.hackのエロパロ vol.11.

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1名無しさん@ピンキー
2名無しさん@ピンキー:2006/11/22(水) 22:39:46 ID:mTzNafQD
3名無しさん@ピンキー:2006/11/22(水) 22:53:38 ID:/N3CEE0R
訂正で>>2入ったから>>3ゲット
4名無しさん@ピンキー:2006/11/22(水) 23:33:10 ID:fMqaiU/O
ちくしょう!
>>2>>3もとられちまったぜ。
ってことで、4ゲット!
5名無しさん@ピンキー:2006/11/22(水) 23:58:23 ID:opDkclqX
guのss保管庫って無いの?
6名無しさん@ピンキー:2006/11/23(木) 00:17:51 ID:1EXTQ6Wq
>>1
乙!!

>>5
無い
7名無しさん@ピンキー:2006/11/23(木) 00:18:44 ID:ZpEkKF6g
>>1乙ー
G.U.の18禁絵板ってこっちにもはっていいのかな
8名無しさん@ピンキー:2006/11/23(木) 00:30:13 ID:LJ123jfN
>>1
スレ立て乙。

>>7
絵は基本的にスレ違い。SSの挿絵とかでもない限りこっちに↓
【G.U.】.hackシリーズ総合スレ【SIGN・Roots】(半角二次元)
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/ascii2d/1159414538/l50
9名無しさん@ピンキー:2006/11/23(木) 00:33:17 ID:LJ123jfN
もう一つ、冗談、ギャグ程度ならともかく本格的な801はこっち行き↓
□■.hackシリーズで801 vol.2■□
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/801/1160417132/l50
ここはあくまでエロパロ・文芸創作であって
あんまり板違いなところに踏み込むと削除されるからな、気をつけたい。
10名無しさん@ピンキー:2006/11/23(木) 00:46:59 ID:IODCfFfO
>>7
そんな絵板あったのか?
>>8のとこにもURLないが…
スレ違いすまんが
11GORRE:2006/11/23(木) 01:23:37 ID:oEeUdrZR
新板出来てたんだ
12名無しさん@ピンキー:2006/11/23(木) 02:40:33 ID:ZpEkKF6g
>>10
うん、今のところゲーキャラのハセヲスレでしか見たことない。
ただ801もごっちゃになってるけどね。
人が少ないうちは仕方ないだろうけど。
13REAL:2006/11/23(木) 10:48:48 ID:VI1K72Nm
>>1乙バクドーン!

ハセタビ投下。
EROまでちょっと長いかも試練。
14名無しさん@ピンキー:2006/11/23(木) 10:49:55 ID:VI1K72Nm


「なぁ、オイ」
「ん?」
「お前、今暇か?」

タビーは一度ドームの天井辺りを見つめ、う〜ん と考える様子を見せた後

「うんっ!暇ですぞぉ〜」

ニコッ!と満面の笑みでハセヲに応えた。

「よし。なら、レベル上げ付き合えよ。」
「ぇ?一緒にレベル上げしてくれるの??」
「…何だ、俺とじゃ嫌か」
「ううんっ!そんな事無いよっ!精一杯、お供させて頂きま〜す(*^-^*)」

そう言うと、タビーはハセヲに>>パーティ編成希望!のショートメールを送り、二人の画面の左下にお互いのステータスが表示された。
そして二人はクルッと振り返りカオスゲートを見つめた


「何処か行きたい場所、在るか?」
「ううん、特には。」
「じゃあ適当に決めるか。……くれなずむ 友愛の 猫目石…とか、どうだ?」
「OKで〜す('◇^)ゞ」


そして二人同時に転送ボタンを押し、青い光の輪が再び二人を包んだ
15名無しさん@ピンキー:2006/11/23(木) 10:52:10 ID:VI1K72Nm


━━Δサーバー くれなずむ 友愛の 猫目石━━


「わぁ〜…」

エリアに転送されて、まず最初に目に入ったのは広大な夕焼け空だった

「綺麗だねっ、ハセヲ」
「あぁ…そうだな。」

活発なマク・アヌとは対照的な静寂の夕陽がそこには在った
風がゆらゆらと穂波を揺らしている

ハセヲのレベルは18。
タビーのレベルは16。
エリアレベルは20と少し高いが、まぁ何とかやって行けるだろう

「ミッションは証の欠片を3枚集めて獣人像の宝箱GET、だな」
「よぉーっし!頑張るぞー!おーっ★」

タビーが右手を思いっきり空へ掲げてその場で勢い良くジャンプした。
16名無しさん@ピンキー:2006/11/23(木) 10:54:21 ID:VI1K72Nm

「ハセヲ、ゆっくり、そ〜っと近付くんだよ??」
「分かってる………今だ、行くぞっ!!」

宝箱の周りをグルグル俳徊しているモンスター・ゴブリンガードがコチラへ背中を向けた瞬間、ハセヲは勢い良く駆け出し、双剣を構えて体当たりを咬ました。

『ギィィィイィイ!!!!』

ゴブリンガードはその勢いで現れた青いバトルフィールドの壁までブッ飛ばされ、また僅かなダメージを受けた

「戦闘開始だネっ♪」

タビーがシャキンっと、「志乃さんと一緒に冒険した時に貰ったのぉ〜(*^-^)」とご自慢の猫の手の様な拳当を取り出す

敵はフッ飛ばされたのも含め3匹。
ゴブリンガード2匹とバスターケトル1匹。

「…やるか!」

ハセヲも双剣をしっかりと構え直した
17名無しさん@ピンキー:2006/11/23(木) 12:08:39 ID:ui1LRQYg
ハセ×志乃を書いている者だがしばらくリアの事情で書けなくなった。
2週間くらいで戻るつもりだ
18名無しさん@ピンキー:2006/11/23(木) 12:40:13 ID:+ug1zH2d
>>17
おk、冬コmゲフンゲフン・・・リアの方を全力投球で頑張ってクレイ。
19名無しさん@ピンキー:2006/11/24(金) 00:45:19 ID:YB3DxE/7
>>1さんのおかげでまた活気づいてきて
うれしい限りの今日この頃です、はい。
20GORRE:2006/11/24(金) 01:16:36 ID:3svS/btz
よし、全スレからの続きを投下!

亮は朔と望の様子を見た。
「望の下手くそ! 全然イケへんやないか! あんたばっかりイッてばかりでどないすんねん!」
「そ、そんなこといわれてもぉ」
無理もない。経験のない望にテクニックなどあるはずもない。朔や亮が攻めだとしたら、どちらかといえば望は受けである。
(仕方ない…)
手伝ってやろう。亮は二人の元へ行った。
「望、手伝ってやる」
「あ、ハセヲにいちゃん」
「ハセヲ!」
「いいか、望。お前はまだ経験が浅いんだから、テクニックを持っていなくても仕方がない」
お前は俺の肉奴隷だし。なんて口が裂けてもいわない。
「そこでだ。俺が手伝ってやる」
「え?」
そういうと、亮は朔の腰を持ち上げた。
「望、お前はそのまま前でやれ。俺は…こっちだ」
亮は肉棒を朔のアナルにあてがった。
「へ、ちょ! そっちは待ってえ!」
耳を貸さず。亮は肉棒を押し込めながら、静かに朔の腰を落としていった。
「はっ…かっ…」
「動くぞ」
「ま、待ってえ、動かんといてえ」
亮はお構いなしに腰を動かし始めた。
「はあっ…んんっ、はっ…ひあんっ、ちょ、っがんといてぇ」
「望、お前も続けろ」
亮に言われて、望も腰を再び振り始めた。
「んああ! くうっ、あっ…ひぐっ、はあっ、んっ、はっ、んうっ、ひう」
亮と望に攻められ、朔は同時に襲ってくる刺激に耐えねばならなくなった。
「あんっ、かはっ、はっ、あふっ、んんっ、ああん」
「ボクがやってもこんなにはならなかったのに…」
「気にするな。お前ももう少し大きくなったら、朔をイカセられるようになる」
「ほんと?」
「ああ」
「そっか」
亮も望も、腰を動かすことを止めようとはしなかった。
「あっ、はっ、んんっ、はあっ、ハセヲ、望…あんっ、あかんねん…ウチ…」
「いいぜえ、イッチまえよ。我慢することはねえんだからよ。快楽に身を委ねた方が楽になるぜ」
「あぁ……ウチ…」
「おねえちゃん…」
亮はグッと深く肉棒を押し込んだ。
「ひあっ、あああ、もう…だめぇ…」
亮の合図で、望は腰を早く動かした。亮もまた、一気にフィニッシュに達しようとしていた。
「出るぞ、朔」
「おねえ…ちゃん…!」
「ふあ、あああ、んあああああああ!」
亮も望も、朔の中に精をぶちまけた。
「……」
「ふあああ…」
「あ…ふぁ…」
二人の肉棒が朔の中で脈動するたび、朔はその小さな体をビクビクと痙攣させていた。
「はあ…はあ…」
望はゆっくりと、肉棒を引き抜いた。
「朔、抜かずにもう1発いくぞ」
「ふえ?」
朦朧とする意識の中で、朔は何かを聞いたような気がした。

とりあえずはここまでにしておこう。
話自体は、まだまだ次回につづきますので。
21GORRE:2006/11/24(金) 01:21:02 ID:3svS/btz
訂正。全スレじゃなくて、前スレ。
22名無しさん@ピンキー:2006/11/24(金) 02:50:38 ID:fWwQ/pxx
神GJ!!
次楽しみにしてます!
23名無しさん@ピンキー:2006/11/24(金) 15:30:11 ID:/UH+qXkl
望が染められてくwww GJ!
24名無しさん@ピンキー:2006/11/25(土) 00:35:20 ID:/zQ/tPil
改めて考えると、かなりの長編だよな
25名無しさん@ピンキー:2006/11/25(土) 01:16:57 ID:X3Ex5POh
コミケから始まったんだっけかw
26名無しさん@ピンキー:2006/11/25(土) 04:15:26 ID:H2/lAojF
亮×令子マダー?
27名無しさん@ピンキー:2006/11/25(土) 07:50:15 ID:X4HIu1il
三郎マダー?
28GORRE:2006/11/25(土) 10:41:48 ID:dSCtOP0k
>>20の続き〜

2連続で精をぶちまけた亮は、肉棒を引き抜いた。朔はぐったりとベッドに倒れこんだ。
「ハセヲにいちゃん…」
物欲しそうに見つめている望がいた。
「ったく、したかねえな。ま、朔と智香が、元気になるまでお前の相手をしてやるか」
望の表情はどこかうれしそうだった。
「来い、望」
「うん」
亮はベッドに座ると、望を手招きした。
「何をするか、わかるな?」
「うん」
望が亮の足元に座り込むと、亮の肉棒に手を伸ばした。
「んっ」
望は亮の肉棒を咥え込んだ。
「あむ、んむっ、れろ、んう、じゅる、はあっ」
望は亮の肉棒を咥えることに一心不乱になっていた。
「んん、ぷは、あむ、はむ、んく、れろ」
「望、いいぞ」
「はむ」
亮に褒められるのが嬉しいのか、望は嬉しそうな顔になった。
「出るぞ、望」
「んん!? んく、っぷは!」
望が口を放すと、勢い良く放出された精が降りかかった。
「うわあ」
望は顔に降りかかった精を指で拭い取ると、それを口に含んだ。
「んむ、じゅる」
「さて、望。今度は俺の番だな」
亮は望の体を軽がると持ち上げると、自分の膝の上に乗せた。
「望、いくぞ」
「うん」
亮は肉棒を望のアナルに肉棒を押し込んだ。
「ふあ、んっ」
「じゃあ、動くからな」
「うん」
亮はゆっくりと腰を突き上げはじめた。
「んあ、あんっ、はあっ、あっ、はうんっ、んん、あふあ」
亮に突き上げられ、望は快楽を求める声をあげた。
「あっ、はくっ、んあ、んっ、あうっ、はあっ、あん」
亮は無性に望をいじめてみたくなった。
(よし…)
亮は試しに耳に息を吹きかけてみた。
「ひあう!」
突然の刺激を受け、望は素っ頓狂な声を上げた。
「ハセヲにいちゃん…」
「いや、悪い。なんかいじめてみたくなった」
亮は詫びたがこれっぽちも悪いとは思っていなかった。いい顔が見れたから。
「はう、はあっ、んんっ、あっ、ひぐっ、んあっ、あんっ、ああっ」
望はそろそろ限界に近づきつつあった。亮は望の体の痙攣を見て気づいた。
「ハセヲ、にいちゃ…ん…ボク…」
「望、我慢しなくていいぞ」
「ふあっ……」
亮は一気にスパートをかけた。そして、精を望の中に放出した。
「あふ、ああああああああああ!」
望の体が大きく反り返った。
「あふ……ぁ…」
望の体が小さく痙攣していた。亮は肉棒を引き抜いた。
望はベッドにぐったりと倒れた。

長い…終わりはどこだぁ!
29名無しさん@ピンキー:2006/11/25(土) 17:04:06 ID:WE2xkTU7
神が生き続ける限り、終わりはないさ!
30名無しさん@ピンキー:2006/11/25(土) 20:00:14 ID:VYyKZ7ZY
>>28 GJ!
赤い玉(レアアイテム)がでるまでじゃない?
31名無しさん@ピンキー:2006/11/25(土) 21:16:14 ID:WE2xkTU7
前スレで出されたガスパーとボルドーの
純愛を書いてやろうという勇者はいないか。
32名無しさん@ピンキー:2006/11/25(土) 22:06:32 ID:fay3v4oP
つか、GORREは大長編だからまとめサイトか何かが無いと駄目じゃないか?
33名無しさん@ピンキー:2006/11/25(土) 22:18:58 ID:WE2xkTU7
>>32
確かに、一理ありますな。
34名無しさん@ピンキー:2006/11/26(日) 00:10:17 ID:ILKW9/iq
カナーズギルド
ボルドー「ハセヲォ、遊びにきてやったよ」
ハセヲ「はあ・・」
ボルドー「なんだいまだ小さいじゃないかww」ボルドー「ハセランディカワユス≧ω≦)」
ハセヲ「!!?!!???」
ボルドー「誤爆したああああアアア」
35名無しさん@ピンキー:2006/11/26(日) 00:59:27 ID:attLqULQ
ハセヲ×望
NGワード「やおい・ショタ」


クリア済みの草原のフィールド
風もなく、何もない
ラッキーアニマルも蹴り終えた
もういても仕方のないはずのこのフィールドに2つの影があった
小さな影と大きな影
望とハセヲだ

「ハセヲにいちゃん……」
「何だ?」
「どうしてドル・ドナにかえらないの?オトモダチとまちあわせ?」
「…待ち合わせてはないな。」
「……?」

言葉の意味が良く分からずに首をかしげる望を、ハセヲは意味深な笑みを浮かべて見下ろしながらゆっくりとしゃべりだした

「…あと少しこのフィールドで待てばドッペルゲンガーって特別なモンスターが出てくる。俺はそいつに用があるんだ」
ハセヲの何か裏がありそうなしゃべり方に望は危機感のようなものを覚えたのだが、望はその迫り来る危機を読み違えてしまう
「……そのモンスターってつよいの?」「…ああ、望よりは強い」
「………」
「そう心配そうな顔すんなww望より強くても俺の方がそいつより強いから大丈夫だww」
「…うん!」
望の尊敬の眼差しをハセヲは心底愉快そうに眺めた
36名無しさん@ピンキー:2006/11/26(日) 01:10:02 ID:attLqULQ
ハセヲの策はもう少しで成功しようとしていた


俺達は今日パーティーを組んでいない
望、お前が俺を誘ったから、俺はこのフィールドで待ってるよう指示した
ついでにこうも言った
『俺は今日遅れるから、先にメカ・グランディを見つけて復活させといてくれ』
昨日の時点でチム玉を使い果たしたはずのお前は今回必要なチム玉の数約50個を集めるのにかなり苦戦しただろう
チム蹴り苦手だしな
お前は俺が来るまでの15分間もの長い間待ちぼうけをくらったにも関わらず「こんなに待つなら一度ドル・ドナに帰ろう」なんて思うこともなく、敵にやられることもなく俺を待ち続けた
結果、俺のドッペルゲンガーより15分早く現れる望のドッペルゲンガーは望を瞬殺するわけだ
俺はその後ゆっくりと望のドッペルゲンガーに………


ハセヲの回想が妄想に入った瞬間、フィールドが赤く染まった
37名無しさん@ピンキー:2006/11/26(日) 01:12:18 ID:attLqULQ
今日はここまでです
38GORRE:2006/11/26(日) 01:41:56 ID:yTpISprM
おっと、俺が書いたものより良さそうな望陵辱ものが到来の予感。続きが気になる。

気のせいならいいんだけど、俺が朔や望の陵辱ものとか、亮×朔望を書き始めてから、望や朔の需要が増えたような気がするんだけど…
39名無しさん@ピンキー:2006/11/26(日) 01:42:35 ID:6K24djcy
神はあまり自己主張しないほうが好まれるというのは普遍の原理
雑談するときはコテ外すとかな
40名無しさん@ピンキー:2006/11/26(日) 01:53:51 ID:KyUegyiI
>>35
朔が絡むのならともかく、ハセ望は板違い。
>>9へどうぞ。
41GORRE:2006/11/26(日) 01:57:57 ID:yTpISprM
>>39ごめんなさい。以後気をつけます。
42名無しさん@ピンキー:2006/11/26(日) 12:29:32 ID:attLqULQ
>>40
誘導ありがとうございます
ついここで投下してしまいました
向こうに続きを投下します
43‡‡:2006/11/26(日) 18:19:47 ID:ZJSzZ9rG
前スレの亮×令子の続きが見たいのは俺だけか?
44名無しさん@ピンキー:2006/11/26(日) 18:26:08 ID:dKk9Mdfl
ハセヲ「なあ、オーヴァン」
大判「どうした、ハセヲ?」
ハセヲ「…あんた、志乃とリアルで会ったことあるんだってな」
大判「ああ」
ハセヲ「……その、なんだ」
大判「…?」
ハセヲ「…ど、どこまで行ったんだよ」
大判「………」
ハセヲ「………」
大判「………フッ」
ハセヲ「オーーーーーヴァァァァァアアン!!!」
45名無しさん@ピンキー:2006/11/26(日) 18:28:19 ID:wAw1nt0i
バロスwww
46名無しさん@ピンキー:2006/11/26(日) 18:29:28 ID:esPGpUcE
キレたwwwwww
47名無しさん@ピンキー:2006/11/26(日) 18:30:50 ID:esPGpUcE
sage忘れ スマソ
48名無しさん@ピンキー:2006/11/26(日) 18:42:47 ID:dKk9Mdfl
タビー「ねえ、オーヴァンはどんな果物が好き?」
大判「青い果実がいい」
タビー「あお…?」
大判「未熟な果実ということだ」
タビー「ふーん。へんなの…にゃ、ハセヲ?」
ハセヲ「おい、志乃が呼んで…」
大判「まだ未踏の地に踏み込むように、こりこりとした感触を愉しむ。
    俺が最初なのだと満足する感覚。それを前提に」
ハセヲ「てめぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」
49‡‡:2006/11/26(日) 18:58:06 ID:ZJSzZ9rG
ワロタwww
50名無しさん@ピンキー:2006/11/26(日) 20:06:36 ID:uWIg6Vvk
志乃は処女であってほしい
51GORRE:2006/11/27(月) 00:14:32 ID:lQHJDNFa
ああ、もう。>>28の続きをどうしようか思いつかんよ。どれが見たいですか?
@智香と朔の丼 A望×智香×亮

エンディングは一応数種類は用意してありますんで。
52名無しさん@ピンキー:2006/11/27(月) 00:43:45 ID:1yPvu2f0
>>51
セットで
53名無しさん@ピンキー:2006/11/27(月) 00:47:01 ID:XH7qvcyq
>>51
チム玉流し編で
54名無しさん@ピンキー:2006/11/27(月) 00:49:13 ID:22NiXkp7
いっそ結婚まですっ飛ばしてみてはどうでしょう?(誰と誰が!)
55名無しさん@ピンキー:2006/11/27(月) 02:05:58 ID:xfthqFjy
ギャグ短めの801載せます
八咫×ハセヲです、苦手な方はスルーしてください
56名無しさん@ピンキー:2006/11/27(月) 02:07:13 ID:xfthqFjy

(変だ…おかしい…)

The Worldの随所に張り巡らせた監視カメラを通じて、いつもと同じ様に任務を遂行すべくモニターを見ていた八咫
しかし先程、ひとつのモニターに異変が生じた。
突然黒い泡の様な物があらわれあっという間に画面を覆い尽くしてしまい
それを見ていた自分は意識に靄がかかった様に朦朧となって…
しかし、気が付いて辺りを見回しても何も異変は感じられなかった

(…………)

このPC自体に何かおかしな箇所は無い様だ
問題があるのはどうやら操っているリアルの方らしい…

「考えていても仕方が無い。呼び出そう」

今自分の心を変にさせているであろう人物にショートメールを送った

そしてまもなく
時間にして十分もしないうちに、彼はやってきた

57名無しさん@ピンキー:2006/11/27(月) 02:08:10 ID:xfthqFjy

「…と、いう訳だ」

八咫は今の気持ちをすべて彼にぶつけたのだった
PCなのにもかかわらずすでに顔は赤くカラダも心なしか震えている様だ

「…あぁ、つまり…いつも通りコソコソ監視してたらAIDAをモニター越しに見て…」

頭をぼりぼり掻きながら不機嫌そうに今いわれた事を整理する彼

「で、気絶しそうになって、その前に一瞬オレの姿を見た…と」
「…そうだ、これはすなわち運命だとは思わないか?ハセヲ君」

「よるな!!オレにそのケはねぇんだよ!!」

ハセヲに限った事では無いが、八咫は普段から何を考えているのかよく把握できない雰囲気を醸し出しており
とはいえ、いきなり呼び出されて…あろう事か告白されるとは

「てめえがおかしくなったのはAIDAのせいだろ。それくらい何とかしろよ」

「AIDAは人を愛する気持ちまで左右できるのだ。私の中の、君を想フ声を増幅させる事など容易い筈。
そうに決まっている。
私が言うのだから間違いはなかろう」

58名無しさん@ピンキー:2006/11/27(月) 02:09:38 ID:xfthqFjy
八咫は完全に目つきが桃色になっていた
普段は知識の蛇から殆ど動かないのにやけに積極的にハセヲに近づいてくる。

「来るなっつってんだろ、おい…!」

双剣を取出し八咫の喉元にあてがうハセヲ


「…何を照れているのだハセヲ」

「はぁ?!」

生身ならば確実にニオイがわかりそうな距離にまで近づかれ
完全に気押されるハセヲ

「ぴ、PKするぞ!本気だぞ!」

「筋肉質で頭の切れる男は嫌いかな?」

「や、やめろっ!」

(お、おかしいぞ?!なんで鼻息がかかるんだ?熱い呼吸まで…っ!)

ついにAIDAはレイヴンを統べる者を操る事に成功してしまったのだった

「一緒に…往こうではないか。
無限に拡がる悠久の楽園に。

ハ  セ  ヲ」


「なっ何をする!!やめろっ!」


「飛び込んでくるのだ。大地の様に逞しい私の胸の中へ…」


「あ…あぁ…

アッーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!」


知識の蛇に

まだ大人になりきれていない、しかし子供でもない声と

それを飲み込むかの様な、猛獣の様に激しい声が重なり合う−

59名無しさん@ピンキー:2006/11/27(月) 02:11:00 ID:xfthqFjy

「八咫様…」
「ふぅ〜、しんどかったぁ〜」

任務を終えて戻ってきたパイとクーン

「…?!」
「は、ハセヲ?!」


だがそこに居たのは
装備を剥がされ横たわり痙攣しているハセヲの姿


「誰にやられたの?!」
「まさか、この知識の蛇に侵入者か!」


「…………」

涙目のまま黙っているハセヲ

「いったい誰がこんな事を……」

「…私…」

「どうしたハセヲ?!」

急に泣きだしクーンの胸に飛び込むハセヲ

「私、私、汚れちゃった……もう、志乃のお嫁にいけない!」

「…え?」



 「…フッ」

知識の蛇の入り口で

先程堪能したハセヲの味を思い出す様に舌舐めずりをしながら

八咫がサングラスの下の桃色視線を光らせていた−

60名無しさん@ピンキー:2006/11/27(月) 02:13:11 ID:xfthqFjy
ごめんなさいでしたm(__)m
61名無しさん@ピンキー:2006/11/27(月) 02:14:34 ID:vIpnUqJD
ハセヲ…安らかに…
62名無しさん@ピンキー:2006/11/27(月) 02:21:34 ID:XqYGeMJ/
ワロタw
801なのに普通に読んじまったじゃねーかwww
63名無しさん@ピンキー:2006/11/27(月) 03:40:05 ID:JXLz9Qcz
「ぴ、PKするぞ!本気だぞ!」
クソワロタwwwwwwwww
64名無しさん@ピンキー:2006/11/27(月) 04:02:03 ID:mzQB4ZWu
おまいら乙
亮×令子の続き投下
65名無しさん@ピンキー:2006/11/27(月) 04:02:53 ID:mzQB4ZWu

「れーこ、何企んでんだ」
「何も。単なる気まぐれよ」

普段なら「自分のことは自分でやりなさい」主義の令子が
膝枕で耳掃除やってくれるとか……ありえなくね?

「強いて言うなら……そうね。貴方に優しくしてみたくなった、ってとこかしら」
「何だそりゃ」
「優しくされるの苦手なんでしょう? 
 久しぶりに会えたから意地悪してみたくなっただけよ。気にしないで」
「嫌味な性格だな。れーこは」

誰かに耳掃除してもらうとか十何年ぶりだろうか。
いつもなら風呂上りに綿棒で掃除して終わりだってのに……調子狂う。
令子の言ってることが本当なら、これも俺に対する意地悪なんだろうけど。

「終わり。ほら、さっさと頭どかせなさい」
「へいへい」

もうちょい令子の膝の感触を楽しみたかった気もなくもないが……
口に出したら何を言われるか分からない以上、言う必要もねーな。
とりあえず夕飯もそれなりに美味かったし、そろそろ床に入ってグースカ眠りたいもんだ。

「起きるの何時頃なんだ?」
「チェックアウトは12時まで。それまでに起きれればいいわ」
「ん。分かった」

どーせ日曜だしな。
時間は……今が12時過ぎか。
たっぷり寝て8時間ちょいってとこだろ、余裕だな。
久しぶりに温泉にも浸かれたし……時間があれば朝風呂もいいかも。

「電気消すわよ」
「あぁ」

エアコンも切ってあるけど、窓は開けてる。
海が近いだけあって風もそれなりに吹いてて寝苦しくなりはしないだろう。
時々、ザザーンって音が聞こえてきて心地よくもある。
令子の奴、こんなとこでリゾートしてやがったんだな……けしからん女め。

「亮」
「んー」
「……」
「何だよ」

布団に入って30分もしないうちに令子が何か言ってくる。
俺達は丁度背を向かい合わせて寝てるんで相手の顔は見えない。
令子と一緒にこうやって過ごすのは……何週間ぶりだっけか。
最初にヤった時から随分経つのは間違いねーだろうけど。

「何で……何もしてこないのよ」
「は?」
「その……久しぶりに、2人きりになれたのに……」
「……令子ってそういうキャラだっけか」
「ど、どうでもいいでしょ、今は……!」
66名無しさん@ピンキー:2006/11/27(月) 04:03:29 ID:mzQB4ZWu

意外なことに令子からお誘いが来た。
だってよ、いつものパイのロールしてる時とかいかにも「プライドの高い女」って感じじゃん。
それが何? 久しぶりに2人きりになれからヤりたい?
令子、お前今年で25だろ? 婚期逃したくない気持ちが逸って、いつもとキャラ違ってんぞ絶対。

「温泉来てまで俺とヤりたいんだ、れーこは」
「そ、そんなんじゃないわ……」

向かい直して布団に潜る令子を見る。
動揺を隠すように顔を布団で埋めながら、俺の方へ目線を向けている令子。
普段から俺をガキ扱いしてる割にこーいう時になると押しが弱くなるのな、コイツ。

「淫乱」
「だ、誰が!」
「令子に決まってんだろ。二十歳未満の俺を旅館に連れ込んでる時点で未成年者略取だぞ」
「私と貴方なら、何も問題ないじゃない……!」
「何でそう言い切れる?」
「……付き合ってる、から」

実質、デートらしきものをしたのは今日で2回目だけどな。
会うのも久しぶりだし、付き合ってる感覚は俺的にはゼロに等しい。
哀れなアクマの魂救済するのに忙しいのか、CC社の仕事が忙しいのか……。
まぁ、でも。付き合いだしてから令子がメールへの返事再開したから、ある意味進展してるのかも。

「んじゃ、何してほしいか言わなきゃダメだろ」
「言うって……」
「令子の口から聞けなきゃ、今夜はヤらない」
「……意地悪なのね」

これでさっきのお返しはできたワケだ。
こういうプライドの高い女って意外と精神面が脆かったりすんだよ。
令子のそーいうトコにつけこむワケじゃねーけど……まぁ、この際いいだろ。
別に俺は今日ヤってもヤれなくても構わないし、令子次第だな。

「……して」
「もっとハッキリ」
「亮と……その……したい……」

パイの時なら絶対聞けそうもないセリフだな、オイ。
ゲームじゃ散々人を馬車馬みてーに扱き使うけど、やっぱ現実ってこんなもんなのかな、とも思う。
令子だって一個の人間だし、そりゃ分からなくもねぇけどな。イロイロとさ。

「ったく……はじめから素直にそう言えっての」
「か、勘違いしないでよね。私はただ……亮が欲求不満になってそうだから、今日くらいはって……!」
「あーそうだな。はいはい」

デレ状態の令子は割と言い訳がましいことを連発するから鬱陶しい。
いつものキリリとした声じゃないと何か調子も狂うしな。
とりあえず、あっちの布団に移動して……と。

「来てやったぞ」
「え、えぇ……」

令子の布団に潜り込んでみると、身体が火照ってるのか妙に温かかった。
それに令子の匂い。俺が最初にコイツとヤった時もこの匂いのせいでクラクラした。
髪とか胸元からそれが少し息を吸っただけでも流れこんでくる……ちょっと、やばいかもな。
67名無しさん@ピンキー:2006/11/27(月) 04:04:21 ID:mzQB4ZWu

「どーしてほしいんだ?」
「……好きなように……し、しなさいよ」
「(そーいう曖昧なのが一番困んだけどな……)」

この女、俺が間近にいるのが恥ずいのか目ェ逸らしやがる。
自分から誘ったのに俺任せって……どうなっても知らねぇぞ、令子。
じゃあ、最初はやっぱ……ここかな。

「あっ……!」
「ん。風呂上がりだからやーらかいな……」
「あっ、ぁ、あ、ぁ……!」

ノーブラのせいか浴衣の上からでも令子の胸の弾力は健在っぽい。
鷲掴みにしても指の間から肉が毀れるくらいなのに、今日は風呂上がりってのも
手伝ってか弾力よりも軟らかさが際立っている気がする。
つか、ちょっと触ってるだけなのに声出しすぎだっての。

「硬くなってるぞ、ここ」
「はぁ……んっ……!」
「俺が触る前から硬くしてたんだろ? やっぱ淫乱じゃん」
「違……っ!」
「違わない」

あまり帯を強く締めてないのか、簡単に胸を露にすることができた。
もっと明るい場所なら眺めも良いんだろうけど、文句は言わない。
堪能しきったとこで片一方の胸を掴みながら、もう片方の胸に口を近づけて吸ってみる。
令子の胸を吸うのはこれで2回めか。でもコレ結構楽しいんだよな……。

「んっ……んっ……」
「りょ……吸っちゃ……や……!」
「(その割にゃ悦んでんじゃん)」

俺に「好きなようにしろ」って言ったの令子だし。
舌で胸の突起を時々突付くと、令子の身体がビクッってなって俺の背中に廻した手が強張る。
こんなに美人なのに男との経験少なそうだもんな、令子。
いくらまだ2回目だからって胸吸われたくらいで緊張してどうすんだ?
初めてヤった時の方がまだリードしてたぞ、お前。

「ん……令子って、男に胸吸わせたことないのか?」
「あっ、あるワケないでしょ! ……アンタが初めてだもの」
「ふぅん」
「ちょ、ちょっと……どこ触って……ぁ……っ!」

いつまでも胸に構ってるのも暇なんで、今度は下の方に手を伸ばしてみる。
令子の下腹部、浴衣の隙間からその下へ。
何つーか……俺とヤることを見越してたんだろうけど、コイツ下着つけないまま浴衣着てたんだな。
ダイレクトに令子の茂みの感触が指に伝わってきて……ついでに、何かねっとりしたものも。

「令子、もう濡れてんじゃん」
「知らないっ……!」
「俺が布団に入る前から濡らしてたんだろ?」
「そんなコト……」
「あるだろ」

俺が茂みの奥に中指を入れた時、既に濡れていたせいで何か音がした。
こう、アレだ。ニュチュッとかそういう類の音な。ホントに聞こえるもんなんだな……。
68名無しさん@ピンキー:2006/11/27(月) 04:05:15 ID:mzQB4ZWu

「本番の時みたいに出し入れした方がいいのか、こういう時って」
「あぅ……ぁ、ぁ……んっ……!」
「ゆっくりがいい? それとも激しくした方がいい? なぁ、令子」

濡れまくってるおかげでスルスル入る。
爪は切ってあるから多少激しくしても膣は大丈夫だろ、多分。
令子は喘いでるだけで何の文句も言ってこないし、もっと指動かす速度早くしてみてもいいかな。

「あっ、あっ、ぁぁ……ぁああぁっ!」

速度を早くすると令子の喘ぎも大きくなった。
背中に廻された令子の爪が浴衣越しに俺の肉に食い込む。
この女、初めてヤった時もこうやって爪立てたよな……猛獣かよ。

「? れーこ、何か締まってきたけど……続けていいのか?」
「うぁ……んぅ……あぁ……あっ……ぁぁああぁぁぁぁあああっ!!!」

令子の膣がビクッと痙攣する振動が俺の指を通して腕にまで伝わってきた。
それに令子のこの喘ぎ、さっきよりもでかい。静かにしなきゃ他の部屋にまで聞こえるだろうがよ。
……みたいなことを俺が考えていた矢先、物凄い勢いで何かが俺の手や布団に飛び散ってきた。

「……うわ」
「はぁっ……んっ……んはぁ……ぁぁ……!」

どうやらちょっとヤリ過ぎて、軽く令子がイっちまったらしい。
潮吹きは10秒近くも続いただろうか……気が付けば、令子の浴衣も布団も令子の愛液塗れになっていた。
俺の手も、言うまでもなくベタベタ。

「あーぁ……ダメじゃん、令子」
「だって、だって、亮が……!」
「初めて俺とした時は『ベッドに精液零して汚すな』って言ってたクセに」
「だって……亮が、止めてくれなかったら……私……」

プライドの高い令子オネーサンは俺に潮吹きを見られたのが相当ショックだったらしい。
それにここまで汚しちまった以上、旅館の人が布団を片付ける時に間違いなくバレるだろう。
そりゃ若い男と女が一緒に止まればそういうことがあるのは、あっちでも想定の範囲内だろうけどな。
でも令子にとっちゃ、死活問題なワケで。しかもここの常連っぽいし。

「言い訳はいいから、綺麗に舐めろ」
「で、でも……」
「ほら」
「わ、分かったわよ……ぁむ……んっ」

令子に愛液塗れにされた手を突き出して舐めさせてみる。
しつこいかもしれねぇが、いつものパイのロールしてる時の令子じゃ絶対にしちゃくれねーだろう。
でもお前が出したもんなんだから、お前が処理すんのは道理だと思うぜ。

「これで、いい、かしら……?」
「ん。でも派手に撒き散らしたな」
「……ごめんなさい」
「恥ずかしけりゃ黙ってりゃいいんだよ。あっちだって何も言ってきやしねーんだから」
「……そうかしら。亮は……恥ずかしくない?」
「堂々とヤりました、って顔しろってことでもねぇけど……俺達、別に悪いことしてるワケじゃ……ねぇし」

計算高い令子にしては珍しい失敗だろうけど、俺的にはそういう令子もありだと思う。
2人で一緒に居るときくらいは違う顔を見せてくれたってバチは当たらないだろ。
むしろ令子がパイの時と違って今夜はすげぇ素直なのに驚きだ。や、これはこれでイイんだが。
69名無しさん@ピンキー:2006/11/27(月) 04:06:01 ID:mzQB4ZWu
10日ぶり? 月末は新作ゲームラッシュ? 何のことです?
おやすみおまいら
70名無しさん@ピンキー:2006/11/27(月) 05:11:04 ID:uhyGKE+H
GJ!
令子かわいすぎる。亮ウラヤマシス
71名無しさん@ピンキー:2006/11/27(月) 12:51:56 ID:Dd5+SbDl
キタ━━━━ヽ(゚∀゚ )ノ━━━━!!!!
あklじゃdふょうdふおあlじゃdGJ!!!!!!
72名無しさん@ピンキー:2006/11/27(月) 17:18:17 ID:22NiXkp7
ハセヲはロリコンじゃなかったのか!?

と、ここで質問タ―イム!
みんなはロリコンは
何歳から何歳までのことだと思いますか?
73名無しさん@ピンキー:2006/11/27(月) 17:25:08 ID:r4FM7o/A
6歳〜80歳

糸冬
74名無しさん@ピンキー:2006/11/27(月) 17:55:24 ID:22NiXkp7
不正解です。
ロリコン、つまりはロリータ・コンプレックスとは
12〜15の少女を指しています。
ほかにも、
アリス コンプレックス 7〜12
ハイジ コンプレックス 3〜7
ベビー コンプレックス 0〜3
などがあります。
朔はアリコンに、
ボルドーはロリコンに当てはまります。
75名無しさん@ピンキー:2006/11/27(月) 18:19:43 ID:TdKwhjwt
最近のこのスレの流れっておかしいよな。
何か公式に居るみたい。
76名無しさん@ピンキー:2006/11/27(月) 20:15:38 ID:XqYGeMJ/
一人変なのがいるだけだろ
77名無しさん@ピンキー:2006/11/27(月) 20:39:03 ID:j0U9S958
最近は.hack関連のスレはどこも変だぞ
78名無しさん@ピンキー:2006/11/27(月) 20:43:28 ID:yzidNn1C
たしかに……(^ω^)
79名無しさん@ピンキー:2006/11/27(月) 21:00:47 ID:22NiXkp7
>>76
もしかしてそれは私ですか?
だとしたらスイマセンm(_ _)m
80名無しさん@ピンキー:2006/11/27(月) 21:17:40 ID:ia5M016S
>>69
全力でGJだ!
81名無しさん@ピンキー:2006/11/27(月) 22:02:40 ID:uYJFSeQ2
>>69 GJ!
中の人ネタワロスw
82名無しさん@ピンキー:2006/11/27(月) 22:30:10 ID:BHMr+E60
>>69
令子ォオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!11!1
ヤバイ悶え氏にそうGJGJGJ!!!!!

あなたの書くリアルの二人が大好きです
83名無しさん@ピンキー:2006/11/27(月) 22:32:11 ID:BHMr+E60
興奮しすぎて下げ忘れた(´・ω・`)
すこし落ち着きます><
84名無しさん@ピンキー:2006/11/27(月) 22:43:24 ID:ePynEcjN
>>69
てことはパイの左腕が変化したりするのか?w
85名無しさん@ピンキー:2006/11/27(月) 23:34:29 ID:gLMcPBTK
.hack//G.Uの同人誌ってある?
あったら教えてくんね?
86GORRE:2006/11/28(火) 00:21:21 ID:3HIdNjaX
あの、すいません。思いつかないんでもうちょっと時間もらっていいですか?

>>85タビーのがあったはず。
87名無しさん@ピンキー:2006/11/28(火) 00:30:03 ID:xN5BV6Va
>>86
というか作者様の意思で書いて投下してくれてるのだから特に断りがなくてもおk。
俺らは読ませて貰う側として気長に待ってます。じっくり構想練って書いてくださいな。
88名無しさん@ピンキー:2006/11/28(火) 03:02:32 ID:5ogNAaEH
前スレの引き続き
亮志乃投下です
89名無しさん@ピンキー:2006/11/28(火) 03:24:13 ID:qH36Cp7s
hage
90名無しさん@ピンキー:2006/11/28(火) 03:34:51 ID:mo/540rL
mage?
91名無しさん@ピンキー:2006/11/28(火) 04:06:45 ID:5ogNAaEH


亮「・・・(これは夢か?何で志乃がここにいる?
いやというより何故俺の家を知っている
教えた覚えはまったくないじゃあ何故?)」
志乃「亮?どうしたの?」

俺は志乃の言葉にハッとなった
何時までも志乃を外に待たせるわけにも
いかないし帰らせる理由もない
まあ何で俺の家を知っていたかなんて
後で聞けばいいんだし
とりあえず俺は志乃を家の中に入れることにした

亮「じゃあ入って・・・」
志乃「はーい、お邪魔しまーす。」

志乃「へー、亮の部屋って結構きれいに
片付いてるんだね。」
亮「今、勉強済ましたところだから机の上は
ぐちゃぐちゃだけどな」
志乃「ホントだね、これ夏休みの課題?
それにしてはなんか多いけど」
亮「課題を忘れた罰だとさ
だけど課題数回忘れた程度でここまで
増やさなくていいのにな・・・」

俺はため息を吐きながら言った
志乃はクスクスと笑っている
相変わらず変わらない志乃の笑い方だ

亮「そういえば志乃に三つほど質問したいんだけどいい?」
志乃「うん、いいよ」
亮「一つ目何で俺の家知ってたの?」
志乃「前々からオーヴァンに聞いてたの」
亮「(オーヴァァァァン!!GJ!)そ、そうか
じゃあ二つ目の質問今日は何の用でここに来たんだ?」
志乃「今日家に親がいないから一人で食事するのも
さみしいからそういえば亮のところも仕事で両親いないこと
思い出して・・・もしかして迷惑だった?」

志乃が不安そうに俺の顔をのぞきこむ・・・
志乃さん、それは反則です・・・

亮「い、いや全然迷惑じゃないし
むしろ嬉しいというか何と言うかその・・・」

ああ駄目だ言葉になってねえ

志乃「ホント?よかった」

志乃は笑顔で言った

亮「ん?だけど何で俺の両親仕事で
いないって知っているんだ?」
志乃「もちろんオーヴァンに聞いたの」
亮「(オーヴァァァァァァァン!!さらにGJ!!)
オーヴァンの奴どこまで調べてるんだよ・・・」
92名無しさん@ピンキー:2006/11/28(火) 04:34:39 ID:5ogNAaEH
志乃「まあまあ、それで?三つ目の質問は?」
亮「ああ、そうだった
その手に持っている袋は何だ?」
志乃「ああ、これ?ご飯作ろうかなと思って」

・・・何か今日はやけに嬉しいことが続きすぎている
気がする絶対なんか悪いことがおきるような・・・
まあいいか

亮「志乃が料理作ってくれるのか!?」
志乃「これでも結構料理得意だからね
台所借りるね」
亮「ああ。あ、台所は一階のリビングの隣だから」
志乃「うん、わかった」

そういって志乃はリビングに向かって行った

と、とりあえず今日はここまでっス
かなり中途半端な所で終わって申し訳ありません(泣
93名無しさん@ピンキー:2006/11/28(火) 04:51:53 ID:YfinauFR
亮志乃ハァハァ
GJ!!
待ってました
続きもwktk
94名無しさん@ピンキー:2006/11/28(火) 04:56:50 ID:+ANFsqaG
(オーヴァァァァン!!GJ!)

心の叫びにワロタw
95名無しさん@ピンキー:2006/11/28(火) 06:14:52 ID:LkW7TZzJ
オーヴァンはなんでも知ってるなwwww
GJ!!
96名無しさん@ピンキー:2006/11/28(火) 06:19:56 ID:rJ0CqPQJ
>亮「(オーヴァァァァン!!GJ!)そ、そうか
吹いたwww
GJ!
97名無しさん@ピンキー:2006/11/28(火) 07:21:42 ID:2i3jMQMs
オブァはなんでも知っている。
ハセヲの自宅の住所も〜
98名無しさん@ピンキー:2006/11/28(火) 09:20:21 ID:G9NMKCGP
●-●
99名無しさん@ピンキー:2006/11/28(火) 10:45:05 ID:Z3lFZPkr
●-●<萌と千草と令子と智香とニナにも教えてあげたぞ。大勢のほうが楽しいだろうからな
100名無しさん@ピンキー:2006/11/28(火) 12:13:04 ID:AcPAFYUa
オーヴァンのリアルさえわかれば
大判×志乃が書けそうなのに
101名無しさん@ピンキー:2006/11/28(火) 14:15:23 ID:ONCNiote
>>92
GJ!亮志乃いいな
ただ一つ突っ込ませて貰うと、志乃は確か一人暮らしだ
102名無しさん@ピンキー:2006/11/28(火) 15:25:03 ID:fnRX8VFi
オーヴァンは何でも知っている

ただのストーカーにしか思えないな
103名無しさん@ピンキー:2006/11/28(火) 17:17:36 ID:t8Y05fV0
まさか、オーヴァンはハセヲのことを・・・
ガクガク ((((゜д゜;))))ブルブル
104ハセ×志乃:2006/11/28(火) 18:51:05 ID:BUN7MQEL
おまいら久しぶり
久々に前スレのハセ×志乃の続き投下
105ハセ×志乃:2006/11/28(火) 19:15:38 ID:BUN7MQEL
「よぉ、アトリ。早かったな。」
ほんとに早いよお前、あれからまだ40分しかたってないぞ?
「おじゃましまーす、これがハセヲさんのうちですか・・・・・。」
にしてもこいつ荷物多いな、この短時間でどうやって準備したんだ?
「・・・・・・アトリ、何だその荷物の量・・・・・・。」
「えーっと、パジャマとか下着とかコントローラーとか・・・。」
「コントローラーまで持ってきてんのかよ!!」
・・・・やっぱりこいつの・・・・・なんていうの?オーラ?にはついていけねえ。
相変わらず頭の中はお花畑っぽいし・・・・・・。
「とりあえず荷物リビングにもってってくれ。」
「はい。」
あまりにも多いのでおれが少し持ってやる
それとなんだ?このスーパー袋。
「志乃さんもここにいるんですか?」
「おう。」
とりあえず部屋のふちに荷物をおく
「志乃、こいつアトリ。」
とりあえず紹介した方がいいよな。
「アトリちゃん?」
「はいw初めまして。」
とりあえずカップ麺でも作るか。
「あれ?ハセヲさん晩ご飯まだなんですか?」
「ああ・・・まあいろいろあってな。」
俺が志乃の・・・・・は、裸見たなんて口が裂けてもいえねえ。
「じゃあ私が何か作りますね。」
「アトリちゃん・・・・・作れるの?」
志乃が尊敬のまなざしでアトリを見てる。
まてよ、アトリの作る料理と言ったら・・・・・・・。
「おい、アトリまさか牛・・・・・。」

15分後

「・・・・・やっぱりな。」
できたのはほっかほかの牛丼
「さっ、食べましょう。」
「アトリちゃん牛丼好きなの?」
あー、女子は女子で会話が盛り上がってるみたいだし。
俺はさっさと食って寝よう
もう10時過ぎだし
「ごちそうさま、俺もう寝るわ。」
「じゃあ私たちも寝ましょうか、志乃さん。」
「そうだね。」
客用の布団ってどこだっけ。
たしか寝室の戸棚に入ってたはず
「なあ、布団出すから手伝ってくれ。」
「あ、私お皿片づけますね。」
「じゃ、よろしくね、アトリちゃん。」
とりあえず寝室のある二階に上った
106名無しさん@ピンキー:2006/11/28(火) 19:22:50 ID:kuwvUHTk
クーン×パイてありそうで無いよな。何か色々出来そうな気もするが…
107ハセ×志乃:2006/11/28(火) 19:31:35 ID:BUN7MQEL
「ハセヲ」
「ん?」
階段を上りながら志乃が話しかけてきた。
「さっきはごめんね、殴ったり物投げたりして。」
「いや、アレは俺が悪いだろ。」
何ていってるうちに寝室に到着
「えっと確かこの辺に・・・。」
何でこんな上の方の棚に布団がおいてあるんだ?
この家ちょっとおかしいよな。
「あ、ハセヲ私がとるよ。」
「だいじょうぶか?」
「平気平気。」
いすの上に乗って志乃が布団を出す。
「お、おい一つずつでいいって。」
志乃が二ついっぺんに出そうとするから危なっかしい。
「だい・・・・じょう・・・ぶ。」
と言った矢先にいすが倒れた
「きゃ・・・・・。」
「なっ。」
志乃と布団が同時に倒れてきた
ドーーーン
「痛っ、たいじょうぶか志乃・・・・ってうわ!!」
今の状況を簡単に説明すると
俺が一番下になってて
志乃が俺の上に覆い被さってて
その上に布団(二枚)が乗っている
「いたた・・・・ごめんねハセヲ・・・!!」
志乃も気づいたっぽい。
俺と志乃の顔がほぼゼロ距離
お互いの息がかかるくらい。
「・・・・・・ハセヲ。」
「し、志乃?」
志乃が目を閉じた
こ、これは・・・・いける・・・のか?
俺も目を閉じて顔を近づける
唇が重な・・・・・・・・・らなかった
背後から突き刺さる視線
「は、ハセヲさん?」
「あ、アトリ・・・・。」
「え?」
そこには拳を握りしめてふるえているアトリが。
「わ、私がいない間におふたりでなにやってたんですかぁ!!」
「何って、まだ何も・・・・。」
「これからやろうとしてたでしょ!!絶対そうです!!」
(ああ・・・・・俺のファーストキスになりかけたのに・・・・・。)
心の中で泣いた。
108ハセ×志乃:2006/11/28(火) 19:33:43 ID:BUN7MQEL
今日はここまででおじゃるよオルバクドーン!!
109‡‡:2006/11/28(火) 22:23:35 ID:X3HyVdSV
オーヴァン凄いw
志乃×亮GJ!!
110名無しさん@ピンキー:2006/11/28(火) 22:44:33 ID:t8Y05fV0
オレは前スレ>>733
続きが読みたくて読みたくて読みt(省略)
スイマセン、取り乱してしまいました(^^;)
とにかく続きが気になるんです!
111名無しさん@ピンキー:2006/11/28(火) 23:59:40 ID:TNStNPwE
>>108
おまいさんが書くそのノリが好きだw
ハセ志乃GJ!!禿萌えた
112GORRE:2006/11/29(水) 01:01:05 ID:NsdRnKOE
亮×朔望は思いつかないので、しばらく休憩。その代わりと言っちゃなんですが、こんなの思いついたので投下。

語り:フィロ

昔々、ザ・ワールドという国のとある町に揺光と言うそれはそれは大層かわいい娘が住んでおったそうな。
しかし、この娘なんとも不幸な娘なのである。
それと言うのも、同居している義母と姉妹に散々に虐げられ、埃まみれになっているからである。
「ちょっと揺光さん。ここにまだ埃が残っていますよ」
義母のアトリは窓の桟を指でなぞると、指についた埃を揺光に吹きかけたのじゃ。
このアトリという義母。それはそれはなんともネチネチと揺光をいじめてくるのだ。
なんでも、ヒロインの座を奪われたとか奪われなかったとかで、大層揺光を妬んでおるらしいのだ。
「揺光、さっさと掃除しな。まだ床が汚れてるよ」
「いた」
「痛いじゃないよ、このメス豚が! もっと蹴ってくださいしょうが!」
揺光を蹴飛ばしたのはこの家の次女・ボルドーじゃ。何とも、他人を痛め付ける事に快感を覚えている変わった娘じゃ。
「ほらほら、早くしないと日が暮れてしまうわよ。全くあなたはのろまなんだから」
そう言って揺光に見下したような目を向けたのは、この家の長女・パイじゃ。
この3人、この様に揺光をいたぶっては鬱憤を晴らしているのじゃ。
まだ、これならいい。酷い時だと殴る蹴るはおろか、アバターやAIDAと呼ばれる力を用いて無抵抗な揺光を「おしおきだべ〜」の名を借りたPK、もとい、虐待を加えておるのじゃ。
「まあ、今日は大目に見てあげます。何故なら今日はアリーナで武闘会があるからです」
そうなのじゃ。
今日はハセヲ王子の婚約者発見も兼ねた武闘会が開かれる日なのじゃ。
「私、そんなの聞いてない」
「あなたなんかに教えてあげる義理も必要もありませんから。あなたはそうして一生灰にまみれてるのがお似合いです!」
「く!」
「さあ、行きますよ。ハセヲ王子が待っています」
「ええ」
「そうしるかね。揺光、掃除が終わったらさっさと寝るんだよ。私達は明日帰ると思うから」
そう言うと、3人はそろってアリーナに出かけてしまったのじゃ。後に残された揺光は当然納得はいかない。
「何で私だけこんな目にあわなきゃなんないの! だいたい、誰のおかげで毎日食事にありつけてると思ってるのさ。私が作らなきゃみんな飢え死になのにさ。
大体あいつら何様のつもり! なんかよく分かんない力は使うし、いやに憎しみこもってるし、この家に先に住んでた私をこんな目に合わせるし、あまつさえ今度は武闘会!? 冗談じゃないよ!」
ああ、何とも可哀想な揺光。しかし、神はそんな揺光を見捨てなかったのじゃ。
「君の願い。叶えてあげよう」
「誰?」
そこに現れたのは、サングラスをかけ、左手には大きな抱き枕を装備した露出卿(ザ・ワールドvol10参照)、もとい、魔法使いオーヴァンじゃった。
113GORRE:2006/11/29(水) 01:03:10 ID:NsdRnKOE
キャラが違う? それは物語の使用です!
114名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 01:34:19 ID:qsJNMPww
わらたwwwwwwwwwww
最後に何を落として帰るんだろうか?w
アレと予想。具体的に書くとGORRE氏もやり難くなるだろうから書かない。
115名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 01:59:23 ID:Ok1jDfb/
>>113
正直こういうのも嫌いじゃないw
個人的に、揺光の一人称が「アタシ」なら尚良かった
つうか続くのかこれ?w
116名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 13:48:53 ID:tQVvgqJF
>>113
カボチャの馬車を引く天狼と太白、御者を勤める大火を妄想したw
117名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 15:33:31 ID:yaNjo5qk
落とすのは忍冬の片割れってとこか
118名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 17:34:55 ID:NQGhS9J2
語りをフィロにしたのは「おしおきだべ〜」のためかw
119名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 23:20:50 ID:IZcqyUX1
>>118
いや、ゴレ氏の企みそれだけじゃない。
きっとアリーナの道中をぶらり〜風にナレするためだw
120名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 23:43:31 ID:eyIJMcs6
>>119
いや、両方だろ
121名無しさん@ピンキー:2006/11/30(木) 00:20:44 ID:6aQ0BvfL
>>117-120
だからオマエラ、筆者がやりにくくなるから展開予想は書くなって。
122GORRE:2006/11/30(木) 01:29:24 ID:L1RWtizy
>>112の続き。

「あんた、誰?」
「俺は魔法使い大判。君の願いを叶えるためにきた。今から言うものを用意してくれたまえ」
魔法使い大判はそういうと、メモを取り出して読み上げたのじゃ。
「まず、よく切れそうな包丁を二つに車輪のついた乗り物。なければ台車でもいい。それからトカゲとチムチムとかぼちゃを用意したまえ」
大判に言われ、揺光は家中を探し回り、全ての物を見つけてきたのじゃ。…この家ではチムチムを飼っておるのか?
「あったよ。これでいんだろ?」
「ふむ。では、そこに立ちたまえ」
大判は揺光を立たせると、左腕の大きな竹輪に手をかけて呪文を唱え始めたのじゃ。
「チチンプイプイアブラカタブラ、チムチム蹴って遊ぼうよ。死の恐怖は志乃恐怖。彼女に奇跡を起こしたまえ」
竹輪の鍵がはずれ、ビームが揺光を襲ったかと思うと、そこにはなんと、みすぼらしい格好から勇ましい双剣士コスチュームに身を包んだ揺光がおったのじゃ。
「え? これ、あたし?」
「これで君は武闘会に行くことができる。さあ、そのバイクにまたがりたまえ」
揺光の隣には、バイクがあった。チムチムやトカゲやかぼちゃで何故バイクになるのかは追求しないでおくとしよ。
「よいしょっと」
「さあ、武闘会で思う存分暴れてくると良い。ただし、この魔法は12時になると解けてしまうから注意したまえ」
「ありがとう! 魔法使いのおっさん」
揺光はバイクを颯爽と走らせ去っていった。
「……おじさん…まだ、若いのに…」
大判はため息をつきながらどこぞへと去って行ってしまった。
さて、ではアリーナに行くとするかな。
123GORRE:2006/11/30(木) 01:29:59 ID:L1RWtizy
アリーナではハセヲ王子が暇そうに目の前で繰り広げられている戦いを眺めておった。
「…おい、親父。こんなんで本当に俺の結婚相手が見つかるのかよ」
「ふむ、間違いはない」
ハセヲ王子の隣におるのは、このアリーナの支配者でもある太白じゃ。そして二人の横に立っているのが衛兵の大火と天狼じゃ。
「間違いないって、どう見たってこれはただの潰し合いだろ」
全くそのとおりじゃ。
ハセヲ王子を狙う女どもは、それはそれは凄まじい潰し合いを展開しておるのじゃ。例えば。
「顔はやばいよ! ボディーにしなボディーに!」
と、子分に命令して攻撃させたり、
「ハセヲは渡さないよ」
とか、
「ハセヲはウチのもんや!」
「こればかりは、おねえちゃんにまけられないよ」
と、双子の姉弟で潰しあったり、
「ザクッと」
昔の癖が出るものがおったり、
「おっと、手が滑っちゃいました。てへ」
わざとらしく攻撃アイテムを発動させながらみんなの方を向いたりと、それはそれは目も覆いたくなるような女の熾烈な争いが展開されておる。
ま、中には女でない者も混じっているようだが…
「ハセヲ、これという者はおらぬのか」
「いねえよ。いたとしても、皆赤ゲージじゃねえか」
と、ここでハセヲ王子はアリーナにやってきた一人の女に目を留めたのじゃ。
そう、その女とは…揺光じゃ。
「いた! 見つけたぜ親父!」
「む?」
ハセヲ王子は椅子から飛び降りると、真っ先に揺光の元に向かったのじゃ。
「俺と、バトルしてくれ」
「喜んで」
こうして、ハセヲ王子と揺光のバトルの火蓋は切って落とされたのだが、何分二人ともかなりの実力者。
そう簡単には決着はつかん。
一進一退の攻防が続いた。それはもうまるで踊っているかのようじゃ。
「どうしたのさ、王子。へばってるよ」
「まだまだあ!」
なんとも。二人は時間を忘れ戦い続けた。と、そのときじゃ。12時を告げる鐘が鳴ったのは。
「あ! いけない! 帰らなきゃ!」
「え?」
「ごめんね王子。あたしもう帰らなきゃ。12時までしかこの格好でいられないってこと、すっかり忘れてた。ごめん」
「おい、待ってくれ!」
「泣くんじゃないよ、男の子だろ?」
そういうと、揺光は急いで走り去っていった。後に双剣を一組落として。

よっしゃあ! 続きは明日で。
124名無しさん@ピンキー:2006/11/30(木) 01:33:46 ID:9BYk5KgB
こっこれは……見事なまでのツンデレラwww
125名無しさん@ピンキー:2006/11/30(木) 01:41:58 ID:7tloj3q4
ハセヲの親父太白かよwwwwGJ!
126名無しさん@ピンキー:2006/11/30(木) 05:10:36 ID:m4GQn9SP
おまいら乙
亮×令子完結編投下
127名無しさん@ピンキー:2006/11/30(木) 05:11:23 ID:m4GQn9SP

小さい頃の俺は踏み切りが好きだった。
あの踏み切りだ。黄色と黒のストライプが配色されてて電車が来るとカンカンカンって鳴る、アレ。
理由なんてもう覚えちゃいない。
電車が来る度に警笛鳴らす、ってのが小さい自分には相当クールに見えたんだろう。
まだ親父が仕事に忙しくなかった頃、よく「踏み切りの絵を描いて」と頼んだもんだ。
何でだろうな……急にそんなコト思い出した。

「なぁ、令子」
「……なに?」
「俺のこと好きか」
「な、何よ……今頃になって」

そりゃそうだ。
でもよく考えたら俺まだコイツの口からその手の言葉聞いてねぇし。
肉体関係だけってのもアリかもしれないけど、やっぱ令子本人の口から
聞いておかねーと俺だって少し自信が失くなるっつーか、不安になるっつーか……。

「れーこだって、嫌いな男に抱かれたくねーだろうがよ」
「それはそうだけど……」
「気まぐれでここまでする女って、そう居ねーぞ。
 俺的にゃ令子の気持ち聞いてから抱きたいんだが……その辺どうなんだ」 
「……人を裸に剥く前に言いなさい、そう言うコトは」

だって誘ったのお前じゃん。
わざわざ神奈川まで連れて来たのも、旅館の予約2人分とってたのも、全部令子だし。
今頃になって恥らわれてもこっちの調子が狂うだけだっての。
何かこう、いつものパイの時みたいに軽口叩ける雰囲気じゃねぇし。
いつもなら取っ付き難い性格してるクセに……ヤる時は結構素直だしな、令子。

「きっ、嫌いだったら……わざわざ会ってあげたりなんか、しない」
「つまり?」
「……貴方が好き」

……やばい。
今までオバサンオバサン連発してたせいで全然気づかなかった。
25歳っつたらあれだろ、あと5年で三十路だろうがよ。
それなのに、それなのに……今俺、令子見てて……可愛いとか思っちまった気がする。
俺だって年上は嫌いじゃない(志乃だって2つ年上だったし)。
でも7歳差はちょっとなぁって思ってたんだよな、最近まで。
仮に俺が80まで生きるとして、令子が87だろ? 
どう考えても先にポックリ逝くのは令子です、本当にありがとうございました。

「今頃になって怖気づいた?」
「誰がだよ」
「老後の面倒まで見てくれ、何て誰も思っちゃいないわ。
 それ以前にまだ付き合いだして一ヶ月も経ってないのに……早計すぎね。だから早漏なのよ」
「そーろうはカンケーねーだろ……」
「逆に貴方に質問するわ。亮は……私のこと、好きなの?」

最初は大っ嫌いだったってのが本音。
いちいち威張るわ、説教するわ、ブツわ、ヒステリー起こすわ、ガキ扱いするわ……。
何でこんな女好きになったんだろ、俺。探せばイイ女、他にもいっぱい居るだろうに。
……違うな、最初から分かってたんだ。俺が令子に惹かれる理由。
俺と玲子は似てるから……だから、コイツが普段見せない部分、深い所まで見たくなった。
最初はただの好奇心。メールから始まって、リアルで会うようになって、それで……ここで言うべきことは一つだろ?

