302 :
102:
297の続きです。
・・・・・・・・・・・・・・・
桃岩属とは何なのだろうか。
すべての妖しの餌となり、その力を強めさせ、たおやかに柔らかいその身を成熟させると岩となる。
妖しの助けとなる泉として長命な生に変わる。
異種同士が結びつかない妖獣の性を越えて、男の妖獣と交わり子を産める。
だがその後砕けるということは、妖獣の子を産む事は、桃岩属の生き物としての業の外なのか。
だから産まれた子は生き抜けず、マサルのように大きく育つのは稀な事なのか。
ならば何故それが出来る機能を持つ?
わからない。
桃岩属の女たちは…女とはなんなのだろうか。
ー優しく愛おしもうとするのに
ー怯えさせ泣かせていたぶり
ー瀕死に追い込まれてなおも逃れようと抵抗する、その身体を蹂躙し
ー残忍に引き裂き、食い尽くしたい存在…
ーーー食べて、イヌイ
そもそも食べるとはなんなのだろう。
口に入れ噛みしだき自分の身に…力に変える。
ーーー…もっとたくさん食べて、淫らな女にして
…それは何から何に変える妖術だ?
ああ、だが躊躇も疑問も何の意味もない。
望まれれば俺は拒めない。
獣の牡なのだーーー
・・・・・・・・・・
「イ…イヌイ…っ。」
さっきまで執拗に脚の付け根に、熱くぬめる大きな舌が蠢いていた。
イヌイは桃子の股間にしゃぶりついて中の血を啜りあげた。
極太いイヌイの自身を一度に受け入れて、破瓜のためだけでない鮮血の量は多く、すでに溢れていた
それはイヌイの口の回りからのど元を紅く染める。
それをどういった妖力なのか、イヌイが大きく口元の空気を啜ると、それはすべてイヌイの口中に
消えて行く。
桃子の太腿に痛々しく滴った血の筋も跡形も無く舐めとり、岩に染みたそれもヒヒの血と同じく
すべて腹に収めた。
獣の自身の興奮を呼び起こす乙女の鮮血と愛液に、イヌイは既に酔っていた。
303 :
102:2007/11/25(日) 06:29:13 ID:HCayJfT1
わずかな一滴も残すものか。
みな俺のだ。俺が食う。俺だけが…!
はじめからそう決めていたのだ。渡さない。
どうしてひとときの気の迷いでタキジなどに預けたのか。渡さない!
あの黒い羽虫になど、匂いのかけらも渡すまい………!
「イヌイ…っ!あ…や、待って、イヌイ…、イヌイっーーーー!!」
桃子の破瓜の印をすべて舐めとり終えたイヌイは、そのまま桃子の身体の隅々にまで口を運んで愛撫する。
白魚の指先、小さくいじらしい小指の足先の爪も。漆黒の闇に濡れた絹糸の髪も、柔らかいちりめんの腋の下も。
しわというしわに舌を差し入れ、穴という穴に自身の唾液を注ぎ込んで、分厚い軟体動物は縦横無尽に桃子の
柔らかい肉に這った。
舐められていない場所はもうどこにも無かった。
再び桃子の脚間に戻って来たイヌイの、はっはっと興奮した短い吐息が桃子の白い内股を熱く湿気させ、
吹き出す汗をもまた舐めとっていく。
吹き出すのはとっくに汗だけではなく、イヌイが顔を埋めるそこからは、甘く芳醇な香りが立ち上がっており
獣をさらに狂わせていた。
「ん…、やっ、んっっぁあ、……っ…、……っ!」
あげさせられ続けた嬌声に声を涸らし、桃子はヒクヒクと身を震わせていた。白い肢体は愛撫と獣の欲情に
火照って内側からしみ出すように赤い。その豊かな乳房を、尻を、イヌイの大きな手のひらが飽きもせず揉み続ける。
ぐにゅぐにゅと肉を繰られる快感に、桃子は昂った欲望を何度も口にする。
「もういい、いいから…!あ…あっ…お願い、イヌイ……もぅ、入れて…っ。」
入れて、入れてよ、と繰り返す桃子の戦慄く唇に、ようやく顔を上げたイヌイの唇が触れる。
熱くやわやわにふやけた互いのそれを、舌で舐めあってはペチャペチャと音をたてた。
304 :
102:2007/11/25(日) 06:31:18 ID:HCayJfT1
唇から顎を這い、首筋を通っていったイヌイの唇が、真っ赤な耳たぶを甘噛みする。ゾクゾクと
寒気に似た快感が走り抜け、桃子を仰け反らせて乳房がブルンと大きく揺れた。
イヌイは耳の穴に尖らせた舌を差し入れながら、今揺れた乳房をかき回すように大きく捏ねた。
「そ…それ…、やぁ、…ひぃん。」
「気持ちいいだろ…ここ。桃子、耳弱いな。」
「イ…イヌイ、やらしい…。」
手の平の真ん中にコリコリとしこった乳首が当たり、同時にそれも転がすように、たわわな肉に
何度も指を埋め込み直す。
「イヌイ…、来てよ、ねえ、…あ、ひ、あ、あ、……わああぁ…ん。」
その願いが届いているのか、聞き入れられず続けられる攻めに、ついに桃子は泣き出してしまう。
