くじアンのSSまだ〜?

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1日本昔名無し
職人さんよろしく
2名無しさん@ピンキー:2006/11/27(月) 00:24:54 ID:leln76Ah
どっちの?
3日本昔名無し:2006/11/27(月) 00:27:05 ID:glOMGMDN
ハートのほうの

小牧×小雪の姉妹丼希望
4名無しさん@ピンキー:2006/11/27(月) 00:45:58 ID:U9DWuPgf
いづみと時乃も絡めていこうぜ
5心機一転名無しですよ:2006/11/27(月) 22:27:15 ID:glOMGMDN
くじアン人気ないのか?
6名無しさん@ピンキー:2006/11/28(火) 00:45:15 ID:sSU506KX
百合傾向強め?いや、大歓迎だけどさ。
職人さんこないかな(・ω・)
7名無しさん@ピンキー:2006/11/28(火) 16:57:40 ID:xL9xpZsR
>>5
くじアンの人気云々とか以前に知名度の問題だと思われ・・・

>>6
まぁ、基本は百合だよな。
8名無しさん@ピンキー:2006/11/28(火) 19:32:02 ID:WK+swtC7
会長と副会長だな。
9心機一転名無しです。:2006/11/28(火) 19:58:01 ID:w4Am5xo9
職人来るまでオナ禁
しとこ(´・ω・`)
10名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 00:16:21 ID:U6Q8GRLn
鬼畜千尋の会長陵辱を読みたいの俺だけ?
11名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 00:17:53 ID:s1ub0wSD
むしろエロなし書きたい…
12名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 08:00:57 ID:PcKsMkAA
>>11
じゃあとりあえず書いてくれ。
でないとスレ伸びね。
13名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 09:14:22 ID:DgNBWnX9
千尋のナスを見た時乃は・・・
14名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 09:22:16 ID:88aP8j1w
やっと立ったか
麦男と小雪ってありなんかね?
15名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 15:52:35 ID:PcKsMkAA
>>14
もちろんアリだが・・・いきなりそれはコアすぎないか?
16名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 15:59:29 ID:3wlQOibq
昔のいづみと香澄が好きな俺はここに居ていいの?
17心機一転名無しです:2006/11/29(水) 19:19:05 ID:/b45fWLx
>>16


居座ればいいジャマイカ
18名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 19:38:19 ID:PcKsMkAA
>>16
あれだろ、ビデオテープネタではまったか?
19心機一転名無しです。:2006/11/29(水) 22:23:42 ID:/b45fWLx
待つだけじゃなんだから
お気に入りのキャラ書こうぜ。


朝霧小牧・・・胸が素晴らしい
20名無しさん@ピンキー:2006/11/30(木) 00:15:48 ID:/3KYxUD9
会長…素直クール万歳
     ヘルメットはいろんなシチュに使えそう
21名無しさん@ピンキー:2006/11/30(木) 01:04:51 ID:qt5PPiIj
時野・・・人懐っこ可愛い
     むっちりボイン
22名無しさん@ピンキー:2006/11/30(木) 02:03:09 ID:/xdoZOFX
>>19
ああ、あれはいいものだ・・・
かなりの大きさだが、節度のある大きさでもある。
まさに我々の理想的なちょうどいい感じに仕上がっていると言えよう。
これを利用しない手はないだろうな・・・

ってなわけで、朝霧小牧に一票!!
23名無しさん@ピンキー:2006/11/30(木) 11:15:27 ID:j/G+zuMA


時乃強制孕ませSS誰かお願いします
24名無しさん@ピンキー:2006/11/30(木) 16:32:46 ID:IIS7vte5
朝霧小雪…あぁどうせロリコンさ!
25名無し@ピンキー:2006/12/01(金) 07:54:02 ID:IvNx/PSH
俺は、小雪&小牧で
ちょうどいい。

二人で一つ
26名無しさん@ピンキー:2006/12/01(金) 11:16:13 ID:bEm7KTQK
千尋は会長が眠っている隙に、ヘルメットを拝借して男子便所へと赴いた。
個室の扉を閉めると、洋式便器の上蓋を下ろし、その上にヘルメットをひっくり返して置いた。
手早くズボンとブリーフをずり下ろし、手に性器を携える。
未だ皮被った性器を必死でヘルメットに擦りつけながら、
「はぁっ、はぁっ、律っちゃんっ! 律っちゃん! ううっ!! 」
あっさりと達してしまいそうになり、慌ててヘルメットの中へ白濁した液体を射出した。
尋常でない量の精液がヘルメットの中に収まって行く。
普段会長が被っているあのヘルメットを汚したと言う事実が、千尋を改めて興奮させ、性器が再度隆起していくのが分かる。
再び自慰行為を始めようと、粘着質な液体で塗れた自らの分身に手を当てた。
「律っちゃん……また汚すからね……」
「……何をやっている」
突然聞き覚えのある声が上方から掛けられて、千尋は凄い勢いでその方向を見上げた。
そして、顔面が蒼白になった。
「りりり、律っちゃ……会長ッ!? 」
27名無しさん@ピンキー:2006/12/01(金) 22:39:07 ID:IvNx/PSH
>>26
わくわく(゚∀゚)
28名無しさん@ピンキー:2006/12/02(土) 03:15:38 ID:0djgd36t
>>23
鬼畜陵辱系で良いなら…
29名無しさん@ピンキー:2006/12/02(土) 03:30:59 ID:38CIb0jz
>>28


もうソセージが限界だ
早くしてくれ(´Д`;)
30名無しさん@ピンキー:2006/12/02(土) 16:59:51 ID:/fotroxQ
>>28
(゚∀゚)まだー?
31名無しさん@ピンキー:2006/12/03(日) 21:29:34 ID:hwpBG7uk
期待age
32名無しさん@ピンキー:2006/12/03(日) 23:39:53 ID:j/7G8J74
まーだかな まだかなー
33ROCO ◆VpKHzOu04Y :2006/12/04(月) 00:52:11 ID:Tl8ICbux
>>28です、ハートと言われてる方の設定で書いてました。
なお陵辱描写ありのHRSSですので、苦手な方はご注意を。

あと副会長を悪物にしてスミマセン…
34ROCO ◆VpKHzOu04Y :2006/12/04(月) 00:52:55 ID:Tl8ICbux
「あの〜お呼びですか、副会長さん」
「秋山時乃、貴女に次期生徒会副会長候補としての任務を与えます!」
あたしはその日、副会長さんに生徒会室に呼ばれて来てました、
でもあれ〜時乃一人だけなんだ?あっちも、りっちゃんとか会計さんも居ないし?
「他の三人には別に任務を与えてます、ですのでこの任務には一人で行ってもらいます、いいですね?」
「は〜い、でも一人だけなんてつまんないな〜」
「…心配しなくても、貴女の好きなにぎやかさはありますよ」
?どういう意味だろう、まぁいいや。
そして副会長さんに案内されて、あたしは薄暗い地下室にやってきたのです、
って地下室?
「学校にこんな場所があったんだ〜」
何だかここって、ジメジメしてて古い城の牢屋みたいな感じがする所だったよ。
「ここが、貴女の任務する場所です」
「え?でも、ここでどんな事をするの?」
何だか薄気味悪いし、あんまりこんな場所に居たくないな〜なんて思ってると
「それは…入りなさい!」
副会長が叫ぶと同時に、奥の重々しい扉が開いたの…
すると覆面を被った全身が裸の人達が現れました!
「なっ!」
な、何?何だろうこの人達は〜!!
副会長さんは平然としてるけど…すると今度はあたしの方を見て言います。
「秋山時乃…彼らの相手をしなさい」
「ええぇっ!相手って…えっ、ちょっと!」
その人達は真っ直ぐにあたしに近づいてきてくる…手が伸びてきて、やだ…
大胆にもエッチなところまで直に触ってきたの!
「くれぐれも無礼の無い様に…この方々はわけあって身分は言えませんが、この立教院学園の運営に無くてはならない方々」
「や…あぁ!!」
そんなどんどん脱がされていく、あたしの制服を剥いで取っちゃうの!
「ゆえに代々の生徒会役員候補の高い地位に就いた女子は、その身を彼らに捧げる決まりなのです」
「そ、そんな…あ!駄目!!」
ついに下着一枚にまでされちゃった、そこでようやくあたしは思わず抵抗してしまいました、
手で晒された大事な恥ずかしい部分を隠すの、
だけども副会長さんは凄く睨んで一喝してきてきました!
「秋山時乃!無礼は許さないと言った筈ですが…これは重要な任務、いえ試練といえるでしょう」
「そんな…でも」
「拒めば貴女だけでなく榎本千尋に多大な迷惑かける事になりますが、それでもいいと?」
ドッキン!千尋ちゃん…
それを聞かされ、あたしの胸は大きく高鳴りました…
そんな千尋ちゃんを困らせる事になるなんてできないよ。
「わかりましたね?」
「は、はい…」
35ROCO ◆VpKHzOu04Y :2006/12/04(月) 00:53:33 ID:Tl8ICbux
拒んだ手を下げて、無抵抗を示すあたしでした…
「では皆様、この子を好きにして下さい」
そして歓声が響くと、また無数の手が伸びてくる…怖い、でも我慢しなきゃ。
だって千尋ちゃんの為だから…我慢我慢。
だけどすぐにくじけそうになります、だって伸びてきたのは手だけじゃ無かったの、
覆面から出てる分厚い唇が、唐突にあたしの唇に重ねてくる…
嘘…初めてなのに、奪われちゃった!
しかもそれにショックを感じる間もなく、無数の手が下着を次々と取っていき、
完全に裸になってしまったの、そしてこのあたしの体の全身をまた無数の手が触ってきました。
「ひゃん!あぁ…あぁ!!」
太ももや、腰に胸…そして股のところにまで!
恥ずかしい所を触れられていく…この誰にも触らせたことないところを全部触られてるよ!
段々と変な気持ちが湧いてくる…恥ずかしいだけじゃなくて、
皮膚に無数の手が触って摩っていくと、なんだろう…
電流みたいのがあたしの中に響いてきてる。
どうしよう…身体が熱い、ビクビク震えてるようだし?
するとそんな中で、あれ?何か熱くて硬いのが手に握らされているみたい…
何だろうとあたしが視線をそちらに向けると、手に掴まされていたのは大きなキノコだったの!
ううんキノコ…じゃない!これって男の人についてる、おちんちんだ!!
「秋山時乃、ボーっとしてないでそれを摩ってあげなさい」
「こ、これを!んっ…」
やだ…何だか気持ち悪いよぉ〜!!
ゴムの塊みたい…デコボコして熱くて醜くて…
でもやらなきゃ…千尋ちゃんに迷惑かけちゃうもん!
この全身をたくさんの手で触られて頭がボーっとしてきてる中で、
あたしは一生懸命に、言われたとおりに手を動かしてました…この固い棒をギュッギュッて。
すると覆面の人が震えます、そしてね…そのおちんちんの先から何かを出したの!
白くて粘々したのを…ん…なんか生臭い匂いがしてくる、何これ?
すると他の人達も次々と自分達のおちんちんを取り出して、あたしに向けてきたの!
そんなにいっぱいのキノコを相手にできないよ〜!!
でもでも覆面の人達は、あたしの全身に擦り付けてきました…
もしくは握らせてきます、両手どころか両足にも!
だからあたしは必死に擦りました…その当たってる場所をギュッギュッって。
「中々にできるわね、初めてにしては上々ですよ」
「んっ…んくっ!!」
すると今度は口に…それを入れられてしまいました、
う…不味い、それに気持ち悪い!やだ…こんなのを口に入れたくないよ〜
だけどしなきゃ…千尋ちゃんの為に…
「んぐっ…んんん〜〜!!」
口に酷い味が充満してきてる…吐きそう、だけど我慢しなきゃ…

ゴクッ…

そして飲んじゃった、う…喉にベトベトひっついてる〜!
36ROCO ◆VpKHzOu04Y :2006/12/04(月) 00:54:07 ID:Tl8ICbux
あ、何か今度は頭の上に変な感触が…見上げてみると誰かが髪の毛を使って、
おちんちんを擦り付けてきてました。
そして…また出されてしまいます、あの白い臭いのを…

ドビュュビュビュゥゥゥ!!!

「あはぁぁぁぁ〜〜〜!!!!」
そしてあたしは段々と全身がドロドロになっちゃていく…
頭の先から足の先まで…臭くて粘々になっちゃったよ。
「いい姿ですよ、まさに次期生徒会副会長に相応しい姿…さぁ、いよいよ本番ですね」
一旦覆面の人達は荒い息をしてあたしから離れていきます、
するとねその内の一人が前に出て向かってくるの…
股間に大きなのを聳え立てさせながらに…って何をする気なの?
すると…覆面の人はあたしの足を持って、強引に股を広げさせました!
やだ…恥ずかしいとこをまた思いっきり見られてる、
アソコをジロジロと隅々まで見つめられてるよ!!!
でも驚くのはまだ早かったの…だって今度はそのアソコに、
この大きなおちんちんを近付けて、当ててきたのだから!
「あ…それは駄…」
「抵抗は…」
副会長の呟きに、あたしは抵抗しかけた身体の動きが止まります、
でも…こんな事までされちゃうの?
だって初めてなのに…一番に大事な事なのに!なのに…

ズブゥゥ…ブチィィィ!!!

「〜〜っ!!!!!」
ここまで奪われ…失っちゃうなんてぇ!!
その瞬間…全身に頭に激しい痛みの衝撃が走りました、同時に…心にも。
おちんちんが入ってくる…アソコに挿入されて、処女膜を破ってるよ!
痛い…そして辛い、千尋ちゃん…あげれなかったゴメンね。
心で苦しみながらに謝っていると、やがて赤いのが垂れてくる…
このおちんちんが入った場所から零れてきてるの。
これって初めての…本当に無くなっちゃったんだね。
だけどそれはまた違う色に染まる事になるのでした、
真っ白なあの粘液によって…
何度も何度も激しく体を揺らされて、硬いそれが体の奥に突き入ってくるのを繰り返され、
あたしが激痛に苦しんで声をあげていると…
覆面の人の息の音が、もっと荒く大きなのになってきて、急に震えてきたの!

ドビュゥゥゥゥゥ!!!

「きゃぁっ!あ…あぁ!!!」
すると…体の中で何かを出しました、それはあの粘液?
37ROCO ◆VpKHzOu04Y :2006/12/04(月) 00:54:42 ID:Tl8ICbux
「あらら、射精されてしまったみたいですね、わかりますか?精液が子宮に注がれていくのが…」
「あ…あぁ…」
精液、そうだ…これって授業で習った赤ちゃんの素なんだ…
ということは…あたしは妊娠しちゃうの?この人の子供を!!
「確か貴女は凄まじい幸運の持ち主でしたわね、じゃあ生でも平気でしょ?まぁ…」
ようやくおちんちんを抜いてくれたかと思うと、さっきまで群がっていた他の覆面の人達が、
いつのまにか並んできてたの…そしてまた別の人がおちんちんを聳え立てさせて向かってきます。
「これだけの人数を相手に、その幸運はいつまで持つかしらね?」
そして入れてくる、またアソコに…それでまた!

ドビュゥゥゥッ!!ビュクゥゥゥゥ!!!

