「文緒」
背中からお尻を持ち上げ、祐介は座った自分の上に濡れた秘所を持ってきた。その下は天を向く分身。背面座位。
「祐介君……ちょうだい」
そのまま下に降ろすと、ぐにゅっと秘肉が抵抗なく受け入れ、分身が埋没していく。
「あっ……ああっ……うぅ……」
文緒の手が下にある祐介の脚を掴む。
「ああっ……あはぁ……はぁ……」
白い喉を仰け反らせ喘ぐ文緒を祐介は背中から抱きしめた。そして性器はしっかりと結ばれる。
祐介の男性器は根元まで文緒の女性器に埋まり、熱い秘肉が優しく包んでいた。
文緒のナカはいつも優しく暖かい。
背中から抱きつき、髪の甘い香りと背中のすべすべ、そしてナカの暖かさを同時に祐介は感じ取った。
もうそれだけで快楽が全身を支配し、動けなくなってしまう。
「ああぁ……祐介、くんぅ……」
背中から彼に包まれ、ナカにしっかりと彼を感じる文緒も同様に快楽に身を浸していた。
「はあぁ……はぁ……はあっぅ……」
口から熱い嬌声が漏れ、お風呂場の壁に反響していく……。
「んぅ……文緒」
「ああっ……祐介君……あんぅ……好き……」
「俺も……好き」
「好き」
きゅっ、と膣が急激に締め付け、祐介の頭に閃光が走った。
「くっ。もう」
「いっしょに!」
ドクン
「あう! あうっ! アーッ!」
膣内に熱い射精の勢いを感じ、そして祐介の腕の中で白い裸身が二度三度と震え、ピンと全身を緊張させる。
「アアーッ!」
ドク…ドク……
しっかりと注ぎ、祐介は熱い息を吐いて、モノを引き抜いた。
文緒の体がガクッと前に倒れ、白いお尻を上げて打ち震える。
その丸いお尻にちゅっとキスした。何度も。
「はぁ……」
絶頂の余韻に浸りながら、お尻に浴びせられる熱いキスに、またガクガクと震えてしまう。
指を口に加えて、赤い顔で文緒はお尻を振り続けた。
それから二人はお互いに体を洗い、湯船に浸かって暖め直し、お風呂を出た。
バスタオルで体を拭くと、裸のまま、ベッドへと寝転ぶ。
今日は朝までと決めたから。
「あっ。待って」
立ち上がって、窓に寄った文緒は開けっ放しのカーテンをさっと閉めた。
マンションの十階。外から見られる可能性は低いだろうが、やっぱり恥ずかしい。
それから、二人はベッドの上で抱き合い、舌を絡めてキスする。そして―
朝。チュンチュンと鳴く雀の声で目が覚める。
目を開けた文緒は目の前で寝ている男に驚いた。
(あっそうか)
昨日の事を思い出し、文緒は頬に熱を感じる。
何度も交わり、そして抱き合って寝た。
彼を起こさないように起き上がり、脱衣場に向かう。置いたままの服を取りに。。
体がベトベトする。内股がヒリヒリする。体がだるい。
その全てが文緒には心地良かった。爽やかな疲労感。
大好きな彼と疲れ果てるまで愛し合ったのだ。こんな幸せな事は無い。
このままシャワーでも浴びようと思ったが、とりあえず服を着た。まずは彼を起こそう。
鏡を見て乱れた髪を直し、眼鏡を掛け、鏡に向かってよしとガッツポーズ。
今日から新しい生活が始まるんだ。彼との生活が。
「うふふ」と笑いながら、文緒は寝室に戻る。彼はまだ寝ている。
カーテンの隙間から日が差し込んでいる。朝日だ。
窓に寄ると文緒はカーテンをさっと開けた。新しい一日、新しい生活の始まりの朝。
カーテンを開けると、
「なおくーん。おはよー」
窓の外に保奈美が張り付いていた。
(つづく)
>>730訂正
×勃起した亜kれの分身が当たっているのだ。
○勃起した彼の分身が当たっているのだ。
新スレ立ったので今後の予定。
・三人で仲良くすればいいのにね。
・このまま祐介と文緒のラブラブ生活。
・保奈美が寝取り返す。
の、どれか。
>>外伝氏
ここはこのまま祐介と文緒のラブラブ生活でしょう。
>>733 シュレーディンガーの猫。
祐介・直樹の外出中に保奈美がマンションに侵入。中からカギをかけ死闘開始。
無事に出てくるのが、文緒か保奈美かを観測した瞬間に祐介であるか直樹であるかが決まる。
所々に散りばめられたギャグにワラタ
一応言っておくと小生は保奈美命。
・保奈美が寝取り返す。
あえて
・三人で仲良くすればいいのにね。
この流れでどうやって仲良くするか見当もつかないが。
最後の2行怖っ!