「いやらしいのはおまえの声の方だ…。」
その甘くか弱い泣き声は、かえってイヌイの獣を猛らせ、それは先刻から桃子の腹に腰にゴリゴリと
擦られて熱い。だがイヌイはいまだ挿入に移る気配も無く、延々と桃子に愛撫を続けていた。
「だって…も…いいよぅ…、…変になっちゃう…私。もう、入れて…。」
「本当に、いやらしいな桃子…。」
戦慄く桃子を押さえつけながらも器用に腰を動かして、イヌイは自身を桃子のぐっしょり濡れた
恥毛に埋めた。その中にある快感の中心の尖りに、鈴口で挟み込むように亀頭を当てると、先走りの淫汁が
桃子の芽にからみついて熱くぬめる。
すでにしこったコリコリした感触を尿道口に感じてイヌイも声を漏らした。
さすがに彼の我慢も限界に来ていた。
じゅぶ、と一瞬竿がめり込んで、胸に抱えた桃子が緊張に身体を強張らせて声を漏らした。
我に返ってイヌイは苦笑しながら腰を引く。
反り返った肉竿が、イヌイと桃子の眼下で、その頭をたった今まぶされた愛液にぬらぬらと光らせていた。
ぐちょぐちょだな、桃子…いやらしい子供め。
「ぐちょぐちょだな、桃子…いやらしい子供め。」
「誰のせいよ…バカぁ。」
真っ赤な顔で上目でうらめしそうに言う桃子に心底驚いたイヌイは、桃子同様頬を上気させている。
思考したそのままの言葉が漏れ出た事実に、自分の陶酔と興奮を自覚して、不機嫌そうに顔をしかめた。
その顔が桃子の切なげに息を漏らす赤い口に近寄りさらに歪む。
「…今度は、優しく入れてやるから…。」
すぐ耳元にイヌイの嘆声を聴いて、桃子は頭の奥がしびれるような感覚にまた震えた。
305 :
102:2007/11/25(日) 06:33:01 ID:HCayJfT1
・・・・・・・・・・・・・
再びの挿入にイヌイが桃子を四つん這いに這わせ尻を持ち上げようとした、その時、意外なほど
敏速な動きで桃子が嫌だと腰をよじった。
「なんだ。」
「こっちは顔が見えないから、嫌。」
「バカ、これが一番痛くないんだ。」
「誰がそう言ったの。」
「桃岩は皆そう言う。」
「私じゃない桃岩の言葉なんて今は関係ないでしょう!!」
急に声を荒げた桃子に一瞬怯んで、イヌイは腰を掴んでいた手を緩めた。
すかさずお尻を引っ込めて、桃子は恥ずかしそうに三角に座る。
考えもしなかった桃子の拒絶に、イヌイは驚いた顔のままその前に膝を詰めて向い合う。
「…さっきも思ったんだけど。」
桃子は怒ったような顔でイヌイを睨み、耳まで羞恥に赤くしていて、それはさっきまで艶やかに
嬌声をあげていたはずの桃子を、急速になんだか子供っぽく見せた。
「どうしてお尻、そんなに見るの?私、恥ずかしくて嫌なんだけど…!」
思いがけない訴えにイヌイの目が丸くなる。
「どうしてって…後背位で入れようとしたら見えるんだから仕方がない。」
「だからお尻見られるの嫌だってわかってて、どうして後ろからしようとするの!?」
「だから痛くないから…てか、普通妖獣は皆この体位でやるもんだ!」
「私妖獣じゃないもん!!」
イヌイはこちらをじっと睨む桃子に急速に鼻白んで、ふん、と身を離して睨み返す。
さっきまでうっとりと俺に身を任せて悶えていたくせに、なんだその豹変は、桃子。
憮然としてイヌイも冷ややかに言う。
「言いたい事があるならはっきり言え。ないならもうやめて寝るぞ。続けて食えと言ったのはおまえだ。」
言ってて自虐にもほどがあると、イヌイは内心自嘲する。
もうすぐにでも爆発しそうなほど怒張を強めているのに、やせ我慢をまだするか。
だが桃子はイヌイの抑え込めずに吐かれる荒い息を、強い口調を、どう勘違いしたのか、叱られた
子供のようにビクつきながらも、拗ねて口を尖らせてつぶやく。
「…耳…舐められるの…も…や…。」
「ぁあ!?」
聞き取れない桃子の声に苛立を強めるイヌイ。
それに一瞬怯むが意を決したように桃子がキッと顔を上げた。
「耳ん中にべろ入れられるのもい、や、っ!って言ったの!!」
「そこ、やん、とか感じてたじゃねえか!」
「ほんとに嫌ん、だったの!くちゅくちゅ音がして、気持ち悪かった!!」
「………っ言えよ!その時!!」
ムッとしてイヌイが吠えた。一段大きい声に桃子がビクっと怯えて身体を揺らした。
「だって…イヌイが気持ち良さそうに私のお乳触るから、言えなかった…。」
306 :
102:2007/11/25(日) 06:34:30 ID:HCayJfT1
こういっちゃあなんだが俺は乳を繰るのは巧い方だと自負している。それにおいしく頂くためにも
悦ばすのが好きだ。今までの桃岩達はみんなそれを悦んだぜ?
