都産祭いってたんだ勘弁してorz
ていうか年度末近いし他の職人さんも忙しいんじゃないかね?
んじゃ途中だけど投下いきまっせ?
これから夜勤だしね!(ぁ
タバサは記憶力がいい。ちょっとした口約束でも、詳細に覚えている。
だから、つい弾みで言ってしまった『魔法具屋をひやかしにいくか』という話を、タバサははっきりと覚えていたわけで。
その虚無の曜日、才人はタバサとともに魔法具屋をひやかしに町へとやってきた。
のだが。
タバサの案内で向かったそこには、魔法具屋はなかった。
店内からは何の気配も感じられない店の扉に、こう張り紙がしてあったのである。
『長らくのご愛顧、ありがとうございます。当店は本日をもって閉店いたします』
かつてタバサが『誘惑の肌着』を買い求めた魔法具屋は、閉店していたのだった。
…こ、今度こそ『オーガの血』買おうと思ってきたのに…。
そのためにへそくりまで出してきたタバサであった。
「ま、やってないんじゃしょうがないよ。他の店当たろう」
そう言って才人はタバサを促す。
しかし問題があった。
二人とも、町の魔法具屋の所在など、知らなかったのである。
結局昼前まで探しても、魔法具屋の情報は得られなかった。
…庶民にとって魔法は縁遠いものだから、しょうがないのかな…。
私は諦め半分で、目の前のパスタをすすった。
「しょうがないよ。もう魔法具屋は諦めて、他の店回ろう」
サイトがそう言ってくれるけど…。
…『オーガの血』欲しかったなあ…。
まともな時に使ったらどれだけキモチイイんだろう…。
「シャルロットよだれ垂れてるぞ」
サイトの呆れた声が私を現実に引き戻す。
い、いけないいけない。
私は慌てて目の前のパスタを掻きこんで、涎を誤魔化す。
そんな私に、何か思いついたような顔をして、サイトが語りかけてくる。
「いい事思いついたぞ」
なんだろう?
私は食べるのを止めて、サイトの提案を聞く。
「別々に行動して、買ってきたものをお互いにプレゼントし合うってのはどうだ?」
プレゼント?
サイトが私に、プレゼントっ!?
するとアレかな、指輪とか買ってくれて、いきなりプロポーズとかっ!
そ、そんなダメだってば、まだ早いってば!お母様にもちゃんと紹介しなきゃだし!
「それでどう?」
サイトの声にまた現実に引き戻される私。
…いけないいけない…最近どんどん妄想が酷くなる…。
蔵書の半分を越えた、恋愛小説のせいかしら…。
でも、サイトの提案は面白いかもしれない。
私の買って来たもので、喜ぶサイトを想像する。
…い、いいかもしれない…!
「うん」
私は首を縦に振って肯定を示した。
さーて、シャルロットの喜ぶものを探しますか。
俺はシャルロットと別れると、表通りに出た。
俺がシャルロットにプレゼントしようと思ったのは、服。
あいつなんかいっつも制服ばっか着てるし。
シャルロットの制服以外の格好っていったら、いつぞやのパーティーで見たドレスと、寝間着くらい。
…例のスク水は除きます。
だから、普段使いにもできるような、ちょっと小洒落た服を買ってやろうと思ったわけで。
俺は一軒の仕立て屋に目をつけると、そこに入った。
「いらっしゃいませ」
女の店員さんがにこやかに出迎えてくれる。
…アレ?
なんか俺の考えてたのと違うゾ…?
店の中には服はなかった。
ていうか、どこを見ても服なんて一着も置いてない。
店の中には、ロールにされた布地があって、店員さんのいるカウンターがあるだけ。
ブティックみたいなの想像してたんだけど…。
俺は店員さんに尋ねる。
「あの、ここ服屋さんですよね?」
何聞いてんだか、ってな顔をして店員さんが応える。
「ええそうですとも」
「服、買いたいんですけど」
「でしたら、こちらのリストから欲しい服のデザインをお選びくださいな。そのあと採寸いたしますので」
そ、そうなのかーーーー!
そして店員さんの差し出したのは、男物の服のカタログ。
…まあ当然っちゃ当然なんだけどさ。
「え、えっと、知り合いの女の子にプレゼントしたいんですけど…」
「あら素敵。でも、サイズが分からないと仕立てられないですよ?」
ぐはぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!
サイズって!サイズって!わかんねーよそんなの!こっちの単位とか知らないし!
