◆◆ ルミナスアークでエロパロ ◆◆

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1名無しさん@ピンキー
DSで発売予定のルミナスアークについて
エロパロを作るスレです!
2名無しさん@ピンキー:2006/12/26(火) 22:05:47 ID:sJkKiP9N
発売は1ヵ月半先なのに何をすればいいのだね
3名無しさん@ピンキー:2006/12/26(火) 22:51:17 ID:bjcJRKiZ
とりあえずルーシャたんのおっぱいで一本書いてみるか?w
4名無しさん@ピンキー:2006/12/26(火) 23:03:32 ID:a25SFU/g
やってくれるか兄弟
5名無しさん@ピンキー:2006/12/26(火) 23:45:42 ID:bjcJRKiZ
俺はアルフだが、今日もルーシャがガーデンのみんなの為に食事を作っている。
あいつも変な奴だ。メイドのくせに後片付けで手が汚れるのが嫌らしい。

片付けるのが嫌いなメイドが出てくるなんて、どれだけ世も末なんだろう。
「ううっ…お、重いわ…」

はてさて、早速あいつがシチューの入った器を抱えてくる。どうやら
大きな胸が邪魔していて上手く運べないようだ。作りすぎたか?

どうやら俺がここで見ているのに気がつかないらしい。さて…と、あっ!
ガシャァァァン!!
「きゃあああっ!!!」

俺としたことがやってしまった。ルーシャの作った大量のシチューが
俺とルーシャの体に降りかかってしまった。熱い。
「あぁん…もう…グショグショじゃない…」
ルーシャの体はシチューでべったりで、体のラインが見事に浮き出ていた。

「おい、熱くないか?ルーシャ」
「ちょっと!何見てんのよ!全部あんたのせいだからね!」
ほらきた。こいつは何があっても全部俺のせいにする。
たとえ世界が滅びたとしても、こいつの頭は変わらないだろう。

「アルフ、私についたシチューを全部食べなて掃除しなさい」
おいおい!奉仕するべき者に対して命令をするメイドがどこにいるっ!
と、こんな事は実にこいつにとっては日常茶飯事だが…
…っておいっ! 今何て言った?

「だから、このシチューを舐めて掃除しなさいって言ってるの!」
そう言ったルーシャは少し…恥ずかしそうだった。意を決した俺は、

「とりあえずそのままじゃ風邪引くぞ。エプロンを服をまず脱いだ方がいい」
6名無しさん@ピンキー:2006/12/26(火) 23:47:01 ID:bjcJRKiZ
エプロンを服を ×
エプロンと服を ○


続き誰かキボン
7名無しさん@ピンキー:2006/12/27(水) 00:48:22 ID:QaN9m9Hv
>>5
ちょwww
それハルヒだろwwwww

お前が続き書けよwwwww
8名無しさん@ピンキー:2006/12/27(水) 07:40:50 ID:HoRCKMhA
>>5
GJ!!!
9名無しさん@ピンキー:2006/12/27(水) 19:50:35 ID:FO+YIkgZ
>>5
ワッフルワッフル
10名無しさん@ピンキー:2006/12/28(木) 07:51:52 ID:v/MnmK74
ルーシャのおっぱい両手でごくごくしたい
11名無しさん@ピンキー:2006/12/28(木) 11:37:44 ID:n4Q4LxcX
ヴァネッサの爆乳をもみもみしたい。
12名無しさん@ピンキー:2006/12/28(木) 22:03:13 ID:N+jsL6fr
ヴァネッサ普通に考えてでかすぎだろ…
13名無しさん@ピンキー:2006/12/28(木) 22:04:57 ID:n4Q4LxcX
だがそれがいい
14名無しさん@ピンキー:2006/12/29(金) 01:55:40 ID:Ht2AFxB2
http://www.messe.gr.jp/tvgame/gazou00/21830.gif

本スレから転載。素晴らしい・・・
15名無しさん@ピンキー:2006/12/29(金) 11:05:50 ID:Ht2AFxB2
ルーシャかわいいよルーシャ
16名無しさん@ピンキー:2006/12/29(金) 15:47:25 ID:8d+zp9qR
ルーシャのおっぱいを責めまくるやつで一本たのむ!!!
17名無しさん@ピンキー:2006/12/30(土) 02:20:31 ID:fNpGzEyl
テオかわいいよテオ
18名無しさん@ピンキー:2006/12/30(土) 06:42:10 ID:45stcm4a
ルーシャが敵に捕まって犯されるやつきぼん
19名無しさん@ピンキー:2006/12/31(日) 00:44:40 ID:XOxuFup+
テレスかわいいよテレス
20名無しさん@ピンキー:2006/12/31(日) 16:15:36 ID:fXdSQFFh
アリストテレス虐待キボン
21名無しさん@ピンキー:2007/01/01(月) 03:19:49 ID:fWD9ElXu
あけおめ
22名無しさん@ピンキー:2007/01/02(火) 01:34:50 ID:bzaENX2B
セシルかわいいよセシル
23名無しさん@ピンキー:2007/01/02(火) 16:46:08 ID:hdj2zOZ1
テオかわいいよテオ
24名無しさん@ピンキー:2007/01/03(水) 23:58:25 ID:vbbm0mXA
ルーシャまだ?
25名無しさん@ピンキー:2007/01/04(木) 00:01:54 ID:K3I/oLFa
発売一ヶ月以上前からスレ立てとは・・・だれだって まちがいは しますよ
と言うわけで呪言練成の時双子とパヤンパヤンのボルタック化キボン。
26名無しさん@ピンキー:2007/01/05(金) 11:21:51 ID:HgDiWZg7
サキかわいいよサキ
27名無しさん@ピンキー:2007/01/06(土) 02:23:25 ID:RIiKF/+s
メルかわいいよメル
28名無しさん@ピンキー:2007/01/06(土) 21:30:26 ID:14cxR1WS
ルーシャが少しずつ脱いでいくストリップ物お願いできんかね?
29名無しさん@ピンキー:2007/01/08(月) 00:24:30 ID:SBI6BDWo
ウィウィかわいいよウィウィ
30名無しさん@ピンキー:2007/01/09(火) 02:21:06 ID:/9k0Qqh3
アリスかわいいよアリス
31名無しさん@ピンキー:2007/01/09(火) 18:05:50 ID:rIjr2hRH
>>5の続きまだ?
32名無しさん@ピンキー:2007/01/09(火) 23:55:07 ID:hF31Rh+7
まだか?
33名無しさん@ピンキー:2007/01/11(木) 23:59:32 ID:AGkifMh1
おっぱい!
34名無しさん@ピンキー:2007/01/13(土) 11:35:53 ID:B8UBqwbV
コピンかわいいよコピン
35名無しさん@ピンキー:2007/01/13(土) 21:15:40 ID:Nrt/bCWv
コピンよりマヴィたんだろ
あのフトモモ…
36名無しさん@ピンキー:2007/01/16(火) 00:54:54 ID:65EFllw5
クレアかわいいよクレア
37名無しさん@ピンキー:2007/01/18(木) 02:57:14 ID:t+ewdqc7
ヴァネッサかわいよヴァネッサ
38名無しさん@ピンキー:2007/01/18(木) 03:11:51 ID:cggdhGKn
アリスとテレスかわいいよアリスとテレス
39名無しさん@ピンキー:2007/01/19(金) 12:20:07 ID:xsSofmoV
アンドレかわいいよアンドレ
40名無しさん@ピンキー:2007/01/19(金) 23:10:32 ID:6gL2ocKN
アンドレはカコイイだろ…
常識的に考えて…
41名無しさん@ピンキー:2007/01/22(月) 00:50:58 ID:A1pGLkuX
キングストンかわいいよキングストン
42名無しさん@ピンキー:2007/01/22(月) 01:42:26 ID:e42wHOL5
それよりイリスだろ
43名無しさん@ピンキー:2007/01/24(水) 01:59:49 ID:VQ2aYzwD
魔女達にテオきゅんが絞り上げられるSSを夢見て発売日まで待つ
44名無しさん@ピンキー:2007/01/25(木) 21:14:20 ID:ZQ/S4LZ4
ルーシャ虐待キボン
45名無しさん@ピンキー:2007/01/27(土) 23:49:12 ID:lT9IyooB
イリスかわいいよイリス
46名無しさん@ピンキー:2007/01/30(火) 13:26:19 ID:aTVGkA+v
アルフ「お前があの時助けたくれた魔女だったのか!?」
ルーシャ「私の正体は二人だけの秘密よ!誰かにチクッたら承知しないんだから!!」

アルフ(さて、どうしようか…)

 →色々面倒そうだなあ(ルーシャに従うルート)
  これを機会に脅してやるか(ルーシャに従わないルート)
アルフ「分かったよ。二人だけの秘密だ」

  色々面倒そうだなあ(ルーシャに従うルート)
 →これを機会に脅してやるか(ルーシャに従わないルート)
アルフ「お前さあ、自分の立場とか分かってんの?」
ルーシャ「な、何よ急にエラそうになって!」
アルフ「俺がここで騒いで魔女だってバラしたら、お前ただじゃ済まないよ?」
ルーシャ「そ、そんなっ!…それは…」
アルフ「いいのかなぁ?」
ルーシャ「言わないでよ?…絶対…だからねっ!…」
アルフ「じゃあどうすればいいか分かるよね?」
ルーシャ「お願い…言わないでくれる?」
アルフ「気持ちがこもってないなァ…フヒヒ…」
ルーシャ「…」
アルフ「じゃあ土下座してもっと丁寧に頼むよぅ…フヒィ、フヒィ…」

続きキボン
47ルーシャの秘密は俺のもの:2007/01/30(火) 22:02:08 ID:zHrNAQvu
 俺は見てしまった。
 最近エバーガーデンにやってきた変わったメイド、ルーシャが空を飛んでいるところを。
 初めは見間違いかと思ったけどそうではなかった。月の光の中、箒にまたがって悠々と空を泳いでいた。
「もう一度訊く。お前の目的は何だ?」
 確かにルーシャは詳しい身の上話をしないし、どこか険のある態度を取っていた。けれどそれはエバーガーデンに来て間もないからだと思っていた。でも違ったんだ。
「…………」
「分かっているのか、ルーシャ? ここはエバーガーデンだ。本来、魔女や異端者を討伐する騎士を育成する機関なんだぞ。そんな場所で捕まったら、お前は……」
「ただではすまない、そのくらいのことは分かっているわ」
「じゃあなぜ、何をしに来たんだ? 頼むから教えてくれ」
「…………」
 またダンマリだ。肝心な問い掛けには答えてくれない。
48ルーシャの秘密は俺のもの:2007/01/30(火) 22:04:46 ID:zHrNAQvu
 ルーシャがエバーガーデンに潜入した理由、俺はそのことについて尋問していた。
 日付が変わるころに俺の部屋へ来るよう言い含め、部屋に入ったところで鍵を閉めてルーシャを拘束、身動きを取れなくしてやった。下手に抵抗されては事だ。手早く済ませるためとはいえ、やや乱暴な手段だと思った。だがそれもすべては彼女のことを思えばこそだ。
 彼女のような魔女が、異端者討伐を教義に掲げるエバーガーデン内で発見されればどのような扱いを受けるかは火を見るより明らかだ。侵入を許してしまったという不名誉な事実と一緒に闇に葬られるだろう。そうなれば彼女の命はない。
 ルーシャは口を引き結び、ソッポを向いた。溜め息を吐きたくなる。
「なあルーシャ。俺は君のことを思って言っているんだ。このことは口外しない。だからせめて理由だけでも教えてくれないか?」
「あんた、自分がなに言ってるか分かってるの? 魔女を見つけたのに申告しないなんて立派な規律違反じゃない。さっさとわたしを連れて行きなさいよ! 煮るなり焼くなりすればいいわ!」
 敵意を込めて睨みつけてくるルーシャ。
 諦めていると言うより、俺の態度に怒りを燃やしているようだ。本来は敵であるはずの騎士見習いにかばわれたのだから彼女のプライドも傷つくというもの。
 だがここは譲れない。
49ルーシャの秘密は俺のもの:2007/01/30(火) 22:06:08 ID:zHrNAQvu
「俺は君に害を加えるつもりはない」
「じゃあこのロープを解いてくれないかしら?」
「それはできない」
「煮え切らないわね。あんたは何がしたいのよ」
「何度も言っている。君の目的を知りたいと」
「知ってどうするのよ。それも含めて手柄にしようと言うの?」
「何ができるかは分からない。分からないけど聞いてみない限り何も始まらない。それに君は……悪い子ではないと思うんだ」
 俺は思っていたことを素直に打ち明けた。ルーシャは驚いたようにポカン、と口を開いた。
 ルーシャは悪い子ではない。本当に悪い子だったらあんなに美味しい料理を作れるはずがないし、テオやみんなに良くしてくれるはずがない。食器洗いはしてくれないけどそれはそれ。他ではちゃんと働いてくれている。
 口調もきついけどそれもこれも人を思いやるがゆえの言葉だ。言っていることは筋が通っていて根拠のない悪口など聞いたことがない。ただ単に不器用なだけなのだと思う。素直に表現できないだけで、魔女であることを差し引いてもこの子は優しい女の子だと思ったんだ。
 だからこそ俺はこの子を――
「あんたバカじゃないの?」
 心底あきれた顔で罵倒された。
50ルーシャの秘密は俺のもの:2007/01/30(火) 22:13:16 ID:zHrNAQvu
「魔女に良いも悪いもないでしょう。あんたたちにとって魔女は悪。人間性など認められない絶対的な害悪なの。そんなことも分からないでよく騎士見習いだなんて言えるわね」
「違う! 魔女は悪い者だと教えられてきた。でも君は、俺の知るルーシャって女の子は良い子なんだ!」
「そんなの価値観次第でしょ? あんたがどう思おうが他の騎士からすれば魔女は悪以外の何物でもない。それに教団は絶対多数の魔女否定派から成り立つ集団なのよ。あんたがどう思おうが何も変わらないわ。いいからとっとと連れて行きなさい」
「ほら、またそうやって俺をかばおうとする」
「…………は?」
「君を連行しないと俺は魔女をかばった罪で異端者扱いされる。だから君は、そうやって自分を犠牲にして――」
「ちょっと待ちなさいよ」
「俺を助けようとしてくれているんだろ。こんなに優しい君が、たとえ魔女であっても悪いはずが――」
「話を聞きなさい!」
 ロープで後ろ手に縛られているにも関わらず、彼女は俺のすねに蹴りを叩き込んできた。
「――――っ」
 激痛が駆け上がってきて俺は情けなくもすねを抱えてぴょんぴょん跳ねてしまった。
 まなじりに涙が浮かぶ。すねは反則だろう。
「お前、なんてこと……ぐっ」
「あんたが人の話を聞かないからじゃない」
 自分はまったく悪くないとでも言いたげに口許に笑みを浮かべた。なんて暴虐。これだけ見れば充分に悪い子だ。
「まったく。勝手に人を善人に祭り上げないでよね。だからナルシストは嫌いよ」
「いや、それはこっちの勝手な妄想だから気にしないでくれ」
「だからそれがいやだって言ってるの! ちゃんと話を聞きなさいよ!」
 ルーシャは整った眉を吊り上げ、噛み付かんばかりの剣幕で怒鳴った。
51ルーシャの秘密は俺のもの:2007/01/30(火) 22:22:42 ID:zHrNAQvu
 俺はさすっていた足を下ろす。ようやくすねの痛みが引いてきた。
 とんでもない目にあったけど多少はルーシャの心のガードが解けた気がする。結果論に過ぎないがそれで良しと考えることにした。
「まあ、そんなことはどうでもいい」
「良くないわよ!」
「君が悪い子とは思えない。だから俺は君の正体をバラしたくない。君がなんて言おうと俺にはそう思えるんだ」
 ルーシャを刺激しないように声を低くし、真面目に語りかける。
 俺の真剣さが多少は伝わったのか、さすがにルーシャも茶化してこなかった。
「君の目的は教団に仇なすものかもしれない。そのときは君が敵になるかもしれない。でも君が何をしようとしているのか知らずに、納得もできずに戦いたくはないんだ。教えて欲しい。何をするためにここへ来たのか」
 見上げてくる青い瞳を正面から見つめた。目を逸らしたら負けだ。なぜかそんな気がした。
 しばらく視線をぶつけ合っていたが根負けしたようにルーシャが顔を逸らした。だけどその口が答えを返してくれることはなかった。
「そうか、分かった……」
 それならば仕方がない。
 彼女の目的が分からないうちは安心することができない。もしもテオやみんなに危害が及ぶようなことになったら俺は後悔するだろう。だからそうならないうちに何としてでも目的を聞き出す。彼女に侮蔑されることになったとしても、仲間もルーシャも危険に晒したくないから。
 俺はルーシャをベッドに押し倒した。
52名無しさん@ピンキー:2007/01/30(火) 22:23:32 ID:zHrNAQvu
続くかも。
53名無しさん@ピンキー:2007/01/30(火) 22:40:07 ID:0mnPwzfY
GJ!ムラムラきた!!
続きwktk

だがソフトが発売するまでは待てないw
54名無しさん@ピンキー:2007/01/30(火) 22:48:19 ID:6t98/Yaa
発売前から神きてるww
超GJ!!!
55名無しさん@ピンキー:2007/01/31(水) 18:10:44 ID:YjyaisWA
わっふるわっふる
56名無しさん@ピンキー:2007/02/01(木) 09:18:27 ID:t5DmApTy
ワッフルワッフルワッフル
57名無しさん@ピンキー:2007/02/01(木) 14:25:30 ID:Y+mGdrwh
これは期待大だな

投下まで適当にエロネタでも語るか
58名無しさん@ピンキー:2007/02/02(金) 15:03:19 ID:8ttMcyBU
今ふと思ったんだがルーシャとヴァネッサってまさか姉妹じゃないよな?
59名無しさん@ピンキー:2007/02/02(金) 16:58:58 ID:rsb+Dqso
ルーシャとヴァネッサが棒姉妹とな?
60名無しさん@ピンキー:2007/02/02(金) 17:45:14 ID:MzCI6euz
ルーシャとヴァネッサがアルフのナニをWフェラと申したか!?
61名無しさん@ピンキー:2007/02/02(金) 23:01:21 ID:iFT9VTTw
それよりWパイズリだろ
四つのおっぱいでキュルキュルと
62名無しさん@ピンキー:2007/02/03(土) 22:48:18 ID:rG32jLET
アルフの股間の銃が火を噴く瞬間まだ?
63名無しさん@ピンキー:2007/02/06(火) 18:45:37 ID:h0DYbhfS
あと二日ぐらいで火を噴くだろ
64名無しさん@ピンキー:2007/02/07(水) 20:15:33 ID:ttqbrAh7
俺の銃が火を噴きそうです
65名無しさん@ピンキー:2007/02/07(水) 20:53:19 ID:9Ky2vdpo
じゃあYOU我慢せずに書いちゃいなよ
66名無しさん@ピンキー:2007/02/08(木) 12:55:04 ID:AlLEAlNx
前もってあげ
67名無しさん@ピンキー:2007/02/08(木) 13:06:13 ID:AlLEAlNx
猛烈にマヴィ陵辱が書きたい!いや、書かせろ!
68名無しさん@ピンキー:2007/02/08(木) 14:39:18 ID:k30LluRn
どぞ
裸で待ってる






待ってるからな
69名無しさん@ピンキー:2007/02/08(木) 15:29:35 ID:v0fxViOH
シチューかかっただけで体のラインが見えるわけないじゃない、第一火傷するじゃない、ばっかじゃない?
70名無しさん@ピンキー:2007/02/08(木) 17:51:24 ID:Zd5RHly2
アルフが魔女達にまわされるSSマダー?
71マヴィ陵辱:2007/02/08(木) 20:13:24 ID:AlLEAlNx
「容赦はしない、人間ども!」
森の番人達を率いて現れたのは覇緑の魔女、マヴィであった。
しかし…

「くっ…我々に何の恨みがあるというのだ…」
既に彼女はアルフ達に多勢に無勢で負け、捕虜となっていた。
自慢のグローブ、マントは取り上げられ、女性にしては鍛えられた肉体も
傷つき、屈強な足は銃弾を受けている上に、縛られており自由が利かない。
「いい加減にしろ…殺すなら殺せ!ううっ…」
もがくほど傷が痛んでどうしようもない。今この部屋にいるのはマヴィと、
他にはアルフだけだった。

「ふぅーん」
アルフはにやりと笑い、マヴィを見下ろした。身長でもマヴィの方が高く、
戦うまではおどおどしていたアルフは、ここぞとばかりといった感じだ。
「はははっ、こうして見ると、女の子なんだなぁ…」
「くっ…」
歯を食いしばり、睨み付けるマヴィ。だが、臆することはなく、
アルフはマヴィに近づいていった。
「無力だよねぇ、マ・ヴィ・ちゃん?」
何がアルフをここまでさせるのか、それは分からない。だが、
自然にアルフの手が伸び、マヴィの髪に触れた。筋肉質の体と比べると、
それは艶やかで、そして汗を含んだ女の匂いがアルフの鼻をついた。

「触るなッ!」
マヴィが凄んで払いのける。だが、もはやこれは無意味だった。次の瞬間…
バシュゥンッ!!
マヴィの顔が途端に青ざめる。アルフが銃弾を放ったのだった。
銃弾がマヴィの腹の近くを通過し、木の床に穴を開ける。
「ねぇ、大人しくしなよ。お前、自分の立場分かってるよね?
次はお腹に当てちゃうよ?」
「うう…あ…何を…」
怯えながら近づくアルフに首を振るマヴィ。
「今から武器を隠し持ってないかチェックするんだ」
アルフが微笑みながらそう言った。







72マヴィ陵辱:2007/02/08(木) 20:45:25 ID:AlLEAlNx
「じゃあまず、この胸当ての中身を見せてもらおうか
ちょっと膨らんでるみたいだし、何か入ってたら困るからね」
アルフのいやらしい声が響く。
「何を言っている!この中にあるのは…分かっているんだろう?」
怖いのと、恥ずかしいのと半々。こう返すのがやっとだった。
「分からないねぇ…戦闘大好きマヴィちゃんのことだからナイフでも
持ってるんじゃない?さぁ早く!」
「くっ…」
マヴィは覚悟がある程度できていたのか、自ら胸当てを外す。しかし…
外したものの、そそくさと両腕で胸を隠してしまった。
「あれー?どうしたのかな?武器でも持ってるの?じゃあ刺しちゃっても
いいってことなのかなぁ?」
アルフがナイフを片手に迫る。その声は明らかに興奮していた。

無言で腕を外すマヴィ。ぷるんと二つの乳房が顔を出した。
小さな乳首はツンと上を向いており、興奮で立っている。
「へぇー、こんなところがしっかり育ってたなんてね!」
興奮覚めやらぬアルフが片手でマヴィの乳房を掴む。
「っ…あふっ…」
片手に丁度収まるぐらいの乳房は体に似合わぬほど柔らかく、しっかりとした
感触を返してきた。さらに激しく両方をこね回し、乳首を摘んでみる。
「うっ…やめろ…んんっ…ふぇっ…んん…はぁん…っ!」
嫌がって腰をくねらせながらも、体に走る快感だけは誤魔化せず、声が漏れる。
乳首に触れるたびに、体がびくん、びくんと跳ね、汗が飛び散った。

行為を止めると、また憎憎しげな顔でアルフを見据える。そしてアルフは
次の行動に出た。
「この腰の防具の下にも、何隠してるか分からないよねぇ?…ねぇ?」
その口調を聞いただけでマヴィが苦悶の表情をするほど、下品な声だった。

「分かった。外すだけだからな…」
カチャカチャとベルトを外していくマヴィ。ベルトの下から覗かせる
腰の露出だけでも興奮するのに、自ら脱ぎ始めるマヴィの姿を見て、
アルフが興奮しないはずがなかった。


73マヴィ陵辱:2007/02/08(木) 21:23:10 ID:AlLEAlNx
マヴィがベルトを外し、腰の防具を外した。わずか2秒ほど。
下は短パンのような下着になっていて、股間が当然のように濡れていた。
「こ…これで何も無いことが分かっただろう…?」
それを知ってか知らずか、マヴィはすぐに防具を着け直そうとする。

「いや、何も無い訳がないだろ?お姉ちゃん…?」
金具に手をかけた瞬間、アルフがマヴィの乳房を捏ね回す。
「ひゃぁぁんっ!」
力が緩んだ隙を見て、アルフがベルトを取り外し、防具を放り投げる。
そしてマヴィは下着一枚となった。顔を真っ赤にするマヴィ。
見れば見るほど、むっちりとした体が目に焼きついていき、釘付けにさせる。

既にアルフの思考は雌を求める雄のものとなっており、
股間は完全に膨張しきっていた。
アルフは自ら脱ぎ、反り返った逸物をマヴィの前に曝け出した。
「ほら、君のせいでこんなになっちゃったよ…」

迫るアルフ、体を強張らせるマヴィ。その顔は恐怖と屈辱に歪んでいる。
「ひぃ…嫌だっ…私は…!」
アルフが顔を近づけると、猛烈な匂いが鼻をついた。それはさっきよりも
濃くなったマヴィの股間の染みからだろうか。それともぴちぴちした肌からの
汗からだろうか。
フェロモン。いわゆる種の繁殖のための本能を動かすものが、確実にアルフの
脳を侵食していき、そして暴走したアルフは、マヴィを一気に押し倒すと、
下着を剥いで股間を秘所にあてがい、一気に逸物を突き入れた。
74マヴィ陵辱:2007/02/08(木) 22:07:20 ID:AlLEAlNx
「はぁぁぁんっ!!」
マヴィの喘ぎ声が響く。二人がとうとう一つになった。

マヴィの膣からは愛液に混じって血が一筋伝っていった。どうやらマヴィは
処女だったようである。とはいえ、筋肉質の彼女はアルフの一突きに対して、
確実に膣による締め付けで応えている。

じゅぷっ、じゅぷっ、じゅぷっ
アルフの方も経験が決して多くなく、あまりの快感に達してしまいそうだが、
そうなる前に乳房を捏ねたり、乳首を舐めたりしてマヴィの膣圧を緩める。
その度にマヴィは喘声を上げ、体をびくん、びくんと跳ねさせる。
引き締まった体が汗で艶をおび、ほんのりと赤く染まっている。

「うぅっ、気持ち良すぎだ!くっ…」
確実に来る締め付けと、肉襞による摩擦が次第にアルフを高めていく。
「はぁんっ!…んんっ!…何この…感覚…はぁんっ…!」
アルフの突きは痛みから次第に快感に変わり、マヴィの心を
昂ぶらせていく。もはや屈辱などは忘れてしまいそうだ。

「くっ、ううっ…最高だ…マヴィ…」
ぶちゅっ…
「んっ…んんっ…んむっ」
そして激しいキス。口と口を寄せ合い、舌を絡ませると、マヴィはうっとりと
しながらそれに応えた。長いキス。愛撫。摩擦。

そして行為は最高潮に向かっていく。
アルフはピストンの速度を速め、奥へ奥へと突きあげていく。
ぱんっ、ぱんっ、ぱんっ、ぱんっ
「…はぁんっ、はぁんっ!ひうっ!やぁん!んんっ…!」
アルフの睾丸がマヴィの尻肉に叩き付けられ、激しい音を奏でる。

「うぅっ…そろそろいくぞっ…」
限界まで高まった射精感がアルフを解き放とうとしていた。
「はぁん…あぁん!…え?嫌!いやぁ!中は嫌ぁぁ!やめて…お願い…!」
突然、マヴィが声色を変えた。どうやら膣内に出される事を嫌がっているらしい。

「はぁっ!え、どうした?何かまずいの?はっきり言ってごらん?…っ」
絶頂に昇りながらも余裕の口調で責めるアルフ。
「…んんっ!だって…今日はダメな日なのっ…赤ちゃん…できちゃうのぉっ…!」
急に口調を変えて懇願するマヴィ。皮肉にもそれはアルフをより昂ぶらせた。
「…っ、もう遅いよ。さぁ、全部出すよ!出すよおぉぉぉ!!…うぅぅっ!」
より強い一突きがマヴィの膣内を掻き分け、子宮口に達しこじ開ける。
「はぁんっ!!…いやあぁぁっ、中に…中に熱いのが入って来るのおぉぉっ!」

びゅっ、ぴゅるるっ、びゅくるっ、びゅるるっ、どぷっ、どぷんっ…
アルフが放った大量の子種がマヴィの子宮に注がれていく。
射精が終わったアルフは、マヴィの頬に軽くキスをすると、半萎えの逸物を引き抜いた。

ドロリ、とマヴィの膣口から愛液混じりの精がこぼれる。
それを見るや否や、ぐったりとしたマヴィに向かってアルフはこう言うのだった。

「本当に楽しいのは、これからだよ。マ・ヴィ・ちゃん?」
そしてマヴィは自由だった両腕をも縛られた。

そして、狭い部屋の中で生まれたままの姿で両手・両足を縛られている
覇緑の魔女・マヴィは、終わらない屈辱にとうとう涙を流した。

【完】
75名無しさん@ピンキー:2007/02/08(木) 22:08:53 ID:AlLEAlNx
と、いう訳でゲームを購入すらしていない俺が
抜きながら書きますた!^^;
76名無しさん@ピンキー:2007/02/08(木) 22:43:57 ID:6ttKFTR7
SS第一号乙
さあゲームをプレイ
77名無しさん@ピンキー:2007/02/08(木) 22:48:50 ID:Zd5RHly2
アルフテラ鬼畜www
78名無しさん@ピンキー:2007/02/09(金) 00:59:28 ID:X/oh+3kI
これは…
マヴィたん可愛そうすぎだろ…
アルフはちゃんとゴムつけないとヤバいだろ…


と言いながら抜いたけどね!
79名無しさん@ピンキー:2007/02/09(金) 02:31:46 ID:AvBeeXf7
処女がいきなり乱暴にされて感じるわけねえだろ常識的に考えて…
童貞キメエ
80名無しさん@ピンキー:2007/02/09(金) 02:46:58 ID:tZKtMFDI
アルフとルーシャが夢でムッハーしちゃったり
テオを見に来たサキが獣欲に支配されたテオにムッハーされちゃったり
誰でもいいからアンドレにムハァァァ!!されちゃったりするSSまだ?
81名無しさん@ピンキー:2007/02/09(金) 11:15:18 ID:hRr0QSBL
処女も前戯しっかりしてやれば感じる、しっかり勉強しろよ頭でっかちの童貞ボウヤが

マヴィのOPの顔アップの笑顔が堪らんハァハァ
82名無しさん@ピンキー:2007/02/09(金) 12:30:46 ID:X/oh+3kI
そもそもマヴィたんは自分で色々してそうだし、
比較的性欲が強い部類だと予想
83名無しさん@ピンキー:2007/02/09(金) 17:16:15 ID:Vh6WbqNO
PARの経験値をたくさんもらえるコード教えていただけないでしょうか
84名無しさん@ピンキー:2007/02/09(金) 17:46:16 ID:vFdgbO64
次いってみよー
85名無しさん@ピンキー:2007/02/09(金) 18:54:10 ID:5lvUx8kF
サキはサドだと思う
86名無しさん@ピンキー:2007/02/09(金) 19:00:36 ID:XZ1KJ36k
そろそろセシル巨乳ネタが来ると予想。
87名無しさん@ピンキー:2007/02/09(金) 21:39:06 ID:ObPeRGvD
マヴィえろすぎw

俺がもしマヴィ責めるなら、半分ぐらい入れたところで
とことん焦らすかなぁ。
88名無しさん@ピンキー:2007/02/09(金) 21:39:52 ID:J88cwCAX
公式だとセシルはBだぞ
89名無しさん@ピンキー:2007/02/09(金) 22:48:21 ID:YpYj7pvx
覚醒時見ると結構あるような。
90名無しさん@ピンキー:2007/02/09(金) 23:50:40 ID:ObPeRGvD
セシルはおっぱいというより
尻がたまらないよな
91名無しさん@ピンキー:2007/02/10(土) 19:46:55 ID:QOVFOjhD
魔女7人でレズプレイもありかね
92名無しさん@ピンキー:2007/02/10(土) 20:34:36 ID:QOVFOjhD
とりあえず魔女7人レズを構想練ってみるよ
93名無しさん@ピンキー:2007/02/10(土) 20:37:36 ID:CJLReHJz
大いにありだな。
敢えて要望を言えば、レズってるところに男を一人突入させてほしい。

誰にするかはご自由に。
94名無しさん@ピンキー:2007/02/10(土) 22:54:34 ID:CJLReHJz
つーかマヴィいじめもっとキボン!
95名無しさん@ピンキー:2007/02/11(日) 00:16:12 ID:4sUlWKNS
ヴァネッサ×テオの逆レイプ物キボン
96名無しさん@ピンキー:2007/02/11(日) 02:25:53 ID:0PX2ELsn
メルハード

何かの為に船に潜入するメル。
だが、それはプレイヤーの巧妙な罠だった。

セシル「メルのHPは 私に崩される為に築いてきたんですものね」
メル「ミコピンが出せれば…こんな人間なんかに…!」
アルフ「よかったじゃないですか 仲間のせいにできて」
メル「んんんんんんんっ!」
レオン「へへへ おい、回復魔法を用意しろ。みんなを気持ちよくしてやれ」
プレイヤー(耐えなきゃ…!!今は耐えるしかない…!!)
セシル「30のExpゲ〜ット」
メル(いけない…!AIが回復を最優先するのを悟られたら…!)
サキ「生メル様の生キュアーを拝見してもよろしいでしょうか?」
メル「こんな奴らに…くやしい…! でも…回復しちゃう!」(キラッキラッ
アルフ「おっと、FDが当たってしまったか。甘い痺れがいつまでもとれないだろう?」
97名無しさん@ピンキー:2007/02/11(日) 02:41:56 ID:ict1sbOS
イリスネタをきぼん
98名無しさん@ピンキー:2007/02/11(日) 08:17:33 ID:4sUlWKNS
もうこの際アルフ×テオネタでもいいや!
99名無しさん@ピンキー:2007/02/11(日) 08:26:38 ID:RW2a3FZk
>>96
ワロタww
100名無しさん@ピンキー:2007/02/11(日) 13:32:46 ID:B2AK0bcc
エロパロはあるけど半角二次元にはスレが無いのだな
101名無しさん@ピンキー:2007/02/11(日) 14:05:53 ID:cvWjEIFO
立ってもすぐ過疎りそう>半角二次元
世界樹でさえ立ってないし
102名無しさん@ピンキー:2007/02/11(日) 16:34:07 ID:7rcb5kDi
サキたんの潜入調査に失敗して陵辱される展開キボン
103名無しさん@ピンキー:2007/02/11(日) 17:01:14 ID:uhd9BOp4
闇の一族仕込みのテクニックでアルフを手篭めにするSSマダー?
104名無しさん@ピンキー:2007/02/11(日) 18:04:44 ID:xauPGuwB
混浴イベントで襲って来ないのに痺れを切らしたルーシャがアルフを逆レイプする話マダー
105名無しさん@ピンキー:2007/02/11(日) 18:56:24 ID:XP6wVPPN
ヴァネッサ様な踏まれるアルフマダー?
106名無しさん@ピンキー:2007/02/11(日) 22:20:37 ID:3gecEUkz
マヴィいじめの続きまだ?
107名無しさん@ピンキー:2007/02/11(日) 22:49:52 ID:VBv2pdFM
黒セシルがレオンとニコルの下のお世話がWフェラなSSマダー
108名無しさん@ピンキー:2007/02/11(日) 23:54:47 ID:zY8yd1DP
アルフとルーシャが周りにバレてないと思って宿屋でギシアンしてるが実はバレバレなSSマダー?
109名無しさん@ピンキー:2007/02/12(月) 00:34:09 ID:9NjDJ3WC
>>108
それいい!テオがこっそり隣の部屋で聞いててバレバレだった的なシチュエーションだったら尚更いい!
110名無しさん@ピンキー:2007/02/12(月) 00:44:04 ID:TzvtEzbW
メルがパパ様を逆レイプするSSマダー?
111名無しさん@ピンキー:2007/02/12(月) 05:15:36 ID:q03WGCZV
メルは>>96の所為でギャグにしか見れなくなった

プリエルの魅了攻撃食らってモンスターとセックルさせられるルーシャとか考えたけど
眠いので寝る
112名無しさん@ピンキー:2007/02/12(月) 12:41:34 ID:jLXu1Q6o
セシルはユゴーにやられてるよね。
113名無しさん@ピンキー:2007/02/12(月) 12:52:28 ID:z2vqGm8H
ルーシャがプリエルにFD喰らう

とりあえず勝利

様子がおかしいルーシャにアルフが心配して声をかける

プリエルのFDのため理性が飛びかけてるルーシャ

限界を迎えてアルフを襲うルーシャ
という電波を受信した
114名無しさん@ピンキー:2007/02/12(月) 12:57:26 ID:V3JjKTf8
プリエルFDかわいいよプリエル
115名無しさん@ピンキー:2007/02/12(月) 13:46:10 ID:kEcN1jWJ
アルフとサキの和姦SSマダー
116名無しさん@ピンキー:2007/02/12(月) 14:07:04 ID:dWYvhH/0
>>113
そのネタを使えばFDまてめてくらった女性陣にその夜○○が逆レイプ…なんてネタも
117名無しさん@ピンキー:2007/02/12(月) 14:09:38 ID:9/zH33u8
ルーシャとかマヴィとかは
いつもHなことばかり考えてそう

他に性欲の強そうなキャラはいるか?
118名無しさん@ピンキー:2007/02/12(月) 15:13:55 ID:9fuFpHoI
もう魔女は全部淫乱でいいよ
119名無しさん@ピンキー:2007/02/12(月) 16:06:48 ID:kEcN1jWJ
ヴァネッサは素でエロそうだ。ってか格好がエロい
120名無しさん@ピンキー:2007/02/12(月) 17:41:47 ID:q03WGCZV
プリエルの魅了食らう→ルーシャ獣姦→ルーシャの喘ぐ姿を見ながらプリエルが「キャハハ、超キモ→イ」と言う

これが頭から離れん
121名無しさん@ピンキー:2007/02/12(月) 19:27:35 ID:1QdQqmwq
セシルとサキのリリーロンド小説まだ〜
122名無しさん@ピンキー:2007/02/12(月) 19:37:07 ID:Ht766xZ3
今日クリアしたんだが、結局セシルは誰が好きなんだ?
レオンはセシルが好き・・・なんだよな?

ていうかアリステレスでエロが見たいです。
123名無しさん@ピンキー:2007/02/12(月) 20:11:53 ID:q03WGCZV
アリスとテレスは毎日パパ様のをしゃぶってるんだろ?
124名無しさん@ピンキー:2007/02/12(月) 20:23:09 ID:5HTgJHWh
>>122
レオンかアルフじゃね?
125名無しさん@ピンキー:2007/02/12(月) 23:22:45 ID:Ht766xZ3
>>124
その二人のどちらなのかが知りたい。
まあ、アルフにはルーシャが居るから、人間関係がややこしくならない為にも個人的にはレオンであって欲しいが。
126名無しさん@ピンキー:2007/02/12(月) 23:42:03 ID:q03WGCZV
アルフ=ルーシャ
レオン=セシル
ニコラ=クレア
ヒース=カイ
じゃね?なんだかんだでニコラとクレアの絡みがあるし
127名無しさん@ピンキー:2007/02/12(月) 23:59:17 ID:z2vqGm8H
ヒース=イリスじゃね
128名無しさん@ピンキー:2007/02/13(火) 00:04:01 ID:KaTxOy/R
カイ→←ヒース←アルフ←テオ
複雑だな
129名無しさん@ピンキー:2007/02/13(火) 00:43:48 ID:BJf1wdgG
メルがヒースに「よいではないか」と言わせながらカイの着物の帯をほどかせるSSマダー?
130名無しさん@ピンキー:2007/02/13(火) 00:43:54 ID:VkiFCQ1o
レオン
  ├―しんのすけ
みさえ
131名無しさん@ピンキー:2007/02/13(火) 00:50:54 ID:v0wSx9fS
アルフに魔女4人がムラムラして襲い掛かり、
ある程度追い込むも絶倫アルフが返り討ちに遭わせるという
エロパロキボン
132名無しさん@ピンキー:2007/02/13(火) 00:52:06 ID:v0wSx9fS
やっぱクレアも追加して5人で頼む
133名無しさん@ピンキー:2007/02/13(火) 03:42:51 ID:X6kdGM8L
ヴァネッサとコピンの日常マダー?
134名無しさん@ピンキー:2007/02/13(火) 11:37:10 ID:EyCy7BWw
>>133
バターコピン?
135名無しさん@ピンキー:2007/02/13(火) 12:52:21 ID:wlDA0leu
黒セシルの巻髪にチンポ突っ込んでドリル髪コキして顔に眼鏡の上から黄ばんだ白濁を大量顔射して
「…すごい匂い……臭い…」て言われたい
136名無しさん@ピンキー:2007/02/13(火) 14:50:01 ID:LKFYjc4Q
パヤンパヤン様って
すっごい巨根なんだよね
137名無しさん@ピンキー:2007/02/13(火) 15:38:02 ID:Jc+8qxco
メル「早くパパ様(のデカチンポ)をもふもふしたいのじゃー」
138名無しさん@ピンキー:2007/02/13(火) 20:02:32 ID:wovE8nVS
マヴィ電波来たけど
課題があって書く暇がないという現実
139名無しさん@ピンキー:2007/02/13(火) 22:09:26 ID:wovE8nVS
課題終わった!
ついでに何か書くか!
と言うわけでリクあればドゾ
140名無しさん@ピンキー:2007/02/13(火) 22:11:18 ID:KaTxOy/R
アルフとサキで和姦
141名無しさん@ピンキー:2007/02/13(火) 22:16:12 ID:BhQzWy4F
アルフとルーシャで
142名無しさん@ピンキー:2007/02/13(火) 22:26:40 ID:yKpg7Gl5
>>141に同じく
143名無しさん@ピンキー:2007/02/13(火) 22:33:37 ID:DaFQB0u+
>>140に同じく
144名無しさん@ピンキー:2007/02/13(火) 22:36:39 ID:8uoMG+1I
とにかくエロエロで
145名無しさん@ピンキー:2007/02/13(火) 22:37:49 ID:DaFQB0u+
アルフ争奪戦みたいのも見たいな。あ、エロじゃねぇや。エロ以外のスレとかもどっかの板で立てられんのかね?
146名無しさん@ピンキー:2007/02/13(火) 23:10:49 ID:B9A6lqZf
>>139
ヴァネッサ様てテオの逆レイプ物で。
147名無しさん@ピンキー:2007/02/13(火) 23:12:05 ID:DIno4hYg
リリーロンドはすぐに妄想で思い浮かぶのだが、文章力の無い俺には
書けない。
148名無しさん@ピンキー:2007/02/13(火) 23:33:35 ID:wovE8nVS
とりあえずアルフとサキで書きます
時間かかるかもだから待っててくれ
149名無しさん@ピンキー:2007/02/13(火) 23:40:13 ID:X39aMaOb
裸で待ってる
150名無しさん@ピンキー:2007/02/14(水) 00:04:29 ID:MIpVGraO
アルフ「ふぅ」
寝つけないな、船の上で寝るなんて初めてだからな。隣ではレオンが気持良さそうに寝てる
アルフ「…風にでも当たるか」
みんなを起こさないように気を付けて甲板にでる
アルフ「よっと」
…風邪が気持いい、…辺りには波の音しかしない
アルフ「ん?」
人影が見える、船員でもいるのか。それにしては小柄な…
サキ「…どうしたのアルフ」
あぁ、サキか
アルフ「いや、なんだか寝つけなくてな。船の上で寝るなんて初めてだからな」
サキ「レオンはそんなこと関係ないみたいだったけど」
アルフ「…俺はあいつと違って繊細なんだよ」
サキ「ふふっ、そうかな?」
微笑む、あぁ、そういえばこいつはこんなふうに笑ったなぁ。
アルフ「…サキこそどうしたんだよ、お前に限って寝つけないなんて無いだろ」
サキ「…」
なにかまずいことでも言っただろうか、いつもの表情にもどる
そう、怒ってるわけでも悲しんでるわけでもない、あの表情
サキ「なんでもないわ」
嘘だと、そう解る
アルフ「サキ、俺たちがどれだけ一緒に育ったと思ってるんだ」
サキ「…」
アルフ「何かあるのなら言ってくれ、俺達家族みたいなもんだろう」
151名無しさん@ピンキー:2007/02/14(水) 00:06:54 ID:MIpVGraO
うわ誤爆った
見なかったことにしてくれ
152名無しさん@ピンキー:2007/02/14(水) 00:16:31 ID:vUbbUA6d
>>148じゃなかったのか
153名無しさん@ピンキー:2007/02/14(水) 00:23:44 ID:+IE2zfMq
>>151
別に構わんよ。
エロパロとは名のごとき、他のスレでも意外とエロなし来る事多いし。
てか、生殺し勘弁。正座して待ってるから続き書いてくれ。
154名無しさん@ピンキー:2007/02/14(水) 00:26:42 ID:MIpVGraO
書いてる書いてる
ただ、間違って送信しちまった
暫くかかるから寝てていいよ
155名無しさん@ピンキー:2007/02/14(水) 01:09:01 ID:MIpVGraO
とりあえず前半というかエロに入る前のところを
初めて&急いで書いたからクオリティは期待しないで
シチュエーションだけであとは台詞とかは適当に脳内変換してください
156名無しさん@ピンキー:2007/02/14(水) 01:15:41 ID:MIpVGraO
アルフ「ふぅ」
寝つけないな、船の上で寝るなんて初めてだからな。隣ではレオンが気持良さそうに寝てる
アルフ「…風にでも当たるか」
みんなを起こさないように気を付けて甲板にでる
アルフ「よっと」
…風が気持いい、…辺りには波の音しかしない
アルフ「ん?」
人影が見える、船員でもいるのか。それにしては小柄な…
サキ「…どうしたのアルフ」
あぁ、サキか
アルフ「いや、なんだか寝つけなくてな。船の上で寝るなんて初めてだからな」
サキ「レオンはそんなこと関係ないみたいだったけど」
アルフ「…俺はあいつと違って繊細なんだよ」
サキ「ふふっ、そうかな?」
微笑む、あぁ、そういえばこいつはこんなふうに笑ったなぁ。
アルフ「…サキこそどうしたんだよ、お前に限って寝つけないなんて無いだろ」
サキ「…」
なにかまずいことでも言っただろうか、いつもの表情にもどる
そう、怒ってるわけでも悲しんでるわけでもない、あの表情
サキ「なんでもないわ」
嘘だと、そう解る
アルフ「サキ、俺たちがどれだけ一緒に育ったと思ってるんだ」
サキ「…」
アルフ「何かあるのなら言ってくれ、俺達家族みたいなもんだろう」
サキ「…」
アルフ「お節介かもしれないが、お前のことは頼りにしてるんだからお前も少しは俺を頼ってくれ」
………無言が続く、自分で自分の言ったことを悔いた、余計なお世話だと
ただこいつの表情が、さみしそうに見えたら言わずにはいられなかった
アルフ「…悪い、サキ今のは忘れ…」
言葉を失った、そして我が目を疑った
サキ「…うっ、……くっ、」
泣いている、あのサキが
サキ「…ふっう……うぅっ、…」
アルフ「わ、わるい、サキ。そんなつもりじゃなかったんだ」
こんなのどうしていいのか見当もつかない
アルフ「あっ、そうだ、ちょっと待ってろ。今セシル連れてくる」俺じゃ何も出来ない、そう思い引き返そうとした
サキ「待って」
後ろからしがみつく様にとめられた
アルフ「サ、サキ?」サキ「…行かないで、ここにいて」
泣き付くというよりはすがる様な声だった
アルフ「…解ったよ、サキ。」
その場に座り込み泣いている子は、今まで、俺がしっている子とは随分違っていた
サキ「…うっ、……もう…一人に……しないで…」
そうか、サキは昔………
アルフ「大丈夫だ、俺はここにいるよ」
しゃがみ込み、抱き寄せる、強く
157名無しさん@ピンキー:2007/02/14(水) 01:19:03 ID:MIpVGraO
暫くそうしていた、波も穏やかで、風も静まっていた
アルフ「サキ、もう大丈夫か」
サキ「アルフ」
見上げられたその目は赤くなっていた、そしてとても弱々しいものだった
アルフ「サキ、ごめんお前一人で耐えてたんだな。でも、もう一人じゃないぜ、だから泣きたい時はいつでも泣いてくれ」
サキ「アルフ」
アルフ「さ、部屋に行こう」
コクリとうなずき、立ち上がる
途中の部屋ではみんな熟睡していた
アルフ「じゃあ、お休み」
部屋まで連れていって帰ろうとした
サキ「待って、アルフ」
アルフ「なんだ?サ・」
言い終わる前に口を塞がれた。
アルフ「!」
サキ「………っ、」
ゆっくりと唇が離れる
アルフ「£%#&*@」
声にならない声をあげる
サキ「アルフ、お願い今だけ」
サキが俺の手を握る
アルフ「サキ…」


とまぁ、こんなところで
続きは需要があればでき次第書きます
158名無しさん@ピンキー:2007/02/14(水) 01:23:29 ID:xilY80Gp
>>157
あ  る
159名無しさん@ピンキー:2007/02/14(水) 04:07:58 ID:IJTGzxDR
いいか、>>157よ。良く覚えておくんだ。
こーいうのを『生殺し』と言うんだぜ…?
160名無しさん@ピンキー:2007/02/14(水) 07:25:08 ID:buohaUdK
全俺が悶え死んだ
161名無しさん@ピンキー:2007/02/14(水) 07:27:24 ID:MIpVGraO
レスとんくす
じゃあまた今夜書きますんで
162名無しさん@ピンキー:2007/02/14(水) 09:11:41 ID:A8M/6t5Q
おいおい>>157さんよぉ。
いいところでお預けとは酷いですぜ。








全裸で待機してます。
163名無しさん@ピンキー:2007/02/14(水) 10:02:25 ID:gJkwQJ9j
地の文はインデントするか一行空けて書いてくれると読みやすい。
164名無しさん@ピンキー:2007/02/14(水) 16:39:58 ID:vUbbUA6d
続き頼むぜ…。
俺も何か書いてみようかな…。まああんま話思いつかないから書くとしても途中まで書いて誰かにバトン渡す形になりそうだが
165名無しさん@ピンキー:2007/02/14(水) 19:28:20 ID:MIpVGraO
じゃあ後半いきます
前にも書いたけど、初めてなので
未熟なところは各々変換してくだされ
166名無しさん@ピンキー:2007/02/14(水) 19:32:07 ID:MIpVGraO

サキ「んっ……」
ベッドに横たわるサキの体をなぞる
サキ「……ふぅ////」
初めて見たその体は思ったよりもずっと華奢だった
サキ「はっ………アルフゥ」
こんな甘えた声を出すのも、初めて聞いた
サキ「……んっ………っ!」
ゆっくりと少女の秘部に触れる
サキ「っ〜〜〜!」
少し触るだけで、強くしがみついてくる
サキ「あっ……やぁ」
われめに沿ってゆっくりとなぞる
サキ「はぁ……あっ」
かすかに震え顔を赤くしながら、少女は必死に声を押さえようとしているようだ
サキ「あっ……はぁ………アルフゥ……私、もう」
アルフ「解った、サキ」
仰向けのサキの上に覆い被さるようになる
サキの顔がよく見えるその表情はもうあの寂しそう顔ではなかった
アルフ「行くぞ、サキ」
首に回された手が力を強める
サキ「んぅっ!」
途中あった膜はなんの抵抗もなく破け奥に進んでいく
サキ「んっ〜〜〜〜〜!」
痙攣しながら必死にしがみついてくる
アルフ「ハァ、サキ」
奥にたどり着いた感触があった、根本まで入り込んだそれをみると血が流れていた
サキ「ハァ、ハァ、アル、フゥッ………」
涙を見せながら必死にしがみついてくるその姿がとてもかわいかった
アルフ「サキ…」
サキ「あっ…」
再び唇をあわせる
サキ「んっ……ちゅ…………ん……んぅっ………ちゅ」
今度は離れないようにしっかりと、舌を絡ませる
サキ「んっ………んふっ……んっ…………」
ちゅ………ちゅぱ……ぴちゃ…………
サキ「んっ………んんっ!………」
ゆっくりと腰を動かすサキ「ふぁっ、ハァ、ハァ、」
サキの中はせまく、しめつけてくるようで、少しずつ動く
サキ「ハァ、アン、ハッ、アン!」
動く度にくるしそうにサキが声をあげる
アルフ「ハァ、ハァ、サキ、大丈夫か?」
サキ「大、丈夫。んっ、だから、もっと、あっ」
アルフ「サキ……」
その表情に思わず抱き締めた
サキ「アル、フゥ」
サキの中はねっとりとからみつき、暖かい
サキ「ハァ、ハァ、んっ!」
さっきよりも早く動かす、いや腰が勝手に動く
クチュ、ズチュ、
サキのあそこから蜜が溢れ、それがいやらしく音をたてる
サキ「ハァ、アッ、ハァ、ンッ、アッ、アッ、」
サキも次第に痛みが薄らいでいき、快感を感じ始めた
167名無しさん@ピンキー:2007/02/14(水) 19:34:17 ID:MIpVGraO
サキ「ハァ、ンッ、アッ、アッ、アァン」
グチュ、クチュ、ジュチ
サキの声と秘部からのいやらしい音だけが聞こえる
サキ「アル、フゥ、ハッ、わたし、アッ、もう」
アルフ「サキ、おれももう」
サキ「ハッ、ハッ、アルフ、アルフゥッ!」アルフ「サキッ!」
ドクン、ドクン
サキ「〜〜〜〜〜〜っ!!」





アルフ「サキ、大丈夫か」
サキ「うん、だいじょうぶ」
アルフ「その、悪い、途中からなんか…」
サキ「いいの、私が言い出したんだし」
アルフ「………」
サキ「これは、二人だけの秘密ね」
アルフ「当たり前だ、こんなのあいつらに言えるもんか」
サキ「ふふっ」
ちゅ
アルフ「!?」
サキ「約束よ、アルフ」
そう言って微笑んだ彼女の笑顔は本当に幸せそうだった
168名無しさん@ピンキー:2007/02/14(水) 19:37:00 ID:MIpVGraO
と、これで終りです
いや〜頭のなかの映像を上手く文章にまとめるのって難しい
でも、まぁ楽しく書けましたので
評判次第ですがまた書かせてもらいたいと思いますです
169名無しさん@ピンキー:2007/02/14(水) 20:16:09 ID:vUbbUA6d
GJ!
それじゃあ俺も何か書いてみるかなぁ(途中までになると思うが)。
何かリクあるか? ただし書くのが俺だから保障はできんが
170名無しさん@ピンキー:2007/02/14(水) 20:28:21 ID:GGIa7Qz+
>>169
い、いいのか?リク募集なんかして
俺、騙されちゃうぞ?

ルーシャとアルフが温泉で性的にシンフォニズム
171名無しさん@ピンキー:2007/02/14(水) 21:47:44 ID:A8M/6t5Q
>>169
アルフとテオの性的シンフォニズム
これは俺以外にも望んでいるやつがいるはず。
172名無しさん@ピンキー:2007/02/14(水) 22:17:42 ID:gQwCwuKv
>>169
とりあえず台本タイプでなければOK
173名無しさん@ピンキー:2007/02/14(水) 22:40:37 ID:vUbbUA6d
とりあえず台本ではないと断言しておく。
…なんか俺ピンチw
BL思いつかないしルーシャ好きには申し訳ないがルーシャあまり好きじゃない;
まあいざとなったら気合と根性で(あくまで途中までだが)書くけどな。
とりあえず今日書くのは無理ぽだから他のリクも募る。無論↑をダメとかは強制しない
174名無しさん@ピンキー:2007/02/14(水) 22:50:27 ID:74upSce5
黒セシルのアルフとレオンとニコルの和輪姦キボンヌ!!
175名無しさん@ピンキー:2007/02/14(水) 23:00:52 ID:aeSogV6H
コピン達が病気になってヴァネッサが必死にがんばる話キボンヌ
176名無しさん@ピンキー:2007/02/14(水) 23:55:25 ID:6wd79P4S
ヴァネッサ様とテオの小説キボン
177名無しさん@ピンキー:2007/02/15(木) 00:30:46 ID:nANjpSuh
竜化したち〇ぽで貫くんですね!
178名無しさん@ピンキー:2007/02/15(木) 00:48:17 ID:yH4d75h8
女体化テオ×アルフをwktkしながら待ってるのは俺だけの様だな。
179名無しさん@ピンキー:2007/02/15(木) 00:50:22 ID:nS4Z56e5
サキとセシルがリリーロンドで百合だとして、どっちが攻めがしっくりくるだろうか・・・
アリスとテレスだったら、どっちが攻めがしっくりくるだろうか・・・
そんなことばかり考えている。俺百合フェチ。
180名無しさん@ピンキー:2007/02/15(木) 00:57:58 ID:SGj1svbd
>>178
|∀゚)
181名無しさん@ピンキー:2007/02/15(木) 01:00:39 ID:hJyL2IX5
サキ受けで黒セシルが痴女風がしっくりくるキガス
182名無しさん@ピンキー:2007/02/15(木) 10:08:47 ID:gZIrPRMd
ヴァネッサコピンとウィウィコピンの話だろ常考
183名無しさん@ピンキー:2007/02/15(木) 13:21:32 ID:930aB8HU
コピン×大根じゃないのか?
184名無しさん@ピンキー:2007/02/15(木) 17:19:58 ID:9BFr2+dk
俺すげぇピンチw物凄いリクが…。
とりあえずまずは>>175でも書いてみるわ(でも今考えてる話だとエロにはならないからダメか?)
それで俺がどの程度か判断して失望するなりなんなりしてくれ
185名無しさん@ピンキー:2007/02/16(金) 06:24:43 ID:N7qP29LA
書いてくれるならなんでもいいぜ
コピンとヴァネッサ最高!
186名無しさん@ピンキー:2007/02/16(金) 07:41:01 ID:e3oFxcl/
テオが初めて夢精する話マダー?
187名無しさん@ピンキー:2007/02/16(金) 19:59:06 ID:KDkqv/WR
それいいな
で、そのガビガビパンツを洗濯物に出されたルーシャが激怒するんだな
「ちょっとアンタ!!なんてモンを洗わせさせんのよっ!!」
正座をさせらて縮こまるテオ。その前にはパンツが汚物か何かのように投げ捨てられており屈辱とルーシャの険しい形相に既に半泣きだ
「ご、ごめんなさい…」(ブルブル)
そんなテオの姿に暗い悦びを感じるルーシャ
嗜虐に満ちた笑みが意地悪く浮かび、テオをギラギラとした眼差しで見下ろす
「ほんっとアンタたち馬鹿兄弟にはつくづく愛想ってものが尽きるわ」
「っ!!そん…なっ兄さんは別に関係ないじゃ…」
唇をギュッと噛みしめて全てを耐えていたテオだが大好きな兄の事にまで話が及ぶに至って決然と腰を上げて言葉を返そうとする
だが…
「こっちの話はまだだってんのに膝崩すなっ」
ルーシャの厳しい叱責と共にそのしなやかな爪先がテオの股間へと叩き込まれる
「あうぅっ!!」
潰される程の凶暴さはなかったものの、たまらず女の子のようにペタンとへたり込むテオ
その姿、泣き顔、それにもかかわらず兄の為に怒れる一途さその全てがルーシャの身体をカッ熱くさせまさに魔女と呼ぶに相応しい怪しい気配を立ち上らせる

「まったく…マジで頭にきたわ。いいわ二度とこんな事がないようにアンタのその包茎チンコ、からっからになるまで絞り尽くしてあげる」
くにゅり…テオの股間を抑えつけていた爪先がなぶるように動き始める
「ぅあっ」
「…何よヘンな声あげて。アンタまさかこんな事されて感じてんじゃないでしょうね?」
「ち、ちがっ!!…あ、あし…どけ…て」
「はんっその様でよく言うわ。ほんっと兄弟揃って仲良くマゾ顔よねぇ〜アンタ達って♪」
と、謳うように嘲っていたかと思われたルーシャの態度が自分の言葉に嫉妬したかのように一転する
ぎゅうういっ!!撫でるかのように動いていた爪先が踏みにじるようにテオの股間を追い詰める
「うあああっ!!に、兄さぁん…」
「誰を思って夢精したのよ!?言ってみなさいよぉ!!」








カッとなって書いた今は反省している
188名無しさん@ピンキー:2007/02/16(金) 20:19:22 ID:YSxEOOZY
>>187
よし、反省してるなら続きを書く作業に戻るんだ
189名無しさん@ピンキー:2007/02/16(金) 21:52:31 ID:Wpiujop5
くっさいルーシャの足コキされるテオ羨ましス
続きキボンヌ!
190名無しさん@ピンキー:2007/02/17(土) 00:02:37 ID:QFpSB6Qv
割り込みだが>>175を書かせてもらうぞ。コピン「達」でないのは勘弁してくれ
あと短めなのも勘弁してくれ



どうも、コピンです。
いきなりですが、風邪を引きました。
最近寒い日が続いていたせいだろうか。とにかく風邪を引きました。
今はヴァネッサ様が看病してくれている。
ボクは幸せ者だなぁ。
「とりあえず熱を測らないとな。……これは…かなりの高熱だな…」
ヴァネッサ様はボケているのだろうか、それともマジで言っているのだろうか。
ボクは元々燃えてますよ、ヴァネッサ様。
「さて、どうしたことか…。…そうだ!」
ヴァネッサ様が何か思いついたらしい。
「何か思いついたんですか…?」
う〜む、自分で思ってたよりも症状は酷いみたいだ。声がかなりかすれている。
「薬を作るのさ!」
「……作れるんですか?」
「当たり前さ! 仮にも魔女だからね!」
そう言うと、ヴァネッサ様は向こうで何かをグツグツと煮はじめた。

ヤバイ薬じゃないといいのだけど…………


ボクの不安は的中した。数分もすると、ヴァネッサ様の方からえもいわれぬ臭いが漂ってきた。
…うん、大丈夫だ。きっとまだ作ってる途中なだけなんだ。
「よし、出来た!」

そりゃないですよヴァネッサ様

ヴァネッサ様が満足そうな顔で薬を持ってくる。
看病してもらってこんなこと言うのもアレだけどもそんな満足そうな顔をしないでくださいヴァネッサ様。
まだボクの病気は治ってません。というか悪化しそうな気がします。
「さあ、飲め!」
ヴァネッサ様が差し出してきた薬はこの世のものとは思えない色の液体。
……パッと見、毒薬にしか見えない。
「どうした? 遠慮するな!」
「い、いや…ちょっと…」
「まあ確かに臭いはキツイが良薬口に苦しって言うだろう? さあ、飲め!」
や、やめてくださヴァネッサ様!
その謎の液体をボクに近づけないで!
やめてぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ……………



ボクの病状は悪化した



まだ終わりじゃないんじゃ、もうちょっとだけ続くんじゃ

191名無しさん@ピンキー:2007/02/17(土) 00:20:55 ID:01KKL0qf
>>190
なるほど、夕暮れコピン番外編といったところですか。
192名無しさん@ピンキー:2007/02/17(土) 00:32:10 ID:F7/0EehE
あの薬を飲んだ翌日、ボクの病状はありえないものとなっていた。
どういうわけかボクの体が水色に染まっている。
何の薬だったんだろう…。
でも今はそんな事を考えるのも苦痛だ。異様なしんどさだ。
「薬は効かなかったか…。しかしかなり悪化したな…。何か悪い物でも食ってないだろうな?」
だからヴァネッサ様、それはボケてるんですか? それともマジで言ってるんですか?
そりゃあ看病してもらってることはありがたいことこの上ないですが……。
ヴァネッサ様はどうやら薬は諦めたらしく、薬草の図鑑を見ている。

…待てよ…

まさか薬の材料を見てるとか………

「これだ! この薬草が風邪の特効薬になるらしいぞ!」
良かった…。これほど安心したのは本当に久しぶりだ。
この病状がもはや風邪と呼べるのかどうかはわからないけれど。
「それじゃあこの薬草を摘みに行って来るぞ」
ヴァネッサ様が薬草図鑑の薬草の一つを指差して言う。
とりあえず薬でなければなんでもいいです
って…

その薬草もまたとんでもない形を………

「ん? どうした? 不安そうな顔だな。…ああ、そうか! 大丈夫だ、病人を一人にはしない! グルとガルを置いていくから安心しろ!」
ボクの不安要素はそれじゃなかったんだけれども…。
でも、ヴァネッサ様のこういう細かい心遣いには感謝しないと。
もし万が一ボクが人間に見つかったりしたらどうなってたことか…。
やっぱりヴァネッサ様は優しいなぁ………。
ヴァネッサ様、ありがとう。お気をつけて行ってらっしゃい……。
……それでですね………


