お姉さん大好き PART4

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1名無しさん@ピンキー
すべてのお姉さん萌えの人々に幸あらんことを。。

過去スレ
お姉さん大好き PART3
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1123263241/
お姉さん大好き PART2
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1100864019/
お姉さん大好き
http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1080659392/

まとめサイト
http://sslibrary.gozaru.jp/


関連スレ
いもうと大好きスレッド! Part3
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1155733191/

【友達≦】幼馴染み萌えスレ10章【<恋人】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1161975824/
2名無しさん@ピンキー:2006/11/11(土) 06:54:32 ID:iuit7Z3x
(*´Д`*)
3名無しさん@ピンキー:2006/11/11(土) 13:06:18 ID:poXKlXzM
新しいの作るのまだ早くないか?
4名無しさん@ピンキー:2006/11/11(土) 14:12:52 ID:sn5q1IHp
@3KBなのに早いのか
5名無しさん@ピンキー:2006/11/12(日) 13:39:28 ID:AS0JETSm
>>1
乙!
即死回避保守
6名無しさん@ピンキー:2006/11/12(日) 20:11:55 ID:cITcDF6h
立てたからには保守。
7名無しさん@ピンキー:2006/11/12(日) 23:02:54 ID:yOTTrO+W
「ばかなことを!」

「人は生まれながらにして深い業を背負った生き物だ。投下SSという快楽の為に他人を平気で犠牲にする・・・。
よりエロいSSを望み、そのためならスレを荒らすことだっていとわない。
しかし、そうした者でも罪悪感を感じることはできる。
彼らは思う・・・、これは自分のせいじゃない。
荒らしの自作自演のせいだ、と。
ならば、我々が乱れたスレを正そうではないか。秩序あるスレにしてやろう。
快楽をむさぼることしかできぬ愚民にはふさわしい役目を与えてやろう。
すべては我々が管理するのだ!」

「意にそぐわぬものを虐げることが管理なのか!」

「虐げているのではない。我々は病におかされたこのスレからその病因を取り除こうとしているにすぎん。他組織に影響を及ぼす前に悪質なガン細胞は排除されねばならぬのだ!」

「身体に自浄作用が備わっているようにスレにもそれを正そうという働きはある!」
8名無しさん@ピンキー:2006/11/13(月) 13:46:18 ID:Dbenmox6
さぁ、今日も保守するぞ〜。
9名無しさん@ピンキー:2006/11/15(水) 21:55:51 ID:6FhkCekd
4/8
 今日からリョウちゃんが私の学校に入ってくる! うれしくって死んじゃいそう☆
ピカピカの一年生だあ〜〜カワイイ! わかんないことや勉強い〜〜っぱい教えてあげよう!!
おねえちゃんとして腕の見せ所だ!

4/11
 毎日が楽しい♪ 今日のお昼はリョウと一緒☆ おねいちゃん特製のお弁当をおいしいおいしいって
食べてくれたぁ! 朝、早起きして作った甲斐があるる♪ これから毎日作ってこよおっと♪

4/20
 リョウちゃんが同じ部活に入ってきたぁ〜〜〜♪ 弓胴着姿が蝶カワイイ!!
でもでも、部長として他の子よりえこひいきしちゃダメだよね、でもでもぉ、蝶々カワイイイイイイイィィ!!
でもえこひいきは〜〜ダメん。 はぁ、自信ないな〜〜。
                         ・
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7/23
 それでも、リョウちゃんのことが
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                         ・
                         ・
12/24
 りょちゃん
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                         ・
                         ・
12/25
 かゆ
 うま
10名無しさん@ピンキー:2006/11/15(水) 21:58:02 ID:Wl1LlMp9
何があった!?
11名無しさん@ピンキー:2006/11/15(水) 22:11:07 ID:c1O/ApHn
何らかのウイルスが蔓延しているのは良くわかった。
12名無しさん@ピンキー:2006/11/16(木) 01:49:52 ID:mQVi0BsO
姉はいいもんだ
13名無しさん@ピンキー:2006/11/16(木) 02:03:05 ID:Ud6oznbd
 俺は姉貴がだいっっっっきらいだ。
友達は美人で頭の良い最高のお姉ちゃんがいてうらやましい。
なんていってたけど、そんなのは猫かぶってるだけなんだ。
小中と同じ学校だったが、そこでの嫌がらせはひどいモンだった。
根も葉もない噂、色基地外だ変質狂だと学校中に流され女子から嫌われるし。
なにか友達と悪さをしようもんなら、すぐさま親に言いつけられるし。
他にも筆舌しがたいアレやコレやで。本気で○そうと思っていた。
 だから高校に入って姉貴と離れ離れになると、もう天国だった。
というのも、俺の学校は家から遠いので一人暮らしすることになったからだ。
まさにわが世の春、そしてなんと彼女もできたのだ。
もち、告白は容易ではなく、三日三晩費やして台詞を考えたし練習した。
本番では『好きでつ、つき合ってくだたい』と、なんか噛んじゃったけど。
でも彼女は少し笑いながら『いいよっ』っていってくれた。
 そこにはバラ色の青春が大股開いて待っていた。
待っているはずだった。
あの日姉貴の部屋に入らなければ。
そして姉貴を受け入れなかったら。

 あの日俺は実家に用事があって帰っていた。
姉貴に借りたCD(Cocco)を返すためだったが、あいにく留守だったので、
仕方なく置手紙して部屋の机にでも置いとこう、と思った。
それがいけなかった。アイツの部屋に入るなんて、よせばよかった。
 部屋に入ると壁一面になにかが貼り付けてあった。
タレントのポスターかなんかだと思って見てみると、なんと俺。
俺の写真、大小さまざまの写真、小さい頃から今までの写真が部屋中に、
壁に天井に貼りまくられていた。
 正直、ドン引きした。
キモイっていうレベルじゃねえぞ!! みたいな。
どうしてこんなことするのか理解に苦しんだが、考えて考えて、ひとつの仮説を立ててみた。
 俺のことが好きなんじゃないか?
常識的に考えて、それ以外の説は成り立たないのでは。
今までやってきた嫌がらせは、好きの裏返しなのでは。
あの酷い噂も、他の女の子が俺に近寄らないために流したのでは。
14名無しさん@ピンキー:2006/11/16(木) 02:03:56 ID:Ud6oznbd
 そこまで考えて部屋を飛び出した。
CDをゴミ箱に捨てて一目散に家を逃げ出した。
なにも見なかったことにしよう、全て悪い冗談だったんだ、と電車に揺られながらつぶやいた。
そうだ全て忘れればいい。姉貴は最低の糞女で、俺の敵だ。疫病神だ。今までもこれからも。
 思いとは裏腹に、姉貴との想い出がフラッシュバックする。
苦々しい記憶の端々に、なぜか姉貴の愛情が見え隠れしているような。
不器用にも俺のことを、恋して、愛して、そんな、気がした。
だが、もう俺には関係ない。
 そうだ、俺には彼女がいるし、いまさら姉貴を女としてみるなんて無理だ。
ムリムリカタツムリだ。割ったDVDを元に戻すぐらいムリな注文だ。
全て忘れよう。今日は彼女が夕飯を作りに来てくれる。
彼女と一緒に楽しくゴハンを食べて、FMJ観て、タモ倶楽観て、エッチして寝よう。

 と、考えている間にアパートに着いた。
カギを取り出す、が、開いてる。彼女がもう来たのか。中から声もするし。
しかし、なにかおかしい。彼女は誰かと会話しているようだ。ケータイかなっとおもった。
 もちろん違った。
ただいまー、とドアを開けた瞬間、『おかえりなさい』となつかしい声が、聞こえた。
彼女がしゃべっていた相手は、姉貴だった。
「あー、ツカサ君おかえり、おじゃましてます。」
彼女の声は、なぜかとても遠くに聞こえて。
俺は声も出せず姉貴の顔を見た。

うっすら笑って
俺をみつめて
まるで
ヘビの
ヘビのような

「きちゃった」


――そして俺と彼女と、姉貴の、物語が始まった。
15名無しさん@ピンキー:2006/11/16(木) 02:14:32 ID:jTQ/l48B
うぁ、ヤンデル姉だ……。


GJ!!
16名無しさん@ピンキー:2006/11/16(木) 03:45:36 ID:It/vWkOr
CDがCoccoって辺りがそこはかとなくコワイな。
思わず、カウントダウン が脳内で鳴り響いてしまったよ。
とにかくGJ!
17名無しさん@ピンキー:2006/11/17(金) 04:58:52 ID:n3IAHDAZ
これは良い
続き期待
18名無しさん@ピンキー:2006/11/19(日) 00:11:10 ID:MjK2WTi+
鎖は…鎖は本当に切れてしまったのかねぇ…
まだ半年経ってない気もするし、もう三年待ってる気もする…
19名無しさん@ピンキー:2006/11/19(日) 10:52:13 ID:6xfEABXJ
最近ここを発見して保管庫に行ったが
至上の鎖長いねぇエロいねぇ面白いねぇ
20名無しさん@ピンキー:2006/11/21(火) 00:25:51 ID:SNBe1LWP
おれも至上の鎖は大好きだ
21名無しさん@ピンキー:2006/11/21(火) 18:15:06 ID:e9Eolqqh
「○○君の褌姿が見たいな」

こんな感じの話でも書こうかな
SEXが最終目的って訳じゃないんだけど
22名無しさん@ピンキー:2006/11/22(水) 17:41:07 ID:udNnyVrY
>>13の続きマダー?
23名無しさん@ピンキー:2006/11/23(木) 23:09:30 ID:9nyl6JzP
若干内容が>>13と被ってたり、腕が初心者レベルなんで
チト不安なんだが、この思いをぶつけたくて久々にSSに挑戦してみた。
早ければ明日辺りにアップできると思う。

何も脈絡無いが、私も姉が欲しかったよ・・・orz
24名無しさん@ピンキー:2006/11/24(金) 00:50:10 ID:ZxipFDD9
>>23
待ってるよー
25名無しさん@ピンキー:2006/11/24(金) 18:04:55 ID:P9gNdhBn
チンパンジーはお姉さん好き、特定パートナーは持たず

チンパンジーのオスは、年齢の高いメスを交尾相手として好む傾向があることを
米ボストン大のグループが突き止め、米科学誌「カレント・バイオロジー」に発表した。

 同大のマーチン・ミューラー助教授らは、ウガンダのキバレ国立公園内で、
チンパンジーの集団を観察した。その結果、年齢が高いメスは、オスが奪い合う対象と
なるのに対し、若いメスはあまり見向きされず、交尾相手を探すためオスに対して積極的に
アピールする行動が見られたという。

 なぜ年齢の高いメスが好まれるのかは不明だが、少なくとも「若さ」にはこだわっていないようだ。
ミューラー助教授は、長期の夫婦関係を結ぶ習性があるかどうかが深く関係していると推測する。
人間の場合、子孫を残すために生殖能力が高い若い女性を好む傾向があるが、チンパンジーは
特定のパートナーを持たないという。

26名無しさん@ピンキー:2006/11/25(土) 18:40:22 ID:/o1iSC/Q
俺が中学生の時、動物奇想天外でみのさんがいってたな。
年齢の高い方が多く出産・育児経験を積んでいて、種の繁栄にどーたらこーたら……。
27名無しさん@ピンキー:2006/11/25(土) 20:04:55 ID:XsoQ6vlk
みのもんたの言うこと信じる奴ってのは、

ソフトバンクの携帯に飛びつくような奴なんだよな・・・。
28名無しさん@ピンキー:2006/11/25(土) 20:23:51 ID:IQstmBnP
チンパンの場合、年長メスの発情サインは若いメスのそれよりはっきり出ている、
というのをディスカバリーチャンネルかなにかで見たことがある。

要するに姉のほうがビジュアル的にエロいということだ。
29名無しさん@ピンキー:2006/11/25(土) 21:59:22 ID:oMeeLAp4
われわれは遺伝子レベルで姉萌えを刻み付けられているんだよ!!
30名無しさん@ピンキー:2006/11/28(火) 08:55:12 ID:zh4J+2ah
あー。
もう何度も何度も語られてて、どうにもならないことなんだけどさ。


姉ちゃん欲しいよー。
ちゃんと血が繋がっていてかわいいやつ。
31名無しさん@ピンキー:2006/11/28(火) 15:58:30 ID:CtaF8KOR
なんでオレには妹しかいないんだろうな〜。
負け組みだよチクショウ。
32名無しさん@ピンキー:2006/11/28(火) 18:02:38 ID:zZkMis3p
姉ちゃんと二人暮らししてるよ
顔が良くないからなんとも思わないが
炊事洗濯とかしてくれるのがいいとこだな
33名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 00:30:40 ID:6o8Piwrv
>>31
ナカーマ(AAry
二つ年下な妹がいるが、どうせだったら
二つ年上な姉が欲しかったなと未だに思う。
妹とは折り合いが悪いだけになおさら。

どのみち無理だとわかってるけど、それでも求めてしまうのは
一体何でなんだろうなぁ?誰か答えてくれ同士よ!
34名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 00:34:40 ID:jUS0zJIl
つ【無い者ねだり】
35名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 01:53:45 ID:95RR2Ld+
クリスマスにサンタさんにお願いしてみては?
かく言うおれも二つ下の妹しかいないがorz
36名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 07:26:42 ID:v/eCeI2B
二つ年上の姉と六つ年下と八つ年下の従姉妹がいるおれは勝ち組
37名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 10:36:21 ID:HgvAE25s
実妹と義妹と異母姉がいる私は・・・?
38名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 19:11:29 ID:zF4Hxs2k
>>13-14の続きはまだかー?w
39名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 20:41:10 ID:Me7zhfMp
変わり種だけど
http://ameblo.jp/ohwenなんかどう
40名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 21:53:48 ID:WE/DP0wE
>>37
実姉と義姉と異母姉なら、完全無欠の勝ち組って称えたいけど・・・・・・・・・
41名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 22:05:39 ID:kBLcDQjC
>>40
俺は実妹、義妹、異母妹、異母姉だ!
妹萌えの素養ないのにorz
42名無しさん@ピンキー:2006/12/01(金) 14:01:41 ID:T/kD6nnr
異母兄しかいないオレはどうすれば・・・
43名無しさん@ピンキー:2006/12/01(金) 14:39:33 ID:zGLR1rEh
>>42
アッーの世界に入ればいいじゃない
44名無しさん@ピンキー:2006/12/01(金) 17:08:40 ID:m+g1J8Hx
みんなの家族構成すごいな
なんで異母兄弟がいるのさ?
45名無しさん@ピンキー:2006/12/01(金) 17:41:24 ID:zGLR1rEh
つ【父親が種まきまくり】
46名無しさん@ピンキー:2006/12/01(金) 22:41:31 ID:Ul7K4hrI
異母兄弟とか異母姉妹なんていたのは俺の地元では二家族だけだったなぁ。

早いうちに奥さん亡くした人が戦争で死んだ兄貴の嫁を貰ったって所と、
旦那が病死して出戻ってきた親戚を妾にしたって所…………。


これを元ネタに姉萌えSSは……

書けないか。
47名無しさん@ピンキー:2006/12/01(金) 22:58:56 ID:m5jSrd84
うちは実母との間に妹1人、結婚前にこさえた姉が1人、再婚相手との間にこさえた妹1人、再婚相手の連れ子の女の子1人だ
48名無しさん@ピンキー:2006/12/02(土) 01:10:48 ID:zxS8ntwU
うむ、さっぱり分からぬが良い環境にあると言えよう。
49名無しさん@ピンキー:2006/12/03(日) 13:43:00 ID:gIrGwnCK
萌えと幻想ってのは似て非なるものだからなあ。
実妹がいても妹萌えってのは普通にあるよ。
不細工な俺の妹じゃなくて、架空のかわいい妹にハァハァするの。
50名無しさん@ピンキー:2006/12/03(日) 13:44:01 ID:gIrGwnCK
スレ違いスマソ。
51名無しさん@ピンキー:2006/12/06(水) 00:42:22 ID:fuZqJZzK
保守
52名無しさん@ピンキー:2006/12/08(金) 18:54:06 ID:0+cWjP/3
保守
53名無しさん@ピンキー:2006/12/08(金) 19:12:44 ID:cUFHoORk
もうこのスレは・・・・
54名無しさん@ピンキー:2006/12/09(土) 01:37:03 ID:cvmN8oP2
まだだ、まだ終わらんよ
55名無しさん@ピンキー:2006/12/09(土) 10:41:33 ID:/Ak6fsqJ
どうにかならぬものか
56携帯から小ネタ投下:2006/12/10(日) 10:32:26 ID:6Sdfb81J

さてと、朝食の準備も出来た事だしまーくんを起こしにいこう…

トントン…

『まーくん朝だ、朝食が出来たのでそろそろ起きて欲しい』

カチャ

いつきてもここは、まーくんのニオイがする、あぁ…凄くドキドキしてしまう

ベットには気持ち良さそうに眠っているまーくん

『まーくん起きて…』

ゆさゆさと肩を揺すりつつ可愛い寝顔眺める…反応なし

『おうじさまはおひめさまのきすでめざめました』

『ちゅっ』

…反応なし、幸せそうな寝顔だ
57小ネタ:2006/12/10(日) 11:10:25 ID:6Sdfb81J
久しぶりの休日だし、のんびり朝寝坊でもしようと思ってた…思ってたのに

『おはようまーくん、すがすがしい朝だ』

「………」

『朝食はもう出来ているしそろそろ起きてほしい』

「摩耶ねぇおはよう…どうでもよいケド、起こしにきたのに一緒に布団に入っているのは何故?」

『う〜ん、しいていうならなんとなく…かな?』

「なんとなくって…」

『いや、ゆすっても起きないし、目覚めくちづけも試してみたりもした』

た、試したのか…

『しかし、中々目覚めないまーくんの寝顔を見ていると、ふらふらとなんとなく…』
58名無しさん@ピンキー:2006/12/10(日) 16:53:37 ID:6Sdfb81J
勢いで初めて投下してみたが無理だったみたいです、ごめんなさい…修行して出直して来ます
59名無しさん@ピンキー:2006/12/10(日) 21:02:42 ID:ObaLoz31
>>58
終わりだったのか…
素で投下の続きを待ってたんだがw

修行しなくてもいいからまた来て下さい
60名無しさん@ピンキー:2006/12/11(月) 05:25:15 ID:qu7X0/If

「おねえちゃん、聞いてほしいことがあるんだ…」

いまこの気持ちを伝えないと、ずっとこのままなのかもしれない…

勇気を出して伝えるんだ!

≡握りしめた拳のなかはひどく汗ばみ喉もカラカラだ

僕は、目を閉じ一度大きく深呼吸した



よしっ



「ほ…保守!」
61名無しさん@ピンキー:2006/12/11(月) 08:15:08 ID:d6fF5zuz
「保守的なままじゃダメだあ…。もっとこう、あくてぃぶにならないとなあ…」
62なんとなく…w:2006/12/11(月) 08:43:23 ID:qu7X0/If

「あ、あくてぃぶぅ?」



精一杯気持ちを込めて言った僕の言葉に、おねえちゃんはそんな言葉を返してきた



今、僕の頭のなかは、ハテナマークでイッパイだ!



「その『あくてぃぶ』ってなにさー?」
63真昼の月。:2006/12/13(水) 04:40:27 ID:763q7+Qx
   真昼の月。―見えぬけれども確かに在るもの。



哀しくなる程によく晴れた日だった。

見詰めていると吸い込まれそうな碧い空。見上げれば青白く淡い頼りなげな月。
明るい外とは対象的に仄暗い部屋。聞こえるのは乱れた息遣いと濡れた水音。

  「ゃ……っ、ぃ…ゃ…ぁ……。」

乱暴とすら云える長い口付けから漸く解放されると、荒い息遣いに紛れしっとりと
熱を帯び僅かに掠れた声が上がる。それとほぼ同時に無遠慮に髪を引っ張られ、
手首を縛られて自由の効かぬ所為で不自然に曲げられた身体、痛みに悲鳴を
上げそうになるのをなんとか堪え堅く双眸閉じたところで、耳元低くそして冷たく
響く声が囁く。

  『なにが、嫌なんだ…?嫌と言う同じ口で、喘いでるのは誰だよ…?』

どこか体温感じさせない指先が口唇なぞり、そして閉じたそこをこじ開ける様に
口腔内へと差し込まれる。差し入れられた指先に従順に舌を這わせ愛撫する様にする。
そうしている内に、髪の毛を掴んでいた手が離され、今度は先程のキスに
僅かに火照った肌の上を弄り始める。指を舐る湿った音が響く中、弄る掌は乳房へと宛がわれ、
その触感と質量を確かめる様にゆっくりと揉みしだいていく。

  「ふ……、ぅ…ん……っ。」

堪え様としてくぐもった甘さを含んだ声が密やかに漏れる。次第に形を成しその存在を
主張する様にしこり出していく胸の頂を意図的に避けながら乳房揉まれ続けるのに幾分焦れて、
物欲しげに甘くねだる声を上げる。

  「く、ふ…ぅん……。」

口腔を犯していた指が引き抜かれ、銀糸を引く。唾液に濡れ、僅かな光さえ反射して
どこか淫靡に光る指先は、触れて欲しいと願った部分を素通りして、熱く潤んだ箇所に沈む。
何の抵抗も無く受け入れた泥濘の中、酷く巧みに蠢く指に翻弄されていく。

64真昼の月。:2006/12/13(水) 04:42:13 ID:763q7+Qx
  『凄いな…、わざわざ指濡らす必要無かったな…。
   気付いてる?内腿どころか膝まで垂れ下がっていってるの。』

耳元、囁く口唇が触れる程の距離。揶揄する響きを持った声に急に沸き上がる羞恥心、
今までとは幾分異なる火照りに身体を朱に染め身を僅かに捩る。

  『何?こんな事言われて感じてる?中ひくついてるだけじゃなく、
   締め付けてくるんだけど。』

時折耳朶に舌を這わせながら、微かに蔑む様な響きを持って煽り立てながらも、
胸を弄る手の動きも秘裂の奥で蠢く指の動きもその儘で、否応なしに身体は昂られていく。

  『これだけでも十分感じてるみたいだけど、まだまだ…。』

耳朶から首筋を伝っていく口唇が囁く度に微かに肌に触れ、ぞくりと肌を粟立てていく。
そして、不意を突いて身体を支配する快楽。親指が赤く腫れ上がった陰核を捉らえ押し潰される感触に、
思わず背中が跳ねる。

  「ふぁっ!くふ……ぅ…ん。あぁぁぁ……ん…。」

強すぎる愉悦を散らそうとするかの様に、髪を乱しながら被りを振る。いつの間にか増えた胎内を掻き回す指と、
陰核を撫で回す指、そして乳房の頂を捏ねくりまわす様に摘む指に翻弄されて、甘く熱を帯びた声は止まらない。

65真昼の月。:2006/12/13(水) 04:44:58 ID:763q7+Qx
  『いっそ、指だけで、イかしてやろうか?』

笑みの滲んだ悪魔の如く囁く声に、疼く身体を持て余し頷き掛けたその時に、
身体支配する快楽に自然沸き上がった涙に霞む視界の片隅で
どこか淫蕩に笑う顔が見えた。

  『…でも、こっちも限界だし、そろそろ俺も愉しませて貰うかね…。』

身の内の熱に霞む視界の中。首筋を流れ落ちる汗を舐め上げながら、下
半身に伸ばした手はその儘に、乳房を弄んでいた手を離すと、
自らの股間の既に硬く天を突く様に反り返る肉棒を晒け出すのが見えた。
次いで胎内で蠢いていた指が引き抜かれ、その自らの淫蜜に濡れた指を
舐め取る様にと口許運ばれたそれに逆らうでもなく舌を這わせる。
愉悦に力の抜けた身体を引き寄せられると、熱くしとどに濡れた箇所に
自分と同じかそれよりも熱い物を感じたのもつかの間、一息に貫かれる。

  「は…ぅっ!……ん…、くぁ、ぁぁぁ…ん…。」

漏れ出るのは愉悦の声。身長差もあってか足が付かぬ儘、
腕が自由の効かぬ所為でしがみ付く事も出来ぬ儘、
結合部分でのみその身を支えるが故に益々結合は深くなっていった。

  「んっ、ふ…、ぁ……んっ。ぁ…、あぁぁ…っ…。」

66真昼の月。:2006/12/13(水) 04:47:05 ID:763q7+Qx
堪え切れぬ喘ぎを漏らしていると、不意に突き上げられ、その腰の動きにまた声が漏れる。
人一人を抱えながらも巧妙に繰り返される突き上げに次第に愉悦は深まっていく。
互いの息遣いが益々荒くなり、どこか切羽詰まった物を感じ出して間もなく、互いに迎える絶頂。
気が抜けた様に座り込むと、その儘二人倒れ込んでいた。
繋がった儘、暫く乱れた呼吸を繰り返し、お互いを見詰めていた。

  『………、なんで本気で拒否らないんだよ…。』

長い沈黙を破った問い掛けに、僅かに考えるも至極あっさりとした様子、口を開く。

  「だって。ヤじゃなかったから。」

そう紡いだ言葉に面食らったかの様に、すかさず返って来た声は疑惑の色濃いものだった。

  『嫌がっただろうか、最初!?』

その声に違うと、必死に否定の意を込めて頭を振りながら、ゆっくりとした口調で告げる。

  「あれは…、違うの。本気で嫌がった訳じゃない。
   ………、だって。だって、好き…なの。こんなの、赦されないって、分かってるけど。
   でも…駄目なの。気が狂いそうになるの。」

潤んだ瞳、震える声。必死に告げた内容は禁忌の想い。口にして、居た堪れない思いに目を閉じ顔を伏せた。
67真昼の月。:2006/12/13(水) 04:48:00 ID:763q7+Qx
  『………んだよ…。先に言うなよ。…こんな事まで先越すなよ。俺にだって言わせろ、好きだって事くらい。』

沈黙の後、吐き出す様に言葉にされた内容に、思わず顔を上げる。信じられないという面持ちで見詰めていると、
照れ隠しの様に胸の中抱き込まれる。

  『信じらんね…。つか、マジ…?うわ…、手ぇ震えるんだけど…。』

抱き込まれた胸の辺りで響く声を聞きながら、どうしようもなく込み上げてくる喜び噛み締めつつひっそりと笑い、
耳元へと囁き掛け。

  「ほんと。大好き。…だからねぇ?逃げたりしないから、腕外して?わたしからも抱き締めさせて?」

頬にひとつキスを零すと、慌てた様に外される手首の戒め。自由になった腕を広げ抱き締めて、再び今度は口唇の上
キスを零し笑い掛ける。今だ繋がり合った儘、抱き締めあって。その背後、窓の向こうには青空浮かぶのは、真昼の月。
68真昼の月。:2006/12/13(水) 04:50:18 ID:763q7+Qx
…以上。

投下するの初めてだし、なによりつたなくてごめんよorz
69真昼の月。:2006/12/13(水) 04:55:10 ID:763q7+Qx
ぁ。連レスになっちゃうけども。
出来れば保管庫には入れないでいただけるとありがたいです。
70名無しさん@ピンキー:2006/12/13(水) 06:07:43 ID:rXreIY3g
GJ!
71名無しさん@ピンキー:2006/12/13(水) 19:20:43 ID:psis4tbq
超GJ!
72名無しさん@ピンキー:2006/12/13(水) 20:02:32 ID:TvtbZbAx
俺の知り合いに五人全員、異父兄弟姉妹ってやついるよ・・・・。
73名無しさん@ピンキー:2006/12/14(木) 08:12:00 ID:CEeKp85g
>>72
それ何てホットマン?
74名無しさん@ピンキー:2006/12/16(土) 06:38:17 ID:eu43ablv
姉汁しながらお姉ちゃん分を補充しつつ…

今日も保守
75名無しさん@ピンキー:2006/12/16(土) 09:38:27 ID:SXIvfRQB
はぅ。
気がついたら姉の日(12/6)過ぎてた。
76名無しさん@ピンキー:2006/12/16(土) 21:53:32 ID:4kvvG73/
何を今更。
77名無しさん@ピンキー:2006/12/16(土) 22:35:00 ID:xNC1nchK
姉妹型研究家って、何やってる人?
78名無しさん@ピンキー:2006/12/20(水) 03:30:21 ID:gOMzq41S
保守
79名無しさん@ピンキー:2006/12/21(木) 15:23:08 ID:qtvyEJ+T
お姉ちゃん>姉さん>>>姉ちゃん>>○○姉>>(越えられない壁)>>呼び捨て
と思うのだがどうか。
80名無しさん@ピンキー:2006/12/21(木) 15:42:45 ID:yEuJYaDF
お姉たんは?
81名無しさん@ピンキー:2006/12/21(木) 16:19:17 ID:+pRG3hD1
主人公が自分の姉を「ホタル」と呼ぶラノベを思い出した。
82名無しさん@ピンキー:2006/12/21(木) 18:33:08 ID:xhDY3BaA
姉がいるがお姉ちゃん→姉ちゃんと呼び方を変えるのを
何歳のときにしようか悩んだな
83名無しさん@ピンキー:2006/12/21(木) 19:48:14 ID:6/1iLZag
>>79
お姉ちゃんがトップということはショタ弟好きと見たがどうか。
あと、「姉貴」がはいっとらん。
84名無しさん@ピンキー:2006/12/21(木) 19:53:01 ID:+pRG3hD1
「ねーね」ってのも入ってないな。
85名無しさん@ピンキー:2006/12/21(木) 21:00:23 ID:EiDwlkfQ
時代劇好きとしては「姉上」「姉様」も入れてほしい
86名無しさん@ピンキー:2006/12/22(金) 01:38:14 ID:3nIoA9Tl
姉上とか姉さんとかって物凄い禁断の香りがする
87名無しさん@ピンキー:2006/12/22(金) 14:14:03 ID:+8+Aulnz
>>82
俺もずっとお姉ちゃんって言ってたから直そうとするとすげぇ違和感あったから、未だに直してない

傍からみてたら成人してるのにお姉ちゃんとか言ってる奴ってキモイよなorz
88名無しさん@ピンキー:2006/12/22(金) 16:32:17 ID:lFpke96j
>>87 追い打ちを掛けるようで悪いが、確かにキモイ。

成人してるんなら、女装して「お姉様」だろ、ふつう。
89名無しさん@ピンキー:2006/12/22(金) 16:54:35 ID:AomP6f3+
名前+「ちゃん」で呼ぶ俺はさらにキモイ。
子供の時に親が呼ぶ名前で覚えちゃったみたいで、
その後も訂正するきっかけがなくそのまま呼んでる。
いまさら変えるのも返って気恥ずかしいのよ。
90名無しさん@ピンキー:2006/12/22(金) 21:00:07 ID:I1de4PyW
ショタは正直好きじゃないがお姉ちゃんが一番いい。
普段は姉さんだが、するときはお姉ちゃんとか。


91名無しさん@ピンキー:2006/12/23(土) 00:04:37 ID:ltZgxfua
>>87
おれは中学の時に勇気を出して姉ちゃんに変えたぞ。
がんばって呼び方を変えろや。
92名無しさん@ピンキー:2006/12/23(土) 10:21:12 ID:9Tg1g8t0
「お」なんて言ってても言って無くても大して変わらなくない?
93名無しさん@ピンキー:2006/12/23(土) 16:39:49 ID:vZF89DT+
そうでもないお
94名無しさん@ピンキー:2006/12/23(土) 19:00:10 ID:xJIjJtPz
ちんちんを初剥きされる話なんてどう?
「お姉さんが大人のおちんちんにしたげる」
ひとまず、剥けるのと失敗するのどっちがいい?
95名無しさん@ピンキー:2006/12/23(土) 19:27:02 ID:W+qHclR1
>>92
すごく違うぞ。呼び方を変えるのがどんなに大変か姉がいるやつはわかるはず。
96名無しさん@ピンキー:2006/12/23(土) 19:51:23 ID:UF7pLBA9
妹しかいないからワカンナス・・・(´;ω;`)
97名無しさん@ピンキー:2006/12/25(月) 02:12:48 ID:8PlBKl4o
姉ちゃんに襲われるのと、姉ちゃんを襲うのだとどっちの方が好き?
98名無しさん@ピンキー:2006/12/25(月) 20:28:19 ID:heRdR9L0
襲われる方
99名無しさん@ピンキー:2006/12/25(月) 22:09:17 ID:b/VrqHc1
襲われ方にもよるだろ
力ずくか酔って絡んでくるかで全然違う
100名無しさん@ピンキー:2006/12/25(月) 22:38:58 ID:pjgR5y63
>>99
マジレスすれば、俺は力ずくでも酔って絡んででもいいから
姉ちゃんに俺のこと襲いたくなるほど思わせたいな・・・・

いや、クリスマスの儚い願いだと思って聞き流してくれ・・・・
101名無しさん@ピンキー:2006/12/25(月) 22:40:24 ID:pjgR5y63
ageてまで切ない思いを吐露しちまったぜ・・・・(鬱
102名無しさん@ピンキー:2006/12/25(月) 23:34:10 ID:ldxb0J8Y
(´;ω;`)人(´;ω;`)ナカーマ・・・
103名無しさん@ピンキー:2006/12/27(水) 15:09:21 ID:dccBcmTO
>>95
kwsk
104名無しさん@ピンキー:2006/12/27(水) 18:30:34 ID:kAaC+1Ft
努力してもどうにもならん、勝ち組と負け組みの構図だな。
105多岐川・・・の人:2006/12/29(金) 10:26:15 ID:qbOU7J75
 もう忘れられてたりして。続き“多岐川”投下します。皆様の“姉道”語りの流れを無視した感じで申し訳の仕様もございません。
 保管庫管理人様、弁解できないほど遅くなってしまいましたが「会社」の訂正、有難うございました。
106多岐川龍也22歳大学生の決意17:2006/12/29(金) 10:28:28 ID:qbOU7J75
「やっ・・・、だ、だめ、そんな」
「ほら、こっち。ちゃんと来る」
 バスタブの中で後ろから抱き締める。ん。ベストポジション。
 携帯は電源切って2階。幾度か留守電に入るお誘いメッセージも無視。
 バースデー。外で仲間と騒ぐのもいいけど・・・
「やっぱり姉弟水入らずが一番だよな」 
「・・・これって水入らずって・・・」
「ゆーの」
 家族全員で入れるようにと特別発注した、親父の自慢の風呂。ジャグジーも付いてたりする。
「これでライトアップとか出来たらラブホみたいだよな。これ」
「ラブホ・・・?」
「あ、見たこと無いんだよな・・・。今度行こ。一番でかい奴のとこ」
「・・・・・・」
 “恥ずかしがって俯く”、その首筋にもう1つキスマークを付けた。
「ひあっ!? ちょ、やっ」
「ああ、逃げるなって」
 おっぱいごと抱え揚げて態勢を立て直した。そんな仕草されたらもっと付けたくなるだろ? こんなことも分からないなんて、困った姉だ。
「・・・本当に、どうして・・・こんなことに・・・」
「姉弟らしいことしたいって言ったの紗綾じゃないか」
「こ、これのどこが姉弟っ!?」
「俺達は特別なの。んー」
 ジャグジーと俺のマッサージ効果で身体はほぐれて食べ頃状態。・・・って、まあ、既に何度も頂いているワケだが。
 まだ何か言いたげだったがとうとう諦めモードに入った。今や為すがままにされている。ん。良い子だ。
 お気持に甘えて、剃りたてのつるつるになった所を“優しく”撫でた。
「これでどんなビキニ着ても安心だな」
「ど、どうして、・・・こんな、全部・・・」
「ハミダシ防止。あと浮気防止もな」
「・・・浮気? 龍也、お、お姉ちゃんはね? っひゃっ! あっ! あん・・・だ、め・・・」
 この件で、俺は結構嫉妬深いことが分かった。この『決意』に辿り着くまでかなりイライラムカムカしてどうしようもなかったのだ。
107多岐川龍也22歳大学生の決意18:2006/12/29(金) 10:29:27 ID:qbOU7J75
 あの時なんか特に、もう、最悪だった。


『・・・・・・はぁい。以上「恋人、奥さんの浮気チェック」でしたーっ! さ、皆さんの結果は・・・・・』
「うわ、俺やべぇ!」
「えー、高橋さん、どーしたのっ!?」
「けっこー引っかかってるよコレぇ。6問くらい」
「うっわー。やばーいー」
 バイトの帰り、晩飯をゴチになっていた時のこと。
 手狭ながら昔馴染みの居酒屋定番メニューが絶品という人気店。なのだが当時を偲ぶポータブルテレビから下品なバラエティを垂れ流しにしてるのが我慢ならなかった。
 ったく。味も何も店の雰囲気ぶち壊しじゃねえか。昭和ロマンを語るなら平成番組流すな。電源切れ。
 タレント達の耳障りなトークで盛り上がってるのを見て仲間も盛り上がってる。
 こんな、くだらない話題で。そんなに面白いかこれ?
「・・・・・・じゃ、俺そろそろ」
「えー? 龍也、もー帰っちゃうのお? カラオケ行こーよ」
「悪ぃ。レポートたまってんだ」
「ああーそっか大学生だもんね。残念。じゃ、お疲れー」
『はーい、CMの後はダンナ・彼氏の浮気チェックでー・・・』
 これ以上聞いていられない。足早に店を出た。

「んー、ひょっとして、龍也クンも浮気されてたりしてー?」
「ええーっ?? 龍也恋人いるのぉ? ひどーい。あたしが本妻なのにー」
「ああー、どーりで最近色気が強くなってるわけだあ・・・。こっちはイイのが撮れて嬉しいんだけどねえ」
 仲間の内若干数が顔を見合わせて溜息をついた。
 『・・・・・・そんな薄情者捨てて私(あたし)(俺)にしとけばいいのに・・・・・・』
「「「・・・はぁー・・・」」」
108多岐川龍也22歳大学生の決意19:2006/12/29(金) 10:30:18 ID:qbOU7J75
「・・・はぁー・・・」

《夕飯、おかずの数が少なくなった。手抜き料理が増えた》
 ・・・確かに。いつも冷蔵庫に入っている数が少なくなった。餃子も皮から手作りだったのが市販品のになっちまってたし。書置きまでつくんだよな。少なくてゴメンナサイって・・・。
 
《会う時間、会話が少なくなった》
 ・・・確かに。・・・っていうか元々少なかったよ。あえて避けて外泊までしてた。でも最近はなるべく家にいるように心がけてんだぜ? なのに・・・・・・ 

《服・アクセサリーなどの持物が派手になった》
 ・・・・・・確かに。玄関にブランドのミュールがあったのを見た。確実に普段履きそうにないヤツ。ゴミ箱に派手な包装紙が入ってたし。
「・・・・・・」
 他にも思い当たる項目がぞろぞろと出てきてくれて気分を重くする。
 ただ、最後に出てきたこの質問だけは当てはまらなかった。

《結婚指輪を外すようになった》
 ・・・・・・・・・無ぇよそんなもん!!!

 大体何当て嵌めてるんだよ!!! 相手は姉だぞ? 姉なんだぞ!? 何過敏てレベルじゃねえぞ!? 
 なんで俺はこんなに落ち込まなきゃいけねえんだよ。
「一体どうしちまったんだよ・・・俺・・・」
 押さえられないこの不安。いや焦燥感って言うのか・・・。こんなにイライラしてんのは初めてだ。
「大体・・・・・・」
 じき花火大会だってのに、あれからあいつは何の話もしてこない!
「覚えてねえのか? 俺誘ったの・・・」
 弟に多大な迷惑を掛けておいて無責任にも程がある! あのゲロ片付けたの俺だぞ!? 潰れたのを部屋まで運んでやった! そんで・・・・・・
 ・・・私ね、龍也のこと、・・・好きだよ? ・・・
 あの表情が、目に焼きついて離れない。毎朝大変だ。
 花火大会一緒に行こうって言い出したのはそっちだろ? 放置プレイかよ!
109多岐川・・・の人:2006/12/29(金) 10:31:20 ID:qbOU7J75
 すいません。あれこれ組み立てに詰まってしまい、とんでもなく間が開いてしまいました。
 更に申し訳ないことに今年ここまでです。 orz ホントスイマセン
 皆様良いお年を。
110名無しさん@ピンキー:2006/12/30(土) 03:55:26 ID:i68jmZCG
>>109
むしろ龍也の方に萌えるぜ!w
良いお年おー!
111名無しさん@ピンキー:2007/01/04(木) 06:27:48 ID:BXpcIFVI
捕手
112名無しさん@ピンキー:2007/01/08(月) 23:13:51 ID:+OxfZbtu
前スレがウホッに荒らされた頃だったか、スレを救おうと思って処女作だったが
書き出した。

が、その後住んでる所を追い出されそうになり中断・・・

その問題はとりあえず先延ばしにできたので、だいぶ時間が空いてはしまったが、
元々成人式ネタだったこともあり、この土曜日に執筆再開させてなんとか今日に
間に合わせようと思っていたら、今度はPCのHDDが危篤状態・・・

書きかけのデータは救出困難どころかPCの買い替えをしたほうがよさ気の状態
、とても無念だ・・・

姉に魂を捧げたこの我が身、なんとか完成させたかった・・・

PCが復帰したら来年に向けて頑張るか・・・
113名無しさん@ピンキー:2007/01/08(月) 23:27:56 ID:EGMTbQrQ
>>112
>住んでる所を追い出されそうになり

そりゃおめえ、お姉ちゃんと良からぬ関係になっちまった弟を住まわせる
親など、そうそうおらんじゃろw
114名無しさん@ピンキー:2007/01/10(水) 09:50:27 ID:AaaUlKvC
ほ保守
115名無しさん@ピンキー:2007/01/11(木) 08:51:42 ID:i9dUePud
痴漢スレに最近投下されたのがちょっとツボった
116名無しさん@ピンキー:2007/01/11(木) 23:41:31 ID:eTLKYsu1
>>115
kwsk
117名無しさん@ピンキー:2007/01/12(金) 00:22:44 ID:50crffVd
118名無しさん@ピンキー:2007/01/12(金) 07:09:13 ID:jDGCXKQ+
媚獣の館って作品いいね
119名無しさん@ピンキー:2007/01/12(金) 21:15:17 ID:BRPDArHX
ほす
120名無しさん@ピンキー:2007/01/17(水) 00:27:51 ID:eqPYdUxe
121名無しさん@ピンキー:2007/01/19(金) 11:50:39 ID:dBUIpQTU
122名無しさん@ピンキー:2007/01/20(土) 16:20:02 ID:Zv/Xfo9Y
離婚した出戻りバツイチ姉が、弟と・・・ってのはこのスレ住人には
合わないかい?
123名無しさん@ピンキー:2007/01/20(土) 16:39:59 ID:g+h1HvZk
それ、cuvieとか、漫画で散々描いてるからなぁ。

別の今までないようなシチュで頼むよ。
124名無しさん@ピンキー:2007/01/20(土) 17:35:03 ID:Zv/Xfo9Y
おー、
じゃあ、
無人島に漂着した普通の姉弟が・・・
ってのは?
125名無しさん@ピンキー:2007/01/20(土) 17:36:27 ID:J1c9GQKg
ちょっとまえに駆け落ちした姉が妊娠して戻ってくるって漫画見たんだがどこで見たか忘れてしまった
ヤンジャンかなんかだったかな。
おれは結構萌えたけど
126名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 21:02:08 ID:NPY+/0ij
保守がてらにどうぞ。二次ですが。

ttp://nankyoku.sakura.ne.jp/youii.html
ttp://nankyoku.sakura.ne.jp/iiko.html
127名無しさん@ピンキー:2007/01/25(木) 13:58:36 ID:0gvU+k1k
128名無しさん@ピンキー:2007/01/27(土) 15:02:45 ID:BxgVusoF
我姉を想う、故に我あり 保守
129名無しさん@ピンキー:2007/01/31(水) 01:00:46 ID:cgSpzKy1
保守
130名無しさん@ピンキー:2007/02/03(土) 03:16:34 ID:31E3Rl6j
131名無しさん@ピンキー:2007/02/04(日) 02:59:46 ID:YtOkiQwX
>>130
かなりいい。
132名無しさん@ピンキー:2007/02/04(日) 16:08:22 ID:KXZuVRwg
弟にヤラれっぱなしハァハァw
133名無しさん@ピンキー:2007/02/09(金) 14:13:15 ID:QD+GsT2v
保守
134ななし:2007/02/17(土) 02:12:02 ID:svOPZY9M
保守
仕事が落ち着くまでどうかおちませんように
135名無しさん@ピンキー:2007/02/18(日) 07:29:55 ID:uBicdOgk
dat落ち防止age
136名無しさん@ピンキー:2007/02/23(金) 10:39:24 ID:WA19Ovbf
hoshu
137名無しさん@ピンキー:2007/02/23(金) 22:48:31 ID:WVFyOG5T
圧縮カウントダウン中のため
念のため俺も

ほしゅ
138名無しさん@ピンキー:2007/02/24(土) 02:35:22 ID:M0O1OShj
オレの妄想エンジンがかかるまで
保守
139名無しさん@ピンキー:2007/02/25(日) 10:00:28 ID:gmTEZq7W
仮面ライダー電王の、主人公の姉がいい感じに好きだ。
140名無しさん@ピンキー:2007/02/25(日) 10:43:22 ID:Hg54RbJH
むかし岡崎つぐおの「ジャスティ」ってエスパー漫画があって
あれの姉ちゃんがいい感じだったんだが、死んじゃうんだよな
141名無しさん@ピンキー:2007/02/25(日) 10:48:46 ID:UamvefXt
朝起きたらお姉ちゃんにちんちん生えてたorz
142名無しさん@ピンキー:2007/02/25(日) 16:08:49 ID:VKhmiOXc
>>140
…思い出させるなよー つД`)・゚・。・゚゚・*:.。
143名無しさん@ピンキー:2007/02/28(水) 11:28:33 ID:ZKhXSBo0
保守
144名無しさん@ピンキー:2007/03/01(木) 15:29:35 ID:TYWysB45
萌え保守
145名無しさん@ピンキー:2007/03/04(日) 00:47:58 ID:2TN1ZVDm
保守
146おきゃんぴー:2007/03/05(月) 17:19:05 ID:vaNasR4G
学校からの帰り道、吉沢信二は一緒に歩いている友人が、ふと自分を肘で突付
いてくるのに気がついた。
「信二、あれ見ろよ」
友人は前から歩いてくる若い女の事を言っているようだった。女子大生くらいであ
ろうか、やたらと派手な身なりの女である。

「すごいエロボディだぞ。目のやり場に困るな」
「ん、ああ、そうかな」
信二は別段、どうでも良いような感じだった。女は胸元の開いたTシャツと、デニム
のミニスカート、それにジャケットを蓮っ葉に羽織り、足元はブーツで決めている。
今風の装いといえばそれまでだが、髪も赤茶けてあまり品の良い風体ではない。
ただ、柔らかくカールのかかった前髪を物憂げに指で梳くと、素晴らしく整った顔
が現れた。一目見て美形、それもかなり上等の部類に入る容貌だった。

「おい、凄い美人だぞ」
「そうかな」
「なんだよ、お前。気取ってるのか?」
「そうじゃないよ」
はしゃぐ友人を横目に、信二はうつむき加減である。どちらかというと、こちらへ向か
ってくる女と顔をあわせたくはないようだった。

「信二」
不意に女の声で、そう呼ばれた。友人はきょとんとして、辺りを見回した。今、この通
りには自分たちと前から歩いてくる女しかいない。そうなると、声をかけてきたのは、
派手なその女という事になる。
「今、信二って・・・」
「姉さんなんだ」
吃驚している友人に、信二は説明してやった。友人がエロボディだの美人だのとはし
ゃいだのは、何と信二の姉、裕香だったのである。
147おきゃんぴー:2007/03/05(月) 17:38:49 ID:vaNasR4G
「ごめん」
友人はこれ以上無いというような情けない顔で、信二に謝った。気まずさが友情に
ひびを入れないよう、一生懸命な様子である。
「いいんだ。確かにちょっと派手だしさ」
気にするなと友人の肩をたたく信二。実を言えばこんな事は慣れっこだった。

何せ裕香はあの容貌である。口さがない奴らは、もっとえげつない言葉で姉を辱め
る事があった。彼のように素直に謝るのは、根っからの善人だからであろう。信二は
特に気にするでもなさそうだった。
「何を男同士で、いちゃいちゃしてるの?薄気味悪いわね」
裕香はジャケットのポケットに手を突っ込んだまま、信二たちの前に立ちはだかった。
年長者である事を嵩にきた、不遜な態度である。

「いい所で会ったわ。一緒に帰りましょう」
「姉さん、電車なの?」
「そうよ。足代わりの男が都合つかなくてね」
裕香は近くの大学の三回生。信二の通う高校はその付属である為、利用駅が同じだ
った。普段は彼氏に大学まで送り迎えをさせているのだが、今日は都合がつかなかっ
たらしい。

「そっちの僕は信二の友達?」
「はい、そうです。片山聡っていいます」
「一緒に歩いてるって事は、あなたも電車通学ね。悪いけど、カバン持ってくれる?」
「あ、はい」
勢いに押されて、つい友人は裕香の鞄持ちをさせられてしまう。信二は俺が持つと
言ったが、友人はいい、いいと押し頂くようにカバンを持った。顔を見る限りでは、別に
嫌がってる様子でもなく、どちらかと言えば喜んでいる感じだ。
148おきゃんぴー:2007/03/05(月) 17:54:55 ID:vaNasR4G
「行くわよ」
そう言って駅の方へ歩き出した裕香に続きながら、友人がこんな事を小声で言っ
た。
「お前の姉さん、辛口だな」
「それで困ってる」
「でも、美人だよ。男だったら、誰だって憧れるんじゃないか」
「そうかな」
「もっとも、俺はお前を羨ましくはない。何故かというと、弟だからだ」
友人は鼻っ面を信二に近づけ、ふふんと笑った。

「弟と姉じゃ、どうしようもないもんな。俺は他人だから、お姉さんに結婚を迫る資
格がある。お前はお預けを食った犬みたいで、むしろ哀れだ」
「その性格が、俺は羨ましい」
信二はため息混じりに呟くのである。姉と弟。そんな事は他人に言われずとも分か
っている。

近所でも評判の美貌を持つ姉に、信二は恋心を抱いている訳ではない。ただ、姉
が放つ色香などに寄せられる男が哀れかつ、鬱陶しいと思うだけだ。この片山と
いう友人も、はや裕香の存在にぞっこん惚れ込んでしまった。まだ会って、数分の
時間しか経っていないというのにだ。

十数年間、生活を共にしてきた信二からしてみれば、姉の美しさは理解できるが、
難ありの性格を知り尽くしているので、それほどの魅力を覚えなかった。信二的に
は優しくて慎ましやかな女性が好みなのである。気の強い女は論外だった。しかし、
他人はそうはいかぬようで、裕香を見るなり大概は恋に落ちてしまう。自分の社会
的地位や財産などを放り出し、ただ求愛に励む。
149おきゃんぴー:2007/03/05(月) 18:28:16 ID:vaNasR4G
駅に着いた三人は、改札口をくぐってホームに立つ。電車を待つ客は案外いて、
ベンチに座る事は出来なかった。
「信二に片山君、あんたたち、しっかり私の脇を固めるのよ」
裕香が突然、そんな事を言うので、信二は友人と顔を見合わせた。
「どうかしたの?」
「私、痴漢に遭いやすいのよ」
「分かります、それ」
「何ですって!」
裕香はぎろりと片山を睨んだ。

「いやらしい奴らがたくさんいて、空いててもわざわざ触りにくる奴もいるのよ。
そんなのが現れたら、あんたたち、命がけで戦うのよ」
「やなこった」
「僕は戦います!」
信二と片山の間には、明らかな温度差があった。
「本当に困ってるのよ。でも、今日は安心ね」
後れ毛を手で梳きながら、裕香は微笑んだ。その仕草がこれまでに見ぬ女らし
さで、信二はちょっと驚いた。また、強気な姉にこういう面がある事も、これまで
知らずにいた。

電車が来ると、三人は最後尾の車両に乗り込んだ。乗車率は七割くらいだろ
うか、席は空いていない。言われた通り、信二と片山は裕香を囲むようにして、
乗降口に近い場所に陣取った。
「立ってるのがしんどいわね」
「あそこに座ってる婆さんを蹴倒してきましょうか」
「よせよ、お前」
懸命に姉の機嫌を取ろうとする片山を、信二は嗜めた。黙っていると本当にやり
かねない勢いだからだ。
150おきゃんぴー:2007/03/05(月) 18:43:33 ID:vaNasR4G
一駅、二駅と過ぎた所で、片山があっと声を上げた。
「俺、次の駅で降りないと」
さも残念そうに言うので、裕香は笑ってしまった。彼女は、こういう男の稚気を嫌い
ではない。

「そうか、片山君は次で降りるのね。短い時間だったけど、楽しかったわ」
「いや、何だったら、最後まで付き合いますよ」
「私たちは終点まで行くから、帰りが億劫よ。もういいわ」
「そうですか・・・」
明らかに気落ちした片山に、何を思ったか裕香は頬を寄せた。そして、
「お礼よ」
と言い様に、軽い口付けを捧げたのである。

(あっ!)
片山もそうだが、驚いたのは信二も同じ。まさか姉がそこまでするとは思わなかっ
たのだ。
「お、お姉さん・・・」
「可愛いね、片山君は。信二とは大違い」
横目で我が弟を見ながら、裕香は言った。思わぬ僥倖を得た片山は、電車を降りる
まで、ほとんど自室呆然の有り様で、それこそ雲の上を歩いて行くような足運びだっ
た。

再び電車が動き出した時、裕香は呟いた。
「面白い子ね、片山君って」
「ただのバカだよ」
信二は自分が不機嫌になっている事に気がついた。何もあそこまでしなくても良い
ではないかという思いが、胸中にあった。
151おきゃんぴー:2007/03/05(月) 19:09:26 ID:vaNasR4G
「何を拗ねてるの?」
「別に拗ねてない」
流れる車窓を見ている信二に、裕香が擦り寄った。
「こうしてると、他人はどんな関係だと思うでしょうね」
「痴女と、それに捕まった哀れな美少年」
「バカね。どう見たって姉弟でしょう。顔も良く似てるし」
「似てるかな」
「そっくりよ。あんた、鏡見たことないの?」
そう言った時、裕香はいつもよりやや優しげな笑顔を見せた。

(姉さんって、案外、華奢かな)
普段、こうやって寄り添う事がないので、自分の胸にすっぽりと収まった裕香が、
信二には随分と小柄に感じた。だが、胸の膨らみや香ってくる女臭は、未だ知る
事のない物である。信二は少し、動悸が早まった。
「もしかしたら、恋人と思われてるかもね」
「今しがた、俺たちはそっくりだと言ったばかりじゃないか」
「他人はね、そこまで気に留めないわよ」

裕香の手が信二の手を取り、腰周りへと誘った。
「こうしてると、きっと恋人同士って見られるわ」
「恥ずかしいんだけど」
「そう?私はね、手ぶらでいる事の方が恥ずかしいな」
裕香はわざわざ、ジャケットを捲って信二の手を懐に招いている。薄手のTシャツ
一枚という軽装ゆえ、信二はすぐに姉の温もりを感じる事が出来た。

「姉さん、ちょっと」
「そろそろ混んでくるわ。私が痴漢に遭わないように、頑張るのよ」
電車が次の駅に近づく時、空はもう暗くなっていた。ホームでは乗車待ちの客が
溢れ返っているのが見える。信二は緊張した。
152おきゃんぴー:2007/03/05(月) 19:33:11 ID:vaNasR4G
裕香の予想通り、乗車率は急激に上がった。車内は通勤客で溢れ、立錐の余地
も無いほどである。二人は更に寄り添い、弟は姉を守るように努めている。
「信二」
ほとんど聞き取れないような声で、裕香が囁いた。
「触って」
裕香を背後から抱き締めるような形で、信二はその言葉を耳にした。冗談などの
類では無い事は、姉の濡れたような目で分かる。

信二は黙って裕香をきつく抱き締めた。首筋に鼻を近づけると、何とも形容しがた
い良い匂いがする。熟しつつある女特有の媚臭だった。
(姉さん)
信二は手を腰から尻の辺りへ滑らせた。デニム地のスカートは見た目より軽く、
ちょっと抑えれば尻の割れ目までも探る事が出来た。生地越しでも柔らかくて、
素晴らしい触り心地である。信二はほとんど無我夢中になった。

右手で姉の尻の感触を楽しみつつ、左手を乳房へ添えた。無理に揉む事はせず、
ブラジャーのカップを掬うように、擦る程度にした。ストレッチ素材で出来た物を身
に着けているのか、手が触れても生肉の量感が良く分かる。一方、裕香は逆手で
弟の股間を探り、若さをたたえた肉棒の形を確かめていた。

姉弟は周囲に悟られぬよう、最大の注意を払いながら、淫らな行いに耽溺した。
ズボン越しにでも肉棒をいじられると、信二はすぐにでも発射しそうになった。まだ
異性との経験も無く、自慰しか知らぬ若者では、それも無理なかった。ただ、信二
も黙ってされるがままとはいかず、思い切ってTシャツの中に手を入れて、生の乳
房を触り始めていた。大ぶりで形の良い姉の膨らみを、この手で確かめたいと思っ
たのだ。
153おきゃんぴー:2007/03/05(月) 19:53:58 ID:vaNasR4G
(姉さん、乳首が勃ってるな)
着崩れを気にするでもなく、裕香は弟のしたいようにさせてやった。ブラジャーの
カップがずれ、荒々しい触り方で乳首を捻り上げられると、眩暈のようなときめき
を感じた。声を出さずにいるのがやっとで、ともすれば気を失いそうである。

裕香は逆手に握った弟のそれを、欲しいと思った。今、これで女穴を満たして貰
えれば、自分は天国へ行けそうな気がする。だが衆人の目がある車内で、そこま
での事に及ぶのは不可能だった。終点までは後、十五分はあり、その間、裕香は
この生殺しのような状況を楽しむ事にした。

事ここに至っては、もう普通の姉弟には戻れないだろう。裕香は操を信二に捧げる
つもりでいた。実を言うと、派手な身なりをしているものの、裕香はまだ無垢である。
付き合っている異性はあっても、これまでに体を許した者はいない。更に言えば、
唇だって許した事は無い。先ほど片山にしてやったのは頬への挨拶程度、口付け
と呼ぶような、濃厚な経験はまだだった。それもすべて、信二に捧げる気でいたか
らだ。裕香は自分の成長と共に、弟への愛情をも育んでいた。一番、身近にいる異
性を愛してしまったのである。

理由は簡単だ。血の分けた弟は他の男とは違い、自分をがさつな視線で捉える事
も無く優しいし、姉さん、姉さんと慕ってくれる。見返りを求めぬ肉親の情で結ばれ
た絆は、決して切る事が出来ないだろう。それが、裕香に安心と温もりを覚えさせる
のだ。一生とまでは言わずも、せめて純潔を捧げる相手には相応しいのではない
か。そんな思いが、いつもつきまとっていたのである。
154おきゃんぴー:2007/03/05(月) 20:34:02 ID:vaNasR4G
(姉さんは何を考えているんだろう。ただの悪ふざけか、それとも・・・)
信二は今にも破裂しそうな心臓を抑えながら、姉の乳房を背後から抱え上げ
ていた。電車が終点へ着いた時、もう自分たちはただの姉弟には戻れないか
もしれない。今ならやめられる。どちらかが冗談だと言えば──

このままでは、姉犯の鬼畜に堕ちてしまうという思いが信二にはある。そんな
関係は許されるはずは無い。たとえ、互いの了承があったとしてもだ。その思い
が気を引けさせたのか、乳首を捻る力が弱まった。すると、裕香は切なげな声
で、
「し、信二」
更に一瞬の間を置き、
「やめない・・・よ・・・ね?」
と、搾り出すように言うのである。

(本気なんだな、姉さん)
信二は裕香の問いに答えず、首筋に口付けを捧げる事で返した。そうして時間
が過ぎ、気がつけば終点はもう目の前である。

ふと正気に返ったように、裕香が装いをあらためた。捲られたTシャツを整え、ジ
ャケットの前を引き合わせる。着崩れたブラジャーは直す事が出来ないのでそ
のままだ。それから信二の手を取り、電車がホームに着くと、
「ずっと、一緒だよね」
などと言うのである。
「うん」
信二はその手を強く、握り返した。この先、何があろうとも決して離さないつもり
だった。
155名無しさん@ピンキー:2007/03/05(月) 22:14:01 ID:RdraqTil
sien
156名無しさん@ピンキー:2007/03/05(月) 23:19:59 ID:NtpzLXhL
>>146-154
三ヶ月ぶりかつ今年最初の新作GJ!
157名無しさん@ピンキー:2007/03/06(火) 01:47:33 ID:V89ynIld
うわああああ。
続き読みてええええ
158名無しさん@ピンキー:2007/03/06(火) 10:13:51 ID:ecYCL8gA
うわぁぁぁぁ! 油断してたら神キタコレ!!
GJGJ! 続き超期待!
159名無しさん@ピンキー:2007/03/07(水) 16:58:28 ID:vRwBuEFR
続きマダー?
160おきゃんぴー:2007/03/08(木) 22:43:49 ID:Va9/DOl0
週末、信二は片山の家へ招かれた。妙に熱心なお誘いで、信二はいささか面食
らったのだが、是非とも遊びに来てくれというので、断る事が出来なかった。
「よく来たな、美人のお姉さんは元気か」
「元気だ。お前によろしくってさ」
菓子折りを差し出しつつ、信二は片山の部屋に落ち着いた。泊まりの予定なの
で、それなりの支度もしている。

菓子折り以外にも信二はゲームを持ってきた。早速、始めようという時、不意に
部屋の扉が開く。
「聡。お友達、来てるんだって?」
そう言って現れたのは、年の頃なら二十二か三、眼鏡をかけて黒髪を束ねた、
見目麗しい女性である。

「何だよ、姉貴。入ってくるなよ」
「ごめんなさい。お菓子とジュース持ってきてあげたの」
「置いてすぐ出ろよ」
片山は疎ましげだったが、信二は突然、現れた美女に目を奪われていた。容貌は
姉、裕香より少し劣るが、それでも十分、美人の部類に入る。特筆すべきはふくよ
かな肉体で、どこからどう見たって旨味に溢れていた。

「初めて見る子ね。私、聡の姉で瑞希って言います。よろしくね」
「僕、吉沢信二です」
「行儀がいいわ。私、中学の先生やってるから、礼儀作法にうるさいの」
物言いも穏やかで品がある。悪いが姉弟は出来がはっきりしていると、信二は思っ
た。
「さりげに自己紹介してるんじゃねえよ。さっさと出てけ!」
「おいおい、片山。穏やかじゃないな」
身内の事とはいえ、こういう時に黙っていられる信二では無かった。
161おきゃんぴー:2007/03/08(木) 22:58:43 ID:Va9/DOl0
「吉沢君は優しいのね。聡とは大違い」
ふふ、と瑞希が笑うとひどく愛らしい。教師をやっているという事は、自分よりも六つ
か七つ年上のはずだが、仕草のひとつひとつが小娘のようで、少しも年齢差を感じ
させなかった。

「なあ、もう出てけよ。こんなブスに居つかれたら、気が滅入るぜ」
「美人じゃないか、瑞希さん」
「お前んちの姉さんに比べたら、月とすっぽんだよ」
「あら、吉沢君、お姉さんがいるの」
「そうだよ、すげえ美人だぜ。姉貴なんか目じゃないね」
「やっぱり。何かお姉さん子って感じだものね」

瑞希が目を細めて見るので、気恥ずかしさが信二を包む。実際、友人の姉と触れ合
うのは難しいものだ。
「なあ、ジュース置いたら出てけって言ったよな」
「分かったわよ。じゃあ、吉沢君、ゆっくりしていってね。お夕飯は私が作るから」
「ありがとうございます」
居住まいを直してから、信二は頭を下げた。当たり前の作法のつもりだったが、片山
は瑞希が友人に気遣いをさせたと思い、声を荒げていた。

「あいつ、おかしいだろ?普通、弟の友達の所へ顔を出すか?」
「いいお姉さんだと思うが・・・」
「お前んちの裕香さんの方が、ずっといけてるぞ」
片山の言葉は隣の芝は青いというような意味合いだと信二は思った。自分だったら、
あんなお姉さんがいたら、楽しいだろうと考える。年が離れてるので、どちらかといえ
ば母性を以って弟に接しているのだろう、瑞希の言動には大人の余裕が窺えた。
162おきゃんぴー:2007/03/08(木) 23:11:10 ID:Va9/DOl0
信二と片山は瑞希が持ってきてくれた茶菓子に手を出しながら、ゲームに嵩じる
事にした。テレビの前に並び、それぞれがコントローラを手にして点数を競い合い
つつ、話などもする。

「なあ、信二」
「なんだ?」
「実は俺、友達を家に呼ぶって滅多にないんだ。お前なら分かると思うけど、姉貴
がいると友達呼びにくいよな。部屋に下着とか干してあって、女臭いっていうか」
「ああ、分かる」
「そんなお前だから、家に呼んだんだ。同類相憐れむって」
「同病相憐れむじゃなかったか?」
「細かい事言うなって」

もしかして、今日自分をここへ呼んだのは、これが言いたかったからなのかもしれ
ない。信二はテレビを見つめる片山の横顔を見て、そう思った。
「お前さあ」
「何だよ」
「姉貴・・・裕香さんに欲情した事あるか?正直に」
いつになく片山は真剣な表情だった。信二はこれが冗談でない事を理解し、
「ある」
と、短く答えた。

「やっぱり、あるんだよなあ・・・まあ、俺もなんだが」
片山は辛そうな面持ちである。
「その割には瑞希さんに辛く当たってたな」
「そうしないと、近寄ってくるから」
「なるほどな」
これも理解できると信二は思った。姉というのは、もっとも身近で瑞々しい女性だか
らである。おまけに無警戒で、体の接触もある。弟はそれに敏感にならざるをえない
のだ。
163おきゃんぴー:2007/03/08(木) 23:30:09 ID:Va9/DOl0
「姉貴って絶対、俺を男と思ってないんだ。夏なんか風呂から出ても、裸でいるし。
パンツ一丁でうろうろされた日にゃ、かなわないよな」
「うちの姉さんはいつもだ」
「裕香さんが?いいなあ、お前」
「バカ。お前だって、瑞希さんの見てるんだろう」
いつしか信二も饒舌になり、互いの姉についての論議になった。とりとめのない話
は夜更けにまで及び、二人は友情を深め合うのであった。

二、三日して、信二は裕香の自室へ呼ばれた。深夜零時を少し過ぎた頃だった。
「手でしてあげるから、おいで」
「うん」
近頃、姉弟は両親が寝静まるのを見計らってから、濃厚な相互愛撫を楽しむように
なっている。最後の一線はまだ越えていないが、これは単に両親へ二人の関係を
気取られぬようにする為である。

「ズボン、脱がすわね」
「うん」
裕香が信二の寝巻きを脱がすと、大きく反り返った男根が現れた。それを手でそ
っと包むのが合図となり、今度は信二が姉の乳房を揉む。
「ああ、気持ち良いわ」
「俺も」
ベッドへ並ぶように座り、お互いの性器を弄り合う。このやり方がもっとも理にかな
っていた。

このまま、姉を押し倒して下着をはいでしまっても、きっと拒まない。そんな思いが
信二にはあるが、今の所は押し止められている。もし二人が一つとなり、激しく求め
合えば階下にいる両親に気づかれる可能性が高いからだ。性交時には思っても
みないほど、大きな音が出る。ベッドの軋む音、衣擦れ、喘ぎ声・・・まして人目を
しのぶ恋であれば、軽率な行動には踏み切れなかった。
164おきゃんぴー:2007/03/08(木) 23:45:56 ID:Va9/DOl0
濃厚な愛撫は口づけにも及ぶ。姉弟は舌を絡ませ、唾液を交換した。鼻と鼻で
突付きあったかと思えば、頬を寄せて耳元で愛の台詞も捧げ合う。もうすっかり、
お互いがお互いに夢中だった。
「今度の休み、二人で示し合わせて、どこかへ行こうか・・・そこで」
裕香が熱っぽく言った。

「父さんたち、許してくれるかな?俺はともかく、姉さんは素行が悪いから」
「うふん、言ったわねぇ・・・」
やや伏し目がちの裕香が、握っている男根を激しく擦りだした。これをやられると、
信二はたまらない。
「姉さん、ティッシュ」
「ふふ、今日は飲んであげようか」
「いいの?」
「いいわよ」

裕香が信二の膝に身を預けるような姿勢を取り、男根を唇で覆った。そして、茎の
部分を上下に擦りつけるのである。
「ああ、姉さん・・・俺、やばい」
「いいのよ、出しちゃいなさい・・・」
姉の献身的な愛撫で、すぐに信二は達してしまった。裕香は目を閉じ、それをごくり
と飲み干した。芳醇な旨味を頂くように、その余韻をいつまでも楽しむような風情だっ
た。

ある日、学校から帰る途中の信二の前に、大型の乗用車が停まった。運転席には
眼鏡をかけた女が乗っている。
「吉沢君」
「あ、瑞希さん」
はたしてそれは、見覚えのある顔だった。片山の姉、瑞希が助手席側の窓を開け、
横に乗れと手招きしている。
「話があるのよ」
瑞希はウインクしながら言った。信二は辺りを確かめてから、助手席に乗る。
165名無しさん@ピンキー:2007/03/09(金) 09:38:10 ID:M+nim4c2
続きが待ち遠しくて禁断症状が出るくらいGJ!
166名無しさん@ピンキー:2007/03/09(金) 14:42:37 ID:ALP9VqIh
続きキテターーーーーーーー! GJ!!!
そしてwktk
167おきゃんぴー:2007/03/09(金) 22:59:21 ID:5wGFydDH
「吉沢君、塾とかいいの?時間は大丈夫?」
「大丈夫です」
「ちょっと、遠出するからね」
車は国道へ入り、速度を上げて郊外へと向かう。運転席の瑞希を見ると、グレー
のスーツに網目模様のストッキングを身に着けていた。それがいかにも大人びて
いて、信二の胸をときめかせる。

(セクシーだな)
スカートの丈も長すぎず短すぎずで、教師をやっているという彼女に相応しいもの
だった。姉の裕香とはまた違う、熟した女の色香にあてられ、困惑気味の信二。
「今日は、聡と一緒じゃないのね」
「あいつ、先生につかまって何か手伝いをさせられてました」
「ふふ。要領が悪いのよね、あの子」

車は信二の知らない街へ走っていく。かなり遠くまできたようで、ぼちぼち民家など
も乏しくなってきた。またしばらく走ると高速道路沿いの寂しい道に出て、もう建物
といえばラブホテルくらいしか見当たらない。毒々しい色使いの建物は、とにかく
目立つように造られており、品などは望むべくもなく、高校生の信二には、まるで
縁の無い場所のはずだが、
「あ、ここに入るわよ」
瑞希はハンドルを切り、いくつかあるうちの一軒を選んで入ってしまった。そして、車
を駐車場に停めると、呆然と助手席に座っている信二に、早く降りてと急かしつける
のである。

「あ、あの」
「大丈夫、大丈夫。フロントも無人だから、学生服でも入れるわ」
そういう事じゃないと言おうとした信二の肩を、瑞希は抱いて歩き出してしまった。
この強引さは、先日、初めて会った時の彼女からは想像出来ない事だった。
168おきゃんぴー:2007/03/09(金) 23:19:56 ID:5wGFydDH
部屋の選択は自動式になっていて、空いてる場所のパネルに触れると、鍵が出て
くる仕組みになっていた。瑞希は慣れているようで、適当な部屋を選んでから、信
二についてくるよう促した。
「こっちよ、吉沢君」
「あ、はい」
前を行く瑞希のヒップが左右に揺れるのを見て、信二は困惑した。

スカートにぴっちりと浮き出たパンティラインは何とも悩ましげだし、場所が場所で
ある。ここは、カップルが性の営みを行う場を提供する建物であり、自分は男で瑞
希は女。共にひとつの部屋に入れば、何が起こるか分からない。

ちらと裕香の顔が脳内で像を結んだ。近頃、すっかり打ち解けた姉と、こういう所
へ来られたらいいのにと、辺りを見回していると、
「今、他の女の事、考えてるでしょ」
いきなり振り返った瑞希が、右手の人差し指で信二の鼻を小突いたのである。
「い、いえ、そんな・・・」
「女の勘って鋭いのよ。甘く見てちゃ痛い目に遭うわよ」
瑞希はまた信二の肩を抱いた。女性にしては大柄で、ほとんど身長も信二と変わ
らない彼女は、目当ての部屋まで来ると、不意にこんな事を漏らす。

「吉沢君が考えてるのって、お姉さんの事?」
「え、いや」
ずばり言われて、信二の心臓は凍りつく。まさか、片山が瑞希に何か言ったので
は無いかと勘繰った。
「実はね、この前、うちに遊びに来た時、あなたたちが話してる事、聞いちゃったの。
ごめんね」
瑞希は舌をぺろっと出し、笑った。その顔は悪戯で、どこか愛嬌がある。
169おきゃんぴー:2007/03/09(金) 23:34:40 ID:5wGFydDH
「吉沢君はお姉さんに欲情しちゃうんだ。ま、うちの聡もらしいけど」
「軽蔑しますか?」
「別に。むしろ私の場合、してやったりね。まあ、その辺の事は、中で話しましょ」
瑞希は部屋の扉を開け、信二を中へ押しやった。毒々しい外観からは想像できなか
ったが、室内は案外、良いセンスでまとめられており、なかなか落ち着ける趣になっ
ている。

「何か飲む?」
「あ、コーラとかで」
「私は一杯やろうっと」
信二がコーラ、瑞希はビールをそれぞれ手に持ち、簡単な乾杯をした。応接セット
は置いてあるが、二人はあえて円形のベッドの上に腰掛けた。

