【触手】トイレ専門総合スレ【スカ】

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1名無しさん@ピンキー
排泄・触手、蟲辱・産卵等等。
トイレで行われる行為を専門にしたスレッドです。
トイレでの二次元的性行為であれば、ジャンルは問いません。
基本sageでいきましょう。
2名無しさん@ピンキー:2006/10/21(土) 13:47:25 ID:aVtNNoZ1
初2ゲット!やったね!!
3名無しさん@ピンキー:2006/10/21(土) 18:54:08 ID:k69CqAlA
書き忘れましたが、具体的にはSS投下をメインとしています。       私もネタが浮かんだら投下しますので、トイレという場所に多少なりとも惹かれる方は、是非起こし下さい。
4名無しさん@ピンキー:2006/10/22(日) 09:31:15 ID:h2aaKh25
保守
5名無しさん@ピンキー:2006/10/28(土) 23:02:23 ID:c2BUumnC
飲尿ものとはOkなの?
6名無しさん@ピンキー:2006/10/29(日) 20:37:13 ID:2HDFgc0x
トイレという場所を活かしたものであれば、特に制限はしていません。
7名無しさん@ピンキー:2006/11/09(木) 10:33:00 ID:sBD/BPRW
ほう・・・なかなか興味深いスレだ

しばらく張り付かせてもらうよ
8といれ:2006/11/15(水) 08:40:48 ID:yHIlnlLT
*ろり触手モノ。グロではないがエグいかも。

1/4
 滅多に利用者のいない公園。その中にある利用者のいない公衆トイレ。
 ここにはお化けが出る、などという噂話が、学校で流れていた。
 蛇だか蛸だかの怪物があらわれて、体中ににょろにょろと巻きつかれて襲われる……といった話で、いたずら好きな男子生徒が女子をおどかして回っている。
 そんな話を思い出しながら、おさげ髪に眼鏡といったいでたちの、まだあどけない少女が、そのくだんのトイレの前で立ち往生していた。