ひぐらしまできたなw
GJ!!
保奈美ガクブル
>>733 保奈美に芙蓉楓が宿ってる (((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
小生も
>>733同様、保奈美命。
・保奈美が寝取り返す。
にもう1票っ
741 :
740:2006/12/12(火) 09:36:15 ID:mU6Zrl8v
おっと、ミスった。
訂正→「小生も
>>735同様、保奈美命。」
>>733 保奈美シナリオに一票。
どうせなら文緒の子供を殺すぐらいのことはして欲しい。
>>733 >どうせなら文緒の子供を殺すぐらいのことはして欲しい
それは猟奇スレでやってください
>>743 猟奇はちゃんとテンプレに入ってますが何か?
できたらスクールデイズ的な展開に・・・
保奈美黒化に期待
保奈美寝取りに一票
ご意見ありがとうございます〜。
エロパロ故に省略しましたが、
保奈美VS恭子先生、保奈美VS結先生は結構ギリギリのイイ勝負なんです。
保奈美の一方的な楽勝というわけではありません。
最後どうなるんでしょうね。
保奈美にぜひ包丁を持たせて下さい!!
恭子も結も文緒も刺身になること間違いなし。
カレンにだって負けないでしょう。
なんせ、完璧超人ですから〜
749 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/14(木) 00:18:05 ID:Zskmi5Eq
テンプレの保管庫、消えてる?
ここの
>>1にある保管庫は消えてる。
次スレの
>>1に新しい保管庫がある。
とりあえず黒化した保奈美に包丁、対する文緒にノコギリ持たそう
…そんなに人の血が見たいのか、アンタ達はぁぁぁぁっ!!
女子限定だけどな。
外伝氏も新スレに移動したみたいだし、埋め立て代わりに短編投下。
殆ど意味はないのでスルーを推奨w
22世紀間近の文明世界は崩壊などいうレベルを超え、今は『消滅』への
カウントダウンを指を咥えたまま数えている有様である。突如として出現し
た新種のウイルス『マルバス』は既存の全ての医療技術や化学療法を駆逐
しながら全ての大陸を制覇し、情報ネットワークが崩壊した状態で確認さ
れた感染者数は全人口の三割以上、死者に至っては十億人を下らないだろ
うと推測された。
「う……ぐ……ぐ……!!」
「ほら祐介、あそこだよ! あそこに明かりが……」
そして最後に残った砦が日本を始めとする東南アジア諸島とオーストラ
リア、両極圏といった限られた地域。かつては栄華の中心とされた大陸諸
国の殆どはマルバスの侵攻を食い止める最後の手段である焦土作戦により
消滅し、残された僅かな健常者達は辛うじて行政能力を維持できている各
国の軍事施設内に設置された無菌シェルターに隔離され風と太陽と希望を
奪われ一寸先さえ見えない暗黒の日々を生きていた。
(タタン、タタタタン!)
そして、その聖域の外には文字通りの『地獄絵図』が広がっていた。
(ぐちゃっ!)
