悪魔と天使でえっち 2nd world

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1名無しさん@ピンキー
前スレ
天使が悪魔に負けて陵辱されるスレ
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1135232708/


ここでは、敵に負けての陵辱、あるいは和姦など 天使・悪魔のエロを総合的に扱います。
それ以外の人間や精霊などが絡むものや天使同士悪魔同士も歓迎ですが、投下前に一言断ってください。
あくまでもメインは天使×悪魔又は悪魔×天使です。
また、作品の属性も投下前に断るってもらえると何処ぞからの加護があるかもしれません。
2名無しさん@ピンキー:2006/10/20(金) 22:04:38 ID:Vj9VmSg0
>>1
3名無しさん@ピンキー:2006/10/20(金) 22:05:36 ID:lE2dtLb3
2ゲトッ
4名無しさん@ピンキー:2006/10/20(金) 22:19:44 ID:jKQjADiJ
   ♪ワーワワー
          ⊂⊃              ♪ワワーワワー
     |\_/ ̄ ̄\_/|         ⊂⊃
    / \_|  ▼ ▼ |_/     |\_/ ̄ ̄\_/|ヾ
   //ノ⌒((\  皿 /        \_| ▼ ▼  |_/ヽ\
   | |ソノノソヾ/⌒ヽ mm=<()       \ 皿  /ノノソヾヽ\\
  ノノノ)ソノ ノ ヽ ソ ノ      ()>==mm   ⌒ヽ ヾヽ\ヾヽ\
 ( (ヾソヾ /   `- ´            ヽ ヽ ノ 人 ヾヽヾソノ )
  しソノソ(   /                 \` /  \  ソソノ丿
  __ノ ノ 丿    新スレ おめ☆     ̄\  ) ) しソノ
 / _//                       \ \ \__
 し´し´ ̄                         ヽ  ̄  `ヽ`ヽ
                                 ̄ ̄ ̄丶丿丿
5名無しさん@ピンキー:2006/10/20(金) 22:21:39 ID:jKQjADiJ
           +
            へ    へ      +
           //',',\ /,⊂⊃ヽ          
        _//〃',〃ヽ∧_∧| ★ +   新スレ
         ゝ'〃',〃.,/';"( ‘∀‘)/        おめ☆
         ´〃///〃⊂    つ
                / / /      +
       +        し' し'
6名無しさん@ピンキー:2006/10/20(金) 22:47:31 ID:SCTrLxHd
       '´⌒´`ヽ
    '^ヽζノノ ノ)))))
  ノ  リノ从イ ´ヮ`ノlξ 乙♪
 ノノ "ノ ノノ⊂) 凵(つ  
('"´     /   \    
         く___ゝ

ってよく見りゃ天使ばっかりじゃん。
7名無しさん@ピンキー:2006/10/20(金) 22:55:01 ID:gHe69laZ
乙ですw

ありがとうございます、
早速、投下させてください。

注:不勉強で、設定に不備があったら申し訳ありません、
御笑覧いただければ幸いです。
8柔らかな硬さ:2006/10/20(金) 22:58:29 ID:gHe69laZ
どうやら本当に天使に生まれ変わってしまったらしい。
先ほどからずっと揺り起こす手・・・・に気づかぬふりで、翼・・・今は軽やかなそれを動かした。
動く、今までのように重苦しくも感じない。
目を開けて、自分の手のひらを見た。
「天使様、ああ、お目を覚まされた・・・!!」
感慨深げの従者を尻目に、その手を穴の開くほど見つめる。
ほんの少し小さめのその手は、白く光輪を放つあまりぼやけたようにも見え、かれを何度か瞬きさせた。
これが天使か・・・・彼はそう思った。
「すぐにお知らせを!」従者は背後に怒鳴り、ゆっくりと彼の両手を手に取った。
目に涙を浮かべて、
「一時はどうなるかとさえ思いました・・・不死のハズの天使が目を覚まさないのなど、
この国の先行きをあらわすかのようで・・・・!!!」
彼はゆっくりと身を起こした。
「我は目を覚ました、これでよいのか」
彼は言ったが、付き添っていた従者は感涙に咽びそれどころではない。
呆れながらも起き上がろうとして、ふと胸に目をやる。
そこには今まで見たこともない、柔らかなふくらみが・・・・それは隆々として目の前にあった。
彼は両性具有とされる悪魔の中で、男、を演じ、女、をその付属物だとする風潮に諸手を挙げていた類であり、
体からして男らしく、を常に考えていた悪魔だった。
その悪魔の餌食である乳房がその胸に息づいていることに、彼はしばし言葉を失った。
「ああ、天使様」
従者は跪き、その向こうに祈祷の名残であろう蝋燭が、ちらちらと揺れていた。
9柔らかな硬さ:2006/10/20(金) 23:00:07 ID:gHe69laZ

天使になってみればいいのよ、

そう言ったあの人は、今頃自分と同じように悪魔へと変異しているはずである。
まるで柔らかい絹のような繊細な羽、ふんわりと浮かぶその姿。
眩い金髪は流れて水面のように光を反射し、高く秀でた額にプラチナの輪、白く、いや真昼の陽を集めたような肌。
どこをとっても神々しい。加えてふっくらとした柔らかい肢体。
まことに触り心地のよいからだを艶やかな絹のドレスで飾っている。
思い浮かべるその言葉は今、まさに彼を表わし、彼自身であるのに、
大鏡を見て、呟いてしまう。
「美しい・・・・」
滑稽だが、鏡に映る今の自分を見て感嘆のため息をつく。どこもかしこも穢れがない。
彼は見とれながら、自分と入れ替わり悪魔となった人を思い浮かべた。
あんなに手こずるとは思いも寄らなかった・・・・、と羽根を打ち合わせた。
それは以前のように音を立てることはない、ふわりと音もなく重ねられた。
かくも天使とは柔らかいものか、彼は思い、じっと鏡の向こうを見つめていた。


「さあさあ、本日はお疲れでしょう、」
身づくろいを整えて食事を済ませ、部屋を興味深げに歩き回っていると従者がやってきた。
従者、とはいえ彼も天使の一員である。
背の小さな羽根をぱたぱたと動かし、ふよふよと飛んでくるのだった。
「疲れてなどおらん」
「いーえ、もう日が暮れました」
言いながらぐいぐいとその背を押し、彼の羽根に顔を避けながら従者は彼を寝室へと押しやっていく。
「まだ起きてから3時間だろう」
冗談を、と言った調子で彼が言うのに、
「今まで目をお覚ましにならなかったのです、無理はいけません」
頑なな口調の従者。
「無理なんぞするもんか、せっかく起きたのだもう少しいいだろ」
「ああ、その口調・・・!以前そんな口はおききにならなかった!
やはり疲れているのです!」
「疲れてなんかいない」
「いーえ、私には解ります!」
「何がわかる」
「ああ、その悪魔のような微笑!さあさあお休みください!」
やはり滲み出るものだろうか、考えているうちに寝台へと押しこまれた。
しぶしぶ羽根毛布にもぐりこむと、横向きになり、
「なあ、俺は今どんな顔をしている?」
と微笑んで従者に問う。
「俺だなんて!」
従者は両手で顔を覆うと大仰に嘆いた。
眠っている間に何か・・・・ぐちぐち言い始めるのを無視して、
「美しいか?」と聞く。
「ぐちぐちぐ・・・・・・・今なんて?」
従者は顔を上げてから、ぐすん、と鼻を鳴らして言った。
彼は口角を挙げて微笑んでみせる。
「とてもお綺麗でございます。だから、俺なんて言わないでください」
「天使らしいか?」
「ええ、この上なく、見紛うことなく天使ですよ!だから俺なんて」
「わかったわかった」
彼は満足して、仰向いて目を閉じる。背を包む羽の感触が心地よい。
従者は、燭台の火を消すと「何かありましたらすぐに参りますので」と言って下がっていった。
真っ暗な部屋に月明かり。とても静かな部屋に、彼は取り残された。
10柔らかな硬さ:2006/10/20(金) 23:01:53 ID:gHe69laZ

つい、と脚を床に下ろす、上半身を起こすと胸の重心がずれるのが解る。
こんな重たいものを付けてて、疲れないんだろうか。
彼はそわそわと触れてみる。柔らかい、少し力を入れてみる、ううむ・・・
やられる側、と言うのはこんな感じか・・・なんだか余りよくない。
突起に触れると、少しぴり、とした快感を感じた。
しばらくつまんでみたが、あんなに声をあげる程ではない。
ううむ・・・あの天使、まさか演技だったのだろうか?
・・・・あそこはどう感じる?
彼は着ている絹のローブの裾をたくし上げた。
見えん・・・脚を広げてみてもそこは金色に柔らかく覆われていて、そこに指を這わせてみても、
冷たくほんのわずかに湿気を感じるだけだ。
つまらん、彼はそう思った。
やはり、相手として責めるのがよいのであってこれが自分の体となってみてもどうと言うことはないのだ。
あきらめながら、それでも指を入れてみるか、と動かしたとき、

「ちょっとちょっとーーーーー!!何してんのよあたしの体で!」

彼はびくりとして慌ててあたりを見回した。

「あんたねー、いきなりそれなわけ?!」

部屋に置かれた大鏡の中から、「俺」が叫んでいた。
その「俺」は脇に天使を抱え、驚いた彼をにやにやと見つめている。
そんなところで・・・・その小脇に抱えた天使は・・・・・いや、どこから見てた?
「おまえ、何してるんだ・・・」
辛うじてそういうと、「俺」はけらけら笑い「どう、天使の体は?悪くないでしょ」と言った。
あの男性的なことを誇っていた「俺」が、女言葉で話し、にこりとする。

「うわわわわ、気色の悪い!!ただでさえ女顔であるのに、止めてくれ!!」

そうなのだ、彼はよく言えば中性的な美しい顔立ち、悪く言えば単なる女顔なのだ。
だからこそ、努力に努力を重ね、素晴らしい筋肉と威厳ある表情を研究してきたと言うのに。
まるでよく出来たオカマのような姿に、彼は身悶えた。

「あらまあ。何自分見て照れてんの?変な奴ね」

「た頼む、せめて、の、とかのよ、とか、ね、とか使わないでくれ・・・」
「何言ってっかよくわかんない」
「女言葉でしゃべるな!」
「じゃあ、あんたも男言葉でしゃべんな」
ぐ、と言葉に詰まった、女言葉。それもイヤだ。
11柔らかな硬さ:2006/10/20(金) 23:07:19 ID:gHe69laZ

彼は片手で顔を覆い、「その脇の天使はなんだ?」と聞いた。
「ああ、これ?」
頷くと、
「こいつねー、昔っから優等生で鼻についてたのよね。だから堕ちてもらおうと思って」
にやり、と彼(?)は笑うと、どさりとその天使を下ろした。
「女体なのか」
屑折れている天子はうつ伏せで、しかと判断できない。
「天使はね、みーんな柔らかに出来てるの」
柔らか?と彼が瞬きをすると、ぱしん、と羽根を打ち合わせて、
「柔らかの象徴は女なの、子供と女。みんなそうでしょ?」
彼が黙っていると、
「だから悪魔は逆。硬さ、つまり男」
「・・・・女体にだってなれるが」
「抱く気しないでしょ?牙の生えた女、どこからどこまで骨ばった女」
と、今は彼女の体となった「俺」を指差す。
彼は、何故この天使が自分との入れ替わりを求めたのかを悟った。
「俺の体で、そんなことを・・・」
「そう、あーんなこともこーんなこともしちゃうわけ」
楽しくてたまらない、と言うように微笑み、
「天使食うくらいなんでもないでしょ?この体傷つけるわけじゃないんだし」
なら・・・と言いかけた彼・・・ルシファーを見越したようにミカエルは、
「あ〜っと、あんたはだめ、あんたはやっちゃだめ。この意味解るよね〜?」
と一瞬真剣になると言い聞かせるように言い、また、笑みを浮かべた。
「あたし後でそっちに戻るんだからさ、大人しくしててよ」
なんて理不尽な、彼はミカエルを睨む。
「と、いうのは不公平なので」ますます見越したようにここでミカエルは一本指を立てると、
「今からここで公開プレイをしてあげるから」
少しあごを引いて、いたずらっぽく微笑むが、それは彼本人が見ても邪悪で、どこからどう見ても
悪魔の笑みだった。
「は?!」
「だ〜か〜ら〜」
「あんたはいま女の、天使の体してるわけね?で、目の前でやられちゃう天使見たら、わかるって」
「わかるって何が?」
「どんなに濡れるかってこと!」
なんだか何も知らない子供のような扱いに、彼は不満げに、
「お前みたいにか」
と意地悪く笑った。
ミカエルは、少し睨むように斜めに構えると、
「そうよ、あんたが今いるミカエルの体みたいにね!」

12柔らかな硬さ:2006/10/20(金) 23:10:09 ID:gHe69laZ
すみません途中で。

こんな感じなんですけど。
初めてここに投下するので、ちょっと自信なくて。

あと半分あるのですがいいでしょうか。
13名無しさん@ピンキー:2006/10/20(金) 23:20:55 ID:7/nUF4zu
投下続行を求む。
まるで週刊漫画のヒキみたいだ。続きを読みたい。
14名無しさん@ピンキー:2006/10/20(金) 23:26:20 ID:SCTrLxHd
いいでしょうか・・・だと!?
こんな生殺し状態で、ビンビンにおっきしたブツをどうしてくれるつもりだ!
かまわん、やっておしまいなさい!

というか激しくグッジョブなので自信持って下さい。
15柔らかな硬さ:2006/10/21(土) 01:44:08 ID:PurqYPqg
ありがとうございますw

では、後半を・・
一応この話はこれで終わりなのですが、この後が本番のようなもので・・

いうよりミカエルの痴情の序章です。

何ゆえ酒池肉林に至ったか。
その理由です。
16柔らかな硬さ:2006/10/21(土) 01:46:38 ID:PurqYPqg
「あんなにべちゃねちゃになるもんなのか?・・・その、女体ってのは」
彼が聞くと、ミカエルは悪魔の声で言う。
「あんたが知らないだけよ」
うつぶせた天使を乱暴に仰向けにすると、ちらり、と今は「ミカエル」のルシファーを見、
「見てて」
ううん・・・・と呟くその天使も、ミカエルほどではないが、波打った短い髪、目を閉じた顔はまるで童女のようで、
耀いていてふくよかな肢体を持っていた。
ミカエルはどちらかと言うときりりとした美しさであるが、この天使は小さい体といい、この上もなく可愛らしい、
と言ったところだろう。
そのちいさなあごにミカエルは噛みつき、舌を何度かちろちろと動かした。
「あんたはこうしたのよ」
言ってから、つうう、と下唇を優しく噛んで、ん、という天使の胸を左手でそうっと触る。
柔らかく噛みながら、右手の尖った爪でローブの胸元を引き裂くと、その突起に爪を這わせた。
「こうして、あんたは爪であたしをいじった」
つるり、としてたわ。それに硬くて、冷たかった。
言って、天使の唇を柔らかに吸う。
ルシファーは自分がされているように唇を構える。
天使は、びくん、と跳ねた。
その顔をじっと見ながら、組み伏せるように体制を変えると、
「目を覚ましな」
と、ミカエルは天使に言い、首に噛み付いた。
「・・・・!?」
天使は目を覚まし、上に覆いかぶさる悪魔を見、叫んで押さえられた両手を見た。
「ルシファー!」
「なあに?」口を離しミカエルは気だるそうに言う。
天使は暴れようとした。背中の弓さえとれば!!とばかりもがく。
「あんたね〜」
ミカエルは冷たく言い、
「いかにもあたしはルシファーだけど」
「この・・・・・・!呪われた存在め!」
天使は強気に言い放った。
「呪われた?」
ふふ〜ん、とミカエルは笑ってから、
「今呪われてるのはあんたよ、神の加護なんて届かないんだから」
「そんなはずあるわけないでしょう」
「どうだかね」
あくまでからかうような悪魔に天使は怒鳴った。
「この私を。大天使ミカエルのしもべと知っていてか!」
ここでミカエルはにやあ、といやらしく笑った。

17柔らかな硬さ:2006/10/21(土) 01:51:34 ID:PurqYPqg
「ここは光の届かないところ」
天使はびくっとした。
「届かない?・・・では・・?!」
「そう」と微笑んでミカエルは「魔界、正しくは魔界への道」
と言った。天使はばたばたとし、
「おのれ、許されると思うか?!」
「許されるんじゃない?」
ミカエルが微笑むのに、
「ミカエルの力を知っていてのことか!」
天使は負けずに怒鳴る。
「ああ、知っているとも」とミカエルは答え、

「大天使ミカエルに身分も弁えず注進するもの、それはお前か?」

「私は!!」
天使は怯み、「私は、ただ、慣例を・・・・・」
「過去の事例にない、それを盾にお前も」ミカエルは微笑み、
「呪われるがいい」と天使の羽根を掴み、それを持ち上げた。
羽根を押さえられ、もがく天使を冷ややかに、地面に叩きつけ圧し掛かる。
「いやあああ」
その口を覆い、ローブを捲り上げる。
「いや!いやあ!」
「いや?言って済まされると思うか?」
ミカエルは天使の体を抱きよせるとじわじわと言ったようすで胸の突起を舐めた。
鏡の前のルシファーの体が、うずいた。
つられて胸の突起をつまむうち、じわりじわりとさらにうずいていった。
腕を押さえながら、ミカエルは天使の胸を犯していき、それに抗いながら、
「やめ・・・いや・・・・んあっ」
悶える天使に満足げに笑う。
「どうだ?なぜ禁じられたかが解るだろう?」
んっ・・・・と天使が黙るのに、
「この先を知りたくはないか?」
「知りたくありません!」
頑なに天使は首を振った。
「そうか・・・・」
ミカエルは急に天使の足の間に指を忍ばせた。
鏡越しに見ていたルシファーも、耐えられずそこに指を伸ばす。
「そうか?」
ミカエルはぐ、と指をさし入れた。
ルシファーも同じように自分の指を差し込む。
18柔らかな硬さ:2006/10/21(土) 01:53:15 ID:PurqYPqg
とろり、と濡れていた。
「んあーっ・・・・」
天使は叫ぶ、苦痛なようでどこか開放されたような表情、
「頷いたら?」
「・・・いや、いや、です・・・」
「そうお???」
ぐりぐりといじるのがわかる。
ルシファーは奥へ誘い込むような感覚を慣れたものではなく指で感じた。
と、いうより、入れられる側の異物感、襞を撫でられる違和感、知らない快感が襲ってくる。
「やめて・・・」
「やめて?」
「神が許さない!」
「しつこいな・・・」
ミカエルはトロリと指が濡れたのを擦り付けるように天使の敏感な場所に塗りつけた、
「ああっ!!」
ルシファーは自分のそれをとろとろといじった。
声が漏れ、自分の息が熱いのを感じた。
ミカエルは、ルシファーの体を無理なく使いこなし、
「気持ちいいなら、いいと言え」
ぐ、と黙った天使にミカエルは言う。
天使はうなだれた。そこへミカエルは指を押し込む。
「この先を教えてやる。お前が知っている天国とは違うそれを教えてやる」
ルシファーはいつのまにか出し入れしていた指に悶える。
ふ、う、うあ
入れた指が激しく動く、ぐちゃくちゃになっていた。
「入れたい・・・・」ルシファーは言った。
呟きを聞き逃さず、ミカエルは振り向き、
「入れたい?でも、天使がどうだかね?」
天使はそれでもぎゅっと目を閉じたままでいた。
「入れて欲しい、ってこいつが言うまでね」
細い指では物足らない。入れて欲しい・・・・。
言えよ・・・・。
「いや、です・・・・。」
「・・・・ふうん」
「いいのか?もう汚れているのに」
がまんしたって、おまえは戻れない・・・・
ミカエルは優しく言った。
「戻れない・・・・」天使は言った。
「悪魔もいいぞ?」
慰めるように言うのに、
「いえ!」
天使は言い放った。
19柔らかな硬さ:2006/10/21(土) 01:56:40 ID:PurqYPqg
「そうか・・・・・」
ミカエルは言うと、くるりとうつぶせた天使のしりを掴み、
「いや、といって聞いてもらえるほど」
強くそそりたったそれをいきなり突き入れ
「甘くないね!」
「いややああああああ!!!」
無理に入れた感が自分にも伝わる、ぐにゅりとそれでも硬いものが自分の中に入る。
「・・・・・っあああ!」
天使は声をあげた。
ミカエルが突く腰がぐわんぐわんと揺れていた。
ルシファーは指を増やしていた。
「ほら、言っておしまい?つーか、もう遅いんだけど」
「ふ・・んっあっああっ!」
天使は悶え、ルシファーは指を激しく出し入れし、
「いってしまいな!」
ミカエルは意地悪く微笑み、その腰を敵のように打ち込んだ。
「い、いやあああ!!」
天使は身を捩じらせて絶叫した。
痛がる天使とは逆に、快感だけが彼を襲う、
もっと、もっと、もっと!!
「んあああ!」
2人は鏡越しに声をそろえた。
片方は失望に。もう片方は快楽に。

20柔らかな硬さ:2006/10/21(土) 01:57:40 ID:PurqYPqg


「いっちゃったでしょ?」
ミカエルが言う。

「ぶっぱなしたあと、って、こんな感じがするのね」
ほうっと息をついた。

彼は息整えながら、おれはあのときぶっぱなせなかったよ、と呟くと、

「そうね、そうしたかった?」

「したかったに決まってるだろ」

ルシファーはまた小さく呟いた。

「そうしたら、もう、会えないじゃない」
ミカエルは言った。
「・・・・・・」

「会えないじゃない」

ミカエルは言う。
ルシファーは戸惑った。

「俺は嫉妬なんてしないぞ」
憎々しげに言う。
「させてみせる」
ミカエルはゆうゆうと微笑み、鏡越しに言った。
「戻るのもいいけど、このままどんだけのことがあんたを嫉妬させるかを
試してみるのもいいわね」

「てめ、もどせよ!」

「やあよ」

「約束だろ?」
「あら」
ここでミカエルは悠然と微笑み、そして言った。
「悪魔って、約束を守るのかな?守るのは契約のみよね?」

「おま・・・っ」

「あんたが嫉妬するまで、このまんま。
悔しかったら、あたしを好きになることね!!」
そういって、ミカエルは、消えた。

この先、ルシファーの体を使って、ミカエルは天使を堕としていく。
最後にはルシファーと
そう思いながら、成り立たぬ関係に彼女は暴走する。

が、それは別の話。
鏡の前でルシファーは爪を噛んでいる。

21柔らかな硬さ:2006/10/21(土) 02:00:19 ID:PurqYPqg
終わりです。


読んでくださってありがとうございました。
22名無しさん@ピンキー:2006/10/21(土) 11:40:14 ID:yD7+jpyM
激しくGJ!!www

ところで今メフィストフェレス×ファウストネタ考えてるんだけど、
ファウスト人間だし、微妙に女体化になっちゃいそうなんだがここに投下してもおk?
23名無しさん@ピンキー:2006/10/21(土) 12:37:18 ID:Wcot+988
>>21
すげー!寸止めエロス!GJ!
24名無しさん@ピンキー:2006/10/21(土) 16:15:54 ID:N7k6GI5K
>21
なんかいろいろ妄想が広がるな・・・GJ!

>22
俺はおkだと思うが、他の人はどうなのかな? 天使もしくは悪魔がいれば
それ以上の縛りはほとんどいらないと思うけど。
25>>21:2006/10/21(土) 19:26:16 ID:PurqYPqg
GJ嬉しいです。

今読み直して、いろいろ反省点はあるのですが、
その中でも大きいのが、後半のやたらと雑な展開。

自分の一番悪い癖ですorz
26名無しさん@ピンキー:2006/10/21(土) 19:40:39 ID:FmxCcHrR
>天使もしくは悪魔がいればそれ以上の縛りはほとんどいらないと思うけど

同意。
27名無しさん@ピンキー:2006/10/23(月) 01:19:10 ID:dPOflGKy
誰もいない…投下するならイマノウチ。

注意:メフィストフェレス×ファウストです。
   性別が曖昧です。ふたなり設定。
28地獄の大公と神の似姿:2006/10/23(月) 01:24:54 ID:dPOflGKy
時は16世紀、ドイツのハイデルベルク。夜もすっかり更けた頃、閉店ぎりぎりの賭場を人間が2人出てきた所だった。
「ファウスト先生、惜しい所でしたねぇ。あそこで7にもう一口賭けていれば莫大な掛け金が手に入ったものを。」
声を発したのは金の刺繍の施された赤い上衣に絹の外套といった貴公子のようななりの、中性的な顔立ちで艶な漆黒の髪、光を映さない黒い瞳が印象的な人間ー憶測に過ぎないがー少なくとも姿形はそれに見えた。
気品ある格好をして上手に隠してはいるが、それでも彼の周りだけまがまがしい空気が滲んでいる。
やたら優しげな、その癖深い所は氷のように凍てついているのだろうと思わせる冷たさを持つ声だった。
「そんな事言ってもどうせ手に入るのは金だろう、メフィスト。私は金には執着していない。」
言い返したのはファウストと呼ばれたもう一方の人間だった。やはり中性的な顔立ちをしていて細身の体躯にストレートの柔らかい金髪に金色の睫、純水のような青い目となかなか綺麗な容姿をしている。
ともすれば女にも間違えられそうな姿で、此方はまがまがしい気配など微塵も放っていない。むしろ汚れなどとは全く別次元にいるような、そんな崇高な雰囲気を醸していた。
29地獄の大公と神の似姿:2006/10/23(月) 01:27:58 ID:dPOflGKy
「私は天の一番美しい星が取りたい。同時に地の一番深い楽しみを極めたい。金など今夜の宿代すらあれば十分だ。」
「それは確かに金では片付かない問題ですね。」
宿屋で部屋を借りる手続きをしながらメフィストと呼ばれた悪魔、メフィストフェレスは相槌を打った。本当にどうしたらこの先生は満足なのだろう、とそっと溜め息を吐いた。
先日私はファウストと契約を交わした。ファウストは人間なのに神に随分気に入られていてそれが生意気だと思った事が引き金だった。
先日天国に潜り込んで神と世間話した際、神はファウストがどんなに敬虔で努力を重ねている素晴らしい人間か語った。そんな人間なら堕落させてみたくなるに決まっている。
試しにファウストを堕落させてみて良いですか、と持ちかけてみたところ、神は二つ返事で許可したのだ。奴が堕ちる訳が無い、と。
ファウストは実際神に気に入られるだけあってその魂は汚れを知らずとても綺麗で真っ白な儘だった。
頭も良く、哲学も法学も医学も、果てには神学まで学び尽くしたのだがそれでもファウストの知的好奇心は満たされなかった。ファウストは兎に角快楽を求めていた。
私はそんな彼の魂をすぐにでも手に入れたくなって、即座に契約を持ちかけた。
現世では私が奴隷となり、あなたが満足するまで快楽を教えましょう。その代わり死後はあなたの魂を頂きます、あなたが私の奴隷となって下さい、と。
驚いた事にファウストは簡単に話に乗った。
30地獄の大公と神の似姿:2006/10/23(月) 01:32:59 ID:dPOflGKy
少し考えればこれは彼に不利な契約だとわかりそうなものなのだが、限りある現世と違って死後は永遠なのだから。
「私はありとあらゆる学問を学んだ。しかしまだ知りたいのにわからない事、知らない事がある。私はそれを手中に納めたい。」
それが例え悪魔の領分でも、と彼は私を見据えて語ったのだ。えらく向学心の強い人間だと思う。どうせ世間を知らない学者なのだからすぐに満足するだろうとたかをくくっていたのだが、なかなか彼は手ごわかった。
何しろ俗な事に興味が無いからご馳走を並べても一口二口つつくだけ、美味い酒を並べても嗜む程度、並の女は相手にしない、賭けですら金に執着が無いからつまらないらしい。
じゃあ何がいいのかと問うと先程のように天の一番美しい星などと言い出す。
良くも悪くも常人離れした人間に手を出してしまったものだ。
「はい、ここです。」
取り留めない事を考えている内にあてがわれた部屋に着く。ドアを開けて主人を先に通した。
ベッドが2つ並んでいて、私は壁際に座った。いつも決まって彼は窓際を選ぶ。
そして寝る前に手を組んで神に祈り出す。馬鹿げているというか、悪魔の主人が天使の加護を乞う図などそうそう見れるものではない。
「お前はまだ寝ないのか。」
31地獄の大公と神の似姿:2006/10/23(月) 01:35:08 ID:dPOflGKy
いつの間にか薄絹のくつろいだ服に着替えたファウストが言った。少し違和感を覚えたが答える。
「先生がお休みになるまでは寝る訳にはいきません。」
そうか、だが私の祈りは長いぞ、と言うと彼はベッドの上に跪き、申し訳程度に付いている天井近くの窓を向いて祈り始めた。
酔狂な奴だ。ぼんやりと彼の背中を見つめながら、手持ち無沙汰に先程感じた違和感の正体を探っていた。
「………!」
思い当たる事があり、ベッド上の彼に近づく。熱心に祈っているらしく、私の気配には微塵も気付いていない。
十分近づいた所から腕を伸ばして、抱きしめた。そこで初めて気づいたらしくファウストが一瞬ビクッとしたが、すぐ落ち着いた、しかし少し荒げた声を出した。
「お前、いくら悪魔と云えども主人の祈りを邪魔するとは何事か。大体私も譲歩して声には出さないようにして…。」
ファウストの声なんて聞こえなかった。ああ、やはり私の感じた違和感は間違いではなかった、とそればかりが思考を奪っていた。
私は彼を確かに抱きしめた。触った。主に胸を。…膨らんでいた。
薄い着物は体の線が出る。私が感じた違和感はファウストの胸の僅かな膨らみだった。
普通ならまず気が付かないだろうが数日寝食を共にし、彼自身も細身だったからその控え目な主張が目立ったのだろう。
32地獄の大公と神の似姿:2006/10/23(月) 01:37:57 ID:dPOflGKy
「し、失敬!」
何が起こったかよくわかっていない彼をベッドに倒すと、服を剥ぎ取る。抵抗する腕を押さえ付けて露わになった彼の体は、人間として明らかに異常だった。
まず、体全体が細い。男としての筋肉もついていないし、女が持つ特有の丸みも帯びていない。
そして、やはり胸は僅かながら膨らんでいる。但し本当に僅かなもので、Aカップも無いのでは、といった容貌。下半身には男性器と女性器が同時に存在していた。
「これは…。」
まじまじと眺めていると物凄く怖い視線を感じて彼、いや彼女か?の顔を見た。殺してやろうか、とでも言いたげな目で睨んでいる。
「で、何の積もりだ?」
「まぁ落ち着いて下さい先生。」
私が彼の手を封じ、組み敷いてしまっている以上彼は動けない。殺される心配はない筈。
「…いきなり主人の祈りの最中に抱きついてきて挙げ句の果てに裸体を曝させるなど一体何の積もりなのかと聞いている!」
33地獄の大公と神の似姿:2006/10/23(月) 01:42:17 ID:dPOflGKy
まあ、この状態で落ち着けなど土台無理な話だろう。
「先生、あなた一体男なんですか?女なんですか?」
「生涯男だと信じて生きてきた!何か異論が!?」
「はぁ…。まあ今の時代男の方が生きやすい時代ですしね…。」
体に視線を戻す。男なんだか女なんだか曖昧な存在。天使、という言葉が浮かんできて被りを振る。
こいつは人間だ、只の人間!同時にこんな体だから神から愛されていたのかと疑惑も湧く。こんな天使みたいな体だから。違う、天使じゃない、相手は人間だ。
しっかりしろ私、頭がふらふらする。私は一つ確信した。こんな体で、あんなに信心深い清い魂はこのままではよっぽどの事が無い限り確実に天国行きだということ。
以前からそんな事は決定事項なのだがその時の私にはそれが許し難い事のように思えた。悪魔と契約までしておいてぬけぬけと天国に上るなんてそんな理不尽な事があってたまるか!
もしかしたらそれは裏を返せば彼の魂を手に入れたい願望の強まりだったのかもしれないのだが、私はわざわざそんな考えの裏を覗こうとは思わなかった。ああ、それではどうするか。
彼を満足させる方法。天の一番美しい星を取ってくる、そんな無茶な…。
「…なぁ、いい加減にしてくれないか。」
34地獄の大公と神の似姿:2006/10/23(月) 01:44:35 ID:dPOflGKy
別方面に飛び掛けていた思考を戻したのはファウストの声だった。少し、飽くまで少しだけ悲痛さを感じさせた。
「確かに私の体はおかしいだろう。一種の奇形だよ、でも仕方無いではないか、私のせいじゃない。だからそんな所ばかり見ていなくても良いだろう…!」
私の思考は浮遊していたのだが、はっと気付いて視線の先を辿ると彼の股間を凝視していた。本能的にそこに目がいってしまうのだ。
確かに奴隷の悪魔に無理矢理足を広げられて、露わなそこを見られるなど彼のプライドが許さないのだろう。しかし彼の男性器が立ち上がりかけているのに気付き、いい考えが浮かんだ。
ごくん、と喉が鳴る。彼の顔立ちは綺麗だし、体も認めたくはないが天使の様だ。
「先生、地の一番深い楽しみを教えましょうか。」
必死に押さえ付けられている手を解放させようと躍起になっていたファウストは楽しみ、の言葉に反応した。
「天の一番美しい星も事によったら見れるかもしれません。何しろ酷く高い所にいけますのでね。」
彼は半信半疑といった、しかし期待の混じった眼差しを向ける。
「そんな所に行けるとでも?」
「ええ、行けます。ですからどうか言う事を聞いて下さいね。」
35地獄の大公と神の似姿:2006/10/23(月) 01:48:48 ID:dPOflGKy
「わかった、それならいい加減私の上からどけ。服を着るから。」
「いえ、それはなりません。」
「何?」
ぴたりと閉じている女性器をツゥッと撫でた。びくんとファウストの体が跳ねる。
「初めて、ですよね?」
何をされるか悟ったらしく、彼の青い目が見開かれた。脱がせた薄絹を裂いて細かくし、両腕をベッドの上部の鉄柵に縛り付ける。
こいつは俗な事に興味が無さそうな風だが逆に最も原始的な快楽を与えてやったらどうなる?自らそれを求めて堕ちたりしないだろうか?
薄絹の切れ端で男性器を縛り上げると、呻くように声を上げた。
「主人に何をする気だ。」
「あなたの求めている物を差し上げようかと。」
「私はこんな汚らわしいことは求めていない!」
その瞳の色は未だ強さを湛えている。
「さて、それはどうですかね。太古の昔から生きとし生けるものが味わってきた快楽ですよ?」
両の足首を掴み、大きく押し広げた。
「やめろっ!主人の命令が聞けないのか!?規約に反する!」
規約違反とは、と眉をしかめた。
「随分な言いようだ。あなたの望みは快楽を手に入れる事でしたね?私はあなたに快楽を与えようとしている。あなたが後込みしているだけだ。どこが規約違反なんです。」
「しかし…。」
36地獄の大公と神の似姿:2006/10/23(月) 01:50:48 ID:dPOflGKy
ファウストはもう何も言い返せないようで、唇を噛み締める。女性器に顔を近づけた。
「ご心配なく。痛い事や怖い事は何もございません。あなたに与えたいのは快楽だけなので。」
舌を這わせるとファウストの体ががくがくと震えた。今まで全く刺激を受けた事が無いのだろうから、当然の反応だ。
押さえ付けて執拗に舌で舐め回すとそこが熱くなっていくのがわかった。とろりとした液体がにじみ出て来たのでそれも舌ですくい上げ、それを全面に塗布するように舌を動かす。
「気持ち良かったら声出していいんですよ、先生?」
「だ…誰が…そもそも良い訳ないだろう…。」
「へぇ…じゃあもっと気持ち良くしてあげなきゃ駄目ですね。」
女性器に指を1本挿入する。
「ひ…っ!」
悲痛な声が上がった。中は大分濡れているとはいえ酷く狭い。指1本でもきついぐらいだ、もっと解さなくてはだめだろう。
指を抜き差しする度に粘膜が絡みつき、ファウストの体は震えた。女性器を弄びつつ、今度は男性器を舐め上げる。
「…あっ!?」
新たな場所を攻められて声が裏がえった。先から根元まで丹念に丹念に舌で探っていくと、溜まらず汁が流れ出した。
「…やめろ…メフィスト、もういい…もうやめろ。」
37地獄の大公と神の似姿:2006/10/23(月) 01:52:01 ID:dPOflGKy
顔を上げると未だ光を失わない瞳と目が合った。まだ悪魔に命令する気力があるのか、と少し驚く。
「もう嫌だ…神への祈りの最中だったのに。やめろ。」
隣りのベッドを顎で示した。そっちに行け、と言うことだろう。
「しかしですね、先生。」
女性器を弄るとびくりと顔が歪む。
「先生お口では嫌だのやめろだの言っておられますが…。」
指を離すと透明な糸が引く。
「体はそう言っているとは思えないのですよ。むしろ喜んでー」
「黙れ、違う!」
「何が違うのですか。」
すっと詰め寄った。改めて体をまじまじと見る。細い体、白い肌。犯されているせいだろう、胸がささやかながらぴんと張り、その中で二つの薄桃色の突起が自己を主張していた。
下半身は分泌液に濡れ、シーツに染みを作っている。
彼ーいやこうなったら彼女と呼んだ方が相応しいかもしれない、元々曖昧な性別だーは整った顔を少し赤く染めてはいるがまだ主人としての威厳を保とうと努力していた。
「何って…。」
「ではこれは何ですか。」
乳房に、そして勃っている薄桃色に触れる。
「ひ…。」
「何でここがこんなに固くなっているのですか。」
「そ、それは…。」
「気持ち良いからでしょう?」
38地獄の大公と神の似姿:2006/10/23(月) 01:54:49 ID:dPOflGKy
「ち、ちが…。」
「違わない!」
ぎゅうっと突起を摘み上げた。
「うあ…っ…ああっ!」
油断していたところに突然与えられた刺激に思わず声が出る。
「ほら、そんなに嬉しそうな声を上げる。」
「あ…あぁ…。」
ぐりぐりと責めると青い綺麗な目がとろんとなった。口から唾液が糸を引き、そこではっと我に返って睨み付ける。少しずつ、少しずつ堕ちかけている。
胸の膨らみを揉みしだく。小さいけれどとても柔らかい。そのまま首筋を舐め上げると泣きそうな声を上げた。そうだ、その調子で理性を無くしてしまえ。
神を崇める信仰心など捨ててしまえ。汚れてしまえ!
「さて…と。」
存分に可愛がったところで下半身に手をやる。ああ、もうとろとろだ。十分濡れている、これなら私のものも入りそうだ。
「先生、やっぱり良かったんじゃないですか。」
透明な液を掬って見せ付けるとぼんやりとそれを見る。
「私にされてあなたが出したものです、ほら、こぉんなに。」
歌うように言うとファウストの青い目から涙が溢れた。
「あ…。」
口の中に指を突っ込んでみたが舌を動かさないので引き抜いた。自分からしゃぶる程我を忘れてはいないのだろう。私は自らの自身を露わにした。
39地獄の大公と神の似姿:2006/10/23(月) 01:56:31 ID:dPOflGKy
既に勃っているそれを女性器にあてがう。雰囲気を察知したのかファウストが我に返って叫んだ。
「やめろメフィストフェレス、それだけは!」
ファウストは神を信仰している。悪魔と契約をするにはしたが、それでも悪魔を蔑み信仰を失わない自信があったのだろう。
しかも自分の性が男だと信じていたのだから、悪魔に貫かれ女にされる事は彼、もしくは彼女にとってどれだけ陵辱的な事なのかー。
「大丈夫、痛く無いですよ。」
そんな的外れな返答をしながら体重をかけた。ずずっ、と受け入れられていく。
「あっ…ああっ。」
ファウストが絶望の声を上げる。ゆっくりゆっくり私のものは飲み込まれていった。
愛液が潤滑油になった事もありファウストに痛みは無いようだったが、彼は痛みなんか比べ物にならない悲惨を味わっていた。
「…全部入りました。」
「か、神様…嘘…。そ…そんな…。」
軽くパニックを起こしているようだが、私は構わず動き出した。
「やっ…。」
ファウストも追いかけて腰を揺らす。本人は打ちひしがれているのだが、なかなかどうして本能という物は残酷だ。愛液が絡まり卑猥な水音を立てる。
「淫乱ですね、先生。初めてでこんなに出すなんて…。」
「い、嫌だ…。」
40地獄の大公と神の似姿:2006/10/23(月) 01:59:45 ID:dPOflGKy
「この後に及んでまだ嫌などと?いやらしいのはあなたでしょう。勝手にこんなに白濁液垂らして、大して拒みもせず易々と悪魔を受け入れて…。」
本当は先に手を出したのは私なんだが、この言葉責めは効いたようで、更に滑りが良くなった。
「…今のでまた濡れましたね、マゾなんですか先生は。そういえば契約の時にも快楽と苦痛を欲するとか言ってましたっけ?」
「ちっ…違うっっ!」
頬を染めて泣きながら叫ぶ。こういう理性は壊せる時に一気に壊してしまうにかぎる。
「いきますよ…。」
「嫌だ…ぁっ!」
奥底まで腰を打ちつけると中がきゅうっと締まって、そこで私も精液を吐き出した。ファウストもいったらしく、腰を動かすのをやめた。しかし私はここで止める気は無かった。
悪魔の精液は媚薬効果も持ち合わせている。何しろ悪魔はこういう汚れた快楽の専門家なのだ。
そして勃ちっぱなしの彼の男性器は絹で縛られているせいで射精できていない。満足するから射精させてくれ、と彼に言わせた時ファウストの魂は永遠に私のものになる。
媚薬成分が吸収された頃、私はまた動き出した。これで終わりだとたかをくくっていたファウストは自分の体の中で再度動き出したおぞましいものに悲鳴を上げた。
41地獄の大公と神の似姿:2006/10/23(月) 02:01:22 ID:dPOflGKy
しかし媚薬効果もあり、すぐにそれは喘ぎに変わっていく。
「先生、いきたいでしょう?」
私は事あるごとにそう尋ねた。頑なに拒否の姿勢を変えず私を罵倒する言葉を絶やさなかったファウストも、回を重ねるごとに喘ぐしかなくなっていく。
既に五、六回目かの行為に及んでいた。ファウストはぐったりして、手首の戒めを解いてももう抵抗しない。
感度もとても良くなっていて、首筋を撫で上げるだけで崩れ落ちる。もう女にしか見えなかった。
しかし射精できない男性器からはだらだらと先走りの汁ばかり流れ落ちている。今夜中に間違いなく堕とせる、と私は確信していた。
「先生、いけないでしょう?満足できないでしょう?」
「あ…ぅ、やぁ、っ。」
もう呂律も回っていないファウストを突き上げた。
「ほら!一言です、一言言って下さい、いったら満足する、と!」
「ん、ああっ!」
結合部からは彼女の愛液だか私の精液だかわからない液体がだらだら伝っている。
「あ…、神様…。」
「まだそんな事を!?」
私は思わず激昂して怒鳴ってしまった。大体神の名は悪魔の前ではタブーなのに。やおら立ち上がり山羊の右足を突き付けた。
42地獄の大公と神の似姿:2006/10/23(月) 02:03:02 ID:dPOflGKy
ファウストは突如突きつけられた黒い毛のそれにぎょっとしたように私を見上げる。
「よく考えて下さいファウスト先生。私は悪魔です、あなたは私の虜なのですよ!どうせ最後は私の物になるんです、さっさと言って楽になったらどうですか!」
よっぽど蹄の蹴りをくれてやろうかと思ったけれど主人なのだから、と思い止まる。座り直すと脚を広げ、男性器を舐め上げた。
「あっ!?だっだめ、うぁ。」
そこは射精できないだけあって今のファウストの体の中で最も敏感な部分になっていた。そこを責めたら壊れてしまうかもしれないと遠慮していたのだが、この際細かい事は気にしない事にした。
予想通り、拷問にも等しい快楽がファウストに与えられる。
「あっ、だ、だめ、やっ!」
「…あなたの望んだ苦痛ある快楽じゃないんですかね。」
呟く私の声など聞いていない。
「ほら、一言言えば解放されますよ?」
下品な音を立てて汁を啜る。ファウストは目を瞑っていたが、必死に口を動かしていた。
「ん…神様…うっ、わ、私達を誘惑に陥らせず…。」
何を言っているのかと思えば主の祈りの最後の節を唱えている。ほぼ我を忘れている状態なのに、大したものだ。
「あ…悪からお救い下さい。」
43地獄の大公と神の似姿:2006/10/23(月) 02:06:41 ID:dPOflGKy
無駄な事を。救われる訳など無いのに。お前は悪魔とつながった。鼻で笑うと続きに集中させようと言葉を紡ぐ。
「無駄な事やってないで、とっとと堕ちて下さいよ、先ー」
先生と言おうとして嫌な予感がしてファウストを抱き起こす。目を見開き、ちっと舌打ちした。
「有り得ねぇ…こいついってないのに失神しやがった…。」
失神したらもう約束の言葉を言わせるのは不可能だ、意識を失っているのだから。今日はお開きか、と絹の戒めを解くとどろりと精液が大量に溢れ出した。
とりあえず部屋に置いてある水桶で自分とファウストの体をざっと清めて、使い物になるとは思えない窓際のベッドを見やった。ファウストを自分のベッドに寝かせ、どうしようかと少し迷い壁に体を預けた。
翌朝、私が目を覚ますとファウストは既に起きていた。既に外出着を着て、床に跪き一心不乱に祈っていた。
金髪は陽光を反射し、伏せた金の睫も白い腕も整って全く汚れなく見えた。
「…先生。」
「おや起きたか。」
澄んだ青い目も強い光を保ったままで、主人としての威厳ある口調で言う。
「済まなかったね、昨夜はお前の寝台を使ってしまって。」「い、いえ。それより祈りを中断なさって宜しいので?」
44地獄の大公と神の似姿:2006/10/23(月) 02:09:06 ID:dPOflGKy
「ああ、気にする事は無い。ちょうど今終わった。」
ファウストは支度を始める。…大抵の天使でも悪魔にあそこまでされたら怯えるようになり、神に祈りなど出来なくなるのだが。
「しかし朝にお祈りなど珍しいですね。何を祈っておられたので?」
「いや、昨夜悪い夢を見たもので。」
「…夢?」
「夢だ。」
それ以上の意見は許さない、とばかりにきっと睨む。
「…窓際のベッドが酷く乱れていますが。」
「夢、だ。」
反論は許されないらしい。
「はぁ。で、神は何と。」
「神の声は私には聞こえ無い。しかしどんな悪夢を見てもそれ以上の善行を天に積めば神は救って下さる。」
一体快楽と善行は両立するのだろうか。わからないが、昨夜の事を微塵も感じさせない気配から悟った。
神はファウストを許したのだ。昨日あれだけ汚したのに。何たる事だ、そんなに気に入られているのかこの人間は。
「支度は出来たかメフィスト。」
「とっくに。」
「では行こうか。」
「しばしお待ちを。」
「どうした?」
背を向けた儘のファウストを昨夜のように抱きしめた。
「なっ何っ!?」
明らかに取り乱した声を上げる。彼の手が凶器になりそうな花瓶を掴んだので即座に離れた。
45地獄の大公と神の似姿:2006/10/23(月) 02:10:07 ID:dPOflGKy
「失敬。何もする気は御座いません。」
「そ、そうか、それなら行こう…。」
改めて私に背を向ける。私は指先に残った感触を確かめた。昨夜より胸の膨らみが少し大きくなっていたような…。
という事は調教次第で完全に女の体にする事も可能なのでは。口の端を歪ませて昨夜の言葉を復習した。
あなたは私の虜なのですよ。崇高な快楽を与えるのは難しいが、汚れた快楽を教え込むのは大得意だ。
宿屋の外に出て、高い空を眺めながら呟いた。神様、この賭けあなたが勝つか私が勝つか見物ですね、と。
46名無しさん@ピンキー:2006/10/23(月) 02:11:21 ID:dPOflGKy
以上です。
ありがとうございました。
47名無しさん@ピンキー:2006/10/23(月) 02:27:50 ID:dPOflGKy
やっちまったorz
>>45 ○復唱
×復習
48名無しさん@ピンキー:2006/10/24(火) 08:43:49 ID:i1b/NIWG
えろいね
GJ!
49名無しさん@ピンキー:2006/10/27(金) 01:44:00 ID:w/WptM2F
新スレも旧スレも止まってるぞ
50名無しさん@ピンキー:2006/10/28(土) 18:23:11 ID:q1BTYVGi
ヒント:DION規制
51名無しさん@ピンキー:2006/10/30(月) 03:02:04 ID:3wOSOtH1
ってなあに?
52名無しさん@ピンキー:2006/10/30(月) 13:44:57 ID:3Wz6M0Wp
それくらい自分で調べろ
53名無しさん@ピンキー:2006/11/02(木) 11:36:12 ID:Fx0m6zC8
hosyu
54名無しさん@ピンキー:2006/11/09(木) 13:44:23 ID:iX+Z58/C
止まってるねぇー
55名無しさん@ピンキー:2006/11/10(金) 22:44:15 ID:OzN80mpA
逆に考えるんだ!
今は萌えの天使と停滞の悪魔がイロエロしてるからスレもとまってるんだと!
56名無しさん@ピンキー:2006/11/14(火) 01:10:07 ID:IV2d4Khe
それじゃ停滞してるから悪魔が優位だな
57名無しさん@ピンキー:2006/11/16(木) 07:14:14 ID:USLzxYAx
いやもしかしたら逆かもしれない
58名無しさん@ピンキー:2006/11/18(土) 16:45:12 ID:4FgnzxXJ
age
59名無しさん@ピンキー:2006/11/23(木) 23:18:31 ID:ZPVPkUaj
そろそろ保守
60名無しさん@ピンキー:2006/11/26(日) 09:28:02 ID:QmZQxPaF
保守
61名無しさん@ピンキー:2006/11/28(火) 13:21:31 ID:8hpBkFul
保守
62名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 21:33:36 ID:/9SA+iPy
ミカエルはルシフェルの弟ですが・・・