 少女――ヨシミは、学校の帰りに、急な尿意を催していた。
 なんとか我慢しながら歩いていたが、とても家に帰り着くまでに耐え切れそうにない。
 そして、いつもその前を通っていた、通学路の途中にある公園――といっても遊具の類がなく、鬱蒼と茂る植樹とベンチしかないため、子供もあまり遊ばない――にトイレが設置してあったのを思い出し、そのトイレの前まで来ていた。
 しかし、つい先日、怪談――ともなんともしれない話を男子生徒から聞かされていたため、そのトイレを目前にして足がすくんでいた。
「うぅ……。どうしよ。お、お化けとか苦手なのにぃ」
 ちょっと半泣き顔で、一人ごちるヨシミ。
 足を内股気味に曲げ、もじもじと体をゆすっている。
 もう、尿意を我慢するのに限界を迎えてきている。
 幼稚園の頃ではあるまいし、いい加減、外でお漏らしなどして許されるわけない。
 お化けや怪物なんていうものは、本の中やテレビの中にしかいないものだって、わかってる。
 そんなものに怯えるより、パンツをビショビショにしてお母さんに叱られる――いや、下手をすると家に帰り着く前に同級生の子に見られて、『お漏らし娘』などという噂を立てられたりするようなことがあっては、こちらの方が大変だ。
 ヨシミは、ごくり、とつばを飲み込むと、意を決すると、そのトイレの中に入っていった。
9といれ:2006/11/15(水) 08:43:03 ID:yHIlnlLT
 ばたん、と個室のドアを閉める。
 そして、大急ぎでスカートをたくし上げ、パンダの絵柄がプリントされたパンツを引きおろし、あまり清潔な状態であるとは言いがたい和式の便器にまたがる。
 ――プシャアアアア
 無毛の秘裂から、黄金色の飛沫が勢いよく飛び出す。
「……はあぁぁ」
 思わず、ため息が出る。気づかない内に、かなりの量を溜め込んでいたらしい。
 ぴっ、ぴっ、と最後の一滴まで出し切る。
 そして、秘所を拭こうとランドセルからちり紙を出そうとした時だった。
 ぬるり
 右の足首を、生暖かい何かがつかんだ。
「――――!?」
 一瞬のことに、声にならない悲鳴をあげるヨシミ。
 そして――おそるおそる自分の右足を見てみる。
 ――そこには蛇とも蛸の足とも知れない、赤黒い体色の生き物が巻き付いていた。
 その生き物は、自分が今またがっている、便器の中から生えてきていた。
「あ……あ…………な、何これ?」
 あまりのことに気が動転するヨシミ。
 しかし、すぐに、これが噂の怪物ではないか、と思い至る。
「きゃーーーーーっ! た……助けてっ!」
 叫ぶが早いか、立ち上がって逃げようとする。
 が、その刹那――便器の中からしゅるりともう一本の怪物――触手が出てきて、左の足首に巻きついた。
 そして、二本ともがギリリと両の足首を締め付けてくる。逃げ出そうにも、足を動かすことすらままならない。
「あ、ああ…………や、やだっ! やめて、離してよっ!!」
 必死に身をもがかせるがやはりビクともしない。
 ズルリ――――そして、三本目の触手が便器の中から現れる。
 その触手は他の二本と違い、先の部分が膨れ上がってかつ尖っており、イチジク浣腸のような形をしていた。
 それが、ヌラヌラと粘液質のてかりを見せながら、ヨシミの秘裂へと先端部分を近づけてくる。
「……なにするの? やめて! だれか……助けて!!」
 声を限りに叫んでみるが、答えるものは誰もいなかった。
 くちゅっ――湿った音を立てて、その触手の先端とヨシミの秘裂が触れ合う。
 その感触に、ヨシミの背筋におぞけが走る。
「ひっ! ……やだよぅ…………お願いだから……助けて」
 あまりの恐怖に抵抗する声もか細くなる。もっとも、そもそも言葉など理解できる相手でもないのだろうが。
10といれ:2006/11/15(水) 08:43:35 ID:yHIlnlLT
 触手は、ヌメヌメとなめまわすようにヨシミの秘裂をまさぐっている。
 その感触にヨシミは途方もない嫌悪感を感じていたが、やがて触手がぴたと動きを止めた。
 触手がヨシミの膣口の部分を探り当てたのだった。
 ヌププッ!
 触手が、ヨシミの膣内に押し入り始めた。
「ああっ! やっ! そこ、おしっこするとこ……ダメ!」
 ヨシミが、自分の異様な感覚に痛切な悲鳴を上げる。
 触手は弾力性に富んでおり、さらにぬめり気を帯びているために、膣壁の狭さにあまり逆らうことなく、ヨシミの膣内にもぐりこむ。
 が、すぐさま、処女膜にそれ以上の進入を阻まれる。
 それを意に介するでもなく、触手は処女膜を引き裂いて、さらに奥へとその身を送り込む。
「――――かはっ!?」
 感じたことのない類の苦痛に、ヨシミはその身をわななかせる。
 見ると、自分の秘所から出た血が、触手の体を伝って降りている。
(ああ――! 血が出てる――! お、お股からこのお化けに食べられてるんだ!)
 自分が、生きたまま食われているものと錯覚したヨシミは、いい知れぬ恐怖を覚える。
 ちょろろ――と、恐怖のあまりにゆるんだ尿道から、わずかばかり失禁する。
 やがて、触手はそれ以上進めない、子宮口の入り口に到達した。挿入から十数秒のことだが、ヨシミにはもっと長い時間のように感じられていた。
(いやだよ! し、死にたくない! やめて! やめてやめて! お願い助けて!)
 唇は強張り、ヨシミの悲鳴はすでに声にはなっていない。
 しかし、触手は最奥に達した時点で動きを止めていた。
(あれ――? 動かなくなった?)
 自分が食べられていると思っていたが違うのだろうか。
 と、安心しかけたところで、再び触手に動きがあった。
 触手の根の方が膨れ上がっていた。
 だが、その膨れた部分は、段々と上にあがってきており――つまり、ヨシミの秘所に近づいてきている。むしろ、膨れているというより、触手の内側を何かが進んでいるようだ。
(うわ…………何これ……? な、何か……変なの入れようとしてる?)
 ずずず……。
 やがて、それが触手と膣口との結合部にまで差し掛かった。
(だ、だめ……! そ、そこ、おしっこ出るとこだよ! 何も入らないよ!)
 その願いが通じたのか、その膨らみはそこで停止している。
 いや、よく見ると違う。見ているうちに一回り、二回りと縮んでいっている。
 内容物を、少量ずつ送り込んでいるのだ。
(何……!? 一体、何を入れられてるの!?)
 やがて、自分の腹部に、異様な温度を感じ始めた。
 熱、というほどのものでもないが、自分自身が持つ体温とは明らかに温度差がある何か。
(あ、いや…………お腹の中、変なの入れられてる……! だ、段々、量が増えてる!)
 触手と膣の結合部の、膨らんでいる部分がしぼむにつれて、反比例して質量を増していく、自分の体内の異物感。
 触手はゆっくりと、しかし着々とその内容物をヨシミの子宮に送り込み続けていたが、やがて、その中身を全て送り終えたようだった。
 そして――――じゅぽっ。
 粘りつくような音を立てて、触手が唐突にヨシミの膣からその身を引き抜いた。
 ドブッ、ドロロロ……。
 触手が身を引き抜くなり、ヨシミの膣口から白濁した粘液があふれ出てきた。
(うわ…………なに…………この気持ちわるいの……こんなの出されてたんだ)
 自分の秘所から流れ出るものを見ながら、しばし立ち尽くすヨシミ。
 とぷん。
 水音が一つした。
 気がつくと、触手の姿がない。あの便器の中に、また戻ったのだろう。
「…………」
 ヨシミは、やがて、一つ、コクとつばを飲み下すと、便器の排水コックを押し下げた。
 ――ジャアアアアア。
 勢いよく流れていく水。おそらく、あの怪物もこれで流されていったはず。
 そんなことを考えていると、なんとなく安心できたヨシミは、股間の粘液を拭うことすらせず、急いでパンツを履くと、個室のドアを勢いよく開け、駆け足でそのトイレを後にした。
11名無しさん@ピンキー:2006/11/15(水) 15:03:23 ID:hEHA4Jad
スレ初投下ありがとうございます。
とても素晴らしい触手でした。役割に忠実ですね。
私も近い内に投下したいと思います。
ネタは【汲み取り式トイレ】【飲尿】【触手生物】です。
12といれ触手:2006/11/16(木) 00:10:07 ID:hBwDjYX3
 ヨシミはそれから、家に帰り着くなりシャワーを浴び股間を念入りに洗った。
 洗っている間にも、自分の股間からは白濁した液があふれてきて、そこを洗うだけで二十分はかけた。
 粘液でギトギトに汚れたパンツは、洗濯するべきかとも思ったが、なぜかこれを母親に見られると怒られるのではないか、という考えが浮かんできたため、台所の生ごみ用のゴミ箱の中に丸めて放り込んだ。
 パンダの柄は気に入っていたが、仕方がない。