出してくる、あの白い赤ちゃんの素をたくさん注いできます。
あたしの中に…熱くて大量のをたっぷり…
まだ痛いのにおちんちんを入れてきて、赤いのを白いので洗い流していく…
そう何度も何度も繰り返されていくのでした…そしてしばらくすると、
今度はアソコと同じように、このおちんちんをお尻の穴にまでに入れてもきました。
「ひぐぅぅ!!そんなそんな場所まで…あぁぁ!!!!」
また口にも手にも…複数人のを一度にまた相手にされていく。
そして白いのをかけられました、外にも内にもたっくさん…
何度も何度も…終わりがないようにね。
やがて繰り替えされる行為の中で、痛みは麻痺してきてのかな感じなくなってきちゃった…
そして変わりにあの変な感じが強まっていくようでした、あの頭がボーっとしてくる感覚が…
「あふぅ…あぁ…」
「声が甘くなってきましたね、慣れてきましたか」
千尋ちゃん…また彼の名を心で呟いて、あたしの意識はしばらくこの感覚に翻弄され、
浸ってしまうのでした…感じてたのは快感という感覚だとは後で知りました。
あたし気持ち良くなってたんだ…狂っちゃうくらいに。そして…
「あ…あぁ…あぁぁ─────────!!!」
頭の中が弾けるような感覚まで感じてしまうのでした、
これがイクという物だとも後で知ったんだよ…これも何回も感じていく事になりました。

「秋山時乃、貴女の事なら大丈夫かと思いますが…」
ようやく終わって全身がドロドロになったままで細かく震えてきて、
そして頭の中が白くなって放心してるあたしに、
ずっと見てた副会長さんが耳元で囁いてきます…
「万が一に身篭った場合、貴女の判断で勝手に堕ろしてはいけませんよ…出産までが任務ですから」
「は、はい…」
38ROCO ◆VpKHzOu04Y :2006/12/04(月) 00:55:20 ID:Tl8ICbux
この時、それがどんな意味かあたしには判断できてなかったと思う。
だって本当に頭の中が白くなって…馬鹿になってたから。

そしてあたしはこの日から、この任務を毎日のように続ける事になりました、
最初は痛かったけど、段々と慣れてきたのかな…最初から気持ち良くもなってきたの、
でもねやっぱり辛いよ千尋ちゃん…。
「あはぁ…あぁ!!!中…熱いのいっぱい〜〜!!」
この快楽を楽しんでいると、段々とあたしじゃ無くなっていくような感じがするから。
「もっとあたしに頂戴、このドロドロしたの…あぁん!!」
イキまくって段々と狂っちゃいそう…あたし、どうなっちゃうのかな?
それに本当に赤ちゃんできちゃうのかな…この人達の子供を妊娠するの?
初めては無理だったけど、千尋ちゃん…

これだけはあたし…

:::::::::::::::::::::::::::::::::::

時乃と生徒会役員候補の任務をしなくなって一週間も経った、
どうやら時乃は副会長に直々に別の任務申し付けられているらしいけど、
どんな事をしているのだろうか?
気にはなったけども、時乃も言いたくないらしくて…無理に聞くのも迷惑かと思い、
これまでは何も言わないでいた。
だけども、ある人から俺は時乃が何をされていたのか知ってしまうのだ。

その日、突然に携帯にメールが届いてきて、
それには立教院学園校舎の地図が付けられてたんだ、
その地図には矢印が付いていて、何かを感じ俺はそこへと向かった。
やがてその先の地下室で俺は見てしまう事になった…変わり果てた彼女の姿を!
「時乃!!」
俺が駆けつけた時、時乃は丸裸に大量の白い粘液がかけられた姿だったんだ。
「んっ…あれ?千尋ちゃん…どうしたの?」
「どうしたのじゃないよ、何があったんだよ…こんな!」
「ううんとね…今日は…う〜ん、十人から先は覚えてないかな」
「え…」
そして俺は聞くのだ、信じられない内容を…そして腹が立った、俺自身に!!

「畜生…なんで…」
「仕方ないよ、これも生徒会の仕事らしいし…」
「そんな簡単に割り切って良いものじゃないだろ、こんなの耐えれないよ…時乃がこんな…」
代われるなら代わってやりたい、こんな風に辛い目に会う時乃は見たくなかった。
39ROCO ◆VpKHzOu04Y :2006/12/04(月) 00:55:55 ID:Tl8ICbux
「りっちゃんは知ってるのか、こんな事…」
「知らないんじゃないかな、だって支える人を心配させないようにするのも汚れ役の役目って言ってたし」
そうだよな、知ってたなら…りっちゃんなら止めてくれる筈だ。
じゃあどうするんだ?このまま時乃にこんな事をさせ続けるのか?
そんな事をしたら、いつかきっと…
「あのね千尋ちゃん、あたしね今日は危ない日なんだよ」
「えっ!」
胸がドックンと高鳴った、俺はいけないと思いつつも、
この時乃の白いのが絶える事無く垂れてくるアソコを見る、
そんな…そんな時にこんなに大量に出されて、本当に妊娠しちゃうだろ!
好きでも誰かも分からない奴の子を、時乃が!
「だから…千尋ちゃん、あたしね、当たりくじが欲しいの」
「えっ?」
すると次に時乃が呟いたのは、衝撃的な提案だった。
「今のあたしの中って…はずれくじばかりだから、当たりを入れてほしい…」
「時乃…それって」
「千尋ちゃん、千尋ちゃんの当たりくじ…入れて」

俺は固まった…それもそうだろ、だってつまりその意味は俺と時乃がその…
いけない事をするって事なんだから!
「あたしじゃ嫌?」
「ち、違う!ただ…俺なんかでいいのかと思って…」
「全然いいよ〜それとも千尋ちゃんはあたしが知らない相手の子を産んでもいいわけ?」
「そ、そんな事は言ってない!」
「じゃあ、決まりだね…ごめんね、こんな汚れたままで」
その時に見た時乃の瞳…凄く悲しそうな色をしてた、
だからか俺は思わずそこで抱きついてしまう!
「ほえ!ち…千尋ちゃん…駄目だよ、こんなドロドロで汚いのに〜!」
「汚くないよ…時乃はずっと綺麗な可愛いままだよ」
「千尋ちゃん…」
また俺は時乃の顔を見てた…ほんのりと頬を赤く染めてる…、
こんな上気した表情の幼馴染の表情がそこにあったんだ。
「しようか…」
「うん…」

時乃は四つん這いの格好になり、その後ろを俺の前に見せてくる。
「この格好でしよ、千尋ちゃん」
40ROCO ◆VpKHzOu04Y :2006/12/04(月) 00:56:36 ID:Tl8ICbux
どうやらこの犬とかの交尾のような体勢ですると、確立が増すそうだ…
どこで知ったんだろうか、こんな知識?
そして間近で見えてしまった時乃のアソコ…
今もまだ先に注がれた精液が大量に溢れてきてる、
それを見るのが悔しい…でも凄くやらしかった。
現に俺の股間のは欲情してか、もうすっかり大きくなっていたのだから。
「きて…千尋ちゃん」
「わかった…いくよ!」
狙いを定める…こんな事は生まれて初めてだったから、どうしても緊張する。
「大丈夫…あたしがリードするからね」
「う、うん…頼む」
ちょっと情けないな俺…でもお陰で何度か狙いを外したけども、
以外にもすんなりと狙った場所に先が触れて…

ズチュゥゥ…

入った…入っていく、僕のが時乃の中に!
そして感じたんだ、これが女の子の中の感触なんだ…
時乃の中で柔らかな熱い物で包まれていく!
しかもそれがギュギュッって締め付けていくし…
「ど、どうだ、時乃?ん…」
「うん、気持ちいいよ…千尋ちゃんのおちんちん、あぁ…千尋ちゃんは?」
「俺も…気持ちいい」
そうだ、凄く気持ちいい…まさしく夢心地な気持ちになっていく。
だけども果たして時乃の方はどうだろうか?
色々な連中のを相手にした時乃が、今更に俺なんかので満足してくれるのか、凄く不安だったんだ。
「あっ!あぁ…千尋ちゃぁ〜〜ん!!」
見た目は凄く良さそうに思えるけど、こんな幼馴染の顔は…見るのが初めてだった。
顔を赤くして甘く荒い吐息をし続ける時乃に興奮してか、
俺は腰を何度も振っていく動きを加速させていく、そしてあまりの気持ち良さに、
時間が経つ事さえも忘れそうになってしまう程だったんだ。
でも終わりはくる…奥から熱いのが湧き上がってきて!
「うっ!あぁ〜!!!!」

ドビュゥゥゥゥ!!!

それを思いっきり放ったんだ!
「熱っ…出しちゃった?千尋ちゃん…イったの?」
そう俺はイった、ついにイってしかも射精してしまったんだ。
時乃の中で…今もまだ出してるみたい…気持ちいい。
「出されてる…千尋ちゃんの赤ちゃんの素が…」
思いっきり放って力尽きたのを、その中から抜くと、
また時乃のアソコからは白いのが垂れてくる…これに俺のも混じっているんだ。
俺は本当に時乃に赤ちゃんを作る事をしてしまったんだよな…
その実感に体が震えてた…
41ROCO ◆VpKHzOu04Y :2006/12/04(月) 00:57:09 ID:Tl8ICbux
「なぁ、俺なんかので満足できたのかな?」
「う〜ん…確かに、肉体的には今一つかな」
うっ…やっぱり、わかってたけども実際に言われると辛いかも、
だけど時乃は微笑みながら言葉を続ける。
「でもね、他の人達と違って千尋ちゃんのは温かいの…こう心が凄く温まったのは初めてだよ」
本当に幸せそうに…言ってくれたんだ。
「だからね…ありがとうね、これでもう少し頑張れるよ」
その言葉にハッとなる、そうなんだ…時乃はまだこれで終わったわけじゃない、
これからもこの任務をしてかないといけないんだ。
「で、でも…」
「一緒に次期生徒会役員になろうね、千尋ちゃん…んっ」
「!?」
唇に柔らかな感触が伝わってくる…これは時乃の唇の感触だった。
キス…結局、俺は時乃の決めた事に抗う事はできなかったんだ。

::::::::::::::::::::::

「どうやら副会長の思惑とは、少し違った事になりましたね?」
「朝霧小牧…榎本千尋にメールを送ったのは貴女ですか?」
「さて、あたしは知りませんが…」
「まぁいいでしょう、これで学園運営に不満を持つ輩の欲求解消役を、もうしばらく壊れずこなしてくれますでしょうし」

「ふぅ…本当は連れて逃げてくれる事を期待してたんだけども…まぁいいか」

::::::::::::::::::::

時乃の任務は結局は一ヶ月間続いてた、そして数ヵ月後…
覚悟はしてたけども…時乃のお腹は大きく膨らんでしまってたんだ!
「もう信じられない信じられない〜不潔よぉ〜〜!!!」
「まぁまぁ蓮子様、そんなに羨ましがらなくても〜」
「羨ましくなんてないわよ、山田のくせに生意気よ〜!!」
「えへへ、千尋ちゃんの赤ちゃん…元気よく動いてるよ〜」
「いいなぁ…お兄ちゃんの赤ちゃん…」
その異様に膨らんだ腹部を摩り、時乃は凄く幸せそうにしてた。でも…
「だけど俺のとは、まだ決まってないんじゃ…」
むしろ複数の男に何十回ともいえる程に犯されて大量のが中に出されたのだから、
一回しかしてなく少量しか注げてない僕のが命中してるとは、
砂漠に撒いた砂金を探し当てるような低確率過ぎだと思う。
「大丈夫、あたしは幸運だもん!このクジも当たりだよきっと」
「だけど…こんな事になったのは、その幸運が弱まったからじゃ…」
「ちっちっ、違うよ〜こんな事になったから、あたしは千尋ちゃんの赤ちゃんを妊娠できたんだよ」
そうか?そんな考え方もあるのか?
なんにせよ、僕の不運が炸裂するか、
時乃の幸運が奇跡を起こすのか、その結果はあともう少し先の事になりそうだった。

「あたし、くじ運は強いもん!」

【おしまい】
42名無しさん@ピンキー:2006/12/04(月) 02:09:56 ID:8oRXaTOg
キタ━(°∀。)━!!
43名無しさん@ピンキー:2006/12/04(月) 13:59:36 ID:yEwReIEL
キター
44名無しさん@ピンキー:2006/12/04(月) 23:01:28 ID:x78pflpf
又、ROCO氏か……。
あらゆる所で見掛けるな。
ご苦労様です。
45名無しさん@ピンキー:2006/12/05(火) 00:31:52 ID:+NUoJ6s+
GJ!
陵辱だけど微妙にハッピーエンドなのが最高です
46名無しさん@ピンキー:2006/12/06(水) 00:41:25 ID:HHeS+npu
>>33-41
あなたが神か・・・すばらしい。
47名無しさん@ピンキー:2006/12/07(木) 00:55:44 ID:MJtwx9Xy
神です。
こいつは泣ける。
48名無しさん@ピンキー:2006/12/07(木) 02:19:41 ID:mTMgPTQA
神が光臨なさった・・・!GJ!
49ROCO ◆VpKHzOu04Y :2006/12/09(土) 17:46:51 ID:cYSkd9i+
また投下させて頂きます、お次は小雪メインです、あとオマケに会計のリサも。

HRありにつき注意!
50ROCO ◆VpKHzOu04Y :2006/12/09(土) 17:47:25 ID:cYSkd9i+
「会計さん…あの、来ました」
「よう来たな嬢ちゃん」
小雪は今日ね、一人で会計のお姉ちゃんに呼ばれたの。
お兄ちゃん達が居なくて、何だか寂しいし怖いけども…うぅ。
だからかな、小雪の体は少し震えてました。
「あの…」
「そんなに緊張せんでもええよ、単に嬢ちゃんに次期会計としての仕事をしてもらいたいだけやから」
「仕事?」
「そや、ずばり金稼ぎや」
「お金?」
頭の中が?でいっぱいになります、どうして生徒会でお金を稼がないといけないんだろ?
「まぁ早い話…かなりまとまった資金がいるんよ〜」
「どうして?」
「あんたらが何度も何度も任務を与える度に、破壊活動をするからやろ!」
あ…思い出してみれば、毎回何かを壊してるような気がする、
ロボットで校舎を壊したり、爆発したりって…
「で、でも…任務遂行には…」
でもそれらは生徒会長さんが許してくれていたと思うの、
だってそうじゃないと小雪達はもの凄い額の弁償代を、今頃は払わないといけなかった筈だから。
「まぁ、そう言っとるけどな、やはり金はかかるんよ〜一度や二度ならまだしも、こんだけ続くとな〜」
それ…わかるかも、何だか高そうな物も壊した事があったし…
すると会計のお姉ちゃんは、ここぞと辛そうに小言を呟くのでした…愚痴?
「こんだけの被害額、修理費用をやりくりするのに、誰が必死に頑張っとるんやろな〜はぁ」
「ご、ごめんなさい…」
小雪は頭を下げます、すると少し落ち込み顔だった会計のお姉ちゃんは、
表面上は微笑むの…でも目は笑ってないけど。
「あ、あ〜ええよ、嬢ちゃんだけが悪いわけやないから、でも次期会計としては責任はとってもらわんと」
「でも…小雪、お金持ってないよ?」
だって、まだ小雪は小さいし…貯金箱のお金じゃ足りないよね?
「あはは、うちもガキ相手に金を巻き上げる真似はせえへんよ、言ったやろ稼ぐ任務やって」
そういえばそうだっけ、でも…小雪なんかで大金稼げる事ができるのなかな?
お姉ちゃんも生活費をお店で稼ぐのも苦労してたのに。
「安心し、嬢ちゃんでも簡単に金を稼げる方法や、ズバリ…AVや!」
「えーぶい?」
なんだろう、それ?
小雪がキョトンと首を傾げたからかな、会計のお姉ちゃんは苦笑いしてました。
「わからんか…そやなつまり…」
ウ〜ンと頭を悩ます会計のお姉ちゃん、ごめんね小雪が馬鹿で…
すると会計さんはより小雪に近寄って、ボソッと耳打ちしたの。
「裸になってエッチな事されるのを、ビデオカメラで撮られる仕事や…わかったか?」
「え…ええっ!?」
51ROCO ◆VpKHzOu04Y :2006/12/09(土) 17:48:15 ID:cYSkd9i+
ふと想像してみます、小雪…裸になるの?
えっちって…何だっけ、確か恥ずかしい事だよね?
しかもカメラで撮られるの?そんな恥ずかしい…
「な〜に、嬢ちゃんは楽にしてたらええよ、こっちが用意する男優さんに任せてたらええさかい」
小雪がどんどん顔を熱くさせていくと、会計のお姉ちゃんはそっちはそっちで、
熱心に説明していきます…駄目、頭に入んない。
「タイプは選ばせたるわ、どれがええ?筋肉質男がええか?二枚目優男もええかもな」
「や…やぁ…」
すると、そこでやっと小雪が怯えているのに気付くの、
お姉ちゃんはまた苦笑いして頭を抱えてました。
「あはは…やっぱ無理かな〜じゃあ、他の連中にやらそか」
「え…」
他のって…もしかして時乃お姉ちゃん達の事!?
「秋山時乃…でも、今は大事な身体やろし無理させれんか?じゃあ、やっぱ元凶の上石神井蓮子に…」
やっぱり…小雪が拒んだから、大変な事をさせられちゃう!
駄目…だってこれは小雪のお仕事なのに、我侭で迷惑かけてしまうなんて!
「あの…駄目、小雪の我侭でお姉ちゃん達に迷惑は…その、できない」
「ほう〜じゃあ、やってくれるんか?」
「う、うん…」
小雪が色々悩み、恥ずかしいのを我慢して決心すると、
会計のお姉ちゃんはニヤッと笑うのでした。
「じゃあ、どれがええ?色々と候補はあるんやけどな〜」
すると色々と書かれた書類と写真を見せてくるお姉ちゃん、
そこには色んな男の人の事が書かれていたの、
それを楽しそうに、会計のお姉ちゃんは自分の好みを薦めて話すの。
でも…小雪の中では、そんな恥ずかしい事をされてもいい、
一人の男の人を思い浮かべていました…お兄ちゃん。
するとその時、小雪の髪が光輝やき、あの力が発動したみたいなの!?
そして…少し上の方から、声が聞こえてきたのです。

「うわぁぁぁ〜〜〜〜〜〜!!!!」

ドサァァァァ!!

