魔人探偵脳噛ネウロinエロパロ板 第8話

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647名無しさん@ピンキー:2006/12/03(日) 23:20:16 ID:qQRRP6gp
>>646に期待
648名無しさん@ピンキー:2006/12/03(日) 23:31:18 ID:ib9VhVd4
>>642
GJ!!
確かに漫画だから、と見逃してたなあ。暴力行為と弥子のタフさ。
ネウロの瘴気の影響というものを踏まえて考えると今まさに悲劇(喜劇?)の進行中か?
続きありましたら是非是非
649喰うか、喰われるか 6:2006/12/04(月) 00:59:57 ID:3xS68GXf
それから。
例の人当たりの良さと、凄まじいまでの行動力と、やたらと小知恵の回るネウロに
よって、忌まわしくも腹の立つ弥子の結婚話はまさに電光石火の勢いで進められて
いった。何事も正式に、ということで恐ろしいことに人間としての戸籍や住民票すら
も偽造済みらしい。
母親の遥の反応は言うまでもないだろう。初対面の時点でいきなり好印象だったぐ
らいだ。
結婚報告をした時には心から喜んでくれた。
「おめでとう!絶対あんたたちはそうなると思ってた。母親の勘って奴ね」
「はは、本当に適わないですね、お母様には」
「で、脳噛さんは本当にいいの?弥子みたいな子で。まだ結婚なんて先のことだと
思ってたから、花嫁修業なんか何もさせてなかったのに」
まだ高校生なのに、もう手放してしまう寂しさを覗かせながらも、そこは弥子の母親
だけある。しっかり好奇心がちらちらと見えていた。そして、弥子本人はといえば、
やっぱり今回も当事者でありながら蚊帳の外に追いやられていた。
「問題ありません。先生があまりにも可愛らしかったものですから、僕の方が夢中
になってしまったぐらいなので」
やっぱり嘘臭いとしか言いようのない照れ笑いすら浮かべて母親と談笑しているネ
ウロの隣で、弥子は一人既に地獄に足を突っ込んだような気分だった。

学校側の反応はやはり進学校ということでやや厳しかったものの、弥子のこれまで
の社会的な貢献度とそれによる学校の知名度アップを考慮した結果として一定の
出席日数と成績に達していれば可、という前例にない特例で認められることになっ
た。まあ、成績そのものはそれほど揮わないものの、探偵としてこれまでに大変な
事件に関わってきた有名人の弥子だから可能だったことだ。
やはり、ここでも得意の弁を振るったのはネウロだったが。

そんなこんなで一週間経過した後、弥子に微塵の拒否も与えないスピードで結婚
式が敢行された。まだ結婚なんて早い、もっと自分の人生を楽しみたい、こんなの
は嫌だと散々言ったにもかかわらず、もうこうなったら誰も聞いちゃいなかった。
あくまでも全てが弥子に都合悪く、ネウロに都合良く進んでいた。
「ほら出来た、綺麗ねー」
それでも何とかウエディングドレスの着付けと化粧が終わり、母親は嬉しそうに軽く
ほつれている後れ毛を直してくれた。鏡の中の花嫁はそれなりに愛らしく綺麗に出
来ているけれど、まさか魔人と結婚するなんて誰も思ってないだろうなと、弥子は心
中惨憺たるものだった。
サテンと、レースと、パールに囲まれた幸せそうな幼い花嫁が、実は一番不幸な気
分でいるなど、この場にいる誰も知らないことだった。
650喰うか、喰われるか 7:2006/12/04(月) 01:00:50 ID:3xS68GXf
人生最悪の日の出来事を、弥子は何も憶えていない。
亡き父親の代わりとして呼んだ親戚の叔父さんと共に、祭壇にいるネウロに向かっ
てヴァージン・ロードを歩き始めた頃からもう意識はすっかり飛んでいた。あまりの
嫌悪感で、精神が極限を超えてしまっていたようだ。なので、肝心の誓いの言葉や
指輪の交換、それに女の子にとって一番大切なキスすらも何も思い出せなかった。
憶えているのは式を終えて教会を出た時からだ。
外で待っていた人たちからおめでとうと口々に祝われ、何が何だか分からないまま
愛想笑いをしてごまかすしかなくて、それを隣で白いタキシードをやたらと上手く着
こなしたネウロが微笑みだか薄笑いだか分からない奇妙な笑いで眺めていた。
こんなことで、それまでの毎日とは全く別の日々を送ることになるのがまだ不思議
で仕方がない。
「先生、綺麗ですよ」
今日だけは黒い手袋に包まれていない手が差し出されて、思わず指を伸ばすとそ
のまま抱き上げられた。周囲に華やかな歓声が上がる。
「やだっ、ちょっとっ…」
「これぐらいは、許して下さいね」
見るからに仲が良さそうに見える二人に、拍手すら起こっていた。
ああ、何だかネウロだけではなくてみんな浮かれている。なのに主役の筈の自分だ
けが妙に冷静なのがおかしかった。
その原因ははっきりしている。