 翌日――――。
 ヨシミは学校に登校していた。
 昨日の、公衆トイレでのことは、両親には話していない。
 そして、担任の教師にも、仲のよい友達にも話せそうにない。
 怪物を見た、というだけならともかく、その怪物に自分の、人には見せたりしてはいけない、とされている、何か人としてのタブーのような部分をいじられ、しかも得体のしれない液で汚された……。
 こういう話は、人に聞かせてはいけないのではないか、そんな強迫観念のようなものがあるためだ。
 昨日のことは、悪い夢、そう、”まぼろし”というものに違いないと思いこみながら、ヨシミは昨日のことは忘れ、つとめて普段通りに振舞うことにした。
 一時間目の算数、二時間目の社会までは、過ぎた。
 しかし、三時間目の体育の際、それは起こった。
「どうしたの? おなか押さえて……気分わるいの?」
 担任教師が心配げに、ヨシミの顔をのぞきこむ。
 ヨシミは今はTシャツにスパッツの姿でいる。眼鏡ははずして教室においてあるが、髪はおさげのままだ。
 いつも体育の時は、始めにウォームアップのために校庭を一周走ることになっているのだが、ヨシミは突然、腹痛のようなものを覚え、途中で列を外れてへたり込んでいた。
「う…………せんせぇ、おトイレ行きたい」
 教師は困ったような顔でまた聞く。
「トイレ? いいけど……大丈夫? 一人で行ける?」
 その問いにヨシミはうなずく。先生同伴でトイレなど行ったら、クラスの子に笑われる。
 ヨシミは急いで、校舎に戻った。入ったのは校舎の東側。そちらの方が近かったためだ。
13といれ触手:2006/11/16(木) 00:10:48 ID:hBwDjYX3
 この学校の校舎は西側に低学年の教室があり、東に行くほど高学年の教室、となっている。
 我慢できそうにないので、ヨシミは普段は上級生たちが使っているトイレを借りることにした。もっとも、授業時間中なので、トイレも廊下もどのみち無人であるため、特に臆することなく入ることができた。
 個室のドアを閉め、スパッツとパンツを一度にひき下ろす。
 そして、便器にまたがる。
 あの公園と同じで、学校のトイレも和式。一瞬、昨日の光景が脳裏をよぎるが、そんなことを気にしている余裕もない。
 ちろろ…………。
 小水がわずかにこぼれた。しかし、後ろの方が出ない。
 そもそも、朝に大便の方は済ませており、腹痛を覚えるほどお腹に内容物があるはずがないのだ。
 いぶかしく思いながらも、しかし現に自分の感覚はお腹の中のものを出したがるような、そんな感覚を訴えている。
 が、すぐに、自分のその感覚を訴える中心となっている器官が、肛門ではないことに気がつく。
 それは前の方、自分では尿をするための場所という意識しかない部分から沸き起こっていた。
「あ…………あれ? おしっこ……もう出ないのに……でも、なんか出そう……」
 ヨシミは自分の股間に意識を集中させる。
 どうも、尿が出る位置よりは、若干、後ろ側に位置する部分に違和感がある。
 ――たった今、尿を出してヨシミは気づいた。昨日、怪物にいじられて変なものを入れられたのは、尿をするための部分とは微妙に違っていた。
 そして今、違和感を感じているのは、まさにその部位だった。
「う…………ん……はっ! あ、なんか出る……出そう…………あ、出る!」 
 思い切りいきむと、ぽとり、と何かが便器の硬い陶器に何かが落ちた音がした。
「――――?」
 中を覗き込んでみると、ビー球くらいの大きさの、紫色をした球体が転がっていた。
 それは何かネトネトした糸の様なもので自分の、それを排出したと思われる部分、つまり膣とつながっていた。
 そして、一つが出たためか、堰を切ったように、膣口から次々と、その球体がひり出されてくる。
 むり、ぽとり、むり、ぽとり、むり、ぽとり。
 何分くらいかかっただろうか。
 便器の中には、細長い粘性の糸のようなもので数珠つながりになった、紫色の球体が十数個ほど転がっていた。
「な、なんだろう、これ…………どこかで見たことあるような」
 考えて、ヨシミは思いついた。理科の教科書に載っていた、カエルの卵が、これは似ていた。
「え…………!? じゃあ、これ……卵!?」
 ヨシミは息を呑む。
 一体、何の卵だろうか?
 決まっている。たった今それをひり出した部分は、つい昨日、あの気味の悪い怪物に汚されたではないか。
「どうしよう……! これ…………あのお化けの卵だ! わたし……お、お化けのママになっちゃった」
 ヨシミはしばし、愕然としていたが、やがて、意を決するように、水洗コックに手を伸ばす。
 そうだ、流してしまえ。トイレというのは、汚いものはここに流してしまえば、それでなくなる、消滅する場所だ。
 流してしまえば、この変な卵も消えてなくなる。
 ヨシミは、そのままコックを押し下げた。
 ジャアアア……という水音とともに、その卵はまるで抗う様子は見せず、便器の中に飲み込まれていった。
 ヨシミは、すぐさま下着とスパッツを引き上げると、そのトイレを後に駆け出した。




 一週間後、ある日の休み時間、教室でヨシミは友達から、噂話を一つ聞かされた。
 校舎東側の、一階にある女子トイレに、お化けが出るというものだ。
 その内容は、場所が違う以外は、あの公園の話と同じだった。
 ヨシミは、またいたずら好きの男子が出所の、女子を怖がらせるための話だ。そう思い込もうとした。
 何気なく、教室の窓から外を見てみる。
 するとあれは上級生だろう。外で遊んでいたのであろう年上の女の子がお腹を押さえながら、こちらへ、校舎の方へと小走りでやってくるのが見えた。
 そして、西口から校舎内へと入っていった。
 ヨシミは思わず息を呑んだ――まさか。
 


 −完−
14といれ触手:2006/11/16(木) 00:13:29 ID:hBwDjYX3
実は途中から書き込みエラーで送信できない状態でした。
↑の部分まで含めて一つのおはなしです。

>>11
ありがとうございます。
15名無しさん@ピンキー:2006/11/16(木) 06:56:33 ID:tD+T8QT/
といれ触手さんGJ!
触手怪物スレにトイレモノがいくつかあるよ
保管庫に残ってるから見てみることをお勧め
16名無しさん@ピンキー:2006/11/16(木) 21:17:52 ID:s1Y0wror
GJ!!
産卵イイ
17名無しさん@ピンキー:2006/11/17(金) 13:28:41 ID:/8JGwLdp
投下します。