どうでもいいね
そんなこと
63名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 22:15:06 ID:Zt+7IU/v
ミカとルシが双子兄弟説は後付け臭が凄いから個人的にあんまり好きじゃないけど

双子姉妹(もしくはどっちかが女)でエロエロネタは嫌いじゃないぜ!
64 ◆v8m7tuNvY. :2006/12/04(月) 02:24:33 ID:ZVDIQbsc
前スレラストから続きです。
ちなみに今更ですが、らめぇが駄目な人は避けてもらった方がいいかもしれません。
65 ◆v8m7tuNvY. :2006/12/04(月) 02:25:33 ID:ZVDIQbsc
「どう、気分は? それこそ天にも昇る気持ちよさでしょ?」
「ほ、ほんなころぉ……」
血に染まった満月のように真円を描く深紅の瞳が目の前にある。
それが憎むべき悪魔のものだと理性ではわかっている。
わかっているのだが――、
(駄目、頭がぼうっとして……)
滲む視界は落ち着きなくぐらぐらと揺れ、胃の中の灼熱感は全身に拡散して火照りが治まらなくなっている。
自然と荒くなった息は、自分でもはっきりわかるほど濃いアルコール臭を含んでいた。
「あは、さすがに瓶1本分は飲ませ過ぎだったかな。
 でもね、本当に気持ちいいのはこれからなんだよ」
直後に聞こえた耳障りな音。
それが下着ごと服の前面部を引き裂かれた音だと理解するまでに、今のルエルには数秒が必要だった。
(あ、気持ちいい……って、私は何を……)
悪魔の前で肌を晒す羞恥よりも先に、外気に火照った肌を冷やされる心地よさを感じてしまったことに自己嫌悪の念が湧いてくる。
とはいえ、体を隠そうにも両腕は万歳状態で拘束されたままだ。
そんな彼女にできることと言えば、せめて見える範囲を減らそうと身を捩ることぐらいだった。
けれどその仕草は悪魔にとっては別のものに見えたらしい。
「あっははは、そんなに誘わなくてもちゃんと触ってあげる」
「ひ、ひが……ひぃん!?」
違う、と全く呂律の回らなくなった口で必死に否定しようとした言葉が、途中で情けない悲鳴に取って代わられる。
その原因は、唐突に胸から生まれた激感だった。
驚きに見下ろしてみれば、リリィの小さな手がいつの間にかルエルの乳房にあてがわれていた。
その手のひらが、加護に反応されないよう優しく胸を揉み解してくる。
「ひぃ……あはっ……れめ、そこ、そんなにひちゃらめぇ!」
年相応に細く短いリリィの指が蠢く度、雷に打たれたような喜悦の波が全身を駆け抜けていく。
「どうして、触っちゃいけないの? 感じすぎちゃうから?」
「ひ、ひが……感じてなんか……ないぃ……」
「ふふ、やっぱり天使様って嘘つきなんだ。
 ここをこんなにしておいて」
「はひぃぃ!?」
それまで重くどっしりとした快感とは異なる、鋭くそして強すぎる刺激に喉が引き絞られる。
「乳首、こんなに硬くしておいて感じてないって言われてもなぁ」
「あひぃ!? いやぁ!? それだめぇ!?」
混濁する意識の中、それでもリリィの言葉でその強すぎる快感を生み出しているのが乳首だと理解する。
だが、それは理解したからといって耐えられるような類の刺激では到底なかった。
66 ◆v8m7tuNvY. :2006/12/04(月) 02:26:23 ID:ZVDIQbsc
指の隙間で潰される度、全身が痙攣するのが止められない。
閉じられなくなった口からは、唾液と共に悲鳴とも喘ぎともつかない情けない声が際限なく飛び出していき、嗜虐心をその瞳に湛えた悪魔を喜ばせてしまう。
「どう、胸感じすぎちゃうでしょ? でも天使様が悪いんだよ? あんなにワインこぼしちゃうから」
「わ、わいん……?」
「あれって、もちろん飲むのが本来の使い方だけど、皮膚からでも吸収されるんだよね。
 ていうか、胸なんかはそうやってすり込むと効果が倍増するんだ」
「ほ、ほんなぁ……ひあぁ!」
抵抗したつもりが、むしろ自分の首を絞めることになっていた。
その事実に心が侵食されていく。
「ほら、まずは1回イッちゃってよ。
 そっからが本番なんだからさ」
「あひぃぃぃぃ!?」
それまで放置されていた側の胸の頂を、指ではなくリリィの口に啄ばまれる。
マシュマロのように柔らかな唇に挟み込まれ、ちゅうちゅうと音がするくらい吸引されると、指では実現できないその刺激に、乳首が限界まで勃起させられた。
「れめ、それほんろにらめぇ!!」
そこを尖らせた舌で舐められ捏ねられ突かれると、頭の中があっという間に快感一色に塗りつぶされていく。
自分というものが消えていく恐怖と、その肉悦に全てを委ねたいという欲求がせめぎ合う。
(駄目……耐えないと……でも、こんな……)
「ふあああ!」
ルエルの内心を読み取ったかのように、一旦止まっていたリリィの指が動き出す。
乳房を揉みしだき、その頂点を指で挟んで摩擦する。
時に交互に、時に同時に、右と左、それぞれ異なる刺激の前にルエルの抵抗は嵐の海の板切れ1枚よりも儚いものだった。
全てが肉悦に飲み込まれ、視界が白く染まっていく。
「ふふ、じゃあ、これで止め」
一度口を離してそう宣言したリリィが再び乳首を口に含み、前歯で敏感すぎる突起を挟んでくる。
「ら、らめぇぇぇ!!!」
「きゃっ!?」
ルエルの絶叫、リリィの小さな悲鳴。
その2つに重なるようにして、ゴムを弾いたような音が響き渡る。
噛むという行為が薄皮一枚で加護を発動させたのだ。
今のルエルにとってどう感じられるかはともかくとして、噛むといってもその力はそれほど強いものではなかった。
それ故規模としては極めて小さいものではあるが、それは紛れもなく悪魔を退ける神の力。
それは確かにリリィを弾き飛ばしたが、ルエルに対しても痛烈な一撃となっていた。
リリィの矮躯を弾き飛ばした反動が、極限まで性感を高められた乳房を中心に破裂する。
それは、本当に胸が爆発したかとルエルに錯覚させるほどの衝撃だった。
「んああああああ!!」
これまでにないほどの絶叫で周囲の木々を震わせて、皮肉にもルエルは神の力で最後の一線を越えたのだった。
67 ◆v8m7tuNvY. :2006/12/04(月) 02:27:14 ID:ZVDIQbsc
「いたたたたたた……つい調子に乗っちゃった。
 でも、ま、結果オーライ?」
絶頂による痙攣を終え、ぐったりとうなだれているルエルに歩みよるリリィ。
その口元は赤くなっているが、それでも規模が小さかっただけにそこまでのダメージを受けている様子はない。
「ほら、起きて起きて」
項垂れるルエルの頬をぴたぴたと叩き、激しすぎる絶頂による忘我の境地から彼女を引き戻す。
「は、はぇ……?」
「おはよ、天使様。
 でも、まだお寝んねするには早すぎだよ」
そう言って足元に置いてあったワインの瓶を持ち上げる。
「ぃ、いや……」
それを見て、半ば本能的に口を閉ざすルエル。
その反応を満足げに観察し、リリィはその瓶の口を宛がってくる。
けれどそこは、前回のような口ではなく全く別の場所だった。
(そ、そんなとこ……)
ガラス製の瓶の口。
その冷たく硬い感触を、よりによって股間で感じさせられてルエルは極度の混乱に陥ってしまう。
直接は触れられてもいないのに、既に彼女自身が分泌した体液によって濡れそぼっている秘唇。
(は、入ってくる、入ってきちゃう!?)
細くなっているとはいえ、それでも指数本分はある瓶の先端が、まだ何も受け入れたことのない肉洞を力任せに割り開いてくる。
けれど、そこから生まれた感覚は、痛みとは全く異なるものだった。
意思とは無関係に膣襞が瓶にしゃぶりつき、下半身が溶けそうなほどの得も言われぬ肉悦を吐き出していく。
「ひあああ、なんれ、なんれぇぇ!?」
わずかなインターバルで多少治まっていた性感が、またしても、そして急速に高められていく。
「あぐっ!?」
ほとんど抵抗もないまま最奥まで差し込まれ子宮口を抉られる。
それすらも快感として受け入れてしまうことに本人が惑乱しているのもお構いなしで、今度はずるずると引き抜かれていくワインの瓶。
(な、中、擦られてぇ……)
68 ◆v8m7tuNvY. :2006/12/04(月) 02:28:20 ID:ZVDIQbsc
本来滑らかなはずの瓶の表面。
けれど今のルエルにはそこにあるかすかな凹凸すらも感じ取れていた。
それは敏感な場所にやすりでもかけられているような錯覚を催させる感覚だ。
「とめ、とめてぇ、おかしくなるぅ!」
繰り返される往復運動に、恥も外聞もなく悪魔に懇願した。
けれど、それだけしても悪魔の手を止まるどころか、わずかに減速することすらなく動き続ける。
「ダーメ。
 天使様には、この瓶が恥ずかしいお汁でいっぱいになるまでがんばってもらうんだから」
(び、瓶をいっぱいって……)
思わず自らの秘所を貫く瓶に視線を落とす。
ぐちゅぐちゅと卑猥な水音を立てながら、大切な場所を我が物顔で出入りする悪魔の責め具。
ルエルのそこが本来ありえないほどに濡れそぼっているとはいえ、それだけで瓶を満たすのにどれほどの時間が必要なのか全く見当が付かなかった。
「このお酒、一度天使の体を通して初めて完成するんだよね。
 だ・か・ら、早く終わらせたかったら、どんどん感じていっぱい出さないと。
 んー、この辺が一番感じるかなぁ?」
「ほ、ほんなぁ……」
あまりに遠すぎる道程に絶望しかけたルエルの心。
それを鼓舞するようにわずかに挿入の角度を変えた瓶の口が、膣内のある一点を抉りこんできた。
「あぎぃ、そこ、そこぉ」!
そこから生まれた快感電流は、それまでのどの責めよりも強烈だった。
そこをゴリゴリと抉られる、その1回ごとに心を粉々に砕かれそうなほどの圧倒的な快美感。
ルエルが2度目の、そしてそこから連続しての終わりない絶頂地獄に落ちるまでにそれほどの時間は必要なかった。
69エピローグ ◆v8m7tuNvY. :2006/12/04(月) 02:29:02 ID:ZVDIQbsc
「ほら、手伝ってくれたお礼に一口あげる」
深い霧がかかったように白濁する意識の中、そんな声が聞こえてくる。
続いて口のあたりに硬い何かが触れ、そこから溢れ出した生暖かい液体が口内に流れ込んでくる。
「どう、今度こそおいしいでしょ?」
口の中いっぱいに広がる芳醇な甘酸っぱさと、再び聞こえてくる誰かの声。
(おいしい……)
薄れていく意識の中、ルエルは素直にそう思い、小さく首を縦に振ったのだった。
70 ◆v8m7tuNvY. :2006/12/04(月) 02:30:00 ID:ZVDIQbsc
以上です
71名無しさん@ピンキー:2006/12/04(月) 02:42:24 ID:Ui+KgScg
GJだ。
GJと言っておこうじゃないか。
GJ!
72名無しさん@ピンキー:2006/12/04(月) 16:52:30 ID:0RPzln+m
(*´Д`)b
73名無しさん@ピンキー:2006/12/07(木) 00:32:42 ID:LMpy57CK
保守
74名無しさん@ピンキー:2006/12/09(土) 19:31:44 ID:yn4aGbE4
保守
75名無しさん@ピンキー:2006/12/13(水) 14:59:21 ID:hpBhLyPz
保守するか
76名無しさん@ピンキー:2006/12/14(木) 14:05:34 ID:6wy8ljcJ
前スレ落ちたな・・・新スレが動き始める気配もないが
77名無しさん@ピンキー:2006/12/17(日) 20:43:07 ID:Kb6v6PbG
挑戦してみたらどうしてもエッチまで行かなかったので挫折。
78名無しさん@ピンキー:2006/12/23(土) 02:03:03 ID:KCOEKy/b
期待上げ
79名無しさん@ピンキー:2006/12/24(日) 10:22:33 ID:WmctxyrM
保守
80名無しさん@ピンキー:2006/12/25(月) 01:12:39 ID:4bxNrNZq
天使攻め悪魔受け



悪魔攻め天使受け

のどっちが人気なんだろうか?
81名無しさん@ピンキー:2006/12/25(月) 01:55:31 ID:yyo3yyBk
ノシ 天使(清らか乙女風)攻め 悪魔(マッチョで大物)受け
82名無しさん@ピンキー:2006/12/25(月) 01:58:56 ID:yyo3yyBk
クリスマスで弱った悪魔を聖歌でなぶる天使とか
83名無しさん@ピンキー:2006/12/25(月) 22:23:25 ID:dxRotmsr
>>81
恥じらいながら「あ、貴方なんてこうしてあげます!」と悪魔のナニを恐る恐る踏みにじる可憐な少女天使と、
あんまり力が入ってない柔らかい足の裏がキモチいいので、やられた振りして悦ってるガタイのいい兄貴悪魔とか。

で、「罪を浄化」とか騙されて、自分から悪魔に騎乗位で純潔を捧げてしまい、
それからも、浄化名目でいいように犯られ続ける天使たん、だとなお良し。
84名無しさん@ピンキー:2006/12/25(月) 23:30:09 ID:TIRnVm0/
うむ、恥じらいは外せないな。

そんな天使は股間を怪我した悪魔のナニを顔を覆いつつ指の間から覗き見ながら
責任取って優しく手当してあげるとヨロシ。
85名無しさん@ピンキー:2006/12/26(火) 19:08:07 ID:q6m31sMp
そのシチュエーションいいなあ。

射精させることで悪魔の力を搾り取り、
天使は恥じらいながらも精液を飲むことでその力を取り込み浄化の効率を上げようとする、
というのを思いついた。
86名無しさん@ピンキー:2006/12/30(土) 23:38:54 ID:55fAHDWq
>85

浄化を試みるけど、汚染されて堕落。悪魔化だと最高。
87名無しさん@ピンキー:2006/12/31(日) 00:16:21 ID:GNR3f+yo
誰か執筆してくれる人求む('A`)
88名無しさん@ピンキー:2006/12/31(日) 00:57:18 ID:tHKCEdvo
88get
89名無しさん@ピンキー:2006/12/31(日) 02:31:34 ID:dtqfot/h
天使堕落もいいけど、
汚染してエロエロモードにするまでは計算通りだったが、天使が天然すぎて
悪魔「頼む、もうやめてくれ!これ以上出したら俺死ぬ!」
天使「あぁん、駄目ですぅ、全部浄化しなくっちゃ♪
ふふ、まだまだ罪がこんなに沢山♪浄めてあげますね」
悪魔「ひ〜〜」
みたいなのも好きだ。

…大晦日なのに何やってんだか。
90名無しさん@ピンキー:2006/12/31(日) 04:33:31 ID:8UEBAxeR
ギャグエロの話題をぶった切って投下しますよ。
91名無しさん@ピンキー:2006/12/31(日) 04:34:36 ID:8UEBAxeR
「……ん…はぁ…ふぅ……ん…ッ………。」
艶やかな声が静かな森にこだまする。
木の根元に横たわる少女の豊かな乳房に、一匹の悪魔がむしゃぶりついていた。
悪魔は、短めの青味のかかった美しい髪に、露出度の高い扇情的な衣服ははだけ、
背中に付いたこうもりの様な羽、尻から伸びる鉤状の尻尾。
対する少女は、肩にかかるゆるくウェーブのかかった亜麻色の髪、着ていた衣服は既に剥ぎ取られ、
その背中からは純白の羽が、後頭部には薄く輝く金色の輪が。
少女は天使だった。
悪魔は天使の胸を揉みしだいていた左手を、彼女の秘所にゆっくりと運ぶ。
最早どちらのものだか判らないほどの愛液でぐしょぐしょになったそこの、
赤く染まった肉芽を左手でぎゅっと摘む。
天使が小さく鳴いた、がそれ以上の反応はしない。
悪魔は薄く笑う。尻尾がうねり、天使の割れ目をそっと撫でる。
「……あふ…ぅん………。」
ずぶり。
尻尾を天使のそこに埋め込む。
中で動かす度に、ぐちゅぐちゅといやらしい音を立てる。
悪魔は恍惚とした表情で天使を見た。
天使の目は虚ろで、何の光も映さない。
92名無しさん@ピンキー:2006/12/31(日) 04:35:38 ID:8UEBAxeR

数日前、悪魔は人間界にいた。
自分の主人からの命令で嫌々来ていただけだった。
「やることやってさっさと帰ろう…。」
そんな気分で。
そして悪魔は、たまたま、教会の前を通りかかった。
─あんまり通りたくないんだけど、しょうがないか……。
そこ通らないと、目当ての家に行けないし。

「お花をどうぞ。」
人間に化けて、気の進まない足取りで歩いていた悪魔の目の前に、
突然花が突き出された。
「……………?」
「今日は日曜礼拝の日ですよ、どうぞ。」
─ああ、そういえば今日は日曜日か……。
何とはなしに出された花を受け取りながら、悪魔は顔を上げた。
そこにあったのは眩いばかりの美しい笑顔。
天使の様な、とはまさにこの笑顔の為にあるのだろう。
一瞬だけ、その笑顔に見惚れて、
「…………どうも。」
慌ててその場から去った。

─あの子は天使だな。あんな純粋な笑顔が人間にできるものか。
目的の場所で、与えられた命令を淡々とこなしている時も、
頭の中はあの少女のことでいっぱいだった。
─そうだな、天使なんて、久しく喰ってないな。
悪魔はにやりと笑う。
93名無しさん@ピンキー:2006/12/31(日) 04:36:43 ID:8UEBAxeR
帰り道、先の教会の前に少女はいた。
悪魔はできるだけ爽やかそうな笑みを浮かべて彼女に話しかける。
「朝は素敵なお花をどうもありがとう。」
少女はその声に振り返るとにっこりと笑う。
「貴女は今朝の?朝は随分と憂鬱そうな顔をしていたけれど、
何か良い事でもありましたか?」
「ふふ、一仕事終わってね。すっきりしたんだよ。」
「それは良かったですね。日曜なのに仕事なんて、憂鬱なだけなのに。」
少女はまるで自分のことのように喜ぶ。
この屈託のない笑顔も、今日で見納めだ。
─ちょっと惜しい気もするけどね。
「ああ、そうだ。せっかくだから、お暇でしたらお茶でも飲んで行かれませんか?」
日曜の労働を、教会で労いましょう。
と、少女が身を翻す。悪魔に、背を向ける。
「いやあ、その心はありがたいけど、その必要は無いよ。」
君が、その体でもって私の労を労ってくれればいい。
音も無く手が動く。悪魔が無防備な少女の首筋に手刀を食らわした。
昼下がりのこの時間に、目撃者は居る筈も無く。(尤も、いたとしても悪魔に消されていようが。)
94名無しさん@ピンキー:2006/12/31(日) 04:38:04 ID:8UEBAxeR

そして、その日幾度目かの絶頂を迎えた悪魔は、ふうと一息ついて天使を見下ろす。
「君は、素晴らしい娘だ。旦那様には、渡したくないな。」
地獄に持っていけば、自分の主人に隠し通すことはできない。
きっと主人も彼女を気に入るだろう。そうしたら取られてしまう。
だから、人間界で思う存分楽しんでから地獄に持って行こう。
そう、悪魔は思ったのだった。

色々な液体でヌラヌラと光っている天使の唇を、舌で撫で、
そのまま口内に侵入する。
中で自分の舌と天使の舌を絡ませ、自分の唾液を流し込み、
彼女の舌の味を存分に楽しむ。
しばらくして唇を離すと、ねっとりと銀の糸が引いた。
尻尾はずっと天使の秘所を弄んでいる。
そこから愛の液がどろどろと流れ落ちる。
悪魔はそこに己の秘所を合わせた。
ゆっくりとこすりつける。
「あう………ぁあっ…。」
敏感になったそこに、尻尾が音を立てて這う。
「んっ……あっ………はっ…あぁんっ。」
段々と激しくなる動きに合わせて、悪魔の鳴き声が一層高いものに変わっていく。
静かな森の奥、その嬌声を聞く者は誰一人として居ない。
そして夜は更けていく。
95名無しさん@ピンキー:2006/12/31(日) 04:40:00 ID:8UEBAxeR
どうみても悪魔たんのオナニーショーです。
本当にありがとうございました。
一応続きはあるけどたぶんそれは年明けに。

…大晦日に何やってんだろ俺。
96名無しさん@ピンキー:2006/12/31(日) 18:07:08 ID:BiLwwMxA
>>90-95
GJ!
ただ天使を堕とす過程も見たかったな
97名無しさん@ピンキー:2007/01/01(月) 03:43:41 ID:0LB4AlUR
>>81〜86のを誰も書かないから書いてみた。
まだ序盤だが出来次第投下してみる。
なんかおかしいところあったら指摘頼む。SS初めてなんだ


クリスマスの日に。


「どぢったかなぁ・・・」
最初に思った事はそれだった次に考えたのは
なんでクリスマスって忘れてたんだ・・・バカか俺は・・・そんな悪態を付きながら家への道を急いで帰る。
クリスマスに悪魔の仕事もクソもないただでさえ消耗が激しい今、天使に出逢えば間違いなく勝てないだろう。
「はぁ〜・・・早く帰ろう・・・こんな日に天使に出逢ったらシャレにならないだろうなぁ・・・」
ま、そんなわけないかとのんびり歩き出す。普段なら悪魔に声をかける天使なんかいない
そう、普段なら、今日はクリスマスだ天使の力が強まり悪魔の力が弱くなるすなわち悪魔を捕まえる絶好のチャンスだ
「あの・・・」
だから後ろから声をかけられた時にもう抵抗する事すら馬鹿らしく思えた
いや、飛ぶ力すら残っていなかったと言うべきか
「はぁ・・・マジかよ・・・ありえねぇ・・・」
「あ、あの・・・悪魔・・・ですよね?」
「おーけー、抵抗しなからもう好きにしてく・・・」
半ばやけになって投げやりになって振り返って思いもよらない姿に目を奪われた
外見だけを見れば17〜20くらいの少女で背は悪魔の胸くらいまでしかなく、軽くウェーブのかかった金髪が腰あたりまで伸び
頭の上には輪が付いており淡い光を放っていた
「あの・・・?どうかしましたか・・・?」
しばらく呆けたように悪魔にじっと見つめられ天使は頬を少し染めながら上目遣いに聞いてくる
「あ・・・いやなんでもない。で?その悪魔に何か用でしょうか?」
抵抗することは今更無駄だろう、見つかった時点で悪魔の負けなのだ
つくづく外出した自分を恨む。
「えっと・・・悪魔を浄化しないといけないんで一緒に来てもらえますか?」
おそらく初仕事なんだろう、涙目になりながら見上げてくる
(最後がこんな可愛い子ならまぁ、いいか・・・)
「あいよ・・・付いていけばいいんだろ」
「わぁ・・・ありがとうございます」
「いやお礼言われても・・・・」
そんな涙目で言われてもと頬を書きつつ悪魔は困惑するどうも調子が狂う。
今までの天使は悪魔を見つければすぐに「殺せ」だの「抹殺する」だのうるさいったらなかった
そんな違和感のまま悪魔は天使に連れられて消えていった・・・
98名無しさん@ピンキー:2007/01/01(月) 03:50:34 ID:yRrj2Vq+
保守
99名無しさん@ピンキー:2007/01/02(火) 07:05:06 ID:CMJWWQC0
期待
100名無しさん@ピンキー:2007/01/03(水) 15:30:18 ID:eKg+w0zr
100get
101名無しさん@ピンキー:2007/01/07(日) 01:47:12 ID:mApfUKbW
堕天使姉さん攻めでふたなり悪魔少年受けはこのスレ的には有りですか?
102名無しさん@ピンキー:2007/01/07(日) 17:06:51 ID:epwtN60a
いいと思うよ。
103名無しさん@ピンキー:2007/01/10(水) 12:16:36 ID:3fpoJHA2
保守
104名無しさん@ピンキー:2007/01/11(木) 22:25:19 ID:A6Edc+w8
天使のような悪魔の保守
105名無しさん@ピンキー:2007/01/12(金) 05:28:10 ID:eZDXEFUX
天使ってやっぱ悪魔にすぐ捕まっちゃったりするんかな?
106名無しさん@ピンキー:2007/01/12(金) 14:58:10 ID:DtzdWiuX
イメージ的には悪魔の方が弱い。精鋭部隊の天使、数押しの悪魔
107名無しさん@ピンキー:2007/01/12(金) 16:58:30 ID:7CdZhm8Y
神様に反逆する奴のが多いイメージか
108名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 12:00:45 ID:/2hrp07R
>>104
銀狼怪奇ファイル?ナツカシス
結構好きだったな、あれ。今度ビデオとか無いか探してこよう。


そういや、二次創作ネタはこっち?作品スレ?まあ職人次第っちゃそうだが雑談とかさ。
109名無しさん@ピンキー:2007/01/15(月) 08:54:59 ID:JXPIn0Yt
悪魔はもともと最高の地位にあった天使
強くて賢くて美しい

天使は弱いけど
神の力によって勝つ
110名無しさん@ピンキー:2007/01/18(木) 10:00:45 ID:A+LQ7Mk9
保守?
111名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 12:14:33 ID:PF1I287A
保守。
112名無しさん@ピンキー:2007/01/23(火) 09:46:58 ID:EaE6jEC9
38 :名無し物書き@推敲中?:2006/06/13(火) 09:21:56
主人公が天使で、ライバルが堕天使で、ヒロインが悪魔だった。

この人ここに来てくれないかな…
113名無しさん@ピンキー:2007/01/25(木) 02:44:33 ID:/02/ffXy
天使 悪魔 争いすれ違う保守
114名無しさん@ピンキー:2007/01/28(日) 19:03:48 ID:H2ObKbrA
あたしは黒髪のツインテールと栗色の大きな瞳が可愛い美少女タイプの
下級淫魔。初めて地上に出てお仕事をするの。え?何をするのかって?
決まってるじゃない、人間を堕落っじゃなくって何だっけ、そうそう
セックスの愉しさを教えに行くのよ。一昔前の汝姦淫するなかれなんて
しょっぱいご高説がまかり通っていた時代は厳しい審査をパスした者だけが
地上に出ることが出来たけど、人間の嗜好が初物を喜ぶようになってきた
らしくて、あたしみたいな50才未満のヒヨッコも仕事を任されるように
なったの。これからは愛(欲)と性技の時代。目指せ人類穴兄弟よ!

