1 :
名無しさん@ピンキー:
>>1 乙です。
べ、別にあんたのこと好きっていうわけじゃないんだからね
テンプレに ゼロの保管庫 イラナクネ?
アニメが終わって…ここからが正念場…
>>1乙彼さまです。
さあ寝ましょう、すぐ寝ましょう(服を脱ぎながら
>>9 アニメ終了後でも職人さんの投下量も質も全く落ちていない件について
>>11 俺もルイズがカリカリもふもふのメロンパンを食べる話は読みたいw
貴族の相手は大変だ。身の回りの世話や部屋の掃除、帰郷の手配、手紙の配達…
夕食の準備なんてまるで戦争…
始祖は不平等だ!
そう叫びたい…
まあそれでも働くけどな…
異世界から、何が悲しくてこんなトコに来たのか、平賀才人は此処にいた。
ある日の夕方の事だ。いつもの様に交差点を曲がれば、自分の家が見えた筈。本を見ながら歩いていたので前は見ていなかった。
目の前に別世界への扉が開いているのにも気付かず、その中に入ってしまったのだ。
どうしてそんなモノがあったのかはわからない。が、次に視線を上げれば
自分の世界とは違う世界の建物が建っていた。昔、教科書で見た西洋の建築物に近い建物が。
異世界だと気づくのにそれ程の時間は掛からなかった。
その後は途方に暮れた。言葉は通じるが字は読めず、食事を摂るにも金が無い。
路上で恵んでもらおうかとも思ったが元は現代っ子。その勇気も無かった。
それから二日位だろうか。空腹で衰弱し、朦朧とする意識の中、最後に一際大きな建物を見て、体が倒れた。
消えゆく意識の中、近くに駆け寄って来た人物が、柔らかな腕を頭の後ろに回して抱き起こしてくれたのを覚えている。
スレ立て乙
正に命の恩人。その相手とは…
「サイトさん!」
「はいぃっ!」
「忙しいんですから、早くお皿を並べて下さい!」
「ご、ごめんなさい!」
この子。名前をシエスタと言う。
次に目を覚ましたのは翌日の朝だった。ベッドに寝かせられた自分の頭を起こすと、傍らには椅子に座って、うたた寝をしていたシエスタが居た。
その彼女を起こし、ひとしきり自分の状況を説明すると、あっさりと言うことを信じ、
身の回りの世話や、貴族の世話人としての仕事まで都合してくれたのだ。
そんな生活に慣れて来た最近、だらけてしまうのも仕方ないとは思うのだが…
「私も自分のお仕事があるんですから、サイトさんも頑張って下さい!」
少しでもサボっている様に捉えると彼女は檄を飛ばす。
「は〜い…」
「貴族の方にそんな返事をすると起こられますよ!」
「はい!」
と、まあ命の恩人として、先輩として彼女には感謝している所である。
此処はトリステイン魔法学院。どうやら貴族専門の学校、要するにお坊ちゃまやお嬢様の学校らしい。
無礼があると大変らしいので、シエスタにはよく注意やお小言を言われるのだ。
テーブルに皿を並べ終え、また厨房に引き返す。
「おう!サイト!又怒られてやがったな!」
フライパンを振りながら、気さくに話し掛けてきたのはマルトーと言う男。
どうやらメイドや給仕の親分格らしいのだが、その豪快な性格は皆の信頼を集め、サイトはおろかシエスタまで多々世話になったと言う。
「あんまりシエスタを怒らせるなよ!夜の相手もして貰えなくなるぜ!」
「そ、そんなんじゃないって!」
「「がっはっは!」」
地声が大きいせいで厨房の全てに会話が聞こえてしまい、皆の笑いを誘った。
「呼びました?」
タイミング悪くひょこりとシエスタが顔を出す。
「おう、シエスタ!お前とサイトの仲が気になってな!」
「「な、なんて事を言うんだ!(ですか!)」」
「なんだ、やっぱり仲がいいじゃねぇか」
焦ったように二人の声がハモったのを見て、皆は更に笑い出した。
サイトとシエスタは赤面し、次の皿を取り、逃げ出すように厨房を後にした。
「こ、困ったな…そんなんじゃないのに…」
「え…ええ…」
お互いの顔を見合わせた。
赤い。
「…」
「…」
「は、早く並べちゃいましょう!」
「そ、そうだな!」
駆け出して食堂へ向かう。
既に何人かの生徒はテーブルに着き、談話を始めていた。
「あっ!」
焦っていたせいか、サイトは絨毯の歪みにつまづいて、転んでしまった。
皿の上の液体が宙を舞い、一人の貴族の服にかかる。
「きゃっ!」
「あっ!スミマセン!」
「何してるのよ!」
その貴族は虫の居所が悪いらしく、勢いよく席を立ってサイトを睨みつけた。
サイトよりかなり背は低いが、プライドの高そうな顔つきと鬼の形相にサイトはうろたえてしまう。
「あ、あの…」
「アンタ見ない顔ね!新入り?今まで何をして来たの!」
「そ…その…」
「どーすんのよコレ!」
その迫力で呼吸も出来なくなりそうになった、その時、
「どうも申し訳御座いません!」
サイトの前にメイド服の女性が、割って入って来た。
シエスタだ。
「アンタがコレの教育係?」
「はい…」
「どーすんのこの服?」
「…弁償させて頂きます…」
深々とシエスタは頭を下げたまま、誠実に伝えていく。
「その服もちゃんとお洗濯してお返し致しますので、どうか今日の所はお許し下さい…」
チラリとサイトに目をやった。サイトは意を汲んで、その傍らに立ち、
「すいません!もう二度と致しません!」
とシエスタに負けない程深く頭を下げた。
「ふん…」
一応怒りを収め、その貴族は席に着き直した。
サイトはその貴族の、桃色のブロンドが流れる後ろ姿にもう一度頭を下げ、シエスタと共に厨房に戻った。
「ごめん…」
「いいんですよ。次からは気をつけて下さい」
シエスタは大きな失敗をした時の方が、優しい言葉を掛けてくれる。
こういう時、もっと彼女を好きになるのをサイトは感じた。まだ夕食は始まったばかりである。
やっと貴族の夕食が終わり、その後に皿洗いを終えると、今度は使用人達の夕食の支度だ。
今日は二人が配膳当番では無いので、しばし二人きりで支度を待つことにした。
見れば、シエスタは手に薬瓶の中のクリームを塗っている。
「ソレなに?」
「ええ、手荒れが酷くならないように、手入れをしてるんです」
一種のハンドクリームだな。と、サイトは思い、興味深げにそれを見ていた。
「せっかくですから、サイトさんにも塗ってあげますよ」
「え、俺はいいよ?」
「ほら、遠慮なさらずに…」
シエスタはサイトの手を取り、そのクリームを手のひらにつけて、優しく塗り込んでいった。
柔らかい手だな…
サイトはその手の感触に心奪われていく。
「俺も塗ってやるよ」
「ええ!?」
「ほら…お返し…」
サイトは手の中に余っているクリームを塗り返した。
その内、指を絡めてしまう様になり、沈黙してしまう。
「…」
「…」
夢中で手を絡めあって、何かしてしまいそうなその時、
「おーい!飯だー!」
と仲間の声がした。
慌てて指を離し、平静を装う。
俺…何してんだろ…
私ったら…いったい…
実は二人はまだ、何なかった。
続く…?
20 :
220 :2006/10/15(日) 22:09:54 ID:KjuIrP/V
純愛で行くとは言え、今非エロで萌えも無いとは…それでも良ければまた書かせて下さいorz
正念場と言ってしまいましたが、このスレの隆盛を願って。
後、スレ立て有難う御座いました。
>>20 GJ、最初にシエスタにあう展開か!
ヴィヴラ・ヒエロ!ヴィヴラ・ノーモエ!
乙です。
>>20 GJ!
ピンク髪の貴族はどう見ても悪役です本当にry
だがそれがいい(;´Д`)ハァハァ
保管庫って2個あるけど、何が違うの?
引越し前と引越し後にきまってるじゃない!
皆聞いてくれ!
ルイズで夢精した!!
>>25 __,冖__ ,、 __冖__ / // ,. - ―- 、
`,-. -、'ヽ' └ァ --'、 〔/ / _/ ヽ
ヽ_'_ノ)_ノ `r=_ノ / / ,.フ^''''ー- j
__,冖__ ,、 ,へ / ,ィ / \
`,-. -、'ヽ' く <´ 7_// / _/^ 、`、
ヽ_'_ノ)_ノ \> / / / _ 、,.;j ヽ|
n 「 | /. | -'''" =-{_ヽ{
ll || .,ヘ / ,-、 | ,r' / ̄''''‐-..,フ!
ll ヽ二ノ__ { / ハ `l/ i' i _ `ヽ
l| _| ゙っ  ̄フ.rソ i' l r' ,..二''ァ ,ノ
|l (,・_,゙> / { ' ノ l /''"´ 〈/ /
ll __,冖__ ,、 > >-' ;: | ! i {
l| `,-. -、'ヽ' \ l l ;. l | | !
|l ヽ_'_ノ)_ノ トー-. !. ; |. | ,. -、,...、| :l
ll __,冖__ ,、 |\/ l ; l i i | l
ll `,-. -、'ヽ' iヾ l l ;: l | { j {
|l ヽ_'_ノ)_ノ { |. ゝ ;:i' `''''ー‐-' }
. n. n. n l | ::. \ ヽ、__ ノ
|! |! |! l | ::. `ー-`ニ''ブ
o o o ,へ l :. |
/ ヽ :
保管庫のカウンターがハンパじゃないくらい回ってるのはなぜ?
なんか保健庫特典でも付いてんのか?www
もう一万HIT超えてるしな。さすがにカウンター回ってる数がそのまま閲覧者ではないだろうけど、
少なくとも100人以上は見てるんだろうな、このスレ。エロパワー恐ろしや。
たぶん、ゼロ魔オンリーイベントのカタログ絵師様んとこにURL報告したせいではないかと…
1日20回以上見てるおれを超えられる奴はいないだろうな
今更ながらページ毎にカウンター付いてるのに気付いた。
マジで恐ろしいことになってる!凄過ぎるwww
ここのまとめサイトが数少ないゼロSSの中でも数質共に
群抜いてるしな。
URLが知れ渡ったらカウンタ廻るのもうなずける
>>31 何をそんなに見る必要があるのかと小一時間…
このスレに常駐しているのだろうにwww
何時頃からか、携帯で見易くなってて、電車のお供だ。
>>30 脚本これで、絵師はエロパロ本とか作れるんでね?
ネタの宝庫wwww
佐々木武雄って誰だっけ?
38 :
37:2006/10/15(日) 23:31:53 ID:HQ4Er7pn
ごめんなさい
誤爆したうえに自己解決しますた
慌しい誤爆だな。
サイト×シエスタの続きを熱烈に希望する!
いやここはサイトが学園に帰ってしまったので心にぽっかり穴が空いて
何もかも上の空になって隊員やメイドに心配されて気丈に振舞おうとして
でも何も無い所で転んでサイトに会いたい会いたい会いたい会いたいよぉ
私ってばこんなにサイトの事が好きになってたんだでもどうしようサイトには
命をかけてでも守りたい人がいるじゃないかそこに私なんかが入れるはず無い
そうだ私は一人ぼっちだ陛下にも嫌われてもうだめだううっううっと大粒の涙を流す
そんなアニエスさんを!くれ!
42 :
ういんぐ:2006/10/16(月) 00:50:05 ID:9GXr/SSv
どうも始めまして!
ゼロつかかなり好きなんで
勝手に支援させてもらいますw
一応内容は
アニメの最終回後みたいな設定でw
>>42 wktkして待ってます。
でも、とりあえずsageて欲しい。
>>28 最初読んで意味が良くわからなかったんだけどさ、
スレ進行がTV本放送だとすると、保管庫がDVDって感じでさ。
ただコピって保管してるだけじゃなくて各職人さんが手直ししたり、
DVD特典みたいに話を追加してたりしてて、保管庫でしか読めない
そんな部分があるって事なんだと理解した。
そう考えたらカウンターの数もなんとなく納得出来た俺がいる。
45 :
ういんぐ:2006/10/16(月) 01:12:05 ID:9GXr/SSv
「ん・・・・んぅ・・・・」
悩まし気なルイズの声でサイトは目を覚ます
まだ覚めない頭のままボーっとルイズを見つめるうちに
だんだんと意識がハッキリしてくる
「ぅあぁ・・・・・・・」
あまりの恥ずかしさに手で顔を覆いたくなる
というか覆っている
(やばい!俺どうしよう?)
まだ起きないルイズの横でサイトは一人慌てふためいている
(昨日はなんであんなこと・・・・・)
サイトがあわてるのも無理はない
ルイズを守るため、日食に飛び込むのを止め
引き返してきたのだ
そしてルイズの虚無、
何も分からないうちに敵はいなくなっていた
しかし、引き返してきたことはそれほど問題でもない
問題はその後だ
学園に戻りルイズの部屋に帰ってくると
急にルイズが怒ったり泣いたりし始めたのである
最初は怒り、サイトを鞭で叩いていたルイズだが
次には泣き始めサイトの胸に飛び込んでくるという
理解しきれないルイズの行動に戸惑っていたサイトだが
泣きながらルイズが
「なんでいつも私を怒らせるのよ!バカ犬!」
なんて言ってキスしてきたので
そのまま歯止めが利かなくなってしまった
まぁ、つまり、その、してしまったのである
何をしたのかは想像にお任せするが
そして今に至る訳だが
まだ目を覚まさないルイズを見るだけで
昨日のことを思い出してしまう
(ルイズ、ああいうときだけは素直になるのか・・・・
いつにも増して可愛かったな・・・)
なんて思ったりしていると
途端にルイズが寝返りをうち目を覚ましそうになった
(ヤバイ!)
なぜかサイトはあわてて
横になり寝たフリをする
46 :
ういんぐ:2006/10/16(月) 01:48:15 ID:9GXr/SSv
サイトが寝たフリをすると同時にルイズは目を覚まし
ルイズもまたサイトをボーっと見つめる
だがルイズはサイトとは違い
サイトの顔を見ると直ぐに自分のそれを手で覆う
「ぁああぁあわわわわ・・・・」
もう何も考えれないほどルイズは混乱しているようで
心の声が口に出てしまっている
(どうしよう!私、なんてこと!
お母様ごめんなさい、私勢いで・・・・)
しかし、混乱はしているものの後悔はあまりしていない様子で
「サ、サイト?・・・・・まだ起きてないの?」
なんて自分の恥ずかしい行動をサイトに見られなかったか確認する
サイトは起きているのだが返事などしてしまうわけにもいかない
とりあえず寝たフリをつづける
「よかった・・・・・・見られてないわよね」
ルイズはサイトが眠っていると思うと安心し
サイトの顔に自分の顔を近づける
(え!?何すんだよ!?ちょっルイズ!何する気だよ!?)
サイトはルイズの不可解な行動に焦りながらも何とかして
寝たフリを続ける
するとそのままさらにルイズの顔が近づき
ルイズの唇がサイトのそれに重ねられた
頭が真っ白になる
(ルイズ、朝からなんてことを!・・・・・)
一気にサイトの興奮度が上がり脳内でアドレナリン分泌量が増大する
そのまま寝たフリを解除しいきなりルイズを抱きしめる
「ルイズ!」
「サ、サイト!?」
寝ているとばかり思っていたサイトがいきなり抱きしめてきたのだ
ルイズは驚きを隠せない
「ルイズ、俺もう我慢できない!」
欲望むき出しでルイズを下にするサイト
「ダメ!まだ朝なんだから!それに・・・
昨日したばかりじゃない!」
ルイズは真っ赤になりながら抵抗する
でももうサイトは止まらない
「なんでだよ!?キスしてきたなら嫌じゃないだろ?」
サイトの興奮度はMAXでキスだけで誘ってきていると勘違い
するほどにまでなっていた
「ちがっそれはオハヨウのキスなッんッ・・・・・・」
やめさせようとするルイズの唇を無理やり塞ぐ
そして舌をルイズの口内に侵入させる
「んっ・・・・んぁ・・・・・・・」
少し吐息が漏れ出している
20秒くらい続けていたが苦しくなり唇を離す
「はぁ・・・・はぁ・・・・・・・」
息が出来なかったので二人とも一気に酸素を肺に送り込む
47 :
ういんぐ:2006/10/16(月) 01:49:07 ID:9GXr/SSv
とそこへ
トントン
とノックの音が聞こえてきた
「え?だれ!?」
二人とも同時に口に出す
「ルイズ?いるんでしょ?」
キュルケの声だ、珍しくノックをしてくれて助かった
あんなとこをキュルケに見られたらルイズはショック死してしまうだろう
「早くしないと授業はじまるわよ〜?」
二人して時計を見る
もう授業の10分前だ
「なんでこんなに寝てたんだよ!?」
「知らないわよ!」
二人とも言い争いながら準備をする
部屋から出て行く直前
「ルイズ、その・・・夜ならいいんだよな?」
なんてサイトが言うもんだから
ルイズは恥ずかしすぎてボルテージを上げて
「こんな忙しいときに何言ってんのよ!バカ犬!!!」
顔を真っ赤にしながらルイズは部屋を出て行った
「あぁ・・・・なんでこうなるんだよ・・・・」
サイトは嘆きながらルイズの後に続いた
48 :
ういんぐ:2006/10/16(月) 01:50:24 ID:9GXr/SSv
sage忘れてましたスイマセン
続きは夜に書きます
少々お待ちくださいm(_ _)m
49 :
261のひと:2006/10/16(月) 01:54:23 ID:FABDVs/7
>>48 ういんぐさん、GJ!続き待ってますね。
出来れば纏めて投下してもらえると助かります。しばらく待ってたり。
>>44さん 手直ししてくれている方も居ますが、(日付消したり)基本そのまんまです。
カウンタは前の時から不思議なくらいくるくる回ってますが……なぜでしょう?
前スレ902さん もうちょっと詳しく書こうとも思いましたが、本筋(自分にとっての)に関係ないので削りました。
エロシーンも割愛したのに……今回長すぎる気がしましたので。
あとアニエスのHシーン妄想されてる方……多分書いてもらったほうが上手い気がします……
と、書き手人口を増やそうと画策したところで、(上手そうって言うのは本気)
>>前790-800>>前884-898 の続き行きます。
一番最初読んで、もっと黒いの期待してた人ごめんなさい。こう……物理的に痛いのって描写難しいです。
未熟でごめんなさい。(一応書きかけて挫折)
50 :
1/10:2006/10/16(月) 01:55:15 ID:FABDVs/7
『使い魔さんに伝えておいてね』
陛下はそう仰った。
………つらい……どうしてだろう、あれだけ苦しかった1週間前に戻りたいとすら思ってしまう。
思い足取りで部屋に戻る。
サイトはまだ寝ていた……幸せそうに……
そう……幸せかもしれない、私の側よりも、サイトの好きなミス・ヴァリエールの側の方がサイトも………
起こさないように、サイトにそっと近づく。
顔に掛かった前髪を優しくどけて、サイトを見つめる。
それだけで、辛かったことが遠くなる。
サイトに触れている指先から、幸せが溢れて来る。
胸が締め付けられる、幸せな痛み。
胸の痛みがどんどん強くなって、涙が溢れてくる。
(どうしよう……返したく……ない……)
ずっとここに居れば良いのに。
……側に居てくれたら………良いのに。
でも……サイトにはミス・ヴァリエールが居る。
今は救国の英雄と、大公家の令嬢……似合いの一対。
涙を拭こう……せめて笑って別れよう。
私に残された、ほんの小さなプライド。
(最後に……もう一度……)
未練だ……振り捨てるように深呼吸する。
「サイトっ、いつまで寝ている?起きろっ」
わざと荒々しく布団をめくる。
「うわぁぁぁぁ、ア、アニエスさん?」
驚いたように私を見たサイトが、顔を赤らめる……
昨日の痴態を思い出したようだ……恥ずかしいのはお互い様。
「なっ、なにを思い出している?」
「いやっ……そのっ……」
「ほぅ……私はてっきり、『アニエスさんっ、俺もうっ……』とかかと思ったが?」
私の大切な大切な記憶。
「ア、アニエスさんだって『サイトが良くなってくれるなら……何でも』とかっ」
うっ、分が悪い気がする。昨日は色々喋りすぎた。
「そのっ、『こういうのって……変かなっ』って、あの時のっ……」
うぁ、言うなっ、それ以上言うなっ。
サイトの口を無理やり塞ぐ……手で……唇とかって……ガラじゃないし。
「わ、分かったから、黙れ、な?」
コクコクとサイトが頷いていたが、私は手を離さないまま話を続けた。
「サイト、今日で学園に戻れ。」
サイトの目が大きく見開かれる。
「アルビオンの使節に対しての示威行動は終わりだ……お前は……帰れ。」
サイトが暴れていた………でもまだ離さない。
「もうここに、お前の居る理由は無い、そうだろ?」
「ちがうっ」
サイトが私の手を振り解きながら叫んだ……
「アニエスさんが居る。」
……うれしいよ、サイト。
「ここに居る理由にはならない」
「……っ、じゃあ、掛かってる魔法どうすんだよ」
睨みながら………(本当は………もう掛かってないんだ)
「男はお前だけじゃない」
うそだ……多分もう、他の男に抱かれたいなんて思わない。
「……じゃあ、来た時なんであんな状態だったんだよっ、誰でもいいわけじゃないんだろっ」
……………
「昨日たっぷりしてもらったから、当分大丈夫だ……」
……どうしてだろう……もう大丈夫って……いえない……
「……じゃあ……もっとしとく……」
サイトが私の手を引き、ベットに倒す……あぁ……私期待してたんだ……
私は……心配してくれるサイトに嘘をつきながら……サイトの身体に溺れ始めた。
51 :
2/10:2006/10/16(月) 01:55:46 ID:FABDVs/7
「隊長?たーいーちょーうー、隊長!!」
「ん……あぁ、すまん」
サイトが帰ってから……まだ3日……もう3日。
会えないのが辛い、部屋に戻ってもサイトが居ないのが……寂しい。
「しっかりして下さい、隊長」
「……すまん、ちょっと考え事をしていてな」
…………隊員たちがいっせいに押し黙る。あれ?
「隠さなくても良いですよ、隊長」
?
「みーーんな、知ってますから、あの可愛い男の子、あの子が居なくて悲しいんですよねー」
「なっ、違うっ違うぞっ」
「えーでもぉ、(ズボン穿いて無い)あの子の膝枕で寝てたとかー」
うっ、なにか小声で、まずい事までばれてるしっ
「あの子が帰る前日の夜……もう、すっっっごっかったとかぁー」
うえぇぇぇぇ
「もう、皆知ってますよ?」
「イヤー、そういう趣味だったんですね」
「選り取りみどりなのに、誰も居ないから二人きりにはならない方がいいかもーとかって皆で言ってたんですけどー、これで一安心ですよねー」
「今度貸してーどんな具合ですかー?」
次々に掛けられる言葉に、頭がパニックになる。
「今度来たら、皆で誘惑しちゃおっかー」
「そっ、それはだめだぁぁぁぁ」
皆私より若くて、可愛くて、女らしくって……つい叫んでしまう。
………ニヤニヤと顔を見合わせた皆が、
「いいなー、あたしも男ほしー」
「えー私じゃだめ?」
「男がいー、あの子みたいな年下の」
「この部屋がこんなに熱いなんて初めてだな」
皆笑顔で私を見てる……
「隊長はいつも仕事ばっかりなんですから、たまには息抜いてください。」
「そーそーもうちょっと、素直になって焦りましょうね、隊長」
「逃げられてからだと遅いですよー」
「………経験者は語る?」
「ダマレ!」
皆………
「会いたいんなら、会いに行っちゃいましょうよ、隊長、サイトくんでしたっけ?」
「……なんで、お前ら名前まで…?」
黙り込んだ全員が、一斉に机に座る。
?
練習したかのように、同時に切ない溜息をつく。
「………サイト………」
え?
「って、毎日きーてりゃー、そりゃ分かりますって。」
……あまりのことに部屋から逃げ出した……
………………
でも……皆ありがとう。
52 :
3/10:2006/10/16(月) 01:56:17 ID:FABDVs/7
皆のおかげで、休暇が取れたら会いに行こう。
そう決めた。
……そう決めるだけで、毎日が楽しくなった。
休暇までの日数を数えるのが幸せで、
一日一日が過ぎていくのが、凄く良いことに思えてくる。
「アニエス、少しお願いがあるのだけれど?」
陛下だ……アレ以来いつも通りの陛下に戻った。
私もまた、いつでも謁見できるようになった。
「はっ」
もとより、私は陛下に忠誠を誓った身……思うところなど…無い。
「様子を見てきてほしいの、あなたが直に」
「どちらにでしょうか?」
とろけるように、優しく笑った陛下は
「水精霊騎士隊の訓練の進捗の調査よ、こっそりね?」
……えっ……
「どの程度進んでいるか見て分かる人間で、魔法学院に顔が利くあなたが適任でしょう?」
サイトに……あえ……る……の?
「嫌なら、他の人に頼むけれど?」
「いえっ、私が行きます、行かせて下さい」
「そう、よろしくね……そうね、3日に1回くらいで良いかしら?」
………そ、そんなに会いにいける……嬉しい嬉しい嬉しい
「じゃ、いつ始めてもいいから、報告だけよろしくね」
仕事をすべて急ぎで片付けて、次の日の朝には私は馬上の人だった。
53 :
4/10:2006/10/16(月) 01:56:49 ID:FABDVs/7
学園に着いたとき、馬がちょっと可哀想な事になってた……
すまん……
学園の人間に、世話を頼む。
丁度学園は昼休み。一応抜き打ちの視察だから、見つからないように隠れる。
でも、もし見つかったら……仕方ないな、うん。
はやる気持ちを抑えて、学院長に借りた鍵で、学園が見渡せる屋上に居た。
同じく学園長に借りた、魔法の道具でサイトを探す。
妙に周到な学園長だ。
学園をざっと調べる……居た……あ……
シエスタと食事をしていた……笑ってる……
サイトは……おいしそうに食事をして……
シエスタが嬉しそうに配膳して……
サイトは幸せそうなのに、おかしいな……胸が痛い……
その後もサイトは廊下を歩くだけで、女の子に囲まれる……
ミス・ヴァリエールと何かを話して………
放課後に訓練が始まる……ミス・ヴァリエールはずっと広場の隅に居て、
サイトを見て……サイトも……時々、そちらを気にして……
……風景が滲む………おかしい……な。
私は……冷静に、騎士隊の評価を……下して……
訓練が終わって、ミス・ヴァリエールがサイトに話しかける……
サイトも笑って答えて……一緒に……帰っていく……
私はずっと屋上で……それを見つめていた。
54 :
5/10:2006/10/16(月) 01:57:22 ID:FABDVs/7
行きの倍の時間を掛けて城に戻る。
陛下に報告する。
「ご苦労様アニエス、またよろしくね。」
……また……見に行くの……か。
「使い魔さんに会うの嫌かしら?」
「いえ、ではまた、行ってまいります。」
会いたいけど………見たくない……
陛下にはお見通しなのだろうか……
重い足取りで、部屋に帰る。
今日はもう眠ろう。
55 :
6/10:2006/10/16(月) 01:57:55 ID:FABDVs/7
それから、何度か視察に行く。
行く度に心が折れそうになる。
諦めよう。
そう思った。
手近な男を引っ張り込んで、サイトを忘れようともした。
でも、無理だ……
だって、サイトじゃない。
サイトに愛された部屋で、サイト以外に触られることに耐えられなくなって、部屋から放り出す。
毎日泣いた。
でも……数日すると姿だけでも見たくなって……学園に向かう。
そして、また帰ってきて泣いた。
陛下はいつもにこやかに、
『またお願いね?アニエス』
そう仰った。
仕事だから……サイトの顔を見に行く。
自分で見に行くつもりだった、昔の馬鹿な私を止めたかった。
ミス・ヴァリエールもシエスタもサイトに似合いだ。
歳も近くて、可愛くて、女の子らしい。
自分の馬鹿な望み……サイト……お前の側に居たい。
諦めるしかないのに。
……この部屋に今サイトが居ないのが辛かった。
仕事だってぼろぼろだった。
小さなミスはいくつもやった。
隊の皆は何も言わずにカバーしてくれた……
優しさが辛い。
大きなミスは陛下が……庇ってくれる。
『アニエスには今重要なことをお願いしているの、そちらは大丈夫よね?』
視察はもう断れない。
56 :
7/10:2006/10/16(月) 01:58:26 ID:FABDVs/7
馬鹿なことを考えていたせいだろう……馬鹿なミスをしてしまった。
学園から帰ろうという時に、馬小屋にサイトが居た……
「こんにちは、アニエスさん」
………サイトの声。
「来てるんなら、行ってくれれば良いのに」
……サイトの目が……私を見てる。
嬉しい……でも、だめだ。
私は振り向いて走り出す、
「え?アニエスさ〜ん?」
サイトの声が段々小さくなる……心が……サイトのほうに行きたがっている。
でも……一生懸命逃げる。
もし、今サイトに会ったら……私……
「何でいきなり逃げるんですか?」
サイトがあっさり追いついてくる、その手は背中に回されて……剣を握っている。
私とは比較にならないスピードで追いかけてくる。
急いで辺りを見回す……
あった。
何でも良いから、入り口を探していると、側に逃げ込めそうな建物があった。
駆け込んで中から鍵を掛ける。
「アニエスさーーん」
外でサイトの声がする……
辺りを見回す………始祖に祈るための礼拝所の様だった。
厳粛な空気が澄み渡っているような雰囲気に身が引き締まる。
建物の奥から足音が響いてきた。
「し、失礼、少し休ませてもらってもよろしいですか?」
建物の主だと思った。
「裏口開いてましたよ?」
……サイトだった。
慌てて外に出ようとする。鍵が掛かっていた。
誰だっ?鍵掛けたのっ。
急いで外そうとしている間に、サイトに捕まる。
「アニエスさん、様子変ですよ」
………お前のせいだ……
「ひょっとして………」
サイトが期待するような瞳で私を見る。
私は……何も答えない……体が……期待で小さく震える。
サイトが黙ったまま私を脱がせ始める……抵抗は……しない。
57 :
8/10:2006/10/16(月) 01:58:59 ID:FABDVs/7
私は信心深いほうではないけれど……こんな所で肌を晒すのは初めてだった。
しかも……相手は年下の少年。
背徳的な快感が……身体を駆け上る。
私が何も言わないのを良い事に、サイトは私の服を全て脱がせた。
「久しぶり……」
どこに挨拶しているんだ……胸を吸いながらサイトが呟いていた。
そのまま私を机に寝かせる……まだ外は明るい……
多分……サイトからは……
「……綺麗……だ」
……全部見えているはず。
「うそつけ」
目を逸らしながら答える。
サイトは何も言わずに、舌を這わせる。
その時……がちゃがちゃと鍵が鳴る。
っっ誰か……来たっ。
息を詰める。
「閉まってるな。」
「ああ、裏に回るか?」
「掃除だろ?このままさぼらねー?」
男子生徒が……数人……
「っっっっく」
サイトがまた舌を動かし始めた。
サイトのほうを見て、一生懸命首を振る。
(ダメ、サイト、人が居るっ、そとっ)
でも……サイトは気にせずに、私の一番敏感なところを吸い上げた。
「……あっ……っっっっ」
少し声が漏れる。
「何か聞こえた?」
「いや、別に?」
サイトを見つめるけど……止めてくれない……
(ダメ、サイト、止めて……お前以外に見られるのやだぁぁぁ)
楽しそうに、サイトが私で遊んでいる……
まるで楽器のように……音を出すためにあちこちを触る。
(イヤァァァァァ)
両手で胸とアソコを撫でられる。
声が……漏れる……必死で私はサイトの唇を貪る。
せめて……口が塞がるように。
白く染まっていく意識の外で、外の声を聞く。
「裏口も閉まってたよ」
「んじゃ誰か居るのか?」
「いや、先生が間違えて鍵掛けっぱなしだったんじゃないか?」
「呼んでくるか?」
怖くなった私はサイトに抱きつく。少し笑ったサイトが……手に込める力を強くする。
(だめぇぇぇぇぇ、声……でるっっっ)
限界はすぐそこだった、サイトに触られている……それだけで高ぶった。
「いいよ、もう帰ろう、掃除できる範囲は全て終了しましたってさ」
「なにそれ、詐欺くせー」
「うそじゃねーし」
声が段々遠くなる……
十分声が離れた時、サイトが……優しく撫でていた私を軽く抓り上げて……
私は大きな声を上げていた。
58 :
9/10:2006/10/16(月) 01:59:31 ID:FABDVs/7
息を切らしたままの私の入り口にサイトが自分のものをこすり付ける。
「だ、だめだっ、サイトすぐにはっ」
そのままサイトが腰を進める。
「やぁぁぁぁぁぁ」
いった直後の敏感な身体が悲鳴を上げる……
サイトが私の口を塞ぐ……私と違って唇で。
おかしいくらい感じすぎている私の湿った音が、礼拝堂に響く。
声が良く通る作りだから………私のいやらしい音が……
(いやぁ、聞きたくない……聞きたくないよぉ)
快感に焼かれる身体が、耳まで犯されている錯覚を覚える。
「何か響いてますね、アニエスさん」
サイトが嬉しそうに……耳元で囁く、サイトの声が……息が……
私をさらに高めていく。
「いやらしいですね」
……サイトに……キラワレル?