「吉沢君は、お姉さんとやっちゃってるの?」
「それほどでも・・・」
信二は問いかけに曖昧な答えしか出来なかった。瑞希の質問が直接的過ぎて、答え
られなかったのだ。
「瑞希さんはどうなんです?片山と」
「全然!気弱なのよね、あの子」
「そうなんですか」
「そうよ。私が裸同然でいても、汚いから隠せとか言うのよ。憎たらしいでしょ?」

そういう気持ちは信二にも分かる。姉を性的な対象として見たくないからだ。だからあえ
て、嫌悪感を持とうとする事で、自分を戒めるのである。
「でも、それが本音じゃないって分かったのよね。吉沢君のおかげよ」
濡れる眼差しで瑞希は信二を見た。まだ酔うほど飲んでいないので、彼女が何やら怪し
い想像をしている事は間違い無さそうである。
170おきゃんぴー:2007/03/09(金) 23:55:01 ID:5wGFydDH
「ずばり聞くけど、吉沢君はお姉さんとセックスしたの?今度は曖昧な答えは無しね」
「どうして、僕がそんな事、言わなければならないんです?」
「だって、私と聡の橋渡しをしてくれた恩人だもの・・・色々と聞いておきたいのよ」
瑞希は足を崩し、しなだれかかるように信二に寄り添う。

「私があの子と・・・先週、どんな事をしたか、知りたくない?」
「え、まさか・・・」
「そのまさかよ。私、聡を誘惑したの。うふふ・・・」
信二は胸騒ぎを覚えた。瑞希の言葉は、暗に弟と関係を持ったという意味を含んで
いる。あの時の会話を聞かれていたとすれば、瑞希が大胆な行動に出た可能性が
高い。

信二は自分と姉の事もあってか、片山姉弟が契りを結んだとしても何の不思議も無
いと思った。血の繋がりはあっても所詮は若い男と女、きっかけさえあれば互いの肉
体を欲してしまうだろう。だから信二は、瑞希が信頼の置ける人間と見て、ありのまま
を話す決意を固めた。それでなくとも教師が未成年をラブホテルに連れ込むという
危険を冒しているのだ、冗談半分の話では済まなそうだった。

「実は僕、姉さんと、キスとペッティングをしてます」
「やっぱり。ふふ、いいわね。吉沢君のお姉さんって、凄い美人なんでしょう?」
「片山が言ったんですか?」
「凄く自慢げに、ね。ほっぺにキスして貰ったってね」
あいつなら言いそうだと信二は笑った。もっとも、腹立たしさは覚えない。そういう
稚気が片山の良い所でもあるからだ。
171おきゃんぴー:2007/03/10(土) 00:11:42 ID:Nq9OozS4
「あの子、それまではつっけんどんだったけど、今は私に夢中よ。毎晩、ベッドに
忍んで来て、姉貴、姉貴って・・・ふふ」
「へえ」
意外だと信二は思った。家庭内で姉弟が二人っきりになれて、誰に気兼ねなく体
を重ねられる環境というのは、なかなか無いからだ。

「どうやってるんですか?お父さんやお母さんに気づかれたりしないんですか?」
「立ってしてるわ。私、後ろからされるのが好きなの」
瑞希はベッドで濃厚な相互愛撫を楽しんだ後、机に手をついて後ろからの挿入を
促すという。
「ベッドと違って机は丈夫で軋まないし、第一、その方が興奮するのよ。ただ、後始
末が厄介ね。あの子、中出しばかりしたがるから」
「妊娠とか大丈夫なんです?」
「薬飲んでる。逆に使用済みのコンドームなんて、親に見つかったら、言い訳がき
かないでしょ?」
「そうですね」

片山姉弟の話は参考になるが、だからといってすぐに我が家で実践とはいかない
だろう。あの裕香に机へ手をつかせ、後ろからやらせろとは言い辛いし、避妊薬を
服用して欲しくもなかった。そこまでするくらいなら、自分が我慢すればよい。姉に
精神的、肉体的に負担を強いてまで、交わろうとは信二には思えないのだ。

「羨ましいなあ」
「あなたたちだって、すぐよ。ちょっとの勇気さえあれば」
そう言ってビールを飲み干し、空き缶を放り投げる瑞希。すでに酔いが回りかけ、
目の縁が赤みを帯びていた。
「そんな訳で、今日は特別に吉沢君に性教育の授業をしてあげるわ」
「え?」
瑞希が突然、着ている物を脱ぎだしたので、信二は目を丸くした。
172名無しさん@ピンキー:2007/03/10(土) 02:03:31 ID:x3CH8gQV
こ・・・これは・・!
wktk
173名無しさん@ピンキー:2007/03/10(土) 02:15:00 ID:qwVQIBmK
微妙な寝取られ臭がw
でもそれがイイ
174名無しさん@ピンキー:2007/03/10(土) 11:07:16 ID:W56JLg5h
GJ!!
クォリティが上がりっぱなし!
175名無しさん@ピンキー:2007/03/10(土) 12:23:01 ID:W4pmBYls
初めて来たが、このスレってレベル高いんだな
176おきゃんぴー:2007/03/10(土) 13:51:02 ID:sd4z5P/X
「吉沢君も脱ぎなさいよ」
瑞希はスーツを脱ぎ、室内にあるクロゼットにしまい込む。信二の目には、ブラウス
と白い下着、それに乳色の肌に良く似合う網タイツ姿になった、年上女性の御姿が
眩い。
「あの、僕、そういうのまずいかも」
「どうして?」
「それはもう、色々と・・・」
まず姉の顔が頭に浮かんで罪悪感があるし、片山の姉という事も気になる。何より、
中学校教師が高校生とそういう関係を容易く結んで良いのかが問題だった。

「お姉さん、処女じゃないんでしょ?」
「え、どうかな・・・?」
信二はその辺の事を詳しくは知らない。裕香が異性関係については開放的だった事
を考えると、それ以上、詮索する気にはならなかったので、本当は無垢である事を知
らずにいる。

「彼氏がいるような話、聞いてるわよ」
「それは僕も知ってます」
「だったら、吉沢君も覚えておいた方がいいんじゃない?いきなりだと恥かくわよ」
大学までの送り迎えをさせる異性がいる事は、信二も知っている。今の風潮を鑑み
れば、姉が処女でいる事は考えにくかった。瑞希の申し出はどちらかといえばあり
がたいが、初めては姉とという思いもあるため、信二は戸惑う。

「入れるところとか、分かる?入れてすぐにおもらししないっていう自信ある?初めて
お姉さんとする時、恥かいたら一生悔やむかもよ?」
「う〜ん」
「勉強でも予習が大事なのは分かるでしょ?あら、私、何か先生っぽいわね」
瑞希は胸をそらせて笑った。そう、彼女は教職にあるという立場を危険に晒してま
で、自分に初手を教授しようと言ってくれているのだ。信二はその厚意を素直に受け
る事にした。実際、近々起こるだろう姉との交わりの際に、恥をかいてはいけないと
いう思いも、本音ではあるのだ。
177おきゃんぴー:2007/03/10(土) 14:19:30 ID:sd4z5P/X
「じゃあ、お願いします」
「うん。そうと決まったら、早く脱いで」
瑞希がブラウスから肩を抜いた時、やたらと大きい乳房が激しく揺れた。フルカップ
のブラジャーでないと、とても支えきれぬほどのそれは、何か高級な果物がかごに
収まっているように見える。

下半身に目をやれば、いい感じに脂の乗った腰に、やたらと股ぐりの浅いショーツが
貼りついていた。繊細な織り方をなされた下着は大半の部分が透けていて、股布も
極めて小さく、特に目を凝らさずとも、若草がふっさりと繁っているのがはっきりと分
かるほど生地も薄い。そして、先ほど目を奪われた網タイツである。これはガーター
ベルトで腰から吊られ、長い足に彩りを添えていた。

(目のやり場に困るな、これ)
比べては悪いが、裕香はこの辺りの色香がまだ足りない。乳房も大きいが瑞希には
及ばないし、若い分、硬さが残っている。瑞希の乳房は弾力に富んでる上、非常に
柔らかそうだった。多分、基本的に肉質が違うのであろう、体全体がふくよかなのだ。
「じっと見られると、恥ずかしいわね」
瑞希は肩まである髪をゴムでまとめ、優しく微笑んだ。肌全体が赤らみ、彼女も興奮
気味であるのが分かる。信二も学生服を脱ぎ、パンツ一枚になった所で、大きくして
いる男根の前に手をやり、気恥ずかしそうに佇んだ。

「お願いします。僕、本当に何も分からなくて・・・」
「うふふ、正直な子って好きよ。全部、私に任せて」
こうして円形のベッドに誘われ、信二は瑞希の手ほどきを受ける事となった。初体験
の相手は姉と決めてはいたが、買ったような安物の女でもなく、英知と母性に満ちた
大人の女性に誘われた事は、少年にとっては望外の幸せと言えるかもしれない。
178おきゃんぴー:2007/03/10(土) 14:35:56 ID:sd4z5P/X
季節の変わり目が近づいた頃、信二は片山に対して少し優越感を持つように
なっていた。実はあれから、ずっと瑞希と関係が続いているのである。勿論、
表向きはそんな思いをおくびにも出さないが、心中ではお前の姉の味を、俺は
知っているのだとにやけたりもする。

週に一、二度、瑞希は信二の携帯電話にメールを寄越してくる。その後、どこ
かで落ち合い、郊外のラブホテルまで人目を忍んで行く。情事の際、瑞希は
弟との事を良く話してくれた。相変わらず、二日と空けずに自分のベッドへや
ってきては、身勝手な射精をするまで腰を振り続ける事などを、面白おかしく
聞かせてくれる。

始めは先生ぶっていた瑞希だが、近頃では女を喜ばせる技術に長けてきた
信二にしてやられっ放しで、ほとんど立場が逆転していた。今じゃ瑞希の方
が、信二と会うのを待ちわび、しつこいほどだった。その一方で、姉の裕香と
もうまくやっていて、肉の交わりこそないが濃厚な愛撫でも十分に楽しめて
いる。二人の女を上手く使い分けているのだ。

そんなある日、信二は瑞希からこんな提案をされた。
「今度さ、皆で温泉にでも行かない?」
「温泉?皆って?」
「私と信二。後は聡と・・・信二のお姉さん」
呼び名も吉沢君から信二へと変わり、愛の奴隷となった瑞希は、今日もラブ
ホテルで年下の男の機嫌を取るのに懸命だ。大人なぶんだけ割り切りも出
来ていて、信二が姉と関係を望んでいる事を知っていても、特に何も言わな
い。
179おきゃんぴー:2007/03/10(土) 14:51:20 ID:sd4z5P/X
「そろそろ、お姉さんとしたいでしょ」
「そりゃ、まあ」
「いいんじゃない?あまり引っ張ると、ますますきっかけを逃すわよ」
家庭内で出来ぬのなら、外で──簡単な発想だが、今まではそれがかなわなか
った。瑞希が現れ、それほど急を要しなかったという事もある。

「お姉さんは何か言ってるの?」
「特に何も」
「まさか、私たちの事、気づいてるとか」
「いや、それは無いと思う」
「だったら、余計にきっかけが欲しいわね。そうだ、いっそお姉さんに私と聡の事、
話しちゃったらどう?」
「え?」
奇抜な発想に、信二は驚いた。

「お姉さん、聡の事は知ってるんだし、あそこも姉弟で関係持ってるんだって聞かさ
れれば、親近感も湧くでしょう。それぞれがペアになって、温泉に一泊でもどうかな
って誘ってみれば?」
「うーん・・・」
「お姉さんを納得させられれば、誘うのは私がやってもいいわ。その方が、ご両親
も安心するでしょうし。信二と聡は別口で遊びに行くと言えばいいわ。どう?」
「さすが、先生。頭いい」
「バカね。おだてても、何も出ないわよ」

瑞希は豊満な肉体で信二を抱き、ベッドへ沈んだ。この時、信二は姉、裕香の事を
考えていた。
(そういう時期かもな)
姉を抱く──瑞希の乳房に喰らいつきながら、信二は寝具の上で身悶える裕香の
乱れる様を脳内で描いた。
180名無しさん@ピンキー:2007/03/10(土) 15:09:50 ID:t8vV0KSB
ちょっと唐突だがGJ!
181おきゃんぴー:2007/03/10(土) 15:10:44 ID:sd4z5P/X
某日、吉沢家の前に大型の乗用車が停まった。信二は自室にいて、表で行われる
やりとりを聞いていた。
「私、片山瑞希と申します。裕香さんとは先輩、後輩の間柄で、今は隣の市で教師
をやってまして」
「あら、そうでしたか」
見送りに出た母親が、にこやかに応対している。瑞希の立派な肩書きを知り、泊りが
けで遊びに行くという事にも、何の心配も無さそうだった。

「じゃあ、行ってくるね」
裕香の声がして、車の走り去る音が聞こえたのを合図に、信二も自室を出る。玄関
で会った母親には、友達の家へ泊まる事を告げておいた。
「相手様に迷惑をかけないのよ」
「うん」
どの家庭でも、男が外泊するのには寛容だ。まさか母親も、この後、示し合わせて
自分の娘と息子が合流するとは夢にも思わないだろう。

家を出ると信二はまっすぐ駅へ向かった。そこに片山と瑞希、裕香が待っているは
ずだ。そういう手筈になっている。
「信二、こっちよ」
車の後部座席に裕香がいた。運転席には瑞希、助手席には片山が座っている。
「遅いぜ、信二」
「悪い、悪い」
片山は久しぶりに裕香と会い、昂ぶっているようだった。その気持ちが顔に良く出て
いる。

信二が後部座席に落ち着くと、車は発進した。行き先は隣の県にある小さな温泉場
である。
「うまくいったわね」
と、瑞希。この計画の発案者だけに、上々といえる事の運びに満足げだった。
182名無しさん@ピンキー:2007/03/10(土) 15:20:12 ID:qwVQIBmK
す、スワッピングの予感・・・!
183おきゃんぴー:2007/03/10(土) 15:32:54 ID:sd4z5P/X
「裕香さん、コーヒーいかがですか?冷えたのがあります」
「ありがとう、片山君」
早速とばかりに機嫌取りをする片山を、信二は冷ややかに笑う。実はこの中で、彼
だけが裕香と信二の濃密な関係の事を知らされていなかった。無論、瑞希が信二
と通じている事も知らない。

温泉行きの話は瑞希の方から持ちかけられ、吉沢君も誘ったらどうかしらという段
取りになっていた。その時、美人のお姉さんも誘ってみろと告げ足し、万が一にでも、
脈があるかもしれないなどと嗾けたのである。片山はそれで何も誰も疑わず、熱心
に信二をかき口説いた。お姉さんも是非と懸命になって言う様を、信二は笑いをこら
えながら見ていた。

そんな経緯から、この中で最も余裕のあるのは信二という事になろう。裕香は言うま
でもなく、瑞希すらも手中に収めているのだ。今や片山は完全な当て馬で、悪いが
三流役者といった風情にしか見られないだろう。
(今夜、いよいよ姉さんと)
初めての夜でも、裕香を喜ばせる技術は身につけたという自信が、信二にはある。
夜通したっぷりと抱き、明日の朝までには完全に征服してみせるという気概に満ち
ていた。

出発から二時間ほどして、一行は目的地へ到着した。
「着いたわよ。皆、降りる支度をして」
瑞希は一旦、皆を降ろしてから車を駐車場へ回すといって消えた。とりあえず宿入
りし、予約した名前で宿帳に記名する。
「片山様と、吉沢様ですね。承っております」
応対した女将は、名前欄の所にそれぞれ弟と書かれているのをちらりと見た。
随分と仲の良い姉弟だと思いつつ、部屋へと案内をする。
184おきゃんぴー:2007/03/10(土) 15:54:58 ID:sd4z5P/X
姉弟は二組に分かれ、それぞれ男と女で部屋を一つずつとった。いくら姉弟でも、
年頃の男女が同じ部屋で寝泊りしては、いかにも怪しいからだ。瑞希は裕香と共
に入室すると、
「まだ日も高いし、ちょっと散策にでも出ない?」
「いいですね」
弟二人を放り出し、外出する事にした。そこで、瑞希は裕香の本音などを聞くつも
りである。

ひなびた温泉街は観光時期から外れているという事もあり、物静かであった。瑞希
は裕香を傍らに置くようにして、茶店で一息つく事にした。
「裕香さんは私といくつ違うんだっけ。私、二十四だけど」
「あ、私、二十一です」
「三つ違いか。ちょうどお姉さんと妹くらいかな」
「そうですね」
日頃の横柄な態度と違い、瑞希相手では裕香もやや大人しめ。また、そういう風に
させる長じた女性の雰囲気が瑞希にはあった。

「今夜、やっぱり許してあげるの?」
「ええ、そのつもりです」
「いいわね。頑張って」
「はい」
弟との交わりを望む女たちにしか分からない会話だった。他人が聞いても、意味は
さっぱり分からないだろう。

「私も聡と頑張るかな。そういえば、裕香さんはこれまで結構、遊んだの?」
「え?」
その問いに裕香は顔を赤くし、うなだれた。瑞希はこの態度に敏感な反応を示す。
「もしかして、まだ・・・?」
「はい」
意外な事だった。なんとここにきて裕香の無垢が判明したのである。気まずさが
瑞希を包む。
185おきゃんぴー:2007/03/10(土) 16:07:57 ID:sd4z5P/X
宿で片山と卓球に嵩じていた信二に、電話が入った。着信名は瑞希になっている。
「もしもし」
「大変よ、信二」
「どうしたの?」
すぐ傍らに片山がいるが、あえて堂々と信二は電話に出た。まさか彼も電話の相
手が、自分の姉だとは思ってもみないだろう。逆に声をひそめたりすれば、怪しま
れる。瑞希、と名前さえ呼ばなければ、心配する事は無かった。

「お姉さん、処女だって」
「ええ、本当に?」
「今、茶店のトイレからかけてるんだけど、本人の口から聞いたから間違いないわ。
困ったわね」
瑞希はこれまでに信二とたっぷり情交を重ねているので、罪悪感があるらしい。そ
れも、裕香の事を遊び上手だと思っていた為で、無垢だと知っていたら、瑞希も信
二に手ほどきはしなかっただろう。

「だから、私が言うのも変だけど、童貞っぽく振舞うのよ」
「分かった」
「じゃあね」
電話が切れても、信二はしばらく呆然としていた。
(姉さん、処女だったんだ)
てっきり女になっていたとばかり思っていた信二は、己の過ちを悔いた。もはや瑞希
との濃厚な関係を清める術は無いが、はたして姉は自分が無垢でないと知ったら、
どう思うのだろう。

(何てことだ)
駆け巡る胸の痛みは、張り裂けそうな心が悲鳴を上げているせいだ。信二は片山に
声を掛けられるまで、ぼんやりと宙を見つめていた。
186名無しさん@ピンキー:2007/03/10(土) 18:36:56 ID:kRVx4YwG
一月ぶりに来たら凄いことになってるッ!
GJGJGJ!!
ディモールトGJッ!!!
187名無しさん@ピンキー:2007/03/10(土) 19:25:27 ID:/LQDd0np
最初はいい感じだったんだけどなあ……全部バレて姉が寝取られる展開になる悪寒
姉は弟の裏切りを許すのか否か
188名無しさん@ピンキー:2007/03/10(土) 19:53:05 ID:qwVQIBmK

> 全部バレて姉が寝取られる展開に
だがそれがいい
















・・・・・・・・・とも言い切れないw
189名無しさん@ピンキー:2007/03/10(土) 21:17:57 ID:+9C94t7J
姉が友人に寝取られたらマジへこみしてしまうな・・・
190名無しさん@ピンキー:2007/03/10(土) 21:23:14 ID:qwVQIBmK
まあ、NTRでも鬱勃起でイケるくちだけどさ・・・

その時は注意書きはお願いねw
不意打ちだけは勘弁なw
191おきゃんぴー:2007/03/10(土) 21:23:37 ID:L38ho5TD
夕食は四人で摂る事になった。料理はまずまずで、山の幸がふんだんに使われ、
片山と裕香は箸が進んでいる。しかし、信二と瑞希は時折、目を合わせながら、
気まずい時間を過ごしていた。
(何とかしないとね)
瑞希はそう考える。この姉弟を今夜ひとつにさせ、うまく丸める方法を模索してい
るのだ。

このままでは信二と裕香が気まずい初夜を過ごす事になろう。それは、瑞希に
とっても良い事ではなかった。彼女にはどうしても、二人を自分と弟のようにする
必要があるのだ。
「ねえ、この後、皆でお風呂入らない?」
ほろ酔いの瑞希が、裕香に酒を勧めながら言った。

「ここ、混浴あるの?」
と、片山。彼はすでに姉犯の男で、別段、瑞希と一緒に入浴する事に異存は無
さそうだ。
「さっき見たら露天の部屋風呂があって、なかなか風情が良いのよ。家族客を
想定してるみたいで、かなり大きいわ。四人で入っても平気よ」
「う〜ん、俺たちはともかく・・・」
片山は信二と裕香を見た。信二はこれを、瑞希の助け舟と思った。何か仕掛け
がなければ、こういう展開には持って行き辛い。

「俺は別にいいけど」
「私も。湯浴み着を着ていけば、大丈夫」
「じゃあ、決まりね」
瑞希は浴衣の袖を取りつつ、もう一度、裕香に酒を勧めた。多少なりとも酔って
いてくれた方が、この後に起こる出来事を受け止めやすかろうという判断からだ
った。
192おきゃんぴー:2007/03/10(土) 21:49:03 ID:L38ho5TD
夕食後、四人はすぐに露天風呂へ移動した。瑞希の言う通り、部屋には大き目の
岩風呂が設えられており、葦で組まれた目隠しが外界からの視線を遮っている。
女性陣は共に湯浴み着を着用、男たちは股間に手ぬぐいを巻いただけの格好だ。
「いい感じよね」
「本当に」
瑞希と裕香は風呂の縁に腰掛け、酔いで火照った体を冷ましている。どちらも豊満
な肉体に玉のような汗が光り、相当に艶かしい。

対面には片山と信二が湯に浸かった格好でいる。こちらは男の生理で、股間が見
苦しい状態になっているので、揃って苦笑い。酒をたしなんだ女性陣とは対照的に、
いかにも少年らしい反応だった。

四人の相関図をあらためて見ると、信二を中心に裕香、瑞希、そして片山となる。
このうち、直接的な肉体関係を有しているのは、信二と瑞希、片山と瑞希。間接的
には、信二と裕香である。また、相姦の事実を知るのは瑞希を頂点に、信二と裕香
が三角形を描く形になる。一人蚊帳の外にいるのが、片山だ。

信二としては瑞希との関係を、誰にも悟られてはならない。元々が火遊び程度の
予定だったのだ。本命は言うまでも無く裕香である。事前の調整で、一旦は別々の
部屋を取ったそれぞれの姉弟は、深夜に入れ替わる手筈になっている。そうでなけ
れば、この旅行を計画した意味が無い。ただひとつの誤算は、ここへきて裕香が無
垢だと判明した事である。瑞希は話の中で、裕香が処女を弟に捧げたいと願ってい
ると聞き、驚いた。そこまでの思いが無ければ、信二が事を終えた後に、弟を裕香と
交わらせようと考えていたからだ。

それで、四人の相互関係図が出来上がる。一生、隠していかなければならない
秘密を共有するパートナーだ。これほどの固い絆には、ちょっとやそっとではめぐ
り合う事が出来ないだろう。
193おきゃんぴー:2007/03/10(土) 22:01:49 ID:L38ho5TD
「本当に気持ちがいいわ。ねえ、裕香さん。湯浴み着なんて野暮じゃない?脱ぎま
しょうよ」
「え、ええ?」
「私は脱ぐわ」
瑞希が急に湯浴み着を脱ぎ、対面にいる片山の目の前に放り投げた。

「何やってるんだよ、姉貴!隠せってば!信二、お前も見るなよ」
「す、すまん!」
片山は慌てふためき、湯浴み着を信二の顔に被せた。その慌てぶりが可笑しいの
か、瑞希は腰に手を当て、
「見て、裕香さん。あの子たち、あんなに驚いて」
などと言い、声高らかに笑うのである。

それに対し、隣にいる裕香は面白くなかった。瑞希が湯浴み着を脱いだ瞬間、信二
がその豊満な肉体を凝視したからだ。年頃の少年ゆえそれも仕方が無いが、彼女
にしてみれば嫉妬心も沸くというもの。色香では負けるかもしれぬが、美しさでは自分
の方が勝っている。そう信じて、裕香も湯浴み着を脱ぐ事にした。

「じゃあ、私も」
「おおっ!」
と、叫んだのは片山。よもや裕香の素肌がその目で拝めるとは、予想だにしなかっ
たであろう。すると、今度は信二が片山の頭を抑え、
「見るな!」
と、取っ組み合いに持ち込んだ。片山はいじましく素っ裸になった裕香を横目で見つ
つ、信二と力比べを展開する。どちらも互いの姉の素肌を見られ、いきり立っていた。
194おきゃんぴー:2007/03/10(土) 22:14:50 ID:L38ho5TD
「あなたたち、そんな意味の無い争いはやめて、こっちへいらっしゃいよ」
瑞希が手招くと、弟たちは力比べを止め、それぞれ姉の傍らについた。二人とも
大きくなった男根を隠さずに、ありのままの状態を見せつけている。
「いやね、聡。すごく大きくしてるじゃないの」
「だってさ・・・」
片山は横目で裕香を見た。素晴らしい肉体が、そこにはある。

「裕香さん見て勃起したのね?正直、妬けるわ」
瑞希は片山を風呂の縁に座らせ、自分も跪いた。そして反り返る男根に手を添え
たかと思うと、一息にそれを飲み込むのである。
「ちょっと姉貴、裕香さんと信二がいるのに・・・」
「いいのよ。あの二人だって、そういう仲なんだから」
弟の男根を咥えたり放したりしながら、瑞希は言った。

「え、マジ?本当かよ、信二」
「あ、まあな」
「なんだ、気を揉んで損した。だったら姉貴、もっとやってくれ」
「分かったわ、うふふ」
ぎりぎりと張力に溢れる片山の物を、瑞希は深々と飲み込む。時に吸い、舌先で
尿道をほじくるように舐める仕草は、誰がどう見ても淫らとしか言い様が無かった。

「見られると興奮する・・・裕香さんも近くにいるし・・・」
片山に見つめられ、裕香の胸は張り裂けそうになった。前もって聞かされてはいた
が、実際に目の前で姉弟が濃厚な口唇愛撫に興じる様は、この世の物とは思えぬ
ほど艶かしい。確かに裕香と信二も、間違い無くああいう行為に耽っていたのだが、
客観的に見るのとでは随分と温度差を感じた。
195おきゃんぴー:2007/03/10(土) 22:26:26 ID:L38ho5TD
「信二・・・」
裕香がぴったりと信二に寄り添う。不安と期待が混じったような瞳で、片山姉弟と
信二を交互に見つめ、何か決意めいたように時々、頷いたりもする。
「お二人さんは、寝室へ移動したら?お布団が敷いてあるわよ」
瑞希がそう言うと、裕香と信二は手を取りあって風呂場を後にした。

(瑞希さん、わざとああいう風な形を取ったんだな)
ハプニングを装い裕香をたきつけるのが、瑞希の狙いだと信二は確信した。目の
前で自分たちが交われば、興奮ですぐにでも裕香と信二が求め合うと思ったの
だ。実際、その読みが功を奏して、二人は寝室の闇の中へ溶け込みつつある。

「信二、いいよね」
「うん」
襖を開けると枕元に微かな火の気、それと懐紙が箱に詰められていた。完全に、
その為に設えられた雰囲気である。これも、瑞希の仕掛けである事は間違い無
い。

掛け布団を剥いで、二人は横になった。もとより服は着ていないので、面倒が無
い。裕香が下になり、信二が圧し掛かっていく。
「私、初めてなの・・・」
「うん」
それ以上の事を、信二は言わなかった。黙って姉を抱けば良い。それだけを考え
る。
「あっ!」
形の良い乳房を手ですくい、乳首を甘く噛むと、裕香が低いため息を漏らす。
信二はそのまま顔を移動させ、下半身へと挑む。
196おきゃんぴー:2007/03/10(土) 22:41:12 ID:L38ho5TD
これまでに瑞希から伝授された技術で、信二は裕香の女をこじ開けた。少しだけ
潤んだ二枚貝には決して指では触れずに、唇と舌を使って口に入れたぶどうの皮
を剥くようにする。若草には鼻息で微妙な刺激を与え、指は尻穴付近で別の悪戯
を行うのがそのやり方だった。その上で、充血し始めた肉芽に舌を巻きつけるが
如く動かし、軽い眩暈を覚えていただくのである。瑞希は決まって、そのやり方で
一度目の絶頂を楽しむ。

「あっ、信二・・・いつもと違う」
家で相互愛撫を行う際は、階下にいる両親の存在を気遣う必要がある為、どうし
ても音を立てまいとする。しかし、今日はいくらでも音を立てて良い。喘ぎ声だって
出しても良いのだ。信二は姉の嬌声を聞きたいが為に、必死で愛撫をする。

「やだ!い、いきそう・・・やめて・・・ああっ!」
普段は出せぬ声が、裕香の口から放たれた。そして、足の先をぴんと伸ばしなが
ら、激しい絶頂を得たのである。
「いけた?姉さん」
「・・・うん。でも、こんなの・・・どこで覚えてきたの?まさかとは思うけど・・・」
「ごめん。実は瑞希さんに・・・片山には内緒だけど」
「そう・・・でも、そんな気がしてた・・・」

はあはあと息を荒げる裕香の言葉に、怒りの色は無い。ただ、何かを取り逃がし
たように、残念そうな顔をしただけだった。
「俺、姉さんが処女だって知らなかったから」
「それも、瑞希さんに聞いたの?」
「うん。さっき」
「何もかも、あの人の手ほどきなのね。まいったわ」
いっそ、その方が清々しいと裕香は笑った。
197おきゃんぴー:2007/03/10(土) 22:55:49 ID:L38ho5TD
「じゃあ、いよいよ次は・・・」
「俺が姉さんを女にする時だ」
信二は裕香とぴったり体を重ね、これまでにない濃厚な口づけをした。じっくりと
時間をかけ、姉の体臭を嗅ぎ、乱れた髪を手で掬い、それでも伝えきれない情熱
は性器にこめて、ぶちまけるつもりだった。

「いいよ、信二」
「うん」
裕香はそっと膝を開いた。恥ずかしいという感情と、破瓜の恐怖が身を焼くような
気がする。信二の男根にはこれまでにも何度も触れてきたが、この狭い通路に
招くとなれば話が違ってくる。裕香は体を硬くしないように努めた。

「うッ!」
「入っていく・・・」
肉傘が花弁を掻き分け、裕香の胎内へしずしずと埋められていく。破瓜の瞬間は
もう、目の前だった。
「う───ッ!」
「姉さん、頑張って。もう少しだから」
裕香は泣いた。鋭い痛みのせいもあるが、はっきりと弟の体温をそこで感じる事
に感動を覚えていた。嬉し泣きである。

「あッ、あうッ」
「姉さん」
「信二、抱いて!強く!」
男根はほぼ全部、裕香の胎内へ収まった。内部では異物を拒む動きと招く動き
が合致し、反応的な収縮運動を開始する。
「い、痛ァ───ッ・・・し、信二!」
「もうすぐ終わるから、姉さん!」
抗うような動きをする裕香の体を抑えながら、信二は射精した。子種はすべて
姉の中に放たれ、粘液が膣内を満たしていく。
198おきゃんぴー:2007/03/10(土) 23:09:13 ID:L38ho5TD
「どうだった?」
「凄く痛かった。洒落にならないくらい」
裕香は目元にたまった涙を指で掬いながら言った。
「これ見て、血が」
「本当だ。あっ、俺のにも」
裕香の尻の下には破瓜の印が赤く点々と落ちていて、信二の男根にも水で溶い
たような薄い血の色がこびりついている。紛う事無く、生娘の証しだった。

「そんなに痛いの?」
「うん。しばらく、セックスしたくないくらい・・・本当に気持ち良くなるのかしら」
姉弟がそんな会話をしていると、寝室の襖が音も無く開いた。見ると、片山姉弟が
裸でそこに立っている。

「おめでとう、裕香さん」
「ありがとう、瑞希さん」
「やったな、信二」
「ああ」
遅まきながら願いを果たしたという事で、四人は再び席について乾杯をする。全員
が裸だが、もうそんな事はどうでも良かった。

「これで俺たち、秘密を共有する間柄になったわけだ。ひとつ、これからもよろしく
頼むぜ、信二」
「ああ」
共に姉犯の身、世間に知られては肩身が狭くなる。しかし、決して壊れぬこの絆
をいかにして秘匿していくかが問題になってくる。すると、
「そこで、提案があるんだけど」
瑞希がぱっと手を上げ、座の視線を奪ったのだ。
199おきゃんぴー:2007/03/10(土) 23:27:56 ID:L38ho5TD
数年後の某月吉日、ある結婚式場で世にも珍しい合同結婚式が開かれていた。
会場の掲示板に記された家名を見ると、吉沢家、片山家と名前がそれぞれひとつ
ずつ、しかし、花嫁と花婿が二組いるのである。そのからくりはこう。

吉沢信二、二十二歳は、片山瑞希二十九歳と結婚、そして片山聡二十二歳が、
吉沢裕香二十六歳と結婚する事になっていた。要するに互いの姉を伴侶として、
今後の人生を歩むのである。信二は大学卒業後、役所へ入社、勤勉な公務員
として働いている。片山も大学を出てから、地元の商社へ就職、裕香は大学で
教員免許を取得し、瑞希と同じ中学校で教鞭を取っていた。

分かりやすく言うと姉交換という事になるだろうか。しかし、これにはまだ裏が
ある。まずはこれから挙式を控えた花嫁たちの様子から──
「私、おかしい所、ありませんか?瑞希さん」
「大丈夫、可愛いわ。私の方はどう?うまく化けられてる?」
「そんな、狸じゃないんだし」
裕香と瑞希は同じウェディングドレス姿で、お互いの身なりを確認し合っていた。
特に瑞希は年齢的な事もあり、化粧を気にしてばかりいる。

純白の花嫁衣裳はどちらにも良く似合っていた。間も無く挙式が始まるが、控え
室には新郎の信二と片山も一緒である。
「なあ、信二。どっちが綺麗だと思う?」
「どっちも」
「相変わらず、優等生的な答えだな」
この二人も誰に恥じる事のない、立派な肩書きを今や備え、若輩ながらも結婚
を反対されるような事は無かった。まして、相手が良く見知った姉同士とくれば、
幼なじみが結婚するように、友人や肉親も惜しみないお祝いをしてくれた。
200おきゃんぴー:2007/03/10(土) 23:45:11 ID:L38ho5TD
二組の若夫婦はすでに住まいも決めてある。隣町に出来た新築マンションを
二部屋、続きで借りてあるのだ。そこで、信二は姉、裕香と住む。片山は瑞希
とだ。そういう段取りになっていた。仲の良い若夫婦二組が、頻繁にお互いの
部屋を行き来する事は自然だし、まして姉弟であれば、親密な交際をしていて
も、誰も不思議には思わないだろう。そこまで読んでの計画だった。

いずれ、お互いの姉に子供が出来る事だろう。その時、産まれた赤子は戸籍上
は血縁から離れる事になる。裕香が孕めば、それは片山家の子、瑞希が孕め
ば吉沢家の子。だが、育てるのは本人たちだ。そういう取り決めがすでになされ
ていた。

これで信二と裕香は大手を振って、一生、一緒に生きていける。瑞希と片山も
また然り。偽装結婚と言われれば聞こえも悪いが、二組の姉弟が幸せになる
為には、これ以外に方法が無かった。
「そろそろ行きましょうか、片山君」
裕香がそう言って腕を組もうと肘を突き出した。また、瑞希も、
「じゃあ、信二。私たちも」
そう言って、信二と肩を並べた。

控え室を出ればそれぞれの父親に送られ、二人の姉はバージンロードを歩く。
それから夫、すなわち弟たちに引き渡され、後を宜しくと願いを託すのだ。奇妙
な関係は、ここから幕を開ける事となる。
「なあ、信二よ」
「なんだ?」
「今でもたまに思うけど、本当にこれで良かったのかな」
「何を今さら」
片山の不安は分からないでもない。信二は特に茶化す気にはならなかった。
201おきゃんぴー:2007/03/11(日) 00:00:30 ID:86LZoYDp
「姉さんたちの、幸せそうな顔を見れば、分かるだろう」
「それもそうだな」
「何があっても、俺たちはずっと一緒にやっていける。まあ、間違い無く瑞希さん
のペースになるだろうが・・・」
ここまでの経緯はほとんど、瑞希の手管によってなされてきた事ばかり。思えば
してやられっ放しのような気はするが、結果として全員が幸せになる方向へ事が
進んでいるので、信二たちに文句は無い。

あの日、信二が初めて姉を抱いた後、この計画を発案した瑞希は今、嬉しいわ恥
ずかしいわで、顔を赤く染めている。
「私、三十路直前でお嫁にいけて良かった!ただでさえ、若い夫もらったって、
友達に冷やかされてるのよ」
「いいじゃありませんか。今時、七歳違いくらいは普通ですって。ねえ、あなたたち
もそう思うでしょう?」
「うん」
「ああ」
四人は顔を見合わせて、大いに笑った。その瞬間、式場内にあるチャペルの鐘が
福音を奏で、白い鳩が一斉に庭から飛び立つのが、廊下の窓の外に見えた。






長かったけど、おすまいん。
202名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 00:40:13 ID:4Nvtt4ck
結婚イィィィヤッホォォォォオオオオウゥ!
203名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 01:22:48 ID:bxMdDixt
GJ!
面白かった!
あさりよしとおのミームの同人思い出したorz
204名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 07:40:08 ID:HsFh+2DQ
GJ
ただ個人的な好みから言うと友人姉と関係を持つエピソードは少し中途半端だったような気がします
これだと単に友人姉が浮気者か尻軽のように見えてしまうので
主人公と姉がそういう雰囲気になる前に現れて二人を禁断の関係に踏み込ませる役をするのだったら
また少し感じが違ったのではないかと思うのですが
205名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 12:06:43 ID:Zjp5Sc9j
GJ!!
良い落とし所ですね、楽しめました。
欲を言えば筆下しのシーンをこってり詳しく……
206名無しさん@ピンキー:2007/03/12(月) 10:59:05 ID:baKJCYq1
ひょっとして途中でシナリオ変えちゃった?>横ちん課長
207名無しさん@ピンキー:2007/03/12(月) 19:52:26 ID:liloEC1S
いえ、いつも出たとこ勝負ですので。
頭とオチだけ考えてから、あとは適当に。
208名無しさん@ピンキー:2007/03/13(火) 11:32:17 ID:XoPoiXEJ
主人公姉だけが異質
主人公と友人姉は思考が実にリアルで若者らしいのだが、主人公姉は古風というか純粋杉て一人だけ別世界の人間だった
209名無しさん@ピンキー:2007/03/13(火) 23:50:51 ID:LyBxUTFu
リアリティ<萌え で良いんじゃない?
210名無しさん@ピンキー:2007/03/15(木) 01:16:49 ID:NOQzhLkq
リアル言うんだったら、
ヤリマン姉でもいいのかい?
211名無しさん@ピンキー:2007/03/15(木) 02:30:03 ID:LTT70ulP
それはそれで現実味あって好きだ。
スレてようが世界でどん底の存在だろうが姉は姉だ。
親にまで見放されたDQNでも。

仕事なかったら書きてeee
212名無しさん@ピンキー:2007/03/16(金) 01:44:42 ID:FoyUkCto
>>211
いや、ちょっと待って欲しい
それでは姉ならなんでも良いということにならないだろうか
213名無しさん@ピンキー:2007/03/17(土) 16:25:19 ID:KDTooFVy
>>212
なんでも良いということはないが、
萌える姉にはいろいろな可能性があるということではないか?
214名無しさん@ピンキー:2007/03/17(土) 23:27:06 ID:e2kZQOiH
GOOD
215名無しさん@ピンキー:2007/03/18(日) 00:08:06 ID:rSwDfxI4
>>212
これはあくまで俺の持論だが。
仮に姉が非の打ち所のないモテモテ女だったとして、
そんな姉に抱く感情はおそらく姉萌えではなく“女に対する欲情”でしかない。
さして他人の注目を浴びない地味な姉でも、幼少時優しくしてくれたこと、
励ましてくれたこと、そうした記憶を思いだしてふと美化する、その感情こそ姉萌えなんじゃないか?
その意味で、完璧な姉は萌える必要性がない。
216名無しさん@ピンキー:2007/03/18(日) 02:26:14 ID:cAIA/0g9
>>215
俺は中学の時から数えて10年弱、ヲタ街道まっしぐらだが「萌え」なんて感じたことなど1度もない
あるのは欲情だけだ
217名無しさん@ピンキー:2007/03/18(日) 03:44:00 ID:XWZXr7mu
ご愁傷様
218名無しさん@ピンキー:2007/03/18(日) 03:59:07 ID:nrFCD/TM
>>216
ちょっと待って欲しい
それならエロければなんでも良いということにならないだろうか
219名無しさん@ピンキー:2007/03/18(日) 11:32:14 ID:VtTlHxhr
エロと萌えは塩分と出汁みたいなもんだと思う。
塩が利いてりゃとりあえず食えるけど、出汁が効いてないとやっぱり物足りない。
220名無しさん@ピンキー:2007/03/18(日) 23:34:28 ID:WL75slmN
そういった議論はよそでやれ
221名無しさん@ピンキー:2007/03/19(月) 17:46:29 ID:pKoqDb5w
>>220
激しく同意
222名無しさん@ピンキー:2007/03/19(月) 19:11:29 ID:gEaRGBbF
じゃあお前らが作品書けや
223名無しさん@ピンキー:2007/03/19(月) 20:09:58 ID:XadcvskI
>>220
そういった意見が過疎の前兆です
224名無しさん@ピンキー:2007/03/20(火) 20:14:11 ID:ZC3j84os
保守
225名無しさん@ピンキー:2007/03/25(日) 01:36:50 ID:NRcW1rvR
保守
226名無しさん@ピンキー:2007/03/28(水) 23:26:48 ID:natoVXPL
ほし
227名無しさん@ピンキー:2007/03/29(木) 13:43:59 ID:Jiu55iZt
保守
228名無しさん@ピンキー:2007/03/29(木) 15:08:32 ID:IpkGofik
>>219の出汁を[でじる]と読んでしまい、しょっぱい精液が好きという話かと思ってしまった保守
229名無しさん@ピンキー:2007/03/31(土) 02:27:35 ID:urNnOqOo
ほし
230名無しさん@ピンキー:2007/04/01(日) 14:06:20 ID:AJ6nxlZh
保守
231名無しさん@ピンキー:2007/04/02(月) 03:00:41 ID:m2BazOnu
続きで姉弟の甘い新婚生活が読みたい。
本当のカップルで結婚写真を撮りなおすとか、どこか海外に行って結婚式をやり直しとか。
232名無しさん@ピンキー:2007/04/03(火) 14:28:42 ID:c7g+4C7I
hosyu
233名無しさん@ピンキー:2007/04/05(木) 12:47:34 ID:ZBEAGNXd
234名無しさん@ピンキー:2007/04/06(金) 03:16:11 ID:OIqNRhEa
ho
235名無しさん@ピンキー:2007/04/07(土) 15:33:32 ID:a+N5+iAd
保守
236名無しさん@ピンキー:2007/04/08(日) 18:06:28 ID:fTTvT+ku
保守
237名無しさん@ピンキー:2007/04/08(日) 18:34:38 ID:fTTvT+ku
238名無しさん@ピンキー:2007/04/11(水) 01:45:38 ID:586Dd3kv
大佐・・・スレが沈んで生きます・・・
239名無しさん@ピンキー:2007/04/13(金) 19:35:24 ID:WU0QxjcV
ラーカイラムでスレを押すんだよ!
240名無しさん@ピンキー:2007/04/13(金) 21:42:16 ID:82bj2tpR
スレが駄目になるかならないかなんだ。保守ってみる価値ありますぜ
241名無しさん@ピンキー:2007/04/14(土) 09:26:07 ID:TBFvBlMq
姉萌え自体はまだ旬なはずなんだが、嫉妬、ヤンデレ、キモ姉/妹と
関連スレに分散してしまった感があるなあ
242名無しさん@ピンキー:2007/04/14(土) 15:29:37 ID:RYnZ27YN
弟が姉を強姦とかでもおk?
243名無しさん@ピンキー:2007/04/14(土) 19:57:55 ID:uQGWoMLe
おk
244名無しさん@ピンキー:2007/04/14(土) 23:14:02 ID:LQyvCHx3
>>242
実は、弟萌えで奥手の姉が一世一代の諸葛亮で孔明 な作戦に打って出たところ、ま
んまと弟が姉を女にしてしまったというシチュを所望する。
245名無しさん@ピンキー:2007/04/14(土) 23:16:34 ID:LQyvCHx3
×まんまと弟が
〇まんまと引っ掛かった弟が
246名無しさん@ピンキー:2007/04/14(土) 23:36:22 ID:RYnZ27YN
>>244
つまりそれは誘い受け弟というやつか

催眠術で別人格に仕立て上げられた弟が姉を・・・
みたいな話でも作ってみるか
247名無しさん@ピンキー:2007/04/15(日) 00:39:41 ID:kmccGPDF
>>246
我に希望を与えし神よ!

やっぱり、お姉ちゃんを泣かせるなんて、弟としては本意じゃないし。

弟も当然姉萌えで、催眠術は、途中で解けるが思いを果たすシチュか、弟も諸葛亮で
孔明な奴で、姉の催眠術に掛かった振りの一世一代の大芝居を打つというシチュをキ
ボンヌ。

やっぱり、姉と弟は、最後は和姦がよろし。
248名無しさん@ピンキー:2007/04/15(日) 00:59:03 ID:CxiA6bKu
>>247
あ〜、おれもちっとダークなヤツ考えてた

男が姉をレイプする夢を何度も見る弟 やけになまなましいのに夢精もしない
⇒翌朝は妙に体がだるい、学校で悪友にエロ本みせられてもむらむらしない
⇒姉の様子もなんだかおかしい 
毎晩勉強中に紅茶を作っていれてくれるが・・・
⇒数ヵ月後、姉の妊娠発覚 激怒する両親を前に父親については黙秘する姉
⇒姉をなぐさめようとする弟、
そんな彼を姉は自室に連れて行き、あるDVDを見せる
そこに写っていたのは・・・


みたいな感じ
249名無しさん@ピンキー:2007/04/15(日) 02:19:13 ID:xf1SDqpq
>>248
黒www

まぁどんなん来ても俺はおいしく頂くから大丈夫
250名無しさん@ピンキー:2007/04/15(日) 02:38:55 ID:kmccGPDF
>>248
神よ!
それは、それで美味しくいただきます。
姉と弟のともに変わらぬ愛さえあればシチュなど!

でも、同世代(年子ぐらい)の高校生か、せめて大学生ぐらいをキボンヌ。
251名無しさん@ピンキー:2007/04/15(日) 11:54:04 ID:0hDGZatE
多少歪んでいようが愛さえあればおっけー
252名無しさん@ピンキー:2007/04/15(日) 18:04:16 ID:CxiA6bKu
旦那との仲が疎遠になった人妻姉が、
ある時受験で家に泊まりに来た高校生弟を誘惑、
そのまま近親不倫

なんて感じの、往年の野島信司ドラマみたいのはどうかな?
253240:2007/04/15(日) 21:23:50 ID:aI9sgefl
スレチだけど>>238-239
ちょっと楽しかったぜ
254名無しさん@ピンキー:2007/04/16(月) 02:03:30 ID:i2jPzW9R
>>253
まぁ>>238-239 は俺なんだけどな
>>232-239は全部俺なんだけどな
一週間近く一人で保守し続けるのは寂しかったよララァ
255名無しさん@ピンキー:2007/04/16(月) 02:32:24 ID:kyniUfqO
>>254
乙…… つД`)・゚・。・゚゚・*:.。
256名無しさん@ピンキー:2007/04/16(月) 04:02:30 ID:s6fAA4yY
サラダ一緒に食べよう乙
257名無しさん@ピンキー:2007/04/16(月) 10:44:59 ID:5PfILQWN
>やっぱり、姉と弟は、最後は和姦がよろし

同意だが、ここでのキーワードはむしろ「最後は」だな。大団円に至るまでは
カナーリ鬼畜な展開でも可。てゅかそゅぅのキボン
258名無しさん@ピンキー:2007/04/16(月) 19:45:14 ID:nJIocsiL
NTRとグロさえなくて、姉と弟の底に溢れる愛があれば、鬼畜だろうと何だろうと。
259名無しさん@ピンキー:2007/04/16(月) 19:59:04 ID:qQ5B6UBO
>>254
全姉好きが泣いた

>>256
死亡フラg
260名無しさん@ピンキー:2007/04/18(水) 16:14:02 ID:r6u+22IB
転進せよ!てんしnぐわぁっっ!
261名無しさん@ピンキー:2007/04/19(木) 06:02:55 ID:rFNYTSPX
>>248
元ネタなんだっけ、それ。
ライカンスロープの雫?
262名無しさん@ピンキー:2007/04/19(木) 19:59:56 ID:3MWpIe+X
http://www.youtube.com/watch?v=-jqKyXZB7Sk

イラクから帰って来た弟が姉ちゃんを驚かそうと……

姉ちゃん号泣
263名無しさん@ピンキー:2007/04/19(木) 23:12:30 ID:8Lki9YcZ
>>262
癒された
264名無しさん@ピンキー:2007/04/19(木) 23:37:18 ID:QpqqHCHX
>>262
帰ってきた弟、あどけない顔してたから高卒で軍隊に入ったクチかな?
良い話すぎて思わず保存したわ
265名無しさん@ピンキー:2007/04/20(金) 01:38:24 ID:Lob8xo4w
姉ちゃん、弟がイラクに行ってる間は気が気じゃなかったんだろうなあ……
266名無しさん@ピンキー:2007/04/20(金) 23:53:33 ID:VIzBEZCN
262に触発されてこんなの書いてみた
エロくも甘くもなく、萌えの欠片すらない事、先に謝っとく

2001年9月
TVに信じられない光景が映っていた。
私にはまだ生きている人達が無事に救助されるように、祈ることしかできない。
…弟のジャックは絶対にテロリストを許さないと息巻いてる。
彼はまだ中学生だから、今すぐ軍隊に入って戦場に向かうことはないだろうけど…。

2003年3月
今度はついにイラクと戦争する事になった。
ジャックは高校卒業と同時に陸軍に入隊することを決心したみたい。
その時までに戦争が終わる事を願わずにいられない。

2005年10月
随分前に戦闘終結宣言が出たのにイラクでは軍人の死傷者が絶えないみたい。
…訓練期間の終わったジャックも、今度の兵員増派でイラクに行くことが決まった。
神様。私の大事な弟を守って下さい。

2006年5月
イラクのニュースを見るのが憂鬱で仕方ない。
でもどうしても見てしまう。
…先月、ジャックと一緒に入隊したトニー君が戦死した。
イラクに行く前、私にプロポーズしてきたけどあれは冗談だったのか本気だったのか確かめようが無くなった。
…お願い、ジャック。どうか無事に帰ってきて。


2007年
ジャックの部隊がアメリカに帰還することが決まって暫くたった。
何も無ければ、もう家に帰ってきてもおかしくないのに…。
ジャックが帰ってきたら、好物のアップルパイを食べさせてあげようと準備しているのに、
いつもお隣のバーンズさんにお裾分けしている。


…もし、ジャックが居なくなったら私は生きていけるのだろうか?
もう彼を抱きしめてあげることも、キスしてあげることもできなくなったら…。


この時、私は後ろに誰かが居たことにまるで気付いていなかった。
267名無しさん@ピンキー:2007/04/21(土) 03:16:08 ID:CERRviKV
エロとはまったく違うが、今週のヤングガンガンのWORKING!!は素晴らしい。
こんな姉いいなあ・・・。
268名無しさん@ピンキー:2007/04/21(土) 03:25:15 ID:2x36r4JW
>>267
まったくだ
だがッ!
あえて言わせてもらおう
ヤンジャン「かじてつ王子」の弟は、姉を持つ資格無しッ!
269名無しさん@ピンキー:2007/04/21(土) 17:54:47 ID:2ZGuNxUK
姉の所有は免許制にすべきだな・・ 姉ちゃんを不幸にするヤシは許せん。

米国の乱射犯の姉ちゃん、プリンストン卒で政府機関に勤めてるのね。
秀才じゃん。全米に家族として謝る声明出したけど、なかなか哀切な文章だった
270名無しさん@ピンキー:2007/04/21(土) 18:57:43 ID:pXUwQY8P
その免許があれば、お姉ちゃんはお嫁に行ったりなんかしない?
271名無しさん@ピンキー:2007/04/21(土) 20:14:53 ID:3p5VgKxi
免許がゴールドになればお姉ちゃんを嫁にできるとか
272名無しさん@ピンキー:2007/04/21(土) 23:54:39 ID:4aBY5k95
姉に対して逆らったり、不幸にすると、度合いに応じて反則金&点数が加算されて、
15点以上で免停になったり取り消しになったりするわけだな?

273名無しさん@ピンキー:2007/04/22(日) 01:57:32 ID:eTfNnNX4
姉運転講座に出席すると小さい違反は帳消しにしてくれる
274名無しさん@ピンキー:2007/04/22(日) 02:17:54 ID:U0dsx6FV
そいつは、唐突に、俺の机の引き出しの中から現れた。

「う〜ふ〜ふ〜、ぼ〜く〜ド〜ラ〜エ〜も〜ん〜」

ようやく来たか、コイツが、俺の元に!!

「ボクは、きみの未来を悲惨なモノから変えるために、未来から・・・」
「そんなことはどうでも良い!!」

俺は、その未来の猫型ロボットの言葉を遮った。

「『お姉ちゃん免許証』を出せ」

そいつは、俺の言葉に、困ったように元気をなくしてしまった。

「・・・そんなモノはないよ」

じゃあ、帰れ、俺はそういって、ヤツを引き出しの奥に押し返したのだった。


おわり。
275名無しさん@ピンキー:2007/04/22(日) 03:11:21 ID:wLse1ee8
酔っぱらった勢いで姉のおっぱいにタッチした
酒気帯びじゃなく、酒酔いだったため、姉免許取消(欠陥期間2年)
その日、元「姉」は家を出て行った


276名無しさん@ピンキー:2007/04/22(日) 19:13:14 ID:9/hpQTuC
>>275の姉免許を取り消します
>>275のお姉さん、こちらへ」
「イヤァァッ!>>275君!助けて!酔ってないで助けてよぉ!!
 ずっと一緒にいたいよぉ!!」
「zzz…」
「危害は加えませんので、落ち着いて!」
「いやぁ!離してぇ!」
「仕方ありませんね…やれ!」
ゴスッ!
>>275…君…」
「zzz…」
一週間後、新しい弟が見つかるまでの姉保護施設で、
>>275の姉の死体が発見された。
舌を噛みきってでの自殺だった。

おまえら、この危険性は頭にないのか?
277名無しさん@ピンキー:2007/04/22(日) 20:50:50 ID:4wd0g0RF
ヤンデル姉は免許があっても欲しくないな
278名無しさん@ピンキー:2007/04/22(日) 20:53:01 ID:eTfNnNX4
「元姉」って言葉は怖ろしいな・・と俺も感じた。

元妻とか元彼女、とかなら、それなりに悲しいけど人生で何度か
経ることかもしれないけど、姉弟は本来的に死に至るまで崩れない関係の
筈なのに、それが強制的に「終了」させられてしまうという・・
279名無しさん@ピンキー:2007/04/22(日) 20:55:23 ID:1iPIoRTG
>>275の姉免許を取り消します
>>275さん、こちらへ」
「イヤァァッ!姉ちゃん!助けて!笑ってないで助けてよぉ!!
 ずっと一緒にいたいよぉ!!」
「www…」
「危害は加えませんので、落ち着いて!」
「いやだぁ!離してくれぇ!」
「仕方ありませんね…やれ!」
ゴスッ!
「ねえ…ちゃん…」
「zzz…」
一週間後、新しい姉が見つかるまでの弟保護施設から、
>>275は逃げ出した。
その後、野良弟となって、町を彷徨っているという話だ。

こういう危険性なら、あるかもしれんな。
280名無しさん@ピンキー:2007/04/22(日) 23:19:22 ID:V+k4a1N3
過疎だし昔いろいろした妄想でも文章にしてみるかな
281冒頭だけ:2007/04/23(月) 00:59:07 ID:fK/kk/ba
部屋の中はひっそりとして、姉の気配は感じられない。
もう仕事に出かけたのだろう。姉の恵は入社3年目の女子総合職で、大学生の健二よりもいつも先にでかけていた。
健二は寝起きのままの恰好でベッドを出た。
いま、このマンションの一室には自分ひとりだという気軽さがある。もう、高校生ではないのだ。
適当な下宿が見つかるまでとは言え、上京して姉と二人暮らしという心地よい新鮮さをかみ締める。
ボサボサの頭を軽く掻きながら、健二はキッチンにはいった。
食器の水切り用の籠には、姉が朝食を食べるのに使ったらしい皿やグラスが、きれいに洗って伏せてあった。
恵は、なるべく健二と一緒に朝食を取る様にしていた。
あんたをほっといたら、ふぁーすとふーどとまずい学食ばっかりで栄養失調になっちゃうよ。それが姉の口癖だった。
せめて朝食だけでもわたしが作ったものを食べなきゃ。
そして、一緒に食事をした後の片づけ役は健二、というのが、いつの間にか姉弟の約束事になっていた。
大学生とOL、生活時間の噛み合わない二人の姉弟が時間を共有できる朝の一時を、恵美は大切にしていた。
せめて、一時的とはいえ同居をさせてもらっているおかえしをしたい、と思う健二だったが、
ふたりっきりの姉弟なんだから、そんなつまんないこと考えなくていいの、と恵はいつも笑って済ますのだった。

『・・・でも、いつまでも同居させてもらうわけにも行かないだろ?』
『ん? なんで??』
『だってさぁ・・・姉ちゃんだって、男の一人も連れ込みたいとき、あるだろ?』
『・・・・・・こら。』

軽口を叩く健二を、恵は軽くどやしつけた。
(でも・・・昨日の晩、姉ちゃんちょっと寂しそうだったなあ。)
下宿が見つかりそうだ、という健二の言葉に、恵は俯いて、そう、と返すだけだった。

健二は冷蔵庫から牛乳パックを出し、グラスにそそいだ。寝覚めの喉に心地よく牛乳がしみる。

そのとき、ふいに続き部屋のバスルームの扉が開いた。
282冒頭だけ:2007/04/23(月) 01:00:08 ID:fK/kk/ba
「あッ!」
「きゃっ!」

姉弟の短い叫び声が、血の繋がりを示すようにシンクロする。
姉の姿を見た健二は、一瞬、電撃が走ったかのように、その手から牛乳が入ったグラスを落としてしまった。
・・・どうやら、恵はシャワーを浴びていたらしく、ほのかに桜色に染まった素肌にバスローブをまとっただけの姿だった。

「あれ? シャワーの音で、目が覚めちゃった? ごめんね・・・」

美しい柳眉と、やわらかな二重瞼の奥に輝く栗色の瞳。すっ、と通った鼻筋の下には、少女のように可憐な唇が、艶かしく光沢を放っている。
濡れて額に張り付いた黒髪が、ひどく色っぽい。

「い、いや・・・僕はさっき起きたばっかりだから・・・それより、今日、会社はどうしたの?姉さん」

健二は目を伏せたまま口の中でぼそぼそと呟いた。とても、姉を直視できなかった。
別に、見たくないというわけではない。
実家で同居していた頃から恵は美少女で有名だったし、
社会人になってからの姉の姿は、歳を負うごとにより洗練され、磨き上げられていくように思えた。

「今日はね・・・ちょっと体調が良くないから、姉ちゃん有給取ったんだ・・・」 

聞き慣れたアルトボイスで、恵は囁いた。
美しく桜色に染まった肌は、桃のようにしっとりと奥深い白さが滲みでている。
濡れたバスローブはしっとりと姉の体を包み込み、その均整がとれて引き締まった姉の躯のラインを浮かび上がらる。

「それよりもさ・・・健ちゃん、昨日の話だけど・・・」

恵は、腕を上に伸ばして、髪をかるく撫で付けた。
ゆるく結んでいたバスローブの帯がほどけて、肩から胸にかけて露わになるのもかまわず、姉は弟に近づいた。

「なッ!」

健二は絶句した。
バスローブを力強く押し上げる豊かな胸。その、双丘の下から削ぎ落とされたように急激に落ちこむ腹部。
バスローブの境目から覗く、つつましい縦長の臍。くびれた腰からヒップラインが悩ましく盛りあがり、
しなやかに伸びた太腿から膝にかけてのスロープの中心に、ほの黒い繁みがけぶっている。
そして、その茂みの下に、ひと筋、股間を走る地割れのような肉色の亀裂が見えた。

「な、なんだよ、そんな格好でッ! 服、着替えろよ!」

恵は、健二の目前に立った。こうしてみると、未だに、姉の方がやや上背がある。

「健ちゃん・・・もうちょっと、お姉ちゃんと一緒に暮らしてくれないかなあ・・・?」
283名無しさん@ピンキー:2007/04/23(月) 01:02:06 ID:fK/kk/ba
さあ、どうするべ
1ラブラブ
2キモ姉
3弟に拒絶されて自棄になって男を連れ込む
284名無しさん@ピンキー:2007/04/23(月) 01:10:08 ID:oXiw1NZu
>>283いいねぇこれは






1以外の道は俺が封印した。よっておまえらは1以外選べない。
てな事で1
285名無しさん@ピンキー:2007/04/23(月) 01:17:14 ID:ioUqRDc7
1以外の選択肢は法が許しても俺が許さんw
ということで1だ
286名無しさん@ピンキー:2007/04/23(月) 01:55:51 ID:fK/kk/ba
なるほど、いやスレ的にはきっと

4弟が「じゃあ、不動産屋に断ってくる」とマンションを離れた隙に、
宅配便を装った二人組みの強姦魔に恵姉ぇがレイプされる展開

を希望されちゃうかと思ってたw
287名無しさん@ピンキー:2007/04/23(月) 03:24:30 ID:J8tqqBSS
よし、ここは4・・・



な訳ないだろ!
1あるのみッ!
288名無しさん@ピンキー:2007/04/23(月) 07:17:37 ID:2aaoATsM
おいらも1キボンヌ
289名無しさん@ピンキー:2007/04/23(月) 07:24:40 ID:Uqbjxwlv
5
最初は拒むが意識するようになり急激に親密になっていく
だがそれではいけないと思い、姉を避け始めるようになる
そして第三の女(昔から好きだったとか幼馴染だったらするとグッド)とくっついてしまう
ドロドロの展開へ

これでお願いします><
290名無しさん@ピンキー:2007/04/23(月) 09:43:39 ID:2/ngYvyd
ヤンデレキモ姉でFA
291名無しさん@ピンキー:2007/04/23(月) 12:03:38 ID:8lBeREyF
1!1!
姉が弟にラブラブなのは当たり前(このスレ的に)だろ
292名無しさん@ピンキー:2007/04/23(月) 15:43:38 ID:tlz6UjJN
>>283 GJ!

…選択とかなんのことだ?俺には「1ラブラブ」しか見えないんだが?
293名無しさん@ピンキー:2007/04/23(月) 16:13:02 ID:rm8Qk/Jx
1も捨てがたいがあえての2

え?3?何言ってんの2択でしょこれ
294名無しさん@ピンキー:2007/04/23(月) 21:38:22 ID:4iSbWHjX
>>293 お前こそ何言ってるんだ?
お姉ちゃんと弟の選択肢は無限だ!
295名無しさん@ピンキー:2007/04/23(月) 22:10:09 ID:HFDmJjT7
1希望
それもサッカリン一斗缶分の甘さのヤツ頼む
296名無しさん@ピンキー:2007/04/23(月) 22:15:06 ID:rm8Qk/Jx
>>294
ならば問う!貴様はお姉ちゃんが他の男に蹂躙されてしまってもいいというのか!!

俺は耐えられん!想像しただけでうぁぁあああああああああwせdrftgyふじこlp;@
297名無しさん@ピンキー:2007/04/23(月) 22:37:05 ID:3s1sJidL
6,弟に拒絶されたが、殆ど強姦で弟の童貞を奪う
  どこから取り出したのかベッドに弟を手錠で縛り付け
  首には極太の鎖の首輪

  監禁状態で1年が過ぎたころ、弟の自我は完全に崩壊していた


  というバッドエンドは駄目か?

  個人的に「アルトボイス」っていうのがすごくツボです
298名無しさん@ピンキー:2007/04/24(火) 03:30:24 ID:IXp0qqgP
1だが最初は弟が拒絶。しかしやがては姉を受け入れる。
299名無しさん@ピンキー:2007/04/24(火) 07:03:54 ID:Q7BE44ia
>>296 「お姉ちゃんと弟の選択肢」だ
そんなのは違ーーう
300名無しさん@ピンキー:2007/04/24(火) 12:34:32 ID:ibHQsZq7
しかし・・・・最近賑やかだな

保守レスしかつけれなかったちょっと前までに比べたら。・゚・(ノД`)・゚・。
301名無しさん@ピンキー:2007/04/24(火) 23:45:58 ID:U8YVRW+I
しばらく前までエロパロ板が全体的に過疎気味だったが、最近は全体的に賑やかになった気がする。
302名無しさん@ピンキー:2007/04/25(水) 17:30:09 ID:B7VhyXcr
義姉な上、姉が可哀想な目にあってもオーケイだろうか?

最終的には幸せになって貰う予定なんだが
303名無しさん@ピンキー:2007/04/25(水) 18:37:33 ID:E/1bK1kh
う〜ん。
姉は、身の締まった18年物の実に限るんだよw


まぁ、レイープとかじゃないならしょうがないでしょ。

しかし、姉を救いようのない辛い目に逢わせようものなら、俺の息子が白兵戦を仕掛
けるぜ。
304名無しさん@ピンキー:2007/04/25(水) 19:35:31 ID:SB2w+cJW
虹だとお姉ちゃんを酷い目にあわせた野郎に対して報復のしようがないのでできればやめて頂きたい


まあ、弟が他の女に寝取られるとかだったら萌えるけど
305名無しさん@ピンキー:2007/04/25(水) 21:23:41 ID:wwXcE2BR
正直、弟が姉を泣かせるのに凄く萌える。
なんか小学生が好きな娘をイジメるみたいな。
で、泣いちゃうとすごく可哀相になって必死に謝るという・・
306名無しさん@ピンキー:2007/04/25(水) 22:25:01 ID:BaXie1Cw
敢えて晒すしかないと思った(妹スレには晒しません)
AERA-net.jp
【オタクの論点】萌え編:妹系VS姉系、あなたはどちらに萌える?
ttp://www.aera-net.jp/talk/talk.php?talkid=31

ログイン(=登録)必要だが、どうよ?
307302:2007/04/25(水) 23:25:43 ID:B7VhyXcr
レスd
姉が義父(主人公の実父)に虐待されてるのを見てしまい……
って感じだったのだが止めといたほうがいいな
他の案でやってみるよ
308名無しさん@ピンキー:2007/04/26(木) 00:10:24 ID:32+TBdQX
そんな大人、修正してやるっ!!!
309名無しさん@ピンキー:2007/04/26(木) 00:25:11 ID:gmlOqP03
>>307
まぁ好きに書いていいよ


































ただ姉ちゃんを強姦させたりしたら例え魂魄百万回生まれ変わっても怨み晴らすからな
310名無しさん@ピンキー:2007/04/26(木) 05:12:27 ID:Qk9ha/Ni
まぁまぁ、創作の内容に関してあまり縛りすぎるのも意欲を削ぐのでは?

