934 :
2/8:2007/04/17(火) 22:26:11 ID:3VsLsxor
シルクハットとマントはともかく、その下の服装はこの季節には寒い。しかし、それでも
着続けるのが魔術師の心得であるとみぬきは思っている。
着替えたみぬきは、おやつ用にかりんとうを持ち、ずいぶんと早くどぶろくスタジオへと到着した。
ドアからは光が漏れている。その、人を受け入れることのなかったドアは、まだわずかな人数では
あるが、外へと開いている。
ノックもせずにドアを一気に引きあけた。挨拶の大きな声は途中で消える。
「こんにちは、まことさん、オドロキさん‥‥」
ソファーの上にまことが座っている。膝の上には手をそろえて。
その指にはマニキュアが光っている。もちろんあのマニキュアではない。
オドロキが、みぬきと一緒に選び、贈ったものだ。ついでに同じものをみぬきも贈って
もらっており、今もみぬきの指に同じ光を宿していた。
まことの上半身は見えない。赤いスーツの男が、覆いかぶさるように彼女の頭をささえていた。
ひどく近づけていたその頭から離し、ドアを振り返った。
「みぬきちゃん?」
「みぬき‥‥ちゃん?」
オドロキとまこと、二人の声がかぶさる。そのかぶさった声で、みぬきは我に返った。
「ごっ、ごめんなさい、みぬき‥‥」
乾いた返答を漏らすと、すぐに踵を返す。
不思議そうな顔をしている二人を視界の隅に捕らえて、みぬきは今来た道を走り始めた。
935 :
3/8:2007/04/17(火) 22:29:07 ID:3VsLsxor
みぬきは泣いたりはしない。なんとなく足が向かった人情公園にたどり着いた頃には、
思考も落ち着きを取り戻していた。ショックなんかはちっとも受けていない。
(はあ、なんだかびっくりしちゃった)
(キス、してたんだね、あれ)
(うーん、オドロキさんてば意外に手が早いんだ。さすがはハラグロ)
ほうと漏らした吐息はわずかに白んでいる。そういえば、ずいぶんと気温も下がってきた。
みぬきは自分の露出した二の腕を抱え込む。その動作に呼応したように、携帯電話が鳴った。
サマンサマンのテーマだ。出ずに放置した。
しばらくなり続ける携帯に、いいかげんバイブモードにしようとした時に、声がかかった。
「携帯には出てくれよ、みぬきちゃん」
オドロキはそのままみぬきの前に立つ。
みぬきはふてくされるわけでもなく、オドロキの視線を受け止めた。
「それで、みぬきちゃんはひょっとしてなにか勘違いしてると思うんだけど」
「勘違いなんかしてないですよ。まことさん、綺麗だし」
「いや、前後の文脈が繋がってないから。いわんとしていることはわかるけど」
「良かったですね、オドロキさん。まことさん、いい人だし」
「さっきのは、まつげが目に入ったから、それを」
「異議あり! 今時、そんなベタな言い訳にはダマされません」
ガチャガチャとみぬきの背から機械が飛び出し、シルクハットをとりあげる。
そのままボウシくんは、普段とは違う立ち姿でオドロキを威嚇しはじめた。
「いや、スタンドじゃないんだから、ジョジョ立ちはやめようよ」
「それに、気にしなくていいのに。みぬき、祝福します」
「だから違うって。なんていったらいいんだよ」
「じゃあちゃんと証拠を見せてください! キスしてないっていう証拠を」
「わかった、じゃあまことさんを証人にして、オレ達がキスしてないってことを」
「ダメ。つきつけられるのは、証拠品だけです」
「厳しいしばりだな‥‥ だいたい、無茶言うなよ。してないんだから、それを証明するなんて
無理に決まってる。それに、オレはまことさんにキスしたいなんて思ってない。
そう思ってるのは、別の人だ」
ほんの少し、みぬきの表情が変わった気がする。オドロキはそう思った。
「じゃあ有罪です。証拠がないんだから疑わしきは罰すです。煙のないところに火は立たないんです。
みぬきはそう判決を申し渡します」
「‥‥わかったよ」
今度は表情が固くなった。と思った。
「有罪を認めるんですね」
「違う。証拠がないんなら、結果を否定する別の証拠を作ればいいんだ。偽の煙を吹き飛ばす、
本当の火が立てた煙を作ればいいんだよ」
「それって、ねつ造じゃないですか!」
「ねつ造じゃないさ」
オドロキはみぬきに近づく。
最後の言葉の後に、まだ紅をさしたことのない、その唇に口付けた。
936 :
4/8:2007/04/17(火) 22:31:57 ID:3VsLsxor
しばらしくして唇が離れると、ことんと、オドロキの胸に力が抜けたようにもたれかかった。
「これで、無罪、かな」
胸元の赤い耳を見ながら、そう呟くオドロキの顔もひどく赤い。
まるでそのスーツみたいに、とからかわれるだろうほどに。
「‥‥異議あり」
みぬきの小さな言葉が響く。
「まだ、駄目なの」
「法廷は、証拠が不十分だと、思います」
顔を隠したまま、オドロキを掴んだ手に力を入れて、そう呟く。
「‥‥これ以上の証拠は、今すぐには用意できません」
「2時間の、猶予を与えます。その間に、証拠を用意してください」
「弁護側、了解しました」
オドロキは間髪をいれず、そう返した。
「本当にいいの? みぬきちゃん」
「オドロキさんは相変わらず土壇場に弱いのか強いのかわからないなぁ」
事務所にほど近いオドロキのアパート。みぬきは何回もきたことがある。
普段の仲の良い兄妹のように騒ぎながら歩く彼らを知っている人物が、ここに来るまでの
道行きをみかけたら、何をこそこそしているのだろうと訝しげに思っただろう。
「証拠を用意できないと、判決は有罪とします」
