらかというと悪夢だな」
自分としてはいい思いをしたのだろうがみみなを傷つけてしまうのだから悪夢以外の何者でもない
そう考え直したところでインターホンがなった。うんうんうなっている秋晴のそばにいづらいので
大地がドアを開けるとそこには朋美がたっている。
207酒の勢い6:2007/05/13(日) 23:16:03 ID:Akw2qYX+
「朝早く申し訳ありません、大地さん、本日こうして訪れたのはこちらの」
いい終わる間もなく朋美の背後からみみなが飛び出す
そして秋晴の元へ行き向き直ると口をパクパクさせ・・・しかし何もいわず赤くなって俯く
それにつられて秋晴も何かいおうとするのだが・・・しかし何もいわず赤くなり俯く

それはそうだろうと思わず内心、薫がうなづこうとすると

「なんだかみみな先輩がですね、変な夢を見たからとここに着たんですよ
もう私が昨晩「10時」にみみな先輩が酔って帰ってきたことを話しても記憶に無いと聞かないんです。
ねえ大地さん、あなたに電話で呼ばれて迎えに来たとき・・・秋晴くんも覚えているでしょう
ぐっすり眠っていたみみな先輩を大地君が背負っていったのは」

「え?そうなのか覚えが無い」
「日野君まで酔って忘れているんですか、大地さん、どう思います?」

そりゃ覚えが無いだろうと突っ込もうとしたが朋美の顔を見て一瞬で気が変わる

「全くだ。彩京さんといい僕といいあれから散々迷惑かけたというのに覚えていないとは」

「大地さんが怒るのも無理ありませんわ」

「第一、みみな先輩も秋晴くんも夢を見たといいますがどんな夢なんですか、
そこまで主張するからには教えてくれますよね」

「「・・・う」」

二人の声がかぶる、さらに朋美は畳み掛けるように

「いえないんですか?それじゃあ確認することができないじゃないですか、覚えているだけでいいんです。
できるだけ詳しくお二人の見た夢とやらを教えてほしいのですけれど」

場を沈黙が支配する中、更に朋美は続ける、そしてこれが決定打となる

「あ、そうそう理事長が勝手にお酒を持ち出したことを怒っていましたよ
とはいえ仕事場に隠しておいたのは知られたく無いようでしたから大事にはならないと思いますけど
早く謝りに行ったほうがいいと思います」

「そ、そうか、じゃあ俺が謝りに行ってくるから後はよろしくな」

と逃げるように走り出す秋晴をみて朋美を見て大地は思う、心底恐ろしいと
そしてこの最初の事件がやがてもっと大きな事件を引き起こすことになるのだがそれはまた別の話
208名無しさん@ピンキー:2007/05/14(月) 02:37:33 ID:pDhC0Urg
>>202
乙!!合法ロリktkr、で次は腹黒?男装?どっちで料理ショウ
209名無しさん@ピンキー:2007/05/14(月) 02:47:57 ID:0I8Q9J+q
GJ
空回りしてた大地がなんかカワイかったw
210名無しさん@ピンキー:2007/05/14(月) 06:00:24 ID:Hwjk+Ytc
GJ
211名無しさん@ピンキー:2007/05/14(月) 06:13:50 ID:XvXPUTJd
GJ!
しかしドリルと男装は放っておいても動くなw
212名無しさん@ピンキー:2007/05/14(月) 08:37:34 ID:nQM1nb2n
……一瞬ドリル男の恐怖とか読んだ
213名無しさん@ピンキー:2007/05/14(月) 22:23:09 ID:8q/ALxBh
腹黒が大地を「大地くん」ではなく「大地さん」と呼んでいたことに違和感を感じたが、それ以外はGJ
合法ロリは萌える
214名無しさん@ピンキー:2007/05/15(火) 13:29:59 ID:KaHxBzwy
>>213
全ては朋美が大地の秘密を握っているという暗示だったんだよ!
215名無しさん@ピンキー:2007/05/15(火) 20:48:19 ID:1rpyD4O/
>>202->>207
こんなGJなもん出されたら合法ロリが載せづらくてしょうがないよorz
216202:2007/05/15(火) 22:01:28 ID:P0b2zlFk
どうも忙しくて書き捨てみたいでごめんなさい、
というか初18禁作品なので反応見る勇気があまり無かったというか
とりあえず最初は失敗してもらわないと話が進まないので合法相手にしました。
ぶっちゃけ他の誰相手にしても成功しそうですし、

失敗したことを悩んで一人で一生懸命自習してる姿が異様に背徳的な絵になりそうだと思ったからなんて
すみません、駄目な趣味ですね。それではまたの機会に
217名無しさん@ピンキー:2007/05/16(水) 17:07:21 ID:DWnAojUj
駄目なんて事ない
良かった!GJ!
また来てくれな
218名無しさん@ピンキー:2007/05/23(水) 03:20:21 ID:lPcUiKjv
219名無しさん@ピンキー:2007/05/29(火) 10:52:42 ID:qmqLy6jM
ほしゅ
220名無しさん@ピンキー:2007/05/30(水) 06:13:39 ID:/Re9HxfQ
全員肉奴隷にしたい
221名無しさん@ピンキー:2007/05/30(水) 07:54:59 ID:94538Osl
逆に奉仕したくなっちゃうぐらいの恋愛感情でっていうなら俺も俺も
222名無しさん@ピンキー:2007/06/02(土) 01:14:35 ID:4QWBpYmb
過疎 投下少ないな

223名無しさん@ピンキー:2007/06/04(月) 23:58:23 ID:DLZgP3Ik
保守
224名無しさん@ピンキー:2007/06/05(火) 05:11:11 ID:kJIbSQFi
ドリル男に犯されるお嬢様方
225名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 16:20:49 ID:N9J3d7EH
冷凍蜜柑に「間違いを起こさないため」に性処理してもらう秋晴





とか思い付いた俺オタ
226名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 17:59:43 ID:tONM3Kxl
上育科のお嬢様達に、暇つぶしとして慰み者にされる三家ってのはどうよ?
227名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 19:59:07 ID:SeFyArsK
色々とネタはあるが書く人がいないな…
俺も書きたいのは山々だが筆遅いから二週間はかかるし…
228名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 20:08:17 ID:+HXhTRKE
いや、二週間は早い方だぞ?
ガンガレ
229名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 20:32:48 ID:mI3wUzRO
四季鏡姉の天然エロな毎日を頼むっ!
230名無しさん@ピンキー:2007/06/08(金) 01:17:54 ID:+mnlNUVC
頑張れば最速今日中に完成するが、へたれるぞ
231名無しさん@ピンキー:2007/06/11(月) 23:10:07 ID:5vA3AJG1
保守
232名無しさん@ピンキー:2007/06/12(火) 00:39:09 ID:ojUJFcZp
>>230頑張ってくれ
233名無しさん@ピンキー:2007/06/15(金) 01:01:16 ID:ZNhT2lE2
234名無しさん@ピンキー:2007/06/18(月) 08:43:24 ID:PeYCgEuk
保守
235名無しさん@ピンキー:2007/06/22(金) 14:07:52 ID:4stnwUEj
ほす
236名無しさん@ピンキー:2007/06/26(火) 18:52:15 ID:SPENUbzt
さて…此処何人位居るんだ?

ドリル大佐と腹黒幼馴染みの秋晴争奪SS需要ある?
237名無しさん@ピンキー:2007/06/26(火) 19:12:59 ID:EP2Aoe7h
>>236
_・)ノ

>ドリル大佐と腹黒幼馴染みの秋晴争奪SS需要ある?
是非たのむ
238名無しさん@ピンキー:2007/06/26(火) 19:13:12 ID:+2xkS9cg
なんだってやっちゃってください
239名無しさん@ピンキー:2007/06/26(火) 22:53:32 ID:rynLiGNY
おれもいるぞ!
240名無しさん@ピンキー:2007/06/27(水) 00:24:18 ID:7lzwbYZi
ROM専な俺もいるぞ
241名無しさん@ピンキー:2007/06/27(水) 00:27:41 ID:tu0MZr9O
私を忘れてもらっては困るな
242236:2007/06/27(水) 01:12:37 ID:QGluDuNQ
人が結構多くてびっくりしたw
一応書き始めてるから序章だけでも3日位で投下します。
まぁ初心者なんでご指導、ご鞭撻宜しくお願いします
243236:2007/06/28(木) 23:25:43 ID:7dGL7cND
どーも>>236です。
取り敢えず5レス消費させて頂きます。
書いてる最中に長くなったので、ちょこちょこと投下させて頂きます。
244名無しさん@ピンキー:2007/06/28(木) 23:28:31 ID:7dGL7cND

「……嘘だろ」


今の俺はこう思うより他ない。(ってか何で、こんな事になってるんだぁーー!?)
ここは俺の部屋で、俺はベッドの左右から腕を引っ張られている。
ちなみに秋晴を引っ張っているのは2人……

1人目は、最強…じゃなく彩京朋美、幼なじみ型トラウマ大魔神様。
2人目は、掘削活動用ダブルドリルヘッド型MSの、セルニア=伊織=フレイムハートである。

今、俺が置かれている状況を整理してみよう、いや…走馬灯か? 
今日は日曜で学校は休みだ、同室の大地は朝早くに給仕の奉仕活動の為に出掛けた。

今日はいつも酷使している体の為に、惰眠を貪ってた筈……その時、ノックする音が聞こえて来た。
「んぁ? ったく…なんだよ……」
眠ってる頭を無理矢理覚醒させて、ドアを開けてみたら…金のドリルを2本携えた女が居た。
245名無しさん@ピンキー:2007/06/28(木) 23:30:46 ID:7dGL7cND
有り得ない訪問者に、俺の頭は処理落ちしてるらしく、来訪者に声を掛けれない。

「いつまでレディの顔をじろじろと見てる気ですの? 
大体レディを部屋の外で待たせるのは、マナーがなってなくってよ!!」
「いや…すまん、ってか何で此処に?」
「別にあなたに逢いに来た訳じゃありませんわっ!!」
本当は、何故か無性に秋晴に逢いたくて来たセルニア。
しかし、口から出るのは悪態ばかりである。
「まぁそりゃそうだ、わざわざ嫌いな奴の所にゃ来ないだろうからな」
「も…勿論そうですわ!! じゃなきゃ何で私があなたみたいな
大っ嫌いな人の所に来なければなりませんのっ!!
そんな事はどうでも良いですわ……で、大地さんは何処に?」
(うぅ〜…どうして素直になれないのかしら私の馬鹿……)

彼女の心の中は後悔の嵐である。
ただ、彼女は気付けなかった彼の眼差しが冷めて行くのを。
「大地ならカフェで給仕してる、もう用件は済んだだろじゃあな」
バタンッ!! と勢い良く扉は閉ざされセルニアは扉の前で立ち尽くしていた。
246名無しさん@ピンキー:2007/06/28(木) 23:32:52 ID:7dGL7cND
「何なんですの!! あの態度っ!!」
セルニアは、秋晴の予想外の高圧的な態度に怒りを覚え、じたんだを踏んでいた。
しかし、セルニアは違和感を覚えた。
今までの秋晴はあんな風ではなかった、正確には、あんな風に対応された事は無かった。
何だかんだ言いながら話してくれた、心配もしてくれた、しかし先程は?
セルニアは今まで感じた事が無い位に彼の言葉から、態度から、纏う空気まで心からの怒りを感じた。

「……嫌わ…れた…?」
セルニアはどうしようもない不安、そして後悔に襲われた。
何であんな事を言ってしまったのだろう。
ただただ、言葉にならない後悔の念と恐怖感だけが心の中に積もっていく。
「別に…あんな粗野な男に嫌われても……関係ないですわ…」
そう言いながら廊下を歩くセルニアは、無理矢理自分を納得させる。

その頃の秋晴も、同じく後悔の念でいっぱいだった。
「あ゛〜ちくしょう…何やってるんだ俺は……」
ベッドに突っ伏して転げ回り、さっきの子供じみた行動を振り返る。
「大体、んな最初から分かってたのにな……なのに何でか、モヤモヤするんだよな」
未だに何で、自分があんな行動を取ったのか分からない秋晴は
はぁ……と溜め息を吐きつつ寝返りをうつ。相当な馬鹿である。
247名無しさん@ピンキー:2007/06/28(木) 23:34:42 ID:7dGL7cND

そして、本日のもう一人の主役彩京朋美はというと。
表面上の優等生を演じる為に、昨日出された課題を終わらせていた。
「さてと…課題も済んだ事だし、アイツでもからかいに行こっ!!」