この二匹、なんかよだれ垂らしながらこっち見てるんですけど………
193名無しさん@ピンキー:2007/02/17(土) 00:32:43 ID:F7/0EehE
ヴァネッサ様が帰ってきたときには、ボクの体は半分ほど飲み込まれかけていた。
ボクはギリギリで救助された。なんて素晴らしいタイミング。
あと1分遅れてたら間違いなく食べられてました。
ありがとう、ヴァネッサ様……。
「さあ、これがその薬草だ。食え」
うん、見た目はアレだけど昨日の薬に比べたら月とスッポン以上の差がある。
ボクはそれをパクリと口に入れて、飲み込んだ。

とんでもなく不味かった…………

しかし特効薬というだけあって効果はテキメンで、一気に体調が良くなり、体の色も元に戻った。
完全ではないけど。
やっぱり風邪ではなくなってたらしい。
「特効薬なのに完全に治らないとは…。…精神的な疲れもあるのか?」
あ、それはある。
「そう思って…素晴らしい物を持ってきたぞ!」
素晴らしい物? 何だろう? そして、ヴァネッサ様が取り出した物は……

「………大根!?」
「そうだ! ほら、大根だ!」
オオオオおおおおおおおおおおお!!!!
大根!!
かつてのボクの親友だった大根とは別の大根だけれどもボクにはわかる!
この大根はあいつの生まれ変わりだ!!
「そこまで喜ぶとは、市場で買っ…必死で見つけてきた甲斐もあるな…」
ヴァネッサ様が言いかけた言葉が気になったけれども、ボクは今はただただ親友との運命の再会を喜んでいた……。


次の日。
ボクの病状はほぼ完璧と言えるまでに治っていた。
とりあえずヴァネッサ様に看病してもらったお礼を言いに行かなければ。

「おお、起きたか! 具合はどうだ?」
「はい、ヴァネッサ様のおかげですっかり!」
「そうか、それは良かった。でもまだ病み上がりだから、無理をするなよ」
「はい!」
「よし、それじゃあ温かい物でも食べるといい! ほら、風呂吹き大根だ!」



ヴァネッサ様は結構平気でひどい事をする




〜おしまい〜

苦情は一切受け付けない。
194名無しさん@ピンキー:2007/02/17(土) 00:44:17 ID:dMn2MaV+
声上げて笑っちまった。いいもの読ませて頂きました、ありがとう。
195名無しさん@ピンキー:2007/02/17(土) 10:24:34 ID:RuywdH8u
GJ!コピンは和むなぁ
ヴァ姉の口調が微妙にマヴィぽいのはキニシナイ
196名無しさん@ピンキー:2007/02/17(土) 10:42:47 ID:F7/0EehE
そう言ってもらえると嬉しいな。
ヴァネッサの口調な。
自分でも迷ったんだが夕暮れコピンのおでんの話でこんな感じの口調だったから、
コピンに対してはこういう口調だと勝手に自分の中で理解した
197名無しさん@ピンキー:2007/02/17(土) 16:25:37 ID:EL5B+cqX

感化されて書いてみた。
純愛ものを書こうと思ったが、あえてこのような形式にした。
キングストン好きの人には申し訳なく思っている。


 ・ルーシャ×教団連中

 「……何よ。いったいどうなってんの?」
 気がつくとルーシャは見知らぬ場所にいた。
 大きな石のブロックで組まれた四角い部屋。家具などは一切なく、窓さえない。
 正面に大きな重厚の扉が一枚、また頭上には小さな灯のともった照明があるが、部屋は薄暗かった。

 「どこよ、ここは」
 ルーシャは体を動かして、部屋の様子をもっと調べようとするが――動かない。
 代わりにジャラリという鎖の音が部屋に響く。見ると、白い手足が、鎖で繋がった枷で固定されていた。
 鎖は長すぎず短すぎず、わずかに体を動かせるが、ほとんどゆとりはなかった。
 首だけで何とか後ろを見ると、真後ろは壁沿いだった。
 要するにルーシャは拘束されているのだ。

 冷静になって思い返すと、昨晩、ルーシャはアルフたちと行動していた。
 すると突然、教団の襲撃に遭って皆とはぐれてしまったのだ。
 「……そうだ」
 そしたら頭部に強い衝撃を受けて、そこで自分の意識が途絶えてしまった。
 ――今に至る。 
 完全に思い出した。
 ルーシャはルミナス教団に捕らえられてしまったのだ。

 自分の状況を理解して、とりあえず叫んでみることにした。
 体は動かないし、外に誰かいて、もしかするとそれが自分を助けに来た味方かもしれない。
 息を大きく吸い込み、声を出そうと口を開く。
 だが突然、見計らったかのように、目の前の扉が開いた。
 そこから入ってきた兵士がぞろぞろとルーシャを取り囲み、最後に教団の枢機卿であるキングストンが、ルーシャの目の前に立った。
 一瞬のことだった。
198名無しさん@ピンキー:2007/02/17(土) 16:27:09 ID:EL5B+cqX

 ルーシャは突然の侵入者に驚くが、弱みは見せまいと、切れ長の美しい瞳で懸命に睨みつけた。
 それでもキングストンは微笑を保ったまま、まるで品定めするかのように、未成熟な少女を眺める。
 未成熟――否。断じて未成熟などではない。
 少し幼さの残る顔とは裏腹に、彼女の肉体はみごとに熟れきっている。
 たわわに実った胸は、男を惑わすという意味では魔性を秘めており、すらりと伸びた白い足は男性にとってはたまらなく魅力的だ。
 しみひとつない素肌はまるで果実のようである。
 ルーシャが魔女であることは、肉体が証明しているといっても過言ではないだろう。 

 自分の体を性欲に満ちた目で見られ、ルーシャの顔は朱に染まる。
 少女は食いかかるかのように叫んだ。
 「気持ち悪い目で見ないでよ、変態!」
 そんな様子を見て、キングストンは心底おかしそうに笑った。
 「まだ抵抗するんですか? 魔女のくせにしぶとさだけは一人前ですねえ」
 キングストンの粘着物のような声に少女は背筋をこわばらせた。
 枢機卿はさらに続けて言った。
 「その枷には特殊な仕掛けがしてありましてね。魔法のたぐいは一切使えないようになるんです」
 つまり暁光の魔女は無力な少女になりさがったというわけだ。
 ルーシャはあらためて体の中に、恐怖心が芽生えるのを感じた。

 「いますぐこの枷を外して、わたしを外に出しなさい! さもないと後悔することになるわよ!」
 「後悔? するのはもちろんあなたの方でしょう」
 キングストンは法衣から一本の羽ペンを取り出した。
 「まずは小手調べといったところでしょうか。ワタシの趣味は拷問でしてね、特に若い女性の嬌声を聞くのが大好きなんです」
 そう言っていつもの微笑から、醜い笑いへと顔が歪む。これがこの男の本性だった。

 「それにしてもいやらしい体ですねえ。文句のつけようがありません」
 「うるさいっ! あんたには関係ないでしょう!」
 「ほめているんですよ? 魔女の分際で生意気ですねえ」
 キングストンは羽ペンの羽毛の部分を、ニーソックスからはみ出たむき出しの太腿へと近づける。
 「な、何するつもり!? やめなさいよっ」
 毛先がかすかに、ルーシャの白い肌を撫でた。
 「ん……っ」
 何ともいえないくすぐったさが、ルーシャをおそう。
199名無しさん@ピンキー:2007/02/17(土) 16:29:50 ID:EL5B+cqX

 「思ったより敏感ですねえ。これは楽しめそうです」
 「こら! へ、変なこと、しないでよ……はぁ……っ」
 柔らかな毛先が、ルーシャの美しい肌を何度も往復した。
 その度にうつむいた体を、びくっと反応させる。

 「あ、ンン、……や、やめな、さい」
 「どうです? そろそろ気持ちよくなってきたでしょう」
 「そ、そんなわけ……ンあ!?」
 急にスカートをめくり上げ、羽ペンの柄の部分を下着の上から押し当ててきた。
 「だ、だめ! そ、そんなところ……やっ」
 知識としては知っていたが、他人どころか自分でさえ、そのような部分で性的な行為をしたことがなかった。
 「ああ! っあ、だめっ」
 あまりの快感に少女は声を上げる。
 するとなぜかその手を止め、ルーシャの可愛らしい顔を覗いて言った。
 「おやおや、まだ早かったですか? お楽しみは取っておいた方がいいですかねえ」
 そう言って、今度はルーシャの豊満な胸を見つめた。
 白いタイトな衣装に包まれた果実は、実に誘惑的だった。

 キングストンは後ろで控えていた兵士のひとりから剣を借りて、ルーシャの衣服を引っ張り、そして大胆に裁断し始めた。
 「ちょ、ちょっと、そんなことして、殺すわよ!?」
 「動かないでください。きれいな肌に傷がつきますよ」
 にやにやと笑いながら、上半身に身につけていた衣服を、すべて切り落とした。
 可憐な少女は上半身のみ裸体となり、その恥ずかしい姿を衆人にさらした。
 キングストンだけではなく教団の兵士もこの場で息をのんだ。
 
 あまりに豊かな胸、それでいて形は整っており、何より美しかった。少女の華奢な体との対比によって、それはもう奇跡としか言いようがなかった。
 鮮やかな桃色の乳首が頂点で慎ましやかに揺れている。
 男性の性本能を刺激するためにそれは存在すると思わせてしまう。
 「見ないでよっ!」
 ルーシャは強く叫ぶが、それによって豊かな胸が揺れ、挑発的な現象となってしまう。
 「あんたたち絶対許さないんだから! 絶対に後悔させてやるから覚えてなさい!」
 「忘れろって方がよっぽど無理だと思いますよ。これほど美しい身体は見たことがありません」
 本心で言った。
200名無しさん@ピンキー:2007/02/17(土) 16:33:18 ID:EL5B+cqX

 枢機卿は再び羽ペンを握る。
 それをゆっくりと少女の体に近づけた。
 ルーシャはそれを目線で追ったが、次の瞬間そんな余裕は一切なくなった。
 「……っく、アああああああぁ!?」
 毛先が、大きな胸の横側をなぞり始めたのだ。
 体に電撃が走るような感覚がルーシャをおそう。
 毛先が自分の胸を這い続けるので少女の体は反り返った。
 快感から逃れようと身をよじろうとするが、鎖の音がジャラリと鳴るだけだった。
 実はこの鎖には魔力封印の他にも、性感向上の細工がしてあるのだが、ルーシャが知るよしもなかった。
 「む、むね、っあ、だめ!」
 少女は自由になる首を何度も振って懇願するが、キングストンは楽しそうに行為を続ける。
 「胸の感度は他と比べてさらに高いようですねえ」

 ルーシャの目から涙がにじむ。
 このような刺激を少女は受けたことがなかった。
 「……うう、ぁあああ!」
 あえて乳首を避けながらの責めだったが、
 「そろそろメインディッシュといきましょう」
 毛先は軌道を変え、ゆっくりと胸の頭頂部へと移動を始める。

 「だ、だめ! ほんとに、それ、だめ!」
 悶える少女は祈るような気持ちで言ったが、聞く耳などは最初から持ち合わせていなかった。
 毛先はついに、ルーシャの可愛らしく勃起した乳首へと到達した。
 触れられるのをまっていたかのようなそれを、入念に毛先でくすぐった。
 ――サワサワサワサワ。
 「ンぁあああああああ!?」
 瞬間、強すぎる快感が押し寄せた。
 口からは涎が垂れ、普段の凛々しい顔は破顔してしまう。
 今ではもう快楽の餌食となった無抵抗な少女だった。
 少女はその刺激に耐えられず、やがて絶頂を迎えた。
 「――っぁああ!」
 体が何度か小刻みにふるえ、内股には、少女の快楽の証拠とも言える愛液が流れた。

 キングストンはそれを見て、満足そうに笑った。
 「魔女もたいしたことありませんねえ。見ましたか? 胸だけでイッてしまいましたよ!」
 それにつられて後ろにいた兵士たちも笑いだす。
 ルーシャは、それを見て悔しさに涙するが、快感で流した涙と混じり、その思いは消沈した。
 
 キングストンは大事そうに羽ペンをしまって言った。
 「今日はこれぐらいにしておきましょう。……まだまだ時間はこれからたっぷりとあるんですから」
 ……嫌。
 ルーシャはそうつぶやいたが、それは自分以外には聞こえず、自分にさえ聞こえなかったのかもしれない。
 「次はもっとすごい責めをしてあげますよ。楽しみにしていてください」
 そう言ってキングストンは兵士を連れてこの部屋から立ち去る。

 ……誰か、助けて。
 ルーシャの声は、最後に部屋を出た兵士の閉めた、重々しい扉の音で――途絶えた。

 終わり?
201名無しさん@ピンキー:2007/02/17(土) 17:20:18 ID:5cO0D1bO
キングストンwwwwwwwwwwwww
202名無しさん@ピンキー:2007/02/17(土) 17:56:43 ID:lSh8MwJW
そこにイリスを
203名無しさん@ピンキー:2007/02/17(土) 20:38:17 ID:0+vIj9Ua
つーか文章旨いよマジで!しかもエロイ
俺も前の人とかに感化されて書いてたけどこれ見て途端にやる気が失せてしまったw
204名無しさん@ピンキー:2007/02/17(土) 21:21:22 ID:lMVssfGr
なんたる破廉恥! テラGJ!!
205名無しさん@ピンキー:2007/02/17(土) 21:50:57 ID:F7/0EehE
キングストンテラ鬼畜www

別パソからアクセスしてるがコピンの話書かしてもらった奴だ。
とりあいずもっかいリクでも募集してみるわ。
リクが集まらなかったら今考えてる話(マヴィの話。かなり長くなると思われ)書く。
というわけで頼むわ
206名無しさん@ピンキー:2007/02/17(土) 22:42:00 ID:IEQlHj/j
ヴァねえ×俺マダー??

>>197gj!
207名無しさん@ピンキー:2007/02/17(土) 22:58:13 ID:d72Bq5V1
今日買って来た。
妄想が止まらん…。
ある程度クリアしたらアルフ×魔女達書くわ。
208名無しさん@ピンキー:2007/02/17(土) 23:03:23 ID:5cO0D1bO
>>207
ワクワクテカテカ
209名無しさん@ピンキー:2007/02/17(土) 23:18:08 ID:52M2Wqb4
>>205
テオが初めてオナニーをする話を激しくキボン
210名無しさん@ピンキー:2007/02/18(日) 09:47:49 ID:gaJwONGw
なんか人が増えてきたな
いいね
つなぎの日常もの位しか書けんが
俺も書いてみるわ
211名無しさん@ピンキー:2007/02/18(日) 10:57:04 ID:J9ntStsK
>>207
待ってるぜ!
212名無しさん@ピンキー:2007/02/18(日) 11:21:30 ID:QVLXxXYI
まだクリアしてないからわからんがクラスが変わったテオはヴァネッサのリムになってしまったと考えていいのだろうか?
213名無しさん@ピンキー:2007/02/18(日) 13:24:01 ID:odIyoxIM
>>212
一応クリアはしたが、
クラスが変わった時点では、まだリムの力があるって分かっただけのようだ。

>>170からラピスティアの力を感じ取り、
色々やりたかったが力尽きてきた……出来たところまで投下してみる。

ルーシャのアフターブレイクをネタバレしてるので、
気になる人はスルーしてくれ。
21411回目の選択肢:2007/02/18(日) 13:27:13 ID:odIyoxIM
「……」
アルフ=アーウィンは悩み、葛藤していた。全裸で。
とある穴場の温泉を悪友レオンに教えられ、ルーシャを誘うことに成功したことまでは良かった。
戦い続きで溜まっているだろう疲れを落とす意味でも、彼女のリムとして友好を深める意味でも。
いやむしろ、リムとしての友好どころか、それ以上の関係の進展を期待していたことも否定は出来ない。
けれど。流石にこの状況までは想定できるわけがなかった。
いざたどり着いた温泉はといえば男女別のない、いわゆる混浴風呂。
バカ爽やかな笑いを浮かべるレオンが空に映ったような気がして、
思わず殴り飛ばそうか、ぐっと親指を立てて突き出してやろうか迷いつつ、
隣で同じように固まるルーシャに対して出すことができた言葉は、
「ど、どうする……?」と、緊張に震えたような声だけだった。
ちゃぷちゃぷと湯の揺れる音を耳に入れながら、アルフの脳裏でつい先ほどのやり取りが繰り返される。
そして、最終的には。
「な、なによ! じゃぁ、一緒に入ればいいじゃない!」
「えっ!」
ルーシャにしてもどことなくパニック気味ではあったものの、
「ただし! 絶対目を開けないでね!」
「おっ……おう」
なし崩しに混浴が決定してしまったのだった。但し制限付き。
先に服を脱いで湯に浸かり、その状態からもう目を瞑るように言い含められて。
その後から、静かに湯を揺らしながらちゃぷりとルーシャが背後に来た気配を感じたのがちょうど今。
真っ暗な世界のすぐ後ろには、一糸纏わぬルーシャが湯の中で身体を伸ばしているのだ。
約束した手前、いきなり理性を捨てて振り返ることなど出来はしない。
けれども、頭の中では先ほどまでのかあっと頬を染めて声を上げるルーシャの姿が舞っていて、
それがだんだんと衣服を纏わないものへと変わっていってしまう。
普段着の上からでも分かるほどには大きく、形の良い胸や、くびれた腰から伸びる脚。
くらくらと頭に血が上るのは湯のせいではないとアルフにもはっきりと分かる。
21511回目の選択肢:2007/02/18(日) 13:29:07 ID:odIyoxIM
怪しまれない程度に頭を振って、必死で想像を追い出そうとしたところに、追い撃ちのように声が届いた。
「……ふぅ」
妙に艶っぽい吐息まじりの音がアルフの背をびくりとすくませる。
「あ〜、気持ちいい」
ちゃぷちゃぷと、掬った湯を身体にかけているのだろう音が響き、
揺らいだ身体の動きで起こった波がアルフの背中まで届く。
「う、うん。そうだな」
正直、湯の気持ちよさはルーシャが入ってきた時からもう感じられていない。
ばくばくと鳴る心音を自覚しながら、ばしゃっと掬った湯で顔を洗う。
湯の中でくつろぐという行為からは完全に離れた姿勢で固まりかけているアルフとは逆に、
ルーシャから届く声にはゆったりと身体を休めている安心しきった感じしかない。
あんな口約束だけで信頼してくれていると考えれば、
振り返りたいという欲望を抱えている自分が悪者に思えてくる。
それとも、湯に浸かってしまえば意識に上らない程度にしか男として見られていないのか。
後ろを向くか向かないかとはまた別の葛藤に襲われながら、アルフは鼻歌交じりのルーシャの声を聞いた。
本当に気持ち良さそうに温まっているらしいルーシャの身体の動きで、
ゆらゆらと大きく水面が揺れてアルフに伝わり続けている。
揺れるといえば、やっぱり湯の中では浮いたり揺れたりするのだろうか……
追い出したはずの妄想までがぶり返してきて、
アルフはぎゅっときつく目を閉じて精神を集中させる羽目になった。
混浴とは、こんなに辛いものだったのだろうか。
まさしく先の見えない状態に身を震わせている最中に、突然後ろから声がかけられる。
「ねえ、アルフ?」
「なんだ?」
妄想がバレたかとぎくりとした声になってしまったが、
ルーシャの声は湯にあてられたかのようにゆったりと軽く火照っている。
いくらかは冷静さを取り戻して、アルフは続く言葉を待った。
21611回目の選択肢:2007/02/18(日) 13:32:04 ID:odIyoxIM
「ちょっとだけなら、目を……開けてもいいわよ」
「えっ! 本当かっ!?」
戻ってきた冷静さが一瞬にして蒸発する。
なんでだ。のぼせておかしくなっちまったのか。いいのか。
勢いに任せて振り返ることまではしなかったが、ざばっと湯の中でアルフの背筋が伸びて跳ね上がる。
ちょっとだけ、ってどれくらいだ。このまま素早く振り返ったりしたら絶対にぶっ飛ばされるだろう。
けれど、ルーシャがいいと言ってるんだからちょっとだけなら……
妄想中よりも激しくなる動悸を押さえつけながら、アルフはゆっくりと振り向きながら薄く目を開ける。
直前に脳裏に浮かんだのは、恥ずかしげにはにかみながら胸元を押さえるルーシャの姿。
思わずごくりと喉を鳴らしながら、暗闇から回復した視界に湯気の向こうの人影が浮かび上がってくる。
「……って、アレ?」
その人影は、既に裸身ではなくて。
微かに赤らめた顔ではあるものの、はにかむというよりは悪戯っぽい笑みを浮かべていた。
「残念でした。もう上がっちゃったの。しかも魔法でささっと服着ちゃった」
湯から上がって地面に座り、早口でまくし立てるルーシャに、アルフは呆気に取られたように反応を無くす。
騙された。いや、どちらかと言えばからかわれたのか。
きっと、先ほどやってきた大きな湯の揺れが上がったことを示していたのだ。
アルフの身体からがくっと力が抜けて、ジャブンと湯の中に突っ伏した。
「く〜……っ」
思わず温泉の底に爪を立てつつ拳を握る。
少なくとも見られるのを恥ずかしがっているのだから、
男として見られてない云々は違っていると安心も出来たが、これではあんまりではないのかと拳が震える。
折角、必死で我慢していたのに。約束と信頼に応えた結果がこれかと、悔しさがこみ上げてくる。
とは言え、いつまでもおかしなポーズをとっているわけにもいかなかった。
そこそこ温泉が深いお陰で腰から下は浸かりっぱなしだが、時折危うく水面から出そうになっている。
驚いたように目を開いて、黙ったまま見続けているルーシャの視線を感じて、アルフは水音を立てて姿勢を直した。
21711回目の選択肢:2007/02/18(日) 13:34:44 ID:odIyoxIM
もうオレも上がるからどいてくれ。そう力なく視線をルーシャへと送り、アルフは一旦背を向ける。
のだが。アルフが背後に感じる気配は一向に背を向けたり、離れたりする様子がない。
訝しげに首だけで振り返ってルーシャを見てみる。
その顔色は少し前よりも赤みが増して、
目の向く先はきょときょとと落ちつかない様子でアルフを見ては外すを繰り返している。
滅多に見られないような仕草に、一度は落ち着いたアルフの心臓がまたどきりと高鳴った。
軽く握られたルーシャの手がそっと口元を隠し、もう片方の手で身を守るようにそっと自身の胸元を隠す。
からかわれた直後だというのに、そんなルーシャを可愛いと単純に思えてしまうのが癪だったが、
ちらりと上目遣いに続けられた言葉を聞いて、アルフの思考は一瞬ぴたりと止まってしまった。
「ね、ねぇ? そんなに、見たかった……の?」
ルーシャはそう口にした後、ぽっと染まった頬を隠すように俯いて視線をアルフから外した。
今度はいきなり態度を翻すような様子もなく、ただもじもじとアルフの返答を待っているようだ。
どくどくと耳元で心臓が鳴っているような感覚に襲われながら、
アルフの頭の中ではいつものようにぐるぐるとルーシャに対する返事が渦巻いていた。

┌─――─―────────┐
│   そんな顔もかわいいな   │
└―――――――――――――┘
┌─――─―────────┐
│  頼まれたって見ねぇよ!  .│
└―――――――――――――┘
┌─――─―────────┐
│     ……見たい       │
└―――――――――――――┘

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21811回目の選択肢Case2:2007/02/18(日) 13:36:23 ID:odIyoxIM
┏━━━━━━━━━━━━━┓
┃  頼まれたって見ねぇよ!   .┃
┗━━━━━━━━━━━━━┛
とは言っても、相手はあのルーシャだ。
ほいほい誘いに乗れば手ひどいしっぺ返しが待っているに違いない。
もう既に一度からかわれたのだから、すぐ後に同じ手に引っかかるほどバカじゃないと、
アルフはフンと首の向きを戻して、湯の中でどっしりと腕を組み、そう言い放った。
背後で「なっ……」とか、短く息を呑む音とかが洩れているが、
むすっと雑念を払うように座っているアルフは全く意に介さない。
早く歩き去って上がらせてくれというのが、思考の大部分を占めていた。
一応、突き放した返答をしたものの、さっきからの妄想やらルーシャの表情やらで、
雑念を払うという言い方は比喩でなく、身体の方はとてもこのまま湯から上がれる状態ではないのだ。
けれども、やはり後ろの気配は動く素振りを全く感じさせない。
それどころか、アルフがはっきり察知できるほどの魔力がぴりぴりと発せられている。
これは何かやばいと振り返りかけたアルフに、さらに近づくように魔力が強く浴びせかけられる。
背に汗をたらして後ろを向いたそのすぐ傍に、羞恥とはまた別のものが多く混じった紅潮を見せるルーシャの姿があった。
「おいっ、何でこっちに来るんだよ!?」
慌てて股を隠し、ザバザバと湯を掻き分けて離れようとしつつも、視線と魔力に射すくめられて思うように身体が動かない。
かろうじて、アルフの状態にはまだ気付いてはいないようだったが、
不機嫌と不快とを掛け合わせたように眉を吊り上げ、ルーシャはいつの間にかフル装備状態でロッドを掲げている。
「うるさいっ。本当に、いいって思ったのに……」
小さく動く口元と、耳まで赤らめた表情も、いざ発射される寸前のシャインの光と音にかき消されてアルフには届かない。
「はぁ、何だって!? ってか、止めろよ、温泉ごと吹き飛ばす気か!?」
「あんな言い方することないじゃない! アルフの……バカぁ!!」
ロッドの先から放たれた光がピンポイントでアルフに収束し、きらきらと星を撒き散らしながら吹き飛ばす。
ざっぱーっ、と音を立てて着水したときには既にアルフの意識は闇に落ちていた。
21911回目の選択肢Case2:2007/02/18(日) 13:38:03 ID:odIyoxIM
意識を失う直前と同じく、光の魔力に包まれてアルフは目を覚ました。
温泉に頭から突っ込んで濡れた髪は全く乾いておらず、気を失っていたのはほんの一瞬のことだったらしい。
背に感じる固さは、もう温泉から引っ張り出されて寝かされているためだろう。
直接地面に当たらないように、アルフのマントが下に敷かれている。
「あぁ、起きた?」
声色は相変わらず固いままだったものの、
とりあえず意識を失わせた張本人の手で、回復までやってくれているようで、
ルーシャの手に持ったロッドからは、キュアーの光の残滓がはらはらと散っている。
次第にはっきりとしていく視界の中で、その回復魔法の使い手は
横になったアルフの腰の辺りに腰を下ろしているのが目に映った。
と、視野と記憶が明らかになるに連れて、その目に映る色に妙に肌色が多いことに気付く。
「あ、れ……?」
それもそのはず。温泉から引き上げられたアルフの身体には、
背中に敷かれたマント以外何もかかっていなかった。
当然、まだ衰えてもいない股間までがその傍で座っているルーシャに晒されている。
そしてルーシャの方は変わらず普段の衣服を纏ったままだ。
「うわぁ! な、何でこんな格好のままなんだ!? ……うおっ!?」
「動かないで」
慌てふためいて身を起こそうとするアルフに、いきなりの衝撃が与えられる。
今までは、ちょうどアルフの腰の辺りでぺたんと地面に直接座り込んでいたルーシャが、
突然アルフの太腿の上に乗り上げてお尻を落とす。
「な、な……」
何をするんだという言葉さえも出てこないままのアルフの腿の上から、
距離を調節するようにずりずりと腰の位置を動かして脛の上ほどまで移動する。
「う、あ……」
弾みでむにむにとお尻が脚にこすり付けられ、意識せずとも訪れた感触と刺激にピク、と股間が反応してしまう。
火が出るように思えるくらい顔に血を上らせながらも、アルフは地面からルーシャの顔を見上げた。
22011回目の選択肢Case2:2007/02/18(日) 13:39:41 ID:odIyoxIM
「どういう、つもりなんだよ?」
微かに震える声を誤魔化そうとするように視線にだけは力を込めて問いかける。
けれども、身体的な立ち位置で主導権をルーシャに握られているのは明白だ。
アルフの声に答える必要すら感じないといった様子で、
キッと眉を寄せてアルフを見下ろしてルーシャが冷ややかに言葉を返す。
「それはわたしのセリフよ。ねぇ、アルフ?
 『頼まれたって見ない』なんて言ってたくせに、これはどういうことなのかしらね?」
その視線の先では、やはり力を失うことなく固くなったモノが股間で主張している。
「……」
アルフが渇いた喉をこくんと鳴らしても、どう言えば良いというのか全く出てこない。
嘘はつきたくないけれど、馬鹿正直に期待と妄想でルーシャを裸にしていたからだ、
などと言ってしまってはどうなる事か考えるのも恐ろしい。
しかし、何も言わずに黙っているというのもまた危険な選択ではあった。
冷や汗を流すアルフが見ているうちに、睨みつけていたルーシャの目がさらに怒りで細まる。
怖さから後退るように身体を動かしても、足に直接乗っているルーシャごと動いてしまい、逃げる事も出来ない。
それどころか、さらに逃げるように動こうとした瞬間、アルフの頭が真っ白になるほどの行動に出てきた。
「動かないで、とも言ったわよ」
脛の上に腰を下ろしていたルーシャが体重を後ろにかけて、アルフの片足を掴み足を無理やりに開く。
さらに、自由に動くようになった足を前方にすっと伸ばして、
「あ、く、……うぁ!?」
くにゅ、とむき出しの股間を軽く踏みつけるように下ろしたのだ。
幸い、靴は敷かれたマントのそばに脱ぎ捨てられてはいるものの、
それでも、こんなにあっさりと急所が危険な状態にされては手が出せない。
足で踏まれるというかつて無い体験に、アルフの顔が羞恥に歪む。
そのまま見上げた先にあるルーシャの顔色も、
心なしか蒸気してはいたが、今まさに踏まれているほうからすれば
先ほどから続く怒りの延長にしか思えなかった。
22111回目の選択肢Case2:2007/02/18(日) 13:41:03 ID:odIyoxIM
「お前、なんてこと……っ!」
口を開きかければ、いつもの服の、黒いニーハイソックスに包まれた足が微妙に刺激を加えてそれを遮る。
「ふん……ちゃんとわたしの言うことに答えたら止めてあげるわよ。
 今だって、こんなに大きくしておいて。何であんなこと言うのよっ」
「あんなことって……『頼まれたって』、ってアレかよ」
口元を引き締め眉をしかめてアルフを見ている顔が、こくんと頷く。
身体に連動して、また足裏の感触が竿の部分に強く伝わってきた。
さらさらとした生地の肌触りと、風呂上りの温かさが体勢の不自然さと無関係に、
否応無くアルフへ快感を送り込んでいってしまう。
もしも、こんなことで気持ちよくなっていると悟られたらどんな罵りを喰らうか分かったものではない。
アルフは歯を食いしばって耐え切り、返答を探すように眉を寄せた。
とは言え、誤魔化しを交えたような返事では到底ルーシャは納得しないだろうし、
そうなれば今のような、ともすれば悦ばしい刺激ではなく文字通りの身の破滅が待っている。
生殺与奪を握られている今は、相手の言葉どおりに正直に答えるしかなかった。
「そりゃ、一回騙された後にいきなりああ言われても、またからかわれてるって思っちまうだろ。
 何回もそんな目にあうくらいならって、こっちから断ったんだよ」
言い切ってからも、口惜しげに唇を尖らせながらルーシャを見続ける。
「え……」
言葉と視線を受けて、キツく睨みつけていたルーシャの眉の険が緩み、
それに伴い軽く押さえつけるような力が込められていた足が、少しだけ浮き上がる。
軽く息を呑むような間を取って、アルフに向けて身を乗り出した。
「じゃ、じゃぁ、わたしの裸なんか見る価値も無いって言う意味じゃぁ……?」
「な……」
今度は、アルフがぽかんとルーシャを見返す番だ。
確かにアルフが発した言葉を取って、相手にからかうつもりが無ければそんな受け取り方が出来る。
ルーシャの解釈とは逆のことを考えていると悟られたくなかったからこそのキツイ言い方だったのに。
「だから、そんなに怒ったってわけなのか?」
肘を地面について軽く上半身を起こしながらの問いかけに、
黙ったままでプイと横に顔を逸らすルーシャだが、薄紅に染まりっぱなしの頬がアルフに肯定を返している。
22211回目の選択肢Case2:2007/02/18(日) 13:43:12 ID:odIyoxIM
はぁ〜、とアルフが溜息をついて、ルーシャは何よ、と睨むような視線を送る。
けれどその視線からは、先ほどまでの刺すような鋭さは消えていた。
互いの言葉と感情に行き違いがあったために起きてしまった事態だったと気付いて、
誤解が解けてめでたしめでたし、とアルフとしてはそれでよかったのだが、
ルーシャの方はまだそのまま黙って終わるつもりは無いようだった。
その証拠に、それじゃあそろそろ解放してくれるのかと、
気まずそうに身体をよじるアルフの股に、もう一度くっと爪先を下ろす。
「うわっ、な、何でまだ続けるんだ?」
もっとも、下手をすれば踏み潰されるかもしれないと思えたような苛烈さは無いのだが。
どことなく愉しげに口元をニヤつかせて、ルーシャはくりくりと足先でアルフの股ぐらをこね回す。
その間、目線もいまだ勃ったままのペニスに置いたままだ。
「ん? だって、まだ全部の質問に答えてもらってないもの。
 どうしてああ言ったのかは判ったけど、何でこんなにしてるのかって、まだ言ってないでしょ?」
最初の質問の方か。とアルフは頬を引きつらせる。
こうしておけば逆らうに逆らえないと味を占めたように、時折かかとまで力を入れて刺激を加えてくる。
「くぅ、あ……こ、答えりゃ良いんだろ、答えりゃ……っ。
 ルーシャが、オレの後ろで裸で居るって考えてたら、そうなっちまったんだよ。
 最初に騙されるまででも、期待しちまってたんだからな」
まだ痛みは無いものの、加減の効きにくい足の動き。そして、
アルフ自身の発する言葉の内容に対する羞恥で、ぎこちない返事になってしまう。
股へと向けていた目を、既に座って向かい合う状態になっているアルフへと移しにんまりと目を弓にする。
「つ・ま・り。わたしの裸を想像して、ってことね……」
「そう、だけどさ。お前、さっきから自分が何見てるかとか、踏んでるかとか分かってるのかよっ」
「ええ。見てる分には温泉から引き上げたときに驚いたので十分。もう慣れたわ。
 お風呂に入ってすぐみたいなものなんだから、服の上から足で触るくらいなんてことないでしょ?」
最初に見た瞬間は驚いたと言われたのには少しだけ救いがあるような気がしたが、
それでも魔女はまさに魔女だった。くすくすと笑みを零すルーシャに戦慄を覚えつつ、
アルフは置かれた足の柔らかな感触を必死で我慢し続ける。
22311回目の選択肢Case2:2007/02/18(日) 13:44:53 ID:odIyoxIM
そんなアルフの表情を目に納めて、ルーシャの笑みが一段と深くなった。
それに気付かないほどに唇を引き締めているアルフに、さらに一つの問いがかけられる。
「でね、アルフ。こうやってわたしに踏まれてたのに、
 というか今も踏まれてるのに、どうして硬いまま、ビクビクしてるのかしら?」
「うぅ……刺激、されてたら、収まらないだろうが……」
「あら? ここって、気持ちいい刺激じゃなかったらこんな風にはならないんじゃないの?」
「っ。し、知るかよ……」
絶対に、分かってやっているとようやく気付いたアルフが見たルーシャの表情は、
上気した頬と潤んだ瞳をアルフへと向け、実に艶然としているものだった。
その蕩けるような顔に惹きつけられるように、アルフの身体から我慢がすっと抜けていく。
「そう? 本当に、気持ちよくない? あぁ、それとも置いてるだけじゃダメなのかしら。
 さっきちょっと動かした時にぴくぴくしてたものね?」
そのアルフの変化を敏感に感じ取り、ルーシャは土踏まずの所を竿に合わせてしゅ……と一度擦りあげた。
「ぐぁっ」
思わず上がった呻きに、もう誤魔化しきれないと顔面を赤く染めたアルフが唇を噛む。
「ほら、やっぱり気持ちいいんじゃない。初めから素直に言えばいいのに」
「そんなこと、ほいほい言えるもんじゃないだろうっ」
「まぁ、そうだろうけど。でも、それならこれはお仕置きね。
 わたしの身体を想像しておきながら、見たくも無いなんて心にもないことを言った、
 全然素直じゃないアルフへの、お仕置き。フフッ、ちゃんと、気持ちよかったら素直にそう言いなさい」
いつの間にか、全面的にアルフが悪く思えるように言葉を並べているのだが、
熱に浮かされたようにぽおっとアルフを見つめるルーシャには、その判断がついているようには見えない。
ただ、アルフにしても、突き詰めれば自分の返事がルーシャを傷つけたことに変わりはないと、
自分の気持ちを出さなかった事への後悔がある。
それなら、甘んじて『お仕置き』を受けてやろうという気にもなった。
「さ、いくわよ……」
と、再びさらさらとしたニーハイ生地が竿を軽く押し、くすぐるように上下に擦っていく。
22411回目の選択肢Case2:2007/02/18(日) 13:46:17 ID:odIyoxIM
「ぅくっ……ぁ」
滑るような軽い刺激でも敏感に快楽を得て、ルーシャの足を押し返すように硬度を増してしまうのがお互いに判る。
そのまま、しばらくすりすりと片足で竿を弄り続けられる内に、
アルフは自身の大きさが最も高まったのを目で確認できた。
「んっ……へぇ、さっきまでのが、一番じゃなかったの、ね……」
一擦り毎にピク、ピクと足の裏に返ってくる反動に、ルーシャは軽く目を見開く。
「やっぱり、気持ちいいから、大きくしてるんでしょう」
くり、くり、と竿をアルフの腹に押し付けるように軽く踏み、その反動を感じるのを愉しむような声で尋く。
竿だけでなく、身体全体に軽く震えを起こし、アルフは細く息をつきながら頷いた。
ふふん、とその反応に口元を緩めつつ、ルーシャは足先の熱を持った塊を見て目を細めている。
「ね、このまましてたら、最後までいっちゃうの?」
「さ、最後まで、って……」
「そう。最後まで」
ふとアルフに向けられた表情を見れば、確かめるように純粋に尋ねているのが感じられた。
確かに少し不本意ながらこの感触は快い。が、今ルーシャがやっているような緩い刺激だけでは、
焦らされているような感覚が続くだけで終わってしまいそうだ。
その質問に答えるのも十分に恥ずかしいのだが、それも『お仕置き』の範囲になっていることは明らかだ。
口ごもるように返答に迷うアルフを見る目が、妙にニヤついている事からそれが判る。
「う、いや。これくらいじゃ、足りない」
「ふぅん……でも、あんまり強くしたら痛いだけなのよね?」
それはそうだと頷き返す。どうやら痛みで責めるのはルーシャにしても考えの外らしく、
緩やかに調節するように竿にかかる力を変化させるが、結局のところ刺激としてはあまり変わらない。
「そう、ねぇ……アルフ。どうしたら最後まで気持ちよくなれるか、言ってみなさい。
 きっと、ここを擦ってるだけじゃダメなんでしょ?」
は、と少し緩んだ責めに息をつき、ルーシャの言葉を頭で反芻してみる。
そういうことを聞いてくるということは、つまり。
「お、い……もし言ったら、最後までやるっていうのかよ……っ」
「ええ。アルフが、素直に言ってくれたら、ね」
22511回目の選択肢Case2:2007/02/18(日) 13:47:50 ID:odIyoxIM
きゅ、と一度足を止め、アルフの返事を待つ。
ルーシャは本気だ。弄るうちにますます紅潮している顔や、
荒くなっている呼吸、本気でアルフを昇り詰めさせることを考えているようだ。
「あぁ、ルーシャ。だったら……」
アルフは、自分で刺激が足りないと認めた。
張り詰めた自らのペニスは、更なる快感を求めて震えかけている。
ごくり、と詰まりかけた息を呑む。
そして。
自分自身も、この先の刺激をルーシャによって与えられる事を期待していた。
「真ん中だけじゃなくて、もっと、先の辺りも……」
言いながらも、ルーシャに負けないくらい頭に血が上っていくようだ。
「うん。先の、方ね……」
けれど、少々の恥ずかしさなら、ゆっくりとと言うよりはむしろ、
恐る恐る爪先を滑らせていくルーシャの姿で帳消しだ。
「くっ」
むき出しになった先端が、ざらりとした生地の感触を得る。
「あ、もしかして痛かった?」
「いや、これくらいなら、大丈夫……」
そう、と答えた後は、ざらざらと足裏で先を弄り回していく。
アルフが感触の違いに慣れる前に、すっと足を外して再び竿へ。
かと思えば、その境目辺りを重点的に爪先で軽く引っかく。
何も言わずとも、それまでに浮かべていた表情や、身体の震えでポイントを探られてしまっていたようだった。
「う、ん。そんな、感じで……。もっと、こっち側にも、来てくれると、いいかもしれない」
「……難しいわね」
足の甲を引っ掛けるように、足の内側で竿の横側から先端へと擦りあげる。
「うぅっ……その、ちょっと張った、とこ……っ」
ルーシャの親指が、雁首をなぞるように動く。そのまま、脚を高めに上げて先端に指を置く。
しばらく、こりこりと全体を撫で回すように弄るうちに、ぴくっとルーシャの指が震えた。
22611回目の選択肢Case2:2007/02/18(日) 13:49:11 ID:odIyoxIM
「あ。ねえ、先から、何か出てきたわよ?」
つい、と指を離せば粘質のある糸が先端と指先を繋ぐように伸び、ふっと切れる。
「ふ、うっ……ルーシャの、足が……気持ちいいからだ」
震えながら頷くアルフに、快感の証を見て取ったルーシャは、遊ぶように先を弄り、糸を伸ばす。
突付くような動き自体は、それまでの擦り付けより責めとして頼りない。
けれど、その緩やかな刺激の中でアルフにはルーシャをじっくりと見る余裕が出来た。
とろとろと先走りを滲みださせている鈴口を注視し、ほうと息をつく表情がさらにアルフの性感を刺激する。
衣服に包まれたままではあるが、乱れた呼吸で上下する胸もいやらしく見える。
しかし、今何よりもアルフの視覚を存分に煽るのは、刺激を送っている源の脚だ。
自分を弄り倒しているニーハイに包まれた足の指が、先走りの液でてらてらと濡れている。
その先、細い足首からふくらはぎ、膝小僧を通って、太ももの半ばまでが黒の生地に覆われ、
柔らかそうな肉をぴったりと包み込んですらりとした形を際立たせている。
さらには、先端を刺激するために脚を掲げる拍子に、ニーハイと素肌の境目がくっきりと動きを見せ、
むっちりした太ももの内側の素肌までが眩く曝される。
そして、その奥。
脚が大きく動けば動くほど、奥へと白さを増すような内腿が開かれ、
ただでさえ短めのスカートが自然と捲れて、ちらちらと清潔そうな下着がアルフの目に留まるのだ。
「あ……」
思わず、視線が釘付けになった上に声が洩れる。
ついでに、それまでよりも一段強くペニスに震えが走った。
それこそ、あ、しまったとばかりに顔を上げたときには、
何、と小首を傾げたルーシャにその視線を追われていた。
何を見られていたのかを察して、ぽおっとルーシャの耳までが赤く染まる。
「……いい、わよ。下着くらい。でも、わたしからはここまでだからね」
目を逸らしながら、ぐりっと竿を踏み込む。さんざん弄っていた慣れか、
照れ隠しに見合った強さで痛みと快楽のぎりぎりを突いた刺激が襲い掛かった。
22711回目の選択肢Case2:2007/02/18(日) 13:50:39 ID:odIyoxIM
「お、おう」
絶妙な動きに、ぐっと歯を食いしばったアルフは、徐々に限界が近づいてきたと自覚する。
ただ、今のままでは最後の一押しが足りない。
ぼおっとしてきた頭でルーシャを見やり、その一つを探し出す。
ずっと、アルフを高め続けているルーシャの足。それはずっと片方だけで動き続けていた。
それならば。
「っ……なぁ、っ。ルーシャ……」
「んっ、ふぅ、う……何、かしら?」
「最後に、両足とも使って、挟んでくれ……っ」
「へえ、最後に、ね……わかったわ」
くすりと口元を緩めて、身体のバランスを取るように伸ばしていたもう片方の足を掲げ、
ルーシャがその足裏でペニスの先端を撫で回す。
先走りがその足の生地にもじっとりと染みていき色を変える。
既に濡れきっている元の足の分とを合わせて、滑りやすいように竿に塗りつけていく。
「こうすれば、いいのね?」
「そ、う……っ」
ぬらりと濡れ光るまでになった竿を、ルーシャが両足でしっかりと挟み込んで擦りあげる。
片足だけでは得られなかった締め付けが生まれて、押し出されるように先走りがとろりと溢れ出した。
「うあっ……すごい、いい……っ」
しかも、それまでにやられてきた先端近くや、雁首への奉仕も訪れる。
「あぁ、熱い……それに、もっと、ビクビクしてきた……」
アルフを高めることに夢中になっていると言えるほどに集中しているためか、
掲げられた両脚の奥で、無頓着に捲れ上がったスカートの中が露わになる。
先ほどは陰になっていた所までがはっきりと見えると、その股間の部分が薄っすらと湿っているように見えた。
ぐりぐりと搾り出すように責め立てられる中、目に飛び込んできた光景により一層の興奮が起こる。
熱く、硬く張り詰めるペニスに、ルーシャもそこに起こった兆しを感じ取った。
張り詰めた自らのペニスは、更なる快感を求めて震えかけている。
ごくり、と詰まりかけた息を呑む。
そして。
自分自身も、この先の刺激をルーシャによって与えられる事を期待していた。
「真ん中だけじゃなくて、もっと、先の辺りも……」
言いながらも、ルーシャに負けないくらい頭に血が上っていくようだ。
「うん。先の、方ね……」
けれど、少々の恥ずかしさなら、ゆっくりとと言うよりはむしろ、
恐る恐る爪先を滑らせていくルーシャの姿で帳消しだ。
「くっ」
むき出しになった先端が、ざらりとした生地の感触を得る。
「あ、もしかして痛かった?」
「いや、これくらいなら、大丈夫……」
そう、と答えた後は、ざらざらと足裏で先を弄り回していく。
アルフが感触の違いに慣れる前に、すっと足を外して再び竿へ。
かと思えば、その境目辺りを重点的に爪先で軽く引っかく。
何も言わずとも、それまでに浮かべていた表情や、身体の震えでポイントを探られてしまっていたようだった。
「う、ん。そんな、感じで……。もっと、こっち側にも、来てくれると、いいかもしれない」
「……難しいわね」
足の甲を引っ掛けるように、足の内側で竿の横側から先端へと擦りあげる。
「うぅっ……その、ちょっと張った、とこ……っ」
ルーシャの親指が、雁首をなぞるように動く。そのまま、脚を高めに上げて先端に指を置く。
しばらく、こりこりと全体を撫で回すように弄るうちに、ぴくっとルーシャの指が震えた。
22811回目の選択肢Case2:2007/02/18(日) 13:54:32 ID:odIyoxIM
「お、おう」
絶妙な動きに、ぐっと歯を食いしばったアルフは、徐々に限界が近づいてきたと自覚する。
ただ、今のままでは最後の一押しが足りない。
ぼおっとしてきた頭でルーシャを見やり、その一つを探し出す。
ずっと、アルフを高め続けているルーシャの足。それはずっと片方だけで動き続けていた。
それならば。
「っ……なぁ、っ。ルーシャ……」
「んっ、ふぅ、う……何、かしら?」
「最後に、両足とも使って、挟んでくれ……っ」
「へえ、最後に、ね……わかったわ」
くすりと口元を緩めて、身体のバランスを取るように伸ばしていたもう片方の足を掲げ、
ルーシャがその足裏でペニスの先端を撫で回す。
先走りがその足の生地にもじっとりと染みていき色を変える。
既に濡れきっている元の足の分とを合わせて、滑りやすいように竿に塗りつけていく。
「こうすれば、いいのね?」
「そ、う……っ」
ぬらりと濡れ光るまでになった竿を、ルーシャが両足でしっかりと挟み込んで擦りあげる。
片足だけでは得られなかった締め付けが生まれて、押し出されるように先走りがとろりと溢れ出した。
「うあっ……すごい、いい……っ」
しかも、それまでにやられてきた先端近くや、雁首への奉仕も訪れる。
「あぁ、熱い……それに、もっと、ビクビクしてきた……」
アルフを高めることに夢中になっていると言えるほどに集中しているためか、
掲げられた両脚の奥で、無頓着に捲れ上がったスカートの中が露わになる。
先ほどは陰になっていた所までがはっきりと見えると、その股間の部分が薄っすらと湿っているように見えた。
ぐりぐりと搾り出すように責め立てられる中、目に飛び込んできた光景により一層の興奮が起こる。
熱く、硬く張り詰めるペニスに、ルーシャもそこに起こった兆しを感じ取った。
22911回目の選択肢Case2:2007/02/18(日) 13:55:30 ID:odIyoxIM
「ね、アルフ……っ、どう、なの? 気持ちいい? 出しちゃいそう?」
濡れた瞳と熱っぽい呼吸が、ルーシャの昂ぶりを雄弁に示している。
その状態での問いかけは、心のままに応えることを求められたものだ。
「ぐぅっ。ルーシャ、の足、すげぇ……気持ち、いいっ。……からっ
 最後まで、やって。出させてくれ……っ!」
その上で、びりびりと走る快楽の前に取り決めや約束事など関係無しに、
アルフはルーシャを求め、叫んでいた。
「フフッ、良く言えました。ほら、最後までいかせてあげるわっ」
ぎゅっと今までよりもキツイ締め付けと、ぬるりと先端近くから根元までを刺激する擦りつけが連続して訪れる。
最後に大きく、両足の内側で押さえつけながら、全体を根元から扱きあげられると、
限界まで力を溜め込んでいたように震えるペニスが、遂に我慢の極地を越えた。
「うぅっ……ルーシャっ、でるっ、出ちまうっ!!」
「あ……きゃっ」
ちかちかと目の前が光るような心地がするままに、びゅくびゅくと白濁を吐き出していく。
はぁはぁと息をついているアルフが、回復した視界に入れたのは、
黒のニーハイソックスの足先から膝の上まで、所々白い粘液をこびり付かせたルーシャの姿だった。
ある程度はこうなる事を知っているようだったのに、
実際に起これば白濁の量やら臭いやらに目を瞬かせてしまっている。
アルフの呼吸が落ち着きを取り戻すのとほぼ同時に、そんなルーシャの硬直も解けた。
「る、ルーシャ。大丈夫か?」
「え……うん。びっくりした、けど――――」
身を乗り出して近づいていく途中で、ルーシャが自身の脚を見下ろしてあっと驚く。
「な、何よコレ! ちょっと、臭い取れなくなったらどうしてくれるの!?」
わたわたと粘液のかかってないところを摘んで、ニーハイを脱ぎ捨てた。
しかも、生地を通して素肌にまで濡れた感覚があるところを、地面に敷いたマントで擦り落とす。
「自分で出させといて、酷くないかそれ!」
「だ、だって、こんなになるなんて思ってなかったんだもの!」
23011回目の選択肢Case2:2007/02/18(日) 13:56:37 ID:odIyoxIM
今までの興奮状態とは異なった紅潮を見せて、唇を尖らせる。
その上、アルフの晒された身体を目に入れたところで、マントから転がり退くようにしてその端を掴みあげた。
「はい! いつまでもそんな格好じゃ風邪引くでしょ!」
「だから、それもお前がやったんだろって」
言いながらも、自由に動かせるようになったマントで下半身を包む。
ようやく一心地ついた気がしてルーシャを見やると、
あれだけのことをやってのけたとは思えないほどに、恥ずかしそうに目をアルフから逸らしている。
あの艶かしい微笑とは全く違った表情だが、それもまた、アルフがまだ知らなかった顔だ。
「まあ、靴下はオレのせいだし、洗い物になるから洗濯はしとくけど」
何となく可愛らしさを感じて、苦笑いを浮かべつつ伸ばされたニーハイを目に入れる。
脳裏に先ほどの行為が思い出されて、アルフもかっと顔色を赤く染めた。
「何か、途中から『お仕置き』だとかそう言うのとは違ってたような気がするな」
「それは、そうでしょ。……アルフが、正直に色々言ってくれたんだもの。
 途中からは、わたしも気持ちよくしてあげようって、思った、から」
だんだんと語尾をごにょごにょと濁しながら、俯き加減に告白する。
その態度に、アルフこそが最も照れてしまいそうな心地がしてくる。
素直ではないから『お仕置き』すると言っておきながら、いったいどっちが素直でなかったというのか。
ただ、今となってはもうそれは済んだことになってしまうのだろう。
魔女とリムが、心を一つに。
やや本来の意味とは別の感じになっているのかもしれないが、
二人して、紆余曲折はあったものの今までよりもずっと、心ごと近く感じられるような心地がするのだから。
23111回目の選択肢Case2+α:2007/02/18(日) 14:01:51 ID:odIyoxIM
……
…………
「やっぱり身体が冷えたから、オレ、もう一回温泉に入っとくぜ」
「わたしは……脚だけでも洗っておこうかしら」
「え、脚だけでいいのか? あの時、確か下着の中も」
「っ!? 何で知って……! 見てもいいとは言ったけれどね、アルフ?」
「おい、せっかく無事に終わったのに何でまた魔法を!」
「素直に正直に喋るのと、デリカシーが無いのは別なのよ、バカぁっ!!」
┌──────┐┌──────┐
│   セーブ   .││   ロード  .│
└──────┘└──────┘

以上で。
コピペミスすまない、>>227は飛ばしてください。
>>214-226
>>228-230
232名無しさん@ピンキー:2007/02/18(日) 14:07:33 ID:odIyoxIM
……ズレまくってるなorz
233名無しさん@ピンキー:2007/02/18(日) 14:30:53 ID:4EGxF6Kt
GJ!ズレなど気にしないでくれ
234名無しさん@ピンキー:2007/02/18(日) 16:43:16 ID:yj+JbS0+
GJ!
選択肢によっては温泉につかりつつシンフォニズムしたり、
アルフがルーシャを押し倒して否応無しにフラッシュドライブしちゃったりする訳ですな
235名無しさん@ピンキー:2007/02/18(日) 17:14:09 ID:7Yx7kHFT
是非シンフォニズムを
236名無しさん@ピンキー:2007/02/18(日) 17:39:03 ID:O9L5S2Ia
両方キボン
237名無しさん@ピンキー:2007/02/18(日) 20:30:05 ID:P03OWj39
>>232
ありがとう……!
アンタァ神だよ
238名無しさん@ピンキー:2007/02/19(月) 03:31:36 ID:+bcW0dpQ
(*´д`)ハァン
神キテタ━━━━!!温泉はやっぱりいいな…
239名無しさん@ピンキー:2007/02/19(月) 16:59:36 ID:6HArynp4
>>231
GJ!その後の展開に俺は期待するぜ!
240名無しさん@ピンキー:2007/02/19(月) 21:50:10 ID:vPO2yvyk
もう飽きられたのか・・・?
人いねええええ
241名無しさん@ピンキー:2007/02/19(月) 21:57:38 ID:6BRPVBmE
いるよノシ
242名無しさん@ピンキー:2007/02/19(月) 22:24:44 ID:T/+12KEy
居てるよノシ
>>232だけど、GJありがとう
一番と三番、ネタはあるからポツポツ書いてる。
……足コキがえらく早く書けたのはどう見てもMです、本当に(ry
243名無しさん@ピンキー:2007/02/19(月) 23:04:44 ID:vZQwMZWo
なんでこうルーシャは足コキが似合うんだろうハァハァ
激しくGJ!
244名無しさん@ピンキー:2007/02/20(火) 00:01:01 ID:vPO2yvyk
>>242
新作も期待してる!
こんな文章力が欲しいもんだよ・・・
245名無しさん@ピンキー:2007/02/20(火) 00:09:18 ID:REQNN0Df
今度こそ新作にテオが出てくるといいなぁ
246名無しさん@ピンキー:2007/02/20(火) 03:46:38 ID:Rd0D+tn0
ヴネッサとリムになっちゃったテオきゅんの絡み
247名無しさん@ピンキー:2007/02/20(火) 07:53:20 ID:0zzJt7ez
逆にテオきゅんとヴァ姉の策略に嵌まるアルフお兄ちゃん
248名無しさん@ピンキー:2007/02/20(火) 08:05:30 ID:d6aWPujV
未だ4話で積んでいる俺にはヴァネッサの人間性がよく掴めていないが
気が向けばテオと絡ませて上げるかも知れない
249名無しさん@ピンキー:2007/02/20(火) 10:07:29 ID:hiIPbLkD
結局テオはヴァネッサのリムになっちゃったでFA?
250名無しさん@ピンキー:2007/02/20(火) 10:31:48 ID:BT/JfXbd
>>249
違うんじゃね?リムの力があるってだけだからな。
つか、アルフと魔女の絡みマダー?
251名無しさん@ピンキー:2007/02/20(火) 13:48:29 ID:0SK6IibW
EDの後、テオがみんなにアルフとルーシャのラブラブっぷりを愚痴る

女性陣ムラムラする

他の男連中は邪気を感じ逃走

男はテオのみになり女性陣に輪姦される(ニコラは逃走せず残るが全員のFD喰らい瞬殺)
という電波を受信した
252名無しさん@ピンキー:2007/02/20(火) 14:43:32 ID:yJzO0xOq
じゃあ後はその電波を文にするだけだな。
253名無しさん@ピンキー:2007/02/20(火) 15:34:56 ID:0zzJt7ez
テオ。ヴァネさんに義姉になってほしい。

じゃあ協力しなさいと姉さん。

テオ人質。何も知らないアルフは手出し出来ない。

テオの開放と引き換えに、アルフは姉さんにやりたい放題にされる。

くやしいっ!でも…ビクビク!

そこに魔女共登場。皆で仲良くアルフリム共有

姉さん一杯で嬉しいテオ。姉さん達も満足。

ルミナスアーク完。

という電波が…
254名無しさん@ピンキー:2007/02/20(火) 19:33:29 ID:ysXP20vu
同胞がいると聞いて異世界から飛んできますた
(リィンバウム在住男性・宿屋店主)
255名無しさん@ピンキー:2007/02/20(火) 20:05:11 ID:PIa2/MJp
新作期待age
256名無しさん@ピンキー:2007/02/20(火) 22:47:41 ID:smx0+jYF
なかなか来ないねー
期待しながらのんびり待つか・・・
257名無しさん@ピンキー:2007/02/20(火) 22:53:55 ID:PIa2/MJp
んじゃ、俺もまったり書いてるわ。
258名無しさん@ピンキー:2007/02/21(水) 12:09:19 ID:Syvbe3ou
誰かがマヴィで一本書くって言ってたのを聞いて
興奮して飛んできますた!!!
259名無しさん@ピンキー:2007/02/21(水) 16:54:58 ID:uDETXZn5
>>259
俺な。とりあえず今週中には書くするつもりだ
260名無しさん@ピンキー:2007/02/21(水) 17:33:38 ID:OAs8Q5gF
>>251みたいなテオが女性陣に犯されるモノが見てえな
261名無しさん@ピンキー:2007/02/21(水) 23:09:30 ID:Syvbe3ou
マヴィの紹介文の「自分に忠実で」ってところがたまらんよな!
性欲でも自分に忠実だから…と考えただけでもたまらん
262アルフの憂鬱!:2007/02/22(木) 17:14:26 ID:KFI9vNpI
俺はガーデンのアルフだが、最近ルーシャの体がたまらん。

ついさっきガーデンの拠点にたむろしてたんだが、「アルフの癖に」「犬の癖に!」
という言葉にカチンときて、ついさっきルーシャを押し倒した。
ルーシャは正直嫌いだったし、いや、欲を言えば体はたまらなかったんだが、
下半身が暴走して、あとアルフは犬じゃねぇ!オオカミだ!

それはいいとして、ルーシャの体を脱がしてやった。たまらん。
正直オープニングを見たから、ルーシャの尻がたまらないのは当然だと思っていたんだが、
それよりもくびれ、あとおっぱいが最高だった。

俺がルーシャのブラを外すと、ルーシャは軽くあえいだ。「あぁん」とか言ったと思う。
でも俺は男だから。
そんままおっぱいについているブラを外すと、それこそおっぱいがプルンと揺れた。
あぁなんていいおっぱいだろう。実は後でヴァネッサが見ていた。
そのまましゃぶってみた。Dカップは軽いだろう。いや、これはEはあるな。

ヴァネッサが叫び声を上げたので、正直ヴァネッサのもっと大きいおっぱいを
しゃぶってあげたかったが、それよりルーシャに中出しするという当初の目的を
忘れないように、丹念に乳首を嘗め回した。「あぁん」

気持ちいいんだろうか、気持ちよくないのか、俺が期待していたように
母乳はでなかったが、もう満足がいくぐらいに揉みまくってやった。
そしたら下半身も濡れてきたので、チンコを入れた。
「ひぁぁぁん」
気持ちいいだろう。そう、俺は気持ちよかった。
263アルフの憂鬱!:2007/02/22(木) 17:16:54 ID:KFI9vNpI
チンコがルーシャのまんこの中で次第に膨張するのを確認しながら、
「いいんだろ!」「これがいいんだろ」「俺は犬じゃねぇ!」
と叫んでやった。

ルーシャはあんあん言いながらもしっかり締め付けて返してきた。
血が出ないので、俺は処女ではないルーシャに腹が立ったが、
それよりもあまりに気もちがいいので、精子をいっぱい出してやった。

そもそもなんで精子がいっぱい出たのかというと、ルーシャが
「中には出さないでぇ、赤ちゃんできちゃうじゃない!」って言ったから。
俺はその言葉に興奮していた。でも冷静に考えると、俺の精子で赤ちゃんが
本当にできたらどうするかはまだ考えていない。

ルーシャがいくと同時におもいっきり抱きついてきて、むき出しのおっぱいが
押し付けられて、もちろん母乳は出ないが柔らかくて気持ちいいので、また
ちんこが復活して、復活したかと思ったら締め付けが来て、また精子が出て。
もうそれの繰り返しでおなか一杯だった。ルーシャもおなか一杯になったと思う!