顔をしかめて睨むイヌイに、それでもおずおずと桃子は続けた。
「お乳触られるのもイイのはイイけど…先っぽぎゅうって捻られるのは痛すぎてあんまり好きじゃない。」
「…じゃあどうされるのがイイんだ!?」
「……。」
「…言えよ。」
「先っぽは下の部分そっと撫でてくれるくらいのが好き…。」
「……。」
イヌイはやっと、桃子が何を言っているのか少しずつ気づきはじめた。
知っていた。俺は、それに。気づいていた。
指の腹で舌で、掬い上げるように乳首に這わすと、桃子の声色が変わった。
好きなのを既に知っていた。
捻り潰されると本当に嫌そうなのも…。
それが好きだったのは……。
イヌイの耳がぴくぴくと動き、苛立たしげに尾は小刻みに振れた。
自分の過ちを指摘された恥ずかしさにお門違いと知りつつも語気が荒くなる。
「え?何か?じゃあ感じてる演技だったのかあれ。演技するような余裕があったのか、おまえ!」
「え…演技って、そんなのなんでしなくちゃならないの!?」
「俺をバカにしてたのか!?」
「してないよ!私はただ…っ!」
「ただなんだ!」
「……っ。」
「なんだ!!」
「他の桃岩と比べないで欲しいだけだよ。…桜桃とか」
………………………。
しん、と静まった中、カミナリに打たれたようにイヌイが身を固めて凍る。
反してやっと言えたというように、桃子の頬は緩み安堵の息が漏れた。
「…桜桃ってだあれ?マサルくんのお母さん?イヌイも好きだったんだ…。」
イヌイは舌打ちする。ああ、そうだ。タキジが言ったのか。あの鳥鬼…。
「昔は仕方ないけど、今は、今だけでいいから、私を見てよぅ…。」
ーーお互いがお互いの反応をちゃんと見て、自分も相手もイイように、一緒の気持ちでイイように…
かつて聞いた、桜桃の声をどこからか聞いた気がした。
目前の桃子が同じ事を話していた。
307 :
102:2007/11/25(日) 06:36:53 ID:HCayJfT1
イヌイの尾がさらに激しくぱたぱたと地面を打つ。桃子は泣きそうになりながらも、それでも
今しかない、と訴える。
「あと…淫乱とか言わないで。悲しくなる…。」
ぱたり、と尾が止まり、イヌイは完全に沈黙した。
洞窟の温泉の時折空気を吐き出す音と、桃子のカリカリと小さく岩を掻く音だけが耳に障った。
「私は…確かに誰にでも濡れる桃岩だけど、…イヌイにいじられてやらしくなっちゃうけど…好きで
淫乱なんじゃないよ…。」
俺も、本当におまえを淫乱だなんて思っていない。
淫乱と、つい言ってしまうのは…。
「ずっと恥ずかしいんだよ…?演技なんか出来るなら、あんな恥ずかしい声なんか出さないよ。」
おまえが恥ずかしいと思う事をわざわざしてるのは俺だ。
恥ずかしいのがイイだろうと…。
「私も…イヌイをよくしてあげたいのに。へ…変になっちゃって、何にもしてあげられなくて…つまんないと
思われてるの知ってるもんっ。でも…乱れる子が嫌なら……私イヌイに撫でられたら、変になっちゃうから……。」
………。
「お願いだから……そんなふうに触らないで…。」
俺は…。俺は確かにおまえと重ねていた。ーー桜桃と。サルトルと桜桃の交わりを…。
「私はもういいから…早く入れて、イヌイがいいように食べて…よ…。」
だが違う。そうじゃない。
桃子、そうじゃないんだーーー。