言うまでもなく『アイツ』とは幼馴染み、兼オモチャの秋晴の事である。
秋晴で遊ぶのは楽しい、秋晴は自分の思い通りに、
いや…それ以上に面白い事に巻き込まれるから、見ていて飽きない。
(それに…アイツと居ると、何か…こう…楽なんだよなぁ)

上機嫌で秋晴の居る寮の前まで来ると、意外な人物が中から出てきた。
「あら、フレイムハートさんこんにちは。」
セルニアは、声のする方を見ると直ぐに視線を落とし。
「あぁ…彩京さん、ごきげんよう。」
おかしい……朋美はセルニアの覇気のなさに戸惑う。
「ちょーし狂うなぁ…」
朋美は小声でボソッと呟く。
「じゃあ…私はこれで」
「え!? あ、ちょっと宜しいですかフレイムハートさん」
思わず朋美は、セルニアを呼び止める、この覇気のなさと出てきた場所が
秋晴が居る従育科の生徒用の寮なのが気になったのである。
248名無しさん@ピンキー:2007/06/28(木) 23:37:01 ID:7dGL7cND
その後、セルニアと一緒に朋美は校内にあるカフェに来ていた。
2人は紅茶を給仕のメイドに頼んでから、紅茶が届いてからも無言だった。
話す事がないんじゃなく、セルニアの雰囲気のせいで
朋美でさえも切り出しにくい状況であった。
「あの…フレイムハートさん、何であの様な場所から出て来られたんですか?」
本来の彼女なら、別にたまたまですわ!! 誰もあんな男には会いに来てないですわっ!!
とかバレバレな嘘をついてツンぶりを発揮するのだが。
「私……嫌われ……」
今にも泣き出しそうなセルニアは、朋美に視線を合わせないまま呟く。
「…は? え? 誰が誰にですか?」
「………」
「黙っていても分かりませんよ? フレイムハートさん」
「私が……あの粗野で可愛げがなくて、しかもロリコンで!!」
249236:2007/06/28(木) 23:41:19 ID:7dGL7cND
うわぁ…スミマセン、すごく中途半端な所で区切ってしまって
続きはなるべく早く投下したいと思います。
キャラが崩れてるのは腕が足りないせいなので、精進します。
誤字、脱字、指摘、要望がありましたらなるべく治したいと思います。
250名無しさん@ピンキー:2007/06/28(木) 23:45:40 ID:szKfA0Fa
>249
自虐的な発言は余計であり不要だよ
書きたいようにどんどん書いて投下してくれい
あと、評価は全部投下が終わってからする
正直現状では+評価は無い
251名無しさん@ピンキー:2007/06/29(金) 00:44:25 ID:BGfK1R0j
初心者にとって一番難しいのは最後まで書き終えること。
これが最初のハードル

だが慣れてきてもやっぱり書き終わるのが一番難しいんだよな。
という事でがんばれ!
252名無しさん@ピンキー:2007/06/29(金) 20:27:29 ID:fTOWrRRQ
続きは4巻が出るまでによろしく。
253236 せる×ともバト 1/2:2007/06/29(金) 22:43:59 ID:s+W/o7+6
どーもです、前回の投下があまりにも中途半端なので2レス分付け加えます。



いきなり、まくし立てるかの様な勢いで喋り出すセルニア。
虚を突かれ唖然とする朋美は、漸く言いたい事を言い切ったのか肩で息をするセルニアを
見て漸く我に返ったら、妙にこみ上げてくる愉快な気分にクスクスと笑っていた。
「な!! 何が可笑しいんですの!!」
「ぃいえ…あの……プッ…可笑しいなんて、そんな事はありませんわ…フフ」
否定をする言葉を言っても、行動が伴ってないので、説得力は0である。
「もう、いいですわ!! 部屋に帰ります!!」
「帰るんですか? 彼に嫌われたまま」
「別に…あんな男に嫌われても、痛くも痒くもありませんわ!!」

そう言うセルニアの表情は、今まで朋美が見た事が無い位、辛そうな表情だった。
しかし、朋美は何故か妙に腹が立っている自分を抑えられずにいた。
「そうですか」
朋美は席を立ち、出口に向かって歩き出す。
歩いている最中もイライラは増し、セルニアに対して何か一言言ってやろうと思うのだが、
この一言を言うと駄目だと本能的に止める、そんな自分が分からなくて余計にイライラは増す。
「フレイムハートさん」
「何ですの…?」
「彼の事嫌いなら、もう近付かないで下さいね?」
(私…何言ってるんだろ…)
254せる×ともバト 2/2:2007/06/29(金) 22:46:25 ID:s+W/o7+6

「え…? 何故!? 彩京さん、あなたに、何でそんな事言われなければなりませんの!?」
「それは、私が彼の事を……」
(何で!! 口が勝手に!! 言っちゃ駄目!!)
朋美は本能で理解した、これからある言葉を言ってしまえば後戻りは出来ないと。
こんな風に、心が暴走を起こすなど無いと思っていた。
自分の事は、全て理解出来ていると思っていた。
しかし、理解していた訳ではなかった。
ただ、無理矢理に自分自身を偽って来ただけ。
それを本当の自分だと思い込んでいただけだった。
自分を偽り続けるのは限界がある、そして限界を越えると、空気を入れすぎた風船の様に爆発する。
今、正に朋美は限界を迎え、本来の姿に戻ろうとしていた。
白麗綾学院上育科の優等生、彩京朋美としてではなく、彼の幼馴染みの鈴橋朋美として。
今まで溜め込んだ感情が流れ込み、体中を満たし、言葉になって流れ出す。

「彼の事…好きだからですよ!! 悪いですか? 
私、好きな人を貶されて黙って居られないんですよ!!」
気付いてなかった訳じゃない、ただ、子供の時の様に離れ離れになったら怖いから、辛いから、私は逃げてただけ。
逃げて、自分を偽り続け、ずっと心の底に沈めてた思い。
彼と居ると私は私に戻れる、もうずっと前から好きだった。
(認めた後は進むだけ!! みてなさい秋晴、あなたを私の虜にする!!)
255236:2007/06/29(金) 22:49:54 ID:s+W/o7+6
>>253

×→見て漸く我に返ったら
○→見て、我に返ったら
256名無しさん@ピンキー:2007/07/03(火) 11:56:44 ID:9ypFXiSs
期待
257名無しさん@ピンキー:2007/07/05(木) 03:27:06 ID:W6BlqovH
ttp://www.atuworks.jp/

どう見ても「れでぃ×ばと」です。本当に(ry
つか、臆面もなくパクるにも程があるわw
258名無しさん@ピンキー:2007/07/06(金) 07:55:36 ID:JJV3QUfi
>257
ここまでまんまだと、むしろ「良くがんばった、感動しない」だなww
259名無しさん@ピンキー:2007/07/06(金) 13:42:02 ID:UzLYjGeo
>>257
絵師がむにゅうだったら俺買ってもよかったわww
260名無しさん@ピンキー:2007/07/06(金) 14:24:43 ID:KFykV8Ha
むしろバナーのドッギャァ――z__ンの方が気になるな
261名無しさん@ピンキー:2007/07/08(日) 04:23:32 ID:nPRJgR+b
>>257
執事が共通なだけでパクりだとか、バカにも程があるわw
262名無しさん@ピンキー:2007/07/08(日) 04:53:49 ID:o66tIjFG
もう少し、こう、何というか、手心というか…
263名無しさん@ピンキー:2007/07/11(水) 12:59:16 ID:BSTd/8hK
4巻の表紙の萌え加減がヤバすww
264名無しさん@ピンキー:2007/07/12(木) 19:00:10 ID:xNEgPneC
>>263
4巻でてんの!?
やべ、買ってこなきゃ
265名無しさん@ピンキー:2007/07/12(木) 19:48:32 ID:7ALy5qCF
>>264
発売来月ー
公式サイトの新刊情報のイラストの事じゃないかな>表紙
ってかアレって大地なのかな?胸が微妙にふくらんでるんだけどww
266名無しさん@ピンキー:2007/07/13(金) 01:08:52 ID:Ly840ZMX
大胸筋だろう。鍛えてるからな。
267名無しさん@ピンキー:2007/07/13(金) 20:35:56 ID:hscWH/2b
胸というかスリーサイズで思い出したんだが女子のうち大地だけ体重公開されてるんだよなー
268名無しさん@ピンキー:2007/07/17(火) 14:50:00 ID:zYe+TB1O
age
269名無しさん@ピンキー:2007/07/17(火) 15:20:23 ID:gInpCmH0
あげ
270名無しさん@ピンキー:2007/07/19(木) 01:17:45 ID:BZIgJKd3
>>261
いや、執事が共通どころの騒ぎじゃなかったわ
キャラクタ紹介読んできたら>>257がああ言うのも頷ける

まあ、れでぃ×ばと知ってる人間からすると二番煎じもいいところだがな
271名無しさん@ピンキー:2007/07/20(金) 19:10:04 ID:AvIoj2jg
良くある設定だなくらいにしか思わんが
272名無しさん@ピンキー:2007/07/21(土) 11:18:43 ID:wlH875BP
ありがち設定を使っていても実力のある人は良作が作れる
273名無しさん@ピンキー:2007/07/21(土) 13:22:47 ID:eTyHiTqN
>>272が良いこと言った!
274名無しさん@ピンキー:2007/07/23(月) 06:14:52 ID:BsqrXt8h
で、良作SSはマダー?
275名無しさん@ピンキー:2007/07/23(月) 09:12:17 ID:0yQejjV8
>>270
バレバレの自演ってのは結構見てて痛いもんだぞ
276名無しさん@ピンキー:2007/07/23(月) 22:43:27 ID:MqqKjegw
ドジメイドが公衆の面前で秋晴のズボンをパンツごと引き摺り下ろして、

「おムコにいけない体にしてしまった責任を取らせていただきます!」

って感じの展開になり、無能姉を加えて二人がかりで秋晴をむりやり逆レイプして正真正銘おムコに
いけない体にしてしまうという話を思いついたがエロシーンしか書けそうにないので諦めた。
277名無しさん@ピンキー:2007/07/24(火) 00:09:15 ID:vfFmFOfK
>>276
パンツレスで待っているので、急ぎ形にしてほしい!
278名無しさん@ピンキー:2007/07/24(火) 16:35:17 ID:rMJR1jPu
>>276
むしろエロだけでかまわん!かいてくれ!!
279名無しさん@ピンキー:2007/07/28(土) 23:41:28 ID:McXou9ea
ほしゅ
280Be with you. T:2007/07/31(火) 07:46:15 ID:RcRv9422
 不覚。全くの不覚だ。
 布団の中、日野秋晴はそんな事を考えていた。
 今は平日の昼間。無論、本来なら授業中である。
 サボりではない。秋晴にとって白麗綾の授業はサボる事ができるような軽いものではない。
 ちゃんと欠席を知らせて休んでいる。
 では何故休んでいるのか。
 風邪を引いたのだ。
 体の丈夫さには自信があるし、体調管理を怠ったつもりもない。だが、現にこうして寝込んでいるのだ。
 もう、不覚と思うしかなかった。そして、不覚と言えば、だ。
 ――大地には悪い事をしたな。
 朝にあった一連の出来事を思い出し、迷惑を掛けてしまった、と申し訳ない気分になる。
 ――怒ってるかも知れないな。
 吐き出そうとした溜め息は、自らの咳で吹き飛ばされる。仕方無く秋晴は思考を投げて再び眠る事にした。

