1 :
名無しさん@ピンキー:
救命病棟24時のスレです。
シリーズ問いません。
職人さん、投下待ってます!
おらおら、WWF(World Wide Fund for Nature:世界自然保護基金)の
愛くるしいパンダ様が
>>2ゲットだぜ! 頭が高いんだよ、ボケ!
. ,:::-、 __ >1 クソスレ建ててんじゃねーよ。ビンスみてーに裁判で潰しちまうぞ。
,,r 〈:::::::::) ィ::::::ヽ >3
>>2ゲットも満足にできねーお前は、俺の着ぐるみ着てプラカード持ってろ(プ
〃 ,::::;r‐'´ ヽ::ノ >4 お前はカキフライのAAでも貼ってりゃいいんだよ、リア厨ヒッキー(プ
,'::;' /::/ __ >5 汗臭いキモヲタデブは2ちゃんと一緒に人生終了させろ、バーカ。
. l:::l l::::l /:::::) ,:::::、 ji >6 いまさら
>>2ゲット狙ってんじゃねーよ、タコ。すっトロいんだよ。
|::::ヽ j::::l、ゝ‐′ ゙:;;:ノ ,j:l >7 ラッキーセブンついでに教えてやるが、俺はストーンコールドが好きだぜ。
}:::::::ヽ!::::::::ゝ、 <:::.ァ __ノ::;! >8 知性のねーカキコだが、お前の人生の中で精一杯の自己表現かもな(プ
. {::::::::::::::::::::::::::::`='=‐'´:::::::::/ >9 つーか、自作自演でこのスレ盛り上げて何が楽しいんだ?
';::::::::::::ト、::::::::::::::i^i::::::::::::/ >10-999 WWEなんか見てるヒマがあったら、俺に募金しろカスども。
. `ー--' ヽ:::::::::::l l;;;;::::ノ >1000 1000ゲットしたって、WWF時代の映像物に販売許可は出さねーよ。
`ー-"
自分は2シリーズが好きですた。
男女で見ても801で見ても。
4 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/02(火) 00:08:08 ID:LPuTDyOw
進藤×香坂がしっくりくるな
大人で激しいセックスしそう…
5 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/02(火) 18:10:55 ID:ZJfEBV7m
保守
その日たまきは当直だった 朝運ばれてきた患者の様子を見て医局の扉を開けた
進藤が一人でカルテ整理していた たまきは何か言おうとしたが言葉が見つからず
コーヒーメーカーに向かった 大田川の持ってきた雑誌のせいで変に進藤を意識
してまう 両手にコーヒーをもって一息はいてコーヒーを進藤の机に置いた
こっちを見た進藤に「ついでよ」と言って自分の席についた
7 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 00:16:38 ID:YlRqOzol
「香坂……」
「コーヒー(゚д゚)ウマー」
日比谷てんてー受け書いてw
「あっ… んんっ… あっ!」
進藤の節くれ立った大きな手が、香坂の白く滑らかな腿を撫で上げ、僅かに緩んだ隙間に
長い指を滑り込ませると、秘所の表面を軽くなぞる。
「あぁんっ!」
びくりと身体を震わせると香坂の濡れた唇から、一際甘く高い声が上がった。
羞恥と快楽で桜色に染まった頬は更に赤みを増し、香坂は自分の指に噛みつく事によって
声を押し殺そうとした。
「馬鹿だな…」
低く甘い声で囁かれ噛んだ指を外すと、香坂の熟れた唇に進藤は噛みつくようにキスをし
口内を存分に犯し貪った。
「…ばかって、言わないでよ…」
こんな時に、何て可愛気がないんだろう… そう香坂は後悔し軽く目を伏せる。
しかし進藤にしてみれば、そんな意地っ張りな香坂が可愛くて仕方が無く、目を細めると
香坂の手を取り自分の背に導いてやった。
「お前の大事な手だろう?
そんなに噛みたいんだったら、俺の肩でも噛んでろ」
「なっ!」
何てこと言うのよ! そう続けようとした香坂の叫びは、秘所を弄る進藤の器用な指によって
飲み込まされた。
そして声が漏れない様、香坂は慌てて目の前の逞しい男の肩に唇を押し当てた。
進藤の指は適確に香坂の良い所を探り当て、翻弄し追い詰めていく。
「ふっ…! うぅんっ……! んんっ…!」
噛みつく事無く必死に唇を押し当て声を我慢する香坂に、進藤は少し意地の悪い思いに駆られ
蕩けきった秘所に怒張を宛がうと一気に貫いた。
「ぅんんんんっ!!」
灼き切れてしまいそうな快感を、進藤にしがみ付いて遣り過ごした香坂だったが、
直に始まった激しい動きに、嬌声が止められない。
「やっ… も、っと… ゆっくりっ… こえ… でちゃっ…!」
いくら鍵を掛けているとは言え、流石に声が聞こえれば何をしているのかバレてしまう。
「噛みつけって言ってるだろう」
バカっ! と声にならない声で翻弄する男に怒鳴りつけると、香坂はその逞しい肩に噛みつき、
沸き上がる嬌声を堰き止めた。
(続)……かない
思いつきでやった…
進藤×香坂には物凄いエロスを感じているのにこの為体さ!orz
職人さん、待ってます!
ハアハア
(*´Д`)ハァハァ 続きはー?
14 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/26(金) 23:52:54 ID:wZmKrWUn
神宮教授と香坂先生。
山城さんと城島先生。
小島先生と矢部先生。
15 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/27(土) 01:16:51 ID:gXp00eUp
↑投下予告?保守。
16 :
旬:2007/01/31(水) 20:56:18 ID:Ik0Rp2v5
その日、神宮教授から、教授室に呼び出された香坂。
なんかやらかしたかな〜?と思いながら、教授室に向かった。
『お話って何でしょうか。』
『………………。』
神宮教授は後ろを向いたまま、何も言わずに黙っている。
『…教授?』
突然神宮教授が振り返り、香坂をソファに押し倒した。
『キャアっ…!!何のマネですか!!』
『香坂くん…今夜だけでいい、私のモノになってくれ…。』
言いながら、鎖骨をなぞるように舌を這わせる。
『…嫌ですっ!!…辞めて!!離してよっ…』
香坂の抵抗も虚しく、神宮教授の舌は胸へと降りていく…。
チュパチュパと、いやらしい音が部屋に響く。
『んっ…。ハァ…も…う…辞め…』
すでに感じてしまっている自分が恥ずかしい。こんなヤツ相手に声なんか出したくない。
なのに…。
どうしても我慢出来ない。さすが、ヤりなれてる感じがする。
神宮教授逝ってよし!
続き続き!!
保守!
20 :
名無しさん@ピンキー:2007/02/01(木) 22:10:24 ID:dMenxL3Q
『体は正直だ…。なぁ、香坂くん…』
教授が、私の下着を乱暴に脱がせ、秘部に手を入れまさぐってくる…。
『……!!!』
洩れそうな声を、必死で我慢する。
教授はそれが不服なのか、今度は秘部に顔をうずめてきた。舌を使い、執拗になめ回す。
チュプ…チュプ…
またしても、いやらしい音が響き始める。
『んっ…もう辞めっ…ハァァッ!!』
なんでこんなヤツなんかに感じてるの、私…。
教授のズボンがパンパンに膨れ上がっている。
『香坂くん…。』
自分のモノを取り出し、私のお尻に、自分のモノをこすりつけてくる。
すごく固くなってる…。
『ハァァァァッ!!香坂くん!!!!!!』
教授のリミッターがキレたのか、私の脚を無理やり広げ、乱暴に突っ込んできた。
『ぁぁ…ハァァッ!!んっ…久しぶりだ…最高だ!!!!!』
パンパンと音が響く。
『ハァハァッ!!んっ…あん…ぁぁ…あん!!!』
『ハァハァッんっ!!!んん!!!!!』
限界まできた教授が、私からモノを引き抜き、私のアソコに放出した。
21 :
名無しさん@ピンキー:2007/02/01(木) 22:14:47 ID:dMenxL3Q
教授も私も、肩でハァハァと息をしていた。
『最高だったよ香坂くん…』
なにが最高だったよ。と心の中で思った。
『君が妙なマネをしないように、今までの行為はビデオカメラに撮らせてもらったよ。変なことしたら、これを公表するからな。』
『え…!?』
驚いてそれ以上声も出ない。
私も感じちゃってたから、公表するつもりはないけど…。
これから、弱みを握られた私は、ずっと教授とこの関係が続くのかと思うと、ゾッとした。
終わりです
22 :
名無しさん@ピンキー:2007/02/01(木) 23:57:18 ID:OQP7R0q/
16タソの流れ止めますが投稿します。
エロは期待しないでください。
「…あぁ………はぁっ」
なんでよ。なんでいつもよりこの人素っ気ないの?
いつもならねちっこくて、波があって愛を感じるのに。
今日は違う。
「いっ…せい…」
「…なんだ?」
彼は指の動きを止めなかった。
指はただ強く速く抜き差ししている。
それに合わせ私も声が洩れる。
「…っぁあ…あぁ…うぅ…」
違う。
「ねぇ…」
「なに?」
「…っはぁ……やっぱ、いい…」
聞きたいと思ったのに、この人の指にごまかさた、気がした。
言わなかったのは私だけど…
23 :
名無しさん@ピンキー:2007/02/02(金) 00:00:43 ID:OQP7R0q/
指はやっぱり単調で正直、やる気あんの?と言いたかった。
「なぁ、」
今度は彼。
「何よ…」
と、指が止まった。
「いや、何でもない」
やっぱおかしい
こんな時までポーカーフェイスなんて。いつもはもっと違うのに。
私だけに見せるあなたの表情が。
これじゃ仕事中と変わりないじゃない。
私は上体を起こした。
彼が指を抜く。
「今日のあなた何?言いたい事あるなら言ってよ」
目を合わせようとしない彼。
「こっち見なさいよ」
「…っれだ…」
ボソボソ声が響いた。
24 :
名無しさん@ピンキー:2007/02/02(金) 00:02:54 ID:qKY0Tz/d
「何?」
「ユウスケって誰だ」
あまりに突拍子もない問いに戸惑う。
「誰よ、ユウスケって」
「こっちが聞いてんだ」
「知らないわよ!」
「寝言…」
また彼が呟く。
「前の時、お前が寝た後聞いた。その、『ユウスケ』って呟いたんだよ」
ユウスケ…あっ。
そういえば学生の頃付き合ってた男の名前だ。
「そいつの事思い出した?」
「何?あなたそんな事で落ち込んでたの?」
「落ち込んではないけど、気になった
普通、した後に別の男の名前言うか?」
「知らないわよ。寝言まで意識はないんだから」
25 :
名無しさん@ピンキー:2007/02/02(金) 00:06:22 ID:qKY0Tz/d
「昔の男よ。学生時代の」
「そうか…」
「あなたも嫉妬するのね」
「お前だからだ」
「お前って呼ばないでよ」
相変わらず素直じゃないんだから私って。
「続き、しようか」「あぁ」
また彼の、今度は暖かい、愛のつまった指の動き。
私の中をゆっくり溶かしていく。
END
エロパロなのにエロ少なくてすいません!
では名無しに戻ります。
GJ!保守!
ほしゅ
進×香 キタイ
保守
hoshu
誰かキタイ
誰か〜
だれかきてー
進×香キタイ
35 :
通りすがり:2007/04/20(金) 00:58:31 ID:ZHOztB6u
進藤は不意にたまきを引き寄せ強引なキスをする。
たまきが顔を背けようと身を捩るも細い顎を捉えられ、強引な口付けは続く。
一生の舌がたまきの口内を貪っていた。
「んんっ…やめっ…」
たまきの抗議の言葉は長く続かない。
息継ぎさえ許されぬような深い口付けに、体の力は抜けていくばかりだった。
ようやく唇が離れ、肩で何度も息をする。
「ここ職場…っっ!」
声を震わせて必死にその身体を押し返そうとするも、身動き一つ取れない。
何度も否定を唱える唇をそのたびに黙らせる。
指を滑らせ、スカートをたくし上げると下着を引き下ろした。
たまきの顔色が変わる。
「・・・ぁ・・・!」
思わず引きつった声を出すと一瞬、一生はたまきを見た。
しかしそれと同時に軽く脚を開かれ、下半身に行為が及ぶ。
たまきの身体は意に反し、進藤の指を難なく飲み込んだ。
ぴくんと身体を逸らせて、上ずった声で必死に訴えかける。
「あっ…!だめ…っヒトが…」
人が来たら、と涙目で訴えるも聞き入れてもらえず、行為は増すばかり
進藤の肩越しから見える扉に、たまきは息を詰まらせた。
いま、あそこが開いたら。
誰かが入ってきたら・・・
そう思い、力の入らない手で最大限の抵抗をする。
進藤はたまきの抵抗など何でもないように行為を続け、意地悪気に笑う。
「一生!・・・誰かきたら・・・!」
その言葉に、進藤の指が止まる。
「・・・きから、何だ?」
「・・・何だ・・・っ・・・て」
「じゃあ来ない事を祈ってろ」
「…ぃやっ…!いっせい…んんっ…!」
ニヤリと口を歪めるように笑った進藤はたまきの片足を持ち上げ、固定する。
「いくぞ」
びくりと怖じけるたまきにそう短く声を掛け、一生はたまきのなかへと己を進めていった。
ろくに慣らされないままに彼の熱がずぶずぶと沈められて、引き裂かれるような鋭い痛みに、首筋にかかった一生の手を握り締めた。
「・・・い・・・ッ、・・・いやあ・・・っ・・・」
無意識に首を振る。
「んんっ……おねがっ…」
吐息を感じるほど近くにお互いの顔がある。
「やぁっ…あっ……!」
ぼんやりとした視界にその姿を映して、たまきは息を詰めて一生を見た。
「見られたくないんだろう?早く終わらせてやる」
何一つ抑揚の無い声。
冷たく平常を保ったままの表情。
唇が近づいてきて、耳もとに軽く当たる吐息。
言葉を発して、たまきが目を見開く間もなく、身体を傾けて一生が一気に最奥まで貫いた。
声にならない悲鳴が一瞬響いて、その後は、塞がれた唇に逃れられない衝動だけが反響する。
擦れる感触。
脳幹に響く痛覚が快楽に塗り潰されて、何もかも分からなくなる。
穿たれる感触と、そのリズムが増して、互いの限界が近いことを悟らせる。
甘い嬌声と名前を呼ぶ声に軽く陶酔しつつも、行為自体は最後の段階に入っていく。
「……もうっだめ……ぁっ……あぁ…」
たまきの声の感覚が次第に狭くなり、声も一層高くなっていく。
すべてを手放す刹那、たまきはぼんやりとしか見えない一生の表情を仰ぎ見ると、最後の抵抗をその身体に遺した。
きたぁ!
37 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/23(月) 11:27:32 ID:Zky86+ic
保守
保守
39 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/26(木) 18:16:06 ID:EGVbyn72
>35
GJ!!
S進藤、いい感じです。
なんて無茶なスレかと思ったらGJ!!
誰かキタイ!!
42 :
名無しさん@ビンキー:2007/04/30(月) 22:30:22 ID:Y+ulQxQW
降り注ぐ雨の中、路肩に車を止め、煙草に火をつけていた。
もう辺りはすっかり暗くなり、闇が全てを覆い隠す。
ここに来て、どのくらいの時間がたったのだろう?
気まぐれにとめたこの場所から、未だ動く事が出来ない。
それが何故なのか、自分でも、よくわからなかった。
すぐ近くに見える、鬱蒼と木が生い茂る公園。
ぼんやりとその入り口を眺めていると、必死で外に向かって走る人影が、目に飛び込んで来た。
闇に溶ける黒い服に意識を奪われる。
咄嗟に後部座席の鍵を開け、中に入った事を確認すると車を発信させた。
「香坂・・・。」
後部座席に乗った彼女の髪から、ぽたぽたと水が垂れ。
乱れた着衣と切れた唇が、状況を物語っていた。
43 :
名無しさん@ビンキー:2007/04/30(月) 22:31:20 ID:Y+ulQxQW
雨に濡れた窓を見つめ横顔は髪で隠れ、表情を伺う事は出来ない。
瞳から微かに流れ出ているものは、雨なのか、・・・それとも。
どう、声をかけたらいいか、戸惑ってしまう。
彼女の揺れる瞳を見つめながら、ただ車を走らせていた。
フロントガラスに次々と落ちてくるはそれは、徐々に多く、激しくなっていく。
「どこに、向かってるの?」
彼女の言葉に、ふと我に返った。
気付くと、ただあてもなく道を走っていた。
混乱する思考は、まだ少しも落ち着いてはいなくて。
「家はどこだ?送る。」
とにかく、彼女を家まで。
そういう結論に達し、出来る限り優しく問いかけた。
44 :
名無しさん@ビンキー:2007/04/30(月) 22:31:53 ID:Y+ulQxQW
先程の公園からさほど遠くないマンション。
車を止めると、彼女は恐る恐るドアを開けた。
いつまでも聞こえてこない足音に、振り返る。
彼女は外に出る為の一歩が踏み出せずに、怯えていた。
「・・・お願い、貴方の部屋まで連れてって。」
恐い。そう言って震える彼女を半ば抱き抱えるように、また車に乗せる。
数十分後、自分の自宅のマンションに彼女を連れて、たどり着いた。
怯える彼女を、どう安心させたらいいのか。
ただ、それだけを考え、部屋に向かった。
彼の腕がふらつく私を支え、歩く。
肩に当たる体温を意識するたびに、体が熱くなる。
どうしよう。
私は、かなり大胆な事を口にしたのかもしれない。
「体を温めて来い。」
そう言って、バスルームに押し込まれた。
不安な気持ちで彼を見上げると、少しだけ微笑んでくれた。
「落ち着くまで、傍にいてやる。」
「ありがとう。」
心底ホッとする。
今までどんな人にも、ここまで心を許した事はなかった。
ああ、私は、彼の事が。
こんな事が、自らの思いを自覚させる羽目になるなんて、思いもよらなかった。
シャワーのお湯が、体を流れていく。
血色がなかった手や唇が赤く染まっていった。
自然と早まる鼓動に気づかない振りをして、バスルームから出た。
45 :
名無しさん@ビンキー:2007/04/30(月) 22:32:25 ID:Y+ulQxQW
リビングに足を踏み入れると、彼は所在なさげにソファーに座っていた。
私の姿を見て、穏やかに声をかけてくる。
「少しは落ち着いたか。」
「ええ。」
努めて冷静に、言葉を発する。
恐怖は、まだ心の中に深く巣食っているのに
「・・・だったら公園で何があったか、聞かせてくれないか。」
その言葉を聞いた瞬間に、自分の意思とは裏腹に震える唇。
先程押さえ込んだ弱音が、口をついて出て来てしまいそうだった。
彼は、受け止めてくれるだろうか?
「貴方が来てくれなかったら、私・・・。あのまま襲われてたわ。」
徐々に零れ落ちていく涙が、握り締めた手を濡らしていく。
怖かった。そう口の中だけで呟く。唇を噛み締め、必死に嗚咽をこらえた。
彼はただ黙って、こちらを見ている。
抱きしめて欲しい。
けれど、そんな事口に出来るわけがなかった。
自分で自分を抱きしめ、こらえ切れない涙を、ただ流し続ける。
ふわりと、何か暖かいものが体に当たった。
目を開けると、すぐ近くに見える逞しい彼の肩。
抱きしめ、られている?
「進藤先生・・・?」
「もう大丈夫だ。・・・心配いらない。」
頭上から降ってくる優しい声に、また涙が溢れる。
子供のように声を上げ、彼にしがみついてただひたすら泣き続けた。
46 :
名無しさん@ビンキー:2007/04/30(月) 22:33:05 ID:Y+ulQxQW
しばらくたった後、やっと落ち着いて背に回した腕を解く。
一体何時間、泣き続けたのだろう?
「あの・・・ごめんなさい。」
彼はその言葉に顔を上げると、まるで小さい子供にするように私の頭を撫でた。
「もう遅い。・・・家まで送ろう。」
その場から立ち上がり、玄関に向かって歩き出そうとする。
私は、ある1つの決心をして、彼に向かって声をかけた。
「ここに、泊まってもいい?」
驚いたように振り向き、目を大きく見開く。
彼と私の視線が、深く絡み合う。
47 :
名無しさん@ビンキー:2007/04/30(月) 22:36:39 ID:Y+ulQxQW
先ほどまでは聞こえて来なかった雨の音が、耳に響いた。
長い沈黙の後、彼が口を開く。
「随分と、俺を信用しているんだな?」
何処か冷めたような、彼の声に思わず顔を上げた。
癇に障る事を、言ってしまっただろうか?
ふと、彼の手が私の髪をかきあげる。
露になった首筋に指を滑らせ、また視線を向けてきた。
強い、熱のこもった視線。
そんな目をした彼を、私は知らなかった。
「俺は男で、お前は女だっていう事、もっと自覚しろ。」
いつもの彼の声よりも、もっとずっと低い声。
何処か艶のこもった声に、体を震わせた。
「わかったら、早く帰れ。」
48 :
名無しさん@ビンキー:2007/04/30(月) 22:38:43 ID:Y+ulQxQW
帰りたくなんかない。
もっと、触れて欲しいのに。
どうしたら、貴方に伝わるのだろう?
「・・・いや。」
ため息をついて、またこちらを振り向く。
その体に腕を回して、しがみついた。
「お願い。」
今だけは、貴方の傍にいたい。
だから、このまま。
「いいんだな?」
確かめるように聞いてくる彼の言葉に、頷く。
彼が私をどう思っているかなんて、何1つわからない。
それでも、彼に抱かれたかった。
それを合図に、彼の手が私の体に這わされる。
その心地よさに、思わず目を閉じた。
何も見えない。貴方の心もこれからの未来も。
不安な思いは、どんどんと侵食していく。
これから先、一体どうなっていくのだろう?
それでも私は、貴方を。
何処か祈るような思いを自覚し、彼の優しい腕に身を委ねた。
49 :
名無しさん@ビンキー:2007/04/30(月) 22:41:08 ID:Y+ulQxQW
続き、誰かよろしく!!
51 :
通りすがり:2007/05/02(水) 03:59:29 ID:57lJ3wAa
交わす口唇の間からは、言葉は聞こえてこない。
時折、足りない酸素を補うように、艶を帯びた吐息がこぼれるぐらい。
仰向けに横たえたたまきの、顔の両脇を腕を置いて、先程から何度も口付けを繰り返している。
縋るように顔の両脇に置いた腕を掴む頼りないその指先が、まだかすかに震えていて、進藤はふと、口唇を離す。
たまきは、唐突に止んだ口付けに、閉じていた瞳を持ち上げる。
息苦しさとどうしようもない熱情に、瞳はすっかりと潤みきっていた。
先ほど強引に組み敷かれたその恐怖を、体はおそらく鮮明に覚えている。
その恐怖を思い出し、体が震えているのだろう。
ならば、今この腕の中に抱くことは、一体陵辱と何が違う。
躊躇って、行為を中断した。
「いや……」
掴んだ腕に額を摺り寄せるようにして、 たまきがこぼした。
その声もどこか、掠れていた。
閉じた瞳から、つ、と涙が落ちる。
「やめないで……」
気遣われているのは分かっていた。
でも、それでも今は。
「……少しだけ、今だけでいいから、何も考えたくない」
恐怖も痛みも、悲しみも悼みも何一つ、考えたくはなかった。
この体のふるえなんて、すべて黙殺してくれて構わない。
52 :
通りすがり:2007/05/02(水) 04:00:33 ID:57lJ3wAa
「自分が何言ってんのか、分かってるんだろうな」
右手をたまきの髪に差し込んで、それから頬に滑らせた。
涙に濡れた瞳でたまきは進藤を見上げた。
こくりと首を前に倒すようにして、頷いた。
収まらない怒りも、まだ体のうちにある。
そんな状況でたがを外せば、収拾のつかない感情の全てを華奢な体にぶつけてしまうだろう。
だから今、止められるうちにやめておこうと思ったのに。
「泣こうが喚こうが、やめられないかもしれないぞ?」
思い切り、泣かせたい。鳴かせてやりたい。
どこで逃げられたかは知らない。
別の手がこの白い肌を、触れたのかもしれない。
口唇が触れたかもしれない。
そんな名残など、思い出せないぐらいにしてやりたい。
だって彼女は・・・。
53 :
通りすがり:2007/05/02(水) 04:01:31 ID:57lJ3wAa
「・・しんど・・ぅ・っ?!」
こちらの名前を呼ぼうと開いた口唇を、強引に塞いでやる。
どんな言葉も、今は要らない気がした。
滑り込ませた舌先を絡ませている間に、服の前を開く。
露になった首筋に噛み付くように口唇を押し当てて、そこに舌を這わせた。
別の口唇が残した赤い鬱血の痕に吸い付いて、自分の物に摩り替える。
耳の後ろ側、顎の下。
見つけ出した箇所に吸い付いては甘く噛むのを繰り返すうちに
たまきの口唇からしどけない吐息が落ち始めた。
開いた服の隙間から柔らかな肌に手を滑らせ、やわらかなふくらみをゆるく弄る。
ひくりと小さな体が震えるのは、もう黙殺した。
歯止めを外せと言ったのは、彼女のほうだ。
ふくらみの頂を軽く爪を立てるように引っかく。
嗚咽のような喘ぎがこぼれて落ちる。
その口唇も何もかも、誰にも、何にも譲れなくて、また口付けた。
喘ぎを口の中に封じ込めて、手を下方へと下ろす。
滑らかな脚に掌を滑らせて、内腿を擦るようにした瞬間に、びくりとあからさまにたまきの体が震えた。
54 :
通りすがり:2007/05/02(水) 04:02:17 ID:57lJ3wAa
舌打ちしたい衝動に駆られる。
ここも、触れられそうになったのだろうか。
そう思うと疎ましくて仕方ない。
「 たまき」
きつく目を閉じて耐えるような たまきの耳元に、口唇を近づけて名を呼んだ。
そのまま、耳に噛み付いて、その内側に舌先を差し込んだ。
「目、開けてちゃんと見ろ。今、誰に抱かれてるのか」
うっすらとたまきが目蓋を開くと、至近距離に進藤が見えた
「余計なこと考えず集中しろ。お前に触れてるのは、誰の手だ」
そんな男の幻影など、さっさと忘れてしまえ。
訳が分からなくなるぐらい、こっちに溺れてしまえ。
「お前は、もう誰のモンだ」
内腿をゆるく撫で擦りながら声をかければ、たまきは震える腕を進藤の首に絡めた。
その肩に額を押し付けるように体を起こす。
進藤は、左腕をその浮いた背に滑り込ませて抱き寄せる。
「……全部、一生のだから」
耳元で、涙に濡れた小さな声が、それだけ。
ようやく聞き取れるか取れないかの。
「だから、離さないで……」
お願い、と縋るような声が言う。
55 :
通りすがり:2007/05/02(水) 04:03:07 ID:57lJ3wAa
頼まれなくったって。そう心底思い
こめかみや耳朶に口唇を押し当てつつ、下半身に寄せた手を、内腿から奥に滑らせる。
身を硬くする気配も無視して、指先を秘部に滑り込ませた。
指先に触れる、濡れた感触に気を良くして、口唇を貪りながら、その内側にずるりと指先を埋めた。
「ん……!」
合わせた口唇の内側で、耐え切れずにこぼれた喘ぎ。
「あ、や、……やぁっ……!」
声を封じ込めるのが惜しくなって口唇を離せば、離した舌先が糸を引く。
内側に埋めこんだ指先2本で、軽く内側を引っかくように動かしては、何度か抜き差しを繰り返す。
暖房の音だけが聞こえる室内に、濡れた音が響いた。
首にしがみつくように強く抱きついて、たまきは弄ばれるままに声を漏らす。
耳元に掠める、彼女の吐息と声とが情欲をそそる。
いつのまにか、自分の吐息も熱を帯びていた。
首に絡むたまきの腕を左手で引き剥がし、わずかに起こしたその体を再びベッドに沈める。
その間も、内側に差し込んだその指は、巧みに蠢いてはたまきを犯す。
「あ、……や、やだっ、一生っ……!」
唐突に指が抜かれたかと思うと、強引に脚を開かされた。
下方に下りた進藤の口唇が腰骨を軽く噛んでから、濡れたそこに舌を這わせた。
「抵抗するな。ただ俺を感じてればいい」
56 :
通りすがり:2007/05/02(水) 04:03:54 ID:57lJ3wAa
咄嗟に閉じようとする膝を強い力で開かせて、舌先を軽く、内側に潜らせる。
余裕を何もかも奪ってやりたくて、敏感な突起を舌で何度も擦る。
泣き声のような悲鳴が耳に届いた。
一度抜いた指先を、再びその内側に埋める。
少し乱暴に内側を擦りながら、突起を少し強めに吸い上げた。
閉じさせないように抑える足が、小刻みに震える。
それはもはや恐怖などではなくて。
ただ、こらえきれない快楽にそうなっているだけ。
「もっと、声出せよ」
すっかりと情欲に掠れた声をしていた。
顔を上げて、内側から指を抜き出す。
はらはらと涙をこぼしながらも、懸命に耐えているその顔を見ると、興奮する。
他の誰のものでもなく、自分のものだ。
涙声で、かすかにたまきがキスを強請るので、覆い被さるようにして唇を合わせた。
深く接吻けを繰り返すうちに、ふっとたまきの体からこわばりが抜けたのを見計らって。
熱く濡れたそこに自身を宛がって、何度か焦らすように擦りつけたあと。
軽く先端を埋めこんで、あとは一気に貫いた。
合わせた唇の中で悲鳴が消える。
口唇を離せば、浅く、乱れた吐息が互いの口から落ちた。
前触れも断りもなしに突き込まれて、たまきは少し恨みがましそうに進藤を見上げる。
だが、涙に濡れそぼって、情欲に潤んだ瞳で睨まれたところで、ただ煽られるだけだ。
たまきの顔の両脇に腕を置いて、至近距離で覗き込む。
「いいか、俺だけ見てろ」
57 :
通りすがり:2007/05/02(水) 04:04:59 ID:57lJ3wAa
今だけは、組み敷かれた恐怖も、これからあとに待ち受ける諸々の処理も。
何一つ考えなくていい。
何もかも忘れさせるぐらいにしてやるから、真っ白になって溺れてしまえ。
こくりと小さく頷くたまきに、かすかに笑って応じる。
「あっ、いやぁっ……!」
それ以上は何も言わずに、初めから乱暴なぐらいに強く抜き差しを繰り返した。
縋るように、たまきの腕が背中に回る。
「ああっ、あ、あ・・・いっせ、いっ……!」
動きに合わせるように零れる吐息と鳴き声。
背中に回った指先が、肩甲骨のあたりを何度か軽く掻いた。
お互いに、服は中途半端に乱したままだ。
ベッドのスプリングが耳障りなほどに軋む。
のけぞって晒される白い咽喉に、煽情的に浮き上がった鎖骨に、何度も甘く噛み付いた。
繰り返し、強く叩きつけて、不意に体を起こす。
背に絡んだたまきの片手を掴んで、おもむろに彼女の下腹部に持っていった。
なだらかに薄いその下腹部の一部。
わずかにふくらんだそこに手を当てさせる。
一瞬にしてたまきの顔がさっと赤くなって、恥ずかしそうにふいっと顔を逸らす。
ここまで入ってる。
そう知らしめる相手の無言の行為に、物凄く、興奮したのは確か。
下腹部に当てさせた手をそのまま上から押さえ込んで、緩やかに何度か腰を揺すると、濡れた音。
腰を揺すられるたびに、痺れるような快楽が突き抜け、触れた下腹部の内側でふくらみが移動する。
「やめっ……はずかしっ……。おかしくなるっ……!」
押さえ込まれた手の下で自分の肌が蠢くように形を変える。
内側に飲んだ熱が移動している証だった。
「今はおかしくなたいんだろう?」
他のことなど何一つ考えたくないといったのは、お前だろ。
たまきの手を押さえ込んだまま、進藤は緩やかだった動きを急に強くする。
気が狂いそう。
乱暴に突き動かされ、奥の奥までを簡単に暴かれる。
突き当りを何度も貫くその快感に、頭がぼおっと霞む。
自分で触れる、自分の下腹部の内側で、乱暴に動かされるのが掌に伝わってきて、泣きそうになった。
スプリングの煩い軋みと、耳を塞ぎたくなるような、自分の喘ぎ声。
卑猥に濡れて、動きに合わせて繰り返す水音。
熱い吐息の合間にこらえきれずに時折落ちる、男の噛み殺したようなうめきと。
何もかも。
58 :
通りすがり:2007/05/02(水) 04:05:31 ID:57lJ3wAa
「一生、いっせ、いっ……!」
縋るように、たまきは何度もその名を呼ぶ。
ぼろぼろと涙を流して、自分の下で乱れる愛しい女に、どうしようもなくなって乱暴に動いた。
体を倒し、華奢な体を抱き潰すほどに強く抱きこんで、好き勝手に蹂躙する。
「たまき…」
噛み殺せないうめきの合間に、名を呼んだ。
縋りつくように抱きついてくる華奢な体が、その声に反応してぴくりとふるえる。
抱き潰せば折れそうな体が小刻みに痙攣して、ぎゅっと強く内側に飲んだそれを締め付ける。
きつく狭まった道を何度も乱暴に抜き差しを繰り返して、最奥の、弱い部分を容赦なく突き上げた。
「やっ、いっせ……い、も、許し……っ、も……」
たすけて。
掠れた声で、たまきが懇願する。
「達っちまえ」
濡れた声で一言そう促して、二三度強く腰を叩きつけた。
「やっ、あああっ―――!」
悲鳴と共に、がり、と背中に回った指先が爪を立てた。
達して、痙攣を繰り返すその内側を何度も擦るように乱暴に動かしてから、上半身を起こしてぐっと奥まで腰を押し込む。
たまきの腹部に手を押し当てて、そのまま中に注ぎ込んだ。
何度も脈打つように注ぎ込むその熱を、押し当てたたまきの肌越しに感じる。
他の誰のものでもなく、自分のものなのだと、思った。
あ、と注ぎ込まれて内側に広がる熱に、もう掠れた声を漏らしてたまきはふっと、意識を手放した。
59 :
通りすがり:2007/05/02(水) 04:09:25 ID:57lJ3wAa
>49番さんどうでしょう?
60 :
49:2007/05/02(水) 17:02:10 ID:acXdruuL
>通りすがりさん
GJです!!
ここまで素敵に仕上げてもらえるとは…!
ありがとうございます!!
61 :
通りすがり:2007/05/02(水) 19:56:51 ID:57lJ3wAa
>49さん
そう言って貰えると嬉しいです!
それに安心しました。
イメージと違うと言われたらどうしようかと(笑)
また書いてくださいねv
>61
何じゃこの名作
大変美味しくいただきました
>>61 進藤×香坂はやっぱり大人な雰囲気だ〜…。
GJ!!次も期待!!
落合×小島なんてのは…(笑)
ほしゅ
67 :
通りすがり:2007/05/13(日) 20:50:34 ID:uP03WfGD
「この縄を解け!!!どぅゆうつもりだ!」
「これからする事が終わるまでそのまんま。ちゃんとこっち見ててよ」
そう言って進藤の顔見ながら寝床を隠していた板を蹴り倒した。
その奥に隠されてたものが進藤の目に映った途端
息を呑んで瞳を大きく見開いた。
「・・・殺されたいのか」
「君は僕を殺したりしないよ」
「何を根拠にそんな事・・・いいか・・・
それ以上そいつに近づくな!・・・近づいたら殺す」
「進藤先生、安心して見ててよ。俺ちゃんと悦ばしてあげてみせるからさ」
穏やかに微笑み寝床へ歩み寄る北村。
其処には両腕を後ろ手に拘束され全裸で横たわるたまきが居た。
68 :
通りすがり:2007/05/13(日) 20:52:38 ID:uP03WfGD
瞳を閉じたまま動かず。
眠っているのだろうか意識を失っているようだった。
「そいつに近づくんじゃねぇと言ってるだろうがっっ!!!」
進藤の叫び声にも振り向く事無く北村はたまきの横たわる寝床へと向かう。
そしてたまきを愛しそうに見詰め抱き起こすとゆっくりと顔を近づけ唇を重ねた。
未だ目覚めないたまきの唇を容易く割り開き舌を中へと侵入させたまきの舌に絡ませる。
そしてその様を進藤へ見せ付けるように激しく長い口付けを続けてみせた。
「・・・ん、・・・んっ・・・いっせ・・・い?・・・・・・っっ!!!?」
「目が覚めた?たまき。彼なら・・・ほら、あそこに居るよ」
口内を犯されるその感触にたまきは目を覚ました。
てっきり進藤かと思い目を開けてみれば
目の前には北村が居て優しく微笑みながら
進藤の居る方へと目配せしてみせた。
69 :
通りすがり:2007/05/13(日) 20:54:36 ID:uP03WfGD
何が何なのか訳が解らないたまきは
恐る恐る進藤が居ると言う方へ視線を移す。
「たまき!逃げろ!!」
「一生!!?・・・何・・・何なのよ・・・
何なのよこれ!!?ねぇ!!どうゆうつもり!?」
たまきの目に映ったのは縄で縛り上げられた進藤の姿。
そして全裸で両腕を縛られている自身の状況に気が付くと
混乱しだしたまきは北村に叫ぶように問いかけ声を上げた。
それでも北村は動じず冷ややかに微笑みたまきの肩を抱き寄せ囁いた。
「俺が昔みたいにいっぱい天国へ連れて行ってあげるよ」
「なっ・・・何!!?・・嘘でしょ?・・・く・・・ぅっ!!」
70 :
通りすがり:2007/05/13(日) 20:56:11 ID:uP03WfGD
再びたまきの唇を奪った北村はその隙にたまきの股間へ手を滑らせると
徐に膣内へ指を挿入したかと思えば直ぐにそれを引き抜いた。
「まだ濡れてないね。当たり前だよな。でも・・・直ぐに濡れて欲しくて堪らなくなるよ」
「何言っているのよ?ねぇ・・・止めてよ。・・・いい加減にして!!!」
「そんなに怒らないでよ。直ぐに好くしてあげるから」
「・・・嫌ぁ!やめて!!やっ・・・」
たまきをしっかり抱きしめ北村はまた唇を塞いだ。
「やめろぉぉーーーーー!!!」
先程から進藤の叫び声が部屋中に虚しく響き渡る。
進藤が叫べば叫ぶほどそれに比例して北村の口付けは激しさを増す。
そして唯一自由になる脚をばたつかせ精一杯抵抗するたまきだが
やはり男の北村に対しては無意味で容易くその身体を押さえ込まれてしまった。
71 :
通りすがり:2007/05/13(日) 20:57:56 ID:uP03WfGD
顎を掴まれ無理矢理唇を開かされ
北村の舌は容赦なく口内を弄りたまきの舌に絡ませてくる。
そうして長く貪るような口付けを続ければ
抵抗していたたまきから微かに甘い声が漏れ始めてきた。
「ん・・・んっ・・・やぁ、ぁ・・・」
「そろそろ効いてきたかな?」
「やぁ・・・何・・・?!んんっ!!」
「やっぱりね」
たまきの股間へ手を差し入れ指を這わせると
其処は先程とは大きく違い夥しく濡れていた。
それはたまきの意思とは関係なく性器が疼き始め
その感覚は全身へと広がっていった為だ。
「さっきちょっと薬入れたんだ・・・
でも思ったより凄いや・・・もうこんなに濡れちゃってさ。
ねぇ?本当はたまきもう欲しくて堪らなくなってきたんでしょ?」
72 :
通りすがり:2007/05/13(日) 20:59:17 ID:uP03WfGD
「やっ・・・やめて・・・やぁ!っ・・・んっ!あっ!!」
「こんなになってるのに素直じゃないね。
ほら彼にも見せてあげなよスゲェ濡れてるたまきのここをさ」
「やあぁ!!やぁぁ!!やめてっ・・・!」
性器に這わせていた指先を膣内へ挿入し肉壁を弄りながら笑みを浮かべる北村。
たまきがいくら嫌だと叫んでもがいてもただそれは北村を悦ばせるばかり。
そして北村は空いている手でたまきの脚を力いっぱい大きく開かせると
その身体を進藤に見せ付け膣内へ挿入している指を抜き差ししてみせた。
「見てよ進藤先生?たまきのここ、こんなに濡れて悦んでるよ」
「お前・・・本当にぶっ殺されてぇらしいな・・・」
涙を流し嫌がりながらも北村の愛撫に甘い吐息を混じらせて身をよじらせるたまき。
その姿が滑稽で北村は楽しそうに笑みを浮かべながら尚指先でたまきを犯してみせた。
苦痛、苦悩に歪む進藤とたまきの表情が殊更北村を煽りエスカレートさせてゆく
73 :
通りすがり:2007/05/13(日) 21:01:02 ID:uP03WfGD
俺がいっぱいいっぱい苦しんだ分
あいつも・・・たまきも
同じ様にそれを味わえばいいんだ
「はぁっ!あっ!・・・あっ!」
「もう指じゃ物足りないだろ?」
「はぁ・・・はぁ・・・や・・・めてよ、もう」
「もっと素直になんなたまき。欲しいんでしょ?これが」
進藤に見せ付けたまま北村はたまきを背後から抱き上げ
屹立した肉棒を業とたまきの性器へ擦りつけ耳元で囁く。
たまきは快楽に陥りそうになりながらも必死に抵抗し
嫌だと小さく呟き首を横に振り続ける。
だがたまきのそんな抵抗は今更北村には何の効力も持たない。
これからすることは何があろうと等に決めているのだから。
74 :
通りすがり:2007/05/13(日) 21:07:55 ID:uP03WfGD
北村はゆっくりと抱き上げたたまきの身体を落としてゆく。
硬くそそり立つ北村の肉棒の上へ。
「やぁぁ!お願い!!やめてぇ!!!」
「やめろーーーーーっ!!!!!」
たまきと進藤の叫び声が部屋中に木霊した瞬間
北村の肉棒は根元までたまきの膣内へと挿入された。
進藤の表情が悪鬼の如く変化し歯を食いしばり
そしてたまきは涙を零しながら力なく進藤から目を背けた。
続き〜
76 :
通りすがり:2007/05/13(日) 22:45:54 ID:uP03WfGD
絶望しながらもたまきはやめてと繰り返し訴える。
だが北村が腰を突き上げれば泣きながらも甘い声をも漏らしていた。
その声に至極楽しそうに笑う北村。
求めていたたまきの感触やこの感覚その満足感を味わっている。
それにも関わらずその瞳の奥は何処か哀しげだった。
それは誰にも気付かれず当の本人すら解らずに
ただこのまま流されていった・・・・・・
進藤の目の前で北村は幾度たまきの中で達したろう。
それ以上に進藤は幾度となくたまきの名を叫び
もう一声も上げられず声は嗄れ果ててしまっていた。
77 :
通りすがり:2007/05/13(日) 22:47:55 ID:uP03WfGD
そしてたまきもまた泣きながらよがり狂い幾度となく達し
その果てに到底正気を保つことなど出来る事無く
今は虚ろな瞳を漂わせていた。
――――― ドン!ドン!ドンッ!・・・ドンッ!ドンッ!!ドンッッ!!!
「警察だ!いるんだろ!?・・・あけなさい!!」
けたたましく扉を叩く音と共に刑事の叫ぶ声が届いた。
只管激しく叩かれる扉はそう長くはもたなそうだ。
それでも今も尚たまきの腰を掴み突き上げていた北村は動きを早め
早々とたまきの膣内へ精液を放出し達した。
78 :
通りすがり:2007/05/13(日) 22:50:57 ID:uP03WfGD
すると北村はそのまま項垂れ動かなくなった。
見れば俯いたまま歯を食いしばり身体を小刻みに震わせている。
「どうして・・・俺はただ・・・たまきが好きで好きで・・・苦しくて・・・
俺の事みて欲しかっただけなのに・・・それなのに・・・どうして・・・みんな・・・解ってくれないんだ」
搾り出すように呟かれたその言葉と同時に扉は破られ
その瞬間北村のすべてが終わりを告げた・・・・・・
だが、保護されたたま
きも無事、とは言い辛い状態だった。
79 :
通りすがり:2007/05/14(月) 00:58:52 ID:wqRcF75e
誰が呼びかけても目は虚ろなまま
反応はなかった。
無表情のまま、まるで人形のように
愛する者の目の前でレイプされたと言う事実に耐えられなかったのか
たまきの心は耐え切れず、壊れてしまった。
80 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/14(月) 17:31:44 ID:E1YzGLb3
二人が今後どうするのか続き期待!!
続き期待!
進藤なら!
83 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/17(木) 18:34:24 ID:CAwItDQX
続き期待です!!
84 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/18(金) 17:57:08 ID:BqATbEI1
保守
期待上げ
86 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/19(土) 00:36:16 ID:yGT7JIWK
誰か〜!!
87 :
通りすがり:2007/05/19(土) 22:06:37 ID:o3+BBXP+
それからたまきは精神科に入院していた。
進藤は、たまきの元へ頻繁に足を運んでいる。
いつものように静かに病室のドアをノックし、中に入った。
勿論、迎え入れる声は無い。
ドアを閉めて振り返れば、カーテンを開け放った窓から外を見ているたまきの横顔が見えた。
が、実際はきっと外など見てはいないのだろう。
彼女はそこから見える景色など、まったく理解していないだろう、と
進藤はわかっていた。
「体調は…どうだ?」
パイプ椅子に座り、彼が話しかけても彼女は振り返りもしない。
あの事件が起こる前とは別人のようにやつれてしまっているたまき。
何も見ず、聞かず、食べず、眠らず…日に日に衰えていく。
たまきの手に、進藤はそっと触れた。
確かに温かく、生きている感覚はあるというのに
彼女の心はここにはないのだ。
「たまき、こっちを向いてくれ」
声に反応しない、振り返らないと解っていても
たまきの横顔に、進藤は毎日そう話しかける。
「そんなんじゃいつまで経っても退院できないぞ?」
「たまき!聞こえてるだろ?・・・・」
88 :
通りすがり:2007/05/19(土) 22:08:23 ID:o3+BBXP+
何を言っても、たまきは表情一つ変えなかった。
それでも、進藤は話しかけ続ける。
そうしていたら“そんなに一生が喋ってる所、初めて見たわ”と
笑って振り返りそうな気がして
そんな淡い願いを込めて話しかけても
振り向かないたまきを抱きしめた。
「俺のこともわからないのか?」
「いつもみたいに笑って・・・好きだって、言ってくれ・・っ」
それでも何を言っても、何をしても、たまきは振り向かない。
返事をしない。ぴくりとも反応しない。
たまきは、俺を自分の世界から締め出した。
いや、自分を現実から締め出したのかもしれない。
そんなのはどっちでもいい
俺じゃどうしようも出来ないのか?
もう俺に、助けを求めることもしないのか?
お前を助ける事は・・・出来ないのか?
戻りたいんだ、あんな事が起こる前に
なぁ、たまき
俺を見てくれ・・・
89 :
通りすがり:2007/05/19(土) 22:11:30 ID:o3+BBXP+
普通に話の続きとして書いちゃいましたが
エロ全くない状態続きますけどいいんでしょうか?
90 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/19(土) 23:42:45 ID:zanMsMBA
>89さん
もちろんです!
続き、期待しています!!
91 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/19(土) 23:55:36 ID:SqvOJ/T8
>>89 私はかまいません。
続き、待ってまぁす♪♪
続き期待!
93 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/20(日) 01:18:35 ID:x14r6Q4o
期待!!!
94 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/20(日) 18:49:02 ID:kwVW7Ee2
期待!
95 :
通りすがり:2007/05/20(日) 20:14:17 ID:EwgolJZ0
そんな状態に進藤は泣きそうになった。
いつまで経っても何も変わらない、この状態に
泣きそうになってその日は静かに病室を後にした。
それでも次の日にはたまきの病室へと足を運ぶ
もう日課のようなものだ
だって、自分は・・・
たまきと向き合っていなければならない
けれど正直な所、進藤はたまきに少しの苛立ちも感じていた。
何も悪くない自分を裏切ったのだと責めて、自身に絶望してしまった彼女に。
たまきは悪くないというのに・・・
俺はお前が笑って隣にいてくれるだけで、それでいいのに・・・
それでもたまきは、そんな思いを拒絶している。
「もぅ・・・自分は、幸せになっちゃいけないと、思ってるのか?」
96 :
通りすがり:2007/05/20(日) 20:18:22 ID:EwgolJZ0
もし、そうだとしたら。
俺を裏切ってしまったと悔やんで、自身の幸せを捨ててしまったというなら。
絶対に俺の手でその幸せを、拾ってあげなくてはならない。
どうやったら拾ってあげられるだろうか
どうしたら、たまきの心に届ける事が出来るだろうか
「帰ってきてくれよ・・・お前がいなきゃ・・・お前じゃないと駄目なんだ」
迎え入れる場所は、ちゃんとあるから。
ちゃんとすべてを受け入れた上で愛す自信もあるから。
だから・・・
「たまきは、何も悪くないし・・・俺を裏切ってもいない」
「だからもう……自分を許して、俺を見てくれ・・!!」
かたくなに、自分を傷つけることはやめて。
笑って生きることの、何が悪いというのか。
一度起こってしまった事を変える事は出来ない。
でも未来は自分たちで変えられるから。
その時に捕らわれたままでいるのはもうやめて・・・
そろそろ戻ってきてくれないか?
進藤は少し俯いて、またすぐに彼女の横顔を見た。
「・・・!」
相変わらず振り向かない彼女だが頬に、涙が静かに伝った。
今までになかった反応に進藤はここぞとばかりに声を掛け、身体を揺さぶる。
「・・・たまき!たまき、聞こえてるんだな!?」
「いっせ・・・い」
そして、重なった手が、弱い力でぎゅっと握られる。
紡がれた声は、ひどく懐かしく感じた。
とめどなく涙は流れ、彼女の頬を濡らしていく。
窓の外に向けられた彼女の目には、今はきっとちゃんと空が映っているだろう。
「空って、・・こんなに・・きれい、だったのね・・・」
途切れ途切れの言葉を聞き漏らすことなく、進藤は頷いた。
「あぁ・・・たまき。こっち、見てくれないか?」
そう言って、彼女の手を強く握り返した。
するとたまきは、ゆっくりと進藤の方へと顔を向けた。
「ありが・・・とう・・ずっと、どこからか聞こえてた・・・一生の声」
自分を見つめ返すその目も、またひどく懐かしい。
たまきの瞳には自分が映っている。
それがあまりに嬉しくて進藤も歓喜余って涙を零す。
「泣いて、るの?・・・もうどこにも行かない、から」
たまきは呟くようにそう言って、微かに微笑んだ。
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
きたきた〜〜〜
99 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/21(月) 00:58:09 ID:3wcO08vN
まだまだ続編希望!!
進藤×香坂期待!!
101 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/23(水) 00:21:23 ID:8SQbn3rc
通りすがりさん、続き、期待してます!
救命は進藤×香坂がベストカプだと思うのでうれしいです。
103 :
通りすがり:2007/05/23(水) 21:03:19 ID:zBIN9tf4
それからたまきは流動食から始め、だいぶ食事を摂れるようになった。
が、やはり眠ると夢であの事が鮮明に蘇るのか
睡眠はあまり進んでとろうとはしなかった
「大丈夫か?ゆっくりでいい。無理はするな」
何度かうなされている姿を目撃しているからか、進藤も強く進める事も出来ずにいた
「大丈夫。早く元の生活に戻りたいの」
たまきは必死乗り越えようとしていた。
閉じこもっていた頃と今。どちらの方が辛いのだろう
もしかしたら今の方が辛いかもしれない
また逃げ込みたくなるくらい、辛いのかもしれない
進藤はそうさせまいと傍で見守り、支え続けた。
その甲斐あってか、大分普通の日常らしい日常が戻ってきた
「あとはもう通院で大丈夫でしょう。来週には退院できますよ」
医者に言われ、たまきは素直に喜んだ
長かった入院生活からもあと一週間で開放される
「退院したら一緒に住むか」
「いいわね」
と、そう笑って答えていたのに
退院する前の日、たまきは忽然と姿を消した
104 :
通りすがり:2007/05/23(水) 21:05:14 ID:zBIN9tf4
それからたまきは流動食から始め、だいぶ食事を摂れるようになった。
が、やはり眠ると夢であの事が鮮明に蘇るのか
睡眠はあまり進んでとろうとはしなかった
「大丈夫か?ゆっくりでいい。無理はするな」
何度かうなされている姿を目撃しているからか、進藤も強く進める事も出来ずにいた
「大丈夫。早く元の生活に戻りたいの」
たまきは必死乗り越えようとしていた。
閉じこもっていた頃と今。どちらの方が辛いのだろう
もしかしたら今の方が辛いかもしれない
また逃げ込みたくなるくらい、辛いのかもしれない
進藤はそうさせまいと傍で見守り、支え続けた。
その甲斐あってか、大分普通の日常らしい日常が戻ってきた
「あとはもう通院で大丈夫でしょう。来週には退院できますよ」
医者に言われ、たまきは素直に喜んだ
長かった入院生活からもあと一週間で開放される
「退院したら一緒に住むか」
「いいわね」
と、そう笑って答えていたのに
退院する前の日、たまきは忽然と姿を消した
105 :
通りすがり:2007/05/23(水) 21:06:26 ID:zBIN9tf4
それからたまきは流動食から始め、だいぶ食事を摂れるようになった。
が、やはり眠ると夢であの事が鮮明に蘇るのか
睡眠はあまり進んでとろうとはしなかった
「大丈夫か?ゆっくりでいい。無理はするな」
何度かうなされている姿を目撃しているからか、進藤も強く進める事も出来ずにいた
「大丈夫。早く元の生活に戻りたいの」
たまきは必死乗り越えようとしていた。
閉じこもっていた頃と今。どちらの方が辛いのだろう
もしかしたら今の方が辛いかもしれない
また逃げ込みたくなるくらい、辛いのかもしれない
進藤はそうさせまいと傍で見守り、支え続けた。
その甲斐あってか、大分普通の日常らしい日常が戻ってきた
「あとはもう通院で大丈夫でしょう。来週には退院できますよ」
医者に言われ、たまきは素直に喜んだ
長かった入院生活からもあと一週間で開放される
「退院したら一緒に住むか」
「いいわね」
と、そう笑って答えていたのに
退院する前の日、たまきは忽然と姿を消した
106 :
通りすがり:2007/05/23(水) 21:12:22 ID:zBIN9tf4
エラーとずっと出たので何回か試してたんですけど届いてたようで…
同じ物を何個も送ってしまいました。
すみません↓↓
続きが浮かんだので携帯で書いたんですけど
これからはこんな事がないようにPCからにしますm(__)m
107 :
通りすがり:2007/05/23(水) 23:48:31 ID:VrDL+p5v
お詫びに新しいの書きますね。
108 :
通りすがり:2007/05/23(水) 23:50:54 ID:VrDL+p5v
「おかしな夜」
まるで飢えた獣のようだ。
ソファに凭れ、静かに寝息を立てる彼女を見ながら
進藤はぼんやりとそんな事を考えていた。
めかし込んだ姿のまま自分の前で無防備に眠る一人の女。
「―― おかしな夜だ」
見慣れないその姿を静かに眺めながら、まるで他人事のように小さく呟いた。
今、自分の中には普段とは違う欲求が暴れまわっている。
それは、久しぶりに再会した喜びかも知れないし
酒に酔い、赤く色づいている艶っぽい彼女を見ている所為かも知れない。
いつもと違う髪形や服装を身につけている彼女に、少し動揺しているからかもしれない。
「参ったな……全て当てはまる」
自嘲気味に笑いながら、彼女の額に手を当て柔らかな髪をかき上げる。
109 :
通りすがり:2007/05/23(水) 23:56:39 ID:VrDL+p5v
指にふわりと絡む感触を楽しんで、穏やかに寝息を立てる彼女の唇を軽く舐めた。
口紅も何もつけていない唇は、それだけで進藤の体の中にある何かを支配していく。
深く重ねる事は無くまるで味見でもするようにペロリと舐めていると
硬く閉ざされた瞼がピクリと動いた。
唇を味わっていた舌を離して、ゆっくりと開かれていく綺麗な瞳を静かに眺める。
「しん……どう…先生?」
「目が覚めたか?」
まだ完全に目覚めていないのか
たまきはぼんやりとした表情で進藤を見つめた後、周りを見渡す。
シンプルで飾り気の無い客間に、その奥にあるベットルーム。
それは進藤の部屋の作りだった。
今日はシカゴから帰ってきた私の為に皆が集まって
久しぶりの再会を祝し、医局長がパーティーを開いてくれて・・・。
グラつく頭でたまきが記憶の糸を辿っていると
進藤は机にある水の入ったコップをたまきに手渡した。
手渡された水を大人しく口に流すと、不鮮明だった頭の霧が晴れていく。
正気に戻ったたまきを少しだけ残念そうに見つめる進藤。
110 :
通りすがり:2007/05/24(木) 00:02:43 ID:Qw1IVUEH
「記憶が戻って来たか……?かなり飲まされてたようだが」
「えぇ、だからあなたの部屋なのね・・・。ごめんなさい、迷惑かけて」
「いや。何も迷惑などかかっていない。
部屋に運んだ後、お前はソファで眠っていたから特に支障は無かった。
それに・・・俺が見てる前で酔ってくれた方が、不埒な事を考えている男からも守る事が出来るから丁度良い 。
他の男にそんな顔を見られていたかも知れないと想像すると、嫉妬で気が狂ってしまう」
サラリと告げられた彼らしく無いその一言に、たまきは驚き軽く目を見開いた。
自分の感情や思いを言葉で伝える事が少ない彼の意外な言葉。
その時、ふっと進藤の顔が目に映る。
普段と同じ表情をしているが、彼の頬も心持ち少し染まっているように感じた。
そこで、初めてたまきは納得したような表情を見せて進藤に微笑む。
「・・・びっくりした。あなたも・・・んっ?!」
随分飲んで酔っているのね。
そう告げようとした言葉は、簡単に唇で塞がれた。
111 :
通りすがり:2007/05/24(木) 00:05:00 ID:VrDL+p5v
まるでもう待てない、と告げるように
進藤は荒々しくたまきの口内に入り込んでくる。
久しぶりの口付けにしては激しすぎるその動きに、たまきは驚き
慌てて進藤の肩を押し退けて顔を逸らした。
二人の口を伝う銀の糸を恥かしげに拭い、混乱したように息を吐いている姿を進藤は不思議そうに見つめる。
「………どうした?」
「どう…した…って。だって、久しぶりなのに・・・」
「別に驚く必要は無いだろう?それに………」
久しぶりだからこそ早く欲しい。
耳朶を甘く噛みながら進藤は熱の篭った声でたまきに囁き
柔かい体を弄り始めた。
112 :
通りすがり:2007/05/24(木) 00:08:20 ID:VrDL+p5v
乱暴に唇を塞ぎ、片手でたまきの上着をブラジャーごと捲し上げ素肌を晒す。
旅立つ前に何度か行った行為とは明らかに違う、その激しい指の動きにたまきは混乱し身を捩った。
「――ぁ、っん!…やっあ、……おねがっ、いっ、待って………んん!!」
「待てない」
唇の端から漏れる泣きそうな声を出すその切ない願いに、短く否定の言葉だけを発して
進藤は捲り上げた上着から零れる豊かな乳房に指を埋めた。
113 :
通りすがり:2007/05/24(木) 00:11:04 ID:Qw1IVUEH
くしていた。
耳朶や頬を撫でるように這う舌や、強い力で胸を揉まれる刺激に耐えながら
たまきは切ない声で進藤の名を必死に呼び、乞うような瞳で荒々しく息を吐く姿を見つめる。
「っ、んぁ!……お願い……このままっ、じゃ…んっ!落ち、ちゃう……ベットに……」
「……………………」
再び告げられたその願いに、進藤は動きを止めて赤く染まっている彼女の顔を眺めた。
自分のモノだと確かめるように、骨張った手で柔らかな頬を撫で瞼や唾液で濡れた唇に優しく舌を這わしていく。
白い首筋に軽く歯を立てながら、ソファを掴む手をそっと持ち上げて、意地悪くクスリと笑う。
「落ちれば良い。無理にソファにしがみつくことは無いだろう?」
耳元で優しく囁いた後、その言葉に驚くたまきの顔を見つめて進藤はもう一度笑った。
114 :
通りすがり:2007/05/24(木) 00:13:06 ID:Qw1IVUEH
何か言いかけた口を自分の口で塞いで、舌を蹂躙していく。
絡み合う舌から唾液と共に微かに漏れるたまきの喘ぎ声を楽しげに聞きながら、進藤は柔かく肉のついた 細い腰を抱き上げ、必死にソファにもたれているたまきの体を強引にずり落とした。
体に当たる机を邪魔そうに押し退けながら、進藤はその体を柔らかな絨毯の上で組み敷いて弄っていく。
「やっ………!?こんな、所で…んんぅ―――っっ!!!」
普段とは違う強引な進藤の仕草にたまきは戸惑い、塞がれた唇から必死に声を漏らす。
ソファと机の間に挟まれ、まるで隠れるように進藤に組み敷かれているこの格好はたまきにとって 酷く恥かしく淫らで、何だか悪い事をしてるようで落ち着かない。
腕の中で恥かしそうにバタバタと暴れるたまきに進藤は意地悪く笑い、胸の中心で微かに震えている 薄く色の付いたその突起にカリッと爪を立てた。
「ひゃ―――っっ!!あ、ああ!!!」
115 :
通りすがり:2007/05/24(木) 00:16:53 ID:Qw1IVUEH
「・・・気持ち良いか?」
「あっ、やっ……ちがっ、う!!ゃっ、んん!!!」
「気持ち良くないのか?……こんなに濡れているのに?」
「っ!!」
必死に首を振るたまきを嬲るように進藤は熱の篭った声で甘く囁く。
そして、空いている手で捲りあがったスカートから覗く
たまきの蜜で湿っている下着を撫でた。
ゆっくりとした動きで下着の中に指を入れ
隠れた小さな肉芽を優しく撫で上げていく。
与えられる快楽に正直に跳ねる白い肢体をうっとりと眺め
進藤は零れる蜜で濡れた指を肉芽に擦りつけた。
116 :
通りすがり:2007/05/24(木) 00:20:34 ID:Qw1IVUEH
「あっ、ああ………やっ!手………んんっ、手!は、なして…んぁ!!」
まるで急くように与えられるその強い快楽に耐えられず
たまきは涙を零して懇願した。
熱に浮かされたように赤く染まった頬に涙が流れ落ちていく。
それを愛しそうに舌で舐めた後、進藤はそのまま空いている方の乳首を口に含む。
両方の胸と肉芽を指と舌で犯されていく刺激に耐え切れず、瞳からは更に大きな涙が零れた。
「あっ、やっ……こんなっ、んん!ぃやっっ!!!い……っせい…!…んぁ!!!」
大きな声で喘いでいるのも関わらず
ちゅくちゅくと濡れるはしたない音は嫌でもたまきの耳に届いた。
まるで自分から出ているとは思えない程
大きく部屋に響いている水音に耐え切れず、思わず目を閉じる。
117 :
通りすがり:2007/05/24(木) 00:24:39 ID:Qw1IVUEH
「どうした?聞えているのか?」
「ちがっ!!」
クスクスと笑う音と胸元で意地悪く囁かれる低い声に合わせて
進藤の手が更に激しく動き始めた。
わざと大きな音を立てて胸に吸い付きながら
激しい快楽で震える体を弄っていく。
溢れ出る蜜がトロリと自分の太腿を伝い落ちる
その冷たくて淫靡な感触に、たまきの体はびくりと震えた。
全身を蝕まれるような強い痺れと
波のようにやってくる大きな快楽。
「ひゃぁ!……やっ!あ、ぁん!!………もう、わ、たし…っ!!!」
震えた声を出して、たまきは進藤にしがみ付いた。
一瞬の浮遊感の後、激しい濁流に呑まれる様な刺激 。
しかし、それは寸前の所で消え失せる。
118 :
通りすがり:2007/05/24(木) 00:26:48 ID:Qw1IVUEH
「・・・えっ?」
「―――――」
攻め立てるように体を弄っていた手を止めて
進藤は静かにたまきを眺めていた。
体に残るもどかしい熱を感じながら
途中で止められた行為を不審に思いたまきは怖々と瞳を開く。
「どうした?」
見開いた先に見えるのは、クスリと笑いどこか楽しげにその様子を見つめる瞳。
まるで嬲るような視線でたまきに微笑んだ後、体に置いてあった手は再び激しく白い体を弄り始める。
一旦熱を覚えた体は簡単に高まり、与えられる刺激を待っていたかのように淫らな反応を示していく。
逸らされた熱を逃さないように、たまきは無意識に体を這う指と舌の感触に集中し、その痺れを待っていた。
「っ………あ!っ、ああ!!…いっせ……い……んぁ!やっ!!やめ…っっ!!!!」
「―――――――――――」
「・・・っ!!」
119 :
通りすがり:2007/05/24(木) 00:29:57 ID:Qw1IVUEH
「どうした?嫌なのだろう?」
また寸前の所でピタリと止まった指
たまきの全てを知っているその声に体がサッと赤く染まっていく。
”イきたいのか?”と
意地悪く囁かれて、たまきはやっと進藤の意図を感じ取った。
羞恥に耐えられずに、ぎゅっと硬く目を閉じる表情をゆっくりと見つめて、進藤は困ったように笑う。
「そんな顔するな・・・もっと焦らしたくなる」
「っや!あな……た…っん!何だか、おかしい……ぁっ、んん!!酔って………っぁ!」
「ああ……確かに少し酔っているのだと思う……。今夜は、とても気持ちが良くてお前が欲しい」
「やっ!っあ、ああっ!!」
普段の寡黙さが信じられない程、饒舌な口調でたまきに囁きながら
進藤の指が白い体を這いはじめた。
自分の指先一つで簡単に淫らになる彼女の姿は
例えようの無い快楽となって進藤の体を支配していく。
120 :
通りすがり:2007/05/24(木) 00:33:02 ID:Qw1IVUEH
その声も、表情も、自分の指をもどかし気に受け入れている肌も
全部自分が作ったのだと、教えている。
机の間に挟まれてまるで犯されるように体を嬲られているのに
彼女は甘い声で要求を受け入れていく。
「辛い思いをさせてすまなかった……ほら」
「やっ!ダメっ・・・!!あっあ、あああ!!!!」
最後に意地悪く囁いて
進藤はずらした下着から覗いている愛液で濡れた肉芽に吸い付いた。
彼女が触れられて、一番敏感にそして素直に反応する部分
口の中で広がる蜜の味と
硬い突起の感触を楽しみながら
進藤はビクリと大きく震えていく体を楽しんだ。
121 :
通りすがり:2007/05/24(木) 00:38:31 ID:Qw1IVUEH
大きく波打った体は次第に小さく萎縮していく。
確かめるように彼女の胸元を撫でると、大粒の汗が零れていた。
達した時に見せる彼女のそのサインに小さく笑い
力なく絨毯に倒れこんでいる彼女の上半身をソファの上に乗せる。
「やっ・・・な、に?」
「――――」
達したばかりで朦朧としているたまきの問いかけに答える事無く
後ろから抱え上げるように胸を優しく撫でる。
彼女に覆いかぶさり、背中にずり落ちている上着を捲り上げて
白く浮かぶ背中のラインにキスを繰り返した。
耳朶に噛み付きながら
後ろからドロドロに濡れた下着を確かめるように撫でて
進藤は嬉しそうに囁く。
「・・・欲しいか?」
122 :
通りすがり:2007/05/24(木) 00:42:53 ID:Qw1IVUEH
「やっ!!…っ、そんな、事・・・・っん、ぁ!!」
「今日は、聞きたい。お前の声で聞かせて欲しい。欲しいか?」
「あ、あっ!ん・・はっ、ああ!!!」
太腿に零れ落ちる雫を撫でた後
濡れた下着をズリ下ろし、蜜の中心にゆっくりと指を押し入れる。
簡単に進藤の指を受け入れた穴は
その侵入を喜ぶようにキュッと締め付けた。
蕩けるような熱い愛液と
形が分かるほどに強く締め付ける肉のうねりに合わせるように指が動き始める。
「あっ…!んっ、あ…!!はっ、ぁっ、あ!」
ぐちゃりと指に絡まる自分の愛液の音と
焦らすように体の中を弄る進藤の動きにたまきは耐えていた。
123 :
通りすがり:2007/05/24(木) 00:46:10 ID:Qw1IVUEH
普段行うベットの上で行う柔らかな愛撫とは違う
進藤の指や舌に初めて感じる熱が自分の中で湧き上がる。
衣服を身につけたまま
最低限の部分だけ剥き出しにされてこんな格好で嬲られている
淫らな自分。
胸を愛しげに摘む筋ばった手や耳を這う温い舌
体内で動いている長い指先
全てがたまきを求めてくる。
『強く求められている』
その目眩のするような快楽が、彼女の理性を押し流していく。
「このまま、もう一度・・・一人でイクか?」
「あっ…、あ……んん!やっ・・・ぁ!!」
溢れ出る熱を感じて、耳元で囁く声に身を震わせたたまきは
否定するように首を振る。
なら言え、どうして欲しい?
124 :
通りすがり:2007/05/24(木) 00:49:12 ID:Qw1IVUEH
もう一度耳元で囁かれる蕩けそうなその声に
たまきは硬く目を閉じて首を横に振る。
そうして覚悟を決めたようにきゅっと目を閉じた後
口元にある進藤の指を口に含んだ。
体内にある進藤の指に合わせてたまきは舌を使い
必死に指にしゃぶりつく。
そのありえない彼女の淫らな姿に一瞬驚いた表情を見せた進藤だったが
直ぐに口の端を持ち上げ笑う。
彼女が達する事が無いように膣内にある指の動きを抑えながら
たまきがしゃぶっている指を動かし始めた。
「ん!!う…うっ、……ぅっん…ちゅ、んんっっ」
ぐちゃぐちゃと鳴る粘着質な水音がたまきの上下からいやらしく響き
進藤の脳を溶かしていく。
衣服を身につけたまま、まるで犬のような格好で
求めるように指を咥えるいやらしいその自分の姿を
彼女はどこまで気付いているのだろうか?
