>>857 「男性からの視線や表現」で書いてみたらいいんでないかい?
>>849さんの逆視点バージョンとか読んでみたいもんです。
そうそう。
いくら脂肪分薄い郁でも、きっと女らしさの柔らかさがあるはずなんだ。
男性視点、楽しみにしてる
乙!いいね〜こういう甘い感じw
遅レスだけど
>>849GJ!!
甘いの大好きだからこういうの読めて嬉しい。ありがとう!
>>857 > 「女性からの視線や表現」がわからなくて、SSとか書く時に苦労する
あるある。女友達にも聞けないしなw
エロなし会話のみだけど小ネタいきます。中途半端だけど。
「雨ですね」
「雨だな」
「………」
「………」
「…………」
「何してる、帰らないのか」
「や、あの、傘忘れて」
「……入ってくか」
「! はい!」
「いた、」
「どうした」
「言ってもいいんですか」
「………………言ってみろ」
「傘が頭に当たります」
「………………!」
「髪の毛が挟まって痛いです…」
「お前な、それは俺をばかにしてるのか?」
「まさか! あ、じゃああたし持ちましょうか、傘」
「ばかにしてるのか貴様!!」
「ちょっ、なんで怒るんですかぁ!」
「うるさい!」
「ああもう待って下さいよ!」
5センチって小さいようで結構でかいよね(´・ω・`)
>>863 あるある
髪どこに引っかかってるんだろうねあれ
GJ!!
ありそうな会話w
堂上は郁を濡らすまいと思いっきり傘を郁の方に傾けてるに違いない。
866 :
857:2008/07/18(金) 21:38:38 ID:UoH+LmFH
>>858-859 乗せられて男性視点で書いてみました
勝手に使ってゴメンナサイ
>>854 まぁご笑読ください
頬に触れる柔らかな指がヒゲに引っかかる
その感覚で堂上は目を覚ました
寝起きがいいのは戦闘職種に付く者の術、一瞬でその指の持ち主が馬鹿でガサツでどうしようもない部下
そしてそれ以上に愛おしくてたまらない女性のモノだと気がついた
女と迎える朝は初めてじゃない。でも寝ているところを触られるのは初めてだ
笠原…貴様は人が熟睡してると思って何をする気だ?一瞬だけ声が出たが何とか寝返りを打ってごまかした
放っておいたら何をするかな…ちょっといたずら心に火がついた。しばらく寝たフリをしてみるか
と思ったら急に顔が近づく気配がした。髪に残るシャンプーの香りが鼻をくすぐる
昨晩噛まれた肩の歯形にそっと柔らかな唇が触れた。くすぐったいような気持ちいいような感覚に、思わず身が固くなる
また食う気か?と心の中で苦笑いする。何か噛んどけと言ってまさか自分の肩を噛まれるとは思ってもみなかった昨夜の出来事を思い出した
本当にお前はバカだ、こんな事をされたら男がどうなるかも知らないで…
唇が肩から離れ、今度は上掛けから出ていた腕をいじくり始める。持ち上げたと思ったらすぐに下ろし…
二の腕に指が触れられた
そのまま手首まで指がなぞられる
女性独特の柔らかな感覚、普段は自分と同じように銃を撃ち暴漢を取り押さえるその手の柔らかなこと…
いくら強くてもコイツは女なんだな…と実感する
それと同時に触れられる感覚が気持ちよく、自分の意志を無視して下半身の一部に血が集まっていく
指を弄ばれ、本能が理性を押さえ込んで行くのがわかる
もうやめろバカ、これ以上されたら抑えが利かんぞ