「現界で面白い映像を手に入れたんだ。一緒に見ようぜ」
ある日、友人が嬉々として俺に見せた物。ラベルも何も無い一本のビデオテープであった。
「おいおい。見ると一週間後に死ぬ呪いのビデオとかじゃないだろうな?」
「それはそれで興味あるが・・・残念ながら違うな。それに俺達、もう死んでいるだろ?」
「それもそうか」
そのテープを、友人がビデオデッキに入れながら。俺はテレビを見続けた。
数秒間の砂嵐の後、ブラウン管に表示されたのは、何かが這い出てきそうな
井戸でもなければ難解且つ抽象的な映像でもなく、
何処かのトイレの個室だった。
「盗撮ビデオかよ・・・お前、こんな趣味が有ったのか。
わざわざこんなもの買わなくても、この身体なら覗き放題だろう」
「いいから黙って見てろ。・・・ほら、最初のお客さんだ」
テレビには個室に入ってくる人の姿。無論、女の子だ。そうじゃなかったら逃げる。
間違っても男のなんか見たくは無い。
隙間から見上げるような姿で少女の姿が映し出される。
裾を出した白いワイシャツに、紺のプリーツスカート。上履きを穿いてる所を見ると、
校内なのだろう。スカートと太股の隙間からパンツが見える。
盗撮されていることも知らず、女の子は、スカートを捲り上げた。
白いパンツを下ろしつつしゃがむと、視点もそれに合わせて下がる。
「・・・・・・やっぱり、ただの盗撮ビデオじゃないか・・・」
「まぁ見てれば解る。肝心のシーンはもうすぐだ」
「・・・・・・」
既に飽きつつある俺だったが、友人が何故か興奮気味に言うので、もう暫く付き合う
ことにした。
もしこれで本当に単なる盗撮ビデオだったら、一発ぶん殴る。
放尿を終えた女の子がからからとトイレットペーパーを巻き取る音がする。・・・長い。
たかだか股間を拭くだけで使い過ぎだ。勿体ないだろうが。
溜息を吐きながら見ていると、ほんの一瞬、画面が歪んだ。
ビデオテープに傷でもついているのか・・・?
「きたきた・・・」
友人が、いよいよだ、と期待を露にしている理由が解らない。何がいよいよなのか。
そんな友人に呆れつつ画面に目を戻して・・・俺は我が目を疑った・・・。
女の子が跨っている便器から手が伸びてきた。
死人のそれのように蒼白な、人間の片腕そのものが、便器の中からという有り得ない場所
から突き出ている。
更にその手は伸びて、女の子のお尻に触れるなり、摩る様にお尻に掌を這わせ、撫で回した。
「きゃああ!?」
悲鳴、そして女の子のお尻が視界から消えると、手は何も無い場所で指先を泳がせる。
「ひいぃっ!!いやああああああああ!!」
先程以上に大きな悲鳴を発する女の子。
便器から突き出る手を直に見てしまったのだろう。
反射的に個室を飛び出そうとし、しかし鍵は開かず、彼女を焦らせるのみ。
女の子が鍵と格闘している内にもう一本の腕が便器から生えてきた。
今度は女の子の両足を掴む。
ずる、と。女の子の両足が少し下がる。
いや、引っ張られているのだ。あの2本の腕に。
ずる・・・ずる・・・上履きがタイルの上を擦って、便器へと近づいていく。
「やだやだやだぁっ!誰かぁっ!だれかあぁぁぁぁ!!」
ついに片方の足が便器の中へ。
そしてもう一本の足も、間も無く便器に入ってしまう。
それからは、最早、女の子は蜘蛛の巣にかかった蝶さながらに。
驚愕する俺の前で、完全に便器の中に引き摺り込まれていなくなった。
最後には沢山の手が湧き出して、女の子を雁字搦めにして、
唯一残った左腕が最後の瞬間まで助けを求めるように、便器から突き出していたが、
それも間も無く便器に沈んでいった。再び画面が、一瞬だけ歪む。
そしてドアが開き、個室は正常な状態に戻った。
18名無しさん@ピンキー:2006/11/17(金) 13:58:20 ID:/8JGwLdp
続き

友人の話によると、この映像は現界でいうところの、裏ビデオとでも言うべき代物で。
トイレ盗撮映像に混じった、このような不可解な現象を一つに纏めたものらしく。
現界ではマニアに高値で取引されているそうだ。
他にも「赤い紙、青い紙」に遭遇し、赤と答えて殺されてしまう小学生の女の子や。
イカのようなタコのような怪物に陵辱される女子中学生など、おおよそ現実とは思えない
内容のものばかりが集約されている。
因みに後日。先の映像でトイレに引き摺り込まれた女子高生と偶然会ったのだが。
彼女を引き摺り込んだのは、亡くなった恋人(女の子)だったようで。今では、此処で仲良く暮らしている。
さて。友人がまたしても、新しいビデオを入手したようなので、また付き合ってやるとするか。


以上です。人間の死後の世界を、一つの社会に見立てて書いてみました。
あんまりえちくない上、触手も産卵もないですが・・・。
19名無しさん@ピンキー:2006/11/18(土) 08:50:57 ID:kF+L/NRO
>>17
gj!
20名無しさん@ピンキー:2006/11/18(土) 09:00:40 ID:2RYSYH8N
>>17
GJです。
この板の触手・化け物スレにトイレものを放り込んでおきました。
あっちのスレに投下したものの後日談的なものになりますがよければみてやってください。
21名無しのスレ主:2006/11/20(月) 18:57:26 ID:ltuSulMR
やっぱりトイレ物は受けが悪いんだろうか…
22名無しさん@ピンキー:2006/11/21(火) 19:50:35 ID:RPmfhbbu
普通に触手スレにいくからでないか?
23といれ触手:2006/11/21(火) 21:24:58 ID:sdSeXvLK
内容が限定されるので、作るほうが大変。
24名無しのスレ主:2006/11/21(火) 22:25:00 ID:pCXmbdpQ
まったり行くしかありませんね…。
思い付いたら投下してくれると有り難いです。
25名無しさん@ピンキー:2006/11/21(火) 23:22:50 ID:91r6DEKh
いや、そもそもな
触手モノは触手スレ、スカトロモノは排泄スレって受け皿がすでにあるわけじゃん
ここに投下するしかない作品ってものすごく限定されてるよな
26名無しのスレ主:2006/11/21(火) 23:57:55 ID:pCXmbdpQ
>25
確かにそうです…。
つまらない駄スレ立ててすみません。
27名無しさん@ピンキー:2006/11/22(水) 10:16:41 ID:51P4Hwzq
俺はいいと思うんだがなあ

ってか触手とスカって限定されてる感が無くもない
トイレですれば何でもありなんだから、もうちょっと妄想の幅を広げたらどうだい?と言ってみる


ゲロ吐き少女スレの者だが、こちらも応援してるぜ
28名無しさん@ピンキー:2006/11/22(水) 22:56:46 ID:YMn2a/sy
俺も別にここはいいと思うがなぁ。
そう、駄スレというほどでは全然ないと思う。
投下もされてるしさ。