強く求めてくるたまきの仕草に、進藤もまた酔いしれていた。
125 :
通りすがり:2007/05/24(木) 00:52:33 ID:Qw1IVUEH
唾液で口元をドロドロに汚しながら
無意識にたまきの腰が強請るように動いている。
それは、言葉で聞くよりもっと淫らで・・・
「お前がこんなに、いやらしいとは思わなかった」
熱に浮かされたような声で短くたまきに告げた後
進藤は指を引き抜いて細い腰をぐっと掴んだ。
慣れた手つきで自分のズボンを素早く脱ぎ捨て
自分でも驚くほど大きく膨れているソレを取り出す。
力の入っていないたまきをソファの上に横向きで寝かせ
片方の足を自分の肩の上に乗せた。
足を大きく高く広げられ
たまきが恥かしそうに短い悲鳴を上げるのと同時
進藤は散々焦らしていた 熱を爆発させるように
熱く溶けているその狭い膣内に一気に自分のモノを押し込んだ。
「あっ、あああああ!!!!」
その瞬間
たまきの口から悲鳴とも嬌声ともつかない声が大きく漏れていく。
126 :
通りすがり:2007/05/24(木) 00:56:06 ID:Qw1IVUEH
普段ならここで一旦動きを止める進藤も
その声に酔ったように更に激しくたまきの中をかき回す。
熱く潤った膣内の蜜は進藤の激しい抽出によって、びちゃびちゃと音を立ててソファの上に零れ落ちる。
「あっ、あん!んぁっ……あ、あ!!」
「・・・そんな、いやらしい声で鳴けたのか…」
嬉しそうにその声を聞きながら
進藤は腰を振りながらうっとりと組み敷いた体を眺めた。
ソファと自分に縫い付けられるように横になっている白い体や
それに合わせて卑猥な形を作っている胸。
汗で体に張り付いた黒髪に
焦点が合わさっていない酷く淫靡な瞳
流れているたまきの胸を持ち上げ優しく弄っていると
抱えている彼女の足がガクガクと震えだした。
じんわりと汗ばみ出す柔らかな胸の谷間
優しく汗を拭ってやりながら震える足に口付け、甘く声を出す。
127 :
通りすがり:2007/05/24(木) 01:00:07 ID:Qw1IVUEH
「っ・・・このままイってもいいぞ?」
「あっ…やっ、あん!!っ、んぁ!ひと、りでは…やっ!・・・ああっっ!!!」
「このままで、その時の表情を見せてくれ」
「!ん、あ…!ゃっ、あああっ!!」
求めるたまきの手を優しく掴み
進藤は更に激しく腰を揺らしていく。
体内で蠢く熱に耐え切れずソファの上でビクリと跳ねる肢体と
涙を零してその快楽を受け入れる表情を
逸らす事無く進藤はじっと見つめていた。
きゅぅっと、強く絡む甘い快楽に耐えながら
達した事を確認するように腰の動きを緩やかなモノに変えていく。
「ぁ・・・、んっ…ごめん、なさい………わたし…っ、ぁ」
涙を零しながらぼんやりとした声で謝るたまきに優しく微笑み
抱えている足に進藤はそっと口付けた。
128 :
通りすがり:2007/05/24(木) 01:04:22 ID:Qw1IVUEH
敏感になった体はそれだけでも充分な刺激となるのか
舌が這う度にたまきは力の無い声で再び喘ぎ始める。
まだ出していない進藤の熱は、先程の彼女の痴態を見て
膣内を圧迫するように更に硬く膨らむ。
その何気ない動きを感じて恥かしそうに喘ぐたまきを見つめて
進藤はズルリと肉棒を引き抜いた。
そしてソファの上にもたれるように座った後
たまきを抱え上げ跨ぐ形で自分の上に座らせる。
「ぁっ・・・」
「さっきの体勢ではお前の顔に触れることが出来ない…出来るか?」
「・・・っ」
短く告げる言葉の意図を察し恥かしそうに頷いた後
ゆっくりと震える腰を下ろして再びソレを体内に納めていく。
自分で挿入するのとは違う焦らされるような
ゆっくりと広がっていくその熱に進藤の体も快楽に震える。
深く入り込むたびにピクリと眉を動かし
快楽に溺れるような艶のある表情をうっとりと見つめながら
進藤はたまきの腰を押えて徐々に腰を動かし始めた。
「あっ・・・!っん!!やっ、まだ…ぜんぶ、入って・・・!ぁ、ああ!!!」
129 :
通りすがり:2007/05/24(木) 01:10:37 ID:Qw1IVUEH
「・・・動く度に深く入っていくから気にするな」
「ん!!あっ…ああっっ!!ぁ・・・んぁ!っあ!!」
ガクガクと乱暴に腰を揺さぶる動きに合わせて
たまきはまた切なげな声を漏らし始めた。
すぐ目の先で見える普段からは想像できない彼女の淫らさに
進藤は蕩けそうな表情で微笑む。
「・・・その様子だともう一度イけそうだな」
「やっ・・・!」
「恥かしがる事は無い。全部見せて欲しいんだ…」
唇を深く重ねあいながら
進藤は切れ切れに甘くて優しい言葉をたまきに伝えていく。
耳で切なげに漏れる甘い声と肉の音を感じて
両腕は動きに合わせて上下に揺れる胸や柔らかな肌をなぞる。
ぐちゃりと零れる彼女の蜜の冷たさを足で感じながら
包むようにやさしくうねる彼女の膣肉を味わう。
体全体で彼女の全てを感じ
支配して味わった事の無い程に強い快楽に蕩けていく。
「あっ、あ!っ!は、ぁん!やっ!んんっ――――っっ !!!」
「――――ぅっ、っっ!!!」
焼ききれそうな回路と、彼女の声に合わせて
再びきゅうっと締め付けてくる強い温もりが体中を駆け抜ける。
溢れ出そうな欲望に限界を感じて
進藤はたまきの声に合わせるように、彼女の中に熱を注ぎ込んだ。
何ておかしな夜なんだろう・・・
心の中で小さく呟いて、進藤はたまきの髪をそっと撫でた。
130 :
通りすがり:2007/05/24(木) 01:12:26 ID:Qw1IVUEH
お詫び小説、おしまい☆
乙であります
132 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/25(金) 00:57:16 ID:IXTCHV84
GJです!
進藤のサドっぷりが良いですね。
もう一つの小説の続きも楽しみにしています!!
133 :
名無しさん@ビンキー:2007/05/25(金) 18:14:34 ID:vWNqMAq+
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
GJ!
135 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/26(土) 17:41:24 ID:l7uufvvw
GJ!!
またの投稿に期待!!
病院でのシチュ期待!!
137 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/27(日) 01:41:14 ID:1LMehdEb
通りすがりさんの連載、続き待ってます!!
138 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/27(日) 19:21:24 ID:juxXpVM1
進藤×香坂期待!!
139 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/29(火) 19:38:22 ID:YOYSyxSH
通りすがりさん、来ないかなー…
進藤×香坂 もしくは 進藤×香坂×桜井とか 期待!
進藤×楓がいい
142 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/30(水) 02:48:58 ID:6OQOR8IT
やっぱ進藤×香坂だと思います!
小島は微妙。やっぱり進藤×香坂。この二人はモエル
馬場先生と桜井はいー感じで終わったけどエロくないな
145 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/01(金) 00:29:49 ID:vG9XHsxd
城島と山城さんは?
146 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/01(金) 17:05:12 ID:R17w2ne0
進藤×香坂希望!
誰か〜!!
147 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/02(土) 18:03:22 ID:qWQ8J7SR
「おかしな夜」の前の話の続きが気になる!!
ほしゅ
149 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/03(日) 18:58:23 ID:evLYs0tJ
進藤先生には「たまき」じゃなくて「香坂」って呼ぶままでいてほしいなぁ。出きれば香坂先生にも。でも最中に「進藤先生」って‥変かw
通りすがりさん、読ませていただきました。すごいよかったです!
150 :
通りすがり:2007/06/03(日) 21:05:36 ID:z72BE420
149番さん>
ありがとうございます!どちらを読んで下さったのですか?
151 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/03(日) 23:51:03 ID:AnHGe4IE
通りすがりさん、私も楽しませてもらってます!!
また続きを書かれるのを密かに心待ちにしています☆
153 :
通りすがり:2007/06/04(月) 04:19:13 ID:osgVvMdl
ごめんなさい。
続き、ではないですけど・・・
149番さんのネタ元に話が浮かんだので
書いてみました!
154 :
通りすがり:2007/06/04(月) 04:20:20 ID:osgVvMdl
『ユルメのレイデ』
心臓が、まるで別の生き物のように勝手に動き出す。
緊張で、息をすることも忘れてしまうほど・・・
ねぇ、からかっているんでしょう?
そう問いかけるべく、彼の瞳を覗き込む。
進藤先生はただ黙って、真剣に私を見つめていた。
切なさで胸が苦しくなり、思わず彼の視線から目を逸らしてしまう。
お前が欲しい
いきなり言われ、頭は混乱している
出会った頃はよく知らず、無愛想な彼は一番苦手な人だった
けれど、彼という人物を知ってからは
好きになるまで、そう時間はかからなかった。
私にとって進藤先生は・・・
多分、仕事よりも好きな人
だから・・・答えは決まっている
「進藤先生・・・」
先ほどと変わらず、真っ直ぐと射抜くように絡みつく熱い視線に
言葉が上手く続けられなくなっていると
「香坂」
進藤にぐっと引き寄せられ、その胸に抱きしめられていた。
155 :
通りすがり:2007/06/04(月) 04:21:23 ID:osgVvMdl
「いいか?」
耳元で囁かれ、恥ずかしさから声に出すことができず、代わりに小さく頷いた。
それを合図に進藤が私の唇を彼の唇で塞ぐ。
そっと唇が離れたかと思うとまた近づいてくる、繰り返される甘い口付け。
キスが、こんなにも切ないものだったなんて・・・
何故だか分からないけれど、涙が出そうになった。
やがて啄ばむようなキスは情熱的なものへと変わっていき
進藤の舌が私の中に入ってくる。
「んんっ・・・ふ・・」
絡み合う舌。
興奮と快感が入り混じった感情がこみ上がり
その行為は私の理性を失わせる。
156 :
通りすがり:2007/06/04(月) 04:22:04 ID:osgVvMdl
閉じていた瞳をそっとあけ、進藤の顔を盗み見るとすぐに目があった。
進藤はずっとこっちを見ていたのだ。
それを知って恥ずかしくなり引き離そうとしたが、進藤はそれを許されず
さらに激しく舌を吸うと手は胸を、撫でるように触りだす。
「んんっっ!!」
服の上からでも、感じてしまう。
ようやく進藤の唇から解放された口からは、自分でも信じられない声が漏れていた。
進藤は大きな手のひらで胸を弄びながら、私の首筋を舐めた。
丁寧に舐めながらも、進藤先生は私の服をゆっくりと脱がしていく。
服を下ろしてブラジャーが見えてくると、進藤はその上に唇を落とし
胸を持ち上げるように揉み、片方には舌が這う。
「や、・・・あっ・・・ん・・・!」
ブラジャーを下げられ、胸がこぼれる。
慌てて胸を覆うように手で隠そうとしたが、すかさず進藤が私の両腕を掴んだ。
157 :
通りすがり:2007/06/04(月) 04:22:54 ID:osgVvMdl
「恥ずかしいん・・・だけど・・・」
恥ずかしさで今にも泣きそうな私に、進藤が意地悪そうに笑った。
「ダメだ」
抵抗もむなしく進藤は私の手を掴んだまま、私の胸の頂点を吸った。
その行為にビクンと、体が揺れる。
「ああっ・・あっ・・はぁん・・っ!!」
進藤は一つ一つ、反応を確かめるように、吸ったり、噛み付いたりと
その行為は次第にエスカレートしていき、私は虚ろな瞳で進藤を見つめていた。
いつのまにか、私の下半身が疼きだしている。
それを知ってか、進藤は白々しくも聞いてくる
いつもとなんら変わらない口調で
「どうした?」
158 :
通りすがり:2007/06/04(月) 04:25:45 ID:osgVvMdl
「な、なんでもな・・・」
私は慌てて足を閉じようとしたが、進藤は私の手を片方解放すると、
すかさずスカートの中に手を差し込んできた。
私のソコを、そっと撫でる。
「ひぁあっ!!!」
余りの刺激に、私は後ろに仰け反ってしまう。
進藤の手は、そのまま自由にスカートの中を動きだす。
クレバスをなぞったり、時には腫れた蕾をいじくりまわす。
布越しに感じられる進藤の手が余りにも厭らしくて
興奮の渦に溺れていった。
159 :
通りすがり:2007/06/04(月) 04:26:48 ID:osgVvMdl
「ああ・・ん・・・あぁ・・はぁん・・あっ・・・」
グチュグチュといやらしい音が聞こえてくる。
「凄いな」
進藤が耳元に唇を押し当てて囁いた。
手は相変わらず激しく動いたままだ。
「―っ!や、そんなこと言わないで・・あっ・!」
進藤はふっとわらうと、再び私の胸にしゃぶりついた。
「ああっ・・!!」
唇では胸の蕾を甘噛みされ、下は少し乱暴に弄り回す。
ありとあらゆるところからの刺激に、体はもう限界が近づいていた。
「あっ・・ああんっ・・やぁ・・進藤、先生!!」
私は夢中で進藤にしがみつく。
やがて進藤の手が、下着の中にまで滑り込んできた。
160 :
通りすがり:2007/06/04(月) 04:27:51 ID:osgVvMdl
進藤の指が直接私のソコに触れ
私の頭は真っ白になった。
進藤はそのまま指先で転がすように、蕾を弄んでいる。
「ああっ、あ・・あっ!!ああんっ・・・あっ・・」
唇はだらしなく開き、自分の声とは思いたくないほど
甘く、高い声が漏れていた。
「あんっ・・ふぅっ・・!」
進藤が私の唇を、自分の唇で上から塞ぎこむ。
最初に交わしたキスよりも、もっと情熱的で激しいキス。
161 :
通りすがり:2007/06/04(月) 04:32:09 ID:osgVvMdl
うっすらと目を開けると、冷静だった進藤の表情もいつの間にか
赤く火照り、彼の体も少し汗ばんできているようだった。
キスを交わしながら、器用に進藤が自分の服を脱ぎ始めた。
上半身を全て脱ぐと、ズボンのチャックを下ろし
今度は私のスカートを腰まで捲くり上げると、下着を下ろした。
それから私の体をベットにそっと倒すと、反り返った自分のソレを私のソコに
あてがう。
進藤がゆっくりと、中に入ってくる感覚。
「っ!あ、あぁっ!・・んっ・・!」
進藤が私の唇にキスをして、頭を優しく撫でた。
すると根元まで一気に私の中に入ってくる。
162 :
通りすがり:2007/06/04(月) 04:33:01 ID:osgVvMdl
「ああっ!!!」
進藤がぎゅっと私の体を抱きしめ
目に浮かんだ涙を掬うように唇で舐めとると、進藤が真剣な瞳で言った。
「香坂。お前が、好きだ」
胸が熱くなって、再び涙が浮かんでくる。
そしてそれを証明するかのように、ゆっくりと進藤が動きだす。
「んっ・・んっ・・」
定期的なリズムで進藤の腰が動く。
だんだんと腰の動きを早めてくると、私の胸を強く両腕で揉みだした。
私のソコは再び激しく濡れ出していて、進藤が動くたびに卑猥な音を
立てていた。
擦れるような、淫靡な音。
進藤はぐっと私の片足を上に上げると、激しく腰を深く動かし始めた。
163 :
通りすがり:2007/06/04(月) 04:33:52 ID:osgVvMdl
「あっ!やあっ・・!!」
さっきよりも深く、奥を突いてくる。
意識はもう、どこかに飛ぶ寸前まで来ていた。
「あんっ・・・んぅ・・あっ・・」
「・・はっ・・・」
進藤の呼吸も荒い。
何かを堪えているような進藤の表情が、私の体で感じていることを肯定している。
扇情的な進藤のその顔に、さらに気持ちは高まっていく。
「あっんっ・・ああっ・・・進藤・・せんせい・!!」
進藤の動きが強く激しくなった。
「っ・・」
「あっ・・あっ・・やあっ!も・・っ・・あああっーー!!」
ドクンッ―。
快感が私の脳を支配して、目の前が真っ白になった。
164 :
通りすがり:2007/06/04(月) 04:35:09 ID:osgVvMdl
「―っ!!!」
進藤は素早くソレを引き抜くと、熱いモノを解放させた。
しゅるっと、白い液が私にかかる。
偶然唇に付いたそれをぺろっと舐めとると、口に苦い味が広がった。
進藤先生の、味。
その行為を見ていた進藤は、少し赤くなって私を抱きしめる。
私は、恥ずかしさをごまかすように、彼の耳元でそっと呟いた。
「次は名前で呼んでよね」
「お前もな、たまき」
進藤は、ふっと笑うと
今日何度目かとなる、私の唇を奪ったのだった。
165 :
通りすがり:2007/06/04(月) 04:36:39 ID:osgVvMdl
たまきさんの一人称にしてみたのでエロはかなり抑えております。
ご了承下さいませ
166 :
通りすがり:2007/06/04(月) 04:46:48 ID:osgVvMdl
132番さん 137番さん 147番さん
読んで下さった方。
書けるかはまだ分かれませんが
「おかしな夜」の前の小説、どんな結末を望まれますか?
167 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/04(月) 14:01:28 ID:vvyAyutP
>通りすがりさん
相変わらずのGJです!
結末は、試練はあるものの最後はやっぱり2人に結ばれてほしい!!
>通りすがりさん
GJです!今度は病院でのシチュ期待です!
169 :
通りすがり:2007/06/04(月) 19:29:47 ID:osgVvMdl
>168番さん
病院シチュはもう書きましたよ?
>通りすがりさん
失礼しました!
次に期待です!
171 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/05(火) 18:53:42 ID:3hb4h+Va
>通りすがりさん
いつも楽しませてもらってます。
次回作、楽しみにしています。
医局での進藤×香坂を矢部が一部始終目撃するシチュを期待!
173 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 18:30:41 ID:BvX2FegJ
屋上とか?
あの〜
3の登場人物で書いてもよかですか?
やっぱ2人気だよな〜2が一番面白いと思うし
でもどうしても鉄板カップルじゃないのが書きたくなる
天邪鬼なもんで…w
176 :
通りすがり:2007/06/09(土) 22:51:06 ID:gZ35IbQF
_「・・・進藤先生・・・?」
「何だ?」
屋上で何故か組み敷かれた体勢のまま、
たまきは青空を背にして微笑む進藤に尋ねた。
「この体勢・・・何?」
たまきの頬を撫でながら、進藤がクスりと笑う。
「さぁ・・・?」
「さぁ・・・じゃないわよ!どいて」
嫌な予感を感じつつも、たまきは口を開く。
すると進藤は さらに微笑みを深くして答えた。
「それは無理な相談だな」
「なっ・・・ちょっと、待っ・・・!」
177 :
通りすがり:2007/06/09(土) 22:53:21 ID:gZ35IbQF
言いかけた言葉を遮るように、進藤はたまきの唇を塞ぐ。
何度も何度も角度を変えて口付けると、
息苦しさから、わずかにたまきの口が開いた。
一瞬開いた隙間から舌を侵入させて歯列をなぞり、舌を絡め
味わうように口内を犯していく。
「ふっ・・・んぅ・・・!」
何とか逃れようともがいていたたまきの動きが、除々に弱くなっていく。
口で受け止めきれない唾液がたまきの頬を伝い
唇を離すと いやらしく糸を引いた。
「やっ・・・何考えてっ・・・!!」
178 :
通りすがり:2007/06/09(土) 22:58:30 ID:gZ35IbQF
「何がイヤなんだ?そんな潤んだ眼して、頬も紅潮してて・・・
誘ってるようにしか見えないんだが。」
「っ・・・そんな訳ないでしょ!」
進藤はたまきの服のボタンを外し、指で肌をなぞっていく。
下着越しに胸の膨らみに手を這わせると、たまきの身体がビクッと震えた。
「・・・んっ!」
「どうした?もしかして・・・感じてるとか?」
「そんなんじゃ・・・あぁ!」
下着を外され胸の突起を摘まれて、たまきの口からは嬌声が零れる。
「んッ・・あ!やめっ・・・人が、来たら・・・!!」
誰かに見られたら、どうするの?
たまきがそう言うと、進藤はたまきの額にキスを落とした。
「人が来たら、見せつけてやればいい。お前は俺のモノだ、って事をな・・・」
179 :
通りすがり:2007/06/09(土) 23:01:48 ID:gZ35IbQF
不敵に笑いながら言うと、進藤はスカートの中に手を入れて、
下着越しにたまきの秘められた場所を撫でる。
直接触れていなくても それだけで彼女は身体を震わせて、
進藤はまたクスクスと笑った。
「今日はいつもより感じやすいみたいだな。
・・・屋上だから、興奮してるのか?」
「・・・っう、んんっ・・・」
たまきは口に両手を当てて必死に声を抑えるが
「やあぁっ!!」
直接 秘部に触れられて、抑えきれずに声を上げる。
「たまきのココ、凄い事になってるぞ?」
指を挿れて掻き回すと、卑猥な水音が聴覚を刺激する。
感じる場所ばかりを攻める進藤の指の動きに、
たまきは次第に溺れていった。
180 :
通りすがり:2007/06/09(土) 23:06:21 ID:gZ35IbQF
「ふぁっ、あぁっ・・・い・っせい・・・も、やめて・・!」
進藤はどこか楽しげな様子で愛しい恋人の乱れる様を見ていたが、
そのうちたまきが達しそうになると指を引き抜いた。
「あっ・・・?・・・っやぁ・・・一生っ・・・?」
達する直前で快感を断ち切られたたまきは、
快感による涙を零しながら縋るような目で進藤を見る。
進藤はにっこりと微笑んで、たまきの頬に触れた。
「・・・どうした?やめて欲しかったんだろ?」
「・・・っ・・!!」
たまきは泣きそうな顔で進藤を見つめるが、
進藤は黙って見ているだけで何もしようとしない。
181 :
通りすがり:2007/06/09(土) 23:11:58 ID:gZ35IbQF
「一生・・・っ!」
「ちゃんと口で言え。じゃなきゃわからない」
「そんな・・・っ、訳ない・・・でしょ!」
「言わないとずっとこのままだぞ。いいのか?」
一向に何もしてくれない進藤に耐え切れなくなったたまきは
とうとう懇願の言葉を口にした。
「おねが・・・いっ、イカせて・・・!!」
たまきが目に涙を溜めて懇願するのを聞いて
進藤はたまきの髪をそっと撫でる。
「上出来。」
「・・・ああああッ!!」
既にはちきれそうな熱に奥まで貫かれると、
たまきの身体が仰け反った。
182 :
通りすがり:2007/06/09(土) 23:20:05 ID:gZ35IbQF
先程進藤に焦らされた所為で ほとんど理性が切れかけていたたまきは
無意識のうちに快楽を求めて自ら腰を動かしていた。
それに気づいた進藤も、より激しくたまきの中を突き上げる。
ここが屋上だということも、扉の影から人が見ていることも
まるで気に止めずに
「あっ・・・はぁっ・・・!い・・っせ、もう・・・!」
「いいぞ・・・イッても・・・」
「ひぁっ・・やっ、あぁ っ!!」
一際高い声を上げてたまきが果てると、
進藤はたまきの腹の上に欲望を吐き出した。
183 :
通りすがり:2007/06/09(土) 23:25:57 ID:gZ35IbQF
「・・・大丈夫か?」
「大丈夫じゃない、わよ・・・背中が痛い」
先程の行為で体力を使い果たしてしまったのか、
たまきはぐったりと進藤にもたれかかった。
「悪い・・・」
動けない恋人の乱れた服を元に戻してやりながら、
進藤は苦笑する。
「誰もこなかったからいいものを、誰か来たらどうするつもりだったのよ!」
「誰もこなかった?・・・やっぱり気づいてなかったのか・・・」
それどころじゃなかったもんな
そう言って進藤はたまきの目を覗き込んで微笑む。
その微笑みの中に、たまきは悪魔を見た気がした。
184 :
通りすがり:2007/06/09(土) 23:28:36 ID:gZ35IbQF
172番さん 173番さん 175番さん
屋上シチュ書いて見ました
どうでしょう?
名前は出してませんが目撃してしまったのは勿論
「矢部」です(笑)
>>通りすがりさん
GJです!!
今度は目撃した矢部目線でも期待です!!
186 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/10(日) 14:12:24 ID:goDzfEVK
>通りすがりさん
GJです!!
通りすがりさんがくるのがいっつも楽しみvv
187 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/10(日) 20:56:22 ID:QON4lm19
GJ!!
矢部目線、読みたい。
進藤が先に屋上から立ち去って、
そこに矢部が現れて、目撃したことで我慢できなくなった矢部が
香坂を「誰にも言わないから」と押し倒すとか…
夜の医局での進藤×香坂を誰かキタイ!!
そこを矢部か桜井が目撃するとか(笑)
>187、188
読みたい!!
通りすがりさん、是非是非お願いします!!!
スペシャルを見てずっと疑問だったが、
2002年1月〜6月には香坂は日本にいることになってるけど、
進藤とは何にもなかったのだろうか…??
191 :
通りすがり:2007/06/14(木) 21:22:21 ID:DspqEHtS
たまきは心臓外科で研究、進藤先生は救命で
すれ違いの生活だったんじゃないですか?
通りすがりさんのだいぶ前の途中の小説、続き書いてほしいです!!
195 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/17(日) 22:45:44 ID:Qjj8mf0L
誰か書いてくれないかな〜
い
ん
ほしゅ
199 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/19(火) 22:01:25 ID:OnXCD6V+
そんなに続きが読みたいなら通りすがりさんが書くの待つより
自分で書いた方が早いんじゃない?
200 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/21(木) 00:18:26 ID:njIEWoZI
200
保守
202 :
通りすがり:2007/06/25(月) 17:07:53 ID:+8RB+GAL
2人の行為を見た矢部が暴走致します。
犬っぽい服従的な矢部が好きな方、お逃げ下さい
今から矢部は壊れます。
大丈夫な方のみ、1つ上の話の続きとしてお読み下さいませ
203 :
通りすがり:2007/06/25(月) 17:09:00 ID:+8RB+GAL
あの光景を目の当たりにした時
自分の中で何かが音を立てて崩れていく音を聞いた。
手に入らないのならば・・・
どんなに焦がれても、切望しても、決して叶わない想いならば
いっそ、このチャンスを逃さない手はないと思った。
進藤が屋上から降り立ち、たまき1人きりになったのを見計らい
屋上の扉を開いた。
その音に気が付き、たまきは振り返ると
矢部と目が合った。
今までの行為を見られていたのは矢部かもしれない
そう頭に過ぎり、たまきは視線を外し、瞳を揺らす。
それでも、聞かない訳にはいかなかった。
たまきは勇気を振り絞り、しばしの沈黙の後、重い口を開いた。
「矢部君、もしかして・・・」
「はい、見てました」
204 :
通りすがり:2007/06/25(月) 17:11:55 ID:+8RB+GAL
自分の思い違いだと思いたかった予想は的中し
たまきは困惑の色を浮かべる。
「さっき見たことは・・・」
「勿論、黙ってます。」
「ありがとう!」
その言葉に安堵の表情を浮かべる
が、それは一瞬で消える事となる
「その代わり・・・・」
「・・・何?」
「1回犯らせて下さい」
矢部の信じがたい発言にたまきは言葉を失う。
見開いた目が信じられない、と叫んでいた。
それでも冷静を装い、いつもの口調で必死に言葉を返す。
「駄目に決まってるじゃない。悪い冗談はやめて」
「冗談なんかじゃないですよ?それに香坂先生に拒否権はないんです」
本気だ・・・
身の危険を察知し、たまきは屋上から逃げようとする
も、矢部は逃がさなかった。
205 :
通りすがり:2007/06/25(月) 17:13:17 ID:+8RB+GAL
扉を勢いよく閉め、出口を塞ぐと
たまきを壁際へと追い込み、細い腕を押さえつける
「やめて!離して!!」
必死に抵抗しようとするも、男の力には敵う筈もなく
「無駄ですよ、僕だってれっきとした男なんです」
そう言って背ける顔を力任せに引き戻し
固く結んだ唇を矢部は無理矢理開いて貪った。
そして身体を組み敷いて、白い肌に舌を這わせていく。
「お願い!他の事なら何でもするから!こんな事やめて!」
「sexの口止め料はsexで、ですよ」
気味悪く笑う矢部の目はすでに正気を失っていた。
狂気に支配されているその目を見て、たまきは絶望感に目の前が真っ暗になる。
恐怖と屈辱と怒りと驚愕とが混ざり合って混沌としているたまきの意識
けれど矢部はそんな事お構いなしに行為を進めていく。
206 :
通りすがり:2007/06/25(月) 17:14:39 ID:+8RB+GAL
が、かちゃかちゃとベルトを外す音にたまきは反応し、再び激しい抵抗を見せた
「矢部くん、お願い!これ以上はやめて!もう十分でしょ・・・?!」
半狂乱で叫ぶたまきに向かって矢部は薄く笑った。
「やめません」
一言、それだけ言うと矢部はたまきの中心へと己をあてがうと一気に刺し貫いた。
「いや……やぁぁぁぁ―――――っ!!」
逃れようと、自然身体を上へといざるたまきの肩を押さえつけ、更に奥へと突き入れる。
信じたくないこの状況にたまきの瞳から涙が溢れた。
ついさっきまで愛しい人に抱かれていた筈なのに・・・
その涙は矢部が突き上げるたびに頬を伝い落ちて
そしてまたすぐに溢れ、また落ちる。
「い…嫌…、…助けて…いっせ・・・一生・・・」
207 :
通りすがり:2007/06/25(月) 17:16:23 ID:+8RB+GAL
たまきは進藤に助けを求めるかのように何度もその名を繰り返し呟いた。
すると自分の中から引き抜かれた感覚にたまきは安堵する
正気に戻ってくれたのだろうか?
が、そうではないという事は頬に突如走った鈍い痛みで解った。
「次、その名前口にしたらバラしますよ?」
殴られ、低いトーンでそう言われた後に、再び一気に貫かれ悲鳴を上げる。
何度も突き入れられ、激しく内部で掻き回される
それでも快楽など欠片も無く、苦痛のみのその行為にたまきは消耗していく。
漏れる声も、今では意味の成さない苦しげな呻き声のみ
そんなたまきの姿に奇妙な安堵感に矢部は囚われる。
208 :
通りすがり:2007/06/25(月) 17:17:30 ID:+8RB+GAL
壊れた、自らの手によって汚されたたまきに、悦びを覚える。
とうに正常な判断など出来なくなっていた。
狂気の愛。
決して相容れることの無い、狂った旋律のエゴイズム。
もう叶う事のない想いと知って、矢部は全てを投げ捨て
このチャンスを、現在のみを選び取った。
たまきの心が進藤のモノで手に入らないのならば、と
その身体を脅迫という力尽くなやり方でたった今、この手に入れた。
が、何度も突き刺し、何度も犯しても充たされなかった。
209 :
通りすがり:2007/06/25(月) 17:18:54 ID:+8RB+GAL
それは混ざり合う事も、溶け合う事もないからだろう、と
頭では解っている矢部はただ我武者羅にたまきの細い腰を押さえつけ
引き寄せ、己の欲望を叩きつける。
たまきの華奢な身体は、既に矢部に抵抗することも出来ずに
矢部が動くままにただ揺れていた。
涙もすでに枯れ果てたのか、たまきの瞳にもう涙はなかった。
ただ、見開いた虚ろな瞳を宙に漂わせているだけ
きっとこの目にもう2度と進藤の姿を映す事もない
そう思うと嬉しくて仕方がなかった。
決して手に入らぬと知って、自らの手によって破壊したその存在。
もう離さない、こんな形でも手に入れた。
その事には変わりはない。
誰もいない屋上でその瞳に狂気を内包したまま、矢部は一人微笑んだ。
うお〜〜、通りすがりタソ、GJGJ!!
ちょっとたまきかわいそうだけど、萌え…w
がんがっておいらも投下してみようかな…
矢部ーーー!!!
こっそりと矢部×太田川もキボン
212 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/26(火) 17:36:20 ID:9sv50jlD
>通りすがりさん
GJ!!久しぶりの投稿、待ってましたー!!
>>210さん
投稿待ってますよ〜
まったく…また2日泊り込んでるし。
山のようにあったオペ伝票整理をやっと終えた深夜の医局で
奈津はおおきなため息をついた。
少し寝たくとも、仮眠室のベッドで同期の研修医・矢部が寝ている
研修医が二人して仮眠など怒られるに決まってる。
1時間ほど前に運ばれて来た急患も落ち着いたらしく
医局の外も束の間の静けさ。
奈津は椅子から立つと仮眠室のカーテンの中へと入る。
ベッドに大の字になり寝てる矢部を軽く揺すって
「ねぇ矢部くん…起きてよ。矢部先生っ」
声を潜めて言うと半分寝てる矢部がぼそぼそっと虚ろな口調で言った
「―――香坂センセ…?」
「残念ながら太田川ですけど?」
冷静に寝言のような矢部の問いかけに答える。矢部はやっと少し目を開き
奈津の顔を見ると「なんだよ〜」と言いながら伸びをする。
「仮に今、香坂先生が矢部くんを起こすとしたらこんな呼びかけじゃなくて
“研修医がいつまで仮眠してるのよ!”って仁王立ちだよ」
真似をしているのか、奈津も仁王立ちをしてみて想像をして笑う。
「―いいんだよ、別に。仁王立ちだろうがなんだろうが…」
鬱陶しい、という感じで矢部が答えると今更呼び間違えた事を恥じたのか
ふて腐るような顔でごろんと寝返りをうつ。奈津はそれを見て呆れたように
「矢部くんが、香坂先生好きなのはなんとな〜くわかってたけど
年下の男、しかも医局の後輩に恋愛感情持つタイプじゃないと思うなあ〜」
残念残念とからかうように奈津が言うと矢部は背中を向けたまま無視をしている。
その背中を見ながら奈津が聞き取れるかどうかってトーンで呟いた
「――矢部くん、サミシイの?」
その問いかけをかろうじて聞き取った矢部は背中を向けたままで答える。
「サミシイって訳じゃねえよ…無理って思うと余計に、って所かな」
同志として同期としての会話ではない内容を奈津はどこか他人事のように思えてきた。
それでもその背中をなんとかしてあげたいという感情が自分の中にあるのに気付かず
言葉だけがフライングするように唇から出てしまう
「私、じゃ…駄目なんだよね…?」
うわあ、何言ってんだろう!と一瞬で目が覚めてあわてて口を押さえる。
一気に心拍数と体温上昇…言い訳をしたいところが矢部が驚いた顔で見つめてるもんだから
奈津は金縛りにでもあってる状態になってしまう。そして矢部は驚いた顔のまま
「太田川…?今のって…」
金縛りがやっと解けた、と同時に言い訳がマシンガンのように出てきた
「いい今のは〜、告白とかそういうのじゃなくって、何て言ったらええんやろ…
あの〜…絶対叶わない片想いがなんか切なくてかわいそうで…矢部くん、ええ人やし…」
何も考えず出てきた言い訳は体にしみついてる京言葉が混ざっていた。
矢部は体を起こすと奈津を見つめてため息をつく
「あのなあ、絶対叶わないっていうのは余計だろ。万が一っていうのもあるし。」
いつもの無邪気な矢部の笑顔を見ると、奈津はいてもたってもいられなくなる
2日トータルで3時間くらいしか寝てないせいかな…どこかでそう思いながら
気付けば座っている矢部の頭をそっと抱きしめていた
無言のままで二人はしばらく動かない。動けない、が正しい…
優しく矢部の髪を撫でて片方の手はそのまま矢部の頬に触れる。
「矢部くん…いつも、香坂先生のことばかり見てるんだもん…」
「太田川…?どうしたんだよ、急に…」
矢部が動揺しているのを感じ取ると、少し面白く感じたのは事実。
奈津は矢部の顔を上に向けると、そっと唇を重ねた
ピクンと矢部は一瞬驚きが身体に出たが、心地よさに身を任せたらしい…
そのまま啄ばむように唇を何度も合わせ矢部はゆっくり後ろに倒れこんだ
奈津が馬乗りになるような体勢で、スローモーションのようで濃厚なキスを続ける
子供っぽいと思っていた奈津が今は急に女らしく感じられる―矢部は包まれたいと思えた。
いつもより甘ったるい声で奈津が呟く
「ねぇ…矢部くん…。香坂先生のこと…10分だけでもいいから、忘れて」
その言葉で矢部は目の前の彼女を強く抱きしめた。力強く―その腕の力に奈津が微笑む。
10分…というタイムリミットは今の二人に相当具体的だった
医局に誰か戻ってくるかもしれないタイムリミット…
ゲームに近い、その行為がスタートすると二人は貪るようなキスを始める
お互いの息遣いで余計に感情が高揚していくようで…
矢部が奈津のケーシーのズボンのファスナーを下ろすとそのまま下着に手を入れる
本来なら…隅々まで、と思うがタイムリミットのあるゲームには無理な状態だった。
奈津もそれは理解している。矢部のベルトをキスをしながら外すと同じようにファスナーを下げる。
くるっと体勢が入れ替わって、矢部が上になると裾から手を滑り込ませ少し乱暴に奈津の胸を揉む…
「痛っ…」
力加減ができなかったらしく奈津がすぐに言うと、矢部はあわてて手の力に少し意識を流す。
切ない表情で自分を下から見る奈津に、矢部は質問をしながら首筋へと舌を這わせる
「本当にいいのかよ…」
「知らないわよ…そんなの…」
こういう事にはウトい、と思っていた彼女が鼻先から甘い短い声を漏らす姿に
普通に身体が欲情していく。矢部はもっと「鳴かせ」たいと思うと下着の中で
くすぐるように愛撫していた指を1本…彼女の中へと入れていく。
すると声を必死で殺しながら表情を歪める奈津…
変な所で真面目クンだから、女の扱いには無頓着と思っていた彼の指1本で
身体が操られていくと奈津はどんどん快楽が欲しくなってしまっていた
「も…いくぞ…」
矢部の短い合図と共に奈津のズボンと下着を脱がされる。
M字に脚を開かされて、入り口に宛がうと矢部は奈津の顔を見つめながら
ゆっくりと挿入していく
「う…っすげ…」
キツいくらいの感覚に思わず矢部が感想を言ってしまう
そんな言葉すら聞こえないくらいに奈津は必死で声を殺していた。
身体が小刻みに震えて、毛布を掴み、呼吸が止まるくらいに我慢している
そんな少し力んだ身体に対して、矢部は動き始める――
「…んぅっ…やべ…く…」
単純にキモチイイ…気付くと激しく打ち付けるように動かされて
子宮を突かれているような感覚。脳を直接刺激されてるような甘美な刺激に
奈津はもう理性が完全に飛んでしまった。
「矢部くんっ…あっ、あ…」
普通に会話するくらいの声が奈津の口から出ると矢部はキスでその口を塞ぐ。
お互い激しくなった呼吸と、肌と肌がぶつかる湿った音と、鼻から漏れる奈津の吐息―
次の瞬間、涙目の奈津の全身が硬直したままガクガクと震えだす
同時に一気に締め付けられてしまいなんのキッカケもなく矢部も達してしまう
キスで口を塞いだままで舌を絡ませ、そのまま一番奥で放出――
…しばらく、息切れのせいでお互い何もいえないでいる。
息切れのせいもあるが…タイムリミット内に終わったゲームのこともある
どうして…とお互いが思っているが、お互いそれを口に出さない。
挿入したまま奈津の上に倒れ込んでた矢部がやっと身体を起こし
ティッシュを取り、それを宛がいながら引き抜く。
そこでやっと沈黙を破った
「ゴメン…いきなり…だったから、外で出すつもりが間に合わなくて…」
やっと落ち着いてきた呼吸の合間に奈津が返す
「いい…別に…すっごい短い時間だったけど、すっごい変になってた…」
やっと奈津も身体を起こすとまだぼんやりとした頭のまま身なりを整える。
お互いがちゃんと身なりが整った所でなんとなく向き合って立つと
今度は奈津から切り出した
「ちゃんと…私のこと、見てたね。最中は。名前も間違えなかったし」
そこで医局に誰かが入ってきた気配―
ビクン!と二人は飛び上がりそうになるが、目配せをした奈津がそのまま仮眠室から出て行く
「お疲れ様です」
「おーオツカレ。あの高いお茶くれないかな〜」
奈津の指導医・神林の声だった。仮眠室の外ではいつものような会話が始まる。
仮眠室の中で矢部はまたベッドに寝転がると
さっきまでのゲームが、夢だったのかと錯覚しながら眠りに再び落ちていく
217 :
( ・∀・)つ〃∩モエー:2007/06/26(火) 23:25:32 ID:k0wZxjHX
お粗末様でございます(土下座)
何しろSS書いたの超超超久しぶりなんで…
とりあえず
>>211サンのリクに非力ながら答えさせていただきました。
>>通りすがりさん
GJ!!
香坂もかわいそうだけど、もしこのことを進藤が知ったら、
めちゃくちゃショックだろうね・・・
自分が最初に押し倒してるし、矢部が見てたことも気づいてたのに続行してるし、
なおかつ屋上に一人残してしまったのが原因だし・・・
進藤の発狂希望!!
>>217さん
211さんではありませんが、GJです!!
今度は進藤×香坂希望です!!
久しぶりとは思えぬ、良作でした〜
219 :
通りすがり:2007/06/27(水) 00:52:33 ID:BsHqusnZ
218さん
矢部にはそんな度胸がないと頭から決め付けてたんで進藤は
たまきを1人残していけたんでしょうね(苦笑)
あとたった今、自分のモノだって見せ付けたからという安心感から。
進藤の心境はこんな感じの設定だったんですけど
どうやって進藤はこの事を知り、どう発狂してほしいですか?
220 :
218:2007/06/27(水) 17:19:14 ID:Usqf16ED
通りすがりさん
とりあえず、医局に戻ってこない2人に不安になって屋上に戻ってみたら
たまきが一人で放心状態。
状態から察して、怒りと後悔が爆発するも、大事にはできず、苦悩するでしょうね・・・
傷ついたたまきを支えつつ、矢部からもたまきを守って、最後はハッピーエンド希望です!!
進藤×香坂 は進行中っぽい作品があるので
自分は箸休め的なモノを投下しますであります(´Д`)ゞ
誰も希望してない第3シリーズの 大友葉月×河野兄 でつw
お…重い…。180cm近くある男を背負って引きずって15分歩くなんて思ってなかった。
やっとの思いで勤務先である東都中央病院の救急外来の自動ドアにたどり着く
ドアがあいた瞬間に、先輩看護師の伊坂さんがいてかけつけてくれる
「大友さんどうしたの?…え?河野先生?うわ、酒くさっ」
「いくら起こしても起きないんです。日比谷先生は道に捨てていけば
起きて勝手に帰るとかいってとっとと帰っちゃうし…
ほかにも何人かいたけど、みんな河野先生置いて帰っちゃったんです。
ヒドくないですかっ」
ドサッと、背負うというか引きずってきた研修医の河野先生を床に寝かすと
私は疲労感でその場に座り込んだまま伊坂さんに愚痴ってた。
「家に送ってあげればよかったじゃない」
「家の場所、知らないし…」
「そっか…家の場所わからないとタクシーに乗せられないもんね」
「だから…歩ける距離だったし、ここに…」
膝丈のデニムのスカートだったのを今更思い出して私はよろよろ立ち上がった。
伊坂さんが冷ややかな目で床で熟睡してる河野先生を見てる
「そんなに飲んだのか?研修医」
日比谷先生のモノマネを軽くしながら伊坂さんが私に聞いてくる
「多分…生ビール3、4杯くらいです」
「昨日搬送患者さんが多くて徹夜だったのに飲むからよ。馬鹿じゃないの?
あっ、急性アル中って可能性は…」
「ありません。ゆっくり飲んでたし、嘔吐もないし完全に泥酔が原因の爆睡です」
はいはい、と伊坂さんが近場にいた看護師1人を呼び寄せて
みんなで空いていた処置室のベッドに河野先生を運んだ。
廊下に面する窓のブラインドを閉めて伊坂さんが呆れた口調で続ける
「患者さんに見られたら恥かしいから閉めときましょ。
ソルラクト1パックいっとこうかしら…明日二日酔いでフラフラされたら
私たちが忙しくなるし。輸液適当に落としときますかね〜」
「あ…どうせ私、もう電車ないしやりますけど」
終電なんてとっくになくなってる。しかも自宅までのタクシー代は持ってない…
看護師用休憩室のソファーで寝ればいいと伊坂さんが言ってくれた。
婦長が夜勤の日じゃなくてよかった…
伊坂さんが部屋から出て行くと、なんだか疲れがどっと出て私は椅子に座って
ぼんやり熟睡中の河野先生を見た。
「ちょっと、河野先生っ。純介せんせーっ」
軽く呼びかけ身体を揺すっても「うーん」と返事する程度でまた寝ちゃう。
伊坂さんが酒臭いっていったのは多分私のほうだ。だって相当飲んだもん
…こうやって河野先生の寝顔見てるのが、ちょっと不思議な感じ
点滴をするの忘れて私はしばらくぼんやりと彼の寝顔を見ていた
黙ってたら、ちょっとかっこいいのになぁ…
飲み始めた時も仕事の話ばかりウザかったし、しかも熱弁だったし。
なんとなく、河野先生の頬をつついてみたけど反応はない。
…ちょっとだけ、悪戯心が私の身体を乗っ取った。
処置室のドアの鍵を閉めて、そーっと…唇にキスをしてみた…
もちろん河野先生は熟睡したまま。10秒くらいしたけど、起きない…
ちょっとつまらない、かな。そう思うとなんだか止まらなくなってきちゃったのは
やっぱり少し私も酔ってるのかな…
「こーの先生。河野クン。純介クン…」
念のため、また何度か呼びかけたけど今度は返事すらなかった。
今度はゆっくりと舌を入れてみて…ちょっとエッチなキスをしてみた
息苦しくなったみたいで顔を横にずらされてしまった。
――つまらない。
一度封を開けたお菓子を一口食べたら止まらなくなった時みたいに
やめられなくなってる…。私はもう一度顔をこっちに向けて強引に舌を絡ませる。
絡み返さない力の入らない舌って柔らかくて面白い…甘噛みしたりして遊ぶ。
ゆっくり離れて顔を見てみたら…少し、かわいく思えてきた。
でも、やっぱり、ツマラナイ。
私は変な競争心っていうか何かやめれないの一点張りの感情だけになると
河野先生の履いてるジーンズのボタンを外して、ファスナーを下ろす。
そして下着も少し下ろして…寝てる相手の服を脱がす自分の手際の良さは
完全に職業病だわ…と思ったらちょっと笑えた。
そして膝まで脱がすと…もう、完全に止まらなくなった。
私は熟睡してる河野先生のそれをそっと手で持って口に含む――
もちろんふにゃんふにゃん…でも、その感触が面白くて
やさしくお口の中で舌で転がしてあげた。そうすると河野先生の手がびくっと動いて
「―――ん…ん」
短く反応があった。でも起きた様子ではなく目が閉じたまま。
びっくりするだろうなぁ…飲んでて寝ちゃって目が覚めたらナースにフェラされてるなんて。
そんなコトを思うとどんどん面白くなってきちゃってエスカレートする
少し硬くなり始めて、私のお口の中で膨張し始めてきた。きたきた…と少し嬉しくなる。
寝てても…こんなに熟睡してても勃起ってするんだぁ…なんて感心しちゃった。
でもそれは予想以上に成長して…気が付いたら2/3くらいしか口に入らない。
根本まで、と思ったらこっちがオエッとなりそうで…私はその予想以上の成長にちょっと
嬉しくなってもっともっと…こうなったらフェラで起こしてやる、と思って舌全体で
河野先生のそれを隅々まで舐めまわした。時々それはピクンピクン、と反応する。
…オイシソウ。先っぽのほうをお口に含むと…やっぱり違う所に欲しくなる。…入れたい。
でもここは…第二処置室。ドアの鍵はかかってる…大丈夫。な気がする…
私はスカートを腰まで捲くると自分の下着を脱いで、ベッドの上に乗る。
河野先生の上に跨った時に、突然ゆっくりと河野先生の瞼が開いた。
「―ん〜?……大友…さん…?」
状況把握は絶対出来てないぼけっとした声。虚ろな目で私の姿を見てる。
「河野先生、ここは第二処置室だから大きい声、出さないでくださいね?絶対に。」
それだけ言って、私は河野先生のそれを自分で宛がいゆっくり座るようにして入れていく
あ…やっぱり…ちょっと大き目で気持ちいいかも…私が声を我慢するのに必死になった。
河野先生は寸前で状況が分かったみたいだった
「えっ、大友さん、ちょっと…!」
お腹の上に置いてる私の両手首を掴んで言いかけたけど、そこで言葉が止まる
ゆっくり…上下に動いてみるともう河野先生は「あ」と短く言ったのが最後で
あとはおとなしくしてくれる。気持ちいいって思ってくれたのかな…
今度はクリをこすり付けるように腰を前後に振って動いてみた
…凄いの…場所のせいとお酒のせいもあるかもしれないけど
漏らしたって思うくらい濡れてきちゃって…奥に当たって気持ちいい…
私は夢中になって腰を振りつづけた。しばらくすると河野先生が
私の胸に手を伸ばして、少し強めに揉みはじめる。なんか…カワイイ。
「直接…触って…」
私が言うと服の中…ブラをずらして直接胸を揉みながら気持ちよさそうな顔をしてる。
ちょっと力加減ができてないと教えてあげればよかったかなぁ…
今は私が上に乗ってるけど、河野先生ってウマイのかな…
ちょっとそんなことを思ってると
「やっぱ…大きくて柔らかい…。大友さん…」
まだお酒のせいで赤くて、ちょっと抜けたような表情でぼそっと河野先生。
少しスタートしてた私はすごく我慢してたはずの声がちょっと漏れはじめる
「ね…名前で…。名前で…呼んで…純介くん…」
根本から先までストローク長めで動かしてたけど、もうイキたくって私は
スピードをあげて腰を前後に振って動かす。
「葉月…ちゃん…っう…スゴイ…よ」
―勝った、とちょっと思えたのは河野先生がかなり耐えてる感じなのが分かった。
もう私も…寸前…。イキそう…そう思うと
「あっ、あ、あ…イッちゃうぅ…純介くんっ、イク…っ」
ぐいっと全体重を乗せて子宮壁に当たるところでゴリゴリとさせて…
私は背中をのけぞるようにしながら少しだけ意識が飛んだ――気がした
たぶん呼吸も止まって…ただ絶頂感に浸って…何秒かたってそれが終わると
河野先生の上にゆっくり倒れ込んで、あらためて近くで顔を見つめた
「最高の目覚めだったでしょ?」
そう聞くと、私の中でまだ熱く硬いままのそれがビクビクッとするのがわかった。
「えぇと…なん、か、ゴメン…」
オナニー状態で勝手に初めて快感に浸る私に、なぜか謝る河野先生。
「なんで謝るの?私が襲ってるんだから、河野先生は被害者のほうだよ?」
でも彼だけイカないのはかわいそうだし…ゆっくりと身体を起こして引き抜く。
抜く感覚だけでまたちょっと気持ちよくなりそうだった。
軽くティッシュで拭いてから、私は何も言わずまた口に含んで音が出るようにしゃぶりついた
いやらしく音を立てながらしゃぶりつきながら河野先生の顔のほうを見ると
はじめはちょっと驚いたっぽかったけど…1分くらいですぐに血管が分かるくらいに
お口の中でピクピクと動いて我慢してるのがわかった。
――イッて、いいのに…そう思うと言葉で言うのがもどかしく面倒だったから
私は上下に頭を動かした。そうすると右ひざを立てて耐えるような感じになる。
「イッちゃうよ…も、う…いい、から…。大友さん…っ」
また苗字で呼んだ。こういう時は名前で呼び合ったほうが楽しいのに。
お仕置きで私は止めるなんてことは絶対せずに追い討ちをかけるように舌も動かす
「ヤバイッ、マジで…いっ、いく…あぁっ」
その瞬間に、私のお口の中に生暖かいドロッとしたものが流れ込んできた
おっ、多い…口の中一杯になってしまって反射的にまず一口、ごくっと飲んでしまった
―わぁ…味が、やっぱり苦手…そう思って早く飲んでしまおうとがんばって残りを飲み込む。
ちょっと唇の端から零れちゃった…ティッシュに手を伸ばしたら河野先生が上半身を起こして
私の唇にティッシュを宛ててくれた。まだ…紅潮してるのは、お酒のせいかな…?
「あれ?…飲んじゃった…の?」
「特別に全部飲んであげましたよ…?」
ベッドの上で膝立ちして下着とジーンズを履いた河野先生が私を抱きしめた
「飲んでもらったの…初めてなんだ…」
確かに、女性経験豊富には見えないし…でも、もしかしてっ!?
「ね、もしかしてフェラも初めてとか言わないよね?」
「いや…それはさすがにない、けど…」
「実は更にオチがあって、童貞だったとか?」
「ないないない、それはないから」
ただ「欲しく」なって襲った私を河野先生は優しく抱きしめ続ける。
私、明日が休みでよかった…さすがに翌日顔を合わせるのは気まずいし。
226 :
211:2007/06/28(木) 17:13:48 ID:uhnc4ZuI
>>213-217 遅ればせながら、リクに答えて下さってありがとうございます!
研修医コンビが好きなので嬉しいです
友情→愛情に代わる二人が可愛いなぁ(*´∀`)
通りすがりさん!!218さんではないけれど、わたしも進藤が知った後が読みたい!!
228 :
通りすがり:2007/06/29(金) 16:06:49 ID:xQy6lprD
227番さん
まずは読んで下さってありがとうございます。
227番さんはどうゆう結末を望みますか?
それに答えられるかは解らないのですが・・・
色んな意見を参考にイメージ出来たら、と
229 :
通りすがり:2007/06/29(金) 16:17:44 ID:xQy6lprD
105の途中で止まったままの小説の続きを書きます。
待っていて下さった方、お待たせ致しました!
ご期待に添えるものとなっているかは解りませんが
209の続きを書く前にこちらを消化していきたいと思います。
230 :
通りすがり:2007/06/29(金) 16:19:06 ID:fmsajbt+
変わりにたまきが残したと思われる手紙がベットの上に置かれていた。
進藤はその存在に気付くなり、荒々しい動作で開封し手紙を開く
するとそこには確かにたまきの少し癖のある文字が並んでいた。
「一生へ
あんな事があったのに変わらず愛してくれてありがとう
本当に凄く嬉しかった
嬉しかったけど…今はあなたの真っ直ぐな想いが、苦しい。
あなたを受け入れられないのも。
それはやっぱりまだ私が私自身の事を許せてないせいだと思うの
だから、あなたの前から姿を消すことにしました。
もぅどこにもいかないと言ったのに、こんな形を取ってしまってごめんなさい
でも、私が自分の事を許せるようになったら
そしたら、救命に戻ってくるつもりでいます。
その時、あなたがまだ私の事を愛しいと思ってくれるのなら
また1から始めれたら…と
そう思っています。
勝手な事ばかり言ってごめんなさい。
離れていても…ずっと、愛してる
たまき」
手紙にはそう書かれていた。
231 :
通りすがり:2007/06/29(金) 16:22:32 ID:fmsajbt+
全てを読み終わるなり、そこに書いてある通り
何て勝手な事を、と思った。
が、その反面、彼女らしいとも思った。
人に頼る事をせず、自分の道は自分の力で切り開き
そしてその道を極め、突き進んでいく 。
今、進藤の目には、入院時のあの弱々しいたまきの姿ではなく
救命で働いていた頃の凛としたたまきの姿が浮かんだ。
232 :
通りすがり:2007/06/29(金) 16:25:32 ID:fmsajbt+
彼女は守られる事を望んでいない。
いつでも対等でいたいと、そういうのを理想としていたたまきの思いを俺は忘れていた。
これ以上傷つけまい、守ろうとそればかりを考えていた。
本当は自分が彼女を必要としているのに
たまきが自分を必要としているのだと勘違いして…
自惚れもいいところだ
233 :
通りすがり:2007/06/29(金) 16:35:25 ID:fmsajbt+
と、進藤は自嘲して深い溜め息をついた。
が、まだ自分がたまきに出来る事はある。
「お前が許せるその日まで…俺はずっと待ってる」
窓の外の空を見上げ、瞳に寂しさを宿しながらも口角を上げ、進藤はそう呟いた 。
自分が出来る事。
それはいつになるか解らなくとも信じて帰りを待つ事だけ
会えなくても、愛し続ける自信はあるから
変わらぬ想いを胸に抱いて…
ずっとその時を待ち続ける
234 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/29(金) 17:38:29 ID:T016mURu
GJ!!
さり気なくずっと続きを気にしていました('-'*)
ナイスな小説、ありがとうございます〜
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
ずっと待ってたよー!
通りすがりさん、ありがとう!!
>通りすがりさん
最後までお疲れ様でした!
簡単にハッピーエンドというわけでもなく、でも未来に希望のある良い終わり方だったと思います!
GJ!!
238 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/02(月) 23:56:23 ID:vwfeGetL
通りすがりさん、GJ!!
また連載、期待!!!
239 :
通りすがり:2007/07/03(火) 22:41:23 ID:uASPT7LR
読んで下さった234〜238さん
ありがとうございます!
ご期待に添えたでしょうか?
240 :
236:2007/07/05(木) 00:17:09 ID:3w7WKtSb
>通りすがりさん
もちろんです!
またの投稿を楽しみに待っています!
241 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/08(日) 22:47:12 ID:TYEFtZcs
age
ほしゅ
保守
244 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/12(木) 23:43:27 ID:vNWLByQC
age
誰か〜
誰か投下頼む!!
247 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/15(日) 00:50:37 ID:Xz5UMKgq
通りすがりさーん!!
249 :
通りすがり:2007/07/17(火) 18:27:18 ID:BEUxtoxS
いつの間に
彼女に対してこんな気持ちを抱くようになっていたのだろう―?
進藤はたまきの腕を掴むと、彼女の足を止めた。
「リスト・・・まだ、夜景が残ってたな」
「進藤先生?」
戸惑うたまきの手を取って、進藤は車と反対の方向へと引っ張っていく。
やがて大きなホテルに辿りつくと、進藤はたまきを連れて中に入り
一直線に受付に向かった。
「お客様、本日はいかがなさいますか」
「夜景が見渡せる部屋を頼む」
「ちょっ、ちょっと・・・・・」
戸惑うたまきの呼びかけは完全に無視されてしまう。
まるで逃げるのを許さないというように、手はしっかりと握られたままで。
250 :
通りすがり:2007/07/17(火) 18:29:45 ID:BEUxtoxS
もう片方の手でサインをし
フロントの男性からカードキーを受け取ると
進藤はたまきを連れてエレベータに向かった。
お互い無言のまま最上階の角部屋までたどり着くと
進藤はたまきを強引に中に入れた。
「どうしたの?急に・・・」
明かりは着けず暗い部屋のまま
たまきの背中を押して窓辺に連れて行く。
するとたまきの瞳に、美しい色を乗せた夜の街並みが飛び込んできた。
「きれい」
ホテルの最上階から見る夜景は
まるで幾万もの宝石が散らばっているようで、
とても幻想的で
251 :
通りすがり:2007/07/17(火) 18:31:10 ID:BEUxtoxS
たまきの手がガラスに触れた。
「本当に綺麗ね・・・」
たまきの瞳に映る宝石達が、涙で滲んで揺らめいた。
今まで黙っていた進藤がたまきの体を覆うようにして
ガラスに手をついた。
ガラス越しに、熱を帯びた進藤の鋭い視線が
真っ直ぐにたまきの瞳を捕らえる。
「気休めの約束など、交わすことはできない。
明日を保証してやることも、今の俺にはできない。」
「・・・」
「それでも今、俺はお前が欲しい」
「・・・ばか正直なのよ」
たまきはそう言って苦笑した。
252 :
通りすがり:2007/07/17(火) 18:32:50 ID:BEUxtoxS
嘘でも何でも、今は甘い言葉を囁いてしまえばいいのに。
たまきは振り返ると、進藤の瞳を直接見つめ返した。
たまきはそっと進藤の首に両手を絡めた。
進藤の体が、ピクリと反応した。
「・・・後悔しないか」
「お互い様でしょう?」
進藤は微笑むと、たまきの頬に手を添えた。
253 :
通りすがり:2007/07/17(火) 18:34:39 ID:BEUxtoxS
その手に引き寄せられるかのように
唇を重ねながらたまきが言った。
「抱いて」
窓辺に立ったまま
何度も、何度も、角度を変えて繰り返すキス。
やがて進藤の舌がたまきの舌に触れると
たまきの体がビクンと反応した。
「は・・!ふっ・・う・」
進藤の手が、たまきの胸に触れた。
円を描くように指先で感触を味わうと
たまきの息が荒くなっていく。
「あっ・・・あっ・・・」
進藤はたまきのブラウスを上に捲り上げると
器用にブラジャーを外した。
直接肌に触れた進藤の大きな手が
痛いくらいにたまきの胸を強く揉む。
「あんっ!やっ・・・」
指先で蕾を摘み上げると、たまきが恥ずかしそうに喘いだ。
254 :
通りすがり:2007/07/17(火) 18:35:56 ID:BEUxtoxS
固くなって上を向いた蕾を弄りながら
横を向いてしまったたまきの顔を自分の方に
向けて、再び舌を味わう。
「あっ・・・ふっ・・」
進藤は空いている方の手をスカートの中に入れた。
撫でるように腿に触れていると
ツーッと暖かい液が指に絡みついてきた。
「あ・・・っぁ・・・やぁ」
真っ赤になって足を閉じて抗議するたまきに
進藤の気持ちが高まっていく。
無理やり自分の足を挟み、たまきの両足に割って入ると
少し乱暴に下着の上から触れた。
255 :
通りすがり:2007/07/17(火) 18:37:35 ID:BEUxtoxS
「あぁんっ・・」
そこは既に熱気に満ちていて、暖かい液が下着でも吸い取れきれず
侵食を起こしていた。
「新しい下着を買っておいたらよかったな」
「ば、ばかっ!・・・んっ・・あっ・・」
進藤は下着を指でずらし、たまきに触れた。
「ああっ!!」
愛液をたっぷり指先に絡めながら
誇張した突起に触れると、たまきの足が小刻みに震えだし
体を支えきれなくなってきた。
進藤は窓にたまきの背中をつけると
自分の首にしがみつくように腕を絡ませた。
256 :
通りすがり:2007/07/17(火) 18:38:45 ID:BEUxtoxS
「・・背中、冷たい・・・あっ・・・」
進藤がたまきの耳に唇を這わせた。
「ふぁっ・・」
ビクッとたまきの体が揺れ
トロリとまた新しい液が指に滴ってくる。
進藤はたまきの耳元で、ベットに視線を送りながら言った。
「向こうに行くか?」
「・・・ここで、いい・・優しくなんて・・しなくていいから・・・あなたの好きにして」
進藤はたまきを後ろ向きにさせ、両手をガラスにつかせた。
焦点を失った虚ろなたまきの瞳に、夜の景色がぼんやりと揺らめいている。
257 :
通りすがり:2007/07/17(火) 18:39:58 ID:BEUxtoxS
ガラス越しの視界に、進藤の逞しい肢体が映った。
進藤はたまきのスカートを背中まで捲くると
ぐっしょりと濡れた下着をずらし
取り出した自身の雄を押し当てた。
「んっ・・・」
異物感に、たまきの体がブルッと震えた。
進藤が眉を潜めた。
次の瞬間、一気にたまきの奥まで貫いた。
「―ああっ!!」
繋がった部分が、熱い。
「あっ・・・あっ・・・んっ・・一生っ・・・!!」
「はっ・・あ・・」
進藤が動くと、たまきの胸がその度に大きく揺れてガラス窓に映る。
激しく襲い掛かる快感に
たまきの唇から漏れる淫猥な喘ぎ声が止まらない。
258 :
通りすがり:2007/07/17(火) 18:41:51 ID:BEUxtoxS
たまきの中は蕩けるように甘く
進藤をぎゅっと包み込んで絡みつく。
進藤も正気を保つのがやっとだ。
「あっ・・あっ・・・」
重なり合う部分から、愛液が溢れ出す。
進藤が強くたまきを突き上げると
たまきの豊満な胸がガラスに押し付けられた。
扇情的な光景に、進藤のオスの部分がさらにドクン、と脈打つ。
「はっ・・・は・・・」
「あっ・・・・・あん・・・っ・・」
下からは激しく突き上げられ、胸を強く握られ
たまきの理性がスピードを上げて壊れていく。
259 :
通りすがり:2007/07/17(火) 18:44:04 ID:BEUxtoxS
恍惚としたたまきの表情がガラスに映り
進藤の動きが早くなる。
進藤は右手を胸から離すと、前から手を差し込み
繋がった部分の直ぐ上にある、赤く膨らんだ芽に触れた。
「ひゃぅっ!」
進藤が動くたびに自然と指の腹で擦られ
たまきは気が狂いそうなほどの
快楽の波に溺れていく。
「やっ・・・そこ、こすらないで・・・」
「っ・・・」
「あっ・・やぁっっ・・・」
260 :
通りすがり:2007/07/17(火) 18:45:09 ID:BEUxtoxS
何度も刺激を与えるてやると、一層甘い声が大きくなっていき
「あああっ・・・やっ・・・だっ・・めっ・・」
進藤は限界を感じ腰をぐっと近づけると、強く打ち付けた。
「あっ、あっ・・・もう・・・!!」
「・・・っ・・」
「あっ・・・あたし・・・あっ・・」
「あんっ・・・あっ・・・あああーーっ!!」
たまきの中がギュッとキツク締まるのと同時に
進藤の熱がたまきの中に注ぎこまれていった。
261 :
通りすがり:2007/07/17(火) 18:48:59 ID:BEUxtoxS
たまきはシカゴから帰ってきていて
進藤先生が世界に旅立つ直前に・・・。とゆう設定です
262 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/17(火) 18:52:12 ID:WC7b8W5E
おぉ!!
良いところに出くわせたvv
通りすがりさん、待ってたよー!!!
GJです!!!
キタ━━(゚∀゚)━━!!
通りすがりさんGJです
GJ!!!
せっかく通りすがりさんは文才があるから、終わった後の会話とか書いてほしいかも
あと、どうでもいいことだけど、たまきはそこまで胸大きくないんじゃ?
265 :
通りすがり:2007/07/18(水) 23:54:01 ID:xB4SFN+4
264さん
私には文才なんてないですよ><
でもそう言って頂けると嬉しいです!
ありがとうございます
終わった後の会話ですか?
なんかHシーン書くよりそっちの方が恥ずかしいんです(苦笑)
でも書けたら書いてみますね
あとはたまきさんの胸ですよね
大きくないんですかね?
松雪さん出産の直後の作品ですから大きいかな、と
踏んでたんですけど(汗)
>通りすがりさん
なんだか、難しいリクエストをしてしまったみたいですね・・・
進藤が旅立つ前という、シチュエーションでその後の2人がみたかったもので(汗)
出来たらお願いしたいです(笑)
確かに初回は大きかったですよね
でも、中盤以降、新春SPに至ってはもう(以下省略(笑))
だと思ったもので・・・
>「・・・ここで、いい・・優しくなんて・・しなくていいから・・・あなたの好きにして」
に萌えww
通りすがりさん、いつもご苦労様です
またのお越しをお待ちしています〜
GJ!!
矢部の暴走の続編キボン・・・
>270
同じく・・・
272 :
通りすがり:2007/07/27(金) 21:16:07 ID:5R7XuVwP
矢部の暴走の続き、誰かお願いします。
273 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/28(土) 23:02:05 ID:vEOeMAjh
誰か〜
274 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/31(火) 22:18:13 ID:LFO1jA/E
test
「もう我慢できないんだ。諦めろ。」
そう耳元で囁くと耳朶を甘く噛まれ唇が首筋を伝い鎖骨を舌先でなぞられ、
それと同時にワンピースのファスナーを下ろし背骨を辿る様に撫上げられた。
その動きに合わせて這い上がってくる感覚を、眼を閉じて耐える。
もう一度、今度は首元から背中を覆うように大きな手のひらが腰の辺りまで
ゆっくりと下げられ、顎が上がる。吐息が漏れてしまいそうで唇を噛締め、
彼の両腕を強く掴む。すると、啄ばむ様なキス繰り返され、眼を開けると
頬を擽る様に撫でて諭すように力を抜けと言われた。
そして今度は深く口内を侵食し始めると同時に服を脱がされ下着だけの姿に
されてしまう。恥ずかしさに身を捩るも更に深く強く捕われて漸く
唇を解放された時には息が上がっていた。自分一人で立っている事も出来ずに
崩れそうになり、しがみ付く様に回した腕にも力が入らない。
今まで、キスだけでこんなに感じたことなんて無い。
一体自分はどうしてしまったのだろうと軽く混乱してしまう程に過去の経験では
全てが有り得ない今の状況に泣き出しそうになる。
そんな私の困惑が伝わったのだろうか、力の入らない私の腕を解き優しく抱きしめて
子供をあやすように軽く体を揺すって頭を撫でてくれた。
そうして抱き上げられ、そのままの形で彼がベッドに腰を下ろすと膝の上に乗る形になった。
「たまき。」
名前を呼ばれただけでビクリと体が反応する。返事すら上手く出来ない。
「――な、に・・・?」
そんな私に苦笑を漏らしながら俯いた私の顎を掬い自分の方へ向かせると、
頬へ瞼へ鼻先へとキスをくれる。
「そんなに緊張すること無いだろう?まるで初めてするみたいだな。」
「あなたとは、初めてじゃない・・・。それに緊張ってゆうか、
それもあるんだけど・・・違うのよ。なんて言うか・・・」
はぁ、と自分の不甲斐無さに溜息をつき頬を包む手を取る。
「どうしたら良いのか分からないのよ。この手があなたのだなんて、夢なんじゃないかとか、ね?」
「とか?」
「だから、・・・私、どこかおかしくなっちゃったみたいで、その・・・ごめんなさい。」
優しい声と眼で促さても、彼の声や眼差しでさえも感じてしまう自分に
戸惑っているだなんて言えない。
「謝らなくていい。ーまあ、要するに嫌な訳でも、怖い訳でも無いんだな?
