☆☆☆ 本当はHな桃太郎 ☆☆☆

このエントリーをはてなブックマークに追加
171102
167の続きいきます。
・・・・・・・・・・

 サルトルと旅をしていたのは今から十年以上も前のことだ。
 サルトルは陽気な金毛の手長猿で、基本的に無口で黙って行動するタイプのイヌイとは正反対に、独り言というには
あまりにゆかいな受け答えを一人でべらべらしゃべくりながら、常にスキップしているような猿だった。
軽くて調子のいいやつだったがイヌイ同様力は強く、旅のつれあいとしては最高で、珍しく長く道中を共にした。
 別れたのは彼に子供が出来たからだ。

 三つ子のたましいってやつがあるだろう?三年はガキと共にゆっくりいろいろ教えながら暮らしたいのさ。
それから親子で旅するつもりだ、子連れ狼って感じにな。

 猿だけど。と続けてにい、と笑った彼は、いつもの軽い物言いだったが真摯な瞳で忘れられない。
その三年後の子連れ猿の旅立ちに少しばかり同行した。それから何度かは顔見せに訪ねたが…。

「五年ぶりくらいか。でかくなったなマサル。」
 そりゃあね、とマサルはその親譲りの長い尾を幹に巻き付けては離し、逆に巻き付けてはまた離し、
とリズミカルに遊びながら、これまた親譲りの明るい口調で話を続ける。

「お父ちゃんは僕を食べさせるのが生きがいみたいなものだったからね。それに知ってるでしょう。
よく動く口八丁手八丁、手がながけりゃあ桃岩見つけるのにも長けていて、料理も上手でさあ。
見つけたらちょちょいと泉を甘露に変えて、僕は本当に食べてばかりいたんだよう。そしたら
やっぱり太るから、決まって食後はブートキャンプ…、あっ、もちろん正規で手に入れたDVDだよう。
食後一時間はあけてバーム飲んでからだよう。市販のバンドは短くて負荷が強すぎるしすぐに使い物に
ならなくなって…」
 手長猿はバンドは手作りがデフォだよう〜、としゃべくり倒す。

 イヌイは彼の親であるかつての友が、息子が言葉を覚えてから口を動かす量が半分になったと
言ってたことを思い出して、懐かしくそのしゃべくりを聞いていた。
「やはり親子だなあ。若い頃のサルトルに、話す内容の半分以上が意味わかんねえ無駄話ってところが
そっくりだ。ああ、その金毛もだったな。」
 目を細めるイヌイに「でしょう。」と自慢の金毛をきらきらさせる。
「イヌイのおじちゃんの銀毛と並んでも、もう負けないくらい光るようになったでしょう。
次の発情期はいつ?楽しみだなあ、僕大好きだよ、イヌイのおじちゃんの銀毛は青白くてクールでかっこいい。
もちろん一番はお父ちゃんの赤金毛で、二番は僕…と言いたいところをイヌイのおじちゃんに譲って、
僕は三番目にかっこいい毛並みの妖獣でいいよう…。」
 滑る口がふと止まり、あ、もう、二番に昇格だったっけ、とつぶやいた。
「すぐに一番になるさ。俺はもういぶし銀だからな。」
 それもかっこいい、と小猿は笑った。

「サルトルが病気で逝くとは意外だった。丈夫がとりえだったのに。だが…」
 息子に看取ってもらえるなんて幸せなやつだ、とイヌイはマサルの頭をくしゃくしゃとなでてやると、
それを合図にさっきまでの笑顔を崩し、ようやくわあと泣き出した。 そのままイヌイに抱きついて、
お父ちゃん、お父ちゃんと繰り返す。

「おなかがすいたよう、お父ちゃあん〜!」
172102:2007/08/14(火) 06:34:37 ID:p0RZSf/o


 顔立ちはあきらかにまだ幼い小猿だが、サルトルがせっせと育てたその身体はすでに桃子よりも大きい。
育ち盛りの妖獣だ。まだまだでかくなるだろう。
 どうしたものか、とイヌイはため息をつきながら、生前のサルトルが言ったことを思いだしていた。