姉ちゃんの強姦(ラブラブ要)は弟だけの特権だとは思うが
311名無しさん@ピンキー:2007/04/26(木) 17:59:58 ID:iXZFSAV8
秘めた思いにテンパッタ弟が姉をやっちゃうような展開は
姉モノの王道の1つだからよし

NTRは基本的にカンベン。絶対やるなとは言わんが
冒頭に注意書きつけといてくれ。飛ばすから
312名無しさん@ピンキー:2007/04/26(木) 22:25:22 ID:cVgfWqVg
お前たちからお姉ちゃんに対する愛が伝わって来た




いいよね姉弟
313名無しさん@ピンキー:2007/04/27(金) 01:15:05 ID:RTKA6El4
俺に姉がいたら・・・・









絶対強姦してたな。このスレの影響が原因で
314名無しさん@ピンキー:2007/04/27(金) 03:21:10 ID:zPKq+/a6
ま、本来、強姦はゼッタイダメな事だと思うけど、
弟が愛ゆえに姉を押し倒し、姉もその想いがよく判ってる時のみ特例で
許可つことで勘弁な
315名無しさん@ピンキー:2007/04/27(金) 20:05:05 ID:GaF8wPTB
心から信頼しあった仲良し姉弟の(やや低年齢ぎみ)話が読んでみたい。今は恋愛とかわかってないけど将来絶対こいつらくっつくだろ、みたいに妄想できそうな感じの。
316パワフル姉さん:2007/04/27(金) 22:19:16 ID:Zr0sONka
前スレに投稿した者ですが、加筆したので再び投下しまつ。

「姉ちゃん、あれいないのか」
 直也は姉の部屋に入っていった。
 この部屋に入るのは2週間ぶりである。姉からもらった小遣いが足りなくなり、
金欠病の症状が出てきたので、少し融通してもらおうと思い、こうして部屋を訪ねた
わけである。
「それにしても、姉とは思えんなこの部屋は」
 ベッドのところにはシウバ選手のポスターが貼られ、本棚には格闘技関係の本が
並んでいる。いつの間にかその数が増えているようだ。
 姉の博美は、K1やプライドに代表される格闘技マニアであった。ダンベルが置い
てあるのはいたしかたないが、ここまで凝られるとさすがの弟でもある直也も引く
ほどである。いつだったか勝手に部屋に入っているのを見つけられた直也はその場
でプロレス技をお見舞いされたことがあった。

 今日はそのことを考慮して、廊下から入らずにベランダから直接窓に飛び移って、
窓から覗いたのだが、誰もいなかったのである。
「なんで、姉ちゃんの部屋に行くのにドロボウみたいな真似をしなきゃならないん
だよ。だいたい中学2年生の小遣いが隔週400円ってどういうことなんだよ」
 最近ではお気に入りの選手が負けているせいで、どんどん彼の小遣いは削られて
いく一方だ。その様子はまるで巨人ファンの父親が巨人が負け続けていくことでだ
んだん不機嫌となり、ついには子供の小遣いまで削り、あげくの果てに「巨人が勝
てば小遣い倍増だぞ」と言われて、ついには無理矢理巨人ファンに仕立て上げられ
る様子に酷似していた。
 直也は文句を言いながら、姉の部屋を物色しているとノートパソコンがおいてあ
る机の1番上の引き出しが開いているのを見つけた。近寄って中を覗くとブランド
ものの財布があった。姉の財布である。そばには同僚と撮ったプリクラがあった。
「ほんとうにこんな性格悪いとはなあ」
 姉の博美の外見は、タレントの伊東美咲に似た美人なのに、ここまで性格がひん
曲がっているとは予想もしなかった。博美と直也は八歳も年齢が離れた姉弟である。
 直也の父親は、外国航空会社のパイロットをしている。母親はチーフパーサーを
していて、今日から2週間、二人そろっての勤務である。
317パワフル姉さん:2007/04/27(金) 22:23:00 ID:Zr0sONka
 つまり、今日から2週間は、この家に姉と二人きりなのである。
「見るだけならいいよね」
 直也はそっと財布を開けた。中には1万円札が3枚入っていた。
「なんだよ! 俺に1000円も寄越さないで、自分はキッチリ3万円も持っているく
せに」
 直也は腹が立った。そして1枚くすねてやろうと思った。
 そして手を伸ばそうとしたとき、
「ボカッ!」
 鈍い音がして、直也は猛烈な頭痛に見舞われた。目から星が出るとはこのことで
あろう。

「まったく、人の部屋で何やってんのよ! このバカ弟。まんまとワナに引っかか
ったわね! わざと留守にして、財布を見やすい位置に置いとけば、ゴキブリホイ
ホイのように引っかかると思ったら、ものの見事に引っかかって。だからあんたは
単純なのよ」
 性格のひん曲がった伊東美咲こと、姉の博美が、スポーツチャンバラ用の竹刀を
持って背後に立っていた。
「痛えじゃねえか、姉ちゃん。俺を殺す気か!」
 さすがの直也も激高した。
「殺すわけないでしょ。あんた殺したって何にもならないわよ。1文の得にもなり
ゃしない」
「じゃあ、聞くけど俺の小遣い、なんで一月800円なんだよ。自分は3万円も持っ
ているじゃないか!」
「あんたの価値が今、月800円だからに決まっているじゃない」
「ふざけんな! 俺のどこが月800円だって言うんだよ!」
「だって、早漏じゃん」
「見たのかよ!」
「3日前の晩。深夜の格闘技中継を見終わって、悶々としていたから、あんたの部
屋に忍び入ったのよ。そうしたら布団剥いで寝ていたじゃない。だから、ブリーフ
の中に手をつっこんでしごいてやったら、ものの1分持たなかったじゃん。あんな
んじゃ女の子にもてないわよ」
318パワフル姉さん:2007/04/27(金) 22:26:00 ID:Zr0sONka
「嘘つけ! 俺の部屋はカギかかっているんだぞ」
「合鍵ぐらい、簡単に作れるわよ。あんたのプライベートなんかないも同然なんだ
から」
 そういうと博美は、ポケットからカギを取り出して見せた。まさしく自分の部屋
のカギであった。
「い、いつの間に?」
 なんて悪魔のような姉なんだと、直也は思った。
「かわいい弟が女にもてなかったら、わたしにも責任の一端があるからね。今日か
ら2週間たっぷりとプライベートレッスンしてあげる。むろん断ってもいいけど、
そうしたら来月は月80円になるだけよ、さ、どうする?」
「お、お願いします」
 博美は勝ち誇ったような笑顔で頷いた。  

「まずは女の人の裸になれないとね」
 そういうと博美は、直也の手をつかんだ。
「ど、どこ行くんだよ」
「お風呂」
 博美は直也の手をつかんで脱衣場に入ると、ドアを閉めた。
「ここなら、裸でいてもおかしくないでしょ」
 博美が笑顔でいった。ピンク色の唇の隙間から白い歯がのぞいている。
「ち、ちょっと待ってくれよ、姉ちゃん。俺、中学生だぜ。姉ちゃんだってもう
……」
 ボカッ!
 直也の次の言葉は、博美のげんこつ脳天直撃でかき消された。
「痛ぇ……」
 直也はあまりの痛さに言葉も出ない。
「なにが言いたかったのかなあ、直也くーん、遠慮なくいっていいわよお」
 まさに性格のひん曲がった伊東美咲は、猫なで声でいった。こんなとき本当のこ
となど言えるわけない。博美の恐ろしさは、直也が生まれたときから、身にしみて
いる。実際に死に掛けたこともあった。
「い、いや、な、なんでもないです」
「そうなの、じゃ、お姉ちゃんの前で裸になりなさい」
 直也の家のお風呂は、二十四時間給湯式で、いつでも適温の湯に入れる。

 直也はしぶしぶ服を脱ぎ、パンツだけの格好になる。
「ところで、直也のオナペットは誰なの?」
「へっ?」
「オナペットよ。オナニーするとき、誰を想像してマスかいてんのよ?」
 博美に言われて、直也は言葉に詰まった。というのも彼のオナペットは一定では
なく、そのときによって変化するからである。
「まさか、アタシじゃないでしょうね?」
 黙っていると博美が聞いてきた。
「ち、違うよ!」
 直也はあわてて否定した。
「そんなら、いいのよ。弟のオナペットが姉だなんて、姉弟相姦になっちゃうもの」
 博美の意外な言葉に直也はまるで鳩が豆鉄砲食らったような顔になった。以外に
もあっさり引き下がったのは姉らしくないと思った。なにせ顔立ちこそ伊東美咲に
似ているものの、性格はまるで180度違うのだ。
「じゃ、姉ちゃんも脱ぐわね」
 そういうと博美は服を脱ぎだした。セーターを脱ぐとブラウス越しに豊かな胸元
がのぞいている。以外とグラマーなのである。
 ブラウスのボタンをはずした。白いハーフカップのブラジャーが胸元に深い谷間
を形作っていた。
319パワフル姉さん:2007/04/27(金) 22:29:17 ID:Zr0sONka
 思わず、姉の肢体に見とれる。一緒に風呂に入っていたのは、姉が高校生のとき
までだったから、あれから胸は大きく成長していた。
「姉ちゃんってこんなにオッパイ大きかったんだ」
 直也は思わずつぶやいていた。
「直也、オッパイ触ってみる?」
 博美はそういって、大きく胸を突き出した。
 直也はごくりと生唾を呑むと、恐る恐る手を伸ばした。やがて指の先端が博美の
バストに触れた。
 ゆっくりとつかむ。まるでマシュマロのようにやわらかく、それでいてどっしり
とした重みがあった。
 博美のバストは88センチのFカップあった。
「どう、直也。気持ちいい?」
「う、うん……」
「これが女の人のオッパイよ。じゃ、今度はゆっくりと揉んでみて」
 直也は博美の言うとおり、ゆっくりと揉み始める。不器用な感じなのはまだ緊張
しているのだろう。
 ブラジャーをつけたまま、直也の無骨な手でだんだんと揉まれていくにつれ、博
美は感じ始めた。
「そう、そんな感じよ。上手になってきたわ……」
 甘美な快感を博美は楽しんでいる。声も艶っぽくなっていた。

 博美の艶っぽい声を聞いた直也の肉棒は、たちまちそそり立った。
「ふふふ、ココは正直ね」
 そういうと博美はそそり立ったペニスに軽くキスした。ツンと精臭が鼻をついた。
「ね、姉ちゃん……」

 性格こそひん曲がっているものの、顔は女優の伊東美咲を彷彿とさせる姉である。だから美人である。
 いつだったか姉の寝ている顔を見て、一瞬、自分の目を本気で疑ったこともある。
 博美はペニスをペロペロ舐めながら、巧みな方法で包皮をめくっていった。する
と白い恥垢がびっしりとこびりついていた。
「やっぱりね、お風呂でロクに洗っていないじゃない。まったく、体の洗い方一つ
満足にできないとは、我が弟ながら情けないわ」

 そう言いながらも博美は舌先で皮の裏にこびりついた恥垢をきれいに舐めとって
いく。
「ああっ、ね、姉さん……」
 まるで本ものの伊東美咲に恥垢を舐めとってもらっているような感覚が、直也の
中に湧き、それが快感と合わせあって、めくるめく世界に放り出されたようなエク
スタシーに脳が侵される。
 猛烈な射精欲がわきおこってくる。
320パワフル姉さん:2007/04/27(金) 22:31:59 ID:Zr0sONka
「ね、姉さん、だ、だめだっ、でるーーーーーーーーーっ!!!」
 博美が綺麗に舐め終わり、亀頭をしゃぶり始めたとき、博美の口の中でペニスが
膨れ上がり、大量の精液を彼女の口内に放った。
「うっ……うぐっ……」
 あまりにも量が多かったので、博美はあわてて口を離したが、勢いよく出た精液
が放物線を描いて彼女の顔に落下する。
「ね、姉さん」
 上気した美貌に白い粘っこい化粧水をかけられた博美は、恍惚の表情で目を閉じ
ている。

「ううん……」
 ようやく博美は目を開けた。
 同時に直也は青くなった。何せ『性格がひん曲がっている』わけで、どんな復讐
されるかと思うと気が気ではない。
「直也、あんたって弟は……」
「ご、ごめんなさいっ、姉さんっ!」
 脱衣場の床に直也は土下座した。
「なんて、姉思いのいい子なの。姉さん大好きよ」
 次の瞬間、博美は直也を抱きしめた。
「ね、姉さん」
 予想だにしなかった姉の行動に、直也は呆然としている。

「うん、私はいい弟をもったわ。最近肌が荒れ気味で悩んでいた私に、たんぱく質
豊富のザーメン化粧をしてくれるなんて、うん、これでお肌はバッチリよ」
「姉さん、許してくれるの?」
「あったり前じゃないの。さいわいこれから2週間、パパとママがいないから好都
合よ。直也、いい? 今日からはオナニー禁止よ。そのかわり姉さんが一緒にお風
呂に入ってあげるから、ザーメンを貯めておくのよ。いいわね、お風呂でたくさん、
姉さんの顔にかけてね。もし、約束を破ったら……」
「わ、わかりました」
 直也はガックリと肩を落として言った。この姉に逆らうなど天地がひっくりかえ
っても無理な話である。
「ああ、ものわかりのいい弟を持って姉冥利につきるわ」
 博美は勝ち誇ったようにいった。

 以上、お粗末ですた。
321名無しさん@ピンキー:2007/04/27(金) 23:46:50 ID:c6PkJjII
とりあえず作者が伊東美咲好きなのはよく分かったが、連呼しすぎ
322名無しさん@ピンキー:2007/04/27(金) 23:52:26 ID:HZHNuVi/
dgsrgi
323名無しさん@ピンキー:2007/04/28(土) 00:09:45 ID:4SW/9AHT
>>315
昨日の東京新聞朝刊6面の記事読むといいよ。

日経・産経は、なかったと思う。

他紙と夕刊は、まだ目通してないからわからんが。
324名無しさん@ピンキー:2007/04/28(土) 17:58:15 ID:5TUizdID
東京在住でもないし新聞もとってないからわからん。姉弟の記事でもあったのか?
325名無しさん@ピンキー:2007/04/28(土) 18:46:21 ID:shhzwA9v
伊東美咲の連呼前にどっかでみたぞw
326名無しさん@ピンキー:2007/04/28(土) 19:59:48 ID:4SW/9AHT
脱北、ラオスで拘束
 少年ら韓国入り
 【ソウル=中村清】ラオスで約五ヵ月間、身柄を拘束されていた北朝鮮からの脱出
者の少年少女三人が二十六日、タイ経由で空路、韓国に入国した。外交消息筋による
と「三人とも健康状態は良く、安全な場所で保護されている」という。
 三人は昨年十一月、ラオスからタイに不法入国を試みた際にラオス当局に拘束され、
ビエンチャンの刑務所に収監。ラオスから北朝鮮に強制送還される恐れが出たため、
国連難民高等弁務官事務所や日本の市民団体「北朝鮮難民救援基金」などが第三国へ
の出国を求めていた。
 同救援基金によると、三人のうち二人は咸鏡北道会寧出身の姉(一三)と弟(一二)
で、八年前に両親が死亡。路上生活の後、他の孤児らとともに二○○二年に中国に脱
出した。
 咸鏡北道茂山出身の少女(一七)は家族で○一年に脱北したが、中国で家族と離れば
なれになった。
327名無しさん@ピンキー:2007/04/28(土) 20:10:16 ID:4SW/9AHT
>>324
携帯厨だが、姉萌え仲間の弟くんのために全文打ったんだぜ。

毎日、朝日、読売、日経、産経(朝刊のみ)の27日都内朝・夕刊
スポニチ、日刊スポーツ、報知の27日都内版
京都新聞の27日朝刊
などもざっと確認したが、やはり載ってなかったな。
しかし、涙なくては、読めなかったんだぜ。

東京新聞には、今年の新聞大賞を上げたいんだぜ。
328名無しさん@ピンキー:2007/04/28(土) 20:23:13 ID:4SW/9AHT
ちなみに、おおよその年齢は、

八年前(両親が死亡)・・・姉(五)、弟(四)
路上生活・・・姉(五〜八)、弟(四〜七)
二○○二年(脱北)・・・姉(八)、弟(七)
中国国内等に潜伏?・・・姉(八〜十二)、弟(七〜十一)
昨年十一月(ラオス当局に拘束)・・・姉(十二)、弟(十一)

っていうことかな?
329名無しさん@ピンキー:2007/04/28(土) 22:01:55 ID:2iL38a54
しかし、中国入りは判るけど、そっからどうやってラオスまで行ったんだろ?
まさか4年かかって歩いたりヒッチハイクじゃないだろうし。
330名無しさん@ピンキー:2007/04/30(月) 04:15:05 ID:8saoe5Th
>>329
貨物列車に紛れて乗り込んだり、親切な中国人がこっそりトラックに
乗せてくれたり。後は歩き。
で、中国を縦断して雲南省や広西チワン族自治区からベトナム・ラオス・
ミャンマーのいずれかを通過しタイへ脱出するのが最近の流れ。
誰が姉弟にそう言うルートを教えたか謎だが。

まあ、本当に大変なのはこれからだろうけどな。
北の訛りはすぐ分かるって言うし、親も居ない。
まともな学校教育も受けていないし、いじめにも遭うだろう。
自由な国だと言うけれど、感じるのは嘲りと蔑みと若干の哀れみだけ。
信じられるのは血を分け合った姉しか居ない。
互いが生きている事を確かめ合うように、毎晩抱き合って眠る姉弟…不謹慎だな俺('A`)
331名無しさん@ピンキー:2007/04/30(月) 08:55:19 ID:d4Rdwk7H
こっそりトラックに……のあたりで、東京の家出女が高速沿いにエイズうつしまくってったって事件を思い出した。
332名無しさん@ピンキー:2007/04/30(月) 10:05:08 ID:kKyVDumQ
でも、中国横断、ラオスまでって、物凄い距離だぞ・・
支援団体にもっと速くコンタクトして切符貰ったら一週間で着いただろうにな。
・・なんか人生の不条理を感じる
333名無しさん@ピンキー:2007/04/30(月) 11:51:06 ID:TfePsjjH
教育も受けていない子供たちに、そこまでの知恵を期待するのは無理だろう。
生き延びようとする意志と、幾多の幸運によって脱出に成功しただけでも、大変なことだ。
よくやったと思うよ、お姉ちゃん。
334名無しさん@ピンキー:2007/04/30(月) 19:43:21 ID:0QHxPiXl
>>332 俺達は不条理の中で戦ってるんだ。
それくらいどーってことねぇよ
335名無しさん@ピンキー:2007/04/30(月) 22:28:15 ID:tApjoKeF
>>334
お前、いつから不条理という言葉を使うようになった?
336名無しさん@ピンキー:2007/05/01(火) 07:07:45 ID:AdkPu20F
私たちにとって初めて失敗した任務、姉を助けられなかったときからよね。
337秋水:2007/05/01(火) 13:18:07 ID:RHh594Sb
姉さんに触るな!!!
338名無しさん@ピンキー:2007/05/01(火) 22:31:47 ID:wkcA+r7t
アゲ
339いきなりエンディング:2007/05/02(水) 02:11:28 ID:LaU7PJpu
>>281 の続き、というか選択肢1の結末ということで


夕暮れの街の窓からは、暖かな灯が毀れている。
夜も9時を周り、勤め人達の帰宅も一段落したためか、道をゆく人影はまばらだった。
彼方にぽつり、ぽつりと見える都心のビル群の灯火が、たまらなく切ない。
姉弟の頬を、12月の風が撫でて行く。
その冷気は、真冬の厳しい寒さというよりも、今の二人を包む世間の目を体感させるようだった。
恵の白く細い指先が、健二の指に絡みついてくる。その指先から流れ出る愛しい姉の思いは、健二にも痛いほど伝わった。
恵は弟の掌を強く握り締めると、レザーコートのポケットに入れた。そして、愛する弟の肩に頭を寄せる。
誰が見ても、仲睦まじい恋人同士か、新婚の若夫婦にしか見えない。

・・・そうだ、なにがあっても姉さんはぼくの恋人なんだ・・・
・・・たとえ世界が認めなくても、健ちゃんは私の恋人・・・

一度は禁断の園に足を踏み入れた恐ろしさから、この関係を続けることにためらった姉弟だったが、
禁忌の味はあまりにも甘く、その魅力にはとても抗いきれなかった。
二人きりで、都会で暮らすならば、人目を気にすることもない。血の繋がった伴侶だけを信じて生きれば良いのだ。
この半年はそう思っていた。だが、一昨日二人の元に届いた一通の封書が、姉弟の小さな世界を決壊させた。

『三嶋 恵・健二様』とだけ書かれたその封書の中身は、恵と健二の写真、そして2枚の書類だった。
・・・レストランでこっそり口付けを交わす姉弟。
・・・駅のホームでかたく抱き合う姉弟。
・・・ホテルから出てくる姉弟。姉の上気した頬は、明らかに濃厚な情事の結果だ。
・・・・・・望遠レンズで撮ったと思しき写真には、マンションのカーテン越しに絡み合う姉弟のシルエットが焼き付いていた。
・・・・・・・・・そして、恵の産婦人科での診断結果のコピー。
『妊娠』の二文字を、わざわざマジックペンで強調している。
もう一枚の紙には、一言、『親元にも同じものをお送りしました』とだけ書かれていた。
こうして二人の運命は、たった一日にして決まったようなものだった。
この卑劣な行為を誰がやったのか、もはやそんなことはどうでも良かった。
恵のマンションの電話にも、携帯にも一日中ひっきりなしに着信が入った。だが、決して取らなかった。
340いきなりエンディング:2007/05/02(水) 02:13:47 ID:LaU7PJpu
「・・・別れるなんて、絶対に、嫌・・・」

ぽつり、と漏らした恵の声はかすれていた。その潤んだ瞳には、冬の街の灯が煌いている。
姉さんの瞳はやっぱりきれいだ。健二はぼんやりと思った。
姉弟の夏休みは、いつまでも終わらないと思っていた。いつまでも夏の夢を見続けられると信じていた。

当ても無く歩く二人の目に、駅前のシティホテルのビルが入った。どちらからともなく頷くと、手を取り合ったまま姉弟はフロントを潜った。
アベック達に占拠されて、ホテルの部屋はデラックスツインしか空きは無かった。
躊躇いもなく本名でサインをした恵は、部屋に入るや否や、上着を脱ぎ捨てるのももどかしく、かたく弟の躯を抱き締めた。
冬空に晒されていたはずなのに、姉弟の唇は、熱く火照っていた。

「・・・いや、嫌! 健ちゃんと別れるなんて、絶対に嫌ッ!」

小さく悲鳴のような嗚咽を漏らしながら、恵は健二のセーターをジーンズから引きぬいた。
健二はセーターを頭から脱ぎ放つと、姉の黒いレザーコートを、そしてパールホワイトのスーツを丁寧に脱がせた。
そして跪くと、タイトスカートのファスナーを緩めた。
スカートがすべり落ちて、弟の目前に、姉のパンティストッキングが露わになる。
その薄いパンティストッキングを透かして、ライトグレーのローライズスキャンティ−が浮かび上がっている。
その細かな刺繍が施されたスキャンティーの、まるで装飾の一部に溶け込んだかのような股間の黒い茂みに
健二は触れた。スキャンティーとパンティストッキングを通しても、そのしっとりとした熱は伝わった。
健二は姉の細くくびれたウェストをひしと抱き締め、引き締まったその下腹部に、そしてヴィーナスの丘に頬をこすりつけた。
恵美はその間にブラウスを脱ぎ、その身を覆うのは下着だけとなっていた。

「・・・ね、お風呂、一緒に入ろう?」

涙交じりで、しかし精一杯の笑顔で、恵は実弟を誘った。
341名無しさん@ピンキー:2007/05/02(水) 02:18:33 ID:LaU7PJpu
脅迫したのは⇒1姉の婚約者 2弟の幼馴染
弟はこの後⇒1自殺 2嫉妬に駆られた脅迫者に殺される 3開き直って・・・
姉はこの後⇒1弟の後追い自殺 2嫉妬に駆られた脅迫者に殺される 3二人で逃避行

どうしましょう?
342名無しさん@ピンキー:2007/05/02(水) 02:21:59 ID:OEz1hZKH
2・3・3で。
343名無しさん@ピンキー:2007/05/02(水) 04:24:48 ID:poXITwPx
2、3、3
344名無しさん@ピンキー:2007/05/02(水) 04:27:54 ID:K8j1SA/x
2・3・姉VS幼馴染
345名無しさん@ピンキー:2007/05/02(水) 04:56:01 ID:C1unx/rX
俺も>>344と同じ意見
346名無しさん@ピンキー:2007/05/02(水) 05:07:10 ID:LaU7PJpu
なるほど、いやスレ的にはきっと
1→2→4(嫉妬に狂った婚約者が、瀕死の弟の目前で姉をレイプ)

を希望されちゃうかと思ってたw
347名無しさん@ピンキー:2007/05/02(水) 09:38:51 ID:uHzH+bfB
2・3・3
348名無しさん@ピンキー:2007/05/02(水) 12:20:51 ID:NCVCwDcV
2,3,3
349名無しさん@ピンキー:2007/05/02(水) 17:05:15 ID:zLgXWWyn
お姉ちゃんに婚約者などいないという電波がとんできますた

よって2・3・3
350名無しさん@ピンキー:2007/05/02(水) 17:18:04 ID:JVgkzgj9
>>346はこのスレにどんなイメージを抱いてるんだぜ?
351名無しさん@ピンキー:2007/05/02(水) 18:30:55 ID:tQauzs7t
意外にも親は二人の事をあっさり認めてしまうというsneg?的大どんでん返し。
二人の決心を聞いた脅迫者もあっさり折れてめでたしめでたし。
という、強引にお姉ちゃんが幸せになるENDでひとつw

てか、楽しみにしてた所を省くなとw
352名無しさん@ピンキー:2007/05/02(水) 18:53:21 ID:LaU7PJpu
>>350
学校伊豆とか野島信司ドラマとか好きなんすよw
ごめんなさい

>>351
間はそこそこありますよ
楽しみにしてた所ってどこなんですか岡村さん
353名無しさん@ピンキー:2007/05/03(木) 16:05:42 ID:ERJ3lSEc
2・3・3以外ありえないだろ・・・
354名無しさん@ピンキー:2007/05/03(木) 16:13:23 ID:VGgHTElL
あえて1−2−1w
355名無しさん@ピンキー:2007/05/03(木) 21:41:36 ID:6TtEuRRn
2−2−5(弟殺った幼馴染殺して自分も死ぬ)の皆殺しENDで
356名無しさん@ピンキー:2007/05/03(木) 22:18:00 ID:VGgHTElL
姉の婚約者視点で寝取られをw
357名無しさん@ピンキー:2007/05/03(木) 22:18:18 ID:TiY0La0Z
ウリも2・3・3に一票。
それ以外を選ぶ奴は軍国右翼ニダ!
358名無しさん@ピンキー:2007/05/03(木) 23:29:57 ID:VGgHTElL
弟のために姉が婚約者に体を差し出す鬱展開希望w
359名無しさん@ピンキー:2007/05/03(木) 23:47:46 ID:RUyV99WN
2 3 3で
360名無しさん@ピンキー:2007/05/04(金) 00:09:49 ID:153JTlLU
姉妊娠は?
産むか、堕ろすか・・・
361名無しさん@ピンキー:2007/05/04(金) 02:47:21 ID:wf+q2O9Q
2・3・3でFA



ああ、素晴らしきかな姉弟愛
362名無しさん@ピンキー:2007/05/04(金) 03:18:20 ID:4gMR88gG
2・3・3でAF



ああ、素晴らしきかな肛門愛
363名無しさん@ピンキー:2007/05/04(金) 03:58:38 ID:/ODZmLFn
2.3.3、または最大限に譲歩して1.3.3
つーか他の組み合わせは鬱展開ばっかりじゃねーかwww

もし鬱展開にするならスルーしやすいように投下前に宣言よろしく
364名無しさん@ピンキー:2007/05/04(金) 04:24:52 ID:PO3lpar5
2+3+3
幼馴染は女の子がいいです><
365名無しさん@ピンキー:2007/05/04(金) 08:29:55 ID:E8xbdSZo
2・3・3
これ以外は非国民
366名無しさん@ピンキー:2007/05/04(金) 10:31:02 ID:d55fUyXu
2,3,3
これ選択肢の意味ないだろ、常識的に考えて
367名無しさん@ピンキー:2007/05/04(金) 13:44:37 ID:2kSY4TQu
でわ、姉弟、愛の逃避行はどこへ
1: 熱海
2: 湯河原
3: 地獄谷
368名無しさん@ピンキー:2007/05/04(金) 13:55:34 ID:BjEy3Ikr
実写映画版のくりぃむレモンがそんな感じだったな
>愛の逃避行

最後は兄が妹を置き去りにして去っていったが

それでいくと弟が姉を・・・
369名無しさん@ピンキー:2007/05/04(金) 13:56:00 ID:KLhW/rS7
>>367
シベリア。国内じゃ見つかって連れ戻される。
極寒の地でもアツアツな二人ならキニシナイ!
370名無しさん@ピンキー:2007/05/04(金) 22:13:20 ID:fzwCd+MJ
>>367
なんか地域限定すぎないか?

2・3・3ってレス見ていたらD・V・Dを思い出したのは俺だけでいい
勿論俺もD・じゃなくて2・3・3
371名無しさん@ピンキー:2007/05/04(金) 23:30:15 ID:CzIfLj6t
>>367
つまり、箱根伊豆旅行と

なんか帰ったら脅迫なんてコロッと忘れてそうだな
372名無しさん@ピンキー:2007/05/04(金) 23:50:57 ID:BjEy3Ikr
なんか強烈な寝取られの気配がするな・・・
373名無しさん@ピンキー:2007/05/05(土) 00:03:27 ID:P+4o+Sc5
そもそも、>>367は作者さんなのか?
374名無しさん@ピンキー:2007/05/05(土) 00:06:56 ID:2kSY4TQu
>なんか帰ったら脅迫なんてコロッと忘れてそうだな

旅館の食事にミョウガが出てな
375名無しさん@ピンキー:2007/05/05(土) 01:49:48 ID:RCLBD9sm
愛の逃避行か。
現状、ゲイはアメリカの一部の州で結婚できるみたいだが
近親が結婚できる国ってあるんかな?
そういうのって亡命になるんだろうか?
376名無しさん@ピンキー:2007/05/05(土) 02:24:52 ID:k9Sa8vf3
北欧あたりは寛容そうだな。
いや、特に理由はないが。
377名無しさん@ピンキー:2007/05/05(土) 02:39:09 ID:6IoDOfTd
wikipediaから拾ってきた

 ジャワ島のカグラン族では母と息子の近親相姦は繁栄をもたらすとされ重視される。
 シエラマドレ山脈に住むインディアンの父親と娘は、経済的な理由から 近親相姦を行う事がよくある。
 チベットの密教の一つのタントラ教は母と娘を愛欲する事で、広大なる悟りを得られると主張する。
 また、かつても経済上の理由から東アフリカのタイタ族では息子が母や姉妹と近親婚をすることはよくあった。
 ゾロアスター教においては父と娘、母と息子、兄弟姉妹の結婚は最高の善行であった。
378いきなりエンディング:2007/05/05(土) 03:23:17 ID:QspPbBCp
>>340 続き

切なげに自分を見つめる弟の瞳に、思わず泣き出しそうになった恵であったが、姉として、年上の恋人としての矜持で耐えた。
破滅はもう、すぐ傍まで近寄っているのだ。最後の一瞬まで、恵は健二との時間を、大切にしたかった。

熱いシャワーの下で姉弟は抱き合った。
強張った健二のペニスは、恵の引き締まった滑らかな下腹部に押し付けられて、その根元を姉のしげみでくすぐられている。
抱き締めた手にボディソープをまぶして、互いの背中をこすり合う。
石鹸の泡にまみれて、姉のヒップもバストも、つるつると滑る。
健二が指を食い込ませようとも、その指をはじきかえしそうな弾力が伝わる。まるで美しく快活な姉の、命の輝きそのもののように・・・
健二は姉のバストを両手でそっと包み込んだ。硬くふくらんだ乳首が、健二の掌を押し返す。
微かに喘ぐ恵の姿は、しかし、本当にきれいだった。
見事な釣鐘型で、型崩れの兆候など微塵も無いバストも、
繊細な鎖骨の窪みも、薄い皮下脂肪に包まれ滑らかに引き締まった腹筋も、
鋭くくびれたウェストも、ヒップのふもとの笑窪のようなかすかな窪みも、
きゅっと持ち上がったヒップの双丘も。
姉の躯の、全ての起伏や凹凸を、健二は五感に刻みつけておきたかった。
この世の誰よりも、僕の姉さんは綺麗だ。姉さんは僕だけの女神なんだ。健二は何の疑いも無く思った。
熱い流水で恵の体から石鹸を洗い流すと、健二はボディソープで滑った手を姉の股間に伸ばした。泡立つ茂みの奥に、しかし石鹸とは違うぬめりが溢れてきた。
裂け目をまさぐる実弟の指先が、秘めやかな突起に触れると、恵はかすかに眉間に皺を寄せ、下唇を軽く噛んで呻き声を堪えた。
そして今度はお返しとばかりに、恵は実弟の股間に手を伸ばして、優しく扱く。
健二はがくがくと震えるひざに力をこめてシャワーを止めた。恵はほとんどむしゃぶりつくように、弟のペニスを掴んで頬張った。
その硬さも、大きさも、震える肉の袋も、全てが堪らなく愛おしかった。

「・・・うッ、ん、ううッ・・・も、もう、駄目そう・・・離して、姉さん・・・」

恵が愛弟の股間から口を離すや否や、ひざから力が抜けた健二は、そのまま湯の溜まったバスタブにちゃぷん、と腰を落とした。
縦長だが、二人で入るには決して広いとは云えないバスタブの中で、健二の太腿の上に恵はヒップを落とした。
そしてその長い両足を、力強く弟の腰に絡める。湯のなかで、深海の海藻のように淡く揺れる恵のしげみが健二の視界に入った。
恵はわずかに腰を浮かせると、片手を弟のペニスに添えて自らに導いた。

「・・・んっ・・・」

かすかな鼻声を上げて、恵は両手両足を健二に絡めて抱きしめ、そしてじわじわと腰を落とすと胎内深くへ収めていった。
この半年間、数え切れぬほど交わしたはずなのに、しかしはじめて抱き合ったときのように、新鮮だった。
恵美は顔を寄せて、舌を差しのばした。それに応えて、健二が吸い付いてくる。
甘く、たまらなく切ないときめきが、舌先から全身へと広がり、姉の淫裂は弟の肉棒を優しく力強く締めつける。
379いきなりエンディング:2007/05/05(土) 03:27:32 ID:QspPbBCp
「・・・動かないで、しばらくこのままでいよ・・・」

恵は切なく弾む吐息を押し殺し、
とろん、とした半眼になって愛する弟を見つめた。

「昔、良く一緒にお風呂に入ったこと、覚えてる?」
「・・・うん。夏休みとか、昼間っから入ったこともあったよね・・・」
「わたしも健ちゃんも、真っ黒に日焼けしてね。楽しかったなぁ・・・」
「・・・姉さん覚えてる?僕が小五の冬休みに、みんなで熱川の温泉に行った時の事?」
「あ、覚えてる・・・女湯と男湯に別れてるのに、健ちゃんたらついいつもの癖でわたしと一緒に女湯に入っちゃったんだよね・・・」
「・・・途中でほかの客が入ってきてようやくやばい、って気付いてさ・・・ばれないようにばれないように、姉さんにくっついてこっそり出て。」
「ほんと楽しかったよね、父さんも母さんも一緒で・・・」

優しかった両親の姿を思い描いた途端、
犯した罪の深さを改めて思い知らされて恵は声が詰まった。
姉の気を察した健二は、その体を必死に抱き締めた。

「・・・好きだよ、姉さん。大好きだよ・・・」

耳元で囁く健二の声に反応して子宮がぎゅっととひき締まるのを、恵美は自覚した。

「・・・姉さんさえ幸せになってくれるなら、僕はなんだって出来る・・・」

健二がそわりそわりと腰を動かしはじめた。水の抵抗もあってもどかしいそのスローな動きに、恵の子宮に疼きが走る。
生まれる前からこうなることを定められていたかのような、血縁者ならではのその完璧な相性は瞬く間に恵の躯を恥知らずな程に駆り立ててゆく。

「キスして・・・お願い・・・」
 
恵がローズピンクの唇をうごめかすと、すぐさま健二の唇が覆いかぶさってきた。

「・・・ん・・・はぁむン・・・」
380いきなりエンディング:2007/05/05(土) 03:28:42 ID:QspPbBCp
貪り尽すように、姉弟は互いの口腔内を舐め回す。
と同時に、健二が恵の胎内をえぐりあげるように鋭く突いてきた。

「あっ!・・・」

根元まで突きあげられ、思わず恵は悲鳴を上げる。
姉として健二をリードしたかったが、しかし先手を取られてしまった。

・・・・・・まあいい、まだ愛し合う時間はある。
まだ、ほんの少しかもしれないけれど、でも・・・

「あっ! だッ、だめッ!」

恵は衝動的に、まだ少年の面影が色濃く残る弟の体を抱きしめる。

「ね、姉さん・・・いき、そう・・・」

健二は必死に腰を使った。
ねっとりと熱く濡れて、絡みつく姉の肉襞が、刻一刻と弟を絞りあげてゆく。
降りて来た子宮口が、ストロークの度に健二の先端に密着する。
恵は下唇を噛み、叫びだしそうになる声を懸命に押し殺した。

「・・・あッ、で、出るぅッ!!」
「・・・健ちゃん、健ちゃん、健ちゃあん!!」
 
瞬間、ありったけの力で恵にしがみついた健二は、姉の胎内いっぱいに熱く精汁をぶちまけた。

「ああぁ・・・」
 
思いを解き放った健二の全身から力が抜け落ち、どういうわけか涙が溢れた。
恵は、弟の瞳からこぼれ落ちる涙を、優しく舐めとった。
それは実に姉らしい行為だった。

その後、バスルームを出てベッドに入った二人は、7回愛を交わした。

そして冬空が白み始める頃、ぐっすりと眠る姉を起さぬようそっとベッドを抜け出した健二は、
部屋に備えつけの便箋と、ボールペンを取った。
381名無しさん@ピンキー:2007/05/05(土) 03:33:00 ID:QspPbBCp
さて弟が便箋に書くのは、
1遺書
2こんな関係になったのも、
実は姉さんの体に興味があっただけなんで、
そんな最低な僕なぞほっといて新しい恋を見つけてください てな置手紙
3逃避行の候補地リスト
382名無しさん@ピンキー:2007/05/05(土) 04:03:27 ID:kP6/EAsc
4 遺書。しかし偽の。崖まで行って靴を揃えて置いておき、
  そこから二人で裸足で戻る。警察は崖っぷちに揃えられた靴を見て心中決行と推定。
  二人は名前を変え、姉のお腹の中の赤ちゃんと一緒に三人で生きていく
383名無しさん@ピンキー:2007/05/05(土) 04:48:05 ID:0BbvtGS5
>>381超GJ!いいよいいよ〜
>>382それは最高なんだが作者が用意してるのと違うからな〜
やっぱ1か2・・・・




んな分けねえだろクソがぁー!!!
3以外無い。それ以外選んだ奴鬼畜王確定
384名無しさん@ピンキー:2007/05/05(土) 06:19:38 ID:LpVqdgyM
4も捨てがたいが…3でひとつ。
385名無しさん@ピンキー:2007/05/05(土) 06:28:24 ID:QspPbBCp
なるほど、いやスレ的にはきっと
5(姉が自分を憎むように、姉の目の前で幼馴染を抱く)

を希望されちゃうかと思ってたw
386名無しさん@ピンキー:2007/05/05(土) 09:10:00 ID:ZJTPyj++
>>381
3か4以外選んだ奴は売国サヨク
387名無しさん@ピンキー:2007/05/05(土) 09:30:50 ID:UKcjegLF

しかし自殺寸前で姉に止められる。
388名無しさん@ピンキー:2007/05/05(土) 10:02:46 ID:Y9txWgDa
姉さんに遺書書かされて、顔面騎乗で窒息死という極上の展開キボン
389名無しさん@ピンキー:2007/05/05(土) 14:46:20 ID:0G4ZxyUN
2を書いてる途中に姉ちゃんが起きてきて
「ふざけてるんじゃあないぞッ!」って説教される。
それで二人で逃避行。
390名無しさん@ピンキー:2007/05/05(土) 15:27:33 ID:M+h7pe+N
もうアンケートはいいから好きなように書けよ
391名無しさん@ピンキー:2007/05/05(土) 16:25:11 ID:Yw5iEtAG
3もしくは作者さんが許しくれるなら4でおk

392名無しさん@ピンキー:2007/05/05(土) 19:12:29 ID:2CnM1mWA
5


「ゆ、夢か・・・しかしなんとまぁ・・・」
「朝だよ」
「ねーちゃん!また俺の布団勝手に入ってきた(ry」
393名無しさん@ピンキー:2007/05/06(日) 03:14:41 ID:9WpxKqkW

6、ガングロガンメッシュのヤリチンwに恵がレイプされて弟を忘れる

に一票ww
394名無しさん@ピンキー:2007/05/06(日) 09:19:49 ID:K56VOJ1c
>>393
貴様は、全弟を敵に回したようだな。
395名無しさん@ピンキー:2007/05/06(日) 11:37:55 ID:ufOUVeGH
>>393
オレとNTRスレに帰ろう、な?
396名無しさん@ピンキー:2007/05/06(日) 13:26:47 ID:LyM1OQGC
>>393
残念ガングロはイメチェンした弟ですた
397名無しさん@ピンキー:2007/05/06(日) 16:53:28 ID:6Qq8wYlG
そんな弟イヤだなぁ・・・
398名無しさん@ピンキー:2007/05/06(日) 17:03:02 ID:FpX6sj/C
他のヤシにはどんなに片意地を張って生きてる弟でも、姉ちゃんに対して
だけは思春期前の素直な少年のまま・・つのが良いな。
399名無しさん@ピンキー:2007/05/06(日) 17:10:39 ID:9WpxKqkW
素直・・・いい言葉だ
400名無しさん@ピンキー:2007/05/06(日) 17:39:36 ID:8G8InFyj
素奈緒…最低な言葉だ
401名無しさん@ピンキー:2007/05/06(日) 17:43:36 ID:XHUK6fb8
あれは確かにキモかった。
402いきなりエンディング:2007/05/06(日) 19:16:23 ID:9WpxKqkW
健二は窓ぎわの椅子に腰をおろし、ボールペンを手に取った。
ふとブラインド越しに窓外に向けた視線の先には、八重洲口のビル群がまるで墓石のようにそびえていた。
覚悟はしていたつもりだが、いざ書くとなるとやはり筆は重かった。
言葉を慎重に選び、残すにふさわしい綺麗な筆跡で、恵への最後の思いを綴ってゆく。

・・・ひょっとして、全ては夢なんじゃないだろうか、実の姉を愛してしまうなんて・・・ 
健二は思った。この思いは、恵も同じなのだろうか。
禁断の愛に溺れてしまった苦しみは、この世で、その相手・・・姉にしか共有してもらえないのだ・・・
そのとき、わずかな布ずれの音とともに、恵が寝返りをうった。
そして、『健ちゃん・・・』とかすかにつぶやくのが聞こえた。

健二はボールペンをそっと机に置いた。そして、改めて姉の寝姿を見つめた。
艶のある栗色の髪、桃のような優しさを湛えた白い肌、しなやかな四肢。
持ち主の性格そのままに、誇らしげに隆起するバスト。

やや高めの頬骨が、どこか思春期の面影を残す美貌に、大人のアクセントを加えている。
くっきりと整った柳眉の下に流れる、少し陰を湛えた長い睫毛と、切れ長の二重瞼の瞳。
姉の、濡れたような光を帯びた視線で見つめられると、
何もかも見透かされてしまって、隠し事など何も出来ないような気分がしたものだった。

健二は心の底で別れを告げると、そっと立ち上がって上着の内ポケットをまさぐった。
目当ての錠剤入りの小箱はすぐにみつかった。
健二はそれを持って浴室に入り、コップに水道水を注いだ。
ぷちり、ぷちり、と包装を破ってカプセル錠を一個一個取り出してゆく。
十錠もあれば十分だ、と健二は聞いていた。





恵は、夢を見ていた。
市民公園のコートで、健二にテニスを教えていた高校時代の、夢だった。
ふと、かすかな冷気を感じて寝返りを打った。いつのまにか、傍で寝息を立てていた筈の健二の気配が消えていた。
403名無しさん@ピンキー:2007/05/06(日) 20:59:54 ID:IBJX9BaG
ID:9WpxKqkW
404いきなりエンディング:2007/05/06(日) 21:43:20 ID:9WpxKqkW
セピア色に染め上げられた夢の中で、
大きなボストンバッグを抱えた恵は、部活から帰って帰宅したところだった。
小学生の頃の健二は、姉が帰宅する時間を見計らって家の近所まで迎えに出たものだった。
ときには、姉が通う高校の近くまでいってしまうことさえあった。

7つという年齢差は、思春期の姉弟にとっては絶対的だった。
ましてや、女の子は心身ともに成熟が早いゆえに、家庭における恵と健二の立場の違いは、実年齢を超えるものがあった。
えてして兄弟という存在は、両親の愛情を奪い合うライバルのような関係だ。
だが、三嶋家の場合は違っていた。共働きの両親に替わり、幼い頃から歳の離れた弟の面倒を見て来た恵にとって、健二はかわいくてしようがなかった。
また健二も、思春期にさしかかる頃には、美しい姉を両親以上に慕うようになっていた。

『健ちゃん、お姉ちゃん帰ったよ! ラケット持って降りてきといで!』

夢の中で、恵は玄関で叫ぶ。だが、いつもなら2階の子供部屋から降りて来る筈の健二の姿は、どこにもなかった。


「健ちゃん・・・」

寝言に目を覚ましたのは、恵自身だった。薄くまぶたを開く。枕元の時計に目をやると、もう朝の5時だった。
朦朧とした頭で、昨夜を思い出す。突然に、妙な寒気を覚える違和感の正体が判った恵は、ベッドから跳ね起きた。





最後の錠剤を溶かし終えた健二は、そのコップを何の感慨も無く見つめた。
姉を救うには、これしかないのだ。
全ては、自分が悪いのだ、姉さんを責めないで欲しいと書き残した遺書を見れば、両親も恵につらくは当たらないだろう。
コップを口にそえたまさにその時、背後の扉が開いて全裸のままの姉がバスルームに飛び込んで来た。

「何やってるの? 健二!」

洗面台の鏡に映る弟、そしてその手にしたコップ、床にちらばった包装パックの残滓を見た恵は、
刹那のうちに全てを悟った。
思わず振り返ってしまった健二の手から、コップを素早くひったくった恵は、バスタブの中にそれを投げ捨てた。
さすがは中高の6年間女子ハンドボール部のエースだっただけの事はあるな、とぼんやり思う健二だったが、
次の瞬間、スパーンという派手な音を立てて姉の平手がその頬に飛んで来た。
その勢いはすさまじく、健二は思わずしりもちをついてしまった。
打たれた頬を押さえ、唖然として仁王立ちの姉を見上げる。
弟に手を挙げることなど滅多に無かった恵だったが、今の姉の表情は、これまで健二が見たことも無いほど怒りに満ちていた。


405名無しさん@ピンキー:2007/05/06(日) 22:25:44 ID:PmL2RByq
GJ
幸せを、どうか2人に幸せをください
406名無しさん@ピンキー:2007/05/07(月) 00:15:30 ID:NlUta9Cy
>>387>>382 の中間でいってみました
このあと、二人は
1、一旦姉のマンションに戻る⇒脅迫者(弟の幼馴染で元カノ)と対決
2、実家に突撃して両親に全てを話す
3、銀行から姉の預金を全額下ろして、海外(タヒチかバリあたり)へ
どしましょ?
407名無しさん@ピンキー:2007/05/07(月) 00:41:02 ID:GxxV1oa0
>>406
分岐じゃ!全部いくのじゃ!
一番二番三番、発射管扉解放、
てぇっ!!
408名無しさん@ピンキー:2007/05/07(月) 01:36:25 ID:HKkjMkgc
なんだかなぁ……
多数決で決まるわけでもないみたいだし、
アンケなんかとらずに作者が好きに書けばいいじゃん
409名無しさん@ピンキー:2007/05/07(月) 02:13:02 ID:lF3I3S0W
俺が言いたいのは一言


姉弟を幸せにしろよ・・・・
410名無しさん@ピンキー:2007/05/07(月) 09:28:01 ID:gdQ4OvBU
確かに、いちいち訊かずに好きにしろよと思った。
411名無しさん@ピンキー:2007/05/07(月) 14:49:15 ID:dGewIKH4
>>408

>>346
>>385
>>393
作者はアンケを取って住民の反応を見たいお年頃なんだよ

作者様へ
ハッピーエンドヨロシコ
412名無しさん@ピンキー:2007/05/07(月) 15:17:35 ID:yKLvwRsm
どのような内容だろうと、姉弟がハッピーに終わるならかまわない。
413名無しさん@ピンキー:2007/05/07(月) 19:46:38 ID:mZcurl3k
んなこたぁない

ハッピーエンドが名作とは限らないのだから
414名無しさん@ピンキー:2007/05/07(月) 21:25:30 ID:/6uUB9xW
こーゆう書き方も作者の自由
415名無しさん@ピンキー:2007/05/07(月) 22:11:06 ID:G/GnJdna
じゃー俺はBADENDしか認めない派で
416名無しさん@ピンキー:2007/05/07(月) 22:25:23 ID:VEkhAm7w
個人的にはハッピーで。
ただ鬱だと純粋にオカズに出来ない漏れはチキン?
某牧場スレみたいに悲劇と喜劇が両立しているのならなんとかなるが・・・
417名無しさん@ピンキー:2007/05/07(月) 22:46:02 ID:ZXBJe4jW
>>416
牧場スレは良いスレではあると思うけれども、元ネタ知らないキャラの方が多かったのと、苦手な陵辱モノがあったのとで、俺の心が離れてしまった。
元ネタ知らないとキャラに感情移入できないし、一見しただけじゃ悲劇か喜劇か判別できないのが、ちょっと惜しい。
エロイ作品多いし、良いスレではあると思うけれども。
418名無しさん@ピンキー:2007/05/08(火) 00:55:41 ID:9VkbEjyh
俺も行ってみたけど、9割方ほぼ知らないキャラなので何が何やら・・だった
419名無しさん@ピンキー:2007/05/09(水) 02:43:22 ID:MBcTg9oM
キモいのはキモ姉スレに任せて
こっちではダダ甘とか爽やかなお姉さまを期待してます><
420名無しさん@ピンキー:2007/05/11(金) 10:38:30 ID:sT8bIC6R
姉は爽やかでも弟はキモかもよ・・
毎日洗濯場から下着を漁ったりな
421名無しさん@ピンキー:2007/05/11(金) 13:21:38 ID:JmyRVv3P
そこはそれ「下着より中身の方が良いよね?もうこんな事しちゃダメよ?」
と甘やかしつつ姉の愛で更生させる訳ですよ。
422名無しさん@ピンキー:2007/05/11(金) 15:18:18 ID:8nkKqahq
フランス書院の弟は、大概姉のパンツおかずにしてるよ。
で、最終的に中身をいただく、と。
423名無しさん@ピンキー:2007/05/12(土) 13:14:47 ID:PjLo2SHE
作者は一部の鬱展開じゃないと欲情しない予備軍達に非常に気を使ってるが、以前に何かあったのだろうか?

寝取られだのは他行けば読めるんで、甘いのでお願いします
424名無しさん@ピンキー:2007/05/12(土) 14:03:42 ID:vOjf/5Gl
正直欝展開は読みたくない。
ただでさえ実生活で疲れてるんだから。
425名無しさん@ピンキー:2007/05/12(土) 15:25:52 ID:qx6tWtfB
YOU! 鬱になっちゃいなYO!
426名無しさん@ピンキー:2007/05/12(土) 17:52:53 ID:7TxoLufS
あまりに脳天気なハッピーエンドっつのはリアリティが無いと感じられるのかな
427名無しさん@ピンキー:2007/05/12(土) 20:36:52 ID:Jzvqtn6X
版権モノのSSを書いたりするのはOKですか?
428名無しさん@ピンキー:2007/05/12(土) 21:35:25 ID:JJxHe7We
該当スレがあるならそちらで
俺の予測だが音姫ならCircusでスレ検索
429427:2007/05/12(土) 21:55:55 ID:Jzvqtn6X
>>428
いや「ツバメしんどろーむ」っていう漫画です。
単独スレが立ちそう・立てられそうなメジャー人気はなさそうなんで…
430名無しさん@ピンキー:2007/05/12(土) 21:57:45 ID:qx6tWtfB
YOU! ツバメ姉さんといちゃいちゃしちゃいなYO!
431名無しさん@ピンキー:2007/05/12(土) 22:15:18 ID:JJxHe7We
ならおkじゃないかね
432427:2007/05/13(日) 00:24:37 ID:h3shl6xe
図に乗って漫画「ツバメしんどろーむ」でSSを書いてしまいます。
原作を知らない人は意味がわからず、知ってる人さえ「何コレ」ってなるかもしれませんが…
気持ちだけで書いてみます。暗いノリになりましたが、ひとまず途中まで。
******
僕…倉敷敦河(クラシキタイガ)は、どこにでもいる普通の高校生だった。
両親を二年前に亡くしてしまったけれど、その代わり…とっても綺麗で優しい燕(ツバメ)姉さんに、
どんな時も側にいてもらえた―守ってもらえていた、幸せな男の子だった。

でも、今の僕は…きっと誰よりも最低な、男だ。
冷たい夜風が流れてくる部屋の中、獣のように手をつく僕の真下に、仰向けのツバメ姉さんがいる。
…僕がこうした。大好きな姉さんを、何も言わずに僕は押し倒し、こうして組み敷いているんだ。
「タイガ…君…」
彼女の真っ白なブラウスははだけ、男を惑わすように丸くて大きい胸の谷間はもう露になっている。
「…どう、したんですか…?何か、あったんですか…?」
きっとツバメ姉さんは怯えてもいるだろう。怖がってもいるだろう。だけどもその声は、
あくまで弟を気遣う姉としての「いつも通りの」優しさに満ちていた。
―どうして、どうしてそんなに…!
このひとは、何があっても僕を受け止めようと、するんだ…!!
「姉さん…姉さんが、いけないんだ…!」
僕は訳のわからない怒りを吐き出しながら、姉さんの乳房をギュッとつかんだ。
ハッとするほど艶めかしい肌の感触が、僕の心臓を―「ドキドキ」を加速させていく。

そう…思えば、吐き気すら覚えるような最悪の「ドキドキ」が何日も続いていた。
何があったって訳じゃない、あえて言えば時間が経つごとに…一日が過ぎるごとに僕の体内の、
化け物すら引き寄せる謎のエネルギー体「原始の心臓」(オリジン・ハート)が軋むように痛んでいた。
正体不明の癒される事のない痛みと、積み重なっていく不安。…僕は、怖かった。
そしてあろう事かそれらの捌け口を、僕は最も身近で大切な存在に求めてしまったんだ。
433427:2007/05/13(日) 00:25:47 ID:h3shl6xe
誰より大好きなツバメ姉さんの笑顔を曇らせたら、汚せてしまえたら、もう苦しむ事はなくなる。
何もかも壊せてしまえたら、失えたら、いっそ楽になれる―そう信じてしまったんだ。

ここ数日の僕の変調を見かねて声をかけてきた優しい姉を(こんな時ばかり)一喝して、
乱暴にフローリングへと叩きつける。そして彼女の服の胸元に手をかけると、
ボタンを弾き飛ばすような勢いで一気に引き裂いてみせた。まろび出た乳房は
まるで完熟の果実みたいで、おまけに柔らかさをたたえるようにいやらしく揺れたんだ。
―そんなツバメ姉さんのおっぱいを、僕は今力強く握りつぶすようにとらえている。
「…っ…!」
たまらず姉さんは首を仰け反らせた。だけど僕はあえて構わないようにしながら、
そのふるふると震えるような胸の手触りを何度も確かめるのだった。

…いつか見た悪夢で「もう一人の僕」が囁いた、僕の本当の望みが叶おうとしている。
愛しさの裏返しの―暗く陰鬱な、性的欲求から引き起こされる破壊衝動。
あの時(悪夢)は…もう一人の僕の声を、僕は必死に否定し格好いい言葉も叫んだけれど、
やっぱりアイツが正しかった。僕は…自分に負けて欲望に流される弱虫なんだ。

「…何が…『大丈夫ですか』なんだよっ…!…ハッ、大丈夫なワケないじゃないか、
いつもいつも男を…僕を誘うような仕草ばっかり、して…!…この大きい胸は何なんだよ!?」
まだかろうじて隠れている、姉さんの胸の先端―乳首を、ブラウスの中に滑り込ませた指先でつかんだ。
緊張しているのか、別の他の理由かはわからないけど、それは充血して固くなっているように感じられた。
「んっ!」
頬を朱にするツバメ姉さんの吐息は官能混じりにも思えて、僕の胸の暴走は勢いを増していく。
434427:2007/05/13(日) 00:35:06 ID:h3shl6xe
「僕は…僕は、いつもガマンしていたんだ!『弟』だから…姉さんとたった二人きりの、弟だから…!
こんないやらしいおっぱいをいつも見せつけられても…無防備に、スキだらけで見せられても…!
姉さんは姉さんだから、僕はちゃんとガマンしてたんだ…!胸のドキドキを、抑えて…!!」
「タイガ…君…っ…!?」
姉さんの乳首を指の股で挟みながら、僕は改めて豊満な乳房を鷲づかみにしてみせた。
「…あ、ぅ…っ!」
「痛い!?痛いかもね、でも…僕の胸は、きっともっと、痛い…!ドキドキをガマンして、
本当の自分をガマンしていた僕の胸は、ずっと痛かった…!!」
まるで僕の指が、ツバメ姉さんのおっぱいへと沈んでいく…ようにも感じられた。
ほんのり熱を帯びた彼女の胸は、まるで本人の受容の心そのもののように僕の手を受け止め、
少し力を加えるだけでやわやわと形を変えてくれる。…それは至福の心地良さだった。
「ぁ…あっ…、タイガ…君…」
「胸が…胸が、あったかいよ、姉さん…!あったかくて、柔らかい…!」
僕は興奮したような口調になって何度も姉さんの胸をもみしだく。それに合わせて、
ツバメ姉さんも艶めかしい声を可憐な唇から漏らしていった。
「あ…あっ、あっ…。…ん、ああっ…!…」
―くそ、暴いてやる…!こんなに気持ち良くて、僕の手に媚びるようにしてくるものの正体、
今すぐ暴いてやるんだ…!この目で、しっかりと確かめてやる…!

(姉さんを恥ずかしい目に合わせて…姉さんも同じようにドキドキ、させてやる…!!
そうだ…僕と同じような胸の苦しみ、味わわせてやるんだ…!!)
僕の胸が、動悸のリズムで激しく訴える。瞳を潤ませたツバメ姉さんの視線を無視しつつ、
僕は一旦おっぱいから手を離すと…千切れかけの彼女のブラウスを翻してみせた。

…すると、僕の目の中に、今まで見た事もない綺麗な色が飛び込んできたのだった。
435名無しさん@ピンキー:2007/05/13(日) 00:55:51 ID:fKQzqj3C
弟が私の服で女装オナニーしているんです
http://etc6.2ch.net/test/read.cgi/entrance/1178969160/
436名無しさん@ピンキー:2007/05/13(日) 23:54:19 ID:z3gR5ReR
キモ姉スレに負けてるな・・・
437名無しさん@ピンキー:2007/05/14(月) 20:32:43 ID:Na3nVjzi
素人が勢いで書いた小ネタはOKですか?
438名無しさん@ピンキー:2007/05/14(月) 21:08:36 ID:XhvHvxoJ
>>437
okかと
お待ちしてます
439名無しさん@ピンキー:2007/05/14(月) 22:00:32 ID:Na3nVjzi
それじゃ小ネタで1レス使わせて貰います。
携帯からの初心者なのでおかしいところもあると思いますがそこはお許しを。玉砕覚悟です。
440名無しさん@ピンキー:2007/05/14(月) 22:04:47 ID:Na3nVjzi
「痛っ!」
「どうしたの?」
 食事中、俺がいきなりあげた声に正面に座っていた姉が反応する。
「あーいや、ちとボケっとしてたから口の中噛んじゃって」
「大変!!消毒とかしなきゃ!!」
 立ち上がりかけた姉を手を上げて止める。
「良いって、唾つけて舐めでもしてりゃ治るから」
「でも…」
「大丈夫大丈夫。そんな深く噛んだわけでも無いし」
 少々困ったように頬に手を当てる姉。
「…じゃあ、応急処置だけでも」
 結局姉は立った。テーブルを回り俺の横に来る。俺の顔を両手で挟む。
─?─
 何をしたいのかがいまいち分からない。
「ちょっと失礼して…」
 姉の顔が寄って来…って、近っ!?
「ちょ、姉ちゃンッ……」
 俺の言葉は唇に止められた。何かを言おうと口を開きかけたがそこに何か入ってくる。
─これ…舌!?─
 そのまま姉の舌が俺の口内を這い回る。唾液まで流し込んでくる。
「ちょ…ね………姉ちゃ…ん…」
「はぁ…んっ……はふっ…ん……」
 やっと離れた。時間にして長くても十秒前後だろうが俺には数十分にも感じられた。
「な、何をしますかね…あなた様は……」
 顔を少々赤らめた姉が首をかしげる。
「だって……唾つけて舐めてれば治るんでしょ?」
441名無しさん@ピンキー:2007/05/15(火) 00:08:06 ID:xoqZN5uj
ちょっとねーちゃんの前で舌噛み切ってくる ノ


・・やべっ、俺ねーちゃんいね・・・・
442名無しさん@ピンキー:2007/05/15(火) 00:24:18 ID:nRReS9v0
俺の姉は…なんだこのクリーチャー…
親友はギャルゲのように幼なじみとイチャイチャしてるってのに…
何このギャルゲに置ける主人公補佐役=可愛そうな変態キャラて立ち位置は?
443名無しさん@ピンキー:2007/05/15(火) 01:15:27 ID:TvhkA1XH
>>442
人には役割というものが生まれつき決まっているのだよワトソン君
君がサブ男変体キャラというのなら私はボイスすらつかないクラスメイトGだね
444名無しさん@ピンキー:2007/05/15(火) 02:41:00 ID:KzmZa0qz
>>440
お姉ちゃん、可愛すぎるアクションたまらなくイイ!!
445名無しさん@ピンキー:2007/05/15(火) 02:55:04 ID:ZWJ573t+
「熱ちっ!」
「っ! どうしたの?!」

「コーヒーズボンにこぼしちゃった・・・」
「馬鹿ねぇ・・・自分で唾でもつけときなさい」

「チンコ・・・・・・」
446名無しさん@ピンキー:2007/05/15(火) 18:13:51 ID:i/Rz3Pzb
>>445
(´・ω・)・・・
447名無しさん@ピンキー:2007/05/15(火) 20:49:28 ID:YjSCIC9i
調子乗って昨日の小ネタの続き考えてみたのだけどOK?
448名無しさん@ピンキー:2007/05/15(火) 21:25:47 ID:vb8TvorU
>>447
wktk
449名無しさん@ピンキー:2007/05/15(火) 22:05:14 ID:YjSCIC9i
 それじゃまた1レス使います。
 取り合えず次のSSまでの繋ぎのつもりでやってます。今後もこのネタやもうちょい長いのを書いていきたいと思ってますので続けていけるよう批評待ってます。
450名無しさん@ピンキー:2007/05/15(火) 22:21:15 ID:YjSCIC9i
「姉ちゃん。ここは?」
「ここはね…」
 今、俺は姉に教わりながら勉強をしている。
 別に頭が悪い訳では無いと思う。大学への進学を目指しているために少々難しい問題集をやっているのだ。
 姉とは先日、とあることがあった訳だが、あの事については純粋無垢な姉が俺の言葉を真に受けすぎた。
 つまりあんなことを言った俺が悪い。と自分のなかで自己解決させている。
 あの後何もしなかった俺を、姉が何か物足りないような、うるんだ目で見ていたのは気のせいだろう。
「…というわけ、この説明で大丈夫かな?」
「んー、うん、これを利用して次も解けるか」
「うんそう。これはテストとかにもよく出るから覚えておいた方が良いよ」
「ん……よし、これで今日のノルマクリアっと」
「ご苦労様。すぐご飯が良い?」
「いや、ゆっくりでいいよ。にしても教えるの上手いよね」
「誰が?」
「姉ちゃんが。授業よりも数段分かりやすいよ」
「そんな事言われたら教えがいがあるなぁ」
 嬉しそうに語る姉。
「でも、だからこそ思うんだけどさ」
「何?」
「なんで大学に行かなかったの?」
 そう、姉は大学に行かなかった。落ちた訳じゃない。受験すらしなかったのだ。
 校内順位だって上位三人から落ちることはなかったはずだ。資金面も親は『まかせとけ』と言っていた。
「やっぱり俺一人にすんのは頼りなかった?」
 だとしたら申し訳無い。俺は姉に迷惑をかけている。
「違う違う!」
 慌てた様に否定する。
「私は私なりに考えがあるの!来年は受験するつもりだよ」
「来年?」
 そうなると俺と同じ受験時期だ。
「なぜ来年?」
「それは…」
 
「それは…」
──それは一緒に大学に行けて…弟と……弟だけど……あなたと一緒にいれるから──
「一緒に……いれるから…」
 
「…諸…………れる………」
 いきなり顔を伏せて、真っ赤になって絞り出すように姉は声をだすがほとんど聞こえない。
「何?」
「なっ!なんでもない!ほら、ご飯ご飯!!」
451名無しさん@ピンキー:2007/05/15(火) 22:26:49 ID:YjSCIC9i
投下にちょっともたつきました。しかも誤字……
最後の
「…諸…………れる…
  ↑
  緒
 
素人故の過ちです……
452名無しさん@ピンキー:2007/05/15(火) 22:41:09 ID:DNfb/P8o
書ききってからまとめて投下してくれると嬉しい
453名無しさん@ピンキー:2007/05/16(水) 00:40:14 ID:NTfka3Tb
>>452
 小ネタを…書ききってですか?
 一応1レス完結の小ネタを前回と同じ設定でやったつもりなんですが…って、これじゃ小ネタじゃ無くて続編?
 
 自分のやり方としたら
キャラに各々名前があれば長編、無ければ次の長編投下までの繋ぎ(小ネタ)のつもりです。
 小ネタは今のとこ同じ設定下で、長編(又は中編)はまたこれとは違う設定でやるつもりです。
 
 
 自分の説明下手は自覚してます。この俺の説明(?)を理解できる人はちょっと凄いと思う。
 なんたって自分でも何言ってるのか分からなくなってきたから。
 
 まぁ、うん、投下はやれるだけまとめてやってみようと思います。
454名無しさん@ピンキー:2007/05/16(水) 02:13:06 ID:Imjs1/rg
>>453
要するにお姉ちゃんと弟の萌えシーンを描写したオムニバスのようなものってことですよね。
別に無理してまとめなくてもよろしいかと、でも毎日投下はこの過疎スレにはキツイかも……

で感想ですが
心のうちを明かせないお姉ちゃんテラカワイス!
455名無しさん@ピンキー:2007/05/17(木) 02:18:47 ID:48un/f7g
>>453いい姉がきたな〜GJ!
age
456名無しさん@ピンキー:2007/05/17(木) 02:53:32 ID:l4p5CJrR
今更かも知れないが
至上の鎖 番外編
投下まだかな

妹のやつも凄い素敵だったなあ・・
今でも憧れる作品
457名無しさん@ピンキー:2007/05/18(金) 23:36:15 ID:iPjzX1kB
今回のはなんか色々と控え目になってしまった気がする…
一応置いていきます。
458名無しさん@ピンキー:2007/05/18(金) 23:41:43 ID:iPjzX1kB
「……雨…」
 平日午後、一般的な高校生は授業を受けるか、お昼寝をするかの選択肢を与えられる時間。
 ガラス窓の向こうの校庭は天からの恵みによって過剰に潤っている。
 確か朝のお天気お姉さんは『今日は一日お散歩日和』とか言ってたはずだが、それは午前までだった。
「…予報を外すおドジっぷりが売りでもあるまいし……」
 傘など持って来ていない。多少なら気にしないが、これは多少の域を越えている。
「……帰り……どうすっかな…」
「この問題を…今日は何日だ?…」
 どうやら俺が指名されそうだ。意識を授業に戻す。
 
「……さて」
 SHRが終わり放課後になる。カバンに道具を詰め込む。
 雨は弱くならず、むしろ強くなっているようだ。
 何回も帰る方法を考えたが結局答えは一つしか思い付かなかった。
──家までダッシュ──
 徒歩十分。走れば数分で着くだろう。
 数分でも濡れネズミになるのは予想できるがそれは傘を持たない自分が悪い。
 下駄箱に到着。女子が数─十人?男子生徒…も数十人?たむろするには多すぎる。
「どうしたんだ、この人数?」
 近くに同級生がいたので聞いてみる。
「あ?いや、あそこにいる人見ろよ」
「?」
 あそこ─同級生が指差した所を見ると─
「あの人スゲェじゃん?なんて言うかさ、この雨の中を傘二つ持ってさ、そこは母性を匂わせて」
──俺の目がおかしくなったので無ければあそこにいるのは──
「でもよく見るとちょっとモジモジしてて、なんての?恋する乙女の告白前みたいな雰囲気出して」
 変な汗が出てきた。馬鹿を言ってる奴は無視をしておいてあげよう。
「あれは見ておくべきだ!!一人の青少年として!あの美しさと可愛いさをかね揃え
「姉ちゃん……」
「は?」
 目が合った。
 それはもう満面の笑みで手を振ってくる─姉─
 周りにいた生徒が男女問わず姉の視線を追い、その結果俺を見る。
──この衆人監視の中で手を振り返せと言うのかい、我が姉よ──
 無理。勇気を最大限に振り絞っても手を上げるまでしか出来ません。
 隣にいる同級生がアホな顔をしている。そんなに信じられんか。
 この衆人監視の重圧。ここまで人間が恐ろしいと思ったのは初めてだ。
 それでも前進。これ以上姉を雨の中に、この衆人監視の中に放置は出来ない。
 近付くほどにニコニコする姉。左手には俺の傘。満面の笑みと共に差し出してくる。
「それじゃ、帰ろっか」
459名無しさん@ピンキー:2007/05/19(土) 01:27:29 ID:Z6fW9/w5
続きマダァ-? (・∀・ )っ/凵⌒☆チンチン
460名無しさん@ピンキー:2007/05/19(土) 06:42:33 ID:GGDyEGHd
>>458
やべぇ・・・うまく説明できないけど、なんか心が暖かくなった
いいなこれ!GJ!
461名無しさん@ピンキー:2007/05/19(土) 10:56:36 ID:aSM1wI4u
>>458
家族愛に織り交ぜられた弟ラブに萌えた!
GJ!
462名無しさん@ピンキー:2007/05/19(土) 11:39:35 ID:yWIaiiDz
>>458
GJ!
463名無しさん@ピンキー:2007/05/19(土) 13:56:16 ID:H07aeq/T
>>458
(*´Д`*)ハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァ
464いきなりエンディング:2007/05/20(日) 02:04:14 ID:m74eB7dp
平手で打たれた衝撃で、床に腰を落とした健二の腕を掴むと、恵は無言で立ち上がらせた。
そのまま、寝室へと引きずるようにつれてゆく。
ふと、窓際のテーブルに目をやると、そこに数枚のメモ用紙がピンで留められていることに気付いた。
その一枚を取りあげ、そこに書かれた小さな文字を素早く目で追ってゆく。
・・・それは間違いなく、実弟が書いた遺書だった。
そう悟った瞬間、恵は下腹部を殴られたような、ずっしりと重い衝撃を受けた。

『ここまで思いつめていたなんて・・・』

恵は唖然として、2の腕を強く掴んだままの健二の顔を見つめた。
死によって実姉との相姦関係を清算する、という健二の浅はかさ、いじましさに対する怒りが、
恵の胸をかきむしった。
・・・この決意はいつ、固めたのか。
昨晩あれだけ激しく愛し合ったときには、そんなことを微塵も見せなかった健二が憎かった。

『・・・ひょっとして、わたしとの関係が重荷になっていたのかも・・・』

一生の宝物と思っていた健二を、相姦の枷に嵌めたのは自分の我侭なのだ。
後悔と怒り、そして愛する実弟を失う寸前だった恐怖・・・
それらが渾然としてドロドロした感情が、恵の内心から噴き挙がった。

「・・・これ、本気だったの?」

恵は、努めて冷静に、メモ用紙を健二の胸に突きつけた。
健二は姉の姉の勢いに押されて、たじろいだものの、しかし腕を掴まれたままだったので目を逸らすことしかできなかった。

「ホントは、わたしと・・・終わらせたかった?」

真摯な表情で問いかける姉に対して健二は、まるで幼い頃しかられた時のように、俯いてぼそぼそとつぶやくのみであった。
465いきなりエンディング:2007/05/20(日) 02:05:34 ID:m74eB7dp
「・・・しょうが無いよ、もう姉さんのためにはこれしか無かったんだ・・・」
「わたしの目を見て、はっきり言いなさい! 健二!」

恵は思わず声を荒げた。普段の『姉ちゃん』『健ちゃん』ではなく、『わたし』『健二』という口調が、
如何に恵が真剣に怒っているか、如実に示していた。

「・・・しょうがないだろ! 僕は、だって僕は・・・」

思わず叫んだ健二だったが、姉の表情に続く言葉を失った。
だがやや間を置くと、自嘲気味に、健二は呟いた。

「僕は・・・姉さんが誘ってきたからそれに乗っただけだよ。
結局気持ちよくなりたくて、身体だけが目当てだったのさ。
・・・だから、姉さんの気持ちの押し付けなんて、重荷になるだけだったんだよ・・・」

とても許されぬ暴言を吐いたつもりだった。
多分もう一度殴られるだろう、あるはひょっとすると姉は自分に幻滅して出て行ってしまうかもしれない。
覚悟した健二だったが、恵は掴んでいた弟の腕を離しただけだった。
そして静かに、優しく、

「・・・健ちゃん。それ、お姉ちゃんの目を見て、同じこと言える?」
 
健二は恐るおそる視線を戻した。
姉の、黒真珠のような深みを湛えた美しい瞳は、瞬きもせずに健二をじっと捉えていた。
健二は、もうその視線から目をそらすことは出来ないまま、ぽろぽろと涙をこぼし始めた。
幼い健二が、ウソをついたとき、悪戯をしたとき、学校で喧嘩をして帰ってきたとき・・・
その時に叱った、その同じ瞳が、今も健二を包んでいた。
恵は弟を、そっとその裸身に抱き寄せた。

「・・・これでもさっきと同じこと、もう一度健ちゃんが言えるなら、もう何も言わないよ・・・」

涙を静かに流す弟を、姉はむき出しの胸で受け止める。

「・・・ごめんなさい・・・」
「・・・うん。」
466名無しさん@ピンキー:2007/05/21(月) 12:28:04 ID:yUeuqzun
姉ちゃん過疎だよ・・・
467名無しさん@ピンキー:2007/05/21(月) 16:38:49 ID:cj82mxuK
>>458
wktk
>>465
GJ
468名無しさん@ピンキー:2007/05/21(月) 23:13:37 ID:pXD3jd84
 とりあえず前の続き。
 ちと勢いに任せた所もあるのでそのあたりは不安。
 たぶん3レス使用
469名無しさん@ピンキー:2007/05/21(月) 23:15:53 ID:pXD3jd84
 雨自体は嫌いじゃ無い。
 雨が地を叩く音はヘタクソなアイドル歌手や芸人歌手より断然良い音色を奏でる。
 雨がやんだ後の澄んだ空気は身を洗うかのように体に触れていく。
 その感覚は好きだ。
 そう思うようになったのはなぜか、と問われれば恐らく姉のおかげだろう。
 俺が小学生低学年の頃、雨上がりによく一緒に手を繋いで散歩に出た。
 空にかかる虹、ゆっくりと流れる雲、色鮮やかなアジサイや涼しく澄んだ風。
 あのとき見た景色は輝いて見えた。雨が降ると姉との散歩を楽しみにしていた自分がいた。
 いつからだろうか?
 なぜなのだろうか?
 一緒に散歩をしなくなったのは。
 よく覚えていない。
 だが多分、俺のわがままだろう。姉は習慣をそう変えはしないはずだ。
 懐かしい。
 そう思うと、姉の横を歩いている今の時間が、とても尊く感じられる。
 わがままを言わなければ今も続いていたのだろうか?
 それは高校生には恥ずかしいかも知れないが、家族としては心地の良いものだろう。
 ………
 なぜわがままを言った、俺の阿呆が。
470名無しさん@ピンキー:2007/05/21(月) 23:18:43 ID:pXD3jd84
 久しぶりに弟と一緒に歩いている。傘や地を叩く雨の音よりも彼の足音が大きく聞こえる。
 小学生の頃はよく雨上がりに散歩に行ったものだ。
 雨上がりの綺麗な景色を見せたかった。それもある。けど、それ以上に一緒にいたかった。
 思い返すと小さい頃から彼が、弟が好きだった。
 彼の笑顔、弟の声、彼の歩幅、弟の手の温もり。
 全て記憶の中にある。なによりも大切な記憶。弟がいるだけで全てが輝いていた景色。
 どうして散歩をやめたのだろう?
 原因は私だ。私が中学生になり、周りの女子からは恋愛話がよく出るようになってきた。
 それを聞くたびに自分がおかしいのではないかと思った。
 周囲では家族など、恋愛感情の対象にならない。という見解だったから。
 自分だけ違うのが怖かった。だからいっそ繋がりを断ち切りたくて散歩をやめた。
 散歩をやめた日の晩は泣いた。心配して部屋の前に来た弟を怒鳴った。怒鳴ったことを悔やみ、また泣いた。
 極力顔を合わさない様にした。話もしなくなった。
 無理だった。
 離れたら離れたで、いつも彼のことを考えていた。
 無理だったんだ、彼と離れるなんて。
 怒鳴ってから二週間ほど。家に帰って来て居間に入ったら弟がいた。
 彼は言ったのだ「おかえり」と。何の理由も無く怒鳴り無視をした姉に向かい。
 笑顔で
 もう止まれなかった。
 私は弟に抱きついて泣いた。久しぶりに触れた彼は暖かくて、暖かくて─
471名無しさん@ピンキー:2007/05/21(月) 23:22:26 ID:pXD3jd84
「姉ちゃん?」
「……ふぇ?」
「赤」
 確かに向こうの信号器は赤い光を放っている。
 どうやら赤信号に気付かずに進もうとした私を弟が手を握って止めてくれたようだ。
─手?─
 大きさは変わっても、小さい頃から暖かいのは変わらない手。
「しっかり前見なよ」
 ニコニコとからかう様な笑みを見せる弟。
「う…うん……」
 数年ぶりの懐かしく暖かい手。彼の笑顔。
 それを意識すると頬が赤くなるのが分かる。
「んじゃ行こ」
 信号が青になる。離れる手。
「あっ…」
「ん?なんかした?」
「な、何でもない」
「なら良いけど…にしてもありがとね」
「何が?」
「迎えさ。走って帰ろうか考えてたとこだったし」
 姉が来なければ濡れネズミだった。少々恥ずかしくはあったが、素直にありがたかった。
「いいのいいの。ちょうど暇だったし」
「それでもさ。暇と来るとはまた別の話だし」
 この雨の中、迎えに来るのは近くとも簡単とは言えないだろう。
「でもさ、懐かしいよね。二人で歩くの」
「そう?お買い物とか…」
「あぁいや、こういうとき、ってこと。天気がさ」
「…うん、あの時は何も考えずに散歩に行ったよね」
「ん、んで結果また降ってきた雨に見舞われたり」
 笑いながら懐かしむ弟。
「二人で…あいあい傘したよね」
「あぁ、俺が今日みたいに傘持つの忘れたときね」
「今日はしなくて良かった?」
「いや、あそこで、てかこの歳でそんなやったら恥ずかし死に出来るから」
 想像しただけで赤面出来る。色々と洒落にならない。
「ふふっ」
 ぐっ、おちょくられてる。なんか悔しい。
「……あ…あのさ…」
「うん?」
「ひ、久しぶりに…散歩…しない?この後…」
「……うーん」
「あ、い、嫌ならい
「良いよ」
 この後予定などない。家でゲームするくらいなら、姉との散歩の方が断然有意義だろう。
「ほ…ほんと?」
「ホントホント」
「良かったぁ」
 笑顔を浮かべる姉。
 身内びいきもあるのかも知れないが、それはとても綺麗に見えた。
「それなら早く帰って計画立てよう!!昔は無計画も悪く無かったけど、たまには、ね?」
「う、うん」
 有無を言わせず俺の手を握り、引っ張る姉。
 頬がうっすらと赤いようにも見えた。
472名無しさん@ピンキー:2007/05/22(火) 01:24:57 ID:p8jv0sQ3
>>471あ な た は 天 才 で す か ?