「な、何や!?」
少し離れた場所で、大きな音がして書類に集中してた会計のお姉ちゃんの視線がそっちに向きます、
するとそこに居たのは…首を振って戸惑う男の人が起き上がってきてたの。
「何で、え?ええ?」
「…榎本千尋、あんさん何でここにおるんや!?」
「会計さん?え…小雪ちゃんも!」
「お兄ちゃん…」
そして小雪達に、気付く千尋お兄ちゃん…
すると小雪はまだ戸惑ってるお兄ちゃんに走っていき抱きつきました。
52ROCO ◆VpKHzOu04Y :2006/12/09(土) 17:48:54 ID:cYSkd9i+
「わぁ!ど、どうしたんよ??」
「は、は〜ん…そかそか、それがええんか」
後ろを向くと会計のお姉ちゃんがニヤニヤ怪しく微笑んでたの。
そうか、小雪が呼んだんだ…あの力で。
「あの〜何がどうなってるのか…」
「あのな、つまり…」
また会計のお姉ちゃんは、今度は千尋お兄ちゃんに耳打ちします、
そしてお兄ちゃんの顔はみるみる赤くなっていくのでした。
「えええええぇぇ!!AVって、犯罪ですよ!!」
「緊急事態なんや、細かい事はどうでもええ!」
きっぱり言い放つ会計のお姉ちゃん…あ、やっぱり悪い事なんだ…これって。
「そんな〜しかも小雪ちゃんに…」
でもしないとみんなが迷惑する、だから小雪は…
勇気を出してお兄ちゃんのズボンを指で引っ張ったの。
すると千尋お兄ちゃんは不思議そうに、小雪を見下ろしました。
「お兄ちゃん…小雪、お兄ちゃんとなら…いいよ」
「ちょっ!」
また顔を赤くするお兄ちゃん…小雪もそうかも、何だか熱い…
「据え膳を食わねば男の恥やで、次期生徒会長候補はん」
「それ関係ないですよ!」
「じゃあ、この子が誰かもしれない相手に犯されるのをそこで見とき」
会計のお姉ちゃんが、ポケットから通話機のような物を取り出すと、
千尋お兄ちゃんは顔色を蒼白にして、慌てて止めたの。
「!わ…わかりました」
「ほな…ええな」
会計のお姉ちゃんはにんまりと笑って、小雪とお兄ちゃんを見つめたのです。
そして小雪もお兄ちゃんも頷きました…

「ん…」
お兄ちゃんの唇の感触…温かい。
今ね…小雪と千尋お兄ちゃんは、お互いの唇をふっつけさせてたの、
これ…キスだよね、はじめてのキスしてる…恥ずかしい気持ちが思いっきり湧いてきます。
「ほらほら、そんなお子様キスじゃお客さんは喜ばないで、もっと激しくし!」
「そんな…あ、小雪ちゃん…」
「…していいよ、もっと…」
でも普通に触れるだけじゃ、会計のお姉ちゃんは納得してくれません、
でもどうすればいいのか小雪にはわかりません、ただお兄ちゃんは知ってるみたい、
だからして欲しかった…小雪、お兄ちゃんになら我慢できるし。
「わかったよ…じゃあ、いくよ…」
「うん…んっ!」
53ROCO ◆VpKHzOu04Y :2006/12/09(土) 17:49:29 ID:cYSkd9i+
また千尋お兄ちゃんの顔が近づいてきて、キスされていく…
唇が温かい…でも今度はそれだけじゃありませんでした、何か入ってくるの…え?
「んっ…んんん〜〜!!」
「そや、舌をやらしく絡ませるくらいはしとかんとな」
舌?ベロを入れられてるの?
感じる…小雪の口の中に入ってくる柔らかく温かなべっとりしたのが入ってきてるのを、
それに小雪の舌とも当たってるみたい…何だか不思議な気分。
「嬢ちゃん、少し舌を外に出してくれへん?カメラで絡み合うのを撮りたいさかいな」
「んっんんっ…」
会計のお姉ちゃんに頼まれた通りに、小雪は自分の舌を外に出していきます、
するとお兄ちゃんの舌も出てくる、あ…小雪にも見えてる、
舌同士が絡み合う姿が…恥ずかしくてたまらないの。
小雪の胸の中…バクバク動いてる…
そしてね、この感触に頭が白くなっていくような気がしてたの…

「はい、OK!次にいくで!」
でも、それはこの後にもっと白くされちゃうのでした。
同時に、熱くなるの…凄く。
「あ…恥ずかしいよ」
「こ、これってやっぱりまずくないですか?」
「安心し、商品にする時は誰かわからん程度に加工したるさかい」
小雪ね…服を脱いじゃったの、まるでお風呂に入る時みたいに。
そして千尋お兄ちゃんも…制服を脱いでた、だから見えてるの。
お互いの恥ずかしいとこが…あ、あれがお兄ちゃんの…
股間にある物を見て、小雪の胸はもっと大きな音をするようになっていく…
服を脱いだのに、何故か暑いし…
「じゃあ、さっき説明したようにしてな」
「う、うん…」
でもね、小雪はそれにもっと近づかないといけなかったの、
手を伸ばして掴みます…
「んっ!小雪ちゃんの小さな手が…あっ!」
あ、ビクッて震えてる…それに大きくなってる?
このお兄ちゃんのおちんちんの変化にびっくりしちゃうけど、
小雪はまた勇気を出して、口を開けました…
「小雪ちゃん無理をしちゃ…あっ!」

チュプッ…ペチャッ…

そこを口に入れる為に…小雪はこのおちんちんを一生懸命に銜えて舐めていきました。
んっ…口に変な味が広がっていく、何コレ…触れてる舌が痺れてきてるみたい。
それにね、ここ…もっと硬くて大きくなってるみたいだし!
54ROCO ◆VpKHzOu04Y :2006/12/09(土) 17:50:09 ID:cYSkd9i+
「そうそう、もっと舐めてしゃぶるんや、唾をたっぷり付けたり」
「んんん〜〜!!」
会計のお姉ちゃんに従って、お兄ちゃんのおちんちんを小雪はもっと一生懸命にしゃぶります、
するとね…お兄ちゃんが喜んでいるみたいだったの。
「小雪ちゃん…ん…あ…」
「んっ…気持ちいいの?」
「うん、小雪ちゃんの舌と口がとっても気持ちいいんだ」
ドックン…また胸が大きく鳴ってる、そしてね嬉しくなるの。
だってお兄ちゃんが喜んでくれてるから、こんな恥ずかしい事でも嬉しい。
「そろそろええかな?じゃあ次は榎本千尋…逆をしたり」
「逆って…まさか!」
お兄ちゃんが驚いてる、何だろう…小雪はおちんちんから口を離して困惑してました、
するとね今と逆にお兄ちゃんが小雪のお股に顔を近づけるの、
は、恥ずかしい…ここをジッと見られるのがとても恥ずかしく感じます、
でもね…すぐにお兄ちゃんはペロペロ舐めてるの、
さっき小雪がしたように…そっか、だから逆なんだ
ん…何?変な感じがするの…何だろ、痺れてくるような…
「あ…んっ!あぁ…ん」
「お、嬢ちゃん可愛らしい反応してきとるやん、ちゃっかり感じとるんか!」
「んっ…小雪ちゃん、んっ…んん!」

チャプチャプゥゥ…

お兄ちゃんの舌先が、小雪の股を舐めてる…この割れてる場所に、
内側にまで舌を入れて舐めるように動くの。
小雪のここ…お兄ちゃんの唾で、どんどん濡れていくよ。
「あん…お兄ちゃん、小雪…おかしいの、変なの」
体が震えていく…そして頭が白くなるの、さっきよりももっと…
「あふぅ…あぁ…」
「気持ちええんか?まだガキなのに?」
気持ちいい?そっか小雪、気持ちいいんだ…
お兄ちゃんにここを舐められて気持ちよくなって、ん…頭の中が爆発しそう!
ううん…爆発しちゃう!!
「ふわぁぁぁぁ─────────!!!」

ビュッ…ビュクゥゥゥゥ!!!

「えっ!?わぁぁぁ!!!」
小雪の全身が一気に震えました、物凄く痺れてきたから…でも何だろうこの感じ、
小雪ね、本当におかしくなっちゃたかも…頭で何も考えれませんでした。
だからある事をしちゃったのに、しばらく気付かなかったの…
55ROCO ◆VpKHzOu04Y :2006/12/09(土) 17:50:44 ID:cYSkd9i+
頭の中で爆発した時にね、小雪…思いっきりお漏らししちゃってた。
この股下から黄色な水が出てたの…だからね、かかっちゃたんだ…お兄ちゃんの頭に!
「わっちゃ…見事な聖水プレイやな」
「しょっぱい…」
「はぁ…あ…あぁ…お兄ちゃん、ごめんなさい」
小雪はびっしょ濡れになった千尋お兄ちゃんを見て、すぐに謝りました。
そしてね泣いちゃったの、だって…こんな汚いのを顔にかけちゃったし、
怒ってるよねお兄ちゃん…だけど、お兄ちゃんは笑顔でした。
「平気だよ、だから気にする事ないからね」
「お兄ちゃん…あ…」
千尋お兄ちゃんは優しい手で、頭を撫でてくれました…さっきまでと違う、
別の温かさで胸が大きく鳴っていく…そして頭の中が白くなったの。
「そやそや、むしろご褒美やな〜榎本千尋」
「お、俺はそんな趣味はありません!」
「の、割りに…思いっきり股間の息子は勃起してるようやけど?」
「うっ…」
「あっ…」
身長差だからか、互いに裸で立ってると小雪のすぐ傍にはお兄ちゃんのおちんちんがありました、
本当だ…とっても大きくなってる、その迫力に小雪は顔を伏せようとしました、
でもね…伏せれない、これから目が離せないの。
「ほな…いよいよ本番にいってみよか?」
「本気ですか〜?」
「本気や」

本番って何をするのだろ、今でも凄く恥ずかしいのに…
すると会計のお姉ちゃんに指示され小雪は、
床に座ったお兄ちゃんの膝上に乗ったの。
するとお兄ちゃんの手が、腰を掴みます…
「よく狙いを定めるんや、そして嬢ちゃんは全身の力を抜きや」
「うん…」
何が何だか分からずに出来る限り力を抜いてみました、
そしてね…触れてきたの。
jこの舐められた割れ目に、お兄ちゃんのおちんちんの先が…
お兄ちゃんは小雪を少し持ち上げます、そして…下げるの。

ズジュゥゥ…

「んっ!痛っ!!」
すると、小雪は痛みを感じちゃいます!
割れ目が広がったと感じた次の瞬間、何だろう…鈍い痛みが襲ってきてる!!
「だ、大丈夫小雪ちゃん!!」
「大丈夫…んん…」
でもないかもしれない、本当に痛いから…目から涙が出てきてるし、
本当に痛くて辛い…これが本番?
56ROCO ◆VpKHzOu04Y :2006/12/09(土) 17:51:20 ID:cYSkd9i+
「ま…最初はこんなもんやろ、榎本千尋のイチモツでも子供には辛いかな」
わかる…小雪のお腹に、お兄ちゃんのおちんちんが入ってきてるの。
ミチミチって…中で鳴って入ってきてる、裂けてる…うっ!痛くてたまらないの!
中で怪我してるみたい、だって赤い小雪の血…床に垂れてるし…
「ゆっくり…優しく動くからね、無理しちゃ駄目だ」
だけど千尋お兄ちゃんに酷いだなんて思わなかった、だって…
「どうだい?辛くない?」
お兄ちゃんは優しくしてくれてるから…多分他の違う人が相手だったら、
もっと酷い事になってたと思うの、そうだよね…それにね。
「痛いけど…でも…」
「でも?」
「嬉しい…」
辛くてもあの力で逃げないのは…きっと小雪、お兄ちゃんと繋がってるこの状態が嬉しいの、
痛くてたまらないけど嬉しい…中でズブズブっておちんちんが動くと、
激しく痛くて辛いけども…お兄ちゃんが気持ちいいなら構わない。
そう…お兄ちゃんは気持ちいいみたいでした。
「はぁ…あぁ…小雪ちゃんの中、温かくてキツクて…ううっ!!」
小雪も…こんな風に感じるようになるのかな?
舐めあった時みたいに、気持ち良くなれるの?
これに慣れたら…気持ち良くなりたいな、千尋お兄ちゃんと…
「あ…あんっ」
あれ?そんな風に思ったとき、何だか不思議な感じがしてきました。
痛くて辛くて仕方ないのに、その中でか細く何か感じてる…だから小雪の口からね。
「ううう…あんっ…はぅ!!」
痛みで出てしまう声の中に、不思議な響きの声色も混ざってた…もしかしてこれって。
「うっ!!」
「あっ…!!」

ビュクゥゥゥゥッ!!!

その時でした!小雪の中に、何か出てるの…熱い何かが…
何だろうこれ…ただ感じるのは、これ…凄く心地良い響きだったって事なの。
やがて、真っ赤になった割れ目から、おちんちんが出てくるのだけど…
その拡がって内側が見えてる、小雪のここに…白い何か混じってました。

:::::::::::::

「あ…あぁ…」
ふぅ、いやいや…中々に凄いのを撮らせてもらったわ、
手に持つカメラには次期生徒会会計候補の処女喪失映像がしっかり収まってます、
これを売ったら…どんだけ収益が出るんやろな。
ただな〜気になるのはボリュームなんや、嬢ちゃんは荒く息使いしてて、
しばらく回復できへんようやし…何と言っても初めてや、二回目はいけるやろか?
57ROCO ◆VpKHzOu04Y :2006/12/09(土) 17:52:00 ID:cYSkd9i+
「って、そこの次期生徒会会長候補!何を着替えてるんや!!」
「え!会計さん!?」
驚く榎本千尋、まったく驚くのはこっちや!
「一回でおわる気かいな、まだ終わるのは早いで?」
「え…でも、わっ!!?」
そしてウチは履き替えのズボンをぐいっと引き下ろすのやった…
と同時に、目の前にはあの…肉棒が出現するのやった!
「あ、すみません…」
まだ処女を膜を破ったばかりの跡を残した、初々しい肉棒がこっちに向いておるわ、
やらしい卑猥な匂いを漂わせてまぁ…

ジュン…

「やば…」
まったく目の前でこんな初々しくてやらしいのを嗅がされたら、
さっきまで凄いの見てたこっちまで疼いてきたやないか。
熱い…ウチのアソコが、仕方ないな…
「なぁ、ウチがレクチャーしたるわ」
「えっ…んんん〜〜!!」
顔を思いっきり掴み、その唇をまず奪う…もちろん舌を入れてやで、
この口の中を、舌で可愛がってやりましたんや…
「んっ…どやウチの舌使いは凄いやろ」
互いの口の間に、唾の橋ができて垂れてゆきます、
そして顔を真っ赤にしうろたえてるが、表情は甘くとろけてるようやった…
ふっ、もうウチの魅力にイチコロなんやね。
おかげでこっちも火がついてきよる…だからすぐに本番行動を開始します、
もちろんすぐ近くで果てる嬢ちゃんも、巻き込むで〜。
「こっちに来や、お手本を見せたろ」
「お、お手本?」
あっちも顔が真っ赤や、まったく初々しい連中やで、でも教えがいがありそうやん。
そしてまた勃起してきて、頭の皮が剥けている肉棒の先っぽを、ウチは大胆に咥えてあげましたわ。
「うわ…」
その様子を見て嬢ちゃんは驚きの声をあげよる、さっきも自分でしとるのにね。
「ほら、よく見て…いや、一緒にしながら覚えるんや、フェラはこうするんやで」
「う、うん…」
顔一つ横に並び、一緒にこの可愛らしい…う〜ん仮性やな、そんな肉棒に舌を伸ばす。
そして赤く充血したとこを優しくねっとりと舐めてゆきましたんや。
「あ…あぁっ!!」
男のくせに可愛く悶えよって…まぁええわ、それならそれで…

ンチュッ…チュプゥゥッ…

「うわっ、凄い…」
「驚いていてへんで、嬢ちゃんも」
「うん…んっ…お兄ちゃん…」
小さな舌も加わって、よりやらしい濡れ方をしていきます、
細かく震えてきとる…感じておるんやな。
58ROCO ◆VpKHzOu04Y :2006/12/09(土) 17:52:38 ID:cYSkd9i+
「うっ!あ…あぁ!!!」
そして一気に震えが大きく激しくなったかと思った時や、
唐突に目の前が白いので遮られてしもうたんや!