早速獲物発見。いかにもコッチ方面は疎い感じの学生さんをあの手この手で
ホテルに引っ張り込むと早速全裸に剥いて、つかわないのが勿体ないくらい
太くて長くて大きなアレをしゃぶってあげた。
彼ったらあっあっこんなこんなのっ凄すぎるうぅっってすぐにイッちゃったわ。
もちろん、彼にもわかるように喉を鳴らしてザーメンを飲み下した。
だってあたし達淫魔の主食は地獄に堕ちた人間から搾り取ったザーメンで、
彼のは凄く濃くて美味しかったんだもの。
115名無しさん@ピンキー:2007/01/28(日) 19:06:41 ID:H2ObKbrA
それだけで彼はトチ狂ったようで、あたしのお気に入りの、フリルの沢山ついた
ブラウスとタータンチェックのスカートを毟って、レースやリボンをふんだんに
つかってるわりにはカップだけシースルーという本末転倒な白いブラと、
クロッチのとこ以外は透け透けのブラとお揃いのショーツだけの姿にすると
仰向けに押し倒して唇を塞いできた。差し入れた舌であたしの舌でを捏ねくり
まわしたり歯茎を舐めたり唾液を流し込んでくる。
いいわ、いいわ……すごくいいっ、君の唾液おいしいっもっとちょうだい……っ!
青い性の暴走に身を任せる恋人同士に見えるような濃厚なキスの後、
彼に跨がるとお尻を向けてブツを口にした。
人間を堕落させるには、あたし達淫魔の愛液を口にさせる事が必須条件なの。
一口でも舐めれば任務は完了。彼の魂は抜けて地獄に堕ちる。だから
シックスナインを誘ってるのに彼ったらお尻の肉を指で突いたり、濡れた
ショーツの上からいけない所をなぞるだけで……。
だからあたし、お尻を丸出しにして、出来るだけ下品な言葉で下のお口に
キスしてって哀願したの。
そうしたら、突然彼の口調ががらりと変わって。
116名無しさん@ピンキー:2007/01/28(日) 19:08:52 ID:H2ObKbrA
「ばぁか、誰がお前のマン汁なんか舐めるかよ」
あたしの口からいきりたったモノを引き抜いて。
あ、と思った時には大股開きで仰向けにされていて、彼のぶっとい先端が
あたしの中にめり込んでいた。
「きゃあああぁぁぁっ」
いくら濡れそぼっていてもあたしはまだ外見年齢=実年齢の正真正銘本物の生娘。
人間ごときにぶち抜かせるためにとっておいてたわけじゃないのよ!いつか
ちょい悪カッコイイ上級淫魔のおじ様紳士と激しい恋に落ちて優しく
奪われるために死守してるんだから!!
なのにコイツったら腰を揺すって更に深くあたしの無垢な場所を遠慮なく
拓いていく。思わず怒筋を立てて叫んだ。
「やだ何すんのよやめてよ痛いじゃないのよぉっ」
「へっ、淫魔でも初めては痛いんだ」
予想もしなかった言葉に心臓が跳ね上がった。淫魔!?なんでコイツあたしが
淫魔だって知って……。
ひらりと視界をかすめて枕元に白い軽やかなものが舞い落ちた。
まばゆく輝くひとひらの羽根。
眼の前にいる男の正体を悟って頭の中が真っ白になった。
117名無しさん@ピンキー:2007/01/28(日) 19:12:51 ID:H2ObKbrA
地上には人間を護るために遣わされた天使、対淫魔専門のスペシャリストが
降臨する事がある。そいつは人間に紛れて気付かれる事なく淫魔を滅していく。
そしてそいつを見た淫魔は決して生きて還る事は出来ない。
あたしが獲物だと思って誘ったこの男は天使だったんだ……。
イチモツを根本まで挿入し終えた天使がニヤリと笑った。
下腹部を貫く熱くて芯のある硬い異物。脈打つ度に膣がズクリと疼いて、
穿たれているのが嫌でも実感できた。
「よかったなぁ、初めての相手が人間なんかじゃなくて」
「いやぁっ抜いて抜いてええぇぇっ」
あたしは半狂乱で泣き叫んだ。天使の精液には悪魔を浄化する力があるんだもの!
いやああぁぁっあたし浄化されちゃうよおおぉ!
「うっせぇよ、こっちはお前らと違って腰に負担がかかる重労働なんだぞ。
七発やるまで黙って協力しろや」
これで二発目、と、おどけた調子であたしの子宮口に亀頭を突き立ててザーメンを注ぎ始めた。
「ひっ……ぃい……っ」
118名無しさん@ピンキー:2007/01/28(日) 19:14:53 ID:H2ObKbrA
熱い、世にも悍ましい白濁が肉洞を満たしてあたしの中を蝕んでいく。
なのにその感触に恍惚として、あたしはもっと深く繋がろうと天使に
四肢を絡ませて結合部を押し付けていた。
「ははっ、いいぜ淫魔ちゃん、どうせ人生最初で最期のセックスなんだ。
思いきり楽しめよ」
亀頭を入口ぎりぎりまで引き抜いて螺旋を描いて最奥まで押し込む激しい抽送に、
何度も襞をカリで擦られて、もうそれだけで脳みそが焼け爛れた。
それから向かい合って三度イかされて、口淫でまた飲まされて、
天使にお尻を捧げて更に奥に熱いのをぶちまけられて、それでもまだ欲しいと
懇願して天使に呆れられた。
「ホント底無しだな淫魔って」



天使が立ち去った後、薄暗い部屋に一人取り残されたあたしは、
塵一つ残さず消えるまでの間、天使とのセックスだけを考えていた。
天国は……あんな激しいセックスを沢山出来るのかな……
あたし、生まれ変わったら天使になりたい……。
119名無しさん@ピンキー:2007/01/28(日) 20:10:54 ID:nvvHp6Dn
グジョーブ!!!
天使セメ悪魔ウケ
は、正直苦手だったんだが、こんなに可愛い悪魔がいるとは思わなんだ。
ところで、男の淫魔も地上でお仕事してたりするんかな?
120名無しさん@ピンキー:2007/01/28(日) 22:26:17 ID:jMCvhpcW
するんじゃない?
ショタ系の悪魔が悪い退魔師のお姉さんに捕まって
首輪着けられて飼われてるのしか想像できないけど。
121名無しさん@ピンキー:2007/01/29(月) 23:36:32 ID:VekhP5P3
女の淫魔が集めた精液で人間の女を孕ませるのが仕事ですよ、男淫魔、ってか夢魔。
122名無しさん@ピンキー:2007/02/01(木) 07:46:05 ID:l3ZxOQTe
GJ。
淫魔たんかわいいよ。
123名無しさん@ピンキー:2007/02/01(木) 11:42:15 ID:3fQzPoFO
123get
124名無しさん@ピンキー:2007/02/07(水) 09:40:49 ID:zIpbICeQ
あげ
125名無しさん@ピンキー:2007/02/08(木) 00:42:04 ID:AeccCao6
まとめってある?
126名無しさん@ピンキー:2007/02/09(金) 08:15:27 ID:lcE/NJ1F
【黒麹芋焼酎 魔界への誘い】
魔界へ連れて行かれるがごときおいしさ

【長期熟成焼酎 天使の誘惑】
濃厚かつ 芳香な風味の稀少な銘酒に円熟すると蒸発してしまいます
あたかも天使が誘惑しているように

魔王といい、焼酎って…
127名無しさん@ピンキー:2007/02/11(日) 04:02:36 ID:3IO5fhab
保守age
128名無しさん@ピンキー:2007/02/20(火) 09:27:23 ID:29lsyB3V
ほしゅ
129名無しさん@ピンキー:2007/02/24(土) 08:23:17 ID:9h08Zwu3
保守
130名無しさん@ピンキー:2007/02/28(水) 01:51:03 ID:PdhD9Sx7
保守あげ
131名無しさん@ピンキー:2007/03/05(月) 11:31:26 ID:ilYRDCyB
堕天保守
132名無しさん@ピンキー:2007/03/09(金) 10:33:18 ID:TnKSbKmQ
ほしゅしゅのしゅ
133名無しさん@ピンキー:2007/03/14(水) 16:13:51 ID:orFyZgBl
…誰かいる?
134名無しさん@ピンキー:2007/03/14(水) 20:14:32 ID:MbNEkTt1
いるよ。
135名無しさん@ピンキー:2007/03/15(木) 00:22:36 ID:tDfmmpaJ
ネタ繋ぎに前スレに有った天使・悪魔の擬人化萌え妄想でもやってみないか?
136名無しさん@ピンキー:2007/03/15(木) 20:04:06 ID:Wq/aMXQL
それってどういうの?
137名無しさん@ピンキー:2007/03/20(火) 02:06:57 ID:XjK9/Unn
あー…各天使・悪魔の設定や逸話をエロゲ風味にまとめてみる奴?でもあれ詳しくないと書けない希ガス
138名無しさん@ピンキー:2007/03/27(火) 20:45:43 ID:tHI+Y2DW
しゅ
139名無しさん@ピンキー:2007/03/30(金) 12:29:59 ID:q0m84f3V
140名無しさん@ピンキー:2007/04/04(水) 05:57:41 ID:tl7m9Kp2


私の名前はパイモン。
ルシファー様に仕える偉大な悪魔…って、す、好きで使えてるワケじゃないわ!
ルシファー様は強いし、逆らえないからっ、し、仕方なくよ、仕方なく!
べっ、別に、ルシファー様の事が好きなワケじゃないんだからねっ!
141名無しさん@ピンキー:2007/04/08(日) 15:26:51 ID:SRvZlp09
パイモンって男?
142名無しさん@ピンキー:2007/04/08(日) 18:09:33 ID:RITkYAQn
天使なら詳しい(つもり)だが悪魔はあんまり……。
とりあえずメタトロンとサンダルフォンは双子ロリだろ。
最も若い天使だし。
後は権天使(プリンシバリティ)のプリンちゃんとか。
これについては語感だけだがね。
143名無しさん@ピンキー:2007/04/13(金) 21:36:50 ID:2hpTe0Rp
ガブリエル以外は男ないしは中性だったはず。
144名無しさん@ピンキー:2007/04/13(金) 22:11:40 ID:tWxTadqa
>>143
>ほとんどが中性
そこでftnrですよ!
145名無しさん@ピンキー:2007/04/15(日) 00:21:02 ID:hWByJ0FE
女の悪魔っていうと
リリスとか、アスタルテ(男性体と女性体に変身するらしい)とか
サッキュバスとかあたりか。

あとメフィストフェレスも通常男だけど女に変身したりとかするらしい。
146名無しさん@ピンキー:2007/04/15(日) 06:56:16 ID:sRV0fMJs
元から女性というわけではないけど、ソロモン72柱のシトリー。
愛とか情欲に関わる全ての事を支配し、美しい女性に変身して劣情を満たしてくれるらしい。
147名無しさん@ピンキー:2007/04/17(火) 14:37:04 ID:OFytpBO2
ソロモン72柱といえばグレモリーが元々の姿が女性だったはずだ
駱駝に跨った姿で現れ、人の心、特に愛情を操ることを得意としているほか宝探しもお手の物
148名無しさん@ピンキー:2007/04/19(木) 01:44:41 ID:91QfEPR1
ソロモン72柱のクローセルは悪魔だが天使の姿で出るそうだ。
TRPG「DragonQuest」では、ねんがんのアイスソードを
装備しているという設定があるそうなので、ヴァルキリー風の
おにゃのこの格好をしていると勝手に脳内補完。
特技は温泉を掘り当てることだそうなので、そこからの妄想で
お風呂プレイハァハァ。
149名無しさん@ピンキー:2007/04/22(日) 11:16:35 ID:3xZouGPn
助手
150名無しさん@ピンキー:2007/04/26(木) 23:29:29 ID:+kEVEhnu
ソロモン72柱は確かアスモダイも女だよね?
『東国の王アマイオンの副官で、72の軍団を従え、幾何学と天文学に関する完璧な技術を与える』
と某ラノベより。力はエロ関係じゃないから受け側に回りそうだな
151名無しさん@ピンキー:2007/04/28(土) 00:05:29 ID:nQGSE5rB
流れはソロモン72柱か

アスモダイは7つの大罪のひとつ、「色欲」を司る魔王と同一人物(人じゃないけど)

ただし、色欲の魔王として登場する時のアスモダイは
デブで下品なオッサンという姿で現れるから要注意だ
152名無しさん@ピンキー:2007/04/30(月) 02:00:39 ID:K0tfgnot
幾何学と天文学に秀で、剣術の腕前も地獄髄一だけど他の悪魔や人間から
助けを求められると手を貸さずにはいられず
おまけに性欲過多なのに好きな相手には話しかける事すら出来ないので
常に熟れた体と強すぎる性欲を持て余していて魚が食べられない

そんな悪魔だと良いなぁ
153名無しさん@ピンキー:2007/05/10(木) 10:52:47 ID:YRjH3/lg
保守
154名無しさん@ピンキー:2007/05/12(土) 01:38:41 ID:HGIgIf57
ソロモン72柱の1柱、マルコシアス

大鷲の翼と大蛇の尾を持つ雌狼というモフりがいのありそうな姿で現れる
マルコシアスは悪魔であるにもかかわらず嘘を極端に嫌い
質問されたことには基本的に正直に答える
ただし、事実を抜かして物事を説明することがあるらしい
口からは火を吐き、「炎の氷柱」という必殺技を持っている
ゴモリー(>147のグレモリーと同じ)に頭があがらないらしい
155名無しさん@ピンキー:2007/05/17(木) 01:34:45 ID:T3+96WzP
(゚Д゚≡゚Д゚)俺しかいない予感!
156名無しさん@ピンキー:2007/05/17(木) 01:53:02 ID:G5DxZ3sJ
俺がいるぜ?
157名無しさん@ピンキー:2007/05/17(木) 07:37:19 ID:+8GBqR8o
俺もいる。
158名無しさん@ピンキー:2007/05/17(木) 20:49:37 ID:qqLOyhTw
なんか民神板みないな流れになっているがエロパロスレですよね?w
159名無しさん@ピンキー:2007/05/17(木) 21:18:50 ID:LJiAz4fm
俺だってぇ!
160名無しさん@ピンキー:2007/05/18(金) 03:29:20 ID:wcvIGE5B
前スレに悪魔の羽を炒めて食う話を書いた香具師です。

続きを書こうかと思ったんですが、当然のように前スレが落ちてて
読めない人がいますよね。

2chエロパロ板SS保管庫に前スレのSSを保管してもらおうかと思うんですが、
私以外の書き手で収録されたくない、ってひとはいますか?
なんかスレ内で合意が取れてないと収録してもらえないらしいです。

どんなもんでしょ?
161 ◆v8m7tuNvY. :2007/05/19(土) 04:30:30 ID:dwTDGypO
前スレラストで埋めネタを数本投下したり
別トリで通販番組ネタなども投下した者ですが
保管していただくこと自体に異存はありません。
ただ、別トリの方のSSは個人の保管サイトにも入れてあるので
わざわざ保管庫管理人さんの手を煩わせるのも心苦しい部分はあるのですが。
162名無しさん@ピンキー:2007/05/19(土) 07:35:44 ID:FjOrZvs3
前スレでちょこっと書いてた奴ですが別に良いです
163名無しさん@ピンキー:2007/05/19(土) 11:01:29 ID:FRsJnUcf
前スレで萌え〜としか言っていない奴ですが

>>160
>>161

大変楽しみにしております。
164名無しさん@ピンキー:2007/05/20(日) 01:16:43 ID:KCSIp9eF
このスレに出入りしてるやつらは
当然この本は購入済みなんだよな?

ttp://otabeya.com/moeakuma.html
165名無しさん@ピンキー:2007/05/20(日) 01:25:58 ID:a6Mqxmzr
宣伝乙
166名無しさん@ピンキー:2007/05/21(月) 00:01:00 ID:ydLsgJdb
>>160
大変お待ちしておりました。
勿論、保管庫も熱望しますが、
自分は暗唱できますので、
続きを御願いいたします。
167名無しさん@ピンキー:2007/05/23(水) 10:03:57 ID:2Wh1jA20
>>143
ぶっちゃけて言えば、アブラハムの一神教は(成立時の社会的背景から)どれも強烈な男性優位、女性蔑視の立場を取る
その意味では、天使はみんな男性で、文章の中でも人間の姿の場合、そう表現されてきた

後にカトリックはこの件について、「天使に性別という概念はない」と、(一応)定義した
が、それでも、長い間、絵画や文章の中で天使は、人間の姿の場合、男性の姿でみ描かれてきた
天使が男性だなんてイメージなど抱きようがないほど、一神教での男性優位の精神は強烈だったわけだ

これが覆されたのがルネッサンス期で、主に絵画等の芸術の分野で天使を女性として描く作品が出始めたから
同時に子供や赤ん坊の姿で描くものも出始めた。全ては芸術的な欲求から生まれた発想
ガブリエルに女性のイメージが定着したのも、この頃から

要するに、このスレの住人とほとんど似たような欲求から、天使を女性化したわけだ、ルネッサンスの芸術家たちもw

よって、天使の性別なんて議論はまったくもって無粋なわけで、ここでは好きなように
都合よく男性や女性に振り分けてイメージすりゃいいんじゃね
168名無しさん@ピンキー:2007/05/23(水) 21:45:25 ID:qaQ951lK
天使は男にも女にもふたなりにもなれると
かのミルトン先生もおっしゃっておられるしな。
169名無しさん@ピンキー:2007/05/30(水) 00:38:06 ID:hHzoqzAs
どちらでもありどちらでもない
つまり責めも受けもOKってことか
170名無しさん@ピンキー:2007/06/05(火) 02:46:51 ID:fHtQyP8e
保守

しかしssの投下久しく無いな
171SS保管人:2007/06/08(金) 23:07:22 ID:E2zs+S5f
2chエロパロ板SS保管庫
http://red.ribbon.to/~eroparo/

「オリジナル・シチュエーションの部屋その8」に収蔵させて貰いました。
172名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 00:34:02 ID:FlkHtfUx
>>171
乙さまです。お世話になってます。
173名無しさん@ピンキー:2007/06/10(日) 00:02:09 ID:cVv9L7ib
>>171
乙です
多謝です
174名無しさん@ピンキー:2007/06/10(日) 02:10:18 ID:qX4lj1O8
>171
乙です
175名無しさん@ピンキー:2007/06/10(日) 02:30:47 ID:WRRDBYR8
このスレに書き込む場合は、少なくとも神、悪魔に詳しくないとダメでしょうか?
176名無しさん@ピンキー:2007/06/10(日) 06:04:53 ID:SXNDJb/c
過去ログの職人さんにもオリジナルの人がたくさんいたし大丈夫じゃないか?
177名無しさん@ピンキー:2007/06/10(日) 12:04:27 ID:Hki7U41c
>>171
それぞれのタイトルの横にシチュを書いておいたほうがいいな
うっかり鬱もの見ちゃったりしたら…
178名無しさん@ピンキー:2007/06/10(日) 12:46:25 ID:oWFBCVgT
この保管人はそんな手間はかけられないっぽいほど忙しいんじゃないかな
179名無しさん@ピンキー:2007/06/10(日) 13:29:00 ID:T8pIXJvI
そういう情報は住人側から提出するべきではないかな?
180名無しさん@ピンキー:2007/06/11(月) 12:23:40 ID:wzhgb6GQ
ヒント 名前欄の活用

タイトルはあとから申請すればいくらでもなる。
181名無しさん@ピンキー:2007/06/15(金) 00:58:34 ID:I817vYMH
前スレで投下したのだが、まさか収蔵されるとは思ってもみなかった
そもそも次スレが立っていることすら(ry
182名無しさん@ピンキー:2007/06/15(金) 02:59:41 ID:bvkEXbTU
聖女と悪魔は、このスレでありかな?

聖なる女〜と半々の内容なので、迷う
できれば、こっちに、投下したい。
183名無しさん@ピンキー:2007/06/15(金) 04:23:58 ID:9C8qtVYy
問題ないんじゃない
184名無しさん@ピンキー:2007/06/17(日) 02:51:40 ID:L0u/3sXr
( ゚∀゚)o彡゚ 見たいみたい
185名無しさん@ピンキー:2007/06/22(金) 06:50:42 ID:5S9cPns+
保守
186名無しさん@ピンキー:2007/06/23(土) 11:25:43 ID:KQ/klde/
人の姿をとどめてなかったり、全身甲冑みたいな肌に覆われてる悪魔に犯されるぽっちゃり天使がみたい

スレ違い?
187名無しさん@ピンキー:2007/06/25(月) 05:29:06 ID:XwyjLgJz
>>168
そもそも天使は性別がないんだよ。
わかりやすく言えば、悪魔は両性体。天使は無性体。
性の快楽が禁忌とされるキリスト教の天使が、
繁殖の必要もないのに性別を持つのは無意味なんだろうね。
188名無しさん@ピンキー:2007/07/02(月) 13:49:01 ID:oNaxsHI+
age
189名無しさん@ピンキー:2007/07/04(水) 13:24:45 ID:l9paN8qD
天使が両性とかもうそういう話題はいいよ
俺の頭の中では美少女なんだからさ
190名無しさん@ピンキー:2007/07/04(水) 21:30:17 ID:NlTx640q
究極の美男の容貌と究極の美女はまったく同一になるらしい。
つまりはそういうことなのではないか。
191名無しさん@ピンキー:2007/07/05(木) 08:18:49 ID:XwSBIYlp
あっ、ああっ、いやあ…こんなっ、やだっだめっ
あっあっ、あっ、あっ、だめっ、だめっ、
やだ、や、や、いやあ!





こんな流れ
192名無しさん@ピンキー:2007/07/05(木) 15:59:56 ID:9a7uVC0K
>>167の最後の2行が真理
193名無しさん@ピンキー:2007/07/06(金) 00:06:35 ID:t0S8wUX0
だな。好きに振り分ければそれでいい。
194名無しさん@ピンキー:2007/07/12(木) 04:13:20 ID:eBpSm4NB
195名無しさん@ピンキー:2007/07/13(金) 02:00:52 ID:lqgbnL3z
悪魔っ子の羽と尻尾の付け根は性感帯




俺がそう決めた。今。
196名無しさん@ピンキー:2007/07/13(金) 12:24:25 ID:KzQS4KF5
ハイロゥに人格矯正装置が付いていて、
装着時は気が強くて敬虔、取り上げられると気が弱くなって誘惑に弱くなるとか

そこまで考えたら自分で書けって話だけどさ。
197名無しさん@ピンキー:2007/07/15(日) 17:27:00 ID:Jzs4bNhz
>>196
なんてこった、三蔵法師の呪文で輪っかを締め付けられる孫悟空しか思い浮かばな(ry
198名無しさん@ピンキー:2007/07/16(月) 00:58:20 ID:l9R0ASWy
いやいや、お仕置き装置じゃなくて洗脳する感じでw
199名無しさん@ピンキー:2007/07/21(土) 22:19:30 ID:g7xrJlS5
保守
200名無しさん@ピンキー:2007/07/22(日) 22:54:21 ID:HEBTjt9J
7つの大罪のひとつ「強欲」を司る魔王マンモンは
二つの頭を持つ悪魔であるということなんだが

女体化したら片方の頭がツンデレ、もう片方の頭が素直クールな
シャム双生児っ娘になるんだろうか
いやきっとそうだそうにちがいない
201名無しさん@ピンキー:2007/07/27(金) 07:28:33 ID:ngjimSKB
正直、それはさすがに・・・
202名無しさん@ピンキー:2007/07/28(土) 23:01:14 ID:H1o/blrY
ニャ━━━━ヽ(゚∀゚)ノ━━━━ン!!
203名無しさん@ピンキー:2007/07/28(土) 23:05:31 ID:McXou9ea
ほしゅ
204名無しさん@ピンキー:2007/08/01(水) 23:46:38 ID:2SUkOdqA
保守・・・
205名無しさん@ピンキー:2007/08/09(木) 03:03:49 ID:0oAecqRc
ほしゅ
206名無しさん@ピンキー:2007/08/10(金) 03:57:41 ID:kxrsOW/T
age
207名無しさん@ピンキー:2007/08/19(日) 09:03:16 ID:tfsbPQ5U
あげ
208名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 01:10:48 ID:0GH3eHPI
age
209名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 09:43:12 ID:mFkOvPjl
某日本一ソフトウェアのSRPGやってると何故か思いついてしまった……

気弱な悪魔×天然ボケ天使 というネタを……。どっちが攻めでどっちが受けに
なるのか想像付きそうにないである……。
210名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 17:18:51 ID:4UIS182l
どっかで そのネタ見た希ガス

・・・アレ?気弱・・・?
んじゃ、殿下じゃないのか。
211209:2007/08/26(日) 18:54:46 ID:mFkOvPjl
>>210
ラハール殿下のあまりのテンションの高さを見て「もしこれが逆ならなー」と
いう風に思い立ったのであった。
殿下が気弱だったら……エトナ様に散々いぢられまくる運命だろうなー。
212禊。:2007/08/27(月) 02:13:26 ID:CLgTwU2Z
悪魔と聖職者、で。

お気に沿わなければどうぞスルーの方向でよろしくお願いいたします。
213禊。:2007/08/27(月) 02:14:19 ID:CLgTwU2Z
小さな光が、ちらちらと揺れていた。

今宵は祭りだ、人々は収穫の感謝を奉じて踊っていた。
禊の最初の夜にあたるクライマックスに一斉に歓声はおきたが、日の変わると共に急に静かになった。
皮切りのようにシュカは禊の主役、神教徒としての最大の見せ場と、唾液を飲み込んだ。
禊、一般的に言われるものと似て非なるこの国の儀式は、滝に打たれるとか冷水を浴びるといった、
わかりやすく激しい痛みではない。
どちらかといえば緩やかな戒めと言われていた。
先ほどとは打って変わり、音楽は人々を滑らかに、官能染みた恍惚の状態に酔わせていく。
いつの間にか、松明の照らし、夜の中、その場は一種俗世と切り離した雰囲気となる。
砂一つ動かさないよう人々は小声になり、勢いを得て澄んだ空気が覆うように満ちていく。
穏やかな中で、ごおん、と鐘が鳴ったのを皮切りに、シュカの長い禊は始まった。
神器の美しく荘厳な音楽を奏でる中、たいまつの灯のなかで、一週間にわたる儀式は始まり、最初から最後まで、静かに続けられる。
彼女は白い聖なる衣を翻し、人々の前に静かに歩み出た。

拘束こそされなかったが、人々の目、囲われた祭祀の場、槍と衛兵。
なによりプライドが、彼女をここから歩き出さないよう監視している。
緩やかな戒め・・・緩やかな試練。
それが何より辛いと言われる所以は、世の俗欲、いわば煩悩や欲望を断ち切れない一瞬を、誰も止めてくれないこと、の一つに尽きる。

214禊。:2007/08/27(月) 02:15:55 ID:CLgTwU2Z

最初は、前日の朝から引き続いた絶食から始まる。
一つ目、人として与えられた食欲。
一日を過ぎ、二日を過ぎ、三日目の夜過ぎになり、腹をすかせた目の前に、いかにも肉汁の滴るような匂い、にんにくを香ばしくいためた香り、パンの焼ける香りが、その生贄を襲う。あたりの人々はその饗応を思うさまむさぼっている。
誰も自分を止めるものはいない、拘束さえされていない。
その上誘うような声や、差し出されたりする誘惑。
誰もがいいよいいよ、食べてしまいなよ、こんなにおいしいものを、食べないのだなんて?
空腹に耐えかねて齧り付けば、焼身の刑が待っている。
神に倣う、とたばかった罪。

だがシュカは、冷静な表情でこの苦難を抜けた。
食べなければ、悲惨な目に会うこともない、
解っていて抑えられなかった先人を軽蔑すらした。
最初の試練、と言われるだけあって、
大抵の者は、この試練は乗り越えるだけの者でもある。

215禊。:2007/08/27(月) 02:16:53 ID:CLgTwU2Z

二つ目、睡眠欲。

食欲を思う存分満たしたあと、そのまま行われる試練は、シュカの一番の懸念だった。
二日二晩、とろり、とした瞬間を突かれ、眠ることは許されない。
が、三日目から急にほって置かれる、眠りたいなら眠れ、と言わんばかりに。
あたりは心地よさそうなシュラフに個々に包まれ、惰眠をむさぼる。
この時は衛兵すらつかない。誰も見ていないだろう、と睡魔は囁く。
だが、実はありとあらゆる隙間から見られていて、ことり、と首を落とそうものなら
瞬間に胸をえぐられる。死なぬ程度に。
気を失いたくても失えない程度にえぐり続けられる。死ぬまで、異教の神の受ける処罰。

忍耐をたばかった罪。

静かに、何もかも日常ながら刻々と行われていくのがこの禊であり、
年に一度、聖職者が儀式に望むことになるのも恒例のこと、むしろこの国では、
聖職者はそれに耐えうるべき者として尊敬されていた、だからこその信仰だと。
これに選ばれるべきは次なる王、教王の直接のしもべとして君臨できた。
魔女裁判がはやっていたこの頃に、魔女と紙一重とされるのが敬虔なる神教徒であり、
また神教徒が、魔女と異をあきらかにする証拠としてこの儀式に望むものが多かったのは、事実である。

216禊。:2007/08/27(月) 02:18:05 ID:CLgTwU2Z

二つ目の試練の最後、3日目になる。

シュカは座ったまま、閉じそうなまぶたを爪で何度か傷つけては、眠らぬように必死に耐えていた。
今彼女のまぶたは傷だらけで、唇は乾き、視点の定まらぬまま渇いた喉を何度も唾を飲み込み潤すので精一杯だった。あともう少し、あともう少し・・・何万回そう自分に言い聞かせたことだろう。
限界が近付いてきていた。
もう手段を選んでる場合ではない。
腰に指された短剣を見る。
この聖剣は、試練に耐えられないときに自害するためのものだ、この儀式を放棄し、魔性と自己を認めず、罪として認めない最後の意思として、自害が許される。
ゆえに聖剣を取ることは、この儀式に臨んだ者の、神教徒として生を終える唯一の手段だった。

シュカはふわふわとして力の入らない左手でその柄を捉えると、ゆっくりと両手に持ちかえた。
関節が痛んできしむような感覚のまま、握る。
ほんの少しでも気を緩めた瞬間、前のめりに倒れそうだ、その中で、震える手で胸の前に両手を置き、
刃先をあごに向けた。ほんの少しでもあごが落ちたときには容赦なく刺さる位置に置き、つばを飲み込む
松明の炎がぼんやりといくつもに揺れて見え、これは夢なのか現実なのか、と自問し、首もとの無事に現実だと知る、がもうそれさえも夢なのでは、と思え、シュカは聖剣にぐっと力を入れてみる。

217禊。:2007/08/27(月) 02:21:45 ID:CLgTwU2Z

幼いころの記憶が何度もよぎって、現状を嘲笑する。

シュカはため息ともつかぬ声を飲み込んではいたものの、辛い、とそればかりを思った。

もう、いいんじゃないのか・・・?このまま一気に喉元を割いてしまえば、楽になれる・・・

ちらりとよぎった考えの中で、いやいや、それでは思う壺だ・・・。思い直して顔を心持上げては、
悶絶するがごとくにシュカはあえいだ。
でも、眠りたい・・・顔をゆがめて、今にも閉じそうなまぶたを押しやったとき、
乾いた眼の端で、ルカの全くの平常のまま、シュカを見守っている姿を捉えた。


シュカはかっと充血しきった真っ赤な眼を見開いた。
思い通りには行かないわよ。
凄絶な表情でルカを睨みつけ、口の端をゆがめる。
シュカは思い出した。
物心ついたときから、祈りなさい、さすれば救われる、と言われ続けてきたことを。
シュカは言われたとおり祈ってきた。

儀式に彼女の選ばれたことを教王が告げたとき、あたりはいっせいに息を呑んだ。
こんな新米者、つい最近聖職者として地位を与えられた者であるのに、と言う不満をシュカは肌で感じた。
が、シュカは気がついていた、「ババを引いた」と思った、誰がための当て馬だ、とも。
多分、次なる教王の徒、ルカを選出すべきため。
大抵の人間は、三欲の中、どこかで屈する。
シュカは、ただ単に耐えうるまで耐える聖職者、として評価されたに過ぎない。
次する者は、前のものが耐えた試練からを受け持つからだ。
それとて栄誉といえないこともない。が、人望のないルカのためである、シュカは唇を噛んだ。

218禊。:2007/08/27(月) 02:23:17 ID:CLgTwU2Z

もともとこの伝統は、その試練を受ける姿に耐えかねたものが次々と代理を名乗り上げたことから始まる。
それほどの人望があるものなら、と犠牲に犠牲を重ねた初代の逸話による。
シュカは根性があることでは有名だった。
上手くいけば、シュカの耐えた試練、最後の追い込みの中倒れて、ルカに交代し、
ルカは大した苦労なく教王のしもべになる。
全ての試練にはシュカは耐えられないと思われるが、もとより最初からルカには耐えられない。
もしシュカが途中そう、最初の試練で倒れたときの代理も決まっている。
上手いこと、苦痛に耐えたその地位を、ルカは手にする。
信じてきた、なのに最後がこれだとは、報われないことこの上ない。

裏で糸引く者がいる、が、金と関係が物言う世界ではそんなことは当たり前のことだ。
そんな解りきった八百長に、このシュカさまが甘んじると思うか?彼女は是と言った、「ありがたき光栄」と言って見せた。
どんなにしてでも、そのとき、耐えると決めた。
どんなことがあろうとも、ルカがみすみす私の苦難を糧にするなど許せない。
あんなやつ、何ほどの根性すらないのだ。
大方、金でも握らせ、教王になる算段を捻っただけ、神教徒としての資格すらない。
怖くて周りは黙っているだけだ、シュカは、ルカだけは認めないと心に決めている。
この信念こそが彼女を一所懸命にさせた、挙句この儀式に選ばせ、苦役を強いられる理由ともなった。
ルカにとって邪魔な存在であるシュカを、合理的に踏み台にした挙句抹消し、ルカはその地位にのし上がる。シュカの存分な尽力、犠牲の上、という美談とともに。
逆に利用してやる、とシュカは思ったのだ。
その狡猾さに舌を巻きながらも、それら全てぶち壊してやる、と言った強固な意志にすがり、シュカは、
この試練を乗り切ったのである。


219禊。:2007/08/27(月) 02:27:10 ID:CLgTwU2Z


そして、最後の試練の場になる。
今や二欲を制したシュカは、半日ほどの睡眠と充分な食事を与えられると、いきなり風呂に入れられた。
全身を泡だらけにされつつ、磨かれ、今までの灰色染みた聖衣ではなく、絹の真珠のようなものを着せられると、儀式の間に戻された。
いつの間に用意されたのか、広場には一段上がった、松明に照らされる円形の場があった。
眼を凝らしたものの、特に不安を感じる仕掛けもないようだ・・・
シュカはほっとするのとともに、少し拍子抜けしたが、顔には出さずしずしずと歩く。
「そんな簡単に済むはずもない」と疑念もおき、彼女は眼を凝らした。
そこは広く、そこここに柔らかそうな毛布が置いてある。
よく見ると、それらはゆるゆると動いているのであり、腕や足と思しきものが絡み合っていた。
聞いてはいたものの、改めてシュカは、こればかりは「バカみたいだ」と思うほど一番簡単な試練としか思えなかった。



三つ目、性欲。

彼女自身、何度かの経験はあったものの、欲して止まないほど男性を求めたことなどない。
むしろ、そんなことがあるはずもない、と思っている。
だから彼女は余裕の微笑とともに舞台の中央にでると、悠々と腰を下ろした。
しゅるり、と音がして、踊り子の格好をした女が現れ、シュカの前に立った。
官能的な腰つきにシュカは、「なるほど」と、劣情を刺激するための踊り子も大変だな、と思う。
次に出てきた濃厚な男女の絡み合いも、逃げる女を捕まえて犯す実演も、それぞれ、
シュカには「ご苦労」としか見えなかった。儀式とはいえ、登場する彼らに、これは強制なんだろうか?それとも志願制なのだろうか?と変に冷静な視点ですらいた。
退屈にあくびを堪える。
もう、夜が明けてくる。完全に辺りが陽に照らされた頃、この長かった儀式は終わる。

一番鳥が鳴く、端で爪を噛んで苛立ちを隠せないルカを見やり、シュカは思いを新たにした。
ここまで来たら、勝ったも同然。
今後は、私があなたを裁くことになる。
当然の報い、心から嘲笑してやりたいが、それは神教徒としてあるまじき行為かと思う、
余裕からの自戒だ。
シュカは笑いを堪えるためにも、満足したように天を仰いだ。
消え行く星を眺めてから一度目を閉じ、再び開いた時である。
明け夜空を覆うような影が、シュカの視界一杯をふさぎ、それは上空から一瞬にしてシュカの全身を覆った。
小さくシュカは悲鳴をあげるや、腰の短剣に手をやる、とっさに悪魔の襲撃かと思ったのだ。
「ぐっ・・・」息をつまらせたシュカは身を這い出そうとして、この異形のものが人型をとっていることに気づく。
手のような真っ黒いものに手首を捕まれ、膝のようなものが、シュカの両膝を割っている。

逃げようともがきながら、シュカはめまぐるしく考える。
悪魔だとしか思えないが、儀式の最中だ、教皇その他、浄化できるはずの者は侍っているのに手を出してこない、慌てた声すらしない。
いくらなんでも悪魔の出現となれば、この儀式だって中断されるはずだ。

とすると、これは試練の一つだ。
220禊。:2007/08/27(月) 02:32:06 ID:CLgTwU2Z

手を伸ばしてくる異形の者を睨みつけ、シュカは身を起こそうと地に後ろに両肘をついた、そのとき後ろから両脇に腕が伸びてきたかと思うと彼女を持ち上げ、羽交い絞めにした。シュカの目の前にも人型はいる。
シュカは思わず呟く。
「2人?!」
後ろの人型に脇から上半身を抑えられた格好で立ちもがいているうちに、
ふと、シュカは「傷つけられることはないのだ」と思い至った。
そうだ、これは性欲の試練であるはずだから、気をやりさえしなければ、何の支障もないはずだ。そう思うと慌てた自分がおかしくもなる。
やれるものなら、とシュカは思い、きつく膝を閉じた。
その途端前の人型が目の端でほのかに笑ったように見えて、シュカは睨むように顔を上げ、その顔を見、
目を疑った。
「ルカ・・・!?」
そんなはずがない、今、端に彼はいて苛立っているはず。
横目に走らせると、彼は確かにそこにいる。
どういうこと?
まさか、私の幻影なのか?
ごちゃごちゃとした思考のなか、目を戻したが、脇を抑えられているため不自由な両手と、自由な両足を存分に使い、人型の伸ばす触手を避け、彼を見た。

221禊。:2007/08/27(月) 02:33:12 ID:CLgTwU2Z

彼は意地悪く舌なめずりをしていた。
目を戻すと、目の前の人型も、暗闇のなかで確かに舌なめずりをしていた。もう一度すばやく横目をやったとき、ルカとその人型は同じようにやはり爪を噛んでいてその流れのように、
目のあったシュカに、ゆっくりと、握った指と立てたその親指を、下へ向け、唇を鈍く光らせて吐く。

「堕ちろ」

にやりと笑う。

雷に打たれたようにシュカは悟った、
影、だ。
こいつはルカの影だ、誰かに摂りついているのだろう。
ということは、あたりにこの影は見えていない、ことになる。
見えるのは肉体のみ、けれどこの肉体はいまや心無き実体、ルカである。

聖職者の操る影は、通常の聖職者には見えない。
見えるのは、当人と相手と、そして悪魔のみだ。
操られている当人でさえ記憶に残らない、実に巧妙で他人の姿を借りた巧妙な呪い。
すなわち、ルカは聖職者として悪魔に魂を売ったことになる。
なぜ。
一度魂を売れば、悪魔との契約は永遠に続くと聞く。
両足のあいだにいた人型は、隙間を埋めるようににじり寄って来、後ろの人型に力が入る。
いまは何かを考えている場合ではない、と打ち消してから、
シュカは意外な落とし穴に、あっと気がついて青ざめる。

222禊。:2007/08/27(月) 02:35:12 ID:CLgTwU2Z

私がこいつに傷付けられない、ということは、
私も、こいつを傷つけることはできない、ということだ。

前にいる異形の者、ルカに他ならない=に対して身構えたシュカのうなじを、
柔らかく執拗に後ろの人型が舐める。
舌はとろりと後ろから耳朶にいき、含むように吸った。
ぞわっと鳥肌が立ったシュカは身を仰け反らせ、もがいた。
松明の灯に照らされたシュカの衣はとろりと反射し、彼女の肌理細やかな肌を艶かしく、光らせる。
二人に迫られたシュカは辺りからは、見え隠れしていた。
灯に透かされた赤い髪が、その度に何度も跳ねた。
この儀式一番の見所とばかり集まった観客は、喉を鳴らし、
空に伸ばされた素足とか、嫌がって背けた表情とか、相手の肩を抑えた指が滑って行き場を無くすのを、
興奮を持って見守っていた。