「好きだ。悪いか?」
128名無しさん@ピンキー:2006/11/30(木) 05:12:05 ID:m4GQn9SP

風呂上がりからまだ2時間弱、別の意味で火照ってる令子の肌の触り心地は最高だ。
浴衣を肌蹴させてほぼ全裸に近い状態にさせてるのは俺。
ビンタの一発や二発飛んできてもおかしくないはずのシチュなのに、令子は無抵抗。
今、そんな状態で今頃になって互いの愛を確かめ合う俺らって、スゲー間が抜けてると思わね?
でも俺らの場合、根が素直じゃねー部分があるから……聞くの遅くなっちまうんだよ、どうしても。

「悪くは……ないけど。貴方、本気なの?」
「れーここそ、高校生を誑し込んでんのが周囲にバレたらやばいだろ」
「……私の生き方だもの。誰が何と言おうと関係ない」
「へぇ……」

婚期逃さないためだと思ってたけど令子は令子なりにマジだったらしい。
なら、もうちょいゲームでもそれなりに態度で示せよ、だから気づくの遅くなったんだぞ。
ツンデレってのもデレ期逃すとただのツン女だからな。

「ハセヲ……いえ、亮からは……私が嫌な大人に見えたでしょう?」
「まーな。アンタがエンダーだった頃から」
「そう? でもね。貴方と居る時間が増えてから……亮が頑張ってる姿を見る度に―――――」
「……」
「志乃さんやお嬢さんが……羨ましかったわ」

そう言いながら令子は俺を抱き寄せてくる。
まるで今はもう、自分のものだとでも誇示する様に。
ある種の執着性に近いのかもしれねぇ……或いは、ただの女の嫉妬とか。
感情を普段表に出さない奴程、頭ン中で何考えてんのか分かんねぇって言うしな。
そこが俺と令子の似てそうで似てないトコか……俺は感情をモロに出すタイプだし。

「っ……亮……当たってる……」
「勃ったんだよ、令子が可愛いから」

まぁ、ホントは胸吸ってたあたりから勃ってたんだけど。
久々に血液が集まったせいか、何か痛みすら感じる。
令子とヤってから何週間かぶりだから……結構抜いてないな、頃合的には丁度良かったかも。

「……エロガキ」
「令子には言われたくねーっつの」
「だってっ……あっ……ぁん……っ……!」

胸を掴んでいた手の力を増してもっと強めに揉んでやると、令子が大人しくなるのを俺は知っている。
さっき一度イってるし、令子の方はもう準備万全だろう。
俺もこのまま挿れてもいいけど、何かそれじゃ最初にヤった時と同じで面白くない。
折角令子も乗り気で素直になってるし、もっとコイツを困らせてやりたい……そんな考えばかりが浮かぶ。

「令子、四つん這い」
「えっ……」
「今日はバックでやってみてーの。ダメか?」
「は……しぃ……わ……」
「あん?」
「は、恥ずかしい……」

バックからされるのは恥ずいときた。さっきは潮吹き見せてんのにか。
まー確かにバックだと令子の喘ぐ顔とか揺れる胸とか見れないよな。
でもさっき見れたし今回はバックでヤりたいの、俺は。やったことないし。

「でも……亮がそんなにしてみたいなら……や、やってあげなくも……」
「ん。じゃ、尻向けろ」
129名無しさん@ピンキー:2006/11/30(木) 05:13:09 ID:m4GQn9SP

令子はバックを背徳的な行為か何かだと思ってるらしく、
やらせてくれるとは言ったものの普段の自信は何処かに失せて恐々……って感じだった。
この体勢だとケツの穴まで見えるし……令子にとっちゃプライドとか羞恥心とかも邪魔してるんだろう。
でもこの尻の触り心地は胸や腹に負けてないと思う。
そーいや手塚治虫のブラックジャックでも尻の肉を顔に移植してたよなぁ……納得した。

「じ、じろじろ見ないでよ……」
「れーこって身体のライン、綺麗だな」
「こんな時にそんなコト言われても……嬉しくない」

この期に及んで令子はまだバック体勢に不満があるっぽい。
やっぱ屈辱的なんだろうな、この格好。終わった後で何か文句言ってくるのは間違いねぇ。
身体を支えるために腰の辺りを掴んだ時、令子が少し震えて最後の抵抗をしてくる。
でも呆気なく終了。尻の穴と間違えない様に、
俺はゆっくり剥き出しにした自身を令子の膣に推し進めて行く。
令子の方は令子の方で、恥ずいとか言ってたクセにもう何か期待してんのか布団に愛液ポタポタ垂らしてるし。
これをネタにからかっても良かったけど……それよりも早くバックでヤってみたいって欲求が今回は勝った。

「体勢崩さねぇように腕に力入れろ。んで腰の力だけ抜け」
「そんなコト言われても……いっ……はぁ……っ、ぅ……!」
「さっき1回イったから……この前と違って、結構っ……簡単に入ったな……」

淫水が垂れ流されてるおかげかこの前よりはスムーズに膣内に収まった気がする。
膣に入れる前にも尻やクリに擦り付けてみたけど、やっぱ中で擦るのが一番気持ちいい。
さっきの温泉程じゃないが、それでも令子の膣の温かさだけですぐにもイキそうに……っと、やばい。
ここでイったらまた令子に早漏呼ばわりされちまう。
初めて令子とヤった時は……俺も初めてだったし……タイミングを間違えたと言うか……
つまり何が言いたいかって俺は早漏じゃねぇってコト。

「やっぱ令子の中……初めてヤった時も思ったけど……すげぇ締め付けてくる……!」
「あっ、はぁっ……んっ、ぁっ、あっ……!」

腰を掴みながら令子の膣内の往復を繰り返す毎に、どんどん締まりが良くなってくる。
それにこの喘ぎ声ったら、もうちょい抑えねーと周りの部屋に聞こえるんじゃねぇかって位にでかい。
垂れ流される淫水も全く衰えてねーっぽいし……令子、ニンフォマニアか?
82年前に愛人のアレ切り落とした阿部定だかって女も確かそうだったよな……。

「ん―――あ、あ、あ、あっ! りょう、おっき……なかっ、あつ……ぃぃ……!」
「れーこ……っ!」

ここで優しい言葉かけてやるのが普通なんだろう。
でも無理、気の利いたセリフなんか浮かびやしない。
出ても何か呻き声みたいなしょーもない言葉に決まってる。
言葉よりも態度で示した方が、多分令子だって納得するかもしれねーしな。

「もうちょい、速く、動くから……」
「えっ!? はぅ、ん……あぁっ、んんっ……りょ……りょぉ……!」

まだ挿れて5分も経ってねぇってのに
令子はもう布団を握り締めて耐えるのに必死みたいだった。
責めて痛いのか気持ちいいのかどっちか分かれば俺もやりやすいんだけどな……。

「れーこ……何か言ってくれねぇと……俺、加減……できねんだけど……」
「気持ち……いぃっ……はぁぁ……っ、恥ずかしいけど……声、がま……出来なぃくらぃ……っ!」
130名無しさん@ピンキー:2006/11/30(木) 05:13:55 ID:m4GQn9SP

自分でも昂ぶりが最高潮に近いのが痛いくらい自覚できてる。
令子の膣内に静めた自身を出し入れして、速く挿れたり遅く挿れたり、角度を変えてみたり。
いつまでも令子に四つん這いの格好をさせるのも可哀想だし、身体を捻らせて元の体位に結局は戻してやった。
令子が垂れ流した淫水が布団に四散して染みを作り、それが益々令子自身の羞恥心を高めて行って……。
こんなの私じゃないと言わんばかりに目を背けようとするんで、
逃がさないように太腿を手で押さえて逃がさないように固定してやる……相変わらず淫水は垂れ流されたまま。

「俺が栓してるのに……こんなにいっぱい出して……れーこって、やっぱ淫乱じゃん」
「違ぅ……私、淫乱なんかじゃ……!」
「大人が言い訳しちゃダメだろ? 今年で幾つだ、お前」
「うっ、はぁっ! んっ、んっ、あぁぁぁああぁっ……!」

太腿を押さえつけたまま、令子の膣に何度も叩きつける。
奥の方まで挿れて子宮口の辺りに触れると、特に令子の喚声がでかい。
でかいから周りの部屋に聞こえそうになる、だからその度に俺は令子の口をキスで塞ぐ。
傍から見りゃ俺が完全に悪者だな。嫌がる令子に無理矢理、みたいな(でも一応合意の上だ)。

「俺のこと、何でも知ってるんだっけな?
 調べてたんだろ、俺がG.U.に入る前から……おっと、俺が旅団に入った頃からだっけか?」
「だって、っぁ、んぅ、それ、は……しご、とで……ぇぐっ、ん、ぁああ……!」
「俺の携帯に初めて電話かける時はどんな気分だった?
 ドライブに誘う時は? 食事をする時は? 関係持とうって思った時は?」
「やだ……そんな……いじわる……言わないで……!」

意地悪どころか全部本当のことだろうが。
最初の頃にメールで言ったよな? フェアじゃねぇって。
別にあの頃は令子と対等の立場に立とうなんて思っちゃいなかったし、
そっちが俺を利用すんなら俺だってお前らを利用しようって思ってた位だからな。
……でも、今は違う。俺はただ、もっと令子の素直なとこ、見たい。それだけ。

「れーこは淫乱。俺の咥え込んでこんなに悦んで……よくそれで人をガキ呼ばわりできたな」
「ごめ……なさ……わたっ……そんな……つもり、なかった……!」

うわ、今の俺って最低だな。
女泣かすのって気分は良い反面、メチャクチャ胸糞悪ぃ。
令子みたいな美人泣かすなら尚更だな……CC社に少なからずいるだろう令子のファンから殺されかねねぇ。
てか令子って言葉攻めに弱かったのか……泣いてるし。

「れーこの素直な気持ち、聞きたい……聞かせて……くっ、ぁ……くれよ」
「わたしっ……ふぁ、っぅ、あぁ……! わたし、りょ……っぁ、ぁぁああっ!」
「聞こえ、ねぇよ……っ!」

俺もそろそろ限界に近い。
令子から早漏と呼ばれないよう、自分でも最大限我慢したつもりだ。
コンドームなんてそんなハイカラなもんは最初から付けちゃいない、生だ。
中で出せば最悪の場合……とか、そんな先のコトとか考えてる余裕すらない。
俺に突かれてる令子に至っちゃ言葉攻めのせいで半狂乱っぽくなって泣き止まねぇし……。

「言わなきゃ、出してやんねーぞ……!」
「す、き……好きぃ! 好きなのぉ、亮がぁ! こんなに、なっちゃうくら……ぁう、ひぅっ……!!」 
「(やべ、マジで可愛い……っ!)」

もうその言葉だけで射精確定。
胸がカーッと熱くなって、令子の太腿を押さえる力が更に増す。
腰の動きを止めて、初めて令子も腰を動かしていたことに気づくが、それでも構わずに押さえつけた。
あとはもう楽なもんだ。膣に、溜めまくったのをブチ撒ける。単純な様で、すげぇ長い道のり……。
131名無しさん@ピンキー:2006/11/30(木) 05:15:15 ID:m4GQn9SP

「はぁ、んっ、あぁぁ……! 
 あっ、ん、ん、ぁあぁああぁっ、はぁっ、ぁぅぅう、あぁぁぁ……!!!」
「ぁ、くっ……ぁ……ぁ……ぎっ!」

思わず歯をギリッと噛み締めた。それ程までに猛烈な快感。
令子の膣に精液が注がれて行くのが、自身が脈打って内壁にブチ撒ける動作が、全部伝わる。
俺が射精してる間、令子は喘ぎながら身体を仰け反らせたり俺に抱きついて息を荒げたり……。
この興奮は、しばらく収まりそうにない。

「熱いの……すごいの……すごく、出てる……亮の、精子、いっぱい……!」
「あぁ……初めての時みたく……全部出した……」
「あの……私……良かった、かしら……? あまり経験なくて……その、興味もなかったし……」
「ん……足腰立たねぇくらい……良かった」

安全日でもないのに膣内射精したことをあとで咎められるだろうか。
でも令子は拒否しなかったし、自分で腰動かしてた……出来ても令子にだって責任あるよな?
それに令子、やっと言葉攻めから解放されたのは良いけど激しくヤりすぎたせいか
やや放心状態……息も絶え絶えで、いつものパイのロールをしている時のような強気な態度は微塵も感じない。
いつもデキる女をロールしてる半面、精神的にはどっかに依存心みたいなのがあるんだろーなぁ。
だから年下の俺なんかを頼ってくる。……可愛いし、嬉しいから良いけど。

「また……汚しちゃった……わね……」
「あ、あぁ……そだな」

初めて令子とエッチした時、令子はベッドのシーツを汚すことを嫌っていた。
でも結果的に俺の精液やら令子の愛液やらで台無し、結局燃えるゴミの日に捨てた。
そして今回、またもや同じ失敗を繰り返す俺達。ただし俺じゃなく令子の比が大きい。
俺は最後の一滴まで令子の中に注いだ……繋がってる途中で毀れたのもあるだろうけど、微々たるもんだ。
でも令子は1回目の潮吹きに加えて、バックでヤった時にも旅館の布団を汚してしまっている。
しかもこんな夜中にあんな大声で喘ぎ声を……もうここには2度と来れないんじゃないだろうか。

「今日は……繋がったまま……いい?」
「い、いいけど……」
「亮……」

他人にも自分にも厳しい令子がここまで甘えてくるなんてこと、今まであったか?
しかもこのまま、抜かずに繋がったままで居たいそうで……有り得ねぇだろ。
俺の知ってるパイと佐伯令子は同一人物であって同一人物で無い、ってワケだ。
女ってのは怖いね。その場その場で着ける仮面が違うんだからよ。

「これじゃ……私、車……運転できないわ……」
「え……」
「誰かさんのせいで……腰、立たないもの……」

繋がったまま布団に倒れこんだ俺と令子。
令子は臍の下辺りを摩りながら満足そうに小さく笑って、俺の胸に頭を置く。
眉間にシワ寄せてメガネ光らせるパイ姉さんとこの姉ちゃんが同一人物……やべ、俺が混乱してきた。

「酷い男……優しい言葉かけるどころか、あんなこと言って私を泣かせて……」
「あれは……ごめん、調子に乗ってた」
「……でもいいわ。良かったから……チャラにしてあげる。早漏も治ったみたいだし……ね」
「だから、俺は早漏じゃねぇっつの……」

前言撤回。
人の痛いとこは必ず突いてくるこの性格、やっぱパイと同じだ。
まぁでも……令子の気持ちも確認できたし、良しとしておきたい。
旅館の人への言い訳は…………大人を代表して令子にさせるっきゃねぇな。
なぁ、頼むぞ令子……令子? 寝てやがる……朝までに何か上手い言い訳考えとくか……。
132名無しさん@ピンキー:2006/11/30(木) 05:16:17 ID:m4GQn9SP

後日談。


『□□□□――――――――――――――!!!!』


「来るわよ……気をつけなさいっ!」
「へっ!」

俺とパイのG.U.としての仕事は続く。
既にG.U.を脱退したはずの俺がどうしてもまた戻ってきたかって?
もう憑神が存在しない今、残滓とは言え悪意としてこの世界に残留するAIDAを駆除するためには――――――。

「てめぇは消えろッ!!!」
『□□、□□□□□……□□□――――――――――――――――――!!!!』

最初はミジンコみたいなカタチだった。
それが蜘蛛やら魚やら……AIDAってのは地球の生物が46億年かけて辿った進化を
わずか1年足らずのうちに再現しちまう、その進化のスピードに追いつくのは至難。
俺を除いてな。

「データドレイン完了、これでこのエリアのAIDA反応は完全に消えたな」
「Xthフォームの動き……更に磨きがかかってきたわね、ハセヲ」
「なってられる時間は、昔に比べてどんどん短くなってるけどな……」

CC社にとって、もう憑神を持たない俺達は無用の存在。
なのに何故かアカウントを停止されることもなければ、PCデータを消去されるということもない。
奴らも知ってるんだ、AIDAに対抗できるのは俺達しかいないことを。
ったく、他力本願な連中ばっかだな。

「そう言えば……知ってるかしら? 公式BBSの噂」
「いや。最近見てねーし」 
「1年前、意識不明者が一斉に意識を取り戻したのは、
 ひょっとしたら8年前の事件と同じように、ドットハッカーズが解決してくれたんじゃないか、って」
「くだらねーな」
「そしてドットハッカーズ、即ち勇者のパーティの新しいリーダーは……
 カナードのギルドマスターにして竜賢宮の宮皇、ハセヲなんじゃないか、とね」

何処からそんな情報が漏れるんだか……一応、関わった奴には全員口止めしたはずなんだが。
火の無いところに何とか、って言うからな……エンセフェロンかヌァザあたりが怪しいと見た。

「あの戦い……貴方がいなければ私達は負けていたわ。誇っていいのよ、ハセヲ」
「興味ねぇ。俺は……アレだ。パイと一緒に仕事やれりゃ……それでいい、つぅか……」
「あら、そう? たまには気の利いたセリフ、言えるようになったじゃないの」
「おかげさまでな」

パイの時は相変わらずこんな感じだけど……令子の時はかなり素直になるんだぞ、コイツ。

「私は先に失礼するわ……車で拾うから、いつもの場所で待ってて頂戴ね、亮」
「あぁ。お疲れ、令子」

戦いはこれからも続くだろうよ。何せ連中、ガン細胞みたいにすぐ再生しやがる。
俺の中のモルガナ因子が枯渇するのが先か、AIDAが完全にこの世界から消滅するのが先か……。
まぁ……でも。俺の隣りにゃ頼もしいパートナー様が居てくれるし、やれるとこまでやってみるさ。


今はまだ、旅の途中。                                       【 令子ルート:Normal End 】
133名無しさん@ピンキー:2006/11/30(木) 05:16:50 ID:m4GQn9SP
俺達の戦いはこれからだ? 次回はハセヲ×カールを予定? 何のことです?
おやすみおまいら
134名無しさん@ピンキー:2006/11/30(木) 05:35:51 ID:+9h8rK6F
どー見てもGJです、本当に(ry

ハセヲ×カールまじ期待してます(;´д`)ハァハァ
135名無しさん@ピンキー:2006/11/30(木) 12:00:08 ID:0bX/joDa
うーん、いい仕事してますねぇ。GJですよ
136名無しさん@ピンキー:2006/11/30(木) 17:02:57 ID:aeEeGw7c
GJ!これはヤバい!
令子がマジ可愛い!クオリティが高い!
ノーマルエンドって事は別ルートも用意されてるんですか!?
とにかくカール楽しみです。
137がらす玉:ハセヲ×朔、望(♀):2006/11/30(木) 18:16:11 ID:JasL/+s+
前スレ>>733の続き


「すんまへん。今日から隣でお世話になります、よろしゅう」
大人しい少女を軽く叱責(?)した活発そうな少女はその手から白い箱をふんだくると亮に差し出した。
「…ああ…こちらこそ」
何とかそう言葉を搾り出した亮。
「ほな、お邪魔しました!」
活発そうな少女が隣の少女の頭を押さえながら頭を下げた。
ほらはようしぃ、と言われながら快活そうな少女がもう一人を急かしながら去っていく、そんな様子を白い箱を片手に呆然と見つめる亮であった。


翌日。
結局荷物整理で一晩潰してしまった。
138がらす玉:2006/11/30(木) 18:20:46 ID:JasL/+s+
「…あ〜…そういえばハセヲにメールせな…」
ぐったりとベッドの上に突っ伏したまま頭だけを上げて呻いく朔。
もそもそベッドの上出ひとしきり蠢いた後、ベッドから出るとパソコンの電源を入れる。
昨日はよほど疲れていたのか、朔が目覚めたのは陽が天を越えた頃だった。
「……え〜と…件名は…『引っ越し終わったで』…内容は…」
件名を書き終わり、内容を考えていると部屋の扉をノックされた。
「おねえちゃん、おきた…?」
ノックしたのはどうやら望のようだった。
「なんや?」
「おひるごはん…たべるでしょ?」
「…ん〜」
139がらす玉:2006/11/30(木) 18:37:00 ID:JasL/+s+
なるほど昼食のことか、と納得しドアを開けた。

「…あ……」
そのまま遅めの朝食兼昼食を済ませ部屋に入った瞬間、自分がメールを送る途中で放置してきたことを思い出した。
一応ディスプレイの電源は落としていたのだが。
「……内容は…」
どないしよう、と心の中で呟く朔。
はっきり言って話題がなかった。
別に件名と同じ様に『引っ越しが終わったからまたログインできる』などと書けばいいのだが、引っ越し前の一件がどうも気にかかって、キーボードを打つ手が止まってしまうのだ。
(何意識してんのやろアホらし…)
140がらす玉:2006/11/30(木) 18:41:10 ID:JasL/+s+
決して自分が好意を持っているかも、等とは微塵も考えない朔だった。
うんうん唸りながらメールの内容を考えているが、何分小学生である。気の利いたことを書こうにもボキャブラリがなさ過ぎるのだ。結局、悩んだ結果が『終わったで、引っ越し』だった。

「今日は大量でしたね、ハセヲさん♪」
朔がメールの内容に頭をフル回転させていた頃、ハセヲはアトリとクーンを連れてダンジョンにもぐり、タウンに戻って来たところだった。
アトリの腕が治ってから暫く誘っていなかったので、クーンが持ち掛けて来たのだ。
141がらす玉:2006/11/30(木) 18:45:37 ID:JasL/+s+
久しぶりだね。


前スレで言われたカップリングやオリジナル設定なんかをかくといいかも、っていうのを実践してみたけど…どうかな?


ハセヲ×朔で、望は女の子でノゾミって読む。
因みに亮の隣に引っ越して来たのが朔望姉妹だよ。



突っ込み所があったら突っ込んでね、今後の参考にするから。
142名無しさん@ピンキー:2006/11/30(木) 19:14:21 ID:5K5GWp0t
GJ!!
俺はそれだけ言えれば満足さぁ・・・
143名無しさん@ピンキー:2006/11/30(木) 19:54:54 ID:6IuYib5+
待っていた・・・君がくるのを・・・
GJ!
144名無しさん@ピンキー:2006/11/30(木) 23:42:40 ID:DlglNLnk
亮×玲子お疲れ様です
ノーマルエンドってことはアナザーエンドも……

ゴレ氏・朔×ハセヲ氏全裸で続きを待ってますね
145名無しさん@ピンキー:2006/11/30(木) 23:57:54 ID:XADk6I/I
ハセヲ×タビー投下してもいいかな?いつになるか分からんが
146名無しさん@ピンキー:2006/12/01(金) 01:33:10 ID:/2NsEpDR
そんなの良いに決まってるじゃないか
147名無しさん@ピンキー:2006/12/01(金) 10:33:59 ID:S6PvRuDL
>>145
君には資質がある。
書きまくれ、エロパロスレを埋めるほどにな……
148名無しさん@ピンキー:2006/12/01(金) 22:08:08 ID:Ic0bSF6i
wktk
149GORRE:2006/12/02(土) 01:01:34 ID:RNObqYGr
>>123の続き投下。

アリーナから急いで抜け出して揺光は、なんともいいタイミングで魔法が解けおった。
「あーあ、魔法解けちゃった。もう少しいい思いしてたかったのになあ」
とぼとぼと、家路を歩いておった。
一方、アリーナでは、ハセヲ王子が落ちている双剣を拾ってこう言ったそうな。
「この双剣を装備できた奴が、俺の結婚相手だ!」
「良かろう。では、早速明日、その剣を装備できる者を探し出すとしよう」
で、翌日になると、アリーナから双剣を持った眼鏡マッチョとハセヲ王子が飛び出して行きおった。
「この双剣を装備できたものが、ハセヲ王子のお妃になる事ができる。誰か、装備できるものはいないかね?」
この呼びかけに、武闘会に出ていた者はチャンスとばかりに名乗りを上げおった。
しかし、装備できた者は一人もおらんかった。
当たり前じゃ。斬刀士、法術士、拳術士に療術士では装備できんことぐらい分かりきっておると言うのに、皆気づきもせんかった。
「駄目か…」
「あの家を尋ねてみようではないか、ハセヲ王子」
やたら偉そうに、眼鏡マッチョは言いよった。
「オルバクドーン!」
なんと、眼鏡マッチョはいきなりスキルを発動しよった。
「げほ、げほ、もう! いきなりドアを吹き飛ばすなんて何考えてるんだよ! 普通はノックしてからだろ!」
文句を言いながら出てきた揺光の肩を掴むと、眼鏡マッチョは言ったんじゃ。
「この双剣を、装備できるかね?」
「できるよ。ほら」
「おお、これは…見つけたぞ! 君は適格者だ!」
「はいい!?」
訳も分からず、揺光はその場に立ち竦んでおると、ハセヲ王子がこう言ったのじゃ。
「忍刀〈すいかずら〉の花言葉、知ってるか?」
「え?」
「愛の、絆」
「な!?」
これにはさすがの揺光もびっくりじゃ。
「お前がそれを装備したということは、お前は今この瞬間からこの俺の物だ」
なんとも大胆告白。皆のいる前で揺光独り占め発言をしおった。
「あたしは一途で、しつこいぞ」
「かまわねえよ。俺と結婚してくれ」
「喜んで!」
こうして、ハセヲ王子と揺光はめでたく結ばれたのじゃ。良かったのう、揺光。
150GORRE:2006/12/02(土) 01:04:13 ID:RNObqYGr
ツンデレラ編終了! 次は何にしようかなっと。
151名無しさん@ピンキー:2006/12/02(土) 01:05:47 ID:ATZNx5j4
イイハナシダナー(;∀;)
GJ! ツンデレライイ!
152名無しさん@ピンキー:2006/12/02(土) 01:25:05 ID:VSN3svTL
GJ!
眼鏡マッチョってスペル放つまで誰だか気づかなかった俺アホスOTZ
153GORRE:2006/12/02(土) 01:32:21 ID:RNObqYGr
あーーー! 忍冬の字間違えてるーーーー!
154名無しさん@ピンキー:2006/12/02(土) 01:44:34 ID:o4CVXxlY
あなたの偉大さの前ではそんな
間違えなど無に等しい・・・
GJ!!
155名無しさん@ピンキー:2006/12/02(土) 02:41:41 ID:R8QkvRCI
>>153
GJですた!

なるほど、読んでて感じた違和感はそれか・・・w
156がらす玉:ハセヲ×朔、望(♀):2006/12/02(土) 07:26:16 ID:E28SB3EM
「ああ、結構アイテム拾えたな…」
所持アイテム覧を改めて見てみると、やけに魔典系が多い気がする。
「それなりに経験値も稼げたんだ。一石二鳥だっただろ?」
そんな会話を聞きながらクーンが得意そうに言う。
「はい♪ ありがとうございましたクーンさん♪」
ニッコリと笑いながらアトリは礼を言った。
(なんだかな…)
和気あいあいと会話に興じる二人を見ながら、ハセヲは微妙な物足りなさを感じていた。
確かに、頭の中が花畑の少女とナンパ野郎の二人と一緒にいれば退屈はしないのだが、充実感が感じられない。
(なんだかな…)
157がらす玉:2006/12/02(土) 07:29:34 ID:E28SB3EM
もう一度、小さく胸の中で呟いた刹那、
「ハセヲさん、そろそろお開きにしませんか?」
アトリが解散を切り出したこととメールが着たことが見事に重なった。
「そうするか…」
「じゃあな、ハセヲ」
「また誘ってくださいね♪」
それぞれが別れの言葉を口にし、青く輝くリングに消えていった。
(…ログアウトしてメールでもチェックするか…)
ハセヲもまたログアウトしていった。

「…朔からのメールか」
ハセヲに届いていたメールは一通。
朔からのものだ。
見ると件名と内容が激しく酷似していた。
「終わったのか…」
158がらす玉:2006/12/02(土) 07:36:00 ID:E28SB3EM
どうも


クーンの口調が思い出せなくて、ちょっとクーンの口調がおかしいかもしれないね


後はザワルドでもう少し朔との親睦を深めてリアルで会えば突入できるんだけどねぇ


時間、かかるかもしれないよ


突っ込み所があったら突っ込んでね、今後の参考にするから。
159名無しさん@ピンキー:2006/12/02(土) 14:19:07 ID:DvGbcLcl
隣に越してきた家族が挨拶しにきたことと、引っ越しおわった時期がかぶったら隣の家族が朔のいる家族だと俺は疑うけど・・・・・
160名無しさん@ピンキー:2006/12/02(土) 21:53:04 ID:OUjAB4JZ
質問。
このスレにアトリ受って需要ある?
あったら書き溜めた話投下したいんだが…
揺光や双子や志乃が主流な気がしたので聞いてみた
スマソ
161名無しさん@ピンキー:2006/12/02(土) 21:56:30 ID:4T+Mvd67
需要ないわけがないぜ!
162名無しさん@ピンキー:2006/12/02(土) 22:09:03 ID:E28SB3EM
たまたまじゃないかな、アトリがないのは

前スレでもあったような気がするしね

というか見たいからよろしく
163名無しさん@ピンキー:2006/12/02(土) 22:20:21 ID:FbI3noc/
取りあえず服は脱いだ。待ってる。
164アトリ受1:2006/12/02(土) 22:33:59 ID:YNQtuI+X
レスありがd!投下するな


「んなわけね〜だろこのバァ〜カッ!!電波!電波!痴女!電波!」

「う、うぇえ…ほんとだもん…ほんとにほんとに見たんだもぉん…!」

それはある日曜日のこと。今日も今日とて軽くヒッキー、彼女いない歴生まれて
から今まで、の優一がログインすると、マク・アヌのショップどんぐりでは、店
番中の電波二人が仲良く言い争っていた。

「どうしたの、二人ともーケンカはやめなよー(>_<)」

うるっせんだよこのガキどもが!とは心の三角コーナーにしまい込んでシラバス
が尋ねると、ハセヲが息まいて話しかけてくる。

「おいシラバス!シラバスも嘘だと思うよな!こいつ、さっきドル・ドナで、お
魚くわえたドラ猫追っかけて、裸足で飛び出してく愉快なオバサンPC見たとか
ぬかすんだぜ!」

「嘘じゃありませんー!!私、本当に見たんですー!ハセヲさんが信じないだけ
ですー!」

えーと…。
お前ら二人ともバカだろ?
とは思ったが、そこはシラバス、苦笑テクスチャをポリゴンに貼り付けてにこや
かに応対した。

「あはは…やめなよーケンカはよくないよーそんなことどーだっていーじゃない


「なっ!よくねーよ!そんなサザ●さんみたいな愉快なオバサンPCがいてたま
るかよ!イ●ラちゃんがちゃーんとハーイ以外の言葉を喋ってるぐれー不自然だ
ろっ!!」

「そんなことないです!あれは確かにサ●エさんでした!ハセヲさんが私を疑い
過ぎなんです!私、嘘つきじゃありません!」

「何言ってんだ!お前の妄想信じてどーするよ!」

「ひ、ヒドい…も、妄想だなんて…っ」

アトリが二三歩よろめく。そうして。

「妄想してるのは揺光さんだけです!私は一度だってオーハセなんて…っ!てゆ
ーかハセヲさんのインポォ――――――――――――!!!!!!!」


シーン…
165アトリ受2:2006/12/02(土) 22:34:31 ID:YNQtuI+X
それだけを叫ぶとアトリはダーッと走り抜けていってしまう。
後にはインポー…インポー…インポー…という反響だけが残った。

ヒソヒソヒソヒソおいおいあいつ不☆能だってよヒソヒソ哀れな椰子だなヒソヒ
ソヒソヒソヒソ(;´Д)(Д`;)

呆然とするハセヲに追い討ちをかけるように近くにいた一般PC達が何事か囁き
合う。

「ハセヲー大丈夫だよー剥けてないよりかはマシだってー(^^)」
「俺はインポじゃねえええええ!!!!!!」

ハセヲの絶叫が轟いた。

「チックショーあのバカ女!見てろよ!シラバス、追うぞ!」

そう言って思わぬ羞恥プレイに涙目になったハセヲも、アトリを追って前屈みに
駆けてゆく。
優一は正直めんどくせえなと思ったが、『いい人』をロールしているので、取り
敢えず、

「待ってよハセヲ〜!」
とお決まりのセリフを大声で叫んでハセヲの後を追ったのだった。






「えぐっ…えう…っハセヲさんのバカ!バカバカバカバカインキンタムシ!」

「短小…包茎…早漏…」
あの後すぐにお気に入りのエリアに転送してきたアトリは、ぶつぶつとハセヲを
罵りながら歩いていた。
そうして、適当な木を見つけると、そこに腰を下ろす。

「もお知りません…お尻の穴は榊さん(10)にあげちゃうんだからー…」
「……………すー…すー…」

そうやって、暫くハセヲを罵っていたアトリだったが、騒ぎ疲れたのか、数分も
経つと眠りの世界にいざなわれてしまったのだった。





「おい見ろよ兄者」
「どうした弟者よ」

暫くして、そのアトリに近づく者達があった。
なんてことない一般PCのこの二人を、仮にエロガキAとエロガキBとしよう。
モンスターみたいですまない。

エロガキBは木陰で寝オチするアトリを発見して、エロガキAを呼んだ。

「寝オチか?」
「だな」
166アトリ受3:2006/12/02(土) 22:35:03 ID:YNQtuI+X
二人は頷きあって、アトリをじっと見つめる。

「可愛いな…兄者(*´Д`)=з」
「そうだな弟者よ(*´Д`)=з」

「しかしここは危ないな」
「そうだな…モンスターはともかく最近のPKは殺伐としたエリアより、初心者
狙いで和やかなエリアに出没するらしいしな」

「どうする?起こすか?」
「いや…せっかく気持ち良さそうに眠っているんだ。そっとしておこう。それに
寝顔がカワイイ」

「だが…」
「獣神殿の裏に運んであげるのはどうだろう弟者よ。あそこなら人目につきにく
いぞ」
「そうだな…そうしよう兄者」


エロガキAとエロガキBは相談してアトリの体をそっと抱き上げる。

「んぁ…」

抱き上げる瞬間アトリの口から微かな溜め息が零れた。
声の甘さからAとBはアトリがネカマじゃないと知って小躍りする(『The world』は
音声入力のネットゲームである)。

おんぶしたアトリのお尻を、かぼちゃパンツ越しに味わって、ネトゲだというの
に、ABは、共にリアルで自室に二酸化炭素を大量に吐き出していた。

「ハァハァ(*´Д`)=з着いたぞ。よっこらせ」
エロガキAは慎重にアトリの体を獣神殿の壁に寄りかからせる。

そうして、一歩下がって再びアトリを上から下まで眺めた。

「カワイイな…(*´Д`)=з」
「カワイイ(*´Д`)=з」

「なぁ…兄者…俺、この子に触りたい」
「なΣ(´Д`;)何を言い出すんだ弟者よ」

「ちょっとだ、ちょっと…それにこれは所詮ネトゲだぞ。このPCにイタズラし
たところで、リアルのこの子が感じるわけないぞ兄者」
「そ、それもそうだな…俺らがこの子にイタズラしたとして、それはリカちゃん
人形のパンツを下ろすようなもの…。よし、弟者よ。この服を脱がそう」


二人は、そう決めるとAはかぼちゃパンツを脱がし、Bは羽根を取っ払ってワン
ピの胸元を下げた。

「ウホッ!テラマブシス」
「乙パイ!乙パイ!」
167アトリ受4:2006/12/02(土) 22:37:16 ID:YNQtuI+X
二人の目の前にアトリの白い太ももと程良く膨らんだ乳房があらわれる。
「てゆーか詳細な造りだな…CC社GJ」

リカちゃん人形のおっぱいには乳首がないが、アトリのおっぱいにはピンク色の
乳首がツンと尖っていた。
エロガキ二人は興奮する。
が、それもそのはず、アトリというPCは、特殊なPC、CC社のRA計画にの
っとり開発された、プレイヤーである千草の精神とアトリというPCを八相イニ
スを介してリンクさせるPCなのである。
フィギュア集めが趣味だったというCC社の天才プログラマー天城の、凝り性の
せいもあったが。

しかし今この時においてそれは、全て現実の千草にとって裏目に出ていた。つま
り…

「ここまでリアルだと吸いたくなってくるな兄者」
「まったくだ弟者よ」

「そーっとだ。そーっと吸ってみよう」
「ああ」

AとBはアトリの前に膝をつけるとアトリの乳房に近づいて、そーっと乳首を吸
ってみた。

「チュバ…ちゅむ」
「ちゅ…ちゅぱ」

すると、

「ァン…」

ピクン、と震えてアトリは甘い声を漏らす。

驚いたのはエロガキ共だ。

「(((゜д゜;)))?!兄者、今、この子、あん、とか言わなかったか?」
「い、言ったぞ弟者よ(((゜д゜;)))」

「なんなんだ?!一体?!これってネトゲじゃ…」
「わ、わからん。だがもうちょっと吸いたい」


不思議に思いながらもABがアトリのオパーイを調子にのって吸っていると、や
はり、

「あっ、あん、や、らめぇ…」

アトリは夢うつつに悶えて喘ぐ。

「?!これは夢か?!兄者」
「いや…もう何でもいい!そう思わんか弟者よ!」

ABは夢中になってアトリの体を弄り始める。

Aが股下に手を入れた時…、そこは確かに濡れていた。
168アトリ受5:2006/12/02(土) 22:38:03 ID:YNQtuI+X
その頃ハセヲとシラバスは…

「アトリの奴!どこ行きやがった!」
「うーん本当にどこ行っちゃったんだろー('_')」

アトリを探して、エリア転送を繰り返していた。



*

「ハァハァハァ…やべー、やべーよ(;´Д`)俺リアルでおっきしちゃったよ」
「俺もだよ…。しかし本当に芸が細かいな…まさか濡れたりもするなんてな」

エロガキAがそう言ってアトリの股間から掬った愛液を指で弄ぶ。本物そっくり
の粘着質なそれ。到底有り得ないオプションだった。

「んあ…はぁ…」

重ねて、エロガキ達の愛撫に反応して喘ぐ少女というのもまたゲームの仕様を逸
脱した光景だ。普通、PCを操るプレイヤーが、コントローラーから手を離した
時点で、そのPCはもの言わぬ人形と化す。
故に、この状況は明らかに異常で、目の前の少女がただならぬ存在であることは
明白だったが、エロガキ達はもはや、リアルでの自慰に夢中で、そんなことはど
うでもよくなっていた。

「ハァハァハァハァ俺この子のパンツと気魂トレードしとこ(;´Д`)=з」
「なにぃ!?ならば俺はワンピと割引券をトレードだ」

エロガキ達は競ってアトリの衣服をトレードという形で奪ってゆく。
アトリは、あっという間に青草薫るエリアで、マネキンのように清潔でひ弱な裸
体を晒していた。

「ハァ…綺麗だな…」
「あぁ…」

エロガキ達によって全裸に剥かれ草の上に横たえられたアトリは、更に、草葉の
チクチクとした刺激にも反応して身悶えた。

「はぁ…ン…」

トロトロと溢れ出した愛液が草草にも付着して糸を引く。

「あ…俺…イキそうだよ…!」
「お前もか!」
「うっ…PCがおっきしないのが悔しいよ!」
「激しく同意。せめてキスぐらいしながら出すとしよう」

ABはそう言ってアトリの上半身を抱き起こそうとした。
と、その時。
169アトリ受6:2006/12/02(土) 22:38:44 ID:YNQtuI+X
ぱちりと。

アトリが目を覚ました。

「え?え?えぇ?」

迫っていたABの顔に驚いてアトリは瞳を見開く。が、次の瞬間、

「イヤーーーーッ!!!!!」

バコバコッ☆

アトリは一瞬の内に呪杖「陽炎ト踊ル乙女」を取り出して、ABを連続で殴った

バトルフェンスが展開される間もなく、消滅する二人。レベルが80以上違ったの
だ。アトリは自覚なしに二人を瞬殺してしまったのだった。

「な…なんなんですかぁ…」

訳が分からないままエロガキ達をPKしてしまって、アトリはふと、自分が全裸
になっていることに気付いた。

「ひゃ?!私、私の服は?!」

その問いに対する正解は、ない、である。
エロガキが勝手に、自分達のアイテムと、トレードしていったのだから。

「や、やだ…どうしようどうしようどうしようっ!」

ゲームとはいえ、乳房も股間も丸出しの格好で、タウンになんて、帰れない。
アトリは思った。

「あっ!てゆーか、これ…何…?やだあ…」

しかも、気が付けば唾液のようなものがべっとりと乳首と乳輪についており、テ
ラテラと光っている。
170アトリ受7:2006/12/02(土) 22:40:09 ID:YNQtuI+X
「え…もしかして私、さっきの人達に…」

エロガキ達にさんざん吸われまくった乳首は、エロチックにツンと天を向いて、
プクンと腫れていた。アトリはそっとその乳首についた唾液(ではなく実はアト
リの愛液。愛液のついた指でABは乳首を摘んでいた)を手のひらで拭ってみる


「ふぁんっ!」

びくんっ!とアトリは震えた。乳首から電流のように快感が溢れて、戸惑う。

「え?なにこれ…なに…?今の。だってこれ、ゲームの中じゃ…」

しかし、気が付けば裸の体に感じる風や草の匂いはリアルでのそれとまったく同
じだ。

「え?え?」

さわさわさわ、という草の感触も至って現実的に肌に感じて、アトリは戸惑った
。おまけに、

「やっ…これ…」

股間が湿っている。
いや、湿っているどころではない。グチョグチョに濡れて滴っている。

「うそっ!何これ何これぇっ!!」

アトリが本格的にパニクり始めたその時だった。


「みーつーけーたーぞーアトリッ!」

地べたを這うような低く暗いハセヲの声がした。

「ひゃっ!」

「げえっ!?」

アトリを探して、エリア転送を繰り返していたハセヲは、やっと見つけた少女が
、ゲームだというのに全裸になっていることに驚いて素っ頓狂な声をあげた。

「は…ハセヲさん…」

プルプルと震えながらアトリは半泣きになる。

「あ…アトリ…」

お前なんで全裸なんだよ!
171アトリ受8:2006/12/02(土) 22:40:41 ID:YNQtuI+X
そうは思ったが口をついて出てこない。

「私…私」

「ハセヲ〜アトリちゃん見つかった〜?」

ガサッ!

「!!!」

シラバスが現れた。

「!ハセヲ…もしかして力づくでインポじゃないってアトリちゃんに」
「ちげええええええええええええええ!!!!!!」

ハセヲの絶叫が轟き渡った。







「…それで、気が付いたら私、こんな格好で…」

アトリはぽつりぽつりと分かることだけをハセヲとシラバスに説明した。アトリ
が寝オチしている間にPKよりも酷い目に遭ったのはなんとなく分かった。
瞳に涙を浮かべて話すアトリに、同情したし、アトリを襲ったプレイヤーに憤り
を覚えた。
が、正直、男二人は今それ以上の感情が湧いてくるのに戸惑っていた。

(おい…シラバス)
(う、うんハセヲも…?)

ショートメールでこっそりやり取りする。
胸と股間を僅かに両手で覆い、上目遣いに話すアトリは、はっきり言って青少年
には厳しいものがあった。
アトリの指の隙間から覗くピンク色した乳輪や、太ももに付着した愛液に、ドギ
マギしまくるしかない。

「私…私…こんな格好じゃタウンに帰れません…」

縋るようにアトリがハセヲを見つめる。

(うっ!)

ズキン!と、股間が痛むのをハセヲは感じた。
172アトリ受9:2006/12/02(土) 22:41:21 ID:YNQtuI+X
(えっ?俺今…)

それはリアルでの痛みではなかった。
鎧の下で、亮ではなく『ハセヲ』の体が反応している。

(嘘だろ?だけどアトリも…)

アトリの股間も濡れているようだ。
そんなことは、有り得ないはずだ。
しかし、ここでハセヲは、以前パイに言われたことを思い出した。

『私達のPCは特別なのよ。リアルのアンタと、心と心で繋がっている…』

それがまさか、こんなことにまで当てはまるのか?不思議に思ったがハセヲのモ
ノは現に反応を示している。ハセヲは少しげんなりした。

「ハセヲさん、シラバスさん、何か着れるもの、持ってませんか?」

「う〜ん、ないなあ。倉庫の整理してきたばかりなんだよねえ」
「ハセヲさんは…」

「俺も…ない」

「はうぅ〜…」

アトリは困ったが、ハセヲとシラバスはもっと困っていた。
本当に、目のやり場がない。
ハセヲのそれはいよいよ鎧の下で反応してしまう。

「あ〜っ!クソ!とりあえずこれでも貼っとけ!」

「きゃんっ!」

苛立ったハセヲが、懐から何か取り出してペタッペタッとアトリの体に貼り付け
た。

「ひゃ…」
「ハセヲ〜?!」

それは、絆創膏だった。ついさっき別のエリアで、癒やし隊に貰ったレアアイテ
ムである。

「これでどーだっ!」

「あ、あうぅ…」

両乳首と股間の三カ所に絆創膏を貼られて、アトリは戸惑った。

「は、ハセヲさん…」
173アトリ受10:2006/12/02(土) 22:42:00 ID:YNQtuI+X
なんだかすごく間抜けじゃないですかこれ。
しかも、今、さりげに触りました…よね?

「ハセヲ…これはちょっと…」

シラバスが冷静に突っ込んで、ハセヲもはっとしてぶば、と赤面した。

「う…確かに」

((余計にエロ…))

全裸に絆創膏三枚って何のプレイだこれは?
ああでも乳首が腫れてたから丁度よかったかもな…。(何がいいのだろう?)

「うう…ハセヲさん…これ、剥がれちゃうぅ…」

アトリが、濡れているせいで剥がれ落ちてしまった股間に貼られた絆創膏を、
おずおずとハセヲに見せてくる。
愛液の滴ったそれに、二人の男はついに武獣覚醒した。

「あ、アトリ…」
「アトリちゃん…」

「ふぇ?何ですかハセヲさん、シラバスさん…」

「アトリ…俺…」
「アトリちゃん…僕…」
「や…なんか…二人とも怖…」

ハァハァしながら距離を縮めてくる男二人に、アトリは思わず後退る。

「アトリ、もう一回貼ってやるからそこに座って足、開け」

「へ…?は…はい…」

ハセヲの赤い瞳が、爛々と輝いている。
アトリは一瞬びくりと震えたが、所詮はMなので素直に従った。
亮とセックスする時も、こうして亮にエッチな命令をされるのが大好きなのだ。
まさか、ゲーム中、ハセヲにされるとは思ってもいなかったが。

アトリは草原の上に腰を下ろしてハセヲの言う通り足を開いた。
トロトロに濡れたそこが、人工の明るい日の光の下に晒されて、アトリは羞恥に
頬を染める。
草のチクチクとした刺激と、ハセヲに全部見られているという思いが重なってま
すますそこからは愛液が溢れた。
ハセヲと、ついでにシラバスも、その様子を視姦した後、ハセヲが絆創膏を取り
出してそこに貼った。
174アトリ受10:2006/12/02(土) 22:43:44 ID:YNQtuI+X
「あん…」

ヌルヌルのそこに、ハセヲはぐりぐりと絆創膏を押し付けてくる。

「あっ…ひゃ、はぁふ…」

当然濡れそぼったそこに、絆創膏がきちんと貼れるわけもなく…分かっていてハ
セヲは押し付け続けた。

「貼れねーな…アトリのここ、ドロドロのぐっちょぐちょで全然貼れねー」

「こっちは貼れたのにな」

「はぁんっ!」

ハセヲの指がゆっくりと、絆創膏を貼り付けられたアトリの乳首を撫でた。絆創
膏越しでもはっきり分かるほど、アトリの乳首は勃起している。
くりくりと優しく円を描かれて、アトリは甘い声で鳴いた。

「あん…にゃ、ハセヲさぁん…」

千草の時に、亮におねだりするように、アトリはハセヲの名前を呼ぶ。
はっきりと欲情して、Mな千草にいつもしてくれるように、アトリを苛めてくれ
るハセヲに、アトリも全身を火照らせた。元々、エロガキ達にいじくりまわされた
せいで、体の方は準備万端だったのだ。

「欲しいのか?」

こくこく、とアトリは頷いた。
が、すぐ側にシラバスが立っていたことに気付いてはっとする。

「アトリちゃん…」

シラバスがアトリを、切なげに呼んだ。




いろいろと設定的におかしな所があるかも
知れないが見逃してくれると助かる
175名無しさん@ピンキー:2006/12/03(日) 00:14:00 ID:gxVB+3qC
GJ…!


続きはないのかなぁ、とひそかに思ってみたりする


続きは…?
176名無しさん@ピンキー:2006/12/03(日) 01:14:32 ID:J8bRgRL4
GJ!!

シラバスww
177名無しさん@ピンキー:2006/12/03(日) 01:28:39 ID:YnOG38xK
ちょwシラバスwwwww
178名無しさん@ピンキー:2006/12/03(日) 03:59:42 ID:WFgSj1Xq
おまいら乙
ハセヲ×カール+不思議幼女 投下
179名無しさん@ピンキー:2006/12/03(日) 04:00:53 ID:WFgSj1Xq

「ハセヲ、何とか言えよ!」
「ハセヲさん、何とか言ってください!」

よぉ、ハセヲだ。
今ほんのちょっとばかり面倒なことになってて参ってる。
カナードの@ホームに来るまではいつも通りだったんだが……何がどうなってんのか
俺にも分かんねぇ。ただ1つ言えることは―――――――。

「パパ、パパ!」
「……だから。俺はパパじゃねぇって」

―――――――招かれざる客が1人、ギルドに招待されちまってるってことだ。




*****************************




日常ってのは随分と呆気なく変わっちまうものだと思う。
俺を取巻いているこの状況が良い例だな。

「倉庫に保管しておいたアジアンマンゴーとカラメルソース、全部そいつに取られたブヒ!
 ギルドメンバーかゲストキーを持ってるPCしかギルドには入室できないはずブヒ……
 オイラにも何がなんだか、さっぱり分からないブヒ!」

だそうだ。
ブタ……じゃねぇ、デスランディにも分からねーらしい。
誰が? コイツの正体が、さ。

「むしゃむしゃ、ぱくぱく」
「食うか俺から離れるか、どっちかにしろよ……おい、聞いてんのか?」

美味そうにアジアンマンゴーを頬張る、招かれざる客。
通常、サーバー内にいる間は回復の必要がねーから回復系アイテムは使用できない。
なのにコイツは、まるで食うことが当たり前のように次々と腹の中に収めて行きやがる。
見た目は多分5歳くらいの女の子。長ぇ銀髪と黒ドレス、紅い瞳と頬に刻まれた呪紋(ウェイブ)。
PCなのかNPCなのか、それすら分かんねぇ。
でも最初にコイツを見た時、誰かの姿がダブって見えた気がする。
誰だっけか……よく知ってる奴のはずなんだが。
食われたアイテムは、どーせ大したもんじゃねぇから痛手じゃない……問題はコイツが――――――――。

「パパ、パパ!」

俺のことを、何でか知らないが“パパ”って呼ぶことだ。
ついてねーことに、揺光とアトリをパーティに呼んで一緒にギルドに戻ったもんだから……
状況は最悪ってのが分かるだろ? しかもコイツ、俺が扉開けた瞬間、

「パパ!」

って叫びながら抱きついて頬擦りまでして来やがった。
当然、俺は何が何だか分からない。
にも関わらず、揺光とアトリは何を勘違いしたのか知りたくもねーけど……俺に問い詰めてきやがったんだ。
コイツが、俺の隠し子なんじゃないか、ってな。
180名無しさん@ピンキー:2006/12/03(日) 04:02:07 ID:WFgSj1Xq

「知らねーもんは知らねーんだよ! お前らもしつけぇな!」
「でもこの子、ハセヲさんのこと“パパ”って呼んでるじゃないですか!」
「それにどっから見ても親子だろ! 
 髪の色といい、服の色といい、瞳の色といい、ハセヲにそっくりじゃないか!」

ギルドは一気に修羅場へと姿を変える。
必死で身の潔白を証明する俺の言葉はアトリにも揺光にも届きやしねぇ。
誰だよ、届かない声なんてきっとないなんて大嘘こいた奴は。
だが分が悪いことに2人の言ってることがほぼ事実なのが俺にとっては痛い。
確かに、このガキは俺の使ってるPCに良く似たデザイン配色がされてる。
でも俺はこんなチビを見るのは初めてだし、パパなんて呼ばれる覚えもホントにねぇ。

「なぁ、お前は誰だ? どこのどいつだ? どっから来たんだ?」
「??? パパ?」
「……」

最悪なことに会話も成立しねぇ……。
さっきからコイツが喋る意味のある言葉はただ一言「パパ」だけ。
あとはまるで幼児語みたいな意味不明の言葉ばかりで、俺にゃ解読無理。
アトリ達は何が気に食わないのか、俺の話なんか一向に聞きやしねぇし……俺、何か悪いことしたか?
詰問する2人、纏わりつく見知らぬガキ、シカト決め込んだデスランディ。
あまりに一方的に理不尽すぎる状況に俺も我慢の限界が来て
「いい加減にしろ、てめえら!」と叫びそうになった時、幸か不幸か

「ちゃお。ハセヲいるー?」

新たな訪問者がギルドの扉を叩いた―――――――――。

「どした? もしかして取り込み中?」

来訪者は元碧聖宮・宮皇の経歴を持つPKK兼ハンター。
銀色の髪と群青色のドレスが冴え、それが喪服の様にも見える鎌闘士。
渋柿色の布で拘束された憑神・スケィスR:1を操る、かつて未帰還者の1人だった女。
PC名は、カール。

「ママ……? ママッ!」

そしてカールの来訪が状況に変化を齎す。
あれほど俺に纏わりついていたあのガキが、カールを見るや一目散に駆け出して行きやがった。
てか……今、分かった。あのガキを初めて見た時にダブって見えたのが“誰”なのか、が。
銀色の髪と黒っぽい服って言ったら、俺以外にももう1人いるじゃねぇか!

「ママ! ママ!」
「ママ……? あたしのこと?」

カールは面食らった様な表情を少しみせたものの、あまり動じていないっぽい。
アイツが来たことでやっとガキから開放された俺にとっちゃありがたい話だ。
けど、状況が変化したと言っても良い方向に変化するとは限らねぇみたいだ……
今あのガキが発した一言を、こいつら2人は聞き逃してなかったみたいでな……。

「ハ〜セ〜ヲ〜さ〜ん〜?」
「カールがママって……どういうことか……アタシ達にも分かるように説明してもらおうか……?」
「ま、待て、絶対何か勘違いしてんぞ!」

俺をパパ、カールをママと呼ぶ、あのガキ。
銀色の髪と黒いドレス……知ってる奴から見れば言い逃れ出来ねぇくらいに、
その、何だ……俺とカールに似てる。むしろ俺じゃなく、カールにそっくりだ。
瞳の色以外、まるでカールをそのまま小さくした様な……そんな印象も……何なんだ、アイツは?
181名無しさん@ピンキー:2006/12/03(日) 04:03:11 ID:WFgSj1Xq

「で? この子どこの子、迷子の子?」
「サモンナイト4 第2話のサブタイはいいから……マジメにやってよ、カール」
「本当にハセヲさんとカールさんの子供じゃ、ないんですね?」
「当たり前だっつの」

状況を察したカールの仲介で、やっとアトリと揺光も落ち着きを取り戻した。
つーか、よくよく考えれば俺達の子供なんて絶対に有り得ない。
ここは現実じゃなくてゲームの中、結婚イベントなんかやってる連中もいるっちゃいるが
実際に子作りなんかできるワケねーだろうが。

「ママ、ママ」
「はいはい。なぁに?」

カールはカールで、ガキの扱いにすげぇ手馴れてる。育児の経験でもあるのか?
でも確かカールって一人っ子のはずだよな、それに俺と同い年だし結婚してるとも思えねぇ。
それとも女ってのは本能的にこういうこと、得意なんだろうか……。
はっきり言って、俺からしてみりゃ子供なんてウザイだけなんだが。

「カールさんって子供の相手するの、得意なんですか?」
「あたしに不可能はない。あたしは育児においても頂点に立つ女だから」
「銀狼怪奇ファイルとサソードがごっちゃになってるんだけど……」
「いずれにしろ、これで俺の身の潔白は証明されたワケだ。なぁ、もう落ちていいか?」

触らぬ神に祟りなし。
子供の世話は女に任せるのが一番だ。
コイツがどこの誰かは知らないがカールの言う通り迷子なら、CC社に届出を出せばいいだけの話。
俺をパパ、カールをママと呼んだのは……その理由まで考える必要もねぇか。
とにかく、俺はもうとっととこの場から逃げ出したい、そんな気分なんだよ。

「パパぁ……」
「な、何だよ」
「行っちゃヤダ、って言いたいんじゃないの?」
「だって俺カンケーねーし……カールだって嫌だろ?」
「あたし? んー、あたしは別に構わないけど」

いや、構ってくれ頼むから。

「あたしがママで、ハセヲがパパ。素敵じゃん」
「パパ呼ばわりされんのはゴメンなんだよ、俺は」

そーいや肉球団の連中も“ハセヲパパ”とか言ってたしな……思い出したくもねぇ。
カールはいつもの感じで本気なのか冗談なのか分かんねぇし。
つか、何か嬉しそうに笑ってやがるし……この天使の様な悪魔の笑顔に何度騙されたことか……。
未だに得体の知れない女だとつくづく思う。

「あのぉ。もしかして、なんですけど……」
「どしたのさ」
「これって、イベントの可能性はありませんか?」
「イベントだぁ? 子育てのイベントなんか聞いたこともねーぞ」

これまでもCC社は《The World》で色々と
奇抜なイベントやったことあるらしいけど……さすがに子育てはねーだろ、子育ては。

「告知もなしにCC社がそーゆーコト、するかな?」
「ロケテストの可能性もなくはないけど……アタシはちょっと聞いたことないな」
「じゃあ、その子がハセヲさんとカールさんにそっくりなのって……何ででしょうね……?」
182名無しさん@ピンキー:2006/12/03(日) 04:04:51 ID:WFgSj1Xq

アトリの奴……終わった会話を蒸し返しやがって……。
他人の空似ってことでいいだろうがよ。
それに俺から言わせりゃ、このガキはどっちかっつーとカールに似てると思うんだが。

「アトリの言ってることも気になるんだけどさ。
 さっきから皆“この子”だの“その子”だの“ガキ”だの随分な言い様だと思うのね、あたし」
「何が言いたいんだ?」
「名前、つけてあげなきゃ」

ガキは抱かれたまま、カールの髪をいじって遊んでいる。
共通したPCデザインと配色のせいか、どっからどう見ても親子にしか見えない2人。
最初は警戒していたアトリと揺光も次第にカールが羨ましくなったのか
「抱っこしてもいいですか?」とか言ってるけど、あのガキはカール(と俺)にしか
懐かないらしく、アトリ達が触れようとするとカールに強く抱きついて離れようとしない。
……こんなのの名前決める必要、本当にあんのか?

「名前って……」
「名無しの少女じゃエロゲのキャラ名みたいで可哀想じゃん。ね?」
「ママ、ママ!」

名無しの少女(仮)はカールの意見に賛成らしい。
カールの髪をいじって遊ぶのに飽きたのか、今度は胸に頬擦りしたりと一時もジッとしていやしない。
俺はアイツに纏わりつかれた時いい気分じゃなかったが、カールはそうでもないらしく
ガキの頭を撫でながら、女同士の話に花咲かせてやがるし……やっぱあの女、すげぇ。

「アトリは何か良い名前、思いつかない?」
「そうですね……やっぱり女の子だし、可愛い名前が良いと思うんです。
“音原田 九郎”とか“渋井丸 拓男”とか“恐田 奇一郎”ってどうでしょう? 可愛いと思いませんか?」
「可愛くねぇ上に野郎の名前だし、今にも死神のノートで殺されそうな名前ばっかじゃねぇか」

ダ、ダメだコイツ……早く何とかしないと……。
てかアトリにこういうこと任せちゃダメだろ、カール……あぁ、そうか。
カールは俺らと知り合って結構経つけどアトリとはあんま行動してなかったからな……電波知らねぇはずだわ。

「んー。揺光は?」
「無難に“スザク”か“ルルーシュ”が良いんじゃないかな、って。
 スザクならハセヲと中の人が同じだし、縁起も良いだろ? な、ハセヲ」
「それも野郎の名前だろ……俺が反逆しちまうぞコラ」

揺光も最近どっかズレてきた気がする。
10年以上も昔のアニメの話とか始めるし……まぁ、どっちかっつーとカールに毒されたっぽいけど。
年がら年中アリーナバトルやってるってのも困りもんだ、たまには勉強もしとけよ。特に苦手な英語な。

「じゃあハセヲはどんな名前が良いってのさ、言ってごらんよ!」
「そりゃアレだ。“プックル”とか“ボロンゴ”とか“チロル”とか“ゲレゲレ”とか……」
「酷い……ハセヲさんにとって、この子は人間どころかベビーパンサー以下なんですね」
「アトリにだけは言われたくねーぞ」

名前とかどーでもいーだろうが! 誰だってフザけて「ああああ」とかで登録したりすんだろ?
ゲームのキャラに名前付けんのに半日悩む奴もいるかもしれねぇけど、
俺はこれ以上関わり合いになりたかねーんだよッ!

「あーはいはい。ケンカすんな、きみ達」
「言い出しっぺはカールだろ、何か良い名前考えてんのか?」
「当然」
183名無しさん@ピンキー:2006/12/03(日) 04:06:22 ID:WFgSj1Xq

「さっきから思ってたんだけどさ。この子、裸足じゃん?
 じゃれ合ってる時に見えたんだけど……ちょっといい?」
「ママ?」
「ほら。足の裏に製造番号みたいなのあるし」
「えっ……?」

カールの膝の上に乗せられていたガキのスカートから覗く白い脚。
その足の裏に、カールの言う通り……確かに製造番号みたいなものが刻まれてやがる。
焼印? 違うな……何か、バーコードの印刷みたいにも見えるっぽいが……。

「segment.……A1……セグメント、エーワン?」
「セグメント……名詞だと“部分”とか“切片”って意味の英語ですよね、確か」
「や、アタシ英語はさっぱりだから……何でこんなのが足の裏に?」
「それはあたしにも分からない。でもコレを見た時、ピーンと来たんだ」

嫌な予感がする。カールの「ピーンと来た」はいつもロクな結果を生まないからだ。
こいつの思いつきで散々な目にあったのは1度や2度じゃねーからな……。
で、何にピーンと来たんだ?

「名前ってのはインスピレーションが大事なんだ。だから、この子の名前はセグ」
「うわ。カール、本気?」
「若本さんが声を担当してた人造人間みたいで、なんか可哀想ですね……」
「アトリが言っても説得力ねーと思うぞ」

何つぅか……直球と言うか……。
けど……何でコイツの足の裏に製造番号(?)なんかが……やっぱNPCなのか?

「セグ。セグもこの名前で良いよね?」
「きゃっ、きゃっ!」
「ほら。喜んでるし」

喜んでるか? このセグっての、見た目に比べて中身はてんで赤ん坊だし、
俺とカールにしか懐かねぇのも分からねぇし、何で俺達に似た配色なのかも……。
一度CC社に……パイに問い合わせた方がいいかもな。イベントなんかとは思えねぇ、やっぱ。

「ハセヲも呼んであげなよ、セグって」
「何で俺が……」
「きみ、パパなんだから。名前呼んであげるのは当然だろ?」
「誰がパパだ! 俺はだな!」
「パパ……?」

くそっ、んな目で見んじゃねぇっての! アレだ、いわゆる“いたいけな瞳攻撃”ってやつだ。
これは……やばい。しかもパパとか言ってくるし……言わなきゃ俺が悪人みたいな気分になってくる……!

「くっ……セッ……セグ……」
「パパぁ〜!」
「だ、だから、引っ付くなって!」


「何か……見ててムカつきませんか……?」
「うん……何か……ムカつくね……」

セグがカールに抱かれてた時は興味深そうに見てたクセに
俺の時はすげー冷ややかな目で睨みつけてくるアトリと揺光……まるで犯罪者でも見る様な目ェしやがって。
つーか、今日はホントに何が何だか分からない日だ……何で俺がパパなんだ? ざけんな。
あとでCC社宛に抗議のメールでも送らねーと、ぜってー気が済まねぇ……。
184名無しさん@ピンキー:2006/12/03(日) 04:07:48 ID:WFgSj1Xq
トンヌラ? レヌール城へ行くわよ? 何のことです?
おやすみおまいら
185名無しさん@ピンキー:2006/12/03(日) 07:28:27 ID:XhCO/i7D
GJでっす!

186名無しさん@ピンキー:2006/12/03(日) 10:20:56 ID:jKZHYXq0
http://vote.rentalcgi.com/html/daioh.html
ブラックローズの順位が下がってる…投票で挽回だ!
187名無しさん@ピンキー:2006/12/03(日) 16:43:03 ID:9BrtZRqm
お願いだぁぁぁ!!!!!
受ガスパーのSSを誰か書いてくれぇぇぇぇ
マジお願いします
188名無しさん@ピンキー:2006/12/03(日) 16:52:34 ID:Rw4bMQaJ
>>187
嘆く前に自分で書くんだ。大丈夫、精神力でなんとかなる
189名無しさん@ピンキー:2006/12/03(日) 17:57:46 ID:XNPs/ovj
>>184
GJですたい。絡めるネタの幅が広いですなぁ。
見てて飽きません。
190名無しさん@ピンキー:2006/12/03(日) 18:03:41 ID:7vTNplNF
>>188
なるか?
191名無しさん@ピンキー:2006/12/03(日) 18:10:40 ID:Rw4bMQaJ
>>190
マジレスだが、面白くて文章にも問題がないものが書けるかは別として
「まあコレぐらいなら読む分には問題はないかなあ…?」
程度の文を書くのはそこまで難しくないと思う

まあアイデアがわかなかったり表現力に乏しいと話が作れないけどねorz
192名無しさん@ピンキー:2006/12/03(日) 19:03:54 ID:LZq5r4yk
魅惑の恋人で魅了状態にされた揺光が嫌がりながらもエン様に犯されるとかアウアウ?
193名無しさん@ピンキー:2006/12/03(日) 19:42:22 ID:Ko/j9/o1
セフセフ
自分的には大歓迎です><
194GORRE:2006/12/04(月) 00:27:33 ID:KRsVBvXN
しっつも〜ん。亮×朔望編の続きと、この前のツンデレラみたいな話とどっちが見たいですか?
ちなみに朔望編はまだ思いつきません!
195名無しさん@ピンキー:2006/12/04(月) 00:31:47 ID:j2y0GfPe
しいて言うなら,私的にはツンデレラ系が・・・・
196名無しさん@ピンキー:2006/12/04(月) 00:50:13 ID:U+icQybB
ツンデレラ希望
197名無しさん@ピンキー:2006/12/04(月) 12:48:41 ID:TPC35jn+
ツンデレラに1票。
198名無しさん@ピンキー:2006/12/04(月) 18:23:45 ID:sgws0eCn
>>194
朔が悩んでいる隙に、望が差し入れやお裾分けと言ってせっせとお邪魔してたりして。
199名無しさん@ピンキー:2006/12/04(月) 21:12:17 ID:PGjKjtYL
>>198お裾分けってより引っ越し蕎麦では?
200名無しさん@ピンキー:2006/12/04(月) 22:28:42 ID:Dtb5r1f5
ん?からす玉氏とGORRE氏ごっちゃになってないかい?
201名無しさん@ピンキー:2006/12/04(月) 22:45:17 ID:sgws0eCn
>>200
うおっ、恥ずかし!
しかし、朔受け、望受け、望×朔と見たかった物全部やって下さったからなぁ…
前にも誰か書いてたけど、
そろそろテンションゲージの貯まった、朔、望、智香が覚醒!
…しかし、あっさりと『反撃』を喰らうのであった、とか。
ジャンケンに負けた智香が、裸のままM2D付けてログイン。
ジョイスティックは亮に奪われたまま、双児に嬲られながら
マクアヌを強制的に歩かされるバーチャル露出プレイとか。
202GORRE:2006/12/05(火) 00:55:46 ID:C45Lca60
お久しぶりです。ツンデレラ系を見たい方が多いようですね。
亮×朔望はだいぶ固まってきたのでそろそろ再開するかもしれません。

思いついたら欅でも出してみようかと思うんですけど、誰か楓と欅のしゃべり方教えてくださいませんか? あと呼び方も…
近所の本屋にザ・ワールドが売ってなくて、注文したら絶版らしくて無理でしたとか言われたし…
203名無しさん@ピンキー:2006/12/05(火) 01:29:04 ID:K8887ee1
>>202
欅 一人称は僕 呼ばれ方は月の樹メンバーには欅様 話し方は身内(月の樹隊長とかアトリとか)には砕けた感じだが他の人にはみんな敬語
楓 一人称は私 呼ばれ方は欅には楓 隊長には楓殿 隊員には楓様 話し方は全て敬語(欅には一応敬語だが内容は母が子に対する感じの物)
スマン 俺の乏しい表現力じゃこれが限界だorz
204GORRE:2006/12/05(火) 01:35:02 ID:C45Lca60
>>204ありがとうございます。参考にさせてもらいます。
205名無しさん@ピンキー:2006/12/05(火) 02:11:38 ID:vuQ1+qTN
欅は♪を多用するな、「〜ですよ♪」ってな感じで
206名無しさん@ピンキー:2006/12/05(火) 07:10:39 ID:VaMwqgGI
後は…彼は結構思わせぶりっこだね

他人のミスリードを誘発する
207GORRE:2006/12/05(火) 14:56:48 ID:C45Lca60
っしゃあ! 久々に投下!

