【ゼロの使い魔】ヤマグチノボル総合8

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614名無しさん@ピンキー:2006/12/06(水) 00:42:36 ID:/aHyO5hb
>>612
ぐっじょぶうううぅぅぅ!!
あああルイズ分が足りねえぇぇえええぇえぇぇ
職人さん方ああルイズ投下してええええ
615名無しさん@ピンキー:2006/12/06(水) 00:44:01 ID:sqdyBhne
>>612
イイヨイイヨー デレになったらルイズはすっごく甘ったるくなりそう…。というかそういうルイズが見たいだけだったりするけどw
>>613
遅くまで乙カレー
616名無しさん@ピンキー:2006/12/06(水) 08:53:52 ID:4shkJI53
>>612GJ!
もっとデレデレになったルイズにエロエロサイトの投下に期待してます
みんながルイズと叫ぶなかタバサを投下するへんたいさんが(ry
617名無しさん@ピンキー:2006/12/06(水) 22:00:21 ID:fLztxYgL
「ねえ?お母様?」
覗き込んで来た瞳は黒かった。サイト譲りだろうか?
でもこの髪の色と顔の作りは私と同じ。将来、私似になるかしら?
父親に似た方が娘は美人と言うけれど、私に似た方が美人の筈。多分。
今は好奇心が旺盛な時期で、こうやって私がゆっくりしていると、この子はひっきりなしはやってくる。
何気ない、子供の一言だと思って身構えていた。

「なぁに?」
「あのね?お母様はお父様にいじめられてるの?」
「どうして?」
「あのね?この前、夜中におトイレに行こうと思ったら…」
…ピシッ
「お母様とお父様のお部屋の扉がね、少し開いてて…」
…ピシピシッ
「よく見えなかったんだけど、なんかお母様とお父様がバタバタしてて…」
鍵…閉め忘れてたわ…
「それでね、お母様がビクッてしたと思ったら、動かなくなっちゃって、お父様も動かなくなっちゃった」
「…よ、よく見えなかったのに、何で私とお父様って分かったの?」
「お母様の髪の色だけ分かったの。桃色の髪はお母様と私だけだし…」
「そ、そう」
「それでね、他の人に聞いても教えてくれないの。お父様かお母様に教えてもらいなさいって」
…話したのね。見たこと…
「あ、でも」
「うん?」
「お父様のお友達って言ってるのは、「お母様はお父様に泣かされてるんだよ」って教えてくれたの…」
…ヤツね。やっぱり溶かすべきだったわ。

「だから、お母様が心配で…」
「大丈夫よ」
「え?」
「いつも私がお父様に言うことを聞かせてるじゃない。それと同じで、私がお父様に命令してるのよ」
「…でも」
「私を信じなさい。じゃないと、今度から色々な事を教えてあげないわよ?」
「…はぁい。じゃあ、お父様に何をさせてたの?」

「そ、それはまた今度よ。今度」
「えぇ〜?」
「ちゃんと今度話してあげるから、私を休ませて。眠くなっちゃった」
「…じゃあ、また今度ね。お母様?」
「ええ」

あの子が離れていく。
…危なかったわ。サイトに注意しなくちゃ。ヤツは…取りあえず溶かす。それからドアノブにでも…

明日には忘れてるだろうからあの子は良いとして、

性教育って、どうするのかしら?

…サイトと実演?

まだ早いとは思うけど…サイトと「練習」しようかしら?

な、何事も練習は必要よね?