>>27
俺めゲロ吐き美少女の者だ
29名無しのスレ主:2006/11/25(土) 23:09:07 ID:fAFOqlkP
需要が少しでもあるなら、嬉しいです。
まったり進行と言うことで…気が向いたらでいいので、投下お願いします。
30名無しのスレ主:2006/12/02(土) 04:17:51 ID:MtbbElPk
異種姦スレに上がっていたキーワードからトイレ物を投下。


「ねぇねぇ。3階のトイレ・・・出るんだって」
それはとある小学校の、他愛も無い噂話の一つ。
「出る・・・・・・って、おばけ?」
「ちがうよ――――」
いつからか個室に住み着き、悪さをする生き物の話。
「今はもう卒業した子が、実際に襲われたらしいよ。その子、一週間くらい高熱を出して、休んだって」
「あたしが聞いた話だと、イカみたいなタコみたいな奴に襲われたんだって・・・。
あそこ、大するのにちょうどよかったのに・・・普段からあんまり人来なかったし。ねぇ、一緒に来てよ」
「やだよ。他のトイレを使えばいいじゃん。誰も気にしないよ」
31名無しのスレ主:2006/12/02(土) 04:27:46 ID:MtbbElPk
噂は事実とは思えないくらい曖昧だから、確かめようと思う者も出て来る。
「みんなが言ってること…本当のことなのかなぁ?」
件のトイレ前でぼやく少女。休み時間だというのに、トイレを含む周囲には生徒の姿はまばらで、個室は全て空室になっていた。
それでも彼女の瞳は、このトイレ…否、噂への興味に満ちている…。
子供ならではの好奇心で、こうした噂や怪談にはいつも首を突っ込んでいた。
だが、理由は噂が事実か確かめる、それだけではない。
「やっぱり、今ここ以外のトイレを使うのは恥ずかしいな…」
言いながらお尻を気にする。3時間目の半ば、急な便意を催し困っていたのも、理由の一つである。
他の生徒が集中しているであろうトイレで事を済ませるのは気が乗らない。
「早く済まさなきゃ。10分休み終わっちゃう」
上履きをスリッパに履き替え、個室に入る。何の変哲も無いトイレが、今日は特別に思えた。
期待しているのか、それとも怖いのか……パンツを脱ぐ手が震える。
心臓がどきどきいっているのがわかる。ジーンズとパンツを膝辺りまで下げた少女は和式の便器に、ゆっくりと腰を下ろした。
何故だか生暖かい空気がお尻にまとわりついていた。
32名無しのスレ主:2006/12/02(土) 04:29:16 ID:MtbbElPk
取り敢えず今日はここまでです。
続きは月曜日あたりにでも投下します、それではおやすみなさい。
33名無しさん@ピンキー:2006/12/02(土) 04:58:49 ID:XrBJB9f+
wktkして待ってまつ
34名無しさん@ピンキー:2006/12/02(土) 18:31:21 ID:eTT0IjbH
期待している
35名無しさん@ピンキー:2006/12/05(火) 00:21:03 ID:xzLjp70u
続きキボンです神さま
36名無しさん@ピンキー:2006/12/05(火) 22:05:49 ID:7SuYWFtQ
信じてる。
今もずっと信じてる。
37名無しさん@ピンキー:2006/12/05(火) 22:43:11 ID:xzLjp70u
あいつは必ず帰ってくる、あいつはそんな奴じゃないんだ
俺は待ち続けるぜ
38名無しのスレ主:2006/12/06(水) 04:10:40 ID:OX7r4usu
>>遅くなりました。続きです。

「ぅ…んん…」
みちち…。
少女がお尻の辺りに力を入れ、すぼんだ排泄門を押し開いて排泄物の先端が排出されてくる。
それに集中する少女…だから気付くことはなかった。
自分の下で、しゅるり、と音を発した主が、足に巻き付いて、初めて気付く。その時には、もう遅かった。
「えっ…やっ、何…?」
うろたえる少女をよそに、便器から伸びた二本の触手はぎりぎりと脚を絞め上げ、拘束する。
「いやっ、痛い…乱暴しないで…」
話が通じる相手ではないが、少女は太股を絞め上げられる痛みに、悲鳴に近い声で懇願する。
やはり人の言葉は通じず、淡々と自らの意思を実行に移す。
便器の中から新たな触手が出て来て、少女のお尻に向かって伸びる。
蕾が花開くように、先端部分をくぱっと広げて、べちょりと覆い尽くすように張り付いた。
「やだっ…なにこれ、なんなの…」
気持ち悪いよぅ、と半分泣きながらお尻にくっつくそれを剥がそうとし、然し、引っ張る度に脚を拘束する触手が
ぎりぎりと締め付け抵抗する。
「い、いたいっ…!やめて、骨が折れちゃう…!」
手を離すと、触手もきつく絞めるのを止め徐々に痛みが引いていく。
「ぐす…こんなの、やだよぅ…」
個室の中で動きを封じられて。しゃがんだまま、丸出しのお尻によくわからないものがくっついて。
最初の好奇心は完全に消し飛んで、今は代わりに恐怖と哀しみが少女を支配している。
「…助けて…」
かすれた声で呟くが、この時間、そしてこのトイレに誰も近寄らないことは、少女自身が一番良く知っている。
だから、絶望に暮れるしかない…。
39名無しのスレ主:2006/12/06(水) 04:33:56 ID:OX7r4usu
そんな少女を憐れむ情など持ち合わせていないそれは、花触手の真ん中の部位―――ぽっかりと開いた穴を少女の尻穴にぴったり合わせ、
せり出されるように現れた管状の器官をあてがいぐにぐにほぐしはじめる。
「ひっ…いやぁっ。入って…入ってこないでぇ・・・」
自分でも触れたことすらない恥ずかしくて汚い部分…今さっき便をひり出そうとしていた、不浄の部分。
そこを得体の知れないものに弄繰り回され、ついに大粒の涙が瞳から零れ落ちる。
「ひぐ…えぐっ…もう、嫌ぁ…」
泣きじゃくり嫌がっても、触手の行為はまだ終わらない。
触手が、どのような形でかは少女の知るところではないにせよ、満足するまで・・・少女は解放されそうになかった。
40名無しのスレ主:2006/12/06(水) 04:48:47 ID:OX7r4usu
ずぞぞぞ…少女の体内―――正確には、お尻の辺りで不気味が音がして。
(いやっ!なに、何してるの……?)
これに近い音を、少女は普通に耳にしている。
何かを吸い込むような音から掃除機を連想し、自分の体内で行なわれている行為に、恐怖と不安が募る。
(た、食べられてるの…?おなかの中からっ!?)
自分の身体の中にあるもの…それがお尻に挿入されたものから吸い込まれている。そんな気がした。
「やだっ、そんなのやだあああっ!助けて!誰か、だれかぁ!!」
半ば狂乱するかのように叫ぶ。
それを誰かが聞きつけたのか…ばたばたと外が騒がしくなった。
数秒後…もっとも少女には時間を数える余裕などないが・・・女性教諭と思わしき人の声。
ドアを叩く音。相変わらずお尻に張り付き、中のものを吸い込んでいる触手。
それらが混ざった音を聞きながら、少女の意識は闇に落ちていった……
41名無しのスレ主:2006/12/06(水) 05:22:23 ID:h6U4yvRM
「――ん。―――ちゃん!」
「……ん…」
自分の名を必死に呼ぶその声に、少女は目を開ける。
視界に飛び込んできたのはトイレの壁ではなく、見慣れた白い天井。そして、不安と安堵が入り混じった表情で、
覗き込んでいる先生や友達達。
個室で気を失っていたのを、ここまで運んできた。先生はそう言って、何があったのか聞いた。
(・・・夢じゃなかったんだ・・・)
今のが単なる悪夢だと信じたかったが、お尻の痛みがその可能性を否定する・・・。
少女は覚えている限りありのままを話した。にわかには信じ難い内容で…それでも先生は真面目に聞いてくれて、
一通り話し終わると「怖かったね、でももう大丈夫」と頭を撫でてくれた。
それから早退させてもらうことになり、先生は友達と一緒に少女の鞄を取りに行った。
ベッドに横になり、そういえば便をしそこねたことを思い出す。
(・・・でも・・・お腹が軽いな・・・)
便意は何故かなくなっていた。

