探偵神宮寺三郎のエロパロないですか?

このエントリーをはてなブックマークに追加
70222:2008/12/30(火) 17:55:11 ID:97HGo8w8
「いたら私、こういう仕事は出来ませんよ」
 ちらっと気まずそうな表情が浮かんだように見えた。本当は彼氏、いるのかもしれない。
 少しガッカリしたのは内緒だ。
「そうなんだ。こんなにかわいくて上手なのに、もったいないなぁ」
 表情の変化に気付かなかった振りをしてオレが言うと、彼女はにこりと笑った。
「フフ、ありがとうございます」
 そしてまた唇を広げて一物を咥えこむ。温かくぬめった口の中は、今までに感じた事のないやわらかさでオレのモノを包んでくれている。
「んむ……ふぅ、んんん……」
 小さく鼻声をもらし、時々オレの様子を見ながら口を動かしている。キレイな顔がゆがんでいるのが、かえって興奮するな……
 リョウコさんが頭を上下に動かすたびに、そのぬめりが触れては離れ、手とはまた違う刺激を与えてくれる。
 しかも口の中に入ると、ちゅうっと全体で吸いついてくるのだから、震えが止まらない。気を抜くと、またふぬけた声を出してしまいそうだ。
「もっ、もう……出そ……」
 やっとの思いで口にした言葉を聞いてか、リョウコさんの目がオレをちらりと見た。
70322:2008/12/30(火) 17:56:13 ID:97HGo8w8
 同時にモノをしごくペースも次第に速くなっていき、彼女の唇からこぼれる湿った音も大きくなってくる。
 いやらしい音とジンジンと熱い快感に意識をぐちゃぐちゃにされて、二度目の射精もあっけなくおとずれた。
 出してる間もリョウコさんは一物を咥えて離さず、少し苦しそうな顔をしながらも、しっかり飲み込んでくれたようだ。
 全部を出し切って満足しきったオレの体は、すっかり脱力しきってしまっている。こんなに良かったのは初めてなのだから、無理もない。
 頭の中が真っ白になったオレの耳は、彼女の声をわずかに聞き取るだけで精一杯だった。

「……ごちそうさま、でした」
70422:2008/12/30(火) 17:56:56 ID:97HGo8w8

  *  *  *  *  *

「終わったか。どうだった?」
 店を出ると、待ちわびたような声で先輩がオレを迎えた。
「もう、最高ですよ。誘ってもらえて良かったです」
「だろ?」
 入る前は気乗りしていなかったオレをからかうように小突き、先輩は上機嫌に言う。
「新しく入ったコを適当に選んだんだが、当たりだったみたいだな」
 経験が浅いってのは本当だったのか。
「適当にって、ひどいなぁ。でも、すごく良いコでしたよ」
「そうか。じゃあ、今度指名してみるかな」
 先輩はニヤニヤ笑っている。オレ、毒味役に連れて来られたんだろうな……
 それでも十分良い思いをさせてもらったし、とりあえず感謝しておこう。
 彼女の笑顔と感触を思い出しながら、にやけそうになるのをこらえた。

 ……オレ、またこの店に来ようかな。
70522:2008/12/30(火) 17:58:21 ID:97HGo8w8
終了です。

結論…ヘタレ一人称じゃあ大人なエロ感がでないや(´・ω・`)
706597:2008/12/30(火) 22:16:55 ID:WCH9QX2i
>>693
投下乙です。