俺の頭がおかしいんです…デレも書いてないorz

 バカップル、と申したか。

「おはようルイズ」
「おはようサイト」
「……」
「どうしたのサイト」
「いや……起き抜けに可愛いルイズの顔見られる俺はハルケギニア一の幸せ者だと思ってさ」
「やだもう。わたしだってこんなにカッコイイサイトの顔で目を覚ませるんだもの、ハルケギニア一幸せな女だわ」
「ルイズ……」
「サイト……」
 目を瞑った二人の顔が徐々に近づいていく。が、唇が触れ合う直前に二つの快音が鳴り響く。
 揃って悲鳴を上げる二人を鬼のような顔で見下ろして、ハリセンを握り締めたシエスタが厳かに言う。
「婚前交渉禁止」

「はいルイズ、あ〜ん」
「んー、おいしい。それじゃサイトも、あ〜ん」
「うーんおいしい。さすがルイズの手料理だな」
「サイトのために頑張って作ったんだもん、当たり前じゃない」
「そうか。いやあ幸せだなあ。あ、そうだルイズ」
「なあにサイト」
「いやなに、今度はルイズを食べたいな、なんて」
「やだもう。エッチなんだから」
 そう言いつつも、顔を赤らめて体を寄せるルイズ。才人もそれに答えて肩に手を回そうとしたところで、
 またも鳴り響く二つの快音。悲鳴を上げる二人に、ハリセンを握り締めたシエスタが厳かに言う。
「婚前交渉禁止」

「ああルイズ、お前はどうしてそんなに可愛いんだ」
「ああサイト、あなたはどうしてこんなにカッコイイの」
「俺はルイズのためなら七万どころか世界全部の軍隊相手に単騎駆けしてみせる」
「わたしもサイトのためなら世界全部の軍隊を爆殺してみせるわ」
「ああルイズ」
「ああサイト」
 ベッドのそばで抱き合う二人。そのままベッドに入ろうとしたところで、またも二つの快音が。
 悲鳴を上げる二人のそばで、ハリセンを握り締めたシエスタが厳かに言う。
「婚前交渉禁止」

「あらあらシエスタさん、どうしたのそんなに真っ赤なお目目で」
「もう限界ですカトレア様! あの二人ときたら時間も場所も考えずにイチャイチャイチャイチャ……」
「うーん、だけどあの二人を抑えられるのってあなたしかいないし」
「もう無理です気が狂いそうです。ああ、わたしの平穏な生活を返して……」
「困ったわねえ」
 カトレアはさほど困った風でもなく、頬に手を当てて首を傾げる。
 いろいろ大変なことを乗り越えてバカップル化した才人とルイズが「結婚許さなきゃ死ぬ」とルイズパパに迫って
 強引に結婚を認めさせたが、「せめて結婚するまでは慎みを持ってくれ」とのお言葉により、
 二人に一番近いシエスタが婚前交渉阻止役を任ぜられたのである。
 ちなみに阻止できなかった場合晒し首。さすがルイズパパ、女相手でも容赦ねえ。
「何とか頑張ってちょうだいな。二人が喧嘩したときなだめ役がいないと本気でハルケギニアが吹き飛びかねないし」
「あの、ひょっとしてわたしってイケニエですか」
「世界の危機を救うのだから英雄と言ってもいいわよ。いいわねえ勇者なメイドさん。今流行だわ」
「拝啓母さん、シエスタはもう限界です。先立つ不幸を」
「あ、そんなことしてる間に二人のシルエットが重なって」
「婚前交渉禁止ぃぃぃーーーっ!」
 ハリセン片手に飛び出すシエスタ。もはや日常風景である。

 嫉妬に狂うエレオノール姉様、影響を受けてバカップル化するギーシュとモンモランシー、
 愛があればゾンビでもいいじゃんと屍姦に走る清貧女王、ヘタレ同士仲のいいフーケとワルド、
 ハゲが煮え切らないので逆レイプを狙うキュルケ、ハリセンを振るうシエスタの姿に惚れるタバサ、
 子供たちに手を出すべきか否かと葛藤するティファニア、ナルシストなジュリオ、
 相変わらずぼけてるんだか鋭いんだか分からないカトレア姉様などなどを加えて、
 シエスタの日常はますます混沌を深めていく!
 やさぐれながらもなんだかんだで飼い慣らされてる彼女に明日はあるのか!? 

 エロパロ板ヤマグチノボルスレ待望の新作「バカップルイズ〜そして彼女はやさぐれる〜」近日公開!
 そしてこれ書いた俺後悔!