最後にちんこを引き抜くと、ルーシャはかなり怒っていた。
色々うるさいので、犬のちんこに”かえし”がついているという話をしたら、
ルーシャは怒って出て行ってしまった。

ちんこはかなりすっきりしたし、いい赤ちゃんができるといいなと思った。
サキが教会に通報した。
264名無しさん@ピンキー:2007/02/22(木) 17:41:41 ID:AFtnus7M
最後の一行にやられたwww
なんかのコピペか?ある意味ウマスギ
265名無しさん@ピンキー:2007/02/22(木) 22:18:55 ID:iwDi4WTk
最後唐突すぎて吹いた
266名無しさん@ピンキー:2007/02/23(金) 08:28:12 ID:CnvGU+Mf
ちょwwww何コレwww
267名無しさん@ピンキー:2007/02/23(金) 14:45:34 ID:3HNmKv/H
一応ググったら元ネタはあるのなww
268名無しさん@ピンキー:2007/02/23(金) 21:00:02 ID:M4DWxlr7
なるほど
269名無しさん@ピンキー:2007/02/23(金) 22:58:15 ID:CnvGU+Mf
なんだハルーシャかw
270名無しさん@ピンキー:2007/02/24(土) 01:12:18 ID:bTuvWaoo
遅ればせながらマヴィの話書く。エロではなく、途中でバトン渡す形になるんだぜだぜ。
ちなみにマヴィのアフターブレイクが終わっていることを前提にしてるぞ



朝。
その日、アルフはいつもよりも早く起きてしまっていた。まだ日があまり昇っていない。
「…なんか早起きしちまったな…。…寝るか」
と、アルフが二度寝しようと思った時、窓から一人の人物が宿屋を出て行くのが見えた。
「…? あれは……マヴィ?」

外に出て行くマヴィが気になり、アルフは急いで着替えて外に出た。
幸いマヴィはまだあまり遠くまで行っていなかったので、追いつくのは容易だった。
「お〜い、マヴィ!」
「……アルフか? どうした?」
アルフがマヴィを呼ぶと、マヴィはアルフに気づいて振り返った。
「どうしたって…たまたま早起きしたら、マヴィが外に出てくのが見えたからどうしたのかと思って…」
「ああ、私は毎日早朝に特訓をするようにしているんだ。…せっかくだ、アルフも一緒にしないか?」
以前と比べ、マヴィはだいぶ変わっていた。
前まではアルフら人間を好いていなかったが、しばらく話すうちにアルフには心を開くようになっていた。
以前の彼女では、アルフの質問に答えただけで終わり、彼を誘ったりはしなかっただろう。
「え? う〜ん…。……そうだな。もう目も覚めちまったし、やってみるか!」
「よし! それじゃあついて来い!」
そう言うと、マヴィはそのまま走り出してしまった。
「え!? お、おいちょっと待てよ!」
「待たん! これも特訓の内だ! 向こうにある森まで走って行くぞ!」

それから走ること約20分。アルフとマヴィは小さな森に到着した。
「や…やっと止まったか……」
「どうした、これしきでバテるとはだらしないぞ!」
ぜぇぜぇと息を切らすアルフに、マヴィが叱咤する。
「…それで、ここで何をするんだ?」
「そうだな…アルフは初めてだからな。基礎的な事をするか」
マヴィはそう言って、アルフのすぐ側に魔法で木を出現させた。
…ふと、アルフの背中に悪寒がよぎる。
「武器を使わずに、この木を折って見せろ!」
「やっぱりか……」
折って見せろとはいうものの、この木は30センチほどの太さもある。
これを武器なしで折れというのだから、かなり厳しい注文だ。
「私は向こうで別の特訓をしている。もし終わったら私のところへ来い!」
271名無しさん@ピンキー:2007/02/24(土) 01:13:28 ID:bTuvWaoo
そしてそれから木を殴り続けること約30分。
木はいまにも折れそうなぐらいになっていた。
「…人間、やればできるもんだな……」
そう言いながら、アルフは自分が強くなったことを実感していた。
その時だった。

「キャアアアアアア!!!」

突然、悲鳴が聞こえてきたのだ。
「今の声は……マヴィ!?」


アルフが声のほうに駆けつけると、そこには腰を抜かしてへたりこんでいるマヴィがいた。
「マヴィ! どうした!?」
「ア、アルフ…クモ…クモが!!」
そう言いながらマヴィが指差した先には、かなり大きなサイズのクモがいた。
タランチュラなどぐらいの大きさもあり、アルフもさすがに一瞬びくりとした。
…が、剣でちょちょいとつつくと、クモはさっさとその場から逃げていった。
「…ふぅ…あ、ありがとう……」
「大丈夫か?」
「あ、ああ…。…………」
「…? どうした?」
「こ…腰が抜けて立てない……」


その後、マヴィはアルフが肩を貸してやることでようやく立つことが出来た。
その件もあり、今日は特訓を終わって帰ることとなった。
そして、その帰り。
「しかし、マヴィって本当にクモが苦手なんだなぁ…。魔物相手にはあんなに強いのに…」
「ああ…。…前にも言ったが、この事は私とアルフだけの秘密だぞ」
「わかってるって。…でも、クモが怖いなんてなんだかんだで可愛いとこあるよな、マヴィって」
「!?」
アルフの言葉にマヴィが驚いて声を上げる。
「いつもは男みたいなのに、クモが出てくると急に女らしくなって…」
「わ、私は女だ!」
「…マヴィの口からそんな言葉が出るとは思わなかったな」
「う…うるさい!」

アルフは、それから宿に帰るまでマヴィの顔が赤くなっていたことが気になった。


そしてその日から、マヴィはアルフに対してちょっぴり優しくなったのだった。



前回と同じく、苦情は一切受け付けない。
ぶっちゃけこれで終わりでもいいんだが(ぇ 誰か続き書いてくれる人いたら頼む
272名無しさん@ピンキー:2007/02/24(土) 07:44:54 ID:OQXEaSwu
GJ!!
これはたまらんなぁ…
朝からおっきしたよ!

マヴィが走ってるのを想像するだけでもエロスなのに
とんでもない事をしてくれるじゃないか…

さぁ!このままエロシーンまでキボン!!!
273名無しさん@ピンキー:2007/02/24(土) 16:03:23 ID:AeDGXcBa
>>200
続きマダー?
274名無しさん@ピンキー:2007/02/24(土) 18:57:10 ID:uIgmYXGF
>>187の続き希望
275名無しさん@ピンキー:2007/02/24(土) 20:48:22 ID:JQgjB3CF
187だけどさ、いやマジ勘弁してくれよもう。反省してるっていってるじゃん。
白状するとさ俺…




ソフト持ってないばかりかDSすら持ってませんでした!ルミナスアークもサモンナイト4買った時に袋の中に入ってたチラシでしか知らないんです!

ルーシャなんかハルヒとアスカを足した感じで妄想して実物知らんし、一人称、二人称も想像で書いたんで間違いを突っ込まれるかドキドキでした!


いやゴメン、マジゴメン。だってDSどこにも売ってないし…。
276名無しさん@ピンキー:2007/02/24(土) 20:58:06 ID:FBn6R7KV
>>275
イヨッシャ!!!仲間!!

俺は>>71-75だけど、ルミナスどころかDSすら持ってない!
だってDS高いんだもん!ルミナスとあわせて2万円は痛い!
結局買うとか言っておいて買いませんでした!ごめん!!

正直、各スレの反応を見て買うのを止めたんだろうと言われればその通りです。
でもマヴィは好きだし、このゲームのキャラはみんな好き!
実際ゲームやってないけどね…
277名無しさん@ピンキー:2007/02/24(土) 21:26:08 ID:fz6N0ugs
まぁ、ゲームの売りが8割キャラだし別にいいんじゃね?
俺も1回クリアしてから手ぇつけてない。
278名無しさん@ピンキー:2007/02/24(土) 22:02:30 ID:bTuvWaoo
>>272
そう言ってもらえると嬉しいんだぜ。だが続き書く人はどうやらいないっぽいんだぜ。
俺は一応ルミナスは持ってる。だがラスト直前で未クリア。なぜって?モンハン2ndやってるからさ
279名無しさん@ピンキー:2007/02/25(日) 00:05:35 ID:Slq29ovT
>>275ー276
の告白に萌えた
280名無しさん@ピンキー:2007/02/25(日) 00:33:41 ID:ATzKKrmR
DSは買いですよ。世界樹はマゾゲーだけどまともなパーティ(パラディン、レンジャー、メディック、アルケミスト+1)
を組めば当たり前のようには全滅しないし縛り特化パーティを作るとサドゲーになる。
ルミナスはインターフェイスが問題あるって言われているがそんなことはなかったぜ!悪くてメッセージ送りがスムーズじゃないDQ8くらい。
あとは・・・DQ9も様子見?それと・・・Wizの新作が出るといいな!あと・・・そう、真女神転生DS!ルーンファクトリーも。
正直だんだん苦しくなってきたが死なない程度に財産を投げうつ方がいいと思うよ。

281名無しさん@ピンキー:2007/02/25(日) 01:45:15 ID:meF1kHsq
>>275-276を見てると、エロパロスレに投下するような人間がソフトすら
持ってない、つまり少なくともキャラでは釣られたのに買ってない
人間がごまんといることが分かる。

ただただ勿体無いのは中途半端なシナリオとキャラ萌えシステム、そして
DSで発売されたことが悔やまれるということ。
リメイクに期待だなw
282名無しさん@ピンキー:2007/02/25(日) 02:01:16 ID:vWgfVOMT
買ったけど4章で積んでる俺を忘れてもらっちゃ困るぜ
まあ248なんだけど
ヴァネッサが純情な姉さんになっちゃったんだぜ
283名無しさん@ピンキー:2007/02/25(日) 12:53:57 ID:2cGCYlHx
>>281
日本語で頼む
284名無しさん@ピンキー:2007/02/25(日) 18:28:11 ID:8zKG9t+5
>>283
理解できないおこちゃまはカエレ
285名無しさん@ピンキー:2007/02/25(日) 22:46:26 ID:meF1kHsq
そろそろこの辺でムラッとくるのを一本頼むぜ?
286名無しさん@ピンキー:2007/02/25(日) 23:52:52 ID:meF1kHsq
ルーシャ C→E
セシル(白) B
セシル(黒) B→F
サキ C→D
ヴァネッサ F→J
メル A
ウィウィ A→B
マヴィ B→C
クレア D→G
アリス A
テレス A
イリス B→E
287名無しさん@ピンキー:2007/02/26(月) 00:15:41 ID:S/fwyWcd
エロパロにここまで向いたゲームは無いと思うのだがどうか
288名無しさん@ピンキー:2007/02/26(月) 00:31:02 ID:Fwhx+fXe
\(^o^)/
289名無しさん@ピンキー:2007/02/26(月) 00:39:32 ID:66vZBTni
キャラ設定はかなりしっかりしてるのにストーリーがスカスカだからな
290名無しさん@ピンキー:2007/02/26(月) 01:20:02 ID:l78FQ7T2
同人見たくて堪らないんだが描く人いるだろうか…
291名無しさん@ピンキー:2007/02/26(月) 03:24:57 ID:n+WRRPir
>>287
そりゃキャラがあれだけ可愛いくておっぱいな上にシナリオが未完成だから
これほどエロパロ向きの作品もないわな
292名無しさん@ピンキー:2007/02/26(月) 07:58:46 ID:FT0pIh6b
ここは寝とられアルフ×ヴァ姉でもおK
293名無しさん@ピンキー:2007/02/26(月) 22:45:28 ID:S/fwyWcd
マジで人居ないな。
職人様ー!
294名無しさん@ピンキー:2007/02/27(火) 21:54:12 ID:OJcqzamH
誰でもいいから陵辱書いてくれ
295名無しさん@ピンキー:2007/02/27(火) 22:27:18 ID:5u+4PgVV
たぶん職人様はガリガリ書いている筈だ!?

俺はチマチマ書いてようやく100行ぐらいになったが、
飽きてきたな・・・抜けやしないしww
296名無しさん@ピンキー:2007/02/27(火) 23:08:02 ID:9HnC5TY3
気にせず書いてくれ!
ここまで知名度低いとは思わなかった・・・
297名無しさん@ピンキー:2007/02/28(水) 20:46:50 ID:YnS+YypT
う〜む、書くペースの遅い俺は書き終わる前にこのスレが消えそうな気がしてならないw

話は変わるが昨日テオきゅんのアフターをENDまでみたが、免疫がない俺は
かなり凄いモノを見てしまったぜ!!と思った
298名無しさん@ピンキー:2007/03/01(木) 01:23:05 ID:qM05sv3g
アリスとテレスまだー
299名無しさん@ピンキー:2007/03/01(木) 02:10:10 ID:8q2DqXLT
グランとリオンまだー?
300名無しさん@ピンキー:2007/03/01(木) 09:32:53 ID:zplXCZiL
忘却の森に兵士が攻めてきてクレア様が捕まり兵士達の慰み物にされて何日も溜まったイカ臭い精液で全身ベトベトにされたのに感じちゃって仕舞いには精液をおねだりしちゃうクレア様SSマダー?
301名無しさん@ピンキー:2007/03/01(木) 12:43:26 ID:BMY1PRrZ
アルフとルーシャの子作りマダァ?
302名無しさん@ピンキー:2007/03/01(木) 16:59:01 ID:xkTRMA5H
>>301
産まれた子は当然アホ毛標準装備だよな?
303名無しさん@ピンキー:2007/03/01(木) 19:40:05 ID:anAC0BnQ
アホ毛一家
304名無しさん@ピンキー:2007/03/01(木) 23:49:06 ID:EdEhEpfj
誰かマヴィで一本きぼん
305名無しさん@ピンキー:2007/03/02(金) 12:48:30 ID:3MHfMukc
関係ないけどきゅろぱらでアリスとテレスが
306名無しさん@ピンキー:2007/03/02(金) 13:59:38 ID:cUM6s1zT
>>302
アホ毛直系の復活
307名無しさん@ピンキー:2007/03/03(土) 22:40:07 ID:Y1UXLVn4
全然レスがつかないな。
期待してるのは俺だけ・・・?

308名無しさん@ピンキー:2007/03/03(土) 23:06:01 ID:pDddRuJS
俺も期待してるけどね

陵辱モノに
309名無しさん@ピンキー:2007/03/04(日) 00:15:07 ID:57PNEr/Y
せっかくアルフが石田声なんだ、純愛だろうと変態でエロエロに違いない。
そうさ、奴は変態で絶倫なのさ。
サモンナイトの受け專主人公どもとは違う!!
310サドっ娘→プリエルちゃん:2007/03/04(日) 13:09:46 ID:DN2Y1sPs
*何か書き終わる前にこのスレ消えちゃうんじゃないのって事で中途半端なまま貼らせてもらいます。
 たぶん続くんだろうけど、お前もうやめとけ!って言われればやめときますw


――其処は深い森の中――高々と声が響きあがった。

「プリエルぷりてぃ〜あたぁぁ→→っく」

「きゃあ〜!!」
派手に吹き飛ばされたルーシャは仰向けに倒れた。妙な魔法でも付加されているのか?手足を動かそうにも力が入らなかった。
「キャハハ、チョ→ダサイ〜」
「くっ・・・あんたなんかに・・」
何とか虚勢を張って身体を動かそうとしても指先一つ動かせず、
ただ目の前の憎たらしい笑みを浮かべる天使を睨み付ける事しかできなかった。
「てゆ〜かブス魔女、リムの元離れてこんな所一人うろついてるなんてバカじゃん」
「・・っ」
「まっプリエルちゃんとしてわぁチョ→ラッキーなんだけどね☆カミサマにとって一番の障害である光の魔女を始末できるもんね〜」
嬉々として喜ぶプリエルを尻目に、ルーシャはアルフとちょっとした事で喧嘩して彼の側を離れてしまった事を後悔していた。
『大丈夫、アルフはあの時みたいに絶対助けに来てくれる』
今はそう心の中で祈るしかなかった――。

「ただ殺っちゃうのも何かツマンナイよね〜今まで散々ジャマばっかしてくれちゃったしぃ〜・・あっ・そうだ☆」
何か閃いた顔をして指を鳴らすと、そこに黒い大きな歪みが発生し――その中から、のっそりと一匹の黒い獣が現れた。
「いっ・犬っ・・?」
「フフーン〜ただのワンちゃんだと思わないでね〜てゆ〜か、この子は特別”性”なんだから、良く見てみなさいよ〜」
そう言われてあらためて確認してみる。見た目は普通の大型犬だ、さらに注意深く観察すると・・・。
「なっ・・・」
・・・通常四足歩行の犬なら意識しないと視認できないものが股間部にデカデカとそそり立っていた。
思わず目を背けたくなる異形なモノを見て、ルーシャは頬が朱に染まった。
「あらら犬のチ○チンみて欲情しちゃった?喜びなさい、この子が今からアンタの相手をしてくれちゃうから〜」
ルーシャは前の言葉に否定を挙げようとしたが、その後の言葉にオモワズ耳を疑った――。
311サドっ娘→プリエルちゃん:2007/03/04(日) 13:11:20 ID:DN2Y1sPs
『相手・・・何の・・?』
そんな疑問をよそに、プリエルは軽くステップを踏みながら先程呼び出した犬とともに近づいてきた。
「なっ何よ、来ないで!さわるなぁ!」
そんな抗議の言葉を無視して、身体の動かせないルーシャの身体を好きにイジリ倒したながら、お尻を突き出すようなに四つんばの体位にした。
「チョ→ムカつく胸の大きさしてるわね〜ブス魔女のクセにぃ」
体位を変える時に遠慮なしにさわりまくったプリエルはそんな悪態を漏らした。
「あんたには関係ない!一体何をするつもりよ!?」
「何ってぇ、物分かりの悪いブス魔女〜キャハ☆」
そう言うとルーシャの短いスカートを乱暴にめくり上げた。
「きゃっ!ちょ・ちょっとやめなさいよ、殺すわよ!」
・・そんな声を上げたルーシャを完璧に無視して外気に晒されたショーツをマジマジと観察しながら―。
「"しまぱん"だって生意気にもカワE〜の履いてんのね、その胸といっしょにあのヘタレ竜を誘惑したわけ〜?」
「そっ・・そんなわけないでしょ!」
後ろに立たれては睨みつける事も出来ずルーシャは悔しさのあまり歯噛みするしかなった。
「まっ別にいいんだけどさ、アンタはこれから”犬以下”になるんだしね〜」
その言葉の後にルーシャの股間部に生暖かい息が吹きつけられた。その感触にぞっと身震いした。
「何をするの!やめなさいよ、変なことしたら承知しないんだから」
天使の言う言葉の意味も・・・、何をされるのかも理解不能だった。
『この犬にお尻でも舐め回されるの?』
それはそれで屈辱的ではある・・・。しかしそんな単純な事なのだろうか?
『だったらさっきの・・』
おもわず異形のモノを思い出しそうになり、嫌悪感からすぐに頭から消そうとしたが――。
「変なことってぇ〜どんな事?お尻の穴使う事ぉ?安心しなさいプリエルちゃんはやさしいから〜ちゃんと前の穴にしてあ・げ・る」
「お尻って・・あんた何言ってるの!?」
あまりにも無知で無垢なルーシャの問いにプリエルはケラケラと笑いながら決定的な答えを口にした。

「だ・か・ら〜今からアンタはその子とS○Xするの〜♪あっ犬同士なんだから交☆尾って言った方が判り易い〜?」

性的知識の浅い少女にはその意味を理解できなかった――いや・・・例えあったとしてもすぐに認める事など出来ないだろう。
312サドっ娘→プリエルちゃん:2007/03/04(日) 13:13:40 ID:DN2Y1sPs
「あっ・・あんた一体何言ってるの!?」
頭の中で必死に理解しようとしたが無垢な少女には答えが出せるわけもなく、再び問いただす事しか出来なかった。
答えの代わりに――滑りとザラついたモノが少女の大切な処を撫でた。
「ひゃあっ!」
下着の布地越しから感じられる嫌な感触に思わず奇声を発した。
「ちゃんと丁寧に舐めなめしてあげようね〜ワンちゃん」
その滑りとした感触と犬の鼻息が当たっている事で理解した、お尻を・・・いや少女の大切な処を舐め回されている事に・・・。
「くっ・・やめなさいよ!すぐにやめないと許さないんだからっ!!」
天使は何も答えない、聞こえてくるのは犬の鼻息とペチャクチャとした耳ざわりな音だけだった。
『わっ・・私・・自分の大事な処を犬に舐められてる・・』
今迄、自分自身ろくに触れた事がない大切な処を―犬の様に四つんばにさせられ尚かつ犬に舐められるなど―
これ以上の屈辱などありえようがない。ルーシャの端正な顔が屈辱で歪んだ。
「ん・・くくっ・・」
”ネチョネチョッ、クチョクチョ”としつこい程に舐め回され、次第に少女は今迄感じたことのない感覚におそわれた。
「あっ・んっ・・んっ・・」
次第に声色にも熱がこもり、白い頬も朱に染まった。
『何っ・・?何なのこの感覚・・私・・感じてる・・!?』
少女は犬に舐めらているにも拘らず自分が女として感じていると言う事に恐怖した。
やがて――次第に下着が透けクッキリと女性器の形が視認できる程になった。

「どう〜感じてきた〜この子結構テクニしゃんなんだよぉ♪まぁ〜見れば丸判りだしぃ〜」
「・・かっ感じるわけないわっ・・今すぐやめさせなさい・・いっ・今やめれば許してあげるから・・っ」
少女は自分が感じていると認めたくない一心ですぐに否定の声を上げた。
「ウザッ!アンタ今の状況判ってんの〜、てゆーか、よくそんな口が訊けるわね!」
しかし――こんな時でも強気な言葉を発してしまう少女の性格が災いした。
天使は乱暴な手つきで下着越しにうっすら見える突起物を摘み上げた。
「っぁあ"あ!!」
いきなり感じるあまりにも強い刺激に少女は言葉にならない声を上げた。
「こんなにクリちゃん突たせておいて良く言えるわね〜それに〜〜」
「あぅぅ〜いっ痛いやめっ・・」
天使は少女の苦痛の声を笑いとばして完全に無視し、左手でクリトリスを摘み上げながら前に廻り込んで、
右手で乱暴にルーシャの豊かな胸を鷲づかみにした。
「きゃうっ!!」
「こっちも〜感じてるんじゃないの」
苦痛とも快楽とも判別がつかないルーシャの顔を下から眺めながら、薄っすらと服のラインに浮かびあがった突起物を捻り上げた。
「あぐぐぅぅー!!!」
「犬に愛撫されてこんなに乳・首・立たせてるなんて〜メス犬以下ね〜、チョ→ダサイィ〜♪」
グイグイと容赦のない力で少女の敏感な部分を同時に攻めあげた。
313サドっ娘→プリエルちゃん:2007/03/04(日) 13:14:48 ID:DN2Y1sPs
「やっ・・やめてぇ!痛いっ・・いたいぃー!」
少しだけ動かせる首を何度も振って懇願するが天使は容赦などしない、ケラケラと笑いながらさらに力を込めた。
その力は容赦がない。
「ちっちぎれちゃうぅ〜やめてぇぇー−!!」
凛々しい少女の顔が苦痛で痛々しい程歪み、目の端には涙が浮かんでいた。
「ンフフ・・そう簡単にちぎれる訳ないしぃ〜、でも〜〜もう少し力を込めるとホントにち・ぎ・れ・るかもぉ☆」
「いっイヤぁああーー−!!!」
余りにも残酷な言葉を耳元で囁かれ、少女は恥も何もかも投げ棄て恐怖のあまり絶叫した。
「やめて欲しいならこう言いなさいよぉ、ん〜とぉ”わたしはただのメス犬です。許してくださいプリエルサマ、わんっ”」
「ぁあぅ・・そっ・・そんなこ・・とっ・・言えるわ・・けっ」
「あっそ☆」
”グィィ”ルーシャの僅かな抗議の言葉に天使はさらに力を込めた。
最早限界だった、もう千切れたと感じる痛みと恐怖に少女のココロは折れた―。
「ぃ・・言うぅ・言いますからぁ!やめてぇ!!」
「フンっ・だったら早くぅ〜」
天使は手を休めない、ちゃんとはっきりと聞くまではやめる気はないのだろう。
「・わっ・・わたしはっ・・ただの・めっ・メス・・いっ・ぬ・・」
「声がちいさぁいぃ〜」
「ぅぐぅぅー !わっわたしはただのメス犬ですぅ、ゆるひてくださいプリエルさまぁ・・わっ・・・」
最後の一線で強気な少女のプライドが言葉を詰まらせる。
「あれぇ〜どうしたのぉ〜も・し・か・し・て☆女として終わりたい?」
口元を邪悪に歪ませ、涙と苦痛で痛々しい顔の少女を見上げながら楽しそうに囁く。
「ぅ・・わっ・・・わんっ・・・ぅくぅ・・」
眼の端から涙が一斉に流れ落ちた。
天使は言葉と云うよりも、悔しさと情けなさが合わさった表情に満足して、ようやく開放した。
「・・あぅぅ・・・」
ルーシャは安心感から情けない程、脱力した。その気の緩みが災いした。
少女のショーツから愛液や犬の唾液とは違うシミが広がりやがて雫となって滴り落ちた。
不幸にして、気分良く見下ろすしていた天使はその現象に気づいてしまった。
「うっそぉぉ→→やぁっだぁぁぁ〜〜☆」
その叫びに、ようやく少女は自分の身体の異変に気づいた。
「ぃやぁぁ〜〜!お願いみないでぇー−‐!!」
尿道口から溢れ出るほとばしりは、ショーツを完全に濡らして足元に水溜りが出来るほどに広がった。
「お願いとまってぇぇーー!」
「キャハハ〜〜〜♪」
一度溢れ出た生理現象はもはや少女の意思で止める事はできなかった。
もはや早く収まる事を祈るしかなかったが、焦れば焦る程、止まってはくれない。
「おおぉ☆まだ出るまだ出る、てゆーかプリエルちゃんとしてわぁ〜人前でお漏らしするなんて信じらんな〜い」
「うぅぅ・・」
やがて――ようやく収束した。それを見計らって天使はさも呆れた様に言葉を吐いた。
「ふぅぅ・・やっと終了?てゆーかありえねぇ〜〜」
その言葉に悔しさと情けなさから涙が溢れ出た。ルーシャは人間として何か大事なものを手放してしまったと思った。
「・・くやしぃ・・・」
その小さな呟きは天使の耳には届かなかった―――。     たぶん続く→
314名無しさん@ピンキー:2007/03/04(日) 14:22:45 ID:uUN838Hk
待っていたかいがあった・・・
GJ!
315名無しさん@ピンキー:2007/03/04(日) 17:03:52 ID:4QHVeBeL
ゼハル様だ……ゼハル様が降臨されたぞ!!
316名無しさん@ピンキー:2007/03/04(日) 19:59:27 ID:GHWuDjxC
ひゃあっ!でふいたwwwGJ
317名無しさん@ピンキー:2007/03/04(日) 22:28:48 ID:2E0xDO9w
GJ!!

続き激しくキボン!!!
318名無しさん@ピンキー:2007/03/06(火) 18:20:25 ID:dtkxiGWr
テオが犯される小説マダー?
319名無しさん@ピンキー:2007/03/06(火) 23:03:33 ID:zBf2EY6K
相手がヴァネッサ様かプリエルちゃん黒セシルか見た目相応にメルか、それが問題だ
320名無しさん@ピンキー:2007/03/06(火) 23:53:34 ID:HenR48cv
>>319
メル×テオ×ヴァネッサ様の三身合体で
321名無しさん@ピンキー:2007/03/07(水) 01:43:46 ID:h7nKK4Fu
テオ逆レイプだとヴァネッササマが妥当か?
見た目相応ならメルだけでなくウィウィも
アリだが性格がアレだからなぁ……
見た目といえばメル×カイは犯罪(ry
322名無しさん@ピンキー:2007/03/07(水) 04:35:03 ID:8yW8STYv
FDのカットインといい、黒セシルは喋らなければどう見ても逆レイパーだよなw
やはりセシルはソードマスターのご主人様なのか。いや待て、実は白の時代から既に・・・?
こういう時はニコラに調査を依頼するのが一番だな
323名無しさん@ピンキー:2007/03/07(水) 07:53:44 ID:7EMZVlAN
ムラムラしてきたので
ヴァネッサ×テオからテオ×ヴァネッサに逆転するやつ
一本きぼん
324名無しさん@ピンキー:2007/03/07(水) 12:55:06 ID:wOO6p/Nr
セシルは何気にアルフにもフェロモン振り撒いてるから困る
FDのエロカッコよさは異常
325名無しさん@ピンキー:2007/03/08(木) 06:00:04 ID:lWxE8BqZ
ルーシャ×テオ書いてみっかな(´・ω・`)
文才は無いががgg
326名無しさん@ピンキー:2007/03/08(木) 07:16:29 ID:ZXqhPdWM
即頼む
327名無しさん@ピンキー:2007/03/08(木) 14:08:04 ID:mK98H6bZ
>>325
期待してるぞ
328名無しさん@ピンキー:2007/03/10(土) 23:56:01 ID:KHW4KsA0
>>325
まだか?待ちくたびれたぞ

そろそろ抜くぞ
329名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 19:27:13 ID:754PAzEQ
ウィウィ、マヴィ、ルーシャ、セシル、ヴァネッサ、メル、クレア、サキ。
思った事ですが、女性キャラってアルフとテオしかカップリング馴染みそうにないな。
と言うか、レオンはセシルとのカップリングが合いそうだからいいとしても、ほかじゃ違和感ありまくりだね。

ニコラは魔女だと目の色変えるから、その魔女から結構害虫扱いされるだろうし。
ヒースとカイだと、なんか違和感ありまくりだし。

ここでも、趣向は別にしてもアルフとテオ位しか作品こないし。
その内、アルフとテオに魔女全員からアプローチって作品もありそう。
330名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 21:58:15 ID:4MQU4+Yl
ってかアルフ×テオでも抜けるような気がする
331名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 23:10:49 ID:+hvh+0RZ
>>329
つニコラ×サキ
332名無しさん@ピンキー:2007/03/12(月) 02:03:51 ID:owjYMzYd
>>329
つメル×カイ
ビジュアル的に犯罪チックな上にほとんど押しかけ女房だが
何、気にすることはない。ヴァ姉×テオも犯罪チックだし。
333名無しさん@ピンキー:2007/03/12(月) 07:10:05 ID:8aSI0SvK
表面は姉さん女房に見えながらも実は後ろ手に手錠を掛けられて、
超巨大バイブを両穴に捻り込まされて恐ろしい程に冷たい目をしたテオに家畜のように見くだされるヴァ姉という事だな
334名無しさん@ピンキー:2007/03/12(月) 08:31:39 ID:nedlRW2U
最後の会話見てると二コラ×クレアってのもよさそうだけど
335名無しさん@ピンキー:2007/03/12(月) 08:53:55 ID:AqR7Yvqn
ニコラなんかにクレア様は渡さん!!
クレア様は数人に回された方が輝く
336名無しさん@ピンキー:2007/03/12(月) 11:39:56 ID:owjYMzYd
>>335
じゃあヒース様とニコラとポロンを交えた4P(ry
337名無しさん@ピンキー:2007/03/12(月) 13:24:53 ID:MjoWmMYA
クレア様とヴァ姉の乳合戦ってのもいいかも
338名無しさん@ピンキー:2007/03/12(月) 22:15:07 ID:wQ9HsPeZ
とにかくテオ物が見てえな
339名無しさん@ピンキー:2007/03/13(火) 18:12:46 ID:W76AhBRQ
テオなら、年齢的にメルかウィウィが合いそうな気がする。
クレア様やマヴィは年齢的に合いそうにないし、テオはヴァ姉を嫌がってるし。
ルーシャとじゃ、姉弟の方がしっくりきそう。
セシルとサキも同様だけど。
340名無しさん@ピンキー:2007/03/13(火) 22:08:33 ID:oQmzSCH2
テオって何歳だっけ?
341名無しさん@ピンキー:2007/03/13(火) 22:10:31 ID:RR8Au9eo BE:177639124-2BP(0)
初めてオープニング見たとき、頬を赤らめるテオを見て「女なら萌える、女なら萌える!」と念じたのは漏れだけじゃないはず…
342名無しさん@ピンキー:2007/03/13(火) 22:14:57 ID:k6/loNNI
テオが魔女たちにムラムラされるやつきぼん
343名無しさん@ピンキー:2007/03/14(水) 02:44:26 ID:d+2dpjSt
あれよ、全員18歳以上という奴よ
344名無しさん@ピンキー:2007/03/14(水) 08:04:18 ID:2MyG0p3V
>>342
俺も最初はそう思ってた。けどだんだん男でもかわいいからいいかなと思ってきたよ

なんだ、このBL的な発想は
345名無しさん@ピンキー:2007/03/14(水) 12:20:47 ID:wpKRWWGJ
そういえばさ、火水風木のコピンいるけど光闇雷のコピンっていないのか?
346名無しさん@ピンキー:2007/03/14(水) 14:21:08 ID:af6jnU/J
あくまで予想なんだけど、光のコピンって俺の事じゃないかなって思う
347名無しさん@ピンキー:2007/03/14(水) 15:24:46 ID:Qy+RcuhP
それはありえないが紫電のコピンは俺
348名無しさん@ピンキー:2007/03/14(水) 16:05:16 ID:oRl5NaUL
>>346
あくまで予想とか自分のことなのにわからんのかよw
まぁ、光のコピンは俺のことだから安心して人間してろ
349名無しさん@ピンキー:2007/03/14(水) 22:13:14 ID:PFWaGmXC BE:666144465-2BP(0)
コピンって食えるんだよな…






……………ジュル

因みに
光コピン「ココピン」
闇コピン「ヤコピン」
雷コピン「リコピン」
でFA?
350名無しさん@ピンキー:2007/03/14(水) 23:54:39 ID:yc7/nRpU
>>雷コピン「リコピン」
それ何て栄養素?
351名無しさん@ピンキー:2007/03/15(木) 00:18:25 ID:pHF4HPMC
リコピンか…
352名無しさん@ピンキー:2007/03/15(木) 00:56:59 ID:jB6AmXQr
ルーシャとセシルとクレア全裸にして
トマトぶつけまくりたい
353名無しさん@ピンキー:2007/03/15(木) 01:52:39 ID:3zgWTIuE
アルフとルーシャの交わりを見たテオが参加するのも有りか?
354名無しさん@ピンキー:2007/03/15(木) 02:14:34 ID:ffyaxZbg
>>353
アルフとルーシャの交わりを見たテオ
  ↓
興奮冷めやらぬまま朝帰りした兄を迎える
  ↓
兄さん・・・ボクにも昨日ルーシャにしてたこと・・・して・・・?
  ↓
アッー!
355名無しさん@ピンキー:2007/03/15(木) 10:53:33 ID:fW1LRl2I
アルフとルーシャの交わりを見たテオ

翌日ルーシャの洗濯物の下着と靴下を拝借しオナニー↓
ルーシャに見つかりえっちなお仕置きをされる

「こんな臭いのがいいの?ふーん、兄弟そろってド変態ね♪」と股間を足でコかれる
356名無しさん@ピンキー:2007/03/15(木) 12:19:47 ID:jB6AmXQr
立場が逆転してルーシャが責められるものあり
357名無しさん@ピンキー:2007/03/15(木) 13:23:54 ID:VtCa7s16
>>349
電気のコピンでデコピン。
358名無しさん@ピンキー:2007/03/15(木) 19:03:20 ID:8reEUoPP
>>353
アルフとルーシャの交わりを見たテオ。
       ↓
ショックを受けるも、そのまま観察。
       ↓
見ている内に昂ぶり、アルフ(もしくはルーシャ)に自分を重ねる。
       ↓
そしてアルフ達と同時に絶頂し、声を聞かれてアルフ達に見つかる。
       ↓
そのまま3P
359名無しさん@ピンキー:2007/03/16(金) 11:56:58 ID:j6ODphZF
テオ嫉妬で竜化→ルーシャ「ひぎぃ」
360名無しさん@ピンキー:2007/03/16(金) 21:58:11 ID:jti83Ml4
ルーシャがひぃひぃ言うところを見たい
361名無しさん@ピンキー:2007/03/16(金) 23:14:22 ID:EqpD60Ju
>>357
ワロタwwwww

アルフ×ヴァ姉様マダカナ……
362名無しさん@ピンキー:2007/03/17(土) 09:20:24 ID:JxQW1qq2
ヴァ姉って騎乗位好きそうだよなー

これでテオを(ry
363名無しさん@ピンキー:2007/03/18(日) 00:57:29 ID:bRiGaiO3 BE:599529593-2BP(0)
>>357
ワラタが字が微妙に違うのがいただけないかな…



ところで今更感があるがメルのもふもふプレイはスルーなのか?
364名無しさん@ピンキー:2007/03/18(日) 08:42:55 ID:pJ04YFYl
>>362
テオがヴァネッサの体重に耐えられるかね?
365名無しさん@ピンキー:2007/03/18(日) 09:58:17 ID:y5/a+9ux
ヴァ姉がテオきゅんを押し倒す
     ↓
嫌がるテオきゅんを無視してヴァ姉の騎乗位
     ↓
テオきゅん暴走して竜化、ヴァ姉「ひぎぃ」
366名無しさん@ピンキー:2007/03/18(日) 16:03:26 ID:TZzpTX4D
始めてあった時点でヴァネッサに魅了される
アルフそのままかつての仲間達を皆殺し
それをヴァネッサへの愛の証となり
・・・
つーかこのルートあると思ってた
ありそうでなかった「魔女を絶対悪として扱う」シナリオを
期待してたら・・・
本編遊んで激しくへこんだよ
367名無しさん@ピンキー:2007/03/18(日) 23:35:21 ID:9Qhiw1EN
あぁー
もうホントにテオきゅんかわいいよ

漏れ男だけどwww
368投下予告:2007/03/19(月) 03:27:37 ID:q4Ov3ba7
セシル回収ミスったからデータ消してリスタート…
萎えたのでルーシャ陵辱ネタを今週中に投下

(自称)陵辱専門書きなので苦手な方はスルーでよろ
いいネタがあればメルかサキも書こうかと…

369名無しさん@ピンキー:2007/03/19(月) 07:39:46 ID:kWfJBKZ2
マヴィ陵辱も追加で
370名無しさん@ピンキー:2007/03/19(月) 08:13:12 ID:Jn0J2jjj
>>368
テオ陵辱も

あっ、無理か
371名無しさん@ピンキー:2007/03/19(月) 10:25:54 ID:0fK2X1FQ
ヴァ姉とクレア様凌辱も!
だんだん気持ち良くなっちゃうやつで
372名無しさん@ピンキー:2007/03/19(月) 12:56:36 ID:PYuqbWOw
>>369
そいつぁ同意!!
俺もマヴィ陵辱が猛烈に読みたい!
373名無しさん@ピンキー:2007/03/19(月) 16:17:37 ID:BzQxvWhX
マヴィはどうもタカさんのイメージが(ry

ルーシャ陵辱にwktk
374名無しさん@ピンキー:2007/03/19(月) 19:10:06 ID:QnFvNaqD
クレアハード
375名無しさん@ピンキー:2007/03/19(月) 20:09:45 ID:C1OQvTWD
ありすとてれすうううううううううううううううううううううううううううううううう
376名無しさん@ピンキー:2007/03/19(月) 23:56:17 ID:QlY/WdyO
偉大な科学者アリストテレス凌辱。
だんだん気持ちよくなって、新たな大発見をする。
377名無しさん@ピンキー:2007/03/20(火) 00:00:18 ID:LX2hdHN2
くやしい…でも…
378名無しさん@ピンキー:2007/03/20(火) 07:19:12 ID:e8LsnYub
発見しちゃう
379名無しさん@ピンキー:2007/03/20(火) 09:34:52 ID:8Rzu5G0Z
キングストン・ユーゴ・アンドレが魔女を探してたのは人間の女は食い付くしたから
奴らは処女が食いたかったんだよ
380名無しさん@ピンキー:2007/03/21(水) 00:22:00 ID:wQDME+p8
テオも食われちゃいなよ
381名無しさん@ピンキー:2007/03/21(水) 12:47:26 ID:MC6GlVdo
2ちゃんに書き込んだこともない男が、
半年もROMらず何もわかってない男が恥をかこう。
すべてはテオの為に!

テオには日頃から疑問に思うことがあった。
兄、アルフの夜中にベッドで不定期に行われる「何か」の行為についてだ。
その「何か」というのはいまいちよくわからない。
時折聞こえてくる湿っぽい「あぁ…ルーシャ…」という声が何かのヒントなのは間違いない。
なぜルーシャ?兄さんは一人で寝てる。何でルーシャが出てくるんだろう?
しばらくすると丸めたティッシュをもってベッドから出てくるアルフ。
その顔は多少赤く、息も少し切れている。
その兄に向かって「兄さん、何してたの…?」と聞くのは容易い。
しかし、そうはしなかった。
弟のボクにも内緒にすることなんだ、恥ずかしいことかもしれないし、兄さんにもプライベートはある。
だから聞かない。テオはそう決めた。

そしてある事件がこのテオの考えを変える。
竜化した自分。醜く曲がった爪、恐ろしく硬いウロコに緑色にくすんだ肌。
変わってしまった自分を隠そうと思った。
特に兄さんには。
きっと嫌われる。

結局見つかってしまった自分の秘密。なのに兄さんはボクを嫌いにならなかった。
「もう隠し事なんかするな。俺たちは兄弟だろ?」
うれしかった。本当に。でも少しの不満。兄さんにも隠し事はあるじゃない。
そしてある晩。思い切って聞いてみた。
「兄さん、何してたの…?」

竜化がばれた直後のテオです。アルフのおなにーを見てしまったテオ、という設定で。
この続きは「書くな」意見が(同一人物でも)3通きたら書きません。
ほんとすいません。
382名無しさん@ピンキー:2007/03/21(水) 13:21:54 ID:vAWQFk+m
全力で書き続けろ!
383名無しさん@ピンキー:2007/03/21(水) 13:29:19 ID:cgK8LdFP
さあ、下手に行く暇があるなら早く続きを書くんだ
384名無しさん@ピンキー:2007/03/21(水) 13:49:24 ID:26bOYUPE
ウホは801板で書けクズ
385名無しさん@ピンキー:2007/03/21(水) 16:02:30 ID:Ijbl6RBo BE:710553784-2BP(0)
>>381
レスの最初に801注意もしくは〜×〜(カップリング)書けば>>384みたいなのスルーしても問題無し、続き書け!
386名無しさん@ピンキー:2007/03/21(水) 18:16:06 ID:jIe6O2oK
>>381
さあ、今すぐ続きを書け!書くのだ!!
387名無しさん@ピンキー:2007/03/21(水) 18:45:10 ID:1CxlXHXQ
>381
あんなに可愛い子が男の子の訳が無いじゃないか、問題なんて何もないから安心して続きを書くんだ
388381:2007/03/21(水) 18:51:10 ID:MC6GlVdo
384さん、まったくもってそのとおりです、ほんとにすいません。
しかしこんなキモオタ童貞の駄文を応援してくださる人もいるので書きます!

801注意(遅いけど一応)

「兄さん、何してたの…」
「うあっ!テ、テオか…起きてたのか…いやその、これは…」
アルフは明らかに動揺していた。テオはやはりまずかったかな、という不安に襲われた。
でもあえて聞こう。目はそらさない。これはとても大切な事な気がする。
アルフは「どうすっかな…まあテオももう子供じゃないし。よし、教えてやるよ。」
そして始まるアルフの特別指導。真っ暗な部屋。窓を打つ雨。火照る体。
テオはゆっくりとアルフのベッドに近づく。
「テオ、服を脱ぐんだ。」
「え…?ぜ、全部?」
「ああ、一応な。」
わけのわからないままテオは服を脱ぎ始める。
その体は丸っこく子供らしさと両性的なイメージを兼ねていた。
しかし異常なのは両腕だ。竜化した腕。テオは涙目で床を見ていた。
「あ…そっか。じゃ、じゃあ俺がしてやるしかないのか…」
アルフはすこしためらった。
竜化した手ではすることはできない。しかし。
いくらなんでも実の弟のモノをしごくというは…
「兄さん…」テオはつぶやく。「もっと近くにいっていい?」
テオの瞳は潤んでいた。「やっぱりこんな腕じゃ嫌だよね…」
「…っ!このバカ!」アルフは無意識のうちにテオを抱きしめていた。
「俺の…大事な弟…」しばらくふたりは抱き合っていた。
続く
389381:2007/03/21(水) 19:16:33 ID:MC6GlVdo
続き
当然801です、うまれてきてすいません。
「ほら、もっと俺に持たれかけろ。」
「う、うん。」
テオは今アルフの足と足の間にいる。そして全裸でアルフの胸に寄りかかっている。
「いまからすることは普通自分ひとりで隠れてする。でも今日は特別だ。」
そしてアルフはテオの耳たぶを甘噛みした。
そして手はテオの精器へ。
そしてテオは。
「え?ええ…。兄さん?」
やはり戸惑っていた。無理もない。
アルフは慣れた手つきで精器をつかむ。撫でる。こする。
「ふゎっ!や、やぁ…。」
テオの喘ぐ声が響く。アルフはその背中をなめる。時にうなじや耳、目。
次第にテオの精器は変化していく。こうなるとやることは一つ。
「に、にいさん…。ボク、あぁぅ…。」
「テオ、テオ。気持ちいいか?」
「う、うん。すごいよ。」
アルフは時折テオの先っちょをいじる。いままで空気にすら触れたことのないテオの先端。
「わっ!兄さんそこはだめ!い、痛いよ…」
「だめだ。いまからしっかり鍛えておかなくちゃな。」

しばらく焦らしていたアルフだがそろそろ頃合かと思う。
もうテオは限界だろう。もちろん俺も。いつまでもこの妖艶な弟の顔を見ていたいが。
「さっ、テオ。そろそろおしまいだ。いくぞ…!」
「…えっ?ど、どういうこっ、あああっ!」
加速。そしてあっという間の射精。
テオの今までの人生すべての精液が一度に出たのだ。その量はすさまじい。
「うわっ…。すごいなこりゃ…。」
「はぁ、はぁ。に、兄さん…。」
「どうだ?気持ちいいだろ?」
「に、兄さんはいつもこんなことしてたの?」
「い、いやいつもっていうと違うが…」
「じゃ、じゃあ今度は僕が兄さんにしてあげる!」
「え?」

おしまい。
スレ汚しほんとにすいません。特に384さんにはご迷惑をおかけしました。
アルフの人物像がいまいちつかめてません。違和感あったら脳内補完で。
失礼しました。
390名無しさん@ピンキー:2007/03/21(水) 21:14:25 ID:0b/hzyZg
上の人と続けてテオ物になるけど、需要はあるかい?
391名無しさん@ピンキー:2007/03/21(水) 21:38:10 ID:4xknb6ki
勿論です
392名無しさん@ピンキー:2007/03/21(水) 22:22:58 ID:26bOYUPE
あぁ胸糞悪い
読みたくもないものを長々と投下されるのが
こんなにも不快だったとは…
393名無しさん@ピンキー:2007/03/21(水) 23:29:54 ID:Ijbl6RBo BE:1199060069-2BP(0)
2ch閲覧は自己責任だろ
これだからゆとりは…

>>381
実は801は苦手なんで読んでないが乙!
394テオ奮闘記:2007/03/21(水) 23:35:43 ID:9ozBOlwu
★注意:若干のネタバレあり。エロ分薄め。テオのみ

 ――ギシリ――ギシ……
 ああ、今日も聞こえる。
「ルーシャ……愛してる……」
 はいはい、ルーシャルーシャ。
「んっ……はあっ……私も……」
 はいはい、バカップルバカップル。
 昨日も、一昨日も、そのまた昨日もずっと。
 何をしているのかは聞かない。どうせ教えてくれないから。
 何をしていてもボクは知らない。どうせ二人の世界には入っていけそうもないから。
 ボクが同じ部屋で寝ているというのに、お構いなし。
 最近、兄さんはボクに冷たい。ルーシャにはすごく優しそうなのに。戦いの後に、声をかけるのはいつもルーシャ。
 ルーシャも、まんざらでもないみたい。むしろ、初めて出会った時なんて比べようもないくらい、兄さんの事を好いているのかもしれない。
 一方で、ボクのことなんて、路傍の石ころのような扱いだ。まるで、いてもいなくても問題無いかのように。
 ――兄さんは、もうボクのことは見てくれない。

 テオは、そっとベッドを抜けると、そっと部屋から出た。
 愛の営みを続けるアルフとルーシャは、全く気付かなかった。

 聖都・セントライズの宿屋を抜け出し、テオは宿屋の脇にあるベンチにじっと座っていた。大通りからは街路樹で死角になっている。
 石畳が月明かりを反射して、薄ぼんやりと光っていた。やや肌寒い外気によって、テオの頬がほんのりと赤く染まる。しかし、寒すぎない夜風がなんとなしに心地良い。
「はあぁ……」
 自然と溜め息が出た。
 神が復活するとか、世界の危機だといったスケールの大きいものより、身近な危機――アルフが自分を嫌いになってしまったのではないかという不安が、テオの胸中で渦巻く。
 テオは、そっと胸ポケットに手を入れた。
395テオ奮闘記:2007/03/21(水) 23:38:10 ID:9ozBOlwu
「兄さん……」
 アルフの写真。故郷同然のエバーガーデンでいつも一緒だった兄の写真。
「大好きだよぅ……」
 きゅっと身を縮込ませる。
 テオは自分の中にあるアルフへの感情がどのようなものか知っていた。それが、一般的には、あまり好意的に認められるものではないということも。
 優しくしてくれた、危ないとき助けてくれた、いつも一緒にいてくれた――テオにとって、アルフは頼れる兄、もしくは親代わりであった。アルフがいたからこそ、「自分」は存在する。ある意味、アルフこそが自分を証明する唯一だった。
 テオは眼を閉じ、優しい兄のことを思い浮かべる。背中にすうっと、えもしれない感覚が奔った。
「あ……兄さん……」
 じわじわとテオのモノが大きくなっていく。
 テオは辺りを見回した。木々がざわめく音が聞こえるだけで、人の気配は無い。もう夜遅い。明日に備えて、皆寝ているのだろう。
 手馴れた手つきでテオは服をたくし上げ、ズボンとパンツをずらす。ゆっくりと股を広げ、すっかり大きくなったモノを露にした。
 野外で自分のモノを晒したのは、テオにとって初めてだった。下手をすれば警察や自衛団のお世話になるかもしれない。しかし、辺りに誰もいないという好条件、そして兄への溢れる劣情を収めるためには、もう後には引けない。
 亀頭にまだ被っている皮をゆっくりと剥き、また少し被せるという上下運動を繰り返す。優しい兄のことを想いながら、テオは竿をしごきあげる。
「はっ……はっ……はっ……」
 自分自身の呼吸音だけが耳に響く。
396テオ奮闘記:2007/03/21(水) 23:40:19 ID:9ozBOlwu
「兄さん……兄さん……」
 背筋がゾクゾクとしてきた。テオのモノの先端から透明な液体がぷつりと溢れだす。
「く……う……」
 手の上下運動を休めず、ひたすらにモノに刺激を与え続ける。決して届くことのない兄への想いをぶつけるかのように。既に存在する兄の想い人を羨むかのように。
 モノの先端から透明液が流れ、手に付いた。しかし、テオは手を休めない。
 呼吸音だけだった周囲の音に、じゅぷ、じゅぷと泡立つような水音が混じり始める。
 音の変化に合わせて、テオの手の上下運動もしだいに激しくなっていく。
「あう……兄さんごめん……」
 本来、自分にとって尊敬の対象である兄で抜くという背徳感を抱きつつも、テオは湧き上がる快感を抑え切れなかった。
「あ――」

 その時、足音がしたような気がした。

「――ッ!!」
 テオの体が驚きで大きく跳ねた。
 射精寸前の高揚感は即座に消え失せ、危機感と緊張感が爆発的に膨れ上がる。テオは慌てて自分のモノを隠し、周囲を見回した。
 だが、誰もいない。
 勘違いだったのかもしれない。
 息を潜め、気配をじっと窺うが、何も感じ取れない。だが、テオは慎重に慎重を重ねつつ、アーチャーとしての訓練で鍛えた感覚を研ぎ澄ませ、哨戒を続けた。
 一秒が一時間にも思える緊張感の中、テオじっと息を潜める。
 
 しばらくそうしていたが、何も起こらなかった。
「はぁ……びっくりした……」
 思わず安堵の溜め息が出る。見つからなくて本当に良かった。
 もう部屋に帰ろうかと思ったが、下半身がムズムズする。寸止めだったからだろうか。
 出したい。
 気持ち良くなりたい。
397テオ奮闘記:2007/03/21(水) 23:43:37 ID:9ozBOlwu
 テオが再びモノをしごきはじめるのに時間は掛からなかった。
 一度出る寸前まで慰めていたので、再び快感がこみ上げてくるのもすぐだった。
 ぴちゃ、ぐじゅ、ぴちゅり……じゅぶっ、じゅぷっ
「ん……! あっ……」
 再び来た高揚感。テオは強く、激しく自分のモノを擦り上げる。
「う……ああっ!」
 どぷっと亀頭の先から精子が流れ出る。自分のモノがびくんびくんと脈打つのをテオは感じ取っていた。
 沢山、出た。
「はっ……あは……」
 精子が手に流れるが、そんなことはお構いなしに、テオは独特の高揚感を楽しんでいた。
 テオは、ふと我に返ると空いているほう手で懐を探った。確かポケットティッシュがあったはず……
 ふと視線をずらすと、テオの脇にポケットティッシュが置いてあった。
 ああ、あらかじめ出しておいたんだっけ?
 テオは何の疑念も持たずに空いた手でそれを掴むと、片手で器用に袋を破いた。一枚引き摺り出し、ゆっくりとなぞるように精子を拭き取っていく。
「うう、気持ちよかったぁ……」
「へぇ、そりゃあ良かったじゃないか」

 …………あれ?
 見つかったという危機感よりも、声の主を連想する方が早かった。
 …………何というか、すごく悪い予感がする。
 緩慢な動作でテオは振り返った。
「お楽しみのところ悪いねぇ……ボウヤ」
 見知った顔だった。
 冷徹そうな鋭い切れ目の瞳、薄くせせら笑うように口元を歪め、高圧的に、尊大な態度でテオを見下している――紅蓮の魔女、ヴァネッサが立っていた。
 ボクは終わった、とテオは根拠無く、心の中で呟いた。

 to be continue...
*誤字、脱字が地味にありますが御勘弁。
398名無しさん@ピンキー:2007/03/21(水) 23:44:32 ID:vAWQFk+m
>>392
そう思ったらとりあえずブラウザの×印をクリックしてみましょう
そしてパソコンをシャットアウトしておもむろにパソコンを窓から投げ捨てましょう
二度とこのスレにくるなよ
399名無しさん@ピンキー:2007/03/22(木) 00:22:29 ID:a9u/Y29f
>>394-397
GJ!!
続きが気になるぜ!!

テオ好きにはたまらねえな
400名無しさん@ピンキー:2007/03/22(木) 13:34:23 ID:ba/MUNdm
マヴィ陵辱マダー?
401名無しさん@ピンキー:2007/03/22(木) 14:53:17 ID:FVIUxibw
ヴァネッサのおっぱいに嫉妬するマヴィ

じゃあ大きくするの手伝ってやるよとマヴィの胸を揉むヴァネッサ


と言う電波受信した
正直キャラ設定無視してるような気がして怖い
402名無しさん@ピンキー:2007/03/22(木) 17:10:59 ID:nOsomWgp
はいはい電波電波
403名無しさん@ピンキー:2007/03/22(木) 18:57:53 ID:q12GhtiZ BE:266458526-2BP(0)
>>401
それなんてらき☆す(ry

まぁそれはそれで合ってる希ガス
404名無しさん@ピンキー:2007/03/22(木) 19:01:27 ID:ba/MUNdm
>>401
ヴァネッサのおっぱいに嫉妬して自分で揉んでたら気持ちよくなってきて…

っていう内容の方が俺は好きだがw
405名無しさん@ピンキー:2007/03/22(木) 23:04:41 ID:ORu476mx
ここ400もいってたのか‥(゚ ω ゚)わくわく
406名無しさん@ピンキー:2007/03/23(金) 23:01:29 ID:mgK1CtO5
ヴァネッサかマヴィで頼むうぅぅ!!
407続・テオ奮闘記:2007/03/23(金) 23:01:46 ID:z6zKdaNh
★注意:若干のネタバレあり。エロ分微妙? >>394-397の続き。 ヴァネッサ×テオ

「ボウヤはどうしてリムなんだい?」
 ニヤニヤしながらヴァネッサが問いかける。
「せ、設定の都合上じゃないかな?」
 オドオドしながらテオが答える。
「ボウヤの瞳は、何でそんなに澄んだ碧色をしているんだい?」
 玩具を見つけた子供のような目つきでヴァネッサが問いかける。
「う、生まれつきだからさ」
 蛇に睨まれた蛙のような顔つきでテオが答える。
「じゃあ……何でボウヤはこんな時間に、こんなところでオナ」
「ごめんなさいホントゴメンナサイ……お願いだからそれについては触れないで!」
 テオが遮るように悲痛な声を上げた。一方でヴァネッサは余裕の笑み。
「もう春だねぇ。毎日毎日美しい魔女に囲まれて、発情しちゃったか? ん?」
「べ、別に……」
 ヴァネッサがひょい、と片手をテオの目線に挙げる。テオ秘蔵のアルフの写真が摘まれていた。
「おやおや〜? これは何かナ〜? 誰かの忘れ物だねぇ。折角だから、もらっていこうか。欲しくないけど」
「ちょ、ちょっと待って! ソレはボクの……」
「簡単に燃えそうだねぇ……」
 ヴァネッサが摘み上げた写真に片手の人差し指を近づけると、指の先端からライターのように小さな炎が、ぼっと灯った。ゆらめく灯りが凄絶な笑顔のヴァネッサを照らし出す。
 慌てて手を伸ばす。
「やめて! 返して!」
「ほうら、取ってみな」
 テオは手を伸ばし必死で写真を奪い返そうとするが、顔を手で押さえつけられ、届かない。
408続・テオ奮闘記:2007/03/23(金) 23:03:02 ID:z6zKdaNh
「返して……返してよぅ……」
半ば泣きながら懇願するテオを見て、嗜虐心をくすぐられたヴァネッサはとても満足そうだった。目を細め、うっとりとした表情はある意味、魔女とも言える。
「あぁ……いいねその表情。なんというか……虐めたくなるというか。もっと良い声で鳴いてごらん?」
 懸命に手を伸ばすテオと、至福の表情で唇を歪めるヴァネッサは月明かりの中、対照的な趣を見せていた。
 突然、ヴァネッサがテオにしなだれかかる。体勢が一気に変わったことでテオのバランスが崩れた。
「ひゃあ――!?」
後ろに倒れそうになるテオの首に手を回して支えつつ、ヴァネッサは猫撫で声でゆっくり、言い聞かせるようにテオの耳元で呟く。
「あたしが今から言うことを……『ボクはお兄ちゃんの写真でイッちゃうイケナイ子なんですぅ』って言えたら……写真、返したげる」
「…………」
 テオは眉を顰め、無言の否定で答えた。
「ふーん? そうかいそうかい。じゃあこの写真は〜っと」
 写真の隅が炎で焦げた。
「あ゛――! 言う!! 言うからそれだけは……」
「早く言わないと愛しのお兄ちゃんの写真が消し炭になっちゃうゾ〜?」
「鬼……悪魔……魔女……」
「いまさらだね。私の二つ名を忘れたのかい?」
 こんな羞恥プレイはテオの人生の中で生まれて初めてだった。幼少期、布団に日本地図を書いたのを皆に笑われたときよりも恥ずかしい。
 顔から火が出そうだが、ここで拒んだら二度と写真は帰ってこない気がする。現存するテオとアルフ二人だけの写真はあの一枚だけだ。だが、聞き入れたら今後間違いなくヴァネッサの玩具にされる。今日のことをネタに未来永劫虐められ続けられる。
 ――ああ、きっとことあるごとに虐められるんだ。叩かれたり、踏まれたり。一晩中ずっと椅子になってろとか無茶なこと命令されてボロボロになるまで、もしかしたらボロボロになってもなおずっと――嫌だ。そんなのは嫌だ。でも写真も捨てがたい……
「ボクは……」
409続・テオ奮闘記:2007/03/23(金) 23:06:26 ID:z6zKdaNh
 テオは写真を選んだ。
「ボ、ボクは兄さんの写真でイッちゃうイケナイ子なんですぅ!!」
 ――ああ、言ってしまった。さようなら昨日までの清らかなボク。こんにちは明日からの奴隷人形のボク。
 決死のテオの思いと裏腹に、帰ってきた反応は淡白なものだった。
「ホ、ホントに言うとはね……あ、ああ、返してあげるよ。写真」
「え……?」
 驚き半分、笑顔半分のなんとも複雑な表情をしたヴァネッサが写真をテオの膝の上に置いた。すかさず懐にしまう。
「も、もういいよね? じゃあボクはこれで……」
 思っていたより簡単に済んだのでテオは保身無き即時撤退を敢行しようとした。
 もうアルフとルーシャは寝てしまっているだろう。早く帰って、お布団に潜って今日のことは忘れたい。
「待ちな」
 指先に灯していた炎を握りこむように掻き消したヴァネッサが一言、言い放った。
 だが、そのたった一言でテオの体はその場から踏み出せなくなった。
「まだ終わってないよ。まだ、ね」
「ひう――」
 ヴァネッサはゆらりと立ち上がると、テオを後ろから抱くように腹部に手を回し、抱きしめた。弾力のある豊満な胸が背中にダイレクトに当たる。思わず息を呑んだ。しかし感触を楽しむ間もなく、テオの小さな体はなすがままに、抱かれたままベンチに再度座った。
「まだ何か……?」
 極力背中に神経を集中しないようにしながら、テオは問いかける。
「あんた忘れてないかい? 写真の件は済んだが、ここでボウヤがやってたことについての口止めはまだ終わってないよ?」
「あう」
 すっかり忘れていた。
「皆にそれとなく言いふらされたら大変だろうねぇ……少なくとも、お兄ちゃんはもうボウヤのこと、嫌いになっちゃうだろうねぇ」
 惨劇は、まだ始まってすらいなかったようだ。
「何をすればいいの……」
「なに、簡単なことさ。あたしのものになりな」
 死刑宣告にも等しいヴァネッサの声がテオの脳裏に響く。テオは瞬間的に、泣きながらヴァネッサに踏みつけられている自分を幻視した。
「そ、そんな……お願い、それだけは……」
「『頼む、死罪と言ってくれ。それは死よりもなお、恐ろしい』byシェークスピアってね……諦めな、ボウヤ。あたしに見られた時点で、ボウヤに主張・権利・自由――それらの一切は認められないのさ。言いふらされたいなら、別だがね」
 いっそのこと、この性悪魔女の口を封じてしまおうか……と半ば本気でテオが思い始めたとき、抱かれていた手に力が篭った。胸が思いっきり押し付けられる。
 ――き、気持ちいいかも……
 何事かと振り返ろうとするが、うまくヴァネッサの顔を窺うことは出来ない。
410続・テオ奮闘記:2007/03/23(金) 23:08:53 ID:z6zKdaNh
「ずっと、というわけじゃない。しばらくの間、という期間限定ならどうだい? 悪い話じゃ……ないよ?」
 テオのうなじの辺りにヴァネッサの吐息がかかる。ヴァネッサの息遣いがかなり荒くなっているのが分かった。
「ヴァネッサ?」
 手を振りほどき、僅かに距離を取りつつ振り返った。
 暗闇で表情を窺い知ることは出来ないが、規則的に聞こえてくる荒い呼吸音だけがよく聞こえる。
 もしかして――何かの病気? とテオはなんとなく思った。
「あのさ、大丈夫? なんか変だよ?」
「大丈夫さ……話の続きの前に、ボウヤ、もうちょっと近づきな」
 疑問に思いながらもテオはじわじわと座り続けているヴァネッサとの距離を詰めた。
「そんなに警戒しなくても、とって食いやしないよ……もっとだ。もっと……」
 テオはヴァネッサのすぐ隣に腰を下ろした。
「これでいい?」
「舌出しな。べーって」
「え?」
「舌だよ。舌。ほら」
 ヴァネッサがチロリと唇の間から舌を出した。
「う、うん……」
 べーっとテオが舌を伸ばした――その瞬間、ヴァネッサがテオの舌に吸い付き、そのまま唇を重ね合わせた。
「む゛――ッ!?」
 一呼吸遅れて、テオの後頭部に手が回る。ヴァネッサの左手の大きな篭手で頭をしっかりと固定されて、テオは逃げられなくなった。
 ヴァネッサは目を閉じ、一心不乱にテオの舌を貪っている。唇と唇の間から唾液が垂れるがお構いなし。ぐちゅぐちゅと舌と舌、唾液と唾液が絡み合い、淫猥な音を響かせる。
 テオは自分の口の中に入り込んでくるヴァネッサの舌を押しのけようとするが、うまくいかない。舌同士の絡みを助長するだけだった。
 不意に、ヴァネッサが舌を引いた。
 すると今度はテオの下唇に吸い付く。ちゅううと音を立ててヴァネッサはテオの唇を蹂躙していく。
 ヴァネッサが唇に吸い付いている間、テオは息を止めていたが、今まで感じたことの無い快感と自分の胸板に当たるヴァネッサの胸の柔らかさも手伝って、不思議と息苦しくは無かった。
411続・テオ奮闘記:2007/03/23(金) 23:12:02 ID:z6zKdaNh
「ぷは……」
 ヴァネッサが唇を離す。つつーっと糸を引いて二人の唇から涎が零れ落ちる。
 唇にじんわりと甘い感覚が広がっていた。頭がぼーっとする。
「あ…………ね、どうしたの? 一体?」
 唾液を拭くのも忘れて、テオはヴァネッサを問いかけた。
 とろんとしたヴァネッサの左右の色の違うオッドアイがしばらく宙を泳いでいたが、はっとテオに目の焦点を合わせる。
 いつもの豪快な笑いとはまた違った妖艶な笑みを零しながら、
「いや、別に、ね。ボウヤが自分を慰めてるところ見ちゃったもんだから、ちょっとムラっと来ちゃってたのさ。それにボウヤの小動物っぽくて虐めたくなるところが……あたし好みなんだよ」
 魔女も性欲とかそーゆー感情があったのかと感心したが、よく考えるとルーシャという身近な例があった。
「ねぇボウヤ。もし、あたしを気持ち良くさせれたら……オナニーしてたの黙っててあげてもいいよ……」
「ほ、本当?」
「魔女に二言は無い……多分ね」
 テオの頭に回した篭手で覆われた左手はそのままに、するすると伸びてきた生身の右手がテオの手首をくっと掴んだ。
「悪い話じゃないだろう……どうだい?」
「うん……分かった。どうやるのかよく分からないけど」
「交渉成立だ」
 そのままヴァネッサは自分の手ごとテオの手を自らの股間に招き入れた。
「わ、あ」
 既にヴァネッサの性器は濡れていた。ぬめりとした感覚がテオの手を支配する。
(下着とか……穿いてないんだ)
「はふ……」
 ヴァネッサが甘い息を漏らす。
 試しに手を動かしてみると割れ目のような形状であることが分かった。両脇の傾斜に沿って指をなぞらせていく。肉と毛が絡み付いて心地良い。
「ああ……いいぞ……上手じゃないか……うくぅ……」
 指を深いところへ沈めていく。きゅっと締まった襞を左右に押し広げ、ゆっくりと一本、二本と指とねじ込んでいく。人差し指と中指が入った。
 ぐい、と指を鍵爪のように曲げると、ヴァネッサが小さく震えた。
「大丈夫? 痛くない?」
「平気だ……初めてじゃない……あっ」
 円を描くように小さく掻き回す。さらにぬめりが大きくなったような気がする。粘つく水音も大きくなった。
 徐々にだが、ヴァネッサが大きく足を開いていった。体重を完全にベンチの背もたれに預け、股間を突き出すような体勢だ。
「へはっ……はっ……もっと……はげしく……」
 テオの頭に回されていたヴァネッサの左手がすっと離れ、マントの留め金をぱちりと外す。
 途端に自己主張を始める大きな胸の膨らみ。テオはごくりと唾を飲んだ。
「ね、おっぱい、見せて?」
412続・テオ奮闘記:2007/03/23(金) 23:13:24 ID:z6zKdaNh
「ん……」
 ヴァネッサが、ぐい、と胸元を引っ張ると簡単に服がずれた。立派に熟れた果実が露わになる。先端の突起はツンと立っていた。
 性器を弄る手はそのままに、テオは豊かな膨らみにむしゃぶりついた。
「ひゃ……ッ!? あっく……吸うな……だめ……」
 舌の先で転がすように突起を舐め、顔をうずめる勢いで吸い付く。しばらく吸うと、もう片方の乳房を味わいにかかる。
 テオは自分のモノが、はちきれんばかりに大きくなっているのを感じた。さっき出したばかりだというのに、また出てしまうかもしれない。だが、テオの思考回路はヴァネッサの体を弄り回していたいという感情のみが伝達されていた。
 先程の逆襲であるかのように、本能のままにテオはヴァネッサの感触を楽しんでいた。
 激しく、嬲るように。
「あっやっ……もうちょっと……やさしく……」
「ボク、あんまり加減が分からなくて。ごめんね、慣れてなくて」
「いや、いい……これはこれで……くふっ」
 ふと、テオはヴァネッサの性器に弄っている内に、小さな突起があることに気が付いた。
「ここ……何?」
 愛液で濡れた手でくちゅっと突起を摘む。
「――――――――ッああぁあ!」
 ヴァネッサの肩が大きく震えた。性器の中もぴくぴくと脈打つように痙攣している。なんとなく、ヴァネッサが「気持ち良くなった」のだとテオは思った。
413続・テオ奮闘記:2007/03/23(金) 23:16:00 ID:z6zKdaNh
 しかし、テオの手は止まらない。
 摘むだけだった突起を捻りあげた。
「ひ、ひぎゃあああぁあ!?  しょ、しょこはひゃめえぇ!」
 ヴァネッサが普段の彼女からは想像も付かない声で悲鳴を上げ、びくんと跳ねた。
「あ、ご、ごめんね?」
 我に返ったテオは手を離し、ちゅぷんという音と共に性器から指を引き抜いた。手に付いた愛液をぺろりと嘗めてみる。
 ――ちょっと辛いかも。
 手持ちのポケットティッシュの余りで拭き取った。
 荒い息と共に揺れる胸を見て、自然と手が伸びた。優しく揉みしだく。柔らかくて温かくて気持ちいい。
「はっ……はっ……」
 ヴァネッサはまだ喘いでいる。
「これで、いいかな? 気持ち良くなってくれた?」
「…………ダメだ。もっとだ。もっとしてほしい」
「ええ〜……?」
 がばっとヴァネッサが抱きついてきた。テオの耳元でそっと囁く。
「続き……部屋でどうだ?」
 テオは断れなかった。

 to be continued...

