隠れきょにゅーっ子のおっぱいを鷲掴みにしてしまい…
ついイジメっ子体質が出て、
「このおっぱいは何なのー」と捏ね繰り回すんですね。
喘ぐきょにゅーっ子を見てるうちに、
段々イライラしてきてついに下半身にまで手を伸ばして
パンティの中に手を入れちゃうんですね。
ほし
誰か妄想を想うがままに書き綴るんだ
電波な作品にしかならないのぜ!
友人と二人で一緒に銭湯いったらその友人がタオルを一向に取らないので剥ぎ取ったらイイ体でムラムラそして出た後ににゃんにゃん
的な
出た後ににゃンにゃんだと…
風呂場でやるに決まっておろうが…
でのぼせる仕掛け側。
復帰して休憩所で攻守交替の第2戦。
もしくは目覚めたところでお仕置きこーなー。
「真ちゃん、泡の出るお風呂大好きだよねぇ」
「え、雪歩…」
大事なところがバブラーの前に固定されるように手足をタオルで縛り付けられている。
「ゆーっくりと入ってきていいよ、今度はのぼせないようにね」
(名前に深い意味はございませぬ)
裸と着替えと水着が見えるからという理由で水泳部入部
で、シャワー室でアソコにシャワー責め
「あ…ふぅ、ん…」
やだ…あたし何やってんだろ…
でも、シャワーがアソコに、気持ちいい…やめらんないよぉ…
「ユナー?みんなもう行っちゃったよー?」
ひゃあっ!あ…危ない危ない、危うく学校でイっちゃうとこだった…
とにかく、すぐ出よう…
「ユナー、入るよー」
っと、私が手をかける前に、カーテンが先に開いた。
「マコ…あんたねー、いくら同性だからって勝手に開けんのやめてくれない?」
「いやー、学校のシャワー室でオナっちゃうユナには言われたくないわぁ」
げ、バレてる!?
ででででも、ここで動揺したら部長の面目まるつぶれよね…KOOLになれ、あたし!
「な、なんのことかしら?人聞きの悪いこと言わないでよー」
「じゃあ、そのふとももをつたう液体はなぁにー?」
「…っ!そ、そりゃあシャワーのお湯じゃない?」
そう言うとマコはあたしのふとももを軽く撫で、あたしのおツユが付いた指を口に含んだ。
「ちょ、ちょっとマコ!それ、汚…あ!」
「あれぇー?お湯が汚いってどーいうことなのー?」
「それはホラ、あれよ…その」
「んもう、ユナは強情ねぇ。じゃあいいよ、身体に聞くから」
ちょ、身体ってどーいう…っあ!ま、マコがあたし、あたしのアソコ、舐めっ…!?
「あん…っ!マコ、や、だぁっ…!」
「ふふ、ここは嫌がってないみたいだけど?」
「やめ…あたしたち女同士で、こんな…ぁっ!」
「そんなの関係ないよ」
あ、あ、あっ!や、あ、ふぁぁぁっ!