「はぁ…疲れた…」
式の後、母親が色々と手を回して手配してくれたホテルのスィートルームで、シャワ
ーを浴びるのもそこそこにパジャマ姿の弥子はふかふかの大きなベッドに思い切り
よく飛び込んだ。
ホテル…そう、以前ヒステリアが爆破未遂事件を起こして大騒ぎになった例の超高
級ホテルである。本来なら高額にも関わらず予約を取るのも困難なほどの人気なの
だが、幸い、ここでも弥子の名前を出したらすんなりとスィートを一晩取ることが出来
たようだ。
『あんたの知名度ってやっぱ凄いのね』
母親が関心したように言っていた。
さすがにホテルもここまで来ると調度品にしても見事なものだ。だが、精神的に疲れ
きっている弥子の目には入らなかった。ベッドの柔らかさが気持ちいい、出来ればこ
のまま朝まで眠ってしまいたかった。この一週間というもの、何一つ弥子の意思の
通りになったことなんてないのだから。
651喰うか、喰われるか 8:2006/12/04(月) 01:01:54 ID:3xS68GXf
「ヤコ」
ベッドが重く軋んだ。
とろんと眠りかけていた弥子の意識が引き上げられる。
一緒に部屋に入ってからというもの、ずっとベッドルームの隣のソファーで読みかけ
の本を開いているだけで、弥子が何をしていようと感心も払わなかったネウロが来た
ようだ。
もう、知るものか。
何もかも弥子の気も知らず勝手に決めて、何もかも手に入れて、さぞかし満足なの
だろうと腹立たしい気分で見上げてみれば、ネウロは微妙に眉根を寄せたまま何か
言いたげにベッドに沈む弥子を見下ろしている。
「何が不満だ、何もかもこうして貴様の為に最後まで膳立てをしてやったというのに」
「何がって…全部よ全部!」
これまでの不満が、思わず爆発していた。
「ネウロ、あんたは本当にわがままで嫌な奴だけど、こんな嫌がらせをするなんて思
わなかった。だって、だって…これって私の一生のことだよ?結婚なんて、女の子に
とっては一生にたった一回の大切なものなの。なのに、どうしてただの一度も私の意
見を聞いてくれないの?何を考えているのか知らないけど、私の意志はどうでもいい
の?ねえどうしてよ!私だって、結婚するなら一番大好きな人としたかった…なのに
みんなあんたがブチ壊した…せめて、せめてあんたにそういう気持ちが少しでもあっ
たら良かったのに…だったら私だってこんな嫌な気持ちになんかならなかった…」
長い台詞の後半は、もう涙が溢れていて嗚咽のようになっていた。
確かにもう弥子は純潔の身ではないけれど、それは単なる好奇心の延長のようなも
のだったし、ネウロは人間ではなかったから後で何とでも言い訳が立つと思いなが
らずっとセックスしてきた。
ネウロはいつか側からいなくなる。だから何も期待出来ない、してはいけないと最初
に感じた淡い恋心を無理やり封じ込めて割り切って関わってきた結果がこれだ。弥
子の気も知らずに能天気に振り回した挙句結婚まで持ち込んでしまったネウロが心
底憎らしく、怒りが収まりそうにもなかった。
「貴様は、そんなに嫌なのか」
「…物事には段取りとか、順序ってものがあるよね。あんたは全部それをすっ飛ばし
てくれたんだから…」
「手順は踏んだぞ、挨拶や書類上の手続きは煩雑だったがな」
「それじゃなくて!」
何だこの天然さは。まさかこの一連の出来事はただの悪ふざけや意地悪などでは
なく、それなりに真剣なものがあったのかと疑いたくなってきた。事実、ネウロはここ
まで来たのに、何が悪かったのか理解も出来ていないようだ。全く、変に頭だけは回
る癖に、女心の奥までは及ばないようだ。
652喰うか、喰われるか 9:2006/12/04(月) 01:39:55 ID:3xS68GXf
「こういうのは、お互いの気持ちが大事なの。あ、あんたが私をどう思ってるか、まだ
何も分からないよ。あんただって、私の気持ちなんか聞かないで勝手にことを進めち
ゃったし」
仮にもここは新婚初夜のベッドの上だ。
どういう訳か花嫁はぐしょぐしょの顔で泣き喚き、花婿は訳が分からないという顔をし
ている。
「つまりは、同意もなかったということか?しかし、貴様はきちんと妻になると言った
ではないか」
「あ、あれは言ったことにならない…言わされたんだし…もしもちゃんと言うとしたん
なら、今言うから」
心の中を吐き出しているうちに、弥子は自分でも何を言っているのか分からなくなっ
ていた。これでは、ずっと思いを隠していたのに言わないままここまで来てしまって
拗ねているようだ。実際、そうなのだろう。
「そうか、では言ってみろ」
「えっ」
「言ってみるがいい」
「ここで?えーと…」
どうしてこんな流れになったのかは分からないが、こうなったら隠してはおけない気
がした。
「…私、あんたが好き…なのかも知れない」
それだけ言うと、髪を拭っていたタオルを取り上げてごしごしと乱暴に顔を擦った。涙
と鼻水でひどい顔をしていたのに気がついたからだ。
「ふむ…では、人間というものはわざわざ口で言わなければ意思の疎通もままなら
ないのか。不便なものだな。以心伝心という言葉もあるというのに」
「へ?」
「それなりに長く関わっていたら、貴様なら言わずとも察していると思っていたぞ。こ
とに、ようやく我が輩の奴隷として使い勝手が良くなってきていたからな」
「い、以心伝心て…無理無理」
一体どこでそんな言葉を拾ってきたのかは分からないが、まるで長年連れ添った夫
婦にだけ通じるようなものを弥子にも期待していたようだ。そんなものは、完璧に無
理に決まってる。
「それ、普通は絶対無理だよ…やっぱり言われなきゃわかんない…」
「人間とは、複雑なものだな」
「そうだよ、だから謎も生まれるんじゃない?」
「…そうか」
遂に、ネウロまでが何かを思い悩み始めたようだ。あれだけ賢いところを見せつけて
いたというのに、本当に肝心な部分は無知だ。そして極めて幼稚だ。こんなある意
味幼児同然の男にわあわあ喚いていたのがバカバカしく思えてくるほどだ。けれど、
一つだけ確信したことはあった。
弥子の意思を無視してでも、こうして強引に結婚にまで持ち込んだ気持ちは普通に
好意そのものだということ。
人間であれば、それならどうしてこんなことを、と言いたいところだが、相手は魔人
のネウロだ。感情の形が違っていても当然だし、好意というならば弥子にも少しは
望みが持てるというものだ。
653喰うか、喰われるか 10:2006/12/04(月) 02:25:25 ID:3xS68GXf
「言葉にしろ、というなら言ってもやろうか。ヤコ」
「えっ…」
それまで妙に神妙になっていたネウロは、弥子の指輪を嵌めた右手を取った。そし
てまっすぐに目を見て言ってのけた。びっくりするほど綺麗な目だった。宝石よりも
艶やかに煌めいていて吸い込まれそうだった。
「我が輩の生涯唯一の妻よ、心から愛しているぞ」
「……何いきなり…」
そんな言葉が聞きたいと思ったのは本音だが、まさか本当に言うとは。あまりの直
球な言葉に、弥子の頬が赤く染まる。
「今になって、そんなこと…バカネウロ…」
「本気だぞ。貴様が死ぬまでは側にいてやろう」
意識もしない涙が、ぽろっと零れた。
「…本当に?」
そうだ、これまでずっと不安だったのはいついなくなるのか分からなかったからだ。
そんな不安が心にブロックをかけて、本音を出せなくなっていた。けれど、一生側に
いてくれるというなら、もう他に望むことは何もない。
「もっと、言って…ネウロ」
「貴様が生きている限りは、愛してやろう。せいぜい大事にしてもやろう。これでい
いか?」
吐息がふわりと唇にかかった。いつの間にか、こんなに近くまで来ていたらしい。
「うん、それで充分…本当に、私が死ぬまで一緒にいてね」
「その為の結婚だ、わざわざ人間流に合わせてやったしな」
「嬉しい、ネウロ…」
きりなく溢れ出す涙を指先で拭い、そのままネウロが唇を重ねてきた。ずっと無粋な
押し問答をしてきたけれど、ようやくこれで新婚夫婦らしい二人になれる気がした。
「ン…」
それまでどんなにセックスしても感じていなかった高揚感、充実感のようなものが一
気に湧き上がってきた。
ああ、もうネウロと夫婦なんだ。
そう実感しただけで、体は自在に追い上げられていく。