 …こいつは大人になっても自分一人では補食が出来ないかも知れない。
生まれたときにきいた母親が壊れる音を覚えてる。そのためかどうしても股間の愛液を舐められなくて、
染み古反の世話になりっぱなしだ。おっぱいは大好きみたいなんだがな…

 「桃岩から生まれた妖獣が育たないと言われる訳がやっとわかったよ。
  イヌイ、だけど俺はこいつが愛おしい。
  俺が愛した桃岩が命をつぶして生んだ子だ。
  俺は俺が生きてる限り
  マサルを飢えさせたりしないぜ。」

 サルトルの台詞はきのうのことのように耳に残っている。
 ああ、俺はあいつがすきだったんだなあ、と今更ながらに思うイヌイだった。

 大見栄きっておきながら
 早く逝きやがってばかやろう。

・・・・・・・・・・・・

 林の隣の湿地をぬけるとすずかけの並木が、まだ小さく青い実をぶらさげて涼しげにゆれている。
その向こうに川のように細長い池があった。
 中程に立ち枯れた木が斜めに交差しており、そのちょうどよい枝に桃子が裸で座っているのが見えた。

「水浴びか?そろそろ発つぞ。」
 イヌイの声にびくりと身体をゆらし、そのまま後ろにひっくり返ってどぼん、と桃子は池におちた。
 たまたま後ろに朽ち木が無かったので、頭を打ったり枝に突き刺されたりしないですんだのだと、
こいつはわかっているのだろうか。
「おまえ…いつか後頭部割れて死ぬぞ。」
「イヌイが悪いんじゃん。」
 ぷは、と水から顔をだし、イヌイのいる場所を確認すると、桃子はすいい、と上手に横泳ぎをして
朽ち木の影に隠れた。
「何が?急に声かけておどかしたからか?」
「あっちいけ、えっち。」

 ぶふう、とイヌイが吹き出すと、何がおかしいんだよ、と顔を赤くして起こっている。
 水は澄んで青く、桃子の白い肌が水越しに輝いてきれいだった。
 さっき朽ち木に座っているのを見つけたときも、白い鳥がとまっているようでなかなか
可愛らしい光景だとは思ったが、邪な気持ちは微塵も涌いていなかったのに、えっちと言われたら
それに応えねばならないじゃないか。
 イヌイは着物を脱ぎ捨てると、そのまま低く平行に跳んで、水面を軽く、石が水面を跳ねるように
さらに蹴って跳び、三度で桃子のいる朽ち木にたどりついたら、その様を口を開けて見とれていた
桃子に抱きつき、共にどぼんと水に沈んだ。

173102:2007/08/14(火) 06:39:51 ID:p0RZSf/o
  
 池はあちこちで下から小さな空気の玉が立ち上っていて、こんこんと水が涌いている様子だ。
思ったより深く、イヌイが沈むのを魚がよけていくのが見えた。
 桃子はイヌイの腕のなかで逃れようと腕を突っぱねている。息苦しいのか、泣きそうな顔で頬を膨らまし、
子供っぽさを強調しているが、そのすぐ下にある二つの大きな固まりがイヌイの胸で押されて深い谷間を
作っており、そのアンバランスさがいい眺めだった。
 イヌイが破顔し、がぼがぼと口から空気の泡を抜くと「桃子。」と、いつもと違う声で呼びかけた。
水を介しているので違って聞こえるのだろう。
「お前の本性は岩なんだから水の中でも平気だろう?」
 暴れていた桃子が驚いて、頬をふくらしたままイヌイを見る。
 その頬をイヌイが片手で掴んでつぶし、口から泡を吐き出させると、桃子は慌てて苦しそうにもがいたが、
やがて苦しくないことに気づいて大人しくなった。