「だめ、あたしもうっ…!イっちゃうよぉ!」
「いいよ…イっちゃえ♪」
「あ、あ、あ、あ、…………っあぁ!!」
身体ががくがく震え、立っていられなくない。
頭が真っ白になる。
視界がぼやける。
「…これからもずっと私がイかせてあげる。シャワーなんかよりも、ずっと、ね」
それが、あたしが聞き取れた最後の言葉だった。
ダメだ俺なんて所詮こんなもんだorz
おとなしく職人降臨待ってます
ああ、オナニーもありか
先輩の指示であそこに突っ込まれて我慢特訓とかな
>>947 いいぞもっとやれ
いや、やってくださいお願いしまs
百合って綺麗だな
元ネタ「ホワイト・ファング」で
(1/1)
1巻のラストあたりで妄想
同盟を組んだものの、結局のところ仁美には何もできることはなくて鬱々と日々を送るばかり。
そんなある日、瞳から電話が。
今後の方策について相談したいことがあるから自宅に来て欲しい、と。
仁美は瞳のマンションに・・・
インターフォンを鳴らすと、鍵は開いているという返答が返ってきた。
冬月さんにしてはぞんざいな対応な気がすると思いつつ、とりあえず部屋に入ることにする。
しかし、瞳の姿はない。
奥にいるのだろうか。
お邪魔します、と一声かけて中へ向かう。
薄暗い部屋の中だった。
おそるおそる進んでリビングに入るが、どこにも見当たらない。
「委員長さん・・・」
声をかけられると同時に後ろから抱きしめられていた。
「冬月さん!?」
冬月さんが背後から覆い被さるように抱きついている。
「冬月さん、どういうこと?」
「委員長さん、いい匂い・・・」
冬月さんは問いには応えず、私の首筋に顔をうずめ、匂いを嗅ぐ。
微かな息遣いがくすぐったい。
「んっ・・・冬月さん!」
「そう、とっても、おいしそう・・・」
冬月さんの眼を見てぞっとした。
微かな金色の輝きが、暗闇の中に見える。
そして気付いた。
今日は満月だ。
人狼の破壊衝動が昂ぶる時。
「私を、食べるの・・・?」
「はい」
満面の笑みを浮かべて瞳は答える。
「こんなの初めてなんですよ。人狼になって一年経ちますが、こんなの・・・」
瞳の腕を振り払おうとするが、仁美の力ではびくともしない。
大人と赤子以上の差があるのだ。
「冬月さん、やめて・・・」
「やめません」
瞳は仁美を抱きしめたままリビングに入り、ソファに乱暴に倒れこんだ。
「抵抗しても無駄なのはわかりますよね?」
そして、力任せに仁美の服が引き裂かれた。
「・・・っ」
「本当、大きな胸ですね。それにとっても綺麗ですよ」
仁美は恐怖で動けなくなった。
視界が滲んでいることで、涙を流していることに初めて気付いた。
無力だった。
冬月さんとの同盟で自分が何も提供できるものはなかった。
唯一、満月による衝動を鎮める為に自分の命を差し出すことしかできないとは・・・
ゆっくりと瞳の顔が近づいてくる。
何となく、人を食べるのに狼にならないんだろうか、などと考えていた。
そして・・・
2/3
仁美の唇に瞳の唇が重ねられていた。
「・・・!?」
半開きになっていた唇から舌が侵入してくる。
ねっとりと舌が絡み合う時間が続く。
息苦しさを感じた頃、口腔をたっぷりと嘗め回した口付けが終わり、唾液の橋を作って唇が離れていった。
「んはぁ・・・」
「どうでした?」
艶めいた笑みを浮かべ、瞳が言った。
「ぅ・・・・私を、食べるんじゃ・・・」
「はい、食べちゃいますよ」
それは捕食という意味ではなく
「セックスという意味で」
「セッ・・・んっっっ!!」
その単語に恥じらいを感じて言い出せなくなる前に、再び瞳の唇によって口を塞がれていた。
長く長く続くキス。
永遠かと思ったキスが終わった時には意識が朦朧と仕掛けていたが、首筋を舐め上げられた刺激に震えさせられる。
首から耳をなぶられ、下に降りて肩甲骨、肩と順番に舐められる。
いやらしい舌使い。