「さて…いろいろやったが、後何があったけな…」
亮は次はどうしようかと考えあぐねていた。
「よし、あれで行くか」
亮は朔と智香を起こすと、二人を重ね合わせた。
「これだな…丼」
「ちょっと、亮。まだやるの?」
「ウチもう嫌や…」
「安心しろよ。俺も限界が近いしな。ちょっと望で調子に乗りすぎた」
その証拠に、望はどこかトロンとした目をしていた。
「ふあ〜〜〜……」
やりすぎた。亮はそう思った。
「まあいいか」
「よくないわ! 望に何しとんねん!」
「調教?」
「な!」
「した、つもりはねえんだけどな…なんか、俺の言う事はよく聞くんだ」
「しとるやないか!」
「だって、しょうがねえだろ。望が可愛いんだから」
「あたしは?」
「智香もな」
「何で望なんや! ウチは!? ウチは可愛かないんか!」
「もうちょっと、大人しくて素直だったら可愛いかもしれねえな」
「う〜〜〜〜〜!」
朔はなんか悔しかった。
「まあいい。さっさと始めるぞ」
208GORRE:2006/12/05(火) 14:58:35 ID:C45Lca60
亮は話はここまでだとでも言う様に、元気を取り戻した肉棒を智香の秘部の隙間に押し込んだ。
「んあっ」
亮はそのまま腰を振り始めた。
「い、いきなり!? んぐっ」
朔が物欲しそうな目をしてるので、亮は朔と智香、交互に攻めてみることにした。
「ひうっ、あっ」
「くっ、さすがに、俺もやばいかもな」
亮もどうやら限界らしい。
「あっ、はっ、あんっ、ひうっ」
「あんっ、はあっ、んんっ、んあっ」
亮も朔も智香も、もはや限界だった。これ以上はもう無理だ。亮は先に智香をイかせる事にした。
「ちょ、そんな早めたら、んあっ、あっ、くうっ、駄目、あたし、イッちゃう」
「イッちまえ」
亮は一気に智香を絶頂へと誘った。
「あっ、あああああ!」
「うっ!」
亮は間一髪のところで、智香から肉棒を抜き去った。
「はあ…あう」
智香はパタリと気を失った。亮はベッドに腰を下ろした。
「朔、次はお前だ」
亮は朔を持ち上げると、自分の方に向かせ、秘部に肉棒を押し込んだ。
「ふあっ」
亮は腰を振り始めた。
「くっ、はあっ、んんっ、んあっ、ひうっ、あんっ」
朔は堪えながら亮に抱きついた。
もう駄目だ。亮は一気にスパートをかけた。
「ひっ、はあっ、んっ、んんっ、ふあっ!」
「朔…!」
「ハ、セヲ…」
「ぐっ!」
「ふあ、ああああああ!」
亮は腰を深く打ち付けると、一気に精を放出した。
「ふあっ……」
朔は小さな体を震わせながら、それをすべて受け止めた。亮は肉棒を引き抜いた。
「ウチ、やっぱりハセヲが好きや…」
そう言うと、朔は気を失った。
「あ、やべ…」
それにつられて、亮もベッドに倒れた。
209GORRE:2006/12/05(火) 14:59:58 ID:C45Lca60
うっし! とりあえずここまで。やっとエンディングが見れそうだ…
210名無しさん@ピンキー:2006/12/05(火) 16:17:11 ID:1tMJEkwp
GJ!!
最高!!他に言うこと無し・・
211名無しさん@ピンキー:2006/12/06(水) 00:25:22 ID:3mzCTGBc
ハセヲ×ボルドーの人マダー?(´・ω・`)
212パック ◆JuT3jsxZbo :2006/12/06(水) 01:46:55 ID:M5kMeqM5
お久しぶりです。
今更になってしまって申し訳ありませんが、前スレでレスをくれた皆様ありがとうございます。
正直長く続け過ぎてしまって不安になっていたので、大げさかもしれませんが救われる想いがしました。
本当にありがとうございます。

都合が付きましたので、今夜から予告していたハセ志乃を投下します。
例によって、連載形式です。
一応以前書いた「夢から覚めても」の続きという形になっていますが、
捏造だったリアル設定を公式に合わせたので厳密には繋がっていません。
微妙な例えを使えば、仮面ライダークウガとアギトみたいな関係ですか。

「オーヴァン失踪後、紆余曲折を経てハセヲと志乃はくっ付いた」程度に認識してもらえれば
今までのを読んでいなくても楽しめるようにしたつもりですので、
最近このスレを見始めたという方でも楽しめるようになっている・・・・・・はずです。

それでは、前書きはここまで。本編行きます。
213花火まであと少し 1:2006/12/06(水) 01:48:08 ID:M5kMeqM5
網戸だけを残して窓を開くと、少しだけ冷たい外気が入り込んできた。
季節は初夏。
花が咲き、木々が緑に揺れる季節だが、
窓の外に見えるのは芝生が植えられた庭とその先にある住宅街だけだった。
既に太陽は沈み、見慣れたその景色は街灯の薄明かりに照らされている。
初めてこの家にやってきたあの日以来、この窓から見える風景は変わっていない。
今年もきっと、変わらないのだろう。
そんな益体もない事を考えて、窓際の少年――三崎亮は溜息をついた。
別に、大仰な青春の悩みとやらを抱えているわけではない。
むしろ、今の亮はこの上なく幸せなはずである。
ただ時間を食いつぶしていくだけだった去年までとは違い、今の自分には夢中になっているものがある。
体の調子もよく、学業も問題なし。
親は忙しく家にいる事が少なくなったが、裏返せばそれは仕事が順調だと言う事である。
そして何より、今の亮には相思相愛の恋人がいるのだ。
しかも年上だ。
本当に、これで不幸だといったら罰が当たるだろう。
にもかかわらず、亮の心は都会のスモッグのように翳っていた。
理由ははっきりしている。
その年上の恋人――七尾志乃のせいだった。
214花火まであと少し 2:2006/12/06(水) 01:49:39 ID:M5kMeqM5
志乃のせい、といっても彼女に冷たくされたとか言うわけではない。
彼女はいつだって優しく、そして正しい。
亮が彼女の事で悩むとすれば、それは大抵独りよがりな袋小路にはまっているだけなのだ。
「はぁ……」
再び溜息をつき、亮は自分自身に絶望した。
思えば今までの悩みも相当のものだったが、それも今度のに比べればまだましだろう。
今回の悩みは――会えないこと、ただそれだけだった。
会えない苦悩と言っても、織姫と彦星のように一年に一度しか会えないと言う訳ではない。
亮の家は都内。志乃が住んでいるのは埼玉だから、電車を乗り継げば二時間程度で行ける。
この程度の距離で遠距離恋愛と言ってしまったら、
全国遠距離恋愛同盟(そんなものがあれば、の話であるが)に撲殺されてしまうだろう。
それに、直接は会えなくても声は毎日聞いているし、会話だってしている。
彼女と亮は、同じMMORPG・The Worldをプレイしているのだ。
それでも。亮は、志乃に会いたくて仕方が無かった。
我侭なのは自分でもわかっている。
片道二時間という距離は学校の事を考えれば日帰りできるものではないし、
最後に会ってからまだ五日しか経っていない。
―――志乃と初めてリアルで会ってから、もうすぐ一月。
その間に本当に色々なことがあった。小説を書いたら、原稿用紙百枚では足りないぐらいのことが。
亮が今いる場所は、その結果としては望みうる最高のものだろう。
しかし。
「はぁ……」
三度目の溜息をついて、亮はようやく椅子に座った。
机の上の置時計に目を落とすと、時計の針は午後八時を示していた。
大学から帰った志乃が、そろそろログインしてくる時間である。
亮は顔を俯かせ、心の中で中途半端な気分で会いたくないと言う想いと
話だけでもしたいという想いを秤にかけた。
三十秒ほど考えたところで、亮はPCの電源を入れた。
215花火まであと少し 3:2006/12/06(水) 01:50:17 ID:M5kMeqM5
ローディング画面を経て、M2D(マイクロ・モノ・ディスプレイ)の視界に幻想的な青空が広がった。
野晒しの草原に石畳を引いただけの町並みなど、現代ではそうそうあるものではない。
しかし、最先端の情報工学によって造りだされた架空の世界は、時として現実よりもリアルに感じられる事があった。
舞い散る木の葉がハセヲ――PCの体に触れるような錯覚を覚えながら、亮はメニューバーを呼び出した。
「パーティ」の項目を選択し、彼女の状態がOnline――呼び出しOKなのを確認してパーティに誘う。
程なくしてショートメールの返事が届き、黒衣を纏った短髪の呪療師(ハーヴェスト)――志乃が姿を現した。
どういうわけか、彼女はPCにリアルの自分と同じ名前を付けている。
「こんばんわ、ハセヲ」
「こ、こんばんわ」
女神と言うのがいるとすればこんな声をしているのだろうか。
亮は彼女の声を聞くたび、そんな事を考えてしまう。
「最近ずっとハセヲの方から呼んでくれるね。ふふっ、何だか嬉しいな」
「……」
少し複雑な気分になって、亮は口をつぐんだ。
以前はいつも志乃がハセヲを冒険に誘うと言うと言う形が多かったが、最近はそれがすっかり逆転してしまっている。
元々亮自身が志乃に好意と言うか、憧れに近い感情を持っていた事を考えれば当然のことなのだが。
今の亮は、それが少しだけ悔しかった。
216花火まであと少し 4:2006/12/06(水) 01:51:07 ID:M5kMeqM5
「どうしたの?なんか、元気ないね」
「っ!何で、わかるんだよ……!」
「ふふっ、誘導尋問。ハセヲ、やっぱり素直だね」
志乃が笑って、亮はようやく自分が引っ掛けられた事に気づいた。
「………っ!」
腹は立ったが、無邪気に笑う彼女の姿――たとえそれがグラフィックだとしても――は信じられないぐらい可愛くて、
亮はそれを見た瞬間何も言えなくなってしまう。
「ごめんね、でもこれでちょっとは元気出たでしょ?ゲームなんだから、楽しくやらなきゃ。ね」
少し声のトーンを落として、志乃が言う。
亮はそれに答えないで、顔を背けた。
「もう、拗ねないで。茶化したのは謝るから。ね」
「……別に拗ねてなんかねぇよ」
拗ねていますと言外に認めているような口調で、亮は答えた。
志乃がその声を聞いて、小さく笑う。
「ふふっ、良かった。ハセヲに嫌われたら私、生きていけなくなっちゃうよ」
「なっ……」
志乃の言葉に、亮の胸が高鳴った。
しかし、その口調が冗談めいたものだった事を思い出し、すぐに高揚は焦りに変わった。
「ね、今日はちょっと行きたいところあるんだけどいいかな?」
「あ、ああ。別に、いいよ」
焦りを隠そうと、亮は一も二も無く志乃の言葉にうなずいた。
リンクからエリアワードを呼び出し、エリア情報を見もしないで決定ボタンを押す。
程なくして転送が始まり、二人のPCが光に変わる。
ローディング画面を見ながら、亮はもう数えるのも億劫になった溜息をついた。
全く、どうしてこう空回ってしまうのだろう。
一週間前までは、志乃さえ居てくれれば全てうまくいくと思っていたのに。
217パック ◆JuT3jsxZbo :2006/12/06(水) 01:51:40 ID:M5kMeqM5
以上。次回、土曜日。
218名無しさん@ピンキー:2006/12/06(水) 02:09:13 ID:vG5Yo9yk
>>217
ハセ・・・ハセ・・・ハセ志乃キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!
GJ!!!(´Д`;)ハァハァ
おまいさんが書く展開、また楽しみにしてるんで頑張ってくれ
219名無しさん@ピンキー:2006/12/06(水) 05:10:52 ID:V8bnrF9J
>>204
追加
松に限り楓の事を確か姐さんって読んでたはず

>パック氏
お久しぶり&GJ!ハセ志乃期待あげ
220名無しさん@ピンキー:2006/12/06(水) 07:57:20 ID:3mzCTGBc
>>217
あんたのハセ志乃大好きだ(*´д`)GJ
221名無しさん@ピンキー:2006/12/06(水) 20:00:56 ID:EUllia13
※コルベニクが更なる進化。
※ボルドーとヤタがPTになってる映像。
※AIDAにハセヲが感染。
※椅子に座っているのはおそらくアウラ。しかも服はゴスロリの白ワンピ。
※クビアらしきものがでてくる
※アバター3rdフォームになるとき、みんなで「みんなはここにいる!スケィーーーース!!!」とかいってる。

PVネタバレ
222名無しさん@ピンキー:2006/12/06(水) 22:19:49 ID:f4D3zltf
>>221
それどこのPV?
223名無しさん@ピンキー:2006/12/06(水) 22:38:58 ID:EUllia13
>>222
アクセスポイントで公開中のvol.3PVだが
224名無しさん@ピンキー:2006/12/06(水) 23:41:02 ID:d0I6w9kb
PV観れねー!!orz   アクセスポイントでいいんだよね?
225名無しさん@ピンキー:2006/12/06(水) 23:58:07 ID:EUllia13
>>224
今日PV流してるとこは通常より1日早いらしい
本来なら明日から
226名無しさん@ピンキー:2006/12/07(木) 00:11:29 ID:Qx0EVpzl
それって公式サイト?それともゲームショップ?
227名無しさん@ピンキー:2006/12/07(木) 00:23:11 ID:bbE1XkcC
>>226
アクセスポイントがあるゲームショップだな
228名無しさん@ピンキー:2006/12/07(木) 00:32:27 ID:Qx0EVpzl
サンクス明日逝ってみるノシ
229名無しさん@ピンキー:2006/12/07(木) 03:42:50 ID:XvB2wm3R
おまいら乙
ハセヲ×カール+不思議幼女投下
230名無しさん@ピンキー:2006/12/07(木) 03:44:46 ID:XvB2wm3R

「んなイベント知らねぇだと? どーいうこった」
「そのままよ。CC社は“子育てイベント”なんて企画しても実施してもいない」
「じゃあ、あのセグってガキは……」
「……」

苦情も兼ねてパイにコンタクトを取ったのは正解だったらしい。
アトリは「イベントでは?」と疑っちゃいたが、
やっぱり子育てイベントなんざ有り得ねぇ。
その気になってるカールにゃ悪いが……家族ごっこに付き合うつもりは毛頭ねぇんだよ、俺は。

「PCでもなければNPCでもない……
 けれどそんなキャラクターがサーバー内をうろつく……だとすれば、残る可能性は1つね」
「?」 
「放浪AI」
「あんだよ、そりゃ」
「R:1からこのゲームを始めた貴方は知らないでしょう。
 4年程前から見かけることも無くなっているし……」

パイの話を参考にするなら放浪AIってのは一種のバグらしい。
特に2010年〜2014年が頻出期だったらしく、CC社側が『碧衣の騎士団』っつう
デバッグチームを組織しなきゃならねー程、放浪AIは《The World》に溢れていた。
姿形は何故か少女の姿をした者が多く、ある者は言葉を知らず、ある者は女神の娘を名乗ったと言う。
……設定だけはよく出来たバグじゃねーか。

「セグもその放浪AIだってのか……何でそんなのがカナードのホームに……」
「一応調べてみるわ。それにもし放浪AIだとしても、何処から来たのかは大体検討が付くもの」
「へぇ、何処だって?」
「ロストグラウンド……吹き溜まりの街・ネットスラムの可能性が高いわ」






***************************






「ちゃお。ハセヲ、ひさしぶり」
「……あぁ」
「パパ! おかえり!」
「ぐおっ、セグ……!?」

ホームに戻って来た途端、セグの抱きつきが待っていた。
顔合わせんのは数日ぶりか……いや、それよりもだ。
コイツ、今確かに俺に「おかえり」って……。

「ハセヲったら、ちっともホームに顔出さないんだから。
 暇だったし、あたしが教育しといた」
「マ、マジか……」
「言ったろ。あたしは育児においても頂点に立つ女だ」
231名無しさん@ピンキー:2006/12/07(木) 03:47:14 ID:XvB2wm3R

「ほら、セグ。パパが怒る前に離れな」
「はぁーい」

……驚いた。
つい先日まで「パパ」か「ママ」しか喋らなかったあのガキが
カールの言ってること、ちゃんと理解して……素直に俺から離れやがった。
てんで中身は赤ん坊だったはずだぞ、俺がいない数日に間に何があった……?

「きみが居ない間、シラバス達がこの子の相手してくれてたんだけどねぇ。
 やはり父親役はきみじゃないとダメらしい、ハセヲ」
「うん。セグ、パパはパパじゃなきゃ嫌」
「……なぁ、何で俺がお前のパパなんだよ」

喋れる様になった、となりゃ話は早ぇ。コイツには色々と聞きたいことがあるからな。
パイが調べるまでもねぇ、セグ本人に直接問いただせばいいんだしよ。
俺とカールを親だと思ってるのは何故かとか、何処から来たのかとか、とか。

「分かんない。でもここに来れば、パパとママに会える気がした」
「じゃあお前ここに来る前は何処に居たんだ、つかどーやってギルドに忍び込みやがった!?」
「それも分かんない」
「……おい。カール」
「わーってる。でも無駄だよ、ハセヲ。
 あたしも色々と質問してみたんだが……『分からない』の一点張り。
 本当に分からないのか、プロテクトか何かで『分からない』と答えざるをえないのか……」

仮にカールの推測がビンゴだとして、誰がそんなコトをする?
俺とカールにセグを近づけて何かをやらかそうってのか。
でも俺の見た限り、このセグがそんな物騒な存在には見えねぇが……迷惑ではあるが。
自分の子供でもねーのにパパ呼ばわりされてみろ、ゾッとしねぇぜ。

「けどハセヲ。子守が嫌でホームに近づかなかった……ってワケでもないんだろう?」
「……パイに連絡取って、色々やってた。やっぱこれ、イベントじゃねぇみたいだぞ」
「だな。この子がイベントキャラなんて到底思えない、まるで……」
「まるで……?」
「……人間みたいだ」

……そーいや、パイが言ってたな。
放浪AIの中には女神の構築データ収集のために放たれた者が何体か居た、って。
多くの人間が集まる《The World》の中で情報を集めて、より完璧な究極AIを作ろうとしてた
奴が、R:1時代に居たってことも。それがモルガナなのか? それとも別の誰か……。
オーヴァンが探してた“キー・オブ・ザ・トワイライト”と女神がどう関係してるのかは
知らねぇけど……セグも、もしかしたら“キー・オブ・ザ・トワイライト”と何か繋がりがあるってのか……?
まさかな。話が出来すぎてて気味悪ぃ。

「にしてもアレだな。お前に育児の才能があるとは思ってなかった」
「ふふん。女を舐めたらアカンぜよハセヲ君」
「? パパ、ママを舐めたいの?」
「バカ言え」

……カールに教育任せたのは、マズかったんじゃねぇの?
ったく、とんだマセガキ……ん、なんだ……初めて会った時と何か雰囲気違うな、コイツ。
なんか、こう……あ。

「……お前、リボン付けたのか」
「ママが結ってくれたの。長くて綺麗な髪なのに、そのままは勿体無いよ、って」
「あたしのお婆ちゃんも髪結うの得意でね。チートでちょちょいと作ってやったんだ」
232名無しさん@ピンキー:2006/12/07(木) 03:48:56 ID:XvB2wm3R

「でね。この子の髪、すっごいサラサラしてんのね。ハセヲも触る?」
「あのな……」
「この世界の物質に触れて触感を得ることができるのは
 モルガナ因子を持ってるPCだけなんだ。撫でてやるくらい何でもないだろう?」
「……ちっ」

俺と同い年のくせに、カールはたまに大人びた口調で俺を諭すことがある。
からかってる時は訳の分かんねぇ例え話なんかで誤魔化すのに、こういう時だけ……ったく。
撫でればいいんだろうが。撫でれば。

「ほれ」
「あぁぁ、パパ! ぐしゃぐしゃになっちゃう〜!」
「ハセヲ、ダメだって。セグの髪が乱れるだろ、髪は女の命なんだ」
「女の頭なんか撫でたコトねーから加減が分からねぇんだ、悪かったな」

そこまで大袈裟にすることもないだろうに。
カールは乱れたセグの髪をはたいて元の通りに戻しながら、俺に注意を促す。
曰く、「あたしが髪をバッサリした時、お婆ちゃんはすごく悲しんだ」とか
「髪は女の魅力を引き立てるモノの1つ、手荒に扱うのはダメっしょ」とか……。

「気をつけてほしいな。ハセヲは女泣かせるのが上手いんだから」
「オイ。まだ泣かせてねーだろ」
「ママ、パパは女の人を泣かせるが上手いの?」
「そーよ。揺光姉ちゃんもアトリ姉ちゃんも、パパに泣かされたことがあんのよ」
「パパ、甲斐性無し?」
「そーねー。甲斐性無しねぇ」

好き勝手に何か俺の悪口言ってねぇかコイツら……。
つーかこのガキ、誰が甲斐性無しだ、あぁ!?
そりゃま、確かに……な、泣かせたことは否定しねぇけど……
けど、アトリの時も揺光の時も事情があってだな……。

「ふぁぁ……ママ、眠い」
「こんな時間か。パパが来たから嬉しくて疲れた?」
「うん」

まるで本当に人間みてぇに、セグは目を擦って眠気をカールに訴える。
時間は夜11時過ぎ、確かに子供が起きてる時間じゃない。
けど……放浪AIって寝るのか?

「明日もまた遊ぼうね」
「あぁ、遊ぼう。おやすみ」
「うん……」

カールの膝に頭を添えて、そのままセグは目を閉じた。
それ以降、あれだけ騒がしかったアイツはピクリとも動かなくなり、
その姿と相成って、まるで人形を見てる様な気分に陥る。
だが微かに聞こえる寝息が、セグを生き物であると定義づけているのも事実だ。

「どした。ハセヲ」
「いや、その……お前にばっか押し付けて、悪ぃ、つぅか……」
「きみが謝ることじゃない。あたしが好きでやってるんだ……ま、座れって」
「……おう」
233名無しさん@ピンキー:2006/12/07(木) 03:50:39 ID:XvB2wm3R

「子供の寝顔って可愛いだろう?」
「……」
「まだ出会って1週間も経ってないけど……この家族ごっこ、あたし的には結構楽しいんだ」

こいつが、カールがそんなことを言うのも珍しい。
いつもは俺や揺光をからかって、悦に入って喜んでるような奴なのに。
元々カールと知り合ったのは揺光の紹介だが……今思うと、俺は全然コイツのことを知らねぇ。
それに時々、コイツを見てて思うことがある。
何か……昔の、死の恐怖とか呼ばれてた頃の俺に、似てる……って。

「カールはソイツのこと可愛がってるみてぇだが、ソイツは――――――」
「自分の子供が可愛くない親なんて、いない」
「自分って……お前が腹痛めて産んだワケでもないだろうに」
「でもあたしをママと呼んで慕ってくれている。
 例えそれがこの子の本意だろうと他意だろうと、あたしはこの子の母親のロールを続けるよ」
「……」
「昔、『中途半端なロールするな!』って言われたことがあんのね。
 だから、さ。どーせ母親やるなら、徹底的にこの子に付き合ってあげるつもり。暇だし」

俺は揺光から紹介されるまでのカールを知らない。
コイツがPKKだったとか、碧星宮の宮皇になった途端にゲームを辞めたとか、
そういう話を聞いたのはずっと後のこと。
俺達のメンバーの中じゃ、クーンと同じくらいネトゲ暦が長くてR:1の頃から
《The World』をプレイしてる……俺が知ってんのはそんくらい。
“謎は女を女にする”とか意味不明なこと言っていつも誤魔化して。

「この子さ」
「あん?」
「きみが……ハセヲがパパで、この子は幸せだと思う」
「そうか? よく、分かんねぇけど」
「あたしには父親がいないから……この子には、そゆ思いさせたくないのね」
「死んだのか?」
「あたしが母さんの腹の中に居た時に離婚した。だから顔も知らない」
「……」

……カールも、カールなりの人生、歩んでんだな。
俺の家だって親父も母さんもいつも居ねぇけど、離婚はしちゃいない。
片方の親がいねぇ気分ってのは……どんなんだろうな。
俺は知らない。けど、カールは知っている。

「だから。あたしの家は、お婆ちゃんが大黒柱。女3人で慎ましく暮らしてる」
「お前がそういうコト俺に話すの、初めてだな」
「ハセヲには知っておいてほしかったから」
「……」
「きみと揺光だけだ。この世界であたしの家の事情知ってんのは」
「……そうか」

膝の上で眠りこけたセグの髪を梳きながらカールは淡々と、それでいて何処か可笑しそうに笑う。
人の心にはいつもズケズケ踏み入って、引っ掻き回して、面白い方向に持って行こうとするのに、
こういう時だけ女の表情を見せるから、コイツはずるい。

「だが顔も知らない父親が残してくれたものもある。この世界だ」
「どういう意味だ?」
「あたしの親父だよ、この世界を作ったのは。
 ハロルド・ヒューイックの黄昏の碑文から構想を得てフラグメントを開発、
《The World》のR:1日本語版を開発したスタッフの責任者が……あたしの親父だ」
234名無しさん@ピンキー:2006/12/07(木) 03:52:59 ID:XvB2wm3R

「もう親父の作ったR:1は無くなってしまったけど……それでもね、ハセヲ。
 R:1時代の名残のあるロストグラウンドに行くと、昔が懐かしく思えてきたりもするの」
「カールでも、そういうこと言ったりすんだな」
「最近はそうでもないけど……この子見てたら、何かね」

誰だって感傷に浸りたい時はある。
俺も志乃がPKされた後、よくグリーマ・レーヴ大聖堂で考え事とかしてたから、分かるさ。
俺の場合は仲間だけど、カールの場合は……親だから。例え顔も知らない相手であっても、親には違ぇねぇ。

「とは言え……少し疲れたな。あたしも少し休もう」
「お、おい」
「いいじゃないか。きみとあたしと、この子しか、いないよ」

ドキリとする様な低い声で呟くと、カールは俺に寄り添って目を閉じた。
コイツも因子持ちだ。俺に触れた感触が伝わってるはず……カールの膝にはセグ、俺の肩にはカール。
無防備な寝顔見せやがって……俺を何だと思ってやがんだか。



**********************



更に数日が過ぎた。相変わらず俺達の惰性的な子育ての日々は続いている。
でもいつまでも続けるワケにもいかない……セグが日を追うごとに色々と学習して行くのを
目の当たりにして、俺は益々そう思うようになっていった。
カールにとっちゃ残酷な選択かもしれねぇけど……やっぱ、確かめなきゃダメだってな。

「あぁ。ネットスラムなら知ってる、行ったことないけど」
「パイに調べさせたんだ。セグは、そこから来た可能性が高いって……」
「帰すべき場所に帰す? そゆこと?」
「あ、あぁ……」
「ふむ……分かった。行こう」

意外だった。セグをこんなにも可愛がってるカールが、あっさりと返事をすることが。
てっきり、いつもみたく何だかんだ言い訳して渋るか話をはぐらかすと思ったんだが……。

「……いいのか」
「帰る場所があるなら、帰すべきだ。違う?」
「まぁ、そりゃな」
「ネットスラム……R:2に移行しても残ってたか。
 今になるまでその名を聞かなかった、ってことはロストグラウンド化してる?」
「らしいな。行くために必要なデータシードはもう俺が集めてある……いつでも行けるぞ」

俺1人で行っても意味がない。
カールと、そしてセグが一緒に行かないと、意味がねぇ。
今回ばかりは。

「セグ、お出かけしよう」
「パパとママとお出かけ?」
「あぁ。お出かけ」

母親としてのロールを最後まで真っ当するつもりなのか、カールの顔に迷いの色はなかった。
もうセグと離れ離れになるかもしれねぇってのに……。

「それじゃ行こうか、ハセヲ。ネットスラムへ」
235名無しさん@ピンキー:2006/12/07(木) 03:54:59 ID:XvB2wm3R
次は前作キャラも登場? カールのパワーうpイベントあり? 何のことです?
おやすみおまいら
236名無しさん@ピンキー:2006/12/07(木) 07:48:48 ID:75wJEC09
GJ

ヘルバ登場の予感(*´д`)ハァハァ
237名無しさん@ピンキー:2006/12/07(木) 14:16:38 ID:priQ64Si
GJ!
238名無しさん@ピンキー:2006/12/07(木) 20:47:47 ID:BaTef0IC
超GJ
239名無しさん@ピンキー:2006/12/08(金) 02:40:20 ID:b5RnUGha
マジでぐっっっっじょーーーーーぶ!!!
主ら神すぎる!!!
あと公式サイト覗いたらキャラページにタビーがキテたー!!!この顔めっちゃ好みだわぁ〜
240名無しさん@ピンキー:2006/12/09(土) 07:47:05 ID:lNjSeXkK

241名無しさん@ピンキー:2006/12/09(土) 09:26:10 ID:qrOl2QTz
前スレで投下されたボル子話はまだかのぅ
242名無しさん@ピンキー:2006/12/09(土) 14:43:38 ID:CFh2fbIi
>>240
ちょwwwwwIDwwww
243名無しさん@ピンキー:2006/12/09(土) 15:10:46 ID:PHv93e1F
「ハセヲさんもっと私を見てください…!!!」
「もっと見てほしいんですぅ!!」
244名無しさん@ピンキー:2006/12/09(土) 18:27:47 ID:lNjSeXkK
ヘルバはスタイル良い
245名無しさん@ピンキー:2006/12/09(土) 18:31:37 ID:qdUiTwV/
何をトチ狂ったのか揺光×天狼(リアルの)が思い浮かんだ罠
ちょっといってくるわ
246名無しさん@ピンキー:2006/12/09(土) 20:04:21 ID:mL7g6eay
>>245
ま、待ってるんだからねっ!
べっ別にwktkしてるわけじゃないんだからっ!
247GORRE:2006/12/10(日) 01:05:21 ID:RdfGEK69
>>208の続き。4日も待たせて申し訳ない。

翌日、亮は体のけだるさを感じて目を覚ました。
「何で、こんなに体がだりぃんだ?」
全く持って思い当たる節がない。亮は昨日何かしたのか思い出せないでいた。
「ん?」
亮はベッドに違和感を覚えた。
「何で、こいつらが俺のベッドで?」
ベッドで寝ていた朔と智香の姿を見た亮は首をかしげた。
「……まあ、いいか。顔洗ってこよ」
亮は顔を洗うために1階へと降りていった。
「?」
洗面所へと向かう途中、亮はリビングに人の気配を感じた。両親は今日の夜まで帰ってこないはずだから、こんな時間にいるはずがない。泥棒か? いや、だったらこんな朝早くから忍び込みはしないはずだ。
「誰だ?」
亮はリビングにいる人影の正体を確かめるべく、扉を開けた。そこにいたのは……。
「望!?」
エプロンをつけた望だった。
「あ、おはよう。ハセヲにいちゃん」
「お、お早う。てか、お前何してんだ?」
「え? あさごはんのよういだけど…いけなかった?」
望は悪い事をしたんじゃないかと言う気持ちに襲われた。
「いや、悪くはない。てか、お前料理できたのか」
「すこしくらいなら。がっこうのかていかのじゅぎょうでならったし。それに、おかあさんがいそがしいときとかてつだってたし」
亮は感心した。なんて偉い奴だ。
「朔はどうなんだ?」
「おねえちゃんはりょうりできないよ。できたとしてもカップめんとかだよ」
智香並かよ! 亮は心の中でつっこんでおいた。
「?」
望は自分を見つめている亮の視線に首をかしげた。
「………」
「! ハセヲにいちゃん鼻血!」
「うお!」
亮は急いで鼻にティッシュを詰め込んだ。
(いかんいかん…)
亮は思わず望のエプロン姿に萌えてしまったようだ。
248GORRE:2006/12/10(日) 01:07:38 ID:RdfGEK69
と、今日はここで終了。 つづきはまた後日!
249名無しさん@ピンキー:2006/12/10(日) 01:18:26 ID:LSbIEB/3
>>248
エプロンを着けた望だったのか、エプロンを着けただけの望だったのか…
(いかんいかん、ティッシュ、ティッシュ…)
GJ!
250パック ◆JuT3jsxZbo :2006/12/10(日) 01:45:13 ID:dhLYjlBk
また日付が変わってしまった・・・・・・
土曜日と言っておきながら申し訳ありません。
気を取り直して、今夜の分。
251花火まであと少し 5:2006/12/10(日) 01:45:45 ID:dhLYjlBk
「あのー、志乃サン?」
「どうしたの、ハセヲ。急に他人行儀になっちゃって」
「このエリア……やば過ぎじゃね?」
目に映るのは、見ただけで冷たさを感じてしまいそうな寒色の回廊。
視線を床に落とすと、罠と言う言葉を具現したような伸縮式の鋸や剣山が蠢いている。
それだけでも気が滅入るのに、エリア自体のレベルもハセヲからすればかなり高い。
まだ一回しか戦闘していなかったが、HPは既に三分の一を切っている。
今更ながら、亮はエリア情報をまともに見なかった事を悔やんだ。
そこにはちゃんと、「今のあなたのレベルではここのモンスターには勝てないでしょう」と書いてあったはずなのに。
とはいえ、それを見ていたとしても今の亮が志乃のお願いを拒めたかどうかは怪しい。
むしろ、志乃が行きたいとさえ言えば適正レベル150の最上級エリアであろうと着いていってしまいそうな気がする。
「うーん、私は好きなんだけどな、回廊型。ハセヲは嫌い?」
「い、いや……その……」
思わぬ質問に、言葉が詰まる。
正直に言えば、回廊型は嫌いだ。
一本道な分通常のダンジョンに比べれば時間はかからないが、その分トラップが多く戦闘の回避も困難になっている。
最深部にはボスが待っているし、それを倒さなければ当然ミッション目標である獣神像には到達できない。
受けるダメージとストレスは、間違いなくゲーム中最高だろう。
それこそ、こんなエリア好きなやついるのかと思っていた。
今の今までは。
隣を見れば、志乃が好きって言って言ってオーラを溢れさせてこちらを見ている。
実際にM2D越しの視界に映っているのは単なるグラフィックに過ぎないのだが、なんとなく気配でわかった。
「あー、その……嫌いじゃなかったって可能性があるとも無いとも言えないことも無い、かな」
「うーん、何だかはっきりしないなぁ……まあ良いや。このエリアをクリアしたら、ハセヲもきっと好きになるよ」
唇を尖らせながらそう言うと、志乃はハセヲの背中を叩いた。
先に進もう、という意思表示のようだ。
「そうなるといいな……行くぜ!」
熱愛自棄という心の新境地を感じながら、ハセヲは回転鋸へ向かって走りだした。
252花火まであと少し 6:2006/12/10(日) 01:47:08 ID:dhLYjlBk
「旋風、滅双刃!」
既に何度目かわからなくなったアーツをお見舞いして、ようやくボスモンスターは沈黙した。
戦闘リザルトが表示される中視線を後ろに流すと、戦闘中援護と回復に徹していた志乃が拍手をしている。
一瞬苛立ちを感じて視線をそらし、亮は目を閉じて呼吸を整えた。
「……死ぬかと思った」
そのまま小さく呟いて、コントローラーを持った右手を振る。
このボス戦に限らず、エリアの難易度とストレスは相当のものだった。
レベル差は後半ハセヲのレベルが上がったおかげでさほど感じることは無くなったが、それでようやく五分。
トラップは相変わらず悪質に配置されていたし、エリアのモンスターは甲殻系が主だった。
甲殻系モンスターは本来のHPとは別に殻自体の耐久力が設定されており、それを削りきらなければまともにダメージが通らない。
巡り合わせが悪い事に、ハセヲの得物は殻へのダメージにマイナスの補正がかかる双剣だった。
「これだから甲殻類は嫌いなんだ……」
殻が剥けなくて海老が苦手だった子供の頃を思い出して、小さく呟く。
思えば黄昏の旅団が解散する前は、オーヴァンに連れられて様々なエリアで特訓を受けた。
その中にはおいおい、ちょっとこれ初心者の行くエリアじゃねぇだろと言うような場所が高頻度で含まれていたが、
今回の回廊はそれらと比べても遜色ないレベルの場所だった。
亮とてゲーマーの端くれである。別に高難度エリアが嫌いなわけではない。
しかし、普段志乃と行くのはオーソドックスな草原タイプのエリアが主だった。
プレイングも、経験値稼ぎやアイテム集めよりお喋り――ここ一週間はデートと言っても差し支えないだろう――がメインとなる。
良く言えば牧歌的、悪く言えば生ぬるい日々だったが亮はそんな志乃との時間にそれなりに――いや、
本音を言えばかなり充足していたのだ。
それなのに、志乃の方からこんなエリアに、それもだまし討ちのような形で引っ張ってこられるなんて。
文句を言おうとして、亮は視界を後ろに立つ志乃に移した。
「志乃、あのさ」
「なぁに、ハセヲ」
呼びかけると同時に、目と目が合った。
志乃が答える。いつも通りの、優しい声音。
「……っ!何でもない……」
耳朶を包み込むようなその声が響いた瞬間、亮は何も言えなくなってしまう。
そんなハセヲの姿を見て、志乃が小さく笑う。
天使のようなその笑い声が、少しだけ苛立たしくて。
ハセヲは踵を返して、獣神像に向かって歩き出した。
253花火まであと少し 7:2006/12/10(日) 01:50:25 ID:dhLYjlBk
多くのエリアでは、そこに置かれた宝箱を開けることがクリア条件になっている。
亮はターゲットアイコンをクリックし、蹴り飛ばすようなモーションで宝箱を開いた。
「はぁぁぁ……」
中から現れたアイテムに、溜息が漏れる。
宝箱に入っていたのは、光式・忍冬(スイカズラ)。
デフォルトで光の属性を持ち、このレベル帯では最高の攻撃力と使い勝手を誇る希少な双剣である。
「これ、俺が貰っていいのか?」
ようやくこのエリアに連れてこられた意図を理解し、亮は再び志乃を振り返った。
「もちろん。ごめんね、いきなり連れ出したりして」
肩をすくめて、志乃が答える。
連れ出すような形になった事を気にしてか、それとも単に内緒にしていた事が恥ずかしいのか。
その口調には、照れとも後ろめたさとも付かない響きがあった。
「そんな……謝る事なんてないよ」
先ほどまでの不満は何処へやら、そう言われて亮は本気で気後れしてしまう。
はっきりって、この双剣は実用性という観点からすれば微妙である。
確かに単独の武器としては優秀だが、
レアアイテム扱いになる為他の武器と練成して攻撃力を上げる事が出来ない。
またデフォルトで光属性とクリティカル補正のアビュリティが付与されている為、
自分の裁量でカスタマイズする事も不可能。
要するに、発展性が無いのだ。
そして、この種の道具は使い手にとってはあまり望ましいものではない。
それが真理である事は第四世代MS(ドーベンウルフやゲーマルクと言ったネオジオン紛争期の恐竜的進化を遂げた機体)
が15mサイズの小型MSに取って代わられていったように、人類の歴史における現実が実証している。
それでも。亮は、志乃が自分のために希少な双剣を送ってくれたと言うだけで、嬉しかった。
「そう言ってくれると嬉しいな……ね、ハセヲ。その双剣――スイカズラの花言葉、知ってる?」
「え?」
突然、志乃が話題を変えたる。
比較的一般的な男子高校生である亮は、当然スイカズラなどというマイナーな花言葉など知らない。
おそらく志乃も、それをわかっていて聞いたのだろう。
程なくして、志乃の形の良い唇が答えを紡ぐ。
「愛の絆……」
「……っ!?」
リアルで顔を真っ赤に染め、亮が声にならない叫びを押し留めた。
「ふふっ」
そんなハセヲを見て、志乃が優しく笑った。
その眼差しは、弟を見守る姉とも年下の恋人を見守る淑女ともつかない。
亮が調子を取り戻すまでの間、志乃はずっとそうやってハセヲを見つめていた。
254パック ◆JuT3jsxZbo :2006/12/10(日) 01:52:18 ID:dhLYjlBk
以上。
例によって妄想による本編の勝手な補完になりましたが、どうかパラレルと言う事で一つ。
話自体はエロも含めてもうちょっと続きます。
次回は12月13日(水)。
255名無しさん@ピンキー:2006/12/10(日) 01:58:21 ID:NoBOgy0k
>>254
リアルタイムキター!!
待ってました!やっぱり最高だな…
むしろパラレルでも何でもこいな所なので全然気にしなくておk
次回も超期待
256名無しさん@ピンキー:2006/12/10(日) 02:06:48 ID:bUQtI2D8
やっぱいいな(*´д`)GJ
257名無しさん@ピンキー:2006/12/10(日) 10:12:26 ID:PbWytN5o
ぐっじょぶです。

> それが真理である事は第四世代MS(ドーベンウルフやゲーマルクと言ったネオジオン紛争期の
> 恐竜的進化を遂げた機体) が15mサイズの小型MSに取って代わられていったように、人類の
> 歴史における現実が実証している

ソレ ジンルイノ レキシ チガウ
258名無しさん@ピンキー:2006/12/11(月) 00:28:02 ID:hcIx6jRu
M、MS人類の歴史ってww
ハセヲもちつけwwwwwwwwww
259GORRE:2006/12/11(月) 00:45:30 ID:dSI2huYc
>>247の続き〜

ぎゅう〜〜〜。
亮は思わず望を思いっきり抱きしめていた。
「ハセヲにいちゃん、いたい」
「す、すまん」
亮は望から離れた。
(やべえやべえ。一瞬我を失ってたぜ)
亮はなんとか自我を取り戻したようだ。
ついでに言っておくが、望は断じて裸エプロンではない。が、かなりきわどいと言うか似合いすぎなのである。
(まだ、女子用の体操着着てないだけましか…なんかあったよな…そういうゲーム。
女みたいな弟が体操着にブルマー着けたらまるっきり女みたいで思わず兄貴が襲いそうになっちまったやつ)
「?」
「望おおおおお!」
「わあ!」
亮は思わず望に襲い掛かった。
「だ、だめだよハセヲにいちゃん! デザートはごはんのあとだよ」
望は亮の下でばたばたと暴れながら言った。
「いや、それは分かっているんだが、なんか今のお前を見ていると襲いたい衝動に…って、ちがあああああう!」
亮は流されそうになって望から飛びのいた。
「あぶねえ、一瞬流されそうになった。あぶねえあぶねえ」
「ボクはハセヲにいちゃんにおそわれても、べつにかまわないのに」
そう呟きながら、望は起き上がった。
「え?」
「ううん、なんでもない。あ、すぐにあさごはんつくっちゃうね。ハセヲにいちゃん、おかずなにがいい?」
「望」
「え?」
「いや。そうだな…目玉焼きと野菜が食いたい」
「じゃあ、サラダだね。すぐつくるよ」
望は台所に戻っていった。
亮はそんな望を見て気の毒に思えた。
「望、俺も手伝う」
「え? いいよ、ハセヲにいちゃんはゆっくりしてて」
「そうはいかねえよ。客人に朝飯作らせるなんて悪いしな。本来なら俺が作らなきゃいけないんだしな」
「そう? じゃあ、サラダつくってよ。ボクはめだまやきつくるから」
「分かった」
亮はサラダを作るため、冷蔵庫から野菜を取り出した。
「レタスは千切ればいいとして、トマトときゅうりはどうする?」
「トマトはくしぎり、きゅうりはななめにきったほうがおおきくみえるよ」
「そうか。よし」
亮は早速トマトを切り始めた。もちろん、料理なんて殆どしたことがない。いつ手を切ってもおかしくない。
「イテ」
案の定、亮は指を少し切った。
「だいじょうぶ? ハセヲにいちゃん」



260GORRE:2006/12/11(月) 00:55:45 ID:dSI2huYc
望は亮の怪我した指先の具合を見た。
切り口は小さいようだが、血は結構出ていた。
「くそ、とりあえず消毒しねえと」
亮は食器棚の上にある救急箱を取りに行こうとした。が、
「あむ」
望はその指をくわえ込んだ。
「! 望、お前何してんだ!?」
突然のことで、亮は驚いた。
「? とりあえずおうきゅうしょちだけど」
指を咥えたまま望は答えた。
「いや、応急処置って」
「こうするといいって、おかあさんがいってたよ?」
「ええ!?」
望は亮の指を咥え込んだまま放そうとはしなかった。それどころか、その指全体を舐め始めた。
(望が俺の事を気遣ってくれてるのは分かるが…本人は分かってて俺の指を舐めてるのか、それとも分からずに舐めてるのか、どっちだ?)
と、亮は思った。


とりあえずここまでえ。昨日エプロンネタを書いたらこのネタを書きたい衝動におそわれてしまった。
続きはまた後日。
261名無しさん@ピンキー:2006/12/11(月) 01:06:42 ID:uu9SDf7R
すごく…GJです…
262名無しさん@ピンキー:2006/12/11(月) 15:19:12 ID:hVG8PN3k
ガノタのハセヲバロスwwwwww
263名無しさん@ピンキー:2006/12/12(火) 16:45:19 ID:y2+WU5eJ
www
264名無しさん@ピンキー:2006/12/12(火) 22:27:24 ID:0w6Z3OH5
ここ見てて創作意欲が刺激されてきた
何か書きたい所だ、今まで書いた事など無いんだが
265名無しさん@ピンキー:2006/12/12(火) 23:30:04 ID:IGopFxVv
>>264
構わん、是非書いてくれ!
266名無しさん@ピンキー:2006/12/12(火) 23:35:55 ID:rebPo8Lm
安心しろ。誰でも最初は素人だ。

初投下して、アドバイスやマイナス評価をふまえて
また新たな作品を産みだし、投下する。

傑作を残した作者達も
そうして"神"と崇められるまでになったんだ。

だから、これも修行だと思って書いてみたらどうだろうか?
267264:2006/12/12(火) 23:52:48 ID:0w6Z3OH5
>>265-266
了解した。
カップリングは亮×朔で、望は今の所絡ませる予定なし。
当方文才無い上に遅筆なのでうp速度はあまり期待しないで下さいな
268GORRE:2006/12/13(水) 00:57:52 ID:bCpUU5Xt
かまわんかまわん。じっくり考えてこそいい作品が生み出されるのさ。

最初からうまく出来る奴なんて誰もいない。それはスポーツとか勉強においても同じ事さ。

てか、最近亮×朔が人気だな。

って、俺も続きかかな。あー…でも思いつかねえ…
269名無しさん@ピンキー:2006/12/13(水) 01:01:03 ID:UTo9EaXj
>>268
前も思ったんだがやはり少し自己主張が過ぎないか?
個人のサイト作ったらどうだ
って言いたくなってくるよ
270名無しさん@ピンキー:2006/12/13(水) 01:07:28 ID:P9z0Oh/R
>>268
雑談の時はコテ外そうよ
271GORRE:2006/12/13(水) 01:10:14 ID:bCpUU5Xt
あ、ごめんなさい!
272名無しさん@ピンキー:2006/12/13(水) 02:38:26 ID:rXinEWgh
(*´∀`)σ)Д`)プニプニ
273名無しさん@ピンキー:2006/12/13(水) 17:51:39 ID:3MJnNlZy
ドンマイドンマイ
(*´∀`)σ)Д`)プニプニ
274パック ◆JuT3jsxZbo :2006/12/14(木) 00:38:28 ID:xSoBfF/v
後二回か三回でこの話は終わりかな?
今夜はちょっと短めです。
275花火まであと少し 8:2006/12/14(木) 00:39:09 ID:xSoBfF/v
「ねぇハセヲ、明日は暇?」
プラットホームからタウンに戻ると、志乃は唐突にそんな事を聞いてきた。
「別に……予定は無いけど」
もしかして……
仄かな期待に胸を高鳴らせながら、亮は答えた。
実は現在公開中のガンダムUC・劇場編集版を見に行くつもりだったが、志乃の誘いに比べれば瑣末なものである。
予定の内にすら入らない。
「なら、じゃあお昼ぐらいから付き合ってくれない?神田に本買いに行きたいの。あ、もちろん、リアルの方ね」
「う、うん……わかった」
待ち望んでいた、志乃からの誘い。
飛び上がるほど嬉しいはずなのだが、照れが邪魔してそれだけしか言えない。
無意識に、ハセヲは志乃から目を逸らした。
少し前まで、亮は志乃の目を見るのが苦手だった。
初日にPKされて人間(PC?)不信ぎみになっていた事もあったが、
旅団に入って仲間たちと普通に話せるようになってからも志乃に対してだけは直らなかった。
正確なところは今でもわからないが、おそらく――彼女の声と言うか、話し方のせいなのだろう。
志乃の声は可憐で、囁くような調子で話す。
それは彼女のお姉さん気質と言うか、冷静で温厚な態度と相まって心に否応無く響いた。
一言で言えば、誠実で一途なのだ。
感情過多な面を隠そうとクールで無気力な仮面をつけていた以前のハセヲには、それがたまらなかったのだろう。
あくまでこれは、後付けの自己評価に過ぎないが。
276花火まであと少し 9:2006/12/14(木) 00:39:57 ID:xSoBfF/v
「良かった。買いすぎちゃった分の本持ってもらうかもしれないけど、いいかな?」
「そんなの……別に、気にしないから」
普段なら叱られる所だが、志乃は気にせず言葉を続けた。
それが少し不満で、亮はぶっきらぼうな調子になる。
呆れられたのか、それとも内心を見透かされたのか。
どちらにせよ、余りいい気分では無かった。
「それじゃ、待ち合わせとかは後で携帯の方で送るね。私は今日中に大学の課題片付けちゃいたいから、今夜は落ちるね」
「う、うん。じゃあ……」
そういって、志乃は足早に姿を消した。
ハセヲは、一人タウンに残される。
別に引き止めるつもりは無かったが、こうなると少し寂しい。
「ログアウトして、メールでもチェックするか……」
思わず口に出して、そう呟いた瞬間。
「やっほー!ハセヲー!」
亮の耳に、無駄に元気な叫びが聞こえた。
反射的に振り向くと、そこには猫の意匠の拳術士(グラップラー)――元黄昏の旅団のメンバー、タビーが立っていた。
277パック ◆JuT3jsxZbo :2006/12/14(木) 00:41:16 ID:xSoBfF/v
以上。
ハセヲが見たがってる映画に関しては、まあ・・・・・・
すいません、調子に乗りました。
次回は18日(月)。
278揺光モノ「光の中に咲き誇る花」 東京(準備)編2:2006/12/14(木) 01:42:52 ID:pQrHTo4J
前スレ>>470の続き かなり間が空きましたが投稿。
「…え〜っと、おやつは買ったし、お土産の『白い恋人』は買ったし、夜食用のカップメンも買ったし……うん、これくらいかな」
アタシは今、近場のデパートの食品売り場にいる。
無論、ドサンコデ札幌の東京ドーム日本シリーズ戦を見に行く為である。
クールでカッコ良くてそれでいて実は心優しい(と智香は思っている)オーヴァンからチケットが届いた時には、はっきり言って信じられなかった。
この際オーヴァンが何者で、何でアタシの個人情報を知ってるのかなんてのは気にならない。
彼はアタシとハセヲをくっつかせようとしているんだ。 うん。 そう思いたい。
「う〜ん……やっぱり、新しい服も買っておこうかな……」
そう思い、今度は洋服売り場に足を運ぶ。
普段から服装には気を使っているアタシだけど、やっぱり東京に行くんだし、そして……ハセヲにも会えるんだし、少しくらい奮発した服装で行ったほうが良いかな、と思ったからだ。
因みにハセヲにはあの後すぐメールで連絡を取り、東京で会う約束をした上に家にお泊りする約束までしてしまったのだった。(因みにドサンコデ札幌のファンである両親も行くらしいが、彼らは都内のホテルである)
おまけにオーヴァンから貰ったチケットは日本シリーズ中であれば毎日ドームに出入りできるプラチナチケット(一枚11万5000円)であり、シリーズが長引けば最大一週間はハセヲの家にお泊りする事ができる。
嬉しい反面、ひどく緊張してもいる。
「(ハセヲはどんな服が好みなのかな………)」
色とりどりのプリーツスカートをまさぐりながら、ぼんやりとハセヲの事を考える。
三日後だ。
三日後になれば、会える。 ドサンコデ札幌の試合よりも、今はハセヲの事で頭が一杯になっていた。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
「ありがとうございました。 また御越しくださいませ」

レジの店員から服の入った袋を受け取り、洋服売り場を後にする。
とりあえず無難と思われる色合いの小奇麗なワンピースに、白を基調としたプリーツスカートを購入した。
因みにお菓子代もろもろと合わせて、本日の出費は1万4500円。
アタシはバイトしてないし、正直財布にはかなりの痛手だった。

「(はぁ、お財布がスッカラカンだよ………さて、家帰って、少しログインでもするかな)」
デパートの入り口をくぐり、外の空気を全身に浴びる。
少し冷たい風が頬を打つ。
北海道ではすでに初冬だ。(ハセヲ曰く、東京はまだ残暑が残るような季節らしい)
そしてアタシは、足を家の方向に向けて歩き始める。
と。 歩き始めたアタシは、後ろから加えられた凄い衝撃によって前のめりに倒れてしまった。

「痛っ!」
「いったぁ〜」

同時に、アタシの背後からも声が聞こえてきた。
何だか間の抜けた声だ。
振り返ってみると、急いで走っていてアタシにぶつかってきたのだろう、中学生くらいの男の子がしりもちを着いていた。
あたりには彼が買ったのであろう大量のチョコレート菓子の袋が散らばっていた。

「あぁ〜、ごめんだぞぉ〜、おいら、急いでて………」
間の抜けた以上に、何だか癒される声だ。
それに彼の外見も、少し太めだが愛嬌のある顔つきで、突然後ろからぶつかって来たのを咎める気にはならなかった。
「ううん、大丈夫大丈夫。 それより、君も大丈夫? 怪我とかしてない?」
男の子は「大丈夫、怪我はないぞぉ〜」などと言いながらゆっくりと立ち上がる。
外見相応なスローペースである。
だが、彼が持っている独特の雰囲気というのであろうか、それにイライラさせられることも不思議と無い。
「ホントにごめんだぞぉ〜、えぇっと………おねえさんのお名前は?」
「アタシ? アタシは、倉本 智香って言うんだ。 君は?」
突然名前を聞かれてびっくりしたが、目の前にいるこの子は悪い子ではない。
別に名前を教えようが住所を教えようが別段問題は無いだろう。
見たところ、この子も北海道在住みたいだし。
「おいらはぁ〜、牧 孝太って言うんだぁ〜。 札幌ドサンコデ中学の一年なんだぁ〜」
「ふ〜ん、ドサンコデ中学ねぇ………ん?」
ドサンコデ中学って………
(アタシが去年まで行ってた中学じゃん!!)

久しぶりに投稿したのでいろいろ雑に………次回、おそらく土曜。
279名無しさん@ピンキー:2006/12/14(木) 02:35:46 ID:VPVNwtlw
>>277
乙ですGJ!!
次回も期待してる(´Д`;)ハァハァ
280名無しさん@ピンキー:2006/12/14(木) 06:50:20 ID:WU7gCsZa
>>278
ガスパーktkr!!
281GORRE:2006/12/14(木) 14:21:24 ID:zEZWWrZd
>>260の続き

(まずい、これ以上この状態だと変な気を起こしかねない…)
亮は望の口から無理やり指を引き抜いた。
「望、早く朝飯の続きを…」
「え? うん、そうだね」
望は手早く亮の治療を済ますと、再び朝食の準備に戻った。
「じ――――――っ」
と、二人を見つめる視線があった。
「?」
振り向いた望の視線の先にいたのは、朔だった。
「あ、おねえちゃん」
「おお、朔」
「…朝から仲がいい事やなあ」
心なしか朔は不機嫌っぽかった。
「ウチは別に、ハセヲが望と仲良くするのはかまへんよ。けど、朝っぱらからっちゅうのはどうかと思おうんやけど」
朔はつまらなさそうに髪をいじっていた。
「朔?」
「別に、ハセヲが誰といちゃつこうがハセヲの勝手や。けど、何でウチがこんな気持ちにならなあかんねん」
朔はちょっと膨れていた。
「お早う〜」
リビングに欠伸をしながら智香が入ってきた。
「? どうしたの?」
智香は全く状況が分かっていなかった。

食事も出来上がり、全員が食卓に着いた。
「はい、ハセヲにいちゃん。ごはん」
「お、サンキュー」
亮は望が差し出した御飯を受け取ろうとった。
「って、大盛りかよ」
亮が受け取った御飯は、その言葉のとおり、こんもりと盛り上がっていた。
その光景を朔は物凄く凝視していた。
(…嫉妬オーラが…)
智香は確かに見た。
「も、もう揃ったんなら、早く食べようぜ。あたしお腹すいちゃったよ。あははは…」
「そうだな、食うか」
「じゃあ、いただきます」
282GORRE:2006/12/14(木) 14:46:43 ID:zEZWWrZd
「さてと、朝飯も食ったしこれからどうするかね」
食後のお茶を飲んでいた亮が言った。
「あたしは後は帰るだけだしなあ」
「飛行機何時だっけ?」
「えーっとね、12時5分だって」
「12時5分? 今が9時5分だから、まあ、もうちょいゆっくりは出来るだろう。ここから1時間弱で空港までいけるしな」
「なあ、亮」
「あ?」
「あたしあそこに行きたい。浜松町」
「浜松町? まあ空港に行くためにはあそこにいかなきゃならねえからいいけど。何か見たいのがあるのか?」
「うん。ラジオ局」
「はあ?」
「一度でいいから生でラジオとか見てみたいんだよね」
「生で見たいって、お前……あそこはカードが無きゃ入れねえんだぞ?」
「亮3つレギュラー番組持ってるんだから、カード持ってるじゃん」
「あれは俺じゃねえ。俺の中の奴だ」
「? なかのヒトって、ハセヲにいちゃんじゃないの? みんないってるよ? なかのヒト=ハセヲにいちゃんだって」
「いや、だから、それは俺じゃなくて、俺の中の人だから。分かる? 三崎亮じゃなくて、さ○○○○○○○だから」
「え? だから亮でしょ?」
「違う!」
「え〜絶対亮だよ。あのキャラは」
「何処が!?」
「いじられ具合とか」
「7またとか?」
「ヘタレな所とかな」
「だから、それは違う! 俺じゃない! 俺の中の人が言われてるだけだろ!」
「せやから中の人=ハセヲって言うとるやないか」
「ちが〜〜〜〜〜う!」
もはや何を言っても通じないことは明らかだった。
283GORRE:2006/12/14(木) 14:48:19 ID:zEZWWrZd
とりあえずここまで。続きを考える時間をください。
284名無しさん@ピンキー:2006/12/14(木) 15:29:54 ID:vJ+g3myk
櫻井考宏は盗作に関与してたから某人気深夜アニメの主役を取られました
285264:2006/12/15(金) 00:57:59 ID:fPVYWkfC
亮×朔現在執筆中です。
筆の進み方が良ければ土曜の夜までには序盤はお見せできるかもしれません。
期待しないでいてね。
286名無しさん@ピンキー:2006/12/15(金) 02:34:39 ID:+imvFHZ7
>>283
中の人ネタ吹いたwGJ!!

>>285
そいつぁ無理な相談だ…
今から全裸でwktkしているぜ…
287名無しさん@ピンキー:2006/12/15(金) 04:48:55 ID:T51nueZD
おまいら乙
ハセヲ×カール投下
288名無しさん@ピンキー:2006/12/15(金) 04:50:07 ID:T51nueZD

「はるばる来られたところ申し訳ないがの……その子は、この街の住人ではない」

ネットスラムの長、タルタルガは確かにそう言った。
俺達がこの吹き溜まりの街にやって来たのは、セグを本来いるべき場所に戻すため。
なのに、この爺さんはこともあろうに「この街の住人ではない」とか抜かしやがる。
何のために俺が苦労してデータシード集めて、ここに来たと思ってんだ?

「確かにここはバグPCや破損データの集落だがね……その娘はワシらとは違う存在に思えての」
「どーいうこった、そりゃ」
「その娘はPCでもNPCでもない。ましてや放浪AIでもない。
 正体は分からんが……ワシはそう感じた。だが君の言うように何かが欠損しているフシもある……。
 珍しいお客だとは思うがね、これ以上はちょっと分からんわい」
「ネットスラムの長老にも分かんないか……お手上げだな、ハセヲ」

ここでなら何か手掛かりがあると思ってた。
勝手にギルドに押し掛けて来て、勝手に食い散らかして、俺のことをパパと呼ぶチビ。
銀色の髪、黒いドレス、紅い瞳……俺とカールにカラーリングがそっくりなガキ。
セグと名付けられたそいつとの日々をカールは楽しんで居たけど、俺はやっぱ何か違うと思った。
だから本当の両親がいるなら(例えゲームの設定でも)探してやろう、って。
なのに、ここにもセグの居場所は無い。

「力になれんで申し訳ない。
 だが久々にここを尋ねてくれるプレイヤーがいてくれて、嬉しかったわい」
「こんな色気のねぇ廃墟、物好きじゃなきゃ確かに来ねーわな」
「ここってバグPCとか放浪AIとか、しょっちゅう来るの?」
「昔ほどではないがの。最近来たのは……ほれ、アイツじゃ、あの頭に角の生えた仮面男。
『漢と書いて男と読む』などと、うわ言の様に繰り返しておるじゃろう?
 もう自分がPCなのかNPCなのかの区別も付かなくなっておる……何かショックなことでもあったのかのぅ」
「女にでもフラれたんだろ」 

世の中、つまんねーコトで大袈裟にショック受ける奴多いからな。
でもあの仮面男……どっかで会った気がするようなしないような……ま、いーか。
しかし参った。
セグがネットスラムの住人じゃねーとなると、何処から来たんだ、コイツ。
人の気も知らねぇでカールの膝で気持ちよさそうに眠りやがって……頬っぺた抓るぞ。

「ところでそちらのお嬢さん」
「んー。あたし?」
「そう、あんたじゃよ。お前さん、実に勿体無いの」
「あん? カールの何が勿体無いってんだ、爺さん」
「お嬢さん、あんたには素晴らしい才能がある。
 だが惜しいことに半分以上が眠ったままの様でな……それが勿体無くての」

……いきなり何言ってんだ、このジジイ。

「まっさか。もうレベルもカンスト状態だよ、あたし」
「数値で表せる様なモノではないのじゃよ。
 ワシが見たところ、お主はモルガナや女神に縁のある者と見たが……違うかの?」
「へぇ……よく分かるね、長老サン」

モルガナ? モルガナ因子のモルガナのことか?
てかモルガナって何だ? 今思うと俺は、そんなことも知らずに憑神を、スケィスを使っていた。
そのスケィスももう居ねぇ。スケィスは、今はカールが使っている。
俺のスケィスとはまた違う、別のスケィス。全身を紅い包帯で拘束されたスケィスを――――――。
289名無しさん@ピンキー:2006/12/15(金) 04:51:50 ID:T51nueZD

「で? 勿体無いから? それだけ?」
「わざわざ辺鄙な場所まで尋ねて来てくれたお客を、手ぶらで帰すのも可哀想じゃろ。
 お詫びと言っては何だが、ワシがお嬢さんの眠った力を引き出してやろうかと思っての」
「オイオイ。ここはナメック星じゃねぇんだぞ、爺さん」

って、ありゃ最長老様だっけか。
つーか、カールに眠った力がある? 嘘くせー何か嘘くせー。
前に一度戦ったことあるから分かるけど、この女が本気になったら
Xthフォームにでもならなきゃ俺でも勝てる気がしねぇ。
憑神まで使えるってのに、まだ隠された力があるだ? 冗談キツイぜ、オイ。

「その“眠った力”ってのが開放されれば、あたし、もっと強くなれる?」
「お嬢さん次第かの。お主自身の救いにも滅びにもなる……良いも悪いもリモコン次第じゃ」
「んー、どーしよっかなぁ」
「カール、こんな胡散臭ぇ爺さんの言うこと信じるのか?」
「でもせっかく引き出してくれるって言ってるし?
 その引き出す方法ってのがやらしー方法だったらお断りだけど」

そりゃそうだ。
その手のパワーアップ方法ってエロゲとかエロノベルとかだと
十中八九の割合でエロい方法って相場が決まってやがんだからな。
もしそのつもりならタダじゃおかねーぞ、ジジイ。子供の前で乱痴気騒ぎなんかさせてたまるかっての。

「何もしやせんよ。この杖で軽く叩くだけじゃからの」
「……すげー簡単に引き出せるのな」
「見た感じでは、お嬢さんのPCには未知のブラックボックスがあるようだ。
 ワシはただ、それを開いてやるだけ……さっきも言ったが、後はお嬢さんの意志に任せよう」
「あたしの中に……ね。全然気が付かなかった」

カールはタルタルガを信じたらしく、一歩前に歩み出る。
この爺さん、すげー背が低いから176cmあるカールと比べると大人と子供にしか見えねぇ。
俺は眠ったセグをあやしながら、2人のやり取りをじっと見る。

「では行くぞい」
「ん。どんとこーい」

するとタルタルガは徐に杖の先端で、軽くカールの腹を叩く。
それだけ、ただそれだけだった。
少なくとも、俺には何も変わらないように、そう見えた。

「あ……?」
「お、おい、カール!?」

なのに、突然カールはフラついて倒れそうになる。
PCがゲームの中でフラつく、ってのは妙な表現だが確かにそうなんだから仕方ねぇ。
銀色の髪が揺れて、黒衣が俺の腕に倒れこむ刹那、カールに触れた俺にも
何かが……よく分かんねぇけど、何かが伝わった、そんな感じがした。

「(これは……スケィスが発動しかけた時と同じ感覚……?)」
「変なの……あの時と同じだ……何かが、あたしの中で……生まれたみたいな……」

あの時? カールがスケィスを手に入れた時のことか?
俺はコイツのこと知ってるようで何も知らねぇ、ホント今更だけど。
お前は、俺と出会う前に何をしていた? モルガナと女神との縁って何だ?
なぁ、カールよぅ……。
290名無しさん@ピンキー:2006/12/15(金) 04:53:32 ID:T51nueZD

**********************







「気分、どうだ?」
「さっきは何か変な感じだったけど、もー大丈夫」
「そっか」

ネットスラムから帰還後、俺達はカナードに戻った。
カールは気分が優れないらしく、一旦落ちるもののすぐに復帰。
セグはカールが居ない間、俺が面倒を見たんだが……子供の相手ってのは結構ムズいと思い知った。
特にここ最近のセグはカールが言葉を教えたせいか、言いたいこと言い放題で困る。
かと言ってギルドの外を歩いて「宮皇のハセヲが子供連れて歩いてるw」とかBBSに
カキコされんのは避けたい。ロリコン趣味はクーンで十分だ。今は遊び疲れて眠っちゃいるが。

「なぁ。カール」
「んー」
「お前、何だかんだで俺達と距離置いてないか」
「そう?」
「俺は……お前のこと、揺光に紹介されてから……ずっと仲間だって……。
 前はカールが昔何やってたとか、そういうのは興味なかったけど……」
「にょう? ハセヲはあたしのこと、知りたいの?」
「……あぁ」

知りたい。お前のこと、知りたい。
俺の前で語らない、お前の昔のこととか、全部。
まるで小さな子供が、好きな絵本を読む時、母親に「早く次のページのお話して」とせがむ様に。
カールは誤魔化す時に“謎が女を女にする”なんて言っちゃいるが……コイツは、十分すぎる程に女だ。

「ふむ……そうだね。面倒だから端折って話すよ、それでもいい?」
「あぁ」
「……あたしはね。前のバージョンで、スケィスにデータドレインされたことがある」
「スケィスに……?」
「8年前だな。あの頃のスケィスはモルガナってオバサンの手下だった。 
 あたしは……ちょっとワケありで“キー・オブ・ザ・トワイライト”持ってて狙われてたのね、スケィスに」
「キー・オブ・ザ・トワイライト!? マジか! カールが持ってたのか!?」

驚いた。
オーヴァンが探してた……いや、俺達「黄昏の旅団」が探していた、あのアイテムを。
カールが、かつて持っていた……?