数分前までは人間であった筈の真っ赤な肉の固まりを踏みにじりなが
ら、監視のための他脚戦車がフェンスの外を移動し、動くモノを片っ端か
ら機銃で四散させる。検疫をパスできなかった者、検疫を受けずに侵入
しようとする者は全て射撃許可が……いや、蟻一匹通すなと言う命令に
従わなければ次に銃殺されるのは操縦者自身。彼らは人類を守るために
、他ならぬ人類を殺戮するのである。
「た、助け………」
タン、と爆竹が爆ぜるような音と共に背後から対物弾頭の精密射撃を
受け、壮年らしき男性の唇から上が綺麗に吹き飛ばされる。貫通時の高
熱で脳内の水分は残らず蒸発し、頭蓋骨だった真っ赤な破片を全て飛び
散らせてから数秒後に大量の血液が真っ赤な噴水となって華麗な放物線
を描きつつ辺りの大地を深紅に染めてゆく。そして、彼が最期まで胸に
抱き守っていた小さな体にも情け容赦なく降り注ぐ。
「あ、あ………あ……!」
粘り気のある動脈血を全身に浴び、髪を服を顔を奈落の朱に染め上げ
た幼い少女は瞳を限界にまで見開き声にならない呻きを発しながら目の
前の殺戮兵器を、眼前で親を殺した巨大な鉄の固まりを恐怖の眼差しで
凝視している。この小さな命が病原体の乗り物なのか、あるいは彼女を
運んでいた人物がマルバスの宿主だったのかは定かではないが、人間の
体液を浴びてしまった以上は全てが手遅れである。高性能レンズと画像
解析装置越しに少女と目を合わせた兵士は、もう失われてしまった故郷
の信仰の象徴に心の中で祈りを捧げながら操縦桿の先端部の小型スティ
ックで照準を合わせ……引き金を……
(カン、カン………カン……)
『走れ! 早く! 走れ!』
(5.56ミリ弾、 距離約50メートル、右上方からの攻撃)
口笛で呼ばれた犬のように素早い動きでサブの複合センサーが自動的
に回頭し、コンマ数秒で狙撃者のポイントを逆算し音声解析と共にHU
Dに表示する。
「聞こえないのか! 走れ! はし………がっ!?」
先ず左足が機銃弾で引きちぎられ、次に脇腹を抉り、最後に手に持っ
た突撃銃ごと右腕を奪い去る。直撃を受けた反動で跳ね上がった体を次
の掃射が真っ二つに引き裂き痛感を知覚する暇も与えず頭部を完全破壊
し、狙撃者の体は数秒で粉砕された。
祐介と美琴が踏みしめる大地の感触にも、朝霜を砕くような嫌な音が
混ざり始めていた。人間の体重の半分弱の重さで意図も簡単に砕け散り
風に舞って消えてしまうそれは、焼き尽くされた大量の人骨。助けを求
め救いを探す長い長い旅路の果てで、その存在を拒絶され天に祈る暇す
ら認められずに『処理』され火炎放射器で『消毒』された何千何万の難
民のなれの果てである。
「大丈夫、だからね? もう少しだからね?」
「でも俺は……姉貴だけでも……」
「駄目だよ! 二人っきりの家族なんだから、お父さんとお母さんの
分まで……きゃっ!?」
美琴の小さな声から遅れる事数秒後、無慈悲な風音に混じって小さな
銃声が祐介の耳に届く。
「ゆ……すけ………」
力尽き崩れ落ちる美琴の背中に刺さった矢尻。
「姉貴っ!?」
そして姉の細い体を支えようとした祐介の腕にも、同じ麻酔弾が撃ち
込まれた。
「アルファより本部。対象二名を確認、確保しました。」
(良くやった大尉。すぐに移送してくれ。)
「アルファ了解。直ちに帰投します。」
轟音と共に図上を通過し、少女が行きたくても行けないシェルターへ向
け鳥のように飛び去ってゆく一機のティルローター。
「……そっか……飛べ……れば……」
その視界を遮るように彼女の腕ほどの太さの火炎放射機が姿を現し、全
てを浄化するために少女に顔に向けられた。
ここまでw
ヒイイイィィィGJ
GJ!!!