ビュクゥゥゥ!!

「きゃっ!」
「わっ」
これは射精か!白い粘った生臭いのが、ウチと嬢ちゃんの顔面にかかります。
まったくこいつは、いきなり出すなや…顔がべっとりして汚れてもたわ。
「うっ…んっ…」
匂いにやられたんか、嬢ちゃんの顔が歪みます、ウチも…やけども
いかん…マジでその気になってきてもうた。
ますます疼いてきとるでウチのアソコが、
う〜ん…ちょっと時期がヤバイけどまぁ大丈夫やろ。
「あの…あ、会計さん…あっ!」
「ほれ、サービスや…ウチの中に入れさせたるわ」
「えっ!えええっ!!?」
んっ、まだ硬いな…じゃあここで次期会長のを味わったろ。
パンツを下にずらし、この濡れてしまって熱く火照っとるアソコに、
肉棒の先を当てます、そして一気に体重をかけて入れるんや!

ズブゥゥゥ…グチュゥッ!

「んあっ!あぁ…また熱い中に!!」
ウチの膣内の中の感触に、大きな声で反応しよる、
どや〜自慢の蜜壷なんやで、しっかり感激してや!
「どや…ウチの膣内も中々やろ?」
「うっ…絞まる!!!絡んでる!!」
あの嬢ちゃんのキツさには負けるやろが、こっちは絡むんや、
これでしっかり気持ちよくしたるからな!
腰で動きをつけると榎本千尋は、心地良さに喘ぐんや…
甘い声が聞こえてきよる…ふふどや?
「あっ!あぁ…そんな、こんなにまたされたら!」
「まだや…我慢するんやで、ほんまはウチちょっと今日はマズいんやし…」
おいおい、イクのは早すぎるで!
まだ始まったばかりなんやから、しかし…ウチがイクにはちょっとボリューム不足やろか?
ふとまたボーっと、この様子を恥らいつつ目が離せないでいる子を見ました。
「嬢ちゃん、ちとここ舐めてくれへんか?」
「えっ…」
「女の敏感なとこを、その小さな可愛らしい舌先で舐めるんや…わかるやろ?」
頬を染めて頷きよる、そしてウチの後ろに回りこみ、繋がってる場所に顔を近づけたんや。
59ROCO ◆VpKHzOu04Y :2006/12/09(土) 17:53:14 ID:cYSkd9i+
「ここ舐めるの…んん」
そして舌を伸ばしてきます…え?ちょっ…
「こら、嬢ちゃん…ど、どこを!」
「んっ…んんっ…!」
「あかん、そっちは…あっ!あはぁぁ!!!」
そこやないって!!確かに…無茶苦茶感じるけど、
ウチが言っとったのは、股の繋がったとこや…アソコを、
もしくはクリトリスを舐めて刺激して欲しかったんや!
こんな…お尻の穴やないって!!
あんはんは…ここが一番敏感やと思ってたんか??
「んっ…んんっ…お姉ちゃんの苦い…んくっ」
しかもそないな、恥ずかしい感想を口にすんな〜!!!
「会計さん!あっ…そんな絞められたら、お…俺っ!!」
ちょっ…あかん!イクなや…まだイったらあかんって!!やけど…
「あかん…ウチまでイク、イっちゃう!!」
ウチもヤバイ…お尻を刺激されて…一気に快感が増して…くっ!!
「わっ、あ…」
ちょっ、あんさん…あかん、出すなぁ〜〜!!
「あっ…あぁぁぁ────────っ!!!」

ビュクゥゥゥ!!

するとこいつほんまに出しおったわ…ヤバイやん。
中に感じます…注がれる精液の感触を、そしてウチはイってもた…
「はぅ…あっ…あぁ…」
膣内…思いっきり熱いわぁ…ウチの身体もヒクヒクしてましたわ。

:::::::::::::::::

どうしよう…時乃に続き、小雪ちゃんとも…そして会計のリサさんともしちゃった!!
まさか俺がこんなに女の子と続けてエッチを…しかも小等部の子や先輩を相手に!
今やり終えたばかりの、リサさんはピクピク震えて、俺のを自分の中から取り出していく…
その繋がった先には白いのがべっとり付いてる、俺とリサさん…そして小雪ちゃんは、
それをジッと見てたんだ。
「ふぅ…まさかイかされて膣内射精までされるやなんてな…」
「す、すみません…俺!」
「まぁええよ、ウチから誘ったんやし、ええものを撮れたしな」
あ…自分のもきっちり録画してたんだ、向こうでカメラが動いてました。
「お兄ちゃん…」
すると、いつの間にか俺の下に小雪ちゃんが寄ってきてた。
その可愛い顔には、さっきので白い粘液がべっとり付いてる、
他にも体液が付着してるようだ、ごめんね小雪ちゃん…こんなに汚して。
それに股は…赤いのがまだ垂れてるようだし。
「さぁ、もう多分いいと思うよ、服に着替えよ」
「……」
60ROCO ◆VpKHzOu04Y :2006/12/09(土) 17:53:47 ID:cYSkd9i+
俺は小雪ちゃんの頭を撫でてそう言った、でも小雪ちゃんは俯いて震えてる…痛い体験させたからかな?
でも、それは違ったんだ…ゆっくり顔を上げて、見上げてくると。
「お兄ちゃん…もう一回したい」
「え!?」
「小雪の股ね…何だかおかしいの、疼くの…お姉ちゃんとお兄ちゃんの見てたら」
よく見れば、小雪ちゃんのアソコからは、今は血よりも…これは何だろうトロッとした液が溢れてたんだ。
「小雪ちゃん…うっ!」
すると、いきなり小雪ちゃんは俺の股間のちんこに、この小さな口でしゃぶり付く!?
そして…またこの小さな舌で舐めてくるんだ!
「んんっ…お兄ちゃん、気持ちいい?」
「小雪ちゃん…それは、気持ちいいけど…うっ!」
するとかなり萎えてきてたそこが、また元気を取り戻してきてたんだ!
もうさすがに無理だと思ったのに…あ、先っぽを執拗に責めてる!
このおしっこが出る穴を、舌の先っぽでくりくり弄られてるよ!
「おお〜そんなテク、持ってたんか?」
いつのまにかリサさんは、カメラを片手に接近し撮ってた…
「んっ…これいいの?」
「ええんよ、その調子でもっと可愛がったり」
「あっ!あぁぁぁ!!!」
小雪ちゃんは熱心に、この汚いのをしゃぶり続ける…恥ずかしそうだけど、
何だろう…凄く嬉しそうにしてるんだ!
「はぁ…千尋お兄ちゃん、もう…小雪ね…」
そして今度は、口を離すと…股を広げ見せていく、つまりアソコを見せ付けてるんだ!
「お兄ちゃんのをここに…入れたいの」
「だ、大丈夫なのか…だってさっき!」
「もう平気だと思うから…」
そんなすぐに痛みがとれるわけないよ、そう思ってたけど…
小さな女の子の性器の入り口に、俺の身体が勝手に反応しているようだ、
さっきの快感をしってるからか、無意識に歩み寄っていく…そして。
「んっ…あんっ!!」
この小さな身体を抱きしめて…後ろを向かせ、
そして背後からトロトロして蜜を零すこの割れ目にまた…入れていくんだ!
「あっ!お兄ちゃんのが…あぁ!!」
四つん這いにさせ、この小さな入り口を拡げ奥へ挿し込んでいく、
やはりキツク俺のを締め付ける小雪ちゃんの中…でも気持ちいい、
すごく熱くドロドロの中で俺のを刺激してくる!
「ううっ!!!」
「うわぁ…さっきよりも、奥に入っとるんちゃう?ごっつうぅ…やらしいわ」
「あ、あん…千尋お兄ちゃん…あぁ!!」
さっきよりも声色が痛々しくない、稀に苦悶の表情をするけど…この顔も、
どこか恍惚してるようだ…もしかして感じてる!?
さっきの苦痛に歪んでいたのが嘘のようだった。
61ROCO ◆VpKHzOu04Y :2006/12/09(土) 17:54:17 ID:cYSkd9i+
「お兄ちゃん…小雪、変…頭がおかしいの!」
「俺もだよ小雪ちゃん、頭がおかしいや…弾けそうだ!」
「ふふん、これはまたいい絵が撮れそうや…んっ」
リサさんは、カメラで撮りつつ、片手は自分のアソコに向けてた…
白いのを垂らすとこに指を入れて掻き回してる。
慰めているんだ…感じてる囁きも吐息も聞こえてくるし。
「うっ!あぁ…お兄ちゃん、また何か…小雪…きちゃう!」
「俺も!い、一緒に…」
「んんっ…イキなはれ…あっ…」

「「「あぁぁぁぁ─────────!!!!」」」

ビュクゥゥゥゥゥゥ!!!!

俺らは三人同時に絶頂していく。
そして最後とばかりに、俺は身体の中に溜まってたのを一滴も残さずに、
この小さな胎内に注ぎ込んでいったんだ…
「嬢ちゃんの中に、赤ちゃんの素がたっぷり入ってきよるよ…すごいわぁ」
「小雪に赤ちゃんの素?…わぁ、お兄ちゃんの赤ちゃん産んでみたいかも…」
また痙攣し、身体を震わす小雪ちゃん…すると髪の毛が一瞬だけ光り輝いたんだ。

それが原因だったのだろうか?
あれから一ヶ月経ったのだけど…そう、まだ一ヶ月だ!
「どうなってっるの?どうなってるのよ〜!!!信じられないぃぃ!!」
上石神井さんが信じられないのも当然だろう、俺も信じられない…
第三者の介入も考えた程だし…でも俺が初めての相手なのは間違いなかったんだよな。
「うわぁ!小雪ちゃんも…お腹が大きくなっちゃたの?」
「う、うん…えへっ」
ポンポンと小柄の体格に似合わない、大きな腹部を晒した小雪ちゃんが居たんだ。
今は同じくお腹を大きくさせた時乃と並んでいる…凄い光景だ。
「可愛い赤ちゃんだといいな…」
「大丈夫、千尋ちゃんの赤ちゃんなんだもんね」
「あはは…」
ちなみに、当初の金銭問題は解決したらしい、今はひっそりと大好評で売られているとか。
俺と小雪ちゃん…そしてもう一人とのエッチDVDが!
「まったくこの連中は…若気の過ちにも、限度があるでしょうに」
「しゃあないやん…あはは」
副会長も流石に事態に頭を痛めてたようだ…
会計のリサさんはソワソワしてるけど…まぁ、主犯だしな。
と…俺はリサさんの態度はそれが原因だろうと思ってたんだ。
ところが…スッと俺の傍に近寄ると、彼女はボソッと耳打ちで囁いたんだよ。

「あのな…実はあれから生理がこうへんのや、どないしよ…」

言われても…俺、一体どうすればいいんだろ?
くじびきの神様!こんな当たりくじばかり引かせないでください!!

【おしまい】
62名無しさん@ピンキー:2006/12/10(日) 01:36:23 ID:QYymmdSe
ROCO氏キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
63名無しさん@ピンキー:2006/12/10(日) 02:09:57 ID:Cj6v6yL1
SUGEEEEEEEEEEEE
再度神降臨!!
64名無しさん@ピンキー:2006/12/11(月) 04:40:55 ID:9+LPCbIG
三人のパパになるのか!?羨ましすぎる!!
できれば会長とか副会長のも読みたいです!!
65>>11:2006/12/11(月) 05:21:35 ID:HrwNvnVW
空は晴れ渡り、見渡す限りの青空の中に、細かな雲が気持ちよさそうに浮いている
立春をとうに過ぎ、もう4月を迎えようかという時期にもかかわらず、今だこの年の武蔵野の気温は
最高気温が二桁に達しないことも珍しくなかった。
生まれてからというもの耳にタコのできるほど聞かされてきた温室効果ガスによる温暖化は困りものだが
こう寒いと、少しぐらい暖かくなってしまっても良いのではないか?
立教院学園高校現生徒会会長、律子・キューベル・ケッテンクラート
厳格な彼女をして、このような浅はかな考えに至らせてしまう程、この年の春は遅かった。

しかし、人間の考えることなどどこ吹く風、そんな気まぐれのお天道様にもてあそばれながらも
木々達は、去年の秋からせっせとため込んだその努力の結実を誇らしげに、早春の日差しの元に晒している。
今年の桜は遅そうだ、ドアの開く音と副会長こと如月香澄の促す声に、律子は椅子を回して振り向いた。
「生徒会候補、全員集合しています。」
「ご苦労。」
小雪が、彼らの背の二倍ぐらいある扉が閉めたのを確認して
定位置である千尋の背後についた、律子と千尋の間にかわされる型どおりの会話に、もはや緊張も物珍しさもない。