・・・・・・・・・・・・
ぐちょぐちょだな、桃子…いやらしい子供め。
それはおまえを貶めようと言ったのではない。
心に浮かんだ言葉が口から漏れ出た事にも気づかないほどに、俺は桃子に陶酔しきっていた。
熱くゆであがった桃子の肢体は、滑らかな曲線を柔らかく震わせて俺に絡む。
胸を揉めば胸が、尻を揉めば尻が手の平に吸い付いて、自分の肉になったように自在に揺れる。
とろけるように柔らかいかと思えば、鞠のように弾む胸は、いくら揉み込んでも飽きない。うっとりと
いつまでもいつまでも手のひらに肉を繰り、夢中でその頂をしゃぶった。
しみ一つない真っ白い桃尻に手を這わすと、しっとりと肉を湿らせて、その奥の泉が匂い立つ。
かじりつくと口にひんやりとあたり、だんだん熟れて赤く熱く紅潮していく尻たぶを、二つに割ると
奥の可憐な菊門がヒクリとすぼまり、そのさまが可愛くて何度もそこを舌で突いた。
遠くで甘く響く桃子の声を可愛らしいと思い、それを食おうと口を塞ぐ。舌が絡んで互いの粘液を
絡めあうのにまた夢中になった。既に何度も啜ったはずの唾液が、今夜は特別に口に甘く媚薬のようだった。
308 :
102:2007/11/25(日) 06:39:05 ID:HCayJfT1
イヌイのしつこいまでの愛撫に桃子は小さく何度も達している。
ドロリと秘壷から溢れる愛液に既に赤い色は見えない。
それでもと、念を入れて桃子を高みに追いつめたイヌイの頭には、かつて聞いた明け方の桜桃の
絶頂の声があった。一晩かけておぼこの桜桃の最初を食ったサルトルにくらべて、桃子に無理矢理に
ねじ入れて鮮血を散らせた自分をイヌイ恥じていた。
もう既に痛めつけ傷をつけ泣かせた。
今から俺は最後まで桃子を食うけれど、あの日のサルトルのように悦くしてやろう。
桜桃のように高い悦楽の声をあげさせてやろう、桃子。
そんな風に思っていた。
だが再度の挿入をイヌイが先送りにしている理由は、なにより自分に応じて匂い立つ桃子に、己の
思考力を奪われ、ただの獣になるのが恐ろしかったからだった。
くねる姿態に心を奪われる。
自然に唾液が湧き出て涎が垂れる。
ただでさえ、その純血をすでに啜って猛っている。
反り返る肉竿の皮は張り、ドクドクという自身の脈動にすら快感を覚える。
はじめから、子供だが上物の桃岩だとは思っていた。だが。
食べてくれと濡れて匂い立ち、俺にしゃぶられ震える躯のなんて美味そうなのか。
食いたい。
お前を食い尽くしたい桃子。
桃子…桃子っ、桃子…っ!!
なんという沸き立つ血潮か!俺は獣の牡だと雄叫びをあげて、きっと桃子を裂くだろうーーーー!!
それは誰と比べてなどでなく、間違いなく今桃子から貪った感覚。
だから違うんだ桃子。俺は、確かに俺は桜桃にするようにおまえにしてたけど俺はーー。
だがそれをなんと言って伝えればいい!?
昂る焦りではない焦れた苛立に、結果、イヌイは舌打ちながら無言で桃子に覆い被さった。
最初に入れたときと同じように、膝下に両腕を通し脚を大きく開かせる。
だがこれも嫌だと桃子がイヌイの顔を突っぱねた。
「こんどはなんだ。」
「は…恥ずかしい…。」
「今更かっ!!」
「だって、今のイヌイ光ってて、よく見えるんだもんっ!」
それの何が恥ずかしいと言うのか。この子供!