「持ってた、ってのは語弊があるな。連れてた、ってのが正しいかも」
「連れて……?」
「キー・オブ・ザ・トワイライトはね、ハセヲ。
 伝説のアイテムなんかじゃない……あたしから見たアレは……小さな女の子だった」
「……女神?」 
「ご名答。あたしが連れてた頃は、まだ赤ちゃん同然だったけどね。
 そうだね、セグと同じ……見た目、5歳くらい?
 とにかくあたしはその子を連れて、ウィッチブレイドよろしく親子で逃避行してたんだ。
 あたしがスケィスにデータドレインされて意識不明になった後のコトは覚えてないけど」
291名無しさん@ピンキー:2006/12/15(金) 04:55:31 ID:T51nueZD

「あたしの中にモルガナ因子があるのは、そのせい。
 スケィスが使えるようになったのは、ハセヲが使ってたスケィスが消滅した後だね。
 言ってみれば繰り上げ当選の碑文使いなんだよ、あたしは」

俺が碑文使いじゃなくなったから、代わりにカールが……?
でも確かに話を聴く限り、俺よりもスケィスを使役する因果が強いのはカールだ。
前のバージョンの《The World》からプレイしていて、スケィスにデータドレインされて
意識不明になって……でもそれなら、パイのタルヴォスやクーンのメイガスも
他の誰かが繰り上げになって今、使ってるってことになるんじゃないか?
パイからは、そんな話聞いてねぇけど……。

「他の憑神はどうか知らないけど……スケィスはね、ハセヲ。特別なんだ」
「特別?」
「モルガナのあらゆる悪意が、特に強く込められて作られてる。
 娘を殺すためだけに作った、殺人マシーンだかんね。
 あたしのスケィス、全身を紅い包帯で拘束されてただろう?
 あれをしたのは、あたし。昔のあたしもね、《The World》に悪意をバラまくとか
 ガキっぽい理想持ってたけど……モルガナに比べりゃ、大したもんでもなかったんだ。
 だからスケィスの力を抑えるための拘束具なのね、あの包帯は。
 あれがなきゃ、モルガナの悪意に飲まれて……頭おかしくなっちゃうもん。あたし、脆いから」

確かに、一理ある。
俺もクーンとの戦いで一度、スケィスを暴走させたことがあるから分かるんだ。
何かこう、言葉じゃ言い表せられないようなおぞましいモンが俺の中に入ってきて……
自制が聞かなくなって、気がついたらメイガスをタコ殴りにしてて……。
カールは、だからスケィスをああやって全身拘束してたのか……。

「使うべきもんに使われるようになっちゃ、ダメってことだな」
「ほほう、名言だね。天狗のオッサンから聞いた?」
「あぁ……まぁ、な」

誰かを傷つけてから悟る様じゃ……遅すぎたけどな。

「あたしがセグとの親子ごっこが楽しいって思ったのは……
 やっぱ、あの頃が楽しかったからかな……命がけの鬼ごっこだったけど……好きだったんだ。
 あたしを追いかける鬼がね、好きだったの。
 ハセヲを見た時、あいつのコトちょっと思い出したな……うん、以上でダサイ昔話、終了」

初めて見た、カールが照れ笑いなんかするの。
いつも俺や揺光をからかう時に見せる意地の悪い様なものではなくて、
グラフィック処理された架空の笑顔だってのに……何か、少しだけ見惚れるくれーに。

「くっくっく……不思議だ。きみと一緒にいると、あたし、時々ヘンなくらいに素直になれる」
「……いつも変だろ?」
「ハセヲ。あたしはきみが笑う顔を見るのが好きだ。
 きみが怒る顔を見るのが好きだ。きみが揺光と一緒に居るのを見るのが好きだ。
 きみがセグと一緒に遊んでいるのを見るのが好きだ。きみが戦う姿を見るのが好きだ。
 でもね、やっぱり一番は……あたしだけに話しかけてくれる、きみが好きだ」

……えーっと、つまり?

「おっと。おばあちゃんが呼んでる、夕飯の時間だ。ハセヲ、じゃあ」
「あ、あぁ……」

言いたいことだけ言って……お前はいつも、そうやって行っちまうのな。
292名無しさん@ピンキー:2006/12/15(金) 04:58:00 ID:T51nueZD
寂しくないと強がってみた でも顔にウソつけなくて?
キミ求め彷徨っている どうか見失わないように? 何のことです? 
おやすみおまいら
293名無しさん@ピンキー:2006/12/15(金) 12:12:17 ID:7BgQhgYp
        _,,:-ー''" ̄ ̄ ̄ `ヽ、
     ,r'"           `ヽ.
 __,,::r'7" ::.              ヽ_
 ゙l  |  ::              ゙) 7
  | ヽ`l ::              /ノ )
 .| ヾミ,l _;;-==ェ;、   ,,,,,,,,,,,,,,,_ ヒ-彡|
  〉"l,_l "-ー:ェェヮ;::)  f';;_-ェェ-ニ ゙レr-{   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  | ヽ"::::''   ̄´.::;i,  i `'' ̄    r';' }   | 久々にドゥフー・・・じゃなくてGJ!
 . ゙N l ::.  ....:;イ;:'  l 、     ,l,フ ノ   | こういう良SSで溢れていた
 . |_i"ヽ;:...:::/ ゙'''=-='''´`ヽ.  /i l"  < のが昔のスレなんだよな今のスレも
   .| ::゙l  ::´~===' '===''` ,il" .|'".    | 良SSで溢れているから困らない
    .{  ::| 、 :: `::=====::" , il   |     \________
   /ト、 :|. ゙l;:        ,i' ,l' ノト、
 / .| \ゝ、゙l;:      ,,/;;,ノ;r'" :| \
'"   |   `''-、`'ー--─'";;-'''"   ,|   \_

294名無しさん@ピンキー:2006/12/15(金) 12:28:05 ID:TQR+QRGv
>>292
GJ!!!時間経つの忘れて読んだ!!
法規の講義、完璧に遅刻だ…
295名無しさん@ピンキー:2006/12/15(金) 23:15:20 ID:OT8cv2aG
age
296名無しさん@ピンキー:2006/12/16(土) 12:26:37 ID:/O5rYtnk
GJ!!次回も楽しみだ!
297264:2006/12/18(月) 02:03:07 ID:ys/KO4BR
SS書くのって難しい、職人の方々はすごいと思いますよ、本当に
とりあえず冒頭部分できたので投下します。

ゲームは一通りプレイしたけど言葉遣い間違ってないか不安だ…
298264 亮×朔 その1:2006/12/18(月) 02:03:59 ID:ys/KO4BR
その日の朔はやけに気合が入っていた。

「今日こそ……今日こそ決着をつけるんや……」

朔はそう呟きつつThe Worldへログインした。
標的はハセヲだ、今日までハセヲを振り向かせようと様々な行動を起こしてきたが、
どうもハセヲは恋愛沙汰に関してはかなり鈍いようで、
朔の行動が成功した試しはこれまで一度も無かった。

「……遅い、いつまで待たせる気だ?朔は。」

同日、ハセヲは朔に呼び出されていた。
場所はエルディ・ルー、2人にとって何かと縁のあるエリアだ。

「朔に指定された時間が20時だから……もう30分も過ぎてるじゃねーか……
あと少しだけ待って来ないようだったら戻るか」

しかし、ハセヲは同時に違和感を感じていた。
これまで幾度と無く朔とパーティーを組んで行動する機会があったが、
彼女は一度たりとも集合時刻に遅刻することは無かった。
それが何故か今日は遅れている、しかも30分以上もだ。

更に10分ほど経過した時、ハセヲは足音がこちらに近づいてくるのに気付いた。

「…よぉ、遅かったじゃねーか。」
「……まだ、待ってたんやね。ゴメンな、遅れてしもて。」
「(……やけに素直だな、なんか不気味だ)
ま、そろそろ戻るつもりだったけどな。」
「そか……間に合って良かったわ……」
そう言ったきり朔は黙り込んでしまう。

何分ほど経っただろうか、突然朔が話を切り出してきた。

「今日来てもらったのはな、ハセヲにちょっと話があるからなんや。」
「話…?何の話だよ?」
「ええか?1回しか言わんからよく聞いとくんやで。」

そう言うと朔は深呼吸をし、ハセヲの目を見据えてこう言った。

「……ウチ、ハセヲのことが好きや。」
299264:2006/12/18(月) 02:06:21 ID:ys/KO4BR
冒頭はこんな感じになります。
改善点等ありましたらどんどん指摘してください

投下ペースはかなり遅くなりますが今後も宜しくお願いします。
300名無しさん@ピンキー:2006/12/18(月) 02:09:36 ID:+SAPFbUr
>>299
GJ!
期待して待ってるよ
301名無しさん@ピンキー:2006/12/18(月) 11:07:17 ID:HafcRX70
>>299
GJ!
朔かわいいよ、朔。
いまんとこ指摘できるのは『」』の前の『。』は不要って事くらいか?
302パック ◆JuT3jsxZbo :2006/12/18(月) 15:33:45 ID:I6izWgKC
すみません、今日の投下を予定していましたが延期します。
次は多分、12月20日(水)。
303GORRE:2006/12/19(火) 00:12:51 ID:rQvpOhQk
>>299
来たああああああああああああ!
もしや、この朔はツンデレでは無いのか!?いや、これはこれでいいか。
続きが楽しみだよ〜。待ってるよ〜。
304名無しさん@ピンキー:2006/12/19(火) 00:20:16 ID:WTbVzvxp
>>302
楽しみにしてます(*´д`)

>>303
雑談するならコテ外せと(ry
これで何回目だろうな?(´・ω・)
305名無しさん@ピンキー:2006/12/19(火) 00:25:11 ID:46mx8cUl
>>303
まとめサイト作れば?と言いたい
306名無しさん@ピンキー:2006/12/19(火) 01:19:38 ID:XarY1b9j
専ブラだとクッキー残るからな
GORRE氏も面倒だろうが頑張れ
307名無しさん@ピンキー:2006/12/19(火) 03:55:37 ID:taYCUc2J
おまいら乙
ハセヲ×カール投下
バトルオンリー
308名無しさん@ピンキー:2006/12/19(火) 03:56:49 ID:taYCUc2J

俺達がセグと出会ってから8日目。
それまで騒がしくもそれなりに楽しかった俺達の日常は一変した。
世界の終わりってのは案外と呆気なく来るもんなんだな……ってくらい、それは突然に。

「あわわわ! シッ、シラバスゥ〜!」
「ていっ! やぁっ! ガスパー、クーンさん達の所までもう少しだから頑張って!」

闇に覆われたタウン、グラフィック崩壊、街中で徘徊を始めるバグモンスター。
まるで地獄の釜の蓋を開けたかのように、次々とカオスゲートから湧き出てきた奴らはプレイヤー達を襲う。
レベルの高ぇ奴は勇猛に、レベルの低い奴は恐怖に足を竦ませながら、それを迎え撃つだけ。
選択肢は迎撃のみ。逃げることは許されねぇ。

「何なんだコイツら……しつっこいなぁ!」
「揺光さん、うしろうしろ!」
「おっと! ナイス、アトリ!」

街中を埋め尽くさんばかりに行軍する化け物の群れ。
地獄にでも迷い込んだみてぇな気分……修羅場は幾つか潜ってきちゃいるが、今回は少しヤバイ。
アリーナバトルならともかく、街中での戦闘なんて誰も経験したことねーだろ?
しかも、敵の数がハンパねぇと来てる。

「楓。状況はどうなってますか?」
「現在、月の樹とケストレル、CC社が連携して各タウン内のモンスター殲滅に当たっています。
 ですが状況は圧倒的にこちらが不利のようです。我々の@ホーム陥落も時間の問題かと……欅様?」
「うーん。またハセヲさんに頼らなきゃ、ってコトになりそうだなぁ」

モンスターの数は際限ない。
でも戦うしかない。何故逃げない? 
逃げれねぇからだ。

「AIDAサーバーの時と同じだね……。ログアウト出来なくなっている……“彼女”も、怯えているみたいだ……」
「また直接《The World》を見るハメになるなんてなぁ……ったく、これで合コンがパーだ!」

かつて碑文使いだった連中は一箇所に留まらず、
各タウン(マク・アヌ、ルミナ・クロス、ドル・ドナ、ブレグ・エポナ)に分散して交戦中。
中でも一番の激戦区はここ、ブレグ・エポナだ。
奴らは……何かを狙って、このタウンに押し寄せている……そんな気がする。

「秘奥義・重装甲破ッ!」
「環伐乱絶閃!」

カナードのホーム周辺は完全に包囲されていた。
俺とカールの2人で群がる化け物どもを何とか食い止めちゃいるが、さすがにキリがねぇ。
もう1人、誰か援軍が欲しいところだが……奴らは泣き言を言ってる暇も与えちゃくれない。
これは……何かとんでもねーことが起こってるんじゃないだろうか?
ただのシステムトラブルとは思えねぇ、何か、とてつもない悪意みたいなものをビリビリ感じる。
AIDAサーバーなんか比較にならねぇ程の、とんでもない何かの悪意を。

「やれやれだぜ……倒しても倒しても出てきやがる!」
「ばみょん! ハセヲ、回り込まれないように!」
「んなこと言ったってよ!」

戦力に差がありすぎんだよ! いくら俺達がレベルカンストでも、さすがにこの数の相手は無理だ。
けど、このままじゃここを拠点に戦うのが精一杯で他のPCのヘルプにまでは廻れない。
多分、化け物どもにやられちまったPC達は……チッ。今は、ここを切り抜けねぇと話にならねぇ!
309名無しさん@ピンキー:2006/12/19(火) 03:58:24 ID:taYCUc2J

『ハセヲ、聞こえるかしら』
「! パイか!?」
『敵の本拠地がやっと割り出せたわ。
 奴らは【Δ 輪廻する 煉獄の 祭壇】から送り込まれている可能性が高いみたい』

ジリ貧状態の今、パイからの通信は吉報だった。
守るだけが能じゃねぇ、こっちから攻めねぇと永久にこの戦いは終わりそうもねーからだ。
けど、Δサーバー……マク・アヌまで移動するっつーことは……カオスゲートまで行く必要があるってこった。
こいつらを退けて、だぞ?

『8年前、かつてドットハッカーズ……勇者のパーティが最後の戦いに臨んだ場所よ。
 ロストグラウンド化しているから、カールのスケィスもそこなら使用可能なはず。
 私も今から合流す……きゃっ!? ザザッ、ザ―――――――――――――――――――ッ!』 
「パイッ!? おいっ、返事しろ! パイッ!!!」
「CC社が落ちたか……サーバーを乗っ取られた時点で負けも同然だったんだろうけどね」

……一刻の猶予もねぇって感じになってきやがった。
最悪の場合、もし俺達までやられちまったらどうなる?
誰がこの世界を救う? てか、救えるのか? この絶望的な状況で?
いくら竜賢宮の宮皇っつたって、一介の工房の俺が? 無理だろ、どう考えても。

「ハセヲ、今はオバサンを信じて進むしかない。
 何とかカオスゲートまで行って、マク・アヌ経由でそのエリアまで行くんだ」
「行くって……カール……お前、怖くねぇのか……?」
「怖いよ。でも、きみが居るから大丈夫」

相当に修羅場慣れしている、そんなカールの笑顔。
俺とこうやって会話している間もカールは攻撃の手を休めることなく、
モンスターの大群と対峙、薙ぎ払いながら活路を見出そうとしている。
カールの揺ぎ無い闘争本能は、こんな状況においても健在だった。
……だよなぁ。怖がってちゃ、いつまで経っても、前には進めねぇ!

「ハセヲ。きみが【Δ 輪廻する 煉獄の 祭壇】に行け。ここはあたしが食い止めるから」
「!? 俺はもう憑神が使えねぇぞ、お前が行かなきゃ意味ないだろうが!」
「あたしは……ここでセグを守らなくちゃいけない。娘を置いて逃げ出す母親が何処の世界にいる?」
「けどよ!」
「憑神は……スケィスは、きみに譲ろう」


【第一相スケィスR:1のデータがインストールされました】


「!」
「あたしの大事なモノだけど……ハセヲにあげるよ」

戦禍の最中、俺の胸にカールの指先が軽く触れると何かが俺の中に流れ込んでくる。
久しく忘れていた感覚……枯渇していた俺の中のモルガナ因子が瞬時に沸騰するみてぇな……!
居る。俺はここに居る。アイツも、俺の傍に居るのが理解る!

「行って。ハセヲ」
「……わーった。ただし、俺もお前に渡すもんがある」

俺の手中に顕現した大鎌、それを俺は無言のまま地面に突き刺す。
カールはここに残ってセグを守ると宣言した以上、てこでも動かないだろう。
だから、俺は振り返らずにカオスゲート目掛けて駆け出した。
群がり纏わりつく化け物どもを蹴散らしながら、逃げるためではなく、勝ちに行くために。
310名無しさん@ピンキー:2006/12/19(火) 04:00:59 ID:taYCUc2J

「ママ……。パパは……何処に行っちゃったの……?」
「悪者退治。セグ、危ないからホームの中に隠れてな」
「うん……」

ハセヲを送り出せてカールは満足していた。
傍から見れば、どう考えても分の悪い賭けにしか思えない。
だがカールはハセヲの強さを、可能性を信じている。だから希望を彼に託した。

「ロストウエポン……万死ヲ刻ム影。
 スケィス無しの状態のあたしでも使いこなせるかどうか……」

去り際にハセヲが地面に突き立てた大鎌・万死ヲ刻ム影。
第一相の碑文使い専用のロストウエポンである死ヲ刻ム影がウイルスコアを貪り喰い、
成長した結果がこの武器である。
以前のスケィスを所持していたカールならば適応もできただろう、
しかし先程ハセヲにスケィスを譲渡してしまった今、カールに適正があるのか?

「ふむ……はぁっ!」

躊躇している場合ではない。
とっさに地面から万死ヲ刻ム影を引き抜き、引き抜いた反動を利用しながら敵を薙ぐ。
……使えないこともなさそうだ。けれど、やはり100%の力を引き出すには至らない。
だが先程までカールが使用していた大鎌に比べれば、その破壊力は歴然。
この武器をもっと上手く使いこなせたら、もう少し時間が稼げるのに。

「……アレやるか。まだ不完全だけど」

さながらタウンは阿鼻叫喚の地獄絵図。
あちこちからプレイヤーらの怒声や悲鳴が響き、かき消えていく。
モンスター達にPKされて意識を奪われ、未帰還者となってしまったのだろう。
ハセヲがこいつらを操っているボスを倒すまで、何とかここで粘らねばならない。セグのためにも。
女として、母親としての器を試される時であるとカールは知る。

「すぅ……はぁっ!!!」

迷いを振り切ったカールの叫びに呼応して、ブレグ・エポナの空気が震えた。
銀色の髪が、黒衣が揺れ、白い光に包まれながら粉雪の様に舞い散ってゆく。
それと同時に闇に覆われたタウンに一閃の眩い光が疾り、思わず化け物どもも目を背ける。
そして静寂。しかしカールを倒さんと、再び彼らが己は眼を開く。それが本能。
いや、或いは開かなかった方が良かったのかもしれない。光の中ではなく、闇の中で死ねたのだから。

「タルタルガに感謝しなきゃ……おかげで、あたしはまだ戦える」

ホームに押し寄せた闇の軍勢は視た、白雪の様な無垢なる白さを思わせる色の髪の少女を。
見様によっては限りなく白に近い銀。“らしさ”を残しながらも光に溶け込むかの如く、白を基調としたドレス。
だが何と言っても手足や髪留のアクセントに紅い帯があしらわれていることが顕著か。
両の腕が不釣合いな大鎌さえ握っていなければ、異国の聖人か姫君と見紛うばかりであるのに。
これは彼女の奥底に眠っていたモルガナ因子の具現、意志の強さ、負けられないという確固たる決意の顕現。

「Xthフォーム参上、かな?」

8年前、カールは女神を狙う邪な存在から女神を守ることができなかった。
子殺しを熱望する母親、そんな者が居てはいけない。否定したい。そんなのおかしい、と。
そして散るなら今度こそ母親らしく……そんなことを頭の片隅で考えながらカールは鎌を振るい、立ち向かっていった。
311名無しさん@ピンキー:2006/12/19(火) 04:03:37 ID:taYCUc2J
カールクリスマス仕様? エロマダー? 何のことです?
おやすみおまいら
312名無しさん@ピンキー:2006/12/19(火) 04:08:10 ID:ELA6Ubrq
こんな時間にGJ!! &おやすみw
313名無しさん@ピンキー:2006/12/19(火) 20:20:28 ID:eF/Nefqk
母は強し! 燃える展開だ! GJ!
314名無しさん@ピンキー:2006/12/19(火) 23:04:34 ID:s7GR5bss
なんかスゲェことになってきた!GJ!
カールかっけぇ
315名無しさん@ピンキー:2006/12/20(水) 01:24:25 ID:fqp+hEPZ
前誰かも言ってたが…カールをVol.3に出せ!
とにかくGJ!!
316名無しさん@ピンキー:2006/12/20(水) 01:32:03 ID:tpRj6z7c
刀剣とか大剣を使うキャラが飽和してるから1人削っても問題ないようにも…
カール出してくれたら泣く、毎度毎度GJ!
317名無しさん@ピンキー:2006/12/20(水) 01:41:13 ID:NNB/Jccg
カールいいなあ…GJ!

>>316
刀剣使いは飽和してるが大剣使いは人材不足だw
318名無しさん@ピンキー:2006/12/20(水) 01:52:40 ID:FjyoaGKT
氏のカールは魅力的だが実際のZEROのカールは
正直ハセヲと違ってタチの悪いDQNだからな…
流石に今は更正してると思いたいがどうなんだろうか
319名無しさん@ピンキー:2006/12/20(水) 02:20:09 ID:hKMjoWdM
カールは外伝キャラの割には優遇されてると思う。
付録のサントラにテーマ曲収録されてたり全員応募のテレカに描き下ろしで載ってたり。
320GORRE:2006/12/20(水) 15:52:01 ID:oUOgSK6I
>>282の続きを

智香の申し出は却下され、時間が近づいたので一同は空港へとやってきた。
「まだもうしばらく時間がありそうだし、ちょっとぶらぶらしてみるか」
「そうだね」
そんなわけで、登場時刻まで空港内をぶらぶらしていた。
「東京の空港はこんなに広いんか」
「まあな」
「あ、そろそろ時間だ」
智香は腕時計を見た。
「そっか、じゃあ、搭乗口に行こうぜ」
で、搭乗口へとやってきた。
「あーあ、もうお別れかあ」
智香はつまらなさそうに言った。
「何言ってんだよ。また来ればいいじゃねえか」
「そうだね、亮が来るって言う手もあるし」
「何〜」
「う〜〜〜〜〜」
「おねえちゃん?」
朔はそんな二人のやり取りに焼きもちを焼いていた。
「ま、楽しかったよ。色々とネタも手に入ったし」
「ネタ? ネタって何だ!」
「知らない方があんたのためになるって事もあるよ」
「待て、気になるぞ! 何だ!」
(あれのことかな…)
望は昨夜の出来事を思い出していた。
(あれか…)
朔も思い出していた。
(思い出したら、なんかごっつう恥ずかしいなぁ…勢いとは言え、あんな状態で告ってもうたし…)
思い出したらなんだか恥ずかしくなった。朔は自分の顔が赤くなっている事に気づいたのか、慌てて手を振ってそれを隠そうとした。
「何してんだ、朔」
「何でも無いわ!」
「なら、いいんだが」
それに気づいたのか、智香は亮を自分のほうに向かせると、キスをした。
「!」
「あ〜〜〜〜〜!」
「あ」
一番驚いたのは亮だった。
「い、いきなり何すんだよ。初めてだったんだぞ!」
「あたしだってそうだよ」
智香は顔を赤くしていた。
321GORRE:2006/12/20(水) 16:04:46 ID:oUOgSK6I
「う〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!」
そんな二人を見て、朔はメラメラと嫉妬の炎を燃え滾らせ、ワナワナと震えていた。
智香はそんな朔をちらりと見ると、朔を挑発するかのように、言った。
「なんなら、今度はちゃんとしてみる?」
「駄目えええええええええええええええ!」
そんな二人の間に朔は割ってはいると、亮を引き剥がし、その腕に抱きついた。
「あんまりハセヲに近寄らんといてえ! いくら智香ねえと言えども、それは絶対に駄目や!」
「さ、朔?」
朔の突然の行動に、亮は驚いた。

と、ここまで書いてひとまず終了。 続きは夜にでも。時間があれば書きますんで。
322名無しさん@ピンキー:2006/12/20(水) 20:27:05 ID:izvl1q9G
ウボアアアア!生殺しか!!
GJ!!
323名無しさん@ピンキー:2006/12/20(水) 23:26:05 ID:tpRj6z7c
朔のデレっぷりが凄まじくなってきたああああああああ
GJ!
324パック ◆JuT3jsxZbo :2006/12/21(木) 00:47:27 ID:UAA6LRSJ
ちょっと遅れました。
今に始まった話ではありませんが、今回はちょっと暗め。
325花火まであと少し 10:2006/12/21(木) 00:48:21 ID:UAA6LRSJ
線路と車輪が軋み、振動を反響させながら地下鉄が走る。
地下鉄都営新宿線の車内で、亮はポケットから携帯電話を取り出した。
画面に映った時間は午前十一時四十三分。
今九段下を過ぎたあたりだから、志乃との約束には十五分近い余裕を持って間に合う事になる。
しかし、亮の心は梅雨時の日本列島のように沈んでいた。
溜息を付く代わりに吊革を握る手に力を込める。
折角のデートだというのに、昨日志乃が気を遣ってくれたというのに。
それもこれも、昨日あんな事があったせいだ。
326花火まであと少し 11:2006/12/21(木) 00:49:45 ID:UAA6LRSJ
「おまえなぁ……恥ずかしいから大声出さないでくれよ」
「ごめんごめん。久しぶりだったからさー」
タビーはそういって、招き猫のように片手を上げて手首を曲げた。
ハセヲは苦々しい気分でそのアクションを見る。
周囲のチャットに耳を澄ますと、何人かのPCが二人の事を喋りはじめていた。
以前は余り意識しなかったが、二人がかつて所属していた黄昏の旅団というのはこのゲームの中ではかなり有名な存在だった。
そんな現状は、以前目立ったおかげで散々な目にあったハセヲにとっては余り歓迎するべきことではない。
まあ、今はタウンなのですぐにどうこうということはないだろうが。
「で、何だよ。もしかして挨拶する為だけに俺を呼び止めたのか?」
「別にそれでも良いんだけど……そうだ、ハセヲ。よかったらこれからどっか行かない?」
早めにログインして志乃からのメールをチェックしたい為か、ハセヲの言葉は自然と少し荒くなる。
しかし、タビーはそれを気した様子もなく言った。
基本的に根暗の亮は、彼女のこういう明るさが時々羨ましくなる。
もちろん、タビーにもそれなりの影はあるのだろうが。
「わりぃ、今日はもう寝ないといけないんだ。お袋が門限に煩くってなw」
少しも悪いと思っていない調子で、ハセヲは答える。
そう、自分はこれから志乃のメールを待たなければいけないのだ。
それ以外にも明日着ていく服の選定、交通案内の調査などやらなければならない事は少なくない。
野良猫に構っている余裕などないのである。
327花火まであと少し 12:2006/12/21(木) 00:50:17 ID:UAA6LRSJ
「そっかー……ねー、もしかして志乃さんとデート?」
「いっ!?」
タビーの言葉に、思わず亮が声にならない叫びを漏らした。
何で、と言いそうになるのを寸前で思い留まったが、うろたえてしまった時点でもうアウトだろう。
「あー、瓢箪から駒が出ちゃった……いやー、ハセヲも隅には置けないね」
それを証明するように、タビーはにやにや笑いながらハセヲに体を寄せてきた。
「うーん、やっぱりあたしは正しかった。だからハセヲ志乃さんの目見れなかったんだね」
指でハセヲの二の腕のあたりをつつきながら、タビーが耳元で囁く。
ここまで来たら誤魔化すことも出来ないので、ハセヲは思い切って開き直る事にした。
「ああそうだよ。デートだよ。だからお前と遊んでる暇はないんだ」
ハセヲはそういってそっぽを向いた。
それを聞いたタビーは何を思ってか、無言で体を離す。
……少し言い過ぎたか?
俯いた猫娘の姿を横目に、ハセヲは舌打ちした。
苦手ではあったが、この少女(多分)の事は決して嫌いではない。
取り立てて好きでもなかったが、知り合いを傷つけて平気なほど亮は無神経ではなかった。
そうしてハセヲがとるべき態度を決めかねていると、タビーが唐突に口を開いた。
「……そんなに志乃さんの傍にいたい?」
「は?」
意味がわからない。
確かに、自分は志乃の傍にいたい。
だが、それは――好きなら当たり前ではないだろうか。
大体、その言葉はこっちの台詞だ。
旅団にいた頃から、タビーはずいぶん志乃に懐いていた。
時々それで都合がある志乃を困らせた事もあった。
苛立ちながらハセヲがそう言おうとした瞬間。
「でも、ハセヲにオーヴァンの代わりは無理だよ」
タビーが小さく、そう言った。
「お前、それどういう」
「じゃあね、ハセヲ」
反射的にハセヲが激昂した時、タビーの姿は既に消えていた。
328花火まであと少し 13:2006/12/21(木) 00:51:28 ID:UAA6LRSJ
「くそ……」
昨夜の会話を反芻して、亮は片手の携帯電話に力を込めた。
ここが自分の部屋だったら、壁を殴っていただろう。
オーヴァンの代わり、だと。
確かに姿を消した黄昏の旅団のギルドマスター、オーヴァンと志乃は親密な関係だった。
リアルでも面識があったらしいし、彼の失踪による志乃が酷く沈んでいるのも事実だ。
しかし、それは亮と志乃が付き合いだした事とは関係ない。
他でもない、志乃本人がそう言っていた。
だが――
亮は目を閉じた。
今の関係が、オーヴァンの失踪なしには成り立たないのは事実だった。
彼がいたら、二人の距離がここまで近づく事は無かっただろう。
(――違う!)
首を振って、亮はその考えを打ち消した。
それはあくまで時間の問題に過ぎない。
オーヴァンがいても、自分はいつか志乃に想いを告げていただろうし、彼女はきっとそれに応えてくれていた。
それに、自分と志乃は既に一度体を重ねている。
仮にオーヴァンの事で彼女の心が弱っていたとしても、そんな理由で彼女は好きでもない男に体を許したりはしないだろう。
志乃はそんなに安い女ではない。
それでも。
(なのに、どうして俺はこんなに不安になるんだ)
目を開いて、列車の無機質な天井を見上げる。
そうしないと、亮は泣いてしまいそうだった。
329花火まであと少し 14:2006/12/21(木) 00:52:12 ID:UAA6LRSJ
そんな少年の感傷に、やけに気の抜けた停車案内が水を差した。
(ん?浜町?)
聞きなれない単語に、亮が思わず視線を動かす。
神保町は九段下の次の停車駅だったはずだ。
と言う事は……
真っ青になって、亮は携帯の時刻表示を見た。
時刻は、十一時五十六分になっていた。
330パック ◆JuT3jsxZbo :2006/12/21(木) 00:52:44 ID:UAA6LRSJ
以上。次回、12月23日(土)。
331名無しさん@ピンキー:2006/12/21(木) 01:49:19 ID:2IqXiQLn
>>330
渡英真珠苦戦、乙! GJ!
332GORRE:2006/12/23(土) 00:51:04 ID:i4eCifoo
>>321の続き。オリキャラあり。

亮の腕に抱きついた朔は、智香にハセヲを盗られまいと、ぎゅっとその腕に抱きついた。
「おい、朔?」
何故朔が抱きついてきたのか理解できない亮は、一人訳が分からなかった。
「ハセヲはウチのもんなんや! ぜえったいに他の女には渡さへん! 智香姐かて同様や!」
「え!?」
亮は一人いまいち状況が理解できていなかった。
「こりゃ手強いなあ。あたしだって亮の事を好きだし、好きな気持ちじゃ負けてないよ」
「せやけど、駄目なんやぁ! ハセヲはウチのもんやあ!」
朔は駄々をこねた。
「でも、あたしは亮から告白されてるし、あたしのほうが一歩勝ってるよ」
「してねえだろ」
「忍冬くれたじゃん」
「あれは、そんなつもりじゃあ」
「う〜〜〜〜〜〜!」
朔は腕に抱きつく力を強めた。
「いてえ! 何でそんなに強くするんだよ」
「ハセヲが他の女といちゃついとるからやぁ!」
「いちゃついてねえだろ!」
そんな光景を、黒いオーラ丸出しで見ている者がいた。搭乗口にいる女性スタッフである。
「あの〜、お客様」
「あ、はい」
「お乗りになるのかならないのか、はっきりしやがれこんちくしょう」
「え?」
「もうすぐ飛行機の出発のお時間なのですが、さっさと乗るのかののらねえのかはっきりしやがって下さい」
満面の笑みを智香達に見せながら言った。
「こちとら生まれて28年間彼氏もいないって言うのに、目の前で彼氏争奪戦見せられたらたまったもんじゃねえってもんですよ。
おまけに、夏休みで今日はオフの日なのに、急に来られない娘がいるから代理で来る羽目になるし」
「えーっと…」
「それなのに何なんですか? これ見よがしに私に彼氏争奪戦を見せ付けて。いじめですか? 新手の嫌がらせですか? 私があなたに何かしましたか?」
「え、いや…その」
「いいんですよ別に。あなた方が彼氏争奪戦を繰り広げようが構いませんし。でも、私の前で繰り広げるのは止めて頂きたいものですね。
さっきから見てると、無性に腹が立って腹が立って仕方が無いわけなんですよこんちくしょう」
もはや何て言ったらいいのか智香達は分からなかったが、さっさと飛行機に乗ったほうが良さそうなことだけは分かった。
333GORRE:2006/12/23(土) 01:01:46 ID:i4eCifoo
「…えっと……じゃあ、あたし行くね。亮」
「ああ」
「じゃあね、ちかねえちゃん」
「またね、望」
「気いつけてな」
「ありがとう、朔。負けないよ」
「ウチ勝て負けへん」
「早く乗れやこんちくしょう!」
「じゃあ、またね〜」
智香はゲートの中に消えていった。
「いっちゃったね」
「何だったんだ一体…」
亮は訳が分からなかった。

飛行機が飛び立つのを見届けると、亮達は空港を後にした。
「さて、お前達は深夜バスだろ? どっか行きたいところあるか?」
「ウチあれ行きたいねん」
「ん?」
「呪○」
「…ホラーか…」
「不満か?」
「不満じゃねえけど」
「なら、ええやないか」
「望はどうだ?」
「ボクはあんまりすきじゃないんだけど、がんばる」
望は小さくガッツポーズをとった。
「そ、そうか…なら、決まりだな。目的地は、銀座だ」
一路銀座へ。亮達は映画館へ向かった。
334GORRE:2006/12/23(土) 01:03:32 ID:i4eCifoo
とりあえずここまで。続きはまた思いついたときにでも。
335名無しさん@ピンキー:2006/12/23(土) 02:13:37 ID:a0V/sJbl
GJ!! もう,その才能を奪ってやりたい!!
 ・・・・・・次回を待つとするか・・・・・
336名無しさん@ピンキー:2006/12/23(土) 13:36:40 ID:35hHFStT
>>334
できればその思いついた時にまとめて投下してくれないか
ひらめいた時にひらめいた分だけ投下→思いつかねー、書けねーの書き込み→エンドレス

ってのはなあ…
337名無しさん@ピンキー:2006/12/24(日) 00:36:21 ID:FJtEA0+X
>>336
そう?このスレがもっと賑わってるならそれもわかるけど
今の状態ではちょうどいいペース&量だと思うけどな。
338パック ◆JuT3jsxZbo :2006/12/24(日) 01:27:57 ID:z7xTQSsv
流石に年末は忙しい……
予定では今頃は次のネタに取りかかっているはずだったのですが。
では、今回の分。
339花火まであと少し 15:2006/12/24(日) 01:28:31 ID:z7xTQSsv
結局、待ち合わせの場所――神保町の地下鉄A6出口に辿り着いたのは正午を十五分以上過ぎてからだった。
慌てて階段を駆け上がり地上に出ると、すぐに志乃の声が聞こえた。
「おそーい」
「ご、ごめん!」
慌てて振り向くと、一週間ぶりになるリアルの志乃の姿があった。
明るい夏の日の中で、彼女はシンプルな黒いワンピースの上に
白い半袖のジャケットを着込み、大きなピンク色のバックを抱えている。
初夏という季節をそのまま衣装にしたような、彼女らしいいでたちだったが、
今の亮にはそれに見惚れる余裕はなかった。
「電車、乗り過ごしちまって……」
「遅れそうなんだったら連絡くらい入れてよ。心配したじゃない」
そういって、志乃は亮を睨んだまま唇を尖らせた。
まさか、悩み始めて気がついたら浜街に着いていましたとは言えない。
馬鹿の考え休むに似たりとはよく言ったものである。
俯いたまま黙った亮を見て、志乃は溜息をついた。
「……まあ、いいよ。待たされるのはThe Worldで慣れちゃってるしね」
「ほんとにごめん!お詫びになるなら何でもするから」
「そこまで言わなくても……そうだ、じゃあ今日買う本持ってもらえる?」
「ああ、そんなことでよければ」
ようやく穏やかになった志乃の言葉に、亮は一も二もなく頷いた。
本など余りかさばるものではない。
むしろ、その程度でいいのだろうか。
「じゃあ、行こうか」
そう思いながら、亮は促す志乃と並んで歩き出した。
340花火まであと少し 16:2006/12/24(日) 01:29:28 ID:z7xTQSsv
そう、本などかさばるものでもなければ、重くもない。
それが亮の紙の書籍に対する認識だった。
しかし、それは一時間もしないうちに覆された。
(お、重い……)
いくつかの書店を回るうちに志乃が買い込んだ本は相当の量だった。
神保町にはいくつかの大型書店に加え、様々な分野に特化した小規模な古書店が林立している。
それが神保町を日本が誇る「本の町」に成さしめているわけであるが、そこで扱われているのはかなり専門的なものだ。
そして、その手の専門書はほぼ例外なく、分厚いハードカバー――つまり、重いのである。
元々、亮はそれほど本を読むタイプではない。
自宅の本棚にあるのはいくつかの漫画のシリーズぐらいで、活字は現代文の教科書を除けば図書館で文庫本をたまに借りる程度だ。
だから、この手の本の存在を知ってはいても実感してはいなかったのである。
志乃が買い込んだ専門書はハロルド・ヒューイック、番匠屋淳という著者のものが合わせて三冊だったが、
いずれも厚さは三センチを超えている。
341花火まであと少し 17:2006/12/24(日) 01:32:06 ID:z7xTQSsv
それに加え、志乃は大型書店でいくつかの新書版の小説(ノベルス、というらしい)を買った。
その中には亮が名前だけは聞いた事のある直木賞作家の新刊が含まれていた。
百鬼だったか、今昔徒然だったか、とにかくそんな古典の授業でしか聞いた事のないような題の小説だ。
これがとにかく分厚い。
なぜ分冊しないのか理解に苦しむが、志乃曰に言わせるとノベルスでは珍しい事ではないらしい。
それどころか、彼女は本を持つ亮に「今回は軽いと思うよ。短編集だからね」とまで言い放っている。
これが短編集?
冗談ではない。何本収録すればこんな厚さになるのだろう。
それともこの作家の尺度からすれば普通の長編が短編になるのだろうか。
それに加え、志乃はジャンルを問わず大量の本や雑誌を買い込んだ。
水原遥「彼岸花と連星」、「エマ・ウィーラントの謎」、
「月刊ネットワークミステリー」の2010年と13年のバックナンバー……
彼女が看護系の大学生なのは知っていたが、いずれもそのイメージとは合致しないものばかりである。
いわゆる書痴、ビブリオマニアというやつなのだろうか。
意外な一面を見た気がした。
だからといって、両腕にかかる負担が減るわけではないが。
「大丈夫?少し持とうか?」
「い、いや、いいよ。これぐらい」
おかげで少し遅れがちな亮を、志乃が振り返る。
ありがたい申し出ではあったが、ここで受けては面子が立たない。
「そう?ごめんね、久しぶりだから思わずはしゃいじゃって」
志乃はそういって、少しだけばつが悪そうに笑った。
それがひどく愛らしくて、亮の体に少しだけ力が戻る。
この表情が見れただけでも、本を持った甲斐があった。
「じゃあ、そろそろお昼にしようか。カレーでいいかな?」
「ああ」
亮が頷くのを見て、志乃は静かな古書街を再び歩き出した。
342パック ◆JuT3jsxZbo :2006/12/24(日) 01:34:04 ID:z7xTQSsv
以上。少しネタを仕込みすぎたかな・・・・・
次回、12月28日(水)。
343名無しさん@ピンキー:2006/12/24(日) 01:36:28 ID:l4D/Gwo1
リアルタイム遭遇ktkr、GJ!
志乃は本に一月いくらかけるんだろうか、気になる
344名無しさん@ピンキー:2006/12/24(日) 01:37:18 ID:kRIEZ6nj
番匠屋淳GJ!
345名無しさん@ピンキー:2006/12/25(月) 17:35:49 ID:b0vsEZuU

346名無しさん@ピンキー:2006/12/26(火) 01:48:50 ID:Om/vMOiR
>>342
いつも楽しみにしてるGJ!!
ほんと見てる最中顔のにやけが止まんなくてヤバイわあ
347名無しさん@ピンキー:2006/12/27(水) 00:15:54 ID:6PCJfmJF
G.U作品の在る保管庫無いの?
348名無しさん@ピンキー:2006/12/27(水) 00:41:46 ID:TOzmkuKK
残念ながらないね
349名無しさん@ピンキー:2006/12/27(水) 17:51:01 ID:n5E0pcGJ
>>310
続きマダー
350名無しさん@ピンキー:2006/12/28(木) 00:10:33 ID:CNUxHSPY
>>349
ヒント:年末
351パック ◆JuT3jsxZbo :2006/12/28(木) 10:49:23 ID:18PET9wN
>>343
ざっと試算してみましたけど、この段階で二万近く行ってるはずなんですよね。
あまり無駄遣いせず、一気に使うタイプなのではないかと。

今見返したら、日付と曜日がずれてました。
正確には12月28日(木)ですね、すみません。

では、今回の分。
352花火まであと少し 18:2006/12/28(木) 10:50:11 ID:18PET9wN
志乃に連れられた店は、神保町の中ほどにあるビルの二階にあった。
亮はカレーと聞いてエキゾチックなアジア風の店を想像していたが、
店の内装はシックな洋風のインテリアで統一さたものだった。
メニューは確かにカレー中心だったが、喫茶店と言っても通りそうな佇まいである。
大学生と高校生のカップルが昼食をとっても違和感のない雰囲気である。
少し考えた末、亮はアサリカレーを中辛で注文した。
カレーは味に関してはどう作っても外れることのない万能メニューであるが、辛さに関してはふり幅が激しい。
これの何処が辛口なのやらと言いたくなるくらいマイルドな店もあれば、
絶対中辛じゃないだろというぐらいピーキーに味付けされているカレーも存在する。
この店がどちらの傾向を強く持つかはわからないので、中辛という選択は必然だった。
ちなみに具にアサリを選んだのは、単なる趣味である。
年頃の少年らしく肉は嫌いではなかったが、それより亮は魚貝類の方が好きだった。
向かいに座る志乃は、チーズカレーの中辛。
別段理由はないが、なんとなく志乃らしいチョイスのような気がした。
「ふぅ……」
注文を取り終え店員が去ると、亮は小さく息を吐いた。
ようやく人心地ついた気がした。
まさか本でこんな目にあうとは。
元をただせば自分に原因があることなので文句は言わないが、それで受けたダメージは結構なものだった。
普段亮が余り重いものを持たないと言うこともあったが、それを差し引いても志乃が買い込んだ本は相当の重量である。
それを証明するかのように、亮の掌は真っ赤に染まっていた。
「ほんとにごめんね、重い物ばっかり買い込んじゃって」
そんな亮の思いを見透かしたかのように、志乃が少し伏目がちに口を開いた。
「いいよ、別に……でも、こんなの何に使うの?志乃って、看護系だろ」
気を遣われるのも嫌だったので、亮は話題を少しずらした。
学術書はともかく、ネット関係のオカルト雑誌などが志乃と縁があるようには思えない。
まさか、そういう趣味なのだろうか。
353パック ◆JuT3jsxZbo :2006/12/28(木) 10:52:04 ID:18PET9wN
今回は中継ぎ。
本当はもうちょっと先まで行くつもりでしたが、間に合いませんでした。
重ね重ね申し訳ない。次回は都合がつき次第、明日か明後日に。
354花火まであと少し 19:2006/12/28(木) 10:56:58 ID:18PET9wN
「うーん、まあ旅団の活動の延長って言うか……個人的な趣味、って言うのが近いかな」
「旅団?」
「まあ、その内説明するよ。まだちゃんと纏まってる訳じゃないから」
「ふーん……」
彼女にしては珍しい曖昧な説明に、亮は少しだけ不満になった。
旅団と言うキーワードも引っかかった。
昨日のタビーの言葉は志乃と歩いているうちに大分気にならなくなったが、
それでもこうしていざ旅団と言う語が出されると少しだけ地下鉄での欝気分が蘇るような気がした。
亮は無言のまま唇を尖らせたが、志乃はそんな年下の恋人の姿を微笑みながら見ていた。
すぐにその視線には気づいたが、口は開かなかった。
志乃の曖昧な態度が気に入らなかったし、彼女にオカルト趣味があったこともちょっとショックだった。
そう意識して、亮は小さく息を吐いた。
こんな風に考えるのも、空腹で頭が回っていない証拠だ。
とにかくまずはカレーを食べて気を落ち着かせよう。
亮がそう気を取り直した時、丁度店員がテーブルに飲み物と小さな皿を運んできた。
飲み物は注文どおり、志乃にアイスコーヒー、亮には紅茶が運ばれてきたが、隣の皿は一体何なのか。
恐る恐る覗き込んでみると、そこには大粒のふかしたジャガイモが皮付きでそのまま鎮座していた。
一瞬、亮は目の前が真っ暗になった。
なぜジャガイモ?俺はカレーを頼んだはずだ。
注文したのはアサリカレーだし、メニューにはジャガイモなんて一文字も書いていなかった。
だとすると、これは付け合わせなのだろうか。
そういえば、ハンバーガーでも大抵付け合せにポテトがついてくる。
しかしあれはあくまでフライドポテトと言う形で食べ易くされているし、ちゃんとメニューの中で独立している。
「どうしたの、ハセヲ?」
囁くような志乃の声に、目をぐるぐるさせてジャガイモを凝視していた亮がようやく我に返る。
「いきなりジャガイモすごい視線で見ちゃって。もしかして苦手だった?」
「い、いや、そういうわけじゃねぇけど……何でこんなの出てくるの?」
「さぁ……このお店何度か行ってるんだけど、いつも出てくるんだよね。前菜兼舌休め、ってかんじじゃないかな」
そういって、志乃は細くしなやかな首をかしげた。
こういう仕草が嫌味にならず、いちいち様になるのは一種の才能だろう。
「ふーん、そうなんだ。じゃあ、遠慮なく頂くか」
一瞬頬に差した赤みを誤魔化すように、亮はジャガイモを掴んだ。
「あんまり食べ過ぎちゃうとカレーが入らなくなっちゃうからね、気をつけて」
美しい管弦楽のようにも思える志乃の声を聞きながら、亮はとりあえずジャガイモにスプーンを指した。
355パック ◆JuT3jsxZbo :2006/12/28(木) 10:57:29 ID:18PET9wN
送信順ミスりました、今日は19までです。
356名無しさん@ピンキー:2006/12/28(木) 11:41:03 ID:+ngOlAW6
>>355
GJ!期待してます
357名無しさん@ピンキー:2006/12/28(木) 18:47:20 ID:Kh6UPBEC
神保町でじゃがいもがでてくるカレー屋って
あそこかなww
358名無しさん@ピンキー:2006/12/28(木) 21:59:44 ID:SEQpsZaz
GJ!!サイコーです!!
359名無しさん@ピンキー:2006/12/29(金) 02:03:08 ID:msh7/mwq
>>355
っていつのまにきてた
毎回超GJ!!!
360名無しさん@ピンキー:2006/12/30(土) 00:42:30 ID:wiIlFPlM
続きを…早く!
361名無しさん@ピンキー:2006/12/30(土) 05:05:18 ID:/3gc2rZI
ただでさえ年末の忙しい時期に職人を急かすなよ…
誰もが暇人じゃないんだ、それぞれの執筆ペースってもんがある
362名無しさん@ピンキー:2006/12/30(土) 15:56:46 ID:geXqLyai
うむ、職人さんにはマイペースで頑張って欲しい。
のんびり待ってるぜ。
363パック ◆JuT3jsxZbo :2006/12/30(土) 20:40:45 ID:oT8HlgYE
どうも焦らしてしまったみたいで申し訳ありません。
年末だけにまあ、色々ありまして・・・・・
自分としてもこの話をvol3発売までに終わらせたいので、
劣化しない程度に急ぐようにします。

>>357
たぶんそこです。
俺も初めて行ったときは随分驚いたものですが、
まさかSSのネタになるとは……

それでは、今夜の分。
364花火まであと少し 20:2006/12/30(土) 20:43:53 ID:oT8HlgYE
「ふふ、それにしても不思議なものだね。初めて会ったときはハセヲと付き合うなんて想像もしなかったよ」
舌休めだろうか、志乃はスプーンを一旦収めて唐突にそんなことを言った。
手元には、星雲のように広がったチーズを乗せたカレーが半分ほど残ったまま置かれている。
亮はそれを直ぐには答えずに、口を閉ざしたままカレーを噛み締めていた。
別に志乃の言葉が反発した訳ではない。
単純にものを食べている最中に口を開くと、にちゃにちゃと不快な音が立つからだ。
しばらくして口の中のカレーを飲み込み、水で一息ついてからやっと亮は口を開いた。
「俺もあの頃の自分に教えてやりてぇよ、お前は志乃と付き合うようになるんだぜって」
「あはは、そしたらどんな顔するだろうね、あの頃のハセヲは」
亮の冗談に、志乃が声を立てて笑う。
夏場の水撒きのような笑顔を見ながら、亮はおもむろに口を開いた。
「あ、そうだ、志乃。前から思ってたんだけど……」
「なぁに?」
「その、ハセヲって言い方、そろそろ変えね?」
本名はちゃんと教えているにもかかわらず、リアルで会っている時も彼女は亮の事をThe WorldでのPC名で呼ぶ。
それが、亮には少しだけ嫌だった。
少し前までならともかく、今の二人は恋人同士なのだ。
別に親から貰った名前にそこまで愛着があるわけでもなかったが、
PC名というのは何だかあだ名みたいで、恋人同士という言葉が持つ甘い響きからは遠い。
「うーん、それもそうかもね……じゃあ、なんて呼んで欲しい?」
「え!?べ、別に……本名だったら何でもいいよ」
いきなり聞き返され、亮は混乱した。
本当は、そう、自分が彼女を呼ぶのと同じようにして欲しかったのだが……
それを口に出せるほど、亮はまだ素直ではなかった。
「うーん、それじゃ……三崎君?」
「……今更それはねぇだろ」
「三崎?」
「それはそれで味があるけど、志乃のキャラとはちょっと……」
志乃は口元を少し吊り上げて、亮に一つ一つ呼び方を上げていく。
亮は先ほどの言葉は何処へやら、それに一つずつ駄目出しをしていった。
「亮君?」
「それだけはやめてくれ……」
志乃のキャラクターを考えれば妥当な線かもしれないが、母親と同じ呼ばれ方はされるのはなんとなく嫌だった。
これならまだ名字呼び捨ての方がいい。
「じゃあ……亮?」
志乃が少し声のトーンを落として、呟いた。
雲の白さと空の蒼さしかない天上から響いてくるような、余りにも綺麗なその響き。
それが自分の名を呼ぶものだということを意識した瞬間、亮の心臓が一瞬止まった。
心臓は直ぐに動き出したが動悸は不安定で、喉が急に渇く。
多分、今の脳波は強化人間のように滅茶苦茶だろう。
「ご、ごめんっ!やっぱり、ハセヲでいいよ」
「そう?ふふふっ」
やっとの思いで、亮はどもりながら言葉を吐き出した。
駄目だ、この呼ばれ方は。別の意味で精神衛生上よろしくない。
亮はしばらく意味もなく息を吐くと、志乃から顔をそらし手元のカレーに視線を移した。
そのままスプーンをつかむと、亮は一心不乱にカレーの盛りを崩し始めた。
そんな亮の姿を見ながら、志乃は絡めた両手に頭を乗せて微笑んだ。
365花火まであと少し 21:2006/12/30(土) 20:46:21 ID:oT8HlgYE
「ねえ、ハセヲ」
「……何?」
「あのさ、これから何処か行きたい所とか、ある?」
しばらくして亮がカレーの皿を空けると、それを待っていたかのように志乃が再び口を開いた。
亮が話を聞こうと視線を上げると、その瞬間志乃の手元の皿が目に入った。
いかなる手品を使ったのか、亮より長くスプーンを置いていたはずの彼女のカレーは綺麗に片付いている。
自分が食べるのに集中していたから断言はできないが、慌てて食べているような様子はなかったはずなのだが……
不思議に思ったが、亮はとりあえずそれを無視して会話を続けることにした。
まあ、女と付き合っていれば不思議な事の一つや二つ、無い方がそれこそ不思議だろう。
「……別に、ないけど」
「じゃあさ、良かったらでいいんだけど」
亮の答えが終わる前に、志乃が少しだけ上ずらせた声で口を開いた。
顔をよく見ると、頬に赤みが差し呼吸が少し乱れている。
「そ、その……ハセヲの家に行ってみたいんだけど、良いかな?」
「…………!!」
その言葉を聴いた瞬間、亮の心臓がまた止まった。
一瞬してすぐに鼓動は蘇ったが、呼吸はやはり乱れたままである。
助けを求めるように志乃を見ると、彼女は耳まで真っ赤に染めて俯いてしまっていた。
「べ、別に大したものがあるわけでもないけど……その、志乃が来たいんだったら……別に、いいよ」
366パック ◆JuT3jsxZbo :2006/12/30(土) 20:48:02 ID:oT8HlgYE
ずっとこのカップリングでやろうと思っていたネタができました。
しかもついに色気のある展開に突入できそうです。
次回投下は1月4日(木)。
言ってる傍から間が空きます、本当に申し訳ありません。
367名無しさん@ピンキー:2006/12/30(土) 20:57:34 ID:9kYfbwC6
GJ!元旦とかはゆっくりしたいですからのんびり待ちます
368名無しさん@ピンキー:2006/12/30(土) 21:53:15 ID:V1Hnn/zu
>>366
GJ ハァハァ(*´д`)
369名無しさん@ピンキー:2006/12/30(土) 23:49:57 ID:zhcqVzEB
毎回毎回GJ!!1月4日が待ちどうしい!!
370名無しさん@ピンキー:2006/12/31(日) 04:33:55 ID:k6hq5mRR
おまいら乙
今年最後のハセヲ×カール投下
少しだけ痛い描写あり
371名無しさん@ピンキー:2006/12/31(日) 04:35:36 ID:k6hq5mRR

暗い世界。
全身が泥を被って引きずるかのような重さと気だるさ。
化け物どもの軍勢を掻い潜って【Δ 輪廻する 煉獄の 祭壇】に
辿り着いた俺を待っていたのは無穹の牢獄だった。
あれから何時間が経過したのか……それすら分からねぇ。
意識は完全にこっち側、即ち《The World》に持っていかれちまってるようだった。
敵の親玉が潜んでいると思われるエリアに転送され、スケィスをすぐさま喚び、
片っ端から敵を消し飛ばしたのは覚えている。
カオスゲートを潜る前、大火のオッサンが「勝てよ」と言っていたように、必ず勝つつもりでここまで来た。
でなきゃ報われねぇ。オッサンだけじゃねぇ、他の連中だってそうだ。

「俺は……どうなった…………?」

何も見えないせいで皆目検討がつかない。
けど、身震いする程に嫌な感じのトコってことは理解できる。
ここは人間の居るべき場所じゃねぇ、ここは……死人の匂いがする場所だ!

「おはよう。パパ」
「! 誰だッ……!?」

俺以外の声がする。
何処かで聞いたことがあるようで、聞いたことがないような、女の声で。
黒いインクをブチ撒けたような黒の世界に、まるで最初からそこに存在していたかのように。
女が立っていた。

「また来たのね、パパ。これでもう何度目かな……数えるのも面倒になっちゃった」
「お前は……」

いや、俺は知っている。
ただ知らないと思い込みたいだけで、本当は、この女を、俺は―――――――――知っている。
見間違えるはずがねぇんだ。
銀色の髪と、紅い瞳と、黒のドレスと、紅いリボン。こいつを俺はよく知っている。

「あたしがここに閉じ込められてから随分経つけど、パパはいつも変わらないね」
「お前……セグ、か……?」

俺のことをパパなんて呼ぶ奴はこの世界に1人しかいない。
でも、セグならついさっきまでカールと一緒に居たし、何よりコイツはどう見ても12〜13歳って感じだ。
俺の知っているセグは見た目5歳ちょっと、一気に成長でもしない限り、計算が合わない。
しかし俺の口から「セグ」と言う名を聞くと、目の前の女は懐かしそうに小さく復唱を続け、噛み締め始める。
何かを確かめるように。

「……ここは何処だ。どうしてお前以外、何も見えない!?」
「嫌だなぁ。パパはしっかりと視えてるじゃない。
 見えない、と思っているのはパパが『視たくない』と思っているだけなのに」

何だと……。
でも、コイツの言ってることも強ち嘘ってワケでもない。
確かに視えはしないが、何かの存在をそこらじゅうに感じる。
この闇の中に、さっきまで俺達が戦っていた化け物どもが潜んでいるんだろうか?
いや、気配がない……なのに、何かの気配が確かに感じられる。それもたくさん。

「ヒントをあげるわ、パパ。あたしはね、パパが来る間……ずっとママ達と一緒に居たんだよ?」

ママ……達だと……今、ママ達って言ったのか。
達って、何だよ、複数形じゃねぇか……。もし、こいつが俺の知ってるセグなら、ママってのは……まさか……。
372名無しさん@ピンキー:2006/12/31(日) 04:36:48 ID:k6hq5mRR

「カール……?」

瞬間、世界が開けた。
聖書に出てくるサウロ(パウロ)の「目から鱗のようなもんが落ちた」、ってのはこんな感じだったのかもしれない。
俺には最初から、この光景が視えていたんだ。
なのに俺は、怖くて、目を背けて……こんなの現実じゃない、って勝手に決め付けて……!
彼のは墓場。誰の? 決まっている。
俺の足元やそこらに転がっている躯を見れば一目瞭然だった。
ここは……カール達の墓場!

「なッ……あっ……あぁ……あぁぁぁっ!!!!!」
「パパが来るまでママで遊んでたの。
 もっとも、どのママもこの空間に運ばれてきた時点で死んでるんだけどね。
 見てよ。ねぇ見て。酷いものでしょう? どのママもロクな死に方してないよ」

腕の無いカールが転がっていた。脚の無いカールが転がっていた。
腹の無いカールが転がっていた。首の無いカールが転がっていた。
カールかどうかも分からないカールが転がっていた。見たことも無いくらいに歪んだカールが転がっていた。
積み重なったカールの山が、何処までも何処までも延々と続く。
AIDAにやられたPCとはまた違う感じでのキルのされ方。何処を見てもカールしかいない世界。
そうだ、俺はここに飛ばされて最初にコレを見て……頭がどうにかなりそうだったから……!

「ここはね、牢獄なの。ううん、拷問部屋って言った方が早いかも」
「拷問部屋……」
「最初にママとあたしがこの空間に飛ばされた時、1人目のママは既に死んでた。
 パパも覚えてるでしょう? あの化け物どもに結局やられちゃったの……結構奮戦してたけどね。
 以来、あたしはずっとこの空間に取り残されて……次にキルされるママと、パパを待っている」
「次にキルされる……だと……待てよ、それじゃまるで……時間が……ッ!」
「そう。繰り返しているのよ、8日周期で。
 あたしとパパ達が初めてホームで出会った日から、化け物達がカオスゲートから溢れてくるまでの
 楽しい楽しい家族ごっこの時間がね、もう延々と繰り返されている」

待てよ……ふざけんじゃねぇ……8日間が繰り返してだぁ……?
そんなこと、有り得る訳がっ……!

「モルガナ」
「ッ……!?」
「AIDAが作り出した擬似サーバーが『AIDAサーバー』。別名『AIDAの観察室』。
 ならあの8日間は……そうね、言うなれば『MOLGANAサーバー』。『モルガナの拷問部屋』ってとこね」
「MOLGANAサーバーだと……ざけんなッ!」
「AIDAサーバーで過ごした時間は、パパ達のリアルではほんの数分の出来事だったんでしょう?
 AIDAに出来てモルガナに出来ない道理は無いじゃないの。モルガナの力を使えば8日間なんて刹那の時間……ね? 
 モルガナはね、憎くて憎くて堪らないママを殺すためだけに、この8日間を用意したんだってさ」
「セグ……てめェ、モルガナの仲間か……!?」
「それは違う。うーん、元仲間かもしれないけど、今は違うよ」

ただでさえカールの躯の山を見て気が動転しかけてんのに、
コイツの人を小馬鹿にしたような態度は俺の怒りを更に助長させる。
まどろんでいたかのような意識はハッキリとして、ただただ当ての無い憎悪が滾るのが分かる。

「んなコトを言うために……俺が目ェ覚ますまで待ってたってのか……!?」
「だって誰も話し相手がいないんだもん、ここ。
 ママはいつも死んだ状態で転送されてくるし、パパはいつもすぐ出て行っちゃうし。
 酷い時なんかね、パパはあたしを食い殺そうとしたんだよ? あの時のパパは恐かったなぁ」
「……」
「それにね……よーく耳を澄ますとね、聞こえてくるの。モルガナの呪詛の声が」
373名無しさん@ピンキー:2006/12/31(日) 04:38:30 ID:k6hq5mRR

「呪ってやる。死ね。お前さえいなければ。消えてしまえ。狂え。狂い死ね、って。
 ママが8年前、アウラを庇って逃げたりなんかしなきゃ、モルガナはドットハッカーズに倒されずに済んだのに。
 MOLGANAサーバーをサーバーとして成り立たせているのは、モルガナの怨念とか執念とか
 そんな感じのものがプログラムになって動作しているとあたしは考えてる。
 そしてママを苦しめ続けるの……7日間の休息の次に、8日目の地獄を与えることで」
「それが……モルガナの……カールへの復讐ってワケか……!」
「《The World》はママのパパ……徳岡純一郎が作ったセカイ。
 そのセカイを穢して犯し尽くすことが、ママへの嫌がらせになると思ったんだろうね。
 ママ、何だかんだで父親にコンプレックス持ってたし。会ったこともないのにね。
 でも何故8日間なのかしら? 8年前に起因するから? それとも八相とかけてるのかも?」

散逸したモルガナ因子……CC社の火事で散逸したのは……碑文だけじゃなかった!
モルガナの怨念は《The World》がR:2に移行しても何らかの方法で……誰にも気づかれないように
ひっそりと世界に根付いて……カールがこの世界に戻ってくるのを待ってやがったのか……!
蜘蛛が糸を張って、獲物が巣にかかるまでじっと待つように……カールを苦しめるためだけに、こんな茶番……!