タイトルの9だけ半角なのはなんでだ。
そして、初夜のHまでは行き着かなかった。
なにベッドの上で二人で問答してんだよ、バカバカバカあ。
てなことで、まだ続く。
654名無しさん@ピンキー:2006/12/04(月) 03:15:43 ID:SKc0s40C
>>653
セルフツッコミにワロタwww

しかしGJ!
続きwktkしながら待ってまつ
655名無しさん@ピンキー:2006/12/04(月) 04:24:53 ID:bMbxRiig
ネ 申 あ り が と う ! !
656名無しさん@ピンキー:2006/12/04(月) 11:41:19 ID:FEZGd9Yk
バッドエンドというかヤコ幸せになれないで終わっちゃうのかな‥‥とハラハラしながら読んでたんだが‥‥

泣いた(つд`)

もうエチいらないくらいの純愛クオリティ(エロパロ板なのに
657名無しさん@ピンキー:2006/12/04(月) 12:32:44 ID:eRqELAOp
ネウヤコ結婚話続き待ち&スレ485kb超え間近につきROM中。待つ…。
658名無しさん@ピンキー:2006/12/04(月) 12:54:31 ID:TBB1ercF
魔人探偵脳噛ネウロinエロパロ板 第9話
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1165204345/

容量気になったらこちらでどうぞ
659653:2006/12/04(月) 13:52:04 ID:3xS68GXf
そうか、そろそろ次スレの時期だね。
結婚話はまだ少し続くので、そっちに書こうかな。