ちびっ子でぺったん子くらいしかわかんねーよチクショウorz
「わ、わかりません…。失礼しましたぁ…」
そう言って俺が諦めて店を後にしようとした時、店員さんが俺を引きとめた。
「じゃあ、布のアクセサリーなんかいかがです?」
そう言って店員さんは、アクセサリーの載ったカタログを広げて見せた。
そっか、これなら…。
夕刻になって、二人は学院に帰っていた。
プレゼントはまだ交換していない。二人とも、手に紙袋を持っている。
部屋についてから交換しよう、というタバサの提案で、二人ともまだ交換していない。
才人には、赤くなってずっともじもじしているタバサの様子が気になってしょうがなかったが…。
タバサの部屋に着くと、さっそく才人は自分のプレゼントを取り出した。
早くタバサに着けてみたかったからである。
「はい、これ。仕立て屋さんで作ってもらったんだ」
才人の買って来たものは、薄い水色に、金糸で綴られた花の刺繍の美しい、大きなリボンのついた髪留め。
才人はさっそくそれを、タバサの後ろ髪に着ける。
「お、似合う似合う!」
考えていたものと少し違う結果に、タバサは少し憮然としていたが、才人の反応を見て部屋の姿見に前にとてて、と駆け寄る。
鏡に映った自分の姿を見て、驚いた顔をする。
「な、似合ってるだろ?」
才人の言葉に、タバサは嬉しそうにこくこくと頷く。
そして、笑顔で
「ありがとう」
と言った。
そして鏡の前で、回ったりポーズをとってみたりする。
こんだけ喜んでくれたんだから、ちょっと高くても買った甲斐はあったなあ。
無邪気に喜ぶタバサを見て、才人はそう思う。
そして、才人はタバサのプレゼントを催促してみた。
「…ちょっと、部屋の外で待ってて…」
才人の催促に何故か少し赤くなり、タバサは才人を押して部屋の外に追い出す。
…なんなんだ?
袋のサイズから考えて、そう大きなものでもないだろう。
するってえとアレか。アレなのか?
才人の頭の中に、あまりにもお約束な妄想が走り抜ける。
『私がプ・レ・ゼ・ン・ト♪』
…いや最近のシャルロットだったらありえる…。
才人は大人しく部屋の外に出て、タバサの声を待った。
しばらくすると、扉の向こうから、
「は、入って…」
というタバサの声がした。
もーしょうがねえなあ受け取ってやるかあ、とすでにエロモードに入った才人が扉を開ける。
すると、ベッドの上でシーツに包まったタバサがいた。
その頭の上には、見慣れないものがついていた。
黒いカチューシャにくっついた、大きめの垂れた毛皮…ぱっと見、タバサに垂れた獣の耳がついたように見える。
タバサはぱさっと、シーツを脱いで、身体を晒した。
その首には、長い紐のついた赤い首輪。
才人からではよく見えないお尻からは、大きな長い尻尾。もちろん身体は裸であった。
「…あ、あのう?」
裸にリボンの予想の遥か斜め上を行っているタバサの格好に、才人は思わず疑問符を飛ばしてしまう。
「…わ、私のプレゼント…」
真っ赤になりながら、器用にお尻を振って尻尾を揺らしながら、タバサは言った。
「ぺ、ペットの犬…」
今日はここまで。
もう完全に単発モノとして書く努力を放棄しておりますorz
読む時は保管庫の「せんたいさん」の「続きモノ」を読んでおくと意味不明な部分が消化できるかもですorz
せんたいさんGJ!
これでまた受験勉強頑張れるぜ!
いやっほう!予想の斜め上をいったーーーー!!!
へんた……せんたいさんGJ!
正に奇跡…
救世主様じゃ…我等の救世主様がご降臨なさってくれた!!!
絶対読者の期待をいい意味で裏切って楽しんでるでしょアナター!
せんたいさんbonus officium!!
へんたいさんGJ!
>>727 いやこの時期に受験生がこんな所いたらダメだろ
まさかいなくなった職人はみんな受験生!!?
この世界では獣コスがブームなのかね?
>>727へんたいさんGJですよ〜
>>721 都産祭って同人活動してるのなら、激しく読みたいのですが。
・・・・・だめ?
股間のエクスプロージョンが止まらない。
うむ、受験勉強にタバサ分は必要不可欠だからな。
せんたいさんは受験生の心強い味方だ!!!
そろそろ次スレ?
