おねがいマイメロディでエロパロ

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103名無しさん@ピンキー:2007/05/17(木) 17:15:30 ID:TaI1inl/
そこに「俺も混ぜて〜」と潤乱入
104名無しさん@ピンキー:2007/05/18(金) 22:40:27 ID:FF+hCTX+
むしろ俺を交ぜてくれ
105名無しさん@ピンキー:2007/05/28(月) 20:53:36 ID:NbxLCbRt
ほしゅっキリキリスー
106名無し@タイトルも無し :2007/05/31(木) 21:17:03 ID:qu81LD6X
それはこの前のHの後のこと・・・

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
「ん?なに?なにかついてる?」
視線を感じた私は駆に問いかけた。
「え!?いやっ、何でもねぇよ・・・」
そう言って視線を逸らす駆。
こういうことは前にもあった。
確かあの時も今日と同じ下着だったはず・・・
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

「やっぱりこういうのって子供っぽいのかなぁ・・・」
明くる日自室でそのとき履いていた下着を見つめながら呟く歌。
その下着とは淡いピンクの生地にうさぎのバックプリントがついているもので
小学生の頃から歌が愛用しているお気に入りの1枚だ。
「う〜ん・・・やっぱり子供っぽいよね・・・」
自分でもなんとなく子供っぽいと思ってはいる歌。
この下着が駆から『可愛い』と思われるのはいいが
『子供っぽい』と思われるのは正直不本意だ。

そんな歌に一つの考えが思い浮かんだ。
「ここはいままでよりも大人っぽいのを履いてみようかな。」
うさぎぱんつ=子供っぽい=夢野歌
この図式が駆の中で成り立っているとしたら
そのイメージを払拭しなければならないと考えた歌は
思い切って大人っぽい下着を履いてみようと決意する。

・・・・・・・・・が、まだ大人とは言いがたい歌はそんな下着は持っていない。
前に美紀と一緒に買った黒い下着が限度という程度のレベルだ。

「はぁ〜どうしよう・・・ねぇ、うさちゃん。」
そう自分の下着のうさぎに向かって呟く歌。
絶対人には見られたくない光景だ。

ガチャ

「歌ー洗濯物干すの手伝ってくれな・・・」
他人に見られたくないものほど見られてしまうものだ。
「あ・・・お姉ちゃん・・・」
「・・・・・・・・・あんた、何やってるの?」
10722:2007/05/31(木) 21:25:23 ID:qu81LD6X
久しぶりに書いてみましたが今回は前回以上にエロの要素はないし
要望の多いクルミ(クロミ)も出ないしで大したものにはならないと
思いますのがその辺を御了承のうえ温かい目で見てやってください。
(前回ほど長くはならないのが唯一の良いところかと思います。)
108名無しさん@ピンキー:2007/06/01(金) 09:38:24 ID:Ggag09z5
神降臨!
続き全裸で待ってる。



そしてあんまりの過疎ぶりに俺も何か投下したほうがいいのかと思う
109名無しさん@ピンキー:2007/06/01(金) 12:41:56 ID:bimgm2cJ
wktk
110名無し@タイトルも無し :2007/06/02(土) 15:16:49 ID:gABpkujc
いい歳した女の子が自分の下着に向かって話しかけるという
ありえない状況の弁明をすること数十分。

「ふ〜ん、まぁ大体わかったわ。
 でもどんな事情があってももう2度とショーツに向かって話しかけちゃダメよ。
 そんなの誰かに見られて噂になったりしたら私あんたと縁切るからね。」
「う・・・」
流石に言い返す言葉の無い歌。

「それにしてもあんたたちもラブラブねぇ。
 まったく羨ましいわ。」
「お姉ちゃんは菊地先輩とは・・・」
歌の言葉を遮るように奏が喋りだす。
「なんであいつの名前が出てくるのよ。
 あいつとはもう別れてるの、終わってるの!」
「でもお姉ちゃんって菊地先輩と別れてから彼氏つくってないよね?」
「それは私好みのいい男がいないからよ、あいつは関係ないわ!
 そもそもなんで歌とこんな話しなきゃいけないのよ。
 私だって暇じゃないんだからね。」
そう言って部屋を出ようとする奏。

「あっ!お姉ちゃん、ちょっと待って。」
「もう、なによ?」
「お姉ちゃんって大人っぽい下着たくさん持ってるよね?
 あれってどこで買ってるの?やっぱりデパートとか?」
「ん?そうねぇ、最近は専門店で買ってるかな。
 ほら、駅の近くにあるでしょ?カフェのすぐそばの。
 デパートでも買えなくはないけどやっぱり専門店の方が品揃えがいいし。」
「そうなんだ〜」
そう言いながらじっと奏を見つめる歌。

「い・や・よ。」
「まだ何も言ってないよ〜」
「どうせ連れて行ってって言うんでしょ?」
「うん・・・まぁ。」
ボソッと呟く歌。
「私が一緒に行かなくても一人で行けばいいじゃない。」
「行ったことないお店だから緊張するの〜」
「なら美紀ちゃんとか真菜ちゃんとか誘えばいいでしょ?」
「美紀は今日夢ヶ丘なんとかポエム賞の審査員をやるからいないし
 真菜はそういう買い物にはついてきてくれそうにないし・・・」