>「いたら私、こういう仕事は出来ませんよ」
>ちらっと気まずそうな表情が浮かんだように見えた。

洋子さんの複雑な心中が切ないですね・・・

> 別スレで風俗で働く洋子さん的なネタを見かけたのでそのネタで投下します。

アタシも同じようなのをゲーム板でみましたが、一緒ですかね?
70722:2008/12/31(水) 21:29:31 ID:w/8m11De
>>706
多分同じですね。名前は適当に変えましたがw
708名無しさん@ピンキー:2009/01/11(日) 20:56:20 ID:JsdAwQly
スレの容量の限界ってどれくらいだろうか。
もうかなりきてる感じだが…
709名無しさん@ピンキー:2009/01/12(月) 00:22:52 ID:ZzlagpwG
512KBまでじゃなかったっけ
今は461KB
710名無しさん@ピンキー:2009/01/12(月) 18:43:51 ID:keVl3rq9
>709
そうなのか、ありがとう。
まだ余裕あるのだね。
711名無しさん@ピンキー:2009/01/13(火) 01:27:30 ID:UPhROq16
でもSS投下してたら割とすぐに到達すると思われる
712名無しさん@ピンキー:2009/01/13(火) 03:02:17 ID:5leaFIL+
このスレもようやく次スレに突入するのか。
713名無しさん@ピンキー:2009/01/16(金) 22:36:25 ID:bd8jrPcl
GBA神宮寺再プレイしてるんだが、調査中に洋子が「子供が欲しい」とか言い出して吹いたw
714名無しさん@ピンキー:2009/01/26(月) 00:10:21 ID:NWgEhBnd
>>713
『時の過ぎ行くままに…』でも、健一を連れて3人でいるとき
「周りから見たら私たちってどう見えるんでしょうね」みたいなこと言ってたよね。
神宮寺は「参ったな・・・」みたいな印象だったけど、洋子は子ども好きで、結婚願望も相当ありそう。
二人の結婚観(?)のギャップにやきもきした思い出が・・・
715名無しさん@ピンキー:2009/01/27(火) 22:34:01 ID:UTZAsXU+
神宮寺は子供苦手だからね。
しかし夫婦探偵になられてもなんとなくしっくりこない気がするな…あの二人は。探偵と助手って間柄がちょうどいい。
716名無しさん@ピンキー:2009/02/05(木) 19:45:47 ID:bt78P8ZV
>>619
順調ですかな?
717名無しさん@ピンキー:2009/02/08(日) 15:31:06 ID:an5TPpAB
DSの新作延期ですね。
これを元にSS書いてくれる人がいたかもしれないのに残念。
718名無しさん@ピンキー:2009/02/09(月) 17:24:55 ID:v6/4HfjR
一ヶ月とはこれまた…
どんなミスだったんだろう
719名無しさん@ピンキー:2009/02/10(火) 00:18:08 ID:75xU4a5W
説明書の印刷ミスらしい。
720おとな:2009/02/17(火) 00:40:23 ID:WibGaNuS
>600
雪山 の続きをかきました。
注意書き:イチャイチャまだしていません。
     痛いの苦手な人スルーしてください。
――――――――――――――――――――――――――――――

神宮寺は右腕を庇いながら、雪道を下っていた。
なぜ洋子が突き落とされた。

それをただ見ていたのは、
もしも、洋子が、
腕が真っ赤で動かないのは、
知らない誰かを殺した、
早く、もっと早く…

冷静でいられない、
止まらない、流れ落ちる血より多く、頭に血が滾る。
浮かぶ思考、その全てが抑えきらない怒りに変わる。
昂っている、
目頭がただ
脈打つ傷口よりもずくずくと、まるで泣いてでもいるように熱かった。

絶対に失いたくない
かつて、こんな不安があっただろうか。
冷静さは、底知れない恐怖との戦いで消え失せてしまった。

怒りに滲んだ視界に探すのは、
最後に見た洋子の、淡い服の色ばかりだった。

はやく、はやく、この手に、この腕に―――。


あと僅かで、神宮寺は洋子の倒れていた場所に着くだろう。
そうして残された、知らぬ男の足跡を辿るのだ。
その雪に、赤い雫を重ねながら。
721おとな:2009/02/17(火) 00:47:32 ID:WibGaNuS
――――――――――――――――――――――――――――――
「まだ、」

そう聞こえた途端、支えを失った身体が宙におちた。

激しい水音と衝撃に、洋子は意識を取り戻した。
そこは四角い木の箱の中、とぷんと溜まった湯の底だった。
ごふり 小さな泡の息を吐き出すが、次を吸う為に起き上がる力は、
洋子の身体に、もう残ってはいなかった。

あたたかい、と思った。
じんわりと湛えた湯の底で、涙は溶けてゆく。

願いはひとつだけでいい。
どうか、どうか無事でいて。
そうしてくれたら、もう私に後悔はありません。

あたたかな温度の中で、洋子はゆっくりと
まぶたを閉じた。

でも、先生
最後、最後に、ひとめだけ、会いたかった。

ほんとうは、さいごに、わたしに 触れてほしい。
ゆるされるのならば、あなたが わたしの すべてと―――

平たくなった肺から、最後の空気が漏れ出した時、
洋子はわずかに微笑んだ。

伝えたかった
私は、せんせいがだいすきでした


水底で、うごかなくなった女の髪を、
男が水面に掴みあげる。

またあの奇妙な笑みを浮かべて、力なくなめらかな 洋子の体を見つめる。
そして
つぷりと、洋子の口に深く指を入れ、のどをかき回した。
苦しそうに血の混じった水を吐いて、湯は、わずかに赤くなった。
気を失ったままの静かな表情、薄く開かれた唇に、男は自分の唇を押し付ける。

「まだ、しなないで。」
722おとな:2009/02/17(火) 00:51:49 ID:WibGaNuS
青痣だらけの洋子の体を抱えあげ、その男もまた全裸だった。
洋子を居間に寝かして、すぐにそこに覆い被さった。
秘所をまさぐって、鼻を押しつけて、それから丁寧に舐めあげた。

入り口に己の先端を押し当てて、なんの躊躇もなく力のままに挿入し、
内側にこすりつけながら、ゆっくりと出入りを繰り返し、
吸い付くような感触を、楽しむように最奥を目指す。 