「な?」
「うん。すごい。」
 素直に頷いている。
「すごい!イヌイはなんで平気なの?」
「妖獣様はこれくらい普通。」
「イヌイもすごいね!」

 さっきまでの膨れっ面はどこへいったか、わーとかあーとかひとしきり水中での声を楽しむと、
桃子はするりとイヌイの腕を抜け、魚みたい〜、と楽しそうにくるくると泳いだ。が、その様子をにやにやと
眺めるイヌイに気づいて、ぎゃっ、と小さく叫んで水面に向かう。当然それを追いかけるイヌイだが、
追いついても桃子と一定の距離を保ち、水の中で躍動する肢体を楽しんで見るに徹していた。
 耐えきれず桃子が叫ぶ。

「イヌイのすけべ!」
174102:2007/08/14(火) 06:44:15 ID:p0RZSf/o

「何が助平だ。何もしてないじゃないか。」
「見ないでよ!!」
「なんで見たらいかんのだ。」
「なんでって…。」

 返答に困り言いよどむ桃子だが、器用に脚を動かして立ち泳ぎで水中に留まっていた。
股間の茂みがゆらりとなびいて割れ目を覗かせている。冷たいわき水に両の乳首はすでに尖って、
夜はあれをしゃぶるのだ、とイヌイは口の中で舌を擦らした。
 それに気づいて桃子は顔を赤くして股間と胸を隠すように膝をかかえたが、そうすると身体が徐々に
沈んでいくので慌ててまた上に泳ぐ。こんどはカエルのように平で上がっていったので、下からは、
冷たい水にきゅっと縮んだ菊門が見えた。

「可愛いケツの穴だな。」

 わざわざ指摘してやると桃子は泣きそうな顔で振り向いて、片手でお尻を押さえると、バカ、と定番の
悪態をついてそのまま朽ち木まで泳ぎ、上がろうと木に捕まった。 
 だが、藻のついた朽ち木はつるつると手にすべり、上がれずに桃子は半べそでうめいた。
わずかな窪みに手をかけて、力いっぱい上がろうとするが、すべるだけじゃなく思ったより力が入らない
自分の身体に焦る。何度も試みるが結果は同じで、最後には諦めてぐったり水面に漂うにまかせてイヌイを待った。

 その様子を眺めながらゆっくり上がって来たイヌイに、バカ、と返されても怒る気力はもう無い。
「ほら来い。」
 両の腕を捕獲網のように広げられ、桃子は迷わずその網に飛び込んだ。
 毛深い胸は水の中でもじんわりと温かく、肩をすくめて桃子は胸を押し付ける。その身体を包み抱き込んで、
イヌイはべそをかく子供に言い聞かす親のように優しくも強い口調で、わかったか、と言った。

「岩も女も冷えには弱い。身体が動かなくなる前に、水遊びはほどほどにな。」
 桃子はうんうんと頷き、冷たくなった頬を暖めようと添えたイヌイの手のひらに
包まれるままに目を閉じている。
「俺も調子に乗った。悪かったな。」

「ほんとだよ。」
 おまえこそ調子のるな、とイヌイは心の中で突っ込む。
「イヌイって呼んだのに。助けて欲しくて…なのにこっちみてくれないからあんな猿に口吸われて、
おっぱい舐められて…変なふうになっちゃって…っ。」
 んん?何の事だ?
「あんな声だして痙攣して、私…恥ずかしくて暑くて…だから泳いで冷やしてたんじゃないの!」
 わああんと桃子が声を上げて泣き始め、イヌイはようやく桃子の不機嫌の理由に思い当たった。
 
 今朝の補食でこの少女は初めて絶頂を知ったのだっけ。
 今朝の事を言っているなら、とイヌイは桃子の顔色をうかがいながら言う。
「美味かったぞ、桃子。お前は俺が知ってる中でも最高の桃岩だ。」
 桃子の泣き声がとまる。
「やはりイッた時の味は格別だな。おかげで俺はものすごく力を得て元気だ。」
「イッた…?前に言ってた達くって…あれのこと?」
 そうだ、と桃子にイヌイは答え、お前がああなったときの愛液はすごいエネルギーを秘めていて、
妖獣はみな欲しがるだろう。俺も夢中になった、と告げる。
 イヌイが夢中に…と桃子は静かにつぶやいて、思い出したのか顔を赤らめる。
 