*誤字、脱字はご愛嬌。
 ヴァネッサの両目は色違いだと主張してみる今日この頃。……そうだよね?
 マヴィさん、マヴィさん。口調がヴァネッサ様と被ります。共演させれません。どうしましょう?
414名無しさん@ピンキー:2007/03/23(金) 23:20:12 ID:QMjEI4xD
GJ!!!!!!!
続きに激しく期待してる
415名無しさん@ピンキー:2007/03/23(金) 23:57:35 ID:8d0GLj2X
>>413
ヴァネッサはちょっとおばちゃんっぽい感じで
マヴィは男っぽい感じで区別すればいいんじゃね
416名無しさん@ピンキー:2007/03/24(土) 00:07:50 ID:x4feWu/s
GJGJ!!!

この調子でマヴィもきぼんぬッ!!!!!
417名無しさん@ピンキー:2007/03/24(土) 16:59:21 ID:deJyJrxD
ありすとてれすうううううううううううううううううううううううううううううううううううううううp
418名無しさん@ピンキー:2007/03/24(土) 19:17:19 ID:eFuesCRG BE:999216959-2BP(0)
>>413
GJ!おっきした
因みにシリーズ化するなら鳥つけるのを勧める、タイトル変えても後で検索しやすいからな
419名無しさん@ピンキー:2007/03/25(日) 21:49:20 ID:vK6woyWB BE:177638742-2BP(0)
テオの竜化は虹龍のペンダントを外せばいい事に気付いた

これで1本書けそうだな
420テオ奮闘記みたび ◆DiO0oSvz1Q :2007/03/25(日) 23:15:52 ID:8U3DEkB4
 ――夢を、みているようだった。
 熱くて、気持ち良くて、なんとく甘い夢。
 ずっと続けばいいのに。
 でも、きっと、もうすぐ目が醒めちゃうんだよね。起きたらベッドの上で、また一日の始まり。
 もうちょっとだけ。もうちょっとだけで良いから夢を見させて。誰でもいいからさ――


 フロントの係が、息荒く帰ってきた二人を一瞥したが、何も言わずにヴァネッサが指定した部屋番号の鍵を差し出した。
 門限とかが決められていて、締め出されたらどうしようというテオの不安は杞憂に終わった。だが、同時に部屋を出るとき鍵を掛けていなかったという事実を思い出す。
 ――ま、いいか。
 二人は黙ってフロントを通り過ぎた。

 今回、一行は部屋を五つ借りていた。一つの部屋に三人。
 いつも部屋割りは男女に別れ、適当にくじ引きで決めているのだが、男性六、女性八、不明一(多分、♂。だっていつも男子サイドでくじを引いているから)の割合では、男性一・女性二の部屋がどうしても一部屋出来てしまう。
 ヒースやカイのような人徳者が男性一に入れば良いが、そうでない場合、女性間で話し合いが行われる。
 ベッドで寝られなくても良いから、一緒に寝るのも可だから、アイツと一緒なのは嫌だ、むしろ彼とくっつけ、ふざけんじゃないわよ、はいはいツンデレツンデレ……等、云々の談合を経て、編成が変更される。
 男性サイドも談合が行われる。やれ魔女サマと一緒良かっただの、やれヤツはいびきが煩くて嫌だの、やれ本人に聞こえたら殴られるぞだの……様々な思惑と欲望、本音と建前がぶつかり合い、部屋割りは決まっていくのだ。
 最近はアルフとルーシャを相部屋にさせることが暗黙の了解らしく、どんな組み合わせになっても、話し合いは行われるようになった。
 愛し合っているのを見せ付けられるのはお断りじゃ……リムと魔女の仲が悪かったらマズいでしょう……どうでもいいから早く決めようぜ……じゃあお前組め……断固拒否する……同じような流れで、たいがい最後はテオに白羽の矢が立つのだ。
 こうしてアルフ・ルーシャ・テオの枠組みは完成する。お決まりとも言えるパターンだ。
「……着いたよ。ここだ」
 故に、テオはルーシャ以外の他のメンバー、特に女性のメンバーと一緒の部屋になった経験がほとんど無かった。今踏み込もうとしているのは未知なる領域であり、テオは尻込みした。
「おや、ここまで来て、臆病風に吹かれたかい?」
「違うよ……他の人の部屋に入るのは初めてかな〜って」
「どこも変わらんさ。似たようなもんだろ」
 ぐっとヴァネッサがテオの肩に手を回し、引き寄せた。
「さぁボウヤ、あたしをもっと、もぉ〜っと気持ち良くさせてごらん……そうすれば……」
「ボクが何やってたか、黙っててくれるんだよね」
 ヴァネッサは無言で頷き、ドアノブに手を掛けた。

 もう、引き返せない。
421テオ奮闘記みたび ◆DiO0oSvz1Q :2007/03/25(日) 23:20:35 ID:8U3DEkB4
「お邪魔します……」
「もっとリラックスしなよ。雰囲気を楽しむんだ」
 部屋の中は暗闇が広がっていた。
 ヴァネッサが入り口の隅に手を伸ばし、パチリ、とスイッチを入れた。すると豆電球が付き、暗闇が駆逐される。薄暗くはあるが、何も見えないというほどでもない。
 部屋の間取りはテオの部屋と全く同じ。同じ宿屋なのだから当たり前だが。
 奥にベッドが三つ並んでおり、部屋に入ってすぐ脇にはバスルームと洗面所が一緒になった小部屋へと通じるドアが立ち塞がっていた。お世辞にも広い部屋というわけではなく、はっきり言って、狭い。だがくつろぐには十分な空間であった。
「うん……良く寝てるね。好都合だ」
 部屋はヴァネッサ・マヴィ・メルの部屋割りだったようだ。
 衣服はだらしなく脱ぎ散らかされ、散らかっている。地鳴りのようないびきと小さな鼻息が聞えてくるが、前者はマヴィ、後者はメルだろう。薄暗い中で、ベッドが膨らんでいるのが視認できた。
「さて、と。ちょっとシャワー浴びようかね」
「え? スグにするんじゃないの?」
 一瞬、ヴァネッサがきょとんとした顔でテオを見つめていたが、すぐに侮蔑の表情に変わる。
「何を言ってるんだいこの子は……どうせやるなら、さっぱりしてから気持ち良くやりたいだろう? ……まぁどうしてもって言うんなら別にいいけどね。ボウヤがそーゆー嗜好の持ち主なら文句は言いやしないよ」
「いや……さっぱりしてからの方がいい……あ、でもさっきはそのまましてたし……うーん……」
「悩むところじゃないだろうに……どっちにせよ、あたしは浴びるっつたら浴びるからね」
 いつのまに脱いだのか、ヴァネッサは履いていたブーツを空いているベッドに向かって放り投げた。
「じゃあ、ボク適当に待ってるよ」
「はぁ? そりゃマジで言ってんのかい? これはひょっとして笑うところだったりして」
 ヴァネッサはテオと腕を絡ませ、さも当然と言ったふうに言い放った。
「一緒に浴びるに決まってんだろ?」

 テオは半ばヴァネッサに引きずり込まれるようにしてバスルームへの扉をくぐった。
 小部屋の中は半分が洗面台とトイレ、もう半分が浴槽という造りになっていた。浴槽部分と洗面所を隔てて小さな溝が掘られており、さらに溝の上にはカーテンレールが走っている。
 テオは服を脱ぎながら、造りをしげしげと眺めていた。
「ほら、さっさと服脱ぎな。もしかして、珍しいのかい?」
「うん……どうやって使うのかな〜って思ったのさ。廊下にもおトイレはあるし、お風呂だって別にちゃんとあるから、お部屋に付いてるお風呂使うのは始めてかも」
「世間知らずなひよこちゃんだこと……使っていけば嫌でも分かるさ」
 呆れたようなヴァネッサの声。
 テオはペンダントだけを身に着け、脱ぎ終わった服を脱衣籠に置こうと向きを変えた。ヴァネッサと向き合う形になる。テオの目に、服を脱ぎ終わり一糸纏わぬ姿のヴァネッサがが映った。
「わぁ……」
 テオは思わず感嘆の声を上げた。
 しなやかな肢体。張りのある肌。ふっくらとした大きな胸。地面に着くか着かないかというところまで伸ばした長い、鉛丹色の赤毛。女神とも見紛う美しさの魔女がそこにいた。
「ボウヤ。鼻血、鼻血」
「え? あ、あわわ」
 テオの鼻から、とろとろと血が垂れていた。慌てて拭き取り、小さく丸めたティッシュを鼻に詰める。
「ふふん。あたしの裸体を見て興奮しちゃったか? ういやつめ……これからもっとすごいことするのに、先が思いやられるねぇ」
 口調とは裏腹に、ヴァネッサは楽しそうだ。ぎゅむっとテオを抱きしめる。
 先程、外で事に及んだ時には興奮して分からなかったが、ふんわりとした甘い香りが鼻血特有の鉄の匂いに混じってテオの鼻腔をくすぐる。豊かな胸に顔を埋める形となったテオはますます鼻の灼熱感がひどくなったのを感じたが、心地良さのあまり、テオは目を細めた。
422テオ奮闘記みたび ◆DiO0oSvz1Q :2007/03/25(日) 23:22:49 ID:8U3DEkB4
「さぁ、こっちだよ……」
 ヴァネッサはテオを抱きしめたまま、浴槽の淵を跨いだ。テオもそれにならって淵を跨いだが、思いのほか浴槽が深く、バランスを崩す。だが、ヴァネッサが支えていたので、転倒するには至らなかった。
 ヴァネッサがテオを開放する。
「ボウヤの鼻血が収まるまで、何をしていようか?」
「もう一回、ぎゅってして……?」
「悠長だねえ……それも良いんだけどさ。もうあたしのアソコが……なんだよね……」
 テオは視線を下ろした。若干内股になっているヴァネッサの股が、しっとりと濡れそぼっている。股だけでなく、太ももの辺りまで濡れている気がする。
「えっちなボウヤが掻き回すから、もうお姉さんぐしょぐしょだよ……どうしてくれるんだい?」
「……確かめて……いい?」
「あはっ。お手柔らかに」
 テオはヴァネッサの股間に手を伸ばした。触れると、ぴちゃりと水音がした。
 ゆっくりと撫でるように、愛でるようにヴァネッサの秘部を擦っていく。時折、太ももの方にも手を移動させる。
 テオはヴァネッサの秘部を荒々しく掻き回してみたい欲求に駆られたが、時制心がそれを押し留める。ゆっくり、ゆっくり時間をかけて楽しめばいい。そうテオは思った。
 ヴァネッサの呼吸が不安定になり始めた。
「あぁ――やっぱり上手……ボウヤ、初めてじゃないだろ? ……ふぅ」
「初めてだよ? ……さっきしたのは数えてないけど」
「大抵、早く気持ち良くなりたいからって乱暴に掻き回すヤツが――ひぅ――多いけどね――ひっ――あたしから見りゃあ――っあ――ただの男の自己満足だね」
「そうなんだ?」
「そうさ。強姦するってんじゃないんだから……優しくするもんだよ――あっ」
 ヴァネッサが微かに腰を震わせている。
「なんか納得。……今まで、何人としてきたの?」
「野暮なこと聞くんじゃないよ……ボウヤは今までに食べたパンの数を覚えてるかい?」
「ボク、ご飯が好き……」
「そうくるか……まぁ、いつか教えてあげるよ……はぁ――いいかんじ――」
 テオはほんのちょっとづつ指を曲げ、緩急を付けながらヴァネッサの秘部をゆっくり撫でるように指を沈めていった。
 ちゅぷ、ちゅぷ、ちゅぷ、とややリズミカルな水音が響きだす。
 愛液が手の平にまで垂れてきた。
 ――何本ぐらい、指入るのかな。
 テオはふと疑問に思った。今は二本入っている。人差し指と中指だ。
「それっ」
 新たに薬指を割れ目にねじ込ませようと指を全体的に斜めに傾けた。
「あ――かっ――」
 ヴァネッサが小さく喘ぐ。
 テオは徐々に薬指を沈めていった。力を込めると、ぐちゅんという音と共に指の第二間接ぐらいまでが一気に秘部に潜り込んだ。
 ぴくんとヴァネッサの体が震える。ぎゅっと秘部の締め付けが強くなった
「あ、あっ……ああ……深いぃ……いい……」
 そして、ぐっと内側を擦るように指を曲げた。指を巧みに動かし、こりっこりっと内部を擦る
「ひゃひいぃ……そ、っそこいい! もっと……もっとぉ!」
「もっと深くしちゃうよ?」
 了承を取る前に、テオはさらに指を深く沈め、掻き回した。
 ぐちゃぐちゃぐちゃと、愛液が溢れ出し、飛び散っている。
「あひぃいいぃいッ!? やめぇええ!」
「……止めるよ?」
「え? あ――」
 指を曲げたまま、テオはゆっくり指を引き抜いた。
 手からヴァネッサの愛液が糸を引いている。テオは見せるつけるように親指と人差し指で愛液を混ぜ合わせた。
「ぐちょぐちょだ……ヴァネッサ、すっごいえっち……」
「あ、あう――」
 切なそうな目でヴァネッサがテオを見つめる。
423テオ奮闘記みたび ◆DiO0oSvz1Q :2007/03/25(日) 23:25:20 ID:8U3DEkB4
 テオはにこっと笑うと、
「大丈夫だよ」
 と明るい声をあげ、屈みこんだ。
「ちゃんとしてあげるから」
 じゅっと音を立てて、ヴァネッサの秘部に吸い付く。むっとした臭いが鼻を突いた。
 唇を尖らせ、割れ目から愛液を吸い出そうとする。
 じゅるっじゅるっ。じゅるっじゅるっ。官能的な音が響いた。
 音に合わせて、ヴァネッサが喘ぐ。その淫靡な声がテオをさらに興奮させる。
 ヴァネッサは股間に、熱くてぬめりとした何かが入ってきたことに気が付いた。テオが舌を差し込んだのだ。
 ほとんど股間に顔を埋めるようにして、テオはヴァネッサの秘部を嘗め回す。
「ひゃ、ひっ。しゃいこぅ……ぺろぺろって……もっと奥までぇ……」
 ヴァネッサがテオの頭を押さえつけた。ぐいぐいと自ら股間にテオの顔を押し付ける。
 テオは鼻柱の辺りに突起物が当たっていることに気付き――それを、かちりかちりと甘く数回噛んだ。
「きゃうッ……!」
 ヴァネッサの体から力が一気に抜けた。膝を折る形で座り込む。ぷしゃっと小さく弾ける音がしたかと思うと、座り込んだヴァネッサの股から液体が流れ出ていた。しょわあああ……と流れるような水音がする。失禁してしまったようだ。
「そ、そんなに良かった?」
 いささかオーバーリアクションなのではないかとテオは思ったが、荒い呼吸で口の端から唾液をたらし、虚ろな目でこちらを見ているヴァネッサを見る限り、そうではないようだ。
 突然、ヴァネッサの目がギラリと光ると、テオを抱きかかえ、浴槽の縁に座らせた。油断していたテオは一瞬何が起こったのか判断できなかったが、ヴァネッサが異常な目つきでこちらを見ているということは知覚できた。
「ぁああ、もうだめ……最高……ボウヤ、もう容赦しないよ……絶対、あたしのものにしてやる……絶対、絶対……あたしから離れられなくしてやる……」
 うわ言のように呟くヴァネッサを見て、テオの本能は生命の危険を感じ取った。
「ご、ごめん。やりすぎちゃった?」
「いや、いやいやいや。ますますボウヤのことが気に入ったよ……もっと私好みに調教したら、将来はもう……あぁあ……」
 テオは浴槽から逃げ出すことを試みるが、膝を上から押さえつけられ、立ち上がれない。
 ヴァネッサはテオの太ももの間に手を滑り込ませると、テオの股をぐっと広げた。
 そそり立つテオの肉棒。皮が剥けきっていないため、先端の皮のすぼまりから汁が溢れ出そうになっている。
「おやぁ……こんなに我慢汁で一杯にして……」
 躊躇うことなく、ヴァネッサは肉棒の皮を剥き、亀頭を露出させた。
 そして、亀頭と竿の境目をぺろぺろと嘗めていく。
「ああっ……嘗めないでぇ……」
 つーっと沿うように嘗めた後、テオの尿道口に、ちゅっとキスをした。
「いいにおい……あむ」
 ぱくっとテオのモノを口に含む。
「うわ、あっ……」
 口の中でも、チロチロと先端を刺激され、背筋にゾクゾクする。
「むぐぅ……ぅぐ……」
 すると、ヴァネッサが口に含んだモノをずぶずぶと飲み込んでいく。
「で、出ちゃう……」
 口の中の暖かさに包まれ、テオは射精しそうになるが、必死でこらえる。
 そんなテオを尻目にヴァネッサはさらにモノを飲み込んでいく。
 ヴァネッサの喉が膨らんだ。喉のところにまで来ているようだ。
「ダメ……ヴァネッサぁ……」
 ついにヴァネッサがモノを根元まで飲み込んだ。んぐんぐ、とくもぐった声がする。なおも貪欲に肉棒を飲み込もうとしていた。
「ああ! 出るぅ!」
 テオはヴァネッサの喉に思いっきりぶちまけた。
 ヴァネッサはそのまま、テオの精液をごぼごぼと飲み下している。恍惚とした、表情だった。
「ん、ふ」
 ぬらぁっとヴァネッサの口からテオのモノが開放される。まだ脈打つ感覚が残っていた。
 ヴァネッサの口から、唾液と一緒にテオの精液がこぼれた。顎を伝い、胸にぽたぽたと落ちる。艶かしい光景だった。
「けほ……おいしい…………もっと……ほしい……」
 ヴァネッサが身を乗り出し、テオと唇を重ねた。
「んっ――」
 ヴァネッサが離れた。テオの口元からテオの精液の残滓がとろりと流れ出る。
「ちょっと……苦い……」
 テオが素直な感想を述べた。
424テオ奮闘記みたび ◆DiO0oSvz1Q :2007/03/25(日) 23:31:59 ID:8U3DEkB4
 シャワーの音が響き渡る。
 カーテンは閉め切られており、水が洗面所にまで飛ぶことを防いでいた。カーテンにかかった水は、下の溝に流れ、排水溝へと流れていく。
 ヴァネッサがテオを後ろから抱くようにして二人で温水を浴びていた。二人共、何も喋らない。
 沈黙を破ったのはヴァネッサだった。
「なぁ、ボウヤ……もう少し、付き合ってくれるかい?」
「…………うん」
「そろそろ、あがろうか。鼻血、止まったろ?」
「…………うん」
「あたしのものに、なりな」
「ごめん」
「即答だね……まぁいいさ……」
 シャワーの音が止まった。

 テオはベッドの上に横たわっていた。ペンダントのみを身に着け、衣服は着ていない。
 さらにその上に、ヴァネッサの体があった。テオの肉棒がヴァネッサの口元に、テオの口元に、ヴァネッサの秘部があるという体勢。
 くっちゅくっちゅ……とお互いの性器を嘗めあう。優しく、優しく。
 テオの顔に、ヴァネッサの愛液が垂れた。口で受け止め、味わう。そしてテオはまた割れ目へと舌を伸ばした。
「やぁ……ん」
 ヴァネッサが小さく声を上げた。度重なる刺激に甘い声が漏れる。
 すっとヴァネッサが上体を起こし、膝立ちになった。テオの体を跨ぎ、下半身の方へと移動する。
「ボウヤ……いい、かい?」
 テオは無言で頷いた。
 ヴァネッサは膝立ちの姿勢のまま、テオに跨った――ちょうど、そのままヴァネッサが腰を下ろせば、テオのモノがヴァネッサの股間を貫く位置。
「騎乗位っていうのさ……あたしはこれが一番好き」
「我慢できないよ……入れて……」
「焦らない焦らない」
 ゆっくりとヴァネッサが腰を下ろしていく。くちゅりとテオのモノの先端が、ヴァネッサの秘部と結合する。
「あうぅ……」
 テオが情けない喘ぎ声を漏らす。
「いいねぇ……あぁん……」
 ずぷずぷと竿の部分が飲み込まれていく。そして、根元までずぶりと入った。
 ヴァネッサの膣内は暖かかった。全体的に締め付けられる自慰では味わえない快感がテオを支配する。
「きもちいい……あったかい……」
「まだまだ、これからだよ」
 ヴァネッサはそう呟くと、ゆっくり腰を前後に動かした。
 テオのモノが、ヴァネッサの中で揺さぶられる。
「いぎゃ……あ……」
「あん……」
 動きが徐々にだが、激しくなっていった。
 ヴァネッサの乳房がたぷたぷと揺れる。たわむ。妖艶な光景だった。
「うあぁー……おちんちんが……気持ちいいよぉ……」
「ボウヤのぉ……太いのがぁあ……暴れてりゅうぅ……」
 テオは乳房を、たぷんと掌に置くように触った。指を乳首に当て、円を描くように刺激を与える。
「ひきっ……きっ……」
 喘ぎながらも、ヴァネッサは腰の動きを止めない。
425テオ奮闘記みたび ◆DiO0oSvz1Q :2007/03/25(日) 23:33:55 ID:8U3DEkB4
「あふぅ……」
 ヴァネッサが手をついた。今度は腰を上下に動かし始めた。尻肉と太ももがぶつかり合い、音を立てる。
「はぁう……先っぽが……何かに当たってるよぉ……」
「すごくいいだろう……? あたしの中……」
「すごくいい……ああっ」
 激しく、絶え間無くヴァネッサは腰を振る。
「ヴァネッサ、出ちゃう……出ちゃうよぉ……」
「出しちゃいな……あ、あたしも……もう……無理そう……」
 ヴァネッサがテオのモノを完全に飲み込み、上下運動を止めた。ヴァネッサが腰を前に突き出すようにしてテオをさらに奥へ、奥へと誘おうとする。
 ぐいぐいとヴァネッサが腰を動かすたび、こりっとした感触がテオの亀頭を突く。
 テオは自分のモノが一瞬膨らんだような気がした。
「あ、あぁあっっ!? ボウヤのがぁ……いっぱいぃい……!」
 よりきつく、ヴァネッサの膣内の肉がテオのモノを圧迫しているのだと気付いたときには、テオはすでに果てていた。
 ヴァネッサは、がくん、がくんと壊れた人形のように頭を振っていたが、やがて動かなくなり、テオの上に崩れ落ちるように倒れこんだ。彼女の全体重がテオの体に掛かったが、テオはあまり重いとは感じなかった。
 乱れた髪がテオの額に張り付く。二人とも、かなりの汗をかいている。
 テオがヴァネッサを抱きしめ、ヴァネッサもテオの頭を抱くようにして手を回した。どちらも動こうとはせずに、余韻を楽しむかのように、繋がったままだった。
 荒い息だけが、部屋にかすかに残響していた。

「は――――っ、気持ちよかった――っ」
 シャワーを浴びながら、ヴァネッサが大きくのびをした。テオも一緒だ。
「若いっていいねぇ。三回目なのにあんなに出しちゃってさ。今度から絶倫ボウヤって呼ばなきゃならないじゃないか。あっはっは」
 ヴァネッサは、笑いながらテオの頭を撫でる。背丈はテオのほうが小さいのだが、実際の背丈より小さく見えた。
「もう出ないよ……なんか一週間分出したって感じ……」
「おや、打ち止めかい? あがったらもう一回するってのは……」
「ボクもう痛いんだけど……」
「冗談だよ。冗談。そりゃあ、あんだけ出しちゃあ痛くもなるわな」
 ヴァネッサの太ももを伝って、やや透明感のある白い液体が流れ落ちる。
「硬さも太さも、ちょうどよかったし……こんなにヒィヒィ言わされたのは久しぶりかもね。……なぁ〜あたしのものにおなりよ〜」
「お断りします……ねぇ、皆には黙っててよ。ボクがオナニーしてたっての」
「約束だからね。口外はしない。でも、今度はあたしの前でやってほしいなぁ〜」
 ケラケラとヴァネッサは笑っていたが、途端に真剣味を帯びた話し方になった。
「ボウヤ。本当にアルフのこと、想ってるのかい?」
「え……?」
「なんとなくだとか、中途半端な気持ちだとかじゃなくて、本当に――」
「うん」
 テオは決然とした口調で答えた。
「そっか。……あ〜あ。これじゃあ、あたしの入り込むスキマは無いかもしれないねぇ」
 ヴァネッサの口調は軽薄なものに戻っていた。
「ま、無ければ作るだけのことで……あたしがボウヤのものになるってのもアリだよ」
「すぐ下克上が起きそうだね」
「あっは。バレたか…………ッ!」
 突然ヴァネッサはテオを浴槽の中に押し込んだ。
426テオ奮闘記みたび ◆DiO0oSvz1Q :2007/03/25(日) 23:36:45 ID:8U3DEkB4
「わっ!? 何を……」
「足音がする。声出すんじゃないよ」
 ヴァネッサは声を潜めて囁いた。シャワーの水音でテオには全く聞こえない。
 かちゃりとドアが開いた。テオの心臓が跳ね上がる。
「ヴァネッサ? 帰ってきてるのか?」
 カーテン越しに声が聞こえる。マヴィの声だ。
「ああ……ついさっきね。シャワー浴びるのかい?」
 何事も無いようにヴァネッサが応答する。小さく、「空気読めよ……筋肉馬鹿。さっさと出てけ」と悪態を吐いたのをテオは聞き逃さなかった。
「ん?」
 不審そうなマヴィの声。ヴァネッサが舌打ちした。
「これは……テオの服か? あれ?」
 ヴァネッサは勢い良くカーテンを開け放ち、マヴィに飛び掛った。がしっと顔面を鷲摑みにすると、大声で、呪文を唱える。
「テンプテーション!!」
 パキン! と氷が割れるような音がした。
「……座りな」
「あ……?」
 マヴィがぺたんと床に座る。どうやら完全に術にかかったようだ。
「よし……成功だ」
 マヴィの視線が見下ろす形となっているヴァネッサと浴槽の中から顔を出しているテオとを交互に行き来する。
「お前ら……まさか……」
「あーそのまさかさ。おっと、『攻撃するな』、『大声を出すな』、『他の奴に助けを求めるな』、『逃げ出すな』……いいね?」
 マヴィの体が、本人の意に反してヴァネッサの命令を聞き入れた。
「この際だから、色々と試してみるかな……記憶消せっつったら、忘れるかな……全力で見逃せってのもいいかもね……あーなんかオレンジが食べたい」
 腕組みをして、ブツブツとヴァネッサが呟く。
 マヴィが呻いた。
「テオ……頼む……やめさせてくれ……」
「黙っててくれるんなら、別に……」
 ああ、なんかこればっかりだとテオは思った。
「誰にも言わない! だから……」
「信用できないね」
 ヴァネッサがマヴィの懇願を切り捨てた。
「さてボウヤ。ちょっと課外授業と洒落込もうか」
 ヴァネッサが拳をゴキゴキと鳴らす。
「お楽しみは、これからだ」

 to be continued...

*誤字、脱字は全力で見逃しておくんなまし。
 ヴァネッサの好物は公開されてはいないが、実はオレンジであった……そう思っていた時期が私にもありました。
427名無しさん@ピンキー:2007/03/25(日) 23:52:36 ID:NJQk9q4m
エロ杉!!!
最高のおっぱいだったぜGJ!
428名無しさん@ピンキー:2007/03/26(月) 07:06:31 ID:46NQBiJO
GJ!朝っぱらから刺激か強すぎたようだ…続きがきになるぜ
鳥もちょっとわろた
429名無しさん@ピンキー:2007/03/26(月) 20:17:53 ID:ndV44Nan BE:888192858-2BP(0)
GJ!
それしか言えない
430名無しさん@ピンキー:2007/03/28(水) 00:24:50 ID:nzGbdqs/
はいくおりてぃ!
431名無しさん@ピンキー:2007/03/30(金) 22:27:45 ID:WfmQBo73
ルーシャ陵辱見てえ!!
432名無しさん@ピンキー:2007/03/31(土) 23:23:17 ID:FegbZx5k
ゲームで負けたルーシャは罰ゲームで裸にエプロンでご奉仕をアルフに命令されるの見てえ
433名無しさん@ピンキー:2007/04/01(日) 13:32:17 ID:EW9sX0Xv
>>432
そういうのよりは敵に捕まってハイパー蹂躙されるルーシャの方が・・・
434名無しさん@ピンキー:2007/04/01(日) 13:35:06 ID:v7rk9bDp BE:177639124-2BP(0)
ソレはある晩…
コンコン「ルーシャー、入るぞー…何やってるんだ?」
ルーシャが矢を投げつつ答える「あらアルフ、女将さんがダーツを貸してくれたのよ」トス、矢は130でくっついた
「へぇ、うまいもんだな」
「ま、あなたには無理でしょうけどね」
アルフが少し考え、口を開く「…へっ、ルーシャ何かに負けないさ」
そしてその場が凍りついた…

「じゃあその130がルーシャの1投目でいいよな。あっと、邪魔が入らないように…」と鍵を閉めるアルフ、無言で矢を取り………投げる!
……「10…か」
「何よ、全然ダメじゃ…って何脱いでるのよ!」
そう、アルフは上着を脱いでいた。そして「そりゃ負けたら脱ぐのは基本だろ?そんなに自信無いのか〜?ン〜?」
「なっ…そんなわけないじゃない!ちょっとびっくりしただけよ!」と、言いつつ頬を赤らめるルーシャ…この時ルーシャには気付けなかった…勝っても負けても同じ結果になる事を…

「よし、じゃあ次は俺からだ!ホッ」130
「やるわね…ヤァッ……ぐっ」100、ルーシャの負けだった
仕方なく服に手をかけるルーシャ、なかなか良いスタイルがあらわになる
「つ…次は負けないわよ!」
「じゃあ最後に点数の合計で勝敗を決めようぜ」
435名無しさん@ピンキー:2007/04/01(日) 14:00:05 ID:v7rk9bDp BE:799373849-2BP(0)
「わかったわ、今私は230、あなたは140ね。でもソレなら負けた方は勝った方の言う事を1つ聞くのよ。じゃあ今度は私ーがッ!」120、悪くない
「やるな…タッ…」120
「引き分けか…じゃあ次はポイント2倍だ!」
「やる気満々ね、いいわよ。じゃあまた私から…はぁッ」140
「ふふん、どぅ…」アルフの目は本気だった………ヒュッ
「………よし」200
「な…そんな……うぅ」仕方なく靴下を脱ぎ、スカートのホックに手をかけるルーシャ。シュル…ストンの音と共に下着姿になった
「ふぅ、あと2回で勝てるな、点差も30と僅差だな」
「…絶対負けないんだからぁ!」威勢はいいが言い方が普段より弱々しい。左手で胸元を隠しつつ、今度は玉を勢いよく投げるルーシャ。「やった!200…あー」玉は転がり下がる、またも120だ
「玉は軽目に投げないとな、ヨッ」玉は一度50に当たったが、そのまま下がり…140
ソレを見たルーシャ「ねぇ…脱がなきゃ…ダメ?」と、珍しく甘えた声を出した…
「当然だろ?点差も逆転して20だな」
ブラのホックに手をかけるルーシャ、もはや顔がりんごのように赤い
ニヤニヤしながら「さて、最後だな」とルーシャに玉を渡すアルフ
436名無しさん@ピンキー:2007/04/01(日) 14:21:21 ID:v7rk9bDp BE:621735247-2BP(0)
「うぅ…ジロジロ見ないでよぉ…」しかしここでルーシャが最後の意地を見せた!200
「やった…これで最後なの…よ…ね?」ルーシャは戸惑った、アルフがあまりに余裕だったから
「ふふん、200は安全とでも思ったのか?玉はずらせるんだぜ?」と力強く玉を投げるアルフ
「ッ!だめぇ…」150
…しかし、玉はぶつかり合い位置をずらした。ルーシャ…200→140「そんな…そんなの…ズルイ…」
立ち尽くすルーシャの後ろからアルフが布をかぶせた!
「キャッ、何を…」
それはフリフリのピンクのエプロンだった。ソレをつけつつ、下着に手をかける「やめッ…んむぅ」
振り向いたルーシャが声を発する前に唇が重なる。そのまま舌が絡み合った。
「ふぁ…何する…気…」
「わかってるくせに、負けた人は1つ言うことを聞くんだろ?」と、また後ろに回り、胸と秘部へと手を伸ばす
「やめ……めてよ…」と拒むもアルフの手は止まる気配は無かった
「やだ……ぁ………めっ……」ひたすら優しく撫で回すアルフ、胸は尖り、秘部は湿り気を帯びてきた
「嫌がってる割には抵抗しないんだな」と、乳首を摘む
「やァ!……だって…言い出したのハッ……私ッ………ぁうッ!」指が濡れた秘部へと滑り込む…
437名無しさん@ピンキー:2007/04/01(日) 14:41:06 ID:v7rk9bDp BE:532916238-2BP(0)
1本、2本と差し込んでいき、しばらくそのまま掻き混ぜる。そして
「はは、もうこんなになってるぜ」と抜き取った指を前に差し出す
「イヤァ…見せないでょ……」
ニヤつきながらふと辺りを見回すと、アルフが何かを見つけた。そしてルーシャから離れると、ルーシャはその場に崩れた
「ハァ……終わり?終わりよね?」と、振り向くと、アルフは始めて会った日のあの箒を持っていた
「何?…それ…」と聞くが、また後ろから秘部に指を入れられる。今度は一気に4本も
「あぁっ…ダメ………だめぇ…」と手をつき四つん這いになるルーシャ
と、アルフがおもむろに手を入れ替えた。
「え……な……ひぎぃぃ…」秘部への愛撫を行いつつ、先端に愛液を塗った箒がルーシャのアナルに当てがわれ、押し込まれた
「くぅ………ヴぁッ……ぁひぃ……あぁ……ん!ぁあ!…」
片手で突起を転がしつつ箒を捻る、秘部から愛液が止めどなく溢れ出た
「軽くイッたみたいだな、じゃあ…」と、手を止め、裸になるアルフ
「ひ…イヤ…」と哀願するも、それはアルフのモノをより反り返らせるだけだった
そしてルーシャを抱き抱え、グショグショの秘部へとモノを当てがう
438名無しさん@ピンキー:2007/04/01(日) 15:08:58 ID:v7rk9bDp BE:1243469287-2BP(0)
さて、仕事行くか
439名無しさん@ピンキー:2007/04/01(日) 15:55:42 ID:5fGju3je
らめえええ
440名無しさん@ピンキー:2007/04/01(日) 16:51:06 ID:VJgsyIuP
リアルタイム投下ではなく
メモ帳機能を利用したコピー&ペースト投下を推奨する
441名無しさん@ピンキー:2007/04/01(日) 20:33:01 ID:v7rk9bDp BE:310868227-2BP(0)
何だ、釣れたのは二人か…
まぁいいや
じゃあ残りは一気に貼り

>>440
当然コピペだ、未送信メールだが…
442名無しさん@ピンキー:2007/04/01(日) 20:38:43 ID:v7rk9bDp BE:932602076-2BP(0)
そして一気に…
トントン「ルーシャー、おるかー?」
瞬時にルーシャの口を塞ぐアルフ
トントン「ルーシャー、おらんのかー?」
静まり返った部屋…と、不意にアルフがルーシャの秘部へと堅くなったモノを押し込んだ!
「!?!!ンンン!!!…」
…部屋の外から戸を閉める音が聞こえた、と同時に塞いでいた手を離して箒を掴み、腰を動かす
「いぃぃッ…やぁあぁ……痛…ぅ」痛みに悶えるルーシャ、隙間から破瓜の証が流れ出る
「うぅん…ン痛ッ……ふぅッ……」くちゅくちゅと響くイヤラシい音と次第に漏れる吐息…ルーシャは突く度に乱れていった
「くぅ……ふぁっ……ア゙ァ…」もう痛みは無いらしく、されるがままに上下する。箒も滑らかに出入りしている
「うぁ……はあ!…はあ!………ぃやあ!……ハッ…ハッ…ハッ」呼吸が乱れ、頬が赤く染まる。何より窒が締めつけてくる
「何だ……もう…イクのか?」と言いつつアルフも限界が近かった
「いぁ…アッ…あぁ…ふぁん…ア゙ア゙!」一気に締め付けるルーシャ、しかし動きが止まる
「ぁ…何…で…」惑うルーシャ
手を離し「このまま焦らして2戦目突入といくか」
「いゃぁ!…お願ぃ…イかせて…ハッ…ハァ…」自ら腰を動かすが物足りないようだ
443名無しさん@ピンキー:2007/04/01(日) 20:42:16 ID:v7rk9bDp BE:1199060069-2BP(0)
「じゃあ…これからは俺の言うことはちゃんと聞けよ」
「は…はぃ…あぅっ」箒を掴んで再度動かし始める
「お前は俺の性奴だ、どんな時でも俺が欲しくなったら躯を捧げるんだ、いいな」
「あぅ…あぅぅ……」箒を持つ手を止める
「あ、…もっと……」
「お前は俺の性奴だ、どんな時でも俺が欲しくなったら躯を捧げるんだ、…いいな」
「はぃ……だか…あふぅ!」一気に箒で突き上げる
「よし、じゃあ自分から言ってみろ」と、言いつつ抱いていた手を突起に運ぶ
「ひあぅっ……はぅ…わたひは…ぁあ…あ…るふの…はぁ…」クリを責められうまく舌が回らない
「アルフ様、だろ?性奴なんだから…」さらに箒で突く
「はぁう…はぁぃい……わらひぁ…は……あるぅふぅ…ふぁまぃ…」上と下の口から汁が溢れ出る
「……の…ぉ…へぇぉお……せぇどぉぉ……んぁ…り……まぁふ……ひて…くぅだ……ひゃひぃぃいい……」ルーシャの体が震える。アルフは箒を深く差込み固定、回転のみで責める
「ふはぁああ…んぁあ…ヒッ!…ひゃあ…ン!…」そしてそのまま上下に腰を動かす。優しく…時に激しく…
「はぁうふぁん!……ひはぁああ!…ひぁゃああぁ…」ルーシャの窒がキツく締まるのを感じた
444名無しさん@ピンキー:2007/04/01(日) 20:47:34 ID:v7rk9bDp BE:88819722-2BP(0)
「ああァ…ぁあッ…ぁんあああ!」アルフにしがみつき腰の動きに合わせて上下するルーシャ、アルフも責める手を早める
「あぅぁああふ…ぅア゙ア゙あァ…」既にルーシャの頭は白く霞がかっていた
「もっ…ダメだ……出る…」アルフのモノがより堅く張る
「らメッ!なか…ぃぁア゙あ……だメェぇええ!」ルーシャの体がのけ反る、と箒がより深く突き刺さった
その刺激で限界までアルフのモノを絞り上げる
「うっ…く…出る…出っ………ふッ!」ドクン…ドクッ……ドクン……クッ…
「ハァ…ハァ……ハッ……ウゥッ……ヤダァ……」アルフにもたれてピクピクしていると、アルフがモノを引き抜いた。白い液が零れる
「くぅ!…ハァ……こんな…ヒドい…わょ…」
弱々しく呟くルーシャに追い撃ちをかける「自分で欲しがったんだろ…まだこんなにヒクヒクしてるぜ」と、再度手で掻き混ぜる
「くぁ…ゃハァああ…もぅゃめぇぇ…」必死で哀願するルーシャを見て責める手を止た。そして今だ治まらないモノを眼前に突き出す
「じゃあお前がこんなに汚したこいつをキレイにしてくれよ、断るなんてできないよな?」
「……うぅ………ハィ………」じりじりとアルフに近寄り、手を突いて顔を近づけた。まずはそのまま舌を添えるように舐めてみる
445名無しさん@ピンキー:2007/04/01(日) 20:51:52 ID:v7rk9bDp BE:310868227-2BP(0)
そしてそのまま根元から舌を這わせて舐め上げる
「ぅ…にふぁい…」と顔を顰めるルーシャ、そのまま何度も繰り返す。その様は実に淫らでアルフを再度奮い立たせるには充分だった
「じゃあ先をくわえて吸い上げるんだ、中までキレイにするんだぞ」言われた通りに先端をしゃぶり、吸い上げる
「ウッ…むぅ…うぇっ…うムゥ…」どうやら苦いらしく、また顰めっ面をしている
アルフは「はは、犬みたいだなw尻尾が生えてら」と、箒を掴み動かした
「じゃあ飲み込むんだ、そうしたら許してやる」
ルーシャが目をつぶって一気に飲み込む。と、同時に箒を引き抜く!
「ぷぅくふぁぁあッん!…」口に残った性液をこぼしつつ、切ない声を上げるルーシャ。箒を抜き去ったアナルはヒクヒクと何かを求めていた
そんなルーシャの後ろにまわり、足を持って抱えるアルフ、そのまま一気にアナルを突き上げた!
「ひぎぃいあぁぁッ!!!…くはぁああぁ……めぇぇぇえ…」再度のけ反り締め付けてくる
「くっ…こっちのがよく締まるな…」と、腰を上下しつつ鏡の前へ…
「ヤッ…見……いやァ…」と目を反らすが「ちゃんと見ろ」と言われてしぶしぶ目を向ける
「こんヤッ……イヤあっ……ハ…ぁぁあッ」次第に息が上がっていく
446名無しさん@ピンキー:2007/04/01(日) 20:55:39 ID:v7rk9bDp BE:621735247-2BP(0)
「どうだ、イヤラシいだろ…ココなんかピクピクしてまた求めてるぞ」と目線を促す
「あぁフッ…わたしハァ…アソ…コゥッ…変…ハァ…ハァ…アツィ…ァウッ!ァあア…」コリコリと膨れ上がったクリをこねくりまわす、アナルは締まりルーシャが震えだした
「アゥあぅああ…やッハぁぁあ…イク…イクぅ…」
おもむろにダーツの矢を取り、先端のマジックテープでクリを擦り上げるアルフ
「ヒャァアあぁあ、イクィクィッ…イイアアァッ」天井を見上げて一気に達するルーシャ、愛液が溢れ出し、アナルがアルフを締め吸い上げる
「ウック…フッ…ンッ!…」ビク…ドクッ…クン…
達したままクリを擦るアルフ、ルーシャの体はもう耐えられなかった…「イャ…イヤアァァ………」ショワァアアア……………ポタ…ポタ
ひとしきり失禁した後、ルーシャは意識を失った…


「ン……あれ?…私…寝ちゃってたの?」朝の日差しに目を覚ましたルーシャがベットから体を起こす。体は少しだるい…
それから部屋を見回したが、部屋には何の形跡もなかった
「そうよね…あんなこと…それにしても…エッチな夢」と、立ち上がろうとするが、力無く崩れる。そして自分の体を見て驚く
「え?やだ、裸!?」その時ガチャと戸が開き、ちょうどアルフが入ってきた
447名無しさん@ピンキー:2007/04/01(日) 20:59:07 ID:v7rk9bDp BE:666144656-2BP(0)
「お、起きたか」とテーブルにコーヒーを置く。しかしルーシャはそれどころではない
「なな何で勝手に入ってく…」口を塞がれ、言葉にできなかった。そして昨夜の出来事が現実である事を察知する
落ち着いたルーシャを見て離れるアルフ。立てないのに気付き「ほら」と抱き抱え、ベッドに運ぶ
「何で…何でよ…」今にも泣き出しそうに呟く
「沢山突いたからな、腰が立たなくなっちゃったんだな」
「そうじゃなくて!何でぁ…」優しく抱きしめられた
「好きな娘を求めるのに理由なんかいらないだろ?ほら、お前素直じゃないから」言い返せずに言葉に詰まるルーシャ。コーヒーを啜った
しばらくして「でも……性奴なんて」と聞き返す
「普段がああだからヤる時ぐらい従順にさせたくてさ、…ちゃんと守れよ?」それはとても優しい言葉だった
「…うん…でも……………いきなりやることないじゃない!バカー!!!!」空になったカップがアルフの脳天を直撃!
と、扉の向こうで声がする
「あーぁあー」
「全く」
「せっかく結ばれたと思ったのにねぇ」
「世話が焼ける…」
「あんたたち…余計な真似しないでよ!レイフラッシュ!」
「ギャー」
大暴走するルーシャ、しかしその顔はとても幸せそうだった
448名無しさん@ピンキー:2007/04/01(日) 21:04:46 ID:v7rk9bDp BE:1398902797-2BP(0)
さて、終わり
まぁ仕事とか言ったが実はずっと暇だったワケなんだが…前半の間を空けた時間カキコでマジっぽかったろ?
…まぁ長いしいい休憩になったかな?

なんだかんだで普通にくっつくの好きな椰子多そうだから無難に終わらせたよ
じゃ、騒がせてスマソなノシ
449名無しさん@ピンキー:2007/04/02(月) 02:29:00 ID:SymaUybo
オマイの人間性に一言物申したいが俺も大人だ
別の一言をくれてやる

GJ






チクショウ俺の節操のないチンコめ
450名無しさん@ピンキー:2007/04/02(月) 06:11:33 ID:WgPGops3
乙ー、さすが職人だぜ
451名無しさん@ピンキー:2007/04/02(月) 15:09:23 ID:/X5Aan+9
携帯厨にしてはよく頑張った!!
GJ!! 続き激しくキボン!!!!
452名無しさん@ピンキー:2007/04/02(月) 20:03:03 ID:Skhl6+wu BE:777168757-2BP(0)
実は4月1日だからとウソをつきたくて書いたブツだったりw…そのせいで改行変でスマソ

今ルンファクで長いの1本控えてるから今期の発情期は終わっちゃうかな…でも年に3〜4回あるから夏頃にはまた投下できるかもしれん
じゃあまた見る側にまわるよノシ
453名無しさん@ピンキー:2007/04/02(月) 21:55:44 ID:9Sc76JkV
職人グッジョブ!
マジでヌケタハァハァ
454名無しさん@ピンキー:2007/04/02(月) 23:36:43 ID:uydLrQHn
抜けたちんぽが元に戻りません
455名無しさん@ピンキー:2007/04/06(金) 22:33:47 ID:hncyD4hO
ルーシャのおっぱいまだ?
456名無しさん@ピンキー:2007/04/08(日) 00:48:19 ID:HNKrzzDK
>>120
勃起した
457名無しさん@ピンキー:2007/04/12(木) 01:02:15 ID:Rkr1O7Jn
俺が保守する!
458名無しさん@ピンキー:2007/04/12(木) 21:45:23 ID:6iRwRC+m
ここって保守いるのか?
459名無しさん@ピンキー:2007/04/15(日) 09:48:24 ID:8gyFZAQl
とりあえずほしゅ
460名無しさん@ピンキー:2007/04/18(水) 21:23:03 ID:8JFdh3yK
ルーシャいいねぇ。
生意気なとこが特に・・・
461名無しさん@ピンキー:2007/04/18(水) 21:52:50 ID:8JFdh3yK
あげ
462 ◆CM02jdYOrY :2007/04/18(水) 21:57:40 ID:RxfskdRx
test
463名無しさん@ピンキー:2007/04/23(月) 16:05:37 ID:mTGw/upM
誰でもいいからエロいの書いてくれ〜
464名無しさん@ピンキー:2007/04/24(火) 01:39:20 ID:SHjfmlQB
アルフ「出るっ!」
ルーシャ「今日はダメッ……んひぃ!」
465名無しさん@ピンキー:2007/04/24(火) 19:56:44 ID:ym+7esK1
ルーシャを妊娠させるやつがいいな!

それにしてもゲームはあんなに糞なのに
なんでこんなにエロネタは際限なく出てくるんだろうw?
466名無しさん@ピンキー:2007/04/24(火) 22:24:01 ID:smDTGVHi BE:599530739-2BP(0)
今牧物書いてるからまた今度
467名無しさん@ピンキー:2007/04/27(金) 21:54:06 ID:RPPKrl4z
age
468名無しさん@ピンキー:2007/05/02(水) 00:28:51 ID:vtU8dwW6
ほしゅ
469名無しさん@ピンキー:2007/05/09(水) 06:27:07 ID:NRwJidti
テオ奮闘記を待ち続けてる人俺だけ……?
470名無しさん@ピンキー:2007/05/10(木) 00:58:21 ID:XJMKUrQf
>>469
安心しろ、それがしもだ。
471名無しさん@ピンキー:2007/05/10(木) 17:34:19 ID:HIPiRBR3
待つことには慣れている。慣れているともさ。
472テオ奮闘記四回目 ◆DiO0oSvz1Q :2007/05/13(日) 00:20:55 ID:QpmNORwq

「さて、どうしてくれようかね」
 顎に手を当て、楽しそうに赤い魔女は嗤う。
「開放しろ! 今すぐ!」
 犬歯をむき出し、憤怒の表情で緑の魔女は唸る。
「おやぁ。自分の立場を分かってて言ってるのかい? マ〜ヴィ〜ちゃ〜ん」
「ヴァネッサ……術が解けたら覚えてろよ……」
 覇緑の魔女ことマヴィは後ろ手に縛られ、便座に座らされていた。
 敵意と殺意が入り混じった重い重い空気の中、一人の少年が声を上げた。
「あ、あのさ。マヴィも黙っててくれるって言うんだし、いいじゃない。ね? ヴァネッサ」
 そそくさと下着を履きながら、テオが提案した。
 ぶんぶんと勢い良く首を縦に振るマヴィ。それに対して、ヴァネッサは口元を歪め、明らかに嫌そうな顔をした。
「ボウヤ。この筋肉バカがうっかり口を滑らす可能性はどれぐらいあると思う?」
「おい! 誰が筋肉バカもがもが」
 ヴァネッサは洗面台に備え付けてあったハンドタオルでマヴィの口に猿ぐつわを噛ませた。やけに手馴れている。テオは背筋に薄ら寒いものを感じた。
「むぐー! んぐー!!」
「黙ってな。――さて、話を戻すよ。どうだと思う?」
「それは……多分無いよ」
「多分、無い。それでは信用なんて出来ないんだよ。分かるかい? こいつは信頼は出来ても信用は出来ない。誠意も好意も要らない、必要なのは確固たる信用さ。何かの拍子に、何かのきっかけで、何か話の種に……考えうる漏洩の機会は沢山ある。沢山ね」
「だからって酷い事をするのは……仲間なんだよ?」
「花には水を、猫には缶を、疑わしき者には罰を。別にあたしゃあバレても良いんだけどね。ボウヤはあたしのものだって公言出来るし。ボウヤはボウヤであたしから離れられなくなるわけだし」
「それは……ちょっと……」
「そうだろう? それに、信用の問題だってある。ボウヤがアルフの写真でオナニーしてましたっていう発端だってどこかから……」
「あ!」
 マヴィが信じられない視線でテオを見た。刃物が刺さったような衝撃がテオを襲う。
「ほら、ね。どこから漏れるか分からないだろう。これで、この女の口を本格的に封じなきゃいけないわけだ」
「言わないって約束したのに……ひどいや……」
「ん? マヴィは口を割らない。ボウヤはそう思ってるんだろ?」
「うう……」
「お手軽に黙っていさせる方法がある」

「同じ穴のムジナにしちまえばいい」
473テオ奮闘記四回目 ◆DiO0oSvz1Q :2007/05/13(日) 00:22:31 ID:QpmNORwq
「さてっと。ちょっと準備があるから、ジッとしてるんだよ」
 そう言うと、ヴァネッサはドアノブに手を掛けた――が、何か思い至ったようで、振り返る。
 そっとマヴィの耳元に口を寄せると、何事かを呟いた。
「これでよし。じゃ、ま。ごゆっくりね」
 ドアが閉まる。それを境に洗面所に静寂の帳が下りた。
 唐突に、テオは脱衣籠の中の自分の服を漁り始めた。
「えーと……あった」
 手の中にはポケットナイフが握られていた。
 その様子を死んだ魚のような目で見ていたマヴィだが、取り出したのが刃物の類と知ると、眉をしかめ、テオを睨み付けた。
 監禁に近い状況下でもなお、失われていないマヴィの威圧感にテオはたじろぐが、ぐっっと口を引き締め、マヴィに近づく。
 マヴィは観念したように目を瞑った。
「よいしょ」
 間の抜けた声と共に、ブチリと小さな音がした。
「……?」
 マヴィの両手は自由になっていた。それまでマヴィの両手の自由を奪っていた一本の紐をテオはしげしげと眺めている。
「絶縁バンドかなぁ……普通の紐じゃないみたいだ……」
 テオは洗面台の脇に切れた紐を置くと、マヴィのさるぐつわを外す。
「な……何を?」
「え?」
「チャンスだろ? 楽に私の口を封じれるチャンスだったんだぞ? それをお前は……」
「いや、もういいんだ。手荒な事までしなくても、マヴィなら信じれるし」
「……ふん。甘いな。全く」
「甘いのは好きだもん」
「馬鹿が……しかし、借り一だな。いつか返す」
 マヴィは呆れつつも、ドアノブに手を掛けた。
 外に出ようとする何の事はない自然な動作。だが、それが鍵となり、先刻のヴァネッサが呟いた言葉がマヴィの脳裏に浮かぶ。


『ドアのノブには大きな蜘蛛が張り付いている』


 またもやマヴィの体が命令を聞き入れた。
「ん……?」
 ドアノブの近くに何か黒いものがマヴィの視界に入る。それには足があり、頭があり――おまけに毛まで生えていた。
 カサカサと6本の足を動かし、それはドアノブを握ったマヴィの手によじ登る。
 目が合った。沢山の瞳が見つめてきた。
「――――――――――ッ!!?」
 声にならない悲鳴が響く。マヴィは即座にドアノブから手を離し、壁際まで一気に後ずさった。
「ま、マヴィ? どうしたの?」
「あ、ああ……」
 ガクガクと震えながらドアノブを凝視するマヴィ。
「くも……蜘蛛が……」
「蜘蛛?」
 テオがドアノブに近づき、
「何もいないよ?」
「いた!! 絶対いた! まだそこにいるかも……」
「見間違いじゃない?」
「違う……違う……いた……ヤツはそこに……」
 頭を抱えて震えているマヴィを見て、テオは慎重にドアノブを調べた。しかし、何もいない。
「いないものを見たとか……幻覚?」
 ふと、テオはヴァネッサが出て行った時の行動を思い出す。記憶が正しければ――ヴァネッサはマヴィに何かを言った。多分、それが原因だろう。いないはずのものを「見ろ」とでも「命令」されれば、今のマヴィは「見て」しまう。
 半ば恐慌状態のマヴィを見て、覆い被さる様にテオは彼女を抱きしめた。
「何もいない。大丈夫だから――落ち着いて」
 戦いの場では大きな存在感と気迫で周囲を圧倒しているマヴィの体は、思いのほか小さかった。
474テオ奮闘記四回目 ◆DiO0oSvz1Q :2007/05/13(日) 00:26:04 ID:QpmNORwq
 時間と共に、マヴィの震えが収まっていく。
 ぐい、と胸元を突き上げられるようにしてテオはマヴィから突き放された。
「もう、いい。大丈夫だ」
「血色が悪いよ?」
「問題無い」
 頭を左右に振りつつ、マヴィは呼吸を整える。そのたびに髪が豪快に振れた。
 どうやら、テンプテーションが解けつつあるようだ。
 どこか浮ついた目でマヴィはテオを眺めていたが――力強い吐息で、表情が変わる。普段の覇緑の魔女がそこにいた。
「世話になったな」
 くしゃくしゃと乱暴にテオの頭を撫でる。
「ね、どうするの? 今夜」
「とりあえず逃げる。ヴァネッサが寝付いた頃に帰ってくるさ」
そう言ってマヴィはドアノブに手を掛けようとし――動きが止まった。
「マヴィ?」
「蜘蛛なんていない蜘蛛なんていない蜘蛛なんていない…………よし」
 何かの呪文のように呟くと、迷い無く手を伸ばした。
「じゃあな、お休み。また明日」
 ドアを開けつつ、マヴィが振り返る。だが、テオは呼び止めた。
「秘密に……しててね?」
 マヴィはきょとんとしていたが、すぐ笑みを浮かべつつ、
「ははっ。私だって軟禁されかけたと知られたら人生の汚点だ。喋らな――」
 笑いながら口約束を交わすマヴィの背後から、手が伸びてきた。反応する間もなく、マヴィは口元を塞がれる。
「!? しまっ――」
 かくん、とマヴィの体から力が抜ける。
 襲撃者の手の中にはガーゼのような布切れが握られていた。もう片方の手には、なにやら小さなビニール袋が握られている。
「中々効くだろう? 人間が作った薬だったけど、効果は中々みたいだね」
 マヴィにとって、現状における最悪の存在が、最高の笑顔で帰ってきた。
「あ――……ヴァネッサ、お帰り……」
「ただいま。……ふふん、逃げるにしては詰めが甘いじゃないか。なぁ? マヴィ?」
「黙れ……」
「もう魅了呪文の効果も薄れてるようだし……もう一度すれば、もう少し長続きするだろ」
 マヴィの額にヴァネッサの人差し指が置かれ――
「そら、テンプテーション」
 再び響く氷が割れるような音と共に、マヴィはまた、囚われの身となった。

 
 マヴィはまた便器の上に座っていた。だが、もう今度は拘束されてはいない。
 そのかわり、十重二十重のヴァネッサの『命令』により、逃げたくても逃げられない状況になっていた。
「さてさてさて。オトコノコであるボウヤは、異性の体を良く知らない。OK?」
「ちょっと習ったけど……」
「ちょっと、じゃダメさ。あたしの未来の奴隷人ぎょ……もとい、あたしのものになるためには、そーゆーことは知ってなきゃいけない」
「どうするのさ……あんまり酷い事するのは……」
「……ボウヤ、こいつを脱がせな」
「え!?」
「下だけだよ。上はどうでもいい」
 縋るような目つきでテオはマヴィを見た。
 マヴィはぎりぎりと音を立てて歯軋りしていたが、諦めたように息を吐き、小さく頷く。
「あっはっは! 素直じゃないか全く!」
「貴様ぁ……この魔女め……」
 マヴィが怨嗟の声を紡ぎだす。
 恨みで人を殺すことを体現したような声音に、テオはまたも薄ら寒いものを感じた。
「魔女、か。なぁボウヤ。あたしってそんなに魔女らしくない?」
「……それはギャグで言ってるの?」
 呆れたようなツッコミを入れつつ、それでもゆっくりとテオはマヴィの腰布のベルトを外していく。
 座ったままの体勢ではあるが、すんなりとマヴィの衣服は剥ぎ取られてしまった。
「くそ……なんたる屈辱……」
「まだまだこんなもんじゃないよ。これからが本番さ」
 ヴァネッサは持ち込んだ袋から何かを取り出す。
475テオ奮闘記四回目 ◆DiO0oSvz1Q :2007/05/13(日) 00:28:56 ID:QpmNORwq
「それは……お茶っ葉?」
「そ。メルのやつ。ちょっともらってきた。ほら、足広げな」
 便器の中に茶葉を流し込む。
「もったいないなぁ……」
「実験には犠牲が付きものさ。……これで全部か。マヴィ、あんたに草木を操る力があって良かったよ。あっはっはっは」
「何を……?」
「『茶葉を伸ばせ』」
 ヴァネッサの言葉を、マヴィの体が聞き入れる。
 ぞぞぞぞ、と便器から溢れんばかりに茶葉の一本一本、一片一片が伸び始めた。瞬く間に、便器から溢れそうになる。
「うわ、気持ち悪っ……は、早く止めろヴァネッサ!」
「あん? まだまだこれからじゃないか。……『伸ばした葉を寄り集め、束にしな』」
 葉と葉が擦れあう音がした。着々と作業は進行しているのだろう。
 ずる、と便器から一本の寄り集められた茶葉の束が出てきた。濁った緑色をした触手のような印象を見る者に与える醜悪な束だった。それを見て、マヴィが眉を顰める。
「うん。良いじゃないか……『その内の一本を自分の肛門にあてがえ』」
 跳ね上がるようにマヴィはヴァネッサを見た。
「ちょ、ま、待て!! やめ――」
「『入れろ』」
「い、ぎッ――」
 マヴィの体が震えた。命令を実行に移しているのだろう。
 歯を食いしばって耐えるマヴィ。
「がっ……さけ、裂ける……止め……ろ……」
 さほど太くはないとはいえ、体内に異物が入る痛みは想像に難くない。「皮膚にナイフが食い込む」というシーンを思い浮かべればすぐに分かる。初めから「穴」として開いているのがせめてもの救いだった。
「もう入ったかな……? 『葉を、動かせ』」
「――――――――――――――――っあぁああ!?」
 ぐじゅぐじゅと水を吸った茶葉の束が蠢く音がする。音がするたびにマヴィの口から悲鳴とも取れる声が漏れる。
「やぁ、いやぁぁああああァッ! おひりがぁ、あ、あぁああぁあ!!」
「ほぅら、もっと動かすんだよ。ああ、他人の悲鳴ってのは何でこんなにゾクゾクするのかねぇ」
 鋭い目をますます細く、鋭くして悦に浸っている紅蓮の魔女と、目の端に涙を浮かべながら苦痛の声を上げる覇緑の魔女。対照的な光景がテオの網膜に焼き付けられる。 
 息も絶え絶えにマヴィは身を捩って逃げ出そうとするが、もはや蔓と化した茶葉はマヴィが動けば動くほどに、より深く、深く腸内に入り込んでくる。
 ほんの少し足に力を入れて、立ち上がり、逃亡を図る。それだけでこの状況から脱出できる。マヴィの身体能力を持ってすれば逃げるだけならば造作も無いことだ。しかし、幾重にも重ね掛けされた『命令』が体の自由を奪う。
 自由を奪われた体でいくら抵抗しようとしても、それは蔓の進行を助長するものでしかなかった。今のマヴィには、耐える事しか出来ない。
「ぐ、う。うぅうう…………」
 せめて少しでも侵食から逃れようと便座に両足を掛け、壁に手を付き、体ごと浮かせようと奮闘しているが、蔓はまるでマヴィの抵抗を嘲笑うかのようにゆっくりゆっくりと確実に捻り込まれていく。
 足を広げ、性器を前に突き出した変態的なポーズに、肛門と便器を繋ぐ緑の触手。その光景は、さながら緑の触手に下から突き上げられ、体が浮き上がってしまっているようにも見える。
「もう一本いっとくかい?」
 笑いながら、ヴァネッサが問いかけた。
「い、やぁ……ひあっ!?」
「うん? よく聞こえなかったな……そら、『もう一本突っ込め』」
「ひ……い、いぎゃぁああぁあ!!」
 さらに蔓がマヴィの肛門を押し広げる。蔓が押し合いへし合い、ぐしゃり、ぐしゃりとさながら何かの生き物が蠢いているような奇怪な音が響く。
 目には見えないが、便器の中はすごいことになっているのだろう。
「か、掻き混ぜぇ……る……なぁ!」
「おやおやぁ? あたしは『掻き混ぜろ』なんて命令した覚えは無いよ?」
「え……?」
476テオ奮闘記四回目 ◆DiO0oSvz1Q :2007/05/13(日) 00:30:49 ID:QpmNORwq
「さっき嗅がせた薬ね、媚薬に近い働きもするんだよ……おめでとう。晴れてマヴィは墜ちちゃったってわけだ! 自分から動かしたってことは! あは、はははは!」
「わ、わたひはぁ……墜ちてなん……ああぁはあっ!」
 目に見えて狂気が混じり始めたマヴィを見かねて、テオが待ったをかけた。
「ヴァネッサ! これ以上は……」
「おや、優しいことだね。でも見てごらん?」
 ヴァネッサはマヴィの顎に手を添え、テオに見せ付けるように顔を上げさせた。
「涎でベトベトだろう? 目はどうだい? 顔は? こんなに恍惚としちゃって」
 手を下へと伸ばす。
「下のお口だって、こんなに濡れて……何を言ったところで、結局のところ淫乱なんだよ。こいつは」
「……違……あ、ああ、抜いてぇ……苦ひ……」
 顔を無理に上げさせられていることで腹筋に力が入り、マヴィは肛門の刺激をより強く受けている。そのことを知ってか知らずか、ヴァネッサは楽しむように言葉を続けた。
「体は正直だねぇ…………それに、ボウヤだって、マヴィに触れてみたくないかい?」
「う……それは……」
 マヴィの痴態を見ていて、自分のモノが元気を取り戻してしまっているのは事実だった。
 そのことを知ってか、ヴァネッサは袋の中から、小瓶を取り出すと栓を開け、それをテオに手渡す。液体が入っているようだ。ラベル等は無い。
「もっと気持ち良くなるように手助けしてあげな。ボウヤ」
「……大丈夫なの? これ……」
「副作用も無いし、ちょっとクラっとするだけさ」
 テオは瓶の中の液体を手の平に出した。粘性のある液体が瓶の口から垂れる。
 このような正体不明の液体を不用意に触るものでは無いと頭の片隅で考えたが、危険だという結論を出す前に垂れた液体を軽く握り、手の平に馴染ませていた。
「それで、マヴィの大事な所に、な」
 テオはマヴィの股に手を伸ばした。
 ぴちゃ、と水音がした。
「ひっ――」
 マヴィの股が閉まる。手を挟まれた。
 撫でるように液体を塗りつけていく。
「そうそう、いい感じじゃないか。もう少し薬を足した方が良いかもしれないねえ」
 ヴァネッサはテオから小瓶を取り上げると、直接中身をマヴィの股に垂らした。陰毛と液体が絡み付いて、きらきらと光っている。
「あ――は、あ――」
 マヴィの目線が不規則に揺れ始めた。半開きになった唇からは、舌が覗いている。
「手付きがなかなかだね。実は乗り気なんじゃないのかい?」
「そんなことは……ないよ」
「男の子だもんねぇ。正直におなり。健全である証拠なんだよ?」
 淫猥な水音が響く中で、ヴァネッサはカラカラと笑った。
「膣の中に塗りこむのも良いけどね。もう少し下の方いってみな。これも保健の一環だよ」
「ん……なんか、盛り上がってる……」
「蟻の門渡りって言うのさ……その辺を重点的にいじってあげな。よし、その辺でまた中へ……そうそう。一つの箇所が感じるのはね、だいたい20秒かそこらなのさ。だからまんべんなく、色んなところを……」
「ほんとに気持ちよくなってるのかな……」
「抵抗してないのが何よりの証拠さ」
「マヴィ……口で、していい?」
 マヴィは微かに頷いた。もはやちゃんとこちらを認識しているのか怪しかったが、肯定だと理解する。
「あ、そうだ。舐めるのは良いけどね。息吹きかけるのは禁止。分かったかい? もちろん、あたしのときにも」
「何でなの?」
「気分悪いんだよね、それやられると。なんというか、痛いというか重いというか。とにかく禁止っつったら禁止だ」
「へえ〜……」
「あ、試してみようかとか思ってるだろ。もしやったら、ボウヤのを思いっきり噛むからね」
「ごめん絶対しない」
「よろしい。さて……昇天させてあげな」
477テオ奮闘記四回目 ◆DiO0oSvz1Q :2007/05/13(日) 00:33:09 ID:QpmNORwq
 テオはマヴィの太ももに手をかけ、開こうとしたが、まるでテオを受け入れるかのように、マヴィは自分から足を開いた。
 むしゃぶりつくようにテオはマヴィの秘部に顔を埋める。
「おやおや、抵抗どころか自分から受け入れるとか……まんざらでもないみたいだね」
 ヴァネッサの呟きは行為に没頭し始めた二人には届かなかった。


「ぷあ……」
 テオが顔を上げた。
 後ろと前とを責められて、既にマヴィはぴくぴくと小さく痙攣している。
「蕩けた顔しちゃってるじゃないか。そんなんでいいのかいマヴィ?」
「へひゃ……おひり……いぃ……のぉ……」
「あ、そういや止めてなかったっけか。……『引きぬ……まぁいいや」
「……?」
「しばらくそのままでいな。朝までには呪文も解けるだろ。多分」
「ま、まっひぇ……もうりゃめなの……」
「ボウヤ、顔は拭き終わった? さ、寝よう寝よう」
「……ごめんね。マヴィ」
「ああ……あ……まって……」
「ごゆっくり〜。ふふん、フィナーレだよ……『前を、抉れ』」
「あっ! あっ! うがぁあああぁああああああああぁああぁああああ!!」
 パタン、とドアが閉まる。
 洗面所にはよがり狂う一人の魔女だけが残された。

 to be continued...

