アルカナハートでエロパロ

このエントリーをはてなブックマークに追加
638636:2007/04/10(火) 14:54:24 ID:DSpEqkjX
ちょwwwwwwwwww
639天道総司 ◆TENDOgtVVc :2007/04/10(火) 16:05:28 ID:ECsB0P5r
>>637
一つだけいいか?
ウメハラもそうだけど、豚様もリアルで存在する人物な訳だ。
で、俺をネタにするのは良いんだが、実在の他の人物をネタにするのはマズいと思う。
わかる人にはネタとして笑えたりするのかもしれないが、
当該人物としては迷惑この上ない事だと思うんだ。
だから、それはちょっとマズいんじゃないかな?
640リスク:2007/04/10(火) 16:06:34 ID:DSpEqkjX
ま、まあ気にしないで続きいきますねw
01>>635 02>>636

03
相変わらず、ミケは無表情だ。しかし、声を押し殺し淡々と語るその口調は、抗えぬ運命に耐えるかのような悲しみに満ちている。
その表情に一欠の優しさを垣間見、安心したのも束の間。衣服を乱暴に脱がされ始めて、頼子は直ぐ我に返った。
がむしゃらに振り回そうとした腕はミケの片手で抑え込まれ、無残に服が引き裂かれてゆく。
抵抗虚しく、上半身のほとんどが直ぐにミケの視界に晒された。
一緒に暮らしてはいても、着替えの時などは必ずミケを追い出していたから、裸など見せた事はない。
これ以上無い羞恥と恐怖が入り混じり、狂ったように泣き叫んだ。

「嫌ぁっ!!だっ、誰か!お父さん!助け・・・!!」
「言っただろう、結界を張ったと。今、この部屋は外界と完全に遮断されておる。泣いても叫んでも誰にも聞こえん」
「やっ、やだ!ミケ、やめて!お願い、何でもするから!!助けて!!やあぁっ!!」
「何を以ってしても、契約は変えられん。恨むなら、無知なまま悪魔召喚などに手を出し、このような結果を生む契約を交わした己の愚かさを恨め」

頼子の目から溢れる涙を拭ってやりながらも、ミケの口調はあくまで冷酷。
どれだけ足掻こうとも覆らぬ死刑宣告に、頼子は絶望した。

ふと、走馬灯のように数日前の学校で起こった出来事が脳裏を過ぎる。
悪戯好きなリリカが、どこから調達したのやら、頼子の机の引き出しに"エッチな漫画"を放り込んでいたのだ。
それを発見して2フレームで、頼子は犯人をリリカと断定した。
容疑者を旧図書室へ追い込み、糾弾・取っ組み合い・和解と一通りの仕事をこなした後、その本をパラパラとめくりつつ二人で語った事を思い出す。

『りっ、リリカ・・・よくそんなシーンのページ、平然と開いてられるね・・・』
『んー?所詮マンガっしょ、気にしない気にしない。――でもさ、アタシたちもきっといつかは、男の子とこーいう事するんだよねぇ』
『そ、そりゃそうだろうけど・・・まだよくわかんないよ』
『初めての時はめちゃくちゃ痛いって言うじゃん。だったらせめて好きな人とがいいよねっ』
『う、うん、そうだね・・・――っていうか、好きな人じゃなきゃ誰とするの?』
『あはは、それもそうか』

"初めては好きな人と"――恥ずかしがりながらも、当然の事のようにそう話していた、自分。
目下、女子校に在籍している事もあって色恋沙汰とは縁のない頼子だが、思春期の女子らしく、いつか訪れるであろう「初めての日」に思いを馳せた事はない

でもない。
お付き合いするなら優しい男の子がいいな。手を繋いだりするだけでもドキドキして、緊張するんだろう。
"そんな事"になったらパニックになっちゃうかも。それでも、本当に好きな人とだったら、幸せって思えるのかな。

そんな淡い夢は、愚かな好奇心の為に台無しになろうとしていた。
心の準備も何もあった物ではない。これから、愛も安らぎも存在しない、苦痛しか与えられない「初めて」がやって来る。
相手は、巨大な悪魔。
あまりに唐突に突き付けられた現実。頼子の心はズタズタに引き裂かれそうだった。
後から後から、涙と嗚咽が零れては床に吸い込まれてゆく。

「頼子・・・聞くが、こういった事の経験はないのだな」
「なっ、ないよ・・・あるわけ・・・うっ、く・・・ッ」
「そうか。ではせめて、苦しみだけで終わらぬようにしてやろう」
「え・・・っ?」

恐怖に彩られた心に、一筋の光が差す。やめてくれるのだろうか。
様子を伺おうと、ミケの顔へ視線を移す。
しかし、目が合った瞬間、ミケの赤い瞳がより緋く燃え上がった気がしたかと思ったら、不意に頼子の硬直した体から力が抜けた。
まるで体中が骨抜きにされてしまったかのようだ。自らの意志で全く体が動かない。意識にも霧のフィルターがかかり、恐怖の輪郭が暈けてゆく。
代わりに、外皮の感覚が段々と研ぎ澄まされていくのが解った。
魅了の魔眼。頼子は、ミケが今しがた使った魔法を、何かの本で読んだ事があった。
641天道はさーたんの敵:2007/04/10(火) 17:21:39 ID:rBi14YI9
カオスw
642名無しさん@ピンキー:2007/04/10(火) 19:22:08 ID:y8CgZXWo
>>639

                i==ョ=i   .      
                 i;:;:;;;:;;!!        
            __ r'⌒゙  `⌒\   
            | | i' '' ,,  ,;. 、,ム }   
            |_|/` ノ '" i ゙|ー'´.  
            {_,.-‐´ !,、   !, !、    
                  f,   ,y  | .  ブババババー! 
                /´  ,ノ  ,!      
              /  ( o‘-,,' ≦ 三     
               {,., _ノ{ゝ'゚ 総司   ≦ 三 ゚。 ゚       
             ! ノ゚ 。≧ 天道  天道  三 ==-     
             ノ 〈.   -ァ, 天道    総司   ≧=- 。
                   イレ,、 総司 天道   >三  。゚ ・ ゚
                   ≦`Vヾ 天道     ヾ ≧   

::::::::::::::::::::::   ____,;' ,;- i        
::::::::::::::::::   ,;;'"  i i ・i;      
:::::::::::::::  ,;'":;;,,,,,, ;!, `'''i;         
:::::::::::  ,/'"   '''',,,,''''--i        
:::::::::  ;/  .,,,,,,,,,,,,,,,,,   ;i'di;       
:::::::  i;"     ___,,,,,,,  `i" .      
::::::: i;    ,,;'""" `';,,,  "`i;      
::::::: |  ''''''i ,,,,,,,,,,  `'--''''"                
::::::: |.    i'"   ";      
::::::: |;    `-、.,;''"          
::::::::  i;     `'-----j 

643名無しさん@ピンキー:2007/04/10(火) 22:33:32 ID:S24ffKMJ
>>637
死ねばいいのに
天道嫌いなのは分かったからさ、他の人の投下邪魔すんなよ。
644名無しさん@ピンキー:2007/04/11(水) 03:53:04 ID:Cs6DWUO6
お気に入りのスレとして観てたがもうリストから消すか・・・
645リスク:2007/04/11(水) 05:58:26 ID:QaNUAbYe
続き。01>>635 02>>636 03>>640

04
「あれ・・・え・・・ミケ・・・?」
「何も考えるな、頼子。考えるだけ、辛くなる」

ミケの声は優しく、その手つきは幼子を慈しむかの如く。
両腕を拘束している体勢こそそのままではあったが、先程までの暴力的な態度を一転させ、ミケはゆっくりと頼子の素肌を撫で回した。
途端、恐怖で凝り固まっていた身体が急激に解れ、背筋をゾクリと快感が駆ける。
意思の統制下から離れてしまった四肢は、未体験の感覚に抗う事も出来ず、頼子の意に反してびくびくと痙攣した。

「あっ・・・やぁっ・・・あんっ・・・」

右肩上がりに熱を持つ身体を持て余し、喉から自分の物とは思えぬいやらしい声が漏れる。
堪えようにも、声帯や唇の自由を奪われて、思うように力が入らない。
触れられる箇所全てが、敏感に反応して"女"になってゆく。
頼子の腕ほどもあろうかというミケの大きな指を、胸へぐりぐりと押し付けられて、その現象は一気に顕著になった。

「痛ッ・・・!――んっ、ぅあっ!」
「なかなか良い声で鳴くな」
「ちっ、ちが・・・あっ・・・ふぁっ・・・!?」

上半身を激しく攻め立てる一方で、下半身に伸びてきた魔手がスカートを捲って下着を引き裂き、舐めるように頼子の秘所を嬲り始めた。
いつの間にそうなっていたのか、彼女のそこは溢れてきた蜜で蕩け切っている。
潤滑油でぬるぬると撫で回される度に、悪寒にも似た快楽が体中を満たし、魔力で増幅された劣情が燃え上がった。
熱い。乾く。もっと欲しい。意思とは無関係に、全身がそう訴える。優しさと暴力を巧みに使い分けるミケの愛撫に、頼子の身体は踊らされた。