あれから2週間経って…。
件のトイレは使用禁止の張り紙が貼られ、先生を通じて各クラスに厳重な注意が通達された。
理由は説明されなかったが、誰もが、薄々感じているようだった。
あの噂は本当だったんだな…と…。
そしてあの時から、一つの怪談がこの学校から消えた。

「んしょっ…と」
少女はスカートを捲り、パンツを下ろして便器を跨いでしゃがむ。
朝寝坊して排便してくる暇がなかったから、少女は登校してまずトイレに駆け込んだのだ。
ちょろろ、と少量のおしっこの後、「んっ」と力むとすぼんだお尻の穴が拡大、収縮を繰り返し便をひり出そうとする。
「ん…く…っ」
朝っぱらから学校のトイレで踏ん張る自分を恥ずかしく思わないでもなかったが、
急がないと朝のチャイムが鳴ってしまう。授業中にトイレに抜け出したくはない…。
急いで済ませようとする少女…その両足に、しゅるっと何かが巻き付く。
「・・・・・・え?」
身に覚えのある、気持ち悪い感触…それは、消えた筈の怪談。
終わった筈の・・・・・・悪夢。
だがまだ終わってはいないことを、あの時の同じ様に、お尻に張り付いてきたその感触で、
少女は知るのだった。

END
42名無しのスレ主:2006/12/06(水) 05:26:20 ID:h6U4yvRM
月曜に間に合いませんでしたが…一応完成しました。
文才も発想力も無い自分にはこれが限界で・・・・・・期待してくれた方々には
申し訳ないくらいです。
あんまりえちくないし…。

でも気が向いたら、また投下してみようと思いますので。
異種姦スレでは食傷気味なトイレ物ですが…ここに投下してくれると
私としても嬉しいです。
それでは今回はこれで。
43名無しさん@ピンキー:2006/12/06(水) 17:52:04 ID:zNYb2Ikl
gj!!
44名無しさん@ピンキー:2006/12/08(金) 22:47:14 ID:huL/Gs/p
信じていたよ。
よい仕事をしてくれてありがとう。
45名無しさん@ピンキー:2006/12/09(土) 00:52:03 ID:zd6Z6goi
GJ
46名無しさを@ピンキー:2006/12/16(土) 01:50:40 ID:niKgw8Cp
そろそろこのスレにも、SSが欲しいところ。
…無理だろうか…
47名無しさん@ピンキー:2006/12/23(土) 12:27:58 ID:GBCEUCR2
職人いないね
48名無しさん@ピンキー:2006/12/23(土) 13:06:00 ID:DbkamI3U
せっかくだから、シチュや妄想だけでも話してみれば?
誰か来るかもしれんぞ?

俺は・・・洋式便器の中蓋はずして、そこにおにゃのこのおけつをしっかりとはめ込み
そのまま、太ももやふくらはぎから責めていく様な感じで

水を流すとあそこにもろに水がかかって下半身びしょびしょになっても抵抗できないそんな感じがうっひょおおお
49名無しさん@ピンキー:2006/12/23(土) 13:59:09 ID:XdDERmIn
廃れつつある和式…自らの生存を賭け、和式便器に住まう触手は女の子の役に立つサービスを実施するが…。
股間やお尻を掃除したり、パンツを脱がしてくれたりする自動和式便器。
50籠城戦 ◆DppZDahiPc :2006/12/24(日) 12:05:07 ID:sN8SMqjh
保守がてら投下してみる。
触手じゃなくてスマソ。


<トイレ純愛>1/6

 七年前に北幌市に造られた北幌ドームは、来週クリスマスということもあって
か、きらびやかにライトアップされている。
 ドームから突き出た、市内を見渡せる展望室は、赤赤と光り。
 入場口はモールのように電飾が下げられ。
 鉄と電飾で造られたクリスマスツリーは、六メートルもの高さだ。
 ドーム内でも、今週は、今年日本一になった地元球団の写真パネル展が開かれ
ている。
 華やかなドーム。
 ――その、車道を一本隔てた隣には、公衆トイレがある。
 ドームの建設と時を同じくして造られた、出来て日が浅く、整備がきちんと行
われているため綺麗な――と付けるのは妙であるが――トイレ。
 入り口は開け放たれておらず、自動ドアがあり、車いす使用者用のトイレもあ
る。
 だが、ドーム内にも、歩いて十分足らずにある福角駅構内にもトイレがあるた
め。わざわざ、このトイレを使用する者は少ない。