そう言って困った顔をする歌を見つつ奏がもう1つ問いかける。
「で、実際のところは?」
「お金・・・ちょっと出してくれないかな〜って。」
やっぱりそうかという感じの顔をする奏。
「だって専門店とかの下着ってやっぱり高いんでしょ?
 私のお小遣いなんてすぐなくなっちゃいそうで・・・」
「まぁそりゃあんたの上下セットで980円みたいなのよりはよっぽど高いけど
 別にお店の商品全部が高いってわけじゃないのよ?」
「それはわかってるけどぉ〜」
そう言いながら再び奏を見つめる歌。

「もう!わかったわよ!
 ついて行ってあげるわよ!」
「ほんと!?」
歌の顔が一気に明るくなる。
「でも半額以上は出してあげないからね?」
「うん!ありがとうお姉ちゃん。」
111名無し@タイトルも無し :2007/06/02(土) 15:20:59 ID:gABpkujc
〜〜〜〜〜30分後〜〜〜〜〜

「お姉ちゃん用意できた〜?」
奏の部屋の前で歌が問いかけるとドアが開き中から奏が出てきた。
「今日は家事が終わったらゆっくりできると思ったのに・・・」
「まあまあ、これも可愛い妹のためだと思って・・・」
少々テンションの低い奏の手を引き玄関に向かう歌。
そして2人が玄関にたどり着いたときだった。

「あれ?2人ともどこ行くの?」
琴だ。
「あぁ琴、ちょっと歌と一緒に下着を買いに行ってくるから。」
「奏姉がいつも行ってるってお店?なんだか面白そうだから琴も連れてってよ〜」
「琴は3枚980円のパンツで十分でしょ?
 子供はお家でお留守番してなさい。」
「なにさ、歌姉だって子供じゃん。
 自分だってうさぎのパンツとか履いてるクセに!」
「うっ・・・」
そのパンツが原因でこんなことになってるとはとても言えない歌。
「そっそんなの関係ないの!
 琴にはまだ早いんだからお留守番ったらお留守番!」
そう言われたことはすがるような目で奏を見つめる。

「琴、いい子だからお留守番しててくれない?
 お土産買ってきてあげるから。」
「う〜〜〜〜」
まだ琴は納得していない。
「冷蔵庫にケーキがあったでしょ?
 あれ全部食べていいわよ?」
奏がそう言った瞬間驚いた顔で歌が奏の方を見る。
「え!?お姉ちゃん、あれ私の・・・」
奏は歌の方など振り向きもしない。

「・・・ほんとにあれ全部食べていいの?」
「そう、遠慮しないで全部食べちゃっていいのよ。
 だからお留守番しててくれる?」
「うん、なら琴お留守番してる。」
「琴はいい子ねぇ、どこかの我侭なお姉ちゃんとは大違いよ。」

琴との話も無事終わったところで玄関を出る2人。
「いってらっしゃーい、お土産よろしくね〜」
元気に手を振り見送る琴を見ながら奏が歌に呟く。

「お土産代、あんたも半分出しなさいよ?」
11222:2007/06/02(土) 15:34:05 ID:gABpkujc
大した話にはなりそうにないのでちょっとした読み物として見てもらえると嬉しい近作ですが
それでもコメントをくださる方々には感謝しています、少しの間ですがよろしくお付き合いください。
113名無しさん@ピンキー:2007/06/02(土) 16:11:52 ID:J1gJJZRw
乙!wktkして待ってる
114名無し@タイトルも無し :2007/06/06(水) 15:33:57 ID:/sVtFLU7
「はぁ・・・」
歩きながらため息をつく奏。
「どうしたのお姉ちゃん?
 ため息つくと幸せが逃げちゃうんだよ。」
のんきなことを言う歌に奏が少し低いトーンで話しかける。
「私だってお金が有り余ってるわけじゃないんだからね?」
「うっ・・・」
「そりゃあ私の方が年上だからお小遣いは多いけどあんただって十分貰ってるでしょ?
 しかもこの前お小遣い貰ったばっかりなのになんでもう金欠気味なのよ?」
歌がばつが悪そうに答える。
「先月はほしい漫画とかCDとかがたくさんあって・・・・・・・・・」
「あって?」
「・・・琴にお金借りてたの。」
「はぁ!?」
「だからそれをこの前お小遣い貰ったときに返したらすぐにお小遣いピンチになっちゃって・・・」
あまりの情けなさに苦笑いの奏。
「もういいわ、来月からはちゃんと考えてお小遣いやりくりするのよ?」
「うん!」
大きく頷く歌。
「返事がいいだけじゃダメよ。」
「うっ、うん、大丈夫大丈夫・・・」

