嫉妬・三角関係・修羅場系総合SSスレ 弐拾弐

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709雪桜の舞う時に☆埋めネタ ◆mxSuEoo52c :2006/11/26(日) 02:11:47 ID:SemWQvBu
「そこで不味い水道水を桧山さんの頭にかけてコスプレ喫茶に注文もせずに出たんです。
桧山さんがどうして私がこんなに怒っているのか理解できずに狼狽えていました。
もう、本当に桧山さんは女心については鈍いです」
 そりゃ、私も同感だ。
「それだけじゃないんですよっ!!」
「まだ、あるの?」
「飼い犬はちゃんと首輪をして誰かの所有物をちゃんと提示する義務があるんです。
だから、私は桧山さんに首輪をかけてもらおうとしたのに。
桧山さんったら、『首輪はさすがに危ない趣味を持っている人に見られるかもしれないから却下っ!!』なんて言ったんです。
それを聞いて、私とってもショックだった」
「普通のカップルに首輪をしないだろぅ」
「首輪は犬とっては大事なアイテムなんです。桧山さんが私を桧山さんの所有物だとちゃんとはっきりしておかないと。
他の泥棒猫たちが桧山さんに寄り付いてくるかもしれない。桧山さんに捨てられるのはもう嫌なんです」
「もう少しアブノーマルから離れて純愛系に戻ったらどうなの?」
 敵に塩を送る行為はしたくはないが、風紀委員として。人として。この子にまともな教育を施す必要がある。
「それは無理な話です。桧山さんは『犬耳』萌えなんです。
私は桧山さんのワンちゃんになるためにどれだけの努力をしているのかおわかりですか? 
桧山さんが好みそうな犬耳をコスプレショップで購入したり、尻尾は毛並みのよいふさふさして暖かそうな物を。
そして、桧山さんに頭を撫でられると自然とうにゃーーーー!! って叫ぶの我慢してわんわんって叫ぶ、私の凄まじい努力を」
「それ、本当に凄まじい努力なの?」
 私は剛君に思い切り同情したくなる。こんな天然ボケ少女を彼女にしたことを。私も幼児退行化プレイとかしたから人の事は言えないけどさ。
「ええ。努力しましたよ。瑠依さん」
 拳をぎゅっと握り締めてガッツポーズしている志穂の姿が何故か痛々しく見えた。
でも、その表情が真面目な顔をしているのであんまり強く言うことができない。まあ、いいか。
「愚痴を言ってしまう原因になった剛君と別れることになった原因は結局なんなのよ。
まだ、真相を言うべきどころか。のろけ話しか聞いてないんだけど」
「うにゃーーーー!! そうだった。忘れていたよ。いまの今まで」
 私もこの台詞を言うのは22回目なんだけどね。志穂は剛君とイチャイチャ話に没頭して話の本編に辿り着くことすらもできないでいる。
これは大いに問題だ。
「私、桧山さんにある事が許せなくて、本人を前にして大嫌いを連呼しちゃたんです。
頭に血が登ってしまって、何を言ったのか覚えてないんだけど……」
「最後の別れ際に別れてやるーーー!! って叫んだんでしょう。もう、あなたたち破綻決定!! 剛君を頂く機会は私にもやってきた」
「うにゃにゃ!! 私はそんなつもりで言ったんじゃないですよぉぉ」
 せっかく、剛君の彼女の地位を占めていたのにその座を捨てるとはとても愚かなことだよ志穂。
傷ついた剛君を今の隙に頂いてしまおう。
 そんな風に私は踊りたいぐらいに喜びたかったが。
 その時、ちょうどドアが開いていた。
 お母さんだ。
「剛君、知らない女の子と腕を組んでいたけど。何かあったの?」
「うにゃぁぁぁぁーーー!!」
「ええっっっっ!!」

 一体、どうしたのよ。剛君!!

 次スレ埋めネタに続く(かも)
710トライデント ◆mxSuEoo52c :2006/11/26(日) 02:16:19 ID:SemWQvBu
スレを埋めるために即興に作り上げた
『雪桜の舞う時に☆埋めネタ』
1時間ぐらいでつい書き上げて投稿してしまった。
今はとても反省しているw

とりあえず、次スレが立てられた時にまた投稿しようかと思っている



>>706
>>「(主人公)さんが結婚してなかったら、こんなに苦しまなくてすんだのに……」
マジでヒロインがゲーム内で言っているんですかwwww
何かいろんな意味で興味がわいてきましたよ
711名無しさん@ピンキー:2006/11/26(日) 02:48:26 ID:FGrHd3x3
ルーンファクトリーはおもろかった
未亡人に手を出せないのが・・・・・・
712名無しさん@ピンキー:2006/11/26(日) 02:57:50 ID:Kh5Du3cl
>>710
トライデントさん超GJ!!相変わらず雪桜さん萌える……(*´Д`)

セリフだけで具体的に何をする、ってわけじゃないんだけどね…………orz

>>711
もう一方は再婚するしな。
713名無しさん@ピンキー:2006/11/26(日) 03:09:57 ID:KQCNibNg
>>702
OK兄弟。今から買ってくる。

ところで公式サイト見てたら気になる一文があってだな

>主人公が町で落とした物は、この子がコレクションしているという噂もある。

すとーか?