「やだぁ、やだやだやだやだぁぁぁ、いわないでぇぇぇ」
力の入らない手で、サイトを止めようとする……
「俺で感じてるんですよね?」
(うん、そう……サイトで……弟みたいな子で……感じてるの)
口に出せない思い……
「大好きですよ」
サイトの腰が強く動き始める。
「あぁぁぁぁっぁぁああああああ」
もう何も考えることも出来なくて……
サイトが満足するまで、私は何度もいかされた。
59 :
10/10:2006/10/16(月) 02:00:03 ID:FABDVs/7
力尽きて私の上で眠るサイトに、マントを掛ける。
もうとっくに日は暮れて……辺りは真っ暗だった。
足元には恥ずかしい水溜りで……跡が残ったらどうしよう。
満足した笑顔のサイトを見て、小さな決心をする。
翌日
「あら、アニエス、昨日は学園でお泊り?」
……何もかもばれている気がするけど。
「水精霊騎士隊の訓練の一部を定期的に城行うことを具申いたします。」
「そうね、賛成よ。彼らもわが国の騎士ですものね、あなたに任せるわ、アニエス」
………これで……定期的にサイトに会える……ミス・ヴァリエールもシエスタも抜きで。
道は長いけれど……出来ることをがんばろう………
ひょっとしたら……何かの間違いで………
ほんの少しの可能性で……
サイトが……私を選んでくれるかも……しれない……し。
陛下の許しを得て、少し前向きに成った私は、これからの戦略を練る……
凄く楽しくて……幸せだ。
アニエスが立ち去った部屋で、うっそりと話しかけるものがあった。
「少し迂遠ではありませんか?」
「そうかしら?マザリーニ」
「私ならもう少し他の手を考えます」
「これが楽しかったのよ、それに……ね」
「はい」
「使い魔さんでは王にはなれませんもの、誰か……身近な者の夫が最適なの」
「……それで、銃士隊隊長の?」
「えぇ、それに……」
「?」
「アニエスは大切なお友達ですもの、幸せになってほしいわ」
「……えー次にあの船の件ですが」
「使い魔さんを使えば、いくらでもやりようは有るでしょう?」
「承知いたしました」
……王宮は魔窟だった。
続きそうですが、終わる。
アンリエッタがやたらと怖くなった……おかしい。
テファもルイズもアニエスも好きなのに、何でこういう事になるんでしょう?
好きな子いじめる、小学生タイプ?
……自分に愛されるのだけはごめんだと思ったよ。
つぎはもっと明るいの行きます。前640の続き黒くするつもりなので、あれ以外で。
………あれを明るく仕立直しかもしれませんが、なんにしてもまた。
いつもながら見事なお手前
この姫様は本っ当に黒いな!だがそr(ry
アレの続きも黒くなるのか・・・幸せそうな終わり方だっただけに怖い(((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
>>48 夜に続きを書くと言ってたから今まで待っていたがどうやら騙されたようだ
>>60 GJ!!
最近自分の中のアン様が壊れていくよwww
ういんぐ氏&261氏 GJです。
>>44 初スレから居る私ですが、それはある意味正解です
保管庫でしか読めない話があるのですよ確かに!
保管庫にしか書いていない職人さんもいますから
それに携帯から読みやすくなってるみたいです
(オイラは携帯から見ないから良くわからないけど)
>>49 261氏の貢献度や職人さん方の貢献度は当然として、
そして最後にもう1人……。記すことさえはばかれる……。
になった人の保管庫への貢献度も無視できないですね
前の保管庫から見ていますがカウンターの勢いは明らかに
あの あたりから上がってますし
スレにいないのに 非エロでも カウンターの数が物語ってます
***の作品が読めるのはジャンプだけ 効果も否定できない
今思えば、なんであんなに荒れちゃってたのかなぁと思うし
ういんぐ氏のような新規の職人さんのためにも反省しないと
折角 新スレになったことだし と思う今日この頃
自分でも何か書いてみたいなぁとも思える そんな雰囲気がいいな
城での訓練が前日に迫るたびに浮き足立って隊員にからかわれてでも満更でもなくて
サイトが城に来るたびに部屋に引っ張り込んで激しく一晩中して翌朝足をふらつか
・・・・・・・・・・・・おつかれさまでした。
アニエスに萌えた!
やばい、アニエスにめっさ萌えたw
すばらしかった。
でもたまには性格改変くらってないアン様がみたいw
イヤでも待って?
このアン様最後に言ってたこと考えるとつまりその……サイト咥え込みたがってるわけでね?(好きとかそんな可愛いモンじゃねえ)
その内王命でアニエスに見張りさせつつアン様がサイトをあれこれこうね?するんじゃないかな……って。
原作でも「女」であるから誰かのぬくもりが
恋しい夜がある、と言っていたからねアン様
今日は休みだったから今起きた
投下されたものを一気に読んだ
アニエスに萌え死にそうになり
アンリエッタに震えが走った
GJ!
保管庫の更新をチェックした
思わずワショーイで吹いた
さすがに不憫だと思った
また今夜来る
楽しみだ
待ってるぜ。
誰かキュルケとタバサの百合ぎみのSS書いてくださいませ。
需要は結構あるはず。
72 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/16(月) 18:32:29 ID:eWKHI4jQ
73 :
943:2006/10/16(月) 20:39:41 ID:G0UbttTT
前スレの943(9巻探して町田を探し回って惨敗したやつ)です
今日大学が終わってからまた探そう思ってたんですけど・・・・・・・・
大学にいったら
大学内の有隣堂で売ってた・・・・・・・・・・・・・・・
74 :
261のひと:2006/10/16(月) 20:49:08 ID:FABDVs/7
昼間唐突に思い立った、短いの投下……
でも、たぶん投下すると、みんなの見る目が変わる気がする……勢いのみで書き上げたですよ。
75 :
1/5:2006/10/16(月) 20:49:44 ID:FABDVs/7
わははははははははははは、げほっげほっげほぉ。
僕はやった、ついにやり遂げたぞぉぉぉぉ。
女王が列席することになったため、急に厳重になった警備の穴を付き……
スレイプニィルの舞踏会から、今、脱出!!
くっくっく、あーっはっはははははは。
本来トイレに行くのすら、係の者を通さねばならぬ厳重無比の舞踏会より。
一年を掛けた研究と、ギーシュの使い魔がモグラだという幸運。
もうこれは運命!!
運命に助けられた、僕マリコルヌが達成した偉業を見よぉぉぉぉぉ。
76 :
2/5:2006/10/16(月) 20:50:15 ID:FABDVs/7
「すまない……マリコルヌ、僕は……『プラン』に協力はする……だが参加できない。」
「なぜだっ、ギーシュ、一年前のあの誓いは……あの思いは……まさかっ、おまえっ」
……戦慄が走った。
「……ギーシュお前……『卒業』……したのか……?(血涙)」
「……すまん」
「お、お前だけはぁぁぁぁ、信じていたのにぃぃぃぃぃ。」
殴りかかる僕の一撃を甘んじて受けたギーシュは、
「協力はする……条件付で」
「……なんだっ?」
この場に居る一同……『プラン』に賛同する男子生徒達が問う。
「まず、モンモランシーを『プラン』の対象から外すこと」
―――― 一同がざわめく
「不許可だ!!」
「では、協力は出来ない、密告はしない、だが……ヴェルダンデ無しでどうするのか……見せてもらおうか?」
「くっ、足元をみやがってぇぇぇぇ」
「もう一つだ」
…………全ての音が止まる………
「わが親友、サイトの為、ルイズも……」
「まてぇぇぇぇぇぇ、それはぁぁぁぁぁ」
「キュルケか?キュルケ一択なのかぁぁぁぁ」
「タバサ、キュルケか?」
「このっ、ロリコン野郎ぉぉ!!」
「しかし、問題はないっ」
絶叫が辺りに溢れる。
「ならばっ!!僕の協力は無いものと思ってもらおう!!」
「くっ、ギィィィィィシュ、貴様ぁぁたった……たった一年で……そこまでっ」
「好きに言うがいい、だが僕の条件はかわらないっ」
僕達は結局ギーシュの言いなりになった……
最も……甘いぞギーシュ、どうやって条件が守られているのか確認するんだ?
追記・舞踏会後毎日モンモランシーの元にギーシュのラブレター(試作品)が届く手配が終了している。
これは、ギーシュの部屋のゴミ箱から回収されたもので……宛名が全て別人宛だ。
数週間は続くであろう量だった。
しかし、最大の難関はそこではなかった。
「わりっ、俺も『プラン』不参加な?」
「なぁぁぁっ、なぜだっっっ」
「いや、舞踏会で女の子と約束しちゃって……」
<成敗>
「ぎゃぁぁぁぁぁあ」
……その後も参加者はどんどん減り……僕だけになった。
77 :
3/5:2006/10/16(月) 20:50:47 ID:FABDVs/7
息を潜め、自分の部屋を目指す……教師の巡回の時間は把握済みだが……
何事にもイレギュラーはあり……失敗は……許されない。
全神経を集中させる……今や羽のように軽い僕の身体を操り、自分の部屋に入る。
そして……
イィィィィエッフゥゥゥゥ訳の分からない雄たけびを上げながら……
冒頭の笑い声へと繋がった。
78 :
3/5:2006/10/16(月) 20:51:19 ID:FABDVs/7
僕の部屋に、静かに佇む影があった、明かりを灯す。
細い綺麗な女の子。
ルイズ・ド・ラ・ヴァリエール。
黙っていれば学院内屈指の美少女が、今!!!僕の部屋にっ。
「まっていたわ……マリコルヌ」
可愛い声………思わずその場でゴロゴロ転がりたくなる。
(悪かったね、少し立て込んでいて……)
「酷い……早く会いたかった……」
ルイズがドレスに手を掛ける。
「脱がせて」
(あっ、あぁ……今……)
「好き、マリコルヌ。愛しているわ」
(ぼ、僕もだよルイズ)
からからに渇いた喉を意識しながら、ドレスの紐を解く。
恥ずかしそうに、身をよじるルイズ。
(はぁはぁはぁはぁ……もぉがまんできなぁい)
「ルイズゥゥゥゥゥゥ」
僕の喉からルイズの声が飛び出し……僕は鏡に突っ込んだ。
79 :
4/5:2006/10/16(月) 20:51:54 ID:FABDVs/7
「よ、よかったぁぁぁ割れてない」
この日の為に買った、大き目の姿見。
割れてたら手鏡とかで……それも良いな、後でだ。うん。
一年前の舞踏会終了後、有志の一年によって結成された『プラン』実行委員会。
その最後の一人たる、マリコルヌ。つまりこの僕っ。
根性無しどもがっ、この幸せを棒に振りやがって。
今からの幸せを考え、顔が緩む。
はぁぁぁぁっ、鏡の中のルイズがぁぁぁぁぁいやらしく笑ってるぅぅぅ。
くぅぅぅぅぅぅ、いいねぇ、今のもう一回行って見よー。
くはぁぁっぁ、もう僕今のだけでも………
ち、違う、ルイズ恐ろしい子。
メインディッシュはこれからだ、この僕を惑わすなんてっ。
鏡を見ながら、ルイズの胸を触る……
有るか無きかの大きさだが……
やわらかぁぁぁぁぁあああぃぃぃぃいいい
ふにふにと触る、揉む、擦る。
くぉぉぉぉ、気持ちいぃぃぃいい。
そしてぇぇぇぇ、鏡の中のルイズたんは、
一生懸命おっぱい揉んでますよぉぉぉぉ、おっきくなると良いねー。
しかも、頬がちょっと赤いっぃぃぃぃぃ。
うあぁぁぁぁぁ、僕、もう……死んでいい。
うん、死んで良いよな?
キュルケとルイズどっちにするか悩んだんだけど、キュルケのヌードは一度見てるし、何度もイメージで使用済みだし。
新境地開拓に挑んでほんっと良かった。
無心で胸を揉む、
「ねぇ、マリコルヌゥ、さわってぇ」
「きもちいいよぉ、まりこるぬぅ」
「だぁぁぁいすき、まりこるぬぅ」
の、脳が、脳が……大変なことですよ。
ルイズたんは、ルイズたんは、ゼロのルイズでも……
「るいずはいけないまほうつかいなのぉぉぉ」
あぁぁぁぁ、いっちゃう、マリコルヌいっちゃうよ。
はぁぁぁぁ、まだだ、まだ終わらんよっ
いよいよ……今日の最終目標の第一段階……
80 :
5/5:2006/10/16(月) 20:52:26 ID:FABDVs/7
僕はおもむろに立ち上がり、目を閉じる。
そのまま手探りで服を脱ぐ。
き、緊張する……
ぜ、全部脱げた……
座りこんで……足を最大限開く。
い、いくよ……パパ、ママ、マリコルヌは今から……大人になります。
遠くのほうで何か歓声が聞こえる……
世界も僕を祝福している。
さあ、目を開こう。
………見慣れたものが見えたショックでマリコルヌは気絶した。
後日、事の真相を知ったマリコルヌがジョゼフに殺意を抱いたり……
ルイズを見るたびに怯えるようになったのはまた別のお話。
9巻読んでない人置いてきぼり。ごめんなさいっ。
むー思いついた直後のテンションで書けたらもっと面白かったと思う。
仕事中は無理だっ。
でもあれ、絶対抜け出す奴とか、物陰で触りまくる奴続出だよなぁ……
あー、なんかヤッチャッタ気がしますが……次からいつもどおりに戻りますねっ、ではっ
あんたにただ一言、この言葉を送ろう。
アホーーーーーーーーーーーー!!!!!wwwwwww(誉め言葉
ちくしょう、原作読んでない(というか漫画とこことキャラスレしか見てない)俺には分からんネタだぜorz
だがそのテンションの高さにツボったw GJ!
こんなお馬鹿なネタもいける人なのねー、てっきりほのぼのと見せかけた鬼畜メインな人だとばかり(ry
あと
>このっ、ロリコン野郎ぉぉ!!
茶吹いたw
なんかすごいいい意味で死ねばいいのにって伝えたい。
85 :
205:2006/10/16(月) 23:05:34 ID:HXzZuVLB
投下
疲労に重くなった体を地面に投げ出したまま、才人は頭上に枝を広げる木々の隙間から、黄昏に染まった空を見上げていた。
朝から夕方まで一日中走り通しである。ガンダールヴの力があろうとなかろうと、これで疲れないはずがない。
才人は今、トリステインとガリアの間に横たわる広大な山脈の中にいる。
ガリア王都に至るまで十日ほど、ほとんど人が踏み入らない深い山の中をひたすら走り抜けるのである。
春先ということもあって、道とも言えぬ道は歩くことすら困難なほどにぬかるんでいた。
そんな中を、才人は重い荷物とタバサの体を抱えて走ってきたのだ。
暗くなる前に野営の準備をするべきだというタバサの勧めに従って立ち止まったときには、もうほとんど体力が残っていなかった。
それでもかろうじて兎を二羽捕まえて、今に至る。タバサは焚き木を組んで野営の準備をしたあと姿を消していた。
「生きてるかい、相棒」
デルフリンガーが声をかけてくる。才人は「なんとかな」と返して、ため息を吐いた。
「ここまでしんどいとは思ってなかった」
「ほとんど休んでねえからね。俺の見たところじゃ馬より長く走ってるぜ、相棒」
「明日はもうちょっと休みいれながら行こう」
げんなりしながらそう言って、才人は周囲を見回した。
山の中らしく、周囲は見渡す限り木々に覆われていた。そんな中で少しだけ開けた場所を見つけて、今日の寝床とした訳である。
タバサの準備はこういった面でも完璧だった。
一見すると、この場所の周囲には障害物など何もないように見える。しかし、実際には木々の間にロープが渡され、それに魔法の薄布がかけてあった。
これは以前ギーシュが才人の銅像を隠しておくために用いた布と同じような品で、
周囲の景色に合わせて模様を変化させる布だった。つまり、ここは外からは見えなくなっているのだ。
さらに、狼や熊などの獣が嫌がる臭いを発する香を微風に乗せて周囲に流しており、そういった危険な獣が近寄らないようにしてある。
頭上には弱い風の結界が張ってあり、雨を防ぎ焚き火の煙を散らしてくれるようになっていた。
タバサによるとこれらは全てドットレベルの魔法らしく、一晩寝れば精神力が回復する程度に計算して使っているとのことだった。
「全く、シャルロットは準備がいいよ」
焚き火を見ながら才人が呟くと、デルフリンガーがからかうように言った。
「どっちかっつーと相棒が何も考えてないだけだけどね」
「うるせえ、今回の俺は肉体労働専門なんだよ」
才人がそう言い訳したとき、不意に景色の一角が揺らいだ。魔法の薄布を小さくめくり上げて、タバサが戻ってきたのだ。
「どこ行ってたんだ」
起き上がって迎える元気もなく、寝転がったまま才人が訊くと、タバサは黙って小さな籠を持ち上げた。
籠の縁から、様々な種類の山菜が顔を覗かせていた。
「今夜のご飯」
才人は感嘆の息を吐いた。
「すげえなシャルロット、食べられる草の種類とかまで知ってるのか」
さすがに読書家は違う、と感心する才人に、タバサは黙って首を振る。そして、紙束を放り投げてきた。
慌ててそれを受け取った才人が紙面に目をやると、そこには様々な山菜の図と、その解説らしき文字がぎっしりと書き込まれていた。
「シエスタからの贈り物」
「シエスタから、か」
紙束を一枚一枚めくりあげながら、才人は微笑を浮かべた。
山中を踏破すると聞いて、才人の健康状態を心配したのだろう。
精密な図とその脇にびっしり書き込まれた解説文から、シエスタの心遣いが滲み出しているようであった。
最後の紙には「ヨシェナヴェ」のレシピらしき物が書いてあって、
その隅にはデフォルメされたシエスタが人差し指を立ててウインクしている絵が描かれている。
「『疲れててもちゃんと食べなきゃ駄目ですよ、サイトさん』とか書いてあるぜ」
「やれやれ、お見通しって訳か」
シエスタのこだわりに才人が苦笑しているのを横目に、タバサは無言で夕食の支度を始めていた。
荷物袋に詰め込まれていた小型の鍋を取り出し、材料を準備し始める。
「手伝おうか」
才人はそう申し出たが、タバサは首を振った。
「休んでて」
こういう場面で女の子だけ働かせるのは何とも居心地の悪い気分だったが、実際疲れきっていたので、才人は結局タバサの言葉に従うことにした。
任務の途上で野宿することも多かったのだろう、タバサはこういうことには慣れているらしかった。
あっという間に兎の肉と山菜が詰まった鍋が用意され、焚き火の上にかけられる。
鍋が煮立つくぐもった音と共に食欲をそそる匂いが漂い始める頃には、才人の疲労も幾分かはマシになっていた。
走り通しで力が空になった体はほとんど暴力的な勢いで食物を求めており、才人はその欲求に任せるままに「ヨシェナヴェ」をかっ込んだ。
「ごちそうさまでした」
空になった器を置いて、才人は地面に寝転がった。そうしてからふとタバサの方に目をやると、彼女はまだ最初に装った分も食べきっていなかった。
あまりに腹が減っていたために、自分一人だけで食べてしまっていたらしい。才人は慌てて身を起こした。
「悪い、俺一人でほとんど食っちまったな」
「いい。あんまりお腹空いてないから」
かすかな微笑を浮かべて、タバサが答える。才人はほっと息を吐いてから、からかうように笑った。
「駄目だぞちゃんと食わないと。そんなんじゃ育ちが悪くてルイズみたいに」
そこまで言って、才人は口を噤んでこわごわ周囲を見回した。タバサが首を傾げる。
「どうしたの」
「いや、あいつのことだからどこかで監視してるんじゃないか、なんて。いやまさかな。いる訳ないよな。いない、よな」
何となくありえなくもないような気がして才人が周囲を見回し続けていたとき、不意にタバサが口を開いた。
「お兄ちゃん」
「なんだ」
振り向くと、目が合った。タバサは、眼鏡の奥の瞳に真剣な色を浮かべて、まっすぐにこちらを見つめていた。
「訊いてもいい」
「ああ」
タバサの雰囲気に押され、才人は居住まいを正した。タバサは一瞬だけ迷うような間を置いてから、一息に訊いてきた。
「ルイズのどこが好きなの」
直球である。予想もしなかった質問に、才人の思考が一瞬停止する。
「いきなり何だよ」と笑い飛ばそうとして、失敗した。タバサの表情は相変わらず真剣そのものだった。
「えっと」
誤魔化すように顔を背けて頬を掻きながら、才人は横目でタバサの顔を盗み見る。静かな迫力を湛えた瞳は、少しも揺らいでいない。
こういうときいつも茶化してくるデルフリンガーは、何故か沈黙を保っている。
(この野郎、楽しんでやがるな)
後で岩にぶつけてやる、と固く心に誓いながら、才人はタバサに向き直る。
「ルイズのどこが好きか、か」
タバサは無言で頷いた。才人がルイズを好いていることには、何の疑いも持っていないらしかった。
まあ事実なのだから今更隠すこともないな、と思いつつ、才人は内心首を捻る。
(どこが、ねえ)
唐突に、しかも他人にそんなことを訊かれて、才人は数秒ほども考え込んでしまった。
ルイズのことが好きだというのは才人の中では既に分かりきったことで、何故好きなのかという理由など深く考えたこともなかった。
しかし、折角だからこの機にルイズの魅力を再確認するのもまあ悪くはないと思い、才人は思いつくままに喋り始めた。
「ルイズな。こうやって改めて思い返してみるとさ、あの女ってばホントに性格悪いよな。
我がまま、高慢ちき、人使い荒い、すぐに勘違いする、んでもって暴走する、
雰囲気読めない、ヒス持ち、人の切ない部分を実に乱暴に扱う、その上」
貧乳だし、という言葉を、才人は口から出る寸前で飲み込んだ。その辺りはルイズと大差ないタバサに気を遣ったのである。
そのタバサはと言うと、好きなくせに欠点ばかりが口を突いて出る才人のことを、少々呆れた様子で見つめていた。
「でもなあ」
才人は苦笑しながら頭を掻く。
「そんな奴なのに、何でだか惹かれちまうんだよな」
「どうして」
タバサが少し強い口調で訊いてくる。どうしてもその部分が知りたいらしい。
前より親しくなったとは言え、あくまでも他人でしかない男の嗜好を何故そこまで聞きたがるのか、才人は少し不思議に思う。
(まあ、女の子ったらコイバナ大好きな生き物だしな)
そうやって自分を納得させてから、才人は目を閉じてルイズの姿を思い浮かべた。
見慣れた澄まし顔に、見慣れた怒り顔。ほとんど見たことがない素直な笑顔、そして、もう二度と見たくない泣き顔。
今まで幾度も目にしてきたルイズの多彩な表情が、次々に浮かんでは消えていく。才人の口元に、自然と微笑みが浮かんできた。
「顔が可愛いとか、そういうのももちろん否定はしねえ。たまに、ほとんど気まぐれみたいに優しくなるのにどきどきすんのも確かだ。だけどさ」
才人の目蓋の裏に、今まで以上に鮮明に浮かぶ像がある。
それは、ルイズの背中だった。
堂々と胸を張って、目の前の困難から目をそらすことなく、どんなときでも歯を食いしばって真っ直ぐに前を向いている、ルイズの背中だった。
そんなルイズの姿を思い浮かべるだけで、才人の胸に熱い何かがこみ上げて来るのだ。
(ああ、これなんだな)
その思いを噛み締めながら、才人はゆっくりと頷いた。
「ルイズは、魔法が使えない。よくそのことを馬鹿にされてるし、本人だって凄く嫌に思ってる。魔法学院なんて場所じゃなおさらだ。
公爵家なんてお偉いさんの娘なんだ、魔法なんか使えなくたっていいって言って、家に引きこもってたって困りはしねえだろう。
だけど、ルイズはそうしなかった。ヤケを起こして投げ出したりしねえし、自分には才能がないとか言い訳して、ふてくされたりもしねえ。
何度やってもどれだけ頑張っても魔法が出来ないって現実に打ちのめされて、落ち込んで、それでもあいつは諦めなかった。
正直、凄いって思うよ。ここまで一途に頑張れる奴を、俺は今まで見たことがない」
そこに、何者にも侵しがたい誇りのようなものを感じたのだろうと、才人は今更ながらに実感した。
「まあ結局、俺はルイズの誇り高いところが好きなんだってことになるのかな」
そうまとめた後で、才人は苦笑した。
「って、さっき高慢ちきだとか何とか言っといてこの結論じゃ、訳分かんないよな」
「そんなことない」
タバサはゆっくりと首を振る。才人は笑った。
「そうか」
「うん。よく分かった」
タバサは静かに目を閉じ、どこか寂しげにも感じられる微笑を浮かべて、もう一度言った。
「すごくよく、分かった」
90 :
205:2006/10/16(月) 23:12:54 ID:HXzZuVLB
しますた。ではまた次回。
わぁい!
>>81 うはははは GJ!
よもや、マリコルヌが主人公の話が出てくるとは思わなかったw
是非またやってくれ
>>90 乙!次も楽しみにしてるよ
95 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/17(火) 01:15:15 ID:qNjKPHi2
ageてもうた。すんません。
97 :
261のひと:2006/10/17(火) 01:44:33 ID:EbOQI9el
スレイプニィルの舞踏会ネタ、第二段行きます。
結構面白い設定なので、もう一本かいてみました……が、
……ま、いいか、一皮剥けた自分を見てっ。
98 :
1/7:2006/10/17(火) 01:45:04 ID:EbOQI9el
「私……復讐がしたいんです。」
ルイズ・ド・ラ・ヴァリエール。憎い……
「あの人に近づくだけで……」
「皆さんご存知?ヴァリエール先輩、昔公衆の面前でサイトさまを犬呼ばわりしたとか……」
「わたくしも、聞きましたその話……」
水精霊騎士隊の副隊長にして、7万の軍勢を一人で止めたとまで言われるシュヴァリエ・サイト。
戦争に行く前までは……でも、手柄を立てて帰った途端……
「あんまりだと思いません?」
「サイトさまもお優しすぎです。いつも笑って受け止められて。」
「……でも、そこが……」
「あのお年で、シュヴァリエなのに、驕った所が無くて……」
ここはサイトさまをお慕いする、一年の小さな集い。
……ヴァリエール先輩の評判は凄いことになる。
「先輩って……先輩らしくありませんわよね」
「胸とか?」
「ひっどーい、わたくしそこまで申しません、全部ですわ」
「ねぇ……皆さん、復讐しません?」
もう一度、少し大きい声で。
私はケティ、ちょっと年上好きの1年生。
99 :
2/7:2006/10/17(火) 01:45:35 ID:EbOQI9el
「いやだ、ケティ復讐なんて……物騒な」
「皆さんお忘れ?もうすぐ……スレイプニィルの舞踏会です。」
……いっせいに黙って、なにやら考えをめぐらせ始める。
「ヴァリエール先輩に化けて、なにかする?」
「10人くらいでヴァリエール先輩になって、一斉に脱ぐとか?」
「いいわねーそれ」
「いいえ」
大きな声を出して、視線を集める。
「先輩そのものに手を出しても、面白くありません」
皆が不思議そうな目で私を見る。
「誰か一人がサイトさまに化けましょう」
「まぁ、素敵!!」
「それで?どうするの?」
取って置きの情報を公開する。
「今回の舞踏会の会場から、寮まで秘密の地下通路があるというお話です」
ギーシュ先輩が得意げに話していた。
「まぁ……それで?」
「サイトさまの身体を調べて……こんなこと知ってますわって」
キャ――――――――――
皆一斉に騒ぎ出す……
「皆さん、これは復讐ですもの、はしたない期待なんてしてませんわよね?」
「勿論よ、ケティ」
「そうね、仕方ないことですもの」
「いやいやですわ、本当ですよ?」
当日が楽しみ
100 :
3/7:2006/10/17(火) 01:46:08 ID:EbOQI9el
メンバーのうち二人ほどをサイトさまにして、寮に忍び込む。
前もって片付けておいた部屋で皆集まる。
「用意は?」
「ばっちりです」
スケッチを取る用意や、舞踏会中ここに居られるように、飲み物や食べ物も……
「さて、サイトさま?」
「はい?」
「だめよ、サイトさまですもの、もっと素敵にお返事してくださらなきゃ」
「なんだい?ケティ。」
中身を知っているだけに笑いがこみ上げてくる。
「ご、ごめんなさい。普通で良いわ、脱いでみて」
ニヤリと笑うとサイトさまが脱ぎ始める。
もう一人のサイトさまも向こうで他の子に囲まれている。
上着を脱ぎ捨ててた途端に、皆が一斉に息を呑む。
「き、傷だらけ……」
「これなんて……死んでしまいそう……」
「……わたくし、実はちょっと疑ったたんですけど………」
紛れも無く、英雄の裸。歴戦の勇者の身体だった。
「………これだけの戦いをしながら……」
「えぇ……帰ってきて、あんなに優しくて……」
「素敵よね…………」
みんなの目が熱っぽくなっていく。
サイトさまが、自分の身体をしげしげと見ている。
「うわ、こんなところまで傷が」
「どっ、どこですの?」
ズボンをずらしながら、サイトさまが……
はしたないことに、皆が一斉に身体を乗り出していた。
サイトさまが少し調子に乗って、ゆーーーっくりズボンをずらしていく。
一斉に息を呑んで、注目する……
全部見えた。
キャ―――――――――――
皆が目を覆う、注目はしているけれど、見ていないふり。
「み、みなさん、そのっ、嗜みをもって……」
見られるほうは恥ずかしいみたいサイトさまが、赤くなって注意を……
「あぁぁぁぁ、うごいたぁぁぁぁ」
「えっ、どれ?どれ?」
皆が注目すると、サイトさまがソコを隠す。
「ちょ、手どけなさいよっ」
「じゃまよ、貴方」
みんなの目の色が変わっている。
私はそっと後ろに回りこんで、羽交い絞めにする。
「きゃぁぁぁぁぁ、やめてケティ、これ恥ずかしいの」
サイトさまが叫んでいる……ゾクゾクする。
「ナイス、ケティ」
サイトさまの身体に密着してる……役得よね。
うっとしとしていると、誰かが言った。
「あー見てるだけで、大きくなってくる〜」
101 :
4/7:2006/10/17(火) 01:46:42 ID:EbOQI9el
「や、やめて……お願い……やめてぇぇぇぇ」
サイトさまが叫んでる……
「止めるはず無いじゃない?」
一人づつ片足の上に乗る。
「ケティ〜お願い、止めてよー」
サイトさまがこっちを向いて……思わず唇を重ねる。
「サイトさまにファーストキス上げちゃったぁ〜」
「あーズルイ、ケティ〜私も〜」
皆一斉にサイトさまに圧し掛かる。
「んんんんん〜〜〜〜」
次々と重ねられる唇に、目を白黒させて暴れるサイトさま……
でも多勢に無勢、本物ならともかく、一斉に体を押さえられていては、どうしようもない。
「あーキスしてると、ヒクヒクしてる〜」
また誰かが気づいた。
「サイトさま〜、気持ち良いんだ〜」
涙を浮かべたサイトさまが、イヤイヤをしている。
「お願いよぉ、もう……止めて……ねぇ、もうういいでしょう?」
……サイトさまの声で哀願されていると……止まらなくなる。
「ねぇ、代わって」
私は手を押さえるのを止めて、前に回る。
「ケティ?」
サイトさまにソレに手を添えて、昔見た本みたいに、上下に擦る……
「こう?」
「ちょ、だめぇぇぇケティ、ソレなんかヘン……だめっ」
合ってるみたい……ちょっとづつスピードを上げる。
「いやっ、だめぇぇぇぇぇ、ケティ、ケティケティィィィィ止まってぇぇっぇ」
悲鳴を上げているけど……これから何か出るのよね?