みぬきは本気のようだとオドロキは思った。だとしたら、自分に正直になるべきだろう。
もう何も聞かず、シルクハットをはずし、もう一度唇を重ねる。軽くついばむように。
オドロキはみぬきの唇をねぶる。そのまま舌を口内へと流し込み、舌を重ねた。
びっくりして引き下がったみぬきの舌。無理に追うことはせず、出てくるのを待つ。
やがておずおずと登場した頃に、あわせて手のひらをそっと胸に触れた。
ひくんと震える、目をきつく閉じるみぬきを、オドロキは目を開けて鑑賞した。
半年以上、一緒にいたみぬき。色々なできごとの中で、明るく元気な女の子という
言葉が見事に似合う彼女に信頼を持ち、惹かれはじめていた。
まだ15歳の女の子。成歩堂と違う方法で彼女の助けになり、また、彼女にとって
必要な男になりたいとも思っていた。
自分が求めるのはまだ早いと自制し、成長を待っていたつもりだった。
それでも、彼女が望むなら、とても途中で止められるものではない。
もう、オドロキは最後まで引くつもりはなかった。
長い、いやらしいキスが終わり、ぽうっとしているみぬきは、オドロキの手で自分の服が
脱がされはじめていたことにやっと気がついた。すぐに手を制す。
「あのっ、ボウシくんの秘密がバレちゃうので、後ろを向いていてください」
「はいはい」
素直にしたがったオドロキは、何かを片付ける不思議な音を聞きながら、自分の赤いスーツを
脱ぎはじめた。
937 :
5/8:2007/04/17(火) 22:34:21 ID:3VsLsxor
「もういいです」
シルクハットも魔術師の服装もとりさり、清潔で飾り気のない上下の下着だけを
つけたみぬきは、オドロキもあまりみたことのない、それこそまだ少女の風景だ。
胸のふくらみも大きくはない。
「やっぱり、パンツはあれとは違うんだね」
「あたりまえです」
そういって笑ったオドロキは下着に手をまわし、顔を胸元に埋める。
その動作にすでに遠慮はない。
「おっ、オドロキさん」
強く鼻から息を吸い込み、みぬきの匂いをかぐ。化粧品の匂いはなく、ボディソープの
淡い香りとみぬきの肌の香りとに包まれる。
それに気づいたみぬきはみるみる紅潮させて体を離すようにした。
オドロキは離れない。やわらかな小さい凹凸により深く顔を沈ませる。
それとともに指先は下着のなかへと侵入を開始した。
目を白黒させるみぬき。オドロキはその慌てぶりをコントロールしながら、
体にキスをし、指先でくすぐり、全身でその滑らかな肌を楽しんだ。
もちろん経験のないみぬき。それでも、その絶え間のない柔らかなふれあいに、
触れている相手がオドロキであることに、やがて体の芯に感じたことのない火照りを
みつけていた。
「あんっ、ふあっ」
甘い呼吸音が部屋に流れ続ける。
耳、うなじ、鎖骨、ひじ、背骨、太もも、ふくらはぎ、膝の裏。
オドロキは少ない性経験の中からではなく、とにかくみぬきの体に触れたいという欲求から
全身をくまなくめぐる。そして、やがてその臀部の中心近くに到達した。
「やっ、ダメっ!」
あわててみぬきが荒い息と赤い体のまま、身をよじる。
すでに脱がされていた下着がなく、まだ薄い体毛の隙間から、成長しきっていない
秘所が口を覗かせていた。
オドロキはその言葉を聞いて、驚いた。腕輪がわずかに反応したのだ。
それの意図することに気づき、みぬきに軽く声をかける。
「みぬきちゃん、ここ、気持ちよくないのかな」
「そんなとこ、なんともないですよっ! 第一、触っちゃダメなところだよ!」
腕輪の反応は強い。
「それは嘘だね、みぬきちゃん」
「う、嘘なんてついてません!」
「残念、キミも知ってるだろ。オレには、わかるんだ」
みぬきが恐れの目でオドロキを見る。
「そこだ!」
沈着の少ない、美しいとさえいえる後門にオドロキの舌が伸びる。
938 :
6/8:2007/04/17(火) 22:36:12 ID:3VsLsxor
「やだっ、きたない、きたないよっ、したいれちゃやだぁっ」
自分の汚い場所をオドロキの舌に触れられている。背徳感が心を揺らす。
また、事実として、その感触はみぬきの体に火照った圧力をより加えている。
(オドロキさんが、オドロキさんがみぬきのお尻なんて舐めてる‥‥!)
耐え切れず高まっていく体。はじめての感覚にみぬきは逃がし方がわからない。
必死で、弱々しく逃げるように体を動かすが、腰を捕まえたオドロキはそれを許さない。
逃げる体のままに、みぬきの体はオドロキの下半身へと近づいた。
ゆえに、それを至近で目がとらえた。幼い頃、両方の父と風呂に入ったときに見たものと
同じとは思えないほど、グロテスクにそそりたつそれを目の当たりにした。
それが、自分の体にはいってくるのだと思い、恐怖に戦慄した。
それでも、みぬきは逃げ出すことはない。いつものように、乗り越えようとして、
目の前のオドロキの性器を見つめる。そして、その変なものを掴んでみた。
ぴくんと、オドロキが反応するのを感じた。その瞬間、みぬきの心に、何か感じるものが
あった。オドロキは何もいっていない。それでも、わかることがあった。
みぬきはオドロキのそれを捕まえたまま、その自身の名のごとく、弱点をついた。
「ここだね」
唇で先端をくわえる。そのままちゅっちゅっと吸うように触れた。
「はうっ」
オドロキはオクターブの高い声をあげて反応した。その声にみぬきは満足する。
そのままちろりと尿道口をこじられる。
「みぬきちゃん、駄目だっ」
「はきに、えをだしたのはおおおきさんれふ」
口内にほおばったまま、オドロキの反応の強い場所を責めつづける。