「そっ、そんなことよりさ、やっぱり子供っぽいのって嫌われるかなぁ。」
ちょっと空気が悪くなってきたので無理矢理話題を変える歌。
「子供っぽいって下着の話?」
歌が頷く。
「それは見る男しだいだと思うわよ?
 あんたのアレだって子供っぽいけど好きな男はいると思うし
 どっちかって言うと子供っぽいから嫌いって男の方が少ないんじゃない?」
「ならお姉ちゃんもああいうの履くの?」
少し鼻で笑ったあと奏が答える。
「私があんなの履いてたらどう考えたって変でしょ?」
「うん。」
正直に答える歌。
「でもまぁそのギャップがいいとか言う男もいるでしょうけどね。」
「そういうもんなの?」
「そういうもんよ。」
納得しているようなしていないような微妙な表情の歌。
「そもそも駆くん自身が子供っぽいって言ったわけでもないんでしょ?
 あんたの勝手な思い込みかもしれないわよ?」
「でも駆って私がアレ履いてるときに決まって見てる気がするんだもん。
 だからたぶん思い込みなんかじゃないと思うの。」
見られている=子供っぽいということではないのではないかと思う奏だが
休日にわざわざ用意をして外に出てきた手前これ以上この話題には触れないことにした。
115名無し@タイトルも無し :2007/06/06(水) 15:35:46 ID:/sVtFLU7
「駆くんって言えばこの前うちに来てたわよね?あれ何してたの?」
今度は奏が話題を変える。
「この前?あぁ、あれは駆と・・・」
「あっ表で言いにくいことなら言わなくていいわよ?」
奏が笑いながら言う。
「ちっ違うよ〜!!」
赤面する歌。
「あれはお裁縫を教えてたの!」
「お裁縫を教えてた?あんたが?」
「もちろん!」
「まぁ自分が出来るのと人に教えるのは違うからねぇ・・・」
「も〜、お姉ちゃんったらどういう意味よ!」
「ならちゃんと出来たんでしょうね?」
多少歌の顔が曇る。
「ほら、教えるのはうまくても実際やるのは駆でしょ?
 だから、その、上手に出来たかって言うと・・・」
(この言い方なら普通程度には出来たっぽいわね。
 この子に教えられて出来たってことはよっぽど頑張ったのね、駆くん。)
「お姉ちゃん?どうしたの急に黙って。」
「ん?ちょっとね、頑張ったんだなぁって思ってたの。」
「うん、私頑張ったんだよ。」
(あんたじゃないわよ。)

「でもあんたって裁縫もそうだけど料理もうまく出来ないでしょ?
 そんなんじゃ将来困っちゃうわよ?」
「そうなんだよね・・・
 この前もマイメロに教えてもらってあんなお弁当だったし・・・」
「駆くんのためでしょ?頑張りなさい。」
優しく声をかける奏。
「うん、じゃあお姉ちゃん今度お料理教えて?」
「イヤよ、めんどくさい。」
即答する奏
「・・・・・・・・・ケチ。」

そんな話をしているうちに街中にたどり着いた歌と奏だったが
ここで歌が一人カフェの方へと走っていく。
「ちょっと歌、休憩ならあとにしなさいよ。」
「すぐに戻ってくるからお姉ちゃんはそこで待ってて。」
そう言って店内に入っていった歌。
(何しにいったのかしら?)
奏がそんなことを考えていると思いのほか早く歌が戻ってきた。
・・・・・・・・・真菜を連れて。

「あんた、結局呼んだのね・・・」
11622:2007/06/06(水) 15:42:04 ID:/sVtFLU7
週に一度は更新できて6月中には終わらせられるとイイナ!って思ってます。
(と言っても長い話ではないのでもう半分は終わってる感じですけど。)
117名無しさん@ピンキー:2007/06/08(金) 01:19:31 ID:dYdt3lNO
GJ!!続きが気になる〜
118名無し@タイトルも無し :2007/06/13(水) 14:07:56 ID:Yd1/SsXo
さっそく目があう奏と真菜。
「あっ、こんにちは奏さん。」
軽く頭を下げて挨拶する真菜。
「こんにちは真菜ちゃん。」
奏はにこやかに挨拶を返したあと言葉を続ける。
「ところで真菜ちゃん今日は歌になんて言われて来たの?」
「えっ?服買いに行くからついて来てくれへんかって・・・」
当たらずとも遠からずといったところだ。
「ちょっとゴメンね。」
そう言って少し真菜から離れたあと歌を手招きする奏。

「なんでちゃんと説明しないのよ?」
小声で歌に問いかける。
「だってほんとのこと言ったら断られそうで・・・」
「断られそうって・・・
 それ以前になんで真菜ちゃんを呼んだの?」
「真菜の意見も参考になるかなぁって、ほら真菜って男の子っぽいし・・・
 2人っきりじゃダメでもお姉ちゃんがいればついて来てくれるかなって・・・」
こんな理由で呼び出される真菜に同情する奏。
「はぁ・・・
 とにかくちゃんと真菜ちゃんに説明しなさい。」
奏が少しきつめのトーンで言うと歌は大きく頷いたあと真菜のところへ。

話をしている歌と真菜。
しばらくすると帰ろうとする真菜にすがりつく歌という構図になる。
(やっぱり・・・)
そう思いつつ2人の方へと歩いていく奏。
「なんでウチがそんなとこに付き合わなあかんねん!」
「だから〜友達を助けると思って、ね?おねがい真菜。」
「ウチは『おねがい』いうのが大っ嫌いなんや!」
間に入る奏。
「歌、いい加減にしなさい。
 ゴメンね真菜ちゃん、この子が無理言って。」
そう言うと奏は真菜を掴む歌の手を離させる。
「この子初めてのことだから少し不安だったんだと思うの、
 今日は美紀ちゃんもいなかったみたいだし・・・
 悪気があったわけじゃないと思うから怒らないであげて。」
「あっ、いや、別に・・・」
「ま〜な〜」
奏の後ろから自分の方を見つめ手を伸ばす歌。