「やだっ、ミケ、やめ・・・!なんか、変に・・・あうぅ!」
「そうだ・・・善がって乱れて、何もかも忘れてしまえ。今まで起こった事も、これから起こる事も、全て」
「うあぁっ、嫌ぁっ!んんっ・・・!!」

必死に首を振って、淫らな支配に屈服せんとする身体の疼きを振り払おうとする。
しかし、そんな頼子の努力は水泡に帰した。脚が震える。頭上で拘束された腕が突っ張る。弄られる胸の頂が、痛いほど快感を訴える。
打ち寄せる波を、抑える事はもう不可能だ。防波堤はいとも容易く崩壊する。

「あっ、ああっ・・・―――ッ!!」

ドクン。一際大きく心臓の鼓動が耳に響いて、思考がホワイトアウトした。

「・・・・・・・っは、は、あ・・・」

苦しい。呼吸のリズムが揃わない。顎が笑って思うように開閉も出来ぬ口を不器用にパクパクと動かし、途切れ途切れに酸素を吸い込む。
自慰を知らない頼子には、自分に何が起こったのか理解出来なかった。
眼鏡の向こうで自分を見つめるミケの目は、冷静にこちらを観察している。
徐々に頼子の身体から熱が引いていくのを。乱れた呼吸が段々と一定のリズムを取り戻す様を。何も言わず、ただ、見ている。

「・・・ミケ?」

やっと声が蘇り、不安に耐え切れず言葉を発する。――それが合図。ミケは唐突に第二幕を開始した。
先程まで甚振っていた秘所に再び指をあてがい、執拗に攻め立ててくる。
まだ昴ぶりの収まりきっていない箇所に対する、あまりに何の前触れもない攻めに、理性が追いつかない。
言葉で拒否するより先に身体が反り返り、嬌声と悲鳴の入り混じった叫びが上がった。

「ああああぁッ!?」
「まだ足りん。貴様の理性が飛ぶまで、終わらんぞ」

抑揚に欠けたミケの声が、遠く聞こえた。
646リスク:2007/04/11(水) 06:01:15 ID:QaNUAbYe
続き。電波すぎて挫折しそうです。01>>635 02>>636 03>>640

05
「もう嫌あぁっ!やめてミケ、やめ・・・やあああっ!!」

どのくらい時間が経ったのだろう。未だに、地獄の責め苦は続いている。
もう、声を抑える事も出来ない。抑え付けられたまま全身を蹂躙され、秘所を弄られ舐め吸い上げられて、頼子は悶え泣き叫んだ。
登り詰めては落ち、落ちてはまた引きずり上げられて、気が狂いそうだ。
いっそ意識を失ってしまえば、どれだけ楽か解らない。ミケもまた、頼子がそうなる事を望んでいた。
しかし、如何せん頼子はまだ幼すぎる。快感で意識を飛ばせるほど、彼女の身体は開発されていない。
最早何度目か解らぬ絶頂に頼子が崩れ落ちたのを確認し、ミケが一旦頼子から離れて、深い溜息をついた。
嗚咽に邪魔されて息も絶え絶え。拘束は解かれたが、体は重く自分で涙を拭う事さえ出来ず、床に横たわったまま泣きじゃくった。

「・・・これ以上続けても、同じ事の繰り返しか」
「はぁっ・・・はぅっ・・・ひっく・・・もう・・・許して・・・っ」
「意識を無くせば少しは苦しみも少なかろうと思ったが、仕方ないな。――許せ、頼子」

拒む言葉の一つも紡げぬ間に、ミケが覆い被さって来る。再び床に体を押し付けられ、強引に両脚を開かされて、戦慄した。
抵抗しようにも、体は言う事を聞かない。またあの苦しい時間を繰り返すのか?考えただけで背筋が凍る。
だが、現実はそれよりもさらに残酷だった。

開かれた脚の間に、ミケの指が潜り込んで来る。
指の腹で撫で回していた先刻までとは、明らかに角度が違う。その指先は、頼子の中心に向いていた。

――まさか。

その意図に気付き、頼子が動かぬ身を捩って逃げようとした瞬間。

ぶち。

身体の一部が裂ける、鈍い音がした。

「――――、ぁ・・・・―――!!」

口は開いたが、声は出ない。喉の奥から微かに、吐息が漏れただけだった。
あまりの激痛に一瞬、意識が朦朧とする。
続いて、さらなる侵入の痛みで、ぼやけかかった意識は急速に覚醒した。

「痛っ――やっ、うあああぁっ!!痛い、痛いよ!!」

ずっ、みしっ、ずっ。

徐々に、しかし確実に。頼子を片手で抱えられる程の巨躯を持つミケの大きな指が、頼子のそこを容赦無く引き裂いて進む。
男性と体を重ねた事はおろか、自分で指一本挿入した事さえない身体に、男性器よりも大きな物体を捩じ込まれて、花弁の内側が血を流しながら悲鳴を上げた。
強引に押し込むミケの動きが段々速度を上げる。抜き差しされる度に、入口の傷が擦れて激痛が走る。
やがて、指の半分も埋まらぬ内に、頼子の一番奥に達した。さらにそこを、グイグイと突かれる。
破瓜の痛みに加わった腹を抉られるような鈍痛に、頼子は悶絶した。

「く・・・はっ、う、ああっ・・・いっ、痛い!やめて・・・やめっ・・・あああぁッ!!」
「この程度でそれでは、後が思いやられるな、頼子・・・貴様、これから更に"これ"を受け入れなくてはならんのだぞ?」

"後"・・・これ以上の苦しみが、まだあると言うのか。涙と苦痛で歪んだ視界に、ミケが指し示した物を何とか映す。
そこには、絶望的な程に大きく屹立した、異形のミケ自身があった。
647蒼色紡ぐ緋の世界:2007/04/11(水) 07:08:47 ID:EE+C0Wra
「じゃっちょっとそこで待っててね〜お母さんと一緒にがんばって作ってくるから!」
と彼女が元気に手を振りながら、出ていったのは数分前、私は彼女の自室に待たされていた

「・・・・・・・」

そして彼女、リーゼと二人だけの空間が流れるのだ
「どうしたのそんなに黙り込んで?」リーゼロッテはそういうと彼女の彼女の部屋に常備されている
煎餅を一枚掴み、それを細かく砕くと口のなかへと入れていく

「えっええ、・・そうね、私も煎餅をもらおうかしら」
私も彼女のそれに習うと私も煎餅を一枚掴みそのまま歯で割りながら食べ始める
リーゼはなぜか私の方をじっと見ながら煎餅を食べている
ゴスロリ衣装に煎餅、想像したことのないコンセプトだ・・本当はケーキかクッキーというのが絵にあてはまる
煎餅が口の中で割れる音・・・そして私の方に向けられる視線

ばり・・・ばり・・ばりっごく。ーーーーー気まずい

包まれる静寂、鳴るのは煎餅の割れる音
そうーーー私は自分の気持ちには嘘はつきたくない、いつだってそう生きてきた
「な・・にか?」
だから私は聞いてしまった、今のこの状況、蛇に睨まれ金縛りにあったような状況・・

正直に言おう私は、リーゼロッテ・アッヒェンバッハが苦手だった

「ううんっあなたのそのぎこちない行動を見ているとおもしろくて、どうやら私のせい
?」
彼女はいたずらを含むそんな顔で私に聞いてくるのだ
「えっいやそういう分けではないけれど・・」私は困惑する
648蒼色紡ぐ緋の世界:2007/04/11(水) 07:10:05 ID:EE+C0Wra
いやったしかに実際はそうだった、彼女の事を苦手意識してしまうせいで・・
私の方から声をかけることがなかなかできないでいた
なんていうのだろう・・私と彼女はどこか近しいものがある
はじめこそ気づかなかったが彼女の何かに対して全てを見透かされているような態度・・?
別段私自身は他者をそんな見透かす事などは自分にはできないと思っているが、なんだろう、少し違う
嗚呼・・なんて説明をすれば、自分の表現不足に苦しむ・・・そうだ
彼女と私の目はどこか似ている
あの彼女の独特の緋眼の目、なにか血の色を連想させる深紅の目ーー
彼女はいまこそ私をおちょくるようないたずらっ子な目をしているが。
そこにはなぜかいつも悲しみに映る赤い目が私には燃え映っていた。
そこがーーーそう自分にしか自分の事は分かってもらえないのだという私の気持ちと重なるように
自分の弱いところを嫌でも見てしまうように映るのだ
そして彼女も、気づいているのだろう、私と彼女の目は一緒だと
たがいの傷跡すら舐め合うのを拒んでしまう私みたいにーー