瞳は僅かに開いていた。
だが洋子は死んだように、動かなかった。
いつから続いているのだろうか、この行為は。
男にも洋子にもわからなかった。

真っ白く生気を失った肌は、まるで雪のようだった。
時折、折れた右足が微かに痙攣する。
打たれて赤く染まった頬には、いく筋もの涙がひかれ濡れ光る。

激しい痛みにも、返す声はとうに無く、消えそうに浅い呼吸。
体重をかけられた胸が痛くて苦しくて、
それに抵抗する力はもう残ってはいない、どこにも。

気だるい表情に、いくつもの苦痛の色が塗り重ねられていく。
終わることの無い律動にゆるゆると 誘われるように、
生理的な涙が流れては、冷たい床にぱたぱたと落ちる。

何度も何度も、気を失っては殴られて、この苦痛に引き戻される。
いつからか視界が 暗くなった。
もう何も、なにもみえなかった。

洋子から、どろどろと、伝い落ちる、
男の欲望の印しが、凍える床をぬるぬると 汚していく。
723名無しさん@ピンキー:2009/02/18(水) 01:14:39 ID:LNoXA6PV
ええと、続くん・・・だよね?
724名無しさん@ピンキー:2009/02/20(金) 00:01:08 ID:2y8PQPB6
また今度つづきかきます
すいませんかきわすれてました
725名無しさん@ピンキー:2009/02/28(土) 22:57:08 ID:Qqd0mk4T
保守
72622:2009/03/03(火) 20:01:50 ID:2IpQs6Kd
>>694-704の続き的なものが出来ましたので投下させて頂きます。

・洋子×神宮寺
・本番無し
72722:2009/03/03(火) 20:02:52 ID:2IpQs6Kd
 仄暗い室内に、一組の男女が足を踏み入れた。
 黒のキャミソールを身に纏った女性は、中に入ると静かにドアを閉め、男の方を振り返る。
 薄明かりに照らされて生じた影が、彼女の顔に浮かぶ憂いを濃く見せていた。

「……どうして、ここに?」

 おずおずと、女が口を開く。
 彼女の視線の先に立つ男の表情は、普段と変わらない。感情の読めない顔で、彼女を見つめ返している。
 彼女にとってもうひとつの職場であるこの場所で、彼と顔を合わせるのは初めての事だった。
 気付かれていないと思っていた。気付かれぬようにと、注意を払っていた筈だった。
 しかし彼はこうして、ここに来てしまった。彼の様子からして、偶然とも思えない。
 金を出してここを訪れている以上、この店の従業員としての彼女にとって、男はただの客でしかない。
 それでも彼女──御苑洋子には、目の前の男を単なる客と見る事など出来なかった。

 ここではない職場で、自分が心から尊敬し慕っている上司──神宮寺三郎を。

「知り合いが働いていると聞いて」
 静かな声で神宮寺は答える。「少し様子を見に来た……なかなか、評判が良いそうじゃないか」
72822:2009/03/03(火) 20:04:11 ID:2IpQs6Kd
 誉められているのだとは思えなくて、洋子は黙ったままで目を伏せる。
 相手が彼だから、というだけではない。この仕事において、客にどんなに上手いと言われても、充足感を得られた事などないのだ。
「見にいらしただけ……なんですか?」
 洋子が探るように尋ねた。ただその為だけに金を払ってまでここに来たという事に、疑問を覚えぬ筈はない。
「仕事ぶりを見に来たんだ。君がどんな風に客の相手をするのか……」
 ジャケットのボタンを外し、ネクタイを緩めながら神宮寺は言う。「見せてくれないか?」
 その言葉を聞いて、彼がやはり客としてここを訪れたのだと洋子は確信した。
 戸惑いが少しずつ薄れ、代わりに言いようのない哀しさに置き換えられていく。
 やむを得ずとはいえ、自分で選んだ副業だ。相手を選べる立場ではない事は、よく分かっている。
 神宮寺が脱いだジャケットを受け取りながら、洋子はそう自身に言い聞かせた。

  *  *  *  *  *

 軽くシャワーを浴びる間にも、不自然な沈黙は流れた。
 彼の前で初めて裸身を晒す事、そして彼の身体に見て触れる事への羞恥と緊張。恐らく、それだけではない。
72922:2009/03/03(火) 20:05:39 ID:2IpQs6Kd
 この仕事にだいぶ慣れた今では、見知らぬ客であれば、会話を弾ませる事も出来ただろう。
 赤の他人相手だからこそ、自分を偽る事を受け入れられる。
 だが洋子はこの男に対して、どんな偽りを纏う事も許されないような気がしてならなかった。
 彼女の所作に全てを委ねるように身を動かさず、ただ黙々と見ているだけの神宮寺の目は無感動で、何も読み取らせてはくれない。
 その瞳に、いつ軽蔑の色が宿ってもおかしくない。それを洋子は恐れている。

「……こういう所には、よくいらっしゃるんですか?」
 無言の時に耐えかねて、洋子が問い掛けた。緊張に上擦りそうな声を抑えるように、小さく。
「そうでもないな」
 少し間を置いて、神宮寺から答が返ってきた。
 彼の声になんとなく安心しながら、ついでにもうひとつ問う。
「こちらにいらした事は……?」
「ない。今日は……」穏やかな声音のまま、神宮寺は続ける。
「君に会いに来ただけだから」