「じゃあ、やめだ。寝るぞ。」
「やだ、脚閉じたまま入れて。」
「出来るか阿呆!」
「出来るでしょ、こうして…、私膝抱えてるからお尻の方から…。」
「いいだろうケツ穴に入れてやる。」
「や…っ、入るわけないでしょバカ!」
その時である。
309 :
102:2007/11/25(日) 06:42:26 ID:HCayJfT1
尻に手を伸ばしたイヌイに驚き、膝を抱えて仰向けに転がった桃子は、その勢いに余って大きく
尻を天に突き上げた。だが座っていた岩場が微妙な傾斜で下っていて、そのまま後ろにでんぐり返って
転がる。わきゃあっというおかしな悲鳴をあげてごろごろと二回転して横に倒れた桃子は、ドスンと
抱えた太腿が岩にあたって、あイタッ、と叫んだ。
その拍子に、丸見えの濡れた膣腔から、ぶちゅりと音をさせ愛液がしぶいた。
「………。」
さっきまで卑猥な様相でイヌイを誘っていた桃子の女陰が、なぜかコミカルに震えて見えた。
桃子は一瞬にして真っ赤になった顔でわなわなと震えたが、先ほどのそれとは違う羞恥の顔に、
思わず吹き出すイヌイだった。
それにはっと気づいて桃子は、小さく、やん、と声を漏らして股間を押さえて丸まった。
イヌイの腹筋がビリビリと痙攣する。
だめだ、吹く。
くく、と肩を揺らし笑い出したイヌイは、ダンゴムシのように丸まって、膝から情けなくハの字にした
眉を震わすだけを見せている桃子に、残念ながら当の桃子には見えないが、極上に破顔した。
「わはははははっ!おい、子供!阿呆だろ、おまえ!はははは!!わはははははっ!!」
快活な笑いが先ほどまでの淫微な空気も二人のあいだのしこりも、イヌイの苛立もあっけなく吹き飛ばす。
「…そんなに、笑わないでもいいじゃない…。」
小さく消え入りそうな桃子の泣き声も、イヌイの笑い声にかき消されていた。
・・・・・・・・・・・・
なんという……なんというか、桃子、お前は……。
「ムードも色気もどこかに行っちまったな…。」
あきれたようなイヌイの声色に慌てて桃子がその身を起こす。
「や…やめちゃうの!?」
必死の形相ですがりつく桃子の腋に、イヌイは手を入れ抱き上げた。
にやにやといつもの意地悪な笑いを浮かべるイヌイだが、その冷たく見える銀の瞳をいつも以上に
優しく細めて、チュッと桃子に軽く口づけた。
「桃子、俺は妖獣だ。」
「…知ってるよ、それくらい。」
「嫌がられると猛る。」
「……っ!」
「おまえが恥ずかしそうに顔を背けて震えながら、感じてるのを見ると燃える。」
驚いて顔を上げた桃子の目前に真顔のイヌイの顔が合った。銀の瞳が桃子を覗いて少し揺れた。
笑ったように見えた。
「おまえの尻を割っておまえの尻の穴をわざわざ舐めるのは、肛門粘膜を食うためだけじゃなくて
そっちが主な理由だな。おまえの菊門は突くとキュッと縮むのが可愛い。何度見ても飽きない。」
イヌイのあまりに直接的な言葉に、桃子は大きく目を見開いたまま口をパクパクさせて震えだす。
かあ、と額から湯気を上げて赤くなっていくのが自分でもわかって、それが羞恥のためか怒りのためか
わからなくなった。
「へ…変態……っ!!」
「嫌なのはわかっているが、そういうわけで見たいのだから仕方がない。粘膜の味もいい。
舌を差し込むとヒクヒクしつつじんわり粘膜を絞りだして…。」
「バカっ…えっち…!!スケベ犬………っ!!!!」
わーーっと声をあげイヌイを突き飛ばすがびくともしない。そのことにまた顔は赤くなり、その様に
今度こそイヌイの笑い声が漏れた。はは、と優しげに目を細めて桃子を懐に引き寄せ抱きしめる。
310 :
102:2007/11/25(日) 06:45:09 ID:HCayJfT1
「嫌な思いさせて悪かった。だがおまえと他の桃岩を比べたりしない。そんな余裕俺にだってない。
おまえは美味い、桃子。おまえも俺を見てたらわかるだろ。俺は、我ながら食うのに夢中だった。」
「そ…そんなの…わかんない……。」
「夢中だ、桃子。いい加減機嫌よく食わせろ。おまえが嫌がる事はなるべくしない。だからおまえも
俺がしたがることなるべく我慢しろ。もう淫乱とか言わねえから、いじられてやらしい声出して乱れろよ。」
そう言ってイヌイは向い合いに膝に抱いた桃子の胸をふにふにと揉みはじめる。
「おまえが感じると俺もイイ。」
あっという間に硬く尖り、いじってくれと突き出す乳首の、下の部分だけをそっと指先で撫で上げた。
「あ、や、やんっ…ずるい…イヌイ…。」
桃子の声があっけなく甘く変わる。