今、お前に触れているのは確かに俺の手で夢じゃない。」
そう言った次には、彼に組み敷かれ下着に手を掛けられ全てを取り攫われてしまった。
「・・・違う意味では怖いんだけど・・・。」
咄嗟に胸元を隠す為に上げた両腕は彼に捕まれ、小さな声で反論すると
顔を背けギュッと眼を瞑った。
「悪いな、手加減出来なさそうだ。」
胸を肩を腰骨を嬲る様に掌で、唇で、舌で辿られて肌が粟立つ。
もう一方の手で腿の外側を膝辺りから撫で上げられおへその周りをくるりと
指先で円を描くようにしその窪みを舐られた。
「んっ・・・ひゃっ!」
思わず声を上げてしまう。胸の先端に吸い付かれ、
片方は捏ねる様に柔らかく揉まれ、声を抑えることが出来い。
「ふぁ・・・ん、あぁ・・ぁ・・・」
手の甲を唇へ押し付けて懸命に声を押し留め様とする私を見やり、彼は笑う。
「我慢しなくいい。もっと聞かせてくれ。」
「やぁ・・・んんぅ・・あっ・・!」
手を外され唇を塞がれると内腿を擦られた。
先程から切ない疼きを覚えているソコには触れないでその近くをゆるゆると
撫で回される。
もう熱いものが溢れているというのに零れて伝うそれを
拭いはしてくれるも肝心な所へは一向に触れてはくれない。
「すごいな、こんなに零れてる。」
「やっ・・・言わないでよ。」
けれども今度は片足を持ち上げられ指先から脛、膝と順番に唇を寄せ始めた。
もう体はどうしようもなく次の刺激を求めて震えているのに彼は悠然とした
微笑を私に向けて体中へ愛撫を続ける。
「んふぅ・・ぁん・・・ああっ、やぁ・・はぁ、あぁんっ!」
シーツを握り締め必死で耐えるも、ほんの少し触れられただけで体の芯へ
電撃が走ったように快感が昇る。早くもっと強い刺激が欲しくて無意識の
うちに腰を揺らしてしまう。
「ね・・ぇ、お願い・・・もう、ダメ。―もう意地悪しないで・・・」
彼へ手を伸ばし懇願するしかなくなり、肩口へ額を寄せ縋る様に首へ手を回す。
「しょうがないな、お前は。」
そうやって意地悪そうに哂った彼は、その長い指を私の中へ浸した。
「あぁ・・・!」
腰が浮き背中が反る。
中へ挿れた指は動かさずに親指で一番敏感な部分を擦る。
緩やかな指の動きに翻弄され始め、何も考えられなくなる。
胸を貪っていた唇が徐々に下りてソコヘキスをされ身を捩る。
「やぁ!や・・めて・・・ダ、メ・・・あぁ・・」
「逃げるな。ホントにやめるぞ?」
面白そうに言うと、更に舌と指とで私を玩ぶ。
もう体は限界で切なさに満たされ涙が零れる。
彼の頭をかき抱き髪に指を絡めて哀願する。
「お願い・・・もう、わ・・たし・・・、ねぇ・・?」
「そうだな、そろそろ限界か?イかせてやる。」
その瞬間、2本の指が入り口と奥とを別々に掻くよう突き動かされ、
舌で先端を強く吸われ、散々焦らされた体はあっけ無いほど簡単に
イかされてしまった。
体の奥のほうから伝わる痺れが白くぼやけていた視界と
乱れた呼吸が戻ると共に落ち着いてくる。
そぉっと眼を開けると彼がこちらを見て優しく微笑む。
「大丈夫か?」
大丈夫じゃないわよ!と答えようとして、はっとなる。
その事実にひどい羞恥が込み上げて体中が赤くなるのが分かった。
シーツを引き寄せ彼の視線から逃れるとやっとの思いで口を開く。
「何であなただけまだ服着てるのよ?ずっと私だけ良いようにされて、
そんなに余裕でムカツクわ。」
「これでも余裕は無いんだがな。だから手加減してやれなかった。
お前の反応があまりにも可愛すぎて服を抜いでる時間が惜しかったんだ。」
「な・・なんてこと言うのよ。・・・お前はやめて!」
彼のセリフとは思えない事をサラリと告げられ照れて可愛気の無いことを言ってしまう。
「まだ、終わってないぞ。覚悟しろよ?たまき。」
肌蹴たシャツを脱ぎ捨てベルトへと手を掛けた彼が名前を呼ぶ。
それだけでもうズキリと疼く体は拒否することなど出来ない。
一度上り詰めたせいで簡単に堕ちてゆく私を自分の上に正面から
抱きかかえる様に座らせると、あっと言う間に彼自身に貫かれていた。
下から突き上げるように揺すられ肩に背中に爪を立てて背を弓なりに反らせ
今度は彼と一緒に迎える絶頂に幸せを感じながら白く霞んでゆく意識を
どうする事も出来ずに果ててしまった。
えっと、初書きSSです。
そして初カキコです。
なんだか改行へん・・・
しかも、駄文でゴメンナサイ。
おぉ!!
新しい書き手さん、お待ちしておりました〜
初書きとは思えないほどGJです!!
すごく良かったですよ〜
GJ!!!
286 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/01(水) 18:14:59 ID:WbC57IXy
進藤萌え〜
香坂萌え〜
GJ!
また書いてほしい〜
288 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/02(木) 19:23:19 ID:48qGdxX6
2人の会話に萌えvv
責める進藤いいね〜
289 :
通りすがり:2007/08/02(木) 22:50:30 ID:QpL/quUO
283さん
新しい書き手さんが増えて嬉しいですvv
やっぱり進藤先生はS、ですよね(笑)
うちのがおかしいのか、パソコンからカキコミが出来なくなっていたので
今書き手さんが現れてくれてとてもありがたいです
また投稿してくださいね
楽しみにお待ちしております
290 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/05(日) 17:54:53 ID:e6iFM5sb
あげ
291 :
しんたま1:2007/08/09(木) 22:39:44 ID:O9zj13yE
「・・いったい、どうしたのよ・・」
深夜1時過ぎ。
突然、彼が訪ねてきた。
いつものように心置きなく招き入れたのだが、
それから玄関でずっとこの状態だ。
「んんっ・・もうっ、はなして・・」
両腕を捉えられ、壁に身体を押し付けられたまま、
進藤はずっとたまきの唇を貪っている。
少し酔っているようで初めから顔が昂揚していて・・
でも、一言も口を利いてくれない。
「あっ、ちょっとっ・・」
そうしているうちに進藤はたまきのブラウスに手を掛け、
片手で素早くボタンを外していく。
胸の下辺りまでボタンを外したところで、
たまきが自由になった方の手で進藤の手を止めた。
「どうしたのって聞いてるじゃない!!」
進藤は一瞬たまきの表情を見るがまたすぐに視線を落とし、
ブラウスを乱暴に肩まで捲ると再びたまきの手をつかみ壁に押し付けた。
「やっ、痛っ・・」
たまきの小さな悲鳴も無視して、目を合わせようともしてくれない。
はじめて、彼が怖い、と思った。
292 :
しんたま2:2007/08/09(木) 22:40:51 ID:O9zj13yE
進藤は露になったたまきの首筋、鎖骨、肩に口付けを落としていく。
「んっ・・やぁ・・・」
たまきが身をよじると更に強く押さえつけ、
無理やり股を割って膝を押し入れ身動きの取れないようにした。
痛いくらいの口付けの跡は赤く内出血を起こしていた。
気づけばたまきの身体には無数のキスマークが付けられていた。
進藤がそこに舌を這わせていく。胸元から鎖骨を通って首筋、耳の後ろに達した時、
たまきがびくりと震えた。
「はぁ、ぁんんっ」
それに気づき、今度は耳の淵に舌を這わす。
「んぁああっ・・はぁ、・・ぁあん・・」
たまきの手にはもう抵抗する力もなく、甘い声をもらしていた。
翻弄されるたまきの姿を、進藤は表情一つ変えずに見つめている。
不意に耳の淵をカリッっと噛んだ。
「くぅんんっ」
膝ガクッっと崩れ、身体を支えようとたまきが必死に進藤の服をつかむ。
そんなたまきを再び壁にもたれさせると、今度はスカートの中に手を差し入れてきた。
「やぁっ・・」
慌ててたまきは脚を閉じようとするが、進藤の脚が挟まれていて拒む事が出来ない。
進藤が奥まで手を入れ下着の上からそこを触ると既に熱く湿っていた。
「ふぁあんっ・・あぁ・・はぁあんんっ」
何度か指を這わせて擦ると、たまきは耐え切れず声を大きくした。
下着も付けたまま、服もほとんど着たまま、たまきは顎を仰け反らせ息を荒げ喘いでいる。
その欲情的な姿に進藤も多少は興奮しているようだったが、
一考に無言で冷たくたまきの身体を見つめている。
「あぁんっ、あっ、ああ・・はぁぁ・・ぅんんっ」
下着の中に指を入れ敏感な所だけを擦り転がすと、
たまきは膝をガクガクと震わせ必死に進藤にしがみ付く。
「・・んんっ、もうっ・・っんぁぁああっ」
耐え切れず、進藤の身体から手を離し体勢を崩したが、
進藤はたまきの身体を支えようとはしなかった。
たまきはそのまま床にペタリとへたり込んだ。
朦朧とした意識の中で、見上げると進藤が冷たく突き放したような目で見下ろしていた。
293 :
しんたま3:2007/08/09(木) 22:41:53 ID:O9zj13yE
「・・はぁ、はぁ・・・なんで・・・・・?」
目に涙を溜めてたまきが進藤に尋ねる。
進藤もしゃがみそっと手を伸ばすと、無数の赤い跡ががある首筋に触れた。
「え・・?っきゃぁ!!」
次の瞬間、たまきを押し倒すと床に組み敷き、
覆い被さるように唇を奪うと舌をねじ込んだ。
「んん――っ、ぅんっっ、ぃやぁっ、んふぅ」
たまきの眼から涙が零れこめかみを伝う。
怖い・・まるで別人みたいな彼が、怖い。
「・・んはぁ、ぅぅ・・はぁ・・・こ、怖い・・あなたが怖い・・」
ぽろぽろと涙が肌を伝い髪を濡らす。
「・・何か言ってよ、怒ってるの?・・ねぇ・・」
進藤の瞳が少し揺れる。目を逸らしてばつの悪そうな表情をする。
「・・夕方、エントランスで、おまえが知らない男といた。」
「見てたの・・?」
「お前の腰に手を廻して、そいつの車にのって・・」
「ぁ、あれは・・・」
「他の男が、おまえの体に触れた・・・」
たまきの首筋にある無数の赤い跡の一つに触れた。
「あっ・・・」
「・・・俺は、それを許せない」
294 :
しんたま4:2007/08/09(木) 22:44:36 ID:O9zj13yE
今日、正確には昨日の帰り
心臓外科の同僚に食事に誘われた。
仕事の話をしたいと言うから、断りきれなかった。
私も迂闊だったと思う。
食事の帰りに、車の中で・・
あのキスマークはその時付けられたものだ。
もちろん、その後相手の男はぶん殴られたのだけど。
あぁ、まずった・・
「ごめん・・なさい・・」
それであんなに酔っ払ってて・・
「・・気づいてたの、だから・・?」
「いや、・・俺もどうかしてる。
ここに来て・・それに気づいたら余計・・・頭に血が上って・・」
「大丈夫よ。何もなかったわ。むしろあの男が被害者よ。」
「え?」
泣き腫らした顔で笑って見せた。
彼もつられて笑みをこぼす。
「ねぇ、もうゆるして」
少し考えて、進藤が不敵に笑った。
「やっぱり、許さない」
295 :
しんたま:2007/08/09(木) 22:47:29 ID:O9zj13yE
初投稿です。
本番なしですみません。
続きを希望される方がいましたら、続きは本番書きます。
おぉぉ…GJです!!
もちろん、続き希望!!!
297 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/10(金) 09:00:43 ID:LdwQOhvz
続き続き〜
298 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/10(金) 09:59:11 ID:5t0yk2sq
GJ!!!!
続き希望!
299 :
283:2007/08/10(金) 22:14:47 ID:rPZ++hIZ
283です。
温かい皆様の反応で嬉しいです!
調子に乗って、また書けたら来ちゃいます
>通りすがりさん
やっぱSですよね!進藤先生。
ワタクシ通りすがりさんのFANなので、コメントして貰えて嬉しいです。
次回作も楽しみにしてたりします!!
>しんたまさん
続き希望です!!
続き読みたい!!
読みたい!!
302 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/12(日) 22:32:55 ID:bUuA9gaC
続き書いて〜
303 :
通りすがり:2007/08/14(火) 15:41:25 ID:c/KmDyUP
283さん
FANだなんて言って下さってありがとうございます!
私も283さんの次回作楽しみにしています☆
キタイ!
誰か〜
306 :
通りすがり:2007/08/17(金) 17:03:02 ID:SaPTzjl2
未だパソコンからのカキコミが出来ないので
新しい小説がUPできません(>_<)
誰か原因の心辺りある方、おられませんか?
307 :
283:2007/08/17(金) 19:40:49 ID:h2zx6l76
「…だって…」
文句を言い返そうと、だが、やはり自分が不利だと気付き言葉を飲み込んで
それでも、何か言ってやろうと思ったのだが、後が続かない。
悔しそうに口唇を噛み、拗ねた様に睨み付けてくる眼を正面から捉えて一言、
追い討ちをかける様に言い放つ。
「何だ?」
「だって…。―もういいわ。もう、やめましょう」
悪いのは自分だと分かっていはいるのだから、謝ってしまえば良い。
でも、何だかそれも悔しくて、小さく息をついた。
「お前はまだ、納得していないんだろう?」
わざと面倒そうな顔を作り、低い声で返す。
「―っ、だから・・・もう良いのよ。」
彼の不機嫌そうな様子に少し怯んでしまう。
308 :
283:2007/08/17(金) 19:41:47 ID:h2zx6l76
一昨日の朝、隣で眠る彼女へ声を掛けずに出て行った。
彼女が出勤して来た頃には急患が多く、お互いに処置室やら外来当番、第一外科と
すれ違い続けたまま殆ど顔を合わせる事も無かった。
忙しさの合間に休憩へと医局を出て行く彼女と一瞬眼が合い、
屋上で、と無言の会話をし、自分も向かおうと階段を登っていると、
他科のナースから声を掛けられ、その場で少し話し込んでいた。
その時、彼女が呼出し用のPHSを片手に上から駆け降りて来た。
視線をこちらへと一度投げ、そのまま横を通り過ぎてICUへと足早に行ってしまった。
その後も忙しく、漸く家へ帰って来ると、自分より少し先に戻っていた彼女の機嫌が悪かったのだ。
309 :
283:2007/08/17(金) 19:42:59 ID:h2zx6l76
救命のナースとさえ必要以上の会話をしないのに、仕事の時には絶対にしない表情をしていて
親しげに見えたのだと。
自分が上に居るのを知っていたのに、あのナースとは何の話をしていたのかと問われ、
たいした事では無いと軽く流したらそう言われた。
本当は、付き合って下さいなどと言われ、驚きつつも断ったら
「分かってました。香坂先生ですよね?いつも見ていて気が付いちゃいました。
進藤先生、本当に愛おしくってしょうがないって眼で香坂先生の事見てますよ?」
なんてからかわれていたのだが、そんな事は照れ臭くて言えない。
310 :
283:2007/08/17(金) 19:44:05 ID:h2zx6l76
仕事柄すれ違いが多いのは分かっている。少し寂しかったりはするが、
そんな事が不満なのでは無い。彼の言う通り大した話では無かったのだろう。
ただ、病院では見ることの出来ない、それでも私だけには見せてくれるプライベートな表情を、
どういう経緯かは分からないけれど、あのナースが引き出したのは確かだ。
そしてそれは、仕事の話では有り得ないであろう。
ならば、私との時間を優先して欲しかった。
目覚めた時にはもう一人で、次に見たのは仕事の顔。ほんの一瞬で良い、
私だけの優しい目と声で、名前を呼んで欲しかった。詰まる所、私のエゴだ。
どうして、ただ貴方が恋しかっただけだと素直に言えないのだろう。
自分の可愛気の無さと彼の不機嫌そうな態度に、涙が滲んでくる。
311 :
283:2007/08/17(金) 19:45:21 ID:h2zx6l76
押し黙り、今にも泣き出しそうな彼女を、腕の中へと引き寄せた。
「お前が気にする様な事は何も無い。どうしたら納得してくれるんだ?
それから、言いたい事があるなら、ちゃんと言え。」
ポンポンと背中を軽く叩きながら、言い聞かせる様にすると彼女も自分へと腕を回してきた。
暫くそうしていると、潤んで真っ赤になった眼で伺う様に顔を上げ、消え入りそうな声で言う。
「名前を呼んで・・・」
そんな彼女にどうしようもない程の愛おしさが込み上げてくる。
濡れた睫毛に、頬に軽くキスをすると、涙を拭ってやる。
髪を梳き、唇が触れるか否かの距離で問う。
「それだけで良いのか?」
すると触れるだけのキスを返して、照れたように上目遣いで甘える。
「もっと、キスして・・・」
「キスだけで良いのか?」
「・・・貴方の全部を頂戴?」
素直に抱いてと言えない、彼女の精一杯のセリフが、自分の理性を突崩す。
312 :
283:2007/08/17(金) 19:46:19 ID:h2zx6l76
一気にソファへと押し倒すと、深く口内へ割り入る。
彼女の息があがったところで一旦解放し、服を脱がしにかかる。
自分もシャツを脱ぎ捨て、もう一度キスをしようとすると、彼女が弱く抵抗する。
「待って、ここじゃ明る過ぎるわ。」
「その方が、良く見える。俺の全部を欲しいんだろう?俺にもお前の全部を見せてくれ。」
リビングのソファの上で事に及ぼうとしている彼に訴えると、サラリとかわされてしまった。
でも恥ずかしいからと、ベッドへ連れて行ってくれる様お願いしたのだが、ダメだと笑う。
「一人で考え過ぎて、突っ掛ってきた罰だ。我慢しろ。」
言いながら、唇を指先ですぅっと縁取ると、先程までよりも熱っぽい視線と声で、
ダメ押しの様に名前を呼ばれた。
「たまき・・・」
ふっと柔らかい微笑で手を伸ばしてくる彼女が嬉しそうに言う。
「3日振り・・・。一生。ね、もう一回呼んで。」
「たまき。」
同時に胸へと触れる。
「あっ・・」
313 :
283:2007/08/17(金) 19:47:14 ID:h2zx6l76
髪をかき上げ、襟足の辺りへ痕が残る様に吸い上げる。
「ちょっ、ダメよ・・・。」
「髪を下ろしてれば、見える事は殆ど無い。」
「やっ・・だからって、んっ!ダメだってば・・・」
痕を付けられる事をあまり好まない彼女は、逃げようともがいているが、
腕の内側に、胸元に、背中にと痕を残してゆく。
同時に体中へ手を這わせ行う愛撫で抵抗が弱くなった頃、その白い肌に散る紅い痕を
上から眺めていると困った様に見上げてくる。
「嫌だって、言ってるのに・・・。」
「服を着れば見えない所にしか付けてない。」
「そういう問題じゃなくて・・・。ぁ・・んっ!」
「じゃあ、構わないだろ。それに罰だって言ったろ?」
「・・はぁっん。――罰って言うのも止めて・・・」
会話をしながらも胸を弄び、肋骨に沿い舌を這わせてゆく。
「ん・・ぅん、あぁ・・・」
314 :
283:2007/08/17(金) 19:48:02 ID:h2zx6l76
ただでさえ、明るい中での行為は恥ずかしいのに
罰なんて言われると、何だかイケナイ事をしている様な気になる。
痕を付けられるのだって、何故と問われれば口籠ってしまうけれど
その痕を見る度に思い返しては体が熱を持ち、もどかしい感覚に捕われてしまい
どうしようもない羞恥心が込み上げてくるのが堪らないのだ。
そんな事を思っていると、彼の行為はどんどんエスカレートしてくる。
いつの間にか彼に背中を預け凭れる形で左腿の上へ跨る様に座らされ、
支える様に左側の腋の下から回された手は胸の先端を摘む。
首筋に、肩に、こめかみに、小さなキスと舐る行為を繰り返され、顎が上がると
晒された喉元にも舌が這う。
掴まる所が無くて、回された腕に縋り付く。
彼の息遣いが耳を掠める毎にぞくりとし、体の奥から熱いものが零れ落ちては
デニムの生地へ染みを作る。濡れて色が濃く変わってゆく部分が広がるのを見たくなくて
眼を硬く閉じると、右手を執られ自分の中心へと導かれた。
315 :
283:2007/08/17(金) 19:48:59 ID:h2zx6l76
「―ひゃあ!?・・ん、ぁあっ!」
彼女の手に自分の手を重ね、意のままにその指を操りながら、
彼女の弱い所をいつもと同じ様に刺激する。
「分かるか?俺はいつもココをこうやってるんだ。」
「やぁ・・んんっ。あ、ぁ・・・っ!」
「こうするのも、弱いんだったな。たまき・・・」
耳の内側を舌でなぞる様にしながら囁くと、自分と彼女の指を重ねて、その奥へと挿し入れた。
「あっんぅ・・・やぁ!やめ・・て。いっ、せい・・。」
彼女自身の指に、教える様に内側を擦る。
軽く掻き混ぜる様にゆっくりと抜き差しさせると、その度に水音が響く。
体を捩りイヤイヤと首を振るが、力がまるで入っていない。
「嫌・・んんっ。ぁっ、あぁ!――い、やぁ。ね・・ぇ、抜い、て・・・?」
「しょうがないな、言っただろう?罰だって。」
低い声で笑いながら言うと、わざと内壁を抉る様にして指を抜いてやった。
316 :
283:2007/08/17(金) 19:49:52 ID:h2zx6l76
自分の指で内側を弄るやり方を教えられ、自慰を手伝われているかの様な状況に
強烈な羞恥を感じているのに、切ない程の疼きは増すばかりで、彼と自分の指を逃すまいときつく締め付ける。
早く抜いて欲しいのに、体は求める反応を示す事が、さらに感覚を鋭く煽る。
「−っんあ、ぁあっっ!」
指が抜かれると同時に強く擦られ、頭の中が白く塗り潰される。
息も整わぬ内に名前を呼ばれて眼を開けると、ニヤリと意地悪そうに笑う。
ソファへ座らされ、彼は床に下りて私の脚の間へ割り入り、正面へ両膝をついて
眼の高さを合わせる。まだ、回らない頭でぼぉっと見ていると、右手を眼の前に
持ち上げられ、自分自身の快楽の印でテラテラと濡れている指を、眼を見つめられたまま
舐め上げられた。
手を引こうとしても強い力には敵わず、視線を逸らす事も何故か出来ない。
口腔内に含まれては丹念に舌で辿られ、指先を甘く噛まれる。それだけで十分に快感が走る。
再び昇り始める体は、彼を求めてやまない。
それなのに今度は開いた下肢の間へ頭を埋め、舌を這わせてはこちらを見上げて眼を捕らえられる。
「一生ぇ・・・。もう、わ、たし・・、ぁっ・・!ね、ぇ、焦らさないでよ・・・。」
溜まってゆくばかりのもどかしい感覚と、激しい羞恥心におかしくなりそうで、懇願する。
317 :
283:2007/08/17(金) 19:50:42 ID:h2zx6l76
彼女が達しそうになると、全ての愛撫を止めた。
急に無くなった刺激に、切なく訴える様に眉を寄せる。
「どうした?言いたい事はちゃんと言え?」
「・・ご、めんなさ、い・・・。」
「何がだ?」
「さっき、変に、文句・・言って、嫌な、気持ちになったでしょう・・・?」
何だってこんな時にと思いながらも、肩で息をしながら叱られた子供みたいに言う彼女の頬を撫で、
気にしてないと告げる。
「でも、いつも、ちゃんと誤らないで、コーヒーで誤魔化したり・・・。ちゃんと、謝らなきゃって、
いつも思うんだけど・・・。だから、ごめんなさい・・・。」
快楽の途中で小刻みに震えながらも詫びる彼女に苦笑が漏れ、頭をくしゃりと撫でてやる。
「まったく、お前は・・・。――あのナースにはな、お前を見る眼が違うって、からかわれてたんだ。
参るだろ?病院じゃ完璧に気持ちを切り替えてるつもりだったのにな・・。お前のせいだ、責任とれよ?」
彼女の口から次の行為を求めさせようとしたのに、自分が煽られる形になってしまった。
318 :
283:2007/08/17(金) 19:51:54 ID:h2zx6l76
それでも、まだ最後まで逝かせてはやらないと、彼女の内腿の付け根近くへと痕を付けてから、深く唇を貪り
胸を捏ね回し、体の中へと指を挿れそれを動かす度に、膨れた先端を掌で覆うようにして同時に擦る。
塞いだ口の中でくぐもった彼女の声が苦しそうに漏れる。
浅い位置でスピードを上げた指に、ビクビクと腰を跳ね、深く侵入させていた舌を強く噛まれた。
くたりと自分の肩に顎を乗せて惚けている彼女を床へ下ろし、組み敷いた。
謝る事が出来たからか、快楽に翻弄され思考を繋ぎ止めようとしても、流されてしまう。
また、一人でイかされてしまった。
けれど、体の奥に空洞が出来た様に、満たされない場所があるのを感じて、心許無さに彼へと縋る。
「――貴方が欲しいのよ。全部くれるって言ったじゃない・・・。ねぇ、一生?」
319 :
283:2007/08/17(金) 19:53:01 ID:h2zx6l76
彼女は気付いていないが、結局彼女には敵わないのだと自覚しながら、そろそろ自分も限界だと
自身を彼女へと埋める。緩やかに中を愉しみながら、蕩ける様な表情と甘い啼き声を晒すのを
あと少し見ていたいと思い自分を抑える。
「ぅん・・んっあ、いっせ・・い?もっと、ち・・か、くに来て・・・。あんっぁ!」
哀願するその眼は誘うように艶めいて、やっぱり敵わないと諦めた。
奥深くまで激しく突き上げ、隙間無く体を密着するようにきつく抱き締める。
腕の中で一際高い声を上げ、全身を波の様に震わすのを確認すると同時に、最後の理性を放った。
疲れ果て眠りに落ちた彼女をベッドに連れて行くと、そっと呟く。
「心配しなくても、十分過ぎるくらい惚れてるから、あまり俺を煽るな。お前の体が持たないぞ。」
起きている時には言ってやれないけどなと、自分を哂うとその体を抱き込んで自分も眠りについた。
320 :
283:2007/08/17(金) 19:54:23 ID:h2zx6l76
付き合い始めて半年以内@半同棲中って感じす。
エロって難しい・・・。
通りすがりさん
エラーメッセージは出ないのですか?
>>283さん
めちゃくちゃ良いです!!
たまきが可愛いし、進藤先生が主導権を握ってる様子がすごくリアルでGJでした!
また書いてくださいね!!
>>通りすがりさん
通りすがりさんのパソコンがcookieをブロックされてるのでは??
322 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/18(土) 11:38:15 ID:C0iAF42F
283さん、GJ!!
嫉妬モードのたまきが良かった〜
しんたまさんの続きも読みたい!
323 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/18(土) 12:35:51 ID:M6TTWifx
GJ!!!
たまきが可愛かったです!!
次回作キタイ!!!
324 :
通りすがり:2007/08/18(土) 22:37:21 ID:EkYfePja
283さん
エロだけではなく、ストーリー性もあって素敵でしたvv
また期待しています!
エラーメッセージは出ないんです…
321さんの助言を受けてcookieを調べてみたんですけど変わらずです↓↓
ツールからインターネットオプションからプライバシー設定をいじるだけですよね?
325 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/18(土) 22:37:44 ID:xPM8uyxl
最初からスレ見させていただきました!皆さんうまいですね〜
いきなりですがリクエストします。
今までとは逆で積極的な香坂がみたいです!
326 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/19(日) 03:00:05 ID:KEgrCyLx
283さんGJです!!
嫉妬するたまき最高にかわいいです!
今度は逆に進藤が嫉妬するSSも期待・希望です!!
328 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/21(火) 13:55:39 ID:G1ufJPdp
通りすがりさん来ませんね‥大丈夫なんでしょうか。
329 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/21(火) 22:46:57 ID:DuMFgbUm
嫉妬する進藤読みたい!
しんたまさんの続きはまだかな〜
330 :
通りすがり:2007/08/22(水) 13:30:24 ID:BI1zB4d+
328番さん
心配して下さってありがとうございます!
パソコンの方からは相変わらず無理のようです…↓
通りすがりさんの新作、読みたいです><
332 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/24(金) 01:44:28 ID:mMwkYRup
読みたい〜!
333 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/24(金) 18:32:03 ID:LrrDkUVK
しんたまさんの続編も
通りすがりさんの新作も
どちらも心待ちにしています!!
334 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/27(月) 22:29:53 ID:TInEtwEy
あげ
あげ
336 :
通りすがり:2007/08/30(木) 16:32:14 ID:3X7eTmRG
進藤は珍しく定刻通り仕事を終え、たまきのマンションへと向かった。
インターフォンを押し暫し待つ。
だが中から返事が無い。
約束の時間、間違えたか?と思い、もう一度押してみると、
今度はパタパタ....と慌しい音がしたと思うと、勢いよくドアが開いた。
337 :
通りすがり:2007/08/30(木) 16:33:39 ID:3X7eTmRG
「..たま....」
目の前に現われたたまきを抱き締めようと手を伸ばして、固まる。
たまきは濡れた髪から雫を落として、バスローブ姿だったのだ。
「ゴメンっ!シャワー浴びてて、音、聞こえなかったみたい...」
余程急いで出てきたのか、まだ全身がずぶ濡れの状態だった。
そんなたまきからは、ふわりとボティソープの良い匂いがした。
突然現われた官能的なたまきの姿を目の当たりにし、頭が真っ白になった。
そして進藤の中で.....ブチっと何かが切れる音がした。
338 :
通りすがり:2007/08/30(木) 16:35:30 ID:3X7eTmRG
「んっ!....んんん....」
たまきを強任せに自分の方へ引き寄せ、長い口付けをする。
逸る気持ちを押さえ、名残惜しそうに唇を離した
「は・・・はぁ・・そんなに待たせた?」
ようやく開放され、荒い息を吐きながらも冗談を言いながら悪戯っぽく笑い
「まぁ、入って」と進藤を招きいれた。
339 :
通りすがり:2007/08/30(木) 16:38:39 ID:3X7eTmRG
寝室まで辿りつくなりたまきをベッドへと押し倒し、口付けた。
そして進藤はバスローブの隙間から手を差し込みたまきの胸に触れた。
手には既に硬く尖りはじめている先端が引っかかってくる。
その感触がたまらなくて唇を離し、紐を解き、バスローブも取ってしまう。
明るい照明の下でたまきの綺麗な胸が現われた。
340 :
通りすがり:2007/08/30(木) 16:42:16 ID:3X7eTmRG
「...一生....照明消して...」
明るい照明の中で裸になるのはやはり抵抗があり、恥ずかしい。
胸を両手で隠し身を捩るたまきを見て、ベッドサイドにあるボタンを調節した。
だが真っ暗にはしなかった。
たまきの体が見たいと思う気持ちがそうさせたのだ。
341 :
通りすがり:2007/08/30(木) 16:45:06 ID:3X7eTmRG
「これで、いいか?」
薄暗い中でたまきの綺麗な体のラインだけがわかった。
熱い手が腿に少し触れただけで、ビクリとしてしまう。
触れられたところから電流のような刺激が下肢へと走る。
本当は真っ暗にして欲しかったのだが、進藤の目を見つめると言えなかった。
342 :
通りすがり:2007/08/30(木) 16:53:12 ID:3X7eTmRG
進藤の男の目が、たまきが欲しいと言っていた。
また肌が触れ、その感触に満ち足りた安心感があるが、貪欲に熱い手が全身を探り始める。
そしてその手の後を唇が追う。
両手が覆うものがなくなった双丘を包み込み、下から押し上げるように揉み上げてくる。
343 :
通りすがり:2007/08/30(木) 16:55:06 ID:3X7eTmRG
「...んっ...ふぅ...」
そんな声をあげるつもりは無いのだが、口からは甘い溜め息が漏れた。
目を閉じて与えられる刺激に身を委ねていると
ヌルリと湿ったモノに敏感になっている先端が包まれ吸い上げられた。
「ひゃあぁぁっ...」
ちゅうっ...と進藤が口に含み舌で転がしながら甘噛みする。
344 :
通りすがり:2007/08/30(木) 16:58:48 ID:3X7eTmRG
悦楽にどうする事も出来ず、ただビクっビクっと体を仰け反らせた。
片方が終わると、反対側へと唇は移動し同じように吸い上げられる。
「っあんっ...んっ.....」
恥ずかしい声が出るのを必死に押さえていると、胸に埋まっていた進藤の顔が上がった。
ぎゅっと噛み締めている唇を、そっと指でなぞられ
「声....我慢するな....」
「...だって...はずか....しい...」
「たまきが感じている声、聞かせてくれ」
そう囁いて進藤が近づいたと思うとまた唇が重なった。
345 :
通りすがり:2007/08/30(木) 17:00:52 ID:3X7eTmRG
再開された深く.....長い、キス。
息が苦しくなり、顔を振り逃れるが、またすぐ捕まり塞がれる。
暫らくしてまた苦しくなり、逃れるが、捕まってしまう。
どこに逃げても唇が追ってくるようだった。
「は、ぁ....一生.もう・.苦しい...っ」
微かな間を縫い、お願いするが、
「...もっと...優しくして...」
346 :
通りすがり:2007/08/30(木) 17:02:48 ID:3X7eTmRG
たまきの要求は受け入れられなかった。
キスをするその間も進藤の両手は起用にたまきの両足を開き
進藤の熱い猛りをその入り口へと導いていた。
入り口が進藤のもので刺激される。
この中へ入りたいと、ノックするように。
そこから甘い疼きが流れ、無意識に腰を浮かせて待ちわびている。
進藤に貫かれる事を。
347 :
通りすがり:2007/08/30(木) 17:04:39 ID:3X7eTmRG
こんな淫らな私がいるなんて.....。
本当は恥ずかしくて逃げ出したい気持ちなのだが、でも相手は進藤なのだ。
彼だから、どんな事をされても怖くはなかった。
彼が望むなら。
進藤の手はつつ...と滑らせ刺激していた奥にある蜜壷へと辿り着く。
優しくしたいと思うのだが、そこの湿った感触が指に伝わるともう我慢できなかった。
348 :
通りすがり:2007/08/30(木) 17:08:04 ID:3X7eTmRG
体を起こし、たまきの膝裏に手を添えて大きくM字に足を開かせると
その奥に大きく反りあがった自身を差し込んでいった。
焦がれていた感触に、全身が震える。
乾いていた地面に水が染み込むように満たされていく思い。
「ああっ...一生....」
漆黒の髪が乱れ、白い顎と喉が見えた。
その様子は昨夜見た夢と重なる。
もう止まらない。
夢中でたまきを突き上げ始めた。
349 :
通りすがり:2007/08/30(木) 17:34:48 ID:3X7eTmRG
湧き上がる激情を押さえる事などできず、腰を打ち込んでいた。
激しすぎる進藤の動きに、白いシーツの上でたまきの体が揺さぶられ、白い胸がぷるぷると揺れていた。
こんなに激しく腰をぶつけるとたまきを傷つけてしまうかも知れないと、頭の隅でそんな考えが浮かんだ。
でも受け入れてくれるたまきのそこは潤み、暖かく包み込んで、そして締め上げてくる。
350 :
通りすがり:2007/08/30(木) 17:37:50 ID:3X7eTmRG
「くっ....たまき.....」
「やぁ...いっせ..い...壊れ...ちゃうぅ....」
「....悪いっ.....」
揺さぶられながら、たまきは必死にシーツを掴み進藤の攻めに耐えていた。
ビクっと進藤の体に痙攣が走ると、たまきの肩に顔を押し当てて何かに耐えているようだった。
351 :
通りすがり:2007/08/30(木) 17:39:55 ID:3X7eTmRG
「.....もう....いいか?」
「え?..いいわ..きて.......」
切なそうに顔を顰めてたまきにキスをした。
再開された先ほどよりも早い腰の動きに、体が木葉のように揺れる。
「っあぁぁっ...あぁ...っあんっ...」
頭の中で何かがスパークする。
小さな花火が幾つも上がり、意識が追い詰められていく。
352 :
通りすがり:2007/08/30(木) 17:41:42 ID:3X7eTmRG
「俺が入っているの、わかるか?」
目を閉じて息を整えていると、微かな進藤の溜め息と共に唇のすぐ前で声がした。
「え?」
激しい悦楽に翻弄されていた体では脳が痺れて、まともに頭で考えて発言する事など出来なくて、聞き直してしまった。
「俺のがたまきの中にあるの、わかるか?」
その言葉に緩々と重い瞼を開けると、10センチくらいしか離れていない瞳を見上げた。
353 :
通りすがり:2007/08/30(木) 17:49:43 ID:3X7eTmRG
欲情に濡れ、妖しい光を湛える瞳に吸い込まれそうだ。
「?!.わ、..解る..わよ」
いいか?と聞いたのにも関わらず今回は動かずじっとしている。
しかもいつも聞かないような事を聞かれ、たまきは困惑する
「どんな、感じ?」
「え?」
「中に感じて、どんな感じがする?」
「....え.....不思議な感じ..かしら..」
徐々に言葉を発することが出来るようになった。
「一生と私と別々の人間なのに、こうして一つに繋がっているのが....
不思議...かな....一生は?」
答えを考えている内に自分だけが質問されるのでは無く
進藤もどう感じているか聞きたくなった。
354 :
通りすがり:2007/08/30(木) 17:51:58 ID:3X7eTmRG
「俺は....たまきの中は、暖かく包んでくれて、安心する....」
「安心?」
「一つになれて....安心する。」
「私も....」
「でももっと奥に入り込みたいと思う....たまきの奥底まで.....」
そう呟くと、腰を少し動かし突き上げた。
「っあ...一生っ!」
ピクンと反応し、切なそうに顔を歪ませたたまきに、クスっと妖艶に微笑んだ。
「...感度...良いな、たまき..」
その言葉にむうっと睨み付けるが、進藤は楽しそうにクスクス笑い、軽く動きを止めた。
355 :
通りすがり:2007/08/30(木) 17:54:02 ID:3X7eTmRG
「こうして動いて、欲しい?」
「......」
ぷいと顔を背けて返事をしようとしないたまきに、そっと口付ける。
舌を中に入れて滅茶苦茶にはせずに、優しく触れ合うだけのキスを何度も何度も繰り返した。
甘いキスにたまきの口が自然と開いて、中から体温より少し高い温度の舌がチロリと出て進藤の唇を舐める。
僅かそれだけなのに、ゾクリと背筋を快感の電流が流れる。
356 :
通りすがり:2007/08/30(木) 17:56:55 ID:3X7eTmRG
俺だって我慢しているのに.....。
無意識に腰を動かしそうになってしまうが、それより先に下のたまきの腰がゆらゆらと動いていた。
そんなたまきの反応に、思わず頬が緩んだ。
唇を離すと
「意地っ張り.....」
「.....うるさい....」
この後に及んでも未だ強気なたまきも可愛くて。その言葉と体は別の反応をしているのに。
ワザと細いたまきの腰を掴んで、動きを封じ込める。だが互いの腰は密着度を増した。
357 :
通りすがり:2007/08/30(木) 17:58:07 ID:3X7eTmRG
「そんな事言うなら、ずっと動かないぞ.....」
進藤のその言葉に、開いた琥珀はゆらゆらと瞬いて見つめる。
先ほどのキスの余韻で唇は赤く色付き、唾液で濡れて光っている。
「.....一生......」
そんな目で、そんな顔で俺を見つめるなんて、ずるいと思う。
俺の負けだ....
敗北を認め、両手で押さえていたまきの腰から包むと勢い良く突き上げた。
358 :
通りすがり:2007/08/30(木) 17:59:29 ID:3X7eTmRG
「っはぁんっっ!」
途端にたまきの声が上がる。
抽挿を繰り返し、たまきの中を掻き混ぜる。
再燃した欲情に、理性が侵されていく感じが堪らない。
揺れる二つの頂きは手に馴染むほど柔らかくて、貪り尽くした赤い証が散らばっている。
359 :
通りすがり:2007/08/30(木) 18:02:15 ID:3X7eTmRG
「あっ....あんっ....あ...!」
突き上げる度、たまきの甘い声が上がる。
体を起こし片足を肩に掛けて抱え込み
反対の足を跨いで両足を大きく開かせ、腰の動きを早めると
その動きに合わせ大きくはないが形のいい胸が小さく揺れた。
ビクビクっと体を痙攣させると
たまきは溺れた者のように救いを求めて手を進藤に向かって伸ばした。
「あっ...一生っ....」
伸ばされたその白い手に指を絡め、もはや押さえ切れなくなった欲を吐き出すべく細い腰を強く掴む。
猛る己を角のようにたまきに何度も突き立て、頂点を目指そうと動きを早めた。
「うっ....っあぁ.....あっ...!」
進藤の口からも切ない声が上がる。
「っあっっ.....あぁぁぁぁっ!!」
大きくたまきの体が仰け反り、中がぎゅうっ...と痙攣するように何度も締め付けてきた。
その刺激に、大きく最奥を突き上げると、
中に入ったまま、進藤は熱を吐き出し、思いを遂げた。
2人は荒い息を整えるように、体を絡めたままベッドに横たわっていた。
360 :
通りすがり:2007/08/30(木) 18:05:54 ID:3X7eTmRG
PCからは諦めてケータイから書いてみました
が、なんか大人度が欠けてしまいました(泣)
361 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/31(金) 05:16:21 ID:kq7S/wIs
わざわざ携帯から乙です!
これからじっくり読ませてもらいます。
「ねえねえ」
「ん、どうしたの?」
この子は頑張ってもなかなか治療成果のあがらない子だった。悪いけどもう余命わずか。
「ぼく、もうすぐ氏ぬんだよね。11歳で人生終わりなんだよね。」
「そんなことないよ、頑張れば元気になるよ」
「いままで何度も手術とか検査とか頑張ったもん。でも全然元気にならないよ。」
このままでは、この子は希望を失ってしまう。何か・・・何とかしたい。
「うーん、そうかあ。じゃあお姉さんが何かお願いをかなえてあげる」
「本当?本当に何でもいいの?」
「ええ、いいわよ。」
「じゃあ・・・セックスしたい!」
「えっ!?そ、それはだめよ」
「うそ、何でもいいっていった。やっぱりウソなんだ!やっぱり氏ぬんだ!」
「だ、大丈夫よ・・・。」
「じゃあセックスしたい。」
「え、ええ・・・。」
私は承諾してしまったし、子供心を傷つけるわけにもいかなかったのでしてあげることにした。
入院中はなかなかお風呂に入れないからすえたにおいが聞こえる。私もごぶさただったので久しぶりに。
「こ、これが女の子のなんだ。内臓みたいで、ちょっと気持ち悪いなあ」
「こら、女の子にそういうこと言わない。ほら、胸触ってみて」
「こ、こうかな?こ、こう?あれ、これでいいのかな?ブラジャーのホック外れないよお」
本当に童貞を相手にしているようで、やわやわと触ってきたり、逆にそれが新鮮で保護欲を誘う。
「ほら、こうすれば外れるよ。あぁん、胸吸わないで。乳首とクリトリスがいいのよ。ああん」
「クリトリスって女の子のおちんちんだよね。ふーん、こんなんなんだあ」
「やさしく触ってね。なんかお姉さん気分が乗ってきたから入れてあげるね。」
「あ、うん。う、うあ、あったかくて、ぬるぬるで、すごい気持ちいい」
「そうでしょ、ちょっとまだ小さいから物足りない感じだけど、もっと動かしていいよ」
「ひ、ひい、あ、おしっこみたいなの、出る。でもなんか変だよ」
「出していいよ、はやく!」
彼は私の中にいっぱい出してきた。
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ」
「どう、また頑張れる?」
「あ、はぁ、うん。頑張る・・・はぁはぁ」
その子は余命わずかだったのに、めきめきと回復して元気になったとさ。終わり。
363 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/31(金) 15:34:51 ID:QeoR0kdI
通りすがりさん、待ってました〜
GJです!!
携帯からわざわざ乙です!!
2人の会話も多くて良かったです!!
>通りすがりさん
おつです!!GJ!!
また期待しています!
>通りすがりさん
いつも良作ありがとうございます!
次回作も楽しみにしています!
誰か〜キタイ!
367 :
283:2007/09/05(水) 22:06:54 ID:53YtVk1P
>通りすがりさん
久しぶりに覗きに来たら新作☆
何だか可愛いめの進藤センセが良いですね!
携帯からなんてお疲れ様です!!
368 :
通りすがり:2007/09/07(金) 19:36:03 ID:I1TAr8Jg
彼女の様子がどこかおかしい、と
そう思った。
気付いたら、たまきはよそを向いてシーツを手繰り寄せている。
未だ背中に愛撫のようなものをしているというのに
突如、どういう訳かその手を払われた。
369 :
通りすがり:2007/09/07(金) 19:37:32 ID:I1TAr8Jg
何かあったのかと問えば、何もないと、返す。
こうなればもう頑なきだんまりを決め込んでしまうのは、目に見えていた。
仕方なく、反応が返ってくるまでと、今し方濡れたばかりのたまきの太腿へ指を這わせる。
すると確かな感触が指先を通して感じられ、ぴくりと、身を縮めたのが判った。
370 :
通りすがり:2007/09/07(金) 19:38:59 ID:I1TAr8Jg
身体は正直なものだと、更に密なる部位に指を忍び込ませようとすると
たまきの妙に苛立った声が進藤を制止させた。
「…もう止めてよ。私寝てしまいたいの」
「眠る?このままでか?」
「そうよ、このまま眠らせて」
「何故だ?」
聞いても、返事は返ってはこない。
いつもなら一度の情事の後でも、気だるそうとはいえ、求めれば応じてくれる。
サラリと垂れたたまきの黒髪を指で流し、間から現れた白いうなじに口付けてみても、彼女の返事は得られなかった。
371 :
通りすがり:2007/09/07(金) 19:42:01 ID:I1TAr8Jg
たまきの背後から腕の間へと手を滑り込ませ、柔らかな乳房をこの掌に感じる。
触れることで得られるこの肌の弾力や、顔を近づけることで気付く髪の香りが、進藤を再び昂ぶらせ
たまきの怒っている理由など、そんな事はもうどうでもよく思ってきた。
彼女の後ろから、その首筋や細い肩、華奢な肩甲骨へと唇を這わせ、舌を滑らせる。
たまきは、自分の目の届かない所が、一番感じると、知っているから
372 :
通りすがり:2007/09/07(金) 19:43:22 ID:I1TAr8Jg
余所目に見ても、明らかにたまきの頬は再び赤く染まり、濡れた唇から出てくる吐息は艶を持ってきている。
少しずつ上がっていく彼女の声のトーンに、熱を持った進藤はそれをそのままたまきに押し付けた。
不自由な体勢に些か難儀するが、シーツの間に滑り込ませた腕でたまきの腿を持ち上げてしまえば問題はなかった。
途端に、甘い声が部屋に響く。
「何も言おうとしないのに、そう云った声は出るのだな」
373 :
通りすがり:2007/09/07(金) 19:44:54 ID:I1TAr8Jg
「んっ…あっ……やめ…はぁぁッ……あ、一生……ッ」
「中は蕩けている。止めろと口では言ってみても、身体は止めたがっていない」
「ひぁっ……ッ…だって……2回、め……ああっ……!」
右腕でたまきの脚を支えたまま、左手の指先で、彼女の一番敏感な部分へと刺激を加えた。
ビクリと身を震わせ、声にならない声を上げながら閉じられた瞳から涙を零す。
がっちりと固められた進藤の腕の中で身体を強張らせ、たまきは達した。
が、ここで止める気など進藤は毛頭無い。
374 :
通りすがり:2007/09/07(金) 19:46:35 ID:I1TAr8Jg
立て続けに大きく、彼女の奥へと打ち付ける。目の端に映ったたまきの右手は、皺がつくほど硬くシーツを握り締めていた。
いつもなら自分に抱き着いているのに…
そんな事を思いながら進藤はたまきをうつ伏せに寝かせ、両手でその細い腰を抱いた。
先程よりも数段強く奥へと差し込み、ぎりぎりまでそれを引き抜いて、また打ち付ける。
まるで気が狂ったように、たまきは首を振り、声を上げた。
兎に角縋れるものには縋らないと耐えられないのか、目の前にあった枕を掴み、襲いくる快楽に耐えている。
375 :
通りすがり:2007/09/07(金) 19:48:15 ID:I1TAr8Jg
何故、耐える必要があるんだ。
腰に添えていた手を、指先を、彼女の背へ滑らせた。それだけで、今のたまきは更に高い声を発する。
「いやっ…いやぁッ!!一生…ッ……やめッ…て……あぁぁ…ッ!」
「誰が…此処で止めるものか……」
「駄目ッ……あぁっ…駄目……あ…あたし…ッ…いやぁぁぁぁ……ッ…!!」
最後の声は枕に押し付けられ、くぐもっていた。
流石に息の上がった進藤も、たまきの上へそのまま折り重なるようして倒れこんだ。
それでもまだ、達した熱は彼女の中で脈打ち、注ぎ込まれていく。
「……お前は一体…何が不満なんだ………」
376 :
通りすがり:2007/09/07(金) 19:49:51 ID:I1TAr8Jg
目を瞑ったまま、彼女にそう問いかけた。
何が彼女に足りないと言うのか、判らなかった。
乱れきった黒髪を指で梳いて暫くその答えを待ってみたが、中々彼女の唇からは聞き出せない。
何度も何度も指を通してみたが、何時までたっても答えは出なかった。
5分経ったか、10分経ったか、進藤が身体を離した時、たまきも自由になった身体を仰向けて天井を見つめた。
それを見つめていると形の良い眉が段々と寄せられ、たまきはその両の瞳を、自身の腕で覆い隠したのだった
377 :
通りすがり:2007/09/07(金) 19:51:19 ID:I1TAr8Jg
「…一生……」
「……何だ…」
「…ねぇ……」
「だから何だ…?」
「……言ってよ…」
「…何を…」
「言ってよ!」
何を言ってもらいたいといっているか、進藤には判らなかった。
彼女の事だ、まさか好きだの愛しているだのという言葉は、決して要していないはず。
だが突然涙を流したたまきの姿に面食らい、進藤は思わず身体を起こした。
声を漏らさぬようにか、終には口元にまで手を当てて泣き続けている。
一体彼女の中に何が起こったのか、進藤には判らない。
しかし判らないままで居るのでは、気が済まなかった。
上を向いたままの顔をこちらへ向けさせ、顔を覆っていた両手も強く掴んで引き剥がした。
378 :
通りすがり:2007/09/07(金) 19:52:33 ID:I1TAr8Jg
「たまき……何をそんなに…」
「もっと…もっと言って………」
「だから何をだ…?」
そこまで口にして、ようやく気付いた。
「たまき」
「もっと…」
― 私の名前を、呼んで。お前ではなく、私の名前で
そう、小さく呟いた。
「悪かった…たまき…………」
泣かせた罪悪感からか、力いっぱい抱きしめた
そして耳元でたまき、と
名前を囁いてやるとたまきはくすぐったそうに笑ったのだった。
通りすがりさん、GJデス!!
いつも通りすがりさんの小説は大好きですが、今回はその中でもかなりのヒットでした!!
通りすがりさん、すごいデス!!
380 :
名無しさん@ピンキー:2007/09/08(土) 18:16:15 ID:l682M5PW
GJ!!!
通りすがりさんGJ!
また書いてください〜
382 :
283:2007/09/12(水) 23:56:06 ID:i3Xh/kOS
「やっぱ、香坂先生は綺麗だよなぁ!」
「矢部君それ、毎日言ってるじゃん。それに香坂先生が綺麗なのはいちいち言わなくても皆分かってるよ。
でもこの頃、特に綺麗ですよね?」
相変わらずの矢部に呆れながらも、太田川が医局に居る他のメンバーへ話を振ると、珍しく城島先生が話しに乗った。
「確かに。それに最近、なんてゆーか妙に色っぽいよな。矢部じゃなくても眼が行くって言うか。別に変な意味じゃなくて。」
「やっぱり、そう思います?私もこの間、つい見惚れてしまって、不思議そうな顔で見つめ返されちゃいました。
ナースの間でも話題なんですよ!香坂先生、恋人が出来たんじゃないかって。」
そこへ桜井が口を挟むと馬場先生も思い出したかの様に言う。
「そーいや最近、前にもまして本性知らない他の科のドクターだの、患者だのが、結構マジで口説いてるよな。」
「しかも時々、思い詰めた様な切ない表情で溜息吐いてますよ、香坂先生。進藤先生はどう思います?」
城島先生が自分へ話を向けると、そこに居た全員が興味深々といった顔でこちらを見る。
「・・・特に、何も。」
そう言うと医局を後にした。
383 :
283:2007/09/12(水) 23:57:43 ID:i3Xh/kOS
近頃、彼女に避けられている気がする。
付き合い始めてまだ五ヶ月程度だが、すれ違いが多い仕事の為、出来るだけ二人の時間を持てる様、
病院から比較的近い自分の部屋の合鍵を渡してある。
少し前までは彼女もそれを使い、自分が居なくても、ほぼ家で生活をするようになっていた。
けれどここ最近、わざと自分とすれ違う様に仕事を組んだり、何かと理由を付けては自宅へと戻って行く。
あからさまに逃げる訳でも、自分に対して何か怒っている訳でも無さそうだが、
二人きりになるのを極力避けているといった感じだ。
心当たりは何も無い上、理由を探ろうにも彼女がそうやっている以上難しい。
そうして彼女が家に来なくなって十日が経とうとしている。
彼女が家へと帰って来ても、数時間足らずしか二人で居られない事の方が多く、
不規則なシフトの為に、短い睡眠を取る彼女の寝顔を見るだけの日だって珍しくは無い。
実際、一・二週間彼女を抱く事が出来ない事だってままある。
けれど、避けられていると感じるこの状況に、我慢は限界に近付いてきている。
たかが十日程度で思春期でもあるまいし、と自分を嘲ながらも、どうしたものかと考える。
溜息を吐きながら資料室の扉を開けると、そこには彼女以外誰も居なかった。
幸い今日は患者が少ない上、もうすぐ上がりの時間だ。このチャンスを逃がす訳にはいかない。
自分を見てさり気なく出て行こうとする彼女の進行方向を塞ぐ。
384 :
283:2007/09/12(水) 23:58:48 ID:i3Xh/kOS
「何だか、久しぶりだな?」
試す様に問いかける。
「そうかしら?殆ど毎日会ってるじゃない・・・。」
少し慌てた様子で、けれど意味が分からないと装っている彼女の肩口を捉え、本棚へ押し付けた。
「ちょっと、何なの?離してよ。」
そう眉を上げるのを無視して更に近付くと、肩から腕の側面を撫で下ろし指を絡めた。
「今日はもう上がりだろ?家で待ってる。」
「でも、今朝運ばれて来た患者が気になるのよ。心疾患だし、私の専門だわ。だから、行けるか分からないわ。」
視線を泳がせ、空いてる方の手で自分を押し退けようとする彼女に、漠然とした怒りに似た感情が湧き上がってくる。
「あの患者ならもう落ち着いた。お前の専門だ、分かってるだろ?」
そう言うと深く口付ける。逃げる舌を追っては吸い上げ、歯列をなぞる。唇を貪りながら、
絡ませた指をそのままに、親指で掌を弄り、もう一方の手は服の上から体中を撫で回す。
彼女の呼吸が上がりきった所で解放してやると、床へと崩れ落ちてゆく。
横座りにへたり込み肩で息をしながら、絡め捕ったまま放してやらなかった手を解こうと
弱い力が掛かるが、意味をなしてはいない。
俯いたままこちらを見ようともしない彼女に、自分もしゃがみ込むと
サラサラと流れ落ちて表情を隠す髪を耳に掛け、頬を包むと顔を上げさせる。
385 :
283:2007/09/12(水) 23:59:30 ID:i3Xh/kOS
「−っ・・・!」
瞬間、小さく息を飲む音が聞こえた。
涙を湛えた眼は赤く、眉は当惑した様に寄せられ、唇は薄く開きわなないている。
情事の最中に見せる表情の様にも、酷く怯えている様にも見える、
その過剰なまでの反応に驚きはしたが、このまま押し切ることにした。
「どうした?」
「−ゃっ、・・・触らないで。お願い、離れて?」
眼を逸らしたまま、小さく掠れた声で言う。
そんな願いは聞いてやれない。何故、自分を避けているのか訊き出さなくては、
治まらないストレスが彼女の拒絶の言葉に募るばかりだ。
頬から指を顎先まで滑らせ、掬い上げると伸びた喉元をそのまま辿り、鎖骨の窪みをなぞると
掌でその細い首の付根辺りから後頭部を包み込む。
もう一方の手は、踝から脚を辿り腰へ回し、ぐっと引き上げ立ち上がらせると、
背にした本棚から一歩引き離す。
「やっ、ねぇ、離して。誰か来たら・・・」
一人で立っていられない彼女は、嫌だと言いながらも、自分の胸元へ凭れ掛り術着をぎゅっと掴む。
「大丈夫だ。」
「何がよ!?−んっ、ぁ!」
スカートの裾から手を侵入させると、下着の中へと指を入れ、トロリとしたそれを絡め取る。
386 :
283:2007/09/13(木) 00:05:17 ID:Bux0TV0+
多少煽る様に嬲ったのは自分だが、既に溢れる位に零れ出しているそれに驚き、先程から
やたらと過敏な反応をみせる彼女の目の前に、その濡れた指を見せ付けると、
微かに赤味を帯びていた肌が、その色を増す。
「どうしたんだ?そこまでの事はしてないだろ。もう、我慢出来ないんじゃないか?」
「な、そっ、そんな事ある訳無いじゃない!」
「なら、もう少し俺に付き合え。安心しろ、さすがに最後までしようなんて思ってないからな。」
「えっ・・?ちょっと!ねぇ、ダメよ。お願い、離れて。ここ病院っ・・!」
すっかり腰が立たなくなっているにもかかわらず、自分から逃れようとする彼女の耳を
甘く噛むと、息を吹き込む様に低く告げる。
「なら、続きは家でだ。明日は休みだろ。いいな?帰って来い。」
背を本棚に預けられる距離まで戻してやると、少し惚けた眼をして震えた脚で辛うじて
立っている彼女へ、ダメ押しと、どちらかと言えば自分の為の忠告をすると部屋を出て行く。
「帰って来なかったら続きは病院でだ。それから、歩ける様になったら、他のスタッフに
あまり会わない様にして直ぐに帰れ。いいな?」
387 :
283:2007/09/13(木) 00:07:20 ID:Bux0TV0+
あれから程なくして医局へ戻って来きた彼女は、お先に失礼しますと俯き加減で言い、
足早に病院を出て行った。すれ違いざまに彼女の横顔を見送った婦長が、誰へとも無く溜息と共に言う。
「最近の香坂先生、一段と綺麗よねぇ。」
その言葉に他の者達がさっきもその話をしてたのだと、また盛り上り始めた。
「でも、今の香坂先生、何だか今朝より色っぽかったなぁ!」
矢部が嬉しそうに言っているのを聞いて、そこに居た全員が頷いている。
チリチリとした苛立ちが積もるのを感じて、自分も帰るべく医局を後にした。
家へ戻ると、彼女はまだ帰ってはいなかった。自分より先に出たのに何故と、
また少し憤りを感じる。けれど、もう少し待ってみようと電話を掛ける事はせずに、シャワーを浴びる。
缶ビールを片手にソファで溜まった新聞に目を通していると、インターホンが鳴った。
モニターで確認すると玄関へと向かい扉を開けてやる。
「鍵は持ってるだろう?」
「持ってるわ、でも・・・。」
「まぁ良い。入れ。」
彼女の背を押して、招き入れる。
388 :
283:2007/09/13(木) 00:08:15 ID:Bux0TV0+
俯いて立ち尽くしている彼女へコーヒーを入れてやり、座れと促しその隣に腰を下ろす。
「最近、どうしたんだ?」
彼女の髪へ手を差し込み撫でる様にすると、体を強張らせたのが分かった。
それと同時に柔らかい匂いがする。
「どうって、どうもしてないわよ?」
小さな声で答える彼女へ更に近付くと、項の辺りへ鼻を摺り寄せる様にする。
「風呂に入って来たから遅かったのか?わざわざ自分の家に戻る事無いだろう?」
そのまま耳の裏側へと口付けると、後ろから抱き込める様に引き寄せる。
「貴方が、あんな事するから・・・。」
「凄いびしょ濡れだったよな、お前。」
「――っ、貴方の所為じゃない!何であんな事したのよ。」
「お前の所為だ。何で最近家へ帰って来ない?」
「何でって、仕方無いじゃない、仕事よ。知ってるでしょう。」
「避けてるだろ、俺を。何かしたか?」
後ろから抱き締め耳元で会話を続ける間、膝の上でぎゅうっと拳を握り締めていた彼女が
身動ぎをするので、腕を緩めてやると立ち上がり、真剣な顔をしてこちらへ向いた。
「貴方は何もしてないわ。ただ・・・。」
きゅっと微かに唇を窄め、切な気に眉を下げ瞳を揺らす。
その彼女の艶やかさに、医局での皆の会話を思い出す。
389 :
283:2007/09/13(木) 00:10:02 ID:Bux0TV0+
―恋人が出来たのではないか?近頃、避けられている。真剣な面持ちの彼女。
資料室での拒絶。お前と連呼しても怒らない。否、怒れない?
他の誰かへと心変わりしたのか?それを言い出せずに思い悩んでいる?
キリキリと胃の奥が痛みだす。ムカムカする。
「ただ、私がーーーっんぅ!」
言葉を続ける事を躊躇い、それでも何か決意した様にもう一度口を開いた彼女の唇を強引に貪る。
必死で逃れようとするのが苛立ちを増幅させる。
華奢な体が砕けてしまいそうな程強く抱き締め、ひたすらに狭い口内を犯し続けながら、
引き裂く様にワンピースのファスナーを下ろしブラジャーのホックも外すと、腕を抜かせて足元へ落とす。
あらわれた素肌に掌を這い回す。
先刻の資料室と同様に、過敏な反応を示す体はビクビクと跳ね
塞いだ唇の隙間からは甘い吐息が漏れる。
膝が折れ崩れゆく彼女を抱え込む様に、自分も床へと座ると唇を解放してやる。
眼には涙が浮び、肩で息をしている彼女を押し倒し組み敷くと、まだ整わぬ呼吸で拒まれた。
「やっ、ちょっと‥待って!お願い、待っててばっ。」
「何でだ!?俺に抱かれるのは、もう嫌なのか?いつからだ!!」
「え?何、言ってるの?一生・・・?いつって、何が?」
「他に男が出来たんだろう?そいつと居る方が、幸せなんだろう?」
「何よ、それ!男って何?居ないわよ、そんなの。貴方と居るより幸せなんて有る訳無いじゃない!!」
390 :
283:2007/09/13(木) 00:11:23 ID:Bux0TV0+
ボロボロと涙を零して叫ぶ様に、自分の責め立てた言葉を否定する彼女にハッとする。
「何なのよ、他の男って、酷いじゃない・・・。どうしてそんな事言うの?」
「―お前、最近俺の事避けてるだろ?だから・・・」
「だから、違う男が出来たって言うの?」
「たった十日で、俺と居るより綺麗になった・・・。」
「・・はぃ?何よ、それ…。」
「矢部はともかく、皆が噂する位に急にだ。お前、仕事中でも妙に色っぽい‥。」
「ちょ、ちょっと待ってよ。えっと、皆が噂?て言うか、貴方どうかしちゃった?」
「どうかしたのはお前だろ。皆お前が一段と綺麗になったのは恋人が出来たからじゃないかって、噂してる。」
「――噂をされる程急に変わった覚えは無いわ。けど、その恋人って、貴方じゃないの?」
疑いを掛けられ怒りを含んでいた口調から、きょとんとした表情に変わり、まだ涙で濡れている眼で見詰られる。
どうやら勘違いをしていたらしい事は分かった。ホッとはしたが、まだ釈然とはしない。
身体を起こして、涙を拭ってやる。少しビクリと肩が跳ねたのは気付かない振りをした。
「じゃあ何で、俺を避けてた?」
すると、また少し迷う様にして眼を逸らしながらも小さな声で話し始めた。
391 :
283:2007/09/13(木) 00:12:26 ID:Bux0TV0+
「避けてたのはね、当たり。でも、他に好きな人が出来た訳じゃないわ。その逆よ。
一生の事、好きになり過ぎて、私の体おかしくなっちゃったのよ。だから、怖くて。それで逃げてたの。」
彼女の言葉の意味を探る様に、眼で先を促す。
「――だから、ね、貴方に抱かれる度に、もうこれ以上は無いって位に感じるのに、次の時には
もっと良くなって、その次はもっと…。次は私どうなっちゃうんだろうって、初めの三日位はそれだけだったの。
でもね、だんだん貴方と眼が合うだけでドキドキして、ちょっと手が触っただけでも、何かもうダメで。
日が経つにつれて、どうしようもなくなって…。」
照れ臭そうに、赤くなりながら消え入りそうな声で説明をした彼女は、はぁと溜息を吐く。
殺し文句だ。
赤く上気した肌に揺れる瞳と震える睫、彼女が思っている以上の意味を持つその言葉に
先程までの苛立ちを含んだ独占欲とは比べ物にならない位の、衝動的なまでの愛おしさが込上げる。
「お前、自分が言ってる意味分かってるのか?」
くっと口元で笑うと頬を包んだ掌を、首筋から肩、腕と滑らせ手を重ねる。
またヒクリと身を竦めるのが欲情を煽る。
「お前はやめて!意味って、言ったままよ?」
これ以上、彼女に惑わされては堪らない。
「欲求不満って事か?なら、直ぐに解消してやる。」
「欲求不満なんて言ってないわよ!っんあ・・ねぇ、だ、から、あんまり激しく・・・ぁっん、しないで?お願いよ・・・。」
鎖骨に口付け片手は胸を柔らかく捏ね、もう一方の手は背骨を辿る。
「もっと良くしてやる。もっと乱れて良いぞ。だから、もう逃げるな。」
392 :
283:2007/09/13(木) 00:13:47 ID:Bux0TV0+
胸の下から膨らみに沿って舐め上げ、張詰めている先端を唇で軽く挟むと口内には含まず
舌先でチロチロと刺激を与える。片方はまだ捏ね回したままで、背骨を辿る掌はそのまま下ろし
ショーツの上から臀部を撫でる。
「ふぁっ…はぁ、一生、ここはイヤ。んんっ!ベッドに、連れてって・・・。」
「分かった。ほら、しっかり掴まってろ。」
首元へ両腕を回させ、子供を抱き上げる様にしてベッドまで運ぶと、降ろす前にショーツを引き剥がす。
「グショグショだな。張り付いて気持ち悪かっただろ。」
わざと彼女にそれを見せると、ベッドの下へ落とす。
「やっ、そう言う事、言わないでよ。」
そう眉を寄せて下から覗き込む様に言われても、自分を煽るばかりだと思いながらも教えてはやらない。
自分も服を脱ぎ捨てると、彼女の上に覆い被さり深く口付ける。同時に下腹部へと手を伸ばし、
薄く柔らかいそれを梳く様にして、その下の裂け目に指を滑り込ませる。
一番敏感な所には触れない様に気を付けながら何度か擦ると、強請る様に腰が動く。
掠める様に引っ掻くと、もうずっと止めどなく溢れているのに、また零れて指に絡んだ。
一旦そこから手を離し唇も解くと、脇の下から横腹のくびれにかけてを舐め尽しながら、
反対側の同じ場所を掌で強弱をつけ撫で辿る。片膝に手を掛け胸元へ付ける様に曲げさせ、
踝へ脛に腿へと口付けを繰り返しながら、反対の伸ばしたままの脚の内側を付根に向かい何度も摩り上げる。
すると、緩く開く形で膝を立てた。
393 :
283:2007/09/13(木) 00:14:50 ID:Bux0TV0+
きっと無意識なのであろう仕草の数々が、彼女の限界が近い事を知らせている。
なのに吐息は漏らせど、声を上げない様にとまだ必死になって理性にしがみ付いている。
時々、我慢しきれずに細く高い声が唇を割るというのに。
この十日溜まりに溜まった鬱屈と、彼女が避けていた理由のあまりの可愛さに
征服欲が増し、いつもより抑えが利かないのを自覚する。余裕なんて無い。
両膝を大きく割ると、自身を断りも無く突き挿した。
「っああ!‥ふぁんぅ、んっ!…あ、あっ‥あぁ、一生…。」
彼女の内側は熱く、奥へ誘い込む様にまとわり付いてくる感触に眩暈がする。
上体を起こしたままで強く打ち込み続ける自分へ、手を伸ばすも仰向けに腰を捕られた彼女の手は届かず
空を掴むばかりで、耐え切れずにシーツへと戻り、それでもまた、何かを探すように持ち上げられる。
「あ・・・くっ、ぅん・・は、ぁあ・・・っ!ゃっ、一生?ん、やぁ・・いっせい・・・ど、こ?」
既に声を堪える事を諦めた彼女が、嬌声の合間に自分を呼び探す。その手を捕まえてやる事も出来なかった。
甘く啼く声と歪む表情に、繋がる自身をきつく締付けては波打つ内側の熱さに、自分の限界を縮められ、
快楽に溺れても尚、自分を求めてくれる心と体を惜しげもなく晒されて、焼付く様に痺れる感覚が昇り欲を放った。
「やっ、ぁ、いっせい‥んっあ、いっせい…あっ、ぅんんっっ!!」
頭の中に閃光が散るのと同時に、彼女も達したのを確認すると傍らへ倒れ込んだ。
394 :
283:2007/09/13(木) 00:15:51 ID:Bux0TV0+
自分の頭と体へ冷静さが戻ると、慌てて彼女を見遣る。
意識は未だどこかを漂っているのか脱力し虚ろな眼のままで、時折体を痙攣させる。
腕の中へ引き寄せ背中を擦ってやると暫くして、全身を押付ける様に摺り寄せてきた。
「一生…一生ぇ。もう、逃げたりしないから、だから、離さないでよ。そばにおいていて…。」
胸元に顔を埋めたまま、くぐもった涙声で訴える。
思わず力一杯に華奢な体を抱き締めると、さすがに苦しかったのか身を捩る。
「俺はお前を手放す気なんて無い。悪かったな、疑ったりして。それに、今のも無理させたよな。大丈夫だったか?」
「私こそ、ごめんなさい。貴方に抱かれるのが怖いだなんて言って逃げたりして。でも、あんまり大丈夫じゃないかも…。」
そう上目遣いで拗ねられる。
「欲求不満だったからな、俺は。お前のせいだから、諦めろ。」
「ねぇ、そう言えば、冷静な進藤先生を勘違いさせた皆の噂って結局何なの?」
「お前が最近、綺麗で色っぽいって話だ。」
「あなたもそう思ってくれたから、勘違いしちゃったって訳?それで怒ってたのね。」
「怒ってた訳じゃない。お前に避けられて苛々してる所に、皆でお前を見るから…。」
「妬いてくれたの?それで今日は強引だったの?貴方も可愛いトコあるのね。」
お互いの息が掛かる程の距離で、クスクスと笑い合い、低く囁く様に会話をする。
その間にも極僅かにではあるが、何度か擽ったそうに体を竦めるのが分かった。
395 :
283:2007/09/13(木) 00:16:42 ID:Bux0TV0+
「たまき。」
不意に名前を呼ばれて、明らかさまにビクリと反応を示す。
「もう逃げないんだったよな?」
「逃げないわよ…。でも、やっぱり、あんまり大丈夫じゃないのよ。」
「明日は休みだろ。まだ足りないんだ。それに慣れるしか無いからな。」
「…手。」
「て?」
「手、繋いでてくれる?さっきみたいに一人にされるのは、嫌。」
彼女の小さな願いが愛しい。
微笑みと共に、その細い指先にキスをして絡めると、幸せそうな瞳で微笑み返された。
抱く程に殊更美しくなって見えるのは、贔屓目だけでは無い筈だ。
また病院では彼女に魅了される者が増えるであろうと思うと、腕の中に閉じ込めていたくなる。
それが出来ないのならばせめて、どこまでも溺れさせてやる。
「たまき…。夜は長いぞ、覚悟しておけ。」
396 :
283:2007/09/13(木) 00:18:35 ID:Bux0TV0+
嫉妬、進藤Verでした。
GJです!!
嫉妬する進藤、イイですね!!
283さん、うまいですね〜
398 :
名無しさん@ピンキー:2007/09/13(木) 03:58:42 ID:e3znMo48
GJ!進藤の嫉妬はかわいぃ(^皿^)
399 :
名無しさん@ピンキー:2007/09/13(木) 14:44:30 ID:4ia0nTil
進藤の嫉妬、気に入った!