*誤字、脱字は(ry
 最も好きなマヴィを使ってみたけれど……書きづらい、ああ書きづらい、書きづらい(五七五)。
 こんな展開に話を持っていったことに激しく後悔。メルの方が楽だったかも……と思ってみたり。
478テオ奮闘記 オマケ ◆DiO0oSvz1Q :2007/05/13(日) 00:38:08 ID:QpmNORwq
…………………………。
…………………………………………。
……………………………………………………。
「ねぇ、ヴァネッサ」
「なんだい? 私のボウヤ」
「ボクはいつからヴァネッサのものになったのさ……認めないよ。断じて」
「冷たいな〜。お姉さん傷ついちゃうな〜」
「あのね、何で今回の更新がこんなに遅かったのかな〜って思ったんだけど」
「…………ふぅん?」
「最終更新が3月25日だよ? 一ヶ月半近くも空いてるよね」
「そうだな。空いてるな」
「こーゆーの、絶対しないって誓ったんじゃなかったけ? 続きを待つ苦痛。筆舌に尽くしがたいとはこのことだよね? 作者は今でもハンター×ハンターを待ってるんだよ?」
「あたしに言うな。だいたいね、思い上がってないかい? 続きを待つ人がどれくらいいるっていうのさ?」
「…………」
「駄文乱文、散文詩ならぬ惨文詩。おまけに今回は長いのにあたしとテオの絡みは一切無し。あたしゃあ欲求不満で爆発しそうだよ」
「そーゆーときだってあるよ」
「薬でがっちり漬けるんじゃなかったのかい? 触手でガンガン攻めるんじゃなかったのかい? おまけに途中省略しただろ。中途半端は嫌われるよ?」
「基本的に純愛が好きなんじゃないかな……」
「ふん。阿部さん信者のくせに。何が純愛さ……覚悟しなよ、ボウヤ。今度ハッテン場に放り込んでエライ目に合わせてやるからね」
「!? 何でそんなに怒るのさ。まるで自分の事みたいに……」
「あーもう寝ろ寝ろ。良い子は寝る時間。悪い子もさっさとゴートゥーベッド。世の中には追求しなくていいことも沢山あるんだ」
「ニコニコ動画、面白いらしいね……一般人さんやお姉さんGJだよ」
「あーあー何も聞こえないー……オヤスミー」
 ……………………………………………………。
 …………………………………………。
 …………………………。
「お休み。ヴァネッサ」
479名無しさん@ピンキー:2007/05/13(日) 11:04:10 ID:c7MC0iIb
何てエロイ。
ニコニコで大爆笑中
480名無しさん@ピンキー:2007/05/13(日) 11:14:07 ID:ZUS5h5wM
職人GJ!
この日を待ち望んでいた!
481名無しさん@ピンキー:2007/05/13(日) 22:40:10 ID:NLNxAyyo
おおおおおおGJ!!!
482名無しさん@ピンキー:2007/05/14(月) 23:26:04 ID:KuGmFsvK
中田氏はないのか…
483名無しさん@ピンキー:2007/05/16(水) 18:57:36 ID:fxyoWAuf
あるわけないです
こどもができちゃいます(>ヮ<)
484名無しさん@ピンキー:2007/05/16(水) 19:45:11 ID:Hjfk6L+P
着実にテオがヴァネッサのモノになりつつあるなw、GJ!

次に書くとしたらこれやって頂きたいものです…っつーか自分で書けばいいのだろうが…

http://game11.2ch.net/test/read.cgi/pokechara/1170682164/256
485名無しさん@ピンキー:2007/05/17(木) 22:52:09 ID:bKwl6tQe
age
486名無しさん@ピンキー:2007/05/17(木) 22:57:48 ID:2liU30ad
>>484
サキにお兄ちゃんソード……?

つまりはサキがテオに斬り殺されるというグロSSを所望とな?
487名無しさん@ピンキー:2007/05/17(木) 23:45:21 ID:MXR4T8lq
では自分はこれを所望する
セシルにバーンドライブするレオン
クレア様にボルトインパクトするヒース様
メルに穿孔撃するカイ
マヴィにジニアスマッシュするニコラ
488名無しさん@ピンキー:2007/05/18(金) 20:43:18 ID:mK5AocDA
>>486
お兄ちゃんハァハァなテオが繰り出すお兄ちゃんソードつったら、ナニで突き上げるに決ま(ry

>>487
技がイマイチ思い出せないが…

>セシルにバーンドライブするレオン
セシルに中田氏するレオン

>クレア様にボルトインパクトするヒース様
クレア様に菊責めするヒース様

>メルに穿孔撃するカイ
メルに栗責めするカイ

>マヴィにジニアスマッシュするニコラ
マヴィにルパンダイブするニコラ
でFA?
489 ◆fGhCPKks7Y :2007/05/20(日) 20:31:07 ID:zFqFdwNr
黒テオ×ヴァ姉モノ、セリフ形式、思いつきにつき続き書くかはわからない
一応コテつけとく

テオ「ヴァネッサ〜」
ヴァ「なんだいボウヤ」
テオ「エイッ!」
ヴァ「!?……おやぁ…私のモノになる気にでもなったかい?急に押し倒してくるなんて…」
テオ「別に…ただ何か…、その髪型だとシーツの上みたいに見えるかな?って想像したら、何か可愛いなって気持ちになっただけ」
ヴァ「なっ!…何を言い出すかねぇ…全く………」
テオ「…顔……赤いよ」
ヴァ「ッ!!………フン、面白ッ!!!!…ン…む…」
テオ「んぅ……ぷはぁ………うわぁ…もうこんなになってる…以外と純情派?」
ヴァ「うっ…うるさいね!やるなら黙ってやりなよ」
テオ「ヴァネッサ可愛いー…そうだ、ボクのモノにしちゃおうv」
ヴァ「なっ!!あんまり甘く見ッ…ひゃん…………」
テオ「普段と逆転しちゃったね、立場w」
ヴァ「やっ……待ておま……ふあッ………やめッ…くぅん!………んん…」
テオ「これからたーっぷりいぢめてあげるからね〜…」
490名無しさん@ピンキー:2007/05/27(日) 02:29:14 ID:nbjs+oBJ
ひょいっとな
491名無しさん@ピンキー:2007/05/28(月) 23:41:50 ID:ekkcocc6
勝手に381氏の続きを妄想。
アルフ×テオなネタなので嫌いな人はスルー推奨。

「じゃ、じゃあ今度は僕が兄さんにしてあげる!」
予想もしなかったテオからの言葉に、思わずその顔をまじまじと凝視する。
イった直後特有の、少しとろけた表情のまま、テオが小首を傾げて見上げてきた。
テオはまだ刺激が抜けきっていないのか、その薄い胸は呼吸に合わせて大きく上下し、しかも所々にはさっき出したばかりの白い体液が付着している。
ぶっちゃけてしまえば、エロイ。
「…って何見てんだ俺は!じゃなくて!」
危険な方向に向かいかけた思考を慌てて振り払う。
「あのな、テオ。さっきも言ったけど、これは普通自分ひとりで隠れてする事なんだ」
「でも、兄さんはしてくれたし」
「いやだからそれは…」
ここで自分がOKと言えば、テオは間違いなく奉仕してくれるだろう。
だがそれはマズイ。自分がしてやったのはある意味不可抗力な気もするが、それ以上踏み込むのは兄としてマズイ。
必死で自分の心と、自分のズボンを押し上げるモノに言い聞かせる。
そんな内心の葛藤を知らないテオは、ゆっくりとにじり寄ってくる。
「僕も、手で触ればいいのかな?」
「……」
俺にはしなくていい。そうはっきり言わなければならないはずなのに、自分の中に渦巻く欲望がそれを邪魔する。
断らなければ、拒絶しなければ、理性がそう訴えてくるのに、たった一言が出て来ない。
「……」
「……」
中々返事を返さない俺の様子を別の意味に捉えたようだった。
「…ごめんなさい。やっぱこんな腕で触られるのは気持ち悪いよね」
「え」
「僕、兄さんに嫌われなかっただけで充分だよ。腕が治るまでは出来るだけ近づかないようにするから…」
「いや、そうじゃなくて」
さっきから否定ばかりしてるな、と思いながらもテオを諭すように俺は続ける。
「お前は俺の大事な弟なんだ。何があっても気持ち悪いなんて思わねーよ。ただその手でやられたら気持ち悪いを通り越して擦り剥けそうだなって…」
「あ、そっか。それじゃ他にどこか…うーん足とか、口とか?」
口。テオが口で俺の物を。
その図をつい想像してしまった瞬間、自分の中の最後の理性が音をたてて崩れ落ちた。


勢いでここまで書いた。需要がある様なら続き書きます。
492名無しさん@ピンキー:2007/06/01(金) 19:12:11 ID:sPIIhBlW
続き書いてあるなら貼っちゃっていいです是
書いてください御願いします
493名無しさん@ピンキー:2007/06/03(日) 06:43:42 ID:kiql75lk
>>381氏の意見を気にしつつ…………
wktkしてしまうage
494名無しさん@ピンキー:2007/06/03(日) 13:08:45 ID:UPxHKfMP
>>491
801板でやれ
495名無しさん@ピンキー:2007/06/03(日) 20:10:01 ID:kiql75lk
いや、ここでいい
予め注意を促すカキコがあれば構わん
496491:2007/06/05(火) 22:47:07 ID:HxaG33fQ
491より続き、遅くなってスミマセン。
アルフ×テオネタなんで嫌いな人はスルーして下さい。

「足は…力の微調整が難しいから…」
俺がそう呟くと、テオは踏み潰したら大変だしね、と笑った。
「それじゃ、うまく出来るか判らないけど舐めたりすればいいのかな」
より直接的なその表現に煽られて、先走りが下着を濡らしたのが自分でも判った。
「あ、ああ。他にも咥えるとか、しゃぶったり…ちょっと待ってろ」
慌ててズボンの前を寛げ、肌着の下から完全に勃ちあがった物を取り出す。
服の中から解放されたソレは、やや冷たい外気に触れてひくりと震えた。
「うわぁ…兄さんの僕よりだいぶおっきいね。それにいつもと何か形も違う」
「あんまりまじまじと見るなよ…頼むから」
興味深々といった表情で見つめてくるテオに突っ込みを入れる。
風呂やら着替えやらで互いの裸なんて日常的に見慣れているとはいえ、元気になった物を見られるのはこれが初めてだ。
丹念に観察されるのはやはり恥ずかしい。
「…ほら。舐めてくれるんだろ」
「あ、そうだね」
放っておいたら当分は視姦プレイを続けてくれそうなテオを急かすと、俺は腹に付きそうな勢いのソレを指で抑えて咥え易い角度にした。
柔らかう金髪に覆われたテオの頭が徐々に位置を下げ、跳ねた毛先が胸板をくすぐる。
「歯、当てないようにしてくれよ」
「うん。判った」
暖かい吐息が先端にかかる。
ごくり、と俺が生唾を飲み込むのと、テオの舌が先端に触れるのはほぼ同時だった。
「ん…っ」
「う、ゎ」
初めて体験するフェラは、予想以上だった。
歯を当てないようにという俺の発言を気にしてか、動きは緩慢で恐る恐るといった雰囲気だったが、
丁寧に舌先で亀頭の裏側を擦られるたびに、背筋をゾクゾクと快感が駆け上がる。
「はぁ…うん、そんな感じで…あとすっぽり咥えたりとか…」
「ん、はい…」
俺のリクエストに応え、テオが先端をその唇に挟んだ。
自分の限界まで硬くなった性器が、テオの口から出入りする光景は、これ以上無いくらいに卑猥で。
屈んでいるテオの表情は前髪に隠れてしまって見えなかったが、熱心に奉仕してくれるその姿を俺は可愛いと感じた。
「あ、いい…あぁ」
「ん…っふ」
「おっ…テオ、気持ちいいぞ」
左手でゆっくりとその後頭部を撫でてやると、テオが少し顔をあげてこちらの様子を伺ってきた。
いわゆる上目遣いってヤツとその少し照れくさそうな表情に、心拍数が跳ね上がる。
497491:2007/06/05(火) 22:48:29 ID:HxaG33fQ
3つ目、今更ながらアルフ一人称じゃない方が良かったか。
アルフ×テオネタなんで嫌いな人は見なかった事に。

「…あ、そろそろヤバイ、かも…っ」
口の中に出すのは流石にマズいと思い、そろそろイキそうだと伝える。
「ふぁ…んぅ、ん」
「お、おい、テオ」
しかし意味が判らなかったのか、或いは意図的な物か、テオはその動作を中断しなかった。
ちゅぽちゅぽと濡れた音をたてながら舐めしゃぶり、休む事なく舌と唇を使って刺激を与えてくる。
「こらテオ、ちょ、ちょっと待…ま、まずいって…」
「ん〜、ん、ふっ…」
慌ててその頭を手で押しやろうとするが、引き剥がしに掛かった俺の手を嫌がるかのように、テオが首を左右に振る。
しかもモノはきっちりと咥えたままで。
「あ…う、あぁっ」
「う、ん…っ!」
我慢できなかった。下半身に震えが走り、限界まで張り詰めた物が勢い良く白濁を吹き上げながら痙攣する。
頭の中が快感で一杯になり、何も考えられなくなる。
「う…ゲホッ、ゲホッ…はぁ」
目の前が真っ白になっていた俺を現実に引き戻したのは、テオの辛そうな声だった。
「…は…テオ、大丈夫か…?」
「う、うん…ゴホッ」
恐らく喉の奥まで精液が入ってしまったのだろう。
涙目になりながら何度も咳き込み、ぜいぜいと荒い呼吸を繰り返している。
「わ、わりぃ。流石に口ん中に出すつもりは無かったんだが」
「げほ…凄いびっくりした。こんなに勢い強かったんだね。自分の時は夢中で全然見てなかったから判ってなかったや」
えへ、とテオが失敗をごまかすかの様に笑う。
俺はそんな弟に苦笑を返すと、軽く身づくろいをしてベッドから立ち上がった。
498491:2007/06/05(火) 22:54:12 ID:HxaG33fQ
4つ目、ラスト。
アルフ×テオネタなんで興味無い人は脳内消去希望。
途中で書く事に燃え尽きて、オチがオチになってないのもついでに消去しといて下さい。


テオの体に掛かった精液を拭ってやり、服を着せてやる。
部屋の窓を開け放って換気し、情事の後の雰囲気を外へと流す。
シーツにこぼれた分は仕方がないので…明日の朝一にでも洗ってしまう事にした。
本当はもう少し片付けをしたほうがいい気がするが、今は出した後に特有のダルさのせいでこれ以上の事をする気が起きない。
「よし…と。それじゃ、寝るか」
「うん」
とはいっても、流石に汗とその他でべっとり湿った自分のベッドで寝る気にはならない。
「…今日は俺もテオのベッド行くかな」
「え、ほんと?」
「ああ、ここで寝るのはちょっと…」
俺が苦笑しながら自分の寝床を見やると、テオもなんとなく察したようだ。微笑みながら自分のベッド半分を空けてくれる。
一つのベッドで二人寝るのはいささか狭いが、まあ出来ない事も無い。

開け放った窓からは小さな虫の声が響いてくる。
二人でベッドに転がってからどれくらいの時間が過ぎただろうか、既に眠ったと思っていたテオがふと思い出したように喋った。
「…最近はずっと別のベッドで寝てたし、なんかこーゆーの久しぶりだね」
「そうだな、昔は良く怖い夢見たーって夜中に騒いだテオが俺のところ来てたけどな」
「もう、そんなのまだ子供の頃じゃんか…」
「ほら、もう寝ろよ。明日もまた朝からやることあるんだぞ」
あやすように背中を軽く叩いてやると、テオはまだ何か言いたそうではあったが、大人しくなった。
「…おやすみ」
「ああ、おやすみ」
隣でまどろんでいる弟の体温が心地よい。
テオの腕の事、炎の魔女の事…色々考えるべき問題はあるが、今はゆっくりと休む事にした。
久々に、今日は俺もゆっくりと眠れそうだと感じた。



事実この後、次の日の朝集合に来ないのを不審に思ったレオンが様子を見に来るまで俺たち二人は爆睡し続けた。
洗濯が間に合わなかったシーツを目撃され、全てを悟られ、可哀相な物でも見るような生ぬるい目で見られ…
そんな状況に凹みまくりながらも皆と合流した俺の耳元で、レオンがにやつきながら呟く。
「ルーシャが知ったら…面白そうだな」
「ちょ、レオン、おま…っ!!」


しりきれトンボ。
何時か気が向いたらバレてルーシャに苛められるアルフとかも書くかもしれない。
499名無しさん@ピンキー:2007/06/06(水) 00:24:28 ID:w3QgfGOw
GJ!テオたんのとろける口の中にチンポ突っ込みたくなった
500名無しさん@ピンキー:2007/06/06(水) 18:47:24 ID:8DXmjaas
ホモネタ書く奴は死んじゃえよ

といつつおっぱいの繁栄を願いながら500get!!!!!!!
501名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 03:06:45 ID:1Hq00YEE
ホモネタ注意と書いてあるのに読んじゃうやつも氏んじゃえってヴァ姉が言ってました
502名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 20:38:58 ID:paVuT4Tg
GJ!テオ株上昇中w

>>501
そいつらはもはや荒らしor叩き目的なんだろ、スルーしようぜ
503名無しさん@ピンキー:2007/06/08(金) 01:14:45 ID:G9hXkOcp
ただでさえ住人少ないのにスルーしちゃったら大変なことになるぜ
504名無しさん@ピンキー:2007/06/08(金) 02:17:16 ID:vAblLkRS
少年愛こそルミナスの真髄!
505381:2007/06/08(金) 16:47:44 ID:Ab3hCvFf
久方ぶりに来たら続きかいててくれて嬉しかったです。
これからもガンガン書いてください。
506381:2007/06/08(金) 18:30:43 ID:Ab3hCvFf
前作を少しでも気に入っていただけた方がいたならなんか書きますけど…?
リクエストあります?陵辱は無理ですけど。
507名無しさん@ピンキー:2007/06/08(金) 19:12:03 ID:j3/LMqZF
ホモネタから遠ざけるためにも
アルフ×ルーシャを頼む
508名無しさん@ピンキー:2007/06/08(金) 22:17:30 ID:vAblLkRS
テオが兄さんを想いながら激しくアナルオナニーする話を一つ。
509381:2007/06/08(金) 23:48:31 ID:Ab3hCvFf
えっと、じゃあルーシャのほうで。妄想開始します。
510名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 21:09:26 ID:6VJLqa5H
むしろ両ほ…ゲフンゲフン………
いや、待ってるわ

つーか801イヤならNGすりゃいいのにな…
511381:2007/06/09(土) 22:37:03 ID:SwCvk4zJ
いまさらだけどどうやら俺、エロかけないです。
一番大事なところがかけません。
というわけで投下しますが、また誰か続編かいてください。

…さいてえ。ほんとすいません。
512381:2007/06/09(土) 22:38:23 ID:SwCvk4zJ
もしルーシャが心を開いた相手、例えばメルやウィウィ等に、アルフのことがすきかと聞かれたら否定はしないだろう。
ヴァネッサやレオンだとそうはいかない。

ではアルフ本人に聞かれたらどうなるか。

首に腕を巻きつけ、押し倒すように抱きつくのだろう。

ルーシャは悩んでいた。
今、自分とアルフの関係は良好だ。しかし今一歩及ばずといったところでもある。
「アルフは私のこと…どう思ってるのかな…?」
声に出してみると色々と恥ずかしい。ルーシャはシーツをたぐい寄せ、自分の顔へと持っていった。
好きに決まっているじゃないか。
ルーシャにはその自信があった。彼は自分の事を守ってやると約束した。好きでもない人を守ったりするものか。
しかし。
現実としてルーシャとアルフは付き合っているわけではないし、なにやらそれっぽいことがあったわけではない。
事実として、この戦いが終わったあとどういう付き合い方をしていくのか分からない。
魔女たちとポロンは里へ帰るだろう。メルは旅に行くとかいっていたが。
カイとヒースは自分たちの仕事に戻る。
そのほかの仲間はガーデンに戻る。もちろんそこにはアルフもいる。

ならば自分はどうするのだろう。

枕を強く抱きしめた。不安だ。
アルフは現在二つ隣の部屋で宿を取っている。すぐそこだ。
場所も分かっていて、そこに向かう足もある。
ではなぜ私はそこへと向かわないのだろう。
ルーシャはゆっくりと立ち上がった。
513381:2007/06/09(土) 22:39:16 ID:SwCvk4zJ
「アルフ…?起きてる?」
アルフはどうやら眠っているようだ。まったくいい気なものだ。少しはこっちの苦労を考えて欲しい。
オンナノコのほうから男の部屋に入るのかと、心の自分がほくそ笑んだ。
「そう…そうよ!」
手を強く握り締めてアルフの顔を覗き込んだ。幼く感じるアルフの寝顔はルーシャの顔を紅くした。
熱を測る母親のように、額へと手を伸ばす。手は、頬へと動き、顎、首、そして。

ルーシャは少し焦っていた。もしアルフが起きていたら、いつもより甘えてみて反応をうかがうつもりだった。
寝ていたらその時考えよう、というのはわれながら軽率だった。
ルーシャはやや理性がゆるくなっていた。今はすでにアルフの上のパジャマのボタンを取り払っていた。

「何でおきないのよこのばか…!」
いっそのこと目を覚まして欲しかった。欲情してる自分をからかったあと、やさしくリードして欲しかった。
しかしこのままでは逆レイプである。まだ逮捕されるわけにはいかなかった。
かといって起こすのもどうか。現時点でもすでにまずい。
なぜならアルフは半裸状態で、その乳首はルーシャの唾液によって濡れている。
ルーシャもあからさまに息が荒く、下着姿にシーツをまきつけているだけである。
「はぁ…ぅん…。」
ルーシャの舌がアルフの首筋をぬらしていく。

「ん…?…え?」

アルフが目を覚ました。ルーシャは舌を動かすのをやめなかった。
514381:2007/06/09(土) 22:41:18 ID:SwCvk4zJ
「ル、ルーシャ!なにやってんだよ!」
ルーシャは聞いていない。ただゆっくりとアルフの体をなめている。
「お、おい!聞いてるのか!?いいからやめろって!」

「いやぁ…?」
ルーシャが顔を上げた。その表情はあまりにも不安げで弱弱しい。目はずいぶん潤いを持っている。
「そうじゃなくて…そうじゃない!いきなり何をしだすんだよ!もっとこういうのは順序ってものが」
「それいつ?」

「え?」

「私はいつまで待てばアルフのものになれるの?」
ルーシャの顔が少しずつ険しくなっている。
というのはあくまで傍から見ればの話だ。
アルフは今ルーシャがどんな感情なのかを知った。
怒った顔で、泣いているんだな。

アルフはルーシャを抱きしめた。甘い香りがした。見詰め合って、キスをした。
それだけでルーシャは泣いて、アルフは笑った。
515381:2007/06/09(土) 22:42:21 ID:SwCvk4zJ
やっちまったぜ…。ううう、ガンガン叩いてくださいな。
516名無しさん@ピンキー:2007/06/10(日) 03:03:08 ID:ZYWeWVhe
しかし板のローカルルールも読めない輩が幅を利かせてるのは何でなんだぜ?
517名無しさん@ピンキー:2007/06/10(日) 21:00:10 ID:iIzM7/sX
知るかよ糞自治厨
518名無しさん@ピンキー:2007/06/10(日) 23:03:52 ID:EhRMSgsx
>>515

わっふるわっふるわっふるわっふるわっふるわっふる
ワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフル
環都布流環都布流環都布流環都布流環都布流環都布流
519名無しさん@ピンキー:2007/06/12(火) 02:46:58 ID:EEtOxk5Y
腐女子は去れよ
520名無しさん@ピンキー:2007/06/12(火) 12:30:03 ID:bMGuuK48
♂ですが何か

>>515
書けない云々より書かない事が悪い、書けないからって諦めるなら初めから書くな
落ち着いて続きを書くんだ、待ってるから

>>516
板の云々よりまず「嫌ならスルー」だろ
521名無しさん@ピンキー:2007/06/12(火) 23:42:24 ID:hObGeTxD
作者か信者か知らんが必死だなwwwwww
522名無しさん@ピンキー:2007/06/13(水) 00:31:11 ID:TM1/Khnv
マンコ=汚い
チンコ=きれい

つまり、時代はチンコである
523名無しさん@ピンキー:2007/06/13(水) 03:23:49 ID:1dJhYej1
>>521
別の書き手
524名無しさん@ピンキー:2007/06/15(金) 23:20:29 ID:MF/80lgF
早くスルースキルを覚える作業に戻るんだ、と・・・

2週目プレイし始めたんだが、一人だけ育ちすぎた浮雲の某魔女が手ごわすぎます('A`)
525名無しさん@ピンキー:2007/06/16(土) 03:12:32 ID:R8MDH+Di
こないでーw
526名無しさん@ピンキー:2007/06/16(土) 22:28:59 ID:AevLpDhR
あの子移動くらいしか他キャラに勝るステータスが無い気が…
527名無しさん@ピンキー:2007/06/16(土) 23:46:43 ID:09+pfI8Q
>>515
俺が明日書いてやるから期待して待ってろ
528381続き:2007/06/17(日) 22:47:09 ID:BQgcd3Mh
アルフはルーシャを抱きしめた。甘い香りがした。見詰め合って、キスをした。
それだけでルーシャは泣いて、アルフは笑った。

と、アルフの笑いが次第に歪んだ笑みに変わった。まるで今までこの時を待っていたかのような。

突如、ルーシャの布が引き剥がされたかと思うと、アルフは一気にルーシャに躍りかかった。
大きく張り出された乳房が強引に揉まれ、ルーシャの体が仰け反る。
「はぁぁぁん!!」
乳房が揺れ、アルフの頬を打った。アルフは突然左乳房にしゃぶりつくと、
強引に吸い付き、舌を素早くまわして愛撫し、それを繰り返した。
アルフの腰が自然に前へ、前へと動く。ポジティブでアクティブな動きだ。
びくびくと跳ね上がるルーシャの腰を尻目に、アルフは続いて右の乳房に
吸い付いた。すかさず左の乳房を手でこねる。
「ひぁぁあん!」
両方の乳房が歪み、喘ぎ声が上がった。指の食い込んだ左乳房は弾力をもって
アルフの手を押しかえす。片手ではとても収まりきれない大きさだった。

それを何度か繰り返しながらアルフは服を脱ぎ、そしてまたルーシャを生まれたままの
姿にした。ここにはまさに成熟した一人の男と女しかいない。
アルフはまずルーシャの股間に顔を最接近させ、淫核をコロコロと嘗め回した。
ビクビクと、舐める度にルーシャの腰が動き、秘部はより湿り気を強くしていく。
当然のごとく、アルフの頭にはルーシャの乳房が二つ、重そうにのたれかかっており、
勃起した乳首が誇らしげにアルフの唾液を浴びて映えていた。
529381続き:2007/06/17(日) 22:47:49 ID:BQgcd3Mh
アルフは片方の手で乳房にも刺激を与え、ルーシャに継続して強い快感を
与え続けている。
「はぁぁ…ひぃっ、ひぃいっ…!!」
ルーシャは既に数回、軽くイっており、体力的にも消耗していた。
アルフのペニスは既にマキシマムに達しており、反り返って脈を打ち、
ルーシャを責めながらも地面に擦れていた。
「よし、いくぞ!」

準備できたと見るや、アルフはルーシャの腰を掴むと、軽く尻のあたりを
刺激しながら性器同士を合わせ、一気に挿入した。
「はぁっ、はぁぁぁぁん!!!!!」

ルーシャの膣内にアルフのペニスが入り込むと、アルフは再び腰を振り始めた。
早く快感を得たいというのもあったが、別な言い方をすれば、アルフはルーシャの柔らかくて、
巨大な乳房が押し付けられ、性的衝動が高まりイきそうだったのだ。

アルフはスパートをかけるかのごとく、腰を速いペースで打ちつけ、同時に
内側からルーシャの乳房に手を回し、こね回した。
「はぁぁぁ… だ、駄目ぇ… は、ひ…いぎぃぃぃっ!!!」
「はぁ、はぁ、…ウゥゥゥ…!」
ふと鋭いピストンが入り、ルーシャが弓なりに体を仰け反らせ、イったタイミング…
激しく揺れ、胸を打つルーシャの乳房が射精感を煽る。
アルフはもう一度、大きく腰を振り上げると、一気に突きいれ、子宮口に達すると、
溜まりに溜まった二週間分の欲望をルーシャの胎内に注ぎ込んだ…

  ビュッ! ビュルル ビュクルッ ビュル ビュプッ… ドププ…

「はぁぁぁん!!アルフの熱いのが入ってくるぅぅ…っ!!妊娠しちゃうぅ…っッ!!!」
迸った大量の子種がルーシャの子宮内を暴れまわり、快感が内部から何重にもなって
ルーシャに襲い掛かり、ルーシャはそのままぐったりと眠った。

アルフの方も、急激な締め付けと射精の開放感、そして振るえるルーシャのバストに
完全に餌食になり、そのまま腰を落とした。
やがて、半萎えになったペニスが抜け、結合部からドロリと愛液交じりの精が垂れた。

「これは…ガキができたかもしれないな…ま、いいか」
そう呟くと、アルフもいつの間にか眠った。
530381続き:2007/06/17(日) 22:52:14 ID:BQgcd3Mh
以上、抜きながら書きますた!
531名無しさん@ピンキー:2007/06/18(月) 00:37:04 ID:G9QjXtdl
おおおおおGJGJ!!!!!
さっそくオカズにした!
532名無しさん@ピンキー:2007/06/18(月) 22:38:21 ID:MWDgNM6a
>>530
GJとしか言いようがない!
これあってこそのルミナスアーク
533名無しさん@ピンキー:2007/06/23(土) 09:47:06 ID:Idans9IZ
あげ
534名無しさん@ピンキー:2007/06/23(土) 13:04:00 ID:dYEQEpVV
>>533
カス!氏ねよマジで
何か言ってからageろよボケ

包丁あげるから首吊って死んでくれない?
535名無しさん@ピンキー:2007/06/23(土) 21:10:58 ID:818Ze52i
酷い事言うなよ
536名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 19:32:43 ID:Z7ZfpcVE
妄想を文章にするのは難しい。
537テオ奮闘記五幕目 ◆DiO0oSvz1Q :2007/06/27(水) 01:09:56 ID:J4yVXRVc
 ――――きろ――――

 ……誰?

 ――オ――――――――――ろ――――
 ……うるさいなぁ。もう少し寝かせてよ……

 ――――テオ! 起きろ!!

「うわぁ!?」
 耳元で怒鳴られ、金髪の少年――テオは慌てて上体を起こした。
 自分が置かれている現状を把握しようと、寝ぼけた頭をフルに起動しようとする。だが、うまくいかない。
 しばらくぼけーっとしていたが、再び眠気が襲ってきた。
「…………おやすみ」
 ベッドに倒れこもうとしたが、誰かにガシリと両肩を掴まれた。
「お、き、ろ、というのが分からんか! この寝ぼすけめ!」
 ぐわんぐわんぐわんぐわんぐわん。
 思いっ切り揺さ振られた。寝起きにはとても辛い。
 このまま休止状態からの再起動を余儀なくされたテオはしぶしぶ目を擦り、覚醒を試みた。が、いまいちスッキリしない。
 目の前に――メルがいた。うん、メルだ。水色の髪に、愛らしい顔付き。メル以外の何者でもない。
 ……? 何故メルが目の前にいるのだろうか。もしや、寝過ごしてしまったか?
「どうして、ここにいるの?」
 後から考えれば馬鹿丸出しの質問だが、メルは律儀にも答えてくれた。
「それはな、テオ」
 彼女は一呼吸置いてから、
「おぬしがヴァネッサと一緒に寝ているのを問いただすためじゃああ!」
 ぐわんぐわんぐわんぐわんぐわんぐわんぐわん。
 当社比二倍増しの揺さ振りをかけられ、残像が出来るスピードでテオの頭が前後に揺らされた。寝起きの頭には地獄である。
「さぁキリキリ吐けい! おとなしい顔して、夜這いなんぞしおってからに!」
 ぐわんぐわんぐわんぐわんぐわんぐわんぐわん。
「ま、待って、ちょ、ちょっと!」
 テオはメルを振り払った。
「誤解だよ! ボクは……」
「ほう。この期に及んでまだそのようなことを申すか」
 すごく睨まれた。
 恐る恐る自分の身体を見てみる。
 服着てる。良し。決して下着一枚で寝ていたわけではない。寝巻きでなく、普段着であるというところがおかしいのだろうか? ズボンを見てみる。……今日の朝はおとなしめのはずだ。
 メルが無言でテオを指差す。否、テオの傍らを指差した。
538テオ奮闘記五幕目:2007/06/27(水) 01:11:39 ID:J4yVXRVc
 ヴァネッサが寝ていた。括っていない赤い髪がばさばさと彼女の肩にかかっている。あまりに髪が広がっているため、赤いシーツの上に寝ているようにも見えた。 
 テオは起き上がった。そのとき、布団が捲れ――ヴァネッサの肩のライン、鎖骨付近の肌色、そして大きな二つの――テオは布団を元に戻した。
 ――あ、あるぇー? 寝るときは服、着てたよね?
「昨晩は相当楽しんだようじゃの。おぬしら」
 言い逃れは出来なかった。
「……弁護士をお願いします…………」
「まだ何か言い訳するつもりかの? …………まぁよい。黙って顔でも洗ってくるのじゃ」
「あ、あのね。その……」
「行け」
 問答無用とばかりに「あっちいけ」と手を振ってテオを洗面所に向かうよう指示する。
 テオは何も喋らず、小走りで洗面所までの短い距離を踏破した。
 まだ薄暗い。いつもなら二度寝を決め込むような時間帯だが、目を覚まさずにはいられなかった。これからメルにする言い訳を考えなくてはならない。
 洗面所の個室へと通じるドアのノブに手を掛けた。ふいに、テオの耳に何か音が聞こえてきた。

 誰かが、すすり泣く声だ。

 テオはびくりと身体を震わせる。思い当たることがあった。
 ノブを握る手はそのままに、振り返ってメルを見た。顎を突き出し、「開けろ」とポーズしている。
 意を決して、テオはドアをゆっくりと開けた。
 開けた途端、はっきりと声が聞こえてきた。絶望と悲嘆を凝縮したような、この世の終わりを思わせる、泣き声が。
「…………ぐすっ……う、うう……」
 声の主は入ってすぐのところ、便器の上に座っていた。両手で顔を覆い、肩を小刻みに揺らしながら、嗚咽を漏らしている。
「………………………………」
「うあ…………ひぅ、く、う……うぐ、あぁ……」
 テオが入ってきたことに気付いているのかいないのか、ただひたすらに声の主――マヴィは泣いていた。
 ちょこんと便座に腰掛けさめざめと泣く姿は、何人たりとも寄せ付けない悲壮なオーラが漂っていた。
 掛ける言葉が見つからない、というのはこのような時の事を指すのだろう。テオはなんとなしにそう思った。
 テオは静かに洗面所から出た。胃の裏側がひっくり返りそうな、吐き気とは違った気持ち悪さ、罪悪感が重く圧し掛かる。
「何が、あったのじゃ?」
 メルが感情を押し殺した声で聞いた。
 もはや釈明の余地は無いかもしれない。洗いざらい喋らないと、決して目の前の小さな魔女は納得しないだろう。だが、全てを話すと自分の秘密――兄の写真で行った自分の行為をも話さざるを得なくなる。
 とっさにうまく要約して、そのことに触れずに話を持っていくことは、出来る自信が無かった。テオは口先の魔術師ではないのだ。
「……おぬしは自分の部屋に帰れ」
 思いあぐねるテオをよそに、メルがそう切り出した。
「朝、厠に行こうとしたらあのザマじゃ。何があったのかは知らんし、知りたくもない。大方、いや十中八九ヴァネッサが一枚噛んでいるのじゃろう? もしそうならば、おぬしだけを問い詰めても無意味じゃろうて」
 そこで一息つくと、メルは目つきを鋭く尖らせた。
「ワシは部外者じゃ。当事者であるおぬしらで解決できるのなら、おぬしらだけで解決せい。良いか?」
 テオは頷いた。
「ゆめゆめ忘れるでないぞ。今、仲間内で対立していたら『神』には勝てん。ただでさえ、分が悪いのじゃ。仲間には……特にクレアやヒースにはあまりいらんことを喋らんように」
「…………」
「相談には乗ってやろう。いつでも聞きに来るがよい……さ、早く部屋に戻るのじゃ。アルフ達もそろそろ起きだすじゃろう」
 どうせ夜中遅くまで睦み事に精を出していたから、自分が起こさないと起きない……と言いかけたが、ぐっと堪え、何も言わなかった。
 テオはメルに背を向け、部屋を出た。
539テオ奮闘記五幕目 ◆DiO0oSvz1Q :2007/06/27(水) 01:12:47 ID:J4yVXRVc

「男は背中で語るというが……なんというか……貧相じゃの」
 テオを見送った後、メルは独りごちた。
 ヴァネッサが寝ているベッドにぽふんと座り、幸せそうに寝ている魔女の顔を覗き込む。
「全くおぬしは……幸せそうな顔しおってからに……何故よりにもよって、こんな時期に問題を起こす?」
 ヴァネッサの頬をつつきながら、メルは愚痴る。
 ぼそぼそと小さな声で、語りかけるように。
「マヴィに話はあらかた聞いた。あやつの主観じゃから、一概にどうとは言えんが……おぬし、悪戯にしては些か度が過ぎるのではないか?」
 淡々と――淡々と――マヴィよりも、ヴァネッサよりも永きを生きる清廉の魔女は語り続ける。
「問い詰めたところで、おぬしは口答えするじゃろうな……」
 ぐりぐりとヴァネッサの頬に指を食い込ませる。ヴァネッサの眉がわずかに寄った。
「…………朝から説教かい」
 目を閉じたまま、ヴァネッサが口を開いた。
「起きたか。……マヴィと話をした」
「あ――――、そういやほったらかしだった。それで?」
「自重という言葉は知っておるか?」
「ふん、あーするしかなかったんだよ。殺す以外で口を封じるんだったら、仲間に引き込むしか無いだろ?」
「愚か者。やり方を考えろ。おぬしは昔っから、というか今回の神復活に関しても猪突猛進というか先走り過ぎというか……」
「うるさいねぇ……朝の余韻が台無しじゃないか」
「クレアの耳に入ったら、あやつ、卒倒ものじゃぞ。それから正座で長時間説教タイムじゃろうな」
「あぁ、もう。うるさいうるさいうるさい! メロンパンぶつけるぞ畜生!」
 勢いよくヴァネッサは跳ね起きた。首の後ろを掻きながら、恨みがましい目でメルを見つめる。布団がズリ落ちたときにヴァネッサを大きな胸が外気に晒されるが、気にした様子はない。メルも、僅かに一瞥しただけで目線をヴァネッサの目に合わせた。
「きっと、頭に行くべき栄養が、その胸にばかりいったんじゃろうな……だから他人を思いやることが出来ないというか……」
「そんな目でみるんじゃないよ。ぺったんこのあんたに言われたくないね」
「ふふん。これはこれで需要があるのじゃ。カッカッカ!」
「す、すげぇムカツク……なんだこの敗北感は……」
「被害妄想じゃろ。気にするでない。大は小を兼ねるというではないか」
 遠慮もなく、ヴァネッサの豊満は胸をつつくメル。
「……マヴィとちゃんと話しておくんじゃぞ」
「チッ、分かったよ……面倒臭い……」
 ヴァネッサは後ろから倒れるようにまた横になった。
540テオ奮闘記五幕目 ◆DiO0oSvz1Q :2007/06/27(水) 01:17:24 ID:J4yVXRVc
 一向はホテルをチェックアウトし、キングストンを追って南へと進行していった。
 素泊まりだったので朝食は出ない。よってどこかで食べなければならないのだが、そのような計画はテオには無縁だった。
 ヒースやクレアといった計画性のある人間が全て指揮をしているため、テオはただ付いていくだけでよいのである。
 次の目的地は円卓機関本部。どんな経路で行くんだろうなとぼんやり考えていると、突然わき腹を突かれた。
「おい、おぬし」
 メルだった。
「ちゃんとマヴィと話をしたんじゃろうな? 解決の糸口は掴めておるのか?」
「……………………ごめん。まだ」
 隊列の後ろの方を振り返ると、最後尾に足取り重く、ゆらゆらと覇気のかけらも感じさせない足取りでマヴィが歩いている。目はずっと下を向いたままだ。
 荷物を纏めてホテルを出るまでの間、謝るにしろなんにしろ、話しかける機会は沢山あった。だが、今のマヴィが放つ鬱オーラによって、話かけることはおろか、目線を合わせることすら躊躇われる。
「あんなマヴィ、見てられん。早いとこ和解してマヴィを元気にさせてやってくれ。頼むぞ」
「…………うん」
 できる。きっと自分にはできると言い聞かせ、テオはマヴィをちらりと見た。どこを見るわけでもない、ただぼんやりと目を開けているだけという彼女の瞳に、光は全く感じることはできなかった。

 聖都セントライズに別れを告げ、ビート海峡を船で渡った。途中海賊まがいのことをしている魔物と抗戦したが、さしたる被害もなく、追い払った。
 今回の戦闘では、マヴィは戦わなかった。いつもなら嬉々として前線に出ていく彼女だが、今日に限っては荷物の番。しかも隅っこのほうで壁に向かって体育座りをして、なにやらブツブツ呟いていたらしい。かなり重症だ。
 同じく戦闘に参加しなかったポロンが気味悪がっていた。
 二人きりで話しあう機会があればいいのだが。少なくとも彼女の話を聞いてやらなければ、歩み寄ることなど出来るはずもない。
 ヴァネッサに至っては初めから話す気などないのか、甲板で昼寝をしていた。
 ――なんか理不尽だ。とテオは思ったが、それはそれ。自分がすべきことをも出来ていないのに人を恨むのはそれこそ本末転倒であると考え、テオは再び「二人きりでマヴィと会話」という難題を解決するための思考の渦へ身を投じた。

 ビート海峡を抜けると、そこは雪国だった。
 カースグリッド大陸は年中雪に覆われている極寒の僻地であり、人の住める環境ではないといわれていたが、ちゃんと建物があった。建物には、円卓機関の紋章の色違い版がデカデカと掲げられている。
「あれが……円卓機関本部……」
 ついに決戦だ。これで「神」の復活を阻止できれば、全てが終わる。マヴィとのことも、その後じっくり時間をかけて解決すればよいだろう。

 結果から言うと、またもハズレだった。
 神の『繭』はここには無く、神を制御しようとしていたキングストンの思惑を聞いただけで、特に得たものはなかった。水のラピスティアを使って襲い掛かってきたユゴーを袋叩きにしてイベント終了。
 今回はマヴィも戦闘に参加した。テオは彼女が元気を取り戻したのかと期待したが、彼女は暴走したユゴーよりも狂った笑い声を上げながら、敵陣に突撃。
 電光石火のスピードでユゴーに詰め寄っていったところまではテオは見ていたが、それからは敵味方入り乱れての混戦になったため、全てを見ることはできなかった。
 敵側の弓矢と魔法の激しい応酬により、前線に出ていたテオは早々に散った。気が付いたときにはもう戦闘は終わっていた。
 そのときの仲間の証言から戦闘の概略は掴んだが、どうやら最終的にユゴーを仕留めたのはマヴィのようだ。クレアが「ユゴーのライフはもう0です!」と言って引き剥がすまで、ユゴーに馬乗りになり、殴り続けていたらしい。
 ユゴーの顔が原型を留めていたのかいないのか、それは神のみぞ知る。だが、おそらく後者だろう。冥福を祈る。
 マヴィは相当荒れている。早急に事を運ばねばならないとテオは焦った。
541テオ奮闘記五幕目 ◆DiO0oSvz1Q :2007/06/27(水) 01:19:52 ID:J4yVXRVc
 戦闘後、適当に休憩を入れて休むことになった。情報収集に行く者もいれば、身体を休めているものもいる。
 マヴィが一人でうろうろしていたので、ようやく話す機会ができた。
「ま、マヴィ? ちょっといいかな」
「…………」
 無言でこちらを向くマヴィ。話す意思はあるようだ。
 だが怖い。まだ手を洗っていないのか両手――肘から先が真っ赤だ。誰の血かは推して知るべし。とある赤毛の車掌は全身血で真っ赤になったというが、手だけを見ると、負けずとも劣らないかもしれない。
 正直怖い。滅茶苦茶怖い。目が死んでる。だが、ここで言わねばもうチャンスが無いような気がして、テオは勇気を振り絞って言葉を続けた。
「昨日のことなんだけどね? あの……」
「……初めてだった」
「え?」
「初めてだった。この世に生を受けて、それなりに生きてきたが、性行為は――したことがなかった」
 ゆっくりとゆっくりと言葉を続けていくマヴィ。
「私達だって、魔女だって、女だ。始めての、始めてのソレは……自分が心から好きだと思える人としたかった……」
 彼女の目の端に涙が溜まる。
「ふ、ふふ、あはははは!……葉っぱだぞ? そんなのに、そんなのにな……は、辱められて、処女まで奪われて…………あ、朝までずっとッ! 痛みだって半端じゃなかった! 気持ち悪かった! その気持ちが、私の気持ちが、お前に分かるものか!」
 そこまで言うとマヴィは急に踵を返し、立ち去ってしまった。すぐに角を曲がり見えなくなる。
「……どうしよう……」
 何も出来ぬまま、何も伝えられぬまま、テオはマヴィの背を見送ることしか出来なかった。自分ではもはやどうすることも出来ないのかもしれない。
「諦めたらそこで試合終了……」
 ぽつりと、無意識に口から出た。そうだ。まだ終わっていない。むしろ今からが自分のターンなのかもしれない。ああ、兄さん。ボクはバスケがしたいです。
 テオはマヴィを追った。


 マヴィは女性用トイレに立て篭もっていた。誰かと話す気分ではなかったし、腕についた血を洗い落とさなくてはならない。
 ひとしきり手を洗い、こざっぱりしたところで備え付けられている鏡を見てみる。
 自分で見てもひどい顔だった。ばしゃばしゃと水を打ち付けるように顔を洗って、気分を落ち着かせる。
 昨夜のことはマヴィにとって非常に屈辱的な事態であった。おまけに一睡もしておらず、媚薬による体の火照りが抜け切れていない。ヴァネッサはどんな媚薬を使ったのだろうか。
 精神的にも、肉体的にもマヴィには大きな負荷がかかっていた。
「…………ふぅ」
 冷静に考えれば、さっきのはチャンスだったのかもしれない。あまり事を大きく広めずに、ひっそりと内輪だけで解決できれば、それに越したことはない。
 だが、どこか煮え切らないのも事実だった。やられっぱなしで腹立たしいことこの上ない。はらわたが煮えくりかえる、というのはこのような心境を指すのだろう。
 よりにもよって茶葉に処女を奪われたとあっては笑うしか出来ない。
 ものすごく悔しい。
 せめて、せめて相手がテオだったのなら、まだ諦めようもあったのかも――むしろそのまま――
「……はっ」
 ありえない。テオならばそんなことは絶対にしない。強姦などするような性格ではないとマヴィは確信していた。
 さっきは冷静さを失ってテオに突っかかったが、元はといえばヴァネッサが原因ではないか。
 ヴァネッサとテオがあの晩何をしていたのか。そしてそれを見た自分への制裁兼口封じがあの所業だったのだろう。もう少し手段を選んで欲しかった。ヴァネッサなら、「魅了」で相手の記憶を弄ることなど造作もないことだろうに。
 『忘れろ』とただ一言命令すればそれでいいのだ。
 冷静に考えれば考えるほど、ヴァネッサが悪いような気がしてきた。ここはひとつ、ヤツと話をする必要があるのではなかろうか。自分だって情事を見てしまった負い目はある。相手が素直に謝れば、それでイーブンにするくらいの寛容さは持ち合わせている。
「よし」
 マヴィは自分の頬を一度ぱしりと叩くと、トイレを出た。ヴァネッサを探して土下座させる。それでいい。それがいい。
 意気揚々と、さっきまでの沈み具合が嘘のような気分で一歩を踏み出し――倒れた。遅れてやってくる小さな痛み。まるで、何かが刺さったような――
 今になって、首元から何かが染みこむような灼熱感がやってくる。誰かが傍に立ち、何事かを呟くような声も聞こえた。
 あ、やばい。
 自分が危険な状況に陥っていると判断したと同時に、マヴィの意識は途切れた。
542テオ奮闘記五幕目 ◆DiO0oSvz1Q :2007/06/27(水) 01:21:43 ID:J4yVXRVc
「うう……う?」
 どこだここは? 目が霞む。白いものが見える。
「あれ、もう目が覚めたんだ」
 聞きなれた声。
「ごめんね。こうでもしなきゃ話を聞いてくれないと思ったんだ」
 マヴィは横になっていた。目に入った白いものは、天井のようだ。首だけをゆっくりと動かし、声の主を確認する。
「テオ……何のつもりだ?」
「ごめん。本当にごめん。吹き矢でちょっとね……でもすぐ動けるようにはなるから」
 体が動かない。四肢が痺れる。感覚がいまいちはっきりしない。おそらく――毒、か。
 周囲を見回す。トイレの前の廊下のようだ。テオに膝枕されていた。
 早いところ起きなければ。もう一度指先に力を込めてみる。だが少ししか動かない。
 起き上がろうと四苦八苦するマヴィを見て、テオはまるで介護人のように優しく、しかし適所を支えるように彼女の体に手を回し、起こした。
 ぐい、と半ば抱きしめられる姿勢だが、不思議と嫌悪感はなかった。
「…………もう、いい。さっきは言い過ぎた。昨日のことだろう? 今更悔やんでもしょうがない」
「あの」
 テオの手に力が篭る。彼の真剣な表情にマヴィはたじろいだ。
「ささやかなお詫び、というか……その、ね」
 歯切れの悪い口調でテオはぽつぽつと言葉をつなげていく。何か嫌な予感がする。マヴィはそう思った。
「……我慢、してたんだよ? あんなの見せられたら、誰だってさ……だけど、ヴァネッサもいたし……」
 逃げよう。何故かは知らんが、テオがおかしい。とんでもない「お詫び」をされそうだ。
「まだ体、熱いんじゃない?」
 ビクリとマヴィの体が震える。やめろ、それ以上言うな。言わないで――
「あんなことを忘れられるぐらい、ちゃんとしてあげる。胸を張って、これが初体験だって言えるぐらいに――」
「ま、待て。待ってくれ。もういいんだ。気にしてない、私は気にしてないから! 大丈夫だ。心配しなくていい」
 矢継ぎ早に喋って自分のペースに持っていこうと試みる。だが、全ては遅かった。
「目、閉じて」
「いや――――――――――――」
 一瞬だった。
 一瞬だったが、確かに唇と唇が触れた。心臓が跳ねる。途端に落ち着きを取り戻していた体が再び熱を持つ。
「沢山、弄ってあげるからね……」
 強く抱きしめられた。このままではズルズルと事が進んでしまう。抵抗するなら今しかない。
 しかし、マヴィは出来なかった。それどころかゆっくりと、自分からテオを抱いた。
 心のどこかできっと冗談だと思っていたのか、それとも実はテオに抱いて欲しかったのか。どっちなのかは分からない。だが、なんとなく、なんとなくだが、テオになら身を預けてもいいという妙な安心感があったのは事実であった。
 まるで魔法にかけられたかのように、マヴィはテオを受け入れた。

 つくづく、自分はトイレと縁がある女だとマヴィは思った。
 一回目はホテルのユニットバスで、そして今回は敵地(?)で。個人的にはこうした野外プレイまがいよりも、ちゃんとベッドでしたかったのだが、四の五の言ってはいられなかった。
 人目を避けるためだと自分に言い聞かせ、テオに促されるまま、マヴィは再びトイレへと入っていく。
「テオ……ここは男子禁制であってな」
 今更ながら抵抗を試みるが、
「するの、嫌?」
 面と向かってこう言われてはなんだか断れなかった。ここで拒絶の意思を表すことが出来る精神の強さが自分には足りていない。健全な精神は健全な肉体に宿ると信じて体を鍛えてきたが、未だに自分は強い精神力を身に付けていないようだ。
 ひいては修行不足。
 強い=健全と定義できるかというとごちゃごちゃになってくるが、多分イコールだろう。
「すごいなぁ。体つき」
 個室に入るなり、テオが腹筋の辺りを撫でた。何となくくすぐったい。テオはするすると撫でる位置を下へ下へとシフトしていき、マヴィの太ももの内側を撫で始めた。
 スパッツ越しでも、直に肌に触れられているような感覚だった。マヴィは自分の両肩を掻き抱き、ぶるっと体を震わせた。
543テオ奮闘記五幕目 ◆DiO0oSvz1Q :2007/06/27(水) 01:23:53 ID:J4yVXRVc
「感度いいんだね」
「薬のせいだ、クスリの……」
「脱ごっか」
 テオの手がマヴィの腰当てに掛かる。
「いや、いい。自分でするから」
「そう言わずに〜」
 上下とも、いとも簡単に脱がされてしまった。
「……なんか慣れてるな」
 自らも服を脱ぎながら、テオは首をかしげる。
「昨日しなかったっけ?」
 マヴィの懐疑の声をよそに、テオがマヴィの後ろにまわった。そして、後ろから彼女を抱くようにしながら、片方の手は秘部に。もう片方の手は胸に這わせる。
「やっ……くすぐったい……」
 初めはさするように、次第に揉むような運動を繰り返す。体のほんの一部触れられているだけだというのに、異様に体が熱い。
「ほらほら、ちゃんと立ってないと」
 気が付いたら、マヴィはテオに支えられるようにして辛うじて姿勢を維持していた。前のめりになったマヴィを後ろから抱えるようにテオが支えている。その間も彼の手の動きは止まらなかった。
「むりぃ……力抜けるってぇ……」
 自分でも驚くようなヘナヘナとした口調で反論する。
「じゃあ、こーすると?」
 マヴィの秘部に伸びていた指が、ずぶりと割れ目の中に押し入る。
「ひえぇ!?」
 前のめりになっていた体が途端に跳ね上がる。
「痛くない? 大丈夫?」
 昨日散々、触手(?)に抉られたので割りと平気だった。それどころか、この微妙なくすぐったさが逆に気持ちいい。
 大丈夫かと聞いておきながら、テオの手は止まらない。
「うん……もっと奥までしても大丈夫」
 自然と口から出た。
「そう?」
 それを聞いた途端、せいぜい指先程度に入っていたテオの指が容赦なく食い込む。指の第二関節ぐらいまで一気に入った。
「ッ! あ、ぐっ」
 爪が中で擦れてちょっと痛い。だが、その痛みを感じる間もなく、次の指が入ってくる。人差し指と中指が入った。
 ぐにぐにと中で指が動いているのが分かる。
「ちょ、ゆっくり、あぅ……やさしく……」
「え? 聞こえな〜い」
 さらに動きは加速した。
「あぁう……く、あっ、あ」
 呼吸をするたびに声が漏れる。まるで襞をそぎ取るかのような激しい責めに下半身の感覚がより鋭敏になっていく。段々と湿ってきたような気がする。
「こっちのほうもしてみようか?」
「あ、え……?」
 テオが胸に回していた手を引き、中指と人差し指を自らの口に咥えた。ぐちゅぐちゅと唾液の混ざり合う音がする。いやらしい音だった。テオが口から手を離す。
 ゆっくりとテオの手がマヴィの臀部に伸びた。同時にマヴィの脳裏に昨夜の出来事がフラッシュバックする。
「だ、だめっ!!」
 テオの手が止まった。秘部に差し入れていた指すらも。
「……なんで?」
 奇妙な含みのある口調だった。
 マヴィは僅かに逡巡した後、
「汚いから……」
 と一言ぽつりと呟いた。だが、
「汚くなんかないよ」
 その一言、たった一言で封殺されてしまう。マヴィは何も言えなくなった。
544テオ奮闘記五幕目 ◆DiO0oSvz1Q :2007/06/27(水) 01:25:08 ID:J4yVXRVc
 再び手が動き始める。前は激しく、後ろはゆっくりとほぐすようにマヴィの体を刺激していく。しばらくすると、後ろの指が窄まりを突くような動きに切り替わる。一突きされるたびに痺れるような心地良さがした。
「んひ、いぃぃ……」
 くっと食いしばった歯の隙間から、涎が垂れた。だが、気にならない。神経が全て下半身に集中しているかのように、マヴィは快感を味わった。
「お尻で感じてるの?」
 テオの冷静とも取れる一言がマヴィの理性を繋ぎとめた。
「感じ、て……ない、ふぁ、あうぅ……」
「いいんだよ、感じても。悪いことじゃないし、むしろ得じゃない?」
 ゆったりと軟らかい口調でそう言われると何故か納得してしまう。
 マヴィは首を捻り、テオの表情を見ようとした。きっといつもの優しい笑顔を浮かべているのだろう。包み込むような、それでいて母性本能をくすぐられるような。
 だが、テオの表情を見たとき、マヴィは後悔することになる。
「なぁに……? どうしたの……?」

