救命病棟24時でエロパロ

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887名無しさん@ピンキー:2008/07/11(金) 16:25:42 ID:NwW35/wn
みなさんGJ!!
自信を持ってください!!
十分文才ありますよ〜
888通りすがり:2008/07/11(金) 16:39:59 ID:ruiHq3f9
865さん 

魂抜けましたか(笑) 
お疲れ様です。 
でも折角お上手なのに…勿体ない
最後まで書いて欲しかったです↓
889865:2008/07/12(土) 01:24:09 ID:5bsneWlM
上手だなんて、とんでもないです(>_<)
中途半端で申し訳ない…
通りすがりさんをはじめ、職人さんの作品期待して待っています。
890通りすがり:2008/07/12(土) 20:42:49 ID:evKfM6R3
ちょっと新作書きに手が離せないので…
駄作家さん、お願いしますvv
891駄作家:2008/07/12(土) 21:35:47 ID:nQxRcY0U
通りすがりさんすみません(TT)
しばらく忙しくて書く時間が無いんです…
892名無しさん@ピンキー:2008/07/12(土) 21:48:40 ID:NLLnvW4h
職人無理しない程度にがんがれ〜
いつでも待ってま
893名無しさん@ピンキー:2008/07/12(土) 23:59:41 ID:3ezLWhcF
865さん、駄作家さん(←決して駄作家さんじゃないですが(笑))、通りすがりさん、
良かったです!
最後まで読みたい気もしましたが、またの投下をお待ちしています!!
894名無しさん@ピンキー:2008/07/13(日) 22:06:17 ID:jMxLsApY
通りすがりさんの新作、新しい書き手の方の作品、キタイ!!
895通りすがり:2008/07/13(日) 23:33:28 ID:ex0DpgL1

「なんだこのカルテは!!!」

人気の少ない医局に怒号が響く。
空気を振るわせるその怒気に、たまきは思わず身を竦めた。

「こんな書き方じゃ専門外の人間が解らないだろっ!!!」

「解ったわよ!やり直せばいいんでしょ!!」

「当たり前だっ!!」

付き返されたカルテを押し抱き、たまきは自分の席に戻る。
が、なんだか進藤の様子が変な気がして
カルテを開きつつも、ちらりと進藤を見やる。
カルテの不備で突き返されることは稀にあったが
常ならば厳しい言葉一言で終わるはずであった。
頭ごなしに怒鳴られることなど、そうそうない。
いつもと、雰囲気が違う。
いつも共にいるたまきは即座にそれを感じ取った。

カルテに目を通す進藤の顔。
いつもより青白く見えるのは気のせいであろうか。
眉間に刻まれた皺も、いつもよりも深い気がする。

もしかすると・・・
1つの心当たりが浮かび、たまきは音を立てないように立ち上がると
ゆっくりと彼の横に歩み寄る。
進藤が気付き、振り返る瞬間を見計らい、額へと手を当てた。

896通りすがり:2008/07/13(日) 23:35:02 ID:ex0DpgL1

「!!!!進藤先生!!貴方すごい熱よっ!!?!」

手にじわりと伝わる熱に、たまきははっと息を呑む。

「なんてことはない。」

たまきの手を鬱陶しそうに振り払い、進藤はカルテへと視線を戻した。
あくまで何事も無いように装い、仕事を続けるつもりだ。

「何処がなんでもないのよ!!ベッドで休んで!!」

「煩い。自分のことは自分がよく分かってる!大丈夫だ。」

「駄目よ!主治医の言う事が聞けないの?!」

いつも以上に、強く言ってくるたまきに、進藤は苦々しげに舌を打つ。
これ以上言葉を発しても無駄だと判断したのであろうか
あえてたまきを無視し、無理やりカルテへと意識を向けた。

その態度に、たまきは思わず進藤を睨みつける。

「そう、言う事が聞けないなら・・・別れるんだから」

「何?!」

思っても見ないたまきの宣言に、進藤は凄まじい形相でたまきを睨みつけた。
それに僅かに怯みつつも、ぐっと堪えるとたまきは挑むように彼を見上げる。
進藤の顔に、明らかな苛立ちが浮かぶ。

897通りすがり:2008/07/13(日) 23:36:39 ID:ex0DpgL1

「私は、本気なんだから」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・まったく・・・・・・」

空中でぶつかり合う視線と視線。
逸らしたのは進藤の方だった。
深く息を吐き出すと、カルテを机の上に置いた。

「分かった」

それだけ返事をし、進藤は立ち上がり歩き出す。
たまきはほっと胸を撫で下ろすと、その場を大まかに片付け、進藤の後を追った。

 「やっぱり風邪ね。しばらくゆっくり休むのよ?」

今日使う予定のない処置室のベッドを借り、大まかな診察を行い
たまきは進藤の腕に注射を打つと、机に向かってカルテを書きながら話しかけるも
返事が一向に返ってない。
怪訝に思い、進藤がいるベッドへと振り返り見ると、ぐったりと眠り込んでいる進藤の姿。
よっぽど辛かったのであろう。
それなのに、無理をして、虚勢を張って
大丈夫だと言い張って・・・・・・。

たまきは小さく微笑むと、進藤の枕元に歩み寄り、そっと覗き込んだ。
まだ顔は青白いが、眉間の皺は解かれている。

「良かった・・・ったく、世話が焼けるんだから・・・」

やり方は少し強引だったかもしれない。
けれどそのお陰で今、彼はゆっくりと身体を休めている。
寝息も穏やかで、もう心配することは無いだろう。

「本当に、仕事好きの頑固者・・・・・・」
898通りすがり:2008/07/13(日) 23:38:10 ID:ex0DpgL1

たまきは布団を引き上げ、肩までかけてやる。
そして目覚めたときのため、水を取りに行こうと踵を返したその時だった。
くい、と白衣を引かれ、先に進めなくなる。
振り向けば、白衣の裾を進藤が掴んでいた。