 

 バカップルの魅力は彼ら自体でなく周囲が振り回されることにあると思うのですよ、はい。
 あとこれ見れば分かると思いますけどワタシシエスタダイスキデスヨー。
620名無しさん@ピンキー:2006/12/06(水) 22:18:03 ID:2uLuydTw
あ、近日公開とか嘘だから真に受けないでね。
621名無しさん@ピンキー:2006/12/06(水) 22:41:38 ID:XvLg3W4w
これは良い
622運動会@エキシビションマッチ! ◆mQKcT9WQPM :2006/12/06(水) 22:46:59 ID:ZH+Ptefn
昼を少し回ったころ。
学院の中庭に設えられた円形の競技場を、たくさんのブルマが取り囲んでいた。
トリステイン王国近衛騎士団、銃士隊である。

「ふむ。
 女生徒の未成熟なぶるまぁ姿も良いが、完成した女性のぶるまぁ姿というのもなかなか」

と変態な発言をかましたオスマンがアニエスに踏み潰されている。
なんだなんだ、と、昼食を終えた生徒たちが競技場を取り囲む。
その円の中心には、二人の体操服姿の女性が。

「あれ?あそこにいるのラ・ヴァリエールじゃない」

コルベールの肘を胸の谷間でサンドイッチにしながら、キュルケが言う。
当のコルベールはいといえば、必死に猫背になって何かを隠している。
薄い布地ごしにヒットする柔らかいおにくと、ポッチの感覚に元気にならない息子なんていないからだ。
キュルケの指摘のとおり、競技場の中央で対峙する相手を睨みつけているのは、ルイズその人であった。

「じゃあ、あの人は?」

対峙している、紅いハチマキの女性を見る。
どことなく高貴な雰囲気。整った顔立ち。体操服に身を包んでいるものの、その顔は見まごうこともない。

「え、アンリエッタ女王!?」

驚くキュルケ。
それとほぼ同時に、気づいた生徒たちがざわめき始める。
そのざわめきを沈めるように、風の魔法で拡声された女生徒の声が響き渡る。

『えー、ただいまより、本運動会のエキシビジョンマッチを開始いたします。
 それでは、出場選手のご紹介をさせていただきます』

その言葉と同時に、一陣の風が競技場を駆け抜け、二人の髪を揺らす。

『白組代表、魔法もゼロなら胸もゼロ!歩く暴言、ミス・ヴァリエール!』

その放送と同時に、会場がどっと笑いに包まれる。
あによこの解説、私にケンカ売ってんの、などとルイズが競技場の中央で放送に向けて真っ赤になって怒り狂う。
そして、何事もなかったかのように放送はもう一人の紹介に入る。

『赤組代表、美貌も魔法も超一流!我らが国王、アンリエッタ女王!』

その放送と同時に、会場に、やっぱり女王様だよ、すげーマジかよ、などとざわめきが広がり、次の瞬間喝采が鳴り響く。

「アンリエッタ女王万歳!」「トリステイン万歳!」
「姫殿下すてきー!」「女王さまあああああああ!」「ぶるまアンさま萌へえええええええええええ!」

一部アレな声援も混じっていたが、アンリエッタはその声援に手を振って応える。
…ふ。これが『人徳』というものよルイズ・フランソワーズ?
…ま、まだ勝負は始まってないもん…!
視線だけで会話を交わし、二人は競技場中央で相対する。
623名無しさん@ピンキー:2006/12/06(水) 22:47:22 ID:sqdyBhne
なにこの名作劇場
途中まで抑えてたけど「ハリセンを振るうシエスタの姿に惚れるタバサ」で思いっきり吹いたw
624運動会@エキシビションマッチ! ◆mQKcT9WQPM :2006/12/06(水) 22:47:33 ID:ZH+Ptefn
『なお、勝負は3セット2本先取。
 特別審査員として、シュヴァリエ・サイト様が審査を担当しまーす』

その放送に合わせ、競技場脇の、『審査員席』と書かれた天幕の下にいた才人が、手を振った。
なんでサイトがあんなところに、と生徒から疑問の声が上がったが、事情を知らない者達からすれば当然のことだろう。
実は審査員どころか賞品扱いなのだが、それは本部すらも知らない。