「・・・汚い真似、ばかり!!」
次々伸びてくる4本の腕を避けつつ、シュカは毒づいた。
「あんたに人望がない理由がよくわかるわ!!」
足も含めて8本の陵辱は、確かにシュカの体力を奪っていく。
もう日が昇る、もう少しだ、と彼女は思い、人型を絶え間なく蹴り、なぎ払う。

223禊。:2007/08/27(月) 02:36:35 ID:CLgTwU2Z

ルカの顔がそこにあるのを、シュカは憎き相手とばかり改めて思い睨んだために怯んだ、一瞬の隙に、シュカの柔らかな唇に、舌が絡んだ。

呼吸を止められ、無我夢中で相手の動きも水に振り回した手、足を捕まえられる。

いやあっとシュカが叫ぼうとしたときには、膣の隙間に何かが入り込み、うねうねと動く。

細い何かだ、

シュカはそれがたいして大きくはなく、違和感程度のものだと気を奮い立たせ、
「この・・・!」と身を捩じらせ、唇を避けようとする。
それが奥にたどり着き、指のような触感を持って彼女の内膜を擦ったとき、
シュカは、初めて思わず声をあげた
「うあああっ・・・」隙間ない内膜の中で、尖ったものが内壁をいじりつくす。
「いやっ・・・!!!」
体中を這い回るような悪寒がシュカを襲う、シュカは身震いしながら、
強引に首を振り、その冷たい唇の触感から逃れた。
だが、体の奥底に入った物はそのまま、依然自由に暴れまわっている。
やがてそれが指ほどの太さになり、内側を擦るようになで上げたとき、シュカは悲鳴をあげそうになり、あともう少しあともう少しだ、日が昇ってくる・・・と自分に言い聞かせた。


224禊。:2007/08/27(月) 02:56:53 ID:CLgTwU2Z

早く、早く、と日が昇るよう彼女は祈る。




細い何かだったそれは、徐々に膨らんで弾痕の様相を呈す、星が消えて行き、白々とした空をシュカは待ち望む。
押し入れながら舐めつくすようなそれ、あちこちから伸びる粘着した液を滴らせる指に似た、異形のもの。
笑いを堪えられないように俯いて笑うようなルカ。
体の中を這い回る男根のようなもの、乳首にまとわりついた指が絶え間なく刺激を与えてくる。
背筋を緩和させるような、大きな波が襲ってきて、シュカはまた首を振る。

「いやぁっ、やめ、や、めてえ・・・」

ざらりとした感触が何度も膣を行き来する、とろりとした指のようなものが、ふくらみをいじった。
シュカは跳ねて、閉じようと膝に力をこめるが、力強い影に阻止される。
「いやあ、だめ、いやぁ・・・」
泣き声をあげて、快感はどうしようもなく押し上げられていく。

「いや、いやあ、いやぁ」
シュカの声は甘く、薄白んだ夜空に響く。
押さえられた腕も肩も、汗でとろりと光っていた。
225禊。:2007/08/27(月) 03:11:46 ID:CLgTwU2Z

早く、早く、と日が昇るよう彼女は祈る。




細い何かだったそれは、徐々に膨らんで弾痕の様相を呈す、星が消えて行き、白々とした空をシュカは待ち望む。
押し入れながら舐めつくすようなそれ、あちこちから伸びる粘着した液を滴らせる指に似た、異形のもの。
笑いを堪えられないように俯いて笑うようなルカ。
体の中を這い回る男根のようなもの、乳首にまとわりついた指が絶え間なく刺激を与えてくる。
背筋を緩和させるような、大きな波が襲ってきて、シュカはまた首を振る。
「いやぁっ、やめ、や、めてえ・・・」
ざらりとした感触が何度も膣を行き来する、とろりとした指のようなものが、ふくらみをいじった。
シュカは跳ねて、閉じようと膝に力をこめるが、力強い影に阻止される。
「いやあ、だめ、いやぁ・・・」
泣き声をあげて、快感はどうしようもなく押し上げられていく。

「いや、いやあ、いやぁ」
シュカの声は甘く、薄白んだ夜空に響く。
押さえられた腕も肩も、汗でとろりと光っていた。


膨らみをいじる指先と思しきものは、認めたくはないもののシュカの滴らせる水分でゆるゆると滑り、
体の中の男根と変わらぬものを締め付けて、より奥へと吸い上げるのはシュカのひだである。

細い腰をうならせて、シュカは抵抗を試みるつもりで、より深みへと嵌っていくのを意識しては、あえいで、悶えては、夢中で声を呑んで苦しげにする。

異形のものの膨らんだものが、突然激しく動いた。
「ぃやあっ、あ、あ!あ、あふっ、・・・・」
揺らされて乳房が上下する、動きはやまず、シュカの中で暴れまわった。

「だめ、だめ!だめぇ、あ、あ、あ」

堪えながら締め付けるのに自身が感じてしまう、声が跳ね、彼女は叫ぶ「いやあっ」

「おねがい、やめてぇぇぇ・・・」

シュカは小さく叫んでいた「いっちゃう、いや、いっちゃう!!」

ぶわ、と子宮の中に暖かいものを感じる。
同時にシュカは避ける術もなく呼吸を吸い上げられるような強烈なめまいを感じた。



226禊。:2007/08/27(月) 03:25:46 ID:CLgTwU2Z



「神のしもべ、ここに、新たなるしもべを迎える」
重々しい声が響いた。


夜が、明けたのだ。

シュカはその声を遠く聞いた。


夜明け、ぎりぎりの時間で、シュカは禊を終えていた。



荒い呼吸の中で、朝日に消え行く影を見た。

終わったのだ・・・

そのとき、急に周りで騒ぎが起こった、司祭やらが駆け込んでいく。
シュカはがくがくと震える膝を抱えて、霞がかった辺りを見ている。
「急に、苦しげに」
「のどをかきむしったんだ」

倒れた男の手は、親指を突き出した他の指は握ったままだった。
表情は満たされたとしか言いようのないほほえみを浮かべている。


ルカ、すでに今は亡き悪魔になったのだった。

最後の呪いは、これだったのかもしれない、とシュカは憎々しげに微笑む。

聖職者として生きていく中で、
この体をもてあまし、夢魔となったルカの訪れるのを、待ち続けてしまうだろう、自分を、思った。


227禊。:2007/08/27(月) 03:27:00 ID:CLgTwU2Z
終わりです。

読んでくださり、ありがとうございました。
228名無しさん@ピンキー:2007/08/27(月) 22:01:18 ID:5OOCLb5O
GJ!!!
寸止めなのが惜しいほどだ。続編キボンヌ
229名無しさん@ピンキー:2007/08/28(火) 05:11:27 ID:+E1jBrxH
およそ7ヶ月ぶりの作品投下しかも良作(*´Д`)b
230名無しさん@ピンキー:2007/08/30(木) 15:53:06 ID:j4i0pHVS
これルカは、ラスト両手でGJ!!の格好したまま死んでたってこと?
2311-95:2007/08/31(金) 03:05:02 ID:hR7lh2ET
天使に飼育されてる悪魔の話を書いたものです。
続き書けたので投下します。

前作読んでないかたは
http://red.ribbon.to/~eroparo/sslibrary/o/original1226.html
http://red.ribbon.to/~eroparo/sslibrary/o/original1226-1.html
コレを読んでからどーぞ
232悪魔飼育3:2007/08/31(金) 03:06:01 ID:hR7lh2ET
――暖かい波の中、ゆらゆらと揺られていた。
――白くて暖かい光に包まれて、ふわふわしてて、なんだか懐かしくて…
――なんだか、とっても、しあわせ……




 悪魔はシーツの中で目を覚ました。
 いつもの部屋。広めのワンルーム・マンションの一室。
 腰の中が熱い。
 悪魔は最初にそう思った。
 ベッドの上で意識を取り戻した悪魔は、自分がさっきまで天使に散々に嬲られて苛められて
絶頂させられていた、ということを思い出した。
 首を動かすと首輪につながった鎖がジャラリと鳴る。
 悪魔がこの天使に捕えられてから一ヶ月。
 悪魔はこの天使にすっかり「飼われて」いた。


「お、起きたのか。汗流しとけよ」
 部屋の反対側のキッチンに向かっている天使が背中越しにそう言った。
 そう言うのと同時に、突如としてベッドのすぐ横に満々とお湯が張られたバスタブが出現する。
 毎度のことながら悪魔は驚いてしまう。
 ちょっとした物体を無から「生成」するのだけでも、普通だったら長い呪文と
膨大な魔力が必要なのだけれど、この天使はひょいと何か懐から出すみたいに気軽に
いろんなものを「生成」してしまう。

――コイツ、なよっとした女みたいな顔してるのに、とんでもない魔力持ってるんだ。

 悪魔はその風呂に入るまいかどうか悩む。
 たしかに、全身は汗とアイツの唾液と精液でドロドロでカピカピになっちゃってる。
 だからといって、アイツの言いなりになって風呂に入るのはなんだかシャクだ。
――でも「入らない」と言っても力づくで入れられるのがオチだろうし……全身
べたべたして気持ち悪いし……股間はぬらぬら濡れちゃってるし…

 抗っても仕方がない、と悟った悪魔はベッドから降りるとそのまま、とは言っても
捕まったその日から身に着けるものは一切許されていないので全裸のままなのだが、
浴槽へ足を入れる。

「ちゃんと百まで数えるんだぞ」
 キッチンから天使の声がする。
 うひゃひゃ、とさぞ面白い冗談を言ったかのように笑う天使。
 子ども扱いされて怒る悪魔のことなど歯牙にもかけないでフライパンを振る。


 ダイニングテーブルを引っ張り出しテーブルクロスをかける天使。
 そのテーブルはベッドに鎖で繋がれた悪魔が届くくらいの距離に置かれている。
 椅子に全裸のままで座ると、天使が目の前に皿を並べてくる。

 捕まって以来、ちょっと太った。
 そもそも運動らしい運動は天使とのセックスくらいで、鎖がいつでも行動を阻んでいる。
そして、三食は栄養たっぷりの天使の手料理を食べさせられてるのだから太らない筈は無い。
 ふとももとか、むっちり太くなってきたみたいだし、なんかお尻とか胸に脂肪が余計に
ついてきた気がする。
 こういうの、エッチっぽくて、あんまりスキじゃない。……この天使は好きみたいだけど。
 とにかく、ちょっと太ってしまったような気がする。
 でも、その割にはあんまりお腹には脂肪がついてないようにも思えるのは、毎晩毎晩
イヤらしい悲鳴をあげさせられてるせいか、腹筋が鍛えられてるのかもしれない。

 とにかく、毎日毎日この性悪天使にいいようにいじめられている悪魔は不幸だった。
233悪魔飼育3:2007/08/31(金) 03:06:18 ID:hR7lh2ET
 とにかく、毎日毎日この性悪天使にいいようにいじめられている悪魔は不幸だった。

 そして悪魔は天使の手料理を今日も食べさせられている。
「野菜も食え、野菜も」
「……」
 残すとそれはもう酷いイジワルをされるので、悪魔は好き嫌いを言わずに出されたおかずは
まんべんなく食べるのが習慣になっている。
「美味いだろ?」
 天使のメガネの奥の瞳が優しげに光る。天使のクセに。
 なんでメガネなんかしてるのかと訊いたら
「そのほうが悪魔を引っ掛けやすいからな」
 と言ってニヤっと笑った。

 とにかく悪魔はその瞳の色に一瞬目を奪われてしまう。

――騙されちゃダメだ。
 悪魔は自分に言い聞かせるように心の中でさけんだ。
――コイツは、酷いヤツなんだから。
 そう心の中で言い続けながら、悪魔はご飯をかっこみながら銀ダラの西京焼きと
ほうれん草のおひたしをバクバクと食らう。
 お米は一粒一粒が立ってるし、銀ダラは絶妙の焼き加減で口の中で蕩けるようだ。

――悔しいけど、やっぱこいつの料理、美味い…
 それまで食事なんて「ただ食えればいい」と思っていた悪魔は
天使の手料理を食べさせられるようになって初めて「美味しい」という言葉の意味を知った。
ガツガツとご飯を平らげながら、悪魔は米つぶを頬につけたまま天使を睨む。
「美味いモンいっぱい食って、また美味い羽を生やしてくれよ」
 その言葉を聞いた悪魔の表情が険しくなる。
 胸の奥が痛くなる。

……それは三日前のことだった。
234悪魔飼育3:2007/08/31(金) 03:06:33 ID:hR7lh2ET
「なあ、そろそろいいだろ」
 天使に飼われ始めて四週間。
 黒々とした羽根が、悪魔の背中からしっかりと生えている。
 戦って、負けて、羽をもぎ取られてソレを料理されて食べられた羽根。
 天使がもぎとったあとで生えてきたその新しい羽根は、生え始めた当初は
ほんの細い羽ペンほどの細さだった根元も今では太いマジックペンほどの直径に育っている。
 漆黒のそのコウモリみたいな羽の皮膜は、悪魔の薄い褐色の肌にくろぐろと広がっている。
「そ、そろそろ、って、な、ナニがよ?」
 悪魔はどもりながらそれをたずねた。それが何かわかっていたから。

「判ってんだろ。羽だよ羽、ハネ!」
 そう言う天使は悪魔をどかんと足蹴にしてベッドの上にうつ伏せにさせた。

 天使は有無を言わさずに、悪魔の背中に生えている黒い闇色の羽をつかむ。
 悪魔は背中に鋭い痛みを感じた。


――痛い!
―――いたい!!
――――イタイイタイイタイイタイイタイ!!!!!
 悪魔の瞳には涙が浮かんでいる。
 翼の付け根に食い込む激しい痛みに、悪魔は涙をこぼしてしまう。


――最初に切られたときは痛いだけでなんでもなかったのに。
――なんで、こんなに涙が出るんだろう。
――コイツは天敵の天使で。私は悪魔で。
――敵だから、殺し合いの相手だから、痛い目に遭わされても当たり前なのに。

 なぜだか涙が止まらない。
 漏れる声を枕に押し付けて、悪魔は泣いた。
 翼を切り取られただけなのに、心の中までズタズタにされたみたいな痛みに
悪魔は苛まれてしまう。
 痛くて、背中が痛くて、でもそれよりも心の中がなによりも痛くて。
 悪魔は枕に涙を浴びせていた。


 いい感じに切り取れた食材をまな板の上に横たえると、天使は流しで手を洗う。
 そしてベッドの上でグスグス泣きわめく悪魔に天使はそっと近づいた。





――天使のヤツがまた近づいてきた。
 そして、悪魔の背中に激痛が走る。チリチリと肉が焼ける音がする。
――まだいじめ足りないのかッ!
「……なにすんのよっ」
 天使の気配に向けて悪魔は後ろ蹴りを放つ。

 それをまともにみぞおちに食らってベッドから転がり落ちる天使。
235悪魔飼育3:2007/08/31(金) 03:07:11 ID:hR7lh2ET
 ベッドの下に転げ落ちた天使は悪魔をびしっと指さしながら、怒鳴った。
「いてえじゃねえかこの野郎!
 あんま痛がってぴーぴー泣いてるから傷治してやろうとしてやっただけじゃねえか!」

 悪魔は怒りと痛みに顔を赤く染めながら、叫ぶ。
「ば、馬鹿じゃないの! 悪魔に神の力が効くわけないじゃない!
 そんなの人間にしか効かないの! 悪魔の属性は悪なんだから!

 悪魔にとってそんなのは常識だ。
 だから、コイツはそれを知ってて嫌がらせをしてきた、と悪魔は思った。
 天使が悪魔の身体に無知なだけだ、とは気づかない。

「そーかよそーかよ悪かったな。悪魔なんぞ治してやろうとしたのは初めてだからな。
 知らなかったんだよ」
 悪魔は初めて目にした。
 傷ついたような目の色。
 泣き出す寸前の子供みたいな瞳。

 そんな顔を見せられて、悪魔はどうしたらいいかわからない。
 つい、内心とは裏腹に怒鳴ってしまう。
「ふ、フンだ! 神の力をただバカみたいに流し込むような野蛮な天使には
わかんないでしょーけどね!
 そこんとこ、悪魔の治療魔法はすごいんだから。生命の治癒能力を魔法で加速するのよ!
 人間も、悪魔も、まあ絶対しないけど天使だって治せるんだから!」

 天使は不満そうな顔で言う。
「じゃあ自分で治せばいいじゃねえか」
「は? 自分で治せるわけないでしょ!」
 dでもないことを言う、という驚きの顔で悪魔は天使を見つめる。

 こっちもポカンとしている天使。
「悪魔は自分の体を治せねえのか?」
「天使の癖になんでそんなことも知らないの? アンタどこで魔法習ったのよ」
「はぁ? 魔法なんて覚えるもんじゃねえだろう」
「じゃあどうやって魔法が使えるようになるのよ!?」
「生まれつき知ってた」
「へ?」
「俺は天才だからな。怪我なんていっぺんもしたことねえからそう言うの、しらねえんだよ」
 悪びれもせずにしゃあしゃあとそう言ってのける天使。


 ベッドの上で、半裸の悪魔と天使はなんとなくヘンな雰囲気になった。

「わかったっつーの。魔法は使わねえって。ちょっと背中見せろ」
 天使はそう言うと、空中から「生成」した脱脂綿をあてがう。
 それで傷跡の血を吸い取ると、言った。
「まだ血ィ出てるな」
 なぜだかその手つきの優しさに悪魔はドキドキしてしまう。
「あ、当たり前でしょ!」
 他人から、こんな風にされたことなんか今まで一度もなかったから。
 人間なんてのは騙して食い物にする相手に過ぎなかった。
 悪魔同士でも、お互いに疑い寝首を掻かれないように警戒することしかしていなかった。
236悪魔飼育3:2007/08/31(金) 03:07:27 ID:hR7lh2ET
 だから、この悪魔は今まで誰かに優しくされる、という経験はまるでなかった。
 その生まれてはじめての感覚は悪魔の身体の芯に染み込んでいった。
――痛い。心が、キュンとなって痛い。 
――甘い。甘い甘い蜜みたいな感覚が、体中に広がってる……

 他人に触れられて。他人に手当てしてもらえて。他人に、優しくされるという経験。
 それは、悪魔の身体の中心を甘く熱く炙っていくようだった。


 そんな悪魔は恍惚の表情を枕に押し付けている。
 ぬらりとした感触が悪魔の背筋に走った。
 それは天使の舌だ、と判るまでに数秒。
 天使が、羽根をもぎ取った傷跡を舐めている。

「うくっ…ふぁぁあっ」
「ヘンな声出すな」

 裂けた皮膚を舐められる。
 痺れるような、刺すような刺激。
 でも、なぜだか痛くない。
 優しく舌が這い回り、暖かい唾液を塗り込められる。
 悪魔はもう、痛みであえぎ声をあげているわけではなかった。
 天使の柔らかい舌が傷口を舐めるたびに、悪魔は心がゆるゆるになっていくのを感じていた。
 敵なのに、仇なのに、悪魔はもう天使のことを恨めない。憎むことができない。
 背筋を白い快楽が駆け上ってくる。
 悪魔は、天使に背中を舐められながら生まれてはじめて感じる恍惚のなかを漂っていた。






 絆創膏でガーゼが背中に留められる。
「よし、コレでベッドも汚れねえ」
 ポン、と背中を優しく叩かれると悪魔は胸の中がキュンと切なくなってしまう。
――ダメだ…コイツは……コイツは天使で…敵なのに…

 コロン、とベッドの上に仰向けにされる悪魔。

「いい声で鳴いてくれたからな。なんか、スゲー来ちまったぜ」
 そう言うと天使はジーンズのズボンを脱ぐと、その中から隆々と立ち上がる勃起を悪魔の眼前にさらす。

「なななな、な、なに、すんのよ」
 心が甘くほどけてしまった悪魔に、天使は迫る。
「ナニに決まってるだろ」
 そう言いながらあまり濡れてない悪魔の肉裂に天使は無理矢理に突きこむ。
 ただでさえ大きな天使の勃起は、ぎゅうぎゅうにきつい肉粘膜を押し広げながら
悪魔に悲鳴をあげさせる。

「ふああああああっ」
 痛みで悪魔はこらえきれない喘ぎを漏らす。
 しかし、二度、三度と突かれるうちにその喘ぎの意味が変わってくる。
 痛くない。痛いのは痛いのだが、その痛みが心地よいものになっている。
 太い、血管の浮き出た天使の肉竿。それが肉を裂くような痛みも、次第に暖かい波に洗われて
喜びに変わっていってしまう。
237悪魔飼育3:2007/08/31(金) 03:07:41 ID:hR7lh2ET
「お前の身体ってつくづくエロいよなあ」
「ぅうっ、うあっ、ふわあっ」
 悪魔はもう返事ができない。
 快楽に蕩けた瞳で天使の顔を見つめながら、ただ喘ぎを漏らすことしかできない。
 天使の手が、乳房をおもちゃみたいにまさぐってくる。
 その手指の動きは悪魔をさらに高みに上らせていく。

 いったん天使は、つながった肉竿を抜くとベッドの上に胡坐をかく。
 そして、悪魔を軽々と抱えあげる。
 天を突くような自分の男根の上に悪魔をゆっくりと降ろしていく。
「そ、そんなっ……お、大きすぎ…」
 内側から全身を裂かれるような痛み。その痛みの中で悪魔は喘ぎを漏らした。

「そんなこと言いながら感じてるじゃねえか。中、ぬるぬるだぞ」
 いつしか悪魔の肉粘膜はとろとろに蕩かされていた。
 反り返った肉槍で無理矢理広げられた粘膜。亀頭の凹凸でそこを擦られるたびに、
筋肉がほどけてしまいそうな快楽に全身が支配されてしまう。

 じゅぷ、じゅぷっ、という液体の音がマンションの部屋に響き渡る。
「あっ…ふあああっ」
 意味の無い喘ぎを漏らす悪魔。汗で身体を濡らしながら、くなくなと首を振る。

 手遊びに悪魔の尻をまさぐっていた天使は、その尻肉の上のほうから生えている、
親指くらいの太さの何かに気づいた。
 悪魔の裸の尻、その尾てい骨あたりから伸びている黒い光沢のある尻尾。
 先端に逆さになった返しのついているその尻尾をつまんで、天使は言った。

「おい、なあ、もしかしてこの尻尾も美味いのか?」
 快楽に呆けていた悪魔は瞬時に青ざめると、言った。
「なっ、だ、だめっ! そ、そのし、尻尾、切られたら……ま、魔力がなくなって……し、死んじゃう…」
「ふーん」
 ニヤリ、という人の悪い笑みを浮かべる天使。
「つーことはここに魔力がたっぷり蓄えられてるってことだよなあ?」
「……っ」
 青ざめる悪魔。この天使がしようとすることを悟ったのだ。

「さぞかし美味えんだろうなあ……」
 天使の指が尻尾をつまみ、撫でる。
 悪魔は体の芯から恐ろしさに震えていた。

 天使は手を振ると、その中に冷たく鋭い巨大な肉切り鋏を錬成していた。
「俺より先にイっちまったら尻尾切るからな」






「いはぁっ、だ、だめっ、きらな、きらないでぇっ」
 下からズンズンと勢いよく突き上げられている悪魔は、スタッカートのような悲鳴をあげながら
イキそうになる身体を必死に引き止めている。
 天使の男根の段差の大きなカリ首が、粘膜を引っかく。熱されたとろとろの粘膜を
こそぎながら責めたてていく。
238悪魔飼育3:2007/08/31(金) 03:08:04 ID:hR7lh2ET
 全身の力が抜けそうになるのを必死にこらえながら、悪魔は腰に力を入れる。
――先にイカせないと、ホントに…切られちゃう…
 全身を凍らせるような恐怖と、腰の中から生まれる蕩けそうになる快楽。
 その二つの感覚の中で、悪魔は必死に綱渡りをしていた。
 天使の硬い亀頭の先端が、悪魔の膣奥の子宮口をコンコンとノックをする。
 悪魔の脳裏で、白い電撃が弾けた。
「らめっ、あっ、イ、イクっ、いっちゃう、あっ、きらない、切らないでぇえっ」
 そんな懇願をしながら、悪魔はのけぞりながらついに絶頂を迎えた。
 ぷしゅ、という音がする。
 悪魔の陰部から透明な液体が噴出している。
 潮吹きをしながら、悪魔は尻尾が切られてしまう、という恐怖とともに
必死にせき止めていた快楽電流の崩壊で途方も無い恍惚のさなかに失神しかけていた。

「だめっ、だ、だめっ、き、きったら、しんじゃう、お、おねがい、ゆ、ゆるしてっ…」
 顔面をグズグズにして天使に懇願する悪魔。

 唇を歪めた天使は、ダメだ、と冷たく言い放つ。
 ヂャキン!!!
 という恐ろしい音と、冷たい感触が悪魔の尻尾の付け根に走る。

 そのまま天使の肩に倒れこむ悪魔。
 もう何も考えられない。

 そんな悪魔の耳に、天使のささやきが聞こえる。

「バーカ。尻尾切っちまったらお前の羽が食えなくなるだろうが」
 鋏は切ったフリをしているだけだった。
 天使がいとしげに尻尾をなでてくる。

――切られて、ない…
 涙でグズグズになった顔を天使の胸に押し付けて、悪魔は泣いた。

「ばか……ばかぁ……ほ、ホントに、きるんじゃないかって、しんじゃうって、ばかあああ」
 子供みたいに、泣きながら嗚咽交じりの声を上げる悪魔。
「フン。……こんな美味い食材を無駄に潰しちまう訳ねーだろ」
 そう言いながら、天使は悪魔の髪をくしゃくしゃと撫でる。








 そのあとで、結局悪魔は6回イカされて、口と肛門と膣に一発づつ天使の白濁を受け止めさせられた。







――恥ずかしい。
 すーすーと寝息を立てている天使の横で、悪魔は一人赤面していた。
――あんな、敵なのに、あんなふうに泣いてすがり付いてしまったなんて……
 恥ずかしさと悔しさで、顔が真っ赤になってしまう。

 でも、その恥ずかしさの中にかすかな嬉しさがあるということに悪魔は自分でも
わかっていない。
239悪魔飼育3:2007/08/31(金) 03:08:20 ID:hR7lh2ET
 そんな悪魔はあることに気づいた。
――あのとき……背中を焼かれたと思って蹴りを入れたとき、アイツはなんで防御しなかったんだろう?


 天使に最初に捕まってしまったときの戦い以来、悪魔は何度も天使を攻撃しようとした。
低級とはいえ、悪魔である。
 肉体だけではなく、霊体にまで被害を与える攻撃をするくらいのことはできる。

 しかしどんな攻撃も、天使はシールドしていた。
 不意をついた攻撃も、寝ている間の一撃も、すべて神の防御壁の前にむなしく防がれていた。

――それなのに、なんでアイツは…?
 悪魔は気づいた。
――アイツ。…防御、してなかったんだ……
 途端に蹴ってしまったことに対する罪悪感が湧き出てしまう。
 アイツは、ホントに私のことを心配して、治癒してくれようとしてたんだ……

 悪魔は自分の体の奥に、じわりという熱が産まれてくるのを感じた。

――そんな、アイツのこと…蹴っちゃうなんて…
 悪魔は胸の中が弱くなった。
 やるせないざわめきが、体中にひろがっていく。
 お腹の底の、一番柔らかいなにかがきゅううう、と締め上げられるような切なさを感じてしまった。





――違う! 違うわよっ!

 アイツは私の体が目当てなんだから。
――そもそも、悪魔と敵同士の天使が、そんな優しいことするわけないじゃない!
 そう決め付けている悪魔。でもその胸の中では甘い蜜のような感覚が生まれている。

「んがあ」
 横で寝ている天使が、寝ぼけて抱きついてきた。
 ぎゅううう、と身体が悲鳴をあげそうなくらい強く抱きしめられる。
 でも、悪魔にはその締めつけは全然苦痛ではない。

――こんな…こんな、こんなヤツ…こんなヤツのことなんか……ぜんぜん…なんとも、思ってないんだから…
 そうつぶやきながら、天使の胸元に顔を埋めつつ悪魔は眠りに落ちていった。


2401-95:2007/08/31(金) 03:08:55 ID:hR7lh2ET
今回は以上です。

もうちょっとだけ続きます。
次回もなるべく早く投下できたらイイナ
241名無しさん@ピンキー:2007/08/31(金) 16:09:03 ID:2S805YKY
悪魔かわいいな…そして天使は得体が知れないなwww
GJです、続きも待ってます。
242名無しさん@ピンキー:2007/09/01(土) 15:07:10 ID:u8D6/azX
待ってた甲斐があった。
ちょっとといわず続いて欲しい。
天使側の心情も知りたい。
羽根をもいだ後って魔力最低だからシールドしなかったんじゃないのか、
と突っ込んだ自分がいる。
243名無しさん@ピンキー:2007/09/02(日) 05:58:05 ID:q6VU5HN6
料理が庶民的でワロタw
244名無しさん@ピンキー:2007/09/07(金) 09:05:47 ID:tMiLDFJg
この天使はツンデレにちがいない・・・
245名無しさん@ピンキー:2007/09/13(木) 23:34:00 ID:C0Jmp/y+
ほしゅ
246名無しさん@ピンキー:2007/09/18(火) 01:16:27 ID:mc+mCUT8
age
247名無しさん@ピンキー:2007/09/21(金) 02:38:05 ID:350LrF72
悪魔と悪魔同士じゃダメなの?
248名無しさん@ピンキー:2007/09/21(金) 02:51:07 ID:RHutJe97
エロければOK
249名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 15:50:18 ID:OXs4WxAy
天使と通じた悪魔を上位の悪魔が再教育
「相互理解の道を……」

「奴等は憎むべき敵、犯す対象です」
250名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 23:38:19 ID:anIkM/nC
とりあえずアゲ保守
251名無しさん@ピンキー:2007/09/29(土) 01:57:17 ID:MYLq0I7i
天使が堕天する理由ってセクロスするでいいんだっけ?
252名無しさん@ピンキー:2007/09/29(土) 02:04:30 ID:65DX7BPb
セクロスに限定しなくても・・・教義に反していればいいんじゃね?
253名無しさん@ピンキー:2007/09/29(土) 02:17:08 ID:XS3FSXk2
書き手が自由に設定していいと思うよ
254名無しさん@ピンキー:2007/09/29(土) 08:42:42 ID:wZnkJveG
偽霊能者がブログで少女を募集
ttp://www34.atwiki.jp/madmax_2007/
255名無しさん@ピンキー:2007/09/29(土) 20:44:19 ID:+8VV51+6
たとえば
悪魔に仕える魔物が天使にアンアンもあり?
おもしろいシチュ思い付いたんだ
256名無しさん@ピンキー:2007/09/29(土) 20:50:22 ID:nZ0P6V71
>>255
おk、やってみてくれ
257名無しさん@ピンキー:2007/10/04(木) 13:13:42 ID:xUft/C6k
捕手
258名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 12:53:49 ID:TXqmPhWg
あげ保守
259名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 13:10:00 ID:++kwsGef
ショタな天使をムチムチな悪魔が犯すシチュはアリだと思い、誰か書いてくれ。
260名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 23:03:04 ID:9rESTEl8
>>259書いて見た。
投下する
261名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 01:39:29 ID:48UpWo4l
投下楽しみにしてます
262後悔はあるが反省はしない保守:2007/10/15(月) 00:01:46 ID:FP4d8dQb
「さてと、お前らに言いたいことがある」
「なんだよ?」
「馬鹿か貴様等、天使を堕天させてどうする!?
天使は天使であるからこそそこに萌えがあってだな!!」
「あーおい」
「金髪または銀髪に純白の羽これがまさしく天使!!
胸の大きさは問わん!清純そうらばよし!!」



「あー…また人間界で毒されたやつが出たか」
「困るやなぁ、あれ」
263:2007/10/16(火) 11:26:24 ID:K6TJBh/H
264名無しさん@ピンキー:2007/10/16(火) 13:30:34 ID:jnWNij4Z
2ー
265名無しさん@ピンキー:2007/10/16(火) 15:43:38 ID:iKnfnCKR
サンダーストロンガー
266名無しさん@ピンキー:2007/10/16(火) 18:10:51 ID:j2uHMuEp
267名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 00:07:37 ID:C0agy26T
人間界で毒された奴と聞いて
某まかでみの天使や悪魔達を思い出した
268名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 17:12:03 ID:f0eKOMJ1
投下六レス予定。前振りが長くなったのでとりあえずエチーの前まで。
とってつけたようなストーリー設定は気にするな。
269恋は下心 1/6:2007/10/18(木) 17:12:33 ID:f0eKOMJ1
「気分はどうですか?」
背中に小さな純白の翼を生やした天使が、ベッドの傍らで囁いた。
ベッドには一人の少年が横たわり、彼の首元には魔法使いの証しであるペンタ
グラムのアミュレットが光っている。
少年は蒼白な顔で傍らの天使を見やると、か細い声で答える。
「すみません、天使様。僕が無理を言ってついてきたばっかりに……」
「いえ、カイル。あなたが魔法でサポートしてくれて、何度も助けられました。
 そんなに自分を責めないで下さい」
天使は悲しそうに微笑んで、カイルの手を握ろうとするが、彼は手を引っ込め
ると、耐えきれなくなったように目線を逸らせた。
「体はもう大丈夫です。悪魔もだいぶ大人しくしているみたいで」
「よかった……。実は、あなたが眠っている間に、小屋の周りに結界を敷いて
 おきました。これ以上長引くのは、あなたには辛いかも知れませんが……」
「こんな所で音を上げたら、名誉挽回すらできないじゃないですか」
カイルがぶすっとした口調で首を振る。天使はくすりと笑って、
「……わかりました。とりあえず、悪魔がどんな手に出るか分かりませんから、
 休んで体力を付けましょう。結界の中で、抵抗の意志を強く持っていれば、
 絶対に悪魔に操られる事はありません。あと少しの辛抱ですよ」

二人の旅は半年前、カイルの住んでいた小さな町から始まる。
町に現れた悪魔は猛威をふるい、何人もの死傷者を出した。
魔法学生だったカイルの師匠も、悪魔に抵抗しようとして殺されている。
事態を重くみた天界は一人の天使──ミリアムを町に派遣し、
彼女と町の人々との協力により、悪魔は町から追放された。
その後、禍根を残す事を恐れた天界はミリアムに悪魔の追跡と討伐を指示し、
唯一の肉親代わりだった師匠を亡くしたカイルは、彼女に同道する事を決意する。
ミリアムはこれに反対したが、カイルの強い決心に押されて、同行を許した。
長い旅を経てついに悪魔のねぐらと思しき洞窟に悪魔を追いつめ、
手傷を負わせてさらにトドメを刺そうとした瞬間、悪魔はカイルの体の中に飛
び込み、内側から彼を引き裂こうとした。
すんでのところでミリアムが彼に封印を施すと、彼は気絶して、悪魔を体の中
に閉じこめたまま、かろうじて一命を取り留めたのだった。
ミリアムは彼を近くの森の中の無人小屋まで運んで、話は冒頭に至る。
270恋は下心 2/6:2007/10/18(木) 17:13:59 ID:f0eKOMJ1
「もう少し眠っておいたほうがいいと思いますよ。まだ疲れが取れていないで
 しょうし」
「はい、でも……眠れ……るかどうか、分かりません」
ミリアムが心配そうに彼の顔をのぞき込んだ。
「カイル、少し熱があるのでは?」
カイルの額にすべらかな指を伸ばし、触れようとするが、
「や、やめて下さい!」
カイルに激しく振り払われ、驚いて手を引っ込める。
「あ……いや、その、天使様が悪魔に取り憑かれてはと……」
しどろもどろに弁解するカイルの額を優しく撫でて、ミリアムが笑う。
「あ、ちょっ……」
「もう、心配性ですね。体に触れないで悪魔払いが出来ると思いますか?」
「その……はい、すいません」
指が離れるとすぐカイルは向こうを向いて、毛布にくるまった。
「あの、やっぱり、少し眠ります」
「ええ、お休みなさい。悪魔が何かする様な事があれば、すぐ伝えて下さい」
「……分かりました」
ミリアムはしばらく、彼の寝付くのを見守った後で、彼女自身も小さな欠伸を
して、椅子に座って眠り始めた。

小屋の中から音が消え、二つの寝息の音だけが残ってからしばらくして、ベッ
ドから小さな影が一つ起きあがった。小さく囁き始める。
「ったく、オスの中にいるのなんて、気持ち悪いったらありゃしない。オス
 "が"中にいるのは割と気持ちいいけどね、ふふっ」
一人で下品な冗談を呟いては、一人で悦に入っている女悪魔は、その体の半分
以上をカイルの中にめり込ませている。「体」とはいっても物理的な存在力は
ないに等しく、魂だけの存在である。
「にしても、とんだ坊ちゃんに取り憑いちゃったわね。こんな初心坊や、食べ
 ちゃうにはモロ好みだけど、扱うのはちょっと面倒だしねぇ」
一人で腕を組んで一人で唸りつつ、片手で印を切ると、カイルの体がのっそり
した動作でベッドの上に上体を起こした。
「さー、こんなやわな小屋なんか、魔法でフッ飛ばしちゃって……あれ、やっ
 ぱダメ?助けてくれたら、もっと気持ちイイ事教えてあげるのにぃ」
271恋は下心 3/6:2007/10/18(木) 17:18:05 ID:f0eKOMJ1
カイルは何も言わず、うつろな目で目の前の空間を見つめている。しかし、
悪魔にはその返事が聞こえているらしい。
「もー、カタいこと言ってないでさぁ、アンタももういっちょ前の男なら、女
 ぐらい知っとくべきだと思う訳よ。アタシの体が欲しくないの?」
悪魔がしなを作ってカイルに体をすり寄せても、その表情には何の変化もない。
「ったく、ンットに扱いずらい……まさかアタシよりあの色気のイの字もない
 ような小娘天使の方が良いなんて言わないわよね、
 ……アレ?」
悪魔がぽかんと口を開けて、カイルの顔を見つめる。次第に悪魔の顔にニヤニ
ヤ笑いが広がっていく。
「なーに、いきなり図星ついちゃってごめんなさいねー。へー、そうなんだ、
 ふーん。
 そういえばさっきもおでこ撫でられただけで真っ赤になってたもんねー」
こうなると悪魔の舌撃は止まらず、次々にカイルにたたみかける。
「ま、アタシのレッスンの後じゃあ仕方ないか。アンタ、夢の中でアタシから
 エッチなレッスンを受けました、ってちゃんとあの娘に伝えてあげた?
 無理よねー、そのエッチな妄想の相手が相手じゃねー」
悪魔の声は肉声ではなく、念話の一種なので、大声で話してもミリアムに聞か
れる心配はないのだが、悪魔はわざとカイルの耳元に唇を寄せて、勿体ぶって
囁いた。
「やーね、隠す事無いのよ。半年間一緒に暮らしてて、一度も襲わないなんて
 のがそもそもアタシ的に信じらんないけど、オカズぐらいにはしてるでしょ。
 …………。
 ……沈黙は肯定と見なすからね。以上」
カイルの体が一瞬動揺し、呼吸が浅くなるが、瞳は依然虚ろなままで、覚醒す
る兆しは見えなかった。
「ね、今ってすっごくチャンスじゃないの?アイツ眠ってるし、アタシがどう
 やったらアイツをモノにできるか、教えてあげるからさ……」