 * * *

 ――大丈夫、だろうか。
 授業中、大地薫はルームメイトである秋晴の事を考えていた。
 朝、顔を合わせた時、すぐにおかしいと思ったのだ。熱に浮かされたような瞳で自分を見つめてくる秋晴と出会したのだから。まあ実際、熱に浮かされていたわけだが。
 しかし最初は秋晴が自分に劣情を感じたのではないかと狼狽えてしまった。
 ただ、その心配が杞憂であったことは直後に知ることになる。
 ――思いっ切り押し倒されたな。
 思い返して、頬が熱くなるのが分かった。
 訝しげに見詰めていた自分に、秋晴は息を荒げて倒れ込んできた。
 犯される、とか。でも男として? とか。もしかして気づかれた? とか。自分でも驚く程多くの事を考えた。
 考えて――違和感を感じた。沢山の思考が出来たのは、頭の回転が早くなったからではない。
 多くを考えるだけの時間が流れたのだ。
 押し倒したっきり、秋晴は微動だにしない。ただ、やけに熱っぽい吐息がひっきりなしに大地の耳朶の辺りを撫でるだけだ。その吐息もゼェゼェと言う耳障りな音をさせている。
 熱い。その事に気付いた瞬間。薫は自らの思考が一気に醒めるのを感じた。
 慌てて秋晴の額に手を当てる。やはり熱い。どうやら熱がある。
 大丈夫か、と問い掛けると秋晴は潰れ掛かった、今にも死にそうな声で大丈夫だ、と答えた。
 声からして喉もやられている。
281Be withyou. T:2007/07/31(火) 07:49:04 ID:RcRv9422
 大丈夫なわけあるか。そう言いながらなんとか秋晴を立たせ、ベッドに送り返してやると、秋晴は真っ青な顔で、悪いな迷惑掛けちまって。と言った。
 良いから病人は素直に甘えておけ、と言い残し、自分は秋晴の欠席連絡をし、食堂まで行って病人食を取ってくる。
 しばらくの間、病人である秋晴を放置するのは気が引けたが仕方無い。今は少しでも何かを食べさせてやらねばならない。
 可能な限り急いで戻って来ると、秋晴はあろう事か起き上がり制服である執事服に着替える所だった。
 慌てて止めさせると、秋晴は渋々ながらようやくベッドに収まる気になったらしい。
 持って来た、お粥を初めとする病人食を食べるのを見届けて、今日一日しっかり休め、と釘を刺してから部屋を出た。
 そして今に至るわけだが。
 ――大丈夫、だろうか。
 再び考える。秋晴もそう馬鹿ではない。流石にもう無理はしないだろうが、だからといって容態が悪化しないとは限らない。
 単なる風邪と言っても所詮は素人判断だ。風邪以外の病でないとも言い切れないし、結局風邪だったとしても心配には変わりない。
 こうなるともはやドツボだ。負の想像が渦巻いて授業も頭に入らない。
 ――仕方無い。
 このまま不安だけを抱えて無為な時間を過ごすのは自分の為にならない。
 そう自らを納得させる。
 一度決めてしまえば後は簡単だ。
「先生」
 授業担当の教師――今は座学なので蜜柑ではない――に声をかける。
「体調が優れないので早退して構わないですか?」
「あらそう。大丈夫? 仕方無いですね、早退を許可します」
 流石は白麗綾のOG。人を疑うと言うことを知らない。その辺り薫本人にしてみれば助かるが、大丈夫なのかと疑う気持ちもある。
 とまれ、今はこれ幸いと荷物をまとめ教室を後にする。
 ――少し購買に寄ってから帰ろう。
 そう考え薫は、若干足を早めた。

 * * *

 秋晴は浅い眠りと覚醒を繰り返していた。
 眠りに落ちては目を覚ます。もはや今見ているのが夢なのか現実なのか、秋晴には分からなかった。

 そんな風にしていると不意に、部屋の玄関が開く音がした。静かな室内にその音は存外響く。
 どれくらい眠ったかは分からないがまだ放課後と言うことはないと思う。大地が戻って来たと言うことはないはずだ。普通ならば。
「ぁ……ぅ」
282Be with you. T:2007/07/31(火) 07:51:41 ID:RcRv9422
 誰だ? そう問おうとして自分がもはやろくに喋る事すら出来ないことに気付く。
「……日野?」
 声を掛けられる。聞き覚えのある声は大地だ。表した姿は制服のまま。
「具合は大丈夫か?」
 ――心配してくれてるのか? 大地が?
「食欲はあるか? 昼食にお粥を貰ってきた」
 そう言って大地はお粥の乗ったトレーを抱えてベッド横に腰掛ける。
「……少しで良いから食べておけ」
「……あ?」
 トレーごと渡されるかと思った秋晴だったが、差し出されたのはお粥を掬ったレンゲだけだった。
「どうした?」
 ――いや、どうした? じゃなくて。……やっぱり、そうなのか?
 そう考えていると、大地が顔を真っ赤にして言った。
「口を開くくらいは出来るだろう?」
 あ〜ん、だ。
 この年になって流石にそれは厳しいものがある。バカップルじゃあるまいし、恥ずかしすぎる。第一、大地の方だって恥ずかしそうだ。
 なんとか首を振って拒否のサインを送る。
 大地は不意にそれに気付いたらしく「あぁ」と零した。
「悪い、気が回らなかったな」
 ――分かってくれたか。
「ふ〜……、ふ〜……はい」
 ――はい、じゃねえよ。ベタな事しやがって。
 大地の吐息で幾分冷まされたそれを秋晴は親の敵のように睨む。
 しかし直ぐに諦め、仕方なしに口を開いた。どうせ抵抗なんて出来やしないのだ。
「ぁむ……」
 レンゲを口に含んでお粥を食べる。
「美味いか?」
 正味な話、風邪で舌が馬鹿になって味なんかよく分からない。それでも持ってきてくれた大地への感謝として首を縦に振っておいた。

 * * *

 それから大地によるあ〜ん、は秋晴がお粥を食べきるまで続けられた。
「良かった、食欲はあるみたいだな。少し待っていろ。飲み物を持ってくる」
 安堵の微笑みを漏らす大地を、秋晴は不思議な気持ちで見送っていた。
 ――優しすぎる。
 大地だ。相手はあの大地だぞ? いくらなんでも優しすぎる。
 しかも、食べさせる間中、ずっと照れたような仕草を見せた大地に――少しときめいちまったじゃねえか。
 なまじ下手な美少女より可愛い大地があんな仕草をするのだ。その効果は抜群だった。
 だがやはり、優しすぎる気がする。
 悪い奴で無いことは知っている。だが大地なら体調の自己管理を責める方が秋晴にはしっくりくる。
283Be with you. T:2007/07/31(火) 07:53:48 ID:RcRv9422
 そこまで考えて、秋晴は一つの考えに思い至った。
 ――そっか、夢だコレ。
 だから、大地が優しくて、やたらと可愛いのだ。
 優しさは願望で、可愛さは夢というフィルターの効果だ。きっとそうだ。だから大地に心ときめかしたのは仕方ないんだ。
 普通に考えれば穴だらけの理論も、熱に浮かされた秋晴には真理にも等しい。
 夢ということで納得してしばらくした所に、大地が戻って来た。
「風邪に効くかと思って作ってみたんだ」
 大地が差し出したのはマグカップに入った黄濁色の液体だった。
「さんきゅ……」
 お粥を食べた事で幾分喉が潤ったのか、掠れながらも今度は声を出すことが出来た。
 マグカップを受け取り、ゆっくりと口に含む。柔らかな甘みと暖かさが喉を下っていく。
「どうだ? 僕の作った卵酒は?」
「あぁ……うま」
 ――卵酒?
 卵酒、……卵、酒?
 酒。
「あ……」
 慌てて卵酒をベッド脇のテーブルに置く。
 体が、熱い。風邪の発熱とは違う。灼けるような熱さだ。
 マズい。ヤバい。
 体質のせいで、顔に似合わず超が付くほどの下戸の秋晴には卵酒でも十分に忌避すべき飲み物である。
 それを秋晴が口にしてしまったのは、大地の「流石にこれくらいなら大丈夫だろう」という楽観と、風邪で正常な判断力を失った秋晴の油断。
 つまる所、意識の甘さが招いた不幸。
「だ、大丈夫か日野っ!?」
 秋晴の異変に、大地が叫ぶ。
 心配そうに表情を歪め、秋晴へと手を差し伸ばす大地。
 秋晴が覚えている光景はそこまでだった。

 * * *

「だ、大丈夫か日野っ!?」
 思わず叫んでいた。
 秋晴が急に異変を示したからだ。
「どうした? 具合が悪くなったのか?」
 焦り、秋晴へと手を伸ばす。しかしそれは叶わなかった。
「え?」
 ぐい、と腕が引っ張られる。薫が事態に反応するより早く、その体は秋晴に抱き止められていた。
「な、な!? ちょ……」
 抵抗しようとするが秋晴はびくともしない。朝押し倒された時にも感じたが、筋肉の付き方が違う。
 単純な強い弱いではなく、用途の向き不向きだ。自分の筋肉は柔軟性に富むが秋晴のそれは硬さで上回る。
 それが、状況からの解放を阻む。
「くっ……日野、やめ……」
「――み……ねぇよ」
「……は?」
「意味分かんねぇよ」
284Be with you. T:2007/07/31(火) 07:56:01 ID:RcRv9422
 秋晴が、耳元で掠れ声を囁く。
「意味分かんねえ……女みたいな顔しやがって。しかも優しくしやがって。……なんだコレ」
「な……日野、何を言って――」
「――可愛いすぎんだよ、お前」
「――っ!?」
 顔が、一気に火照る。
 今、可愛いって言ったのか? 日野が、自分に?
「な、なななな何をっ!?」
「つか……眠ぃ」
「は、はいっ!?」
 秋晴の体はそのまま後ろに倒れて――。
「…………」
 くすー。くすー。
「あ……――」

 寝 や が っ た 。

 ――電池切れるの早すぎだろ!?
 そう思ったのも束の間。そう言えば秋晴は風邪を引いているのだ。それも仕方ないのかも知れない。
 そもそも逆に考えれば今はチャンスだ。脱出するには最高のタイミングじゃないか。
「よ、よし。ん……」
 ………………。
 …………。
 …… 。
 ――う、動けないっ!?
 眠った筈の秋晴はしかし、しっかりと大地を抱き枕にして離さなかった。
 本気で抵抗すれば抜け出せなくはないと思う。だが、それによって秋晴を眠りから覚ますのは躊躇われた。
 結局の所、薫は優しすぎるのだ。
 ――しかし、困った。
 冷静さを取り戻すにつれ、それまで意識していなかったものが次々と意識されていく。
 例えば伝わる体温。
 例えば自らを包む香り。
 例えば回された腕と体の逞しさ。
 胸が、高鳴る。
 秋晴に抱き締められる事で感じる、高揚感と安心感。相反する感情に戸惑いながら、薫はただじっとする。
 まるでそうするしかないかのように。
 ――汗の匂いがする。
 熱を出して寝ていたのだ。汗をかいたのだろう。不快になる程強い匂いではない、寧ろ薫はそれに“男“を感じてしまい更なる胸の高鳴りを感じる。
 薫は自分の胸の内に、なにかもやもやしたものが広がるのを感じる。それは心臓を切なく締め上げるような、疼きにも似た脈動。
 薫はそれが何であるかを知っている。
 ――興奮しているのか、僕は?
 甘い痺れは体の芯から。
 熱を持って体内を走る電流のようなそれは、明らかな官能の顕れ。
 そして、不意にフラッシュバックする先の言葉。

『――可愛いすぎんだよ、お前』

 耳元を撫でた囁きは、どうしようもなく薫の“女”の部分を刺激する。
「……っく」
285Be with you. T:2007/07/31(火) 07:58:05 ID:RcRv9422
 それでも、屈するものかと薫は身を堅くし微動だにしない。
 それでも内からの衝動は薫を追い詰める。
 身体が求める。心が欲する。せめてもの慰めをと、薫を駆り立てる。
 理性が、弛む。撓む。融ける――。
「っはぁ……!」
 熱が、疼きが身体を駆け抜ける。耐え難い誘惑に涙さえ滲んでくる。
 ――じんじんする……っ!