『公平を期するため、競技は運営本部によって選ばれた競技を、抽選によって選びます。
 それではサイト様、第一競技を選んでください』

放送と共に、才人の前に上面に丸い穴の開いた小さな箱が持ってこられる。
どうやら、この中に競技を書いた紙か何かが入っているらしい。
才人は穴に手を突っ込み、小さく畳まれた一枚の紙を取り出した。
係りの生徒にそれを手渡すと、その生徒は小走りに運営本部にその紙を持っていった。

『えー。第一の競技は『料理』!』

…それって競技なのかよ!、と才人は心の中で突っ込んでいた。

勝てる、勝てるわ!
私は勝利を確信した。
最近私は、シエスタについて、料理の練習をしている。
姫様程度には負けない自信はあった。
…やっぱり、料理くらいできないと、その、ほら。
…お嫁さんになったとき困るじゃない?
まままままままあ、まだ気が早い気もするけど!でも準備は早いに越したことないし!
コックにまかせればいいかもだけど、やっぱほら、旦那様には手料理食べてほしいじゃない?
んでもって、『それじゃあデザートにルイズを頂こうかな』なーんて!なーんて!
やだもう!何考えてんのかしら私ってば!

「…あのー?ミス・ヴァリエール?」

厨房のお兄さんの声に現実に戻された。
あ、危ない危ない。危うくアッチの世界に行くところだった…。
私はエプロンを身に纏い、急ごしらえの釜戸と台の前にいる。その前には、厨房からかき集められた食材。
これらは全て、厨房の人たちが準備してくれたものだった。

「で?何を作ればいいわけ?」

料理のお題は、サイトが考える事になっていた。
…シチューとかだといいんだけど。
正直揚げ物はまだ怖くて苦手なのよねえ…。

「『ニクジャガ』、だそうです」

…聞いたことのない名前ね?
またサイトの世界の料理なのかしら…。

「シュヴァリエ・サイトの田舎の料理だそうですよ?」

やっぱり。まーた、厄介なもの出してくるわねえ…。
でも、私はここのところの料理修行で一つ調理のコツを掴んでいた。
料理っていうのは名前から中身が想像できるモノ。
ニクジャガ…ニクジャガ…。
響きから考えてたぶん焼きもの。
うん、ピンときた。
これは魚料理ね!
早速私は調理にかかることにした。
625運動会@エキシビションマッチ! ◆mQKcT9WQPM :2006/12/06(水) 22:48:17 ID:ZH+Ptefn
俺は目の前に並んだ二品の料理を見て。
…勢いで『肉じゃが』って言ってしまったのを後悔した。
こっちにゃ肉じゃがないのかなあ…。
ルイズの出してきたものは、アンコウのような触手を二本生やした、赤黒い色の魚を焼いたもの。
…匂いがやけにスパイシーなのが気になる…。
姫様の出してきたソレは、棒に何かを練ったものを盛って、焼いたらしきもの。
…コゲてるわけでもないのにひたすら黒いのは何故だろう…。

『さあ、二人の料理が出揃いました!審査の結果やいかに!』

…喰うのか、これを…?
俺がそうやって審査員席で躊躇していると、競技場で不安げにしている二人が目に入った。
…一応、俺のために作ってくれたんだよなあ…。
ええい、どうとでもなれ、だ!
俺はまず、味の想像のつきそうなルイズの料理に手を着けた。
魚を一切れフォークで刺し、口に放り込む。

「ぶーーーーーーーーーーー!」

思わず吹いた。
辛い辛い辛い辛い辛い辛いからい!!
案の定ルイズの作った『肉じゃが』はとんでもなく辛かった。
俺は横に準備してあったコップの水を一気に飲み干した。
一口でこれか!キツすぎるぞコレ!
…ルイズがなんかガン飛ばしてるけど。
ゴメンルイズ。コレは喰えない。
んじゃあ、今度は姫様の…。
これも、なんだかなあ…。
匂い…は、肉っぽい匂い。
ただ、色がなあ…。
ええい、どうとでもなれ、だ!
俺はその棒をつかみ、なぞの料理を口に含んだ。