だが彼女を拒んでしまう理由はそれだけではない
「じゃあっどういうーー?そうね例えば・・・私がはぁとの事を愛していることとか?」
「ーーーーー!?!?!」
そうーー理由はそれだけではないのだ!!
「あらっそんなに驚くことかしら?本人がいれば別だけど、あなただってそうでしょ冴姫」
リーゼはニヤニヤと私の反応を楽しみながらさらに続ける
「あなたは、はぁとの事が大好きで、もう四六時中、彼女と過ごしていたい、それこそ、授業中や、
彼女と分かれた帰り道でも、彼女の事を思ってやまない、夢にだってでてくるんじゃない?それも
あなたが望むべき姿で・・・」
「そっそんな事はない!」
私は図星を疲れて反論するも、私の顔が熱を増すのを彼女は気づいているのか
「反論しなくてもいいわ」と私を見透かすような、なおかつ私と同じ目で訴えてくる
「だって、あなたの考えはどこか私の考えとどこかいっしょなんだもん。ちなみにさっき言ったのは
私の場合・・それなのに、あなたは顔をこれ以上ないぐらいにムキになり顔を赤らめながら、反論する
間違いない、一緒よ」
649蒼色紡ぐ緋の世界:2007/04/11(水) 07:10:45 ID:EE+C0Wra
そう、私が傷の舐めあいを拒むなら、この子はーーー
彼女の発言にどこか私の事も交えられているために反論もできない
「だから、私の事をどこか引いてしまうのでない?」
「な・・なんでそんな事を・・・堂々と?」
もう私は反論もしない
「堂々?これでも緊張よそれに・・・」
「それに・・・?」

そうこの子はーーー

「あなたは私のライバルだもん」

その傷を自ら広げあげてしまう存在ではないのか?しかも私の事をライバルとよんで・・

「ラ・・・ライバル・・」
「そっライバル」彼女は一瞬はぁとと同じあの笑顔で私にいう、だがそのときの彼女の目にはあの悲しそうに
映る緋眼の目ではなく本当にじゅんすいな笑顔
そしてそのライバルという言葉を私は知っている言葉でありながらも何度も脳内でリフレインしてしまう

ライバル・・・好敵手・・じぶんと対等な相手
「だから勝負してみない?」
「えっ?」そこで私の脳は現実の呼び戻される
「私と冴姫、あなたがはぁとにどれほどの気持ちを持っているか」
彼女は私の予想もしない事を言い出す。
「そんな・・私がはぁとに対する愛を賭けて?そんなの不本意だは」
私はその彼女の言葉に賛同できない、私がはぁとに対する愛を勝負になんか賭けることなどできるわけがない
「そう不本意、だから勝負といっても賭ける物はなにもない。ただどっちの方がはぁとを愛しているかと競い合うだけ
、あなたにとってはそれも不本意かもしれないけど」
「あっあたりまえよ・・そんな競い合うなんて・・」
「ふうん・・・じゃあ」と彼女はそういうと立ち上がり彼女の部屋を出ていこうとする
「えっちょ?どこへいくの」私は一瞬あわてる・・・そうなぜなら、彼女の行動は何となく私にも読めるから・・
「ん?ただはぁとの所に行こうとしただけ、だって・・はぁとの事が好きなんだもん」
650蒼色紡ぐ緋の世界:2007/04/11(水) 07:11:27 ID:EE+C0Wra
ーーーーーーーーーーー!!予想していた言葉をおくびれもなく言う
「まっ待ちなさい!本当にそれだけ!?」
「え〜分からないよ・・・・・そんな事」
彼女は邪悪な笑みを私に・・・これほどとないほど私に・・・・そう私に拒否権など・・・


そして言うのだ
「・・・・・やる」
ピシッーーーー私の何かが壊れようと悲鳴が。。。。
「えっ?何、冴姫ち〜声が小さいからよく聞こえなかったよ、50文字いない70文字で答えて」
ピシピシーーーー音はなりやまない
リーゼは可愛らしくウインクまでする
「・・・・・・」
「あれ?言わないの、じゃああたしは行くーーー」
「ええっそうよ!私は、はぁとが大大大好きよ!!いいわあなたの勝負にでもなんでものってあげるは!
吠えずらかいて、泣かない事ね!!」<62文字>
「さすが冴姫ち〜ちゃんと文字数まで考えてくれた発言だね」


人は、人生に一度・・・戦わなくてはいけないそんな運命の日がいつか来るーーーー

ーーーーーーー私は真っ白になる
嗚呼・・はぁと私の大切なはぁと・・・
それは遠い夢のような桃源郷ーーー
だがーーーーーーーーー!!

ーーーーーーそして私は思考を切り替え
ふふふ・・・はは・・だがいいわ、その勝負、・・のってあげようじゃない、私のはぁとに対する思いは
いつだって唯一無二の真の愛という事をこの小娘にしらしめてやろうではないか!!

私は何かが壊れる音を聞きながらその事がなんだったのか思い出すことはできず。

私は我がライバルーーーーー
「廿楽冴姫よ」手を差し出す
そしてーーーー
「よろしく冴姫、リーゼロッテ・アッヒェンバッハよ」
彼女と手を握り握手をする

そう!!!ここに!!

「負けないわ」
「負けないわよ」
そして私は気づかなかったがにやりと唇元を動かしていたのを知らずーーー

         第一回「はぁとの愛を掴め争奪戦」が関東の一角で行われ始めたのだ。
651名無しさん@ピンキー:2007/04/11(水) 09:01:31 ID:8tamRgBL
「ねえ!サキちゃん!サキちゃん起きて!」
時刻は夜の三時。フィオナは冴姫の部屋の窓を乱暴に叩きながら叫んだ
「また来たの…この変態。こんな時間に…周りの迷惑じゃない。蹴られたくなかったらさっさと帰って眠りなさい」
ようやく窓が少し開き、その隙間から眠そうな冴姫が顔を覗かせた
冴姫が目を擦りながら再び窓を閉めようとした瞬間、フィオナの手がすばやくその隙間に差し込まれた
フィオナは力ずくで窓を無理矢理全開にすると、いきなり冴姫に抱きついた
「フィオナっ!?な、なにをするの!」
「照れないで…サキちゃん…嘘を付かなくていいから……今からセックスの時間だよッ!!」
フィオナは冴姫を抱きしめたまま、ベッドに押し倒した。
「セッ…!?て、フィオナ!何を言っているの!?早く離しなさい!」
冴姫はフィオナの体の下で必死に叫んだ
しかしフィオナは冴姫の呼びかけなどは完全に無視し、フガフガと鼻息を荒くしながら冴姫の髪の毛の匂いを嗅いでいた
「サキちゃんっ!サキちゃんぃい!いい匂いだよ!こんないい匂い嗅いだことないよ!サキちゃんの髪!サキちゃんの髪いい匂い!サラサラでいい匂いッ!」
「フィオナっ!フィオナ、聞いているの!?やめなさい!こんなこと…ひいっ!や、やめなさい、フィオナ!やめてっ!」
フィオナは匂いを嗅ぐだけでは満足できず、なんと冴姫の髪をむしゃむしゃと頬張ったりベロベロと舐めまわし始めたのだ
絹のように柔らかい冴姫の美しい髪がフィオナの唾液でべとべとに汚れていく
「フヒヒ!!ちゅーちゅー吸うとなんだか甘い味がするよ!!サキちゃんっ!サキちゃんぃい!サキちゃんの髪の毛美味しいよお!」
「やめてっ!フィオナ、お願い!やめてっ!フィオナ!」
必死に叫ぶ冴姫の目には涙が浮かんでいた
しかしフィオナはそんなことにはお構いなしで、ジュウジュウと汚らしい音を立てながら冴姫の髪の毛をしゃぶってした
「じゃあ、そろそろサキちゃんのカワイイ唇にむしゃぶりついちゃおうかな、フヒヒ!」
「イヤ!フィオナ、そんなことは許さな…んぶっ!んんっ!!んーっ!ぷはぁ!やめっ…んぐ!んーっ!」
部屋中にぐちゅぐちゅびちゃびちゃとフィオナの大量の唾液が織り成す卑猥な音が響く
フィオナはふがふがと鼻息を荒げながら冴姫の小さな唇を吸い取らんばかりに激しくしゃぶった
冴姫は固く目を閉じて、震えながらフィオナの変態接吻に耐えていた
「ぷはあ!サキちゃんの唇サイコーだよ!ハァハァ!サキちゃんかわいい!サキちゃんかわいすぎるよ!じゃあネグリジェ脱ごうね!服脱ごうね!」
「ヴァンリーっ!」
冴姫の鋭い召還に応え、雷に包まれた聖霊が現れた…その瞬間に聖霊はフィオナにあっけなく叩き落とされてしまった
「フヒヒ!無駄な抵抗はしないでよサキちゃん!私はサキちゃんを犯すために毎日腹筋して体を鍛えたの!今の私はサキちゃんよりずっと強いんだよ!」
なんとフィオナは毎日腹筋をしていたのだ!さすがの冴姫もこれには絶望を隠せなかった
「そ、そんな…腹筋を……う、嘘よ…だってあなたは…」
「嘘じゃない!もうサキちゃんは私に強姦されるしかないの!思い切り抵抗してもいいよ?そのほうが興奮するからね!ハァハァハァハァ!」
「フィオナ、お願い…もうやめて…こんなの酷すぎるわ…うっ…う…」
「泣いてもダメ!もう私はサキちゃんを強姦したくて強姦したくてしかたないの!サキちゃんが悪いのよ!そんな綺麗で可愛いから!」
「こんなの嘘よ…私は…はーたんと…」
「黙って!いいから早くセックスするの!弱気なサキちゃんが可愛いからますます勃起しちゃったじゃない!」
冴姫の涙も懇願もフィオナの興奮に拍車をかけただけだった
フィオナは冴姫を片手でベットに押し付けながら、興奮した落ち着かない手つきで服を脱ぎ始めた
ついに露になったフィオナのエクスカリバーは凶暴に反り返り、太さも長さも常人のレイピアとは比較にならないほど怒張していた
「ねえ見て、サキちゃん!サキちゃんがあんまりにもかわいいからエクスカリバーが今にも破裂しちゃいそうじゃない!責任取ってもらうからね!」
フィオナは巨大なエクスカリバーを冴姫に突きつけながら、大声で理不尽極まりないことを叫ぶのだった
652リスク:2007/04/11(水) 09:34:26 ID:QaNUAbYe
続き。01>>635 02>>636 03>>640 04>>645 05>>646