舌だけでなく、手も動き出し、全身を撫で回す。
舐められる箇所が胸に及び、丹念に唾液を塗りつけていく。
性の経験など皆無の仁美の体はどんどん蕩けていった。
「あああ、駄目ぇ・・・あん、冬月さんもう許してぇぇ・・・」
「許すも何もありません、黙って受け入れてくれていてくれたらいいんです。
最高に気持ちよくしてあげますから・・・」
いつの間にか瞳も一糸纏わぬ姿になり、肌をこすりつけるような動きも愛撫に加えていた。
仁美はもう正気を保つことができなかった。
絶え間なく与えられる快感に耐えようとする気持ちは片っ端から奪われていく。
「そろそろ、ここも行きますね?」
「えっ」
太腿を撫で回していた手が徐々にアソコに近づいてきていた。
「そこはやぁ・・・」
そして、とうとう秘所に達した。
丁寧に丁寧に撫で回していく。
「ひ・・・ぁぁぁ・・・」
秘所への刺激と同時に胸を愛撫し、身体に舌を這わせることも忘れない。
「はぁ、あぅ」
秘所を刺激する指が滑らかに動き、その度に仁美は喘ぎ声を上げる。
その動きは徐々に速くなっていく
「もっ・・・あん!、もぅ!あん!」
「イきそうですか?いいですよ、イっちゃってください、春日さん」
「だめぇぇぇ!」
そして、
「アアァッ・・・!」
仁美は絶頂に達していた。
仁美が一度イッた後もまぐわいは一晩中続いた。
瞳は休むことなく全身を舐めまわし、愛撫し、口付けた。
仁美にできるのは快感に嬌声を上げるだけだった
3/3
「あの時は本当に申し訳ありませんでした・・・。あんな無理矢理・・・」
「い、いいのよ、仕方ないことだったんだし・・・」
あれから幾日か経った。
今日も仁美は瞳の部屋を訪ねていた。
満月の日の出来事は、人狼の性衝動の高まりによるものだった。
満月の影響は破壊衝動以外にも色々あるらしい。
獲物の命を奪わなければ衝動が収まらないというのよりはまぁ、マシなのだろう。
一応、気持ちよかったことだし・・・、などというのは口が裂けても言えない。
「でもね」
「はい」
「どうしても釈然としないことがあるんだけど」
「何でしょう」
「何で、なんで、あの日以来ことあるごとに押し倒しててくるのよ!?」
本来人狼への満月の影響は満月の前後だけのはずだった。
しかし、初めて瞳に抱かれて以来、二人きりになる機会があればすかさず犯されるという状況だ。
当然抗することはできず、仁美は快楽に堕とされる。
「いや、それは満月の影響が」
「今は満月から十日も経ってるでしょうが!」
「個人差です」
「どんな個人差よ!」
「まぁ、同盟者としての義務を果たしていると思ってくれれば」
「そんな義務しか果たせないなんて・・・」
情けなさ過ぎる。
「いいじゃないですか、委員長さんだって悦んでるくせに」
「悦んでなんか・・・。
・・・。
あの・・・冬月さん、凄く近いんだけど・・・」
気付けば、瞳は仁美に覆い被さっている。
「委員長さんも、狼の巣に入ればどうなるかくらい解ってますよね?」
「え、えーと・・・、食べられちゃう・・・?」
「正解です♪」
瞳はとても綺麗な笑顔で答えた。
そして今日も二人の秘め事が始まる。
終わり
ナンバー付けミスった・・・
大分ストーリー無視してます
原作はこんなに自由時間ないですし、もっと切羽詰ってます
そして麻生節全然関係なし
そこらへんは御勘弁を・・・
GJ!
原作知らないけど、これはエロい狼さんですね
動物は雄雌関係なくじゃれ合うから擬人化すると…
飼い猫が何故か人になってて帰って来たら押し倒されて色々ぺろぺろだな
まさかのホワイトファングGJ!
敬語で苗字読みってやっぱ萌えるなー
原作知らないけど面白かった
GOODJOB!
GJ! 人狼ってやっぱイイわ。
自重しないオオカミさんもいいけど、昴ってるのに大好きな娘を目の前にして
自重し過ぎちゃって、涙目で耐えるオオカミさんもまた良いものよ
そういえば、次スレってどうするの?