「げほ!げほげほ!」

…思いっきり咽た。
苦い苦い苦い苦い苦い苦い苦い!
ナンダコレ。焼いた正露丸の味がするぞ。
…いったいどうやったらこんな料理ができるんだろう…。

「して、結果はどうですかなサイト殿?」

隣に掛けたオールド・オスマンが面白そうにそう聞いてくる。
…いや、これは…。


『審査の結果、第一競技は『ひきわけ』となりましたー』
626せんたいさん ◆mQKcT9WQPM :2006/12/06(水) 22:49:37 ID:ZH+Ptefn
明日早番なので今日はここまで!
っつーかゼルダやりすぎて気づいたらこんな時間だよ!(ぁ

じゃあ続きは明日ノシ
627名無しさん@ピンキー:2006/12/06(水) 23:03:44 ID:gf9Wngmi
ゼルダやりすぎてからだ壊さないようにw
続き期待しています
628名無しさん@ピンキー:2006/12/06(水) 23:17:26 ID:NQMJq7mQ
「ゼルダ」はお姫様の名前なんだよなねー

 まさか、せんたいさんはこっちの姫も…
629名無しさん@ピンキー:2006/12/06(水) 23:31:33 ID:6Du+pNFK
職人の皆様乙です〜。

あれ? なんかアニメ終わってからのほうがスレの消費早くね?
630名無しさん@ピンキー:2006/12/06(水) 23:34:51 ID:gf9Wngmi
俺なんかアニメもそうだが原作読んでない。
しかしここのスレでゼロ魔にはまってしまいました。
こんど買ってこよう。
631名無しさん@ピンキー:2006/12/06(水) 23:59:52 ID:cWpwnpdq
おう、買って来い
632純愛センター:2006/12/07(木) 00:28:55 ID:cJWqcrEQ
ちょっと長編が行き詰まったんで他の物を書いてみた。

投下する。
633サイトと魔法の布:2006/12/07(木) 00:31:41 ID:cJWqcrEQ
「こぉんのバカ犬ー!!」
「ちょっと待てルイズ!オレが何を…」
「うるさい!」
もはや学院の日常となってしまった、サイトとルイズの追いかけっこ。
必死になってサイトが逃げていると、そこにギーシュが現れた。
「どうしたんだい親友!?」
「いつもの通りだ親友!鬼がくる!助けてくれ!」
後ろから爆音が迫ってくる。
「今度は何を言ったんだね、君は」
「いや、「ルイズって小さいころから服買わなくてよさそうだな」って言ったら急に怒り出して…ルイズの家って金ないのか?」
「親友、その言い方はマズすぎる…」
おそらくルイズの脳内翻訳機では【胸が大きくならないから新しい服を買う必要がない】と訳してしまったんだろう。
「とりあえず僕の部屋に入っていたまえ!ルイズは僕がなんとかしよう。」
正直、全くアテにはしていないが時間稼ぎくらいにはなると思い、サイトはそこをギーシュに任せて走り去った。
「さぁ、来るならこい!」
と身構えていると予想通り鬼がきた。
「ギーシュぅぅぅ…サイトがどこに行ったか教えなさぁい。」
く、黒い…なんか黒いのが出てる…
「こ、こっちには来てないと思うような気がするなぁ、まったく。」
「そう…」
良かった。行ってくれるか…
「昨日、誰かさんが一年生と校庭の森でイチャイチャしてたのを見たんだけど…モンモラシーに言っても良いわよね?」
「僕の部屋にいる。後は好きにしてくれたまえ。」
許せ友よ…
「そう…部屋が散らかるかもしれないから覚悟しといてね。」
「ひゃ、ひゃい!」
さよなら、僕の部屋…