心の叫びが聞こえたのか、笠原の指が離れていくのがわかった
…だが次の瞬間、唇に柔らかなモノが触れた。同時に浴衣越しにもそれとわかる柔らかな体の感覚が自分の体に押し付けられた
お前はやっぱり馬鹿だ。そう心の中でつぶやき、残った理性で自分の財布の中身とチェックアウト延長料を計算した
よし、大丈夫だな
押し付けられた唇の圧力が緩んだ瞬間、目を開きしっかりと笠原の頭を押さえ込んだ
867 :
857:2008/07/18(金) 21:40:01 ID:UoH+LmFH
驚愕の表情を浮かべ、彼女は必死の抵抗を試みる
それを封じるように舌を押し込み、たっぷりと柔らかな唇を満喫したところで彼女を解放した
息も絶え絶えな感じで口を開く
「い、いつから…気づいて、たん、ですか…」
「寝返り打ったときから」
「それって、ずいぶん前からじゃないですかー!!!」
真っ赤になって抗議する笠原、だがそんなことは知ったこっちゃない
イタズラの代償は払ってもらわないとな…そして彼女の背中を押し付けた
「観察するのは楽しかったか?…じゃあ、今度は俺の番だ」
「ええええええ!?だだだだめですよっ!!!!」
「だめじゃないだろ。このままじゃ不公平だろうが」
そう言いながら手探りで浴衣の紐を解いた。浴衣の前を開くと女性にしてはやや筋肉質な体が現れる
だがその滑らかな曲線は明らかに女性のモノだ。そんな体にスッと手を伸ばした
「今度は噛むなよ」
「か、観察するだけじゃな!…」
抗議を唇で封じ込め、ゴツゴツした手で昨晩まで男を知らなかった体に触れた
触ってください、って言ったんだ。満足するまで触ってやろう…
結局チェックアウトは延長してもらうことになったとか
以上、
>>849-850に乗せていただきました
868 :
857:2008/07/18(金) 21:42:58 ID:UoH+LmFH
乗せたw859ですが、
いいねいねー!男性ならではの視点でしたGJ!
財布の中を頭の中で目算する、なんてトコは
まさに女性では考えられない視点で目からウロコだっ!
>>863 GJ!ほほえましいです!堂上がかわいい。
>>866-867 849ですが、堂上視点が読めて嬉しいです。ありがとう!!
萌えましたよー。
872 :
857:2008/07/18(金) 22:49:59 ID:rn3lGPe6
前に書いたヤツよりGJが多くて嬉しいなぁ
もともと
>>849さんのSSがよくできてたから、とっても書きやすかったですm(_ _)m
おお、何か2つも萌える作品が投下されてる!!
>>863も>>866-
>>867もGJ!!
また投下期待してます!
863です。
ありがとう、GJ言われたの初めてで嬉しい。予想以上に照れるねこれ(笑)
849
866
心からGJ!すごく萌えました。ありがとう。2パターン読めて得した気分。
864
私は傘の骨に引っ掛かる。2、3本一気に抜けるとすげー痛い。
またなんか思いついたら投下しますノシ
875 :
863:2008/07/18(金) 23:24:32 ID:525oV0w3
連投ごめん。ミスごめん。本当にごめん。しばらくROMってくるorz
>>863 GJ! 男性が書いたと思うと堂上視点がやけにリアルに
感じられました ありがとう!!!