「一生?」

起こしてしまったのだろうか。
そう思い彼を再び覗き込むが、彼はまだ眠っていた。
寝ぼけて掴んだのかもしれない。
でも、これでは動けない。
どうしたものか悩み、きょろきょろと周りを見やる。
外は昼を過ぎ、だんだんと日差しを緩めている。
出来る事ならば、ここに仕事を持ち込んで
進藤の分まで少しでも先に進めたかった。
しかし、掴まれてしまえばこの場を離れることすらできない。

「仕方ないわね・・・・・・」

たまきは小さくため息をつくと、その場に座り込んだ。
ベッドに寄りかかり、進藤の顔を覗きこむ。
穏やかな寝顔。
こんな顔を見て、誰がさっき怒鳴り散らしていた人物だと思うだろうか。

たまきは穏やかに微笑むと、ベッドの上にことりと頭を乗せ
じっと進藤の顔を見つめ続けた。

899通りすがり:2008/07/13(日) 23:39:41 ID:ex0DpgL1
遠くで騒がしい音が聞こえる。

たまきはその音に、はっと我に返った。
目覚めれば、辺りは薄暗く、部屋の隅のほうはよく見て取れない。
窓の外は夕闇が訪れ、空の色は緋色から深い藍の色合いを醸し出していた。

どうやらたまきも眠っていたらしい。
慌てて身体を起こし、進藤を見るがまだ目覚めてはいない。
あの騒がしい音は、もしかしたら自分達を探しているのかもしれない。
そうは思うも、あまりに気持ちよさそうに眠っている為、起こす気になれない。

「とりあえず、私だけでも戻らないと・・・」

立ち上がりかけ、進藤に掴まれている事を思い出す。
進藤の手をそっと開かせ、白衣を抜き出そうとした、その時だった。

「!!!!」

力なく握られていた手が、突然たまきの腕を掴んだ。
その行為に驚き、たまきは目を見開き進藤を見る。

鋭い、視線。
睨んでいる訳ではないが、射抜くようにこちらを見上げてきている。
その鋭さに、たまきはドキリと胸を高鳴らせた。

「進藤・・・先生・・・?」
900通りすがり:2008/07/13(日) 23:41:25 ID:ex0DpgL1

何も言わず、ただ見つめる進藤に、たまきは不安になり口を開く。
すると、いきなり腕を強く引かれ、ベッドの上に引き上げられた。
どこにそんな力が残っていたのだろうか
たまきは目を白黒させながら、覆いかぶさってくる進藤を見上げた。

「んっ・・・・・・」

齧り付くように唇を塞がれる。
熱い舌が口内を動き回り、自分のそれを煽るように絡みつく。

「んんっ・・・・・ンむっーーーっ!!・・・・・・はあっ」

 やっとのことで解放され、たまきは息苦しさから息を大きく吐き出した。

「ちょっ!・・・いきなり何するのよ・・!」

口を開いた瞬間、また深く口付けられる。
じたばたと暴れる身体を押さえ込まれ、両腕はシーツに強く押し付けられる。

濃厚な口付けに、頭がぼんやりとしてきた時、進藤の手が動く。
服の上から膨らみをさぐり、掴み上げる。

「ま、待ってっ・・・・・・ダメよっ!貴方まだ熱があるのよ?!ゆっくり休まないとっ・・・・・・」

901通りすがり:2008/07/13(日) 23:43:04 ID:ex0DpgL1
「黙れ。お前の言うことを聞いて、休んでやったんだ。俺の言うことも聞くのが道理というものではないか?」

「そんなっ・・・・・無茶苦茶なっ・・・・・・あ・・・・・・!」

進藤の両手が、服を脱がしにかかる。
たまきは咄嗟に腕をつっぱり、彼の身体を押し返す。
ここでこんなことをしては、体調が悪化してしまう。

「ダメだってばっ!一生っ!!」

「・・・・・・面倒な・・・・・・」

必死に抵抗をするたまき。
お互いに揉め合い、やがて進藤の手が緩む。
ほっとしたのも束の間、進藤の口から気だるそうに
ひやりとする声音が落ち、たまきは思わず身を竦めた。

たまきの手が再び伸びる。
肩を強い力で掴まれ、身体を裏返される。
抵抗しようともがく身体を抑え込まれ
後ろ手に一つにまとめられ、何かで縛られる。

「!!何で縛るのよ?!」

突然の暴挙に、たまきは狼狽の声を上げた。
しかし進藤は止まろうとはしない。
振り返ろうとした瞬間、目の前を何かがで覆われた。

「これで、嫌でも大人しくなれるだろ?」

「ま、待ってっ・・・・・・やめてっ、怖いっ・・・」

たまきの胸中が恐怖で支配される。
縛られ、目隠しをされ、一体どうなってしまうのか。
902通りすがり:2008/07/13(日) 23:44:47 ID:ex0DpgL1
そんな不安を余所に、進藤の手が服の隙間から中に差し入れられた。