ぎしり、とベッドがきしる音がして、ミリアムの頭がほんの少し傾ぎ、また元
に戻る。彼女はぐっすり眠っているように見えた。
カイルはゾンビのように緩慢な動きで、ミリアムに一歩ずつ近づいていく。
時々動きが止まりそうになるが、その度に悪魔が耳元で囁いて、また動き始め
ることを繰り返していた。
ミリアムの座っている椅子の間近にまで一歩ずつ、ゆっくりと近づき、
彼女の髪に触れようとした、瞬間──
272恋は下心 4/6:2007/10/18(木) 17:21:43 ID:f0eKOMJ1
ミリアムの手が、カイルの手を受け止めて、しっかりと捕まえた。
「……カイルには悪いですが、こうでもしないと誘き出せないと思ったので」
両手に力を込めつつ、ミリアムが顔を上げて、悪魔を睨み付けた。
「どういう手段でカイルをたぶらかしたか知りませんが、聞く前に消し飛ばし
 てあげます。残念ですね」
「あーあ、自分の力を過信してる奴ってのは嫌いだねぇ」
悪魔があきれ顔で言い放つ。
「ま、この状況じゃアタシに打つ手がないってのも事実だけど……おっ、
 まさか、この坊ちゃん……ねぇ」
悪魔がカイルを見て、何か発見したように口元に笑みを浮かべる。
そうはさせじとミリアムはカイルの両腕を強く押さえつつ、祈りの詠唱を始めた。
悪魔は両手で複雑な印を切り、最後に人差し指をカイルの額に押し当てる。
するとカイルの両眼が緑に輝き始め、体から魔力エネルギーの奔流が迸った。
「な……何を!」

「この子、魔法使いの中でも、百年……いや、千年の逸材かもね。こんな良質
 な魔力の泉を体の中に持ってるなんてさ。まあ、アタシはただリミッターを
 外してあげただけだけど」
「こんな、カイルが、まさか……でも、どんな魔力だってあなたが使えなけれ
 ばあなたに意味はないでしょう」
「それか、坊ちゃんが使う気にならなければ、ね」
「カイルが、私に危害を加えるような魔法を使う筈がありません!」

「……一つ聞くけど、もしアンタがアタシを倒したとしたら、アンタはすぐに
 天界に戻る事になるのよね?」
にやり、と口の端をゆがめて悪魔が聞く。
「それと、これと何の関係があるんですか」
「結局のところ、気高い天使様と賤しい人間風情がずっと一緒にいられるわけ
 無いものね?両人がどう思ってようとも」
「時間稼ぎのつもりなら、無意味ですよ」

「結局の所アンタ、一時使われただけなのよ。役目が終わったらポイ。
 さっき本人が言ってたでしょ?"坊ちゃんには悪いですが"……だったっけ?
 このまま馬鹿素直に尽くして文字通り指一本触れられない存在になるより、
 いまここでモノにすれば……こいつ一生アンタのものよ?」
273恋は下心 4/6:2007/10/18(木) 17:25:19 ID:f0eKOMJ1
「何の事を話して……え、
 う、嘘、カイル……っ!?」
悪魔がおどけた口調で一言喋るたびに、カイルの目は段々と細められていき、
言葉が終わったと同時に、カイルの口から低い詠唱が漏れ始めた。
「"エル アイル イェイルス……"」
「な、何をしてるんですかっ!正気に戻って下さい!」
胸元のペンタグラムが輝き始め、魔法の発動を告げる。
呪文の末尾が唱えられ、ミリアムは歯を食いしばって呪文に対抗しようとした。
「"大気の糸、織り上げて縛鎖とせん"」
ミリアムの経験した事も無いほどの魔力の渦が大気に張りつめ、その緊張は
瞬時に具体的な力となってミリアムに襲いかかった。
「ぐうぅ……っ!!」
彼女の細い胴がぎゅっと締め上げられ、肺の中の空気が絞り出される。
カイルの腕を掴んでいた手が背中の後ろに回されて、手錠をかけられたように
固く固定される。小さな翼も、一緒に折りたたまれる。
両足もくくられて、バランスを崩したミリアムは勢いよく床に倒れ込んだ。

「かはっ……ぁ……はぁ、はぁ」
「天使に抵抗する暇も与えず"大気の枷"を嵌めるなんて……思ったよりすごい
 魔力ねえ。どこぞの自信過剰の天使よりよっぽど恐ろしいわぁ」
床になす術なく転がって喘ぐミリアムを見下ろして、悪魔が嘲笑う。
「何でこんな、ひどい……」
酸欠と悔しさに、瞳に涙を滲ませて呻くミリアム。
「そりゃ、初恋の女の子にフられたらひどいことの一つもしたくなる道理よ」
「え……あ、カイル……が?そんな」
不意にミリアムの瞳に理解の色が浮かんで、床からカイルの顔を見上げる。

変わらずにうつろな表情を見せているカイルにミリアムは語りかけた。
「……ごめんなさい、ずっと気付かなかったんです」
「何もかも手遅れになってから謝るのなんて楽な事よね?」
「でも……私の事を本当に好きでいてくれるのなら……今だけ、お願いを聞い
 てくれませんか……?」
「分かってないわねぇ。間心、いや真心の愛じゃなくて、下心の恋なのよ。
 相手に尽くしたい、より相手が欲しい、なの。
 って、なんでアタシがこんな解説しなきゃならないのよ」
274恋は下心 6/6:2007/10/18(木) 17:29:37 ID:f0eKOMJ1
「カイル、あなただって町の人を……師匠様を殺されて、悪魔を憎んでいる
 からここまで来たんでしょう!?」
「ホントにそれだけだと思ってるなら、オメデたいわねぇ」
悪魔が余裕の表情を浮かべて余計な合いの手を入れる。

「ま、後で放してあげるにしても今のうちにおっぱい触るぐらいならタダじゃ
 なぁい?」
「駄目です、カイル、悪魔の手管ですっ!」
二人の言葉を聞いて、少しの間カイルは逡巡していたが、やがて床に倒れてい
るミリアムの上に、身を屈め始めた。
「やっ……カイル……っ」
怯えた瞳で、もう言葉も途切れたミリアムに、カイルは手を伸ばし……

そっと彼女の頬に手を触れると、優しく唇を重ね合わせた。
「んっ……」
ひゅう、と悪魔が口笛を鳴らして、無遠慮な野次を飛ばす。
「ロマンチストねー。見てるこっちがカユくなるわ」
そして悪魔はカイルの耳元に顔を寄せると、
「ほら、どうやるか教えてあげたでしょ?相手が気持ちよくなれるように、
 そっと舌で……そう、愛撫するみたいに、歯茎の裏を舐めてあげて……」
「んっ、ふっ、やぁ、んんっ」
悪魔の指示通りにカイルの舌がミリアムの口の中に滑り込み、粘膜を擦り合わ
せて快感を与える。ミリアムは首を振って逃れようとするが、不自由な身の上、
体を押さえつけられればもうどうしようもなかった。
しばらく唾液の交換が続いた後、カイルがゆっくりと顔を離した。
生まれて初めての、しかも甘いディープキスにミリアムは耳朶まで赤く染め、
両目の端からは涙が筋を残していた。
275恋は下心 以上:2007/10/18(木) 17:33:10 ID:f0eKOMJ1
>>273は「5/6」ね。スマソ。
続きはこれから書くけど……ちょいアンケート。
味付けは大甘から激辛(陵辱)までどの辺りがいいかな?
って、誰も見てないかな、もしかして。
276名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 21:42:53 ID:/j4Uxsqb
キタ━━(゚∀゚)━━!!!!
もしかして一番乗りですか? 甘めでキボン!
277名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 21:44:49 ID:f0eKOMJ1
マジで誰もいないのか!?
と思ったら、>>1を良く読んでいなかった事に気付いた。ごめん。
278名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 22:08:19 ID:vyjonGwY
自分は激辛のほうが・・・
279名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 22:14:00 ID:AZiR7u5e
>>275超GJ!
続きは砂吐きそうなくらいのダダ甘で是非
280名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 23:22:18 ID:JeeBRNVQ
>275
ドのつく甘辛(愛のある陵辱)で。
281名無しさん@ピンキー:2007/10/19(金) 00:32:37 ID:1zPBJhzn
>>275
途中は辛口でも、ラストは悪魔が逃亡するような極甘を希望!
282名無しさん@ピンキー:2007/10/19(金) 04:48:38 ID:R6DKcmuh
甘くても辛くてもいいので、あまり周りの声に悩まされず、自分の書きたいと思った物を最後まで書いてください
283275:2007/10/19(金) 07:11:12 ID:EVeLcMM+
注文難しいヨw
とりあえず>>278には悪いけど、甘々で書いてみるわ。

>>282
ありがとうございます。でもご心配なく。
悩まされるぐらいならアンケート取りませんてw
284名無しさん@ピンキー:2007/10/19(金) 09:03:17 ID:E5s+uBlV
ぬぉ、出遅れた。
自分も辛め希望だったけど…とりあえず楽しみにしてる。
285名無しさん@ピンキー:2007/10/19(金) 20:32:40 ID:Np7qHj9k
辛いのもいいよな
まあ、次の機会に期待しようぜ
286名無しさん@ピンキー:2007/10/19(金) 20:34:59 ID:dlvvRvh9
甘辛で
287名無しさん@ピンキー:2007/10/20(土) 07:54:59 ID:VSt48KYt
実は後半にカイルがこっそり拘束といてて悪魔補足end
288恋は下心:2007/10/21(日) 22:48:57 ID:Ki/nM2wO
まだ甘くならない・・・。次からどんどん甘くなる、の予定。
5レスね。
289恋は下心 1/5:2007/10/21(日) 22:51:26 ID:Ki/nM2wO
「初めてにしてはなかなか上手ねぇ」
悪魔が満足げな顔でカイルの頭を撫でる。そして幽体を伸ばしてミリアムの
後ろに回り込むと、呆然としている彼女の服のボタンを外し始めた。
「やっ、止めなさいっ!」
「ほらほら、暴れないの」
いまだ四肢が固定された状態で、ミリアムがもがいても悪魔はいっかな気にせ
ず手早くボタンを外してゆく。
服の開き目からは飾りの少ない純白のキャミソールが現れ、小さなふくらみが
二つ、布地を押し上げている。
「カイル、憧れのかわいいおっぱいよぉ。もっと大きいのが良かったらいつで
 もアタシの触らしてあげるけどね、ふふっ」
キャミソールの布地がたくし上げられると、ミリアムの白くすべすべした胸が
露わになった。悪魔が両手で乳房をわしづかみにし、ぐにぐにとこねまわす。
「ほぉら、ふにふにおっぱいですよぉ」
「いっ、嫌っ、見ないで下さいっ」
カイルは無言のままモチのようにやわらかに形を変える乳房に魅入って、呼吸
を荒くしながら誘惑に耐えるようにぎゅっと拳を握りしめていた。
「ほら、何ぼーっと見てんのよ。まさかキスだけで十分なんて言わないわよね?
 そんなに股間のモノをおっきくしといてさぁ」
悪魔の言葉通り、カイルのズボンには誰が見ても分かるほどふくらみができ、
それを見たミリアムは短く悲鳴を上げて目を逸らした。

「いつもは有料なんだけどね。この際だし、まあいっか」
悪魔が小さく口の中で呟いて、自分の指を深く口にくわえた。ゆっくり引き出
すと、どろりと粘度の高い唾液が指にからみついてくる。悪魔はそれを、ミリ
アムの胸、特に乳首周辺に念入りに塗りつけた。
ついに誘惑に耐えかねて、カイルがおずおずと手を伸ばし、手の平で下側から
ミリアムの乳房を包み込んで、優しく揉み始める。
「カ、カイルっ。もう止めて……。お、お願いですから、ぁ、んっ」
人差し指が乳首に当たった瞬間、ミリアムが体をひきつらせて、小さく悲鳴を
上げた。
290恋は下心 2/5:2007/10/21(日) 22:52:53 ID:Ki/nM2wO
「嘘、何でこんな……んっ、んぅ……っ」
「何でこんなに、気持ちいいのかってこと?」
「違います……はっ、ふぅぅ……っ」
「それはねー、アタシの唾液をいっぱい塗ってあげたからよ。彼の指でもっと
 気持ちよくなれるようにね」
「そ、そんな、っく、ふっ、ん──っ」
媚薬効果で敏感になった乳首を責められて、ミリアムが涙目で嬌声を噛み殺す。
充血し、ツンと上を向き始めた乳首を擦られ、撫で回されるたびに熱い吐息が
ミリアムの口から吐き出された。

「手だけじゃなくて、口も使って悦ばせてあげなさい。赤ちゃんみたいに吸い
 付いて、ね」
「だ、駄目ですそんなの……くっ、うぅん……!」
カイルが顔をミリアムの胸に近づけ、指でしぼり上げた乳房の突端を、舌の先
で舐め回す。
「吸っちゃ……や、あっ、じんじんして、強すぎます……っ!」
口に含んだ乳首を優しく吸い上げると、ミリアムが身体をのけぞらせて悶えた。
「あらぁ、ずいぶんとおっぱいが弱いのねぇ。それともアタシの媚薬が効き過
 ぎちゃったのかな?」
ミリアムの耳を甘噛みして、悪魔が囁く。
「……はぁ、はぁ、ぁん……」
ミリアムはただ切ない喘ぎ声を漏らして弱々しく首を振っただけだった。
「もう、おっぱいだけでイッちゃったらつまんないでしょ?」
悪魔はにやにや笑ってミリアムのスカートの留め具に手を伸ばすと、外して
スカートをずり下ろしにかかった。
ミリアムの抵抗も虚しくスカートはするりと外され、投げ捨てられた。
キャミソールと揃いのデザインのショーツの股布には、小さな丸い染みができ
ていた。ミリアムは恥ずかしげに眉根を寄せて、視線をそらす。
「こんだけ濡れ濡れになっといて、よく嫌だの駄目だの言えたもんねぇ」
「……っ」
「さ、足だけ開かせて」
カイルのペンタグラムが光を発すると同時に、ミリアムの両足首が左右に引っ
張られて固定され、無防備な股間がカイルの前に晒された。
291恋は下心 3/5:2007/10/21(日) 22:54:38 ID:Ki/nM2wO
「アンタ、女の子のおまんこなんて見た事無いでしょ?最後は自分で脱がしな
 さい」
「カイル、お願いです……!もう許し、やぁ……っ!」
カイルの手が恐る恐るショーツのゴムにかかり、そっとお尻の方から布を滑ら
せて脱がしてゆく。
「み、見ないで……っ」
ミリアムがいやいやをしながら涙声で懇願するが、カイルは露わになった陰裂
にじっと視線を注ぎ、指でそこを左右に押し広げて、湿り気を帯びたピンク色
の陰唇を眺めた。

「う……うぅ……っ」
大事な所を余さず視姦されている羞恥心に耐えかねて、ミリアムの目から新し
い涙がこぼれ落ちる。
カイルがそこに顔を近づけて舌を触れさせようようとした時、悪魔が呼び止めた。
「ちょっと待って。イイ事したげるから」
悪魔はカイルの顎を持ち上げると素早く唇を重ねた。悪魔の舌がカイルの口の
中に侵入し、互いの舌を絡め合う。カイルは困惑した、しかしどこかぼーっと
した目で、されるがままになっていた。しばらくぴちゃぴちゃと互いの唇を貪
る淫らな水音が響いた後、二人の唇が離れる。
「……ふぅ。やっぱアンタ、キス上手ね。ちょっと感じちゃったじゃない。
 実体に戻ってから、またしたいわぁ。もちろんキス以外もね、ふふっ」
悪魔が潤んだ瞳でカイルを見つめて、彼の肩をぽんとたたいた。
「さ。早くおまんこの味を確かめたいんでしょ?カノジョが焦れてるわよ」
二人のディープキスを切ない表情で見つめていたミリアムを悪魔が横目で見や
ると、彼女ははっと顔を赤らめてそっぽを向いた。

カイルが再びミリアムの太ももの間に顔を近づけて、そっと秘唇を舐め上げた。
「ひゃ……んっ」
カイル自身の唾液と混ざり合った悪魔の唾液が、直接ミリアムの秘所に塗りた
くられ、擦りこまれる。
「そこっ、熱くなってぇ……っ」
媚薬が効果を現し始め、溢れ始めたミリアムの愛液を、カイルが舐め取り、
音を立てて吸い上げる。カイル自身も媚薬に顔を上気させ、夢中でミリアムの
性器にむしゃぶりついている。
「ふぁ、あぁ……っ、カイルぅ……っ」
292恋は下心 4/5:2007/10/21(日) 22:56:09 ID:Ki/nM2wO
「ほら、そこにクリトリスがあるでしょ?すごく敏感だから、やさし〜く
 舐めてあげるのよ」
悪魔のアドバイス通りに、カイルの舌の先端が陰核のふくらみを触れるか触れ
ないか程の強さで撫でる。ミリアムの体がびくんと跳ねた。
「ひぁ……っ!?」
無論、自慰など試した事すらないミリアムにとって、まるで体験した事のない
この刺激は強すぎた。さらに何度も舐められるうちに勃起し始めた陰核が、
ミリアムに痛みを感じるほどの激感を伝えてくる。
「ひゃあんっ……ソコ駄目です、びりびりするっ、壊れちゃいますっ!」
その感覚を快感だと認識する事もできないまま、ミリアムは刺激に翻弄され、
悲鳴を上げながら悶えていた。

「そろそろイかせてあげよっかな?カイル、アンタもそろそろおちんちんで
 気持ちよくなりたいでしょ?」
そう言って、悪魔は両手でミリアムの胸に愛撫を加え始めた。上半身と下半身
を同時に愛撫される快楽に、ミリアムが泣き叫ぶ。
「やっ、はっ、あぁんっ!私……っ、おかしくなっちゃいますぅ!」
「遠慮せずにいつでもイっていいわよ。もう媚薬は全身に回ってるでしょ?」
悪魔の言葉通り、悪魔の指が脇腹、へその周りをゆっくり這い回るだけで、
ミリアムのからだがびくびく引きつって、秘所からは愛液がとめどなくあふれ出す。
カイルの舌が会陰から恥丘まで余すことなく性器をねぶり、膣口をまさぐって
は先端から侵入を試みる。
止めようのない快楽の奔流に、ミリアムはそれまでの抵抗、尊厳も全て忘れて
二人の愛撫を受け入れ、あられもない善がり声を上げ始めていた。

「カイルっ、そっ、そんなに吸い上げたらぁ……っ」
滴る愛液を啜り上げる、下品な水音が部屋に響く。
「ほら、そんなによがってるってのに"気持ちいい"の一言もないわけ?」
悪魔が意地悪げにミリアムの耳元で囁き、乳首をつねり上げる。
「や……あっ、そんな事ぉ……」
293恋は下心 5/5:2007/10/21(日) 22:58:18 ID:Ki/nM2wO
「彼に"おまんこ舐められるの気持ちいい"んでしょ?だったらそう言ってあげ
 ないと、ねぇ」
「い、言えません……っ」
「さっきはいつでもいいって言ったけど、言えるまでイっちゃだめだから」
「そんな……っふあぁ」
悪魔は手を伸ばすとミリアムの秘所を手で覆い隠し、微妙なタッチの責めで
ミリアムを焦らし始めた。目標を遮られたカイルも仕方なさそうにミリアムの
太ももに舌を這わせ、それもミリアムにとっては拷問に等しい僅かな快感を
与えてくる。
「はぅん……き、気持ちいい……んですぅ」
「へぇ、何が?」
「カイルが、私の……っ……はぁ、舐めて、くれて」
悪魔が目を細めて、さらに追求する。
「"私の"の後が聞こえないわよ?ずっと太ももだけ舐めて貰う、ってのはどう?」
「そんなぁ……言います、からっ。
 ……私の……あうぅ……お、おまんこ、ですっ」
ミリアムが消え入りそうな声で囁いて、悪魔が満足したように、性器を隠して
いた手を外した。焦れていたカイルが再びそこを舐め始めて、ミリアムは待ち
望んでいた快楽に身を震わせる。
「あっ、あ、ふぁ、気持ち……っ、気持ち良いですっ!カイルっ」
「ふふ、随分と素直になったわねぇ。ほら、遠慮せずにイッて良いわよ」
ミリアムは刺激に合わせて淫らに腰を揺らし、頂に向かって登り詰める。
「ふぁ、ああっ!だめっ、もう駄目っ、私っ、もう──っ!」
一際高い喘ぎ声を上げてミリアムの体が張りつめ、そして脱力する。
「はぁ……はぁ……ふぁん……っ」
生まれて初めての絶頂の、甘い余韻に浸りながら、ミリアムの意識は浅い眠り
に堕ちていった。
294名無しさん@ピンキー:2007/10/21(日) 23:04:33 ID:ARBHMNDC
絶・GJ
295恋は下心 以上:2007/10/21(日) 23:06:46 ID:Ki/nM2wO
>>287
ご想像にお任せするw

>>284-286
申し訳ない、けども俺が辛口で書くとずんどこマニアックな方向へ進んで行ってしまうかもw
(処女受胎とか尿道、アナル責めメインとか)
俺の体力とスレの需要があったらまた全然別の話で書いてみようかなあ……。
296名無しさん@ピンキー:2007/10/22(月) 17:29:16 ID:4bAlzDoP
275氏、GJ!
凄い作品を見せてもらいましたw

ところで、おまいらに1つ質問があるのだが
一応、悪魔×天使ではあるが、悪魔は純粋な悪魔でない、というのもOKか?

悪魔と鬼人の混血♂×天使♀のネタが思い浮かんだのだが。(天使の方が半人間ってのもあるがな)
OKで需要さえあれば書く!
297名無しさん@ピンキー:2007/10/22(月) 17:31:25 ID:BbQlSGMb
>>296
早くしろ!間に合わなくなっても知らんぞ!
298296:2007/10/22(月) 17:38:26 ID:4bAlzDoP
レス、サンクス>>297

OK!なるべく早めピッチでただいまより執筆開始するぜ。
299名無しさん@ピンキー:2007/10/24(水) 20:21:33 ID:A5PBcShp
>>289の続きが読みたいのは俺だけ?
300名無しさん@ピンキー:2007/10/24(水) 20:33:37 ID:Cf+LV7KO
え!あれで終わりなのか?
そりゃ無いぜセニョール
301恋は下心:2007/10/24(水) 20:48:38 ID:JX8LKL67
え!?終りじゃないぞ?w カイル童貞のままかよw
誤解させるような書き方してしまったかも。悪い。

もうちょっとだけ続くけぇもうちょっとだけ待ってくれw
長々と引っ張って悪い。
302恋は下心:2007/10/26(金) 23:06:08 ID:HAdhnRnT
お待たせ。7レス予定。
303恋は下心 1/7:2007/10/26(金) 23:08:03 ID:HAdhnRnT
「う……ぅん……」
ミリアムが意識を失っていたのはそれほど長い時間ではなかった。
彼女がはっと目を覚まして周りを見やると、彼女は全ての服を脱がされ、一糸
纏わぬ姿で床に寝かされていた。汗と体液にじっとりと濡れた体に少し寒気を
覚えて、ミリアムは体を震わせた。足は閉じられていたものの、いまだカイル
の魔法に四肢を拘束されている感触がある。
「あ……カイル……」
ミリアムが横を見ると、カイルも彼女と同じように全ての服を脱がされ、床に
仰向けになって寝そべっていた。その胴体の上には、彼の体を押さえつけるよ
うに馬乗りになって、悪魔が座っている。
「丁度良いわね。アイツも起きてきたし、さっさと筆おろし始めちゃいましょ
 っかぁ」
「カイルに何をするんですかっ!離れなさいっ!」
ミリアムが最大限憎しみを込めた目で悪魔を睨む。しかし悪魔はくすくす笑い
ながらミリアムに言った。
「やぁねえ、何もこんなお坊ちゃんの"初めて"を奪うほど飢えてはないわよ。
 それはアンタに任せるとして、その前に準備をちょっとね」
「え……私……え?その、カイルと……」
ミリアムは予想していなかった事を言われてしどろもどろになり、赤くなって
俯いた。
「アンタがこの子の初めてのセックスの相手になるの。嫌ならアタシが代わっ
 てあげようかなぁ?」
「そ、そんなことさせません!……でもっ」
「聞き分けが良くて助かるわぁ。ふふっ。心の準備済ませときなさいよ?」
「そんな……いきなり……」

それ以上ミリアムの言葉には耳を貸さず、悪魔はカイルの陰茎に向いて優しく
さすり始めた。
「体が貧相な割には、なかなか立派じゃない。……こら、暴れないの」
カイルが悪魔の体の下から抜け出そうともがいたが、悪魔に亀頭をデコピン
されて、びくっと体を跳ねさせて静かになった。
「それじゃ、いただきまぁす」
悪魔は高々と上を向いた陰茎の上に顔を近づけ、先走り汁に光っている亀頭の
先を軽く口に含んだ。
304恋は下心 2/7:2007/10/26(金) 23:08:47 ID:HAdhnRnT
「んっ……ふっ、おいし……ふぅ、カウパーがすごいわね……」
「……っ、……っ!……」
カイルは声を出せないまま悪魔のフェラチオに息を荒げ、身悶える。
「ちょっ……何をしてるんですかっ!」
「ん、ちゅっ……だから、準備だって言ったじゃない。代わってあげようか?」
「そんなっ、淫らな事を……」
「アンタもさっきおまんこ舐められて悦んでたくせに……ねぇ?」
カイルの陰茎に向かって同意を求めて、一人で感じ入ったようにくすくす笑う
悪魔。再びフェラチオに戻り、舌の先でちろちろと鈴口を割り、舌全体を使っ
て亀頭を撫でるように舐める。
「んっ、んんんん……」
悪魔は体を沈めて陰茎を喉の奥まで飲み込み、陰嚢を手で弄びながら頭を上下
させ始める。じゅぽじゅぽと卑猥な音が悪魔の口から漏れ、ねっとりとした
唾液がカイルの陰茎全体に絡みついた。
「ん──っ、ちゅる……はぁ、はぁ、こんぐらいでいいかな……?」
悪魔の口から出てきた陰茎は限界まで充血し、ディープスロートされる前と
比べて、一回りは体積を増していた。

「そろそろ心の準備はいいかしらぁ?」
「そんな、私……っきゃ!?」
悪魔がミリアムに近づき、見た目からは想像できないほどの力で彼女の体を抱
え上げた。そのままカイルの股の上にまたがってつま先立ちになるような形で
降ろす。
「カイル、まだ動いちゃダメ。もう少しの辛抱だからねー」
「ひゃっ、か、カイルのが当たって……」
ミリアムの太ももにカイルの陰茎が触れて、そこから感じる熱さと固さに驚く
ミリアム。カイルは陰茎に与えられる僅かな刺激に苦しそうに身じろぎし、
泣きそうに潤んだ瞳でミリアムの裸身を見上げた。
「こ、こんな大きいの入るわけ……っ」
「そんなに緊張してたら余計痛いわよ?リラックスして楽しまないと、ね」
悪魔がカイルの陰茎を手で導いてミリアムの秘所に当て、逃げようとするミリ
アムの腰を押さえつけて、ゆっくりと沈ませる。亀頭が膣の入り口を押し開い
て、ミリアムの中に潜り込んだ。
305恋は下心 3/7:2007/10/26(金) 23:10:29 ID:HAdhnRnT
「う……い、痛……っ、こんなの、無理ですっ」
狭い膣を押し広げられる苦痛から、ミリアムは腰を浮かせて逃れようとする。
しかし、陰茎を強く締め付けられる快感に耐えかねたカイルが背筋を反らせて、
そのはずみで一気に根元まで陰茎が突き込まれた。
「……あぁぁっ!」
突然訪れた処女喪失の痛みにミリアムが叫んだ。ぺたんと腰を下ろして切れ切
れの息で喘ぎ、目の端から涙を零す。
媚薬の効果で陰茎の感覚を強められ、限界まで焦らされていたカイルは、ミリ
アムの膣の一番奥まで到達すると同時に、そこに熱い精を放っていた。
「……っ、はっ、中でびくびくしてっ」
「あはは、挿れただけでイッちゃったんだ、可愛ぃー」

その次の瞬間、いくつもの事が同時に起こった。
ミリアムは結合部から赤い破瓜の徴を流して、背中の翼はその輝きを失い、
封印の力が弱まると、悪魔は紅い瞳を輝かせて、実体を取り戻した。
カイルは悪魔から支配を解かれて目を見開き、目の前の状況に愕然とした。
「ぅ……うわっ、ええっ!?てて、天使様っ!?」

「カイル……良かった、元に戻ったんですね……」
痛みに耐えながら、ミリアムは無理に微笑を浮かべて言った。
「あの……僕ッ、ずっと頭がぼーっとしてて、夢でも見てる感じで……でも、
 ごめんなさ……んむっ」
ミリアムは拘束を解かれた腕でカイルに抱きつき、言葉を押し止めるように
優しく唇を重ねた。
「……もう、良いんです。カイル」
「あ……でも、天使様、大丈夫なんですか?」
「大丈夫じゃありません」
変わらない笑顔、口調のままでミリアムが言う。
「え、ええっ?」
「すごく……恥ずかしかったし、怖かったし、痛かったです……。
 でも、」
くすり、と小さく笑って、
「カイルが居てくれるから、大丈夫です」
306恋は下心 4/7:2007/10/26(金) 23:11:27 ID:HAdhnRnT
「……なんか、まだ夢を見てるみたいだ、はは」
「カイルが、私の事好きだって知って……あんな状況だから驚きましたけど、
 嬉しかったです……っきゃ!」
カイルはいきなりミリアムを抱き寄せてキスをした。ミリアムもそれを目を閉
じて受け入れる。お互いに唇を吸い合い、おずおずと舌の先を触れさせ合う。
「はー……。あの、もー僕……我慢できそうにないです」
カイルが顔を赤くして、二人の結合部にちらりと目をやる。
「いいですよ。私もしたいです……カイルと」
どちらからともなく頷いて、転がって上下を入れ替わる。
カイルは手の平でミリアムの乳房を包み込むと、転がすように揉み始めた。
「……柔らかー……」
「ん……はぁ……んっ」
カイルの優しい愛撫で、ミリアムの体に燻っていた媚薬の残滓が、再び燃え始
めた。甘い喘ぎを吐き、潤んだ瞳でカイルの顔を見上げる。
「天使様が……こんなやらしい表情するなんて、知らなかったです」
「は、恥ずかしいこと言わないで下さいっ、んんっ」
ミリアムは顔を逸らして口を閉じ、喘ぎ声も押さえようとするが、カイルに
乳首を指の腹で転がされて、鼻から甘い声が漏れた。
何度も唇に軽いキスを繰り返し、頬、首筋、うなじと唇で辿り、首筋を擦りつ
け合う。

「あの……腰動かしてもいいですか」
「はい……優しくして下さい」
「分かりました」
カイルは頷いて、ゆっくり時間をかけて入り口あたりまで陰茎を引き抜き、
同じくらいの時間をかけて奥まで挿入した。
「……っ、はー、はーっ」
「大丈夫ですか?」
「さっきよりずっと……もっと動いても良いですよ……っ」
少しだけスピードを増して、ゆるやかなピストン運動が続いた。
「はあぁ……カイル、気持ちいいですか?」
「……熱くて、どろどろしてて、すごいです」
カイルが恍惚とした表情で腰を引きながら言う。
「嬉しいです……んんっ、私も……っ」
「気持ちいいですか?」
307恋は下心 5/7:2007/10/26(金) 23:13:28 ID:HAdhnRnT
「体の奥がジンジンして……良く、分かんないです。でも、カイルの体が温か
 くて……」
「は、恥ずかしいこと言わないで下さい」
今度はカイルが顔を赤くして目を逸らした。ミリアムはカイルに抱きついて、
体を密着させる。柔らかい乳房の当たる感触に興奮して、カイルがさらに動き
を速めた。
「はぁっ、はぁっ、もっと……ぎゅってして下さい……ふぁあっ」
二人は固く抱きしめ合い、キスを交わしながら、性感の波を登ってゆく。
「あっ、あっ、あっ、そこっ、イイですっ!」
カイルが亀頭の先で膣壁の敏感な部分を捕らえて、何度も擦りつける。
ミリアムはその度に腕と膣の締め付ける力を強めて、快感を表現した。
「やぁっ、あぁっ、気持ちいいっ、ですっ!」
「くっ……はぁっ、天使様ぁっ」
既に遠慮も余裕もなくして、夢中で腰を打ち付けるカイル。
「ふあぁっ、強いですっ!ヘンになっちゃいますっ!カイルっ!」
「僕もっ、もう出そうです……っ!」
全身で快楽を貪るように、視線を、舌を、足を絡み合わせる二人。
深く、より深く相手を求めて、二人は同時に絶頂に達していた。
「ふあああぁぁんっ!」
「うあぁっ……!」
絶頂の余韻を共有するように、軽い口づけを何度か繰り返し、ミリアムは再び
軽いまどろみの中に落ちていった。

「はぁ……はぁ……」
「……お疲れ様。お子ちゃま卒業ってとこかしらぁ?」
二人の交わりを黙って傍観していた悪魔がにやにや笑いながら声をかける。
カイルは悪魔を見て少し顔を赤くし、しかし憮然とした表情で睨み付けた。
「怖い顔しないの。ソイツまた眠っちゃったの?丁度良いわね」
「……何の用です?」
「それは無いんじゃなぁい?元々アタシを追っかけ始めたのはアンタ達だし、
 人のこと無視して初々しくパンパンやってたのもアンタ達でしょ?
 黙って見ててあげたんだから礼の一つぐらい言いなさいよねぇ。
 ……まあそれはそれとして、ちょっとお願いがあるんだけどね……」
悪魔はすぅ、と息を吸って目を細めた。顔の表情は変わらずに、瞳の光だけが
鋭く冷酷なニュアンスを帯びる。
「ちょっとソイツにトドメ刺さしてくんないかなぁ?」
308恋は下心 6/7:2007/10/26(金) 23:15:02 ID:HAdhnRnT
「な……っ!?」
「まあ2回もザーメン中出しされて、天使としての力はほとんど残ってないと
 は思うけどね。アタシなりに、"禍根を残さず"って奴?あはは。
 そんな理由で半年間も追っかけ回された身としちゃあ、アタシとしてもこの
 まま帰す気にはならないのよねー。
 あ、でもカイル、アンタは心配しなくて良いからね。アンタに痛い思いをさ
 せるつもりは全然無いし、アタシの言うこと聞いてくれさえすれば、さっき
 のお子ちゃまセックスなんかよりずっと気持ちいいことを、色々教えてあげ
 るんだけどなぁ」
悪魔は誘惑するように流し目をカイルに送る。だが瞳からは冷酷な光は消えて
いない。
「……そんな事は、させない」
カイルは床に落ちていたペンタグラムをたぐり寄せると悪魔に向かって突きだ
した。そして、ミリアムの体をぎゅっと抱きしめる。
「あはは、リミッター無しの時ならともかく、今のアンタの力じゃアタシには
 対抗できないわねぇ。
 ……後悔するわよ?」
悪魔の顔から、笑みが消えた。
悪魔の手の平の中から影が漏れだし、幾筋もの鞭となってカイルに襲いかかる。
「……っ!……"矛退ける盾とせん"!」
圧縮された"大気の盾"が辛うじて闇の鞭をはじき返すが、その圧倒的なプレッ
シャーは直接カイルの体に伝わってくる。
「……"織り上げて縛鎖とせん"!」
カイルが続けて放った"大気の枷"が悪魔の体に絡みつき、縛り上げる。が。
「アンタねぇ、リミッター、つまり抵抗が無い時ならいくら大量の魔力を
 出力しようが平気よ。でも、今の状態で無理に出力を増やそうとしたら、
 アンタ……"焼き切れ"ちゃうわよ?」
「……ぐぅっ……」
カイルは悪魔の動きを縛るために全力を込めて、額に大粒の汗を滲ませる。
悪魔の方も魔法に抵抗するためにかなりの力を要してはいたものの、状況は
カイルにとって刻一刻と不利になってゆく。
「……そろそろ、諦めたら?」
体力も尽きかけ、肩で荒い息を繰り返すカイル。不意に、腕の中でミリアムの
体が少し動いた。彼女を抱きしめる腕に力を込め、腹の底から叫ぶ。
309恋は下心 7/7:2007/10/26(金) 23:16:24 ID:HAdhnRnT
「諦め……られるもんかぁぁぁっ!!」
爆発するように膨れあがったカイルの魔力に圧されて、悪魔がバランスを崩し
て倒れ込んだ。荒れ狂う魔力の渦が、悪魔の体を圧縮せんが如くに締め上げる。
「ぐぅぅぅ……っ!!」

ようやくはっと目を覚ましたミリアムが、身構えて悪魔に向き直る。
「……これなら、今の私でも封印できそうですね」
ミリアムは残った全ての力を集めて封印の祈りの詠唱を始めた。
悪魔の周りに光の結界が現れて、ぐるぐる回転しながら範囲を狭めていく。
「くっ……こんな所で、迂闊だったわねぇ」
額に脂汗を滲ませながら、悪魔が凄絶な笑みを浮かべる。
「アンタ達……いつか……覚えときなさいよ」
それを最後の言葉にして、悪魔が消えた。

緊張から解放されて、疲労困憊のカイルが床に倒れる。
「カイルっ!……もう、終わりましたよ。全部」
ミリアムは優しくカイルの上体を抱え起こして、額を撫でた。
「あなたのおかげです……ありがとう」
「はは、ようやく貸しがチャラになった、ぐらいですかねぇ」
カイルが弱々しく笑う。ミリアムは悪戯っぽい瞳で笑い返して、
「あら、借りならもう一つ残ってますよ」
きょとんとしているカイルに唇を重ねて、そっと顔を離した。
「……さっき、あの悪魔とキスしてた分です」
少しツンとして、少し恥ずかしそうにそっぽを向いたミリアムに、カイルが言う。
「天使様。すごく可愛いです」
「ま、真顔で言わないで下さいっ!……あと、もう"天使様"は止めてください」
「分かりました、ミリアム……ミリィ?」
耳元で名前を囁かれて、ミリアムの頬が紅潮する。
耳たぶを軽くついばまれ、押し倒されて、ミリアムは情けない悲鳴を上げた。
「ひゃあっ!?……もうっ、さっきまでぐったりしてたくせに何でこんなに元気なんですかっ」
「ミリィが可愛いからです。……ダメですか?」
残念そうに動きを止めるカイルに笑いかけて、ミリアムは首を振った。
「何度でもしてください……もう二度と天界に戻れないぐらいに……」