「許せねェ……自分の身可愛さに娘殺そうとしたばかりか……カールまで……!」
「パパがいくら吠えたってダメ。いつも結末は決まってるもの。
 どのパパも同じだった、だってそうでしょ?
 『モルガナは必ず俺が倒す!』とか言ってたのに、こうやってパパもママも
 延々とこの空間に送られ続けてるし……パパも、今ここに転がってるママの数だけ死んでるんだよ」
「へっ……その割には、お前だけ1人きりなんだな」
「うん。何かね、あたしは特別なんだって。生き証人にでも慣れって言うのかな」

よーく分かったぜ。
モルガナのクソババアのやろうとしてること、やってきたこと、カールにしたこと。
フザけやがって。フザけやがって……結局は自分の独りよがりじゃねぇか。
とんだ八つ当たりだ。なら俺はどうする? 俺は、こんなとこで立ち止まってる場合じゃねぇ……
アトリに言ったこと、自分ですっかり忘れてた……涙で目ェ曇らせるには、まだ早ぇ!

「くっ……だぁぁぁぁ――――――――――――――ッ!!!!!」
「おぉ、すごーい」

身体を捕らえていた重力球を強引に引き裂き、不安定な力場からの脱出。
さっきまでの気だるい感じはもうないし、外傷もない……手も脚も、ちゃんと動く!

「終わらせりゃいいんだろろうが。モルガナをブッ倒せばよ」
「どのパパも同じこと言ってたよ。でもXthフォームとスケィスだけで勝てると思ってるの?」
「やってみなきゃ分かんねぇ」
「……ま、いいよ。あたしは、次のパパとママが来るのをまた待つからさ」
「もう来ねぇよ」
「どうかな?」
「来ねぇよ。俺が……何千番目か何万番かは知らねぇけど……今度の俺が止めてみせる」

どっからそんな根拠のねぇ自信が沸いてくるのか、自分でも不思議だった。
セグの話が本当なら、俺も今ここに転がってるカールと同じ数だけ死んでる。
そして何も知らずにまた1日目が始まって、8日目に死ぬまで延々と……MOLGANAサーバーに囚われた
俺達は、そんなことも知らずに8日間の非日常を過ごしていく。
けどよ、それももう仕舞いだ。俺が今日、終わらせるから。

「にしても随分とヒネた性格に育ったもんだな、カールそっくりだぞ。お前」
「こんな所にずっと閉じ込められてたら、そりゃおかしくなるって」
「でも……」
「?」
「お前も、もうすぐここから出してやる」
「……期待しないで待ってるよ、パパ」
374名無しさん@ピンキー:2006/12/31(日) 04:40:28 ID:k6hq5mRR

************************





耳を劈く「パリン!」という音がそこらに響く。
あのしみったれた陰気臭い墓場みてぇな空間をXthフォームの力でブチ抜き、俺はもう一度この世界に戻ってきた。
場所も間違いなく【Δ 輪廻する 煉獄の 祭壇】、戻ってきた、戻ってこれた!

「って、ハセヲ? どっから降ってきたの?」
「……カールか? って、お前、無事なのか!? てか何でここにいんだよ!?」

エリアに戻った途端、化け物の群れの中で鎌を振るうカールとバッタリ会あう。
ちょっ、おまっ、幽霊じゃねぇよな!?

「ん。ブレグ・エポナで戦ってたはずなんだけどね。
 何か強制サーバー転送?みたいな感じで移動させられちゃってさ。この子と一緒に」
「うわぁぁーん! パパぁ!!!」
「セグまで……」

もしかすると今回の繰り返しはイレギュラーなのかも知れない。
あの拷問部屋の空間で会った成長したセグは「ここに来た時、ママはいつも死んでいる」と言っちゃいたが、
まだカールは死ぬどころかピンピンしてやがる。何だ、何がその原因を生んだ?

「カール、お前……何か雰囲気が……?」
「これ? Xthフォームだよ。ネットスラムでタルタルガが言ってた眠ってる力、ってのがこれみたい。
 ハセヲから貰ったロストウエポンの“万死ヲ刻ム影”も戦ってる最中に使いこなせるようになったし」

今のカールは確かにXthフォームになった時の俺に似てる。
それに加えてロストウエポン……これだ。
どっちが欠けても、あの化け物の軍勢にカールは勝てない。
でも反対に2つの要素が揃えば――――――絶対に負けることはない!

「その顔だと、何か事情掴めたっぽいね」
「あぁ。裏で糸引いてんのは、8年前にお前を追っかけてたクソババアだ」
「へぇ……アイツ、まだあたしのこと恨んでたんだ」

ニヤリと凄む反面、カールは同時に恐怖も感じているようだった。
そりゃそうだ。8年前、スケィスにデータドレインされた時の記憶がまだ残ってるんだろう。
いくらカールが気丈とは言え、当時はまだ小学生だしな。
 
「それじゃ、ま。役者が揃ったところで……やっちゃおっか?」
「だな」

くだらねぇ因果だが輪廻だかは、今日、ここで断ち切る。
カールを苦しめ続けて、カールの父親が唯一残した遺産の《The World》まで穢そうとする大馬鹿野郎。
いつもなら他人に情けとか干渉は極力しねぇつもりだったけどよ、今回は別だ。
モルガナだけは……もう泣いて謝っても許さねぇ!

「いいぜ……来い……来いよ……!」
「あたしは……」
「俺は……」
「「ここにいるッ!!! スケェェェェェェェェィスっ!!!!」
375名無しさん@ピンキー:2006/12/31(日) 04:42:53 ID:k6hq5mRR

『□□□□□――――――――――――――――――――――――!!!!!』

大鎌を振るい、三つ目の巨人が空間を叩き割って権限する。
サンスクリット語で「地上に降りた神の化身」を意味する名を持つ存在、それが憑神。
その第一相である死の恐怖スケィス。カールの因縁の相手にして最愛のパートナー、俺の分身にしてもう1人の戦友。
その姿はもうかつてカールが従えていた頃の赤布で拘束されたものではなく、神々しいまでの銀と金。
大きく広がる翼は天使か悪魔か……んなこと、どうでもいいか。
分かるんだ……お前は俺とカールの想いが生んだ、全く新しいスケィス!

「スケィス、憑神覚醒(データドレイン)ッ!!!!」
『□□□――――――――――――――――――――――――!!!』

神宿り。
PCの状態で憑神の力を行使できる究極のスキル。
1年前、最後の戦いではみんなの力が集まってやっとAIDAを一掃できた。
今回は俺とカールの2人きり、状況は俄然不利。
けど……けどなぁ。変なんだよ。こんなに不利な状況なのに、誰がどう見ても勝てっこねぇ戦いだってのに。
何でだろう……カールが傍に居るって思うだけで、こんなにも力が沸いて来る!

「俺は……諦めねぇっ!!!」
「元はと言えば、あたしが蒔いた種だしね……きっちり摘み取らせてもらおうかな!」
「パパ……ママ……」

俺とカール、双方から放たれたデータドレインが周囲を取り囲んだ化け物どもを浄化してゆく。
粉雪が光の中で解けて消え行くように……そうだ、もうお前らだって、もう……戦わなくて済むんだ……!
エリア全てを埋め尽くす程の閃光、あれだけの数の軍勢が、ほんの数秒で跡形もなく消え去るくらいの眩い光が、疾った。

「やったの?」
「……いや。どーやら親玉のご登場っぽいぞ」

この胸糞の悪い感じ、覚えてるぜ。
1年前、俺達が苦労してブッ倒してやったってのに……まーた蘇って来やがったのかよ。
……そーいや、ここはMOLGANAサーバーだったか。何でもアリってことなんだろうな。

「……来るっ!」

ズシン、と地響きがした。大地が腐り、腐って泡となった黒き土から異形が這い出てくる。
その体躯とグロい姿、忘れろったって忘れられねぇ。わざわざ茶番のためだけに地獄から蘇ったてか?
なら、もう一度冥土に送ってやるぜ。てめぇはケルヌンノスと仲良くやってろ、クビア!

『************************――――――――――――――!!!!!!!』
「おわっ、何アレ?」
「クビア。1年前、俺達が倒したAIDA事件の元凶だ……再生しちまったっぽいけど」
「うぅ……恐いよぉ……」
「だいじょぶ、パパもママもついてる!」

とは言え、ラスボス級の強さであることに変わりはねぇ。しかもセグを守りながら、だ。
俺とカール、2人のありったけの力を込めたデータドレインで1撃で仕留めるしか他に手立てはねぇっぽい
(つか、通常攻撃が空まで届かねぇ)。

「カール、データドレインで一気にケリつけるぞ。やれるな?」
「1度は勝ったんだろう? なら、今度も勝てばいい。それだけだよ、ハセヲ」
「恐くねぇのか」
「恐い? きみとあたしなら、絶対に勝てる。そう思ってるだけなんだけどな」

だな。絶対に勝ってみせる。今のお前となら……俺は、誰にも負ける気がしねぇ。
376名無しさん@ピンキー:2006/12/31(日) 04:45:34 ID:k6hq5mRR
くたばれモルガナ? よいお年を? 何のことです?
おやすみおまいら
377名無しさん@ピンキー:2006/12/31(日) 04:46:34 ID:/eq7Sw5h
リアルタイムキタコレ!!!

GJ!!!
378名無しさん@ピンキー:2006/12/31(日) 05:59:58 ID:Cd1ZtV3v
エロマダー?
379(o_▽_)o:2006/12/31(日) 13:37:44 ID:MuA1k0v0
最近、原作よりこっちの方が面白いと思うようになってきた俺は末期かも知れん
まぁ、そんな俺が言えることはこれだけだ

「Good Job!!」
380名無しさん@ピンキー:2006/12/31(日) 17:30:21 ID:LXXMBfRI
GJ!GJ!
俺はむしろ、本編のサイドストーリー的な感じで読んでる。
381名無しさん@ピンキー:2006/12/31(日) 17:35:35 ID:jGz6r0Re
すごく・・・GJです。そして、よいお年を。
382名無しさん@ピンキー:2007/01/01(月) 00:09:41 ID:zrrwVWY7
明けおめ!!
383名無しさん@ピンキー:2007/01/01(月) 00:31:05 ID:UTfhN8Eg
明けおめことよろ
384名無しさん@ピンキー:2007/01/01(月) 06:33:12 ID:GKgB86NR
あけおめことよろ
385名無しさん@ピンキー:2007/01/02(火) 12:13:21 ID:1E5R7+vN
あけよろ
386名無しさん@ピンキー:2007/01/02(火) 17:27:50 ID:XlRAZLBM
挨拶は公式でやれ、ドア砲
387名無しさん@ピンキー:2007/01/02(火) 18:19:16 ID:bJ/J4wPn
akeomeことよろ
388GORRE:2007/01/03(水) 00:20:21 ID:VVnHt6Dk
>>333の続き

「すいません、呪○のチケット高校生1枚と小学生2枚下さい」
「2500になります」
「じゃあ、5000円で」
「2500円のお釣りになります」
窓口でチケットを受け取った亮達は、エレベーターに乗り込んだ。
目的の階に到着すると、早速劇場に向かった。
劇場の中は、夏休みということもありカップルや家族連れ、友達同士などの人々で込み合っていた。
「東京はホンマ人が多いな」
「仕方ねえだろ。首都なんだから。それより、席探すぞ」
「あ、あそこあいてるよ」
望は真ん中あたりに3人分の席が空いているのを見つけた。
「でかした望」
亮達はその席に腰を下ろすと、亮は腕時計を見た。
「まだ始まるまで時間があるみたいだな。今のうちに飲み物とか食うもの買ってくるか」
「あ、ボクもいくよ」
「ウチは席を取っとくわ。いない間に誰かにとられでもしたらシャレにならんし」
「分かった。いくぞ、望」
「うん」
亮と望は連れ立って出て行った。
この時、朔の頭の中にはある作戦があった。それは、ホラー映画を見てドサクサに紛れて亮に抱きついてしまおうというものだった。
席順は通路側から望、亮、朔となっている。望はおそらく怖いシーンで亮に抱きつくだろう。これは想定の範囲内である。
望は亮に懐いているし、自分以上に亮にべったりしている。そのことにちょっと嫉妬を覚えたわけではないが、そんな事は問題じゃない。
要は、いかにうまく亮に抱きつくかである。朔は二人が戻ってくるまで考えていることにした。
389GORRE:2007/01/03(水) 00:40:16 ID:VVnHt6Dk
一方、売店に来た望と亮は…
「飲み物は何がいいんだ?」
「ボクはオレンジジュース。おねえちゃんはコーラでいいとおもうよ」
「そうか。食い物はポップコーンでいいか?」
「うん」
「うし。すいません、コーラ二つとオレンジジュース一つ、それからポップコーンの一番でかいやつを一つ下さい」
「全部で1500円になります」
1500円きっかり払った亮は、商品を受け取ると、劇場に戻っていった。
「かってきたよ、おねえちゃん」
「ごくろうさん」
「ほれ、お前の分」
「ん」
朔は亮が差し出したコーラを受け取った。
「ウチ、ちょっとトイレ行ってくるわ」
「おお、いって来い」
数分後、朔はトイレから戻ってきた。
「よし、俺達も行って来るか。見ている途中で行きたくなったら困るしな」
「うん」
「はよせんと始まるで」
「分かってるよ」
望と亮はトイレに向かった。
「…絶対、この作戦は成功させたる。ふふ、ふふふふふふ」
朔は周りに聞こえないように笑った。

映画が始まる1分前に、亮と望は戻ってきた。
「ちょうどいいタイミングやな、始まるで」
「ハセヲにいちゃん、ボクなんだかこわいよ」
「大丈夫だって、怖くなったら腕掴んでいいから」
「うん、そうする」
二人が席に着いたちょうどそのとき、映画の開始を告げるブザーがなった。
390GORRE:2007/01/03(水) 00:43:22 ID:VVnHt6Dk
とりあえず今日はここまでです。

ここの所なんか書き込み制限でカキコ出来ませんでしたが復活!
これからもよろしくです。
391名無しさん@ピンキー:2007/01/03(水) 12:01:50 ID:zBpCzJFX
うるせぇよ、屑
392名無しさん@ピンキー:2007/01/03(水) 12:02:42 ID:zBpCzJFX
テラゴバクwwwごめwwwwww
393名無しさん@ピンキー:2007/01/03(水) 12:58:12 ID:tPZZOUkT
>>391
なんか吹いたwwwwwwwwwww

394名無しさん@ピンキー:2007/01/03(水) 13:41:42 ID:NNsQikZY
>>391
ヒドスwwwww
395名無しさん@ピンキー:2007/01/03(水) 13:47:00 ID:mXQggCmX
>>391
ぶはwww
396名無しさん@ピンキー:2007/01/03(水) 14:08:58 ID:tPZZOUkT
>>391の人気に嫉妬wwwwww
397名無しさん@ピンキー:2007/01/03(水) 22:00:17 ID:nHx75yK+
>>391
いい誤爆だな
や ら な い か ?
398名無しさん@ピンキー:2007/01/04(木) 18:04:33 ID:LbHPHHPm
>>391
ビックマック吹いたwwwwwwwww
399名無しさん@ピンキー:2007/01/04(木) 21:18:56 ID:egCtp0+w
パックさんマダー?
400名無しさん@ピンキー:2007/01/04(木) 22:11:46 ID:EQKf8w8i
ボルドーの人マダー?
401名無しさん@ピンキー:2007/01/04(木) 23:11:09 ID:G8oP9Q8s
オーーーーヴァーーーーーーーーン
402名無しさん@ピンキー:2007/01/04(木) 23:45:19 ID:kC1n+Nf/
>>391
ちょwwwwなんてベストタイミングだwwwwお前最高wwwwwwww









誰も感想書いてないな。
403名無しさん@ピンキー:2007/01/05(金) 00:11:43 ID:AaNhx28r
現在ネタ制作中。だがエロい部分がまったく思いつかん・・・。誰かオラにネタを考える力をくれ!!
404名無しさん@ピンキー:2007/01/05(金) 00:13:28 ID:AaNhx28r
現在ネタ制作中。だがエロい部分がまったく思いつかん・・・。誰かオラにネタを考える力をくれ!!
405名無しさん@ピンキー:2007/01/05(金) 00:15:04 ID:qH52sCVh
なぜ二回言う
なぜ二回言うのだ
406名無しさん@ピンキー:2007/01/05(金) 00:22:28 ID:AaNhx28r
スマン、間違えた・・・(^^;)
407名無しさん@ピンキー:2007/01/05(金) 00:26:14 ID:aXdSeaOj
>>406
sageろカス
408パック ◆JuT3jsxZbo :2007/01/05(金) 01:00:13 ID:aZjNgRK7
お待たせしてすみません。
諸事情により今回は少しだけ、しかもまだエロまで行きません。
もう少しだけお待ちください。
409花火まであと少し 22:2007/01/05(金) 01:01:33 ID:aZjNgRK7
「……ど、どうぞ」
「うん。それじゃ、お邪魔します」
どもりながら部屋の扉を開けると、志乃はすっかり落ち着き払った様子で亮の部屋に足を踏み入れた。
(……ああ、畜生)
部屋に他人を招くなど別段特別な事でもないのに、酷く緊張する。
神保町から電車を乗り継いで一時間弱。
その間、亮は殆ど無言で、志乃が話しかけてきても生返事しか出来なかった。
家に入ってからも、志乃の控えめな足音が響くたび心臓が止まりそうになった。
「へぇ……ここがハセヲの部屋なんだね」
部屋に入るなり、志乃は辺りを見回してそう言った。
その呟きに、亮は何も答えず突っ立ったまま俯いていた。
先ほどまで停止しかけては動き出してと繰り返していた心臓は、今度はやたらと短いリズムで鼓動を刻んでいる。
「意外と……って言ったら失礼だけど、綺麗だね。もう少し、散らかってるのかと思ったよ」
志乃はそんなハセヲを真っ直ぐ見つめると、少し悪戯っぽくそう言った。
「最近、片付けたから……」
亮は短くそう答えるのがやっとだった。
喉にも力が入らない。先ほどまで大量の本が入った鞄を抱えていたせいか、手首に痛みがあった。
せっかく志乃が部屋に来てくれたと言うのに、酷い体たらくだった。
このままでは、間が持たない。
「志乃、さ……何か飲みたいものとか、ある?下から持って来ようか?」
僅かでも時間を稼いで気持ちを落ち着けたくて、亮はそんなことを言った。
志乃は花が風にそよぐ様に首を少しだけ傾げ、口を開く。
「うーん……そうだね、冷たいものなら何でもいいよ」
「わ、わかった……じゃあ、ちょっと行って来るよ。どっか適当に、座ってて」
志乃の答えを聞いて、亮はフライングしたランナーのように足早に部屋を出た。
「はーい。あ、居ない間に押入れの中にありそうな雑誌とか探したりしないから、安心してね」
扉を閉める瞬間、彼女がそう言ったのが聞こえた。
410パック ◆JuT3jsxZbo :2007/01/05(金) 01:02:04 ID:aZjNgRK7
以上。
次は本来の予定まで書きあがり次第、今日か明日にでも投下します。
411名無しさん@ピンキー:2007/01/05(金) 01:53:27 ID:fzwZOsyI
>>400
個人的には



656 名前: 名無しさん@ピンキー 2006/10/04(水) 00:27:19 ID:NGJ0WJGh

どうも、オリキャラ登場でハセアトハセな小説を書こうと思います。
ギャグ主体です、アトリ電波です、クーン人間やめたほうがいいです、パイは胸デカです(変わってない)、
揺光はツンデレです、オーヴァンはとりあえず警察に捕まったほうがいいです。
あとほかのキャラも少々
…エロモアルヨ?

とりあえず…そんなやばげなネタを出そうか考えている俺がいる
基本的にハセヲ被害者…だからどうした!?
他人の不幸は蜜の味それが俺の座右の銘!




81 名前: 名無しさん@ピンキー 2006/10/21(土) 15:16:42 ID:4Rq4+me8

エン揺を書くことになってしまった
書きかけ2本を含めて全揺光関連なカオス




338 名前: 名無しさん@ピンキー 2006/11/03(金) 15:41:47 ID:YpZGcpbd

七星のリアルの名前をどうするべきか…
揺光視点だから呼ばせ方に困るな




この3人が未帰還者になったんじゃないかと去年から心配してる
412名無しさん@ピンキー:2007/01/05(金) 02:10:49 ID:bJmkIHVs
>>410
マジGJ!頑張ってください!

>>411
さりげなくそれをまだ待ってるww
413名無しさん@ピンキー:2007/01/05(金) 03:21:42 ID:qhQGOVOY
>>410
GJ!!待ってました
焦らずで良いので頑張ってください
楽しみにしてます
414名無しさん@ピンキー:2007/01/05(金) 13:13:24 ID:dQajgG/Z
415名無しさん@ピンキー:2007/01/05(金) 14:41:53 ID:bJmkIHVs
>>414
死ねカス
416名無しさん@ピンキー:2007/01/05(金) 17:30:12 ID:0ZPVDheP
>>415
ROMってろ、な?^^;
417名無しさん@ピンキー:2007/01/05(金) 20:37:49 ID:dVqoL2kf
リアルのハセオ×ボルドーの人マダー
418名無しさん@ピンキー:2007/01/05(金) 20:39:42 ID:dVqoL2kf
sage忘れたorz
419名無しさん@ピンキー:2007/01/05(金) 20:41:50 ID:dG4sm3cL
ここはウホッネタもおkなのか・・・?




松×籐太きぼんw
420名無しさん@ピンキー:2007/01/05(金) 22:48:39 ID:nlOR5RCA
藤太が受けかw
421名無しさん@ピンキー:2007/01/05(金) 23:32:52 ID:MUIOP/Mf
801スレへドゾー
422名無しさん@ピンキー:2007/01/06(土) 05:09:27 ID:nB/qxbQ6
俵屋www
ショタとか綺麗なもんでなくて、くそみそだな
423名無しさん@ピンキー:2007/01/06(土) 11:46:26 ID:js9K/KE7
「んっ・・・毎度・・・」

('A`;)
424名無しさん@ピンキー:2007/01/06(土) 12:36:11 ID:jRuOiWHG
パックさんマダー?
425パック ◆JuT3jsxZbo :2007/01/07(日) 00:24:51 ID:Fzy1u8oz
いつもお待たせしてすみません。
お詫びといっては何ですが、今回はちょっとした趣向を準備してあります。
では、今夜の分。
426花火まであと少し 23:2007/01/07(日) 00:25:43 ID:Fzy1u8oz
亮は見つかった泥棒のように大音量を立ててキッチンへ駆け込むと、冷蔵庫の前でようやく立ち止まった。
「落ち着け、俺。落ち着け、俺」
声に出して自分に言い聞かせ、深呼吸をする。
冷蔵庫を開けて、人工的な冷気が肌を冷ますのを感じて、ようやく亮は平静を取り戻した。
全く、情けないにも程がある。
恋人が自分の家に来たぐらいで、まるで隕石が落ちたみたいに慌てふためいて。
先週と主客が入れ代わっただけではないか。
先週――そこまで考えて、志乃の部屋での出来事が幻燈のように蘇った。
志乃は浴衣を着ていて、彼女とキスをして、それから――
思い出しただけで体が熱くなる。
いつものことだが、今日は確実に両親は帰ってこない。
「…………」
ひたすら緊張していたおかげで意識する事がなかったその事実に、亮はようやく思い当たった。
キッチンの壁にかかった時計を見ると、時刻は午後四時。
まだ夕方だから少し早いかもしれないが、別に時間は関係ない。
志乃の部屋に行った時だって、朝日が差す中で……
「って。おい」
大声にならないように口に出して、亮は自分のよこしまな欲望を抑えようとした。
いくら家に来たからと言って、即その手の方面に結びつけるのは如何なものか。
中学生か発情期の動物でもあるまいし。
しかし……昨夜志乃は今日中に課題を片付けたいと言っていた。
それは、亮と週末をずっと一緒に過ごしてくれるという意味なのではないか?
そもそも先週の時だって、志乃の方は……
「いや、だから」
先ほどより少し大きい声で、亮は再び自分の考えを否定する。
課題を終わらせたのはThe Worldをプレイする為かもしれなし、先週とは色々と違う。
427花火まであと少し 24:2007/01/07(日) 00:27:14 ID:Fzy1u8oz
こんな色ボケした頭でいたら、向こうも迷惑だろう。
(とにかく落ち着け。クールに)
頭の中で呟いてから、亮は冷蔵庫の中に視線を移した。
母親があまり帰っていないおかげでそんなに物は入っていなかったが、
飲み物に限って言えば充実してた。
亮が買い込んだジュースのペットボトルが何本か残っていたし、ミネラルウォーターもある。
少し考えて、亮はミネラルウォーターのボトルの隣に置かれていた琥珀色の水差しを取った。
中には母親が自作した梅のジュースが入っている。
一般に夏の飲み物の定番といえば麦茶か冷やし飴だが、三崎家では何故かそれは梅ジュースだった。
六月に母の実家から送られてくる青梅で作られたこの飲料は、爽やかなのど越しで夏の暑気を払うだけでなく
豊富なクエン酸で疲労を回復させアルコールの分解を助ける効果まで持つ。
砂糖水でなく焼酎を用いて漬け込めば梅酒になり大人の飲み物としても楽しめるという、まさに夏の万能飲料である。
折角なので、亮はこれを二回の志乃に持って行く事にした。
グラスを二つ取り出し、冷凍室から取り出した氷を入れて梅ジュースを注ぐ。
冷蔵庫を閉じて両手にグラスを持って、亮はキッチンを出た。
そして、今度は少しだけ落ち着いた足取りで階段を上り始めた。
428花火まであと少し 25:2007/01/07(日) 00:28:36 ID:Fzy1u8oz
「志乃、飲み物取ってきたけど」
「あ、ハセヲ。ありがとう」
「いいって……って!?」
腕を器用に動かしてドアを開けた瞬間、ハセヲは目を大きく見開いた。
志乃がワンピースの上に着ているジャケットを脱いでいたのだ。
普段であれば少々色っぽくても気にするような事ではなかったが、
色欲に惑った今の亮には散弾銃の直撃にも勝る衝撃だった。
目の前の光景が妄想を加速させ、それによって体が暴走する。
暴走は足のもつれという形で現実になり、結果――亮は見事にすっ転んだ。
「うわぁ!?」
「きゃっ!?」
グラスがカーペットの床に転がる軽い音と共に、二人が同時に声を上げる。
「痛てて……」
床にぶつけた頭をさすりながら、亮が体を起こす。
視界の先には、ワンピースを濡らした志乃がいた。
「だ、大丈夫かよ!?」
「うーん、ちょっと大丈夫じゃないかも……」
両手をぶらりと伸ばして、志乃が言う。
ジャケットこそ無事だったが、志乃は頭からグラスの中身を見事に被っていた。
髪からは水滴が滴り、濡れた胸元は下着が透けてしまっている。
「とにかく、まずは部屋を掃除しないとね。ハセヲ、タオルと布巾ある?」
「わかった。下にあるから、取ってくるよ」
亮が慌てふためきそうになった瞬間、志乃が髪の水を払って言った。
それで亮も落ち着きを取り戻し、すぐに体を動かす事が出来た。
床のグラスを拾い上げ、台所に駆け込んで洗い場に放り込む。
そして道具棚から新しい布巾を取り、衣類置き場に寄ってタオルを回収。
そのまま部屋に戻る。
志乃にタオルを渡すと、亮は濡れた床を布巾で抑えた。
「ありがと。ふぅ……服、どうしようかな」
頭を拭きながら、志乃が小さく呟く。
確かに、体は拭いたが一度濡れた服はどうしようもない。
放っておけば染みになるだろうし、濡れた服を着ているだけでも気持ちのいいものではないだろう。
幸い亮の家にある洗濯機は最新型で、家事技能皆無の亮でもワンピースを洗濯する事は出来る。
今の季節と時間なら、陰干しでも一時間もすれば乾くだろう。
問題はその間どうするかだが……

A:風呂に入っていてもらう
B:着替えを貸す
429パック ◆JuT3jsxZbo :2007/01/07(日) 00:30:20 ID:Fzy1u8oz
というわけで、次回はお楽しみです。
どういう方針になるかは希望が多かった方にします。
補足しておくとBの場合ぶかぶかのパジャマかワイシャツです。
大体集計は明日の今頃に。次回の投稿自体はもうちょっと間が空きます。
430名無しさん@ピンキー:2007/01/07(日) 00:30:52 ID:1zXQj/jT
B
431名無しさん@ピンキー:2007/01/07(日) 00:56:06 ID:PwNB+grT
GJです。Aで。
432名無しさん@ピンキー:2007/01/07(日) 01:45:04 ID:Q5DHJiG8
GJ

A
433名無しさん@ピンキー:2007/01/07(日) 01:49:55 ID:BPG9GdmB
GJです。Bを頼みます。
434名無しさん@ピンキー:2007/01/07(日) 02:35:37 ID:TqbtjeFP
GJです

Bでおねがいします
435名無しさん@ピンキー:2007/01/07(日) 02:39:46 ID:u3VNET0Y
Bでちょっと大きめなハセヲのシャツを着てる志乃で
436名無しさん@ピンキー:2007/01/07(日) 03:01:00 ID:C/uwSQUC
Aを希望する。
もちろんお風呂プr(ry
437名無しさん@ピンキー:2007/01/07(日) 03:11:46 ID:Ksqt1/DB
GJ!(*´Д`)イイヨーイイヨー
俺はA派。ってか意見真っ二つ?w
438名無しさん@ピンキー:2007/01/07(日) 04:35:44 ID:6P3ax+jt
>>429
いつもながらGJ!!

迷うな〜… どっちも良さそうw
う〜んじゃあ……Aがいいかな?
439名無しさん@ピンキー:2007/01/07(日) 05:18:11 ID:pJbKGJkh



おまいら乙
ハセヲ×カール+擬人化スケィス投下
440名無しさん@ピンキー:2007/01/07(日) 05:20:25 ID:pJbKGJkh

《独白:カールの場合》


『カール。あなた、どういうつもりでロールしてるの? そのキャラはあなたの、何?』

あの時のアルフの言葉は、正直グサリと来た。何だかんだであたし、当時は小5だったし。
自分じゃ悪キャラ演じて大人ぶってたつもりだったんだけど……中身は所詮ガキでさ。
良い子ぶるよりも悪い子のロールやった方がね、気持ち的に楽かな……とか考えてて。

『人嫌いのカッコつけキャラをロールしてるわりには、かまってクンが透けて見えてるのよ。みっともない』

だよねぇ。結局のところさ、あたしは寂しかったんだ。
でも自分から進んで誰かの輪の中に入るのが怖くて、真逆の方法を選んじゃったけど。
特に、男の子が恐い。
あたしの父親の様に。孕ませるだけ孕ませておいて、お母さんの元から去ったアイツ。
父親の存在は今でもあたしの最大のコンプレックス。
そりゃ、父親がいなければあたしも今頃はこの世に生まれてなんかない、それは分かってるつもり。
でも……何か、そういうのって気持ち悪い。
あの人はただ、本能に従って自分の血脈を途絶えさせないようにしたかった、それだけなんじゃないかって。
詰まる所、やってることは動物や虫とかと何ら変わりが無い様に思えてたのね。
生殖なんて、気持ち悪い。トンズラするくらいなら避妊すればよかったのに。哀れみか親切心のつもり?

『親切な奴なんて、いっる、ワっケ、なーい』

楚良はそう言ったけどね、実際いるんだよ。
自分の利益にもなんないのに他人のお節介を進んでるしたがるお馬鹿がさ。
1人目は揺光。
あの子が初心者だった頃、たまたまPKに襲われていたところを
当時PKK兼ハンターをしていたあたしが助けた縁で知り合った。
2人目はハセヲ。
これは揺光の紹介での出会い。初めて彼と会った時、楚良……きみを思い出した。
言われてみれば彼とあたしはよく似ている。別にPCのカラーが似てる、とかそゆんじゃなくて。
昔のあたしに、よく似ていた気がした。似たもの同士が惹かれあうのかどうか、それは分からない。
でもいつの間にか彼は、あたしの心の大部分を占めるようになってゆく。
寝ても覚めてもハセヲのことを考えるようになってから、あたしはやっと自覚を持った。

あぁ、あたしはきっとハセヲが好きなんだな、と。

あたしを夢中にさせた男の子は彼で2人目。1人目の楚良とは……恋と呼べたかどうかも怪しい。
自慢じゃないが、あたしはそれなりにモテる。ただし女の子に。
世間一般で言う“キレイ”にあたしは当てはまるらしく、更には170cm以上ある身長と長い髪のせいで人目に付きやすい。
以前、あたしの高校で“好きな人の下駄箱に携帯のメアドを書いた紙を張る”という
迷惑極まりない遊びが流行した時なんか、朝に登校した時、下駄箱から
紙を撤去するのに時間をとらされてイラついたものだ(その時は女の子以外、つまりは男の子のメアドも幾つかあった)。
好きになるのは個人の自由だと思うけど、その人の迷惑になっちゃ本末転倒な気がするの、あたしだけ?
だからあたしは、一定の距離をとりながら彼の傍にいるのを望む。
中途半端はイックナイーイ、とは思うけど……あたしは、ハセヲの日常に入り込めただけで気分が良かった。
セグが現れてからの時間が最も楽しいひと時だったかもしれない。
でも、夢っていつか覚めるもんなんだ。あたしが8年前に未帰還者になった時がそうだったように。
覚めない夢なんてない。でもね、ハセヲ。これだけは確実に言える。

お母さんよりも、おばあちゃんよりも、揺光よりも……ハセヲ、きみを愛している。

あたしも薄々は気づいてたんだよ、この世界が紛い物の世界だってことに。
だから夢が覚める前にもう一度だけ、あたし自身の気持ちを確かめておきたかった……それだけ。さぁ、終わりにしようか。
441名無しさん@ピンキー:2007/01/07(日) 05:22:50 ID:pJbKGJkh

《独白:segment.A1(セグ)の場合》


幽囚の日々。
モルガナが作り出した隔絶空間に閉じ込められて幾日が過ぎたのか。
あたしはいつの間にか、ママとそう変わらない外見にまで成長していた。
モルガナの言っていたことを信じるとするなら、
この空間に破棄されているママの死体に8をかけた数だけの日数が経過している計算になる。
けど、数える気にもならない。ママの死体が多すぎて、きっと飽きちゃうだろうから。
パパもこの空間に飛ばされるけど、すぐにモルガナを倒すために出ていっちゃう。
あたしが止めても、どのパパも皆、出て行ってしまう。
でも最後に会ったパパだけは違った。もしかしたら、あのパパなら……?
馬鹿みたい。つまらない希望を持ったところで状況は変わらないのに。
モルガナは言ってみれば創造主だもの、カミサマに勝てるワケないじゃない。

『お前も、もうすぐここから出してやる』

あの時、パパはそう言った。
本当にモルガナに勝つつもりなの? 無謀すぎるよ、パパ……。
あたしがこんなにも饒舌にモルガナを擁護するのにはねぇ、ちゃんとした理由がある。
この空間に飛ばされた時、あたしは自分の本当の正体に気づいた。
この8日間を彩るために生み出された、刹那の幻。生まれながらの蛭子。出来損ないの子。
本当のあたしは、最初からパパとママの傍に居たはずなのに。

『見ツケタ。見ツケタ。見ツケタ』

初めてカナードのギルドでパパと出会った時、あたしじゃない誰かの声が頭の中に響いていたのも、予兆。
そしてモルガナから本当のコト聞かされた時、自分で自分を殺せないのをどんなに呪ったか……。
自分がいいように手駒にされてた、って知った時のあたしの絶望感はハンパじゃなかった。
パパ達は知らなかったけどね。8年前、アウラはスケィスにデータドレインされそうになった時、
とっさに自分を3つのセグメントに分割してデータドレインを防いでたんだって。
だったら、1年前のAIDAとの戦いで消滅したスケィスも、“実は”本能的にアウラと
同じことをしていた、って考えることはできないかな?
ただし、今回のケースでは2つのセグメントに分割をして―――――――――――――。
一方はママが操る紅いスケィスとして、もう一方は……。

あたしの本当の母親はモルガナだ。母親、というのは語弊があるかもしれない。
所詮は黄昏の碑文から生み出された下僕に過ぎないあたし、モルガナは母親と呼ぶのも恐れ多い存在なのかもしれない。
けど、少なくともあの8日間だけは、あたしのママはカールで、パパはハセヲだった。
過去の記憶が消去された今、それだけがあたしの全て。
それ以前に、こんな所にあたしを閉じ込める奴は母親なんかじゃない。
あたしの使命は墓守、この暗い世界で積み重なったママの死体を見続けること……でも、もうそんなの嫌だ。

ねぇ、パパ。呼んで、あたしの名前を呼んで。本当の名前で呼んで。

パパ達は気づいていない。
ママがパパにあげたスケィスは、まだ完璧じゃない。
パパが名前を呼んでくれさえすれば、こんな空間すぐにでも出て行けるのに。
パパはねぇ、呼び方を忘れてるだけなんだよ。だから1年前のあの時の様に、あたしの名前を呼んで。
ルミナ・クロスでのアリーナバトルで、ボルドーをギタギタにした時みたいに。
あたしが欲しいって、あたしの力が必要なんだって。パパの声を聞かせて?
あたしはいつでもパパの味方、モルガナなんてあたしが食い殺してあげる。
10万時間以上の歳月をこの空間で過ごした今のあたしなら、もうパパ達と一緒に戦えるよ。
だから、ね? もう一度、貴方の声を聞かせて。あたしの名前を呼ぶ声が聞きたい。
貴方があたしの名前を――――――――――――――――――――スケィスと呼ぶ声が、聞きたい。
442名無しさん@ピンキー:2007/01/07(日) 05:25:16 ID:pJbKGJkh

「んぎぎ……ぐがががが……っ……!!!」
「くっ……っ……だぁぁっ……!!!」
「パパ、ママ、頑張って!」

俺とカール、2人で同時にクビアに放ったデータドレイン。
スケィスも居る、俺達2人もXthフォームになっている、なのに! 何故、倒れねぇんだ、てめェは!?
何かが、まだ何かが足りないんだ……この戦況をひっくり返すための何かが……!
こうしている間にも時間が迫ってきている。
俺達の力が尽きるのが恐いんじゃない、8日目が終わるのが、今は何よりも恐いんだ!
もし8日目が終わる前にクビアを倒すことができなければ、全てが無駄に終わってしまう。
ギリギリだった。際限なく沸いてくる力とは裏腹に、精神的に俺は追い詰められつつあった。
ここで俺たちがクビアに負ければ、またあの8日間を繰り返されることになる。
そんなのはもうたくさんだ。アイツとも、デカくなった方のセグとも約束したんだ。
だから退けねぇんだよ……今回ばかりは!

「ハセヲ……マズいかも……」
「な、何がマズイって…!?」
「スケィスに……ヒ、ヒビが……!」

しまった……! 守りの大部分をスケィスにやらせていたせいで……!
それに今俺が呼んでいるスケィスは、元々カールが使役していたものだ。
やはり、インストールしたばかりで俺に完全に馴染めていなかったのかもしれない。
……泣き言言ってる場合じゃねぇ。今は、一分一秒でも、長く持ってくれなきゃ困るんだよ……ッ!

「スケィス、頼む……あと、あともうちょっとだけ耐えてくれ……!」
『□□……□□□―――――――――!!!!!』

呼応したスケィスの雄叫びが響く。だが明らかに身体にかかった負荷の影響で損傷を受けている。
俺達のやろうとしていることは残酷だ。
スケィスにとっては、もう一度得られた生命なのに、またそれが消え逝かんとしている。
力が、力が欲しい! あのクビアを倒せるだけの力が! モルガナのクソったれな計画をブッ潰せるだけの力が!

「パパ」
「な、何だっ、セグッ……!?」
「あのね、さっきから知らないお姉ちゃんの声がするの。『あたしの名前を呼んで、パパ』って」
「!?」

まさか……あの妙な空間に閉じ込められてた方のセグか!?

「パパの知ってる人? 『本当の名前で呼んで』とか『アリーナバトルの時みたいに呼んでよ』って何度も言ってるよ」
「アイツが……そうか……」

どういう方法かは知らねぇが、あの空間に居た
デカい方のセグが小さい方のセグを通して、俺に何かを伝えたいらしい。
本当の名前? アリーナバトルの時みたいに? どういうこった?
俺が今までにアリーナバトルの最中に一番多く呼んだ名前と言や……1つしかねぇ。
でも、そうなのか? お前がそうだったのか? だって、お前は現に今ここで、俺達と……。

『segment.……A1……セグメント、エーワン?』
『セグメント……名詞だと“部分”とか“切片”って意味の英語ですよね、確か』

! セグメント……切片……カケラ……へっ、へへへ……何となく分かった気がするぜ。そーか、そう言うコトかよ。
いいぜ、呼んでやらぁ。お前ももう、そんな暗いところにいるのは嫌だろう?
出してやるよ。呼んでやるよ。お前が望むように、俺もお前を望むから……! 
443名無しさん@ピンキー:2007/01/07(日) 05:27:37 ID:pJbKGJkh

「来い……」
「ハッ、ハセヲ? 急にどした?」
「来い……来いっ……!」
「パ、パパ?」

カールもセグも、俺がついにおかしくなったのかと思っただろう。
でもこれは必要なこと。俺はアイツを呼んでやらなくちゃいけない。
独りで待ち続けるアイツを、出してやらなくちゃいけない。
お前を初めて呼んだのは、ボルドーとのアリーナバトルだったよなぁ。
あの時は、まだ俺もお前もお互いを分かっちゃいなかった……でも、今なら……今度こそは!


「来い……もう一度来い……俺は……俺達は……ここにいるッ! スケェェェェェェェェェェェェェェェィスっ!!!!」


瞬間、周囲からピシリと氷を砕く様な音が聞こえた。

「むっ、空間がヒビ割れて……!?」
「ママ……!」

俺の祈りにも似た叫びに応えたのか、周囲の空間が砕け散ってゆく。
俺達を覆うように守りに付いていたスケィス、そしてセグが何かに反応するように空間の割れ目を凝視して、呟くのだ。
闇に塗れて落ちてくる少女を、その目に捉えながら。

「……あのお姉ちゃん、だあれ?」

砕けた空間から漏れ出す闇が、このエリアに満ち満ちた光によって掻き消えて行く。
穢れは祓われ光がアイツを満たして行くんだ。アイツにとっては何万時間ぶりの光になるんだろうか。
分かる、分かるぜ。お前は無駄にあの空間での時間を費やしていたワケじゃねぇ。
この日のために、この時のために、ちゃんと蓄えていてくれていた! 力を!!!

「あはは。本当に出してくれるとは思わなかったよ、パパ」
「へっ、へへっ……約束したからなッ……!」
「ハセヲ? この子、っ……ぬっ……ぐぅ……誰!?」
「話せば長くなるからよ……あとでゆっくり説明してやらぁ……それより……!」
「分かってるよ、パパ。アイツをブッ倒せばいいんでしょ?」

物分りが良いのは母親譲りだな(勿論、母親って言ってもカールの方だ)。
セグ、いやスケィスはニコリと笑うと、もう1人の自分……小さい方のセグに歩み寄る。

「セグ、パパとママを助けなきゃ」
「? お姉ちゃん、あたしと同じ匂いがする……どうして?」
「きみとあたしが元々おんなじ存在だから」
「おんなじ……?」
「さぁ、還ろう? パパ達を勝たせなきゃ。ね?」
「う、うん……!」

セグは良い子だった。一瞬にして自分が成すべきことを悟ったらしい。
どんなに俺が邪険に扱ってもパパと呼んで慕ってくれた、8日間だけの俺達の娘。
最初は1人だった。次に2人になって、最終的に3人に……けど、また1つに戻る時がきた。

「辛かったろう、スケィス? ごめんね、もう大丈夫だからね……」
「パパ、ママ、絶対勝とう!」

2人のセグが、スケィスの中へ還ってゆく。
俺達はその光景を、クビアへのデータドレインの衝撃に耐えながら、ただじっと、息を呑んで見届けていた―――――――。
444名無しさん@ピンキー:2007/01/07(日) 05:29:51 ID:pJbKGJkh

『■■■……□□□□□―――――――――――――――――!!!!!!』

三つの目がギラリと輝き、スケィスが再び光を取り戻した。
ヒビ割れた身体は再構築され、より力強く、より大きな力を伴って。
欠損したセグメント(カケラ)をその内に収めることで、本来の力を今、やっと取り戻しやがったんだ!

「なるほど……今の見て、あたしにも何となく事情が分かってきたぞ……」
「セグは、1年前の戦いでスケィスが消滅間際に分割したセグメント。
 1つはカール、お前の所に辿り付けたけど、もう1つは……」
「モルガナに捕縛され、今回の計画のために利用された?」
「あの成長したセグは、ずっと閉じ込められてたんだ……この8日間の繰り返す地獄を見せ付けられるために!」

でも、でももう、それも終わる! 終わらせることができる!

『*******************……!!!!????』

「見せてやろうじゃねーか、カール。家族の絆ってヤツを」
「家族、ね。そうだな、きみの子供なら……孕んであげてもいいかも」
「ばか、そういう意味じゃねぇっての」

俺達がそんな冗談を言えるような余裕が、今はある。
劇的に力を増大させたスケィスのデータドレインに押され、クビアが呻く。
行ける、今度こそ行ける! 終わらせるんだ、俺達の最高の力で!


「クビアァ……!!!」
「いい加減にぃ……!!!」
『□■□■□■□(くたばっちゃえ)―――――――――――――――――――!!!!!!!』


俺とカールとスケィス……いや、セグ達。皆で放った渾身のデータドレイン。
俺達親子の、最初で最後の共同作業。爆ぜる光の中へと全てが吸い込まれ、無に還る。
きっと、この8日間を過ごした俺達の中でここまで辿り着いた例は他にないだろう。
何かが1つ欠けただけでもダメだったんだ。全てが揃った時、モルガナのこのクソったれな計画は瓦解する!

「********……*****……*****************……!!!」

ついに、耐えかねたクビアが短いながらも一際デケェ咆哮をあげる。
断末魔ってヤツだ。崩壊してゆく髑髏と、触手、クビアコア……。
周囲を巻き込みながら、光の中へと解けていくその様は、敵ながら幻想的な光景で不愉快さは無かった。




*******************




「ふぅ〜。終わったな、ハセヲ」

あぁ。終わった……8日間の悪夢は、やっと終焉を迎えることができた。
これまでの繰り返しの中で何人の俺とカールが死んだのか……想像すらできねぇけど……終わったんだ。
……でも、ちょっと待て。じゃあ、この8日間が終わったらどうなる?
モルガナの怨念の集合体とも言うべきクビアを倒しちまったら、この世界は……MOLGANAサーバーはどうなる?
俺やカール、他の連中や、セグは……!? この8日間の記憶はどうなるってんだ……?
445名無しさん@ピンキー:2007/01/07(日) 05:32:25 ID:pJbKGJkh
親子かめはめ波? 次回完結? 何のことです?
おやすみおまいら

446名無しさん@ピンキー:2007/01/07(日) 09:52:28 ID:PwNB+grT
文章読んでここまでシビレタの初めてだ…
どうも、GJです!
447名無しさん@ピンキー:2007/01/07(日) 09:58:14 ID:W6xRJ2Jk
GJ!!
モルガナはセルですかそうですか
448名無しさん@ピンキー:2007/01/07(日) 11:22:56 ID:3O+W4iNH
>>429今更だがBの方でよろ
449名無しさん@ピンキー:2007/01/07(日) 13:55:48 ID:O6Je0Kjd
>>429欲張りで迷惑をかけるとおもうが、AとB両方できないか?
450名無しさん@ピンキー:2007/01/07(日) 15:21:10 ID:yLlpD7Y7
親子かめはめ波www
GJ!!!

>>449
お風呂に入ってもらった後の火照った体にぶかぶかYシャツか……
一部の隙もないな
451パック ◆JuT3jsxZbo :2007/01/08(月) 00:07:57 ID:gstBxO5P
集計しました。
Bが多かったみたいなので、舞化武可で行きます。
僅差だったので、お風呂の方もいずれ何らかの形でフォローしますね。
次回は13日(土)夜を予定。
452名無しさん@ピンキー:2007/01/08(月) 00:58:37 ID:TsYVM6ud
なるほど、つまり解りやすくするとvol.3発売5日前ということですね?
453名無しさん@ピンキー:2007/01/08(月) 01:40:48 ID:j/uuryVc
なんて分かりやすい解説だ・・・
454名無しさん@ピンキー:2007/01/08(月) 02:29:11 ID:HOhTIqKr
>>451
楽しみにしてる!
455名無しさん@ピンキー:2007/01/08(月) 03:19:06 ID:i3karx3D
おまいら乙
亮×潤香投下
456名無しさん@ピンキー:2007/01/08(月) 03:22:25 ID:i3karx3D

1年後―――――。



「三崎ィー。今夜さぁ、合コンあるんだけど来ねぇ? つーか来るよな?」
「あーそお、今日はちょっと」
「何でよ? お前が来るなら他の女の子も来るって言ってんのに」
「スンマセン。今日は彼女と約束あって」

よぉ、俺だ。ハセヲ……の中の三崎亮だ。
何だかんだで俺もとうとう大学生になっちまった。
今は所属してるゼミの先輩に絡まれてるトコ……つか、俺まだ未成年なんですけど。
酒とか飲む気はさらさらないんですけど。前に1度だけ付き合わされた時は
合コン場所の居酒屋でタバコ吸ってる馬鹿が何人かいたせいで煙くて鼻がおかしくなりそうだった。

「彼女? あー、あの背の高い?」
「まぁ……はい」
「でも彼女持ちでも気にしねーって子もいるしよぉ、何か都合つけて断れね?」
「(バカ言え、んなコトしたら俺が後ろから刺されるだろうがッ!)」

潤香は色んな意味で神経質なトコあるからな……付き合いだして身に沁みたぜ。
マジで北海道から東京の大学に進学する辺りは根性が座ってると言うか、何と言うか……。
って、それどころじゃねぇ。
ポケットの中の携帯のバイブがさっきから静かにヴーヴーヴー。
十中八九、潤香からのメールか電話に違いない。

「ま、また暇な時に!」

今の俺、超カッコ悪い。






***************************






「あたしに気兼ねなんかせずに、行きゃよかったのに」
「そういうワケにもいかねーだろーが……」
「何で? あたしが後ろから刺すとか思った?」
「(包丁持ちながら言うなよ……恐ぇよ……)」

都内の潤香のアパート。
週に1〜2回の割合で俺は訪ねることにしてる。
この女、放って置いたらすぐにジャンクフードやスナック菓子に手ェ出して生活バランス崩す天才だし。
事実、コイツが包丁持って台所に立つ姿なんて滅多に見られるもんじゃない。

「つーか、ゴミくらいまとめとけよ」
「次の燃えるゴミの収集日、来週の月曜だし。それに放っておいても亮が片付けてくれるじゃん」
「おまっ、俺に依存すんな。一人暮らしの意味ねーぞ」
「あはは。言えてる」
457名無しさん@ピンキー:2007/01/08(月) 03:24:40 ID:i3karx3D

「東京の物価って高いよなぁ。何でもさ」
「お前、小5までこっちいたんだろ?」
「うん、三鷹に住んでた。けど、その頃は特に何が安くて高いなんて気にしてなかったし」

そりゃそうだ。
俺だって高校入るまでは自炊なんかしてなかったから気にしてなかったし。
でもいざ一人で生活(俺の場合、親の帰りが遅いとか帰って来ない日があるとかそーいう類だが)すると、
確かに「アレ? 俺ってもしかして育てられてね?」って自覚しちまう。
今だって大学まで自宅通いだが、親は相変わらず仕事で滅多に家に寄り付かない(つまり生活は今までと同じサイクル)。

「意識不明から回復した後に療養の意味も兼ねて北海道に越したんだけどさ。
 お母さんはそれまで勤めてた病院辞めるし、おばあちゃんは塾の講師辞めちゃうし?
 北海道で再就職できるかどうかも分かんないのにさ、今思うとすごい冒険だったと思うのね」
「お前の家族はお前含めて、思い切りよすぎ」
「仁村の女は強いのだよ」

強いのは一向に構わねぇんだが……もうちっと生活を改善した方がいいぞ、お前の場合。
部屋にオトコ呼ぶにしてもそうだ。
床にはゴミやらお菓子の袋が散乱、冷蔵庫にはミネラルウォーターとビール(つーかお前も未成年だろ)だけ。
服やら下着も畳まずに放置、本やら大学の講義で使うであろうノートも床に置きっぱなしと来てる。
何というか……豪快すぎる。
むしろカールだった頃の方がまだ大人しかったんだと、痛感せずにはいられない。

「キャロットジュース飲むー?」
「またコレか……コンビニのサラダでもいいから何かちゃんとした野菜食えよ」
「だってさぁ、野菜って臭いんだもん。冷蔵庫に入れてたら匂いが残るし」
「野菜食わねぇと肌荒れとかの原因になんだよ」
「亮はあたしが肌荒れになっちゃ困るんだ?」
「困るから言ってんだ」

俺が言うのもなんだが、潤香は美人だ。
顔とか身体のラインとか髪とか、道歩いたら10人中7人は振り向いて確認すんじゃないかってくらい。
少し誇張してるか? じゃあ6人に減らしといてやるよ。
だから、俺的には……そういう意味もあって、潤香にはあんま不規則な生活はしてほしくないっつーか……。

「きみはそゆトコ素直だよねぇ。良い子ですねー」
「うっせ。りんご、全部切り終わったのか」
「テーブルに置いといてよ。あたしも手ぇ洗ったら終わりだからさ」

だから俺が果物を差し入れに行くハメになる。
基本的に潤香は肉とか食べないし、かと言って野菜も進んで食べようとはしない(理由は前述した様に、臭いからだそうだ)。
かと言って彼氏だからって強制するのもおこがましいと言うか……ならせめて果物だけでも食え、と。
そういう経緯がある。サプリメントとスナック菓子じゃ、いくら何でも身が持たねぇだろうし。
何か俺、フードコーディネーターにでもなった方がいいんじゃないかって最近思えてきた……。

「りんごってダイエット特集とかでよく取り上げられてるけどさ、効くのかな?」
「さーな」
「あたし、ダイエットとかしたことないからさ。そーいうのよく分かんないんだよね」
「(お前は今、日本中の女を敵に回した……)」

そりゃお前はんな必要ないだろうよ。俺としちゃもうちょっと肉を付けて欲しいくらいだし。
まぁ、出るとこはちゃんと出てるから文句はないんだが、
それでも潤香は俺が定期的に世話に来ないと生活態度改めようとはしないだろうしな。
ぶっちゃけ、手間がかかる。なのに許しちまう。
つーかコレ、普通は逆じゃね? 
ギャルゲとかエロゲだとダメな主人公をヒロインが更生させるってよくあるパターンなのに、俺の立場逆になってね?
458名無しさん@ピンキー:2007/01/08(月) 03:26:57 ID:i3karx3D

「大学楽しー?」
「普通。高校の時とそんなに変わんねぇよ。
 強いて言うなら私服で行けて、授業中にメールが出来るようになったってくらいだな」
「はは。単位は落とすなよー」
「(オマエモナー)」

この女、気分の乗らない日は平気で講義サボるからな……。
相変わらずネトゲ、つまりは《The World》もやってるから始末が悪い。
俺の大学の講義がたまたま全部休講だった日、もしやと思って潤香のアパートに行ってみたら(合鍵持ってる)
コイツの大学は1限から4限まで講義ある日だってのに、ベッドの中で熟睡していた。
PCの電源はつきっぱなし、どー見ても寝オチです。本当にありがとうございました。

「あーそうそう。智香がさ、今度東京来たいって」
「揺光も今年は受験生なのにな。大丈夫なのか?」
「偏差値低いなりに、こっちの大学に受かろうって頑張ってるっぽい」
「へぇ」
「反応薄いな、もっと喜べばいいのに。あの子が来たら3人でイロイロ出来るんだよ?」
「ぶはっ! ゴホッ、ゴホッ……バカ言え」

唐突にこう言うことを平気で言うから油断できない。
おかげで飲み込みかけてたりんごが喉に引っかかりそうになったぞコノヤロウ。
付き合いだしてみて分かったんだが、どうにも潤香は温室育ちの天然傾向がある。
まぁ、男手の無い状態で祖母・母・娘の3人でこれまで生活してたんだから多少はしょうがないだろう。
しかも聞いてみれば病弱属性と来た(今は滅多に病気にはかからないらしいが)。
まぁ、それはいい。
でもコイツの場合、小学生の頃からネットしてるせいか妙に頭の中がオッサンみたいになっちまってる。
さっきみたいなエロ発言なんて可愛いもんだ。

「智香だって、きみ目当てでこっちの大学に来たがってるようなもんだし?
 どうせココに泊まることになるだろうし? そういう流れになったって……ねぇ?」
「お前、それは嫌味だ。彼氏自慢もいいところだぞ」
「おんやぁ、バレた? あはは」

女って生き物はワカラン。
潤香的には智香、つまりは揺光に対する牽制と言うか当てつけみたいな意味合いもあるんだろう。
表面上は仲良さそうに見えて、実情はドロッドロなんてよくある話だしな。
や、巻き込まれかかってる俺が静観できる状況でもねーけどさ。

「まぁ、きみには一応は感謝してる。こうやって侘しい女の部屋に世話に来てくれるしさ」
「ほっとけねーから来てるだけだっての」
「それだけ? 下心とか一切ナシ?」
「……ノーコメント」

嘘です。いつも少しだけ期待してます。

「なーんかさぁ、味気ないよね」
「な、何が?」
「ガキの頃はあんなに大人ぶろうとしてたのに、いざそういう歳になっちゃうと……」
「……」

言いたいことは分からないでもない。
俺もお前も、あと1年すりゃ未成年から成人だ。何か犯罪起こせば実名報道だってされちまう。
社会的責任ってやつだな。

「子供の頃は自分が世界の中心みたいでさ。でも現実知っちゃうと萎えるんだなぁ、これが」
「潤香にしちゃえらくマトモな発言だな」
459名無しさん@ピンキー:2007/01/08(月) 03:30:35 ID:i3karx3D

「一人暮らしするようになってから『あー。あたしって恵まれてたんだなー』って思ったりするしね」
「(さっき俺もそれ考えたぞ……)」
「そう思うと……お母さんやおばあちゃんが、あたしのコトちゃんと育ててくれたんだなって実感沸くんだ」
「なら大学の授業料払ってもらってる分だけ講義も出ろ」
「うん。善処する」

そう言うと、潤香は安堵したように笑った。
カールの時はどっちかつぅーと「クールだけど何か変なキャラ」だったはずなのに
潤香の時はストレートに意見言ってきたり屈託なく笑ったりするから対応に困る。
コイツと付き合うまでは年齢=彼女いない暦だったワケだし、俺は当然、女の扱いなんか分からねぇ。
つーか誰かと付き合うなんてコト自体に興味がなかったからな……。
俺の高校生活の約1/3は志乃の意識不明事件の解明と見舞いだったワケで。
それに潤香は相手によって態度を変えるフシもある。
同い年のクセに少し演技がかった大人な態度を見せられた時は、いつものコトなのに何かやりづらいし。

「ところでさ」
「……」
「今日、泊まってく?」
「……は?」
「泊まってきなよ。どうせ両親、今日も帰ってこないんだろ?」

まぁ、実際そーだけどよ。
明日も講義あるしな……仮に朝早く起きて電車乗って家に戻れば……ギリギリでガッコの準備できるか?
潤香のアパートに来る時は食材しか持ってこないから……今度からは朝帰りできるように考慮しとくか。
つか、俺そういやコイツの彼氏だった。自覚ねーのも困りもんだ、我ながら。

「遠慮しなくていいじゃん。知らない仲じゃないんだしさ」
「そ、そりゃな」

でも、ココには何度も来てるけど泊まるのは初めてだし……いいのか?
コレってアレなのか? 潤香の方から誘ってるってことなんだよな?
オトコに「泊まってけ」ってそういう意味だよな? 付き合ってんだ、いつかは通る道だろう。
でもまだコイツが東京に来てから本格的に付き合いだしたんだし、まだ早すぎね?
それともキスくらいで満足してた俺がガキなのか? もしくはもっと率先してそういう行為に踏み切るべきなんだろうか?
分からん!