現生徒会の在任期間が、残すところあと1週間を切った。
律子にとっては、胸のつかえがやっと下りると言うものだ、おそらく他の生徒会メンバーに関してもその胸中は同様だろう
なにせ名誉職である以前にダーティーワークのには暇のない立場だ、しかも粗相が有れば即退学と来ている。
出来ることならば疾く早々に尻をまくって、一生徒に戻ってしまいたい。
それだけに律子はここ一ヶ月における幼なじみ達の、つまり次期生徒会候補の成長を実に喜ばしく思っている。
「だから!何度も言うように、今のままで良くもこんなザルでその機密情報を守ってこられたもんね!
そもそも、情報が漏れたかどうかすらも調べる術はないんでしょうけど!」
だが、一方で浪花節を地でいく彼らに、これからどんな災厄が降りかかるのだろうか?
やっかいを彼らに引き継いで自分だけは無罪放免というのも、多少気が引けるのだ。
「うんとかすんとか言ったらどうなのよ!」
「上石神井さん・・・。」
千尋が一歩踏み出そうとする蓮子の裾を掴んだ。
なにも好きでだんまりを決め込んでいるわけではない、少なくとも律子はそうだった。
律子はため息を一つ漏らした。
そうだ、以前の彼女ならば口に角こそ立て、ここまでは白熱しなかっただろう。
どうやら彼ら生徒会候補にも、遅ればせながら危機感が芽生えてきたのだろう
そんな彼ら、特に蓮子に対して、密かに律子は笑みをこぼした、もちろんその表情を崩さぬままだが。
「この際だからはっきり言わせてもらうわ、ここの電子的な防備ははっきり言ってザルよ
それこそ防備の手薄なイントラネット経由とはいえ私のレベルだってそれなりの物が手に入ってしまったんだからね」
ダミーファイルを掴ませていたことを話すべきか否か、律子ならば気運が向けばそうするだろうが
よもや律子の隣に物言わず侍している香澄がそんな事をするとは思えない。
律子はひんやりとした感触を顎に感じ、ふと手許を見る。
あのリングが光っていた。
「もっとも、保身第一のあなた方にとってはメンツの掛かった外部勢力からの実行力の阻止の方がよっぽど大切なんでしょうけどね。
それにしたって、年端も行かない連中に、ましてや現役の学生にまで揃いのおべべで武装させて悦に入るなんて悪趣味も良いところだわ。」
蓮子の口は、壊れた蛇口のようにこの学園の機密保持における「軟らかい腹部」についてを語る。
現生徒会の長としては満面の笑みを持って迎え入れたい、ボルト・アンド・ナットガールの貴重な意見だったが
残念ながら今の律子にはそれをすることは出来ない。
自身は生徒会そのものであり、その権力が世俗化することは絶対にあってはならないことなのである。
そう、威厳こそが重要なのだ。
「ううう・・・。」
一方、そんな律子をはじめとした生徒会メンバーの胸中など知る由もなく
蓮子は先ほどから相も変わらずだんまりを続ける生徒会に対するいらだちを露わにしていた。
人語を会得しているかすら怪しい書記の肩書きを持つ日本犬はまだしも
この人間共には、感情というものがあるのだろうか?
この一年間はその答えを彼女には授けてくれなかった。
66名無しさん@ピンキー:2006/12/11(月) 05:22:05 ID:HrwNvnVW
そもそも、生徒会だからなんだっていうのよ
あんたたち表情だけでお話ししましょう、なんてバカげた決まりでも作ったの?
あんたらだってくじびきで選ばれたんでしょ!?それで創立以来最強?
権力の保持にしてはなかなかご大層なプロパガンダエピソードよね
原始時代の領主でももう少しましな”物語”を用意するわ。
特に、如月香澄、何なのよそのせせら笑うような目の色は。
あたしのこと誰だと思ってんの!?
出したくても声に出せない不満を胸に
蓮子は地団太を踏んで踏んで、床に穴を開けてそのまま地底に基地をこしらえてしまいたい気分であった。

そんな一方的なトークショウを展開する彼女の一歩後に甘んじる千尋は
こめかみ辺りに冷や汗を浮かべながら、何度となく無言のうちに彼女の肩をつついて諫めていた。
新学期に入ってから、こういうシチュエーションが多い。
「上石神井さ・・・。」
「るさいわね、すぐに終わるわよ。」
「・・・はい、・・・はい。」
まったく、誰が会長候補なのだろうか、主客転倒も甚だしいとはこのことであるが
次期生徒会メンバーとしての彼女を知る千尋にとっては、こんな胃に悪そうなシチュエーションもお茶の子さいさいだった。
やれやれこまったものだ、そう肩をすくめると、千尋は右隣のツインテールの少女、時乃へと目を遣った。
これも最近よくあること。
「ん?」
申し合わせたようにこちらに気づいた時乃が、蓮子の絶叫をどこ吹く風と千尋へ笑いかけた。
ツインテールに隠れたその左耳に、小さなピアスが光っている。
ばか!外しておけって言ったのに!
まるで数センチ先に回転ノコギリの刃があるような緊張感だ。
「なあああんとかいったらどうなのよ!けーッ!」
「わ!」
蓮子の絶叫に不意をつかれた時乃が、びくりと背筋を伸ばす。
一方の千尋は折からの衝撃に加えての出来事だったので、頬のシワが数本増えたような顔をしている。
「・・・。」
「・・・えへへ。」
時のはぺろりと舌を出すと、千尋に笑いかけた。
千尋の引きつった顔から一気に険が削がれる、これだから時乃はズルいんだ。

名目上は次期生徒会候補のうちただ一人の男子であり、会長候補としての肩書きを背負ってはいるものの。
皮肉にもそのご大層な肩書きが彼をあざ笑っているかのように
現在の千尋は、中間管理職として仲間達と現生徒会との板挟みの、けっこう辛い生活を送っていた。
異例の遅さである生徒会引き継ぎの件しかり、この時期になっても独立愚連隊然とした域を出ない生徒会候補としての気概しかり
それらの林立する課題によって、哀れな千尋のの胃はお徳用”強力わかもと錠”の墓場と化して久しい。
最優先事項として「万事、立教院のため」という大義名分の下現生徒会によって下命される数々の任務は
新学期早々、次期生徒会候補を難問奇問珍問の織りなす修羅の庭へと突き落としていた。
胃が痛かろうとなんだろうと、そんな事を思い煩っている暇は無いのだ。
退学の恐怖?
名声と権力への憧れ?
このメンバーで来年やっていくことが出来るんだろうか?
また、みんなと一緒にここに集まることが出来るのか?
「なぜ自分たちはこうして任務を全うするのか?」
一年間の間、漠然とした不安と矛盾を感じながら。
共に、それぞれの形で悩み抜いた末の日常がこうして展開されているのだった。
それに、確かに胃が痛いかもしれないが決して苦痛ばかりではない。
これはあくまで千尋個人の所感に過ぎないが、あのくじびきがなければ
おそらくここまでの絆を持った人間関係は手に入らなかっただろうし
現生徒会で律子と再開することもなかっただろう、悪いことばかりではない。
肩の力を抜き、ゆっくりと千尋は正面の律子へと視線を戻した。
67名無しさん@ピンキー:2006/12/11(月) 05:26:03 ID:HrwNvnVW
さも「満足だ」と言わんばかりの蓮子の鼻息をまって、律子は切り出した。
「言いたいことはそれだけか?」
そして17歳の少女の頭部にはおおよそ不似合いなヘルメットの奥の碧眼
そのとりつく島もない言葉が、顔を赤くした蓮子を射抜いた。
「な・・・何ですって!?」
他意はない、が、ここで馴れ合うわけには行かない故の苦しい答辞だった。
「それでは、本日のお仕事の説明に移らせていただきますね。」
香澄が合いの手を入れる、いつも通りの算段だ。
「・・・まったく、何時になったら私の質問に答えてくれるのかしらね。」
蓮子は、今度は大きなため息をひとつ、宙に放った。
「・・・貴重な意見に感謝する。」
普段より小さな声だが、確かにそう言った。
「え・・・。」
「今の時点で私が言える事はそれだけだ、書記候補。」

律子は怒り肩の上石神井蓮子を先頭に、整った一列縦隊を組んで部屋を後にする候補達の背を見送

った
会計のリサはなにやら先生と話があるらしい、いくら生徒会とはいえあくまで生徒だ
一方イヌは姿が見えない、まあイヌはイヌだ。
生徒会候補に解散を言い渡した後のこの部屋には、いつもの如く申し合わせたように、生徒会主力

の二人が取り残されていた。
副会長こと、如月香澄は笑みを含ませた声で律子にささやいた。
「さて、今日はどんなどたばた劇を見せてくれるのでしょうね、会長?」
何時になく声が弾んでいる。
本格的な加虐嗜好を持っているらしい彼女の、その狂気すら感じさせられる喜びようには
この2年間、いつも舌を巻かされてきた。
この際だ、もう遅いかもしれないが少し言っておこう。
「・・・候補の任務遂行に何か故障が起こって、楽しいことでもあるのか?」
そんな律子の表情に、一方の香澄は快哉を上げたい気分になった。
「あなたらしくもない、沈黙を持って首肯してくださるのかと思いましたが。」
「沈黙は無視と同様と取って貰おうか、もう遅いが。」
「そう怖い顔をしなさんな、会長。」
混じりけたっぷりの、清楚で純朴な笑みが律子に手向けられた。
だめだ、やはり、この女は。
「ともかく、なにか故障が起こることを期待するような言動は慎め」
「・・・会長?」
まだ何かあるのか。
「なんだ。」
「お悩みごとですか?」
会長の多弁はなにかに心奪われている証拠。
香澄は彼女の扱いに実に長けていた、今日も今朝から、どこか足取りに迷いがある
日舞や剣道、精神の鍛錬を日々怠らない彼女にとって
今朝からの会長の異変など、体温計を見ているような物だった。
職務に支障が出ては話にならない、あなたのケアは私の任務なのだから。

黒い瞳に射抜かれつつも律子は、薬指に輝く指輪へとゆっくり視線を移した。


千尋達生徒会候補一行は、日の暖かい春の立教院をさまよい歩いていた。
「まっったく!何が生徒会よ、そもそもね、くじ引きなんていう理不尽なシステムを使うから
こんな風に妙な選民意識を持った連中がのさばる事になるのよ!」
上石神井蓮子は、池のほとりで雄たけびを上げた。
しかし当然ながら、この千尋たち次期生徒会候補も、ご多分に漏れずくじ引きという
蓮子曰くして「理不尽なシステム」によって選出され、こうして行動を共にしているのだが・・・。
68名無しさん@ピンキー:2006/12/11(月) 05:27:01 ID:HrwNvnVW
ここのところで、次期生徒会候補の緊張感はぐっとました
とくにここ一週間はその傾向が顕著だ。
セメスター制をとる立教院は、まもなく学年末のテストが行われる
まもなく自身らに対する下される大きな、大きすぎる判断
次期生徒会として採用されるか否か
最大の関心事は確かにその一点に結集されていたが
しかし、なかなかどうして期末テストのことも心配である
千尋たちは次期生徒会候補である以前に、一人の立教院高校の生徒なのだ。
当然、朝霧小雪は除外されるが
そもそも幼いながらも、彼女が春の陽気に浮かれて
羽目をはずすような娘ではない事は、千尋にもよくわかっていた。

「ねえねえ蓮子ちゃん、みてみて、これ。」
よせばいいのに、怒り心頭、怒髪天を突く勢いの上石神井蓮子に
秋山時乃はくるくると小躍りしながら接近した、耳にはやはり、先ほどのピアスが輝いている
「なによ・・・あ、ああぁ・・・ぱんだたぁん。」
時乃は小さな宝石箱(ちょうどリングを納めるような)を、蓮子の前に差し出した
(なるほど、だからわざわざイヤリングなんて買ったんだ。)
ピアサーで穴を開けてしまった時乃に、イアリングは必要ないはずだと
当時千尋はしきりに不思議がったものだが、数日越しの謎はこうして解けたのだった。
「でしょぉ、かわいいよねー、吉祥寺で見つけたんだぁ、お揃いだよ〜」
「ふん、こんなときに何を考えてるのよ・・・、あれ?
うわぁ〜!ぱんだたぁ・・・、ちょっと?秋山時乃!」
「へ?なあに?」
あまつさえ学内禁制品である装飾品を前に、小躍りしていた自分の姿が
彼女の怒りに油を注いだのだろう。
「こんな物学校で、しかも私たちの立場でくっつけてたらどうなるか・・・
どうせあの副会長に『あらあら、よくお似合いですね』
なんてイヤミの一つでも飛ばされて即退学よ!」
「だいじょうぶだよお、あの人嗚呼見えてけっこう可愛い物好きだし・・・もしかして、蓮子ちゃ

ん気に入らなかった?」
しょんぼりと、手を引っ込める時乃。
「だいたいあなた・・・」
蓮子が止まった。
「・・・もらう。」
「蓮子様ぁ、意志薄弱も甚だしいですねぇ〜」
「うるさい!」
跳び蹴りが山田の後頭部に炸裂した。



時乃を軸に仲良く喧嘩する3人を遠目に、千尋は池の畔の柵に腰掛けていた。
その隣では元気な3人組とは対照的に、先ほどから幼いため息が断続的にあふれていた。
「どうしたの?小雪ちゃん。」
いつも伏し目がちな彼女の目は、今日とていっそう沈んだ光を湛えていた。
「・・・ううん、なんでもない。」
か弱い声でそう呟くなり、小雪はちいさく鼻を鳴らした
鼻の周りが少し赤くなっている、千尋は聞いてみた。
「風邪?」
「うん・・・、お姉ちゃんにうつされちゃった、今朝起きたら頭が痛いの・・・。」
どんぴしゃり。
「保健室、行った方がいいんじゃない?」
「あ・・・、大丈夫。ありがとうお兄ちゃん。」
小雪はポケットからちり紙を出して、小さな鼻を控えめにかんだ。
子リスがドングリを頬張っているようなその動きに、自然と千尋の頬を笑みが彩った。
全く、実に全く、平和な午後の立教院である。
多少おなかが減ってきた気がするが、それを除けば。
69名無しさん@ピンキー:2006/12/11(月) 05:27:32 ID:HrwNvnVW
もう1年か、早いもんだ。
りっちゃんは、会長を退任後、今年度をもって休学するらしい。
きっと、あの婚約者の人と結婚するのだろう、大きな1年になりそうだ。
残りの二人、いや、二人と一匹はどうなるんだろう?
小雪ちゃんは今年で9センチも背が伸びたらしい、ほぼ毎日あってるようなものだから解らないけ


昨日そば屋でそんな話になって、時乃の携帯電話の中の写真を見てみると
なるほど、最初の頃にみんなで並んで写っている写真の中の小雪ちゃんの背は俺のお腹のあたりま

でしかない
でも、今はもう屈まなくても喋られるようになったし、この間はソバを打って貰った。
なんだかもそもそしてたけど。
忙しくて楽しい、あっという間に感じるけど、いろんな事が変わった一年間だった。
まるで、夜布団の中で思い出す朝ご飯のような感覚だ。
ご飯だったか、パンだったか、そんな簡単なことなら容易く思い出せるけれど
いつも通りの朝ご飯だったし、ひどいときなんか、いつも通り俺が作った事しか覚えていない事も

ある。
何となく覚えている。
小雪ちゃんを捜したあのどたばた騒ぎ、あれがそろそろ1年も前の事になっちゃうんだ・・・。
4月始まりの一年間、みんなよりずっとはやくその一年間のリズムから「卒業」してしまう律子を思

って
千尋はため息と共に、おおきくかぶりを振った。

「・・・お兄ちゃん?」
「なんだい?」
「あと、二日だね。」
さっきから小雪が、大騒ぎの真っ最中の3人の方を何度か垣間見ているのを千尋は見逃がさなかった


不安なのは多分、ここにいる全員がそうだ。
この一年間を空振りに終わらせたくない
なにより、来年また一緒に集まりたい。
小雪の心を盗み見たような気になって、千尋の胸は更に重くなってしまった。
とても小さな事かもしれないが、それでもいろいろなことがありすぎる。
生徒会のこと、りっちゃんのこと、進級のこと、時乃の事、これからのこと。
せめてもの救いは、自分を思い悩ませる過去が無いことぐらいか。
しかし今の千尋は、圧倒的でかつ現実味を帯び始めた未来への不安で押しつぶされそうだった。
小雪が、彼と同じように今日何度目かの小さなため息をついた、まるで彼女の体のような小さなた

め息だった。
もっとも、それに気づいた千尋は、同じ事を思い悩んでいる人間に対する助言の類を持ち合わせる

ほど
大人でもなければ、器用でもない。
千尋もため息をつくしかない。
「がっくし」
と、戯けながら沈む小雪の方を向いて、千尋が肩の力を抜いた
その時だった。
70名無しさん@ピンキー:2006/12/11(月) 05:28:33 ID:HrwNvnVW

彼らが背にしていた池から大量の水鳥が一斉に飛び立った

「山田ちゃん・・・山田ちゃん!?」
「山田っ!」

3人の様子がおかしい。もの凄く嫌な予感だ。
胃が痛む。
いつも明るい筈の、時乃のその声がだんだんとその声量を大きく、そして不安にあえぐような愁い

を帯び始めた。

「山田ちゃん!」


「・・・それで、その山田なる生徒の安否は。」
「山田さは・・・。」
払いのける仕草で、蓮子の言葉を香澄が遮った
「榎本千尋、私は書記候補に聞いているのです。」
とりつく島もない。
「・・・多少水を飲みましたが、今は保健室で寝ています。元気です。」
一方、加虐の快感とかすかな怒気に震える黒髪を前に、苦々しく千尋は答えた。
「・・・それはよかった、死傷者が有ったとあっては。立教院の名に関わりますから。」
神経を逆なでするようなとってつけたような口上とわざとらしいため息
こちらに非があることが前提の、この態度。
千尋の胸に、またあの「ジリジリ」という音が不気味に谺し、声を掛けられでもすれば、忘れてし