萌え萌え神GJ!
wktkが止まらない。
473名無しさん@ピンキー:2007/05/22(火) 02:06:33 ID:K+9kdS9O
>>465 >>471
今から寝ようと思ってたのに・・・あんたらは何いい姉弟みせてくれてんだーーーー!!!!







これで今日もいいお姉ちゃんの夢が見れそうですありがとうございました
474名無しさん@ピンキー:2007/05/22(火) 12:11:59 ID:JvT7kVxo
ここは良い萌え殺しスレですね。
475名無しさん@ピンキー:2007/05/22(火) 15:00:27 ID:2Yeh0jdk
最近は、彼女よりお姉ちゃんが欲しいと思ってしまう、オレ22歳。
476名無しさん@ピンキー:2007/05/22(火) 15:18:48 ID:XQP/i/Lf
「熱愛!彼女はお姉ちゃん」
うん、>>475君は実に正しいと思います先生!
477名無しさん@ピンキー:2007/05/25(金) 03:55:43 ID:x1ThHaHH
保守
478名無しさん@ピンキー:2007/05/25(金) 08:17:27 ID:BIJEUwLl
自分で思っていたより遅くなってしまった。
一応投下していきます。
479名無しさん@ピンキー:2007/05/25(金) 08:19:00 ID:BIJEUwLl
「あー、そうだ」
 家の近く、川沿いの土手の上。散歩も終盤になり、前を歩いていた彼はいきなり声をかけてきた。
「どうしたの?」
「あのさ、欲しい物とか、ある?」
「なんで?」
「いや、礼がしたいな、と思って」
「礼?」
「うん。礼。このあいだは勉強教えて貰ったし、今日も迎えに来て貰ったしさ」
「別に良いよぉ」
 実のところその二つは私がしたくてしたことだ。
 彼に必要とされるのは嬉しい。一緒にいれるならもっと嬉しい。これで私を姉でなく一人の女として見てくれたら─
「それでもさ、俺の気が済まない……て、姉ちゃん顔赤いけど大丈夫?」
「だ、大丈夫大丈夫」
 考えすぎた…
 こういうのは考え始めるととんでもないところに行き着く。何故か一瞬ベットまで考えてしまった…
「でさ、うん、俺の気が済まない訳、出来ることならそれなりにするつもりだけど?」
「急に言われても…」
 駄目だ……さっき考えてしまったせいで…その…考えがどうも……夜関係に……
「………寝たい…」
「寝?」
「何でもない何でもない何でもない!!」
「?…まぁ、今は無いなら保留でも良いけど?」
 それが一番ありがたい。今の状態じゃ自分が何を言うかも分からない。
「じゃあ…保留で…」
「はいよ。なんか欲しくなったりしたらいつでも言ってね」
─今、ここで…あなたが欲しい。とか言ったら…彼はどうするんだろうか─
「……あ…あな
「おぉ、すげぇ」
 彼が目を見張っている。何事か、とその視線を追うと
 雨雲の間から覗く夕日。そのオレンジ色の光が雨に濡れた川原に反射して、言葉通りに輝いていた。
 それは綺麗だったが、私の目には、それよりも、その反射した光を浴びる彼の無邪気な笑顔が綺麗に見えた。
 私の急な告白は、夕日によって止められた。
 今は彼の横に立つだけで我慢しろ。とでもいうことだろうか?
 夕日を見つつ前を進んでいた彼が、私が立ち止まっている事に気付いた。前から呼んでいる。
「………うん」
 彼の元へ走り出しながら思う。
 今のところはまだ姉で我慢しよう。あくまで「今のところ」ではあるが。
480名無しさん@ピンキー:2007/05/25(金) 21:54:55 ID:p62aH/7J
GJ

>>478が小説書いて出版したら3000円までなら買うわ
481おきゃんぴー:2007/05/25(金) 23:11:13 ID:Rfmn+4r0
深夜零時過ぎ、玄関が何か騒がしくなったので、梶浦正輝は自室を出て階下へ
降りていった。どうせ、姉の美貴が酔っ払って帰って来たに決まっている。正輝
は台所へ行き、スポーツドリンクを取ってから玄関に向かった。

「み、水くれ〜」
「ポカリ持ってきたよ、姉貴」
「正輝か。悪いな、そのポカリありがたく頂くよ」
美貴はスポーツドリンクを一気に飲み干し、ばたっと玄関の叩きに突っ伏した。
飲酒後、体の渇きが癒されると、次に襲ってくるのは睡魔である。正輝は姉の
肩を抱き、
「しっかりしてくれ、姉貴」
と、泥酔状態の美貴を二階まで連れて行く。

毎度の事なので造作もないが、もう少し何とかならないものかと正輝は思う。美貴
は二十三歳。短大を出て、社会人として三年目になるが、最近どうも酒量が増え
ているような気がしてならない。仕事の関係上、酒宴にも招かれるかもしれないが、
体を労わって欲しいと願うのである。

部屋につくと、とりあえず美貴をベッドへ寝かせた。スーツが皺になると翌朝、怒ら
れる羽目になるので、右へ左へと美貴の体を転がして、上下を脱がしておく。ブラ
ウスは毎日、替える物なのでそのままにしておくとして、正輝はベッドに横たわる
姉の下半身ににじり寄った。
「姉貴、着替えなくていいのか?」
しかし、返事はない。脱力して眠っているようだった。
「・・・姉貴」
パンスト越しに、白いショーツが見える。幾重にも刺繍が織り込まれた、大人の女
性らしいデザインだった。正輝は震える手でストッキングに指先を掛ける。
482おきゃんぴー:2007/05/25(金) 23:27:59 ID:Rfmn+4r0
「今日は、男と会ってきたのかな・・・」
下着がそういう感じだった。ただの酒宴であれば、着ている物に頓着はしないだ
ろう。正輝の指は美貴の足元まで滑り降り、ストッキングを足首から抜きさった。
次は目にも眩い純白ショーツである。こちらに指を這わせると、滑らかなナイロン
の質感が心地良かった。

「起きないでくれよ、姉貴」
ベッドのスプリングを利用し、所々、尻を浮かせてショーツを脱がせていくと、少し
湿り気を帯びた若草が目に入ってきた。よく手入れがなされ、ビキニラインに沿う
ように、綺麗に刈り取られている。正輝は足をMの字に開かせ、若草の下の部分
を凝視した。

「・・・あッ!」
右、左の指が二枚貝をそっと掻き分けた。やや開き気味だった為、嫌な予感は
したが、女肉周辺にティッシュの切れ端が残っているではないか。おまけに、男
との間で紡がれる営みの残滓と思しき、濁った粘膜まで──
「中出しさせてやったんだな、姉貴。ちくしょう・・・」
美貴に男がいることは、正輝も薄々、感じてはいた。むしろいないほうが不自然で
あろう。しかし、この弟は姉に対し、卑しい気持ちを有していた。姉が他人に抱かれ
るなど、許せる話ではなかった。

「どんな男なんだ、くそッ・・・中出しなんて、させやがって」
胸を抉られるような思いである。この姉を好きにする男がいるのだ。殺してやりたい
とすら思った。パンストとショーツを脱がしたこの手で、見た事もない姉の恋人の
首を締める夢想をした。それから気を静めるために何度か深呼吸をし、美貴の体
を横に向けてみる。大きな尻の割れ目、そこに顔をつけると、正輝は小さなすぼ
まりに口をよせた。
483おきゃんぴー:2007/05/25(金) 23:41:50 ID:Rfmn+4r0
「まさか、ここはやらせてないよな、姉貴・・・」
しっかりと閉じた菊の蕾を、正輝は舌で懸命に穿った。皺の一本一本まで丁寧に
舐め上げ、針で突付いただけのような、すぼまりに鼻をつけてその恥臭を嗅いで
みる。
「石鹸臭いな・・・念入りに洗ったんだな」
恐らく姉は、男とホテルに入ったのであろう。そして入浴し、ここいらを懸命に清め
たのだ。

その割には精の残滓なども見受けられるが、時間一杯、楽しんだせいに違いない。
それで帰り間際に入浴する事が出来なかったのだ。正輝の胸の内に、むらむらと
嫉妬心が沸き起こる。
「誰とも知らないやつが、姉貴のここを・・・」
充血した女肉を貪った男に代わり、自分が姉とひとつになりたい。正輝は常々、
そう思っている。しかし、自分たちは姉弟である。超えてはならない一線がある
事は、分かっていた。

いい加減、菊蕾を舐めると、正輝はズボンを脱いで男根を放り出す。若さと嫉妬で
今にも張り裂けんばかりの剛棒だった。
「姉貴、姉貴・・・」
桃尻を割り、正輝は体ごとそこへ潜り込んだ。男根は小さなすぼまりを押し開け、
肛内へと突き込まれる。
「ううッ・・・」
美貴が一瞬、苦悶の表情を見せたが、正輝は構わず突き進む。男根は間も無く
根元まで咥え込まれた。

「凄い締め付けだぜ、姉貴」
肛内への入り口が、凄まじく締め付けてくる。中は温かみで溢れ、全体を包むよう
な感触はないが、何より美貴の排泄穴を犯しているという倒錯感が正輝にはある。
眩暈のような快感と傲慢さがふつふつと沸き起こってもくる。姉を征服したとの思い
も強い。
484おきゃんぴー:2007/05/25(金) 23:59:25 ID:Rfmn+4r0
「どうだ、姉貴。俺との肛門セックスは・・・はあ、はあ・・・」
泥酔した姉は、激しく菊蕾を犯されても、目を覚まさない事を、正輝は知って
いた。美貴との肛門性交は大変に背徳的で、愉しかった。肉親であるがゆえ
の遠慮や戒め、また姉の男に対する怒りや嫉妬も、今、この瞬間だけは吹っ
飛んだ。

これまでにも幾度か、こうやって姉の菊蕾を犯しているが、秘密が発覚した事
はなかった。やるのは泥酔の時に限られていたし、姉犯の鬼畜という汚名を着
たくない一心で、特に気を使っているのだ。
「はあッ、はあッ、あ、姉貴、いくぞ・・・」
正輝は美貴の尻にへばり付き、これでもかと男根を捻じ込んだ。子種は中に
残してやらないと気がすまなかった。

「俺以外の男に、中出しなんかさせやがって・・・お、お前なんか、うッ!こ、こ
うだ・・・」
玉袋が縮み上がり、子種が濁流の如く男根内から、美貴の肛内に注がれる。
本当は証拠を残すべきではないが、先ほど姉の女に誰かの子種を見つけた
為、辛抱がきかなかった。正輝は腰を振り、尻の穴を締めてこれ以上ない
射精を味わった。

「姉貴・・・」
美貴が無邪気な横顔を見せているので、正輝は思わず頬に口づけをした。
「ごめんよ」
射精を終えると、いつも罪悪感に襲われる。たとえ肛門による性交だとしても、
姉犯の鬼畜に違いはなかった。事が終わると正輝は再びショーツとパンストを
姉に穿かせ、自室へ帰って行った。
485おきゃんぴー:2007/05/26(土) 00:15:16 ID:Ok7cvrQp
翌朝、眠たげな表情で美貴は台所へやって来た。化粧も落とさずに寝たので、
随分と酷い顔だった。
「おはよう・・・」
いつもの事なので、父母は何も言わない。だが、正輝はすぐに席を立ち、濃い
目のコーヒーを淹れてやる。

「姉貴、砂糖とミルクいる?」
「いらん。ブラックにして」
こめかみの辺りを抑える美貴の前に、淹れたてのコーヒーが置かれた。正輝に
とっては、僅かながらの贖罪だった。
「昨夜、部屋まで運んでくれたのって、あんた?」
「ああ、うん」
「ん、スーツもちゃんとかけてあったし、上等、上等・・・」

美貴は苦いコーヒーを飲みつつ、大仰に手を振った。
「今度、何か買ってやるからね」
「いいよ、そんなの」
「私もいい加減、深酒やめなきゃなあ」
美貴は尻を何度か撫でていた。そこが痛むのか、しきりに酒を戒める発言が
出された。

正輝は再び席を立って、冷蔵庫からオレンジを取り出して、美貴に差し出す。
「お、気が利くね。宿酔いの朝は、パンって気分じゃないんだよね」
美貴が嬉しそうにオレンジを食べるので、それを見た正輝は昨夜の事を思い
出し、罪悪感を覚えるのであった。

おちまい
486名無しさん@ピンキー:2007/05/26(土) 00:38:28 ID:zdZB7kV/
GJッ!!!
487名無しさん@ピンキー:2007/05/26(土) 14:14:24 ID:JVIngaGB
ほかに男がいるのか・・・・・・orz
488名無しさん@ピンキー:2007/05/26(土) 17:10:59 ID:4SAyPIyt
ネットの姉萌えSSつったらやっぱここ↓だなあ
tp://maronochasitu.hp.infoseek.co.jp/kannou.htm
あと個人的にラブラブぶりが良かったのが↓
tp://c100m50.com/text-s/for_adult/ane01.html
489名無しさん@ピンキー:2007/05/26(土) 17:12:25 ID:4SAyPIyt
横チン課長の傑作といえばやっぱここ
tp://pie.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1119139551/
すんげえ興奮すた
490名無しさん@ピンキー:2007/05/26(土) 18:06:57 ID:u+cnnabK
姉ntrとか姉凌辱を透明あぼーんしてくれる専ブラを誰か開発してくれ。
いや、してください。
491名無しさん@ピンキー:2007/05/26(土) 19:05:48 ID:WOy3dmv0
有名なサイトなんだから普通にスルーするー。
492名無しさん@ピンキー:2007/05/27(日) 16:01:50 ID:3sa/BK8E
姉NTRは通常NTRの八倍鬱になる。
493名無しさん@ピンキー:2007/05/28(月) 01:41:44 ID:PEdARGel
>>490
開発者にはノーベルお姉ちゃん賞と理想のお姉ちゃんを贈呈します

って告知したら誰か作ってくれないかね
494名無しさん@ピンキー:2007/05/29(火) 20:11:51 ID:Q2iFGTJE
投下します。
495さなぎ:2007/05/29(火) 20:12:42 ID:Q2iFGTJE
 私には弟が一人います。
 弟は運動神経抜群で頭もよくて優しくて明るくて頼りになり、身長こそ並ですが
鍛えてある体は男らしくて、清潔感もあるのですごくもてます。
 弟の学力ならもっと上の高校を狙えたのにも関わらず、同じ学校に来てくれました。

 姉の私はちょっと────いや、かなり太っていて運動も勉強もできずでしかも、
性格が暗いって言われてまったくもてません。あだ名はしろ豚…
 同性からもあまりいい風には見られず、肩身が狭い思いをしています。弟の紹介を
して欲しいという人だけは迷惑なのに近寄ってくるのですが。

 そんな私ですが、高校二年の終業式前日初めてラブレターというものを頂きました。

「千春姉さん、今日の夕食は凝った料理だね。なんかいいことでもあったの?」
「うん、初めてラブレター貰っちゃった。」
「よかったねー。姉さんのいいとこ見てくれる人がいて。」
 うちでは両親が共働きですので家事は弟と二人でしています。情けない姉が唯一
弟に勝っている技術が料理だったりします。
 弟も長年好きだった人に告白して付き合って彼女さんがいたので祝福してくれました。

「ありがとう、一春」
「千春姉さんの彼氏さんは美味しい食べ物食べれてきっと幸せになれると思うよ。」
 弟はいつもの夏の太陽のような気持ちのいい笑顔で保証してくれました。両親が
なかなか帰らない、いつも寂しい食卓は今日だけは暖かく思えました。


「なんだか今日はカズ君ご機嫌だね。終業式だから?」
 僕は相当機嫌よさそうにしていたらしい。恋人の沙希に指摘された。今の学校に
着てから知り合った沙希はしっとりした和風の美人で、綺麗な黒髪をしている。
欠点は眼が少しきつそうなことくらいか。性格もちょっときつい。

「姉さんにラブレターが来たそうでね。姉のいいところを分かってくれる人が
 いるみたいで本当に嬉しいんだ。」
「カズ君って……もしかしてシスコン?」
沙希はいじわるっぽくにやりと笑う。

「どうだろう。だけど、家事は万能だし相手をたてる人だし…。外見で損を
 しちゃってるのが弟としては悲しくてね。」
「そうなんだ…上手くいくといいね。」
 そういって沙希は微笑んだ。彼女は笑うと子供っぽく見えて本当に可愛い。
 僕は頷いて、学校へ向かう。

 始業式が終わると、夕食を作れないと謝罪のメールを姉にいれて男友達と
一学期終わった記念に、ゲーセン、ビリヤード、カラオケと遊び倒した。
 大好きな恋人や馬鹿みたいに騒ぎまくれる友人のいる学校生活はかなり楽しい。
姉も同じように楽しい生活を送れることを祈ろう…。
496さなぎ:2007/05/29(火) 20:13:57 ID:Q2iFGTJE
「ただいまー。ってあれ?」
夜九時に帰宅すると家中の電気が消えていた。両親がいないのはいつものことなので
気にしないが姉がいないのがおかしい…。いや告白されてそのままデートか?

「千春姉さん。いるの?」
 姉さんの部屋は電気は消えていたが人のいる気配はした。どうしたんだろうか…。

「千春姉さん、入るね。」
 部屋に入って息を呑んで驚いた。いつも綺麗に整理されてる姉の部屋が見る影もなく荒れ、
目覚ましや、趣味で集めていたガラスの小物など色んなものが壊されて散乱していた。
 姉は…ベッドでうずくまって泣いていた。

「どうしたの…これ…。姉さん…。」
「一春……うっ…っ……」
 僕の服を掴んで嗚咽をもらす。こんな状態の姉を見たのは初めてだった。涙で途切れ
途切れの言葉から判断するに、ラブレターは狂言で数人の男に約束から何時間待つか
賭けの対象にされたらしく、それが分かった後にさらに酷いことを言われたらしい。

「なんてことを…。そいつら殺してやる。絶対に許せない。」
 姉が知っている人間ということは恐らく二年、割り出すのは難しくない。人間、
してはいけないことがあるということを思い知らさなければ。だが、姉は
泣きながらも続けた。

「だめよ…暴力は…それはいけないことなのよ。」
「だけど、千春姉さん!!」
「ううん。一春の気持ちだけで嬉しいから。」
 こんな姉を傷つけて笑っている奴らがいると思うと、とても平静ではいられない。
 なんとか…なんとか…。そうだ!!

「復讐しよう。」
「え…?」
 僕は思いついた計画を姉に話した。ちょっと悩んでいたけど、やはり思うところは
あったらしくて納得してくれた。
497さなぎ:2007/05/29(火) 20:14:50 ID:Q2iFGTJE

翌々日、私たち二人は父の故郷である田舎の山奥にいました。
実家の辺りはまさに田舎というのが相応しく田と畑と山ばかりで、都会に住んでる
私たちにはすごく不便な場所です。

「本当によかったの。彼女さんは?」
「連絡はいれといたよ。夏休みはずっと姉さんと田舎で過ごすって。」
 弟が復讐するといったときは本当に驚きました。やはりどんな理由があっても
暴力っていけないことなんです。
 ですが、弟が考えてくれた計画は違いました。夏休みを使って私自身を変えようという
もので、努力して痩せようってものでした。弟は付き合ってる彼女がいるにも
関わらず、私に協力してくれるっていってくれたので、弟の真剣さに答えるためにも
頑張ることにしました。
 正直、美人の彼女より私のことを心配してくれたのはうれしかったです。

「さて、まずは家の掃除と親戚への挨拶と買い物だね。僕はバイクで買い物に行くよ。」
「うん、お化け屋敷を住めるようにしとくね。」
「運動は明日からだね。朝10kmランニングからやるから。」
 ごめんなさい、実は少し後悔しています。

 次の日からのダイエット計画は大変でした。
 まず、早朝にランニングから始まるのですが運動不足なこともあってこれだけで
疲れ果ててしまいます。走る前と後にしっかりと柔軟体操をし、マッサージで
体をほぐします。
 そのあと、バスケのゴールがあるのを利用して1on1(ハンデ付き左手のみ)
やバトミントンで遊び、涼しくなったら散歩。時には川で遊んだり釣りをしたり
して過ごしたり、とにかく体を動かして遊びました。

 無理じゃないやせ方をするために弟はだいぶ調べたらしく、料理も普段どおりの
量で痩せやすいのをしっかり作ったり、本当に自分のことを考えてくれていて、
そう考えると嬉しいけど変な気分になってきます。
 この時は私の感情はまだ普通に弟に対しての感情でした。
498さなぎ:2007/05/29(火) 20:16:12 ID:Q2iFGTJE
 そんな田舎生活を続けて一ヶ月が経った。
 田舎での生活はテレビの殆どチャンネルがなくて、娯楽も少なく、姉弟での
会話を今まで以上にし、お互いのことをよく知ることが出来たんだけど…
姉のことを本当にわかってあげていなかったんだなあと反省している。
 この生活で姉も明るくなってきて、昔と別人のようで本当に嬉しい。

「千春姉さん。湯加減はどう?」
「うんいい感じ。運動した後のお風呂って最高よねー。」
実家のお風呂は権兵衛風呂。お湯の出る蛇口もあるけど、雰囲気があって楽しいので
乾いたヒノキの葉で火をおこしてまきを燃やして沸かしている。お風呂中でも
会話できるのが楽しいだけかもしれないけど。

「ふふーん。そろそろ一春に1on1で勝てそうよね。そろそろ両手使ったほうがいいんじゃない?」
「なにをー!!まだまだ大丈夫だよ。帰るまで千春姉さんには絶対負けない!!」
「絶対勝ってみせる!…しっかし、初めはきつくて泣いたけど今は楽しいわ。この生活。」
「そう…ならよかったよ。帰ったらみんなの反応楽しみだね。」
「そんなに変ったの?自分じゃよくわかんないんだけども…」
「変ったよ。行く前に写真取ったでしょ。後で見比べよう。」

さらに十日後、帰宅する前日についに僕は1on1で敗北した。泣きたくなるほど悔しかったが
姉の本当に喜んでる姿を見てると僕まで嬉しくなって一緒に喜んでしまった。

「千春姉さん、家に帰ったら制服買いに行かないとね。後、日常の服も。」
「前のはもう着れないか〜。でもそれっていいことなのよね。」
 これほど学校が始まるのが楽しみなのは初めてかもしれない。


 新学期になりました。帰宅してから弟の様子が変で心配だったんですが、
いつも彼女と学校に行っていたのに今日は私と一緒に通学してくれるらしく、
嬉しかったのであまり気にしないことにしました。
 秋を少しも感じない夏の熱い日ざしを受けながら二人並んで歩きます。

「ねー。一春。本当に何があったの?」
「いやその…なんでもないんだ。大丈夫。」
 余計気になりますって。弟には大きな借りがあるしなんとかしてあげなければ!
 そんなことを考えてたら、見慣れた弟の彼女さんがこちらに歩いてきました。

「おはよう。カズ君。姉さんとべったりだと思ってたけどもう、新しい彼女出来たんだ。
 しかも、こんな美人…私へのあてつけ!!?」
 確か沙希さんといったか…彼女は憎々しげに弟に詰め寄って…あれ?まさか…

「まあいいけどね。ちょっと格好いいから付き合ってあげてたけど清々するわ!」
 弟は怒って言い返そうとしましたが、私が抑えます。

「あの…沙希さん?私のことわからないの?」
「え、私あんたなんか知らないわよ。誰よあんた!」
「木原千春…一春の姉ですが…」
「嘘…うそ…」
 沙希さんが呆然としています。そりゃそうでしょう。ウエストが25cmほど
落ちてますからね…脂肪の後残らなくてよかった…。

「ごめんなさい。一春は私のために夏休み付き合ってくれたの。あまり怒らないであげてね。
 それじゃ学校行きましょう。」
 二人を促しましたが、二人はきまずそうに歩くだけで会話はありませんでした。
499さなぎ:2007/05/29(火) 20:18:00 ID:Q2iFGTJE
 田舎から帰ると、置いてきた携帯電話には沙希からの履歴がたくさん入っており、最後のメールには
もう別れると書かれていた。
 僕はよく告白されたが全て断ってきた。そんな僕が始めて好きになった女性、それが沙希だった。
 こちらから告白し、受けてもらえたときにはそれは嬉しくて舞い上がっていたし、
毎日が楽しかった。田舎にいるときも忘れたことはなかった。だから、電話で事情を
必死できちんと説明したし、謝罪もした。だけど、彼女は許してくれない…学校で
直接会えばとも思ったけど…

「まあいいけどね。ちょっと格好いいから付き合ってあげてたけど清々するわ!」

 この言葉は僕には絶対許せない。恋心は急速に冷め、ただやるせない怒りだけが残る。
 僕は始業式が終わると彼女の教室に赴き言った。

「沙希。僕たちはもう無理だ。君からのメールに返信してなかったけどちゃんと言う。
 別れよう。」
「カズ君待って!!」
 そこまでいうと泣きそうな顔を見られないように背中を向けて走る。沙希は何か
叫んでいたが聞き取ることは出来なかった。
500名無しさん@ピンキー:2007/05/29(火) 20:19:09 ID:Q2iFGTJE
投下終了です。
501名無しさん@ピンキー:2007/05/29(火) 20:19:50 ID:COljARwE
ここで止めるのかよw
この生殺し大将め
502名無しさん@ピンキー:2007/05/29(火) 20:39:27 ID:nscEoSIj
GJだーよ
503名無しさん@ピンキー:2007/05/29(火) 21:38:35 ID:KD87KE0/
GJ!
続きが気になるよ〜
504名無しさん@ピンキー:2007/05/29(火) 22:33:53 ID:CPzbWtf9
設定に文句つけるのもあれだけど
一月でウエスト25cm減は異常だと思う
505名無しさん@ピンキー:2007/05/29(火) 22:43:15 ID:Irj7Xn4b
まあ健康的な痩せ方ではないわな
506名無しさん@ピンキー:2007/05/29(火) 22:43:52 ID:3MW1yZsS
朝10kmランニングしてそのあとも体動かし続けてるし、
けっこういけそうな気がした。
ダイエットってよくわかんないけど、
25cm減ってそんなに大変なの?
507名無しさん@ピンキー:2007/05/29(火) 23:12:12 ID:cq9Gs4+5
部活止めた後のふた月で65 → 98になった事ならあるが……。
痩せる方はどうなんだろうな?

個人的に、少し興味が……。
508名無しさん@ピンキー:2007/05/29(火) 23:17:02 ID:Rzc1g2qi
一週間の部活の合宿で65→59ならある
ヤバイ位痩せた…ってか、やつれた

ウエストは測ってない
509名無しさん@ピンキー:2007/05/29(火) 23:48:07 ID:17anywlh
余談だが、柔軟するとその部分は綺麗に脂肪が減る
510名無しさん@ピンキー:2007/05/30(水) 00:06:05 ID:p+7THuJx
昔で題名も思い出せないけど、事故で全身と顔を整形して
ぶさいくからすごい美女になった女が昔ひどい目にあわされた
男たちに復讐していく洋画を見たのをふと思い出した。
シャワー室で男が閉じ込められて女がタオルをすきまにつめて
水攻めにしているシーンがなんか頭にやきついてる。
511名無しさん@ピンキー:2007/05/30(水) 00:55:45 ID:zoeNDBxP
GJだが鬱展開へのフラグがちらほらしているのがちょっと気になる
512名無しさん@ピンキー:2007/05/30(水) 01:30:28 ID:7nEB3+be
人の後に作品投下って怖いね。
とりあえず置き逃げ。
513名無しさん@ピンキー:2007/05/30(水) 01:32:45 ID:7nEB3+be
「ただいま」
「おかえりー」
 わざわざ玄関にまでくる姉。ゆっくりしてもらってて構わないんだけどな。
「ご飯にする?お風呂にする?それとも…わた……私に………」
「姉ちゃん。ボケるなら最後まできちんとボケようね。半端だと恥ずかしいだけだよ」
 姉に向かいやんわりと言う。いきなりどうしたのやら?
 気付けば下を向いてほとんど聞こえないが、小声で何かを言っている。
「……ボ………じゃ………もん…」
 
「……ボケたんじゃ…無いもん…」
 精一杯反論したつもりだが聞こえてないようだ。
「まぁ、とりあえずご飯で。まだ風呂入る気分でも無いし」
 私云々については流された。予想はしていたけど、ちょっとだけ悔しい。
 答えられたらそれはそれで恥ずかしいけど…それでも…その……それなりにしてあげるつもり……だし………
 そのまま私は彼が横を通り、鞄を置くため自室に行ったのに、数分間気付かなかった。
514名無しさん@ピンキー:2007/05/30(水) 01:37:24 ID:7nEB3+be
 今日も飯は美味かった。皿洗いも手伝い終わり、居間でのんびりしていたとき、学校でのことを思い出した。
「姉ちゃんさ?」
「何?」
「彼氏とかいないの?」
「ふぇっ!?」
 赤面し、硬直する姉。
「ななな何で!?」
「いやさ、今日同級生が聞いてきてさ」
 先日学校まで迎えに来てくれた姉を見た奴、その話を聞いた奴は結構な数がいたようだ。ウン十人に聞かれた。
 俺とはどういう関係か、彼氏はいるのか、趣味は何か、スリーサイズはどのくらいか。
 とりあえず適当に答え、スリーサイズを聞いた奴にはもれなくグーパンチをくれてやった。
 よく話す奴から全く話した事の無い奴、クラスすら一緒になった事の無い奴。
 女にまで聞かれたのは何でなのかね?
「まぁ俺も興味無いわけじゃないけど。姉と引っ付くのは誰なのかってのは」
 身内びいきかも知れないが、姉は完璧超人と言っても問題ないだろう。付き合えるのはどんな奴だろうか。
「で、どなの?」
「う…ぁう……そ…そう言うそっちは…ど、どうなの?」
 返答の代わりとでもいうように、肩をすくめて笑ってみせる。
「これまで俺がお洒落して喜々として出かけたことある?」
「………ない」
「そーいうこと。年齢イコール彼女いない歴さ」
 何か姉が安心したように見えるのはなぜだろう?
「で、そっちは?」
「………好きな人は……その………いるけど…」
「うぉう、そいつぁ幸せ者だね」
「そう…思う?」
「うん、姉ちゃんは家事とか上手いから、良い嫁さんになれると思うし、そんな嫁さん貰える奴は幸せに決まってる」
「…あぅ……」
 更にうつむく姉。
「どんな奴?」
「い……言わなきゃ…駄目?」
「うーん?まぁ、無理に言わんでも良いさ。風呂も沸いてんでしょ?入ってくる」
 
 立ち上がり自室に服を取りに行く彼の背中を眺めながら思う。
─私が好きな人は、すぐ近くにいて、鈍いけど優しくて、いつもニコニコしてる─
「……あなたが…好き………なんだよ?…」
515名無しさん@ピンキー:2007/05/30(水) 02:03:22 ID:zoeNDBxP
甘ー――(゚∀゚)――ーい!!
GJな投下をありがとう!
516名無しさん@ピンキー:2007/05/30(水) 02:04:59 ID:xIyp8mZk
これは・・・砂糖でできたダンプカーが俺に突っ込んできましたよ・・・




何がいいたいかって?
あま〜い!神GJ!wktk
517名無しさん@ピンキー:2007/05/30(水) 02:15:38 ID:BESSGBEg
>>514
貴様・・・やるじゃない・・・
518名無しさん@ピンキー:2007/05/30(水) 03:16:22 ID:Mf/LZXj7
最近、各地で変死体が発見されてましてね。
ホトケさん同士に共通点は無し、ただ、死因は全員心因性のショック死で、死に顔はみんな幸せそうな笑顔らしいんですわ。
他にも、妙な共通点がありましてね。
必ずパソコンか携帯が近くにあるんですよ。
たいがい電源も落ちてて、何があったのかはわからんのですが、電源の落ちてなかった物を見ると、必ず もえ と書かれているんです。
「偶然」心因性のショック死で死んだ人が何人もいて、「偶然」全員死に顔が幸せそうな笑顔で、「偶然」近くに携帯やパソコンがあった。
偶然が三つも重なったら、そこには必ず何らかの必然があるんだ。
後藤さん、こいつは臭いよ。
課長に掛け合ってみるけど、これが殺しと認定されて、正式な捜査の許可が下りるかどうか……。

つまり俺が萌え死にました。
GJ!
519名無しさん@ピンキー:2007/05/30(水) 10:35:42 ID:dAM36mYQ
>>510
スレ違いだが多分ストッカード・チャニング主演
「二つの顔を持つ女/整形美女の復讐」だねー。あれはオチにワラタ。
520510:2007/05/30(水) 12:35:43 ID:p+7THuJx
>>519
お、そうゆう題名だったのかー
あんがとー

ぐぐったら1973年ものなんだね、記憶が古いはずだ
でもビデオとかは入手しづらそうなかんじだね、てかないか
輸入DVDならありそうかな?
521名無しさん@ピンキー:2007/05/30(水) 19:32:22 ID:N+/Deseo
年頃の姉がいるとさ、悪戯で化粧されるんだよね
細くて冷たい指先で顔を弄られると
結構、気持ちがイイんだよな
「顔、赤いよ」 なんて言われてさ
「気のせいだよ」 なんてごまかしてさ

だって、いつになく真面目な顔で見つめられたら照れるじゃん
522名無しさん@ピンキー:2007/05/30(水) 20:05:57 ID:PLgz0HC+
>>521
妄想をプラスして書いてくれ!
523名無しさん@ピンキー:2007/05/31(木) 01:01:29 ID:6P1HnEFV
「彼女が出来たんだ」
この一言が全てを変えてしまった。

「ふぅ、はあっ、アッ!」
今、姉が俺の上で腰を振っている。
いつものように姉に起こされ、
いつものように姉が作った朝食を採り、一緒に学校に行った。
いつもと違う点は、クラスの女子に告白された事、
それを姉に報告したことくらいだ。
なのに…
「はぁっ、進君は、お姉ちゃんっの、こと、すき…だよねっ?」
何故、何故こんな事をする!?
反応したいが口に布をブチこまれ、
体を縄で縛られているため動けない。
「んっ!んーー!!」
声を挙げてみるが、やはり無理だ。
「あはっ♪きもちいいんらね?もぅ、わた…しも、へんかい…!」
姉弟の関係故か、はたまた俺が先ほどまで童貞だったためか、
姉の中は想像を絶するものだった。
射精いや、中だしは確定だろう。
さすればもう姉弟ではいられなくなる。それだけではない
世間から、親から見放され、奈落の底へと直行するのみ。
高まる射精感の中、失われつつある理性と意識の中
姉よ、最愛の姉よ、最後に伝えたい。

  「スレ違いだ、姉さん」

524523:2007/05/31(木) 01:05:43 ID:6P1HnEFV
即興で書き上げたネタです。

…すみませんでした。遠くでキモ姉が呼んでいるので帰ります。
525名無しさん@ピンキー:2007/05/31(木) 02:58:41 ID:SAduSCms
確かにアッチ向きだし、お姉ちゃんが呼んでるんじゃ無理には引き止められないなあ
まあでもGJだったぞ
526名無しさん@ピンキー:2007/06/02(土) 18:06:20 ID:H6C/0No8
しまった
アッチにはまった
527名無しさん@ピンキー:2007/06/02(土) 20:20:17 ID:a+7C7N0K
でもあっちは姉分が少ないからな。
528名無しさん@ピンキー:2007/06/02(土) 23:31:42 ID:5ALYpcGO
ヤンデレより甘々な姉のほうが好きだな
529名無しさん@ピンキー:2007/06/03(日) 07:51:16 ID:1js5Kadt
うむ
530名無しさん@ピンキー:2007/06/03(日) 11:26:33 ID:Cx24va0X
なぜ、俺に姉がいないのだろう
531名無しさん@ピンキー:2007/06/03(日) 11:32:29 ID:p0WoaH7+
>530
今居なくても、ヤの付く自由業に就職したら兄と一緒にできるんじゃない?
532名無しさん@ピンキー:2007/06/03(日) 11:41:19 ID:Cx24va0X
八百屋?
533名無しさん@ピンキー:2007/06/03(日) 14:56:24 ID:1js5Kadt
親父も増えるなwww
534名無しさん@ピンキー:2007/06/03(日) 16:11:03 ID:YwN6zpOH
指の数は減っていくだろう
535名無しさん@ピンキー:2007/06/03(日) 21:23:38 ID:tTT/lXg8
>>534がうまいこと言った
536名無しさん@ピンキー:2007/06/03(日) 22:02:00 ID:C61lMZ2E
>>465 の姉と、
tp://c100m50.com/text-s/for_adult/ane01.html
の姉の名前が同じ、ってのが気になる。すごく。
537名無しさん@ピンキー:2007/06/03(日) 22:23:18 ID:VFfpwk27
>536
トラウマになってるだけだよ、きっと。気にしちゃダメだって。な?
538名無しさん@ピンキー:2007/06/03(日) 22:48:24 ID:C61lMZ2E
がしかし。
>>465の作者さんはどうやら鬱展開好きらしいというこの事実、
しかも姉の名前の不気味な一致、
これらが意味するものは果たして?w
539名無しさん@ピンキー:2007/06/03(日) 23:23:03 ID:tTT/lXg8
>538
まず>>465の作者さんが鬱展開好きという事実はないw
そして姉の名前の不気味じゃない一致w
これらが意味するものはただの偶然です本当にありがとうございました
540名無しさん@ピンキー:2007/06/04(月) 00:14:36 ID:CYPEfcNQ
どうも、ここ最近投下させてもらってる者です。
ちと聞きたいのだけど、ここはお姉さん「的」存在はOK?例えば年上の女友達とか。
行き詰まってるから一回キャラ増やしてみるかな?とも思ってる。駄目なら駄目で構わないけども。

 
 
名前の一致をいちいち疑ってたらキリ無いよ。
俺の実姉だって一番上はラノベのサブヒロイン、次女は隣県の高校の名称と名前一緒だし。
俺自身も知ってるだけで五人は同じ名前がいますぞ。
………何を言ってんだ俺は。人間て起きながら寝言を言う…いや、書けるものなんだね。
541名無しさん@ピンキー:2007/06/04(月) 00:26:29 ID:JJmKTw2s
アリじゃない?
取り合えず全裸になったから早いところ頼む
542名無しさん@ピンキー:2007/06/04(月) 00:37:56 ID:afDDUzlN
>>540
断じて許さん!
俺が全裸のうちはw

それは、幼なじみスレの方がいいんじゃね?
543名無しさん@ピンキー:2007/06/04(月) 00:56:37 ID:CYPEfcNQ
俺が実際考えてる設定は姉の友人ってとこです。
そしてごめんなさい。言っとくべきでした。俺は>>512の人間です。エロ書いた経験は今だありません。
まぁ、うん、エロ書く気はありますけどね。実際とあるスレではエロを書かない作者さんかどうこう言われてるようだし。
でも今の俺にエロ有りは酷です。俺の脳ミソはそんなハイスペックを持ってはいません。
悪いのは俺じゃない、俺じゃないんだ!俺の頭が悪いんだ!!
544名無しさん@ピンキー:2007/06/04(月) 01:02:34 ID:Cux/diuD
>>513-514の続きを下さい。
オナガイシマス(´・ω・`)
545名無しさん@ピンキー:2007/06/04(月) 01:09:52 ID:EZTZoaHN
すごいの発見!携帯からみてみ〜

http://2sen.dip.jp:81/cgi-bin/upgun/up1/source/up5779.htm
546名無しさん@ピンキー:2007/06/04(月) 01:31:33 ID:mQkesDfS
>>543
「実姉がいるのに姉友」だったらこのスレ的には却下っすねw
いなけりゃOKかもしれない

殻を破らないと成長は無いっすよ、ここはエロパロ板!エロに向かって奮起するっす!
547名無しさん@ピンキー:2007/06/04(月) 01:38:39 ID:mQkesDfS
>>543
>>540をよく読んだら>>512のシリーズに新キャラを出すということっすね?
それなら多分OKっす
548名無しさん@ピンキー:2007/06/04(月) 01:42:47 ID:adLf1OI7
>・・実際とあるスレではエロを書かない作者さんかどうこう言われてるようだし

ぃゃ板の名前からしてエロが必須なのは当然では?
だがエロの度合いに関しては既定がない。よって、着替えを除くとか、
部活のユニホや下着を拝借してシコるとか、炬燵で寝ている時布団をめくって
下着鑑賞とかでも一応エロだとは言える。そういう微エロから始めてみたらだうだらふ?
549名無しさん@ピンキー:2007/06/04(月) 01:43:28 ID:adLf1OI7
×除く
○覗く
550名無しさん@ピンキー:2007/06/04(月) 17:49:33 ID:9euT5XeC
>>548
板名はそうかもしれないが、実際はそういう描写が無い作品も少なくないよ。
551名無しさん@ピンキー:2007/06/04(月) 17:54:19 ID:hJst6CR+
別に非エロに関する規定はないんだよね、確か
だからスレの雰囲気による
552名無しさん@ピンキー:2007/06/04(月) 17:55:52 ID:0ZlkYKw8
要は内容が面白いかどうかだ
553名無しさん@ピンキー:2007/06/04(月) 18:16:47 ID:gQNNMkYz
これまでもそしてこれからも一切エロをやる気なし!という作者様は困るかも
結果としてエロくならなかったとか、今はエロを書く気分じゃないとかならともかく
554名無しさん@ピンキー:2007/06/04(月) 18:29:10 ID:Vc6dJXBu
別にエロが無くても良い。
お姉ちゃんに萌えられればそれで。
555名無しさん@ピンキー:2007/06/04(月) 18:47:12 ID:Cux/diuD
うむ
556名無しさん@ピンキー:2007/06/05(火) 05:24:54 ID:rW4NsJbo
おまいらの姉への愛に感化され、こんなモノを書いてしまいました。

最初に言い訳を一つ。初めてのSSなので見苦しい部分があるやもしれない…
557ヒロシ→姉 その1:2007/06/05(火) 05:28:10 ID:rW4NsJbo

「ね、姉ちゃん!!」

今こそ…
今こそ!
想いを伝える時だ!

 心の中で一大決心をした彼の名はヒロシ、一人の姉を持つ平凡な男子校生である。
 姉の名はヒロミ、ヒロシの実の姉で、おっとりとした性格の女子高生である。

 弟は姉に恋をしてしまった。

何故なのか?
 その理由は『最も長い時間を一緒にいるから』ただ、それだけである。
 他の姉弟は彼等とは違うかもしれない。だが、彼等は想い想われる関係になってしまったのだ。

 当初、ヒロシはその禁忌といえる感情を否定し、必死に心の奥に封じ込めた。
 だが、姉が自分の世話を焼いてくれるたびに
制服姿で一緒に下校するたびに
エプロン姿で台所に立つたびに
着替えを偶然覗いてしまった時に
姉への想いが身体中を駆け巡ってしまうのであった。

 そして、ある一夜の出来事が弟の心を強く揺り動かす。
558ヒロシ→姉 その2:2007/06/05(火) 05:30:04 ID:rW4NsJbo

「ン、んふっ!あぁっ!んんっ!」
「ん?」
「ンッ!あふっ!あふぁ…あっ…あぁ…」
「姉ちゃん…か?」

 某日深夜、ヒロシがトイレに起きた時だった。
 姉を起こさない様にと静かに部屋に戻るヒロシの耳に、姉の部屋からくぐもった異様な声が聞こえてきた。

 ソロリソロリと姉の部屋に近付く。
 ヒロシの理性が姉の部屋を覗く行為を糾弾したが、姉への想いと好奇心、そして、少しの予感が理性をねじ伏せた。

 風通しを良くする為か、少しだけ開かれたドアから明かりの点いた姉の部屋を覗き見る。
 そこでは姉が大きめの白いYシャツ一枚の姿で自慰行為にふけっていた。
 一度、達した後なのか姉は汗だくで、前髪が額に張り付き、汗で胸部が透けている。左手は喘ぎ声を最小限に押さえようと口に当てている。

「あふっ!!んふっ!あぁぁぁ…」

 ヒロシは初めて見た姉の痴態に衝撃を受けながらも、かつてない興奮にかられていた。
 しばらくは瞬きもせず、姉の行為を凝視していたヒロシだったが、いつの間にか自らのモノに手を伸ばしてしまっていた。
559ヒロシ→姉 その3:2007/06/05(火) 05:31:24 ID:rW4NsJbo

「あああっ!!」

 より一層声が大きくなった。口を押さえていた左手を外し、左胸をいじり始めている。白いYシャツから形の良い胸がこぼれ、更に色っぽく乱れた姉の姿にヒロシは更に興奮した。

「あぁっ!ま、またイキそう…んあっ!!」

 姉はより深く右手の指を秘所に出し入れ、動きを激しくした。絶頂を迎える前により強い快楽を得ようと必死になっている。
 ヒロシも、自分のモノを握る手の動きを早めていた。

「ヒ…シぃ…イクッ!イッちゃうよぉ!!」
「うっ…」
 姉弟はドア一枚を隔てて、同時に絶頂を迎えた。

 姉が何かを言ったようだが、絶頂を迎えたヒロシには聞こえはしなかった。
 汗びっしょりのYシャツをはだけさせ、ビクビクと軽い痙攣をしながら絶頂の余韻を楽しんでいる姉を見ていたかった。が、性欲を吐き出した為か、ヒロシは理性を取り戻し、静かに部屋に戻っていった。

 ヒロシは部屋に戻るなり、ベッドに突っ伏した。
 家族でしかないと思い込もうとした姉に対する性欲の高ぶりは何とも言えない感情となって心に渦巻いていき、ヒロシは姉への想いを改めて確信し、肯定した。

「眠れねぇよ…姉ちゃん」
560ヒロシ→姉 その4:2007/06/05(火) 05:32:58 ID:rW4NsJbo

ここで話は冒頭に戻る―

 あの夜から数日後の日曜の夕方の事、夕日に照らされた庭で、姉は午前に干した洗濯物を取り込み、ヒロシは縁側で取り込まれた洗濯物を畳んでいる。
 ベッドのシーツの洗濯バサミを外すエプロン姿のヒロミは、背を向けながら弟の呼び掛けに答えた。「ん〜?なあに?」

「ね、姉ちゃんって、き、気になる人とかいるのかい?」
 どもってしまうのは仕方ないだろう、ヒロシは実の姉に想いを伝えようとしているのだから。

「何よ、突然!?」
 驚きの声が上がったが、少し思考した後、

「ん〜それは〜ひ・み・つ・よ〜うふふ」
 微笑みつつ、こちらを振り返りながら姉はそう言った。
 悪戯っぽいこの微笑みは、ヒロシの心にある、禁忌の恋への罪悪感やためらいをかき消した。

「そ、そうなんだ〜」
 再び背を向けた姉にそう言いながら、ヒロシは立ち上がり姉に近付いていった。
561ヒロシ→姉 その5(終):2007/06/05(火) 05:34:27 ID:rW4NsJbo

「最近なんかおかしいわね〜大丈夫?」
 ヒロシはその質問に答えず、大声で叫んでいた。
「ヒロミ姉ちゃん!!」

「は、はいっ!!」
 すぐ近くで聞こえた大声に姉は反射的に直立不動の体勢になってしまう。

「姉ちゃん、大声出してゴメン、こんな事言ってゴメン、でも耐えられないんだ!」
 姉はヒロシの真剣な様子を察し、黙って耳を傾けていた。そして、ヒロシは想いを告げる。

「ヒロミさん!好きだ!姉としても女性としても好きだ!大好きだっ!!」

 しばしの静寂が場を支配する。

 その静寂を破ったのは姉の笑い声だった。
 姉は夕日を眩しそうに眺めながら声を出して少し笑った。
「アハハッ」
「ね、姉ちゃん?」

 とまどうヒロシをよそに、姉は先程と一緒の微笑みを携えながらゆっくりとこちらを振り向いた。

「私はね…私もね…」

 夕日が眩しくて見えずらかったが、姉の目は少しだけ潤んでいたようだった。


おしまい
562名無しさん@ピンキー:2007/06/05(火) 05:37:10 ID:/5bEvwnd
これがリアルタイムってやつか…。なかなかいいもんだ。
GJ!!
563名無しさん@ピンキー:2007/06/05(火) 05:39:09 ID:rW4NsJbo
以上です。

携帯から失礼しました。
564名無しさん@ピンキー:2007/06/05(火) 21:21:55 ID:z1ihtzcs
GJ
イイネイイネー
続きもおくれ
565名無しさん@ピンキー:2007/06/06(水) 03:06:49 ID:JX9cQWoL

   / ̄\
  |  ^o^ |  <きがくるっとる
   \_/     
   _| |_
  |     |

そんな投下をしてしまうのが今日の俺
566遠近の檻:2007/06/06(水) 03:10:06 ID:JX9cQWoL
「んじゃー三木麻友美、生中イッキまーす!」
麻友美は声を張り上げ、威勢良くジョッキを傾けた。
おーっという歓声と共に視線が彼女に集中する。
麻友美がジョッキの泡越しにあたりを窺うと、自分の迫り出した胸に
痛々しいまでの視線が集まっている。

麻友美はほくそえんだ。
名目はゼミの飲み会だが、場の空気は握手会に近い。
肩甲骨までのさらっとした黒髪、絞り込まれた胴に隆と盛り上がる乳房。
パンツが窮屈そうな尻に、ニーソックスがこれでもかと栄える長々とした美脚。
顔の造詣はやや洒落たといった程度だが、その身体がたちまちに異性を呑んだ。
ゼミにいる他の数名の女子には気の毒だが、独壇場である。

「っはー、つめて!」
ジョッキをカンッと机に打ち鳴らして息を吐く麻友美。
笑いが起きると共に多くの視線が泳ぐ。
  (女冥利に尽きるねぇ)
彼女は、男たちの興味を一身に受ける状況に心の底で酔いしれた。
しかし表面にはおくびにも出さず、色恋に興味の無い酒豪を演じる。
実際さばさばした性格ではあるために、同性からも比較的僻まれずに済んでいる。
 いや、むしろ同性からの人気はかなりのものだ。
昔から麻友美は発育がよく、部活仲間に絡まれた。
当時粛々とした性格であった彼女が生き残るには、変わるしかなかった。
女子高時代の男っぽさが抜けないのが、彼女のささやかな悩みである。
567遠近の檻:2007/06/06(水) 03:10:59 ID:JX9cQWoL
「いい飲みっぷりだな」
ふと麻友美の隣に座る男が声をかけた。
上回生の一人で、長身に茶髪の見目の良い男だ。
おそらくはこの中でも一番のルックスで、女の扱いも慣れている。
「へへ、惚れるねよ〜」
麻友美は笑いかけながら、料理を取るふりをしてさりげなく距離を空ける。
  (下心見え見えだっての…)
よほど自信があるようで、一番いい女を堕としにかかるタイプだ。
「…でお前、ホント俺と似てるんだわ。だってさ……」
男は延々と話し続けている。
内容はナンパテクニックの典型だった。
麻友美のもっとも嫌うタイプだ。しかしいつも迫ってくるのはその手合い。
彼女の好みは、たとえば…。
視線は、部屋の隅で一人チューハイを啜る小太りの男に向けられる。

先の男が別グループに呼ばれた隙に、麻友美はテーブルを跨いだ。
目の前で腿がゆれ、小太りの男は背筋を伸ばす。
彼女の好みは、たとえば垢抜けない男。
過剰な自信をもたず、気の利いた事を言うでもない不器用な男。
「よー、もっとどんどん呑まんと元取れないぞ」
男の隣に座りこみ、むっちりとした腿を晒す。
すぐに躊躇いがちな視線が落ちるのがわかった。
568遠近の檻:2007/06/06(水) 03:12:51 ID:JX9cQWoL
麻友美はまた子供らしからぬ笑みを浮かべる。
「みんなー、女みるときってどこで選ぶ?」
彼女の言葉に、雑談をしていた筈だった皆が振り向いた。
「胸!」「黒髪かどうか」「やっぱ顔かな」
次々と意見がならび、女子もやや意外そうに頷いている。
麻友美は適当に相槌を打ち、最後に小太りの男を黙って見つめた。
彼はその顔にぞくっとしたように息を乱し、脚、と小さく呟く。
そしてさらに細く、隣にしか聞こえないような声で続けた。
「…そ、み。三木さん、みたいな……」
麻友美は頬がくにゃあっと溶けたのがわかった。
 (くそー、かぁいいなぁっ!)
彼女は男の髪をくしゃくしゃと撫で回し、胸に彼の頭を抱え込んで動揺を愉しんだ。

彼女はやはり、駄目な異性しか自然に愛する事ができないらしかった。
小太りで目が沈みがちで、ぼけっとしていて、人任せ。
そんな相手だと母性をくすぐられて仕方ない。
彼女はまだ気づいていなかった。
その根底にあるイメージが、誰のものであるかを。
569遠近の檻:2007/06/06(水) 03:14:17 ID:JX9cQWoL
麻友美が帰宅したのは11時を過ぎていただろう。
玄関を開けた瞬間、彼女は家の異様な空気に気がついた。
「なら今すぐ警察行くか!」
父親の叫びにも似た怒号が響いている。
彼は息子の襟首を掴んでいる。
さらにソファでは、母親が泣き崩れていた。
そして最も異様なのが、床に散らばった数多くの女性下着。
「えっ、ちょっと、何の騒ぎよ?」
麻友美が慌てて父親に駆け寄ると、彼は脱力したようにソファに腰をついた。
「この馬鹿が、他所様の下着を盗み続けてたらしい」
床を眺めて彼は言う。
母親の号泣が大きさを増す。

弟の寛治が下着泥棒だったという。
ここ半年にわたって近所を荒らし、今日不信に思った被害者の父親に取り押さえられたらしい。
事件はなんとか示談で済んだが、寛治はまたやるかもしれない、と言っているそうだ。
「お、抑えられないんだ。そのうちまた、や…」
言葉の途中で父親の拳が唸り、寛治は床に倒れた。
母親が発狂したように叫んでいる。
「なら、一生塀の中で暮らせ!二度と出てくるな!!」
父は寛治の髪を鷲掴みにし、玄関へ引きずっていく。
「あなた、やめて!!」
母は必死になってその腕にすがりついた。
そして父を諌めた後、涙を溢しながら娘の下へ歩み寄る。
「麻友美、お願い。あなた協力してあげて」

泣き続ける寛治を横に、議論は朝まで続いた。
父は他所に迷惑をかけるぐらいなら警察に突き出すと主張し、
母は今高3の寛治はプレッシャーも多く、仕方の無いことだと説く。
その結論は常軌を逸していた。
身内であり歳の近い麻友美が、毎晩下着を与え、監督すること。
当然麻友美は泣き喚いて反対したが、もはや家族の結束を守るにはそれしかない。

この時ふたりの姉弟の距離は、歪な狭まりを見せることとなった。
570遠近の檻:2007/06/06(水) 03:15:14 ID:JX9cQWoL
ぎしっと床が鳴り、麻友美は焦った。
弟の部屋の前、フロ場に持ち込む着替えとは別に持った下着をひろげる。
よりにもよって白。
何かの拍子に覗かれたとき、白ならウケがいい。
そのため最近は純白のショーツを多く集めていた。
いわば一種のファッションのつもりだったのだが、それが完全に裏目に出た。
さほど汚れてはいないが、尿道や菊座に当たる部分にややくすみが見える。
おそらく、弟には見透かされてしまうだろう。

麻友美は息を吸った。
「……入るよ」
軽くノックをした後声をかける。
どうしてか、怖かった。
ドアを開けて久しぶりに顔をあわせる。
金髪ですっかり生意気そうな弟は、気まずそうに目を逸らした。
麻友美は奥歯を噛み締めてその横顔をにらみつける。
「最ッ低!」
ショーツを床に放り捨て、荒々しく扉を閉めた。
ひっ、という声が閉まり際に聞こえた。
571遠近の檻:2007/06/06(水) 03:16:21 ID:JX9cQWoL
麻友美は寝付けずにいた。
酒は回ってきて頭が蕩けそうだし、風呂で暖まって眠気もある。
しかし時計が2時を回っても眠れない。
仕方なくヘッドフォンを外して目を瞑っていると、隣から奇妙な音が洩れてくるのに気がついた。
対流のような、重苦しい何かが渦巻く気配とでもいうのだろうか。
そっと壁に耳をつける。
パソコンのタイプ音が離れていても聞こえる厚さだ。傍なら布擦れの音でもわかる。
『…ぇちゃん』
うっすらと、そう聞こえた。
麻友美は目を見開く。

『姉ちゃん…ごめん…姉ちゃん』
泣き声がする。しかし、同時に何かをこする音も途絶えない。
ティッシュを引き出す音まで聞こえ…

 (匂い…嗅いでやがんの………)

姉は頭を抱えた。頭がおかしくなりそうだ。
自分のショーツにそこまでの執着をみせている。
少し前まで後をてこてこついて来ていたちびが。
『あ、あ、姉ちゃん…そんな男…なんで…』
弟の声は止まらない。
                  
麻友美はパジャマを強く握り締める。
背筋に寒気が走った。
しかし、それは昼間の色男にたいする物とは違う。
572遠近の檻:2007/06/06(水) 03:17:27 ID:JX9cQWoL
 (飲みすぎた。ちっと飲みすぎたよ)
彼女は脚を立て、するっと下を脱ぎ捨てた。
黄金の夜灯と月光で明るい部屋の、ガラスに下肢が覗いている。
『……綺…麗だ』
脚を折り曲げるように抱え、陰核をこする。
二つの指ではさみ、こすり上げ…。
「……っう、ぅ…ん」
細切れな息が洩れた。
 (あたし、どんだけ興奮してんだ――豆が掴めないよ)
とろとろになった淡いの淵をゆっくりとなぞる。

『ねぇちゃん…嫌わないで……そんな…目……』
二本の指が不意に滑り、とぷっと体内への侵入を果たした。
「くっ!」
麻友美は内腿に太筋を立てて身悶える。
 (あの、ちび…クソちび…めぇ…)
奥へ導くと、腰がぐんぐんと海老反った。
いつもと変わらない太さ、長さ、今までにもあった角度なのに。
『もう…話とかも…もう…』
根元まで沈んだ指からとろみが垂れ、手首から幾筋もながれて
為すすべなくシーツを香らせた。
573遠近の檻:2007/06/06(水) 03:18:12 ID:JX9cQWoL
 (これ…やばい、って…!)
麻友美はいったん飛沫を上げて指を抜き、肺を弛緩させた。
今までのどんなSEXよりも刺激的で、体中を嘗め回されるより火照り、
ビデオを撮られるよりこめかみが歓んでいる。

『姉ちゃんにだけは…って、俺……なのに…ご、め…ごめ、な…ぁい……』
見られるのが大好きで、見せたいと思う気持ちばかりで、
だが、本当の視線に今まで気づいていなかった。

 (こうして離れて…あいつは、もっともっとあたしが好きになる。
  それで、あたしは…? )

指で作った幼い猛りで女を辿りながら、麻友美は崩れかけの脳髄でのろけた。
舐めてみる蜜は心なしかしょっぱい。
それが女らしい頬を伝い、ぽたぽたと垂れ落ちる。

まだ初めての夜だ。

 ――父さん、母さん、あたしだよ。

『姉ちゃん、ねえちゃん、ねぇちゃん、ねーちゃん、ねーちゃん――!!!』

 ――もう、あたしをどこか連れてった方が、いいんじゃないかな…


                            了
574名無しさん@ピンキー:2007/06/06(水) 08:33:19 ID:Ze+RHHof
GJ!
弟wwwヤバスwww
575名無しさん@ピンキー:2007/06/06(水) 17:55:53 ID:j+mKbodm
さなぎの続きはないのかな?
576名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 02:05:26 ID:PxDW8IXt
どうも、>>543の者です。
まだ新キャラとか、出来てないんだ、エロとかも入ってないんだ。申し訳ない。
とりあえず投下。
577名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 02:08:30 ID:PxDW8IXt
「朝だよー起きてー」
「……ぅ?」
 寝ボケている頭に姉の声が届く。どうやら姉は部屋の前にいるようだ。
「…うぅう……」
 寝ボケ眼で時計を確認。現在時間8:03、土曜日。
 就寝時間は昨日、いや、今日の五時。休みということで少々夜更かしをした。
 俺の頭は三時間の睡眠では我慢できないらしい。
「土…休日…」
「まだー?」
 待ちくたびれた様だ。部屋に入ってくる。
「ご飯冷めちゃうよー?」
 ベット横に膝をついて俺の体を揺らす。
 平日の俺ならば声をかけられる以前に起床できる。
 だが今日は休日。平日とは訳が違うのだ。
「ぬぅ…もうちょい…」
「そんなこと言ってたらいつまでも起きれないよー。ご飯も冷めちゃうし」
「俺は…冷めてても……」
「……えぃ!」
 とびかかってきた。そのまま俺の体の上でパタパタと体を動かす。
「冷ーめーちゃーうーおーきーてー」
 少々困る。毛布越しとはいえ、色々と柔らかいところが当たる。
 とはいえ相手は姉だ。
 例え顔がもう数センチで触れるとこだろうが、色々と当たってようが、とある欲の対象にはならない。
「おりゃ!」
 毛布をひっぺがされた。少々涼しくなるが俺の頭はまだ覚醒しない。
「もー、どうすれ…ば…起き……る…」
 姉が硬直した。
─?─
 徐々に赤くなっていく姉の顔。視線が固定されている。
 視線を辿ると俺の─
「!!」
 視線の先にあったもの。
それは、不自然に一部が膨らんだズボン。
 つまり─
「ちょっ!えっ!?」
 あっさりと覚醒する頭。
─何故!?俺は姉相手に欲じょ…あ、あれしては無いはずだ─
 冷静に考えれば分かること。全くの無意識下に立つ、朝の生理現象。
 男としては全くの問題の無い現象。ただ、彼にとってはタイミングが悪すぎた。
 姉が触れてきた直後なのだ。勘違いするなと言う方が厳しいだろう。
 
「あ……うぁ…」
─こ、これってやっぱり……私…で?…なのかな……嬉しい…かも……でも…えと…なんて言えば……
『大きいね』
 ダメダメ!!これじゃまるで変態じゃない…
『ほら、ご飯ご飯』
 あからさま過ぎる…今更言える訳無いし…
『そこ、どうしたの?』
 この年になってそれを言うのは無理!!それは純粋とかじゃなくてただの無知だし!…
 で、でも…な……何か言わなきゃ…気まずいし…何か…何か─
「わ…
 
「私がしてあげ
「着替えるから部屋から出て!!」
578名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 05:00:46 ID:miNEk30s
続き希望するしか
579名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 12:37:16 ID:x6ThIkkD
wktkするだろ。常識的に考えて
580名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 15:03:26 ID:gJZJfdSy
>>579の申す通りよッ!
581名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 16:45:29 ID:nLDs/Wva
wktk
582名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 16:59:02 ID:h/Zr4Z+E
続きを、続きをくれーっ!(禁断症状)
583名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 00:00:34 ID:rBnMk2L3
さなぎ書いてる分投下します。
ダイエット云々は姉パワーということで流してください。
584さなぎ:2007/06/09(土) 00:01:40 ID:rBnMk2L3
 新学期が始まった今日、弟は先日より酷い状態になっていました。家に戻り、
夕食の時間になっても部屋から出てきません。

「一春。入っていいかな?………入るね。」
 弟は机の椅子に座って何か考え込んでいるようでした。

「勝手に入ってごめんね。何かあったの?」
「ううん。大丈夫、なんでもないんだ。」
 少し微笑んでそういいましたが、無理をしているのがありありとわかります。気づかないで
いるには、二人で過ごした夏休みの時間はあまりに長すぎたのです。

「ね、一春。終業式のとき、私は貴方に話して助けられた。何か困ってることが
 あるのなら、今度はお姉ちゃんが助けになりたいの。」
「いや………うん。実は沙希と別れたんだ。」
「そうなんだ…ごめんね。私のせいだね。」
 少し困りました。弟の相談を受けながら、本当なら悲しむところなのに嬉しいと
感じている自分がいるのです。そんな自分が少し嫌でした。

「違うよ。確かに別れる原因にはなってしまったけど、そんなことより沙希まで
 人を外見でしか判断しない人だったことが悲しいんだ。」
「本当にそうかな。あの子は昔、私と普通にしゃべっていたし売り言葉に買い言葉で
 ついポロッと言ってしまっただけかも知れないよ?」
 私は姉なのですから…弟の幸せを望まないと…。

「そう…かな?」
「そう思うけどね。だから良く話し合ったほうがいいんじゃない?」
 弟は納得してくれましたが、私自身はあまりきちっと笑顔を出来ていたのか不安でした。
585さなぎ:2007/06/09(土) 00:02:54 ID:rBnMk2L3
 夕食は今日あれほど悩んだのが嘘のようにすっきりした気分で食べることが出来た。
 夏休みに僕が作った料理を姉なりに改良したらしく、やはりこの点では僕は全然
叶わないと思う。

 僕は昔から姉の優しさを感じて育ってきた。だから、馬鹿にされたときは悔しくて
自分の持てる全部の力を姉のために使うことが出来た。それによって失ったものあるけど
僕は後悔していない。
 姉は明るく美しくなった。今は少し焼けているけど白く、美しい肌に綺麗な髪。
以前からあった長所はそのままにスタイルも良くなり顔も整っている。
 これからは、姉の外面に邪魔されて前に出なかったいいところを見てくれる人は
増えるだろう。だけど…いざこうなってみると複雑だ。

「そうだ、千春姉さん。今日の学校はどうだった?」
「うーん。誰も私だって気づかなかったわ。おもしろいよね。」
姉は上品に微笑む。この人は思い悩むことが無くなったおかげか笑顔が増えた。
以前の外見的な面影はもはやない。

「そりゃそうさ。今の千春姉さんはだれがどう見たって美人だもの。」
「ありがとう。」
「これで、今度こそ姉さんのいいところがわかってくれる人が見つかるね。」
 姉は少し食事の手を止めた。少し考えたらしく、

「うーん。そうなんだけどね。」
「何か不満が?」
「ううん。なんでもないの。ただ考えすぎているだけだと思うし…。」
 姉は何か思うところがあるようだったけれども、それほど深刻なわけではなさそう
だったのでこの時はあまり深くは考えなかった。
586さなぎ:2007/06/09(土) 00:05:14 ID:Ev6bfvOu
 翌日、先日と同じように一春と二人で登校していると同じように沙希さんに会いました。
弟は別れたばかりということもあるでしょうが、あまりいい顔はしてないみたいです。

「おはようございます。沙希さん。」
「おはようございます。千春先輩。それにカズ君も。」
「じゃ、私は先に行かせて貰うね。二人でちゃんと話し合うんだよ?」
 私は笑顔で二人に別れを告げ、学校へと向かいました。このとき明らかに私は沙希さんに
嫉妬していました。普通の姉弟で弟を取られるのはこんな感情なんでしょうか…。

 学校に到着して下駄箱を開けると驚いたことに、四通ラブレターが入っていました。
教室に入り、数少ない友人に挨拶して眼を通します。

「千春ちゃんすごいねー。早速だよ。」
「うん…。でも複雑な心境です。」
「ほんと、男って調子いいよね。そだ、ダイエット教えてよ!もうさー。みんな興味津々だよ!」
「水も空気も綺麗な田舎で運動して美味しいもの食べてただけだよ。昨日もいったでしょ。
ダイエット用のレシピとかは少し考えたけどね。それでよければ…。」
「うん。お願いね。じゃさ。体育とかも大丈夫なの?」
「そりゃもう。ハンデつきだけどあの一春に1on1のバスケで勝てるくらいには。」
「そかそかーすごいすごい。しかし夏休み彼女ほったらかしで付きっ切りとは弟君の愛を感じますなー。」
 前から友達だった女の子とは、明るくなったって喜んでもらってさらに仲良くなりました。
そのことは本当に心から嬉しかったのです。ですがラブレターは…。

「どうしようかな。これ…」
「彼氏いないんでしょ。受けてみたら?」
「ラブレターにはいい思い出がなくて…ね。」
「そうだね。結局、本当にそのままの千春を好きだったのは弟君だけだったんだよね…。」
 友人との会話で何故ラブレターを貰っても嬉しくないのかはっきりとわかりました。
 単に嫌な思い出があるからだけでなく、それより結局外面がよくならないとこういうの
も貰えないんだということに虚しさを感じていたのです。
 そして、それを気にしない人が身近にいて本気で好きになってしまったことを
気づいてしまったのです。それは常識を持っていることを心がけている私には
辛い恋でした。
587名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 00:06:33 ID:rBnMk2L3
投下終了です。
588名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 00:16:38 ID:TKiaPMj1
楽しみにしてたよ
GJ
589名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 00:19:27 ID:jiys6SPG
GJ
続き楽しみにしてるよー。
590名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 09:05:00 ID:pztUYNWp
GJ
wktkしてるよ
591名無しさん@ピンキー:2007/06/12(火) 01:22:29 ID:Q9GWnJek
さなぎいいなー。
続きを楽しみにしてますわ!
592名無しさん@ピンキー:2007/06/12(火) 15:36:52 ID:7Oma5L+a
少年(15)「日本一喧嘩の強い姉さん、あいつを倒してよ!」 姉(35)「私が出るしかないようだな…」
http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/987996.html

(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
593名無しさん@ピンキー:2007/06/13(水) 22:01:02 ID:wxWosxSL
さなぎ投下します。
書くの遅くてごめんなさい。週一目安です。
594さなぎ:2007/06/13(水) 22:01:41 ID:wxWosxSL


 姉は沙希と話をするようにと言って去っていった。本当に優しい姉だと思う。だけど…
何故かあまり嬉しくはなく心は痛んでいた。僕が姉の背中を見送っていると沙希が話しかけてきた。

「千春先輩、いい人だね。」
「うん…」
「昨日はごめんなさい。言い過ぎだった。」
 彼女は真剣な顔で謝ってきた。嘘ではないのだろう…でも、一学期に感じていた
緊張や熱さといったものを見つめられても感じない。

「怖かったの…。夏休み全然連絡取れないし…。もう捨てられたのかと…。」
「千春姉と田舎に帰るってメールで書いたろ?」
「それでも携帯くらい持っていくって思うじゃない…。」
「それは悪かったと思ってる。でもそれくらいやらなきゃ駄目だったんだ。」
 甘いことをしていては変れなかったから…。

「千春先輩…凄いよね。尊敬しちゃった。」
「そう?」
「これから凄くもてて大変なんだろうなー。いい人だし。」
「……そうだね。」
「ねえ……カズ君……私のこと許してくれる?」
 少し僕は考えた……でも、確かに僕には明らかに非がある。今はちょっといらいらしてる
だけで、いつかは好きだったときのように戻るのかもしれない。

「僕も言いすぎたし……おあいこってことで。」
「うん…ありがと。好きだよカズ君。」
 彼女は僕の手を掴むとゆっくりと正門へと向かって歩いていった。

595さなぎ:2007/06/13(水) 22:02:40 ID:wxWosxSL

 昼休み、私は宛名のある手紙については断りの文を書いて友人に配達を頼んだ後
(代金として今度クッキーを作れといわれました。)自分のお弁当をうっかりと入れ忘れた
ために、食堂へと向かっていました。
 数個パンを買い、いじめられていた頃逃げるために隠れていた裏庭の目立たない場所
へと歩きます。友達と今なら食べることも出来ますが、外で食べるのも田舎生活で
美味しいものということを学んでしまい、たまにはいいだろうと一人で食べることに
しました。しかし…今日は先客がいらしたようです。

「…で…なんとか、繋ぎとめたのよ。」
……?
この声は沙希さん?

「でもー危なそうだったよねー。もうだめかと思ったのにしぶといー。」
「あのシスコンもさすがに悪いと思ってたみたいだしね。地雷踏んじゃった
 時は焦ったけど……ほら、賭けは私の勝ちでしょ。出すものだしな。」
 ………え?