オドロキも、指を使って秘所への攻撃を追加した。
オドロキの指先がみぬきの核をほんの少しこすりあげる。
みぬきの口蓋がオドロキの先端をこする。
口の中に果てたのと、みぬきが達したのは、ほぼ同時のことだった。
939 :
7/8:2007/04/17(火) 22:38:46 ID:3VsLsxor
みぬきの口を綺麗にした後、オドロキは局部にコンドームをつけはじめた。15歳に手を
だしている時点でちょっとあれだが、それでも彼は自分の快楽とみぬきを守ることを
天秤にかけることはしない程度には紳士だった。
「それ、なんですか」
「あ、えーと、コンドームだよ」
「へえー、これがそうなんですか」
面白がって先端をくりくりする。
「ふふふ、へんなの」
幼い顔で笑う。それに、オドロキの心も、分身も、ガツンという擬音でやられた。
「みぬきちゃん、いくよ」
「‥‥はい、オドロキさん」
何度目か、唇を交わす。
オドロキは、ゆっくり、ゆっくりと分け入っていく。
痛い、とは一言もいわない。涙を流すことも、ない。
その表情にわずかに微笑みさえ浮かべながら、オドロキをうけいれていた。
オドロキも、それに言葉をかけることなく、自分を埋めつくした。
そのままみぬきを抱きしめる。細い。小さい。
コントラバスに5人くらい入るといったのが誇張ではないほどに。
こきざみに抽送を開始する。ただし、ゆっくりと。
痛そうな顔をしようとしないみぬきに、オドロキのほうが気を使った。
その中で、気づく。ある一点で、みぬきの体が反応をおこすのだ。
みぬくまでもない。
わずかに角度をかえ、その部分へ多く刺激がいくようにする。
ぴくん、ぴくんと反応する。
「ひょっとして、ここ、気持ちいい?」
必死で首を振る。腕輪に反応。その必要がないくらいにわかりやすい。
「そう、ごめん」
動きを開始する。まるで見当違いのところを擦る。痛くない程度に。
すこししてから、みぬきは何もいわずに背中に爪を立てた。
「んっ、んー、んっっ」
頑なに口を閉じて声を出そうとしない。いつしか抽送は滑らかに、オドロキのみつけた
場所と最奥を何度もこすりあう。
「はっ、はあーっ、あーっ、はっ」
声も高く、お互いをぶつけ合う箇所からは水音が混じり始め。
そして、最後が近づく。二人の顔が近づき、また、唾液を交換する。
互いの瞳には、互いが写っている。その姿は、どこか似たところがあるように思えた。
自分の姿が愛する相手の姿に似通っていることに二人は喜びを感じ。
その多幸感のまま、オドロキの精はゴムの皮膜越しにみぬきの体内へと放たれていた。
940 :
8/8:2007/04/17(火) 22:42:24 ID:3VsLsxor
オドロキのベッドの上で、腕枕をしながら二人は至近距離で互いをみつめている。
その間にも時折、ついばむような口付けをかかさない。
みぬきから、一つ。お返しのように、オドロキから、一つ。
「なんだか、オドロキさんてみぬきの顔に似てますね」
「みぬきちゃんが、オレの顔に似てるんじゃないか」
「あの”力”も同じですよね」
「ひょっとしたら、この腕輪をみぬきちゃんがつけられたなら
オレと同じことができるのかな」
「みぬき、オドロキさんのこと大きな弟みたいに思ってたんですけど、
なんだか本当に姉弟みたいですね」
「オレが弟っておかしいって。
‥‥でも、そういえば、入院した成歩堂さんに事務所に入れって言われたとき、
このおニイちゃんになんとかしてもらえ、っていってたな」
「そういえば、そうですね。みぬきも、なんとかしてよ、おニイちゃん!
っていったかなぁ」
二人は笑いあう。
「オレたち、いけないことしたのかな、みぬき」
「おニイちゃんからみぬきに手をだしてきたんだけどね」
もう一度二人の唇が重なろうとしたときに、ガリューウェーブの曲が流れてきた。
オドロキの体が固まる。それを着信音で聞いたようなことがあったせいだ。
法廷のように汗を流しながら、
「‥‥ひょっとして、成歩堂さん?」
「ううん、アラームですけど。あ」
「そ、そう (助かった‥‥)」
「いけない、ステージが始まっちゃう!」
全裸のままベッドから飛び出し、あわてて用意するみぬき。
ボウシくんの色々が見えているような気がするが、オドロキにはなんだか良くわからなかった。
「ごめんね、オドロキさん! また明日!」
「う、うん、また明日」
ドアが大きい音とともに閉められる。静寂が戻ってきた。
明日。きっと朝からいちゃいちゃしてしまうのだろうとオドロキは思う。
感のいい成歩堂さんのことだ。戻ってきたら、すぐ気づかれるだろうな。
いっそ、こっちから先に電話で伝えておこうか。
いやいや、待てよ。そんなことを伝えたら、よし、じゃあ今日からぼくのことを
パパと呼んでくれ、なんていってきたりしないよな。
そこまで考えて、
「ハックショイ!!」
くしゃみをした。
そういえばもう冬も近い。さきほどまではみぬきちゃんが暖かすぎて
気づくことさえなかった。
オドロキはそこで一息つき、改めて裸の自分の姿に気づく。
(さてと、いいかげん着替えるとするか。 あ、あれ‥‥)
──その日、河津京作は、自分と同じ男物のパンツから
いろいろなものが飛び出すのを見て、パンツの奥深さを改めて知ったという。
つづく
つづく、ってあるけど以上です。
>>941 GJが止まらない
パンツをオチに持ってきたそのセンスに敬服するwwwww
是非続けてほしいと思うのは俺だけだろうか
何はともあれGJ!!
GJ
しかしこれを言っちゃなんだが原作よりキャラが立ってるなw
そろそろ次スレかな。
テンプレには旧まとめと新まとめ両方乗せる?