877 :
天然1/5:2008/07/19(土) 21:15:37 ID:sS7Zl1VG
郁の天然さは結構罪なんじゃないかと思う。
エロ表現苦手なのでぬるいですがご容赦下さい。
二度目の外泊も、堂上は小奇麗なシティホテルを予約してくれた。
宿泊代を郁に負担させないことはわかっている。
郁は自分が大事にされてるのが嬉しいのと同時に申し訳ないとも思う。
――だってあたし、こんなんだし。このあいだのスポーツブラは論外としても、色気もないし胸もない。
なんで、こんなあたしでいいんですか。
「真っ暗にしなくてもいいよな」
そう言われて郁が強硬に反対しなかったのは、今日は柴崎見立てのちゃんとした下着を着けていたのもあるし、
なんか引け目を感じていたのもある。だって、触って楽しい身体じゃないし。かといって、見て楽しいわけでもないけど。
二人で交互にシャワーを浴びた後、ベッドに並んで座る。
部屋の照明は落としたけど、ベッドサイドの小さな明かりだけ残してある。
堂上が郁の身体を引き寄せ、唇を重ねた。最初は軽くついばむように、何度も角度を変えて。
それから、深く。
キスしながら堂上が、郁の浴衣の合わせ目から手を差し入れる。
ブラの胸元のカットワークを指でなぞり、肩紐を肩から落とす。
「このあいだと違うな」
唇を離し、堂上が言う。
「あ、あたり前じゃないですか。このあいだが間違いだったんですってば」
「見せてみろ」
浴衣を脱がされ、ベッドに仰向けにされる。
「や、あの、恥ずかしいのであんまり…」
胸を隠そうとした手を堂上が引き剥がす。
薄いラベンダー色のブラとショーツのセットはカッティングが繊細で、郁の白く肌理の細かい肌を引き立てていた。
878 :
天然2/5:2008/07/19(土) 21:16:50 ID:sS7Zl1VG
「綺麗だな。…脱がせるのはもったいないくらいだ」
「や、そんな」
「でも脱がす」
堂上は郁の背中に手を回し、一発でホックを外した。
「教官、ホック外すの上手ですね」
郁に他意はなかったが、堂上は軽く動揺した。その動揺に郁も自分が口にした言葉の意味を改めて考えてしまった。
――そっか。教官は、あたしが初めての相手じゃないんだ。
すこし悲しげな顔をした郁に堂上は慌てた。
もちろん過去に付き合った女もいたが、それは郁が図書隊に入る前なわけで。でもそんなことを言い訳するのも変だ。
堂上は言い訳の代わりに、ブラを外した胸に唇を落とした。
郁は別に堂上の過去に嫉妬していたわけじゃなかった。
――経験は無くても、せめて知識でもあったらもっと満足させてあげられるのかもしれないのに。
色気もなく胸もなく知識もないなんて。ああ、あたし、駄目だ。
余計なことを考えているあいだも、堂上の愛撫は続いていて、郁はだんだん頭がぼうっとしてくる。
思わず声が出そうになり、でも、それはやっぱり恥ずかしい。
「…んんっ…あ…」
――なにか噛むもの。でも手元にはなにもない。どうしよう。どうしたら。
かすかに聞こえていた喘ぎ声が途絶え、堂上は顔を上げた。
「おまえ…なにを」
郁は涙が零れそうなほど潤んだ瞳で、自分の小指を噛んでいた。
「バカ!傷になるだろ!」
「だ、だって…恥ずかしくて。噛むもの、ないし」
唾液で濡れた指が唇から離れた。その唇も濡れて光っている。目尻から涙がつうっと流れ、堂上の理性が飛んだ。
879 :
天然3/5:2008/07/19(土) 21:18:09 ID:sS7Zl1VG
「きゃ!…」
涙を吸い取られたと思ったら、ショーツが脱がされ、足が大きく開かれた。
「や、そんな」
指が入れられ、外も中も同時に刺激される。乱暴ではない。でも、激しい。声が我慢できない。
また指を噛もうとすると、手を堂上の背中に回された。
堂上の舌と唇が首筋から胸、さらに下へとなぞっていく。そして中の指はその場所を探し、そして、みつける。
郁の身体が跳ね、押さえ切れない声が上がった。
「や…いやあっ…きょう、かん…」
「大丈夫だ」
自分の身体の奥からなにかが響いてくる。指の動きに合わせて、それがどんどん大きくなり、津波のように押し寄せてくる。
「…っあ…!!」
堂上の背にしがみつき、しなやかな背を弓なりにし、頸をのけ反らせ、郁は声にならない声を上げた。
全速力で走った後のように荒い息を吐きながら脱力している郁に、堂上は優しく口付けた。そして耳元で囁く。
「痛かったら、言えよ」
膝が折り曲げられ、まだうねるような波を残している部分に熱いものがあてがわれた。
郁は本能的な怖さに腰を引きかける。でもそれを力強い手ががっしりと押さえつける。
「…あっ…んん…」
「痛いか?」
郁は頭を横に振る。痛みがないわけじゃない。でも最初のときに比べたらずっとすくない。
それよりも、しびれに似た感覚がそこから放射状に広がっていた。
それが最後まで到達すると、足りなかったものが満たされたように感じて、郁の瞳から、また涙が零れた。
それを堂上が舐め取る。
880 :
天然4/5:2008/07/19(土) 21:19:19 ID:sS7Zl1VG
「無理しなくていいんだぞ」
「…だい、じょう、ぶ、です…。ただ…」
「なんだ?」
「すごく深いところに当たってて…。一番奥の、もうこれ以上は行けないところに、教官が、来てて。
それで、なんか、いっぱいになって、嬉しくて…」
郁が頬を染めながら、堂上の目をまっすぐにみつめて言うと、なぜか堂上は目を逸らした。
――え。あたし、またなんかまずいこと言った?