「・・・マイメロはおらんのやろな?」
「うん、今日は用事でマリーランドに戻ってるから。」
「・・・・・・なら今日は特に用事もないし、ついて行ったるわ。」
「真菜、ありがとー」
満面の笑みの歌。
「ありがとう、真菜ちゃん。」
奏も礼を言う。
「気にせんといてください、これも確かに歌のためやし。」
その言葉を聞いてかすかに微笑んだあと奏が言う。
「それじゃ、立ち話もなんだしそろそろ行きましょうか?」
119名無し@タイトルも無し :2007/06/13(水) 14:09:42 ID:Yd1/SsXo
奏にそう言われて少し歩いたところで真菜が素朴な疑問を口にする。
「そういえばその店どこにあんの?近いん?」
「うん、そこの洋服屋さんを曲がってすぐのところ。」
歌の言うその洋服屋をふと見た奏は今朝見た広告を思い出した。
「歌、真菜ちゃん、ちょっと先にあの洋服屋に寄っていい?」
「どうしたのお姉ちゃん?」
「あのお店今朝広告が入ってたのよ。
 琴のお土産に服でも買って帰ってあげようかって思って。」
「え〜琴のお土産はお菓子でいいんじゃない?」
「琴はそんなに甘いものばっかり食べないわよ、あんたじゃないんだから。」
その言葉に真菜も納得の表情で頷いている。
「も〜、2人ともひど〜い。」

そんな話をしながらも奏の提案に従い洋服屋へと入る一同。
「さ〜て、何がいいかなっと。」
「これなんて琴に似合うんちゃいますか?」
「あらいいわね、あ〜でも3割引でこの値段かぁ。」
奏と真菜がしばらく服を選んでいると別のところを見ていた歌がやってきた。
「ねぇ、2人ともこっち来て。」
そう言う歌につれられて2人がたどり着いたのはパジャマコーナー。
「これこれ、安いし琴こういうの好きだよね?」
歌が指差すのは動物をモチーフとした俗に言う『着ぐるみパジャマ』というやつだ。

「確かに安いけど・・・」
「どうしたのお姉ちゃん?50%オフだよ、半額だよ?」
「これがなんでこんなに安いかわかる?」
「え?」
「もうすぐ夏だからよ、みんな暑くて着なくなるから安いの。」
なるほどという顔をする歌。
しかしそんなことは大して気にならない様子で言葉を続ける。
「でも大丈夫だよ、クーラー使えばいいし。
 真菜もそう思うでしょ?」
少し困った顔で首を傾げる真菜。
「まぁ夏に着れへんでも最悪冬には着れるしなぁ・・・」
真菜の意見を聞きそれもそうかという顔をする奏。
「そうね、確かに冬には着れるんだし。
 歌の言うとおりにこれにしましょっか。」
「うん!じゃあ早速どれにするか決めなきゃね。」
そう言うと楽しそうに展示されているパジャマを見る歌。
「ほらほらお姉ちゃんたちも探さなきゃ。」
「はいはい。」
声をそろえて返事をする2人。

「これはどうかな〜」
そう言って歌が見せたのはゾウのパジャマだ。
「う〜ん、ゾウはちょっとアレじゃない?
 元王様のゾウさんとイメージ被っちゃうし。」
「そうだね、それはちょっと嫌だね。」
納得した様子でゾウのパジャマを元のところに戻す歌。

「じゃあこれは?」
次はネズミのパジャマだ。
「あんた、私も琴もネズミ苦手なの知ってるでしょ?
 多少可愛く作られててもダメに決まってるじゃない。」
「やっぱりダメかぁ、可愛くってもネズミはネズミだもんね。」
その様子を見ていた真菜がふと思う。
(この会話フラットには聞かせられへんな。)
120名無し@タイトルも無し :2007/06/13(水) 14:10:34 ID:Yd1/SsXo
「真菜、そっちはどう?良さそうなのあった?」
「ん〜、こんなんどうなん?」
そう言って真菜が手に取ったのはオオカミのパジャマだ。
「確かに琴って可愛いってだけのよりもこういう方が好きだもんね。
 お気に入りのあれも怪獣だし。」
「そうね、真菜ちゃんが選んでくれたって言ったら琴も喜ぶだろうし。
 これにしましょっか。」
真菜の選んだオオカミパジャマを持ってレジに向かった奏は
無事会計を済ませて先に店外に出ていた歌たちのもとへ。

「歌、あとでパジャマの代金の半分払いなさいよ?
 レシートもちゃんと取ってあるからね。」
「やっぱり半分出さないとダメ?」
「ダメ!」
「は〜い・・・
 でもさ、ああいうのって可愛いよね。
 私もサイズがあれば自分の買いたかったなぁ。」
「でも子供っぽいって思われたないんやろ?」
真菜が的確なつっこみを入れる。
「じゃあ駆が見てないとこで着るってことで。」
「可愛いかどうかは別にしてさぁ、ああいうのって結構大変なのよ?
 トイレに行くときもわざわざ全部脱がなきゃいけないみたいだし。」
奏が現実的な話をする。
「そっかー、じゃあ琴も大変なんだね。」

「歌、その話もええけど目的の店ってこことちゃうんか?」
少し後ろの方から真菜の声がして振り返る歌。
奏も真菜も店の前で止まっていて自分だけが通り過ぎていることに気づく。
「真菜もお姉ちゃんももっと早く言ってよ〜」
少し顔を赤くして歌が戻ってくる。
「別に私はあんたがどこまで行くか見てても良かったのよ?
 あんたを呼び止めてくれた真菜ちゃんに感謝しなさい。」
「う〜、真菜・・・ありがとう。」
「どういたしまして。」
笑いながら返事をする真菜。

「それじゃ入りましょっか?」
そう言うと同時に店の中に入っていく奏。
歌と真菜もその後をついて行く。
「いらっしゃいませ。」
奥の方から店員の挨拶が聞こえてきた。
「うわ〜なんだか高そうなのがいっぱいあるね。」
「そうよ、だからベタベタ触って汚さないようにね。」
「も〜、私子供じゃないんだから大丈夫だよ〜」