4設定のナルホド×マヨイが読みたいなぁ
書けってことなのかなぁ
「異議あり! 弁護人の論証はまったく意味が無い。検察側の立証は何一つ揺らぐものではない!」
「検察側の異議を認めます。弁護側はもう少し考えて反証するように」
「……ぐ、ぐぅぅ」
「御剣検事。やはり、あなたの立証は完璧としか言い様がありませんな」
「無論だ」
フッと笑い、弁護席を見るのは御剣検事。検事局随一のやり手検事である。
「王泥喜くん。今回は残念でした。しかし、御剣検事の立証を参考に今後の糧とするよう
に。それでは判決を言い渡します!」
木槌の音が、法廷中に響き渡った――。
「……ううう。惨敗だ」
法廷からの帰り道、王泥喜法介は肩を落としながら歩いていた。
今回の依頼人は誰も弁護の依頼を受けず、やむを得ず国選弁護人として選出された王泥
喜法介が担当したものだった。何故誰も受けなかったかといえば、明らかに、誰がどう見
ても犯人が被告以外にいなかったからである。
担当検事は御剣怜侍。検察局きっての辣腕検事であり、あの牙琉響也ですら頭の上がら
ない主席検事らしい。彼の一分の隙もない立証を前に、法介はなす術もなく敗北したので
ある。
「……あれ」
ふと、見知った背中が目に入った。
ニット帽を被っているが、そのニット越しにすら分かるツンツン頭。少し無精ひげが生
えたままらしい顎。ポケットに突っ込まれたままの両手。
成歩堂なんでも事務所所長、成歩堂龍一その人の後ろ姿である。
「……くそ、人が苦労して働いてたってのに、何してんだあの人は」
敗北の苦さも手伝ってか、法介は機嫌悪そうにつぶやいて成歩堂を睨みつけようとして、
立ち止まってしまった。
成歩堂の右腕に掴まるというよりは、絡めるようにして隣を歩いている少女の後ろ姿が
目に入ったから、である。
背格好からして、みぬきと同じくらいだろうか。何やら着物じみた服を着た少女が、楽
しそうに成歩堂の腕に自分の腕を絡めて歩いているのは、ある種怪しさすら漂っていた。
何せ成歩堂の今の見た目は、胡散臭い親父以外の何者でもないのである。
傍目から見れば援交の現場とも見えなくもない。まあ、だとしても少女の装束は中々に
奇抜であるのだが、コスプレとも考えられる。
ふと、視線が動いた。
成歩堂と少女の少し前にあったCDショップから女性が出てきた。――途端、周囲の男の
視線がその女性に釘付けになったのが法介には分かった。
成歩堂の隣に居る少女と同じような装束を着ている――けれど、なんというか、こう、
ボンキュッボーンな体型をしているのである。装束の裾から伸びている太ももの白さが目
に眩しい。
「……って、え?」
その女性はにっこり笑って手に持ったビニール袋を掲げて見せたかと思うと――成歩堂
の空いている左腕に自分の腕をするりと絡ませてしまった。
「――は?」
成歩堂はといえば、特に表情に変わりは無い様子で横を向いて話しているのが見える。
法介はしばし呆然としたまま立ち止まってしまい、そのまま歩み去る成歩堂と女性二人
の姿を見送ってしまったのだった――。
「……た、ただいま〜」
事務所のドアをそっと開ける。いつもなら五月蝿いとみぬきに怒られる声は、蚊の鳴く
ように小さい。
「あ、お帰りなさい。オドロキさん」
宿題でもやっていたのか、教科書とノートを広げていたみぬきが、顔を上げて法介を迎
え入れてくれる。
「ただいま……あ、あのさ。えっと、成歩堂さんは?」
「パパ? パパならちょっと出かけてくるって言って、そのままですけど」
娘をほっぽって何してるんだ、あの人は。心の中だけでそう吐き捨てる。
よりによって、あんなコスプレした女(しかも二人)と街を歩いているだなんて。
「? どうかしたんですか? あ、今日の裁判どうでした?」
「……惨敗。元々分かってはいた結果だけど、検察側が手ごわすぎてどうにもさ……」
「あー。今回の担当検事って御剣のおじさまでしたっけ。それはオドロキさんには荷が重
いですよねー」
みぬきのあっさりとした言葉に、法介は顔を上げた。
「知ってるの? あの、ひらひらした検事のこと」
「御剣のおじさま、ですよね? ええ。知ってますよ? パパのお友達だし」
「は?」
「おじさま、容赦ないからなー。あ、でも嫌わないであげて下さいね。おじさまもお仕事
なんだし」
「――はぁ」
なぜ、味方であるはずの彼女が、こうもあのひらひらした検事をフォローしてるのだろ
う。そんな疑問を抱きながら、法介はカクンと頷いた。
「ただいまー。お、ちゃんと帰って来てるね。感心感心」
「あ。パパ、おかえりなさーい」
そんな法介の背中にかけられた、気の抜けた声。振り返らなくても分かる。あれは、こ
の事務所の所長にして売れないピアニストな成歩堂龍一その人だ。
「……はぁ。おかえりなさい……って」
渋々振り返った法介の目には、成歩堂の姿が映っていた。正確にはその両腕である。
左右から成歩堂の腕を抱きかかえている、二人の女性。一人はみぬきと同年代らしい、
可愛らしい少女であり、もう一人は、なんていうかこう、色気すら漂っている美女である。
「な……」
あの街中で彼と一緒に歩いていた二人である事は、間違いなかった。
呆然としているオドロキを見て、成歩堂の左腕を掴まえていた年上らしい女性が、その
雰囲気から想像できないくらい闊達な笑みを浮かべた。
「お。君がオドロキくん? ふふん、後輩君は先輩に挨拶はなしなのかな?」
「え? あ、あの、王泥喜法介、です」
なんとなく、冗談交じりながらも促された。呆然としたまま、それでも軽く頭を下げて
みせる。
「うん。はじめまして、綾里真宵です。君にとっては先輩、かな?」
「先輩……? あの、あなたも弁護士……なんですか?」
「あはは、違う違う。事務所の先輩。なんたってあたしは倉院流霊媒道の現当主にして、
この成歩堂……えっと、今はなんでも事務所なんだっけ? 成歩堂なんでも事務所の副所
長様なんだから」
「は?」
豊かな胸を強調するように胸をそらして見せる真宵を前に、法介は口をガクンとロボッ
ト玩具のように開く。
「で、こっちが」
「……あの、綾里春美です。真宵さまの従姉妹です。霊媒を嗜んでおります」
真宵に促され、ぺこり、と成歩堂の右腕を離して頭を下げる楚々とした美少女。
「あ、ど、どうも。よろしくお願いします……」
何がなんだか分からないまま、法介は成歩堂の顔を見た。
なんだか、ニヤニヤしている。
「いやぁ、それにしても今日のオドロキ君のやられぶりは爽快だったね!」
「あっはっは。まあ、御剣の奴が相手じゃ、今のオドロキ君じゃ相手にはならないだろう
ね」
かと思えば、真宵の発言ににこやかに受け答えをし――。
「って、今日の法廷、見に来てたんですか、もしかして!」
「うん。ちょうど時間が合ってたから、二人を迎えに行くついでに」
「いやぁ、オドロキ君の法廷は、あれだね。昔のナルホド君の法廷よりも危なっかしいよ
ね。スリル満点!」
笑い飛ばす真宵と、そんな彼女と法介を見比べて、困ったようにオロオロしている春美。
そして、そんな二人を一歩下がったところで見ている成歩堂。
「……なんなんですか、この人」
思わずそう呟く法介であった。
--------------
真宵&春美。真宵はきっと千尋さんばりのナイスバディだと信じてる。
春美ちゃんは姉’sばりの美少女に育ってると信じてる。
……信じてるんだ。
その真相は次回作でアキラカにっ!