ちなみに今日は風邪っぴきで休み。
660名無しさん@ピンキー:2006/12/04(月) 14:14:43 ID:eRqELAOp
657です。スレストまでは35kbありますのでまだ大丈夫です、が「喰うか、〜」がトン切れになるかもと余計な心配をば orz。
>>658 様、ありがとうございます。ネウヤコ結婚話ネ申、御自愛を。
661名無しさん@ピンキー:2006/12/04(月) 16:33:56 ID:Y8vNBKSE
まさにネ申クオリティ!!!
風邪早く治るといいですね。
ネギをあぶったものを首に巻くといいらしいですよ。
あと玉子酒とか・・・・つ口
662名無しさん@ピンキー:2006/12/04(月) 20:40:07 ID:9JlP5HEV
思ったほど女性器が女性器っぽくなかった事にホッとしたような残念なような
663喰うか、喰われるか 11:2006/12/05(火) 01:49:31 ID:qNcrxlVh
人生最悪の日が、一転して最高の日になった。
人間同士でも意思の疎通がほんの少し出来ないだけで、全てが上手くいかなくなる
ことがある。ネウロとだったら、もっと上手くいかないことばかりでこの先生きている
限りはきっと大変だろう。
けれど、ようやく今夜少しだけ心が見えたことで何とかなりそうな気がしていた。今の
今までこれっぽっちも決心がついていなかったというのに不思議だった。
「夜は長いぞ。性急にはしないからな」
「…うん」
大きなベッドの上に横たわりながら、どこか夢うつつになって弥子は無理やり微笑ん
だ。優しくされたことなどこれまで皆無だっただけに、嬉しい反面怖い部分はやはり
あるのだ。
既に覆い被さっているネウロは、鼠でも捕まえてこれからじっくりといたぶろうとして
いる猫のような目をしていた。やはり、今夜は安眠出来そうにないようだ。だが、もう
それほど嫌ではない。せっかくの初夜でもあることだし、もう全部委ねてもいいんだ
と構えることにしていた。
これから長い付き合いになるのだから。
「で、も、あんまり見ないで…」
パジャマはもう全部脱がされている。いつも、訳が分からないうちに勝手にサカられ
て強引に犯されてばかりだったので、こんな風にじっくりと裸を見られたことなど一
度もない。ボリュームに欠ける乳房が恥ずかしくて隠そうとしても、腕を取られた。
「やっ…」
「今更何を恥ずかしがる」
「だ、って…」
わざと至近距離で目線を合わせてくるネウロが、面白そうに顔を覗き込んでくる。
「今まで、脱がせもしなかったじゃない…勝手に、自分だけ…」
「そうだったか」
「そうだってば」
抵抗することも出来ずに晒された乳房を緩やかに揉まれ、舌先で舐め上げられるだ
けで早くも弥子は息が上がりそうになっていた。今まで触られもしなかった場所に感
触を感じただけで、もう頭がついていかなくなっているのだ。このまま、今までと違う
優しい愛撫をされたらきっとおかしくなってしまう。快感だけは嫌というほど知ってい
るだけに、自分がそうなってしまうことは簡単に想像がついた。
嬉しいのに、苦しい。
苦しいのに、もっとこの先が知りたい。
自分でも制御出来ない感覚が次第に内側が膨れ上がっていくのを、そろそろ止めら
れそうにもなくなっていた
「あ…い、やぁっ…」
どうしても感触に感じ入ってしまうのを悟られたくない。知られたくなかったのにそう
いうことだけはやたらとネウロは目敏いようだ。すぐさま弥子の反応の変化察してに
やっと笑う。
「ほう、なかなか悪くないと見えるな」
「だから…言わないで…」
664喰うか、喰われるか 12:2006/12/05(火) 01:50:22 ID:qNcrxlVh
面白いように乱れている弥子の姿に、ネウロはこよなく上機嫌だった。
「あ、ぁ…ん」
「素直になれ、ヤコ」
「ン…だって、だってえっ…」
「それでは、ここはどうだ」
「…ッ…」
それまでずっと、しつこいほどコンプレックスを感じている乳房に愛撫を繰り返してい
た手が、いきなり全く無防備だった股間に伸びた。緩やかな愛撫に騙されて、つい
だらしなく投げ出されていた足に力を込める暇もなく、ぐいっと大きく膝が開かれた。
こうして目前にすることもなかった場所なだけに、かあっと頬が染まる。
「あ、やだっ」
「嘘をつくな」
ずっと触れられてもいなかった場所が、急に指先の妖しい刺激を受けて花のように
ほころび出す。今までずっと、ただネウロの都合だけで強引に開かれ、慣らされるだ
けだっただけにひどく新鮮だった。
「あ、ぁん…」
指先に感じ始めたダイレクトな快感ゆえの潤みが心地良いのだろう、ネウロはいつ
もよりも優しく耳元で囁いた。
「可愛いぞ、ヤコ」
「う……」
その間も、性感を知り尽くしている指は巧みにクリトリスを捏ね上げ、柔らかに充血
しきった内部をこれでもかと穿ち続けて切ないほどに弥子を喘がせていた。もう何も
分からなくなって、必死で髪を振り乱す愛らしい人間の妻を眺めているネウロはます
ます満足そうだった。指先の愛撫は激しさを増しながらも喘ぐ唇を吸い上げ、無防備
な首筋に淫らな痕跡を残しながら次第に全てを縛っていく。
「や、やだぁ…」
「もっと…もっと乱れろ、ヤコ。我が輩の可愛い妻よ」
「や、も…無理ぃっ…」
すっかり意識が飛んでいた筈の耳に、甘い毒の声が流し込まれる。
「どんなに歳月が経過したとしても、貴様だけを愛するぞ」
「…っ」
言葉は悪意の蜜のようにどろりと耳から落ちてきて、弥子の全感覚を他愛もなく奪っ
た。その隙に蕩けきっていた部分に攻撃的なまでに突き入る硬い熱があった。
「ぁ…ダメ、や、やだっ…」
665喰うか、喰われるか 13:2006/12/05(火) 02:38:42 ID:qNcrxlVh
とうに濡れきっているとはいえ、唐突にされたらやはり苦痛はある。それでいながら、
ネウロの技巧に呆気なく蕩かされていくのを、もう疑問にも感じなかった。慣らす必
要もなく、勢い良く滑り込んでくるものがいつものように嬉々として弥子の敏感な内部
を激しく抉った。
「ン…やぁん…」
「いいぞ、ヤコ。もっと乱れるがいい」
背骨が折れるほど強く抱き締められ、際限なくピストンを繰り返す魔人の精力に閉口
することも忘れて弥子はただ甘い声を上げて悶え狂った。せっかくベッドメイキングを
した大きなベッドのシーツが、完全にくしゃくしゃになってしまっている。だが、そんな
ことも配慮する余裕などなかった。
「あ、あ、あぁん、ネウロぉっ…」
あまりの快感に、早くもお互いに達しそうになっていた。この狂おしさは一度けりをつ
けなけれどとても収まりそうにない。
「はぁん…ネウロ…もう、ダメぇっ…」
「ヤコ、ひとまず一度出すぞ。いいな」
「ん、うん、いい、いいっ…」
普段なら、とても口に出来ないことを、今の弥子ならやすやすと言えるようだった。
「よし、いく、ぞっ…」
「あァぁ…」
硬く熱い欲望が一番奥を突いてすぐに、熱い奔流が暴力的なまでに弥子の内部を
満たしていった。ドクドクと、時間をかけて最後の一滴までも吐き出してしまうとその
まま弥子を更に強く抱き寄せてきた。