その様子は無い。
手を止めると、サイトさまが一息吐く。
皆は不満そうに見ている。……自分でやんなさいよ……嘘、こんな楽しいこと譲るもんか。
「ねぇ、サイトさま、どんな感じ?」
皆が何かを期待して、一斉にサイトさまを見る。
「えっ……」
「答えなさいよ、言わないと……ケティがまた……」
人を脅しに使うな
「……その………良く分からないけど……そのっ御トイレ行きたい様な……」
「どこを触られると?」
私はあえて聞く
「えっ……どこって……そこ」
面白いことを見つけた……
「どこかしら?」
さっきより強く握って、早く擦る。
「ひゃぁぁぁぁ、そこ、そこよぉぉぉぉ」
「ソコじゃ分からないわよね?」
皆に同意を求める。
ニヤニヤ笑いながら皆一斉に認めた。
「そうよねぇ、ソコじゃ、どこだか……ねぇ」
「ここかもしれないしねぇ……」
「やぁぁぁぁぁぁぁ、ソコっ、だめぇぇぇぇぇ」
硬さが増してくる………
手を止める
「え…………」
サイトさまも、皆も呆然としている。
「ケティ……なんで?」
「ねぇ……サイトさま、どこが良かったの?」
102 :
5/7:2006/10/17(火) 01:47:14 ID:EbOQI9el
サイトさまはモジモジしていた……
「その……ケティ………」
サイトさまの息が整うのを待って、また擦る。
「やぁぁぁぁぁぁっぁ」
止める
「え?」
「イヤ、なんですよね?」
「う……あ……あぁ……」
赤い顔をしたサイトさまを見て、皆納得する。
「嫌なら仕方ないわよね、ケティ」
「そうね、仕方ないわ、皆、観察に集中しましょう?」
そんなことを言いながら……皆良く見ると、こっそりあちこちを、そっと触っていた。
「ひいぁぁぁぁっ、だめ、背中ぁぁぁ誰っ、やん、胸もだめぇぇぇぇ」
サイトさまが限界……そう思ったころに、皆手を引く。
「え?」
「ねぇ、サイトさま?どうしてほしい?」
息を呑む、私達がどうして欲しいか、皆がなにを聞きたいか、理解したようだ。
もう一押し
「ねぇ……今、貴方サイトさまですもの、恥ずかしいことはないのよ?」
「え?そう……かな?ケティ」
「そうよ、サイトさまが恥ずかしいの、貴方は?」
「……そうよ……ね」
もう一度強くソコを握る
「ひゃん」
「ねぇ、サイトさま……どうして欲しい?」
「………触って」
小さな声……皆動かない、
「……触って………」
もう少し……
「さわってぇぇぇぇぇえ」
限界ね。
一斉にみんなの手が伸びる。
「あぁぁぁぁぁ、気持ち良いよぅ」
あえて柔らかく握りながら、ゆっくりと動かす
「ケ、ケティ……」
「なぁに?サイトさま?」
「……もっと強く……」
「何を?」
「……もっとぉ……もっとオチンチン触ってぇぇぇぇ」
皆の手がソレに触発されたように、強く動き出す。
……多分……本当に触発されている。
ついさっき、本当に英雄だと……そう感じた身体が、今は自分達の思い通り。
サイトさまが居る筈なのに。
……皆女だという倒錯した意識が、皆を大胆にする。
「やぁぁぁっ、何か……っっっるぅぅぅぅぅ」
サイトさまから白い液体が飛び散る……
これが……
「ふーん、こうなるんだぁ」
「あ、まだかたぁい」
握ってた私の手にもついてる……
「ヘンな味」
ふと、直接舐めてみる・
「きゃあぁぁぁぁぁぁ」
あら?いい反応。
「今のっ、今のなにぃぃぃぃ」
サイトさまが暴れていた。
「……目隠し」
いつの間にか皆私に従っていた。
サイトさまの顔に、枕が押し付けられた。
103 :
6/7:2006/10/17(火) 01:47:45 ID:EbOQI9el
「今の何?止めて……怖いよっ、何かヘンだったよぅ」
みんな喉の奥で笑いながら、私を見つめている。
皆の期待を受けて……反応を見ながら舌を……
「やぁぁぁぁぁっ、またぁぁぁぁっ。」
根元から先まで……先が一番反応良いわね。
「何……なんなのぉぉぉぉ」
誰ともなしに、皆サイトさまを舐め始める。
「いやぁぁあ、なっなにぃぃ、今度っ全身っっっ、これっ何っ」
訳も分からないまま、全身を押さえつけられたサイトさまが全身を舐められる。
……私も……一番反応の良かった先っぽを咥えた。
「ひゃぁぁぁぁぁっぁ」
あら?
「オチンチンがっオチンチンがぁぁぁぁ」
咥えたまま口の中で舌を動かす。
「やんっ、だめぇぇぇぇぇ」
皆も休んだりしない、サイトさまの身体が皆の唾でテラテラ光ってイヤラシイ。
何人かは自分で自分を慰めて……あら、女同士でキスしてる子もいた。
私も……じっとりと濡れていた。
また出るかな?ストローのつもりで吸い上げる。
「やぁぁぁぁぁ、だめぇぇぇぇ」
叫んだ。色々してみる。
「またっ、またぁぁぁぁぁっ、何か来る……なにかぁぁぁ」
皆が期待した瞳でこちらを見ている……手に切り替えて……
「あああぁあぁぁぁぁぁぁぁぁああああ」
勢いよく飛ぶのを見つめる……コレ……膣だと……どうなるのかしら……
無言で立ち上がる私を皆が見つめて……
私が服を脱ぎだすと……驚きと……憧れの混ざった瞳で……
「……お、おわり?」
サイトさまの声……まだ硬い。大丈夫。
服を全て脱ぎ捨てた私は、サイトさまの上にかぶさって、
サイトさまの先で……入り口をほぐす。
「ひゃぁぁぁ、またっ、え?でも?これっなにっ、いやぁぁぁ、もう嫌だよぉっ」
目隠しされたままのサイトさまがパニックを起こしている……
皆は……私のほうを見ながら、……手は胸か……股間……
皆を見渡す……
欲望に曇った瞳が、私を後押しする。
焦らすように……押し付ける。皆が唾を飲み下す音がする。
「私のハジメテ、サイトさまに差し上げますわね?」
「え?ケティっうそ、まってっ、うそよね?」
入る場所を見つけて、強く押し付けようとした瞬間……
オチンチンが消えた。
「え――――――なんでっ、私達のオチンチンはっ」
「ケ、ケティばっかりっ、次、私のつもりだったのにっ」
元の姿に戻ったサイトさまだけが解放されてほっとしていた……
私は………
「こ、この状態で止まれるわけないでしょうっ!!」
「えっ?ちょ?ケティィィィィィ」
無いのは分かっているけど、勢いよくこすり付ける。
あら?気持ち良い。
「あ、これ……イイ」
「え、そうなの?」
夢中でこすり付けてる私を見て、何人かが試し始める……
「あぁぁぁぁぁ、すごいっ……」
「あんっ、これ……すてきぃぃぃぃ」
サイトさま関係なく、皆朝まで盛り上がった。
104 :
7/7:2006/10/17(火) 01:48:17 ID:EbOQI9el
「ねぇ、実はね、スレイプニィルの舞踏会でサイトさまに化けた友達のスケッチがあるんだけど……」
「あら、本当ですの?」
「えぇ、今夜皆で集まって、鑑賞会をするのですけれど、貴方もいかが?」
「ぜひっ」
「……泊りがけで、皆盛り上がるの。」
「そうなんですの?」
「えぇ……消灯時間が過ぎたら……一人で……」
トリステインが百合の花盛りになるのは、これから少し先のお話。
>>72 思いついた理由。
コレって保管庫登録していいのでしょうかね?聞いてからのほうが良いでしょうか?
こー、いつも行かないスレに書き込むのって……ハズカシク無いですか?
誰か聞いてくれると嬉しかったり。
しかし……こんな落ちばっかりだと、黒い人が定着してしまう。
>>83さんのように、誤解されてしまう……鬼畜な話のほうが少ないと……思う……よ?
(ちょっと自信がなくなってくる)
さて、
少女の苦悩の続きが読めたので今日は良い日っ良い夢見ます。ではっ
>>105 起きていた甲斐があった。よもやすぐに次のが来るとはw
GJ!
でも、スレイプニィルの舞踏会ネタって、まだまだたくさん作れそう。
もっといろんなのplz
連続で失礼 思い出した
5スレ目333の百合スレですかね、裏タバサの人待ったほうがよさそうな気がするので置いときます。
>>105 正直今までよんだなかで一番エロスを感じたww
GJ!
>>105 GJ!朝からそそり立った(;´Д`)ハァハァ
無数の手で一斉に身体をまさぐられるとかのシチュは最高ですなw
言われてみると、ルイズの評判って相当悪そうだね・・・首輪つけてた頃の話とか噂で広まってそう
何かネタに使えそうな・・・。サイト萌えの後輩達に捕まって陵辱されたり、それをアン様が扇動してたり(ぇ
>>大きさとしては大体2メートル前後からそれこそウルトラマン級まで
>>あらゆる部分が巨大な女性を犯したり、犯されたり…
>>超大柄な女、巨大化キャラ、巨人族、はては女神…
>>世界観は問いません!
なかなか見事に病んでるなw
>>112 んーでも、こゆの職人さんが乗っちゃうと、次々来ない?
新手のツンデレさん?
あと、書いてる人いるのに、全くは・・・ちょっとなぁ。
>>112 お、職人の引き抜きか?頼めば一人くらいは書いてくれるんじゃね?
そう考えると、ここって職人さんいっぱいいるよな。
日課で保管庫覗いたんだが、はっきり言おう!
ものかき氏、書く板を間違ってないか?
エロパロ板だぞここはw 場違いだ!
小説を思い切り読ませてどーするwww
いやーあそこは、エロパロ板じゃないぞw
楽しんでるんで、のびのびやってくれ。
GJ!
サイトの傷痕だらけの裸を見て愕然とするルイズorアン様、は原作で本当にありそうな悪寒
ルイズはもうずっと罪の意識に苛まれて来てるし、そんなにショックないかな?
>>117 出来ればこの前の220氏のシチュを逆転した感じで…。ってあれで行くとヤッちゃうかな?
風呂場ネタはありと思わないか?
いや、ルイズだろうがアンリエッタだろうが衝撃を受けると思う
さらに衝撃のあまり才人の傷を指で辿ったり頬を寄せて泣いたり思想
そんな日には才人がショック死しかねん
てか、あの時ルイズ本人がつけたキスマークの方がひどい症状だったりして。
しまった!核心を突かれた!
>>90 GJ!!!
待ってたよ。
そして続きを待ってるよ。
とりあえず、ちゃんとした看病をうけたいので。
才人が選んだのは、しっかりもののメイドであった。
「それじゃあ、早速」
やったー勝ったー!私が一番!
心の中だけで勝ち誇ると、シエスタは選ばれなかったショックで石像と化している二人を小突いて、意識を戻させる。
実を言うなら、一番看病されて安全なのがシエスタだろう、という才人の予想からなのだが。
「なにボーっとしてるんですか!二人とも手伝ってください」
シエスタはまず、ルイズに洗濯を命じた。
えー、こんなの貴族の仕事じゃなーい、とか言っていたが、今はサイトさんの看病が第一です、と言うとしぶしぶながらも従った。
タバサには、水汲みと、清潔な布をもらってくるよう頼んだ。
意外にもタバサはすんなりOKした。ただ頷いただけだったので、意思が読み取れなかったが。
そして、二人きりになると。
「さー脱いでくださいサイトさん」
さっそくそう来たか!
しかし風邪ひきの真っ最中の才人にそんな余裕はない。
「…今いやらしーこと考えたでしょー」
にやりと笑い、シエスタは寝ている才人に覆いかぶさる。
そして、抵抗できない才人のTシャツに手を掛けると、言った。
「病人相手にそんなことしませんよ。汗を拭いて着替えないと気持ち悪いと思って」
そして、慣れた手つきでするするとTシャツを脱がす。
「上半身、起こせます?」
才人の上からどいて、Tシャツを畳みながら、シエスタは才人にそう尋ねる。
「うん、それくらいは」
才人が身体を両手で支えながら身体を起こすと、シエスタが背中に回りこみ、背中を優しく拭いてくれた。
「やっぱり、汗かいてますね」
円を描くように、優しく、シエスタは汗を拭き取る。
「右腕、上げてくださいな」
言われるままに右腕を持ち上げると、今度はその腕をタオルで包み込み、汗を拭き取る。
左手も同じようにして、拭き取った。
「さて、と」
そう言うとシエスタは、身体を才人の背中に密着させ、左手で才人を抱きしめ、右手に持ったタオルで前半身を拭く。
そうなると才人の背中には、やわらかい二つの球が押し当てられるわけで。
「あ、あのーシエスタ?」
「あ、もちろんあててます♪」
言う前に言われてしまった…。
しかし、風邪で体力が限界まで削られている才人は反応するはずもない。
「でも、今、病人相手にって…」
「キモチよかったでしょ?」
うぐ、と言葉に詰まる才人に、はい、と言って前半身を拭き終わったシエスタが替えのシャツを手渡してくる。
才人は風邪の熱と気恥ずかしさで真っ赤になりながら、上着を着る。
「もー、すけべなんだからっ♪」
シエスタは頬を染めてそう言い放ち、着替え終わった才人の額をこつん、と人差し指で小突く。
その衝撃だけで、才人はぱたん、とベッドに倒れこんでしまった。
「洗濯終わったわよー」
「…水と布」
遣いに出ていた二人が戻ってくると、シエスタは才人のために料理をしてくるので才人を頼む、という旨を二人に伝え、部屋を出た。
「くれぐれも暴れたりしないように!サイトさん病気なんですから!」
「…わかってるわよ」
「…了解」
片方だけ置いていったら才人の貞操と健康が危ないが、二人で牽制しあっているうちは安全だろう、とシエスタは踏んでいた。
「…この際だからはっきりさせておくけど。サイトの主人は私よ?つまり所有権は私にあるわけ」
「…サイトが誰を選ぶかはサイトの自由」
シエスタの考えは、結論から言うと甘かった。
監視役がいなくなったと見るや、二人はお互いにマリコルヌくらいなら射殺せそうな視線で、にらみ合いを始めたのだった。
「…わかんないチビっこね?サイトの主人はわ・た・し!つまりサイトの全ては私に帰属してるの。分かる?」
「サイトの自由を阻む者は許さない」
言ってタバサは杖を構える。
目が本気だ。
「やろうってわけ…?」
ルイズも懐から杖を取り出し、間合いを取る。
こっちも殺る気満々だ。
二人のやり取りを聞いていた才人は、一刻も早くこの場から逃げたくなった。
しかし風邪のせいで身動きが取れない。
まずい。死ぬ。俺死ぬる。
故郷のお母さんごめんなさい。不肖の息子は先に逝きます…。
才人はそっと目を閉じた。その頬を涙が一筋、伝う。
そして、虚無と雪風のルーンが高々と部屋に響き渡り…。
「なにやってんですかっ!」
救いの女神の一喝が、二人の詠唱を中断させた。
シエスタは持ってきた盆をテーブルの上に置くと、つかつかつかっ、と二人の間に割って入り、あっさりと二人の杖を奪い取った。
こういうときのシエスタはなんだか強い。
「病人の前でケンカなんて!さらに魔法なんてもっての外ですっ!」
杖を床に放り出し、びし、びし、と二人の鼻先に指を突きつけ、シエスタは二人を叱責する。
「で、でも」
「…だって」
「でももお芋もありませんっ!貴方たちに看病する資格はありません!出て行きなさい二人ともっ!」
扉を力強くびしぃっ!と指差し、シエスタは怒鳴った。
シエスタの余りの迫力に二人はびくん!と同じようにあとずさると、シエスタの言葉に従ってとぼとぼと外に出て行った。
「全く!何考えてるんでしょホントに!」
ふんっ!と鼻息をひとつ噴くと、シエスタはドアに鍵をかけ、料理の載った盆を持って、ベッド脇に立った。
「さ、サイトさん♪ゴハンですよ♪」
返事はない。
見ると才人は目を閉じ、眠りに落ちていた。というより寝オチていた。
しかし、寝苦しそうにうんうん唸っている。どうやら悪夢に魘されているようだ。
悪夢の中で才人は、雪風に切り刻まれ、虚無に消し飛ばされていた。
「…サイトさん…」
シエスタは呟いて、料理の載った盆をもう一度テーブルの上に置くと、またベッド脇に戻ってきた。
「怖い夢、見てるんですね…」
唸る才人を哀れみを込めた瞳で見下ろすと、なんと、服を脱ぎ始めた。
案の定というかなんというか、メイド服の下は生まれたままのシエスタだった。
シエスタはベッドの上に上がると、シーツを捲り上げて才人の脇に横になる。
そして身体を密着させると、その胸に才人の頭をかき抱いた。
「大丈夫、大丈夫だからね…」
そして、赤子をあやすように、才人の頭を撫でる。
やがて才人は唸るのを止め、静かな寝息をたてはじめた。
「いい子ね、ゆっくりお休みなさい…」
シエスタはそのまま、優しく才人の頭を撫で続けた。
夢の中で才人は、小さな子供に戻っていた。
『ままー』
『あらあらどうしたの』
『いっしょにねんねしてー』
『もう、しょうがない甘えんぼさんね』
『ままー、おっぱいー』
『いくつだと思ってるのよ、もう』
『おっぱいー』
「あんっ…」
目を覚ますと、真っ白な柔らかいものに吸い付いていた。
「吸っちゃダメ…声、出ちゃう…」
柔らかいものの正体はシエスタのおっぱいだった。
シエスタはそう言いながらも、才人の頭をしっかりホールドし、寝相などで逃げられないように固定している。
あまつさえ、足は才人の腰に回し、身体を密着させていた。
こ、これは。
日本裏古武術伝説の非奥義、幸せ締め!?
などと沸きあがった頭でボケてみるが、才人の脳内に突っ込みを入れる人間などいない。
こ、これは寝たフリしてたほうがいいのか?
才人はそう思いながらも、口の中の小さな突起を吸い上げる。
「ふぁ…だめ…声…だしちゃ…」
才人を起こさないように、という配慮なのだろう。
胸から与えられる快感に必死に堪えながら、シエスタは声を抑える。
そうなってくると、いぢわるしたくなるのが男の性。
才人は、その柔肉を柔らかく、絞るように吸い上げた。
「ふやぁっ!」
シエスタの喉から、より一層大きな声が滑り出る。
才人はそのまま寝たフリで、口の中のシエスタの果実を、舌で転がし始めた。
「ちょ…や…サイトさんっ!」
あ、バレた。
そっと目を開けてシエスタを見上げると、真っ赤な顔で才人を見つめていた。
「起きてるなら…言って下さいっ…」
恥ずかしそうに、目を伏せる。
「それとっ…」
それと、何?
「いつまで吸ってるんですかっ!」
目を合わせながらも、才人はシエスタの胸をちゅうちゅうと吸い上げ続けていた。
「いやあ、おっぱい出るかなーっ、て」
ようやく口を離し、才人は照れ隠しにそう茶化す。
しかし、シエスタは一瞬で真っ赤になると、急にもじもじし始めた。
「さ、サイトさんが…」
「へ?何?」
「さ、サイトさんが、飲みたいなら…いっぱいシテくだされば、そのうち…」
そこまで言って、きゃっ!と照れて、反対側を向いてしまう。
つまりそのなんだ。
アナタの子供を生む準備なら、いつでもオッケーよと。
そう言いたいんすか、シエスタさん。
「あっ…」
背中を向けて才人に密着していたシエスタの身体が、ぴくん、と揺れた。
才人にも、その理由がわかった。
「あ、あはは。げ、元気になっちゃったみたい」
照れ隠しに才人は笑う。
ひと寝入りしたせいで、才人の体調はある程度回復していた。
シエスタの身体を味わって、息子が元気になってシエスタのお尻に当たるくらいには。
「…も、もう…そんなところだけ元気になってどうするんですか…」
言いながらも、シエスタはお尻の下に手を回し、器用にジッパーを降ろすと、飛び出してきた才人の先端を撫でる。
「し、シエスタだって、看病するんじゃなかったのかよ」
言って、才人は腰を動かしてシエスタの割れ目を自分自身で撫で上げる。
そこは、確かに濡れていた。
「今だって、看病してますよ…。だって、こんなに…」
自分の割れ目を擦り上げる才人を、シエスタは自分を密着させて挟みこむ。
「こんなに…大きくなって…苦しそうに、張り詰めて…」
背中を向けたまま、才人の頭に手を回し、顔を横に向けて才人の顔を覗き見る。
その目は獣欲に潤み、唇は紅を挿したわけでもないのに紅く染まっていた。
「沈めて、あげますから…私で…」
続けようとしたシエスタの言葉を、才人の唇が塞いで止めた。
そして、腰を動かすと、後ろからシエスタを貫いた。
「あはっ…」
快感に反った背が、シエスタの唇を才人から引き剥がす。
才人は唇の代わりとばかりに、腋から両手を挿しこみ、シエスタの豊満な果実を揉みしだいた。
「おっぱい…好きですか…?」
打ち付けられる腰の刺激に堪えながら、シエスタは才人に問う。
「好きだよ…シエスタのおっぱい…」
言って、きゅうっ、っと強く先端を摘みあげる。
その刺激に、シエスタが強く才人を締め上げる。
「うれしい、ですっ、サイトさっ、あはっ」
「シエスタ!そ、そんなに締めたらっ」
限界が近づいた才人の腰が、激しくシエスタを打ちのめす。
「ください、サイトさんの、全部っ!」
才人が最奥に達した瞬間、シエスタは両足を閉じて下腹に力を込め、才人を逃さぬよう締め上げる。
「うあぁっ、シエスタっ、ごめんっ!」
その衝撃に、才人はシエスタの中に全ての欲望を吐き出した。
「あは…うれし…サイトさんの…」
身体の中が才人の温もりで満たされるのを、シエスタは確かに感じていた。
タオルを体に巻きつけただけのシエスタが、テーブルに盆を取りに行っていた。
部屋に持ってきたばかりの時は湯気を立てていたミルクがゆだったが、もうすっかり冷めていた。
「冷めちゃいましたね」
それでもシエスタは、ベッドまでそれを運んでくる。
「ゴメンなシエスタ、せっかく作ってくれたのに」
上半身を起こしてそう言う才人の顔色は、かなりよくなっていた。
完治も近いだろう。
「でも、せっかく作ったんですしもったいないですよね」
言ってシエスタはベッドの脇に腰掛け、盆をその太股の上に置く。
そして、スプーンをミルクがゆに差し込みながら、言った。
「私が、温めてさしあげます」
言って、口の中にミルクがゆを含み、しばらく口腔内で温め、才人の方を振り向いた。
「ふぁい、ろうろ」
口の中に物を含んでいるせいで呂律は回らないが、言っていることはわかる。
「そ、それじゃあ、いただきます…」
才人は、遠慮なくシエスタの中で温まったミルクがゆを飲み込んだ。
それは、何より甘い味がした。 〜fin
131 :
せんたいさん:2006/10/17(火) 23:13:29 ID:ikmPenju
こっづっくりっ、しまっしょ♪<挨拶
どーもー!すもも○ももものOPが頭から離れないせんたいさんです(ぁ
リアルで風邪引いててうpが遅れましたゴメンなさいですorz
まあそのおかげで大量投下見れたからOKですがネ!<書き手失格
そいでは次はタバサのばあいですかね!
ロリっぽくならんようにしないとネ!<無理
ではではノシ
>>131 お大事にっ GJ!
すもも……とりあえずOPが聞きたくなった……
って……せんたいさん……違うんだよね?違うはずだよね?
(原作は読んでる)
>>131 GJ!
当ててるんですよキタコレw
次はタバサですか。トリに本命を持ってくるとは流石ですな(・∀・)ニヤニヤ
楽しみに待ってますノシ
134 :
261のひと:2006/10/17(火) 23:41:24 ID:EbOQI9el
エロなしで、久々に投下……黒い人だと思われないように工作とかじゃないからっ
久々なんで、ちょっと調子がつかめなかったり。
>>106 でも逆にメインキャラは所在はっきりしてるので、そうバリエーション無いかも。
ケティ使い回せばいいか……いやマリコルヌでもいいけど、色々出来そうではあります。
>>110-111 さん あのラストで……それはちょっと難しい……
……あー思いついちゃったけど……展開黒いよ……
あ、なんかやっと、せんたいさんの足元に近寄れた気がする。
自分が黒いんじゃないんです、皆が黒い電波を自分に送ってるんです。
黒くない、自分は黒くないんだぁぁぁ
みんなの希望が自分の手を動かすんだもんっ、違うんだからねっ……
あー続き書きます。後で。
135 :
1/12:2006/10/17(火) 23:42:00 ID:EbOQI9el
使い魔さんともう一度きちんと話したい……
そう思っていた。
「お手伝いいたします。」
アニエスはそう言ってくれた。
今、学園に、使い魔さんを迎えに行ってくれている。
入念なリサーチの結果、アニエスが予約したのは
『魅惑の妖精』亭、使い魔さんとルイズが働いたこともあるお店。
過密スケジュールで空けた今日という日……
この一月、どれだけ仕事が大変だったことか……
ここに来るのも、アニエスがサポートにサポートを重ねて……
ドキドキする。
心地よい緊張感。
軽い足音がドアの前まで跳ねる。
トントンと、小さなノック。
「ど、どうぞっ」
やだ…声が詰まる。
ドアが開くと……そこには……黒髪のメイド?
136 :
2/12:2006/10/17(火) 23:42:32 ID:EbOQI9el
学院長の部屋に、アニエスが入っていった。
(珍しい客ね)
私とサイトが戦争に行っている間は、結構来ていたらしいけど。
お行儀は悪いけど……こっそり近づいて聞き耳を立てる。
「後ほど、シュヴァリエ・サイトをお借りしたいのですが……」
なぬ?
「ほう、また何故?」
「戦争の現状について、聞きたい事が有ると陛下が仰せですので。」
……ひーめーさーまー、またかっ、またなのかっ?
「ふむ、では後ほど使いをやって、向かわせましょう、先にこの書類ですが……」
「はっ、そちらにつきましては……」
こんな事してる暇はない。
部屋まで走る。
「サイトっ」
「うぁっ、なんだルイズいきなり。」
「出かけるわよ」
「は?」
「すぐに……遠く……あ、馬用意なさい」
「へ?」
「どれくらい上達したか見てあげる」
「まて、ルイズ、俺今から隊の集会が…………」
「用意するのっ!!!」
「はいっ」
最初からそう言って。
「馬小屋前に、5分後急ぎなさいっ」
サイトはぶつぶつ言いながら走り出した。
私も出かける支度をする。
……シエスタも……あれ?
…あぁぁぁぁぁ、二人っきりで……おでかけっ?
……櫛、櫛どこっ、あぁぁぁぁぁ服も……
乗馬だったら動きやすくて……かわいいのっ。
……この辺に……あれ?
あーーーっもうっ、どこに仕舞ったのよ、サイトのバカーーー。
うーーーっ、あ、そうだ……し、下着……とか…も?
ルイズがサイトと落ち合ったのは、実に30分後であった。
137 :
3/12:2006/10/17(火) 23:43:04 ID:EbOQI9el
「あの……貴方は?」
「あ、私、シエスタと申します。シュヴァリエ・サイト付のメイドをやらせて頂いております。」
あ、貴方が……あの時の命令で付いたメイドなのね。
「その……サイトさまは?」
「シュヴァリエ・アニエスからの言伝です。『ミス・ヴァリエール逃亡、直ちに追撃に入る。しばしのお待ちを』との事です」
……使い魔さん、連れて行かれたのね……
肩の力が抜ける。
「はぁ……」
「あの………」
私の落胆を見た、……シエスタが心配そうにしている。
「あら、失礼、サイトさんに用事があったものだから……」
「あの……」
「あぁ……私は……アン、アンよシエスタ。」
少し遊び心が出てくる。
「そのっ……貴族の方ですか?」
「私は、貴族に使える身よ、そして貴方達にもね。」
今の私の実感。
「えっと……」
「それよりシエスタ、学園でのルイズや……サイトさんのお話、聞きたいな」
「はいっ、良いですよ。」
アニエスが来るまでの時間も、退屈はしなくてよさそうだ。
138 :
4/12:2006/10/17(火) 23:43:39 ID:EbOQI9el
「もっと力を抜いて……そうそう」
「……なぁ……」
「なによ?」
「遅れてきて、何も言わないのは……まぁいいや」
「……こ、これでも急いだのよっ」
「教える側なのに、前に乗ってるのも……いいか……」
「だっ、だって……前見えないじゃないっ」
「なんで……こんな獣道を、こっそり動くんだ?」
「………追っ手が……」
「追っ手ってお前、なにしたんだよ?」
「う、うるさいわねー、良いから前向いてっきゃっ」
足場が悪い所為で、少しゆれて……サイトの胸に飛び込む。
………あ
「わ、悪い……そのっ」
サイトのドキドキが……聞こえる。
「どこか打ってないか?痛いところ無い?」
サイトが恐る恐る聞いてくる……
「平気……」
緩みそうな顔を、一生懸命引き締めながら答える。
「良かった……」
安心したサイトが、私の頭をクシャっと撫でた。
「あっ」
「えっ、痛かった?」
…………
「うん、痛かった」
「うそっ、どこっ、ちょっと……」
「だから……撫でて」
「は?」
「痛くないように……さっきみたいに撫でなさい」
うれしかったんだから。
139 :
5/12:2006/10/17(火) 23:44:12 ID:EbOQI9el
「もーミス・ヴァリエールったら、サイトさんにメロメロな癖に、一生懸命とぼけ様としてるんですよ。」
ルイズらしい。
「それで、いつもはどんな風なんですか?」
「サイトさんがいる所だと、強きな癖にですね」
「えぇ」
暫く溜めたシエスタが、一気に喋る。
「姿が見えなくなると、子猫みたいにオロオロ探すんですよっ!!」
「まぁ」
ルイズ……かわいい。
「しかもっ」
「まだ有るの?」
「えぇ、もちろん、見つかるとまた目を逸らしてっ」
「強情ねぇ」
「声掛けて貰えるの待つんです。」
「もぉ、あの子ったら……」
「声掛けて貰った途端に、表情変わるんですけどっ、サイトさんのほう向くときは一生懸命無表情!!バレバレなんですけどねっ!!」
くすくす笑う私に、シエスタはまだまだ喋る。
「もし用事なんかで声かけて貰えなかったときなんかっ」
思わず身を乗り出す。
「こーーーんな顔するんですよっ」
今にも泣きそうな顔の真似をしてくれる。
「かっ、かわいーーー、ルイズかわいーーー」
一緒になって笑う。こんな時間は始めてかも知れない。
ひとしきり笑ったところで気が付いた。
「喉渇いたわね、シエスタ」
「えぇ、何か用意しましょうか?」
素早く立ち上がるシエスタ、使い魔さんのメイドは優秀みたい。
「いいえ、ここに用意してありますわ」
各種の飲み物と、軽い食事。
「食べちゃいましょう」
「そうですねっ、飲み物は……これですか?」
「えぇ、好きなだけどうぞ」
結構良いお酒らしいけど、使い魔さん飲むか分からないですし。
「空けちゃいましょうね」
シエスタが手際よくグラスを二つ用意して、ワインを注ぐ。
「あーお酒かぁ……」
「飲めないの?」
「んー、飲めないというか……」
「のめるなら良いじゃない?」
「……そうですかね?」
「そうよ」
「………いいかっ、アンさんいい人だしっ」
ちょっと照れる。
「では、シエスタ、二人の出会いに」
「「かんぱーい」」
140 :
6/12:2006/10/17(火) 23:44:43 ID:EbOQI9el
サイトにぺったりとくっ付いたまま、馬で獣道を進む。
サイトの体温が背中に残る……幸せ。
さっき頭を撫でてもらってから……お互い意識して、何も喋ってないけど……
沈黙が気持ちよかった。
少し開けたところに出た、今だ。
「サイト」
「な、なんだルイズ」
「お昼にしましょう」
「……お前が作ったの?」
……なによ、その沈黙。
「そんな時間無かったから……でがけに食堂で買ったの、お弁当」
……ほっとするなぁぁぁぁぁぁ
「いっ、いつかっっっ」
おいしーの作ってっ
「うん、待ってるな」
サイトが何もかも分かってるように笑って……
見とれた私は、サイトがキスするまで動けなかった。
141 :
7/12:2006/10/17(火) 23:45:16 ID:EbOQI9el
陛下に申し訳ない……
サイトは結局見つからなかった、中間報告をしに『魅惑の妖精』亭に訪れた。
陛下の部屋の前で、宿の主人が蒼白の顔で立ち尽くしていた。
「なにごとっ」
思わず、主人を押しのけて部屋に踊りこむ。
「あらー、あにえしゅしゃん、いらさーい」
「あーあにえすだー」
は?
世界が真っ白になる、へ、へいか?