400 :
名無しさん@ピンキー:2007/09/13(木) 21:38:52 ID:cYXZV1mg
400get!!!
きゃああああーーーーー!!!!!!!!!!!!
激萌ェーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!
マジGJっす!!凄い!
嫉妬進藤萌えーーーー!!!
たまきverもキタイ!!!
マジ萌えた!
嫉妬する進藤、最高!!
今度は寝言か何かで元カレらしき名前を呼んだたまきに対して、
嫉妬かつ徹底的にドS進藤みたい!!
402 :
名無しさん@ピンキー:2007/09/15(土) 00:39:06 ID:Ykod72vS
ストーリーも最高でした!!!
>>401さん
いいですねー!誰か書いてください〜
あげ
404 :
名無しさん@ピンキー:2007/09/15(土) 20:59:00 ID:5oJDcNzh
今度は進藤に告ったりする他の科のナース達に
嫉妬したたまきがいつになく超積極的になるのが見たいなあ
あとは事情があってナース服着なきゃいけないたまきを
鬼Sになって攻める進藤とかw
どんどん妄想が〜〜
確かに進藤は完全にSだよね〜
進藤がMは有得ん。
407 :
進たま:2007/09/17(月) 21:12:30 ID:8tDXxp4c
進藤先生のSは最高ですね
408 :
名無しさん@ピンキー:2007/09/17(月) 23:39:30 ID:9v+Zsvqw
>>進たまさん
進たまさんは以前投稿された方ですか!?
続き待ってますー!!
409 :
通りすがり:2007/09/18(火) 03:05:12 ID:47lcw5JE
「その色…」
「ん?あ、この服?私にしては珍しい色かしら?」
「いや……唇…似合うな、その色…」
「え?そう…ありがとう」
デートの時は着ている服にコメントはしたことがあっても、つけているリップの色までチェックされたことがなかったたまきは、驚きながらも進藤の言葉に素直に喜んだ。
「男を誘っているみたいでこっちは気になってしかたないがな…」
「え?今何か言った?」
「いや、何でもない…」
進藤はぼそりとそう呟くと、たまきの肩を抱いて歩き出した。
肩を抱いた手が心無しか熱い…
そしていつもと何となく違う…
違和感を感じながらも夜も更け進藤の家へと向かった
410 :
通りすがり:2007/09/18(火) 03:06:33 ID:47lcw5JE
「い、一生?」
入るなりベッドへと誘導され、いきなり押し倒された
強い力で両手首を進藤の両手で抑え付けられたたまきは動揺を隠し切れない顔で進藤を見つめている。
「…自分がどうゆう目で見られてるかもっと自覚しろ」
進藤は低い声でたまきの耳元にそう囁きながら耳たぶを軽く噛んだ。
「っ…!?」
「それとも男は誘うものだと思ってるのか?」
「そんな訳ないじゃない!どうしたの?今日貴方ずっと変よ?」
あまりにも唐突すぎて、 たまきはそう問うことしかできない。
「俺を変にしてるのはお前だ。その自覚もないのか…じゃなきゃあんな気安く男と2人きりにならないか」
「2人きりって…あれはんは……っ!」
そうたまきが言おうとするも全てを封印するようなキスを与えた。
「っ…んっ…んん…」
「言い訳なんて聞きたくないな…」
411 :
通りすがり:2007/09/18(火) 03:08:12 ID:47lcw5JE
「ちょっ、一生…っ…!」
進藤はたまきの着ていた服を下着ごと持ち上げ、露になった白い双丘をしなやかな指で揉みだした。
柔らかで、それでいて形のいい胸が進藤の手の中で形を変える。
「あっ…やめっ……やっ…!!ああっ…んんっ…」
たまきが吐息まじりに抵抗しても進藤はその手を止めようとはしない。
たまきの甘い声は進藤の頭の中にこだまし、余計に刺激される。
「やめない…この身体に刻み付けてやる」
進藤はいやいやと首を振っていたたまきの両頬を両手で包み込むと、開いていたたまきの唇に舌を滑り込ませた。
そして、ひんやりとした進藤の指がたまきの胸の頂きをなぞるたび、たまきの身体が逃げるように跳ねる。
412 :
通りすがり:2007/09/18(火) 03:09:55 ID:47lcw5JE
「やだっ…やめてっ……!!」
深いキスに朦朧となりながらも、たまきが進藤の体を押し返そうとするのを忌々しそうにしていた進藤が、ベット脇のハンガーにかけていた自分のネクタイを掴むと、それでたまきの手首を一纏めに縛り上げ、シンプルなパイプベッドの頭部分に括り付けた。
そして、暴れたせいで上がってしまったスカートのホックを乱暴に外してファスナーを下げると、一気に抜き取ってしまう。
「あっ…やめて!お願い…こんなやり方いやっ…」
それでも身を捩って抵抗しようとするたまきの体に覆い被さると、胸に唇を寄せて噛み付いた。
「…っ?!いた…っ…いっ…。一生…っ!」
「そうやって、俺の名前だけ…呼んでろ…。」
「…お…ねがっ…離し…て…っ…」
「…お前が…誰のものか…教えてやる…いやって程な…。」
そう言うと、たまきの顎を強く掴んで、無理矢理口を開かせる。
413 :
通りすがり:2007/09/18(火) 03:12:11 ID:47lcw5JE
アザが残りそうな程きつく掴まれて開いた唇に再び珪は舌を滑り込ませ、たまきの舌を絡みとって散々嬲ってから、自分の唾液を口一杯に注ぎ込んだ。
「!!…っ…んんっ…ッ…」
「…飲み込めよ…俺を…」
唇を離して、楽しそうに たまきを見下ろして、進藤が顎を掴んでいた手を離して唇を塞ぐと、たまきは苦しさに瞳を滲ませながら、進藤の唾液を嚥下した。
「は…ぁ、や…紐…解いて……んーっ…」
大きな瞳から次々に涙を溢れさせるたまきの髪を、意外なほど優しく撫でながら、進藤はたまきの耳に舌をねじ込んで囁く。
「…俺が…お前に与えるものは…全部ちゃんと受け取るんだ…。……すぐに…欲しくて堪らなくしてやる…。自分から欲しがるくらいにな…」
414 :
名無しさん@ピンキー:2007/09/18(火) 03:15:58 ID:47lcw5JE
進藤の狂気を孕んだような激しい瞳に見つめられて、たまきは言葉が出なくなる。
そんなたまきに向かって笑いかけると、そのまま鎖骨に唇を移し、舌でなぞるように舐めながら、 たまきの体のいたる所に紅い華を散らし、噛み付き、撫でまわした。
何度も進藤自身を嚥下させられ、至る所に刻印を刻まれたたまきの体から、完全に力が抜けてしまっていた
そしてそれを見計らっていたかのように、進藤は細くて白い膝の後ろに腕をまわし、そのまま大きく抱え上げた。
「!!…やっ…もぅ…お願い…許し…て……」
弱々しいたまきの懇願を、進藤は嬉しそうに聞きながら、それでもその手を緩めなかった。
「…恥ずかしいか…?でも…ずいぶん濡れてるぞ…?…お前の全ては…俺に見られるためにあるって思えるくらいしてやる…。」
415 :
通りすがり:2007/09/18(火) 03:18:14 ID:47lcw5JE
「………い、いやっ…今日の貴方…怖…い…っ」
ぐったりとしていた体を引きつらせて、たまきが秘所に口付けようとした進藤を拒んでも、進藤は許さなかった。ぴちゃぴちゃと、子猫がミルクを啜るように、殊更音を立てて舐めあげる。
「あぁ…っ……」
たまきの口から、大きな諦めような絶望を含んだ息が吐き出されると、それを合図のように、進藤が体をおこして、たまき の胸に吸い付きながら、泉に滑り込ませた指を動かし始めた。
「…ひぁっ…ふっ…あぁっ…!」
触れた途端、たまきの体がビクビクと反応を示す弱い部分を、指で引っかきながら、進藤は的確に攻め立てる。
「あぁっ…だ…めっ…んっ、あ…あ、あぁ、あ…っ」
欲情を含んだ甘い声で、耐え切れず腰を浮かして身悶えるたまきの痴態を見つめて、進藤は嬉しそうに瞳を覗き込んでベロリと唇を舐めとって命令した。
「…イケよ…イキそうなんだろ…?」
416 :
通りすがり:2007/09/18(火) 03:22:22 ID:47lcw5JE
「あ、あ、あぁぁっ…いやっ…あ……っ」
顎を逸らし、白い首を進藤の目前に晒して、ビクビクと体を痙攣させながら、内膣の進藤の指を締め付けながら達してしまったたまきを満足そうに見つめ
今度こそ震えが止まらなく、小さく痙攣を繰り返すたまきの縛った手を解きながら、進藤は嬉しそうに抱きしめた。
望まないの快楽と、進藤の暗い欲望を見せ付けられたたまきが何も映っていないような空ろな目で進藤をぼんやりと見つめる中
進藤は自分の服を脱いで一糸纏わぬ 姿になると、再びたまきの体に覆い被さりながら、優しい優しいキスをその唇に落とした。
「今度は…お前に…俺を全部…やる…」
進藤は、まだ意識が朦朧としているたまきの身体を自分が印した紅い刻印をなぞるようにしなやかな指で鎖骨からゆっくりと降下させる。
進藤の歯や舌で弄ばれた胸の突起は赤い果実のように今にもはじけそうだ。
その果実を指と指できゅっと摘むと、反射的にたまきの身体が跳ねる。
417 :
通りすがり:2007/09/18(火) 03:26:03 ID:47lcw5JE
「ん…一生…まって!!」
たまきは身をよじって避けようとするが、散々感じさせられた下半身が言う事をきかない。
そればかりか進藤の指の微かな動きにさえ過敏に反応し、泉からは次々と甘い蜜が流れ出してくる。
「たまき …ホント感じ易いんだな…」
進藤はそう言って微笑むと、胸の果実を摘んでいた指をさらに降下させた。
その指の感触はたまき の身体を身震いさせるほど甘美で冷たかった。
「いくぞ」
そう言うと同時に、たまきの火照った泉に一気に進藤自身を進ませた。
「ゃあぁぁっっ!!」
たまきは突然の挿入に掠れた声で悲鳴のような声を上げた。
進藤は両足を硬く閉じようとするたまきを許さないとばかりに
泉に挿れた進藤自身をさらに奥へと突き上げる。
「いやっ…やっ……やめっっ…!!」
「やめないって言っただろう?」
進藤は繋がった部分を見せつけるように、たまき の身体を部屋の中にある鏡の方へ向かせた。
「ほら見ろよ…。美味しそうにくわえ込んでる…」
「!!やっ…やっ…」
進藤は自分を埋め込んだまま、たまきを後ろから抱きしめて
ベッドサイドに足を下ろし、自分の両足をたまきに跨がせたまま
壁際にある大きな姿見を見るように、たまきを促す。
418 :
通りすがり:2007/09/18(火) 03:27:51 ID:47lcw5JE
目を閉じたまま、イヤイヤと首を振るたまきの顎を再び捕らえると
強引に正面の鏡の方を向かせた。
「…綺麗だろ…?お前…」
「…やっ…見たく…ないっ…見せないっ…で…!!お願…い!」
「見ないのか…?こんなに綺麗なのに…」
進藤は、たまきの胸を後ろから伸ばした手で揉みながら、耳元で囁いた。
「…んっ…ぁ…やっ…いや…ぁ…あ、あぁ…」
ベットのスプリングを利用して、進藤が突き上げてくるのを感じながら
それでも、たまきは瞳を開いて鏡を見ようとはしなかった。
「…繋がってる部分…綺麗なピンクで…今日のお前の…唇と同じだな…」
進藤は独り言のように言いながら、たまきの肩甲骨のあたりを舌でなぞる。
そして、進藤を咥え込んだ敏感な部分を指で探ると、その上の花弁をそっと擦った。
419 :
通りすがり:2007/09/18(火) 03:29:13 ID:47lcw5JE
「あ、あ、あぁッ…やっ、いやっ!!」
「……やっと目…開いたか…」
声はいつもと同じ口調なのに、与えられる行為は何処までも容赦なく激しくて、たまきの体はビクビクと震えている。
「ほら…見ろよ…見るんだ…」
突き上げながらの進藤の言葉に、開かれた瞳が再び閉じられると、進藤は動きを一旦止めて、そのまま体をベットのサイドテーブルに伸ばして、何かを手にする。
たまきがその気配に、今度は何をされるのかと振り向けば、進藤の手には銀色に輝くデジカメが握られていた。
420 :
通りすがり:2007/09/18(火) 03:31:29 ID:47lcw5JE
「いっ、一生…っ!?…いや、ょ…撮らないで…!!!」
「…何故だ…?今、見たくないんだろ…?なら後で見れるようにしてやる…」
「…そっ、そんな…いやぁぁっお願い…それだけは…許して!!撮らな…いでっ…や、やぁっ…」
デジカメのフラッシュの光が部屋に放たれて
機械的な音が耳元で聞こえてくるのを感じながら
たまきは進藤の顔を弱々しく見つめて、小さく掠れた声で進藤に呼びかけた。
「一生……、あ、…あっ…んっ…」
「…どうした…?…ひくついて…イキそうなのか…?」
「…あぁ…んっ…はぁっ…」
進藤は後ろからたまきの体が浮き上がるくらい激しく突き上げると
もう一度撮影をしてからデジカメをベットにおいて
再び追い上げることに集中した。
421 :
通りすがり:2007/09/18(火) 03:34:54 ID:47lcw5JE
「っ…っ……ああっ…一、生……激し…!」
容赦ない進藤の追い上げに
たまきの身体からやがてびくびくと全身を襲う快感に自然に腰も動き出す。
「たまき …腰、動いているぞ?」
「そ…そんなこと…っ…ひゃっ……」
進藤はたまきの泉の粘膜を擦り切るような激しい抽送を繰り返しながら
たまきの耳元で優しく囁く。
「ほら、こんなに俺を締め付けて……イキたいか?…そろそろイキたいだろう?お前のココ、俺を挟んで離そうともしない…」
進藤は何度も何度も奥深くたまきの胎内を貫く。
たまきの口からは進藤を拒むセリフは未だ出るものの自分でももう限界を感じはじめた。
「ああっ……いっ…せいっ…もうっ……おねが……お願いっ……」
揺れるたまきの身体から大粒の涙が空中に舞う。
耐えられないとばかりに進藤に懇願する潤んだ瞳は進藤を悦ばせ、そして征服感に彼もまた酔いしれた。
「了解。……たまき…たっぷり味わえ…」
進藤は繋がった部分をさらに密着させると、たまきの身体が仰け反るほどに自身を突き進ませる。
「あっ…ふあっっっ…あああああっっっっ!!!」
進藤の最後の一突きで、 たまきの身体はがくがくと痙攣し
全身が引き絞られるような間隔を覚えた。
そしてそのままたまきは意識を飛ばし、進藤を飲み込んだままベッドに沈んだ。
進藤もそれと同時に熱く、そして闇のようにどす黒い情熱をたまきの最奥へと解き放つ。
−俺の全てを受け止めろ、とでも言うように…−
暫くして進藤はゆっくりと腰を引いてたまきの泉から自身を抜き取ると
意識を飛ばしたたまきの唇に優しくキスをしながら願うように呟いた。
「いつまでも俺だけのものでいろよ……」
そして進藤もまたまどろみの中にその身をゆだねていった。
422 :
通りすがり:2007/09/18(火) 03:43:00 ID:47lcw5JE
鬼畜のリクエストが多かったので考えたら
言葉攻めじゃなくて羞恥心を煽る行動をわざとするという話しが出来上がりました(笑)
これは鬼畜なんでしょうか?
283さん
382〜395で書いてあるお話、医局メンバーも出てきますし、たまきが可愛くて素敵でした!
かなりお気に入りでございますvv
また楽しみにしています!
423 :
進たま:2007/09/18(火) 15:32:35 ID:jndvcNWg
資料室、本を探しに来た、たまきは薄暗い室内にカーテンの隙間からキラキラとした
光が差し込む様子が美しくて、少しの気まぐれから電気をつけずに資料を探していた。
そんな少女じみた気分になっていたのは、きっと何年ぶりかにあの人にあってしまっ
たから。
進藤 一生・・・・・6年も昔の話だ。その人物との少しの切ない思い出は、まるで
初恋の様に鮮明に、この胸に刻まれている。それでも美しい想い出に変わったと、信
じていた。今日あの人を見るまでは。自分の気持は6年前のあの時から時を止めてい
たと、今日初めてわかったのだ。一体自分はいくつなのだ。少女じみた気持に失笑し
不意に涙が一滴こぼれおちた。
「おい」
ひどく懐かしい声を背後に感じて振り返った。そこには今しがた想いをはせた
人物が立っていた。
「進藤先生」
動揺して震える声がでる。頬にはまだ美しい涙の滴が一滴。進藤は少し眩しそうに
こちらを見ていた。二人の間は暫く時が止まったまま、永遠の時間が流れる。絡ん
だ視線は6年前と同じ時間を刻んだ。先に口を開いたのは、彼女だった。
「お久ぶりね。いつ日本に戻ってきたの?」
「先週だ。おまえもこっちに戻っていたんだな」
その低い声も、強い視線も、たまきが知っている彼のままだった。切ない想いがあふれて
弱い自分が顔をだす。知ってもらいたい、知らないでいて、相反する思いが交錯する。
「どうした?」
優しい低い声に顔をあげた。精一杯頑張ったとびきりの笑顔で答えた。
「なんでもないわ。もう行くわ」
本当は一緒にいたい切ない気持を押し殺し、自分の感情が暴走してしまう前に足を
踏み出した。彼の脇を通り過ぎようとした所で不意に思ってもいない方向に、体が
傾いた。
424 :
進たま:2007/09/18(火) 15:56:03 ID:jndvcNWg
それと同時に頭に痛みが通り抜ける。
彼女の絹糸のような美しい黒髪が進藤の上着のボタンに絡まっていた。
「ごめんなさい」
無理やり取ろうと、痛みをこらえて引っ張るたまきの腕を、大きな手が優しく止めた。
「引っ張るな。ちょっと待っていろ」
たまきは俯いた。すぐ近くに感じる彼に眩暈がしそうになる。はやくここを逃げ去りたい。
たまきは俯いたまま目を閉じた。頭が不意に軽くなるのを感じて、絡まっていた髪が取れた
事を知った。それなのに彼は取れた髪を持ったまま、離そうとはせずに彼女を見つめた。
この瞳に視線をあわせたら。例えようもない恐怖が走り、足が震えだした。
「髪、もういいでしょ?」
彼女の震える声に、彼は返事を返さず、先ほどよりさらに強い視線を向けた。たまきには
もう口から出る言葉が見当たらない。困惑と怯えが混ざった視線を彼に返した。
髪に触れた指がゆっくり降りてきて、その長い指が彼女の顎にかかった。頭を引き寄せられ
視界が動いた。眩暈がする。唇に強く触れたものが何なのか、動揺した頭ではすぐに判断できずに
ただ時計の音がいやに大きく感じられて意識を奪い去った。
*エロに到達するまで少し時間がかかるかも知れません。
初投稿なのでうまく書けませんが少しづつ投稿していこうと思います。
長くなるかもなのでエロパロにあわない様ならここで終了します。
>>進たまさん
合わないなんてことないですよ!!
投稿、楽しみにお待ちしています!!
前半から切なげで素敵な小説です〜!!
>>通りすがりさん
いつもに増して超Sな進藤が良かったです!!
やっぱり進藤にはSがはまりますね!!
また書いてください!!
427 :
進たま:2007/09/18(火) 19:27:51 ID:jndvcNWg
まだ焦点がはっきりしない視線の先に薄暗い天井が移った。ハッとして起き上がると、そこはすでに資料室
ではなかった。覚醒した意識で見渡した部屋は温かくほろ苦い記憶の奥にある部屋で、自分が寝ているのは、
高飛車に自分が寝るのを拒否した場所だった。上から懐かしい顔がのぞいた。
「香坂先生、へーき?びっくりしたよ」
「神林先生、私・・・?」
「進藤先生〜香坂先生気がついたよ!」
神林の言葉にたまきの心臓は跳ね上がった。唇に熱いリアルな感覚。最後に見た人物は……彼は
起き上った、たまきの目に精悍な顔が映った。その顔は何の動揺も衝動も隠してはいなかった。6年前と
何ひとつ変わらない彼の顔だった。先ほどの記憶は自分の妄想だと思わせた。自分の心が作り出した悲しい
夢だったのだろう。あまりにリアルな切ない記憶は心を締め付けた。
「仕事のしすぎだよ〜あんまり寝てないでしょ?貧血の兆候もみられるし」
「資料室で進藤先生が見つけて運んでくれたんだよ」
神林は苦笑している。資料室で会った事だけは、夢ではない様だった。
彼がゆっくり近づいて来るのをぼんやり見つめた。
「あんまり無理するな」
たまきの頭を軽くと叩くと少し微笑んで医局を出て行った。叩かれた頭が熱く、心臓がまた高鳴りだした。
これ以上彼に逢ったらいけないと、心臓の高鳴りと共に警報音が高く鳴り響いた。彼の事さえ考えなければ
私は私のままでいられる。強くいられる。あの人は奥さん以外を愛さない。望なんてないのだ。それを彼に
望む程、恥知らずな事はない。もう逢わない。心に強く誓いをこめた。
428 :
進たま:2007/09/18(火) 19:59:36 ID:jndvcNWg
その後戻って来たメンバーによって進藤が人道支援団を降りて、港北の救命に戻って来る
事を知った。もう逢わないと、望まないと決めたくせに、心は喜びに充ち溢れた。
この3年間、心配で新聞を覗きこまない日はなかった。彼の今いる危険な地域に思いをはせ
新聞に、ニュースに彼の名前が載らない事を切に祈り続けた。彼が安全な場所にいてくれる。
それだけでいいと思えた。たとえ6年前の温かに刻んだ時を二度と彼と過すことが出来なくとも。
同じ場所に彼がいる。それだけで。
進藤が救命に戻ってから一か月、たまきは殆んどを研究室で過ごした。彼に逢わないように最新
の注意を払った。研究に没頭し何も考えないように過ごした。1か月も食事と睡眠をまともに
とらずに過ごすと、さすがに意識が朦朧としだした。限界・・・・時計を見ると8時少し前。
こんな時間に救命が終わる事は、まずありえない。たまきは簡単に身支度をすませ研究室を後
にした。病院を出ると外は漆黒の闇で冷たい風が吹いていた。歩き出してすぐに顔に水滴が落
ちてきた。雨だ・・・・降り出した雨は次第に強さを増し、冷えた体を容赦なく叩きつけた。
ついてない。小さく呟やいた。疲れた体は走る事を拒否している。ここまで濡れれば今さら
走ってもね、と自嘲気味に思い、わざとゆっくり歩いた。急いで走っていく通行人たちが不思議
そうに、たまきを見やった。ずぶ濡れのたまきにタクシーは止まってはくれず、疲れた足は
公園の前の電話ボックスで足を止めた。電話ボックスの中、5月の雨に冷えた体は小刻みに震えている。
扉に寄りかかった頭は思考回路を停止させた。ぼんやりみやった街灯に照らされた薄暗い歩道の先に
見知った人物が見えた気がした。
429 :
進たま:2007/09/18(火) 21:24:52 ID:jndvcNWg
その姿が彼だとはっきり確認した時は、既に走ってくる人物もまた、足を止めてこちらを
みやった。警報音が鳴り響く。瞬間的に扉を開けて走り出した。疲れていた足は思う様に
は動かない。それでも持っている力の限り走り出した。こんなに寒くて心細い夜に限って
逢うなんて。涙が溢れる。逢いたくて逢いたくて、逢えなくて。自分はこの1ヶ月どれだけ
我慢していたのか。伝えたい、知られたくない、あの人が欲しい、望んではいけない、交錯
する思いが雨の冷たさも忘れさせる。背後から急に人の気配がして、力強い手がたまきの腕を
を掴んだ。ビクッと身体が震えて足を止めさせた。
「おい!夜に暗い公園になんか入るな。危ないぞ。」
顔をあげると眉をかすかにしかめた彼が立っていた。
「私に構わないで。腕、離して」
ちからなく放った言葉は雨にかき消され、腕を振り切る力も残されてはいなかった。どうして
出逢ってしまったのだろう。6年前なら少しは素直に想いを伝えられていたのかも知れない。
あの頃は淡い期待を胸に抱いていた。シカゴから戻ったら、と夢を描いて。そんな夢は3年前
彼が何も言わず日本を旅立ってから消え去った。自分がいかに彼にとってどうでもいい存在だ
ったかを知らしめた。あの時に一度諦めたのに。私は馬鹿だ。俯いて、もう一度呟いた。
「離して」
そう声が出た瞬間激しい眩暈がたまきを襲った。耐え切れずしゃがみ込む。寸前で強い腕に
抱えられた。
「おい!大丈夫か?」
心配そうな声に答えられない。不意に抱きあげられて景色が変わった。
「おろして」
「黙れ。目を瞑ってろ」
そう言うと進藤は雨の中歩き出した。
>>進たまさん
GJです!!何かドラマの雰囲気が漂っていてとってもいいです☆
続き期待しています!!
>>通りすがりさん
いつもながらGJです!
次も期待しています!
431 :
進たま:2007/09/18(火) 23:19:45 ID:jndvcNWg
小さな抵抗は、強い視線に制されて、その強く逞しい腕の中で静かになった。雨に冷えた身体は
小刻みに震えた。
「ちゃんと掴まれ」
低い低音が直接頭に響いてくる。諦めが次第に強くなった彼女は彼の首に腕を廻した。
朦朧としている意識の中、進藤の心臓の音と雨の音が響く。傘をささない二人に冷たい
雨は降り注いでいたけれど、不思議とそれを感じなかった。進藤が静かに足を止めた。
5階建てのマンションの前だった。たまきを抱いたまま無言でエレベーターに乗り込んだ。
4Fで降りた進藤はそのまま広い廊下を進んで、角の部屋の前でたまきを降ろした。
不意に降ろされてふらついた、たまきを進藤が片手で支えて、もう一方の手で素早く鍵を開けた。
支えられたまま部屋に通される。電気をつけた室内が明るく照らしだされた。ソファーに降ろされ
そのまま寄りかかると目を瞑った。頭がぐるぐる回っている。この状況を深く考えられずに、ただ
目を閉じた。
「おい、寝るな!着替えろ」
その言葉にハッと目を開けた。苦笑した進藤が着替えとタオルを差し出していた。
顔が瞬時に赤くなり、急にこの状況にうろたえだした。逢わないように頑張ったのにどうしてこんな事
になってしまうのか。はやくここから出なければ。慌てて立ち上がった。まだ眩暈はするが、気力で
姿勢を正す。
「迷惑かけてごめんなさい。もう平気よ。タオルだけ御借りするわ」
「まだ無理だ。貧血だろ。雨がやんで気分がよくなってから帰れ」
「本当に大丈夫だから」
心臓がまた大きく高鳴りはじめた。俯いたまま視線を合わせられない。頬に温かさを感じた。彼が伸ばした
手が優しくたまきの顔を持ち上げる。強い視線に瞬く間に絡めとられた。
「いいから、言う事を聞け」
優しく強い視線と言葉に、無残にも頷いている自分がいた。
432 :
進たま:2007/09/19(水) 14:19:25 ID:VUsZaGvy
シャワーの温かさで冷えた体が熱を帯び始めた。熱を取り戻した身体は、虚ろな頭をも覚醒
させた。彼に借りた白いシャツに腕を通して、フッと鏡に移った自分を眺めた。ひどく幼い
顔をしていた。それは大人の女の顔ではない。不安、怯え、期待がほの白い顔を彩る。
バスルームから続くリビングへの扉を勇気を込めて押し開いた。ソファーに座ったまま、
目を閉じている彼を見て、どこか安心した気持になり、彼の横に座って疲れた寝顔に
手を伸ばした。頬に触れる直前、彼の目が開いた。所在無げに宙を浮いた手は、急いで
元に戻されてまた少し見つめあった。先にそらしたのは彼女。
「あなたこそ、そのままじゃ風邪ひくわ。」
小さく笑った彼女に彼も苦笑を返した。
「そうだな。俺もシャワー浴びてくるから、お前は少し寝ていろ」
「わかったわ」
バスルームに消えていく彼を見つめながら、眠れそうにない事はわかっていた。身体は、
睡眠を欲しているのに、一度覚醒した頭は、信じられない状況のせいかハイになっていて
思うような眠りは与えてくれそうにはなかった。ぼんやりしながら、彼が淹れてくれた
コーヒーを飲んで心がまた冷静になるのを待った。期待をしたり望んだりする事は罪だろう。
彼は、いつだってお節介だったし、それは、たまきに対してだけでは決してない。ましてや
具合の悪い人を見捨てられはしない。それでも、彼のプライベートに立ち入った事で、こんなに
幸せを感じてしまっている。そしてそれが罪であるとも同時に感じている。立ち上がりカーテンを
開けてやまない激しい雨を見つめた。この雨は自分の心を映し出しているのだろうか?
「寝なくていいのか?」
「ええ、何だか眠れなくて。ごめんなさい」
「別に謝らなくていい」
苦笑した彼を正面から見つめる勇気がなくて俯いたままほほ笑んだ。
「あの、雨が止んできたら勝手に帰れるから、あなたはもう寝て。明日も仕事でしょ?」
「おまえが気にする事じゃない」
そのセリフ前にも言われたなぁ〜とぼんやり思っている間に、彼はキッチンに行ってしまった。
再度ソファーにもたれると、キッチンからコーヒーの匂いが漂ってきた。雨の音は強さを増して
雷の音が遠くで聞こえた。
433 :
進たま:2007/09/19(水) 14:46:30 ID:VUsZaGvy
雷の光に目を奪われていたので、不意に隣に彼が座った事に驚いた。無言で優しく、新しい
コーヒーを差し出されていた。お礼を言って受け取ると、二人の間に沈黙が流れた。雨と雷
の音に占領された部屋は静かで、その沈黙は彼女を居た堪れない気持ちにさせていく。でも
もう彼に語るべき言葉が思い当たらない。いっぱいあるはずの、離れていた間の思い出は、
語ったり、聞いたりすれば、その間の切ない気持を思い出して泣いてしまいそうだから。
彼の前では強くありたいと思うのに、愛おしい気持ちが弱さを引き出す。無言の沈黙に
不安で押しつぶされそうになった頃、一際大きな雷の音が鳴り響き、部屋は一瞬で闇になった。
434 :
進たま:2007/09/19(水) 14:57:53 ID:VUsZaGvy
突然の暗闇に驚いて動かした手が、彼の手に触れた。手を引っ込めようとした瞬間
彼の指が自分の指に絡まった。振り払う事はできはしない。そこは本当の闇だった。
音はすべて消え去った無言の闇だった。話す事を忘れてしまったかの様に、何の言葉も
浮かんではこない。闇になれてきた目は彼がこちらを見つめている事に気がついた。
あの目を見てはいけない。ここから逃げなさい。それなのに震えはじめた足は動かない。
「香坂、こっちを見ろ」
強い低い言葉が頭を突き抜けた。見てはいけない。頭は警告音を発しているのに、
たまきの顔はゆっくり進藤の方へ向いた。そこには彼女の知らない彼の目があった。
>>進たまさん
素敵な小説です!
続き待ってます!!
436 :
進たま:2007/09/19(水) 20:10:58 ID:VUsZaGvy
暗闇に急に光が差し込む。眩しさに細めた視線の先にあったのは、強い視線の男の目だった。
それは決して彼が見せた事がない熱を含んだ視線。限界だと感じた。もう隠せはしないだろう。
彼のすべてをほんの短い時間でも独占したい、そう強く望んでしまった。
「逃げないのか?」
彼の言葉が何を意味するか、十分承知だった。
「逃げないわ。」
自分も強い視線を返した。彼がほほ笑んだ様に見えた。不意に立ち上がり電気を落とした。
あたりはまた暗闇に包まれた。腕が伸びてきて、たまきを抱き上げた。ベッドに静かに落とされる。
心臓が痛いぐらいに高鳴った。覚悟を決めていた頭にわずかな怯えが走り、咄嗟に起き上がりかけた
身体を、手首を掴まれそのまま倒された。すぐ目の前には彼の顔があった。
「言葉が必要か?」
耳元で囁かれた言葉に目を見開いた。言葉がほしいわけじゃない。私が今ほしいものは。それは一つ
だけ。彼だけ。たとえ一瞬で消えてしまうものでも、これが夢でも、幻でも、それでも欲しいのは
彼だけ。彼が自分をどう思っているかの問題じゃない。これは自分自身の気持の問題なのだから。
「いいえ」
それだけ告げて目をつぶった。
437 :
進たま:2007/09/19(水) 20:27:32 ID:VUsZaGvy
震えた体を優しい手が擦る。気遣われるのが嫌だった。優しくされたいわけじゃない。
優しくされれば期待する。そんな女にだけはなりたくなかった。瞳に涙が溢れる。手を
止めた彼に、お願いだから優しくしないでと告げた。
優しく体を擦っていた手は顎を強く持ち上げ軽いキスを落とされる。軽いキスは深さ
を増して、呼吸を荒くした。空気を取り入れよう開いた唇から、彼の舌が入り込み
その瞬間、身体の中心に切ない疼きが沸き起こる。巧みな長い指は、彼女のシャツの
ボタンを殆んど外してしまっていて、首筋から胸が露になっていた。その肌の感覚を
味わうかのように、ゆっくりと長い指が肌を伝う。たまきの震えはすでに止んでいた。
長い指が何かを探すように体を動くだけで、たまきの口からは甘い声が漏れる。
存分に肌の感覚を味わった指は、再び頬にあてがわれ、また深いキスが落とされた。
438 :
進たま:2007/09/19(水) 20:51:27 ID:VUsZaGvy
身体は燃えるような熱をはらみ、体を巡る唇が敏感な場所を激しく、刺激していく。
胸の敏感な部分を優しく含まれると、自分の声ではない女の声が出た。羞恥心も
もう残ってはいない。残っているのは僅かな望みだけ。胸を味わった唇は、貪欲
にすべてを味わうがごとく身体じゅうに紅い跡を刻む。彼女の一番敏感な部分を
味わうために、強い掌が足を擦りあげた。ビクリと怖気づいた、たまきの瞳を覗きこみ
軽いキスを落としながら、その部分に指を差しいれた。キスを落とされたまま、体が
小さく震えた。そこはすでに彼女の蜜が溢れて、降りてきた彼の唇はその部分を味わい
指と舌で同時に愛撫された彼女は短く声を出して意識を手放した。
439 :
進たま:2007/09/19(水) 21:14:27 ID:VUsZaGvy
重い瞼が持ち上がると、そこには優しい顔をした彼がいた。
「ごめんなさい」
呟いた彼女の額に唇を押しあてると、首を振った。すぐに唇に落ちてきた熱に、必死で
答えた。優しく持ち上げられた足が、その時を知らせた。指を絡ませてすぐに彼の熱に
一気に貫かれた。
「んんんぅ・・・・はぁ、あ、しんどぉ先生ぃ」
深く深く、たまきに沈み込んだ彼は、その体制のまま動かずに彼女を覗きこんだ。
その艶を含んだ優しい瞳に見つめられて、ようやく愛しい人と一つになれたと感じた。
望がかなったはずなのに、切なさは数を増して、彼女の頬に涙が流れた。涙が溢れた
瞳に唇を押しあてて、耳元でささやいた。その言葉に静かに頷く。
最初は優しく、次第に激しさを増していく彼の動きに、意識が朦朧とする。おかしく
なりそうで、進藤に哀願する。ちょっと待ってと苦しげな彼女の声は黙認され、彼女
のすべてを奪おうと、繋がっている敏感な場所をゆっくり擦った。
真っ白になった彼女の意識は、低く呻いて落ちてきた愛しい男と共に、シーツの海に落ちていった。
*やっとこさエロに到達しました。エロの部分が一番難しかったです。
長い駄作におつきあいしていただいてありがとうございました。
機会があれば後日談もそのうちに
進たまさんGJ!!
切ないかんじがいいです!!
後日談たのしみにしてます^^。
>>進たまさん
GJデス!!
また書いてくださいね〜
>>進たまさん
GJです!!
次回も期待しています!!
443 :
進たま:2007/09/22(土) 00:18:36 ID:FT6YUqPQ
*見てくださった方ありがとうございました!
☆後日談☆
朦朧とした意識が覚醒して目が覚めた。薄暗い天井が映し出され、身体に僅かな痛みと
気だるさが押し寄せる。身体は彼の腕に絡まれ、愛しい男は深い眠りに落ちていた。
考えた事はただ一つ。彼が目覚める前に。愛おしい腕を優しく撫で、自分の身体から
静かに外す。どうか目を覚まさないでいて。今じゃないなら、今この時間でさえなければ
私は何事もなかった顔であなたに逢える。いつも通りの香坂たまきとして。今じゃなければ
あなたの顔が後悔や罪悪感を湛えて私を見ても、傷ついたりしない。何も望まない。
でも、今日だけはどうか私に夢を見させていて。あなたに愛されたと勘違いさせていて。
だからどうか目覚めないでいて。シャツを身体に押し付け、ベッドから抜け出そうと
静かに動いた。立ち上がろうとした瞬間、ベッドに引き寄せられた。
「何も言わずに帰る気か?」
「ええ、あなたも明日仕事でしょ?」
起きてしまった彼を恨めしく思った。その顔を見上げる勇気さえも、今はまだ持てない。
だから、そのまま無言で掴んだ手をを緩めてくれさえすればいい。それならあなたの顔を見ずに
このまま帰れる。涙が溢れた事に、どうか気がつかないで。
「おまえにまだ何も告げていない」
「何も聞きたくないの」
たまきは震える声で呟いた。
「謝ったりしなくていいわ。今日の事を忘れるから、だから何も」
今日だけは聞きたくないの。耳を塞いだ彼女の手を、進藤は優しく引き剥がした。
444 :
進たま:2007/09/22(土) 00:51:03 ID:FT6YUqPQ
「ちゃんと聞け」
彼女は涙が溢れた瞳を彼に向けた。真剣な目をした彼は口を開いた。
「自分の気持ちが定まらなかった。そう言えば聞こえはいいが、実際は早紀への罪悪感だった」
進藤が放った言葉の意味が理解できず放心して彼を見つめた。
「6年前おまえが救命を離れた時、喪失感を感じた。その気持ちが罪悪感になった。離れれば忘
れると、何も感じなくなると、高をくくっていた気持は、何年たっても喪失感でいっぱいで。
同時に早紀への罪悪感でいっぱいになった。到底、自分を許せはしなかった。おまえが帰って
来ると聞いた時に、もう逢っては行けないと思った。そんな時に人道支援団に誘われてな、そ
れで向こうへ行った。遣り甲斐は確かにあったしな。でも辛い事が多かった。心が穏やかな時
に空を見て、思い出したのは早紀との記憶と笑顔だった。でも辛い時に目を瞑ると、出てきた
のは、おまえの怒った顔や強気なその視線だった。そこには罪悪感はもうなかった。帰ったら
お前に伝えたいと、それだけが向こうでの糧になった。」
彼の言葉に思わず目を見開いた。苦笑した彼が手を伸ばして髪に触れた。
「伝える前に行動してしまったけどな。資料室では悪かったな」
たまきの顔が薔薇色に輝く。あの時の事は本当だったんだ。今度は自分が彼に伝えよう。
素直な気持ちで。もうあなたを離したりしない。もう私を離したりしないでと。
二人の視線は穏やかに絡み、今度こそ永遠の時を刻んだ。
>>進たまさん
GJです!!
続きも期待しています☆
446 :
進たま:2007/09/22(土) 20:57:39 ID:FT6YUqPQ
朧月が見える。少し開けた窓の隙間から月が見えた。アフリカでいつも見ていた月にひどく
似ていた。不意に浮かんだ早紀の顔は、いつも通りの笑顔だった。勝手な幻想だな。
自分を自嘲し苦笑した。それでも信じている。早紀はきっと喜んでいると。あいつを亡くして
沈み、いつも早紀を思い出していた頃の自分の方がきっと、悲しませ苦しませていただろう。
横で穏やかな寝息をたてる彼女の寝顔を見つめた。全部をうまく言葉にできたとは、思っては
いない。それでも伝わったと思う。結局、早紀を言い訳にして逃げていたのだと、気がついた
頃には歩む道が違いすぎた。それでもこうして重なりあった事は奇跡ではない。
どんなに離れてもみても、結局離れる事が出来なかったと言うだけの話。
「臆病ものだな」
呟いて隣に寝ている彼女を引き寄せた。美しい白い肌は柔らかで、どこまでも幸せな気持ちに
させた。もう決して失いたくない。離したりはしない。あの暗い闇から救ってくれた、気が強
くて、意地っ張りの愛しい彼女を力強く抱きしめた。感謝と愛情をこめて。
*これで本当に完結です。お付き合いいただいてありがとうございました。
>>進たまさん
進藤とたまきの双方の切ない思いがとても良かったデス!!
また書いてください!!
期待!!
449 :
名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 22:30:43 ID:fLDgJiUF
進たまさん
初投稿ありがとうございます!
ストーリーが切なくてとても良かったです!
通りすがりさん
いつもながらGJですね!
またS的進藤期待しています。笑
450 :
283:2007/09/27(木) 00:22:50 ID:Wv7ulP4V
「ん…ちょっと待って。」
深く口付け、そのまま先へ進もうとしたら止められてしまった。
「何だ?」
とは言いながらも、ブラウスのボタンを外してゆく。
「今日は主導権、私にちょうだい?」
蠱惑的な微笑で、絡み付く様に首に手を回して小さなキスを数回された。
「ねぇ、いいでしょ?」
そう言うと寝室へと手を引かれ、ベッドへ座らされる。
自分の前へ立ち、何だか挑む様な風情の彼女が面白くて、少し笑ってしまう。
それを見て片眉を上げる彼女が文句を言い出す前に、口を開く。
「どうしたんだ?」
「たまには、良いじゃない。貴方は何もしちゃダメよ?」
細い指が髪に差し込まれ、分かった?と念を押す様に上から覗き込んでくる。
「ああ、好きにしろ。」
そう言うと、満足そうな笑みを向け、徐にブラウスを脱ぎ捨てた。
妖しげな眼差しで、ゆっくりと見せ付ける様にスカートも脱ぐと光沢のあるスリップをスルリと落とす。
現れたのは、見慣れた白い肌とディティールの綺麗な下着にガーターベルト。
普段から、パンティストッキングは嫌いなのよと生足でいるかガーターなので
それ程珍しい光景では無いが、良く似合っていると言う事も手伝い、やはり扇情的だ。
ストラップの留具を外しベルトを取り去ると、一歩近付いてこめかみの辺りから後ろへ
髪を流す様に頭を撫でられ、触れるだけのキスをされた。
451 :
283:2007/09/27(木) 00:23:38 ID:Wv7ulP4V
シャツを脱がされ、背中に胸板に掌を這わしては唇が寄せられる。喉仏に甘く噛付かれ、ベルトを外された所で
ほんの一瞬、惑う様な眼をしたのを見逃しはしなかったが気付かない振りをしていると、全部脱がされた。
震える指先が自身へと触れ、ゆっくりと撫でる様に辿り、形を確認するかのごとく掌に包まれる。
彼女がこうやって自分へ触れるなんて、思った事も無かった。それだけで、硬さを増す。
そのまま膝の間へしゃがみ込まれ、先端へ軽くキスをされたその唇も、冷たく震えていた。
「たまき、どうしたんだ?お前、何か無理してないか?」
今の状況だけでも、十分に煽られているのに、これ以上続けられたら理性なんて保てそうに無い。
それに、彼女だって無理をしている様にしか見えない。
「無理なんか、してないわ。私がしたくて、してるのよ。」
声までも、微かに震えている。
「でもお前、こんな事した事無いだろう?何だって、急に・・・。」
「こうゆう風にされるの、嫌?」
不安そうな表情で、下から伺う様に訊いてくる。
「俺も男だからな、嫌じゃないが・・・。」
「なら、いいじゃない。――でも、やった事無いのよ。やり方、教えて?」
そう、首を傾げて甘い声で言う。どうしても止める気は無いらしい。
そんな彼女に、いつまで余裕を装っていられるかと内心思いながらも、ニヤリと口の端で笑い答えてやる。
「お前も医者だろ。身体構造は分かってるんだから、好きにやってみろ。」
452 :
283:2007/09/27(木) 00:24:15 ID:Wv7ulP4V
意を決した様に、唇を寄せては舌先で舐める。指で弄られ、先を口内へ含まれる。
軽く吸われドクリとした感覚がソコヘ集まる。それを感じたのか、上目遣いに視線を寄越す彼女が更に深く咥え込もうとした。
辿辿しい仕草で、懸命に事を続ける彼女はまだ先を目指している。
苦しそうに眉を寄せながら、その細い顎で構成された狭い口内ではもう無理であろうに
深く奥まで舐るのが痛々しい程で、唇を外させる。
「あまり奥まで入れるな。苦しいだろう?もう、いいぞ。もう、十分だ。」
髪を撫でながら優しく微笑んでやる。
「気持ち良く無い?やっぱり、下手よね・・・。」
「上手くても困る。それに、ちゃんと気持ち良い。」
「じゃあ、させて?」
頬を染めているのは恥ずかしさからだけでは無いのだろう。
細く白い肩と骨の浮いた背中は滑らかで誘う様に揺れ、長い睫が瞬くのを上から見下ろすのは酷く良い眺めで
神経に訴え掛ける。自分が発する水音と時折漏れる喘ぐ様な吐息が恥ずかしいのか、極力音を立てずに吸付いている
様だが、それでも響くその音がやけに卑猥に聞える。
「・・・ふ、ぅっ・・。」
熱く重い溜息の様に、自分の呼吸が乱れ始める。
緩く強く吸われ、舐め辿られ、限界が近付いてくる。
軽く歯を立てられ、背筋を痺れる感覚が昇る。マズイと思ったのだが、遅かった。
「くっ・・・ぅうっ!」
達成感が残ったままではあるが、急いで彼女を見ると眉を寄せ、目を閉じてコクリと喉を鳴らしていた。
「・・・飲んだのか?」
涙目のまま頷く彼女の頬は、ほの赤い。濡れた唇の端に白いものが少し付いているのを拭ってやる。
「悪かった。不味いだろ、大丈夫か?」
「大丈夫よ。でも、これって苦いのね。」
微笑みながら掠れた声で言う。
453 :
283:2007/09/27(木) 00:24:52 ID:Wv7ulP4V
力が抜けた様にまだ膝の間へ座る彼女を引き上げ抱き寄せると、ベッドヘッドへ寄り掛れる様に
枕をクッション代わりにして座らせ、ちょっと待ってろと自分は寝室を出た。
冷蔵庫からミネラルウォーターのボトルを取り出し一口飲むと、ふぅっと息を吐く。
先程までの状況が、未だ信じ難い様な、けれど事実である事が自分の中にいつもとは違う熱を生み出す。
寝室へ戻るとベッドの上の彼女は、どこかとろんとした眼をしている。
「水を飲め。」
そう言うと、自分が一口含みボトルはサイドテーブルに置く。彼女の顎を掬い、親指で唇をなぞると開かせ
口移しで飲ませた。溢れて口の端から一筋、首元を伝い流れ落ちてゆくのを舌で追い、もう一度唇へと戻り小さく触れる。
「まだ、俺からは何もしては駄目なのか?」
「そうね、どうしようかしら?」
そう艶を含む声で微笑を浮かべ、視線を流す。
「さっきのお前も中々良かったが、やっぱり俺に抱かせてくれ。」
苦笑混じりで眼を覗き込むと、彼女も同じ様に笑った。
「私も、やっぱり慣れそうに無いわ。でも、さっきみたいな貴方を見れて、ちょっと嬉しかったのよ。」
「嬉しかった?」
「ええ。だって、いつも貴方の余裕が無くなる頃には、私、訳分かん無くされちゃうから・・・。
貴方のあの時の顔ってちゃんと見れないんだもの。」
普段も完璧ポーカーフェイスだし、と呟く。
「だから、急にあんな事したのか。まったく、お前には参るな・・・。でも、分かってるんだろうな?
これだけ俺を煽っておいて、ただで済むとは思うなよ。」
454 :
283:2007/09/27(木) 00:30:06 ID:Wv7ulP4V
投げ出されている脚を撫で、ゆっくりと慎重に薄いストッキングを脱がしてゆく。その素足の指先へ
キスをすると、もう一方も脱がし、また口付ける。そのまま少し高く持ち上げて踵から膝の裏までを丹念に
唇で辿ると、腰を掴み引っ張る様にベッドヘッドから離して仰向けに摺り下ろす。
残りの下着も取り払い、額にキスをすると宣告してやる。
「お前のおかげで、一回分の余裕はあるからな。その分、お前が頑張ってくれよな。」
「えっ、と・・・それは無理だわ。お願い、手加減して?」
「駄目だ。体は一回分の余裕があるってだけで、気持的にはいつもの倍だからな、それこそ余裕なんて無いぞ。」
「倍って・・・。ねぇ、ホントにお願いよ。いつも以上なんて、絶対無理よ。」
これから自分の身に起こる事を想像したのだろうか、肌は赤味を帯び熱を持ち始め、眼を潤ませてたじろく。
自分の体とシーツとの間に閉じ込められ逃げ出す事など出来ない彼女は、おずおずと背中へ手を回してくる。
左腕の肘を顔の横へ付き、右手は耳を包み込み親指で形を確かめる様に弄っては指先で首の後ろを撫でながら
何度もキスを繰り返す。軽く触れ、啄ばみ、舌で縁取る様になぞり、また小さく触れる。
僅かに開いた唇を割る事はせずに、鼻先へ、瞼へ頬へ、こめかみに耳朶に触れ、額を寄せ睫を揺らす様に
息を吹き掛け、唇へ戻ると小さく音を立てて離した。
緩やかに回されていた腕は巻き付く様に力がこもり、触れるだけで離れてゆく唇を名残惜しそうに僅かに首をもたげた。
閉じられていた眼が開かれると、指先で唇をなぞり口内へと侵入させ好きに掻き回す。
「たまき。」
再び閉じられてしまった眼を名前を呼ぶ事で開かせ、強い視線で捕える。
「さっきみたいに、してみろよ。」
455 :
283:2007/09/27(木) 00:30:41 ID:Wv7ulP4V
瞬間、眼を見開き、指を咥えさせられたままで喋る事も儘ならない彼女は、訴える様に瞳を揺らした。
「出来るだろう?」
上顎を指の腹でゆっくりと擦り上げ、低い声で促すとゆっくりと舌を動かし始めた。
吸付き舌で辿る彼女の口から、わざと指をぎりぎりまで引き抜く。すると顎を上げたり、頭をシーツから浮かせては
追いかけてくるが、それにも限界がある。遣り辛いのであろう、離されるのを厭う様な表情を見せたかと思うと、
背に回されていた腕が解かれ、手首を掴まれもう一方の手で指を伸ばされた。
親指の付根に吸付かれ、そこから掌を唇が辿り、中指の爪を噛まれる。丁寧に隈なく舌を這わせては歯を立てる
彼女は既に朦朧とし始めていて、その行為に耽る。酷く淫猥なその姿をきっと自覚などしていないのだろう。
上体を起こし、少し強めの力で手を引き離すと、執着している物を取り上げられた子供の様な眼を向けられた。
「ぁっ…。」
指が抜かれると同時に小さな声が上がる。唾液に濡れたその手で彼女の中心へと触れると、熱いものが溢れていた。
「今日はまだキス位しかしてないのに…、お前、する方が感じるのか?」
「んっ、やぁ…!」
そこで漸く、夢中になって指をしゃぶっていた事への羞恥が湧き、自分の体がかなり差し迫った感覚を示すまでに
なっている事に気付いたのか、真っ赤になった顔を背ける様に体を横へ向け小さく丸まる様にシーツに頬を摺り寄せ握り締めた。
横に向いた事で細い身幅と滑らかな曲線が強調され、シーツを握る手は力が入り過ぎて小刻みに震えているのさえ艶かしい。
腿の間に片膝を入れ閉じられない様にし腰を押さえ付けると、それでも顔をこちらへ向けたく無いのか、上側の脚を曲げ立て
背中を更に丸めてそのままシーツへしがみ付いている。脚の間へ指を滑らせ、肝心な所へは触れずその周辺を弱く弄りながら
背中を撫で舌を這わすと、触れる髪が新たな刺激となるらしく思わぬタイミングで声を上げる。
456 :
283:2007/09/27(木) 00:31:43 ID:Wv7ulP4V
「…ふ、ぁ…んっ。はぁ‥んぅ、ぁ、あっ…やっ。」
肩を押し仰向けに戻すと脚を大きく開かせ体を入れ、胸の膨らみに沿わせて下から、側面から、上からと口付けてゆく。
そこでも先端には触れずに片方が終わるともう片方へと同じ様に舌を這わせながら、その間も溢れてくるものを指先に確認しては
ゆるゆると撫で続けていると、両手で髪を掻き回され、立てられた両脚の内腿を押し当てる様に腰元を挟まれた。
「ん・・ふっ、ぁあ・・んっあ・・・。一生、ぁ・・ねぇっ、んんっ・・・もう、やぁ・・・。」
ならば、と胸の先端を吸い転がす。けれどまだ、緩やかにしか刺激を与えないでいると、肩を、背中を跳ね上げては
吐息を漏らし、声を上げ懇願する様に名前を呼ぶ。
「一生・・・。はぁ、あっ・・・や、んぁ・・・いっせ、い。・・んぅ・・・ぁ、あっ。」
その甘い声で名前を呼ばれると、もっと自分の事を乞い求めさせたいと思わずにはいられない。
だから今日はもっと、呼んで求めさせたいと、いつもならば追い上げてやる所だがそうはいかないと
自分勝手な欲望で彼女へ無茶を強いる。
「煽ったのはお前だ。まだ、駄目だ。」
彼女の中心へ指を一本だけ差し込んでそう耳元に低く囁くと、それだけでヒクリとうねるのを感じた。
挿れられただけのその指がもどかしさに拍車をかけるのか、腰元を挟む腿は震え、つま先には力が入り踵が浮いている。
上腕を撫で、鎖骨を辿り、喉元から真直ぐに臍の上まで唇を落としても尚、その動きに合わせて已むを得ず揺れてしまう以外は
中の指を動かしてはやらないでいると、両耳の辺りを包まれ頭を引き上げられた。
「一生・・・。」
お互いの顔が10cm程度の距離で潤んだ眼に見詰められ、熱く掠れた声で呼ばれ、頭を掻き抱く様にして唇を合わせられた。
軽く口内へ侵入され、極僅か触れない近さで離される。そしてもう一度、深く口付けられ、強請る様に腰を揺らす。
それは今日幾度目かの初めて見る表情で、その妖艶さにクラリとする。
酸素を求めて離された唇を、今度は自分が口内を支配するべく奪うと二本目の指を差し挿れた。
457 :
283:2007/09/27(木) 00:32:21 ID:Wv7ulP4V
緩やかに抜き差しをしながら、唇を貪り胸を弄り体中を撫で回す。けれども、決定的な刺激にはならない様、十分に気を付けて
高まりが極まりそうになると一旦全ての愛撫を止める。そしてまた、嬲る。何度も、何度もそれを繰り返す。
「あ、ぁんっ!・・・ゃ、あぁ、やっ・・・も、う、やっ、一生。・・んんぅ、ねぇ、一生・・・。」
焦らされ過ぎた彼女は涙を零しては、絶え間なく嬌声を上げて哀願する様に縋り付いてくる。
あと少し、引き伸ばす事でまた、新しい彼女を見られるかもしれない。狂わしい程にもっと、自分だけを欲しがり
続けさせたいと思ってしまう。けれど、その思いが強くなる程に、自分の中に溜まってゆく情欲を放ちたい衝動が募る。
思考は混迷し、力は抜けきり、どこの肌へ触れてもヒクリと鋭敏な反応を示す彼女を正面から抱き起こすと、
首に腕を回させ背中と腰を支えてその体をゆっくりと下ろし、自身へ沈ませる。瞬間、顎を上げ背を反らし細く高い声が響いた。
「――ひゃっ、ぁあ・・・っ!」
カクカクと震えて肩口へ凭れ掛かる。
散々弄ばれた体は、深く侵入しただけで軽く達してしまい、内壁がきゅうっと締め付ける。
それに自分も持って行かれそうになり、まだ早いと眼を閉じ寸時息を止め、深く吸い込み吐き出す事で耐える。
浅い呼吸でしゃくり上げる様に肩を跳ねている彼女の中はひくつき、そこから零れるものは繋がったままの自身を
伝い落ちてゆく。止め処なく溢れるそれは、ほんの少し動いただけで水音をいちいち響かせてはヌルリとした感触を認めさせる。
彼女がいつもしている様に前から髪を掻き揚げてやると、ぼんやりと揺らいでいた眼の焦点を無理矢理に合わせる。
「たまき。まだ、だ。」
ニヤリと哂う自分は酷く加虐的だと、頭の片隅で嘲る。
最奥にまでは届かぬ様に自分を跨がせた体を支えながら、その手前まで突上げては抜け切らない際まで引く事を繰り返す。
胸の先端を強く吸い上げ背筋を指で辿り、唇を奪う。言葉にならない声しか発する事が出来なくなった彼女は、意味を成さない
うわ言の様に喘ぐ。聞き取れるのは自分の名前だけで、分かるのはもう限界だという事だけだ。
458 :
283:2007/09/27(木) 00:32:54 ID:Wv7ulP4V
「ぁ、んぅ‥はっ、あ、あん…一生っ。やぁ、んん、ぁ‥あ、いっせ‥いっせ、い…も、ぅ…あっっ!」
支えていた手を緩めると重力に逆らう事なく、自身を深く呑み込む。全部が彼女の中に納まると、その柔らかく纏わりつく感覚を
楽しむ為に暫くはそのまま動かずにいた。するとそれに焦れたのか、腰を揺らし始めた。
自分の良い処を探しているのか、ゆっくりと円を描く様に揺り回し、腰を浮かせては落とし奥を突く。
混濁した意識の中で実際にどの程度までを認識出来ているのか定かではないが、欲望のままに動く体を止められない自分を
最後の理性が否定したいのか、嬌声を上げながらも頭を左右に振り、眉根を寄せて耐え難い切なさを滲ませる。
「やっ…あっ、ふぅ‥っ。んん、ぅ…あん、ぁ‥い、っせ…い。ひゃ、ぁんっ!一生…。」
彼女が腰を浮かせたのを見計らい、下から突き上げるとまた極みに行き着いた。腕の中でクタリとしている体を組み敷くと
自分の熱を解放するべく激しく突き動かす。
神経が壊れてしまったのではないかという程に鋭敏過ぎる今の彼女は、己の欲を放つまでの間に、何度昇り詰めたのだろうか。
自分がたぎる物を吐き出すと同時に、意識を飛ばしてしまった。
瞑った眼の端から涙を零す彼女は、未だこちら側へ戻っては来ない。少し無理をさせ過ぎたと、
気が付くまで頬を髪を撫で続けていると、薄っすらと眼を開けた。
「たまき?」
「ん…、一生。私…?」
「無理させて悪かったな。このまま、眠って良いぞ。」
そう微笑んでとまらない涙を掬う様に瞼にキスをしてやると、小さくうんと返事をし、すぅっと眠りに堕ちていった。
深い呼吸に変わる頃、涙も止まり安堵する。その寝顔をいつまでも眺めながら、明日の朝の事を思う。
きっと自分と眼を合わせた途端に真っ赤になって逃げ出そうとするに違いない。もし覚えてないのならば思い出させてやる。
どちらにしても、まだ少し足りないと彼女を求める気持ちが収まらない自分に呆れてしまう。けれどやはり、それもお前の
所為だと、その柔らかい体を腕の中に抱き込んだ。
459 :
283:2007/09/27(木) 00:42:56 ID:Wv7ulP4V
ちょっと頑張ってみた、たまきさんデス。
>通りすがりさん
極Sの進藤先生、凄いSっぷりにやられちゃいました!
>進たまさん
乙女チック香坂先生がラブリィで、ときめいちゃいます!
>283さん
GJです!!
積極的なたまきと、最後には主導権を握る進藤が良い感じでした!!
283さんの作品、大好きです!!
461 :
進たま:2007/09/27(木) 20:05:45 ID:2HTb9U5z
283さん!すごいです!!GJ
462 :
名無しさん@ピンキー:2007/09/29(土) 01:48:12 ID:1TNPwUWi
463 :
名無しさん@ピンキー:2007/09/29(土) 20:33:29 ID:qpr63GvV
>283さん
GJ!!素晴らしいです!!
>>283さん
GJ!!また期待しています!!
やっぱり、進藤×香坂は萌えます〜〜〜
465 :
名無しさん@ピンキー:2007/09/30(日) 23:23:52 ID:9TZxU7JG
283さん
良かったです!
最後まで嫉妬に狂って徹底的に責める進藤希望。笑
>>465さんに同意!
嫉妬に狂う進藤みてみたいかも〜
465さん、466さんに同じく同意!!
たまきの意見になんて耳を貸さないくらい嫉妬に狂って突っ走ってほしい!!
468 :
名無しさん@ピンキー:2007/10/04(木) 22:59:52 ID:XCERB/Dw
同意!!!!!!!!
激しい進藤見たい!!!!!!!
同意!
素晴らしい書き手のみなさん、よろしくお願いします!
470 :
通りすがり:2007/10/05(金) 23:34:05 ID:/UkyAM4D
行為の後、深い眠りについている彼女。
その安らかな表情を見ていると先程、妖艶に誘われた人物とは思えなかった。
吐息を聞きながら彼女を見ていると、胸が傷んだ。
散々触れて、唇を寄せ、味わった肌なのに、まだ欲しい。
体制を変え、彼女の頬にそっとキスを落とし
右手で彼女を抱き寄せ、胸の中に収める。
抵抗もなく自分に全身を預ける彼女に
愛おしさが溢れ、彼女の頭に頬を押し付ける。
少し抱く力が強かったのか、彼女が身じろいだ。
焦って力を緩めると、彼女は自分の右頬にあたる暖かい感触に擦り寄る。
何かを確かめる様に唇を当て、小さく呟いた。
『… 。』
神様なんて、信じてはいない。
けれど、この瞬間。
『嫉妬の神』だけは存在するだろう、と
そう思った。
471 :
通りすがり:2007/10/05(金) 23:36:51 ID:/UkyAM4D
「…ふっ…ふぐぅ…!」
くぐもった声が、猿轡の代わりにと、咬まされた布はしから漏れる。
羞恥と快楽で頬は熱を帯びたように赤く、溢れた涙が、耳の中にまで流れ込む。
塩分を含んだ涙が、真っ赤に染まった耳朶に触れ、痛い。
耳も首も頬も、全身を彼に舐められた。
皮膚の水分が無くなるほど吸われ、どこもかしこも触れると痛い。
口の中で彼の名前を呼ぶが、きちんとした声にはならず、低い音が出るだけだ。
「もうやめて」と何度も願うが、彼の動きは止まらない。
それどころか、益々動きは早くなる。
彼女の敏感な場所に入れられたバイブだけが、疲れる事を知らず、無機質に動いていた。
472 :
通りすがり:2007/10/05(金) 23:42:15 ID:/UkyAM4D
彼女の両手は頭の上で縛られた上、ベッドの柱に括りつけられ、彼女の動きを止めている。
寝巻きを胸までたくし上げ、露わにさせた胸。
その二つの膨らみも、赤すぎる跡が幾つも刻まれていた。
彼女が玩具の動きに反応し、腹をくねらせる。
小刻みに震える腰が必死で逃げようとするが、膝を折られ、両足を広げられたまま
束縛されていては動き様がなかった。
無防備に開いたままの彼女の下半身を、彼は眺めていた。
使った事のない玩具を使い、彼女を犯す。
彼女もバイブの感触など知らなかった。
今や進藤の体だけを知っていた場所に、無理矢理、ねじ込まれたのだ。
その感触で目が覚めた。気がついてみれば、下着は剥ぎ取られ、
体を束縛されていた。
いきなりバイブを挿入され、彼女は傷みを訴え叫んだが、彼は薄く笑った程度だった。
その後の彼の言葉を覚えていない。
だた、真っ白になる頭だけを感じた。
473 :
通りすがり:2007/10/05(金) 23:47:36 ID:/UkyAM4D
無意識に濡れてゆく体だが、心がついてゆかない。
無機質なモノで激しく攻め立てられ、ただ勝手に体が仰け反るだけ
仰け反った頤に、彼の笑いが振ってきた。
「…始めから、コレを使ってやればよかったな…」
言葉を投げかけながら、なお、バイブを激しく動かす彼。
そんな彼の態度が震えをもたらすほど恐い。
何故そんな事を言い出すのか、彼女には分からなかった。
眠りにつく前には、あんなに幸せに抱き合ったのに。
何故、彼はこんな事をするのか?
彼に犯されながら、たまきは思った。
涙だけが溢れ、体の中を哀しみが満たす。
そんな変化に気付いてか、進藤はたまきの目前に座りこむ。
冷めきった心と体のまま
彼女の顔を覗き込む。
474 :
通りすがり:2007/10/06(土) 00:00:33 ID:/UkyAM4D
が、決して嫉妬心から開放された訳ではない
むしろもっと目茶苦茶にして自分の事を刻み付けてやりたい
他の事を考えるなど許さない…
進藤はバイブを右手で握りしめるなり激しく秘部を攻め立てる。
「ああ−−−!」
振動したままの玩具を激しく動かされ、彼女は今まで以上に甲高い声を上げた
それでも彼は何も感じなかった。
直接触れていないからだろうか?そう頭を過ぎるも
彼女の膣の中の熱さを知っている。
熱くて熱くて、溶けるほどなのに…
何も感じなかった。
だから今、彼の体にも、何の変化も無い。
何時もなら体中で彼女を感じ、熱が吹き出るほど快楽に支配されるのに。
今は違う。
冷めた体でもただ彼女に教え込みたかった
475 :
通りすがり:2007/10/06(土) 00:07:12 ID:4668ZBL0
「……」
耳元で囁き、彼女の目を見つめる。
月明かりだけの部屋の中
薄っすらと彼女の顔が見える。
涙で腫れた顔。口を封じられて、何かを言いたいが言えない、悲しそうな顔。
彼女に視線を合わせ、もう一度静かに囁く。
「お前は誰にもやらない…この身体も…心も」
彼の言葉の何処をとっても理解出来なかった。
反論しようと目線で訴えるが、彼はすでに首筋に顔を埋め、意思を伝える事が出来ない。
彼は何かを誤解している。
何故かは知らないが、嫉妬にかられているのだ。
だけどたまきには何をもってして、そんな考えをしているのか分からない。
時折激しく嫉妬する彼。
激しくて、激しくて、傷ついて痛い。
滅多に見せないそんな彼の感情の高ぶりに恐くなるが
たまきはそれをも受け止める
自分の心は彼のものなのに・・・
彼は、嫉妬に駆られるとそんな事は忘れてしまうのだろうか?