「あとおまえこれは好きだろう。前、これだけでイッた…。」
「ん……あ、やああぁん。」
乳首を捻るでなくそっと下側をつまみ、親指と人差し指でやわやわと揉む。時々一瞬だけ爪の先で
刺すように先端を掻くと、桃子はひいん、と泣き声をあげた。
たちまち立ち上って来た匂いに垂涎して、イヌイは桃子の潤んだ眼を見つめて言う。
「もう…食うぞ。」
切羽詰まった震える声に、桃子はうんと頷きかけて、首を横に振る。
「後ろからはやだ…。」
半泣きで桃子は離れまいとイヌイの首に腕を回す。
まだ言うか…!イヌイは苦笑する。どうせ無駄な抵抗なのにと。
「わかった…、桃子、そのまま脚の力抜け。」
抱き上げた腕をゆっくり下げていき、ダランと膝をついた桃子の脚を割って、屹立した肉茎を
桃子に刺した。
「え、…あ、あっ。」
腋の下を支えていたイヌイの腕が、脇腹を添い、腰まで降りて来て桃子を固定する。
「あっ、あっ、やっ、入っちゃうっ!ああっ!」
「おい桃子。」
「えっ?あっ、何!?やあ、…ふっ!」
「おまえは可愛いな。」
「ひぁああんん…ん…っ…、…!」
そのまま深く桃子に埋めていく。押されるように嬌声を上げる赤い唇に、漏れ出た吐息を根こそぎ
食おうとイヌイのそれが食らいついた。
上下から同時に差し入れられたイヌイの肉の熱さに、やっと与えられた痛みに、桃子は仰け反りながら
悦んでいる自分を感じた。
入った、というより裂かれたという感覚に、痛みに漏れ出る声を懸命に耐えた。
それでも最初の入れられたときよりはいくぶんましで、重たい鈍痛にも増して桃子の心を占めるのは、
やはり一つに繋がった歓びだった。
「大丈夫か、桃子。」
息の上がった声でイヌイが桃子を労って背を撫でる。
座位で貫かれたその身体を、ヒクヒクと戦慄かせながら桃子はイヌイの肩に顔を押し当て、
こみ上げる涙をなすり付ける。
「動かないで…イヌイ…、しばらくそのまま…。うん、…あぁ、イヌイが…。」
イヌイが私の中にいるよ…、と消えていく甘い音色を聴いて、イヌイも震えた。
熱い鉛の自身を桃子に差し入れても全ては収まらない。きゅうきゅうと闇雲に締める膣は
決して好いとは言えない。
だが再び挿入された暴君に必死で痛みに耐える桃子の赤く滲んだ指先に、苦痛の声色に、
…わずかに感じる悦びの吐息に、イヌイの胸が熱くなっていく。激しく奪いたくなって焦れる。
311 :
102:2007/11/25(日) 06:47:10 ID:HCayJfT1
「ふう。」
少し慣れたのか桃子の呼吸が落ち着き、ゆっくり顔をあげてイヌイを見た。
「イヌイ…少しはイイ?」
その問いに苦笑せざるを得ないイヌイだ。
「少しはな。」
あからさまにがっかりした表情で桃子は涙ぐむ。
「どうしたら?」
「動きたい。」
「動く?」
「ああ。これを、こうして…。」
入れて奥まで刺さったそれを、ずるり、と引いた。
桃子の顔が歪み、ああっん、と声があがる。
肉が擦れる痛みに身構えたまま、今度は逆に強く奥まで突き出された。
「あ、ああっ!」
ずうん、という鈍い刺激に桃子の首ががくんと触れる。はあ、はあ、と息を乱して桃子は
イヌイにまたしがみついた。
「い…たい…っ。」
小さな桃子のつぶやきにイヌイは腰を止める。
たった一度のその浅いピストンに、突き入れてるイヌイの怒張がびくんと身を反らして大きく育つ。
それを認めて桃子はイヌイに複雑そうに問う。
「そうするとイイの?」
「ああ、まあそうだな。」
歯切れの悪いイヌイの言葉に桃子はイヌイの顔を覗き込む。
イヌイの顔は眉根が寄せられ、目はうつろに桃子を見ている。時々ひくひくと痙攣して、それは
イヌイの股間の脈動に連動していると気づいて桃子は堪らなくなった。
ああ、イヌイも…イヌイも我慢してるの…?
自分はイヌイに満足して欲しいのに。
「あのね、イヌイ、大丈夫。最初より全然平気。イヌイ優しいし…それに…。」
意識を股間に集中させると、イヌイは小刻みに腰を動かし、肉棒にぬるぬると桃子の愛液を
からませつつ、すこしずつ奥に差し込んでいるのがわかった。その間も片手で胸を揉まれ片手は
桃子の尻をさわさわと撫でている。
「それに…、気持ちいい…よ。私…。」
「嘘つけ、阿呆…。痛いんだろう?」
「痛くない。」
「これでもか?」
イヌイが笑って腰を突き上げると、肉竿が桃子の奥にめり込み、桃子は苦悶の表情を浮かべる。
「痛くな…いっ!」
「ははは、バカ。」
乾いた笑いを吐きつつ、イヌイは今突いた子宮口の裏あたりを背中から優しく撫でる。