まうような吐き気が彼を襲った。
自らの身に自らの身が溶かされる音。
千尋は漠然とこの音は今の自分達を取巻く状況によく似ている、そう思った。
千尋は唇を噛んみ、正面に立つ彼女を見遣った、目が合わせられない
加虐の中にも叱責の険を匂わせるその瞳は、かくして彼女の年齢を推し量ることをにべもなく拒否

している。
(どこから沸いてくるんだ、この貫禄は。)

一時間弱に渡る静かな問答の末に下された
一週間の自宅謹慎という、決定的な判決をどうも受け止められぬまま
千尋は、足元へと目を移した。
71>>11 ◆ODR3iNT7WU :2006/12/11(月) 05:30:42 ID:HrwNvnVW
>>11です。
もう弾も揃ってきてしまったんですが、とりあえずシリアス書いてみました。
続き物ですので、シリアス嫌いな人はトリップをNGに入れておいてください。
72名無しさん@ピンキー:2006/12/11(月) 10:34:42 ID:nCZPFEhM
7話っぽいね、ワクテカしておく。
73名無しさん@ピンキー:2006/12/11(月) 14:48:28 ID:ARqB08Eh
ちょっと気になったんですけど、感嘆符や疑問符の後は、スペースを空けた方が見易いと思いますよ。
余計なお世話で恐縮ですが……。
続き期待しております!
74名無しさん@ピンキー:2006/12/12(火) 00:19:26 ID:ukJgwrsN
ROCO氏の神っぷりには感動する一方だな!。
11氏もガンガレ!!
75名無しさん@ピンキー:2006/12/13(水) 00:10:48 ID:9JfsccZp
次期生徒会は今日も生徒会から頼まれた仕事をこなしていた
書類に判子を押す普通の仕事だ
いつも騒がしい問題ばかり目立つが…こういう仕事が一応メインだ
『あー!! もう!! なんで私がこんな仕事しなきゃいけないのよ!!』
『でも私は楽しいよ!!』
『なにっ!?』
「…まぁまぁ、早く終わらしちゃおう」
蓮子ちゃんが怒ると、時乃がさらに怒らし、それを僕が止める…見慣れた光景だ
76名無しさん@ピンキー:2006/12/13(水) 00:13:24 ID:9JfsccZp
その後…騒ぎながらも書類に全て判子を押し終えた
『…はぁ〜』
みんなで大きくため息をはき、立ち上がった
「じゃあ僕は会長に書類を渡してくるよ」
『よろしくね千尋ちゃん!! 先に行って待ってるから!!』
時乃は満面の笑みで言うと、みんなと教室から出ていった
僕はみんなの書類を束にまとめ、生徒会室へ向かった
(はぁ〜緊張するな)
この扉の先は空気が違う…いつもはみんなと行くから感じないが、一人ではあまり行きたくないのが本音だ
(でも律ちゃんがいるから、少し気が楽かな…話さないけど…)
77名無しさん@ピンキー:2006/12/13(水) 00:15:29 ID:9JfsccZp
…コンコン

扉を軽くノックした
『…どうぞ』
中から副会長の声がした
「失礼します、頼まれた書類を全て終わら…せ…あれ?」
中に入ると、いつも最初に目に入る律ちゃんの姿がいない…会計のリナさんもいない
『どうしたのですか?』
いきなり声をかけられ、少し驚きながら聞いた
「あ、あの、会長は?」
『会長は新内閣総理大臣と食事にいきました』
全然現実感の無い答えを当然のように言ってくる、しかしこれが普通なんだよなぁ…
78名無しさん@ピンキー:2006/12/13(水) 00:17:24 ID:9JfsccZp
「はぁ…そうですか…あっ、書類を!!」
本来の目的を忘れてしまい、慌てて書類を差し出した
『はい、確かに預かりました、私から会長のほうへ渡しときます』
「おねがいします」
しかし不思議な感じだ、副会長と二人きり…

如月香澄…歴代最強と言われる中でもバケモノみたいな強さを誇る現副会長
しかしその見た目は大和撫子と言われ、学園の隠れたNo.1の人気があり、彼女のファンは少なくない
79名無しさん@ピンキー:2006/12/13(水) 00:19:40 ID:9JfsccZp
…しかし副会長と二人きりは会話がなく、精神的に辛い…
「それじゃ、失礼します」
そう言って生徒会室から足早に出ようとした…その時
『待ちなさい榎本千尋』「はっ!! はひ!!」
気が抜けていたので、つい情けない声を出してしまった
『…情けないですね』
「す、すみません…」
副会長のあきれた声に謝りつつ振り返ると、副会長が近づいてきた
『そんなことでは会長は務まりませんよ』
「はい…すいません…」
謝ってばっかりだ…副会長と二人きり…やっぱ運が無いな…
80名無しさん@ピンキー:2006/12/13(水) 00:22:12 ID:9JfsccZp
ひとまず始まりは全て投下

需要があれば後で続きをまとめて投下します
81名無しさん@ピンキー:2006/12/13(水) 00:48:27 ID:54wdMHJ3
どうぞ、遠慮なくぶっ放してください!。
82名無しさん@ピンキー:2006/12/13(水) 01:05:10 ID:mWtKzHqn
続き期待wktk
でも、君ら、とりあえずsageような。
83名無しさん@ピンキー:2006/12/13(水) 16:22:12 ID:9JfsccZp
『どうしたのですか? 榎本千尋?』
「い、いや別に!!」
『先ほどから心ここにあらずですよ、やはり会長がいないと寂しいですか?』
「そんなことありません!!」
副会長の挑発につい乗ってしまった
『ふふ…そうですか…では…』
副会長は僕に更に近づいてきた
「あ、あの…」
『どうかなさいました?』
副会長は笑いながら容赦なく近づいて来る
僕はそのスピードに合わして後ろに下がっていった

…ドン

気づいたら後ろはもう扉だった
84名無しさん@ピンキー:2006/12/13(水) 16:23:24 ID:9JfsccZp
「あああ、ああの僕帰ります!! みんなを待たしてるので!!」
そう言い放ち、後ろを振り返りながら僕がドアノブに手をかけた瞬間
『逃がさないわよ…榎本千尋』
後ろの耳元から声が聞こえた瞬間、後ろから副会長の手が伸び鍵を閉めた
「何をするんですか…?」
恐る恐る振り返ると、副会長は手で口を隠し笑いだした
『ふふ…ふふふ…これで逃げ場はないですよ』
僕は言葉を失った
(僕が何をした!? いや、思いあたることは多々あるが…でも会長からは何も…)
85名無しさん@ピンキー:2006/12/13(水) 16:24:34 ID:9JfsccZp
『榎本千尋…あなたに命令します』
「へ?」
『あなたは次期生徒会会長の身なのに、大きなミスが多いですね』
「いや…でも…」
『結果がよくとも駄目ですよ…それを超える被害を忘れたのですか!!』
「ひっ!!」
副会長の恐ろしい声が突き刺さる、しかしまた優しい口調に戻ると
『会長が許しても私は許しませんから』
僕は体中から汗が吹き出し、足がガタガタ震えてしまっている…まさに蛇に睨まれた状態だ
86名無しさん@ピンキー:2006/12/13(水) 16:42:15 ID:9JfsccZp
副会長は微笑みながらガチガチに固まった僕に言った
『…では…改めて命令します、榎本千尋』
「…は、い」
『現副会長が命じます…ここに来なさい』
そう言い副会長は会長の席の前を指さした
『そこで動かず、声も出さず、じっとしときなさい』
僕が何も分からず言われたとおり、じっとしていたが

見てしまった

副会長が後ろに立て掛けていた日本刀に手を伸ばしたのを
(まさか!?)
そのまさかだった
副会長は日本刀を手に持ち、僕に向かってきた
(え!? 嘘だろ!? いくら運が無いからって!!)
87名無しさん@ピンキー:2006/12/13(水) 16:42:59 ID:9JfsccZp
そう考えている内に副会長は僕の目の前で立ち止まった
『それでは覚悟しなさい榎本千尋』
「副会長!! ちょっと待ってください!!」
『黙りなさい』
(そんな〜!!)
僕は目を力いっぱい瞑った
今まで楽しかった記憶が走馬燈のように頭をかけ巡る
『…ふ…ふふふふ』
しかし副会長の笑い声が聞こえた瞬間、僕はいきなりの感覚に目を開けた
88名無しさん@ピンキー:2006/12/16(土) 23:26:54 ID:dHdgehb8
終わり??
89名無しさん@ピンキー:2006/12/18(月) 15:02:56 ID:Y/yuxEjp
これ過疎とか以前にスレタイに問題あるだろ…
俺アニメしか見てないけれどこんな略し方するなんて初めて知ったぞ
つか>>1はマジで頭足りてないんじゃね?
90名無しさん@ピンキー:2006/12/19(火) 01:32:58 ID:qRm75nc0
>>89
げんしけんの中じゃこう略してるけどね。
アニメ見てるだけの人だと絶対解らないと思う。
91日本昔名無し:2006/12/19(火) 07:47:30 ID:nYMdHJSF
>>90
アニメでも次回予告で
斑目がくじアンと言っていたからね・・・
つまり>>89アニメをちゃんとみてから発言しましょう
92名無しさん@ピンキー:2006/12/20(水) 20:39:22 ID:bB/fMsez
結局これはどっちのスレなんだ?
93名無しさん@ピンキー:2006/12/21(木) 00:25:51 ID:j3jNY/zN
アニメ版くじびきアンバランスのスレでいいんじゃない?
94名無しさん@ピンキー:2006/12/22(金) 01:44:35 ID:9tLzjFIO
両方でいいだろ
95>>11 ◆ODR3iNT7WU :2006/12/22(金) 02:53:02 ID:LtcX9X0s
「おじゃまします。」
「えっ?」
「あー」
「うー」
数十分後、千尋自身どういう経路を経たかはよくわからないが
次期生徒会候補四人+一人は、小牧のそば屋ののれんをくぐっていた
確かに、くぐってはいたのだが、蓮子は引き戸の枠にしたたかその極印象的な額をぶつけて倒れ
山田がそれを踏みつけ、踏みつけられた蓮子が打ち上げられたカッパの断末魔のような声をあげる中
時乃は「のれんに腕押し〜!」と、店先ののれんをバタバタとたたいて回り
すすり泣く小雪に至ってはその周囲を前衛的な形状の光源体が浮遊している
「あら、どうしたのみんなして?」
入り口にてどたばた劇を繰り広げる以下四名に先んじて店に入っていた千尋を
背中を向けたままの小牧が迎えた。
まだ店内には彼しかいないというのに、小牧は千尋の声を聞くなり生徒会候補の到着を察知したようだ。
千尋が最初彼女に会ったとき感じた、時乃や蓮子、ましてや妹である小雪を含め
世の中一般の「女の子」とは一線を画する漠然とした違和感、いや
彼女が学外の人間ながら立教院の公安に関係する者だと知るなり霧散したが
今の違和感は、そのときに抱いたものに似ていたのだった。
千尋の胸には立教意入学した当初から使われふるした、しかし同時それを違う角度から眺めたような
雲の上から自分を見下ろしているような感覚が、ゆっくりと着実に、なにより確実に頭をもたげていた。
小牧、リサ、香澄、律子、犬。
何もかもが自分達、いや自分とは違う、違うのだ。格が違うのだ。
努力とか、鍛錬とか、そういったものが勝ち得ない何もかもが違うのだ。

律子は貴族の末裔、現代は大手企業のCEO。
香澄は神社だか寺だか、ともかく由緒ある家柄であることはとうに聞き及んでいた。
リサは香具師、これもまたやり手らしい。
千尋は改めてわが代の生徒会候補を憂いた、いや、自分自身を憂いた。
時乃も蓮子も小雪も、自分のようになんら長所のない人間ではない
やはり自分の不幸体質が災いしているのだろうか?
「・・・どうしよう。」
誰に向けてでもなく、自然と口をついた独白に対して目の前の少女からの返事はなかった。
その態度に、常にむすっとしている「あの人たち」が次々とだぶる
本当にあの娘は、幼い自分が共に過ごした律子・キューベル・ケッテンクラートなんだろうか?
あのニワトリはあのぴーちゃんなのか?
店主に無視を決め込まれた挙句、候補面々はよもや会話できるような余裕はない。
手持ち無沙汰紛れに、千尋は店内を見回した。
これからどうなるかは解らないが最悪の場合ここは思い出の中の場所になってしまうのだろう

よしんばやさしい言葉のひとつでもという千尋の甘い期待は、どうやら小牧の知るところではないようだ。
『大目玉を食らうよりも、小言を言われ続けたほうがいい。』
ものの本にあった名言を胸に、千尋は腹をくくった。もっとも小言程度では済みそうにないが。
機嫌が悪いのか、なおも押し黙る小牧に、千尋は一歩ずつ近づいていった
「どうした?元気ないじゃない。」
待っていましたとばかりに小牧がこちらを振り向くと、千尋の胸に湯飲みの乗った盆をを押し付ける小牧
(まずい、何かいわなきゃ。)
「あ、それが」
「はいお茶。」
やっと入店した残りの連中が、生き血を求めるゾンビのごとくお盆の周りを取り囲み、茶碗をとっていた
そばのよい香りがする、冷えた体にはありがたい。
千尋はお茶に口をつけた。
96>>11 ◆ODR3iNT7WU :2006/12/22(金) 02:56:07 ID:LtcX9X0s
「それにしてもまー揃いに揃ったり、懲りずにまたぞろ一週間自宅謹慎とはね。こんな時期に一体何やらかしたの?」
千尋はその言葉に、勢い余って鼻からそば茶を吹き出させてしまった。
「ちょっと!小牧さん?なんでその事を!」
「役得よ、ちょっと待っててね、何か美味しいもの出すわ。」
「あ、うん・・・。」

そう微笑んだ小牧は奥から「準備中」の看板と、モップを持って、再び千尋の前へ現れた。
店を閉めてくれるのか。
千尋は素直にこの好意を受け取った。
「ごめんね、転がり込んじゃって。」
「・・・よいしょ、いいのよ、ちょっとどいてね」
引き戸に札をかけ、モップ片手に彼をのけて店内へ入ってきた小牧の行く先を
千尋はじっと見守った、彼女が後ろ手で閉めた引き戸がドシンと大きな音を立て、千尋の背筋に電流が走った。

「蓮子さま〜」
「たいへん・・・たいへん・・。」
蓮子の口からだらだらとそば茶が漏れている。
「はいはい、小雪、バケツに水入れてきて。」
「・・あ、はい、あい。」
マーライオンよろしく口から茶を吹く蓮子もさながら、小雪の様子もおかしい。
千尋はごくりとツバを飲み込んだ。
「小牧さん、俺が・・・。」
「いいから・・・、まあ、椅子はないけどゆっくりしていって。」
「あれ・・・?」
同時に、千尋には自分がどうかしていたのもわかった
さっき土壁を見ていたのより、すこし目線を下げて店内を見回すと
その店内には椅子はおろか、テーブルすらもなりを潜めていた。
「あ・・・。」
「ついさっきなの、リースの期限がね、そろそろボロになってきていたし。」
「あい、お水。」
「あ、小雪ちゃん。」
「えへへへへーっ。」
・・・。
そのまま小雪は、2階へと姿を消した。
「立食いソバなんて縁起でもないし、ハンバーガー100コ頼まれても困るわ・・・何食べる?」
「何って。」
小牧は、一人減った次期生徒会をみやると、やれやれと肩をすくめた。

それにつられて、彼が小雪の消えた2階を伺い見ようと、腰をかがめた時である。
「ちーひーろーちゃん!」
千尋の背中を、突然電撃が襲った。
「ぎゃあああっ!」
「えへへー、つららつらら・・・」
その電撃はするすると彼のカッターシャツをぬらし、背筋をゆっくりと降下している
氷?
後ろを振り向くと、どこから持ってきたのか時期遅れのとがった氷を
牙のように口の両端にくわえた時乃が屈託のない笑顔を浮かべている。
「時乃お前な!お前、こんなときに何考えてるんだよ!そもそもあれはお前が上石神井さんに」
「千尋ちゃん、こんな時期につららだよ?まだ寒いんだね・・・まるで・・・冬みたい・・・。」