生々しい・・・ガクブル
BGMはビバルディ版のレクイエム・・・・・が相応しい・・・・・・か?
更に埋め立て投下w
「こうやって手を貸してる私が言うのも何だけどさ、クリフも懲りな
いって言うか物好きだよね〜?」
ぐ〜るぐると巨大な釜を掻き回しながら呆れ顔のラピス。
「これでも一応は責任取ってるつもりなんだけどなぁ。いくら事故と
は言え、あのままで済ませちまうのも寝覚めが悪いって言うか、最近は
叔父貴も五月蝿くなってきて色々大変なんだよ……」
「そりゃクリフなら素性もしっかりしてるしシンフォニアの外の事も
知ってるし、おまけに剣を持たしたらエルに負けず劣らずでレティにも
好かれてるみたいだから、威厳とか教養が全然無いのを我慢さえすれば
世継ぎ候補として申し分ないんだろうけねぇ。」
「……頼むから褒めるか貶すかどっちかにしてくれ。怒って良いのか
喜んで良いのか判断に困る……」
「クリフはクリフだって言ってるだけだから、あんまり深く考えない
方て良いと思うよ。色々な意味で。」
「……………やっぱ遠回しに馬鹿にしてるだろお前?」
「とか何とか言ってる間に完成っ………と。本当に二人とも大事なら
、こんな薬に頼らないで地道に口説けば良いのに。」
「そこが難しい所なんだよ。フィーもレティも、どっちかっつーと相
手に譲っちまうタイプだからな。両方一遍に……と考えたら一番手っ取
り早くて確実な方法がコレって事だ。いくら何でも突然ハーレムこさえ
る訳にもいかないだろ?」
「もうクリフは皇太子なんだし、いっそのことそれも悪くないんじゃ
ない? エルとかディアナだって満更じゃないんでしょ?」
「………………………いや、そりゃ拙いだろやっぱ。」
「じゃあ今の間はなんなんだろうね? はいこれ。今更余計なお世話
だと思うけど、一旦混ぜ合わせちゃったら急激に気化するから、くれぐ
れも……」
「前回の二の舞にならないように濃度には気をつけるよ。話をスムー
ズにするために使うんだからな。」
「なら大丈夫かな。くれぐれも気をつけて扱うんだよ?」
「……さて、と。また瓶をひっくり返したら今度こそ取り返しが付か
なくなるからな。慎重に少しずつ…………って、もう来たのか? 開い
てるから勝手に入って良いぞ。」
「こ、こんな時間に済まないけどクリフ……って、いま、何か隠さな
かったか?」
「よ、よぉエル。どどどどうしたんだ突然!?」
「………なぁクリフ、私はクリフの何だ?」
「そりゃぁ………あれだ、護衛で剣の練習相手で宮中のサポート役で、
いつも頼りになる友……」
「そして幼馴染みでお前のことは一番……とまではいかないが、良く
知っているつもりだ。特にお前が良からぬコトを考えているときの癖な
らフィーやレイチェルさんよりも詳しい。そんな私に隠し事が出来ると
本当に覆っているのか?」
「べ、別に悪巧みをしてる訳じゃないぞ? これは、人間関係を円滑
にしてだなぁ……」
「なら……背中に隠し持ってるソレを見せろっ!」
「だから話を最後まで………っていうか落ち着け! これは取り扱い
が非常に難しい薬でうあわわわっ!?」
「良いから黙って寄こせ、どうせお前のことだろうから姫様を巻き込
んでロクでもないことを………あぁっ!!」
(……かっしゃぁぁぁぁぁぁん……)
「お兄ちゃん待った? ごめんね? ちょっと用事が……あれ?」
「あれ、シルフィーさんも一緒だったんですね。 実は途中でディア
ナに会ったのでいっしょ……に……に……」
「……お二人とも、どうかなさったんですの? あら、なんだか甘い
匂いが……」
こうして、シンフォニア王国王城の一角にハーレムが出来上がった。
CS版は未プレイなのでディアナが書けないw
というか、思ったより埋まらないなぁ………・
マルパスで死んだ人の死体の山で埋めるのだ
SS書くならさ、せめてキャラクターの言葉遣いくらい把握しようよ。
エルは男言葉は(全くとは言わんが)使わんぞ?