速度遅いし980か490kになってからで良いと思う
保守代わりに短いの投下します
エロなし萌えなし、百合と呼べるのかすら危ういのでダメな人はスルーよろ(※男は出ません)
963 :
それだけ:2009/06/06(土) 06:17:19 ID:QNJtDIZE
昔、わたしは女学校に通っていた。
都市部からやや離れた、海に近い地域に位置する古くさい学校だった。レンガでできた壁をたくさんのツタが覆っていて、見ようによれば古風な味わいがあったかもしれない。
わたしは青春の三年間をそこで過ごした。
当時からわたしは内向的で体を動かすのがあまり得意ではなかった。スポーツもできないわけではないものの、進んでやりたいとは思わなかった。なるべく日の光から逃れるように、ひっそりと屋内で時間を過ごしたいと願った。
わたしは高校入学と同時に文芸部に所属し、放課後になれば一も二もなくそこへ向かった。
ドアと窓際以外の壁にしつらえられた棚には往年の名作文学集から絵本まで、文芸にかかわるものが雑然としまわれていた。文芸部室はけっして広いと呼べるほど大きな部屋ではなかったが、部員の数も、その活動内容もたいしたものではないので充分に間に合っていた。
まじめに活動する部員などほとんどおらず、先輩たちもわたしと同じように、まるで避暑地のように部室を利用しているだけだった。
ただ家に帰るでもなく、だれかと遊ぶでもなく、なんとなく気もそぞろにやってきて目に付いた本を棚から抜き取り、ぱらぱらとなんの気なしにめくって時間をつぶす。そこは光がまぶしすぎる女学生たちにとって、かっこうの隠れ家だった。
964 :
それだけ:2009/06/06(土) 06:19:09 ID:QNJtDIZE
一年目がようやく終わり、二年目があっという間に過ぎ去って三年目。わたしはいつしか文芸部の部長になっていた。
先輩たちがあらかた卒業してしまい、新しく入ってきた後輩たちはまだ部室に入り浸るほどこなれていない。仕方なく、わたしが部室の鍵係を請け負うことになった。
桜も散り、葉桜の季節に移ろうかというころ、わたしはいつもと変わることなく部室で持て余した時間を打ち捨てていた。
特別、仲のよい知り合いができたわけでもなく、人生の方針を決定づけてしまうほど尊敬できる恩師に出会ったわけでもなく、おそろしい事件に巻き込まれることもなく卒業が近づいてくるのが不思議だった。
わたしはこの女学校でなにを成し遂げたわけでもなく、なにを成し遂げられなかったわけでもなく、ただただ時間を無駄にして青春の三年間を浪費しただけに過ぎなかった。そのことをとくに悔やむ気持ちはわいてこなかった。
しかし色のない三年間が自分のなかに記憶として残されることに妙な違和感をおぼえた。
人は生きている、ただそれだけでは評価されない生きものだ。
自然界と違い、人間社会に住まう者はなにかしらの業績や功績を残さなければ生きているとはみなされない。哲学ぶった言い方をすればこの二年間(そして最後の一年間も)わたしは死んでいたも同然だと言えるのだろう。
そんなことを窓際の席で考えていたとき、ふと視界の隅に一人の女生徒が映った。
校庭では陸上部とフットサル部が場所を分けあってそれぞれの活動にいそしんでいる。
わたしの目に留まったのはトラックの端からこちらに向かってポーズを取り、合図とともにものすごい勢いで走りはじめた少女だった。
陸上部の選手、それもおそらくかなり足の速い生徒だろう。陸上競技に疎いわたしから見ても彼女の足の運びは軽やかで、なおかつ力強いものだった。
わずか数秒後には減速し、他の陸上部員たちが集まる地点で足を止めた。
彼女にタオルや飲みものが入ったボトルをわたす生徒の立ち居振る舞いから、彼女が上級生であることが分かった。
わたしは読んでいた絵本を閉じて紙コップに口をつけた。コーヒー牛乳が口のなかいっぱいに広がる。本当は部室での飲食は禁止されているのだがわたしは部の最高権力者なのでお咎めはなかった。
もう一度トラックを見下ろす。