たまきは悲しくなった。
触れられているのに、彼の心が冷たい。
彼の体の一欠けらまでも自分のものだと思うのに。
彼の方が遠ざかる。
476 :
通りすがり:2007/10/06(土) 00:09:56 ID:4668ZBL0
それならば私の全てが貴方のものだと思わせる事が出来たなら…
彼女は、そう思った。
胸の中で灯ったものに従い、彼女は自分の体を寄せた。
ほとんど動きを封じられているままに、体をくねらせ、彼に密着する。
彼の体が熱くなるように。
彼の心が感じるように。
彼が感じる場所に体を寄せる。
撫でるように。
啄むように。
吸いつくように。
全身で彼の肌を愛撫する。
熱くなる彼女の体と態度に、彼が唸った。
悶えるように蠢く彼女の肉体。
そんなたまきの行動に驚くも、心の中は今だ嫉妬が支配している。
そんな風にしたら許して貰えるとでも誰かに教わったのか
勝手に繰り広げられる想像に、思わず彼女の瞳を睨む。
が、睨んだ先の瞳は輝いている。
彼女の涙は乾いていた。
もう、霞んだ瞳でもなかった。
そこにあったのは、清んだ瞳
信じて。
そんな声が聞こえた気がした。
477 :
通りすがり:2007/10/06(土) 00:13:13 ID:4668ZBL0
瞳の強さに、一瞬で飲み込まれ、捕らわれる。
彼の口からうめき声がもれた。
震える唇で口づけしようとするが、自分が施した布が邪魔で出来ない。
乱暴に外し、彼女の唇に吸いつこうとしたが、彼女の方が早かった。
進藤の首筋に吸い付き、痛いほどに噛み付く。
ゾクリと背筋に電流が走り、痛みと快楽に歯を食いしばる。
震えながら、彼女の体に覆い被さり、その感覚に酔いしれる。
しっかりと密着した体が彼の感覚を刺激する。
うねる彼女の肉体に合わせ、彼の肉体も動き
噛まれた場所が激しく脈うつ。
ドクドクとした動きが自分でも分かるほどに弾む。
序々に熱くなる体。
何時の間にか右手は玩具をも引き抜き、秘部から離れていた。
頭の上で組まれた彼女の腕に絡まれており
愛液に濡れたその場所には、彼の敏感な部分が押し当てられる。
静まりかえったその場所を、誘うように、彼を愛撫する動き
擦るように当てられる秘部の熱を感じた。
その熱に包まれたいと素直に思う。
ゆっくりと顔を近づけ、唇を合わす。
震えを止めようと、お互いが強く唇を押し付ける。
堰をきる様に口づけをかわして
乾いた喉を潤す勢いで彼女は彼の唾液を飲み干す。
乾いた心を潤す様に、彼は彼女を貪った。
478 :
通りすがり:2007/10/06(土) 00:16:53 ID:4668ZBL0
彼の敏感な部分が脈打ち始めるのが分かる。
体の中に熱が篭り始めるのが分かる。
冷たく、哀しくなった気持ちが徐々に薄らいでいく
彼女の気持ちの中に包まれているのが分かった。
唇を離し、たまきは進藤の瞳をもう一度、覗き込んだ。
彼の瞳の中に、まだほんの少し残った哀しみをたまきは感じた。
「…お前…自分が何言ったか自覚ないだろう…?」
眉根にシワをよせる彼の態度に、抱きしめたくなる。
だが、まだ両手は束縛されていて出来ない。
そんな彼女の耳元で、彼が呟いた
「オレの腕ん中で、二度と他の男の名前なんて呼ぶな…」
彼の台詞に、反論したいが出来ない。
誰の名前を呼んだというのだろうか?彼女には見当もつかないからだ。
夢を見ていたのかもしれない。
何か心に蟠る事があったのかもしれない。
けれど、それは特別な存在として呼んだものではないはずだ。
「ごめんなさい…」
擦れた声で謝った。
彼女が謝る必要は無かった。
だが、彼女は謝った。
自然と言葉が口にでていた。
479 :
通りすがり:2007/10/06(土) 00:18:24 ID:4668ZBL0
彼女の言葉に、彼が唇を噛んだ。
泣き出しそうな表情を一瞬だけ見せ、彼は無言でそのまま彼女の上に覆い被さると、一気に中に収まる。
「あぁぁぁ!?」
貫かれたたまきの体が、大きく仰け反る。
広げられた両足に手を置き、彼がもっと深く包んでもらおうと進入する。
「あっ…!あっ、あっ!」
深く突きを繰り返す進藤の動きに、たまきの甘い声が続く。
彼の熱をもった一部を感じ、彼女の中の熱も上がる。
彼が自分の中で脈打つのが分かった。
熱を出しながら固く、太くなってゆく様を自分の中で感じた。
「ぁ…!一生のっ、じゃないと…嫌…」
バイブを無理矢理挿入されていた事を思い出し、たまきが泣き声で訴える。
言葉と表情に欲情させられながら、彼は律動を始めた。
両足の上に彼女の腰を置き、深く深く打ち付ける。
彼女の奥まで突き当たるほどに打ち込み、彼女を鳴かせる。
たちまち響く彼女の秘部から溢れる液の音が、進藤を狂わせる。
愛液という潤滑油が溢れるたび、快楽が与えられる。
激しく、強く感じ、痺れる様な感覚に頭が霞む。
これ以上ないほどに秘部に密着させ、進藤はたまきを抱いた。
小刻みに腰を振り、彼女の中を擦る。ベッドに押し付けるように律動すると
「……激しっ…!」
彼女が強すぎる快楽に頭を振る。
その様子に、彼はさらに腰を密着させ、押さえつけるようにして彼女を貫く。
480 :
通りすがり:2007/10/06(土) 00:20:24 ID:4668ZBL0
「やあぁぁ!っ…!!」
ブルブルと震えながら彼女は快楽の声を漏らした。
絶え間なく、聞こえる喘ぎ。
彼の体の下で鳴く彼女の声が、暴力的な欲望を掻き立てる。
快楽に狂ってゆく、たまき。
バイブで犯していた時とは明らかに違う反応に、彼は優越感を感じた。
自分の「生」の部分に酔う姿。
乱れる愛しい人の姿が、自分を狂わす。
「全部お前のものだ…持ってけ」
さらに深く挿入しようと、進藤が腰を振る。
「ひっ…もう……無理…それ、以上入ら…ない!」
これ以上入らないという位置まで届いているのに、彼の欲求は止まらない。
縛った足の紐を解き、進藤はたまきの体を横に向け、片足を肩に担いだまま打ち突ける。
挿入角度を変えられ、たまきの体が痺れたように仰け反った。
より深く貫かれ、恥も外聞もなく快楽の声を漏らす。
彼女の声に負けないほどに、ベッドが軋み、彼の激しさを表した。
息も絶え絶えの彼女の表情を見ながら、彼は小さな動きの激しい突きを繰り返す。
結合した部分から、飛び出す様に愛液が噴出す。
二人の体液が、照らつきながら流れ、シーツに大きな染みを作り上げる。
彼女の腰が小刻みに、うねりだす。
律動に耐えられなくなり、果てそうなのだろう。
彼はそれを承知で、突きを繰り返す。
変わらぬ激しさで彼女を犯す。
481 :
通りすがり:2007/10/06(土) 00:21:39 ID:4668ZBL0
激しく突かれながら、彼女は満足そうな表情だ。
愛する人の気持ちを感じ、思いのままに抱かれ、彼女は満足だった。
そこまで来ている快楽の終焉に身を任せて行為に酔う。
ビリビリとする刺激が子宮から流れる。
彼の方を向き、律動を止めてもらおうと嫌々をするように頭を振るが、彼は止めない。
彼からの刺激に、大きく腰が震え、彼から逃れようと無意識で動くのを、彼の両手が止める。
「…ひっ!ん・・ぁあ!」
彼女の口から食い縛った声が漏れた。彼女の限界が近い。
だが進藤の律動は止まらない。
それどころか、しっかりと腰と足を固定され、快楽を逃がせない体勢にされた。
恐さに身をよじる。その動きを進藤が止める。
最高に快楽を感じる体勢で抱かれる。
あまりの快楽に、たまきの意識が飛びかける。
悲鳴に近い声を出したと同時に、ビクンと体が跳ねた。
たまきの達した声が部屋中に響く。
だが、激しい快楽で擦れた音にしかならず、進藤の耳に
聞こえただけのものだった。
膣の中の彼を締め付けながら、彼女の体が跳ねる。
何度も快楽が訪れるのか小さく悲鳴を上げ、仰け反る。
その仕草に、壊したい欲情が進藤の中に芽生えた。
482 :
通りすがり:2007/10/06(土) 00:23:08 ID:4668ZBL0
彼の陰茎は萎える気配がない。
それどころか欲望が増してゆくばかりだ。
彼は、震える彼女の中で律動を止めずに抱く。
彼女が達している事を無視し、短く、激しい突きを繰り返す。
「ひあ…!」
と彼女が叫んだ。
大粒の涙を流す彼女が止めてくれと悲願している。
逃れようと体を動かすが、彼は彼女を抱きしめ離さない。
「まだ全部、お前にやってない」
進藤の言葉に、たまきの瞳が見開かれた。
暴れる彼女の体を全身で止め、耳元で囁いた。
「もっと、もっと、お前にやる…」
進藤の瞳に見詰められながら、たまきは何度も抱かれた。
夜の中に光る太陽から逃れることが出来ず、彼女は捕らわれた。
月の光の中で震える彼女と一つになりながら、
彼は存分に自分の中の「嫉妬心」を彼女の中に吐き出していったのだった。
483 :
通りすがり:2007/10/06(土) 00:26:48 ID:4668ZBL0
嫉妬に狂う進藤をかこうとしたはずなんですけど…
私には無理でした↓
S進藤しか無理みたいです(笑)
通りすがりさん、GJデス!!
嫉妬に狂う進藤、十分書けてましたよー!!
また期待デス!!
485 :
名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 10:56:23 ID:bKOkpR4G
>>通りすがりさん
GJ!
良かったです〜!
GJ!
S進藤、最高!
GJです!
やっぱり進藤とたまきは萌えます!!
これからもいい作品期待しています!!
488 :
通りすがり:2007/10/10(水) 23:53:37 ID:Wg+ZesB8
いきなり仰向けに床へと押し倒された
いつもの彼からは想像もできないほどの乱暴な仕草で
むき出しの床板にしたたかに背中を打ち付けて、息が詰まる。
その一瞬の隙をついて、唇を奪われた。
「っ…んんっっっ!」
愕きに薄く開かれたたまきの唇を割り、進藤の舌が口腔内へと侵入を図る。
己の体で華奢な肢体を組み敷き、身動き一つ出来ないようにし
吐息を奪い、悲鳴を封じ込める。
歯の間を通り抜け、その奥で怯え縮こまっていたたまきのそれをからめ取り、きつく吸い上げる。
まるで、抵抗の意志さえ粉々にうち砕こうとするように
「や…やめ……止めて…お…願い!こんなの…嫌」
苦しさのため―――それとも、恐怖からだろうか?
ひとしきり貪られた後、ようやく解放された彼女の口から、震える声が漏れる。
しかし、進藤はそれに構う様子も見せず、それどころか彼女の他の部分を味わおうと唇を移動させ始める。
涙に潤んだ瞳が自分一人を映しているのを満足そうに見つめながら…
489 :
通りすがり:2007/10/10(水) 23:55:48 ID:Wg+ZesB8
「…止めてっ……嫌っ!…離してっっ!!」
力任せに、ワンピースが引き開けられた。
先ほどの口付けにより体の力が抜けてしまっている状態では彼の下から逃れる術さえ無い。
もっとも、そんなことが無くとも鍛え抜かれた体を持つ進藤にとって、たまきの抵抗を封じることなどひどく容易いことでしかなかっただろうが…
「いやぁっっっ!」
ワンピースの下から現れた白い肌に強引に口付けられ、悲鳴を上げる。
両手で彼の体を押し戻そうとするのだが、体格に差があるためにそれは叶わない。
それでも、何とかしてこの状態から脱しようと、たまきは必死に力を振り絞る。
足をばたつかせ、身をよじり―――その結果、服が乱れてしまうことにさえ気が付かないまま
そして
むちゃくちゃに振り回していたたまきに腕に、鈍い感触が走った。
「っ!」
進藤の顔が、苦痛に歪む。
「…あ……」
490 :
通りすがり:2007/10/11(木) 00:23:00 ID:0jlv2KJE
凍り付いたように動きを止め、自分の指先と進藤の顔を交互に見るたまきの目の前で
進藤の右目の下に出来た傷はわずかの間に赤く腫れ、血をにじませていく。
「…ごめん、なさい……そんなつもりは…」
意図したことではないとはいえ、自分のしでかしたことに怯え、震える声で詫びる。
傷が痛むのか微かに顔をしかめた進藤は、それには答えないまま
彼が何をするつもりなのかが分からず、呆然と見つめていたその隙をついて、両手をひとまとめに捕らえられた
「う、嘘っっ!!…い、いやっっっ!止めてぇっ!!」
彼の意図に気が付き悲鳴を上げるが、時すでに遅く
たった今、進藤が見つけだした紐で、その細い手首を拘束されてしまう。
「やだっ、こんな…解いて!お願い!」
想像もしなかった事態に、たまきの瞳が恐怖に染まる。
そんな彼女の様子にも、進藤は暗い嗤いを浮かべただけで、無言のまま華奢な首筋に顔を埋める。
そこにかつて彼が刻んだ赤い花は、すでにその痕跡すら残してはいない。
それが無性にいらだたしく、その感情のままにきつく吸い上げ歯をたてた。
「あうっっ!」
痛みに上がる声が、ぞくぞくするほど男の興奮を煽る。
491 :
通りすがり:2007/10/11(木) 00:25:34 ID:0jlv2KJE
首筋から項、そして柔らかな二つの膨らみへと進藤の唇が移動していく。
「う…ぁ……!」
きつく唇を引き結び、奥歯を強く噛みしめる
が、それでも押し殺しきれない声が静まり返った部屋の空気を振るわせる。
「あ……や……ああ……ひぅっ…」
こをな酷い扱いを受けているのにも関わらず、とても自分のものとは思えない、甘く濡れた声が耳を打つ。
恥ずかしくて堪らない。
でも、どれほど耳を塞ぎたくとも、縛られた両手は進藤の左手一本で、いとも易々と頭上の床に縫い止められたままだ。
きっちりと結ばれた紐は、わずかのゆるみさえなく、少し動かしただけで手首に食い込み痛みを与える。
「……たまき………」
その体の上で、熱に浮かされたように進藤は彼女の名を呼ぶ。
もどかしげに残る下着をはぎ取る。
これでたまきの体を覆うものは全てが失われてしまった。
「あ…はぅっ」
進藤の唇がたまきの胸の頂点を含む。
舌を這わされ、軽く歯をたて、唇全体で吸い上げてやれば、直ぐさまそこは堅く色づいてくる。
ひとしきり片方に愛撫を与えた後、残るもう一方へと移る。
唾液で濡れた部分が外気に触れた事でひんやりとした感触を与え、たまきの体が小さく震えた。
そこへ進藤の右手が添えられ、膨らみを覆うようにして手のひらで包み込み、柔らかく揉みしだき始める。
492 :
通りすがり:2007/10/11(木) 00:28:15 ID:0jlv2KJE
「っ……は…あっ」
呼吸はすでに乱れ始めていた。
短い感覚で息を吐く。
やがて、存分に甘い果実を味わった進藤の唇はそこを離れ、光る筋を引きながらゆっくりとたまきの下肢へと移動していった。
綺麗なカーブを描く脇腹から、すんなりとした細い腰へ
愛らしい臍のくぼみに舌を差し込み、ひとしきりたまきの反応を楽しんだ後、さらに下に向かう。
手首にまかれた紐はそのままに、いつの間にかたまきの腕を固定していた進藤の左手は、位置を変え彼女の右の膝裏へ
右手は彼女の左の太股へと添えられ、そして…。
「や…めて…一生…お願いっ…こんなレイプみたいな……っ!」
彼の意図を察したらしいたまきが、震える声で懇願する。
儚い抵抗と知りつつ、懸命に両足に力をこめる。
「いや、やぁっ!!」
だが、進藤がほんのわずかな力を加えただけで、あっさりと両足を大きく開かされ
吸い付くような手触りの内股の、その間にある秘めた花は、男の瞳に晒されてしまう。
493 :
通りすがり:2007/10/11(木) 00:30:13 ID:0jlv2KJE
望まぬ愛撫に、それでも蜜をにじませ始めた花弁や、同じくぷっくりと膨れ上がった花芽、その全てが。
「見ないでっ……見ないで…お願いっ!」
進藤が舐めるようにして自分の体を鑑賞しているのを感じ、白雪を思わせる肌が羞恥で薄紅色に染まる。
昼間―――それもこんな状態で、恥ずかしい場所を見られていると思うと、羞恥のあまり死にそうになる。
「見るな?何故?綺麗だ・・・」
その光景にうっとりと見とれながら、進藤が言う。
そして、ひくひくと震え、愛撫の手を待ち望んでいるかのように見えるそこに、そっと口付けた。
ねっとりと秘裂を舐め上げ、その上にある小さな花芽を舌先でつつく。
「ひぁっ…ぁんっっ!」
一際高い嬌声と共に、たまきの背が反り返った。
強すぎる快感から逃れようと、身をよじる。
が、その体を固定している進藤の腕は、微動だにしない。
それどころか、さらに強くその腰を抱き込み、わずかの抵抗さえ許さないとでも言うように、愛撫に熱を籠めていった。
幾重にも重なる花弁を舌と唇でほどいていく。
とろりとした蜜をたたえた狭い花芯を舐め上げれば、それに応えるようにひくひくと妖しく蠢く。
そんな様子に進藤のととのった容貌が淫靡な笑みに彩られる。
そして、ゆっくりと自分の長くて節くれ立った指を、そこへと沈めていったのだ。
「ああっっ!」
無骨な男の指が、内部をかき回す。
最初一本だったそれは、直ぐに本数を増やされ
交互に動き彼女の中を自在に蠢き刺激する。
494 :
通りすがり:2007/10/11(木) 00:32:15 ID:0jlv2KJE
刺激により量を増した蜜は、花弁から溢れ太股をも濡らしていく。
それを丁寧に舐め取った進藤は、一旦指を抜き去りその後へと舌を這わせる。
秘裂に添って舐め上げ、尖らせた舌先を花芯へと押し込む。
指とは違う柔らかで生暖かい感触に、たまきは微かに体を震わせる。
いやいやをするように首を振り、縛られた両手で進藤の頭を押し返そうとする。
だが、再度進藤の指が蜜壺へと沈められ、間髪を入れず抽挿を始めると
「ひっ…あ…はぅ…」
引きつった様な声を上げ、反対に彼の髪に指を絡め押しつけるような仕草を見せた。
痙攣し始めたそこを、舌でえぐり、指で蹂躙する。
とろとろと濃厚なたまきの蜜は、進藤がどれほど舐めとっても、後から後から限りなく溢れ出るかに思えた。
やがて―――
「あ…や…ああ……んあぁっっっ!!」
堅く立ち上がった花芽をきつく摘まれ、根本まで深々と指を突き立てられて
たまきはとうとう、進藤の与える快楽の罠へと墜ちていった
ゆっくりとした速度で、進藤のモノがたまきの中に入ってくる。
じれったくなるほどゆっくり
きつくすぼまった入り口を先端の張り出した部分が、そこを通り過ぎたときの痺れるような感覚
内部の柔らかい粘膜を擦り上げられる事によるぞくぞくするような快感も
その全てをたまきの体と記憶に刻みつけるように …
495 :
通りすがり:2007/10/11(木) 00:34:10 ID:0jlv2KJE
「あ…はぁ……ああ…」
甘く切ない吐息が、小さな唇からこぼれ落ちる。
激しい雨音に交じり、閃光が周囲を圧する強さで輝き
わずかの後、驚くほど近くで雷鳴が鳴り響いたことにさえ、すでに意識が向かなかった。
「…たまき」
昼間ながら厚い雲と御簾のために薄暗い室内で、稲光にたくましい裸身を浮かび上がらせ、進藤が彼女の名を呼び、口付ける。
拒む事すら忘れ、吐息を共有し、舌を絡め合い
流し込まれた唾液を嚥下する。
先ほどまでの荒々しさが嘘のように、進藤の行為は優しかった。
ゆるゆると腰を動かし、たまきのその部分を柔らかく刺激する。
あくまでもゆっくりと身を引き、また押し入れる。
その度にくちゅくちゅという粘着質の水音が上がり
やがてそれは、進藤の動きが早くなるに連れて高くなっていった。
「ああ…はぅ…ああんっっ…あんっ!」
何時しか、たまきは辺りをはばかることなく、濡れたあえぎを漏らし初めていた。
「あ…い…っせい……ああっ……は…っぁ………っ!」
自分を組み敷いている男の名を呼びながら、いつの間にか拘束の解かれた両腕で、たくましい体に手を回ししがみつけば
その手を取られねっとりと舌を這わされる。
わずかの間に、くっきりと跡の付いてしまった手首は特に、念入りに。
「たまき……愛してる…」
耳元で囁かれ、甘い戦慄が全身を駆けめぐった。
496 :
通りすがり:2007/10/11(木) 00:36:31 ID:0jlv2KJE
「あは…ぁ……ああっ!」
お互いの体から吹き出した汗で手が滑る。
その度に、前以上の力を込めてしがみつけば、腰から背骨を這い上がる快感に意識が白くなっていく。
限界まで両足を開かされ、体の両脇の床に押しつけられる。
そこへ、真上から突き入れるようにして進藤のモノが入ってきた。
「…っ!やぁぁっっ!!」
痛みを感じるほど奥まで挿入され、たまきは顔を歪ませ、涙混じりの悲鳴を上げた。
どこか甘い響きを帯びたそれは、進藤の衰えを知らぬように思える欲望を嫌が上にも煽っていく。
根本まで飲み込ませた後、かき回すような動きで腰を使う。
的確に弱い部分を狙っての行動に、すでに上り詰める寸前だったたまきが耐えられるはずもなく…
「……あ…ぅあ……ひあぁ―――っっ!!」
子宮口を突き破らんばかりに強く、最奥を突かれて
たまきは飲み込まされた進藤の分身をきつく締め上げながら達した。
わずかの後に、ひくひくと痙攣する内部の動きに耐えきれず、進藤も熱いほとばしりをたまきの中に解放する。
497 :
通りすがり:2007/10/11(木) 00:37:58 ID:0jlv2KJE
「あ…ふ……うぅ…」
どくどくと進藤のモノが脈打つ度に、たまきの体が小さくはねる。
その度に、狭い内部に納めきれなかった白濁した液体が、繋がった部分からとろとろと溢れ出し、二人の体を汚していく。
ぐったりと体の力を抜き横たわったたまきは、快楽の余韻に浸るかのように瞼を閉じる。
けれど、それで終わりではなかったのだ。
息も整わぬうちに、たまきの中に埋め込まれたままであった進藤のモノがむくりと頭をもたげる。
「…え?!…」
その感覚に驚いたように、目を開ける。
涙でかすむ視界に移るのは、進藤の顔。
その表情はいまだに体内にくすぶり続ける欲望を如実に映し出していて…
498 :
通りすがり:2007/10/11(木) 00:39:59 ID:0jlv2KJE
「え?…や…きゃあっ!?」
脇腹に手を添えられたかと思った瞬間、いきなり体勢を変えられた。
「ああうっっ!」
ぐい、と引き起こされ、先ほどとは反対に床に横たわった進藤の上にまたがるように体を配置される。
余韻が残る体は、わずかな刺激にも敏感に反応する。
堪らず倒れ込もうとする上半身を、乳房に当てられた両腕で支えられた。
「うっく…あ」
くらくらと体が揺れる。
そんなたまきに、進藤が下から囁きかける。
「…今度はたまきに動いてもらう」
言うが早いか、下から腰を突き上げる。
「!んぁっっ!!」
衝撃にのけぞり、後ろへ倒れそうになるのを腕を掴んで引き戻された。
「駄目だ…。ちゃんと…自分で動くんだ」
そう言いながら、たまきの快感を煽るように妖しく腰を蠢かす。
痺れるような快感が、麻薬のように彼女の全身を支配する。
そんな中、熱に浮かされたような意識に、進藤の声が忍び込む。
「ほら…たまき……」
両手を腰に当てられ、再度、動くように促された。
導くように進藤の腕がたまきの体を持ち上げ、引き下ろす。
それにより、きゅっと締まる粘膜の動きが、彼女が感じている事を進藤に教える。
「―――出来る、な?」
蜜がしたたり落ちるような甘い声に背筋を震わせ、殆ど無意識のままにたまきは頷いていた。
499 :
通りすがり:2007/10/11(木) 00:42:28 ID:0jlv2KJE
「…はぁ…んんっ…」
最初はゆるゆると
やがて、その動きは次第に激しいものになっていく。
下から見上げる進藤の瞳に、汗を光らせ柔らかく揺れるたまきの胸の膨らみが映る。
すくい上げるようにして手のひらで包み込み、力を込めた。
柔らかな肉は指の間で自在に形を変え、ぽつんと尖った先端が手のひらを心地よく刺激する。
彼の上で、いつしか一心に快楽を追い始めたたまきの姿は、彼を至福の境地へと誘う。
「たまき……その調子だ…」
心の底からの賛美の言葉が漏れた。
強靱な腹筋を使い律動を開始すれば、さらに彼女の動きが大きくなる。
動きにくさを感じた進藤が上体を起こせば、それを待ちかねたようにたまきの腕が彼の首に回される。
「あっ…あんっっ…あはぁ…んあぅ!」
形の良い乳房を彼の厚い胸板に押しつけるようにして、しがみついた。
繋がった部分から上がる水音は辺りに響き、蜜と男のほとばしりが混じり合った液体が溢れ出て、進藤の腰を伝い床にまで滴っていく。
「あ…だめっっ…や……ま…また……来るっっ」
ずくんと深くを抉られ、のけぞる。
とろとろにとろけた内部の粘膜は、衝撃を受ける度に男の幹にうねうねとまとわりき、締め上げる。
その声と締め付けの強さにより終わりが近づいていることを知った進藤は
自分の上ではね回るたまきの腰に腕を回した。
500 :
通りすがり:2007/10/11(木) 00:43:46 ID:0jlv2KJE
そして双丘を鷲掴みにし、これまでにないほどの勢いで、腰を突き上げ始める。
「あ―――ああっっ!?」
その動きにたまきの声が、一層せっぱ詰まった響きを帯びる。
華奢な両足が跳ね上がり、進藤の腰を挟み込み締め付ける。
衰えることのない男の動きに、為す術もなく揺さぶられ、敏感になり過ぎた花芽を鍛え抜かれた腹筋で擦り上げられる。
「だ…だめっっ!そんなにし…ちゃ……!?」
大きな波がたまきに襲い掛かろうとしていた。
それは彼女の理性や躊躇い、羞恥心と言ったものを
いや、その意識を丸ごと覆い尽くし、粉々にうち砕く力を秘めていて…
奥の奥までいっぱいに占領され、こね回すように腰を動かされ
痛いほど引きつけられた腰の奥で、進藤のモノがどくんと脈打つのを感じたその瞬間。
「……あ…ああ……ああああーーーーっっ!!」
脳裏を焼き尽くさんばかりの快感に呑み込まれ、押し流されて。
たまきは、進藤の上にまたがったまま、三度目の絶頂を迎えたのだった。
ようやく進藤が、たまきの体から離れた時
屋根をたたく雨音も雷も完全に止んでいた。
しかし、空は未だ黒雲に閉ざされたままだ。
薄闇の中では、涙で濡れたたまきの顔さえ、はっきりとは捕らえることが出来ない。
「…たまき…………」
名前を呟きながら、進藤は意識を失い力の抜けた華奢な裸身を抱きしめた。
501 :
通りすがり:2007/10/11(木) 00:53:14 ID:0jlv2KJE
あ、500ちょうどで終えれてなんか嬉しいvv
進藤さんは始め何であんな事をしたのでしょう?
実は考えておりません(笑)
皆様のご想像にお任せという事で…=3(逃)
502 :
名無しさん@ピンキー:2007/10/11(木) 16:14:56 ID:Gy74L5l+
通りすがりさん、最高です!!
嫉妬に狂う香坂先生も見てみたいかも……笑*
また期待しています!
通りすがりさん、いつもありがとうございます!
最近考えること
熱を出してくったりしてる目がトロンとした甘えん坊な香坂先生は可愛いはずw
504 :
名無しさん@ピンキー:2007/10/12(金) 01:54:25 ID:BirpBFmQ
〉〉503
いいですね〜(笑)
酔っ払いでもできそうですね
勝手な想像だけど香坂先生って普段あのきっつーい感じだから
自分では自分のことSだと思ってそうw
進藤先生がなんか悪いことして怒って
「本気で悪いと思ってるなら、足でも舐めなさいよ」とかいって
でも結局真性ドSの進藤先生にMに開発されるとか・・
>>通りすがりさん
激しい進藤と、それを拒みながらも最後は進藤の思いのままになっちゃうたまきが最高です!
>>504さん
なるほど!共感!
進藤は完全に真性ドSだろうし、勝てないでしょう…(笑)
506 :
名無しさん@ピンキー:2007/10/12(金) 17:28:56 ID:WxWd8G1h
>>通りすがりさん
GJ!!!!すごい良かったです!
テクニシャンな進藤先生が良かったですwww
またテクニシャンな進藤先生を是非・・・笑
進藤先生はドSですよね〜〜
通りすがりさん、サイコーです!
また期待しています!!
508 :
名無しさん@ピンキー:2007/10/16(火) 13:30:51 ID:tWtTlHFQ
通りすがりさんGJ!
最後の方で無意識に進藤の言うがままになっちゃってるたまきが特にエロス
また期待してます!
〉〉504さん
同意!
ツンツンしたたまきも見てみたいです。
足の指とか膝の裏とか・・
たまきって意外な所が感じそう
職人さんお願いします!!
進たまさん、またきてくれないかな〜
アブノーマルなのより普通のが読みたい…
ドS進藤もいいけど、ソフトSくらいがいいな。
個人的趣味だけど。
亀だけど
通りすがりさんGJ!
いつもありがとうございます。
通りすがりさん、最高です!!
遅くなりましたが…
511 :
名無しさん@ピンキー:2007/10/21(日) 16:12:15 ID:EW2a8WE1
保守
512 :
通りすがり:2007/10/22(月) 13:46:10 ID:mvSc8rkx
進藤は仮眠室へ入っていったたまきを追って自分も仮眠室へと入っていった
そして白衣を脱ごうとしているたまきの手をとって、胸元に抱き込む。
「え・・・?!」
進藤の存在に気が付いていなかったたまきは突然の事に驚きの声をあげる
「少し充電させてくれ…」
「進藤先生もお疲れなのね」
たまきは進藤の胸の中で小さくクスっと笑うと、そう囁き、進藤の背中へと腕を回した。
「あぁ、だから…お前を追って来た」
進藤はそう言うと、たまきのそのほっそりとした顎をつと持ち上げ唇を奪った。
久しぶりに味わうたまきのその唇はしっとりとしていて甘く
一瞬にして進藤の理性を吹き飛ばした。
一層深く舌で彼女の口を探り、たまきも驚きながらもそれに答えた。
たまきは喉の奥で小さくため息をもらしたが、それは拒絶するものではない
それに気分を良くした進藤は更にたまきの唇を貪り、その口づけを深めていく。
「ぅ・ふぅ・・ん!」
思わずたまきの唇から甘い吐息が漏れる。
進藤の唇がたまきのその白い首筋を辿り出したのだ。
「・・・ねぇ。これ以上は駄目よ。」
513 :
通りすがり:2007/10/22(月) 13:47:24 ID:mvSc8rkx
「ん?」
たまきの弱い拒絶の言葉を進藤はさらりと流す。
「続きは、次帰れた時に・・・ね?」
白衣の上から胸元を探られ、たまきは消え入りそうな声で提案する。
「ここで大丈夫だ。」
「駄目よ?!何言って・・・」
「こんな事になるかもと思ってな」
「思って…何よ?」
「一応、鍵はかけてきた。」
進藤の用意周到さにたまきは諦めの溜め息を漏らすと同時に
進藤の腕に添えられていた腕の力を弱めた。
「それは同意したと思っていいのか?」
「・・・・バカ。」
熱のこもった真っ直ぐな瞳で見つめられ
そう甘く囁かれたたまきはこれ以上あらがう術はない。
そんなたまきの気持ちを読みとったかのように
進藤の唇が再度、重ねられた。
514 :
通りすがり:2007/10/22(月) 13:49:07 ID:mvSc8rkx
そしてそのままそっと仮眠室のベッドの上に横たえた。
それまで白衣の上から抱きしめていた手が、服へとかかった
「あ・・。」
進藤の手の体温を肌に直接感じ、たまきは熱いため息をもらす。
そしてその手がそのままブラを上にずらすと
たまきの美しい胸がこぼれるように姿を現した。
進藤はまた深く深く唇を重ね、そのままたまきの舌先をさぐった。
たまきは苦しげに眉をしかめたが、自分もまた彼の舌先に舌先を絡めて
顔を甘く左右に揺さぶった。
進藤はたまきの甘美な舌先を味わいながらも
片手でたまきの瑞々しい膨らみを愛撫し始める。
たまきは進藤に強く抱きしめられながら
柔らかいふっくらとした胸の膨らみを優しく弄られることを甘受している。
濃厚な口づけの中でたまきは熱っぽく喘ぎ
やがて身も心も進藤に投げ出したように
ぐったりと甘えかかるように火照った顔を進藤の肩先に埋めていくのだった。
進藤はその膨らみをじっくりと揉み解し、指先で可憐な薄紅色の尖端を愛撫する。
「ん・・・。」
指が舌にかわり
解放されたたまきの口から、悩ましい吐息が漏れる。
空気を求めるようにたまきが大きく息を吸って胸を上下させる。
しかしそれは進藤の愛撫を助けるような動きとなった。
「あっ!ん・・ん」
尖端を甘噛みされ、たまきは思わず声をあげた。
515 :
通りすがり:2007/10/22(月) 13:51:35 ID:mvSc8rkx
そしてゆっくりと瞳をあけて、進藤の服の中へとその華奢な手を伸ばし
進藤の厚いその胸を直接まさぐり、そっと上着を取り去ろうとした。
しかしそれはやんわりと征され、そのまま進藤は白衣から半分覗いている白い肌に唇を寄せた。
そのまま唇はゆっくりと滑り落ち、また尖端を舌先で転がし始める。
やがて進藤の手はそのままたまきの白衣の下のスカートの中へと滑り込み
すらりとした脚をなぞりあげていく。
徐々に開いたたまきの脚の間に腰を入れ
さらに限界まで広げさせる。
大きな暖かな手が膝から腿へ、素肌の上をなで上げていく。
その感触にたまきはそれ以上の侵入を拒否するように無意識に太股を強張らせる。
「たまき・・・大丈夫だ」
進藤の囁きにたまきは吐息で答えた。
そして、甘えかかるように半裸を触れさせてくるたまきのしなやかな肩を進藤は
思わず抱きしめたが、その手の動きを止めることはない。
たまきの肌を波の様な感覚が襲い
それは確実にたまきの全身を溶かしていくのだった。
ゆっくりとじっくりと焦らすように進藤の手はたまき自身へと近づいていく。
びくんっとたまきの腰がはねる。
「ふ、う・・・・んっ────」
指が、爪先が震える。
声が抑えきれない。
進藤の手が下着にかかった。
しかし、そのまま引き下ろしはしない。
下着の脇から指先を侵入させたまきの秘所へと滑り込む。
「ぁっ・・・んん!」
2本の指が触れた花園は、ほのかにとろけ潤んでいた。
指先が花びらをかき分け、淫らな音が空間に響く。
「たまき・・いつもより濡れてる。」
516 :
通りすがり:2007/10/22(月) 13:52:50 ID:mvSc8rkx
進藤が意地悪い揶揄をたまきの耳元に囁く。
たまきは紅く染まった頬を横に背けようとしたが
進藤のもう片方の手はそのほっそりとした顎をつかみやんわりとそれを妨げた。
「お前だけじゃない」
そっと頬をその指先でなぞりながらも、潤んだ瞳をみつめその手はたまきの手をとった。
そして自分自身のモノへと触れさせる。
たまきのその白い指先はほんの少しの戸惑いをみせたが、ゆっくりと進藤自身を包み込むような動きを見せる。
羽の様なその指の感触に進藤自身が大きく反応する。
その反応にたまきの瞳は妖艶な輝きを増す。
そしてほんの少し瞳を見開くと、進藤の唇を求めた。
その求めに応じ、進藤はまた深い口づけを贈った。
甘く唇は重ねられたまま、たまきの手はゆっくり上下に動き始める。
その刺激に進藤がさらに深くたまきの舌先を求め
掌では白い膨らみを包み込むように
掴んで愛撫し、尖端を指で摘みもみ上げる。
同時に甘い切れ切れの喘ぎを示すたまきの繊細な耳たぶを優しく噛み
その白い首筋に激しい口づけを注いだ。
それに呼応するようにたまきの手の動きも熱を帯び、大胆になっていく。
その動きにあわせて進藤の腰も無意識の反応を見せる。
低く満足げな声を喉の奥で漏らした進藤はたまきの愛撫に身を任せ
瞳を閉じて快感の波に漂っていた。
やがてたまきの爪が敏感な部分をつま弾いたとき
ついに耐えきれなくなりたまきの手を押さえた。
そしていつもよりセクシーな声でたまきの耳元に囁く。
「次はお前の番だ。」
517 :
通りすがり:2007/10/22(月) 13:54:17 ID:mvSc8rkx
進藤の指はさらに奥へと突き進んだ。
「あっ!は、ぅん・・・!」
たまきの躰が大きく仰け反った。
進藤の指がリズミカルに上下し、花園をかき乱す。
重なりあう敏感な花びらをかき分けて
その1枚1枚を蜜に濡れた指先で丹念になで上げていく。
進藤の指が動くたびに、淫らな水音がする。
親指がさらに奥に進む。
花びらに隠されていた敏感な花芽を探り当て、そっとそこに触れた。
「・・・っ!」
たまきはびくんと躰をこわばらせ白い指を噛み、顔を横に背ける。
場所が場所だけに必死に声を押し殺そうとするたまきを進藤は愛しそうに見つめる。
しかし今日はそんなたまきの姿に進藤の中の小さな残虐性が目を覚ました。
親指でぐっと強くそこをこね上げた。
「やあっ!」
たまらずたまきが嬌声をあげる。
もっとも敏感な真珠を押しつぶすように強く刺激され全身が大きく跳ね上がり、熱く激しい感覚が
こめかみから爪先まで電流のように一気に駆け抜けた。
「んっ、ぁ、ああっ!」
「ん?ここが悦いか?」
進藤はさらに容赦なくたまきを責めた。
たまきの躰を一端ベッドの上から抱きかかえ
今度は上半身を伏せさせる。
浮きあがった腰に前後から腕を回し、潤む花を両手でせめる。
「やっ・・!」
お互いの衣服はまだ身につけたまま
そんな状態でこの格好はたまきには耐えられない
恥辱のように感じられた。
「なにを、だ?」
進藤は甘く囁くようにたまきの耳元に問いかけた。
しかしその手は休むことはない。
518 :
通りすがり:2007/10/22(月) 13:56:01 ID:mvSc8rkx
「だって・・こんな・・。」
消え入りそうな声でたまきは訴える。
「大丈夫だ。」
「何が・・・よ!・・あっ!」
進藤の指先が敏感な芽をさらになぶり、たまきの抵抗はその責めにかき消された。
「はぁ・・ああん!」
必死に抑えていた声ももう抑え切れない。
たまきはベッドに顔を伏せ爪を立てた。
何度も愛され続けている進藤の手に躰はすぐに反応し、悦楽を求める。
それはたまき自身でもどうしようもないことだった。
熱く溶けだした花園はさらに深い快感を待ちわびて無意識な媚態を示す。
もう指先だけの愛撫だけでは我慢できない。
もっと熱く、激しいものがほしい。
命じられればどんな恥ずかしい言葉でも口にしてしまいそうだった。
「たまき・・・もうほしいだろう?」
そんなたまきの気持ちを知ってか、進藤が耳元にゆっくりと囁く。
吹きかけられたその熱い呼吸にすらたまきの躰はわなないてしまう。
「ん?答えて・・。」
「嫌・・ょ」
「たまき」
後ろから降り注ぐように聞こえてくる進藤の低い囁き。
その囁きに小さくかぶりを振ると、進藤の指はさらに奥へと入り込んだ。
519 :
通りすがり:2007/10/22(月) 13:58:21 ID:mvSc8rkx
「あっ・・・ぁ!」
そして瞬く間にたまきの最も弱い部分を一気に責め始めた。
びくんびくんと腰が跳ねる。
しかしその跳ねを押さえるように進藤の指は強引なまでに
たまきを責め続ける。
たまきは頭の中に真っ白なもやがかかり始めた。
「あぁ・・ひぁ!」
押さえきれない甘い嬌声。
「たまき・・言うんだ・・。」
なおも耳元で囁かれる進藤の問いかけ。
それとともに進藤の指は押すと見せかけて引き、引くと見せかけては押すという
巧妙な動きをみせ、とうとうたまきは官能の源泉を突き破られた。
「・・・貴方が欲しいの。」
消え入るような声でそう小さく囁くと、たまきの全身に痛烈な快美感が響き渡って
自分がなんだかわからなくなる。
それと同時に大きく開かされた両足をそっと押さえられ、進藤自身が侵入してくる。
「あぁ・・っ!」
一気に後ろから奥まで貫かれ、たまきは艶っぽく首筋を仰け反らせて
濡れた睫毛を開き、情感に溶けたような潤んだ瞳を宙に向け、くっと唇をかみしめた。
進藤の激しい律動に、たまきの全身が揺さぶられる。
その衝撃にたまきはシーツの端を強くつかんだ。
けれどその衝撃の奥に、熱い悦楽があふれ出してくる。
突き上げられるたびに躰の奥が溶けだしていく。
二人の鼓動がお互いの躰の中で荒々しく暴れているように感じられる。
時に同時に、時に交互に
激しくお互いを責め立てる。
進藤は後ろからたまきのほっそりとした腰を抱きながら
そのまま腰を律動しつづけた。
が、いつもは輝くような白い背中を見つめられるのだが
今日は白衣がそれを邪魔している。
しかし進藤はそのまま手を前にすべり込ませ
背後から膨らみを包み込み、揉み上げる。
紅色にそまって硬く勃ち上がった尖端を指先でこね上げる。
「ぁあ・・ん!」
たまきの甘い吐息が唇からこぼれ落ちる。
しかしその柔らかい吐息とは裏腹に
進藤自身を締め付けているたまきの内壁は淫らな動きをみせて進藤自身を翻弄する。
520 :
通りすがり:2007/10/22(月) 13:59:41 ID:mvSc8rkx
それに耐えるようにますます強くなる腰の律動。
擦れ合う感触が進藤の動きによって増幅される。
今まで以上の強烈な快感がその薄い内壁から沸き起こる。
進藤の動きとともに白い膨らみもふるふると揺れる。
単調且つ複雑なその行為。
次第に燃え上がってくる摩擦感。
その摩擦感をもっと味わうように進藤の動きは強くなる。
「やぁあ・・んっ!」
背後からのその激しい動きにたまきは一気に痺れ切り
気が遠くなったようにがっくりと横に乱れた黒髪をもつらせた頬を伏せていった。
「たまき・・。」
ぐったりと果てたたまきを進藤は優しく抱きしめると
一端、躰を離しそっとたまきを仰向けにさせた。
521 :
通りすがり:2007/10/22(月) 14:01:15 ID:mvSc8rkx
「ん・・・。」
たまきに進藤は優しく口づけを贈る。
陶酔の状態からふと目覚めたようにそっとまつげを開いた
たまきは濡れているような色っぽさをたたえた瞳を夢見るように進藤に向けた。
「自分だけ、先にずるいだろう?」
そんなたまきに甘く意地悪な囁き。
たまきはその言葉に顔一杯に羞じらいの色を浮かばせて
進藤の肩に顔を埋めた。
「たまき。」
たまきからこの初初しさが消えることはない。
そんな愛しい女性を男は強く抱きしめると
さらなる快感をと再度ゆっくりと自分自身をあてがった。
「あ・・んっ!」
その刺激にたまきの腰がびくんと跳ねる。
その腰をつかみ一気に身を沈める。
そして貪り尽くすように腰を律動させ続ける。
進藤は目をとじて、自分の中の微かなむず痒さを増幅させていった。
たまきの狭い粘膜の感触によってその先端から背筋を貫いて
脳天まで突き抜けていく快感が自分を支配していく。
彼女の躰を強く突き上げ、たまきの背筋をのけ反らせ
強い快感中でたまきは再度昇りつめ、進藤もそれに合せて
二人はひとつの炎に巻き込まれたように躰を溶け合わせていった。
522 :
通りすがり:2007/10/22(月) 20:42:56 ID:mvSc8rkx
アブノーマルのつもりvv
通りすがりさんGJです!
病院ネタってのがいいです☆
病院ネタ最高!
通りすがりさん、いつもいつも最高です!
資料室とかも希望ww
525 :
名無しさん@ピンキー:2007/10/24(水) 17:15:53 ID:1MU4oPK0
>>通りすがりさん
GJ!
すっごく良かったです!!
527 :
名無しさん@ピンキー:2007/10/25(木) 23:50:45 ID:caqXVBKq
通りすがりさん、サイコーでした!
またお待ちしています!
通りすがりさん
GJ!!次回作も待ってます!!
通りすがりさん、283さん、進たまさん、こないかな〜
530 :
名無しさん@ピンキー:2007/10/31(水) 17:32:54 ID:1bRIjSix
age
誰か〜
531 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/06(火) 17:42:44 ID:90ZKvhnE
あげ
532 :
通りすがり:2007/11/07(水) 00:22:53 ID:h7QcuJ7M
愛しい。
ただそれだけ。
他の何もかもがどうでもよくなるくらいに、ただ
−――欲しい。
「そんな顔されたら否とは言えないじゃない……」
しばらく憮然と彼女を見下ろしていた進藤だったが、ふと軽い笑みを浮かべると少し彼女の襟元を乱し、覗いた肌を長い指でつと辿った。
「んっ!」
途端、たまきの体が跳ねる。それを見つめる進藤は意地悪く囁いた。
「俺を煽ってるのお前だぞ?」
ワンピースを、さらに引き摺り下ろす。
丸い乳房が震えるようにして零れ落ちた。
それを進藤は唇で啄ばんだ。
激しく嬲るようなことはせず、ただひたすらに優しく触れるだけの愛撫。
たまきは愛しさと困惑の中で甘く悶え、喘ぐように言った。
「ぁ…んっ、煽っ…て…なんか…!」
「今も十分煽られてる」
こともなげに進藤はさらりと言って、たまきの頬を掠めて肘をつき、唇が微かに触れるまで顔を近づけた。
「知ら…!んぅ!」
抗議の隙を与えず、そのまま深く唇を重ねた。舌を絡ませ、官能に満ちた吐息が互いの欲情を一気に高めた。
邪魔なブラを剥ぎ取り、募る想いを抑えきれず進藤は性急にたまきの裸体を抱きしめた。
甘やかな香りに酔いしれる。柔らかな二つの乳房に顔を埋めて舌で貪るように味わうと、たまきは喉を仰のいた。
「あ、あぁん、………ん…っ」
艶かしい声を聞けば途端に下肢に熱が集まりだす。張り詰めて痛いほどに怒張した自身を布を通じて擦りつけながら、進藤はゆっくりと たまきの体を舐め、下方へと攻め立てていった。
淡い茂みを舌で掻き分けて、熱く濡れる秘裂に辿りつくと、ほんの少しだけ舌を挿し込んだ。
533 :
通りすがり:2007/11/07(水) 00:24:19 ID:h7QcuJ7M
「あぁあ!」
「いい反応だな、たまき…」
ちろちろと割れ目に沿って進藤の舌が徘徊した。体の奥からとめどなく熱が溶け出すようで、たまきは悲鳴を上げた。
「も、駄目…っ、いや、…!」
「駄目、じゃなく…もっと、だろ」
ずい、と舌を思い切り突っ込むと、ビクビクと白い体が大きく反応し、ぎゅうっと進藤の舌を締め付けてきた。
たまきは進藤に深く貪られ、訳がわからなくなっていた。
男を知らないわけではない、だが彼の愛撫はその誰よりも濃密で淫靡な刺激をひっきりなしに与え続ける。体は蕩け切り、何もかも忘れてたまきは進藤の頭を掴むようにしながら脚を広げていた。
「は、ぁっ!あはっ、はあ、あっ、いっ…せっ」
ねっとりとした蜜を残らず舐め取ろうとするが、あとから溢れ出てくるそれは収まりきらずに進藤の唇から喉元に幾筋も跡を残していた。
進藤は荒い息の下で囁いた。
「ん……留まるところを知らないようだな…たまきの甘露は……」
「…んっ……もう…っ」
「…まだだ」
「!」
意識を飛ばしそうになっているたまきの膝裏に手をかけ、ぐいっと開かせると、進藤は口元を拭って体を完全に割り込ませた。そして自らも服を脱ぎ去ると、容赦なく覆いかぶさってきた。
534 :
通りすがり:2007/11/07(水) 00:25:26 ID:h7QcuJ7M
たまきは僅かに汗ばんで馴染む進藤の肌を無意識に抱きしめる。
進藤はたまきの首筋に時折歯を立てながら、脇腹から腰骨までを擦り、腿の付け根を滑ってぐいっと中指をぬらぬらした襞に押し込んだ。
「ぅあっ…!あ、ああ、いやっ…」
ぐちゅぐちゅとそこをかき回すと、たまきの手は進藤の背中から力なく落ちシーツを掴んだ。むしゃぶりつくように乳房の突起を嬲ると、嬌声はさらに大きくなった。
「ああああ!は…っ……」
「… たまき……愛してる……」
ずるりと指を引き出し、それにまとわりつく蜜を恍惚とした表情で舐め取ると、進藤は再びたまきの秘所を押し開きぷっくりと膨らんだ花芯をしゃぶった。
「ゃあっ!あ、ああ、はあっ、は、あぁっ!」
唇で弄び、歯で触れ、舌で味わってやるとその入り口はきゅうきゅうと締まり、それを感じた進藤もいよいよ我慢ができなくなった。
汗と欲望の蜜で湿った薄紅色の腿に手をかけ、溢れる秘泉の源を露わにすると、顔を背けたたまきに屈みこんでその耳朶を舐めた。
「う…っ」
小さく呻く様を愉しみ、陸遜は低い声で囁いた。
「…挿れるぞ…」
たまきが必死でうなずくのを見届けてから、進藤は反り返るほど上向いて硬く太い杭となった自身の先端だけを、そっと秘口にめり込ませた。
「はぁっ!あ、あああっ!」
たまきの体がしなり、柔らかく熱い肉が進藤の肉棒を締めつける。たまらず進藤の唇からも切羽詰った吐息が漏れた。
535 :
通りすがり:2007/11/07(水) 00:26:28 ID:h7QcuJ7M
「…っ、まだ…全部挿れていない……そんなに急かすな……」
「あ、くっ…急かし、て…なんか…ああっ」
「そんなに俺が欲しいか…?たまき……」
汗ばむ上気した肌とは対照的な、涼やかな瞳で進藤が微笑んだ。だがそこに潜む欲望は何処までも熱く滾り、たまきにもそれがわかって、同じ淫欲に体が震えた。
ずる、とまた少し中へ進む。焦れたように たまきが腰を振ると、進藤の口の端が上がった。
「急かしてるじゃないか」
「はっ、く、……お願い…本当にもう、ダメ………!」
気が狂いそうになりながらたまきが叫ぶと、進藤は彼女の細い顎を固定して深く唇を重ねた。
「もう少し焦らそうと思ってたんだが、俺ももう我慢ができそうにないみたいだ」
「一生…きてっ」
搾り出すように己を呼ぶその声を合図に、進藤はぐっと一気に腰を沈めて たまきを貫いた。
「!ぁあああっ!」
「く…っ」
潤みきって欲していたものを存分に与えられたたまきの羞恥心、自制心はともにあっけなく消え去った。
少し腰を浮かせられ、膝を大きく開かされ、進藤が力いっぱい突いてくる。びちゃびちゃと愛液が聴覚を犯し、ぶつかりあう熱い肌が呼吸を荒げた。
「っ!一生…、あ、あぁっ、い…いっ!」
「…たまき…、んっ」
進藤のものが、締めつけるたまきの中でその圧力を押し返すように膨らむ。それがいっそう二人の快楽を誘い、進藤の腰の動きはさらに激しく、速度を増した。
「いや、やぁっ、一生っ、あ…あ―――っ…!」
「うっ…!!」
びくびくとたまきの内部が痙攣し、達してしまったことを知った進藤は、ギリギリのところで耐えて踏みとどまった。
536 :
通りすがり:2007/11/07(水) 00:27:33 ID:h7QcuJ7M
くたりと力の抜けた美しく扇情的な体を抱きかかえると、進藤はいったん自らを抜き、彼女を後ろ向きにして自分の膝の上に座らせた。
「先にイク程良かったか?」
「…ん…いっ…せい…」
熱に浮かされたようにぼんやりと、甘い声音で呟くたまきに進藤の雄がぐっと反応した。
柔らかく熱い女の体を、しなやかな男の腕が抱きしめる。すんなりした指がたまきの鎖骨からなだらかな曲線を描く胸へと辿り、汗で張り付いた髪を除けるようにして晒した細い首筋に、進藤は唇を寄せて舌を這わせた。
「ふっ…ぁ…」
片手では余るほどふくよかな乳房を掴むように揉みしだき、背中に口付けながらもう片方の手を再び潤みへと潜り込ませる。くちゅ…という音がして、抱いている体が跳ねた。
「やっ!あ、ああ、はっ…ん!」
前へと倒れ掛かったたまきの体をそのまま寝台へうつ伏せに寝かせると、進藤はその細腰を支えて浮かせ、丸い尻の間で甘く疼いているであろう淫口を求めてそこを押し開いた。
冷たい外気に潤みが晒され、たまきは驚いて振り返った。四つんばいにされて自分の恥ずかしい部分が彼の目の前にあるのを見たたまきは、一気に理性が呼び戻されて泣き叫んだ。
「だ、駄目っ、も、もう駄目!お願いっ!」
構わず進藤の舌が膣道に入り、ジュル、と蜜を吸いだす。
「あぁあああ!」
散々犯されてより敏感になったそこは、急激に伸縮して進藤の舌を捕らえた。太く濡れたものがねっとりと内部を這い回る感覚に、たまきは激しく身悶えて荒い呼吸を繰り返した。
「あ!あぁ!はっ、いやあぁぁ――っ!」
無意識に揺れている腰を押さえつけ、舌を抜いた進藤は、「もう、いいか」と間髪いれずに猛った雄を再びたまきの蜜壷に捻りこんだ。
「あ―――っ!んぁっ、はあっ!」
「…っ、……凄い、な…」
痺れるような快感に我を忘れそうになる。進藤は初めて感じる脳まで犯してしまいそうな強烈な感覚に、猛然と腰を打ちつけた。
537 :
通りすがり:2007/11/07(水) 00:29:29 ID:h7QcuJ7M
「あ、あ、はっ、…っ!も、あなたの好きに…して…いいっ、から!!」
もう完全に、彼女も理性を失っている。それを理解した進藤も、己を抑えるものをすべて投げ打った。
「そんな事言うと本当に容赦しないぞ…っ」
ガッとたまきの腰を掴むと、進藤は激しく突き上げながら徐々に彼女の揺れる胸まで手を伸ばし、硬く勃ちあがった先端をきゅっと摘んだ。
「…っ、きゃ…っ!」
悲鳴を上げ、たまきの体は逃れようと前へ進む。進藤は腰を抱きこんでそれを引き戻すと、夢中で胸を激しく揉みしだいた。
上下で攻められ、揺さぶられながらなす術もなく、ただ喘ぎ叫ぶしかできない。たまきは深く犯され奪われていく感覚に身を任せるしかなかった。
「あうっ、いっ…せっ……!」
「いい、か?いく…ぞっ……!」
最奥を何度も突かれ、花芽が肉棒に擦り上げられ、たまきは絶頂まで一気に昇り詰めた。それは進藤も同じで、物凄い力で締め上げてくる彼女の肉に例えようのない快感を煽られ、限界まで達するととうとう滾る熱の塊を放出した。
「は…っ、たまき……」
「ん…ぅん……」
崩れ落ちたたまきの体を抱きしめ、その顎に手をかけて振り向かせると、進藤は優しく接吻した。
「一生……んっ…」
「愛してる……」
薄明かりの中で見つめあい、二人は腕を絡ませて抱き合った。
「一生…?どうしたの、今日はなんか変…そんな…見つめないで…」
腕の中で恥ずかしそうに顔を背けるたまきに、進藤はくすりと笑みを零した。
「いや。俺はお前に完全にはまってるらしい…」
そう言ってギシ、と音を立てて半身を起こすと、進藤は再び たまきの体を両腕の中に囲った。
「何度でも、お前の体に刻みつけて教えてやるよ。俺がどれほど欲しいと思っているかを…な」
通りすがりさん、待ってましたー!
久しぶりの投稿、相変わらずのGJでした!!
やっぱり、進藤に翻弄されるたまきは良いですねー
539 :
進たま:2007/11/07(水) 19:54:18 ID:Vo1zoRlQ
ガチャ。扉が開く音がして、たまきは重い瞼を持ち上げようとした。
それなのに瞼は一向に持ちあがらず、多分さっきICUに行った馬場か矢部だろうとそのまま無駄な努力をやめて、
小さく吐息を吐きだした。足音が静かに自分に近づいてくる気配がして、何だろうと?疑問に思いはしたもののやはり、
目を開ける気にはなれず、小さく「矢部君?」と呟いた瞬間、額がひんやりとしたもので覆われた。それが手だと気が
ついて、ようやく重い瞼を開いた。そこに居たのは、たまきの記憶の奥に居座り続けた人物だった。
「進藤・・・・先生」
随分と熱が高いのかしら。いるはずのない人物を見るなんて。それとも夢なのか?それでも手の感覚はリアルで、相変
わらず表情のない顔で自分を見つめている人物は5年前と何も変わってはいなかった。
「熱が高いな」
たまきは皮肉気に笑みをうかべた。
「何でここに?」
「ああ。昨日帰国した。近くまで来たから挨拶に。」
進藤が何か言いたげにこちらを見ているので、なぜ救命のソファーに寝ているのか?その
ような疑問だろうと、小さくため息をついて簡潔に説明した。研究が追い込みで4日間徹夜
したら、風邪をいて倒れて救命に運ばれたが、ICUがいっぱいなので取り敢えずソファー
に寝かされた、そのような内容を簡潔に。進藤は小さく鼻で笑って「おまえらしいな」と呟
いた。大いに反論したいその言葉にも、今はとても言い返す気になれず、「うるさい」とだけ
呟いた。頭に置かれた冷たく大きな手があまりにも気持ちがよくて、そのままいつのまにか
深い眠りに落ちた。
540 :
進たま:2007/11/07(水) 20:00:19 ID:Vo1zoRlQ
目が覚めたのは朦朧とした頭に鳴り響く銃声が聞こえたからだ。咄嗟に起き上がった耳に怒声が鳴り響く。
神林と進藤が椅子から立ち上がるのが見えた。「おまえはここに居ろ」進藤が厳しい顔で告げて神林と共に
医局を出て行く。ひどく嫌な予感が胸を締め付ける。いつのまにか腕についていた点滴の針を引き抜いた。
自分の吐く息で熱がまだ下がっていない事がわかった。立ちあがろうとするが眩暈を起こしてすぐにソファー
に座りこんだ。ICUからの怒鳴り声がまた響き始めた。人の足音がこちらに向かっている事がわかる。
身をすくめて固まっていると、扉が勢いよく開いた。進藤の顔が見えたので、ホッと溜息をついた瞬間、
進藤の頭に銃が当てられているのが見えた。進藤と共に入ってきた男は、低い声で「はやくしろ!」と
怒鳴った。馬場や矢部、神林、看護婦も続々医局に入ってくる。その後から銃を持った男が二人続いた。
「座れ!」男が低い声で告げた。全員椅子や床に座りこむ。
「ここから少しでも動いたら、あそこに居る患者を一人一人撃つからな」その言葉に全員の顔が強張る。
「何が目的だ?」進藤の低い声が聞こえた。「これからわかるさ。安心しろ。抵抗しなきゃ誰も殺さない」
リーダー格の男は冷たく薄い微笑みを浮かべた。残りの二人に命令して一人をICU、一人を医局の扉の前
に立たせた。男はそのまま電話を取り上げた。
「学長に報告しろ。救命を占領した。条件は一つ。特別室にいる大臣の神谷を連れてこい。2時間だけ時間をやる。
その間に神谷だけを連れてこい。人質はここにいる全員。2時間過ぎたら、患者から撃ち殺す。以上」
特別室に重要な患者が入院する事は、たまきも噂で知っていた。神谷だったのか。電話を置くと男は静かに椅子を
引きよせて座った。「二時間よろしく。それにしても二時間は暇だな」男は微笑を浮かべて再び立ち上がった。
541 :
進たま:2007/11/07(水) 20:05:38 ID:Vo1zoRlQ
座り込んでいる看護婦の方へ向かった。銃をブラブラ持ったまま一人一人を見渡した。「黒木、やめとけよ」
扉に立っていた男が眉間に皺をよせて怒鳴った。
「うるさい済木。黙れ」済木と言われた男は何かを再び言おうとしたが、諦めたかのように溜息をついて再び
元の態勢に戻った。黒木と呼ばれた男は再び看護婦を見渡して、自分も座り込み、一人一人、顎を持ち上げて
確認をしている。何をしているのか。たまきはソファーからその行為をみつめた。うーんと唸って立ち上がった
黒木が不意にたまきのいる方向を見つめた。少し驚いたようにこちらを見ている。
「へェー!こんな所に、こんないい女が居るなんてな。」そう呟きながらこちらに近づいてくる。正面に立った
黒木はたまきを眺めてニヤニヤしながら手を伸ばし、たまきのワンピースの襟元を乱暴に掴んだ。ボタンが弾けとび
ワンピースの下のスリップドレスが露になる。「思った通り、美しいな」短く悲鳴を上げた、たまきの剥き出しにな
った白い肩を黒木はゆっくり撫でた。
「おい!」立ち上がった進藤の頭に済木が銃を突きつけて「動くなよ!患者も撃たれるぞ」と告げた。
進藤の顔が怒りで強張る。たまきのワンピースは引き裂かれ身体から離される。弱った身体はどんなに抵抗したくとも
思うように動かない。顎に下りてきた手は強引に顔を持ち上げて、すぐに強引に唇を奪われた。
542 :
進たま:2007/11/07(水) 20:12:56 ID:Vo1zoRlQ
「やめろ!!」進藤の怒声が聞こえる。激しい嫌悪感で顔を振る。十分に口内を探った黒木は顔を離した。
「続きは向こうでな」耳元でざらついた声が聞こえた。腕を掴まれ無理やり立たされ、熱が下がらないたまき
の身体は黒木の方へ倒れ込んだ。「やめろ!そいつは具合が悪い!」進藤の低く通る鋭い声が聞こえた。
「抵抗されなくて都合がいい」黒木のその言葉で身体に悪寒が走る。逃れようと必死に手で押し返す。弱った
細い腕は瞬く間に掴まれて引きずられる。そのまま仮眠室の方角へ歩いて行く。「やめて、離して」
屈辱と恐怖で悲鳴とともに涙が零れた。涙で濡れた瞳を上げると、進藤がこちらに向かってくるのが見えた。
「動くな」と言う済木の言葉を無視するように、こちらに向かってくる。大きな手が伸びてきて、たまきの腕
を強く掴むと強引に引き寄せる。「おい、こっちに渡せ!」黒木が怒鳴った。「駄目だ」進藤はきっぱり言い放った。
「撃つぞ」おもちゃを取られた子供の様に、黒木の顔が怒りで赤くなった。
「撃てばいい。ただし今撃ったら、おまえらの要求はのまれない。二時間たつ前に誰かを撃ったら信用されない」
黒木は一瞬、銃を構えたが、済木の「黒木!!」の声で静かに銃をおろし、また椅子に座りこんだ。
外からはパトカーの音が鳴り響いている。進藤はたまきを抱き寄せたままソファーに座り込んだ。「大丈夫か?」そう
囁かれたが、先ほどの恐怖で声が出ない。寒気がして身体が小刻みに震え始めた。熱がさらにあがった事がわかる。
進藤の腕に抱かれたまま毛布で包まれ、静かな静寂が生まれた。聞こえるのは彼の心臓の音だけ。
不意に進藤がたまきの首筋に手をあてた。「熱がひどいぞ」進藤の顔が強張る。震える身体を大きい手が優しく擦り
だした。それだけで、痛みが和らぐ気がした。
543 :
進たま:2007/11/07(水) 20:19:46 ID:Vo1zoRlQ
それを黙って見ていた医者や看護婦は、その様子に驚きを隠せなかった。確かに進藤は患者や仲間を大事にする。
けれど、ある一定のライン以上には決して踏み込まない。助言や手助けはもちろんするし、それはどんな人にだ
ってそうだろう。でも今までの一連の行動はそれとは異なる気がする。他の人間にだって同じ様に助けたかもし
れないが、やり方が違う気がする。黒木がたまきに手を伸ばした時の、進藤の顔は、一瞬だけ激しい怒りで強張
った。今さっきの進藤の行動は冷静さに欠けていた。あの瞬間にすぐに進藤が撃たれてもおかしくはなかった。
今の進藤は大事な人を、一人の男として守ろうとしている様にしか見えなかった。そして桜井は5年前の事件の事
を思い出していた。あのクリスマスの日の事を。
「もうすぐ約束の二時間だな」
黒木がニヤニヤ笑いながら全員を見渡す。誰もが神谷がここには一人で来ない事はわかっていた。政治家なんてそん
なものだ。全員の顔に絶望と恐怖が刻まれる。
進藤はたまきを抱く腕に力を込めた。たまきも進藤のシャツを掴んだ。最後に逢えてよかったと思った。何年たって
もこの人を忘れないのだと、今になって気がついた。
黒木が静かに立ち上がった。馬場がおもむろに叫んだ。
「女は逃がしてやってくれ!どうせお前らも逃げられないぞ。外には警察がいる。逃げ道なんてないぞ」
「最初から逃げる気なんてないさ!この業務を遂行する為なら命はおしくないからな。女だって関係ない。神谷がここ
に来なければ全員撃ち殺す。そうすれば神谷はどちらにしろ破滅だ。」
黒木が笑いだした。同時に携帯のアラームが鳴り響き、黒木の笑いがスッと消えた。「全員まとめて終わらすからな、
せめてもの情けだ」そう言うと銃を構えた。さらに強く自分を抱きしめた進藤にたまきは囁いた。それはとても小さな
声だったが、進藤はたまきを強く見つめ返した。
急に窓ガラスが割れる音がして電気が消えた。辺りが煙で覆われ、凄まじい騒音と銃声が鳴り響く。たまきは必死に
進藤に縋りついた。ようやく辺りが静まり返った時、電気がついた。黒木と済木は特殊部隊に取り抑えられ気絶している。
全員が安堵の溜息をついた。ICUにいた男も取り押さえられ、患者も全員無事が確認された。
ホッとすると同時にたまきの意識は遠のいた。
544 :
進たま:2007/11/07(水) 20:21:53 ID:Vo1zoRlQ
次に目を覚ますとそこはまだ医局のソファーの上だった。随分眠ったのか、楽になっている。時計を見ると
すでに夜の12時をまわっていた。上体を少し持ち上げる。先ほどまでの寒気はなく熱がさがった事がわかった。
「起きたか?」不意に声を掛けられ、視線を持ち上げると優しい顔をした彼が立っていた。
「ええ。熱も下がったし、家に帰るわ。もうここのソファーはこりごりよ」
その言葉に軽く笑いながら「送って行く。待っていろ」否定も肯定も許さないかの様に彼は、たまきの返事を
待たずに医局から出て行く。
「そっちこそ相変わらずね」誰もいない方角へ呟いて、そのままだるい身体をまたソファーに横たえた。
545 :
進たま:2007/11/07(水) 20:24:19 ID:Vo1zoRlQ
進藤に連れられてタクシーに乗りこんだものの、疲れのせいもあるのか、やはり頭は朦朧として行く先を告げて
すぐ窓によりかかった。自宅前に着いたタクシーを何とか降りようとするものの、足取りがおぼつかない。
見かねて進藤もタクシーから降りた。
部屋まで支えられて連れてこられ、玄関前で離される。
「もう大丈夫だな?」と顔を覗きこまれた。頷いたものの、彼が背を向けた瞬間、もしここで別れたら二度と
逢えないのでは?と言う確信にも近い現実を思い出し、「あの」と声を出していた。振り返った進藤に怪訝な
顔をされ「何だ?」と問いかけられたものの、35歳にもなって適当な言葉が見つからず、しどろもどろにな
って出た言葉は「帰らないで」の一言だけだった。
そんな言葉を吐き出せば、どれだけ進藤を困惑させるかわかっているし、おもいっきり拒絶されるだろう。
もっと拒絶も困惑もさせない適当な言葉はなかったのか?と自分自身に問いかけてみるものの、後悔しても、
もう遅いだろう。怖々、俯いていた顔を上げると優しい顔をした彼が立っていた。
「わかった」とだけ告げて、たまきの背中を軽く押して「さっさと入れ。近所迷惑になる」と笑った。
546 :
進たま:2007/11/07(水) 20:27:51 ID:Vo1zoRlQ
二人でソファーに座るが、何だか居た堪れない。
「コーヒー入れるわ」
立ち上がろうとした、たまきの腕を進藤が掴んだ。
「いいから、少し休んでいろ。コーヒーはいらない」
たまきは笑って「私が飲みたいの」と答えた。「じゃあ俺がやる」と告げた進藤に「ありがとう」と告げて、
あいつに触られた所が気持ち悪いからシャワーを浴びてもいいか?と尋ねた。彼は少々微妙な顔をしたが頷いた。
熱いシャワーを頭から浴びると、朦朧とした意識が覚醒して、ようやく自分がとんでもない行動をしているのでは?
と気が付いた。顔が熱くなる。どうかしている。本当に。自虐的に笑いはしたものの、彼も相当疲れているだろうと、
申し訳なさでいっぱいになった。
バスルームから出ると部屋はコーヒーの匂いで満ちていた。窓の外を静かに眺めていた進藤は
「コーヒーを飲んだら寝ろ」と告げた。「あなたは?」と問いかけながら、迷惑でなければお風呂に浸かって、多分
ひどく疲れているであろう身体を休めてほしいと思った。でもうまい言葉が見つからない。言葉を探しているたまき
に彼は、俺はソファーで休むと笑った。長身の彼がこのソファーではあんまりだ。
「お客様用の布団があるから。あとバスルームも自由に使って」と早口で言い放った。
シカゴから戻ってから太田川や友人などがたまに泊まりに来ていた。その時の為に大きめのベッドの下にはお客様用
のマットレスと布団が常備してあった。進藤もそれ以上何も言わず、ああとだけ頷いた。
547 :
進たま:2007/11/07(水) 20:31:39 ID:Vo1zoRlQ
ベッドの下には進藤が寝ている。それだけで心臓は脈打ち息切れをしそうになる。バカバカしい事だ。下に寝て
いるこの男にはほんの微塵の下心もありはしないだろう。彼は、具合の悪い元同僚に帰らないでと縋られ、布団
があるからと用意されたその場所に、只大人しく寝ているだけの事だ。むしろ下心があるのは自分の方だと言っ
ても過言ではない。それでも男を襲うなどと大それた事が出来る訳ではないし、ただこの距離で一緒にいられる
だけでも幸せだと思えた。それにしても劇的な一日であった。好きでもない男に無理やりキスをされるのなんて、
本当に久々の事だった。こんな年になって、たかがキスで傷つくなんてね、と一人で苦笑いしてから、違うと思った。
他の男とキスをしている所を、よりにもよって進藤に見られた事が傷ついたのだ。
彼はもう寝ただろうか。時間がどれぐらい過ぎたのか見当もつかない。半身を起して下を見やると寝返りをうった進藤
と目が合った。外すことのできず絡まり入り組んだ結晶のような視線。
「どうした?」問われた言葉で我に返る。「ごめんなさい。起こした?眠れなくて」泣き出しそうな弱い視線を返した、
たまきに進藤は静かに首を振った。「思いだすのか?今日の事を?」問われた言葉に微妙に視線を宙に漂わせて
「大丈夫よ」とほほ笑んだ。疑う様な視線を向けた進藤に、たまきは俯いて呟いた。
「お願いがあるの」
「何だ?」
少しの沈黙の後、たまきは泣き出しそうな顔で視線を向けた。
「少しの間抱きしめて。少しだけで構わないから」
沈黙が流れる。拒絶されここを出て行ってしまう事が、今は何より怖かった。
「冗談よ。ごめんなさい」泣き出しそうに言葉を紡いだ。
548 :
進たま:2007/11/07(水) 20:34:33 ID:Vo1zoRlQ
不意に手首を掴まれ引き寄せられた。あっと思った時にはすでに温かく広い胸の中で、「ありがとう」と
呟いて彼のシャツを掴んだ。そのお節介な優しさは、いつも必要な分だけをきちっとくれる。もっと奥に
無遠慮に入り込んでほしいと願った日があった。でも今は与えられる優しさだけで満足しようと思った。
例えば明日になったら、彼はもう日本には居ないかもしれない。そして今日は彼を見る最後の日かも知れない。
この腕に抱きしめられる事は二度とない。それでも忘れない。自分をいつも救ってくれたこの腕も。ぬくもりも。
優しいその瞳も。最後にすべてを刻みこんで、自分を抱きしめてくれている彼の背中を強く抱きしめた。
昼間の事件が嘘のように、幸せだった。一息つくと腕を緩めて、彼の胸に埋めていた顔を離した。俯いたまま
無理に笑顔を作り言葉を紡ぎだす「もう平気よ。ごめんなさい」
進藤は何も言わなかった。強く抱き締めた手を離したりもしなかった。その沈黙は無理に作った笑顔を奪い去り、
小刻みに手が震えだした。不安が募った時耳元で進藤の囁きが聞こえた。
「俺が平気じゃない」
たまきの身体がビクッと震えた。ゆっくりと進藤の顔を見上げる。見上げた瞬間に頬の涙を大きな指で拭われる。
優しい顔をした彼がそこに居た。頬の涙を拭った手は顎に降りてきて、戸惑う間に唇が塞がれた。
こんなに甘い唇を、たまきは知らなかった。もっと欲しくてたまらない。これが夢でも幻でもかまわなかった。
549 :
進たま:2007/11/07(水) 20:39:52 ID:Vo1zoRlQ
たまきの手首は柔らかくベッドに押し付けられ、徐々にキスが激しくなる。甘いキスは激しさを増して、互いを
探る事に夢中になる。顔を見つめられながら、ゆっくり胸のボタンを外されていく。開いた服の隙間から長い指
が入り込み、柔らかな膨らみを巡っていく。たまきの吐息は徐々に荒くなり、声を我慢する様に唇に押し付けた指に、
進藤の指が絡まり再びベッドに押し付けられた。
掌は脹脛を包み込み、ゆっくり下から撫でられて、身体があからさまにビクッと震えた。「待って」呟いた、声を無視
する様に、手は徐々に上に持ち上げられていく。
「悪いな、もう止められない」
見上げた彼はいつものポーカーフェイスだけど、いつもより目が艶っぽくて、なんだか感動や幸せを感じてしまい
素直に彼に身を任せた。
彼と繋がった後の事は殆ど明確な記憶がない。覚えているのは進藤の重みと、身体の奥深くに感じた熱いもの。
繋がった瞬間には涙が溢れた。この男をこんなにも愛していると気がつき、ひたすらその腕を幸せと感じた事。
その記憶さえあれば、これから先ずっと一人でも構わないと思えた。
背中から身体に絡まった彼の腕をやんわり解いてから、彼の方へ向き直った。
安らかに寝息をたてる愛しい顔を撫でる。その顔を刻みこみ、胸に顔を埋めて、今は平和と幸せの中で眠りにつきたい。
願う事は、今が永遠に・・・・・・
(完)
550 :
進たま:2007/11/07(水) 20:42:33 ID:Vo1zoRlQ
*またまた駄文、長文スイマセン。
私の思い描く進藤先生はHの時とはいえどうしても、クールでカッコイイ人なので
あまりエロにならず申し訳ありませんでした。私にはこれでも十分エロなので(汗)
エロパロなのにと不快に思われた方がいらしたらスイマセン
>>進たまさん
駄文なんてことないですよ!!