「い、いやぁっ」

まさぐられ、膨らみを荒々しい手で掴まれる。
いつもより熱い、手。
やはり熱がまだあるのだろう。

「ふっ・・・・・ううっ・・・・・あああっ」

指先が、突起を摘む。
いいように転がされ、背筋を甘い痺れが駆け上がる。

「だ、だめっ・・・・・・やぁっ」

「うるさい口だな。・・・・・・そこも塞いで欲しいのか?」

からかう様な、それでいてぞくりとする声音。
たまきは咄嗟に唇を噛み、口を閉ざした。

「ふっ・・・冗談だ・・・それじゃつまらない。」

進藤の、骨ばった手が身体の線を辿る。
その動きに合わせ、たまきの細い身体が跳ね上がる。

「いい声で啼け・・・・・たまき・・・・・・・」

狂気じみた囁き。
その深く低い声に、たまきは心臓を鷲掴みにされた感覚に襲われた。
鼓動が止まらない。
そしてそれを煽るように、進藤の手が再び膨らみを揉みしだく。

「あっ・・・・・ああっ・・・・・・ぃっ・・・・・・」

彼の手から逃れようと身をよじる。
しかし、彼の手は執拗に胸を弄う。

「いやらしい身体になったものだな・・・・・・。こんなに硬くして・・・・・・そんなに触れて欲しいのか?」

「ふぁあっ!!」

張り詰めた突起を強く摘み上げられ、口からはあられもない喘ぎ声が漏れた。
903通りすがり:2008/07/13(日) 23:46:29 ID:ex0DpgL1

たまきは恥ずかしさに顔を背けた。
目隠しをされ、両腕も拘束されて
こんな形で身体を弄われるなど初めての経験で。
自分は見えないのに、彼は自分の姿が見えている。
次に彼が何をするのか、分からない不安。
そして、いつも以上に言葉で責め立てる進藤。
全ての行為がたまきの羞恥心を掻き立てる。

やがて、下着に手が掛かり、そのままずり下ろされる。
解放感に包まれる下肢。
いつも以上に外気を感じるのは気のせいだろうか。

「あ・・・・・・」

足の先から、下着が滑り落ちる。
それを感じた次の瞬間、身体を引き起こされ、胸に、硬い熱を感じた。

それが、進藤の胸板だということに気付くのに、それほどの時間は要さなかった。足と足の間にもぬくもりを感じ、彼の身体を跨ぐようにして向かい合っているのだということを知る。

「・・何をしようと・・・してる、の?」

「いい姿だな、たまき」

くくっ、と喉の奥で笑う声。
自分がどんな姿でいるのか、たまきには想像することもできない。
だが、進藤の煽る言葉が、頬を上気させた。
904通りすがり:2008/07/13(日) 23:48:09 ID:ex0DpgL1

進藤はたまきの服をたくし上げ、背中を摩りながら膨らみを目指す。
小さな、けれど確かな柔かさのあるそこへ。
予測の付かない動きに、たまきの身体は過敏に反応する。
それを暗い笑みでうっとりと見つめながら、進藤はたまきの突起を親指の腹で強く擦り上げた。

「ふあっ!ンっ・・・・・・い・・・いやぁ・・・・・」

「ならばやめるか?」

「お願いっ」

焦燥の声を上げると、進藤がまた笑った。
手が、焦らすように滑る。
腰の線を滑り落ち、足の付け根を通り、そして・・・・・・。

「はっ・・・・・・!!!!!」

ちゅくっ、と微かな水音。
長い指が、泉に埋められた瞬間、たまきは息を呑んだ。

「・・・濡れているな・・・・・・」

「ああアっ・・・・・・ンっ・・・・・・あああっ」

指先にたっぷりと蜜を絡め、何度もそこを行き来する。
その度に、たまきの身体は小さく跳ねた。

「わかるか?どれだけ濡れているか・・・・・・」

くちゅり、と指をくねらせ、わざと音を立てる。
その生々しい音に、たまきは大きく肩を震わせた。

「や、やめてっ・・・・・・音、立てないでっ・・・・・・ああっ!」

 たまきの頬が羞恥で濃く染まっていく。
その様子に気を良くした進藤は、更に音を立てるべく、激しくそこを掻き回した。
905通りすがり:2008/07/13(日) 23:49:14 ID:ex0DpgL1

「ひぁっ!!やっ・・・・・・そんな、乱暴にっ・・・しないで!・・・・あぁ、ンっ!!」

足を閉じようにも、彼の身体を邪魔をしてそれを許さない。
いつもならば、彼の肩にしがみ付き羞恥心と快楽に耐えていられたのに。
両手は後ろ手に縛られ、縋りつくこともできない。

 ちゅくちゅくと、今まで聞いた事も無い音が、たまきの耳を侵す。

「俺の手をこんなにも濡らして・・・見せてやりたいよ・・・」

「んんっ・・・!や・・・・ぁっ・・・!・・・・貴方の・・・所為・・・よっ!!」

「俺の所為?だが・・・・・・実際に濡らしているのはお前だぞ?」

進藤の手が、大腿の内側を撫でる。
べっとりとした濡れた感覚。
かなりの蜜があふれ出しているということを否が応でも感じさせられた。

たまきは自分の身体が自分のものでないように思えた。
いつも以上に、身体が敏感になっているように感じられてならなかったのだ。
進藤に身体を触れられるだけで、そこからくすぐったいような感覚が全身に広がる。

「何本入っているか、分かるか?」

「うっ・・・・・・ふうぅっ」

たまきは首を激しく横に振る。

「これなら・・・・・・わかるか?」

「ひあぁぁっ!!!!」

彼の指先がつぷ、という音を立て更に深く侵入し、敏感な場所を突く。
たまきは堪らず、背をしならせた。
突き出されるように曝け出された胸の双丘。
その頂を、進藤は口に含む。

