愛理の黒い下着が膝に絡まっている。
調理台の上に上体を押し倒され、エプロンははだけられている愛理。
ワンピースは腰の周りに絡みつくだけ。下着も剥ぎ取られて、隠したい部分は
全部晒されてしまっている。
マックスの視線が痛い。怖い。
しかし、その怖さの中にどうしようもない熱い塊があるのを愛理は知っている。
マックスに見られている、と思うだけで愛理の背筋をゾクゾクするなにかが這い登ってくる。
胸のふくらみの中心からじわじわと熱が溢れてくる。
薄い金色の叢の中の芯が熱く固くなってきてしまう。
「っ!!!!」
その愛理は弓なりに背筋を反らせた。マックスの指が女の子の叢をそっと撫でたから。
ぬらりとしたその指の感触が、塗れて肌に張り付いた縮れ毛をかき分けて粘膜に触れる。
愛理は頭が真っ白になった。
マックスの指は入り口近くを擦りながら、充血した粘膜の内側に入っていく。
指が水音を立てながら塗れた粘膜を掻きこそいでいく。
――熱い。熱い……マックス……熱いよ……
目の前のマックスの顔も愛理は恥ずかしくて直視できない。
愛理は赤くなった顔を腕で隠そうとするが、それはマックスの手で軽く止められてしまう。
「ぁん? 何顔隠してんだ?」
ぶっきらぼうなマックスのセリフは愛理の心を射抜いた。
マックスにしてみれば愛理が顔を隠す理由がわからずにただ訊いてみただけなのだが、
愛理にとっては羞恥を煽る言葉責めになってしまっている。
――顔、見たい…って言うの? コイツに、わ、私の……恥ずかしい、顔……コイツに……
見られて……
そう考える愛理の心の中は次第に白い熱に炙られていく。
どんなに恥ずかしくても、マックスにその顔を見られてしまう。
えっちな顔も、いやらしい声も、隠せない。
そう考えたとき、愛理の充血しきった陰核をマックスの指が擦った。
「ひうっぅ!!」
調理台の上で愛理の全身が軽く痙攣する。
白目を剥きかけた顔を見られたくなくて、愛理は腕を動かそうとするが、腹の上で
両手首をマックスの片手に押さえられているだけなのにびくともしない。
――あの、あのとき、みたいに……何にも抵抗できなくて……
トラウマになっている海の家での羽交い絞め事件を愛理は思い出した。
抵抗できない。思うままにされてしまう。貪られてしまう。
恐ろしさと、それより何倍も強い期待が愛理の中には溢れてくる。
プリンのようにふる、ふると揺れる愛理の乳房。仰向けになっていながらも
形よく盛り上がっている、その小山の先端にマックスは唇を寄せた。
乳首全体を軽く吸い込みながら、舌先で乳首の先端を撫でる。
「っ!! だ、だめっ、ヒ、ヒゲっ、そ、そんなにっ――」
全身が溶けそうなほどの熱を感じた愛理は意味のない叫びを漏らす。
身体が犯される。マックスのことだけしか感じられない。