…とかの展開にならないかな…
それはさておき続きwktk!
これ普通に公式でいいぜ!
でもマヨイがボンキュッボーンだけは認めない
こんな展開、欲しいなー。5楽しみだなー。
俺もマヨイはボンキュボンになってると予想。
ハミはどうなってるか想像もつかんな……。
マヨイはそのままでハミがボンキュボンだったりしても面白いかもなw
>>954 ハミのぼでぃを羨ましげに見つめるマヨイ・・・・いい画よなーwww
ところで、成歩堂×雅香ってどうかね?
今ちょっと構想中なんだけども。
ハミガキたんのSSまだー?
ハミガキ×ザックハァハァ
ハミガキの生理的嫌悪はハラバイを超えた
けど本編での扱いはハラバイより圧倒的に上だな
(何故こんな事になったの?マッサージ器を買いに来ただけなのに……)
宝月茜は虚ろな目で自分を見下ろしている男達を見つめる。
ここは坂東ホテルの一室。
宝月茜は両手を縛られたうえ、足を開脚させられた状態で椅子に縛り付けられている。
スカートは捲れ、白い下着が丸見えとなっている。
「王泥喜くん、君はSEXの経験は豊富なのかい?」
「いやぁ〜、残念ながらあんまり経験してないんですよ。
そういう成歩堂さんはどうなんですか?」
「ははは、黙秘させていただくよ」
「……なんでこんな事をするんです?もう家に帰してください!」
茜は自分をこのホテルに連れ込んで、自分を椅子に縛り付けた男達を睨む。
「やれやれ、君はまだ虚勢をはるのかい?
僕達にマッサージ器でオナニーをしていることを知られた後、君は帰ることもできた。
しかし君は僕達に言われるがままについて来た。それは何故なんだい?」
懐に忍ばせた勾玉を触りながら問いかける。
茜は成歩堂から視線を逸らし、表情を曇らせた。
「そ、それは……」
「……錠は2つ、またサイコロックか。君は本心を隠しているね?」
「隠してなんかないです!2人についてきたのは秘密をばらされたくなかったからです!」
「……王泥喜くん。今の彼女の証言、どうだい?
王泥喜は腕輪が反応したのを確かめるように腕輪を擦り、そして茜を指差した。
「宝月刑事、あなたは『秘密をばらされたくなかった』この言葉を言った時、唾を飲み込んだ!
そう、まるで隠し事がばれるんじゃないかと緊張しているように!
あなたは本心を隠しているんだ!そう、僕達についてきた本当の理由を知られたくないために!」
「い、いやぁぁぁぁ〜〜〜!!」
王泥喜の揺さぶりに、頭をブンブンと振り、悲鳴をあげる茜。
成歩堂の目には錠が一つ砕け散ったのが見えた。
「錠が一つ砕けたね。秘密をばらされたくなかったという理由はウソだね。
……そういえば君は何故縛られるのに抵抗しなかったんだい?」
「そ、そんなの怖かったからに決まってるじゃないの!
男二人に囲まれて、怖くない女の子が何処にいるのよ!」
「……君は自分では気づいていないようだね。
茜ちゃん、君は自ら進んで縛りやすいように手を差し出してきたんだよ。
そう、まるで以前からこのように縛られるのを望んでいたようにね」
「そ、そんなこと思ってない!縛られたくなんてない!」
「……宝月刑事、もういい加減認めませんか?
僕達も法を犯すよう様なやり方はイヤなんです。
どうせSEXするなら合意の下、楽しくしたいんですよ」
「ふざけないで!あんた達なんかと絶対にしないわ!訴えてやるわよ!」
茜の言葉にため息を吐き、首を振る成歩堂。
彼はやれやれといった表情で話し出した。
「ふぅぅ〜……茜ちゃんは強情だね。自分では気づいてないのかな?
君が縛られながら犯されたいと考えているのは分かっているんだ」
「な?なにを証拠にそんなデマを言ってるんです!成歩堂さん、見損ないました!」
成歩堂を睨みつける茜に、王泥喜が鏡を手に持ち話しかける。
「宝月刑事、証拠ならあなたが自信が身につけていますよ。
……あなたの下着、染みがついてるんです。ドンドン広がっているんですよ」
茜の下半身を鏡に映し、茜にも見えるように映し出す。
その鏡には茜の白い下着が写っている。白い下着の中心には小さな染みが付いていた。
その染みに気がついた茜。真っ赤な顔になり涙が零れ出した。
「……い、いやぁぁぁぁぁぁ〜〜〜〜!!!!!」
成歩堂は錠が砕け散ったのを確認し、茜が買ったマッサージ器のスイッチを入れた。
「女は怖い生き物だね。王泥喜くん、君はどう思うかな?」
「そうですね、今の宝月刑事を見ていたらそう思うのも分かりますね」
「みぬきがこうならないようにしっかりと教育しなくちゃな」
「はははは、確かにそうですね。
こんな風に……男の目の前で、一心不乱にオナニーするような女の子にはなってほしくないですからね」
ブブブブブブブブブブブ……
マッサージ器が作り出す細かい振動が茜の下着に新たに染みを作り出す。
茜は二人に見られながら縛られた両手でマッサージ器を持ち、
自らの股間に押し付けるように当てて快楽にふけっている。
「あ、あはぁ……いいよぉ、気持ちいいよぉぉ」
「茜ちゃん、こうしたかったんだね?ずっと誰かの前でオナニーしたかったんだね?」
「きもちいいぃ、すごいぃぃ……あぁ、んああああ!」
「凄いですね、宝月刑事、もうイッちゃいましたよ。マッサージ器って凄いんですね」
「はぁはぁはぁはぁ……すごいよぉ、一人でするよりずっといいよぉ」
「茜ちゃん、もっと気持ちいいことしてあげようか?」
息荒く、虚ろな目をしながらも頷く茜。
そんな茜を見て成歩堂は満足げに頷き、もはや下着の意味を成さないショーツを剥ぎ取る。
「おやおや、下着に糸を引いてるよ。王泥喜くん、もう十分濡れてるから君からいきなさい」
「いいんですか?縛ったままでしたほうがいいんですかね?」
「う〜ん、勢いで縛っちゃったけど、もう解いていいんじゃないのかな?