さきほどの女生徒はかるくジャンプしたり屈伸したりして体の調子を確かめているようだった。彼女が前屈してから仰け反ったそのとき、わたしと彼女の視線がぶつかった。
ほんの一瞬の出来事はそのまま流され、彼女はふたたびスタートラインに向かい、ポーズを取った。一拍、彼女は走り出した。
ぐんぐんわたしから遠ざかっていくうしろ姿を見て、わたしは彼女の正体を思い出した。
なんのことはない、同じクラスの生徒だった。
名前は忘れたが、たしかまわりの生徒から「シマ」と呼ばれていた気がする。それが名字をもじったものなのか、名前をいじったものなのかすらわたしには分からない。
わたしは力強く走り抜ける少女の映像にシマという名札をつけ、記憶の倉庫に保存することにした。
965 :
それだけ:2009/06/06(土) 06:21:05 ID:QNJtDIZE
文芸部には日当たりのいい窓際の席は部長のものである、という不文律が存在する。わたしはフルーツ牛乳の紙コップをこぼさないように運び、指定席に腰を下ろした。適当に見繕った小説を広げ、さりげなく校庭に視線を落とす。
あの日、シマと呼ばれる少女と目が合ってからなぜか彼女のことを目で追うようになっていた。
特別な理由などない。ただなんとなく、それこそ本棚からなんとなく本を抜き取るのと同じくらいの気持ちで彼女のことが気になっていた。
教室でも彼女がそばを通ればつい目が追いかけてしまい、彼女のうしろ姿ばかりがわたしの記憶に蓄積されていくのだった。
わたしと彼女のあいだにこれといった関係はなく、同じクラスメイトであるというだけでそれ以上の関係性は持ち合わせていなかった。
わたしは親しい友人のいない一匹狼、というよりはクラスの雰囲気から浮いた変わり者のような生徒として認識されており、彼女は陸上部の友だちに囲まれてにぎやかな輪に加わっていた。
ただ、どこかストイックな性格なのか、まじめに勉強を受けたり積極的に発言する姿からクラスの委員長的な生徒としてキャラクター付けされていた。
似ても似つかない性格と言動、わたしとはまったく縁のないタイプだった。
性格が違うからこそ惹かれるものがある、なんて言葉が小説の一節にあった気がする。しかし、わたしは彼女のまじめな気質も堂々とした気風も別段、好きというわけではなかった。
嫌う理由がないというだけで、わたしは彼女に対して嫌悪感を持たない代わりに親近感を抱いたこともなかった。
窓際の席から校庭を見下ろせば彼女が走っている。毎日、変わらず走りつづけている。
それをわたしは見つめつづけている。毎日、同じ席に座って彼女の背中を追いつづけていた。
966 :
それだけ:2009/06/06(土) 06:21:51 ID:QNJtDIZE
初夏に差しかかり、陸上部(四〇〇メートルリレーの部)は全国大会へ進出するキップを賭けて地区予選を戦った。
結果は惜敗、僅差で負けてしまったらしい。
文芸部の後輩から聞いたところによるとアンカーの三年生が首位で走っていたところ、不運にも足を滑らせてこけてしまったようだ。すぐさま体勢を立て直して走り出したが他校のアンカーたちに追い抜かれ、そのまま形勢を逆転できずに敗退したのだという。
後輩の言を借りれば「力強い走りのカモシカが草薮に足を取られ」てしまったようなもの、だそうだ。
わたしは窓際の席に座り、紙コップに満ちるイチゴ牛乳をすすった。
地区予選敗退から数日が経っている。
陸上部の活動は再開されており、今日も校庭のトラックを体操着に身を包んだ女生徒たちが大地を蹴って突き進んでいる。
少女たちのなかにシマの姿がないことは確認するまでもなかった。
967 :
それだけ:2009/06/06(土) 06:22:37 ID:QNJtDIZE
日が傾き、茜色が強くなってきたのでわたしは文芸部室を後にした。
カバンを持って上履きから靴に履き替え、昇降口を出たら回れ右して校舎の裏へ向かう。
高い木の生い茂るちょっとした林があり、そこを抜けるとなだらかな下りの斜面に出る。
校舎は西を背にして高台に建てられていた。