「ちぇー。沙希ずるいなー。あんなお人よしの格好いい男捕まえてさー。」
「ふん…どうでもいいわよ。あんなやつ。あの程度の男に振られるのがプライドに
 触っただけよ。とっとと貰うもん貰ってこっぴどく振ってあんたにでも上げるわ。」
 ………
 ………意味が…わからない。

「それにあの姉…白豚は白豚らしくぷくぷくしてりゃいいのに、一人前に人間になって。」
「あははー。あんな美人になるとは思わなかったよねー。沙希もすぐ人気抜かれるね。」
「うるさいっ!すぐ元に戻るわよ。どうせ。リバウンドで前以上に!」
 これ以上ここには居たくなかった。私はどこで間違えたのでしょうか…。
 もしこちらが本性だったとしたならば……弟に仲直りを勧めた私はなんと馬鹿なのでしょう。
私の悪口はいい。一春の悪口は……それだけは許せません。

 …私はこれからどうして行くべきなんでしょう。
596さなぎ:2007/06/13(水) 22:03:23 ID:wxWosxSL

 放課後、僕は千春姉さんに呼び出された。相談したいことがあるらしい。
 姉は僕の前で右往左往している。どうも悩んでいるらしい…。

「千春姉さん。なんでも遠慮なく言ってくれよ。そんな悩まずに。」
「うん…ごめんね。」
「いいんだよ。」
 そう…。姉さんが困っているなら僕はどんなことでも喜んで力になる。

「うん…えとね…。」
「………」
「えと………。」
「そ、そう!実はラブレター貰っちゃったんだけど…」
「……え……そ…そうなんだ……。」
 姉は心なしか気落ちしたように見えたが…気を取り直して話し始めた。

「うん…。でも、断りたいの。」
「え…なんで?」
「だってラブレターって…ほら…」
「あ……ごめん。」
 僕は自分の無神経さを恥じた。姉の変化のきっかけはラブレターによるからかいで
受けた心の傷がきっかけである。喜ぶはずはない。
597さなぎ:2007/06/13(水) 22:04:24 ID:wxWosxSL
「それで……屋上とか、一人で行くの怖いから…。こっそり付いてきて欲しいの。」
「うん。そういうことなら喜んで。僕が絶対千春姉さん守るから。」
「……っ!ありがと、一春。」
 姉さんは百合の花のような綺麗な笑顔で微笑んでくれた。やっぱり姉さんは笑っているほうがいい。
 屋上に上がると一人の男が待っていた。宛名のある文は既に断りの手紙を書いたので
誰が待ってるのかは姉にもわからないらしい。

「あの………あ………赤川君………。」
 知り合い…?

「前はすまなかった。俺と付き合ってくれないか?」
「ごめんなさい。私は今は誰とも交際しません。」
 千春姉さんは頭を下げた。一秒の間もなかったな…。
 暫くドアの影から見てると少しずつ様子が変っていく。

「謝っているんじゃないか。前は喜んでたくせに。俺が好きなんだろ?」
「あんなことしておいて…何を言っているんですか。」
 …あんなこと?…まさか…

「あんときはここまで化けるとは思わなかったんだよ。な、誰とも付き合わないなら
 別にいいだろ?気持ちよくしてやるからさあ。」
「やめてください!」
 赤川とやらが姉の腕を掴んで強引に抱きしめようとした…僕はドアから飛び出し、
有無を言わさず本気で顔面を蹴り飛ばした。俯いたところを思いっきり左で殴る。

「千春姉さんに何するんだ。このぼけ!」
「一春!もういいから……暴力は駄目。」
「お前みたいに上っ面しか見ない奴に誰が!!」
「もういいから……赤川君。ごめんなさい。ハンカチ使ってください…返さなくていいから。」
 そういうと呆然としている赤川を置いて、屋上から出た。

「だめでしょ。一春…暴力ふるっちゃ…」
「ごめん……どうしても我慢できなくて。」
「でも…ありがとね。一春。格好よかったよ。」
 千春姉さんは僕の左手を掴み、殴って怪我をした拳にキスをした。僕は優しい姉さんを
守ることができたことに満足しつつ、そのまま姉が握ったままの左手を指摘せず穏やかな
気持ちで帰宅の途についた。
598名無しさん@ピンキー:2007/06/13(水) 22:05:24 ID:wxWosxSL
以上!
599名無しさん@ピンキー:2007/06/13(水) 22:15:53 ID:r29T7Jn7
いいよいいよー
一番槍GJ
600名無しさん@ピンキー:2007/06/13(水) 23:10:15 ID:vi0LLoH/
GJ!
続きが気になるわぁ
601名無しさん@ピンキー:2007/06/14(木) 00:11:40 ID:o24BRJ0F
是非ハッピーEND希望します!

この2人は幸せになってほしいわぁ
602名無しさん@ピンキー:2007/06/14(木) 14:15:01 ID:Pvmmv5Yi
ハッピーエンドじゃなきゃあEDになってしまう。
603名無しさん@ピンキー:2007/06/14(木) 18:45:14 ID:QHkucYOy
週一とかいいながら連続で投稿。
604さなぎ:2007/06/14(木) 18:46:12 ID:QHkucYOy
 私の朝はジョギングから始まります。田舎ほど住んでいる場所は空気は綺麗では
ないのですが、朝は空気が澄んでいて気持ちがいいです。
 いつもなら、頭を空っぽにして気持ちよく走るのですが、昨日の沙希さんの
態度を考えると……やはり、悩みます。あれが本音なら一春を任せるわけには
いきません。まずはそのあたりを探らないと…。

 適当な距離を走り終え、冷たいシャワーを浴びて汗を流し朝食何を作ろうかと
浴室から出て体を拭いていると扉が開きました。……鍵忘れてたっ!?

「あ……え……?」
「………早く閉めて………お願い……」
 目が一春とあって三秒ほど硬直しました。慌ててバスタオルで体を隠したのですが…

「うわっ、ご、ごめん!」
 迂闊でした。鏡を見ると自分の顔が真っ赤になっているのがわかります。
 朝食中も顔を合わせづらいのか弟は中々こちらを向いてくれません。

「………見た?」
「え………その………ごめん。」
 恥ずかしそうに赤くなって俯く弟を見てると許せる気持ちになりました。

「気にしないで。鍵掛け忘れた私が悪かったんだから…。早く食べて学校一緒にいこ?」
「うん。ほんとにごめん。」
「ほら謝らないっ。」
 弟は照れくさそうに笑い、食事を再開しました。こうしてみてると子供みたいに可愛いのに
昨日みたいに男らしくなるんだから…思い出すと顔に血がのぼって大変です。
 食事が終わると学校へ向かいます。今日も沙希さんが待っていました。

「おはようございます。カズ君、千春先輩。」
「一春、沙希さんと仲直りできたの?」
「うん…。僕も悪かったしね。千春姉さんありがと。」
「先輩、お手数をおかけしました。」
 さて…。昨日のことについて直接聞くわけにも行かないし…そうだ。少し濁して
聞いてみよう。

「いいよ。そういえば、沙希さん…外で友達とお昼食べるのって気持ちいいよね。」
「……はい?」
「ううん。なんでもないよ。じゃ二人ともまたね。」
 意味深に笑って去ってみました。これで何かリアクションが起こればいいんですけど…。
 スルーされたら私が頭悪い子みたいでちょっと辛いなぁ…頭悪いけど。
605さなぎ:2007/06/14(木) 18:47:25 ID:QHkucYOy
 朝起きて顔を洗おうと洗面所に入ったら姉が裸で体を拭いていた。
 C?いや…D、D!と何故か僕の頭を謎のアルファベットが飛んでいた。姉の顔が
まともに見ることが出来ない。今の姉の体は息を呑むほど綺麗だった…。
 朝食のときには許してくれてほっとしたけど、その後の学校いこって笑顔でまた
どきどきしてきた。僕はおかしくなったんだろうか。

 学校に向かう途中で沙希がいた。姉が何か唐突によくわかんないことを言っていたけど
それを聞いた沙希の様子が変だ。なんだろう?

「どうした?沙希…風邪か?顔色が悪いぞ。」
「う…ううん?なんでもないよ。それより千春先輩何か昨日いってなかった?」
「んー。頭の悪そうな先輩に制裁くわえたくらいで、後は変ったことなかったな。」
「そう…。それならいいの。あ、そうだ。千春先輩の連絡先聞いてもいいかな?」
「なんで?」
「色々相談したいことがあって…。ほら…。あの人面倒見もよさそうだし!」
「わかった。」
 なにやら必死な沙希に携帯とメルアドを書いて渡す。しかし…

「自分に相談すればいいじゃないか。何か困っているのなら相談に乗るぞ?」
「だ、だめだよ!女同士じゃないと出来ない相談もあるんだから。」
「そっか。ま、出来ることならなんでも遠慮なくいえよ。」
「うん。」
 頷いたが沙希の顔は余り晴れやかなものとはいえなかった。どうしたのだろうか…。
 ほんとに。
606さなぎ:2007/06/14(木) 18:48:51 ID:QHkucYOy
 一春からメールで沙希さんに番号とアドレスを教えたと連絡が来ました。多分、あれで
理解してくれたんでしょう。しかし、これからどうすればいいのでしょうか。
 よく考えたら、他人に怒るということを今までしたことがない気がします。
 悩んでたら友達の亜紀さんが声をかけてくれました。

「あれー?千春ちゃんどうしたの?」
「うん……ちょっと悩み事。」
「なになにー教えてよー。相談乗っちゃうよー?」
 やっぱり持つべきものは友達です。昔から差別することなく付き合ってくれるこの可愛い
友人は机に身を乗り出して聞いてくれます。

「もし…大事な人が…悪い女の子に捕まりそうだったらどうする?」
 うん?周りのざわめきが止まりました。なんでしょうか。

「ちょっ!それって千春ちゃんの好きな人がそうなりそうってこと!!」
「え?それは勿論好きだけど……あ、悪いって確定したわけじゃないよ?話してるの
 聞いただけだから…。本音じゃないかもしれないし。」
 そういった私の肩をばしばし亜紀さんは叩きました。周りの人もこちらを注視しています。

「やったねー!千春ちゃんにもついに春が!!」
「え…ええ?なにそれ?」
「皆まで言わなくていいよ。で、どんな話だったの?」
 何か大きく勘違いされている気もしましたが、訂正せずに昨日の話とそれとなく
相手にわかるようにそれを聞いたことを伝えたという感じの話をしたことをいいました。
607さなぎ:2007/06/14(木) 18:49:53 ID:QHkucYOy
「それは……酷いね。」
「私の悪口はいいんだよ。でもね。」
「うんうん、千春ちゃん健気だねー。でその女と男の関係は?」
「喧嘩して別れそうになってたけど…今は恋人のはずですけど…。」
「おおお!千春ちゃん略・奪・愛!!燃えるね燃えるね!」
「………亜紀さん?……男のほうは一春だよ。」
 それを聞くと亜紀さんは小さい肩をぐったりと落としました。周りの空気もなんだか
穏やかなものに変ります。

「あのかっちょいい弟君かー。そんな女と付き合うくらいなら私が付き合いたいなー。」
「だめっ!!!」
 がたっ!!っと思わず立ち上がって…無意識のうちに叫んでました…あ…恥かしいぃ……
周りの視線が痛くて俯いて真っ赤になりながら座りました。

「ち、千春ちゃん……。えとえと…弟君のことだし、男の子なんだから任せたほうがいいかも…。」
 亜紀さんは見ないふりをしてくれました。

「ごめんなさい…。でも、私、夏休みに一春にお世話になっちゃったから…どうしても、
 助けたくて…あの子には幸せになって欲しいから…。」
「じゃあ、まずは本音を知らないとね。うっかり口に出しただけかもしれないし…。」
「でもどうすれば…」
 亜紀さんは私に色んな方法を教えてくださいました。先手必勝らしいので早速、
メールを送りました。

 『昨日のお昼のことでお話があります。今日の放課後、一人で屋上に来てください。』
608名無しさん@ピンキー:2007/06/14(木) 18:50:33 ID:QHkucYOy
投下終了。
609名無しさん@ピンキー:2007/06/14(木) 19:34:17 ID:e7SoZC4L
今日も今日とて一番槍GJ
610名無しさん@ピンキー:2007/06/14(木) 20:14:36 ID:mhR7U/FU
俺の分も残しとけよ?
GJ!
611名無しさん@ピンキー:2007/06/15(金) 03:15:58 ID:+XkMiOrP
こんなに続きが気になるのは久しぶりだ・・・。
弟も姉も幸せになってほしいぜ。
612名無しさん@ピンキー:2007/06/15(金) 19:23:50 ID:8GhCVkZ5
投下ー。
613さなぎ:2007/06/15(金) 19:26:14 ID:8GhCVkZ5


 僕は放課後、何故か屋上にあがる階段の屋根の裏にある貯水タンクの裏にいた。
 理由は姉に頼まれたとかいうちんまい先輩に連れてこられたからだ。

「やーやー。弟君ご苦労。」
「えっと…村瀬先輩でしたっけ。何でこんなことに…。」
「亜紀って呼んで。実はねー。千春がまた呼び出されちゃってね。ほら、昨日大変だった
 らしいじゃない?私が頼まれたんだけど怖くてね。」
「なるほど。村…いえ、亜紀先輩、千春姉さんのためにありがとうございます。」
「親友のために力を貸すのは当たり前でしょ。礼なんていらないから今度一緒にお茶しようね。
 というか今何かもってない?昼食べてないからおなかすいたよー。」
 僕は、千春姉さんにいい友達がいることを素直に喜んでいた。時間までまだあるらしく、
適当に雑談している。亜紀先輩は楽しそうにこちらを向いた。

「夏休み頑張ったんだってね。どうやったらダイエットできるのかおねーさんにも
 教えてよ。千春って曖昧にしかいわなくてさ。」
 運動メニューを初め、夏休みにしてきたことを詳しく説明すると亜紀先輩は苦々しげな
顔をして頭を横に振った。そもそもダイエットが必要そうに見えないけど。

「まあ、そういうわけで夏休みはずっと二人でした。そこに至る理由は姉さんが話して
 いないんでしたら僕からはちょっと。」
「彼女は?いるんでしょ…休み中どうしてたの?」
「姉さんが困っているのに僕だけ楽しく過ごすなんて出来るわけないじゃないですか。
 ああ、ちゃんとメールは送りましたよ。でも、電話は甘えを残さないためにおいてきました。」
 何を当然のことを…?という思いを込めて先輩を見ると、彼女は呆れたように
こちらを見返している。

「もうちょっとこう…さ…千春と距離置いたほうがいいんじゃない?」
「どういうことでしょうか。」
「このままじゃ千春、彼氏なんてできないよ。常に基準が弟君。弟君以上じゃないと
 駄目なのよ。だけどね、それってちょっと難しいと思うんだよね。」
「はあ…。」
「しかも、姉も弟もお互い凄く気遣って…。何をおいても先!って感じだしさ。」
 何がいいたいんだろう…。亜紀先輩。

614さなぎ:2007/06/15(金) 19:27:21 ID:8GhCVkZ5


「でも、僕にはちゃんと彼女がいますよ。千春姉さんもいい人がいれば…。」
「千春の場合は…あ、そろそろ来るって。黙ってみててね。」
 屋上に千春姉さんが入ってくる。暫く待ってると後ろから見慣れた黒髪の綺麗な
和風の女性が…。って沙希がなぜ…。

「沙希さん、こんにちは。お時間とらせてしまって申し訳ありません。」
「いえ……。千春先輩…何の御用でしょうか。」
「単刀直入にいいます。あれが本音ですか?」
「……何のことかわかりません。」
 千春姉さんが何かを沙希に問い詰めてる…のか?

「認めなくても構いません。その場合は一春にありのまま言うだけです。」
「……くっ……」
 あの気弱な千春姉さんがどちらかといえば気が強い沙希を睨みつけて一歩も引かない。
 わからない。どういうことだ…。

「そうよ…。先輩は邪魔なんです。先輩がいる限り、あいつは私を見ない。
 今までだってそうだった。これからはきっともっとそうなる。」
「沙希さん…私はね。姉として一春が幸せならそれでいいの。今までだってそうしてきたでしょう。」
「それでもあいつは絶対に先輩を優先するの。ずっとそう。だから…ずっと恨んでた。
 だから、夏休み前にあの馬鹿男使って仕返ししたの。それなのに結果は…全く腹立たしい。」

……え……
結局……姉を傷つけたのは…僕のせいなのか……。
しかも、沙希が…。
「んー。なるほどー。愛されてるね。弟君。まあ、君の彼女になる人も大変なわけよ。」
 何か先輩が言っているがショックで余り耳に入らなかった。が、二人で睨み合っているところに
さらに乱入してくるものがあった。四人の男、そのうち一人は…。

「赤川とかいったか…。」
「げー。あの蛇男かー。やだやだ、なんでこんなところに。」
 その四人は千春姉さんと沙希を囲んでいた。千春姉さんは困惑し、沙希は平然と
立っている。さっきの話から聞けば繋がりがあるのは判るが…どういうことだ

615さなぎ:2007/06/15(金) 19:28:46 ID:8GhCVkZ5
「千春先輩…悪いけど…。」
「沙希さん、貴女って人は…。」
 四人の男は下品な笑みを浮かべて笑っている。限界だ。俺は飛び出そうとしたが…

「まだ、早い。もうちょい。」
 亜紀先輩は俺を止めた。そしてあるものを見せる。録音機…?

「今から俺たちと熱いラブシーンをしてもらうわけだ。明日から逆らえばAV女優ってことよ。
へっ、初めっから俺と付き合ってりゃこんなことせずに済んだのによ。」
 赤川とかいったか…もっと殴って置けばよかった。

「おっと、勿論藤宮おまえもだぜ。こっちは四人もいるんだ。二人だけじゃなあ。」
「赤川あんた…。裏切る気?」
「どうせ、お前もこれから取るビデオばら撒かれたら逆らえないんだ。後は…な。
 お前の金も体もやりたい放題。俺ら頭いいよな。」
 下種の下種な演説が続いている…。沙希も…馬鹿だな。もっと馬鹿なのは自分か…。

「一春!亜紀!」
 千春姉さんが叫んだ。その声で僕は自分のすべきことを全力ですることにした。
 余計なことは考えない。姉を守る…それだけだ。

「亜紀さん…先生を。ゆっくり降りてください。」
 僕はそれだけいって屋根から飛び降り、走って昨日と同じく赤川を右足で
思い切り顔面を蹴り飛ばし、そのままの勢いで左で殴り飛ばした。

「千春姉さん、沙希!さっさと逃げろ。」
 むかつく赤川はのしたが後三人残っている。このままだとジリ貧だ。千春姉さんは呆然としている
沙希の手を掴んで屋上から走り去っていった。
 後三人…いくら自分も夏に鍛えたとはいえ、喧嘩とは縁のない生活をしてきた
自分には少し辛い。僕は時間を稼げるように扉を塞ぐように立った。

「てめえ!!」
 一人が殴りかかってくる。遅い…僕はそれをかわしすれ違いざまに膝をいれる。
しかし、同時に横から焼けるような痛みが腹部に走る。別の奴に蹴られたか…。

 後はもう滅茶苦茶だった。腕を振り回し、殴り殴られ蹴ったり蹴られたり…。僕は
相手以上にぼろぼろだった。口の中に血の味が広がっているが、それも気にせずに
抗い続ける。倒れることだけはせずに。そして、助けが来たとき……
僕はやっと安心して倒れることができた。
616さなぎ:2007/06/15(金) 19:29:38 ID:8GhCVkZ5


 私は今、保健室で眠る一春の手を握り締めています。ぼろぼろになった弟は私たちが呼んだ
先生が来てすぐに倒れました。弟のために行動したつもりが逆に弟に迷惑をかけることに…。
 情けなさ過ぎて涙が止まりません…

「千春ちゃん…。ごめんね。私の余計な提案で…。」
「亜紀さんのせいじゃありませんから…気にしないで。事情説明とか面倒なこと
 全部やってもらっちゃって…ごめんね。」
「でもよかったの?あの女の子許しちゃって。まあ余計なことしゃべってないし大丈夫だろうけど。」
 私は頷きました。確かに…やったことは許せることじゃないかもしれない。だけど、
一春が本当に好きなのはわかったから。

「沙希さんのことは一春に任せる。私は一春を信じるから…。」
「うん、それが…いいよ。じゃ、私は先に帰るね。あ、今日の借りはケーキ追加で。」
 彼女は特徴的ないたずらっぽい笑いをして去っていきました。私は暫く亜紀さんには
頭が上がらないかもしれません。

「……もう手遅れか……」
 亜紀さんは去り際何かを呟いていました。

 二時間がすぎ、夕闇が空を覆う時刻になってようやく一春は目を覚ましました。

「あれ、いたた…ここどこだ?」
「一春っ!」
 目を覚ました一春を衝動的に抱きしめます。涙は止まりません…。
 一春の体の温かさが伝わって、少しずつ落ち着き安心しました。

「…千春姉さん…無事でよかった…」
「一春ごめん!ごめんね…!!」
 彼は私の背に優しく手を回してぽんぽんと軽く叩き、慰めてくれました。それだけで、
悲しかった気持ちが幸せな気持ちに変ります。ベッドから立ち上がった一春は暫くの間、
私を抱きしめてくれました。それは幸せで優しい時間でした。

617名無しさん@ピンキー:2007/06/15(金) 19:30:54 ID:8GhCVkZ5
投下終了です。
618名無しさん@ピンキー:2007/06/15(金) 20:11:06 ID:wGcBX8TU
今回こそ一番槍GJ!

一春カッコイイじゃねーか
619名無しさん@ピンキー:2007/06/15(金) 20:48:09 ID:yAqj5sXn
いいよーGJだよー
620名無しさん@ピンキー:2007/06/15(金) 23:50:08 ID:zVijE/+/
GJだなぁ……と言うか、その執筆速度を分けていただきたい。
どうも、>>576の者です。
今一応>>577の続きを書いてるのだけど、1レスネタのつもりだったから…
状況としては六、七割完成してるつもりだけど後の数割がキツイ…
………ダレカタスケテ
 
 
あ、姉の友人より、いとこや親戚の方が良いかも。と思い始めた俺がいるよ。
621名無しさん@ピンキー:2007/06/16(土) 00:29:07 ID:z+eidx4q
亜紀先輩イイキャラだな〜

巧い作品を見ると書きたくなるわ…
622名無しさん@ピンキー:2007/06/16(土) 01:17:21 ID:lTFBqfY+
>>620
待ってるから。俺待ってるから!
623名無しさん@ピンキー:2007/06/16(土) 01:36:54 ID:gRlG2mST
理解ある人が友達でえがった。
ここから一気に2人は幸せになるんですね!
624名無しさん@ピンキー:2007/06/16(土) 17:19:27 ID:N81EGVuP
そして休み中ひたすら書いたので投稿。
今回で最後です。
625さなぎ:2007/06/16(土) 17:21:01 ID:N81EGVuP


 目が覚めると体中に激痛が走った。手にある柔らかい感触の主を探すと、千春姉さんが
僕の手を握って泣いていた。徐々に記憶がはっきりする。
 本当に千春姉さんが無事でよかった。自分のせいで姉さんを傷つけたのに姉さんは
僕のために泣いてくれていた。愛おしくなってつい抱きしめてしまった。姉さんは
嫌がらずに抱きしめ返してくれた。

「ごめん、千春姉さん…抱きしめちゃって。嫌じゃない?」
「ううん……もうちょっとこのままで居たい…。」
 姉は僕の胸に頭をくっつけながらそういった。

「一春の心臓の音聞いてたら落ち着くね…。ドキドキいってる。」
 言葉にされると、同年代でも大きい胸が当たっているのを感じ、さらに顔が赤く
なってきているのが自分でもわかる。

「千春姉さん…?」
「ごめん、一春。もう一つ謝らないと。」
「え…」
「私ね。沙希さんに嫉妬しちゃってた。一春を取られたような気がして。」
「そう…。」
「いつも偉そうなこと言っておいて…私は駄目なお姉ちゃんだよね。欲張りなの…。」
 千春姉さんは寂しそうな諦めたような…そんな笑顔を涙を流しながら浮かべていた。

「そんなことないよ。僕にとっては…。」
「ううん…駄目…。だって…私…実の弟の一春を好きになっちゃったんだ。一人の男として…。
 私が太っていた頃から、何をおいても助けてくれた…私をそのままに見てくれた…
一春以上に愛している人は私にはいないの…。」
 姉のその言葉に一瞬頭が真っ白になった。姉の寂しそうな顔を見る…。美しく優しい
ある意味で理想とも言える女性…自分にとって一番大事な女性…僕自身はどうなんだろう。

「ごめん、忘れて…一春。」
 姉は我に返り、僕の手から抜け出そうとした。だけど、僕は放しはしなかった。さらに
腕に力を込めて姉を抱きしめ、唇を奪った。優しい姉を尊敬していた、大切だった…
守りたいと思った…離したくないと思った…そして…僕も姉をどうしようもなく愛していた。
626さなぎ:2007/06/16(土) 17:22:07 ID:N81EGVuP

 ……許されないことなのかもしれない。
 だけど、この人以上に愛することのできる人は現れないだろうと確信している。
 姉が同じ気持ちなら…もし地獄に落ちるとしても、一緒に落ちて後悔しない。


「千春姉さん…。僕も姉さんを愛してる。」


 僕はもう一度引き寄せて唇を合わせると千春姉さんは幸せそうに笑ってくれた。
 抱きしめた、唇をあわせたままベッドに倒れこむ。認めてしまえば後は自分の心を
とめるものは何もなく、姉の口内を舌で欲情の赴くまま貪る。

「ん……っ……一春………ちゅ……」
 口を離すと強張っていた姉の体の力がゆっくりと抜けていき、顔を紅く火照らせた
姉の熱い吐息が僕の顔をくすぐる。

「一春…キス上手だね。」
「えー…それはその…。僕も健全な男でして…。ごめんなさい。」
 しまった、しどろもどろだ。言い訳が思い浮かばない。

「いいよ。でも次はお姉ちゃんに任せてね。」
 指を震わせながら、それでも大丈夫と包み込むような温かい笑みを浮かべて
千春姉さんはチャックを下ろしていく。僕の興奮してそそりたったモノが、姉の前に
あらわになった。姉は暫く、驚いたように見ていたが、感触を確かめるようにさわり、
舐め始めた。

「…びちゅ…れろ…ぴちゅ…………少し変った味…こういうのって気持ちいいのかな…」
「うん、千春姉さん…気持ちいいよ…咥えて上下に…そう…僕も姉さんに…。」
 しばらく姉に優しく奉仕されていたけど、自分も姉を気持ちよくしたい衝動がおき、
自分の体の上で僕を気持ちよくしようと頑張っている姉の大事な場所を僕も舌でいじり
はじめた。姉のいつもの優しい匂いではない、女の匂いが僕をさらに興奮させていく。

「………っ!!……一春……」
「千春姉さん…一緒に気持ちよくなろう。」
 僕は姉の下着越しになぞるように舐めると姉がびくっと体を震わせる。下着が少しずつ
濡れころあいを見て下着の隙間から直接指と舌で愛撫していく。その間も姉は僕のモノを舐めたり、
口で責め、僕は限界まで来ていた。

「姉さんごめん、出るっ!」
「うんん……っ!けほっ……」
「ごめん、大丈夫?」
 姉は暫くむせていたが、首を縦に振った。そして、着ていた服をゆっくりと脱いでいく。
 全裸になった姉さんは漆黒の綺麗な髪、少しだけ日に焼けた白い肌…普段にない艶っぽい
表情…思わず見とれるほど美しい姉…いや、美しい女性だった。
627さなぎ:2007/06/16(土) 17:22:53 ID:N81EGVuP

「……一春はそこに寝たままで…」
「千春姉さん…初めてだろ…無理したら…。」
「大丈夫、一春がくれることなら痛みだって…。」
「ううん、僕は千春姉さんにも気持ちよくなって欲しいし、大事にしたいんだ。」
「………わかったわ。一春…優しくしてね…」
 僕は千春姉さんをベッドに寝かせ、僕のモノを姉さんのあそこにあてがった。
狭い肉壁をかき分けてゆっくりと中に入っていく。そして、一度さえぎるものの前で止まった。

「……痛!……くぅ……一春……」
「大丈夫?……少しだけ我慢して…。姉さんの初めて…貰うよ。」
「一春……愛してる。」
「千春姉さん僕も……愛してるっ…」
 そしてついに…僕のモノは奥まで達した。

「……はっ……はっ…一春が中にいるの…ちゃんとわかるよ。」
「うん…。一つになったよ。姉さんの中…暖かくて気持ちいい。」
「もう…動いて大丈夫だから。」
 頷いたものの初めてのそこは、狭苦しく少しでも気を抜くとすぐにイキそうになる。
 それでも胸と乳首を軽く愛撫しながら腰をゆっくりと動かし始めた。

「くっ……んっ……」
 腰を突くたびに姉の表情が苦しそうになる。それを眺めているのに気づくと姉は大丈夫と
いうふうに微笑み僕の頭を両手で大事そうに抱え込む。
 やがて、その辛そうな表情もなくなり、快楽の表情が表に出てきた。僕も徐々に理性が
殺がれ、激しく腰を使い始める。

「ひっ…あっ…一春……一春っ!」
「千春姉さん、ごめん!気持ちよすぎてとまらないっ」
「うん…いいから!私は大丈夫だから…気持ちよくなって!」
「くっ……そろそろ…まずい…」
「今日は…中でも大丈夫だから……」
「…………っ!」
「あっ…………」
 最後に奥まで強くつくと姉の中が急速に閉まり、体が後ろに張って綺麗な首元があらわになった。
 暫く放心したように体を重ね合わせ、お互いの体温を感じ、顔を見合わせて笑う。

「一春…痛かったけど気持ちよかったよ…。やっちゃったね。駄目な姉さんだよね。」
「ううん、こういうときは男の責任らしいよ。僕にとって千春姉さんは最高の姉だから…。
 それにしても…千春姉さんって結構えっちだったんだね。」
「もう、一春の馬鹿っ!」
 真っ赤に染まった姉の顔を見て、僕はくすくすと笑った。太陽は沈み、もう外は
星空が広がっている。僕たちはこの日、してはいけないことをした。

 だけど僕たちはしあわせだった。
628さなぎ エピローグ:2007/06/16(土) 17:24:01 ID:N81EGVuP


エピローグ


 私たちが結ばれてから三年近くの時が流れました。
 親はあまり家に帰ってこないので私たちの恋の秘密は周囲にばれることもなく、今でも
続いています。距離が近くなったことにより、お互いの駄目な部分も見えるようになりましたが
喧嘩や仲直りを繰り返し、どんどん近づいていきました。

 私は弟と共に勉強に励み、実家から離れた国立大学を受験し合格しました。弟とよく相談
して決めたこととはいえ、一人暮らしをするために弟と一年間も別で暮らすのは
私にとって非常に辛いものでした。

 唯一の救いは…休み期間中、弟と一緒に田舎に帰って一緒に暮らせたことでしょうか。
 あの私を替えた楽しい夏の行事はもう慣行となっていて、亜紀さんを初め、友人たちも
遊びに着たりするようになりました。
 沙希さんとも和解し、今では普通にお付き合いしています。私たちの関係を知ったときは
さすがに呆れてはいましたが…。

 そして、月日は流れこの日がやってきました。
 今年の試験で見事に私と同じ大学に弟が合格し二人で暮らすために、広い部屋に引っ越すのです。
 誰にもはばかることなく弟と過ごすことのできる…そんな楽しい日々の始まりです。

 まずは、お花見の計画からかな。新しい友達もたくさん呼んで…
 そんなことを考えていると部屋のチャイムが鳴りました。

629さなぎ エピローグ:2007/06/16(土) 17:25:26 ID:N81EGVuP


 僕たちの新しい住処は2LDKのそこそこ広い部屋だった。チャイムを鳴らすと
美しい女性が笑顔で出迎えてくれる。姉は昔からの美しい姿はそのままに、大人の女性
らしい、落ち着きと女性らしい仕草があいまって僕には勿体無いほどになった。

「千春姉さん…おまたせ!」
「おかえりなさいっ!一春!」
 僕は、姉を強く抱きしめた。

 僕たちはこれからこの場所で新しい日々を始める。ここには僕たちを知るものは
誰もいない。だから、僕たちは夫婦を名乗る。
 正確には結婚は法律上できない。だけど、僕が愛するのは千春姉さんしかいないし、
姉もそうなんだと信じている。親不孝だといわれるかもしれないが、仕事仕事で
僕たちに家事一切を任せきった報いとでも思ってもらうしかない。
 結婚なんて、結局のところ書類一枚の関係なのだ。僕たちのしったこっちゃない。

 それまで普通の姉と弟だった僕たちが変わることになってしまった一年。それまでは、
僕たちはゆっくりとお互いに大事なものをうちに秘めて溜めてきたのだろう。
 そして、きっかけができた一年で僕たちの関係は大きく変った。姉は美しくなり、
僕も強くなった…愛し合うことで…そう思う。

 僕たちは幸せにこれからも運命を共にして過ごしていく。だけど、どれだけ幸せになっても
あの夏の日々は忘れないだろう。僕と千春姉さんという幸せの幼虫が美しい蝶に生まれ変わった日々のことを。


終わり
630名無しさん@ピンキー:2007/06/16(土) 17:26:49 ID:N81EGVuP
以上です。

お付き合いいただき有難うございました。
631名無しさん@ピンキー:2007/06/16(土) 17:27:47 ID:9RS5gkL9
リアルタイムGJ
ハッピーエンドで良かった
632名無しさん@ピンキー:2007/06/16(土) 17:33:24 ID:2gVNf3jh
初リアルタイム 乙!そしてGJ!
633名無しさん@ピンキー:2007/06/16(土) 18:49:02 ID:lTFBqfY+
GJ!
言う事がない!
634名無しさん@ピンキー:2007/06/16(土) 21:00:45 ID:z+eidx4q
軽い背徳感がたまらない…

良いモノを読ませていただきました。
635名無しさん@ピンキー:2007/06/16(土) 23:02:08 ID:fxV+Ae6l
近親相姦ものとしては、まさに理想的なハッピーエンド。
GJですた。
636名無しさん@ピンキー:2007/06/17(日) 08:46:59 ID:k8wSPNks
心に響いたな・・・・

神GJ!
637名無しさん@ピンキー:2007/06/17(日) 18:41:11 ID:BvDSsyxo
大団円GJ!
良かった… ハッピーエンドで良かった… (´;ω;`)
638おきゃんぴー:2007/06/18(月) 17:15:00 ID:7AQW2tmN
自宅近くの大きな辻まで来たとき、川島隆文はえらく勢いのついた車とすれ違った。
車夫が慌てているのを見ると、乗客はよほど急いでいるに違いない。雨上がりのぬ
かるんだ道にできた轍を見つつ、隆文は自宅へと向かった。
「はて、そういえば今日は姉さんに、見合い話があったはずだが」
二十歳になる姉の千鶴子には、最近、どこの誰ともわからぬ男からの、求婚の申し
込みが後を絶たない。

やあ、何処其処の公爵の次男ですなどと、やたらと身分を強調してくるのが多いの
は、川島家が成り上がりの新興財閥ゆえであろう。もっとも姉は爵位など気にも止
めない為か、軽くあしらう事が多いという。
「そうなると、さっきの車は見合い相手かね」
きっと、姉が見合い相手を手ひどく追い返したに違いない。隆文が急ぎ足で帰宅す
ると、案の定、玄関先でおろおろとする母の姿があった。

「あっ、隆文・・・ちょっと聞いて頂戴。千鶴子さんったら、また」
「見合い相手を怒らしたんだろう」
「ええ、そうなの・・・お相手は土竜小路家のご子息様だというのに・・・私はもう、どう
したらいいの」
「姉さんの好きにさせるさ」
母には悪いが、隆文は姉に喝采を浴びせたくなった。今時、政略結婚などという発想
は古いとしかいいようがないし、千鶴子は近隣でも評判の美人で、かつ学もある。家庭
に収まり、良い妻、良い母にならなければいけない理由は、どこにもないのだ。

広大な屋敷の玄関を上がって、長い廊下を何度か折れて、中庭を眺めながら姉の部
屋へ行く。今日はどのような話が聞けるのかが楽しみだった。
「姉さん、入るよ」
「隆文か。おいで」
六畳ほどの和室に卓袱台、その上に一輪挿しの花瓶がひとつと、壁には名の知れぬ
誰かの掛け軸が一幅。この殺風景な趣の中に、大輪の如き美しき花が咲いている。
それが姉、千鶴子であった。
639おきゃんぴー:2007/06/18(月) 17:29:15 ID:7AQW2tmN
「派手にやったようですね」
千鶴子はふ、ふ、と鼻を鳴らした。
「どこの公爵か知らないけど、世間知らずのお坊ちゃま寄越して、嫁にくださいも
ないもんだ。笑わせるよ」
「手ひどくやりましたか?」
そう尋ねると千鶴子は中庭を指差して、
「池に放り込んでやった。ははは!」
と、高笑い。

ここで普通なら、姉を諌めるべきだが、隆文は愉快でならなかった。拍手喝采で
包み、賛辞を送りたいくらいである。しかし、表向きはそれらしい顔をして、
「さぞや、父さんの骨が折れることでしょうね」
などと言っておく。

「見合いなんて柄じゃないよ」
「でも、姉さんも年頃だし」
「そうだね」
一瞬、千鶴子が寂しそうな顔をしたので、隆文は中途で購入したシトロンを鞄から
取り出して、
「冷えてますよ。やりますか」
「いいね。気が利くじゃないか」
「栓抜きを取って来ます」
嬉しそうに微笑む姉を見つつ、部屋を後にしたのであった。

台所へ行くと、女中も慌てふためいていた。千鶴子がやらかしたのを見ているの
だろう、誰もが右往左往の有様で、中には泣き出すものもある。それにしても、
何という素敵な姉であろうか。公爵家のご子息様を、池へ放り込む女傑の頼もし
い事、頼もしい事・・・隆文はにやつく顔をしかめる事に必死だった。こんな時、笑っ
ていてはまずいのである。黙って栓抜きを取り、再び姉の部屋へと向かった。
640おきゃんぴー:2007/06/18(月) 17:44:47 ID:IdHq9DkJ
二度目という事で、今度は声をかけずに入室すると、千鶴子は着替えの最中だっ
た。先ほどは余所行きの着物だったが、それが暑苦しいのか、洋服に着替えてい
る所であった。
「すいません」
「なにを謝ってるんだい。早くシトロンの栓を抜いておくれよ」
「はい」
千鶴子はまとめていた髪を解き、流れるままにした。それで出来た小さな風に乗っ
て白粉の匂いが漂う。

(胸が)
すぐ傍で生肌を晒す姉の体は日の光を帯び、神々しいほど眩い。隆文は動悸を覚
えながら、卑しい心をひた隠していた。
「おまえ」
「はい」
千鶴子が背を向けたまま声をかけてきたので、隆文は横目で艶かしい女体を盗み
見しながら、シトロンの栓を抜く。襦袢が滑り落ち、尻の割れ目がはっきりと見える。
姉はすでに素っ裸だった。

「男ばかりの学校に通って二年にもなるけど、もう誰かに衆道の手ほどきでも受け
たかい?」
「いえ、幸いにもそういう事はありませんが」
「あれは良いものらしいよ。だけど、おまえは今後、社会に対して責任ある立場に
つかなきゃならないから、野郎陰間なんて陰口を叩かれないようにしなきゃね」
「心得ます」
「シトロン寄越しな」

冷えた瓶を手渡すと、千鶴子はそれを一気に煽った。喉を鳴らし、まるで土方男
のような下品さだが、この姉がそれをやると何だか婀娜で艶っぽい。歌舞伎踊り
でも見るような、そういう艶かしさがあるのだ。
641おきゃんぴー:2007/06/18(月) 18:01:04 ID:IdHq9DkJ
千鶴子はシトロンを飲み干すと、弟の目があるにも構わず、着替えを続けた。
近頃は洋装流行という事もあり、下着も舶来物をよく身に着けるようで、彼女の
手には毒々しい紫色の布切れがあった。隆文はシトロンを飲みつつ、姉に向け
た卑しい視線を悟られぬよう、壁の掛け軸に目を遣った。千鶴子は素足に間延
びした靴下の如き物を履き始めていた。

(なんだろう、あれ)
網になった靴下を伸ばしたような、不思議な物である。千鶴子は慣れているよ
うで、衣擦れの音もさせずにするするとそれを履いた。長く美しい脚線が、紫色
の網に包まれたようで、何やら怪しげである。それを、腰に巻いたバンドで吊り
終わると、千鶴子はおもむろに振り向き、
「おまえ、これが何か分かるかい?」
などと言うのである。

隆文は恐る恐る目を合わせた。姉は襦袢を着けていない。素っ裸の身に、紫色
の長靴下と、それを吊るバンドしか着けていないのだ。ちょうど良い大きさの乳房
も、若草がふうわりと茂った下半身も、すべてが隆文の目に映じている。
「分かりません」
「仏蘭西の娼婦が身に着ける物だそうだよ。まったくの男を喜ばせるためだけの
下着らしい」
「そうですか」

胸の動悸が治まらず、隆文は息苦しさを感じた。姉が異国の娼婦と同じ姿でいる
と思うと、心がはちきれそうになった。
「娼館で女たちはトランプをやるらしいよ。その様子を男たちが見て、決めるんだっ
てさ。どこの国だって、男は助平だねえ」
ふ、ふ、と千鶴子は笑った。公爵の倅を池に放り込んだ時も、このようにして笑っ
たのだろうか。興奮した隆文は、いい加減、眩暈まで覚えてきた。
642おきゃんぴー:2007/06/18(月) 18:17:32 ID:IdHq9DkJ
「おまえ、ズボンをお脱ぎ」
「え?何故ですか」
「黙って言うことを聞けばいいんだよ。弟ってのはそういうもんだ」
そう言われると仕方がない。隆文は命ぜられるままにズボンを下ろした。
「四つんばいになるんだよ」

犬のごとく這うと、千鶴子は隆文の尻をなで始めた。初めはまあるい尻たぶをゆっく
りと。次第にすぼまりがある辺りを突付くように、それはいやらしく撫で付けるのであ
る。
「ね、姉さん」
「黙ってな」
隆文は尻の穴に、何か冷ややかな液体のような物が、塗られている事に気がついた。
それによって、姉の細い指が穴を出入りし、心細いようなそれでいて楽しいような、摩訶
不思議な心持になるのである。

「私は男は嫌いなんだけどね。おまえは特別さ。こうして、クリームも塗ってやるんだ」
千鶴子の目は血走っていた。外国の娼婦の如き姿で弟の肛門に指を入れ、昂ぶって
いるようだった。
「姉さん、すいません。このままでは僕は・・・恥をかきそうですが」
「いいんだよ」
隆文は別に、男色の気がある訳ではない。だがこうやって、姉の愛撫に身を任せてい
ると、自分が無垢な乙女になったような気がする。陰茎が凄まじく張り詰め、そのまま
裂けそうだった。

「おまえみたいに可愛い顔をしていると、男子校なんぞにやるのは勿体無いね。ああ、
汚らしい」
「僕は別に・・・そういう訳では」
「いつかはそうなるさ。寄宿舎にでも遊びに行けば、一緒に風呂へ入る事もあるんだろ
う。そういう時、悪戯な先輩が一人は必ずいるもんさ」
千鶴子はそう言うと、空いた手で熱くなった陰茎を握った。
「こいつを入れられて、ひいひい泣かせられるのさ。だから、男は嫌だよ」
肛門を犯す指の動きが早くなり、隆文は呻いた。素晴らしい一瞬が、目の前まで訪れて
いた。
643名無しさん@ピンキー:2007/06/18(月) 18:27:01 ID:WefZ1uoc
リアルタイムwktk
644おきゃんぴー:2007/06/18(月) 18:33:03 ID:7AQW2tmN
「ううっ!」
陰茎がわななき、大量の粘液を吐き出した。懐紙の用意が無かったので、畳の
上は悲惨な状態になる。肛門はいまだ姉の指によって犯され、生肉をこねるよう
な音がしていた。
「ふ、ふ、随分と元気が良いね」
「す、すいません」
「陰間が気に入ったらしいね」

千鶴子はふと自分の飲み干した、シトロンの空き瓶に目を遣った。
「男の物はちょうどこれくらいかね」
つるりと滑らかな瓶の先を、千鶴子は隆文の肛門にあてがった。そして指戯によ
ってすっかり解されたそこは、しずしずと瓶を飲み込んでいく。
「あううッ!」
「いい声だ。さぞや、学友や先輩たちのお気に入りになるんだろうね、おまえは」

瓶は呑み口から五センチも入っただろうか、少し太くなった部分で止まった。千鶴
子は今や、芋虫のように転がる弟を軽蔑と悲哀の眼差しで見つめ、こう言った。
「いい格好だよ、おまえ」
隆文が見上げると、姉の狂気のような笑顔が確かめられた。異性へ対する憎しみ
と、弟への憐憫が入り混じった複雑な表情だった。

「姉さん」
「なんだい、おまえ」
「僕はずっと、あなたの傍にいますから」
「・・・・・」
千鶴子は何も答えない。ただ、黄昏かけた西の空を見て、立ち尽くすだけであった。

おすまい
645おきゃんぴー:2007/06/18(月) 18:33:43 ID:IdHq9DkJ
変化球のつもりですが、暴投かもしれません。
646名無しさん@ピンキー:2007/06/18(月) 20:00:45 ID:iwEmt1sS
う〜ん、途中まではかなりいい感じだったのになw
647名無しさん@ピンキー:2007/06/18(月) 21:15:38 ID:kL47Sy+9
GJ!
大正浪漫っぽい退廃的ムードイイヨイイヨー(;´Д`)ハァハァ
おすまいにしないで続き希望。
無論、この先弟は男じゃなくて姉に食われるんですよね?
648名無しさん@ピンキー:2007/06/20(水) 01:20:05 ID:MBJKKsre
姉さんを男に目覚めさせたい……
649名無しさん@ピンキー:2007/06/20(水) 14:54:56 ID:Xn4C94QM
もっとラブラブでお願いします。
650名無しさん@ピンキー:2007/06/21(木) 16:35:59 ID:MwH7L27B
普通の純愛を書けばまず絶賛されるだろう文章力を持ちながら、あえて我が道を行くおきゃんぴーはステキだ
651名無しさん@ピンキー:2007/06/22(金) 23:16:05 ID:V2Ttpl4d
一人はそういう職人がいないと姉総合スレとは言えん罠
652名無しさん@ピンキー:2007/06/22(金) 23:17:35 ID:V2Ttpl4d
途中送信
いつもながらおきゃんぴー氏GJ
653名無しさん@ピンキー:2007/06/23(土) 03:38:03 ID:rwB8zzNc
守護
654名無しさん@ピンキー:2007/06/23(土) 10:28:21 ID:ePm8Wta1
地頭
655名無しさん@ピンキー:2007/06/23(土) 18:17:15 ID:lwbXFaJz
どうも、>>620の者です。
んと、勇気(?)を持って暴走させてみました。
遅筆で情けない。
ナニコレ、とか思ったらスルーしてもらっておkです。
 
試験的に従姉妹の投入はおkかな?なんかキャラ二人じゃさみしい気がするのだけど。
656名無しさん@ピンキー:2007/06/23(土) 18:19:32 ID:lwbXFaJz
 姉が止まった─のも数秒、スカートを揺らし、ゆっくりと迫ってくる。
「して……あげる」
─聞いてねぇ!?─
「ちょ、姉ちゃん、ほら、き、着替るから、人の話を聞こぅおっ!」
 ベットに押し倒された。
 上気した頬、姉の息が荒い。その息が俺の顔を撫でる。その顔は可愛いくて…
─な、何を考えてる?俺は!?あ、姉なんだぞ─
 俺に覆い被さったままの姉の顔が迫ってくる。
 押し退けるのは可能。だが、姉に対して暴力まがいの事はしたくない。
「ほ、ほらっ!飯でしょ!?飯!!起きる!起きるかぁ……」
 止めれ無かった。唇同士が接触し、姉の舌が俺の口内に入ってくる。
「…んっ……はぁ…あ……うんっ…は…ぁん……」
 姉の胸が俺の胸の上で形を変える。その横に手が置かれ、そのまま腹、臍とゆっくり這うように動かされる。そして─
 姉はさっきなんと言った?
『してあげる』
 そういう知識を持っていて言っているなら…
─ヤバい─
 この調子だと、あと数センチでズボンの中にまで手が来る。それだけは…
 必死に両手を使い、ズボンを押さえる。が、数秒遅かった。手首までがズボンの中に入れられていた。
 トランクスの中に入らなかったことを安心するべきか? 
もちろんこの間も、姉の舌が口内を這い回っている。口内にある唾が自分の物なのか、姉の物なのか、もう分からない。
657名無しさん@ピンキー:2007/06/23(土) 18:21:47 ID:lwbXFaJz
 姉がズボンの中の手を動かし、トランクス越しに俺のモノに触れる。
「く……ぁ…うっ……ね…ぇ……ちゃ…」
 姉の細い指が俺のを……トランクス越しとは言え、その感触と温度が伝わってくる。
 正直に言えば…気持ち良い……だが、相手は姉だ。声など出せるものか。
「…はぁ…ぁあ…うぅん……」
 姉は俺の口内に唾を流し込み、俺の唾と混ざった物を吸い上げる。
「ん……ぷはぁ………はぁ…はぁ…」
 姉が口を離した。銀の糸が姉の口から俺の口に垂れる。
「……こんなに…大きいんだ……」
 俺のモノを撫で回しながら言う。
「ちょ…あぁ……だめ……だって」
「………」
 まるで俺の言葉に反抗するかの様に、姉は手を止めない。
「…あぁっ……ぐっ…あ、ほ…ら……好き…な奴…いる、んでしょ……」
 言っていたはずだ。『好きな人がいる』と。
「……うん」
 姉の手が止まった。
「じゃあ……こんな
「好きだもん」
「…ぁ……え?」
「……好きなんだもん……好きになっちゃったんだもん……」
「な……にを」
「………鈍い」
 また唇が触れた。今度は触れるだけの、しかし、優しい─キス…?─
 離れた。
 姉の顔が目前に。その顔はまるで、散歩のときに見た夕日の様に赤い。
「お姉ちゃんが弟を……君を好きになっちゃいけないの?」
658名無しさん@ピンキー:2007/06/23(土) 18:23:16 ID:lwbXFaJz
「……な…」
「……言っておくけど、もちろん家族として、じゃなくて、男と女として、だからね」
「だ、だって……姉弟じゃ…」
「好きになっちゃいけないの?姉が弟を」
「それは…」
 分からない。家族だから?姉弟だから?
「私は好きだよ………愛してるし…愛されたいとも思ってる」
「………」
─冷静に、冷静にだ─
 人が人を好きになるのは道理。それを止める権利はドコに?
 例外は有るのか?無い?
「は、初めてだって……あげたいし……」
「……はい?」
─何を言って─
 言うや俺のモノを再び撫で始める。掌で筋を撫で、指が玉を揉む。
「なっ!?…あっ…くぅ」
「……こういう事も………し、したいし…その、えっ…と……して…もらいたいし…」
 何を言ってらっしゃるのかな?我が姉は?
 出来れば全力で問いたいのだが、状況がそれを許してくれない。
 姉に押し倒されて、キスされて、更にはアレまで触られている?
 いや、どんな状況だよ?
 だが、俺の胸中を知るよしもなく、姉は手を動かす。
 撫でる、といってもおっかなびっくり、の様であるし、動きも明らかにぎこちない。
 初めて。と言うのは本当の様だが、喜んだり出来るものか。
659名無しさん@ピンキー:2007/06/23(土) 18:25:08 ID:lwbXFaJz
 俺だって、その、童て……である。姉の経験がどうだろうが、いつまでも耐えれはしない。
 姉が手を滑らせ、指で筋を撫で、掌で先端を包む。
─暖か…い─
「凄い……熱くて…ビクビクしてる……気持ち……良いの?」
 姉の荒い息が顔に当たる。それは熱を持ち、俺の鼻孔を甘くくすぐる。
─駄目だ─
 相手は姉だ。それなのに俺は感じている。
 姉の赤い顔が近付いてくる。それを、止められない。
「…ん……ぁ…」
 唇が再び触れ合い、姉が俺の下唇をあま噛みしてくる。
 舌が入れられる。歯茎を舐められ、唾が流し込まれ、唾を吸い上げられ、舌を絡めて─
「っ……く…ぁ」
 そこまでが限界だった。
 我慢出来ず、トランクス越しに姉の掌に出してしまった。
「あ……あぁ…凄い…勢い…」
「はぁ……はぁ…」
 姉はトランクスをつまんで、俺の精液を絞りとる。手をズボンから抜き、絞りとったものを……舐めた。
「な!?……姉…ちゃん…それは…」
 その姉は、とても妖しく……美しかった。
「…………ぁ………」
 姉の動きが止まった。
 自らの行動がかなり恥ずかしい事に今気付いたのか、今まででもう充分に赤い顔が、更に紅潮していく。
「ご、ごめん!!あの、その、ご、ご飯出来てるから!!ごめひゃう!?」
 ベットから飛び跳ねて下がる。その際に床にあった毛布を踏み足を滑らせ、尻餅をつく。
 スカートが捲れ、姉の下着が見えてしまう。それは明らかに濡れて─
「はぅ!?だっ、駄目!!」
 毛布を投げつけられた。視界が奪われる。
 ドアを開閉する音が聞こえる。部屋から出ていった様だ。
「……どう…するかな…………」
660名無しさん@ピンキー:2007/06/23(土) 18:26:50 ID:lwbXFaJz
投下終了です。
661名無しさん@ピンキー:2007/06/23(土) 18:41:08 ID:8Q/wff5U
ワッフルワッフル
662名無しさん@ピンキー:2007/06/23(土) 19:11:14 ID:vSqKe9Sj
>「……どう…するかな…………」

1.一線を越える
2.姉と大人の階段を上る
3.エプロン姿の姉を後ろから
4.姉とお風呂で洗いっこ

どれでも好きなのを選べ!!
663名無しさん@ピンキー:2007/06/23(土) 19:33:51 ID:lQKdXMOP
5.二人で永住の地を探す もだ!
664名無しさん@ピンキー:2007/06/23(土) 20:45:23 ID:7ezOLIu8
>>662-663
全部好きなんですが…ww
665名無しさん@ピンキー:2007/06/23(土) 21:49:07 ID:tv31JVvA
GJ!!!
>>662 全部 → >>663 でw
666名無しさん@ピンキー:2007/06/23(土) 22:00:49 ID:VxJPJPFK
つまり数字は順番を示していると。
667名無しさん@ピンキー:2007/06/23(土) 22:36:35 ID:f5Nnixjd
>>666
3→1→2→4→5
が一番自然な流れだと思うぞ?
668名無しさん@ピンキー:2007/06/23(土) 23:10:30 ID:HF03MfPn
並べ替え問題かよw
669名無しさん@ピンキー:2007/06/25(月) 02:31:06 ID:PISX2QiR
このスレみてたら、なんか弟に抱き付きたくなってきた…
670名無しさん@ピンキー:2007/06/25(月) 05:42:51 ID:hNkCl5O1
アッー
671名無しさん@ピンキー:2007/06/25(月) 06:39:10 ID:sn7hon2o
どうも、>>655の者です。
流石このスレの住民の方々だ。
従姉妹云々に関してのスルーは予想もしてたが、よもや展開まで決められるとは思わなんだ。
まぁいい、やってやる、やってやるさ!!リクエストに答えるのも文才を高めるためには必要であろうから!!
ただ、遅筆に下手なのは勘弁して頂きたい。構想をかなり変えなきゃいけなくなるし、いかんせん経験不足だ。
気が向いたら構想通りのも何回か投下してみたいと思ってるよ。
 
それでは。期待しないで待ってて貰えば一番です。
672名無しさん@ピンキー:2007/06/25(月) 07:02:03 ID:4sJ9GcZ4
>>671
なんか勘違いしてるようだが
こちらの妄想は全部スルーでおkだぞ。
後、俺個人としては従姉妹は別に居なくても良いとおも
あくまで個人的な意見だが…
673名無しさん@ピンキー:2007/06/25(月) 08:14:06 ID:sn7hon2o
スルーでおkなのか…
俺気合い空回りじゃないか!?恥ずかしい!
 
それじゃ優先順位変えて構想通り書いてみるよ。皆の妄想は俺に力と余裕があったらチャレンジしてみる。
従姉妹は試験的に次かその次にでも出してみます。それで駄目だと思ったら指摘して下さい。
それでは。
674名無しさん@ピンキー:2007/06/25(月) 12:15:08 ID:s/Iej2Dt
>>673
いい考えがある。

 元々の構想通りの話 と スレ住民に従った話 との マ ル チ エ ン デ ィ ン グ !!!

まぁ冗談。 書き手様のご随意に。 続きお待ちしております。
675名無しさん@ピンキー:2007/06/25(月) 12:44:58 ID:ClZAKGaK
いやいやスレ住人が出した展開を違う人が違う人物でやれば完全におkだろ?

1人の職人に多くを求めすぎるのはイクナイ
676名無しさん@ピンキー:2007/06/25(月) 15:12:23 ID:vVvT8p2L
面白いプロットがあれば挑戦したい。
一度書き終えてろむってたけど、やっぱり
何か書いてみたい気持ちはある。
677名無しさん@ピンキー:2007/06/25(月) 21:34:51 ID:AEHYQF2i
ちょっと亀だが>>644の弟の名前が俺と同名の漢字まで一緒で少し複雑
 
俺にSな姉がもしいれば… と思ったけどよく考えたら俺Sだった
SがSを攻めるってシチュも良いかもね
恥辱に顔を歪ませつつ感じてる みたいな
678名無しさん@ピンキー:2007/06/28(木) 01:05:03 ID:A6k6UrCN
>>673
マダカナ(・∀・)マダカナ(・∀・)
wktkwktk
679おきゃんぴー:2007/06/28(木) 21:49:50 ID:Jwj/0JIV
ある夏の黄昏時、柴田恒雄は目の前にいる姉の聡子の首筋に、一匹の蚊が
たかっているのに気がついた。聡子はちょうど、夕食後のデザートを食しつつ
テレビを見ている所で、蚊の存在には気づいていないようだが、ここでふと恒
雄は、奇妙な事を思いつく。

(あの蚊がもし、自分だとしたら)
姉の血を吸い渇きを癒したら、彼女の処女性を冒涜した事になるだろうか、と、
真剣に考えるのである。実を言うと最近の恒雄は、おかしな夢ばかり見ている。
それは、自分が蚤にでもなったかのように矮小になり、豊満な聡子の乳房の
谷間にへばりつく夢であった。

どういうわけかそういう卑屈な夢を、時折、思い出したかのように見るのである。
これを卑屈というのは、恒雄が姉に対して劣等感を抱いていると思っているか
らだ。考えてみると、姉というのは不思議な存在である。父母のように絶対的
な存在ではないし、かといって敬わぬわけにもいかない。父母から見れば単に
子供という対等な立場なのだが、知らぬ間に優劣がついてしまっている。

「痒い。蚊に食われたか」
その声で、恒雄は我に帰った。そして、姉が自分をじっと見ている事にも気が
つく。
「もしかして、これ、食べたいの?」
聡子が手にしているのは、人気のプティングである。恒雄は別に欲しくも無かっ
たが、姉を見つめていた理由が他に見つからないので、
「うん」
と、答えておいた。
680おきゃんぴー:2007/06/28(木) 22:04:46 ID:Jwj/0JIV
「アーンして」
聡子はスプーンでプティングをすくい、恒雄の鼻先につきつけた。美味そうな香り
と、そして姉の囁きに誘われ、その甘味を一口。
「美味しいでしょ」
「うん」
聡子は片目を瞑って、またテレビを見始めた。恒雄は甘さと気恥ずかしさばかりを
感じて、その場を去る。

姉と食器を同じくするという事に、何やら羞恥を覚えるのである。もっとも、弟と違っ
て、姉の方は何とも思っていない様子。恒雄の考える、劣等感というのはこの辺に
起因している。聡子は時に、母のように優しい。そうかと思えば友達のように悪戯で、
先生のように厳しい。また、包み込むような父性もあれば、憧れの異性のような瑞々
しさもある。父母のように絶対的な存在と認められないのは、そういった理由である。

聡子は特別、美女ではない。十人並みの容姿と、陽気な性格が売りである。在学す
る高校では水泳部に所属し、とにかくよく食べる。化粧っ気は無く、派手さとは縁遠い。
なのに、男友達がいるようで、先日などは二人も自宅に連れてきた。何でも校内で
近く開かれるカバティ大会の運営についての話し合いだとか言ったが、恒雄は随分、
やきもきさせられた。

室内に男二人と女一人、何が行われているかと、恒雄は懊悩した。ついには隣り合
う姉弟の部屋の壁に耳をぴたりとつけて、向こうの様子を窺ったのである。しかし、
姉と男友達は終始、カバティについて語り合うだけであった。この夜、恒雄はまた
蚤になり、姉の乳房に埋まる夢を見た。
681名無しさん@ピンキー:2007/06/28(木) 22:15:47 ID:kaj1MhR8
随分手慣れた文章だね
682おきゃんぴー:2007/06/28(木) 22:23:31 ID:Jwj/0JIV
翌日、恒雄は縁側で午睡を貪る聡子の姿を見た。その日は休日だったが、部活に
出たらしく、疲れ果てている様子である。在宅ゆえ、Tシャツに短パン姿の姉は足を
大きく開いて寝ており、ともすればだらしないと言われかねないが、恒雄はこの姿に
見惚れずにはいられない。

短パンからのぞく白いショーツに日焼けした肌、そしてTシャツに浮き出た母性の
頂きがどうにも眩い。聡子はブラジャーを着けていないようだった。
「姉さん」
呼べども返事は無い。恒雄はそっと寝転ぶ姉の足元へ跪いた。

近づくと汗ばむ女体から、鼻をくすぐる芳香が漂ってくる。恒雄はすぐに夢中になっ
た。その行動が卑しいと分かっているが、聡子の体臭を胸一杯吸い込んだ。
(ああ、いい匂い)
目も眩まんばかりの芳醇さを味わうと、恒雄は真っ直ぐ自室へと向かった。そこで、
昂ぶりを収めるために陰茎を擦るのである。姉に悪戯しようとする気持ちは無かった。
そこまでの卑しさをこの弟は持っていないのである。

「姉さん、姉さん」
この時、恒雄は先日、姉が連れてきた二人の男友達の事を思い出し、胃の腑が
カーッと熱くなり動悸を覚えたが、陰茎を擦るのをやめなかった。理由は分からな
いが、そうする事で興奮が倍増した。絶頂の際には、塊のような子種が放たれ、
シーツを激しく汚し、うろたえるほどだった。
683おきゃんぴー:2007/06/28(木) 22:44:30 ID:Jwj/0JIV
夕方には風が出た。恒雄は軒下の吊りしのぶを見ながら、聡子が炊いてくれた
玉蜀黍を食べている。
「恒雄、麦茶飲む?」
「飲む、飲む」
生憎、今夜は両親が不在で、家には姉弟二人きり。夕食は聡子が拵え、風呂掃
除その他の雑用は恒雄がやった。今は縁側に面した居間でくつろいでいる所で
ある。

「父さんたち、今ごろ飛行機に乗ってるのかな」
「そうね。九州の叔父さんちまで、今日中に着くのかな」
「九州って遠いの」
「遠いね」
実は今日、親戚で不幸があり、両親はその見舞いに出かけたのだった。

「どれだけ泊まってくるんだろうね」
「二泊三日ってとこじゃないかしら」
「その間、俺と姉さんふたりきり?」
「しょうがないでしょ」
聡子はタンクトップとショーツ姿である。両親がいなければ、すぐにラフな姿にな
るのが、この姉の特徴だった。

「家事は交代でやるのよ」
「俺、ご飯なんて作れない」
「じゃあ、洗濯と掃除は任せるわよ」
「それで良い」
「よし、決定。私、お風呂はいるね。後片付けはやっとくわ」
聡子はそう言って居間を出た。恒雄は玉蜀黍を食べ終わってから、何となく庭へ
出て夜風にあたった。
684おきゃんぴー:2007/06/28(木) 22:56:38 ID:Jwj/0JIV
隣家と我が家を隔てる塀の上に猫がいて、恒雄は指笛を吹く。猫の方も恒雄とは
旧知で、何の躊躇いも無く塀から下りてきた。雑種だが人懐こい可愛い奴なのだ。
「煮干、持ってくる。待ってろ」
そうして台所へ行くと、風呂上りの聡子とばったり──湯上り直後で、下着はおろ
かタオルひとつ身につけていない状態だった。

「きゃッ!」
思わず赤らめた顔を背ける恒雄。どちらかといえば、この反応は見られた聡子が
取らなければいけない。しかし、姉の方は平然としていた。
「恒雄、悪いけど、洗濯籠から私のパンツ取ってきて」
「あ、うん」
洗濯籠は縁側にあり、裸の聡子じゃ取りに行けないのだ。

縁側までくると、猫が何となく自分を哀れむように見ていた。恒雄は籠から白い
ショーツを取り出し、
「俺も色々と大変なんだよ」
と、猫に向かって呟く。すると、背後から聡子の声が。

「シャツも頼むねー」
「分かったー」
恒雄はやはりここでも劣等感を覚えた。そしてまた、今夜も蚤になって姉の乳房に
埋まる夢を見るのである。

おしまい
685おきゃんぴー:2007/06/28(木) 22:58:53 ID:Jwj/0JIV
何かこう、表現しづらいのですが、
田山花袋みたいな、淡々と日常生活を描くような、
ああいう話をやってみようと思って。

変化球というか、ボークかも知れません。
686名無しさん@ピンキー:2007/06/28(木) 23:22:03 ID:iekWCYae
>>685
いや、むしろM.F.B 
素晴らしい文章力にGJ!
687名無しさん@ピンキー:2007/06/28(木) 23:54:16 ID:sqOL6YRv
うまいけど欲求不満が溜まるオレゆとり
688名無しさん@ピンキー:2007/06/29(金) 00:48:06 ID:ye8qvp+v
いかにも文学という感じの正統派文章だ。素晴らしい。
ただ正直もっとエロスも欲しいw
689名無しさん@ピンキー:2007/06/30(土) 16:26:36 ID:AkuxlL8z
なんか知性を感じる文章だな
頭いいバカって感じw
690名無しさん@ピンキー:2007/06/30(土) 17:07:44 ID:KTMVX4cQ
聡子は悪魔か天然か…
いや、わざとだよなあ。
縁側の昼寝も、寝てるフリ…
自分の匂いを胸いっぱい吸い込む弟!
エロ杉!
その辺の描き方が素晴しい!
691名無しさん@ピンキー:2007/06/30(土) 21:04:42 ID:9sQBFgKF
筆すさびとは言いつつ、サラッと巧く書くのはそれなりに技術やセンスが必要だろうしな。
692名無しさん@ピンキー:2007/07/01(日) 14:28:18 ID:dIRawsgz
>685
いや正直GJ
実姉がいる俺にはついパンツの間から見えるショーツを観てしまう辺り、妙にリアルだ(w
693名無しさん@ピンキー:2007/07/01(日) 14:30:43 ID:8CJ5U003
横チン課長また強烈無比な姉寝取られ投下してくだすい!
たのんます!
694名無しさん@ピンキー:2007/07/01(日) 17:20:34 ID:ALsRrcLP
ここは姉萌えのためのスレだ
NTR好きは専用スレにいけ
695名無しさん@ピンキー:2007/07/01(日) 23:36:54 ID:HhT7klzu
姉寝取られなんだから別にスレ違いではない。
俺もNTRは苦手だが、自分のイヤな趣向を排除しようとする姿勢は感心しないぞ。
仮にも現在ここが姉萌え総合である事を忘れないように。
気に入らないものはスルー。
696名無しさん@ピンキー:2007/07/02(月) 08:39:33 ID:AVO6yUcj
NTRってスレが荒れやすい原因のひとつだよね
俺がまわってるスレは大体、NTRは専用スレでやれってなってるな
NTRが好きっていうのは結構特殊な性癖だよ、まあ姉好きもだけどさw
NTR>姉萌えだったら専用スレでリクしたほうが、書いてくれる職人さんも多いと思うよ
697名無しさん@ピンキー:2007/07/02(月) 09:36:22 ID:ct6O0NF6
お姉さん大好き(スレタイ)→姉を寝取られたい
これは皆無とは言わんがかなり特殊な部類の思考過程だと断言できると思う
698名無しさん@ピンキー:2007/07/02(月) 09:45:27 ID:vEwwp2m8
お姉さん寝取られる
⇒主人公どん底に落ち込む
⇒お姉さんの親友だった従姉に心と体を慰めてもらう
⇒従姉妊娠発覚後、実はその従姉こそ主人公の実姉だった!
みたいな展開ならおk
699名無しさん@ピンキー:2007/07/02(月) 11:40:57 ID:8hN9GzJI
ふみえー大好きだー
700名無しさん@ピンキー:2007/07/02(月) 11:48:58 ID:k8+XvQ4D
>>695の言ってるのは、
姉のNTRも、姉モノという集合の部分集合であるのには違いないのだから
スレタイと合致しない内容だとは言えず、それゆえ自動排除の必然性はない。
てことじゃないの?
701名無しさん@ピンキー:2007/07/02(月) 12:49:56 ID:3A2redpE
NTRだろうが獣姦だろうがスカトロだろうがレズだろうが、
お姉ちゃんがヒロインならオールOKって事ですよ。
圧倒的に姉弟純愛が多いからといって、それ専用になったわけではない。
702名無しさん@ピンキー:2007/07/02(月) 16:05:54 ID:MenCWv8E
SM要素や欝展開が悪いとは思わないけど、
結局は萌えられるかどうかが大事なんだと思う。

性癖いろいろ。萌えもいろいろ。

703名無しさん@ピンキー:2007/07/02(月) 20:11:05 ID:k8+XvQ4D
姉と妹なぜ差がついたか・・ 慢心、環境の違い
704名無しさん@ピンキー:2007/07/03(火) 02:15:38 ID:oo30zaeN
とりあえずSMや鬱やらNTRが特殊な性癖だというのは自覚しといた方がいいな。
実はみんな好きなんだろみたいな勘違いで投下するとお互い幸せにならない。

俺はSM大好きだがな。
705名無しさん@ピンキー:2007/07/03(火) 08:01:00 ID:8xA6VIMC
と、投下をくれ・・・・
706名無しさん@ピンキー:2007/07/03(火) 23:46:52 ID:5AVlLFLf
>>697の冷静な分析にワラタ
707名無しさん@ピンキー:2007/07/04(水) 15:41:26 ID:9WAkhUJE
でもさぁ・・・・・・
やっぱNTRはキツイっすよ(´;ω;`)
708名無しさん@ピンキー:2007/07/04(水) 15:46:27 ID:+q1Z0NGw
俺はお姉ちゃんが寝取られるのは絶対に許さないよ だが、
トリップか特殊なコテつけてくれりゃNGワーオで対処するよ
709名無しさん@ピンキー:2007/07/04(水) 23:32:11 ID:jJGHpfTc
いい加減マンネリ化してる純愛よりは強烈な寝取られの方が読みたい
710名無しさん@ピンキー:2007/07/05(木) 00:35:55 ID:EZlSPzqL
とりあえず専門スレ以外ではNTRは注釈つけとかないと荒れる
注釈をつけておいても荒れる心配はあるが
少なくとも注釈つけなかった場合に荒れなかった例を見たことがない
711名無しさん@ピンキー:2007/07/05(木) 13:46:20 ID:VIKJuX1G
知らずに読んでNTRだったときの衝撃といったら筆舌に尽くしがたいものがある。
712名無しさん@ピンキー:2007/07/06(金) 01:25:43 ID:99xDVg/p
保守る
713名無しさん@ピンキー:2007/07/06(金) 01:40:34 ID:/1do0CbX
姉寝取られって言葉も変なんだけどな

本来は姉と近親相姦がおかしいのに
714名無しさん@ピンキー:2007/07/06(金) 03:04:47 ID:pnEotuyM
> 713
「そうかも…でも好きになった人がたまたま弟で…それじゃ駄目?
 おかしくても、間違っていてもお姉ちゃんの好きだって気持ちは止められなくて。
 だから…気持ちを教えて欲しいの。お姉ちゃんのこと…嫌いじゃなかったら…キス、して?」
715名無しさん@ピンキー:2007/07/06(金) 03:25:39 ID:9NPI/DsA
>>713
何言ってんだ
このスレでは姉と妹がくっつくのはデフォだろ
716名無しさん@ピンキー:2007/07/06(金) 16:30:43 ID:5iTknXuk
>>715
姉妹百合か、禁断中の禁断だな。素晴らしい。
717名無しさん@ピンキー:2007/07/06(金) 18:26:40 ID:vzyYxiYr
>>715
血を分けた妹に、己の命より大切な実姉を寝取られた弟か・・・
考えるだけで涙が零れるな。・゚・(つД`)・゚・。
718名無しさん@ピンキー:2007/07/06(金) 20:25:47 ID:vNZZwpq+
>>717
どうしても寝取らせたいようだなw
719名無しさん@ピンキー:2007/07/06(金) 22:38:39 ID:844K1kl1
帰省の度に姉が従姉妹(二人)の玩具にされるのを唇を噛みながら見ている弟
めくるめく女の世界に手もチンポもでない
720名無しさん@ピンキー:2007/07/06(金) 23:00:36 ID:vzyYxiYr
>>718
ある著名な作家先生の金言なんだが、「♀×♀は浮気に入りませんから!!」だそうだw
721名無しさん@ピンキー:2007/07/07(土) 00:07:17 ID:be07/C9s
弟が都会に出てしまった寂しさを紛らわせるために、同じく寂しがっている妹とユリシーズというのはいかがか
722名無しさん@ピンキー:2007/07/07(土) 13:07:32 ID:2pU78igL
>>720
まあ、あの人は今でこそ姉ダイスキーな面ばかりクローズアップされてるが
昔から百合タマランビッチな人でもあったからナー。
723名無しさん@ピンキー:2007/07/07(土) 19:11:14 ID:zeNQuNY2
姉スキーなセンセと聞くと、何故かつつみあかり神を想起する・・・
724名無しさん@ピンキー:2007/07/07(土) 19:27:51 ID:qOLO9EWP
なになに、このスレ今じゃあお姉ちゃん寝取られないと
住人さンは興奮しないのかい?
んじゃちょっくら書き直すわ
725名無しさん@ピンキー:2007/07/07(土) 19:32:25 ID:DXOIHda5
>>717
血を分けた妹に、己の命より大切な実姉を寝取られた弟か・・・