サイトは必死に隠れる場所を探していた。
ギーシュは役に立たない。すぐに場所をゲロってしまうだろう。
かと言って今出ていけば鬼に殺される。
何か何かないか!?
そうやってギーシュの部屋を荒らしていると、おかしな現象を見つけた。
机が半分消えているではないか。
「これきゃねぇ!!!」


ルイズはギーシュの部屋の扉をエクスプロージョンでこわし、中へ入って行った。
「出てらっしゃいバカ犬ぅ。今ならまだ手加減出来るかもしれないからねぇ。」
ヤダ。絶対イカナイ。
オレ死ニタクナイ。
「ネタは上がってんのよ、サイトぉ。早くしないとこの部屋ごとぶっ飛ばすわよ?」
部屋はいい…ギーシュだし。
だけどエクスプロージョンを使われたら、この布ごとぶっ飛ぶ。
どうする!?どうするよオレ!?
634サイトと魔法の布:2006/12/07(木) 00:33:47 ID:cJWqcrEQ
サイトはある布の中に隠れていた。
そう、ギーシュがサイトの像を建てるときに使っていたあの布だ。

彼は焦っていた。
そりゃもう、デルフの声が恐ろしい御主人様の声に聞こえるくらいに焦っていた。
とりあえずここから逃げ出さないことにはお話しにならない。
さもなければ虚無でぶっ飛ぶ…
となるとルイズを足止めする必要がある。
オレの巧みな話術で…

無理…オレ見た瞬間虚無くる。
オレ見た瞬間虚無くる…
そうか!オレ以外のヤツに足止めしてもらえば良いんだよ!
オレ頭イイー!!
小さな声で背中の剣に声をかける。
「デルフ…」
「なんだね、相棒?」
「お前のことは忘れないからな。」
「ちょいと待て、相棒。まさかオレを…」
「ありがとう。そしてサヨナラだ…」
そう言ってサイトはデルフリンガーを布の中から放り投げた。
デルフリンガーが上を見上げると、そこには氷点下の笑顔のルイズがいた。
「あら、伝説の剣。ごきげんよう。」
「あ、あぁ…今日はいい天気だねぇ。」
裏切られても相棒である。
(少しばかり時間を稼いでやるかね。)
「ねぇ、伝説の剣。アナタを使っていた犬畜生はどこ?早く教えてくれないと私、機嫌悪いからそこら辺にある剣とか溶かしちゃうかもしれない。」
デルフリンガーの必死の説得が始まった。サイトは当然その場をとんずらしていた。
「すまん、デルフ…溶けたら包丁にして使ってやるからな…」

そんなことを言いながら廊下を走っていると、あることに気がついた。
(オレ、今消えてんだよな?)
サイトの前に果てしなく続くワンダーロードが現れた。
635純愛センター:2006/12/07(木) 00:35:13 ID:cJWqcrEQ
とりあえずここまで。

週末あたりにまた投下する。
636名無しさん@ピンキー:2006/12/07(木) 00:52:15 ID:O+ov8yvH
>>617
何気にGJ。

ルイズとサイトの実演による性教育…何かを感じた俺は(ry
637名無しさん@ピンキー:2006/12/07(木) 04:33:41 ID:cO5G71d6
>>629
原作派の方が多いんだろ。しかも職人さんの数も安定してるしw25日に10巻
出るから年末年始はタバサ祭りが開催されてる予感。あぁ、でもこのスレの
住人はコミケとかに行くのかな?

>>626
へんたいさんGJ!運動会の続き期待してる。。

>>635
俺はこっちの方が期待出来るぞ??もちろん女性キャラ総出演でセクハラし放題
って展開でしょ?(;´Д`)
638名無しさん@ピンキー:2006/12/07(木) 06:25:35 ID:kAGqKQcL
シェスタ派少ないのか・・・?
いや、まあ話の盛り上がりに欠けるのはわかるが・・・なぁ
639名無しさん@ピンキー:2006/12/07(木) 09:33:59 ID:XdbZO42i
それよりスレがもたん時が来ているのだが
誰か立ててくれないか?
私には無理だった。
640名無しさん@ピンキー:2006/12/07(木) 10:42:42 ID:FDYpLMNB
641名無しさん@ピンキー:2006/12/07(木) 11:30:01 ID:kY+P8tnX
>>640