 疼きは臨界を超え、暴力的なまでの欲求を叫ぶ。
 薫はそれに反するように、一心に唱える。
 ――ダメだ。ダメだ。ダメだ!
 そう思う薫はしかし、自らの芯が潤むのを感じていた。
 ――ダメなのに。ダメなのに!
 薫は気付いていた。ここまで高ぶっていながら、耐える事などもはや出来ないと。
 震える指先が、制服のズボン越しに中心に――触れる。
「――っっっ!!?」
 刹那、薫の意識は弾けた。
 ――何だコレ……っ? 気持ち……良いっ!?
 自らを慰めた事が無いわけではない。だが、今触れた指先は初めてそれをした時以上の衝撃を薫に与えた。
「っは、ぁ……」
 理性の枷が外れる音を聞いた。薫はそんな気がした。
 楽器を爪弾くように指先が踊る。一心不乱に甘い快楽を求めて、下半身をこね回す。
 溢れ出る蜜は下着を越え、スラックスまで滲んでいた。
 これまでにない強い刺激、愉悦に、ただ溺れていく。
「ん……くっ」
 秋晴の胸元に顔を擦り寄せる。そうする事で、秋晴の体温と、匂いをより強く感じる。
 昇り詰める感覚。頂点に向かって意識が収束していく。
 気が付けば手はスラックスの中に潜り込み、下着をずらして直接膣壁を撫で、陰核を弾いていた。
「ふっ……ん、んんっ! くふっ!」
 ただ声だけは必死に堪え、押し殺した呼吸を漏らす。
 今ある音は、薫の漏らす吐息と、秋晴の寝息。そして衣擦れと慰める指先が奏でる淫らな水音。
 意識を引き寄せる物は無い。ただ、行為に耽る事が出来る状況。
 頂点へ、ただ、頂点へ。
 高く、高く、自らを導く。もう、それは近い。
「はっ……はぁっ! ん……っふぁ!」
 ――後少し。後少しで。
「ん……」
 それは――単なる偶然だったのだろう。
 体に回された秋晴の腕に力が込められる。それは薫を軽く締め付ける。
 唐突の抱擁に、薫は一気に打ち上げられた。
「〜〜〜〜っ!?」
286Be with you. T:2007/07/31(火) 07:59:43 ID:RcRv9422
 まるで閃光が瞼の裏で弾けたようだった。跳ねるように体が痙攣して、それを抑えようと身を強張らせてみても体は言うことを聞かない。
 ただ上げそうになる嬌声だけは押し殺す。
 びくびくと震える体で、秋晴が目覚めはしないかと心配になる。
 ゆっくりと呼吸を整えてから、薫は秋晴を仰ぎ見た。
「ん…………」
 秋晴は微かに身じろぎをしたが、それだけだった。目覚める様子は見られず、その事に安堵し胸を撫で下ろす。
 そうこうしている内に体を昴らせていた熱が引いていくのが分かった。
 体の芯から熱が霧散していく。それはじわじわと手足などの体の端々へ広がっていく。――もちろん頭も同様だ。
 余韻に滲んでいた思考が徐々に輪郭を戻し始める。ゆっくりと歯車が回りだすように、冷静な意識が薫に返って来た。
 ――やってしまった……!
 何を、自分は何をした? 何をしていた?
 バカな、こんなはしたない。こんな、こんな、こんな……
 ――こんなの……まるで日野が好きみたいじゃないか。
 思考が冷静になったのは束の間。薫はあっという間にパニックに陥る。
 ――いや、でも、その、別に嫌いな訳じゃなく。むしろ知り合いの男の中ではかなり好ましい部類に入るし、知り合いの男なんて片手で数える程しかいないけど、その中で比べたらって訳でもないし。
 逆に、日野は自分を男だと思ってるはずだけど実際の事を知ったらどうなるんだろう? 今までみたいなルームメイトでは居られないだろうし。
 いや、例えばもし付き合うような事になったらこれは同棲って事になるよな? そうしたら新婚夫婦みたいな事をしたりするんだろうか――ってそうじゃなくっ!
 僕はっ! 一体何を考えてるんだ!?
 自分の飛躍した思考の恥ずかしさに気付いて、湯気が出そうな程顔が熱くなるのを感じる。
 きっと今の自分を絵にしたら目はぐるぐる渦巻きに違いない。
 ――あぁもうっ! 僕は一体どうしたらっ!?
 半ば以上八つ当たり気味に、自らを抱き締め拘束する秋晴を睨み付ける。睨み付けて――。
「……はぁ」
 ――全く、子供みたいな顔して寝てるな。
 普段の人相の悪さが嘘のように、秋晴は安らかな表情で眠っていた。
 その寝顔を見ていると、何故か心が落ち着いていった。そして、それだけではなかった。
 ――好き、なんだろうな。
287Be with you. T:2007/07/31(火) 08:01:49 ID:RcRv9422
 極自然に、そう思う事が出来た。秋晴の顔を見ていると心が暖かくなるのは、きっとそういう事なのだと納得出来る。
 心が落ち着いていく。
 そうすると、段々と意識が曖昧になっていく。
 抱きすくめられる温かさと、想い人に包まれる安心感。それが、薫の眠気を誘う。
 このまま眠るのは惜しい気もするが、それはそれで贅沢かも知れない。何より、今もまだ秋晴の腕から逃れる事は出来そうにない。
「仕方……ないよな」
 自分に言い聞かせるように、小さく呟く。
 それを最後に、しばらくすると薫からも規則的な呼吸音が聞こえ始めた。
 秋晴の胸元にうずめた顔に柔らかな笑みを浮かべ、薫は眠りへと落ちていた。

 続く
288伊南屋 ◆WsILX6i4pM :2007/07/31(火) 08:04:43 ID:RcRv9422
 お久しぶり伊南屋で御座います。

 正直投下するかどうか迷ったけど、まあ保守代わりになれば良いかな。ということで投下。夏休み以降の大地メインのお話です。
 しばらく続く予定です。
 しかし新刊出たら原作と相反しそう。

お気に召しましたらもうしばらくのお付き合いを。以上、伊南屋でした。
289名無しさん@ピンキー:2007/07/31(火) 09:13:46 ID:JBFACZPu
あえて言おう、GJ!であると!!!

続くという事は最終的にはイくとこまでイっちゃうのかね?
wktkだよ
290名無しさん@ピンキー:2007/07/31(火) 13:06:56 ID:F9WbXmJa
続くのか!なら転がるのは我慢して大人しく待ってる
291名無しさん@ピンキー:2007/07/31(火) 22:07:35 ID:ryeX89w7
伊南屋さん、お久しぶりです。相変わらず多芸ですね、GJ!
292名無しさん@ピンキー:2007/07/31(火) 23:57:24 ID:HleZR7AP
ならば俺は転がりながら待ってるぜ! GJですぜい!
293名無しさん@ピンキー:2007/08/01(水) 01:32:42 ID:3LCLE2/N
GJ!
一生お付き合いして下さい!
294名無し:2007/08/01(水) 11:30:07 ID:VzBbVHdC
いきなりですいませんが誰か秋晴×朋美書いてください。
295名無しさん@ピンキー:2007/08/01(水) 12:22:55 ID:lzhn73y0
>>288
伊南屋氏GJ!!
大地可愛いすぎるぅぅぅ!!
296名無し:2007/08/01(水) 19:24:38 ID:VzBbVHdC
自分は朋美もいいと思うっす!!
297名無しさん@ピンキー:2007/08/01(水) 21:19:58 ID:qfRehNkY
じゃあ俺は大地を嫁に貰っていきますね
298名無しさん@ピンキー:2007/08/02(木) 09:04:36 ID:4jRgHDeC
じゃあ俺は沙織を嫁にもらっていきますね
299名無し:2007/08/02(木) 11:15:10 ID:Yq4VdU8u
誰でもいいから朋美×秋晴かいて。
300名無しさん@ピンキー:2007/08/02(木) 15:19:10 ID:nwMRb7ec
>>299
しつこい。あといちいちageんなクレクレ厨
301名無し:2007/08/02(木) 17:17:20 ID:Yq4VdU8u
すいません。
302名無し:2007/08/02(木) 17:33:28 ID:Yq4VdU8u
あんま知らないからって調子のるとやばい事になるぞ
303名無しさん@ピンキー:2007/08/02(木) 18:26:36 ID:KX2NHwdb
……それで?この三文芝居はいつまで続くのかな?
304名無しさん@ピンキー:2007/08/02(木) 19:10:51 ID:yoI/cWTF
>>301-302
久々に酷い自演を見た
305名無しさん@ピンキー:2007/08/02(木) 19:14:49 ID:Cw1n3rsy
ひさびさにひどい自演を見た
306名無しさん@ピンキー:2007/08/02(木) 19:47:48 ID:YQ/EoWPE
久々に重度のバカを見た
307名無しさん@ピンキー:2007/08/02(木) 19:51:59 ID:oHaXcE1c
脳が既にやばい事になってしまってる奴を見た
308名無しさん@ピンキー:2007/08/03(金) 01:28:17 ID:2SuWAiNo
久々に本物の白痴を見た
309名無しさん@ピンキー:2007/08/03(金) 04:03:24 ID:K7AfH/UE
久々に果てしなく無知な馬鹿を見た
310名無しさん@ピンキー:2007/08/03(金) 08:53:27 ID:+8Wbe4yB
このうちの3レスぐらいは本物の自演と見た
311名無し:2007/08/03(金) 19:33:53 ID:S3zySfZn
死ねよ
312名無しさん@ピンキー:2007/08/03(金) 22:22:16 ID:0WVkmYf/
この板18才未満お断りのはずなんだがな…(´・ω・`)
313名無しさん@ピンキー:2007/08/04(土) 23:51:35 ID:Cwu8JbB9
まったりしようぜ
314名無しさん@ピンキー:2007/08/09(木) 07:25:36 ID:BsXa8BZ6
4 巻 で す
職人いねえなぁ
315伊南屋 ◆WsILX6i4pM :2007/08/09(木) 10:08:00 ID:eA+8QX9z
>>314
いるにはいます。
が、新刊がまだ読めておらず本当に続けられるか戦々恐々としている次第。

以上言い訳。orz
316名無しさん@ピンキー:2007/08/09(木) 11:10:06 ID:5+C6M1f6
秋晴が自制しきれず大地を襲うが、実は秋晴はガチホモで大地が女であることを知って落胆する…
という電波を受信したんだが、どうしよう?
317名無しさん@ピンキー:2007/08/09(木) 20:46:47 ID:mkY0PZpa
>>111氏の続きを読みたいのは私だけですか。
318名無しさん@ピンキー:2007/08/09(木) 21:20:24 ID:S/Ma99PN
>>317
よぉ、俺
319名無しさん@ピンキー:2007/08/11(土) 18:34:19 ID:CIXu4xaG
酔った秋晴がキスのお返しとかいって掘削機に迫る。
しかし、迫るだけで実際はせず。後日、酔っていた記憶が無い秋晴に「せ、責任とれるんでしょうね!?」
と鬼気迫る顔で掘削機が責任追及をするものの、「あ゛?しらないぞ?」とはぐらかして変な亀裂が・・・


要するに、秋晴酔わせろw
320名無しさん@ピンキー:2007/08/18(土) 21:31:07 ID:iAsuLtQf
保守
321名無しさん@ピンキー:2007/08/18(土) 22:55:57 ID:wg59skBv
一応職人だが、なんつーか実はキャラの正確をまだ完璧に理解してないというかなんというか…

特に主人公orz
322名無しさん@ピンキー:2007/08/18(土) 23:20:50 ID:iAsuLtQf
書いてみようかなとも思ってるんだけどコテハンとかトリップとかどうすればいいかわからない
323名無しさん@ピンキー:2007/08/18(土) 23:32:05 ID:HFhafgTw
別になくてもいいと思うけど
324名無しさん@ピンキー:2007/08/22(水) 16:56:11 ID:JVcYQwfa
保守
325名無しさん@ピンキー:2007/08/24(金) 12:04:24 ID:Rv90kpDW
保守and投下待ち
326名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 16:52:10 ID:ksiIeIOT
セルニア家で2日目に秋晴が酔ったらというIF


                                     
「皆様、食後のワインなどいかがでしょうか」

口論やらなにやらで大騒ぎだった夕食も一段落してセルニアたちが雑談していたところ、セルニアの家の使用人であるアンナがワインとグラスを載せたワゴンを押しながらそんなことを言った。

「ちょ、ちょっとアンナ!なにをいってるんですの!?わ、わたしたちは未成年ですのよ!!!」

言いながら、セルニアは自分の顔が青ざめていくのを感じていた。
昨日あんなことがあったというのに、いったい、この使用人はなにをかんがえているのか。いや問うまでもない。
顔にいたずらするときの子供のような笑みが張り付いている。アンナは主人であるこの自分をからかって遊ぶ気なのだ。
そんなことを許すわけにはいかないし、なによりも昨日のようなことがあってはならない。
だというのにアンナは

「何言ってるんですか、お帰りになったときはのんだりするじゃないですか」

「わざわざ言うことじゃありませんわ」

まったくよけいなことを。昨日のことを知りながらいうのだから性質が悪い

「あら、別に隠さなくてもいいじゃないですか。わたしだってワインくらいならのむこともありますし。秋晴君、大地君も大丈夫でしょう?」

「いや,そういうもんだいじゃないだろ!」

「そ、そうですわ!!」

彩京さんは日野秋晴の酒癖の悪さを知らないのだろうか。親しかったのは小学生のころといっていたから知るはずないのだが、無責任に煽るところを見るとそのくらい知っておけ!とおもってしまう。