906通りすがり:2008/07/13(日) 23:50:25 ID:ex0DpgL1

「あっ・・・・・・うっ・・・・・・んっ・・・・・・やぁぁっ」

「答えろ・・・」
 
喘ぎばかりを上げるたまきをあざ笑うかのように
進藤は胸の突起を舌先で転がしせがむ。

「そ・・・・・・んなっ・・・・・わからな・・・・・・あああアアアっン!!」

 身体の奥深くを掻き混ぜられ、ねっとりと胸を舐めとられる。
いつも以上に陰湿な動き。
たまきの腕が、進藤を求めるように何度も引きつる。
しかし腕は束縛され、思うように動かない。

「解らない?・・・・なら・・・・・・・これなら解るだろ?」

と、身体がふわりと浮いた感覚に襲われる。
次の瞬間には、背中に硬い床の感覚。
仰向けにされたと気付くが、下半身をすぐに固定されてしまう。

たまきは嫌な予感がし、逃げようと、もがくが
すぐに押さえ込まれ、その濡れた泉に何かが押し付けられた。
生暖かく、ぬるりとしたやわらかい物・・・・・・。

「っや・・・!・・・ぁあああっ!!」

水音が聞こえる。
耳朶を打ち、まるで脳内を犯されるようであった。
敏感な場所を、何度も行き交うそれ。
腰を抱え込み、奥深くから蜜を誘うように、強く何度も吸う。
その感覚だけが、やけに生々しく身体に刻み込まれていく。

907通りすがり:2008/07/13(日) 23:51:46 ID:ex0DpgL1
「あ・・・・・・ンぅ・・・・・・ああっ・・・・・・はああっ!」

知らず知らずのうちに腰が揺らめく。
しかし、がっちりと押さえ込まれ、思うように動けない。
そのもどかしさと、何度も耳の奥に響く水音とに
たまきはどうにかなってしまいそうであった。

それでも進藤は、決してすぐには絶頂を迎えさせてはくれない。
焦らすように、それでいて進藤だけが満足する行為を与える。
どんなに足掻いても、どんなに強請っても、すぐには解放してくれない。
それが、進藤のやり方・・・・・・。
それに耐え切れず達した時など、許容を超えた責めで身体を貫かれる。
そうして教え込まれたのは、「焦らす行為に耐える」ということだった。

 しかし、目を覆われ両腕を拘束され、尋常ではない体位で身体を弄われる

その状況が、いつもの忍耐力を弱めさせている。
ただでさえ、焦らされているというのに
言うことを聞かない視覚や両腕のもどかしさが拍車をかけている。

「達するなよ、たまき」

低い声が、楽しむように釘を刺す。
たまきの体が、びくっと僅かに震えた。
たまきの息は、これ以上ないほど上がっている。
限界がそこまできているらしい。
908通りすがり:2008/07/13(日) 23:53:22 ID:ex0DpgL1
頬を染め、空気を求めて意味ありげに開く濡れた唇。
目を布で覆われ、後ろ手に縛られたその姿は
これ以上ないほど嗜虐心を煽った。
今、間違いなくたまきは自分の手中にいる。
自分が支配し、そして自分の指の動き一本でどうにでもできる状態なのだ。
進藤の背筋を、ぞくり、と何かが駆け上がっていく。

「・・・お前は、俺のものだ・・・・・・全て・・・・・」

再び、焦らすように舌先をくねらせる。
はっとたまきが息を呑む感覚に、ひっそりと笑う。
蜜が、とめどなくあふれ出し、進藤の頬にかかる髪までも濡らしていた。

「達したいか?」

試すような口調。
たまきは見えぬ目で進藤の姿を探し
気配のする方向へ向けて、ちいさく頷いた。

「そうか・・・なら・・達け」

足を大きく開き、自らの腰を深く埋める。
たまきの背が、引きちぎれるほど大きくしなる。

「っ・・・・・・ああぁぁぁっ!!!!!」

焦らされた身体に、それは大きな衝撃をもってたまきに襲い掛かる。
白い首が引き絞られ、高い声が零れ落ちた。
909通りすがり:2008/07/13(日) 23:54:47 ID:ex0DpgL1
内部の激しい収縮。
進藤を締め上げ、更に内へと引き込む。

「ふっ・・・・・・貪欲だな・・・・・・入れただけで達するとは」

「あ・・・・・うっ・・・・・・あああっ・・・・・い・・・っせ・・・」

嗚咽交じりの甘い声。
自分がどれだけ酷いことをしているか、訴えてくる。

「動くぞ」

「だ、だめっ・・・・・・も・・・・・少し待って・・・・」

「聞こえんな」

喉の奥で笑い、腰を打ち込む。

「うっ・・・・・ふあああっ・・・・・・あっ・・・・・・あっ・・・・・・あああっ・・・・」

緩急つけて打ち込まれる楔。
そのたびにたまきの身体が波打つ。
ずぷずぷと、淫らな音が室内に響いている。
目が見えないというだけで、音をこんなにも激しく感じてしまうものなのだろうか。

「・・っや・・・・激しっ・・・い・・・、っせっ・・・・・・あああっ」

絶頂を迎えた身体に、激しく進藤が出入りする。
時折、無理やりな動きが混ざり、鈍い痛みが走ったが
それすらもやがて、快楽に変えていく。
いつも以上の激しさ、そして肌に感じる体温。
接している場所は限られているが、離れた肌にも彼の熱を感じる。
910通りすがり:2008/07/13(日) 23:56:19 ID:ex0DpgL1
恐らく熱が上がってきているのだろう。
進藤の体調から考えても、もうこの辺りでやめたほうがいいのかもしれない。
しかし、進藤にその気はなく、さらに自分を求めてくる。
そうなってしまえば、たまきにはどうすることもできない。
ただ、彼が望むままに、身体を預けるしかないのだ。