 テオには似つかない邪悪な表情、歪んだ微笑を湛えていたからだ。

「――――ッ!」
 体中に急に怖気が走った。テオはあんな表情をするような少年だったか? 
 ――NO。
 そもそもテオはこんな、強姦まがいのことをする人間だったか?
 ――NO。
 テオは人に吹き矢を吹き付けるような手段を選ばない人間だったか?
 ――NO。
 そういえば、あの笑い方には見覚えが――――
「あれれぇ? どうした、のッ!」
 秘部と肛門、マヴィの二つの穴にテオは同時に指を深く突き入れた。
「あひぃ! 指入れちゃだめぇッ……」
「楽しもう……? 余計な事は考えずに……? ね?」
「は……はひぃ……うごかさないでぇ……たのむからぁ……」
 テオの発する言葉の一つ一つが麻薬のようにマヴィの脳髄に染み込む。
「こんなに濡らして……」
 蜜でドロドロになった秘部をテオがさらに掻き回す。連続的にやってくる愉悦のうねりがマヴィの理性を少しずつ蝕み始めた。
「おかしくなるぅ……ヘンになっちゃう゛……あ、あ、なんか、なんかぁ……」
 途切れ途切れの言葉を聞いて、テオはより一層楽しげに嗤う。
「そぅれ♪」
 今までただ単純にマヴィの肛門に入れただけだった指がくいくい、と動いた。締まろうとする括約筋の動きに逆らって穴を広げられる感覚に、
「あ゛ぁーッ!!」
 背筋を大きく伸ばし、マヴィの体が打ち震える。その様を見てテオが呟いた。
「ああ……やっぱりゾクゾクする……」
 秘部と肛門、前後の穴に入っていた指がゆっくりと抜かれる。抜かれるときでさえ、甘い快感がマヴィを蕩けさせた。
「う、うぐぅ……」
 くたりとマヴィの体がテオに寄りかかった。テオも避けるわけでなく、マヴィの体を支える。
「はっ、はっ、はっ……」
 マヴィの荒い息遣いだけが狭い個室を支配する。テオは黙ってマヴィを抱きしめていた。
545テオ奮闘記五幕目 ◆DiO0oSvz1Q :2007/06/27(水) 01:26:11 ID:J4yVXRVc
「はあ、はあ…………テオ……」
「ん? 何?」
「いい加減……正体、あらわしたら……どうだ」
「……いきなり何言ってるのさ。イキすぎて狂っちゃった?」
 マヴィはふるふると首を振る。
 どちらもそれきり喋らなくなった。しばらくして、マヴィの呼吸が落ち着くと、あたりは急に静かになった。まるで、世界には自分達二人しかいないのではないか。そのような錯覚すら覚える。
 沈黙に耐えられなくなったのか、先に口火を切ったのはテオの方だった。
「あ〜あ、どこでバレちゃったのかなぁ」
 気楽な調子で声を上げる。そしてすっと息を吸い込むと、明らかに先程とまでは違う声音で言い放った。
『全ての命令を破棄する』
 瞬間、びき、とマヴィの頭に激痛が走った。ゆっくりとマヴィはテオの方を見た。
「やっぱ貴様か……」
 そこにはテオ=アーウィンという少年は居なかった。代わりに、目に入ったのは――
「くくく、あんな可愛らしい声で喘いじゃって」
 ニヤニヤと笑っているヴァネッサだった。
「気絶寸前にテンプテーションかけてもしばらく有効なんだねぇ。ふふん、色々な意味で有意義だった。『あたしをテオと錯覚しろ』なんて命令、通ると思わなかったしね……どうだい、声とか同じだった? 途中まで、本当にボウヤに抱かれてると思ったかい?」
「黙れ……」
 半ば予想はしていたが、本当にからかわれていたのだと分かり、マヴィは唇を噛んだ。
 違和感は、あの表情だろう。短い付き合いではあるが、テオはあんな邪悪な笑い方をするはずがない。感じていた心地よさが一気に吹き飛んだ。
「気持ちよかったかい? まぁ、あんたの濡れ濡れの股が何よりの証拠だけど」
「ううう……」
「そんな泣きそうな顔しなさんな。そんなにボウヤじゃなかったのがショックなのか。ふ〜ん」
「ふざけやがって……」
「おや、ふざけてなんかないよ」
「真剣に悪戯してるってか……この……」
「違うね。まぁ昨日のこともあったし」
 ヴァネッサが下を向く。
「?」
「うん、その……なんだ。正直、やりすぎたかな〜とは思ってる」
「ヴァネッサ……」
「だが反省はしていない」
「ッ! コイツ……!」
「反省はしないけど、お詫びの意味も込めて、ね」
 ヴァネッサが彼女にしては珍しい邪気の無い笑顔で言った。
「せめて、ちゃんとイける身体にしてあげようってね」
「貴様ァ――!!」
 マヴィは密接状態からのボディブローを放とうとしたが、
「おっと、『抵抗するな』」
 出来なかった。寸止めで止まってしまう。
「まだテンプテーションそのものは続いてるからね……ふふふ、今までのは前戯。これからが本番だよ」
 ヴァネッサの手にはどこから取り出したのか、双頭ディルドーが握られていた。自分のずぶずぶとディルドーを自分の股間にねじ込んでいく。
「ん、んぅ……さあマヴィ。前の穴か後ろの穴、どっちを犯して欲しい?」
「どっちも嫌だ!! 放せ! 変態!」
「じゃあ、両方だね。観念しなぁ!」
「ひっ、ひえぇ!? だっ誰か! 誰かぁ――! て、テオ! 助けてぇええええ」
 マヴィの悲鳴がトイレの中に響いた。
546テオ奮闘記五幕目 ◆DiO0oSvz1Q :2007/06/27(水) 01:27:33 ID:J4yVXRVc
 ヴァネッサのとった行動は俊敏にして正確であった。
 マヴィが抵抗する間もなく、助けを求める悲鳴などものともせずにマヴィを壁に押し当て、自らもマヴィに密着する。
「離れろぉ……」
 マヴィがヴァネッサの肩を押して引き剥がそうとするが、壁に背を押し付けて重心が後ろにある体勢では、思うように力が出ず、ヴァネッサを引き剥がせない。
 ヴァネッサがマヴィの両足――ふとももに手をかけた。
「やめて――!」
 ぐっとマヴィの体が浮く。かなりの膂力でヴァネッサはマヴィを持ち上げた。
 そして、ちょうど口を開けるように露わになっている割れ目へと――
「ひぎぃいぃいいいいッ!?」
 一気に突き入れた。股間のあたりが微妙に盛り上がる。痛みがマヴィの体に走り抜けた。
「ふふふ深い! 深いってぇ! 痛い! 抜いて!!」
 マヴィは必死で声を振り絞った。
「あれ? 奥まで慣らされてたんじゃないのかい? お茶っ葉触手に」
 忌まわしい思い出を掘り返されて、マヴィの頬が羞恥に染まる
「ほ、ほんのちょっと入っただけだ! ほんのちょっと! こんなに深くはぁ……」
「ん〜? ……子宮届いたかな……」
「動くなぁ! いや、あ、ぁひッ」
 ぐりぐりと円を描くようにヴァネッサが腰を動かす。そのたびにマヴィの膣内に奥深く潜ったディルドーが子宮の入り口と擦れる。
「届いてるっぽいね。なんだ、あんたの浅いんじゃないか?」
「抜いて……頼む……」
 涙ながらに懇願するマヴィの声はヴァネッサには届かなかった。それどころか状況はさらに悪化する。
「おや……イイ顔じゃないか」
 嗜虐心をくすぐられたヴァネッサの目が細まる。
「そのほうがやりがいがあるしね……あたしはマヴィが好きだよ。どんなときでも強気でいる。簡単には篭絡しない。だからさ」
 ヴァネッサの顔を見てマヴィが息を呑んだ。
 殺される。
「簡単に、墜ちちまうんじゃないよ?」
 ヴァネッサが腰を大きく引き、再び突き出した。
「なぁ?」
「おごぉっ!」
 さらにもう一度。
「お楽しみは」
「ぐあ!」
 もう一度。
「これからさ」
「がっ!」
 まるでマヴィの子宮を壊すのではないかという勢いでヴァネッサは大きく腰を振る。
「こんなに激しくしてんのに興奮してんだ……このドMめ」
「あぐっ……ちがうぅ……」
547テオ奮闘記五幕目 ◆DiO0oSvz1Q :2007/06/27(水) 01:29:28 ID:J4yVXRVc
「鏡見せてみたいねぇ……この体勢じゃ無理か。中々の顔してるよ」
 ピストン運動が少しずつ早くなっていく。打ちつけるような動きから、襞を擦る動きへと変わってきているが、マヴィは認識できなかった。だた認識できることは、ヴァネッサが動くたびに甘い痺れが自分の脳を侵すということだけだった。
 痛みが徐々に快感に変わる。
「ゆるして……もぅいやぁ……」
「そんな気持ち良さそうにしてるのに止めれるはずないだろ?」
「あひ、あっ……むぷ」
 ヴァネッサがマヴィの口を唇でふさいだ。一方的にマヴィの唇を奪い、吸い付く。
「ん――っ、ぶ、うう――」
 下唇、上唇と愛撫するかのように吸い、舌を入れようとして――やめた。再び下唇を吸いにかかる。
 抵抗したいのなら噛めばいいのに、とヴァネッサは思った。流れ的に、なんとなく舌を入れようとしたが、我ながら失策だ。入れた舌を噛まれるとそれだけで形勢が逆転する。最悪、舌を噛み切られるかもしれない。
 今この状態でも、やろうと思えばマヴィはヴァネッサの唇を噛むことが出来るはずだ。ヴァネッサとしては、それだけは避けたかった。
 初めてテオとしたときには思うようにできたが、今回は勝手が違う。細心の注意を払いつつ、反撃を許さず楽しまなければならない。
 ピストンの速度を緩め、ゆっくりと、だが大きく出し入れしつつ、マヴィの唇を犯す。
 ふいにヴァネッサの歯に、何かぬめりとしたものがくっついた。マヴィの舌だ。ヴァネッサは怪訝そうに眉をしかめるが、すぐ表情を緩める。口を小さく開けると、マヴィの舌が入り込んできた。
 ――ふん。なんだ。嫌だ嫌だという割にはけっこう乗り気じゃないか。
 そのまま舌同士を絡ませる。ぐじゅぐじゅと唾液が絡んだ。
 ――罠、かもね。
 目だけを動かし、マヴィの様子を探る。彼女は目を閉じ、一心不乱にヴァネッサと舌を絡ませていた。
 ヴァネッサが顔を離す。マヴィが驚いたように目を見張り、舌を慌てて引っ込めた。
「いや、ちがう。私は、その、そうじゃなくて」
 かなり狼狽している。ヴァネッサはマヴィの両足を開放し、彼女を降ろした。そして耳元に顔を寄せ、小さく呟く。
「このレズ魔」
 自分のことを棚にあげて、マヴィを罵倒する。だがマヴィは何も反論せず、黙ってうつむくだけだった。
「……もっと、したい?」
 マヴィの肩がぴくりと揺れた。
「してあげるよ? マヴィが望むなら、もっと激しく、ガンガンしてあげる」
 優しく子守唄でも歌うようにヴァネッサは言葉を紡ぐ。
「…………」
「レイプみたいで悪かったね……でも本当に、本当に気持ちよくなれるんだよ? マヴィは知らないだけさ。味を覚えたら、もう世界が違って見える」
「…………」
「好きな相手とするときだって、気持ちよくやりたいだろう? ちょっと経験があれば、何も知らない相手を好きなようにできるんだよ?」
「…………」
「したいって一言、一言だけ言ったら、教えてあげる。もっともっと気持ちよくさせてあげる。それこそ気絶するぐらいにさ」
「…………て……」
「気持ちいいよ? 理屈抜きに、ふわふわってして、どこか自分が飛んでいくんじゃないかってぐらいにね」
「……して、くれ……もっと……」
 ――くすくす。
「大きな声で」
「…………して」
 ――マヴィ。もうあんたは戻れないよ。
548テオ奮闘記五幕目 ◆DiO0oSvz1Q :2007/06/27(水) 01:31:03 ID:J4yVXRVc
 ――スニッフって、知ってるかい。鼻の粘膜から薬を吸収するやつ。
 ――じゃあ、膣から吸収したら、どうなるんだろうね?
 ――ただのディルドーだとでも思ったのかい?
 ――気付いたときには、もう手遅れさ。
「よく言えました」
 ヴァネッサはマヴィの頬にキスをした。
「手を壁について……そうそう。尻をこちらにむけな……うん。力を抜いて……」
 ――安心しな。あたしは、玩具は大切にする性質だから。
 ――もっとも、あんたみたいなやつはいくら調教しても玩具になんかならないだろうけどね。せいぜい、正気と狂気の間で苦しみな。
「いくよ……ブチ抜いたげる」
「いひゃあぁぁぁあッ!」


「マヴィ〜。マヴィ〜。どこにいるの〜」
 テオはマヴィを探して施設内を彷徨っていた。
 完全に見失った。ずっと探しているが、見つからない。集合時間まで刻一刻と時間が過ぎている。
 既に外に出ているのかもしれない。半分諦観の念でテオが出入り口で足を向けたとき、
「おぉ、いたいた」
 後ろから声を掛けられた。ヴァネッサと――マヴィだ。
 ぐったりとしたマヴィにヴァネッサが肩を貸しているように見える。二人に何があったのだろう。
「んあ? あーあー心配しなくていい。ちょっと二人で話し合ってただけだから」
 話し合うことでそんなに消耗するのだろうか? とテオは疑問に思ったが、消耗しているのはマヴィだけのようだ。ヴァネッサは逆に、どことなくつやつやしているような――
「ちゃんと和解したぞ。昨日のこと」
 テオの目が驚きで見開かれた。
「ホント?」
「本当さ。なぁマヴィ?」
「…………う、あー……」
「…………本当に大丈夫なの?」
「五月蝿いねぇ。本人に聞いたらいいだろ。そら」
 それだけ言うと、ヴァネッサはマヴィを突き飛ばすようにテオに受け渡し、さっさと行ってしまった。
 気まずい沈黙が重くのしかかる。
「マヴィ?」
「…………頼む……ちょっとでいいから……休ませてくれ……」
 そうとう疲弊しているようだった。少しぐらい仮眠するぐらいの時間はあるだろう。
「横になる?」
「……ん」
 テオは周囲を見回し、休めそうな空間を探した。ちょうど喫煙コーナーのようなものがあり、大きなベンチもあったので、そこにそっとマヴィを横たえた。
「……あれ?」
 マヴィがテオの服のすそを離さない。テオは暫く逡巡した結果、マヴィを抱くようにしながら、自分もベンチに座った。
 マヴィの頭がテオの膝の上に来るように。
「普通は逆だよね……」
 テオは苦笑しながら、マヴィの頭を梳くように撫でた。かなり汗ばんでいる。――はたして何があったのか。考えるのはよそう。どうせロクなことがなかったのだろうから。
「すー……すー……」
 マヴィが寝息を立て始めた。どこか安心しきったような彼女の顔を眺めつつ、テオは時計に意識を向ける。
 ――もう少し、こうしてられるかな。
 普段見ることの出来ぬマヴィの無防備な姿を見て、テオは顔を綻ばせた。

 to be continued...

*誤字、脱字はなんとやら。
 長いなぁ……それに場所もなぁ……オマケに円卓機関からラストまでの流れだと、どこかに宿泊するのはおかしくなるし……うーむ。
 >>538のはトリップ付け忘れ。申し訳ない。
549テオ奮闘記 オマケ2 ◆DiO0oSvz1Q :2007/06/27(水) 01:32:56 ID:J4yVXRVc
「むむむむ……」
「あれれ。いつになく難しそうな顔してるね」
「おやボウヤ。……テンプテーションの汎用性についてちょっと、ね」
「なんでもあり。バーリトゥードな魔法になりつつあるね」
「いや、いくらなんでもなぁ……と、あたしは思ってみたりするわけだよ」
「いいんじゃないかなぁ二次創作なんだし。設定したのもん勝ちじゃない?」
「それとなぁ……マヴィ弄るんなら、もっとなんか……別のシュチュエーションの方が……」
「例えば?」
「うーん。あいつの目の前でテオとあたしがヤるとか」
「あてつけもいいとこだね」
「あたしが直にヤるとしても……ちゃんと従順な奴隷になるまで調教するとか」
「今後にひっかかるね。もうこのシリーズでマヴィ使えなくなるよ」
「実は眠っていたM才能を引き出すとか」
「器具ないよ?」
「かくなる上はハッテン場……」
「却下」
「チッ。いいじゃないか、そーゆーネタがあったって。『おお×く振りかぶって』のとあるMADにお姉さんは衝撃を受けました」
「笑撃の間違いじゃないの?」
「書くとしたら『それいけアンドレさん』……アンドレ×テオ……」
「嫌だ! そんな精神ブラクラは嫌だッ!! いつのまにか論点がおかしくなってるし!」
「その前に、今現時点でのテオとマヴィの絡みが少なさをなんとかね。そこんとこやって、あたしとマヴィどっちとるのか決めて……ああ、先は長いじゃないか。頑張れ作者。せめて週一ペースで」
「シノーラス類語辞典も閉鎖されるから、今まで以上に……」
「今まで以上に頑張る、だろ?」
550名無しさん@ピンキー:2007/06/27(水) 02:56:35 ID:VQxqUchm
>>549
GJ!
今日このスレを見つけて、氏のSSを一気に読みますた。
これからも頑張って書いていってホスィ。
551名無しさん@ピンキー:2007/06/27(水) 23:00:44 ID:7TLLZSTW
今北読んだ
久しぶりに最初から読み返そうと思う
逝ってきます
552名無しさん@ピンキー:2007/06/30(土) 22:56:50 ID:0BcVJRh2
今日ゲーム買って始めたばかりの俺が来ましたよ。

ルーシャええのぉ…これは凄く苛め甲斐のあるキャラだわ。隷属させるような妄想を掻き立てられる。
本編進めつつ、エロも書き進めたい心境。
553名無しさん@ピンキー:2007/07/03(火) 23:34:53 ID:j6QI3ooI

ルーシャは舌をアレフの裏筋に滑らせながら、優しく添えた右掌で硬くなった彼自身を慈しむ様に扱く。
「……ん………んん……」
時折漏れる甘い声に、アレフは更に興奮を募らせてゆく。
「ルーシャ……こんな…どこで…?」
すぐにも射精しそうになるのをごまかす様に、アレフはルーシャに声を掛けた。
「…何、勘違いしてるのよ……」
扱く手を休めぬまま、ルーシャはアレフの方を上目遣いで覗き込んだ。
「……アレフだから…貴方に感じて欲しいから、シてるのよ……」
554名無しさん@ピンキー:2007/07/04(水) 00:28:28 ID:UNTEy4oM
アレフ……真・女神転生2の主人公か?
555名無しさん@ピンキー:2007/07/04(水) 12:00:00 ID:ug9hKQGd
ところで、近々このゲームを買おうかと考えています。
キャラゲーだと聞きますが、ゲームの内容自体はそれ程つまらないものなのでしょうか?
参考までにお聞かせ願います。
556名無しさん@ピンキー:2007/07/05(木) 19:30:22 ID:Q0qpyy0o
いろいろ残念な部分があるのは確か
ルーシャの正体云々のやり取り皆無で、個別ENDの不在、いまいちまどろっこしい戦闘
しかしキャラゲーという枠を嵌めた上で安価で手に入れられたら納得の暇潰しゲーとしてしばらくは側に置けるかな
大作を進めている時の息抜き、トイレでの暇潰しにどうぞって感じ
557555:2007/07/06(金) 14:46:28 ID:aLiu+hoN
返信有り難うございます。
もう一つ、質問を。
初回版に設定資料集が特典として付属されますが、そちらの方についてはどうでしょう?
こちらの方は結構良い評判を耳にしますが・・・。
558名無しさん@ピンキー:2007/07/10(火) 18:44:27 ID:Kz8a+/fz
資料集はかなりイイよ
広報モリーの漫画以外

というか未だに特典付きの初回買えるのかい?
559555:2007/07/10(火) 21:33:10 ID:m8oh7aF9
有り難うございます。
ゲームだけでも軽い息抜きに、特典付なら尚良し。と、言った所なのでしょうか。
所持金の具合をみて決める事にします。
有り難うございました。

それと、特典付初回版ならば、通販サイトに行けば案外売ってます。中古が大半ですが。

560名無しさん@ピンキー:2007/07/12(木) 15:08:38 ID:WMp2ynZk
旅を続ける内に、徐々に距離を近付けていったアルフとルーシャ。いつしか二人は男女の関係になっていた。
そんなある日、街の宿屋での夜。皆が寝静まった頃、ルーシャの部屋に向かうアルフ。二人でベットに腰掛けて会話してる内にそんな雰囲気に。肩を抱いて唇を合わせたその時、アルフは前々から考えていた事を実行に移す。
561名無しさん@ピンキー:2007/07/12(木) 15:09:40 ID:WMp2ynZk

普通、誰しもキスの瞬間は無防備になるもので、それは暁光の魔女と言えども変わらない。夜の個室で、帽子とケーブを外した楽な服装でいた事もそれに拍車を掛けていた。――ルーシャは、油断していた。
アルフはその瞬間を狙い、片手でルーシャの両手を掴み、残る右手一本で懐に隠し持っていたロープを彼女の手首に巻き付けた。
「ちょっと……何よこれは?…早く解きなさいよ!」
ルーシャの手首を後ろ手に縛り上げたアルフは、直ぐに彼女の前へと回り込む。そして耳元で囁き掛けた。
「たまには気分を変えようと思ってさ…。……どうだ、ドキドキするだろ?」
「そんな事…っ……あぁんッ」
ルーシャの反論を待たずに、アルフは服の上から豊満な乳房を揉み上げた。思わず、高い声が出てしまう。
562名無しさん@ピンキー:2007/07/12(木) 15:10:32 ID:WMp2ynZk

「全く、ルーシャはいつもそんな風だな…たまには素直になれよ」
ルーシャの胸を揉みながらそう言うアルフの表情には、随分と余裕がある。一緒に旅を続ける内に、彼女のあしらい方を覚えて来たようだ。
「……何よッ…か…からかわないで…ッ……あッ…ア…あぁン…あっ…」
反面、ルーシャの方は彼の為すがままといった感じだ。いくら魔女と言えども、やはり女の子という事か。
「や…やめてよ……あっ…は…んっ…」
次第にルーシャの息が荒くなる。その隙を付いて、アルフは彼女の上着を捲り上げた。豊満なバストが大気に晒される。
「相変わらずいい胸だよな、ルーシャは」
今度は直接触りながら、アルフは静かに語りかけた。その掌の中では、乳首が既に硬くなっている。その事実が――アルフの愛撫に感じている自分自身が、ルーシャにはとても恥ずかしく、益々切ない気分になる。
563名無しさん@ピンキー:2007/07/12(木) 15:11:27 ID:WMp2ynZk

「…ハァ……ハァ……ふざけ…ないで…っ……」
強がってはみても、女としての快感には歯止めが効かない。既にツンと尖っているその先端に、嫌でも意識が向いてしまう。それを見抜いてか、アルフは指でルーシャの乳首をキュッ、と摘んだ。
「あぁぁァンッ…!」
思わず出た声は、正に少女のそれである。
「…でも、カラダは正直だよな………こんなに硬くしちゃって」
アルフは両手でルーシャの乳房全体を揉みほぐしつつ、指先ではピンク色した乳首を刺激し始めた。時折、ルーシャの身体がビクッと震え、その度にたわわな胸が揺れる。
「…はン…っ……あ…ぁンッ…」
ルーシャの吐息が次第に熱を帯びて来た。
564名無しさん@ピンキー:2007/07/12(木) 15:12:08 ID:WMp2ynZk

アルフは左手の愛撫を止めないまま、ルーシャの乳首を軽く吸い始める。
「あっ…あぁンッ……!」
アルフの口内で、ルーシャの乳首は更に硬さを増してゆく。アルフに責められている――そう思うだけで、まるで全身が性感帯になった様だ。
そんなルーシャの姿に満足した様子で、アルフは自分の思うままに彼女を責め続ける。
「さぁて……こっちはどうなってるかな…」
右手は胸を弄ったまま、左手でニーソックスから覗く白い太股をさわさわと撫でる。そして徐々にスカートの内側へと滑り込ませてゆく。
「……ちょっ…とッ……はン…そこは…止めなさい…よ…っ」
ルーシャはその手を払いのけようとしたが、縛られた手を動かすのは叶わず、僅かに身をよじるのが精一杯だった。その微かな抵抗をものともせず、アルフはルーシャの脚を開かせた。そしてゆっくりとスカートの裾をめくり上げる。
565名無しさん@ピンキー:2007/07/12(木) 15:13:02 ID:WMp2ynZk

「こっちは凄いな…ルーシャ…」
露になった白い下着の中央には愛液で出来た恥ずかしい染みが広がり、その甘酸っぱい匂いが漂って来る。ルーシャは、アルフの強引な愛撫によってその躯を濡らしていたのだ。
「……バカ…ッ……見ないでよ…」
ルーシャは耳まで真っ赤にしている。そして、そう言っている間にも染みはジワリと拡がってゆく。
そんな彼女を一瞥し、アルフは濡れた下着に手を掛けた。そして音も無く滑り降ろし、片脚を軽く持ち上げて下着を通す。更にもう片方の脚を滑らせ、わざと足首にその濡れた白布を残した。
「…いい眺めだな、ルーシャ」
「………や…ァッ…」
ルーシャはアルフの視線から逃れようと目線を落とした。すると、丁度自分の濡れた白布が視界に入り、また羞恥心が膨らむ。
566名無しさん@ピンキー:2007/07/12(木) 15:13:48 ID:WMp2ynZk

「凄い濡れ方だな、ルーシャ…直ぐにでも入れて欲しいんじゃないのか?」
「…なっ……何よッ……いい加減にしなさいよね……!」
口ではどんなに強がっても、この有様では意味を成さない。アルフもそれを理解している。アルフはルーシャの後ろに回り込み、彼女を自分の両足の間に挟み込んだ。
「…それじゃあ、素直になるまでたっぷり弄るとするか……」
アルフはルーシャの耳元でそう囁き、真っ赤になった耳たぶを甘噛んだ。ビクン、とルーシャの肩が震える。
「ひゃあ…ンッ!」
少し裏返った声。ルーシャはそのひと噛みで、軽くイッてしまったのだ。
アルフは、ルーシャがそこが弱いのを理解していた。逆に、ルーシャはそれを理解していない。その差が、そのまま二人の夜の立場を表している。
「…まだだぜ、ルーシャ……」
アルフはまた、余裕の笑みを浮かべた。
567名無しさん@ピンキー:2007/07/13(金) 20:25:13 ID:QV0Ry6ju
GJ!
良い感じですww
続き待ってます。
568名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 02:18:22 ID:5ENpZ6Wc
アルフのぺ煮酢刈り取ってルーシャに食べさせたい
569アルフ×ルーシャ続き:2007/07/14(土) 08:46:10 ID:PcQuV1A2

……クチュ…クチュクチュ……クチュ…クチュ……。
「…ふぁ…ッ……あん……ハァ…あ…あっ…あぁッ……や……ァン…あん……あァン…」
上の口からは甘い喘ぎ声、下の口からは淫らな水音。アルフの容赦無い愛撫に、ルーシャは身も心も濡らされていた。頭に白い靄が掛かった様で、口元から涎が垂れているのにも自分では気付かない。
アルフの左掌はルーシャの胸を傲慢に揉みほぐし、豊かな膨らみは彼の思うままに形を変える。すっかり硬く尖った桃色の乳首は指先で摘まれても、再び勃つのを止めない。
アルフの右掌はルーシャの最も大事な部分へと潜り込み、彼女を蹂躙する。溢れる愛液は指先だけでなくシーツをも濡らし、甘くルーシャの女の匂いを漂わせている。
アルフの舌はルーシャの耳から首筋、背中や脇の付近までも這い廻り、彼女の嬌声を奏でる。その音色を妨げるかの様に、時折唇を重ねては口内へ舌を忍ばせてルーシャを絡め取る。
――そう、正に、ルーシャはアルフに弄ばれていた。
570名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 08:46:58 ID:PcQuV1A2

(……駄目ッ……気持ち良過ぎて……変になりそう……)
ルーシャの頭に僅かに残った冷静な意識が、そう告げていた。アルフに好きにされ、元来の強気な自分が反発しようとしている。
だがそれと同時に、彼の望むままに感じさせられるのを喜んでいる自分も居る。いっそ、もっと辱めて欲しい気持ちもあるのだ。
「……アル…フ…ぅ…」
やっとの思いで絞り出した声は、余りにもか細い。
「…ルーシャ」
それに応えたアルフの声がやけに穏やかで、ルーシャは少し戸惑いながら潤んだ瞳を彼に向ける。
「……可愛いよ、凄く……」
その言葉に、ルーシャに残った頑なな感情が薄れて行った。アルフに全てを委ねてしまいたくなる。
その力の抜けた刹那、アルフが唇を重ねて来た。ルーシャはそっと瞼を閉じ、キスの感触に酔いしれる。
――それは、アルフの計算通りの反応だった。その証拠に、ルーシャは舌を入れても拒む事も無く、寧ろ自ら舌を絡ませて来た程だ。
571名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 08:48:07 ID:PcQuV1A2

アルフはそのまま、右掌の指先でルーシャの膨れ上がったクリトリスを刺激する。指を動かす度に、クチュクチュと卑猥な音が部屋に響く。
「……ンッ……ンン……ん……ゥン…ッ」
ルーシャは身体を少し痙攣させながらも、そのまま彼の責めを受け入れる。重ねた口元から互いの唾液がツウ、と流れた。
(……いい……気持ち…いい……)
ルーシャの頭は、その感情に殆ど埋め尽くされつつあった。
自分はアルフの事を愛している。その彼が、自分の身体に触れ、慰めている。そう、感じてしまうのは必然なのだ。そんな建前がぼんやりと浮かぶ。
だが実際はそれ以上に、昂ぶった性欲に抗えないのが本音だ。恐らく、もしこの手首の戒めが無かったら、自らの手で敏感な部分を弄るのを止める術は無いだろう。ルーシャは、図らずも自分に素直になるしかなかった。
572名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 08:49:59 ID:PcQuV1A2

「……も……そんな……じ…焦らさないで……ハァ…ハァ………早く…ぅ……」
唇を離して、ルーシャが縋る様な視線をアルフへ向ける。躯が、欲情を抑え切れなくなっている。
「ルーシャ、それは人に頼む言い方じゃないぞ…」
アルフは指遣いを止め、彼女をたしなめる。ヒクヒクと動く内襞が、ルーシャの身体の疼きを教える。
「……い…入れて……早く…アルフのを……入れ…て…ぇ…」
「俺の、何をだ?……ちゃんと言えよ、ルーシャ」
アルフは敢えて指を秘唇から抜き取った。まだ彼女を焦らして、更に従順にさせようと謀る。
「…いや……止めない…でよ…ぉ…」
ルーシャは無意識にそう呟く。最早完全に彼の性技の虜だ。
「もっと素直になりな、ルーシャ……ほら、早く…」
アルフの言葉に、ルーシャはゆっくりと自ら両脚を開き、なまめかしく濡れた秘唇を晒す。
「…ここに……アルフの、硬くなった……お……オチンチンを……入れて…下さい…」
少し声は震え、最後は消え入りそうな小声になる。その恥じらった姿は、普段のルーシャからは想像も出来ない。
「やっと素直になったな、ルーシャ……さぁ、もう一度…しっかりおねだりして…」
アルフの言葉にルーシャは少し俯いたが、観念して再び口を開いた。
「……お願い…します……早く……私の、ここに……アルフの…オチンチンを……入れて…下さい…!」
573名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 23:27:40 ID:I28sjGVo

「はぁぁ……」
574名無しさん@ピンキー:2007/07/17(火) 00:38:54 ID:CcX8k26j
続きまだー?チンチン
575名無しさん@ピンキー:2007/07/17(火) 23:29:10 ID:78yOJ9M9
つーかまだ職人がいることに驚いたよ!!
GJ!続き激しくキボン!!
576名無しさん@ピンキー:2007/07/19(木) 02:02:17 ID:EeY0R2xY
テオが出て来ないと抜けない俺はアルフ
577アルフ×ルーシャ本番:2007/07/20(金) 00:58:01 ID:TxWiD9vH

ルーシャは、壁に背もたれながら両脚を開いてアルフの方をぼんやりと向いている。
そんなルーシャの陰部から更に愛液が滲み出て来る。アルフに従属してしまった事で、興奮が高まったのは紛れも無い事実だ。
「…これが欲しいんだな…ルーシャ…」
アルフはベルトに手を掛けて、自分自身をルーシャの眼前に曝す。それは硬く反り返り、アルフの逞しい性欲を雄弁に語っていた。
「…うん……それ……欲し…ぃ…」
ルーシャは恥じらいよりも身体の疼きが勝り、物欲しげな視線をアルフの肉棒に注ぐ。その目が、彼を更に掻き立てる。
アルフは両手でルーシャの両脚を更に開き、自分の陰棒をすっかり濡れた女の子の部分に近付けた。そして入り口の辺りで少し焦らす様に秘唇に触れさせる。
「や……早く…来てよ…ぉ…」
「…だから、人に頼む言い方じゃ無いって言ってるだろ…?何を、何処に、どうするか、はっきりお願いしないとな…」
アルフは執拗に焦らし、ルーシャを焚き付ける。そして、ルーシャは最早その術中にあった。
「…ア…アルフの……オチンチンを……わたしの……お……オマンコに……入れて…下さい……お願い…だからぁ……入れ…て……入れて…ぇ」
最後は涙声の懇願になっていた。
578名無しさん@ピンキー:2007/07/20(金) 00:59:25 ID:TxWiD9vH

「じゃ…入れるぜ…ッ!」
アルフはゆっくりとルーシャの膣内へといきり立った肉棒を沈み込ませてゆく。
――ズブズブ…ッ。
すっかり濡れたルーシャの陰部は抵抗無くアルフを受け入れ、いやらしい水音を奏でる。
「……はぁぁぁ…ンッ…!」
ルーシャは一際大きな嬌声を上げた。挿入だけで、また軽くイッてしまったのがアルフにもすぐ解った。
「まだまだ……もっと楽しませてくれよ、ルーシャ…」
アルフはルーシャの腰に手を回して、彼女の身体を密着させる形にした。そしてそのまま対面座位の体勢でゆっくりと腰をグラインドさせ始める。腰を動かす度に、ルーシャの胸がアルフの胸板に触れた。
「…あぁン…っ……あ……あぁん…ッ……あッ…あァ…ァンッ…」
アルフの肉棒はルーシャの膣内で未だ硬さと太さを増し、ルーシャの子宮の中で暴れ狂う。ヌチュ、ヌチュと淫らな音が二人の身体を流れてゆく。
「ア…あんッ……あっ……アル…フぅ…ッ…」
ルーシャが譫言の様にアルフの名を呼ぶ。それに応える様にして、アルフはルーシャの唇を塞いだ。
579名無しさん@ピンキー:2007/07/20(金) 01:01:25 ID:TxWiD9vH

「……ん……ンンッ……ん…っ」
ルーシャは、自分から舌を入れてディープキスに興じた。突き上げられた下半身から沸き上がる性欲が全身に行き渡り、更なる快感を求める。アルフもそれに応えて、互いの唾液を貪り合う。
(……気持ち…いい………溶けちゃいそう……)
アルフの肉棒を咥え込んだルーシャの淫唇がキュウ、と締め付けを増す。二人の結合部からは、愛液がとめどなく溢れる。何時しかルーシャは自ら腰を振り、もっと深く繋がれようとしていた。
「いいぞ、ルーシャ……もっと、乱れて……」
唇を離して、アルフはルーシャの耳元で甘く囁き掛けた。
「…アっ…ぅ…うん…ッ……あ…あ…ぁっ……もっと…もっと…激し…く……して…ぇ……」
ルーシャも、熱い吐息混じりにそれに答える。そう言いながら彼女の腰がいやらしく蠢き、アルフを誘う。
すると、アルフは彼女の腰に回した手を外し、ルーシャから身体を離した。予想外の行動に、ルーシャは息を呑んだ。
「…はぁ…はぁ…っ……ア…アル…フ…?…やだ…っ……止めちゃ…やだ…ぁ……」
ルーシャは切なげな声でアルフに言う。
580名無しさん@ピンキー:2007/07/20(金) 01:04:21 ID:TxWiD9vH

その台詞を言い終わるとほぼ同時に、アルフは軽くルーシャを押し倒した。そして身体を横にし、左足を右掌で掴み、大きく広げる。
「…大丈夫……まだ、これからだ」
アルフはそう宣言し、再びルーシャを勃起した自身で貫いた。グチュグチュ…と愛液で濡れた秘唇が水音を立てる。
「はァンッ…!……ふ…深いっ…」
体位を変えた事によって、アルフの肉棒はより深い処までルーシャの中を突き上げる。そして何よりも、犯されている様がルーシャの視界により飛び込んで来る状態になる。
「…ほら…ッ…見えるだろ……俺達が繋がってるのが…」
「…うん…ッ……は…ぁん…見えてるぅ……アルフのが……入ってるとこ……あッ…あぁん…ッ…」
ルーシャは自分のいやらしい台詞に、また快感を募らせてゆく。一度火が着いた身体は、天井知らずに熱くなる一方だ。
アルフも腰遣いをより一層早く、激しくしていった。ギシギシとベッドが軋み、パンパンッ…と二人の肉が擦れ合う淫らな音が部屋中に響く。
「…はぁん……あンッ……あっ……あッ…あっ…あっあッ…ァン……」
ルーシャはまるで子猫のような愛らしい喘ぎ声で鳴き続ける。その声がアルフを掻き立て、ルーシャを責める手を緩ませない。
581名無しさん@ピンキー:2007/07/20(金) 01:06:43 ID:TxWiD9vH

「…あ…アルフ…ぅ……も……わたし……イッちゃ…う…ッ……あっ…あッ…イッちゃうぅ…ッ…!」
度重なる快感の波に、ルーシャは昇り詰める寸前になっていた。
「…ル…ルーシャ…ッ…!」
アルフも射精感が高まり、もう堪え切れない状態だ。腰遣いを小刻みな動きにして、ルーシャを頂上へと導く。
「…ルーシャ……中に出すぞ…ッ」
コクコク、と頷くルーシャ。
「…うんッ……出して…っ……熱いの…いっぱい、出して…ぇ!」
その言葉を合図に、アルフは下半身に溜まった性を一気に解き放った。
「くっ……ルーシャ…ッ…!」
……ドクドクッ…ドクンドクン…ドクッ…ドクドクンッ…!
「アッ…ああぁぁぁァァアンッ!!」
長い射精と同時に高い声を上げ、ルーシャも達した。全身にビリビリと電流が駆け巡り、激しく痙攣した裸体から汗が弾ける。
「……ふぅ…」
アルフが肉棒を抜き去る。受け止め切れないドロリと白濁した精液が、ルーシャのヒクつく淫部から零れ落ちた。
「…あ……熱い……」
朦朧としたまま、ルーシャは呟いた。部屋には愛液と精液と汗の混じった匂いが立ち込めている。
582名無しさん@ピンキー:2007/07/20(金) 01:08:54 ID:TxWiD9vH


「…ルーシャ…」
名前を呼ばれ、ルーシャはゆっくりと声のする方を向いた。
「…あ……アルフ…ぅ」
視界に入ったアルフの肉棒は精液に塗れていた。それに、あれだけ射精しても尚誇張した姿を保っている。それを見て、ルーシャは胸が切なく締め付けられるような感覚を覚えた。
「……舐めてくれ、ルーシャ…」
アルフはルーシャの腕の戒めを解き、彼女の前に立ちそう言った。縛り付けなくても、彼女が言う事を聞くという判断であろう。
「……はい……」
ルーシャは、素直に従う自分にくすぐったくも幸せな気持ちを感じていた。
583アルフ×ルーシャ奉仕:2007/07/21(土) 00:33:58 ID:QbQQvgCk

両手の自由を取り戻したルーシャは、自らを覆う残り少ない衣服を脱いだ。アルフに全てをさらけ出したいという思いがそうさせたのだ。
アルフは仁王立ちでルーシャの前に自分自身を曝す。その眼前にルーシャはひざまづき、それに顔を近付けた。
(……これが…さっきまで…わたしの中に…入ってたんだ……)
そう思うと、まるでまだ秘唇にそれが入っているかの様な錯覚を覚え、同時に抑え切れない愛おしさが込み上げて来る。
「ねぇ、アルフ……座って頂戴…」
「…?どうしてだ…?」
「…いいから……お願い…」
そう言われると断る訳にもいかず、アルフは腰を下ろして肉棒を晒す姿勢を取った。すると、ルーシャは四つん這いになり、アルフの間に入って来た。
「…じっとしててよ…」
ルーシャはそう言うと、アルフの肉棒に舌を這わせ、精液を舐め取り始めた。見る間に白濁液はルーシャの口内へと吸い込まれ、代わりに彼女の唾液で肉棒が妖しく光る。
「……こうして、欲しかったんでしょ…?」
ルーシャはアルフの肉棒をそのたわわな胸に挟み、ゆっくりと扱き始めた。
584名無しさん@ピンキー:2007/07/21(土) 00:36:09 ID:QbQQvgCk

ルーシャは両手で自分の乳房を掴み、アルフのモノを扱き上げる。次第に硬さが増すのが、肌触りから伝わって来る。
「……ねぇ……気持ちいい…?」
上目遣いでルーシャはアルフに尋ねた。その間も、その手は休めない。
「…ああ……ルーシャの胸…気持ちいいよ…」
アルフのその言葉に、また胸が締め付けられる。もっと、彼に尽くしたくなる。
「…そう……じゃあ、もっと…良くしてあげる…」
そう言って、両胸の間から覗く亀頭に軽くキスして、そのまま赤い舌を出してチロチロと舐め始めた。アルフのモノがビクン、と震える。
(…アルフの……ビクビクなってる……気持ち良いのかしら……)
ルーシャは彼のモノに奉仕するのに集中していて、アルフが眉をひそめて射精を我慢しているのには気が付いていない。自覚こそ無いが、ルーシャの胸はそれほどに魅力的であった。
アルフの肉棒からは先走り汁が漏れ、胸で扱く度にヌチュヌチュと音がする。その絖りによってルーシャの行為が随分と滑らかになってゆく。
(……もっと…濡れてた方が、いいの…?…じゃあ……。)
ルーシャは口元を胸の間の勃起したモノの真上にし、ツゥ…と唾を垂らした。そのまま胸で水気を肉棒全体に馴染ませると、再び口に溜めた唾液を垂らす。それを繰り返し、ルーシャの谷間はアルフの汁とルーシャの汗と唾液でヌメヌメと光っていた。
585名無しさん@ピンキー:2007/07/21(土) 00:38:33 ID:QbQQvgCk

「……ル、ルーシャ……凄いな…」
アルフは、ルーシャの献身的な奉仕に感嘆の台詞を洩らす。ルーシャの胸に包まれたいきり立つ自身は、今にも爆発しそうな程になっている。今度は、アルフが快感を味わっていた。
ルーシャは、自分の行為がいかに淫らな物なのかを全く自覚していない。ただ、アルフに気持ち良くなって欲しい一心だった。
(…凄い……アルフの…どんどん大きくなってく……感じて、くれてるんだ…)
そう思うと胸の奥がキュンと詰まって、鼓動が早くなる。乳房で挟んだ肉棒からその心臓の音が聞かれているのでは…と思う程に、ルーシャはドクンドクンという心音のリズムを意識してしまう。
その音に、ルーシャ自身も知らず知らずの内に興奮を高ぶらせていた。秘唇から再び愛液が溢れ、柔らかな太腿を伝う。呼吸が荒くなり、頬も上気して赤みを増していた。
「…はぁ…はぁ……はぁ…ん…」
熱い吐息が絖る肉棒に掛かり、アルフの射精感を一段跳ばしに加速させた。
「…うぁッ……出る…ッ!」
アルフは堪え切れずに、一気に白濁した思いを吐き出した。
――ドクドクンッ…ドプッ…ドクンドクンッ…!
勢い余った精液が次々と顔や髪へと飛び散り、ルーシャを汚してゆく。
586名無しさん@ピンキー:2007/07/21(土) 00:40:26 ID:QbQQvgCk

「…あっ……あぁ…ァン…ッ…!」
アルフの熱い塊を不意に浴び、ルーシャも軽くイッてしまい、愛液が淫唇から零れ出した。ポタポタとシーツに恥ずかしい染みを付けてゆく。
「…ルーシャ……悪い、汚しちまって…」
アルフは思いがけない射精に普段の自分を取り戻し、ルーシャに付いた白濁液を拭き取ろうと何か拭く物を探して手を伸ばした。ところが、ルーシャはその手を掴んで首を横に振った。
「……ううん…いいの……アルフのだから、汚れたなんて思わないわ……それに…」
「……それに……?」
一瞬間を置いて、ルーシャはアルフの股間にそっと触れながら言った。
「…あなたが、気持ち良くなってくれたから……嬉しいの…」
そのまま、ルーシャはアルフの唇に軽くキスをした。そして精液の付いた指先をアルフの目の前で舐め、コクン、と喉を鳴らす。その表情には、淫らさと安らぎが同居していた。
「…ねえ……まだ……したいんでしょ……?」
確かに、アルフの肉棒は既に硬さを取り戻している。こんなルーシャを目の前にして、彼女を抱きたいと思わない筈が無い。
「……いいわ………あなたの…好きにして…」
587名無しさん@ピンキー:2007/07/21(土) 02:43:54 ID:s3Gf5eli
クリの皮をナイフで切り取りましょう
588名無しさん@ピンキー:2007/07/21(土) 04:24:59 ID:Ff4IZ/WQ
>>586
GJ!ルーシャがエロ可愛いな!
まったく本編でもこれぐらいキャラ立てして欲しかったもんだぜ
589名無しさん@ピンキー:2007/07/21(土) 21:55:07 ID:s3Gf5eli
>>587
GJ!!!
590名無しさん@ピンキー:2007/07/22(日) 21:24:20 ID:IXbV9pme
期待
591名無しさん@ピンキー:2007/07/23(月) 15:56:38 ID:LZoVSTYk
テ、テオ奮闘記を……
最終的にヴァ姉とマヴィ様の力を借りて念願の兄さんと4Pですか?
592名無しさん@ピンキー:2007/07/23(月) 16:09:26 ID:AXfjz0ha
>>591
詩ねや
刈取って一生オナ禁状態にするぞ
593名無しさん@ピンキー:2007/07/24(火) 00:17:44 ID:dMs3Dln6
テオ「ところでさ、ヴァネッサ」
ヴァネッサ「あ? ……あれ? 本編は? テオ奮闘記は?」
テオ「ちょっと、今後の方向性についてひとつ」
ヴァネッサ「トリがついてない? ありゃりゃ?」
テオ「うん。あくまで名無しの身分だよ。もしかしたら騙りの変な人かもしれないし、本人かもしれない」
ヴァネッサ「回りくどいことを……何だい? テオはわたしのもの。これは確定事項だよ」
テオ「うーん……言いにくいんだけどさ……」
ヴァネッサ「マヴィがどうした。ショタ少年には姉キャラと相場は決まって……」
テオ「……ヴァネッサ死亡エンドっていう可能性がなしきにあらずというか」
ヴァネッサ「!?」
テオ「思いついたんだって。作者が。そしたらあれよあれよと話が浮かんで……」
ヴァネッサ「ま、待ちな!! 何つった? わたしが死ぬ? 何で!?」
テオ「ヴァネッサ、風のラピスティアの件で騎士団潰したよね」
ヴァネッサ「うぐ」
テオ「仲間の恨みを晴らすべく、生き残りがヴァネッサを……」
ヴァネッサ「納得いかないね! 兵士如きに殺られるあたしじゃないよ」
テオ「奇襲→袋叩きでボコボコだってさ。それでその後があるの。その生き残りが変な宗教団体を作ってルミナス教と対立してっていう……」
ヴァネッサ「却下だー!! なんで今更そーゆー鬱エンドに走るかな作者はーッ!」
テオ「それでさ、オリキャラは出して良いのかまずいのかっていう判定がつかないってさ」
ヴァネッサ「THE・邪気眼!」
テオ「まずいなら、この話は没。そうでなくてもそんな話は嫌って人がいたら没」
ヴァネッサ「はいはいはーい! あたしは嫌だ! だから没だ!!」
テオ「オリキャラ可でこそ出来る話もあるからね……オリキャラ×ならとある話はイリスが代役になるんだ」
ヴァネッサ「じゃあいいじゃないか。イリスで」
テオ「話の流れというか時系列がね」
ヴァネッサ「設定が無茶苦茶になるってかい? ほっときな。教団の体制だってあいまいなのに」
テオ「キングストンは『枢機卿』だったんだよね? じゃあ実際のキリスト教のシステムみたいに『枢機卿』は何人かいるのかな?」
ヴァネッサ「はいはいフレキシブルフレキシブル。なんだっていいんだよそーゆーのは」
テオ「ご意見募集です。1.オリキャラは可か? 2.ルミナス教団のシステムとは?」
594名無しさん@ピンキー:2007/07/24(火) 15:28:34 ID:TUewE8Qv
オリキャラって確固としたキャライメージが湧きませんよね?
絵があるなら良いのですが、そうでなければ読んでいて想像し難いので私としては無しかな、と。
後者についてはゲーム持ってないのでパス。
595名無しさん@ピンキー:2007/07/24(火) 19:19:13 ID:boPMf0D3
>>593

序盤から後半までずっとキングストンのワンマンでルミナス教が動いていたのを見ると
キングストンが一番上、ヒースが後日談で王様のまねごとをしている事から
アークナイトは2番目の地位、ユゴーの存在が大司祭ではないが枢機卿直下のユゴーにセシルが敬語で有る事から司祭より上
以上の点から

キングストン
   |
   ├──────┐      
  ヒース     |
   |       |
   |    枢機卿直属の配下
   |      ユゴー
   ├──────────┬──────────┐
   |               |          | 
ユーラス騎士団     ゼフィロス騎士団    司祭団
団長:不明      団長:アンドレ   大司祭:不明
   カイ                    セシル


で良いと思うけど?
596名無しさん@ピンキー:2007/07/24(火) 20:51:45 ID:L7F0dC6G
なんかもう色々とあれだから無しで
597名無しさん@ピンキー:2007/07/26(木) 02:27:36 ID:8f6DRUTh
作者さんにはお世話になっているのでw
ご自由に
598名無しさん@ピンキー:2007/07/26(木) 10:11:33 ID:KJHyUh0S
>>593に同意
ついでに幾ら奇襲でも魔女と人間の戦闘能力の差考えると人間側が勝てると思えない
更に言うと、最初良かったのにオリキャラ出始めたら最終的にオリキャラマンセー、
本編キャラが引き立て役になったSSとか幾つか知ってるから正直怖い。

ルミナス教のシステムも大体>>595が書いた感じだと思うけど、枢機卿は複数居る気がする。
というか十字軍とかの、教会が軍隊持ってた頃のキリスト教まんまじゃないかと。
世界的に信仰されてる超メジャー宗教が枢機卿一人で運営出来るとは思えないから、
他の枢機卿は各地を飛び回ってるとか、それぞれ執務にあたってたとかじゃなかろうか。
…多分、出てこない人は引っ込み思案だったんでしょう。
599名無しさん@ピンキー:2007/07/27(金) 11:27:29 ID:yDoa3Vcb
>>597
ご自由にって、一番困る回答だって。
お世話になってるなら少しぐらい協力してあげようよ。
率直になしの方向で。
600名無しさん@ピンキー:2007/07/28(土) 00:53:11 ID:fMwxhqrm
>>593
個人的には、作者さんの好きに書いてもらえばいいかと思う。
というか、そこまでちゃんと設定考えてるのに脱帽。自分はキャラ重視でしか書いてないので気恥ずかしい気分…。


それでもめげずに続き投下します。
601アルフ×ルーシャ本番2:2007/07/28(土) 00:59:57 ID:fMwxhqrm

度重なる行為に、ルーシャがすっかり疲弊しているのは間違いなかった。事実、今も両手で身体を支えるのが精一杯で、全身の力が抜けているのは明白だ。
それでも、ルーシャはアルフを悦ばせようと身体を開いてくれている。それ程まで、ルーシャはアルフを深く愛しているのだ。
「…いいのか、ルーシャ……俺、また激しくしちまうぞ……」
それは本音だろう。
「……いいの……あなたになら…わたし、めちゃくちゃにされてもいい……ううん、そうして…欲しい……」
それも本音だろう。
「分かったよ、ルーシャ……じゃあ…ルーシャの好きな様にして貰おうか…」
「…え…?どういう事…?」
アルフの意図がいまいち飲み込めないルーシャ。アルフはそんな彼女を抱き寄せて、耳元で告げた。
「……ルーシャが動いて、俺を気持ち良くして欲しいんだ……」
そのシチュエーションが脳裏に浮かび、精液塗れのルーシャの顔がカッ、と熱くなった。困った様にルーシャは少し俯く。そして少しの間を置いて、再びアルフに向き直って小さく首を縦に振った。
602名無しさん@ピンキー:2007/07/28(土) 01:00:51 ID:fMwxhqrm

全裸になったアルフは仰向けでルーシャを待つ。その腰の辺りで、ルーシャが跨いで立っている。その表情には、やはり恥じらいの色が浮かんでいた。
「……おいで、ルーシャ…」
「………うん」
ルーシャは小さく答え、右手を後ろに回す。その掌に触れたアルフの肉棒は硬く熱く、ルーシャを求めている。ルーシャはそれを優しく握り、自らの濡れた陰部にあてがった。
アルフは視界に飛び込んでくるその姿に、興奮が高まるのを制御出来ない。
「…ルーシャ……さあ」
「うん……じゃあ……入れるわね……」
ルーシャはゆっくりと腰を落とし、アルフを呑み込んでゆく。グチュ…と淫らな音を立てながら、ルーシャの大事な部分にアルフの肉棒が侵入してゆく。
「…あぁん…ッ……はぁ……入って……くるぅ……」
厳密には「入れている」というのが正解だ。ルーシャにしてみれば、何度も入れられた事はあるが、自ら咥え込むのは初めてだった。だが、その感触は今まで感じた事の無い快感をルーシャに与えた。
603名無しさん@ピンキー:2007/07/28(土) 01:01:48 ID:fMwxhqrm

「…ああぁッ……あンッ!」
上半身をのけ反らせて、ルーシャは切ない嬌声を上げた。そのまま腰を落とし、アルフの肉棒を自分の中に受け入れる形になる。
「ル…ルーシャ……」
アルフは少し落ち着きを取り戻しつつあった。
「…アル…フ…ぅ……入った…わよ……わたしの…中に……うっ……あぁ…」
ルーシャは快感に耐えつつも安堵の表情を浮かべる。ルーシャの両手は彼の胸板辺りに添えられ、自らの身体を支えてる。そして、そのままアルフの上で動き始めた。身体を上下に動かしてアルフのモノを出し入れさせる度にヌチュ、と淫靡な音が鳴る。
「…ねえ……こ…これで…いい…ん…っ……でしょ……?」
ルーシャは息が乱れるのを堪えながら尋ねた。
「これも…いいんだけど……もっと、腰を使って…こんな風に」
アルフはそう言いながらルーシャの腰を両手で掴み、自分の方へと引き寄せた。「…ァンッ…!」
ルーシャが短い声を出す。
それでもアルフはその手を休めなかった。丁度腰を前後にグラインドさせるようにルーシャを導く。
「…さぁ、自分で動いて…」アルフは静かに手の力を抜き、掌を腰から離しながら話し掛けた。それに従い、ルーシャは自ら腰を振り始める。
604名無しさん@ピンキー:2007/07/28(土) 01:02:34 ID:fMwxhqrm

「…あっ……あん……あァン…ッ……はぁ……ンッ」
最初はぎこちない動作だったが、次第に積極的な腰遣いへと変わってゆく。
(……これっ……いつもと…違う処に、擦れてる……す…凄い…っ…)
腰を振る度に、アルフの勃起した肉棒が中で肉襞に触れるのが解る。自分の膣がきつく締まっているのも解る。
「…あっ……い…いい…っ…イイ…のぉ…ッ」
精液を浴びたままのルーシャの顔が、快感の色を濃くしてゆく。アルフに尽くそうとしていたルーシャだったが、いつしか押し寄せる快楽の波にさらわれてしまっていた。自分の気持ち良い場所を探す様に身体を揺する。
「…ルーシャ……ルーシャ…ッ…!」
アルフは下から両手を伸ばし、撓わに揺れる膨らみを包み込んだ。そのまま思うままに揉みほぐす。そして自らも腰遣いでルーシャを突き上げる。アルフも、自分の欲望に忠実だった。
結果として、二人はお互いを昂ぶらせ合う。互いの性器を貪り合い、快感を重ね合わす。
605名無しさん@ピンキー:2007/07/28(土) 01:03:41 ID:fMwxhqrm

「……も……だ…駄目……イキ…そ……うっ…」
全身から汗の匂いを漂わせながら、ルーシャはその瞬間が近いのを感じ取っていた。
「…ルーシャ……俺も、出そうだ…ッ…」
アルフの方も射精感をコントロール出来なくなりつつある。彼の眉を潜めた表情からルーシャもそれに気付いた。彼女は、アルフを受け止めたいと、心から思った。
「あっ……あっあッ……いい…わよ……出し…ても……はぁん…ッ」
その台詞は、喘ぎ声が混じり、アルフの耳に上手く伝わらない。
「…ルーシャ…ッ……何……うっ…」
逆に、アルフの言葉も途切れる。それを、ルーシャは先程までの行為での従属を迫る言葉と受け取った。
(ちゃんと…言わないと…)
ルーシャは白くなりそうな意識の中で言葉を紡いだ。
「…出し…てっ……せ…精液、中に…出して…ぇ…」
ルーシャの口から「精液」という単語が放たれたのは初めてだ。その言葉の淫らな響きに、アルフの興奮は加速度的に高まった。
「…うっ…出すぞ……ッ!」
ルーシャの返事を待たず、アルフは熱い精液を彼女の膣内に注ぎ込んだ。
606名無しさん@ピンキー:2007/07/28(土) 01:04:28 ID:fMwxhqrm

「…あっ…あぁぁァァンッ!!」
アルフの精液が膣内に解き放たれると同時に、ルーシャも達した。快感に耐えようと、無意識にアルフの胸板に爪を立てて全身を激しく痙攣させる。
…ドクッ……ドクンドクン……ドプッ…。
…グチュ……グチュグチュ……クチュ…。
精液と愛液がルーシャの膣内で混じり合う。その量はとても飲み込み切れる物ではなく、二人の結合部から溢れ出してアルフの下腹部を流れてゆく。
「……は……ん……」
ルーシャは身体を支え切れずに、アルフの胸へと倒れ伏した。二つの柔らかい感触がアルフの肌に当たる。
「…ルーシャ……良かったぞ…凄く…」
髪を撫でられて、ルーシャは顔を上げた。そこにあったのは、満足気なアルフの笑みだった。
「…わたしも……すごく……気持ち、良かった……」
ルーシャは自然に目を伏せてキスをした。アルフもそれに応え、何度も唇を重ねては離し、愛しい感触と戯れる。そして、どちらからとも無く互いの指を絡め合っていた。そして二人は、そのままいつしか眠ってしまった。

その夜。部屋には、汗と愛液と精液の匂いと、愛を確かめ合った二人の空気が充満していた。
607おまけ(後日談):2007/07/28(土) 01:05:53 ID:fMwxhqrm

「なあ、ルーシャ」
「……何よ…」
明け方近く、いそいそと服を着替えながらアルフはとある疑問を投げ掛ける。
「…あんなに中に出しちまったんだけど、大丈夫なのか…?」
「…そんな事気にしてたの?」
ルーシャはそう言うと、小声で魔法の咏唱を始める。薄い光が、ルーシャの身体を包んだ。
「…ルーンで身体を浄めるから、大丈夫よ」
ルーシャはいつもの不敵な笑みを浮かべた。
「そうか、魔女だからな…じゃあ、魔法でロープを解けたんじゃないのか?」
ルーシャはあっ、という表情を見せる。全く考えもしなかったのだろう。
「もしかして……わざと縛られたんじゃないのか?…へえ…ルーシャがそんないやらしいなんてな…」
アルフはからかう様な眼差しを向ける。
「……バカッ、何言ってるのよ!」
ルーシャは真っ赤になって怒り、傍らの枕を掴んでアルフに投げ付けた。
「…おわっ!冗談だよ、ルーシャ」
自分の頭を庇いながら、アルフは部屋を出て行った。

「……まぁ…イヤじゃなかったけど……そんな事、言える訳無いじゃない……バカ…」
再び一人になった部屋で、ルーシャは誰にも聞こえない位の小さな声で呟いた。
(終)
608名無しさん@ピンキー:2007/07/28(土) 02:56:48 ID:DtFpsE1y
>>599
そうか?作者氏の意向はオリキャラ出したい、けど
叩かれるとか痛くなるとか、そういった批判が出そうで、聞いてみたんだと思ってる

だから、ご自由に、の意味はオリキャラでもなんでもおkってこと
609名無しさん@ピンキー:2007/07/28(土) 08:44:10 ID:kgTP9Uxy
>>600
ついにアルフ×ルーシャを書き切ったな。乙〜
あまりにも王道なまでの甘々な和姦GJ!
この甘さがゲームの中でもほんの少しでもあればな〜
610名無しさん@ピンキー:2007/07/28(土) 10:43:57 ID:2YlY41Vx
>>608
そういうことなの?
てっきりアンケ自体を放棄した書き込みだとばかり解釈してたんだけど。
611名無しさん@ピンキー:2007/07/31(火) 04:17:46 ID:FYBwl5LJ
テオ「こんな夜分にこんにちわ。あなたの街のマッドサイエンティスト、ドクター……」
ヴァネッサ「それ以上言うとニトロプラスに怒られるからやめな。ネタを出しすぎは著作権に関わるよ」
テオ「……えーと。>>593のアンケートに関する多数のご意見ありがとうございました(ぺこり)。参考にさせていただきます」
ヴァネッサ「何でもいいから書けばいいのに……書いてから怒られろっての」
テオ「ラストと、それ以降に影響するの。オリキャラ有りだったら、続きのプロットがあるし、無しだったら一応完結」
ヴァネッサ「あたし死亡エンドはやめておくれよ〜……」
テオ「神のみぞ知るってところかな。ボクが死んじゃうエンドだってあるんだよ」
ヴァネッサ「テオが死ぬ→禁忌の魔術で復活→一生あたしの奴隷。……よし、これだ!」
テオ「ちょっと待った! もうやめようこの話! 作者が本格的に妄想するから!」
ヴァネッサ「で、続きはまだ?」
テオ「………………えへへへ」
ヴァネッサ「おい」
テオ「本編スタートです」
ヴァネッサ「あるんじゃん。始めておくれ」
テオ「…………エロパロなのに、エロのカケラもないとはこれいかに」
ヴァネッサ「内容で勝負さ。>>190さんが書いたコピンの話ぐらいのクオリティで。異論は認めない」
612テオ奮闘記六日目 ◆DiO0oSvz1Q :2007/07/31(火) 04:19:03 ID:FYBwl5LJ
「マヴィさ、あんた、自重って言葉知ってるかい?」
「その言葉、そっくりそのまま返してやろう」
 テオは困っていた。
「先に手ぇつけたのはあたしだよ?」
「ふん。体だけの付き合いだろう」
 テオはものすごく困っていた。
「横取りする気? 大人気ないねぇまったく。覇緑の魔女ともあろうものが」
「これ以上、貴様というふしだらな不穏因子の傍にテオを置いておくわけにはいかない!」
 テオはこの上なく困っていた。
「はん。不穏因子も何も、あんたがテオとしっぽりしたいからじゃないのか? そのためにはあたしが邪魔だ、と」
「……ッ!」
 テオはとっても困っていた。
「ほら図星。あーあー怖いねぇ女の嫉妬は」
「とにかく! 引き分けだからもう一回だ!」
「もうさ、やめようよ二人共……」
 テオはやっぱり困っていた。
 二人の魔女が一人の少年を挟んで口論を繰り広げている――ただし、口論などという生易しいものではなく、今すぐにでも大喧嘩に発展しそうな危険な雰囲気を辺りに漂わせていた。
 挟まれた少年――テオはほとんど半泣きだった。
「つーわけで、テイク10だ。セシル」
 赤い髪の魔女に声をかけられた星影の魔女ことセシルがあからさまに嫌そうな視線を三人に向ける。
「えー……まだやるの?」
「もちろんだとも。さっさとコイツに『キュアオール』を頼む」
「あのさ、三人とも。私だってもう疲れてるんだけど。それに……」
 セシルが気の毒な視線をテオ――の足元に向ける。
「もういいんじゃない? 目的果たしたんだし」
 視線の先には、ボロ雑巾もかくやという格好のゼハル神が倒れていた。