「シ、シエちゃんが……シエちゃんが……飲んでる……」
「なぁぁぁぁんですってぇぇぇぇ」
宿の娘が走ってきた。
「ひぃぃぃぃぃ、ダメじゃないパパっ、シエスタに飲ませたら……」
「お、おわりよぉぉぉぉ」
「あーおじしゃま、じぇしかたん〜、げんき〜?」
青ざめた顔で、ガクガクと首を振る店主達………
「おい、そんなにまずいのか?」
思わず、娘のほうを捕まえて聞いてみた
「そのっ、悪気は無いんですけど……あの状態のシエスタって……人の弱点をズバッと一言で付くんです、言われたくないことを……そのっ」
「あーすかろんおじしゃま、じぶんのぉ、したぎと、じぇしかのを一緒に買った時、混乱していた店の人、お元気でしゅかぁ?」
「わ、わすれてぇぇぇぇぇぇ」
なるほど
「じぇしかぁ〜」
「な、なあにぃ?シエスタ」
「こないだのぉ、男の子と上手く行きましたか〜?」
「何だとぉ、どこの馬のほねだぁ?」
いきなり店主の声が太くなった。娘が逃げ始めて、私一人になる。
……悪い予感がする。
「シエスター、さみしーの、わたしのあいてもしてー」
「もー、あんちゃんったら、あ・ま・え・ん・ぼさんっ」
い、いちゃいちゃしてる……陛下と平民がいちゃいちゃしてる……
凄いぞシエスタ……いい具合に、シエスタの気もそれたし……
「あーしってるぅ?あんちゃん」
「なーにぃ、しえちゃん」
「そこの、あにえすさんねー」
え?
「このあいだーさいとさんみつけたときー」
……まさかっ
「いっしょにーむらでー、ごにょごにょしながらー」
まてーーー、ヘンな隠し方をするなー剣の稽古だっ稽古っ
「さいとさんといっしょにぃ、おしごとさぼってたんですよー」
……………へ、い……か
「ず」
ず?
「ずるーーーい、アニエスばっかりするぅぅぅぅい」
は?
「んーーーアニエス」
シエスタがわたしを睨んでいる
「お前も飲め」
陛下が向こうで叫んでいた……
「のめー、あにえすー、のむのだー」
……何?この地獄絵図。
溜息をついて……ワインを飲み干した。
142 :
8/12:2006/10/17(火) 23:45:48 ID:EbOQI9el
「おー」
獣道を踏み越えると、小さな水場に付いた。
「素敵……」
ルイズが見とれていた……
少し開けた森の中に、憩いの場所のような水場、向こうのほうで小さな動物達が水を飲んでいた。
「綺麗ね……」
見惚れているルイズの瞳に、水場で跳ね返った陽光が映っている。
「うん……綺麗だな……」
「来て良かったわよね?サイトっ」
「そうだな」
はしゃぐルイズを馬から下ろして、自分も降りる。
馬を繋いでいる間に、ルイズはあちこちを嬉しそうに見て回っている。
森の中の楽園ではしゃぐ、魅惑の妖精の様だった。
「天国って……こんなところなのかなぁ……」
「サイトーーー、早く来なさいよ、水っ、気持ち良いわよ」
「おうっ」
ルイズに向かって走り出す……
側まで付くと、少し水をすくってルイズの方に……
「きゃっ、もうっ、サイト、やったわねっ」
力尽きるまで、二人ではしゃいだ。
143 :
9/12:2006/10/17(火) 23:46:30 ID:EbOQI9el
「だいたいーミス・ヴァリエールはぁずるいー」
「ずるいー」
「いっつも、さいとさん、ひとりじめー」
「じめー」
……どうしよう……これ。
陛下は楽しそうに、シエスタと……何本空けてるんだ?
数えるのが怖い……
「あにえしゅー、のんでますかー」
「はっ、陛下」
「うむ、よしっ」
「へいかー?」
「んー、わたしへいかー、でもーおんなのこなのー」
「おーわたしも、おんなのこー」
「「おんなじー、イエー」」
息ぴったり……
「きいてーしえちゃぁぁん」
「きくよー、あんちゃん」
「わたしぃ、おともだちいないのぉ」
「えーうそぉ」
「こないだね、ルイズにもきらわれたの」
「だいじょうぶよぉ」
「?」
「ミス・ヴァリエール、きらいっていっても、うそだってぇ」
「そ、そうかなー」
「それにぃ」
「んー?」
「もーわたしも、おともだちだよー」
「え……ほんとー」
「うん」
陛下が楽しそうだから……いいか。
「あー、あにえしゅしゃん、よってねい」
「うみゅ、よってねぃ」
「「のめー」」
ま、まって………
私、実は下戸―――――
144 :
10/12:2006/10/17(火) 23:47:02 ID:EbOQI9el
俺はルイズのほうが見れなくなっていた……
水を掛けたせいで……服が……
「どしたの?」
「いやっ、なんでもない」
ルイズは気づいてないみたいだけど……
「ほんとーになんでもないの?」
「う、うん、なんでもない」
「じゃあ、何でこっち見ないの?」
「いやっ、そのっ……」
気づいてない……はずだ。
「サイト……」
「なに……」
常に上を見ながら答える。
「サイトなら………見てもぃぃょ」
何か聞こえる。
濡れてる俺の服にぴったりと暖かいルイズの身体が当たる。
「こうしたら……寒くない……わよね?」
「そ、そうだなっ」
「風邪引かないためには、仕様がないわよね」
「そうだよなっ」
いつの間にか町の側まできていたので、
『魅惑の妖精』亭に着替えを借りに行くことになった。
……ゆっくりと向かう道中で、たっぷりルイズの体温を堪能した。
145 :
11/12:2006/10/17(火) 23:47:34 ID:EbOQI9el
私たちが『魅惑の妖精』亭に付いた途端、店に上げられて……
「なに?これ?」
シエスタと……アニエスと……ひめさまぁ?
「あーやっときたー」
「おー、ヴァリエール、お前も飲め」
シエスタが……変。
「私なんて私なんて私なんて私なんて私なんて私なんて」
部屋の隅っこで、アニエスは三角座り……なんで?
「るっいっずっ、のみましょーよぉ」
……姫さまは壊れてるし…………
「どうする?」
サイトが後ろから聞いてくる……
「……どうしよう……」
結局潰れるまで相手するしかなかった。
146 :
12/12:2006/10/17(火) 23:48:05 ID:EbOQI9el
頭は痛いけど………
みんなで飲むお酒がこんなに楽しいとは思わなかった……
新しいお友達の、シエスタ……また、皆で騒ぎたいね。
「アニエス」
「はっ、陛下」
……返事は格好良いけど……斜めに立ってるわよ?
「帰る」
「申し訳有りませんでしたっ」
ちょっと笑う。
「いいえ、アニエス。稀に見る有意義な休日だったわ。」
私は私の戦いのため、王宮へと向かった。
乙
>>134 GJ!
ルイズサイトのラブラブデートと、妖精亭の地獄絵図っぷりの対比がツボに入りましたw
ほのぼの非エロでも見事なお手前ー
>皆が黒い電波を自分に送ってる
それだw
261さんを黒い黒いと言いつつ、黒い作品を書くよう念を飛ばしてる自分ガイル
だから本当はきっと黒い人なんかじゃないんだ!・・・ちょっとだけしk(ry
あ、サイトさま親衛隊(仮)の続き書かれるんですか
サイトやルイズがどんな黒い目に遭うのかwktk・・・などとまた煽ってみるw
149 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/18(水) 01:51:21 ID:Lw9WkRRL BE:1085746289-2BP(666)
52 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2006/10/18(水) 01:30:01 ID:MTXuPfic
>>51 今、モンモンはホストクラブ通いらしい!
53 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2006/10/18(水) 01:34:12 ID:MTXuPfic
ttp://wikiwiki.jp/zero/?4-694 モンモンはホストクラブでギーシュを指名www
懲りない女だwwwwww
150 :
261のひと:2006/10/18(水) 02:05:11 ID:su7mThMF
>>134の書きあがった……今まで出一番黒いかもしれん………
ち、ちがうんだよっ、ほんとだよっ?
>>98-104の続き 行きます。
黒いのもアレですが、もうちょっと推敲してから書けばよかったとかなり後悔。
真面目に書いたほうが面白くなりそうな気がする。
あと黒いので、念のため名前欄に鬼畜といれときます。
毎週恒例になったこの騒ぎも、これで何度目かしら?
「おねーさまぁ、いっしょに……」
あれ以来、皆が私をお姉さまと呼ぶ……同い年なのに。
「考え事をしているの……」
甘えた瞳をしていたその娘は、急に正気に返って、
「す、すいませんでしたぁぁぁ」
逃げ出した。
「……失礼な子」
周りには30人ほどの1年生。
……そろそろ2年生も……
誰でも簡単に仲間に出来る気がした。
皆で一斉に可愛がれば、すぐに私たちに服従する。
でも………
「つまらないわねー」
気持ちは良いけれど……スレイプニィルの時ほどの興奮が無い。
「はぁ……来年まで……長いわね」
「そうですわね」
あの時サイトさまになった子……この子が一番私になついている。
「一年も……耐えられるかしら………」
この子は先日、自分の手で処女を捨てて見せた。
手招きすると、私の手の上に乗る。
指を蠢かせると、くぐもった声が響く。
「……いっそ………」
こんなに退屈するくらいなら……
何度も触って効率の極みに達した手順で、容易く失神させる。
「本物で……遊ぼうかしら?」
周りの子達が一斉に笑ったように見えた。
「あのーこれ、サイトさまに渡してください」
「………いやよ」
ヴァリエール先輩があっさり断る。
今この部屋にいるのは先輩とメイド、サイトさまは別働隊が足止め中。
「じゃあ、直接お渡ししますね」
振り向こうとした途端に、手の中から包みが消える。
振り向くと……やっぱり
「マズイ」
先輩が食べていた。
「あー先輩、酷いです。」
もう一つ用意してある包みに手を伸ばす先輩に、
「こんな時間に食べると太りますよ」
先輩の手が止まる。
「お腹が出ますよー、胸が無いのにお腹が出ると子供みたいになりますね」
「なぁぁぁぁぁんですってぇぇぇぇぇ」
「食べたいのなら、どうぞ?」
差し出したお菓子を……
「シエスタ、あんた食べなさい」
「ミス・ヴァリエール……差し入れくらい……」
「た・べ・る・の」
そう、食べなさい。メイドさん……さて、準備は整った。
十分に暗くなったころ、ミス・ヴァリエールの部屋に向かう。
何人もいるけど……女子寮の中。サイトさまが居る場所は私たちの見方。
アンロックを掛ける。
部屋の中にはぐっすりと眠った三人。
眠り薬がしっかり効いている。
4人ほどでサイトさまを抱える。
見張りの先導で……いつもの部屋に向かう。
全員がそろった瞬間、小さな歓声が上がる。
手で静めて、皆でサイトさまを脱がせる。
始めてみる子達は、恐る恐る。
私たちは、堂々と。用意していたベットの隙間に、サイトさまを吊り下げる。
前回サイトさまをやった子の提案で、目隠しが付けられる。
さて、準備は完了。
サイトさまに、眠り薬の解毒薬を……口移しで飲ませる。
魔法薬だから、まもなく効果が有るだろう……
皆それぞれに色々なものを用意していた。
何をされているのか分からないのが怖かった。二人そろってそう言っていたから、
サイトさまも多分そうだろう。
私が用意したのは、羽ペン。
鞭を持ったことか、氷を持った子までいる。
皆で声を出さずに笑いながら、サイトさまが起きるのを待つ。
「あれ?」
サイトさまが不思議そうに、周りを見渡す。
「これ……なんだ?」
私が羽ペンでサイトさまの胸をくすぐる。
「うわっ、……なんだ?」
サイトさまの筋肉が盛り上がる。サイトさまを吊り下げていた紐がピンと張り……
ベットがミシミシと軋みだす。
すごいっ、流石本物っ。
慌てて私が手を振り下ろすと、第一陣がサイトさまの身体を触る。
ただし、持ち寄った道具で。
「だれだっ、だれがふざけてぇぇぇぇぇ」
私の羽や……シルクのハンカチ、自分の下着をもってきてる子までいる。
それで丹念に全身を撫でる。
「や、やめろぉぉぉ、なんだっ?ルイズか?ふざけすぎだろ?おいっ」
ここにヴァリエール先輩はいませんわよ、サイトさま。
サイトさまの息が切れるまで、30分ほど私たちはくすぐり続ける。
「もう……勘弁してくれ……」
足の裏や、脇の下を重点的に攻められたサイトさまはぐったりしていた。
最初の腕力のインパクトの所為で、入念に無力化する。
声を上げる気力も無くなったサイトさま……素敵。
第二陣が用意を始めた。
もちろん第一陣も参加したまま。
もう少し強い刺激を与えられるもので。
杖や、先の丸い棒、手袋をつけたままの手。
今度の目的は……感じさせること。
「え?ちょっっっっ」
一番敏感な所の周りを、優しく擦る。
肝心なところは……さっきと同じ、触れるか触れないか……
「うあぁああぁぁぁぁ」
またベットが軋んでいる。サイトさまったらパワフル。
折角吊り下げているんですから……
私はサイトさまの下に潜り込む。背中を責める。
「うぁっ、ちょ、これっ、何人いるんだよっ、おいっ!!」
確か32人ですわね。見えないでしょうけど。
まだ10人ほどは参加しておりませんし。
「ちょ……待ってくれ……おれっ……」
サイトさまが感じ始めたみたいなので、皆一斉に手を引く。
「あれ?」
今度は……何を考えて持ってきたのかしら?
という集団に任せる。
いきなり股間に氷を投げられたサイトさまは訳の分からないことを叫んだり、
丁寧に全身の毛を剃り上げられた時は、怖そうに動けなかったり……
蝋燭ってなぜ?って思ってたけど、蝋を垂らされたサイトさまを見て納得した。
サイトさまがすっかり縮み上がるまで、観察する。
目隠しが濡れている……泣いているのねサイトさま。
暫くサイトさまには、何もしない。
細かく予定は決められていた。
サイトさまの横で、真下で皆が一斉に絡み始める。
声は出来るだけ殺すこと。
辺りに雌の匂いが立ち込める。
「え?おい?なんだ?」
最初は何が起こっているのか理解していなかったサイトさまも……
「……おまえら……いったい何人いる?何してやがるっ」
大体気づいている。だって……あーんなに元気。
手足の先で絡んでいる子達は、サイトさまに触る事を許されている。
「……おい……これ……」
あら……あのこったら……サイトさまの手に、自分の胸を乗せている。
「誰だっ、ルイズがふざけてるんじゃねーだろっ」
あらら、変な所で確信されてしまう。
黙って唇を吸う。
皆も一斉に、思い思いのところを吸い上げる。
余った子は、まだ回りで絡んでる……余ったんじゃなくて夢中なのも居るけど。
「ふあっ、ちょ、まてっ、お前ら……本当に……何人いやがるっ」
答えてあげない。
皆が一斉に、全身を攻め始める。
女の子で随分なれた、連携の取れた責め。
ただし……オチンチンには当分何もしない。
真っ暗な中、快感だけが俺にわかる感覚だった。
泣きそうだった、起きたらいきなり……
身体を這い回る感触は、10や20では無かった。
手、手は2本で、口は……1つだからっ
こんな馬鹿馬鹿しい事もちゃんと考えることが出来ない。
20で……少なくとも6人以上?
皆女の子か?と、かなり重要な問題が頭を掠める。
いや、それどころじゃなくて。
そんな間も、ぬめぬめとした感触が、あちこちを這い回る。
(あぁぁぁぁ、そこは……きたないっ吸うなぁぁぁぁ)
泣きそうだった。
しかも……肝心なところ……さわりゃしねぇ……
ビンビンだった。
だが、そこだけ触れるのは空気だけだった。
本気で涙が出そうだった……
(触ってくれ触ってくれ触ってくれ触ってくれ触ってくれ)
そんなことを考えていた頭が、いきなり思考停止する。
股間はビクビクと震えているけど……
出してないのに……俺……いった?
始めての経験にパニックになる。
え?え?え?うそぉ、そんなことあんのっ?
だが、その疑問はあっさりと裏付けられる。
続けて何度もいかされた。
サイトさまの唇から垂れる涎を、舌で舐め取る。
目隠しはぐっしょり濡れていた。
男の子の女の子みたいな悲鳴………
良い声で鳴いたわね。
皆満足そうに笑っていた。
あらかじめ用意していた、背もたれのない椅子をサイトさまの腰の下に敷く。
サイトさまはもう何の反応もしてないけど……
オチンチンだけ元気。
今から用があるのはそこだから、いいや、それだけで。
皆の目が……私に集中している。
順番は私から。
サイトさまのオチンチンに手を添えて、入り口に当てる。
手を添えた途端に、サイトさまの身体に力が入って、息が上がる。
……そっか、ずーーっとお預けでしたっけ?
ご褒美、いまからたーーっぷり上げますね。
サイトさまの息を感じながら、十分に濡れたソコに……でも、かなり抵抗と痛みが有った。
無理やり腰を下ろす、いったぁぁぁぁぁっぁ
サイトさまは……
「うあぁぁぁぁ、なんだっこれっ、なんだあぁぁぁぁ」
あら、先輩……まだでしたのね……優越感が胸に溢れる。
ゆっくりと抜く。
次の子にタッチ。
「ひぁっ、またぁぁっぁあ、って………感触……ちがっ」
へーそうなんだ。
サイトさまの股間を赤く染めながら……血の出ない子も居たけど。
次々と皆、本物のサイトさまで処女を捨てる。
サイトさまは、唐突な刺激と、いきなりの停止の繰り返しで……
「なぁっ、もっと……続けてくれぇぇぇぇ」
1回づつって決めているので、サイトさま……いけないのね。
可愛そうに、皆でそれを見下ろす。
準備してあった、痛み止めのポーションを塗りこむ。
すっと痛みが引く。
そうこうしている間に、一回りする。
皆何かをやり遂げた顔をしていた。
2週目……2回づつ、多分途中でサイトさまいっちゃうな………
私の所だと良いけど……そう思いながら、ゆっくり導く。
「あうっ、これ……最初のっ?って………なにこれっ。痺れる」
分かってくれたんだ……うれしい……しびれる?
おかしいと思いながらも、次の子と替わる。
「なぁっ、なんだよっ、これぇぇぇぇぇ」
サイトさまが叫んでる。
「ねぇ……サイトさまのアレ……痛み止め効いてるんじゃ?」
あぁ、なるほど。納得する。
感覚が鈍くなっていくから……いけないんだ。
一人一人の量は少なくても……サイトさまは大量に刷り込まれた事になる。
………なーんだ、じゃあ
「ゆっくり楽しめるのね?」
皆で喜ぶ。
二週目の途中で、ふと思いついてサイトさまの後ろに回りこむ。
「サイトさま。」
「だ、誰だっ」
「秘密です。でも、良い事教えてあげますね♪」
「な、なんだよっ」
「今のサイトさまのお・あ・い・て♪」
「だ、だれなんだよっ、」
「ヴァリエールせ・ん・ぱ・い」
「う、うそだっっ、」
「本当ですよー私見えてますもの。」
サイトさまが葛藤してる。
「一回抜いてーほら、次も……」
「ル、ルイズ?」
ふざけたその子が、優しくキスする。
「ルイズなのか?」
次の子に替わる
「ほぅら、またルイズさん」
「うそだっうそだっうそだっうそだっうそだっ」
そっと離れる。
サイトさまがいかないようだから、一人一人がゆっくり楽しむことになった。
サイトさまと繋がっている子を、数人係りで責める。
既に意味のないことを呟くだけになったサイトさま……
「ケティー一回りしたよー」
あら、結構早いわね……
さーて
皆を下がらせる。
ポーションの解除薬を自分に塗りこむ……
ったあぁぁぁぁぁ
皆が不思議そうに私を見ている……
私だって好き好んでっ。
「サイトさま」
「……きみは?」
「ケティですわ、サイトさま」
「た、助けてくれ……助けて……助けて……助けて……」
「えぇ、今すぐに」
「ほ、ほんとうかっ?」
もちろん、もう苦しくないですよ。
サイトさまのを私の中に入れる。痛み止め掛けたまま馴染ませたとはいえ……イタイ。
「うぁぁぁぁっぁあ、助けてくれるんじゃっっ」
「もちろん助けますよ、気持ちよくないですか?」
じっとしているだけで、サイトさまの痛み止めは溶けていくはず……
息が荒くなっていく
「いぃ……すごっ……気もちいいよぅケティ…?」
「えぇ、サイトさま……ところで」
「?」
「ルイズさんと、どっちがいいですか?」
「ケティが良いっ、ケティが良いよぅぅぅぅぅ」
満足した私は、痛みに耐えて腰を振る。
「痛いです……サイトさま、私……ハジメテなの」
「なっ……あっ、ちょっこれっ、きもちっ………あっ」
私の中に暖かい何かが広がる……皆を見回す。
数人が納得していた。
「サイトさま」
荒い息のサイトさまは返事も出来ない……よっぽど深くいったみたい。
「次はルイズさんの番ですわ」
「え?」
抜く時にこっそり、痛み止めを塗りこむ。
「やだぁぁぁぁぁ、ルイズいやっ、ルイズいやだぁぁぁぁ」
また自分が楽しむために、痛み止めを塗りこんだ子が……
「さーサイトさま、あと3人ルイズですよー」
「次はケティですからねー」
「あらあら、はしたない、ルイズさんの割り込み、残念ねサイトさま」
「やだぁぁぁぁぁ、ルイズ、ルイズいやぁぁぁぁぁ」
皆がサイトさまを言葉でいじめながら……
3人目のケティがサイトさまを迎える。
「うあぁぁぁ、ケティ、良いよ、ケティ、ケティケティケティ」
ルイズ10人にケティ1人位かしら?
ケティの時は、皆で一斉にサイトさまを感じさせる。
「ケティ、凄いよぅ、ケティ、唇いっぱいぃぃ」
……サイトさま、それはちょっと………
ひどいことを言われたから……乳首に歯を立てる。
「うあぁぁぁぁ、ケティケティケティ」
ビクビク震えて……
結局サイトさまは……この後もたくさんのルイズさんと5人のケティの相手をした。
全身が重い……身体が筋肉痛だ……なんだ……これ
急いで跳ね起きる。
いたっ、見回すと……ルイズとシエスタ……
ゆ……め?
妙にリアルだった感触を思い出す。
「んーーおはよう、サイト……変に眠れたわねー」
起き上がったルイズを見ると……血の気が引いた。
「お、おはよう……ルイズ」
身体がガタガタと震えだす。
「ちょ、サイト大丈夫?」
シエスタも起き出して、俺の看病を始める。
付きっ切りで看病するって言う二人を送り出して、部屋でうずくまる。
「ル、るいず……」
頭の中で何かが壊れていく感じがする……
「るいず……る……い……ずぅ……る……」
手の中から砂が零れ落ちるような感覚。
トントンと、小さなノックが聞こえる。
恐る恐る振り返る俺の耳に……
「おはようございます、サイトさま、ケティです。」
その名前を聞いただけで、股間が熱くなる。
「お迎えに上がりました。」
俺はその声に逆らえなくて……この部屋に戻ることは二度となかった。
お、おしまい……えっと、ごめんなさい。
もう、どーしよーもないっす。
こんなになるとは……誰の所為?
でも、それはそれとして、構成と展開考えたら、もっとエロくも、黒くも出来た………それがかなり心残りですが。
これ、もう自分では書けません。根性足りなくてごめんなさい。
あ、明るいの行きますね、次は。
……暫く立ち直れない気もするけど、2,3日位。ではー明日は溜まってるWikiの方でもします。
GJ!
酔ったアン様さいこーw
>「んー、わたしへいかー、でもーおんなのこなのー」
この辺とか良すぎ
ああっ、リロード忘れてたら次のが来てるー
これから読むけどとりあえず乙!
> 「うあぁぁぁぁ、なんだっこれっ、なんだあぁぁぁぁ」
> あら、先輩……まだでしたのね……優越感が胸に溢れる。
> ゆっくりと抜く。
> 次の子にタッチ。
> 「ひぁっ、またぁぁっぁあ、って………感触……ちがっ」
> へーそうなんだ。
> サイトさまの股間を赤く染めながら……血の出ない子も居たけど。
> 次々と皆、本物のサイトさまで処女を捨てる。
ベルトコンベアー吹いたw
ドス黒!
>>162 (((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
黒っ!ていうか怖っ!
このケティならジョセフやミューズとも対等に渡り合えそう
>誰の所為?
ま、まさか俺か?(|| ゜Д゜)
お、俺が煽ったせいでサイトが・・・orz
だがそれがいいw
連作お疲れ様でしたーGJ
保管庫の俺とかお前とか何なんだよ?
>>167 落ち着け。罠だ罠に決まってる
「私たち、オトモダチね?」
「どなたですか?」(ニコ)
黒姫に、あー目に浮かぶ。
>>169 どこの話、保管庫変わってる?
意見交換からいける質問のこと
気付いてなかった。
サンクス
才人が選んだのは、事の元凶であるタバサだった。
今にも泣きそうな顔で、じっと見つめられては仕方のないことなのである。
「…犬?どういう事なのか説明してもらいましょうか」
「そうですねえたっぷりと釈明していただきましょうか」
ドス黒いオーラに包まれた嫉妬の女神二人が、ギーシュくらいなら裸足で逃げ出しそうな視線で迫ってくる。
風邪のソレとは違う寒気に、才人は震え上がる。
すると、二人と才人の間に、タバサがつぃ、と割って入った。
「病人の前」
言って、大きな杖で二人をびっ、と指す。
「…いい度胸じゃないチビっこ」
「…サイトさんは渡しませんよ?」
二人の剣幕にしかし、タバサは動じない。
小さくルーンを唱えると、二人の身体がふいっ、と浮き上がった。
『レビテーション』の魔法である。
「あっこら!なにすんのよ!」
「お、降ろして!降ろしてください!」
しかしタバサは無言のまま、ついっ、っと杖を振った。
そして、バタンと開いた部屋の窓から、二人を魔法で放り出した。
「お、おぼえてらっしゃーーーーい!」
「こ、これで終わったと思わないでくださいよぉぉぉぉ!」
遠くなる二人の声を完全に無視し、タバサは才人のいるベッドへ向かった。
「た、助かったよシャルロット」
かろうじて一命を取り留めた才人が、シーツの中から礼を言う。
タバサはちょこん、とベッドサイドに腰掛けると言った。
「サイトを守るのは私の役目」
言って、才人を見つめてにっこり笑う。
そして、ローブの下から小さな小瓶を取り出した。
その小瓶には、毒々しい紅い液体が満たされていた。
「これ、呑んで」
それは、出掛けにキュルケからもらった薬だった。
キュルケ曰く、『どんな病人もこれで元気になるわよ!』とのことだった。
親友の気遣いに感謝し、タバサはそれを受け取り、才人の許に駆けつけたのだ。
「こ、これは何?」
透き通ったルビー色の液体を見て、才人はちょっと引く。
例えて言うなら、それはカキ氷の苺シロップにそっくりだった。
「元気になる薬」
言ってタバサは蓋を開け、瓶を才人に突き出す。
その薬は、蓋を開けて空気に触れた瞬間、シューっと言う音を立てて湯気を立ち上らせた。
「呑んで」
真剣な目でタバサはそう訴えるが、才人には、目の前で湯気を立てる謎の液体が風邪薬にはどうしても見えない。
しかし、タバサの真摯な目が、『あなたが心配なの』と訴えかける。
こんな怪しげなもの、飲みたくない。でも、せっかくシャルロットが準備してくれた薬だし…。
才人がそんな二律背反に苦しんでいると。
タバサは突然、薬瓶を傾け、一気に薬を口の中に入れた。
そして、一瞬の早業で才人の唇を奪うと、薬を一気に才人の中に流し込んだ。
「えほっ!えほっ!」
才人は流し込まれた薬を何とか飲み込んだが、奇妙な味に咽こんでしまう。
それは例えるなら、液体にしたゴムの味だった。
「変な味」
タバサは舌をぺろりと出して、空気に触れさせていた。少し薬を飲んでしまっていた。
「あのなあシャルロット、無理矢理にも程があるぞ…」
咳の収まった才人が、タバサに文句を言う。
「それになんか、マズいし…」
才人も舌をえーっ、と出し、顔中で変な味を表現した。
それを見てタバサがくすりと笑う。
「変な顔」
「あのなぁ…」
怒る気力も元気もない。
才人は仕方なく、大人しく横になっていることにした。
タバサは才人に特に何をするでもなく、ベッドサイドに腰掛けて大人しく本を読んでいた。
正直、才人にはありがたかった。
下手に料理をされたり、体を拭かれたり、添い寝されたりしたら、風邪が悪化する結果になりかねない。
でも、構ってくれないのもなんだかなあ。
ちらりとタバサを見ると、同じようにこちらを見ていたタバサと目が合った。
すると、タバサは頬を染めると、慌てて本に視線を戻した。
い、いかん、かわええ。
タバサの意外な少女らしさに、才人のハートが揺さ振られる。
ちょ、ちょっとイタヅラしてみよっかな…。
シーツの裾からそっと手を出し、タバサの小さなお尻めがけて、少しずつ手をにじり寄らせていく。
あと2センチ、というところで、不意にタバサが手を出し、その手を掴んだ。
あ。ヤベ。
才人の背を一瞬、冷や汗が流れる。
タバサは一瞬、意外そうな顔をしたが、照れたように微笑むと、才人の手をきゅっと握った。
視線は本に落としたまま、握った才人の手を離さない。
サイトも手、つなぎたかったんだ…。
自分と才人の心が繋がりあったようで、タバサは嬉しくて本を読みながら才人の手を何度もにぎにぎする。
え、えっと、これはどういう意味…?
うしろめたい所もあって、才人は何も言えずに居た。
タバサの行動に困惑しながら、才人はタバサの成すがままにされていた。
しばらくそうしていると、才人の呼吸が規則正しいものに変わっていた。
どうやら眠ってしまったらしい。
タバサは握っていた手を離すと、才人の手をそっとシーツの中に戻し、シーツを掛けなおした。
少し乱れている才人の前髪を手で漉いて整えて、頬杖を突いて寝顔を覗き込む。
寝ている隙にキスしたら怒るだろうか。
ちょっとそんなことを考えて、やっぱりやめておく。
キスで怒りはしないだろうけど、それで風邪がまた私に移ったりしたら、サイトにまた迷惑をかける。
思い直したタバサがふと才人の下半身を見ると。
シーツがむっくりと隆起し、才人が勃ち上っていることを教えていた。
え…?
シーツ越しに想像されるその大きさは、タバサの知っている才人のそれではない。
タバサは気になって、下半身のシーツを捲り上げた。
屹立する力だけでズボンのジッパーを下ろし、それはそこに勃っていた。
赤黒く脈打つそれは、確かに才人から生えていたが、いつもの才人ではなかった。
何、コレ…?
何が原因でこうなっているのか、よく考えてみる。
『どんな病人もこれで元気になるわよ!』キュルケの言葉が頭をよぎる。
…元気になるって、こういうこと!?
強制的に血液を集められ、才人はいつもより大きく脈打っていた。
…ど、どーしよ。
タバサは慌てて考えてみる。
大きくなったモノを小さくするには、出すしかない。
よ、よし。
タバサは意を決すると、脈打つ才人の先端に口付けた。
そこはすでに大量の先走りで滑っていた。
怒張に舌を這わせ、己が唾液を先走りと混ぜ込み、満遍なく濡らす。
才人全体が液体に覆われると、タバサはそっと口を開けて、才人を呑みこもうとした。
その脳裏に、いつかの行為が思い出される。
上手に、できるだろうか…。
口では、彼を満足させられないかもしれない。そんな不安が、タバサを止めた。
実際、ここまでしても才人は寝息をたてるだけで、声すら上げない。感じてないのかもしれない。
タバサは一旦考えなおすと、スカートの中に手を挿し込み、ショーツを脱ぎ去った。
まだ興奮するほどの行為はしていないので、タバサの割れ目はぴっちりと閉じられ、乾いたままだ。
タバサは才人の胸板の上に身体を密着させて、タバサを大きく屹立した才人にこすり付ける。
唾液と先走りの混合物が、タバサを濡らしていく。
「んっ…」
才人を起こしてはいけない。タバサは必死に声を抑え、行為を続ける。
次第に、タバサのそこは、快感を分泌させ始めた。
ぬちゅ、ぬちゅ…。
少しずつ、淫らな水音が大きくなる。
「ふ…」
粘液で十分に自分を汚すと、タバサは立ち上がり、才人自身をまたいだ。
まだ、才人は起きない。
そういえば、上になるの、初めて…。
はじめての体験に興奮したのか、タバサから溢れる粘液の量が増し、一滴の雫となって才人の上に滴る。
そして、タバサはそっと腰を下ろすと、才人の先端を咥え込んだ。
…はいった…。
先端が入り口を削る快感に腰を震わせ、少しずつ才人を飲み込んでいく。
「うっ…ふぁっ…」
溢れそうになる嬌声を必死に抑え、タバサは腰を進める。
ぐに。
嘘っ…。
しかし、薬で限界以上に大きくなった才人を飲み込むことは適わなかった。
タバサの膣道を全て使って、才人はまだその先を残していた。
先端が子宮口に当たる快感が、タバサを狂わせる。
…熱いの…あたってる…。
身体を上にずらすため、タバサは少し身体を持ち上げようとした。
その瞬間、肥大した才人の返しが、容赦なくタバサの中を削る。
「ひゃぁっ」
その快感に、思わず膝の力が抜け、完全に才人の上に体重をかけてしまう。
ぐにゅっ!