「あら、セルニアさん何か問題でもあるのですか?」

だがそんなふうに言われては、セルニアは何もいえなくなる。昨日のことをいう訳にはいかないし、また、今は秋晴が昨日のことを覚えていないからいいが、何かをいった拍子に思い出してしまうかもしれない。そうなったら顔を合わせることも出来なくなってしまいそうだ

しかし、セルニアがそんなことをかんがえて、しどろもどろになってるうちに、秋晴と大地さんは彩京さんに言い負かされて、アンナがグラスにワイン注ぐままにしていた。

327名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 16:55:23 ID:ksiIeIOT
こうなったらもう覆すのは難しいと考えて、以外に勢い良くグラスを傾ける彩京さんを横目に見ながらセルニアは席を立つことにした。

「わたしは遠慮することににします。失礼させていただきますわ」

敵前逃亡のようで腹立たしくはあるが彩京さんがいる所できのうのようになったらまずい。そう思い、部屋にむかうことにする。

…彩京さん? 
……もし、秋晴がセルニアでなく、彩京さんと昨日のようになったら…。

不意にそんなことを思いつき、胸に何か棘のようなものを感じたセルニアはドアに手をかけたところで立ち止まり、秋晴のほうを振り返った。

…瞬間、後悔した。

…・・・目が、あってしまった。
顔を赤く染めて、ただでさえ悪い目つきを五割り増しで凶悪にした秋晴と。

「おい 何でたってんだよセルニア。こっちこいよ」

乱暴な声に、昨日のことを思い出して真っ赤になったセルニアはまずいですわまずいですわと考えながらも思わずしたがってしまう。

隣に座ると同時に腰に回された秋晴の手に「ひっ」っと声をあげて赤面した顔をさらに赤くしてしまう。

「おい 朋美も飲んでばっかじゃねぇか。なんかしゃべれって」

頭の悪い発言にこめかみに手を当てながらセルニアが彩京さんを見ると、酔ったせいか、とろんとした目をほのかに潤ませ、ほんのり赤く色づいた頬をやわらかに緩ませて、気だるげにグラスを傾けた。同性ながら、艶っぽい仕草に一瞬見とれていると、

「うっさいわね。わたしがどう飲もうと勝手じゃない。わたしに指図しようなんて、秋晴のくせにずいぶん偉くなったじゃない?そんなになかされたいわけ?」

なんて言葉がでてきた。一瞬誰がそのせりふを言ったのかわからず、部屋を見回すと、大地さんと目が合ってしまった。
恐る恐る視線で彩京さんを示すとひどく困惑、というか狼狽しながらもうなずいてくれた。
どうやら信じがたいがやはりそうらしい。
328名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 16:58:17 ID:ksiIeIOT
「昼間に十分泣かされたっての。つか、くせにってなんだよ。この腹黒女」

なんと、秋晴は驚いていないようだった。そう言えばその後のことのせいで忘れていたが、昨日酔った秋晴が「彩京さんは腹黒い」ようなことを言っていた気がする。つまりこれが本性ということだろうか。
                                                
「あら 秋晴のくせに口答え?生意気ね。イラつくあまりうっかりくちがすべっちゃいそうだわ、小学校2年の6月のこととか」

「すいませんでした調子乗ってました俺が悪かった頼むからそれだけはやめてくれ」          

俄かには信じ難いがそうらしい。まずいまずいこれはまずい、秋晴だけでも大変なのに、これはさすがにてにおえない。
困惑のあまり、泣きそうになりながら救いを求めるように大地さんに目を向けると

「…………ぁ…………」

セルニアに気づくとぎこちないながらもはげますように微笑んでくれた。
こんなとき、傍に同じ状況に身をおくひとがいるだけでこんなにも心強いのか。
そんなことを思いながら、セルニアはどう収拾をつけようか頭を痛めた。                                                 END              
329名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 17:00:39 ID:ksiIeIOT
駄文失礼しました

今後も投下なかったらつづき書くかも
330名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 23:13:08 ID:n26ZDJ/Q
>329
「かも」は要らない
「今後も投下なかったら」も別に必要ないな
「駄文失礼しました」も不要

なんだ「書く」だけでおkじゃないか
というわけで書いてくださいオナガイシマス
331名無しさん@ピンキー:2007/08/31(金) 00:11:48 ID:cRPZbrST
給仕と主が逆転してみる・・・ってのがアイデアで思い浮かんだ。

書いてみたい・・・・しかし時間が無い。
みんなオラに力を分けてくれ!
332名無しさん@ピンキー:2007/08/31(金) 00:58:45 ID:2Q8rt2Wi
>331
時間はあるが文才が皆無な俺の力をお前にやることができればいいんだが…

というかマジで読みたいので期待してますお願いします
333名無しさん@ピンキー:2007/09/01(土) 22:41:27 ID:nepbG+G4
>>331
メイド、セルニア
主人、秋晴

ってか?
334名無しさん@ピンキー:2007/09/05(水) 00:26:06 ID:vwjHravt
保守
335名無しさん@ピンキー:2007/09/07(金) 21:35:36 ID:enMKiZTX

「お、おはようご……ざいます、ご、ご主人様……」
「……お前な。至る所が真っ赤になるほど嫌ならやめ――」
「黙りなさい! 私は恥ずかしくなどありません。えぇ、ありませんとも! このセルニア=伊織=フレイムハート、見事にめ、めめめメイドを務めて見せますわ!」
「だからな? 涙を流して言うくらないならやめとけよ」

こうですか? わかりません
336名無しさん@ピンキー:2007/09/07(金) 22:04:01 ID:NUONqYQv
>>335
さあ、続きを書く作業に戻るんだ


むしろ書いてください
337名無しさん@ピンキー:2007/09/07(金) 22:24:49 ID:vPeursxg
>>335
おお、このスレにも希望の光が…
338名無しさん@ピンキー:2007/09/08(土) 02:26:22 ID:cq23j+/L
「何分不慣れな。っ。ものですか、らッ!」
「うぁ・・・・もう少し、や、優しく頼めるか?」
「う、うるさいですわ!あ、あなたが・・・その、しろって言ったじゃありませんか!」
「でも、それは結構デリケー、こ、こらっ。だから優しく・・・・・うぁっ」
「こう、れすよね?」
「もうダメっぽ、・・・・・・あッ!!」






















「だから、言ったろ。
 ボタンは優しく付けろって」
339名無しさん@ピンキー:2007/09/08(土) 17:14:00 ID:cq23j+/L
やっぱ我慢できん・・・

書いてくる。
340名無しさん@ピンキー:2007/09/08(土) 18:15:12 ID:ApRtJPL7
マスをか?
341名無しさん@ピンキー:2007/09/08(土) 19:22:45 ID:IKuqLlHZ
mailto:sage

期待してるぞ
342名無しさん@ピンキー:2007/09/12(水) 01:39:24 ID:+Tj/LTzT
腹黒幼なじみ×男装執事
4レス貰う
百合です
嫌な人はスルー推奨
343名無しさん@ピンキー:2007/09/12(水) 01:40:10 ID:+Tj/LTzT
「あ、これは懐かしいですね。八歳の誕生日パーティの時の写真です」
「む………これが日野、か……?」
「ええ、間違いなく日野君です。今はあんなだけど、昔は可愛かったんですよ」
「ふむ……」
大地くんは食い入るように秋晴の写真を見つめている。
フレイムハートさんといい、大地くんといい秋晴は大人気みたいだ。
「日野君は寮ではどうなんですか?」
「ん、そうだな。基本的には大人しくしていると思う。それにまあ、それなりに優しいし」
言葉的には淡々と、でもほんのりと頬を染めている。
他の人とか秋晴がいないから多少ガードが緩くなってるらしい。
「でも日野にはプライバシーって物がないんだ。この前なんか僕が寝てる間に勝手にカーテン開けてて……」
さぞ不満気にぐちぐちと言っている。
何故かその表情に少しイラっと来てしまう。
食べちゃいましょう。
「それ、嫌だったんですか?」
344名無しさん@ピンキー:2007/09/12(水) 01:41:37 ID:+Tj/LTzT
「な、当然に決まってるだろう」
「本当に?女の子が疼いたりしちゃいませんでした?」
「ば、変な事を言うな。そんなことあるわけ」
顔がみるみる内に真っ赤になっていく。
「ふふ、確かめてみましょうか」
私はとても華奢な彼、いや彼女の体を押し倒す。
「なにを……」
指を当ててみなまで言わせずにする。
「ここは白麗陵じゃありません。それに私以外誰も見てませんよ。たまには自分を解放しないと」
大地君の小さい、でもはっきりとある膨らみをやわやわと撫で摩る。
「うぁっ……やめ」
「いいんですよ、我慢しなくて。同室が日野君では慰める事も出来なかったでしょう」
言葉で心を解きほぐしつつ、行為で体をほぐす。
大地君のポーカーフェイスも中々の物だけど、私に対抗するにはまだまだ甘い。
「あ………」
もはや本人にも反抗の意思はなくなったらしく、私にされるがままになっている。
「この服脱いじゃいましょうか」
大地くんが身につけているジャージを脱がせ、その肌を白日ーーこの場合は電球の光だけどーーのもとに晒す。
「綺麗ですね」

確かに四季鏡さんやセルニアさんみたいな女らしい柔かな肢体とは違うけど彼女の体は引き締まっていて、凜とした張り詰めた美しさを感じさせた。
345名無しさん@ピンキー:2007/09/12(水) 01:42:36 ID:+Tj/LTzT
嫉妬しちゃいそうだ
更に白い肌にほんのりと赤味を伴っていて、とても色っぽい。
同じ部屋にいてこの子の魅力に気付かないなんて秋晴の目は節穴だ。
そして直に大地くんの胸に触れる。
う〜ん、この位の大きさでも触り心地は良いものだ。
自分のしか触った事ないけど、私のだって手が埋まるほど大きいわけじゃないし……
それになにより
「んぅっ……あぅ…」
敏感だ。
小さいほど敏感というのは本当らしい。
私はその敏感な反応に半ばわくわくしながら頂上に触れる。
「うあぁっ…だめ……そこは…」
期待通り盛大な反応を示してくれる。
表情も声もいつもの男の子の大地くんから完璧に女の子に戻っている。
それに、このままクリとか中を掻き回したらどうなるんだろう。
その想像に私はゾクゾクっとした物が背中を走るのを感じる。
私はやっぱりSらしい。
「下に行きますよ」
一応宣告してから右手をそこにあわせる。
まだ子どものようにつるつるなそこは、その見た目にそぐわず淫らに濡れていて自分がそれを出来る事を声高に主張していた。
ツプ
「あうっ……ひあっ…」
まだ一本しか入れていない指に敏感に反応しぎゅうぎゅうと締め付けてくる。
346名無しさん@ピンキー:2007/09/12(水) 01:43:19 ID:+Tj/LTzT
「ああ…んっ……くう…」
空いている左手で胸を揉みながら、指で軽く中を引っ掻いていく。
大地くんもかなり高まっているらしく、何かに耐えるような表情をしている。
ここは優しくとどめを刺してあげよう。
二本目の指を入れキツく締めてくる中を無茶苦茶に動かす。
「うあああぁっ……だめぇ、日野ったすけっ……あひっ」
大地くんは大きく背筋を反らし絶頂を迎えている。
でも私はそこで責めを止めずに続ける。
何故かイライラとしたものを感じていた。
二本の指を動かし続けながら、左手で乳首をいじめ、首筋や鎖骨を舐める。
「うああぁっ…な…めちゃ…こわ…れる……いあっ」「壊れちゃって下さい」
イった状態から降りれない彼女に本当の意味でとどめを刺すべく、大きく膨らんでいたクリトリスを親指で強めに引っかく。
「あああああああっ」
大きな嬌声と共に潮を吹き、ガクッと崩れ落ちる。


どうやら気絶してしまったみたいだ。
とりあえずジャージを着させてから、布団に移す。
「やりすぎちゃったかなぁ」
少し虐めるだけのはずだったのに完璧に虐めちゃった。
しかも自分でも理由がわからないというおまけ付き。
ま、いっか。
楽天的に考え私も寝ることにする。
347名無しさん@ピンキー:2007/09/12(水) 01:44:15 ID:+Tj/LTzT
ま、いっか。
楽天的に考え私も寝ることにする。
「おやすみなさい、大地くん。よい夢を」




スマン
コピペミスで5レスになった
348名無しさん@ピンキー:2007/09/12(水) 07:01:42 ID:W+9skfpE
だが問題ない


GJ
349名無しさん@ピンキー:2007/09/12(水) 09:43:39 ID:mx6XXYGl
最近になって初めてこれ読んだんだが。
何このXを無理矢理Rに変換したようなギリギリ寸止めエロゲー小説。
寸止め過ぎてもにょもにょして転げるんですが。
しかもタチ悪いことに妄想でXにするためのとっかかりがことごとく潰されてやがる。
――いやまあこれは私が全員の全フラグ同時回収させようとする無茶を企てているせいなのかも知れないけど。 はーれむばんざい。

このスレのSSの少なさもそんな、隙だらけに見えて実はガードの固いところに起因してるんかなー、と思ったりした。
350名無しさん@ピンキー:2007/09/12(水) 11:38:42 ID:+d0uKu0T
大地が可愛かった。GJ!
351名無しさん@ピンキー:2007/09/12(水) 23:45:34 ID:0NntLCJC
薫かわいいよGJ!