 ――そう思っていたから、油断した。


   ※※※
51<トイレで純愛>2/6籠城戦 ◆DppZDahiPc :2006/12/24(日) 12:06:52 ID:sN8SMqjh
 バイトからの帰り道、ドームから車道一本隔てた場所にある自動販売機で、缶
コーヒーを買って飲むのが、最近の習慣だったのだが。
 今年は雪が少ないとはいえ、かなり冷える。
 そこへ、間違って買った冷たいコーヒーを飲んだものだから、トイレに行きた
くなった俺は。丁度よく側にあった公衆トイレに感謝し。
 自動ドアを潜り、男子トイレへ入ったのだが……。

「う……あ……あ……」
 呻き声が聞こえた。
 一つだけ使用されている、個室から呻き声が聞こえてきた。
 随分踏ん張ってるが。正直、不気味だなぁ、おい。
 だが、個室にこもった奴が、どれだけ固いのを出していようと関係ない。
 俺は小便器に向かい、ジーンズの前を開け、縮こまった陰茎を取り出し………
…後は言わないが。
 しかし、出している間に、個室の扉が開き“彼女”が現れたから書かねばなる
まい。
 個室が開いたのを音に聞き、ちらりと振り返ると、勢いよく人が飛び出してき
たのだ。
 しかも、その飛び出て来たのは、女――しかも、全裸だった。
「…………は?」
 頭を疑った。俺の頭を。なに幻覚見てんだよと、ついでに目も疑った。
「――あ」
 飛び出て来た全裸女と目が合った
 全裸女――訂正、ハイソックスだけを着た女は、俺を見るや悲鳴をあげようと
して、自らの口を押さえ。
 出てきた時と同じく、勢いよく個室に引っ込んでいった。
 俺はわずかな間、陰茎を出したまま、呆けていたが。仕舞うと、何事もなかっ
たようにトイレから出ていった。
 危ない奴とは関わらないに限る。


   ※※※


 明日はクリスマスイヴだってのに、十二時間労働なんて腐った労働条件で、社
会の厳しさを味あわされた俺は。味はいまいちだが、量はたっぷりな、ダブ飲み
コーヒーを1缶開けると。
 ふと、側にある公衆トイレに目をやった。
 今にして思えば、美味しい状況だったのかもしれない。
 男子トイレで裸になるような女だ、無理矢理犯しても文句は言わないだろう―
―という妄想が、この六日間のオカズになっていた。
 あの時は、驚くことしか出来なかったが、思い出せばあの女、けっこうな美人
だった。
 俺好みな巨乳ではなかったものの、スタイルも……
 いや、やめよう。
 クリスマスイヴイヴに、一人妄想でおっ勃ててるのも、もの悲しい。

 ――と、考えながらも。未練がましい俺は、あの女がいないものかとトイレに
入った。
523/6籠城戦 ◆DppZDahiPc :2006/12/24(日) 12:10:19 ID:sN8SMqjh
 いやがった。
 しかも、声をかけるのを躊躇わせるハイテンションぶりで。
「あっ……だめ――めっ……いや……」
 声、というか、悲鳴、というか、叫声。
「だめ――いやぁぁっ」
 壁一枚隔てれば路上の公衆トイレでよくやる――つーか、なにやってんだ?
 個室の扉を開け放ったまま、あの女は、和式便器に顔を擦りつけていた。
 むろん、一人で。
 自分の割れ目に玩具をぶっ刺しながら。
 俺は――
「いやぁぁぁぁぁぁっ」
 ――見なかったことにした。

   ※※※

 クリスマスイヴだったってのに、二十五時間労働をした翌朝、俺は、いつ寝た
のだろう?
 本当にここは日本なのかと疑いながらも。
 いつものように缶コーヒーを飲みながら、今日は弁当も買って食べていると。
 そそくさとした足取りでトイレに入っていく女――いや、少女がいた。
「あの制服は……」
 俺でも知っている、有名女子校――いわゆるお嬢様学校の制服だ。
 腹の具合でも悪いのだろう、やけに早い足取りでトイレに入っていった。
 ――しかし、
「あの顔……」
 俺は、なんとなく気になり。
 少女に続いてトイレに入った。
 まず、少しばかりの勇気がいったが、女子トイレを覗いた。
 誰もいないし、個室は全て開いている。
 やはり……。
 男子トイレへ向かうと、
「うおっ」
 俺は思わず声をあげてしまった。
 女は、洗面台の上に乗っていた。
 ――裸で。
 鏡に向かって、股を開き、何かしていた。
 俺が声をあげたことで、鏡に写った俺に、女は気づき――
「え……へっ、うそっ、なっ――キャアッ」
 慌てる余り、洗面台から転げ落ちた。

   ※※※
「違うんです」
 なにが違うのか、ハイソックス少女は立ち上がるや言い訳しだした。
「これは、着替えてただけで」
 そうかい。しかしなら、なんで男子トイレで。
「やましいことでは全然ないんです」
 ほぉ、なら、その手に握ったバイブはなんなんだろうか?
「だから、警察に連絡はせずともいいですし、私は全然学校へ行けます」
 言うや、ハイソックス少女は、俺の横を通り過ぎていこうとした。
 ――ん?
「それでは、さようならでございます」
 日本語がおかしいのはこの際無視だ。
「待てっ」
 女の腕を掴んで、引き留めた。
「きゃっ、離して」
「その格好で、どこへ行く気だ」
「……へ?」
534/6籠城戦 ◆DppZDahiPc :2006/12/24(日) 12:12:23 ID:sN8SMqjh
 ハイソックスだけを着た女は、ようやく思い出したのか。
「ひゃっ」
 悲鳴をあげてその場にうずくまった。
 ……なんなんだ、コイツ。