「…ネ、ウロ…」
息はまだ整いきってはいないが、抱き締められていると心から暖かく満たされるよう
で嬉しかった。それなのに。
「すぐにまた続けるぞ、ヤコ」
「え?」
「何を呆然としている。この行為とは、子作りの為のものだろう。ならば、妻となった
貴様もより協力的にならねば困る」
「え、え、えぇえ???」
「いいな、ヤコ」
まるで睨みをきかせるような目が、すぐ側にあった。確かに結婚したら子供が欲しい
のは当然だとは思うが、だからといって弥子は種族の違う人間なのだ。この先、二
人の間の子供が出来る可能性は限りなく低い。
それが分からないネウロではないと思うのに、それでも弥子と共有する時間と子供
を欲している気持ちはどこから来るのかを考えれば、純粋に嬉しかった。
「うん、分かった、ネウロ。私、出来るだけいっぱいあんたの子を産むね」
身勝手で、わがままで、どうしようもなく手こずる男だけれど、もう離れる気はなかっ
た。
きっと、これからもこうして二人で生きていくのだろう。
それだけは何よりも確かだった。弥子が生きている限り。



おわり



とりあえず風邪は蜂蜜大根で乗り切った。
終わらせたかったしね。
666名無しさん@ピンキー:2006/12/05(火) 04:06:27 ID:sSfSB2gS
待ってた。GJーーー!!!!!11
667名無しさん@ピンキー:2006/12/05(火) 10:37:36 ID:xeFjV3yR
GJ!!
なんて可愛いんだ、ネウロ!!
甘 す ぎ で す!!!
668名無しさん@ピンキー:2006/12/05(火) 11:41:01 ID:GCX5NKCh
甘くて萌えた(*´Д`)=з

神よ、神作品をありがとう…。
669名無しさん@ピンキー:2006/12/05(火) 13:37:58 ID:EP0OMbt8
激しく萌えた…(*´Д`)
GJ!!!!
670名無しさん@ピンキー:2006/12/05(火) 17:20:24 ID:NUF8aU2f
すんげぇ甘さだ・・・・
ネ申よありがとう!!!!
GJ!!!
671653:2006/12/05(火) 19:18:40 ID:qNcrxlVh
みんなGJありがとう。
やっぱ甘いか。
そらそうだ、風邪対策で蜂蜜大根の汁飲みながら書いたし、基本はラブな
ネウヤコばっか書いてるからさ。
でも、まだ書き足りない部分はあるので、新スレで続き書く。
そろそろここも容量が気になってきたし。
672名無しさん@ピンキー:2006/12/05(火) 22:35:08 ID:D+8zr5WR
風邪治ったのか?
もーGJJJJJJJJ!!!!!!!!!!!!
673653:2006/12/05(火) 23:08:26 ID:qNcrxlVh
取りあえず、ほぼ治った。
すげーぜ大根のビタミン。
ばあちゃんの知恵もあなどれねー。
674名無しさん@ピンキー:2006/12/06(水) 13:57:51 ID:lzHpKdK3
653神、甘い作品をありがとうございます。あと急かしてすんませんでした。次スレのエピローグも甘甘です。御馳走様。
 皆さんが次スレへ移動した所でちょっとアホ投下。エロ無し。
675名無しさん@ピンキー:2006/12/06(水) 14:08:31 ID:lzHpKdK3
・吾代×桂木母気味

 金が…無ぇ。それだけの理由でてめぇの愚痴に付き合ってやってんだ。余計な物を見せるんじゃねぇよ。
と言った所で聞いちゃいねー。

 吾に代りは無い吾代様こと俺は、桂木宅にて女子高生と酒を酌み交していた。
 いかげそやチー鱈をツマミに、焼酎をちびちび呑みながら、酒代は一銭たりとも出さない約束で小娘の話を聞いてやっていた。
自分の近況も曖昧に報告しながら、いやあいつは全く聞いてないが。
「毎回毎回テストの度に担任に説教されるんだけど、私は探偵なのっ、学校のテストが何だぁ」「あー、知らねぇよ」
「ねー吾代さん、この間ね、叶絵にカレーうどんぶっかけちゃってどうしたらいいかなぁ」「はいはいワロスワロス、悪いと思ったらさっさと謝れやぁ!」
 (くだんねぇ…。)まだ呑み始めて一時間程だが、リビングには大〇郎やJI〇ROの空き瓶が両の手で数える以上に転がっていた。
 こいつどんだけ酒呑むつもりだ。
 さっきから怒涛の如く勧められるがままに口に運んでいるグレープジュース割りが効いているのか、俺から見える世界が灰色になりつつあった。
(…って俺、そんな酒弱くねぇぞ)
 多分、気分の問題だ。ちったぁこっちの話も聞け。
 住んでる世界が世界だったので、今までも俺の話なぞ碌に聞く奴ァいなかった。
に、比べてみりゃ、靴ひもの結び方もなってねぇガキとは言え、早乙女の方の社長くらいには聞役になる貴重な人材なんだが…
酒は怖ぇ。正真正銘の化けモンの悪口まで始めやがった。
「アイツどうにかしないと、本当に身が保たないよ」「…俺よかマシだって」
 ついこの間、お気に入りの車を崖下に捨てられた時のことを思い出す。
車を失っただけでも彼女を寝取られたようなショックを受けた訳だが、あのイタイ追い討ちは何だ。ガラスをざっくりと刺して…
破片が顔に残らなかったから良かったが。
 視界が不規則に揺れている。俺が揺れているのか、目が追い付いていないのか。
純度の低いヤクのバッドトリップに似ている。やべぇ。
「そ でもないよ。ねぇ吾 さん、見 よコレ」あいつは不意に俺に背を向け、ペラッと服をたくし上げて肌を剥き出しに。
…幼い白い肌。乳当ての線から下は、獣の爪が蹂躙した痕が巨大な毒グモのように這っていたさ。「ご――?」感覚から音さえ消えた。とうとう視界はブラックアウト…
676運ぶ女A:2006/12/06(水) 14:18:37 ID:lzHpKdK3
…(気絶)。