ドラマがあって素敵でした!!
また来てくださいね!!
552 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/08(木) 23:01:12 ID:13NKL0Ko
進たまさんも通りすがりさんもGJ!
待っていた甲斐がありました〜
GJ!!!!
554 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/11(日) 12:09:54 ID:00B59pIC
通りすがりさん、進たまさんGJです!
進たまさんファンです。
お二人とも次回も期待してます!
GJ!!
556 :
283:2007/11/12(月) 19:20:19 ID:ryPrrA0W
忙しくて覗きにも来れてなかったら…
通りすがりさんの作品がいっぱい!
さすがです!!S進藤先生にクラクラです。
進たまさんの作品まであって!
救命が映画になったら、こんなかなって思っちゃいました☆
557 :
283:2007/11/12(月) 19:21:30 ID:ryPrrA0W
ことん、軽い物が肩に乗ったのを感じて視線を向ければ、無防備な寝顔があった。
普段はその勝気な性格と強い意志と高いプライドが透けて見えるかの如く凛然とした表情と眼をした彼女、
――香坂たまき――が自分へと凭れて寝息を立てている。
いつもの彼女はどこへ行ったのかと思う程に、そのあどけなさを滲ませる可愛らしい寝顔に思わず頬が緩む。
事の始まりは3時間前、珍しく揃って上がれる状況に太田川が城島と4人で軽く食事でもと
言い出し、更に珍しい事に城島も香坂もそれを断らなかったのだ。
「あ・・・。香坂先生寝ちゃってる。なーんか、幸せそう。」
ふふっと何だか嬉しそうに太田川が正面の彼女を見て微笑んだ。
その横で城島もニヤリと何かを含んだ様な口調で言う。
「本当だ。珍しいですね、あんなにプライド高い人が。こんな無防備な姿見せられると、何か感じちゃいません?進藤先生。」
「疲れてるだけだろう。結構飲んでたしな。だいたい寝顔見られるのを極端に嫌がってるのは知ってるだろう?今も不本意なんじゃないか。」
そう返すと、俺が隣じゃどんなに疲れてても寝たりしませんよ、この人。等と一人頷いている。
「確かに矢部君や馬場先生がこの場に居たら、進藤先生の隣でも眠っちゃったりしないだろうけど、残りは私と城島先生だし、
きっとつい、気が緩んじゃったんじゃないかなぁ。そばに居ると安心するんですよ、きっと!」
そうはしゃいで言われ、少し照れ臭い様な感覚に、苦笑を漏らした。
「ぅ、ん・・・。」
微かに声を上げたかと思うと身動ぎをし、肩からずり落ちた頭を自分の胸元へ頬を寄せるかの様にくっついてきた。
仕方が無いので、サラサラと流れて顔を覆った髪を耳に掛けてやり、そのままズルズルと傾いてしまいそうな
不安定な体を支える様にして声を掛ける。
「香坂、起きろ。」
けれど彼女は少し眉を顰めて小さく唸っただけで、一向に起きる気配は無い。
558 :
283:2007/11/12(月) 19:22:41 ID:ryPrrA0W
「どうするんですか?進藤先生。」
まるで他人事の様に城島が問うてくる。
「どうするって・・・。おい、香坂。起きろ。」
軽く体を揺すってみたら、さすがに自分も困ってしまう反応を示された。
「ん・・・やー。」
その小さく甘えた様な声に、一瞬3人で固まってしまった。
沈黙を破ったのは太田川の呟きで、次いで城島が酷く楽しそうに結論を出した。
「やー、って・・・。」
「よっぽど疲れてるんでしょうね。と言う事で進藤先生、香坂先生は任せましたよ。」
さー解散だと、太田川と共に忙々と帰り支度を始めた。
「任せたって、起きそうに無いんだが・・・。」
「僕らじゃ手に負えないですから、普段から。まして今の香坂先生なんて無理に決まってます。」
「そうですよ。はい、香坂先生のコートです。じゃあお願いしますね、進藤先生。」
「おい、ちょっと待ってくれ。」
本気で自分達を置いて行こうとする2人に慌てて、少し大きな声を出した。
その声で気が付いたのだろう、ゆっくりとした動作で自分から離れぼおっと辺りを見回している。
その眼は酔っ払っている所為か潤んでいる上いつもは白い頬もほの赤く、まだハッキリと起きてはいない様でトロンとした表情だ。
「良かったですね、取あえず起きたじゃないですが。じゃあ香坂先生、進藤先生が送ってくれるそうですから。」
「香坂先生、大丈夫ですか?ちゃんと進藤先生に送って貰って下さいね。おやすみなさい。」
そう揃ってニッコリと彼女に向かい挨拶をすると掠れた声でえぇ、と彼女が返事をし、それを確認すると店を出て行ってしまった。
何にしろ起きてくれて良かったと、隣を見るとふわりと微笑まれた。
「もしかして私、寝ちゃってた?」
そう首を傾げて少し舌足らずな口調で聞いてくる。
「ああ、気持ち良さそうに寝てた。ほら、帰るぞ。」
コクリと頷いた彼女は立ち上がろうとしてふらついる。その体を支えて立たせコートを着るのを手伝ってやり店から出た。
足元が覚束無い彼女が時折転んでしまいそうになる度に腕を掴んでは引き戻していたが、それも危なかろうと
そのまま手を繋いでみた。文句の一つも言われるかと思ったのだがそれも無く、解かれる事も無い。
559 :
283:2007/11/12(月) 19:23:23 ID:ryPrrA0W
駅前のタクシー乗り場まであと少しという所で、急に彼女が立ち止まった。
「どうした?」
「寒い・・・。」
俯きがちの顔を覗き込むと酔った所為で潤んでいるのとは違う、涙ぐんだ眼をして繋いだ手にぎゅうっと力を込められた。
そう言えば、その白く細い指先も凍る様に冷たく唇も少し震えている。疲れた体にアルコールが多過ぎたのだろう。
「大丈夫か?気持ち悪くは無いか?」
正面に向き合って確認すると、また一言寒いと返ってきた。
自分が着ているジャケットを脱いで肩から掛けてやると、ほっとした様な表情をする。その様子にこちらも
安心したとたん、またグラついた彼女の体が自分へと真っ直ぐに倒れ込んで来た。
細い両腕に手を添えて立たせようとしたが、彼女の次の仕草にそれも適わず腕の中に抱き込む形になってしまった。
「あったかい。」
ポスンと倒れ込んでそう呟くと、彼女の体から力が抜けた。
自分へとしな垂れかかる様にその軽い体を預けられ、またしても眠ってしまったのだ。
お互いに少なくはない好意を抱いている事を薄々解ってはいても、あえて自分の気持ちにすら気が付かない振りをしている。
用心深くそんな曖昧な関係を続けてきた筈なのに、こうも無防備な姿ばかりを見せられては堪らない。
結局どうにか起こして自分の足で歩かせタクシーに乗せて家の場所を説明させ、意識が半分位しか無い彼女が危なっかしくて
玄関の前まで送ったのだが、それが間違いだったかもしれないと彼女の部屋のソファで溜息を吐いた。
今日ここに至るまでの出来事を思い返しては、今自分を悩ます最大の原因は部屋へと上がってしまった事だと、玄関の前までの
事だけなら自分も少し酔っていただけだと思い込めば良いのだ。そうすれば明日からはいつも通り彼女と接する事が出来る筈だ。
そしてまた、それならば今からでも帰ってしまえば良いのだとは思いながらもそれをしない自分に呆れてしまう。
560 :
283:2007/11/12(月) 19:24:12 ID:ryPrrA0W
「上がって?お茶位淹れるわ。」
鍵を開けたのを確認してもう大丈夫だろうと帰ろうとしたら、そう言われた。
「いや、お前直ぐにでも寝たいだろう?それに今のお前じゃお茶を淹れるのも怖くて任せられない。」
「お前って言わないで。何よ、それ位出来るわよ。それにこの時間じゃ家の周りってタクシー捕まらないのよ。
呼ばないとダメなの。だから、ね?家で待てば良いじゃない。」
本人は大分酔いも醒めたつもりの様だが、やはり口調も表情も少し甘く幼い印象を与える様なものである。
しかし彼女の言う通り午前2時を少し回った今、この辺りでタクシーは捕まりづらそうだ。
だからと言って十分過ぎる位に調子を狂わす今の彼女の部屋へ上がり込むのはと考えていると
上目に首を傾げ、どうぞと言って自分は部屋の中へ入ってしまったのだ。だから仕方無く後を追って入った。
コートを脱ぎ、ジャケットありがとうと言いながらハンガーへ掛ける彼女に促されてソファへ腰掛ける。
キッチンカウンター越しにコーヒーで良いかと問われ頷くと、サーバーのスイッチを入れカップを2つ取り出した。
「落ちるまでちょっと、待っててね。」
相変わらずぼんやりとした眼をしながら言い、寒いと呟くと着替えて来るとふらふら部屋を出て行く。
程無くして扉の向こうでパタンパタンと彼女が出入りをしている音が聞え、それが止むと直ぐに水の音がし始めた。
どう考えてもシャワーを浴びている。そう確信して、彼女はまだ相当酔っているのだと再認識させられ少々頭痛を覚える。
暫くして髪を上げた彼女が黒いバスローブ姿で現れた。自分が居る事などすっかり忘れている様で、冷蔵庫からミネラルウォーターの
ボトルを取り出すとグラスに注ぎ、飲み干したグラスとまだキャップを締めていないボトルをそのままにキッチンとリビングに対して
L字型に繋がっている奥の部屋のベッドへと潜り込んでしまった。そうして、今に至る。
自分が座ってるソファからは、毛布からはみ出した白い脚が見える。勝手にサーバーから注いだコーヒーを飲み、また一つ溜息を吐く。
酔った所為とは言えこの数時間の彼女を見て思ったのは、いかに普段の彼女は気を張っているのかという事だ。
医者としての職業意識が高いのは十分に知っている。高い理想の為には努力も惜しまず、その上あの性格だ。
けれど自分が考えていたよりも、本当の彼女の姿との差は大きいのかも知れないと、どれだけのモノを抱えて
日々を生きているのかと推し量り、彼女への想いに気付かない振りが出来なくなるばかりか増してきてしまう。
無邪気に無防備に、意外なまでに素直に、どことなく甘えた子供の様な仕草に、無意識に男の性を擽る様な不意の表情にと、
思い出す毎に自分以外の誰かの前であれを見せる事はあるのかと考え、お互いに薄々とは感じる好意に因る気の緩みで
あれば良いと思わずにはいられない。
561 :
283:2007/11/12(月) 19:24:50 ID:ryPrrA0W
ふと時計を見ると午前4時半、普段の自分達の生活リズムを基準にすれば2時間も眠れば良いだろうと、
少々可哀相ではあるがこちらの身にもなってくれと、徐にベッドの脇へ座りその頬を撫で目覚めを促す。
「・・・ん。」
「香坂。」
「んー、・・・進藤先生?・・・ぅん、え?――あ、れ?なん、で?」
ぼんやりと眼を開け夢見心地のトロリとした様子で数秒じぃっと見詰られ、次いでパチパチと瞬きをすると状況を認識したのか
慌てて起き上がろうとするが、顔の横に手を付き距離を詰めてそれを制すと、大きく眼を見開いたまま狼狽えている。
「覚えて無いのか?」
必要以上に近い距離で低い声でからかう様に問い掛け、指先の爪側で頬を擽る。
「・・・お店出て、タクシー乗って、コーヒー淹れて・・・?ね、ちょっと、近い、から・・・。」
そう小さな声で答えながら、弱い力で自分の肩の辺りを押し返そうとする。
さすがに戸惑うだろうと、取りあえず離れてやると彼女も上体を起こした。胸元が大きく肌蹴て白い肌が
バスローブの黒とのコントラストに眩しい。
「そのままシャワーに入って、今まで寝てた。帰ってくるまでは一応覚えている様で良かったが。」
「・・・ちょっと・・かなり、部分的に曖昧だったり・・するけど。えっ?私、何か、した?」
不安そうに聞いてくる。
「いや、ちょっと酔ってただけだ。疲れが出たんだろう。どこでも直ぐに寝るのには困ったが。」
「ごめんなさい・・・。貴方も疲れてるのに。」
「構わない。だけどお前、無防備過ぎだ。お陰でもう、誤魔化しが利かない。」
そのまま首元を掌で包み引き寄せると、深く口付けた。驚き眼を閉じる事も出来ていない彼女は面白い程にされるがままになっている。
わざと視線を合わせてやると腕の中から逃れようとするが、更に深く口内を貪ると徐々に力が抜け眼を閉じた。
「ふっ、ぅ・・・。」
苦し気な吐息が零れ始めると、軽く触れなぞるキスに変えて数回それを繰り返す。
最後に、遠慮勝ちに脇腹の辺りのシャツを握っていた手を取りその甲にそっと口付けを落とすと一旦腕の中から開放してやる。
562 :
283:2007/11/12(月) 19:25:29 ID:ryPrrA0W
それに合わせて震える睫を上げた彼女は、困った様に眉を下げ涙の滲んだ眼をしてどこか惚けた様にこちらを見る。
肌蹴たまま肩から落ちそうになっているバスローブの胸元を合わせてやりながら、彼女の気持ちを確認するべく問いかける。
「俺はもう、自分の気持ちに気が付かない振りなんてしたくない。」
髪を梳き、揺れる瞳を見詰ながら続ける。
「今だけとか、そんなつもりも勿論無い。だから・・・」
そこまで言うと次の言葉の前に、肩口に額を付ける様にして背中へと腕を回してきた。
ふわり、と柔らかな体温と甘い匂いがする彼女の華奢な体は、直ぐに消えて無くなってしまうのではと思う程の
重さしか感じられず、力一杯に抱き締め返す。
抱き締めた耳元でそっと告げる。
「だから、香坂、お前が欲しい。」
すると、回した腕に力を込めて小さく頷く。その背中が小刻みに震えているから、体を離し顔を覗き込む。
「どうした?」
「きっと、叶う事なんて無い想いだって、そう思ってたから・・・。」
そう涙を零しながらも微笑んでみせる。
そんな彼女の様子に、自然と自分も笑みが漏れる。
「そうか。」
「そうよ・・・。びっくりしたわ。でも、嬉しい。」
涙を拭ってやると、照れ臭そうにまた微笑む。頬を包み親指で唇をなぞり軽く口付けた。
「いいか?」
眼を逸らして小さく頷いたのを確認すると、彼女の細い首を引き寄せその首筋に唇を寄せる。
耳朶を甘く噛み、頬を鼻先を摺り寄せ、唇を合わせる。薄く開いた唇を舌で辿り深く侵入させては貪り、
その間にバスローブを肩から落とし素肌に手を這わす。小さな頭を包んでいた手は背骨を辿り、もう一方の
掌は柔らかな膨らみの形を確認する様に緩く弄ぶ。
唇から首筋を舐め辿り鎖骨の溝を抉る様に舌を這わせ胸の先端を口に含むと、背が跳ねて微かな吐息が聞こえた。
「・・・あっ・・。」
自分の両肩を震える指先で掴んでいる彼女を目線だけ上げて見遣ると、眉をハの字に唇を噛締めている。
尚も左手は背筋を撫で胸を弄り、空いている方の胸は唇を這わせ、右手は膝の辺りから腿を撫で上げる。
563 :
283:2007/11/12(月) 19:26:14 ID:ryPrrA0W
「やっ!」
彼女の腰の辺りに巻付いていたバスローブを取り去ってしまうと、弱い抵抗の声が上がった。
けれどそれは無視をして背骨を辿っていた左掌は臀部を包み、胸を味わっていた唇を落としてゆく。
シーツへと仰向けに押し倒しながら彼女の脚の間へ自分の体を入れ閉じられなくし、臍を舐め
腰骨をしゃぶり、薄く柔らかいそれを梳き指先に絡めながら、その際へと口付けようとした。
「んっ!・・・ぁ・・。や、待って・・・。」
下へ下へと向かう自分を止めようと、髪をくしゃりと掻き回され頭を弱い力に引き上げられた。
それに逆らう事はせずに眼の位置を合わせると、声を漏らすまいとしている唇を割り口腔を嬲り
舌を絡めては吸い上げる。キスを続けたまま右手は体側面をなぞり下り、熱く蕩け出したそこへ
指を這わせ指先で丁寧に分け入る。すると喉が仰け反り、塞がれた口の中で甘い声が上がる。
唇を解放すると、胸の先端を軽く噛んだ。
「あぁ、っん!・・・んぅ。」
艶めいた声を上げたかと思うと、細い手首と親指の付根の間に唇を押し付ける様にして噛み付き声を封じてしまう。
「痛いだろう?痕が残るぞ。」
そう声を掛けると、ふるふると左右に首を振る。だから一度動きを止めて、その手を外し赤く付いた歯形を舐めた。
そんな自分を困惑した様に見ていた彼女は今にも泣き出してしまいそうな風で、か細い声で言う。
「だって、声・・出ちゃうから・・・。」
「出せば良い。」
「・・・恥ずかしいのよ。」
「俺は聴きたいんだが?それに、どうせ我慢なんて出来なくしてやるから無駄な事はするな。」
「――っ!」
真っ赤に染まった顔を背ける彼女の耳へ口付けながら、低く囁く。
「分かったな?お前の肌に傷が付くのは見たくない。」
自分の腰元を挟む両膝に手を添えて彼女の胸元へ付ける様にして大きく開くと片膝へ口付け、内腿を辿り下りてゆく。
「ふっ・・ぁ、ん。やっ、ね、進藤先生っ!・・・ダメっっ。」
「さっきまで随分とお前に振り回されたんだが、まだ我慢しなくちゃいけないのか?」
そのまま零れる雫を舐め取るとビクンと腰が跳ねる。
「ひっ、ぁ・・・あんっ!やぁ・・・。」
噛み付く事はしないものの、掌で必死になって唇を押さえるも漏れる声と、もう一方の手でシーツを握り
堪える表情が余計に自分を煽る。舌で唇で熱いものが溢れる所や敏感な先端を啄ばみ吸い上げてはヒクヒクと反応を示すのを楽しむ。
564 :
283:2007/11/12(月) 19:26:57 ID:ryPrrA0W
「まぁ、我慢した甲斐はあったが・・・。」
顔を上げ、寄せられた眉間へとキスを落としやんわりと右手で胸を包みそう教えてやる。
何の事かと閉じていた眼を開いた瞬間、彼女の中へと入り込んだ。
「んんっ!はっ、あ・・・ぁんっ。」
眼を見開いたまま顎を上げ背を反らすのを上から見下ろして、頬を撫でる。
「日が昇り始めたからな。お前の顔も体も全部、よく見える。」
カーテンを透かす朝の日差しに満ちた部屋の明るさに、そこで初めて気が付いたのであろう。
繋がったまま逃げ場のない彼女は、両腕を眼の上で交差させる様にして顔を隠した。
けれど、彼女の内側はきゅうっと締め付ける反応を示す。
その手を外しシーツへと指を絡めて押さえ付けると、ゆるゆると彼女の中を掻き回す。
「香坂・・・。」
「ん、ぁ・・・。」
薄っすらと眼を開け自分の呼び掛けに答える彼女にの唇に軽くキスをすると、絡めた指を解き髪を梳く様に頭を撫でる。
「しっかり掴まっとけ。」
そう言うと、首筋へと腕を回させ、激しく突き上げる。細い腰に片腕を回しシーツから浮かせるとより深く奥を突く。
もう一方の手は胸を捏ねていたのだが、必死に自分へとしがみ付いている腕の力が抜けてくるとその体を支える。
「あ、ぁあっ!しん・・どぅ、せん、せ・・・。んぅ、ひゃっ!や、あっん!」
甘い声で鳴く淫らさに、自分が動く度に響く彼女から零れる水音に、熱くうねる内壁の感触に、頭の芯が痺れ始める。
「や、あ・・ぁ、もう、やぁ!あ、たし・・・も、ムリっ・・・んん。」
強請る様な仕草で乞うその声に、無意識の媚態を含んだ表情に、堪らなくなる。
「たまき・・・!」
そう名前を呼んで最奥を抉る様に突き上げた。
「ぁあっ!んーっ!!」
ビクンと一際鋭く彼女の体が震え、果てた彼女はくてんと自分へ凭れ荒い呼吸をしている。
その瞬間の強烈に締め上げる感覚に、慌てて引き抜いたと同時に自分も達してしまった。
565 :
283:2007/11/12(月) 19:27:34 ID:ryPrrA0W
惚けて焦点の合わない眼をした彼女を横たえ、その汗ばんだ白く細い美しい体を眺める。
カーテンの隙間から差込む日差しに、滑らかで艶かしい肌が際立つ。その事にまだ、彼女は気付いていない。
それを幸いに、ふと思い付き、意識がまだどこかを彷徨っている彼女の脚をそっと持ち上げ少し開かせる。
まだ、気付かない。
彼女が自分を感じてくれた証で夥しく濡れているそれを、ティッシュで丁寧に拭ってやる。
その感触に気が付いたのか、何をされているのかを認識した途端、真っ赤になって叫び声を上げた。
「えっ?きゃぁ!や、めて・・・。」
最後の方は小さな声で涙声の彼女が、可愛らしい。
「今更恥ずかしがるな。こんなに濡れたままだと気持悪いだろう?」
「なっ、だからって・・・。ね、進藤先生。お願い、恥ずかしいから・・・。」
「仕方ないな。でも、嫌だと言ってる割には、だな。」
そうからかう様に言いニヤリと哂うと、新しく零れ始めたそれを指に掬い見せ付ける。
これ以上無い位に肌を赤く染め、涙を滲ませた彼女は横を向いてしまう。
そんな彼女の反応がいちいち自分を喜ばせるのを、分かっているのだろうか。
「たまき。もっと、お前が欲しい。」
すると、困った様な切な気な色の眼差しで恥ずかしそうにこちらを向く。
「でも、あなた昨日から全然寝てないでしょう?」
「問題無い。嫌か?」
「嫌って言うか・・・心配なのよ。」
「それなら、」
抱かせてくれと言う前に、妙に焦った彼女の言葉に遮られた。
「明るいからっ。後じゃ、ダメ?」
「何だ、心配してくれてただけじゃ無いのか?」
「心配もしてるわ。だけど、ね?進藤先生。あなたとこうしていられるのだって、まだちょっと、信じられないのよ?だから・・・。」
「安心しろ。疑いようが無い位信じさせてやる。」
「え?ちょっと、待って!進藤先生っ。」
「待たない。それから、たまき。その、進藤先生ってのは止めてくれ。」
「・・・あなたって、何て言うか、そーゆう性格だったかしら?」
諦めた様に呆れた風に笑う彼女はそれでもまだ、今じゃなきゃダメ?と上目に訊いてくる。
「名前、呼んでみろよ。」
「・・・一生。」
その甘い声音で彼女が自分を呼んでくれたのを合図に、また、二人だけの世界へと溺れ始めた。
>>238さん
GJです!!!!
238さんのファンなので久しぶりの作品に大興奮です〜。
たまきが可愛い〜!
GJです〜!!!ありがとう本当にありがとう。
GJ!!!
569 :
進たま:2007/11/15(木) 20:08:37 ID:Wc7ZwI5v
★後日談★
かすかな甘い匂いで目が覚めた。腕の中に柔らかな温かさを感じる。
こんな満ち足りた温かさを感じて、夢から覚めたのは一体いつの事だっただろうか?
腕の中の彼女はまだ深い寝息をたてていた。愛おしさと温かい感情が噴き出す。
いつだって忘れた事はなかった。それでも自分の気持ちを伝えたり、出したりするつもりもなかった。
それは早紀を裏切る事になりはしないか、また自分の感情が愛なのかどうかも定かではなかった。
人を愛するという事は簡単ではない。いつか失う事が恐かった。また、この腕からすり抜けて零れて、
虚無の毎日を味わうぐらいなら遠くで幸せを祈る、そんな想いがあってもいいのではと思った。一度
でも抱いてしまえば、肌をあわせてしまえば、もうこの温もりを手放す事など不可能だと知っていた。
だから背中を押した。なにも伝えないままで別れを告げた。彼女が自分の人生を生きている間、自分
自身もまた自分の人生を模索した。
なにかを掴みとって帰国した時に、真先に逢いたかったのは彼女だった。5年間、連絡をしていた訳
ではなかった。恋人がいるかも知れない。自分の事など忘れて生きているかも知れない。それでもソファー
に寝ている、変わらないその姿を見た時に、そんな事はどうでもいい程に喜びを感じた。只、そこで生
きていてくれるだけで構わないと思えた。
けれど自分を抑えられずに結局この腕に抱いた。今となってはただ逃げていただけなのだ。
人を失うという事から。
もう決してこの手から零れ落ちないように、逃がさない、離さない、ずっと。
願わくば、今が永遠に・・・・・・・
サラサラと流れる美しい髪に指を差し入れる。長い睫に縁取られた美しい瞼がゆっくりと持ちあがるの
を眺めていた。
「ん、進藤せんせぃ?」
虚ろな瞳は進藤を捉えて、昨夜を思い出したのか頬が薔薇色に染められた。
「どうした?」
意地悪く聞いた進藤を睨みつけた彼女は、いつもより幼く美しかった。
背を向けてシャツを必死で探す彼女の美しい白い背中に悪戯に手を伸ばし、再び抱き込んだ。短く悲鳴を
あげた彼女が抗議の声を出す。
「今日は休みだろう。たまにはいいだろう?こうゆうのも」
「たまにかどうか、何であなたが知っているのよ!」
キッと睨みつけた、たまきに進藤は涼しい顔で答えた。
「じゃあ最近か?」
言葉に詰まり唸った、たまきを強く抱きこんで進藤は笑いだした。
「何がおかしいのよ!!」
再び怒り出した、たまきを抱いたまま進藤はずっと笑っていた。
570 :
進たま:2007/11/15(木) 20:11:32 ID:Wc7ZwI5v
*お決まり後日談です〜
今回はチョット無謀なストーリー、なので最後は笑いで
またそのうちに頑張ります。
283さん、すごくよかった^^どきどきでした!
571 :
進たま:2007/11/15(木) 20:14:20 ID:Wc7ZwI5v
失礼しました。238さんですね!香坂先生かわいかったです!
また書いてください
572 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/16(金) 02:41:22 ID:xR/GmfW5
進たまさん、283さんGJ!
もう雰囲気がだいすきです!
またお待ちしてます!!
進たまさん、283さん、良かったです!!
通りすがりさんも・・・みなさんGJです!!
また書いてください!!
GJ!!!
連日の投稿が嬉しい〜
575 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 01:36:06 ID:2FmkzyOi
保守
最近になって救命をまた見直した〜
進藤×香坂は萌える
577 :
通りすがり:2007/11/25(日) 18:43:23 ID:sJ0P65fx
昼食後のひと時を屋上で過ごしていると
PHSに呼び出しがかかり嫌々ながらも仕方なく出向くと
たまきを待っていたのは意地悪く笑う神宮だった。
そして取り巻きが誰1人としていない事にたまきは猛烈な違和感を覚える
今までそんな事は一度もなかったからだ
このまま2人きりでいるのはまずい…
身の危険を感じ、たまきはこの場から逃げようと後ずさるも
壁際に追い詰められてしまった。
「そこでそのまま足を開きなさい」
いきなり神宮に足を開くよう指示され、たまきの顔つきは強張ったもののきっ、と神宮を睨みつけた。
「教授…足を開かせて何をなさるおつもりですか…?」
「約束しただろう?私のモノになる、と。救命が潰れてもいいのかね?…早く足を開きなさい…」
「そんな事まで承諾した覚えはありません。ご用がそれだけであれば私はこれで失礼させて頂きます」
そう言って横をすりぬけようとするも後ろから抱きとめられてしまった
そして強引に右手で胸を掴まれ
左手ではスカートの裾から手を差し入れ、下着越しに敏感な部分を撫でられる。
「やめて!」
そう叫ぶように言うとそれ以上手が進まぬようスカートを押さえ、逃れようと抵抗する
すると手の動きがぴたりと止んだ
思い止まってくれたのだろうか?
そう思い、顔を上げるとそこには不気味に笑う神宮の顔があった
「私は言った事は実行する男でね…香坂くんこれが最後のチャンスだよ?足を開きなさい」
578 :
通りすがり:2007/11/25(日) 18:45:38 ID:sJ0P65fx
最後だと言う神宮の声色と表情は本気だという事を物語っている。
拒めばこの人は本当にやるだろう…
結局、救命を守る為には神宮の言葉に従うしかなく
たまきは唇を噛み締めながらも静かにその白い足を開いた。
「それでいい…このまま…」
「え…っ?…いっ……つぅっ!」
下着も脱がせる事無く、ずらしただけで
ろくに愛撫も加えず乾いたそこに、猛った何かが埋め込まれた。
その衝撃に顔をしかめ、たまきが崩れそうになると神宮は腰を掴んでそのまま立たせた。
「は…っう!や…嫌!抜いて…こんな、事…やはり承諾…出来ま…せんっ…!!」
一度は承諾をしたものの、実際に事を起こされると何も言わずにはいられなかった
「君にとやかく言う権利はないんだよ?…君のこの身体は私のものだ……」
当たり前の如く、そう呟く神宮の言葉にたまきは首を振りながら、許しを求めて神宮の瞳を覗き込む。
「君の私を見つめるその瞳が、私の欲望を掻き立てると分かっているのかな?」
「…そんなこと…知らない……っっ!!あっ…お願いっ、しま…す…!止めて!!!」
神宮はたまきの言葉を無視して、腰を力強く掴んだまま
根本まで埋め込まれたモノでたまきの中を迷わず掻き回す。
「んっっ…やぁっっ…嫌…!誰…かっ…!!」
動かすリズムが早くなった上、振動までもが加わり
たまきの身体は呼吸さえもできないほどに激しく揺れる。
「助けなんか来る訳がないだろう…いい音だ…。…君が奏でる快感の調べは美しい…」
吐息まじりに神宮はたまきの耳元で囁く。
強すぎる刺激に、意識が遠のきそうになると
神宮はその動きを弱め、たまきを現実に引き戻した。
579 :
通りすがり:2007/11/25(日) 18:47:24 ID:sJ0P65fx
「は…ぁっ……もう…十分でしょ…離してっ…!!」
「まだだよ…私が満足するまで、乱れて貰うよ」
「そ…そんな…嫌……いやあぁぁっ!!」
どん欲なほど、たまきの中を突き上げ暴こうとする神宮の欲望は、たまきが限界を感じていても治まる事がない。
「これくらいで、へばってもらっては困るよ?…香坂くん…」
玩具をくわえ込まされてある部分から鳴り響く音の中
たまきは神宮の言葉など聞き入れる余裕もなく、そのまま意識を失いそうなったと同時に
振動が止み、神宮の動きもぴたりと止まった。
開放してくれる気になったのだろうか?
淡い期待を胸に重い瞼をうっすらと開く
「そろそろ戻らないと怪しまれそうだね。一端戻りなさい」
「それならば中のモノを、抜いて…下さい」
そう言うも、返ってくる神宮の言葉に自分の考えの甘さを思い知らされる
「そのまま戻りなさい。動かさなければ支障ないだろう?」
「そんな…っ!!!」
「口答えは許さないよ?ほら、さっさと戻りなさい」
たまきは唇を噛み締めながらものろのろと立ち上がり
中にあるものをそのままに、衣服の乱れを整えその部屋を後にした
「具合悪いのか…?」
それから暫くしてふらふらと医局へと戻ってきた たまきに、ドアで佇んでいた進藤が心配そうな顔で話し掛けた。
580 :
通りすがり:2007/11/25(日) 18:49:30 ID:sJ0P65fx
「え?だ…大丈夫…ょ」
「…大丈夫じゃないだろ?顔色が悪い」
「そう…?食欲がなくて…お昼抜いたからかしら……っっっ!!!!」
たまきはふらつく足元で自分の席に戻りイスに座ろうとした。
が、腰をかけた瞬間、ほんの数分前まで神宮に激しく突き上げられていたたまきのそこは過剰なほどに違和感を覚えた。
「どうした?」
進藤はたまきの顔を覗き込んで尋ねる。
「別に。何でもない、わ…」
たまきは大丈夫と言って笑ってみせた
が、その顔は普段では知る事のない表情だった。
「やっぱりお前おかしいぞ?何か隠してるのか?」
「本当に、なんでも…ない、から…」
潤んだ瞳、それも進藤が今まで見た事もないたまきの艶やかな瞳の色。
そして時折唇から微かに漏れる甘い声に、進藤は思わずゴクりと喉を鳴らし、手を延ばそうとした時
くつろぎモードとなっていた医局に緊張した空気が流れた。
視察と託つけて神宮が医局へとやってきたのだ。
先程までたまきを弄んで好きなように扱っていた男が…
神宮はいつものように医局長の元へとまっすぐ向かったが、ちらりとたまきと進藤の方を見た。
それは自然に辺りを見回す仕草で、他の者は何も思っていないだろうが、進藤にはその瞳の中に熱く燃えるような雄の匂いを感じていた。
「あ、香坂くん」
「はい…」
ふいに話し掛けられ、たまきは立ち上がるもその身体はふらりと揺れた。
そんなたまきを進藤が慌てて支え
心配そうに顔を覗き込んだ。
「本当に大丈夫か?」
「…進藤…先生……っ」
−助けて…−
たまきは心の中で何度もそう叫んできた。
581 :
通りすがり:2007/11/25(日) 18:51:17 ID:sJ0P65fx
神宮が参加していた事を知らず、論文で薬を批判して救命に配属となったのに
そこでも認められ、受け入れられ、必要とされているのは神宮にとって面白くなかったのだろう…
だから神宮は救命を潰すとたまきを脅し、自分のモノとなる約束をさせてたのだ
こんな事になるとは考えもせず、安易に返事をしてしまった自分がたまきは情けなくて仕方がなかった。
だけど皆に心配かけたくない、と
その思いからたまきは全て一人で背負い込み
誰に助けを求める事もしなかった。
が、そんなたまきの健気さは神宮を付け上がらせる羽目になり
要求はどんどんとエスカレートしていき、この現状の有様だ
逃げたくて仕方がない
だけど逃れられる事は出来ない
たまきはまるで蜘蛛の巣にかかった蝶のようになっていた。
「香坂?!」
心の中で葛藤しているとそれに気付いてか、神宮が行動を起こした
いきなりの振動に対応出来ず、たまきが机に突っ伏すように体を折る。
そんな様子に神宮がたまきの元まで、歩いてきた。
「どうしたんだね、香坂 くん」
「…いぇ……」
たまきは許しを請うような、睨み付けるような目で神宮を見上げる。
が、たまきの体の奥で埋め込まれたオモチャが途端に低く唸って動き出すのが分かる。
神宮がポケットの中にリモコンを忍ばせで操作しているのだろう。
外には聞こえないのだろうか、と
心配になるほど、自分の体の奥の音が響いて聴こえる
たまきはその音が漏れぬよう祈る事しかできなかった。
「…神宮教授、香坂の体調が優れないようですのでお話は今度で宜しいでしょうか?」
「ああ、かまわんよ。」
「香坂少し仮眠室で休んでろ」
「私も手伝おう…立てるかね?」
神宮は白白しくたまきを立たせる進藤を手伝い、労わるように言うと、たまきは辛そうに瞳を伏せて息を吐く。
進藤は一人で大丈夫だと神宮にいい、たまきを抱えるようにして仮眠室へと向かった。
582 :
通りすがり:2007/11/25(日) 18:53:10 ID:sJ0P65fx
その行方を見守りながらポケットの中のスイッチの出力を最大に上げながら
誰にも分からないように意地悪く笑い
神宮は心の中で呟いた。
「…香坂くん。彼はどう思うだろな…。君がこんなはしたない玩具で遊んでいる事を知ったら…」
神宮の今回の目的は進藤にたまきの淫靡な姿を見せ付ける事だったのだ
狙い通り、仮眠室では進藤のたまきを呼ぶ声が響いており、神宮はたまきが立っていられなくて倒れた事を悟った。
「おい…香坂!どうした、香坂っ!」
「何事だろうね」
白々しくそう呟き、神宮は白衣のポケットに忍ばせたリモコンに手を置いたまま、倒れたたまきの元へと歩いていった。
「騒がしいね、どうかしたのかい?」
神宮が見たものは、進藤に抱きかかえられながら床に座り込んでいたたまきの姿だった。
倒れていたとはいえ、瞳は開いている。
自分の身体の奥で振動している玩具が意識を飛ばしてくれなかったのだろう。
「進藤、先生……私は…大丈夫…だから……仕事に戻って…」
うつろな瞳ながらも神宮の姿を確認したたまきは、震える唇でやっと進藤に言った。
神宮が来たということは、また何か起こるかもしれない…。
下手すればこの事を進藤先生に知られてしまう…
それだけは避けたいたまきはもう一度大丈夫だから、と呟く。
「だめだ…。」
しかし進藤は、こんな状態のたまきを放っておくことなどできるはずもなく
ベッドまで運ぼうとたまきの膝の下に手を回して抱きかかえた。
が、その瞬間神宮は狙いすましていたかのように
リモコンに手をかけ、機能スイッチを切り替えた。
583 :
通りすがり:2007/11/25(日) 18:55:08 ID:sJ0P65fx
「ああっっ!!!ーっっ…」
たまきの蜜壷では玩具が波のように快感を押し寄せ始めた。
びくんびくんと身体を反らしているたまきに、進藤はたまきが落ちぬよう思わずきつく抱き締めてしまう。
抱き締めたたまきの身体は異常なほどに熱く、そして思ったよりもずっと華奢で壊れそうで
進藤は急に怖くなった
「香坂…お前の身に何が起きてるんだ?!」
「進藤、せ…ん…せっ…見ない、で…!んっ…ぁ」
そんな二人の様子を冷ややかな瞳で見つめていた神宮は、リモコンのスイッチをオフにしてたまき を進藤に一端下ろすよう指示する
「私が香坂くんを家まで送る事にしよう」
「……っっ!!」
蜜壷に入れられたオモチャが動きが止まると同時にたまきはぐったりとして気を失う。
「香坂っ!!」
進藤が支えようとするも、神宮は崩れたたまきの体を、さも自分が抱えるのが当然のように抱き上げ
尚もたまきの側を離れようとしない進藤に一瞥をくれると、冷たい声で言い放った。
「進藤くん、君は仕事に戻りたまえ。」
「…神宮教授。…俺が香坂を送ります。」
進藤は何か悪い胸騒ぎを感じ、自分が送ると口を挟むも
タイミング悪くホットラインが鳴り響く
神宮はその隙にさっさと踵を返すと歩き始めた。
進藤は後ろ髪を引かれる思いがあるものの、急患の対応すべく、そっちへと向かう
たまきのおかしな様子と、その熱かった体を思い出しながら…。
584 :
通りすがり:2007/11/25(日) 19:00:28 ID:sJ0P65fx
そして進藤の胸騒ぎは当たっていた
神宮が易々とたまきを帰す訳もなく
自分の支配下にある一室へとたまきを連れ込み、ベッドへと寝かせた。
そしてドアに「面会謝絶」の札を下げると
自分のネクタイを解いて、たまきの手首を一纏めにしてパイプベットのヘッド部分に括り付けた
未だ意識を失っているたまきを冷淡な顔で見下ろし、再びポケットのリモコンにスイッチを入れた。
「…んっ…っ…」
徐々にダイヤルを強くしていくと、たまきの体が揺らめくのが分かる。
「起きなさい…いつまで寝ているつもりかな…?」
ベット脇に腰を降ろし、言葉とは裏腹な優しい声で髪を撫でながら、呟き
ポケットからリモコンを取り出し堂々と操作する。
そしてもう片方な手ではたまきの上着を捲くり上げる。
「………?んっ…っ?」
薄っすらと開かれた唇を塞ぎながら
静かな部屋に相応しくない、低い振動音を大きくしていく。
「んっ…ひぁ…ッ……」
立てられた両膝を割り込むように体を滑り込ませた神宮は、激しく飛び上がるたまきの体を押さえつけるように覆い被さると
声を奪うように激しいキスを繰り返しながら、玩具の入った部分に手を延ばした。
震えたままの玩具に手をかけ
ゆっくりと出入りさせながら、耳元をねっとりと舐め上げ
神宮は、たまきを卑猥な言葉で貶めていく。
「…君はいやらしい…。…職場でこんなモノを突っ込んで…進藤くん、だったかな?に感づかれたかもしれないね」
「…あ、あぁ…ッ……っ……これはっ…教授が…!いやぁぁっ?!」
濡れてしまった下着を器用に取り払った神宮は、その部分に顔を寄せ、玩具を出し入れさせたまま、プックリと充血して存在を主張している突起に舌を這わせる。
585 :
通りすがり:2007/11/25(日) 19:03:00 ID:sJ0P65fx
「ひあぁぁ?!…や…ぁ!」
「声を押さえたまえ…誰が聞いているか判らないよ?」
「…んっ…く…っ」
口を手で押さえたいと暴れても、括られた腕はびくともしない。
荒い息を吐くことで、何とか声を押さえようと必死なたまきの様子を、愛しそうに見つめながら
神宮は尚もたまきを攻めていった。
「もうこんなオモチャじゃ物足りないだろう…?素直に答えなさい…」
「あ、あぁ…、も、もう…止めて…お願…っ…」
「早く答えないと…MAXにしてしまうよ…?」
「あっぁ、あぁぁ…っ?」
敏感になってひくひくしている蜜壷に更に指を入れられ、たまきは激しく仰け反る。
「さあ、答えなさい。こんなに濡らして、このオモチャがそんなにいいのかい?」
神宮は蜜壷に入れていた指で溢れるたまきの蜜を絡ませ取ると
たまきの目の前にその指を突き出し、たまきの目の前でぺロリと口に含む。
「やっ…お願い、しますっ!もっ…やめて……」
たまきは恥ずかしさで身悶えした。
顔を覆いたくても、縛られていて覆う手がない。神宮の視線から反らそうと、たまきができることは顔を横に向けることぐらいしかなかった。
しかし、反らした視線もあっという間に元に戻されてしまう。
神宮がリモコンをMAXにしてしまったからだ。
顎を反らせたまきの身体がベッドから浮かぶ。
「やっあぁぁ…ぁ!!壊れっ…る!!!」
「壊れやしないよ…本当は良いんだろう、オモチャが」
耳元で優しく甘く囁く声とは裏腹に、モーターの振動音は激しくたまきの胎内で響き渡る。
「そんな、訳…!!もう…やめっ…ああああっっ!!!」
「強情だな?…オモチャがいいならいいと言えば済んだものの。ふふっ…どうなっても知らないよ、私は」
神宮はそう冷ややかに笑いながら、リモコンのスイッチをオフにすると、 たまきの中から勢いよく玩具を引き抜いた。
586 :
通りすがり:2007/11/25(日) 20:24:51 ID:sJ0P65fx
「んっっ…!!」
今まで胎内で蠢いていた物体がするりと除かれ
たまきは気が抜けたようにだらりと身体から力が抜けた。
玩具が引き抜かれたたまきの泉から流れた蜜がシーツに溢れだす。
「おや、もったいない」
「何っ!?…あっっ!はぁっ!!」
まだオモチャの振動の余韻でひくひくと痙攣しているたまきの泉の入り口に神宮は口を当て、花芯を舌で弄ぶ。
「本当はこうしてほしかったんだろう?オモチャでは物足りないのだろう?」
「誰…が…!は…ああっっ…!!ひっ…んっ…」
「言うんだ。私がいいと…」
「それなら……っ…玩具の方、が…マシっ…だわ…!!」
「そんな事を言うのかい?……。これは使いたくなかったんだが…君があまりにも強情だから仕方あるまい…」
神宮は腕時計を見つめながら冷たく微笑むと、ポケットの中から小さな小瓶を取り出した。
「な…何…?んっっ…ああっっっっ!!!」
神宮は小瓶の蓋を開けると指に中の液体をたらし、そのままたまきの身体の奥へと指を進ませた。
「……な…何を…!?」
「これか?そうだな…世間では『媚薬』というものだ…」
「え?なっ…!?やっ!!…ああぁっっっ…」
身体の奥の奥まで塗り込まれ、次第に身体が奥から熱くなってくるのが分かった。
薬がたまきの身体を溶かしはじめたのだ。
「あぁ…っ…」
拘束された不自由な姿勢のまま、たまきが体を捩るのを、神宮は目を細めて満足そうに見つめていた。
乱れた服を完全に取り除き、白いしなやかな肢体が媚薬によって色付いていく様を、恍惚の表情で見つめながら、その体を指で辿る。
「は…ぁぁ!…んんっ…あ!!」
「どうだい?私自身が欲しくなってきただろう…?」
僅かな刺激で体を飛び上がらせるたまきを愛しげに掌で撫ぜるも期待とは裏腹に拒絶する声が部屋に響いた。
587 :
通りすがり:2007/11/25(日) 20:27:20 ID:sJ0P65fx
「嫌…っ…ふ…ぅあっ…触ら…ないで!!」
「…ふふ、素直になった方がいいんじゃないかね。香坂くん…?」
模範解答じゃなかった罰だと言わんばかりに色付き立ち上がった胸の頂を、軽く噛むと
薬によって過敏になった身体はそれだけでびくりと飛び跳ねた
たまきはやめて、と繰り返し懇願するも
そんなたまきの姿を神宮を満悦そうに眺めていた。
「は、ぁ…!…進藤…せんせ…助け…てっ…」
が、神宮はたまきのその譫言に引き抜いたはずの玩具にスイッチを入れ
激しく振動するオモチャを立てられた膝のあたりに這わせる
すると、たまきはベットが動くくらい体を起こそうと暴れて、神宮の方を見つめながら濡れた瞳で懇願した。
「ひ…あぁぁ!!お願い…で…すっ…、…薬が…抜けるまでっ…触ら……ない、で…!」
「そんな願いを……聞き入れられると思うかね?」
神宮はたまきの反応を眺め満足げにベッドに上がると
たまきの足の間に腰を落とし、カチャカチャと音を立ててベルトを外し、ズボンを寛がせて聳える自身を取り出すと
軽く泉の周りに擦り付け、一気にたまきの最奥へと挿入した。
「やあぁぁぁぁっ…?!」
588 :
通りすがり:2007/11/25(日) 20:29:59 ID:sJ0P65fx
「くっ……凄い疼きだな…、 香坂くん…よく効いているようだね」
流石の神宮も額に汗を滲ませて、その締め付けに堪えるのが必死のようだった。
手を延ばして胸を揉みしだくと、更に疼く内部が神宮を飲み込むよううごめき神宮を喜ばせる。
「あぁぁっ!!…抜いて…くださっ…!嫌!あ…あ…動かない…で…!!!」
そう口では言ったものの、限界だった
体の奥からむず痒いような、熱い疼きが湧き上がってくる
その部分を強く擦られたくて仕方がない
それを解消するには、目の前の男に縋るしか方法は残されていない。
が、それをしてしまうときっと永遠に逃れられなくなってしまう
そんな悍ましい結果には絶対になりたくない
そう思うも塗り込められた薬の効き目は凄まじいものだった
「本音をいいたまえ…どうされたい…?…ほら、こうされたいのだろう?」
入れたまま奥を突かれて、たまきは甘い声を上げた。
「あ…あぁっ!…もっ…いっそ…壊し…て…」
いっそ自我を手放してしまえたら…
そう思ったのか、そんな事を懇願するたまきの姿に、神宮は眼鏡を外してベット脇の机に置くと、今までの緩慢な動きが嘘のように激しく挿送を繰り返しはじめた。
「あ、あぁぁぁっ…んっ!!んぁ…っ」
媚薬の効果のせいか、普段ならすでに達して脱力状態になるたまきだが
何度、絶頂を迎えても、未だ神宮を受け入れ続けている。
「激しくはするけど……壊れる事は、許さないよ…」
たまきは激しい神宮の突き上げに再び達してしまっていた。
しかし、神宮は動きを止める事をせず、たまきを突き上げ一番深い部分を突き上げて行く。
「っっ…っっ…んっっ……くっ…」
蜜壷をかき回し、突き上げる。
たまきは声が掠れて、喘ぐ言葉もなく、神宮の激しさに息もできない。
ぼんやりと焦点のあっていないたまきの瞳にはただ白い天井がうつっていた。
589 :
通りすがり:2007/11/25(日) 20:32:40 ID:sJ0P65fx
「あぁ?い、いやぁ…っ?!」
が、ふいに括りつけられていたネクタイを解かれ、手が自由になったかと思えばその手を取られ
繋がった部分に導かれると、神宮でキチキチの蜜壷に自身の指を入れらされた
たまきはふいに現実を突き付けられ、屈辱感に我に返り
たまきは再び首を振って嫌がった。
「いや…手っ…離し、て…!もっ…抜いて…!!これ…以上、は…許し…てっ…下さ…!!」
「やっぱりしっかりと自我を持っている方が…君らしくていいね」
攻める動きはそのままに、たまきの上から重ねた手を動かす
「…くっ…香坂くんっ!そんなに…締め付けると…」
神宮の体がぶるりと震えて息を吐きながら最奥に飛沫を叩き付ける
「いやぁぁぁぁ−−−−−!!!」
恐れていたその感覚に、たまきは首を降り叫び散らした。
「ぃゃ……早く…抜い、て!!−−いや…早く……!!」
中に出されたという悍ましさから、狂ったように叫び、暴れる
その声の大きさに神宮は慌てて、たまきの口を手で覆おうとするも激しく暴れ狂っている為、それも叶わない
そしてたまたま近くを通りかかっていた進藤がその声を聞き付け、2人のいる部屋へ立ち入ろうとする。
それに気付いた神宮は慌ててそっちを制止しようとするものの、進藤はそれをものともせず強引に踏み込んだ
590 :
通りすがり:2007/11/25(日) 20:35:26 ID:sJ0P65fx
「………香坂…!!!」
目の前の光景に進藤は思わず目を疑った。
生まれたままの姿でパニックに近いものを起こしているたまきの姿
何があったか、など
一目瞭然だった
「香坂!大丈夫だ…落ち着け、もう大丈夫だ…」
進藤は神宮への沸き上がる怒りを必死に押さえ込み、たまきを落ち着かせようと努めた
進藤に宥められ、徐々にたまきは落ち着きを取り戻しつつあるも
がたがたと震え、浅い呼吸を繰り返している
「……香坂…大丈夫だ…」
「進藤…せん、せ…?!」
大分落ち着きを取り戻し、自分を抱きしめているのが進藤だと気付いた瞬間、たまきがびくんと大きく震えた。
「駄目!!!触らないで…!!」
「香坂?」
「貴方まで…っ汚れて…しまうっ…!!」
「お前は汚れてなんかいない 」
たまきは、進藤の言葉が信じられなかった。
「だって……中にっ!!!!」
「言わなくていい…きって、何もかも悪い夢だ…少し眠れ…」
「教授、あなたがやった事は立派な犯罪だ。もしこの件を握り潰すような事をしたとしても俺は絶対にあなたを許さない!!!」
進藤はそう吐き捨てると、ぐったりとしているたまきの身体を布団で包みそっと抱き抱えると、ドアを激しく開けて出て行った
>>通りすがりさん
いつも投下ありがとうございます!続きが気になります
通りすがりさん、お待ちしておりました〜
今回は今までとは違うテイストですね!
続きが気になります!!
>>通りすがりさん
通りすがりさんの作品大好きなので長編嬉しいです!
>>通りすがりさん
GJです!
続き期待です!!
続編キタイ!!
通りすがりさん、GJ!!
続き待ってます!!
GJです!!
通りすがりさん、続き期待です!!
通りすがりさん、すばらしいです!!
続き期待!
通りすがりさん、待ってます〜
600!
601 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/10(月) 00:17:05 ID:HVHttZcU
あ
通りすがりさん、こないかなー・・・
603 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/12(水) 17:16:45 ID:9AsN6FeX
あげ
あげ
605 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/20(木) 17:16:47 ID:tn4XOaA0
age
あげ
誰か〜
608 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/23(日) 00:33:38 ID:Ve5u1CT9
待ってまーす
609 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/23(日) 09:08:36 ID:PeQvRFLs
昨日過去の分全部読みした。萌る‥!
まとめサイトとか作りたいですね。
通りすがりさん〜〜〜
age
612 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 21:32:56 ID:M+useQKk
hssh
613 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/28(金) 02:02:21 ID:FngvWiPN
ほしゅ
あげ
615 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/29(土) 23:14:36 ID:bogW5oK0
スレ立て1年だね。
まとめサイトとかいいね
あげ
616 :
名無しさん@ピンキー:2008/01/01(火) 02:29:06 ID:fca9rWuD
あけおめ
誰か〜
hoshu
通りすがりさんの作品の続きに期待
620 :
名無しさん@ピンキー:2008/01/10(木) 16:23:49 ID:rRmpigXU
同じく!!
進たまさんこないかな…。
ストーリーがあってきれいなものが読みたい。
通りすがりさん、進たまさん、238さん、みんなに期待!!
確かに、3人とも大好きです〜
お待ちしています!
過疎
625 :
名無しさん@ピンキー:2008/01/14(月) 12:54:44 ID:jgFocZob
お願い!!
もう飢えてるorz
626 :
進たま:2008/01/14(月) 22:03:26 ID:ijcSzcRo
お久しぶりです。スイマセン
あけましておめでとうございます。新作投稿しますね〜
627 :
進たま:2008/01/14(月) 22:09:07 ID:ijcSzcRo
進藤が人道支援団で各地を飛び回るという、非常に危険な仕事から再び帰国して港北救命センターに舞い戻ったのは
たまきがシカゴから帰国してから二年ほど後の事だった。
何年も前から淡い恋心とも言える幼い気持ちを抱いてきた相手ではあったが、出逢った当初から望み薄な恋でもあった。
彼は亡くなった妻を非常に愛していたし、なにしろ最初の二人の仲は犬猿ともいえる関係だった。たまきがシカゴに行っ
てからは、一年に何度かの帰国の際に、救命に挨拶に行った時に逢えるか逢えないかぐらいの関係で、もちろん個人的に
食事をした事もない。気楽に誘えば付き合ってくれたかもしれないが、気楽に誘う事は、どんな難しい心臓の手術よりも
困難に思われた。
翌年、かなりの勇気と気合をもってして帰国した時に、すでに彼は日本にはいなくて、遠く危険な地域で働いている事を
聞き、脱力感と失望にも似た気持ちを味わった。
なんとか大きく開いた心の穴に折り合いをつけて、穴に薄く膜が張ったころ、彼は突然帰国した。
どうせ諦めていたんだからと、気楽な気持ちで食事に誘ったところ、気楽にOKの返事をくれた。それから一年・・・・・
頻繁に食事に行くようになったものの、彼はもしかしたら自分の事を女としては見ていないのかもしれない。どうしてそこ
にはやく気がつかなかったのか?二人の会話はいつだって患者の話と医療の話。そもそも、彼から会いたいと乞われた事は
一度もないではないか?いつでも会ってほしいと乞うのは自分の方で、彼はそれを、断らなかっただけの話だ。
次の日が休みの日ですら、10時前にはたまきをタクシーに乗せて、さっさと帰ってしまうし、多少酔ってはいても手すら
握られた事はない。中学生か?
それに、もしかしたら城島や馬場だって乞われれば会うかも知れない。いや会うだろう。間違いない・・・・・
それならば彼が考える二人の関係は、友人、元同僚、その様なものであろう。
深い溜息をついた。もしかしたら、たまきの気持にも気がついていたのかも知れない。どうしようもないお人好しだ。無理な
ら断ればいいのだ。やっぱり今でも奥さんだけを愛しているのであろう。今さらなぜ勘違いなどをしてしまったのだろう。少
しでも自分を女として見ていてくれるなんて。そもそも、奥さんの為に、すべてを捨ててまで傍に居る事を選んだ男だ。自分
の事を少しでも想っていてくれるなら、そもそも人道支援団なんてものに入らないだろう。
ようやく決心がついた。見上げた空は、凛と澄んでとても美しくて。やっぱり彼を愛した事を後悔したりできなかった。自分
の気持ちもこの空のように凛としていたいと思った。もう一度空を見上げてから、たまきは力強く歩きだした。
628 :
進たま:2008/01/14(月) 22:13:25 ID:ijcSzcRo
彼が日勤と聞いていた日を見計らい食事に誘いだした。その日たまきは少しはしゃいだ。
お酒もいつもより飲み、珍しく医療とは別の話を明るく語った。彼は軽く笑いながらいつもの様に聞いてくれた。明るく
話ながら自分の手が震えている事に気がついた。こんなにも進藤の手を離す事は勇気がいる。お酒の力を借りないと話始
める事なんてできはしないのだ。
自分が求める限り、この手は自分を助けてくれるだろう。でもこの手は私の手ではない。
「進藤せんせい」フッと真顔になった、たまきに進藤は怪訝な顔をした。
「どうした?」その優しい声に泣きそうになったけれども、何とか笑顔を作り言葉を紡ぎだした。
「来週から日本を離れるの」
「急だな」
何か言おうとしている彼を制した。
「もう日本には戻らないわ。あなたにも逢えなくなるわね。今までありがとう。あなたの事忘れないわ。」
なんとか最後まで笑顔でいられた事を自分自身に感謝した。
「香坂」進藤の言葉を聞く余裕はなかった。なんとか張り付いた笑顔のまま席を立つ。
「最後だから、今日は私の奢りよ。身体に気をつけて、さようなら」
それだけ告げると進藤の顔を見上げる事なく立ち去った。さっき化粧直しに立った際に会計は済ませていた。そのまま
外に飛び出した。10月の気まぐれな空からは、冷たい雨が落ちてきていた。でも今はその雨が嬉しい。もう泣いても
いいと言われている気がしたから。
傘もささず、歩きだした、たまきの頬に雨と混じった涙が流れる。愛しい声も、腕も、顔も、たまきの持っている彼の
すべてを忘れる事はできないだろう。それならば心の中で一緒に生きていく。それなら誰も困らない。静かな夜の道は
音が消されたかの様に静かで、雨が泣いていると思った。不意に温かいものに包まれて引き寄せられる。
驚きで強張らせた身体が、一回だけ抱きしめてくれた腕と匂いを思い出していた。
629 :
進たま:2008/01/14(月) 22:18:42 ID:ijcSzcRo
「進藤先生」
弱い力で押し返しても、強い腕は緩まらない。
「進藤せ、」
押し返していた手首を掴まれ乱暴にコンクリート塀に押し付けられた。見上げた彼の表情からは何んの感情も感じられない。
彼が口を開いた。「随分と勝手だな」
その通りだと思った。友人としては最低だ。どんなに遠く離れても、友人なら逢えないなんて言いはしない。友人なら。
言ってはいけない、言うつもがなかった言葉が口を衝いて出た。
「あなたを愛している。もう無理なのよ」
「香坂、俺は、」彼の言葉を急いで遮る。
「何も言わないで。ただ、あなたの傍にいると、わたしどんどん嫌な女になっていくの。」
嫌な女は元々ね、呟いて少し笑った。「限界なの。元同僚の役はおしまいね。わたし、」そこまで言いかけた瞬間、
冷えた唇が熱い物で覆われて、呼吸が止まった。見開いた瞳に、彼が映る。意味もわからず抵抗しようと動かした手首は
しっかり押さえ込まれて、ビクリとも動かず、そのまま長い口づけは続いた。唇が離れると吐息が漏れた。
「どうしてこんな事?同情はやめて」震える声で言葉が出た。
進藤は無言でたまきの手を掴み歩きだした。意味もわからず只、進藤の後をついて行く。白いマンションのエントランス
をくぐり抜け、それでも彼の歩調が止まる事はない。
「進藤先生、離して!」ようやく抗議の声を出した、たまきをチラッと軽く一瞥しただけで、その手は緩まる事はない。
ようやく一番奥の部屋の扉の前で立ち止まると、片手で器用に鍵を開けて、たまきの背中を扉の中に押し入れた。
630 :
進たま:2008/01/14(月) 22:21:39 ID:ijcSzcRo
動揺と緊張と不安を抱えたまま玄関に立ちつくした、たまきも、鍵を乱暴に転がした進藤も全身ずぶぬれだった。何か
を問いかけたくとも、寒さと張のせいか口が震えて言葉が出ない。進藤が無言で腕を引くので、なんとか靴を脱いで
玄関から部屋に上がった。進藤は電気をつけずに進んでいく。連れて行かれたのはベッドの前だった。
ビクリと怯えて逃げ出そうとした足は、思うように動いてはくれない。
この年にもなって進藤の行動の意味がわからない訳はない。この一年、自分に指一本触れようとしなかった。
ならなぜ今頃こんな事をするのか?考えながら少しづつ間をとろうとするたまきの腕を進藤が強く引っ張った。
頭に長い指が絡まり、顎を上げられ唇が絡まる。最初は抵抗したが、所詮この男にかなうはずもない。
口付けが深さを増すと、もうどうでもよくなった。この男が、例え一瞬でも欲してくれるなら、それが今だけ
だとしても幸せな事に思えた。
急くようにワンピースのファスナーが下され濡れた衣服は次々と脱がされ床に落ちていった。
631 :
進たま:2008/01/14(月) 22:27:56 ID:ijcSzcRo
恥ずかしさには目を閉じて耐えた。ベットに静かに横たえられて、長い指が素肌を辿る様に動く。
震えはお互いの熱で徐々に止まり、息苦しい程、深く口を塞がれる。
少し乱暴だった彼の手は徐々に優しくなり、それがなんだか切なくて、逞しい背中にしがみついた。
もうこうしている事の意味なんてどうでもよかった。その腕はの中は、いつだって安心で温かで、誰かと繋がるのはこう
いう事なんだとこの年になって始めて気がついた。
雨の男が遠くなり二人の心臓の音だけが静寂した部屋に響き、そして何も聞こえなくなった。
瞼を上げると優しい顔をした男がこちらを見ていた。恥ずかしさが先立ち背を向ける。進藤は彼女の美しい背中に手を伸
ばし引き寄せた。
「何も聞かないのか?」彼女の背中を抱きながら、何も問いかけようとしない彼女に、逆に問う。
「何も言わなくていい。あなたが例え後悔していても、今だけだったとしても、幸わせだったから」
「悪かった」
彼の呟きに思わず振り返る。苦笑しながら彼は続けた。
「俺は極端な性格だからな。一度手を伸ばしたら傍に居ない事がつらくなる。おまえも俺もずっと同じ場所に留まる人間じゃ
ないからな。だから手を伸ばす事をためらった。それだけだ」
「傍にいるわ。あなたがどこにいても、私がどこに居ても」
少し瞳を潤ませた彼女に「そうだな」とほほ笑み返してきつく抱きしめる。その手はまた美しい肌を辿り始める。
慌てて起き上がろうとする彼女を捕まえて、またベッドに押し付けた。
「朝までは離したくないんだ」
耳元で囁かれ、顔が赤くなったのが自分でもわかる。うろたえる瞳を捕え、逃げようとする身体を捕え、そして唇を捕らえた。
彼女はその唇に酔いしれて大人しくなる。
先程は、展開があまりにも劇的で記憶が所々確かではない。しかし今は確かな実感が湧いてくる。
彼の唇や手が全身を這い、それにつれて全身が熱くなる。
誰かを是ほどまでに欲して、その相手に求められる事はなんて幸せな事なのだろう。
うわごとみたいに彼の名前を呼び、其の度に熱く見つめ合い、唇を重ねた。朝などこなくてもいい
とさえ思えた。
指と指を絡ませて、唇と唇を重ねて、舌と舌を絡ませ合い、肌と肌を重ね、何度も抱き合い深く視線
を絡ませて・・・・・・・・・・・・繋いだ手を二度と離さないとしっかり結び付けて。
END
>>進たまさん
待ってましたー!!
今年もよろしくお願いします〜
633 :
名無しさん@ピンキー:2008/01/14(月) 23:26:04 ID:GX+9hMlO
乙です!!!!
なんか久しぶりで嬉しいです!!
また期待!!
634 :
名無しさん@ピンキー:2008/01/15(火) 19:56:29 ID:XaIuenkC
MEGUMIが肉体接待している業界人
高須光聖(新堂本兄弟、ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!嗚呼!花の料理人、虎の門、リンカーン、ロンドン、ハーツ、めちゃイケ、
ハニカミ、ダウンタウンDX、芸能人格付けチェックなどを担当する構成作家)
鈴木おさむ(森三中大島の夫でブス恋、ロンドンハーツ、めちゃイケ、ココリコミラクルタイプ、クイズプレゼンバラエティーQさま!!などを
担当する構成作家)
桜井慎一(YOUたち!、オリキュン、嵐の宿題君、サタデーバリューフィーバーなどを担当する構成作家)
渡辺真也(YOUたち!、くりぃむナントカ、虎の門、めちゃイケ、志村&鶴瓶のアブない交遊録などを担当する構成作家)
大多亮(プライド、ラストクリスマス、HEROなどを担当するプロデューサー)
福田靖(HERO、上海タイフーン、救命病連24時などを担当する脚本家)
長谷川朝二(本番で〜す!、やりにげコージー、やりすぎコージーなどを担当する構成作家)
樋口卓治(ココリコミラクルタイプ、アスリート応援TV!ニッポン!チャ×3、クイズプレゼンバラエティーQさま!!リンカーン、まるまるちびまる子ちゃん
などを担当する構成作家)
そーたに(虎の門、ロンドンハーツ、アメトーク、愛のエプロン、芸能人格付けチェック、サタデーバリューフィーバー、まるまるちびまる子ちゃんなどを
担当する構成作家)
中野俊成(恋するハニカミ、サルヂエ、ロンドンハーツなどを担当する放送作家)
遠藤みちすけ(ウチくる!?、オンナのじかんですよ。、ロンドンハーツなどを担当する放送作家)
石井浩二(1億分の1の男、笑っていいとも!SMAP×SMAP、カスペ!オリキュン、ブログタイプ、ジャンプ!などを担当するチーフプロデューサー)
山名宏和(嗚呼!花の料理人、オールスター感謝祭、ダウンタウンDX、ホレゆけ!スタア☆大作戦、アフリカのツメ、秘密のケンミンSHOWなどを
担当する構成作家)
上記は業界では新人のアイドルまでもが知っているほど有名な話です。業界で枕営業NO.1タレントと言えば間違いなくMEGUMIですね。
この枕営業の事実が最近業界中で知れ渡り、公になる前に彼女を切る構成作家、プロデューサーが増えてきているそうです。
芸能界って恐ろしいところですね〜。
635 :
名無しさん@ピンキー:2008/01/16(水) 02:01:21 ID:4tf89jQj
進たまさんのたまきはかわいいからすき!
進たまさん、お待ちしていました!
始めは切なく、最後はハッピーな感じが最高でした!!
進たまさんありがとう!
あげ
639 :
名無しさん@ピンキー:2008/01/19(土) 01:50:54 ID:S17t3pdG
213さんのエロが好き!
投下お願いしますorz
保守
ホシュ
642 :
名無しさん@ピンキー:2008/01/26(土) 05:51:07 ID:c/i/aqR1
関東で再放送あげ。
4やらないかな‥
643 :
名無しさん@ピンキー:2008/01/27(日) 23:59:39 ID:TxZKaqgx
通りすがりさん来ないかなぁ
誰か〜
645 :
名無しさん@ピンキー:2008/01/31(木) 21:29:14 ID:FwUhUnEU
213さんと進たまさんがきてくれますように
香坂先生…(*´Д`)ハァハァ
647 :
名無しさん@ピンキー:2008/02/03(日) 14:56:27 ID:clqx9ywW
まとめサイトどうする?
648 :
名無しさん@ピンキー:2008/02/03(日) 19:24:15 ID:ogLeDzp6
つくりたいね。いづれこのスレもいっぱいになるなわけだし。
まぁ大分先の話になるかな。
649 :
名無しさん@ピンキー:2008/02/04(月) 02:32:50 ID:QlgQyucH
仮設置ならしてもいいけど、管理できる自信はない。
650 :
名無しさん@ピンキー:2008/02/05(火) 03:03:50 ID:h25p2PaY
作りたいけど‥技術がない。
誰か〜
652 :
名無しさん@ピンキー:2008/02/05(火) 20:20:59 ID:sFZZySez
通りすがりさんの続きが凄い気になる><
283さんのエロも進たまさんの綺麗な小説も読みたい><
投下お願いします・・・・
653 :
名無しさん@ピンキー:2008/02/08(金) 04:25:43 ID:2xR7JqGx
age
職人さん、誰か来ないかなあ〜
655 :
名無しさん@ピンキー:2008/02/10(日) 22:42:26 ID:Q8qn5RzB
進藤「香坂・・中に出していいか」
(バックで突いている進藤)
香坂「妊娠しちゃうわ。今日は安全日じゃないの」
進藤「もう、限界だ・・・」
香坂「ちょっと待って・・あぁっ・・!」
進藤「だめた・・出すぞ。お前は俺のものだ・・」
香坂「あぁぁっ!・・私もイクわぁ・・あぁ!進藤先生!」
AGE
誰かこないかな〜
明日の最終回では進藤の「たまには外でやらないか?」が聞けるから待ち遠しい。
659 :
名無しさん@ピンキー:2008/02/12(火) 17:52:01 ID:51flp49g
>>658 「今夜、空けとけ」だよね^0^
楽しみ!!
ってことであげ
660 :
名無しさん@ピンキー:2008/02/12(火) 20:04:07 ID:pY6YeEC0
救命は終わりなのか…
662 :
名無しさん@ピンキー:2008/02/14(木) 18:57:04 ID:tdcdlwPP
通りすがりさんどうしたんだろう
通りすがりさん、待ってます><
通りすがりさん!!頑張って!待ってます(>_<)
投下キタイ!!
期待age
667 :
名無しさん@ピンキー:2008/02/19(火) 23:02:40 ID:EY7ZRpCB
書いてみたいが書けません
667さんに期待!!