怒ったような顔の堂上に、急に、噛み付くようなキスをされた。息ができないくらい激しい舌の動きに翻弄される。
そして堂上が動き始め、郁は上と下からの刺激に、もう、声を噛み殺すこともできない。
それでも自分の喘ぎ声には、どうしても慣れない。だから代わりに、その言葉を口にした。
「…あっ…きょう、かん…好き、です。…あんっ……好き、なんです…」
言えば言うほど、堂上の表情が苦しそうに見え、動きが速くなる。それがどうしてか、郁にはわからない。
郁の奥から、また波がやってくる気配がした。
「本…当です、から…。きょうかんがいて、くれたら…それだけ…で……ああんっ…!」
堂上の息遣いが激しい。自分なんかのために、こんなになってくれることが嬉しい。
そして、さっきとはまた違う大きな波が押し寄せてきた。
「だい、好き…です…」
その言葉と同時に二人は果てた。
881 :
天然5/5:2008/07/19(土) 21:20:48 ID:sS7Zl1VG
まだお互いに落着かない息のままで、二人は寄り添っていた。郁の髪を堂上の指が優しく撫でる。
「…あたし、なんかいけないことしましたか?」
「…そういうわけじゃない」
堂上は仏頂面だ。
「あたしやっぱりこういうこと…勉強が足りないって言うか、作法がわからないっていうか。
柴崎にそういう情報、聞いてみますね。教官に満足してもらえるように」
「やめろ」
「だって、あたし色気とかないし。教官、つまらないんじゃないかと思って」
「本当にいいから、よせ。もう、これ以上…」
「これ以上?」
「知らん!」
堂上に叱られてそれ以上追求するのをやめた郁は、後日その日のことを柴崎に相談し、
「恐ろしい子!」と言われ、ますます訳がわからなくなったのだった。
GJ!!!
恐ろしい子!!!マヤかwww
おおおGJ!!!
郁すげぇ可愛いわ
なんて恐ろしい子っ!!
無自覚+天然のコンボは最凶だな。堂上を萌え殺す気かww
ホント、なんて恐ろしい子w
天然って罪だよなぁ
GJ!
ところでスレ容量が残りわずかな件について
次スレは有川浩総合とかにするべきなのかな?
今、495KBっぽいから早めに次スレ立てた方がいいかもしれないね。
少し長めの話を投下したら途中で終っちゃうかもしれない。
自分は総合がいいなー。コネタでもいいから有川キャラにもっと会いたい。
総合でいいと思うけど、図書館戦争で探しにくる人がいるかもしれないから
次スレくらいはできればどこかに『図書館戦争』と入れておいてほしいかな
テンプレ考えてみた
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有川浩作品のエロパロスレです。エロ無し小ネタでも歓迎。
カップリングや傾向は投下前に明記してください。
読む人を選ぶ内容(鬼畜陵辱、スカトロ等)は特に注意書き必須。
職人様随時募集中。
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問題あったら指摘頼む
そしてスレタイどうしようか、【図書館戦争】有川浩総合2【海の底】とか?