175102:2007/08/14(火) 06:48:52 ID:p0RZSf/o
 
 軽々と桃子を抱いたまま飛び上がって朽ち木の上に立ち、そのまま桃子を日向で甲羅干しさせる。
唇が紫色に震えている。
 見つけた時すでに桃子は裸だった。泳いで冷やしてたと言った。すでに身体が冷えてた桃子に俺が
無茶をさせたのだ。着物で体の水滴を拭うと、桃子はようやくがちがち鳴らしていた歯を止めた。
 呼吸とともに上下する大きな胸は、横に流れる事も無く二つの頂を天にそらせていた。
触れると驚くほど冷たい。先端の紅い尖りもきゅうと縮んで立っている。
 あたためようとイヌイがさすると桃子はほんの少し身をよじって「や」と可愛らしい声をもらした。
 そいえばこいつは乳が敏感だ。と思いやり、あらためて大きな手で二つの頂を覆うと中指と人差し指で
先端を挟み圧をかけた。
 ひん、と小さく声を上げ桃子は両の手でイヌイの手を剥がそうとするが剥がれない。つまり、
さほど嫌ではないと言う事だ。そのままゆるゆるともみしだき、桃子の様子をうかがう。
そういえばいつのまにかもう太陽は天頂だ。マサルを慰めてる間に、桃子と水であそんでいる間に、
お昼ご飯の時間だぜ、イヌイ。

「気持ちいいか?」
 イヌイの問いに桃子は目を白黒させて、ええ!?と驚いている。
「気持ち…いい…?これが…?」
「そうだ、なんだかからだの真ん中が熱くなってこないか?やめると寂しい感じはしないか?」
 そう言ってイヌイは一度手を止める。固まりから手を離すと、まんなかで紅い実はけなげなほど
つん、と尖って今にももげそうだ。口に含みたい衝動を難なく納めてイヌイは桃子の返答を待った。
 桃子は露になった胸を自分の手で隠し、そんな事無い、と言った。子供が嘘をつくときのように
遠くそっぽをむいている。
 そうか、とイヌイは笑い、身体が温まったら旅立とうと言ったので、桃子はうん、とうなずいた。

 
「マサル、来い。」
 呼ばれてひゅうん、と跳んで来たのはさっきの金毛の小猿だった。
 驚いて身を起こしかける桃子に、温める、とイヌイが言った。
「桃子姉ちゃん!こんにちは!」
 マサルは明るく挨拶をする。さっきは急にごめんねえ、と横たわった桃子の顔の横に座りこみ、
僕はマサル、よろしくね、と邪気の無い顔で笑った。
「あ…桃子です、よろしく…。」
 桃子もつられてひきつった笑顔を返す。困ったようにイヌイを見やり、今朝と同じように両足を
掴み肩に掲げる様子に驚いて、やあ、と悲鳴をあげた。

「イヌイ…っ、何…」
「ああ、太腿も冷えてるな。こうするとぬくいだろう、桃子。」
 内股を頬に当ててイヌイは両手で桃子の膝を包み込む。股間の茂みを口元まで持ち上げるので、
必然的に桃子の尻がイヌイの胸に抱えられるように押し付けられ、はからずも桃子は温かさに心地よさを覚える。
「ぬくいけど…やだ、イヌイ…離して…。」
 腰をよじって脚をばたつかせる桃子に閉口してイヌイは押さえ込みにかかる。
「いいかげん慣れろ。昨夜も今朝もしただろう。」
 でも、昨夜とも、今朝とも違う。幼いまだ子供の猿がそこにいるではないか!
「だって…お猿さんが…っ」
「オサルじゃないよ。マサルだよ、お姉ちゃん。」