「それにしてもやっぱりウチにはあわへん雰囲気やなぁ。」
慣れない雰囲気の店に戸惑う真菜。
「大丈夫大丈夫、真菜だって女の子なんだから。」
「ウチに『女の子』って言葉が似合うか?」
「・・・・・・・・・・・・・・・うん。」
実にわかりやすい間の取り方に真菜がボソッと呟く。

「正直やなぁ。」
12122:2007/06/13(水) 14:13:57 ID:Yd1/SsXo
(たぶん)次の更新で終わりです。
122名無しさん@ピンキー:2007/06/15(金) 07:46:58 ID:7s2vy/SV
GJ!
次回で終わっちゃうのがもったいないです
頑張ってください!
123名無し@タイトルも無し :2007/06/20(水) 13:26:10 ID:tahvCC9j
「歌、そんなとこで話してないでさっさと見てきなさいよ。」
真菜と話していた歌に奏が喋りかける。
「え?私1人で見るの?お姉ちゃんたちは?」
「あんたって他人の意見に流されやすいからまずは1人で選びなさい。
 その選んできたやつに対しては感想を言ってあげるから。」
だがやはり1人では良いものを選ぶ自信がないのかなかなか返事をしない歌。
「あんた自身が駆くんに大人っぽく見てもらいたくて買うんでしょ?
 だったら出来るだけ自分で選ばなきゃ。」
「うん・・・そうだね、私頑張る。」
「そうそう、その調子よ。
 とりあえず幾つか良さそうなの選んで持ってきなさい。
 その中からどれにするかをみんなで決めましょ。」
「うん、じゃあ色々見て選んでくるね。」
そう言って奏たちとは別の方向に進む歌。

「でも歌1人で大丈夫やろか?」
少し心配そうな真菜。
「大丈夫よ、私がちゃんとチェックするんだから。
 それにあの子だっていつまでも子供じゃないんだしね。
 まぁこんなことで大人って言うのもどうかとは思うけど。」
奏はそう言うと真菜の手を取り歌とは別の方向に進む。
当然その行動が理解できない真菜は手を引かれながらも奏に問いかける。
「奏さん?どこ行くんですか?」
「どこって、真菜ちゃんに似合う下着を探すのよ?」
「え?」
「折角ついて来てくれたんだしね。
 お姉さんが真菜ちゃんにプレゼントしてあげるわ。」
「ちょっ・・・ウチは別に・・・」
「遠慮しなくていいのよ、お姉さんに任せなさい。」
ノリノリの奏であった。

「う〜ん、どういうのが大人っぽいのかな〜」
そう言いながら色々な下着を手に取りチェックする歌。
「うわっ、これ高〜い。」
歌が手に取ったのはインポートの下着で非常に細かい刺繍が施されているものだ。
その値段はショーツのみで軽く1万円を越えている。
「もしこれを持っていったら・・・・・・・・・」
しばし考え込む歌。
そして長い沈黙の後その下着を黙って元あった場所に戻しボソッと呟く。
「・・・・・・・・・お姉ちゃん、怒るどころじゃすまないよね。」

そんなことを考えながら歌が下着を選んでいるころ奏たちは・・・

「あの、奏さん。
 ウチこういう下着は着けへんから・・・」
「そう?こういうのも似合うと思うけどなぁ。」

思いっきりフェミニンな下着コーナーにいた。
124名無し@タイトルも無し :2007/06/20(水) 13:29:47 ID:tahvCC9j
「じゃあいまどんなの着けてるかちょっと見せてね。」
そう言って突然真菜の服の襟元を引っ張り中を覗き込む奏。
「なっ!?」
真菜が着けていたブラはスポーツ選手が着けるようなデザインのもので
色も黒ととても女の子らしいとは言いがたいものだった。
「やっぱりこういうの着けてるんだ。
 ショーツも同じスポーツタイプのかな?」
襟元の手を離して今度はズボンに手をかけようとする奏。
「そう!同じ、同じ感じのです!!」
真菜が飛び退きながら答える。
「ふ〜ん、こんな感じのしか持ってないの?」
「え?まぁ、大体は・・・
 白の無地のやつとかなら幾つかありますけど・・・」
「そっかぁ、真菜ちゃんらしいって言ったらそれまでだけど
 たまには女の子らしいのも着けたくならない?」
「いや、ウチは可愛いのはちょっと・・・」
困った顔で答える真菜。

そんな真菜に再び近づいた奏は真菜の耳元で小声で話しかける。
「でもさ〜
 思いっきり下着変えたら一人でするときも興奮するかもよ?」
その言葉に真菜の顔が一気に赤くなる。
「あはは、照れなくていいわよ。
 真菜ちゃんくらいの歳ならやってても全然不思議じゃないから。」
今度は真菜の尻を撫でる奏。
「流石真菜ちゃん、引き締まってていいお尻ね。」
「奏さん・・・やっ、やめ・・・」
「ふふ、恥ずかしがる真菜ちゃんって可愛いわよ。」
そう言いつつ真菜のズボンの中に手を入れようとしたそのときだった。