    一時間前 聖地カナル

「いよいよ最終決戦だ……」
 キングストン、プリエルといった噛ませ犬――もとい強敵を屠り、ついに「神」との対決となった。
 いやおうにも士気は高まる。テンションをメーターで示すことが出来たのならば、針が振り切れてしまっていることだろう。
 星のウロから、さらに地下へ地下へと伸びる回廊。壁が発光しているので暗くはないが、無限に続くのではないかという気がしてくる。しかし一歩、一歩と歩くにつれてより強く感じる重い気配。確実に星の心臓がある最深部に近づいていることがわかった。
「神かぁ……みんなで戦えばきっと大丈夫だよね、兄さん!」
 幾多の死線を乗り越え、心身共に成長したテオは自分を奮い立たせるために兄であるアルフに問いかけた。
 しかし、返事はない。
「あれ? 兄さん?」
 テオが周囲を見回してアルフを探すと、ルーシャと向かい合い、手を取り合っているアルフの姿があった。
613テオ奮闘記六日目 ◆DiO0oSvz1Q :2007/07/31(火) 04:21:39 ID:FYBwl5LJ
「アルフ……私、怖いの。もし、みんなが倒れちゃったらどうしようって……」
「大丈夫さ。ここまで来れたんだから、きっと出来る。神を倒せるさ」
「でも……」
「心配するな。俺がついてる」
「アルフッ……」
「………………………………チッ」
 テオは思わず半目になって、舌打ちした。まったくこの緊張感のなさときたら。バカップルとは思っていたがここまでとは。
 頭から伸びるアホ毛は伊達でないことを再認識していると、ぽんと肩に手を置かれた。
「しょうがないじゃないか。今まで楽勝ムードだったしね」
 見るもの全てに力強さを与える赤――ヴァネッサだ。
「ユゴーはマヴィがフルボッコ。キングストンはセシルの『スカルビヨンド』で瞬殺。プリエルに至っては完全な力押しだったからね」
「でもさ……神だよ? ラスボスだよ? きっと凄いんじゃないかな?」
 ニタリとヴァネッサは薄く笑った。

「永久機関作戦の前に敵は無いよ」
 永久機関。それは味方へのサポート魔法の重ねがけによる強制的な習熟法であり――
「平たく言えば、システムの穴をついた裏技だよね」
「レベル99の前にはラスボスなんて赤子の手を捻るようなもんさ。あーはっはっは!!」
 永久機関が使える一部のメンバーのレベルがほとんど極限まで高まっており、これならばという期待がパーティーの中には存在した。
「さらには改造コードによる強化も完璧! 神など貧弱、貧弱ゥ! 一撃で9999を叩き出すヴァネッサ様の活躍をとくと見よぉ!!」
「HPの上限は999なのに……やりすぎじゃない?」
「勝てればよかろうなのだぁ! URYYY――」

「と、まぁ。そんなのがあったらいいかなーって」
「そんな甘い話があるわけないでしよ。なにさ永久機関って」
「ボウヤだってノッてたくせに……」
 ヴァネッサがテオの体を後ろから抱きかかえるように腕をまわした。
「大丈夫だって。物事には完全なんてものは存在しないのさ。神ってのにもどこか弱点があるはず。私達と同じように生きている限り」
「もし、弱点なんて無かったら? 不死身だったら?」
「100回生き返っても101回殺す。……そんときゃあ、いいとこ封印だろうね。もしかしたら最終手段かも」
「オーバーフラッシュか……」
 決戦直前になってセシルから伝えられた、ルーシャだけが使える奥の手。
「出来れば使わせたくないね。どうなるかわからんし。そのためには――」
「ボクらが出来る限り頑張る」
「そうさ。わかってるじゃないか」
 テオの頭をわしわしと撫でた。
「だから、アルフとルーシャはそっとしといてやるんだよ。もしかしたら、これで……」
 テオは再びアルフ達を見た。改めて見ると、今生の別れを惜しんでいるかのようにも見える。
 双眸を細め、テオは物憂げな表情になった。ますます自分の居場所だったところがなくなっていく気がした。今までずっと、アルフはいつもテオの傍にいた。それなのに気が付いたら遠いところに行ってしまっている。
 もしかしたら、自分が遠いところに行ってしまったのかもしれない。
 自分も将来を考えるべきか――テオが思案している一方で、ヴァネッサはニタリと笑った。
 体にまわされているヴァネッサの腕に力が入る。
「なぁボウヤ。これが終わったら、ちゃんとさ……うおわぁ!?」
 突如、ヴァネッサが横に押し出された。ズシャアアと派手に地面を滑る。
 何事かと振り返るテオの目の前に、マヴィが立っていた。
「そ、その、あの、なんというか。……ええと」
「……うん。何?」
 突然やってきたにしてはいまいち要領を得ないマヴィの言葉に唖然としながらも、テオは辛抱強くマヴィの次の言葉を待った。
「う〜〜〜〜……」
 あれこれ言葉を選んでいるのだろう。しかし出てくる言葉は「うー」とか「あー」とかばかり。
「くそぅ……なんだってんだいまったく」
 そうこうしているうちに、突き飛ばされたヴァネッサが腕をさすりながら起き上がった。
 マヴィは悪態をついているヴァネッサを一瞥すると、
「テ、テオッ!!」
「はい!?」
 マヴィはぐっと息を飲み、一息に、
「戦いが終わったら私と付き合ってくれ!」
 言い放った。
 あまりの大声に周りのメンバーが一斉にマヴィを見た。続けて、テオ、ヴァネッサの順に視線が移る。
614テオ奮闘記六日目 ◆DiO0oSvz1Q :2007/07/31(火) 04:23:13 ID:FYBwl5LJ
 周りの視線に気が回らないようで、マヴィは顔を真っ赤にしながらも小声で、
「私は女らしくもないし荒っぽいしガサツだけどテオお前のことが気になってそれで」
 と、彼女に似合わない言葉の洪水を口から溢れさせている。
「え、えぇ? 付き合うっていうのは……」
「その、色々考えてテオのことがぐぁっ」
 マヴィがテオの視界から消えた。
「……言いたいことはそれだけか……この泥棒猫め」
 ヴァネッサが頬をひくつかせながら拳を握り締めていた。
 その途端、周囲から「しゅ、修羅場なのじゃあ」「おいおいマジかよ」「モテるんですね……テオって」「なんと羨ましい! 出来ることならワタシが」「きゅー! 黙って見てろ!」と野次が飛んだ。
「何をするか!」
「ちょっとね。聞き捨てならない言葉が聞こえたような気がしてね」
 ヴァネッサとマヴィが睨み合う。某HELLSINGな吸血鬼と某13課の神父のような、見ていて底冷えするような殺気を隠そうともせず、お互いがお互いの目を見据える。
 テオはおろおろと二人を交互に見た。
「あたしさぁ。最近可愛い年下がいてね」
「奇遇だな。私も最近出来た」
「…………」
「…………」
 爆発寸前の時限爆弾が目の前にあるというような緊張感が辺りを重く包み込んだ。見るに見かねてヒースやカイが止めようとするが、一歩遅く――
「テンプテー……」
「甘いッ!」
 ヴァネッサが伸ばした手を見切り、マヴィはカウンター気味にヴァネッサの腹部に掌底を叩き込んだ。
「グッ! この……やりやがったね!」
「二度も三度も同じ手に引っかかってたまるか。 来い! この色ボケ魔女め!」
 魔女同士の戦端が開いた瞬間であった。

 結局、決着はつかなかった。
 正座した二人の前で、クレアがガミガミと怒鳴っている。
 最終的に「テオは神を先に仕留めた方のもの」ということに落ち着いた。
「あのさ……ボクに選択肢は無いの?」
 テオの小さな呟きは誰の耳にも聞こえなかった。

    現在 聖地カナル

「でりゃあああ! マグナムフィストォォ!」
「邪魔だ! カオスフレア!!」
 セシルがゼハル神を回復させた瞬間、爆音と轟音、閃光と粉塵で視界が急激に悪くなった。
「やー頑張ってるねー二人共ぉー」
「テオ。いつの間にマヴィやヴァネッサと仲良くなったんだ?」
「あー……色々あって」
「是非コツをお聞きしたいッ! 魔女サマ達とどうやって!」
「よっ色男!」
 戦場からは少し離れたところでテオの周りには人垣が出来た。
「なんか、神ってのもたいしたことないのかもな」
「このままいけば、倒せるかもしれませんね」
 得体の知れない植物(おそらくマヴィの魔法だろう)に足を絡めとられ、振り回されている成人男性ほどの人影が見えた。クレアの言葉通り、このまま倒してしまえば、オーバーフラッシュなど使う間もなく神を倒すことができるだろう。
「むー。しかし、油断は禁物じゃぞ」
 お茶をすすりながらメルが呟いた。
 一番油断しているのはお前じゃないのかというツッコミは誰もしない。皆大人だった。
「魔女二人でどうにかなるような相手なら、とっくに滅ぼしておるはずなんじゃが……」
 かつて、魔女と竜が総力を尽くして退けた存在。だが強大な神の力によってほとんどの竜や魔女が倒れていった。
「ええ、油断は確かに禁物です」
 クレアが手に持っていた本――『ネクロノミコン』の背表紙をそっと撫でた。
「本気を出していないだけ、とも考えられます」
 そうクレアが言った刹那、光の瀑布とも見紛うばかりの激しい閃光と共に、地面が大きく揺らいだ。
「な、なんだ!? 地震?」
615テオ奮闘記六日目 ◆DiO0oSvz1Q :2007/07/31(火) 04:24:36 ID:FYBwl5LJ
 ヴァネッサとマヴィが戦っている地点に、今までには居なかった白く、大きな何かがいた。
「ゴォオォォ……我は終焉の使者……全てを無に帰す超越者……我が翼に触れる全てのものに虚無の時を刻む者……」
 発する一音一音が地面から響くような重低音。
 神が、ばさっと羽ばたくように両翼を広げ、自分の存在を誇示した。その姿は鳥のようで、神々しくも、同時に禍々しくもあった。
「我が力は絶対なり!!」
 姿を変えた神の足元に、ヴァネッサとマヴィが倒れていた。戦いを眺めていた一同は大慌てで戦線に復帰する。
「大丈夫か! ヴァネッサ! マヴィ!」
「あー……なんとか」
「痛っつ〜〜……」
 なんとか立ち上がろうとする二人。マヴィはすぐに立ち上がったが、ヴァネッサは両手を地面につき、憎々しげに神を見上げるだけだった。
「なんだ今の……攻撃か?」
「初撃にとんでもないの放ちやがって……」
 集まったメンバーをよそに、神は翼をしまい込み、ぐっと体を縮込ませた。
「灰は灰に……塵は塵に……」
 神が一つの呪文を唱えるたびに、膨大な魔力が凝縮されていく。
「また来るぞ!」
「全員散開! 神から離れろ!」
 ヒースの鋭い指示の声が耳に入り、テオはバックステップで距離をとろうとした。だが、ふと視界の隅にヴァネッサの姿が映る。
 初手のダメージが相当大きかったのかヴァネッサが身動きをとれずにいた。立膝をついた状態のまま、武器である大鎌の構え攻撃に備えている。鎬の部分を相手に向けての防御体勢。多少の防御にはなるだろうが、至近距離での直撃になるのは否めない。
「危ない!」
 テオは咄嗟にヴァネッサを庇おうと地面を蹴った。
 彼女の前に立ち塞がったとき、神の荘厳な姿がテオの視界を覆いつくした。
 近くで見るとより大きく感じる。神の名に恥じないほどの強力な重圧。テオは胃の中がひっくりかえりそうな嫌な気分になった。
「馬鹿! 離れ――」
 神の体が大きく膨らんだかと思うと、テオの体は後ろから伸びてきた手に強引にねじ伏せられた。そして、強く抱きしめられ――視界から神は消え、代わりに――
「神の名の元に無に還れ! 『ジャッジメント』!!」
 神を中心に全方位に放出された光の渦がヴァネッサとテオを飲み込んだ。

 …………………………………………
 ………………………………
 ……………………
「はっ!?」
「ようやくお目覚めかい……」
 すぐ近くで弱々しい声がした。
「ヴァネッサ! 大丈夫?」
 自分の記憶が正しければ、ヴァネッサを庇おうとして――
「心配ないさ。とっとと行きな」
 ヴァネッサは両足を投げ出して、上半身を起こすような姿勢で座っていた。その後ろにメルが魔法をかけている。蛍の光を思わせるような発光が断続的に続いていることから、おそらく回復させているのだろう。
「おぬしの回復はもう終わっておるぞ。安心せい」
 視線も上げずにメルが言った。
「ボクも手伝ったほうがいいかな。『応急処置』なら……」
 テオが援助を申し出た途端、覇気のない顔でヴァネッサが睨んだ。
「いいから。行け」
「ここは任せて、やるべきことをするのじゃ!」
 魔女二人に急かされて、テオはまだ少し痛む体を引きずり、戦線へと復帰した。

「まったく。世話が焼ける……」
 テオの背中を見送りながら、ヴァネッサは呟いた。
 少し離れたところでは、神を相手にレオンやアルフといった前線組が大立ち回りをしている。しかし、不規則に瞬間移動を繰り返す神に苦戦を強いられているようだ。
「そう言うな。本来なら二人で作業したほうがよいぐらいの傷なんじゃぞ」
 ヴァネッサの背中は広く焼け爛れていた。しかし、これは彼女自身が付けた火傷だった。
「火傷で出血を止めるなんて、無茶にも程があるぞ」
「しょうがないだろ。防御体勢がとれなかったんだからさ」
 正直、テオに庇われるより、あのまま鎌を構えて防御したほうが楽に耐えることができたとヴァネッサは思う。
 第一波を喰らったときの、光を浴びたのに体を削り取られるような感覚から察するに、あの攻撃はおそらく魔法によるもの。未知の術式を使っているとはいえ、魔法による戦闘なら魔女のテリトリーだ。
「チッ。本当に余計なことを……」
 結果として、幾重にも術式を重ねがけして並大抵の魔法なら耐え切れるであろう自慢のマントがダメになった。その上、この傷では割に合わない。
「でも、内心嬉しいんじゃろ? 口元が緩んでおるぞ」
「ッ! 放っときな!」
616テオ奮闘記六日目 ◆DiO0oSvz1Q :2007/07/31(火) 04:26:03 ID:FYBwl5LJ


「右から回り込め!」
「弾幕薄いぞ! なにやってんだ!!」
「瞬間移動に気をつけろ! 台座に近寄るな!」
「きゅーっ。また鬼畜弾幕が来るのだぞー! 退避だーっ!」
 右へ左へ、上から下へ。数々の魔法同士が相殺し合い、弾けていた。その隙間をぬうように動き回り、直接攻撃を主体とした前線組がダメージを与える。そしてすぐさま離脱。
 ほとんど全方位に絶え間なく神の魔法が降り注ぐ中、アルフ達は見事な連携プレイを行っていた。
「うわ! 移動した!」
「散開! 散開!」
 しかし、いくら布陣を組み立てても、台座から台座へと神が瞬間移動することで簡単に崩れてしまう。それでもまた布陣を立て直し、神に向かう。
 洗練された動きに、止まることなく振られ続ける剣と弾ける光。その戦いは演舞のような美しさを醸しだしていた。
「これでどうだ!」
 マヴィが岩をも砕くような一撃を浴びせかける。だが、神は倒れない。
「くそ、固すぎるぞ!」
 慌てて戦線離脱。その直後に、周囲に炎が燃え上がる。
「いえ、効いているはずですよ。体そのものはこちらの世界のものですから」
 マヴィの隣にクレアが並んだ。手に持っている魔道書からはまばゆい光が常に溢れ出ている。
 『神』という存在そのものは元々別次元の存在であった。それがこの世界に干渉するためにこの次元にあった『肉体』を持ち、世界を食らい尽そうと画策している。
 だが、逆に、『肉体』という依代があるのなら、滅ぼすことが可能だ。
「うおぅ。こっち向いた」
 神がマヴィとクレアに視線を向けた。二人は同時に後ろへと飛びずさる。突如地面からバキバキバキ! と轟音を立てて氷柱が生えた。
「あの魔方陣。なんだろうな……」
 回避行動をとりつつも、マヴィは呟いた。円形を描いている大きな魔方陣が神の体の回りでくるくると回っている。
「あれが弱点なのかもしれませんね。――マヴィ。次の突撃の時に、あれを狙ってみてくれませんか? 私が合図を出します」
 クレアの持っている本が、より一層強い燐光を放った。
「危険ですが、万策尽くす前に倒れるわけにはいきません。頼みましたよ」
 そう言うと、クレアはマヴィから離れ、神から距離を取るように動いている他のメンバーの方へと走っていった。
 マヴィはゴキリと首を鳴らすと、
「さて、叩き潰してやるか」
 万感の想いを拳に握り込み、再び神へと闘気を向ける。

「うまくいくのかな……」
 時折飛んでくる光線のような炎のすじを避けつつ、テオはクレアから伝えられた作戦を思い返した。
 テオの役目は、奇襲と陽動。
 遠距離でも近距離でも、どんな手段を用いてでも敵の気をマヴィから逸らすこと。
 テオは腕に力を込めた。するとジリジリと焼かれるような痛みと共に、肩から先が竜のものへと変わる。
「頑張らなきゃ!」
 すいすいと逃げ回っていたクレアが腕を上げ、本から紫電が一条迸った。
 細く、弱々しい電撃の槍。神は防御すらせず、電撃は神へと直撃する。まるでそんなちっぽけな攻撃など全く効かないことをアピールするかのように。
 だが神の体に当たった途端、紫電が大きく弾け、光のカーテンを瞬間的に発生させる。攻撃よりも目くらましに特化させた光に、神は思わず目を瞑った。
「――合図!」
 神へと距離を詰め、強襲。他の面々も一気に攻勢へと畳み掛ける。
 一拍遅れて、神が一斉強襲に気付いた。岩石大の氷や炎の固まりを多数周囲に展開し、迎撃の態勢を取る。
617テオ奮闘記六日目 ◆DiO0oSvz1Q :2007/07/31(火) 04:27:11 ID:FYBwl5LJ
 だが、そのつぶては次々に砕けていった。クロスボウの矢が氷を砕き、小さな竜巻が炎を飲み込み鎮火していく。
 神は身を縮め、先程ヴァネッサを餌食にした光の渦を放とうと呪文の詠唱を始めた。
「間に合えええええッ!!」
 テオが氷と氷の隙間を掻い潜り、竜と貸した腕を大きく振りかぶって、薙いだ。
 ガリガリガリガリ! と硬いものを引っ掻くような異音が響く。
「ぐ、ああぁああああッ!」
 竜の爪を持ってしても、神の体は硬すぎた。薙いだ左手の爪にヒビが入っている。ボディに傷をつけることは出来たが、足止めできる程ではない。
 詠唱は止まらない。このままあの光の渦を放たれては、計画が頓挫してしまう。それどころか、至近距離に集まっている者は瀕死の重傷を負うことになるだろう。
 テオは痛みに耐えつつも、周囲をざっと眺めた。
 まだ、遠い。他の面々は神の魔法に阻まれて、近いところまで来てはいるが有効打を与える距離にまで到達していない。
 ここで撃たせるわけには、いかない。
 テオは歯を食いしばり、勢い良く体を捻りあげ、そのまま握った右手を叩き込んだ。
 神の体が揺らぐ。同時に、メキ、という嫌な音と共に、腕の感覚がなくなった。刹那、激しい痛みがテオを襲う。
「――――ッ!」
 声にならないほどの痛みに座りこむテオの体を、まるで羽虫でも払うかのように神の翼が容赦無く打ち付ける。
 弾き飛ばされるテオ。
「うぅ……」
 辛うじて生き残った左手を支えに起きようとするが、顔だけしか上がらない。
「駄目……かも」
 誰に聞かせるでもなく、思わず呟いた言葉。
「いや、お前はよくやった」
 ふとそんな声が聞こえた。アルフの声かと期待したが、全く違う声だ。
 マヴィがこちらに疾走してくる。
(あ、危ない。ぶつか――)
 刹那、首に強烈な衝撃が走った。
「ぐげっ!?」
 潰れたカエルのような声が喉から出た。思わず体が仰け反る。
 マヴィが大きく跳躍しているのが逆さ向きに見えた。
「ティガーファング!!」
 マヴィが空中で虎の如き回し蹴りを魔方陣に向け放つ。
 魔方陣がぐらりと揺らめき――消えた。
「!」
 神が目を見開き――グシャ、と神の足元で何かが砕ける音がした。連続的に神の体から何かが砕ける音が響く。
 あまりにも重い自重と全くバランスの取れていない体の構造。あの魔方陣は神の体を浮かせるためのものだったようだ。
 神が倒れる。
「今だ! かかれ!!」
 一斉に総攻撃をかけるメンバー達。
「あ……やった……」
 テオはその光景を目に焼き付けるように凝視していた。
 

 神はしぶとかった。
 瀕死に追い込んだのにも関わらず、無尽蔵かと思われるほどの魔力を使いパワーを貯めている。星の心臓もろとも全員を吹き飛ばす気のようだ。
 オーバーフラッシュを使う。それがルーシャの決断だった。
618テオ奮闘記六日目 ◆DiO0oSvz1Q :2007/07/31(火) 04:29:04 ID:FYBwl5LJ
「やっぱり危ないよ。無茶だよぅ……」
「ほら、後はルーシャ達に任せなって」
 引きずられるようにして、地表への道を急ぐ。アルフとルーシャは残った。
 全ては神を滅ぼすために。平和を取り戻すために
「ボウヤ。そんなにアルフのことが信用できないのかい?」
 まるで、答えなど決まりきっているという口調でヴァネッサが問う。
「……ううん。そんなことない」
「じゃあ決まりさね。……光が見えた。もうすぐだよ」
 地表の光が目に入った途端、地面が大きく揺れ始めた。
「あーあー。ちゃんとやってるのかねあの子達は……」
 ヴァネッサが悪態をついた。
「おいしいところ持ってくんだ。成功させないと許さないよ……」
 口調こそ辛辣だが、二人を心配しているのが見てとれた。
 テオはアルフのことを思い、
(兄さん……諦めないで……)
 言葉に出さず、心の中で呟いた。
 それがアルフに届いたのかどうかは、神のみぞ知る。

 地表に出たテオを待っていたのは、満天の星空と、涼しげな風だった。
 さっきまでの激闘が嘘のように辺りは静まり返っている。
 皆思い思いの場所に腰掛けて体を休めていた。
 テオは岩場に座って、腕をメルに治癒してもらっていた。周りにヴァネッサ、マヴィもいることから、三人の魔女に囲まれていることになる。
「まだちょっと揺れてる……兄さん、大丈夫かな」
「大丈夫じゃなかった時は皆終わりさ」
「ねぇ、ヴァネッサ。何で、ボク達だったのかな。他の人でも神は倒せるんじゃない?」
「無理だね」
 即答だった。
「人間だけで倒せるものか。前に言ったかもしれないけど、頑張って封印が関の山だね」
 ヴァネッサはシニカルに笑った。
「あたし達だから倒せるんだよ。魔女と人間が協力してこそ、ね」
「そうなのかな……」
「そうさ。数でなんとかできる相手じゃないよ」
「ふむ、でも実際はどうかの?」
 メルが口を挟んだ。
「力がない分、知恵でなんとかしようとするのが人間じゃからのぅ」
「いや、人間なんかにそんなことが出来るものか。愚かであるのが人間の専売特許だろう。」
 マヴィも口を出し、喧々囂々としてきた。
 テオはぼんやりと、セシルに治癒してもらって鼻の下を伸ばしている二コラを眺めつつ、これからのことを考えた。
 教皇もいない。枢機卿の一角も死んだ。混乱が起こるのは必至だろう。
「何難しい顔してんだい?」
 ヴァネッサが抱きついてきた。マヴィが「あっズル……」と言いかけて、慌てて手で口を覆う。そんなマヴィを見てメルがにやにやと笑った。
「これ終わったらさ。どっか遊びにいこうじゃないか。なぁ?」
 それもいいかもしれない、とテオは思った。難しいことを考えてもしょうがない。まずは楽しいことを。次の一歩を歩くためのことを。
「でもさ、何か……何というか……死亡フラグだね」
「なんだとぉーテオのくせにー!」
「あれ?」
 ぐにぐにと顔を引っ張られる。しかし、テオはふとあることに気が付いた。
 ――今、『ボウヤ』でなくて、『テオ』って……
「おや?」
 ヴァネッサがテオの顔を引っ張ったまま、星のウロの入り口付近を見た。つられてテオもそちらを窺う。
 人影が見えた。薄暗くてはっきりとは見えないが、影が二つ。
 テオは、自分の目元がじわりと熱くなるのを感じた。
619テオ奮闘記六日目 ◆DiO0oSvz1Q :2007/07/31(火) 04:33:45 ID:FYBwl5LJ
「主役のおかえりだね」
 手を離し、代わりにテオの背中をぽんと押した。
「行ってやりな」
 短い一言。だが、それが何を意味しているかテオにはすぐ分かった。すぐさまウロへと走る。愛しの兄を迎えるために。ただ一言「おかえり」と言うために。
「さぁて……結局、賭けは無効だねぇ」
 傲岸不遜な態度でヴァネッサはマヴィのほうを見た。
「神を倒したのは……まぁしょうがないか」
 マヴィも苦笑しつつもヴァネッサの方を見る。
「負けないからな」
「はん。勝負すらならないってことを教えてやろうかね」
「ただいま〜……」
 視線をぶつけ合い火花を散らす二人の間に、テオが帰ってきた。
「おや? アルフ、帰ってきてたろ?」
「うん……」
「どうしたんだ?」
「あれ。見てよ」
 星のウロから出てきたアルフとルーシャを指差す。二人共疲労困憊といった様だが、何かを成し遂げたという達成感をありありと感じさせた。そして、二人の手は固く握られている。
「邪魔、出来ないじゃない」
「……………………」
「……………………」
「……………………」
 なんともいえない沈黙が辺りを包んだ。が、すぐにヴァネッサによって破られた。
「あっはっはっは! こりゃあ一本取られた!」
「…………大人じゃの。どっかの馬鹿達とは大違いじゃ」
「こんなときに遠慮するか普通?」
 三者三様の対応を見て、テオは笑った。
「あはは、仲がいいのはいいことだしね?」
 急に、ヴァネッサが笑いを引っ込めた。
「……なぁボウヤ。本当にそれでいいのかい?」
「うん」
「後悔してない?」
「……うん」
「そうか……」
 ヴァネッサはおもむろに立ち上がると、笑顔でテオの襟を掴んだ。
「来な」
「え? えええ?」
「ボウヤのその判断、グッと来たよ……だけど、あたしはね。あたしの好きなことはね」
 クククといやらしい笑みを浮かべながら、歌うように紅蓮の魔女は口走る。
「『自己犠牲が美徳だと思っている奴に、その生き様を鼻で笑ってやること』なのさ……」
「ひ、酷い!?」
「さあ立ちな! 行くよ! おーい。おっかえりー!」
 ヴァネッサがアルフとルーシャに向かって大声を上げた。その声に、他の面々も主役の帰還に気が付く。
 歓声と共に、戦いの幕が閉じた。

 ヴァネッサによって半強制的に連れてこられたテオは帰還した二人を見て、寂しげに微笑んだ。
 二人の絆と、そこにもはや自分の居場所がないことを改めて肌で感じ取り――だが、そのかわり――
「ほれほれ、愛しのお兄様に挨拶しなきゃいけないだろ」
「うん。……おかえり、兄さん」
「おう! 帰ってきたぜ!」
「祝勝会やろーぜ。 どこでする?」
「…………流石に疲れたわ。今日はもう寝たい」
 そのかわり、自分と共にいてくれる仲間がいるという事実を噛みしめながら。

 to be continued...

*誤字、脱字は全力でオレンジ。
 長い。やばい。エロ分無い。かゆ、うま。次こそはえっちい話が書けたらいーなーと思ってみたり。
620テオ奮闘記 オマケ3 ◆DiO0oSvz1Q :2007/07/31(火) 04:59:05 ID:/2q/Kvlv
テオ「今回はちょっとした考察をしてみようと思います。テーマはずばり『人間は魔女に勝てるか』」
ヴァネッサ「無理」
テオ「……考える気ある?」
ヴァネッサ「考えたさ。でも無理」
テオ「そのこころは?」
ヴァネッサ「魔力が違う。囲まれても力押しでなんとかなる」
テオ「そうかなぁ……」
ヴァネッサ「どこぞのAMEN神父とは違うんだ。人間ってのは脆いよ」
テオ「一撃食らえばアウトじゃないかな」
ヴァネッサ「んあ?」
テオ「例えば。頭部とかに弓矢とか。遠距離から攻撃されたら、やばくない?」
ヴァネッサ「一応銃もあるようだけど……精度ないだろう。ちょっとかすったって逃げれる」
テオ「毒、とか」
ヴァネッサ「言い出したらキリがないんだけどね……そもそも、初見では対策立てられないじゃないか」
テオ「ヴァネッサ有名人だよ? ほら」
ヴァネッサ「なになに……はぁ? 危険人物? 失礼な!」
テオ「悪事は千里を走るんだよ」
ヴァネッサ「……やってみなきゃワカラン。以上結論。セーラー服ーだかーらーでーすー♪」
テオ「そーゆーことするなって言ってたくせに……知らないよ。本編で泣くことになっても」
ヴァネッサ「泣きませーん。ヴァネッサ様を舐めんなよー。YA−HA−!」
テオ「だからー……まぁいいか。先のことなんて分からないし」
ヴァネッサ「あんまりエロ分がないってのもなー」
テオ「投下する? 新しいやつ。イリス物」
ヴァネッサ「あるのか? 吐き出せ吐き出せ。出し惜しみしていいのはT樫先生だけだよ」
テオ「手直ししてないけど」
ヴァネッサ「今は止めとこう。時期尚早」
テオ「ちょっとまずい描写もあるしね」
ヴァネッサ「ホモが好きな婦女子なんか以下略! 始めに注意書き付けときゃ大丈夫さ」
621名無しさん@ピンキー:2007/07/31(火) 20:49:34 ID:9d7el20E
>>620
職人さん、乙でした。相変わらずの気の効いた言い回し、さすがです。ちゃんと文章を普段から「読んで」「書いて」いるんだなという感じです。
自分は普段から読まない・書かないの丸わかりで恐縮です。
622名無しさん@ピンキー:2007/08/01(水) 16:17:04 ID:/IxXCO7u
『テオ奮闘記六日目』お疲れ様です。
エロも良いですが、エロ無しでも充分に楽しめました。
たまにはこんな話があっても良いなー。って、感じで。
個人的にはマヴィに萌えました。
今後の展開が楽しみです。頑張って下さい。
623名無しさん@ピンキー:2007/08/01(水) 18:41:20 ID:H4y73JRo
GJ! 小粋で良いなあ
624名無しさん@ピンキー:2007/08/01(水) 22:59:26 ID:kPwg8Fq9
読ませるけどエロまで書いて投下して欲しかった……
マヴィ萌えす
625レンセイサイクル ◆DiO0oSvz1Q :2007/08/04(土) 00:39:21 ID:UfsZ9iDW


 ――今日も、『実験』が始まる。
 ――忌まわしい。気持ち悪い。
 ――逃げ出したい。
 ――けれども、それではヒース様に受けた恩を仇で返すことになるかもしれない。それは嫌だ。
 ――この実験が成功すれば、沢山の人が幸せになれるらしい。
 ――私を拾ってくれた人、ヒース様も皆を幸せにするために頑張ってた。
 ――私も頑張ろう。
 少女は研究員に連れられ、とある部屋へと入っていった。

 アルフもテオも、まだガーデンチャイルドとしてエバーガーデンで日々研鑽を積んでいたころ。
 ルミナス教・円卓機関の最深部、それも教団の暗部ともいえるところに彼女はいた。
 正確に言うならば、彼女らがいた。数名の少年少女と、その何十倍もの人数の研究員達。
 彼らの仕事の表向きは薬の研究開発。しかし、実態は、
「錬聖術にラピスティアの研究……うふふ、禁忌ですね。恐ろしいですね」
「口を慎め。被験体の生態反応に集中しろ」
「へいへい。わかってますよ」
 若い研究員は再びモニターに視線を落とした。様々な波形や数値が一秒ごとに更新され、書き換わっていく。それは病院で使われる心電図に似ていた。
「心拍値、やや高いですが正常。血圧も――まぁ許容範囲内でしょ」
「結構。実験を始めるぞ」
 先輩格であろう研究員がそう告げると、周りにいた研究員達は自分の持ち場に戻っていった。
 あるものは取り付けられたモニターを凝視し、あるものは被験体の様子を見に扉一枚隔てた別室に入っていく。
 別室の様子は対爆性のあるマジックミラーを通して確認することが出来た。別室には、一人の少女がいた。
 服と呼べるものは何も身に付けておらず、身体を纏うものといえば、皮製の目隠しと、口に咥えられた轡。それと体の局所局所に貼り付けられた電極のみ。
 部屋の中央に取り付けられた装置に、上にあげた両手と伸ばした両足を嵌め込むようにして直立の状態を維持していた。装置からは無数のコードやパイプが伸び、床の足場を無くしている。
 研究員が近づき、装置をロックする。抜けようと思えば抜けれるぐらいの隙間があるが、少女はそのままじっと待っていた。
 キィン――と部屋に取り付けられたスピーカーから不快な音が漏れた。
『それではβ‐13。準備はいいか?』
 私の名前はそんな名前じゃない、と少女は心の中で反論しながらも小さく頷いた。
 イリス。それが少女の名前だった。
626レンセイサイクル ◆DiO0oSvz1Q :2007/08/04(土) 00:42:55 ID:UfsZ9iDW
 少女は実験のモルモットとして存在していた。
 新薬投与の最終段階の協力者、というのが建て前。実際は錬聖術における人体実験の道具にしか過ぎない。施設内には、同じような扱いを受けている子供達――行き場がなく、教団に保護された孤児達――がたくさんいた。
 自分達がほんの少し協力することで、悪い魔女からたくさんの人が救われる。
 そう教えられ、そしてそれがあたかも真実であるかのように妄信し、あるものは快く、あるものは衣住食のために『実験』に体を差し出す。
 最終的に自分達がどうなるのかも知らされずに。

 少女はこの手の実験が嫌いだった。
 体を弄り回されるのは少女にとって不快以外のなにものでもない。おまけに、この実験によって『壊れた』仲間を彼女は知っていた。
 今頃、どうしているのだろうか。ある日を境に、姿を見かけなくなってしまった。
 そんなことを考えていると、自らを拘束している機械から小さな駆動音が聞こえてきた。
 手を拘束している部分からぬめりとスライムのような液体が流れ出る。ぴくんと小さな身体が震えた。
 液体は流れ続け、手をつたい、腕をつたい、胸をつたい、ついには足まで到達した。
 すると、手足を拘束している機械がぐっと締まった。これで本格的に逃げられない。
 身体が熱くなってきた。この粘性のある液体をかけられるといつもこうだ。
 脇の方から、やはりぬめぬめしたスライムに覆われた帷子状の機械が顔を出す。ゴムのようなもので覆われており、内側には襞のようなものがついていた。機械特有のゴツゴツした質感を全く感じさせず、まるで生きているかのような動きでぐねぐねと動く。
 機械というより、触手か何かと言ったほうが近いのかもしれない。
 機械の触手は少女の胸周りをずずず、と這うように覆った。
「ん……ふぅ……」
 少女の口から吐息が漏れた。
 少女の胸周りが完全に覆われると、今度は広げた太ももの間から同じようなものが幾本も現れ――太ももを締めるように巻きついた。
 
「固定、完了しました」
「心拍数、どうなってる?」
「やや上昇。問題無しです」
「よし、次の段階だ」
 指示を受けた研究員が手元のスイッチを押す。

 少女の股の間から、男性器を模した触手がずるりと現れた。現れざまに、少女の陰唇を擦る。
(ああ、出てきた)
 これまでに何度も繰り返されている行為だが、やはり慣れない。否応無しに身体がぞくぞくしてくるし、無意識のうちに身体を捩ってしまう。
 機械は陰唇を擦るように、出てきては引っ込み、出てきては引っ込みを繰り返した。
(気持ちよくなんかない。気持ちよくなんかない……平常心……)
 少女は自分に言い聞かせるように念じた。
「んんん……」
 しばらくすると、機械が少女の股間のカーブに沿うようにゆっくりと曲がってきた。
 そして、ある瞬間で急に大きく曲がり――
(んぐぅ!?)
 亀頭の部分が少女の秘部に食い込んだ。そのまま容赦なく、子宮付近まで一気に貫く。
「ん、ぐ――――――――――――っ!!」
 前戯も何もあったものではない刺突のような衝撃。
 轡がなかったら悲鳴に聞こえたであろうくもぐった声をよそに、機械はピストン運動を始める。
 完全には抜かず、膣内で上下する。突き上げられるたびに少女の身体ががくがく揺れる。
(だめっ……痛い……でも……いや、き、気持ちよくなんか……あ、あう)
627レンセイサイクル ◆DiO0oSvz1Q :2007/08/04(土) 00:44:22 ID:UfsZ9iDW
 度重なる『実験』によって、このような乱暴な挿入をされても、少女は快感を感じるようになっていた。
 膣内で触手は自在に動く。人間のものとはまるで違う動きで少女の体を責め立てる。
 亀頭部が子宮口に触れたとき、機械の動きが止まった。
「……………………?」
(いつもと違う。いつもなら、このまま突き上げられ続けて終わりのはずなのに……?)
 ヴ、ヴヴ、ヴ――――
 機械が振動を始めた。
「んぎぃいい!?」
 振動が直接子宮に、骨盤に伝わる。気を失いそうだったが、必死で耐えた。
 振動しつつも、ねじるような動作でさらに奥へと進もうとする触手。
(壊れる……! これ以上挿れられたら確実に壊れる!)
 頭を左右に振り下腹に力を込め触手の進行を防ごうとするが、所詮は肉の抵抗。機械の力には勝てなかった。
(痛い、痛い。おなかが……痛いよぉ)
 一向に緩む気配の無い陵辱に、身体が悲鳴を上げ始めた。絶え間ない疼痛に気絶することも許されぬまま、少女は『実験』の終了が告げられるのをひたすら待った。
 不意に、機械の動きがゆっくりになった。すると、今度は臀部に違和感があった。
(水……?)
 前にばかり意識がいって気が付かなかったが、水のような液体のようなものをかけられていることに気が付いた。
 それも、ウオッシュレットのように肛門付近だけ。
(! まさか!)
 嫌な予感とともに、二本目の触手が伸びた。躊躇うことなく、一直線に――
 ずぶり。
「う゛う!?」
 擦り切れるような痛みと共に、少女の後ろのすぼまりに入った。膣に入っているものと比べて細めのものだったが、圧迫感は勝るとも劣らない。
 意識に関係なく、下腹部に力が入る。しかし、力が入れば入るほど痛みが増していく。
 触手がほんの少しずつ、振動を始めた。おまけに、触手の先端から出る液体が直腸を刺激していく。
 円を描くように直腸をこね回され、時間を追うごとに体内に蓄積していく液体に少女の意識は少しずつ薄らいでいった。
(苦しい……ヒース、様ぁ……)
 中に子供がいるかのように膨らんだ腹部を抱え、少女は恩義のある――そして同時に、人生で始めて愛した若い騎士のことを思い浮かべた。
(助けて……)
 その願いが通じたのか、機械の動きが止まった。
(あれ……?)
 代わりに、パイプのようなものが少女の臀部にあてがわれた。
(何を)
 するのか、と思う間もなく、直腸を蹂躙していた触手が引き抜かれる。
「ひっ!」
 勢いよく直腸を擦られたことで、意識が覚醒する。触手が引き抜かれた瞬間、パイプが緩んだままの肛門へとあてがわれた。
 とっさのことで、肛門を締めることが出来なかった。体内に溜まった液体は出口を求め、体外へと――
(漏れちゃう!)
 ぶりゅ、ぶぶぶ――――ぶぼぼぼっ。
 卑猥な音を立てて、排泄物交じりの液体が流れ出る。
 排泄感に羞恥心を刺激されて、必死の思いで肛門を締める。しかし、力が入らない。
628レンセイサイクル ◆DiO0oSvz1Q :2007/08/04(土) 00:50:13 ID:UfsZ9iDW
 びゅびっ。
(あ、あぁ――――)
 結局全部出し切ってしまった。
 漏らしてしまったという羞恥心が渦巻いたが、少女は自分でも気が付かないうちに、何故か恍惚とした表情をしていた。
 目隠しをされているため顔半分は見えないが、緩んだ口元と、そこからだらしなく垂れた舌。上気した頬から容易に推測できる。
 ぶびゅ。
 パイプが抜かれ、残った空気と共に間の抜けた音がした。
 ひくひくと後ろのすぼまりが動くのが分かる。
「……う、ううう〜」
 目隠しの下から涙が流れた。アナルを犯される屈辱に耐え切れなかったし、何より、それを一瞬でも気持ちいいと思ってしまった自分が情けなかった。
 一刻も早くシャワーを浴び、ベッドに潜って、今日のことは忘れたい。
 だが、まだ終わりではなかった。
(ま、また!?)
 先程よりももう一回り大きい触手がアナルをつんつんと突き――
 ずぶぶっ。
「んあぁあ゛――――――――っ!」
 少女は再びアナルを犯された。
 
「んっ。うぐっ」
 初めのときと比べて、大きめの触手がぐぼぐぼと少女の肛門を拡張していた。
「んはっ。あ、あおぅ……」
 ぶぶぶぶっ。ぶびゅうっ。
 ほぐれきって緩んだ肛門からの排泄も苦でなくなってきた。おまけに、割れ目から止まることなく蜜が流れている。未だに少女の膣内に居座り続けている触手を伝って、コードやパイプで埋め尽くされた床の隙間に水溜りが出来ていた。
 少女は油断していた。これで終わるだろうと。これさえ耐え切れたら、開放されるのだろうと。
 ずるりとパイプが抜かれ、気が緩んだその時。膣に入っていた触手が行動を始めた。
 ぎゅるっとドリルのような動きで子宮口を刺激する。
「ぎひぃ!」
 予想外の動きに、軽く絶頂を迎えてしまう。
 それが呼び水となったのか、触手の頭が子宮の内部へと入ってしまった。
「ンぐぅ……っ!」
 思わず息が詰まり、体が痙攣をおこしたように震える。口から唾液が飛んだが、気にするどころではなかった。
 追撃とばかりに、触手から、液体がどばっと溢れ出る。
(熱いっ……)
 液体を出された瞬間、少女は身体が燃えるような熱さを感じた。
 この液体、身体とルーンとの適性を高めるための魔法液なのだが、そんなことは少女は知るよしもなかった。下手をすれば、死が待っている危険な薬品だということも。
 ……ぐしゅ、ずっ、ずっ、ぐぷ。
 触手が小さく上下運動を始める。触手が少女を押し上げるたびに、彼女の下腹部がもこりと小さく盛り上がった。
(やめて……狂っちゃう……頭がぁ……あう、あ)
 脳が蕩けるような奇妙な感覚に、体の力が抜け、視界がぼやける。
(あっ、もっと。奥に、奥にぃ……すっごい……)
 触手が小さく動き――少女の子宮口からその細長い身を抜いた。それだけの動作だったが、
「――――ッ!」
 歓喜の悲鳴と共に、少女は二度目の絶頂を味わった。
 
 数分後、膣から触手が引き抜かれた。秘部からどろりと魔法液が流れ出る。
 少女はぴくぴくと痙攣しながら茫然自失の体で天井を眺めていた。はっきりと意識が残っているのかも疑わしい。
『実験終了』
 スピーカーから声が響いた。
 それと同時に、少女の身体が開放される。少女はどさりと前に倒れた。
 研究員が入ってきて、少女の身体に電極を剥がしていった。誰一人として少女を助け起こそうともせず、ただ黙々と仕事をこなす。
 なにやら適性がどうのとか、手術の日程はとか聞こえたような気がするが、少女はそんなことはお構いなしに目を瞑った。
 一刻も早くこの辛い現実から逃げ出そうとするように。
 せめて夢の中だけでも、楽しい思いが出来るようにと。

 to be continued...?

*誤字、脱字はカリカリモフモフ。
 名前のない怪物……じゃなくて名前の無いオリキャラなら! と考えてみる真夏の夜。
 思考の表現が『――×××××』か『(×××××)』のどっちにすべきなのか迷う。教えてシエル先s(ry
629レンセイサイクルおまけ ◆DiO0oSvz1Q :2007/08/04(土) 00:55:15 ID:UfsZ9iDW
ヴァネッサ「……チラシの裏。それと、スカトロ表現注意ね。遅いけど」
テオ「そーゆーコト言わないでよ。内容的には一応本編にも関わるんだし。……注意の方は……書き込んでから『あ、注意してないや』と気付きました。申し訳ありません」
ヴァネッサ「やっちまった感がありありと…………話変えようか。『テオ奮闘記』への繋がりについて解説してくれまえよワトソン君」
テオ「はい、ホームズさん。オリキャラを出すって作者が決断したら、テオ奮闘記の最後の方ぐらいで関連してくるかと」
ヴァネッサ「気の長い話さね。……ちょっと待ちな。まさかそのオリキャラ如きにあたしが……」
テオ「やられちゃう可能性もなしきにあらずだね」
ヴァネッサ「錬聖魔女ならともかく、オリキャラなんかには……なぁ?」
テオ「最後のストーリーがはっきりと確定してないからね。その時の作者の精神状態と栄養状態で決まるんじゃないかな」
ヴァネッサ「栄養状態……? まぁいいか。自分を信じればなんとかなる。頑張れ自分。オリキャラなんかに負けませんっと」
テオ「うんうん。そもそもこのお話、今回だけの一発ネタになって、続きはお蔵入りという場合もあるよ」
ヴァネッサ「そうか。一発ネタか……じゃあ次は『それいけアンドレさん』でやってみようか。もちろんアンドレ×テオで」
テオ「…………そんなの書く暇あったら、ボクと兄さんの絡みを」
ヴァネッサ「面白くないだろ? ありきたりで」
テオ「王道をちゃんと書くっていうのは一つのスキルであってね……」
ヴァネッサ「王道、か。ふんふん、王道ね……じゃあ、あたしももっと頑張らないとな」
テオ「え!?」
ヴァネッサ「後ろの穴はバージンだったよね。うふ、新しいルーンの研究でも始めようかね。あたしに生えれば、ボウヤを好き放題……」
テオ「王道じゃないじゃないよソレ! むしろ邪道だよ!」
ヴァネッサ「何を言う。年下が年上に開発され尽くして、色々目覚めるというのは昔からね」
テオ「マヴィとくっつけばボクのお尻の貞操は守られる……マヴィー! どこにいるのー!」
ヴァネッサ「まずは指で慣らしていこうな。ああ……ボウヤがどんな顔をするのかすごく楽しみだ。いい声で啼いておくれよ」
テオ「たーすーけーてー…………」
630名無しさん@ピンキー:2007/08/06(月) 01:47:51 ID:Y3G8LrH5
GJ!!!ヴァ姉様が便意に耐え切れずブリブリとお漏らししてしまうSSまだー?
631名無しさん@ピンキー:2007/08/06(月) 23:47:21 ID:yJjiU0tu
嫌がるルーシャを無理矢理犯すSSを書きたい…が、和姦以外書いた事無いので悩み中…。
632名無しさん@ピンキー:2007/08/07(火) 23:22:36 ID:hcufD13P
???「男は度胸、なんでも試してみるものさ」
633名無しさん@ピンキー:2007/08/08(水) 01:08:06 ID:H5QksvPW
>>726
    _, ,_
   ( ・e・) パーン!
    ⊂彡☆;)`ω゜)
634名無しさん@ピンキー:2007/08/10(金) 09:47:23 ID:siauWaV3
謂われのない暴力を奮われる>>726に萌えた
635名無しさん@ピンキー:2007/08/14(火) 01:12:28 ID:5NEE+kCs
保守
636名無しさん@ピンキー:2007/08/19(日) 11:24:51 ID:jOyvJw1w
今年のコミケではルミナスのエロ同人はあったのかな?
報告ヨロ
637名無しさん@ピンキー:2007/08/19(日) 23:26:56 ID:lLov9FFV
保守
とりあえず暇でサキたん萌えな俺が適当にエロパロを書く かもしれない
もちろん輪姦モノだよな、とか思ってみる。潜入先で犯されるサキたんハァハァ
テオに萌えている男達よりはマシな性癖だと思う・・・だったらいいな!
638名無しさん@ピンキー:2007/08/20(月) 01:48:12 ID:4aMHCel7
獣姦輪姦モノ。サキ。




 聖都セントライズの教会、その薄暗い廊下。そこの天井裏を、サキは音も立てずに移動していた。
「兵がたくさんいる。なにやら、慌ててるみたいね」
天井のスキマから廊下を移動する教団の兵たちのあわただしさを見ながら、何かが起ころうとしているというコトをサキは感じ取った。ただごとではない。やはり、神を復活させようとしているのだろうか?
 ふとそのとき、サキが顔を見上げると、廊下の天井裏の終わりが見えた。その先に、ひらけた空間が見える。恐らく、キングストンや天使のいるであろう教会の中心部だ。
 サキは一瞬ためらった。仲間と一緒に出直すべきか?そう考えたのち、サキは小さく首を横に振った。今は少しでも情報が欲しいとき。どんなコトでもいい、調べるべきね。
 その少女には自信があった。今までどんな潜入捜査でもミスをしたことはなかったし、何より、自分は影の一族ただ一人の生き残りなのだ ――。そういったプライドとも言うべき意地が、少女を前へと動かした。
 しかし彼女は油断していた。そこが、敵の本拠地、聖都であることを・・・・・・。
639名無しさん@ピンキー:2007/08/20(月) 01:53:00 ID:4aMHCel7

「居た」
 サキは小さく呟く。キングストンとユゴーだ。なにやら会話が聞こえる。
 「受肉」「神の復活」「あと少し」「支配者」・・・・・。断片的ではあるが、どうやら神の復活が近いらしい。サキは額に汗を浮かべた。早くみんなに伝えなくちゃ・・・・・・。そう思い、サキはその場を離れようとした。
 そのとき。サキの四肢が動かなくなり、更に胸の奥が凍るように痛んだ。
「か・・・・・・はっ・・・・・・あ・・・・・・」
声が出ない。サキは思わずその場にうずくまった。
(魔法?いや、違う・・・・・これはもっと、人工的な・・・・・・)
それでもサキは立ち上がろうと全身に力を込める。しかし力を入れれば入れるほど、凍りつくような痛みは倍増していった。サキはゆっくりとその場に倒れ込む。

 ガタン、とキングストンの頭上で物音がした。
「んん?どうやらネズミが罠にひっかかったようですねぇ」
キングストンが頭上を見上げて一言。
「ハイ。どうやらアルケミック・アイが侵入者を発見したようです」
「いやはや、愚かなものですねぇ」
キングストンがパチンと指をならすと、サキの両脇から目玉のような機械が
現れた。目玉のような機械は目を光らせると、光線を発射して丸い穴を空け、
そこに動かないサキをどついて落とした。
 どさっ。
 サキはキングストンとユゴーの目前の床の上に落下した。
ぐったりと横たわるサキの両目には生気はなく、口からはだらしなくヨダレが出ていた。
スカートにも見える短い着物のスソからは、白いフトモモがあらわとなっている。
気絶しているわけではないのだが、全く動けないようだ。少女はビクビクと痙攣を起こしていた。
「おやおや残念。魔女ではなかったようですな」
とユゴー。
「残念でしたねぇ、ココのセキュリティは並みの場所とは違うのですよ」
キングストンは意地の悪い笑みを浮かべた。
「さてさて、このかわいそうな少女はどうしましょうかねぇ・・・・・・」
640名無しさん@ピンキー:2007/08/20(月) 01:59:10 ID:4aMHCel7
キングストンが困ったような顔をすると、ユゴーが待ってましたというように前に出る。
「実は最近、研究班で人口の拷問モンスターを開発したのですが、そのモンスターが最近発情期で困っ
ているのです」
「ほほう、それは大変ですねぇ」
「かといって、丁度いいメスなど、この人口モンスターには存在しないのですよ。なにせ人口です

からね」
「ははぁ、なるほど。いやはや、そういうことですか。いいでしょう」
その言葉を聞くやいなや、ユゴーはパチンと指を鳴らす。どこからともなく二人の兵士が現れて、

サキの両腕を掴む。いまやサキは全く抵抗しないまま、だらんと首をぶらさげて下を見ていた。気

絶しているようだ。


 サキが放り込まれたのは暗い石室だった。サキが気がついて目を覚ますと、頭上で照明が付けら

れた。
「お目覚めですかね?」
と、ガラスの向こうにいるユゴーが言った。
 サキは立ち上がろうとするが、まだ体が言うことをきかない。まるで何かに操られているような

、そんな感覚。
「・・・・・・っは、・・・・・・わ・・・わたしを、どうする、気・・・・・・?」
 かすれた声でサキがなんとか言葉を口にすると、ユゴーはキングストンのように意地悪く笑みを

浮かべた。
「なぁに、ちょっとしたリフレッシュに付き合ってもらうだけですよ。キミのその若い体を使って

ね」
ユゴーがそう言うと、石室の奥に何かが入って来た。
 背筋の凍りつくような、いわゆるゾッっとする感覚をサキは感じた。
「な・・・・・な、に・・・・・?」
 その生物はまるで豚のような頭をしていた。二本足で立っている。背丈は2mほどもあろうか。

ブヒ、ブヒと息の荒い呼吸を行い、股間部を異常なまでに勃起させている。しかも一匹ではない、

7匹もいる。
「どうだね?」
ユゴーは誇らしそうに言った。
「女性拷問用モンスターとして開発されたブタです。こいつのドリルは天を突く・・・・・もとい、昇

天モノですよ」
 ブタたちは鼻息荒くサキに近づくと思うざまに全身を舐め始めた。
「ひっ・・・・!い、いやぁー・・・っ!!」
必死に抵抗しようとするサキだが、いかんせん、体に力が入らない。
「無駄ですよ?前もって強力なテンプレーションの魔法をかけておきましたから。喜んで下さい、

なんと我がルミナス教団特製の魅了魔法は、強力な媚薬としての効果もあります。通常の10倍は快

感を得ることができますよ」
それではお楽しみ下さい、と言い残すと、ユゴーはさっさと部屋を退出していった。

641名無しさん@ピンキー:2007/08/20(月) 02:05:05 ID:4aMHCel7
↑メモ帳で右端に折り返してたら改行が変になった。スマソ






 ブタたちはサキの体のいたる部分を舐め回しつづけた。乳首、耳、口はもちろん、
股間部の秘丘や肛門まで執拗に舐め回した。しかし、なぜか服を破いたりはせず、
服のスキマから長い舌を入れ、乳首を舐め回したりしている。
 着物の下に下着を付ける習慣は影の一族には無く、サキはもともと局部を露出したままだったので、
服を破く必要性はなかったということもある。
「あっ・・・・・ひっ!・・・・・い、いやぁ・・・・あぅ・・・・・・んっ・・・」
魅了魔法のせいか、サキの体はいつもより数倍も敏感になっていた。
またサキ自身もこのように性器を舐め回されたりするのは初めてだった。
何匹ものブタに同時に両乳首を転がされ、艶っぽい声をあげてしまうサキ。
今まで感じたことのない快感が華奢な少女の体を支配していった。

 ブタ七匹は数十分間サキを舐め回した後、いったんサキから離れた。
「はぁ、はぁ、はぁ・・・・・」
サキがほっとするのも束の間、一匹のブタがサキの股間の性器に鼻を近づける。
ブヒブヒと荒い呼吸がサキの性器にかかり、くすぐったいような感覚にサキは襲われた。
「あぅ・・・・・・」
ひとしきり臭いをかいだ後、ブタは細長い舌をサキの秘丘の間に挿入した。
ズブズブとうずもれていく舌に、サキは驚きと快感で奇声をあげた。
「ひやぁっ!?」
チュルチュルと景気のいい音をたてながら、クリトリスや子宮口などを確実に刺激され、
思わずサキは快感で身をよじった。
「ひぁっ!あんっ・・・・・あぅ・・・・・ひっ!・・・・あぅう・・・!んぁっ!あっ!」
他のブタも集まってきた。二匹は先の一匹と同じように性器に舌を挿入し、
ほかの四匹はサキの顔や胸を舐めまわす。
「あゃぁっ!!あふっ!うぁあ!」
同時に三本の舌を挿入された快感でサキは思わず股間に手をやるが、
ブタの舌はツルツルとしていて手では止められなかった。
 胸を責めていたブタはサキの胸の鎧を引きちぎると、サキの乳房と乳首を
露出させた。ちょっと控えめにふくらんだその胸に、ちょこんとかわいらしい
小さな乳首がくっついている。ブタはその可憐な乳首に思い切り吸い付いた。
「いやぁっ・・・・!!」
まるで母ブタの乳を吸うようにサキの乳首を吸うブタ。サキはだんだんと、
快感に身を任せるようになっていった。

642名無しさん@ピンキー:2007/08/20(月) 02:06:11 ID:4aMHCel7
 ついに我慢の限界が来たのか、性器に舌を挿入させていた一匹のブタが立ち上がり、
股間からペニスを出した。いい具合に筋肉質でビクビクとしているそのペニスは、
かなりの巨根と言える大きさだった。サキの可憐で初モノの膣に、
果たしてそのペニスが全部入りきるのだろうか。
 他のブタも同様にペニスを出す。最初のブタに負けず劣らず立派なモノばかりである。
数匹のブタはその場でオナニーを始めた。よほど興奮していたのか、
数十秒で射精し、濃厚な精液がサキにふりかかった。一回で精液を200ccくらいは
出している。サキは全身精液だらけとなった。
「あ・・・・・っ・・・・・うぁ・・・・・」
サキは先ほどの快感で体力を使い果たしたのか、ぐったりとしている。
 すると最初にペニスを出したブタがサキを仰向けにさせて、サキの股間の
ワレメにペニスをくっつける。そしてそのままワレメに合わせてブラブラと
ペニスを手で上下させた後、ゆっくりと、その猛々しい蛇をサキの可憐な洞窟へと侵入させていった。
「い、いやぁああっ!?」
ズブズブと入っていくペニス。サキの性器から赤い血が流れ出してくる。
ブタの鼻息は更に荒くなり、顔は真っ赤になっていた。
 ブタはペニスをサキの子宮の奥まで到達させると、前後に動かしはじめた。
 はじめはゆっくりと。そして段々ピストンのスピードを増していき、
最終的にはこれでもかというくらいの激しさで腰を振りはじめた。
傍目から見れば、家畜に犯されている少女そのままである。
「んぁあっ!ひあっ!あぅ!いや、いやっ!あぁあ!んぁああ!いやぁああ!」
 サキに快感が津波となって押し寄せてくる。もう気絶しかねない勢いだが、
どうやら気絶しない魔法もかかっているらしい。サキがどんなに快感を味わっても、
気絶はできなかった。何度もイかされた挙句、ブタのピストンが最終加速に入った。
 ブヒブヒブヒと鼻息も更に荒くなる。サキの腰を持つ手にも力が入り、
性器内のペニスが肥大化するのをサキは感じた。次の瞬間、熱い液体が性器内に射精されるのをサキは感じた。
 ブタの射精はおよそ5分も続いた。射精中もブタはピストンをやめず、
挿入口からサキの性器に入りきらなかった精液が溢れ出ている。
五分後、ブタはピストンをやめ、ゆっくりとペニスをサキの膣から抜いた。
ペニスが膣から長い糸をひいている。
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ・・・・・うぅぁ・・・・ぁう・・・」
 サキの性器からとめどなく精液があふれ出した。凄い量だ。
するとそれを見ていたほかのブタも耐えられなくなったらしく、
我先にと性欲処理機の少女の体を奪い合った。
 二匹目と三匹目にバックから膣とアナルに同時にファック、
そして射精され、四匹目には口に出され、五匹目と六匹目には同時に二本も膣に挿入された。
七匹目が騎乗の体位で性器に射精し終わったとき、サキは疲れきって横たわってしまった。
全身精液まみれのサキの性器と肛門からは相変わらず精液が溢れ出し、
口からもみっともなく垂れ流されていた。
「おやおや」
ブタたちが退出した後、ユゴーが戻ってきて感嘆の声をあげた。
「いやぁ、予想以上の結果が得られました。あなたには感謝していますよ、サキさん」
サキは相変わらず白濁液の中でぐったりとしていた。が、少し力を取り戻したらしく、
顔を上げてユゴーをキッと睨み付けた。
「おや、まだまだ元気そうですね」
ユゴーは嬉しそうな顔をした。
「実は新しい触手型のモンスターが欲求不満で困っているのですよ。
相手をしてもらえませんか?」
そうユゴーが言うと、石室のドアが開いて不気味な触手モンスターが入ってきた。
 サキは顔面蒼白でユゴーを振り返ると、彼は嫌な笑顔を作り、手をふって部屋を出ていった。
 触手モンスターはいきなりサキに飛びつくと、嬉しそうに自分の触手をサキの股間に挿入した。
「いやぁぁあぁっ!!!」






おわり。
読んでくれた人なんかいないと思いますが、とりあえず終わりです。
643名無しさん@ピンキー:2007/08/20(月) 11:04:45 ID:/QkNjE22
いやー、えがったえがった

また頼むよ、マスター
644名無しさん@ピンキー:2007/08/20(月) 12:56:29 ID:tri2S6VL
>>643
感動して泣いた
645名無しさん@ピンキー:2007/08/21(火) 02:12:41 ID:2rfsVze9
獣姦が好物な俺が通りますよ
これはGJせざるをえない
646名無しさん@ピンキー:2007/08/22(水) 15:14:17 ID:X/sjGy6J
異種姦で陵辱ネタが好物な俺も通りますよ
スタンディングオベーションしたい気分だ
647名無しさん@ピンキー:2007/08/28(火) 00:29:27 ID:cN3IY58s
テオ奮闘記!テオ奮闘記!
648名無しさん@ピンキー:2007/08/29(水) 16:25:53 ID:xBRs9+lP
http://up2.viploader.net/upphp/src/vlphp064932.jpg

もう2が発表されてみたいだな
これでまたこのスレが盛り上がってくれればいいけど
649名無しさん@ピンキー:2007/08/30(木) 16:52:13 ID:r2+UA93R
>>648
もう続編出るのか
吹いた
650名無しさん@ピンキー:2007/08/31(金) 09:33:42 ID:dze5v4ni
なんか目を引く新要素がないな
いかにもちょこっと付け足してみました、みたいな
651名無しさん@ピンキー:2007/08/31(金) 12:18:39 ID:p5MPkqxF
タッチペンのみで操作などの突飛な事やられるくらいなら大幅な変更イラネ
キャラごとに個別エンドさえあれば良い
652名無しさん@ピンキー:2007/08/31(金) 13:59:21 ID:r9CjJqE1
PG12か15くらいにしてほしい
653名無しさん@ピンキー:2007/08/31(金) 14:09:55 ID:hujWwLr+
いきなり女性キャラのおっぱいのサイズを公開するとはいかにもですね
654名無しさん@ピンキー:2007/09/05(水) 22:55:56 ID:Rts3DueT
新作の女性陣はとにかくコスがエロいな


着衣H!着衣H!
655名無しさん@ピンキー:2007/09/10(月) 07:22:10 ID:AaUrAwX+

      _  ∩
    ( ゚∀゚)彡   脱衣H!!
      ⊂彡       脱衣H!!
656名無しさん@ピンキー:2007/09/10(月) 20:22:39 ID:AXNc5a00
657名無しさん@ピンキー:2007/09/11(火) 20:53:19 ID:+GUIryE8
どくん!!
658名無しさん@ピンキー:2007/09/13(木) 22:56:37 ID:NPxQcJnJ
どうした!?デスノートにでも名前を書かれたのか!?
659名無しさん@ピンキー:2007/09/18(火) 02:39:12 ID:guxSWdGq
保守
660名無しさん@ピンキー:2007/09/19(水) 19:15:13 ID:oNisAplM
続編出るまでは死んでるだろうなこのスレ
661名無しさん@ピンキー:2007/09/19(水) 21:08:09 ID:IoZr3J7o
死なせない
662名無しさん@ピンキー:2007/09/19(水) 22:26:00 ID:S+YBzS/g
>>660
それはない
663名無しさん@ピンキー:2007/09/19(水) 23:14:41 ID:/dQKq9GZ
新作の魔女はヴァネッサ以上のエロさだな
魔女はエロくなきゃいけないのかこの世界は
664名無しさん@ピンキー:2007/09/20(木) 04:07:42 ID:5g2PJPBG
魔女を神判するSSキボン
665名無しさん@ピンキー:2007/09/20(木) 14:08:51 ID:1V9DqRvh
ショップの女にアルフがデレテそれをみてたルーシャがやきもきするなんてこと
ないかなあ?
666名無しさん@ピンキー:2007/09/20(木) 19:36:28 ID:9xQ7yicP
そりゃあるだろ

「なによ!そんなにあの女が良いんならあの女のリムにでも何にでもなればいいじゃないっ!」
「何だよそれ!訳が分からない事言うなよ。だいたい彼女は魔女じゃないじゃないか」
「違う!私が言いたいのはそんな事じゃなくて!……もういい!もういいわよバカッ!」
「なんなんだよアイツ…。訳がわからないよな?レオン」
「バカかおまえは」

てなやり取りをしてるよ。
667名無しさん@ピンキー:2007/09/21(金) 01:14:40 ID:OAOLMtxd
「ルーシャなんで怒ってるんだよ?」
「今、店の女の子にでれでれしてたでしょ。」
「まったくしょうがねえなあアルフは。なあセシル?」
「胸を凝視してたあなたのほうがもっと救いようがないでしょう?」
「ああ僕どうしたらルーシャとセシルが怒ってるよ」
「魔女様ー」
「来ないでー」
「おおこれはとてもいいものを見つけたのじゃあ」
「メル殿、その印籠本当に買うつもりでござるか?」
「魔女様ー」
「来ないでー」
「このかっこいい服でまたルミナスファイブをやるのだぞ。」
「わたしはこちらの方がもっと格好がつくと思うぞ。」
「またあれをやるのか…。」
「魔女様ー」
「来ないでー」
「クレア、食料と装備品あとアイテムはしっかり買ったのかい?」
「ええ。いよいよ神との対決ですもの、準備はおこたりませんわ」
「魔女様ー」
「来ないでー」
「……あいかわらずうざい人ね。あの眼鏡は。」

 終

あるショップ内での出来事をちょっと想像して書いてみた。
668名無しさん@ピンキー:2007/09/21(金) 06:05:03 ID:FPLqnaIp
>>667
>「魔女様ー」
>「来ないでー」

なごんだ
669名無しさん@ピンキー:2007/09/21(金) 19:17:55 ID:kPlrWAO7
>>「魔女様ー」
>>「来ないでー」

>なごんだ


その発言に和んd

670名無しさん@ピンキー:2007/09/21(金) 20:52:21 ID:A76W3fLH
>>668-669
よう俺w
すでに売った漏れでも鮮明に絵が浮かぶとは…キャラ強すぎだなwww
671名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 01:06:19 ID:VE32qYQM
売るな
672名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 00:24:53 ID:dmeXlSrz
時間が笑えるぐらい無くて書けない……

何とか続編出るまではこのスレ残しときたいんだけどなぁ……
673名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 03:13:19 ID:GKVTyFgf
承知



おまえが帰ってくるまでこのスレは俺が…



保守るッ!
674名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 22:38:31 ID:03gt7+ow
>>671
いや、多少キャラ壊すには手元にない方がいいんだよ…………壊れ過ぎて書けなくなったけどなorz

まぁ2も出るしな
675名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 00:00:11 ID:WQ9DPC+I
昼寝しているウィウィをいろいろしらべているニコラのssキボン
676名無しさん@ピンキー:2007/09/27(木) 09:38:34 ID:eCy6HuWL
ルーシャがヴァネッサの凶行を止める為に身体を懸けた説得を敢行
たわわな肉と肉がひしゃげ重なり合い、責めつ責められつの壮絶なレズり合い
部屋の外では見守っていた他の魔女連中が興奮してオナニーを始めてしまう始末
そして体力の限界に達したルーシャが次第に抵抗を止めてヴァネッサの豊満な胸の中に沈み込みながらもアルフに詫びつつ絶頂


こんな夢見ちまったよ
677名無しさん@ピンキー:2007/09/28(金) 18:04:21 ID:4tc/fJSz
>>676
さあそれをSSにする作業に戻るんだ
678名無しさん@ピンキー:2007/09/28(金) 19:37:48 ID:8+cDktBf
携帯で2ちゃんのSS書く時のコツとかがまとめてある所ってないかな?
メモで書いてまとめて投下は分かるが、一行につき何文字で改行とか、色々分からないもんで…。
教えてくれると助かる
679名無しさん@ピンキー:2007/09/28(金) 23:35:20 ID:mIppYIXM
一行は三十字〜四十字くらいで改行するといい。
連投するなら、なるべく間隔はあけないほうがいい。
ちゃんとsageる。機種依存の文字は使わない。

これだけ守れば多分ウザがられないはず。
680名無しさん@ピンキー:2007/09/29(土) 01:30:44 ID:hIpNjXKQ
>>679
サンクスです
681名無しさん@ピンキー:2007/10/03(水) 05:52:03 ID:auhIiURK
一週目クリアー記念保守
682名無しさん@ピンキー:2007/10/05(金) 16:53:24 ID:YCescPT6
保守
683名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 19:39:41 ID:Z5WbuPrZ
あげ
684名無しさん@ピンキー:2007/10/11(木) 01:33:41 ID:u8hgsBRB
こんどはフルボイスキボンヌ。
DSだから無理か
保守
685fgjkyufedty8u:2007/10/13(土) 08:00:09 ID:aSQkZON0
kuiuo
686fgjkyufedty8u:2007/10/13(土) 08:00:54 ID:aSQkZON0
67u78i89o
687名無しさん@ピンキー:2007/10/15(月) 19:29:25 ID:NNjagbWW
保守
688名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 21:50:59 ID:z4rliDjk
あげ保守
689名無しさん@ピンキー:2007/10/19(金) 20:47:26 ID:4vE098sS
最初テオを女だと思ってたんだが
そう思ってたやつ何人いる?
690fgjkyufedty8u:2007/10/20(土) 13:53:37 ID:8ip4+pOs
最初テオを女だと思ってたんだが
そう思ってたやつ何人いる?