ところで、あのイスラム系のけったいな宗教のお姫様とかこのスレ的にどうなのかな……
いや、やっちまったらゴール(結婚)だから書きにくいんだけどさ……

自爆エロの四季鏡姉とかも……
352名無しさん@ピンキー:2007/09/13(木) 00:38:40 ID:fbHZXGxC
イスラム系はじらしの神だろwww
353名無しさん@ピンキー:2007/09/17(月) 21:30:33 ID:BZ99yXhY
保守
354名無しさん@ピンキー:2007/09/18(火) 22:11:49 ID:tumkEMoF
362 :名無しさんにズームイン! :2007/09/18(火) 22:10:45.85 ID:xNHWFdkb
ttp://up2.viploader.net/upphp/src/vlphp069198.jpg
355名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 06:06:56 ID:N+NW3p6i
とりあえずage保守
356三巻派生 IF:2007/09/26(水) 21:32:02 ID:LfpGQ/QR

重ねられた唇から、熱と快感が伝わってくる
その事実にセルニアは驚愕した

(わ、私がこんな下品な男に……)

目を固く閉じているため、目の前の男――日野秋春の表情はわからない
生意気で乱暴で礼儀知らずで男性としての魅力など皆無であるはずだった

(なのに…………)

彼との口づけは不快感とはかけ離れていた
彼は酒に酔い人格が変わり、更に押し倒されているというのに

そこまで考えると、彼の唇が離れた

357三巻派生 IF:2007/09/26(水) 21:34:37 ID:LfpGQ/QR

「あ……っ///」

自身の口からこぼれた惜しむような声に
セルニアは紅から真紅へと顔色を変えた

「甘いな……」
「え……?」

秋春は気づいてないのか、そっとセルニアの唇を指でなぞり
小さく呟く。セルニアは思わず聞き返した

「女の唇ってよ……こんな甘いんだな」
「なっ、何を……///」
「それによ、『キスは麻薬に似る』って聞いたことがあるけど……」
「ん……!」

秋春は途中で言葉を区切り、再びセルニアに口づけをする
先ほどより深く、奥へ奥へ潜るように口づける
息が続かず、セルニアが空気を求めて口を開けば
その隙間から秋春の舌が入り込む
358三巻派生 IF:2007/09/26(水) 21:38:09 ID:LfpGQ/QR

「んんっ……!?」

突然の事にセルニアの思考は停止する
それに構わず秋春の舌はセルニアの舌をからめとった

「ん……」
「んぁ……ふ……」

秋春はかすかに目を開けて、セルニアの表情を見る
完全に停止していた思考は戻りつつあるらしい
意識してか無意識なのか。秋春の舌の動きに懸命についていこうとしている

「あっ……」

秋春が舌を戻すと、セルニアは名残惜しそうに声をだした

「ん…? どうかしたのか?」
「え……なっ…!?///」

秋春が浮かべた笑みにセルニアは恥ずかしさで顔をそむける
だが秋春は気にしたそぶりを見せず、こちらに向いたセルニアの耳に顔を寄せた

359三巻派生 IF:2007/09/26(水) 21:46:50 ID:LfpGQ/QR

「気持ち良くなかったのか?」
「あ、当たり前でしょう!? 私があんな……」
「俺は良かったぜ」

顔を向けず必死で否定するセルニアの言葉を途中で切る
更に口を耳のすぐ傍まで近づけて囁いた

「これが麻薬なら、このまま落ちてもいいくらい、な」
「―――っ///」

普段では考えられない殺し文句に、セルニアは背筋を走る電流を感じた

「素直になれ……理由なら後でいくらでもつけられるだろう?」

そう言うと秋春は優しくセルニアの顔を包み、正面を向かせた
セルニアの瞳は虚ろで、後一押しで崩れそうだった。それを

「今は俺に――いや、俺と落ちることだけ考えてろ」

三再びの口づけとともに、簡単に崩してみせた

360名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 21:48:37 ID:LfpGQ/QR

勢いで書いてみた。

続きはいつか書くかもしれない
361名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 22:26:17 ID:mw5uVPW6
>>360
GJっす!!いつかと言わずに今すぐに筆をとってくれ。
ただ、秋春じゃなくて秋晴なんだよ…orz
362名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 22:41:03 ID:LfpGQ/QR
そうだった……誤字誠に申し訳ない
363名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 23:53:17 ID:R5Q/NtCK
>>360
GJ!大いにGJだ!
職人さん沢山来てほしいなあ
364名無しさん@ピンキー:2007/10/04(木) 21:40:04 ID:gbYjDoYF
保守
365名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 21:38:57 ID:azJw8OZa
過疎だなぁ…
366名無しさん@ピンキー:2007/10/15(月) 01:52:30 ID:ZzBAMcPT
伊南屋さんの作品をまっているのは
俺だけでしょうか?
367名無しさん@ピンキー:2007/10/15(月) 21:00:38 ID:atj4fcW4
俺も他のスレで伊南屋さん待ってるぜw
368名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 12:32:30 ID:uJnvdLyI
過疎あげ
>>367
俺もだ。
SSだけじゃなくこっちでも絵の投下してくれんかなぁ?
369名無しさん@ピンキー:2007/10/20(土) 02:49:13 ID:0A6uLg06
伊南屋さんはSS書けて絵も描けるからすごいよな
370名無しさん@ピンキー:2007/10/25(木) 00:35:06 ID:Qsg6XQEI
保守
371名無しさん@ピンキー:2007/10/26(金) 04:15:32 ID:HTRxlJNm
保守
372名無しさん@ピンキー:2007/10/27(土) 12:14:59 ID:0Bwn+lnX
ここって保守必要だっけ?
373名無しさん@ピンキー:2007/10/28(日) 22:41:16 ID:cBZpAulq
「おお、あっきー!」
「どうした轟」
「聞いて驚くなや・・・」
「お・・・おう」
「今の時代はボクっ子やで!」
「は?お前とうとう骨の髄まで逝っちまったか・・・」
「ま、そーいうわけやからまたな〜」
そう言い残して意気揚々とどこかへ疾走する轟
「・・・」(何しに来たんだアイツは・・・)
馬鹿はほっといて寮に帰るか

――寮の自室

「ふぅ・・・」
授業には慣れたつもりだったがまだ疲れが残る、
やることもなかったのでベットに横っていると
「もう寝るのか日野」
「いや、ちょっと疲れたから横になってるだけだ」
「そうか」
珍しく大地から話しかけてきたかと思うとそっけなく机に向かう
(そういや・・・)
「大地は好きな人のタイプとかあるのか?」
「な、なんだ急に」
「轟のやつが時代はボクっ子だ・・・とか言ってたから大地も、と」
「そんなわけあるか、大体そう言う日野はどうなんだ?」
「俺か・・・よくわかんねえな」
「彩京とかか・・・?」
「なんでその名前が出るんだよ、あいつとはそんなんじゃない」
「そうか、そういえば彩京から日野にこれ預かってるぞ」
「なんだこれ?」
大地から投げ渡されたのはラッピングされた小さい箱
「生ものだから早めにとのことだ」
「りょーかい」
ラッピングを綺麗にはずし箱を開けると

「チョコレートか」






374Be with you U ◆WsILX6i4pM :2007/10/29(月) 01:45:13 ID:FoIjJ6RR
「う……ん」
 秋晴の意識が浮上する。
 まだ頭の芯がぼうっとするような感覚を覚えながら、ゆっくりと体を起こす。
「……だる」
 動きを妨げるようなだるさ。体に纏わりつく重さを感じ、秋晴は溜め息を吐いた。
 それでも今朝ほど体調は悪くない。しっかりと体を休めた事が功を奏したらしい。
 読書灯しか灯いていない室内を、半ば無意識で時計に視線を走らせる。示す時間は午後七時。一日中寝て過ごした事になる。
 これだけ眠って体調が戻らなかったら流石に不味かったのかも知れない。
 でもまあ実際は割と楽だし、これなら明日は出席できるなー、などと考えていると、不意に――。
「ん……ぅ」
 すぐ傍から小さな声が聴こえた。
「え?」
 一体なんだ?
 疑問符を浮かべながら、声のした方を向く。即ち、ベッドの中。
 果たしてそこにはルームメイトの寝姿が。
「……はい?」
 うん、やはりまだ本調子じゃないらしい。なかなか思考が追い付かない。
 ――え〜とまず、なんで大地が俺のベッドで寝てるんだ?
 そこに至る経緯が秋晴の記憶からは抜け落ちているため、目の前の光景は突拍子のない現実として秋晴を混乱させる。
 一応現状把握に努める為に大地の姿をじっくりと観察するが、それが若干マズかった。
「な……っ!」
 暗がりになれた目に、さっきより鮮明に大地の姿が飛び込んでくる。
 第一の疑問。
 なんでコイツは制服のままなんだ。
 第二の疑問。
 なんで微妙に肌蹴られてるんだ。
 第三の疑問。
 ――なんで、やたらと色っぽいんだ。
 薄暗闇に浮かぶ肢体。その所々に垣間見える肌の白さに、秋晴は無意識に唾液を燕下していた。。
 ちなみに答えはそれぞれ
 ・制服のままの大地を秋晴がベッドに引き入れたから。
 ・眠った大地がそのままではやはり寝苦しかった為、無意識に制服を着崩したから。
 ・秋晴が本能的に大地から雌の匂いを嗅ぎ取ったから。
 となるが、無論秋晴にそんな事は知る由もない。
「……っ」
 喉が鳴る。
 前々から女みたいな奴だとは思っていたが、今はそれを一層強く感じる。
 首筋をしっとりと濡らす滲んだ汗。開かれたシャツの胸元から覗く鎖骨のライン。捲れた部分から微かに見える白い腹部。
 所々から秋晴の視界に飛び込んでくる肌色に意識を奪われそうになる。
 ――って! 俺は何を興奮してるんだ!?
375Be with you U ◆WsILX6i4pM :2007/10/29(月) 01:46:27 ID:FoIjJ6RR
 落ち着け。相手は男だ。ルームメイトでクラスメイト。白麗稜に転入してからずっと寝食を共にしてきた同性の存在だ。
 それに対して何を欲情してやがるこの俺は!
 居たたまれなくなり、顔面に掌を押し当てる。自己嫌悪に浸りながら、秋晴は盛大な溜め息を漏らすしかできなかった。