「んぁっ・・・・・・っ」

 力の抜けた身体を、突然横にされる。
後ろ手に縛られていたため、自重と彼の重さとを受けていた手は痺れており
その体位によりその痺れからは解放される。
しかし、体内には激しい衝撃が走り、たまきは、身体を硬直させた。

「たまき・・・・お前は・・・・・・俺のものだ・・・・・」

先ほどよりも深く繋がり、最奥に彼の熱をありありと感じる。
そして、耳元に降りる低く、掠れた声音。
全てが、たまきの身体を熱くさせた。

「・・・・ンっ・・・・・素直に・愛してる・・・・って・・・言えな・・・の?!・・・・んんぅっ」

言い終わる前に唇を塞がれ、口内を蹂躙される。
口の端を流れる唾液さえも吸い取られ、息つく暇もないほど、貪られる。
たまきからも恐る恐る舌を絡めるが、進藤の動きについていけず
されるがままの常態であった。
911通りすがり:2008/07/13(日) 23:59:08 ID:ex0DpgL1
だけどこの瞬間。
言葉に出来ない想いが、伝わるような感じが
それが何よりもたまきは幸福だった。
たとえ、こうして目隠しをされ、束縛されようとも
それだけ、彼のことだけを考えることが出来る。

彼の想いを、熱を、漏らさぬよう感じ取ろうとする。
傍から見れば、酷い行いかもしれない。
けれど、その端々に、確かな進藤の想いを優しさを感じることが出来るのだ。

「うっ・・・・・・くっ・・・・・・・あっ、あっ、・・・・・・ああああああっ!!!!」

 視界が白く霞む。
深い場所を何度も突き上げられ、耳元に、彼の激しい息遣いを聞いた瞬間
張り巡らされていたあらゆる糸が切り離されたように、全身に浮遊感が襲った。
体内に、吐き出される熱い、もの。
それを全て飲み込み、たまきはぐったりとベッドに伏せた。

「たまき・・・・」

進藤の手が伸び、目隠しと束縛とが解かれる。
突然の解放感に、ぴくり、と身体が反応を示す。

目の前には、着衣を乱し、いつもより熱い息を吐く進藤の姿。
息が僅かに切れているのか、肩が上下していた。
たまきはその姿に心臓が大きく高鳴るのを感じた。

912通りすがり:2008/07/14(月) 00:00:46 ID:EF8YRTmb

「まだ、物足りないか??」

にやり、と笑う進藤。
その笑みに、自分の身体の中にまだ進藤がいることに気付く。

「あ・・・・・・」

思わず軽く締め付けてしまったことに、たまきは恥ずかしそうに頬を染め
視線を逸らした。

「病人相手に・・・・主治医が聞いて呆れるな・・・」

「なっ!!、最初は、貴方がっ・・・・・!!!」

「ふっ・・・・・・だがそれに乗ったのはお前だ」

「目隠しされて、縛られて、どう抵抗しろって言うのよっ」

「・・・さぁな」

「どうしてそう・・・・!!」

言い返そうとするたまきの肩口に、進藤の唇が降る。

「も・・・・・・ダメよ。貴方は休むの。これ以上したら、もっと身体を壊すわよ」

「そうか?さっきよりも、だいぶ体調はいいがな」

「気のせいに決まってるじゃない。医者が何言ってるの・・・」

「なら、試してみるか?」

「!!!!!」

 進藤の手が動く。
身体の位置がまたしても変えられ、たまきはその衝撃に、ぎゅっと目を瞑った。

 いつも以上に手に負えない進藤。
不調になるとそれに拍車がかかるように思うのは自分だけだろうか?

彼に再び貫かれながら、たまきは彼の体力よりも
果たして自分の身体が持つのか、ふと不安に駆られたのだった。

913通りすがり:2008/07/14(月) 00:01:37 ID:EF8YRTmb
はい、進藤先生暴走編でした☆彡 
914名無しさん@ピンキー:2008/07/14(月) 00:08:20 ID:oiRP5Cvc
ちょ、いいとこ居合わせすぎたwwww通りすがりさんほんっとGJ!!!!!この進藤鬼畜で超ヒットです!!やっぱゴットハンド並みの神業だ笑

またお願いします!
915名無しさん@ピンキー:2008/07/14(月) 00:09:14 ID:oiRP5Cvc
携帯からか改行できてないorz
スマソ!
916名無しさん@ピンキー:2008/07/14(月) 16:22:26 ID:YMEPB8uD
通りすがりさん、大作ありがとうございます!!
ほんとーーーーーにイイです!!
鬼畜進藤、やっぱり最高にイイ!!
917名無しさん@ピンキー:2008/07/14(月) 17:10:20 ID:ncCljXr/
たまきたんハァハァ(´Д`)
通りすがりさんGJです!
918865:2008/07/14(月) 20:11:20 ID:VTh0YLkR
通りすがりさん
GJです!
ドSな進藤に萌えました☆
919名無しさん@ピンキー:2008/07/15(火) 23:22:52 ID:OS+4dDdJ
萌え!!!!!!
やっぱ進藤たまきは最高www
通りすがりさん大ファンです><
920名無しさん@ピンキー:2008/07/17(木) 23:59:57 ID:4CopJ1Tl
通りすがりさんGJ!
あげ
921通りすがり:2008/07/18(金) 01:53:59 ID:+80mW0VJ
919さん 