   ※※※

 少女の説明はどこまでも、とっちらかっていて長くなるので割愛する。
 まあ、一言で言える内容なのだが。
 つまり、公衆トイレでオナニーするのが趣味なのだそうだ。
 最初は、女子トイレで裸になり指でするだけだったのが。
 男子トイレでするようになり。
 誰かがした後だと妄想しながら、便器に顔をこすりつけるようになったそうだ。
 いつもは帰り道でしているのだが、今日は終業式の全校集会で、壇上に立つた
め。気合いをいれてバイブを仕込んだのだが、家を出た時からスイッチを入れて
いたため。気持ちよくなりすぎて、歩けなくなってしまい、ここで外すことにし。
ついでにオナニーをしていたのだそうだ。
 これだけでもSANチェックが必要な内容だが。
 その上――俺の頭がおかしいのかと、思いたくなる内容を聞かされた。

「ああそう」
 正直、関わりたくない。
 ハイソックス女は、いい加減服を着たらいいのに、裸のまま。
「誰にも言わないでください」
 言わないさ。言ったところで、俺の頭が疑われる。
「それと……」
 なんだ、まだ何かあるのかよ?
「私のこと、レイプしてください」
 まるで、バレンタインデーにあこがれの先輩に告白する、後輩のような顔で言
う。
 俺は、勿論、さわやかな笑顔で頷き。
「嫌だ」

   ※※※

 俺はいつものように、缶コーヒーを飲んでいた。
 バイト先は、法律に引っかかってつぶれた。
 新しいバイト先を探しているため、金がない。最近は風俗にも行けていない、
AVすらゴブサタだ。
 ――溜まっていた。
 学生は冬休みだから、あの女が現れることはないというのに、俺はアイツを待
ち伏せていた。
 アイツなら、タダでやらせてくれるだろうから。
 それに、田舎から出てきて数年、バイト仲間以外に友達のいないこの町で。唯
一顔を知っているのはアイツだけ。
 人恋しいのかもしれない。
「まさか、だよな」
 俺は鼻で笑い。
 ふっとトイレを見た。
 俺の頭に、一つの考えがよぎった。

   ※※※

 誰もいない女子トイレ。
 裸靴下の俺しかいない。
 大きな鏡に写る、股間を努張させた変態男。
 アイツの真似をしてみた、結構興奮する。
545/6籠城戦 ◆DppZDahiPc :2006/12/24(日) 12:13:26 ID:sN8SMqjh
 立ったまま、鏡に自らを写してオナニーする。
 アイツ以外入ったのを見たことのない女子トイレだが、女子トイレ、その響き
に興奮を覚える。
「く、」
 片手を洗面台にかけ、スパート……――っ。
 久々の心地よい射精感に、顔をあげる。
 鏡に写った変態男――そして、あの女。
 バシャッとシャッターが切られた。
「おっ、おいっ」
 アイツは愉しそうに歪んだ顔で、
「この写真を蒔かれたくなければ、私の言うことを聞きなさい。この変態」
「おまえが言えた義理か」
 アイツはフフンと鼻で笑い。
「どうするの? イエス、ノーどっち」
 ヒラヒラと使い捨てカメラを振ってみせた。
 ブブブブブと、何かが振動する音が聞こえた。
 どうするかって?
 決まってる。
 俺は大股で女に近づき、その腕を掴んだ。
「ちょっ、強引に奪うのは反則……っ」
 何か言ってるが、聞いてやらない。
 女の手を引っ張って、個室にひきずりこんだ。


「な、なにするの」
 今更怯えた声を出すが、ほんと、今更だろ。
「おまえをレイプして、黙らせる」
「――えっ」
「おまえが、望んでたことだろ?」
「それは……でも最初くらいやさしく」
「やだね」

   ※※
 俺は、いつものように、トイレにいる。
「や、あ、くぅん」
 最初に逢ってから約一年、俺はほぼ毎日ハイソックス女と会っている。
「うう……あっ」
 今日は、クリスマスイヴ。
 バイト先で借りたサンタの衣装を着せているから、サンタ上着+ハイソックス
女だ。上着だけのため、ミニスカというより尻も前も隠せないと恥ずかしがった
が。洋式便器に抱きついて、尻を突き出してる今は、そんなことを言わず。
 先ほど俺が女の見ている前で用を足した洋式便座に顔をつっこむ女は、何が嬉
しいのかキャッキャッと悲鳴をあげている。
 ――まあ、人のことは言えない、か。
「む……射精そうなんだが、このまま、射精していいか?」
「……う、うん…………飲む、から……待って」

 俺の陰茎をくわえる、ハイソックス女を見ながら、俺はなんの気なしに言った。
「今日はクリスマスだな」
「ん? ――うん」
「一緒に遊ぶ相手とかいないのかよ、彼氏じゃなくても」
 言うと、女は俺を指さした。
「俺は、一緒に遊ぶ友達ってわけかい」
 苦笑気味に笑うと、なんか空しかった。
 女が陰茎から一滴残らず精液を拭き終わるまで、どちらも喋らなかった。
556/6籠城戦 ◆DppZDahiPc :2006/12/24(日) 12:15:11 ID:sN8SMqjh
「……ねぇ」
 今度は自らの性器を拭きながら、女は言った。
「今度、デー……遊びに行かない?」
「……どこに?」
「それは、その、映画館とか、遊園地とか」
 デートかよ、思ったが言わなかった。
 代わりに
「いいかもな」
 ぼうっとしながら、俺は答えた。
「でも、そんなとこでなにすんだよ。デートなんざしたことねぇよ」
「そ、それは……」
 口ごもったかと思えば、女は怒ったように。
「セックスすればいいじゃないっ、アンタ好きでしょ」
「そりゃ、まあな」
 おまえもだろ、とは言わなかった。
「なら、まず、初詣行くか」
「――え」
「混んでるだろうから、立ったままハメてても誰も気づかないだろうさ」
 バカ、聞こえないほど小さな声で女は言った。
「ただ、その前に訊いていいか?」
「なに」
「おまえの名前」
 この一年、互いが互いの肉体を求め愛、情欲のまま躰を重ねてきたが。
 俺はこいつの名前を知らない。
 こいつは俺の名前を知らない。
 ハイソックス女は頬を掻き、額にかかる髪を払った後
「私の名前は――――」


〜END
56籠城戦 ◆DppZDahiPc :2006/12/24(日) 12:16:51 ID:sN8SMqjh
実在する場所を舞台に書いてみたw
57名無しさん@ピンキー
なんか地味にいい話じゃないかw