「彼女の部屋に泊まってくのって、普通だと思うんだけど」
「いや、何つぅか……お前から誘ってくるとか、思ってなかったみたいな?」
「おいおい。カールの時から結構それとなーく誘ってたじゃん。きみはあたしの好意を全部スルーしてたのか?」
「や、そういうコトじゃねーんだが……人付き合いとか、よく分かんねーし……」
「それはあたしもお互い様だよ。むしろ、きみはあたしよりも社交的じゃん。
 他人拒絶すんのがカッコイーとか考えてたあたしに比べりゃ、マシだって。
 で、泊まるの? 泊まらないの?」
「……泊まる」

男は度胸、何でも試してみるものさ。
でも俺としてはもうちょい準備期間を貰ってから潤香としたかった
それでもいつもコイツのアパートに来る度、ちょっと期待はしてたけど。
今日はそのまま帰ることなく、コイツは泊まって行けと言う。俺はそれに応じた。
この後の展開は俺の度胸が試されるパターンだよなぁ、どう見ても。
いや、興味がないワケじゃない。潤香みたいな美人が彼女ってだけでも勿体ないのに(性格は問題ありまくりだが)。

「な、なぁ。今日は……つまり……えぇとだな……」
「ふふ。緊張してんの? らしくないゾ」

明らかに余裕を含んだ笑いを潤香は浮かべている。それに対して俺の何と余裕のないこと。
今更こう言うことを言うのも何だが、俺も実はネット弁慶なんじゃって気がしなくもない。
だってそうだろ。ハセヲの時はあんなに強気なのに、潤香を前にした俺の弱気ぶりを見ろ。我ながら情けなくなってくるってもんだ。
460名無しさん@ピンキー:2007/01/08(月) 03:33:39 ID:i3karx3D
次回完結とか大嘘こいてゴメン? もうちびっとだけ続くんじゃ? 何のことです?
おやすみおまいら
461名無しさん@ピンキー:2007/01/08(月) 03:34:37 ID:q7DNMXcR
リアルタイムきききっききたあああああああああああ
GJ!!
462名無しさん@ピンキー:2007/01/08(月) 03:36:30 ID:gTdqv9X1
リアルタイムキター!!
いつもながらGJ!
長くなる分には全然かまわないです!!!
463名無しさん@ピンキー:2007/01/08(月) 04:40:50 ID:O/eAOcH8
>男は度胸、何でも試してみるものさ。
ここ盛大に吹いたww雰囲気台無しwww
464名無しさん@ピンキー:2007/01/08(月) 08:35:59 ID:MUvcNHuv
GJ!長くなるならいっそこのスレ終わるまで続けてくれ!w
465おっさん+:2007/01/08(月) 21:39:50 ID:nngBpXNH
今ネタが2つある、どっちがいい?
1、ドッペルゲンガーハセヲ(AIDA)×アトリ
2、ドッペルゲンガーハセヲ(AIDA)×志乃
466名無しさん@ピンキー:2007/01/08(月) 21:41:45 ID:RxjQn3Vf
このスレの職人さんの中でアンタの書くSSが一番好きだぁ!
俺のドツボをぐりぐり押してくる!
467名無しさん@ピンキー:2007/01/08(月) 22:01:05 ID:xZOKYnS2
志乃好きな俺は2がいい
468名無しさん@ピンキー:2007/01/08(月) 22:52:38 ID:3wjGU3tZ
>>465
どう考えても2
469名無しさん@ピンキー:2007/01/08(月) 23:19:31 ID:n8j4HvFh
アトリの電波っぷりに期待して1
470名無しさん@ピンキー:2007/01/08(月) 23:44:20 ID:y46L+Pa1
>>465
2でここは一つ頼む
471名無しさん@ピンキー:2007/01/09(火) 00:00:15 ID:R21qFX5P
>>465
1で
472名無しさん@ピンキー:2007/01/09(火) 00:31:10 ID:beeFlpRx
>>465
2希望
473名無しさん@ピンキー:2007/01/09(火) 00:40:08 ID:NSPR0j35
>>465
1
474名無しさん@ピンキー:2007/01/09(火) 04:37:30 ID:GtM4sXA6
>>465
そうだな…どっちもで!!
475名無しさん@ピンキー:2007/01/09(火) 05:06:56 ID:aHzoExZe
>>465
同じく志乃好きな俺は2希望
476名無しさん@ピンキー:2007/01/09(火) 06:29:05 ID:vRl7T3hU
>>465
どっちも見てみたい…が
ここは2で
477名無しさん@ピンキー:2007/01/09(火) 11:27:27 ID:fHy7nTGd
>>465
両方頼む。
478名無しさん@ピンキー:2007/01/09(火) 14:39:35 ID:jnazKuiK
3:ボルドー希望
479名無しさん@ピンキー:2007/01/09(火) 15:41:06 ID:TBeuF25S
>>465
2も見てみたいが、1希望。
480名無しさん@ピンキー:2007/01/09(火) 15:44:34 ID:paYZzlDB
5:アイナ
481名無しさん@ピンキー:2007/01/09(火) 22:18:22 ID:tQr360d5
>>465
志乃の凌辱物って今まで無かった気がするから2で!
482名無しさん@ピンキー:2007/01/09(火) 22:23:37 ID:YiWSazfV
>>465
2希望。
483名無しさん@ピンキー:2007/01/09(火) 23:30:28 ID:TEXZxDmT
>>465
1を熱烈希望
484名無しさん@ピンキー:2007/01/09(火) 23:47:09 ID:wuQTX7eL
>>264マダー?
さすがにもう20日以上経ってるから書けてると思うんだけど
485名無しさん@ピンキー:2007/01/10(水) 00:55:54 ID:goHcbYFh
>>465
1希望
486おっさん+:2007/01/10(水) 01:00:00 ID:LW4AiB0i
集計してみたら2の方が多かったが、1も希望が多かったので両方がんばってみるかな。
487名無しさん@ピンキー:2007/01/10(水) 07:01:53 ID:/SlUXqE/
おっさんありがとう!!
おっさん最高!!
楽しみに待ってまつ
488名無しさん@ピンキー:2007/01/10(水) 14:23:00 ID:4Wb2VmNU
自殺した少年の「夢のガールフレンド」は、実際は10歳以上年上の地味な女性だった。

17歳の中国の少年が、オンラインで出会ったガールフレンドが夢見ていたような女性ではない
ことを知って失望し、自殺した。同国のメディアが1月5日報じた。

中国の東北地方の町に住んでいたこの少年は、「オンラインの恋人との悲惨な出会いの後で、
首をつった」と新華社通信は伝えている。
同紙は地元の公安筋の発言として、この少年は7月にオンラインチャットルームにはまり、
インターネットカフェで何日も、「Qunjiaofeiyang(「飛ぶスカート」という意味)」と名乗る
自称「19歳の美女」と話していたと報じている。
2人は黒竜江省の牡丹江という町でクリスマスの翌日に会う約束をした。
「彼の夢のガールフレンドが10歳以上年上の地味な女性だと分かって、彼はひどくがっかりした」(新華社通信)

失望した少年はすぐに家に帰り、この女性から電話がかかってくるまで、両親に何があったのかを話さなかった。
両親は息子を元気づけようとしたが、彼は4日後に首をつって死んでいるところを発見された



ハセヲさん…だから「私なんかに会ってもつまんないですよ」って忠告したのに…
489名無しさん@ピンキー:2007/01/10(水) 17:13:12 ID:ApyAj8qR
スレちが・・・( ゚Д゚ )
490名無しさん@ピンキー:2007/01/10(水) 20:30:29 ID:Vn/M7j9Q
>>460
ちょwwwハセヲのリアルってこれ!?wwwwww

            _  -───-   _
            ,  '´           `ヽ
          /                 \
        /                    ヽ
      / __, ィ_,-ァ__,, ,,、  , 、,,__ -ァ-=彡ヘ  ヽ
       ' 「      ´ {ハi′          }  l
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     ! ハ!|  ー─ '  i  !    `'   '' "   ||ヽ l |
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     ヽ  |        _   ,、            ! , ′
      \ !         '-゙ ‐ ゙        レ'
        `!                    /
        ヽ     ゙  ̄   ̄ `     / |
            |\      ー ─‐       , ′ !
           |  \             /   |
      _ -‐┤ ゙、 \           /  ! l  |`ーr─-  _
 _ -‐ '"   / |  ゙、   ヽ ____  '´   '│  !  |     ゙''‐- 、,_
491名無しさん@ピンキー:2007/01/11(木) 13:08:49 ID:YkPf63R5
>>391の書き込みで職人がまた一人未帰還者に?
492名無しさん@ピンキー:2007/01/11(木) 23:22:10 ID:/AhCLNKi
仕方ない、俺が職人のジョブに変更しよう
493おっさん+:2007/01/11(木) 23:56:21 ID:u5KY9vzj
スマン、どうも志乃編だとドッペルゲンガー無理っぽい。ハセヲ(AIDA)×志乃でいいか?
494名無しさん@ピンキー:2007/01/12(金) 01:19:44 ID:ozGMz/C9
>>493
自分的には全然おk
後投稿するときはsageてくれると嬉しい
495名無しさん@ピンキー:2007/01/12(金) 01:22:37 ID:F/EpxCcS
>>493
俺も全然良い
wktkして待ってるぜ
496名無しさん@ピンキー:2007/01/12(金) 03:33:01 ID:/Xus3B7y
>>492
期待してもいいんだな?(´・ω・`)
497名無しさん@ピンキー:2007/01/12(金) 09:20:19 ID:NfS7x9IW
>>493 期待して待ってるぜ


>>496
ごめん、やっぱ無理っす・・・・
498名無しさん@ピンキー:2007/01/12(金) 15:47:30 ID:IWlECWYW
15日で2ちゃん閉鎖らしいな。さて、どうしたものか…
499名無しさん@ピンキー:2007/01/12(金) 21:03:41 ID:fJgf6r2w
流石に今回ばかりはどうしようもないかも
500名無しさん@ピンキー:2007/01/12(金) 21:24:20 ID:YTk788T7
pink-bbsは実はリンクこそ張ってあるけど別鯖だから大丈夫だったと思うよ。
501名無しさん@ピンキー:2007/01/12(金) 22:33:05 ID:fJgf6r2w
いや、2ちゃんの方は
502名無しさん@ピンキー:2007/01/13(土) 03:06:23 ID:A6TqAVdc
ニュース行ってみな
釣りだったから
503名無しさん@ピンキー:2007/01/13(土) 13:41:42 ID:GAfdyLvr
釣りじゃなかったような・・・
閉鎖はガセっていうのがガセだった気がする
504名無しさん@ピンキー:2007/01/13(土) 14:42:18 ID:iRq/DDE6
>>503
いや、>>502の閉鎖は釣り発言が釣りだろ…常識的に考えて…
505名無しさん@ピンキー:2007/01/13(土) 19:05:44 ID:eR5DbWE/
志乃love
506名無しさん@ピンキー:2007/01/13(土) 22:13:55 ID:iRq/DDE6
パックさんマダー?
507パック ◆JuT3jsxZbo :2007/01/14(日) 01:06:21 ID:tOIrLVrY
時間配分間違えた!
と言うわけでまだエロまで行きません、もう本当に心の底からすいません。
とにかく、今回の分。
508花火まであと少し 26:2007/01/14(日) 01:07:39 ID:tOIrLVrY
「……ハセヲ、もういいよ」
「う、うん」
かくれんぼをする子供が出すような志乃の声に、亮が振り返った。
そのウィスパーボイスがいつもより小さく聞こえるのは、錯覚だろうか。
志乃は濡れたワンピースを脱いで、亮が貸した青い星の模様が入ったパジャマに身を包んでいた。
「やだ、ハセヲ。そんなに見ないで」
「ご、ごめん」
そういわれて、やっと亮は志乃をまじまじと見つめている事に気づいて目を逸らした。
亮が貸した寝巻きは彼女にはやや大きく、手足は余ったままの袖で隠されている。
足を組んで床に腰掛けるその姿が妙に色っぽくて、亮は目を逸らした後もちらちらと横目で見てしまった。
「そ、それじゃ洗い場に案内してくれる?」
「あ、ああ」
志乃に促されて、亮は立ち上がった。
部屋のドアに手を掛けて振り返ると、丁寧にたたんだワンピースを持った志乃の姿が見える。
無言のまま階段を下り、洗い場に着くと亮は部屋の大部分の面積を占領している大型洗濯機を示した。
「こ、これ。多分洗えるはずだから」
「うん……大丈夫みたいだね、じゃあちょっとやらせて」
志乃は洗濯機の表示を確認すると、頷いてワンピースを洗濯機に放り込んだ。
ボタンを操作し、洗剤をいれずにふたを閉める。
程なくして、洗濯槽が鈍い音を立てて動き始めた。
並んで洗い場を出ると、亮は志乃に向かって振り返った。
「志乃、俺飲み物取ってくるから先に部屋戻ってて」
「あ、私も行くよ。二人で持てばもうこぼさないでしょ?」
そう言われては返す言葉はなく、亮は無言でキッチンに向かって歩き出した。
丈の合わない服を着た志乃は、ぺたぺたと音を立てて亮に着いてくる。
素足が響かせるその足音が妙に可愛らしくて、亮は不意に気分が軽くなった。
見たことはないが、座敷わらしというのがいたらこんなかんじなのだろうか。
509花火まであと少し 27:2007/01/14(日) 01:08:20 ID:tOIrLVrY
やがてキッチンに着くと、亮は冷蔵庫の前で足を止めた。
それに合わせて志乃の足音も止まりそれが少しだけ残念だったが、
亮は顔には出さず無言で棚からグラスを取り出した。
冷蔵庫を開いてジュースを注ぎ、志乃にグラスを渡す。
「ありがと、ハセヲ」
「き、気にしないで」
彼女がそう言った瞬間グラスを通じて指先が僅かに触れ、亮は一瞬体が熱くなった。
「志乃、今日はごめん」
「え?」
その熱に当てられたように、亮は口を開いた。
グラスに口をつけていた志乃が、その声にきょとんとする。
「服、汚しちゃって……それに、待ち合わせにも遅れたし」
「そんなこと?もう気にしてないよ、おかげでハセヲのパジャマも着れたしね」
志乃はそう言って笑いながら自分が着ている服を撫でた。
こちらの気持ちを和らげようとしてくれたのだろう。
それはわかったが、それではいそうですかといえるほど亮は軽い性格ではなかった。
大体、問題は遅刻したりとか服を汚してしまったとかそういう次元にはないのだ。
どちらも志乃との関係に不安を抱き、戸惑う自分の不注意が原因だった。
それを思うと、自分はやはり志乃とちゃんと付き合えているのか不安になってしまう。
志乃はそんな自分でも、優しく微笑んで受け止めてくれる。
だから余計、亮の心は痛む。
「そんなに気にしなくても……そうだ、じゃあね」
志乃は黙り込んだ亮の顔を覗き込み、唇を人差し指で抑えた。
男物の寝巻きで細い体を包んだその姿は妙に非現実的で、まるで古い戯曲の妖精の女王のように映る。
「私のお願い、聞いてくれる?」
510パック ◆JuT3jsxZbo :2007/01/14(日) 01:11:05 ID:tOIrLVrY
以上。次で本当にエロ突入&多分完結。
日時は1月17日夜!
511名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 01:14:34 ID:07oiBI53
wktk
512名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 02:34:48 ID:4B+DuWW1
>>510
GJですた。志乃可愛いw
発売日までには完結出来そうだね。
楽しみにしてます!
513名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 02:39:45 ID:yRbV4o6z
非常にイイネ!!
志乃のあどけないかっこを妄想したら溜まらんっ
514名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 04:05:59 ID:a30BTkJn
おまいら乙
亮×潤香投下
515名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 04:09:07 ID:a30BTkJn

『ドク。未来からこのメモを持ってきたんだけど、字が消えちゃったの……』
『そりゃあ消えて当然だ』
『どういうことですか?』
『君達の未来はその紙のように、まだ真っ白ってことだ、誰の未来もな。
 未来は君達自身で作るんだ。素晴らしいものにしなきゃ、君達2人で!』
『……きっとそうするよ!』

潤香がシャワーを浴びている間、何となくテレビを見て俺は気を紛らわす。
つーか、見てるようで見てないと言った方が正しい。
「泊まっていけ」と確かに言われはしたが「ヤろう」とは一言も言われていない。
なのにさっきから心臓の脈打つ速度がハンパない。
否応なしに自分で期待しまくってるのが分かって、軽い鬱になりそうだった。

『ねぇドク! これから何処へ行くの!? また未来の世界へ?』
『いや、もう行って来―――――――――――――――――――――プツン』

堪り兼ねてついにテレビの電源を切る。
が、これがマズかった。
浴室から潤香がシャワーを浴びる音がより一層聞き取りやすくなったから。
この程度でオロオロする男って傍目から見てもすげぇ情けないと思う。
それが自分なら尚更なワケで。
潤香が上京してまで東京の大学に通おうと決心したのは、どう考えても俺の側にいるため。
それは分かってる。
俺自身、誰かにそれだけ想われたことなんてねぇから内心嬉しくはあるんだが、
彼女居ない暦=年齢だったせいもあって未だに付き合って一ヶ月以上経つのに接し方とかが分からない時がある。
エキセントリックな性格の潤香なら尚のことで、俺がアイツに振り回されるケースが殆ど。
だからこそ、男尊主義ってワケじゃねーけど……こういう時くらい、俺がアイツをリードしてやらなきゃとも思うんだ。

「なーに気難しい顔してんの?」
「……で、出たのか」
「うん」

あーだこーだと悩んでるうちに潤香がバスタオルを巻いて戻って来る。
……今更だけどスタイルいいな、コイツ。長い髪が白い肌に張り付いて、何だかドキドキする。
が、バスタオルは背の高い潤香の身体を覆うにはややサイズ不足。
脚やら胸を隠しているようで隠せてないのもエロさを引き立てていて目のやり場に困る(でも一応は見る……)。
つーか、自分で病弱だと公言していた割に反則っぽい身体付きしてんのは詐欺なんじゃないだろうか。

「こら。じろじろ見るのはリアルでもネットでもマナー違反」
「お前が言うか?」

色々と違反してた潤香にそれを言われるとは思わなんだ。
でも当の本人は俺の思惑を見越しているらしく、見られても全く気にする様子もない。
仕舞には冷蔵庫に入れておいた缶ビールを取り出して風呂上りの一杯と洒落込んでる。
……って、ちょい待て。お前、俺と同い年だから未成年だろ?

「堅いこと言いっこなしだって。これから車の運転するワケじゃなし」
「(……気にしたら負けか)」

右手に缶ビール、左手にハンドタオルを持ちながら潤香は機嫌よく笑った。
好意的に考えれば、これからの景気づけの一杯なのかもしれない。
が、否定的に考えれば、酒でも飲まなきゃやってられないとか思ってんじゃないだろうか?
ストレートな物言いをする反面、潤香はどっか気難しいとかあるしな……杞憂だといいんだが。

「ほらほら。亮も入ってきなって」
「わーった、わーったから……はぁ」
516名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 04:12:47 ID:a30BTkJn

「(俺、何やってんだ?)」

洗面所でガシガシと頭をタオルで拭きつつ、鏡を見ながらそんなことを思う。
何というか、ここまでの展開をおさらいしてみても俺が尻に敷かれてる感が拭えない。
そりゃ確かに俺は人付き合いが苦手な基本ヘタレかもしれない。
けど、好きになった女の前くらいじゃ男らしくありたいとも思ってる。
でも最近は男らしさの定義も曖昧になってきてるからな……潤香は熱血とかそーいうの大嫌いだし。
常に斜めの目線で世の中を見てるような奴だから、俺と気が合うのかもしれねーけどな。

「(まぁ……なるようになるか)」

潤香が男を相手にするのが初めてかどうかなんて、この際問題じゃない。
俺はそーいうの、別に気にしねぇし……どっちかつーと俺が初めてなワケで。
仮に今夜ヤれるとしても潤香を満足させることができるのか?
それが問題だ。鼻で笑われた日には落ち込むなんてもんじゃねぇぞ、多分。

「(でもこんだけ期待して今夜なーんにもなかったら、俺がすげぇ馬鹿になるんだが)」

ホント、あの女は男を惑わす天才だ。
まーそう言うトコが魅力的でもあるんだが。



「耳の後ろとか洗った?」
「ガキじゃねーんだ、きっちり洗ったっての」
「ん、感心」

俺がシャワーを浴びてる間に着替えたらしい潤香が、2本目の缶ビールを片手に機嫌良さそうに笑う。
ドライヤーの類がないところを見ると髪は自然乾燥派だろうか。
確かに潤香くらいに髪が長いと、ドライヤーの長時間の使用は髪を傷めてしまうかもしれない。
さらさらした長い髪には何度か触らせてもらったことがあるんだが、
いつも手触りが良くて良い匂いもするし俺は結構好きだ。美容院とかはどーしてんだろうな。

「泊まってけ、って言っておいてアレなんだけどさ。ベッド1個しかないよ」
「見りゃ分かる」
「亮はどしたい? 床で寝る? それともあたしを押しのけてベッドで寝る?」

出た、潤香の2択。
いっつも自分に有利な方(もしくは面白い方)に話を持ってこうと、
コイツは巧みな話術で俺や揺光を誘導しようとしてくる。
んが、俺だってネットとリアル含めて1年以上も付き合いしてるんだ、もう引っかからねぇぞ。

「そりゃお前……何、俺の口から言わせたいってのかよ」
「まさかきみは、あたしに床で寝ろって言うの?」
「俺だって床でなんか寝たくねーよ。かと言ってお前を床の上に寝かせるつもりもねぇ」
「じゃあ、どしたい?」
「……一緒に寝りゃいいじゃん」

明確な答え、つーかこれしかねーだろ。
誘ったのお前だし……彼氏を家に泊めるっつったら、こういうことになるって予想くらいできるだろ?
てか明らかに俺がこういう行動に出るように仕向けたように思えるんだが。

「おぉぅ? あたしと寝たいとな?」
「文句は言わせねーぞ。今日は俺だってちょいマジだからな」
517名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 04:15:41 ID:a30BTkJn

「亮ってば大ー胆。
 ハセヲの時にもそれくらいの甲斐性見せればさぁ、揺光やアトリやオバサンだってきみのコト――――――ー」
「こーいう時に他の女の名前出すな」

やや酒が廻ってハイになっているのか、潤香はいつも以上に饒舌に思える。
無口って程でもねぇが、多弁ってワケでもねぇ。
俺と居る時ならともかく、相変わらず他人とは一定の距離をとりながらコミュニティ形成してるからな、コイツ。
んが、今夜はグダグダ言いっこなしだ。
ほぼ缶ビールが空になった頃を見計らって、潤香の身体をベッド越しに追い詰めてみる。
予想はしてたっぽいが、抵抗することもなくすんなりと進んでベッドに倒れこんでくれたのは
コイツも……俺としたいから、ってコトだろうか。

「……酔っ払い押し倒してどーする気?」
「お前、酒強いだろ」

子供の頃、一時期とは言え潤香は劇団に所属してたことがあるらしい。
だからなのか、カールの時も芝居がかったロールをしていたのは強く印象に残っている。
まぁ《The World》でロールするのって全然変じゃねぇから別に浮いていたとは言わねぇよ。
ただ、今こうして俺と過ごしている仁村潤香は、俺に見せている笑顔なんかも演技なのかとたまに考えちまう。
……考え損かもだけどな。

「女の子押し倒すの、初めて?」
「お前が“女の子”かどうかはともかく……まぁ、初めて、だな」
「酷っ。19はまだギリギリ女の子だろ」

こっからどうするべきなんだろうか。やっぱ最初はキスか?
いや、何か明るいとヤりにくいから電気消すのが先か? つか、こうなった以上は俺がコイツの服とか脱がすんだよな?
できるか? 女の服なんて一度も脱がせたことないのに? いきなり難易度高くね?

「あーダメだって。いざ実行する時に迷っちゃさ」
「わ、わーってる!」
「んじゃさ、最初は抱いてよ。ぎゅって」

俺が手ェ出す前に潤香からリクエストが来たのが意外だった。
が、キスに比べりゃ幾分マシな注文なのが幸いかもしれない。
こうやって潤香の顔を見下ろしてるだけでも恥ずいのに、順序を踏まずにヤろうなんて
やっぱ俺はまだ《The World》を始めたばかりの頃のヘタレが治ってねぇのかも……。

「あたし横向くからさ。あたしの頭に手、回して?」
「こう、か?」

シーツに広がる潤香の髪を掬いながら、小さな頭を胸に抱いてやる。
徐々に頭から背中に手を動かしてみると、背が高い割に肩幅は俺よりも小さいってのがよく分かった。
つか、コイツ服の下に下着着てねぇ……胸の感触が服の布越しから嫌と言う程伝わってくる。
が、俺がそんなこと考えてるのは最初から予想の範囲内ってくらいに潤香は落ち着いた態度を崩さない。
むしろ、わざとらしく身体を俺に押し当てて自分の存在をアピールしてるようにも思えた。
あー今考えたらカールの時も結構こんな感じで身体密着させてきてたよな……ゲームの時には当然
感じることの出来なかった軟らかな人肌の感触、それも潤香の感触がモロに伝わってきてクラクラしそうだ。

「亮はあったかいなぁ」
「いや、潤香、お前……引っ付きすぎ……」
「あたしは親に似て体温低いからね。亮はぬくくて気持ちいいよ」

必要以上に密着する身体。潤香の髪から匂うシャンプーの香りが心地いい。
最初からこういうコトするの前提でコイツんちに泊まったんだから、俺のやってるコト、変じゃないよな?
518名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 04:18:13 ID:a30BTkJn

「北海道は体温低いとやってらんないよ。
 図書準備室にエアコンとストーブなかったら図書委員なんて寒くてやってらんないし」
「……潤香の肌が白いのも、体温低いのと関係あんのか?」
「どっちかってゆーと、あたしの虚弱体質に関係してる。
 前にも言ったけど、ちっさい頃は結構病気とかしてたし?
 未帰還者になった後も病院暮らしが長かったからね。まー、その後に急に背が伸び始めたんだけど」
「……」
「病院食って最悪にマズかったんだけどさ、栄養だけはあったぽいね」
「お前、その頃から偏食家だったんだな」

何となく、潤香の謎が分かってきた気がしなくもない。
意識不明でブッ倒れるまで、コイツはお菓子やらで腹を満たしてた。
潤香の親は当然、《THe World》が原因だなんて思うはずもなく、拒食症が原因でブッ倒れたと思うだろう。
結果、病院で嫌々ながらも真っ当な食事をさせられて、成長期だった潤香は急成長した……ってのは大いに考えられる。
それでも病弱体質だけは治らなかったみてぇだが。

「でさ。次はどうしよっか」
「つ、次つぅと……?」
「このまま朝まで抱き合ってるだけ? 亮のココは……そうは言ってないみたいだけど?」
「お、おいっ、触んな!」

なるべく悟られないように下半身は密着させないようにしてたのに、
潤香はお構いなしにさっきから膨張を続ける俺の下半身に手を伸ばしてくる。
ズボンがきつくなるくらいに膨れた部分を指でつぅと触れられただけで、ビリビリ来るような感じがした。
やっぱ、自分で触るのと他人に触られるのとじゃ、全然違う……。

「さっきからあたしのお腹に熱いのが当たってると思ったら……もう準備オッケーなんだ?」
「ば、ばか、そんなんじゃねぇよ! 軽い興奮状態だ、気にすんな!」
「軽い、ね。まぁ、あたしの身体にドキドキしてくれてるってのは確かみたいだし、信じてあげてもいいけどね」

俺がこんな風になるのも潤香の計算のうちだったんだろうか。
待て、冷静になれ、俺。もっと大人らしく振る舞えよ。コイツのペースに乗せられるな。
主導権は俺が握るんだ。最初に押し倒したのも俺なんだしな。
いつもいつも俺がそう上手く乗せられると思ったら大間違いだぜ、潤香よぉ。

「抱っこはもういいや。次、キスしたい」
「いいぜ、やってやるよ」
「おぉ、強気。じゃあ、あたしも」
「って、おいっ!?」

横になっていた潤香が体位を変え、今度は俺が押し倒されたような姿勢になっちまった……。
俺の胸に手を置いて、体重をかけながら俺の顔に潤香の顔が近づく。
もう片方の手で長い髪が俺の顔にかからないようにしながら、潤香の吐息が聞こえる範囲くらいまで唇が近づく。
普段、他人の唇なんて滅多に見ようとも思わねぇけど、潤香の唇は綺麗だった。勿論、潤香自身も。
北海道で過ごしてた割にはヒビ割れなんかもねぇし、やや薄い桜色の唇から歯と舌が覗く。

「んっ……っ」
「ん、んっ、っ……」

目と目が合った瞬間どちらからってワケでもなく、俺達は目を閉じ合って……長いキスを始めた。
519名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 04:21:02 ID:a30BTkJn

潤香はキスが上手い。
子供の頃からネットに慣れ親しんでいた潤香はエロサイトなんかから動画をダウンロードしては
親に隠れてコッソリ見ていたらしい(当然、ダウンロードの痕跡は一切消して)。
コイツ的には男と女の生殖行為……まぁ、セックスに嫌悪感があったらしいんだが、
嫌悪感はありつつも興味あったらしい。まぁ、多感な時期だから分からなくもねーけど。
高校生になってからは揺光(智香)って言ういぢめやすい後輩も居たのも手伝って、
揺光を使って色々と俺との対面前に予行練習をしたとかしなかったとか
(前に揺光が顔真っ赤にしながら、潤香の赤裸々なセクハラ行為がどんなものか教えてくれた。南無)。
だから……コイツはキスが、上手いんじゃねぇかって思う。

「んんぐ……ぅ……っ……!」
「んぅ、んっ、ん……」

舌の動きがエロい。
唇が重なった途端に俺の口の中に滑り込んで、俺の舌を撫で回してくるから。
俺だってヤられっぱなしは性に合わねぇし、こっちも舌で潤香の舌を絡めとってやろうと画策する。
んが、潤香はそんなの簡単にスルーして俺の歯茎や歯を舌で舐め回してくるんだ。
傍目にゃ分からんねーだろうけど、俺の口の中で必死の攻防が行われてんだぞ。
悠長にこんなコト言ってる暇なんて、ホントはない。
髪を押さえていた片方の手も投入して潤香は俺の身体を押さえつけて、少しでも抵抗しないように圧力をかけてくる。
唇の向きが少し変わる時、互いの歯が擦れてカチッって小さな音が聞こえた気もした。
それにこんなに長い間、キスをしていれば潤香の唾液が重力に引かれて俺の喉に流れ込んでもくる。
前は急いで飲み込もうとして咽たけど、今度は何とかゆっくりながらも飲み干せそうだった。
俺の喉がゴクッと鳴って喉仏が上下するのを確認すると、潤香の舌はようやく動くのを止めてくれる。
……今日も長ぇキスだったな。

「今度はちゃんと飲めたんだ?」
「ケホッ……まーな」
「えらいえらい。いや、えろいえろい?」
「どっちでも良いっての……ふぅ、すぅ……」

キスの後の呼吸がやけに心地いい。
鼻で息をしても良かったんだが、鼻息のせいで潤香に離れられても困るし、
俺はあえてキスの時は呼吸を止めてからするように心がけてる。潤香もまた然り。
相手に嫌悪感を持たせないようにキスするテクなんて、どーすりゃあんな自然に身に付くんだか……。

「最近ご無沙汰だったからさ、さっきのはあたしなりに頑張ってみたんだけど」
「歯茎とか歯の裏舐めるのはやめろ。何つーか……普通のキスでよくね?」
「普通じゃ満足できないから却下」
「……まー、お前が普通で満足するとは思ってねーけど」

何だかんだで潤香は今のキスに満足したらしい。
口から毀れた唾液を指で拭いながら舌でもう一度舐めとっている姿はいつもながらエロくて良い。
よくスナック菓子なんかを食べ終わった時に潤香がよくしている仕草は、
こういう時に見ると尚更エロく感じるから不思議なもんだ。唇だけじゃなく、舌の色艶さえも綺麗に思える。
真っ白な指と切り揃えられた爪……食ってみたい? 馬鹿言え、俺にはカニバリズムの趣味はねぇぞ。

「ね。服、脱がして。シワになるから」

風呂上りにしては少し冷たい潤香の手が俺の手を取る。
本人の言う通り体温はやや低めらしく、俺の手の方がずっと温かく感じられた。
導かれるままに服に手を添えると、潤香の身体の中でも一番軟らかい部分の感触。
病弱属性を否定するかのような、この年頃にしちゃ十分合格点のサイズの胸。触る前に、服の上からでも十分に形が分かる。

「やっぱ亮の手って……ぬくっ。あたし専用の手にしたいね」
520名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 04:24:14 ID:a30BTkJn
冬のお勧めはア・ラ・ポテト じゃがバター味? 潤香の好物はカールとハセヲだろ? 何のことです?
おやすみおまいら
521名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 04:51:36 ID:07oiBI53
GJ
そしてwktk
522名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 07:08:10 ID:b3+OIe7Z
GJ!
次も楽しみにしてるよ
523名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 08:32:39 ID:Gh/2mIIW
GJ!!
潤香かわいいよ潤香


さて、二度寝二度寝っと……
524(o_▽_)o:2007/01/14(日) 09:21:02 ID:X/sCz1cZ
神降臨Good Job!!
今回のネタはバック・トゥ・ザ・フューチャー3のラストですか〜、毎度毎度小ネタが豊富ですな(分かる俺も俺だが
525名無しさん@ピンキー:2007/01/16(火) 00:41:03 ID:BvtNb9yh
バック・トゥ・ザ・フューチャーGJあなたのおかげで生きられる!!
526名無しさん@ピンキー:2007/01/16(火) 22:46:08 ID:loTkbGTX
>>264や、続きはまだかね?
527名無しさん@ピンキー:2007/01/16(火) 23:25:17 ID:hJco6e2m
519>GJ!!!潤香エロカワイイス
528名無しさん@ピンキー:2007/01/17(水) 00:40:05 ID:YXA6Kll5
朔が…
529名無しさん@ピンキー:2007/01/17(水) 01:40:18 ID:O088ztD5
>>528
言うなそれ以上言うな
530名無しさん@ピンキー:2007/01/17(水) 22:50:39 ID:Lx9Nnk7U
パックさんマダー?
531パック ◆JuT3jsxZbo :2007/01/18(木) 00:00:59 ID:zzFZaTUu
ジャスト零時!間に合った!
532花火まであと少し 28:2007/01/18(木) 00:02:10 ID:zzFZaTUu
「ねぇハセヲ、最初のドラクエってやった事ある?」
「い、いや、俺FF派だったから……」
「そう。じゃあ知らないかな。あれはね、お姫様を助けてその後魔王を倒す話ゲームなんだけど」
志乃は亮を半ば置いてきぼりにして、志乃は上機嫌で言葉を紡ぐ。
「ローラ姫と竜王だろ?それぐらいは知ってるよ」
「そう?そのお姫様の気持ちが、わかった気がするよ」
「意味わかんねぇんだけど……」
「機会があったらすると良いよ。ワンダーホークのドラクエコレクションがお勧め。
古いゲームだけど、一周回って面白いから」
そういって、志乃はくすりと笑った。
場所は三崎邸、二階の廊下。
この建造物の暫定的な主である三崎亮の両手(念のため断っておくが、駄洒落ではない)に、
この日の客人である七尾志乃は体を預けていた。
より平易な表現を使えば、お姫様抱っこされていた。
ハイティーンの恋人同士の平均値からすればいささか気障に過ぎる感のあるこのスキンシップが、
志乃の「お願い」だった。
亮は恥ずかしくて仕方がないものだったが、志乃はこのシチュエーションが相当気に入っていたようで終始上機嫌だった。
全く脈絡のないレトロゲームの話(実際はそうでもないのだが)と言う彼女らしからぬ振りからも、それは伺う事が出来る。
そんな志乃を照れと喜びを四割ずつ、そして一割の後悔を(残りの一割は亮自身にもよくわからない)と共に抱きながら、
亮は台所から自分の部屋に戻った。
いつもなら一分もかからない距離だったが、人生最大の熱戦であった中二の体育祭の時より疲れた気がした。
「ふふっ、ハセヲ、ありがとうね。遅れた事とかワンピースの事とかもう本当にどうでもいいぐらい、楽しかったよ」
部屋の中に張った瞬間、亮に抱かれたままで志乃がそう言った。
「今度はこっちがお礼をしてあげる。ハセヲ、右手上げてくれる?」
「こうか?」
亮は言われたとおりに肘に力を入れ、右手を上げた。
志乃の顔が、近づく。
「うん……ありがとう、ハセヲ」
そういって、志乃が唇を重ねてきた。
柔らかい感触とおそらく香水のものだろう、百合の花の香りに亮の意識が一瞬飛ぶ。
「ハセヲ、可愛い」
そんな言葉が聞こえた時には、唇は既に離れていた。
「……褒め言葉だと思うようにするよ」
「うん!」
533花火まであと少し 29:2007/01/18(木) 00:03:22 ID:zzFZaTUu
「さて、次はどうしようか。歌でも歌うか?それとも、チェスのお相手でも?」
「うーん、どっちも良いけどハセヲ、お昼寝したくない?」
満面の笑みから逃げるような亮の言葉に、腕の中の恋人は囁き声で答えた。
「一緒に?」
流石にここで志乃が猫のように昼寝がしたいだけだと思うほど亮は鈍感ではなかったが、
一応確認の意味で、聞いた。
「一緒に。いや?」
「嫌なわけは……ないな」
疑問形を返した志乃に亮は律儀に答えて、亮は今度は自分からキスをした。
志乃は無言のまま目を閉じ、舌を伸ばす。
滑らかな感触が下唇を這うように触れ、その動きに答えるように上唇で志乃の唇を甘咬みする。
腕の中の体が震え、顔が近づきより深く唇が重なる。
「……はぁ。ねぇハセヲ、ベッドに行こう?」
先ほどのものよりも長いキスを終え、志乃が甘えるような声でささやく。
亮は無言のまま、彼女の体をベッドに運んだ。
テストの時の見直しでもここまでは、と言う慎重さでその華奢な体をベッドに降ろす。
そうして手を離した瞬間。
志乃に体を引かれ、亮はベッドに倒れこんだ。
「ふふっ……」
志乃が悪戯っぽく笑う。
その表情に誘われ、亮はパジャマ越しに志乃の胸に触れた。
少しだけ力を込め、包み込むように指を動かす。
「やぁん……」
形の良い咽が震え、女と言うには少しだけ幼い体が揺れる。
そのままもう片方の手を動かし、やや性急にももの辺りを掴む。
「あぁ……」
潤み始めた大きい瞳に見つめられながら、亮は志乃の下半身を覆っていた大き目の布地を脱がした。
白くきめ細かな素肌があらわになり、思わず視線が釘付けになる。
亮は少し冷たいその足を暖めるように撫でながら、ボタンをひとつだけ外し右手をシャツの中に滑り込ませた。
下着を着けていない裸の乳房に触れ、熱がいっそう股間に集まっていく。
「やっ、あはぁっ!ハセヲ、気持ち良いよ……」
亮の愛撫に、志乃は濡れた声で答える。
湿り始めたショーツに指先が触れた瞬間、志乃が硬く勃ち上がった亮の足の間に触れた。
534花火まであと少し 30:2007/01/18(木) 00:04:12 ID:zzFZaTUu
「ハセヲも……きもちよく、なって……」
熱に浮かされたようにささやく志乃の声に、亮の手が止まる。
その間に、志乃は器用に亮のズボンを下着ごと引きおろした。
外気に触れ、晒された亮のペニスが一瞬震える。
「おおきい……」
確かめるように志乃のしなやかな指先が肉の塊を撫でまわす。
その動きだけで亮の背筋に痺れるような快感が走り、ペニスが震える。
「ねぇ、ハセヲも……」
熔けた宝石のように蕩けきった眼のまま、志乃が亮に唇を合わせてきた。
無心に差し出された舌を絡めながら、亮は再び手を動かし始めた。
志乃は男が自分でする時の様にペニスを擦り始め、亮が指先をショーツの中に潜らせる。
口元が唾液で汚れるのも構わずに、二人は愛撫を重ねた。
突き出した舌と舌だけを絡め、亮の情欲がこらえられなくなった時。
「もう駄目……ハセヲ、お願い……」
志乃が舌を離し、亮を上目遣いに見つめた。
「ああ……」
喋るのももどかしい様な興奮の中で、亮は短くそう答えた。
手早く上に着ていたシャツを脱ぎ捨て、下着がかかったままの志乃の足を抱える。
亮は腰を進めて、蜜を溢れさせている志乃の秘裂を一気に貫いた。
535花火まであと少し 31:2007/01/18(木) 00:04:49 ID:DJa8hUO1
「あぁぁん!ふぁ、ぁぁ……はいってきた……」
二人の腰が触れた瞬間、志乃は自分の指をくわえてあえぐ。
絡みつくような、締め付けるような膣の感触を意識した瞬間、亮はそれだけで達しそうになった。
気を逸らす為に手近にあった胸に触れ、もう片方で結合部に程近い肉芽を押す。
「やっ、だめ、ハセヲ、おかしくなっちゃう……」
自分が志乃を悦ばせているという状況で少しだけ余裕が生まれ、亮は滑らかな足を軸にその体を横に向けた。
「あぁん、あっ、はぁ、いいっ、ああん!」
側位の姿勢で腰の動きを早め、その嬌声が頂点に達したところで、もう一度体を回す。
「え?やだ、ハセヲ、こんなの恥ずかしいよ……」
獣のような姿勢に志乃が抗議する声を無視して、亮は腰の動きを更に早めた。
「あぁ、やだぁ、ああっ、ああっ!」
犯されているような乱暴な動きに、志乃が啼く。
その声から彼女が昂ぶっている事を確信し、亮は揺れる尻を掴んだ。
一旦抜ける寸前までペニスを引き抜き、一気に奥まで貫き通す。
「あぁっ、あああっ、もう、だめ、ほんとうにだめ、ああっ、あぁぁぁ!」
甲高い声が上がり、志乃の体から力が抜ける。
その瞬間、亮は限界寸前の肉棒を引き抜き、パジャマから覗く背中に射精した。
536花火まであと少し 32:2007/01/18(木) 00:05:57 ID:zzFZaTUu
「結局、さっきより汚れちゃった……」
情事が終わり、体を拭いた志乃は膝をついてそう言った。
既に日は沈み、ベッドの隅にある窓の外は昼夜の狭間の薄闇――twilightに包まれている。
薄暗闇にパジャマを脱いだ志乃の裸身が映え、亮には神秘的にさえ見えた。
「わかってたくせに」
「ふふっ、そうだね。お風呂、入りたいな……」
「俺が服乾かしとくから、入ってなよ」
魅入られそうな彼女の姿から目をそらし、亮は何気なく言った。
その言葉を受け、志乃が立ち上がる。
「うん。洗い場の隣だよね。それじゃ、お風呂で待ってるから」
「どういう意味だよ!」
脊椎反射で怒鳴った亮に笑い声だけを残して、タオルを巻いた志乃は出て行った。
残された亮は首を振って立ち上がると、身支度をしようとクローゼットを開けた。
その時。
「ああ、そうだ、ハセヲ」
扉が再び開き、志乃が顔だけを出した。
「何だよ」
少し低めに意識して、声を出す。
「大好きだよ」
決して大声でないが、しかしはっきりと聞こえる声で。
志乃はそれだけを言って、再び扉を閉めた。
537パック ◆JuT3jsxZbo :2007/01/18(木) 00:09:21 ID:zzFZaTUu
以上。
とりあえず、これにて一度幕です。
最後のほうに不穏というか色気過剰な台詞が入っていましたが、まあ、そういうことになるかもしれません。
何はともあれ、レスをくれた皆様ありがとうございました。
それでは、vol3が落ち着いたらまた会いましょう。
538名無しさん@ピンキー:2007/01/18(木) 00:20:57 ID:R7kr0p0y
志乃さんマジ魔性
GJ!
539名無しさん@ピンキー:2007/01/18(木) 00:28:00 ID:QmvqYNW8
GJ!
長い期間乙です
540名無しさん@ピンキー:2007/01/18(木) 00:32:44 ID:h4pwEMfs
GJ!
楽しませてもらいました!
お疲れ様です
541名無しさん@ピンキー:2007/01/18(木) 01:43:28 ID:TJsH0f+A
GJ、正直に言う!抜いた!!
志乃復活したら条件反射で起っちまうかもw
542名無しさん@ピンキー:2007/01/18(木) 04:49:50 ID:7obNUTTR
GJ!!本編で凹んでたけどお陰でやる気を取り戻せた
543名無しさん@ピンキー:2007/01/18(木) 05:01:03 ID:fs842AQL
>>537
GJ。例ので本気で泣きそうになったけど癒しになった
きっとこれから何があってもハセヲは志(ry
544名無しさん@ピンキー:2007/01/18(木) 11:05:08 ID:5etPlYHa
GJ!!
ありがとうございます。乙です。
545名無しさん@ピンキー:2007/01/18(木) 18:03:39 ID:lJWE7TBj
朔が…。
546おっさん+:2007/01/18(木) 18:41:48 ID:9hO0sCl3
vol.3、どこ行っても売り切れだ・・・
547‡‡:2007/01/18(木) 19:03:08 ID:lE15W+KL
保管庫が見付からないのは存在しないからですか?
548名無しさん@ピンキー:2007/01/18(木) 19:12:22 ID:YRcViMQ1
旧まとめサイト なくなってないか?
549名無しさん@ピンキー:2007/01/18(木) 19:36:31 ID:bjG65d+Z
亡くなってるっすね
新まとめサイトを俺らが更新しろってことか、コレは
550名無しさん@ピンキー:2007/01/18(木) 19:50:14 ID:TJsH0f+A
おっさん>Amazonで買えば?
551名無しさん@ピンキー:2007/01/18(木) 23:44:46 ID:7lBYhfiL
愛奈かわいいね
552名無しさん@ピンキー:2007/01/19(金) 00:27:11 ID:6lx37IMC
というか新まとめサイトがsignしか置いてないのは気のせいか?
司・ベアなんて…(´・ω・`)
553名無しさん@ピンキー:2007/01/19(金) 00:40:04 ID:U3WHqwZk
カールのテーマとか収録されてて、リアルタイムすぎて激しく悶えた。


アイナカワイイヨアイナ
554名無しさん@ピンキー:2007/01/19(金) 02:01:59 ID:5AvDpYVC
カールはゲームに出…ないよな?
なつめは出てるのに…やっぱ外伝小説、しかも未完じゃ無理があったか。
555名無しさん@ピンキー:2007/01/19(金) 08:22:10 ID:BrXXfLh6
アイナカワイイヨアイナ

しかし、求婚を申し込んだら眼鏡のお兄さんに未帰還者にされそうになりました。 
わかった。これからスケィス刈ってくるわ。カイトで。
556名無しさん@ピンキー:2007/01/19(金) 11:38:33 ID:+tlBiucB
倉本×湯浅キボンヌ
百合はあはあ
557名無しさん@ピンキー:2007/01/19(金) 22:04:21 ID:giZLMSQj
>>556
禿同
倉本さん良い女すぎるぜ…
558名無しさん@ピンキー:2007/01/19(金) 23:56:01 ID:qWKbhg+6
それにしてもG.Uは無印よりシナリオよくてよかったな。
結婚EDあるしこんどそれネタで書いてもいい?
559名無しさん@ピンキー:2007/01/19(金) 23:58:07 ID:CjAF9DXm
>>558
俺的には問題ない
全裸でまってる
560名無しさん@ピンキー:2007/01/20(土) 02:42:24 ID:Bv3Irou6
なつめ×ぴろし3見たいな

すまない、自分で書けるほど才能無いんだ
561名無しさん@ピンキー:2007/01/20(土) 04:11:45 ID:pgt0U+zl
なつみが攻めなのか
562名無しさん@ピンキー:2007/01/20(土) 04:12:17 ID:pgt0U+zl
って誰だよなつみってorzなつめだよなつめ
563名無しさん@ピンキー:2007/01/20(土) 08:24:33 ID:id6s77Ra
まぁ、クリアしたわけだが…なつめもタビーも出てこないぜ! 
そしてハセヲ揺光が煌めいた。ハセヲ志乃も。 カスタマイズで文才ノ心得ないか?

あとり? あぁ、おれ、元から志乃派だから。
564名無しさん@ピンキー:2007/01/20(土) 09:12:43 ID:2rwCe2O/
クエストやってるときイベントで仲間になるんじゃね?
565名無しさん@ピンキー:2007/01/20(土) 09:43:04 ID:Z6VPIhf0
>>563
最後の一行が余計
566名無しさん@ピンキー:2007/01/20(土) 12:13:04 ID:WGIJjK/K
>>563
おまえはアトリ崇拝者を敵に回したんだぞ?

これから、特に夜には後ろに気をつけな。
567名無しさん@ピンキー:2007/01/20(土) 12:26:19 ID:FdCfEP7Z
>>563
全力で闇討ちする。
568名無しさん@ピンキー:2007/01/20(土) 12:32:06 ID:LtYBwQ3g
>>563の人気に嫉妬w
まぁマジレスするなら志乃派の印象悪くなるから
そういう書き込みはヤメロ
569名無しさん@ピンキー:2007/01/20(土) 12:55:09 ID:GDC5OLCD
ここでYATTA!×パイを読んで見たいと思フ声。

570名無しさん@ピンキー:2007/01/20(土) 13:04:12 ID:BMch0l8U
パイ×YATTA!ならみてみたい
571名無しさん@ピンキー:2007/01/20(土) 14:55:48 ID:AZPE+JoU
>>563
文才ないない言う前にまずメモ帳とかに思いついたこと書いてみちゃどうよ。
降臨して「○○×○○思いついたけど文才ネー」ってカキコは何十回も見てるが
何でみんなそんなに消極的というか自虐的なのか・・・思い切ってやってみる勇気も必要だと思うな。
でなきゃどんなことでも進歩ないよん。
572名無しさん@ピンキー:2007/01/20(土) 15:20:15 ID:Z6VPIhf0
YATTAとパイは面白い関係だよな
YATTAが絶賛するパイの美しい容姿やいかに
573名無しさん@ピンキー:2007/01/20(土) 19:47:09 ID:LEfdlstt
パイ「逆光が眩しいのよ!」
574名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 00:48:32 ID:dMSBNyrP
今回もメールコンボのハセヲはいい感じにぶっ飛んでるなあw
「一行だけ読んだ」とか「がびだぞぉ(^ω^)」とかなに考えてるんだw
575名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 01:04:17 ID:bHiyCHub
>>572
そこでAIDAサーバーの活用ですよ。
なんか書いてみようかな。
576名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 02:56:14 ID:YgSvG5kR
どうやら性別が無い欅って何か書くとしても
扱いどうすりゃいいんだ。ここか801板か
577名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 04:27:45 ID:YtuDubMX
欅を女前提で文章を書く→ここ
欅を男前提かつ相手は女の場合→ここ
欅を男前提かつ相手も男の場合→801板

性別ないならこんなもんでいいんじゃね?
女の欅やだ!とか男の欅やだ!って人はNGすればいいと思うし
ただやおっちゃう場合は801板にスレがあるからそっちでやっちゃえば良いと思う
578名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 05:27:48 ID:cAKenKET
朔が…!
579名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 11:49:02 ID:Jn4ED9t1
揺ー――――こ―――――う――――――キター――――――
580名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 11:59:11 ID:SdbM9RlB
あれ?久々にきたら職人がひとり消えてる?
G…G…GORRO?
581名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 12:00:08 ID:g6uxfwbm
どうでもよし
582563:2007/01/21(日) 12:25:58 ID:LB9ffmBw
>>571
ありがとう。まぁ、携帯からできるかはきわめて不安だが。勇気出た。 
やってみなくちゃわからんよな。てことでネタ探してみる。 

まぁ、誰を書くかだ! 問題!
583名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 13:08:03 ID:HXe/7Sig
>>582
アイナキボン!
相手は誰でもよし!
584名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 13:44:58 ID:kfq3fFnA
>>580
> G…G…GORRO?
死ぬほど吹いた
585名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 16:33:43 ID:MWbeWn8W
ハセヲ×楓

ではなく

楓×ハセヲ
586名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 17:56:26 ID:g6uxfwbm
オーヴァン×志乃
パイ×YATTA
三蒼×アウラとか
色々妄想の余地が出てきたね
志乃の『あの人の支えにも希望にもなれなかった自分が悔しい』
って台詞に来たよ
587名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 19:35:17 ID:vrOFSP2B
アウラは裁縫が下手だからあんなつぎはぎの三蒼になっちゃったんだよ!
という電波受信

……ここからエロネタ妄想に繋がる俺も俺だが
ショキカされてくる…
そして書いてくる
588563:2007/01/21(日) 19:52:34 ID:VizOqFCR
そして、マジでスマソ。アトリ好きの皆には謝るよ。
冗談だったとしても、あれは不快だね(汗) 本当にすみません。

で、何故かアイナという意見があったわけなんだけど…。
ちょっと意味不明なひとりエッチになってしまったんだけど、投下してもOKですか?
589名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 19:56:38 ID:MWbeWn8W
謝る事など何も無い。
そして早く投下するんだ神よ。
590563:2007/01/21(日) 19:58:16 ID:VizOqFCR
兄さんがいなくなって――私は大切な物を失った。
【世界】にも私の居場所が無くなり、悲しさだけが私を襲う。
けど、あの人は言った。私が生きることが兄の望みなのだ、と……。
解っていた。けど、あの時の私は誰かに当たらずにいられなかったんだ。…そう考えると、ハセヲさんには悪い事をした。
――今、私はこの【世界】にいる。兄が生きてくれ、と願うなら、私はこの世界で――。
生き続けよう。何時か、兄が目覚めるその日まで…。

「あ、う…ん……ふぁ……」
そして、今こうして――兄が抜けた穴は、この行為で埋めている。
自分が馬鹿らしいと思う。喪失感を誤魔化すために肉欲に手を出した。…兄は、こんな私を攻めるだろうか…?
自分の手の動きが別の生き物のように乳首を撫で回す。薄い生地越しに硬くなったしこりを弾けば、
敏感になっている其処から新たな快感が湧き立っていく。

「はぁ…に、にいさ…ん……んく…っ! あ、ひぅ……!」
頭に浮かぶのは兄さんの笑顔。何時も私を見守っていてくれたあの笑顔――。
その笑顔があるだけで、私の股の下着にはじわり…と熱い染みが広がって、不快感を感じる。
片手で乳首を摘み、搾乳するように絞り上げながら、白いショーツを脱ぐ。
……あぁ、まただ。べったりと其処には愛液がこびり付いている。洗濯が大変だと思うけど、それよりも…。

「にい、さん…! ああ! あ、ぃあ…!」
ずぶ…。と閉じられたスリットに私の指が沈む。既に濡れていることと、何度も指を受け入れた其処に、人差し指はすんなりと進入する。
――そう、今はこの快感だけを貪って、つらい現実から眼を背ける。可笑しいことだ。
受け入れたと思っていたのに、現実を見ようとしない。これだって――逃避と同じ。背徳と快感を感じながら、私の口から甘い声が漏れる。
膣に進入した指先を前後させると、隙間から止め処なく愛液が毀れ、直ぐに達してしまいそうなほどの刺激を受ける。
乳首、膣口を蹂躙する手の動きは慣れたもので、私を簡単に絶頂へ導いていく。

「あ、ああっ! 兄さん…兄さん……!! あ、ふぁぁぁぁ…!!」
そして、一瞬意識が――弾ける。強く乳首を抓り上げ、膣口へ指を深く挿入した瞬間、私の身体は人形のようにソファに倒れこむ。
はぁ…はぁ……荒い息を整えて膣から指を引き抜く。透明な液に塗れた指を見て、
さぁ――と……私は現実に帰る。
――何をしているんだろう、私は。こみ上げてくるのは空しさと……一筋のシズク。

「…兄さん………う、うぁ……」
――泣くな、私。泣いちゃ駄目。この涙は、兄さんが戻ってきたときに取っておくのだから。
絶頂の余韻の所為でまともに動かない身体。脱力感に身を任せながら、私は意識を暗転させる。
……願わくば、眼が覚めたその眼で、あの時の兄の微笑を見れるように――願いながら。


即興で悪いが。短めで悪い。マジでゴメン。
591名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 20:06:42 ID:F6k45RMT
智香X亮もしくは、志乃X亮でお願い
592名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 20:32:56 ID:g6uxfwbm
>>590
乙。文才ないって言いながら上手いじゃないか。萌えたYO
Fairy Taleの壁紙+カールのテーマの最凶破壊力と
同等のものが俺を襲ったぜハァハァ

しかしこれでオーヴァン目覚めたら志乃ゴードBセットと修羅場なんじゃね
593名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 21:33:03 ID:0ISMfNJg
>>592
今はハセヲが好き、って断言してんだから
志乃はないだろ(´・ω・`)
594名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 21:44:21 ID:ek14+tq4
>>592
つうか、オーヴァンって死んだんじゃないのか?
意識不明の状態なの?
595563:2007/01/21(日) 21:51:40 ID:VizOqFCR
昏睡状態、だったかと(’’; 曖昧ですみません(、、;
596名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 21:52:28 ID:ek14+tq4
そうだったのか
再誕の発動で昏睡状態
クビア戦で死亡だと思ってたw
597563:2007/01/21(日) 21:55:17 ID:VizOqFCR
そこのところはどうなのかわかんないなぁ…。
確かに発動のときは昏睡状態言われてたけど、
クビア戦の後にどうなったのかが凄い謎だ、という…。

まぁ、個人的だと、もしオーヴァンが死んだのなら、ニュースに出ると思うんだよね。
【CC社に捏造された青年。死去】みたいな感じに。

では、寝ます(=−。
598名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 22:33:45 ID:s+z+lray
痛みの森をクリアしてみるんだ
599(o_▽_)o:2007/01/21(日) 22:37:53 ID:aHBxmosb
まだ攻略途中の奴もいるかも知れんから、過度なネタバレは控えような〜
ここにはまだ攻略してなくてもSSの続きが気になって訪れる人もいる訳だし
600名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 23:05:28 ID:g6uxfwbm
>>593
オーヴァンが生き返ったらわからんし
オーヴァンに感情が向いていない志乃は……
志乃がハセヲとくっつくのは
オーヴァンがいないことが前提条件なのだよ…orz
601名無しさん@ピンキー:2007/01/22(月) 00:28:12 ID:r4mLjj9h
いっその事オーヴァンを女体化すれば!!
602名無しさん@ピンキー:2007/01/22(月) 00:30:05 ID:VJdOkfOd
最初はハセヲの中身女だと思ってた
あの志乃への粘着ぶりとかオーヴァンの嫉妬とか
603名無しさん@ピンキー:2007/01/22(月) 00:47:11 ID:CbIVLZF5
>>576
女欅ならここでGO
無性別って便利な設定だな

>>590
GJ!!アイナえろす
604名無しさん@ピンキー:2007/01/22(月) 01:05:39 ID:XNfPJMo7
楓は需要あると思うんだが…
605名無しさん@ピンキー:2007/01/22(月) 04:24:59 ID:XKvajVJ7
ハセヲ×欅・楓で何か書けないかと妄想
ロリショタAIとバツイチ最高だな
606亮志乃:2007/01/22(月) 07:01:18 ID:DAnhRKih
お初です。投下していきます。


誰に向けたわけでもなく「天気予報は…晴れ、だったよな?」と呟きながら、走る。
しかしその呟いた声は強い雨音にかき消される。

突然訪れた雨に、久しぶりのデートは台無しになってしまった。
(―デートと言うより散歩、と言った方が的確かもしれない。他愛の無い話をしながら、川沿いをぶらぶらと歩くそんな時間。)
小走りで亮の家に着いたときには、二人ともびしょ濡れだった。
はぁ、と一息つき志乃が呟く。「亮、くちびる青いよ?」
そう言い微笑む彼女の口も青く、寒さからか小刻みに震えていた。
「ン…?」かじかむ手でうまく鍵穴に鍵を入れられない亮は、どこか上の空で答える。
雨は止む気配が無い。季節は冬、濡れた身体に冷たい風が堪える。

少しの沈黙の後―ようやく鍵を開けられて心に余裕の出来た亮は、ドアを開けまるで執事のような仕草で「どうぞw」とおどけて見せた。
まるで亮らしくない行動ではあったが、先ほどの空返事のことを気にしているかのようであったので
志乃はくすりと微笑み「有難う、王子様。」とのってみせた。

―いつものことながら亮の家には誰もおらず、生活の香りの無いそれは、外と同じような静けさと寒さだった。
志乃はそんな冷たい(…悲しい、と言うべきだろうか?)亮の家が好きではなかった。
いつだったか、「気楽でいいぜw」と亮は言っていたけれど、家庭の温かさを知っている志乃は黙って微笑むしかできなかった。

今度は濡れて解けない靴紐と格闘していた亮は、そんな志乃に気付きどうしたのかと首を傾げれば、
志乃は亮を見、ぽつりと呟いた。
「ううん、なんでもない。ごめんね、ぼーっとしちゃった。」

それが寒さのせいであると勘違いした亮は、靴を投げ捨て早足で風呂場へと赴き湯を張り始る。
投げ捨てられた靴をきちんと揃え、自身の靴と並んだ様を見て志乃は少し幸せな気分になった。
「亮、一緒に入らない?お風呂。」
607亮志乃2:2007/01/22(月) 07:07:07 ID:DAnhRKih
―寒そうにしていた志乃を見て、無心で風呂場へ出向いた亮は、湯を張りながら一つの疑問とぶつかっていた。
「風呂は…誰が入るんだ?いや、誰がって、俺らだけど…」

亮と志乃は何度か肌を重ねた仲ではあったが、一緒に風呂に入る程くだけた関係でもない。
セックスの時の亮はAVで仕入れた知識を嵌め込めるようなぎこちなさであったし、
志乃が嫌がるかもしれないと思い、行為中はいつも電気は点けないでいた。
明るい場所で志乃の裸体を見たことが、まだないのだ。

自身も凍えて震えが止まらないが、下心があると思われるのもイヤで。
(―下心はもちろん、あるのだけれども)
「志乃、先に入れよ」と言おうとしたときであった。

「亮、一緒に入らない?お風呂。」

予想だにしていなかった志乃からの提案に「へあ?」とえらく素っ頓狂な声を出してしまい、慌てて口を閉じる。
しかしその努力むなしく。志乃はくすくすと笑いながら、素っ頓狂な声の主の居る風呂場へ入ってきた。
「亮、ふふ、なに今の返事。OKだかNOだかわからないよ。」
笑いが堪えきれないといった様子で亮に話しかける。
亮はといえばバツが悪く不貞腐れた表情で頭を掻き、先ほどの志乃の問いへの返答に頭を悩ませていた。
いや、答えはYESなのだが。寧ろYESを望んでいたのだが。
一瞬の沈黙。そして「あ、あぁ…。」という何とも情けない返事に至った。
期待や不安…というより状況すら掴めていない頭から
気の利いた台詞を繰り出すことなどできなかった。
608亮志乃3:2007/01/22(月) 07:30:50 ID:DAnhRKih
「俺、タオルとか着替え…準備すっから…先、入ってろよ。」と亮が言えば、
「うん、ありがとう。」いつもと同じ笑顔で志乃は微笑む。

2階にある自室へ服を取りに行く最中、
何かを考えようとするものの、うまく思考しない。
頭が真っ白になるって、こういうことか…。
先ほどの志乃の笑顔を思い出し、フゥと息を吐き、気を落ち着かせた。

「志乃はいつも通りだったじゃねぇか…落ち着けよ俺!」

部屋を出て行こうとした際、ハンガーに目がとまる。
「そういや、志乃は濡れた服も乾かさなきゃなんねぇよな…。これも必要、か。」
志乃は褒めてくれるだろうか、なんて子供じみた事を考えながら、階段を駆け下りた。




途中でゴメン。亮ヘタレでゴメン。続きは後ほど・・・
609名無しさん@ピンキー:2007/01/22(月) 08:14:08 ID:dgyMfAV5
朝から神ぐっじょぶ!!
610名無しさん@ピンキー:2007/01/22(月) 08:41:41 ID:1XwI2PhL
GJ!!
続きwktk
611名無しさん@ピンキー:2007/01/22(月) 08:42:21 ID:1XwI2PhL
スマン、sage忘れた………orz
612名無しさん@ピンキー:2007/01/22(月) 09:01:06 ID:192A5x2B
ハセ志乃大人気
俺も書きたくなるよ志乃(^ω^)
613名無しさん@ピンキー:2007/01/22(月) 15:42:30 ID:c9CRcdlR
おまいら乙
亮×潤香完結編投下
614名無しさん@ピンキー:2007/01/22(月) 15:45:38 ID:c9CRcdlR

「亮ってさ」
「あん?」
「おっぱい好きなの?」
「……何でそうなるんだよ」
「や、だってさっきからすごい一生懸命あたしの胸、吸ってるし」

吸っていい、って言ったのお前じゃん。
むしろこの状況でコレを吸ったり触ったりできないのは拷問だぞ。
揉めば弾力あって気持ちいいし、吸うと……やべ、何か俺ってもしかしなくても変態なんじゃないだろうか。
この場合、俺をそんな気にさせる潤香が悪いんだが。

「お母さんいないと寂しい?」
「んなワケねーだろ。俺が今いくつだと思ってんだ」

第一、俺のかーさんはまだ死んじゃねーぞ。

「精神的に乳離れできてない人って結構いるらしいよ」
「そこまで飢えてねぇ」
「そう? あたしはまだダメだな……父親のコト、心のどっかで引きずってる」
「……」

そういや、潤香の両親は離婚してたっけか……。
お袋さんと婆ちゃんの3人、男っ気なしの家庭で育ったんだろうし、
多少のコンプレックスとか持ってても仕方ねぇとは思うけど……何か、潤香にしちゃ意外だ。

「どーしてもね、男の人のコトを心の底から信じるコトができない。
 完璧さを求めちゃう。そんな人、どこにもいるはずないのね……。
 離れられるのが恐い、だからあたしの方から距離を置くことにしてた。そーすりゃ、傷つかずに済むでしょ?」
「……俺と最初に知り合った頃の“カール”は、そうだったかもな。じゃ、今はどうなんだ?」
「今は……きみに夢中」

さっき俺が潤香を抱きしめたように、今度は潤香が俺を抱きしめてくれた。
コイツの胸の鼓動が耳元で直に聞こえるくらいに、近く強く。
軟らかい胸の感触と肌、風呂上りの潤香の匂い、五感で感じるコイツの全てが愛しい。
他の男になんか譲りたくない、俺のモノにして留めておきたい、そんな気分にさせられる。
潤香の魅力を、改めて思い知らされちまう……。、

「亮がしたいなら、もっと乱暴にしてもいいよ?
 胸を鷲掴みにして押し倒すとか、髪掴んで羽交い絞めにするとかさ」
「俺は鬼畜か。つか、強姦の趣味はねぇ」
「それは残念」
「潤香……レイプ願望でもあんのか?」
「亮ならされてもイイ、ってコト。他の奴にされるくらいなら舌噛んで死んだ方がマシ」

想われてるのは素直に嬉しいんだが、コイツもコイツで何か屈折した愛情表現するからな……。
昔は《The World》に悪意と毒をバラ巻くとか中二病みたいなことやろうとしてたらしいし。
もしも潤香がその頃のままでPKトーナメントとかに参加してたらどーなってたんだろ。
やっぱ「あたしの時代が来た!」とか「咲き乱れろ、悪の華!」とかワケ分かんねーこと言ってたんだろうか。
とりあえず、更生させてくれた揺光には感謝しとかねーと。下手すりゃアウラ絡みで敵対してたかもしれないしな。

「……俺は今の潤香でいいや」
「は? 脈絡なく、何?」
「エロいことさせてくれて、してくれる潤香が好きだってことだよ」
「そう? そう言ってもらえると、あたしも嬉しい」
615名無しさん@ピンキー:2007/01/22(月) 15:48:34 ID:c9CRcdlR

「きみのこと考えてると時間が経つのもあっと言う間」
「俺のこと?」
「講義中、暇な時は亮のことばかり考えてるよ」
「おまっ……授業料もったいねーだろ」
「あはは。あたしが留年したら、きみのせいだな」
「あのな……」

潤香に限ってそりゃねーとは思うけどな。
コイツだって自分ちの経済状況くらい把握してるだろうし。
ぶっちゃけ、これからは俺もコイツのこと支えてやらねーといけないワケで。
ただ潤香の良いところは他の女と違って、無闇にデート中に「あれが欲しいこれが欲しい」と強請らないことと
ブランドもんとかに全く興味がないことだろう。
曰く「死んで墓の中に持ってくことできる? できないっしょ?」だそうだ。
これまでにコイツとのデート中に強請られたもんと言えばキスくらいのもの。
あとは……カール? ディスカウントストアで安売りになってるカールを定期的にやることくれぇかな……。
手間のかかるようで、かからない。いや、かかってるんだろうか? ……でも好きなんだ。

「んー? 亮のココ、さっきよりおっきくなってない?」
「……かもな」
「あたしもいっつも会えるってワケじゃないからさ、
 会えない時は我慢しなくてオナニーとかやっちゃっていいんだよ?」
「いや、けどよ……そう言うのって何か……」
「妄想であたしを穢すのはNG?」
「それもあるけど、せっかく付き合ってんだから1人でするよりは……」
「あたしとしたい?」
「……うん」

こういう時の俺はヘタレ全盛期のハセヲの時と変わってねぇっぽい。
あの頃から受身体質だったしな……。ここは「うん」じゃなくて「おぅ」だろうが。
今19だぞ、俺。「うん」が許されるのは工房までかラノベの主人公くらいのもんだろうよ。

「でもね、亮。オナニーしないとガンになるよ。なってもいいの?」
「オナニーやり過ぎるとハゲるとも聞いたぞ」
「ガンになるのとハゲるの、どっちがいーの?」
「どっちも嫌に決まってんだろ……」
「じゃ、今日はいっぱい出しとかないと。きみのためにもね」
「……」

オナ禁何日目だっけか……。
潤香とヤるのは今日が初めてだけどな。
俺が奥手なのか潤香が積極的過ぎるのか……こんなんなら、もうちょい早めに誘えば良かったかも。
でも潤香も東京に戻ってきたばっかだったからな……会っていきなりヤるとか、そりゃいくら何でもねぇよ。
俺だって順序踏みながら付き合いてぇし。

「ジーパン、あたしが脱がしておっけー?」
「あ、あぁ……」

エロゲとかなら口でチャック咥えながらモノを取り出したりすんだろうけど、現実はそうはいかない。
俺がくだらねぇこと考えている間にも、潤香は俺のベルトをいそいそと外していく。
トラは……良かった、まだ濡れてねぇ。勃ってるといや勃っちゃいるが、カウパーまでは出てなかった。

「ふいじゃ、あたしのも脱がせて」
「……いいのか?」
「ギブアンドテーク。上だけ裸じゃ中途半端だし」
616名無しさん@ピンキー:2007/01/22(月) 15:50:57 ID:c9CRcdlR

普段から食べているもののせいか、潤香には余計な肉がついていない。
透き通るくらいに真っ白い肌と相まってビスクドールみたいな印象がある。
さっきの風呂上りの時もバスタオルを巻いた姿を見たはずなのに、潤香の脚の白さに驚いちまう。
下は……もしかして剃ってるのか? そんなに茂っちゃいない様だった。
けど、いつも2人で居る時間を共有してたのに、いざこうやって互いに何も着ずに向かい合うと
何からくっちゃべればいいのか全然分かんね……つか、やっぱ潤香、綺麗だ。

「……」
「どしたの?」
「いや……」
「裸ならさっきから見せてるじゃん。今更になって見惚れた?」
「う……」

図星だけに何も言い返せないのが悔しいんだが……つか、お前がエロい身体してるのが悪い。
潤香は今まで男から言い寄られなかったんだろうか? 今になって彼氏気取る俺も馬鹿だけど。
こんだけキレーな顔と身体してりゃ男がほっとくはずがねーと思うんだけどな。
まぁ、性格はちょっと問題あるが。やっぱ玉砕した奴多そうだ。

「それじゃさ。早速挿れてみよっか」
「い、いきなりか?」
「だって亮、見てるこっちが辛くなるくらいおっきくしてるし。
 舐めたりするのはまた今度ってことで。あ、生のままで大丈夫だから」

舐めてくれるのはありがたいが、どーせなら胸でゲフンゲフン。
でもその間にも下半身に血液が集まってデカくなってきてるし、少しずつだけどカウパーも出始めてる。
潤香に触られた時、竿の部分にヌルッとした感触があったのは俺のカウパーが流れて
コイツの指を汚したせい……まだ胸吸って裸見ただけだってのにもう我慢できねーのか、俺は。
最初からクライマックスとかシャレになんねぇ。

「亮って下の毛、あんま多くないね。剃ったりしてるの?」
「な、何で、んなコト聞くんだよ……」
「最近は女優にフェラさせる時にさ、しやすい様に事前に毛剃っちゃう男優多いんだって」
「……」

……お前、そういうことは詳しいよな。耳年増?