もう489kbか。
後半は勢い落ちたけど早いな。
740 :
261のひと:2007/01/24(水) 02:03:43 ID:AaIpqs2l
風邪ー
でも仕事は休めないし。
電気毛布使ってみたら、デレツンだったの。
寝るときはぬくぬくなのに、起きたら熱くて遥か彼方に飛んでいってたの。
ガタガタ震えた朝でした。
それ以来頭痛いの……ごめんなさい、投下サボってて。
テファの続きは次スレ立ったら落としますねー。では多分また明日に。
次スレのテンプレは
>>703のAAなしで良いんじゃないか?
ってかこのスレって週末と夏休みとかの学生の長期休暇は人が多いところや
今、世間では試験があって人が少ない所を見ると社会人よりも学生が多いのか?
>>740 寒気があるなら病原体駆逐のため体温生産しまくってるので温かく(氷枕等はNG)
熱いなら冷えピタ貼っとけばおk
頭痛は・・・バファリンかロキソニン
添い寝してあげよっか?
俺冬でもTシャツで済むくらい体温高いよ。
ちょっと布団のスペース取るけど
体をじっくり休めてくださいね。
ってか添い寝は見た目的に駄目でしょw(男同士とゆうことでw)
746 :
205:2007/01/24(水) 21:48:28 ID:rFkARTbk
>>746 お憑かれさまでーっす。 では、新スレにお邪魔しますね。と
>>746乙〜
/! ヾ`ー──┐
/ │ -――――――‐- 、  ̄  ̄O |
/ .|: / `ヽ、 °|
/ |: . . / \ |
/ /: : / \/
,′ /:./ / / ヽ
| ∨ l / / / / /
l |: / / / //'::. / /:!:. .:::. ヘ
l |: . ::/:/_ /-‐'// /::..__/|: / !::::::/::: ヘ
l :|: ̄{/ /∠.// /::../`7メ、 /::: /::: ..:::::::::l
l !::::厶f≦テ千ト< //xz≠< /::::/:::: ..::/.::::/ あ…あの、埋めさせていただきます!!
, ‐<⌒ヽ l:. :| l::W {:ヘ__,ィ/ ´7ヘ _,ハ/:/:::::. _/:::/
/ \ \ i::. ::l :::ハ 弋_:少' r'托/ ' ァー‐<{ /::/
く ヽ ヽ___}!:. ハ .::::::/>ヘ、.:.:::::: `ー' /::::::::...:::| '´
> >―‐- 〉 .ヾ∧::..::::ヽ.::::/ ___ヽ ' .:.:::::::: /:::_::::::::::::l-、
/'⌒く/: : : : : : : { }∧:: :::: f'´ ´ ̄ _} r―-, //  ̄`l:::::Vヘ
/: : : : : : : : : ゝ l_∧:::::::| '´ ヽ_` ー'´ __イ⌒ヽ |::::::Vヘ
/: : : : : : : : : : : : : : :ヽ lヽ∧ :::| / l_ r<⌒l \ ヽ |:::::::∨
. /: : : : : : : : : : : : : : : : :| l | ヽ:l ノ/ / { { .l ` ハ::::::::l
>>746 乙だけどっ、乙だけどっ、。
少年少女の続き〜〜!!
いや、マジで待ってます。
密かに、220さんのシエスタ×サイトとかも待ってる。
本人忘れてそうで不安なんだが・・・
密かに、クリスマス当日を待ってる。
時期ずれたし本人忘れてそうで不安なんだが・・・
埋め立て終了?
テファカワイイヨテファ
>>751 クリスマスに約束したっきり、彼女にリアル出スルーされてる人かと、一瞬切なくなったw
-――- 、
, ‐'´ \ 埋めー
/ 、 ヽ
|l l /〃 ヽ ヽ} | l ',
\ .ljハ トkハ 从斗j │ ハ
\ l∧}ヾソ V ヾソ ! ! ヽ \
\ __ __ リ.人 v‐┐ /" ト、 ヽ ヽ
{心下ヽ /" >ゝ-'<{ Vl } }
ゝ<}ノ \ (:::::Y Y:::::! ヽヘ { {
7´ ̄ ) )::∨::__::ヽ }::\ \丶、
/ / /ィ'´ヽ:::::::::ノ /:::::::::ヽ ヽ `ヽ
! ≦∠__ノ:::| /ハ::::/ ゝ、:::::::::`、 リ ノ
| .:.:::::::::::l __ヾ\ ≧:::::::::'、ヽ {
l_ .:.:::::::::/ >v' l \::ヾ  ̄::::::::::::::::', }>
ヽ.:::::::::V | ! l∧::::::::::::::::::::::::::::Vリ
i::::::::::::`ドー rL.」 厶::::::::::::::::::::::::::::!
l::::::::::::::j ̄ 7:::::├‐ ト、::::::::::::::::::::::::!