いやいや、お姉ちゃんは弟と妹が争うのを黙って見てませんよ?
最終的には身内で仲良く3Pだろ。
726おきゃんぴー:2007/07/07(土) 20:38:18 ID:xBl+WWg4
朝食中、向かいにいる姉、千紗の箸が動いてないのを見て、沢渡浩一は不思議
そうな顔をした。
「なんだ、姉貴。ダイレクトか」
それを聞き、味噌汁を啜っていた母がため息をついた。まさかここまでバカとは
思っていなかった──そんな感じである。本当はダイエットかと聞く所なのに、こ
のざまでは母親としてやり切れなかった。

一方、千沙は弟の心配を他所に、箸を動かしながらこう呟いた。
「あんたはいいわね、何も悩みが無さそうで」
「何だよ、それじゃまるで俺がバカみたいじゃないか」
「まんま、バカでしょ」
と、母。確かに学校で貰ってくる成績表にも、バカですと記されているが、その
言い方は無いだろうと浩一は思った。

「その話し方から察するに、姉貴は何か悩み事を抱えてるわけか」
「まあね」
「良かったら俺に話してみろ」
「バカね。あんたに話して何とかなるなら、悩みの内に入らないわよ」
と、再び母。成る程と頷く浩一を見て、千紗はへこたれた。
「ごちそうさま」
千紗はとうとう席を立ち、大学へ出かけて行った。浩一はその後姿に哀愁を感じ
ながら、『あいしゅう』ってどんな漢字を当てるんだっけなどと考えている。

「ねえ、母ちゃん。姉貴もお年頃かね」
「何を言ってるの、あんたは?」
「いやさ、恋煩いじゃないかと思って」
「まあ、あの年だったらそれもあるでしょうね」
「母ちゃんだって、二十歳くらいの時はブイブイ言わしたんでしょ?」
「私の場合、壮絶よ。聞きたい?」
「いや、いい」
誰が母親の恋愛経験など知りたいものか。浩一は黙って飯を喰らい尽くした。
727名無しさん@ピンキー:2007/07/07(土) 20:39:45 ID:nqDggYKC
>>724
スレの雰囲気を窺って書き直すような主体性の無いSSなぞいらん
728おきゃんぴー:2007/07/07(土) 20:53:53 ID:xBl+WWg4
それから幾日か経って、帰宅途中の浩一は同じく自宅へ向かう千紗と遭遇した。
隣には親友の仙道のぞみが一緒に居て、何やら楽しげに話しこんでいる。
「ここはひとつ、格好良い登場を・・・」
よせばいいのに浩一はおもむろに走り出し、側転しながら姉たちの前へ飛び出し
た。が、そこが四辻だった為、決めポーズを取ろうとした瞬間、右手から走って来
たトラックに跳ねられてしまう。

「ぐわあ!」
ボールのように数メートルも吹っ飛んだが、幼い頃から学んでいる小林(誤字に
あらず)寺拳法の後ろ受身のおかげで、何とか無傷。おまけに自分が悪いのを
棚に上げ、トラックの運転手を怒鳴りつける始末であった。
「最近の交通マナーはなってないな。嘆かわしい」
呆然とする姉たちの前にきて、浩一はそんな事を言うのである。

「やあ、日光美女軍団じゃないですか」
浩一はお世辞のつもりで言ったが、一歩間違えば凄惨極まる事故現場を見せ付
けられて、女二人は凍てついたように動かない。更に言うと冗談のセンスが圧倒
的に足らない。芸をするエテ公と同じくされては、女性だって怒るというもの。何の
リアクションも見られないのはむべなるかな。

「・・・姉貴、俺のギャグって面白くないかな?」
「壮絶すぎてちょっと・・・」
「そうか・・・」
姉弟はちょっとうつむき加減に見詰め合った。その様を、横からのぞみが眺めて
いる。
「相変わらず、お姉ちゃん子が直らないのね、浩一君は」
「おねえ・・・ちゃんこ?何か美味そう」
「バカね、あんたは・・・」
意味もなくしこを踏み出した弟を、千沙は呆れ顔で見下ろした。
729おきゃんぴー:2007/07/07(土) 21:10:38 ID:xBl+WWg4
美女二人におまけが引っ付いて、一行は沢渡家に向かった。浩一はのぞみも
姉に等しく思っているので、いつも心安く接している。
「のぞみさん、今日もうちに泊まっていくんですか?」
「迷惑じゃなければ、そうしたいんだけど・・・」
のぞみがちらりと千紗の横顔を覗き込む。潤む眼差しが何やら意味ありげなの
だが、勿論、浩一は気づかない。

「じゃあ、俺、先に帰って母ちゃんに飯を余計に作ってくれって言っておきます。
美女軍団は後からどうぞ」
びゅんと走り出した浩一は、またもや四辻を信号無視で走り抜けようとし、車に
接触。だが、空中で体勢を整え、猫のようなしなやかさで何事も無かったように
着地し、走り去った。その姿を見ながら、のぞみは、
「ふふふ。あの子もまさか、お姉さんがこんな事されてるとは思わないでしょうね」
そう言って、千紗の肉感的なヒップを撫でまわしていた。

夕食を終えると浩一は買ったばかりのゲーム機に電源を入れた。海外製で、や
たらと爆音が気になるゲーム機である。
「さて、デッドライジングの続きをやるか」
ロゴマークを眺めた後、ストレージの選択などの面倒くさい手順を踏んで、ようや
くゲームが始まろうとしたまさにその時、隣室の姉の部屋から物音がした。

「何事か」
決して大きい音ではないが、ゴトゴトと気になる音質だった。一旦、ゲームを止め、
浩一は姉の部屋へと向かった。が、この時、彼は気づいていなかった。コツコツと
進めたゲームのセーブデータがぶっ飛んでいた事に・・・
「はて、何やら蚊の泣くような声が」
部屋の前まで来ると、すんすんと女泣きの声。浩一はおもむろに扉を開けた。す
ると・・・
730おきゃんぴー:2007/07/07(土) 21:24:21 ID:xBl+WWg4
「ああ・・・」
声の主は姉だった。おまけに裸でベッドの上にいて、両足をこれでもかというくら
い開かされ、若草がある部分をのぞみの手でいじられているではないか。浩一
は一瞬、何がどうなっているのか分からなかった。

ぼんやりしていると、のぞみが慌てて、
「浩一君、早く扉を閉めて」
などと言うのである。浩一は言われるがまま扉を閉めたが、良く見ればのぞみも
裸。まったくもって訳が分からない状態であった。
「い、いやっ!浩一、見ないで・・・」
「姉貴、何やってんの・・・」
「ふふふ、浩一君、もっとこっちにいらっしゃいよ」

悪戯な眼差しで浩一を射抜くのぞみは、豊満で悩ましい線を描く体を持った悪女
そのものだった。逆に千紗は儚げで、細身の華奢な囚われの美女という感じであ
る。二人の関係はまさに嗜虐者と被虐者だった。
「これって、ボヘミアン・・・」
「レズビアンよ。浩一君、英語が駄目みたいね」
「ええ、まあ・・・英語だけじゃないんですけどね」
「何、和んでるのよ!しっかりしなさい、浩一!」
のぞみと弟の遣り取りに、千紗が激昂した。

「私と千紗はね、小学校からの付き合いだけど、まあ、こういう関係なの。お願い、
浩一君。他の人には黙っててね」
「分かりました」
「ちょっと、物分り良すぎよ!私の気持ちは無視か!」
千沙は親友の悪戯を受けながらも、果敢に攻めている。もっとも弟がこの体たらく
ゆえ、仕方が無い所。
731おきゃんぴー:2007/07/07(土) 21:37:55 ID:xBl+WWg4
「ねえ、浩一君。女同士でこういうのって、おかしいと思う?」
「男女同権の世の中ですし、良いんじゃないかと」
「ありがとう。あなたは私の味方なのね」
のぞみはベッドから起き上がり、浩一の前に傅いた。
「私、男は好きじゃないんだけど、浩一君は子供の時から知ってるし、特別よ」

ズボンのジッパーが引き下ろされ、陰茎がごっそりと出た。すでに勃起しており、
ソーセージに例えればすぐさまパンで挟まれそうなほど、立派なサイズである。
「しゃぶってあげるね」
「の、のぞみさん・・・」
「のぞみ、やめて!」
千紗に挑むような眼差しを送りながら、のぞみは陰茎を咥え込む。浩一はうっと
呻き声を上げ、腰砕けとなった。

「ああ、大きいわ・・・羨ましい。私にもこれがあれば、千紗を愛してやれるのに」
「のぞみ、浩一には何もしないで・・・お願いよ」
よよと泣き崩れる姉を見て、浩一に理性が戻った──ような感じがしたが、それ
は気のせいであった。実際は初めて知る口唇愛撫に脳を焼かれて、ただただ立
ち尽くすのみである。

「浩一くんは彼女、いないの?」
「いません」
「じゃあ、私がお初を貰っちゃおうか。良いよね?」
「是非」
「決定。千紗、邪魔よ」
「きゃあッ!」
のぞみは千紗をベッドから蹴り落とし、浩一を寝かせて自分はその上になった。
「騎乗位ってやつよ。浩一君、馬並だしちょうどいいわ」
陰茎を逆手に取り、自らの女陰に挿入しようとした時、千沙が立ち上がった。
732おきゃんぴー:2007/07/07(土) 21:50:08 ID:xBl+WWg4
「駄目ーッ!」
千沙が夢中で出した正拳突きが脇腹にヒットし、のぞみはそのまま窓を突き破っ
て階下へ落下。実はこの姉も空手を学んでいて、その実力は浩一に勝るとも劣
らなかった。
「姉貴・・・」
「浩一」

見詰め合う姉弟は、何となくその場の雰囲気でベッドに同衾した。
「実は最近、悩んでたのは、のぞみとの事なのよ」
「うん」
「私、本当はレズでも何でもないの・・・好きなのは・・・」
そこまで言うと、千紗は顔を赤らめて浩一の胸に飛び込んで来た。

「もう分かるでしょ?」
「うん」
姉の肩を強く抱く浩一。細身の体が愛しい。
「私、あなたの玩具になりたい」
「姉貴!」
浩一は千紗の上になり、陰茎を突き出した。

「ああうッ!」
千紗の背は反り、破瓜の衝撃で細い体がギリギリとしなる。浩一の巨魁な物は
それでも最深部を目指し、埋められていった。
「姉貴」
「こ、浩一」
のぞみの悪戯もあって、破瓜の痛みはそれほど感じられない。しかし、初めて
をこの弟に捧げられ、千紗は満足だった。
733おきゃんぴー:2007/07/07(土) 22:02:55 ID:xBl+WWg4
「な、何事?」
その頃、一階でビリーズ・ブートキャンプに夢中だった母、美津子は庭に落ちて
きたのぞみを見て驚いた。
「のぞみちゃん!」
「お、おばさま・・・」

脇腹を見ると打撃痕があって、高手(達人)の一撃を喰らった事が分かる。性質
上、浩一は絶対に女性には手を上げないので、これが千紗の打撃と判断した美
津子はのぞみを介抱してから、二階へと上がった。
「嫌な予感がするわね・・・」
ただの喧嘩程度の事なら良いがと、扉を開けた時──

「ああ、いいッ!」
「姉貴、俺もだよ」
美津子の目の前では、我が子が犬畜生のように交わっていた。千紗は四つん這
いになり、細い体で弟の全てを受け止め、よがり狂っているし、浩一は浩一で姉
の尻にへばりつき、腰を外れんばかりに振っている。美津子はほとんど自失呆然
となった。

「何、これ・・・」
裸で落ちてきた娘の友達に破壊された窓、そして互いを貪りあう姉弟、何をどう取
っても理解の範疇を超えていた。それでも母として黙っていられず、ベッドへ駆け
寄った時、
「うッ、いく!」
射精の瞬間、陰茎を抜いた浩一は何とその矛先を母に向けてしまった。無論、白
濁液はすべて、その母へ注がれていく。
734おきゃんぴー:2007/07/07(土) 22:15:09 ID:xBl+WWg4
「キャーッ!」
「あ、あれ、母ちゃん!」
「か、母さん」
最悪の親バレである。おまけに浩一は母に向かって射精という、世界一の無様さ
だった。

「お、の、れ、ら〜」
何か切れてしまった感のある美津子が拳を構えた。実を言うと沢渡家で最も強い
のは、八極拳を得意とするこの母である。
「母親に向かってこんな汁飛ばして・・・浩一、覚悟はいい?」
「やばい!」
「浩一、逃げて!キャーッ・・・」

千紗が浩一を窓から逃がそうとした時、美津子の一撃が襲った。発剄の力で女だ
てらに一トンを超える美津子の拳で打たれれば、常人だとほぼ即死。だが、日頃の
鍛錬の甲斐あってか、浩一は五十メートルも吹き飛ばされながらも、向かいの家の
屋根にへばりつき、何とか生きていた。
「死ぬかと思った・・・あッ、やばい!母ちゃん、追いかけてくる」

窓から身を乗り出す美津子を見て、浩一は走り出す。
「このまま旅に出る。しからば、御免」
幸い、足の早さでは母に勝っている。このまま行けば、きっと逃げられる──そう
して大きな四辻まで来た時、やはり車に跳ねられた。本日三度目、しかし、浩一は
かすり傷ひとつ負わず、そのまま走り去ったという。

おちまい
735名無しさん@ピンキー:2007/07/07(土) 22:18:01 ID:xBl+WWg4
>719をヒントにしました。何か起こられそうですが。
736名無しさん@ピンキー:2007/07/07(土) 22:21:54 ID:pNUpgIGh
初めてリアルタイムで遭遇…。
ワラタ。何だこの一家www
737名無しさん@ピンキー:2007/07/07(土) 22:36:30 ID:IztwloHo
バカ野郎すぎてワラタwww
こういうのもありかな。
738名無しさん@ピンキー:2007/07/07(土) 22:38:29 ID:nqDggYKC
あちしの書きなぐりがおきゃんぴー氏の参考になったとは光栄至極
結構なお手前にござりまする
739名無しさん@ピンキー:2007/07/07(土) 22:40:54 ID:ilGOqzuj
おかあちゃん、そんなに強かったらさぞ身体も引き締まってるだろうに、ビリーズブートキャンプは必要なかろ。
シェイプマニアか。
740名無しさん@ピンキー:2007/07/07(土) 23:39:28 ID:Rm67xyWh
エロコメが来るとは思いませんでしたww

しかし浩一、姉ちゃんヤリ逃げはよくないなwww
741名無しさん@ピンキー:2007/07/07(土) 23:58:03 ID:WCTpu0qa
オンラインのコミックなんぞを紹介してみる


http://comics.yahoo.co.jp/magazine/blood/yuuhirom01_0001.html

夕日ロマンス
著者:カトウハルアキ 原作:-

極度のブラコンで学校でも有名なユウ。実は彼女は、姉弟の関係を超えた感情を弟のヒロに抱いていて……。
姉と弟の、ちょっと複雑な家族模様をコメディータッチで描いた学園ラブストーリー。
大好評連載中「ヒャッコ」のカトウハルアキが描く、禁断(!?)の恋の物語をお楽しみください!
742名無しさん@ピンキー:2007/07/07(土) 23:58:29 ID:WCTpu0qa
あ、エロは無いから。
743名無しさん@ピンキー:2007/07/08(日) 00:17:40 ID:DYWcp2xn
ちょw
別にいいけど
744名無しさん@ピンキー:2007/07/08(日) 00:31:58 ID:0FRwT+41
ユウのユはUFOのユー!
745名無しさん@ピンキー:2007/07/08(日) 00:40:24 ID:Pg+0TLAT
>>741
これはヤバイな……
746名無しさん@ピンキー:2007/07/08(日) 06:02:31 ID:5OePNicn
保守
747いきなりエンディング:2007/07/09(月) 00:22:14 ID:zNO33pw3
>>465 続き

改めて見上げる姉の素顔には、自然で清楚な美しさがあった。
くっきりとした眉、長いまつげ、すっきりと通った鼻筋、ふっくらとした唇。
そのすべては、もうとっくに見馴れているはずなのに、健二はいまほど美しいと思ったことは無かった。
うつ向いた健二の瞳から、ポタッ、ポタリと涙が恵の胸に落ちる。
 
『健ちゃんが泣いてる・・・』

 恵は、胸が締め付けられるような思いで、実弟の涙を受け止めた。
胸のうちに秘めた思いを、お互い以外に打ち明けることもできず、誰にも、両親にすら祝福されぬ関係を続けることの、重荷。
同年代の青年達に比べてさして広いとは言えぬその背に、健二はその重荷を抱えていたのだ。
その事実を改めて思い知らされた恵の脳裏に、いたずらを叱られたり、同級生にいじめられたり、怪我をして泣いていたときの、幼い時分の健二の姿が浮かんだ。

「健ちゃん・・・」

 そのころそうしたように、恵美は健二の背に腕をまわして、そっと抱きしめた。
漏らしそうになる嗚咽を耐えようと、健二は、姉の胸の谷間に顔を押しつける。
大理石のような乳白色の素肌から立ち昇る姉の体臭とその鼓動は、温かく柔らかく、健二の頬を包んだ。

『情けないよなあ・・・こんな惨めなかっこうで、姉ちゃんに甘えてしまうなんて・・・』
748いきなりエンディング:2007/07/09(月) 00:26:07 ID:zNO33pw3
そうは思っているのに、いっそう切なく、哀しく、弟の涙は姉の胸を染めてゆく。
 恵は健二の躯を、ぎゅっと抱き寄せた。
健二もまた腕を姉の滑らかな背に廻したものの、やがて力無くだらん、
と垂れ下がってしまったその掌を、姉の太腿の付け根に押し当てた。
恵はそっと瞼を閉じた。
太腿に押し当てられた指先から、弟の想いが伝わってくる。
当たり前の男女関係にはついて回る筈の、損得も打算も無い。
ただ、ずっと互いの成長を見守ってきたという安らぎと、血縁で結ばれた者のみが理解し得る心の奥底が、痛いほどに伝わって来る。
そして昨晩はあれほどにも激しく求め合い、燃えつきたはずなのに、
新たな命を宿した恵の下腹部は貪欲に疼いて弟の温もりを欲している。

恵は、健二の頬を優しく包むと、震えるその唇を塞いだ。
愛しい姉の香りが健二の肺を満たしてゆく。
しばらくして頬を押さえる指先から力が抜け、恵の唇は離れた。

「健ちゃん・・・私たちはね・・・姉弟なんだよ」

弟の目をじっとみつめて、小さな声で、しかしはっきりと、恵は呟いた。

「ただの恋人同士なら、別れてしまえばそれでお終いだけど・・・
でも私たちはそんなわけにはいかないんだよ?」
「わかってる! わかってるさ・・・」

そうは言ったものの、
『僕は本当に覚悟ができていたのか? 流されただけじゃないのか?』
 そう思った瞬間、再び不安が健二の心底に湧きあがる。
婚約者も、そして成功を約束された職場すら捨てて自分との関係を選んだ姉の気持ちに、
まだ学生でしか無い自分は、どうすれば報いることができるんだろう?
749名無しさん@ピンキー:2007/07/09(月) 00:28:12 ID:zNO33pw3
「・・・姉さんは、後悔してない?」

健二は恐る恐る恵に尋ねた。

「そんな今さら・・・後悔なら、とっくにお姉ちゃんは、飽きるほどしました!」

どこか悪戯っぽく微笑んだ恵は、再び健二の頬をはさんで引き寄せた。

「それにね、健ちゃんが好きだっていうこの気持ちは、もうとめられないよ?」

優しく、小鳥がついばむような唇の触れ合いが、
いつしかむさぼるような舌の絡み合いになるまでにさして時間はかからなかった。

「あッ! そうだ、ちょっと待って?」

何事か、と訝しむ弟の目線をよそに、恵はベッド脇の机にのせた電話を取った。

「もしもし・・・フロントですか? 
昨日デラックスツインをお願いした三嶋ですけれど・・・はい、三嶋恵です・・・
もう一泊延長って可能でしょうか? 
あ、そうですか、ありがとうございます。お願いします・・・」

ぽかん、と突っ立ったままの健二に向かって、
恵は悪戯を告白する少女のように、小悪魔的な微笑みを浮かべた。

「もう一泊延長しちゃった! だから、さ・・・」

・・・姉は弟の手を取り、ベッドに誘った・・・



恵の電話を受け取ったのは、昨晩と同じ中年のフロントマンだった。
クリスマス前後のこの時期は、カップルで埋め尽くされるホテルだが、
昨日のその二人連れの客のことは良く覚えていた。
目を見張るような美人とはこういう女のことをいうのだろう、
と思い知らされたその客は、三嶋恵とサインした。
どうやら年下らしい青年を連れた彼女の瞳は、どこか物憂げだったが、
しかしあれ程綺麗な女性は見たことが無い、とつくづく感じたものだった。
しかもさっきの電話では、もう一泊延長するという。
なんともうらやましいかぎりだ、あの、ちょっと弱気そうな青年は幸せ者だよなあ、と軽い嫉妬を感じつつも、
そういえばあの青年の苗字も三嶋だった、とフロントマンは思い出した。
ということは、姉さん女房のアツアツ若夫婦というわけか。いやはや・・・
750いきなりエンディング:2007/07/09(月) 00:32:34 ID:zNO33pw3
翌日の昼過ぎになって、
健二はバスルームから聞こえるシャワーの音で目をさました。
窓の外はからっと晴れた冬の晴天だった。
 健二がベッドから出ると、シャワーの音が止んだ。
服を着替えていると、バスローブを着た恵が、乾いたタオルで髪を拭いながらバスルームから出てきた。

「もう起きちゃった? もっと寝てればいいのに・・・」
「うん……」

 いつぞやもこんな会話を交わしたっけ、と思い返しながら、
着替え終わった健二はそのままベッドに腰をおろした。
恵は鏡の前に坐って、備え付けのドライヤーを使って、髪を乾かしていた。
バスローブの袖がすべり落ちて、白い二の腕がはみだし、やや乱れた裾からは艶やかに引き締まった太腿がのぞいている。
健二は眩しそうに姉を見つめた。
熱いシャワーで上気した姉の頬は、ほんのりと桜色に染まっている。
その姿をじっと見つめていると、そのままバスローブを剥ぎ取って姉の裸身を思い切り抱き締めたいという衝動が、情けないほどに込みあげてくる。

鏡の中の恵と視線が合った。

「よく眠れた?」
「うん・・・姉さんは?」
「ふふっ・・・健ちゃんが頑張ってくれちゃったからね・・・」
 
振り返った姉の表情は、何の屈託もなく微笑んで、まるで健二の記憶のなかにある思春期の姉の表情そのままだった。
しかし、それは一瞬のことで、再び何かを考え込むように恵は俯いて髪を乾かした。

「健ちゃん、わたし考えたんだけどさ・・・」

ブラッシングを終えた恵は立ちあがり、ベッドの角をまわって健二の傍らに腰を下ろした。
そして、そっと健二の手に、自分の手を重ねると考え抜いた決意を語った。
751いきなりエンディング:2007/07/09(月) 00:35:02 ID:zNO33pw3
「一度、うちに帰ろ?」
「うちって・・・家に?」
「うん、私たちの家に帰って、そして父さんと母さんに全部話そうよ」

見上げた姉の表情は、真剣だった。
健二はいったん何かいいかけようとしたものの、しかし反論も肯定も出来ずに黙り込んだ。

「・・・わかるよ、そりゃ不安だよね・・・
でもね、もう逃げてばっかりじゃいられないと思うんだ・・・」

諭すような姉の語り口に、反論しようという気持ちは失せた。

「それにね、ほら・・・」

恵は健二の手をとると、バスローブの上から、そっと自らの下腹部に添えさせた。
姉が何を言わんとしているか、健二は良く判っていた。
判っているつもりだった。
責任をとるなどという生易しい問題ではない。
なんといっても、孕ませた相手は血を分けて、ずっと一緒に育ってきた実の姉なのだ。
だからこそ、十分な決意を持ってけじめをつけなければならぬのだ。

「・・・判ったよ。今夜の新幹線で帰ろう」

健二はしっかりと姉を見据えて言った。恵は軽く、でも満足そうに頷いた。
752いきなりエンディング:2007/07/09(月) 00:36:21 ID:zNO33pw3

その日の夕方、東京駅の新幹線待合室に、一組の若い男女がいた。
年下と思しき青年・・・いや少年は、着慣れぬグレーのスーツ姿で、
そして同伴の目を見張るような美女は、
フォーマルなダークブルーのパンツスーツの上から白いコート姿で。

「・・・私達って、どう見られてるかなあ?」
「そうだなぁ・・・結婚の報告をしにいくカップル、ってとこじゃない?」

少年の軽口に、年上の女は爽やかな笑顔を浮かる。

「・・・まあ、ある意味間違っちゃいないかもね」
「けじめをつけるんだから、ちゃんとした格好で行こうって言ったのは姉さんだろ?」

周囲の雑踏から切り離されたような、二人だけの空間。

「・・・もうすぐ時間だね」
「ねえ、健ちゃん・・・父さんと母さんに会ったら、まず何て言う?」

さりげない一言だったが、その問いはあまりに重い。

「わからない・・・でもとにかく、正直に全部話すよ・・・
で、姉さんはなんていうのさ?」
「わたし? わたしはね、」

腰に手をあて、ちょっと威張るようなポーズで、

「開口一番、『息子さんを下さい!』って宣言する!」
「じゃあ僕は、」

沈みがちだった少年の顔に、呆れたような笑顔が浮かんで、

「『大事な娘さんを、お嫁に下さい! 必ず幸せにします!!』って宣言するよ!」

そのとき、列車の到着を告げるアナウンスが響いた・・・

〜終わり〜
753名無しさん@ピンキー:2007/07/09(月) 00:38:50 ID:zNO33pw3
スレ汚駄文失礼致しました。
そのうち、機会があれば>>281>>339の間の話も作ってみたいとか
754名無しさん@ピンキー:2007/07/09(月) 13:00:12 ID:NwLetho4
とりあえずGJ!
後は間の話を期待しているっ!
755名無しさん@ピンキー:2007/07/10(火) 22:13:04 ID:gZR50Ydw
良かった、一部の意見を取り上げて鬱ENDに直行しなくて本当に良かった。
続きというか間の話もwktkして待ってます。
756名無しさん@ピンキー:2007/07/11(水) 03:25:23 ID:PFLfzcc2
保守
757月明かり:2007/07/11(水) 23:09:48 ID:Z+DM8ia+
喧騒が僕を包む。今日は文化祭。校舎が非日常に彩られ、皆が期待に胸を膨らませる。

僕は…化学部の展示の事で頭が一杯。出来れば、サングラスを掛けて、夏の鮮やかな景色をモノクロにしてみたい。

ガバッ…
あれ?何で倒れてんだろう…うっ…

「か〜ず君!会いたかった〜!」「昨日会ったばっか…」「チュッ…」「ん〜!ん〜!」

教室が表情を変えた気がした。みんなあっけにとられて、不可思議な静寂が僕達を包む。その静寂を切り裂いたのは

「こんにちはみんな〜。私は荻野夏月。かず君の…長谷部和人の保護者で〜す。」

いきなりそう宣言した夏月お姉さんだった。

758月明かり:2007/07/11(水) 23:33:24 ID:Z+DM8ia+
「ねぇ〜かず君!ちゃんと文化祭出来るのか心配だから来ちゃった。」大きなツリ目で僕を見つめ、長い手足を絡みつかせ、大きくて柔かな胸を押しつけてくる。

「大丈夫だよ…子どもじゃないんだから…」「高校生になるまで靴ひもを結べなかったのはどなたかしら〜?」「夏月お姉さん…なんでそう言うこと言うのさ…。」「だって私が居ないとかず君はダメでしょう…」

「夏月お姉さん…朝礼があるからちょっと待ってて…」「え〜!しょうがないから待ってる…。かず君のイジワル。」

なんとか夏月お姉さんを中庭に待たせて、退屈な朝礼を消化した。その後待っていたのは

「長谷部!良いよな!あんな美人と…」「お前ズルいぞ!夏月さん独り占めか!」「連絡先は?スリーサイズは?好きなタイプは?」質問攻めだった。

「あの…長谷部君。」都築さん。僕の天使。華奢な体に可愛らしい顔立ち。そして綺麗なウィスパーヴォイス。

「荻野夏月さんとはどういう関係なの?」「夏月お姉さんとは…従姉の関係なんだ。」「良かった…」「えっ…」「長谷部君。発表楽しみにしてる。」

「都築さんと会話できた…。」有頂天になった。「お前都築さんまで!」どうやら今日で男子全員を敵に回したみたいだ。
759月明かり:2007/07/12(木) 00:10:03 ID:ApLLcXz1
朝礼の後、急いで僕は夏月お姉さんを迎えに行く。放置して膨れられたら始末におえない。

「かず君走って来てくれたんだ〜。えらい。嬉しいな〜。あっ!汗拭かなきゃ!」「大丈夫だよ!」「ダメよ!かず君は直ぐ風邪をひくんだから!」

夏月お姉さんはデオドラントペーパーを取り出し、汗を拭き始めた。僕が夏月お姉さんのものだと見せつける様に。

「かず君。もう大丈夫。ねぇ!今日は液体窒素のショーを見せてくれるんだよね。」「うん。大袈裟なものではないけど。」「本当にバラが砕けるの。」「うん。粉々に。」「本当〜かず君すごーい。」「凄いのは液体窒素…」「か〜ず君!」

そんなこんなで、化学室に着いた。化学室には招待した近くの小学生が待っていた。期待で輝く小学生の瞳の中に、僕を見守るような2つの瞳。

「それでは、今から液体窒素を使った実験をしたいと思います。ここにバラの花があります。液体窒素をつけると…粉々になります。」「わ〜。本当だ〜。ねぇ!バナナで釘が打てるの?」

「カン!カンカンカン!はい!この通りです。」「本当だ!すごーい。」場が盛り上がった所で、温めたネタ。

「ここに金魚が居ます。この金魚を液体窒素で仮死状態にします。その後水を入れたビーカーを使って蘇生させます。」「マジで〜。早くやって〜。」

僕は慎重に金魚を液体窒素につける。そして、スティックで挟んでビーカーへと運んで行く。

ここで、時計の針を20分前に戻したい気がする。ビーカーへ移るはずの金魚は…スティックからこぼれ落ちて…「ボトッ」と音がして、机に落ちて頭だけが割れてしまった。

子ども達の視線が痛い。夏月お姉さんは泣きそうな顔で僕を見ている。「安心させなきゃ…」その思いが、僕を暗闇に誘った。暗闇は僕の輪郭と記憶を奪っていった。
760月明かり:2007/07/12(木) 00:32:19 ID:ApLLcXz1
僕達は夏月お姉さん家へと向かう電車の中だった。

「かず君。がんばったね。液体窒素って危険物で扱いが難しいんでしょう。それに…今日のかず君は堂々としてたよ。かず君…大きくなったんだなって。」

「有難う。夏月お姉さん。やっぱり夏月お姉さんは夏月お姉さんだなって。」「かず君?」

「夏月お姉さんは、月は自分が輝けないから嫌いっていうけど、僕にとっては、暗闇で困っている時に道を指し示してくれる、明るい夏の月。」「…かず君!本当に大きくなったんだね。」

「プシュー」
電車のドアが開いた。彼女が僕の手を引いて改札へ向かう。そのまま駅の裏手へ向かい、僕の唇を吸った。朝のキスより意志が込められる気がした。

「かず君。今日はがんばったからごほうびをあげる。」「もう大丈夫だよ。あれっどこへ行くの。」着いた先は…

「ちょっ…これラブホじゃん。お姉さん。」「かず君…良いのよ。」僕の理性は吹っ飛んだ。
761月明かり:2007/07/12(木) 01:07:38 ID:ApLLcXz1
妙に鮮やかな部屋の中で、僕達は全裸になっていた。

準備もそこそこに、僕は祕所に分身をあてがった。

「ズブッ」
と音がして、祕所に分身が飲み込まれて行く。「入っちゃったね。かず君の男の子。」「夏月お姉さん…痛いの?」「大丈夫だよ。お姉さんはかず君の前では泣き言は言えないの。」

(痛いんじゃん。震えた声で言うのは反則だよ。)僕は動くのを止めて、彼女の瞳を見つめる。「夏月お姉さん。僕のお姉さんで居てくれて有難う。」

「ねぇかず君。今日から夏月って呼んで欲しいな。」「えっ!僕達従姉じゃん。」「大丈夫。かず君のお祖父様・お祖母様だっていとこじゃない。それに。私にはかず君しか居ないの。」

僕は嬉しさで一杯だった。もう僕は1人ではないのだから。僕は猛然と腰を動かし始める。「パンパンパン」と言う乾いた音が、「グチュ…グチュ…」と湿った音に変わっても、動かし続ける。

「かず君…アッ!…すごっ!ウッ!」「夏月!夏月夏月!」「大好きだよかず君…」「夏月!」

祕所からイチゴミルクのような液が出る。彼女の純潔と、僕の感情の証。

「夏月。綺麗だよ。」「かず君…いま言うなんて…嬉しいな。」夏月が急に締め付けを強めた。僕は分身を外そうとした。だけど、夏月は脚を腰に絡ませ、それを許さなかった。

「かず君…私にはかず君しか居ないのに…。都築さんなら中に出すの?」僕も、夏月の思いに応える事にした。

「夏月。出すよ。」「良いよ。かず君。」ドビュ…ドクッ…ドクッ…

それから…僕達は騎乗位や後背位など、いろんなスタイルで思いをぶつけ合った。

六回目の放出の後、僕はさすがに疲れて、夏月に許してもらった。

「かず君。かず君の未来を私に頂戴。」「良いよ。僕も夏月の心が欲しいな。」「かず君。もうかず君のだよ。」

また分身が大きくなった。まだ夜は終わらないみたいだ。

続く!?

駄文ごめんなさい。
762名無しさん@ピンキー:2007/07/12(木) 06:36:05 ID:VyuUlu7O
>>761
改行しようぜ?
763名無しさん@ピンキー:2007/07/12(木) 13:04:47 ID:NqpWudvx
携帯で書いたのか?
携帯からみたら普通に改行されてる感じだし
764761:2007/07/12(木) 15:22:47 ID:ApLLcXz1
>762

読みにくくてごめんなさい。

>763

はい。携帯から書き込ました。
765名無しさん@ピンキー:2007/07/12(木) 18:51:39 ID:NqpWudvx
>>764
文字数決めて改行すると良いと思うよ
40字前後で改行とか
766761:2007/07/12(木) 22:28:17 ID:ApLLcXz1
分かりました。40字前後で改行したいと思います。

勢いだけでやってしまって恥ずかしい…。
767名無しさん@ピンキー:2007/07/13(金) 02:49:48 ID:+ljP4vNJ
>>766これは良質の弟依存・・・GJ!
768名無しさん@ピンキー:2007/07/13(金) 02:55:16 ID:+ljP4vNJ
保守
769ラジウム:2007/07/14(土) 13:41:17 ID:3HlGa80l
俺にはブルマーフェチ&姉萌えの性癖がある。
実は姉のブルマーを隠し持っていた。
姉が中学生時代のものだ。
姉は今はもう22歳でOLをしている。
俺は今でも、姉のブルマー姿を思い出して
そして姉のブルマーを穿いて、オナニーをしているのだ。
その日も、オナニーをしようと思ってタンスからブルマーを取り出し
ズボンを脱ごうとした、まさにその時だった。
姉がノックもなしに部屋に入って来たのだ!
俺が手にしていたブルマーが見つかってしまった。
「ちょっとォ、○○、何?それェ?」
「な、何でもないよっ」
慌てて隠したが間に合わなかった。
「ヤダッ、それってブルマーじゃないッ。
どうしたのよ!○○、そんなもの。よく見せなさい」
俺は観念して差し出した。
「こ、これって…?もしかして、私のブルマー?
い、嫌やっ! どうして○○がこんなモノ持ってるのよ!」
俺は正直に、姉が中学卒業後捨てようとしてた袋から抜き出して
大切に保管していたことを打ち明けた。
そして、姉の中学時代のブルマー姿が好きで好きで仕様が無かったこと、
初めての射精も、姉のブルマーの写真を見ながらしてしまったことを告白した。
「お、お姉ちゃんのブルマー姿が忘れなくて
 俺、ずっとお姉ちゃんのブルマー持ってたんだ」
「○○さァ、仮にも実の姉のブルマーなんか隠し持ってるヤツ居ないよ。
駄目だよ、そんなんじゃ。」
俺はうつむいていた。
姉の言う通り、こんな変態はいないだろう。
だが、俺はどうしてももう一度、姉のブルマー姿が見たかった。
俺は苦しまぎれに姉に懇願していた。
「お姉ちゃん…、お願い、これ穿いて…」
俺は、ブルマーを姉の前に突き出した。
「バ、バッカじゃない!
 そんなことできるワケないでしょう?」
当たり前だった。
でも俺は無理を承知で頼み込んだ。
「お姉ちゃんが、最後にそれ穿いてくれたら
 もうしないから…。もう一度だけ…一度だけでいいんだ。
 お姉ちゃんのブルマー姿、見たいんだ…」
俺は泣きじゃくりながら姉の前でうなだれていた。
自分でもワケがわからなかった。
770ラジウム:2007/07/14(土) 13:44:39 ID:3HlGa80l
姉が俺の肩をポンと叩いた。
「ホントに最後だからネ…」
そういうと姉は自分の部屋に向かおうとした。
「今、着替えてくるからチョット待っててネ」
「あ、お姉ちゃん。で、できたらこれも着てくれないかな。」
俺はタンスに隠してあった体操服も姉に渡した。
「ふふっ。もう!
 ○○ったら、そんなモノも持ってたの?」
ブルマーと体操服を手に姉は部屋へ入った…。
部屋の中で姉が着替えている気配が伝わってくる。
俺は緊張に胸が高まる。
「…、あ。んぅ。やだ。け結構、キツくなってるぅ。」
中学生時代の姉の体操着だ。
今の姉の身体にきつすぎるのは当たり前だ。
「ほらっ、着てみたよ!○○…」
ドアを開けると、体操着姿の姉が居た!
もう見られないと思った姉のブルマーだ!
中学生時代の体操着に身を包んだ姉の姿はあられもないものだった。
豊満な姉のバストははちきれんばかりに体操着に密着している。
そして乳首は挑発的に突出している。
ヒップのあたりのエロっぽさはさらに過激だ。
今となってはスリーサイズ以上は小さくなっているのだろう。
キツキツのブルマーはTバック並みに局部に食い込んでいる。
お尻の部分はというともうその殆どがさらけ出されているかのようだ。
「ねぇ…、○○。
 やっぱり、コレって恥ずかしすぎるよゥ…」
そう言いながら姉は身を悶えた。
「お、お姉ちゃん…。最高だッッ…」
姉に願いをかなえてもらった俺はもう有頂天になっていた。
「お、お姉ちゃん。お姉ちゃんはそのままにしてて。
 俺、オナニーするっ。」
俺はズボンの中ではちきれんばかりになっていたモノを開放してやる。
「キャアァアァッ」
771ラジウム:2007/07/14(土) 13:47:01 ID:3HlGa80l
いきなり俺のイチモツを目の当たりにした姉はびっくりしていた。
が、かまわず俺は、姉のムチムチの姿態の目の前で
猛然とした勢いでチムコをしごき始めた。
「あぁっ。うぅ。くっふう。
ね、姉ちゃんっ。やっぱ姉ちゃんのブルマー姿、最高だよぅ」
俺はチムコをしごきながらも
姉の身体にもたれていった。
姉の肉感的な身体が目の前にある。
体操着越しだが姉の胸に俺はしゃぶりついた。
「ちょっ、ちょっとォ!」
姉は逃げるようにして体を左右に動かしたが
俺はその様子さえも楽しみながら
さらに姉の胸をむさぼり続けた。
俺の唾液で体操着の乳首の部分が濡れてきた。
更に重点的に乳首を吸う。
乳首の突起が大きくなってきた。コリコリしてる。
(お姉ちゃん…、お姉ちゃんも感じてるのか…)
「アァん。だ、駄目ェッ。○○、
 そ、そこっ、あぁ。いいぃ。ヤぁーン」
感じ始めた姉はもう無防備だった。
俺は姉の腰に手を回し、身体を裏返しにした。
「きゃあァッッ…」
うつ伏せ姿になった姉は更にセクシーだった。
ブルマーがムチムチのお尻に食い込んでいる。
そのお尻が汗ばんでいる。
たまらず俺は姉のヒップにかぶり付いた。
「ぶぁっぷくぅ。はぅうしゅぷ。っくむふ。」
汗ばんだ姉の身体は例えようも無い位、美味だった。
姉のプリプリしたお尻は俺の憧れだった。
「美味しい、美味しいよぉぅっ。お姉ちゃんのお尻ィ…」
俺はうわ言のように繰り返していた。
今まで何度と無く、夢想した姉の身体、お尻…
それが現実に目の前にある。しかもブルマーを穿いて。
(あぁ。お姉ちゃんっ。
 俺、お姉ちゃんのお尻にチムポ押し付けたくなっちゃった…)
俺はもう迷うことなく、チムポをそこにあてがった。
772ラジウム:2007/07/14(土) 13:49:03 ID:3HlGa80l
完全にイキリ立った俺のチムポが
姉のお尻にぴとりとくっ付く。
瞬間、先走り液がとろりと流れ出る。
俺はすかさずチムポをブルマーの食い込み部分に押し当てる。
すでにそこは姉の汗と汁でじっとりとしていた。
姉のお尻が前後左右にくねり始めた。
「ぁあん。私、もぅ。うふくくっ
 んんっむ。ふう…」
姉の身もだえする姿を見て、俺も同時に高まっていった。
俺はチムポを姉のお尻やら太ももやらに
ところかまわず、擦りつけた。
俺のヌルヌル液がベトベトと付きまくる。
まるでナメクジが通ったアトみたいだ。
あたり構わずチムポを擦りつけていたが
やがて俺は、狙いを定めた。
姉の大切な部分にブルマーが食い込んでいるところ、
そこに俺のチムポを添えた。
その瞬間、姉がお尻をきゅうぅっと締めてきた。
亀頭が姉のお尻に包まれるように挟まれた。
「ぅうう、うわぁっ!」
あまりの快感に俺はたまらず悲鳴を上げた。
「すごいのね。○○のすごく堅くなってるのね、わかるわっ」
姉は振り向きながら、お尻を締めてきた。
「私もネ…、感じちゃってるんだよ」
姉はブルマーをめくりながら、恥部に手をやった。
「ほらっ。もう…こんなに」
姉はトロンとした目になっていた。
「○○ったら、お姉さんのこと、こんなに感じさせちゃってェ!
悪い子ッ」
そう言うと姉は俺のチムポをブルマーの隙間に誘導した。
773ラジウム:2007/07/14(土) 13:51:06 ID:3HlGa80l
「ほらッ、こうしてアゲルッ!」
チムポがブルマーの隙間から入り込み姉の秘肉に触れた!
(すっ、凄いィ。ヌルヌルじゃないか!)
姉の腰がゆっくりと円運動する。
と、思ったら今度は激しく前後に。そして今度は左右に。
「あぁっ、姉ちゃんっ。おれ、俺、
 そんなにされたら、イッちゃうよう。」
まだ挿入もしていないのに、童貞の俺にとっては
ヌルヌルのマムコにチムポを押し当てているだけで限界だった。
「イイのよ。○○。イッて。
 ○○の、お姉ちゃんにイッパイ頂戴ッ!」
「あぁァツッ!」
ものすごい射精感が俺を襲った。
「もう駄目だぁっ!
 イクよおうぅっ姉ちゃんっんぅ!」
猛烈な勢いで射精が始まった。
最初の一撃は姉の秘肉に。
射精しながらもチムポをブルマーから引き抜き、
ブルマーにも、体操着にも俺のおびただしい白濁液をかけまくった。
最後は姉のお尻にチムポを押し当てて、俺は最後の精液を出し尽くした。
「あぁぅ、お姉ちゃんッ。
 やっぱりお姉ちゃんのブルマー姿は、最高だったよ。
 これで、これで忘れられるから…」
実は自信は無かった。こんなにまで気持ちイイことを忘れることが
できるだろうか?
「イイのよ。忘れなくても…
また、シテあげるから…
ね?」
「本当?本当に?お姉ちゃん!」
「そのかわり、私のこともちゃんと感じさせてね、今日みたいに」
「もちろんだよ、お姉ちゃん!」
俺はもう一度、姉の体操着に顔をうずめて
お姉ちゃんに甘えていた。

774名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 20:57:12 ID:YCekucyL
テラエロス、GJ!
775夏の月:2007/07/14(土) 22:40:01 ID:uAJ/hcam
「あの…長谷部君!」退屈な電車を彩ったのは、都築さんのウィスパーヴォイス。

「あの…これ…」白く透き通った手には美術館のチケット。「土曜日大丈夫かな?」

「ああ。大丈夫。」飛び上がりそうな気持ちを抑える。本当はもう飛び上がりたい。

「えへへ。断られたらどうしょうかなと思ってた。」「都築さんの誘いを断るようなのは…」

「居ない?長谷部君?ねぇ長谷部君!私勘違いしちゃっていいのかな?」「えっ…」

「ううん。何でもない。これから…段々とね。」都築さんが僕の手を握る。

「長谷部君。この参考書良いね。国別の地図と年表が一緒になってる。世界史得意だもんね。」

「いや…そんなこと無いよ。都築さんだって古文や数学が得意じゃん。スゴいや。」

「じゃあ私に世界史と英語教えて!数学や古文は私に…任せて欲しいな…ダメかな?」

「えっ。いいの?マジで。」「うん。じゃあ決まりね。」弾けるような笑顔。

その中に、わずかに朱が入った様な…。考え過ぎか。でも本当可愛いな、都築さん。
776夏の月:2007/07/14(土) 23:15:39 ID:uAJ/hcam
土曜日…約束の日。ひたすらガムを噛んでいる。何もしないことが、こんな苦しいとは。
「長谷部君!ごめんね?待った?」「ううん。全然。都築さん…よく似合ってるね。」
「本当?嬉しいな。」白いワンピースに、白い帽子。彼女の清楚さを引き立たせる。
このまとわりつきそうな暑さも、彼女の前では無力だ。涼しげな姿。写真にしたいな。
電車がやってくる。「長谷部君!これ…」「グリーン券じゃん。どうしたのこれ?」
「ママに頼んで…人が少ないって言うし…どうせなら長谷部君の隣が良いなって…」
「僕なんかの?」「うん!長谷部君の隣が良いな。」
「ありがとう…都築さん。」それから、僕はひたすら喋った。沈黙が怖かった。
それにもっと都築さんの事が知りたかった。僕を走らせてくれる優しい彼女。
上野駅のフォームに入って行く。僕は彼女の手を握る。彼女のナイトを気取ろうとする。
ゆっくりと構内を進んで行く。動物園へ向かう親子連れ。「わぁ。可愛いよ長谷部君!」
(意識したらダメだ)「うん。可愛いよね。」「長谷部君なら、格好いいパパになれるよ。」
(格好いいパパか…じゃあ綺麗なママは…都築さん?それとも…夏月お姉さん?)
「ねぇ長谷部君!着いたよ。」目的地が、僕を妄想からすくい上げる。「助かった…」
777夏の月:2007/07/14(土) 23:44:31 ID:uAJ/hcam
「アレが…考える人か…。」「長谷部君。考える人って何を考えてるんだろうね。」

「何て言うか、考えさせたかったのかな?考える人は1つしかないけど、見る人は違う。」

「沢山いる。見る人にはそれぞれバイアスがあるから、1つとして同じ考える人は無い。」

「それを気付かせたかったんじゃないかな?1人として同じ人は居ない。みんな特別。」

「都築さんだって、特別だよ。優しいし、頭良いし、綺麗だし。」「でもね長谷部君。」

「私は…長谷部君の一番の方がいいかな…ううんごめんね。夏月さんいるものね。」

「あっ!長谷部君…顔真っ赤にしてる。まだ私にも可能性あるのかな?あっそうだ。」

都築さんがバッグから取り出したのは。「美術館ってクーラー強くてないんだね。」

デオドラントペーパー…。都築さんの細い手で、僕の顔や腕の汗を拭き取って行く。

「夏月さんより巧くできたかな?」仄かにクールシトラスの香りがする。「これもいいな。」

「長谷部君はこっちの方が良いよ。それに…フローラルは…夏月さんの香りよ。」

「長谷部君は長谷部君だよ。絶対こっちがいい!」都築さんの思いが届く。光より早く。

778夏の月:2007/07/15(日) 00:28:22 ID:70WURDIl
あれから…僕は綿あめの中を歩いていた。「私は…長谷部君の一番が良いな…」

(長谷部君の一番…)こんな美人と付き合えたら…それは幸せだろう。でも…良いのか…?

お揃いのパスケースを買ったアメ横でも。グラブの話をした神田でも。フワフワの世界。

参考書と言う現実の申し子を選んだ神保町でも。やっぱりフワフワの世界にいた。

「長谷部君の一番が良いな。」(僕の一番って誰なんだろう。)帰りの電車でも同じだった。

駅についても、まだフワフワの世界にいた。現実感が全くない。そのまま帰宅のはずだった。

「かず君!」夏月が立っている。「もう11時よ。都築さんとのデート楽しかった?」

「デートなんかじゃ…」「んっ?何?私の香りじゃない!かず君ひどい!どうして!」

「夏月…嫉妬してるの?だとしたら嬉しいな。」「えっ…?そんなんじゃないわよ!」

「もし嫉妬してるなら…都築さんには会わないよ。」「本当…かず君…」「本当だよ。」

「かず君…ごめんね…私1人になりたくなかったの。」「夏月…不安にさせてごめんね。」

夏月が僕の手を引いてゆく。「かず君…都築さんには出来ない事をしてあげる。」

779名無しさん@ピンキー:2007/07/15(日) 00:47:03 ID:JQfE7u7v
( ´_ゝ`)
780夏の月:2007/07/15(日) 00:50:44 ID:70WURDIl
夏月が僕の部屋で、僕を見つめている。「都築さんにはこんな事はできないよね。」

淡いブルーのTシャツと下着を剥ぎ取ってゆく。豊かな、夏月の膨らみが露わになる。

「かず君…」夏月が僕の局部を、谷間の中に挟み込む。そして先端を啄む。「んっ…」

「ジュル…ズッ…ジュル」「夏月…気持ちいい。」「んっ…だって好きだもん。かず君。」

上目遣いで僕を見つめる。もっとこの女性を…優しさでつつまなきゃ…なんて思う。

「かず君!張り切ってきたね。出しても良いよ。」「夏月…汚いよ。」「良いのよ。」

「かず君だから。」僕は盛大に発射した。「コホッ…コホッ…コホッ…」「大丈夫?」

「大丈夫よ。それにね…お姉ちゃんは…かず君の為に無理をするものなの。ねっ。」

「夏月!」僕は彼女に抱きついた。彼女だけに無理をさせる訳にはいかなかった。
781夏の月:2007/07/15(日) 01:21:40 ID:70WURDIl
夏月を膝の上に乗せてみる。そして…「かず君…入ったよ…」夏月が深く呼吸して…

スッ…グチュグチュ…大きく腰を動かす。瞳は僕の瞳を捕まえたまま。「かず君…」

「あっ…この前より巧くなったかな。」「多分。」とはいったものの、まだぎこちない。

それに夏月の祕唇はまだ硬いままだ。でもそれが彼女らしさかなと思ったりもする。

グチュ…ズブ…ズブ…部屋に湿った音が響く。「かず君!かず君!かず君!」

「どうしたの?」「んっ…ヤッパリ…んっ…気持ちいいなって…」「よかったね夏月。」

限界が近づいてくる…。「夏月。出して良い。」「聞かなくても…決まってるじゃない」

ドクッドクッ…白い液体が2人を繋いで行く。「かず君…」「夏月…良かったよ。」

「かず君ね…幼稚園の時ね…勝手に1人で歩いてっちゃって…隣の駅まで行ってしまったの」

「私ね…不安で不安で…もうかず君の手を離したらいけないって思ったの。」

「今日ね…その時を思い出して…不安で不安でたまらなかった…かず君…独りはいやだわ。」

「夏月。わかったよ。」「んー。物分かりの良いかず君はよい子です。ナデナデ。」

窓から夏の月が見える。僕達の未来を指し示すような。「夏月…もうナデナデは…」

「かず君!よい子を誉める事は当たり前の事です!」多分、手は離さないだろう。

増長しました。すいません。
782名無しさん@ピンキー:2007/07/15(日) 04:26:39 ID:soV4eqqk
改行しろよカス
783名無しさん@ピンキー:2007/07/15(日) 04:34:34 ID:1ZyabNIo
カスがカスって言っちゃいけないよ
784名無しさん@ピンキー:2007/07/15(日) 06:41:24 ID:nxHSp54x
>>782もしこの職人さんがカスならてめえはこの世に存在する権利すらねえよバーカ。

>>781依存甘えん坊な姉にアカデミー萌え章を。
そしてそんな萌え姉を書いてくれた職人さんにGJを!
785名無しさん@ピンキー:2007/07/15(日) 10:39:04 ID:JQfE7u7v
改行もないし、空行が非常に見難い、それにこの投下間隔は書きながらだな
基本的なルールも分からないんじゃ職人とは言えない
過度な職人崇拝は馴れ合いとスレの腐敗を呼ぶ
786名無しさん@ピンキー:2007/07/15(日) 10:44:22 ID:Nlq43Cfn
よーしあんましこのスレ荒れちゃうようだと
お父さん虎馬級の素敵お姉ちゃん寝取られSS予告なし投下しちゃぞ〜〜
787名無しさん@ピンキー:2007/07/15(日) 10:50:31 ID:JQfE7u7v
いいのかい?ホイホイ言っちまって。俺は寝取られでもかまわず抜いちまうマゾなんだぜ
788名無しさん@ピンキー:2007/07/15(日) 11:20:46 ID:MXmNuPcV
>>776の時だけ改行の仕方変えてあるのはなんでだろ?
789名無しさん@ピンキー:2007/07/15(日) 21:15:02 ID:vGNWvxdt
投下します。
前ふりのみで、直接的なセックスシーンにはまだいたっていません。
11レスほどで、アップローダーに上げました。

極端に気分を害する性描写はないかと思います。

タイトルは「魔性の姉」です。

http://strawberry.web-sv.com/cgi/up/vcc/nm7678.txt

最初の一部だけ書き込みします。
よろしくお願いします。

790魔性の姉:2007/07/15(日) 21:19:20 ID:vGNWvxdt
三崎昭司は、姉の三崎華菜と連れ立って近所の私立高校に通学を続けていた。
 姉は大きな瞳の印象的な美少女で、彼女が折り目の正しい制服に身を包んで
朝の歩道を歩いていくと、それだけでなんとも言えない華やかなオーラを周囲
に発揮する。
 整った顔立ちは一種貴族的ですらあり、姉が凛として通り過ぎていくと、
次々とすれ違った男達、あるいは女達までもが立ち止まって振り返る。
 生まれながらに華を持った人間なのかも知れない。華菜は脚がすらっと長く
全体にすっきりとした肢体の持ち主で、美しいバランスのスタイルをしている
ので何をしても絵になる佇まいの少女だった。
彼女に目をまっすぐに見つめられると、大概の男は鼓動を早めてしまう。華
菜は他人と話す時に相手の瞳をじっと見る癖があり、それはまるで空気の密度
が変わるかのように圧迫する力を持っていた。
 ふっと彼女が笑うと、まるで花束が開いたかのようにあたりに光が満ち、温
かさが溢れてくるのだ。
 そんな時、大抵の男は彼女に畏敬のような感情を抱き、そして崇拝に近い恋
に落ちるのだった。
 弟の昭司は姉の隣で、男達が恋に落ちる瞬間を数え切れないほどに見てきた。
 そしてそれは弟としての誇らしい気持ちとともに、一抹の嫉妬や不安感を煽
り、彼の胸に弟ゆえの複雑な胸の痛みを生じさせるのだった。


アップローダーへつづく
791名無しさん@ピンキー:2007/07/16(月) 01:18:27 ID:qsstGIeJ
「この文章を見せれば皆うpロダに付いて来るに違いない」と思ってそうでキモい
簡単な説明にすりゃいいのに冒頭だけで続くとか文庫本気取りか?
792名無しさん@ピンキー:2007/07/16(月) 03:04:52 ID:eP/pDaC3
どんなもんでも投下するヤシは何時間か使って書いてくれてるわけだ。
文句言うだけのヤシは5秒しか費やしてない品。
仮にダメダメでも枯れ木も山の賑わい。それに実際そんなにダメそうでもない
793名無しさん@ピンキー:2007/07/16(月) 04:28:25 ID:lVX+tnwo
>>792の言う通りで職人さんは慈善で書いてくれてる訳で、それに文句を言うなら自分がそれ以上の事を成すべき。まぁ好みは万人によって違う。


>>790GJ!続きがとても楽しみです。
後別に50〜60レス位使う作品ならともかく、その位ならここに投下していただいて何の問題もありません。
794名無しさん@ピンキー:2007/07/16(月) 13:49:44 ID:qxW4QrkD
荒らしに反応すんじゃねーよアホ
職人さんGJです!!
795名無しさん@ピンキー:2007/07/16(月) 14:24:22 ID:b5eVx1B4
796名無しさん@ピンキー:2007/07/16(月) 14:59:58 ID:LHV0fcci
>>790
いい!胸が躍る文章と内容です。
本当ならこっちにうpして欲しいけど、アップローダーonlyなら
告知だけでもお願いします。
797名無しさん@ピンキー:2007/07/16(月) 20:04:30 ID:qsstGIeJ
>>790は、くたばれ・消えろ・失せろ・潰れろ・馬鹿・あほ・間抜け・ドジ。
ポンコツ・トンチキ・ガラクタ・クズ・ゴミ・カス・最低以下の下劣・下等種族。
劣等種族・下衆野郎・腐れ外道・邪道・外道・非道・ウジ虫・害虫・ガン細胞。
ソマン・マスタードガス・ダイオキシン・イペリット・クソブタ・悪魔・電波・殺人犯・ブタ野郎・畜生・鬼畜・悪鬼。
ライトニングロードローラーの餌食になってしまえ・マンキンEXE・欠陥住宅・寄生虫・大虐殺者。
邪気・邪鬼・ストーカー・クレイジー・ファッキン・サノバビッチ・原爆・水爆・核ミサイル・シット・ゴキブリ・ガッデム。
小便・便所の落書き・サルモネラ菌・サディスト・不要物・障害物・産業廃棄物・邪魔者・除け者・不良品・カビ・腐ったミカン。
土左衛門・腐乱・腐臭・落伍者・犯人・ならず者・いんぽ・チンカス・膿・垢・フケ・化膿菌・О157。
放射能・放射線・鬼っ子・異端者・包茎・妄想・邪宗・異教徒・恥垢・陰毛・白ブタ・愚か者・下水道。
ケダモノ・ボッコ・ろくでなし・VXガス・ヒ素・青酸カリ・地獄逝き・ウンコウマー・監獄・獄門・さらし首。
打ち首・市中引きずり回し・戦犯・絞首刑・斬首・乞食・浮浪者・ルンペン・物乞い・下等生物・アフォ。
放射性廃棄物・余命1年・アク・割れたコップ・精神年齢7歳・裁判は必要なし。
不良品・規格外・欠陥品・不要物・チムポの皮が3メートル近くある・糞スレ・埃・掃き溜め・吹き溜まり・塵埃・インチキ・居直り。
ふてぶてしい・盗人・盗賊・残忍・残酷・冷酷・非情・薄情者・ガキ・クソガキ・哀れな奴。
ファッキン・ガッデム・サノバビッチ・シット・ブルシット・ボロ・反省する気も謝罪する気もゼロのDQN・ボッコ・妄信。
狂信者・有害物質・毒薬・猛毒・発ガン物質・誇大妄想狂。他人の悪口は山ほどほざくが反省は一切しないガキ根性野郎・腐れ根性。
腐って歪んだプライドの持ち主・狭量・ボケ・ボケナス・アホンダラ・たわけ。
怠け者・無能・無脳・狂牛病・脳軟化症・思考停止・アメーバ・単細胞・蠅・蚊・カビ・排気ガス。
腐敗・膿・下劣・下等生物・劣等種族・クレイジー・マッド・ストーカー。
人格障害・守銭奴・見栄っ張り・ええ格好しい・粗製濫造品・偽物・似非・ブォケ。
イカレ・乞食・浮浪者・ルンペン・狼藉者・放蕩息子・道楽息子・極道息子・要らぬ存在・ヘッポコ。
迷惑・困りもの・厄介者・村八分・異端者・アウトサイダー・死人・水死体・お前はもう死んでいる。
ナチスドイツ・アルカイダ・ビンラディン・三菱自動車・麻原・731部隊・ポルポト派らと同類。
宇宙一馬鹿で間抜けで弱い種族と同類・下品マン、ギロチン、永遠地獄行き、
ฺღ〠ᩬǛとか意味不明な言葉を発する種族と同類。
他人にばっかり迷惑をかけて自分は迷惑をかけられてないのに.くらいの反省すらしない馬鹿餓鬼。
クソガキ、悪趣味、麻薬売人、首飛び、違反行為、エログロ好き、池沼。
王様に迷惑、伝説に伝わる程の馬鹿、壊れたフロッピーディスク、激極大癌細胞。
しつこいコケ、キモヲタ、グロヲタ、エロヲタ、異常な売買、客としてキムチ.ぐらいも渡せない。
\_WW/|WWWWWWWWWWWWWW/
≫そして、こんな数の悪口を考え、≪
≫作る精神と体力が.ぐらいもなく ≪
≫馬鹿という悪口すら言えないグズ≪
/MMMMMMMMMMMMMMMMM、\
    ∧_∧
    (  ´A`)
    (     )
    |  |  |
   .(__)_)
798名無しさん@ピンキー:2007/07/16(月) 22:24:52 ID:YFyBvdfe
>>797を見て

メタクソ言いつつも弟ラブなツンデレ姉さんを思いついたおれ
799名無しさん@ピンキー:2007/07/16(月) 22:49:31 ID:ghsjzcRw
原爆、水爆、核ミサイル、残忍、残酷、無情、規格外が誉め言葉に聞こえちゃう俺が来ましたよ
 
>>798
うはwそれいいww
言 わ れ た い W
800名無しさん@ピンキー:2007/07/16(月) 22:58:37 ID:0dMp106/
>伝説に伝わる程の馬鹿
>異常な売買
ワロタwwwwwwwww
801名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 02:58:19 ID:sRXcIRdC
これは・・・・新ジャンル!!!
802名無しさん@ピンキー:2007/07/19(木) 02:32:10 ID:hBxQWNCF
保守
8035.11:2007/07/19(木) 10:10:09 ID:oxCMgiGS
僕がまだ小学生のことです。
僕と姉は公園で遊んでいました。
僕は運動音痴ですが、姉はとても活発です。
姉は鉄棒で逆上がりとかやってましたが
そのうち飽きたのか、鉄棒の上に跨り、
しばらくはそのままの体勢でした。
そのうち、何となく姉の様子が変になってきました。
少しづつ腰をくねらせているんです。
「はぁ。はあぅんっぅ」
何て声も出しています。
身体の具合でも悪くなったのかと思いました。
「お姉ちゃん?大丈夫?お腹痛いの?」
姉はちょっとトロンとした目をしながら
「う、うぅん。何でも無いの。
 何でも無いのよっ、っくふぅん」
そう言いながらますます姉は腰を動かしていました。
両手で鉄棒を握り締めて、今度は身体を前後に動かし始めました。
僕は何だかわからなくなってきました。
そのうち姉の身体が激しく動いたかと思うと
ビクンッ、ビクンッッと跳ねるような悶えるような動きをして
ようやく姉はおとなしくなりました。
僕は泣きながら、姉の手を握り締めました。
姉の手はじっとりと汗ばんでいました。

その晩、僕は夢を見ました。
姉が何者かに苦しめられていて身悶えている様子でした。
僕は思わず姉に手を伸ばしました。
姉の汗ばんだ手の感触が甦りました。
何かとてもイイ気持ちになって僕は夢から覚めました。
下半身にひんやりと冷たい感じがしました。
それが、僕の精通の瞬間でした。

それからも夜中とかに姉の部屋から
あの時と同じような姉の声が聞こえてくることがあります。
オナニーを覚えた僕はその声を聞きながら
手淫にふけっているのです。
804名無しさん@ピンキー:2007/07/21(土) 14:25:58 ID:usQBxeYv
これからどうなるのか…
wktk(・∀・)
805名無しさん@ピンキー:2007/07/21(土) 15:04:55 ID:Cgheg1tj
これで終わりじゃね?
806名無しさん@ピンキー:2007/07/21(土) 16:02:08 ID:96si9qvG
つーか転載でしょ?どっかで見たことある。
807名無しさん@ピンキー:2007/07/21(土) 19:07:12 ID:aIE0AlX1

>>790の続きです。

前回読んでくださった方ありがとうございました。

今後はアップローダーではなく投稿させて頂きます。

よろしくお願いします。
808魔性の姉:2007/07/21(土) 19:08:36 ID:aIE0AlX1

 華菜の弟への溺愛ぶりはつとに有名だった。
 弁当を忘れたといっては昭司のクラスに顔を出し、体育でサッカーをやると
いってはやってきて大声で応援をしたりする。
 何につけても弟の世話を焼きにやってきては、頭を撫でたり叱ったりと、母
親のような素振りをするのだった。
 校内のアイドルがやってくる度にクラスはわずかに騒然とするのだが、当人
は一向に気にする風もない。ただ昭司自身が真っ赤になるだけなのだ。
 そして最も彼が辟易するのは、クラスメイトの目の前で、姉が恥ずかしげも
なく彼の顔を自分の豊満な胸に抱擁することだった。
 ああ。思春期を迎えて、男としての自尊心の芽生え始めた昭司にとってはク
ラスメイトの前で子供扱いされることは屈辱的な出来事だった。反面、子供の
ように姉の柔らかな胸に甘えることはこの上もなく心地の良いことでもあった。
皆の羨望を一身に集めることの、くすぐったいような誇らしさと居心地の悪さ
の中で、少年特有の葛藤を抱えながら昭司は毎日を過ごしていた。
 シャボン玉の表面で七色の光沢が複雑な文様を描き出しながら揺れるように、
昭司の胸の中には鮮やかでいて不安定な煌きが刻一刻と模様を変えているのだ
った。
809魔性の姉:2007/07/21(土) 19:09:23 ID:aIE0AlX1

 姉弟がその関係を人知れず変えたのは、梅雨最盛期の六月中旬のある日のこ
とだった。
 快晴だった朝の天気が一転、夕刻にはバケツをひっくり返したような土砂降
りとなっていた。
 例によって居残りを命じられていた昭司は天気予報の確認を怠ったために傘
の持ち合わせがなかった。バス停の庇を頼りに、暗雲の下で闇の帳が降り始め
た校庭に向かって、彼は鞄を雨よけがわりに校舎を飛び出した。
 意外に強い雨足に少し後悔を覚えた頃、彼は校庭を越え校門に差し掛かった。
 「そこの濡れ鼠、待ちなさい」
 昭司が立ち止まって振り返った時、校門に寄りかかって傘を差していたのは
彼の美しい姉だった。


 「多分、あんたは傘を忘れているんじゃないかと思って、待っていたのよ」
 姉弟は一本の傘の下で身を寄せ合いながら、バス停へと向かっていた。
 「ほら、こんなに濡れて」
 姉は、持っていたハンカチで昭司の顔をごしごしと拭った。
 昭司は、されるがままになっていた。
 「姉さんだって、濡れてるじゃないか」
 彼が指摘すると、
 「私はいいのよ」
 と、姉は口元に微笑を浮かべて言った。
 姉はいつから昭司を待っていたのだろうか。滝のように降る雨はコウモリ傘
くらいではシャットアウトできず、華菜の髪を濡らし、夏服の制服をぺったり
と肌に吸い付かせている。
 角度によっては、彼女の下着がうっすらと透け、豊かなロケット型の乳房の
ラインが露わになっていた。
 そんな華菜はぴったりと弟に寄り添って彼の額を甲斐甲斐しく拭っていた。
 彼女の息が昭司の顔をくすぐり、手を伸ばせば姉の乳房を掴むことができそ
うだった。


 雨の中を粛々とふたりは歩いていた。
 相合傘の中は小さな密室にも似ていて、昭司は吐く息までも共有しているよ
うな不思議な錯覚がした。
 バス停に向かう途中で、昭司は立ち止まった。
 「どうしたの、昭司?」
 姉はじっと弟の目を見つめた。
 「俺は、バスに乗りたくない。もう少し、歩きたい」
 昭司が言った。
 「そう」
 と華菜は言った。
 「いいよ。もう少し歩こうか」
 昭司には、姉の瞳の奥で何かが揺れているような気がした。
810魔性の姉:2007/07/21(土) 19:10:18 ID:aIE0AlX1

 雨は激しさを減じたが、音のない霧雨が続いていた。
 何を思っているのか、姉は口をつぐんだまま開かない。
 バス停のある大通りへ向かう道から裏道へと折れる。傘を持って先へ先へと
歩いていくのは弟の昭司。勝気な姉は珍しく、何も聞かずに彼の進む道へと付
き従っていた。
 どこへ行くのか、と姉は昭司に聞く事もなかった。
 昭司も昭司で、思い詰めた顔つきで押し黙ったまま、何も言う気配がない。
 ふたりの隣を、水飛沫を上げながら乗用車が通り過ぎていく。
 遠くの家で母親が子供を呼ぶ声が、雨音しかしない住宅地にやけによく通っ
た。
 そんな日常風景が、昭司にはどうにも遠くの出来事のように見えた。
 不意に昭司は立ち止まり、姉の目を見つめた。
 「どうしたの、昭司」
 と姉はいつものようににこやかな微笑を浮かべ、優しい声で言った。
 「何か悩みでもあるの。今日は少し変よ」
 「……」
 昭司は強張った顔で、姉をじっと見たまま。
 「姉さんに話してごらん。どうにかしてあげるから、心配しなくても大丈夫
よ」
 華菜の浮かべたのは、弟を溺愛するいつものどこまでも優しい笑顔だった。
 昭司は黙って手を伸ばし、姉の砲弾型の巨乳に手のひらをあてた。
 姉の笑顔が、凍りついた。
 「昭司……?」
 「姉さんが、欲しい」
 昭司の眼差しは常になく、姉の目を射抜くように強い。
 その迫力に気圧されて、華菜に戸惑いが生まれた。結果的に、それが取り返
しのつかない隙となった。鬼気迫る弟は、姉の手首を掴むと、持っていたコウ
モリ傘を放り捨て、自失した彼女を路地裏へと引っ張り込んだ。
811魔性の姉:2007/07/21(土) 19:11:17 ID:aIE0AlX1

 華菜にとって弟は、まさに目に入れても痛くない存在に違いなかった。
 母親代わりとしての使命感もあったのだが、それにも増して弟の世話を焼く
ことが純粋に楽しくて仕方がなかった。
 弟のためならどんなことでもしてあげたいと思っていたし、弟が必要とする
ものなら、どんなものでも与えたいと思っていた。
 弟の笑顔を見られるなら、何も惜しいと思うものはなかった。
 けれどもそんな彼女も、まさか実の弟に身体を求められようとは、夢にも思
っていなかったのだった。


 閉店して久しい裏通りの喫茶店のドアを勝手に開けて昭司は中に姉を押し倒
した。
 埃っぽいタイル地の上で、姉の濡れた制服が薄く汚れた。
 昭司が華菜の上衣をたくし上げると、中から白いブラジャーが姿を現した。
我がままな爆乳が今にも窮屈なGカップを弾き飛ばさんとしている。
 「やめなさい、昭司!」
 華菜は腕を振って抗うが、意外にも力の強い弟に組み敷かれてしまう。いつ
の間にあの弟がこれほどたくましくなっていたのだろうか。弟の成長を頼もし
く思う気持ちの一方で、その力が今は自分を奪い去ろうと襲い掛かってくるこ
とに予想外の焦りを覚えてもいた。
 それと同時に、自分の愛する相手が全力で自分を求めてくるその一直線な情
熱に、彼女の中の女の部分に微かな波紋が生まれてもいた。。
 いくつもの想いが現れては泡のように消え、その度に華菜の胸を激しく揺さ
ぶり、彼女の強く見えてその実、絹糸のように繊細な心を千々に乱れさせる。
 その混乱に乗じて、暴漢と化した弟は姉のブラジャーを強く引き上げた。
 ブルンッ、と揺れながら華菜の巨乳は抑制から放たれ、Gカップよりも大き
な砲弾型の全容を現した。
 その姿は釣鐘型のプリンのようで、ゆさゆさと揺れると、なんとも言えず扇
情的でいて昭司の股間を熱くさせる。
 プリンの先には初々しく小さなさくらんぼがひっそりと息づいている。
 昭司は興奮で息を荒げながらさくらんぼに吸い付いた。
 「あ……っ」
 華菜が背中を弓なりに反らせた。
 昭司が夢中になって乳首を吸い、舐めまわすと、口の中でわかるほどにさく
らんぼは硬くしこっていく。
 華菜はピクピクと痙攣しながら熱い息を吐いている。
 昭司は飢えきった野良犬のように華菜の乳房を貪った。震える手で、強すぎ
るくらいの力を込めて爆乳の形が変わるほどにもみしだく。ゴムまりのように
弾んで手を押し返してくるその感触が官能的で、病みつきになったように昭司
はその作業に夢中になる。
 すると、揉めば揉むほどに巨乳は赤くなり、いよいよ押し返す力を増してく
るのだった。
812魔性の姉:2007/07/21(土) 19:11:55 ID:aIE0AlX1