>>710
泥棒猫の立場が泣けるw

GJ
714名無しさん@ピンキー:2006/11/26(日) 08:44:39 ID:GPgeF5Gj
買っておけばよかった○| ̄|_
715名無しさん@ピンキー:2006/11/26(日) 11:05:29 ID:EarjIbBQ
牧場DSバグ多いぞ?
716名無しさん@ピンキー:2006/11/26(日) 12:37:26 ID:pZiCC8aZ
ルーンファクトリーにはこんなのもあるぞ

ミストと幼馴染のツンデレヒロインの台詞より

あたしとミストって、実は幼馴染なんだけど、
なんかあの子にはライバル意識がめばえるのよねぇ

ところでここにはよくミスト顔出すの?
いや、まあ、別にどうでもいいんだけどさ


ルーンファクトリーのミストはカブカワイイ
http://game10.2ch.net/test/read.cgi/pokechara/1156773519/l50
717名無しさん@ピンキー:2006/11/26(日) 16:28:15 ID:JZSU9ZOK
修羅場の道は刺されることと覚えたり
718713:2006/11/26(日) 17:58:35 ID:KQCNibNg
昨日買ってきてからぶっ通してやったせいで電池が無い。

>>706
フィルだな。
719名無しさん@ピンキー:2006/11/26(日) 18:18:54 ID:kX9vv+EU
マジで本体ごと買ってきててワロタ
720名無しさん@ピンキー:2006/11/26(日) 19:02:05 ID:MFTndyQl
ある意味>>718はこのスレの狂気を象徴してるなw
721名無しさん@ピンキー:2006/11/26(日) 21:02:57 ID:pZiCC8aZ
ただ一人のヤンデレで24時間監視することが出来るのか
ただ一丁の包丁で泥棒猫を抹殺することが出来るのか

出来る
出来るのだ!
722名無しさん@ピンキー:2006/11/26(日) 21:03:20 ID:KQCNibNg
やべぇ・・・バグも酷いがそれ以上に結婚しても大家がいるよ・・・マジで。
723名無しさん@ピンキー:2006/11/26(日) 21:07:57 ID:MFTndyQl
>>722
大家は選ばなかったのかwww
724名無しさん@ピンキー:2006/11/26(日) 22:41:10 ID:S/mugyQR
>>722
よくわからんが家の真ん中にどんと大家が仁王立ちしてるのかw
725 ◆U9DQeTtJII :2006/11/26(日) 23:25:25 ID:QWJFMMK2
投下します。
726名無しさん@ピンキー:2006/11/26(日) 23:26:03 ID:KQCNibNg
なんかほんとに家の中に「寂しいので遊びに来ちゃいました」とか言って居座ってんのよ大家。
「○○さんの事、一番好きなのは私ですから……」と言い出す病弱っ子も居るしさ。
なぜか母子家庭と父子家庭と独身しか居ない村だし。

(((((((( ;゚Д゚)))))))
727 ◆U9DQeTtJII :2006/11/26(日) 23:26:49 ID:QWJFMMK2


最近俺はストーカーに合ってる気がする。
けして、被害妄想だとか自意識過剰だとかそんなものではない。
帰宅途中に無性に誰かに見られてるような気がしてならないし、
学校に置き忘れてた俺の体操服がいつのまにか消えていたと言うこともあった。
まあ、それもただの勘違いと言うことで済ませても別にいいかもしれない。
だけど、俺は見てしまったのだ。
ふと、後ろから視線を感じ、振り向いたその瞬間、逃げるように物陰に隠れた人影を見たのを。



ちなみに、これは誰にも離してはいない。
だって、考えても見てくれ。特別にもてるわけでもない、
彼女いない歴=年齢=童貞の俺が女性にストーカーされている。
周りに言っても鼻で笑われるのが関の山だ。
しかも、俺は一人暮らしなので家族と言う証言してくれる人もいない。
仮に、警察に訴えたとしよう。友人に相談したとしよう。
もし、それが俺の勘違いだとしたら……俺はきっとここから引っ越すことを余儀なくされるに違いない。
てか、恥ずかしくて外に出られなくなりそうだ。





と言うわけで俺は罠をはってみる事にした。
いつものように監視の視線を感じる中、わざと家の鍵を閉め忘れたまま出かけたのだ。
俺の私物を盗むような奴、加えて今も監視してる最中なら必ず不法侵入をやらかすはず……それを俺は辛抱強く待てばいい。
そう、思って張り込みから約30分程度。まったく、そんな気配は無い。
やはり、俺の勘違いだったのだろうか。あの人影はたまたまで全ては俺の早とちり。
まあ、それはそれで周りを騒ぎ立てる前に決着がつけられて良か……
728 ◆U9DQeTtJII :2006/11/26(日) 23:28:24 ID:QWJFMMK2
どうやら、俺の不安は杞憂ではなかったみたい。
ここからでは遠くて顔は見えないが、俺の部屋の前でこそこそ明らかに怪しい
動きのまま入っていくものを一名確認。
どうみても、これは動かぬ証拠、俺が警官なら住居不法侵入で現行犯逮捕決定!!
後で、俺のストーカーという余罪もたっぷりと吐かせてやることにしよう。