 その言葉に、洋子は思わず視線を上へ向けた。
 神宮寺の表情は変わらない。それ故、どんな思いを込めてそう言ったのか分からない。
 ここで働く内に、自分をよく指名する客も出来た。彼らも時々、同じような事を言ってくれる。
73022:2009/03/03(火) 20:07:00 ID:2IpQs6Kd
 だがこの男はきっと、それと同じ意味で口にした訳ではないのだろう。
 どう受け取って良いのか分からず、洋子は再び俯いた。

 湯を当てられて上気した男の身体を這う彼女の手は、いつもよりもぎこちなく動く。
 そこからは、十分な快感を与えるには遠い、消極的な愛撫しか生み出せない。
 仕事ぶりを見たいという彼の願いを、まともに果たす事が出来そうにない。これまで神宮寺の指示に応えられなかった事など、滅多に無かったというのに。
 こんな形で彼に応えて良いものか、判断が出来ない。
 いつか求められる事を淡くも望んでいた男の肌に触れているというのに、この場から逃げてしまいたいとさえ、洋子は願っていた。

「んっ……」
 唐突に、神宮寺の手が洋子の顎を捕らえた。
 俯きがちだった顔を自分へと向けさせ、唇を重ねてくる。急な事に驚いてシャワーヘッドを落としそうになる手に、洋子は慌てて力をこめた。
 彼女が落ち着く間もなく神宮寺は唇を開かせて舌を押し込み、中をなぞり出した。
 生温い口内に舌を這わせ、洋子のそれと絡める。そしてぬめった感触を触れ合わせ、裏側を撫で上げた。シャワーの音に消えてしまいそうな水音が、互いの内側で響く。
73122:2009/03/03(火) 20:08:30 ID:2IpQs6Kd
 動き自体は優しいものであったが、動転している彼女はただただ彼の為すままに流されるばかりで、困惑の視線を彼に向ける。
 しかし相も変わらぬ落ち着いた表情で、神宮寺はそれを受け止めた。

(……どうして)

 洋子の視界が揺らいだ。
 見損なったのなら、いっそあからさまに態度に表してくれれば、傷つきはしても、どうすれば良いのか察する事も出来るのに。
 何とも思っていないから、こんなに冷静でいられるのだろうか。
 ここで働いているから、この人も他の客と同じように自分を見ているのだろうか。
 心の内を示さぬ彼の眼差しと唇の内側の温もりが、洋子の胸中を掻き乱した。

 彼女の様子を窺っていた神宮寺は、しばらくして唇を離した。
「……話と随分違うな」
 震える息を吐き出す洋子を見下ろしながら、そう告げる。
「かなり手慣れていると聞いていたんだが」
「……っ……」
 かっと熱くなる顔を、洋子は神宮寺から逸らした。
 彼の声に、責めるような響きはない。それでも彼女を苛むには足る言葉だった。
「す、すみません……」
 その一言だけを絞り出すと、洋子は湯を止め、体に浴びた水滴を拭い始める。
「知り合い相手では、調子が狂うか」
73222:2009/03/03(火) 20:09:43 ID:2IpQs6Kd
 ふ、と笑うような息を吐き、神宮寺が呟いた。
「そんな事は……」
 はっと顔を上げ、否定しようとする洋子を止め、神宮寺は耳元で囁いた。
「嫌なら、ここで止めるか?」

 その声には、気遣うような響きがあった。
 更に、彼女の括れた腰を大きな掌でそっと撫でる。これより先の行為が務まるのかと、問い掛けるように。
 彼の思惑がますます分からなくなり、洋子は戸惑った。
「……続けさせて下さい」
 それでも途中で仕事を放棄する事など出来る筈もなく、彼女は口を開き、そう答えた。
 時間は限られている。自分の仕事を、成さなければ。
 自分を叱咤し集中せんと努める洋子の顔から、焦りは失せない。
 それに気付いていながらも、神宮寺はそれ以上何も言わなかった。

  *  *  *  *  *

「……失礼します」
 ベッドへと場所を移し、そこに腰を落ち着けた神宮寺と向き合う形で床にひざまづいた洋子は、一言断って彼へと手を伸ばした。
 体を洗う間にも直視出来なかった、彼の下半身。多少硬さを帯びているそれを目の当たりにすると、とくんと一つ、大きな鼓動が胸を打った。
 他人のそれを目にした時とは違う意識の昂ぶりに合わせて、吐き出す息に熱がこもる。
73322:2009/03/03(火) 20:11:07 ID:2IpQs6Kd
 洋子は指先でそっと側面をなぞった。肉の内側で息づく性の脈動。微かな男性の臭い。
 この仕事を始めたばかりの頃は、見つめる事にすら抵抗があった。
 が、今ではその躊躇いを容易に押し止められる。
 何度も見て触れ続けていたが故の免疫、そして、これが仕事なのだと言い聞かせ続けてきた彼女の生真面目さによって培われたものだ。