>>767 すまん、記憶が相当あやふやになってるようだw
ぷりほりは俺ももう記憶にないなぁ。
>>768 同じく記憶があやふやだから、気にせず楽しめた。GJ。
続きは無いのか?
GJだけど
エルだったら「ねえ、クリフ・・・」ですな(^ω^)
ハーレムにはラピスたんもGJ
773 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/17(日) 22:49:15 ID:LeByNqk6
保奈美の寝取りはまだかっ!?
今度こそ埋まるか? の投下w
(フィーーーーーン……)
探知源となり易い発熱を抑えるため必要最低限の電力しか送られてこない
薄暗いCICの内部は、多数の人々が作業に従事しているにも関わらず各種
電子機器の微かな作動音以外は何も聞こえない。
『……一番から八番まで充電完了。第一次投射準備宜し。』
『最終軌道計算も問題なしです。現時点での命中確率は九九.八七パーセ
ントから九九.九二パーセント。』
『各目標の熱量に変動無し。攻撃の予兆は見られません。』
『各光学砲座の照準割りも完了しました。一一分以内に戦闘を開始すれば
敵のミサイルによる反撃は全て無力化出来ます。』
もちろん、これらの会話も当人達以外には聞こえない。空調による熱誘導
が出来るギリギリのレベルにまで減圧された室内の人間は全員が俗に言う「
宇宙服」を着用し、会話は全て直接有線回線のみで行われているからだ。
『………準備は、間違いなく万端なのだな?』
『御意。地球側にはこちらを直接攻撃可能な軌道砲塔は計九基御座います
が、作戦通りに先制攻撃を行えばその中の五基を破壊できますし、残り四基
は衛星軌道の反対側なので二次投射で迎撃可能です。また地表のトランスポ
ーターについても先制攻撃で周囲の施設ごとクレーターに変えてご覧に入れ
ます。』
『つまり……軌道ステーション五つもを粉砕し、その上で地球上の都市を
三カ所も同時に地図から消してしまうわけか……』
『御意。さすれば奴らを重力の井戸の底に閉じこめてしまうことが出来ま
しょうぞ。敵の最大の弱点は「大気」と「重力」で御座います故。』
『………………………………』
『何度も申し上げた通り、我らが勝ち残るためには先制攻撃以外の選択肢
は御座いません。物量と生存環境で劣っている以上、これ以上交渉を続けて
も一方的に妥協に継ぐ妥協を強いられるだけかと……』
『………………………………』
『陛下!』
それに続くように「陛下!」「陛下!」「ご決断を!」と戦いを賛同する声
が次々とあがってゆく。
『作戦予定時間までまであと十五秒! 作戦遂行可能時間は、それより二
二〇秒以内です!』
それ以上の遅延が生じてしまうと軌道計算の補正だけでは目標を追い切れ
なくなってしまうのだ。チカチカとモニターの点滅だけが周囲を照らす鉱山
跡の地下機密施設。天を仰ぐように見上げた所で、その先には剥き出しの岩
肌しかない。
『………かつて、人類は天国を信じておった。雲の上には神の楽園が存在
するのだとな。だが……』だが、そこに在ったのは……『……こうして空を
越え星の海にまで辿り着いてしまった我々は、果たして何に祈れば良いのか
まるで判らぬまま、また愚行を繰り返そうとしておる。地球という、重力の
檻から抜け出し、より広い世界を手にしても尚、な。』
『作戦予定時間まであと五……四……三……二…………時間!』
新造した地球攻撃用のマスドライバー。八基の巨大なリニアキャノンは二
メートル近い土砂と耐熱、対電磁シールドで完璧に隠匿されているが、ひと
たび発砲してしまえば間違いなく露出することとなる。文字通り、チャンス
は一度きりなのだ。
『ゼロアワーより五秒経過………十秒過……』
『陛下!!』
『………ならば……この宇(そら)宙に許しを請う御姿を探すことすら叶
わぬのなら……全ての罪は我が身で負うしか無かろうな……』
『……三十秒経過、軌道計算をBに変更……三十五秒……』
『陛下っ!!』
『……聖断は、後の世に任せようぞ。我が罪に於いて、放て!!』
『御意! 攻撃開始、攻撃開始っ!!』
『全砲門、てェーーーッ!!』