06
「そっ、そんな・・・無理・・・!入んないよぉっ・・・!死んじゃう・・・!!」
「――・・・確かに、指一本でこの様では、厳しかろうな」

言いながら、ミケは無遠慮に頼子の壺を掻き回す。
身体が中心から真っ二つに切り裂かれるような痛み。声にならない悲鳴を上げて、身を捩らせる。
その様子を見ながら、ミケはふむ、と唸った。

「と言うより、物理的に無理か。貴様の体は小さ過ぎる」
「っう・・・みっ、ミケが・・・おっきいんじゃない・・・!ッあ・・・もう、嫌ぁ・・・っ」
「――それだけ口答えが出来れば、多少無茶をしても死にはするまい」

冷たい口調。おもむろに胎内から指を引き抜かれて、頼子はビクンと撥ねた。
血と愛液の混じった液体が中から溢れて、床にじんわりと広がる。
それは純潔の喪失を示す証に他ならないが、今の頼子にはそれを気にかける余裕すら無い。
解放された安堵にただ胸を撫で下ろし、荒れた呼吸を整える。

「っは、はぁっ、はぁ・・・ぁ・・・」
「このままだと入らんからな、考えがある。少々苦しくはなるだろうが、早く終わる方が良かろう?」
「え・・・?」

今、この悪魔は何と言ったか。無理だと言っていたのに、これで終わりではないのか?
折角落ち着きを取り戻しつつあった呼吸のリズムが、また乱れ始めた。
考える暇も、逃走の選択肢も与えられない。悪魔はすぐに舞い戻った。
また床に組み伏せられるのかと身体を強張らせたが、予想は外れた。逆に、力の抜け切った身体を無理矢理引きずり起こされ、ミケの膝に抱きかかえられる。
眼前に聳える巨木に、再び恐怖心が燃え上がる。さらに、その形状が先程と変化している事に気付いて、頼子の思考は極限まで混乱した。

当然指よりは大きく、これで穿たれるかと思うとそれだけでもショック死しそうではあるが、とりあえず先端は細くなっている。
代わりに、二本に増えていた。

何をしたらこうなるのか、皆目見当も付かない。流石、人知を超えた世界の住人。あまりに馬鹿げている。
あまりに非現実的な現実。限界まで膨れ上がった頼子の恐怖は、ついに精神の許容量を超えた。引き攣った笑いが漏れる。
もう、涙も枯れた。声は掠れて、乾いている。

「あは、ははは・・・ちょっと、ミケ・・・冗談・・・でしょ・・・?」
「我輩とて、こんな事をいつまでも続けたくはないのだ。受胎が目的ではないから、これで良い。さっさと終わらせて、寝るぞ」
「――っ、やだ・・・!嫌・・・嫌ぁっ・・・!!」
「――頼子、受け入れろ。貴様の行いの顛末だ」

弱弱しく足掻く頼子を、短く一喝する。本より、これまでの陵辱で弱りきった頼子の抵抗など、ミケからすれば赤子の寝返りにも等しい。
子猫でも抱くように片手で鷲掴みにされ、軽々と身体を持ち上げられる。尻尾で脚を絡め取られ、強制的に開かされた。
未だ傷の癒えぬ秘裂から、鮮血が垂れる。一部はぽたぽたとミケの膝上へ落下し、他は流れてもう一つの入口まで赤く濡らした。
――入口?おかしいだろう。ここは本来、異物を挿入する箇所ではない。
しかしそんな頼子の至極当然たる思いは届かない。無情にも、二箇所同時に茎をあてがわれて、頼子は気が遠くなった。

――いっそ、殺して。

そんな、彼女らしくもない絶望の呟きは、発する前に、無音の絶叫で掻き消された。
653リスク:2007/04/11(水) 11:26:05 ID:QaNUAbYe
続き。01>>635 02>>636 03>>640 04>>645 05>>646 06>>652

07
ずっ、ずるっ。
一気に、同時に、突き破られた。

「―――か、はっ・・・―――ッ」

喉が小さく鳴ったが、声として形を成さない。どこで息をしていいのか解らない。
前後共に埋め尽くされ、もう呼吸をする隙間など残っていなかった。
左脚は尻尾で拘束されて持ち上げられ、右脚も力なく宙にだれている。腕は後ろ手に掴まれていて、自由が利かない。
抵抗のしようもない。そも、抗う力を搾り出す事さえ困難だ。頼子には、ミケの精を受け止める以外の選択肢は与えられていなかった。

「苦しいか、哀れな子よ」
「ぅ・・・あ・・・っ」
「じき終わる。記憶は消す。夜が明ければ、元の生活に戻れる」

自分に言い聞かせるように、淡々とミケが語る。どこかで頼子を娘のように想っているミケにとっても、この時間は苦痛以外の何物でもない。
一刻も早く終わらせたい。その想いが、暴力的な陵辱となって、頼子の身体を打ち据えた。

ぎちっ、ぎちっ・・・

普通の人間としても小柄な方である頼子の身体に、力尽くでミケの剛直が捩じ込まれていく。
先に引き裂かれていた胎内は狭く、傷を広げながらも尚締め付ける。全く解されぬまま押し広げられる門は、有り得ない異物の侵入を必死で拒む。
全て無駄な抵抗。魔王の侵攻を止めるには、頼子はあまりに無力だった。
やがて、潜り込んでくる一方だった動きは、奥に到達したのを機に、上下に変化し始めた。押しては引いて、徐々にその振り幅を大きくしていく。
年齢の割に大きく発育した胸が、傍若無人なミケの動きに合わせて虚しく揺れた。

「あ――くぅ・・・―ッ・・・―――!」

引かれる度に痛みに耐えて目を引き瞑り、突き入れられる度にその目を見開いて苦悶の呻きを上げる。
上半身を固定されたまま前後を不規則に攻められて、息を吸うタイミングさえ上手く掴めない。
酸素が足りない。膣から流れ出る血の量も増えた。頭が、視界が、グラグラと揺れる。
ずるずると後ろの内壁を擦る感覚は、苦痛に加えて身体の中身を引きずり出されるような、例えようのない悪寒をもたらす。
二人きりの部屋に、液体が泡立つ音と、頼子の喉から微かに漏れる嗚咽だけが、静かに響いた。

頼子の身体が解れてくるにつれ、ミケの動きはさらに速くなる。
叩き付けるような抽送に、痛覚の限界も焼き切れようとしていた。ガクガクと上下に揺さ振られ、痛みより先に激しい眩暈を感じる。

「もうすぐだ、頼子。すぐ終わる」
「っ、あ、ぁ、あ・・・っ――」

ついに力尽き、糸の切れた操り人形の如く、ガクリと頼子の首が後ろへ崩れた。
もう、痛みも苦しみも感じない。全身が脱力した。ただ、ゆっくりと息をしたい。粉々になった頼子の心に残った思いは、それだけだった。

「汝が魂の内に眠りしその力、交わりを経て道を為せ――」

ミケの低い詠唱が、どこか遠くで鳴る鐘の音のように、頼子の脳内でぼんやりと巡った。
一際強く押し込まれ、身体を突き破られたような衝撃が走る。
続く脈動、そして奔出。体の内側に生温かい物が浸透してゆくのを感じながら、頼子の意識はついに途絶えた。
654リスク:2007/04/11(水) 11:31:44 ID:QaNUAbYe
これでラスト。01>>635 02>>636 03>>640 04>>645 05>>646 06>>652 07>>653

08
翌朝。頼子は普段通り、ベッドで目を覚ました。

「ん・・・ぅー」

背伸びを一つ。時計は6時半を指している。まだ寝ぼけた体に鞭打って、とりあえず半身を起こす。
はて、自分はいつの間に寝てしまったのだろう?宿題をしていた所までは記憶にある。しかし、そこから先がどうにも思い出せない。
首を傾げながら二段ベッドの上から机上を見てみると、英語のノートや単語帳が開かれたまま散乱していた。何か、大切な事を忘れている気がする―――