その後、時乃が何を言わんとしているのかはよく分らずじまいだったが
今の千尋が出来ることといえば、季節外れの夕立をその胸で受け止めてやる事だけだった。
97名無しさん@ピンキー:2006/12/22(金) 23:48:42 ID:2PAVxmc1
個人的に期待中
98名無しさん@ピンキー:2006/12/25(月) 22:02:04 ID:8R2yh5B7
期待age
99名無しさん@ピンキー:2006/12/26(火) 02:19:36 ID:HzhkcGIE
書きだしたのはいいんだが
えらい長編になりそうな悪寒
しかもエロ無し
100名無しさん@ピンキー:2006/12/26(火) 16:16:26 ID:/i3VfvtS
投下だ、やれ。
101名無しさん@ピンキー:2006/12/26(火) 17:49:54 ID:Zzlb7h7/
頑張って!
102名無しさん@ピンキー:2006/12/27(水) 02:33:40 ID:T8fxpR4P
最終話見て思った…会長の可愛さは異常!!
10399 ◆f5Fw5qkZ.Q :2006/12/27(水) 03:14:47 ID:EnD7+0Ti
>>100
しばらくお待ち下さい・・・
ヘタレな文章のロード中です・・・

>>101
通常の1/3倍のスピードで急かしております。
104名無しさん@ピンキー:2006/12/29(金) 01:19:25 ID:uhFuEUo6
『おでこがきれいにみえた。7点●(仮)』

(0)
明かりを落とした寮の一室で、ガスバーナーの炎だけが周囲を青白く照らし出していた。火にかけられたビーカーの中では琥珀色の液体が絶えず気泡を吐き出している。
そんなマッドな空間で、ただ一人、白衣の少女がデコを…もとい、目を妖しく光らせていた。
彼女こそが(たぶん)天才、上石神井蓮子である。ビーカー内の反応がうまくいっているのだろうか、口元にはうっすら笑みが浮かんでいる。
「もう、頃合ね。」
蓮子は呟くと、ドクロラベルのついた茶色の子瓶を取り出した。
「仕上げに、人には言えないアレな薬剤を…。」
栓を外し慎重に傾けていく。瓶の口からは気化した薬品の煙が立ち昇っている。
「少しずつ…少しずつ…。」
最初の一滴が落ちようとした、まさにその時。
バタンッー
「蓮子さまぁ〜。」
勢いよくドアが開き、蓮子の僕(?)山田薫子がこれまた勢いよく登場した。
もちろん、蓮子の手から子瓶が離れ、中身が全てビーカーへと注がれたことは言うまでもないだろう。
ーちゅぼむ
「やぁまだぁ〜!」
「ごめんなさ〜いっ。」
火災報知器のけたたましい音が鳴り響く。
今日もまた、騒がしい一日が始まる。
105>>11 ◆ODR3iNT7WU :2006/12/29(金) 01:21:08 ID:AGJovCOI
めまぐるしく、目の前のマホガニーの机の上を、まるで輪転機の上の号外のように書類が流れている。
「2度目にして、申し合わせたように定額処分とは。」
「・・・。」
律子は、自らの席上にしてその心地はまるで国会の答弁席に陣取った時のそれであった
もちろんそんな大層な場所に座った経験など無いが。ちくちくと胸の痛む言葉というのは、これのことだろう。
「そうやなあ、ただ、他に候補が居るっちゅうわけでもないさかいなあ?会長さん?」
「うん、まあ、そんなところだ。」
「しかし!これ以上彼らの軽率な活動を許せば・・・」
大層なご心配痛み入ると言うものだ、つまり、大きなお世話
いかに律子達の代が最強であろうと、なんであろうと、律子自身その最強たる所以も
何と比較してどの部門において最強なのかも解していないのだ
自分の代は自分の代、次の代は、千尋ちゃんの代は千尋ちゃんの代
なにもこの女のような無味乾燥な損得計算とストイックな三島イズムにあふれた帝王学をもって
この学園を運営しなければならないというわけではない。
この女を見ていると、律子の脳裏には常に「自縄自縛」という言葉が浮かんでくる。
このできの悪いオペレッタの敵役のような女と2年間ここまでやってきたわけだが
正直いって、もう疲れるのにも疲れてしまった。
あまり表情豊かな少女とは言えない律子だが
少なからずこの一年間、その仏頂面は大半が香澄の尊大すぎる
むしろ傲慢ともとれる態度によって醸成されてきたと言っても過言ではない。
まあ、コトが発生した際には一番使いでがあるので、どうにか目をつぶっているのではあるが
「立教院全体の治安、公安にも影響を与える。そう言いたいのだろう?」
「おわかりではないですか、榎本千尋以下現生徒会候補には、その職務を全うする能力など」
こと榎本千尋の話題になると、この女、香澄の口調は荒くなる、言動も攻撃的を通り越して、破壊的になる。
うざったいな、もう。
ハエを追い払うような投げやりな気持ちで、律子は書類から目を上げずに言った。
「ならば代案の一つや二つ、持ち合わせがあるのだろうな?」
「・・・。」
それみたことか、馬鹿め。
賢しらに大義名分を担ごうとするからだ
「言葉はよく考えて発するものだ、赤ん坊ではないのだからな。」
「しかし会長!」
戸板を返すような内容のない反論に、律子はとうとう声を荒げてしまった。
「まだ言うか!執務に戻れ。今日中に引き継ぎの書類を作成しなければならないんだ、締め切りなんだ」
「ほらあ、副会長、物騒な顔せんと。な。」
明らかに顔を青くした会計、リサ・ハンビーが二人の間を取り持つと。
水を打ったような静けさが、生徒会室の扉を叩いた。
やれやれ、まったく。
106>>11 ◆ODR3iNT7WU :2006/12/29(金) 01:21:55 ID:AGJovCOI
げ、どうぞ。
107104:2006/12/29(金) 01:26:32 ID:uhFuEUo6
いや、まだこっち書き切れてないので、どうぞ
108104:2006/12/29(金) 01:43:08 ID:uhFuEUo6
>>11さん帰られてしまった?
新参ものが調子に乗り、すいません(つπ`)
私にかまわずどうか続きを〜
109>>11 ◆ODR3iNT7WU :2006/12/29(金) 01:45:01 ID:AGJovCOI
それじゃあすいません、あと3レスぐらいかな・・・?
110>>11 ◆ODR3iNT7WU :2006/12/29(金) 01:54:37 ID:AGJovCOI
「まあ、即時退学にならなかっただけマシよね。」
「でも・・・。」
「万一のことが有ったらうちで働けばいいじゃない。ご飯ぐらいは保証するわよ。はいカモせいろ」
「あ、どうも。」
店内には芝居じみた程に饒舌な、蕎麦の美味を朗々と歌うダシの香りが充満していた。
「ほら、時乃?」
「・・・。」
千尋の問いかけに返事は帰らなかった。
「今回ばかりは、もう何も言えないわ。」
「すみません・・・私が落っこちたばっかりに・・・。」
「済んだことはもういいからとりあえず食べようよ、この中で誰かが悪いってわけじゃない。」

千尋がそう言ったきり、会話はぷっつりととぎれてしまった。
気まずい沈黙のはす向かいで、美味そうな鴨せいろが湯気を立てている
そういえば昼食も早々に、気まぐれな呼び出しに応じて生徒会室に集合したのだ
割り箸を割ると、千尋は小さな黒塗りの椀に湛えられたつゆに浮かぶ
鴨の肉を時乃の椀へと移してやった。
「あ・・・。」
「ほら、元気出せよ。時乃が元気出さなきゃ、俺達始まらないんだから。」
「・・・ありがと、千尋ちゃん。」
当然元気を出せるような状況ではないことは重々承知の上だ。
何故こんなキザったらしい、いかにも男気を見せつけるような行為に及んだかは
それが茫然自失の中、半ばヤケクソになっていた事に起因するのは今の彼自身の知るところではない。
いきおい、平素からこんな簡単なことも出来ない自分自身に情けなくなるのが、今の彼には精一杯だった。
「そう・・・だよね。その、うん・・・。」
千尋の言葉を受けて、多少なりとも普段の元気を取り戻すことができたのか
すこしだけ、ほんの少しだけだけだがその声に普段の明るさが戻って来たような
千尋にはそんな気がした。
「私、鴨のおにく好きなんだ、ありがとう。」
時乃は千尋に目を合わせず、伏し目にテーブルの木目をうつし、ため息のようにそう呟くと
申し訳程度の七味唐辛子を椀の中に振る。

何だ?
ふと、その手許から目線を上げると
そこには千尋の見たことがない時乃が居た。
まるでさっきまでの時乃が、今の時乃とバトンタッチしてしまったかのようだ
怒った時乃も、泣いた時乃も、落ち込んた時乃も、みんな見てきたはずなのに・・・。
千尋は、目をそらした。
「でも、この間とは違って完全にこちら側に・・・、いや、私に非があるわ。」
かぶりをぐいっと捕むような蓮子の声に、千尋はそちらを振り向いた。
「副会長がこのあいだのいしゅ返しをしたってことも十分考えられるわ、むしろ、大方そうでしょうけど。」
「・・・まさか、でも、もしもそんなガキっぽい理由だったらイヤだな。」
言葉が、罵声が上滑りしてゆく。
「あら、その方がよっぽどいいわよ、もとより会長が本気であなた方に処分を下していたなら
もう今頃あなた方は私服でここに座ってるはずよ、ひょっとすると、いなかったかも。」
もしも、万が一そんな最悪の状況に陥っていたら。俺はどうしていたんだろう?
これから生徒会室に乗り込んで浪花節を打つか?
会長、りっちゃんをどうにか口説き落とすか?

このあと。とんでもない理由で出向停止中であるにもかかわらず、千尋はあの赤絨毯を踏む事になるのだが
いや、踏まざるをえなくなるのだが。
今の千尋にそんな事を慮る余裕など、ましてやその命運の逆転の胎動を
爪の先ほども有りはしなかった。
11199 ◆f5Fw5qkZ.Q :2007/01/03(水) 00:41:23 ID:vpWeyYoP
書き直したり消してみたりで色々ありましたが
何とか溜まってきたので投下してもよかですか?
112名無しさん@ピンキー:2007/01/03(水) 01:03:36 ID:Jytdq3aM
お待ちしておりました!
どうぞどうぞ
11399 ◆f5Fw5qkZ.Q :2007/01/03(水) 01:29:14 ID:vpWeyYoP
では恥ずかしながら投下させていただきます。

くじびきアンバランス (はぁと) 17くじ目
http://anime.2ch.net/test/read.cgi/anime/1166635152/964

964 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2006/12/26(火) 00:48:28 ID:ElGRSxo1
>>941
VSも見てみたいが×のほうがいい
会長×副会長、副会長の誘い受で

VSなら「榎本千尋争奪!!!愛のエプロン@立橋院!!!」
とかでもいいねぇ
なにやら怪しげな兵器(山田)wで奮闘する蓮子タン
手つきも材料もおかしげだが何故だが仕上がりは完璧になってしまう時乃
の料理を俊敏な動きでつまみ食いするいづみ(黒時乃フラグ)
精一杯頑張るひたむきな小雪の妹エプロンにすっかりご執心の立橋院男子生徒(ロリ)
ドジッ子属性本領発揮の律子・キューベル・ケッテンクラート(何故かブルマ)
律子が万が一勝ってはいけないと残月片手に一級の寿司を処理する香澄(味ッ子的演出でw)
とりあえず炒飯作る姉ちゃん(;`・ω・)o━ヽ_。_・_゚_・_フ))

やべーすげー見たいわw

このレス主にまず感謝の言葉を…
これがなけりゃSSなんて未踏の地に足を踏み入れることもありませんでした。
今とっても楽しいです。ありがとう!
11499 ◆f5Fw5qkZ.Q :2007/01/03(水) 01:31:15 ID:vpWeyYoP
     「榎本千尋争奪!?愛のエプロン@立橋院!!!」


■BGM(こもれびより)
あの雨の日から幾日か経ち、実に平和な毎日を満喫していた榎本千尋の自宅に一本の電話が鳴った。
「はい、榎本です。」
「もしもし?榎本クンか?会計のリサ・ハンビーや。」
「あ、どうも。お久しぶりです。」
生徒会候補全員を緊急招集ということだった。
何か事件でも起こったのかと聞こうとしたが
「なぁに、来ればわかる。あ、そうそう。お昼はまだやろ?」
と訳の分からない事を言うだけ言って一方的に電話を切られてしまった。
「仕方ないなぁ…」
と、全国の夏休み症候群に漏れずやや自堕落気味だった千尋が出かける準備をしようとした時
「会計さん、私服でいいって言ってたよ?」
ちょうど腰に手をかけていた千尋は驚いて「どっせい!」なんていうコミカルに情けない声を出してしまった。
「何だ…時乃か…。驚かせるなよ。」
「何だはないでしょ。千尋ちゃんったら」
幼なじみとはいえこうも節操なくウェルカムしてくれなくてもいいものだが
今更何を言っても始まらないな、と千尋は何事も無かったかのように私服に手をかけ
「着替えるからちょっと出ててよ。」
「え〜。何で〜?いいじゃん、千尋ちゃんのケチ。」
「ケチじゃない。」
11599 ◆f5Fw5qkZ.Q :2007/01/03(水) 01:33:32 ID:vpWeyYoP
■BGM(通学ロール)
お決まりのコントを終わらせて二人で学園へと向かおう
と思ったのだが出かける間際、千尋の姉、忍のブラコン発動。
三人で仲良くご登校と相成った。
「でも姉ちゃん、生徒会の招集に付いてきて良かったの?」
「え〜だってせっかく千尋ちゃんとラブラブサマーホリディだったのよ?
 それを阻むのはいくら憎き生徒会でも許さないわ。」
「だったらなんで付いてくるのさ。結局何もできないからじゃないか。」
本当のことを言われてムスっとしたまま忍は黙ってしまった。
絡んだ腕は離さずに。
時乃も心無しかむくれているように見える。