\::::::/ :/::::::::::! !:::`、:::::::::::::::::::!
`/ :/ー‐‐┤ 「¨¨ ヽ::::::::::/
,′ :/ ! ! レ' ´
┴‐┴━━━ゝ-┴
755 :
バーネット ◆kdp8/y3/66 :2007/01/25(木) 15:30:10 ID:q5kAg88Y
756 :
220:2007/01/25(木) 16:20:44 ID:ies/KQEv
スレは見てるのだが…とりあえずすまない。
自分の妄想力が乏しくておざなりにしてしまった。今少しの猶予を俺にorz
また必ず顔を出す。本当に済まない(rz
>>755 バーネットさん いったい何処の脳みそからこんな画像を引き出してきたんですかっ。
……絵をかける人って凄いですよね。うらやましい。でもイメージに合った絵を見ると凄く刺激されますね。
もっとがんばろー。ってことで、ありがとうございます。
>>756 220さん、のんびり待ちますね。
とはいえ、自分も書きかけが密かに結構あるような……き、気がそれるとなかなか……ねぇ?
では、楽しみにしてますね。
>>757 名前入れるの忘れてたっ 261のひとでした。
>>755 う〜ん石恵原画のkiss×400か?
埋め
>>759さん そうなんですかー。 とググったら300では?
明日でも買って見ようかな?
さっき気付いたのですが、12/30とIDが一緒だっ。
こういう事もあるんですねぇ。
あ、埋めついでに質問なのですが、連投規制の発動条件詳しく分かる方いますか?
長くなるとたまに引っかかるので。
今書いてるのも掛かりそうですし。
ランス……フリーになってるんでしたっけ?
やってみようかなぁ……って、時間無いですよ。
こっそり申し込んだモンハンフロンティアβ……通ってたらさらに時間なくなるなぁ
>>756 控え室いった?とストーカーじみた質問をしてみるテスッ
サイトと姫様とテファが一晩宿に泊まることになりました。
宿の主人が一泊30エキューの部屋が空いていると
言ったので3人は10エキューずつ払って一晩泊まりました。
次の朝、宿の主人は部屋代は本当は25エキューだっ
たことに気が付いて、余計に請求してしまった分を返す
ようにと、使用人に5エキュー渡しました。
ところがこの使用人は「5エキューでは3人で割りきれない」
と考え、ちゃっかり2エキューを自分のふところに入れ、3人
の客に1エキューずつ返しました。
さて、3人は結局部屋代を9エキューずつ出した事になり、
計27エキュー。それに使用人がくすねた2エキューを足すと29エキュー。
残りの1エキューはどこへ消えてしまったのでしょうか?
また次の日サイトがやけに疲れた顔をしていたのはなぜでしょうか?
>>764 三人が払ったのが27エキューで部屋代25+使用人がくすねたお金2で27エキュー
何の問題も無いが?
また随分古いネタを…
(三人が払った30エキュー)−(戻ってきた3エキュー)
=(部屋代25エキュー)+(使用人がくすねた2エキュー)
で問題ないな。
>それに使用人がくすねた2エキューを足すと
ここで足してることが間違い。
>>764 下の答えをできるだけ詳しく教えてくれないか?
>767
お約束どおり、途中でルイズが乱入して大騒動になったから。
埋め
みんな次スレに移動したようなので、ちょっと内緒話を。
保管庫のSSの誤字、脱字、細かい文章作法を俺たちが職人の方々に内緒で修正したらだめかな?
「タルブの村」→「ウエストウッドの村」
「・・・・・・」→「……」
他にも文章の始まりを一マスあけてあげたり、みたいな感じで。
一人では無理でもスレ住人が集まって、発見係、修正職人といった感じで役割を分担して神職人の作品をスレ住人が完璧な作品に仕上げるのはどうだろうか?
輪島塗みたいにたくさんの職人がひとつの作品に魂を込めて、出来上がってみたら神に近づいていた、なんてことやってみたい。
文章作法に明るい先輩方の意見を聞きたいです。