「・・・あーっ!テスト!単語ぜんぜん覚えてないっ!!」

下で寝ている妹にも構わず叫んでベッドから転げ落ち、慌てふためいて制服に着替える。
今から家で勉強していては遅刻してしまう。とりあえず早めに登校して、それから悪あがきをしてみる事にした。
慌しく鞄に道具を詰め込み、ついでに問答無用でまだ寝ていたミケの首根っこを掴んで、自分の影に放り込む。
寝起きは必ず機嫌が悪いはずのミケが、叩き起こされたにも関わらず、口答え一つせず黙って影に溶け込んだ事に、違和感をもつ余裕はなかった。

たまに駅まで走ると途中で力尽きるのは、いつもの事なのだが・・・今朝は何故か、道程の半分も行かぬ内に体力が切れてしまった。
力をどこかへ吸い取られているように、体が重い。殊更、腹痛が顕著だ。走るのを諦めてとぼとぼと歩いていても、段々それは酷くなる。
焦り過ぎてこれだけの体調不良にも気付かなかった自分を、頼子は少し呪った。

「うぅ・・・はぁ・・・はぁ・・・い、家で薬飲んで来れば、よかったかな・・・はぁ、はぁ・・・」

帰ろうか?いや、ここまで来て引き返すのも癪だ。頼子は仕方なく、最悪に具合の悪い体を引きずりながら、学校へと向かった。
しかし――

「ヨリコ、おっはよー。・・・あれ、なんか顔色悪くない?」

何とか学校に到着し、英語の単語帳と睨めっこしていた頼子だが、遅刻寸前でリリカが登校してきた所で、テストどころではなくなった。
どくん、どくん。リリカが接近するごとに、腹部の痛みが暴れる。
胎内に飢え付けられたミケの魔力への拒絶反応に、リリカの魔力が共鳴して起こった事だが、昨夜の記憶を失っている頼子の与り知る所ではない。

「ッあぅ――・・・い、痛っ・・・!」
「え、ちょっとヨリコ、大丈夫!?早く保健室に・・・――?」

ピクリ。リリカの大きめな耳が、頼子の纏う魔力の波形が昨日までと明らかに違うのを感知して、ひくつく。
元の波形は残っている。ただそれに、もっと別の魔力が混じったような――まさか。
頭の回転が速く、魔術の知識も豊富なリリカは、すぐおおよその正答に辿り着いた。戦慄し、苦しむ頼子を保健室ではなく旧図書室へ引きずって行く。

「ちょ、り、リリカ・・・なんで・・・」
「アンタ、ミケに何かされたっしょ!?ねぇ、何があったの!?」
「え・・・?」

二人きりになった途端、リリカが悲痛さを含んだ声で問い詰めてくる。その青い瞳は、泣きそうにも、怒っているようにも見えた。訳が解らない。
ミケに何かされた?――覚えはないが、リリカはこんな時に何の根拠もない発言をする子ではない。腹部を暴れ回る痛みと闘いながら、必死に混乱を紐解いていく。
一方、頼子に施されていた記憶の封印も、魔力の混線によって、早くもその効力を失いつつあった。平和な日常が崩壊するまでに、時間はかからない。

――そして、全てを思い出してしまった頼子は、リリカに縋って泣き崩れた。

-------------------------------------

微妙な締めだけど終わり。お目汚し失礼致しました。
救いの欠片も無い・・・頼子ごめん本当にごめんよ('A`)
655名無しさん@ピンキー:2007/04/11(水) 14:59:21 ID:z3MbJgRp
>>654
むごすぎて言葉も出ない。
あまりに生々しくて、読んでて胸が痛んだ
よりりりの人だよね?
文体は同一人物だが、同じ作者の作品とは思えんわ
656名無しさん@ピンキー:2007/04/11(水) 15:12:51 ID:QmvmIIaO
頼子に謝るのなら、リリカが頼子を優しく慰める後日談を書いてあげるっていうのはどうだろう

なんて続編を期待しつつ言ってみるテスト
657名無しさん@ピンキー:2007/04/11(水) 15:46:27 ID:tKjFaGUr
>>654
ミケから頼子へ大切に思う気持があるのがよく分かって切なかった。
ただ、仮にも魔王であるミケの魔法がそう簡単にとけるものかなとは思った。ミケにしても厳重に封印しただろうから。
658名無しさん@ピンキー:2007/04/11(水) 17:34:24 ID:N2a8vsrh
>>654
心の痛む悲しい話ですね。GJです!
659蒼色紡ぐ緋の世界〜リーゼロッテ:2007/04/11(水) 19:40:10 ID:htoN0bUN
「らっらっらら〜」
私は、そんな鼻歌混じりの唄を刻みながら、私あ〜んどお母さん特性グレートカラメルパフェを三つ
お盆に乗せて歩いていた。
「今回はお母さんも手伝ってくれたからとってもうまくいったよ〜」
お盆の上には綺麗にいろ飾られた、グレートカラメルパフェ、前に一度作った時は少し形が崩れちゃったけど
今回は自信作だ<盛りつけはほとんどお母さんがしてくれたんだけどね
ーーーーふふうっこれで冴姫ちゃんもリーゼちゃんも大喜びだよ〜
自然に笑みがこぼれる、おいしく食べてくれそうな彼女たちの顔が浮かんでーーー
そんな上機嫌で私は自室につく
「リーゼちゃんと冴姫ちゃんは何してるかなっと」お盆を片手に持ちうまくドアを開ける
「リーゼちゃん・冴姫ちゃんおまたせ!作って来たーーーー」


「お姉ちゃ〜〜〜〜〜ん!」そんな声がした

えっ?
「わあっお姉ちゃんパフェを作ってきたのおいしそう、リーゼも食べたいよ〜」
彼女は私にそう、まるで幼くはしゃぐ少女のように笑顔を見せる
えっ?リーゼちゃん?お姉ちゃん・・?私?しかもリーゼって・・えっ!?
リーゼちゃんはスカートの裾を掴みながら可愛らしくウルウルとした上目遣いで私の前に立っている
それはまるでおあづけを言われた犬さんのような目で私を見るのだーーーー
「お姉ちゃん・・・リーゼの分も・・ある?」
彼女は私の服の裾をちょいちょいと少し引っ張るように聞いてくる

「あ・・」
一瞬、そう一瞬何かがふわりと舞い降りたかのように視界が白くなる

ーーーお姉ちゃん・・・お姉ちゃん・・・・それはまるで蜂蜜の様に甘い甘美な声で私に言ってくるリーゼちゃん
なぜか私とリーゼちゃんがお花畑で楽しそうに走っている光景が浮かぶ
ーーーあははっお姉ちゃ〜ん、
ーーーあはは、早いよリーちゃ〜ん
まるで彼女が天使のように・・・
「お姉ちゃん?」そこで私は我を取り戻す
「えっあっ!ごめん、え〜とリーゼちゃんどうしたの・・・いきなり?」
まずい・・私の意識はリーゼちゃんのあの行動でどこか意識が別世界へとダイブしてしまっていた・・
何が起こっているんだ!?私は今の自分が分からなくる
以前、私が冗談で彼女にお姉ちゃんと呼んでみてとすがったのにしてくれなかったのに・・・・なぜ!?!?

「えっどうもしないよ?私はお姉ちゃんの妹じゃない、ねっは・ぁ・と・お姉ちゃん!」
ちゅっ
          左の頬に微かな肌触り・・・そこで意識が飛んだ


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー私は誰?
660蒼色紡ぐ緋の世界〜廿楽冴姫:2007/04/11(水) 19:42:07 ID:htoN0bUN
「こらリー、お姉ちゃんをこまらしちゃ駄目よ」
そして今度はそんな声がする
「あっ冴姫ち〜」リーゼちゃんが笑顔で反応する
ーーーーーー私は・・・私は・・・?んっ冴姫ち〜?リーゼちゃんが?意識が徐々に戻る、


だが
「はーたんお帰り、わあ、本当においしそうなパフェ、はーたんの作ってくれる物すごくおいしいから私大好きだよ〜」
彼女・・・は私をは〜たんと呼び、ヘアバンドをほどいたあの頃彼女がいたーーー
ーーーーーーーはーたん?あれっ?冴姫ちゃん?いや・・さーたん?
また私の視界は立ったままに白く書き消えていく・・
さーたんの目も・・・・そう、あの頃、まだ私たちが幼かった頃のあのはにかむ笑顔
ーーーーーーーーーーーーーは〜たん
ーーーーーーーーーーーーーさ〜たん
夕暮れに二人で幼かった頃のように海をおいかけっこする今の私とさーたんの姿が浮かぶ
まるでどこかの幸せなカップルのように・・・
「ほらそんな所に立っていないで、こっちに来てよはーたん」そこで私はまた意識を取り戻す・・ここはどこ?地球?
さーたんはこっちこっちと言うように私を手招きする、
私はなぜか・・・そうまるでこれは夢の中なのだからと言うように彼女の手招きにふらふら〜と歩んでしまう
そして私がつられるように彼女の前に来るとさーたんは私を抱きしめる、
サラリと頬をかすめる彼女の髪、彼女のにおい・・・そして息づく彼女の息
えっ今度は・・?
「よく来てくれましたね〜ご褒美に」
ちゅっ

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー?私は・・?