「……で、どうなったんだ?」
「月の先制攻撃は、地球側が密かに開発していた超振動兵器の迎撃で当初
の計算の四割程度の成果しか出せなかった。それからは双方の最新戦略兵器
の展覧会みたいな飽和攻撃合戦が続いて……最後は二人が知ってる通り。」
そう語り終えたリースの表情は、恐ろしいほどに平常だった。
「どちらも壊滅的な被害を受け、戦争は自然消滅……ということね?」
「ん。」
「それがあの……トランスポーターなのか……」
「ん。だから、破壊した方が良いと思ってた。」
「でも今は……違うのでしょう?」
「んーー………」
「大丈夫、心配は要らないわ。」ふわり、とフィーナが温かく少女の体を
包み込み言葉を遮る「今度こそ、道を誤ったりはしないから。」
「………………ん。」
見上げた先では、地球が穏やかに輝いていた。
| ` ー- 、 _, −―‐ ┐
. | _, -‐ 一‐< |
| __,,- r-r ,__ |
. レハTムフー‐トゝヽ'ヾヘイフrv、__ |
,(イ i i ヽ ヽトv7 〉
{./ / i | | i ヽ i V{
, - '7 / i i| | i i l i | ト、
/ /i l i i |i l i i i l i |i い
/ / i | ,L L」,._i_ l i ,斗‐ヤT | i |i ハ |
. / i | | i ト.| レ-ェ、\l `>rャラト、.i| i |v^‐'
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|.| | i i i ト` iこソ に'ソ イ| iノ|| |」 <終了。
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. ヽ、__ l i 〉ハヘ ヽi ` r 、._ ´ .ィi´イ/ / i
ハ i メ、i ` i i.;‐r'L_`´r‐'r"7 /‐_7 i
/ ハV i _r‐‐「ニ| |/ニ7///フノ \i
/ / ./`'r‐7‐ハ `F7ゥ〉, |‐ '´ /く 」ァ \
./ / / i /二| ト-. VY>ノ イノ7V `ヽ、
/ / i l } コV_,/ /゙| `ヽ、 トミ5− \
/ i i | Y´イ イ ヒ| `V^ ヽ _ ー ヽ、
l i i i l |`vヘ ___,L 」、_r‐‐'´ >r‐-、 ̄ ー ノ |
リース嬢の生トークでした。
| ` ー- 、 _, −―‐ ┐
. | _, -‐ 一‐< |
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. レハTムフー‐トゝヽ'ヾヘイフrv、__ |
,(イ i i ヽ ヽトv7 〉
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/ / i | ,L L」,._i_ l i ,斗‐ヤT | i |i ハ |
. / i | | i ト.| レ-ェ、\l `>rャラト、.i| i |v^‐'
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|.| | i i i ト` iこソ に'ソ イ| iノ|| |」 <埋め
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. ヽ、__ l i 〉ハヘ ヽi ` r 、._ ´ .ィi´イ/ / i
ハ i メ、i ` i i.;‐r'L_`´r‐'r"7 /‐_7 i
/ ハV i _r‐‐「ニ| |/ニ7///フノ \i
/ / ./`'r‐7‐ハ `F7ゥ〉, |‐ '´ /く 」ァ \
./ / / i /二| ト-. VY>ノ イノ7V `ヽ、
/ / i l } コV_,/ /゙| `ヽ、 トミ5− \
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l i i i l |`vヘ ___,L 」、_r‐‐'´ >r‐-、 ̄ ー ノ |