176102:2007/08/14(火) 06:56:02 ID:p0RZSf/o

 マサルはいつのまにか桃子の頭の方に脚を広げて座り、隠すのに懸命な桃子の両手を掴んで胸から離すと、
慣れた様子で両足で桃子の腕を固定する。さてとばかりに、あいた両手で上から桃子の胸を掴んでむにむにと
もみしだきはじめた。
「やあ…っ、やっ、やだやだ、何い!?どういうこと、イヌイ!?」
 マサルの脚でしっかり押さえられた両手はびくとも動かず、イヌイの両腕で抱えられた両足も
膝を押さえられびくとも動かず、無防備に体幹をさらして桃子は胸を小猿に、秘部を大犬に嬲られ、
やだやだ、ああん、と身を反らす。
「お姉ちゃん、大丈夫だよ、痛くしないよ、僕慣れてて上手だよ。」
 マサルは嫌がって跳ねる桃子の大きな胸を、確かにちょうどいい強さで、ランダムに強く、弱く、優しく荒々しく、
こねくり回していた。時々思い出したように中央の頂きをつまみ、そのたびに桃子は高い声をあげ身を反らす。

「イヌイのおじちゃん、このお姉ちゃんのおっぱいすごく気持ちいい…。」
 だんだん息を荒くしながらマサルが感嘆する。
「おまえ、巧いなあ、マサル。親父に習ったのか?」
 ううん、したいようにしてるだけ、とマサルはふたつの頂を合わせて先端の尖りを一つにまとめると、
たっぷり唾液をくちに貯めてその中にそれを押し込んだ。唾液の海の中、両乳首は舌でぐちゅぐちゅと嬲られ、
桃子が切ない声をあげはじめた。

「…あっ…は…ああん、…やあああ、あん、あ、、っ」

 イヌイからはちょうど胸とマサルに隠れてその顔は見えないが、あきらかに桃子は性的な刺激に感じて、
肩を腹をぷるぷる震わせている。嫌がる声に甘さが含まれ始め、イヌイの目前の秘部から
いいにおいが立ち上って来た。見るとすでにつややかに濡れている。

 池の水…じゃあ、ないよな。
 わかっていながらべろりと舌をのばして味を見る。
 びくんと桃子の腰が跳ね、イヌイは自分の与えた反応に満足する。

「おい、桃子。」
 イヌイの呼びかけにひくん、と身をよじり、乳首をしゃぶり続ける猿越しに犬を見る。
イヌイはわざと大きく舌なめずりをして桃子にベロを見せつけると、脚を肩に担いだまま両手で尻をつかみ
荒々しくもみ上げた。二匹の獣に体をいいように嬲られる様とその互いに違う感覚に、桃子の体は急速に熱くなる。
今まさにイヌイが口づけようとしている秘部の奥から熱い固まりがよじ上がってくる感覚、そこにかぶさる
両の乳首からの強いしびれ。桃子は思わず目を閉じ顔をそらして嫌、とうめいた。
「イクとはこういう事だ。」

 その言葉と共に陰核に熱い弾力ある肉が絡み、下から舐め上げられ剥き出しにされる。
剥かれた包皮を上唇で押さえ、そのまま舌先を尖らせて充血しだしたしこりを下から下から
べろべろに舐めしごいた。ああっと甲高い声があがった。
 とたんに桃子の両足がピンと伸び、力を入れる間もなくびくんびくんと痙攣し、一瞬のうちに桃子は果てた。
 むあっ、股間からたまらない匂いが立ち上り、またしても我を忘れそうなイヌイだったが、さっきと同じく
達した桃子の胸に未だしがみつきしゃぶり倒しているマサルが目に入り、目の前の甘露を舐めとるのを
断腸の思いで止め、変わりに桃子の染み古反を局部に押し当て、汁をしみ込ませる。
 その刺激にもいちいち感じてびくびく体を跳ねさせる桃子に、イヌイは小さな苛立を覚えた。

 おぼこのくせに…っ。

 何度そう思っただろう。イヌイは性的に激しく快感を覚えだしてきているまだ男を知らない少女の、
感度のよすぎる成熟した体になぜか残忍な気持ちを抱いた。

177102:2007/08/14(火) 07:01:42 ID:p0RZSf/o

 たしかにマサルは上手だが、俺がするより感じるなんておいおい、立場がないじゃないか。
この淫乱が。この淫乱め!