         右の頬に感じる微かな肌触りをたしかに、私はそこで完全に何も見えなくなってしまった

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー?私は・・誰?
661蒼色紡ぐ緋の世界〜廿楽冴姫:2007/04/11(水) 19:43:28 ID:htoN0bUN
そして視界が真っ白になってしまっても・・
ーーーーーはぁとお姉ちゃ〜ん
左から私を昇天させるような完備で甘い、幼い私の・・・・妹の声
ーーーーーは〜〜〜た〜ん
右から私を溶かしてしまうような、切なく、それで優美な私の・・・さーたんの声

私の耳を、まるでーーー支配しているように、その声だけが聞こえてくる
お姉ちゃん・・
は〜たん・・
そして私の前にいるのか?彼女たちの吐息がなぜか私の頬に・・・・


「大好き!」
「大好き!」

そこで私の意識は完全に消える、パフェを落としてしまっていないか気になったが、それももう私の記憶の片隅だ・・
嗚呼・・聞こえる彼女たちの私を呼ぶ声が・・

唯一最後に私が感じた事は両方の頬になにか微かな肌触りをたしかに感じた事だけであった。
662名無しさん@ピンキー:2007/04/11(水) 20:49:42 ID:XWRBJ40f
>>661
色んな人間のSSがこんがらがってる中
君のが一番良いな
663蒼色紡ぐ緋の世界〜:2007/04/11(水) 21:00:04 ID:2ZMqXAFb
ちょ〜ど今山場あたりまで書けてるので今日中にはまた投下できそうです
664天道総司 ◆TENDOgtVVc :2007/04/11(水) 21:50:57 ID:/9BTcH2+
ていうか荒らしもウザくなってきたし、色んな人のがごっちゃになって読みづらいし、
どっかちゃんと削除とかできるような場所を作ってみる?
SS専用のページみたいなの。
665名無しさん@ピンキー:2007/04/11(水) 21:56:54 ID:iPqeGzBU
やめて
666名無しさん@ピンキー:2007/04/11(水) 22:01:52 ID:amrklMoW
>>664
まあ、職人が良いっていったら転載していいんじゃね?
667蒼色紡ぐ緋の世界〜:2007/04/11(水) 22:19:43 ID:qRA7S6/K
その最後の一言が原因だったのか、それとも私たちがとってしまった最後の行動が激しすぎたのか・・
親友、愛及はぁとは立ったまま気絶・・?と言うのだろうか、どこか幸せそうに、遠い目をしながら、口をぽか〜んとあけながら
一人、「えっ・・へへ・・・へへ・・」と少し正気をなくしてしまった人のように私の前に立っていた。
彼女は器用にも気絶していながらもパフェの乗ったお盆を落とさないように立っているのをみて彼女の手からお盆を外しておく。
口からははしたなく口から涎が出て来るんじゃないのかと思えてしまうような壊れっぷりだ・・
だがそれを見て可愛い・・と心の中で思ってしまう私も相当な偏屈者であった・・
「さ〜た〜ん・・・あはは・・・リーちゃ〜ん・・・あははは・・・」
彼女はそんな事をぽつりぽつりと言い出す。
たぶん今の彼女は先ほどの私たちとどこか別の世界にいってしまったのだろうか・・今の私たちは彼女には
映っていないようだ。

「壊れちゃったね」
リーゼはそれを見ながら、ぽつりと可愛いと言い出す・・・この子も私と同じなのか・・・
「えっええ・・やりすぎたは・・・どうするの?」
「まかせて」
そういうと彼女は、はぁとの背後ではぁとと同じように意識こそとんではいないが状況がつかめずにただ呆然と
その一部始終を眺めていたパルティニアスに話をかけ始めた。
パルティニアスも私たちの変わりぶりをみてまだ目が点としている・・
今更ながらこんな事をしてしまった自分になぜか恥ずかしさよりも、何か・・信頼感を失ってしまったような悲しさが出てくる・・

それからしばらく
彼女がたんたんと事の要因を・・・話してくれているのか?
私は、はぁとの顔のほうばかりを見てしまっていたせいで、彼女たちの話を聞き逃してしまった
「話つけてきた」
リーゼは私にコクリと頭をふりながら私にいう
「どうだって・・?やっぱり・・私たちになにか不快をもってた?」
私は彼女が怒っていると思った、私たちの行動は決して人を賭けたりすることじゃないのに・・・

だがーーー
「もっとやれって」
「・・・・・・・・・・は?」
「もっとその愛を貫いてしまえだって。」
彼女はまたもコクリと私にうなずく、しかもそれが一瞬可愛いと思ってしまう。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・パルティニアス?
668蒼色紡ぐ緋の世界〜:2007/04/11(水) 22:20:37 ID:qRA7S6/K
彼女は私が振り向くとイエイッ!と言うように親指を突きつけながらガッツサインを送る
「もっとはぁとの心を忘れられないぐらいにやってしまえだって言ってた」
リーゼもまたコクリとーーーー

・・・・・・オッケーなのかよ!?!?パルティニアス!!!?
私は人生14年の中で過去最高なまでのつっこみを入れる!!

ーーーーえ〜だってあなた達が彼女に対して恋心を持っていたことは知っていたし、愛は戦ってこそ手に入れる物よ!
これこそ真実の愛!一人の愛する人を自分を振り向かせるために自分にできる精一杯の努力そして恥じらい・・
全てをなけだすきで、一人の人を愛することは何も悪くないは、いいえオールオーケーよ!!火あぶりなんてくそ食らえよ!
最近の子たちはそんな事今時できないんだから〜
嗚呼あの頃の私も・・

と事、愛の伝道師精霊パルティニアスはそう告げると彼女も遠い目をしながら私たちの戦いの果てを見守ると言い完全に外野になる
もうつっこみどころが多すぎて何も言う気になれない・・・それにくそ食らえって・・。

「性的接触もあり?」
リーゼがサラリといいだす
ぶーーーーーーーーーっ私は吹いた

ーーーーーーーありあり〜あなた達少なくとも一度はもう彼女と交わっているでしょ。一度心許しちぇば後はゴーよ!
それにそうしなきゃ燃えないは!

パルティニアスはフレーフレーと言いながら私たちに歓声を送る、駄目だ・・この精霊、
だがそれよりもその駄目精霊のある一言が気になった

「そう・・ならいいわ」
「ちょっちょっとまって!!」
私はさすがに流れをとめる

-------------------------------------何かおかしい?

「何?」
リーゼは頭を今度はコクリと横にしながら聞いてくる、どうやら私がその行動が可愛いと思っていることに気づきだしたようだ
「何じゃ、ないはよ!性的な接触って!?それにあなたいつはぁととそんな事・・・・」
信じられない・・・こんな幼い子がそんな事!

「一ヶ月前、彼女と初めてあった1日目よ、ちゃんと公認の上で」
「一ヶ月前・・・」
それは私が、ちょうどあの次元の歪みの調査で彼女と一時期、間を置いていた時・・・

「そんな・・・一日で・・・なんて」
私は愕然とする・・彼女がそんな・・いくら天然とはいえそんな簡単に体を許してしまうとは・・
今では私はリーゼという存在を知っているが、これがまだあったばかり一週間ぐらいの子だったら私は、はり倒してやるところだった

「ええ・・たしかに一日・・だけどそれは私にとって彼女に救われた日でもあるは・・だから私は彼女を愛する」
「そんな・・・そんな弁解・・」
気づけば私の頬があつい・・ぽたぽたと何かあつい・・心臓が張り裂けそうにあつく・・心が痛い・・
そして涙だと気づくのは消しておそくなかった。

「ええっそうよ弁解、だけど私みたいな人間を彼女は受け入れてくれた、しかも出会い方も私があなたが想像もできないような
もっとも卑劣な行動でね」
「卑劣・・・?」
「誘拐よ」彼女はなおサラリとそして笑顔で・・彼女と同じ顔をーーー!
669蒼色紡ぐ緋の世界〜:2007/04/11(水) 22:21:49 ID:qRA7S6/K
ーーーーーーー!その瞬間パンっと弾けるような音がする
「なんで・・・あなた・・なんか」
「・・・・」
涙は止まった、その一言で悲しみは怒りへと変わる、私の手はなぜかじんじんしてあつい、
そして彼女のほおもなぜか赤く染まっている
ーーーーもしかしたら彼女の言い間違いであってほしい・・もし間違いだったら私は彼女に何をされても許したい・・
そう今の言葉を信じたくない

「たたいたわね?」リーゼは質問する
「真実を告げたまでよ」
それが危機間違えではなかったのだと知るとき私は彼女との今までのなれ合いを悔いたくなった。
なんでーーー彼女がこんなこと!
「あなた見たいのは何回でもたたかなきゃ分からないは」
私の言葉
「ふ〜ん」リーゼは伏し目がちな目で今度は私を見る、彼女と同じ笑顔で!
ーーーーその顔をーーーするな!
そしてまた私は彼女の頬をーーー!