後は埋めでおk?
642名無しさん@ピンキー:2006/12/07(木) 12:11:44 ID:6XmGPbSB
あえて埋めなくても、このまったりとした空気が好きだ。
流れが速いときは言うに及ばないが、
誰の書き込みもないときの、緊張感も好きだ。
待ち望んでいた続編がきたときの、満足感が好きだ。
新作が来た時の期待感がたまらない。



と、まぁ何がいいたいかというと、良スレだあね。

埋めて流したほうがいいのだろうけど、たまにここ使う職人も居るし、
のんびり待たないか?埋めてもいいと思うけど。

643名無しさん@ピンキー:2006/12/07(木) 12:47:54 ID:TN58C3BK
とにかくルイズが好きだ!
純粋で優しく強いサイトも好きだ!
一途で可愛らしいシエスタも好い♪
苦難に立ち向かうタバサも好きだ…
きゅいきゅいもバカで好きだ…

何が言いたいのか?それはノボル万歳!エロパロの職人さん万歳!ってことだ
644名無しさん@ピンキー:2006/12/07(木) 22:40:16 ID:53fK/sws
のんびりと、

>>637さん コミケって楽しい所なんでしょうかね?
行った事ないのですよ。

そうそう。
クリスマスネタ考えている人いらっしゃるようですが、新刊発売と被るから早めに投下したほうがよいかも。

>>638さん シエスタメインなの一本書きかけ……新しい方に今日深夜にでも投下しますね。
……本当にシエスタ好きか?って言われそうだけども……

>>640さん お疲れ様です。


次スレ立った後の、この空気は自分も好きだ……
645名無しさん@ピンキー:2006/12/07(木) 23:06:03 ID:C0ZhOeFi
シエスタがそばかすっ娘だと今日初めて知った。
646名無しさん@ピンキー:2006/12/07(木) 23:07:41 ID:cJWqcrEQ
このスレにワルドの2つ名を即答できる猛者はいるかぁ!
647名無しさん@ピンキー:2006/12/07(木) 23:09:27 ID:uxhbA2RN
つよくて悪い閃光のヤムチャ
648名無しさん@ピンキー:2006/12/07(木) 23:10:02 ID:Kb2AHZ0V
ヘタレ
649名無しさん@ピンキー:2006/12/07(木) 23:23:07 ID:1/hU9lrG
ロリコン
650名無しさん@ピンキー:2006/12/07(木) 23:25:54 ID:kmCcF4ba
ヒゲ
651名無しさん@ピンキー:2006/12/07(木) 23:27:37 ID:xz/2Q+QP
ワルドの二つ名は疾風やないかー?
652名無しさん@ピンキー:2006/12/07(木) 23:27:48 ID:PPv3gqHx
鷹の目のワルド
653名無しさん@ピンキー:2006/12/08(金) 02:38:15 ID:7bzMhz3E
WiiとPS3ってどうなのかなぁ……
両方欲しいんだけど、ゼルダ全然やってないしな……
(最後にやったのSFCのゼルダだよ)

ACとMH狙いでPS3欲しかったけど……
高いしなぁ……ゲーム出るまで本体持つか……そんな心配が有ったり。

どうなんでしょうねぇ
教えてエロい人
654名無しさん@ピンキー:2006/12/08(金) 05:08:34 ID:IZ5PPgbQ
そこで凶箱360度
655名無しさん@ピンキー:2006/12/08(金) 14:16:43 ID:k/fdBfFe
半額ゲームボーイミクロ+過去の遺産
656あがき ◆manko/yek. :2006/12/08(金) 20:38:51 ID:KRRYAb7x
SSで戦闘シーンを書いてみたけど難しいな。
パーンとアシュラムのすごそうだけど何をやってるのかわかりにくい戦闘も嫌だけど、
約束された勝利の剣→ウガー→ドーン→ババーンってのも嫌だったんだ。
だからデルフリンガーにはセコンドとジェローム動きと才人の状態をしゃべってもらって読み心地とテンポを損なわないようにしたんだよ。
デルフはそこまでくどくないと思ってるけど、おまえらどうよ?
657名無しさん@ピンキー:2006/12/08(金) 22:16:53 ID:bAWlt8I3
>>656
乙、読ませていただきやした。