 てめぇに付き合ってやってんのは性欲のためじゃねぇぞ。食指も動かねぇ。
 別にてめぇが劣ってるなんて思ってはないが、違うんだ。
もっと成熟した大人の色気があって、食欲もほどほどの、冴えた女ならな、なんてな。

 体が重くて涙が止まらん。情けねぇ。水中に落とされた時のように、声が遠くから聞こえる。
「…駄 じゃない… んな立派な男のひ 潰し ゃって…」
 穏やかな女の声が聞こえる。誰だ?
 目が開かない。無理に細目を開けると、まだ色調を欠く視界にスーツを着た女の上半身が見えた。
 腹が一番俺の顔に近く、小綺麗そうな頭部は遠い。
これは、膝・枕の体勢では。
 心中顔汗もので起き上がろうとするが少しも動けない。
 「貴方、は…?」声は何とか出せた。いつもの悪態は吐けそうに無ぇ。
吐けるのはゲロだけのようだ。喉元に込み上げるものがある。
女は俺の体を器用に半回転させ、顔を洗面器の上に持ってくる。
無感情に吐きながら、顎を支える手のしなやかさに感心した。
 「大丈夫?吾代さん。ああ、私はね、弥子の母親。桂木遥と言います」
 納得した。
 あいつの母親と名乗る女を細目で観察する。
 癖の無い、鴉の濡れ羽色の長い髪。横線は入り始めているが垂るみ無くなだらかな首筋。白い肌は羽二重の艶を含んで。
あいつの生まれた元だけあって似てるが、俺の好みで見れば絶対ぇ母親のが三割増し美人だ。
…とか思っている場合か。
「本トに…すんません。こんなで…」「いいのよ。ごめんなさいね、うちの子酒豪で。
でも良かったわ、命に別状は無いみたいで」
 女は俺の上半身を少し起こして自分の胸元に押し当てた。
女の体からは微かに甘い匂いがする。花ならば胡蝶蘭か。あの、祝い事に持ち込まれる高いやつ。
胸の、弾力のある柔らかな谷間も心地よい。
が、規則的にトントン背を叩かれているのは…俺、あやされてるのかよ…もう25歳なのによ。
「吾代さん、あの子を宜しくね。この頃、結構無茶してるみたいで、
食費も以前の三割増しになってきたの。何かあったら直ぐに教えて」
「う…本トに、すんません…できるだけ、フォローしま…」
 頼まれてもよぉ…
お宅の子は化け物に取り込まれて処女失って、今背中に凄まじい傷痕負ってますよ
→とは言えねぇぞ。その凡てを愚痴り飛ばす化けモン娘です、とか。
677運ぶ女B:2006/12/06(水) 14:27:14 ID:lzHpKdK3
 「吾代さん、大丈夫?」
 あいつの声が近付いてきた。あいつの母親か、かなり好みの女なんだか何だかな…。
未亡人って響きも悪くねぇが、手ぇ出せるかどうかとは別だ。
「まったく、アンタって子は…これから気を付けなさい。ほら弥子、先に行って」
「吾代さんは?」
 俺は相変わらず女=あいつの母親に抱えられたまま動けない。
「仕方ないでしょ、歩けないのは。私が連れて行くわ」
 女は俺の膝裏と肩下に腕を差し入れて「よいしょ」と持ち上げた。
 これは、お姫様・だっこの体勢だろ…降ろせ自分の足で歩くと言えねぇ…情けねー事この上ない。
「すんません…どこへ連れてくつもりなんすか」「次スレよ」
 スーツ姿のキマった女は、俺を抱え歩き始めた。■
 運ぶ女(了)
 俺も行ってきます
678名無しさん@ピンキー:2006/12/06(水) 16:52:36 ID:0BL529or
いってらっしゃーい
679名無しさん@ピンキー:2006/12/06(水) 17:56:03 ID:iOZdNFCV
弥子ママつえぇ!
最後の最後でこんなオチが来るとは思わんかった!
GJ!!
680名無しさん@ピンキー:2006/12/06(水) 20:18:29 ID:6SRBecHL
何事かと思った(´ー`)
次スレではもちろん吾遥が待ってるんですよね
681名無しさん@ピンキー:2006/12/07(木) 20:56:33 ID:qk6S7tRA
うめますか。段々使い終わる時のレス番が低くなっていくなあ。
ほんと勢いがあるよねこのスレ。素晴らしい。
682名無しさん@ピンキー:2006/12/07(木) 21:34:43 ID:DzUZtGOR
皆さんお疲れ様、梅酒つ□
683変態たちの夜:2006/12/08(金) 02:11:50 ID:AhF7QWYe
わーい、梅酒大好きだ。
喜びついで、埋めついでにバカ話でも投下。