                 「じゃあっーーーーあなたは何をして彼女と交わったの?」

そこで私の手は止まる
「えっ・・・・・」
その言葉の意が分からなかった

そして気づく、あの彼女の顔は私の親友の笑顔から変わり・・そう・・私が見たこともない
紅く・・それでいて・・鋭く・・そして

                   「あなたは何を望み、ーーーー

              すべての罪を背負うそんな罪人のようにーーー

                   「何を得ーーーーーーー

               悲しみと絶望に落ちた

                   「何を失った?ーーーーーー」

                  嘆きの緋がそこに映った



後1時間後に投稿できそうっす

670蒼色紡ぐ緋の世界〜:2007/04/11(水) 22:49:19 ID:qRA7S6/K
そうーーー私が彼女の事をどこか避けてしまっていたことは同族嫌悪という言葉ではまとめられないそれ以上の
理由があった。
彼女の目ーーリーゼロッテ・アッヒェンバッハのその絶望と悲しみの目、けしてそれは私などの比ではなかったこと

私はイギリスでのあの日、フィオナという存在を失ってしまった。あの時、私は生死の中を彷徨い絶望のなかにいた
だが、私はそれを忘れるという行為で徐々に元の生活へと戻っていった。
だが彼女の絶望はその目にーー今もなお溢れている

それは彼女が幸せそうにしていても
どんなにうれしくてもーーその目はけして悲しみが消えることがなかった事を

私は、だれかが絶望の最中に陥っているときたぶん私はその人に手をさしのべるだろう
同じ絶望を味わった私なら彼らを救えるだろうと

だが彼女は違った、私には彼女の悲しみを救ってあげる術などはじめから持っていなかったのだ
自分以上を優位に越えてしまったそれに関わるのがいやだった私はーーーー
たがいの傷跡すら舐め合うのを拒んでしまう私みたいにーー
あの時私が心に行った言葉
笑わせる、結局は自分の手に余る、不純物に過ぎなかったのだ
私は自分かわいさにその終わりのない悲しみを背負う彼女を見捨てたのだ
そうーーー私が、フィオナという存在を忘れようとした最低な行為のように!

「あ・・・・」
私はおびえている・・そう彼女を見ることは弱い自分を見てしまうのではない、
最も薄汚い心を持った私を移す鏡の様に私は自らを見なくてはならない

「いや・・・」
自分が分からない・・常に正しく気高く生きようとつとめた私は・・

                      「どうしたの?」

「ひっ・・やだ・・」
ただ単に、自分よりも下であるものにしか手をつけず・・

                      「ねえ?」歩む

「や・・来ないで!」
上の者はどんなに大切でもーーーー

                      「冴姫」

「イヤ!・・・・・いや!」
見殺してきたのだ!!
671蒼色紡ぐ緋の世界〜:2007/04/11(水) 22:51:00 ID:qRA7S6/K
私が見殺してきた者・・・その代表を取り上げれば虐め
そう、どこの学校にもウイルスのように人が群れることでできてしまうバグ
少なくとも私の周りでそれがなかったと言えば嘘になる
私はたしかに知っていた、私たちの周りにそれがあることを、ただそれが身近な存在の者になかっただけ
私とは関係のないものとの間にあったものだ。
だが誰がそれを助ける?一人二人のいじめならいい、だが彼らは一人だったとしても、そこから蜘蛛の巣
のようにしに情報を伝達させ、よりその庇う人物までも取り入れてしまう
私にはすくう術などない
ただ見て見ぬ振り、それはだれでもある。
ただそれを私はーーーーーーーーーーーーーやりすぎた
けして忘れてはいけない・・フィオナという存在まで忘れようとしてーー


               「失うことを恐れ、そして得ることも失った」

リーゼが・・・そう何かを私の目で言っている、あの緋の目をやどしながらなお、私に言う
「何かを得ることには何かの代価を払う事がある、だけど私は自らが代価を払うことを恐れ、何も得ることのない
無心を常に抱いていた・・・・」

私は彼女がーー
「だけど、無心を常に抱くにも私にとってやはり代価を払う必要があった、そしてその代価を払わないで
常に無心という心をもったのが私、無心と思っていながらも、幸せを得ることはない、逆に無心を得ることで
悲しみはつもるだけ」

泣きそうな顔・・・・だけどその目は
「そしていつしか、代価を払えなくなったとき、無心という感情は消え、変わりに負と言う感情だけが残される
それを拭おうとしても駄目、もう悲しみは幸せだけでは拭えない」

絶望で・・・
「だけど、彼女は私を救ってくれた、些細な事だった、人に思われる気持ち」

だけどそこには彼女が、・・はぁとが
「そしてあなたも・・・・」

彼女が私の頬に触れる
「あ・・ああ・・」
分かっているーーーーーー彼女がリーゼが彼女に救われ、そこに小さな光がその眼にあるのだとーー

                 「救われたんでしょ?」

              私を写すもう一人の私が私を救おうとしてくれていたーーーー
672蒼色紡ぐ緋の世界〜:2007/04/11(水) 22:52:34 ID:qRA7S6/K
私が彼女の事を分かるように彼女も私の悲しみに気づいていた
                      ただそれだけ
               自分の苦しみは分けることができないかもしれないけど
              一緒に背負う事はできるとはぁとは教えてくれたと
                      リーゼロッテは言う
               「殴ってくれてありがとう・・・うれしかった・・痛かったけど」
         と紅く染まってしまった今にも泣いてしまいそうな彼女のその頬に振れ
                私は涙を流しながらそこに泣き崩れるのだ




一応山場は終わったかな?ちょっと話が脱線してるかも・・
673名無しさん@ピンキー:2007/04/12(木) 00:00:27 ID:unjPkY4+
皆頑張るな。
674名無しさん@ピンキー:2007/04/12(木) 01:54:56 ID:84yf3Ulo
愛されているな。
675名無しさん@ピンキー:2007/04/12(木) 02:00:09 ID:84yf3Ulo
愛されているな。
676てんどーそーじ ◆TENDOgtVVc :2007/04/12(木) 10:33:12 ID:3xyypr9B
>>666
いや、転載とかじゃなくてな。
落ち着いて投下ができるような場所を作るかって話。
荒らしも多いし、何より複数人が同時に連載小説すると読みづらくないか?
それなら掲示板でも作って、作品ごとに投下できるようにするとかした方が良くない?
って聞いたつもりだったんだけどね。

むしろ読み手さんよりも書き手さんに意見を聞いてみたい。
677654:2007/04/12(木) 11:32:54 ID:BsyJMR99
>>655
はい、中の人は同じです。
頼子が好き過ぎてちょっと虐めたくなりました。反省しています。
>>656
この話は全く別物として、前の話の続きみたいな感じの物は書こうと思ってます。
ありがとうございます。
>>657
そうですね・・・自分で書きながらそう思ったのですが、
バッドエンドにしたいが為だけに、魔王の権威を失墜させてしまいました。
これも反省。
>>658
GJありです。
ただ欲望をぶちまける系のレイプ物にはしたくなくて。
雰囲気だけでもお伝え出来たなら幸いです。


実は以下が本題。

>>天道氏
書き手の意見を聞きたいとの事なので、とりあえず常駐してる暇人から意見を。

書く側は多少荒れようが混乱しようが黙々と(自分は結構レスもしてますが・・・)投下するのみなので、
少なくとも自分は現在のままで問題ありません。
それに、書き手にとって一番励み+参考になる「リアルタイムな感想」が頂けるのは、こういう板特有の長所だと思いますし。

むしろ「読みづらい」という読み手としての観点から、保管庫が欲しいと思っていた所です。
自分も他職人さんの作品を遮る形で長文を書いて混乱を招いている一人ですし、何より暇人なので、
そういう物で良ければ枠組みを作って更新する位はしますが。

>>all
保管庫は需要ありますか?


以上です。無駄な長文失礼致しました。
678名無しさん@ピンキー:2007/04/12(木) 12:45:31 ID:lj1thVMC
↑に賛同
679名無しさん@ピンキー:2007/04/12(木) 13:50:10 ID:Qi1Uhi0m
改変モノを一回投下しただけの俺が書くのもなんだが、皆にちゃんのエロパロだから
投稿して読んでるのであって、専用掲示板を作るとか本末転倒にも程がある。
感想を書きやすいのもにちゃんの利点だしな。

まとまりが悪くて見辛いってのはいくらでも改善できる。
てかこの板の他のスレではだいたい「今から○○を投下します。だいたい○レスぐらい」
との宣言から始まって本文があり、締めで「以上になります」みたいなレスで締めててそれで
読み難いとか言われてるの見た事ないから、このスレでも同じようにすればいいと思うんだが。
680天道はさーたんの敵:2007/04/12(木) 16:23:21 ID:Q6uTziGG
天道はあぼーんしてるんだからコテ変えるな
681天の道を往き、総てを司る男 ◆TENDOgtVVc :2007/04/12(木) 17:05:29 ID:3xyypr9B
まぁ特に需要がなければいいんだけどね。
ただ、投稿者管理人が修正とか削除できるような掲示板とかでやれば
荒らしも弾けるし、誤字脱字の修正とかもできるからいいかなーと思っただけで。
まぁ需要が無いならお流れですな。