 そう、これは仕事に過ぎない。
 金を得る代わりに、快感と一時の憩いを与える、取引でしかない。
 たとえその相手が、この男性であっても──

 そう思いながら、洋子はペニスの先端に舌を伸ばした。敏感になっている所に触れられ、それがぴくりと震える。
 舌先を窄め、鈴口に押しつけるようになぞる。始めはゆっくりと、時折口付けながら。その感触を確かめるように。
 動きは次第に大きくなり、やがて亀頭全体に唾液を擦り付けていく。
 吹きかける息は熱く、彼自身を更に昂ぶらせるには充分なものだった。
 頭上から、荒い呼吸音の合間に、堪えるような低い声が零れてくる。
 毎日のように顔を合わせている上司の、色気を感じさせる声音。

 この人はこんな声を出せるのか。
73422:2009/03/03(火) 20:12:48 ID:2IpQs6Kd
 次第に上を向いていく亀頭に舌を這わせながら、洋子は口内に溜まる唾液をごくりと飲み込んだ。

 しばらくの間、洋子は先端だけを攻めていたが、舌を広げ、だんだん肉棒の側面へと下ろしていった。
 同時に手を添え男根を扱き上げる。
 やや力を込めて幹を舌で濡らし、その動きに合わせて指の腹で上下に擦っていると、抑えきれなくなったものが先端に滲み出してきた。
 苦みのあるそれを厭わずに舌に塗し、指先と掌で優しく包み込むように棹に纏わせる。
 細く整った眉は眉間に寄せられ、知性を感じさせる眼は熱い情欲に潤み、自身の手によってそそり立った男根を愛おしむように見つめていた。

 一物を扱く手は止めずに唇を離し、はぁ、と洋子は深く息をついた。
 唾液に塗れてねっとりとした男根の感触に、胸の高鳴りが収まらない。
 これまでは、客を達させて仕事を終える事しか考えられなくて、そこに喜びを覚える事など無かった筈なのに。

 下から裏筋に口付けると、神宮寺の顔が視界に入った。
 見下ろしてくるうっすらと細められた彼の目と、自身の目が合う。

 少なからぬ熱を含みながらも、まだ意識を欲に奪われきっていない、静かな視線。
73522:2009/03/03(火) 20:14:00 ID:2IpQs6Kd
 それがまっすぐ自分に向けられているのだと気付き、胸中に宿りつつあった興奮が霧散した。
 同時に冷静さを取り戻した思考が、自身のはしたなさを責め始める。

 そもそも本業以外に職を持ったのは、彼に気付かれぬように金銭的な負担を緩和する為だ。
 利益ばかりを望んだ仕事をしていないが故、経営状態の危うさは否めない。
 そんな状況だからこそ、せめて自身の身の回りの事位は、と考えた。
 にもかかわらず、この店の客として現れた彼から金を得ている現状。
 挙げ句、好き好んで携わっている訳でもない仕事の中で、我を忘れかけた。

 虚しくて、滑稽だった。

「……………」
 一定の速度で上下していた手の動きが緩み、洋子の唇が彼から離れた。
 彼女の様子の変化に気付いた神宮寺が、前に垂れた洋子の髪を一筋、そっとなぞる。
「……辛いのか?」
 達しきれぬ半端な快感に浸りながら、彼は問い掛ける。今、辛いのは彼の方だろうに。
 ここで止めてはならない、と洋子は再び愛撫に専念しだした。
「止めても構わない。俺には」
 神宮寺の言葉に答えず、洋子は男根に舌を伸ばす。考えるのは後でいいと、後悔や自責を頭の片隅に追いやって。
73622:2009/03/03(火) 20:15:37 ID:2IpQs6Kd

「君が、無理をしているように思える」

 僅かに、彼女の肩が震えた。
「こんな仕事を……好きでやっている訳ではないだろう」
 息の整わぬままに、神宮寺は続ける。髪を撫でる彼の指の動きは、優しかった。
 押さえ付けてきた気持ちが、溢れてしまいそうになる程に。
「それに……」
 まだ何かを口にしようとする神宮寺を遮るように、洋子は彼自身を強く擦り、先端に唇を押し付け、音を立てて吸った。
 堪えきれずに放たれた彼の精。生温かいそれを口内で受け止めながら、切れ切れの神宮寺の言葉を、彼女は聞いていた。
73722:2009/03/03(火) 20:16:40 ID:2IpQs6Kd


  *  *  *  *  *


 それから特別何を語るでもなく、時は過ぎた。
 神宮寺が店を出るまでに交わした会話は、ここの従業員としてのもののみで、彼もまた、それ以上の事を彼女に求めはしなかった。
 予想していたような態度は終始示されず、投げ掛けられたのは気遣う言葉だけだ。

『君には、似合わない』

 彼を昇り詰めさせたその時に告げられた言葉が、じわりと胸の奥で疼いた。

 揺れる洋子の意識を、スタッフの声が現実へと引き戻す。次の客が訪れたようだ。

 忘れなければ。今だけは、何もかも。

 いつも通りの笑顔を作れているかどうか確かめながら、彼女は個室のドアを開いた。
73822:2009/03/03(火) 20:19:47 ID:2IpQs6Kd
終了です。
739名無しさん@ピンキー:2009/03/05(木) 00:21:22 ID:cWi008WZ
おおGJ
描写が丁寧でいいなあ
740名無しさん@ピンキー:2009/03/05(木) 20:19:58 ID:94Ih9VzH
GJ!
741597:2009/03/14(土) 23:32:24 ID:4xUrbUC4
22さんに便乗して投下。エロなしです。いつもこんなですみません。