 再び雨足は強くなり、外の路地の地面が水に打たれる音が激しくなっている。
 外に打ち捨てられたコウモリ傘は逆さに転がって降りしきる雨を弾いている。
 外の喧騒とは対照的に、寂れた店内はしんと静まり返り、抵抗して身を捩る
華菜の衣擦れの音と、興奮した昭司の荒い息ばかりが空気を熱く湿らせていく。
 そしてそれに加え、敏感な肌をまさぐられることで時折洩れる姉の熱い息が、
刻一刻と、禁じられた危険な緊張感を高めていくのだった。
 昭司は姉の脚を抱え上げると、濡れて透けた白い下着の両サイドに手をかけ
た。
 「そこだけは、やめて」
 華菜は大きく目を見開いて訴えた。それは、血を分けた姉弟が交わることへ
の根源的な不安と、少女として初めて男の前に女の秘密をさらけだすことへの
不安が同居した表情であった。
 「姉さんのあそこ、見たい」
 後先のことなど何も考えていない弟は、ただまっすぐに姉の目を覗き込む。
 「だめ」
 「なぜ」
 「だめだから、だめ」
 およそ明晰な華菜らしからぬ論理で姉は弟を諭そうと試みた。
 「姉さん、見せて」
 ああ、なぜ昭司はこれほどに一途な目で姉の目を見るのだろう。誰が考えて
も間違った要求なのに、なぜこれほどに輝いた目で華菜を見るのだろうか。そ
んなまっすぐな目が、どうしようもなく華菜の胸を甘く刺し、どうしても弟の
願いを聞き入れたくなってしまうのだった。
 昭司は劣等生だったかも知れないが、姉に対し変に「良い子」であろうとし
ている節があった。母がいないことが人格形成に影響したのかも知れない。姉
を心配させるような厄介事は常に隠し、自分だけで抱え込んで解決したり耐え
たりするようなところがあった。いつも、華菜の前では笑顔でいようとしてい
るようだった。
 そんな弟がいじらしく、華菜はますます弟の世話焼きに走るのだ。学校の皆
の前で抱擁すると、弟は困ったような顔をしている。しかしそれでいながら、
誰にもわからないほどの弱い力で、そっと抱き返してくることがあった。その
時に少しだけ浮かぶ昭司の照れたような顔を見ると、華菜は胸が痛くなるほど
に昭司を愛おしく感じるのだった。
 そんな、甘えることが下手な弟からやっと出てきた望みが、なぜよりによっ
て自分の身体を求めることなのだろう。華菜は弟に身体を貪られて次第に生ま
れ始めた快楽と、弟の望みを叶えてやれない苦しみの狭間で生まれた解決でき
ない疼きに悶えていた。
 昭司はそんな姉の苦しげな瞳を見つめて、
 「お願い」
 と言った。
 ああ。弟からやっと出てきた「お願い」であるなら、慈姉にはそれを拒むこ
とはできなかった。
 「──いいよ」
 華菜は、顔を反らして言った。
 どうにでもなれ、と思った。弟がそんなにも欲しいものなら、たとえそれが
どんなものでも、やはり華菜は与えてあげたいのだった。
813魔性の姉:2007/07/21(土) 19:12:37 ID:aIE0AlX1

 昭司は姉の下着を下ろすと、その股を大きく開いた。
 姉の身体が心臓の鼓動に合わせて小刻みに震えて、そして見る間にむっちり
と肉付きの良い太腿まで真っ赤になっていった。
 水泳で引き締められた滑らかな腹部からなだらかな稜線を描いて柔らかな恥
毛が茂っている。その毛に隠されているようにして、誰にも見せたことのない
肉の谷間が襞に囲まれていた。
 襞の合間から、そっと肉の真珠が頭を覗かせている。
 それらは、昭司が想像していたような神聖なものというよりも、むしろ愛ら
しいものという印象を彼に与えた。
 昭司は生真面目な美少女のデリケートな股間を、さらにえげつなく開いてい
く。すると、襞に隠されていた裏の粘膜が開け広げになっていった。ペニスを
受け入れる少女の穴が興奮と緊張で小さく震え、時折収縮する。
 そんな陰部の下には、ぷりぷりとした尻肉の谷間に挟まれていた美少女の尻
穴までもが曝け出されていた。
 今や性器どころか肛門まで広げられて男の前に突き出し、品行方正な生徒会
長は肉壷と尻穴をピクピクと卑猥に収縮させている。
 もしも学校の人間が見たら、揃って卒倒しそうなほどにはしたない痴態をさ
らしているのだった。
 三崎華菜を慕っている生徒は数知れない。清らかな彼女は、ついに弟の前で
恥穴を震わせる卑猥な女神と成り果てていた。
 昭司は、西瓜にかぶりつくようにそんな姉の女らしい卑猥さに吸い付いた。
 「うっ」
 と喉から空気を洩らして華菜は腰を痙攣させた。
 昭司は舌を伸ばし、ぞろりと肉蕾を舐め上げた。その刹那、理性の抑制を解
かれたような強烈な力で腰がうねる。昭司は尻肉に手をまわし、暴れる猛獣と
対峙するように姉の腰を抱え込み、舌を尖らせて彼女のはしたない穴を深々と
抉り込んだ。
 陸に打ち上げられた大魚のように華菜の腰が強烈に跳ね回る。
 暴れる姉の腰を強引に押さえつけておいて、ざらついた音を立てながらさら
に昭司は恥穴を責め立てる。全身が刺激に耐えて、板のように硬直する。
 「苦しいの?」
 と昭司は訊ねた。
 「大丈夫」
 と華菜は脂汗を額に浮かべながら答える。
 「大丈夫だから、昭司の思うようにして。お姉ちゃんは、あんたのすること
ならなんでも構わないから」
 「う、うん……」
 お姉ちゃんと呼ぶな、と普段から言っているのは確か姉自身ではなかっただ
ろうか。
 昭司は説明のできない胸の動悸を覚えながら、再び華菜の女陰に舌を伸ばし
ていった。
 肉の真珠を丹念に舐めていくと、姉の身体が跳ね、硬くなる。それでも、さ
らに彼女を追い詰めていくかのように舐めつづける昭司。
 ぎりぎりっ、という音に振り仰ぐと、華菜は無意識に何かを掴もうと爪をタ
イルに立てているのだった。
 「そんなに苦しいの?」
 「そうじゃないの。そうじゃなくて……」
 と姉は言った。
 「気持ち良すぎて、どうにかなりそうなの」

814魔性の姉:2007/07/21(土) 19:13:19 ID:aIE0AlX1

 「いいよ」というのは「大丈夫よ」と並ぶ華菜の口癖のひとつだった。
 礼儀作法や他人への配慮ということにかけては人一倍厳しい一方で、誰が失
敗をしても、どんな迷惑をかけても微笑を浮かべて「いいよ、気にしないで」
と言う寛容さを持ち合わせているのが華菜という少女だった。
 弟の昭司が眼前で華菜を見下ろし、パンツを下ろした時にも、姉は、
 「いいよ」
 と言った。
 下着の拘束を放たれた赤黒い陰茎は高々と反り返り、欲望が抑えきれないと
いった態で暴力的な律動を繰り返している。
 まさか弟に抱かれる日が来るなどと夢にも思わなかったが、それでも、弟が
自分をそれほどまでに望むのなら、それはそれで悪くない心情であるようにも
華菜には思えた。
 仏陀が前世において、飢えた虎に自らの身体を供した逸話に似ているかも知
れない。
 華菜は殉教者のような気持ちで、弟にその成熟した美身を差し出そうとして
いた。
 彼女にとっては、それは神聖な儀式に他ならなかった。



     めりめりっ、

 と音を立て、弟の凶悪な肉槍は正上位から姉の奥底の貞操膜を刺し貫いた。
 一瞬だけ、痛みに華菜の顔が歪んだ。
 「痛い? 姉さん」
 昭司が心配になって問う。
 華菜は目を瞑ったまま首を一度横に振って、そしてゆっくりと目を見開き、
微笑んだ。
 「大丈夫よ」
 と、言った。
 「良かった」
 昭司はほっとした表情になって、重力に逆らうように天に突き出したロケッ
ト巨乳に顔を埋めた。
 柔らかく弾む姉のふくらみに甘えていると、全身に入った力が抜けていくよ
うに安心する心地がした。
815魔性の姉:2007/07/21(土) 19:14:09 ID:aIE0AlX1

 姉は弟の頭を抱え込んで、優しく髪を撫でた。
 「──お姉ちゃん、おまえのものになっちゃったね」
 と、姉は言った。
 「ごめんね。どうしても我慢できなかったんだ」
 昭司はぽつりと呟いた。
 「ずっとこうなりたかったの?」
 姉の声は優しげで、怒っている様子は微塵もない。禁忌も背徳もなく、ただ
すべてを受け入れる聖母のようだった。
 「うん。姉さんのことが好きだったんだ」
 「ばかね」
 姉は少しだけ笑って、弟の額にキスした。
 「こんなことしなくたって、お姉ちゃんはいつだっておまえのお姉ちゃんな
のに」
 「そうじゃなくて、俺だけの姉さんにしたかったんだ。子供っぽい我がまま
かも知れないけど、俺だけのものにしたかったんだ」
 そう言う弟の目はどこまでも真っ直ぐで、華菜の胸を槍のように刺す。
 「おまえは何もわかっていないのね」
 華菜は目を瞑って弟の頭を撫でていた。
 「そうさ。俺は頭が悪いからね……」
 「そういうことではないわ」
 姉の手が弟の短く撥ねた髪の先をつまんだ。
 「でも、わかっていない所がおまえの長所なのかもしれないわ」
 「なんだよ、それ」
 姉はひとしきり愉快そうに笑い、それを見て昭司は顔をしかめた。
 「ちぇっ、ひとりだけ楽しそうに笑ってるよ。それっ」

     ずぶっ

 と、昭司は軽くペニスを姉の奥へ突いた。
 「あ、ばか……」
 姉の身体が跳ねた。
 「急にそんなことをしてはダメでしょう?」
 華菜が甘く睨むと、弟は涼しい顔で、
 「姉さんが笑うからさ」
 と答えた。
 「まったく、しようのない子ね」
 姉は諦めたように言ってから、弟の背中を撫でた。
 「こんな悪戯をするために姉ちゃんを押し倒したわけではないんでしょう?
 ──さあ、姉ちゃんを力ずくでおまえのものにしてごらん」
 そういった華菜の目は、油を張ったように妖しく濡れていた。
816魔性の姉:2007/07/21(土) 19:14:46 ID:aIE0AlX1

 姉弟の吐く荒い息の音だけがあたりに響いている。
 弟は上から姉に覆い被さり、激しく腰を振っている。
 剥き身の粘膜のようなペニスは、姉の肉壷に締め付けられるたびに射精しそ
うになる。
 姉は身を硬くして弟の猛攻に耐えている。指がタイルを引っかき、高々と上
がった両脚の先ではつま先がピンと伸びきって足の指にぎゅうっと力が入って
いた。
 しかし、秘奥を深々と抉るたびに昭司は姉の身体の変化を感じ始めていた。
ただ耐えるだけの表情から、時折眉根を寄せて寒気が走ったように身体を痙攣
させることが増えてきている。
 そんな時、次の瞬間に姉の身体から力が抜け、やがて次の突き込みの時には
もっと強い痙攣に襲われているのだった。
 ゆるやかな変化に伴って、淫膣はいよいよ昭司のペニスを強く絞り上げてい
く。
 それはまるで、弟のペニスで乱れまいと抵抗する姉の理性とはうらはらに、
姉の女体がペニスを求めて淫らな反応を返す過程のように昭司には思われた。
 もっと、姉に自分を求めさせたいと弟は思った。堅物の生徒会長である姉を
自分の下品なペニスで無茶苦茶に乱れさせたい、と思った。
 弟は憑かれたように腰を叩き込み、腰肉がぶつかるパンパンという鈍く乾い
た音が徐々に大きくなっていく。
 姉の柔肉にペニスを送り込み、腰を捻って敏感すぎる最奥地を抉る。
 姉は背中から顎まで反り返って喉の奥から「かはっ」と空気を洩らした。
 昭司には、それが姉のどこかにある理性のダムが決壊したサインに見えた。
 ここを先途と、弟は死力を振り絞って姉の恥穴を攻め立てる。
 華菜の身体は糸の切れた凧のように理性のコントロールを失って、弟に恥ず
かしい穴を突かれる度に弛緩と硬直を繰り返して暴れだす。
 まるでジェットコースターに乗って振り回されているかのような浮遊感が華
菜を支配している。
 どこまでも落下していくような快楽の中で、我知らず華菜は大声を上げてい
た。もう時間の感覚さえも意識から飛んでいる。
 どれだけ痴態が繰り広げられたのか、最後に弟が唸り声をあげて姉の最深部
へと白い樹液を噴き上げた。
 一、二、三とリズミカルに噴射されるのに合わせて姉の身体が痙攣する。そ
れが快楽曲線の頂点となったように、姉の身体が二度三度震えると、彼女の恥
ずかしい股間からプシュッ、プシュッ、と飛沫が上がった。それは噴水のよう
に高々と上がり、昭司の顔にまで降りかかる。
 「な、これは……」
 これが、もしかすると噂に聞いた潮吹きというものだろうか。
 止めを刺されたかのように全身を伸ばして弛緩したまま、白目を剥いて痙攣
している姉の股間から勢いよく淫水が噴出し続けている。
 なぜか、昭司の顔に笑みがこぼれた。
 よりにもよって生真面目で、風紀委員長並に堅物の姉貴が、潮吹き体質の持
ち主だなんて、誰が知っているだろう。
 ああ、そうだ。昭司は誰も知らない姉の痴態を知っているのだ。
 成績優秀、スポーツ万能、品行方性の姉がペニスを突き込まれて淫肉をヒク
ヒクさせながら、勢いよく淫水を噴き上げることを知っている。
 昭司にとってそれはすなわち、まぎれもなく姉を自分だけのものにしたとい
うことの重要な意味を持っているのだった。

817名無しさん@ピンキー:2007/07/21(土) 19:15:34 ID:aIE0AlX1
今回は以上です。
818名無しさん@ピンキー:2007/07/21(土) 21:55:42 ID:S72nFe4/
GJ!
爆乳で品行方正で潮吹き体質の姉。俺も欲しいな……
819名無しさん@ピンキー:2007/07/21(土) 22:41:47 ID:R5Hc7D3r
素晴らしいエロさ!
続き待ってます。
820名無しさん@ピンキー:2007/07/21(土) 23:33:32 ID:iJT5F1XR
GJ
官能小説っぽくてエロい
821名無しさん@ピンキー:2007/07/22(日) 00:44:57 ID:bLdbVKmE
最近、姉って字が目に入るだけで、モッキモッキしちゃうんだよな。
822名無しさん@ピンキー:2007/07/22(日) 02:03:43 ID:mJ6E45bV
やべ、本気でオレも姉が欲しくなってきた。
823名無しさん@ピンキー:2007/07/22(日) 05:33:41 ID:8rq0Fi7Z
なんと素晴らしい姉……こりゃあ次に期待するしかねえ!!
824名無しさん@ピンキー:2007/07/22(日) 10:11:49 ID:QPzJMFCf
               _,. -‐1    ,. - ‐:‐:‐:‐:‐- 、
          _,. -‐:'´: : : : : |  , :'´::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.丶
     ,.イ ,.-:'´: : : : : : : : : : : ! /::.::.::.;.ィ::; ヘ::.::.::.::.::.::.::.::.::.:\
      /: ∨: : : : : : : : : : : : : : :l'/l:/::./ ,':/  i::.:ト、::.l、::.:!::.::.::.::.',
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   /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :/  ー‐‐---、!ヘ::.::.::.::|
  ,': : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :/    ┬--、  }::.:/::.!
  ! : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ;.イj     {辷リ ′/::/!::/姉弟のセックルは鴨の味なの
 ノ: : : : : : : : : : : : : : : : : : :.:.:.:.:.. : :、/     ;         /〃ノ:/
´. .:.:.:.:.:.:.:.: : : .:.: : : .:.:.:.. : : :.:.:.:.:.:.:__:.:.ヽ   r―-,    /-:'´::;′ 布団敷いたから確認しましょう
`ー---;.:.:.:..:.:.:.:.:..:.:.:.:.:.:.:.:...:.:.:.:.:.:.:.V ̄`ヽ、 `ー‐'   ィ;、:::∧:{
    /:.:.:.:._:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|'´ヽ  rく` ト、. -‐'´ | `:く `   ね!
   厶-‐'´ |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ト、:.:.:.|  _,.-‐! \  __,,. -‐''´ }‐:、
       _l;.ィ´ヽ:./ヽ:|'´ ,>‐'´: : く    ∨       > \
   _,r{`7  ̄{ ̄} ̄¨`‐く__ヽ_;,: -‐; :\       _,.-:'´: : : : : :>、
 ,.イ | 〉´ ̄ ̄ ̄:  ̄`ー‘v'´>‐_く : : : \___,,. -‐:'´: : :ト-、_;,.-'´  ヽ
r'l ! ,し′: : : : : : : : :}_ノ/ __,,.ヽ: : : : : : : : : : : : : : V       l
,Jー'´: : : : : : : : : : :`辷'_,,、 '; : : ∧: : : : : :_; -'´         |
  l´: : : : : : : : : : : : }´   l  l`ー':.:.:`ー:.'"´:〈         v'
825名無しさん@ピンキー:2007/07/22(日) 17:45:27 ID:E+F123pa
954 投稿日: 2007/07/21(土) 23:18:28 ID:P7JpWtwB
うちの姉貴が新しい抱き枕を買ったので
今まで使っていた抱き枕を俺にお古で卸してくれた

なんか乳臭いっつーか汗臭いってゆーか色々と臭うんで洗濯したいけど
こんなもん(1メートル半ぐらいの大きさ)どうやって洗えばいいんだ・・・

ってこのスレ的に自慢すまんw
826名無しさん@ピンキー:2007/07/22(日) 18:21:42 ID:lYy7D0SY
>>825

そのチチ臭さっつうか、匂いについて丹念に描写したSS
投下するなら、
おまえを許さんでもない
827名無しさん@ピンキー:2007/07/22(日) 18:51:22 ID:E+F123pa
ムシャクシャしてやって今は反省しているんだが、
匂い・香りをメインのネタになっている姉SSってあったかな・・・・
828名無しさん@ピンキー:2007/07/22(日) 19:10:17 ID:UF4egE3L
おれなら、そのニオイだけでおかずになるなぁ
半年はイケる
829名無しさん@ピンキー:2007/07/22(日) 20:54:36 ID:qyOfKnPF
>>825
抱き枕カバーつけるくらいでいいんじゃね?
つーか洗ったら人間から畜生に墜ちるぞ
830名無しさん@ピンキー:2007/07/22(日) 20:59:07 ID:3GMYvTiG
ファブリーズは?
831名無しさん@ピンキー:2007/07/23(月) 00:29:11 ID:OqN5e4Ep
ほらあれだろ?
むしろ>>825が抱き枕ってオチなんだろ?
832名無しさん@ピンキー:2007/07/23(月) 16:39:15 ID:0jug/n0q
けしからん実にけしからん
833名無しさん@ピンキー:2007/07/25(水) 04:35:14 ID:DGXcwKNa
>>831いやあああああああああああああ!!!!!!!!!!!!
834名無しさん@ピンキー:2007/07/25(水) 05:57:08 ID:6p2jaydZ
はーあ
835名無しさん@ピンキー:2007/07/25(水) 07:25:02 ID:kZYOfwav
(※このレスはフィクションです)

夜もふけてきた。今、俺は勉強中だ。入試に向けて、猛勉強中・・・ならいいのだが、
なかなか集中出来ない、はかどらない。ついつい他のことをしてしまう。

テレビも見たいし、漫画も読みたい。そして何よりも、女とやりたい!
しかし残念ながら相手がいない。生まれてこの方、彼女というものが出来たためしがない。
もちろん、”やった”こともない。キスさえも未経験だ。一人寂しく自室でひっそりと、
シコシコするしかない。毎日しなければ気が済まない。しかも複数回だ。
押入れの中にはエロマンガや、エロラノベが大量に隠してある。
押入れの中は、誰にも見せられない。見られたら恥ずかしすぎる。あまりに大量だからだ。

毎日、それらを見ながら、シコシコ。妄想で、シコシコ。脳内でアニメキャラを自由に、
身勝手にもてあそび、シコシコ。クラスメイトの、あの子を想って、シコシコ。
とにかく、シコシコだらけの毎日だ。毎日、ティッシュに中出しだ。愛してるよ、ティッシュちゃん。

そういえば最近、ヲタメディアでは無生物の”擬人化(美少女化)”とかいうのが流行っている
みたいだな。誰かティッシュペーパーを、美少女キャラに描いてくれないかなぁ。
そうすれば、擬人化ティッシュちゃんとやってる妄想で、ティッシュを被せて擦り上げ、
その子への中出し感覚でフィニッシュ!・・・・とか、できるのにな。誰か描いてくれよ。

ゴミ箱の中には、丸めたティッシュが大量に入ってる。毎日毎日、俺の出したものが染み込んだ
ティッシュの塊を飲み込んでくれるゴミ箱ちゃん。もしもゴミ箱が女の子なら、今頃何人のベビー
が誕生していることだろう。いや、ゴミ箱の内側にはゴミ袋をセットしているから、ティッシュが
直接ゴミ箱に触れず、ゴミ袋が”ドーム君”の役割を果たしてくれてるから、避妊はバッチリか。
・・・・いやいや、何を考えているんだ、俺は。

とにかく、今は勉強をしなければならないんだ。馬鹿なことを考えてる場合じゃない。
とはいえ、やる気が起きない。女とやる気なら起こりまくりなんだが。
こういう時は気分転換だ。なんだか気分転換の時間の方が多い気がするな。
気分転換の合間に、時々勉強をしてる感じだ。・・・・まぁ、いいか。今は、とにかく気分転換だ。

で、何をして気分転換しようか。やはり”ナニ”か。そういえば今日は、まだしてなかったな。
珍しいこともあるものだ。まぁ、「一日に何回」とか、「何時間に一回」とか、規則通りにするもん
でもないしな。こんな日もあるさ。

さて、何で抜くかな。押入れのマイ・コレクションたちを物色する。幼なじみもの、女教師もの、
家庭教師もの、妹もの、いろいろなジャンルがある。さて、どれにするか。
よし、今回は「姉もの」でいくか。

「姉もの」かあ・・・・。姉といえば、俺にもリアルに”姉”がいるんだよなぁ・・・・。

(つづく・・・・かも知れない)
836名無しさん@ピンキー:2007/07/25(水) 09:07:49 ID:eBuV/3HW
>>835
姉について書くなら続いてくれ、そうでないなら終わってくれ
837名無しさん@ピンキー:2007/07/25(水) 12:15:52 ID:kZYOfwav
>>835
(続き)

俺、正直、姉ちゃんって苦手なんだよな。いつも俺より一枚上手って感じだし。
いつも、からかわれて、手玉に取られて、オモチャにされてるって感じだ。

「あんた、まだ、彼女出来ないの?w」
「じゃあ、もちろん女の子とエッチなことも、したことないんだw」
「キスもまだ?w」「あんた、小学生かよw」
「あんたの押入れの大量のエロ本、こないだ見つけちゃったw」
「あんた、毎日、あんなの見ながらシコシコしてるんだw」
「ほんと、山ほど溜め込んでるよねぇw ”アレ”は溜まる暇無く、毎日出しちゃってるのにねぇw」
「ぶっちゃけ、あんな都合のいい展開、現実にはあり得ないからw」
「エロ本、大量に溜め込んでること、お母さんに言っちゃおっかなーw」
「嫌なら、私の言うことには絶対服従ね。 じゃあ、今すぐ焼きそばパン、買ってきて」
「ちょっと、今、私の胸見てたでしょ!私見て、変なトコ大きくしたら、承知しないわよ!」

姉ちゃんからは毎日、セクハラ三昧のからわれ方をする。でも、頭悪いわけじゃないんだよな。
勉強も出来るし、しっかり者だし、ほんと姉ちゃんには、かなわないよ。

しかも、姉ちゃんって、結構ナイスバディなんだよな。胸、デカイし。
そのことにも圧倒されちゃうんだよな。
風呂上りは、Tシャツ一枚にパンツだけとかでウロウロするし。ノーブラで、形浮き出てるし。
Tシャツのスソの下から、チラチラ見えるパンツが、妙にエロかったり。
家にいるときは、夏はいつも下着レベルの薄着でウロウロするし。
まったく、目のやり場に困っちゃうよ。なんか思い出したらムラムラしてきた。
姉もののエロマンガで、さっさと抜いちゃわなきゃ。

(つづく)
838名無しさん@ピンキー:2007/07/25(水) 12:18:03 ID:kZYOfwav
>>837
(続き)

俺はズボンとパンツを下ろし、イスに座って机に向かい、エロ漫画のページをめくった。
マンガの主人公は、俺と同じく、勉強の合間の息抜きのヌキヌキを楽しんでいた。
そこに主人公の姉が入ってくる。

「ヒロ君・・・・何してるの・・・・」「わ!お姉ちゃん!」
右手で男のシンボルを握りしめた弟と、その行為の意味を理解した姉との気まずい沈黙。
沈黙を破ったのは、姉だった。
「ご、ごめんなさい。まさか、そんなこと、してるなんて思わなかったから・・・」
「うう・・・恥ずかしい・・・・」
「ごめんね。ヒロ君だって男の子なんだもんね。そういうこと、したい年頃なんだよね・・・・」
「お姉ちゃん、ごめんなさい・・・」
「謝ることなんてないよ?男の子はそういうことするんだって、本とかで読んだことあるし」
「一体どんな本・・?」「え?そ、そんな変な本じゃないよ。ちゃんとした真面目な本だよ!////////」
「そうなんだ・・・」「ねえ、ヒロ君」「何、お姉ちゃん?」
「その・・・・男の子って、そういうことしたくなったら、ちゃんと最後までして、出しちゃわないと、
つらいんだよね?」「・・・うん」「よかったら・・その・・・・・お姉ちゃんが手伝ってあげようか?」
「ええ!?」「お姉ちゃんじゃダメ?」「そんなことは無いけど・・・いや、むしろ嬉しいかも・・・」
「本当?お姉ちゃんも嬉しい!じゃあ、してあげる!ここ握って上下に擦ればいいんだよね?」
「ああ!ちょっと、お姉ちゃん、いきなり・・・・・ああっ・・・」

・・・っていうか、「ヒロ君」?俺と同じ名前かよ!まあ、俺の場合は「ヒロ君」じゃなくて、
「ヒロ」って呼び捨てにされてるけどな。「ヒロシ」を略して「ヒロ」な。もしくは「あんた」な。

このマンガはアレだな。いわゆる「お約束のパターン」ってやつ?
「一人でしてるなんて、かわいそう。お姉ちゃんが手伝ってあげる」的なパターン?
こりゃ確かに、俺の姉ちゃんの言う通りだな。こんな都合のいい展開、現実にはありえない。
でも、燃えるシチュエーションなんだよなぁ。まさに夢のシチュエーション。
「現実にはありえない」?そんな批判なんて、全くのクソ食らえだ。
二次元ってのは、現実に無い、都合のいい世界だから素晴らしいんだ。

俺は、自らのモノをしっかりと握りしめ、上下にしごきだした。シコシコシコシコ・・・・。
気持ちが良くなってきた。素晴らしい快感だ。これこそ、男の一番の幸福だ。
まさに右手が恋人だ。右手の恋人、グッジョブ!でも本当は、本当の恋人とやりたんだけどなぁ。
現実の女の子の中・・・・一体どんな感触なんだろう・・・・・。
それにしてもいいなぁ、このマンガの中の”お姉ちゃん”。
可愛くて、優しくて、うちの姉ちゃんとは大違いだ。いいなぁ。
シコシコシコシコ・・・・・・・・ハァハァハァハァ・・・・・・・・。

「ちょっと、ヒロ、何してんのよ・・・・」

背後から姉ちゃんの声が聞こえた。マンガの中のセリフじゃない。現実の世界での、
現実の姉ちゃんの声だ。俺は心臓が止まりそうになった。俺は恐る恐る、背後を振り返った。
そこにはTシャツにパンツ姿の、いつもの風呂上りの姉ちゃんの姿があった。

「えへへへ、スゴイとこ目撃しちゃった・・・・w」

姉ちゃんは不敵な笑み・・・というか「ニヤニヤ」?・・・を浮かべていた。

(つづく・・・・と思う)
839名無しさん@ピンキー:2007/07/25(水) 21:36:46 ID:Tun4UbdB
続きwktk
840名無しさん@ピンキー:2007/07/25(水) 21:45:13 ID:iIzBPVaA
(´・ω・`)wktkwktk
841名無しさん@ピンキー:2007/07/25(水) 23:46:21 ID:mlAFSDVs
いちいち「続く」だの「続き」だの要らない。
VIP以外で「////」や「w」はあまり入れない方が良い。
「・(中点)」が三つ以上続く場合は、「…(三点リーダ)」に変えた方が良い。
「」(カギカッコ)が二つ以上続く場合は改行する事。
必ずメール欄に半角英数で「sage」と入れる事。

最低限、これだけは守ってくれれば、俺は純粋にワクテカできる。
842名無しさん@ピンキー:2007/07/26(木) 05:36:33 ID:KRzYN15+
>>841
そういうもんなのか
843名無しさん@ピンキー:2007/07/26(木) 08:35:26 ID:25wGU1aT
そういうもんだ
844名無しさん@ピンキー:2007/07/26(木) 09:47:06 ID:F+7HCakM
俺もwktkしてる。
 
投下おkかな?ナニコレ?なものだが、繋ぎにでも。
845名無しさん@ピンキー:2007/07/26(木) 10:38:17 ID:Pw6grNUq
私待〜つわ♪
846名無しさん@ピンキー:2007/07/26(木) 11:54:04 ID:sZBCBgN0
> VIP以外で「////」や「w」はあまり入れない方が良い。

VIP関係なくね?
847名無しさん@ピンキー:2007/07/26(木) 12:09:10 ID:xalQV6zc
VIPでも痛いよな
848名無しさん@ピンキー:2007/07/26(木) 22:14:09 ID:ymsE4Qru
VIPクォリティを嘗めるな。
とあるプロジェクトではなんと
ヤンデレ○全に掲載されるという快挙をグボァッ!
849名無しさん@ピンキー:2007/07/26(木) 22:25:21 ID:sZBCBgN0
ヤンデレ大全については、パー速・エロゲ・角煮・エロパロの格スレでヤンデレの将来を危ぶむ発言が見られたよな……。
ツンデレの二の舞になるって……。
850名無しさん@ピンキー:2007/07/27(金) 03:09:09 ID:KVlCmpgR
テンプレと化したとって付けたようなツンデレがそこら中に蔓延っていて正直辟易してる。
851名無しさん@ピンキー:2007/07/27(金) 14:27:52 ID:aG5lwRCS
本来ツンデレのツンってのは海原雄山クラスの事を言うのにな。
最近では素直じゃないだけの普通の子がツンデレ扱いだ
852名無しさん@ピンキー:2007/07/27(金) 14:51:57 ID:8MWqe+3E
初期のツンデレはベジータだった。


ツンデレ姉の供給無いかなぁ……。
853名無しさん@ピンキー:2007/07/27(金) 20:12:25 ID:Pdm9WZhP
「姉ちゃん」
「うるさい!てかこっち見ないで!」

紆余曲折

「姉ちゃん」
「な、何!?あっち行きなさいよ!」

紆余曲折

「姉ちゃん」
「な…なに?も……もっとこっちこないと良く聞こえないんだけど……」

紆余曲折

「姉ちゃん」
「な…なぁに?もっとこっ…ち、きなよ」

紆余曲折

「姉ちゃん」
「なぁに?ほら、そんなところに立ってないでここ、ここ」

紆余曲折

「姉ちゃん」
「なぁに?お姉ちゃんなら君が大好きだよ?」
 
 
ゴメソ。ツンデレの定義すら良く分かってないのに調子乗った。うん、ホントゴメソ。
854名無しさん@ピンキー:2007/07/28(土) 00:27:57 ID:4N+AX9kO
>>853
時期移行型だな。
855名無しさん@ピンキー:2007/07/28(土) 02:38:30 ID:SuhrhXjN
>>851
ダース伍長もかなりのツンデレ
856名無しさん@ピンキー:2007/07/28(土) 21:48:33 ID:PgAQezDZ
>>816の続きを投下します。
よろしくお願いします。
857魔性の姉 第二章:2007/07/28(土) 21:49:10 ID:PgAQezDZ

 昼の華菜は、やはりいつでも毅然としたままだった。
 そして毅然としながらも、あけすけなまでに弟への溺愛を隠そうとはしなか
った。
 そんな姉は夜な夜な、昭司の前でだけ淫戯に溺れる切なげな女の顔を見せて
くれる。
 昼の姉が生真面目で強くあればあるほど、ますます夜の痴態を鮮やかに際立
たせ、そんな姉を屈服させることでこの上もなく昭司を欲情させるのだった。
 裕一は昭司を前にして、「ああ、華菜さんのオッパイを揉みしだきたいな」
と両手を下品に把握する仕草をしながらしばしば語った。
 しかしそんな裕一も、よもやアイドルのように神格化された華菜が、昭司の
前で尻穴までひくひくさせて毎晩悶絶しているとは想像だにしなかったに違い
ない。
 風間暎子が子悪魔的な光を瞳に湛えて再び昭司の前に現れたのは、そんな風
に彼が毎晩姉の身体を貪りながら、深遠なる性の世界への探究に夢中になって
いる時のことだった。


 放課後、昭司は翌日の授業に使う資料の詰まったダンボールを抱えて廊下を
歩いていた。
 すでに人影の絶えた校舎の廊下をよたよたと歩き、教室の引き戸を足で蹴り
開け、室内へと入っていく。
 そこで、昭司は教室の隅の机の上にあぐらをかいて座っている女生徒がいる
ことに気づいた。
 彼女は、頬杖をついてカチカチと携帯電話をいじっている。
 「──姉貴じゃないか」
 風間暎子は昭司に気付くと、顔中に笑みを浮かべた。
 「なんだ、昭司じゃん。ああ、ここって昭司のクラスだったんだ」
 「知らずにいたのかい。三年生がこんな所で何をしてるの?」
 昭司が呆れて言うと、
 「別に。遊びに行ける友達はいないかと思って、メール打ってただけ」
 暎子のスカートはとても短くカットされているのに加え、彼女は片膝を立て
て机に座っているので、股間のV字ゾーンが際どく見えそうになっている。
 暎子の股間を昭司が凝視していることに気付いた彼女は、
 「あんたはいつも人のパンツばっかり見ようとしているんだね」
 と言って、ふふふっ、と笑った。
 「この間は結構なパンチラ、ゴチになりました!」
 昭司が大仰に頭を下げて見せると、
 「いえいえ、こちらこそ、汚いパンツで恐縮です」
 と暎子も頭を下げて見せた。
 なんだかおかしな挨拶に、ふたりは顔を見合わせて笑った。

858魔性の姉 第二章:2007/07/28(土) 21:49:44 ID:PgAQezDZ
 「今度は、おまえの好きなパンツを穿いてきてあげようか」
 暎子は悪戯っぽい目をした。
 「昭司は、あたしにどんなパンツを穿いてほしい?」
 昭司は首をひねった。
 「そうだね。白い──清純なパンツかな?」
 「あたしにそんなパンツが似合うと思ってるの?」
 「姉貴みたいな人が白いパンツを穿くから価値があるんじゃない」
 真面目くさった顔で言った昭司に、暎子はくくくっ、と笑った。
 「やっぱり、おまえはすごいエロだね」
 「そうかな? エロい奴は、Tバックとかを見たがるんじゃないの」
 昭司は首を傾げる。暎子はそんな昭司の鼻先に人差し指を当てた。
 「直接的な裸より、意外性とかギャップを求めたがる男の方がエロいでし
ょ」
 「なるほど、そうかも知れないね」
 暎子の指が鼻から離れ、下の方へ伸びていった。
 「あ、ちょっと姉貴、どこを……」
 暎子のほっそりと長い指は昭司の抱えたダンボールの下を潜り、ズボンの前
を撫でた。
 「うふふ、すごい。あっという間に勃起したじゃない、昭司」
 「ちょっ、やめ──」
 淫らな従姉の整った指は昭司の太い怒張を繊細に握り、妖しく上下動を始め
た。快楽が送り込まれ、腰の力が抜けていくような気がする。
 昭司が口から声を洩らすと、暎子は愉快そうに笑った。
 五本の指は独立した蛇のようにペニスを這いまわり、時に優しくくすぐり、
かと思えば不意に強く締め付け、幹を絞り上げる。
 「やめて欲しいの? 昭司」
 「う、や、やめないで、姉貴……」
 昭司の顔が苦悶に歪むような表情になった。
 暎子は昭司の耳に唇を寄せてきて、耳に息を吹きかけた。
 そして、
 「ごめんね。あたしはドエロだから、昭司のそんな表情が大好きなの」
 と囁いた。
 そっとさすってくる指はズボン越しで、刺激はじれったく、もどかしい。
 しかし、それでも敏感な少年の性器はみるみる追い詰められ、快感のマグマ
は根元から上昇してくる。
 「姉貴、もう、だめ……」
 「イクの? 昭司。学校の教室の中でイッちゃうの?」
 暎子は愉快げに笑った。
 「やっぱりあんた、すごいエロ坊主だね」
 刹那、パンツの中で白いマグマが炸裂して噴火した。
 全身の力が抜け、ダンボールが手から滑り落ちた。

     ドサドサドサッ

 「やだ、プリントが飛び出しちゃったじゃない」
 暎子がさすがに驚いて言うが、昭司はそのまま廊下にへたり込んでしまって
立ち上がることもできない。
 「──そんなに気持ち良かったの?」
 暎子は優しく声をかけ、そっと昭司の頭を撫でた。
 右手で精液の噴出した昭司のペニスをいやらしく撫でまわす一方で、左手で
は幼児に対するように昭司の頭を撫でている。暎子の中では、淫蕩さと母性が
どこかアンバランスでありながら、それでいて矛盾なく同居しているようであ
った。
 そんな暎子は、快楽で腰の立たなくなった昭司に温かな笑顔を送ると、
 「うふふ、可愛いね」
 と昭司の頬に顔を寄せてそっと口づけた。
 「昭司、今日はもうすることないんでしょ。あたしに付き合いな」
 一転、暎子の声には有無を言わせない強い響きがあった。
859魔性の姉 第二章:2007/07/28(土) 21:50:23 ID:PgAQezDZ

 風間暎子は屈託なく良く笑う明るい表情と、全身から放たれる正のオーラの
持ち主だった。
 風紀委員長さながらの華菜とは明らかに異質な美しさではあったが、それは
それで魅力的だと昭司は思っていた。
 スレンダーでいてグラマラスなスタイルと、校則に真っ向から挑戦状を叩き
つけるような明るいブラウンの巻き毛やメイクは、まるでファッション誌のグ
ラビアからそのまま飛び出してきたかのような華やかさだった。
 そして、持ち前の明るさと口さがのなさが前面に出た暎子は、そのきらびや
かさとあいまって、誰に対しても臆することがない。
 それは、時には敵を作ることにもつながるのかも知れないが、恐いもの知ら
ずで少し小生意気な、若さあふれる女子高生としての彼女の魅力につながって
いるのだった。
 そんな、内面も外面もきらびやかな暎子は、ひとりの一年生の昭司から見る
と、まるで別世界に住むスターのような存在だった。けれども従弟としての彼
にとっては、気さくで気取らないもうひとりの姉でもあった。
 暎子は、サナギが蝶になるほどの外見的な成長を遂げたものの、中身は依然
として昭司の「姉貴」のままであった。昭司をからかったりわざと意地悪をし
て困らせて反応を楽しんだり。幼い時の関係そのままに彼に接してくる。
 だが、昭司の方は突然美少女に脱皮してしまった従姉にどぎまぎしていつも
戸惑いを隠し切れない。それがいよいよ暎子の嗜虐心を刺激し、彼女のからか
いはいつしか性的な色の濃い、むしろ誘惑に近いものへと徐々に形を変えてい
きつつあった。
 元々奔放で悪戯好きだった暎子は、思春期の到来とともに少女としての魅力
を備えてきたことによって手のつけられない子悪魔に育ってきつつあった。
 そんな子悪魔は入学以来しばしば昭司の前に現れては姉の目を盗んでちょっ
かいを出すというスタンスに留まっていた。
 しかし今日、魅惑の従姉は一体にどんな気まぐれを起こしたのか、すっかり
戸惑っている昭司の手を引いて、街へと飛び出したのだった。
860魔性の姉 第二章:2007/07/28(土) 21:50:57 ID:PgAQezDZ

 昭司達の高校があるのは小さな町だったけれども、古くからある私鉄や最近
通った環状の地下鉄一本で、大きな街へとすぐに繰り出すことができる。
 暎子はごく自然な感じで昭司の手を握ったまま、街のランドマークとなって
いる高層複合レジャー施設沿いの大通りに向かって先に立っていく。そして、
彼の隣に位置を占めながら、楽しげな感想を述べながらウィンドウショッピン
グを楽しんだり、ピンク色のワゴン車が売っているクレープの行列に並んで大
いに照れる昭司の様子を楽しんだりした。
 暎子はどんな所にいても何をしていても、その姿は人目を引いた。
 歩けば皆が振り返るし、ゲームセンターでダンスゲームをすれば遠巻きに立
ち止まる人が何人もいる。
 今日は昭司が隣にいるから何もないが、もし一人で歩いたなら、ナンパのメ
ッカとしても有名なこの通りではひっきりなしに声がかかるに違いなかった。
 立ち居振舞いが絵になる暎子は、生まれついての人気者なのではないかと昭
司は思った。
 そして、そんな暎子と固く手を握ったまま街を歩く昭司は、学校で姉といる
時に似た居心地の悪さを感じているのだった。
 立ち止まって昭司に胡散臭げな視線を送ってくる人々に一々事情を説明した
い。しかし、残念ながらひとりひとりに語っていたら、説明をし終えるより先
に立ち止まる人の方が増えていきそうな気配だった。そもそも、その中に学校
の生徒でもいたら結構厄介なことになるのでは、と昭司は思ったが、暎子は微
塵も意に介している様子はない。
861魔性の姉 第二章:2007/07/28(土) 21:52:53 ID:PgAQezDZ

 「ほら、昭司、クレーンゲームやるよ、クレーンゲーム!」
 暎子は学校を飛び出すと、水を得た魚のようにテンションが上がったようだ
った。顔を輝かせて昭司を引っ張りまわす。
 ひとしきり大型ゲームセンターではしゃぎまわった後は、ふと昭司を見つめ
て、
 「昭司、チョコレートパフェ食べに行きたいわ」
 と言い出す。
 「マジっすか。それだけは勘弁してよ」
 「アハハッ、勘弁できないよ。ロッテリアの向かいにある店が美味しいんだ
って」
 蛍光色の華やかな内装を見て尻ごみしている昭司の手をぐいぐいと引っ張っ
ていく暎子。
 「姉貴、甘いものばっかり食べてたら太るよっ」
 「大丈夫。あたし、いくら食べても太らないから」
 「そんな体質の人は存在しないって……」
 そして、背の高いグラスに入ったフルーツパフェをぺろりとたいらげるや、
今度は、
 「昭司、ボーリングいくぞ!」
 と席を立つのだった。
 「そのバイタリティーはどこからくるんだ、一体」
 そして、ハイテンションの彼女はストライクを連発し、その度に振り向いて
ポーズを決めるのだ。
 遊んでいる時の彼女は、一事が万事そんな調子だった。
 ひとまわりして、疲れ果てた昭司に向かって今度暎子が口にしたのは、
 「昭司、下着買いに行くから付き合って」
 だった。昭司は大いに慌てて、
 「じ、冗談じゃないよ!」
 と手を振った。
 「彼氏の振りしておけば平気だって」
 「尚更ダメだよっ」
 昭司がいかに逆らおうとも、暎子はまったく譲る気配はない。
 「誰もなんとも思わないから。普通、普通」
 「どこの普通の高校生がランジェリーショップに出入りするんだよっ」
 「ごちゃごちゃ言うな。ほら、いくぞ。レッツトライ!」
 「やっぱり挑戦って言ってるじゃないか。あわわ、む、胸が当たってる!」
 暎子が昭司の腕を強く引くため、その巨乳がぐいぐいと腕に押し当てられる。
 「サービス、サービス。だからおとなしくおいで」
 「そんな交換条件知らーんっ!」
 そうして昭司は、生まれて初めて女性下着店へと引きずり込まれることにな
ったのだった。
862魔性の姉 第二章:2007/07/28(土) 21:53:28 ID:PgAQezDZ

 昭司はカラフルな布地が所狭しと吊るされている店内で、所在なげに立ち尽
くしていた。
 若い女性がその一枚一枚を手にとって吟味する中、時折白い目で彼を見てす
ぐに目を伏せている──ような気がする。
 ここまで彼を引きずってきた張本人は、哀れな彼を店内に置き去りにしてさ
っさと試着室に篭もってしまった。すっかり梯子を外された体の昭司は、子供
の頃にデパートで迷子になって以来の心細さを感じながら、必死で空気や木の
ように環境の一部になろうと気配を消していた。
 「昭司、昭司」
 試着室の奥からくぐもった声が聞こえた。
 「なんだい、姉貴」
 「こんなの、どう?」
 ザッ、と音を立ててカーテンが勢いよく開いた。
 そこには、大きく谷間の開いたブラジャーと、ほぼヒップ丸出しで股間も鋭
く切れ込んだ黒いレースの下着をつけた淫靡な従姉が立っていた。
 「な、なんて格好でカーテン開けるんだよ、姉貴!」
 「なんでよ。下着店で下着姿になって何がおかしいのよ」
 「外に出てきたらダメに決まってるだろ!」
 「何だ、おまえが中に入ってきたかったの?」
 「違うよっ」
 力一杯否定した昭司を無視するように、暎子はローライズパンツのヒップを
気にし始めた。
 「少し下がりすぎかしら。これじゃあお尻の割れ目まで見えそう」
 「ちょ、な、何をする気だよっ」
 暎子はおもむろに両サイドに手をかけると、ぐいっと引き上げた。
 それに合わせて、股間部の布が幾度も食い込みを増す。
 「あ、あわわ、や、やめてくれよ、姉貴っ!」
 「あら、失礼。引っ張りすぎてお毛毛が少しはみ出しちゃったわ」
 「このアホーっ!!」
 昭司が勢いよくカーテンを締めると、奥でカラカラと愉快げな笑い声が聞こ
えた。絶対にわざとやっている、と彼は思った。

863魔性の姉 第二章:2007/07/28(土) 21:54:03 ID:PgAQezDZ

 心身ともに消耗しきった昭司は、下着店を出ると暎子に手を引かれ、気が付
くと芸術劇場前の大きな公園へと連れて来られていた。
 すでに陽は沈み、夜の闇が色濃く立ちこめている。
 噴水のある公園の中央から少し離れた、人気のないベンチに昭司は座ってい
た。
 「昭司」
 トイレに行く、と言っていた暎子がこちらに歩いてくる。
 「ねえ、あたしがどんな下着買ってきたのか知りたくない?」
 いつもの悪戯っぽい表情になる。
 「どんなの買ったの?」
 「教えてあげないよ」
 暎子の目が悪の笑いを浮かべはじめる。
 昭司が首を傾げると、暎子は座っている彼の前に仁王立ちになって、両手を
腰に当てて胸を張った。
 「もし知りたかったら──自分で確認してごらん」
 暎子は腰を軽く振って短くカットしたスカート揺すって見せた。
 「え……確認って言われても……」
 「わかるでしょう? 昭司」
 美しい子悪魔の瞳の奥に妖しい光が灯った。
 薄い布地は、彼女のむっちりと美味しそうな太腿の上で風にそよいでいる。
それは、美少女の大切な場所を守っているにしてはあまりにもきわどく頼りな
い。しかし、肝心の本人はと言えば、それを守るどころか両手を腰にあて、む
しろ昭司に突き出すようにしてにやにやと彼を挑発しているのだった。
 「いつも見たがっているでしょう。見たら? 昭司」
 「え、見てもいいの」
 「さあ、どうかしら。スカートなんてめくられたら、大声出すかも知れない
わよ」
 暎子は含み笑いをした。
 「そ、そんな。自分で言っておいてそれはないだろ……」
 「ふふふ。でも、そういうものだとあたしは思うわ」
 小生意気で理不尽な姉貴は戸惑う従弟の顔の前に腰を近づけると、この上も
なく楽しげに笑った。
 「おまえがあたしのパンツを見たいなら、そうすればいいじゃない。
 そうすれば、あたしは受け入れるかも知れない。
 平手打ちをするかも知れない。
 でもそれは、おまえの本当の気持ちなんだから、きっとあたしはおまえのこ
とを嫌いになったりしない」
 暎子は昭司の頬にそっと手をあてた。
 「いつでもおまえの望みが叶うわけではないけれど、おまえの正直な気持ち
は、それだけで大切な価値があるものだよ。
 たとえそれがどんなものでもね。
善悪なんて誰にも決められないものだから、一番大切なのは、おまえが本気で
求めるかどうかだと思う」
 ふと昭司は、この従姉は自分と姉のことを知っているのだろうか、と思った。
 「──だから、何も恐れることなんてないよ、昭司。さあ、もしおまえがあ
たしを欲しいなら、あたしを求めてごらん」
864魔性の姉 第二章:2007/07/28(土) 21:56:11 ID:PgAQezDZ

 暎子は、もう一度スカートを悩ましげに揺すって見せた。
 「姉貴が、欲しい」
 昭司は若干震え気味の手を、恐いもの知らずの姉貴のスカートの裾に伸ばし
た。
 そっと上へ持ち上げていくと、それは禁断のカーテンのように、誰も見るこ
とのできないすべすべむっちりとした太腿から股間への禁猟区を露にしていく。
 危険なデルタエリアを隠していたのは、白いレースの柔らかそうなショーツ
だった。
 「おまえ、女の子のスカートなんかめくってパンツを凝視したらダメでし
ょ!」
 ふと上から、暎子が軽く昭司の頭をつついた。
 「そんな、姉貴が……」
 「言い訳すんな。お仕置きだ!」
 暎子は楽しげに言うと、スカートの布をすっぽりと昭司の頭にかぶせた。
 「む、むーっ」
 窒息させんばかりに、ぐいぐいと力任せに白いパンツを昭司の顔面に押し付
けてくる。
 そこは、微かに甘くて、むっとするような女の匂いに満ち満ちていた。それ
は華菜の股間よりもずっと熟成されたような、ずっと女っぽくいやらしい匂い
だった。
 スカートの中は誰も入ることのできない許されざる密室のはずだった。昭司
は誰よりも素敵な先輩の最も隠された秘部へと迎え入れられ、あまつさえ美少
女の股間に顔を押し付けているのだった。
 昭司は、鼻から大きく息を吸った。
 「こ、こら。おまえ、どこの匂いを嗅いでるのよ」
 「先輩のアソコの匂い」
 後輩はわざとクンクンと音を立てて見せた。
 「こら、ドスケベ! やめなさい」
 彼は舌の先でそっと彼女のスリットを布越しになぞった。
 「んっ!」
 びくんっ、と電流が走ったように暎子の身体が震えた。
 昭司はそれに勢いを得て、さらに舌を伸ばして、本丸の陥落した先輩の秘部
を攻めにかかる。
 暎子の膝がガクガクと揺れ、頭を強い力で掴まれる。
 夜の公園で先輩のスカートに頭を突っ込み股間を舐めまわす昭司は、ひどく
卑猥な感じがして、その行為に熱中した。
 その時、昭司のポケットから場違いに明るいメロディーが流れた。
 昭司はスカートから頭を出した。
 「メール。姉さんからかも……」
 ズボンから携帯を取り出すと、案の定、帰りの遅い弟を心配した姉からの
メールだった。
 返事を打とうとすると、上から細い手が伸びてきて、ひょいっとそれをさら
っていった。
 「姉貴、何するんだよ」
 暎子は電光石火の指遣いで勝手にメール画面を操ると、カチリと送信してし
まった。
 「あーっ、何を送ったんだよっ」
 「お姉様に、裕一の家に泊まるから心配しないようにって送った」
 「ええっ。そんなでまかせを」
 「いいのよ」
 と、誰よりも自由で奔放な従姉は言った。
 「だっておまえは今夜──お家に帰れないんだから」
 暎子は猫のように目を光らせて、ズボン越しにぎゅっと昭司のペニスを握っ
た。
865魔性の姉 第二章:2007/07/28(土) 21:58:01 ID:PgAQezDZ

 高層複合レジャー施設から少し離れた駅側に、バーやブティック、書店にコ
ンビニといった雑多な店の建ち並ぶ通りがある。
 その並びに、まるでそこにあるのが当然のように、少し洒落たブティックホ
テルが一角を占めていた。
 暎子に連れられて昭司が会計を済ませ、しんとした廊下を抜けてふたりは個
室へと進んでいった。
 狭さと薄暗さ、必要以上に華美な内装がどこか淫靡で、昭司が暎子の手をぎ
ゅっと握ると、いつの間にか自分の手が汗ばんでいるのに気付いた。


 ドアを入ると、ドアを閉めるのもそこそこに暎子は昭司の胸元に潜り込んで
きた。
 首の後ろに両手をまわされる。
 見つめ合った。
 腕の中にある美少女の身体は柔らかくて温かい。そして、女のフェロモンを
発散しながら昭司を無言で誘惑するのだ。
 誰の言うことも聞かない我がままな子悪魔の我がままなエロボディがこれか
ら自分のものになるのかと考えた瞬間に、彼の股間は鋼鉄のように硬直し、不
意に襲った衝動のままに昭司は暎子の巨乳を鷲掴みにした。
 「ふふ、焦ってはダメよ」
 従姉は豊かにたゆむ乳を揉みしだくのを許したまま、慌てずに従弟に言い聞
かせた。
 「まずはキスから……でしょ?」
 そんな暎子は、子供に箸の遣い方を教える母のようでいて、ファウスト博士
を悪徳の道へといざなうメフィストフェレスのようでもあった。


 暎子は昭司の膝を折ると、彼をベッドに押し倒した。クッションの利いたダ
ブルベッドの上で彼は大きく弾んだ。
 シーツの上に身を横たえた彼の上には、見上げるように仁王立ちになってい
る暎子。不敵な笑顔を浮かべる彼女の顔は彫刻のように整い、脚はすらりと伸
びて、トップモデル顔負けの完璧な美しさを誇っている。そして、少しだけ気
が強そうに上がった唇の端が男心をくすぐる彼女のアクセントになっているの
だった。それはまるで、かしずいた奴隷を遥か高みから見下ろす古代の女王に
似た種類の気高い美しさでもあった。
 しかし、この美しく淫らな女王は古代の奴隷よりもずっと甘美で破戒的な使
役をこの恋の奴隷に課すつもりでいるようだった。
866魔性の姉 第二章:2007/07/28(土) 21:58:42 ID:PgAQezDZ

 暎子は押し倒した従弟の頭を抱えて彼の目をまっすぐに見据えた。射抜くよ
うな眼力で彼を捉えて離さないまま、昭司の唇に形の整った自らの唇を近づけ
る。
 軽く唇を触れて離す。ぷるん、とゼリーのような柔らかな感触がして、すぐ
に離れた。
 彼女の唇を光らせているグロスのぬめりから目が離せない。
 再び、従姉の唇が近づいてきて、彼の唇を捉えた。
 今度は、上下の唇が昭司の唇をついばみ、甘く引いて滑って離していく。昭
司は、唇が性感帯だなんて、この時に初めて知ったのだった。
 再び唇を合わせた時、暎子の唇から長い舌が伸びてきた。それは蛇のような
動きで彼の舌を絡めとり、口腔内の性感帯を外界へと引き出した。
 昭司の舌が引き出されると、暎子は大きく口を開き、彼の舌を唇で挟んで根
元から自らの口腔に引き抜くようにした。
 彼女が昭司の舌を吸い込むと、ずずっ、という卑猥な水音が静かな部屋に響
いた。
 彼の舌を吸い込もうとする一方で、彼女自身の口をさらに昭司の口の中にま
で近づけていこうとする。ぬめぬめと蠢く暎子の舌が昭司の舌に絡みつき、ざ
らざらとした表面でこすりたてる。その卑猥な舌はひとしきり舌をしごき立て
ると、さらに奥へと侵入し、淫らな意思を持った軟体動物のように昭司の歯や
歯茎、口蓋に唇を這いずり回る。
 空調の微かなモーター音に比して、唾液をすする音、舌と舌とが絡み合う湿
った音がやけに大きく感じられる。それはどこかいかがわしい感じのするBGM
として、ふたりだけの背徳の時間を流れ続けていく。
 昭司の伸ばした舌を、暎子は唇をすぼめて締め上げ、しごきたてた。彼は、
自分の舌がペニスになって暎子の顔に開いた性器に責められているような錯覚
を覚えた。しかもそれは強く猥褻な意志を持った性器であり、湿った水音を立
てながら素早いピストンを繰り返すのだ。
 そして、昭司の吐く息と暎子の吐く息は荒く熱く互いの顔に吹きかけられ、
くすぐり合い、それすらもじれったい愛撫のひとつとなって、猥褻な一室とい
う淫らなキャンパスを紫に近い桃色の油絵の具で塗りつぶしていく。
 昭司はもう、暎子の唇のひとつひとつの動きから眼を離すことができない。
ああ、キスがこんなにもエロいだなんて、今まで知ることがなかった。口でセ
ックスができるだなんて、彼は初めて知った。
 「昭司」
 と、魅惑的な子悪魔は唇を手の甲で拭いながら言った。
 「おまえの唾液をあたしに飲ませて」
 「つ、唾を……?」
 子悪魔の瞳はいよいよ自らのフィールドにおいて輝いていく。
 「そう。おまえの唾を、あたしに飲ませなさい」
 暎子の瞳は淫らな口のセックスによって、油を張ったように淫蕩さを増し、
ギリシャ彫刻のように完璧な美しさを誇っていた顔は今や紅潮し、彼女に血が
通っていることをこの上もなくいやらしく主張している。
 暎子は軟体生物のように昭司の口に吸い付くと、彼の口腔を強く吸引した。
 ずずず……っ、と音を立てて昭司の唾を吸い込む。そして、喉を鳴らしてご
くごくとそれを飲み下していく。
 「もっと。もっと飲ませて」
 飢えて乾いた何かを満たそうとするかのように、暎子は夢中になって昭司の
唾をすすり、嚥下していく。薄暗いベッドライトに照らし出され、壁に大きく
描き出された彼女の影法師は、夜な夜な行灯の油をすする化け猫をさえ彷彿と
させる。一体昭司の唾に何の力があるものか、妖しい猫娘は一心不乱に彼の口
を貪り続けるのだった。
 やがて、ちゅぽっ、という音を立てて唇を引き剥がした暎子は、顎へと唾液
を滴らせながら、昭司の目を見つめた。
 「昭司。今度は、おまえのチンポを食べたいわ」
 彼女は舌で唇を舐めながら、そう言った。
867魔性の姉 第二章:2007/07/28(土) 21:59:22 ID:PgAQezDZ

 焦らされるだけ焦らされた昭司の剛直は精液の噴射手前一歩手前で充血して
張り詰め、今にも破裂しそうな水風船を連想させる。
 仰向けになった昭司の股間を跨いだ暎子は、人差し指と中指で自らの股間を
パックリと開いた。下から見上げると、赤い亀裂がやけに大きく感じられ、そ
の上に実ったふたつの下乳の間から、女王然とした暎子の美貌が昭司の顔を見
下ろしている。
 その視線は突き刺さるように鋭く、とろけるように甘い。
 昭司は暎子の眼力で身体を硬直させられる。それはまるで、見つめられるこ
とで動くことのできなくなる魔法をかけられたよう。悪魔的な女を魔女と呼ぶ
ならば、風間暎子は掛け値なしに一級の魔力を持った魔女に違いなかった。
 暎子が腰を静かに落としていくと、昭司の分身はずぶずぶっ、と女の底なし
沼へと沈んでいった。
 「うぅっ」
 昭司が呻く。
 暎子は快感を味わうように目を瞑って大きく息を吐いた。
 そして、彼女は目を開くと、
 「動くわよ、昭司」
 と言って、ゆるやかに腰をまわしはじめた。
快楽の粘膜がざらついた膣の中でこすられ、昭司はのけぞる。それを高みか
ら満足げに眺める暎子自身も、快感に背中を小刻みに不規則な痙攣をさせてい
る。
 「気持ちいいの、昭司?」
 「あ、ああ。たまらないよ。魂が抜けていきそう……」
 「ふふふ、可愛いのね」
 目を細めて笑うと、長い睫毛が揃って伏せられ、目元に色気が漂った。
 だが、じりじりと責め上げる暎子自身も同様に快楽が送り込まれており、悦
楽の魔女は快楽に理性のコントロールを奪われるのを避けるように耐えながら
荒い息を吐いている。
 そして、一度欲壷がぎゅっと収縮すると、それを合図にして誇り高き痴女は
美しく卑猥なヒップを前後に振り始めた。
 陶器のようにすべすべとした腰から丸い尻にうっすらと汗が浮かび、引き締
まった腹が収縮して野性的な魅力を発散する。
 優雅なグラインドでは昭司は目尻を下げて穏やかな快感にたゆたう。すると、
それを見下ろす暎子は悪戯っぽく笑って、不意に激しく前後にペニスをこすり
たて、攻勢に転じる。途端に昭司は背筋を突き抜けるような快楽攻撃に表情を
歪める。
 そんな昭司を眺める暎子はこの上なく愉快げで、まるでそれは快楽によって
彼の理性さえも制御しきった誘惑の悪魔のようにも見えるのだった。
 「う、ぐ、ぐ……っ」
 刹那、昭司の股間の奥で、白いマグマが沸点を越えた。
 「出すの、昭司? いいわよ。あたしの奥深くまでおまえの精子を撃ちこん
でくるがいいわ」
 妖しく挑発した悪魔が笑った瞬間、昭司のペニスは解放されて白濁液が間歇
的な噴射を始めた。
868魔性の姉 第二章:2007/07/28(土) 21:59:57 ID:PgAQezDZ

 幾度もの射精を経て、今もなお昭司の股間に跨った淫らな悪魔は腰を振って
いる。
 そしてその淫猥なダンスは幕を下ろすどころか、いよいよ佳境を迎えようと
しているのだった。
 狭い室内には昭司と暎子の分泌する淫液と汗、吐き出される熱い息の生々し
い生命の匂いが混在してこもり、夏独特の熱気の中で醸し出されて、比類のな
い淫気が濃密に立ち込めていた。
 薄い壁ひとつ隔てた向こう側の、多くの人が行き交う大通りの日常と、この
部屋が地続きになっているとは、昭司には感じることができない。さながら暎
子の淫らな魔力に支配された異空間へと迷い込んだ心地がする。
 「う、あっ。また……出るっ!」
 昭司は今夜何度目になるかわからない噴射を暎子の肉壷に放った。そして、
ぐったりと力を抜いて横たわった。
 だが、なお暎子の襞肉は満足しないかのように、蠕動し収縮してペニスに血
液を吸い込んで勃起を促す。
 昭司の理性は射精とともにとうの昔に吹き飛び、今や動物的な性的本能に支
配されて勃起と射精を繰り返し、ただただ快楽の螺旋回廊を廻り続けて堕ちて
いく。
 もはや暎子の目的は交合ではなく、昭司の精液を一滴でも多く絞りだす作業
に変わったようですらある。汗でべっとりになりながら美女が昭司のペニスを
貪り躍動する姿は一種凄絶ですらあり、いつ果てるとも知れない快楽の無間地
獄を連想させる。
 昭司は暎子の圧倒的な磁場に捉えられたまま、身動きひとつとることができ
ない。それは、巣に捕らえられた蝶が女郎蜘蛛にじわじわと食い尽くされてい
く様子にどこか似ていた。
 「も、もう、ダメだ。姉貴、許して。これ以上はもうダメだよ」
 ついに昭司は泣きを入れた。
 「許してほしいの?」
  猛る魔女は激しく腰を振りながら問う。昭司はがくがくと首を振って頷い
た。
 「……そう。じゃあ、やめてほしいなら、許してほしいなら、」
 暎子は昭司の情けない顔を覗き込んだ。
 「──あたしのことをお姉ちゃん、と呼んでごらん」
 意味はよくわからなかったが、とにかく解放されたい一心で昭司は叫ぶ。
 「もう許してよ、お姉ちゃん」
 口にした瞬間、昭司の股間で睾丸に溜まっていた最後の精液が破裂した。
 ぶしゅ、ぶしゅと、幾度もの射精を繰り返した後とは思えない量の精子が噴
き出し、それは暎子の膣奥を直撃し、暎子を大いに満足させた。
 大の字になった昭司はぴくりとも動かない。
 「いい子ね、昭司」
 屍のようになった昭司の唇に、淫らな悪魔は穏やかな笑顔をうっすらと浮か
べると、唇に優しいキスをした。

869名無しさん@ピンキー:2007/07/28(土) 22:01:07 ID:PgAQezDZ
今回は以上です。
前回読んでくださった方ありがとうございました。
870名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 02:06:15 ID:VsdOmC4Z
おおお、続きが来てる!
相変わらずのエロさ、GJ!
871名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 02:15:53 ID:H9t03lno
GJ!
しかし昭司が不能になるんじゃないか心配だw
872名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 02:35:22 ID:uIIDVhgA
怖いよ、怖いよ兄さん!
恐ろしい形相をした実姉の顔が見えてしまうよ兄さん!
873名無しさん@ピンキー:2007/07/29(日) 20:30:23 ID:OxTVr3mm
>>872
弟よ、それは古い柳の幹だ。
874名無しさん@ピンキー:2007/07/29(日) 20:58:42 ID:sb1JS1+c
うおおーGj!!
姉貴可愛いよ姉貴。これからどんな修羅場になるか楽しみだ。
875名無しさん@ピンキー:2007/07/30(月) 01:10:03 ID:kPck7lju
例えがいちいちウザイ
876名無しさん@ピンキー:2007/07/30(月) 04:34:13 ID:a/nTgWo2
保守
877名無しさん@ピンキー:2007/07/30(月) 20:11:35 ID:LATMg6ff
どうも、>>673の者です。
ごめんなさい。一ヶ月ぶりです。もっと頑張れよとは自分でも思います。
正直、自信がありません。慣れないことやったせいで日本語がおかしいかも。
投下します。
878名無しさん@ピンキー:2007/07/30(月) 20:12:49 ID:LATMg6ff
─姉が俺を好き?家族ではなく男女として?
「…どうすりゃ………」
 ……とりあえず、シャワーでも浴びて、着替えて、それからでも良い、落ち着こう。
 
─やっちゃった……
 あんな事、しちゃうなんて…しかも勢いで告白まで……
 でも、言ったことは全部本当だし、いつかは言おうと思ってたけど…
「うぅ………」
 あんな事したお陰か、その……濡れてるし……体もなんか、熱っぽいし…
 ………冷たいシャワーでも浴びて頭冷やそう……
 
 着替を持ち脱衣所に。棚の上に置かれた時計を見る。
 8:21
─起きてからまだ20分もたってない?
 なんてこったよ。その間に俺は一週間分、いや、一月分程の驚きを味わってるってのに。
 にじみ出た汗で肌にへばりついた服を脱いで洗濯物入れに。
 トランクスは……捨てるか。丁度古くもなり始めていたし。
 ゴミ箱へ放る。入らずゴミ箱の側に落ちたが、まぁいい。今はシャワーが先だ。後で入れなおせば良い。
 
 脱衣所に来たけど、扉の向こうからシャワーの音がする。先に入られちゃってたみたいだ。
─………この扉一枚向こうに裸の弟が……
 一緒に入ったら……
 火でもついた様に顔が赤くなるのが自分でも分かる。
 ……っ!ダメダメ!そんなことまでしちゃったら………と、止まれなくなっちゃう………
 ……で、出直そう。うん、今はそれが一番いい。
 水の音が扉の向こう側を意識させる。思いとは裏腹に、足は動かない。
─……うぅ……そ、掃除しよう、掃除。うん、掃除しなきゃ駄目。ゴミを集めよう、ゴミ……
 ゴミ箱の側に何かをあるのが目に入る。
─彼の…トランクス?……
879名無しさん@ピンキー:2007/07/30(月) 20:14:24 ID:LATMg6ff
─そりゃ確かに姉の事は好きだ。自分に少々シスコンっ気があることも自覚している。
 しかしその「好き」は、家族としての事だし、尊敬に近いものもあるだろう。
 男女、として考えた事は……たぶん無い。
 ただ…それはあくまで、考えた事が無いだけだ。考えた事が無いなら、今それを考えれば良い。
 どうなんだ?俺は、姉が「好き」なのか?
 