「あっ、お姉ちゃんたちここに居たんだ。」
歌だ、どうやら下着を選び終わったらしい。
「助かった・・・」
真菜が呟いた。
「ん?どうしたの真菜。」
「ええんや、気にせんといて。
 そんなことより選んだんなら早よ見に行こ。」
「そうだね、じゃあお姉ちゃんも行こう。」
「はいはい。」
少し残念そうな顔で歌たちについていく奏であった。
125名無し@タイトルも無し :2007/06/20(水) 13:30:26 ID:tahvCC9j
「で、最初はどんなのよ。」
「あったあった、これ。」
歌が手に取ったのは豹柄のTバックとブラだ。
「・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・」
黙り込む2人。
「あれ?どうしたの?2人とも。」
「あのさぁ、あんたそんなの自分に似合うと思ってんの?」
「え?着けてみたら意外と似合うかも・・・」
「悪いけどたぶんそれはないで。」
「うっ・・・」
「大体Tバックはやめといた方がいいわよ。
 なんか妙に気合入ってると思われて男の方が引いちゃうこともあるしね。
 少なくともあんたにはまだ早すぎるわ。」
「そっかぁ、ならやめとこうかな。」
そう言って手に取った下着を元のところに戻す歌。
「ところで歌、あんたなんでブラまで買おうとしてるの?」
気づかれたという感じで少し歌の動きが止まる。
「・・・・・・・・・ダメ?」
「自分でお金出すのなら止めないわよ?」
「割り勘で・・・」
「ならダメ。」
即答だ。

「おねがいお姉ちゃん。
 掃除の当番とかも変わるから〜」
「はぁ・・・1回や2回じゃダメだからね。」
「任せてください、お姉さま!」
「ほんと調子いいわね、あんたは。」
少々呆れ顔の奏。
「でもブラに気を使うのもいいけどそれ以前に
 あんたはそのちっぱいをどうにかしなさいよ。」
「毎日牛乳飲んでるけど大きくならないんだもん。
 どうすれば大きくなるのか知ってるなら教えてよお姉ちゃん。」
「駆くんにでも揉んでもらえば大きくなるんじゃないの?」
奏が笑いながら言う。
「そうなんだ、じゃあ今度駆に頼んでみよっかな。」
奏の言うことを鵜呑みにする歌。
「いや・・・奏さんは冗談で言ってるんやろ・・・」
真菜がつっこむ。
「え!?そうなの?」
「はぁ・・・もうええわ。」

呆れ顔の真菜を多少は気にしながらも次の下着を紹介する歌。
次は黒地でフロント部分は薔薇のレースで仕上げられており
多少透けているところもセクシーな感じを受ける下着だ。
「大人っぽい宮前さんをイメージして選んでみたんだけどどうかな?」
「あ〜確かにそんな感じやな。」
「でしょ?お姉ちゃんはどう思う?」
「その宮前って子がどんな子かは知らないけどこれもあんたにはあんまり似合わないわね。
 こういうのは着ける人間がそれ相応の見た目じゃないと下着に負けちゃうの。
 そして、あんたは負けちゃってるわけ。」
「うぅ・・・
 じゃあこれもダメかぁ・・・」
がっくりと肩を落とす歌。
「大人っぽい誰かの真似をして選んだってその人とあんたは
 別の人間なんだからそれがあんたにも似合うとは限らないでしょ。
 もう少し自分らしさも感じられるようなのにしなさい。」
126名無し@タイトルも無し :2007/06/20(水) 13:32:35 ID:tahvCC9j
「じゃあこれは?ちょっとリボン結びが子供っぽいかなって思うんだけど・・・」
次に歌が見せたのはサイドの部分を紐で結ぶタイプの下着で色は白。
先ほどの薔薇ほどではないが刺繍も細かい下着だ。
「うん、これはいいじゃないの?
 フロントの刺繍とかは清楚で大人っぽい感じがするし。
 サイドの部分が気になるみたいだけど少しくらい
 可愛さが残ってた方があんたらしくていいわよ。」
「そうかな?真菜はどう思う?」
「ええんちゃう?白やと清潔感もあるし。」
「そっか・・・2人がそう言ってくれるならこれにしようかな。」
満足げな表情の歌。
「やっと決まったわね、じゃあ買ってきてあげるから貸しなさい。」
そう言って歌から下着を受け取った奏はレジの方へ向かう。

程なくしてレジから戻ってくる奏。
「それじゃ、帰りましょっか。」
長かった下着探しの旅も終わり店から出る3人。
「ねぇ、お姉ちゃん。
 たいやき買って帰らない?」
「おごらないわよ。」
「それくらい私が出すよ〜
 今日ついて来てくれたお礼なんだから。
 もちろん真菜にも買ってあげる。」
「おおきに。」
真菜が微笑みながら礼を言う。
「美味しいんだよ、私のクラスメイトが家族でやってるお店でね・・・」

そんな話をしながらたいやきを買いに行き
それを食べながら帰っているころにはすっかり夕方になっていた。
127名無し@タイトルも無し :2007/06/20(水) 13:33:41 ID:tahvCC9j
「じゃ、ウチの家こっちやから。
 たいやきありがとな。」
「うん、こっちこそ今日はありがとう。」
「んじゃ、また明日。」
そう言って帰ろうとする真菜を呼び止める奏。
「ちょっと待って、真菜ちゃん。」
「なんですか、奏さん?」
「はい、これ。」
奏が差し出したのは謎の紙袋だ。
「私からもお礼ってことで受け取ってちょうだい。」
「これ・・・もしかして・・・」
奏は表情一つ変えずに微笑んでいる。
「お姉ちゃん、なにそれ?」
「歌には秘密よ。
 ね、真菜ちゃん。」
「え〜、ずる〜い。
 真菜ぁ、それなに?教えてよ〜」
「さっ・・・さぁ?なんやろな〜?
 ほな、そろそろウチは帰るわ。」
そう言うと同時に走り去っていく真菜。