670 :
名無しさん@ピンキー:2008/02/21(木) 21:37:03 ID:on3TGhEb
救命に飢えている‥
667さん頑張って
673 :
名無しさん@ピンキー:2008/02/23(土) 00:18:04 ID:/9wWS9mp
「今夜は手加減できそうに無い・・・でも、お前が悪い・・覚悟してくれ」
そう呟き、進藤はたまきの唇をとらえると深く口付けた。
強引ともいえる性急さで舌を差し入れ彼女の甘さを味う。
「ん・・・・」
たまきが甘い声を漏らしながら、華奢な手で自分のシャツをギュっと握っている感触に優しくしてあげたい気持ちと、この場で無理やり自分の欲望をぶつけてしまいたい衝動が入り混じる。
しかし、こんな場所では彼女を傷つける・・・
進藤は熱い体を鎮めるように深く差し入れていた舌を浅くさせ、たまきの唇をなぞっていると
いつのまにかボタンの外されたシャツの隙間から彼女の手が滑り込んでいた。
その悩ましげな手の感触に、進藤の体がゾクリとした快感に包まれる。
思わず吐息が漏れ、唇を僅かに離すと堪らず焦れた眼を伏せ加減にし、彼女を睨んだ。
「今すぐ・・この・・手をどけないと・・この場所でお前を犯してしまいそうなんだが・・・」
たまきを押し付けていたドアから、彼女を引き寄せるように深く抱き締めると
胸のなかで彼女が、クスリと笑った。
「・・・確かに、ここじゃ困るわ・・」
そう呟くとたまきは滑り込ませていた手でシャツを押し広げ、その先の肌に唇を寄せた。
進藤は思わず息が止まってしまいそうになる。
「お前わざと・・・ああ、ここじゃ・・駄目だ」
悩ましげに声がかすれた。ベッドサイドの僅かな明かりに照らし出される室内で、進藤は彼女を抱き締めると
その耳元で小さな、ため息をついた。
「俺のほうが先に服がはだけているなんて・・初めてだ・・」
そう呟きながら首筋に舌を這わせていく。
「・・いや・だった・・?」
喘ぎながらの問いに進藤は堪らず焦れる。
「嫌じゃないから・・困るんだ・・本当に手加減できなくなったら、どうするつもりだ・・」
たまきの肩に手を這わせ細い肩紐をずらすとワンピースは途端にウエストまで落ちた。
微かに息を呑んだ彼女を、倒れ込むようにベッドへ押し付けると肩から手を胸元まで滑らせ
その先のふくらみをなぞるように触れた。
「あっ・・・」
674 :
通りすがり:2008/02/23(土) 00:22:02 ID:/9wWS9mp
彼女の体がピクリと震えると短い声を上げた。
「・・・ずっとこうしたかった」
そう言うと、指から手のひらで覆うように変えると、その動きを強めた。
「あ・・んん・・」
甘い声と彼女の高揚した顔つきに進藤は堪らなくなり、乱暴な舌使いで火照った体をまさぐり
掴んでいた柔らかなふくらみに到達すると、その舌は激しさを増した。
彼女の滑らか肌が、じっとりと湿り気を帯びていく。
「あ・・いやっ・・・ん」
その声に煽られるように、胸の頂を口に含み強く吸い上げると彼女の背中がビクっと反る。
その隙間に片手を回し強く抱きしめ
もう片方の手を胸からウエストへ滑らせるとドレスを押し下げた。
そのまま下着の線に沿って指をなぞっていくと、彼女の震える吐息が聞こえる。
指を下着の隙間から僅かに潜らせると彼女が焦ったように、その手を掴むと小さな声で言った。
「ね・・シャワーを使うのを忘れてたわ・・」
指は、そのままに進藤は胸から顔を上げたまきの顔を覗き込むと
ばら色に蒸気した顔が恥ずかしそうな表情を浮かべていた。
「それは重要か?」
進藤は、そう言いながら潜らせていた指を更に差し込み彼女の敏感な部分の手前で彷徨わせる。
「あ・・」
思わず声を出してしまったという顔つきの彼女は軽く進藤を睨んできた。
「あ・・当たり前じゃない・・気になるわ、すぐ済むから・・待ってて・・」
「俺は、少しも気にならない・・」
進藤は彼女の眼を覗き込んだまま、その敏感な場所へ円を描くように指を差し込んでいく。
「ああ・・やだっ・・・あっ」
頭を仰け反らせ、大きく喘いだ彼女を見つめながら、その指を一番、奥まで入れると動きを止めた。
「なにをしたいって?」
進藤の声がかすれ始める・・たまきは真っ赤になり眼を逸らした。
進藤は笑うと、その指を動かし始めた。
吐息だけを漏らし、声を出すのを我慢している彼女が、堪らなく可愛い。
「お前に選ばせてやる・・シャワーか・・この先に進むか・・どっちだ?」
指を僅かに曲げ、激しく出し入れを始めると彼女の口から喘ぎ声が漏れる。
その半開きな唇に進藤はキスを落としながら、もう一度、聞いた。
「どっちなんだ・・?」
675 :
通りすがり:2008/02/23(土) 00:25:04 ID:/9wWS9mp
「あ・・ひどいわ・・意地悪言わない・・で・・・・」
指に絡まる密やかな蜜の力を借りて、もう一本の指も差し入れ掻き回すように動かすと彼女の手が
進藤の二の腕を掴んできた。
「も・・だめ・・・あ」
涙目になる彼女に、もう一度キスをする
今度は深く悩ましく・・「決めるんだ・・」唇を離さずに呟く。
「・・・やめないで」
進藤は指を引き抜くと、そのまま太股に手を当て押し広げ自分の体を割り込ませる。
熱くなった自分を彼女の潤いすぎた場所へ押し当てた。
「お前の選択に免じて、唇と舌で愛すのは諦めよう・・それはシャワーの後で・・」
そう言うと、一気に彼女の中へ押し入った。
「ああ!・・あっんんん・・!!」
甘美な圧迫感と彼女の妖艶な表情と声に、進藤はもう自分を抑える事ができなくなった。
彼女の両腕をベッドに押さえつけると体重をかけ、その動きを激しくさせた。
その動きに合わせる様に彼女の声が響き、柔らかな胸が揺れる
愛しい女が自分の下で乱れていく、どうしようもない快感に・・・気が狂う・・・
彼女の体が強張るのを感じ、掴んでいた腕を放し指を彼女の秘所にあてがい
快楽の淵へ押し上がるのを助ける。
「ひあぁ・・!?や・・やめて・・」
彼女の顔が恐怖の色を見せた。
その頬に手を寄せ、動きをとめずに途切れ途切れに囁いた。
「だい・・じょうぶだ。・・一緒に・・・」
たまきは、喘ぎながら頷いた。
進藤は彼女を抱き締め、力強い動きで腕の中の愛しい人を翻弄する。
彼女の呼吸が速くなり、その手が強くシーツを握りしめたかと思うと
体が仰け反り進藤自身を強く締め付けた。
僅かに震えている体を抱き締め落ち着くのを待ってから、自分の高まりを開放し始めた。
快楽に体を開かれていた彼女は、すぐにその波にさらわれ、もう声さえでない程だ。
その淫らでいながら、どこまでも艶やかな姿が
進藤をこれ以上にないぐらいに煽り、歯を食いしばらせる。
676 :
通りすがり:2008/02/23(土) 00:27:00 ID:/9wWS9mp
「・・泣かされるのは・・・俺の方だ・・」
そう呟くと、彼女の腰を強く掴み、これまでにないぐらいの激しさで彼女を、いや自分を
狂気の域まで達しさせると自分の欲望を開放した。
それは彼が彼女に刻みつき、彼に彼女の痕がついた瞬間だった。
重い体を横たえ、だるい腕で、側に横たわるグッタリした、どうしようもなく愛しい女性を抱き締めた。
「絶対に、もう離さない・・・」
そして、眠りに落ちる彼女の額に唇を寄せたまま、そっと眼を閉じた
677 :
通りすがり:2008/02/23(土) 00:31:25 ID:/9wWS9mp
あ、1回目名前変えるのわすれちゃいました(汗)
皆さんお久しぶりデス。
書くのも久しぶりなのでなんか変な気もしますが、今回は志向を変えてみたという事で、目をつぶってやって下さい。
楽しんで頂けると嬉しいです☆
通りすがりさん、お待ちしていましたー!!
復活、超嬉しいですー。
おお!!!!!
通りすがりさん!お久しぶりです!!!!
ずっと待っていますた!!!!
進藤先生かわいいですねbテイスト違っても通りすがりさんのすばらしい
ところがにじみ出ていて大満足です><
次も期待です!!お願いします!!
680 :
名無しさん@ピンキー:2008/02/23(土) 23:25:24 ID:0CapS04M
通りすがりさん!!
前回の続きも期待してます!!
681 :
名無しさん@ピンキー:2008/02/24(日) 04:48:53 ID:rBx67WWf
通りすがりさんお疲れさまです。そしてお久しぶりです!今回も良かったですよ。
早くとは言わないので定期的に新作投下お願いします!
進藤先生かわいいです〜☆
すてきでした♪♪
ありがとうございます!!
個人的にお風呂シチュが読みたいです…(UωU)
通りすがりさん!GJ!!
お風呂シチュ・・・いいねー!!
書き手の皆さん、お願いします!!
age
687 :
通りすがり:2008/02/28(木) 02:27:42 ID:4QAZ3vSN
「今すぐお前を・・・俺に・・くれ」
そう囁く。
すべてを自分のものに
誰にもやらない為き
例え、それが神だろうと彼女を連れてなどいかせはしない・・・
堪らず、その白い首筋から胸元まで舌を這わせ濡れた肌を味わう。
「ん・・・やめて・・こんな所で」
たまきが、吐息まじりな小さな声で呟いた。
「こんな所で、するのは初めてか・・?」
少し意地悪に聞いてみると、彼女の頬が赤く染まる。
「女性の過去には触れないものよ・・」
「何かしらお前の初めてになりたくてな・・・」
彼は、そう切なそうに言うとたまきの目じりに優しく口付けをし
胸に這わせていた手を優しく動かし
その胸の先を指で焦らすように、こすり上げる。
「けど・・嫌だと言うなら、するつもりはない・・」
そう言いながらも、その手は激しさを増し指が彼女の柔らかな肌に食い込んだ。
「あっ・・あ・・やっ」
たまきが喘ぐように甘い声を漏らしながら、彼の髪の毛を優しく掴んできた。
「言ってる事と違う・・じゃ・・ない・・」
688 :
通りすがり:2008/02/28(木) 02:33:39 ID:4QAZ3vSN
片手で彼女の腰を強く抱えると、差し込んでいた指の動きを強める。
「あ!・・・やだ・・・ああ」
たまきは強く目を閉じ、彼の首筋に顔を埋めた。
首筋にかかる、甘く熱い吐息と、かすれ始めた淫らな声が
進藤を堪らなく煽り始め、我慢も限界だった。
「早く・・言うんだ・・」
そう囁くと、指を増やし奥深く、少し強引に埋めると彼女の体が揺れるぐらい激しく動かす。
「ああ・・んん!」
彼女は大きく喘ぐと、顔を上げ背中を反らし体を震わせた。
その濡れた体は冷えるどころか、内から湧き上がる熱で、ばら色に染まっている。
「言えよ・・」
進藤の、かすれた呟きにたまきは、薄く目を開けた。
快楽に染まり潤んだ瞳が、進藤を見つめ、その艶かしい唇が震えるように開く。
「・・やめないで・・・」
彼の心が震える。
「もう、一度・・」
その言葉に、たまきはやるせない顔をすると進藤の耳元に唇を寄せた。
「・・やめないで」
吐息のように囁くと、彼女は彼の髪に指をもぐらせた。
進藤は、体の底から湧き上がる欲望を抑えつつ
より深く入っていた指を回してやると
たまきは、身をよじるようにして喘ぎ、彼の唇を割るように口付けてきた。
その唇と舌を味わいながら、指を引き抜き彼女の腰を掴むと
唇を僅かに離した彼女が、こちらを見る。
恥ずかしげな表情と快楽を求める、その瞳。
「・・堪らないな・・お前って奴は、ほんとに」
そう言うと、その細い腰を力強く、熱くなっていた自分自身に引き寄せた。
689 :
通りすがり:2008/02/28(木) 02:36:53 ID:4QAZ3vSN
「あっ!」
その、のめり込む感覚に、彼女が短い声をあげ目を強く閉じた。
彼女を突き上げる彼の動きを、浮力が助ける。
「あ・・あっ!・・いやっ」
彼女の淫らで泣き出しそうな声に進藤は、これ以上ないぐらいに酔いしれ、その動きを助長させる。
その快感に支配された彼女の体が震え始めた時、彼の心に悪戯な気持ちが芽生え、その動きをピタリと止めた。
彼女は喘ぎの残った口を僅かに開いたまま、息を乱し不振気にこちらを見つめている。
「・・・ど、したの?」
不安げな声に進藤は優しく笑う。
「無理をさせたくない、もう出よう」
その言葉に、たまきは目を見開いた。
「な、なに?」
快楽に支配された彼女の頭は、今の言葉を上手く理解できなかったらしい。
「このへんで、やめよう、と言ったんだ」
彼は自分の欲望を隠すように眼を伏せたが、手は彼女の背中を撫で上げてしまう。
「そ・・そう。」
小さく呟く彼女を、僅かに見上げれば、その眼が涙目になっている。
ちょっと、やりすぎたか・・
あまり意地悪すると本当に出ていってしまうだろう
「じゃ・・無理してないっていう証拠でもみせてくれ」
690 :
通りすがり:2008/02/28(木) 02:40:22 ID:4QAZ3vSN
彼女の頬に手を寄せ甘く囁く。
「証拠?」
「ああ、そうだ」
意味がよくわからないという顔つきの彼女の唇に、指を這わせながら更に囁く。
「君のしたいように・・・」
そう言って、指をそのまま下に滑らせ胸を優しく撫でる。
たまきはピクリと動くと、みるみる顔を赤くさせ
その意味を悟ったようだった。
淫らで妖艶なたまきの恥らう姿が、どうしようもなく彼を、欲情にのめり込ませる。
そして彼女を促す。
「ここからはお前次第だ・・・」
そろそろ自分も限界だった。
顔を赤くした彼女は、彼の目を手でそっと覆う。
「見ないで・・」
691 :
通りすがり:2008/02/28(木) 02:47:56 ID:4QAZ3vSN
そう言うと、徐々に動き始めた彼女の恥ずかしげな態度とは裏腹な、どこまでも官能的な、その動きに進藤の体がゾクリと震える。
これだから、堪らないんだ。
快楽の淵まできていた彼女の体は、すぐに熱を帯び、その動きを激しくさせた。
進藤は、眉を寄せると思わず奥歯を噛み締める。
「あ!・・あっ・・ん」
彼女の声が、目を閉じていた彼の耳に妖しく響いた。
いつのまにか目を覆っていたたまきの手が、彼の髪の毛を掴み、悩ましげに動いている。
目を開けると、自分の目の前にいる彼女は目を硬く閉じ、甘い喘ぎ声を漏らす唇は薄く開いていた。
際限なく、感じているその顔。
どうして、そんなに淫らで艶やかなんだ・・・お前は
彼女の体が震え大きく反った。
堪らず、その体を抱き締めると胸に顔を埋める。
快楽に支配され、彼にもたれかかった彼女を強く抱き締める。
692 :
通りすがり:2008/02/28(木) 02:55:20 ID:4QAZ3vSN
お風呂シチュを書いてみたんですけど…上がるタイミングが難しい(汗)
と言うことでとりあえず今回はこれで許して下さい!
>>通りすがりさん
リクエスト通りの作品、ありがとうございます!!
たまきがシャワーを浴びているのをわかっていて、勝手に風呂場に入ってくる進藤とかも良いかも!!
_ ∩
( ゚∀゚)彡 進藤!進藤!
⊂彡
通りすがりさんありがとうございます!!
とっても素敵でしたー!!
進藤先生、たまきにはまっちゃってますね〜☆笑
>>693さんのシチュいいですねーw
696 :
名無しさん@ピンキー:2008/02/28(木) 17:49:41 ID:EzRnfsno
697 :
名無しさん@ピンキー:2008/02/28(木) 23:27:22 ID:c5rSCD8y
>「何かしらお前の初めてになりたくてな・・・」
この台詞萌え。。。
確かに進藤って意外と独占欲とか強そうで何かと「初めて」を狙いそうw
通りすがりさんGJ!!
十分素敵ですよ〜
>>693さんのシチュに賛成ですWW
あとは洗いっことか・・・笑
通りすがりさん、投稿サンクス!!
良かったです!!
>>693さんのシチュ、私も賛成です!!
あと、
>>697さんの言うとおり、何かと初めてを狙う進藤も!!
700 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/05(水) 00:07:13 ID:6lRNZ3Vq
香坂「早く入れてもらえないかしら。カンファレンスに間に合わないわ」
進藤「随分と偉そうな口をたたくんだな」
香坂「私のマ○コは高いのよ。そんな簡単に開けないわ」
進藤「かもな。じゃあ壁に手をつけ」
香坂「命令しないで」
進藤「よし入れるぞ」
香坂「相当、我慢してたみたいね。硬くて大きいわ。あぁっ!」
進藤「マ○コに恥はかかせられないからな」
香坂「んんっ。。あなた体勢きついんじゃないの…。あぁ」
進藤「お前が気にすることじゃない」
香坂「もう、ダメ…あん!」
進藤「よし、高速発射だ!」
香坂「もしかして中に出したの?」
進藤「さあな」
通りすがりさん、進たまさん、238さん、その他書き手さん、みなさんお待ちしています!!
通りすがりさん、GJデシタ!!
みなさんのリクエストにも同意!!
あげときます
あげ
704 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/10(月) 22:51:19 ID:rZhtZ4nP
期待あげ
キタイ
706 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/15(土) 07:11:02 ID:LhAq2hwa
期待上げ
なにこのクレクレ沸きまくり
飢えてるぞあげwwwwwwwwwwwwwwww
693さん、697さん、698さんに同感ww
どなたかお願いします〜!
ドラマもあればいいのに…
3がヤバヤバだったからねえ
3はなかったことにして2の続編で4やってほしいw
712 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/20(木) 13:06:19 ID:X0NYEgbB
713 :
通りすがり:2008/03/24(月) 03:09:11 ID:EKQL59JV
「一生、先にシャワーどうぞ」
夕食を済ませ、お互い自分の自由な時間を気ままに過ごす。
もう普段なら風呂に入ってもいい時間になり
ソファに寝転んで雑誌を読んでいるたまきが顔を上げ、進藤に声を掛ける。
「ん?・・・・・ああ、お前は?」
「いつも私が先に使わせて貰ってるし、たまには先に使って?」
そう言って微笑むとまた雑誌に目を戻す。
進藤は黙って軽く頷くと、医学書のページをめくる手を止めた。
ふと彼女の方を見るとたまきは無意識なのか時々足を動かしたり
何か呟きながらページをめくったりしている。
腰からヒップにかけての女独特の滑らかなラインが
彼女が足を動かす度に、小さく動いて妙な色っぽさがあった。
そんな姿をぼんやりと眺め、進藤が思いついた様に口を開く。
「なぁ、たまき」
「ん?なに?」
どうしたのだろうと、もう一度顔を上げた
たまきは“あ、タオルならいつものトコに置いてるわよ”とバスルームの方向を指差した。
進藤は、その指差したたまきの手を取り、目線を合わせるように屈む。
何だろう・・・?
不可解な突然の彼の行動にたまきは思わず眉をしかめる。
「・・・一生?」
「・・・風呂、一緒に入らないか」
彼を見上げるたまきが赤らむ。
それから暫しの沈黙の後、たまきが口を開いた
「じゃあ私が先・・・私が呼んだら入ってきても、いいわ・・・」
「解った」
それから暫くしてたまきのいいわよ、という声が聞こえてきたので
進藤も脱衣を済ませ、風呂場の扉を開けると予想外が光景がそこにあった
714 :
通りすがり:2008/03/24(月) 03:10:52 ID:EKQL59JV
「ふふ、残念?」
香りの良い泡の浮かぶ湯船に身を沈め、たまきは進藤の反応を見て可笑しそうに笑う。
蒸気が充満し、少しぼやけた視界の風呂の中。
それだけでも十分見えにくいというのに
温かい湯と綿飴のような泡を湛えているバスタブの表面からは何も見えない
「わざわざ泡風呂にする為に先に入ると言ったのか」
恐らく見せ付ける為わざと泡と戯れ
楽しそうにしているたまきに文句を言う進藤。
「こんなことしたら何にも見えないだろ」
進藤はその泡がどうも気に入らないらしく、
それらを消そうと先程からフーッと息を吹く。
「だから泡風呂にしたのよ」
「お前な・・・そんなに俺と風呂入んの嫌なのか?」
たまきのあっさりとした返答に、
さも心外だというかのように不服そうな顔をする。
715 :
通りすがり:2008/03/24(月) 03:13:03 ID:EKQL59JV
初めて進藤と二人で入った風呂。
互いのことはよく知っているが、身体を重ねている時とは違い
一緒に湯船に浸かったりするのは意識が身体に集中してどうも恥かしい。
それに、自分から風呂に入ろうなどと言い出した進藤のこと。
必ず何か企んでいるに違いない。
そう思ったからこそ、先手を打ったのだが・・・
「嫌ではないわ・・けど、恥ずかしいのは事実・・・後は、身の危険を感じたから、かしらね」
「良くわかってるじゃないか」
肩をすくめ、たまきが小さな声でそう言うと、
つい先程までやや不機嫌だった進藤の表情は一転して明るくなり
妖しげな笑みを浮かべながら彼女の身体を長い手で、ぐっと引き寄せる。
「別に泡があってもなくても、俺には関係ないぞ?」
「ちょ・・一生!やだっ・・・」
素肌が直接触れ合い、たまきは恥かしさに身をよじるが
進藤の両腕がそれを阻む。
なんとか彼に背を向けたものの
かえってこの位置は進藤にとって都合のいい位置だった。
「・・・・きゃぁっ!」
わきの下から手を入れ、
慣れた手つきで二つの膨らみを5本の指を上手く使って揉み上げる。
その手から逃れようと、たまきは身を捩ろうとするが
そう大きくないこのバスタブの中では殆ど動けない。
「そんな暴れんなよ。あんまり暴れたらせっかく泡で隠したのに見えるぞ、たまきの体」
俺に見られたくないんだろ?と、
泡で滑りのよくなっている彼女の肌を、手が器用になぞる。
しかし、いくら泡風呂といっても、水面に泡が乗っかっているだけで、
底まで泡があるわけではない。
底の方は、普通の風呂と同じで湯があるだけ。
進藤はゆっくりとたまきの肌を撫でるように愛撫しながら
手を下腹部へと移動させて行く。
「だめっ・・・ぁっ・・!」
716 :
通りすがり:2008/03/24(月) 03:14:49 ID:EKQL59JV
ぎゅっと閉じようとするたまきの足の内側に、強引に足を入れて絡ませ膝を割る。
軽く開かされた足の間に素早く手を滑り込ませると
熱を持ち始めたそこへと指を這わせた。
「泡ないのに滑りいいな、ココ・・・」
「ん・・・っ!」
内緒ばなしをする時のように小さく耳元で囁いては片方の手で胸を愛撫し、
ぬめった秘部の周りの独特の感触を確かめながら、そこを何度もなぞる。
風呂に充満しているむっとする程の生温かい蒸気が
高ぶってゆく二人の体を包んだ。
「コレ使ったら気持ちイイらしい。試してみるか・・・?」
今にものぼせてしまいそうなたまきを抱き抱えるようにして
湯船から出した進藤は、そう言ってシャワーを手に取り
面白そうに彼女を見る。
シャワー・・・?
快楽に支配されたぼんやりとした頭
そんな思考でも彼がそれをどのように使おうとしているのか理解した
「やっ!いやょ・・・」
たまきは顔を強張らせ案の定、首を横に振るが
予想通りの反応に進藤は小さく笑うと
身体をわざと密着させて後ろからそっと
たまきの体を抱いた。
「試してみたら、意外と俺のより気持ちイイかもな・・・?」
体をぴったり密着させて抱き締めたまま
たまきの胸の突起を指で弄りながら耳元で囁いては
生温かい舌で彼女の首筋を舐め上げる。
「もっと感じてるたまきを、明るいところで見たい」
「一生・・!?やだって・・・ホントに・・・
い、いやっ・・・!」
彼から離れようと嫌がるたまきを強引に座らせ
もも裏にするりと手をやると、
そのまま抱え上げるように足を左右に開かせた。
717 :
通りすがり:2008/03/24(月) 03:16:54 ID:EKQL59JV
「やっ・・・!こんな・・・恥ずかし・・・・・ァっ・・・!!」
「恥ずかしい?どうなってるかよく解るよ、たまきのココ・・」
顔を真っ赤にして首を振るたまきを見ながら
進藤はククっと喉を鳴らし、指でそこを押し広げるように露にさせると、
シャワーをひねった。
「どうだ?たまき・・・気持ちイイか?」
「はっ・・・ん、ァ・・・っ!」
力の抜けた体を進藤に任せながら
たまきは思いがけない快楽に声を上げる。
指で露にされたそこは、只でさえ敏感になっているのに、それで更に感度が増し、
何とも言えない微妙なシャワーの刺激により
今まで感じたことのない耐え難い快感がたまきを襲った。
「や・・・!ぁあッ・・・・!」
押し広げるように秘部に指を宛がっている進藤は、
シャワーを止めないまま、立ち上がっている小さな突起を指で少し押してみる。そうしてやれば、あまりの刺激にたまきの身体が何度も跳ねる。
「随分と可愛い声出して・・・そんなにコレがイイのか?」
自分の愛撫の時よりもやや艶のある声を出すたまきに
何だか面白くない進藤は、そんな余裕のないたまきをもっと攻め立てるように
硬く主張し始めた胸の頂を舐め上げた。
「あっ・・・!っん、や・・一生・・ッ・・・・・私・・もっ」
舐め上げるだけではつまらないとばかりに、甘噛みしてやったり
口の中に含んだまま舌先で転がしてやったりと、攻め方を変える進藤。
両方の刺激に、上ずった声で彼の名を甘く呼びながら
行き場を失ったたまきの手が虚空を掴む。
「我慢しなくてもいい、たまき・・・イケ」
718 :
通りすがり:2008/03/24(月) 03:19:01 ID:EKQL59JV
自分の愛撫によって、眉根を寄せて喘ぐたまきを見て満足したのか
頼りなく彷徨うその手に指を絡めると、一層水圧を強めた。
「ひあっ・・・!っあ、や・・あぁぁ・・ッ・・・・・」
その後、返事を返す間も、拒否する間もなくたまきは絶頂に押しあげられた
ひょいっと進藤に抱え上げられ、脱衣所へ。
自分で出来るだけの力も残っていないたまきは、進藤のされるがままになっていた
「たまき・・・そんな怒るな・・・。すまなかった」
風呂から上がった後、一言も口を聞いてくれない
たまきに進藤が困ったように侘びの言葉を掛ける。
しかし、散々恥かしい思いをさせられ、好き放題されたたまきは
ぷいと彼に背を向け、シーツにくるまって返事をしない。
ちょっと調子に乗ってやりすぎたか・・・。
反省しながらも、先程の彼女の顔を思い出す。
あの時のどこまでも艶やかで妖艶な表情
確かに悪かったとは思っているものの、どうしても
たまきの色んな表情が見たくて
何かあると色々といじめたくなってしまう。
「・・・・・」
やはり
たまきは黙ったまま。
明日の朝まで許してくれそうにない、か
黙りこくった彼女の背を見ながら、今日は違う部屋で寝るかと
仕方なく部屋を出ようとドアへと足を向けた進藤。
「・・・・・・て・・」
すると、シーツの奥から聞こえてくる、こもったたまきの声。
「・・・今、何て言ったんだ?」
声があまりにも小さくて上手く聞き取れなかった進藤はベッドに膝を立て
彼女の体でシーツが盛り上がっている場所にそっと手を添える。
719 :
通りすがり:2008/03/24(月) 03:20:28 ID:EKQL59JV
「・・・・・・そばにいて・・・」
「・・・あぁ」
強がりな彼女の、消え入りそうなくらい小さな、精一杯な素直な言葉に
俺もそうしたかったんだ、と進藤は優しく笑うと
ベッドに潜り込んでたまきに身を寄せ
自分より小さく華奢なその体を抱き寄せる。
「おやすみ、たまき」
「・・・おやすみなさい」
抱き寄せられた進藤の胸にこっそりと顔を寄せて
たまきは安心した声で小さく言った。
泡の良い香りの漂うベッドの中で寄り添いながら
二人は静かに瞳を閉じた。
720 :
通りすがり:2008/03/24(月) 03:26:43 ID:EKQL59JV
若干リクエストとは違いますが、たまきが入っている風呂場にくる進藤先生。 珍しく本番ナシです
シャワーでの設定で書いてみたくなったのでそれ重視にしてしまいました(笑)
通りすがりさん、GJです!!!
Sな進藤がイイですね!!!
いつにも増して良かったです!!!
722 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/24(月) 22:12:06 ID:Km4IPNI4
そばにいてってvv
たまきかわいいv
>>通りすがりさん
待ってました!
進藤もたまきも雰囲気がでてて、良い感じです!
通りすがりさんGJ!!!!
s進藤流石w←
今度はもっと激しいのも見たいです!
次回作も期待!!!
本番無しでここまで書けるとはホントGJでした!!
S進藤、最高でした〜!
通りすがりさん最高〜!!
726 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/26(水) 22:47:02 ID:xg8tXGQ3
城島×山城 も少しキタイ
ドSな進藤キタイ!!
通りすがりさん
GJです!いつもありがとうございます
昔みたいに普通なのも読みたいです!
今度は進藤先生が進藤先生らしいのをキタイ><
進藤期待w
どんな作品でもどなたか投下お願いします!!
731 :
名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 00:56:18 ID:xPR01iE8
2人は結婚していて、子供が寝ている隣でのスリリングな
シチュエーションをお願いします。
進藤*早紀見てみたい
処女臭すごすぎ晒しage
736 :
名無しさん@ピンキー:2008/04/14(月) 17:45:52 ID:QpZrP9jq
あがってなかったww
首吊ってくるorz
進藤×香坂・・・
でも、進藤の想いは早紀へ
しかも香坂もそれに気づく、みたいな切ないのはどう?
739 :
名無しさん@ピンキー:2008/04/15(火) 23:37:03 ID:2gtL2Frv
最近、作家さんいませんねぇ。
自分は書ける才能ないので、期待したいです。
740 :
通りすがり:2008/04/16(水) 19:51:21 ID:5dUSsfw/
月光のみを糧とした影が、床に長く落ちている。
広大な病院の、普段は滅多に人の寄りつかない一角。
そのどこか埃臭い小さな房室で、密やかな逢瀬が繰り広げられていた。
「…あ…は……あっ……」
艶めいた女の声。
「……」
無言で、ただ吐息のみを荒くする男の気配。
絡み合い、蠢く二つの人影。
白く艶やかな肌と、少し日に焼けた褐色の肌。
大柄で、たくましく鍛え抜かれた体を持つ男。
白く艶やかな肢体が思う様乱れる様子を、惜しげもなく男の前に晒しながら、女は快楽に浮かされた声で男を呼ぶ。
「あ…ああっ……あっ、…いっせ…一……生っ!」
感極まったように呼ばれる自分の名に、男―――進藤は、わずかにその整った眉根を寄せた。
ちらりと、周囲に目を走らせ、万が一にもここへ近づくものがないかどうか、気配を探る。
しかし、それでも女の中に埋め込まれた自身を突き上げる速度は変わることなく
一定のリズムを刻みつつ自分と女の双方に快楽を送り込み続ける
741 :
通りすがり:2008/04/16(水) 19:55:43 ID:5dUSsfw/
たくましい腰が、女の中心に打ち付けられる。
その度に高くなる声。
快楽のあまり暴れる体を押さえつけ、痣が残るほどに強く乳房を掴み、揉みし抱く。
それが重なるごとに艶を増す喘ぎ。
「……ああっ………あ、あっ……ああっ!」
長い黒髪を振り乱しながら、女は自分の腕を進藤のたくましい背に回しすがりつく。
必死に顔を上げ、男の頭を引き寄せ口付けを求める。
―――だが。
「……」
どこか白い蛇を思わせる動きで女の腕が背中をつたい、自分の首に絡みつき引き寄せようとする、その瞬間
ふい、と唐突に顔が逸らされる。
次いで、たくましい腕が彼女のそれをがっちりと捕らえ、抵抗しようのない力で床へと縫い止めてしまう。
「…?……」
思わぬ事に、怪訝そうな表情を見せるたまき、しかし進藤は構うことなく、さらに強く自分を埋め込んだ。
抉るように内部をかき回し、すでになじんだ体の弱い部分を責め立てる。
742 :
通りすがり:2008/04/16(水) 19:57:02 ID:5dUSsfw/
「っ!…ひっ…あああっ!!」
悲鳴混じりの嬌声が夜の闇を切り裂き、過ぎる快楽に思わず自分を拘束する腕に爪を立てる。
なめらかな太股が跳ね上がり、男の腰を挟み込む。
突き上げの激しさに息を詰まらせ、それでもさらなる快楽を求めるかのように
内部の粘膜はうねうねと蠢き、自分を犯すものにまとわりついていく。
「はぁっっ…ああっ!!…ああああっ!!」
乱れた黒髪が汗に濡れた肌に絡みつくのを、酷く鬱陶しく思いながら、進藤は無言のままに女を責め立てる。
「ひぁっ!……ひ……あああっっ……も、もう……っっ」
無意識のうちにずり上がろうとする腰を捕らえ、乱暴な仕草でそれを引き戻す。
「ひ…あっ!」
息を詰まらせ、快感に喘ぐ様を冷めた瞳で見つめながら、突き上げる速度をさらに早くする。
焦点を失いつつある瞳。
ひっきりなしに淫らなあえぎを漏らす唇。
淫らで、美しく、艶やかな女。
743 :
通りすがり:2008/04/16(水) 19:58:39 ID:5dUSsfw/
形のよい乳房と綺麗にくびれた腰、下腹部の黒々とした茂みの奥には汲めども尽きぬ快楽の泉を秘めた、美しい裸身。
男であれば、誰もが求めて止まないそんな成熟した女の体を思う様に扱いながら。
繋がった部分から、じわじわと背筋を伝い脳にまで到達しようとする『快楽』に、意識の半ばを占領される。
「あ…あ…っ……あ…あっ……ああっ!!」
ぷっくりと膨らんだ花芽を刺激するように腰を動かせば、面白いように声が高くなる。
先端まで抜き出したモノを、勢いを付けて根本まで突き込めば、途端に白い太股が跳ね上がる。
女の内部が彼を食いちぎらんばかりの収縮を見せる。
すでに声を殺すのも忘れ、感じるままに声を上げる女を見下ろしながら、律動を続ける
744 :
通りすがり:2008/04/16(水) 20:01:35 ID:5dUSsfw/
華奢な腕と足が己の体に巻き、とろけるように熱く狭い内部を思い切り突き上げる度
愛しい女の体を思うがまま、欲しいままに貪る己がどれほどの歓喜に包まれることか
与えられる快楽に喘ぎ、啼き、悶える淫らな様は、自分を溺れさせ全てを忘れさせるだろう。
「……っ……」
それを思うだけで、これ以上はないと言うほど強張っていたはずの己の分身が、さらなる成長を見せる。
「あっ…ひあぁっっ!」
745 :
通りすがり:2008/04/16(水) 20:03:37 ID:5dUSsfw/
それを力尽くでねじ込まれ、すでに男を受け入れることに慣れた体でさえ苦痛に感じるほどの衝撃が女を襲う。
それに応じ悲鳴が上がる。
しかし、そのことにすら構うことなく、進藤はさらに行為を続けていく。
じゅぷじゅぷ、と、抜き差しの度に濡れた音が上がる。
「うぁ…ひぁっっ!」
すでに声を抑える事もできないのか、ひっきりなしに甲高い喘ぎを漏らし続ける女の両足を割り広げ、体の両脇の床へと押しつけた。
そのまま、殆ど真上からたたきつけるようにして貫く。
「ひっ!…あ…あああっ」
746 :
通りすがり:2008/04/16(水) 20:04:52 ID:5dUSsfw/
奥へ奥へと捻り込むようにして、自分の分身を埋めていけば
限界を超えた刺激に、柔らかな粘膜は急激に締め付けを増し、埋め込まれた男の精を搾り取ろうとする。
「ああっ…ひぁぁっ……!!」
「…っ……くっ…」
一際高い嬌声と、低い呻き。
快楽の頂点を共に極めた。
すっかり静けさを取り戻した薄闇の中。
情事の後のどこか気怠い体を引き起こし、手早く身支度を整え、立ち上がる。
残されるのは、激しい行為の末に意識を飛ばし、ぐったりと床に横たわる女の白い体。
軽い口づけを落とすとそのまま静かに仕事場へと向かうのだった
自分と引き換えに1枚のメモを残して・・・
747 :
通りすがり:2008/04/16(水) 20:08:55 ID:5dUSsfw/
城島×山城でもいけるように書いてますので読む時はお好きにどうぞ(笑)
おおお!!通りすがりさんお久しぶりです〜〜
相変わらずGJですねv
進藤先生のSっ気がたまらないです
またお願いします〜
進たま以外ユーザーはいないでしょうか…
マニアックなカップリングしか書かない者ですが
やっぱりこのスレに戻ってきてしまいました。。
通りすがりさん良作GJ!!
進藤先生強い 笑
今度は言葉攻め、是非お願いします
749さん
進たま以外は城島山城とか好きですよ〜!
>>通りすがりさん
GJです!!
良かったです!!
言葉攻め、いいですね〜
通りすがりさん、いつもありがとう!!
いつも通りすがりさんの作品を楽しみにしています!!
書きたいけど書けんOTZ
職人さんあげ!
754 :
名無しさん@ピンキー:2008/04/29(火) 17:40:09 ID:jXsy1pni
自分は書ける才能が皆無なので、新作待ってます。
>>731 この案、僕も興味アリです。
久々の投下キテタ!GJ!
757 :
名無しさん@ピンキー:2008/05/06(火) 02:27:56 ID:THDW+xui
浮上
>>250辺りにあるホテルのシチュエーションが好き。
758 :
通りすがり:2008/05/08(木) 16:35:18 ID:rJlKPymi
「熱は下がったか?」
「えぇ、もうだいぶいいわ・・・でも身体はまだ熱いの・・・だから触って、鎮めて?」
そう彼女に囁かれ、いつもより一層熱いその身体に愛撫を施した。
負担を掛けないよう早急に
たまきを穏やかな高みに押し上げた後、進藤は布団をかけようと手を伸ばすと
彼女がその手を掴んできた。
「・・・どうした?」
進藤がそう言うと、彼女は彼の顔を覗き込み、いまだ快楽の余韻が残っているかのような
妖艶な笑みを浮かべると彼の胸に手を滑らせてきた。
その感覚に、進藤の体がゾクリと震えた。
759 :
通りすがり:2008/05/08(木) 16:38:34 ID:rJlKPymi
彼は、どうやら彼女のこの手に弱いようだった。
「次は、あなたの番・・」
彼女が、かすれた声でそう言った。
進藤は、一瞬なにを言われたのか分からなかった。
「え?」
たまきは、怪訝な顔をしている進藤の顔を見つめながら、僅かに上体を離すと微笑んだ。
乱れた長い髪が彼女の顔に纏わりつき、笑みを浮かべる唇は僅かに開いている、その表情は
堪らないほどの色香を漂わせていた。
760 :
通りすがり:2008/05/08(木) 16:41:30 ID:rJlKPymi
進藤は息を呑むと、目の前の彼女を食い入るように見つめた。
クスリ・・と
たまきは小さく笑うと、彼の胸にキスを落とす。
サラリと彼女の髪の毛が肌をなでた。
その唇が滑らかに、下へ滑っていく。
進藤は、思わず目を閉じて、その感触に酔いしれそうになったが彼女の次の行動にハッとし
慌てて上体を起こすと彼女の肩を掴み引っ張り上げた。
「なに・・してる・・」
彼女は妖しく笑う。
「なにを、してるかって?あなた・・・言葉にして欲しいの?・・・そういう趣味?」
「趣味・・って・・そうじゃなくて・・」
進藤は、まいったというように手で目を覆うと、彼女がその手を掴み自分の唇に寄せた。
761 :
通りすがり:2008/05/08(木) 16:46:16 ID:rJlKPymi
その指に彼女の舌が優しく絡まる。
進藤は軽い眩暈を覚えた。
・・・一体、この目の前の女は俺をどうしたいのだろう
・ ・・どこまで俺を狂わせれば気が済むのか・・・
「嫌なの・・?」
その囁きさえも、なんて官能的な響きなのか・・・
「嫌なわけ・・・ただ、病み上がりのお前の体が心配なんだ・・・」
そう、きっと今日の彼女がいつもはしないような行動を取るのは発熱があったせいだ・・・
いつもより少し熱いこの手も、吐息も
発熱後の余韻・・・
これ以上俺を狂わせないで欲しいのに
「いま、させてくれないなら、ずっとしてあげないわよ・・」
そう言うと、彼女は進藤の唇にキスを落とすと囁いた。
「大人しくして・・」
進藤は観念するしかなかった・・・
こんな彼女に逆らえる男がいるだろうか。
体中にキスを落とされ、甘い痺れが広がっていく頃
彼女が恐ろしいほどの妖艶さで彼自身を唇で愛し始めた。
762 :
通りすがり:2008/05/08(木) 16:48:20 ID:rJlKPymi
彼は眉を寄せ、硬く目を閉じると震えそうな唇から甘い吐息が漏れる。
どうしようもなく熱くなっていく自分を抑えるように彼女の髪に指を潜り込ませた。
彼女の舌が絡まり、なぞりあげる感触に堪らず声を上げそうになり
なんとか抑えているとその気配を感じたのか
彼女は嬉しそうに笑うと、その唇に力を込めた。
彼が彼女を愛する時の動きのように、彼女が動き始めた。
進藤は堪らず片手で目を覆うと彼女を見ないようにしたが
何度も何度も、その淫らな唇の動きが彼の欲望を限りなく刺激し
どうにも我慢できずに視線を下げた。
彼は見なければ良かったと後悔した。
そこには妖艶な姿を露にした女神がいたのだ
・ ・・いや、悪魔かもしれない
一気に、彼自身の欲望を解放したくなる欲求に襲われ、進藤は目を硬く閉じた。
「も・・いい。やめるんだ・・たまき・・頼む・・」
彼の呟きを無視した彼女は、あろう事か、手を添えながら唇の動きを早めると
いとも簡単に彼の欲望を解放してしまったのだ。
763 :
通りすがり:2008/05/08(木) 16:52:51 ID:rJlKPymi
彼女の艶やかな顔が浮かぶ
「気にいった・・?」
こちらを覗き込んできたたまきを、進藤は堪らず抱き寄せた。
「ああ・・ホント、堪らないなお前は。俺をこんなにして・・呆れるぐらい、ひどい女だ・・」
そんな彼を彼女はじっと見つめると微笑んだ。
「愛してるわ」
その眼は今にも泣き出しそうに潤んでいる。
「ああ・・俺もだ・・どうしようもないぐらい・・愛している」
進藤は声が震えないように囁くと、彼女を一層、深く抱きしめた。
764 :
通りすがり:2008/05/08(木) 17:01:18 ID:rJlKPymi
たまきの好きにやられてしまう進藤先生を書きたかったんですが、そしたらなんだか甘々なお話になってしまいました(^o^;
でも私的にたまきの台詞気に入ってますvv
皆さんはどうでしょうか?
きゃあああ通りすがりさん超GJ!
いや凄い気に入りますた!
たまきのセリフ萌えです><
進藤先生も可愛い〜本当にGJでした!
次回作も期待!!!
通りすがりさん、GJデス!!
超良かったデス。
いつもと違った感じがまたGoodで。
熱が完全に下がり、いつも通りに戻ったたまきを
進藤がわざと思い出させて苛めて欲しい(笑)
767 :
名無しさん@ピンキー:2008/05/09(金) 23:55:23 ID:fdK1cRJF
>>通りすがりさん
GJ!!
お待ちしていました!!
また待ってます!!
通りすがりさん、GJ!
>>766さんに同意!
お願いします!
769 :
名無しさん@ピンキー:2008/05/13(火) 23:38:19 ID:228HeyWv
GJ!!
同じく続編超きぼん!
暴走進藤が見たい
通りすがりさん、最高!
同じく続編希望!
771 :
通りすがり:2008/05/20(火) 21:55:26 ID:RgUJ2fdl
ベッドの上に投げ出された肢体。
月明かりを受け、妖しく浮かびあがる。
白く輝く肌には、無数の赤い痣。
しなやかな肢体を惜しげもなく外気に晒し、たまきはぐったりとし横たわっていた。
緩く閉じられた瞼がゆっくりと開き、そして、また閉じられる。
つう、と流れる涙は、なによりも美しい。
進藤は、半分意識を失っているたまきの上に跨ると顎を掴み
先ほどあれだけ貪った唇に再び口付ける。
「んっ・・・・・ふっ・・・・ぁあっ」
舌が絡み合い、歯列をなぞる。
脱力したたまきを労わる様子は微塵も無い。
ひたすらたまきを求め、その口内を蹂躙する動き。
何度も与えられた感覚ではあったが、いつも新鮮で、慣れる事は無い。
眠りかけた快楽の波が、また身体の芯を揺さぶる。
息苦しく吐息を漏らせば、それすらも呑み込んでいく、彼。
やがて、彼の指がまた素肌の上をさすらい、あっという間に震える腰まで降りた。
彼が目指しているものがなんであるのか、鈍った感覚の中でもはっきりと気付き
たまきは怯えたような目を向けた。
「やっ・・・・・・も、もうっ・・・・・ダメっ・・・・・・」
772 :
通りすがり:2008/05/20(火) 21:59:52 ID:RgUJ2fdl
今夜、何度も進藤を受け入れた場所。
それだけではない。
指や舌先でいいように弄われ、すでに何度絶頂を体験したかわからない。
3回までは数えた。
しかしそれ以降は、思考事体が飛んでしまい記憶に無い。
気を失い、次の揺さぶりで目が覚める。
その繰り返しであった。
もう、これ以上彼の愛撫に耐えられそうになく、身体を起こすことさえままならない。
「何を言うかと思えば・・・・・・。まだ、許さないぞ?・・・・・・」
呆れたような響き。
そして掠れた甘いささやきが耳朶を打ち、その残酷さにたまきは肩をびくりと震わせた。
腰を掴まれ逃げることができず、やがて、あっさりと彼の長い指先をくわえ込む。
すぐに恍惚とした声があがり、たまきの背がしなる。
「・・・・・・何が駄目なんだ。こんなにも濡れて・・・・・・まだいけるな」
「あっ・ぁ・・・・・そ、それはっ・・・・・・一生っ・・・・・のっ・・・・・・ふぁああっ!!」
「俺の・・・・・なんだ?」
悪戯っぽく問いかける彼の声が、僅かばかり乱れる。
たまきは堪らずに首を左右に強く振り、自分の指を噛んだ。
「声を出せ。今更抑えられる訳ないだろう」
口の中に指が入り込む。
そして声を殺すために入れていたたまきの指を掻き出した。
「っああああっ!!!!」
同時に、泉の中に指先が根本まで入り込み、その感覚にたまきは声を上げる。
蜜がごぽりと溢れる感覚。
773 :
通りすがり:2008/05/20(火) 22:05:23 ID:RgUJ2fdl
「うンっ・・・・・ふっ・・・・・はあっ・・・・・はあっ・・・・・ああああっ!!!」
すでに腰には力が入らない。
びくりと身体を震わせても、緩慢な快楽が身体を支配するのみ。
「いったのか?」たまきの身体の反応を見て、進藤はたまきの顔を覗き込んだ。
汗と涙とで濡れた顔。
いつもは真っ直ぐな視線をむける双眸も、甘く細められ、長い睫毛の影が見える。
その表情が、ぞくりと進藤の情欲を逆撫でする。
この顔が、何度も自分を駆り立てた。
進藤すらも記憶にないほど、たまきの細い身体を貫いた。
何度も絶頂に導き、その果てを見せてきた。
これがたまきの限界かもしれない。
だが、進藤の中にはまだ熱がある。
滾るほどの、果ての無い欲望。
もっとたまきを貫きたい
もっと、自分で満たしたい。
774 :
通りすがり:2008/05/20(火) 22:15:50 ID:RgUJ2fdl
無限の欲望を、いつから抱いていたであろうか。
このような衝動、今まで抱いたことはなかった。
たまきと出会い、抱くようになり、今まで感じたこの無い熱情を感じる。
一度だけでは足りない。
たとえたまきが果てようとも、この己の中に滾る熱が冷めるまで
枯渇する想いが満たされるまで、抱き続けたいと、そう思うようになった。
そして、全てを奪いたいと、自分の支配下に置き
めちゃくちゃにしたいとさえ望む。
暗い欲望を孕ませ、それを叩きつける存在。
進藤は一度女の身体を解放すると、枕もとの卓へと手を伸ばした。
その引き出しに、それはある。
取り出したのは小さな紙の包み。
それを開くと、中には白い粉が一つまみ入っていた。
それを零さないように、進藤はぐったりとしたたまきの顎を掴むと流し込んだ。
「ぐっ・・・・・ごほっ・・・・・・ごほっ!!!」
たまきがむせる。
進藤は包み紙を卓の上に戻すと、そこにあった水差しから器に水を注ぎ
それを口に含んでたまきの唇に重ねた。
口の中に張り付く粉。
それが、彼の口から注がれる水によって喉へと下っていく。
たまきはこくり、と音をたててすべてを呑み込んだ。
「い・・・・・・一生・・・・・何、を・・・・・・飲ませたの?!」
775 :
通りすがり:2008/05/20(火) 22:20:00 ID:RgUJ2fdl
味は特に感じない。
しかし得体の知れないものを流し込まれ、不安そうな眼差しで見上げてくる。
進藤は微かに口許に笑みを浮かべると、再び唇を重ねた。
「うっ・・・・・・ふっ・・・・・はぁ・・・・・んっ・・・・・・」
彼の指先が髪の中に差し入れられる。
その感覚にぞくりと背筋を何かが這う。
やがてその感覚が増幅していき、口付けの激しさも相まって、吐息があがっていくのがわかる。
「あぁ・・・!・・いっせ・・・いっ・ねぇ・・何?!・・身体がっ・・・・はぁ、・・・熱くて、変・・・んんっ・・・・・っ」
胸の中心から何かが湧き上がってくる。
そしてそれによって全身が支配されるような、そんな衝動。
しかし、それをどう処理して良いのかわからず、たまきは戸惑いの声を上げた。
顔を覆い、身をよじる。
その仕草だけで、進藤の中の熱を掻き立てる。
進藤は身体を起こすと目を細めてたまきの柔らかな肢体を見下ろした。
「今・・・楽にしてやる」
そう、たまきの髪を掻き分けて耳元にささやきを落とすと、そっと肩口に唇を這わせる。
たったそれだけの行為。
それなのに、たまきは身体をびくりと大きく波立たせた。
全身が、敏感になっている。
彼の指の動き一本逃さぬように、唇の動き全てを感じられるように
神経が研ぎ澄まされているような。
こんな感覚になったことは今までない。
先ほどまで気だるかった身体が、突然息を吹き返したように感じられた。
たまきの白い肌に更なる赤い花を散らし、進藤の唇が降りる。
胸の膨らみを荒々しく掴むと、その頂を強く吸う。
「っ!!!!」
たまきの口から、声にならぬ叫びが漏れた。
それでも構わず、進藤は、淫らな動きで色づき張り詰めた突起を舌先で弄う。
「ふっ・・・だ、だめっ・・・そ、そんなっ・・・・・・・あああっ!!!」
776 :
通りすがり:2008/05/20(火) 23:03:09 ID:RgUJ2fdl
たまきは思わず進藤の頭を抱え込んだ。
びりびりと、彼の口に含まれた胸の先端から全身に、甘く強い痺れが広がっていく。
そしてそれは、まるで毒を含んだ時のように、頭の芯をぼんやりとさせ、全身の動きを奪う。
肌は粟立ち、身体の芯は大きな熱を孕む。
もっと触れて欲しい、もっと、強く、激しく・・・。
そう、どこかで望んでいる。
先ほどまで、もうこれ以上は彼を受け入れられない、そう思っていたのに。
自分がおかしくなってしまったような戸惑い。
この変化は一体なんであろうか。
思いつくとすれば、彼が先ほど飲ませた、粉・・・。
「い・・・っせいっ・・・・・・嫌っ・・・あっ・・・・・あぁっ!・・・っ・・・!!」
大きく開かれる足。
進藤の肩へと乗せられ、動かぬよう固定されてしまう。
大きくさらけ出されたその場所に、彼の指が再び沈む。
「っぁぁぁアアア・・・・・・・」
ゆっくりと沈められていくその動きにあわせて、聞いたことも無い水音が響く。
「たまき・・・・・・聞こえるか?」
指の角度が変わり、それまで緩慢な動作だったものが、急激に高みへと導くものへと変わる。
彼の指先が、的確に弱い部分を攻め立てる。
777 :
通りすがり:2008/05/20(火) 23:07:32 ID:RgUJ2fdl
そのたびに、粘着質の、淫らな音が鼓膜を打った。
「ひっ・・・・・やあああっ!!!!だ、だめぇっ!!!」
たまきはその音に恐怖心を抱き、思わず耳を塞いだ。
止めたいのに止まらない。
たまきの気持ちとは裏腹に、下肢は淫らに花開き、蜜を溢れさせる。
「き・・・・・・聞かないっ・・・・・・でっ・・・・・はあっ・・・・・あああっ・・・・・!!」
うねるような快楽。
たまきは涙を流し、進藤を見上げた。
「ふっ・・・・・・それは無理な相談だ」
そう告げると、進藤はたまきの泉へと口付ける。
ぴちゅ、と卑猥な音。
まるで蜜を飲みつくそうとするような動き。
進藤の喉が、こくりと動いた瞬間、たまきは羞恥心から身体を震わせた。
「たまき・・・」
甘い囁き。
そして、何度も泉に口付ける。
その度にたまきは背を逸らし、喘ぎを発した。
次から次に襲い来る快楽と戦い、シーツを強く握り締める。
汗ばんだ身体には自分の髪が張り付き動きを束縛する。
「くく・・・・・・何を嫌がっている。こんなにも濡らして・・・・・・腰まで振ってるじゃないか」
「ちがっ・・・・・・・あうっ!!!」
彼の嘲笑に否定の声を上げるが、すぐに花芽を軽く歯噛みされ、途切れてしまう。
腰を動かしているつもりはなかった。
しかし彼にそう指摘され、そして押さえ込まれているその力強さに
かなり蠢かせていたということに気付く。
なんと淫らな動きをしてしまったのであろうか。
けれど、とめることなどできない。
どんなに制止をかけても、彼の動きに合わせるように身体は動いてしまう。
それは、彼によって慣らされてしまった、身体の正直な動き・・・。
778 :
通りすがり:2008/05/20(火) 23:12:47 ID:RgUJ2fdl
亀裂に這わされていた舌が上へと上る。
腹部を撫でながら、舌の動きとは逆に手が下肢へと向かった。
先ほどまで舌が埋まっていた場所に、指が衝きいれられる。
何本かはわからない。
けれど、ばらばらと動くその激しさに、たまきは綺麗に背を反らせた。
「もっ・・・・・・いやぁぁっ・・・・・はっ・・・・・・ああぁっ!!!」
荒い吐息が胸にかかり、たまきの息も上がる。
胸元に顔を埋める進藤の首を掻き抱き、たまきは懇願の声を上げた。
進藤は身を起こすと、乱れた息を吐き出す唇を塞ぐ。
激しく貪り、自分の熱い吐息を送り込む。お互いに、限界まできていた。
「・・・一生・・・・・・・・・」
掠れた、甘い声。
進藤は躊躇うことなく、たまきの足を大きく開かせると、己を打ち込んだ。
「ふああああああっ!!!!!!」
背に回された指が爪を立てる。
あっさりと際奥まで到達するその感覚は、快楽の波をいっきに押し流す。
「っ・・・・締め付け過ぎ・・だ・・・・」
進藤の、苦しそうな声。
その低い声音に、また、身体の内が彼を締め付けた。
「・・・・・っ・・・」
耳朶を甘く噛み、舌を押し付ける。
779 :
通りすがり:2008/05/20(火) 23:15:11 ID:RgUJ2fdl
ぴちゃ、という濡れた音に、たまきは小さく悲鳴をあげ、進藤の胸板に身体を押し付けた。
薬が、かなり効いているようであった。
果てたはずのたまきの身体は、初めの頃のように強く進藤を縛り付けた。
それどころか、それ以上の強さと暖かさ、そして蜜をもって彼を受け入れる。
「クッ・・・・・・」
挿入を繰り返しているうちに、下に敷かれたシーツはたまきの蜜で大きな染みを作り出している。その感触を膝に感じながら、更に蜜をあふれ出させるかのように、腰を打ちつけた。
「ひっ・・・・・あふっ!!ふああああっ・・・・・・・ンっ、ああアアアっ!!!」
快楽に耐えるたまきの顔はそこにはない。
今は進藤の与える激しさと熱とに溺れ、酔うように喉を逸らせる。
その顔が、心底美しいと、進藤はそう、思う。
熱っぽく潤んだ双眸、淡く開かれた薄紅の唇からは嬌声が漏れ
解れ毛が汗と涙とで頬に張り付く。
これ以上に美しいものが、この世に存在するだろうか。
780 :
通りすがり:2008/05/20(火) 23:16:05 ID:RgUJ2fdl
携帯にここまでしか送れませんでしたので、また(汗)
キターー(°∀゜)ーー!!!!!!!
通りすがりさんGJ過ぎます!こういうの待っておりました
次超楽しみです
通りすがりさん、待ってました!!
やっぱり進藤はドSが良いデスネ!!
続き、新作ともにいつも待ってます!!
783 :
通りすがり:2008/05/22(木) 00:19:06 ID:ObkYrPwT
たまきのこの面を見るまで、「美」というものに関してそれほどの興味は無かった。
女の趣味も、見るに耐えない顔でなければ別段こだわりはなかったし 人並みの「美」を感じることはあっても、それにこだわったり執着するようなことも無かった。
けれど・・・。
「ンっ・・・あぁあっ・・・はあっ・・・・・ああンっ」
乱れ、求め、快楽に酔うたまき。
その姿のなんと美しいことか。
そして、この顔が見られるのは自分だけ。
自分の手によって、この姿は作られる。
そう考えるだけで、進藤の身体の芯は燃え立つように熱くなる。
逸らされた顔。
露になった白い首筋に口付けを与え、無理やりこちらを向かせて唇を吸う。
「もっと鳴け・・・たまき・・・」
舌を絡めると、たまきもそれに応える。
繋がった下肢も反応し、蜜がまた、溢れた。
784 :
通りすがり:2008/05/22(木) 00:22:40 ID:ObkYrPwT
きっと、もう手放せない。
もしもたまきが離れたいといっても、きっと離す事は無いだろう。
そんなことは、許さない。
腰を引き寄せ、強く押し付ける。
やがてたまきの身体がびくりと大きく揺れ、今まで以上の高い嬌声があがった。
同時に吐き出される吐情。何度目かのそれをたまきはすべて飲み込み、そして気を失った。
白濁した意識から目覚めると、室内は僅かに白んでいた。
進藤はたまきの顔にかかる髪を掻きあげると、そっと腕にかかるぬくもりを見下ろす。
そこには、ぐったりと、まるで死んだように眠るたまきの姿。
進藤は、そっとたまきの額に口付ける。
そして肩に回した手で己の方に抱き寄せ、腕の中に閉じ込めた。
足を絡ませ、たまきが逃げぬよう、束縛を与える。
身体が、幾分だるさを感じる。
ここまで情欲に溺れたのは初めてかもしれない。
それでも・・・まだ、どこかで熱が燻っている こうしてたまきを抱きしめている間も、その燻りが炎に変わる瞬間が近付いているようで・・・。
また、あの顔が見たい。 その欲求が自分をまた、支配するであろう その瞬間がくるまで、進藤は、たまきの身体を更に強く抱き寄せた。
785 :
通りすがり:2008/05/22(木) 00:24:37 ID:ObkYrPwT
続き意外と少なかったですね(^o^;
昨日の内にupしたら良かった(汗)
通りすがりさん乙でした!!!
進藤が極S過ぎていいです><
どんなペースでも良いのでまた待ってます!
看護士=桜井ゆきに幻覚剤を盗むところを目撃された心臓外科医=香坂たまきは彼女に病院の屋上に呼び出され口外しない代わりに目の前で排尿行為をしろと指示され彼女が持参した利尿剤を飲んで勢いよく排尿をしてみせた。
通りすがりさん、待ってました!!
最高でした!!
病院の物損事故を起こした研修医=太田川奈津は看護師=山城紗江子:賀茂みどり達に口外しない条件に紗江子達の言われるがまま空き部屋に連れ込まれ白衣のズボンを下着を自ら脱いで脚を開いてみせた。 「おっしゃる通りにしました」 奈津は返事していた。
その一部始終を賀茂みどりはデジカメに記録する為にシャッターを切る都度,奈津は顔を硬直させ紗江子の指示に従順に従って腰を突き出して「ご覧下さい紗江子さん」と毛の濃い陰部を見せ付けた。
あげ
792 :
通りすがり:2008/05/27(火) 21:57:01 ID:IcY6Bxcd
「きゃっ!!」
進藤に腰を引き寄せられたたまきは、ぴったりと身体を密着させられ逃げ場を失った。
「は、離してっ!」
たまきは力の限り進藤を押し返そうとするのに、進藤の体はびくともしない。
それどころか押し倒されるようにして覆い被さられてしまう。
「やぁっ…や、やめて…ッ…」
荒々しく片手で襟元から大きな手を差し込まれて、進藤の熱を胸に直接感じる。
進藤はそっと頬を掌で包んで、たまきを自分の方に向かせると、ポロポロと溢れる涙を舌で掬って舐めとっていく。
「…『やめて』は仰りか?」
「…違…!んっ…い、いやぁぁっ!」
793 :
通りすがり:2008/05/27(火) 22:03:19 ID:IcY6Bxcd
強引に上着を割り開いて、その蕾のような胸を白日の元に晒した後、進藤はその膨らみを掌で確認するように掌で包み込んで柔らかく揉みながら、その頂を口に含んだ。
そっと吸い上げながら軽く歯を立てると、たまきの体がビクりと跳ねた。
「…ッ…いや…ぁ…、っく、ど…して…」
たまきはしゃくりあげながら、力の入らなくなった体を横たえて、溢れ出る涙でぐちゃぐちゃになった顔を両手で覆っている。
一旦胸から唇を離して、その震える耳朶を唇で挟んで舐め上げながら、耳元で熱く進藤が囁いた。
「…たまき…お前が悪い。」
「…私、何…も…してな…!」
「……お前の無防備さが…俺を狂わせるんだ…。このように、な?」
「いやぁぁぁっ!!!」
スカートのホック部分を両手で掴んだ進藤は、もどかしげにスカートを引き裂いてしまう。
794 :
通りすがり:2008/05/27(火) 22:13:07 ID:IcY6Bxcd
静かな玄関に布の引き裂かれる音とたまきの悲鳴が響き渡った。
「…こんな所でするのは初めて、か…。」
嬉しそうにほくそ笑むと強引にたまきの足の間に自分の体を滑り込ませ
性急な動きで下着まで引き裂き、まだ潤んでいないその部分に口付ける。
たまきは驚きと恥かしさで体を震わせて、進藤の頭に手を差し込んで引き剥がそうとしながら泣き叫んだ。
「当たり前じゃないっ……!!…ぁ!!こんなところで、嫌っ!」
誰かに気付かれるかもしれない玄関で泉に口づけされ、たまきの身体が一気に沸騰する。
「恥ずかしいなら、声を上げない方が懸命だと思うぞ?」
進藤はそう言うとたまきの足をさらに広げて抑え、露になった泉にさらに口づけを落とす。
「やっ…!んっ…んうっ…っ……!!」
泣いて喉をひくつかせるたまきに愛おしさを感じながら、進藤は泉にひっそりと咲いた花びらをなぞるように舌で何度もなめ上げていった。
「んんっ!…うっ…あ!…やあっ……」
びくんびくんと身体が跳ね上がり身体を硬くしながらも、たまきの泉からは甘い蜜が次々と溢れだしてきた。
795 :
通りすがり:2008/05/27(火) 22:15:42 ID:IcY6Bxcd
「溢れてきたよ、 たまき の甘い蜜が…」
「やっ…こんなとこで…こんなのいや…」
「…お前のここはそんなことを言ってないようだが?」
いじわるそうに進藤はそう言うと、溢れ出した蜜をたまきに聞こえるように舌をピチャピチャと音を立てて動かしていく。
「っ!……んっ…ひあっ…んっ…やあっ……」
たまきが断続的な喘ぎ声が上がるのを確認すると、進藤は、今度は指に泉から溢れだした蜜を絡ませて一気に根元まで差し込んだ。
泉の中でまるで円を描くように刺激を続けると、自然にたまきの腰が浮いてくる。
「あっ!…もっ…許して…やああああっ…」
跳ね上がる体を押さえつけるように、胸を乱暴に掴んで激しく舌を吸い上げる。
たまきの体が著しく反応する個所を執拗に攻め立てる。
進藤は、はやる気持ちを抑える事が出来なかった。
独占欲や嫉妬心が、余裕や労わりさえも奪ってしまう。
796 :
通りすがり:2008/05/27(火) 22:17:32 ID:IcY6Bxcd
「ん…ぁ…ん…ふッ…」
激しく舌を絡ませたせいで、たまきの口腔に納まりきれない唾液が頬を流れる。
それを追って耳元に舌を滑り込ませて進藤は甘く、残酷に囁いた。
「… たまき 、もう逃げられないのは解ってるな?」
胸を掴んでいた手が離れて、進藤が自分の着衣を寛げている事を知ったたまきは、涙目で進藤を見上げ、弱々しく許して、と首を振る。
「…い、いや…よ…」
「……ダメだ、止めてあげられない…」
今まで散々指でかき回されて、熱を孕んだ泉の入り口を、指より遥かに硬くて質量 のある進藤自身がぬるぬると擦りつけられ、たまきは体を強張らせた。
入れられてしまうときっと声が外に漏れてしまう…
抑えられる訳がないのだから……
797 :
通りすがり:2008/05/27(火) 22:21:41 ID:IcY6Bxcd
「…まぁ…せいぜい頑張るんだな」
鎖骨を舌でゆっくりとなぞりながら、体の上で進藤が低く囁くのを、たまきは絶望的な思いで聞いていた。
もう逃げる事も適わないと悟ったのか、たまきの体から力が少しだけ抜ける。
「ここでしても…いいから…激しく…しないで…?声…出ちゃうから…ね?お願い」
小さく震えながら呟かれる言葉に、進藤はそっと優しく額に口付けを落として、うっとりと瞳を覗き込む。
「あぁ…努力するよ」
「…んんっ!あ、ぁ…!」
足を益々大きく広げられ、進藤の押し付けられたものが益々質量を増すのを感じてたまきは腰を無意識に引いてしまう。
その腰を引き寄せるように掴んだ進藤は、覆い被さり全体重をその部分にだけかけるようにして、ゆっくりと、それでいて強引に確実に奥へ、奥へと楔を打ち込んだ。
798 :
通りすがり:2008/05/27(火) 22:27:08 ID:IcY6Bxcd
「…ッ……んぅっ…ぁぁぁ…ッ…」
たまきの胎内は進藤を熱くて締め付けて、強引に入り込んだ男を喜ばせる。
「熱いな…お前の奥は…」
たまきは、進藤自身が自分の身体の内側に強引に入り込む度に、噛み殺しきれない喘ぎ声を口の端から漏らす。
「んっ…はぁっ…!んぅっ…っ……あああっ!」
進藤もたまきの艶やかな唇から奏でる甘い声を逃さないとばかりに、時折自分の唇でついばみながら、さらに腰を進めてたまきの最奥を目指す。
「んんんっ…!ひっ…あっ!…あ!いっせ…もぅ…あっ」
「それでいい。お前はそうやって俺の名前を呼んでいれさえいればいい…」
瞳にたまったたまきの涙が進藤の動きで空に舞う。
進藤は、突き上げた勢いで空に浮いたたまきの腰を抱え込むようにしながら、深く、そして激しく繋がっていった。
「やっ…あっ…一生!!激しくっ…しなっ…で…っ!声、が…っ…ああぁ!」
799 :
通りすがり:2008/05/27(火) 22:29:33 ID:IcY6Bxcd
たまきの中を容赦なく進藤自身が突き上げてくる。
その度に、たまきは進藤の名を呼びながら大きく跳ねる。
その繰り返しで、たまきの意識は次第に遠のいていくように思えた。
たまきは自分の身体でありながら、自分のものではないような感覚にとらわれる。
繋がった部分がまるで燃えているように熱くてとろけそうで…。
「もっと感じれるだろ?」
進藤は目の前で揺れるたまきの胸の果実を口に含みながらも、さらにぴったりと繋がった腰を進めていく。
「やっ…ダメっ…!抑えられなっ…あああ……!」
ビクビクと収縮を繰り返す胎内と、首を反らせて艶やかにのけぞる体に進藤も余裕をなくして、一旦入り口ぎりぎりまで引き抜いた自身を一気に奥まで差し込んで貫く。
「あぁ…ッ…?!やぁぁ…ッ…ぁ……」
進藤の背中に回された指が強く食い込んむのを進藤は満たされる想いで感じていた。
800 :
通りすがり:2008/05/27(火) 22:33:13 ID:IcY6Bxcd
甘美な締め付けにひとたまりも無く、最奥に飛沫を放ったものの
渇きは納まる事なく、まだ硬さを保ったままの自身を、今度はゆっくりと動かす。
「あぁ!待って…!まだ、無理っ!これ以上は…やぁぁぁ…ッ…」
達したばかりで過敏なほど反応を示す体を、それでも進藤は責めつづけた。
過ぎる快感が、痛みすら感じさせている事に気付いても、繋がっていないとたまきが何処かへ行ってしまう気がして、何かに取り付かれたように、その体を求めつづける。
801 :
通りすがり:2008/05/27(火) 22:36:20 ID:IcY6Bxcd
「まだだ…もっと与えてくれ…欲深い俺に…」
たまきの体のあらゆる所に唇を落とし、歯を立て、自分の印を刻み込む。
いっそこのまま本当に喰らい尽くしてしまえたならどんなにいいだろうと
進藤は果てる事のない欲望を抱えてそう思った。
「はあっ…!んぅっ…ああ…んっ…ふあぁっ……!!んんっ…だ…だめ……!本当にっ…」
進藤の攻めに、たまきは息をつく暇もないほど喘ぎ続けている。
幾度となく流した涙で喉はひくつき、声も枯れてきていたが
発する言葉とは裏腹にたまきは抵抗することもなく、自分でも気付かず身体をよじらせながら進藤を受け入れていた。
802 :
通りすがり:2008/05/27(火) 22:39:06 ID:IcY6Bxcd
辺りは日が暮れ始め、二人の繋がったままの影が静まりかえった玄関の中に伸びている。
「んっ…あっ…んっ……んんっっ……もう……やめ…て……」
虚ろな瞳で進藤を見つめるたまきの身体は限界に達していた。
がくがくと震える足、今にも意識が飛びそうだった。進藤の腕に支えられているたまきの身体は、自分の力では抑えることもできないほど進藤に壊されかけていたのである。
「…ふっ…確かにこれ以上攻めたら壊れるかもな…」
残酷な笑みを浮かべつつも、進藤は腰の動きを止めようともせず、固くなったままの熟した胸の果 実を強く刺激するように歯で噛む。
「あっ…!!!ああああっっっ!!!」
いよいよたまきの中が今までで一番強く締まっていくのを感じると、進藤も律動を繰り返していた腰の動きを一点に集中する。
「いやああっ!!そこはいやっ!!やあああっっ!!!」
たまきの一番感じる箇所を…。
「あっ!!あ…あっんんっ!!ダメっ!あああっ!!」
「俺を全部受け止めておくれ。このどす黒い感情も全て…」
進藤は絞り出すような声でそうたまきに囁くと、さらに腰をすすめ、たまきの達する時に合わせてその情熱を放った。
「ひっ…んっ…ぁぁあ…っ!!!!」
「 たまき っ!!」
たまきは進藤が自分を呼ぶ声を白くなっていく意識の中で聞いた。
丁度良く投下キタ!!!!