「え……と…」
 弟の……だよね?…うん。
 捨てるのかな?
 まだ履けない事は無さそうだけど…
 無意識に手に取っていた。
 それはいつもより少し重かった(毎日洗濯し、畳んでいるから分かる。それ意外の理由で持ったことも…少なからずあるけど…)
 まるで洗濯後の水分を含んだ状態の様だ。ただ、触れた感じでは乾いて……
「あっ………」
 裏返すと分かった。一部……あの部分が濡れてる……
 そっ…か……さ、さっき履いてた……
 ………………
 ピチャ……
 気付けば、舐めていた。舌先から甘いしびれが広がる。自分が更に濡れていくのが分かる。
 これは…簡単には止まれそうにない。
880名無しさん@ピンキー:2007/07/30(月) 20:16:16 ID:LATMg6ff
─姉は……本気だろう。あの人はこんなことで嘘なんかつかない。
 しかし…ずるい。あんな風に言われたら否定的なことなんか、言えるわけ無いじゃないか。
 それに、さっきの姉は…可愛くて、妖しく、綺麗だった。姉弟ということを忘れるくらい……
 てか…ファーストキスが姉……でも、嫌じゃ無かった…ってそれは問題があるんじゃないか自分自身よ!?
 深く考えろ。嘘は無し、家族だからとかいうのも無し、誠実に答えるのが姉への誠意になるってもんだろ。

 熱っぽい頭を何とか動かして、部屋まで戻り、ベットに倒れた。
「あっ……ん」
 指が薄い白い布地の上から秘部をなぞる。
「はぁっ、うぅん…」
 目は、ただ虚空を見るばかり。
 体をくねらせ、スカートを脱ぐ。
「あっ、いいっ、あっ」
 頭に浮かんでくるのは、弟の姿。
 彼の笑顔。弟の寝顔。彼の声。
 弟の暖かさ。彼の唇の感触。弟の──
 彼に抱かれたい。愛したい、愛してもらいたい。
 パンツをずらして直に秘部を擦る。
「っん、欲しい、欲しいよぉ」
 私の妄想の中の弟はイジワルだ。なかなか挿入してくれない。
 指の動きが速くなる。秘部からは汁が漏れ、口からも涎が垂れているが、気にならない。
「はっ、あっ、あぁっ」
 さっき触れた、彼のアソコを思い出す。
 大きくて、熱くて、触れるだけなのに、少し怖かった。だけど、弟のだ、って思うと一気にいとおしく思えて─
「き、来てぇ、来てよぉ」
881名無しさん@ピンキー:2007/07/30(月) 20:18:09 ID:LATMg6ff
─浴び過ぎだ。そろそろ出よう。
 シャワーを止めて、浴室を出る。
 結局答えは出なかった。もちろん嫌いな訳は無い。好きだ、好きなんだ。が、分からない。
 その「好き」は姉と同じ意味なのか?家族としての「好き」から抜け切っていないんじゃ無いか?
 分からない。分からないんだ。
 おそらく、今頭にあるのは、告白(?)の返事としては最低に近いと思う。
 だけど、今の俺には、これしか答えが出ない。
「はぁ……」
 とりあえず、服着て飯……?なんだ、なんか忘れてる気がする。
 ゴミがどうこう、だった気がするが、ゴミ箱の周辺に特に気にとめる様な物は無い。
 まぁいい。忘れるくらいなら大した事じゃ無いんだろう。
 そう思いながらTシャツを着る。
 
 つぷっ……
「ひっ…ん」
 中指の先が秘部に入り込む。
 気持ち良い……だけど…まだ……彼のは…もっと…
 薬指を中指に沿わせ、徐々に伸ばす。入口に触れ、全身が震える。
「もっと…もっとぉ」
 二本目の指が入る。頭が痺れ、更に汁が溢れる。
「あぁっ、あぁぁ」
 深く、深く、もっとぉ…
 中指、薬指が更に深く、秘部に入り込んでいく。
「いい、ぁ、いぃ…」
 汁が止まらずにどんどんと溢れているのが分かる。口を閉じることも出来ない。
結構奥まで押し込んだ。下手に動かしたら、たぶん、すぐにイっちゃう…
882名無しさん@ピンキー:2007/07/30(月) 20:20:43 ID:LATMg6ff
 やはり姉の料理は旨い。さすがに少しばかり冷めてはいたが、それで味が損なわれる様な物ではないということだろう。
 ただ、旨さに没頭する訳にもいかない。
─食べ終わったら、話そう。
 さっき考えたこと。それは、姉をがっかりさせるかも知れない。怒らせるかも知れない。
 だが、話さなくては。そうしなきゃいけない。
 
 奥まで入った指を、今度は慎重に抜いていく。快感の大波に耐えながら。
「んっ…んうっ」
 なんとか抜けた。秘所がヒクヒクと痙攣しているのが分かる。
 自分の指ですらこうなのだ。弟に挿入されたらどうなるのか。少し怖い。だけど、して欲しい。
─うん。
 今度は躊躇なく指を入れる。速度も落とさない。
「んぅぅぅっ!」
 快感に全身が歓喜する。
 大声を出したくなるが、そういう訳にもいかない。だから、片手に持っていた物を口に押し込んだ。
 それは、彼のトランクス─
「ん、んっ、んぅっ、んむっ!」
 彼の匂いが口一杯に広がり、鼻孔を襲う。
 それは甘美であり、痺れをももたらした。
 トランクスが唾液で濡れ、呼吸を阻害する。だが、私はそれにすら興奮していた。
 指を出し入れする、そのたびに快感の波が押し寄せてくる。
─イっちゃうっ!いい、いいよぉ!もっと、もっと来て!私、私をっ、突いてぇ!
「んんぅぅぅっ!」
 何かが、弾けた。
 体が無意識の内に反り、下半身がベットから跳ね上がる。歓喜の痺れに体が震える。
 体がベットの上に戻っても、全身の痙攣は止まらない。
 秘所からは汁がトロトロと溢れ、口はトランクスが入っていて閉じれず、涎が止まらない。
883名無しさん@ピンキー:2007/07/30(月) 20:22:21 ID:LATMg6ff
「……ごちそうさんっと」
 食べ終わってしまった。思えばいつもよりかなりゆっくり食べていた気がする。
「…はっ……情けない…」
 自分で自分を笑ってしまう。
 覚悟を決めたつもりだったのに、姉がどういう反応をするか、怖いんだろう。
「…チキン野郎が…」
 椅子から、立ち上がる。
 
「はぁ…はぁ…はぁ…」
─してしまった。
「ん……」
 半分程が口に入っているトランクスを手で掴み引きずり出す。私の唾液ですっかりドロドロになってしまっている。
 こんなに激しいのは、初めてだったかも…いや、初めてだった。
 やっぱり、朝みたいなことがあったから……
 彼……エッチなお姉ちゃんは…嫌いかな?……嫌われたく無いな…せめて、一緒にいたいな……
 全身の感覚がゆっくりと戻って来ているのが分かる。
「シャワー……浴びよう…」
 部屋に入ったとき無意識に投げ出してしまっていた着替えを拾い集める。
 着替えは放り出したのに、弟のトランクスだけは握っていたことに今更気付く。
「うぅ……」
 これじゃまるで盛った変態ではないか……
「………はぁ…」
 やっぱり、世間一般からみたら、こういうのってよくないのかな……
 さすがに…彼からの答えは私にとって芳しくないものになるだろう。「姉弟」なのだから。
 好きな人の近くにいれるのは嬉しい。だけど、近すぎた。
 せめて、近所のお姉さん、ぐらいなら良かったのに……
 コン、
884名無しさん@ピンキー:2007/07/30(月) 20:23:56 ID:LATMg6ff
 姉の部屋のドアの前まで来た。姉がいるとしたら、ここしかないだろう。
 自らに怖じ気付く間を与えないよう、即断即決でドアをノック。
 コン、
「……姉ちゃん…ちょっと、いいかな?」
 少しの間─
「……なぁに?」
「あのさ…さっきの答え……早い方良いかな?……と思ったから………」
「………」
「…えと……」
「………」
「その……ごめん…」
「……っ!…」
 ドアの向こうの姉が息を詰めたのがのが伝わってくる。
「……あ、いや、んと……そ、そういう意味じゃ、無くて……」
「……どういう……意味?………」
 姉の声が震えているのが分かる。
「…分から……ないんだ」
「………」
「…姉ちゃんのことは、もちろん……うん、好き、だよ……でも」
「でも………何?………」
「その好き、が…家族、姉に対してなのか……最も身近な女性に対してなのか……がさ………分からない」
「………」
「分からないのに、答えられないから……えと、その………」
「……続…けて…」
「……ほ、保留させて……もらえない……かな……」
 我ながら馬鹿だと思う。こんな答えしか思い浮かばなかった。
「姉ちゃんが本気なら、俺もよく考えて答えたい」
「……」
「だから、こんな何も分からないような状態で、答えを出したくない」
 言葉を止めてしまえば、もう同じことは言えない気がする。今しか言えないことは、今言うしかない。
885名無しさん@ピンキー:2007/07/30(月) 20:25:53 ID:LATMg6ff
「姉ちゃんが本気なら、俺は家族だから、とか姉弟だから、なんて誤魔化す様なことはしたくない」
「……ぇ…」
「そんな言葉で誤魔化すのは、ずるいと思うんだ。それは、好きだって言ってくれた人に対して失礼だと思うから」
「……」
「俺はそういうの、嫌だから。まぁ、道徳感とか?そういうのはどうでも良いと思うのもあるけどね」
 自分で言っていて笑ってしまう。
「ふっ…おかしいよね?でもね、俺は、問題はさ、好き合ってるかどうか。だと思う」
 一言一句、全て姉に伝えたい。だから、言う。
「好き合ってるなら、他人に口挟む権利は、ないと思う」
「………」
「だけど、俺は姉ちゃんを、家族としてしか見てこなかった。好き、の意味合いが違うんだよね」
 最低な話だろう。女として見なかった、なんて。
「だから、姉ちゃんを、もう一回、見直したいんだ、一人の、女性として…」
 今更な話だ…
「それで…もうちょっと、考えたい…待って、くれないかな?」
「……」
「……」
「……」
「……やっぱ、駄目─
「ごめんって、言ったのは?」
「……はぃ?」
「なんで……ごめんって、言ったの?」
「それは……半端だな…って思ったから……こんな答えしか出なくて……情けないな、とか思ったから……」
「情けなくなんかない」
「え?……」
「君はそうやって、よく考えてくれる。お姉ちゃんからあんなこと言われてもそうやって悩んでくれる」
「………」
「それは情けなくなんかない……優しいの」
「………」
「だから、私はね」
886名無しさん@ピンキー:2007/07/30(月) 20:27:09 ID:LATMg6ff
 ドアがいきなり開いて姉が跳び出してぇっ!?
「ぅおっ!」
 抱きつかれた。
 全く予期していないことだったから二人分の重さに堪えられず尻餅をついてしまう。
「私は君が大好きなの!誰よりも君が好き!!誰よりも君を好き!!」
 俺の腰に手を回し、胸に頬擦りしながら上目使いで言ってくる。
 さっきも同じ様なことは聞いたが、改めて聞き、更にこの状態だと顔から火がでそうなくらい恥ずかしい。
「さっきの答え、私にもチャンスがあるってことでしょ?」
「う、うん……」
「それで充分。つまりは君を私に振り向かせれば良いんでしょ?」
「そういう……こと、なのかな…」
「分かった。うん、分かった。でも、その結果がどうあれど、あんまり私に答え、待たせるようだと……」
「待たせる……ようだと?……」
 俺の顔を見上げ、楽しそうに微笑む
「襲っちゃうから」
「なぁっ!?」
 クスクスと姉が笑ってる。どう反応すれば良いのか分からな…い………てか……どういうことだよ…
 姉の体は熱っぽく、汗もにじんでいる…呼吸も荒くて…俺の顔を見上げる顔は上気していて…かなり……色っぽい。
 俺の顎の下に姉の頭。見下ろし、視線を前に向けていくと、首筋から背中までが見える。
 問題はその先だ。
 ……なぜスカートをはいていない?
887名無しさん@ピンキー:2007/07/30(月) 20:28:48 ID:LATMg6ff
 なんで純白の薄布が見えるんだろう?馬鹿には見えないスカートをはいているのですか?
 しかも、それがずれて、その……形の良い尻がそのまま見えそうになっている。
 直視なんかできやしない。が、直視せずとも、姉の体は熱と柔らかさを伝えてくる。
 ……い、意識したら…反応してきてしまった……
 
 弟がドギマギしているのが分かる。
 ─可愛い
 もっと困らせてくなっちゃうじゃない。
 彼の鼓動を少しでも身近に感じたい。少しでも長い時間触れていたい。
 その想いを込めて、更に力強く抱き締める。
 弟の体温が心地良く私を暖めてくれる。
「ね……姉ちゃん」
 私の「女」を意識してほしい。
 胸だって、凄い大きい、とまではいかないが、それなりにあると思う。
 スタイルだって、そこらのモデルには負けないくらいは良いと思う。
 その……秘部だって、君のことを考えると、うずいちゃうし………
─あ……
 スカート……はいて、ない………でも……良いや。君に見られるなら……
 ぎゅうぎゅうと胸を、腰を、体全体を押し付ける。
 ─……!?…
 私の胸に何かが触れた。彼の手は両方体を支えるために塞がっている。
 私が胸を押し付けているのは下腹部。
 それじゃあ……
888名無しさん@ピンキー:2007/07/30(月) 20:30:36 ID:LATMg6ff
「……おっきく………なっちゃった?」
 言われた。かなり恥ずかしい。なんとか、反論を……
「だ、だって、その……姉ちゃんが……こんな」
「……お姉ちゃんで………おっきくなっちゃったの?」
─俺、墓穴掘った!?
「あ、ぅあ…」
「私は…い、良いよ……」
 何が!?
「君がしたいなら……良いよ…」
 な、何を言って─!?
「………する?」
 何を?と聞くのはやぼなんだろうか?
 姉の頬は赤い。が、俺も大差ないだろう。
 潤んだ瞳が徐々に近付いてくる………
「……ぇ…」
 気付けば、姉の肩に手を乗せ……姉を押しとどめていた。
─拒否
「……やっぱり…私じゃ……嫌?…」
 不安そうに声を震わせているのが分かる。
「そうじゃ……なくて…その……」
 姉の肩から手を離す。
「…さっき、言ったでしょ…保留……って………答えは……絶対、出すから……」
「…………分かった…」
 腰に回されていた手が緩んでいくのが分かる。
 口に……柔らかい感触………離れる……
 触れていたのは、姉の唇。
「……ぁ…」
「…これで我慢してあげる………待ってるから……ガッカリさせたら…ひどいから、ね?」
「…う……ん」
 姉の、優しい笑顔。
「私は弟が、君が、大好きだから」
889名無しさん@ピンキー:2007/07/30(月) 20:34:52 ID:LATMg6ff
投下終了です。
 
ちょっと前言撤回。
従姉妹云々は忘れて下さい。今の俺には無理そうです。
今はこの話書くのに集中しようと思います。
890名無しさん@ピンキー:2007/07/30(月) 21:30:02 ID:mbSz8k87
>>899

超GJっすよっ!姉の可愛さがごっついツボ過ぎて、おっきしました

wktkしながら待ってますから、頑張って下さい!
891名無しさん@ピンキー:2007/07/31(火) 00:55:20 ID:4uwwQza1
超GJ!!!
姉ちゃんカワユス(´Д`)
892名無しさん@ピンキー:2007/07/31(火) 04:00:54 ID:nRlPwZDf
このクオリティ異常wwwwwGJ!!
893名無しさん@ピンキー:2007/08/01(水) 06:22:27 ID:P49ermhg
キタキタキター―ー!!GJ!!
こういう甘いのは安心して読めるから好きだ
894名無しさん@ピンキー:2007/08/03(金) 03:56:11 ID:sgWGPtda
保守
895名無しさん@ピンキー:2007/08/04(土) 21:29:15 ID:G0xKrhv+
>>889
GJ!!!
姉の可愛さはもちろんだが、こんな形で迫られてもけじめのために
姉の求めを押しとどめる弟に感動した!
この出来で初めてとか信じられん!
896名無しさん@ピンキー:2007/08/04(土) 22:14:29 ID:dNy6ZXJB
>>868の続きを投下します。

今回はセックスシーンにアナル関係のマニアックな描写が
ありますので、ご注意ください。
897魔性の姉 第三章:2007/08/04(土) 22:17:30 ID:dNy6ZXJB
 連日暑さの続く昼休み。
 廊下は雑談をしたりふざけてまわったりする生徒達であふれ、元気のありあ
まった少年少女達の活気でざわつきが途絶えることがなかった。
 そんな中、手早く弁当をたいらげた昭司は、ひとり図書館へと向かっていた。
 ふたりの男子生徒が座り込んでいるのを見て、女生徒グループが時折爆発す
るような笑い声を立てている階段を昇っていくと、三階で一際賑やかな集団に
出くわした。
 一瞬だけ目を遣ると、その集団の中心にいるのは姉の華菜だった。
 学園のアイドルの華菜の周囲には常に誰かが集まって彼女と関わりを持ちた
がり、華菜がひとりでいるということはない。むしろ、こうして彼女のまわり
には人だかりができていることが多いのだった。
 昭司が三年生の集団を避けて通り抜けていこうとすると、「昭司!」という
大きな声がした。
 振り返ると、輪の中心にいた華菜が弾けるような笑顔でこちらに手を振って
いた。
 他の三年生達の目を気にした昭司が軽く会釈だけして立ち去ろうとすると、
華菜はそれを知ってか知らずか、
 「ちょうど良かった。ちょっと話があったのよ」
 と輪を飛び出してきて、弟の手首を取ってずんずんと階下に続く廊下へと歩
き出した。
 「ね、姉さん。みんなを放っておいていいの?」
 突然の主役の退席にぽかんとしている取り巻き達を後ろに見ながら昭司は引
きずられていく。
 「いいの、いいの。あんたが気にする必要なんてないのよ」
 華菜は愉快そうに笑うと、何を意図したものか、教室から離れた職員室に近
いエリアへと弟を引き連れていったのだった。
898魔性の姉 第三章:2007/08/04(土) 22:17:59 ID:dNy6ZXJB
 職員室のある東棟は、生徒達の数も少なく、廊下はしんと静まり返っている。
 時折少し離れた職員室の引き戸がガラガラと開いて、教諭がいずこかへと立
ち去る足音が響くだけだ。
 昭司の手を引いてその廊下に差し掛かると、華菜は周囲を見回して誰もいな
いのを確認してから、素早く弟を職員用トイレへと連れ込んだ。
 パタンと薄いドアを閉めて鍵を掛けると、窮屈なまでに狭い個室の中で姉弟
は間近に向かい合った。
 「話ってなんだよ、姉さん?」
 昭司は期待に胸を高まらせながら訊ねた。
 「ふたりの時は」
 と美姉は両手を伸ばして、自分よりも背の高い弟の首の後ろにまわす。
 「お姉ちゃんと呼びなさい」
 華菜は爪先立ちになると、弟の唇に自らの唇を重ねた。
 昭司が鼻息を荒くして姉をかき抱くと、その身体は羽毛のように柔らかく、
さらさらとした髪の手触りは絹のようだった。制服の上から抱きしめてみると
意外に細い。
 「話なんて別にないのよ」
 舌を伸ばして弟の唇を舐めながら華菜は言った。
 「ただ、学校の中で少し昭司を可愛がってあげたくなっただけ」
 華菜の目の奥に深海の藍色のような色が滲んだ。
 「学校と家ではけじめをつけないといけないんだろう?」
 何度となく姉から厳しく言われた昭司が聞き返す。
 「そうね。でも、お姉ちゃんの方があんたに構ってあげたくて我慢できなく
なったみたい」
 姉はそんなことを言って、昭司の股間をズボン越しにそっと撫で上げた。
 昭司は股間への快楽刺激に反射的に腰をひいた。
 「昭司、そろそろ溜まってきている頃じゃないの。もう四日も出していない
でしょ?」
 「う、うん。まあね……」
 ここ数日ほど華菜は間近に迫った水泳部の記録会に向けての準備で忙しかっ
たため、昭司は姉の身体を求めずにいた。
 「ひとりで出したりはしていないでしょうね?」
 華菜は顔を弟の顔に近づけて、少しだけ険のある目をした。
 「し、してないよ」
 「いい子ね。もうこれからは自分で出してはだめよ。お姉ちゃんがいつでも
してあげるから」
 そう言うと、華菜はズボンの上から昭司の肉棒を掴み、布越しに軽くこすり
上げる。強めの快感に力が抜け、昭司は膝を折りそうになる。
 なおも姉は弟の快楽茎をしごき上げながら、
 「昭司の射精管理はお姉ちゃんの仕事なんだから。あんたが、そこの玉に精
液を溜めすぎて苦しい思いをしないように、お姉ちゃんが面倒を見てあげる。
いつでもあんたが何日溜めてるか数えているんだから、勝手にひとりで出した
りしたらダメよ。もしひとりでしたら──」
 と強力な視線を送っておいて、ぐっとペニスの根元を握る。
 「お仕置きするからね」
 悪戯っぽく笑った。
899魔性の姉 第三章:2007/08/04(土) 22:18:43 ID:dNy6ZXJB
 華菜はしゃがみ込んで弟のズボンとパンツをずり下ろすと、昭司を洋式の便
座に腰掛けさせた。
 弾むように飛び出した男根が反り返って元気よく天を向く。
 「あらら、やっぱりこんなに硬くなっているわ。苦しかった?」
 華菜は、精子が溜まってくると苦しくなると思っているものらしく、腹痛の
時にするように、優しく亀頭を愛撫した。
 「今楽にしてあげるからね」
 囁くように告げると、口を開いて欲棒を呑み込んでいく。
 温度の低い粘膜が滑らかに亀頭を包み、羽毛で軽く撫でられるようにソフト
な快感がペニスを這っていく。
 姉は一度肉棒を根元まで深く呑んでから、口全体でこすりあげるようにして
先端まで戻り、激しく亀頭を口の中で舐めまわした。動くたびに唇の間から空
気が入り、ずちゅ……、という卑猥な水音が立てられる。
 亀頭だけを口に含まれて、弾力性のある舌で刷きまわされるように刺激され
ると、強い快感に昭司はのけぞった。
 華菜の唾液が溢れそうになり、彼女はずずずっ、と音を立ててそれを口の中
へ吸い戻して飲み下す。
 姉は学園の誰もが憧憬の念を持って仰ぎ見る美貌を昭司の股間深くに近づけ、
皺だらけの垂れ袋を舌で持ち上げて舐めては落としていく。そして肉茎の根元
に舌をあてると、アイスキャンデーにするように舌の腹を押し当てると、大き
く舐め上げるのだった。
 「気持ちいい?」
 上目遣いの姉の瞳は、どのような興奮からか、濡れ光っている。
 「うん。気持ちよくてたまらないよ、お姉ちゃん」
 華菜は満足げに一度ペニスをしごくと、今度は亀頭から肉幹、根元の肉球ま
でにキスの雨を降らせ始めた。もっとも厳格なはずの生徒会長は、世にも愛お
しそうに男のペニスに接吻するのだった。
 ふと昭司は、三階でぽかんと待っているであろう姉の取り巻き達のことを考
えてたまらない興奮を覚えた。
 あの先輩達は、崇拝する華菜がよもやトイレで弟の股間に美貌を埋めて不恰
好なペニスを熱心にしゃぶり尽くしているなど、想像だにしていないに違いな
い。
900魔性の姉 第三章:2007/08/04(土) 22:19:53 ID:dNy6ZXJB

     バタン

 不意に隣の個室のドアが閉まる音がして、姉弟は身を硬くした。
 ため息のような中年男の弛緩の声がして、じょぼじょぼ、と水の音が続く。
 職員室から用を足しに来た教諭に違いない。
 昭司は、ペニスを口に含んだままの姉と目を見合わせた。甘美な共犯者の瞳
には不安よりも興奮の方が色濃く滲み出ていた。
 ふう、という男の声が隣から聞こえてくると、華菜は弟のペニスを下から引
き、亀頭の粘膜をぴっしりと張りつめさせた。元々勃起によって張っていた粘
膜は悲鳴を上げんばかりに限界まで張力を高めていく。
 そしてもっとも敏感になった亀頭を口に含み、姉は激しく舐めまわすのだっ
た。
 「っ!」
 昭司は快感にのたうちそうになり、隣の個室を窺ってじっと自制する。
 姉はそんな弟の気持ちを無視するように、ペニスを深く呑んでいった。
 (姉さん……)
 昭司はやめるよう訴えかけるが、姉は唇で肉棒の根元を強く締めると、舌で
肉幹を舐めまわし続ける。一体どうしてしまったものか、姉は普段授業を受け
ている教諭のすぐ隣で弟のペニスをしゃぶりまわすことに背徳の興奮を覚えて
いるようであった。
 隣で排泄の音が始まると、いよいよ姉の愛撫は激しさを増していく。
 口全体で弟の剛直を圧すると、そのまま首を前後に振ってピストン運動を始
める。昭司は快楽のあまりの強さに顔を歪めた。まるで口腔が女性器となった
ように、セックスさながらの粘膜のしごきが加えられていく。
 長く美しい姉の髪がさわさわと揺れ、ちゅぱちゅぱと世にも淫猥な水音が隣
の排泄音に紛れ潜んでいる。
 愛撫というよりも強烈な責めに近い姉の口腔奉仕にみるみると昭司は追い詰
められていく。
901魔性の姉 第三章:2007/08/04(土) 22:20:25 ID:dNy6ZXJB
 隣の排泄音がぴたりと止み、再び中年男のため息に似た弛緩の声が響いた瞬
間、昭司の白いマグマが姉の口の中に噴火した。
 噴出の音が隣に聞こえるのではないか、と思うような大量の噴射。一瞬の収
縮の後にぶしゅっ、と尿道を押し出されて精液が姉の口に注ぎ込まれていく。
 姉はそれを一回一回、顔を震わせながら口の中に受け止めていく。
 やがて音を立てて隣のドアが開き、手を洗う音がして、招かれざる隣人は立
ち去っていった。
 華菜は口いっぱいになるほどに溜めた精液を、ごくり、と喉を鳴らして嚥下
した。
 唇の端から一筋の白い精子が流れているのがひどく淫らな様子に見えた。
 「飲まなくても良かったのに」
 昭司が言う。
 「いいの。昭司の身体で作られて外に出てきたものだから、なんだか吐き出
して捨てるのは悲しいような気がしたの」
 姉は目を瞑り、亀頭の先の割れ目に口をつけた。
 ずずずっ、と音を立てて精子をさらに吸っていく。それは、睾丸にたまった
精子を肉のストローを介して吸い出しているようにも見えた。
 「不味いんだろう?」
 「少し苦くて匂いが強いけど。でも、なんだかそれも毎日飲んでいたら好き
になってきたような感じなの」
 姉は油を張ったような瞳で弟の目を見る。
 「チーズとか、クセのある発酵食品みたいなものかしら。慣れてきたら、そ
の匂いがたまらなくて、かえってそれが病みつきになってきたような感じ」
 華菜が口にする言葉はひどく淫蕩だが、一方で精神的な純愛の要素も含んで
いるように昭司には感じられた。
 「それに、昭司の中で作られたものを毎日飲んで、あんたの身体の一部を私
の中に取り込んでいきたいの」
 姉は弟と見つめあって、
 「お姉ちゃんは、あんたのすべてを受け止めてあげたいの」
 と言った。
 「あんたの面倒はどんなことでもお姉ちゃんがみるし、あんたが必要とする
ことはどんなことでもやってあげる。全部、私がやってあげる」
 「それじゃあ、姉ちゃんがいなかったら俺は何もできないよ」
 「うふふ。そうね、きっとそう。でもいいの。私と昭司は血の繋がった姉弟
だから、いつまでも別れることがないでしょう?」
 姉は満ち足りたような表情で言った。
 淫らな聖母がいるとしたなら、きっと姉こそがそうなのだ、と昭司は思った。
902魔性の姉 第三章:2007/08/04(土) 22:21:16 ID:dNy6ZXJB
 三崎華菜の魅力に夢中になり、他の何も目に入らなくなり、熱い恋に身を焦
がす生徒は後を絶たなかった。
 一体全体、どれだけの男子生徒が華菜の前で手痛い失恋を喫したのか華菜本
人にすら把握しきれていない。その中には少女に対して少なからず自信を持っ
ている魅力的な生徒も含まれていたのだが、華菜の返事はいつも丁寧だがきっ
ぱりとした拒絶なのだった。
 中学高校と一度も浮いた話がなく、誰かに対する恋慕を語ることもない華菜
は男に興味がないのだ、とまことしやかに噂されることがあった。時には、撃
沈した男子生徒から腹立ち紛れに、三崎華菜は誰も愛せない氷のような女だと
中傷が流されることもあった。
 だが、それは事実と異なった。
 華菜に張り巡らせた鉄の城塞の内側には、炎のように熱く献身的な愛が溢れ
ていた。
 華菜の愛は毎夜身体を重ねる毎に深く、そして色合いを濃くしていった。少
しだけ仲の良い姉弟に過ぎなかったふたりの関係は、姉弟でも恋人でもない不
可思議な甘く切ない唯一の関係へとその有り様を変えていく。それはプラトニ
ックまでに精神的でいて、そして時にけだものにさえ近いほどに肉体的な関係
なのだった。
903魔性の姉 第三章:2007/08/04(土) 22:22:37 ID:dNy6ZXJB
 三崎華菜は異性に対して恋心というものを持ったことがなかった。
 それは彼女が同性愛者であるということではなく、どちらかというと、彼女
が興味を持てるような魅力のある異性に出会うことがなかったという感じであ
った。
 幼い頃からどんなことでも一番だったというのも原因のひとつかも知れない。
学業のみならずスポーツでも一番だったし、誰かに甘えるということができな
い性向の持ち主だったから、あえて異性の存在を必要としなかったという面も
ある。
 それどころか、不特定多数の女生徒達から男性の代わり(?)としてバレンタ
インデーにチョコレートを渡される始末だった。
 だが、華菜本人はそんな状況にこれといって不満を持っていたわけではない。
いつの頃からか、彼女はただすべてにおいて誰にも見劣りしないことだけを目
標としてたゆまぬ努力を続けてきたし、それは着実な結果を出してきていた。
もしそれが特定の異性の存在によってリズムを乱すとしたなら、それは華菜に
とっては阻害因子以外の何者でもないのだ。
 たったひとりの例外である、弟の昭司を除いては。

     ◇

 今日も太陽のような華菜の周囲には、彼女を慕う生徒が集まってきて衛星の
ようにぴったりと張りついてきて離れない。
 今までの華菜であれば、それに対して何を思うこともなかった。好意を持っ
てくれる友人や後輩が大勢いるのはとても有り難いことだし、嬉しいことでも
あった。
 だが、あの梅雨の土砂降りの日から、華菜の中で何かが変わった。
 学校にいて授業を受けていても、部活をしていても、誰かと話していても弟
のことが頭から離れない。ぼうっと弟のことを考え、人ごみの中に弟の姿を探
している。
 放課後、家に帰れば飽きるほど見ることのできる実の弟の姿だというのに、
愚かしいことに、弟がそばにいないと落ち着かない感じがする。ああ、いつだ
って弟を抱擁し、口づけて甘えさせてあげたかった。多くの取り巻きがいるこ
とは、弟との障壁に感じられる。昭司がふとそばを通りかかり、目が合うこと
がある。そして、昭司の目が華菜の周囲の生徒にいき、寂しげに目を伏せて立
ち去ろうとする時の、なんと胸の痛むことだろう。

 放課後。授業終了のチャイムがなる。
 華菜は早速声をかけてこようとする友人達に軽く手を上げて、これ以上の声
がかからないうちにとばかりに、3-Eの教室から一目散に逃げ出した。
 今日はどうした廻り合わせか、学校で弟を見かけることがなかった。
 家に帰っていればやがて昭司も帰宅してくるだろうが、なんだかその前に顔
を合わせておきたい気持ちが強かった。
 華菜は教室を出ると、廊下の端にある階段へと歩を向けた。チャイムが鳴っ
てすぐの廊下はひと気がなく、教室の中で椅子をひく音とざわめきが洩れてく
るばかり。
 一階へ下りると、少しだけスカートの裾を直して、華菜は昭司のいる1-Aの
教室のクラスを窺った。すでに授業は終わっているが、弟の席は荷物もなく空
席となっている。
 「あ、華菜さん。こんにちは」
 目敏く華菜の姿を見つけた裕一が寄ってくると、美貌の生徒会長を見つけた
一年生達の目が彼女に集中する。
 「遠藤くん、こんにちは」
 「何かご用ですか?」
 「うん。昭司にちょっと……」
 「昭司なら、体育をやってた風間センパイと話しながらどっかに行きました
が」
 「暎子と……?」
904魔性の姉 第三章:2007/08/04(土) 22:23:19 ID:dNy6ZXJB

 一足飛びに階段を駆け上がり、暎子のクラスである3-Bに飛び込んだが、そ
こには従姉妹の姿も弟の姿もない。
 談笑していた生徒に訊ねてみると、暎子は帰ってきた後すぐに着替えて昭司
とどこかに歩いていったという。
 なんとなく、華菜は嫌な気持ちがした。


 昭司の行動範囲はそれほど広くない。せいぜいが校庭、図書室、屋上、購買
部、自動販売機の周辺といった所だ。
 そのひとつひとつをあたってみても、どこにも昭司の姿はなかった。
 対して、暎子の行動範囲は広い。一年〜三年の教室のどこにでもふらふらと
顔を出すし、たくさんの部活の幽霊部員だから、気まぐれでどの部室にいたっ
ておかしくない。
 そしてむしろ一番厄介なのは、学校の外に出てしまわれたら、それこそ足取
りを追えないほどに行動半径が広いのが風間暎子という少女なのだ。
 理屈で説明のできない胸騒ぎがして、華菜は校舎を飛び出した。
 

 校門の周りを探してみても、下校する生徒達の波の中に暎子と昭司の姿はな
い。
 「三崎先輩、どうかしましたか?」
 水泳部の女生徒が華菜を見かけ、声をかけてくる。
 「う、うん。弟と暎子を探してるの」
 「私は見てませんが」
 女生徒は思案顔をして、
 「でも、びっくりしました。なんだか三崎先輩ったら、すごく恐い顔をして
いるんだもの」
 「え……?」
 華菜は驚いて自分の顔を触ってみる。
 「そんなに変な顔してたかしら……」
 女生徒は笑った。
 「変な先輩ですね。そもそも、昭司君はまだ学校にいるんですか?」
 「それもわからないの」
 女生徒は首を傾げて、
 「だったら、下駄箱を見て上履きがあるかどうか確認してきたらいいんじゃ
ないですか?」
 と言った。
 ああ、なるほど。言われてみればそのとおり。
 なぜそんな簡単なことに今まで気付かなかったというのだろう。
 三崎華菜らしさというものがあるとしたなら、なんと彼女らしくないことだ。
905魔性の姉 第三章:2007/08/04(土) 22:23:51 ID:dNy6ZXJB

 昭司の下駄箱にも暎子のにも、外履きが入っていた。
 つまり、まだふたりは校内に残っている。華菜は教室のひとつひとつを覗い
ていくことにした。
 一階1-A、1-B、1-C、1-D、1-E、1-F……。
 いない。
 二階1-G、2-A、2-B、2-C、2-D……。
 いない。
 華菜が三階に上ってきた時には、すでに辺りはオレンジ色の夕日が差してき
ていた。
 3-A、3-B、3-C、3-D、3-E……。

 ……いた。

 「遅いよ、姉さん」
 「あ、華菜。何してたのよ?」
 探し続けた弟は華菜の席に座って机に暇そうに突っ伏し、その隣には足を組
んで退屈そうに爪先を揺らしている暎子の姿があった。
 「な、なんで……?」
 と、華菜は大きく口を開けたまま、ふたりを交互に指差す。
 「鞄があったから、戻ってくると思って待ってたんだ」
 昭司が言う。
 「な、なんで……?」
 華菜は白痴のように同じ言葉を繰り返す。
 暎子は昭司の足元を顎で示した。昭司の左足のズボンの裾が捲り上げられ、
その膝頭からふくらはぎにかけて裂傷があった。傷の周りは土で汚れ、血が乾
いて凝固している。
 「体育の片づけを手伝わせたら、金網から飛び出してた針金で怪我しちゃっ
たのよ」
 暎子が言う。
 華菜は、痛々しく口を開けた弟の傷口を見つめた。縫うほどではないが、放
置していると化膿してしまいそうだ。

906魔性の姉 第三章:2007/08/04(土) 22:24:24 ID:dNy6ZXJB
 「あんた、弟に一体どんな教育してるのよ?」
 暎子は険しい表情をする。
 「こんな怪我してるのに、姉さんでなければ手当てはさせないなんて、あた
しに触らせもしないのよ。バイキンでも入ったらどうする気かしら」
 暎子が睨んでも、昭司はそっぽを向いてどこ吹く風。
 「俺の面倒はどんなことでも姉さんがみるって言ってたからさ」
 にやりと笑って、
 「暎子姉貴の乱暴な手当てで傷が悪化したらたまらないからね」
 と、そんなことを言った。
 どうやら暎子は行きがかり上、責任を感じて昭司のそばで華菜を待っていた
ものらしかった。
 「……バカね」
 華菜はそっと言った。
 「俺、姉さんの都合を考えてなかったよ。ごめんね。俺のわがままだったみ
たいだ」
 昭司は真面目な顔をした。
 「いいのよ」
 華菜は言った。
 「いいのよ、大丈夫」
 それは気の抜けたような、安心したような表情だった。

 「さあ昭司、帰るよ」
 華菜は弟に手を差し伸べてから、ふと気付いてハンカチを取り出し、昭司の
目頭を優しく拭った。
 「目ヤニがついてるわよ、ちゃんとしなさい。それにほら、ボタンも一番上
まで留めなくちゃダメでしょ」
 甲斐甲斐しく面倒をみようとする華菜の姿を見て、暎子は面白くない気分に
なったようだった。
 「いくらなんでもやりすぎなんじゃない」
 と、思わず華菜に言ってみる。
 「放っておいてよ、姉弟のことに他人が口を出さないで」
 暎子はカチンときたように眉を吊り上げた。
 「へーえ。それは、あたしに対する宣戦布告と受け取ってもいいのかしら…
…?」
 華菜の浮かべた引き攣った笑顔は、ある意味で怒り顔よりも危険な意味を持
っていた。
 「昭司、見てごらん」
 と暎子は従弟に呼びかけると、やおら片脚を高く上げて机の上をそのまま踏
みつけた。
 短いスカートはあっさりとまくれ上がり、悩ましい太腿から魅惑の布地が顔
を出す。
 昭司は、条件反射で美しい従姉の股間へと首を伸ばしていく。
 今日の素敵な蜜流れる地は、黒いローライズの透け透けパンツで覆われてい
た。股間の卑猥な谷間には紐状になった布が食い込んでおり、尻肉をもろ出し
にしたセクシーTバックであるように昭司には見えた。

     ごんっ

 途端に頭頂部に姉の鉄槌がくだる。
 「い、いてえっ」
 「……どこを見てるのよ」
 振り仰ぐと、頭上から般若のような表情になった姉が見下ろしていた。
 「ね、姉さん。今本気で殴ったろ……」
 「黙りなさい。あんな汚いパンツに気を取られているからよ」
 汚いパンツ扱いされて、暎子の口角が危険な角度で引き攣り、ますますその
作られた笑顔が凍りついていく。
 「そんなに下着が見たいなら──」
 と、華菜は両手でスカートの裾をつまむと、そっとその薄い布を持ち上げて
いった。
 「私がいつだって見せてあげるわよ」
907魔性の姉 第三章:2007/08/04(土) 22:25:12 ID:dNy6ZXJB
 もしも誰かが華菜の背後から覗いていたなら、一体その光景はどんな風に映
っただろう。
 虚勢を張るように仁王立ちになって、両手で高々とスカートを持ち上げる学
園一のアイドル。そして、目を丸くして腰を屈め、彼女の股間を覗き込む弟と
一方の美少女。
 昭司は教室の中で卑猥な示威行動に及んだ姉の股間に釘付けになっていた。
暎子まで立場を忘れてしゃがみ込み、従姉の股間を眺めて目を点にしていた。
 「し、白だね、姉貴」
 「う、うん。白だね」
 「確かに白だよ、姉貴」
 「そ、そうね。白ね」
 高校生らしい純白の下着を鑑賞しながら、華菜の股間の前で従姉弟はわかっ
たようなわからないようなやり取りを続けた。華菜のあまりにも想定外の行動
にふたりとも思考が停滞し、一時的な精神遅滞に陥ったかのようだった。
 ふたりに間抜けな下着鑑賞会をされながら股間を全開で披露している華菜の
顔は真っ赤だった。

 「……あ、あんた、意外とやるのね」
 従弟よりも一瞬早く我にかえった暎子は、華菜の下着の支配圏から逃れるよ
うに一歩後ずさった。
 華菜はスカートをふわりと降ろすと、名残り惜しそうに身を低くする弟を胸
にかき抱いた。
 豊満なGカップに顔をぎゅうぎゅうと締め付けられて、昭司は意識が桃色の
霧の向こうへ渡ってしまいそうになる。
 あっけに取られていた暎子はふっと顔を緩めると、アハハ、と大声を立てて
笑った。
 「面白い。華菜、あんた、そんな顔もできるんだね。ツンとお高くとまった
あんたは嫌いだけど、今のあんたは嫌いじゃない」
 その顔には、ある種の清々しさのようなものが見てとれた。
 「頑張りなよ、お姉様……」
 暎子を睨んだまま緊張を解かない華菜に、やれやれといった感じで肩をすく
めて立ち上がると、ポンと従姉妹の肩を叩いた。
 「ほら、さっさと連れて帰って昭司の手当てをしてあげなよ、お姉様」
 そこで、目の前の敵に夢中になっていた華菜は弟の怪我を思い出した。
 「昭司、帰るわよ。こら、何、白目を剥いてるのよ」
 「……それ、窒息じゃないの?」
 華菜はうっかりと弟の顔を強く抱きすぎたらしい。
 「し、昭司、しっかりしなさいよっ」
 慌ててがくがくと揺さぶる。
 そんな姉弟を後にして、暎子は軽い笑い声を立てながら教室の入り口をくぐ
った。
 「嫌いじゃない」
 もう一度呟いてから、
 「バイバーイ」
 と大きな声で言って、振り返る。
 すっかりと日が暮れて闇に包まれた教室の中では、人工呼吸のつもりなのか、
華菜が弟に唇を重ねているのが見えた。
908魔性の姉 第三章:2007/08/04(土) 22:26:37 ID:dNy6ZXJB

 華菜は、弟が望むことならどんなことでもしてあげたいと思っていた。
 できることならずっと弟のそばにあって、昭司の面倒をすべて見たい気持ち
だった。
 ここにきて、なぜ今まで華菜がすべてにおいて秀でるように努力し続けてき
たのか、その理由がわかったような気がする。
 昭司に「お姉ちゃん」と呼ばれると電気が走り身体が震える。「お願い」と
言われると身体は芯から溶け、華菜には逆らう術がない。
 ああ。弟といつでもキスをしたい。弟の可愛らしく意外とたくましいペニス
をいつでもさわりたい。
 弟のはにかんだ顔を見ると、胸が締め付けられ、息苦しくなり、どうしよう
もなく切なくなる。
 反対に、弟の姿を見ない時間は半身をもがれたように落ち着かず、時には今
日のように根拠のない不安に駆られて昭司を探してまわったりする。そして、
遠くからでも弟のシルエットを確認すれば不思議と安心する。
 馬鹿みたい、と自分で思う。
 まるで迷子の小さな子供のようではないか。
 そんな彼女の姿を見た友人から、華菜らしくない、と言われたことが何度か
あった。いつでもしっかりしていて、皆の先頭に立って強く明るく振舞ってい
るのが三崎華菜だったはずなのだった。
 まるで、今まで姿を見せることのなかった臆病でさびしがりやなもうひとり
の華菜が、そっと顔を覗かせてきたようだ。
 これを恋と呼んで差し支えないのだろうか。今までずっと誰よりも近い距離
にいた弟が、こんなにも新鮮に魅力的に映るというのはどういったことなのだ
ろう。
 思いのたけのすべてを込め、暴力的なまでに弟は夜毎華菜に迫ってくる。
 そんな夜を過ごす度に弟への慕情は烈しさを増し、それはモラルの壁をも
軽々と飛び越えて、恋を入り口とした妖しい性の世界へと華菜を誘うのであっ
た。
909魔性の姉 第三章:2007/08/04(土) 22:27:42 ID:dNy6ZXJB
 制服を剥かれた昭司は三崎家のつつましい浴室へと放り込まれ、膝に熱いシ
ャワーを浴びせかけられていた。
 先ほどまで、傷口に容赦なく熱い湯をかけられ悲鳴を上げていたが、今では
一段落してぐったりしている。
 「もう、散々じたばたするからお湯が撥ねたじゃない」
 トランクス一枚の昭司に対して、華菜は制服のままである。その濡れたス
カートをパタパタと振って水を切って見せる。
 「姉ちゃんが乱暴にするからだよ」
 弟が抗議するも、
 「シャワーをかけたくらいで大袈裟に言わないの」
 と姉は取り合わない。
 昭司はそんな華菜の手からシャワーのヘッドを奪い取ると、姉目掛けて冷水
を全開にした。
 「きゃあっ、冷たぁいっ!!」
 「ははっ、ざまぁみろっ」
 華菜は不埒な弟に向かって拳を振り上げて見せるが、屈託なく笑う昭司を見
ると、なんだか憎めない気持ちになってしまった。
 「びしょ濡れになっちゃったじゃない……」
 華菜がセーラー服を首から抜いて下着姿になると、待ち構えていたかのよう
に昭司が抱きついてきた。
 「お姉ちゃん……」
 華菜の豊満な胸に顔をこすりつけて甘えてくる。
 「もう、傷を放っておいたまま私を待っていたのは、お風呂で私に悪戯する
魂胆だったんじゃないの?」
 華菜はツンと弟の額を人差し指でつつく。
 「そんなことないよ」
 昭司は姉の砲弾乳を柔らかく揉みながらうそぶいた。
 「あんたみたいな生意気な弟は、お仕置きよ」
 華菜はそう言うと、ぎゅっと弟のペニスの幹を握った。
 強い刺激に昭司は腰を引く。
910魔性の姉 第三章:2007/08/04(土) 22:28:15 ID:dNy6ZXJB

     ぽちゃん……

 もうもうと湯気が上がり、それは天井で水滴となる。
 水滴は集まって大きなひと滴となって落ち、湯船を打つと、静かな余韻を残
す。

 風呂椅子に座った昭司の背後から美姉は手を回し、彼の股間に生えた欲情の
男根をこすり上げていた。
 時折ボディソープをピュッ、とかけてはしごきたてる右手の動きを早める。
 左手は股間のさらに深部にある玉袋をさわさわと撫ぜまわしたり、亀頭を優
しくこすったりと自由に動いている。
 激しい摩擦でボディソープは白く泡立ち、股間を包んでいる。
 姉の左手は絶妙にソフトなタッチでそっと蠢く。人差し指から小指までの指
尖であやすように亀頭の裏筋をくすぐられれば、弟は喉元を撫でられた猫のよ
うに目を細めて玉袋を切なくひくつかせる。
 その間も淫姉の右手は滑らかに昭司の肉幹を滑り、尖端の快感粘膜をつるり
と通過する。ぬめぬめとしたボディーソープによって摩擦係数は限界まで落と
され、純粋な快楽の感触のみが亀頭表面を這っていく。
 りゅっ、りゅっ、りゅっ、と浴室に湿った摩擦音が静かに響く。
 華菜は夢中になって背後から弟にのしかかるうち、その弾力性にあふれた爆
乳が、知らず昭司の背中に何度も押し付けられ、ゴムまりのように弾んでいた。
 汗の滴が浮いた姉のたわわな乳肉は、昭司の背肉にしっとりと吸い付いては
胸が弾むたびに剥がされる。充実してたっぷり肉の詰まった桃の実はぼよん、
ぼよん、といった感じで二度三度弟の背中を叩くと、再び押し付けてきて魅惑
するようにぎゅうぎゅうと圧迫してくるのだった。
 この最高に魅力的な巨乳を、毎夜昭司は揉みしだき、吸い尽くし、舐めまわ
してきた。触れば触るほどになお溺れていきそうになる魔乳をぐいぐいと押し
付けられて、昭司は新たな姉の水蜜桃の味わい方を思いついた。
 「姉さん」
 「なに」
 「俺、姉さんのオッパイで身体を洗ってほしい」
 「……はぁ?」
 華菜は、昭司が何を言っているのか理解できないようだった。
 「今、手でやっているみたいに、姉さんのオッパイにボディーソープを塗っ
て、俺の身体をこすってほしい」
 昭司がいけずうずうしい申し出をすると、姉はすっかりと呆れたようだった。
 「……こら、調子に乗るんじゃないわよ」
 コツ、と軽く頭を小突く。
 「あんたね──」
 姉の説諭をさえぎるようにして、元よりあきらめる気などない淫弟は言う。
 「お姉ちゃん、お願い……」
 昭司が目を瞑って甘えるように背中と後頭部を後ろにもたせかけた。
 「……あんた、そう言えばなんでも許してもらえると思っているでしょ
う?」
 姉が白い目で見れば、昭司はあつかましくもコクンと頷いて見せる。
 「まったく……」
 優姉はどうしようもないスケベ弟の耳を甘く噛んだ。
 「──そのとおりよ、この馬鹿」
 華菜はむちむちした淫乳を弟の背中に押し付けて抱きしめると、ボディー
ソープに手を伸ばした。
911魔性の姉 第三章:2007/08/04(土) 22:29:21 ID:dNy6ZXJB

 ボディーソープを塗ってぬらぬらとした爆乳肉が昭司の背中で潰れ、弾み、
こすりたてられる。
 あまりの快楽に背筋がぞくぞくする。
 「気持ちいいの?」
 柔らかな胸を弟の背中にぎゅっと押し付けてこすりながら華菜が聞くと、
 「うん。すごく気持ちよくて幸せ……」
 と昭司はとろけそうな至福の表情を見せるのだった。
 昭司の背中にあてられているものはすべすべして、吸い付いて、弾んで、あ
りとあらゆる快感のさわり心地を伝えてきながら、包み込むように優しく洗っ
てくれる。昭司の記憶の奥底にある、母親に頭を洗ってもらった思い出に少し
似た心地がした。
 張り詰めた風船のように弾性にあふれた華菜の巨乳は、押し付けられて形を
歪めると、圧の逃げ場を探すように変形する。ともすれば滑って逃げていきそ
うな乳房がぷにょ、と形を変えた瞬間の弾力が、昭司に極上の愉悦を与えてく
れる。
 そして、乳房が潰れて滑り、ぷるん、と脇へ逃げていって震えた瞬間に昭司
は、
 「うっひょお」
 と顔をだらしなく緩めて、つい口に出した。
 その情けなさ、憎めなさに思わず華菜は吹き出す。
 「馬鹿。なんて声出すのよ」
 「ああ、つい……」
 弟が常に見せないほどに弛緩した幸せそうな顔をしているのを見れば、華菜
はどうしても我慢ができなくなってしまう。
 「そんなにいいなら、もっとしてあげようか……」
 華菜は前方へ突き出した豊乳をまた弟の背中にぐいっと押し付け、ぷるんと
横へ滑らすように圧した。その度に昭司の口から喘ぎに近いため息が洩れる。
 淫姉は、もっと弟を悦ばせてあげたいと思った。
 張り詰めた爆乳を押し付けたまま、円を描くように滑らせていく。
 弟の背中が快感に耐えられないように弓なりになり、首がのけぞって再びう
めきが洩れ、寒気が走ったように短く痙攣する。
 華菜はそれに気をよくして、助平な弟をもう少し苛めてやろうと、胸を左右、
上下とこすりつけていく。すると、桃源郷にいる弟はいよいよめろめろになっ
て腰が砕けていくのだった。
 ふと昭司は鏡を見た。
 少し曇った鏡には、腰をいやらしくくねらせながら、弟の背中に淫らに発達
した爆乳をこすりつける姉の全身が映っていた。
 たっぷりとした尻が揺れ、それにつれて腰や背中がうねうねと妖しく蠢く姿
は、特別に扇情的なダンスのようにも見えた。
 熱心に巨乳をこすりつけていく内、華菜の胸の尖端にある小さな蕾もぐりぐ
りと刺激され、彼女自身にも快感を伝えはじめていた。乳首はコリコリと硬く
なり、華菜は弟に気付かれないようにそっと硬直した尖端をこすりつけてその
感触に目を細めた。
 昭司はゆっくりと身体全体で振り返り、姉に抱きついてきた。華菜は正面か
ら弟の身体を柔らかな女体で洗いはじめる。
 昭司は、姉の柔らかい双乳に顔を沈めていき、その感触を顔で味わった。
 「石鹸がつくよ、昭司」
 「いいんだ。お姉ちゃん、おっぱいで顔を洗ってよ」
 「おっぱいで顔を……?」
 「うん。こう、おっぱいを横に振って……」
912魔性の姉 第三章:2007/08/04(土) 22:30:13 ID:dNy6ZXJB

 華菜は双爆乳の間に弟の顔を挟み、両手で胸を押さえて左右に身体を振った。
ふた成りの巨大水蜜桃はゆさゆさと揺れ、昭司の顔を打ちこする。
 「ああ、たまらないよ、お姉ちゃん」
 昭司が言うと、
 「……あんた、誰にこんな風俗女みたいなことさせてるのかわかってるんで
しょうね……?」
 さすがに、昼の誇り高い華菜の顔が覗く。
 だがそれも、
 「エロいことの大好きな、俺だけの生徒会長様だろう?」
 と言って昭司が胸に甘えると、ため息をついて甘くにらみ、「覚えてなさい
よ」と結局は砲弾乳で弟の顔をこすってやるのだった。
 つまる所、口ではどれだけ強いことを言ってもやはり華菜は弟の言葉に逆ら
うことなどできないのだった。
 それに、どうしたことだろうか。
 いつも入っている浴室で、弟とふたりで淫らな行為に耽っているというこの
事実が妙に華菜を興奮させ、次第に硬直しはじめた乳首はじわりじわりと華菜
の全身へと快感のしびれをまわらせはじめる。華菜の口から熱い息が洩れ始め、
股間の女の谷間がジンと熱くなり、淫らな蜜液が染み出してきた。
 昭司は身体全体で姉の圧倒的な淫ら乳を味わい、溺れているような快感にた
ゆたって恍惚としている。
 だが、弟に下世話な奉仕をしているつもりだった華菜は、いつの間にか身体
が熱く反応し、それだけでは物足りなさを覚え始めていた。ソフトな肌の接触
と摩擦は華菜の女体の奥底にある淫性を呼び覚ますのに十分だった。肌がぴく
ぴくと震えはじめ、時折ふと芯へ響く快感がまつげを切なく揺らす。気がつけ
ば華菜の股間のクレバスは溢れ出す粘蜜でぐっしょりと濡れ、まるで襞肉がと
ろけだしたかのようだ。
 巨乳の蕾は硬くしこった快楽スイッチと化し、弟の胸とこすれるたびに電流
のような快感を発生させ、その快楽電流は華菜の背筋を走り、痙攣とともにそ
の身体を不随意に一瞬弓なりに反らせる。
 今や華菜の爆乳は堕淫のウォーミングアップを終え、赤く脈打ち、肌の表面
はぴくぴくと不規則な痙攣をしながら次なる刺激を待っている。そっと触れる
だけでいつもの何倍もの純粋な快感が走り、息を吹きかけられるだけで身体が
引き攣る。
 身体がおかしい。
 華菜の女体が理性を裏切り、暴走しているような心地がする。
 もっと、もっと弟との接触が欲しくなる。
 華菜は弟の凶暴な剛直をぐっと握った。
 すると、その手のひらの感触に身体が震えた。
 ああ、なんと素敵な感触だろう。熱く、たくましく、そして一途な感じがす
る。これの感触をもっと味わいたい。手ではなく、もっともっと色々な所で味
わいたいのだ。
 「昭司」
 と燃えるような目で淫姉は弟に顔を近づけた。
 「あんたのオチンチンを出しなさい。姉ちゃんのオッパイで、あんたのオチ
ンチンを挟んで、しごいてあげるから」
 目と目が合って見つめ合う。
 「ううん。あんたのオチンチンを、私のオッパイでしごかせて。お願い。
 ──あんたのオチンチンが欲しいの」
 姉の瞳は微かな狂気に似た魔性の光を帯び始めていた。
913魔性の姉 第三章:2007/08/04(土) 22:31:56 ID:dNy6ZXJB

 姉は強引に弟を湯の張った浴槽へ沈めると、水面から飛び出した不恰好な欲
望をパクリと咥えた。
 「あうっ」
 と弟がうめき声を立てるが、そんなことに構いはしない。喉の奥深くまで一
気に呑みこんでいくと、ぞぞっ、と音を立てて先端までしゃぶりあげた。
 不意打ち的な快感刺激に昭司は顔を歪めた。力が入り、玉袋の中でふたつの
精玉がぐぐっ、と持ち上がる。
 「ああ、美味しいわ」
 と美貌の姉は舌で上唇を舐めると、亀頭の先端に唇をつけ、先走りの苦汁を
ずずっ、とすすりあげた。
 「どうして、こんなにオチンチンが美味しいのかしら。私、おかしくなって
しまったみたい」
 熱に浮かされたような表情で、姉は爆乳を掴み上げ、ぎゅうっ、と弟のペニ
スを挟んで絞りあげた。
 「ああっ、姉さんっ」
 昭司が無意識に腰を揺すると、姉はペロリと裏筋を舐めた。
 「きっと昭司、おまえのせいよ。私がおかしくなったのはおまえのせい…
…」
 まるで言い訳のように自分に言い聞かせると、華菜は激しく乳房を上下に揺
すり始めた。しゅっ、しゅっ、と男根が摩擦され、昭司は首を振って強すぎる
快感に悶える。
 大迫力の双爆乳に挟み込まれ、昭司の欲棒は見えないほどに埋まってしまう。
それが乳房の上下に伴って亀頭だけが上に見え隠れし、華菜の美貌近くに槍の
ように飛び出して睨みつけているのがひどく卑猥だった。
 姉は息を荒くしながら淫乳を上下させるのに夢中になっている。胸から伝わ
ってくる快感が彼女を憑かれたようにその作業に没頭させ、さらに乳房で弟の
ペニスを犯していることの背徳の甘さが頭の芯をじんと痺れさせる。
 華菜は初めてのパイズリにすぐさま習熟していった。初めは拙かった動きが
みるみるうちに滑らかになり、弟を追い詰めのけぞらせる。
 一瞬動きを止めると、右の乳房と左の乳房をそれぞれ互い違いに上下させ始
めた。そのスピードが見る間に速まっていく。
 「ぬああああっ」
 ついに弟は悲鳴を上げたが、それすらも姉をサディスティックにぞくぞくと
させただけだ。
 姉の双肉丘は、やわやわと自在に形を変えながら圧し、こすりたて、突いて
くる。時にはゆるやかに、時には高速にペニスを攻め立てて決して逃がしはし
ない。豊満で聖母のような聖乳は、今や魔乳となって弟を堕天の快楽地獄に突
き落とし、甘美な背徳の責め苦に責め苛むのだった。
 「あ、ああああ、た、たまらないよ、姉さんっ」
 昭司は泣きそうな顔になって姉の顔を見た。
 姉の瞳は、今やはっきりとある種の狂気に犯された色になっていた。
 「いいわ。昭司、姉ちゃんにおまえの精液を飲ませなさいよ」
 そう言うや、弟の青筋立ったものを包むロケット乳の上下動を速める。
 「っっっっ」
 高速で滑る左右の乳と乳。強い浮遊感が昭司を支配し、皺だらけの精子袋で
我慢を続けていた青臭い白濁液が奔流となって肉幹を急上昇した。
 「で、でるっっっっ」
 昭司は顔をのけぞらせ、喉元をぐいっと突き出した。
 淫姉は驚異的な反射神経を発揮して剛直を掴み、その鈴口に唇をかぶせた。
914魔性の姉 第三章:2007/08/04(土) 22:33:07 ID:dNy6ZXJB

     ぶゅっ、ぶしゅっ、ぶしゅうううううううううううっ

 のけぞったまま硬直した弟の股間から溜まりに溜まった子種液が姉の口中に
爆ぜて飛散していく。
 華菜はその下品な粘液を喉の奥で受け止めては、いつ果てるともわからない
大量のそれをごくごくと音を立てて嚥下していく。
 そして、爆発が一段落すると、口をすぼめて、肉のストローからちゅううう
っ、とわずかな残滓をも惜しむかのように吸い尽くすのだった。
 すべてを放ち終えてぴくぴくと痙攣している弟の前で姉は唇を拭う。
 「あんたの精子、どろどろしていて、臭くて──とっても美味しいわ」
 手のひらに付着した精子の匂いをくんくんと嗅いで、恍惚とした表情になる。
 「ああ、昭司。姉ちゃん、本当におかしいわ。こんなにいやらしい女じゃな
かったはずなのに。あんたの臭い精子が美味しくて仕方がないの。それに、あ
あ──」
 と弛緩した弟の腰を掴んで力の抜けて小さくなったペニスをぺろぺろと舐め
る。
 「もっと、もっとあんたのオチンチンが欲しいの。口にも、ここにも」
 姉が股間のクレバスを少しだけ開くと、そこから蜜液が糸を引いて一滴また
一滴としたたり落ちていく。
 「お姉ちゃん……」
 「違うの」
 と、華菜は弟に二の句を継がせずに首を横に振った。昭司は、姉の目の端に
小さな涙が光っているのを見た。
 「私はこんなにいやらしい女じゃないの。おまえの前だけなの。
 ……だからきっと、おまえのせいよ。おまえのことが好きだから、こんなに
エッチになってしまったの。おまえにだったら、どんなことだってしたくなっ
てしまうの。
 ……ほら、こんなことだって……」
 苦悩の聖姉は大胆に弟の腰を抱き起こして後ろを向かせると、彼の尻肉の左
右に手を当て、大きく割り開いた。
 弟の尻肉の間にはわずかに毛が茂っており、下には玉袋が垂れ下がっている。
そこから蟻の門渡りをさらに上へのぼったところに、皺に囲まれてぴくぴくと
肛門が収縮していた。
 「お、お姉ちゃん。何をするんだよっ」
 昭司が慌てて言う。
 「お姉ちゃん、おまえにこんなことがしたいの──」
 華菜は舌を伸ばすとその先を尖らせ、弟の糞門へと近づけていった。
 「ああっ」
 弟が息を洩らした瞬間、魔姉の舌がずぶずぶと肛門に沈んだ。
915魔性の姉 第三章:2007/08/04(土) 22:33:59 ID:dNy6ZXJB

     ちゅぷっ、ちゅぷっ、ちゅぱっ……

 美貌の生徒会長が実の弟の糞門を舐めしゃぶる、世にも卑猥な音が浴室に響
いていく。
 昭司は壁に手をつき、浴槽の中に立って姉に向かって尻を突き出している格
好だった。その尻の正面で華菜は膝立ちになり、両手で尻肉を割り開き、端正
な顔をその間に埋めてその深奥を味わっていた。
 「お、お姉ちゃん……っ」
 昭司は今までに経験したことのない質の快楽刺激に身をよじる。肛門周囲の
粘膜が丹念に舐めしゃぶられ、皺を伸ばされ、肛門を解きほぐすように愛撫さ
れる。そして少し口を離すと、まるで恋人と交わすような甘いキスを弟の肛門
に捧げるのだった。
 その間にも華菜の右手は弟のペニスを握ってこすりたて、一度放って力の抜
けたそれに芯棒を通そうとする。
 「き、汚いよっ、お姉ちゃんっ」
 昭司は糞門を愛しげにぺろぺろと舐める姉を諌めようとする。
 「馬鹿ね」
 と姉は言った。
 「おまえの汚い所だから舐めてあげたいの。綺麗な所なんて、誰でも舐めて
くれるでしょう。
 私はおまえのお姉ちゃんだから、誰も近づかないようなおまえの一番汚い所
を舐めてあげたいのよ……」
 そう言って舌先を再び尖らせて肛門肉をつつくと、
 「だから、もっと奥まで。おまえが誰にも見せない肛門の奥の奥まで本気で
舐めてあげたいの」

     ずぶずぶずぶっ

 ざらっとした舌先が肛門を割り広げ、直腸の奥にまで伸びてくる。あまりに
特異な性質の快楽に昭司の目が大きく見開いた。
 姉は舌を伸ばしては戻し、ピストン運動を始めた。それはペニスで弟を犯し
ているかのようでもある。
 「ああ、おまえのお尻の穴、ちょっとくさいわ。
 でも、それも好き──」
 口の周りを唾液でべったりと濡らしながら、弟の肛門を犯す姉。そこにいる
のは、聖母のような美姉ではなく、魔性を宿し猥褻な興奮にらんらんと目を輝
かせた淫姉に違いなかった。
 だがそれは、華菜自身の中では同じことの裏と表に過ぎなかった。もっとも
淫らなことはきっと、もっとも愛していることなのだと華菜には思えた。
 一方の昭司は不浄の最奥まで姉に舐め尽くされながら、天国のような地獄の
ような灼熱の快楽の中に身を燃やしていた。姉が左右から大きく尻肉を割り開
き、舌を肛門に刺し貫いてくると、息を呑むほどの刺激だった。
 姉は舌を肛門に締め付けさせたまま、しばらくそのままでいた。華菜の温か
い息が昭司の敏感な皺肉周囲をくすぐる。
 そして、舌にぐっと力が入ったかと思うと、それが腸内をかき回すように動
いた。
916魔性の姉 第三章:2007/08/04(土) 22:34:55 ID:dNy6ZXJB

     ぐりぐりぐりっっっ

 「っっっっっっっっ」
 まるでドリルでアナルを掘削されているような刺激。そしてひとしきりそれ
が続くと、やがてそのまま舌で上部をざらざらとこすりたてられる。
 狂おしいほどの姉の魔愛が尻穴から弟を貫き、竜巻を起こして雷撃となり脳
髄へと吹き上げるかのよう。尻穴に不潔な感情を一片でも抱いていたなら、到
底できないであろう濃密なアナル責めだった。それはきっと普通とは言えない
淫らな行為に違いなかったが、同時にきっと普通よりもずっと激しく、暴走す
るほどに常軌を逸した深い種類の愛なのだと昭司は思った。


 一体、どれだけの時間が経ったのだろう。
 それが最も熱い愛情の表現だと信じて疑わないかのように、華菜は熱心に弟
の尻穴を舐め続けている。その様子は親鳥が生まれてきた雛を舐めるように慈
愛に溢れていて、時には女陰を犯すように激しく淫らな責めだった。
 口の中に溜めた唾液を肛門内に送り込んでは、それを舐め啜る。硬くした舌
先でほじるように肛門を掘る。音を立ててキスをする。舌を広げてぺろぺろと
舐める。およそ思いつく限りの愛し方のすべてを施し、やっと姉は口を弟の不
浄の地から離した。
 「ああ、昭司。もうお姉ちゃんダメみたい」
 そして股をもじもじとさせ、淫蕩な炎の灯った瞳で弟に告げる。
 「おまえのオチンチンが欲しくて気が狂ってしまいそう」
 長く続いたアナル責めに足をがくがくさせた昭司が振り返ると、今度は姉が
弟にお尻を向けていた。
 「さあ、お姉ちゃんを後ろから犯して、昭司」
 その指はどろどろにとろけた女の襞を広げ、その奥では膣肉が誘うようにひ
くひくと収縮を断続的に繰り返しているのだった。
917魔性の姉 第三章:2007/08/04(土) 22:35:30 ID:dNy6ZXJB

 すでにパンパンに充血していきり立った剛棒を、迷わずに昭司は姉の膣肉に
突き刺した。
 「あぅぅうっ」
 串刺しにされた姉が反射的にのけぞり、グレープフルーツのような双乳がブ
ルンブルンと揺れる。悦びに打ち震えるように華菜の襞肉は弟の欲棒を締め上
げた。
 「姉さんのマンコ、最高に気持ちいいよ」
 弟が呻くように言うと、
 「ああ、本当? うれしいわ。もっと、もっと締めてあげる」
 と淫姉はざらついた淫肉でぞりぞりと弟の亀頭粘膜を擦りあげるのだった。
 昭司は華菜の腰を両手で掴み、自らの腰を姉の柔らかな尻肉に打ちつけてい
く。淫槍が姉の深部を抉るたびに息を洩らして姉はのけぞる。華菜が頭を上げ
るとその長く艶やかな髪がほつれて流れて狂乱の態を示し、ゆさゆさ上下にバ
ウンドするふたつの爆乳を伴ってぞくっとするほどの色香を漂わせるのだった。
 姉の秘肉は突けば突くほどに柔らかく溶け出し、むっちりと発達した太腿は
蜜でべたべたになっている。潤滑油が流れ出すほどに姉のぎゅうぎゅうと締め
付ける力は純粋な快楽刺激を昭司に送り、いよいよ脳髄が灼けるような感覚の
中で弟は憑かれたように暴力的に姉を背後から犯し抜くのだった。


 愛する弟に背後から犯し尽くされ、抵抗する術もなく息も絶え絶えになるま
で喘ぐことは、なんと気持ちの良いことだろう。
 ともすればどこかに飛んでいきそうなほど真っ白な意識の中で、華菜は悦び
に震えている。
 すでに華菜の身体は息を吹きかけられてもイッてしまいそうなほどに温めら
れ、快楽への準備がなされていた。そこへ弟の剛直が狂ったような猛攻を続け
てくるのだから、ひとたまりもない。
 一突きごとに意識は霧散し、集約し、快楽はいよいよ鋭敏になり、意識は霧
の向こうへと飛んでいく。そして残るのは、弟の情熱を求める気持ち。
 足はがくがくと震え、もはや立っていることさえままならない。自分は絶叫
しているようにも思えるし、ただ喘いでいるだけのような気もする。ただただ
弟のペニスだけが圧倒的にリアル。

 湯船の中で力任せに昭司が腰を使うものだから、バシャバシャとひっきりな
しに湯が撥ね、ふたりを洗い、窓や壁に飛沫が飛んで滴り落ちていく。
 昭司が肉槍で姉の淫肉を貫くたびに揺れる姉の淫乳。それは勢いにのって伸
び、反動で形を変えて引き返し、ぼよんぼよんと水風船のように弾んで胸元に
戻っていく。背後からぎゅっと左右のロケット乳を握り締めると、姉が顔を歪
めた。しかし、決してその手を払いのけようとはしない。
 昭司は姉を思う様に扱えた。どこでも触り、蹂躙できた。ひと突き加えれば
姉は簡単に屈服し、屈服しながらもさらにペニスをねだるように尻を振るのだ
った。
 ああ、背後から姉の尻にのしかかる様はまるで、じゃじゃ馬を乗りこなす名
騎手のようではないか。しかもこの誇り高く美しい一級のじゃじゃ馬は、ペニ
スの一撃でどんなことも聞き、そして蒼く若い騎手に身も心も捧げ尽くし征服
されることで切ない快感を覚えているのだった。
 そしてそれは、この未熟な若い弟にのみ捧げられる絶対的な忠誠であること
に、なによりも大きな意味があるのだった。
918魔性の姉 第三章:2007/08/04(土) 22:40:03 ID:dNy6ZXJB
すみません。500KBが限界でしたでしょうか。
一度切ります。
919名無しさん@ピンキー:2007/08/04(土) 23:52:05 ID:dNy6ZXJB
次スレ

お姉さん大好き PART5
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1186239004/
920名無しさん@ピンキー:2007/08/05(日) 02:11:30 ID:ahAk7K8x
お疲れさまです。
後半へー続くっ。
921名無しさん@ピンキー:2007/08/05(日) 22:05:05 ID:Z1WRkD+E
埋め
922名無しさん@ピンキー:2007/08/09(木) 01:06:40 ID:HAjFDzzv
オイラも頑張らなきゃ・・・
923名無しさん@ピンキー:2007/08/12(日) 00:36:28 ID:dschHdEJ
埋め
924名無しさん@ピンキー:2007/08/12(日) 01:25:06 ID:LdwZ8Vht
どうも、>>889の者です。
埋めるため、小ネタ、と言うかボツネタを投下してみます。
ボツって言っても、時間系列的におかしくなるからなだけで元々は投下するつもりでした。
(告白前にもう二、三回投下するべきだった。告白急ぎ過ぎたな……)
容量は……大丈夫なはず……
925名無しさん@ピンキー:2007/08/12(日) 01:26:24 ID:LdwZ8Vht
「姉ちゃん」
 居間でのんびりしていると、弟がやってきた。
「なに?」
「料理…てか、家事全般をちょっと教えてくれないかな?」
「……なんで?」
 家では私が担当している分野。なんでそれを学びたいと?
「いやさ、俺もそう遠くない内に高校卒業じゃん?」
「…うん」
 何か嫌な予感がしてきた。
「それでさ、ここから最寄りの大学は受けるけど、絶対合格するって訳じゃ無いし、正直俺は自信とかも無いし」
─自信が無い─
 彼がよく言う台詞。
 どんなこともそつなくこなすのに自分に自信は持たない。
 それは完璧と思える姉を見てきたからこその反応。
 どれだけ上手くやろうが、身近にはもっと上手くこなす人がいる。
 その心情には、姉どころか弟も気付いてはいない。
「だからさ、場合によっちゃ、ちと遠くの大学も受けるし、自立の準備も
「駄目」
「……はい?」
 気付いた時には声が出ていた。彼が一人で行ってしまうことを私は恐れた。
 彼が不思議そうな目で見てくる。私なら教えてくれると思ったのか。
 確かに、考えてみれば、彼の要求を拒んだのはこれまで、片手の指で数えられる程しかない。
 しかもその中でも、こんなに即答したことは無い。
926名無しさん@ピンキー:2007/08/12(日) 01:28:20 ID:LdwZ8Vht
「…なぜ駄目?」
「…ぁ……ぅ…」
 考えるより先に口が動いたのだ。
 まさか面と向かって『君がいなくなるのが嫌だ』と言える訳がない。
 それが言えていれば、苦労も何も無いのだから。
「…そ、そんな自信が無いとか言っちゃ駄目。いつも頑張ってるじゃない」
 なんとか考えながら言葉を繋いでいく。
「まぁ…確かにそのつもりだけども……」
「努力は報われるものなの。絶対あの大学に合格出来るって」
─万一で遠くの大学受験するなら同じとこ行って世話してあげるし─
「…でも、なんにせよ自立は出来ないと」
「…なんで?」
「なんでって…いつまでも親と姉ちゃんの世話なる訳にゃ…」
 彼は優しい。だからこそ言っているのだろうが、私には今の生活こそが理想なのだ。
「別に良いんだよ?気にしなくても、料理とか好きだし」
「でも…あー…俺の世話してる内に結婚適齢期とか逃したら笑い話にもならないし…」
「ふふっ、何年後まで考えてるの?それに、そうなったらなったで、君に養ってもらうからいいもん」
 舌の回りが良くなってきた。
「養うって……そこは、好きな人にでも告白して頼んでください」
「だから君に頼んで……る………」
 しまった……舌が回りすぎた…
 これじゃあ「あなたが好き」と言ったようなものじゃないか……
 顔が赤くなるのが自分でも分かる。
「姉ちゃん」
「な、なに?」
「もうちょい冗談のセンスは上げた方良いと思うよ。俺は」
「………はぅ?」
「だからね?姉ちゃんは………………
 どうやら冗談の類と捉えたらしい。ユーモアがどうとか言っている。
 そんな弟を見ていると、赤面したのが馬鹿みたく、更に恥ずかしく思えてきた。
 ちょっとだけ怒りたくもあったが、顔を見るとそんな気も失せる。
 失せた怒りの代わりに、思う。
 こんな鈍いところも、私は彼が好き。弟の全てが、私は好き。と─
927名無しさん@ピンキー:2007/08/12(日) 01:34:22 ID:LdwZ8Vht
 投下終了です。
 最初の方に書いたネタだから今とちょっとズレがあるかも……無いと思いたい…
 ちょっとだけ弟も美化してました。そこらへんは……まぁ…姉の身内びいきとでも思ってください。
 そつなくこなすとか、そういう描写をしてなかったことを今更後悔………
928名無しさん@ピンキー:2007/08/13(月) 17:21:48 ID:rpT4n1Xo
スレチかもしれんがロリ姉とショタ弟で作れないものか
929名無しさん@ピンキー:2007/08/14(火) 07:35:50 ID:8y3YeDU9
もう次のスレに行った方がいいの?
930名無しさん@ピンキー:2007/08/14(火) 09:51:19 ID:03rt94Pv
あと5kbしかないから、ある程度の長さがあるもんなら
次スレでやったほうが安全かと
931名無しさん@ピンキー:2007/08/14(火) 15:37:06 ID:8y3YeDU9
>>930
了解
932名無しさん@ピンキー:2007/08/17(金) 14:25:12 ID:wk1KUx8j
魔性の姉がGJ過ぎるな><
こんなお姉さまがいたら自分の人生かわってただろうな
933名無しさん@ピンキー:2007/08/24(金) 12:08:22 ID:Uifjz+s8
埋め
934名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 14:55:10 ID:ehbJfZof
>>924
こっちにキテター!!!
超GJ!!!
今までの弟の描写から何でもできる弟という印象を勝手に持ってたんで
全くの無問題!
続き期待してます!
935名無しさん@ピンキー
あぶないあぶない
>>924を見逃すところだった
相変わらずの良作です