691名無しさん@ピンキー:2007/10/20(土) 20:35:48 ID:6bCrMz2q
692名無しさん@ピンキー:2007/10/21(日) 10:19:54 ID:4KAzxkMB
腐受けを狙っている男キャラだと一発で分かった
693名無しさん@ピンキー:2007/10/21(日) 15:23:47 ID:4MvDyuLF
>692
694テオ奮闘記7 ◆DiO0oSvz1Q :2007/10/21(日) 22:32:08 ID:A5I3U/ju

 光が溢れ、夜空を明るく照らし出す。
 普段はひっそりと静まり返っている魔女の里が、今日ばかりは賑やかなムードで時を刻んでいた。
 山のようなご馳走や飲み物がいくつも用意されたテーブルの上を彩り、それを囲うように無数の人影が騒ぎ、踊り、笑っていた。
 『神』を倒し、この星を救ったという達成感を肴に、祝賀会は進んでいく。
「いよっしゃー! 飲め飲めー!」
「やほーい!」
 永きに渡る戦いに終止符が打たれた。
 神は消滅し、世界に再び平和が訪れた。ただし、
「痛い痛い痛い痛い! 離して! 千切れる!」
 一人の少年を除いて。
「マヴィー。あんらぁ、往生際ってもんがね〜」
「五月蝿い! お前がテオを離せばいいだろう」
「ぎゃあああ! ホントに千切れちゃうぅ!」
 涙目で苦痛を訴える少年――名前をテオと言った――は両腕を二人の女性に引っ張られていた。
 一方は見事な赤毛を持つ艶かしい容貌。もう一方はショートの金髪をなびかせ、洗練されたしなやかな四肢の持ち主である。
 両方とも、方向は違えども美人の部類に入るだろう。赤い髪の女性は全ての人の目を引き付ける魅力的でミステリアスな雰囲気を纏い、金髪の女性はほどよく筋肉の付いた健康的で快活な印象を見る者に与えていた。
 ただし、二人とも人外の力を持つ魔女であり、火を司る紅蓮の魔女、木を司る覇緑の魔女という側面も併せ持っていた。
「テオが痛がってるだろ! いい加減にしろ!」
「もげるー!」
 覇緑の魔女――マヴィが怒鳴る。しかし、彼女の方から力を緩める気配は微塵も感じられない。
「人間の身体はぁ、脆いようで強かっらりするから大丈夫さ〜」
「んぎゃあぁああ!」
 相当量のアルコールが入り、髪だけでなく顔も真っ赤にした紅蓮の魔女――ヴァネッサが笑いながら応答する。既に呂律が回っておらず、目の焦点も怪しい感じだが、何故か満面の笑顔だった。
「兄さん! 助けて! 助けッ……」
 テオは必死の形相で兄であるアルフに助けを求めるが、答える声はない。
「こりゃ。二人ともそれぐらいにせんか」
 代わりに、小皿を抱えたメルが救いの手を差し伸べた。
 清廉の魔女が待ったを掛けたことにより、それまで遠巻きに見ていた他の火を司る魔女や木を司る魔女が一斉にヴァネッサとマヴィを引き剥がしにかかる。
「あ、ちょっと。らにすんだい!」
「やめろ、お前達! どいてろ! ちょ、どこ触ってんだ! あ、そこはダメ……」
 それぞれの属性の中で屈指の力を持つ二人を、一人が駄目なら二人、二人が駄目なら四人……と倍々の人数で押さえつけにかかる。小さい者から、大きい者まで総動員だ。
「あー……ボウヤが離れてくー……」
「も、揉むな! 誰だ上乗っかってる奴! 触るなというに……! さーわーるなー……」
 人垣が出来るまで膨れ上がった人数でようやくテオは二人から開放された。
 そのまま人垣が左右にがばっと分かれる。ぱたんとテオが倒れた。
「もっと早く助けてくれればよかったのに……」
 倒れたまま、涙声でテオが恨みがましい声を上げる。
「申し訳ありません。ヴァネッサ様やマヴィ様が相手では……」
「メル様が止めに入ったから、私達も動けたのです」
 わらわらと集まっていた火の魔女の一人と、木の魔女の一人が同時にテオを助け起こす。
 どうやら、魔女の世界にも厳しい上下関係があるようだ。
 ……時折マヴィ側から聞こえてくる誰のものともしれぬ嬌声とマヴィの悲鳴は気のせいだろう。『健全な』上下関係のはずだ。きっとそうだ。
「それでは、私達はこれで」
「お楽しみくださいね。竜の弟さん」
 テオを助け起こすと、二人はすすっと祝宴の輪の中に帰っていってしまった。
 それを合図に、ヴァネッサとマヴィを引き剥がした魔女達も謝罪の声と共に離れていく。
 後にはぽけーと夜空を眺めているヴァネッサとぐったりとしているマヴィが残された。
「くそぅ……私にそっちの気はないのに……ううう。何が総受けだ」
 何故か衣服が乱れているマヴィがブツブツと呟いた。
「大丈夫?」
「疑心暗鬼になりそうだ……」
「可愛がってあげなよ。可愛い後輩じゃないか」
 ニヤニヤと笑いながらヴァネッサが寄ってきた。どうやら今の騒動で酔いが覚めたようだ。足取りもしっかりとしている。
695テオ奮闘記7 ◆DiO0oSvz1Q :2007/10/21(日) 22:35:13 ID:A5I3U/ju
「木の魔女は頭から百合が咲いてるのが多いからねえ」
「その点、お前のところは普通のが多いよな……」
 マヴィが抗議とも、羨望ともつかぬ声を投げかけた。
「あたしはアンタと違ってちゃんと相手してやってるもの。それこそ若い内からね」
 ヴァネッサがテオの肩に手を回し、頬ずりする。
 テオの身体が反射的にぴくんと動いたが、すぐ受け入れる。度重なるヴァネッサ流の愛情表現にはだいたい慣れた。
 だが、下半身の一部分はこの限りではない。
 平静を装っているが、やや前かがみに腰を曲げたことが全てを物語っている。
「あたしだって昔はもっとやんちゃだったし。やるからには、徹底的にね。んふふふ……」
 テオの脳裏に、泣き叫ぶ小さい魔女を高笑いしながら犯し倒すヴァネッサが浮かんだ。
 ――うわ。ありえる。
 ヴァネッサの毒牙に掛かった哀れな子は、肉体的にも精神的にも追い詰められたに違いない。快感と拷問は紙一重だ。
「だからか……たまに大泣きしながら私らのとこに逃げ込んでくるのがいたのは」
「してほしいって言うからしてやったのに。まったく……」
 ヴァネッサの辞書には加減とか配慮という単語は存在しないようだ。
「ボウヤも、してほしいっていうときには遠慮無く言いな? 可愛がってあげるから」
「大変な目に遭いそうだからいい……」
「え〜」
 ぐりぐりと容赦無い頬ずり攻撃が始まった。
「寂しいなー寂しいなー。ボウヤが最近冷たい気がして寂しいなー」
 マヴィが呆れて立ち上がり、テーブルの方に行くまで続いた。
 ヴァネッサはマヴィが遠くに離れたことを視認するとピタリと頬ずりをやめ、小さく呟いた。
「なぁ。今夜、どう?」
 テオは瞬時に頭の中で打算を巡らせた。
 今日はもう眠い。星のウロから魔女の里に直行して即、宴会なのでかなり疲れた。しかし眠いからといって勘弁してくれるだろうか? 多分無理。襲われる。食べられる。でも寝ないと本気で体が持たない気がする。
 結論、なんとしてでも断ろう。ボクの本命は兄さんです。
「今日は……寝たいかな」
「却下」
「疲れてるし」
「不許可」
「あのさ――むぎゅ」
 ヴァネッサの豊かな胸に思いっきり顔を押し付けられ、テオは何も言えなくなった。
 柔らかくて暖かい。ああ、このまま眠れたらどんなに良いだろうに……。
「選択肢をあげるよ。A、このまま野外で。B、アタシのベッドの上で」
「Cのゆっくり寝るでファイナルアンサー……」
「やったあとにゆっくり寝ればいいだろうに。選ばなかったから両方だよ」
「何してるんだ? 二人共」
 マヴィが帰ってきた。三つのグラスを抱え、ジト目でテオとヴァネッサを交互に見ている。
「見ての通り。ボウヤに正しい保健体育の実践を」
「もっともらしく言うな。色欲魔女」
「いいじゃないか。たまにはさ」
「ここのところずっとだろ……適度な距離は大事だぞ」
「ふーん。ジロジロ視姦するのは適度な距離か」
「なっ」
「ほら、それよこしな。あたしの分」
 言い負かされた悔しさからか、どこか釈然としない表情でヴァネッサにグラスを渡すマヴィ。
 ひょいとテオにも差し出され、テオは反射にグラスを受け取る。中に入っている氷とグラスが小さな音を立てた。
「さてと。もう少し付き合いな。夜はまだ長いよ」
 ぐいっとグラスを呷りながらヴァネッサが言った。
 グラスに注がれた茶色の液体を眺めつつ、テオはこのお茶一杯で寝ようと心に決める。
 ヴァネッサと同じように、ぐっと呷った。
 違和感は舌触り。
 次に喉。食道――
「!」
 一気に眠気が吹き飛んだ。
 これは……酒だ。
「あ、あれ? テオはまだ駄目だったか?」
 グラスを渡したマヴィが狼狽する。
 それを見たヴァネッサが鼻で笑った。
696テオ奮闘記7 ◆DiO0oSvz1Q :2007/10/21(日) 22:36:33 ID:A5I3U/ju
「いいんじゃないかい? こんな日だし、たまには」
 喉をさすりながら、テオは飲んだ酒の『軽さ』に驚いていた。
 お酒は辛くて、喉がヒリヒリして、苦いものというあやふやな知識しか知らないテオにとって、ジュースのような口当たりは意表をついたものだった。
 もう一杯ぐらいなら……。
 思わずそう思えてしまうような味だった。
「うん……大丈夫」
「ほらご覧。ボウヤはもう大人だからね〜」
「いや……まずいだろ。これ、初めはいいが、後から……くるぞ?」
「いいからいいから。そしたら……じゅるり」
 ヴァネッサが涎を垂らしながらテオを期待で満ちた目で見つめた。
 何故そんな目で見るのかテオには皆目見当が付かなかったが、絡みつくような視線から逃れるためにとりあえず目を逸らす。
「ボウヤさ。ぶっちゃけ、あたしとマヴィどっちが好み?」
「え?」「ぶっ!?」
 マヴィが噴出した。ゴホゴホと咳き込みながらも、目線で「余計な事を聞くな」とヴァネッサにメッセージを送る。
 だが、そんなことはお構いなしにヴァネッサは続けた。
「ね、どっちだい? あたしと、マヴィ」
「…………」
 答えづらいこと必至の質問だった。
 どう答えても、どちらかと気まずくなることは免れない。
 ヴァネッサとマヴィの両方からじっと凝視されるテオ。
 答えを出すまで、いつまでもこの状態が続くような雰囲気だった。
「えーとね……えー……」
 テオには既にヴァネッサと肉体関係があった。一方で、マヴィとはしていない。
 だが、このごろの言動、行動から、マヴィは自分に少なからず好意を抱いているというのが分かっている。
 体の付き合いがあるからと言って、ヴァネッサを選び、マヴィを蔑ろにしていいものだろうか?
「あ、あくまで好みだからな。適当に答えろ。適当に」
「ん? 好みってのは大事だよ。特に、人間の第一印象とかは見た目さ」
「そんなこと言って、もう……その、関係があるからって本当に好きだとは限らないだろ」
 ヴァネッサの目元がピクリと動く。マヴィがしまった、と口を引き結んだ。
 地雷だ。テオもそう思った。
 捉えようによっては、「身体だけの付き合いをしている」とも聞こえてしまう。
「ボウヤはあたしの身体目当てであたしを選ぶ、とでも?」
「そんなことは……」
「どうだか。そういう風に聞こえたけどね」
 売り言葉に買い言葉。ヴァネッサの一言により、場のムードが一気に険悪なものへと変わってしまった。
 結論を急がなければ、このまま喧嘩に発展してしまうかもしれない。
 だが、考えようとすればするほど、頭がくらくらしてきた。
 ――お酒、飲まなきゃよかったかな……
 必死で誰も傷つかない打開策を考えているうちに、ヴァネッサがふっと笑い、
「それでも、あたしは構わない」
 と独り言のように言った。
「仮に、ボウヤがあたしを嫌いで、身体だけが目当てで付き合っているって言っても、あたしは驚かないし、別に蔑みもしない」
 空になったグラスを軽く振りながら、ヴァネッサは続ける。
「一緒にいれたらそれでいい。あたしはボウヤには何もしてあげられないから。出来ることといえば、無理矢理押し倒して、やらしてあげるだけさね」
 ふふふっと自虐的に笑うヴァネッサ。
 先程とは違った重い空気が漂う。
697テオ奮闘記7 ◆DiO0oSvz1Q :2007/10/21(日) 22:38:11 ID:A5I3U/ju
「……悪かった。私の失言だ」
「失言だって思うんなら、初めから言うべきじゃないね。子供だねマヴィちゃんは」
 うってかわって、いつもの軽い調子に戻るヴァネッサ。
「話を戻そうか。ボウヤ、どっちが好み?」
 キラーパスが来た。忘れてくれたかもしれないと期待した自分が甘かったようだ。
 意を決して、言うしかない。
 この場の人は誰も傷つかない。穏便に済ませられる。多分。
「…………が好き」
「聞こえない。もう一回」
 一応、本音だ。この場限りの嘘とかではない。
「ボクは兄さんが好き」
「…………はぁ?」「…………あ?」
 言った瞬間、空気が凍ったような気がした。
 体感温度が数℃下がったかのような錯覚を受ける。
 ――あれ? あれれ?
 重い空気はどこかに消え去った。代わりに、怒気という別の意味で場を支配できる空気が目の前の魔女二人から発せられる。
「テオさ、空気読め」
「流石にさ……このタイミングでそれはないだろ……ねえ?」
「一応、本音だし……誰も嫌な思いしないかな〜って……」
「「最高に不快だ」」
 見事にハモった。
「せめて、どっちかを選べよ……」
「よりによって……アルフか。あたしらはアルフ以下って訳だ」
 ずいっとヴァネッサとマヴィがテオに近寄った。
 身の危険を感じたテオが合わせて後ろに下がる。
「ご、ごめんなさい……」
「いや、別にいいんだぞ? それがお前の本音なんだろ?」
 マヴィがさらに寄ってきた。口元は笑っているが、目は全く笑っていない。
 五感に感じるのはマヴィの肌の香りでもなく、服(?)の形状から惜しげもなく晒されている腹部でもない。
 殺気。一足一刀の間合いに踏み込んでしまった緊張感が渦巻いた。
「これは……調教の必要ありかもね。あれだけしても、まだ忘れられないか」
 ヴァネッサが立ち上がるのと、テオが逃げ出すのはほぼ同時だった。
「ヒコピン!」
 ヴァネッサが鋭く声を上げる。すると、どこからともなく沸いて出たヒコピンがテオの足に体当たりという特攻をかける。
 足止めには十分な効果だった。たまらずテオは姿勢を崩し、小さな悲鳴とともに転倒してしまう。
 だが、前のめりの体勢からでもテオは両手を前につき、腕の筋力で無理矢理体勢を整える。
 恐ろしい魔女達から逃れるためにさらなる一歩を踏み出そうとした瞬間、今度はキコピンがテオの足にまとわりついてきた。
 横合いから入ってきた絶妙な衝撃によって、テオは肩から滑るように地面に倒れ伏してしまう。
「え? う、嘘ぉ」
 見事な連係プレーだった。
 狼狽しているテオの両手足は瞬く間に集まってきたコピンに捕まれ、さながら小人の国に漂着したガリバーのような格好となってしまっている。それは先程、大勢の魔女に取り押さえられたヴァネッサとマヴィに似ていた。
「やるじゃないか。ナイスだよお前達」
 ヒコピンに労いの声をかけながら、勝ち誇った顔でヴァネッサが近づく。その後ろからマヴィが歩いてきた。
「残念だったな。テオ。運が悪かったと思って諦めろ」
「やめて、助けて、見逃して! 全力で見逃して!」
「まぁ、あんな爆弾発言されちゃあな」
「なー」
 息のあった、まさに阿吽の呼吸ともいうべき掛け合いだった。
 ヴァネッサとマヴィがテオの両脇をがっちり支え、逃がさないように腕を絡める。
「さあボウヤ。ちょっと遊ぼうか」
「いやーッ! 拉致られるー!」
 三人の体が光に包まれ、突然消えた。
 見た者は誰もいなかった。
698テオ奮闘記7 ◆DiO0oSvz1Q :2007/10/21(日) 22:41:03 ID:A5I3U/ju

 気が付くとと、見知らぬ部屋の中にいた。
「ようこそ、あたしの部屋へ」
 ヴァネッサが大きく胸をそらし、自慢げにしている。何故かマヴィが自分の胸をさすりながら消沈していた。
 ブツブツと「私だって」だとか「きっとまだ大きく……」とか呟く声をBGMにテオは部屋を大きく見回した。
 大きなベッドと本棚、それと小さな木製のテーブルがあるだけで、他にはこれといった家具がない。「寝るだけの部屋」といった感じだ。
「以外と綺麗だな……ずっと留守にしてたくせに」
 マヴィがベッドの淵を人差し指でなぞり、指同士で軽く擦り合わせた。
 確かに、ホコリはほとんど無いように見える。
「掃除はこまめにしてたからね。ぬかりはないよ、マヴィんとことは違って」
「お前ぇ……確かにあまり掃除をしないのは認めるが……」
 はっはっはと誇らしげにしているヴァネッサと、うー、と歯軋りをしているマヴィ。
 テオがふと視線を巡らすと、窓の外に、窓にへばりついてガラスを磨いているヒコピンが見えた。ロープで吊り下げられている。
 目が合った。
 ヒコピンは一度テオに向かって敬礼すると、するするすると上へと上がっていった。
「ん? テオ、何かいたのか?」
「いや、別に……」
「そうか。くそぅ、こんなにヴァネッサの部屋が綺麗だとは……」
「ゴミ屋敷みたいなのでも想像してたのかい。舐めるんじゃないよ」
 部屋の環境保全にコピンを総動員しているのではないかとテオは思ったが、口には出さずに心の中に留めておく。
「まあいいか。テオ、とりあえずそこに直れ。正座」
「まあいいか。ボウヤ、とりあえず脱ぎな。全部」
 マヴィとヴァネッサが顔を見合わせる。
「……何をするつもりだ?」
「いや、調教だろ。しっかりベッドの上で教えてやろうかと」
「ッ! 女心についてレクチャーするんじゃなかったのか?」
「馬鹿かアンタは。それじゃあ、なんでわざわざ場所変えたんだい」
「それは……恥ずかしいし。だいたい、なんですぐそういう発想に持っていくんだ!」
「アタシがしたいからに決まってんだろ。それ以上でもそれ以下でもない!」
「開き直るな! いいか。テオにそういうのは早い! もっと段階を踏んでだな」
「酒を渡したヤツが何を言ってんだい」
「それは……だな」
「この子は体で覚えさせた方が早いと思うよ? だって真性ブラコンだし」
「いや……しかし、だ」
「しかしも案山子もあるか。女の魅力を知らないボウヤには、何言ったって無駄さ。だからまずはそのことを教えることから……」
 言い争いを始めた二人と尻目に、テオはこそこそと部屋から逃げようと試みた。
 ゆっくりゆっくりと後退し、ドアの方へと近づく。
 ばっと振り返ってドアへと手を伸ばし――
「待て」「待ちな」
 テオ は にげだした! しかし まわりこまれてしまった!
 いつのまにかテオの目の前に瞬間移動していた二人が退路を阻む。
 窓を破って逃げようかと思ったが、ここの部屋が具体的にどこにあるのかわからない。家の所在が木の上だった場合、安易に飛び出すと投身自殺に直結することもありえる。
 それに、また同じように阻止されるのがオチだろう。
「ね、また明日ってのは……」
 ヴァネッサが視線を壁の方へと巡らせた。小さな壁掛け時計が休みなく働いている。
「〇時、ちょっと過ぎか。残念、却下だね。アタシは明日まで待てないよ」
「あ、ボク急に頭痛が……風邪かも」
「そりゃ大変だ。あたしのベッドで休んできな」
「えーと、お風呂まだだし」
 マヴィがテオの肩をそっと撫でると、そこから光の粒子がテオの全身に広がっていった。
「魔法で清めた。問題ない」
「…………」
 八方塞りだ。あきらめるしかない。
699テオ奮闘記7 ◆DiO0oSvz1Q :2007/10/21(日) 22:42:14 ID:A5I3U/ju
「アンタはどうしたいんだい? 言葉で説得したい派かい?」
 ヴァネッサが腕組みをしながらマヴィに問いかける。何とか折衷案を出そうとしているようだ。
「まあ、な。テオなら分かってくれる、と思う」
「ふん……どうだか」
 ヴァネッサがドアのノブに手を掛けた。
「じゃあ、先に終わらせてしまいな。アタシは後からでいいよ」
「……分かった。で、お前はどこへいこうと?」
「もう少し飲んでくる。……ボウヤ、マヴィが何かぐだぐだ言ってたら押し倒して黙らせるんだよ」
「しないよ!」
「冗談さ。早めに頼むよまったく」
 ヴァネッサは部屋を出て行ってしまった。
 部屋にはマヴィとテオの二人きり。時計の音が大きく聞こえる。
 お互いに、どう切り出すか迷っているようだ。
 マヴィがベッドに腰かけた。自分のすぐ横をぽんぽんと叩いている。テオもマヴィにならってベッドに腰かけることにした。
 中々ふかふかとしたベッドだ。エバーガーデンにある自分の部屋(アルフと相部屋だが)のベッドよりも柔らかな感じがする。
 手で押して感触を確かめていると、マヴィが口を開いた。
「私って、そんなに魅力無いか……?」
 目線は壁に向けたまま、言葉だけをテオに向けていた。
「少なくとも、どっちかを選んで欲しかったな。女性として見て、どっちが好みなのか」
 マヴィか、ヴァネッサ。どっちを取るかと言われても、今のテオでは答えることが出来ないだろう。
 それに、テオ自信はそこまで深い仲になることを望んでいなかった。
 一緒に旅をしてきた仲間、その領域に留まっていて欲しいという利己的な願いが心のどこかにあるような気がする。
 好意を向けてくれる人をないがしろにしたエゴではある。しかし、ただの仲間であり続けるのなら関係は壊れない。より一層深い関係や想いを持ってしまうと、ふとしたことで壊れてしまうかもしれない。
 それは、思わぬ運命の悪戯であったり、ほんのささいな行き違いだったり。
 アルフが竜の血族であり、ルーシャのリムであったこと。彼らが共に歩むことを誓ったこと。それによって、自分がアルフの傍にいれなくなること。
 それらは受け入れなければならない。何故なら、一方的にテオがアルフに尊敬以上の感情を抱いていたからだ。
 だが……諦めきれない気持ちもある。
「テオが思っている以上に、私は、いや私達はテオのことを大事に思っている」
 マヴィはそこで一呼吸置き、テオを見つめた。
「テオはどう思ってるんだ? 本当にアルフだけを見ていたいのか?」
「…………うん」
 テオはゆっくりと頷いた。マヴィが一瞬苦虫を噛み潰したような顔になるが、すぐに冷静な表情を取り繕う。
「じゃあ、異性として見るなら、どうだ?」
 質問を変え、テオに回答を促す。
 どうしよう……。


  ニアとりあえず誤魔化す。
   思っていることを言う。

700テオ奮闘記7 ◆DiO0oSvz1Q :2007/10/21(日) 22:43:40 ID:A5I3U/ju
  ニア思っていることを言う。
「選べないよ。どうしたって」
「……どうしてだ?」
「怖い、から」
 マヴィの相槌を待たず、喋りだす。
「大事に思っても、きっとどこかに行っちゃう。強く思えば思うほど、悲しくなるだけ」
 何か結論が出るのではないかと、ぽつぽつと。
「兄さんはルーシャと一緒になるって決めた。でも、ボクはそれを喜べなかったよ」
 曖昧なモヤモヤをはっきりとした気持ちにするために。
「何て言えばいいのか分からないけど、兄さんをとられちゃった気がしたんだ。兄さんにはずっと、ずっと一緒にいて欲しかったのに」
 テオは自分が喋っている内に、どんどん気分が重くなっていくのを感じた。しかし、なおも続ける。今しか、こんなことを言う機会はないだろうから。
「ルーシャを呪いもした。兄さんを返せって。あはは、馬鹿みたいじゃない? 結局は自分のことだけ。兄さんの気持ちなんて、これっぽっちも考えてないんだ」
 肘を膝の上に乗せ、手を組んだ。床の木目を見ながら、気持ちを吐き出していく。
「大好き、なんだけどね……ボクは遠くからしか見れない。こんな風になるんなら、好きにならなければいい。そう思うんだ」
「ルーシャから近寄るなとでも言われたのか?」
「……ううん。言われてない。言われた事なんか、一度だって」
「そうか」
 マヴィはすいっとテオの方に身を乗り出すと、テオの両肩を掴んだ。テオを自分の方へとぐっと引き寄せ――
 ごつん、と頭と頭がぶつかる鈍い音。
 見事な頭突きが決まった。
「甘えるな」
「うっ……」
「兄弟揃ってグズグズと……どうでもいいところばかり似るんだな。お前ら」
 アルフが魔女の手先に成り下がった反逆者だとヒースに罵られた時のことがテオの頭によぎる。
「なんだかんだ言って、やれルーシャがやれ兄さんがと言い訳しているだけじゃないか。自分に酔ってるのか?」
「でも、ルーシャが……」
「だから諦めるか。じゃあ、その程度だったんだな。アルフへの気持ちは」
「だって! ボクがいたら」
「ルーシャがいるから喜べないとか言うな。逃避もいいところだ! そんなもの」
「でも……」
「ルーシャのせいにするな。遠くに行った? 傍にいてくれない? 慕う事が怖い? 違うな。アルフの傍にいれない自分の不甲斐なさの言い訳にルーシャを使っているだけだろ」
「違う……違うよ!」
 思わず声を荒げる。
 例え、ルーシャが傍にいようとも、アルフは自分の事を見捨てたりはしないだろう。
 見捨てはしないが、アルフの関心はあくまでもルーシャにのみ傾けられる。自分は、いてもいなくても同じ――
 つまるところ、それだった。それしかなかった。
 居続けることは出来る。しかし、傍にいることを自覚してもらえないという精神的な苦痛。それから逃げていた。
 そんな矮小な理由ゆえに、無意識的に隠そうとする。自分にとって都合が良い方にもっていってしまう。
 ルーシャがいるから、自分は一歩引くべきなんだと。
「何が違う? お前には何かしらの迷いが見受けられるぞ」
「…………」
「ルーシャがどうこうじゃない、何か負い目があるんじゃないか?」
701テオ奮闘記7 ◆DiO0oSvz1Q :2007/10/21(日) 22:44:46 ID:A5I3U/ju
「だって……ボクと兄さんは兄弟なのに、ルーシャは違うんだもん。何も壁がない」
「ルーシャとくっついたとしても、アルフは『いる』んだ。傍にだっていれるし、近くからだって見れる」
「そりゃ物理的にはだけど……精神的には……」
「精神的にも一緒にいられる居場所を自分で作ればいい」
「作る……の?」
「ああ。居場所が無いなら作れ。あるなら探せ。例えこちらを向いてくれなくとも、一緒に笑って、一緒に泣けるように」
「居場所なんて……ないよ」
「ない、と思っているだけじゃないのか?」
「え?」
「テオは、今までずっとアルフと一緒にいて、アルフの事を深く知っている。いざというときにアルフにとって信頼できる良き理解者であるんだぞ?」
「あっ……」
「自分から二人の邪魔をしないように一歩引いたのは良い事かもしれない」
 だがな、とマヴィは続けた。
「それで逃げては意味がない。一歩引いても、そこから見守ってやれ。それから考えろ。見守り続けるのか、諦めて自分の道を行くのかは」
 兄さんがこちらを向いてくれないのなら、向いてくれるように自分を磨けばいい。
 遠くに行ってしまっても、その後をついていけばいい。
 何があったって、兄さんを好きであることには変わりはないのに。
 諦めるわけでもなく、見守るわけでもなく、グズグズと悩んでいても何も変わらない。
「……………………」
「……ん、まあ色々言ったが、参考程度だ」
「いや、ありがとう。ちょっと気分が楽になったよ」
 指針ができた。それだけでも大きな一歩だ。
「私だって同じさ」
 何を言っているのか分からず、マヴィの顔を見ようと顔を上げると、がばっと抱きつかれた。
「わ、な、何?」
「私だって迷った。ヴァネッサがいるのに、お前とこんなことしていいのかって。でも、何もしないうちから迷ってもしかたがないよな」
「マヴィ……」
「……私はテオの事が好きだ。だから、さ。今夜だけでも――」
 テオの返事はない。その代わり、マヴィを強く抱いた。
「いい、のか?」
 掠れた声でマヴィが尋ねる。
「相談に乗ってくれたお礼ってことで……ボクで良かったら」
 テオが体重を掛けると、マヴィは簡単にベッドに倒れこんだ。
 目を閉じて、テオを待つマヴィ。
 少しずつ二人の距離が縮まり――唇が触れた。
 が、その瞬間、
「たっだいまー!」
 大きな音を立てて扉が開いた。
 突然の音に驚いて思わず距離をとってしまうテオとマヴィ。
「もー終わったよな? ボウヤー愛してるよぉー。あっはっはっは」
 猛烈なアルコール臭。
 開いた扉から入ってくる夜風に乗って、部屋の空気を大きく変えてしまった。
 雰囲気などあったものではない。
 マヴィが今にも泣きそうな目でヴァネッサを睨んでいる。
「お前……お前ってヤツは……なんで……」
「さあさあ、良い子は寝る時間。アタシとボウヤは今からさー」
 ヴァネッサがテオに抱きつこうと大きく腕を広げ、前のめりになった。しかし――
「うわ!?」
 ぼふ、とベッドに軟着陸。
 ヴァネッサが顔を上げると、テオを取られまいと後ろから抱き寄せているマヴィがいた。
 しばらくその二人をじっと眺め――ギラリとヴァネッサの目が冷徹に細まる。
702テオ奮闘記7 ◆DiO0oSvz1Q :2007/10/21(日) 22:45:50 ID:A5I3U/ju
「マヴィ。どきな」
「嫌だ」
 短いやりとりだったが、お互いの意図はすぐに伝わった。
「頼む。今夜だけでいい。今夜だけは――」
 その一回でテオの気持ちがマヴィになびく恐れがある。ヴァネッサとしてはそれだけはなんとしても避けたい。
 答えはもちろん――
「ちょっといい?」
 間に挟まれるよう格好になっているテオが口を挟んだ。
「今日は痛み分けというか、おとなしく皆寝るってのはどうだろう?」
 みんなで、というキーワードがヴァネッサの頭の中で弾ける。
 豆電球がパチッと発光した。
「マヴィ。三人でやるなら、今ここでOKだよ」
「「はぁ?」」
 テオとマヴィから疑問の声があがる。しかしそんなことはおかまいなしにヴァネッサは続けた。
「アタシは絶対譲らない。でもあんただって今日はボウヤとしたいんだろ?」
「私はそんな……」
「じゃあ出ていきな。今からアタシはボウヤと楽しむから」
「う……」
「あれ? ボクの意見無視!? ねえ? ねえったら」
「どうする? 二つに一つ。さっさと帰るか皆でするか」
 マヴィは口元に握った手を当て、しばらく唸っていたが、
「……分かった。それでいい」
「うふふ。決まり」
「ねえ! 待って! ちょっと――」
 異論を唱え続けているテオを尻目に、二人の魔女は固く握手した。

「遅いなぁ」
 テオは一人ベッドに腰掛け、両足を投げ出していた。
 マヴィとヴァネッサは「ちょっと待ってるんだよ」という言葉を残して奥に引っ込み、帰ってこない。
 時折聞こえてくる「後出ししただろ!」「三回! 三回勝負で!」「無理! それ無理だからぁ……」「ちょ、ま、あぁあッ!」という声しか彼女らの存在を確認する方法が無かった。
「寝ちゃおうかな……ふかふか……」
「待たせたね」
 帰ってきた。
 綺麗、という言葉はこのようなときに使うべきなのだろう。
 締まった健康的な肢体と、扇情的な肢体。小さな胸の膨らみと大きな胸の膨らみ。
 何から何まで対照的で、それがまた二人の美しさを際立たせていた。
 鼻の奥がじわっと熱くなるのを感じたが、踏みとどまる。だが、ぐっとズボンが押し上げる感覚は止められなかった。
 ヴァネッサがマヴィの腰の辺りに手を伸ばし、ヒップへとスライドさせていった。
「これが抜けたら即交代だから」
 恥ずかしそうに下唇を噛んでいるマヴィを横から見ると、形のいい臀部からひょろりとピンク色の線が伸びている。線の先はヴァネッサの手の中に収まっていた。
「マヴィはお尻が大好きだから、何か入ってないと落ち着かないってさ」
「お前が入れたんだろ……」
「何か言ったかい?」
 カチ、とヴァネッサの手元で音が鳴った。途端にマヴィの身体が電流を流したかのように打ち震える。
「ッ! ――――っく!」
「ほら、早くしないと抜けちまうよ? これでも『中』なんだから」
 よろよろとマヴィがテオに歩み寄る。テオもマヴィを抱きとめるようにして彼女の身体を支えた。
「頼む……あんまり、じ、時間ないから……我慢できないから……」
 普段凛としているマヴィが喘ぎ喘ぎ紡いでいく声は不思議な感じであり――艶かしかった。すぐにでも押し倒してしまいたいが、ここは時間をかけて――
「早くッ……」
「うおわぁ!?」
 かなり強い力で押し倒された。
 荒い息づかいを肌で感じる。
「く、ひぃぃ……」
 少し動くだけでも相当振動がきついのか、マヴィはぷるぷると耐えるだけだった。
 押し倒したはいいが、テオの胸に顔を埋め、震えている。なんだか自分が泣かせてしまったような錯覚に陥ってしまう。
 早いところ楽にさせてあげよう。
 テオはごろんと転がり、体勢を上下入れ替えた。
703テオ奮闘記7 ◆DiO0oSvz1Q :2007/10/21(日) 22:47:19 ID:A5I3U/ju
「お尻を下にすればちょっとは楽じゃない?」
「う……」
「気持ちいいの?」
 既にマヴィの太ももを濡らしている愛液の量で明らかだが、それでもテオは聞いてみた。
 マヴィが小さく頷く。
「気持ちいいんだ。アナル掻き回されて感じてるんだ」
 マヴィが何か言いかけたが、言葉になる前にキスで唇を塞ぐ。
 ぢゅるるるっと吸い付く。その間に、ゆっくりとマヴィと一つになるために姿勢を整えていく。
 一度離れ、また吸い付く。思い出したように手を胸に這わせ、固くなった乳首を指でなぞる。繰り返すうちにマヴィの目が恍惚としたものに変わっていった。
「大丈夫? もういける?」
 もう軽く絶頂を迎えているのかもしれない。マヴィの目が微妙にこちらを向いていない。それでもちゃんと言葉は届いたようで、頷いてくれた。
「んっ……」
 マヴィの割れ目に自分のペニスをあてる。彼女の直腸で振動しているもののせいで中々狙いが定まらない。
 くいっと奥に入れるような場所に行き着いた。
 マヴィが身体を反らした。小さな悲鳴が喉から漏れる。
「力抜いて?」
「無理……その、うしろ、出ちゃうから……このまま」
 テオはヴァネッサの方を見た。椅子に足を組んで座り、にやにやと笑いながらこちらを見ている。
 テオが意図していることを察したのか、ヴァネッサは首を横に振った。
 やむをえない。
 テオは心の中でマヴィに謝ってから、大きく体重をかけた。
「ぐっ、あっ」
 ゆっくりとペニスを沈めていくにつれ、マヴィの嗚咽が大きくなる。
 前戯にあまり時間をかけていないために秘部はあまり濡れていない。おまけにアナルに挿入されている何かによって、全身に力が入っている。
 快感よりも痛みが先行することはテオにも容易に想像できた。
 しかし、やめるわけにはいかない。
 時間をかければかけるほど、マヴィが耐えられる時間は少なくなる。
「んはぁ……入ってる……テオの、テオのぉ……」
「う……どう? 痛い、かな?」
「痛い……けど、ま、まだだいじょ……おぉあ……」
 鍛えているだけあって、締りが強い。ギチギチと竿を締め上げられているような感じだ。
 マヴィがまだ慣れていないということもあるのだろう。ヴァネッサとは明らかに違う感覚に戸惑いつつも、挿入を続けていく。
「やっ……あう、あぁ……」
「入った……」
 ようやく根元まで入った。
 時間をかけたかいあってかマヴィも感じてくれているようだ。ここにきてようやく滑りが良くなってきたような気がする。
「動くよ……」
 マヴィは答えなかった。その代わり、強くテオに抱きつくことで応えた。
 挿入したペニスを引き、また突く。
「ん、ん! はぅ、ンっ、これいいっ! テオ、もっと、もっとぉ……」
 急に膣内が湿ってきた。
 マヴィの様子を伺ってみると、歯を食いしばっているが、目は蕩けている。泣きそうではあるが、どこか嬉しそうだ。
「動いて……たくさん擦って……」
 マヴィが自分から腰をくねらせ始めた。
 やはり、いつものマヴィとはどこか違う。しかし、そのいつもとは違うズレが気持ちを高ぶらせる。
 自分だけに見せてくれる表情。
 深く入れたときに伝わってくる人口的な振動と、身体の温かさと肉の感触。
「気持ちいいよ……マヴィ」
 自然と口からこぼれた。マヴィの目元がほんの少し緩んだ。
 ひたすらマヴィの中を味わう。
「あんっ、あ、くぅ……はぁ、あ…………あぐぅッ!?」
 突然マヴィが奇声を発した。
 何事かと動きを止める。原因はすぐに分かった。振動が強くなっている。
「ん〜……見てるだけってのは性に合わないわ。やっぱ」
 ヴァネッサがベッドに近づいてきた。
 テオの目が見開かれる。ヴァネッサの股間に――
704テオ奮闘記7 ◆DiO0oSvz1Q :2007/10/21(日) 22:50:10 ID:A5I3U/ju
「あはっ。魔法って便利だね」
 血管が浮き出て、明らかに異形の何か思われる形だが、ちゃんと男性器の形になっていた。
 がっちりと勃起し、亀頭にあたるであろう部分が上を向いている。おまけに全体的にヌラヌラと光っていた。
 先走り液ではないだろう。怪しげなクスリでも塗っているのではないだろうか。
「そんなこともできるんだ……」
「やろうと思えばなんだってできるさ。ボウヤ、体勢変えて。マヴィが上になるように」
「何するの……?」
「いいから、早く」
 マヴィと繋がったまま、テオはゆっくりと身体を傾けた。マヴィもそれに応じて動く。
 マヴィが足を広げテオの上に跨る時に辛そうな声を出したが、何とか上下が入れ替わった。
「うう……あふぅ……も、もう、出ちゃ、う……」
「はいはい、よく頑張りました……っと」
「くぅ……ぅ……」
 マヴィがテオの肩口へと顔を押し付け、声を殺して喘ぐ。
 何をしているのかと見ると、ヴァネッサがマヴィのアナルから伸びる線を引っ張っている。
「ああぁ……ま、て……抜くな……いやぁ……あ、あう」
 ぶしゅ、と小さな音。続けてヴヴヴ……というバイブ音が聞こえてきた。
 マヴィの懇願も空しく、引き抜かれてしまったようだ。
「はっ……はぁ、はぁ、はぁ……」
 責苦からようやく開放されて、息をついている。そんなマヴィを楽しそうに眺めてから、ヴァネッサはマヴィの尻肉を掴み、ゆっくりと言い放った。
「アナル、もらうからね」
 それだけだった。直後、テオにさらなる重みがのしかかる。
「! ぁあ゛あ゛ぁああぁああ!!」
 一拍遅れて、マヴィが悲鳴を上げた。
「ああ、あったかくてキツい……中々良いじゃないか、マヴィ」
「いや゛っ! あ゛ッ――!」
 アナルに挿入されたことで半狂乱になったマヴィが暴れる。
「裂ける……ッ! いぎぃ……ぃいいいいぃいッ」
「少し拡げた程度じゃまだ駄目か……まあいいや」
 自分の見ていないところでこの二人に何があったのだろうか。テオはあえて考えないことにした。
 髪を振り乱して逃れようとするマヴィを下からそっと抱きしめる。
「すぐ気持ちよくなるから……大丈夫だよ。ね?」
 全く根拠も何もない。アナルに挿入されることにどれだけの苦痛がともなうのかテオは知らない。
 それでも、声をかけずにいられなかった。
「う……。ぐすっ」
 額に水滴が落ちた。
 マヴィの目が潤みきっている。これは――涙だ。
 泣いているところは初めて見たかもしれない。
 いつも凛として、強くて――そんなマヴィが泣いている。
 どこか罪の意識を感じながらも、テオは続けた。
「大丈夫。大丈夫」
「ほら、ボウヤも動きなよ」
 ヴァネッサが急かす。
 マヴィの身体を突き上げるように腰を動かし、上と下から、マヴィを責め立てる。
 すすり泣く声が急に止まった。ずしりと重みが増した。
「あぁっ、イキそっ……」
「出るかも……中で、いい?」
 マヴィからの返事は無かった。くたりと力なく伏せてしまっている。気絶してしまったようだ。
「出しちまいな、思いっきり」
 代わりにヴァネッサからGOサインが出た。全く当てにならないが、今は下腹部の疼きをなんとかしたい。
 最後の一押しと言わんばかりに、腰を大きく突き出す。先端に固い感触を感じた途端、ペニスが跳ねた。
 ビュルルッ…………。
 心地よい射精感が突き抜ける。テオはすぐにはペニスを抜かず、しばらく快感の波に身を任せた。
705テオ奮闘記7 ◆DiO0oSvz1Q :2007/10/21(日) 22:51:16 ID:A5I3U/ju
 ヴァネッサも目を閉じてふるふる震えている。
「ふぅ……」
 ヴァネッサが腰を引いた。満ち足りた表情だ。
「やっば……マヴィのお尻、癖になるかも」
 射精したのか白い粘液と腸液でベトベトになった屹立を愛おしげに撫でる。
 そのまますっと立ち上がるとベッドから降りてしまった。
「どこ行くの?」
「洗ってくる。終わった頃には萎えて元通りになってるだろうさ」
 そう言ってヴァネッサは奥へと消えてしまった。
 テオもマヴィの身体の下敷きから脱出することにした。
「――――。……、…」
 入れ違いに聞こえてくる、耳を澄まさなければとても聞こえないようなか細い声。
 うつぶせに横たわったマヴィから聞こえてくる。顔を埋めた状態から発せられる声はくもぐっていた。
 心地よさからくる独り言とは断じて違う。内容をよく聞くためにテオは息を潜めた。 
「……   。  、  ――」
「あ……あの、大丈夫?」
 思わず手を取ろうとしたが払われる。
 これは、まずい。
 テオの頭に警告音が鳴り響く。
 間違いなくマヴィは怒っている。そうでなくても、良い感情を抱いていない。
「…………」
 乱れる息を必死で抑え、辛抱強く待ちに入ることにした。
 ふと、マヴィの手が自分の手の上に乗っかっている。
 テオは黙ってその上にさらにもう一方の手を乗せた。
「ごめん、痛かった?」
 マヴィが首を振る。
「中で出したの、まずかったかな」
「……違う」
 マヴィが自由になっている方の手で顔をぬぐった。
 こぼれた涙は見なかったことにした。それが彼女のためだ。
「私は…………痴女じゃ……ましてや……その、お尻でなんて……」
「どんなマヴィでも、ボクは好きだよ」
「……ッ」
「凛々しくなくても、強くなくても、ホントウのマヴィが見てみたいの」
 マヴィがわずかに顔をあげ、こちらを見た。
「お尻でするのがすごく好きでも構わないさ」
「言うなよ……そんなこと言わないで……くれ……」
「ところでさ……したこと、あるの?」
「…………ヴァネッサと……何度か」
 最後の方はほとんど聞こえなかった。
「お尻、か……」
 気がついたら、テオはマヴィの臀部に目を向けていた。
 一瞬理性が押しとどめるが、構わずに手を伸ばす。
 ややふっくらとした肉の塊を触り、撫でる。
「やわらかい……おっぱいみたい」
 舌を這わせてみた。胸とはまた違った感触だ。
「ちょっとだけなら……」
「いいの?」
「…………」
 肯定とテオは受け取った。
 尻肉を広げ、すぼまりを露わにする。
 ヴァネッサの残滓――白い液体が少しだけ垂れていた。
 思わずごくりと唾を飲み込んでしまう。
 少しずつ、少しずつ顔を近づけ、舌を伸ばし――
706テオ奮闘記7 ◆DiO0oSvz1Q :2007/10/21(日) 22:52:27 ID:A5I3U/ju
 つぷり。
「ン、ひぃ……」
 柔らかく溶かすように舌を出し入れする。マヴィが抵抗しないのをいいことにどんどん顔が近づき、ほとんど密着した状態になっていた。
「んっぷ……むちゅ……じゅる、じゅるるる」
「くあ……はう……い、いい……」
 舌が括約筋を押し割り、直腸内に残っているものを吸いだすたびにマヴィが喘ぐ。
 味覚はすでに感じる事が出来ない。だが、腸内の臭いとマヴィの艶やかな声でいやがおうにも興奮してしまう。
 テオの下半身は再び臨戦態勢へと立ち上がっていた。
「…………」
 立ち上がったのはいいが、入れていいものか正直迷う。
 テオが迷っていると、マヴィが声を掛けた。
「ここまでやっといて、いまさらやめるか?」
 膝を立て、マヴィが尻を突き出す。
「入るから……心配しないでくれ」
 ひくんと小さく蕾が蠢いた。
 ゆっくりと屹立をすぼみに持っていき、あてがう。
 はたして入るのだろうか? 大きさ的には多分入らない。
 しかしヴァネッサのモノも入ったのだ。きっと入る。
「思いっきり喘がせてあげる。後悔しないでよ?」
「テオのくせに……ヴァネッサのせいか? 強気だな」
 挑発するような言葉に、テオは腰を押し出すことで答えた。
 亀頭が沈み込むように括約筋を押し割る。
「あうっ……」
 じっくりと時間をかけて全体を沈めていく。めりめりと肉を押し割る感触。
 握り締められるように圧迫され痛いぐらいだった。だが括約筋という締りを抜けると、まだ軟らかい空間に出る。
 マヴィが足をさらに大きく広げた。
「気持ちいい……テオ、もっとゆっくり入れて……うあっビリビリくるっ……」
「力抜いて……きついよ……」
「くんぅ……無理らぁ……掻き回されッ……」
 ずぷずぷと何度か出し入れするうちに幾分か慣れてきた。だが、まだ痛いぐらいに締め付けてくる。
 括約筋の締めを分散させようとグラインドを早くすると、さらにきつくなる。
 一度抜こうとゆっくりと腰を引いた。
「はぁああッ……コスれすのイイッ……お尻広がるのあぁゥっっ!」
 恥ずかしげもなくマヴィが嬌声を上げた。同時に、テオの屹立が圧迫から開放される。
 しかし、抜いたら抜いたで今度はマヴィの中が恋しくなった。締められていないと気がすまない寂寥感に似た感覚。
 まだもう少しだけできる。テオは再びマヴィのアナルを責めた。
「そこ……いい……入り口のところ、もっとグリグリって……」
 『出口』だよね、とテオは思ったが口には出さずにおいた。
 言われるがままに腰をくねらせ、肛門を押し広げるように動く。
「ふぁあああ……あっぁああ……もうイク……すごいよ……テオ、テオぉ……」
「待って……もう少しだけ……」
 早く絶頂に達しようと奥に突き入れた。だが、それが引き金となり、マヴィの身体が大きく反る。
「あ゛あ゛ぁあ――ッ! テオのッ! すご……」
 マヴィが吠えた。
 途端に飲み込まれるような感覚がテオを襲う。思わず力が緩んだ。
「ふぁ、あッ」
 搾り取られるようにテオは射精した。マヴィの中でびくびくとペニスが震える。
 二度目でもかなりの量を出してしまった気がする。無意識のうちに腰がぴくぴくと震えた。
707テオ奮闘記7 ◆DiO0oSvz1Q :2007/10/21(日) 22:53:52 ID:A5I3U/ju
「う、はぁ……熱い……お腹が、熱い……」
 伏しているマヴィの横顔には愉悦の色がありありと浮かんでいた。
 肛門を責められる快感を知っているのだろう。すると、さっきヴァネッサに入れられたときの拒絶するような悲鳴はなんだったのか。
 ――ボクに見られたくなかったから?
 いまいち確証がない。
 別にいま気にする必要はないかもしれない。ペニスが締められすぎてヒリヒリと痛むことを優先すべきだ。
 意外と無視できない痛みだ。ひょっとしたらしばらく勃たないかもしれないと危惧しつつも、テオはペニスを引き抜いた。
 ぽっかりとマヴィのアナルが広がっていた。汗や腸液、それに精液が混じったものがマヴィの股を伝っていく。
「はあ、はあ、はあ……もう限界……」
 膝に力が入らない。振り続けた腰と支え続けた膝には相当な負荷が掛かっていることだろう。
 こてんとテオはマヴィの上に乗っかった。
 蕩けた顔でうつぶせに横を向いているマヴィ。無防備に晒されている首筋からは一条の汗が垂れていた。
 舐め取るように首筋に舌を這わせる。塩気は感じられなかった。
 なんとなしにマヴィの身体に絡みつくように手を回した。汗の湿気、肌の温度……様々なことが伝わってくる。
 一体感ともとれる高揚した気分。
 思わず叫びだしたくなるが、顔をマヴィの首筋に埋めなんとか堪えた。
「次……またしような……」
 マヴィが小さく呟いた。
 誰に向けられた言葉なのかは分かりきっている。
 テオは返事を返そうと口を開いた瞬間――

 目の前に紅い線が幾筋も走った。

 錯覚かと思ったが、ふわりと揺れるその線には見覚えがあった。
 目で線をたどっていくと、突き当たるのは見知った顔。
「マヴィ。もう文句ないだろ? 次アタシな」
 ヴァネッサがテオの額にキスをした。
 気だるげに寝返ったマヴィは「好きにしろ」と言わんばかりの表情だ。
「ずっと待ってたんだ。搾り取ってあげるからねボウヤ」
「もう打ち止め……三回目はもう出来ないよぅ」
「若いんだから頑張りなって。ほらほら」
「うー……」
 ごろりと寝返りを打ち、全身で拒否の意思をアピールする。
708テオ奮闘記7 ◆DiO0oSvz1Q :2007/10/21(日) 22:54:52 ID:A5I3U/ju
「……マヴィとはして、アタシとは嫌ってか。そーかそーか」
「違うよ……でもだるくて……」
「テオ、こっち見て」
 顔を向けると――電光石火の早業で唇が押し付けられた。そのままの勢いで舌がねじ込まれる。
 すると、口の中に違和感があった。これは――
「ぐじゅ……じゅぶっ」
 ヴァネッサの口内から大量の唾液が流れ込む。異物を確かめる前に流し込まれた唾液と一緒に飲み込んでしまう。
「ぷわ、何? なんなの?」
 疑念の声を向けられたヴァネッサはニカリと笑って、
「疲れが吹き飛ぶクスリ」
 と言い放った。
 猛烈に湧き上がる嫌な予感をテオは必死で概念化して精神の安定を図る。
 疲れ→吹き飛ぶ→クスリ→ヴァネッサ→……。
 単語が浮かんでは消え、頭の中がチカチカと明滅を繰りかえす。
 …… → …… →  …………覚醒剤←結論。
「覚醒剤じゃないか!」
 どう考えてもそれしか思いつかない。媚薬という線もあったが、「疲れが取れる」という条件の前には塵芥のように弾かれてしまった。
「もうすぐ効くから。何も考えずに、思いっきりしような?」
「嫌だよ! そんなアブナイ交わり方は嫌だ! 助けてマヴィ! ……あれ、何でそっぽ向くの!? こっち向いて!」
「いつもどおりアタシが上かな……いや、バックってのもいいかも……」
「変な算段しないで! うわあ体がッ、手がッ……震えてる!? 何? ボクの中でナニガ起こってるの!?」
「心配しないで。身を任せなよ」
「心配すべきだよ! ホントウに何!? 何を飲ませたの? 怒らないから言って! お願い!」
「効いてきたかな。元気になったじゃないか」
「元気……ってレベルじゃないよ! 血管とかが凄くびくびくしてるし! いや、来ないで! いやあぁあああああぁああぁ」

 to be continued...
709テオ奮闘記オマケ4 ◆DiO0oSvz1Q :2007/10/21(日) 23:23:39 ID:A5I3U/ju
テオ「なんかもう色々とごめんなさい」
ヴァネッサ「T樫先生が再開したと思ったらなんだい。あんたがT樫化してどうするんだ」
テオ「ごめんなさいごめんなさい」
ヴァネッサ「誠意を見せな、誠意を」
テオ「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい――……」
ヴァネッサ「だあぁうるさい! 羽入自重しろ!」
テオ「あうあうあう…………」
ヴァネッサ「続き、考えてあるんだろうね」
テオ「え? ああ、うん。とりあえず」
ヴァネッサ「リアルでこのスレが落ちてる夢を見たんだ……予知夢にしないでおくれよ」
テオ「頑張る……うん。ボク頑張るよ!」
ヴァネッサ「結末ばっかり考えてちゃいけないよ。大事なのは過程だからね」
テオ「うん」
ヴァネッサ「ましてやAfterStoryは論外だからね。その前にテオ奮闘記」
テオ「……うん(泣)」
ヴァネッサ「……なにさ、泣くこたぁないだろ」
テオ「もしさ、もしもだよ」
ヴァネッサ「?」
テオ「時間軸無理矢理ずらして、『テオ奮闘記』とリンクしてるようなやつを……」
ヴァネッサ「多分無理。二本同時進めて行くのは時間的に無理」
テオ「でも、やってみなきゃわからないよ」
ヴァネッサ「レンセイサイクル」
テオ「うっ」
ヴァネッサ「あれ、一応本編とリンクしてるお話にするつもりだったんだよなぁ」
テオ「今度は大丈夫だよ……きっと」
ヴァネッサ「さて続きの構想まとめときなよ。もちろん『テオ奮闘記』のほうで」
テオ「はい……」
710名無しさん@ピンキー:2007/10/22(月) 04:42:10 ID:PsgMsSpL
なにぃ!いきなしの投下に一瞬最近のレスが消滅したのかと目を疑ったぜ!
何はともあれGJ!
711名無しさん@ピンキー:2007/10/23(火) 00:38:31 ID:MOMiFzR9
あ……ありのまま、今、起こった事を話すぜ!
『魔女の里みたいな辺境の地に水道なんて通ってる気がしない』
な……何を言ってるのかわからねーと思うがおれも何があったのか分からなかった……
頭がどうにかなりそうだった……
間取りとかレイアウトだとかそんなチャチなもんじゃあ断じてねえ
もっと恐ろしい生活様式の片鱗を味わったぜ……
712名無しさん@ピンキー:2007/10/24(水) 00:11:29 ID:OwtsFebX
久しぶりに来たらss投下されてる
職人さん乙
713名無しさん@ピンキー:2007/10/24(水) 21:29:44 ID:FFkSM6Uy
>>710
私も思った。唐突過ぎて板間違えたかとも。

職人さん、毎度ながらの良い仕事っぷりです。
714名無しさん@ピンキー:2007/10/26(金) 22:00:06 ID:ydnhoJ8h
そういえば触手プレイみたことないな
715名無しさん@ピンキー:2007/11/04(日) 17:11:13 ID:TS1F19Cj
>>714
それらしいものが4話に>>472-478にあった筈。
716名無しさん@ピンキー:2007/11/08(木) 23:01:59 ID:5UyRKo0R
クレア殿が集団レイプされる話を読んでみたい。
717名無しさん@ピンキー:2007/11/09(金) 01:52:06 ID:DcOc5jre
同意
718名無しさん@ピンキー:2007/11/14(水) 23:03:08 ID:Iw5uAIbN
クレアってその昔はとてつもない大淫婦でモンスター相手にも大輪姦大会して
婉然と笑って指先の精液をしゃぶりあげるぐらいやんちゃな魔女だったのが賢者様の体当たり教育(性的な)で更正したんだよ
719:2007/11/15(木) 01:34:14 ID:gYivEiFJ
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  ):::::| ノ''''‐、 ,.〃-‐'''‐=、ヽ‐'゙'ゝ !、‐-、 _、-‐'''"´ ヤ・・・ヤベェ・・・
  〈:::r' "-‐‐'/,゙i、 _,.-‐-、ミ ゙、ノl  |\ >ニ=‐''"  ヤベェよ兄貴・・・・
  l/ 〃 ,.-‐   '、 ゙、 (・) }::::::/゙,〈  ゙、  ゙i、
  ,i"〃 r'"゙゙'ヽ,  ヽ `'‐-'::i、./::j `ヽ、ヽ  ヽ、_,. 俺のクレアのイメージが崩れる!!!
..y'i.   ノ" ̄`、l   ゙、=‐-''" ゙}:::l ヽ  `ヽ r‐''"
〈, i / i'::::::::::;;;;/    `‐'" r'‐、゙、 ゙、,.、‐'"  しかし、やんちゃな魔女ってのは有りだ―― !!!
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:::::'i/ ゙'‐、__r" ι   /="/゙ 、 `ヽ'/
,.r"l  `'‐   ι    /、__,,./   ヽ , '"
  !       __,,,,...ノ ゙i、,__゙‐、 ,.、‐'"
 / ゙'''-r==‐'''"/ / ./}''" |   ̄
720名無しさん@ピンキー:2007/11/15(木) 15:43:49 ID:yKSqhclo
俺的にはクレアは優しいお姉さん的なキャラの方が好きだな…。
721名無しさん@ピンキー:2007/11/16(金) 23:28:26 ID:GfmPOev/
そろそろ黒セシル…
722名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 03:29:09 ID:WjlnuqPg
ほっしゅん
723名無しさん@ピンキー
サキの服のについて