310名無しさん@ピンキー:2007/10/26(金) 23:21:37 ID:JBDuf3TI
リアルタイムで読んだGJ!
甘いのもいいな
311恋は下心 完:2007/10/26(金) 23:24:19 ID:HAdhnRnT
色々忙しくなって時間が思ったほど取れなかったんで、遅くなってごめん。
甘々難しいアル。戦闘シーン難しいアル。も−と修行必要ネ。

悪魔は結局名無しのままで最後まで「悪魔」で通しちゃったけど……ちょっと不憫?w
あーいうキャラって結構好きなんだけどね。チラ裏。

皆さんここまでお付き合い頂いてありがとう。>>296さんの良作に期待。
312296:2007/10/27(土) 00:25:15 ID:f6vB/XPG
>>275氏、GJ!
甘いのって素敵でいいね。

そだ、悪魔と鬼の混血×天使が出来たので投下する。
多分続いてしまうが。
313Innocent:2007/10/27(土) 00:27:46 ID:f6vB/XPG

 昼でも光のあまり届かぬ程、深い森の中で。
 2人の影が息を潜めて様子を窺っていた。

 1人は青みがかった水色の髪を持つ15,6位の少年。
 もう1人は20代半ば程の黒髪の青年だった。

 2人は、人間ではなかった。少年と青年の背中に、蝙蝠を想わせる漆黒の翼が存在するから。そう、2人は、悪魔だった。
 彼らは笑い声や話し声1つ立てずに、じっと息を潜めていた。

 厚い雲が空を覆い、すぐにでも雨が降りそうな天気だった。
 もっとも、雨が降ってくれた方がちょうど良いのかも知れない。足跡が消える。
「(そもそも、森の中で殺しをやれってのがどうかしてるぜ……)」
 彼は小さく呟くと、軽く首を振る。

 その俺の仕草に気付いたのか、近くにいた年上の悪魔が彼を振り向いた。
 今回の仕事は彼のような若い悪魔が1人で出来る仕事では無いので彼は年上の補佐という事になる。
「お前、名前なんつったっけ?」
「ゼノンです」
「そうだ、ゼノンだった。悪ぃ、悪ぃ。俺は物忘れが激しくてなぁ」
 そう言って年上の悪魔は頭を掻きつつ笑った。
 そう言えばまだ彼の名前を聞いてなかった気がする。ゼノンが小さくため息をつくと、悪魔は再び口を開いた。
「ところでよー。ゼノン。お前、結構ガキらしいけど、こんな大事な仕事任せられるなんて腕はいいのか?」
「大事な仕事って……」
 ゼノンはここでどう返すか迷った。

 何せ、ゼノンは普段は仕事はしないで遊んでいるタイプの世代だ。
 出生のせいか、同年代より多少力が有り余っているからかも知れないが、時々仕事を任せられる程度だ。
「大事な仕事って、ただの殺しじゃないんですか?」
「バカ野郎。俺達が殺す相手はな、天使のお偉いさん。噂にもなってるゼラートだよ」
 その時、ゼノンはその場で引っ繰り返りかけた。

 天使と言えば悪魔と何千年にも渡って戦い続けている宿敵だ。
 1人1人なら大した事は無いが複数集まればトンでもない強さになる。いや、1人でも充分強いのがいる。
 天使のお偉いさんなら相当な強さを誇るだろう。それを、たった2人で暗殺しろと?
 無茶苦茶もいい所だ。

「ゼラートっつーと、穏健派じゃないでしたっけ? それなのに何で俺達が殺すんです?」
 ゼノンが困ったように尋ねると、年上の悪魔は困ったように頭を掻いた。
「なに、この前よー、天使との融和策を打ち出したどっかの上級悪魔が粛正されただろ? それの影響だよ」
 あまり面白い仕事じゃねぇけどな、と悪魔は付け加えた。
 ゼノンはそれを聞いて少しだけ不安になったが、黙って仕事を行う事にした。

 もっとも、ただ待ち続けるだけなのは辛いものがあったが。
314Innocent:2007/10/27(土) 00:29:18 ID:f6vB/XPG

 天使達の住む領域に、天使との融和策を打ち出した上級悪魔達が粛正されたという情報が入ったのは数日前の事。
 天使達にも穏健派と強硬派の両派に別れているせいか、この情報は強硬派の主張をますます強くした。

 それ以来、上級の天使達は安全管理に気を配るか暗殺者に用心して目立たない道を選んで通るか、という選択を迫られるようになった。
 最上位天使ゼラートは穏健派の1人で、安全管理に気を配って護衛だらけにするよりか暗殺に用心して、目立たない道を選んで通っていた。

 そして今日もそれは変わらず、深い森の中を数人の護衛と共に進んでいた。
「シリル」
 真ん中を歩いていたゼラートが、最後尾を歩いていたまだ幼さの残る、1番若い天使に声をかけた。
 シリルと呼ばれた彼女は突然呼ばれた事に、少し驚いた顔をしてすぐに近づいた。
「はい、何でしょう? ゼラート様」
「この天気だと雨が降りそうです。シリルは傘を持っていますか?」
「はい。皆さんの分も、ちゃんと用意してます」
「そうですか、それは良い事です」
 ゼラートとそこまで会話した後、会話は終わったのでシリルは再び最後尾に下がった。
 そもそもまだ見習いからようやく下位に昇級したばかりの彼女が最上位天使の護衛に付いているにはワケがあった。
 先日、最上位天使の1人が暗殺者に襲われた。
 その際、暗殺者の1人が鬼神の如き強さで暴れ回り、上級天使の護衛を担う兵力に甚大な被害を与えたのだ。
 100人斬りどころか300人斬りを許してしまい、それ以来、見習いより上ならとりあえず護衛として呼びだされる羽目になったのである。
 人手不足の恐ろしさは悲しいものであった。
 シリルがそんな事を考えていると同じく最後尾を歩く天使が1人、槍を携えたままシリルを振り向いた。
「シリル、考え事よりも後ろの方に注意しておいてね」
「あ、す、すみません」
 シリルより少し先輩の天使は小さく笑うと、すぐに言葉を続けた。
「まぁ、貴方はこの仕事は初めてだから解らなくはないけれどね」
 先輩の天使の言葉にシリルは少し恥ずかしそうに微笑んだ。

 距離が徐々に狭まってくる。
 片方は気付いていない。片方は完全に気付いている。

 お互いの位置の、僅かな違い。僅かな分岐点。

315Innocent:2007/10/27(土) 00:30:15 ID:f6vB/XPG

「そういやさ、ゼノンっていったか? お前、まだガキっぽいのに何で暗殺業なんだ?」
 ゼノンが息を潜めていると、先輩の悪魔が声をかけてきた。
 実は、ゼノンのようにまだ少年の域を脱しない悪魔は暗殺業には殆ど関わらない。関わるのは成年してからが殆どだ。
 一応、彼にも年上なりに年下のゼノンを心配してくれているのが少し嬉しく思った。そう、思うだけだ。
「いえ、まぁ、大した理由じゃないです。混血だから就職困難で」
 悪魔というのは差別意識が強い。
 純血至上主義とは良く言うもので、純血であれば例え悪魔じゃなくても仲間として認めている。
 だが、混血になってしまうと半端者というだけあって、あまり良い顔をされない。
 親に罪は無くとも子供に罪は出来てしまう。おかしな社会。
「ああ、混血なのか……最近増えたよな、天使と悪魔の混血って」
「いえ、俺は天使との混血じゃないです」
「じゃ、人間か?」
「親父が鬼人族の将軍だったか何かだそうです。会った事無いんで顔も知らないんですけど」
 ゼノンの返答に、悪魔は目を丸くした。<br>
「鬼ってあれか。人を食ったりする奴か。悪魔でも人を食う奴はいるけど、俺はそんな奴の気が知れねぇ」
「らしいですね。でも、鬼が住んでる東の郷土料理って味付けが独特でなかなか面白いんですけど」
「ああ、時々そういう店あるな。ミソスープってのは俺も好きだわ」
 ゼノンと先輩の悪魔はのん気にも東の郷土料理の店について散々話した後、ようやく自分達の仕事を思いだした。

「おっといけねぇ、そろそろゼラート様ご一行の到着だぜ」
「そうですか……んじゃ、俺も仕事をしますか」
 先輩の悪魔とゼノンはそれぞれ長剣を掴むと、お互いに「武運を」と呟いた。

 後はもう、相手にして戦うだけ。
 暗殺の仕事をするのに、返り討ちはとうに覚悟している。

 故に、この仕事はやめられないのだと。

316Innocent:2007/10/27(土) 00:31:26 ID:f6vB/XPG
「……おや」
 ゼラートが、急に足を止めたので、最後尾を歩いていたシリルも、他の天使達もゼラートを注目した。
「………暗殺者だね」
 ゼラートが呟くより先に、既に2人の悪魔は飛びだしていた。
 黒髪の悪魔はゼラートただ1人を狙って。
 ゼノンは、他の天使を狙って、お互いに長剣を抜いて疾走する。
 シリルも、戦列に参加しようとした時、別の天使がそれを手で制した。
「シリルは来なくていいわ、大丈夫、すぐに撃退し」
 彼女の言葉は最後まで続かなかった。
 斬り込んできたゼノンが天使の首を一撃で両断していたのだ。
 もう1人の悪魔は悪魔でゼラートと斬り結んでおり、それを阻止しようとした別の天使が再びゼノンに切り倒される。
「………あ……」
 シリルはその時、自分が何もしていない事に気付いた。
 自分が何をすればいいのか、何をしなければならないのか、解っているつもりでいた。
 だけど、身体が動かない。
 どうすれば、いい。

 ゼノンが3人目の天使を斬り倒した時、戦闘に加わっていない天使がいる事に気付いた。
 歳は15,6。彼女がシリルという名である事も、見習いから下位に昇格したばかりである事もゼノンは知らなかった。
 ただ、天使にも自分と同い年位のがいるのだなと思っただけだった。
「(あと、ゼラートと、あそこにいるのと……護衛があと2人か)」
 ゼラートの方には、年上の悪魔がずっと狙っているので、護衛2人と彼女を片づければいい。
 ゼノンがシリルの方に1歩近づいた時、護衛2人がゼノンに凄い勢いで迫ってきた。
「させないっ!」
「ッ!?」
 視界の外から、2人同時に攻撃を加える。思い掛けない攻撃に、ゼノンが一瞬引き気味になる。
「やああああああああああっ!!!!!!!!」
 その隙に天使の1人が、槍を思いきりゼノンに突き刺す。
 膝を折ったゼノンに、もう1人が、剣を振り上げる。

 死ぬのか、と思った。
「(ふざけんな………)」
 まだ、死ねない。
 未だ会った事の無い父と、1度も訪れた事の無い父の故郷と。
 そして、自分の手で愛せる人がいないまま、死ねるか。

「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!!!」

 その時、彼の中の、鬼は目覚めた。
317Innocent:2007/10/27(土) 00:33:35 ID:f6vB/XPG
 トドメを刺せる、とシリルは思っていた。
 先輩達が2人がかりで、年下の悪魔を仕留められると思っていた。

 だが、絶叫と共に、悪魔は変貌した。
 筋肉の量が突然倍増した腕で、振り下ろされた剣を打ち砕いた。
 呆気に取られた1人の首を掴み、そのまま力強くへし折る。
「う……うああああああ!!!!!!!!!」
 もう1人が槍をやたらと振り回したが、それでも鬼人の力を解放したゼノンにとっては遅く見える。

 悪魔と鬼人。悪魔の魔力と素早さ。鬼人の力強さと眼力。
 混血とは、時として恐ろしい怪物に等しいものを産み出す。その証明が、彼だった。

 ゼノンは腕の1振りで槍を持った天使ごと吹っ飛ばした。
 天使は地面に叩き付けられた所を、距離を詰めたゼノンの拳の一撃で顔面を打ち砕かれて絶命した。
「…………フー……」
 ゼノンが息を吐く。
 その容姿が、徐々に鬼から悪魔へと戻っていく。
「………くそ、これって疲れる……」
 ゼノンが落ちていた剣を拾った時、まだ年上の悪魔は戦闘中で。
 シリルは、ゼノンに剣を突き付けていた。

「………こ、降参して下さい。首を、落としますよ……」
 シリルが震える声でそう告げた時、ゼノンはいつの間に彼女は距離を詰めたのだろうと思っていた。
 だがしかし、彼女の震える腕でゼノンの首を落とそうとは無理な話だ。
「(俺、今すぐコイツの首をへし折れるな)」
 そんな事を考える位に余裕があった。そして、目線を背後に向けられる位の隙もあった。

 ちょうど、ゼラートの身体が、年上の悪魔の長剣に貫かれるのが見えた。

「あっ………」
 シリルは、ちょうどゼノンが視線を背後に向けるのと同じように、ゼノンの肩越しにゼラートの姿を見ていた。
 そして、殺される瞬間も、見ていた。見てしまった。


「あ……あ………」
 シリルは、その時になって今や自分を守る天使も、味方も1人もいない事に気付いた。
 自分1人でこの2人を倒せるかと聞かれると間違いなく無理だ。
 1人はこの場で倒せても、もう1人はきっと倒せない。そして、逃げようにも2対1では追い付かれるだろう。
318Innocent:2007/10/27(土) 00:34:47 ID:f6vB/XPG
 ならば、どうすればいいか。答えは、1つ。

「っ………覚悟なさい!」
 シリルは覚悟を決めた。戦えるだけ、戦おうという。
 シリルが手にした剣を振り上げ、それをゼノンに振り下ろそうとした時―――――。

 シリルの手から剣が飛び、そのままシリルは地面に押し倒された。
「…………」
 目の前に、自分と同い年位の悪魔の顔があった。

 さて、どうしたのだろう。ゼノンはまずそう思った。
 シリルがゼノンに首を落とそうと剣を振り上げた。だからゼノンはそれより早くシリルの剣をたたき落としたに過ぎない。
 だがしかし、押し倒す必要などまったく無かった。別に武器を落とすだけで良かったのだ。
「(何をやってるんだよ、俺)」
 シリルを組み伏せたまま、ゼノンは自分自身に呆れた。

 ゼノンは、押し倒しているシリルをもう1度見る。
 年齢と体格は大体自分と同じ位だろう。胸もそこそこ、というより自分の掌にちょうどフィットしそうだ。
 混血、という理由のせいか、ゼノンの同い年の悪魔はそうそうゼノンに付きあってなどうれなかった。
 そこらを歩く淫魔共は混血よりも純血の方がお好みらしい。

 そして、淫魔とは違う、聖の魔力を持つ天使を、今押し倒しているこの状況。
 ゼノンにとって、彼女は堪らなく魅力的に見えた。
 そして、自分は混血とはいえ半分は悪魔の血が入っていて。

「…………ん……」
「……んっ!? んんっ…!?」
 ゼノンは、シリルの唇を、強引に塞いだ。


 唇を強引に塞がれるという感覚に、シリルは一瞬だけ驚愕を覚えた。
 いったい何をするのだろう、いっそすぐに殺してしまえば良いのに、と思いもした。
 だがしかし、ゼノンの舌がシリルの口に突っ込まれ、何度となく口の中をなめ回す。
「ん……んんっ……」
 拒否しようにも、身体がなかなか動かない。
「……なぁ」
 ゼノンが口を開き、シリルが目を開いた時、ゼノンは視線を僅かにそらしていた。
「……何を……するんですか……」
「お前、初めてか?」
 ゼノンが、シリルのショーツに手を掛けようとしながら、ゆっくりと口を開いた。
「…………!」
「ああ、そんな顔するって事は初めてなのか。気にするな、俺もなんだ」
 ゼノンがそう答えた時、シリルの右手がゼノンを突き飛ばそうとして。
 突き飛ばせなかった。

「………悪ぃ。アンタの身体、俺に捧げてくれ」
319Innocent:2007/10/27(土) 00:35:40 ID:f6vB/XPG
 ゼノンのその宣言の後、ゼノンの手が、ゆっくりとシリルの衣服を剥ぎ取り始めた。
 上衣、下着、その下のブラとショーツと、順に外されていく。
 抵抗する気力も失せた。シリルが目を閉じた時、ゼノンの両手がシリルの乳房を掴んだ。

「あ……は………ん……」
 ゼノンがシリルの乳房を揉む毎に、シリルが小さな声をあげる。
 天使がこんなに甘い声を出すのか、とゼノンは笑いたくなって自分が女の子を抱く事が初めてである事を思いだした。
「………」
 ゼノンはシリルの乳房に顔を近づけ、揉まれて堅くなってきたその先端を舐める。
「ひゃっ!? あはっ……それは……やめてっ……」
 シリルが可愛い悲鳴をあげたが、それを無視してゼノンは乳首を舐め続ける。
 子供のように、何度となく舐める。

 森の中、死体が幾つも転がる脇で、まだ若い悪魔と鬼の混血児と、まだ幼い天使の享楽は終わらない。

「あ……はぁ………」
 ゼノンがようやく乳首を舐めるのをやめた時、シリルは荒い息をついていた。
 シリルの乳房は最早ゼノンの唾液塗れとなっていたが、それを拭う元気もないのか、シリルは横たわったままだ。
「…………」
 ゼノンの視線が上から、下へと移る。
 すっかり愛液に濡れたその秘所を見つめ、ゼノンはとうとうそそり立った自分のソレを取りだした。
「え……ああ………」
 ゼノンがソレを取りだしたのに気付いたシリルが視線を向ける。
「……入れるぞ?」
「…………私、は……」
 シリルが呟いた時、ゼノンはもうソレを入れる直前の体勢になっていた。
「陵辱、されるんですね」
 シリルが呟いた直後。ソレは、入れられた。

「んんっ……!」
 小さくプチプチという音がして、シリルの秘所から赤い液体が僅かに漏れた。
 彼女は確かに処女だった。
「………キツくないんだな、意外と………」
 ゼノンは意外とすんなり入った事に少しだけ驚きながら、すっと身体を動かし始めた。
「あ……はぁんっ……やめて……動かさ、ない、でっ…………」
「悪いそれは無理だぜ………」
「あ……ああ………」
 シリルの声をよそに、ゼノンは身体を動かし、シリルの膣の奥へと突き続けた。
 自分の精液が吐きだされると解っている。天使にそんな事をしていいのかとも思う。
 だがしかし、自分が♂であるが故に。

 自分がまだ、童貞である事を思いだして。

 そして、遂に。シリルの膣に、白濁が吐きだされた。

「は、はあああああああああああああああっ!!!!!!!!!!」

 強くはない。だけど、決して弱いとも思わない悲鳴があがった。
 その直後、シリルの身体は草むらに倒れた。
320Innocent:2007/10/27(土) 00:36:29 ID:f6vB/XPG
 2回程出した所で、ゼノンはようやく身体をシリルから離し、服を着た。
 シリルはまだ靴と靴下を残して裸身のままだ。
「おい、ゼノン。その子と犯るのは家に帰ってからでも良かったんじゃねぇか?」
 年上の悪魔がゼノンに近づきながら、そう告げたがゼノンは振り返りもせずに答えた。
「いえ、俺、童貞だったんで」
「いや、そりゃ関係ないだろ」
「それより、俺にも解るぐらい血の匂い撒き散らさないで下さいよ。ゼラートの生首、せめて何かに包んで下さい」
 暗殺の証拠として、相手の首を持っていくのは最早常識だ。
 先輩の悪魔はちゃんとそれを解っていたが、生首のままはいただけない。
 仕方なく、ゼノンが引き裂いたシリルの衣服で包む事にした。
「じゃ、俺はこれ持ってく。後で金は持ってくぜ」
 年上の悪魔がそう告げて去った後、ゼノンは眠ったままのシリルを見て、近くの天使の死体から衣服を引っぺがすと、着せてやった。

 とうとう、犯してしまった。
 生き残りが彼女だけで、しかも悪魔に陵辱されたとあればきっと、彼女は天使達に相手にされないだろう。
 純血主義なのは悪魔も天使も似たようなものだ。
 だから、ゼノンは彼女を連れていこうと思った。
 どうせ1度交わしてしまったのだ。

 せっかくだから最後まで責任をとってやろう。
 彼女が目を覚ましたら、一緒に帰ってみるのもいいかも知れない。

 その時はその時で文句を言われそうだが、ゼノンは何故か我慢出来ると思った。

 雨は降らないで、森の中で星がよく出る夜を迎えようとしていた。

321296:2007/10/27(土) 00:37:47 ID:f6vB/XPG
ここらで一旦投下完了。
今、続き書いてるが時間は掛かるかも。

文章に変なトコがあるのは見逃してくれ。
322名無しさん@ピンキー:2007/10/28(日) 01:10:22 ID:aaIS0Zdc
ぐっじょ
進展に期待。
323名無しさん@ピンキー:2007/10/28(日) 03:19:20 ID:o/V4vY2f
>>321
面白かったお!!( ^ω^)
324名無しさん@ピンキー:2007/10/29(月) 09:07:07 ID:zvTRl2ZB
面白かった。
「いえ、俺、童貞だったんで」って意味わかんねえよw
ところでなんで表記が♂なんだ。
325名無しさん@ピンキー:2007/11/09(金) 20:38:19 ID:3jwzsEi0
天使タンのふかふかの羽根の感触を全身で感じながらオナニーしたいです…
326名無しさん@ピンキー:2007/11/14(水) 00:20:34 ID:/kp55eSo
そろそろ保守
327名無しさん@ピンキー:2007/11/17(土) 12:02:07 ID:N3nuvjyl
保守
328名無しさん@ピンキー:2007/11/21(水) 23:43:49 ID:nKvH/qfd
age
329名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 14:52:06 ID:tMafMzKl
圧縮回避保守
330名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 02:39:57 ID:O/dImbHa
あげ
331名無しさん@ピンキー:2007/11/28(水) 01:05:46 ID:G2gya/9Q
圧縮回避保守
332名無しさん@ピンキー:2007/12/08(土) 22:47:58 ID:DE9i34U0
保守


333名無しさん@ピンキー:2007/12/10(月) 19:09:43 ID:wxAxUGKH
廃れてる?
334名無しさん@ピンキー:2007/12/10(月) 19:41:55 ID:llfj8MNh
人は居る



主にロム専が
335名無しさん@ピンキー:2007/12/10(月) 21:33:03 ID:sm6mg9a9
書いてるうちになんか気恥ずかしくなっちゃって途中で投げたジャンクがなんぼか・・・
336名無しさん@ピンキー:2007/12/10(月) 22:06:42 ID:xobFYWbr
それをここに投棄!
337名無しさん@ピンキー:2007/12/11(火) 21:30:18 ID:NPwtPqp8
>>335
あるあるwwww
338名無しさん@ピンキー:2007/12/20(木) 23:22:38 ID:MhdMABdd
ラーメン食べて保守
天国地獄にカップラーメンはあるのだろうか…
339名無しさん@ピンキー:2007/12/23(日) 22:41:47 ID:ZIbbcnQV
>>338
あるといいな。
戦場で天使と悪魔が背中合わせでぼそぼそカップヌードル
すすってるイメージが思い浮かんだよ。
悪魔「..美味いな」
天使「うん..」
悪魔「カレー味、好きか?半分交換するか?」
天使「うん..」
悪魔「..これ喰ったらまた敵味方だからな」
天使「..うん(泣)」

..俺にはこれが限界だw
340名無しさん@ピンキー:2007/12/23(日) 22:50:43 ID:gieruXAp
>>339
聖なる夜に戦場で、カップラーメンをすする天使と悪魔を思い浮かべて、
何とも切ない気分になった。GJです。
341名無しさん@ピンキー:2007/12/23(日) 22:52:19 ID:ZixAfpqw
>>339
切ないけど何か和んだ
342名無しさん@ピンキー:2007/12/25(火) 00:14:42 ID:saxP6UkY
ラドゥエリエル×ベルフェゴールの異色カップルをふと思いついてみた

「悪魔の辞典」の挿絵の酷さに人間嫌い通り越して軽く引き篭もるベル姐さんとか
折角会いにきたのに放置されて茶運び人形にちょっぴり嫉妬する書記天使とか



どうみてもバカップルです、申し訳ありませんでした
343名無しさん@ピンキー:2007/12/25(火) 11:58:05 ID:j2RToZYS
>>342
茶運び人形って言うから
からくりのカタカタいうやつみたいなのを想像してしまったが
メイドロボもありか。

カタカタ……コトン。
「……お茶くらい自分で持って来たらどうですか?」
「……えー、めんどくさい。」
「またそんなこと言って、良いですか、勤勉に働くというのが本来の人の喜びであり、
そうやって何でも面倒だと怠けていてはいけないのですよ。」
「……えー、そもそも私人間じゃないし、めんどくさい。」
「……。」


こんな感じ?
344名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 18:11:38 ID:6ODcjcc5
保守
345名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 18:28:35 ID:qhhH1/Yk
支援age
346名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 18:29:32 ID:TCo9nMhT
デビチルのデュラハンに萌えた
347名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 20:24:34 ID:k8av6cEQ
堕天使昇天
348名無しさん@ピンキー:2007/12/27(木) 00:39:21 ID:oBSyZGvD
緊急保守
349名無しさん@ピンキー:2007/12/27(木) 08:07:02 ID:u0MDQUcQ
悪魔転生
350名無しさん@ピンキー:2007/12/29(土) 18:59:35 ID:giFw8pJs
天使と悪魔の関係の設定次第で面白くできそうだがなんか自分が書くと冗長になりそうだなぁ
351名無しさん@ピンキー:2007/12/31(月) 23:25:20 ID:zmtEkH73
堕天使モノって以外と少ないのか
352名無しさん@ピンキー:2008/01/01(火) 09:45:52 ID:0b2KR2WF
そういやヤられて堕天するのは結構あるが、最初から堕天使ってのは見てないかも。
…俺も以前「魔界戦記ディスガイア」のラハール×フロンで書こうと思ったが、魔法使い候補生の俺には…俺には……

orz
353名無しさん@ピンキー:2008/01/03(木) 16:08:14 ID:mNva5LYo
悪魔に恋をして堕ちるとか堕ちた天使を同僚が追っかけてくるとか色々あるな
354名無しさん@ピンキー:2008/01/03(木) 20:58:01 ID:sS7sBhNa
恐ろしく昼メロ的なものを想像してしまった。

男天使「○○!その悪魔はなんだ?!」
女天使「私はこの方と生きていきます、貴方は貴方で違う方とお付き合いなさって」
男悪魔「待て、恋人は居ないってのは嘘だったのか!?」
悪魔母「この泥棒猫めが…」
355名無しさん@ピンキー:2008/01/04(金) 01:38:21 ID:Tqhj+5q1
>>353
クランプの漫画に若干似た設定のキャラが出てきたな。
題名何だっけな?wishとかいったっけか?
356名無しさん@ピンキー:2008/01/04(金) 15:54:06 ID:MgJ6ewCG
なんとも微妙な盛り上がりでも人はいるんだよage
357名無しさん@ピンキー:2008/01/04(金) 20:40:07 ID:3SZ5qDi5
どうでもいいけど天使が堕天する話は多いけど悪魔が昇天?する話って無いよな
358名無しさん@ピンキー:2008/01/04(金) 21:49:41 ID:yJlAXSfy
ソロモン72柱の悪魔たちの中に
「あー天国帰りてー」ってぼやいてるのがいたね
359名無しさん@ピンキー:2008/01/05(土) 03:36:08 ID:UEfooyRN
保守
360名無しさん@ピンキー:2008/01/05(土) 04:01:19 ID:Vk7Gh1or
「見てください!掘り出し物が買えたんですよ〜!さすがローゼン商会!品揃えが違いますよねぇ〜」
「フロンちゃん…いくら金余り過ぎで使い道ないからって、いちいち全部買って異世界の流入品も買うのやめなよ」
(ローゼン商会は品物を全部買うと裏メニューが買える)
「だってもうアイテムコンプくらいしかやることないじゃないですかぁ〜」もう10週目だし。
「ま、いいけどね。んで何買ったの」
「そう!掘り出し物なんですよ〜これ見てください!」と差し出したのは薄汚いツボ。
「わぁ、すごいね。フタをあけたら妖精でもでてきそ〜(棒読み)」あ〜あ、おミソの足りてない娘の相手は疲れるわ。
「えぇっ!なんでそのこと知ってるんですか?」
「…まさかそんな話信じて買ったの、そのツボ」
「ええ」
「…あたしプリ二ー指揮してくるわ」
「え〜一緒にフタ開けましょうよ〜」
「殿下んとこいっといで、たぶん執務室で仕事してるから。じゃね」
「も〜。エトナさんノリ悪いぃ〜」
〜執務室〜
「ラハールさん〜!実は掘り出し物がですね〜…ラハールさん?どこです?」
2mはあろうかという高さまで積み上がった書類の山がいくつも並び、執務室を埋めていた。書類の山しか見えない。ラハールさん、居ないのかな。
「なんだフロン。俺様は今忙しいのだ」
「ラハールさん何やってるんです?真面目に仕事やってるみたいに見えますよ?」
「うるさい。俺が今仕事をしないとこの世界は消し飛んでしまうのだ」
「え」
「いま俺たちがいる世界は“ウプヌシノノウナイ”と言ってだな。そのなかでもディープでしかも回転率の早い“エロパロ野”というところに位置する」
「…なんだかよくわかりません」
361名無しさん@ピンキー:2008/01/05(土) 04:02:04 ID:Vk7Gh1or
「とにかくだ。俺はここでエロいことを創出し続けねばならんというわけだ」
「う〜ん、なんだか大変なんですねぇ。あそうだ…ラハールさん、“妖精”に頼んでみる気、ありません?」
「妖精だと?」
「そうなんです!ローゼン商会で買ったんですよ〜ぬふふぅ、開けてみたくないですかぁ?」
「…う、む」うさん臭い。が、エロパロのネタになりそうだな。開けてみるか。
「よし、貸してみろ」
きゅぽん
「…何も起らんではないか」
「ら、ラハールさん…かげ、影が」
「なんだ、影がどうした…?」自分の影を見ると、明らかに自分のシルエットと違う形をしていた。
「余はスタンリーハイハットトリニダード14世である!この世をすべる悪の魔王!自分でも噛みそうになるから、スタン、と呼んでもよいぞ」
「…」
「…」
「む、なんだ貴様ら。いかにもがっかりしたジト目で睨むでない!」
「…カエレ」
「なっ」
「キャラがモロかぶっているだろうが!タダでさえ“ウプヌシノノウナイ”はティムバートンとかFooSweeChinとか熊倉裕一とか道満清明とかで溢れているんだ!カエレ!ボクと魔!」
「き、貴様!魔王が怖くないのか!殺してやるぞ!」魔王奥義フライングアターック!あ〜あ、死んだな。
「…痛くもかゆくもないんだが」
「え」
「スタンさん、ディスガイアはパラメーターインフレゲーですから、300ダメとか焼け石に水なんですよぅ」
「な…じゃあ、もしかしてここだと余は、雑魚?」
「うむ」
「強くはないですね」
「…」
「…」
「…」
「…に、忍法影くぐつ!」
「うわ」
「あ、ラハールさん!」
「くくく、余が強くなくともこの小僧は強いのだろう?」
「ラハールさんを放してください!放して!放せ!このショタコン!雑魚!」
「ショタ違うっちゅーに。うぇっへっへっ、まず手始めにこの身体でお前を犯してやろう」
「いやぁ!やめてぇ!」
うーむ、天使を強姦するなんて、ものすごく背徳感があるな。
余も興奮して来た。
ってあれ?ちょっ…
フロン、そういえば最近してなかったな。
362名無しさん@ピンキー:2008/01/05(土) 04:03:09 ID:Vk7Gh1or
「んむ、」
フロンの口を塞ぐように荒々しく唇を合わせ、舌を滑り込ませる。
並びの良い小さな歯をなぞり、舌を絡ませると、フロンの味がした。…甘い。こいつクッキーかなんか食ってたな。
「天使のくせに、奥歯に食べカス付けたままキスするなよ」
「そ、そんなこと言ったって、急にでしたし」
「ま、いいや」
「あ…」
服の上から、フロンの形の良い、小ぶりな胸に指を這わせる。小ぶりでもやわらかい胸の肉は、心地よく指を沈み込ませた。
「あの〜、もう影くぐつ解けちゃってんだけど」
「そういえばフロン、ここ弱かったよな」
「ひゃあ…!」
天使の羽の生えているところから、もう少し上、肩甲骨のあたりを撫でると、フロンは敏感に反応した。
やばい、かわい過ぎる。
「…余は完全にシカト?」
「…ん?フロン、言ってみろ…どこをどうしてほしいんだ?」
「んぁ…ら、ラハールさんのトーテンクロイツ…わたしに…くだ…さい」
「ぐぬぬっ。こうも無視されるとは…ジェームス!ジェームスは居らんのか?!」
(スタンの執事、ジェームス。女に目がなく、手が早い)
「はは、ここに居りまする。」
「おお、居ったかジェームス。この世界はどうも余の手に負えん。どうにかして位相転移の術を探せ…ってお前、なんで裸なんだ?」
「え?…はっ!いやこれはその決してエトナさんと良いことしてたわけではなくてですね!」
「はぁ?何をいっと…」
「わたくし忙しいのでのちほど!待っててくださいエトナさん!第2ラウンド致しましょ〜!」
「ちょ、待てジェームス!あ、あ〜行ってしまった…」
壁際。
左手で天使の羽を乱暴に掴み、右手で肩を押さえ付けて後ろからフロンの滴る秘口にわけいる。
「あぅう…はぁん…はぁ…ああ」
一番奥の輪っかに突き当ったときに、フロンが尻を回す。きっと無意識であろう。
回転に合わせ腰を振ると、フロンの熱い肉を、ぬめるひだを、俺が掻き回した。
「なんか余、悲しくなってきた」
魔王と天使、家来と執事がズッコンバッコンしているあいだ、もう一人の魔王はなすすべなく途方にくれました。おしまい。
363名無しさん@ピンキー:2008/01/05(土) 04:09:09 ID:Vk7Gh1or
ボクと魔、ディスガイア、両方知ってると理解できます。たぶん。
364名無しさん@ピンキー:2008/01/07(月) 18:11:15 ID:qAcodizx
人稲
365名無しさん@ピンキー:2008/01/07(月) 19:52:30 ID:gfxFnn1b
居ない訳ではない
366名無しさん@ピンキー:2008/01/08(火) 19:50:50 ID:at0yqFbf
さっき僕魔のプレイ動画見てきた。
スタンワロチ。でもこんなキャラじゃねええ、といいつつニヤニヤ見てる漏れがいる
367Mal'Akl‐Laylah 1/3:2008/01/09(水) 10:52:23 ID:G96j/NfB
(あったらしーい、あさがキタ━━━(゚∀゚)━━━ッ!! きっぼーおのアサ━━━! ……か?)

僅かなカーテンの隙間から細く差し込んで来る光は、透明な青を潜めた蜂蜜色。
 しかも、二十七時間耐久押し問答の末の、気絶同様な床寝ですら、無理矢理たたき起こす程の
冷え込み具合から察するに、夜明け直後なんだろう。
 ぎしぎし悲鳴を上げてる疲労過多な体をなんとか宥めつつ、起き上がるための準備運動として
ゆっくり寝返りを打ってみたら……。

(むにゅ)

ちゃんと、ベッドへ寝かせといた筈の召喚主が、うにゃうにゃ言いながらしがみ付いてきやがった。


  ……あー、やっぱり『ユメマボロシ』じゃなかったか……。


取りあえず起こさない様、じわじわ引き剥がしにかかったものの『ゃ……だ、さむぃよぉ』
とかなんとか呟きながら、ますます懐深く擦り寄ってくる。
 だけど、此処で下手に抵抗なんぞしようものなら、コイツは絶対目を覚まして、凄まじく
厄介な事になるのは、もう散々学習させられた。
 俺は、『ガキの金切り声』っーのがこの世で一番苦手だし、なによりロンリーでスライムで
自堕落なモラトリアム生活を、まだまだ満喫していたいんだ。
 だから『頭撫で撫で機能付き抱き枕』としての任務を冷静に遂行しつつ、心の中でこっそり
溜息をつく。


  物凄い霊力で喚起されてみたら、毛も生え揃ってないような天使が大真面目な顔で
  『今すぐ、私を抱いて下さい』なんてぬかしつつ、悪魔を押し倒そうとする事が許されてる
  ココは、一体何処なんだ?


で、しばらくの逡巡の後『天獄でも地国でもないココは、現実』という当たり前な結論に
たどり着いた俺は、そろりと抱き上げた小柄な体を、出来るだけ用心深く且つ速やかに
ベッドへと横たえる。
 そして、床一面に白々と輝き続けている糞忌々しい魔方陣を踏み壊す為、歩み出した途端
危うくつんのめりかけた。
 恐る恐る振り向けば、何時の間にか俺の上着の裾をしっかり握り締めていた白く細い手の
持ち主が、その菫色の瞳に一杯の涙を溜めて……。

「タイヤキの中身は、絶っっっ対『粒餡』。更に、シッポの先までっ!!!」
「……は?」
「後、一番風呂は肌がぴりぴりするので、不可なのれ……すぅ……」

そのまま、ずるずる前のめりにベッドへ倒れ伏し、又くうくうと響き始めた穏やかな寝息と
呼応させるかのように、背中の純白の羽根を緩やかにはためかせる大莫迦野郎。
 その小さな頭を手荒く掻き抱けば、指の隙間からさらさらと零れ落ちる白銀の輝きと
それを柔らかく照らしている黄金の光輪、細かく入り乱れ、ちらちらと煌く掌中の『銀河』。
 だけど俺は、総てを粉砕する様な勢いで、こめかみをぐりぐり抉りつつ早速、心の中の
行動予定表トップに『粗大生ゴミの抹殺』をデカイ花丸付きで、書き殴った。
368Mal'Akl‐Laylah 2/3:2008/01/09(水) 10:54:23 ID:G96j/NfB
「うぅぅ、まだ、痛……むぐもぐ」

あれからずーっと涙目状態のままなガキが、鼻をぐすぐす啜りながら不満を訴えようと
開いた口へ、メープルシロップまみれのワッフルをすかさず押し込む。
 その途端、炎天下に放置しておいたアイスクリームよりでれんでれんに崩れた顔は
『清純無垢』と言うより『世間知らずの単細胞』で。
 ……まぁ、こーゆー手合いは、下手に煽り立てず軽〜く丸め込んで、そのままさり気無く
サヨナラすれば、三度羽ばたく間に目出度く全記憶完全消滅する『鳥頭』が、ほとんどだ。

だからこそ、俺の穏やかで快適でまったりとした日常生活を取り戻す為ならば、何故か
うっとりと目を伏せ頬染めて、薄桃色の舌をちらちら覗かせながら追加を催促してるらしい
阿呆なガキの御相手をするのも、暫くなら我……慢出来……ねーよ、畜生ーーーっ!!!
 ……と、俺の右手の中でメキメキ悲鳴を上げ始めたフォークが、小さく柔らかな手で
そぉっと取り上げられて……。

「はい、あーーーん」

……あ、マズイ。
 なんか、今、コキュートスの奥底にいらっしゃるアノ御方が、優雅に微笑まれながら
俺に向かって手招き……じゃなくて、中指おっ立てて『コ・ッ・チ・ク・ン・ナ』ぁぁぁっ!?
 