茜ちゃんはもう解いても逃げ出さないだろうしね」
茜を縛り付けていたヒモを解き、強引に立たせてベッドに押し倒す。
「さぁ茜ちゃん、どうしてほしいかおねだりしてごらん?」
「はいぃぃ……ここに入れてくださいぃ、メチャクチャにして、犯してくださいぃ」
成歩堂に言われるがまま、自らを指で広げ、濡れそぼった自分を見せ付ける。
あまりの光景に唾を飲み込む王泥喜。
そんな王泥喜の肩をたたき、入れるように促す成歩堂。
「王泥喜くん、女の子がああまでして待ってるんだ。早く入れてあげなさい」
「けど成歩堂さんはどうするんです?」
「僕は僕で楽しませてもらうさ。茜ちゃん、口を開けてごらん」
自らを広げながら口を開け、成歩堂を喉の奥まで飲み込む茜。
ぐじゅぐじゅと音をたて、必死に舌を使い、喉で締め付ける。
「おお、気持ちいいよ。ほら、王泥喜くんもやりなさい。茜ちゃんが苦しそうに待ってるよ」
椅子に座り直し、茜の髪の毛を鷲づかみにしながら口で咥えさせ、喉を突き上げる成歩堂。
茜は苦しそうな表情で咥えながらも、自らを広げるのを止めようとはしない。
「すっごいイヤらしい……これは興奮するなぁ。じゃあお先に頂きますね?」
ぐちゅ、ずぶずぶずぶ……ぐじゅ!
「ふぐうぅぅぅ!ごはぁ!すごいぃぃ!きもちいいぃぃ!」
「おやおや、入れてもらっただけで軽くイッちゃったんだ?」
「うぅぅ、成歩堂さん、すっごい締め付けですよ、最高だ!」
背後からパンパンと腰を打ちつける王泥喜。
茜はもはや成歩堂を咥えることができず、吐き出してしまう。
「あはぁ…犯されてるぅ、メチャクチャにされちゃってるよぉ!」
「茜ちゃん、ずっとこうされる事を夢見てたんだろ?
こうされる事を思いながら一人でしてたんだろ?」
「ん、んあ!そうだよぉ、ひゃん!は、はげしく犯され……んあああ!」
成歩堂の腰にしがみ付き、いきり立っている成歩堂に頬ずりをしながら喘ぐ茜。
王泥喜に後ろから犯されている茜の理性は快楽に支配され、もはや犯されることしか考えれなくなっている。
「ははは、まともに話せないのかい?じゃ、僕も参戦しようかな?
王泥喜くん、バックではめるのは止めて騎上位にしてくれないかい?」
「うぅぅ、いいですけど、どうするんですか?」
「女にはもう一つ穴があるだろ?そこを使わせてもらうさ」
成歩堂の言った意味を理解した王泥喜は一度茜から抜き、寝転がり茜自信に入れさせる。
茜はこれから自分の身に起こる出来事に気がつかず、王泥喜にまたがり一心不乱に腰を振る。
「いい!すごいぃぃ!奥に、奥に当って壊されちゃうぅぅ!」
「壊してほしいかい?」
「壊してぇ、茜を壊してぇ、メチャメチャにしてぇ!」
「許可かでましたね、成歩堂さん」
「そうだね、王泥喜くん。ではさっそく頂くとするよ」
下から茜を抱きしめて動きを止め、成歩堂がしやすいように協力する王泥喜。
動きを止められた茜は不満を漏らそうとしたが、その不満を口に出す事はできなかった。
ずぶ!ずぶずぶずぶ…ズグン!
「ひぃ!ひぎゃぁぁぁ!あがぁ…んあああ!あついぃ!お尻があついぃぃ!」
「っくぅ、キツキツだな。王泥喜くん、お尻もかなりの気持ちよさだよ」
「こっちもいいですよ。成歩堂さんが入った瞬間、ギュウギュウと締め付けてきましたよ」
下から王泥喜に子宮を突き上げられ、後ろからは成歩堂に腸壁を擦りあげられる。
茜は自分に入ってきた2本のオスに、狂わされ、喘ぎ、叫んでしまう。
「あああああ!いいいぃ、すごいぃぃぃ!いっくぅ!もうダメェェェ!」
よだれを垂らし、時折白目を剥いて喘ぐ茜。
しかし2人は意識が朦朧とする茜を無視するように容赦なく腰を動かし始める。
「ははは、入れてちょっと動いただけでこれだ。じゃ、本格的に動こうか王泥喜くん」
「そうですね、成歩堂さん。正直僕も早く出したいです」
「出せばいいさ、何度でも出したらいい。僕達が満足するまで茜ちゃんには体を貸してもらうとしようか」
喘ぐ茜を無視して腰を振る成歩堂と王泥喜。
2人が満足した頃には茜に意識はなく、ただ痙攣するばかりであった。
「ちょっといいかしら!成歩堂さんと王泥喜くんいる?」
平日の平和な午後、成歩堂なんでも事務所に突然響く響く女性の声。
その声の主は誰であろう、宝月茜であった。
「茜ちゃん、どうしたんだい?」
「……どうやらみぬきちゃんはいないようね、好都合ね」
「宝月刑事、今日はいったい何のようですか?まさかまた3人で?」
王泥喜の3人でという言葉に一瞬唾を飲み込んだ茜だったが、頭を振りポケットから何かを取り出した。
「科学的に責任を取ってもらうわ!」
「はぁ?なんですか、科学的な責任って?」
「茜ちゃん、手に持っているそれはいったいなにかな?
……ああ!王泥喜くん、僕はこれから仕事があるんで後は任せた!」
「おっと、逃がしませんよ!」
慌てふためき逃げようとする成歩堂を止める茜。
「成歩堂さん、いったいどうしたんです?」
「どうしたもこうしたもないわ!二人で責任取ってもらうわよ……科学的にね!」
そう言って王泥喜の顔に持っていた物を投げつける茜。
「いたたた!科学的にってなんなんです………マジですか?」
「科学的には本当よ。で、どっちがパパなの?……科学的に証明しなきゃね」
お腹を擦りながらニッコリと微笑む茜。
王泥喜は妊娠検査薬を手に持ったまま固まる事しかできなかった。
「2人とも、黙ってないで何か言う事はないの?」
「……もちろんあるよね、王泥喜くん?」
「当たり前じゃないですか、成歩堂さん」
2人は頷き、せーのと息を合わせ大きな声で叫んだ。
「「異議あり!!」」
2人の叫びはビルの谷間に響いたという。
「……異議は却下します」
以上で終わりです。
リアルタイムレスktkr
久々になかなかハードなの見た気がする。まあ、とにかく。
あれだけやっておいてラストが「異議あり」なアホ二人に鉄拳制裁だなwwww
すげえwww
ラストの異議ありが最高に笑えた!