 股間の雫をすっかり拭うと、イヌイはふたたび秘部に口をつけ、ぐちゅぐちゅとかみつくようにかき乱した。
ぐったりしながらまだ続くマサルの乳首への刺激にひくついていた桃子からひゃん、と可愛らしい声がもれ、
ああっと脚に力が入る。

「やん、だめええっ、あ……っくっ」

 快感は再び這い上がって来たようで、桃子の腰がぶるぶる震える。肉づきのいい尻の双丘を
手のひらでもみしだきながらイヌイは乱暴に陰部を舌で唇で、時には歯を立てて嬲った。

 マサルはさっきから片方の乳首を口から出し入れし、もう片方の乳首を人差し指と薬指ではさみ、
その先端を中指で押すように刺激している。
 まったく。どこで覚えたんだか、恐るべき子供だ。お前の親父より巧いじゃないか。
 
 イヌイも負けじと同じように充血した陰核を指ではさんで中指を押しつけこねあげる。
と、同時に長い舌を秘部の裂け目に突き入れて中でぐいぐい押し付けるようかき回すと、
急に膣口がきゅううと締まりひいっんと戦慄いて桃子が果てた。そのまま突き入れた舌を
きゅうきゅう締め上げるように痙攣し、蜜壷一杯に溢れる汁を自分の唾液が絡んだ分だけ啜ると、
あとからあとからあふれるそれを染み古反に含ませる。
 口の周りについた愛液をべろりと舐めとりながらイヌイが顔をあげると、マサルはあいかわらず
小刻みに乳首を繰りながら胸の谷間に顔をうずめてうっとりしていた。桃子を見ると真っ赤な顔を
涙と涎でびしょびしょにして、はあはあと息を乱して震えていた。

「大丈夫か?」
 声をかけたイヌイの方を一瞥するが返事はなかった。ときおりマサルの刺激にビクンと震えて
目を細め、はあ、と甘いため息を吐く桃子を、胸にぶら下がる猿ごと横抱きにするとイヌイは桃子に
口づけた。もちろん、くちのまわりについた唾液もおいしく頂くためだが、頬や口端に唇を寄せると、
桃子がぼろぼろ泣き出した。

「イヌイは…」
 はあはあと酸欠気味に、切れ切れの言葉をつなげる。
「イヌイは…私がどう…でも…どう感じててもいいんでしょ…う。」
「ああ、ずいぶん感じてたな、桃子。」
 イヌイの心ない言葉にさらに涙をあふれさす。
「ひどい…あんなに…苦しいのに…追い立てられて、持ち上げられて、突き落とされて…
恥ずかしい声ださされて…!」
「桃子。」
 イヌイの声は優しく、親が子をいたわるように胸に響く。押さえられていた両手は
とっくに自由になっているが、桃子は二度と抗ったりしないだろうと思った。抵抗しようが無駄なのだ。
この二匹の獣は妖獣なのだから本当に嫌なら今までみたいに撥ね除ける事が出来るはずなのに、つまり私は。
 桃子はイヌイに体を預けほおずりした。

「二人掛かりは刺激が強すぎてびっくりしたかも知れないが。」
 突然イヌイが口火を切った。桃子は驚いて体を震わすと、イヌイを見上げてうんうんとうなずく。
「慣れろ。桃岩は基本的に集団で共有するものだ。」
 目の前が暗くなる。