 * * *

 意識の覚醒と同時、大地薫は物足りなさと寂しさを同時に覚えた。
 物足りなさの正体が完全に眠りに落ちるまで感じていた自身を包む暖かさ――日野秋晴の腕の温度だと気付き、半ば無意識にそれを探して視線をさまよわせた。
「ひ……の?」
 見つけたのは背中。何故か落ち込んだ様子のそれに声を掛ける。
 背中がびくりと震えたかと思うと、恐る恐ると言った風情で秋晴は振り向いた。
「よ、よぉ」
 顔には怖れのような、申し訳なさのような微妙な表情が浮かんでいる。
 それが何か分からず、薫は素直に尋ねる事にした。
「どうかしたの?」
「……え?」
 疑問を疑問で返された。自分の質問が理解出来なかったのだろうか。
 そんな風に考えていると、秋晴が口ごもりながら言った。
「お前……怒らないのか?」
「怒るって……何を?」
「いや、今の状況を」
 言われて、薫は状況の確認をする。
 ベッドの上。暗い室内。自らの乱れた着衣。覗く肌と、心無しかそれをチラチラと見ながら顔を赤らめる日野。
「……」
 しばらく思考が停止して――。
「貴様、ボクになにをするつもりだっ!?」
「何もしねえよ!」
「じゃあなんでこんな……」
 事になっているんだ。
 そう聞こうとして、ようやく思考が正しく回りだした。
「……おい?」
 急に黙り込んだ薫を怪訝な瞳で秋晴が覗き込む。
「……済まない」
「え〜と……なんで謝るんだ?」
「……良いから謝られておけ」
 まさか秋晴を自慰の対象にした罪悪感からだとは言えず、薫ははぐらかす。
「そしてボクに謝れ。お前がボクをベッドに引き込んだからこうなったんだ」
「え? マジ?」
 秋晴の反応に、半ば予想していたとはいえ呆れ顔をするしかなかった。
「やはり覚えていないか……」
 とりあえず簡単に事の経緯を説明することにする。
 自分が心配していたこと。それが理由で早退したこと。昼食を食べさせ、その後不注意から卵酒を飲ませてしまったこと。
 そして、酔った秋晴が、無理矢理抱き枕にした事。
 無論、自慰については触れずに事のあらましを話していった。
376Be with you U ◆WsILX6i4pM :2007/10/29(月) 01:47:35 ID:FoIjJ6RR
 * * *

「そう……か。そんな事を……」
 話を聞き終えて秋晴はそんな呟きを零した。
 ――何をやってるんだ俺は。
「ほんっと〜にスマン。この通りだ」
 まさかそんな迷惑をかけていたとは露知らず。なんて恥晒しをしてるんだ。
 なんかもう情けなさ過ぎていっそ殺して欲しい。
「まあ……別に怒ってる訳じゃない。今回の事は、その……不幸な事故だ」
 大地にしては珍しい、歯切れの悪い秋晴を庇うような発言だったが、秋晴を苛む自責の念を和らげるには十分だった。
 溜め息を大きく吐き出すと、秋晴は雰囲気を変えようと試みた。
「いや、しかし実際有り得ないよな? いくらなんでも男を抱き締めて眠っちまうとかさ。しかも大地を、だろ? 男じゃねえかどう見ても」
 苦笑混じりに並べ立てた言葉だったが、それは秋晴の意図とは逆に作用した。
「…………」
 ――あれ? なんか怒ってる?
 そう思った時には既に遅かった。
 それまでどこかおどおどしていた雰囲気は一切消失し、いつもの冷徹で、人を拒む雰囲気を纏う大地に戻っていた――ように秋晴は感じた。
「そうか……僕はどう見ても男か。そうか……男…………か」
 いつもの大地。そう感じた秋晴は間違えている。
 いつもの大地薫――なんかでは決してなかった。
「――……を……せ」
「は?」
「日野。手を、出せ」
「あ? あぁ……」
 命じられるままに右手を差し出す。
 それが、大地の手に引かれた。

 ――それはまるで、秋晴が大地を抱き締めた時とは逆の姿だった。

 * * *

 ふざけるな。ふざけるな。ふざけるな!
 僕が、男にしか見えないだって?

 ――巫戯けるなよ、日野秋晴っ!

 その感情は怒りだ。その怒りは傷つけられた証だ。
 知らしめねばならない。自分が、大地薫がこの上なく女性であるという事実を。
 引き寄せた秋晴の腕をまっすぐ己が体、その正面に。触れる部位は胸元――執事服の下、白布の帯に包まれた膨らみだ。
「……っどうだ!」
 これで分かった筈だ。如何に日野秋晴という人間の、大地薫に対する認識が間違っていたか。
「大地……」
「……これで僕が男かどうか……分かったか?」
「……ああ、お前は――」
 薫の口元が綻ぶ。勝利を確信する。

「男だよ」

「……え?」
「こんな真っ平らな胸だ。女らしさの欠片もない。お前は間違いなく男だ。すまないな、酔っていたとは言え女みたいに扱って」
377Be with you U ◆WsILX6i4pM :2007/10/29(月) 01:48:45 ID:FoIjJ6RR
 惨敗だった。
 ただでさえ微かな膨らみはサラシで抑えつける事によって――ましてそれなりに生地の厚い執事服の上からだ――ちょっとやそっと触ったくらいでは柔らかい感触を伝える事が出来なかったらしい。
 もうここまで来ると悔しいと言うより虚しかった。
 あんまりすぎて膝と両手を着くしかなかった。
「え? なんだ、どうした大地!? なんかサヨナラホームラン打たれた甲子園球児みたいになってるぞ?」
 ――こんっのアホは!
 遅ればせながら怒りがこみ上げて来た。
 ああ、そうだよ。こいつはそういう奴だったよ!
 人の裸を、湯煙の中とはいえ見ておいて気付かないような奴だったよ!
 ――だったら、徹底的に知らしめてやる。
 “有る”事は証明出来ずとも、“無い”事は証明出来る。
      バカ
「……おい、日野」
「人の名前に勝手にふりがなをふるんじゃねえ!」
「目を逸らすなよ」
「あ?」
 ゆっくりと、立ち上がる。若干ふらつきながらも直立。両の手はベルトへ。
「おい」
 カチャリと音を立てベルトが外れる。
「おいおい」
 スラックスのホックが外され、ジッパーも下ろされる。
「おいおいおい!?」
 スルリと、黒い布地が白い肌を滑り落ち、下着に包まれただけの大地の下肢が露わになる。
 そうしてもう一度、大地は問う。

「これでも……僕は男か?」


378伊南屋 ◆WsILX6i4pM :2007/10/29(月) 01:52:22 ID:FoIjJ6RR
 どうもお久しぶりです。
 今更大地ネタ続きです。実はもうちょい書いてありますが長くなりそうなので(具体的にはエロシーンが)とりあえず寸止めです。
 流石に次は近い内に投下しま……できると良いなぁ。
 とりあえず大地に謝らせておきます。
http://imepita.jp/20071029/061980
 ……いや、まじスイマセンでした。

 以上、伊南屋でした。
379名無しさん@ピンキー:2007/10/29(月) 01:54:04 ID:10wF6JeT

文と絵両方こなすとは芸達者だなー
380名無しさん@ピンキー:2007/10/29(月) 06:29:11 ID:S/c/IhmD
うへwww噂をすれば何とやらwwwwwご本人が光臨なさってるじゃないっすかwwww

GJです!!
381名無しさん@ピンキー:2007/10/29(月) 07:14:52 ID:sQKeu+ni
伊南屋さん乙です!!!!!!
そしてGJです!!!!!!!
382名無しさん@ピンキー:2007/10/29(月) 22:35:35 ID:NjrihAor
GJ!
大地かわいいよ大地
383名無しさん@ピンキー:2007/10/30(火) 00:32:09 ID:a2oTY4FU
>>373氏の続きも待ってるんだぜ・・・
384名無しさん@ピンキー:2007/10/30(火) 01:51:11 ID:f3Zj0Lqm
伊南屋さんGJです!!
全裸で続きを待ってます!!
385名無しさん@ピンキー:2007/10/30(火) 01:56:00 ID:f3Zj0Lqm
あれ?
大地の下着って…何?
386名無しさん@ピンキー:2007/10/30(火) 18:56:38 ID:07AqSFEF
はいてないんじゃね?(むにゅう的に考えて)
387名無しさん@ピンキー:2007/10/31(水) 21:33:35 ID:J5U/jyDC
伊南屋さん待ってました!
しかしこのスレもそれなりに人いるんだな…
今まで書いたことないけど何か書いてみようかな…
388名無しさん@ピンキー:2007/11/01(木) 01:58:09 ID:bGN4qAyA
>>387
全裸に靴下で待っておけって事かな?
はい、喜んで〜!!(居酒屋風に)
389名無しさん@ピンキー:2007/11/01(木) 21:16:17 ID:gt88AjZL
>>373 続き

 * * * 
(まったく日野は急になんてことを聞くんだ・・・好きなタイプか、いや私は・・)
どんなに男を取り繕ったところで中身は歳相応で本来なら恋や青春を謳歌しているはずの少女、
日に日に増していくルームメイトへの思いは彼女のメッキを剥しつつあった。
(私・・・僕はどうしたら良い・・・?)
その後に続く名前はもちろん想い人、だがその当人に悩みを告げてしまうと今の関係を壊してしまうかもしれない。
言葉すら交わせなくなるかもしれない、それは絶対ダメだ。
そう考えると無理な話だとわかってはいても、やはり考えは巡ってしまう。
悶々と悩みを抱える少女をよそに魔の手が・・・。



「大地・・・」
!?不覚だった、注意が逸れていたとはいえ背後の日野に気づかなかったとは
「なんだ日野・・・・・・?」
振り返ることすら出来ないほど異様な雰囲気の日野を肌で感じ取った大地だったが、動けなかった。
日野の突然の耳への愛撫には・・・

(んっ・・耳が・・)
「やめろ日野、正気か!」
抗う声にも初めて味わう感覚でいつもの凛とした力はない
「・・・・」
日野は大地の言葉に反応することなくたんたんと少女に愛撫を続ける
「おい、んっ・・・やめ・・・」
日野の手から逃れようとするが、四肢に力が入らない
動揺し焦る大地の気持ちに反して日野は大地のシャツのボタンに手をかけた。




多分続く
毎回即席なので変でサーセン
390Be with you V ◆WsILX6i4pM :2007/11/01(木) 22:43:00 ID:6msuraI9
 ――なんだ?
 どうして大地はいきなりズボンを脱いでんだ。ていうか待て。
 違和感というかなんというか。なんだこの間違い探しの答えを脳が理解を拒否してるような感覚。
 オーケイ。冷静になれ。
 一つ一つ確認していこう。上から順番だ。
 まず顔。面白いくらい真っ赤だ。しかも七割くらいは怒りによる赤さだ。こんなレアな表情はめったに見れない。
 しかしまあ大地も人間だこんな顔だってするだろう。つうわけで間違いの箇所としてはパス。
 次に若干視点を下げる。胸元だ。何故か触らされたが、それは華奢な体躯を実感したくらいだった。
 相変わらずシャツは開いていて男にしとくには勿体無い色香を放ってる。なんか変な気分になりそうだ。とは言え違和感と呼ぶには違う。ここもパス。
 更に下。腹を見てみよう。
 シャツの布地に包まれているとは言え、細く引き締まっていると想像するに難くない。やはり大きな問題はなし。よってパス。
 そしてその下。腰だ。
 露出した下着はトランクスではなくブリーフ。無地ではなく水色のストライプだ――って、はい! ダウトぉぉーーお!
 水色ストライプのブリーフとか有り得ねえよ! 十七年間男をやって来て紳士下着売り場に水色ストライプのブリーフが並んでるのなんて見たことねえよ。
「…………」
 ――認めよう。
 これは女性用の下着――若干下卑た言い方をするならば、しまぱんと呼ばれるものだ。
 そして何よりの問題は、“本来なら有るはずの違和感が無い”という違和感だ。
 …………。
 ないよな?
 これは十あるものが五しかないとかいうレベルじゃない。
 ゼロ。皆無だ。
 小さいんじゃなく、付いてない――んだよな?
「えーと、つまりなんだ? 男にあるはずの物がない。あるはずの物がないという事は男じゃない。男じゃないって事は……」

「――女?」

「何分も眺めてから気付くなっ! 遅い!」
 大地がようやく答えに達した秋晴に怒鳴りつけながら、すとんと腰を落とす。
 羞恥の限界だったらしく、強気な瞳は涙目になって潤んでいる。そんな仕草が可愛いらしくて――。
「ああ……言われてみると女ですね」
 そう零していた。何故か敬語。相当混乱してる。
 ていうかあれか? 大地が女って事はたまにドキリとしたりとかって正常だったのか?
 待て、待て待て。むしろ、そんな事より、だ。
「なんで、男装?」
「……家庭の事情というやつだ」
391Be with you V ◆WsILX6i4pM :2007/11/01(木) 22:45:30 ID:6msuraI9
 苦虫を噛み潰したような渋い表情(顔の赤さは変わらないが)で、大地はそれ以上の詮索を拒んだ。
 秋晴としてはしっかりと追及したい所ではあったが、それは抑えた。