「なぁ、見るなとは言わねぇけどさ……俺としちゃ、あんま……」
「分かってる、もう見ないよ。そんなの見なくても、亮がしてくれるもんね?」
「……まぁな」

第一、そーいうのに出てる男のアレと比較されたりしても困るし……。
それよりも、潤香に他の男の裸なんか見てほしくねーよ。
とりあえず潤香はもう見ないと約束してくれたんで、心なしか安堵する。
俺、もしかして自覚し始めたのかもな……コイツの彼氏ってこと。

「あたしが上になってもいい?」
「構わねぇけど……騎上位、好きなのか」
「ん。やっぱ誘ったのあたしだしさ、今日はあたしが亮を悦ばせてあげなきゃいかんと思う」

そう言いながらマウントポジションを確保するべく、潤香が俺の腹に乗っかってくる。
潤香に胸の辺りを摩られると、それだけでゾクゾクしてきて堪らない。
コイツが俺の身体に顔を近づける度に、長い髪の毛が身体に触れることすら刺激的でヤバイ。
さっきのお返しとばかりに俺の身体を舐めてくる潤香がエロくて、挿れる前から射精しそうになる。

「あたしもいい感じに濡れてきたし……挿れるよ?」
617名無しさん@ピンキー:2007/01/22(月) 15:53:41 ID:c9CRcdlR
潤香が俺のを掴んで、自身の膣の入り口に当てる。
もうカウパーで濡れていた俺のに対して潤香の方も受け入れ準備はOKだったらしく、
俺の腹を淫水で濡らす程になっていた。されるより、した方が燃えるタイプなんだろうか?
先端に感じる肉の感触は、言葉じゃちょっと表現できねぇ……中に挿れたら、どうなるのか……。
方向修正を終えたら、あとは体重に任せて腰を落とすだけ。潤香の身体は少し震えている。
恐いのか?

「じゃ……いくよ……?」
「ん……」
「くぁ……っ……うぁ……ぁっ!」

何か擬音で表現するなら“ズブリ”とか“ブチッ”とかそんな音なんだろうか。
熱い肉の壁に包まれながら進んで行くのが最高に気持ちいい。
少し狭いとも感じたけど、肉が擦れる感触がすげぇ刺激になって今にも射精したいくらいだ。
が、潤香の方はかなりの苦痛らしい。コイツがこんなに顔を歪めて苦しがるのは初めて見た。

「じゅ、潤香? 痛いのか?」
「痛いけど……我慢するから……へーき……」

驚いた。少し上ずった声で、脂汗と涙を浮かべながら小さく笑う潤香の姿に。
やっぱ男にとっちゃ気持ちいいもんでも、女にとっちゃ最初は最悪らしい。
自分の腹の中に異物受け入れるんだしな……他人と距離置いてた潤香なら精神的にも
そーいうの嫌ってた感じだし。俺を受け入れてくれたこと、ホントはコイツにとっても……。
そう思うと、ますますコイツが可愛くて愛しい。手をとって、握り締めて、少しでも感じたくなるくらい。

「亮の……おっきくって、熱っ……挿れるって、こんなんだったんだ……。
 はは、見るのとヤるのとじゃ全然違う……」
「まだ動くの、マズイよな?」
「し、したいなら……すぐでも動いて……」
「痛いままさせられねぇっての。一緒に気持ちよくなれねーと、意味ねーし……?」
「あはは……亮はやさしーねぇ……」

いつも気丈な潤香がここまで苦痛に感じるってことは、相当なもんなんだろう。
挿れてるこっちとしちゃ最高でも、あっちにとっちゃ最悪。やっぱ、誰でも最初ってこんな感じなのか。
俺のはもう潤香の子宮口あたりにまで届いたらしく、それ以上進む気配がない。
この状態で出し入れして、お互いの快感を高めりゃいいのか?
潤香には悪いとは思ったんだが、擦ればメチャクチャに気持ち良さそうで早く試してみたい。
でも潤香に無理をさせるワケにもいかない。射精もしたいけど、潤香が落ち着くまでひたすら我慢するしかない。

「ね、この格好のままでさ、胸掴んでみて……」
「胸?」
「そうすればさ、痛いの、少しマシになるかもしんないから……」
「あぁ……じゃあ」

繋いでた手のうち、片方を解いて胸に伸ばしてみる。
俺がさっき吸ってた時よりも先端は硬くなってて、指でつまんだり弾いたりすると
潤香の口から甘い声が漏れて小さく抗議してくるのがすげぇ可愛くてクセになりそうだ。
てか、コイツの口から「ダメ」とか「やぁっ」とかいうセリフ聞けるのが新鮮だった。
カールのロールからは考えられないような甘えた声だけに、俺も益々ヤる気になってくる始末。

「亮って、ホントはすごいエッチ好き……?」
「潤香がそーいう声、出すせいだろ」
「あたしのせい……?」
「いつもより、何かこう……エロくて可愛いから」
618名無しさん@ピンキー:2007/01/22(月) 15:57:36 ID:c9CRcdlR

嘘じゃない。
今までだって心の繋がりみたいなもんがあると思ってた。
けど実際に身体で繋がってみると……やらしいとか以前に、コイツのこともっと好きになれた。
俺を想ってくれてる潤香に応えたいから、初めてだけど頑張ろうって気持ちになんだぜ?

「もう……カッコつけすぎ……。昔のあたしだったら、即PKしてたぞ……」
「ならPKKして返り討ちにしてやるよ」
「はは……きみにだったら、されてもいいや……何されても、許してあげる……」

俺もこいつも元PKK(潤香は更に前のバージョンの頃はPK)。
俺は三爪痕を探すため、コイツは自分の父親が作った世界を乱す連中を粛清するため。
目的は違うけど、俺達は似た者同士だった。PCのデザインも銀髪に黒コス……。
出会っちまったのは、必然的だった気もする。きっと揺光の紹介がなくても俺達はどこかで出会っていた。

「ん……もう、大丈夫っぽい……」
「ホントか? 無理してないか?」

腹の辺りを摩りながら、潤香はそう促してくる。
繋がって何分経ったんだろうか、時計を見る暇もなく俺達の逢瀬は続く。
もう春とは言え、まだ夜は冷える。あまりこの格好のままでいると風邪をひかせるかもしれない。
早めに終わらせた方がいいんだろうけど……。

「すぐに、射精しちゃダメ……溜めて、溜めて、溜めまくってから出さなきゃ……ね……?」
「(もう溜まりまくってんだけど……)」

カウパー出てた時点で察してくれ……。
でも中出しOKなら、俺だって潤香のリクエストに応えたい。
子宮の中、俺の精液でドロドロにしてこれでもかってくらいに喘がせたい。
普段はそんなコト考えもしねぇクセに、こういう時になると頭フル回転でそんなことを考えちまう。
いつもなら軽く俺をあしらう潤香が従順で可愛いせいで、俺も気分的にハイになってるのかもしれない。

「動いていいよ……。ね、腰掴んでさ、思いっきり突き上げてみて……?」
「お前、普段Sだけど……こーいう時はMなんだな」
「そうかな……? 亮がしたいようにすれば、いいと思ってるだけだって……。ね、早く……」

あんなに痛がってたのに、もう平気なのか?
女って生き物は男よりも好奇心が旺盛な傾向があるらしいから、潤香の場合は
突き上げる時の痛みすら興味対象なのかもしれない。
結果的に泣かせることになるかもしれねぇけど、本人がして欲しいって言ってる以上は断るのも酷だ。

「んじゃ……」
「! あっ、やっ……痛いけど……いぃ……! お腹の中、擦れて……やばっ、コレ、いいかも……」

軽く腰動かしただけで潤香は歓声をあげる。
荒い息遣いを繰り返しながら、俺の動きに併せて潤香も動く。
繋がった部分からヌチャヌチャって音がして、俺のカウパーだか潤香の愛液だか
分かんなくなったものが糸を引いてネバついてた。
少し上体を浮かせて、より突きやすい様に身体を動かすと、中で擦れて刺激になったのか
一際潤香の声が荒くなって、俺を掴む手に力が入ってくる。
口からだらしなく涎垂らすコイツの姿、最高にエロい。

「はぁっ、ぁぅ……亮、上手……っ!」
「そっか?」
619名無しさん@ピンキー:2007/01/22(月) 16:00:21 ID:c9CRcdlR

散々エロ動画見てきた潤香が言うならそうなんだろう。少し、自信ついた。
俺だってそーいうの見たことねぇって言ったら嘘になるが、とりあえず繋がったら
腰動かすことくらいは知ってる。あとはタイミング見計らって射精するだけなんだが……もう、いいだろうか?

「潤香、そろそろ……」
「出したい? せーし、あたしの中に、出したい?」
「あ、あぁ……」

挿れたばっかなのに、もう出すのかって感じだけど俺だって初めてだから
そういうのも考慮してほしいワケで。断じて早漏ってワケじゃねぇぞ。
こうやって動かしてる間も潤香の膣がグニグニ締め付けてくるし、本当なら早く出してぇけど……。

「あっ! あっ、あぁぁっ、奥に当たっ……!」
「くっ、はぁっ……潤香!」
「イカされ……亮に、イカされ……あたしっ!」
「潤香、出すぞ……! 精子、出すからな!」
「いいよ、出していいから……孕んじゃうくらい、出していいから!」

今までにないくらいに潤香の膣内の締め付けが強くなる。
出し入れの感覚も短くなって、もうこれ以上我慢するのが無理だと感じた俺は
両手を潤香の腰に回して身体の位置を固定、そのまま突き上げながら潤香の望んだ通りに溜めに溜めまくった精液を注ぎ込む。
射精をこんなに長くしたのは初めてだし、こんなに気持ちいいと思ったのも初めて……やべ、これがイクって感覚…?
オナ禁してたのも手伝って、いつもの倍くらいの精液が潤香の中に注がれてく。ホントにこれ、俺か?
何か、こんな時でさえコイツのこと可愛いって思える俺って、人間としてどうなんだろう。

「熱いの……いっぱい……全部、亮のせーし……?」
「あぁ……溜めまくった俺の精子、全部出した……」
「あたし……亮に射精されて……イカされちゃったんだ……」

射精の余韻が心地いい。あとは奥に流し込んだ精子が受精しねぇことを祈るしかねぇ。
潤香のことだから何も考えずに中出しさせるはずないしな……多分。

「ちょっと……残念」
「な、何がだよ」
「ホントはあたしが主導権握ってさ、亮をイカせるはずだったのに……。
『出したい出したい』って泣き喚く亮を、あたしが『まだダーメ』って感じで……」

おまっ、そんなコト考えてたのかよ……つくづく恐ろしい女だな。

「亮って童貞だったの?」
「あ、あぁ……つか潤香の方はどうなんだよ。初めてだったのか」

突くのに夢中で気づかなかったが、引き抜いた俺のには確かに潤香の血が付いている。
最も俺の精液と混じっちまったせいで妙なコントラストの色になっちゃいるが。
まぁ、潤香の性格からして他の男にヤらせるとも思えないしなぁ……。

「言ったじゃん、ギブアンドテークって。トレードみたいなもんだし」
「童貞と処女の交換ってか」

あれだけ可愛い声で喘いでたクセに、もういつもの潤香に戻ってやがる。
女って生き物はやっぱ分かんね……。つか、腰動かすのって結構疲れるな……今日は大学休みてぇ……。

「あたし、上手に出来てた? 亮のこと、気持ちよく出来た?」
「あれだけ射精させといて、よくんなコト言えるな……」
「だって亮のせーし、いっぱい欲しかったし」
「……」
620名無しさん@ピンキー:2007/01/22(月) 16:02:27 ID:c9CRcdlR

後日談【 継承〜司からカールへ。カールからハセヲへ〜 】



「パパ、おっきい方のあたしとばっかり遊ぶの、ずるいよぉ!」
「あんたは昨日パパと遊んだじゃん! 今日はあたしがパパと遊ぶの!」
「お前ら……自分とケンカすんなよ……」

MOLGANAサーバーでの8日間が終わってから1年(最も、あの出来事はリアルじゃ数分の出来事だったが)。
何故かセグは消滅することなく《The World》に存在し続けていた。しかも2人。
カールによると「愛の奇跡が起こった」らしい。何のことかサッパリ分からん。
小さい方のセグと大きいセグ、見た目は違っても中身はガキだから気苦労が絶えねぇ。
今日も草原フィールドでセグ達の遊び相手してる(主に俺が、だけど)。
2人の娘に囲まれてカールは満足そうだが、遊び相手する俺は堪ったもんじゃない。
つーかお前ら、スケィスのセグメントなんだからバトルの時以外は出てくんなよ……。

「ほらほら、ケンカしない。家族なんだから」
「むー」
「ママ、だって!」

連日これだと頭が痛くなる。
一応、他のみんなにも事情を説明してカナードの@ホームに住まわせちゃいるが
いつまでもあそこを託児所にするワケにも行かねーしなぁ……どうしたもんか。
欅に相談してネットスラムにでも引っ越すか?

「ママの言うことが聞けないの?」
「はう……ご、ごめんなさい……」
「や、やだな、ママ。本気にしないでよ」

とは言え、どっちのセグもカールには頭が上がらない。
この女は俺がセグ達に追い詰められるギリギリになってから助け舟を出しやがんだ、いつも。
さっさと助けてくれりゃいいものを……。こういう時だけは薄情なんだ、潤香は。

「じゃ、こうしよう。先にラッキーアニマル蹴っ飛ばした方がパパと遊ぶってことで」
「いいよ。絶対セグが勝つもん!」
「(ったく、やっと離れやがった……)」

セグ達から解放された俺は、どっと草の上に倒れこむ。
こりゃ育児ストレスで我が子殺しちまう親がいつの時代にもいるはずだ、堪ったもんじゃねぇ。
育児を頑張った褒美にカールが膝枕してくれなきゃ、キレてんぞ俺。

「お疲れ」
「カール、お前助けるならもっと早く助けろよ」
「あはは。見てて面白いから、つい」

あははじゃねぇだろ、あははじゃ……。
くそ、この笑顔に何度騙されたか知れねぇ。

「いつも@ホームに閉じこもってちゃ、身体に悪いからな」
「んなワケねーだろ。アイツらだって憑神みたいなもんなんだぞ」
「でもあたしときみの子供達だもん、だから可愛くて可愛くて」

可愛いのには同意だが、いつも遊び相手に付き合わされる俺の身にもなれ。
お前、そんなことしてたらいつか……俺の子供が出来た時とかどうすんだ?
リアルとネットで同時に育児するハメになるぞ……分かってんのか……?
621名無しさん@ピンキー:2007/01/22(月) 16:05:25 ID:c9CRcdlR

「ハセヲ?」
「……」
「おーい、ハセヲ? ……亮? 寝ちゃった?」
「……」

へんじがない。ただのしかばねのようだ。……ってのは冗談。
亮も学校終わってから毎日ログインしてたし、疲れが溜まってたのかも。
やっぱ高校の時と同じ様にはいかないんだな……それはあたしも同じか。

「(しかし……2人のセグが消滅せずに済んだのは……やっぱり……)」

モルガナがあたしに復讐するために用意した無限ループの8日間のことはハセヲから聞いている。
ハセヲの話によると、タウンに現れた化け物の群れ―――クビアゴモラはクビアを母体としていたらしい。
あたし達がクビアを倒したことでMOLGANAサーバーごと消えたようだ。でもセグ達が消滅を免れたのは?
MOLGANAサーバーが消えても、あの子達は存在し続けている。
管理者以外でこのゲーム内のキャラを存在を自在に操れる者がいるとすれば……それは……。

「あんたなの? ねぇ、アウラ……」

Δ 隠されし 禁断の 聖域。ハセヲはあそこでアウラに出会ったと言う。
あたしの最初の娘。黄昏を開く鍵(キー・オブ・ザ・トワイライト)。薄明の女神。
2人のセグは元々はスケィスを構成していたセグメント。
アウラにとっては同じ母親、すなわちモルガナから生まれ出でてた姉妹という解釈もできる。
だけど9年前に出会って以降、あたしはあの子に出会えていない。あたしの考えがハズれてる可能性もある。
司や昴にあの子の世話を任されたってのに、あたしは未だに母親としての役目を終えちゃいないんだ。
それは今でもあたしが背負った幻痛(ファントム・ペイン)。

『どうか、あなたにとって《The World》が何かの救い、あるいは慰めとなりますように』

これは9年前、司からあたしに送られた言葉。
最初は声を上げて笑ったこの言葉は、今ではあたしがこの世界で得た財産の一つ。
なったよ、十分に。あたしは救われた、あたしは慰められた。
この世界で、やっと信頼できる仲間を見つけられた。大好きな人を見つけられた。
司、あんたが昴とこの世界で出会えた様に……あたしも、顔も見たこともない父さんが作ってくれた世界で出会えた。
あたしの大好きな人に。ハセヲに。

「ねぇ、ハセヲ。
もし、あたしがアウラを育てることを最初から放棄していたら……
もし、あたしがスケィスにデータドレインされていなかったら……
もし、あたしが《The World》開発者の娘じゃなかったら……きみと、この世界で出会えてたかな?」

眠るハセヲは答えない。けどあたしは、答えが返ってこないことこそが答えだと思う。
手を伸ばした指先に触れた彼の頬は、とても軟らかい。これは、あたしにまだモルガナ因子が内包されている証拠。
今までのあたしは自分と他人を欺くことで、自身の保身だけを優先していた。
でも、今は違う。もう逃げない。寂しい時はちゃんと寂しいって言うよ。だからずっと一緒にいて。
きみを想うこの心だけは、本物だから。きみが最後までこの世界と関わろうと決めたのと同じように。
あたしもきみと一緒に歩くって決めたから。だから、この世界にとっての、もう1人の神に感謝を―――――――――。

「ありがとう……お父さん……」

今はまだ、旅の途中。                                  【 カールルート:True End 】
622名無しさん@ピンキー:2007/01/22(月) 16:07:26 ID:c9CRcdlR
父から子へ魂は受け継がれた? 次回は初心に戻って亮×千草を予定? 何のことです?
おやすみおまいら
623名無しさん@ピンキー:2007/01/22(月) 16:19:08 ID:gE//oyqx
GJ!!
長い期間乙です。
次回作を期待しております。
624名無しさん@ピンキー:2007/01/22(月) 16:27:49 ID:+/Xbf7bH
GJ!
亮×千草に激しく期待。
625名無しさん@ピンキー:2007/01/22(月) 17:19:30 ID:onvQGFFR
おぉぉぉ!GJ!GJ!
次も楽しみにしてるノシ
626名無しさん@ピンキー:2007/01/22(月) 17:30:47 ID:dgyMfAV5
昼間から神ぐっじょぶ。 
そういや最近アトリ(千草)をみないな、と。
627名無しさん@ピンキー:2007/01/22(月) 19:11:25 ID:S0+RWyOO
GJ!
次も楽しみにしてるw
628名無しさん@ピンキー:2007/01/22(月) 21:17:16 ID:JiCU9LnU
GJです!
そういや今回一回の投稿数多いなぁとか思ったり。
クビアゴモラとかあったから、そういった細かいところを修正されていたのでしょうか?
次回作も期待して待ってます!!
629名無しさん@ピンキー:2007/01/22(月) 22:57:42 ID:gTiWt1lX
ハセ×タビーを書いてくれる人は居らぬか・・・?
630名無しさん@ピンキー:2007/01/22(月) 23:10:29 ID:EXbJdfZ5
超GJぇぇぇ!
恐ろしい文才。すげぇよ!すげえぇよ!
次回作も楽しみに待っているのでどうか頑張ってください!
631名無しさん@ピンキー:2007/01/23(火) 01:19:03 ID:UDnBAVUc
GaaaaaaaaaaJOB!!

悶え死にそうだ
誰かケツの穴を貸してくれ
632名無しさん@ピンキー:2007/01/23(火) 04:37:00 ID:vFrCQp/y
GGGGJJJJJJJJJJJ!!!!!!!
いつもいつも文に惹き込まれる
たとえ寝る前でも風呂入る前でもどんな時でも惹き込まれてしまうから\(^o^)/

>>631
俺のケツ穴を貸してやろう


とでも言うと思ったかこのファッキン野郎!お前のケツを貸せ!
633名無しさん@ピンキー:2007/01/23(火) 16:26:02 ID:E+ddMTxV
亮×志乃GJ!!
ハセ×カールGJ!!
相変わらず神だらけだな

んで亮志乃続きwktk
634大判 ◆EXlcaPBj4Y :2007/01/23(火) 16:48:24 ID:K3+KCRhE
題名:リプス

「おいタビー…」
巨乳でハセヲの肉棒を挟む…
「行くよ〜………リプス!リプス!!」
挟んだまま上下に振る!その摩擦熱でハセヲの肉棒は覚醒した
「ぐはぁっ!!」
ドピューーン!!!
「もっといいものを……」
「マジかよ…」
タビーは自分の性器をハセヲの口に押し付け腰を前後に振る!
「そうだよハセヲぉ!うまいよ!!」
そのままハセヲの顔へ卵射するタビー
「お前が1人でやってるだけじゃねーか!!」
「ならやってみてよ?」
「くらえ!!蒼天大車輪!!」
ハセヲは肉棒を性器にさし、指でアナルをかき回す!!
タビーは失神寸前だった
「亮!!もう駄目!!」
「まだだ!!中に出してやんよ!!」
ハセヲの肉棒はAIDA感染しており、その暴走は止まらない
バタン!ドアを誰かが開けた
「楽しそうね……ハセヲ」
パイだった。パイはエロエロな胸の谷間を強調した服を着ていた
「ちょっ」
「いいじゃない。そのこもう使えないでしょ?」
「いいだろうやってやんよ」
パイのワイシャツのボタンをはずすと恒例のパイズリから始まった
「ハセヲ楽しい?」
「黙ってろおばさんw」
「あん?おばさんだと?」
パイは徐に肉棒をつかむ自分の口に入れて少し強くかじった
「やるじゃねーか」
ハセヲはそのまま玉袋を口に押し込んだ
「ハセヲ!!やりすぎじゃ…」
パイは喋れないほど口の中に性器を突っ込まれた
「パイ。今、お前の口の中は…………チンコの満員電車や〜」
君麻呂も驚きのコメントだった
性器を口から出し、ハセヲは下半身を舐め始めた
性器を舐めることなくジラしていた
「さっさと舐めなさい!!」
「うっせぇーなヤリマンww」
そう言いつつも
パイの性器に指を突っ込むハセヲ
「おいおい指4本も入るぜ」
「あなたの大きさで足りるかしら」
「なめんな!!」
ハセヲのテンションはMAXでその勢いに乗じて
性器を突っ込んだ
高速の腰振り、高速で乳首をひねり、パイを気絶寸前まで追い込んだ
「やるなパイ」
「アンタもね」
パイが疲れて動けないのを知り
ハセヲは携帯でパイの全裸の写真を数枚撮った
「なんのつもり?」
「口止めのためw」
こうしてこれからハセヲの真の恐怖が始まる
635名無しさん@ピンキー:2007/01/23(火) 17:20:45 ID:FT7CmP/R
>>634
とりあえずsageてくれ
636亮志乃4:2007/01/23(火) 19:47:49 ID:JGOBzxfg
続き投下していきます
亮志乃というより志乃亮といわんばかりのヘタレぶりですまんorz


脱衣所へ入ると、きちんと畳まれた服。そして奥の風呂場ではシャワーの音が聞こえていた。

皺になる前にハンガーにかけた方がいいだろうなと思うも
勝手に服に触ってはまずいか、と思い直し
「志乃、ハンガー持ってきたんだけど?」風呂場にいる志乃へ伺いを立てる。

少しの沈黙の後、がちゃりと風呂の扉が開いて不意に志乃が顔を出したものだから、
亮は一歩仰け反った。文字通り志乃は顔だけしか出していなかったのだが。
(―俺さっきから格好悪ィ…)

「気が利くね、ありがとう。借りていいかな。」と志乃が微笑めば
「お…俺がやるよ、かけるだけだし。あ、風呂のモン好きに使って?」と精一杯冷静に答えた。
「え、でも」と志乃が言いかけたが亮は気にせず志乃の服を広げ、パン、と皺を伸ばした。
その拍子に服の下にあった下着が落下し、またもや醜態を晒す結果になった。
(―し、死にてェ…)
そんな亮に志乃はくすりと笑ってありがとう、亮も早くおいで。と言い、扉を閉めた。

―見ないフリをしてくれたのだろうか。
ハンガーをドアの蝶番の部分へかけ、割れ物のような扱いで下着をそっと拾い元の場所へ置き。
これからの事よりも自分のヘタレ具合に、亮は頭が真っ白になるのだった。
637名無しさん@ピンキー:2007/01/23(火) 19:52:08 ID:5wW4W8/S
リアルタイムでktkrwww

閉鎖前最後の作品が志乃亮だなんて、幸せダァ。
638亮志乃5:2007/01/23(火) 20:05:58 ID:JGOBzxfg
脳内で風呂場での行動をシミュレーションした亮は
(タオル巻いてった方がいいよな?)
(女の子は頭にタオル巻いて湯船につかるんじゃねえのか?)
という結論に至り、タオルを持って風呂場へ歩み寄る。

「志乃…入るぞ」
「ウン」

それなりに広い風呂場であるが、シャワーと湯船の湯気で霞がかっている。
「悪ィ、俺湯船に直行するわw」扉に背を向けシャワーを浴びる志乃の横へタオルを置き、
なるべく志乃を見ないように、見ないように湯船へ直行した。
それでも湯気に同化してしまうような白い背中に目がいってしまう。

(志乃、―すげェ綺麗。)

すっかり凍えた亮に身体には湯船の湯は熱く感じ、湯船の淵でちびちびと身体を慣らすうち
きゅ、とシャワーの蛇口を閉める音がした。
「タオルありがとう」

その声に振り向くと、タオルで胸や秘部は隠しているものの
腕や足はあらわな志乃が立っていた。
濡れた髪にいつもの笑顔。
それだけで、その光景だけで、もうどうにかなりそうだった。
「志乃…」
639亮志乃6:2007/01/23(火) 20:12:28 ID:JGOBzxfg
「志乃、一緒に入らねェ?」
湯船へ身体を沈めた亮は、「ほら」と両手を広げる。
それに答えようとした志乃は、片手で狭いスペースへ湯船へ入ろうとした所為でバランスを崩し
勢いよく亮に倒れこんでしまった。
「きゃ…!!」
「ぎゃあぁ…!!げほ!」不意の一撃にまたもや情けない声を出してしまう。
志乃の背中が胸へ直撃し、軽く咳き込んだ。

「りょ・亮…!大丈夫?ごめんね、痛かったね」と亮の顔を心配そうに覗き込めば
「なんてことねーよ」志乃の、まるで子供をあやす様な口調に亮は口を尖らす。

「それより志乃は大丈夫かよ…」
手を伸ばし痛いところはないか?と言おうと思ったが
差し出した手で志乃を後ろから抱きしめバスタブにもたれかかった。
「あったかいね。」
志乃は、俺の右肩にこつん、と頭を置いた。首からは柔らかい髪の感触。
両手いっぱいに志乃の身体を感じる。
それだけの行為でさえ、愛おしい気持ちで満たされていく。
抱きしめられて、安心したようにゆるゆると緩んでいくその横顔を覗き込む。
「まだ志乃、身体…冷たいな。」
そういい終わるや否や、志乃の唇を指で撫で。
少しだけ身体を起こし、舌を差し出して志乃の唇を舐めキスをする。
「…りょ……ン…ふ…」
志乃は何かを言いかけたが、歯を掠めて口内に辿り着いた亮の舌で塞がれた唇からは、もう吐息しか漏れなかった。
640名無しさん@ピンキー:2007/01/23(火) 20:13:50 ID:JGOBzxfg
うお感想ありがとうw
続きは少し後で って ココ無くなるんすか?
641名無しさん@ピンキー:2007/01/23(火) 20:15:49 ID:JGOBzxfg
連投スマン
秘部というとオーヴァン思い出して笑ってしまうorz
642名無しさん@ピンキー:2007/01/23(火) 20:15:58 ID:5wW4W8/S
>>640
いんや、2ch閉鎖っていう壮大な釣り。
今回はそこそこ信憑性があったから釣られる奴等が続出しただけです。

…俺も釣られましたが、何か?
643名無しの名無し:2007/01/23(火) 20:16:22 ID:Q/JGPN0t
此処無くなるんですか?
644名無しさん@ピンキー:2007/01/23(火) 22:57:23 ID:9Jw211nr
+のオーヴァンの変態っぷり(覗きあってみるかい?互いの秘部を… とか)を読んでると
志乃の『自分からオーヴァンに身をささげた』ってのも無茶苦茶エロス
まあ、碑文を、ってことなのはわかってるが…エロい。あの二人はエロい
645名無しさん@ピンキー:2007/01/23(火) 23:46:12 ID:wukBU7Xd
ここで流れを読まずにカイト×アウラを所望してみる
646名無しさん@ピンキー:2007/01/24(水) 01:00:26 ID:JpaSRbtZ
やっぱハセオ×楓だろ
647名無しさん@ピンキー:2007/01/24(水) 01:17:58 ID:6V9QZTTX
初心者支援ギルドのカナードをネットスラムに放置してカナードの活動を妨害した欅に代わって楓がお詫びするってことか
648名無しさん@ピンキー:2007/01/24(水) 07:02:00 ID:Mf4tdbmY
各女性キャラの結婚ED後の初夜マダー?(´・ω・)
649名無しさん@ピンキー:2007/01/24(水) 13:53:19 ID:bGxmhQne
>>648
朔の場合、
「ウチの体じゃ、ハセヲのこと満足させられへん…」
と葛藤する姿が拝めるのですか?
650名無しさん@ピンキー:2007/01/24(水) 13:54:58 ID:VnBil8L5
そして、パイの場合
「今日は私をオンナノコにしてくれるんだ…」
と勃起がとまらない事態が起こる
651名無しさん@ピンキー:2007/01/24(水) 14:24:19 ID:wNSSdYxT
>>640
GJ神!!!!!
やっぱ最高だ亮志乃ハァハァ
次回も期待もしてまする
652名無しさん@ピンキー:2007/01/24(水) 15:56:54 ID:Ta3L0Rw8
知り合いにいわれ、ネタのためにエンさま結婚を一番はじめに見たのは俺だけじゃないと思いたい。 
同士がいれば、また何か書きたいな…。いや、さすがにハセエンはしないけど(´ω`)
653名無しさん@ピンキー:2007/01/24(水) 15:59:19 ID:X7qNaiZz
ホモは別板
654名無しさん@ピンキー:2007/01/24(水) 16:02:57 ID:VnBil8L5
ブレグエポナの裏路地で…
「お兄さんを救ってはくれなかった!!」
「それは……」
固まるハセヲ。キレるDQNアイナ…
「その代償払って貰うからねっ!」
「わかった…」
アイナがおもむろにゴスロリ服を脱ぎ始める
「お前…」
「ちゃんと償ってよ…」
アイナは膨らみの小さな胸をハセヲに舐めさす
ハセヲは躊躇無く舐め回す
「あっ」
「ここが感じるのか?」
ハセヲは乳首をいじめだす
「ビンビンだな」
「兄さんはもっと凄かったもん!」
ハセヲは叩かれたゴキブリのように黙る
「下手糞…」 
「じゃぁお前は俺をイカせることができるのか?!」
「いいわ。脱ぎなさいよ」
ハセヲはためらいつつも脱ぎ、肉棒をつき出した
アイナはそれを見て
「まだ皮が剥けきらないボウヤだね」
「うっせぇっ!パイパンが!」
アイナはハセヲの剥けきらない肉棒を剥き、飴を舐めるように
舐め始める。
「どうだ?」とハセヲが問いただす
「しょっぱい…」なんとも皮肉な答え
「しょっぱいってお前味わってるのか?」
「兄さんより良い味してる」
大判より上に見られハセヲは少し誇らしげになった
「兄さんはね、いつも私にいろんなことをしてくれたわ」
「例えば?」
「腕三本で触手プレイ、おもちゃを使って遊んだりとか」
「俺にはそんなことできネェや」
「じゃぁ私がアナタをイカしてあげる」
ハセヲを押し倒し、またがり肉棒を自分の中へ入れる
まだ幼女なため体の発達が未発達でマンコの奥行きは狭い
そのため、最後まで入らないが締りが良い
「全部入んないのか?」
「馬鹿にしないでよ」

655名無しさん@ピンキー:2007/01/24(水) 16:03:52 ID:VnBil8L5
無理やり押し込みギリギリ入った
「んっ!」
「痛いか?」
「別に痛くない!」
強がるアイナを抱き寄せ胸をなめ回す
乳首をひねったり、つねったりと単調な作業を繰り返すハセヲ
「腰動かしてくれ」
「うん…」
アイナは入れるだけでも感じすぎて限界だった
腰を振るなんて自殺行為……ハセヲはそれを察知して肉棒を抜いた
アイナの尻の穴を舐め始めた
「はぁんっ!そこは兄さんでもやらなったのに…」
「ここが一番気持ち良いんだぜ?」
ハセヲは尻の穴を広げ肉棒を挿入した
アイナにとっては始めてのバックでのプレイ
「ちょ…っと痛ッ」
「慣れれば気持ちいんだ」
次第になれアイナはもっと早くと要求する
「出すぜ」
「お尻だから良いよ…」
「なーんてな」
ハセヲは尻から肉棒を抜き、マンコへさして中だしした
「えっ!ねぇアナタ何したか分かってる!?」
「中出しだけど?」
「妊娠しちゃうじゃない!!」
「その心配はネェよ」
そのとき物陰からクーンが来た
「そうだよアイナちゃん?皆で中だしすれば誰の子かわからないじゃないか」
ドンドン人が集まる
「あは♪同じロリ属性♪」
「じゅばっち!」
「大判の妹か…興味が出てきた●-●」
戸惑うアイナ
「え?私をどうするつもり!?ちょっとやめてっいやだぁぁぁGaaaaaa!!」
656名無しさん@ピンキー:2007/01/24(水) 16:18:46 ID:ku4i73jR
ちょwwぴろしww
657名無しさん@ピンキー:2007/01/24(水) 16:29:49 ID:VnBil8L5
全裸で散々侵され精子まみれのアイナ…
そこへ手を伸ばす者がいた
「…誰?」
「Welcome to my body…(ようこそ俺の体へ)」
「……え?」
男はマントを脱いだ。脱いだら下は全裸だった
「いやぁ!」
「舐めろ!舐めろ!舐めろ!」
口に押し込む男。よく見るとAIDA反応が微かにある
「ふごっ」
口に押し込まれしょうがなく舐めるアイナ
「ちっメス豚がぁ!」
アイナのマンコに指を突っ込む
「はぅっ!!」
「どうだ?声も出ないだろう!!ははは!!」
男は犯し続けた。そして何十分が経とうとする時、声が聞こえた
「アイナちゃんをいじめないで!」
望だった
「なんだ〜可愛い子だな?」
「同じ小学生なのに調子乗るな」
「くっ……お前も脱がしてやる!!」
服をビリビリと破り捨て、全裸にする
「ふんっ!この程度か。しかし男にしては良い体だ」
「このPCは朔がエディットしたの」
「ゲーム内で女として感じることが出来るとはうらやましいぞ!!」
望の体を持ち上げ肉棒をマンコへさす
「痛ったいないなぁ!!このへタレ!!」
その時、望から朔に変わった
「ふ…今度は姉の方か…良い喘ぎ声を聞かせてくれよ」
策の体を上下に振り、肉棒を入れたり挿したりする
「ちょっアンタァ!!」
「なんだ?」
「気持ちぃやないか!!」
「そうかスピードアップだ!!」
このまま永遠に続く
658名無しさん@ピンキー:2007/01/24(水) 16:33:20 ID:VnBil8L5
アトリ「誰も私を犯してくれない!!」
659名無しさん@ピンキー:2007/01/24(水) 16:45:53 ID:oyHmzgEm
>ID:VnBil8L5
とりあえずsageようや。
660名無しさん@ピンキー:2007/01/24(水) 16:47:21 ID:VnBil8L5
sage進行明記されてないから
661名無しさん@ピンキー:2007/01/24(水) 16:59:08 ID:VnBil8L5
ID:oyHmzgEmはNG推奨
662名無しさん@ピンキー:2007/01/24(水) 17:01:58 ID:Mf4tdbmY
( ゚Д゚ )
663名無しさん@ピンキー:2007/01/24(水) 17:29:58 ID:tnWzz0OH
基本sageだろ・・常識的に考えて
664名無しさん@ピンキー:2007/01/24(水) 17:50:44 ID:qSo4CNx4
ボルドーかわいすぎだろ常識的に考えて
あれは反則だぜ
665名無しさん@ピンキー:2007/01/24(水) 18:00:56 ID:uhPi4Jeo
>>652
俺が最初に見たのはクーンだった…
666名無しさん@ピンキー:2007/01/24(水) 18:02:45 ID:uhPi4Jeo
↑のsage忘れスマソ
667名無しさん@ピンキー:2007/01/24(水) 19:50:57 ID:XVSqjnxZ
661の発言に腰を抜かしたのは俺だけじゃないはず
668名無しさん@ピンキー:2007/01/24(水) 19:55:18 ID:NFwpy1eN
>>667
同志よ
669名無しさん@ピンキー:2007/01/24(水) 20:37:46 ID:oxj5MyFA
みんな、かずきは無視
そうだろ?
670亮志乃7:2007/01/25(木) 02:57:16 ID:2NHJiEZZ
乙です。続き投下してきます



鼻から漏れる志乃の甘い声に、亮は夢中になっていた。
「っふ…ン…」
亮の髪から滴り落ちる雫が、唾液が、志乃の頬を伝い湯船へと流れ落ちる。
ちゅくちゅくと唾液の交わる音がさらに気分を高め、
志乃の吐息を忙しいものに変えさせてもなお、その口内を貪った。

志乃を抱いていた手は、触るような程度で胸の突起を弾いたりつねる。
そうすればもどかしくなった志乃は、
潤んだ目で「りょ…もっと…っ、」と訴えるのだった。

「もっと…ナニ?どうして欲しい?」
志乃の求めるものがまるで気付かないといった調子で
耳をねっとりと舐め上げれば、
志乃の身体はびくりと震え、胸の突起は更に膨らみを増す。

「どうして欲しいの志乃…こう?」耳たぶを甘噛みしながら亮が乳首をきつくつねると
「ぅ…ん、そ…そこ ぁ…、あ!」唇を開放された志乃は
短い呼吸で喘ぎ亮の手に翻弄されていく。
671亮志乃8:2007/01/25(木) 03:06:59 ID:2NHJiEZZ
既に硬く立ち上がっている亮のモノが背中に当たっているのに気付いた志乃は
自身の左手を後ろへ回し、おねだりをするように亮のモノを撫でる。
「あ…っ、りょ…う…?」

それでも意地悪く耳や胸のみをせめる亮に耐えられなくなり
志乃は自らの手で自慰をしようと、ゆるゆると右手を自身の秘部へ向ける。が、
それに気付いた亮は志乃の秘部から右手を奪う。
「あン…ぁ、りょ…りょう…りょ、う…!」
もう我慢できないと言わんばかりに脚をこわばらせ、
涙目で亮を見つめながら、左手で亮のモノをしごきだす。

亮自身、直ぐにでも挿れたいほど欲望が育っていたが、
いつもと違った志乃の一面がもっと見ていたくて。
しごかれている自身の欲望を意識しないようにし、
先ほど奪った志乃の右手を口に咥えぺろぺろと舐めながら、
左手は志乃の太股を撫で、その中心へと触れる。さわさわと触れるだけで更に志乃を焦らす。

「志乃、挿れて欲しい?」

志乃は恥ずかしい所為か唇を軽く噛み上目遣いで亮を見つめる。
そんな志乃のだらしなく垂らした唾液を舐め取り「―可愛い、志乃。」と呟けば
志乃は「亮の、欲しい…よ…ぅ」と甘く余裕のない声で亮のモノを懇願するのだった。
672名無しさん@ピンキー:2007/01/25(木) 03:09:07 ID:2NHJiEZZ
細切れですまんorz 寝る
673名無しさん@ピンキー:2007/01/25(木) 03:18:04 ID:qpYXwVEx
遅くにご苦労さま
GJでした(*´Д`)シノサン…
674名無しさん@ピンキー:2007/01/25(木) 12:31:00 ID:/QZdlXb5
GJ!!
ハァハァ萌え
675名無しさん@ピンキー:2007/01/25(木) 12:47:14 ID:tS9ew9bU
自演きもー
676名無しさん@ピンキー:2007/01/25(木) 13:18:25 ID:/QZdlXb5
( ゚д゚)ポカーン
677名無しさん@ピンキー:2007/01/25(木) 14:42:13 ID:1PiNeqWN
>>675
age厨きもー

…とでも言って欲しかったのか?

>>672
GJ!!! 次も楽しみにしてまする。
678名無しさん@ピンキー:2007/01/25(木) 15:14:34 ID:AT/cSQki
なら、俺がいってやろう。age厨きもー。 

そして亮志乃の方はGJ!! きたよきたよー。
679亮志乃9:2007/01/25(木) 17:03:56 ID:2NHJiEZZ
ちょ 悪ノリ好きだから反応したくなったw>>675
自演厨ですんませんが続き投下してきますw




湯船で行為に及ぶのもよさそうではあったが身体はすっかり火照っていたので
「志乃、立てるか?」と志乃の腕を取り湯船を出るよう促すと、
すっかり欲情した志乃は亮の言うがままに湯船から出、亮の唇にキスをし
早く、といわんばかりの顔で見つめる。

(ヤバイ―もっと苛めたくなっちまう…)

「膝で立って志乃…」亮は腰を下ろし太股で挟むような形で、
膝立ちの志乃を包んだ。
ベッドへ行こうと思っていたが、もうこのまま風呂場でぐちゃぐちゃにしてやろうと。
膝で立てなくなるまで感じさせてやろうと、
胸の突起を舌で吸うように強く舐めあげ、片手では余ったほうの乳房を、
もう片手は秘部を、先ほどとは違い強く刺激する。
「は…っ、あ…ン、…あっ、あ!」
「ここ…?志乃、ココがいいの?」と志乃の秘部の小さな突起を弾きつねれば、
「ひ、ぁ…っ!!!!」志乃はもうがくがくと震え亮の肩へ手をつき
ぽろぽろと涙をこぼし言葉にならない喘ぎ声が風呂場へ響く。

ひざ立ちの志乃を抱きしめるようにキスする自分たちの姿が鏡に映るのが見え
その姿に更に興奮する。
(ヤベェ、志乃スッゲー気持ちよさそーで…可愛い)
680亮志乃10:2007/01/25(木) 17:06:33 ID:2NHJiEZZ
更に刺激を強めてやると、
もう快感で立てなくなった志乃はがくりと腰を落とし、倒れこんできた。
「だめだろ、座っちゃ…」と言いながらも、刺激の手を緩めない。
志乃はもう限界そうだった。胸で呼吸をし、だらしなく口から唾液を落とす。

「どうしてほしいの?」言えるよな?といった口調で志乃へ伺いをたてれば
「りょ…のが、欲し…っ、よ…」と、志乃はたどたどしく呟いた。
その言葉に満足した亮は志乃の髪を撫でキスをする。

風呂場の床は固い。此処に志乃を寝かせるのは悪い気がして、
キスをしながら、志乃を抱きしめゆっくりと、自分が下になるように倒れこんだ。
そうして口を離し、糸を引いた唾液を舌で舐めとりながら
「志乃、志乃が挿れて?」と少し悪戯な笑みを浮かべ低く囁けば
志乃はぴくりと身体を震わせ、顔を赤らめ亮を見つめる。

普段お姉さん的立場に居るから気付かなかったが
志乃は、このテの言葉に敏感な気がする。

亮は、まるで女のように志乃の首に手を回し軽くキスをし
自身の固くなったものを、煽るように志乃の脚にこすりつけ
「志乃、なに今の返事。OKだかNOだかわかんねーよ…」と、
先ほど志乃に言われた言葉を真似て意地悪く笑った。




※↑榊がアトリの真似をしたのを思い出したorz
681亮志乃11:2007/01/25(木) 17:08:55 ID:2NHJiEZZ
その時の志乃の困ったような嬉しいような表情がまた堪らなかった。
そんな志乃を更にあおり、どうしたいの?と頬を撫でれば
志乃は、亮のモノに手を伸ばすのだった。

すっかり濡れた志乃のそれは、亮のモノを受け入れるには充分ではあったのだが
自分で挿れたことがなかった志乃は、なるべく亮に秘部が見えないように脚を閉じ、
何度か挿れようとするがうまくいかない。
もどかしさや恥ずかしさで、顔を背ける志乃が可愛くて。

「ほら、志乃…ちゃんと脚ひらかねーと…」と脚を開いてやれば、
亮のモノはずぶずぶと志乃の中へ入った。
「…ッ!志乃…志乃!」あたたかく締め付ける志乃のそれに、亮は思わず声を出す。
「あ ぁああっ ああ…ん!」
やっと亮のモノを受け入れられた志乃は快感に背中を震わせ自ら腰を振りはじめる。
「く…志乃…ッ すげえ気持ちいい…!」




ホントこま切れですんませんorz
682名無しさん@ピンキー:2007/01/25(木) 17:28:19 ID:tS9ew9bU
実際のSEXってそんな声あげねーぞ
AV見すぎだぞ厨房www
683名無しさん@ピンキー:2007/01/25(木) 17:30:59 ID:2NHJiEZZ
ちょwwww ID:tS9ew9bU まだいたの ID:tS9ew9bUwwww
684名無しさん@ピンキー:2007/01/25(木) 17:37:58 ID:phURb2/8
>>682
ヒント:フィクション
空気読めずにサーセンwww
685名無しさん@ピンキー:2007/01/25(木) 17:41:32 ID:2NHJiEZZ
ちなみに家のお隣さんはAVもびっくりの喘ぎ声だがw
うるせーorz

フィクションでリアリティ求めたら無言プレイにならないか と マジレスw
686名無しさん@ピンキー:2007/01/25(木) 17:42:40 ID:u5D3sj3F
いいじゃん面白いんだからwwwww

>>679-681
いいよいいよー
萌えるからのんびり書けばいいよww
687名無しさん@ピンキー:2007/01/25(木) 17:43:14 ID:tS9ew9bU
お前らもやってる時叫ぶかのか?<アン!アン!
688名無しさん@ピンキー:2007/01/25(木) 18:13:11 ID:AT/cSQki
ちょ…粘着…!
まだいたのか…(笑)とりあえず、男がんな声出したら俺は泣く。
まぁ、なんだ。んな評論するなら見るな、と(笑)
689名無しさん@ピンキー:2007/01/25(木) 18:15:31 ID:Mxs1G85h
>>687
そろそろsageを覚えろよ厨房www
690名無しさん@ピンキー:2007/01/25(木) 18:21:26 ID:2NHJiEZZ
つか亮があえいでると勘違いされたのだろうか 文章力なくてスマソorz
そんでフォローありがと 出直してくる

かずきsageろよ、かずき
691名無しさん@ピンキー:2007/01/25(木) 18:41:01 ID:Hx2NckUM
>>690
続き楽しみにしてる。
あと、かずきは放っておこう。
692名無しさん@ピンキー:2007/01/25(木) 18:42:53 ID:1PiNeqWN
まあ、その、なんだ。

>>687
オマイは厨房通り過ぎて消防かっての。
693名無しさん@ピンキー:2007/01/25(木) 18:44:42 ID:M0+ulEZx
>>690
おまいさんの書くSS好きだぜ。これからも期待してる。
かずきには困ったもんだな。氏ね。
694名無しさん@ピンキー:2007/01/25(木) 18:45:05 ID:1PiNeqWN
アッー
かずきに突っ込むのに気を取られて>>690に「GJ!!!」って言うの忘れてた…



そうか、分かったぞ。これがかずきの真の狙いなんだよ!!!!(AA略
695名無しさん@ピンキー:2007/01/25(木) 18:45:56 ID:tS9ew9bU
sage進行じゃねーっつてるだろ厨房wwww
696名無しさん@ピンキー:2007/01/25(木) 18:51:41 ID:1PiNeqWN
>>695
んじゃあ次スレ立てるときにテンプレに「※基本sage進行を厳守してください。」とでも入れれば納得するのかいwww

…話し変わるが、ミアってもしかしてマハじゃね?
697名無しさん@ピンキー:2007/01/25(木) 18:54:08 ID:M0+ulEZx
ん?普通にミア=マハだぞ?
698名無しさん@ピンキー:2007/01/25(木) 19:01:38 ID:1PiNeqWN
>>697
ヒント:「新一=コナン」
699名無しさん@ピンキー:2007/01/25(木) 19:14:14 ID:u5D3sj3F
>>698
バーロwwwwwwwwwww
700名無しさん@ピンキー:2007/01/25(木) 19:16:44 ID:tS9ew9bU
真実というよりそのまんま
701名無しさん@ピンキー:2007/01/25(木) 19:42:43 ID:1PiNeqWN
普通に「新一=コナンじゃね?」と聞かれたら
「ねーよwww」って返すだろうが、普通…

それを.hack用に改造して、かずきを釣ろうと思ったのに………



…普通に反応されてがっかりだよ!!!
702名無しさん@ピンキー:2007/01/25(木) 20:13:52 ID:r4xMCW6o
ねーよwww












あれ?
703名無しさん@ピンキー:2007/01/25(木) 20:27:26 ID:9ep8yr1J
sageは暗黙の了解だアホ、空気読めないのか厨房は?
皆のレスをミロよ、sageされてんだろ〜がよっ

ったくsageもできない奴は死ねば良いのに
704名無しさん@ピンキー:2007/01/25(木) 20:29:41 ID:tS9ew9bU
sageは暗黙の了解ってどこのスレ行ってもいわれねーよアホ、
テンプレ読めないのか厨房は?
皆のレスをミロよ、ageてる奴いるだろ〜がよっ

ったくsageろとか言うやつ奴は死ねば良いのに


705名無しさん@ピンキー:2007/01/25(木) 20:30:30 ID:tS9ew9bU
>>703
そういうお前がsageが出来ない件はなんだ?ん?厨房w?
706名無しさん@ピンキー:2007/01/25(木) 20:36:18 ID:7Tec9OWd
>>703                                               ちょっ     それは言い過ぎじゃ;;
707名無しさん@ピンキー:2007/01/25(木) 20:42:09 ID:1PiNeqWN
おいおい、このスレはいつからage進行になったんだよwww



………あれ?
708名無しさん@ピンキー:2007/01/25(木) 20:52:17 ID:9LlItcHS
age
709名無しさん@ピンキー:2007/01/25(木) 20:53:27 ID:gvdM6x2U
この流れについて一言述べるなら、相手した奴らが悪い
710名無しさん@ピンキー:2007/01/25(木) 20:55:33 ID:OnyDSYMl
681>続きを頼む
711名無しさん@ピンキー:2007/01/25(木) 21:02:11 ID:jMkKYBTW
新一=こごろう
712名無しさん@ピンキー:2007/01/25(木) 21:03:53 ID:1PiNeqWN
んじゃあ、最初にこの流れをややこしくした俺が潔くこのスレから去るわ。

明日までノシ
713名無しさん@ピンキー:2007/01/25(木) 21:04:28 ID:7Tec9OWd
>>711                                 ?
714名無しさん@ピンキー:2007/01/25(木) 21:05:56 ID:tS9ew9bU
結局は暗黙の了解じゃない
715名無しさん@ピンキー:2007/01/25(木) 21:13:11 ID:7Tec9OWd
age
716名無しさん@ピンキー:2007/01/25(木) 21:29:59 ID:MVrE7onm
何この流れ。ageだらけでびびった
落ち着けよ・・・
717名無しさん@ピンキー:2007/01/25(木) 21:40:18 ID:9pK7FvVf
ageると>>714みたいな奴がスレ荒らすから基本sage進行なんだよ
それぐらいわかれよカス
718名無しさん@ピンキー:2007/01/25(木) 22:57:06 ID:yt+RnrsW
とりあえずこのスレ18歳未満は来ないはずなんだがな
719名無しさん@ピンキー:2007/01/25(木) 23:31:52 ID:nqylxvGz
>>718 ヒント:肉体年齢=精神年齢じゃない
720名無しさん@ピンキー:2007/01/25(木) 23:38:27 ID:7Tec9OWd
一応俺、18じゃない(汗
721名無しさん@ピンキー:2007/01/25(木) 23:48:12 ID:sJhpxTo5
>>720
カエレ
722名無しさん@ピンキー:2007/01/26(金) 00:18:24 ID:wjs+eMw+
>>721
18歳をとうに越しているのかもしれんぞ
執拗にageるのは問題だが
723名無しさん@ピンキー:2007/01/26(金) 01:08:48 ID:4x4mqyXh
>>705
その突っ込みを待ってたんだw
724名無しさん@ピンキー:2007/01/26(金) 01:19:48 ID:vTQXFu83
sage ageはともかく反応しているおまい等も厨房なのでは?
725名無しさん@ピンキー:2007/01/26(金) 01:21:37 ID:JQschTj4
このスレ4年くらい見てるけどここまで酷い日は初めてだな
過疎ってた時だってこんなこと起こらなかったのに
726名無しさん@ピンキー:2007/01/26(金) 01:30:47 ID:SvAo7ZIh
あぁぁぁ
何だか話がややこしくなってきた
オレはこのスレの神様の作品読みに来てるだけなのに
727名無しさん@ピンキー:2007/01/26(金) 01:54:50 ID:Wc6PxCUH
低脳とそれに構ってる奴らをNGにすればいいだけだからどうでもいい
728名無しさん@ピンキー:2007/01/26(金) 01:55:46 ID:Bbb0EajU
まぁごちゃごちゃ言うと余計空気悪くなるから何も言わずNGが一番いいな
729名無しさん@ピンキー:2007/01/26(金) 02:06:57 ID:0/WQxx3f
とりあえず、ここから先は作品投下と感想以外は基本的に無視。






と、帰ってきた俺が言ってみるテスツ
730名無しさん@ピンキー:2007/01/26(金) 02:51:39 ID:Grmxu+55
ボルドーかあいいよボルドー
731名無しさん@ピンキー:2007/01/26(金) 03:25:55 ID:4x4mqyXh
>>729
>>727 漢字の間違いに突っ込みたい俺はどうしたらいいのだっ...
732名無しさん@ピンキー:2007/01/26(金) 03:32:40 ID:0/WQxx3f
「基本的に」だから、脱線し過ぎない程度ならいいんでないの?
733名無しさん@ピンキー:2007/01/26(金) 05:47:56 ID:2VRUYqTx
アイナ可愛いよアイナ
734名無しさん@ピンキー:2007/01/26(金) 05:59:29 ID:wQor62gB
とりあえず、亮×ニナの人マダー(´・ω・)
735名無しさん@ピンキー:2007/01/26(金) 13:27:28 ID:/ZMsBVoO
age
736名無しさん@ピンキー:2007/01/26(金) 13:33:14 ID:JOfsMq6o
ageage
737名無しさん@ピンキー:2007/01/26(金) 13:40:13 ID:/ZMsBVoO
ageageage
738名無しさん@ピンキー:2007/01/26(金) 16:34:11 ID:k169y0Cj
朔=望だということが今日わかってしまって鬱になった
739名無しさん@ピンキー:2007/01/26(金) 16:37:55 ID:JOfsMq6o
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740名無しさん@ピンキー:2007/01/26(金) 16:53:49 ID:W43yUrG1
ぐぁっ!か、からだが・・・い、いテぇ・・・い、イシきガ・・・トオノい・・・テ・・・ク
741名無しさん@ピンキー:2007/01/26(金) 18:06:33 ID:SvAo7ZIh
>>740
おちつけ。なにがあった?
742名無しさん@ピンキー:2007/01/26(金) 18:10:32 ID:JOfsMq6o
AIDAIDAIDAIDAIDAIDAIDAIDAIDAIDAIDAIDAIDAIDAIDAIDAIDAIDAIDAIDA
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743名無しさん@ピンキー:2007/01/26(金) 18:14:48 ID:/ZMsBVoO
AIDA連発発言って;;
744ageageage:2007/01/26(金) 18:16:22 ID:JOfsMq6o
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AIDAIDAIDAIDAIDAIDAIDAIDAIDAIDAIDAIDAIDAIDAIDAIDAIDAIDAIDAIDA
745名無しさん@ピンキー:2007/01/26(金) 18:16:57 ID:0RgL4BF2
昨日ハセヲスレにいたやつだろ。
まったくくだらない
746名無しさん@ピンキー:2007/01/26(金) 18:38:50 ID:SvAo7ZIh
とりあえずさげ
747名無しさん@ピンキー:2007/01/26(金) 19:19:24 ID:mpDGmjCm
絵板にパンティー出現w
何だあの絵は…
748名無しさん@ピンキー:2007/01/26(金) 19:20:43 ID:mpDGmjCm
誤爆w すまんね。
749名無しさん@ピンキー:2007/01/26(金) 20:06:45 ID:QBrNpXNA
安西先生……
オーヴァン×アイナが読みたいです……。
750名無しさん@ピンキー:2007/01/26(金) 20:32:15 ID:h+In+XFK
諦めたらそこで試合終了ですよ。
どこかに神がいるはずです。
というか書いてみたら?
751名無しさん@ピンキー:2007/01/26(金) 22:01:07 ID:VZi/lPjH
>>747
それって近親s「ザシュッ」ぐあっ!
752名無しさん@ピンキー:2007/01/26(金) 22:37:05 ID:ywD7Xoer
アイナ
兄さん…私、怖い。ううん嫌だって訳じゃないけどこういうのよく分からなくて。
ん…あぁ、大丈夫よ、もっと早く動いても、痛くない訳じゃないけど兄さんがしてくれるなら。
何か…変な感じ。これって感じてるってこと…なのかな?
もっと! もっといっぱい気持ちよくして! 私を壊して! あぁぁぁぁぁぁぁぁ!