大ファンだなんて…ありがとうございますvvヽ(´▽`)/ 
そう言って頂けて、嬉しい限りデスvv


それからいつも読んで下さっている皆さんも、ありがとうございますm(__)m 
もう残り100を切ってあまり書けませんが、最後までよろしくお願いします♪
少し早いですが、挨拶をと思いまして(笑)
922名無しさん@ピンキー:2008/07/18(金) 23:17:00 ID:fyOoy2JK
そうえばまとめサイトどうする??
過去ログのままはもったいないんだよなあ・・・
あと2スレ目たてるよね???
923名無しさん@ピンキー:2008/07/19(土) 08:11:32 ID:yIpcXsN5
まとめサイト、2スレ目、もちろん欲しい!
どなたか詳しい方作ってください><
924名無しさん@ピンキー:2008/07/22(火) 23:33:41 ID:rpCNuTqR
まとめサイト欲しいよね〜
自分詳しくないんだけど(´・ω・`)
925名無しさん@ピンキー:2008/07/25(金) 13:54:14 ID:NWpOI9fM
昔の職人さんはもうこないのかな?
通りすがりのはセリフがなければ好きだお(^ω^)

まとめサイトの件
もう少し早い時期なら作れましたが、時間が無くなってしまいました。
926名無しさん@ピンキー:2008/07/25(金) 20:48:22 ID:ejsToNlx
久し振りに覗いてみたら・・・通りすがりさんGJ

>>!925
あらららら(´ω`)
時間はあるんだがうちも詳しくないんだよな〜
もう900代かあ
927しんたまねぎ:2008/07/26(土) 15:52:30 ID:SydjQDaH
初めまして。
進たまさんやしんたまさんとは別の者です。
皆さんに気に入っていただけるかわかりませんが、初投稿させてください。
928しんたまねぎ:2008/07/26(土) 16:03:20 ID:SydjQDaH
「…おい!」
「…何?」

煙草を燻らしに屋上にやってきた彼が見たのは、約1ヶ月ぶりの彼女の姿だった。
進藤に気付いて、はっとするも、ふいと顔を逸らしてしまった。
進藤も何を言って良いか判らず、長い沈黙が続いた後、ようやくしぶしぶながら口火を切った。
「今夜は、帰ってくるんだろうな?」
「・・・・いいえ。」
たまきは言うと後ろを向いてしまった。
「大体、帰るって何?私たち一緒に暮らしてるわけじゃないのよ」
わざと進藤を怒らすような挑発的な物言いと嘲り。
ため息をついて、進藤は言った。
「まだ怒ってるのか」

しょっちゅうあるわけじゃないが、たまに彼女の癇に障ることをしてしまうことはあった。
気の強い彼女と、口下手な自分。
それでもお互い惚れてしまっているのだから、なんとかなるようにはなってきたけれど。
1ヶ月も部屋に来ないなんて、初めてだった。
それほど彼女を怒らせてしまうとは。

同じ病院でも職場が違うので、この1ヶ月、ほとんど彼女の顔を見ていなかった。
進藤の問いかけに答えず、そっぽを向いているたまきの顔を、ちゃんと見たいと思って足を進め、
2人の距離を縮める。
白衣のポケットに両手を突っ込んで屋上からの景色を眺めている彼女の、腕を強く握った。
「ちょっ、何するのよ?」
やっと間近で見られた彼女の顔は、眉を上げ瞳を見張り口をへの字に結んだ、冷たい怒りの表情だった。
胸に哀しみと苛立ちのようなものを感じる。
「いい加減、帰って来い。お前も子どもじゃないだろう」
「お前はやめて!」
「ちゃんと謝ったじゃないか。何が不満なんだ?」
「謝った?あれで?」
掴んでいた腕を大きく振り解き、またそっぽを向いてしまう。
「貴方何も解ってないわ!」
何を解っていないというのか。
彼女の心が理解できなかった。

いや、本当はうっすら判っている。
自分の態度に怒っているのだろう。
誤解して勝手に怒り出した彼女に、苛立って冷たい態度を取ってしまった。
もっと優しく丁寧に説明してやれば良かったのだろうが、そんなにたくさん言葉が出てこなかったのだ。
彼女の気持ちも察し、俺も悪かったと表面的に謝った自分の態度が、
彼女の瞳には傲慢に映ったのだろう。
気持ちを伝えるのが下手なところは、お互い似ていると思う。
彼女がこんなに怒っているのは傷ついたからだと解ってやりたかったが、
同時に、何故こういう性格の自分のことも解ってくれないのかと苛立ちも募る。

もどかしい。 
解ろうとしない彼女が。
そんな彼女を持て余している自分が。
どうしようもなくもどかしい気持ちが、進藤を動かした。

「たまき」
後ろから抱きすくめた。
「ちょっ…」
「帰ってきてくれ。頼む」




929しんたまねぎ:2008/07/26(土) 16:07:42 ID:SydjQDaH
「・・・・・・」
精一杯気持ちを伝えたくて、だけど出た言葉はたったそれだけのシンプルなもので。
改めて、自分のこの性格を呪いたくなる。
それでも彼女の心には何か響いたようで。
今度は振り解かれはしなかった。
口唇を尖らせ哀しげに瞳を揺らし、何か考え込んでいた。
久しぶりに感じる、彼女の体温は温かく、焦がれていたものをついに抱いたことに、胸が熱くなった。