(ぽんっ!!!)「んーーーっ」

しかし、俺の反応がお気に召さなかったらしい『斜め上』は、遂にぽたぽたシロップが
垂れている駄々甘い塊を半端に咥えたまま、膝の上に座ると、そのままにじり寄ってきた。
 反射的に胸を反らした勢いで一瞬、椅子の前脚が浮いて、重心がずれた方に軽い体は
容易くしなだれかかる。

「う、をぉっ!!!」
「ひゃ……、ふぁんんっ!!!」

咄嗟の事過ぎて、なす術も無く、派手な音&間抜けな声と共に、床へ勢いよく倒れ込む。
 翼を広げて衝撃を和らげようとするも、背もたれが邪魔して、あえなく失敗。
 せめて、腕の中のガキが頭を打たないように、しっかり抱きかかえたのとほぼ同時に
白い羽根が視界一杯にふわりと広がり、優しく抱き返されていた。
 その途端、辺り一面に百合の香りがふわりと立ち昇り、俺は、頭を打った訳でもないのに
まったく動けなくなる。
 

  ……ぎゅっと押し付けられた質量と弾力性に反応した、ある『一箇所』を除いて。


「……あ、あの……」
「おいっ!!!」

怖ろしく気まずい空気を、蚊の鳴く様な声と裏返る一歩手前の声が、同時に破ろうとして
又一層、濃く煮詰めてしまう。

「……お先に、どぅぞ……」
「オ・マ・エから、言えっ!!!」

何故か真っ赤になって、おどおどした目つきを在らぬ方向に彷徨わせ始めた少女の態度に
『感づかれたかっ?!』と脊髄反射的対応を選択した俺の耳に飛び込んできた言葉は……。

「ごめんなさいっ!!! 最後の一切れ、落としちゃった……」
「……」 
 
なんだかもう、いろんな意味でずれまくってる召喚主との、疲れる会話を続ける気も失せた
俺は取りあえず、まだ何か言いたげに開きかけた艶めく唇を、全力で塞ぎにかかった。
369Mal'Akl‐Laylah 3/3:2008/01/09(水) 10:55:43 ID:G96j/NfB
軽く、短く、素早く、瑞々しい頬に、形良い額に、震える瞼に、甘い悲鳴を漏らす唇に
俺の唇が微かに触れていくだけで、白百合の蕾は瞬く間に、紅薔薇の花へと綻びる。

 
  ……しかし、コレはどう見ても……。

 
だから、態と鼻の頭をペロリと舐め上げて、まん丸に目を見開いた少女の、熱く染まった
耳元へ、静かな笑いを含んだ声で低く囁いてやった。

「息は、鼻でしろ」
「んふっ!? ……やぁぁっ、だめ、みっ、耳、食べなぃでぇ、おねが……、ひゃぃぃっ!!!」
 
返事を聞く暇も惜しく、そのまま耳朶をぴちゃぴちゃと音を立てて熱心にしゃぶり上げ
甘噛みしながら、耳穴へ吐息を吹き込む。
 只それだけで、腕の中の華奢な体は、切ない歌声を高く弾ませながらびくびく跳ねて
くたりと柔らかく溶け落ちた。

虚ろな瞳から絶え間なく流れ続ける涙も、滑らかな肌をしっとりと覆い尽くしている汗も
冷たい空気を求めて小刻みに開け閉めを繰り返している口元を濡らす唾液も総て、俺を酷く
酔わせてしまう『美酒』となる。
 一滴たりとも零さぬ様、綺麗に舐め取りながら、更に貪り尽くす為に深く深く口内を犯す。
 半分意識を飛ばしながら、俺の太ももをその細い足で挟み込み、くちゅくちゅと高らかに
響く水音を隠そうともせず、腰を強く擦り付け続ける少女の拙い痴態さえも、愛しくて堪らない。
 その頃には、はふはふと忙しなく上下している白衣の胸元で、静かに輝く『百合の花』の
紋章は、その奥に隠されている秘宝へ、俺の愛撫を誘う目印に過ぎなくなっていた。
 手っ取り早く、引き毟ってしまいたい気持ちをなんとかねじ伏せて、やわやわと優しく
弄りながら、丁寧にはだけていった辺りまでは、まだ冷静だったのだけれども……。


  まず最初に、桜色の乳首にむしゃぶりついて強く吸い立てている俺、必死杉。
 

それでも、俺の名前と『だいすき』と『もっと』を、切れ切れに叫び続ける以外、術も無く
もう一人では決して降りてくる事の出来ない高みへと、瞬く間に押し上げられた少女が
二度目の絶頂を迎えたのを機に、つるりとなめらかな股間から渋々、舌を引き抜いた。
 そして、とぷとぷと絶える事無く甘いシロップを滴らせ続けている泉の入り口へ
暴発寸前の楔を打ち込む直前、少し乱暴に小さな体を揺さぶり上げて、覚醒を促す。
 やがて、壊れる寸前の笑みでなお、ゆるゆると口付けを乞うて来た少女の瞳を
真っ直ぐ見据えながら、厳かに『契約の言葉』を交し合う。

「『浄化』されても、構わない。だから、『堕天』してくれ」
「 私を、『本当の私』に出来るのは、貴方だけよ。アザゼル」
「 Ma-smuka? 」
「 Anaa ismii“Layla”」 


  魂と体の奥底へ、同時に『熱い迸り』を注ぎ込みながら、満たされて。
  

俺の腕の中で、愛しい少女は“美しき夜”となる。



 

「……ラッ、ライラ。いい加減、止めないか。もう、オマエ、全身、『精液』まみれ、なんだ、が……」
「えぇーっ!!! ……じゃ、一回。後、一回だけっ!!! 良いでしょ!? 『足こき』してあげるからっ!!!」
「……ヨロシクオネガイシマス……」
370名無しさん@ピンキー:2008/01/09(水) 11:02:32 ID:G96j/NfB
ライラ、エロかわいいよ、ライラ

勢いに任せて書き殴ったら、案の定gdgdになった
だが私は後悔していない
371名無しさん@ピンキー:2008/01/09(水) 17:28:53 ID:vRNKuQ2+
?元ねたはなんですか?
372名無しさん@ピンキー:2008/01/10(木) 00:50:29 ID:Mlqq4sn5
最後のローマ字はヘブライ語?
「ライラー」はヘブライ語で「夜」だよね。
「お前の名前は?」「わたしの名前はライラー」ってとこか。
ヘブライ語の文法、曖昧にしか覚えてないけど
373名無しさん@ピンキー:2008/01/10(木) 15:13:27 ID:XF3gqLPo
旧約は結構面白いんだが新約はいまいち・・・
374名無しさん@ピンキー:2008/01/10(木) 15:15:45 ID:XF3gqLPo
ごめん誤爆
375名無しさん@ピンキー:2008/01/10(木) 21:57:22 ID:Jb02Xr/5
聖剣はもう無理だろ
376名無しさん@ピンキー:2008/01/12(土) 02:21:53 ID:lDE8NUUz
聖書の話じゃないのか?
377名無しさん@ピンキー:2008/01/17(木) 07:37:27 ID:S9Ungo1K
hosyu
378名無しさん@ピンキー:2008/01/18(金) 18:53:44 ID:2+jXn3hd
新約は人間の時代の話だしねぇ
379名無しさん@ピンキー:2008/01/24(木) 21:33:26 ID:Jq44EKgV
保守
380名無しさん@ピンキー:2008/01/26(土) 23:34:42 ID:5h/AzprP
天使が悪魔孕ませたらどっちが産まれるんだろう
381名無しさん@ピンキー:2008/01/27(日) 00:08:30 ID:3mg+POi2
>>380
半神半魔じゃなかろーか
ああっ女神様っではそうだった
382名無しさん@ピンキー:2008/01/27(日) 00:18:27 ID:KMi9VkFo
>>380
混沌だから神じゃないか?
383名無しさん@ピンキー:2008/01/27(日) 00:24:51 ID:DqRktJ6x
>>380
意外と聖魔併せ持つって事で、人間だったりして。
384名無しさん@ピンキー:2008/01/27(日) 16:25:41 ID:Xg2QY+xh
12時間おきに天使(男)と悪魔(女)に変身するとか
385名無しさん@ピンキー:2008/01/27(日) 17:46:02 ID:3fvxtcem
>>380
アレだ
水かぶったりお湯かぶったりする度に変わるんだろ
386名無しさん@ピンキー:2008/01/27(日) 19:09:55 ID:jOcg5qqT
>>385
それなんて高橋留美子
387名無しさん@ピンキー:2008/01/27(日) 20:15:24 ID:Bsj0zoNP
というか、理屈で考えて正解が出る話じゃないんだから、好きなように設定したらいい
388名無しさん@ピンキー:2008/01/27(日) 23:08:38 ID:zJkdZ/L8
>>385
なぜかKUSU KUSUを思い出した俺がいますよ。
389名無しさん@ピンキー:2008/01/28(月) 08:29:08 ID:FOBs4QzU
聖書では流石にそういう話も無いだろうしな。
390名無しさん@ピンキー:2008/01/28(月) 16:51:57 ID:5C7ZpluJ
ふたなりでいいじゃない
391名無しさん@ピンキー:2008/01/29(火) 19:55:31 ID:rEsoRMau
ゴッドサイダー鬼哭一族!
392名無しさん@ピンキー:2008/01/30(水) 01:13:14 ID:a61p2iPq
>>380
「ラブやん」で天使の爺さんがそれ言ってたな。……あの漫画の天使は下手な悪魔よりタチ悪いが。
393名無しさん@ピンキー:2008/01/30(水) 01:29:14 ID:NFsuHQxb
うpろだが容量オーバーでうpできなくなってる…。
394名無しさん@ピンキー:2008/02/01(金) 00:08:10 ID:J6BxTOph
天使の血をひく人間と、魔王の子供は魔族と天使の双子だった、とかあったな。
ってこれは逆か。
395名無しさん@ピンキー:2008/02/01(金) 00:12:08 ID:ExCJCHDy
ハーメルンか。懐かしい
396名無しさん@ピンキー:2008/02/02(土) 22:52:48 ID:Jw5yqrMt
>あの漫画の天使は下手な悪魔よりタチ悪いが。

るくるくの天使に比べたら微笑ましい限りじゃないか
397名無しさん@ピンキー:2008/02/08(金) 09:25:51 ID:AabbCizi
保守
398名無しさん@ピンキー:2008/02/09(土) 13:22:43 ID:WC9WFgNo
>>384を見て



天使時は悪魔に襲われて(性的な意味で)
悪魔時は天使に襲われる(性的な意味で)


なんか可愛そうなやつが浮かんだ……(・ω・`)
399名無しさん@ピンキー:2008/02/13(水) 23:47:47 ID:278SCf+a
保守
400名無しさん@ピンキー:2008/02/15(金) 15:59:27 ID:akN9xHD3
h
401名無しさん@ピンキー:2008/02/19(火) 04:24:34 ID:uMO7ZJoS
>>398
ドMなら嬉しい限りじゃね?
402名無しさん@ピンキー:2008/02/25(月) 17:55:22 ID:sv0s6Znp
元々性別無いんだから、術かなんかで強制TSして襲っちゃうとか
403名無しさん@ピンキー:2008/02/29(金) 18:17:13 ID:ny4tYcdB
女とヤってお金が貰える♪
まさに男の夢の仕事!
出張ホストっておいしくない?
ttp://limitededy.com/2ch/01_info.html
404名無しさん@ピンキー:2008/03/12(水) 17:06:56 ID:DFqm5gFR
ほしゅ
405名無しさん@ピンキー:2008/03/19(水) 00:40:22 ID:R9kfjEuj
黒天使に陵辱されるうぶな悪魔とかどうかな
406名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 00:49:35 ID:vDEjGsRM
黒悪魔に愛玩される天使とか
407名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 01:42:50 ID:7czoSCxl
わざと堕とさずに飼うわけだな
408名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 23:20:17 ID:EIlnco17
生け捕り→陵辱→釈放→生け捕り→陵辱→釈放を延々と繰り返してですね
409名無しさん@ピンキー:2008/03/23(日) 21:46:17 ID:jZ94e9Hf
そして何百年も過ぎてゆく、と
410名無しさん@ピンキー:2008/03/23(日) 22:13:25 ID:k6BTOJmc
天使が完全に悪魔化する話が大好きです。
411名無しさん@ピンキー:2008/03/29(土) 17:48:36 ID:1thPlD7X
うむ、悪魔には惹かれるな。
412名無しさん@ピンキー:2008/04/02(水) 07:15:00 ID:X2lb8BC/
無垢な天使の娘がある日出会った悪魔との純愛と葛藤の末に自ら堕天するような話が好きです
413名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 22:59:00 ID:AnQ/BTyA
保守
414名無しさん@ピンキー:2008/04/11(金) 00:10:43 ID:eVLMAOmF
>>410
悪魔化し始めた天使がまんぐり返しにされて、
生えだした尻尾の先端を舐められ、甘噛みされ、嬲られたあげくいかされて、
もう天使とは呼べないわねぇ、なんて言葉で詰られるんですね
415名無しさん@ピンキー:2008/04/11(金) 19:55:56 ID:GYnUb4gh
>>414
よう、俺!
416名無しさん@ピンキー:2008/04/16(水) 19:44:48 ID:gmFx6lJg
保守
417名無しさん@ピンキー:2008/04/22(火) 03:46:12 ID:fvv0hMdJ
418名無しさん@ピンキー:2008/05/05(月) 19:42:34 ID:XB5wqnes
保守
419名無しさん@ピンキー:2008/05/12(月) 22:10:43 ID:wjCdW1gL
Can anyone hear me?
420名無しさん@ピンキー:2008/05/13(火) 01:53:42 ID:OP7uOrPO
既に知ってる人多いと思うけど、寄生スレに該当SS発見
421名無しさん@ピンキー:2008/05/15(木) 18:54:00 ID:M8e+05iK
保守
422名無しさん@ピンキー:2008/05/22(木) 22:57:24 ID:u0N0HmRE
保守age
423名無しさん@ピンキー:2008/05/25(日) 19:33:20 ID:jF8wNA+n
空中セクロスはどうよ
424名無しさん@ピンキー:2008/05/25(日) 22:32:50 ID:fhdLkJIM
セクロスカイダイビングとな
425名無しさん@ピンキー:2008/05/25(日) 23:40:36 ID:9Ml+L9hy
羽コキとか?
426悪魔飼育4(上):2008/05/26(月) 02:05:11 ID:GWpY/L+k
天使に飼育されてる悪魔の話を書いたものです。
続き書けたので投下します。

前作読んでないかたは
http://red.ribbon.to/~eroparo/sslibrary/o/original1226.html
http://red.ribbon.to/~eroparo/sslibrary/o/original1226-1.html
>>231-240
をお読みになってから読んでくださるといいと思います。
427悪魔飼育4(上):2008/05/26(月) 02:05:53 ID:GWpY/L+k
 広めのワンルームマンションの一室で、汗まみれの体をシーツに横たえながら、その夜もまた悪魔は意識を喪った。

 悪魔は散々に天使に責められ、イヤらしい声を叫ばされて、トロトロに溶かされてしまっていた。
 涙ながらに「イかせてほしい」と懇願する悪魔の唇を奪いながら、天使は無駄に長くて硬くて太いペニスを暴れさせて。
 悪魔の体の中の弱いところを知り尽くした男根で、悪魔の媚粘膜をぐりぐりと、涙が出るくらい激しく切なく責め立てて。
 その夜も天使は、いつものように悪魔がぐったりと意識を喪うまで可愛がっていた。















「起きたか」
 朝。ベッドのシーツの上に突っ伏している全裸の悪魔の頭を、天使が撫でる。
 天使は高そうなスーツにネクタイ姿。眼鏡の下の怜悧な眼光と相まってすっかりどこかのやり手ビジネスマン風だ。

「今日も悪魔をたくさんぶっ殺してくるからな」
 天使はそう言いながら悪魔の頭をぐりぐりと撫でる。
 振り払おうとしても大きくて力強い手のひらは悪魔の頭を逃がさない。
 はめられた首輪に繋がった鎖がジャラリ、と鳴る。

 天使は目を細めつつ悪魔の顎を摘み上げると、その唇を無理矢理奪う。
 抵抗できない悪魔は、その舌の動きにうめき声をあげて抗議することしかできない。

 ちゅぽん、と音がして唇が離れる。
「いい子にして待ってろよ」
 ニヤリと笑った悪魔は部屋を出て行く。



 バタン。カチャ。コツコツコツ……



 天使が部屋を出て行った。
 すると、なぜだか悪魔は心の一部分が喪失したような感覚に囚われる。

――憎い、恐ろしい天使がいなくなって、ほっとするべきなのに。
――こんな感情を、人間はなんと言っていたっけ。
「なんとかホルム症候群」
――人質が犯人に、過剰な共感や好意を抱いてしまうアレだ。

 こんなに長い間、同じ人間…人間じゃないけど、同じヤツと一緒にいたことなんてなかった。
生まれてこの方百年以上、自分より弱い悪魔を狩ったり、人間を騙して魂や命を奪ったり、
ずっとそんな生活をしていた。
 体でたらしこんだり、魅惑の魔法を使って人間の男を騙したこともある。
 夢中にさせたあとでソイツを捨てたときの顔ときたら。
 絶望と衝撃と困惑の入り混じった人間どもの表情を見てるとゾクゾクするくらい、気持ちよかった。

 そもそも男の体温なんて厭わしいだけだった。
 自分は一人で生きてきたし、一人で生きて行けると思っていた。
428悪魔飼育4(上):2008/05/26(月) 02:09:08 ID:GWpY/L+k

 でも、酒を飲んで一人で眠るとき。
 暖かそうな町の灯りが目に入ったとき。
 自分の体がからっぽになった気がした。
 叫んでも、喚いてもなくならない、どうしようもない寂しさが自分の中にあるということを感ずいてしまった。







 この悪魔は天使に捕まって羽をもがれたその日から、一ヶ月以上ずっと天使の部屋で飼われている。
 何も身にまとうものも与えられず、身に着けたものは唯一首輪だけ。
 その首輪も、触れると悪魔の肉体を焼き焦がす「神鉄の鎖」でベッドのヘッドボードにくくりつけられていた。
 自由になるのはベッドとその周りの数メートルだけ、という状況に居ながらも悪魔はなぜだかそんなことに最近は
充足感を覚えてしまっている。

 あの天使の体は温かい。
 触られても不快じゃない。
 天使の指は細くて、長くて、でも力強い。

 悪魔はぽすん、と顔を枕に埋めてその感触を思い出す。

 昨日の晩、どんな風にいじめられたのかを。

――アイツ…以前だったら私がイってもそんなのは無視して腰を突いてきたものだったのに、最近は違う。
――私がイきそうになると寸前で腰を止めて、じりじりとゆっくりと動いて一緒にイカせようとしてくる。
――キスしながらだったり、手のひらをぎゅっと握りながらだったり、そんなことをしながら私の中にぶちまけてる。

 天使の陰茎で体を串刺しにされたまま、何度も一緒にイかされて。
 膣の一番深いところまで入れられたまま、優しく切なく乳房を握り締められて。

 思い出した悪魔は、その浅黒い肌色の細い指を裸の股間に導いた。
 薄い毛しか生えていないそこをゆっくりと刺激する。
――コレはアイツの指。
 そう思い込むと、悪魔にとって自分の指は天使のそれになる。
 右手で淫裂をそっと寛げると、その中に指を沈みこませる。
 最近大きくなってきてしまった乳房に左手指を這わせると、昨晩の感覚がよみがえってくる。



 くちゅり。くちゅり。
 女の湿った音がワンルームに響く。
 悪魔の左手は愛しい天使の左手で。
 悪魔の右手は好きな男の右手で。
 揉みこむ。ここ一月であきらかに大きさを増した乳房を捏ねまわすように揉む。
 いつも天使がしてくれるように。
 濡れそぼった陰裂を刺激してくるのは天使の細い指で。
 妄想の中で、悪魔は天使に愛撫されていた。
 力強い指が、悪魔の乳房に埋まりこむ。
 ぎゅうう、と握りながら、ときおり硬くなった乳首を転がすように捏ねてくる。
 じゅるじゅるとよだれをたらしている女陰に、指を沈み込ませて。
 充血した真珠を優しく、力強く愛撫してくる。
 ぬるぬるとした愛液に塗れた指は、硬くなった女の子の芯をめくり上げ、倒し、転がす。

 天使の愛撫を思い出しながら、悪魔は絶頂を迎えた。
429悪魔飼育4(上):2008/05/26(月) 02:09:31 ID:GWpY/L+k
 誰もいないマンションの一室はとても寂しい。
 テレビもあることはあるが、人間どものしていることなど退屈すぎて暇つぶしにもならない。
 だから悪魔は、天使が帰ってくるのを心待ちにしていた。
 あとどれだけしたら帰ってくるか。
 あの憎らしい声で「ただいま」「帰ったぞ」「いい子にしてたか?」と言われるのを楽しみにしていた。
 悪魔は気づいていない。
 その感情を「人間ども」はなんと呼んでいるのかを。

――早く帰ってこないかな。
 悪魔はエレベーターの音がするたびに耳を澄ましていた。
 コツコツという長い足の歩く足音が、ドアの前で止まるのを待っていた。
 鍵がカチャリと廻り、廊下を歩く足音がするのを。
430悪魔飼育4(上):2008/05/26(月) 02:09:54 ID:GWpY/L+k
今日のところはこれまで

続きは二週間以内に投下したい
感想待ってます
431名無しさん@ピンキー:2008/05/26(月) 14:35:12 ID:xoZHie3E
GJ!!GJ!!

続き待ってたよー。

天使も悪魔もかわえぇww
432名無しさん@ピンキー:2008/05/26(月) 20:45:45 ID:MO9p6yl6
GJ!!
かわええのぅ(*´Д`)ハァハァ
433名無しさん@ピンキー:2008/05/28(水) 01:22:58 ID:G8Rs/ft0
過去ログから一気に読んでしまいました。

 遅ればせながらGJ!
434名無しさん@ピンキー:2008/05/28(水) 04:08:10 ID:WnMXhYPB
飼ってる天使も
飼われてる悪魔も
どっちも可愛いなあ

続ききぼんぬ
435名無しさん@ピンキー:2008/05/29(木) 10:07:44 ID:2QN43yKz
GJ!
436名無しさん@ピンキー:2008/05/31(土) 00:24:11 ID:qPbL46yP
始めまして少し書かせてもらいます。
人間メインの話です、でもHは天使と悪魔です。


「つきましたよ、御坊ちゃま」「う、うん」
何年も前に取り潰された廃屋、そこに場違いな高級車が止まる。
車から降りたのは、真っ赤なきわどいドレスを着た妖艶な雰囲気の女と、おどおどした様子の
少年だった。
「ここが、パパの・・・?」「はい、私の前のご主人様が、御坊ちゃま、あなたに遺産として残したものです」
きょろきょろと辺りを見回す、確かに大きな家だがボロボロでとても住めそうにはない。
「あんなビルだのくだらない紙切れだのよりトテモ素晴らしい物ですわ」
そう言うと女は少年の手をぐいと引く、「あわわ、まって」そういいながら少年は女に連れられ館へと入っていった。

館の中には何も無く、埃りっぽい少年が軽く咳をすると、女は壁に手を当てて何やらつぶやき始める。
「?な、なに?」
女は何も答えず、ずっとぶつぶつ言っていたと思ったら、急に壁が光り始めてズズズと音を立て動き出す。
「え?えええ?なに?なに?」驚く少年に対し女は静かに振り向き、
「ようこそ、真実の世界へ」にこりと微笑んだ。


壁の中には狭い階段が地下へと伸びていた。
それをしばらく降りてゆくと、だんだんと光が見えてくる。
そこをくぐった瞬間「はうぅ・・!」光に目がくらみ少年が目を閉じ、そっと開けると、
そこは
437名無しさん@ピンキー:2008/05/31(土) 01:04:30 ID:qPbL46yP
そこには大勢の人間がひしめく大きなスタジアムだった、スタジアムの中央には何やら二人の少女がいるらしい。
「御坊ちゃま、ここにいるのは、選ばれた人たちのみです、そして、あの子達をよく見てください」
指差された子をじっと見る、と、二人の少女は互いの体を愛しあっていた。
「は、はわわわ」慌てて手で顔を隠す。「ふふ、坊ちゃま、よく見てください」「え!?」
言われて恐る恐る見ると、二人の少女の片方は金色の髪に純白の服を着ているが、その背中には翼が生えている。
そして片方の少女は日に焼けた肌からは黒い羽が生え、そして尻尾がはえているのがわかる。
「ど、どういうこと!?」「・・・・まだわからないのですか?あの子達は、天使と悪魔、ここはそれらを競わせる場所」
「?????」「悪魔と天使は実際に存在するのです、あのようにね、そしてここはそれらを競わせ、楽しむ場所」
「そ、そんな」「本当です、何でしたら、東洋のモノ達もご用意できますよ?」
「うううう、いいよ・・・」「安心してください、此処は例え破壊神シヴァ、大天使ミカエル、そして悪魔の長ルシフェルが三つ巴の
3Pバトルを繰り広げたとしても、客席にはまったく被害は出ません。」
「それって・・・・すごいの?」「はい・・あっ、ほら御坊ちゃま勝負がつきそうですよ」
言われて思わずスタジアムの中央を見ると、其処では二人の少女が反対向きになりお互いの女の子の部分と、男の部分を攻め立てていた。
俗に言う69の体勢である。「まあ、あの形、私どもは‘ウロボロスの型,と言ってますが」
少年はドキドキしながら二人の勝負を見守っている、だが、下になった黒い少女、悪魔の娘は段々と口や指の動きが鈍くなってきている。
「ね、ねえ、負けるとどうなるの?」「天使は堕天しますし、悪魔は消滅します」それを聞き少年は目を見開く、
「消滅?死んじゃうの?」「うーん、われわれの死ぬとはすこしちがいますが・・・」
「助けたい!!ねえ、どうすればいいの?」あまりの剣幕に今度は女が驚く。
「うーん、そうですね・・・・名前を呼んでください」「わかった、あの子なんていうの?」
「知りません」女はこともなげに答える。
「ここにいる誰も・・・いえ、あのもの自身も知らない名前、教えてあげてください」
はっとして、少年が目を向けると、天使の指使いと、口により、悪魔は口から涎を垂らし、完全に失神しかけている。
「な、名前名前・・・・」「落ち着いて、思い出せるはずです」
少年は深呼吸をし目を瞑る、そして目を開いた。
438名無しさん@ピンキー:2008/05/31(土) 01:20:06 ID:qPbL46yP
「ミザリー!!」少年が叫んだ瞬間、悪魔の目に生気が宿る。
そして、「は!?ウ、ウグウウ」尻尾が天使の口を、犯し始める。
と、同時に長く伸びた下が二つに割れて、天使の女の子の部分と、男の部分と嘗め回す。
(あああ、だめ、だめ、私堕天しちゃう・・・)何とか身をよじって抜け出そうとするが
がっしりとつかまって逃げれない。
そしてついに
「んんんん!!!!!!」ビシャアァァァ派手に体液をぶちまけるとそのまま
天子の体が黒々と染まってゆく。
その瞬間歓声が巻き起こる。そして集まったものは感心したように少年を見つめた。
戦いに勝った悪魔が少年をじっと見つめている。
思わず少年は悪魔に近寄る。
「あ、あの・・・だいじょうぶ?」パチン!
少年のほほに暖かに感触が走り、その後の痛みで叩かれたのだときづく。
「い、いたたた・・・」「・・・・お礼なんていわないわよ、余計なことして」
腰に手を当てて少年をにらみつける悪魔。
わけがわからずきょとんとする少年にすっと手を差し出してくる。
「握手!」「あ、う、うん」わけがわからないまま手を握る。
「これで契約は完了、私、ミザリーは貴方の物よ!」「え、ああ、よ、よろしく」
「もう!!私に名前をつけたんだから、あなた責任とんなさいよね!!」
「え?え??ええええ!!!!」少年の絶叫がスタジアムに響いた。


終わり
439名無しさん@ピンキー:2008/05/31(土) 01:21:39 ID:qPbL46yP
有難う御座いました。

どうでしたでしょうか?
喜んでいただけたら幸いです。
だめでしたら残念です。
では。
440名無しさん@ピンキー:2008/05/31(土) 22:34:25 ID:PW++p/RE
>>436
Gj!!
ただ、贅沢を言えば天使がどうなったかもう少し詳しく書いてほしかったです。
続きを期待しています。
441名無しさん@ピンキー:2008/06/02(月) 02:24:41 ID:/E9zpkHf
>>439
いちど飼ったからには最後まで責任を取って飼うように。


つまりは続きを書かないと許されない、ってことだ
442名無しさん@ピンキー:2008/06/04(水) 18:59:49 ID:7Encj/y3
感想ありがとです。
では調子に乗って続きを
一応Hなシーンは悪魔対天使でやりますが、やはり人間メインです。



「一度飼ったからには最後まで責任を持って飼って下さい」 少年のそばで赤い服の女はため息混じりにそう告げた。
「飼うって……ミザリーは犬や猫じゃないんだからさ」 「そうよ!! 私は悪魔よ!!」 
ギリ 女に食ってかかったミザリーは髪を引っ張られ中吊りにされる。
「そうよ、あんたは悪魔……、犬猫以下の存在」 「いたたた!! 」
足をばたばたさせて、何とか振り解こうともがいているが、女は離す気など毛頭無さそうである。
「やめて!! ミザリーを放してあげて!! 」 少年が女にしがみつく、
「……わかりました」 ポイ。 ドス。 急に手を離されミザリーはその場に勢いよくしりもちをつく羽目になる。
「いたたたぁぁ……」お尻をさすりながら恨めしそうに女を見つめるミザリー。
「いいですか坊ちゃま、こいつは悪魔、しかも低俗で卑しいうそつきの部類です」
冷たい目でじろりとミザリーに一瞥を加えると、「けしって、心を許すなどされませぬよう、お気をつけください」
そういうと女は少年の部屋を後にした。

後には二人がポツリと残る。 「なにあの女!! すっごい感じ悪い!!」
ミザリーは少年に対して取った態度を棚に上げて、激しく非難する。
「何であんたあんな女と一緒にいるわけ?」 「あんなって……だめだよミザリーそんな酷いこと言ったら」
少年はミザリーをなだめるように言葉をかけるがミザリーはまったく聞く耳を持たぬ様子である。
だが突然、何かを思いついたように少年をじっと見つめた。
443名無しさん@ピンキー:2008/06/04(水) 19:46:26 ID:7Encj/y3
「あんたさあ、Hなことした事ある?」 ブフゥ。突然の質問に少年今飲んでいたものを口から吹き出す。
「汚な!!」 「ごほ、ごほ、な、なに言い出すの?ミザリー」 ゴホゴホとむせ返りながらそばにあった、
タオルで少年はこぼれたものをふき取る。

「ないんだー、ふうん」 そう言うと彼女は文字道理、子悪魔のような笑みを浮かべ、少年に近づく。
「してみる?」 「え!?」 ズイ。少年のすぐそばまで顔を近づけるミザリー。
彼女の甘い息が少年の鼻をくすぐる。「……ミザリーって、甘いにおいがする」
「そうよ、悪魔っていいにおいがするの、催陰効果もあるんだから」
にこりと笑う、「さい……、なに?」 「まあ子どもはわかんなくていいわよ」
そういいながら少年の服に手をかける。 「え? え!? だ、だめだよミザリー!!」
「お子ちゃまは黙って、私の言うとうりにすればいいの」
(自分だって子供じゃないか……) 少年はそう言いかけたが言葉が口から出てこない。

「ふふ、よく見るとあんた可愛い顔してる」そっとほほをやさしく撫で付ける。
少しひんやりした柔らかな手が少年を撫でる度、体がびくりと反応する。
「ダメダよ、ヤメテよミザリー」 「それにこの栗色の髪、綺麗」
すっと少年の髪をなでる、ただそれだけなのに、少年はまたも体を震わせた。
(どうしよう……今僕いけないことしてるんだ) 声も出せず体も動かすことができない。
「さあてと、じゃあーー」 そう言ってもう一度少年の顔を撫で付けたその瞬間。
「きゃあぁ!!」 凄まじいまでの悲鳴が、部屋中に響いた。

「あ、あ、あんたなにしたの!?」 ミザリーが悲鳴を上げるが、少年は何のことかわからないという顔でミザリーを見つめる。
「まさか、あのババア あんたにおかしな事しってたとか……」
そこまで言ってからはっと少年の顔を見る。 そして自分の焼け焦げた手をじっと見つめた。
まだブスブスと煙を上げる自分の手と、少年の頬に何度も視線を往復させると、
「そう、あんた、なるほどね……」何かを理解し手をさするミザリー。
「ミザリー!! どうしたの酷い怪我!!」  − アンタがやったんだ!! − 
と、言いたいところを飲み込む。
444名無しさん@ピンキー:2008/06/04(水) 20:17:06 ID:7Encj/y3
「悪魔はこういうことよくあんの、気にしなくていいわ」 不貞腐れたようにミザリーは告げる。
「待ってなんか薬持ってくる!! 」 立ち上がりかけた少年に、
「あんた筋金入りの馬鹿? 悪魔もびっくりだわ」 ミザリーが驚いたように言葉を投げかけた。
「え……、どうして?」 「いい? 私は悪魔」 ハァため息を吐くと、
「人間の薬なんて意味無いの、わかった?」 「そっか……、でもそんな言い方しなくても」
うなだれる少年を見てあわててミザリーは手を振る。 「わ、わ、わるかったわ、泣かなくてもいいじゃない」
「だって……」 なおも泣きそうになる少年を見つめ、「此れぐらいほって置いてもすぐ治るから」
「そうなんだ、あ! じゃあさ、治るまで僕、手を握っててあげる」
そう言うと少年は怪我した部分に触らないようにそっとミザリーの手を握る。
「……僕のお母様がこうやって、痛いところに手を当ててくれたんだ、そしたらね、痛いのが不思議となくなったんだ」
「ふーん」 さほど興味なさそうにミザリーがうなずく。
(まったく馬鹿なことを) だが、手の異変を感じミザリーは自分の手を見つめた。
「嘘……!?」 治っている。 早すぎる。 「あ、治ったみたいだね、悪魔ってすごいね」
「あ、当たり前よ、人間と一緒にしないで」「ご、ごめん」少年はまた頭を下げる。
「い、いちいち、謝らない! 男でしょ! 」 「……ごめん」
「はあぁあぁぁ」

悪魔の少女が深いため息を吐き。

夜が更けていく。
445名無しさん@ピンキー:2008/06/04(水) 20:20:20 ID:7Encj/y3
とりあえずここまでで、すいません。
次回は天使とHな事しますので。
ではまた。
446名無しさん@ピンキー:2008/06/06(金) 09:39:28 ID:Hmk+kK+u
続きに期待。
447名無しさん@ピンキー:2008/06/10(火) 12:30:04 ID:ZcNSfeyW
448悪魔×天使:2008/06/12(木) 04:53:52 ID:R+n8dYqK
神に叛くことだと分かっているのに、私はそれを口にした。
熟しきった果実は舌を這わせると甘い液を漏らし、蛇のように口内を跳ねる。
嬉しくて嬉しくて吸ったり噛んだり、左右の実を手で握ったりしてみると、苦しげに蜜を吐いていっそう硬くなる。
そろそろ終りそうかと訊ねれば、彼は愛してる愛してると譫言のように呟いて、舌の上に喉の奥に擦りつける。
悪魔の甘言に耳を貸すほど馬鹿ではないけれど、その焦燥感に満ちた声はやけに真実らしく響いた。
彼は悪徳の象徴だった。
悪魔と聞けば友人達は十字を切り、誰よりも尊いお方でさえ哀しげに眼を伏せる、のに。
私は禁断の果実を食べた、幾度も幾度も、美しい悪魔が唆すままに。
獣のように息を吐きながら、ねえと、悪魔の眼が私を見つめる。
「何時になったら抱かせてくれるの?」
「……悪魔とは寝られない」
「酷いよ。こんなに愛してるのに?」
ああ、本当に。
焦燥感ばかりが彼の言葉を真実らしくして、私は自分の世界を覆したくなるのだ。
449名無しさん@ピンキー:2008/06/19(木) 19:52:29 ID:LOqmysFe
保守
450超ネタ:2008/06/21(土) 12:23:04 ID:itZQlT0s
「…レイ、」と銀髪の少女が話しかける。
「……どしたん?レミリア」……話しかけられた金髪の少女はさっきまで読んでいた本を閉じる。
「…暇なんだけど」「……黙って本でも読んでなさいな」「……だって飽きたもん。全部見たし」

彼女らは天使と悪魔だ。『天使と悪魔が天敵』なんていう古い話は何百年も前に終わっているのだが、この話は割愛させて頂く。

「……誰かに会いに行ったら?」…銀髪の悪魔は首を物凄い勢いで横に振る。
「………何さ」「アンタは忘れたの!!?あの女ヲタク二人組の恐怖を!!?」
「……あー………」金髪の天使;レイは黙りこんでしまった。

この混沌の世界にはあらゆる人種が暇を潰しにやってくる。
元の次元さえ違ければ聖女と魔王と神が酒を片手に愚痴を溢すなんて状態もたまに見られる。
……ちなみに言っておくと、このふたりは同じ次元の存在だ。天使と悪魔が共存する次元は少ない。

「……思い出すだけでも死にたくなる…」「……等身大着せ替え人形扱い…」

…ベルディ=ローズとアリス・L・アクアは女ヲタクだ(腐女子ではない)。
この混沌の世界に住み着いてからは、各次元からたまにやってくる可愛い少年少女をかっさらい以下略。

「………この前は麗奈っちが被害を受けたんだっけ?」「…確かレンとリアも抱き枕にされてた」「「…………」」

一般女子中学生とそよ風の精霊と死神見習いがまとめて玩具にされている状態は流石にここ以外では見られないだろう。

「ロードは?」「あの吸血鬼男は任務」「ならメビウス」「あの錬金術師なら妹が風邪とかで来てないわ」「んじゃ帰る?」「宿題、まだ終わってないわよ」

……混沌の世界では、時間はかなり長く引き延ばされる。…それを利用しているはずの女子中学生が被害を被っているのは内緒。

「……あーもー、私等も次元の鍵貰えたらなー」「あの魔術師がヲタクたちにあげたって話、知ってる?」「……マジ?」「…東方シリーズとかいうゲームに嵌まってるらしくて。んで、ブラックがそれを見て、『何人か勧誘してきてくれ』って」

……黒魔術師の考えはよくわからない。普通の人から異常なヒトまで様々な人を勧誘しまくっている。

「「暇ねー」」

二人はまだ宿題が半分しか終わってないことを思い出し、溜め息を吐いた。


エロとかはこの二人には当分関係ない。
451450-超ネタ:2008/06/21(土) 18:10:37 ID:itZQlT0s
……数時間後。勿論この世界で。(彼女らのいた次元ではまだ三秒も経っていない)


「……あれ、姫さまだ」「ホントだクラウンさんだ」

天使と悪魔は部屋の外でとある人を見つけた。

例の黒魔術師の姉、名をクラウン・ナイトメアという(必然的に弟も悪夢である)。

「「クラウンさん、こんにちは!」……何やってんですか?」
「あらふたりとも、こんにちは。……この娘達、やりすぎたみたいで……」

彼女に引きずられている三人の内二人は、例の女ヲタクである。

「……あれ、リリスも?」「ええ。ロードが任務中なのにこの娘ったら二人の方に行っちゃって…」

七つの大罪、色欲のリリス。蒼い髪は彼女の着る黄色いロリータドレスに良く似合う。
…ドレスが焼け焦げていなければ。
よく見るとヲタク二人も幾らか焦げ付いている。

「うさみみ欲しかったのに……えーりんに抱き締めて欲しかったのに……」
「まりさを真っ赤にしてやりたかったのに……れいむに着せたい服があったのに……」
「女吸血鬼といちゃいちゃしたかったのに……メイドとべろちゅーまでいったのに……」

今だ欲望は尽きず。

「もっかい白魔導ぶち込まれたいのならどうぞ勝手に。…リリスは白でいいとして、そちらの二人には闇霊術のが効きますか?」
怯える三人。…姫は万能だからな。確実に苦手な属性で撃ち込んでくる。

「大体リリス?貴女はロードの……」「やだー!!あんなののけんぞくやだー!!ベルフェゴール怖いしー!!」
確かにどう見ても牛鬼みたいだが。
「あの人は意外に優しいですよ?それにサタンはともかく、他の方は皆さん優しいです!」
……さたん、だいじょうぶ、私らは判ってる。何故か彼だけ嫌われてるのだ。

「しもべになるならレミリアのがいいー!!」
「彼女を淫乱にする気ですか!?」
「あ、それいいかも」「やば、鼻血」
「貴女達?そういう事を同人誌のネタにするのなら一旦死んで貰いますよ?冥界から自力で戻ってきて下さいね?鍵は没収ですけど。」

「……レミィ、大丈夫?」「……イヤー、同名多くて困るわー」


ついでにいうと「リリス」という名の悪魔は適当な次元を探せば簡単に五人は見つかったり。
452名無しさん@ピンキー:2008/06/28(土) 20:35:10 ID:R2ZSzWRY
続き見たいぜ
保守
453450-そろそろ本家見たくなってきた超ネタの人:2008/06/29(日) 10:23:37 ID:VnMk0kI/
「……あれー、レミィとレイっちだー……何、ソレ」
……しばらく後にやって来た二人組は、
●職業:元淫魔[サキュバス及びインキュバス、性別で]
●名前:男がダルク、女がセリア
●淫魔界から引っ張られてきた
●ダルクは性欲よりも『殺』に悦を感じる奇人
●セリア曰く「えっちなのは恋人になってから」
●つまりは二人とも元の次元では変人
……だったと思う。……確かリリスに『大罪[性欲]』を抜かれたんだっけ?