>>727-737 への前段階です。
神宮寺に「洋子が働いてる」と教えてくれた人を想像してみました。

いゃ、実は読んだ次の日に近所のスーパーでヤ○ザさんの団体をお見かけしてしまい
テンションあがってアイデアが浮かんでしまいました(笑)
しかし、あの方々のスーツってピカピカしているというか、どうして輝いて見えるのでしょうか?
一見普通のスーツなのに、一目で「あ・・・」と気づかされるインパクトは何が原因なのでしょう。
742597:2009/03/14(土) 23:34:20 ID:4xUrbUC4
その男はいつも不意に姿を現す。
「ご無沙汰してます、神宮寺さん」
事務所のドアをノックし入ってきたのは、関東明治組の若頭、今泉直久。
「珍しいな、お前が直々に出向いてくるとは。何か重大な依頼か?」
「重大、といえば重大だとは思いますが・・・・・」
いつもは整然とした今泉の口調が、今日はなぜか煮え切らない。

「・・・・・つかぬ事を伺いますが、今日は御苑洋子さんは出社していらっしゃいますか?」
今泉が洋子の所在を聞くなど、かつてないことだ。
「先日彼女に休日出勤をしてもらってな。その代わり今日休みを取っているが・・・・・?」
今泉は口元をゆがめ、小声で「やはり・・・・・」とつぶやく。
なんなのだろう、この今泉の態度は。切迫感が感じられないのに妙に重々しい。
「今泉、もしやうちの助手が明治組のシマで何か迷惑でもかけてしまったか?」
「いえ、まだ御苑さんと決まったわけではないので」
口に出してから、しまった、とでも言うような気まずい表情の今泉に、疑問を感じずにはいられない。
「不確定な情報でもいい。聞かせてくれるか? 部下に不手際があったら上司である俺の責任だ」
743597:2009/03/14(土) 23:35:13 ID:4xUrbUC4
しばらくの間、事務所の中には沈黙が漂った。
「・・・・・お気を悪くなさらなければよろしいんですが・・・・・」
今泉は眉間にしわを寄せ、ようやく話し始めた。

「アタシがこの件を知ったのは、うちの若い衆の話からです。
ご存じでしょうが、歌舞伎町の大概の風俗店はうちの組の息がかかってます。
ですから『あの店の○○は誰某の女らしい』とか『あの店の女は質が悪い』とか
『サービスが悪い』なんて情報があっという間に耳に入ってきます。
その中に“ぽにーてーる”というファッションヘルスがあるんですが、
そこのナンバーワンの『リョウコ』とかいう女性が、ここ最近うちの若い衆の噂の的でしてね。
彼女を指名しに、大勢こぞって通ってるらしいんですよ。
なんでも高級店でもなかなかお目にかかれないタイプらしくて。
女子アナ張りの容姿とスタイル。スレてなさそうなのに抜群のテクニックの持ち主だとか」

いやな予感が押し寄せてくる。
――もう聞くな
俺の中の何かが警告を発している。
「話をやめてくれ」という言葉が喉まで出かかっている。
しかし、なぜか俺の体は動かすことはおろか、声を発することもできずに固まっていた。

「リョウコに入れ込んだ奴らの一人が、仕事帰りの彼女を隠し撮りしたと見せびらかしてましてね。
まあ、ヤリたい盛りのガキですから、女にのめりこむのは分からないでもないですが、
ストーカーまがいのことまでするってのは、誉められたもんじゃないいですから。。
くだらんことに現を抜かすなという戒めで写真を取り上げたんですが、それがこちらです」
差し出された1枚の写真。
歌舞伎町のネオンに照らし出されたその顔に、俺は打ちのめされた。

予感は当たった。
「・・・・・間違いない、助手の洋子君だ・・・・・」
744597:2009/03/14(土) 23:35:59 ID:4xUrbUC4
「やはりそうでしたか」
今泉はふぅーと長い息を吐き出し、再び話を続けた。
「アタシも見たときは驚きましたが、いろいろ考えてみまして・・・・・・。
御苑さんがこんな仕事をする方とは思えませんから、単に他人の空似かもしれない。
それとも、本物の御苑さんが神宮寺さんに内緒でバイトでもしてらっしゃるのか。
もしくは、神宮寺さんがご承知でやらせてらっしゃるか。
例えばあの店に彼女に潜入捜査をさせているとか・・・・・・」
「いくら助手でも、彼女にはそこまで頼めない」
すぐには受け入れがたい現実に俺の頭は混乱し、そう答えるのが精一杯だった。