愛しい女。

どうしてそれを口に出して言ってやれないのだろう。

全身に感じる彼女の鼓動。
服の上から感じる、柔らかな肌。
口唇を寄せた彼女の髪の滑らかさ。
香水とともに昇る、この距離でなければ判らない、甘い香り。

1ヶ月も失くしていたものに触れられたことが、進藤を昂らせた。

「…ずるいわよ」
彼女が尖らせた口を割って言った。
「何の解決にもなってないじゃない」
そう言いながらも進藤の手を振り解こうとする様子はなく、
手をポケットに突っ込んだまま動こうとする様子もなかったが、
俯いた瞳にこころなしか涙が溜まっているような気がした。

「たまき・・・」
口唇を髪から首筋に移し、そして項に這わせた。
「ちょ、やめてよ!」
たまきはびっくりして抗議するが、進藤は止める様子はない。
項から首の付け根、そして鎖骨へと口唇が這う。
「っ・・・何処だと思ってるのよ!」
「・・・なら、帰ってこい」
「なっ・・・」
「来ないなら、止めない」
鎖骨の上を、強く吸う。
「ちょっ・・・!止めて・・・そんなところ、見えちゃうじゃない・・・」
「・・・だからだ」
「いや・・・ねぇ、本当に止めてよ。跡が残ったら・・・」
プライドの高い彼女には、耐えられないだろう。
判っていて、進藤はやっていた。
堪らず、進藤の身体を振りほどこうとたまきはもがいた。
そんな彼女の抵抗が可愛いものと思えるほど、進藤は更に強くたまきを抱きしめる。
たまきがむきになってもがけばもがくほど、愛しさと残虐な気持ちが生まれた。

何故、帰ってくると言わないのか。
自分と会わなくて、平気なのか。

俺は、こんなにもこの女を求めているというのに。

ならば彼女にも、俺を求めさせてやる。

進藤の手がおもむろにスカートの中に入り、腿を辿り脚を少し開かせた。
「えっ・・・」
930しんたまねぎ:2008/07/26(土) 16:17:56 ID:SydjQDaH
気付いたときには遅く、彼の手は下着の上から彼女の敏感な部分をなぞっていた。
「止めてよ!ここ病院よ?貴方正気なの!?」
抗議の声を聴こうともせず、進藤は柔らかな愛撫を続ける。
彼女は進藤の腕を取り、必死に止めようとする。
「い、や、っ・・・!」
瞳を瞑り必死に力を込めて止めようとするも、進藤の力に敵うはずもなく。

こんなのは嫌だと思っているのに。
自分の意思とは裏腹に身体の芯が熱を帯び始めたのが判った。
その屈辱が彼女の身体から力を奪う。
進藤の手が下着の脇からすっと侵入した。
1ヶ月ぶりの、直接触れる彼の指の感触。
小さな突起に触れられた瞬間、身体がひゅっと跳ねた。

「・・・っ・・・」
喉の奥で必死に声を噛み殺したのが、進藤には判った。
「どうした?此処が、いいのか?」
耳朶を噛まれ、囁かれる。
「やっ…止めて…」
抗議の声が少し震えていた。
徐々に湿ってきている。
しばらく突起を弄んだ後、
「此処も、いいんだったな・・・」
進藤の長い指が、突起の下の敏感な割れ目へと移動する。
割れ目の周りをこそばすようにでなぞられ、たまきは思わず瞳を瞑った。
「や…止めてったら!」
「止めていいのか?こんなになってきているのに・・・」
湿りははっきりと蜜とわかるくらいになり、少しずつ溢れ出していた。
それを確認して、進藤は割れ目の中へ長い指を侵入させた。

「ぁっ・・・」
思わず声を上げた彼女に、密かな悦びを感じた。
進藤は彼女の中を緩やかに掻き回し、敏感な部分を探り当てる。
ゆっくりとした丹念なその愛撫に、蜜はさらに溢れ出し、指が動くたび淫らな音が響いた。
「・・・お願い。本当に、止めて?誰か来たら・・・」
彼女の抗議が懇願へと替わり、見れば息遣いも荒くなっている。
進藤の腕を掴む手も力なく添えられ、たまきは進藤の身体に寄りかかるようにしている。
立ってられないのだろう。
そんな彼女に、愛しさが募る。
こんな姿を誰かに見られるなんて、彼女には耐えられないだろう。
俺だとて、この表情を、この啼き声を、もう俺以外の誰にも晒させたくない。
それでも。
止めるわけにはいかなかった。
懇願を無視し、指を更に一本、侵入させた。

「ひゃ・・・っ・・・」
思わず漏れる淫らな声を、必死に我慢しようとしている。
その声をもっと聴きたい。
ならばどうしても彼女を帰ってこさせなければ。


931しんたまねぎ:2008/07/26(土) 16:22:46 ID:SydjQDaH
人指し指は浅いところをゆるゆると刺激し、中指は奥へと侵入させる。
同時に、親指で敏感な突起を擦った。

「あっ・・・ん・・・ん・・・」
必死に押し殺すも漏れてしまう声と同時に、無意識にかたまきは腰を揺らし始めた。
止め処なく注がれる優しく激しい愛撫に、溢れ出たものが彼の手を伝い漏れてゆく。
自分の手でこんなにも乱れてくれる彼女に愛しさが込み上げ耳の後ろに舌を這わすと、
「ぁん・・・」
いつもベッドの上でしてくれる反応を示す。
嬉しくて、もっともっと追い詰めてやりたくなって。
進藤に身体を預け、力なく空を彷徨う瞳は妖艶で。
息も絶え絶えに喘いでいる彼女に、限界が近いのではと悟り。
浅く貪っていた指をも奥へと進ませ、ふたつの指で彼女の中を少し深く貫くと、