ってわけで俺は自分のアパートへと勢いよくドアを開けて踏み込んだ。







「やい、ストーカー。俺の周りをうろちょろしやがって!! 警察にひっ捕らえて……」


そっから、先は言葉が浮かばない。
何故かって!? あれだ、てっきりその女はあまりもてなくて、男に見向きもされない不細工だと思ってたわけだ。
なのにその、ストーカーっ娘が驚異的なくらいの綺麗さと可愛さを誇っていたからだ。
俺は不覚にもそれに見惚れてしまっていたのである。
スタイルはグラマーと言うわけではない。だが、肌は白くて顔立ちも整っており、
活動的とはいわないが、控えめで大人しそうな発光の美少女みたいに見えてしまった。
てか、俺は彼女のことはまったく覚えてない。いったい誰だ!?
これだけの美人さんなら覚えてるはずなんだろうけど……だめだ、思いだせん。


729 ◆U9DQeTtJII :2006/11/26(日) 23:29:18 ID:QWJFMMK2


「あ……あ……」


俺が彼女に見惚れている数秒間、彼女は顔を真っ青にしたまま俺を凝視している。
まあ、犯行の現行犯を捕まえられれば無理もあるまい。
おそらく、万引きがバレた主婦は今の彼女のような心境になるのだろう。
そこまでなら充分想定の範囲内だろう。だが、次の瞬間。
俺の予想のはるか斜め上を行く行動を彼女はやってしまったのだ。




なんと、彼女は台所の奥にある家の包丁を持つなり……





「ごめんなさいッ!!」





などとのたまいながら俺にヤクザの子分もびっくりなドスをかましてきやがった。




730 ◆U9DQeTtJII :2006/11/26(日) 23:30:04 ID:QWJFMMK2
「ぬおおおおおおおおおおおッ!!」

予想外の行動に俺はもう叫びを上げずにはいられない。
全力の彼女の一突きを避ける。と同時に彼女から距離を取る。
それが不幸にも唯一の逃げ道である玄関のドアと俺との間に彼女を挟む羽目になり、
俺の退路は断たれてしまったわけである。


「なななななな、なにしやがる!! 俺を殺すきかッ!?」
「あなたにこんな所を見られて……き、嫌われて……わ、私もう生きていけません!!
 あなたを殺して私も死にますッ!!」

彼女は半ば半べそになりながら震えた手で包丁を構えている。
マジだ、本気と書いてマジ。彼女はガチで俺を殺る気だ。
いくらなんでも、あんまりだ。少なくともなんで彼女がこんなことをしてるのか、
とか俺との接点とか、彼女の名前とかを知らないと死んでも死にきれんッ!!
見知らぬ、美女に出会い頭に刺されて心中って……笑い話にもならねえって!!
とりあえず、彼女を止めないと。けど、どうやって!?
俺は狂気と凶器を持った人間に対処する術など欠片ほども持ち合わせていない。
うお、まだ考えがまとまっとらんのに、彼女向かってきてるし。
うわ、包丁が包丁が〜〜〜〜〜〜!!!!





反射的に俺は身近にあるもので彼女の凶刃を受け止める。
それは俺がいつも愛用している安物の枕だった。俺の夜の相棒は無残にも儚く散っていく。
俺は枕がないと眠れないのに、お前の死は無駄にはせんぞ!!
綿に阻まれ俺まで届かなかった包丁の柄を掴んでそのまま力任せに彼女の手ごと
強引に引き剥がそうとする。同時に俺の枕がビリビリと破れ綿が当たり一面に四散。
彼女には水増ししてこの枕を弁償させてやる。
え、自分で買えよって? 俺にそんな金銭的余裕はねえッ!!
俺の家計は明日の飯すら困るほどに切羽詰っているんだよ。 
そして、そのままもつれ合い俺たちは床に倒れこんだ。
危なっかしい凶器はなんとか彼女の手から飛び去りなんとか俺の命の危機は去ったみたいだ。



731 ◆U9DQeTtJII :2006/11/26(日) 23:31:08 ID:QWJFMMK2



で、ここからなんだが前もって言っておこう。
俺に悪気はない。これは、偶然に起こった事故であり決してそうしようとしてしたわけではない。
まあ、あれだ。もつれた拍子に俺の右手が……うん、その、何だ。
彼女のバストにジャストフィットで吸い込まれるように収まってるもの事故なわけで、
ついでにいうと、左手が彼女のあそこにくっついてるのも事故な訳で……
けっして、下心があってやったわけではないのを理解してもらいたい。
とはいえ、男ってのは基本的には欲望に充実な生き物だ。
俺の頭は混乱しながらもしっかりその握ってるものの感触はその全神経を使って感じ取ろうとする。
女の子の胸ってこの世のものとは思えんくらい柔らかけえな、とか思ってしまうわけだ
そして、俺は何を思ったかほんの一握りだけだがうっかり彼女の胸を揉んでしまったわけだ。




「あ……」




彼女はそう言うと彼女は羞恥のあまり真っ赤に染め上げて俺をまっすぐに見つめている。
それに俺は、またまた不覚にもさっきまで殺されそうになったことなどすっかり忘れて、
手の中にある未知の感触と彼女のその色っぽい表情も相成って何とも情けないことに……