オーヴァン「という感じの新刊を出そうかと」
志乃「捻りが足りないわ」
753名無しさん@ピンキー:2007/01/26(金) 23:26:09 ID:P5By6I5M
>>752
そういうのはリアルが腐女子な揺光に
754名無しさん@ピンキー:2007/01/26(金) 23:57:56 ID:b3kh/7kH
やおいじゃねーじゃんw
755名無しさん@ピンキー:2007/01/27(土) 09:52:28 ID:R+EIqJRB
シラバスROMを極めればおk
756名無しさん@ピンキー:2007/01/27(土) 19:26:48 ID:QjH/d8bM
ハセヲ×揺光 希望
「誓い」のカード送ったその後みたいな
757名無しさん@ピンキー:2007/01/27(土) 19:46:49 ID:LlN50wCz
>>750
どこかに榊がいるはずです、に見えた…
758名無しさん@ピンキー:2007/01/27(土) 21:31:32 ID:rXSew01K
>>751
kwsk
759名無しさん@ピンキー:2007/01/27(土) 23:04:39 ID:QDifH7zm
どうでもいいが志乃のメールエロすぎだろ…おっきした
760名無しさん@ピンキー:2007/01/28(日) 00:33:07 ID:cU8dw+z3
志乃の前で起たせるとちょん切られるから注意しろ
761名無しさん@ピンキー:2007/01/28(日) 14:12:42 ID:XEjrySBS
亮×ニナの人まだー
762名無しさん@ピンキー:2007/01/28(日) 16:06:21 ID:9LMJuVmB
アイナよろ
763名無しさん@ピンキー:2007/01/28(日) 17:43:11 ID:MdXEaksg
↑アイナよろ
764名無しさん@ピンキー:2007/01/28(日) 17:43:25 ID:k+d4+rFs
ピックマン×ネログランティマダー?
765名無しさん@ピンキー:2007/01/28(日) 19:24:06 ID:Y5ZqFYsZ
>>764
ねーよwwwwww
766名無しさん@ピンキー:2007/01/28(日) 21:52:25 ID:nJJkF4ze
オーヴァンってさアイナとしてそうじゃね?
767名無しさん@ピンキー:2007/01/28(日) 21:53:29 ID:QpsZfC+4
>>766
オーヴァンはよっぽどアイナを殺したいようだな
768名無しさん@ピンキー:2007/01/28(日) 23:06:48 ID:ZF5FxfC7
ヘテロって揺光じゃね?
769名無しさん@ピンキー:2007/01/28(日) 23:27:36 ID:VBy4kHBW
タス・ケ・テ・・・
770名無しさん@ピンキー:2007/01/28(日) 23:33:02 ID:TiOxmVdg
>>768
ねーよwww

マジレスすると確かトオルちゃんと一緒に行方
くらましてた子供の内の誰か…だよな
771名無しさん@ピンキー:2007/01/29(月) 00:24:04 ID:bk1MPbF4
雰囲気良くなって来たから、神よ…
来い…来いよ!俺は―――「ここ」にいる!!!
772名無しさん@ピンキー:2007/01/29(月) 00:43:39 ID:nsw4HKQi
保管庫なんとかならないかなぁ・・・。

>>768
.hack//G.U. The World最終号見たとき俺もそう思った。
773名無しさん@ピンキー:2007/01/29(月) 17:53:51 ID:52hyRFsC
実際にゲームやっててふと揺光に見えちゃったよ、あれ。
ちょっとあれには疑問を持ったねぇ。
774ageageage:2007/01/29(月) 18:00:59 ID:lNYGEWvG
AGE
775名無しさん@ピンキー:2007/01/29(月) 19:37:39 ID:WrFRGKpX
さげ?
776名無しさん@ピンキー:2007/01/29(月) 19:48:54 ID:2lIHe4/J
>>750
妄想は出来てもエロを書ける文才がないんだ……。

時間的に亀で悪いorz
777名無しさん@ピンキー:2007/01/29(月) 21:41:11 ID:OcHuZbrr
亮志乃まだああああああああ
俺の渇きを癒せ
778名無しさん@ピンキー:2007/01/29(月) 23:01:40 ID:EuOEOLyj
なつめ×カイトなど そういえば無印から出たのは多くないな
779名無しさん@ピンキー:2007/01/30(火) 00:21:15 ID:s8A32A98
普通に質問だが、「犬童」←何てよむ?
780名無しさん@ピンキー:2007/01/30(火) 00:42:57 ID:3Kt8ORyP
そのまんまいぬどう。
781名無しさん@ピンキー:2007/01/30(火) 00:47:18 ID:Rx8NpDaP
いんどう、だよ。
782名無しさん@ピンキー:2007/01/30(火) 01:11:09 ID:q1RilImG
>>781
いやいやww
783名無しさん@ピンキー:2007/01/30(火) 01:38:15 ID:Rx8NpDaP
いや、本当に「犬童」は「いんどう」と読む。
ニュースキャプチャーでも「いんどう」って言ってる
(いぬどう、ならあのイントネーションでは言わない)

犬童 いんどう
でぐぐってみればよろしい
784名無しさん@ピンキー:2007/01/30(火) 02:22:38 ID:lNZJLwoH
>「犬童」は熊本県南部をルーツとして南九州に分布するもので、
>読み方は「いぬどう」「いんどう」「けんどう」の3つがある。
>本来は「いんどう」だが、現在では「いぬどう」の方が多そうだ。
785名無しさん@ピンキー:2007/01/30(火) 13:20:08 ID:EV7auBZn
淫童愛菜
786名無しさん@ピンキー:2007/01/30(火) 15:41:47 ID:kSd0x4+R
…ん?>>785が倒れてるけど……
まさかオーヴァンにDDされたのか?
787名無しさん@ピンキー:2007/01/30(火) 15:46:04 ID:AStpYgGL
普通に「けんどう」と読んでいた俺は・・・・・・・・
788名無しさん@ピンキー:2007/01/30(火) 15:52:46 ID:M+kDfyGW
言っちゃなんだが最重要人物の割にパッとしない名字だな
789名無しさん@ピンキー:2007/01/30(火) 19:50:21 ID:uCz4n2Y2
>>788
だがしかし珍しいので記憶に残る罠。
話は変わるが、兄さんを想うと(ry なアイナって電波を受信した
790名無しさん@ピンキー:2007/01/30(火) 19:56:18 ID:9rg+PHlt
兄さんどいてハセヲ殺せない!
791名無しさん@ピンキー:2007/01/30(火) 20:03:00 ID:xcQEi9q4
>>789
kwsk
792名無しさん@ピンキー:2007/01/30(火) 20:08:14 ID:N1DQxJnC
流れぶった斬るが、
エン様と志乃でパーティー組んでる時にエン様にLv5のアイテムをプレゼントした時…
エン様「こんなに君を好きになっていく、 僕をどうするつもりなの?」

志乃「……やっぱり、ううんなんでもない」
ちが、違うんだ志乃!
793名無しさん@ピンキー:2007/01/30(火) 22:24:54 ID:Md6AfLxZ
カイトとミストラルで絡ませると最終的にハーレムになるから困る
794名無しさん@ピンキー:2007/01/31(水) 03:34:28 ID:xHa9ioDc
おまいら乙
亮×千草投下
795名無しさん@ピンキー:2007/01/31(水) 03:36:32 ID:xHa9ioDc

2010年/横浜・みなとみらい21。
あの日、俺達は光を求めた―――――――――――。







「こっちも開かない……」

閉じ込められてから、どれくらいの時間が経ったのだろう。
あれだけ大勢いた大人達とも、はぐれてしまった。
今居る場所もいつ火の手が回るか分からない……焦げ臭い匂いが、少しずつ近づいてくるのが分かる。
どうしようもない恐怖感と焦りが、自分自身を追い詰めていく感覚に、思わず震えた。

「ぐすっ……えぇぅ……!」
「泣くなよ。俺だって泣きたい」

10歳の子供に何が出来るって言うのか。
しかも、家族とはぐれたっぽい余計なオマケまでいる。
いつの間にか、この場所に取り残されたのは俺と泣きじゃくる女の子だけになっていた。
他の場所に移動しようにも、施設の中は真っ暗で非常用電源すら消えてる始末。闇雲に動くのは返ってマズイ。
携帯で連絡しようにも電話もメールも使用不能になってて、まさに万事休すって感じだった。

「俺が言うのもなんだけど……お前、ドン臭いな。大人達に付いて行きゃ助かったかもしれないのに」
「だって……急に暗くなったから……ひっく……それに、音が聞こえたから……」
「音? 非常ベルなら聞き飽きたよ」
「違う、もっと、別の音……ピアノの鍵盤、押したみたいな……」
「そりゃ幻聴だ。お前、パニくってたんだろ」

映画を見ていたら、突然スクリーンに妙なものが映ったのは覚えてる。
何だったのかまでは一瞬で判別できなかったけど、いきなり停電したのにはビビった。
非常ベルが鳴り響く中、何かヤバイと思って逃げてたら、いつの間にかコイツと2人きり。
最悪の1日だ……パパもママも、俺がこんなことになってるなんて夢にも思わないだろうな。

「映画、お前も見てたのか」
「親戚の家族と、一緒に……でも、はぐれちゃった……」
「こういう時、子供ってのは無力って相場が決まってんだ。
 こう暗くっちゃ何処をどう歩きゃいいのかも分かんねぇし」
「私達、死んじゃう、の?」
「死んでたまるか」

俺には将来やりたいことなんてない。でも今、こんな理不尽なカタチで死ぬなんてゴメンだ。
こういう時こそ、人間って足掻くもんなんじゃないだろうか。
この子だって、ここで死にたくなんかないはずだろうし。

「お前の名前、教えろよ」
「えっ……?」
「だって、いつまでも“お前”じゃイヤだろ?」
「私、あのね、私の名前―――――――――――――――――」



悪夢はいつもここで終わる。
あの子の名前、結局なんだったんだろうな。
聞いた気はするけど……思い出せねぇ……。
796名無しさん@ピンキー:2007/01/31(水) 03:38:37 ID:xHa9ioDc

「(……久々に見た)」

よぉ、俺だ。
夢見が悪いってのは、まさに今みたいなのを言うんだろうな。
何年かぶりに嫌な夢……見ちまった。
俺がまだ小学生の頃、横浜で起きた第二次ネットワーククライシスに巻き込まれた時の夢だ。
あの時、俺、どうやって助かったんだっけか……それに一緒に居たあの子も……。
7年前のことだってのに、記憶に靄が掛かったみたいに不鮮明でよく思い出せない。
よっぽど恐かったんだろうか? 子供の頃の記憶なんてそんなもんなのかもしれねぇし……。

「さみっ。今日は冷えるな」

誰が言ったか知らないが、1人暮らしをすると独り言が多くなるらしい。
無論、俺は違う。ちゃんと不定期ながら両親はこの家に帰ってくるから、厳密に言うと1人暮らしじゃねーわな。
1人で居る時間が多いってのは否定しねぇけど……。
12月も下旬、もうすぐ新年のせいか部屋の中の気温は10℃程しかない。だがニュース曰く、今年は暖冬傾向らしい。
さーて、いつまでも寝てるワケにも行かねぇな。
そんなことを呟きながら身体に噛み付いてくる寒さを払いつつ洗面所へと向かう。





「千草……メールきてたのか」

顔洗いを済ませて、適当に焼いたトーストを齧りながら携帯をいじる。
いつもなら、ご飯と味噌汁なんだが生憎と昨日どっちも切らしてしまった。
千草の奴も朝は和食派なんだよな……あいつが泊まりに来てくれりゃ、飯には不自由しねぇんだけど。
んで、俺が寝てる間に千草からメールが着てた。時間は朝7時くらいか、折角の冬休みくらい寝てりゃいいのに。
内容は他愛なもんだ、朝の挨拶から始まって、年末の予定とか諸々。
あと千葉から俺の住んでる東京まで、あいつはよく飯作りに来る。だから次は何食べたいか、とかそんな内容だ。
けど何故か今日は、メールだけで済ませようって気分じゃなかった。

「よぉ。千草」
『りょ、亮クン? あの、どうしたんです? 《The World》じゃなくて携帯の方に連絡くださるなんて……』
「何つーか、千草の声……聞きたくなったから」
『えぇっ? あ、あのぅ……』
「今日、会えないか」
『きょ、今日!? 今からですか?』

一応、クリスマスと年末は一緒に過ごそうって約束はしてる。
でも今日は何か、無性にアイツに会いたかった。
《The World》のアトリじゃなくて、リアルの日下千草に会いたい。
でなきゃ、ゲームにログインしてショートメールで呼び出してるさ。
けどそれじゃ、なんか物足りねぇ。今日はそういう気分なんだ。
797名無しさん@ピンキー:2007/01/31(水) 03:40:43 ID:xHa9ioDc

千葉から東京までそう遠くはない。
だから千草も小遣いの許す範囲で週何回か東京まで来れる。
あいつの親も俺んちの親同様、子供に対してはやや放任主義らしいし、金には不自由してなさそうだ。
ただし、千草の服装とかに関する躾は厳しいらしいけど。

「お、お待たせしました!」
「ん」

第三次ネットワーククライシスを回避して以降、俺達はリアルでちょくちょく会ってる。
つか、ぶっちゃけ付き合ってる。知らない間に、いつの間にかお互い好きになってたって言うんだろうか。
ゲームで知り合ってリアルでオフ会、とかよく聞くしゲームで結婚式挙げちまう奴だって珍しくない。
けど、俺達みたいにゲームで結婚式まで挙げてリアルでも付き合ってる奴らはそう居ないんじゃないだろうか。

「寒くなかったか」
「厚着してますから大丈夫ですよ」
「まぁ、千草は風邪ひきそうにねぇからな」
「うぅ。遠まわしに馬鹿にされた気がします……」

最近は千草の拗ねた顔を見るのが好きになった。
少し膨れっ面になって、顔を赤くする姿が堪らない。
が、同時に「俺ってこういうキャラだっけか?」と自己嫌悪になるので、諸刃の剣とも言えなくもねぇけど。
消房かっての。

「えっと……亮クン。それで、今日は……?」
「いや、特になんも考えてねぇ。最初は千草の声聞きたかっただけだし、ついでに会いたくなっただけ」
「ちょっ、出前じゃないんですから!」
「怒んなよ。わざわざ千葉から呼んだんだ、損はさせねぇ」

たまには《The World》とか抜きで千草とゆっくりしたいんだ。
俺はアトリのことならある程度知ったつもりでいる。でも千草のことは、まだ全然知らないって言っていい。
俺達、付き合ってんなら……お互いのこと、もっとよく知る必要もあるんじゃないかって、そう思ったから。

「千草に会いたかったから」
「そ、そうですか……」

呼び出された理由を聞いて、やや呆れ気味だった千草がやっと押し黙る。
俺がお前に会いたいって思った様に、お前だって毎日俺にメールよこしてたくらいだから
多少は会いたかったんだろ、俺に。ならいいじゃん。
クリスマスや年末にゃちょっと早ぇけど、それでも会いたかったんだしさ。

「……私、千葉じゃなくて東京に住んでれば良かったですね。 そうすれば、もっと亮クンの側に居られるのに」
「大学入ったら、こっちに越せよ。どうせなら一緒の大学、行ってみるか?」
「あはは……私の偏差値じゃ一緒はちょっと厳しいかも、です」
「(同じ大学は無理か……)」

まだあと2年あるんだし頑張ればそこそこイイ線いくと思うんだけどな。
千草は確かに電波なとこあるけど頭が悪いってワケじゃねぇし、むしろ頭の回転は速い方だ。
……って、俺、さっきから肯定的な意見ばっかだな。恋は盲目ってこういうコトかもしれん。
気をつけねーと。

「とりあえず歩くか」
「あ、はい」

俺が差し出した手を千草が取って、繋いだまま2人して歩き出す。
どちらの体温も寒さのせいで屋内にいる時よりも下がってるってのに、
手ェ繋いだだけでそんなの気にならなくなるのは何でだろうな。
少し前の俺なら人前で手繋ぐなんて絶対やろうとしなかった……人間、何が切っ掛けで変わるか分かんねぇもんだ。
798名無しさん@ピンキー:2007/01/31(水) 03:42:48 ID:xHa9ioDc

「平和ですよね」
「何だよ、いきなり」
「だって私達がもしクビアに負けていたら今頃……」
「原発のメルトダウンで人類絶滅ってか」

ゴジラVSデストロイアみたいなことになってたかもしれねぇ、ってことか。
確かに千草の言う通り、こんな悠長に街中歩いてる場合じゃなくなってただろうな。
再誕の影響でまだネット関連で不便なケースも残ってるし。
でも、だからこそ俺達が守ったんだって実感も沸くんじゃねぇか?

「千草は誰かに褒めてほしかったのか?」
「えっ?」
「私達が世界を救いました、って言っても誰も信じねぇのがオチだぞ」
「うーん……そういうんじゃないんですけど」
「?」

何だ、違うのか?
人間誰だって差異はあるだろうけどヒーロー願望はあるもんだ。
《The World》やってる奴の中には特にそういう奴、多そうだし。

「あのですね。私じゃなくて、亮クンのことです」
「俺?」
「亮クンはあれだけのことをやってのけたのに、その、いつもと同じだなぁ、って」
「仕方ねぇだろ、俺の目的は最初から志乃を助けることだったんだ。世界を救ったのはなりゆきってか、そんな感じだな」
「はぁー。やっぱり私が神経質すぎるのかなぁ……」

碑文使いとは言え、俺達も結局は一介のプレイヤーに過ぎない。
さすがに7年前のドットハッカーズみたいに祭り上げられるのはゴメンだった。
今はただ他の連中と楽しく馬鹿やってられれば、それだけで満足なんだし。
志乃も揺光も他の未帰還者達もリアル戻ってこれた……1人、戻って来れてねぇ奴もいるけど。
それでも、俺はこの結果に満足してる。俺達が歩んできた1年が決して無駄じゃねぇって、思いたいから。

「それに」
「はい?」
「……世界救えなかったら、千草と一緒に歩けなかっただろ」
「……」
「オイ。何で黙んだよ」
「亮クンって……ハセヲさんの時と違って……あ、やっぱりいいです。すいません」

何だ、何だ、何が言いたいんだ?
そりゃ確かに俺はネット弁慶かもしれねぇけど、《The World》はロールが基本だろ?
ハセヲがロールだったら、お前だってアトリの時の電波はロールってことになるぞ。
俺だって年中怒鳴り散らしたりしてるワケじゃねーんだからさ。

「でも亮クンの言う通りだと思います。
 私も、亮クン達と出会わなければきっと、このまま世界が滅んでもいいかな、とか思ってたかもしれませんし」
「お、お前、終末思想でもあるのか?」
「いえ、ですから。実際、自分達の手で救うことで実感するってことです。生きてて良かったって」

まぁ、な。
未帰還者を救えても世界そのものが滅んじゃ話になんねーし。
そう思うとやった価値はやっぱあるんだなって俺も思うよ、千草。
お前の場合は生きてて辛いこともあるかもしれねぇけど、それでも俺は千草が生きてて良かったと思う。
……アレだ、お前の作る飯は美味いからな。
799名無しさん@ピンキー:2007/01/31(水) 03:45:34 ID:xHa9ioDc

「救いは一歩踏み出すことだ。もう一歩、そしてこの同じ一歩を繰り返すことだ」
「あ、それって……」
「千草はサン・テグジュペリの言葉、好きだったろ」
「覚えててくれたんですか?」

とりあえず著書は何冊か読んだ。
今のは「城壁」の一節、他に読んだのは「夜間飛行」、「戦う操縦士」、「星の王子さま」。
古典文学ってのも読んでみると面白いもんだ、現代っ子ってのは活字離れしてるって言うけどそうでもねぇ。
なつめみたいに絵本作家目指してるような奴も身近にいたのも影響してるけどな。

「死の恐怖だった頃の俺は誰の手も借りずに突っ走ってた。
 俺1人でも志乃を助けるんだって勝手に思い込んで……けど、データドレインされて
 シラバスやガスパー達に……アトリに出会って、ちょっとずつだけど……変われた気がする」
「私、最初の頃は亮クンを怒らせてばかりでしたけど……」
「あの時は……な。立ち止まれ、なんて言われて頭に血ィ上ってた。
 立ち止まってる暇なんてない、走り続けねぇと、って。けどそうじゃない。
 俺はいつまでも同じ場所をグルグル回ってただけで……立ち止まるのが恐かったのかもな。
 立ち止まって、深呼吸して、違う方向を見つめてたら……もっと早く追いつけてたのかもしれないのに」

オーヴァン、俺はアンタに追いつきたかった。
けど世の中にはどうにもならねぇことがあるんだよな、やっぱ。
アンタはいつも俺や志乃を置いてけぼりにして先に行っちまう。
いつも置いていかれる側の気持ち、考えたことあるか?
俺は考えたぞ。考えたから、走るのを止めたんだ。
歩くような速さでも辿り着ける場所なんて、いくらでもあるって気づけたからな。
なぁ、オーヴァン。アンタは、それに気づいてたのに1人で突っ走ってたんじゃないのか。
なぁ……。

「……亮クン?」
「何でもねぇ。年末が近いとな、色々思い出しちまうだけだ」
「クリスマスに大晦日、すぐにお正月ですからね」
「デパートとかは今が一番の稼ぎ時だろうからな。
 今年はネットワーククライシスの影響で打撃受けたとことかも多そうだし」

企業が集中してる東京は特に再誕の影響を強く受けてる。
俺が7年前に遭遇した第二次ネットワーククライシスの時よりも深刻なレベルで、な。
まさか皆、ゲームの影響であんなことが起きたなんて思っちゃいねぇだろう。
俺だって事件に関係してなきゃ、まず信じてねぇし。

「ついでだ。百貨店で何か買ってくか?」
「今日って……やっぱり、最終的には亮クンのおうちに……ですか?」
「いや、お前が来たくなけりゃ飯食った後に解散でもいいけど……」
「……いえ、今日は泊まります」
「そっか」

聞けば千草の両親も俺のとこと同様に年末は忙しいらしく、家にいないとのこと。
暇つぶしに《The World》やるか、文鳥3羽の世話するか……お前もお前で寂しい生活送ってんのな。
俺が言えた義理じゃねぇけど。

「亮クンの食生活くらいは、私でも何とかできるって証明したいですから」
「頼もしいもんだな。アトリの時みたいに空回りしねぇことを祈るぜ」
「そ、そういう亮クンだって……この前、私が包丁で手を切った後……」
「ここでそーいうコト思い出すなよ」

あれは俺が思い出しても恥ずい。千草を宥めようとして、何か臭い台詞連発したのは覚えてんだけど……。
800名無しさん@ピンキー:2007/01/31(水) 03:48:15 ID:xHa9ioDc

*****************************





「お前の作る飯が美味いのは認めるけど、また牛丼は勘弁だからな」
「でも私、野菜苦手で……」
「牛肉と玉ねぎなら牛丼以外にも色々作れるだろ。肉じゃがとかシチューとか(てかコレ、前にも言ったぞ)」
「あ、そうですよね。盲点でした」
「……」

や、可愛いんだけどな。

「やっぱり朝の食事も大切だと思うけど、夜の食事も大切だと思うんです。
 剣のサーヴァントも『晩御飯はまだですか?』って、よく質問してますしね」
「どこのセイバーだそれ」

中の人なんていない。

「……あの、亮クン」
「どしたよ」
「志乃さんとは、会ってるんですか?」
「退院した後、何度か会った。最近は会ってねぇ。
 志乃も志乃で大学の留年決まって、単位取るのに忙しいだろうしな。今はちょうど後期試験の真っ最中らしいし」
「はぁ。大学生って大変なんですね……」
「何だ。妬いてんのか?」
「ちっ、違っ……まぁ、当たらずとも遠からずと言いますか……」

お前は会った頃から志乃に対して対抗意識燃やしてたもんなぁ。
つか、千草。お前は俺が二股できるような器用な奴に見えるのかと小一時間。
志乃にはとっくにフラれたよ。今はただのお友達。
俺自身がそれで満足してんだ……俺は志乃じゃなく千草を選んだから、これが結果。

「前に好きな女が居た男は、信じられないってか」
「そんなことは絶対ないです」
「けど、お前いつも……」
「だって、人を好きになるのって……とっても素敵なことじゃないですか」

俺がお前を、好きになったみたいにか?

「亮クンが本当に何に関しても無関心な人なら、誰も好きになんかならないですよね?
 でも亮クンは志乃さんが好きだったから……志乃さんを助けたいって思ったから、あんなに頑張れた。
 それってすごいことだって、私は思います。だから亮クンが志乃さんを好きだったこと、私は否定しません」
「……」
「人が人を好きになるのは、とても自然なことだから。
 ですから、いちいちそんなコトに怒ってたらキリがないんです」
「お前……オトナだな」
「私もこの1年で……亮クンと一緒に居て、色々と考えさせられましたから。
 自分のことばかりじゃなくて、相手のこと、しっかりと見なきゃって。
 一方通行じゃダメって、気づけました……だから亮クンが私のこと見てくれてるように、私も見てます。ね?」

変わったな、千草。もうアトリの時に纏ってた陰は微塵も感じねぇ。
けど、ハセヲは変われたけど三崎亮は変われたんだろうか……って、千草と一緒に歩いてる時点で……分かりきってるのにな。
801名無しさん@ピンキー:2007/01/31(水) 03:50:18 ID:xHa9ioDc
約束された勝利の剣? 一応は前スレ>>58の続編? 何のことです?
おやすみおまいら
802名無しさん@ピンキー:2007/01/31(水) 03:53:37 ID:rP+xxI3k
リアルタイム乙
アトリ派ではないんだが氏の作品は毎回完成度が高いから
別物として普通に楽しめる。文章力の高さに本気で尊敬だ
803名無しさん@ピンキー:2007/01/31(水) 04:08:25 ID:K4W19ET0
久々来た!GJ!!!

千草もええのぅ
804名無しさん@ピンキー:2007/01/31(水) 04:34:58 ID:lcwuy5K8
千草キターGJ!
貴方の亮千草好きだったからまた見れて嬉しい
続きも期待してる
805名無しさん@ピンキー:2007/01/31(水) 05:52:30 ID:OOIqV73H
ゴジラとうとうキタ!
中の人繋がりもキタ!!
すごいなぁ
毎回乙です!!
806名無しさん@ピンキー:2007/01/31(水) 09:29:43 ID:hdPdWl8A
全スレの続きGJ!
貴方の書く文章レベル高くて何か気持ちが和らぎます。
その文章力は尊敬に値します。
続きを待っています。
807名無しさん@ピンキー:2007/01/31(水) 12:33:17 ID:2t0F7OhQ
GJ!!!
前スレの氏の亮千草でこの二人が好きになったんで
再び拝読する事が出来てマジで嬉しいっす!!
ちゃんと成長してる二人の描写がすげぇ良かった!
ログアウトして赤飯でも炊くか…
808名無しさん@ピンキー:2007/01/31(水) 12:39:13 ID:Kc43a+UG
>>807の家で赤飯オフな
809名無しさん@ピンキー:2007/01/31(水) 12:46:28 ID:2t0F7OhQ
>>808
了解
よかったら皆も食べに来てくれ
810名無しさん@ピンキー:2007/01/31(水) 13:10:28 ID:oz6Eg5Ia
亮×千草待ってましたGJ!!
こんなステーキな作品を生み出す貴方が大好きでつ
811名無しさん@ピンキー:2007/01/31(水) 13:21:27 ID:7Uw+xLZV
>>809
持ち物はマイ箸と取り皿でおk?
812名無しさん@ピンキー:2007/01/31(水) 13:25:46 ID:2t0F7OhQ
>>811
おkだ。後は>>801氏を称える気持ちがあれば。
赤飯のほかに酒とつまみも用意しておく。
813名無しさん@ピンキー:2007/01/31(水) 14:07:13 ID:0pgUjy9G
今夜は宴だ\(^o^)/

それはそうと亮×千草GJ!!
続きを褌一枚でYATTAと一緒に正座しながら待ってる
814名無しさん@ピンキー:2007/01/31(水) 14:28:30 ID:VwjgOFCf
>>801の数字だけ見てやおいネタだと思った俺は死んどきますね。
815名無しさん@ピンキー:2007/01/31(水) 18:22:24 ID:Kc43a+UG
いや俺が
816名無しさん@ピンキー:2007/01/31(水) 18:41:56 ID:2HxJZcJ+
>>801
続編だなんてなんというGJ

かくなる俺も氏のお陰で亮千草好きになった
817名無しさん@ピンキー:2007/01/31(水) 19:29:14 ID:jiH8WRNp
>>801
GJ!
まじ好きだー
818名無しさん@ピンキー:2007/02/01(木) 02:33:02 ID:cFM8h1kE
>>801
キター!
完成度の高さにいつも惚れ惚れしております
819名無しさん@ピンキー:2007/02/01(木) 17:55:07 ID:qq9KZzUq
>>801
文章のウマさが半端ない!GJ!

ところでこんな電波を受信したんだが。

バッドステータス・淫毒
だんだん身も心も快楽に犯されていき、ついにおねだりするようになる。
何度かイクまで治らない。
ヤってもらえない場合は自分でオナり始める。




820名無しさん@ピンキー:2007/02/01(木) 18:10:03 ID:MX5gSnmC

それ採用
821名無しさん@ピンキー:2007/02/01(木) 19:01:47 ID:W0gGYe3y
>>819
楓さんみたいな清楚系でやると映えそうなネタだな
822名無しさん@ピンキー:2007/02/01(木) 21:22:28 ID:PYRfFgKZ
>>819
いいねそれ
それを使う敵を決めようじゃないか
823名無しさん@ピンキー:2007/02/01(木) 21:30:55 ID:DFx7cQTi
>>822
見た目はかなり普通の雑魚が良いよな。
同じデザインを色違いにして別の名前にしてるようなタイプのやつ。
で、雑魚だと思って油断してると淫毒状態にされる訳だ。
824名無しさん@ピンキー:2007/02/01(木) 22:55:24 ID:t8hcGiQM
ぴろし3やYATTAとかがかかったらどうすんだよ
825名無しさん@ピンキー:2007/02/01(木) 22:59:45 ID:pP+xMPvx
ログアウトしてメールを確認する
826名無しさん@ピンキー:2007/02/01(木) 23:11:55 ID:YABMXANe
>>823

サソッカーとかハッシュチェイスみたいな蠍っぽい奴の尻尾がイイ
827名無しさん@ピンキー:2007/02/01(木) 23:12:00 ID:PYRfFgKZ
男性は勃たなくなるとかイけなくn(ry
828名無しさん@ピンキー:2007/02/02(金) 02:26:54 ID:UdzMFFan
>>824-825
ワロタ
829名無しさん@ピンキー:2007/02/02(金) 03:33:40 ID:sNJiNpgH
プロト・グラーとブラック・グラーにリョジョークされる女性キャラのSSマダー?
830名無しさん@ピンキー:2007/02/02(金) 14:50:07 ID:TIiB8jow
オーヴァン×志乃ってまだ無いね
26歳と20歳…
831既にその名前は使われています:2007/02/02(金) 18:00:42 ID:ZLO8zm1Y
.hackのエロ同人って中々無いよな(´・ω・`)
832名無しさん@ピンキー:2007/02/02(金) 18:02:56 ID:++bPOLZX
旅ーのエロ同人…キモいな
スカトロはアカンよ
833名無しさん@ピンキー:2007/02/02(金) 18:14:48 ID:nthwPbS0
あぁ、あれはアカンな・・・
G.U. rootsはそれ以外見たことないな
834名無しさん@ピンキー:2007/02/02(金) 19:07:00 ID:wpHAz6QP
ゲームの中の世界だから開き直ってパロんない限りエロは早々書けまい
835名無しさん@ピンキー:2007/02/02(金) 19:36:21 ID:++bPOLZX
>>832
あれが志乃じゃなくて良かったよ
アンチ入るが、旅ーで安心した^^
836名無しさん@ピンキー:2007/02/02(金) 20:04:35 ID:nT+QugV7
友達がコミケで揺光の同人は2、3冊見かけたとか言ってたな
あとノベル形式の同人エロゲをDLサイトで見た
837名無しさん@ピンキー:2007/02/02(金) 20:35:45 ID:kRxoi7PJ
>>836
くやしく
838名無しさん@ピンキー:2007/02/02(金) 20:42:54 ID:nT+QugV7
>>837
揺光のは金無くて買えなかったらしい
他ジャンルスペならサークル名位メモしとけよな…('A`)
ゲームの方は大手の同人ソフトDLサイトで検索すりゃ出るはず
あとむむむ印の巨乳キャラ本にパイ絵があった
839名無しさん@ピンキー:2007/02/02(金) 23:54:06 ID:/NnVgBJ0
ゲームで志乃を透かすとエロ下着穿いているつー情報に興味がわいたので創作した
ハセヲ(生徒)×志乃(保健室の保険医)もののパロディが苦手な人はスルーして
840Tバック志乃さん:2007/02/02(金) 23:55:17 ID:/NnVgBJ0
誰もいない廊下に夕日の日差しが差し込み、より一層寂しい雰囲気を醸し出している。
この秋の季節は陽が早く落ちるので、登下校時間もそれに合わせ、いつもよりも早い時間に決められている。
だから今の時間、全生徒は誰もいないはずである。
しかし、東側に位置する1階の通路に一人の男子生徒が静かな足取りである部屋に向かっている。
なるべく足音を出さないように、かつなるべくこの長い廊下から早く抜け出そうと焦りながら歩を進めている。
ネコを思わせるような俊敏な動き。
誰かに気づかれないように体を低くし、壁に寄るその姿は泥棒かスパイである。

そして、少年はやっとの事で目的地にたどり着いた。
キョロキョロと注意深く辺りを見回し、誰もいない事を確認するとその部屋に入っていった。
その部屋のプレートにはこう書かれていた。
『保健室』。


「待っていたよ、ハセヲ」
椅子に座りながら書類に目を通していた志乃が、こちらを振り向くといつものように優しく微笑んだ。
その微笑により、今までのピンと張り詰めていた緊張の糸が解け、安どの息を吐いた。
「もう、そんなに緊張するなら素直に帰ればいいのに」
クスクスと小さく笑う志乃に、ハセヲは唇を尖らせ不満げな表情を浮かべた。
「だって俺、志乃と一緒に帰りたいから」
「だからって下校時間でも学校をうろついていたら、他の先生に怒られるよ」
「いいじゃん別に」
「よくない。それに私と帰りたかったら、校門前とかに待っていればいいよ」
確かに志乃の言う通りなのだが、それではこの部屋でするハセヲの‘したい事’ができない。
その‘したい事’は、二人以外は誰も来ない――志乃の部屋など――場所でするものなのだが
それではハセヲは物足りない。
だからたまには、公共の場で誰かが来るかもしれない場所で、いつもとは違う興奮を味わってみたかったのである。
その公共の場として選んだのが――ここの保健室である。
この事はまだ志乃には言ってない。
「次からそうするから、早く帰りの支度しろよ」
「はいはい」
完全に子ども扱いしている口調だが、今はそんな事気にするつもりは無い。
志乃は読みかけの書類を鞄の中に詰め込むと、側にある布巾で机の上を軽く拭いた。
841Tバック志乃さん:2007/02/02(金) 23:55:55 ID:/NnVgBJ0
「……」
机を拭くその動作は何気ないものだが、今のハセヲにはそれは自分を誘っているようにしか見えなかった。
フィットしたタイトスカートのお尻がフリフリと軽く振る。
まるで魅惑のダンスでも踊っているストリッパーのようである。
「……」
今のハセヲの心境を分かりやすく言えばこうだろう。

なんという尻振り
一目見ただけで俺を誘っているのが分かる
間違いなく君には資質がある


   / ̄\
  |●-●|
   \_/


すでに頭の回路が飛んでいったハセヲは、小動物を狙う野獣の如くゆっくりと志乃の背後に近づいてきた。
おまけに手をワキワキと動かしている。
彼のこんな人前では見せられない間抜なヘンタイっぷりは、学園のファンを間違いなく卒倒させる代物だ。
これ程までハセヲを狂わせる志乃という保険医は、彼にとって魅力溢れる女性なのである。
「〜♪〜♪」
今、自分の置かれている状況にまったく気づかず、楽しそうに鼻歌を歌っている志乃。
その背後には危険な死神が迫っているというのに。
『志村、後ろ後ろ!』
思わず声に出したくなってくる。

「きゃっ!な、何…?」
ついにハセヲが志乃をふんわりと抱きしめた。
その際にコロンのいい香りがハセヲの鼻腔をくすぐり、ハセヲの興奮度はますます高まってきた。
志乃のコロンに香水、そして体臭。
その一つ一つ、全てがハセヲをメロメロにしてしまうフェロモンそのものなのである。
「志乃は良い匂いがするな……ずっとこうしていたい」
「ダメよハセヲ……こんな所、他の人に見られたら……」
「大丈夫だって。保健室には鍵あってあるし、ドアの小窓にだってカーテンもある。
 それに今の時間は教師しかいないから、誰も来ねぇよ」
「でも……」
「それに志乃のせいで俺のこんなになってるんだぜ」
842Tバック志乃さん:2007/02/02(金) 23:56:42 ID:/NnVgBJ0
そう言うとハセヲは自分の膨張している股間のモノを志乃の体に擦り付けてきた。
擦り付けてくる硬いものが、何であるかをすぐ理解した志乃はかぁっと顔を赤くさせ、それから逃れるように弱弱しく
お尻を左右に振った。
「んっ、……ここでこんな事したくて、あっ……ハセヲはわざわざ、んぁ……来たの……?」
「そうだけど、志乃だって俺としたくて誘ってたんだろ?」
「し、してないよ……そんな事……」
「してた。さっき机拭きながら尻振ってただろ?」
それはハセヲからの視点であって、志乃は当然だがそんなつもりはまったくない。
「振ってたけどそんなつもりはんっ……!」
歪んだ顔をこちらに向けて、抗議しようとする志乃の唇を肩越しに自分ので塞いだ。
顔を背けたかったが、いつの間にか腰を触っていたハセヲの手がしっかりと自分の顔をホールドしてるので動けない。
「んぅっ……」
「んんっ……! むんっんぅ……」
軽く唇を重ねる程度のキス。
数秒間だけのものだが、志乃の目はすっかり潤って興奮気味になっている。
最愛の人がこんな顔をしては、ここで止めるわけにはいかない。
その時志乃が再び抵抗し、ハセヲはそれを許さずに押さえつけようとした為、二人のバランスが崩れてしまい
汚れひとつ無いベットの上に転がった。
「あんっ……! 乱暴は止めてハセヲ……」
「何言ってるんだよ。激しく犯されるの好きなくせにw」
普段はとても優しいのに、セックスする時だけはいつも意地悪なハセヲ。
きっと初恋相手には、とことん意地悪をした事があるだろう。
「そんなわけないよ! ハセヲがいつも無理矢理してるんでしょ?」
「けど、志乃だって最後はノリノリじゃん。今だって学校でエッチしてるのに、あんま嫌がってなさそうだし」
「違うよ、ハセヲ…こういうことは私の家でしよ? ね、ハセヲ? お願いだから言う事聞いて」
「やだ♪」
自分を子ども扱いする志乃に少し癪に障ったハセヲは、即答で彼女の言い分を拒否すると彼女のタイトスカートの中に
手を入れ始めた。
「あっ! や、だめぇ!」
自分の大事なところに侵入してくる危険な手が、太股をつつーっと優しく撫でた途端に体から力が抜け出した。
口から小さな震え声を漏らし、志乃はハセヲの頭に手を置いた。
志乃の力が抜けている瞬間を見逃さず、器用にタイトスカートをむしり取った。

目の前に露となった下着にハセヲは目を丸くさせた。
その下着は黒く、大事なところを隠す部分の生地と後ろの生地の面積があまりにも小さく、紐ぐらいの幅しかない。
そのため、お尻は剥き出しの状態で谷間には生地が普通に食い込んでいる。
志乃の穿いている下着はTバック類のものであった。
お淑やかで聖母のような存在の志乃が、まさかこれ程のセクシーすぎる下着を穿いてたことにハセヲは想像できなかった。
「志乃ってこんなエロい下着持ってたんだ。人は見かけによらずだな♪」
「うぅぅっ…。恥ずかしい……」
顔から火が出るくらいに顔を真っ赤っかにして、顔を隠す志乃。
その姿がとても可愛く、ハセヲの悪戯心をかきたてた。
843Tバック志乃さん:2007/02/02(金) 23:57:22 ID:/NnVgBJ0
今回は短いけどここまで
展開早いが気にしないで
844名無しさん@ピンキー:2007/02/03(土) 00:02:03 ID:tqiriVIc
リ、リアルタイムで遭遇した!!!
乙!!
845名無しさん@ピンキー:2007/02/03(土) 00:04:22 ID:bt60t05K
お、俺もリアルで遭遇しちまったぜ
携帯からGJ!!!
846名無しさん@ピンキー:2007/02/03(土) 00:13:03 ID:VOIdokhw
乙!続きに期待
847名無しさん@ピンキー:2007/02/03(土) 01:46:35 ID:PiyVYtpN
ハセヲやな奴だなw
ともかくGJ!!!続き期待してる
848名無しさん@ピンキー:2007/02/03(土) 10:56:11 ID:8Uu9dsvc
淫獣覚醒GJ
849名無しさん@ピンキー:2007/02/03(土) 21:45:37 ID:AYfB+OXk
つか、エロい下着はいてるって本当なのか?w
もしそうなら誰かその画像うpしてくれ。
850名無しさん@ピンキー:2007/02/03(土) 21:58:55 ID:LWFqWbuv
なつめと比べて志乃とアトリは食い込み激しいな!
851名無しさん@ピンキー:2007/02/03(土) 22:06:15 ID:I/kIhwaJ
三爪痕のデータドレインで服が吹き飛ぶ志乃
852名無しさん@ピンキー:2007/02/03(土) 22:21:54 ID:LWFqWbuv
「いやぁ!」
望の叫び声が洞窟内に響き渡る
ハセヲは望が居なくなったことに気付かなかった自分の不甲斐なさに自責の念を感じていた
無事でいてくれ!
「ん、うぅ! たすけてぇハセヲにいちゃ〜ん」
「無事か望!」
駆けつけたハセヲは我が目を疑った
組み伏せられ後ろから犯される望、そして犯人の…キャリー
更にその奥で二匹のキャリーに弄ばれる知識の蛇の主
「アッー!」
853名無しさん@ピンキー:2007/02/03(土) 23:35:56 ID:eXK7wBKx
>>852
アーッッ!!
854名無しさん@ピンキー:2007/02/03(土) 23:49:31 ID:PRVjzTQJ
>>849
自分で見ればいいだろ
855名無しさん@ピンキー:2007/02/04(日) 19:49:29 ID:1gWGEoXY
>>851なんて都合のいいデータドレインなんだ……

ハセ×揺  こーーい
856名無しさん@ピンキー:2007/02/04(日) 20:32:55 ID:6wve4I0k
結婚式後の亮志乃、亮智香マダー?
857名無しさん@ピンキー:2007/02/04(日) 20:46:43 ID:Oot3omgw
結婚式エンド、少なくとも揺光と楓さんはリアルでも
結婚する気マンマンだな…
858名無しさん@ピンキー:2007/02/04(日) 20:50:57 ID:aXumL970
エンデュランスを忘れるな。
859名無しさん@ピンキー:2007/02/04(日) 20:53:05 ID:1gWGEoXY
エン様と結婚するなら外国に行かないといけない
860名無しさん@ピンキー:2007/02/04(日) 22:02:02 ID:7zI+R1FD
ようやくGUの同人エロゲを見つけました。
買えないけど
861名無しさん@ピンキー:2007/02/04(日) 23:51:17 ID:c+t3ms2J
>>860
kwsk
862名無しさん@ピンキー:2007/02/05(月) 00:35:59 ID:ZOqI/O5S
>>861
>>836のことじゃね?
検索したらソッコーで見つかるぞ
863名無しさん@ピンキー:2007/02/05(月) 03:11:19 ID:B9bfy/ki
探してもわかんない
誰か詳細載せてくれー!
864名無しさん@ピンキー:2007/02/05(月) 03:15:17 ID:geXqLyai
だからDLサイト行けっつーの
865名無しさん@ピンキー:2007/02/05(月) 03:22:20 ID:AH19W018
>>858
あのイベント考えたヤツ神かと。
欲を言えば朔にもガッカリして欲しかったw

>>863
とりあえずsageた方がいいと思うんだ
866名無しさん@ピンキー:2007/02/05(月) 04:03:02 ID:B9bfy/ki
どこか分かんないよw
867名無しさん@ピンキー:2007/02/05(月) 08:16:25 ID:0I6rc6Ky
>>866
かずき乙

たまにはハセヲ以外の男キャラ攻ネタも見てみたいな
868名無しさん@ピンキー:2007/02/05(月) 09:31:13 ID:+UrCjo1v
相手にするなよ。

ところで、ここは何番が次スレ立てんの?
869名無しさん@ピンキー:2007/02/05(月) 09:44:39 ID:knMwWOJr
クーン×パイは?
書きたいけどネタが無いんだケドね…
870名無しさん@ピンキー:2007/02/05(月) 12:51:59 ID:ImtpbnwN
かずき×望
路地裏でレイプ
871名無しさん@ピンキー:2007/02/05(月) 20:09:44 ID:T8WsqFhG
>>868
容量もあれだし900ぐらいでいいんじゃないかな
872名無しさん@ピンキー:2007/02/06(火) 00:09:53 ID:9u+JHEtw
sageってこれでいいんだよねw
873名無しさん@ピンキー:2007/02/06(火) 07:32:54 ID:cuqja0zi
>>872
おしい、頭文字のsが抜けてるぜ
874名無しさん@ピンキー:2007/02/06(火) 16:49:44 ID:tMMMsL9g
ソラ=ハセヲかよ……
875名無しさん@ピンキー:2007/02/06(火) 17:06:23 ID:k0kYCdRo
今頃気付いたがageとsageは名前の色で分かるんだな
876名無しさん@ピンキー:2007/02/06(火) 17:18:15 ID:D4oVUH+/
と初心者が日記代わりに書いてます
877名無しさん@ピンキー:2007/02/06(火) 18:22:35 ID:ubHJq0TY
名前の色(笑)
878名無しさん@ピンキー:2007/02/06(火) 18:51:48 ID:Rfsy5U+r
ガラクタ様自重しろ
879名無しさん@ピンキー:2007/02/07(水) 02:23:54 ID:lq3Mn1qj
ハセヲがソラなんて
シンジラレナーイ
880名無しさん@ピンキー:2007/02/07(水) 08:29:23 ID:7/l/Y0E4
つまり今までのハセヲ×カールは楚良×カールにもなるってことですね!
楚良×カール…(´Д`*)
881名無しさん@ピンキー:2007/02/07(水) 17:57:45 ID:0pX9DRCH
亮×千草まだかな…
ドキドキでつ
882名無しさん@ピンキー:2007/02/07(水) 20:06:43 ID:Ydk57ZLx
>>881
同じく。
883名無しさん@ピンキー:2007/02/08(木) 00:29:18 ID:SNXjEdGx
おまいら乙
亮×千草投下
884名無しさん@ピンキー:2007/02/08(木) 00:31:35 ID:SNXjEdGx

「お前は野菜嫌い、直した方がいいな」
「えっ?」
「今時BLTサンド注文する時にレタス抜き頼む奴ってそういねーぞ」
「うぅ……努力します」

申し訳なさそうにBLTサンド(レタス抜きだからBTサンドか?)に
パクつく千草を半ばあきれつつ、俺もBLTサンドに食らいつく。
カリカリのベーコンとパン、そしてレタスのシャッキリした歯応えが丁度いい按配で結構美味い。
人の好みってのは分からないもので、世の中にはレタスみたいに匂いも味もないような野菜まで嫌いな奴もいるそうだ。
チャーハンに入れると美味いのにな。まぁ、千草の場合は野菜のほぼ全般に当てはまりそうな気もするけど。

「亮クンってこういうお店とかにも、よく来るんですか?」
「たまにな。ここの喫茶店は気に入ってんだ」
「ふぅん」
「俺だって静かに考え事した時くらいあんだよ」

どっちかっつーとファーストフード店とかよりは個人経営の喫茶店とかの方が好きだな。
DQNとかとの遭遇率も低いし、静かにこういうの食えたりコーヒー飲めるし。
ネット喫茶全盛期の今じゃ、こういう店の存在は貴重だったりすんだ。
わざわざ千草を千葉から呼んだんだ、たまには俺のお気に入りの店に連れてってやるのも悪くねぇ。
……彼女だし。

「千草は月の樹の連中とは会ったりしてないのか」
「七枝会の幹部クラスの方々はオフ会とかやってるかもしれませんね。
 でも私は、どなたともリアルで会ったことないんです」
「へぇ……でも俺とは会ってるじゃん」
「ハ、ハセ……亮クンとは、その、お付き合いしてますから。あ、会うのは当然だと思います!」
「(何故そこで声高になる……)」

何つーか、あるよな。
ネットで仲良くなった男女がリアルでいざ会ってみるとゲームの時とのギャップに絶望した!
なんて話。《The World》については1200万人もプレイしてんだ、ネタにゃ事欠かねぇだろうよ。
幸いにもアトリの場合、と言うよりも千草は俺の許容範囲だったワケだが。

「月の樹って言えばよ」
「はい?」
「ずっと前、お前らのギルドと同じようなコトしてる連中いたんだよな……。
 不正チートPCとか、鉄アレイみたいなモンスター操る呪紋使い追っかけたりしてた、自治厨みたいな連中……」
「えと……それって、もしかして紅衣の騎士団ですか?」
「あーそんな感じの名前だったかも」
「私も詳しくは知らないんですけど、R:1時代に
 そういう名前のボランティア団体が存在していた、っていう話は聞いてます。
 でも、亮クンって《The World》始めたの、R:2からですよね……? どうして紅衣の騎士団のことを?」
「あ、あぁ……多分、BBSか何かで見て覚えてたんだろ」

何か、最近の俺は変だ。
俺の記憶であって、そうでないよう記憶を極たまに思い出すことがある。
それも《The World》を始めてからここ1年ばかりで急に、だ。
……ゲームのやり過ぎで疲れてるとか、ストレスとかが原因かもな。

「あの、ですね」
「? 何だよ」
「私、同世代の男の人とこういう喫茶店とかに入るの、初めてなんです」
「俺も女と入るのは初めてなワケだが」
「ですから……こういう時くらいは、ゲームのお話から離れて……
 も、もっと普通のお話をするべきと言いますか、何と言いますか……」
885名無しさん@ピンキー:2007/02/08(木) 00:33:45 ID:SNXjEdGx

けど俺らの場合、出会いの場がネトゲだからな……。
話もネトゲ関連に帰結しちまわね?
千草がもっと普通の話したいなら俺も合わせるけどよ、俺だってこういう時に
どんな話すればいいのか分かってるってワケでもねぇんだぞ。

「た、例えばですね。亮クンは私以外の女の子のこと、どう思ってるのかな……とか」 
「結局はゲームの話じゃねーか」
「ですけど、やっぱり、か、彼女としては気になります!」
「お前は俺がお前以外の女と、二股三股できる器用な奴に見えるんだな」
「見えます」
「(俺ってもしかして全然信用されてない……?)」

千草はいじめとかに遭ってた経験上、そういう人間関係とかにも過敏なんだろーな。
俺としても身の潔白を証明したいもんだ、誤解されたままじゃ気分悪ぃし。
今後の千草との関係にも支障をきたさない保障はどこにもねぇからなぁ。
にしても可愛い顔して結構エグいこと聞いてくるな、コイツ。今夜あたり、おしおきしてやらねーと。

「わーったよ。最初は誰だ?」
「じゃ、じゃあ……揺光さんから」
「揺光なぁ……」

千草も千草でやや後ろめたいのか、いちいち口を開く度に上手く言葉が声に出せていない。
やっぱいざ付き合うとなると、男の心情とか知っておきたいんだろうか。
まー彼氏の携帯の記録アドとか着信メールチェックしてるような女は世の中にわんさといるしな。
千草はそういうことせずに直接聞いてくるだけマシってもんだ。

「友達以上、ってのは認めるぜ。
 まぁ……アイツも俺に少なからず好意持ってくれてたみたいだし……」
「うぅ」
「馬鹿、泣くな。お前を選んだ時点でそれ以上の進展はねぇよ、友達だって友達」
「し、信じますからね……!?」

表面上はアトリと揺光、仲良くやってるみたいだけど、水面下は火花散らせてんのか……?
一緒にクエストやってた頃は揺光の奴、アトリを俺の彼女と勘違いしてたしな。
男の俺にゃ分かねぇようなこと、女同士で競い合ったりしてるんだろうか。
そういやBTFのパート2でもドクが宇宙の永遠の謎は女だ、って言ってたっけか。
今になって俺にも意味が分かってきたぜ、ドク。

「ほい次」
「次は……カールさん、です」
「カール……カール、カール……ぶっちゃけ好みだった、かな」
「ちょっ!?」
「だから、だったって言ってるだろうが。過去形に気づけ、過去形に」

いつもポーカーフェイスで何考えてんのかサッパリ読めねぇし、
「おばあちゃんが言っていた」だの「私は○○においても頂点に立つ女だ」とか
意味不明なこと言ってるし、俺だってあんなのの何処が好みだったのか全然分かんねぇってのが本音だ。
けど、たまに見せてた真剣な表情とか寂しげな横顔見てると
「コイツの傍に居てやりたい」って思わせる何かを感じたのも事実だったりする。
つか、揺光の紹介で出会う以前に、カールとはどっかで会ってた気もすんだよな……まさかな?

「た、確かにカールさんは私より頭も良いし、背も高いし、髪も長いし、揺光さん程じゃないけど
 胸も結構大きくて、すらっとしてて、強くて、元宮皇ですけどっ! 今は私が亮クンの彼女ですからね!?」
「無駄な心配しなくていいから、もうちょい声抑えろ」
「(あぅっ、す、すいません)」
「(俺達以外にも客が居んだからよ……)」
886名無しさん@ピンキー:2007/02/08(木) 00:36:06 ID:SNXjEdGx

ヒートアップすると周りが見えなくなるのはネットでもリアルでも同じか。
千草の素がこれなんだろうな、いじめのせいでちょい性格暗くなって電波になったってだけで。
俺が他の女にちょっかい出してないか気にしてるあたり、可愛いもんだ。

「俺だって一緒に居て面白い奴が彼女なら、退屈しねぇしな」
「わ、私、つまんない子ですか?」
「だから、無駄な心配すんなっての。飽くまで好みだった、ってだけじゃねぇか」
「う〜〜〜。でも、カールさんって平気でタウンの中とかでハセヲさんに抱きついてるじゃないですか」
「ありゃアイツなりのスキンシップみたいなもんだ、じゃれてるだけだって」
「カールさん、ハセヲさん以外の男性PCにはキツいですよね? 特にクーンさん……」
「や、そこまでは俺も知らねぇけど……とにかくカールとはそれくらいだから、お前は堂々と胸張ってりゃいいんだよ」
「胸……私よりもカールさんの方がおっきい……」

しまった、千草に胸の話題は禁句だったか。
早急に次の話題に変えねぇと……残ってる女はパイと楓とボルドーとタビー……ダメだ、どいつも胸がでけぇ。
いや、朔がいるじゃねぇか。って、小学生と比較されちゃ千草のプライドもズタズタか。
なおかつ志乃の話題なんか出してみろ、「まだ志乃さんに未練があるんですね……?」とか言いながら
何してくるか分かんねぇからな、コイツの場合。どうしたもんか。

「お前さ、前にメールした時に俺にふさわしい女になるって言ったよな?」
「えっ……は、はい。言いました、けど……」
「つまんねーことにばっか気ぃ取られすぎ。
 お前、他の女と自分比較して量りにかけてね? 無理にんなコトする必要なんかねぇっつの。
 俺は……だな。千草には千草らしくいてほしいつぅか、何つーか……いつものお前が好きなんだよ」

げぇっ。我ながら最高に恥ずくて臭い台詞だ。
今時の厨房向けのラノベの主人公だってこんな台詞、滅多に吐かねぇぞ。
やべぇ、言わなきゃよかった。言った瞬間に自分で言った台詞で鳥肌立ったぜ。

「亮クン……そ、そうですよね! 亮クンの言う通り……これじゃ私、前のマイナス思考な私に逆戻りですよね!
 な、何でだろ、やっぱり亮クンの言ってたみたいに、年末だから色んなコト思い出しちゃったのかな……アハハ」
「(い、今ので納得できるプラス思考にも問題があるような気もするけどな……)」

そんなこんなで俺と千草のランチタイムは終了。
今日は俺のおごりってことで先に千草を外に出してマスターに勘定を頼むと
『俺の店をお気に入りだなんて、うれしいこと言ってくれるじゃないの』
っぽい視線を送られた気もするが、多分気のせいだ。ここのマスター、いつも無表情でカップ磨いてるし……。

「待たせたな」
「いえ。でもお肉とか冷蔵庫に入れた方がいいと思いますから、早めに亮クンのお家に……」
「ん」

そっか、そういや今日は千草、泊まるんだったな。
やけに駅に着いた時から荷物が多いと思ったら着替えか……。

「……えっと」
「?」
「(今日は……亮クン、したいですか……?)」
「(……)」

このクソ寒い日に、顔を少し赤くしながらコイツは耳元でこんなコトを言う。
小声とは言え、人通りの多い街中で「うん、ヤリたい」なんて言えるワケがない。
だから返事をする代わりに繋いだ手をギュッと握って返答する。
すると千草は少し照れくさそうに、手を握り返してきて笑うんだ。……その笑顔は反則だろうよ。
887名無しさん@ピンキー:2007/02/08(木) 00:38:09 ID:SNXjEdGx

**************************




『イヤだぁ〜っ!』
『ママァ〜〜ッ!!!』
『牛丼にしてやりてぇっ!』
『まずその太った青ダヌキから……!』
『ボ、ボクはタヌキじゃない! ロボットだから硬くて噛めない、美味しくないんだ!』

さすがにいつも牛丼じゃ飽きるんで今夜はシチューってことになった。
俺も手伝おうかって一応は言ってみたんだが、千草は全部一人でやりたいらしい。
いつも同様に自前のエプロン着込んで、気分は新婚の若奥様みたいになってやがる。
で、台所から締め出されて暇を持て余してる俺は29年も前の映画見てるってワケだ。
つーか剛田、こんな時に牛丼とか言うな。

『おやめなさい! 牛魔王!』
『観世音菩薩さま……』
『助けに来たわよ、お兄ちゃん!』
『ドラミ! 派手なタイムマシ――――――――――――――――――プツン』

台所からシチューの匂いが居間にまで届いてきたところで、俺はテレビの電源を切る。
市販のルーでも結構いい味出せるしな。千草がシチュー作るの初めてだし、興味もないワケじゃない。

「千草、シチュー出来たか」
「もうちょっとですよー」
「何だ、結構時間かかるな」
「タマネギを炒めて、あとジャガイモが煮崩れるまで煮込まないと」
「(そこまでする必要もねぇと思うけど……)」

割と千草は凝り性と言うか、本格志向らしい。
煮込んでる間くらい居間に来て俺と喋ってりゃいいのに、鍋から目を離さずに番してるってか。
変なところでマジメな奴め。

「あと少しですから……って、りょ、亮クンっ?」
「少し味見」

とは言っても、シチューじゃない。千草の味見だ。
大体リアルで会うのも久しぶりだってのにエプロン姿なんか見せられてみろ。
手ェ出したくなるに決まってる。最近は千草のほっそい手足や腰もこれはこれでアリな気がしてきてるし。

「相変わらず、ほっそいな」
「りょ、亮クン……私、お鍋、見てないと……」
「ほっときゃ煮込み終わるだろ」
「でも、っ……」

エプロンの隙間から千草の胸に手を滑り込ませてみると服の生地越しに柔らかい感触が伝わってくる。
俺の方に引き寄せてから後ろ向きのまま胸を揉めば、くすぐったいのか千草は身体を
くねらせて無駄な抵抗を試みてきた。そういや台所でこんなことヤるの、初めてだったな。
普段ゲームでデカい胸に見慣れてるせいか、逆に千草くらいの胸が丁度いいって思えてきた俺は末期かもしれない。

「千草の胸、やーらかい」

先端が硬くなるようにしつこく指で刺激してやった。ボリュームが無い反面、感じやすい体質っぽいし。
案の定、触り始めてまだ1分かそこらしか経ってないのに指で掴めるくらいに硬くなってる。千草、やっぱ受け体質だな……。
888名無しさん@ピンキー:2007/02/08(木) 00:40:43 ID:SNXjEdGx

髪からも身体からも良い匂いがする。
シチューの匂いとはまた違う意味で(むしろ性的な意味で)の良い匂い、ってことな。
手の平サイズに収まる慎ましい胸も手によく馴染んで、心地良い。
傍目から見たら俺、変態確定だな。

「もうっ、ダメって……言ってるのに……」
「だってお前、さっき俺にヤりたいかどうか聞いてきたし?」
「だ、だからって……!」

反抗を封じるために左腕を押さえつけてみる。
知っての通り、千草の左腕にはリスカ痕があるワケだがいつもは包帯で隠してんだが……
俺と親密になっても、そのぎこちなさは変わらない。だから手首ごと掴むのは簡単。
そして細くて白い指は、まだ食べたことがない。

「ん……」
「ひゃ、ひゃわわ……ちょっ、亮クン!? な、何するんですかぁっ!」
「ふひのあふぃみ(指の味見)」

この味、シチューのルーをさっきまで触ってやがったのか?
……タマネギ触った後じゃないだけマシか。でなきゃ俺がマヌケすぎる。
にしてもホント、指までほっそいのか。舐めるついでに食い千切りたくなるな。

「もうっ! エッチなのはいけないって、前から言ってるじゃないですかっ!」
「おっと」

千草の指の味見に集中してたせいで腰を抑えてた方の手の力が緩んだらしい。
俺の拘束から解放されたコイツはさっきよりも真っ赤な顔して抗議してきやがる。
何だよ、そう怒んなよ。いいじゃん、胸掴んで指しゃぶるくらい。

「し、親しき仲にも礼儀ありという言葉、亮クンはご存知ですかぁ……?」
「んだよ、マジになんなって。可愛い冗談ってやつだ」
「可愛くないですっ!」

ほ、ほら。シチューがいい感じでグツグツ言ってんじゃねぇか。
腹減ったし、そろそろ食おうぜ、な? 怒るなよ、隙見せたお前にも責任あんだしさ。

「ホントに……調理中にこういうコト、禁止なんですからね」
「前は風呂場でもヤらせてくれたじゃん」
「それはそれ、これはこれっ! 神聖な台所でエッチなことはいけません!」
「女子高生の鑑だな」

お前みたいなのが世の中にいっぱいいりゃ、少しはマトモに料理作れる女も増えるだろうに。
調理場は戦場って言うしな、邪魔したのは素直に悪かったって認めてやる。
俺だって女性は産む機械だなんて思っちゃいねぇよ。千草は実際、いい嫁になると思うし(性格に難ありだけど)。

「いつも思うんですけど……言っていいですか?」
「言ってみろよ」
「……亮クンってハセヲさんの時より……エッチなんですね」
「お前も結構ノってたクセによく言うな、オイ」
「だ、だから……! はぁ……も、いいです。シチュー、お皿に盛りますから運んでください」

いつものパターンだな。俺が千草にちょっかい出す→千草が抵抗する→俺が言い負かすのコンボ。
俺もそれなりに自分のやってることがすげーガキだってのは理解できてんだぜ?
けどよ、アレだ。せっかくこうしてお前が俺んちまで来てくれたんだしさ、俺だって内心嬉しいんだぞ。
夜中まで待てずにがっついたのはちょっと早計過ぎたかもだけど……しゃあねぇな。しばらくは自粛してやるか……。
889名無しさん@ピンキー:2007/02/08(木) 00:42:52 ID:SNXjEdGx
ハセヲ=楚良説については静観? 次スレでお会いしましょう? 何のことです?
おやすみおまいら
890名無しさん@ピンキー:2007/02/08(木) 00:45:27 ID:uXC8/Ust
あんた大好きだ
結婚してくれ
891名無しさん@ピンキー:2007/02/08(木) 00:45:41 ID:JtboRdcW
リアルタイム遭遇ktkr
超GJ!まほろタソwww
892名無しさん@ピンキー:2007/02/08(木) 00:47:52 ID:eybGsC3Z
>>899
GJ!
大好きw
リアルタイム遭遇ウレシス
893名無しさん@ピンキー:2007/02/08(木) 00:49:15 ID:eybGsC3Z
連レスすまん…
アンカ間違えた
×>>899
>>889
894名無しさん@ピンキー:2007/02/08(木) 02:15:35 ID:DrTOG4pb
優しく君はGJと言っていた

最後ですわ…
何か俺も挑戦したくなってかた、
895名無しさん@ピンキー:2007/02/08(木) 02:58:44 ID:iQmNo9FJ
ソラ=ハセヲって中の人の公式を使わないと解けない等式?
だとしたらGU持って無い俺にゃ永遠に分からない所だったよorz
896名無しさん@ピンキー:2007/02/08(木) 03:54:04 ID:NfIcIKtK
>>895
攻略本かなんかでソラ=ハセヲとか、そのほかちょこちょことリアル事情が語られていた。

多分それの事だと思われ。
897名無しさん@ピンキー:2007/02/08(木) 08:23:11 ID:7R+VmAUT
>>889
新情報を早速練り込むとはwww
ドキドキしたぜGJ!!
898名無しさん@ピンキー:2007/02/08(木) 09:42:41 ID:XQXEqJ4y
>>889
真実のGJ

中々芸が細かいですね。
最新の情報取り込むとは・・・・・・
899名無しさん@ピンキー:2007/02/08(木) 10:33:04 ID:23p4xovA
>>889
パラレル西遊記GJww

毎度の事ながら、新情報やら何やらのネタが張り巡らされてる所、
すげぇ尊敬するんだぜ。
900名無しさん@ピンキー:2007/02/08(木) 11:47:08 ID:QFaycxWe
亮×千草G J !!!
もうなんていうか、愛してる
901名無しさん@ピンキー:2007/02/08(木) 11:48:52 ID:3uwhNHQJ
IPアドレス 60.34.83.170
ホスト名 i60-34-83-170.s02.a015.ap.plala.or.jp
IPアドレス
 割当国 ※ 日本 (JP)
都道府県 新潟県
市外局番 --
接続回線 xDSL


名字:A 名前:S

902名無しさん@ピンキー:2007/02/08(木) 17:18:36 ID:T4f38+3N
>>900
次スレよろ
903名無しさん@ピンキー:2007/02/08(木) 19:14:19 ID:utsXT6sB
>>1の過去スレログVol.10のヤツおかしくないか
別のスレいっちまったぞ、hackのhの字もなさそうなスレだぜ
904名無しさん@ピンキー:2007/02/08(木) 19:28:33 ID:5LJa8pPC
>>889
GJです!!
続きも非常に楽しみにしてるんで頑張ってください

ところで皆さんSSの中に散りばめられた映画ネタを見るとその映画を見たくりません?
905名無しさん@ピンキー:2007/02/08(木) 19:40:03 ID:plBIZd74
別に見たくりません
906名無しさん@ピンキー:2007/02/08(木) 21:03:57 ID:+XLGsCP/
最新情報云々って事はハセヲ=楚良って公式設定なん?
それはともかくGJでした。千草可愛いよ千草。
しかし流石はハセヲの中の人、メールコンボで
アトリの3サイズを尋ねるだけのことはある。スケベなヤツめ(ぉ

>>903
ホントだ、おかしい。けど『H』の字ならありそうなスレだったw
こっちが正解っぽいね
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1161096673
907名無しさん@ピンキー:2007/02/08(木) 21:05:26 ID:nAwhN2mE
イコール楚良 と明言はされてないけど
かなりそれっぽい感じになってる
908名無しさん@ピンキー:2007/02/08(木) 23:01:44 ID:pdTZtp1R
>>889
YATTAより愛してる
909名無しさん@ピンキー:2007/02/09(金) 00:49:29 ID:xdFwo+y+
>>903>>906

>>2で訂正がでてますよ。
910名無しさん@ピンキー:2007/02/09(金) 01:52:49 ID:9FREWr80
>>900は踏み逃げみたいだな
俺、立てれなかったから次スレ頼んだ↓
911名無しさん@ピンキー:2007/02/09(金) 02:50:38 ID:JNhE6xR3
さて、無事立てた事だしボルドーとタビーとねんねしてくるノシ
.hackのエロパロ vol.12
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1170956969/
912名無しさん@ピンキー:2007/02/09(金) 17:13:36 ID:g0wJE3SH
>>911
さっそくいつものバカが沸いてるな
913名無しさん@ピンキー:2007/02/09(金) 17:23:48 ID:IkPBne18
44 :名無しさん@ピンキー:2007/02/09(金) 17:10:54 ID:g0wJE3SH
>>42
『ああああ』と同じぐらい痛々しいぞ?
いい加減秋秋田から、もっと面白いものコピペ汁


>>912本当だな馬鹿な奴がレスしてるよ
914名無しさん@ピンキー:2007/02/09(金) 17:30:39 ID:gcwRNGoJ
ったく、あんなに荒らしたらガスパーが鳴くぞ…
915名無しさん@ピンキー:2007/02/09(金) 17:31:47 ID:cjaP9mkB
>>913
で、お前が新スレ荒らす理由って何?
破壊と混乱とかチープな返答だけは勘弁な
916名無しさん@ピンキー:2007/02/09(金) 17:36:26 ID:IkPBne18
プッ
917名無しさん@ピンキー:2007/02/09(金) 18:04:13 ID:+g3XTjg3
つか中二病だろ
918名無しさん@ピンキー:2007/02/09(金) 18:11:16 ID:IkPBne18
アチーな
919名無しさん@ピンキー:2007/02/09(金) 19:46:16 ID:1nD3W5UB
破壊と混乱とかチープな返答だけは勘弁な
破壊と混乱とかチープな返答だけは勘弁な
破壊と混乱とかチープな返答だけは勘弁な
破壊と混乱とかチープな返答だけは勘弁な
破壊と混乱とかチープな返答だけは勘弁な
破壊と混乱とかチープな返答だけは勘弁な

さすがにこれは引くわwwwwwwwwwww
920名無しさん@ピンキー:2007/02/10(土) 04:28:14 ID:+dLWM3W5
埋め
921名無しさん@ピンキー
荒らしか、リア厨房の時やってたな………