「イヌイは…今日みたいに…私を誰かと分けっこするのが平気なんだ…。」

 もちろんだからこそ慣れろと言われているのに、バカなつぶやきだと思った。
 だがイヌイの返答は桃子の予想を外して、ノーだった。

「平気じゃない。現に昨夜妖魔がお前を食いにきたけど二匹ばかりつぶしてやった。」
「ええっ!?」
「お前は俺のだ。」

178102:2007/08/14(火) 07:12:47 ID:p0RZSf/o

 言ってからイヌイは少し気恥ずかしさを覚え、今のところは、と付け足した。
 桃子が驚いたようにイヌイを見つめる。
「じゃあ、じゃあなんでこの猿は…あっんっ」
 未だに乳房に顔を埋めるマサルが乳首をつまんで桃子は声をあげた。見下ろすとうっとりと
夢心地なのか無意識に乳房をもみしだく、がいつのまにかマサルは寝ているようだった。
「このとおり、まだ子供なんだ。」

 イヌイはマサルと、マサルの父と自分の関係をざっと桃子に説明し、さっき作った染み古反を見せた。
「つまりこれがマサルの飯だ。直接桃岩の愛液を舐められないのなら、誰かと共有しないと生きられない。」
 おっぱいは好きみたいだけどな、とイヌイは胸から寝ているマサルをはぎ取って、かわりに
染み古反を持たせると、マサルはちゅうちゅうとそれを吸い、むにゅむにゅもみながらお母ちゃん、
と寝言を言った。

「こいつの母親はお前と同じ、桃岩だ。こいつを生んで砕けた。」

 驚愕…するには他人事のように感じたが、聞いた事実はかなりショックだった。
桃子はまじまじとマサルを見つめた。と、その金の毛並みがうっすらと紅く中から光りだしたのに
気づいてさらに驚く。
「おまえの食ったからだぜ、桃子。」
 イヌイが優しげに笑って桃子に口づけた。
 口の中に舌が入って来て上あごの奥を責められ、桃子は声をもらした。
 舌を絡めて嬲られる。ふたたび熱くうずいて来た感覚に桃子は涙ぐんだ。

「その様子ならもう一回イケルな?」
「…なっ!だめ、だめだよ、もうっ…んんっ!」
 桃子の制止はなんの役にもたたず、イヌイは横抱きのまま桃子の胸と股間に手をやった。
さらに口を蹂躙されすぐに桃子は甘い痛みが胸に広がっていくのを感じて慌てた。
それはやがて下の敏感な奥に飛び火し、そこからぞわぞわとせり上がっていくのだ。
さっきまでマサルにいじられつくされた胸が、今度はイヌイの手によりやわやわともみしだかれる。

「イヌイの方が…や…やあらしい…ああんんっ。」
「そりゃあそうだ。男だからな。」

 桃子のこの訴えは少なからずイヌイを喜ばせた。
 どんなに巧くても子供とは何かが違うのだろう。そうでなくては。
 そのまま中指を膣口に突き入れがきまわした。すぐにびちゃびちゃと水音がしはじめ、
よく濡れる泉だと、イヌイは感心しつつ首筋を甘噛みした。
「あんっ、あっあっ、うそっ、…また…っ!」
 あっというまに高みに持ち上げられ桃子はイヌイにしがみついて、苦しいとあえいだ。

「桃子。」
イヌイも興奮して来たのか声が乱れている。

「覚えておけ、これは、気持ちいいって…いうんだっ。」
「ええっ?!…んあっ、ああっ、だめ、イク…っ…、…っ!」

 あああ、といままで以上に声を上げ、桃子はイヌイの体にしがみついてガクガクと体を震わせた。
とてつもなくいい匂いがして、ああやはり三度目くらいが一番いいと、イヌイは迷わず桃子の陰部に
口をつけて溢れだす愛液を吸い上げた。
 …こんなうまいのは
 ちらと、隣で寝息を立てるマサルを見て、にや、と笑う。

 子供にはまだ早いぜ。

                    今回はここまでにしておきます。