「はっ・・ぁ・・ん・・・」
濡れた声と同時に彼女の中がきゅうっと絞まり、達したのが判った。
指を挿し込んだまま、進藤はしばらく指を締め付けてくる熱い感触を愉しんだ。
やがて指を引き抜き、彼女の白い額に口付けすると、たまきはがくっと崩れ落ちた。
慌てて彼女の腕を掴む。
「大丈夫か?」
手をついて、肩で息をしている。
こんな場所でした所為もあるのだろうか。
あんな粗雑なやり方で、こんなにも彼女が感じて、まさか達してくれるなんて。
それともやはり彼女も、自分のことを恋しいと想ってくれていたのだろうか。
抱きしめてやりたい衝動に駆られ、その身体に手を伸ばすと、たまきがきっと顔を上げた。

眉を寄せて進藤を睨みつけるその瞳には、涙が溜まっていた。
「酷いわ。」
その言葉に、進藤ははっとした。
先ほどの自分の自惚れを自嘲し、自分がしたことの重大さを急に悟った。
彼女を陵辱してしまったのだ。
進藤は狼狽した。
「・・・すまなかった」
その言葉にたまきの瞳に溜まった涙はついに零れ出した。
いく筋もいく筋も、頬を伝う。
「こんなこと、するなんて…信じられない。」
「・・・お前に、帰ってきて欲しかったんだ」
「こんなことで誤魔化される女だと思ってるの!?」
彼女の言葉に、自分という男の愚かさを知る。
「すまない…」
「・・・どうして、そうやってちゃんと謝ってくれないの?」
溢れた涙を拭って、彼女は言った。
「・・・どう言えば良いのか、解らないんだ」

そう呟く進藤を見て、たまきははっとなった。
哀しげな瞳でこちらを見つめている。
たまきの胸はズキッと痛んだ。

932しんたまねぎ:2008/07/26(土) 16:25:34 ID:SydjQDaH
この男(ひと)がそういう男だって、解っていた筈なのに。
いつも決定的な主導権を握っているのは彼のほうだけれど。
あんなに怒っている自分に対してまで、ちゃんと順を追って全部説明しようとしない、
そのいつも通りの彼の態度が無性に許せなくなって。
こんなときくらい、いつも以上に必死になってくれても良いじゃない。
どんなことになっても私が離れていかないって、余裕気でいるつもり?
そんな思いがどうしようもなく強くたまきを支配し、
むきになって、意地を張って会いに行かなかった。
本当は会いたくて会いたくて仕方がなかったのに。

だけど彼は、何処までいっても彼のやり方しか出来なかった。
余裕などではなかった。
そういう男だったのだ。
気付いてやれなかった。
喧嘩の原因は、自分の誤解だってことは、判っていたのに。
彼にこんなことをさせるほど追い詰めた原因は、私にあるのだ。
たまきは自分がどれだけ彼を傷つけていたかを悟り、
自分の愚かさと申し訳なさで、俯いてしまった。

「ちゃんと、仲直りしてから、抱いてもらいたかったのに・・・」
潤んだ瞳で呟いた。
「すまなかった。どうすればお前の気持ちが済む?」
「…もうこんなことしないで。ちゃんと、部屋で抱いて」
「っ!…帰ってきてくれるのか?」
「・・・もう、限界なの。貴方に会えないなんて・・・」
切なげな瞳で言うと、そっと立ち、不器用に進藤の胸にぼすっと顔を埋めた。
切なさと愛しさが混ざって、進藤はたまきを思い切り強く抱きしめた。

「俺だって、とっくに限界を超えてる。お前が隣にいない生活なんて」

抱きしめた腕の中で、彼女の肩が震える。
声を押し殺して泣く彼女を、いっそう強く、優しく抱き締めた。

「・・・ごめんなさい」
泣きながら押し出したような呟きに、何故彼女が謝るのかと進藤はいたたまれなくなった。

今夜は嫌になるほど激しく、優しく彼女を抱いてやろう。
そうして、疲れきって眠る彼女の柔らかい寝息と、体温(ぬくもり)を抱いて眠ろう。


それがどんなに幸せなことだったのかを、もう一度心に刻みつけながら。



933通りすがり:2008/07/26(土) 18:49:07 ID:bXdHFhvh
しんたまねぎさんめっちゃ素敵デスvv 
是非ともまた書いて欲しいヾ(=^▽^=)ノ
934名無しさん@ピンキー:2008/07/26(土) 23:25:01 ID:uI56PNq+
>しんたまねぎさん
新しい書き手さん、待ってましたーーーー!!
しかも、初投稿とはおもえない、素敵な作品!!
またいっぱい書いて欲しい!!
今回の続きとか!?

誰か次のスレ作れる人いないですか!?
935名無しさん@ピンキー:2008/07/27(日) 01:31:03 ID:QOrMRSH6
新しい職人ktkr!!!!!!
しかも良いです!気に入りました><
しんたまねぎさんの進藤先生好きです><
また待ってます〜〜
936しんたまねぎ
ありがとうございます。そう言っていただけるとほっとしました。
誉めてもらえると嬉しすぎます><
続きも出来たんで、また投稿します。

>通りすがりさん

初めまして。ずっと通りすがりさんの作品読んでました。
あんなすごいものを書ける方に誉めて頂けるなんて嬉しすぎます・・・
通りすがりさんの最新作、ドS進藤もいいし隠れドMなたまきにも萌えですvv
過去ログで「名前を呼んで・・・」にめちゃくちゃ萌えました!