俺のナニが勃ってしまい、しかもそれが彼女の太腿に当たってしまった。
今度は俺が赤面する番だ。互いに恥ずかしさのあまりフリーズしたまま一歩も動けなかった。
そのまま、硬直状態が続くこと数十秒、その均衡は玄関のドアが開けられたことで破られた。






「おーい、今日もどうせ金欠でろくなもん食べてないでしょ。
 残りもん差し入れにやってきてや…っ…た…ぞ…?」
「「あ……」」



均衡を破ってくれたのはありがたいけど、俺の命の危機は引き続き継続中になりそう。
732 ◆U9DQeTtJII :2006/11/26(日) 23:36:25 ID:QWJFMMK2
続きは……みなさんの妄想で補ってください。
ノリだけで書いたので続ける自身がなくこちらに投下しました。
ちなみに、これ続きを書きたいなどというありがたい神がいたら、
書いてくださっても結構です。
気が向いたら書くか書かないか……程度のものなんで。
ただ、おバカな話しを書きたかっただけなんです(´・ω・`)
733名無しさん@ピンキー:2006/11/26(日) 23:38:39 ID:IgGY4UDt
な…生殺しやん…
最近の嫉妬スレは寸止め生殺人犯のすくつになっとるやん…
734名無しさん@ピンキー:2006/11/26(日) 23:41:46 ID:8kmxL2AM
これがどう修羅場に発展するのか楽しみだったのに・・・・

残念だ・・・・
でもGJです
735名無しさん@ピンキー:2006/11/26(日) 23:57:17 ID:ALoanxI5
ほぉおお…おおう…!
ここれはヤバイぜ……猫じゃらしで脇をくすぐられ続けているような感覚だ…!!
GJです
736名無しさん@ピンキー:2006/11/27(月) 00:18:15 ID:tkw1B5QT
>>716
こんなんか?


貴方は今からラグナさんです
さあラグナさん、ここが農場ですよ
一生懸命カブを育てて行きましょうね

ラグナさん、弱いモンスターを呼び寄せました
大丈夫です、これ位ならラグナさんは負けません
カッコいい所見せてくださいねラグナさん

ラグナさん、ちゃんと働いているか見に来ましたよ
真面目に働いているようで何よりです
楽しみにしていてください、雨の日は家に遊びに行きますね?

ラグナさん、自分で収穫したカブは格別でしょう?
一杯作って私にプレゼントしてくださいねラグナさん

ラグナさん、私はラグナさんの事が大好きです
私の事をもっと見てくださいねラグナさん


ラグナさん、回収に来るロゼッタさんとは仲良くお話をするんですね
本当に楽しそうです
でも最近私に余り構ってくれなくて寂しいです
これもロゼッタちゃんのせいですか?
そうだ、ロゼッタちゃんがラグナさんの前から居なくなれば良いんですね
そうしたら私に構ってくれますよねラグナさん?


ラグナさん、最近病気や怪我をしているみたいでで心配です
だって毎日エド先生の所に通っているじゃないですか
もしかしてラグナさんはラピスさん目当てで通っているんですか?
それじゃあラピスさんにお仕置きをしなければいけませんね


もうみんな女の子は居なくなったのにラグナさんは出かけてばっかりですね
そうだ、ラグナさんが動けなくしてしまえば良いんですね
大丈夫です、すぐに終わりますよラグナさん
もうどこにも行かなくていいんですよ


ラグナさん、どうしたんですか?
私だけを見てくださいラグナさん
どうして私だけを見てくだらないのですか?
私だけを見てくれないならこんな眼は要らないです
そうだ、どうして気がつかなかったのでしょう
目がなければ他の女の子に目移りしたりしませんよね


ラグナさんラグナさんラグナさんラグナさんラグナさんラグナさんラグナさん…
737名無しさん@ピンキー:2006/11/27(月) 00:23:56 ID:wHeoqXJx
>>736
違和感が・・・・ないんだよなぁ
738名無しさん@ピンキー:2006/11/27(月) 00:29:31 ID:I067HfD0
>>736
あれ…本当だ…違和感がない…?
なんかアレだな…下手な黒キャラより遥かに自然だ…
739名無しさん@ピンキー:2006/11/27(月) 01:47:01 ID:uRbqOeEN
コレで一本書いて欲しいぞ。
740名無しさん@ピンキー:2006/11/27(月) 01:49:52 ID:+ZNyCb49
ラグナさんの元ネタ知らないので空気読まずに投下します。
タイトルは「ジェラレンジャー(仮)」改め、「HERO」です。
先ずは第1話の書き直したのを。
741HERO 第一話 1/3:2006/11/27(月) 01:51:52 ID:+ZNyCb49
正義を守るバイク乗りや五人の戦士たち。
子供たちの永遠の憧れ、僕も小さい頃は大きくなったら彼らのような英雄になりたかった。
小学校高学年にもなり友人はみんな彼らへの興味を失い、僕も番組は見るものの流石に
変身グッズやお面は買わなくなった。

だけど中学時代進路に迷っていた頃、敵は突然現れた。

宇宙人だとか古代人や海底人、挙句はナチスドイツの遺産だとかさまざまな憶測があった。
だけど、結局なにもわからなかった。
わかっていることは敵は個人ではなく組織であり、全国で生物兵器を暴れさせ、拉致した人を
洗脳・肉体改造を施して市民を襲わせたりしていることだけ。
国は最初こそ後手後手に回って対応に困っていたけど、ついに警視庁、防衛庁、海上保安庁、
その他民間の組織までもが混じってひとつの機関を作り上げた。