「我慢しなくていい。桃子、ゆっくり…。」
ゆっくりやろう、とささやくイヌイの低い声に桃子は身震いした。
その拍子にイヌイをくわえた肉がきゅうと締まり、イヌイも震える。
二人顔を見合わせて笑った。
・・・・・・・・・・・・・・・
312 :
102:2007/11/25(日) 06:50:03 ID:HCayJfT1
つながったまま口づけをかわし、互いの舌を重ねて何度も繰りあう心地よさに酔った。
桃子はイヌイの厚い胸板にしがみついて、焦らされる快感にたゆたう。
繰り返す口づけに時折イヌイの顔は桃子の耳元にきた。何度も舐めようとしては、嫌だと言われた事を
思い出して引っ込められるイヌイの舌に、桃子は嫌だったはずなのに、なぜかそのわずかな耳の接触に
敏感に快感に濡れる。
そのために、イヌイの熱い何かに耐えるような吐息と、呻くのどの音を桃子は聞き取れ、乱れているのは
自分だけではないのだと安心した。
膝に座らせたまま押し倒し、白い豊かな胸を両手で揉む。
桃子は膝を曲げた形で仰向けにされ、存分に嬲られる。
愛おしげに桃子の胸から腹の曲線をすべって降りて来たイヌイの大きな手が、割られて開いた
脚の付け根を撫でさすった。
接合部は互いの陰毛で隠れて見えない。それをイヌイの指がかき分け露にする。
桃子の秘肉はイヌイの自身に広げられ突っ張っている。つべつべしたそれをそっと撫でて、
その一番上にある小さな尖りをイヌイは剥いた。
桃子の身ががくんと揺れる。そこに向かってイヌイはわざと唾液を垂らすと、それを繰る指は潤滑されて
桃子に声をあげさせた。
桃子の中がひくつき、潤いを増してイヌイの浅すぎるピストンを容易にする。
その抽送はだんだんと大きくなり、桃子の声もまた高く鳴き出す。
ゆさゆさと揺れる白い双丘を眺めるうち、堪らなくなりイヌイはその赤い頂に食らいついた。
剥き出された陰核に腹の毛を擦り付けるようにイヌイの腰が動く。
だんだん激しさを増す男の腰の振動に、気がつくと桃子は大きく股を開かれたまま、自らの腰を
イヌイに陰核をぶつけるように突き上げていた。
「あ、あ、イヌイ…っ、あっあっやっ!」
いつのまにかぐちゅぐちゅと水音がする二人の結合部に、イヌイの親指が挟まれ桃子の突起を刺激した。
「だめっ、やあーーっ、あああーー……っ!!」
その背をイヌイの太い股に反らせて、桃子は絶頂に達した。ガクガク震える胸に腰を折り曲げた
イヌイの舌が伸ばされ、下乳から乳首を掬うように舐め上げる。
そのまま首筋を這い昇って桃子の戦慄く口を吸う。
中の肉はきゅうきゅうと吸い上げるように痙攣して、イヌイは桃子に口づけたままその快感に呻いた。
納められた欲望がまだかと身を反らす。
抑えなければ、と思いつつ、イヌイは腰が揺れるのをもはや止められないでいる。
重ねた口端から、桃子のひいひいという息が漏れた。
達した余韻にまだしびれる肉芽を恥骨で押しつぶすように腰を突き上げると、あっけなく桃子は再び達して
快楽の叫びをあげた。
313 :
102:2007/11/25(日) 06:51:25 ID:HCayJfT1
お腹の中のイヌイが熱くて大きくていっぱいで、私は息も出来ない。
唇で舌で蠢くイヌイの欲望を感じてたらだんだん切なくなって来て。
痛いはずのつながった部分や、中の擦られぶつけられる部分が。
治りかけの傷のように痒くて、…痒くて焦れる。
はじめはゆっくりと揺らされた身体がだんだん熱を帯びて、イヌイに撫でられた腰が震えてしまう。
そんなつもりはないのにきゅうきゅうと身体の奥が勝手に縮まって、イヌイの熱いのを締め付けてる。
ドクドクするイヌイのが、
じゅるじゅると抜き差しされていて、
やっと自分が濡れているのに気づく。
イヌイの指が私の一番弱いところをくりくりといじって、
ぬちょぬちょといじって、もう声が、
また恥ずかしい声が出ちゃう。
イヌイのバカ…!
それがイイって言ったらそんなふうにばっかりお乳を触る…ぺろぺろと舐めてる。
脚曲げたまま身体反らされて、お股突き上げるみたいに、
なのに脚は開いてて、イヌイの逞しい腰がぶつかってる。
へこへこと動いてくねってぐちゅぐちゅと音をたてて、
……いやらしい。
イヌイの、
腰の動きがいやらしい。
私のお乳ちゅぱちゅぱ吸うのがいやらしい。
はあはあって息が荒くて、
さっき一瞬こっち見た、銀の目が爛々と光って
いやらしいの…!
イヌイ…バカ!スケベ犬!!
そんなふうにしたら…私…。
そんなふうに…、そんな、そんな、あ、あ、あっ!!!