「そうですよね。神宮寺さんはそんなことのできるお人じゃない。
だからもしご本人だとしたら、自分の意思でなさっていることだと思います。
しかし、いくら自分の意思といっても、これは御苑さんのためにはなりません。
新宿も広いようで狭い街です。
いつ指名客がこの事務所に依頼人として来ないとも限りません。
第一、神宮寺さんとうちの組との付き合いに差し障ったら困りますしね。
もし神宮寺さんがこのことを知らずに彼女を組事務所に使いに出されたとしたら、
若い衆は好奇の目で見るに違いない。
彼女にしても、本来の仕事の最中に自分の客とはち合わせるのは不本意でしょう。
それに、あれだけの美貌の持ち主です。こんな仕事をしていたら、
誰かに目をつけられ、店からあげられて囲われる可能性だってあります。
本人は軽いバイトのつもりでも、いつ裏世界の深みにはまるかわかりません。
神宮寺さんだって、優秀な助手さんがいなくなったら仕事になりませんでしょう」
745597:2009/03/14(土) 23:39:45 ID:4xUrbUC4
今泉の言葉が遥か彼方から聞こえてくる。
そのくらい俺は動揺していた。

――洋子、何を考えている?
やはり給料に不満があってのことなのだろうか。
確かに彼女の働きぶりに対して、うちの報酬は安すぎる。
それでも愚痴ひとつ言わない彼女に、俺は甘えていたのかもしれない。
しかしバイトをするにしろ、彼女ほどの能力があればこんな職種を選ぶ必然性はない。
なぜ自分を安売りするような仕事にあえて飛び込んだのか?

探偵と助手。上司と部下。
その一線を越えぬよう、彼女の心に踏み込むことを意識的に避けてきた。
俺に関わりすぎることは、彼女にとって幸せを遠ざけることになると思っていた。
しかしそれは俺一人の勝手な考えで、実際は彼女の心を汲むようなことは何一つしてこなかった。
これは、そのことのへの答なのだろうか。

・・・・・・いずれにせよ、雇用者としても、そして男としても俺は失格だ。
彼女の生活も心も支えてこれなかったのだから。

「うちから店に手を回して辞めさせることもできますが、
神宮寺さんの部下の方にアタシがそこまで介入するのも変な話ですし、
まずは神宮寺さんに確認しておくのが筋かと思いまして。
・・・・・・神宮寺さん、ご自分で御苑さんを説得に行かれますか?
それともよろしければ、うちの方で手を打ちましょうか・・・・・・」


【選択肢】
A:自分が店に出向く → >>746
B:明治組に任せる  → >>747
746597:2009/03/14(土) 23:40:37 ID:4xUrbUC4
「今泉、知らせてくれて礼を言う。これは雇い主として完全に俺の不手際だ。
とにかく、洋子君の件は俺が責任を持ってなんとかする。
最終的には、組の若い奴らのお楽しみを奪うことになるだろうがな」
「分かりました。ウチの若造があんな素敵な方に遊んでもらうのは贅沢が過ぎるってもんです。
この件については他言はしませんし、下の連中にも口止めします」
「何から何まですまないな」
「そうそう、先ほど御苑さんの出勤のことを伺ったのは、
今日は『リョウコ』が店に出ている日だと聞いていたからです。店の場所はこちらです」
そう言って今泉は店のチラシを差し出した。

「神宮寺さん、ちょっと生意気を言わせていただいてもよろしいですかね」
「なんだ?」
「この件であんまりご自分を責めちゃいけませんよ。
それと・・・御苑さんを叱らないであげてください。
アタシから見たら、お二人は学がありすぎる方たちなんですよ。
でもね、突き詰めれば人間ってぇのも動物の雄と雌に過ぎません。
本能のまんまに動けば何でもないことなのに、頭がよすぎると色々考えすぎて、
身動き取れなくなったり、おかしなことしちまうもんです。
あの人も今、自分でも訳が分からなくなっているだけですよ、きっと」

時々この男の物事を見る鋭さには閉口してしまう。
真っ直ぐに人の心の核心を突いてくる。
だからこそ俺はこの男を信用し、頼りにもしているのだが。

「今泉・・・お前にはかなわん。心配かけてすまないな。」
「いえ。それじゃアタシはこれで・・・・・・」

今泉が事務所を去った後、俺も外出の支度を始めた。
だが、責任は取ると言ってみたものの、俺の心の整理はまったくついていなかった。
一体彼女とどう接するべきなのか。何を語るべきなのか。
それでも、俺自身が彼女と向き合わなければ事は進まない。
事務所の扉を閉め、洋子が働いているという店に向かって俺は歩を進め始めた。