防警庁特殊治安維持局

簡単に言えば相手が怪人、それを操る組織の場合にのみ権限を持たされる武装機関。
自衛隊のような対外戦争には参加できない、警察のような通常の犯罪者の逮捕権はない、
対怪人・組織専用の武装機関。そして今の僕の職場だ。

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anti- H umanoid
    E quipment soldier of
    R anger
    O rganization

HERO 第一話A ライダー (Rider's hero)
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「ホーホッホッホ! この街を植物で埋め尽くしてさしあげるわ!」

市民公園にて気勢を上げる身体中に黄バラの花とバラの蔦を巻きつけた半裸の女。
彼女はただの女ではない。女は手の平のバラの花から光る粉を風に乗せて飛ばす。
するとそれを受けた街頭樹はまるでクレイアニメのように変化していった。
ふた回り近く巨大化し、枝は捻れ、葉は異常増殖し、いたるところに禍禍しい色の実をつける。

「ホホホ、ここの植物はわたくしと相性が良い。この調子なら予定より早く種ができそうですわね 」

植物系の怪人の脅威はあの繁殖力だ。種から新たに生まれる怪人はオリジナルに比べると弱いが
その数はネズミ算式どころではないほど膨れ上がる。
それを防ぐにはなんとしてでもここで食い止めなければならない。

「…残念だがその実に種はできません」
「だ、だれか!?」

得物を横一文字に一閃! 怪植物となった街頭樹の1本を一刀の元に切り倒す。
そして腰を落として得物を構え直し怪人を睨みつけながら、僕は宣言した。

「防警庁特殊治安維持局騎手科所属、MR-1115ヒーローネーム、ライダーハチェット!」

特殊治安維持局開発の対怪人用スーツを装着し、同じく局開発の得物を構える。
生身の人間では怪人に対抗できない。しかしこれを装備することによって互角の戦いができる。
防警庁特殊治安維持局の切り札、それが僕たち、HERO。
(anti-Humanoid Equipment soldier of Ranger Organization)

「悪事もここまでだ、植物怪人イエローローザ!」
「そのスーツ貴様が噂の…
 ええい! そんな装備を纏ったくらいでわたくしに勝てるかしらっ!」
742HERO 第一話 2/3:2006/11/27(月) 01:52:35 ID:+ZNyCb49
怪人は両腕を前に出すと、腕の巻きついていた蔦が鞭のようにしなりながら襲い掛かってきた!
だけど得物を一閃、蔦を叩き切る!
そう、鈍い光を放つ刃が1m近くある大鉈、このハチェット(大鉈・手斧の意)が僕の得物だ。

「無駄です。街頭樹を元に戻して投降しなさい。今ならまだ間に合います」
「そ、そんな、うぅ…」
「もし投降しないというのなら、斬るしかありません」

大鉈の刃を向け威嚇する。さて、このまま投降してくれると楽なんだけどね。
怪人は洗脳手術を受けた被害者であることが多く、そのためまだ凶悪犯罪を起こしていない
怪人には、投降を促し洗脳解除手術で更正する機会を与えているのだ。

「くっ…わ、わかった、と、投降します。命は取らないで欲しい」
「投降に応じます。先ずは武装解除として携帯している全ての武器を捨て、
 人間形態に戻れる場合は怪人化を解きこちらの拘束具を身に着けなさい」

言いながら怪人の足元に自動拘束具を投げる。
最近は怪人内でも投降すれば洗脳が解けるというのが広まったのか、敵にモラルブレイクが
起こりかけているらしく、ヒーローに追い詰められると抵抗せずに投降する怪人も増えていた。

「ところで私の処遇だけど…洗脳解除手術を受けたあと投降したヒーローの下で
 ヒーロー見習として働くという噂は本当なの?」
「希望者は罪状と能力によってそうなります。手術後、罪状によって刑に服して貰いますが、
 怪人化が本人の意思によるものでないなど経歴によっては執行猶予もつき、局員として
 治安維持に貢献することによって刑も軽減されます」
「そう…ねぇ、あなたの素顔見せてくれない? 噂のハチェットの素顔を見てみたいのよ」

「「「「ハチェット、危ない!!!」」」」」

話しながら武装解除も進んでいたところ突然の叫び声と共に彼女、イエローローザに
矢やダーツ、手裏剣等が大量に突き刺さった!
怪人化も解いていた彼女の身体からは派手に血が飛び散る!