「ね〜、あれってなんなの?」 
中身が気になって仕方ない歌。
「明日真菜ちゃんに直接聞きなさい。
 ついでに感想も聞いといてくれると嬉しいわ。」
「感想?」
「そっ、感想。」
「なんだかよくわからないけど明日真菜に聞いてみる。」
「そうしなさい。
 ほら、いつまでもこんなとこでじっとしてないで帰るわよ。
 今日はマイメロがいないんだから夕飯の準備もしなきゃだし。」
「ご飯の準備かぁ、めんどくさいよね〜」
ため息をつく歌。
「心配しなくてもあんたがやるのは食器の準備くらいよ。」
笑いながら言う奏であった。
128名無し@タイトルも無し :2007/06/20(水) 13:35:45 ID:tahvCC9j
その日の夜・・・

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
私は買った下着を見てほしくて駆に「家に行っていい?」って携帯で聞いたの。
急に家に行くのは迷惑かなって思ったけど駆は「いいよ。」って言ってくれた。
駆の部屋ではいつも通りお喋りしたりウォーで遊んだりしたけど
いつしか時間は過ぎてちょっとだけ大人の時間になって・・・
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

(下着姿を見られるだけなのにいつもより緊張するな〜)
そう思いながら歌は服を脱ぐことを少しだけ躊躇する。
「夢野?どうしたんだ?」
「え!?何でもないよ駆。」
「そうか?夢野こないだからちょっと変だぞ?」
「大丈夫、心配しないで。」
「おっ、おう・・・」
(そうだよね、おどおどしてたらおかしいよね。
 お姉ちゃんや真菜が手伝ってくれたんだもん、自信を持って!私!!)

意を決して上着とスカートを脱いだ歌。
(大丈夫だよね?私大人っぽいよね?)
そんなことを考えながら歌は駆の方を見る。
「・・・どうかな?この下着新しく買ったやつなんだけど似合ってる・・・かな?」
小暮が喋りだす前に自分から感想を求めてしまった歌。
「まぁ、似合ってる・・・ぜ?」
(あれ?)
自分が期待したほどの感想が出てこない。
「どうしたの?やっぱり・・・似合ってない?」
「いや、そういうわけじゃねぇけど・・・」
どうも歯切れが悪い小暮。
「おねがい駆、はっきり言って。」
「あの・・・それが似合わないってことじゃねえんだけど、
 いつも履いてたようなやつの方が好きかなって・・・」
予想外の駆の言葉に戸惑う歌。
129名無し@タイトルも無し :2007/06/20(水) 13:36:48 ID:tahvCC9j
(じゃあ好きだからずっと見てたってことなの?)
そう思った歌は駆に問いかける。
「いつものって・・・うさぎのパンツとか?」
当然『YES』という答えが返ってくると思っている歌だが
その答えは歌の想像したものではなかった。
「別にあれだけが好きなわけじゃねーけど・・・」
「え?」
(じゃあなんであの下着のときだけずっと見てたんだろ?)
当然の疑問が歌の頭に浮かぶ。
「でも駆、私がうさぎのパンツ履いてたときだけじーと見てたじゃない。」
「あっ、あれは・・・」
「あれは?」
「夢野、ケツでかいから・・・
 後ろのうさぎが伸びきっちまっててかわいそーだなーって。」
(!?)
衝撃の発言だ。

「・・・それだけの理由なの?」
「えっ?そうだけど・・・?」
「ふ〜ん・・・そうなんだ・・・」
修学旅行で不慮の事故で着替えの現場に
入り込んだとき以上の殺気を感じる小暮。
「ゆっ、夢野?」
「私全然怒ってないよ、駆・・・」
「俺、怒ってるかなんて聞いてねーじゃねーかよ。」
じりじりと寄ってくる歌に恐怖を感じる小暮。
「うふふ・・・今夜はグルグル巻きにしてあげるからね、か・け・る。」
「ちょっ!夢野!?うっ、うわあぁぁぁ〜〜〜〜」

梅雨時期に珍しい満面の星の見える夜に小暮の絶叫がこだましていた。
130名無し@タイトルも無し :2007/06/20(水) 13:38:15 ID:tahvCC9j
・・・ということが小暮家で起こっていた時刻と同じころ藤崎家では。

「やっぱり返したほうがええんやろか?」
下着を見つめながら一人呟く真菜。
それは別れ際に奏から渡された紙袋の中に入っていたものだ。
その色はピンクで全体にフリルやレースがあしらわれたいかにも『女の子』な下着である。
「でも返すとしていつ返せばええんや?
 歌に返しといてって渡すわけにもいかんし・・・」
確かに真菜が奏だけに会う機会は決して多くはない。

「かといってこんなのウチにはとても・・・」
そう言いながら再び下着を見つめる真菜。
(でも折角奏さんが買ってくれたんやし・・・)

〜〜〜〜〜5分後〜〜〜〜〜

本来は格闘技のフォームをチェックするために使っていた大きな鏡の前で下着姿で立つ真菜。
(うわ〜これはないなぁ・・・)
そう思いながらも鏡の前で色々とポーズをとってみる真菜だがふと冷静に考えるとやはり恥ずかしくなる。
「あほらし、やめやめ。」
そう言って鏡の前から立ち去ろうとしたときあのときの奏の言葉が頭をよぎる。