何はともあれGJ!
970 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/19(木) 19:08:59 ID:qWQ8CKTV
河津京作がみぬきのパンツの謎を解明しようとして
いろいろとみぬきの体を調べるという
みぬき×河津京作を読みたいと思うのは俺だけか
みぬき「タネも仕掛けも無いこのパンツ・・・」
河津「異議有り!! 弁護側には証拠品を調べる権利があります!!」
ここはパンツ×コウメで
ここはあえての ぼうしクン×ハラバイ
いつからここはゲテモノも扱うようになったんだよwwww
亜内×サイバンチョ
埋めまでのスレ消費に、ちょっと投下していきますよ。
初夏の日差しが照る中、僕はあるレストランへとやってきた。
【成歩堂龍一×逆居雅香】
「・・・・いらっしゃ・・・・あ、やっと来てくれましたね。」
室内は外と対照的に肌寒いため、出迎えのウェイトレスもぶあついコートを着込んでいた。
「もう、ここに来ることもないと思ったんだけどな・・・・」
「ふっ・・・・」
モコモコしたウェイトレス――逆居雅香は、そのコートを派手に脱ぎ去った。
「このイカサマサカイ、勝ち逃げは絶対に許さない主義なのさ!」
「やれやれ・・・・それで、今日の呼び出しかい?」
僕はズボンのポケットから、折りたたんだ紙切れを取り出す。
それは、彼女からの"呼び出し状"。いや、"果たし状"だった。
「その通り。前回はまんまとしてやられたからね。・・・・今日は、正々堂々決着をつけようじゃないか。」
「フッ・・・・イカサマ師が、正々堂々・・・・か。信用してもいいのかな?」
僕の問いには答えず、彼女は踵を返す。
「もちろん、勝負はポーカー。場所は《ナラズモの間》さ。異存はないだろ?」
「・・・・いいだろう。」
僕は異論を唱えず、彼女の後ろに続いた。
僕が座ったのは、あの日と同じ席。トーゼン、逆居雅香は僕の向かいに座る。
「さて・・・それで?どういう勝負にするんだい?」
「ディーラーもいないことだし、シンプルにドロー一回の一発勝負といこうじゃないか。」
彼女はゆっくりと、それでいて細かくカードをシャッフルする。その手つきに、怪しいところはない。
数回シャッフルを終えた彼女は、カードを僕につきつけた。
「もう十分だろうけど、そっちも一応やっとくかい?」
「・・・いいや、結構。」
今のシャッフルに、イカサマはない。七年間この小部屋で勝負を続けた経験から、それぐらいはすぐわかる。
僕が断ると、彼女は不敵な笑みを浮かべる。・・・・いまいち。貼り付けた感があるな。
「成歩堂龍一。今、アンタは客なんだ。今日のところはアタシのルールに従ってもらうよ。」
「へえ・・・・どんなルールかな?」
「勿論、ポーカー本来の目的に乗っ取って・・・・賭けをしようじゃないか。」
「・・・・賭博は違法だ。その申し出は・・・・」
喋らせたくないわけでもあるのか、彼女は僕の言葉を遮った。
「誰も金を賭けるなんて言ってない。そっちはこの《ナラズモの間》の主の座を賭ける・・・・どうだい?」
「・・・・オーケイ。別に未練があるわけじゃないしね。それで?そっちは何を賭けてくれるんだ?」
「アハハ、アタシが負けたら?そうだねぇ・・・・この身体を好きにさせてやろうか?」
勝ち誇った表情。なるほど。やっぱり何か裏があるな。・・・・ちょっとオシオキが必要かもね。
「・・・・まあ、いい。それじゃ、配るのは僕がやってもいいかい?」
「ああ、好きにしなよ。」
僕の手札は、AのワンペアとJ・Q・Kが一枚ずつ。カードの山をテーブルの中央に戻す。
「好きな枚数取りなよ。僕は後でいい。」
「随分と余裕だねぇ。流石はベテランってわけかい。」
不敵な笑みをたたえたまま、彼女は手札から4・5の二枚を捨て、山の上からカードを二枚取った。
続いて僕の番。僕はただシンプルに、三枚の絵札を捨て、新しく取った。カードを並べ替える。
数秒の沈黙のあと、口を開いたのは逆居雅香のほう。
「・・・・どうだい?」
彼女は自信ありげに手札を公開した。Q・Q・Q・3・3――フルハウス。
「さあ、手札を公開してもらおうか。」
自信を崩さずに催促してくる彼女を、僕は片手で制す。
「待った。」
「・・・・何さ。」
表情を崩さないその理性は立派なもんだけど。残念ながら、まだまだ甘い。
「イカサマ、したね?」
ピクリと眉を動かした。いや、実に自然な反応だ。
「言うじゃないか。いつアタシがイカサマをしたって?」
「僕がカードを取ったとき、君の視線が急に下がった。一瞬だったけどね。」
「・・・・それが、なんだい?」
「机の裏。カードを貼り付けておいたとかかな?」
今度は唇を噛んだ。図星みたいだ。ま、それでも・・・・
「証拠でも、あるのかい?」
「その様子じゃ、上手く隠しきってるみたいだね。ないんじゃないかな。」
「ハッ、難癖つけるだけなら誰だって出来るさ。早いトコ諦めて、手札を公開しなよ。」
再び、彼女の顔は余裕ある表情に切り替わった。僕はその目の前に、手札を散らす。
「・・・・Aのフォーカード。どうやら、今日の僕はツイてるみたいだ。」
「・・・・こ、こんな、バカな・・・・」
「自分の手札を揃えただけじゃ、勝負には勝てない。どうやら、まだまだ未熟みたいだね。」
彼女は少々呆然としていたものの、僕の言葉を挑発ととっていきり立った。
「い、イカサマだ!交換一度でフォーカードなんて・・・・」
「証拠、あるかな?」
「・・・・う。」
口をつぐんで黙り込む彼女。・・・・うん、自然な表情。こっちのが可愛いんじゃないかな。
「さて・・・・賭け金をもらおうか。」