自分もそれほどくどくないと思うよ
むしろ、のめりこんで読ませてもらいましたよ GJ!!
658名無しさん@ピンキー:2006/12/08(金) 23:40:55 ID:7bzMhz3E
>>654-655さん んー箱はともかく
そゆ狙いなら、キューブ買って通販ゼルダかな?
(二日で付くんですよね?)
ちょっとひかれたり。

>>656さん ためしに自分なりに写してみる。

サイトに比肩する速度で切りかかる執事を、かろうじて回避する。
風が唸る音に咄嗟に飛び退いた才人の前に、大剣によって大穴が開いた。
イケル。
そう判断し切りかかろうとするが、本能が制止する。
振り下ろされた剣が、何も無かったかのように胴を薙ぐ。
大剣の重量を無視するような挙動に、咄嗟に飛び退くのがやっとだった。
「相棒、間合いを開けるなよ」
切り上げて来る剣を見切り、自分の間合いで剣を振るう。
これで終わりだっ
幾多の戦いを越えた才人の確信が驚愕に変わる。
常人とは比べ物にならない才人踏み込みより早く、仮面の男は間合いを外してみせる。
自分と互角の剣士、初めて対する相手に才人の動きが一瞬止まる。
「突きがくるぞ!相棒!!」
才人にすら見切れないスピードで連続で突き込まれる。
デルフを叩きつけるようにして、突きの軌道を反らしながら踏み込む。
危険だ……
間合いが変わった瞬間に、仮面の構えが変わる。
肩の横に構えられた剣が、真っ直ぐ心臓を狙っているのが分かった。
動きやすいように腰を落としながら、真っ直ぐ剣を構えなおす。
刹那の瞬間、全ての音が止まる。
次に響いたのはお互いの剣が衝突する音だった。
薙ぎ払いで体勢を崩し、間合いを詰めながら同じ軌道を剣が戻る。
かろうじて回避した才人に、渾身の剣が袈裟懸けに振り下ろされる。
それを、才人がデルフで止める……その音。
凌ぎ切った……才人の判断をデルフが打ち砕く。
「あぶねぇ!! 相棒」
上から押し付けられていた剣があっさりと引かれ、
才人の体勢が崩れた瞬間に仮面の剣は才人の足を狙っていた。


……剣戟は自分には描写できないと思った……
写すのもかなり悩んだのに……全部自分でやるのは、よほどきっちりイメージできないと無理だ……
そのうち色々勉強しよう……うん。

それはそうとっ、◆manko/yek. さん
楽しみにしてますので、これからも頑張ってください。

ちなみに、いんちきとフェイクで勝つ方が好み。(素が卑怯で黒いかも)
659 ◆manko/yek. :2006/12/09(土) 00:12:44 ID:ZOKEIut+
二人ともありがと。
読んでくれる人がいるってわかると嬉しくて元気になる。
660名無しさん@ピンキー:2006/12/09(土) 00:28:47 ID:GVrD4oD6
>>659
情景描写をするとどうしても冗長になってしまうので、飽きさせずそれを実現する人はすごいなぁと思います。
これからも頑張ってください。
>>658
Cube用ソフトはWiiで動いたはずだから今更Cube買うことも無いような…
661名無しさん@ピンキー:2006/12/09(土) 01:05:02 ID:kbd0xq5K
>>660さん  ゼルダやるだけならーってお話です。
説明不足でごめんなさい。

特に欲しいものがゼルダやって見たいかなー位だとってことで
662名無しさん@ピンキー:2006/12/09(土) 09:46:41 ID:2iWcuvv3
諸君、私はゼロの使い魔が好きだ。
の改変で、だれか書いてくれないかな?
663名無しさん@ピンキー
草案出してみ