「ぅぁ、な、なんで、投降、した、の、に…」
「イエローローザ! だ、誰だ!?」

怪人とは言え投降した無抵抗の相手が殺された。
『もしこれが情報の漏洩を恐れた組織の手の者だったら?』と考え、素早く大鉈を構えながら
相手を確認する。が、武器が飛んできた方向に居たのは味方だった。

「「「「防警庁特殊治安維持局戦隊科所属、ジェラレンジャー!」」」」

「ハチェット、ケガはない? あぁ、矢が間に合って良かった」とジェラブラック
「良くない! 彼女は投降し、武装解除中だったんだぞ!」
「騙されるな、あたいたちの場所からだと貴方の死角から怪人が…」ジェライエロー
「武器を出しているのが見えましたの、もぅ、ハチェット様は相手が怪人でも『投降』と
 言うとすぐ油断なさるのですから」ジェラブルー
「そぅそぅ、だからさ、前から言ってるとおりハチェットも戦隊科にきなよ☆」ジェラピンク

いつもこうだ。
彼女たちは担当区域が同じだからという理由で毎回現れては僕の邪魔をする。
そればかりか戦隊科に異動して、殉職して欠番中のジェラレッドになれとまで言う。

「くっ…ほ、本当だとしても、そのことと異動は関係ないだろ…」
「「「「まだ未熟なハチェットが心配なのよ!!」」」」

彼女たちが僕のことを心配してくれているのはわかる。
でも、僕は戦隊科には絶対に異動しない。いや、できないのに…
743HERO 第一話 3/3:2006/11/27(月) 01:53:29 ID:+ZNyCb49
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anti- H umanoid
    E quipment soldier of
    R anger
    O rganization

HERO 第一話B レンジャー (Ranger's Heroine)
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「今日も彼、異動を承諾してくれなかったわね」

あのあと彼と一緒に本部にことの顛末を報告。
そして勤務も終わり、戦隊科の更衣室でレンジャースーツを脱ぎながら話し掛ける。
今ここに居るのは私、ジェラブラックとイエロー・ブルー・ピンクの4人だけ。

「そうねぇ、やっぱあたいが身体で釣ろうかなぁ…」とイエロー
「あら貴女のような男女にハチェット様が惹かれるとでも?」とブルーが毒を吐く
「そぅそぅ、冗談は顔だけにしてよねっ☆」ピンクも相槌を打つ
「ケッ、お前等のようなえぐれ胸と幼児体型よりはマシだろうけどな!」

イエローがそう言うと彼女の横のロッカーに手裏剣とダーツが何本も突き刺さった。
もし数センチずれていたらイエローの顔には無数の穴が開いていたわね。
あ〜あ、ブルーもピンクも下手ねぇ。

「おお怖っ、ブルーもピンクも鏡見てみなよ、般若が見えるぜ」
「貴女こそご覧になってみたら? 化粧をした男が見えますわよ」

「はいはい、3人ともそこまで。あまり行き過ぎると暫定リーダーとして罰するわよ」

各自ウェポンラックから得物を取り出しそうな雰囲気の3人の中に割って入る。
その後数秒間睨み合いは続いたが、それでも各自力を抜きラックから手を離した。

「それに忘れたの? 一時的とは言え私たちは同盟を結んだ仲、内紛で隙を作って
 他の雌豚ちゃんに彼を盗られてもいいの?」

そう、私たちは彼のために一時的とは言え同盟を結んでいる。
もちろん私も故あれば裏切る、薄氷のような同盟だけどね。

「よく言うぜ、レッドにとどめを刺したくせによ」
「まぁ、それはそれ、これはこれね。
 兎も角まだ同盟条約は有効中よ、『彼に纏わり就く騎手科の雌豚ちゃんの排除』
 『彼の下につく可能性のある女怪人の排除』は協力し合うって」

今日はあのイエローローズとかいう女が敵で焦ったわ。
害虫駆除は初期段階でしないとね。手を抜いてあの女が彼に惚れたらもっと面倒だもの。

「雌豚ねぇ、あたしとしては3人も"雌豚"に入るんだけどねっ☆」
「それはわたくしも同じですわ、特にキャーキャー五月蝿いロリ豚とかは目障りで」
「いいかげんにしなさい。ブルーもレッドみたくなりたくなかったら少しは自重して」

レッド、ジェラレンジャーの元リーダー。
彼女は表向き怪人との戦いで殉職したことになっているけど本当は違う。
彼に抜け駆けして近づいたので私たち4人が殺したの。
あの雌豚ちゃん、よりによってハチェットに無理矢理キスまでして…
ま、そのムカツク唇もイエローがナイフで切り取ってやったし、最後は敵のウィルスに
感染したため消毒のため焼却処理と称して、生きたまま火葬にしてやったけどね。
最後まで彼の名前を呼んでいたけど、まぁ、『焼き豚』は雌豚ちゃんには相応しい末路よね。

「はぁ、恋に戦いに、正義のヒーローも楽じゃないわね」
744名無しさん@ピンキー:2006/11/27(月) 01:57:15 ID:+ZNyCb49
初回ということで嫉妬分は少なめで。
次回からは嫉妬分増やしたいなぁ…

あと第2話も6割くらいできてます。
スレが残っていれば今スレに、無理なら次スレの埋め時に投下する予定。
745名無しさん@ピンキー:2006/11/27(月) 02:04:33 ID:KRUlvrvy
いやっおおおおおおおおおおおおおおおお
746名無しさん@ピンキー:2006/11/27(月) 02:43:49 ID:j98/wTk7
これは爽やかな嫉妬ですね


やってる事はライバル皆殺しだけど
747名無しさん@ピンキー:2006/11/27(月) 11:19:46 ID:Dl+qontb
>>736
そのまま連載してくれないか?
このヒロインは萌える・・萌えるぞぉぉぉ!!
二次作品の解禁は他のスレ立てるか、ここで投下するか
鋸を持って判断を求めたいところです