■BGM(ピチカート)
正門に着くと朝霧小雪が手うちわで千尋達を迎えた。
どうやら待っていてくれたらしい。
「小雪ちゃん。暑いから校舎の中で待っていてくれれば良かったのに。」
「早くおにいちゃんと会いたかったから…」
ギラリと忍が睨み付ける。とっさに
「お姉ちゃん達とも会いたかったし。でもれんこんおねえちゃんがまだ来てないみたいなの。」
「それじゃ、生徒会室に行く前に寮に寄っていこうか。」
千尋の提案で書記候補の上石神井蓮子と山田の暮らす学生寮へ向かった。
11699 ◆f5Fw5qkZ.Q :2007/01/03(水) 01:38:38 ID:vpWeyYoP
■BGM(やってくる)
「いるみたいだね…。」
気配はある。というよりも騒がしい。
「蓮子さまぁ〜もっとしてくださ〜い」
というそれだけなら艶やかで甘美な山田の声とは裏腹に無機質な機械音が部屋の奥から聞こえてきた。
この寮もそう新しくはない。巷で問題の騒音問題に発展してなければ良いのだけど…
どうでもいいことを考えながら千尋はドアをノックする。
だが、こちらには気付かないらしく、ピンクな声とグレーな音が反響するだけ。
「入っちゃおうよ、千尋ちゃん。」
いくらなんでもこの状況化でいきなり侵入したら…蓮子が黙っているだろうか。
しかし、時乃の提案はあながち間違ってはいない。
このまま事が終わるのを待っていては日が暮れてしまうかもしれない。
天然かのように見えるがそうでもない。
変わった娘には違いないのだけど…。
「入るよ!上石神井さん!」
と一応の断りを入れつつドアを開けるとそこは夢の花園…
とも言えるのだがそれはそれはマニアックな花園だった。
たった今絶賛改造キャンペーン実施中の山田が半裸で涎を垂らしながら恍惚の表情を浮かべている。
そして、その傍らにはドリルなどの物騒な工具を持てるだけ持った白衣姿の蓮子が同じく恍惚と狂気の入り混じった表情で立っていた。
「あ…」
見事に声を無くした千尋に時乃が
「見ちゃダメ!!!ゼッタイ!!!」
と両手で目を覆った。
■BGM(Hurry up)
「―――!!!…あ、ああああ、あんた達なぁにやってんのよー!!!!」
時乃の声で4人に気付いた蓮子が全身凶器さながらの狂気で暴れる。
物が罵声が艶姿が機材だらけの狭い部屋を飛び交った。
(前は見えないし、小雪ちゃんは固まってたみたいだし、姉ちゃんは物珍しそうに眺めてたし…
 はぁ…)
心の中で溜息をついてなんとか場を収めようと時乃の手をはがす。
「上石神井さん!落ち着いて!!!」
11799 ◆f5Fw5qkZ.Q :2007/01/03(水) 01:50:43 ID:vpWeyYoP
■BGM(こもれびより)
裸やモンキーや怒声と奮闘し、どうにか全員落ち着いた。
「はぁはぁ…と、とにかく落ち着いて…。
 上石神井さん、生徒会から連絡はあった?」
「あぁそれならさっきあったわよ。
 せっかく寮に戻って来て山田もいるから、休みの間考えておいた
 【Highly-advanced Materializing Equipment山田-乙式オルタナティブFinal改】を完成させようと思ってたところよ。」
なにその鬱展開満載でいろいろ危なっかしい名前…。
「とにかくあまり遅れると怒られるだろうし早く生徒会室に行こうよ。」
「でも、いきなり呼び出すなんて何かあったのかな?」
しばらく放心状態だった小雪が口を開いた。
「う〜ん…。
 分からないけど、とりあえず行ってみよう。
 きっと掃除とかそんなとこだよ。」
「私は少し遅れていくわ。」
蓮子がトルクレンチを片手に言った。
「で、でも…」
「大丈夫です〜。後はガシーンってやってドビューンってくっつけてメメタァってなるだけですから〜
 それに蓮子さまならレンジでチンより直ぐですから、皆さんは先に行ってください」
山田が何やら自虐的で恐ろしい事を言いフォローした。
「そ、それなら…僕達は先に行くよ」
「気をつけてね、山田のおねえちゃん…」
あまりこの儀式に関わらない方が身の為だと思い蓮子の部屋を後にする。
「はい〜」
朗らかな声がいつまでも耳から離れなかった。
118名無しさん@ピンキー:2007/01/03(水) 03:03:07 ID:XADoyj7/
今日はここまでかな?
119名無しさん@ピンキー:2007/01/03(水) 04:55:48 ID:6Kg6CMx+
 >【Highly-advanced Materializing Equipment山田-乙式オルタナティブFinal改】を完成させようと思ってたところよ。」

なんだよこれw
120>>11 ◆ODR3iNT7WU :2007/01/03(水) 23:36:21 ID:G+g/OQfa
逝きます
121>>11 ◆ODR3iNT7WU :2007/01/03(水) 23:51:22 ID:G+g/OQfa
「会長?まもなく執務終了の予定時刻ですが。」
普段の気勢を取り戻した香澄が、普段通りの落ち着き払った声色でそう言った
声は小さいのだが、頭の奥にサラウンドシステムを埋め込まれたような声だ
その威圧感に、律子は喉を鳴らした。
「まあ、明日一日でどうにかなりそうだ、今日はこの辺りにするか、会計?」
「あ、ええ、ただ・・・自分はもう少し残ります。年度末会計は処理がぎょうさんあるよって・・・」
「解った、それでは少し早いが本日の生徒会事務はこれにて終了とする。私からの連絡事項は特にない。何かある物は挙手せよ。」

先ほどより三割り増し程度のバツの悪い沈黙が流れたのを確認した後、律子はその重いヘルメットのかぶりを振った
「それではこれにて解散とする。続けて執務を行う物は、警備への引き継ぎを怠らぬよう。」
「それでは、お先に失礼いたします。」
何時の間に用意したのだろうか、香澄は革の鞄を持って長机の隣を扉へ向かって歩いているところだった。
「もう暗い、帰り道に気をつけて・・・。」
律子がそう言い終わらぬ間に、大きな扉はその口を閉じてしまった。
鼻息混じりに肩をすくめた苦笑いを浮かべると、律子も帰宅の用意を始めた
車が到着するには少し時間があるので、指して急ぎはしないが。
しかし、そんな優雅な律子自身とは裏腹
その笑顔に何か不穏な物すら感じたリサ・ハンビーの胸中たるやただならぬ物だ。
どこかその表情に剣呑すら感じ取ることが出来たためだ。
「まったく!最後まであんたら二人は、だいたいなあ・・・」
その剣呑な笑顔がこちらを向いたので、リサは思わずこめかみに青筋を立ててしまった。
「なに、ああみえて副会長はね。」


「・・・ふええ、はっくしょん!」
時の話題の主の、籠もったくしゃみが生徒会室の雰囲気をぶちこわした時
律子の携帯電話の液晶はコール中を示す表示から、通話可能を示すそれへと変わった。
「私だ、迎えの車を。」
どれ、忠実に職務を果たす会計に、一杯の紅茶でも入れてやるか。
「会計、こんな時間になんだが、紅茶はどうだ?」
「ん・・・あぁ、どうしたん?急に。」
「いや、ああして妙な物を見た後だ、私が帰るまで茶でも飲んで休憩しろ。」
「あ、ああ・・・、そうな。うん。」
普段から不敵な笑には暇のないリサではあるが、少し驚いてしまった
今日は驚きの連続だ、心臓に良くない。
もとより生徒会の執務は多忙を極める為に、執務中休憩が入るはほぼ無いと言っていい
その針の目のような合間を縫って副会長が茶を「入れる」のではなく「煎れる」事は
数えるほどではあったにせよ、あるにはあったが
まさか会長直々に生徒会室で茶を誘われるとは思いも寄らなかった。
「じゃあ、コーヒーあるか?」
「カッフェか・・・、私も付き合おう。」
思い出した、確かあれはまだこの部屋に来て間もない頃であったが
隣接する給湯室に、この重厚を絵に描いたような部屋にあっても違和感を放つほど
骨董としても価値がありそうなコーヒー挽きが突如として現れたことがある
今となってはその豆挽きがある給湯室の光景も慣れっこになってしまったが、まさかあれは・・・。
「一年間、結局使うことはなかったが、あれをつかうか。」

・・・やはりそうらしい。
「こらぁ・・・雪が、いや雹が降るぞ・・・。」
会長との会話らしい会話、お茶のお誘い、休憩、そして副会長への激高。
律子はこの一年間が、何だか今の今まで見ていた夢のように、そう感じられるのだった。
「邯鄲の夢・・・、か。案外ちんまい物なのかもなあ、一年間なんて時間も。あーあ。」
そんなセンチメンタルなリサの心にできた隙間を
給湯室からのコーヒーの香りがやさしく埋め始めた。
「腹もペコちゃんやしなぁ、そや、出前でも取ろ?会長」
「・・・伝票処理の仕事を増やしたいか?」
「えへへ・・・調子に乗りすぎました。」
122>>11 ◆ODR3iNT7WU :2007/01/03(水) 23:52:43 ID:G+g/OQfa
それから1時間程経って、事故渋滞で送れた車の到着に合わせて律子はやっとこの生徒会室を出て行った所だった。
窓の外では雪が相当の激しさを持って、この東京を白く飾ろうとしている
リサは窓辺に立って、先ほど律子の入れてくれたコーヒーをすすっていた、まだ湯気が立っている。
インスタントではなくちゃんと轢いたものだ、それは美味いはずだ
「まったく、つぎはぎだらけの制服で飲んだらかわいそうな味やな・・・あちち」
換気のために開けた窓から時折入り込む雪交じりの冷たい空気とは裏腹に、リサの舌の上は焼けるようだった。
これは水ぶくれになるのだろうな、オロナインでも塗ろうかな
リサは、あと少しで正門の所に出現するであろう律子を待ちながら、低くたれ込めた雪雲を恨めしそうに眺めた。
副会長とのトゲトゲした後だ、帰る間際の声の一つでも掛けてやればきっと喜ぶに違いない。
「寒いのは苦手なんや・・・うう、寒い」
リサは胸ポケットに入れた小型ラジオの電源を入れた、不思議なことにこれを聞いていると仕事がはかどる
とはいえ執務中はさすがにその使用を慎む事は言わずもがな、自分にとってプラスの物も、他人にとっては十人十色
(如何に生徒会といえどもやはり人間だ、一蓮托生。相互努力で事にあたらにゃな。自分らの代では伝えられんかったが、あいつらなら・・・。)
ちょっと気弱そうな千尋の、いやむしろ千尋を象徴するような表情がリサの頭によぎった
「それにしてもあのちんまい娘、末恐ろしい。私の年になったら微分積分も暗算でやっちゃうねやろな、怖いなあ」
独りごちたその時だった、小さな人影が眼下のアスファルトの上に姿を現した、あのヘルメット、会長だ。
長机の上にマグカップを置くと、今一度窓辺に近寄り、狭い開口部に腰を折って体をねじ込む
少し胸がジャマだが、贅沢で些細な悩み事はすぐに外の大気の冷たさに冷却されてしまった。
「おーい!」
ここから見ると米粒ほどの大きさになってしまった律子に向かって、リサは叫んだが
果たして彼女がこちらを振り返ることはなかった。
「なんや鈍いやっちゃな・・・。おーい!会長!」
しゃなり、しゃなりと擬音がつきまといそうな清楚な歩き方はいっこうに崩れる気配を見せていない
即ち律子はまだリサに気づいていないようだ、こちらを向かない。
「あぁ?」


携帯電話からは、引き続き律子に指示が飛んでいた。
「後ろを向かず、まっすぐ車まで歩くんだ。」
女の声だ、それも若い、年の頃20、いやもっと若いだろうか、いい声だ。
「・・・何の真似か。」
「後ろを向かず歩け、まっすぐだ。」
「・・・。」
拉致は明かぬようだ。
「おーい!会長!!」
さっきからの声には気づいている、誰だ?まさか香澄が?
律子は、とっさに携帯電話の画面を暗転させ、肩越しに背後を画面に映した。
真っ黒な画面にぼんやりとした夜の立教院が写った、ただ一つだけ電灯が灯っているのが
リサの居る生徒会室だろう
どうする、R3Sに連絡を取るか、でも相手が銃を持っていれば
でも何故?拉致を目的としているのならもう車に連れ込まれてもおかしくはないはず
その時であった

「会長おおおおおおお!」
吉祥寺の駅まで聞こえそうなリサの素っ頓狂な叫びが、立教院をたたき起こしたのだった・・・。
123名無しさん@ピンキー:2007/01/05(金) 17:02:47 ID:+1l1/VLG
wktk
124名無しさん@ピンキー:2007/01/09(火) 11:56:28 ID:lSZYKaCj
ROCO氏以外スレの趣旨に該当した作品を投下していない件について。
125名無しさん@ピンキー:2007/01/11(木) 09:37:11 ID:5jTMYBlu
自治厨乙
126名無しさん@ピンキー:2007/01/12(金) 04:19:43 ID:u+Eo4bxX
………
127名無しさん@ピンキー:2007/01/12(金) 09:43:10 ID:/NaemHIJ
>>124
純然たる事実だが、しかし、そうなると誰も書かなくなる。
128名無しさん@ピンキー:2007/01/19(金) 10:44:33 ID:zx9jClOG
番組が終了し、このスレも終焉を迎えつつあるな。
129名無しさん@ピンキー:2007/01/19(金) 18:36:17 ID:Mpv32NOq
旧設定のほうが好きってヒトもいるのでは?
130名無しさん@ピンキー:2007/01/22(月) 11:44:33 ID:mf0EXoLr
ネタ不足って事もあるんで、1の意図から外れるが、旧設定も有りでいんじゃね?
ただ混乱を招かない様、事前に通達した上で。
131名無しさん@ピンキー:2007/01/23(火) 04:07:54 ID:1nCddUpi
旧設定の場合は作品タイトルや名前欄等のどこかに「クラシック」と入れておくとか?
132名無しさん@ピンキー:2007/01/24(水) 13:01:50 ID:t832cRvP
>>124
スレの趣旨って何?
>>1やスレタイにはくじアンSSである以外に条件は見えないが・・・
133名無しさん@ピンキー:2007/01/26(金) 00:23:31 ID:2jvm2MwI
>>132そんなエサに釣られるかクマー
134名無しさん@ピンキー:2007/01/31(水) 17:28:12 ID:urmyxeCZ
ねむたい
135名無しさん@ピンキー:2007/02/03(土) 02:14:37 ID:Gs4liHDb
保守
136名無しさん@ピンキー:2007/02/04(日) 00:59:00 ID:1JUNCpqs
だれか千尋でも書いてくれないかな・・・
137名無しさん@ピンキー:2007/02/10(土) 10:28:15 ID:wfRRJZXs
朝霧小牧まだ〜?
138名無しさん@ピンキー:2007/02/13(火) 04:22:11 ID:PTN9p0uk
ゲームネタでも大丈夫?
エンディング後とか
139名無しさん@ピンキー:2007/02/13(火) 11:10:28 ID:B/H2nX0R
OKですから、おながいします
140名無しさん@ピンキー:2007/02/21(水) 05:50:29 ID:0UkVqM+f
ほしゅ
141名無しさん@ピンキー:2007/03/07(水) 12:36:47 ID:6AhCx7F0
保守
142名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 11:55:07 ID:1K0gLTcF
姉妹丼まだ〜?
143名無しさん@ピンキー:2007/03/13(火) 16:03:54 ID:VY1QOci1
小牧好きだったのにサブに降格ですよ
この怒りどうしましょう
144名無しさん@ピンキー:2007/03/14(水) 02:03:58 ID:Nmm/x/iv
保守

>>143
小牧と会長がくじアンの人気TOP2だったな、第一期は
145名無しさん@ピンキー:2007/03/15(木) 13:30:48 ID:4CuyrdMj
初代は副会長と小牧が好きだった俺

二代目は小牧がヤバイほど好きになった横乳最高だね
(・)(・)
146名無しさん@ピンキー:2007/03/25(日) 13:04:22 ID:Kh2Nkuvd
保守
いつか投下したいね
147名無しさん@ピンキー:2007/03/27(火) 23:23:25 ID:hVMDRefF
期待age
148名無しさん@ピンキー:2007/04/03(火) 03:13:22 ID:iiv2nvmU
保守るしかねえな
149名無しさん@ピンキー:2007/04/10(火) 02:57:57 ID:yEQioqLA
あれ?毎週火曜日に保守られてるな。
この流れ、止めちゃいけない気がする。
150名無しさん@ピンキー:2007/04/18(水) 02:11:50 ID:TkROTaR6
昨日は来なかったね
151名無しさん@ピンキー:2007/04/19(木) 22:57:42 ID:gaPjM1QQ
オレとしたことが!
152名無しさん@ピンキー:2007/04/23(月) 06:52:20 ID:T7nkvtTl
保守します
153名無しさん@ピンキー:2007/04/24(火) 01:42:09 ID:+VVkgyN/
保守
154名無しさん@ピンキー:2007/04/28(土) 22:55:48 ID:zj02pCoi
10時間以内に小牧のSSされなかったら小牧は俺の嫁
155名無しさん@ピンキー:2007/04/30(月) 19:29:31 ID:e+TERPIU
ここはレズはありなのかと。
副会長×会長とか山田×蓮子とか。

無印時代(第一期?)verなんだけどね
156名無しさん@ピンキー:2007/05/03(木) 20:07:36 ID:4zqsIHHg
良いと思うよ

保守!
157名無しさん@ピンキー:2007/05/04(金) 11:38:04 ID:UHedIFwe
保守ならageようぜ
158名無しさん@ピンキー:2007/05/08(火) 19:08:50 ID:YzK6jUt0
小牧と小雪はおれの嫁

神光臨はまだなのか!
159名無しさん@ピンキー:2007/05/13(日) 04:27:40 ID:IOiQw7hz
>>155
マジレスすると、ただでさえ過疎ってるのにレズ程度で門前払いしてたらこのスレ持たない。
160名無しさん@ピンキー:2007/05/20(日) 02:20:14 ID:25eShE+D
159に激しく同意
161名無しさん@ピンキー
保守