海の底だけってのは…
今は荒らしの巣窟になってしまったけど、ライノベ板の「自衛隊三部作」はどうかな?
御免、思いつかなくて前に海の底で投下あったから何となく入れたんだ
じゃあ【図書館戦争】有川浩総合2【自衛隊三部作】かな?
クジラとかラブコメとかのSSは無いもんな
阪急電車やレインツリーも…
だったら自衛隊三部作でいいかもね
上官命令であんな事やこんな事を要求するラブコメ今昔千尋ちゃんのSSキボンヌ
総合と入れておけば、これから有川もので書く人も出てくるんじゃないのかな。
今、図書館が熱いのは確かだから、次スレは図書館戦争って入れた方が
探してる人に優しいかも。
俺の脳味噌では【ラブコメ】有川浩総合2【欠号図書館戦争】しか思い浮かばんかった……。
【ラブコメ】有川浩総合2【図書館戦争】が良いかな
895に1票。
今朝、女子中学生がテントの外のヒグマを撃退したっていうニュースを見て、創作意欲が激しくくすぐられましたよ。
俺も895がいいな。そろそろ次スレ用意しようか?
オレも895かな?
ヒグマを撃退か…月の輪じゃないところが凄いな
まぁオレは演習中にヒグマと間違われたんだけどorz
895がいいと思います
>>898 電撃の玄田ビジュアルなのか?
>>889のテンプレでいいんじゃない?
何かあったら次から変えたらいいさ
>>899 アニメ版とLaLa版の中間ぐらいと自分では思ってるんだけどな〜
職人にはなれないので、せめてスレ立てで
立ててみます
>>903 乙
次スレでもベタ甘堂郁が読めますように
他の有川作品のパロも増えますように
>>903 乙です
私は男性の書いた堂上教官視点の話が読みたいです
書けなくなるまで上げてみようか
堂上と郁、埋め小ネタ。
「す、すみません遅くなって」
待ち合わせの駅。十分遅れた郁を見て堂上が恐ろしく不機嫌な顔した。
「本当にすみません。出掛けに腕時計がみつからなくて。…そんなに待ちましたか」
「待っとらん!そんなことはどうでもいい!なんだその格好は!」
「え?」
郁は自分の服装を見る。キャミソールにカーディガンにミニスカート。
「…どこか変ですか」
「わからんのかっ!スカートが短すぎる!」
「や、でも前に業務で餌になったときよりは長いですよ。てか、今その辺歩いてる子たちのほうがもっと短いし。
いつも同じような服装じゃつまらないかと思って」
堂上は郁の手を掴んでひと気のない駅舎の裏に引っ張っていった。
「教官、手が痛いですぅ」
「いいか良く聞け!お前はそこらの女より背が高いんだ!足も長いんだよ!
それなのにミニスカートなんか穿いてたら露出が他の女より多くなるのがわからんのか!」
…わかるようなわからないような。郁が考えていると、急に抱き寄せられた。
同時に堂上の手が郁の足に伸びてきた。
よく知っている手が太腿を撫で上げ、スカートの中にまで忍び込む。
郁は痴漢を釣ったときのことを思い出すが、全然違うのは、それが気持ちいいことだ。
「や、ちょっ…教官!」
膝が震え始めて声を上げると、堂上が郁を離した。
「わかったか?そんな足を見せられたら男はみんなこういうことをしたくなるんだよ!
だから…ちょ、おま…なんだその顔は」
目を潤ませ、上気した頬の郁に堂上はたじろいだ。
「…教官のせいじゃないですか」
恨みがましく言う郁から目を逸らし、堂上はため息をついた。
デートは予定より三十分以上遅れて始まり、二人は食事でも映画でもなくホテルに直行し、
その後郁のロングスカートを買いに行くことになったのだった。