まあ、二次作品が投下されると一次作品が翳ってしまうのがオチなんだがなw

>>732
ここで連載する気はないですか?
あなたなら充分に神になれる
ストーカー娘は破壊力ありすぎ!!
748名無しさん@ピンキー:2006/11/27(月) 12:48:07 ID:0UQ57n4V
>>747
|ω・`) おいらは一次のほうが好きだ
まぁ牧場は専用スレあるし投下するならそちらの方がいいかも・・・
嫉妬住人なら誘導さえしてくれれば見に行きますし
749名無しさん@ピンキー:2006/11/27(月) 19:42:29 ID:Ro9Hw0uq
それじゃ久々ですが投下します。
750魔法少女 ◆n6LQPM.CMA :2006/11/27(月) 19:44:34 ID:Ro9Hw0uq
第二話「魔女、語る」


新しい使い魔の亀有をゲットしたシーンは、一路神奈川へ飛んだ。
東京にこれ以上いると面倒なことにになりかねないからだ。
とある高級ホテルにチェックインし、最上階の部屋を取り中に入ってみると―――

「わあ〜〜、綺麗な夜景ね〜〜」

確かに窓の外には横浜ベイブリッジのネオンが輝いていて綺麗なのだが、そんなことよりも―――

「あの―、夜景は置いといてとりあえず自己紹介しませんか?俺の名前は亀有。
亀有和哉(かめありかずや)って言います。」
「へ――、カメアリって言うんだ。えっと私はシーン・Λ(ラムダ)って言うの。
朝も夜も宜しくね。チュッ♪」
「おわっ!!」

不意打ちに投げキッスをしたシーンだったが、全力で避けた亀有に

「む〜〜〜、何かちょっとムカツク!!!女の子の好意は素直に受けなさい!!」
「俺を勝手に使い魔にして、肉体を消し炭にした張本人に向ける好意は持ってない!!いや、
今はとりあえず現状を把握しないと。幾つか質問があるんだけどいい?」
「質問?……あ〜〜、3サイズね。上がトップが88。アンダーが―――」
「ちっが―――う!!!サイズじゃない!!ってか随分巨乳だな……はっ!!」

どんどんシーンのペースに嵌っていく亀有だったが、気を取り直して
751魔法少女 ◆n6LQPM.CMA :2006/11/27(月) 19:45:52 ID:Ro9Hw0uq
「いかんいかん。すっかりペースに乗せられてる。……まず、お金は幾ら持ってるんですか?」

そう、シーンはチェックインの際、懐から百万円の札束を取り出して「これで足りる?」なんて
言って周りを驚かせていたのだ。

「オカネ?……ああ、あの紙の束のことね。それなら一杯あるわよ、ほら。」

そう言ってマントの裏をゴソゴソ弄っていたら、札束が出るわ出るわ

「え〜〜……っとこの国の単位で1オクエンぐらいあるわ」
「1億円!?……シーンってお金持ちだったんだ」

それを聞いたシーンは不思議そうな顔をして首を傾げ

「オカネモチ??それは分からないけど、この紙の束なら家で印刷―――」
「ぎゃ―――!!!ストップストップ!!!それ以上言うな!!」

この世界とシーンの世界とはどうも常識や価値観は全然違うようだな。
何にしてもこれ以上関わるとえらいことになりそうだ。何とか使い魔の契約を解除して
おさらばしないと……

「ハアハア……。じゃ、じゃあシーンがこの世界に来た目的は?」
「目的?表向きは間もなく落ちる隕石から地球の平和を守るためよ」
「え???……隕石???間もなく落ちる???……冗談……じゃないよな」
「マジマジ。あと数日後にドカ――――ンって落ちるわ。だ・か・ら、私たちが来たのよ」
「マジかよ……。ん?「表」ってことは「裏」は何なんだ?」
「ん―――」

ドンドンッ!!
752魔法少女 ◆n6LQPM.CMA :2006/11/27(月) 19:46:59 ID:Ro9Hw0uq
そこまで話していた時、激しくドアがノックされて

「警察だ!!今すぐドアを開けろ!!!」
「え?警察?まさかシーンを逮捕に?どうし―――」

ちょっと混乱していた亀有だったが、シーンから漂う殺気に続ける言葉がなかった

「ふぅ……ん、変な飛び道具といい、私をどうこうしようといい、どうもこの国は魔女が
嫌いなのかしら。まあどうでもいいか。カメアリ、この箒に掴まって!!」

言われるまま箒に掴まった亀有を確認したシーンは

「しっかり掴まっててね。……ん――――」

杖を握ってブツブツ呟いていたら、先端に付いていた水晶の球が
不気味に怪しく光りだし、そして

「吹き飛べ――――――!!!!!」

真横に杖をフルスイングした瞬間、あたり一面を爆風が薙ぎ払った!!