これ以降のお話は
>>727-737 へつなげてみてください。
747597:2009/03/14(土) 23:45:40 ID:4xUrbUC4

「今泉、すまないが手を貸してもらえるか。
もし俺が出て行ったら、余計彼女を動揺させてしまうことになりかねない。
彼女が今後も何事もなくここで働けるよう、このことは俺の胸の中に収めておきたい」
「差し出がましいかとは思いましたが、では、この件預からせていただきます。
今の店を辞めさせることと、少なくとも組が関わっている店には今後彼女を採用しないようにさせます。
この件については他言はしませんし、下の連中にも口止めします。
もちろん御苑さんには、神宮寺さんに話が通っていることも伏せておきます。
それから、こんな自分が仕事をしてることを組に知られたことで、
弱みを握られたり脅されるのではないかと、御苑さんが取り乱すかもしれません。
その時は、アタシがあくまで善意で動いただけで、彼女の味方だと説得します。
場合によってはどこかに匿って2、3日落ち着いていただくかも分かりません。
それもこちらにお任せいただけますか?」
「何から何まですまないな」
俺もその方が助かるかもしれないと思った。
自分には考える時間が必要だ。これから彼女にどう接するべきなのかを。

「神宮寺さん、ただ、一つだけ保証できないことがあります」
虚脱しかけていた俺を、突然今泉の言葉が現実に引き戻した。
「・・・・・・何だ?」
「神宮寺さんと御苑さんが仕事を超えた感情をお持ちなことはなんとなく察してました。
でもお二人の間には、何かもう一歩踏み込めないような溝がある気もしています。
だから御苑さんはこんな行動に出たんじゃないでしょうか?
ああいう女性が訳あって、自分に不釣合いなところに身を落としている。
・・・・・・アタシも男です。
しかも、そんな姿をみたら、放っては置けない性質(たち)でしてね。
もし今回の件で万が一アタシが彼女に惹かれてしまったら・・・・・・その際はご容赦ください」

俺は今どんな顔をしているのだろうか。
考えもしなかった今泉の言葉。
突然横面を張られたような衝撃に呆然としていた。

「それじゃアタシはこれで・・・・・・」
748597:2009/03/14(土) 23:46:22 ID:4xUrbUC4
何時間くらい放心していたのだろうか。
気がついたときには言い知れぬ自己嫌悪に苛まれていた。

俺は何という間抜けだ。
この狭い事務所の中が世界のすべてと勘違いして、感覚が麻痺していたのか?!

彼女のそばにいる男は俺だけではない。
そんな当たり前ののことに今さら気づかされた
通勤中、仕事中、休暇中、そして風俗の仕事。
いたるところで彼女は無数の男と顔を合わせ、そして注目を受けているのだ。

給料が安かろうと、仕事がきつかろうと、俺のよき助手たらんとしてくれている洋子。
本来ならどんな大企業だってほしがりそうな人材が、あえてここにいてくれている。
俺は「上司と部下二人きり」という、身近な立場に甘えていただけなのだ。
しかも彼女は、いつ誰かに見初められてもおかしくない女性なのに、ずっと俺のそばにいてくれる。
俺は、それを守ってやれないだの、幸せにする自信がないだのと考えて答を先延ばしにし、
彼女の気持ちに胡坐をかいていただけなのだ。

いつの間にか陽は落ちている。
俺は自室に戻りカミュの瓶に手を伸ばし、グラスに注ぎ飲み干した。
考えろ、神宮寺三郎。どうするべきなのかを。なにが最善なのかを。
自分はまだ間に合うのか? まだ彼女を取り返せるのか?
まとまりそうもない思考に疲れ、ワイシャツのままベッドに転がり込む。

――また服を着たままお休みになったんですか――

目覚めたとき、そんな言葉をかけてくれる女性(ひと)の存在があるのを期待しながら。
「まったく・・・何もかも最低な男だな、俺は」
飲みなれたはずのカミュが、今夜はやけに不味い。
そんな苦々しい味のような不快な眠りの中に俺は落ちていった。
749597:2009/03/14(土) 23:48:49 ID:4xUrbUC4
投下終了です。

一応、Bコースで今泉×洋子で構想は練っているんですが
エロの才能のない自分に自己嫌悪・・・・・・
ベッドインまでのセッティングはしますので、その先を
どなたか引き継いでいただけたらありがたいのですが・・・。
ああ、他力本願ですみません。

もしくはこの展開で今泉×洋子のアイデアが浮かんだ方、
いらっしゃいましたら話をつなげてみてください。
75022:2009/03/16(月) 18:26:07 ID:AsMUIEos
>>741
よもや拙作に繋がるお話を書いていただけるとは…ありがとうございます。
まさかの今泉寝取りフラグに期待!

>スーパーでヤ○ザさんの団体
なんか面白い光景ですね。
751597
>>750
勝手に便乗してしまい、失礼かと思いましたが、
お礼まで頂戴してしまって却って恐縮です。

リレー小説というのはよくありますが、
私が今回やったのは、逆走小説というかジグソー小説とでも言うのでしょうか。
どんな手法でもいいので、たくさんの書き手の方が参加してくださったらもっとうれしいですね。

寝取りフラグは、神宮寺が洋子の顔を見る勇気もなくて
今回のことはなかったことにしたいと思うようなヘタレだったら・・・と考えながら書いてたら、
あれよあれよと今泉が宣戦布告してしまい・・・偶然の産物です。
でも自分で来れないヘタレより、救いに来て目を覚まさせてくれる男の方になびきますよね、JK。