「……リリス?…………に……欲望丸出し女か。何があったんだ?」
「……かくかくしかじか。」魔法の言葉。

「へーふーんほー……ならむーたん呼ばないとね。元気を分けてあげょぅ。」
「…ちっと待てや、まだ何の説明も受けて無ぇ」……さすが殺人鬼のくせに常識人。やっぱしかくかくしかじかじゃわからないか。

「ところでダルクたちは何を?」「……デートですかな?」「…レミィ、鋭い。」「ちがわい」…セリアに突っ込まれた。

「ロードが任務から戻ったって聞いてな。手合わせして貰いに行こうと。……つー訳だ。起きろ。」「うぐ」
リリスがうなる。起きてたみたいだ。

「だってあんたら色仕掛け効かないじゃん!『[性欲]の大罪』戻して超高濃度媚薬魔術かけても平然としてるし!」「……セリアは意識飛んでたぞ」
………セリアががたがたがたがたがたがたがたがたし始めた。
「……さーて、行くぞー」「やだー!!まだ戻りたくないー!!ぱちぇ攻略するまで帰りたくなむぐ」
……トラウマから抜け出したセリアがなにやら棒状の者をリリスにくわえさせていた。
「……リリス。これなんだかわかる?」……心なしか眼の光が消えているような。
「変換魔術って言えば分かるかな?感情・感覚を変換させるやつ」
……あ、今度はリリスががたがたし始めた。
「今考えたのは、[性欲・快感]を[苦痛・苦しみ]にへんか〜ん…」
……リリスが本格的にがたがたがたがたがたがたがたがたし始める。
「ぽちっと」「………!!!!……」……あ、効いてきた。
「さ〜て、行きましょか」「……んだな」……元淫魔二人が大罪の魔王を引っ張っていく。
それはもうまさに「ドナ・ドナ(童謡・作者不明)」のような状態だったということだ。

※注:リリスは[性欲]の大罪を司る魔王である。
※彼女にとっては苦痛すらも快感である。
※今彼女にとって全ての快楽は完全に苦痛へと変換される。
※身体及び精神はまだ中学生並である。
454悪魔飼育4(中):2008/06/30(月) 01:37:30 ID:rPCRviRz
>>429の続きです

*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-

――早く帰ってこないかな。
 悪魔はエレベーターの音がするたびに耳を澄ましていた。
 コツコツという長い足の歩く足音が、ドアの前で止まるのを待っていた。
 鍵がカチャリと廻り、廊下を歩く足音がするのを。







 しかしその日、悪魔は違う音を聞いた。

 パリン、という甲高い音が悪魔の耳に響く。
 ガラスの割れる音。広めのワンルームマンションの窓ガラスが割れる音だった。


 悪魔は驚いて音のしたほうを見る。
 そこには赤黒い物体がうごめいていた。


――アイツだ!!
 血まみれのそれは、体中に赤黒い傷跡が走っている。
 赤黒く染まった、汚れた布切れと化した服で、顔も体も判らないくらいに大怪我をしている。
 でも悪魔にはハッキリ判った。自分が惹かれてやまない、悪辣で大切な天使だということが。

「ねえッ! アンタ、大丈夫!?」
 ベッドの上から声をかける。
「く…そ…、し、くじ、った」

 奇妙な音の咳をする天使。かふ、と空気の抜ける音がして、赤い血を唇から漏らしながら咳をしている。
 もはや立っていられない天使はゆっくりと床を這う。
「あ、あ、くま、に、やられ、ちまうなん、んて…な」
 その這う手足も血まみれで、フローリングの床に赤い太い線が走る。

「いい、きみだと、おもってんだ…ろ」
 這いながらもふらりと平衡を失った天使は、腕を折るとそのまま床に突っ伏した。
 ヘンな音の咳とともに、赤黒い液体が床に飛び散る。

 とろんとした力のない瞳は、あらぬほうを見つめていて、もはや焦点が合っていない。
 ヒュー、という空気の漏れる呼吸音がだんだんと弱まっていく。



――助けなきゃ!

 悪魔は身体が勝手に駆け出していた。
455悪魔飼育4(中):2008/06/30(月) 01:37:51 ID:rPCRviRz
――助けなきゃ!

 悪魔は身体が勝手に駆け出していた。

 ベッドの上から飛び降りて、倒れている天使めがけて駆け寄ろうとした。
 一心に。助けることだけを考えて。

 だから悪魔の耳にはジャラッ、という音などは聞こえない。
 駆け出した悪魔の後ろで、鎖がピン!と張って首が後ろに引っ張られる。

 捕まったその日以来、悪魔はずっと神鉄の鎖でベッドに結び付けられている。
 悪魔自身、そのことを忘れたことはなかった。
 しかし、今は違っていた。

 思いっきり背中からフローリングの床に落ちた悪魔。
 しかし痛みとかそういうのは感じない。倒れた天使をなんとかしなければ、という思いだけが
この悪魔を突き動かしていた。

――クソっ!鎖!
――邪魔!! 邪魔なんだよッ!!!!

 悪魔は神鉄の鎖に手を伸ばして掴む。
 神鉄と触れた肌が痛い。
 刺すような痛みと灼熱感が悪魔の掌を焼く。
「…ッ!!!!」
 悪魔は一瞬だけ顔をしかめると、焼ける掌に鎖を一巻きさせて、左手でも鎖を握る。
 ブスブスと肉の焦げる音が部屋に響く。
 神鉄の鎖が悪魔の肉を焼く匂いが充満する。
 皮膚がジュウと音を上げ焼け焦げる。悪魔の身体は神鉄の霊性には対抗できない。
 聖なる金属が、悪魔の掌の皮膚を焼き焦がす。
 しかし悪魔はそんな激痛をもものともせず、そのまま思い切り鎖を引っ張った。

 重たいベッドを焼けた掌で引っ張り、ズル、ズル、と少しづつ倒れた天使のもとに
近づいていく。

 悪魔の皮膚が聖なる金属で焼き溶かされる。
 脳を犯し全身を責め苛む激痛。
 絶叫しつつ悪魔はそれに耐える。
 重いベッドが床の上をずる、ずる、と動き始める。
「うわあああああああああああ!!!!」
 痛み。激しい痛み。
 万力で締め上げられるような。
 強烈な酸で皮膚を焼かれるような。
 赤熱する石炭を素手で握らされるような。

 そんな、想像を絶する痛みに悪魔は耐えている。

 自分を捕らえ、身体を弄び、羽をちぎって食った天使のために。
 この一ヶ月間一緒にいた、どうしようもなく凶悪で邪悪で悪辣な天使のために。
 悪魔は自分の身を焼きながら鎖を引きずり、血まみれで倒れている天使のもとへと歩を進める。

 ズズ、ズズ、と一度に数ミリの幅でしかベッドは動かない。
 でかくて重たいベッドはまだ十センチも動いていない。
 地獄の底の溶岩に両手を浸したような灼熱。発狂してしまいそうな痛み。
 手から全身を苛むその痛覚だけで悪魔は死んでしまいそうになる。
456悪魔飼育4(中):2008/06/30(月) 01:38:11 ID:rPCRviRz
 しかし、悪魔は手を鎖から離さない。
「ふん!ふんあああああああああ!!!」
 涙と鼻水をだらだら垂らしながら、一歩、また一歩と悪魔はベッドをひきづりながら
倒れた天使の元に近づく。
「ぐうぅぅぅぅ…」
 絶叫とともに皮膚が焼け、肉が溶け、無限の疼痛にただひたすらに耐えながら、
悪魔は全力で重たいベッドを引っぱり、天使に近づこうとする。

 二十センチ。二十五センチ。三十センチ。三十五センチ。半メートル。
 気が狂いそうなほどの痛みと熱と激痛に耐えながら、悪魔はようやく倒れた天使の元へとたどり着いた。
 悪魔はしゅうしゅうと音を立てている自分の焼け爛れた掌を顧みることなく、その倒れた天使の上体を支えて
起こそうとする。
「おい! しっかりしろよ! お前、天使なんだろ!」
 天使はくたり、と座っていない首を悪魔の胸元に預けてくる。
 ぼんやりと虚空を眺めている天使の目の色にはすでに光がない。
 抱きとめた腕が、胸が血に染まる。

――いやだ。
――イヤだ。
――コイツが死んじゃうなんて、イヤだ。絶対にイヤだ。
――コイツが料理を作ってくれたり、身体を洗ってくれたり、そんなことをしてくれなくなっちゃうのはヤだ。
――頭をわしゃわしゃと撫でてくれなくなるのはイヤだ。
――あたしのだ。コイツはあたしのなんだ。

――死ぬな。いや、死なせない。
――死なせてなんかやるもんか。
――わたしをこんな目に遭わせた借りは絶対に返させてやる。
――わたしをこんな風に変えちゃった責任は絶対取らせてやるんだ。
――だから、絶対死なせない。

 悪魔は「治癒」の呪文を口にする。ただ必死に魔力を振り絞って傷口をふさごうとする。
 うまくいかない。
 悪魔は今まで他人を助けるために魔力を使ったことなんてなかった。
 治癒の魔法は知っていても、誰かを救うために使ったことなんて一度もなかった。

 悪魔はうろ覚えの呪文で、天使の傷口を癒す魔法をかける。
 息を止め、必死に呪文に集中する悪魔。
 そのおかげか、割けて赤い肉の見えていた爆ぜた傷跡が徐々にゆっくりと塞がり始める。

 だくだくと血を流しつづけていた傷痕が、イライラするほどゆっくりと塞がりはじめる。

――もっと。もっとふさがれ。もっと早く。

 悪魔の力は生命の根源に働きかける力だ。
 だから、悪魔だろうと人間だろうと天使だろうと、あらゆる生き物を癒すことができる。
 でも、悪魔だからとか、天使だからとかそういうことはすでにこの悪魔の脳裏にはない。
 ただ、目の前の男を死なせたくない一心で全力で魔法を使っている。
457悪魔飼育4(中):2008/06/30(月) 01:38:32 ID:rPCRviRz
 ただ、目の前の男を死なせたくない一心で全力で魔法を使っている。










 悪魔は身体の芯が空っぽになった感覚がする。
 魔力が底をつきかけている感覚だ。

「ねえ、しっかり! しっかりして!! 天使! お前、天使なんでしょ!? こんな傷くらいで、
し、し、死んじゃダメなんだからッ!」
 真っ白な頬。青みがかった、嫌な色をしている唇。
 いつもイヤミったらしく歪むその唇が、土気色を帯びてきてしまっている。
 傷はふさがってはいるが、その肌は真っ青で血色がない。

――だめだ。血が、流れすぎたんだ…!!!
 血は天使にとって魔力と同じこと。
 どんな高位の天使だって、魔力がなければ生きてはいけない。



――魔力…コイツに魔力を与えるには…
――肉!
――悪魔の肉を食べさせれば…

 悪魔は瞬時に閃いた。
 その結果がどうなるか、なんてことは悪魔の脳裏にはまったく浮かばない。


 悪魔は骨が見えるくらい焼け爛れた手で辺りの床に飛び散ったガラスの破片を掴むと、
自らの尻尾の付け根にあてがった。

「んぐ・・・あああああ!!!」

 悪魔の尻尾の根元にガラス片が食い込んでいく。

「ンあ、ひぅぁぁあああ!」
 激痛が悪魔の尻尾に走る。
 全身を責めさいなむような痛み。
 痛覚反射で痙攣する背筋。
 それを意志の力で押さえ込み、悪魔は自分の尻尾に割れたガラス片を押し込んでいく。

「はぁ、はぁ、んんんくっ、んぎぃぃぃぃっっっ」

 脳がビリビリする。
 それでも悪魔は手を止めなかった。
 硬い尻尾の付け根の肉に、素手で掴んだガラス片を走らせる。
 尻尾の付け根の皮を裂き、肉を切り、骨を断ち切る。

 焼け爛れた指を血まみれにしながら、悪魔は自分の尻尾を切り離すことに成功した。
458悪魔飼育4(中):2008/06/30(月) 01:38:45 ID:rPCRviRz
 焼け爛れた指を血まみれにしながら、悪魔は自分の尻尾を切り離すことに成功した。


 悪魔は痛みのあまりびくっ、びくっ、と痙攣を繰り返している。
 そして切り落とされた自分の尻尾を震える血まみれの手で掴んだ。
 尻尾は切り落とされたあとでも蛇のようにうねっている。

 悪魔は赤黒い切り口に噛み付くと、肉を一かけら噛みきろうとする。

 鼻の奥がツン、とするくらい強く噛み締めるとようやく肉片がちぎれた。
 悪魔はそれを口の中で咀嚼する。
 自分の血の味と、生の肉の味。
 その中に間違いなく魔力が含まれている味がする。

 悪魔は血まみれの掌で天使の唇を開けさせると、その肉塊を押し込んだ。

 こふ、と力ない咳こみとともに肉塊は吐き出されてしまう。

「食べろ…食べろって! 飲み込むんだよ!
 ナニやってんだよ、食べなきゃお前死んじゃうんだぞ!
 あんなに食いたがってたじゃないか!
 食べろよ…食べてくれよ……」

 膝の上の天使の顔に向かって悪魔は命令し、懇願する。
 悪魔の赤い色の瞳からは涙がこんこんと湧き出て、天使の血で汚れた頬に涙の河を作った。


 細い顎からぽたぽたと雫を流しながら、悪魔は天使に口移しで自分の尻尾の肉を食べさせようとする。
 悪魔の血にまみれた尻尾の肉。それは咀嚼されて、悪魔の唾液に塗れたまま
天使の口元に押し付けられる。
 真っ赤なその肉塊を、力なく受け入れる天使の唇。

 力なく唇が開けられ、口内に落ちる。
 血まみれの、傷だらけの悪魔の手のひらが天使のあごを動かしその肉を噛ませる。
「飲み込め…飲んでくれよ…お願いだ。お願いだからっ……お願いっ……」

 くちゃ、という咀嚼音が悪魔の耳に聞こえた。

 こくん、と喉仏が動き、悪魔の肉を飲み下す音が響いた。

――食べた。
――食べてくれた。
悪魔の心の底にほんのりと暖かい火が灯る。
――もっと。
――もっとだ。
――もっと食べさせないと。
 まだびくびくとうねっている自分の尻尾。さっきまでは体の一部だったその切り落とした尻尾の赤い肉に
噛み付くと、またひとかけら食いちぎった。

――お前の食べたがってた、悪魔の尻尾だ。
――食べろ。もっと食べろ。
――魔力たっぷりなんだからな。
――あたしの魔力が、全部つまってるんだからな。
――だから、こんな傷なんてすぐよくなっちまうんだからな。

――だから――おい、天使、天使、起きろよ!
459悪魔飼育4(中):2008/06/30(月) 01:39:06 ID:rPCRviRz
――だから――おい、天使、天使、起きろよ!

 悪魔はこの天使の名前すら知らない。
 起きているときは「お前」とか「テメエ」と呼んでいた。
 だから、コイツがなんて名前なのかも知らない。

 そんな天使のために、悪魔は自らの尻尾を切り落とし、その肉を口移しで食べさせていく。

 そして、何度目かの肉片を天使に飲み込ませたとき。ひく、と小さく天使の手が動いた。

「ん…」
 かすかな声。小さなうめき声。
 それでも、死人同然だった天使の命の徴候には違いない。

 もう一欠片。もう一片。
 口移しで悪魔は天使に自分の尻尾の肉を与えていく。
 そのたびに、蒼白だった天使の顔に命の色が戻っていく。
 岩のように冷たかった手足に体温が戻り始めていく。

――よかった……
――よかった…………コイツが、死なないで…よか
――あれ?
――おかしい。
――床が、斜めになってる……

――この建物が、傾いて…このままじゃ…


 悪魔は悟った。


――違う。
――あたしが、傾いてるんだ。

――ああ。
――あたし、死んじゃうのかな。


――でもいいや。コイツが生きてくれれば、それでいい。
――短すぎる人生だったけど。
――最後のひと月は、コイツと居られてなんだか楽しかったな。
――そう、楽しい………ああいうのを「楽しい」っていうんだ。たぶん。
――いままで生きてきて、一度も感じたことがなかったけど、あの気持ちが「楽しい」って言うんだ。
――ああ…まぶたが重くて…目開けて…られない。

 斜めになった床にうつ伏せになりながら、悪魔は閉じたまぶたの隙間から、愛しい天使の姿を見つめる。
460悪魔飼育4(中):2008/06/30(月) 01:39:44 ID:rPCRviRz
 斜めになった床にうつ伏せになりながら、悪魔は閉じたまぶたの隙間から、愛しい天使の姿を見つめる。

――あたしが死んじゃったら、コイツは寂しいとか思ってくれるのかな?
――ちょっとでも、悲しいとか寂しいとか思ってくれたらいいな。

――こいつに手を握られたり、頭撫でられたり、もうしてもらえないのは残念だけど。

――死ぬ。
――死ぬってこんな感じなのかな。


――天使のヤツ、なんだかうめいてる。
――コイツ、元気になったんだ。
――よかった。

――コイツが死ななくて……ホントに……よかった……


 悪魔の意識はそこで途絶えた。
 命を終えた悪魔の顔は、微笑んでいる。
 涙に塗れた頬のまま、幸せそうな笑みを浮かべて。
 浅黒い肌に、天使のように澄んだ笑顔を浮かばせて。

 その日、二十数年の生涯を閉じた悪魔の死に顔はとても安らかだった。





*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-
中はここまで
次で完結予定
461名無しさん@ピンキー:2008/06/30(月) 16:01:15 ID:GZMF2BVi
GJ!!

次の完結に期待します
462名無しさん@ピンキー:2008/07/01(火) 01:27:07 ID:NeFyFw1J
GJ!天使も悪魔も好きなので幸せに終わるといいなぁ。
463名無しさん@ピンキー:2008/07/04(金) 03:25:17 ID:FZYBRq+6
保守
464名無しさん@ピンキー:2008/07/08(火) 21:12:00 ID:Bz1FfXxx
七夕でしたね。保守
465小ネタ:2008/07/14(月) 05:34:45 ID:KkahBzp/
「成程……第一翼と第三翼を推進力とし、あくまで第二翼は姿勢制御に徹するという事か……」
「……」
「……どうしたラドウェルエル」
「ベル……ベルフェゴール。
 いくら君が悪魔とはいえ、うら若き女性が部屋に来るなり大の男を全裸にして
 あまつさえ寝具に固定するのはどうかと思うんだが……

 ――いや、勘違いしないでくれ。君が積極的なのはとても嬉いし私は何処かの人間とは違って
 君が望むのならどんな体位も歓迎するつもりだg」
「っ…黙れ!これはお前を喜ばせる為では断じて……っ!?」
「そう言っている割には顔が赤い様だが……嗚呼、流石にもうあんな事はしないよ。
 ――これ以上羽根を毟られたら私も困るからね」
「ひゃっ!―っ尾は、触、る……っぁ……や…」
「権天使の頃より力は強まっている様だが……まだ私を拘束するには及ばないな」
「ぁん……」




「……で、ヤられた対価が【アレ】か?」
「人間界の技術書らしいですよ……ベルフェゴール様、人間大嫌いとか言いつつ
 人間界の技術はお好きですからねぇ……」
「いや、つかなんでそんなモンあの駄目文系天使が持ってんだよ」
「表向きは人間の活動を記録する上での資料だそうですが……

 ってベリアル様?一体何処へ行かれるおつもりで?」
「ちょっくらア○モ作ってる奴等堕としてくる」


「……ここに書かれている茶運び童子とやらを作ってみたんだが……
 
 どうしたアカーコック、悪魔払いでも出た様な顔だぞ?」
「いえ何でもありません。それよりこれをベルフェゴール様に、と」
「今度はベリアルか……擬装用の光輪とはまた面倒な代物を……少し天使界へ行ってくる
 ルシファー様には生理痛とでも偽ってくれ」
「それ先週も使ったので夏風邪と言う事にしておきます……」


(以降無限ループ)
466名無しさん@ピンキー:2008/07/21(月) 00:14:00 ID:BrknDOyq
godjob
467名無しさん@ピンキー:2008/07/21(月) 05:15:21 ID:aWYUNVOf
ベルフェゴールは実はラドウェルエルの事が好きフラグですね。わかります^^
468名無しさん@ピンキー:2008/07/26(土) 01:27:06 ID:gdF1WWg0
このスレ的にはラブやんはどうなんだ?
469名無しさん@ピンキー:2008/07/29(火) 03:23:14 ID:b05ccw7E
保守
470名無しさん@ピンキー:2008/07/30(水) 21:02:23 ID:XVWjLxbl
圧縮回避保守
471名無しさん@ピンキー:2008/08/02(土) 00:35:54 ID:TBkmczRS
アブラクサス「油臭いって言うな」
472名無しさん@ピンキー:2008/08/04(月) 21:52:33 ID:1NtH57mW
あげ
473超ネタ続き:2008/08/10(日) 02:52:00 ID:WVRl1Ojb
     保守

「……でいいのかな?」
「…いいんじゃない?」
「………なんかネタ無いの?」
「…そんな訳で私リリスがかの有名な東方プロジェクトから小悪魔さんを拉致ってきました!」
「正確には拉致監禁しようと思ったら喘息魔女が以外と強くて負けたから説明して同行を許可してもらったんでしょ」
「レミリさん、意外が以外になってますよ」
「あ、ホントだ。さんきゅ、こあくま」
「そんな訳で小悪魔です♪どうか宜しくお願いします。」
「早速だけどさ、もこてるってどうよ?」
「個人的には********************ですね。それから*****と***も



かなり腐った所から来たようなので終了
次回は腐ってない咲夜さんに来てもら


ドスッ


…………いませんよ?
474超ネタ保守:2008/08/15(金) 18:33:18 ID:dshvhrPN
「リリス、血(銀ナイフを引き抜く」
「だくだくっと出てるね」
「おなかへった」
「うぉう、レミリア・スカーレットさんでわないk…」
「あー違った、二次の方だ。へたれみりゃだ」
「グンニグル?」「ロンギヌス」
「レミリア二人がどんぱちっちゃったので、同じく二次創作世界からフランドールさんに来て貰いました。」
「どうも〜」
「さてフラン。二次だと常識人。」
「二回言うな」
「嫌いな食べ物は?」
「私は特に無いけどあいつ以下略。」
「やっぱへたれみr」


スカーレットデビルVSダークネスクラウン勃発により終了。

ふらん「れーばていん」
レイ「チェックメイトインフェルノ」
リリス「ディスペア・エンド」

爆発オチ。


俺にはくだらない保守しかできないんだ……頼む
475名無しさん@ピンキー:2008/08/15(金) 21:10:27 ID:mpl7Ae75
死ね
476名無しさん@ピンキー:2008/08/16(土) 01:45:32 ID:t3GHr0ct
ネタは悪くないと思うがあえて言わせてもらうなら



東方スレでやれよ
477名無しさん@ピンキー:2008/08/16(土) 04:26:19 ID:IeM1V/eK
悪魔の羽を食べる天使で、悪魔がしっぽまであげた話の完結ってきた?
478悪魔飼育4(中):2008/08/16(土) 09:02:03 ID:ZKKmlmqh
>>477
ごめん

まだ

がんばる
479名無しさん@ピンキー:2008/08/16(土) 09:07:06 ID:vPrhAwD8
ok超待ってる。
年単位でwktkしてたんだ。
年単位で待つさ
480名無しさん@ピンキー:2008/08/16(土) 09:49:04 ID:8yxM+FJY
完結さえしてくれればいい、いくらでも待つさ!
481名無しさん@ピンキー:2008/08/19(火) 01:32:43 ID:yno8Aklx
「ごしゅじんさま、そんなことしちゃダメだよ!」
と、天使が言う、その姿に違わぬ可愛らしい声で。
「いいじゃない、ご主人様。何を迷うことがあるの?」
悪魔が言う、その姿よりは少し背伸びした口調で。
こうして彼女たちはいつも主人に語りかけているのだ。
しかし・・・
「うう〜、ごしゅじんさまはそんなえっちなことしないもん!!」
「あら、知らないの?男の人ってみんなえっちなんだから。」
そう、彼女たちの語りかけはいつも言い争いになってしまうのだ。
主人が迷っている間にも彼女たちの言い争いは発展していく…
「わたしがいる限り、ごしゅじんさまにそんなえっちなことさせないもん!」
「あら、そういう天使ちゃんだってえっちじゃない」
「え、ええええ、な、何言ってるの、あくまちゃん? わたしはそんなえっちな子じゃ
「そう、じゃあためしてみましょう」
悪魔はそう言うと、唐突に天使の胸に手をやりいやらしく揉みはじめた。
「ちょ、ちょっと、あくまちゃんそんないきなり・・・あっ」
「でも、気持ちいいんでしょう?」
「そんなことないもん・・・あっ、下はダメェ・・んっ。 あくまちゃん、ごしゅじんさまぁ〜」

結局、欲に抗うのは難しいのである。‘彼’はかつかつと大人のお店へと入っていった。
482名無しさん@ピンキー:2008/08/19(火) 01:33:46 ID:yno8Aklx
う〜ん、ネタが思い浮かんだから書いてみたものの
初投稿だもんで、短い上にエロくないと。
エロい文章が書ける人はすごいね
まあ、保守代わりにでも
483名無しさん@ピンキー:2008/08/25(月) 00:00:28 ID:k0gqI9cV
484名無しさん@ピンキー:2008/08/25(月) 23:08:50 ID:hdkgREwc
しゅ
485名無しさん@ピンキー:2008/08/26(火) 23:22:27 ID:kACGwG12
hosyu
486名無しさん@ピンキー:2008/09/06(土) 01:00:51 ID:Q+buH7rO
保守
487名無しさん@ピンキー:2008/09/07(日) 22:06:01 ID:CxlU2ZIV
携帯アプリの真・女神転生20XXクリア記念保守


タフで硬いご立派様の雄姿にハアハア
488名無しさん@ピンキー:2008/09/10(水) 04:01:49 ID:zC3sYXpE
>>478
期待してますぜ保守
489名無しさん@ピンキー:2008/09/14(日) 15:12:02 ID:nCEAnc1k
490名無しさん@ピンキー:2008/09/15(月) 09:06:07 ID:ZD8f+TWQ
491名無しさん@ピンキー:2008/09/15(月) 17:38:26 ID:h3pUgtv9
492名無しさん@ピンキー:2008/09/15(月) 18:07:26 ID:HirRsd4Y
493名無しさん@ピンキー:2008/09/16(火) 00:37:49 ID:Ft48TOyN
494名無しさん@ピンキー:2008/09/16(火) 03:56:50 ID:/ok+OCCq
495名無しさん@ピンキー:2008/09/17(水) 00:17:41 ID:tmyiVyUj
496名無しさん@ピンキー:2008/09/17(水) 21:48:22 ID:4kBX6ITI
497名無しさん@ピンキー:2008/09/20(土) 04:16:04 ID:NL419AqV
498名無しさん@ピンキー:2008/09/20(土) 07:10:24 ID:gd4T5+3X
499名無しさん@ピンキー:2008/09/20(土) 08:39:20 ID:E0ZX1z7a
500 ◆uC4PiS7dQ6 :2008/09/20(土) 16:54:46 ID:srowGbb+
次から投下します。
501『魔天使ココエルの聖戦』その一 ◆uC4PiS7dQ6 :2008/09/20(土) 16:57:27 ID:srowGbb+
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 星暦2444年。天使の住む天聖界と悪魔の住む幽星界の間に、地球が『挟まる』。長年争って来た天使と悪魔達は、戦いの場を地上へと移行させた。
 それから数百年後、巻き添えを喰らった人類は殆どが死滅。地上の大半も崩壊し、戦いの中で天使と悪魔の数も大幅に激減する。
 きちんとした形で残ったのは日本だけ。その日本で、東西に住家を別ち、最後の戦いが行われてようとしていた。




 ―――――――。




 巨大な鉄塊の集落。
 それが、この街を一言で表すのに相応しい台詞。
 三桁を超える階層のビル群と、夜を否定する多色で多大なネオンライト。
 車は当たり前の様に空を飛び、何段もの車道レイヤーを作っている。

 星暦4444年。
 日本の首都東京は、五人の女幹部が取り仕切るグループ『凶神会』により、遊郭と賭博場で織り成す暗黒街へと変貌を遂げていた。




    『魔天使ココエルの聖戦G-HARD OF COCOEL』




 地上の月ルナ、天聖界の月アルテミス、幽星界の月ヘカーテ、三つの月が真ん丸く浮かぶ熱帯夜。
 その下、聖都仙台の中心に存在する時代錯誤で巨大な仙台城。その最上階の座敷に君臨するのは、北陸の天使達を纏める『百万石(ひゃくまんごく)』の長、大天使マサムネ。
 淡いブルーに艶めく長髪に、見るもの全てに女を意識付ける抜群のプロポーション。先の戦いで左目の視力を失い、眼帯で覆い隠してはいるが、そんな傷も美を引き立たせるアクセントにしか感じさせない。
 全身を黒色のライダースーツに包み、左手には『愛刀・コジュウロウ』を片時も放さずに帯刀する。
 コジュウロウとは、死別した弟の名前。極度のブラザーコンプレックスだったマサムネは、弟亡き後も武器に名を移す事で愛しい面影を抱いていた。
502『魔天使ココエルの聖戦』その一 ◆uC4PiS7dQ6 :2008/09/20(土) 16:59:38 ID:srowGbb+
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 そんなマサムネの前で、片膝を着き、頭を下げるのは一人の天使。
 マサムネと同じく全身を漆黒のライダースーツで包み、クリムゾンレッドの長髪を襟足で二つに分け、天使を主張する白い肌に、悪魔を主張する黒き翼と尻尾。敵対する両方の血を引く、魔天使ココ。
 大天使の祝福を受け、エルの任命式が終わり、ココはココエルへと名をシフトする。
 名の後に付く『エル』とは、『導く者』と言う意味。
 産まれて僅か9年で、天使ココは教えを乞う側から乞われる側えと立場を変えた。
 天使にとってこれは喜ばしい事。普通の天使にすればとても喜ばしい事。
 しかしココエルに……ココにとっては違う。この世で数少ない翼を有する者にとっては、悪魔と天使のハーフにとっては、死刑宣告と同じなのだ。
 悪魔も天使も長い地上生活の末に、翼が退化して無くなってしまう。翼を有しているのは、悪魔が天使を強姦して産まれた子供だけ。
 そんな者達は、どちらに属しても優遇されない。使い捨ての鉄砲球として常に最前線へ。
 即ち、ハーフにとってのエルの位とは、与えてやるから死んで来いと言う赤紙だ。
 
 「早速だがココエルよ……中立地帯だった東京が、敵国側に傾きつつ有るのは知っているな?」
 最上階の一室。障子を閉め切り、僅かな月光と四隅に置かれた行灯(あんどん)だけを明かりにして、百万石を取り仕切る女天使マサムネが、正面で片膝を着くココエルに問いを投げる。
 「はい。不戦地域協定を、悪魔側が侵そうとしていると聞いております」
 魔都東京。天使と悪魔が人の地を壊し、その罪悪感から唯一にして手を出さなかった場所。人類の全てが……日本人の全てがこの都市で暮らす。
 そして唯一の、天使にも悪魔にも付かない中立地域。天使と悪魔が立ち入らない場所。そう決められた場所。
 しかし最近、悪魔達が東京へ出入りしていると言う噂が立っていた。
503『魔天使ココエルの聖戦』その一 ◆uC4PiS7dQ6 :2008/09/20(土) 17:01:32 ID:srowGbb+
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 「なればどうするココエル? お前の双子の妹ノノエルも、七日前に送り出したっ切り帰ってこぬのだ」
 マサムネは薄暗い部屋で目を細め、青き眼光を輝かせ、口元を僅かに吊り上げて笑みを浮かべる。
 「っ……私が出向き、真相を、確かめて参ります」
 それを俯いたまま、悔しさで下唇を噛み締めたまま、ココエルが応えを返す。
 双子の妹ノノエルも、七日前に全く同じ指令を受けて行方不明になっていた。
 敵対者が居る地に単身で乗り込ませられ、七日も音信不通。無事で在るわけが無い。
 にも関わらず、マサムネが与えたのは全く同じ任務。つまりマサムネは失敗すると解っていて、姉のココにも死刑を宣告していた。
 「ぬかるなよココエル。しくじれば……わかってるな?」
 マサムネがコジュウロウを抜き、その乱れ波紋の刃をココの首筋に添える。万が一にも逃げ帰って来れば殺すと念をも添えている。
 「はい。必ずや……」
 理不尽な言葉にもココは俯いたまま肯定するしかない。
 唯々、妹が無事ならば救いたいと言う微かな願いに縋るのみ。
 「行って来いココエル……期待、しているぞ?」

 ハーフの魔天使は違う。産まれ付き違う。肌の色や羽や尻尾の有無もそうだが、もっと根本的なモノ。
 悪魔は必ず両性で産まれ、誕生から千日調度に、どちらかの性器が無くなって男女に別れる。
 天使は必ず無性で産まれ、誕生から千日調度に、どちらかの性器が出来上がって男女に別れる。
 しかし魔天使は違う。必ず女で産まれ、誕生から千日調度にクリトリスが以上発達し、男性器のペニスへと役割を変わる。
 故に、幾ら肌の色を偽ろうと、幾ら尻尾を隠そうと、肌を重ねようとすれば必ず魔天使だとバレる。
 だから魔天使は、魔天使としか子を成せない。悪魔にも天使にも拒絶されるから……

 「助けるからねノノ……そしたら、二人で暮らそ?」
 城の真上、ネオンライトに照らされた夜、三つの月を眺めながら、シャチホコの上に佇んで魔天使だけが持つ羽を広げる。
 白く色付く息を吐き、決意と夢を空に流し、まだ九つの、小さな全身に力を渡らす。
 「It’s‐a‐showtime!!」
 そして冷気が覆う冬の空へと、祈りを籠めて跳躍した。
504名無しさん@ピンキー:2008/09/20(土) 17:04:29 ID:srowGbb+
今回は触りだけです。
後は殆どエロなんで、
『ふたなり』と『触手』が苦手な方は、今の内にタイトルか酉でNGお願いします。
505名無しさん@ピンキー:2008/09/24(水) 02:01:10 ID:yN7I11r2
久しぶりにキター
のんびり待ってます
506名無しさん@ピンキー:2008/09/25(木) 23:37:49 ID:Z3eTIWsS
わっふるわっふる
507名無しさん@ピンキー:2008/10/03(金) 12:32:52 ID:bEZXIA5u
あげ
508名無しさん@ピンキー:2008/10/16(木) 04:12:00 ID:hoNr76Oe
509名無しさん@ピンキー:2008/10/19(日) 03:10:43 ID:0dzoc9qB
hoshu
510名無しさん@ピンキー:2008/11/02(日) 18:27:47 ID:+BBWkD6q
あげ
511名無しさん@ピンキー:2008/11/09(日) 20:12:59 ID:5xh7daug
保守
512名無しさん@ピンキー:2008/11/11(火) 05:27:16 ID:hwfL7zz3
早起きしてヒマでさまよって初めてここ入って
こんな時間から号泣しちゃった漏れが通りますよw

ということで、>>悪魔飼育書いてる人
早く完結編投下してください
泣き腫らしたまぶたで正座して待ってます
513名無しさん@ピンキー:2008/11/11(火) 05:47:22 ID:pOVwBSRi
死ね
514名無しさん@ピンキー:2008/11/11(火) 22:31:46 ID:e28t1n2A
あ・漏〜れ
515悪魔飼育の中の人:2008/11/12(水) 02:37:01 ID:oaQ85SfM
>>512
了解

期待に応えたく頑張ります
516名無しさん@ピンキー:2008/11/19(水) 23:53:03 ID:FJSn64Xg
517名無しさん@ピンキー:2008/11/26(水) 04:19:43 ID:2JBD4jYX
悪魔っ子の性感帯は尻尾の付け根


妄想だが多分正しい
518名無しさん@ピンキー:2008/11/26(水) 12:38:25 ID:MsVFD8Mn
>>517
さきっぽの括れとか敏感だと思うんだ。
あと角の付け根とか。
519名無しさん@ピンキー:2008/11/27(木) 01:47:53 ID:DfNvgIUQ
翼の付け根じゃね?
520名無しさん@ピンキー:2008/12/11(木) 01:12:36 ID:AZKeN3XN
角をぐりぐりされると力が抜けちゃう
521名無しさん@ピンキー:2008/12/20(土) 01:16:00 ID:2QXYEMNa
あげほしゅ
522名無しさん@ピンキー
新参者ですよろ