やっぱり通りすがりさんは神です!
自分もタイミングが良かった!!
通りすがりさん、最高です!!
毎回毎回通りすがりさんの良作に感動!!
通りすがりさんGJ!!!
S進藤はやっぱ萌える
806 :
名無しさん@ピンキー:2008/06/04(水) 17:59:55 ID:0hSqwguw
期待上げ
807 :
名無しさん@ピンキー:2008/06/07(土) 00:12:20 ID:ZcYIQDhK
通りすがりさん来ないかな〜
昔は神スレだったのにorz
また盛り上げてくれ〜
810 :
通りすがり:2008/06/11(水) 21:01:31 ID:mcjT/thQ
進藤はこんな状態の彼女を人目に触れさせぬように、気を配りながら
一先ず自分の車へ避難する事にした
彼女を起こさぬよう、静かに事を進めているつもりだったが、たまきは気が付いていた。
「進藤先生…」
「気が付いたか?もう大丈夫だ…」
そう言ってたまきを後部座席にゆっくりと下ろした
「…進藤先生、さっき私の事汚れてないって。言ってくれたわよね…?」
「ぁぁ」
「本当にそう思ってくれているなら…」
「いるなら、何だ?」
聞き返すも暫し2人の間に沈黙が流れる。
進藤はたまきが口を開くのを待つが、どうも様子がおかしい気がした。
「香坂…?」
呼ぶと、潤んだ瞳で見上げられ、進藤は思わず唾を飲んだ。
妖艶な色香を漂わせている彼女に見上げられ見惚れない男はまず、いないだろう…
が、たまきはそれに気がつかず口を開いた。
「抱いて…」
聞き取れるのがやっとの声で呟いた。
進藤は驚きを隠せず、小さな動揺を見せた。
それを見てたまきは言葉を続ける。
「薬を使われて…自分では抑えられなくて、どうする事も、出来ないの…だから…進藤先生…」
「薬?…媚薬、か…」
「…お願い…楽にして…」
言うが早いか同時か、進藤の首にたまきの細い腕が回される。
811 :
通りすがり:2008/06/11(水) 21:04:09 ID:mcjT/thQ
神宮に弄ばれたお話中の続きデス。
ゆっくりとUPしていくつもりでいるのでよろしくお願いしますね☆
うおおおお:( ´ぅω;):
神降臨!!
続き期待してました 泣
813 :
通りすがり:2008/06/11(水) 23:51:11 ID:mcjT/thQ
「俺でいいのか?」
「貴方が、いいの…」
至近距離での囁くような声で交わされる短い会話。
進藤は意を決したように、車の扉を締め切ると、たまきを後部座席へと押し倒しついばむような口付けを何度も繰り返す。
「ん…んぅ!」
薬に犯されている身体はそれだけでも過敏何度反応を示す。
「香坂…大丈夫か?」
あまりに反応する為、進藤は不安を覚え、唇と胸をまさぐる手を止めた。
「いや、辞めないで…」
「だが、このまま続けるとお前の身体が持たないんじゃないか心配なんだ…」
「貴方になら、めちゃくちゃにされて壊されてもいいわ…だから、続けて?」
814 :
通りすがり:2008/06/12(木) 00:19:28 ID:y7VGihOB
そう言ってたまきは身体を起こし、再び首に腕を回すと自ら積極的に進藤の唇を奪い、舌を絡める。
そんなたまきの行動に進藤は自分の中で理性が崩れ落ちる音を聞いた。
「そこまで言うならその要望に応えてやる、覚悟しろ?」
口角を上げて笑う進藤の顔にはもう迷いはなく、何処か嬉々としているようにも見受けられる。
そして言葉の通り、進藤の快楽への容赦ない攻撃がたまきの身体に襲いかかる。
おぉ!!
お待ちしていました!!
通りすがりさん、頑張ってください!!
楽しみにしています〜!!
わぁぁぁぁい!
通りすがりさんのファンです!
続き、待ってます!
817 :
通りすがり:2008/06/14(土) 14:36:23 ID:nH+sd+my
指で秘所を掻きまし、身体中に舌を這わせる
著しく反応した箇所はしつこいくらいし集中的に攻めていった。
「あぁ!…ひぁっ…ぁ、ああーーー!」
たまきの身体が跳ね、達した事が解る。
それでも進藤は攻める手を緩めなかった。
絶頂後の敏感な身体を労る事なく、攻めていく。
探り当てた敏感な部分を的確に…
「やっ…!もう…っ!いいから、入れて……」
息も途絶え、途絶えになりながらも必死にそう告げる。
「ああ、いくぞ」
たまきの言葉に手を止めて宥めるような口調で短く返すと、熱く濡れたたまきの中へと自分のものを突き入れた。
818 :
通りすがり:2008/06/14(土) 14:41:11 ID:nH+sd+my
「ああぁぁ…!」
今までになく背を反られて喘ぐたまき。
そんな反応がもっと見たくなり、更に激しく、乱暴に突き立てる。
「んあっ!ぁ…は…っ!もっと…!貴方を感じ、させて……!」
必死に進藤に縋りつき、快楽を得ようとする。
まるで何かを振り切るかのように…
そう、今のこの瞬間は…
彼だけを感じていたかった。
本当はもう少し前に薬は抜けている。
だけど、最後まで薬が抜けていないふりをして、ずっと想い続けた相手な抱かれていると言う幸せを身体中で感じ、噛み締めていたかった。
この夢のような時間、最初で最後の彼の温もりを忘れないように…
刻み付けておきたかった
819 :
名無しさん@ピンキー:2008/06/14(土) 14:56:24 ID:LXAiBdfI
浣腸される太田川奈津
通りすがりさん、待ってました!!
>最初で最後の・・・ってのが切なげで(涙)
ってか、最後なの?みたいな感じです!
これは切ない伏線なのか?と深読みしてます・・・
たまきは進藤の前から去ろうとしてるのかなぁって・・・
821 :
通りすがり:2008/06/15(日) 01:49:09 ID:7MshrDQR
802さん
まずは読んで下さってありがとうございます♪
えっと、このお話はこれて終わりにしようと思ってます。
私は基本的には読み手さんにその後を好きに想像して頂くのが好きなので(^o^;
802さんみたくこんな風に想像したよ!など
聞けるのはとても嬉しいし、とても興味深いデス☆
なので読んで下さった方
よろしければ感想だけじゃなく、その後をどう想像したのか
是非とも聞かせて下さいねvv
822 :
通りすがり:2008/06/15(日) 11:59:50 ID:7MshrDQR
失礼致しました↓
上のは802じゃなく820の間違いです(´Д`)
強要排尿をさせられる太田川奈津
824 :
820:2008/06/15(日) 18:33:44 ID:Ik+XZ9Dh
通りすがりさん、
そうなんですか〜。
いつも通りすがりさんのお話でいっぱい想像を楽しませてもらってます(笑)
また感想書きますので、いっぱい書いてくださいね!
通りすがりさんGJ!!!
たまき切ない(*u_u)
また待ってます(^-^)/
あげ
通りすがりさん、進たまさん、283さん、新しい書き手の方・・・
お待ちしています!!
828 :
通りすがり:2008/06/23(月) 19:42:37 ID:hkFWD6vq
こんなにも人を好きになるなんて
以前には思わなかった事。
彼と出会って
彼を好きになって
きっとそれから…
それから全てが変わった
自分だけを見て欲しい。
自分だけに触れて欲しい。
彼を独占したいと言う欲望が
どんどんと膨れ上がる一方だった。
829 :
通りすがり:2008/06/23(月) 19:44:57 ID:hkFWD6vq
たまきと体を重ねるようになって、もう随分たつ。
けれど、この夜はどこか違った。
求めれば、いつも恥ずかしがる彼女が、なぜか積極的で
進藤は戸惑わずにはいられなかった。
「たまき…?」
先ほど、積極的に唇を押し付け、舌を絡ませてきたかと思うと、今ではその唇は進藤の首筋辺りを彷徨っている。
時折、ちくりとした痛みを感じるのは、いつも進藤がするように
所有の証を刻んでいるからであろう。
白い指先が、器用に進藤のシャツのボタンを一つ一つ外していく。
830 :
通りすがり:2008/06/23(月) 19:47:29 ID:hkFWD6vq
露になっていく肌を、ちろちろと舌が這う。
なんだかくすぐったくて、進藤は僅かに身を震わせた。
けれど、触れられてばかりではなく
そろそろ自分も触れたい。
「たまき…俺もお前に触れたいんだが…?」
そう言うと、一瞬だけ顔を上げて、再び行為に没頭する。
「聞いてるか?」
「…ダメょ。今は私が貴方にやってるんだから…」
たまきは唇を徐々に下へとずらせていく。
進藤の分身は、たまきの愛撫によって、ズボンの上からでも分かるほど、膨らんでいた。
たまきはためらいもせず、それに手を伸ばす。
布越しにやんわりと与えられる刺激に
思わずもれそうになる声を、懸命に堪えた。
831 :
通りすがり:2008/06/23(月) 19:50:40 ID:hkFWD6vq
ベルトとズボンのホックを外し
ファスナーをゆっくり下ろす。
そして、下着とズボンとを共に僅かずりさげ
先端から白濁の液を流し始めているそれを、銜えた。
「…っ!たまき…ッ!」
たまきは輪郭をなぞるように、それを舐め、銜えたまま、顔を上下に動かす。
そして、時折、軽く歯を立て、熱の解放を促した。
「…たまき!もう…いい…ッ」
いつも余裕綽々で、いやらしい言葉で自分の羞恥を煽る進藤の、珍しく切羽詰ったような声。
なんだか楽しくて、たまきは愛撫の手を進める。
進藤の分身は、たまきの口には治まりきらないほど、そそり立っている。
「…ッ!」
強く吸い上げられた瞬間、進藤は口内に欲望を放っていた。
832 :
通りすがり:2008/06/23(月) 19:54:01 ID:hkFWD6vq
放たれたそれを、たまきはコクリと喉を鳴らして飲み干した。
「一生…」
熱にうかされたような瞳で、進藤を見つめ
伸ばした両手で、進藤の頬を包む。
そのまま引き合うように唇を重ね、口づけを交わしながら
たまきは進藤を押し倒していった。
「なんか不思議…」
進藤の腹辺りに跨ったたまきがポツリと漏らす。
「何がだ?」
「いつも見下ろされてるから…」
「…そうだな。」
触れようと、頬に手を伸ばすと、たまきはその手から逃れるようにして
進藤から体を離すと、纏っていたものをすべて脱ぎ捨て、再び進藤に跨る。
「貴方が…欲しい…のッ」
833 :
通りすがり:2008/06/23(月) 19:57:40 ID:hkFWD6vq
「ああ…たまきの望むだけ…やる…」
いつもとは逆だなと、心の中で苦笑ながらもそう答える。
たまきは手を添え、進藤の分身を自分の秘所へと押し当てる。
そして、ゆっくりと腰を下ろしていった。
「あ…っん!」
堪えきれず漏れた声は艶を含んでいて、進藤の欲望をさらに煽った。
「一生の…びくびくしてる…ッ。気持ちいい?」
「ああ…いいよ。すごく…」
たまきはゆっくりと、腰を動かし始める。
まだ、何の準備もしていなかったはずだが
たまきの中は、スムーズに進藤を包み込んだ。
834 :
通りすがり:2008/06/23(月) 19:59:12 ID:hkFWD6vq
「あっ…あぁ…ん…イイ…ッ」
ぐちゅぐちゅと卑猥な水音が,、二人の欲望を刺激していく。
まるで、けもののように、互いの体を貪りあった。
「はぁ…っん…一生…ッ……ぁ、ん…」
「たまき…ッ…もう…」
共に限界が近い。
「あぁ…っ…いい…わよ…中に…っ…出して…もっ」
たまきの中がきつく締まる。
その刺激に耐え切れず、進藤はたまきの中に熱を叩きつけた。
「あぁぁぁっ!」
それと同時に、たまきも高く声をあげ、絶頂を迎えていた。
835 :
通りすがり:2008/06/23(月) 20:00:30 ID:hkFWD6vq
そして、力の抜けた体が、進藤の上に倒れこんでくる。
その体を抱きとめ、繋がりあったまま、体を反転させた。
やはり、こうしてたまきを見下ろす方がいい。
攻められてばかりというのも、男の沽券に関わる。
手首を押さえつけ、やや乱暴に、進藤はたまきを突き上げた。
「あぁ…ぁっ…もっと……!」
たまきに強請られ、欲望のままに、彼女の体を貪った。
止むことのない狂宴は、日付の変わるまで続けられた。
836 :
通りすがり:2008/06/23(月) 20:02:15 ID:hkFWD6vq
「今日はどうしたんだ?」
たまきはぐったりと進藤の胸に身を委ねている。
柔らかな黒髪を撫でてやりながら、そう聞いた。
「別に…」
けれど、伏せた瞳にはどこか暗い影が背負っているようで、進藤は追求をやめない。
「たまき。」
少し強く名前を呼ぶと、たまきは漸く顔を上げた。
「貴方…今日、どこにいたの?」
本当は昼間から会えるはずだった。
けれど、急用が出来たからと、待ち合わせ時間を夕方に変更された。
余った時間をつぶすために、出た街中で、進藤の姿を見つけた。
837 :
通りすがり:2008/06/23(月) 20:03:38 ID:hkFWD6vq
けれど、彼は一人ではなく、その隣には知らない女の姿。
自分だけに向けられるはずの優しい笑顔をしている進藤に、たまきは胸が締め付けられるように痛くなった。
その女と会うことが自分の約束よりも優先させることなのか。
まるで、逃げるように二人に背を向け、その場を去った。
その事を、進藤に話すと、進藤は複雑そうな顔をしていた。
「私は…嘘をつかれるのは嫌。」
他の女と会うなとは言わない。
けれど、会うなら会うで、ちゃんと話をして欲しかった。
838 :
通りすがり:2008/06/23(月) 20:04:48 ID:hkFWD6vq
「悪かった…」
たまきを抱きしめる腕に、若干力が籠もる。
「内緒にして、驚かせようかと思っていたのが、逆効果だったな…」
進藤はそう言うと、床に散ばったスーツの上着のポケットから、小箱を取り出した。
そして、それをたまきの手のひらに乗せる。
「開けてみろ。」
言われるままあけると、中にはダイヤモンドの指輪。
「これ…」
「結婚…して欲しいんだ。俺と…」
839 :
通りすがり:2008/06/23(月) 20:06:19 ID:hkFWD6vq
「一生…え?じゃあ、あの女の人は誰だったの?」
付き合い始めてもう三年。
いつかはと言う約束はあった。
けれど、それを形にした事はなかったから…
この指輪はその証。
「こういうの、選んだことないから。妹に相談したら、一緒に行って見立ててくれると言って…」
たまきは、感極まって、一生に抱きついた。
「ありがとう!…妹さんにも今度お礼言わせてね」
そう言った声は、涙声だった。
体を離したたまきの左手をとり、薬指に指輪をはめる。
そして、まるで結婚式のように、誓いの口づけを交わした。
840 :
通りすがり:2008/06/23(月) 20:58:14 ID:hkFWD6vq
勘違いから暴走するたまきさん。
勝手に進藤先生に妹がいる事にしちゃいました(^o^;
GJですー!!!!!
エロさと切なさと幸せな感じが最高でした!!!!
通りすがりさん、神デス!!!!
久しぶりに来たら神投下が!!!
通りすがりさんGJ!!!!
たまきイイ!進藤も萌え!!!
また投下期待!
通りすがりさん、GJ!
いつもいつもサイコーです!
844 :
名無しさん@ピンキー:2008/06/28(土) 16:43:06 ID:Pg80Rcid
矢部先生×進藤先生 お願いします
たまきの暴走イイ!!
今度は進藤に暴走してほしい!!
846 :
名無しさん@ピンキー:2008/06/30(月) 18:24:03 ID:Fx4Wzwof
進藤×桜井お願いします
847 :
名無しさん@ピンキー:2008/06/30(月) 20:24:59 ID:OvbGSSc6
進藤×桜井でたまきを裏切っちゃう話が良いです!!
桜井さんが進藤先生に迫ってあと少しのところで、進藤先生がやっぱり香坂先生じゃなきゃダメだっていう話
香坂先生泣かせたら許さん!
桜井さんが進藤先生に迫ってあと少しのところで、進藤先生がやっぱり香坂先生じゃなきゃダメだっていう風なのがいいなぁ
香坂先生泣かせたら許さん!
850 :
名無し:2008/06/30(月) 22:09:52 ID:Fx4Wzwof
香坂先生が進藤先生を裏切って、桜井さんと結ばれるのがいいと思います
やっぱり進藤はたまきを裏切らないでしょ〜!
せいぜい早紀を思い出しちゃって、気づいたたまきが傷付くくらいじゃない?
やっぱり、裏切っちゃダメでしょー
それにしても、進藤と香坂って、大人で色っぽいカップリングだよね。
あの二人に関しては、アナザヘヴンでも共演してるから、余計にエロく感じるんだろうけど。
今救命の再放送やってるから明日が楽しみでたまらないw
854 :
名無しさん@ピンキー:2008/07/02(水) 23:40:05 ID:1kT8DNQ8
馬場先生と桜井さんがいいと思います!!
馬場×桜井
頑張ったけど、書けなかった……
馬場×桜井
頑張ったけど、書けなかった……
って事はやっぱり進藤×香坂が1番なんでしょうね〜
ヤバイ!
救命見てからアナザヘブン見たら進藤先生がおかしくなって、たまきを殴ってるようにしかみえん…Σ( ̄□ ̄;)
やっぱ、進藤×香坂が1番なんだろうね。
馬場×桜井は、ビデオ特典映像の宮迫さんと須藤さんの対話の印象が強いからな〜…
オッサントーク(笑)
アナザヘヴン
めちゃめちゃ、お二人さん色気あるよね。
たまきが進藤に誘惑して迫ってキスしようとしてたり、進藤がおかしくなって、たまきに馬乗りになって、殴ってるしか見えないね。
髪型も、殆ど一緒だし。
進藤先生脳腫瘍だっけ?が再発してちょっと訳解んなくなってたまきを殴る。
って勝手に設定まで作っちゃいました(;^_^A
たまきさんが迫る方は酔っ払ってvv
アナザヘヴンの妄想力を活かして、860さん頑張れ!
通りすがりさん来ないかなあ〜
誰でも良いから投下お願い!!
切ない展開とか読みたい!!
誰か最初を書いてくれたら、リレー形式みたいな感じで書けるかも。
自分、最初がどうしても書けないから。
866 :
駄作家:2008/07/09(水) 20:10:57 ID:xrfeSOrW
初めだけ書かせていただきます^^;
「一生」
進藤のマンションの玄関からたまきの声が聞こえた
だがその声は、いつもの様に自信に満ち溢れた声でなく、すべてに絶望してしまった様な声だった
「おいどうした…何があった!?」
たまきの服はあちらこちらが引き裂かれ、白い肌が所々露出していた
その姿は一目で「襲われた」と分かるものだった
「あ…たし…」
焦点の会わないたまきの瞳から大粒の涙が零れ落ちた
「あたし…もう…一生に抱いて貰える体じゃないの…」
初っぱなからこんな駄作で申し訳ないです…
867 :
865:2008/07/09(水) 20:28:34 ID:o0cmXqhF
引き続きます。
携帯からなんで改行おかしいかも。
進藤は一瞬、驚いて固まった。頭で、いつものように冷静になれず、焦る。
「とりあえず、中に入れ」
玄関に突っ立っているボロボロになっている香坂に自分の着ているものを羽織らせ、部屋の中に入れた。
顔には痛々しい痣。
進藤は香坂をソファーに座らせ、自室からTシャツとジャージを持ってきた。
「風呂に入って来い、あがったら怪我を消毒しよう」
そっと背中を摩ってやる。香坂は下を俯いたまま、力無くバスルームに向かった。
868 :
865:2008/07/09(水) 21:00:34 ID:o0cmXqhF
香坂は触れられた場所を隅々まで洗った。
身体が赤くなるまで。
殴られた恐怖、触られた屈辱が蘇る。手の震えが止まらなかった。
鏡に映る自分が痣だらけで痛々しく、目を逸らした。
進藤から受けとったジャージは大きすぎて、少し大きいTシャツだけを身につけて、バスルームから出る。
コーヒーの匂いが立ち込めていて、心が少しだけ落ち着いた。
「こっちへ来い。」
傍には救急箱が用意されていて、顔から手、脚と消毒された。冷たくて、かなり滲みる。
「…もういいわ、自分でやるから。」
「じっとしてろ、化膿したら困る。」
一通り消毒を終えて、熱いコーヒーを手渡される。
そして、背中を摩られ、ゆっくり抱きしめられた。
彼の優しさと温かさに、堪えていた涙が溢れ出す。
泣き顔を見られたくなくて、進藤の広い胸に身体を預けた。
彼の、匂いがした。
869 :
865:2008/07/09(水) 21:04:08 ID:o0cmXqhF
ああ…自分は文才ないからここまでかも。
皆、ごめん;;
870 :
865:2008/07/09(水) 22:16:54 ID:o0cmXqhF
明日、頑張って濡れ場投下します。
871 :
通りすがり:2008/07/09(水) 22:28:09 ID:qTYq7XUY
彼の匂いだと解っている。
抱きしめていてくれているのは愛しい人だと解っているはずなのに
たまきは無意識のうちに進藤を突き飛ばした。
「っ…!」
小さな悲鳴と共に。
明らかな拒絶だった…
「あ…ごめん、なさい……」
たまきは自分のとった行動に驚き、動揺を隠し切れずも謝った。
彼の腕の中は1番安心出来る場所のはずなのに
抱きしめて、大丈夫だと
言って欲しかったはずなのに
いざされるとそれを拒んでしまった自分。
もう、どうすればいいのかたまきは解らなくなった。
872 :
通りすがり:2008/07/09(水) 22:33:51 ID:qTYq7XUY
あ、ごめんなさい。
ちょっとたまきの心の葛藤書いちゃいましたけどこのまま濡れ場任せても大丈夫ですか?
無理そうならば私の文章はスルーして続けて下さいね(汗)
奇跡のコラボキター゜Д゜!!!
通りすがりさんお待ちしていました!
私はいいです〜!
874 :
865:2008/07/09(水) 22:38:27 ID:o0cmXqhF
通りすがりさんに、お任せします!よろしくお願いします(>_<)
875 :
駄作家:2008/07/09(水) 22:54:26 ID:xrfeSOrW
通りすがりさま降臨!
いかに自分の文章力がないかがよく分かるw
待ってます!
876 :
通りすがり:2008/07/09(水) 23:56:08 ID:qTYq7XUY
865さん
そう言わずに書いてみて下さい(>_<)
止まってるみたいだったので手助け出来れば、と思っただけなので(汗)
877 :
865:2008/07/10(木) 00:27:34 ID:xvtJdHm+
彼の傷つく瞬間の顔を見てしまった。
彼の匂いが一番好きなのに、彼の腕が一番好きなのに、彼の温かさが一番心地が良いのに。
…どうしてなの?
今日のことを身体が鮮明に覚えているからか、進藤まで拒絶してしまう自分が、弱すぎて情けなく感じた。
1番愛してる人を困らせ、傷つけてしまう。
「…ごめん、なさい…。」
ただ、謝ることしか出来ない自分に悲しくなる。
「気にするな。今日は、もう休んだ方がいい。」
そう言って優しく離れようとする進藤の服の袖を震える細い手で引っ張る。
「…ここに居て欲しいの。」
どうしていいのか、わからない。けれど、きっと彼を困らせているのは確か。
お願い、どうか面倒な女だと思わないで。
私を一人にしないで。
878 :
865:2008/07/10(木) 01:36:56 ID:xvtJdHm+
「…ごめんなさい、今のは忘れて。私どうかしてるわ。」
今日だけで何回謝っているだろうと頭の隅で考えた。
進藤は優しすぎる。だから我が儘を言って、甘えてしまう。
でも、迷惑かけたくないと思う自分が居て、仕事を優先して欲しいと思うのも確かで。
矛盾ばかりな自分に嫌気がさした。
「…このままだと、あなたに嫌な思いをさせてしまうわ。」
それに、と続ける。
「…もう…私はあなたに抱いて…貰えるような身体じゃ…ないから。」
だから別れましょ。
その言葉だけを言うだけで、かなり時間がかかった。
自らの腕を力強く抱きしめ、ゆっくりと本心を口にした。瞳から一筋の涙が静かに流れた。
この身体は汚れてしまったと、心の中で呟いて。
進藤の顔を見ることが出来ずに俯く。傍にあった大きな影が動いた。
「…お前は、他の誰でもない。俺が愛してるのは、お前だけだ、たまき。」
香坂を見つめる進藤の目は真っ直ぐだった。香坂の目から大粒の涙が溢れ出す。
ぽたり、と雫が露になっている細い太股に落ちて、濡らしていく。
「愛してる…なんて、やっぱり、あなたには似合わないわ。」
涙は止まることは無かったが、彼女は微笑んでいた。
今日、初めて見た彼女の笑顔だった。
879 :
865:2008/07/10(木) 01:43:51 ID:xvtJdHm+
どうしてもエロに到達できません…。
通りすがりさんか誰か、続きをお願いできますでしょうか?
途中放棄してしまって申し訳ないです…
修業してきますノシ
次に投下するときは頑張ります。
880 :
通りすがり:2008/07/10(木) 15:26:55 ID:H0/0io20
「やっぱりお前は笑ってる方がいい。俺はその笑顔があれば、何も要らない」
再びそっと抱き締めるてみる
たまきはびくりと反応したものの、今度は拒まなかった。
それを見て進藤も安心さたように微笑む。
「ありがとう…」
そんな進藤に向かって、たまきは辛うじて 聞き取れる声で呟いた。
こんな自分をも受け入れてくれた彼だからこそ
自分も彼を受け入れたい。たまきは意を決して口を開いた。
「一生。私の身体…消毒して…?……お願い……」
881 :
通りすがり:2008/07/10(木) 15:28:23 ID:H0/0io20
865さん
エロまで持っていきましたので、頑張ってみて下さいvv
患者さんの性の処理係を強要される太田川奈津
883 :
865:2008/07/10(木) 17:01:13 ID:xvtJdHm+
「お前、身体は大丈夫なのか?」
心配そうに見つめる進藤に微笑んで頷いた。
今は、ただあなたを感じたい、と進藤の耳元で静かに囁いて。
いきなり、ふわりと身体が浮き上がる。細い身体を抱き抱え上げられていた。
そのままベッドルームへ連れていかれる。
足で扉を開けた彼の顔見ると、真剣な表情をしていた。
静かにベッドに身体を降ろされると、そっと口づけをされる。
月の光に照らされる香坂の美しい顔に触れて、もう一度口づけを交わす。
優しく触れるだけのものから、だんだん深いものに変わっていく。
「一…生、っ…待って。」
舌が絡み合う。息が苦しくなり、身体が酸素を求める。
唇を離すと、進藤は白い首筋に唇を移して、息を吹き掛けた。
ぞくぞくとした快感に胸の先端が尖って、Tシャツの布を持ち上げた。
その様子をじっと見つめる進藤に、
「やだ…っ、あんまり見ないでよ。」
涙ながらにそう訴え、胸を隠した。
「そう言われると余計に見たくなる。」
香坂の言葉を完全に無視して、香坂の手を除けて、Tシャツの上から胸を揉んでいく。
「あ…っ、ん…!」
愛撫の刺激が、だんだん強くなり、喘ぎが漏れる。
Tシャツをめくり上げられる。胸の頂を吸われ、脚をじたばたさせると、押さえ込まれた。
「…っ、は…ぁ…っ…!」
止むことのない愛撫の嵐に目を閉じて喘ぐことしか出来ない。
そっと目を開けると、彼と目が合って恥ずかしくて、下に目を逸らした。
「嫌なことは忘れさせてやる。」
彼の低い声に、捕らえられた気さえした。
蜜が太股を伝う感触がした。
884 :
865:2008/07/10(木) 17:09:32 ID:xvtJdHm+
通りすがりさんのおかげで何とか、ここまで書けました。
ありがとうございます。
しかし、私にはこれが精一杯です(汗)
魂、抜けました(笑)
やはり、通りすがりさんはすごいです。
GJ!!
是非、続きをお願いします。
おお!キタイ!
みなさんGJ!!
自信を持ってください!!
十分文才ありますよ〜
888 :
通りすがり:2008/07/11(金) 16:39:59 ID:ruiHq3f9
865さん
魂抜けましたか(笑)
お疲れ様です。
でも折角お上手なのに…勿体ない
最後まで書いて欲しかったです↓
889 :
865:2008/07/12(土) 01:24:09 ID:5bsneWlM
上手だなんて、とんでもないです(>_<)
中途半端で申し訳ない…
通りすがりさんをはじめ、職人さんの作品期待して待っています。
890 :
通りすがり:2008/07/12(土) 20:42:49 ID:evKfM6R3
ちょっと新作書きに手が離せないので…
駄作家さん、お願いしますvv
891 :
駄作家:2008/07/12(土) 21:35:47 ID:nQxRcY0U
通りすがりさんすみません(TT)
しばらく忙しくて書く時間が無いんです…
職人無理しない程度にがんがれ〜
いつでも待ってま
865さん、駄作家さん(←決して駄作家さんじゃないですが(笑))、通りすがりさん、
良かったです!
最後まで読みたい気もしましたが、またの投下をお待ちしています!!
通りすがりさんの新作、新しい書き手の方の作品、キタイ!!
895 :
通りすがり:2008/07/13(日) 23:33:28 ID:ex0DpgL1
「なんだこのカルテは!!!」
人気の少ない医局に怒号が響く。
空気を振るわせるその怒気に、たまきは思わず身を竦めた。
「こんな書き方じゃ専門外の人間が解らないだろっ!!!」
「解ったわよ!やり直せばいいんでしょ!!」
「当たり前だっ!!」
付き返されたカルテを押し抱き、たまきは自分の席に戻る。
が、なんだか進藤の様子が変な気がして
カルテを開きつつも、ちらりと進藤を見やる。
カルテの不備で突き返されることは稀にあったが
常ならば厳しい言葉一言で終わるはずであった。
頭ごなしに怒鳴られることなど、そうそうない。
いつもと、雰囲気が違う。
いつも共にいるたまきは即座にそれを感じ取った。
カルテに目を通す進藤の顔。
いつもより青白く見えるのは気のせいであろうか。
眉間に刻まれた皺も、いつもよりも深い気がする。
もしかすると・・・
1つの心当たりが浮かび、たまきは音を立てないように立ち上がると
ゆっくりと彼の横に歩み寄る。
進藤が気付き、振り返る瞬間を見計らい、額へと手を当てた。
896 :
通りすがり:2008/07/13(日) 23:35:02 ID:ex0DpgL1
「!!!!進藤先生!!貴方すごい熱よっ!!?!」
手にじわりと伝わる熱に、たまきははっと息を呑む。
「なんてことはない。」
たまきの手を鬱陶しそうに振り払い、進藤はカルテへと視線を戻した。
あくまで何事も無いように装い、仕事を続けるつもりだ。
「何処がなんでもないのよ!!ベッドで休んで!!」
「煩い。自分のことは自分がよく分かってる!大丈夫だ。」
「駄目よ!主治医の言う事が聞けないの?!」
いつも以上に、強く言ってくるたまきに、進藤は苦々しげに舌を打つ。
これ以上言葉を発しても無駄だと判断したのであろうか
あえてたまきを無視し、無理やりカルテへと意識を向けた。
その態度に、たまきは思わず進藤を睨みつける。
「そう、言う事が聞けないなら・・・別れるんだから」
「何?!」
思っても見ないたまきの宣言に、進藤は凄まじい形相でたまきを睨みつけた。
それに僅かに怯みつつも、ぐっと堪えるとたまきは挑むように彼を見上げる。
進藤の顔に、明らかな苛立ちが浮かぶ。
897 :
通りすがり:2008/07/13(日) 23:36:39 ID:ex0DpgL1
「私は、本気なんだから」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・まったく・・・・・・」
空中でぶつかり合う視線と視線。
逸らしたのは進藤の方だった。
深く息を吐き出すと、カルテを机の上に置いた。
「分かった」
それだけ返事をし、進藤は立ち上がり歩き出す。
たまきはほっと胸を撫で下ろすと、その場を大まかに片付け、進藤の後を追った。
「やっぱり風邪ね。しばらくゆっくり休むのよ?」
今日使う予定のない処置室のベッドを借り、大まかな診察を行い
たまきは進藤の腕に注射を打つと、机に向かってカルテを書きながら話しかけるも
返事が一向に返ってない。
怪訝に思い、進藤がいるベッドへと振り返り見ると、ぐったりと眠り込んでいる進藤の姿。
よっぽど辛かったのであろう。
それなのに、無理をして、虚勢を張って
大丈夫だと言い張って・・・・・・。
たまきは小さく微笑むと、進藤の枕元に歩み寄り、そっと覗き込んだ。
まだ顔は青白いが、眉間の皺は解かれている。
「良かった・・・ったく、世話が焼けるんだから・・・」
やり方は少し強引だったかもしれない。
けれどそのお陰で今、彼はゆっくりと身体を休めている。
寝息も穏やかで、もう心配することは無いだろう。
「本当に、仕事好きの頑固者・・・・・・」
898 :
通りすがり:2008/07/13(日) 23:38:10 ID:ex0DpgL1
たまきは布団を引き上げ、肩までかけてやる。
そして目覚めたときのため、水を取りに行こうと踵を返したその時だった。
くい、と白衣を引かれ、先に進めなくなる。
振り向けば、白衣の裾を進藤が掴んでいた。
「一生?」
起こしてしまったのだろうか。
そう思い彼を再び覗き込むが、彼はまだ眠っていた。
寝ぼけて掴んだのかもしれない。
でも、これでは動けない。
どうしたものか悩み、きょろきょろと周りを見やる。
外は昼を過ぎ、だんだんと日差しを緩めている。
出来る事ならば、ここに仕事を持ち込んで
進藤の分まで少しでも先に進めたかった。
しかし、掴まれてしまえばこの場を離れることすらできない。
「仕方ないわね・・・・・・」
たまきは小さくため息をつくと、その場に座り込んだ。
ベッドに寄りかかり、進藤の顔を覗きこむ。
穏やかな寝顔。
こんな顔を見て、誰がさっき怒鳴り散らしていた人物だと思うだろうか。
たまきは穏やかに微笑むと、ベッドの上にことりと頭を乗せ
じっと進藤の顔を見つめ続けた。
899 :
通りすがり:2008/07/13(日) 23:39:41 ID:ex0DpgL1
遠くで騒がしい音が聞こえる。
たまきはその音に、はっと我に返った。
目覚めれば、辺りは薄暗く、部屋の隅のほうはよく見て取れない。
窓の外は夕闇が訪れ、空の色は緋色から深い藍の色合いを醸し出していた。
どうやらたまきも眠っていたらしい。
慌てて身体を起こし、進藤を見るがまだ目覚めてはいない。
あの騒がしい音は、もしかしたら自分達を探しているのかもしれない。
そうは思うも、あまりに気持ちよさそうに眠っている為、起こす気になれない。
「とりあえず、私だけでも戻らないと・・・」
立ち上がりかけ、進藤に掴まれている事を思い出す。
進藤の手をそっと開かせ、白衣を抜き出そうとした、その時だった。
「!!!!」
力なく握られていた手が、突然たまきの腕を掴んだ。
その行為に驚き、たまきは目を見開き進藤を見る。
鋭い、視線。
睨んでいる訳ではないが、射抜くようにこちらを見上げてきている。
その鋭さに、たまきはドキリと胸を高鳴らせた。
「進藤・・・先生・・・?」
900 :
通りすがり:2008/07/13(日) 23:41:25 ID:ex0DpgL1
何も言わず、ただ見つめる進藤に、たまきは不安になり口を開く。
すると、いきなり腕を強く引かれ、ベッドの上に引き上げられた。
どこにそんな力が残っていたのだろうか
たまきは目を白黒させながら、覆いかぶさってくる進藤を見上げた。
「んっ・・・・・・」
齧り付くように唇を塞がれる。
熱い舌が口内を動き回り、自分のそれを煽るように絡みつく。
「んんっ・・・・・ンむっーーーっ!!・・・・・・はあっ」
やっとのことで解放され、たまきは息苦しさから息を大きく吐き出した。
「ちょっ!・・・いきなり何するのよ・・!」
口を開いた瞬間、また深く口付けられる。
じたばたと暴れる身体を押さえ込まれ、両腕はシーツに強く押し付けられる。
濃厚な口付けに、頭がぼんやりとしてきた時、進藤の手が動く。
服の上から膨らみをさぐり、掴み上げる。
「ま、待ってっ・・・・・・ダメよっ!貴方まだ熱があるのよ?!ゆっくり休まないとっ・・・・・・」
901 :
通りすがり:2008/07/13(日) 23:43:04 ID:ex0DpgL1
「黙れ。お前の言うことを聞いて、休んでやったんだ。俺の言うことも聞くのが道理というものではないか?」
「そんなっ・・・・・無茶苦茶なっ・・・・・・あ・・・・・・!」
進藤の両手が、服を脱がしにかかる。
たまきは咄嗟に腕をつっぱり、彼の身体を押し返す。
ここでこんなことをしては、体調が悪化してしまう。
「ダメだってばっ!一生っ!!」
「・・・・・・面倒な・・・・・・」
必死に抵抗をするたまき。
お互いに揉め合い、やがて進藤の手が緩む。
ほっとしたのも束の間、進藤の口から気だるそうに
ひやりとする声音が落ち、たまきは思わず身を竦めた。
たまきの手が再び伸びる。
肩を強い力で掴まれ、身体を裏返される。
抵抗しようともがく身体を抑え込まれ
後ろ手に一つにまとめられ、何かで縛られる。
「!!何で縛るのよ?!」
突然の暴挙に、たまきは狼狽の声を上げた。
しかし進藤は止まろうとはしない。
振り返ろうとした瞬間、目の前を何かがで覆われた。
「これで、嫌でも大人しくなれるだろ?」
「ま、待ってっ・・・・・・やめてっ、怖いっ・・・」
たまきの胸中が恐怖で支配される。
縛られ、目隠しをされ、一体どうなってしまうのか。
902 :
通りすがり:2008/07/13(日) 23:44:47 ID:ex0DpgL1
そんな不安を余所に、進藤の手が服の隙間から中に差し入れられた。
「い、いやぁっ」
まさぐられ、膨らみを荒々しい手で掴まれる。
いつもより熱い、手。
やはり熱がまだあるのだろう。
「ふっ・・・・・ううっ・・・・・あああっ」
指先が、突起を摘む。
いいように転がされ、背筋を甘い痺れが駆け上がる。
「だ、だめっ・・・・・・やぁっ」
「うるさい口だな。・・・・・・そこも塞いで欲しいのか?」
からかう様な、それでいてぞくりとする声音。
たまきは咄嗟に唇を噛み、口を閉ざした。
「ふっ・・・冗談だ・・・それじゃつまらない。」
進藤の、骨ばった手が身体の線を辿る。
その動きに合わせ、たまきの細い身体が跳ね上がる。
「いい声で啼け・・・・・たまき・・・・・・・」
狂気じみた囁き。
その深く低い声に、たまきは心臓を鷲掴みにされた感覚に襲われた。
鼓動が止まらない。
そしてそれを煽るように、進藤の手が再び膨らみを揉みしだく。
「あっ・・・・・ああっ・・・・・・ぃっ・・・・・・」
彼の手から逃れようと身をよじる。
しかし、彼の手は執拗に胸を弄う。
「いやらしい身体になったものだな・・・・・・。こんなに硬くして・・・・・・そんなに触れて欲しいのか?」
「ふぁあっ!!」
張り詰めた突起を強く摘み上げられ、口からはあられもない喘ぎ声が漏れた。
903 :
通りすがり:2008/07/13(日) 23:46:29 ID:ex0DpgL1
たまきは恥ずかしさに顔を背けた。
目隠しをされ、両腕も拘束されて
こんな形で身体を弄われるなど初めての経験で。
自分は見えないのに、彼は自分の姿が見えている。
次に彼が何をするのか、分からない不安。
そして、いつも以上に言葉で責め立てる進藤。
全ての行為がたまきの羞恥心を掻き立てる。
やがて、下着に手が掛かり、そのままずり下ろされる。
解放感に包まれる下肢。
いつも以上に外気を感じるのは気のせいだろうか。
「あ・・・・・・」
足の先から、下着が滑り落ちる。
それを感じた次の瞬間、身体を引き起こされ、胸に、硬い熱を感じた。
それが、進藤の胸板だということに気付くのに、それほどの時間は要さなかった。足と足の間にもぬくもりを感じ、彼の身体を跨ぐようにして向かい合っているのだということを知る。
「・・何をしようと・・・してる、の?」
「いい姿だな、たまき」
くくっ、と喉の奥で笑う声。
自分がどんな姿でいるのか、たまきには想像することもできない。
だが、進藤の煽る言葉が、頬を上気させた。
904 :
通りすがり:2008/07/13(日) 23:48:09 ID:ex0DpgL1
進藤はたまきの服をたくし上げ、背中を摩りながら膨らみを目指す。
小さな、けれど確かな柔かさのあるそこへ。
予測の付かない動きに、たまきの身体は過敏に反応する。
それを暗い笑みでうっとりと見つめながら、進藤はたまきの突起を親指の腹で強く擦り上げた。
「ふあっ!ンっ・・・・・・い・・・いやぁ・・・・・」
「ならばやめるか?」
「お願いっ」
焦燥の声を上げると、進藤がまた笑った。
手が、焦らすように滑る。
腰の線を滑り落ち、足の付け根を通り、そして・・・・・・。
「はっ・・・・・・!!!!!」
ちゅくっ、と微かな水音。
長い指が、泉に埋められた瞬間、たまきは息を呑んだ。
「・・・濡れているな・・・・・・」
「ああアっ・・・・・・ンっ・・・・・・あああっ」
指先にたっぷりと蜜を絡め、何度もそこを行き来する。
その度に、たまきの身体は小さく跳ねた。
「わかるか?どれだけ濡れているか・・・・・・」
くちゅり、と指をくねらせ、わざと音を立てる。
その生々しい音に、たまきは大きく肩を震わせた。
「や、やめてっ・・・・・・音、立てないでっ・・・・・・ああっ!」
たまきの頬が羞恥で濃く染まっていく。
その様子に気を良くした進藤は、更に音を立てるべく、激しくそこを掻き回した。
905 :
通りすがり:2008/07/13(日) 23:49:14 ID:ex0DpgL1
「ひぁっ!!やっ・・・・・・そんな、乱暴にっ・・・しないで!・・・・あぁ、ンっ!!」
足を閉じようにも、彼の身体を邪魔をしてそれを許さない。
いつもならば、彼の肩にしがみ付き羞恥心と快楽に耐えていられたのに。
両手は後ろ手に縛られ、縋りつくこともできない。
ちゅくちゅくと、今まで聞いた事も無い音が、たまきの耳を侵す。
「俺の手をこんなにも濡らして・・・見せてやりたいよ・・・」
「んんっ・・・!や・・・・ぁっ・・・!・・・・貴方の・・・所為・・・よっ!!」
「俺の所為?だが・・・・・・実際に濡らしているのはお前だぞ?」
進藤の手が、大腿の内側を撫でる。
べっとりとした濡れた感覚。
かなりの蜜があふれ出しているということを否が応でも感じさせられた。
たまきは自分の身体が自分のものでないように思えた。
いつも以上に、身体が敏感になっているように感じられてならなかったのだ。
進藤に身体を触れられるだけで、そこからくすぐったいような感覚が全身に広がる。
「何本入っているか、分かるか?」
「うっ・・・・・・ふうぅっ」
たまきは首を激しく横に振る。
「これなら・・・・・・わかるか?」
「ひあぁぁっ!!!!」
彼の指先がつぷ、という音を立て更に深く侵入し、敏感な場所を突く。
たまきは堪らず、背をしならせた。
突き出されるように曝け出された胸の双丘。
その頂を、進藤は口に含む。
906 :
通りすがり:2008/07/13(日) 23:50:25 ID:ex0DpgL1
「あっ・・・・・・うっ・・・・・・んっ・・・・・・やぁぁっ」
「答えろ・・・」
喘ぎばかりを上げるたまきをあざ笑うかのように
進藤は胸の突起を舌先で転がしせがむ。
「そ・・・・・・んなっ・・・・・わからな・・・・・・あああアアアっン!!」
身体の奥深くを掻き混ぜられ、ねっとりと胸を舐めとられる。
いつも以上に陰湿な動き。
たまきの腕が、進藤を求めるように何度も引きつる。
しかし腕は束縛され、思うように動かない。
「解らない?・・・・なら・・・・・・・これなら解るだろ?」
と、身体がふわりと浮いた感覚に襲われる。
次の瞬間には、背中に硬い床の感覚。
仰向けにされたと気付くが、下半身をすぐに固定されてしまう。
たまきは嫌な予感がし、逃げようと、もがくが
すぐに押さえ込まれ、その濡れた泉に何かが押し付けられた。
生暖かく、ぬるりとしたやわらかい物・・・・・・。
「っや・・・!・・・ぁあああっ!!」
水音が聞こえる。
耳朶を打ち、まるで脳内を犯されるようであった。
敏感な場所を、何度も行き交うそれ。
腰を抱え込み、奥深くから蜜を誘うように、強く何度も吸う。
その感覚だけが、やけに生々しく身体に刻み込まれていく。
907 :
通りすがり:2008/07/13(日) 23:51:46 ID:ex0DpgL1
「あ・・・・・・ンぅ・・・・・・ああっ・・・・・・はああっ!」
知らず知らずのうちに腰が揺らめく。
しかし、がっちりと押さえ込まれ、思うように動けない。
そのもどかしさと、何度も耳の奥に響く水音とに
たまきはどうにかなってしまいそうであった。
それでも進藤は、決してすぐには絶頂を迎えさせてはくれない。
焦らすように、それでいて進藤だけが満足する行為を与える。
どんなに足掻いても、どんなに強請っても、すぐには解放してくれない。
それが、進藤のやり方・・・・・・。
それに耐え切れず達した時など、許容を超えた責めで身体を貫かれる。
そうして教え込まれたのは、「焦らす行為に耐える」ということだった。
しかし、目を覆われ両腕を拘束され、尋常ではない体位で身体を弄われる
その状況が、いつもの忍耐力を弱めさせている。
ただでさえ、焦らされているというのに
言うことを聞かない視覚や両腕のもどかしさが拍車をかけている。
「達するなよ、たまき」
低い声が、楽しむように釘を刺す。
たまきの体が、びくっと僅かに震えた。
たまきの息は、これ以上ないほど上がっている。
限界がそこまできているらしい。
908 :
通りすがり:2008/07/13(日) 23:53:22 ID:ex0DpgL1
頬を染め、空気を求めて意味ありげに開く濡れた唇。
目を布で覆われ、後ろ手に縛られたその姿は
これ以上ないほど嗜虐心を煽った。
今、間違いなくたまきは自分の手中にいる。
自分が支配し、そして自分の指の動き一本でどうにでもできる状態なのだ。
進藤の背筋を、ぞくり、と何かが駆け上がっていく。
「・・・お前は、俺のものだ・・・・・・全て・・・・・」
再び、焦らすように舌先をくねらせる。
はっとたまきが息を呑む感覚に、ひっそりと笑う。
蜜が、とめどなくあふれ出し、進藤の頬にかかる髪までも濡らしていた。
「達したいか?」
試すような口調。
たまきは見えぬ目で進藤の姿を探し
気配のする方向へ向けて、ちいさく頷いた。
「そうか・・・なら・・達け」
足を大きく開き、自らの腰を深く埋める。
たまきの背が、引きちぎれるほど大きくしなる。
「っ・・・・・・ああぁぁぁっ!!!!!」
焦らされた身体に、それは大きな衝撃をもってたまきに襲い掛かる。
白い首が引き絞られ、高い声が零れ落ちた。
909 :
通りすがり:2008/07/13(日) 23:54:47 ID:ex0DpgL1
内部の激しい収縮。
進藤を締め上げ、更に内へと引き込む。
「ふっ・・・・・・貪欲だな・・・・・・入れただけで達するとは」
「あ・・・・・うっ・・・・・・あああっ・・・・・い・・・っせ・・・」
嗚咽交じりの甘い声。
自分がどれだけ酷いことをしているか、訴えてくる。
「動くぞ」
「だ、だめっ・・・・・・も・・・・・少し待って・・・・」
「聞こえんな」
喉の奥で笑い、腰を打ち込む。
「うっ・・・・・ふあああっ・・・・・・あっ・・・・・・あっ・・・・・・あああっ・・・・」
緩急つけて打ち込まれる楔。
そのたびにたまきの身体が波打つ。
ずぷずぷと、淫らな音が室内に響いている。
目が見えないというだけで、音をこんなにも激しく感じてしまうものなのだろうか。
「・・っや・・・・激しっ・・・い・・・、っせっ・・・・・・あああっ」
絶頂を迎えた身体に、激しく進藤が出入りする。
時折、無理やりな動きが混ざり、鈍い痛みが走ったが
それすらもやがて、快楽に変えていく。
いつも以上の激しさ、そして肌に感じる体温。
接している場所は限られているが、離れた肌にも彼の熱を感じる。
910 :
通りすがり:2008/07/13(日) 23:56:19 ID:ex0DpgL1
恐らく熱が上がってきているのだろう。
進藤の体調から考えても、もうこの辺りでやめたほうがいいのかもしれない。
しかし、進藤にその気はなく、さらに自分を求めてくる。
そうなってしまえば、たまきにはどうすることもできない。
ただ、彼が望むままに、身体を預けるしかないのだ。
「んぁっ・・・・・・っ」
力の抜けた身体を、突然横にされる。
後ろ手に縛られていたため、自重と彼の重さとを受けていた手は痺れており
その体位によりその痺れからは解放される。
しかし、体内には激しい衝撃が走り、たまきは、身体を硬直させた。
「たまき・・・・お前は・・・・・・俺のものだ・・・・・」
先ほどよりも深く繋がり、最奥に彼の熱をありありと感じる。
そして、耳元に降りる低く、掠れた声音。
全てが、たまきの身体を熱くさせた。
「・・・・ンっ・・・・・素直に・愛してる・・・・って・・・言えな・・・の?!・・・・んんぅっ」
言い終わる前に唇を塞がれ、口内を蹂躙される。
口の端を流れる唾液さえも吸い取られ、息つく暇もないほど、貪られる。
たまきからも恐る恐る舌を絡めるが、進藤の動きについていけず
されるがままの常態であった。
911 :
通りすがり:2008/07/13(日) 23:59:08 ID:ex0DpgL1
だけどこの瞬間。
言葉に出来ない想いが、伝わるような感じが
それが何よりもたまきは幸福だった。
たとえ、こうして目隠しをされ、束縛されようとも
それだけ、彼のことだけを考えることが出来る。
彼の想いを、熱を、漏らさぬよう感じ取ろうとする。
傍から見れば、酷い行いかもしれない。
けれど、その端々に、確かな進藤の想いを優しさを感じることが出来るのだ。
「うっ・・・・・・くっ・・・・・・・あっ、あっ、・・・・・・ああああああっ!!!!」
視界が白く霞む。
深い場所を何度も突き上げられ、耳元に、彼の激しい息遣いを聞いた瞬間
張り巡らされていたあらゆる糸が切り離されたように、全身に浮遊感が襲った。
体内に、吐き出される熱い、もの。
それを全て飲み込み、たまきはぐったりとベッドに伏せた。
「たまき・・・・」
進藤の手が伸び、目隠しと束縛とが解かれる。
突然の解放感に、ぴくり、と身体が反応を示す。
目の前には、着衣を乱し、いつもより熱い息を吐く進藤の姿。
息が僅かに切れているのか、肩が上下していた。
たまきはその姿に心臓が大きく高鳴るのを感じた。
912 :
通りすがり:2008/07/14(月) 00:00:46 ID:EF8YRTmb
「まだ、物足りないか??」
にやり、と笑う進藤。
その笑みに、自分の身体の中にまだ進藤がいることに気付く。
「あ・・・・・・」
思わず軽く締め付けてしまったことに、たまきは恥ずかしそうに頬を染め
視線を逸らした。
「病人相手に・・・・主治医が聞いて呆れるな・・・」
「なっ!!、最初は、貴方がっ・・・・・!!!」
「ふっ・・・・・・だがそれに乗ったのはお前だ」
「目隠しされて、縛られて、どう抵抗しろって言うのよっ」
「・・・さぁな」
「どうしてそう・・・・!!」
言い返そうとするたまきの肩口に、進藤の唇が降る。
「も・・・・・・ダメよ。貴方は休むの。これ以上したら、もっと身体を壊すわよ」
「そうか?さっきよりも、だいぶ体調はいいがな」
「気のせいに決まってるじゃない。医者が何言ってるの・・・」
「なら、試してみるか?」
「!!!!!」
進藤の手が動く。
身体の位置がまたしても変えられ、たまきはその衝撃に、ぎゅっと目を瞑った。
いつも以上に手に負えない進藤。
不調になるとそれに拍車がかかるように思うのは自分だけだろうか?
彼に再び貫かれながら、たまきは彼の体力よりも
果たして自分の身体が持つのか、ふと不安に駆られたのだった。
913 :
通りすがり:2008/07/14(月) 00:01:37 ID:EF8YRTmb
はい、進藤先生暴走編でした☆彡
ちょ、いいとこ居合わせすぎたwwww通りすがりさんほんっとGJ!!!!!この進藤鬼畜で超ヒットです!!やっぱゴットハンド並みの神業だ笑
またお願いします!
携帯からか改行できてないorz
スマソ!
通りすがりさん、大作ありがとうございます!!
ほんとーーーーーにイイです!!
鬼畜進藤、やっぱり最高にイイ!!
たまきたんハァハァ(´Д`)
通りすがりさんGJです!
918 :
865:2008/07/14(月) 20:11:20 ID:VTh0YLkR
通りすがりさん
GJです!
ドSな進藤に萌えました☆
萌え!!!!!!
やっぱ進藤たまきは最高www
通りすがりさん大ファンです><
通りすがりさんGJ!
あげ
921 :
通りすがり:2008/07/18(金) 01:53:59 ID:+80mW0VJ
919さん
大ファンだなんて…ありがとうございますvvヽ(´▽`)/
そう言って頂けて、嬉しい限りデスvv
それからいつも読んで下さっている皆さんも、ありがとうございますm(__)m
もう残り100を切ってあまり書けませんが、最後までよろしくお願いします♪
少し早いですが、挨拶をと思いまして(笑)
そうえばまとめサイトどうする??
過去ログのままはもったいないんだよなあ・・・
あと2スレ目たてるよね???
まとめサイト、2スレ目、もちろん欲しい!
どなたか詳しい方作ってください><
まとめサイト欲しいよね〜
自分詳しくないんだけど(´・ω・`)
925 :
名無しさん@ピンキー:2008/07/25(金) 13:54:14 ID:NWpOI9fM
昔の職人さんはもうこないのかな?
通りすがりのはセリフがなければ好きだお(^ω^)
まとめサイトの件
もう少し早い時期なら作れましたが、時間が無くなってしまいました。
久し振りに覗いてみたら・・・通りすがりさんGJ
>>!925
あらららら(´ω`)
時間はあるんだがうちも詳しくないんだよな〜
もう900代かあ
927 :
しんたまねぎ:2008/07/26(土) 15:52:30 ID:SydjQDaH
初めまして。
進たまさんやしんたまさんとは別の者です。
皆さんに気に入っていただけるかわかりませんが、初投稿させてください。
928 :
しんたまねぎ:2008/07/26(土) 16:03:20 ID:SydjQDaH
「…おい!」
「…何?」
煙草を燻らしに屋上にやってきた彼が見たのは、約1ヶ月ぶりの彼女の姿だった。
進藤に気付いて、はっとするも、ふいと顔を逸らしてしまった。
進藤も何を言って良いか判らず、長い沈黙が続いた後、ようやくしぶしぶながら口火を切った。
「今夜は、帰ってくるんだろうな?」
「・・・・いいえ。」
たまきは言うと後ろを向いてしまった。
「大体、帰るって何?私たち一緒に暮らしてるわけじゃないのよ」
わざと進藤を怒らすような挑発的な物言いと嘲り。
ため息をついて、進藤は言った。
「まだ怒ってるのか」
しょっちゅうあるわけじゃないが、たまに彼女の癇に障ることをしてしまうことはあった。
気の強い彼女と、口下手な自分。
それでもお互い惚れてしまっているのだから、なんとかなるようにはなってきたけれど。
1ヶ月も部屋に来ないなんて、初めてだった。
それほど彼女を怒らせてしまうとは。
同じ病院でも職場が違うので、この1ヶ月、ほとんど彼女の顔を見ていなかった。
進藤の問いかけに答えず、そっぽを向いているたまきの顔を、ちゃんと見たいと思って足を進め、
2人の距離を縮める。
白衣のポケットに両手を突っ込んで屋上からの景色を眺めている彼女の、腕を強く握った。
「ちょっ、何するのよ?」
やっと間近で見られた彼女の顔は、眉を上げ瞳を見張り口をへの字に結んだ、冷たい怒りの表情だった。
胸に哀しみと苛立ちのようなものを感じる。
「いい加減、帰って来い。お前も子どもじゃないだろう」
「お前はやめて!」
「ちゃんと謝ったじゃないか。何が不満なんだ?」
「謝った?あれで?」
掴んでいた腕を大きく振り解き、またそっぽを向いてしまう。
「貴方何も解ってないわ!」
何を解っていないというのか。
彼女の心が理解できなかった。
いや、本当はうっすら判っている。
自分の態度に怒っているのだろう。
誤解して勝手に怒り出した彼女に、苛立って冷たい態度を取ってしまった。
もっと優しく丁寧に説明してやれば良かったのだろうが、そんなにたくさん言葉が出てこなかったのだ。
彼女の気持ちも察し、俺も悪かったと表面的に謝った自分の態度が、
彼女の瞳には傲慢に映ったのだろう。
気持ちを伝えるのが下手なところは、お互い似ていると思う。
彼女がこんなに怒っているのは傷ついたからだと解ってやりたかったが、
同時に、何故こういう性格の自分のことも解ってくれないのかと苛立ちも募る。
もどかしい。
解ろうとしない彼女が。
そんな彼女を持て余している自分が。
どうしようもなくもどかしい気持ちが、進藤を動かした。
「たまき」
後ろから抱きすくめた。
「ちょっ…」
「帰ってきてくれ。頼む」
929 :
しんたまねぎ:2008/07/26(土) 16:07:42 ID:SydjQDaH
「・・・・・・」
精一杯気持ちを伝えたくて、だけど出た言葉はたったそれだけのシンプルなもので。
改めて、自分のこの性格を呪いたくなる。
それでも彼女の心には何か響いたようで。
今度は振り解かれはしなかった。
口唇を尖らせ哀しげに瞳を揺らし、何か考え込んでいた。
久しぶりに感じる、彼女の体温は温かく、焦がれていたものをついに抱いたことに、胸が熱くなった。
愛しい女。
どうしてそれを口に出して言ってやれないのだろう。
全身に感じる彼女の鼓動。
服の上から感じる、柔らかな肌。
口唇を寄せた彼女の髪の滑らかさ。
香水とともに昇る、この距離でなければ判らない、甘い香り。
1ヶ月も失くしていたものに触れられたことが、進藤を昂らせた。
「…ずるいわよ」
彼女が尖らせた口を割って言った。
「何の解決にもなってないじゃない」
そう言いながらも進藤の手を振り解こうとする様子はなく、
手をポケットに突っ込んだまま動こうとする様子もなかったが、
俯いた瞳にこころなしか涙が溜まっているような気がした。
「たまき・・・」
口唇を髪から首筋に移し、そして項に這わせた。
「ちょ、やめてよ!」
たまきはびっくりして抗議するが、進藤は止める様子はない。
項から首の付け根、そして鎖骨へと口唇が這う。
「っ・・・何処だと思ってるのよ!」
「・・・なら、帰ってこい」
「なっ・・・」
「来ないなら、止めない」
鎖骨の上を、強く吸う。
「ちょっ・・・!止めて・・・そんなところ、見えちゃうじゃない・・・」
「・・・だからだ」
「いや・・・ねぇ、本当に止めてよ。跡が残ったら・・・」
プライドの高い彼女には、耐えられないだろう。
判っていて、進藤はやっていた。
堪らず、進藤の身体を振りほどこうとたまきはもがいた。
そんな彼女の抵抗が可愛いものと思えるほど、進藤は更に強くたまきを抱きしめる。
たまきがむきになってもがけばもがくほど、愛しさと残虐な気持ちが生まれた。
何故、帰ってくると言わないのか。
自分と会わなくて、平気なのか。
俺は、こんなにもこの女を求めているというのに。
ならば彼女にも、俺を求めさせてやる。
進藤の手がおもむろにスカートの中に入り、腿を辿り脚を少し開かせた。
「えっ・・・」
930 :
しんたまねぎ:2008/07/26(土) 16:17:56 ID:SydjQDaH
気付いたときには遅く、彼の手は下着の上から彼女の敏感な部分をなぞっていた。
「止めてよ!ここ病院よ?貴方正気なの!?」
抗議の声を聴こうともせず、進藤は柔らかな愛撫を続ける。
彼女は進藤の腕を取り、必死に止めようとする。
「い、や、っ・・・!」
瞳を瞑り必死に力を込めて止めようとするも、進藤の力に敵うはずもなく。
こんなのは嫌だと思っているのに。
自分の意思とは裏腹に身体の芯が熱を帯び始めたのが判った。
その屈辱が彼女の身体から力を奪う。
進藤の手が下着の脇からすっと侵入した。
1ヶ月ぶりの、直接触れる彼の指の感触。
小さな突起に触れられた瞬間、身体がひゅっと跳ねた。
「・・・っ・・・」
喉の奥で必死に声を噛み殺したのが、進藤には判った。
「どうした?此処が、いいのか?」
耳朶を噛まれ、囁かれる。
「やっ…止めて…」
抗議の声が少し震えていた。
徐々に湿ってきている。
しばらく突起を弄んだ後、
「此処も、いいんだったな・・・」
進藤の長い指が、突起の下の敏感な割れ目へと移動する。
割れ目の周りをこそばすようにでなぞられ、たまきは思わず瞳を瞑った。
「や…止めてったら!」
「止めていいのか?こんなになってきているのに・・・」
湿りははっきりと蜜とわかるくらいになり、少しずつ溢れ出していた。
それを確認して、進藤は割れ目の中へ長い指を侵入させた。
「ぁっ・・・」
思わず声を上げた彼女に、密かな悦びを感じた。
進藤は彼女の中を緩やかに掻き回し、敏感な部分を探り当てる。
ゆっくりとした丹念なその愛撫に、蜜はさらに溢れ出し、指が動くたび淫らな音が響いた。
「・・・お願い。本当に、止めて?誰か来たら・・・」
彼女の抗議が懇願へと替わり、見れば息遣いも荒くなっている。
進藤の腕を掴む手も力なく添えられ、たまきは進藤の身体に寄りかかるようにしている。
立ってられないのだろう。
そんな彼女に、愛しさが募る。
こんな姿を誰かに見られるなんて、彼女には耐えられないだろう。
俺だとて、この表情を、この啼き声を、もう俺以外の誰にも晒させたくない。
それでも。
止めるわけにはいかなかった。
懇願を無視し、指を更に一本、侵入させた。
「ひゃ・・・っ・・・」
思わず漏れる淫らな声を、必死に我慢しようとしている。
その声をもっと聴きたい。
ならばどうしても彼女を帰ってこさせなければ。
931 :
しんたまねぎ:2008/07/26(土) 16:22:46 ID:SydjQDaH
人指し指は浅いところをゆるゆると刺激し、中指は奥へと侵入させる。
同時に、親指で敏感な突起を擦った。
「あっ・・・ん・・・ん・・・」
必死に押し殺すも漏れてしまう声と同時に、無意識にかたまきは腰を揺らし始めた。
止め処なく注がれる優しく激しい愛撫に、溢れ出たものが彼の手を伝い漏れてゆく。
自分の手でこんなにも乱れてくれる彼女に愛しさが込み上げ耳の後ろに舌を這わすと、
「ぁん・・・」
いつもベッドの上でしてくれる反応を示す。
嬉しくて、もっともっと追い詰めてやりたくなって。
進藤に身体を預け、力なく空を彷徨う瞳は妖艶で。
息も絶え絶えに喘いでいる彼女に、限界が近いのではと悟り。
浅く貪っていた指をも奥へと進ませ、ふたつの指で彼女の中を少し深く貫くと、
「はっ・・ぁ・・ん・・・」
濡れた声と同時に彼女の中がきゅうっと絞まり、達したのが判った。
指を挿し込んだまま、進藤はしばらく指を締め付けてくる熱い感触を愉しんだ。
やがて指を引き抜き、彼女の白い額に口付けすると、たまきはがくっと崩れ落ちた。
慌てて彼女の腕を掴む。
「大丈夫か?」
手をついて、肩で息をしている。
こんな場所でした所為もあるのだろうか。
あんな粗雑なやり方で、こんなにも彼女が感じて、まさか達してくれるなんて。
それともやはり彼女も、自分のことを恋しいと想ってくれていたのだろうか。
抱きしめてやりたい衝動に駆られ、その身体に手を伸ばすと、たまきがきっと顔を上げた。
眉を寄せて進藤を睨みつけるその瞳には、涙が溜まっていた。
「酷いわ。」
その言葉に、進藤ははっとした。
先ほどの自分の自惚れを自嘲し、自分がしたことの重大さを急に悟った。
彼女を陵辱してしまったのだ。
進藤は狼狽した。
「・・・すまなかった」
その言葉にたまきの瞳に溜まった涙はついに零れ出した。
いく筋もいく筋も、頬を伝う。
「こんなこと、するなんて…信じられない。」
「・・・お前に、帰ってきて欲しかったんだ」
「こんなことで誤魔化される女だと思ってるの!?」
彼女の言葉に、自分という男の愚かさを知る。
「すまない…」
「・・・どうして、そうやってちゃんと謝ってくれないの?」
溢れた涙を拭って、彼女は言った。
「・・・どう言えば良いのか、解らないんだ」
そう呟く進藤を見て、たまきははっとなった。
哀しげな瞳でこちらを見つめている。
たまきの胸はズキッと痛んだ。
932 :
しんたまねぎ:2008/07/26(土) 16:25:34 ID:SydjQDaH
この男(ひと)がそういう男だって、解っていた筈なのに。
いつも決定的な主導権を握っているのは彼のほうだけれど。
あんなに怒っている自分に対してまで、ちゃんと順を追って全部説明しようとしない、
そのいつも通りの彼の態度が無性に許せなくなって。
こんなときくらい、いつも以上に必死になってくれても良いじゃない。
どんなことになっても私が離れていかないって、余裕気でいるつもり?
そんな思いがどうしようもなく強くたまきを支配し、
むきになって、意地を張って会いに行かなかった。
本当は会いたくて会いたくて仕方がなかったのに。
だけど彼は、何処までいっても彼のやり方しか出来なかった。
余裕などではなかった。
そういう男だったのだ。
気付いてやれなかった。
喧嘩の原因は、自分の誤解だってことは、判っていたのに。
彼にこんなことをさせるほど追い詰めた原因は、私にあるのだ。
たまきは自分がどれだけ彼を傷つけていたかを悟り、
自分の愚かさと申し訳なさで、俯いてしまった。
「ちゃんと、仲直りしてから、抱いてもらいたかったのに・・・」
潤んだ瞳で呟いた。
「すまなかった。どうすればお前の気持ちが済む?」
「…もうこんなことしないで。ちゃんと、部屋で抱いて」
「っ!…帰ってきてくれるのか?」
「・・・もう、限界なの。貴方に会えないなんて・・・」
切なげな瞳で言うと、そっと立ち、不器用に進藤の胸にぼすっと顔を埋めた。
切なさと愛しさが混ざって、進藤はたまきを思い切り強く抱きしめた。
「俺だって、とっくに限界を超えてる。お前が隣にいない生活なんて」
抱きしめた腕の中で、彼女の肩が震える。
声を押し殺して泣く彼女を、いっそう強く、優しく抱き締めた。
「・・・ごめんなさい」
泣きながら押し出したような呟きに、何故彼女が謝るのかと進藤はいたたまれなくなった。
今夜は嫌になるほど激しく、優しく彼女を抱いてやろう。
そうして、疲れきって眠る彼女の柔らかい寝息と、体温(ぬくもり)を抱いて眠ろう。
それがどんなに幸せなことだったのかを、もう一度心に刻みつけながら。
933 :
通りすがり:2008/07/26(土) 18:49:07 ID:bXdHFhvh
しんたまねぎさんめっちゃ素敵デスvv
是非ともまた書いて欲しいヾ(=^▽^=)ノ
>しんたまねぎさん
新しい書き手さん、待ってましたーーーー!!
しかも、初投稿とはおもえない、素敵な作品!!
またいっぱい書いて欲しい!!
今回の続きとか!?
誰か次のスレ作れる人いないですか!?
新しい職人ktkr!!!!!!
しかも良いです!気に入りました><
しんたまねぎさんの進藤先生好きです><
また待ってます〜〜
936 :
しんたまねぎ:
ありがとうございます。そう言っていただけるとほっとしました。
誉めてもらえると嬉しすぎます><
続きも出来たんで、また投稿します。
>通りすがりさん
初めまして。ずっと通りすがりさんの作品読んでました。
あんなすごいものを書ける方に誉めて頂けるなんて嬉しすぎます・・・
通りすがりさんの最新作、ドS進藤もいいし隠れドMなたまきにも萌えですvv
過去ログで「名前を呼んで・・・」にめちゃくちゃ萌えました!