 ――大地が震えていたから。

 きっと怖いんだろう。なにか理由があるのは分かる。こうして自分に打ち明けたのだって大きな賭だったに違いない。
 そして、そこにある理由以上に大地は自分を否定される事を恐れているんじゃないか?
 そう思ったら余計な詮索なんて、出来なかった。
 しかしまあ……。
 このタイミングでのカミングアウトは些か不味い。
 なんでって、色々な部分がちらちらしているのだ。
 開いた襟元とか、しましまぱんつとか、白い太股とか、そんなのが。
 しかも、それがカミングによって、さっきとは意味を変えている。
 女みたいな――ではなく、れっきとした女。
 暗い部屋の中、このシチュエーションはヤバい。
「あ〜……大地。取り敢えず服を着てくれ」
「あ……? あぅっ!?」
 大地は自分の姿に気付き、体を庇うように腕で隠した。
 勿論、下はぱんつ一枚なのでその行為は焼け石に水だ。精々が下着を更に隠す程度なので露出度に大差はない。
 逆に、だ。
 それまでは本人が余り気にしていなかったから良かったが、恥じらわれると途端に意識してしまう。
 ――異性を、感じてしまう。
「……っ良いから! 見ないから早く服着ろ!」
 半ば以上逆ギレ気味に言って目を逸らす。
「……見たくないのか?」
「あぁっ!?」
「僕の体が見るに耐えないのか……」
「なんでそうなるんだよ! 逆だ逆! 男としてこれ以上は不味いんだよ色々と!」
 秋晴、大地共に発熱で正気からはかけ離れている。
 余裕とは程遠い心理状態は互いに本音を吐露させる。
「……だったら! ちゃんと女に見えるんなら、それなりの反応をしろ!」
「うるっせぇよ! もうしてるっつの!」

「「あ……」」

 ――まあ、そんな状態で会話していたら地雷を踏むのは当然なのだ。
 間抜けな声を重ね、二人は自分の発言の迂闊さに気付く。だからと言って発言が取り消される訳ではない。
 覆水盆に還らず。言ってしまった事実は消えないし、聞いてしまった事実もそのままだ。
 気まずい雰囲気に、二人は沈黙する。
 先に口を開いた方が負けだとでも言わんばかりにひたすら黙りこくる。その間、互いに目を合わせない為に視線を泳がせていたのだが――。
 
392Be with you V ◆WsILX6i4pM :2007/11/01(木) 22:49:10 ID:6msuraI9
 その結果、大地は“ソレ”に気付いてしまった。
「あ……」
 大地が無意識の内に零した声に、秋晴が大地を見る。そうして、大地が一点を見詰めている事に気付き、視線を追い、それが意味する所を悟った。
「なに見てやがる!」
 瞬間、途方も無い羞恥から顔を真っ赤にして“ソレ”を隠す。
 ソレ――即ち、寝間着のジャージ。その下半身に張られたテントだ。
 曲がりなりにも美少女の半裸姿を、薄暗闇の中で眺めていたのだ。極自然な反応であり、健全な証だ。
 まあ、それが言い訳になるかと言えば、そうではないのだが。
「あ、いや、その……これはだな……」
 どう言い訳したものやらと意味を成さない言葉を繋げてみるが、時間稼ぎが精一杯だった。
 それもやがて限界が来て、再び沈黙が降りる。
 ――いっそ殺してくれ……。
 今この時を逃れる事が出来るなら命だって惜しくない。
 俯き視線を逸らした秋晴の耳に、ベッドの軋む音が聴こえる。それは這うようにベッドの上を移動する大地が立てた音だ。
 目の前に大地の顔が現れる。少し眉根を寄せた表情はやはり赤い。それは秋晴も同じだ。
 顔が赤いのは発熱のせいなのか、状況のせいなのかと現実逃避じみた事を考えようとして、しかしそれは大地の声に妨げられた。
「それ……苦しくないのか?」
 問いの意味が飲み込めず、思わず瞼をぱちくりさせてしまう。
 ――あぁ、クソっ! 頭が回らねえ。
 イマコイツハナンテイッタ?
「日野……?」
「……すまん。よく聞こえなかったらしい。もう一回言ってくれるか?」
「……それは苦しくないかと聞いたんだが?」
「え〜となんだ? 答えなきゃだめか、それは?」
「…………」
 ――質問したくせにこっちの話聞かないんだな。ていうかあんまジロジロ見んな。余計変な気分になってくる。
 口に出しても無駄らしいので心中で呟いておく。
「ん〜……」
 こらこら。何を恐る恐る手を伸ばしてやがる。
 あ〜。つかヤバいな。なにがヤバいって男の本能として止めさせたくない辺りがヤバいな。
 頭もまだボーっとしてるし。ていうかこれ夢なんじゃねえか?
 訳わかんねーや。
「……っ!」
 つらつらと考えている間に、大地の指先が触れる。堪らず反応して震えたそれに、大地は指先を引っ込めた。
 秋晴は背筋を駆け抜ける甘い痺れを感じ、生々しい感覚にこれが夢ではない事を改めて確信をした。
393Be with you U ◆WsILX6i4pM :2007/11/01(木) 22:51:57 ID:6msuraI9
 一方大地は触れたものの予想外の挙動にすっかり狼狽えていた。
「うごっ動いたっ!?」
「あ〜、まぁこれはそういうもんだ」
 状況を受け入れつつある秋晴は投げやりに答える。
「……そ、そうなのか……」
 何度も頷きながら再び指を伸ばしてくる大地。
「待て待て待て」
 流石に声に出して制する。
「お前、自分が何してるか分かってるか?」
「言っておくが恥ずかしくない訳じゃないからな」
 でも、そう小さく呟いて大地は続けた。
「日野が、僕をちゃんと女として見てくれてると思ったら、なんか……はしゃいでしまって……」

 ――ああ、ヤバい。これはヤバいですね。

 今のはもうトドメだろう。下半身のスイッチどころか心のスイッチまで入ってしまった。
 無理だ。こんなの止められない。
「なあ大地。ひとつ良いか?」
「……なんだ?」
「あ〜……なんだ」
 頭を掻きながら、秋晴は居心地悪そうにしていたが、やがて決意をしたように大地を真っ直ぐに見つめた。
「我慢できねえや」
 秋晴が大地を抱き締めた。
 今度は明確な、正常な意志の下で。

続く
394伊南屋 ◆WsILX6i4pM :2007/11/01(木) 23:00:44 ID:6msuraI9
>>389
続きwktk

ていうか自分続け過ぎだろ常考。
次で話は纏めたいです。

以上、伊南屋でした。
395名無しさん@ピンキー:2007/11/02(金) 00:48:48 ID:NwzSBqnt
2人ともGJ!!
大地可愛いよ大地、ときめきが止まらないのね〜きゅいきゅい。
396名無しさん@ピンキー:2007/11/02(金) 01:33:49 ID:pJELEYXi
>>389>>394 もGJ!

いいよねぇ。男装ロリ娘っ子は

>>395
韻竜はあっちに逝きなさい
397名無しさん@ピンキー:2007/11/02(金) 02:34:48 ID:99zG0E2P
あぁんもう!大地はかわいいなぁ!
398名無しさん@ピンキー:2007/11/02(金) 22:39:42 ID:aeEcMOK5
>>389 続き
秋の抜き打ち試験の時に直に触れ、やや念入りに治療したその指で今、男としての砦を崩されようとしている。
本来なら危機感を覚えるはずのこの状況にそれ以外の感情がふつふつと湧き出てくるのを大地自信感じ取っていた。
(僕は・・・今だけ・・今だけ女の子になっても・・・)
大地の心は耐え忍ぶ恋と自分に課せられた使命との間で揺れ動いていた。
そんな乙女の純情な気持ちは露知らず日野秋晴の酔っ払いは変貌を遂げていく
「・・・んあ?どうして俺は大地を襲ってんだ?」
(やはり意識がなかったのか・・・)
「僕が知るか、さあ早く手をはなせ・・・・・・きゃっ」
急にお姫様抱っこの形で抱きかかえられた大地はつい女の色を出してしまった。
「前から思ってたが、おまえは可愛い男の子の域を超えすぎてねーか?ちょっと確かめてやるよ」
そう言うと大地を自分のベッドに下ろして上着を奪った。
「やっ・・やめろ日野!」
今度は手足に力が入る、逃げ出せると確信した大地だったが
「あんまり騒ぐなよ」
大地の頭に手を回して体ごと奪うようにして、その少女の柔らかな、異性を知らないその唇に自身の唇を重ねた。
「んっ!?んー・・・んっ」
(日野と・・・)
抵抗したのも最初だけで、夢にまで見た日野とのキス、初めてのことだったので戸惑いがあるものの唇に触れる暖かさが全てを真っ白に染め上げるような感覚に襲われていた。
大地がキスに気を取られていると日野は大地のサラシに手が伸びていた。
「どうしてサラシなんて巻いてるんだ?男なら必要ないよな?」
「そ、それは・・・ん」
(日野の息が・・・当って・・・・・・・)
耳元で囁かれる言葉の一言一句が大地を官能の渦へと誘う。
容赦なくサラシを剥ぎ取る日野、サラシの下には微かだが膨らんだ女性の胸が姿を顕にした。
その先端には綺麗な桜色を帯びもうすでにピンと固くなった突起物が愛撫を誘うかのように淫靡な牝の匂いを醸し出していた。


続く
399名無しさん@ピンキー:2007/11/02(金) 23:16:25 ID:aeEcMOK5
しかし書くの下手だorz
400名無しさん@ピンキー:2007/11/03(土) 01:02:41 ID:4Ezqq+u9
>>399
別に文章は気にならないけれど、毎回思い出すのが苦痛なので
5〜10レスぐらいでキリのいいところまで書いてから投稿してもらえると嬉しい。

wktkで待ってるぜ b
401名無しさん@ピンキー:2007/11/06(火) 23:41:56 ID:sEDgRuCn
保守
402名無しさん@ピンキー:2007/11/10(土) 15:52:20 ID:+GjwhfAv
>>398の続き
「もうこんなに感じてんのか?」
日野の指が優しく胸を撫でる
その手の動きにいつもの日野を強く感じた。
「ん……」
もう私の体は日野の成すがままになっていた
愛する者に与えられる快楽に魅了されていたからだ。
日野の手が自身の大切な秘部に伸びているのがわかっていても
大地には待つことしか出来なかった
「抵抗しねぇのか?大地」
日野は最後通告だと言わんばかりにそう僕に告げる
「そんなに意地悪しないでくれ……僕は限界だ…」
そう言った大地の頬はほのかに赤く染まりどこか艶やかな表情を見せていた。
大地に答えるかのように再度唇を重ねる日野
最初のものとは違う二人の気持ちが入り交ざったような舌を絡ませる大人のキス
二人は互いを確かめ愛する気持ちが高ぶる程にその激しさも増していくかのようだった。
大地は日野を二度と離さないという想いからか背中に手を回して日野を抱きしめた
(日野……日野……)
意識は朦朧としながらもこれまで表に出なかった気持ちが爆発したかのように日野を求める大地
そんな大地の秘部を指で愛撫し始める日野
「んんっ……ん」
彼女の可愛らしい声を一音も逃がすまいとする日野のキスとあいまって
大地を快楽の高みに誘うのであった。
(日野の指だけで…もう……)
「んっ…ああぁっ!!日野ぉっ!!」
快楽の絶頂を知らなかった少女はあまりの快感に意識を失ってしまった。
「うっ……」
そして少年も少女の後を追うようにして眠りに落ちてしまった。

続く



>>400
5〜10レスぐらいでキリのいいところまで→多分無理だ!
職人さん降臨までの繋ぎ的な感じでやってるから
403名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 15:31:20 ID:YKeDpUyr
保守
404名無しさん@ピンキー:2007/11/14(水) 20:59:15 ID:R2eb4F4T

保守
405名無しさん@ピンキー:2007/11/16(金) 00:01:48 ID:xGWIquig
過疎ってるなぁ…
406名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 11:13:37 ID:ObiJFgtE
>>402
―――翌朝
「……って朝か?」
鳥の囀りと朝靄の中で目を覚ました日野は手元にいつもとは違う人の体温を感じ
それが衣服を一切纏っていない自分のルームメイトだということに気づくのに0.2秒かかった




受験忙しくなってきたorz
続き誰か頼む

大地に 昨日のこと覚えてないのか 的発言から、普通状態の日野に初めてを〜でも良いし
裸で一緒のベッドに寝てるのを轟が発見してセルニアや朋美に…でも

本当は日野×大地に触発された轟が三家とアッーみたいなのが面白いかなあと思ってました
407名無しさん@ピンキー:2007/11/22(木) 20:15:17 ID:Xj1ZILrG
保守
408名無しさん@ピンキー
hosyu