夜は暇だ。
我が輩はほぼ三時間ほどしか睡眠を取らないので、長い夜は大抵退屈を持て余す
羽目に陥るのだ。
そんな時はどうするか。当然我が輩の専用奴隷を構いに行く。
ささやかなプライベートとやらを満喫して、今頃は我が輩の退屈も知らずに呑気に惰
眠を貪っている奴隷にここはひとつ喝を入れてやろう。
端から見れば夜這いそのものに見えるやも知れんが、これは立派な奴隷教育の一
つだ。そのつもりだ。違っていても別に気にはしないが。
千歩譲って、まあ夜這いということにしておこうか。
結果としては同じことだ。

奴隷の部屋の窓は鍵がかかっていなかった。
というよりも、鍵が壊れたまま放置の状態だ。
頻繁に我が輩が来るので、その度に新しい鍵を付け替えたりもしていたようだが、も
う完全に諦めたようだ。いい傾向だが、他に夜這いをしに来る変わり者の輩がいる
かも知れないので、それは少々気に入らなかった。
そんな不満も含めて、今夜は奴隷に埋め合わせをして貰おうか。
そう考えると、やや愉快な気分になった。
「ヤコ」
「うわっ!!」
条件反射とは面白いものだ。
一言発しただけで、ヤコは恐怖におののいて飛び起きる。
「あーびっくりした…って、またあんたは!!」
これだけ夜這いも回を重ねているというのに、いきなり部屋に我が輩がいるという状
況にまだあまり慣れてはいないのだろう。何という頭の悪い奴隷だろうか。
684変態たちの夜:2006/12/08(金) 02:34:27 ID:AhF7QWYe
「暇だから付き合え」
「やだ、とっとと出てって。私は眠いんだから」
ごねる奴隷に不愉快になった我が輩は、構わず色気のない小花柄のパジャマの上
着を引き千切った。
「うきゃっ!」
慌てて肉感のない胸を隠そうとする奴隷の両腕を頭の上で一まとめにしてしまうと、
貧弱な体が余計に強調されて、まるで地べたを這い蹲るバッタのようだ。
「…そら、もっと抵抗してみろ」
「で、きる訳ないでしょ…お母さんが起きちゃう…」
「では、存分に楽しめるな」
「う、う…このドスケベ、万年勃起症魔人…」
「当たり前だ」
精力旺盛なのは、すなわち生命力に繋がる。
それはごく当然のことだろう。今更何を寝言を言っているのだこの奴隷は。こういう感
覚は人間からすればかなりズレているのかも知れないが、なに我が輩には関係のな
いことだ。
「さて、今宵もたっぷりと楽しもうか。ヤコよ」
「うわー!!大悪夢じゃん」
ぎゃあぎゃあ喚いている間抜けな奴隷はさておき、我が輩は今宵の成り行きにいた
く満足していた。そうだ、戯れるついでに他の余計な夜這いを呼ばぬように今夜から
は奴隷の体中に見るも鮮やかな痕跡を残してやろう。
こんな面白い玩具を取り扱う権利があるのは、我が輩だけなのだ。



終わる。
意外と男キャラはみんな好意を持ってるので、(タケノコ除く)嫉妬してるネウロ
も面白いかも。
とか思いながら書いた。
685名無しさん@ピンキー:2006/12/08(金) 02:49:42 ID:3WmvGlul
乙乙!
弥子大変だなw

嫉妬といえば確率高いのはヒグチかなぁ。
ヒグチと弥子が仲良さげにしているのを見て湧いた、
未知の感情の揺らぎに困惑するネウロとか、
見てみたいな・・・・
686名無しさん@ピンキー:2006/12/08(金) 03:13:07 ID:jdcQq5cS
事務所編のヤコと吾代に割り込むあたりから確信犯だと思われ。
あーでも相手の男とフラグが立った場合のみ、独占欲が嫉妬に変わる感じ?
687名無しさん@ピンキー:2006/12/08(金) 07:26:08 ID:0n2KzgAs
うあ、続きが気になる…
688名無しさん@ピンキー:2006/12/08(金) 07:41:32 ID:0n2KzgAs
リロ忘れスマソorz
GJ!!!魔人可愛いよ魔人!

>>687
本人はどこまでも無自覚で、ただの支配欲だとか思ってそうだ
そして周囲の人間から見ればそれは嫉妬以外の何物でもない
しかしされてる側のヤコも気付いて無くて、無自覚&鈍い二人の間では結局、境目があやふや…な感じの気も

689名無しさん@ピンキー:2006/12/08(金) 13:24:55 ID:Lkzgpt+m
嫉妬もすごく好きだけど、ちょっと離れることになって寂しさを実感、なんてのもいいなあ。
あいつらほぼ毎日一緒に居るじゃん。長く離れたことないよね?
ありきたりだけど、そんな中で無自覚&鈍い二人が気がつく、って感じの話読みたいな〜…。
690名無しさん@ピンキー:2006/12/08(金) 16:58:34 ID:qtjp16cm
GJ!!!
夜這いを心配する魔人萌えwww

自分も激しく読みたい・・・・。
691名無しさん@ピンキー:2006/12/09(土) 01:03:37 ID:eeqIygdm
>>689
ネタだけ作ってみた。SSじゃなく本当にネタだけ。改変用だな。