膣道が引き伸ばされ、子宮口を才人の先端がこじ開けようとする。
その異質な感覚に、タバサの意識は飛びそうになる。
「あはぁっ!」
両手を才人の胸板に置き、必死に身体を支える。
今度はそっと、才人を引き抜くために腰を浮かす。
それでも、才人の返しで削られる快感に、何度もタバサの意識は飛びそうになってしまう。
だめ、こんなの…ムリだよ…。
しかし火のついた身体は、もっと快感を欲している。
引き抜きかけた怒張を、再びタバサは飲み込む。
「あっあっあっあっ…おっき…おっきいのっ…」
もう既に、声を抑えられなくなっていた。
もう一度奥を突かれ、タバサの膣道が一気に締まる。限界だった。
「あ、あ、あ、あ、あーーー!」
ビクビクと身体を震わせ、タバサは絶頂に達する。
脱力した子宮口を、才人の先端がこじ開ける。
そしてその瞬間。
どこどくどくどくどくっ!
いつもの数倍もあろうかという迸りが、タバサの中に放たれる。
才人の迸りは、小さなタバサの子宮を満たしきった。
「や、だめ、いって、のに、あ、あ、あああ!」
絶頂に達しながら、子宮に感じた熱さに、タバサは無理矢理高みに持ち上げられる。タバサの意識は、快楽に焼き切れた。
ぐったりと体から力が抜ける。
しかし、桁外れの量を放った才人は、まだ静まらない。
貫かれながら体の力が抜けたため、貫かれる衝撃に、意識が戻る。
「や、だぁっ、も、ぬい、ぬいてぇっ」
しかし完全に腰が抜けたのか、タバサの体は持ち上がらない。
めりめりと子宮口が広げられ、才人がタバサを引き裂こうとした時。
「ぅぁっ、なんだこれっ…!」
才人が目を覚ました。
目を覚ました才人は、自分に貫かれて、呼吸すらままならないタバサを、慌てて抱き上げて自分から引き抜き、抱きしめる。
引き抜いた瞬間、タバサの中に溢れていた才人の精液が逆流し、割れ目から流れ出た。
持ち上げられたタバサはぐったりとしていて、まるで人形のようだ。
「お、おいシャルロット!」
才人が肩を揺さ振ると、タバサはゆっくりと上半身を持ち上げた。
そして、才人に抱きつく。
「怖かったっ…!」
カタカタと震え、才人の肩に顔を押し付ける。
「壊れると思ったっ…」
ひっくひっくとしゃくりあげ、必死に才人の首に抱きつく。
才人はそんなタバサの頭を優しく撫ぜ、慰める。
どうしてこんなことをしていたのか問い詰めたい才人だったが、タバサが泣き止むのを待つことにした。
しばらくタバサは啼いていたが、腰の辺りに感じる熱に、泣き止んだ。
サイト、まだ…。
「で、どうしてあんなことしてたんだ?それに」
才人は自分の下半身で意思に反して脈打つ自分自身を見て、言った。
「薬のせい、だと思う」
タバサは言いながら、もう一度才人の上に覆いかぶさる。
「お、おいシャルロット?」
「鎮めないと」
言って、後ろ手に才人を撫で上げる。
「う、うわっ」
今度は、ちゃんと感じてる。
でも…この大きさじゃ、『私』が壊れる…。
だから。
「ゴメン、サイト」
汚い場所だってわかってる。
本でも、こんなところ使うのは変態だって書いてあった。
でも、ここじゃなきゃ、サイトを全部入れられない…。
タバサは、排泄しか知らぬ菊門に才人を押し当てると、無理矢理才人をそこで飲み込んだ。
「ふぁぁぁぁぁぁぁっ!」
「ちょ、シャルロットっ!?」
痛みを感じたのは最初の一瞬だけだった。
なんで、はじめてなのにっ、いじってないのにっ、なんでぇっ?
タバサの肛門は、初めての性交で、快感を得ていた。
こんなのっ、こんなのっ、おかしいっ。
しかし意思に反して淫らに腰は蠢き、底のない腸内の奥へ奥へと、才人を飲み込んでいく。
まさか、薬のっ…!
タバサがまともな意思を保っていられたのは、そこまでだった。
快感に塗りつぶされたタバサの身体は、意思を振り切って才人を貪り始めた。
目を覚ますと、才人が腕枕をしたまま、心配そうに顔を覗き込んでいた。
「だ、大丈夫かシャルロット?」
タバサはその言葉に、先ほどの自分の行為を思い出す。
肛門を使い、才人の精を何度も受け、意識が飛ぶまで才人を貪った。
真っ赤になってシーツで顔を隠す。
「お、おしり、痛くない?」
才人の変な気遣いに、さらに赤面する。
「ば、ばかっ!」
言って、才人とは反対側を向く。
その瞬間。
こぷぅ…
タバサの中に溜まった大量の才人の欲望が、逆流して緩んだ菊門から溢れてきた。
や、やだ…溢れて…。
肛門に力を入れようとするが、うまくいかない。
溢れた精液が尻を伝い落ちる感覚が、タバサの獣を刺激する。
急に黙りこくったタバサに、才人が語りかける。
「も、もう薬は抜けたみたいだし、おかげで元に戻ったよ」
才人のソコは、すでにいつもの大きさに戻っていた。
普段どおり、なら…。
タバサはくるっ、と才人の方に向き直り、獣欲に曇った瞳で、才人に言った。
「じゃあ今度は、前に」
あの薬…こういうことに使う薬だったんだ…。
もうすでにその事しか考えられなくなっていた頭の片隅で、タバサは思った。
今度は…私に効いてきたのかな…。
「前にいっぱい、頂戴…」
言ってタバサは才人の唇を塞いだ。
それが薬のせいなのか、タバサの本性なのか、それは誰も知らない。 〜fin
179 :
せんたいさん:2006/10/18(水) 23:22:42 ID:4kZq692z
>>261のひと
あたなとわたしはおなじものよbyへんぜる
というわけでタバサ終わりましたー。
もう一切看病とか関係ない世界デスネ!<変態
あーもうロリものはかきたくないな<棒読み
しばらくタバサは封印デスネ、とりあえず
次はリハビリにテファでも書くかなー
それではノシ
真エンド来てた
GJ!
>>179 前の二人とは明らかに違う力の入りよう・・・。
このロリコン!!そして超GJ!!
>179
サディスティックが止まらないロリコンさん乙。
この調子も頑張れと幸せになりれます。ぽえーん
ロリコンめ…( ´,_ゝ`)
ここは素晴らしいロリコンのいるインターネッツですね
_、_ ∠変態め…だが嫌いじゃないぜ
( ,_ノ` )y━・~~~
>>178 >あーもうロリものはかきたくないな
信じていた人に〜
裏切られた〜
ロリコン万歳!
おかしいな・・・俺は年上好きな男だったのに…
あれ?タバサに鼻血が…あれ?
もしかして・・・ ロリkゲフンゲフン・・・
保管庫が移動したのって10/8だっけ?
大体1日で1500以上カウンターが回ってる計算?
マジか?
俺は見てないぞ!
・・・1日に2回位しか。
あると、みんな見に行くんだなー
保管庫ー保管庫ー
って騒いでる間は誰も作らなかったのに。
まぁ、人のこた言えないが
俺の知る限りじゃほぼ毎日こんだけ濃い内容の更新続けてるSSサイトはない
カウンター回るのも自明の理
そうか?ある職人なんか同じ話を使いまわしてるぞ
一度最後まで書いた話に手を加えただけで同じ話とか
長編の一部を切り取って短編だとか投下してたり
もうねアフォかってのもある
どーでもいいが誰か桃と林檎の遺伝子配合とかなんとかして桃りんご作ってくんね?
桃りんごは人間とエルフで作るもんだろうが
先生怒らないから保管庫の意見交換で[お前ら26票]やった奴手上げろ
>>198 先生、僕やってないけど、最後の方で本音でてませんか?「手上げろ」怒ってるっぽいですよ。
先生。
>>198 先生怒らないから・みんな目を瞑って!
試験勉強した?全然しなかったヨ!
一緒に最後まで走ろうね etc...
みんな嘘の呪文!
>試験勉強した?全然しなかったヨ!
これあったよな。明らかに試験前になると遊ばなくなる友達いたのに
そいつは必ずしなかったよと言い出す。
ちなみに俺は試験10分前から猛勉強タイプだ。
>>195 どれだろ?
分岐物のことかな?毎回楽しいオレは、記憶力ないのかーorz
>>202 たぶん、名前出しちゃうとアレな人のプロットの話とか、
短編を先に投下しておいてエロ追加で本編組み込みとか、
あの辺を何か勘違いしてる人なんじゃないかと思う。
どっちかってーと、どれも同じに見える読解力だろ?
>>196 あ、今思い出したけど、桃の種類でりんごみたいな食感の奴があった。
――りんごの種類で、桃の味が理想か?
近いものを作りたいなら、桃と林檎の100%ジュース買ってきて、ミルクか生クリームちょっと足して、豆に攪拌してシャーベット作ると理想かな?
言ってたら腹へって来たんだが、誰かクンネ?
>>204 それだ!
ってか自分で書いてて改めて思ったんだが、
最後がどうなるかあらすじが全部分かってても、
ちゃんとwktkしながら読めるもんなんだな。
>>206 そうじゃないと、同じ本2回読めないし。
単純な指摘として、ゼロ何回読んだ?
>>207 だね。ゼロ魔は最初2度読んで、このスレ来るようになってからは
辞書のように、職人さんの新たな見解と共に何度も読み返してる。
俺、最初プロット投下されたとき、あーあオチまで書かれちゃったと
正直思ったんだよね。僕の認識が間違っていたよ、ママン♪
ミルクか、生クリーム添加にエロスを感じる僕は、死んだ方が良いですか?
そうですか。
>>209-210 おまえらモグラに失礼だろ?モグラはああ見えて偉いんだ。
このボルボックスどもめ!
俺もな…。
212 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/19(木) 22:58:15 ID:yqN8nqyY
age
_、_ ∠親の顔が見てみたいぜ…
( ,_ノ` )y━・~~~
_、_
( ,_ノ` )ノシ
保管庫のアンケート、現時点の1位2位での展開!
「お前ら(我々)&サイトのパパ大好きー甘甘ストーリー」を希望!
ってことでOK?
217 :
261のひと:2006/10/20(金) 00:21:32 ID:jEtM2Dfi
まったく被らなくて、恐縮ですが。
今から投下しますね
218 :
1/8:2006/10/20(金) 00:22:04 ID:jEtM2Dfi
不屈という言葉がある。
決して屈しない、そういう意味であろう。
今日の授業で聞いた良い言葉だ。
一度の失敗がなんだ!!
次成功すれば良い!!
その言葉を胸に立ち上がる。
不屈の漢、無限の邪念。
滾る妄想果てしなくっ。
それがこの僕っ、マリコルヌっ。
重度のPTSDより、今!!ふっかぁぁぁぁぁつ
どんなことでもやぁぁぁぁってやるぜぇ。
でも、ルイズだけは勘弁な。
219 :
2/8:2006/10/20(金) 00:22:36 ID:jEtM2Dfi
前回の問題点は単純だ。
突発事故。これに尽きる。
僕は悪くない。
スレイプニィルの舞踏会は年に一度しかない。
そんな、貴重な機会に全て賭けたのがいけなかったのだ。
もっと確実に、もっとエレガントに。
貴族らしくスマァァァァトに行かなくてはっ。
太ってるけどな。
そこでこの僕考えた、授業の100倍考えた。
浮かんだ妙案ただひとつ。
真実の鏡は別に無くなる訳ではない。
すっげぇぇぇぇえ、僕天才!!
そう、別にたった今でもいいのだ!!
ちょちょいっ、と宝物庫に入れれば。
………入れればな。
難問だった、だがかの土くれだかなんだかが入ったらしい。
不可能ではないのだっ!!
さらにさらに考える、脳細胞はフル回転。
素晴らしい勢いで空回り!!
凄いぞ脳内ハムスター!!
そうだっ、学園長を巻き込もう、彼は……学園屈指のへんたいさん(誉め言葉)
220 :
3/8:2006/10/20(金) 00:23:08 ID:jEtM2Dfi
校内走ってオールドオスマンを探すっ。
その間に妄想も走る。
二人なら……さわりっこできるぜぇぇぇぇぇぇ。
僕!!天才!!
学園長を発見!!
女生徒のスカートを気にしながら階段下りてるぜぇぇぇ。
流石だ、5分前からの我が魂の師匠!!
ダッシュで駆け寄って手を取る。
「オーールド・オスマンっっっっ」
「な、なんじゃぁあぁ?だれじゃぁぁぁ???至福のひと時の邪魔をするなどぉぉぉ」
「オールドオスマンっ!!」
手を取ったまま力強く、話しかける。
「お願いがあります!!」
「な?なんじゃね?」
「僕とさわりっこしてください」
青くなったオールド・オスマンが必死に逃げ出す。
すげーぜ、師匠!!今の一言だけでこの作戦のヤバさが解るなんてぇぇぇぇ
「素敵だぁぁぁぁあ」
なぜか巻き起こる女生徒の歓声を背に、僕は必死に追いすがった。
221 :
4/8:2006/10/20(金) 00:23:39 ID:jEtM2Dfi
「はぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁ」
必死に追いすがって、やっとオールド・オスマンを追い詰める。
「くっくっく、もぅ逃げられませんよぉぉぉ、はぁはぁはぁ」
「お、落ち着くのじゃぁぁぁぁ、きっ君はまだわかいっ」
「若いからこそ、情熱は止められぬのですよぉぉぉぉ」
「ひぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ」
「さぁ、言うことを聞いてもらいましょうかぁぁぁ」
「いやぁぁぁぁぁぁ、ママァァァァァ、ママァァァァァ」
「もう逃げ場はありませんよぉ」
息も整ってきた僕は、身体を活かし、廊下の隅に追い込む。
「や、やめてくれぇぇぇぇ、ワシはワシはぁぁぁぁぁ」
「くっくっく、学園長の立場もおありでしょうが、全て忘れてもらいますとも」
「たす……たすけてぇぇぇぇぇぇ」
「助けを呼んでも無駄ですとも、こんな学園の端まで逃げたのですから」
「いやっ、ワシ追い込まれた?追い込まれたのぉぉぉ?」
「くっくっく、ここならゆっくり……」
「ひぃぃぃぃぃぃぃぃ何でもするから許してぇぇぇぇ」
随分話が早かった。
「あ、じゃあ、細かい説明は後にして、宝物庫開けてもらえます?」
「何でもするっ、破壊の杖でも始祖の魔道書でも持って行くがよいっ」
「いやだなぁぁ、僕の目的はそんなものじゃぁありませんよぉ」
「ひぃぃぃぃぃ」
説明にはなぜか随分掛かった。
222 :
5/8:2006/10/20(金) 00:24:12 ID:jEtM2Dfi
「マリコルヌと言ったな?」
「はっ、師匠!!」
「主は………天才じゃぁぁぁぁ!!」
僕達は手を取り合って、宝物庫の中に居た。
「おほぅおほぅ、だぁぁぁぁれが良いかのぉ?」
「あ、1年の……」
「馬鹿ものぉぉぉ、ここは豊満な……」
「落ち着いてください、師匠!!」
「なんじゃ?」
「僕とタイプをずらせば」
「うぉぉぉぉ、一粒で二度おいしいとはこの事じゃぁぁぁぁ」
「はっ、その通りであります」
「マリコルヌゥゥゥゥ、恐ろしい奴!!」
「これも、真実の鏡の魔力です」
「むぅ、では私は、ミス・ロビンクルにするかのぉ?」
「えーおばさんじゃないすか?」
「馬鹿ものぉぉぉぉ」
「はっ」
「あの歳はまだまだ行けるわぁぁぁぁ」
「はっ、申し訳有りません」
「で、主は?ミス・ヴァリエールとかどうじゃ?」
「ひぃぃぃぃぃぃぃ、それだけは勘弁を!!」
「?では、誰にする」
「タバサ……とか」
「ペタか?」
「馬鹿ものぉぉぉぉぉ!!!」
オールド・オスマンはよく飛んだ。
追いすがり、顔を踏みつけながら力説する。
「アレはぁぁぁぁぁぁ、良いものだぁぁぁっぁぁあ」
「ス、スンマセン」
僕の説教は一時間に及んだ。
223 :
6/8:2006/10/20(金) 00:24:44 ID:jEtM2Dfi
悠久にも思える時を超えっ!!
今、ここに、マリコルヌ変身!!
見てください、皆さん。
どこから見ても、タバサです。
鏡に向かって微笑んじゃいますよ。
うぉぉぉぉおぉ、タバサの笑顔ぷぅぅぅりてぃぃぃ。
「まぁ、マリコルヌ君、調子に乗りすぎよ?」
うぉ、流石だオールド・オスマン!!
役になりきってやがりますよ。
「タバサっす。」
「そうね、ロビンクルよぉん」
おぉ、確かにいけるっ!!オスマン……僕……間違ってたよ。
「うふふぅ、み・た・い?」
スカートがすすーーっと上がっていく。
うぉぉぉ、中身を気にしなかったら、萌えまくりですぜ!!
ならばぁぁぁ、こちらもぉぉぉ
「パパぁ、タバサぁお腹いたいの、みてぇ」
ミス・ロビンクルがむしゃぶりつく。
「おほぅ、ここかなぁぁぁぁぁ、お譲ちゃん、ここかなぁぁぁぁ?」
あんた、教育者止めたほうが良いよ。
「うん、パパぁ、みて〜」
ふっ、この程度の演技、マリコルヌさまに掛かったら。
「くぉくぉくぁぁぁぁ」
びりびり破り咲かれる服……オールド・オスマンあんた……もてないだろ?
「まてっ、オスマン!!」
「な、なんじゃぁぁっぁああああ、われぇぇ、いまいいとこなんじゃぁぁぁ、だあっとかんかい、こん、ぼけがぁぁぁ」
「んだらぁぁぁあっん、ぼけとんかぁぁ?つぎゃぁぁぁ、おれんばんやろがぁぁぁ」
異界の言葉によって、魂で会話する。
………しばしの沈黙の後……
「もぉ、こんなことも解らないなんてぇ、ロビンクルダメなこ、めっめっ」
ふっ、僕の勝ちだ。
って、おい?
ばさばさと勢いよく脱いでいく、お、趣がぁぁぁぁぁぁ。
「まてぇぇぇぇぇ」
「むねぇぇぇぇぇぇ」
血走った目で自分の胸を揉みしだく、
「ちょ、みせろやぁぁぁ」
「これは、ワシのじゃぁぁぁぁぁ」
くんずほぐれつ……あ、これはこれで……
絡み合った姿勢で停止する。目の前にはミス・ロビンクルの……
股間の辺りから声がした……
「むぅ、動けん」
「ふっ、師匠、俺もだ、良い勝負だったな……」
「あぁ、主もなかなかやるの」
「で、だ」
「あぁ……」
「「お互いのをじーーくり鑑賞するとしようか!!」」
僕達は戦いを超えて、今魂で結ばれていた。
224 :
7/8:2006/10/20(金) 00:25:16 ID:jEtM2Dfi
「そんな必要ないってば」
「いや、魔法の練習しろよ、ルイズ、エクスプロージュンしか使わないじゃんか」
「成功してるからいいじゃない」
「他のもだよ……いつ必要になるかわからないだろ?」
サイトがしつこく勧めるから、広場で魔法の練習をすることになった。
「なんで、いまさらー」
「やれることの練習はしといたほうがいいって」
不満だ、私の虚無の魔法は完璧なのに。
「さらわれた時だって、ディスペルとか使えばもっと早く助けれただろ?」
………心配してるのかな?
「心配してるの?」
あー赤くなった……いっか。
「じゃあ、イリュージョンからね」
「おう」
いつか見たサイトが戦うところを虚空に映し出す。
かっこいいよね?
「なっ、何で俺なんだ?」
「いいじゃない……」
暫く眺めていると、人が集まってきた。
「うぉっ、みろよっ」
あ、ちょっと自慢。そうよね、イリュージョン虚無の魔法ですもの、凄いのよ。
本当は秘密だけど。
「ルイズが魔法成功してやがるぅぅぅぅぅ」
なぬ。
「うそだぁぁぁぁっぁ」
「見逃したら、もうみれねぇぇぇぇ」
あっという間に人だかりが出来る……マテ。
「あのっ、ヴァリエール先輩が魔法成功してる時に、願い事唱えると叶うって噂っ」
「ああっ、誰も試せてない事の真偽が今明らかに!!」
マテェェェェェ
「すげーな、ルイズ。魔法使うだけで人だかりになるなんて……」
……サイト……あんたが………
もう誰にも見せてやんない。
全力でっ
「ディスペル・マジック!!」
空中の映像が掻き消える……
「あーやっぱりルイズかー」
まてその感想。
背後でギギィーって音が鳴る。
げ、宝物庫の封印まで……ってぇぇぇぇぇぇぇ
集まっていた生徒の悲鳴が、学園中に響き渡った。
225 :
8/8:2006/10/20(金) 00:25:47 ID:jEtM2Dfi
「あのっ、がんばってくださいっ!応援してます!」
今日3組目の女の子の集団……
すごいぞ……もてもて、僕まりこるぬー
いよいよって瞬間に……しゅーーんーーかーーんにぃぃぃぃ
しわしわのボウガァァァ
「すごいな、マリコルヌ。もてもてじゃないか」
「ギーシュ……この微妙な距離はなんだ?」
5メートルほど向こうからギーシュが声をかけてくる……
「いや……同類だと思われると……なぁ」
………僕の中で何かが切れる……
もう失うものなど何もないっ!!
「ギィィィイシュ」
「な、なんだっ?」
教室中に響き渡る声で言った。
「すきだぁぁぁぁぁ、付き合ってくれぇぇぇぇ」
女の子の一団が悲鳴を上げながら、駆け出していく……ふっ、これで
「きっきさまぁぁぁぁ、巻き込むなぁぁ」
「へっへっへ、僕達の仲じゃぁないかぁ」
「くそぉぉぉ、あぁぁぁ誤解だよきみたちぃぃ」
半泣きで女の子を追いかけていくギーシュ。
……モンモランシーなんでガッツポーズ?
世間の風が冷たくなった……そう感じ始める……
が、
「僕は不屈の漢だぁぁぁっぁあ」
いつかっ、またいつかぁぁぁ
「……ちょっとはくじけろよ」
黙れサイトぉぉぉ、貴様には……貴様になんかぁぁぁ
ニヤリと笑ってサイトを見る。
何かを悟ったサイトが逃げようとするが……
「サァァァァイトォォォ」
僕の声がまた教室に響き渡る。
……だからなんでルイスが…(ry
パパとサイトは出てますが、あまあまにはほど遠いですねー。
一日書かないと脳から何か溢れそうです。もうだめな人ですね。
ではー
なんか陸上選手が混ざってるね。
GJ!しかし惜しい(><)
最後の〆の言葉が「ルイス」になってるぅぅぅぅ!
面白話の最後の最後で噛んだ芸人のように!
否!むしろそれすら華麗に美しく!
これぞ職人芸なのだと!我は思うのだぁ!
すげぇ、何が凄いのかさっぱり分からんが
とにかくあんたすげぇ馬鹿だよ(w
キャラ個性とか被ってるような気もするけど勢いだけは本物だ、次も頼むぜ!
うわぁぁぁぁぁ、馬鹿な話なのに、馬鹿なミスを……お詫びにもう一個なんか書こう。ってか、書きたくなった。
オナニーの回数が増えると濃度は薄くなる?なっちゃう?
濃い〜の一発でも・・・わたし マ ン ゾ ク ♪
無理しないでね♪
実は俺、凄い事を思い付いてしまったんだ。名前を出すと荒れる例の人と、261氏を足して
2で割ったらヤマグチノボル氏に限りなく近付くんじゃまいか?いや、ややエロ寄りか?
そう考えたら眠れなくなって、もう一個を読むまで眠れなくなってしまったよ。待機モードオン。
235 :
106:2006/10/20(金) 00:59:27 ID:URAXuzuV
>>226 GJ!
やっぱりこの鏡とマリコルヌは相性がいいなぁ
面白すぎです
夜も更け、すっかり人の気配の無くなったトリステインの城。
一定間隔で配置されているランプは戦時から続く倹約の為にほとんど灯される事はなく、
暗闇に包まれた長い廊下を何者かの影が蝋燭を灯りにして歩いていた。
ほぼカーペットに吸収されるとはいえ、遅れを取り戻そうと少々急いでいたこともあり
時折外で吹く風以外は何ら音を立てるものが無いこの空間ではその足音が僅かに響いた。
やがて足音はある部屋の前で止まり、かわりに扉を叩く音と若い女の声。
「私です」
数秒の沈黙の後、扉の中からさらに幾分か若く、より上品な女の声がした。
「どうぞ」
影はその声を聞くと扉を開けて素早く部屋に入り、廊下はふたたび闇に還った。
「銃士隊隊長、アニエス・シュヴァリエ・ド・ミラン、ただいま参りました」
普段より幾分小さいとはいえ部屋中にはっきり通る声と共に、月の光が二つの影を照らし出す。
扉の前で直立の姿勢を取っているアニエスに、部屋の主が答える。
「アニエス、よく来てくれました」
アンリエッタ女王陛下その人であった。すなわちここは女王の寝室である。
「こんな時間に呼び出してしまってごめんなさいね」
「はっ、私の事でしたら平気です。陛下のお呼びとあらばいつ何時でも」
アニエスにとって、何時呼ばれたのかは些細なことであった。
「そんなに畏まらなくていいわ。今はもう夜、公務の時間じゃないから」
「は。では早速ですが、今宵私を呼んだのはどのような用向きでしょうか?」
「ええ。それは・・・・・・」
アンリエッタは言いにくそうに指を遊ばせる。その様子にアニエスはただならぬものを感じた。
「何でも御言い付けください。私などに出来る事ならば何でもやってみせましょう」
この言葉に勇気付けられたか、アンリエッタはやがて決心したように顔を上げた。
「ありがとう、アニエス。あなたのような臣下を持った私はきっと幸せ者ですね」
毅然としたアンリエッタの口調。もとより先の言葉に嘘は無い。
いつでも女王の為に命を捧げる覚悟は出来ている。
「それじゃあ、聞いてちょうだい」
緊張に、アニエスの喉は大きく鳴った。
「うずくの」
「・・・・・・は?」
想像の斜め上どころか二つの月が朝起きたら一つになっていたくらいありえない言葉に
アニエスの脳は思考を末端から強制的に停止させられ完全に真っ白になった。
「私とて王である前に一人の女。時には人肌が恋しくなる事もありますわ」
「・・・・・・」
「その度に夜な夜な一人慰めてきたけれど、もう限界。かといって未だ殿方を知らぬ私が
おいそれと何をどうこうするという訳にも参りません」
「・・・・・・」
「そこで私は一つの結論に至りました」
アンリエッタは熱っぽく語り続けるが、停止中のアニエスにはその言葉が届いていない。
「・・・・・・」
「ニエス? ・・・・・・アニエス!」
「えっ、えっ。あ、はっはい! 何でありましょう!」
「もう、聞いてなかったの? ならもう一度、最初から言うわね」
アンリエッタは先の言葉を一字余さず繰り返し、一度戻ったアニエスの意識はまた飛びかけた。
「いいかしら。私の導いた結論、今度こそちゃんと聞いてくださいましね」
「は・・・・・・ぁ。それは一体・・・・・・?」
「ええ、それはね・・・・・・」
もったいぶるようにコホンと咳をしたアンリエッタは胸の前に突き出した右手の人差し指を立て、
上品ではあるが年相応に得意げな満面の笑みを浮かべながらこう言った。
「女同士ならノーカウント、ですわ!」
時間が止まった。
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「・・・・・・あ、あら?」
この間わずか数秒。しかしアニエスにはそれが数十分のように感じられた。
「あ、あの。陛下」
「ねえアニエス。あなたの銃士隊に所属する人の中で恋人のいる方はおられるの?」
「は? さ、さあ。私は隊員のプライベートにまでは口を出さないので・・・・・・」
「そう。じゃあ、任務中でもいつも二人一緒にいるような仲良しな方は?」
「・・・・・・す、数例、存じています」
何となく陛下の言おうとしている事が分かってきた。
「まさかとは思いますが今夜私を呼び出したのは・・・・・・」
「さすがね、アニエス。話が早くて助かるわ」
「ま、お待ちください! ななっ何も私でなくてもっ別にっ他にっ」
「アニエス、さっき言ったわよね。私に出来ることなら何でもするって」
確かに言った。でもそれとこれとは話が違いすぎる。
「そっ、そもそも私なんかこれっぽっちも女らしくありませんし・・・・・・」
女であることは既に捨てている、とは言わなかった。女性だけで構成されている銃士隊。
自分が女王陛下にその隊長を任ぜられている以上、そんな理屈は通らないのだ。
「アニエスは自分を卑下しすぎですわ。あなたはとても・・・・・・綺麗よ」
「あ、う・・・・・・し、しかし。なぜよりによってこの私が」
「このようなこと、他でもない。私の一番信頼するあなたくらいにしか頼めないわ・・・・・・」
「へ、陛下・・・・・・」
アンリエッタ自身の口から語られる、自分をこれほどまで信頼してくださっているという事実。
アニエスは目頭が熱くなるのを感じ、この信頼に応えねばと思った。
・・・・・・しかし一瞬で、それとこれとは話が違うと思い直した。
敵に背を向ける事は恥だ。そう思ってきた。だけど今は話が違う。大体陛下は敵ではない。
アニエスは如何に素早く身を翻して真後ろのドアから外へ飛び出すかについて考えていた。
きっと陛下は何か悪いものに憑かれているのだ。何かの悪い冗談なのだ。
そうだ、だから朝にはいつも通りの陛下に戻ってくれているに違いない。
「だから、ね、アニエス」
す、とアンリエッタが右足を一歩前に出す。今だ!
アニエスは全身の筋肉を瞬時に働かせて身体をひねると扉に駆け寄り、ドアノブに手をかけた。
申し訳ありません陛下。どうか、どうか、陛下のご期待にそえられない私めをお許しください!