ーーーーーーー……、ああ、
なか、すごい。
きゅうきゅうしちゃう。
すごい。
イヌイの、イヌイの硬いの…
ん、んああ、イヌイの熱いの…っ、
熱いの,あん,あん,
………やぁあんっ…
314 :
102:2007/11/25(日) 06:53:15 ID:HCayJfT1
「ああ、…ぁんっ、やぁぁ…ん…。」
達して。また達して、それでも桃子を揺さぶるのを止められない、休ませてもやれない俺に、
細いしなやかな腕がぎゅうとしがみついてくる。
まるで虫の息の桃子の小さな掠れた声が、快楽の色を含んで俺に繰り返した。
「イヌイ…好き…。」
「イヌイが好きなの…、私…、幸せだよぅ…。」
「幸せだよぅ……大好き…。」
・・・・・・・・・・・・・・
温かく、包み込む、柔らかくて、溢れるミルクの泉、春の桃の花のピンク色。
「……っ……ぁ、………んん…、あ…。」
遠くで転がる鈴の音のような、耳に心地よい桃子の漏らす声が、俺に伝える。
気持ち悦い、と。
もっと、と。
強く強く抱きつぶしたいのに、腕に力が入らなくて、俺は仕方なく腰を振る。
一突きで膣の様相はがらりと変わる。
吸い付いて離れない、桃子の秘肉がじんわりと蜜をからめて俺を擦る。
不思議な弾力を持って迎え入れ、去らないでとすがりつく。
…ああ!
俺は受け止められたのかーー 絶えて滅しなくていいのかー…
(この世界に) (この世界から)
・・・・・・・・・・・・・・・・
315 :
102:2007/11/25(日) 06:54:37 ID:HCayJfT1
甘い。
甘い熟した桃の果実の香りが俺を包む。
グチュリと潰して、その甘露な汁を滴らせたいと思うほどに瑞々しい果肉。
崇高なまでの美しい丸みの柔肌。
牙を立てるのも躊躇うほどに。
食い尽くしたいと、あれほど欲し、冥い欲望に狂うのを恐れたほどのそれを。
どうぞと差し出されて沸き立つのは。
獣の血ではなく歓喜だった…………。
「泣いてるの!?イヌイ!?」
心底驚いた、頓狂な桃子の声にハッと我に返ったイヌイは、慌てて濡れた頬を乱暴に拭く。
「汗だ。」
そう取り繕った声が涙に震えており、簡単に嘘を明かす。
イヌイは舌打ちしてクソ、と顔を背けた。
抑えきれない快感に息を乱して、イヌイは彼の日の真相を知る。
補食ではなかった。
サルトルは、あのはじめての日でさえ、桜桃を食うために肉茎を差し入れたのではない。
そうではなかったーー。
ああ、桃子。
おまえは餌じゃない。
ーーあいつは餌じゃなかった。
これは食事じゃない。
ーーあれは食事じゃなかった。
鬼達がするプレイといわれるものでも…。
ーーそれをあいつは何だと言ったか?
自分は愚鈍で気がつかずーーーーサルトルがしていた事を。
ただそう思いたくてーーーーーー桜桃が選びしていた事を。
憧れていて望んでいたーーーーー実は堪え難く苦しみに悶絶する未来と知らず。
知るのが恐ろしかった事。
桃子。俺にそれを教えるのかーーーー。
316 :
102:2007/11/25(日) 06:57:54 ID:HCayJfT1
「…出す…ぞ。」
吐き出すようにそう言って、イヌイはぎりぎりまで桃子の内壁を擦るように突いていたそれを、
一気に抜くと、オ、オ、と押し殺した声を漏らして、桃子の腹に白濁の雫を散らした。
びゅくっと吹き出したイヌイの昂りを二度、三度と自身の腹に受け、桃子はそれを上気した顔で、
不思議そうにただ見つめていた。
抜き出され、いまだ屹立したままビクビクと身を反らすイヌイの怒張は、本当に桃子の中に
収まっていたのかといぶかしむほどに、始めより太く、大きく腫れて見えた。
はあはあと大きく息を乱し、自身の膨らんだ先端を見つめるイヌイの目から、今度ははっきりと
涙のひと雫が垂れた。
桃子、俺は…桃子、俺は、俺が…。
ただの犬の妖獣ならば…。
何かを拒むようにイヌイの銀の瞳がゆっくりと閉じられる。
「…イヌイ、泣かないで。大丈夫だよ。大丈夫!」
慌てて身を起こした桃子がイヌイの頬を撫でて涙を拭う。
小さな温かい手が閉じたイヌイの瞼に触れて、そのぬくもりにイヌイの目からは、次々に
水が溢れて止まらなくなった。
誰も照らさぬはずの、瞼の裏の銀の光の中に一人の桃岩が浮かぶ。
それが誰かはイヌイはわからず、重ねられた唇をただ啜った。
眼を開くと意味もわからず大丈夫、大丈夫だから、と繰り返し、一緒に泣いてる桃子がいた。
やっぱりバカな子供だとイヌイはぼんやり笑い、再び目を閉じる。
瞼のそれは桃子になった。
・・・・・・・・・・
今回はこのへんで