 気まぐれのようにほんの三日間、距離をおいてみた。
《ネウロ視点》あの掴み易い頭が、簡単に腕の中に納まる肩口が、…触れなば堕ちて、あえぐ声が側に無い。
 煩いだけの筈が何故だ。右手首が、うずく。
《弥子視点》いつも追っていた広い背中が、堅く体を拘束する腕が、…冷めているようでどこか熱い吐息が側に無い。
 あんなに厭だったのに何故?右の乳房が、うずく。

 シチュエーションは任せた。シャッ
692名無しさん@ピンキー:2006/12/09(土) 01:26:09 ID:VicJHykc
よし、明日か明後日にでも書いてみる。
だがしかし、ここではもう容量がいっぱいになりそうだから新スレにて。

693名無しさん@ピンキー:2006/12/09(土) 01:31:01 ID:Xn9bdfw/
右の乳房ってwww
694名無しさん@ピンキー:2006/12/09(土) 01:33:25 ID:Ew0IXgzD
>>692
わ、wktk!!期待して待ってる〜!!
695名無しさん@ピンキー:2006/12/09(土) 02:14:16 ID:VicJHykc
本格的な作に向けてのイメトレ用にちょっとだけ書いてみる。

あんな奴、もう顔も見たくない。
いつものように突然事務所で犯された時、何かが癪に障って何もかもが嫌になって
しまった。
つい、嫌だもう来たくないと言って飛び出したきり、もう三日目。
いつもあれだけ執着してくるネウロからのコンタクトは、珍しいことに一切ない。電話
もメールも、何一つない。
顔すらも合わせていない。
最初の一日だけは、これでようやく自由を手に入れたのだと能天気に喜んでいたの
だが、二日目には逆に怖くて、不安になった。これだけ音沙汰がないということは、
きっと何か良からぬことでも企んでいるのではないかと。
そして三日目の今夜は心の中の大事な領域がごっそり欠け落ちたようで、妙に寒く
て気持ちが落ち着かない。
「私が悪いんじゃ、ないからね」
そうだ、いつもいつも弥子を勝手に振り回し、極限まではらはらさせ、翻弄するネウ
ロの方が悪い。だから謝ることがあるとすればネウロなのだと考えて、空しく溜息を
ついた。
あの魔人がそんなことをする筈がない。
弥子が知っているネウロは、いつも居丈高で尊大だ。長身のせいもあってそう見え
るのもあるだろう。だが、あの倣岸さで顔を合わせればいつも弥子を小馬鹿にした
ようにせせら笑う顔すらも魅力的だった。
正直、どんな風にされても許してしまう部分はやはりあった。
なのに三日前の弥子は妙な意地が顔を出してしまった。
「絶対に、謝らないからね…」
一度思い出したら脳裏に甦るのは、あの綺麗な緑の瞳と金色の髪。
そして黒い手袋に包まれたゾクゾクするほど長い指。それが弥子を別人へと変貌さ
せて狂おしく喘がせるのだ。
そんな時間がなくなったことを寂しいと感じ始めている事実に、弥子は自分でも驚い
ていた。
「ネウロのバカ…」
眠れなくて何度も寝返りを打つベッドは、いつものようには温まっていなかった。


思いつきで書いてみた。
実際に、この通りになるとは限らないけど。
696名無しさん@ピンキー
     / ̄ ̄\_:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,r‐---|   l  、      /       ヽ',
    /  >>1  <::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,イ    |   ハ l  l, l  .| 役  住 |!
    |   と     |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ |    .|   l_l A  ハ l  /| 割  民   | !
    |  >>1000  |:::::::::::::::::::::::::::::::::::,イ ,l    |   l l/ l ,! l l /l|は  の  .| l
    |   の    |:::::::::::::::::::/|:::::::::,'/ l     .|  , l _,..l /;zl iケキ=| :      | l
    |   間    |::::::::::::::::/ l::::l:::l l ,l      |  , リ/´,ィl/ト-リ:、::::l|        | l
    `ト、_ :   /:::::::::::::::/  Vl:::l l l      .| //  '´  l:.:゙ー'::::,! \_,    / .l
   / ̄   ´ ̄`丶:::/l:/    ',::lノ |    |      ‐`ー‐ '‐'´lj/   <ノリ
  /           |、`l|―-- 、_l::l_|__,,_,,.|           /   乙   ヾ' 魔人探偵脳噛ネウロinエロパロ板 第9話
  /   書    エ   |l ゙l:lト、、   l::l` l :、:.:.:.:〈|ll|           |    レ   |
  |   き    ロ   |ヽl:l、`ヒiュ==l:l=ェ、,,_`丶',i゙|           |    ス   |
  |   な.   パ  |  ',l``====キ彡'"  .:..:l|          ∠   を    .| http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1165204345/
  |   が   ロ  |  ll     ̄l|    .:.:.:|├           ,イli|.   す    |
  |   ら    を  |.   l!       ll   .:.:.:.:! |―-- 、_   ,/l/| |.   る    |
  、           /    ゙'     l!   .:.:.:.:.| | ̄ ̄´  ,.ィiリ! /l/l/!.   事    |
  ヽ        /         |   .:.:.:.:.:| .|""´  / l/l, l/  ''|       .|
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            `トi、            :.:.:||     l
         二  l N>、r;、         :'、|        '、
         ヤ   / lヽ`丶、          |      lヽ、
         リ   /  l \  丶、       |      '、 丶、
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         ,.イ     l    ヽ  ' 、、,,, __|          (_)   `` ーュ-- 、、
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