夕方になると沈みゆく夕日を眺めるのに絶好の場所となることは一部のロマンチストと怠け者のあいだでしか知られていない。
そこにシマがいた。
はるか遠く、街並みに沈んでいく夕日を地面に体育座りして眺めている。その背中は逆光になっていて淡くぼやけていた。普段、校庭を野生動物のように走りまわっている彼女からは想像もできない、弱々しく丸まった背中だった。
目が痛いくらいにまぶしい光のなかで、彼女はいつ消えてしまってもおかしくないように思われた。
わたしはいつもと変わらず彼女の背を見つめた。
彼女の心境が分からないこともない。
だがわたしは彼女の友だちでもなければ陸上部員でもなかった。
わたしと彼女はただのクラスメイトであり、たった一度、目線が合っただけの関係に過ぎないのだ。わたしが彼女に掛ける言葉など存在してはいけなかった。シマがシマである以上、わたしはシマと無関係なわたしであるのが一番だった。
三十分は経っただろうか、わたしは帰路につくことにした。
わたしが見つめているあいだも彼女は微動だにせず、紺色に喰われていく夕陽をじっと観察していた。
背後からでは彼女の表情は窺えない。彼女が涙を流したかどうかも分からない。しかし、きっと彼女にとっての高校陸上は終わりを告げたのだろう、とわたしは理解した。
もう文芸部室の窓辺から彼女の姿を拝むこともないはずだ。望むわけではないが、おそらく彼女があのトラックを走ることは二度とない、直感的にそう悟った。
わたしはどんどん小さくなっていく夕陽と、夕陽に呑み込まれそうなほど小さい彼女に背を向けた。
968 :
それだけ:2009/06/06(土) 06:24:19 ID:QNJtDIZE
わたしは彼女のことが好きというわけではなかった。
嫌いになる理由がないだけで、彼女はわたしとはまったく異なる世界に生きる人間であったし、この女学校を卒業したら二度と会うこともないだろう。
未練はなかった。
わたしと彼女のあいだには街中ですれ違う程度の関係性しかなかった。
しかし、わたしの目は彼女の姿を追いたがった。
それは気に掛けるほどのことでもない、非常にささいな理由。
汗を流して一生懸命にひた走る姿が嫌いじゃなかった、ただそれだけなのだった。
おしまい
以上です。読んでくれた人に感謝
楽しんでもらえたら幸いです
なんか…いい
SSとゆうより小説っぽい文才あるなぁ
続き読みたいと思ったけどどう考えても蛇足になるな(´・ω・`)
派手じゃないけど、良い雰囲気ですね。
GJです。
これは非常にいい雰囲気
なんか、淡々としてそれでいて懐かしい雰囲気が非常にいいです
作者さん、マジで小説家の卵だったりしないの?
陸上部で先輩と後輩
後輩が有能なため自分が選抜メンバーから外されたのが悔しくて後輩をいじめてたが同僚に説教されて自分の愚かさに気づき逆に優しくするようになる。
そんでイチャイチャラブラブな関係に
って感じのが読みたい
感想どうもー
>>973 読んでくれてありがとうです
趣味で書いているだけなのでそういうのではないですよ
>>975 趣味でこれかー…本当に尊敬します。
改めてGJ!
ほ
アトリエシリーズの最新作は百合みたいだな
アトリエはいつも百合だと思っている。女主人公の時は
あれは基本百合だよなぁ
エメラルドユリージョンな百合書きたい
981 :
名無しさん@ピンキー:2009/06/19(金) 10:57:52 ID:cg1mm0GX
はやて×ブレード新巻キタコレ
これでかつる!
mjk
全裸待機
他のスレでも“全裸で待ってる”よく見るけど励ましなんだよね?
本当に全裸でSSの進行通りにうっふんあっはんしてるわけじゃないよね!?w
全裸で正座し、あまりの期待に体から分泌される液体に
肌をテカテカ光らせながら待つのが紳士淑女のたしなみでございます。
はやては早く綾那を押し倒
殴り倒されるからなあ…
今回の綾那の可愛さは異常
あとシド&ナンシーのコンビが好きすぎるw
そろそろ次スレ要るな
鳥居みゆきがおばちゃんに悪戯してるの見て反応しかけた…
ああいい感じの娘いるよね