そんなことを思いながらノブを回そうとする。だが。
「あ、あれ?」
回らない。鍵はかけていないはずだ。なのに、まるでノブがフェイクの飾りのように動く気配が無い。
なぜ? なぜ? 気持ちが焦る。手に汗が滲み出す。
・・・・・・背後から優しい声。
「万一に備えて・・・・・・ロックの魔法をかけさせてもらいました」
その声に驚いたアニエスが振り向くと、いつのまにか目と鼻の先にアンリエッタの顔があった。
「きゃあああっ!」
あまりに意外な距離にアニエスは悲鳴を上げ、それと同時に反射的に横に避けた。
アンリエッタは穏やかな笑顔を崩さない。それが今のアニエスにはたまらなく怖い。
じり、じり、じり・・・・・・とアニエスは後ろに下がる。アンリエッタは同時に前に出る。
「ねえ、アニエス。どうして逃げるの?」
「ひ・・・・・・ぃ・・・・・・っ」
恐怖に顔が歪んでいくのが分かる。これまでの人生、幾多も恐怖を感じたことはあった。
メイジとの戦いもそうだった。だが、怒りの感情がそれを塗りつぶした。
だけど、ここではその怒る理由が無い。忠誠を誓ったはずのアンリエッタが恐くて仕方がない。
「・・・・・・」
ここが部屋である以上、後ろに下がり続ければやがて端に辿り着く。
「あ・・・・・・っ?」
アニエスは背中にヒンヤリとしたものを感じ、そこが部屋の隅であることを悟った。
それはつまり、この二人きりの鬼ごっこが終わる事を意味する。
「ふふっ・・・・・・つ、か、ま、え、た」
さっきと変わらぬ笑顔のまま、アンリエッタは震えるアニエスの両頬に手を添えた。
アニエスの目からはとめどなく涙が流れている。もはや銃士隊隊長としての面影は微塵も無い。
「あ・・・・・・あぁっ・・・・・・やめ・・・・・・て・・・・・・くだっ」
「ああ、アニエス。可愛い可愛い私のアニエス。泣いているあなたも・・・・・・素敵だわ」
「うっ、うぅっ・・・・・・ぅ・・・・・・んむっ!?」
アンリエッタは右手で溢れる涙をそっと拭い、唇を重ねた。
アニエスの意識はその柔らかいものを感じつつ、ゆっくりと遠のいていった。
身体が熱い。
まるで幼少時に風邪をこじらせた時のような浮遊感。
「ん・・・・・・ぅ・・・・・・」
重い瞼をゆっくりと開けていく。ぼんやりとして視界がなかなか定まらない。
「あら、目が覚めた?」
聞き慣れた声が後ろから聞こえた。
「え? へい・・・・・・か? ・・・・・・ひぃっ」
突然受けた刺激にアニエスの意識は急速に覚醒し、同時に自分の置かれている状況を知った。
「おはよう、アニエス・・・・・・といってもまだ夜だけど」
「え・・・・・・あ、ああ、あ・・・・・・何、を・・・・・・んぅっ」
夜とはいえ、直々に呼ばれる以上寝巻きで行くわけにもいかない。
アニエスは最小限の装備を身に付けてアンリエッタの寝室にやって来た。
それが気絶しているうちに脱がされたらしく、今では素肌に薄布一枚覆うだけになっている。
「ぃ・・・・・・ぁっ」
気絶している間に移動させられたらしく、いつの間にか自分はベッドに座らされており、
その後ろからアンリエッタが密着してアニエスに回した腕を布の中に滑り込ませ、
その中に確かに存在する胸の膨らみを優しい手つきで愛撫していた。
「へ、陛下! なな、何をしておられるのですかっ!」
「何って・・・・・・見ての通り、アニエスの胸を愛してるのですわ」
そう言い、触れる指先に少し力を込める。
「あ、あいっ! い、いけませんっ! そんなふしだらな・・・・・・ひゃうっ」
どうにかここから抜け出さねば。そう思って身体を動かそうとするが力が入らない。
「ふふ・・・・・・アニエスって感じやすいのね」
手の動きは止めず、耳に口を近づけてアンリエッタはアニエスに語りかける。
「ちっ、ちが・・・・・・そん・・・・・・ぁ・・・・・・っ」
ふぅーっと耳に息を吹きかける。
「ひゃぁぁぁっ」
「やっぱり、敏感だわ」
アニエスの身体が力なく跳ねるのを抑えながら、耳たぶを口に含み優しく噛む。
「っ!」
アンリエッタの舌が、なめくじが這いまわるかの如く執拗に、執拗に耳の輪郭を舐め回し、
そこに開いた小さな穴をまるで犯すように舌を差し入れた。
「ちゅっ・・・・・・じゅっ、ぺちゃ、ぴちゃっ・・・・・・ん、はっ・・・・・・」
「や・・・・・・らぇっ・・・・・・こんぁ・・・・・・」
「ぴちゅっ・・・・・・じゅるっ・・・・・・ん、おいしいわ・・・・・・ちゅ、ちゅっ」
「だ、めっ・・・・・・へん、にっ・・・・・・だれ・・・・・・たす・・・・・・けっ」
アンリエッタの口がまるで名残惜しいかのように糸を引きながら耳から離れた。
「そう、ね。そろそろ・・・・・・」
「ぇ・・・・・・?」
アニエスの胸に蠢く細い指は、その強弱こそ変わりこそすれ一瞬たりとも動きを止めていなかった。
「いいわ、アニエス。達しなさい!」
両方の人差し指と親指が、胸の中心に存在する小さな突起を力一杯に摘んだ。
「ひ・・・・・・ぃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ――――っ!」
絶叫と同時にアニエスの意識はふたたび途切れた。
百合百合キタコレ!GJ!これで安心して眠れる。
そういえば百合板の方ってまだあんのかなぁ?
おかしいぞ元々はニッコリキャーにげられないーでそのまますっ飛ばして
アニエスさんベッドでさめざめ泣いてアン様プハーとタバコをふかすような感じで
ゆるーいもののはずだったのに何でこんな事になっちゃったんでしょうかねと思いつつ
まだ終わってないのだけどもっと泣かせようかやめようかと葛藤しながら見切り発車。
無読点も結構疲れるけどちゃんとやるのとは雲泥の差だね!
261氏に言われた通り妄想だだ漏れで書いたよ!
244 :
261のひと:2006/10/20(金) 01:30:14 ID:jEtM2Dfi
>>243さん GJ!このスレ移動前後のあの時の人ですか?
うれしいです。(違ったらへんなひとになってしまう)
書く人増えるとうれしいですね。意識的には読み手の人なので、自分は。
さて、さっきったの短いけど投下
245 :
1/3:2006/10/20(金) 01:31:00 ID:jEtM2Dfi
静かに涙を流す貴婦人の胸を十分に堪能する。
(もう良かろうな……)
忘却の呪文を唱える。
「余が汝を恐喝したことを忘れよ」
夫の不始末まぁ出任せだが、を忘れてほしくば……
そういう話だったが、これで。
「ひっ、ジョ、ジョゼフさま」
「おや、どうしたのかね?」
「え?え?え?あのっ、そのっ?こ、これはっ?」
「おや、貴方がここに入ってきて、唐突に押し付けてきたのではないか?」
「え?」
「おや、覚えてない?」
何かを思い出そうとするが……思い出せるはずも無い。
真っ青になる婦人を尻目に、
「いや、次に卿にお会いした時の良い土産話が出来ましたよ。」
ガクガクとその場に崩れ落ちる婦人……簡単だな。
「あの………」
「なんですかな?」
「……しゅ、主人には…………」
「おや、これは?お宅の挨拶か何かだとばっかり、素晴らしいと卿に伝えねばと」
「お、お願いです、御止め下さい、お願いです」
足にすがり付いてくる……柔らかく、暖かい身体。
「そうですなぁ……では……」
無理やりではなく、今度は自分の意思で……まぁ無理やりか?
一つ一つ服を脱がせる……
「おや、泣くほど嫌なら余は別に良いぞ?」
「ひっ、いえっ……」
黙って全て脱ぎ捨て、余の服に手を掛ける。
装飾品の多い余の服を脱がそうとしている間、退屈しないように玩具で遊ぶ。
ゆらゆらと揺れる、二つの山や、茂み付きの谷。
屈辱で流れる涙も、見慣れれば楽しいものだ。
誇り高く、容易く屈しない心が折れていく様は……
「楽しいな」
そのまま立ち上がり目の前の身体を、思うように貪った。
246 :
2/3:2006/10/20(金) 01:31:32 ID:jEtM2Dfi
「ジョゼフさま……」
「ミューズか、どうしたね?」
「お遊びが過ぎますわ。」
ぐったりと伸びた婦人を見ながら……はて?なんという名だったかな?
「まぁ良いではないか。」
「それだけでは御座いませんわね?」
「はて?」
「最近、城内で経験の無いはずの少女が大量に妊娠していて、しかも相手に心当たりが無いとか」
あぁ、なんだその件か、別のかと思ったぞ。
「お呼び下されば、私いつなりと、ジョゼフさまのためにっ」
「あぁ、ミューズいくら主でもむりだ」
「なぜですかっ、私いくらでもっ」
「生娘にはなれまい?」
「……それはっ、ジョゼフさまがっ………」
思い出したのか、赤くなったミューズが身体を捩る。
「まぁ、ちょっとした戯れだ。始祖の血脈は多いほうが良かろう?」
まぁ、ほとんどは余の楽しみのためだが。
ミューズが唇を噛んで黙り込む……
「……私……ジョゼフさまの……が……」
面倒な
「そのうち、な、そのうちだ、ミューズ」
うれしそうに微笑むミューズ、まぁ使える間は餌をやれねばなぁ。
余と話しているだけでほぐれてきている簡単な身体を、余の上に導く。
潤んだ瞳で余を見つめながら……我等は一つになった。
247 :
3/3:2006/10/20(金) 01:32:17 ID:jEtM2Dfi
「さて、使い手はどうしたかね?」
「……申し訳有りません」
「では、ガンダールヴは?」
………ふむ、
「やはり無理か。」
「なっ、此度は、予想外の邪魔がっ」
「まぁよいよ、ミューズ」
ずっと考えていたことを、復習する様に語る。
「使い手そのものより、今はガンダールヴの方が厄介だ。」
「は?私もガンダールヴも使い捨ての聞く道具のはずですが?」
…………女か
「彼は7万の大軍を止めた。」
「必要と有れば、私とて、そもそもあれは私がっ」
「次に……彼が戦う時、彼の属する軍は何倍もの働きをするであろうな、アレはよい旗だ」
「………しかしっ」
「しかも、アルビオン、ゲルマニア、ガリア。それぞれの軍がそれなりに目撃しておる、敵に回せば、士気が下がろう。」
………
「そもそも、歌にもガンダールヴは筆頭に歌われる、なぜかな?」
「それは、盾だからです、皆が目にする、目立つものだからです、働きでは劣りません」
「ちがうな……」
「ではっ?」
「知られる必要が有ったからであろうよ」
ミューズはじっと聞いていた。
「アレも心震わせて力を発するのであれば………恐ろしいな」
「なっ、ジョゼフさまが恐れるほどのことはありませぬ、先ほどももう少しでっ」
「戦争は一人でするものではない」
「そうですっ、ですからっ」
「心は一人で震えるものでもない」
「?」
「彼が、目的を持ち軍を纏め、己の軍と心を一つにし、それが震えた時……」
「まさかっ、そんな化け物じみた」
「私はそれが見たいよ、ミューズ」
「お戯れが過ぎます」
「トリステイン……あの国には何もしなくとも秘宝が集まる……」
「たまたまですっ」
「我等の苦労をあざ笑うかのように……まるで神が味方しているかのように。」
「そのようなっ」
「さて、神に勝つには……悪魔にでも魂を売らねばならぬかな?ミューズ。」
「……であれば……」
「うむ」
「私が魂を狩り集めましょう」
「余がそれを、存分に使おう」
この世界で遊ぶために……
ミューズが……ここ数年で最もお気に入りの玩具が高ぶっていくのを見ながら、余は自分の精を解き放った。
むぅ、ほとんどメモだ……もっとネタ入れないと話になってないような……
ジョゼフ君黒いねっ、とゆー
………あれ?なんかあんまり黒く感じない……なんで?
なんだか中途半端なので、今日は休んで出直してきます。ではっ
真っ黒だから黒く感じないのー
対比に白い部分があるからアン様シエスタが黒く感じるのー
元から悪役だから意外性もなくて黒くて当たり前なのー
だから光から闇に堕ちる黒餡さま黒シエスタがとっても黒くて心震わせるのー
ところでやっぱりガンダールヴのルーンは男の武器たる股間の肉槍wにも効果あるのかなー
>>226 腹筋痛ぇwwww
最初の学園長追い詰めるシーンからずっと笑いっぱなしだったw
何気にルイズサイトのラブっぷりも素敵。GJ!
>>243 百合ktkr!
性欲を持て余す陛下と、アニエスの悲鳴におっきした(;´Д`)ハァハァ
>>248,249
>真っ黒だから黒く感じない
それだw
アン様は本当はいい子なんだけど、ふとした表紙に黒くなりかねない危うさが(・∀・)イイ
で、権力だけは物凄いんで、ちょっとした気まぐれで周りに大迷惑を掛けるというw
251 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/20(金) 13:25:45 ID:Ni4RFhzG
レベル高けぇなw
お兄ちゃん♪
最近は、週末が楽しみで楽しみで!
オカシクナリソウダ
>>253 正直、もうおかしくなってると思うよ。
だいたい僕はもうおかしくなってるのに君はおかしくなってないなんて許せないよ。
おじさん、怒っちゃうよ?
>>254 ……
それが媚薬と惚れ薬ミックスのトンデモな代物だと解った上で、サイトの目の前で飲んだ挙げ句。
「サイトもぉ……飲んでぇ…………私だけ変態になっちゃうなんて許さないんだからあ……」
等と唇にもう一本分のを含んでサイトにしなだれかかったりする光景を幻視したのはおかしいの?ねえ?私おかしい?!
妄想・妄想・萌えのトライアングルだと!?
はい!まとめてTXT保存してPDAに放り込み、電車内でも読んでいる俺が来ましたよ。
週末は大量投下が期待できるので今から楽しみ。職人さんには感謝感謝の日々です。
電車の中で”つづく”の文字を見て、うおぉぉぉぉぉ!ここでつづくかぁ!と奇声を上げて、
周囲の顰蹙を買った私は既に廃人ですか?そうですか、そうですね。
>>257 スクウェアにはあと何が足りないの?
教えてよ、兄さん!
>>258 × 既に廃人
○ 既に才人(レベル)
うおぉぉぉぉぉ!ここでつづくかぁ! のあたりが
おりゃあ、ボルボックスかぁ… に微妙に近い
妄想もう1つかロリ
妄想・妄想・妄想・萌え・暴走 の俺はペンタゴン!
更にロリを重ねてヘキサゴンの俺は無敵の変態!
じゃあロリ・ロリ・ロリ・萌え・妄想の俺は・・・ただの変態か
263 :
せんたいさん:2006/10/20(金) 19:04:37 ID:50kfhuOW
みんなひとのことどうこう言えないじゃんかよぅ…。
さて今夜余裕があったらテファいきますぜ?
>>263 余裕がなくても逝け! m9(`・ω・´)
血尿垂れながらでもエディタに叩きつけるんだ!
265 :
220:2006/10/20(金) 19:10:12 ID:Ny0/XuGv
あ、週末なので自分もシエスタ×サイトの続きを…多分非エロorz
>>263 正直、「このロリコン野郎」って書き込む時はいったい誰に言ってるのか分からなってます。
ちなみに私はスクウェア(自称)で、ロリ3つにショタ1つを重ねるのが得意です。
あ、あと大きな桃りんご2つ下さい。
>>265 確かにエロパロ板だけど、ヒエロの何がいけないのか。
サイトシエスタは最高のワイン。
二人の関係が変わってきていることに、子供たちは敏感だった。
「ねーテファお姉ちゃん」
「なーに?」
いつものように夕餉の準備をするティファニアに、いつも手伝いをしている一番年上の女の子が尋ねる。
「最近ご機嫌だね?」
サラダを盛り付ける手を休めず、ちらりとティファニアの方を見る。
当のハーフエルフの保護者は、鍋に向かって鼻歌まじりにシチューをかき混ぜている。
「そう?」
言ってシチューをかき混ぜていたお玉に小指の先を入れ、味見をして「よしっ」と小さくガッツポーズ。
…どう見ても浮かれてますよね?お姉ちゃん?
サラダを盛り終わって、さらに鼻歌を続けながら腰の振りまで入り始めたノリノリのティファニアに、背後から一撃。
「あのお兄ちゃんとなんかあった?」
がしゅ。
かき混ぜていたお玉が鍋の底を直撃する音が聞こえた。
ティファニアはつとめて冷静を装い、
「なななななんでそう思うのかな?」
かろうじてそう言った。
ごっしゅごっしゅごっしゅ。
鍋の底削りながら言っても説得力ないんだけどなー。
「んー、あのお兄ちゃんと一緒に森から帰ってきてから、なんか毎日浮かれてるから」
浮かれてた?私浮かれてたっ!?
慌てて自分の行動を思い返すティファニア。
鼻歌に始まり、意味のないステップ、そして。
「こないだ、お兄ちゃんが素振りし終わるの何もしないでずっと待ってたし」
「そそそそそれは、病み上がりに汗まみれでいたら身体壊すしっ」
まーだ、とぼけますかー。
じゃあ、トドメの一撃。
「晩御飯、私たちと一緒に食べなくなったよね?」
「そそそそそれはサイトが手怪我してて不自由だからっ」
「もう素振りできるくらい治ってるのに?」
ばばばばば、ばれてるっ!?
ティファニアは、その長い耳の先まで真っ赤になる。
「あうあうあうあうあう」
「まあお姉ちゃんが幸せなら私たちはいいんだけどね?」
「あうあうあうあうあう」
「とりあえず、あんまり子供の前で浮かれすぎるのはどうかと思うな、私」
「ご、ごめんなさい」
「で、さあ」
好奇心旺盛でそのへんのことに興味津々なその娘は、ニヤリと笑ってティファニアに詰め寄る。
「どのへんまで行った訳?」
「あうあうあうあうあうあうあうあうあう」
さすがに子供に全部教える訳にはいかず、結局シチューが焦げそうだからと誤魔化して窮地を脱したティファニアだった。
「サイト?入っていい?」
これが最近の私の日課。
サイトの部屋に、晩御飯を届けること。
「どうぞー」
ドアの向こうからサイトの声が聞こえ、ドアを開けてくれる。
私は両手で盆を持っているから、とても助かる。
「ありがと。今日もお疲れ様」
そう言ってサイトの労をねぎらう。
彼は怪我が癒えてきてから、素振りなどのトレーニングの傍ら、薪割りなどの手伝いをしてくれている。
私は部屋の中に進み、真ん中にあるテーブルの上に二人分の晩御飯の載った盆を置く。
後ろでサイトが部屋の鍵を掛ける音がする。…子供だちが入ってこないようにするためだ。
「さて、今日のメニューは何?」
振り返ったサイトの視線が盆の上を走る。
パン。シチュー。サラダ。
そして…何も載っていない、大きめの皿が一枚。
そこに目を留めたサイトの頬が、朱に染まる。
視線が私に移り…私はコクン、と頷く。
…たぶん、私の顔も、まっかっかだと思う…。
「じゃ、じゃあ、食事にしようか」
サイトが、赤い頬のまま、椅子に腰掛ける。
「う、うん…」
私も、その対面の椅子に腰掛ける。
…二人で決めた事とはいえ、やっぱり恥ずかしいかも…。
二人は、テーブルを挟んでしばらく無言で食事を採っていたが、やがて沈黙に耐えられなくなったティファニアが、口を開いた。
「あ、あのね、今日一番上の娘にすごいこと聞かれちゃった」
「な、何?」
シチューに伸ばしていたスプーンを止めずに、才人はティファニアに尋ねる。
「さ、サイトとどこまで行ったのか、って…」
その言葉に、才人は口に含んでいたシチューを大き目のじゃがいもと一緒に飲み込んでしまい、咽てしまう。
「えほっ!…って、ひょっとしてバレてんの?」
今まで一緒にゴハンを食べていた保護者が男が現れてソイツと一緒にゴハンするようになれば、イヤでもバレる。
「み、みたい…」
言いながらティファニアはパンを小さく千切る。
すでに千切りすぎてほぼパン粉の状態になっていたが。
「で、テファは、ちゃんと答えたの…?」
その質問に、ティファニアは一気に赤くなる。
「ご、誤魔化したわよ!…そんな」
言い淀み、目を伏せ、もう一度思い直し、才人をちらっと横目で見ながら、続ける。
「…何回も…なんて…」
言って、空の大皿を見て、さらに赤くなる。
才人の視線も、その空の大皿に釘付けになっていた。
…食事が終わる。
シチューの皿を空にした俺は、いつもどおり「おしいかった」と感想を言う。
…正直、あの会話のあと、ほとんどシチューの味なんてわかんなかったけど…。
「じゃ、じゃあ、デザート…」
そう言うテファの顔が、みるみる赤くなる。
俺の顔もたぶん赤くなってる。
二人で決めた約束事とは言っても、やっぱりコレは恥ずかしい。
で、でも、テファが直接言うのはどうしてもイヤだ、って言うんだもんなあ…。
そこで、俺がなんとかひねり出したんだけど…。
や、やっぱへんたいさんですか?俺?
「ご、ごめんなさい、デザート…忘れてきちゃった…」
忘れてきたもなにも、最初から用意する気なんてないんだろうけど…。
テファは真っ赤な顔をしたまま、本来ならデザートの載っているはずの空の大皿を、手に取る。
そして、規格外に大きな胸を、掬い上げるように大皿に載せる。
服の上からでも、その胸がたわみ、柔らかさを主張している。正直たまりません。
…へんたいさんと呼ばれてもいい。この光景が拝めるなら俺は…っ!
そして、そのまま立ち上ると、俺の前に大皿に載った規格外を突き出してくる。
「こ、今夜のデザートは、こ、この桃りんごで…」
二人の約束事。
一つ。誘う時は必ずティファニアから。
サイトは怪我人だしお客さんだしイヤな時だってあるかもしれないしっ!とはティファニアの弁。
二つ。誘う時は晩御飯につけるデザートを忘れてくる。
直接言うのがイヤなんだったらこういうのもアリなんじゃないかな自然だしっ!とは才人の弁。
三つ。イヤなときは、「もう満腹だから」と断ること。
しかし才人がこの言葉を言ったことはない。言えるわけがない。
そんなわけで、二人はいつもこうして、仲良く『デザート』の時間に入るのである。
271 :
せんたいさん:2006/10/20(金) 21:32:13 ID:50kfhuOW
風邪引きで夜勤明けの体にムチャさせんじゃねえよコノヤロー!
というわけで今日のところはここまでだ!
すまんが寝させてくれ、明日早いんだよぅorz
>>271 GJ!
デザートってそれ…
僕も桃りんごが欲しいよ〜 AA略
ち、ちくしょうここでお預けとは…
は、早く体を治して続きを書きやがれこの野郎!!GJだ!!
>>271 甘ったれるなこのGJ野郎!!
とりあえず暖かくして最低5時間は寝ろ!!
あと蜂蜜とか甘い物を少し食べとけよ!!
>>271 死なないでせんたいさん、まずは身体を治して……
たくさん作品読まして下さいね。(却って外道?)
276 :
261のひと:2006/10/20(金) 22:20:50 ID:jEtM2Dfi
>>249さんの助言を元に少し書いて見ました……
ってさ、自分何真面目に黒いのの研鑽積んでるの?
もう止めようって……誓ったあの言葉は嘘だったの?
えー、これで最後?にはならないか……個人的思想として、白といえばシャルロットと思い、出してみました。
こんな感じだと黒っぽい?
277 :
1/3:2006/10/20(金) 22:21:26 ID:jEtM2Dfi
取り戻す……そのつもりだった……なのに……
「お疲れ様、おひめさま」
額にルーンの浮いた女が私を笑っている……
際限なく出てくるガーゴイルに、一人では手の打ち様が無かった。
「威勢が良いことだな、わが姪御よ」
ずっと……アイツはそこに居た。
近寄れないのが解っているように……
「なんなら、これをやっても良いぞ」
魔法薬……まさかっ。
「余の命令によって与えられた毒だ、当然解毒剤も持っておる。」
……半ば確信していたことをあっさりと認められ、頭の中が灼熱する。
「おまえ……が」
「不幸な事故も、な」
「父さま……も」
「よく出来た弟……だったなぁ」
殺してやる殺してやる殺してやるころしてやるコロシテヤルコロシテヤルゥゥゥゥ
数体のガーゴイルに押さえられ、杖まで取り上げられていては、どうしようもない……
「そうだな、シャルロット、これを飲めばこの薬をやらんことも無い」
ジョゼフは懐から別の薬を取り出す……毒?
「毒ではないよ、そんな手間などかけんさ。」
いつでも私を殺せる……なのに?
「どのみち、君に選択の余地はない。」
……せめて……自分の手で、奪い取った薬を飲み干す。
ジョゼフはニヤニヤと笑いながら、
「うむ、ミューズ彼女を開放してきたまえ。」
先ほどの薬瓶を渡す、……ガーゴイルを操っていた女が……立ち去る?
……身体さえ動けば……こんな好機……逃がさないのに……
悔しい……
目の前まで歩み寄ってくる……嫌味な男。
「そろそろ……ではないかな?」
嬉しそうに……なにが……え?
胸の奥に……何かが沸き起こる……なに?これ?
「先ほどの薬はな、シャル……いやわが姪御よ」
あえて、血の繋がりを強調する……ど……うし…て?
「惚れ薬だよ、単なる」
頭の中が真っ白になる……うそっ……だって、それじゃ……
「まぁ、存分に余に見惚れてくれよ」
見ているだけで、頭が痺れる……胸が熱くて……切ない……
「やぁぁぁぁぁぁぁ」
こんな……父さまと母さまを……こんなぁぁぁぁ
「ちなみにな、最近余に特技が増えた」
素敵、伯父様……違うっ、ちがう、ちがうぅぅぅっ
「人の記憶を消せる……」
き、記憶……を?
「今、あいつらの事を消したら……たのしかろぉなぁ」
ひっ、父さま、母さまの記憶……私を繋ぎとめる鎖……
それを断ち切ると……自分の心を内側から犯すような宣告に私は恐怖し……
もう一つの大切な枷に……頼った。
「ぃ……ゃ、やぁぁぁ、助けて、サイトっ」
自分の身より、私の事を庇ってくれた……ルイズが居るのは知っているけれど…
『何度も助けてくれた、お前を』そう言って、自分の命より私を優先した……
多分……この薬の効果と同じ……私の胸に芽生え始めた小さな小さな思い。
確かにそれは、薬に押し流されそうな私を繋ぎとめていた。
「サイト、サイト、サイト、サイト、サイト……」
私が私で居るために……小さく小さく呟き続ける……恐ろしい一言が聞こえるまで。
「そうか……では、その『サイト』と、『父母』どちらを消そうか?」
私は……恐怖のあまり呼吸すら……忘れた。
278 :
2/3:2006/10/20(金) 22:21:59 ID:jEtM2Dfi
よく出来た弟だった……
そして……憧れの人だった。
二人が結婚する時、御座なりな祝いしか述べれなかった……
「にいさんは口下手だから。」
笑って余を庇うアイツの周りには、いつも沢山の人が居た。
兄の癖に、魔法も使えぬ無能よと、あの人だけは笑わなかった。
余が望む……心の底から望むものは、いつも手に入らない。
此度は……間違えぬ様に……いつもいつも……そう思う。
あの人を手に入れようと……弟を殺して手に入ったのは、どこまでも空虚な後味。
余は……あの弟が好きだったのだ、あの輪の中に入りたかった……
兄でなければ。
殺してから気づく……なんとも無能に相応しい……
アイツの居ない日常は、毎日毎日砂を噛むような……。
手に入ると思ったあの人は、娘と共に静かに暮らしていた。
邪魔な娘だった。
弟の血を引いているから、殺すのは忍びない。
始末しようとしたら、……あの人が壊れた。
何が悪いのかさっぱり解らなかった。
でも、壊れたあの人には誰も近寄らなかったから、そのままにしておいた。
しかし……お陰で……二人の血を引くコレが手に入った……
壊したくなかった……どこかに大切に仕舞っておくつもりだったのに……
「サイト……いやだよ、助けて……助けてサイト……」
コレも……もうどこかの誰かのなのだろうか……
虚無で全て消せば……私のものになるのだろうか……
虚無で壊すと治らないのが難点だ……難しい。
そうだ、
「のう、どちらが良い?選ばせてやろう」
279 :
3/3:2006/10/20(金) 22:22:38 ID:jEtM2Dfi
おじ様が何か言ってるぅ……
チガウ……チガウ
どちらなら……抗いきれるだろうか……
サイト……父さま……母さま……
「『サイト』を……消して。」
父母の敵に……簡単になびく事は……無い……
胸の奥の痺れが、ソウダロウカ?と警鐘を鳴らす。
でも……
「そうか、そうか、シャルロット」
うれしそうに……
「では『父母』と消してやろう」
「うそっ、いやぁぁぁぁぁぁあ」
「お前は。『サイト』を捨てたのだしなぁぁ、そんなの、消しても残しても同じだろう?」
「だめぇぇぇだめだめだめだめだめ」
私は……サイトを裏切った……命の恩を捨てることを選らんだ……
その罰……きっとそうなのかもしれない……でも
「いやっ、父さまも母さまも、忘れたくない、忘れたくないよっ」
伯父様が……杖を振って……そして……
―――――――――
「いやだぁ、伯父様ご冗談ばっかり」
「いや、いや、シャルロット余は真面目だ、一緒に寝ないかね?」
「だめですよー、わたしっ好きな人が居るんです」
「例の『サイト』君だね?」
「えぇっ、ですから、だあぃすきな伯父様とも、一緒に寝たりしないんですよー」
「ふむぅ、残念だ」
「でも、どうして私、トリステインに通ってたのかしら?伯父様ご存知?」
「いいや、まったく知らんよ」
楽しそうにおじ様が笑ってる。
「まぁ、余には時間がたっぷり有るのでな、色々楽しむとするよ。シャルロット」
おじ様が楽しそうだから……きっと今日は素敵なことがいっぱいあるねっ
ああ、黒い、黒いんだけど・・・何かジョセフも可哀想な感じで、じわじわと効いてくるorz
うあー切ないーGJ(つД`)
>>19 夕食を終えて二人は部屋に戻った。魔法学院はその広い敷地に使用人用の寮も持っている。
当然、学院生用の部屋と比べれば粗末な部屋ではあるが、きちんと手入れをすればそこそこ快適に使えるのだ。
悪くても鏡台やベッド、日の射す窓や適当な机は用意されている。大概の部屋が多人数部屋だったりするのだが、シエスタは女の子と言う事もあり一人部屋だった。
ついこの前までは。
「ただいま〜」
「お帰りなさい…って私が言うのも変ですね?」
「いや、いいよ。なんか落ち着くし」
二人揃って部屋の扉を開けた。つまり今、シエスタの部屋には同居人がいるのだ。
勿論、サイト。
拾われて(?)以来、ずっと同じ部屋で暮らしている。当初はサイトも遠慮し、マルトー親父など大変な反対をしていたのだが、
「私が面倒を見るんです!」
と言う、彼女にしては珍しく強い主張により、結果二人は同室となったのだ。
因みにサイトの看病が行われたのもこの部屋である。
「今日も疲れたぁ〜」
サイトはベッドに腰掛け、そのまま上体を倒した。クスリ、とシエスタが笑う。
「どうもお疲れ様でした」
棚から実家より取り寄せた茶葉などを取り出し、シエスタはお茶の用意をした。
部屋には小さな釜程度は備えつけてあり、その上にシエスタは適当な鍋を乗せ、予め汲んで置いた井戸水を火にかけた。
サイトはベッドに横になったまま天井を見つめ、なんとなしにシエスタが何をしているかを感じていた。
「あ、サイトさん?」
「ん?」
「ちょっと向こう向いてて下さいね?」
「ん…ああ」
サイトは寝返りを打ち、シエスタから視線を逸らす。
警戒心が無いっていうか…俺も男なんだけどなぁ…
心の中でそうぼやきながら、衣擦れの音をサイトは背中で聞いていた。
シエスタはサイトが部屋に居るにも関わらず、平然と服を着替えている。
一応視線を逸らす様に言っているのだが、信頼しきっているのか部屋から追い出しもせず、寝間着や部屋着に着替えて見せるのだ。
視線を向けても気づかない時もある。時折誘っているのかとも思ってしまうが、彼女の優しさを知っているサイトはそうは思えず、出来るだけ覗くのも遠慮していた。
ガマンだ…ガマン…
私…いつでもいいんですよ…
シエスタはいつも、そんな事を思いながら服を着替えていた。
メイド服と胸の下着を下ろし寝間着を着る。
頭からすっぽり被る寝間着は母のおさがりのせいか少し大きめで、裾は床に着く程に長い。腕の袖にも充分な余裕があった。
「いいですよー」
サイトは体を起こす。
やっぱり可愛いな…
少し大きめの寝間着は、まだあどけない彼女を愛くるしく見せ、彼女のフワフワとした雰囲気と良く似合っていた。
この服では胸は強調されないが、いつも以上に母性が出ているな、とサイトは思う。無論メイド服も好きなのだが。
シエスタはカチャカチャと陶器の当たる音をさせて、机に二人分の茶器を並べていった。
「用意ができたから、座って下さい」
「ああ」
こうして一日の反省をした後、就寝である。
少々サイトは不眠気味だった。それもその筈、この部屋には壁際にベッドが一つしか存在しない。
二人の性格を考えれば当然、片方だけが床で寝る事など出来ないだろう。
ならば…
無防備すぎる…
腕の中に潜り込んで来た存在を、出来るだけ優しく抱き締めてサイトはそう思っていた。
一つのベッドに二人が寝ているのだ。
ベッドが足りなかったと言うのは方便だろう。
事実、シエスタの寝顔はサイトが見る限りいつも幸せそうである。
「サイトさん…」
寝言でいつも、シエスタはその名を呼ぶ。
その度に体をすり寄せて、甘える様にサイトの腕の中で丸くなった。
やっぱり…俺が好きなのかな…
これだけ接近されていると、サイトはなかなか寝付けなかった。
握り締めたくなる白い手。
半開きの美しい唇。
年の割には発育の良い胸。
何故かする甘い香り。
聞こえてくる寝息は、サイトの理性を危うくしてしまう。
男である以上、下半身の暴走は止められない。定期的に「処理」しておかなければいつ「シエスタ」を食してしまうかわからないのだ。
まだ唇さえ奪っておらず、女性経験の無いサイトだからこそ、その場合の行動にサイト自身恐怖してしまう。
本能と理性が闘い、その疲れでやっとサイトは眠りに落ちる事が出来る。
完全にサイトが眠りに落ちた後、その隣で寝ていた筈のシエスタが上体を起こした。
横で寝ている彼を切なく見つめて、小さく呟く。
「ごめんなさい…」
暗闇に小さな水音がした。
「いつでもいいのに…」
少し残念そうに言って、寝間着の裾を口にくわえる。
声を出さない様にする為だ。
そのまま寝ているサイトに馬乗りになった。持ち上げられた裾からは下着が丸見えである。
続く
285 :
220:2006/10/20(金) 23:12:52 ID:Ny0/XuGv
明らかな推敲不足です…許して下さい…orz
>261の人
鳥肌立ちました!(良い意味で)
286 :
コリコリ:2006/10/20(金) 23:31:23 ID:+TSIRmb1
すっ。。。すげぇ
>>285 意味は、分かるが専ブラで見て吹いた。
GJ!職人の純愛人工少ないから、これからもガンガレ
サイト×シエスタキタコレ!!