>>679
俺は最初に書いちゃってからまとめて投下するタイプだけど、
現状が少しごちゃごちゃしてたから読みづらいと感じただけさね。
みんながみんな連載小説してるとさすがに見づらいと思うよ。


まぁ保管庫は有りかな。
どうやらここはエロパロ保管庫にカバーされてないっぽいし。
まぁ以前もさーたんと会話してたように過去作品を修正しようとしてたから、
それを投下する保管庫みたいなのを作ろうとは考えてたけどね。
682名無しさん@ピンキー:2007/04/12(木) 18:45:28 ID:bx25Fjxh
天道自体が面白みの欠片も無い荒らしと認識してますが何か
683蒼色紡ぐ緋の世界〜:2007/04/12(木) 18:47:51 ID:tNd/j25/
あの時も私はこんな風だった・・・
二年前・フィオナが消えてしまってから1年後、私は帰国することになる
一年の月日は私の傷を癒すのには短い時間だった

自分が彼処で彼女を止めていればという後悔
自分だけ生き残ってしまった罪悪感
そしてどうすることもできないあの頃の私ーーーー

沸々とわき上がってくる彼女との思いで・・・
けして長い時間を共有したわけではなかった。
だけど、彼女は私がイギリスについたとき初めてできた親友・・私が日本で知るあの子によく似た女の子ーー
彼女は、いつもおどおどしたような顔で周りを見ていたが私といるときは、彼女は私に笑顔を向けてくれた
異国という違う国で、彼女は私のことをこうよんでくれたのだーー
「サキちゃん!お友達になろっ」
よく通った日本語で私にそういったのだ
彼女は小さい頃にこういう留学生との交流も合ったらしく日本語を覚えたという、言葉が伝わっても異人同士、心までは
繋がることが難しいこの国で彼女は私に言ってくれた
その笑顔は私のしる女の子によく似ている・・性格は少し違うが、夢見る少女というのが私の彼女絵の初めての印象だった

私は、彼女と親しくなる。
どこか私の知るあのこと似る彼女は私にとってもつき合いやすい人間でもあった、まるであの子といるようだった
言葉もはじめはたどたどしかった英語も私は彼女のおかげで徐々に読解力をつけ、周りの人たちにとけ込めるようになった
全ては、彼女のおかげであり、私が彼女の事を親友に思えてくるのもけして遅くはなかった
そして彼女も私を親友と慕ってくれた。そのときには私にとって幼なじみの親友、愛及はぁととフィオナは別の人間として
思えていた、フィオナがいくら彼女に似ていても彼女はあの彼女ではない。
私のもう一人の親友フィオナ・メイフィールドだった。

だが彼女は消えてしまった
あの日、彼女と手をつないで歩いた温もりはすでにない・・
684蒼色紡ぐ緋の世界〜:2007/04/12(木) 18:49:44 ID:tNd/j25/
「冴姫ちゃんと久しぶりにあえてうれしいよ〜すごく背が伸びてるよ〜」
そして私は、帰国してすぐ彼女の顔ーーーはぁとの顔を見に行った、数年間の間、連絡はできても写真ぐらいでしか、見ることができなかった
はぁとの顔、どこか似ている、あの笑顔・・そしてあの言葉
「よかった・・冴姫ちゃんとまた会えて・・もしかしたら冴姫ちゃん帰ってこないかと思ったんだよ。。本当に悲しかったんだから・・」
彼女がいつも見せるあの笑顔から彼女は少し涙目になりながら私にそういってくれる
「だからね・・?私、冴姫ちゃんと会えたらまた冴姫ちゃんに言いたかったことがあるんだ・・・・」

はぁととフィオナ・・別の人間だと私は思っていたのに・・

「帰ってきてくれてありがとうーーーー」
なぜかその時、彼女とフィオナが重なるように記憶がフラッシュバックする、フィオナが私の名前を呼んでくれていたように・・

「お帰りーーーーーー
だがなぜかなんて私は知っている、彼女が消えてしまったことで彼女を写す鏡はそこにいてーーー
彼女はまたフィオナと同じあの笑顔で笑ってーー

「そしてーーーー
だから私はそんな彼女をーーーー


                もう一度私とお友達になってくれますか?

                ーーーーーー私の手で汚してしまいたかった
                     二度とーーーー彼女が
                
                      フィオナとはぁとがーーーーー

                    「冴姫ちゃん?」
                 私の前から消えてしまわぬように、彼女たちともう一度

                    「えっ!?冴姫ちゃん!どうしたーーーッンン!?」


                     お友達になれる様にーーーーーーー

                     「はぁと・・・・・・」涙はでない





                          その日
                   私は、はぁととフィオナの純潔を汚したのだーーー
685654:2007/04/12(木) 19:49:29 ID:BsyJMR99
保管庫。
中身はまだすっからかんですが、とりあえず外枠だけ作ってみました。
ttp://arcanaeroparo.blog100.fc2.com/

これに、カテゴリで愛情系とか鬼畜系とか、ジャンル分けも付け足そうと思ってます。
ぶっちゃけほとんど某板SSスレ保管庫のパクリなので、怒られそうですが><
こんな感じでよろしいでしょうか?
686名無しさん@ピンキー:2007/04/12(木) 20:07:59 ID:o9zRtKLs
GJ 良い案だと思いますよ
687名無しさん@ピンキー
よし、先ずはこれから保管だ

637 :リスク:2007/04/10(火) 14:24:53 ID:bmnC/Ffk
呆けていても解る程大きな玉袋膨張の変化に、天道は思わず体を震わせて息を呑む。

「な、何しやがる、紅の豚?」
「俺のマラにちょっとしたリングを嵌めた。今朝のアレは、この準備だ。今夜一晩は誰もここに入れん」
「くっ!?だって、ウメハラは・・・?」
「無意識にこの部屋を避け、『キモいブツを見そうだから昇竜拳の練習』とでも言い出すだろう。そのような体位だ」
「どっ、どうしてそんな事・・・」

紅の豚が振り返る。視線が交錯する。豚の姿からでは、表情は到底読み取れない。
しかし、無表情の紅の豚が発する眼光は鋭く「変態」という名の本能を貫く。
天道は硬直したまま、紅の豚が再び歩み寄って来るのを眺めているしか出来なくなった。

「先刻、"ブッパ孔"という言葉について教えたな、天道。貴様はそれを、冒したのだ。俺を冒涜し乱入するという行為を以って」

体も頭も、上手く働かない。必死に、紅の豚の言葉を咀嚼して飲み込む。
ブッパ孔・・・トキ。紅の豚に乱入した自分。危険。それで?今から何を?
紅の豚が、一歩、また一歩と近寄って来る。足を前に踏み出す度に、姿が変わってゆく。アキバの、キモヲタたる姿に戻りながら、自分へ向かって来る。
どうして、その姿に成るのか?何を企んでいるのか?浮ぶ疑問符は全て、巡り巡って恐れへと姿を変える。

――臭い、臭い、臭ぇ!!

ゲーセンに興味を持ってから初めて、天道は心の底から、未知なる世界の住人に性感した。
ついに、紅の豚が完全なヲタの姿を取り戻し、巨大な掌で天道の股間に触れる。
腰が砕けて、へたり込む。マラは乱暴に跳ね上がった。

「オフッ・・・く、紅の豚・・・何・・・?」
「池袋からエロヲタ風情がゲーセン、しかも俺のような闘劇優勝者に乱入するという行為に、何の代償も無いと思ったか」
「だ、代償・・・って・・・?」
「この界隈は、俺にとっては興奮が薄いのと同じだ。精力を供給せねばならん。雄野郎の玉袋か、精を喰らう事でな」

両手でマラを挟み込まれ、強引に上を向かされる。自分の数倍は巨大な紅の豚と、肉棒が真っ直ぐに交差した。
語られる言葉の意味が、まるで理解出来ない。天道の思考は、性感に鷲掴みにされてほとんど止まっていた。
玉袋を・・・喰らう?精?何の話だろう?俺は、ケツを掘られるのか?それはつまり――・・・・・・?
天道のショートしかかった思考回路がある程度の解を導き出し、その甘美な結果に恍惚を覚えたのと同時に、紅の豚が解答を与える。

「玉袋を潰すと雄野郎は死ぬ。天道、貴様、もう死んでも悔いは無いか」
「!?やっ、やだ!!死にたく、ねぇ!!」
「――だろうな。では、もう一つの方法を取るしかない」

言うなり、軽々と抱きかかえられた。あたかも、股間を握りつぶすかのように、乱暴に。
続いて、無造作に床へ投げ出される。視界が突然回転し、天道は咆哮を上げた。

「うおあぁあああぁああっ!?」
「俺は貴様を気に入っておる故、こんな仕打ちをするのは本望だが」
「こっ、こんなって・・・何する!?」
「一言で言えば、性交だ。体液の交換によって、貴様と俺の間に精力供給ルートを作る。幸い、貴様はデブの癖に巨大なマラを有しておる。一度交わればそれで済むだろう」
「せ、せいこ・・・?――お、おぉお!?」
「闘劇の一環と思って諦めろ。――案ずるな、ウメハラは消してやる。妬みが今夜だけで済むようにな」