「さ、星空のデートに行きましょ♪」

自分も箒に跨り、満月の星空へ飛んでいった。
753魔法少女 ◆n6LQPM.CMA :2006/11/27(月) 19:48:05 ID:Ro9Hw0uq
「あ〜〜あ、暖かいベットでカメアリとあーんなことやこーんなことしたかったな……」

上空数百メートルの所で空中に浮いていたシーンは残念がっていたが、亀有からしてみれば
ひとまず貞操の危機は去ったようだ。

「なあ、シーン。さっきの話の続きだけどさ、私「たち」ってことは魔女ってまだいるのか?」
「いるわよー。私を含めて6人召喚されているわ。……ほら、噂をすれば」
「シ〜〜〜ンちゃ〜〜〜ん!!」

シーンが上空を見上げた視線の先に、満月をバックに浮かぶ一つの人影。
ただ、その人影の背中には2枚の蝙蝠みたいな羽が生えてて、それを大きく羽ばたかせて飛んで来た。




「うう……、亀有くん、何でよ……、ぐすっ」

こんな……、こんなことって……。これからだったのに……。
アイドルグループとしてこれから売り出そうという、この時に……。

一人の女性が、亀有の肉体の消し炭を握りしめながら泣いていた。

これも全部あの魔女のせい……
私の全てを奪った魔女め……
許せない、絶対許さない!!!!全てを賭けて復讐してやる!!!
相手が魔女だか何だか知らないけど、それだったら悪魔に魂を売ってでも!!!
754魔法少女 ◆n6LQPM.CMA :2006/11/27(月) 19:48:49 ID:Ro9Hw0uq
次回予告

突如現れた蝙蝠の羽を持つ魔女!!彼女の正体は?!この世界に召喚された6人の魔女が
集合した時、全てが始まる。
多種多様な上に一筋縄ではいかない魔女の「お茶会」は平和的に終わるか?!


次回「魔法少女」第三話「魔女、集う」

「とっても大好きなシーンちゃん……唯一人私の羽をバカにしなかった人……
シーンちゃんのためならどんな困難な任務も平気だもん!!」
755 ◆n6LQPM.CMA :2006/11/27(月) 19:51:54 ID:Ro9Hw0uq
ちなみに痛いキャラはあと一人でてきます。
自分で書いててもイタイ……
756名無しさん@ピンキー:2006/11/27(月) 22:51:45 ID:CDyv/l8d
失うことから全ては始まる。
正気にては恋愛成就ならず。
恋の道はシグルイなり。
757736:2006/11/28(火) 00:04:29 ID:8owtyNoA
 「ごめん」

彼は何時もの柔らかい声でそう言った。
一瞬、時間が止まったかと思ったけれど。
彼の困った顔は見たくなくて、私も何時もの笑顔に戻った。

戻した、筈なのに。表情が保てない。声が震える。
耐え切れなくて私はついに後ろを向いてしまった。
 「ご、ごめんなさ…大丈夫ですから。明日には、きっと…」
それだけ言って私は俯いてしまった。
彼の息を呑む声が聞こえる。次に紡がれる言葉を聴くのが怖くて、顔を上げることができない。
言わないで。言わないで。そのまま、立ち去って欲しかった。
 「ありがとう、タバサさん。本当に、嬉しかった」
 「…」
彼の優しさが痛い。彼のその心に偽りなんか一つもなくて。
だからこそ、彼の言葉は今の私の心を深く抉った。

どうして貴方はそんなに優しいのですか。


どうしてこんな私に優しくしてくれるのですか。


そんなに優しいのにどうして


私が今一番欲しい言葉をくれないのですか

嫌な感情が広がっていく。
彼が優しすぎるから、私は彼に全てを求めてしまうのかもしれない。
ごめんなさい、優しいラグナさん。
明日はきっと、元の私に戻れるから。今だけは許して欲しい。

「…ありがとう」

最後に彼はそれだけ言って、立ち去っていった。
顔を上げた私に見えたのは、にじんだ彼の背中。
ゆっくりと一度。大きく深呼吸をして、私の中の彼と淡い恋に別れを告げた。





いつもの私に戻るのは簡単だった。
翌日ビアンカお嬢様に目が腫れていることを指摘されたものの、それだけだ。
何時ものように、彼のように柔らかく笑って「寝不足です」と答えておいた。
彼も最初は少し戸惑っていたようだったが、私が何時ものように「おはようございます」とい言えば、
彼もまたいつものように「おはよう、タバサさん」と笑って返してくれた。
そのやりとりが少しだけ暖かく、心が揺らいだ。
758736
そんな日常が1ヶ月程続いたある日、ビアンカお嬢様が夜中に私をたずねてきた
 「どうしたのですか?こんな夜中に…ジャコリヌス様に見つかってはお叱りをうけますよ?」
 「うん…そう、なんだけどさ」
私の言葉を半ば受け流し、お嬢様はもじもじと落ち着かない。
視線があちらこちらへと移動し、何か言いたそうに時折此方を伏し目がちに伺ってくる。

ピンと来た。

 「お嬢様、もしや…何か相談事ですか?私でよければ幾らでも」

どうやら正解のようだ。
ピクッと一瞬身体が反応したのち、ゆっくりと此方へと視線を合わせるお嬢様。
 「うん…あの、ね?」
 「えぇ」


 「ラグナに…プ、プロポーズ…されちゃった」


思考が、飛んだ。

何?

お嬢様は今…何と仰ったのだろう。
忘れていた想いがふつふつと胸の奥深くで湧き上がってくる。
優しい彼の笑顔が、優しい彼の言葉が頭の中で何度も反芻される。
私は―――




タバさん選択肢

1「二人を応援しようと決意した」
2「心の中で渦巻くどす黒い感情を隠すことは出来なかった」




どっちだお前ら