『思いっきり下着変えたら一人でするときも興奮するかもよ?』

一度は目を逸らした鏡の方を再び見つめる真菜。
「ちょっと・・・試してみるだけなら・・・・・・」
真菜の手が胸と股間に伸びようとしたそのときだった。

「マナちゃん、かわい〜」
蒸し暑くて開けていた窓の方から聞こえる声。
(!?)
真菜が振り向いた先にいたのはマイメロだ。
「や〜ん、マナちゃんったらお人形さんみたい。」
「・・・なんでマイメロがここにおんねん。」
低いトーンでそう言いながらマイメロの方に近づく真菜。
「マイメロマリーランドから帰ってきたところなんだけど
 夜も遅いからマナちゃんにおやすみの挨拶をしようと思ってきたの。
 そしたらマナちゃんがすご〜くかわいくなっててマイメロビックリしちゃった。」
にこやかな笑顔を絶やさないマイメロ。
「マイメロ今日の夜のこと絶対忘れないわ。」
マイメロがそういい終えるころにはマイメロの前にたどり着いた真菜。
その右手にはいつの間にかグローブが付けられている。
「いま見たこと・・・絶対忘れへん言うんなら!」
真菜の拳に全身全霊が注がれる。
「ウチが忘れさせたるわーーーーー!!」
渾身の一撃が直撃したマイメロは遥か彼方へと吹き飛んだ。
「いや〜〜〜ん♥」

梅雨時期に珍しい満面の星の見える夜にマイメロの甘い声がこだますのだった。


〜おしまい〜
13122:2007/06/20(水) 13:47:53 ID:tahvCC9j
最後の更新がやたらと長くなりましたが御勘弁ください。

今回も前回同様コメントをくださった方や読んでくださった方には
感謝しております、どうもありがとうございました。

次書くときはもう少しエロの要素を・・・
とは考えているもののどうなることかはわかりません。
(あと奏さんが毎回よく登場する点は御了承ください。
 たぶん次回もですので・・・)

それでは、今回はこの辺で。
繰り返しになりますが本当にありがとうございました。
132名無しさん@ピンキー:2007/06/20(水) 16:44:38 ID:SOe4Y/H1
GJ!お疲れさん!
個人的には最後のマイメロ×真菜が非常に良かったw
133名無しさん@ピンキー:2007/06/21(木) 01:25:06 ID:9pFHTBDx
萌えたーGJ!
次回も楽しみにしてます
134名無しさん@ピンキー:2007/06/22(金) 00:14:12 ID:SrkslnDi
今さらなんだが誰か前スレにあった作品達を保管してたりしないか?
保管庫には少ししかないから・・・
135名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 09:36:17 ID:f2DvOSOW
おれもして欲しい
136名無しさん@ピンキー:2007/07/02(月) 15:59:36 ID:I98kurG8
すっきり保守
137名無しさん@ピンキー:2007/07/09(月) 00:36:12 ID:V0L6oy7x
hosyu
138名無しさん@ピンキー:2007/07/17(火) 00:13:32 ID:bcb26Vqb
上げ
そして誰か前スレ含めて保管庫依頼してくださると嬉しい
もしくは依頼のやり方を教えてください
139名無しさん@ピンキー:2007/07/20(金) 21:08:37 ID:lbYN8ubz
ほす
140名無しさん@ピンキー:2007/07/27(金) 19:03:58 ID:xm3mUq16
上げそしてすっきり保守
141名無しさん@ピンキー:2007/08/07(火) 12:22:35 ID:99TSXKnF
捕手
142名無しさん@ピンキー:2007/08/12(日) 11:03:37 ID:Vh8l0jPK
変態×クロミ
143名無しさん@ピンキー:2007/08/23(木) 18:03:43 ID:APXp1ckt

ほしゅして、おねがい♪
144ななし:2007/08/26(日) 03:45:15 ID:NwsBUG3i
ほしゅですっきり!
145名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 21:37:26 ID:LH91qU04
変態がクロミをぬいぐるみ姦するやつがみたい
146名無しさん@ピンキー:2007/08/29(水) 14:10:12 ID:NWxWeapd
全然書き込みが無いなぁ・・・職人マダー?
俺じゃエロ分の少ないパロしか思いつかねー。
147名無しさん@ピンキー:2007/08/29(水) 20:14:16 ID:FX6Xhv4G
揚げ
>>146
それを火付けに創作意欲がわく職人さんがいるかもしれない!
ぜひ書いてね おねがい♪


俺も何かアホな小ネタがんがる
14822:2007/08/29(水) 21:26:44 ID:QoFor0nY
>>146
私の書いたのだってエロ分少なめのパロですから
気にしなくてもいいんじゃないでしょうか♪

最近は忙しくて書く暇がないので申し訳ない限りです。
149名無しさん@ピンキー:2007/09/10(月) 02:07:55 ID:N9kse0kw
ほーしゅ!
150146:2007/09/10(月) 11:41:00 ID:+5wZgDfj
あ、レスついてる・・・しばらくネットやれなくて、気にかかってたんだ。

分かった、大分時間はかかるかも知れんが、書いてみるよ。
因みに、タイトルは決まっている。「勝利の女神ですっきり!?」
エロパロの「エ」の字ぐらいしか出ないからあんま期待せず待ってて。
以下待て次号。(←?)
151名無しさん@ピンキー:2007/09/10(月) 20:54:37 ID:ElmQAwNH
気長に待ってるよー。

待て!しかして希望せよ!
152名無しさん@ピンキー
琴×潤
続きを楽しみにしています