席を立ち、彼女のほうへ歩み寄る。昔の僕では考えられないような態度。
まあ、無駄に裏の世界で生きてなかったってことだ。
「な・・・・え?」
先ほどまでとは打って変わってビクビクしている彼女に手を伸ばす。
肩に手をかけるだけで緊張しているのが伝わってくる辺り、意外にもそっちの経験はないのかもしれない。
「身体を賭けるだなんてのは気安く言うもんじゃない。いい勉強になるだろ?」
「う、うるさ・・・・んむ、んん・・・・」
反抗は、させない。無理矢理唇を塞ぐ。
「ん・・・・んっ!むっ!」
彼女が胸を叩く衝撃も、大して気にならない。性別の違いと12歳の年齢差は大きいものだ。
そのまましばしの間舌で口内の感触を楽しんだ後、解放してやる。
「っふ!はぁ・・・・っふう・・・・」
息遣いがすっかり荒くなっている。じゃ、抵抗する元気が戻らないうちに、やるべきことをやっておくかな・・・・
僕は素早く彼女のラフな洋服を脱がしにかかる。
「あ・・・・う。こ、こんな、ところで・・・・」
「賭けには勝ったんだ、場所を選ぶ権利は僕にくれてもいいんじゃないかな?」
「誰か・・・・来たら・・・・」
「・・・・ま、そのときはそのときだね。」
彼女がさらに反論しようと口を開いたのが見えたので、もう一度口を塞いでおくことにした。
「んむ・・・・ふ、ううう・・・」
今まで抵抗を続けていた彼女の両腕が、力なく下ろされた。
もう、抵抗をする気はなさそうだ。僕は、確信のもと、再び彼女を解放した。
「ふ・・・・はあ・・・・」
薄暗い部屋の中でもわかるぐらいに、彼女の頬は上気し、目は少々潤んでいた。その姿は・・・・
・・・・なんというか、艶っぽい中にどこか幼げな面影が見え隠れするといった感じの・・・・とにかく、魅力的だった。
徐々に服を脱がしながら、熱を帯びた身体を広くゆっくりと愛撫する。
「ん、あ・・・・あう・・・・」
「随分敏感だね。あんまり経験はないのかい?」
「ふっ・・・・あ、そ、そんなこと・・・・んはっ・・・・」
既に大きく自己主張している胸の突起を指で弄ると、それに合わせて吐息が零れた。
・・・・と、彼女は急に口を閉ざしてしまった。喘がされているという事実が気に入らないのかもしれない。
でも、抵抗されると逆に燃えてしまうから不思議だ。僕は、愛撫を続けていた手を彼女の下半身に滑らせる。
「・・・・!」
瞬間、彼女は身を固くするが、声は出さない。
僕は視線を彼女の顔に向けているため、作業は手探りだが・・・・なんとか下着の中に手を滑り込ませた。
その中は、既に彼女の愛液で十分に湿っており、身体とは正直なものだとかくも思い知らされる。
「は・・・・くう・・・・んん・・・・」
人差し指でそっと秘所をなぞると、彼女の口から小さな喘ぎが漏れる。行為を続ける。
「・・・・あ、あう・・・・い・・・・ん、んんん・・・・」
意地でも、「気持ちイイ」などとは言わないつもりらしい。
「まったく・・・・強情だな。」
どうせなら屈服させてみたいと、僕の中のサディスト的精神が囁く。
・・・・僕はその囁きに応じることにした。突如、秘部にあてがわれた指の動きを止める。
「・・・・え?」
彼女の顔に不満の表情がちらりと見える。やっぱり、根は正直なんだな。
「さっきから歯を食いしばってるから、痛いのかと思ってね。」
「・・・・」
「今日は、これぐらいにしておくよ。それじゃあ・・・・」
僕はあっさりと(見えるように)席を立つ。そのまま脇目も振らずに部屋の出口へ・・・・行けなかった。
後ろから、パーカーの裾を掴まれてしまった為。・・・・こうもあっさり上手くいくと、何だか妙に罪悪感に駆られるな。
「・・・・」
「どうかしたかい?」
答えを承知の上でする、意地の悪い質問。僕もすっかり悪役がはまってきてるな。
「・・・・」
彼女は、無言。勿論、自分が行為の続行を求めていることは伝えたくないだろう。・・・・と、思いきや。
コトは意外にあっさり済んだ。彼女は、椅子にもたれた体勢はそのままに、椅子の下からあるものを取り出した。
ゲームの前に脱いだ、ウェイトレスの制服・・・・その、帽子。彼女は素早くそれを被る。
「・・・・続き、してもらえないんですか?」
次の瞬間、彼女は強気なイカサマ師ではなく、弱気なウェイトレスへと成り代わっていた。
・・・・流石は、若干21歳でイカサマ師を生業とするだけある。どうあっても、本性で本音は言わないつもりらしい。
かと言って、このまま終わらせられたんじゃ中途半端。よって、仮面を被ってしまえばいい、と。
「・・・・オーケイ。わかったよ、僕の負けだ。」
「ふふ。やっぱり、大人しい方がお好みですか・・・?」
「まあ、素直な子の方が好きだよ。そりゃあね。」
言うが早いが、僕は再び彼女に覆いかぶさる。今度はもう半端に手を出すようなことはしない。
彼女の首筋に、続いて胸元にも口付けを落とす。その間にも彼女の腰に腕を回し、再び片手を下着に滑り込ます。
「はう・・・・ん。ああ・・・・そこ・・・・そこです・・・・」
棘の抜けた彼女はいまいち張り合いがないけれど、自分の指に合わせて腰を揺らすその姿は艶かしい。
強く抱きしめた身体がビクンと反る度に、一際高い喘ぎをあげる素直な彼女・・・・なかなか、乙なものだ。
気付けば彼女も、いつの間にやら僕の背中に腕を回している。・・・・ホントは、最後までいくつもりはなかったけれど。
据え膳食わぬは男の恥、ってね。僕はようやく自分のズボンを少し下げ、自己主張している僕自身を・・・・
(省略されました。本番を読みたい人は自分で補完して下さい)
ワッフルワッフル
わっふるわっふる