ちくしょう、なんなんだこの寸止め祭りわ…(;´Д`)ハァハァ
すばらしいですぞプレシデンテ!
いや、略奪愛にならないシエスタ純愛ものってのもいいねえ。
291 :
261のひと:2006/10/21(土) 01:43:39 ID:1D0HKX+R
もういっこ
292 :
1/5:2006/10/21(土) 01:44:10 ID:1D0HKX+R
タバサ……いいえ、シャルロットかしら?
安心しきったようにぐっすり眠っている。
(こうしてみると、歳相応なのにね)
先ほどまでうなされていた様子は……
(このキュルケの友人を苛めた貸しは……高くつくわよ?)
見た事も無い、シャルロットの敵に怒りを燃やす。
「ん………」
しまった………慌ててシャルロットを優しく抱きしめる。
暫くすると、安心したように静かな呼吸に戻る。
赤ん坊みたいね、シャルロット……
ふ、と思いついて……起こさないように服を脱ぎ捨てる。
(赤ちゃんてこんな感じかしら?)
裸の胸をシャルロットに近づけてみる。
(よいこでしゅねーしゃるろっとー)
あやすように胸を近づける……
「……ひゃっ」
いきなり吸い付かれた
(ちょっと……起きてるの?)
小さく問うが……
(ね、寝てるのね……寝ぼけて……)
小さくちゅーちゅーと音を立てて、胸を吸っていた。
(今離れると起きそうだし……起きたら言い訳……できないわね)
満足するまで、おとなしくする事にする。
(あらあら、可愛いこと)
授乳する子猫のように、左右の手がにぎにぎとキュルケの胸を撫でた。
(……あ、ちょっと気持ちいい)
じっと我慢しているが……段々身体が火照ってくる。
(みょーに上手いわね、この子……)
声を出さないように注意しながら、送り込まれてくる快感に身をゆだねる。
おとなしくしていると、キュルケはシャルロットの下敷きになっていた。
(……逃げられないわねー、いいけど)
そもそも自分の悪戯が招いた結果だったし……
(すごーく、幸せそうだものねー、無理も無いけど)
その胸を触れるのならば、と決闘騒ぎに事欠かない、学園屈指の巨乳であった。
(まぁいいわ、今晩はシャルロットの貸切ね)
シャルロットの身体を支えるように腕を回す。
目を細めて、シャルロットを見つめるキュルケ……
(こんな妹ほしーなぁ)
可愛かった、何より無心に自分に甘える存在が新鮮だった。
(男の子が甘えるのって、下心付きだし)
その点……少なくともシャルロットにそんなつもりは無いだろう。
(あーもう、食べちゃいたいわね……女の子もいいかしら?)
キュルケがそんな感想を持ち始めたころ……
いきなりタバサに食べられた。
293 :
2/5:2006/10/21(土) 01:44:42 ID:1D0HKX+R
『いっっったぁぁぁぁぁぁ』
声を出さずに絶叫する。
シャルロットが乳房に歯を立てていた。
(まちなさい、シャルロットっそれっ、食べ物じゃないわよっ)
身体を起こそうとするが……
『きゃぁぁぁぁぁ』
力を入れようとするタイミングで、また噛み付かれる。
(うぅぅぅ、いたぁぁぁい)
自業自得では有るが……
(いやぁぁぁ、胸に歯形がぁぁぁぁ、暫く胸の開いた服着れないぃぃぃ)
そんなことを思っている間にも。
『ひゃうっ』
『ったいっ』
……………
延々と噛み付かれる、起こそうという気にはならない程度の……甘噛み……
しかし、痛くないほど軽くは無い。
(や、やっと止まった………)
全身の力が抜ける……と、同時に異変があった。
(え、うそ……さっきと……おなじ……はず……)
また胸を吸われているだけだったが……気持ち良かった。
(うそっ、声……でそうっ……)
そんな時に、シャルロットの口が大きく開けられる。
『ひぃっ』
全身を硬くするが、噛み付くことは無かった。
恐怖で竦んだ身体が、快感に抵抗できなくなっていた。
(声……出るっ、だめぇぇぇぇ)
とっさに、袖を噛んで声を押し殺す。
『はぁん、うそ……男の子より……ずっと上手ぅぅぅ』
その間にも、シャルロットの口も手も、止まらなかった。
294 :
3/5:2006/10/21(土) 01:45:14 ID:1D0HKX+R
必死で胸を反らして、快感から逃れようとするが、シャルロットが上に成っている為、逃げる事も出来なかった。
(う……そ……堕ちるっ、このままじゃ……堕ちちゃうっ)
そんな危機感を持ったまま、大きく仰け反ると、そのままスルスルとシャルロットの手が胸から滑り落ちた。
(た、助かった?)
顔は胸に乗ったままだったが、もう舐めてはいなかった。
(ちょ、ちょっと惜しかったけど……いいか)
一息ついて、身体の力を抜いた瞬間……
にゅっと、キュルケに侵入する感触が会った。
『ひっ』
シャルロットはまだ寝ぼけたままで……股間に滑り落ちた右手の人差し指が、偶然キュルケの中に突っ込まれた。
(なっ、ほんとーに、寝てるんでしょうね?)
怪しんで、シャルロットを見るが……よく寝ていた。
シャルロットのお陰で十分濡れていたとはいえ、よほど運良く……当たったようだった。
(い、今は起こせないわねぇ……)
もし今起きたら……見当も付かなかった。
シャルロットの顔がすりすりとお腹の上でくつろいでいた。
(はぁ……風邪ひきそ)
そんなことを思った瞬間、キュルケの胸に乗ったままの左手の親指と人差し指がこしこしと、擦りあわされ始めた。
『ひうっっっっ、だめぇぇ、シャルロットっ、ソコっ乳首ぃぃぃ』
感触が気に入ったように、指の間に乳首を挟んでシャルロットは責め続けた。
『やぁぁぁぁ、だめっ、うそっ、じょうずぅぅぅぅ』
キュルケの理性は、シャルロットの右手によって、あっさり崩される。
「っっっっああぁぁぁぁ」
声が止まらなかった……人差し指を中に差し込んだまま、
左手と同じような動きをしようとする右手は……
丁度、キュルケの一番敏感な尖った部分に親指を押し付けていた。
「だめっ、ちょっ、しゃれになんないぃぃぃぃ」
キュルケは最早声を抑えることが出来なくなっていたが……
「すやー」
「うそぉぉぉぉ、この子っこれでも起きないぃぃぃぃ」
久々の実家でシャルロットはすっかりくつろいでいた。
295 :
4/5:2006/10/21(土) 01:45:46 ID:1D0HKX+R
「やぁぁぁ、シャルロットぉぉぉもっとぉぉぉ」
「すやー」
シャルロットの指があっさりあたしを追い詰めてゆく。
にちにち、くねくねと動く指は機械的で休むことが無かった。
快感のあまり、身体がビクビクと跳ね、心地よい疲れが……
「ひゃぁぁぁぁん、またはじまったぁぁぁ」
敏感な所に容赦なく押し付けられた指が、離れることなくまた動き始める。
身体を捩って逃げる事もできなくなっていた。
あまり下に集中していると……
「ひんっ、摘まんじゃ、やぁぁっぁあ」
乳首が痛いくらいにひねられた。
ガクガクと震える身体が………シャルロットに完全に屈服する。
「……素敵……」
シャルロットが熟睡して手が止まるころには、
あたしはシャルロットの顔を見るだけで身体が熱くなるようになっていた。
296 :
5/5:2006/10/21(土) 01:46:32 ID:1D0HKX+R
「おはよう」
「おはよう、シャルロット」
アレからも数時間おきにシャルロットは寝ぼけて……腰が立たない。
「良い夢見た?」
思わず聞いてしまう。
「ママとお昼寝して、パパとご飯食べて、ママと編み物した」
……それぞれを思い浮かべて、顔が赤くなる。
「キュルケ……熱?」
シャルロットが顔を近づけてくる……全身の血が頭に集中して、身体が硬直する。
あら?
シャルロットの頭が当たって……興奮のあまり、周りが見えなくなる。
し、幸せ。
「熱はない」
「うふふふふ、しゃぁるろっとぉ、パパ?ママ?」
はっとした顔で、
「ち、ちがう。父さま母さま」
訂正……あーかわいー、赤くなってそっぽ向いてる。
「学園でも一緒に寝てあげよっか?」
暫く沈黙していたシャルロットは恥ずかしそうに頷いて……
あたしは心の中で快哉を上げた。
297 :
261のひと:2006/10/21(土) 01:48:33 ID:1D0HKX+R
>>285 220さん、誉められた?
純愛がんばってください……(なんか違う意味みたいだ)
自分も……早く立ち直ろう……甘〜いのとか萌え萌えなのが書きたいよぅ
GJ!
前のコルベール×キュルケの時も思ったけど、
余裕ぶってるキュルケがひいひい泣かされる展開は大好きだ(;´Д`)ハァハァ
十分甘くて萌え萌えじゃないですか、ナイスw
(´-`).。oO(上のジョセフのやつはタバサの夢ってことかな?)
>>279 ああ、キた。オチがすっげーキた。
ヤバイ、これヤバイ。
超GJ!
GJGJ
誰か俺の中で咆哮している獣のたぎりを抑えてはくれまいか?
獣の種類にも寄るのでは?
猫さん?
兎さん?
我が獣の咆哮
龍が如く
クオリティたけええええええ
たった一日留守にしただけでこんなにてんこもり♪
おぉテファもいる!
職人様たち続きをよろしくーーー!
>>304 石恵さんか。この人の絵も特徴的だよな。乳とか。
本人のサイトには他にも何枚かゼロ絵があったぞ。
スレに関係ないけどタバサの冒険買ってきた
シルフィードやばいな。俺のツボ直撃だ
職人さん方にGJ。
石恵さんって方にも何故かGJ。
そしてFGした>308に嫉妬。
タバサの冒険読みましたー 幸せ。
>>303さんは シルフィード書けってことなのかな?
シルフィード…きゅいきゅい♪
サイトの指が、夜着の、胸の紐の結び目にかかる…。
直接触られているわけでもないのに、私の体がビクン!と震える。
サイトは少し私を気にしながら、結び目を解き、夜着から紐を抜き去っていく。
この夜着は、母さんの夜着を少しいじったもので、襟周りに少し細工がしてある。
紐が抜き去られると、柔らかい衣擦れの音とともに、夜着が私の肩から滑り落ちる。
滑り落ちた布はお皿を抑えるために曲げた肘で止まる。
そして、お皿に載せられた…私の、胸を、覆っていた布が…花びらが開くように開いて…。
私は、サイトの顔を直視できずに、目を逸らす。
か、感じる…。サイトが、見てる…。
視線だけで、私の体は燃え上がり、火照ってくる。
「綺麗だよ」
サイトの言葉に、私はおずおずと彼のほうを向く。
サイトと目が合う。
「…本当…?」
サイトは、これをする度、必ず綺麗と言ってくれる。
でも、本当だろうか?
こんな歪なものを見て、綺麗だと思うんだろうか?
だから私は、いつも疑問符で返してしまう。
サイトはそんな私を、いつものように慰めてくれる。
「いつも言ってるけど、テファはもっと自信もっていいよ。
こんなに可愛い胸してるんだし」
えっ…。
初めての言葉に、私の胸に軽い疼きが走る。
今までサイトは、綺麗、と言ってくれたことはあっても、可愛い、なんて言ったことはなかった。
なんか、嬉しい…。
そして、サイトはガマンできなくなったのか、私の、右の…ちくびを、指でこね回し始めた。
胸から痺れが走り、背筋を通って、私の奥に火をくべる。
私は必死に声を抑える。
だって、この部屋も、だけど…声出したら、子供たちに…。
ちくびをいじめられながら考え事をしていると、サイトの吐息が耳にかかった。
「ひゃあんっ!」
み、耳はダメなのに…。
これはまだ彼にも言ってない私の弱点。
…たぶん、そのうち、気づかれる…。
サイトは、耳元で私にそっと囁いた。
「それに、こんなにエッチだし」
言ってくにくにと先っぽをつまんでこね回す。
…えっちなのは、サイトのほうだよぅ…。
言おうと思ったけど、その瞬間、サイトがキスしてきて何も言えなくなった。
唇を離すと、テファの目がとろん、となっていた。
そろそろかな?
俺はテファの胸の下に手を回すと、胸を支えている大皿をそっと抜き取る。
抜き取った瞬間、テファのありえない胸は、ぽよんぽよんと跳ねる。
毎度の事だが。
…生きててよかったーっ!!おっぱい、マンセーーーーーーー!!!
この瞬間のために、この皿はあるのだっ!素晴らしいぞ皿!そしてありがとう皿!
俺はありったけの感謝を込めて、一仕事終えた皿をテーブルにそっと戻してやると、テファの許に戻る。
テファは胸の下で手を組み、胸を強調しながら今か今かと俺の愛撫を待っている。
最初のころは、恥ずかしがって隠してたけど、「隠してるとイヤがってるみたいに見える」って言ったら、テファはこうするようになった。
…いや強要はしてないし!テファが自発的にやってるだけだから俺は悪くないもんね!
誰に言ってんだオレ…。
なんて葛藤していると、テファが俺の裾をくい、っと引っ張った。
「ね、ねえサイト…」
そこまで言って言いよどむ。
言いたいことはわかってるけど…。
「何?はっきり言ってよテファ」
いや!言葉の交流はコミュニケーションの基本であるからして!ないがしろにするわけにはいかんのですよ!
だからテファにもコミュニケーションしてほしい!主に俺と!
しかしテファは真っ赤になったまま、俯いてもじもじと体をくねらせるだけ。
「…てよ…」
小さくそう呟くけど、ぜんっぜん聞こえない。「はやくしてよ」って聞こえた気がするけどきこえなぁぁぁい。
あーダメだなーテファくんー?もっとちゃんと大きな声で言ってごらぁぁぁぁん?
「んー?聞こえなぁい」
「意地悪…」
う、やりすぎた。
テファは今にも泣きそうなほど目の端に涙をためて、俺を睨んでいる。
しょうがないなぁ、もう。
才人は抗議しようとするティファニアの唇を無理矢理塞ぐと、両手でもってその胸を、右は乱暴にぐにぐにと、左は優しくふわふわと、揉みあげる。
「んんっ!」
唇の隙間から吐息を漏らし、ティファニアは左右別々に与えられる快感に体を震わせる。
才人は今度は左右を入れ替え、左を強く、右を優しくする。
刺激が反転し、ティファニアの中で快感が混線する。
そんな愛撫をしばらく続けると、才人が不意に唇を離し、手を止めた。
「ふえ?」
思わず惚け、目の前の才人を見つめるティファニア。
才人はにっこり笑うと、ティファニアの目の前で両手をにぎにぎしてみせる。
「テファは、優しいのと激しいの、どっちが好き?」
突然の質問に、真っ赤になるティファニア。
「そっ、そんなのっ…言えない…」
しかしそんなティファニアの態度は、才人のいぢめたい中枢を刺激するだけだ。
「言えないんだったらやめちゃおっかな?」
言って、両手をくるっ、と背後に回す。
ティファニアは思わず、その手を捕まえようと手を差し出すが、間に合わない。
「あれ?どしたのテファ?」
「あう…」
さらに真っ赤になって、ティファニアは手を引っ込める。
そんなティファニアに、才人が追い討ちを掛けた。
「ちゃんと言えたら、ティファニアの好きなようにしてあげる」
「あう…」
ティファニアは少し考え、やがて、決心したように口を開いた。
「…しいの…」
しかしその小さな声は、才人のお気に召さなかったらしい。
「何?聞こえなぁい」
「…激しいのっ!」
言ってティファニアは、無理矢理才人の手を取ると、自分の胸にその手を押し当てた。
柔らかい弾力をもってティファニアの胸は、才人の手を飲み込む。
ティファニアの眉がつり上がり、目尻に涙が溜まっている。
「意地悪しないでよっ!ばかぁっ!」
叫んで、才人の手を自分の胸に埋め込まんとするばかりに、強く押し込む。
柔肉がぐにっといびつに歪み、美しい球を崩す。
才人はそんなティファニアの目尻に溜まった涙を、舌先で掬い取り、耳元で囁いた。
「ゴメンな、テファ」
そして、思い切り強く、ティファニアの胸を掴んだ。
「あうっ!」
痛みを伴う快感に、ティファニアの背筋が反りかえる。
「お詫びに、思い切り激しくしてあげるよ」
最初は、強くされるのが好きじゃなかった。
でも、何度もするうちに、強くされるのが好きになった。
サイトの強い愛撫が、サイトにつけられる跡が、私は好き。
もっと、強くして。跡がのこるくらい。
目が覚めても、この幸せが、夢じゃないって思えるくらい。
力強く揉まれる胸から送られてくる衝動が、私を動かす。
私はサイトの手に上から自分の手を添えて、もっと刺激して欲しい場所に彼を導く。
敏感な先端を彼の手の隙間から出るように促し、いじってもらう。
「ひゃぁんっ!」
サイトはちゃんとわかってくれて、指の関節で私のちくびを押し潰す。
快感が駆け抜けて、どんどんちくびが硬くなってくる。
「指じゃ足りないかな?」
サイトは言って、手を離す。
でも、今度は焦らしたりしない。
いつも、ここからは彼は私に…私の、胸に、夢中になる。
「ふぁぁんっ!」
サイトが、歯で私のちくびの先っちょを噛んだ。
電流が体をかけぬけ、膝がかくかくと震えだす。
立ってられない…。
私の脱力を感じたのか、サイトは慌てて私の腰に手を回して、支えてくれる。
「ベッド、行こうか?テファ」
…ここからが、本番…。
私の体は、期待に震える。
俺はまず、テファを「気をつけ」の姿勢にさせた。
こうすると、彼女の夜着はそのまますとん、と床に落ちる。
…テファがお母さんの夜着を改造して作ったらしいけど、どこでこんなエ…もといステキな知識を得てるんだろう?
ランプの作り出す薄明かりの中に浮かぶ彼女の肢体は、やっぱり細い。
細い足首、締まった太股、小さなオシリ、くびれた腰、ドーーーーーン!で、整った顔。
びば遺伝子。びば異世界の神。びばエロ夜着。
俺はその体を遠慮なく抱きしめ、三度目の口付けを交わす。
今度は、テファが舌を使い、俺の中に入ってくる。
そのまま舌と体を絡ませ、テファを優しくベッドに押し倒す。
「ン…んふ」
「ふ…んッ」
テファの胸をまさぐりながら、舌を絡ませて、テファの中から溢れた唾を飲み、俺の唾をテファに飲ませる。
テファは俺に必死に抱きついて、されるがままになっている。
しばらくそうしていると、流石に息が詰まってきた。
唇を離すと、テファとの間に、唾液の橋が渡される。
「はぁっ、はぁっ、はぁっ」
俺の下でテファが荒い息をつく。
その度に、テファの胸が…胸がぷるんぷるんと容赦なく揺れる。
いい仕事してますねー。
俺はしばらくテファを休ませる意味も含めて、ズボンを脱ぎ去る作業にかかる。
最初のころは緊張とかで戸惑って、いざって時にテファがクールダウンする、なんてこともあったけど、今はそんなこともない。
あっという間に息子解禁である。
ズボンを脱いだ俺はテファにもう一度覆いかぶさる。
すでにテファの息は整っており、下から俺をじっと見つめている。
何も言わないが、その目は完全に欲情していた。
俺はいつもどおり、テファに尋ねる。
「欲しい?」
それが二人のキーワードだった。
ティファニアは潤んだ目で才人を見つめたまま、
「…うん」
と肯定の意思を示す。
「じゃ、交代だな」
言って才人はティファニアの横に寝転がる。
その股間では、興奮しきってそそり立った牡が、先走りに濡れていた。
ティファニアは四つん這いになると、そそり立つ才人に顔を近づけていく。
ティファニアの腰と頭の位置が入れ替わり、ティファニアは才人の頭をまたぐ。
彼女の視界には、そそり立つ彼が逆向きに写っていた。
彼の視界では、金色の茂みに覆われた彼女が涎を垂らしているのが見えた。
二人は、同時にお互いを口に含んだ。
お互いに舐めっこするのが、最近の二人のお気に入り。
サイトがっ…。私をっ…。嘗め回してるっ…。
でも、私も負けてられない。
ちゅぱちゅぱとわざとイヤらしい音を立てて、彼を吸い上げる。
でもサイトは意地悪で、この程度じゃ感じてくれない。
お返しとばかりに、私を無理矢理広げてっ…。
「んふぅぅぅぅ!」
や、舌、入ってるぅ!
中っ、舐められてっ…!
私は思わず彼から口を離し、右手だけで彼を握り締め、快感に堪える。
彼は調子に乗って、私のお尻をぐい、っと引き寄せる。
私を完全に口に含むと…。
「ふぁぁぁん!」
やっ、そこだめっ!
お尻ぃぃ!!
指で、お尻を、いじりはじめたのっ…!
前と後ろから襲ってくる感覚に、私はサイトを攻めるのを一瞬忘れた。
だったら、私だってっ…!
テファの下半身をいじめていると、愚息がナニかに包まれる感覚が襲ってきた。
こ、これは。
このぷにぷにとやーらかい感覚は。
濡れてない中に入れているようなこの感覚は。
パ イ ズ リ キターーーーーーー!
この体位でするようになって、必ずお互いどっちが先にイカせるか、の勝負みたいな雰囲気になる。
最初のうちは俺が一方的に勝ってたけど、テファがコレをするようになって、俺が圧倒的に不利になった。
だってキモチいいんだもんっ!
なんていうか、これぞ正しい桃りんごの味わい方ってやつ?
なんてへんたいさんな事を考えてると。
未知の感覚が襲ってきた。
さきっちょがあったかいデスヨ…?
「うあっ!?」
さきっちょを何か濡れた小さなものが撫で回す。
な、今のまさか?
舌っすか?
まさか、パイズリしながらさきっちょ咥えてんのっ!?
ま、まってよ、俺のそんなおっきくないよ?
俺は一旦テファを攻める手を休めて、下半身の状況を確認してみた。
テファは胸の先の方だけを使って、器用に俺の先端を谷間から出して、ちゅっちゅしている。
なんすかそれ!反則ですから!
「うわっ、ちょ、待ってテファっ!」
さきっぽの割れ目に舌いれないでええええええ。
なんかそれっ、すっごいゾクゾクくるのぉぉぉぉ!
だめっ、才人とんじゃうっ!
しかし散々いじめたテファは許してくれるはずもなく。
俺の愚息は爆散した。
才人から大量の精液が撒き散らされ、ティファニアの顔を、髪を、胸を、容赦なく汚す。
「あ…いっぱい…」
ティファニアは惚けたようにそれを受け、飛び散った液体をいとおしげにかき集め、口に運ぶ。
最初は苦いだけだったその液体が、今のティファニアには何よりの甘露となっていた。
「いっぱい出たね、サイト♪」
勝ち誇った笑顔で、砕け散った才人に語りかける。
「うう…もうおムコにいけない…」
わけのわからないギャグをかます才人の胸に、まだ精液の雫を体に残したまま、ティファニアは飛び込んだ。
「私の勝ちね?」
言ってニヤリと笑う。
「…だ、だね」
才人は精液にまみれて笑顔を向けるティファニアになんだかたまらないものを感じ、顔を背けてそう言う。
この勝負の勝者は、敗者を好きに出来る…。
いつのまにかそんな約束事が、二人の間にできていた。
「じゃ、じゃあ、今日は、立ってして?」
サイトが私の命令どおり、ベッド脇に立つ。
私もその前に立って、サイトの首に手を回す。
「い、いいよ」
準備が整ったことをサイトに告げると、サイトは私のお尻を掴んで、一気に私を持ち上げる。
私は下半身の力を抜いて、衝撃に備える。
持ち上がった体を…サイトが下ろして…。
「ふぁぁぁぁぁぁぁっ!」
熱い、熱いのっ!
サイトが入ってきたぁ…!
サイトが腕の力を抜くと、私の中は一気にサイトに貫かれる。
「あ、あたってるよぉ…」
コレ、好き…。
一番おくまでサイトが入ってくるのが、すごい好き。
サイトを全部独り占めしてるみたいで、すごい好き。
でも、サイトはいじわるで、私からサイトを引き抜こうとする…。
だから、私は逃げようとするサイトを、力をこめて抱きしめる。
テファのあそこはすごい。
入れるときは柔らかく脱力して、俺を迎え入れる。
引き抜こうとするときつく絡み付いて、俺を逃がさない。
こういうの、名器っていうの?
胸だけじゃなくてあそこもレヴォリューションですかテファさん!
なんてローエーなハーフエルフなんでしょ!折檻が必要デスネ!
お仕置き!お仕置き!
なんてアホなこと考えながら、俺はテファのお尻を掴み、彼女の体を上下運動させる。
その度に、俺とテファの間で桃りんごがぽよよんぽよよんと揺れ…。
母さんありがとう!俺生まれてきてよかったよ…!
何度でも言おう。
おっぱいはいいものだーーーーーーーー!!
なんて考えてると。
「サイトっ、サイトっ!」
テファが、俺の右肩に頭を預け、必死に俺の名前を呼んでる。
同時に…テファのあそこも、俺をぎゅうぎゅうと締め付けて…。
ヤバ、俺も限界かもっ…!!
「だ、出すよっ、テファっ!」
テファの中で、俺の愚息は本日ニ回目の天国逝きを果たした。
行為のあとは、お互いに濡れた布で拭き合いっこするのがお約束だった。
才人の汚れはそうでもないのだが、体中で才人の欲望を受け止めるティファニアは、毎回惨状だ。
「ゴメンなテファ、毎回汚してばっかりで」
特に、この細い金髪を精液で汚してしまうのが、才人には申し訳がなかった。
才人はあくまで柔らかく、細心の注意をもって背後からティファニアの髪を拭く。
ティファニアは髪を拭かれながら、言った。
「いいの、気にしなくて。
私、サイトに汚されるの大好きだから」
ぶは。
思わず才人は吹いてしまう。同時に彼の息子も元気になる。
「あ、あのねえ…そういう事言うと、襲っちゃいますよ」
今も正直ガマンの限界だった。
するとティファニアは、くるっと振り向いて、舌を出した。
「サイトからするのはダーメ」
言って、両手の指でバッテンを作る。
その仕草が可愛くて、才人はさらに元気になってしまう。
「でもね…」
打って変わって艶を含んだ声で、ティファニアは大きくなった才人をじっと見つめる。
そして、その細い指を才人に絡ませ、彼を見上げて、言った。
「私からしちゃうのは…いいの…」
そしてゆっくりと才人をしごきだす。
「て、テファ…」
「ねえ、もう一回、汚して…?」
今夜のデザートは、ずいぶんお腹にたまりそうである。 〜fin
320 :
せんたいさん:2006/10/21(土) 23:29:01 ID:bfnV3jM/
はーい終了デスヨー?
今回は少し地の分で遊んでみましたー。
お馬鹿満載っぽくいってみましたー。
足りない子みたいですね俺ー。
ていうかたぶん一番頭の悪い書き手だな俺!自信あるぜ!
さーて明日は…タバサの冒険か…。
俺ロリもの嫌いだからスルーで!(血の涙
ノシ
( ゚∀゚)o彡゚ おっぱい!おっぱい!!
( ゚∀゚)o彡゚ おっぱい!おっぱい!!
( ゚∀゚)o彡゚ 変態!変態!!
( ゚∀゚)o彡゚ おっぱい!おっぱい!!
く、くそッ!!!な、なななんてエロいんだっ、だ!!!
ぐぐぐGJじゃないかっかか、こっこおこ、この野郎っ!!!!
せんたいさんサイコー!
テファ ばんざい! 出来ればまだ続いてほしいぃぃぃぃ!
このへんたいめ( ´,_ゝ`)
>>320 いつもながら、良いお手前で。
その後、お体の方はいかがでしょう?
貴方の体はこのスレの至宝。貴方一人のものではありません!
産み出される娘さん達の為だけにっお大事に。
嘘です。せんたいさんも萌えです。
死なないでー
>>30 これ見てからたまに覗いてたんだけど、報告したのって職人さん?
誰のが投稿されるか楽しみ。
326 :
261のひと:2006/10/22(日) 00:33:57 ID:mVuhmoXo
>>320 せんたいさん、お体大丈夫ですか?……書きあがり見てたら、とても元気そうではありますがっ。
無理せず、えっと、ここのスレ住民の為に新刊買ってください。SS読みたいので。
そう、自分らの為に買ってください。決して、決してせんたいさんが読みたいだろうなんて、思ってません。
心ならずも、読んでくれれば良いのですっ……ダメ?
ちなみに、自分も大概頭悪いですよー、自信有りますよ……マリコルヌの記述とか(あれが地じかも)
ってか、エロい描写が〜描写が〜真似したいです。
さて、タバサの冒険の新キャラで(っても連載作品らしいですが)一本書きました。
短いです、3スレほどです。タバサネタバレ って書いておきますので、未読で嫌な方はスルーしてください。
ではっ。
「おいっ、相棒止まれ」
いきなりデルフが騒ぎ出した。
「んーどうしたんだ」
「あれ買ってくれ、あれ」
……おい…………
「どこの世界の剣が、露天の商品ねだるんだよ?」
「いいから、買え相棒、後悔はしないから。」
大騒ぎするデルフを見て、まぁ……世話になってるしと、商品を……
「なぁ………」
「なんだ?相棒」
「剣がナイフ買ってどうするんだ?」
「……ここでは言えねぇな」
「……分かった、デルフ……俺……祝福するな」
「は?なんでだ相棒」
「そうか……意思があるんだもんなぁ……」
「な、なんだぁ?相棒」
「ひとめぼれかぁ」
「あほかぁぁっぁぁ、相棒、そんなわけあるかぁぁぁ」
デルフがここまで怒るのって……始めて?
「まぁ、隠さなくてもいいって、おっちゃん、これいくら」
気の良さそうな男がそれを手に取った途端震えて……
「ただで良い、今包む」
無言で渡してくる。
「お、いいの?ラッキー」
何事もなく学院に戻った。
「えーでは、私サイトによります、デルフリンガーと名もなきナイフさんの結婚式を」
「もーいいから、相棒っ。おいっ、お前も黙ってんな」
「いや、兄貴の今回の相方面白いっすねー」
いきなり包みが喋りだした。
「え、これも喋るの?」
「昔馴染みだよ、相棒」
「へっへっへ、兄貴には昔随分世話になって」
デルフリンガーが増えたような感じで嬉しかった。
「へー、やっぱり長いほうがえらいとか?」
「ちょ、まて相棒、俺は伝説の武器だぞ、長さだけで見るんじゃね」
「いや、旦那、昔兄貴にはこっぴどく負けまして」
「へー……って剣同士で?」
「いや、俺は持ってる相手を操れるし、魔法を使えるんですけどね」
「って、デルフより優秀じゃん」
「まてぇぇぇぇ、相棒、お前俺の評価低っ」
いや……でもなぁ……
「いや、兄貴は魔法吸うし、俺は種がばれると弱いですしね」
……確かに、そう考えるとこのナイフにとって、デルフリンガーは鬼門だろう。
「もーそれからは、兄貴に会うたびに、挨拶させてもらってます」
「へー、んで何で売られてたの?」
「いえ、ちょっと前の職場で揉めまして」
しょ、職場?
「あそこで次の持ち主を……」
「宿主だろうが……」
デルフリンガーが遮った。
「相棒、敵に回すと厄介だから、買わせたがこいつが操ってる間、持ち主の記憶が消えたりするんだ。」
「ほーほー」
「味方にならないようなら、どっかに埋めちまえ」
「まってぇぇぇ、兄貴っそりゃないっすよ」
…………
「ところで、それって誰でも操れんの?」
「何でもしますぜ……えーっと」
「サイト。ヒラガ・サイトだ」
「最近は『地下水』って呼ばれてまさぁ」
部屋に帰るとサイトさんが口笛を吹いていた。
「や、やあ、シエスタ」
……?へんなの
「どうしたんですか?サイトさん」
「あーおなかがすいたなー」
………ど、どうしたのかしら?
「あの、何か持ってきますね」
「リンゴがっリンゴが食べたい、そこに乗ってるやつ」
………テーブルにリンゴが乗ってるけど……
「あの……サイトさん?」
「剥いてシエスタ」
「は、はあ」
おかしい……サイトさんが変だ。
机から果物ナイフを取り出して、
「まったぁぁぁっぁぁあああ、シエスタぁぁぁぁ」
わあっ、サイトさんが叫んだ……びっくり。
「はい?」
「こ、これを使って……」
「でも、これ大きくて、使いにくそうですよ?」
壁際のデルフリンガーさんが嬉しそうに
「だとよー」
って言ってる…うれしそう…どうしてかしら?
「これを使ってほしいんだぁぁぁぁ」
な、泣いてる?サイトさんが泣いてる?
「わ、分かりました、使いますねー」
そのナイフを受け取って。
シエスタが止まった
「ど、どう?」
「ばっちり。」
にやにや笑うシエスタ……珍しいものが見れた。
「相棒ー、何で貴族の娘っ子じゃねーの?」
「先に来た、じゃなくて、見たり触るんならシエスタだろ?」
「へー、この子に触りたかったんだ?」
「おうっ、もーそりゃ触ったり、見たり、もっと色々したかったさ」
「すりゃ良かったじゃねーか、抵抗しなかたんじゃねーか?相棒」
分かってないな、デルフ。
「格好つけてーじゃねぇぇぇぇぇか、『ふっ、我慢なんかしてませんよ』って、本当は見たいんだ、触りたいんだ、だってサイト君男の子だもん」
「プライドが大事だったんだなー、あんた」
「うむ、そういうわけで、ささ、地下水君、ばんさーい」
「おぉ」
サイトがいそいそとシエスタの服に手を掛ける。
慣れない手つきで脱がそうとする……
「大変そうねー、手伝いましょうか?」
「あぁ、頼むルイズ……」
時間が凍りつく。
「え?」
「犬、部屋のドア開けっ放しで何してるの?シエスタも!」
「あ、娘っ子、誤解だ誤解、メイドの方は被害者。」
「なにがよっ!!」
「持ってる武器が魔法の武器でな、操られてる。」
ツカツカと近寄り杖でナイフを払った。
「あとなー相棒、そいつは結構性格悪くてな」
「あの……サイトさん……言ってくれれば……」
頬を染めるシエスタ……え?
「わりーな、記憶さわってねーぜ」
真逆の内容で赤くなる二人に挟まれたサイトは……真っ青だった。
「兄貴ーここ面白いなー、当分居ることにしたぜ」
「もうお前どっかいってくれー」
サイトの悲鳴だけが鳴り響いた。
>>326 ○3レス
×3スレ
どんなミスだ……ごめんなさい。
>>320 この変態め!GJ!
体に気を付けてまた書きやがれ、このやろー
>>330 タバサの冒険は未読だけど、楽しめたGJ!
明日にでも買ってこよう・・・
>>284 シエスタの、「思い」を募らせていく時間が流れていった。
サイトは肌寒さを感じて、重い瞼を少しだけ開ける。
気づいているのかいないのか、シエスタは隣で上体を起こし、ベッドから床に脚を下ろした。
その体をもう少し抱いていたい思いをこらえ、扉に向かう彼女を見送った。
あ、朝風呂か…
昼夜を共にしているとサイトにも行動は読めてくる。
シエスタは大抵この時間、誰もが寝静まった時間を狙い、サウナ風呂に入るのだ。勿論、女性である為と、他の皆に気を使っての事である。
シャンプーなんか無いはずなのに…何であんないい匂いするんだろ…
寝ぼけた頭でサイトは、シエスタの心地よさを思い出していた。
女の子らしいし…可愛いし…いい匂いするし…
シエスタは一度風呂に向かうと、数十分は帰って来ない。
この時、漸くサイトは「処理」に移る事が出来た。
「シエスタ…」
その時、周りに散ってしまう欲望に、サイトは気づいていない。
シエスタが戻って来る頃には、もう起床時間となっている。
起床自体は自由なのだが、仕事に加えて自分達の食事や洗濯、掃除などは昼間、貴族の相手で潰されてしまうのだ。
結局、早めに起床せざるを得ない。
シエスタはサイトが寝ている事を確認し、新たなメイド服に着替えてから、シーツをはがして揺り起こした。
「サイトさーん?起きてくださーい」
「ん…」
「もう朝ですよー?」
「ん…もう?」
「はい。今日はシーツのお洗濯もしなきゃなりませんから、早く起きて下さい」
「はい…はい…」
つらそうに体を起こし、片手で頭の後ろを掻きながら、サイトはベッドから降りた。
「朝は寒い季節ですから、辛いでしょうけど、お洗濯はしますからね?」
まだ温もりのあるシーツを素早く畳み込んで、床に置く。
これで二度寝は出来ず、否が応でもサイトは目を覚まさなければならない。
「掃除とお洗濯、どうします?」
「ん?どっちでも…」
サイトは伸びをして、軽く窓に目をやった。朝とは言え、日は昇りきっている様には見えず、外は寒そうだ。
あんまり洗濯はしたくないな…でも…
シエスタに目を戻す。
シエスタもしたくないだろうし…
そんな気遣いを覚えて、サイトは返事をした。
「俺が洗濯するよ」
「いいんですか?お外はまだ寒いですよ?」
「うん…俺がやるから、シエスタは掃除を頼むよ」
「わかりました」
シエスタは頷いて、部屋の隅から洗濯カゴを取り出した。
サイトはそれを抱え、次いでにシーツを放り込んで、扉を開けた。
暗闇の廊下はひんやりと冷たかったが、パーカーのおかげで、上半身は意外と温かかった。しかし下半身の冷えは否めない。
「寒っ…」
サイトは洗濯カゴを抱き込むようにして持ち、足早に廊下を駆け抜けていった。
シエスタはサイトが帰って来た時、冷えている事を予想して、暖炉の薪に火をつけた。
暑くなり過ぎないよう、暖炉の火を火箸で調整して薪も最小限にしておく。
それから少しの間窓を開け、換気をした。冷たい空気と、まだ成長しきらない日差しが入ってくる。
外には震えながら洗濯場に向かうサイトが見えた。
「寒そう…」
壁に立てかけてある箒を持ち、床を掃いていく。日差しによって埃の舞い散る様が見えた。
その間も気になって時折、窓から洗濯場にいるサイトの姿を覗く。
大丈夫かしら…
床を掃き終えた後、小さな金属の籠(バケツ)を取り出し、汲んで置いた井戸水をその中に流し込んだ。
雑巾をその中に浸すと、冷たさでみるみるうちに手は赤くなるのだが、その冷たさをこらえて窓を磨いていく。
「え?これって…」
何枚目かの窓を磨いた時、シエスタが「ソレ」に気づいた。
「さみぃ…」
サイトは井戸水のポンプの前で、両手を自分の体に回し、かがみ込んで全身でその寒さと戦っていた。
日差しはまだ明るいだけで、太陽光線はまだ温かみを与えてくれない。
透き通った空気は、冷たすぎて鼻が痛いほどだ。
備え付けてあるタライに水を溜め、洗濯板と洗剤を取り出し、まずはシーツを洗っていく。
「手が痛ぇ…」
寒さを耐え、木で出来た凹凸に布をこすりつけ、洗った物を片っ端からもう一つの籠に突っ込んだ。
次いでにパーカーを洗おうかとも思ったが、
「その服(パーカー)のお洗濯は私がします」
とシエスタが言っていたのを思い出し、やめておく。
勿論、カゴの中にシエスタの下着は入っていない。そういう物はちゃんとシエスタ自身が洗っていた。
干場に一通りの洗い物を干す頃、ようやく太陽ははっきりとした温もりを与え始めた。
空っぽになった洗濯カゴを抱え、サイトは部屋に戻った。
「お帰りなさい」
「ただいま…寒かったぁー」
「ふふ、お疲れ様です」
部屋の中はほどほどに温められ、サイトは自分が解凍されていく様に、体の力が抜けていくのを感じた。
シエスタは何やらお湯を沸かしている。
サイトは椅子に座り、伸びをした。
「はい。どーぞ」
サイトの前に、湯気の立つコップが置かれた。
中を覗けば、白く濁った液体が入っている。鼻にかかるのは発酵した匂い。
「…コレなに?」
「ヤマジャケって言います?」
「ヤマジャケ?」
「はい。本当なら風邪を引いたときに飲むお薬みたいなんですけど、体が温まるからっておじいちゃんが良く飲ませてくれたんです」
サイトはそのコップをじっと眺め、片手で持って啜ってみた。
「…ふぅ…」
体が溶けるような暖かさと、柔らかな口当たり。
「お米から出来てるそうですよ。サイトさんはお米が嫌いですか?」
「いや、俺がいた世界じゃよく食べてた」
「そうなんですか?」
これは…甘酒だ…
サイトは故郷の味を、不意に口の中に入れてしまった。
なんで…シエスタが?
「おじいちゃんが飲ませてくれた?」
「ええ」
「今、おじいちゃんはどうしてる?」
「随分前に…」
「あ…ゴメン」
ふるさとへの思いが沸いてきた。
シエスタは不思議そうにサイトの顔をのぞき込んでいる。
サイトはその視線に気づいた。
あまり帰りたい風に見せちゃいけないかな…
察されない様に、明るい表情で礼を言う。
「ありがとう。温まった」
「よかった…嫌いな味だったらどうしようかと…」
サイトはかぶりを振って、気分を変え、一日をやり遂げる気持ちを整えた。
頬を軽く叩き、シエスタに目をやる。
「じゃあ…今日も頑張るかな…」
「そうですね!」
シエスタの挨拶は気持ちがいい。こうして一日が始まっていく。
続く
337 :
220:2006/10/22(日) 01:55:15 ID:LFAwhiUB
職人様が二人も投下されて、しかもティファニアとタバサ…すごい…
こっちはシエスタで萌えの無い非エロ…しかもシエスタの武器はまだ全然出てません!実は凄い胸も、従順さも…orz(最後エロ持っていけるかな?)
>337
がんばれ
応援してるぞ
ところでシエスタのひいおじいさんじゃなかった?帝国海軍佐々木武雄少尉は。
どす黒いことばかり浮かんでくるMy腐れ脳を癒してくれるあなたが素敵
340 :
220:2006/10/22(日) 02:21:56 ID:LFAwhiUB
>>338 あ、いや、ひいおじいさんだと高確率でシエスタに会わずして逝ってしまったような気がして…
ひいおじいさんの息子=おじいさんならひいおじいさん譲りで色々引き継いで日本の文化も伝えられたかなと…
ついでにお父さんから「私のお婆さんは異世界の人と結婚した」とシエスタが聞いていて、それを…
ネタバラしになってしまいます。
言い訳だと思われたら申し訳ないorz
>340
そういう事情ならOKOK
最後まで書ききってシェス子好きな俺らを萌やし殺してくれ。
待ってるぜ
>>330 サイトの性格がヒドスww
デルフと地下水のやり取りがいいねw
GJ!
甘酒なのに酔ってしまって、という続きは書いてくれないのかな? かな?
それは、こっちよりあっちで言った方が良くね?
と、分からない人には分からない返事をしてみる。
345 :
コリコリ:2006/10/22(日) 12:40:33 ID:GM2wovVI
才人×ショタルイズ。。。キボン
サイトに惚れ薬
↓
しまった!これは若くなる薬!
↓
バーロー
>>326 だ、騙された。
シルフィだって…そう思ったのにーーー
誰でも良いから書いてくれないと、やだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだい
349 :
コリコリ:2006/10/22(日) 22:36:54 ID:CCEHGQ1p
シナリオは、才人がルイズの着替えを手伝うところから。。。
お願いします
350 :
コリコリ:2006/10/22(日) 22:40:46 ID:CCEHGQ1p
>>349 開始位置が人間扱いされてないよ。
いや、それがいいんだけどね
で、いい感じにサイト色に染まった辺りで、
サイトがシエスタに好意を寄せている事に気づき、焦るルイズたん
そこにサイトをいたぶってた頃の夢を見てしまい、
初めからサイトに優しかったシエスタが選ばれるのは当然だと思わされ、
過去の行為への後悔とサイトを失う恐怖に泣き震える展開を妄想しおっきした俺変態
ガンダールヴの力はセックスした数に比例して大きくなるという設定を付け加えるだけで、あら不思議!
アンリエッタ「トリステインの女性は全てシュヴァリエ・サイトの性奴隷とする。
貴族も平民も…そして王女も一切の例外は認めません。
いついかなる時も、求められれば即座に股を濡らしてご奉仕出来るようになさい」
ルイズ分を補充したいので一度投下…覚えている方は以前、自分が投下した純愛の続きと思って下さいorz
「ふぁ…」
いつもの様に上体を起こし、伸びをする。外からは小鳥の囀り、窓からは柔らかな朝日。
正に理想的な起床の筈…だが…
「ぐー…」
「…せっかくの寝起きが台無しじゃない…」
少し残念そうに呟いて、隣で眠っているサイトを見た。
「たまには私より早く起きなさいよね…」
大抵、交わった日はこうである。相手より早く目覚めてしまう。
朝起きた時、
まぶたを開けた時に髪など撫でていてくれたら愛の言葉を囁けるのに。
とは言え、ルイズに非がない訳では無かった。自分もシーツの下は全裸である事を思い出し、勝手に赤面してしまう。
その自分の姿を見て、夕べを思い出してしまうのだ。
回想
「はあっ…あはっ…」
「ルイズ…俺…」
「わ…私より早かったら…許さないんだから…」
「そんな…お前の中良すぎるのに…」
サイト限界
「あっ……」
「ごめん…」
「…許してあげるから…」
「?」
「もう一回…ね?」
「…わかったよ…」
「好き…好きぃ…」
何度も鳴り続ける水音。
「私以外の子はみちゃダメよ…ちゃんとご褒美あげてるんだから…」
「ん…わかってる」
「…もっと沢山あげるわ…だからサイトも頂戴…」
「俺も沢山…あげる…」
夕べ自分が何をして、何を喋っていたか。
それを考えると、ルイズは赤面せずにはいられなかった。
「ま、まあしょうがないわよね…アンタだけのせいじゃないし…」
クルリと寝返りを打ち、サイトがこちらを向いた。
一瞬サイトが起きたかと思い、ドキリとしたが、寝息が規則正しい事に気づき、ほっと胸を撫で下ろす。
その寝顔にルイズは何故か魅力と、愛しさを感じてしまった。
「私も欲張り…ね…」
髪をかき上げて、顔を近づける。
目を閉じて何度も唇を当てた。唇の先にサイトの体温を感じて。
その後は遠慮なく、サイトの胸の中に体をねじ入れ、その広い背中に手を回した。
小さな胸がサイトの胸板を押し、サイトの「男性」が股間に当たる。
「もう…起きたらまた…止まらなくなっちゃう…」
二人がお互いの大事な場所を一つにしてしまうのは間もなくである。
完
>>353 アン様の言葉だけで…自分はダメだ(爆発寸前と言う意味で)
原作で、サイトがルイズに固定みたいになってるのが。。。
アレ、ラブコメだよね?
>>353 天才的な発想だな…
俺まだまだ修業が足りなかったよ!!
脳内姫さまとは大違いだぜ・・・
358 :
205:2006/10/23(月) 00:05:18 ID:dHz0izwc
読者に不快感を感じさせるほどに黒い作品を書こう、と思い至ったのは、今日の昼間でした。
で、書いてみました。
359 :
魔王:2006/10/23(月) 00:06:00 ID:dHz0izwc
「おお、誰だいお前さんたち。こんな辺鄙なところまでやってくるなんざ、随分と変わってるじゃあないか。
なに、お前は誰だって。俺のこと知らねえのかい。となると外ではかなり時間が経ってるらしいね。今日の日付を言ってみてくんな。
ふんふん。なるほどやっぱり知らねえ年号だ。こりゃ洒落にならんね全く。よくよく見るとお前さんたちの服装も見たことねえ類のもんだしな。
で、何の用だいこんなところに。言っとくが、ここには価値のあるものなんかなーんにもありゃしねえぜ。この俺を含めて、ね。
ところでさっきから後ろの嬢ちゃんはずいぶん驚いた顔してるね。なに、喋る剣が珍しいのかい。
となると、あんたら魔法を知らないのかね。お、笑ったな。魔法なんて馬鹿馬鹿しいって顔だそれは。
っつーことは、相棒の目論見は成功したってことなんだろうな。いやはやなんとも胸糞の悪い話じゃありませんかねえ。
ああそうそう。俺のことが聞きたいんだったな。俺の名前はデルフリンガー。かつて魔王が使ってた剣さ。
おやおや、また笑ったなお前さんたち。魔王なんて神話でしか聞いたことがない、だって。
なるほど、あの時代のことはもう神話にまでなっちまってるってことだ。いっそその方がいいのかもしれねえな。
よし、そんじゃ遠路はるばる来てくださったお二人のために、この俺が気の遠くなるぐらい昔の話をしてやろうかね。
ところでお二人さんよ、サイトとルイズって名前に聞き覚えはあるかい。
なに、ないだって。そうかね、多分俺が知る限りじゃ世界的に有名な二人のはずなんだがなあ。
お、思い出したって顔だね嬢ちゃん。神話や伝説でなら聞いたことあるってか。
ほうほう、聖騎士アニエスとその恋人ジュリオに倒された魔王とその王妃か。こいつあお笑いだね。
悪い悪い、別に馬鹿にした訳じゃねえんだよ。単に、俺が知ってる事実とは随分違った解釈がまかり通ってるみたいだからさ。
おっと、顔が輝いてきたね兄さん。歴史学者なのかい。そりゃ興奮して当然だ。
何せ今から俺が教えようとしてるのは、あんたらが神話だと思い込んでる事件の真相な訳だからね。
おいおいそう焦るもんじゃないよ。慌てなくてもちゃんと一から教えてやるからよ。
さて、それでは聞かせてやるとしようかね。魔王ヒラガサイトとその王妃、ゼロのルイズの物語をね
事の起こりは、とある戦争が終結して数ヶ月経った頃のこと。
ロマリアの教皇とガリアとゲルマニアの王様が何者かに暗殺されて、世間はひどく混乱していたものさ」
360 :
魔王:2006/10/23(月) 00:07:16 ID:dHz0izwc
不意に意識を取り戻したルイズは、自分がどこか暗くて冷たいところに閉じ込められているのを悟った。
頭の上に上げられた両手は壁から伸びた手枷で固定され、足首にも鉄球付きの足かせがはめ込まれている。
まるで大罪人である。大貴族の娘として育てられてきたルイズにとっては実に屈辱的な仕打ちだった。
そのとき、不意に暗闇の中に光が差した。その眩しさに目を細めながらルイズは素早く周囲に視線を巡らせる。
石造りの狭苦しい部屋だった。蝋燭などの小さな照明すらなく、明り取りのための窓もない。
何もない部屋だ。ただ、自分の自由を奪っている手枷と足枷だけが、不意に差し込んだ光に鈍く輝くのみ。
光が差し込んだのは、誰かが入り口の扉を開けたかららしかった。
逆光で顔がよく見えないその人物は、まるでこの部屋に光が差し込むのを恐れるかのように素早く扉を閉じた。部屋はまた暗闇に包まれる。
「誰」
自分の置かれた状況がよく把握できない混乱と、突然の侵入者に恐怖を抱きながらも、ルイズは毅然と顔を上げてそう言った。
貴族としての誇りと彼女自身の気性が、自分をこんなところに閉じ込めたであろう相手に弱気な態度を見せるのを許さなかったのである。
暗闇の中で、人影が驚いたように肩を震わせたのが見えたような気がした。
「起きたのか」
聞きなれた声だった。驚くルイズの前で、小さな明かりが灯る。
手に小さな燭台を持ったその人物は、間違いなくルイズの使い魔である平賀才人であった。
助けにくれたのか、と喜びの声を上げそうになって、ルイズは口を噤んだ。
救出に来たにしては、先程の言葉は妙だった。まるで、彼自身が自分をここに閉じ込めたかのような言い草である。
「これはどういうことよ」
燭台を手にこちらに近寄ってくる才人に、ルイズは怒りの声を上げた。
すると才人は慌てて唇に指を押し当てた。静かにしろ、と言いたげな仕草である。
「大きな声を出すな。外に聞こえたらまずいだろ」
「じゃあやっぱりあんたなのね、わたしをこんな風にしたのは。今すぐ解きなさい。今謝るなら鞭打ち百回ぐらいで許してあげなくもないわ」
「いや、それあんま許されてる気がしないんだけど。まあ落ち着けよルイズ」
「こんな状態で落ち着ける訳がないでしょう」
怒鳴りつけてやるが、才人は困った様子で頬を掻くだけである。ルイズは段々イライラしてきた。
とは言え、自分を拘束したのが未知の相手でなくて幾分かほっとしたのも事実である。
才人はなんだかんだで今まで自分を助けてきてくれた少年だ。
今回のこともかなり異様ではあるが、何か事情があるのだろうと、ルイズは無理に自分を納得させる。
「分かった、落ち着くわ。とりあえず状況を説明しなさい」
再び怒鳴りつけたくなる衝動を抑えながら、ルイズは簡潔にそう問う。
才人は疲れた様子でため息を吐くと、床に燭台を置いて自身も座り込んだ。
「説明ったってな。何から説明したらいいもんだか」
呟きながら、じっとこちらを見つめてくる。ルイズは今の己の格好を思い出した。
(こんな状況で、この馬鹿犬)
いやらしい目で見るんじゃないと叫びそうになったルイズは、またも口を噤んだ。
こちらを見つめる才人の瞳には、好色な色など全く含まれていなかった。
むしろ、まるで哀れむような、あるいは気遣うような気配が滲み出ているようで、ルイズは急に不安になった。
「なによ、その目。どうしたの、一体何があったのよ」
「いや、あのな」
才人は何か言おうと口を開きかけたが、何かを言う前に口を閉じた。立ち上がり、入り口に向かって歩いていこうとする。
「ちょっと」
「ごめんルイズ、とてもじゃねえけど俺には教えられねえよ。こんな残酷なこと」
こちらに背をむけたまま、才人は苦しげな口調でそう言う。
残酷なこと、とは一体なんなのか。才人の重い口調もあって、ルイズの胸中の不安はますます大きくなっていく。
「とにかく、ここでじっとしててくれ。大丈夫、俺に任せておけば全部元通りになるから」
そう言ってドアノブに手をかけた才人に、ルイズは叫んだ。
361 :
魔王:2006/10/23(月) 00:08:14 ID:dHz0izwc
「待ちなさい」
強い声音に、才人の手が止まった。
「言ってみなさいよ、その残酷なことっていうのを」
「でも」
「舐めないでよね。どんなことを聞かされたって、わたしはなんとも思わないわよ」
才人はしばらく黙っていたが、やがてため息をつきながら振り返り、諦めたように笑った。
「相変わらずだなお前も。分かった、全部話すよ。ちょっと待っててくれ」
それだけ言って出て行った才人は、言葉どおりすぐに戻ってきた。何やら、赤い染みがついている包みを手にして。
「ルイズ、本当にいいんだな」
慎重な口調で、才人が問いかけてくる。
「これから俺が言うことは、お前を凄く傷つけると思う。知らなかったほうが良かったって後悔するぜ、絶対」
普段の才人らしからぬ深刻な雰囲気に、ルイズは一瞬躊躇しかけた。しかし持ち前の気の強さを発揮し、すぐに胸を張ってみせた。
「大丈夫だって言ってるでしょう。いいから、さっさと話しなさいよ」
才人は一つ頷くと、包みを解いて中身を床に転がした。それを見て、ルイズは悲鳴を上げた。
人の頭だった。生首である。目を見開いた見知らぬ男の生首が、今ルイズの目の前に転がっている。
予想していなかったものが唐突に眼前に現れた衝撃で、ルイズはまともな思考も出来ないほどに混乱した。
「なに、これ」
それでも何とかそう言うと、才人は淡々とした口調で答えた。
「暗殺者だ」
「暗殺者って、一体」
「お前を狙ってたんだよ」
「わたしを、何のために」
理由として思い当たることはいくつかある。自分が公爵家の娘であることや、虚無の魔法の使い手であることなど。
しかし、公爵家の娘と言っても自分は所詮三女で、政治に深く関わっている訳でもない。
身代金目的の誘拐というならともかく、暗殺しても大してメリットがあるとは思えなかった。
虚無の魔法の使い手というのだって、ほとんど公にはされていない事実だ。それが原因で狙われるというのは不自然な話である。
才人もその辺は理解していると見えて、一つ頷いてみせた。
「そうだな。俺もその辺りはよく分からなかった。だけど、こいつが夜中に部屋に侵入してきて、
お前を殺そうとしたのは本当だ。かなり強かったから、殺すしかなかった」
正当防衛とは言え人殺しをしてしまったことを悔やむような口調で、才人が言う。
「分かったわ。でも、それでどうしてわたしをこんな風にする必要があるの」
「それを説明する前に、よく見てくれ」
そう言いつつ、才人は男の生首を持ち上げてルイズの眼前に突き出した。
思わず顔を背けかけたルイズだったが、よく見てくれという才人の言葉を思い出し、何とか生首を正面から見る。
蝋燭の灯りに照らされた男は、特徴的な顔をしていた。頬に醜い傷跡があるのだ。
その傷を見たとき、ルイズは自分がこの男の顔を知っていることに気がついた。
「この男、確か屋敷で」
「やっぱり、か。どこかで見たような気はしてたんだけど」
ルイズの呟きを聞き、才人は辛そうに眉根を寄せた。
その仕草に、ルイズの不安がさらに膨れ上がった。
「なに、一体どういうこと」
「こいつがな、死ぬ間際に言ってたんだよ」
才人はそれから数秒ほど迷うような様子を見せた後、思い切ったように言った。
「ヴァリエール公爵に依頼されて、お前を殺しに来たってな」
ルイズは目を見開いた。ヴァリエール公爵と言えば、自分の父一人しかいない。
つまり、父親が自分を暗殺するようにとこの男に命じたということなのか。
「嘘よ」
ルイズはほとんど悲鳴のような声で叫んでいた。才人は否定せずに頷いてみせる。
「ああ、俺もきっと何かの間違いだと思う。こいつが出鱈目言っただけかもしれねえしな」
「サイト、今すぐわたしをここから出しなさい」
ルイズは体の内から湧き上がる衝動に任せるままにそう叫んでいた。才人は首を振った。
362 :
魔王:2006/10/23(月) 00:09:17 ID:dHz0izwc
「そう言うと思ったからお前をそんな風にしとかなきゃならなかったんだよ」
「どうして」
「親父さんがってのは嘘だと思うけど、お前を殺そうとしてる奴がいるってのは紛れもない事実なんだ。
そんな奴等がうろついてる中でお前を歩き回らせる訳にはいかねえよ。俺だって、お前を守りきれるとは限らないしな」
「でも」
「大丈夫だ、俺に任せとけ。絶対、本当のこと調べてやるよ。約束する」
才人は真っ直ぐにルイズの瞳を見つめてそう言った。
まだいくつか納得できないことはあるものの、才人の言うことにも一理あった。
そう言うからには、この場所が絶対に見つからないという自信があるのだろう。
ならば、数日ぐらい才人の調査結果を待つのが一番にも思える。
異常な事態に自分が冷静な判断力を失っているのではないかと多少疑いながらも、ルイズは頷いた。
「分かったわ。出来るだけ早く調べなさいよ」
「ああ、もちろんだ」
「あと、これは解いていきなさい。大丈夫よ、出て行きゃしないわ」
ルイズがそう命ずると、才人は素直に手枷と足枷を外した。
ようやく自由になった手足を回してほぐしていると、何故か才人が直立不動になっているのに気がついた。
「なにやってんの」
「いや、勝手にこんなことしちまったから、さぞかし怒ってるだろうなあ、と」
要するにお仕置きを待っていたらしい。こんな状況でもあまりにもいつもどおりな才人に、ルイズは思わず微笑を漏らす。
「そうね、でも」
呟きながら、ルイズは才人の胸にしがみついた。
「ルイズ」
驚く才人の胸に顔を埋め、ルイズは鼻をすすり上げる。
「それ以上に不安だわ。一体何がどうなってるの」
自分でも意外なほど素直に言葉が出た。
才人は無言でそんなルイズを抱きしめ、落ち着かせるようなゆっくりとした手つきで頭を撫で始めた。
(気持ちいい)
胸の奥から湧き出した安堵感が不安を取り除き、ルイズの体を内側から温める。
(ずっとこうしていたい)
しかし、才人はやがて体を離した。思わず縋りつこうとするルイズに、才人は優しい眼差しを向けてくる。
「ごめんなルイズ。出来ればお前の傍にいてやりたいけど、それじゃ調査が出来ないんだ。
早くお前をこんなところから出してやりたいから、さ」
謝るような口調で言う才人に、ルイズは何とか頷いた。
「分かってるわ。わたしのことは気にしないで、早く本当のこと調べてきなさいよ」
「ああ。後で毛布とか持ってくるよ。本当にごめんな。もうちょっとだけ我慢しててくれ」
才人が生首を持って出て行った後で、ルイズは無言で膝を抱えて床に座り込んだ。
「お父様が、なんて、嘘よね」
確認するように口に出して呟くが、何故か確信が湧いてこない。
この石造りの部屋同様、自分を取り巻く世界全てが冷たいものに変わってしまったかのような錯覚を覚えて、ルイズは大きく身を震わせた。
363 :
魔王:2006/10/23(月) 00:10:24 ID:dHz0izwc
その後すぐに生活用品一式を持ってきた後、才人はしばらく姿を現さなくなった。
まさか暗殺者に殺されてしまったのでは、などという不安が胸を押しつぶそうとする中、それでも外に出る訳にはいかず、ルイズはただひたすら才人を待っていた。
ずっと暗闇の中で生活していると、時間の経過が分からなくなり、正常な思考や判断力も奪われていくようにすら思える。
才人のことを心配する気持ちや、まさか本当に父親が自分を殺そうとしたのかと疑う気持ちが心をかき乱し、ルイズの精神は日に日に磨り減っていった。
そうして正気を保ち続けるのが難しくなってくるほどにルイズの精神が疲弊した頃になってようやく、才人は帰って来た。
何日ぶりになるか分からない外界の光が部屋に差し込んだ瞬間、ルイズは喜びのあまり立ち上がってしまっていた。
「サイト」
だが、彼女が浮かべた笑顔は、現れた才人の姿を見て凍りついた。
外界の光に浮かび上がる才人の体には、無数の傷が刻まれていた。
一目見るだけで、厳しい拷問を受けたあと分かる醜い傷跡だ。
だと言うのに、才人はルイズを見つけて傷だらけの顔に微笑を浮かべてみせた。
「ようルイズ。帰って来たぜ」
扉を閉めて床に崩れ落ちた才人に、ルイズは悲鳴を上げながら駆け寄った。
「サイト、どうしたの、一体誰がこんなことを」
抱え起こし膝に頭を乗せてやると、才人は薄目を開いてぼんやりとルイズを見上げ、口元に淡い微笑を浮かべた。
「お前、痩せたなあ。そりゃ干し肉なんかまずいだろうけど、ちゃんと食べないと駄目だろ」
弱弱しい掠れ声で呟きながら、才人は傷だらけの手でルイズの頬を撫でる。
(この馬鹿、こんなになってまでわたしの心配なんかして)
大粒の涙が流れると同時に、胸の奥からどうしようもないほどの愛おしさが溢れ出して来る。
ルイズは涙を拭おうともせずに才人の手を握り締め、すっかり冷たくなってしまった手の甲に頬を摺り寄せた。
「泣くなよ、ルイズ。遅くなっちまってごめんな」
「いいのよ。こんなひどい怪我して帰ってきて。また、無理したんでしょう」
「そうだな、ちょっと、無理しちまったかもしれねえな」
「傷の手当て、しなくちゃ」
ルイズは才人の体をその場に寝かせ、彼がルイズのために運んできた水桶をそばに持ってきた。
あまり綺麗な水とは言えなかったが、この際仕方がない。自分が普通の魔法を使えない事実が、とても悔しかった。
そうして傷口を洗い、布団代わりに使っていた布を裂いて作った包帯を全身に巻きつける頃には、才人は深い眠りに落ちてしまっていた。
364 :
魔王:2006/10/23(月) 00:11:08 ID:dHz0izwc
しばらくして起き上がった彼は、まず傷の手当てに関してルイズに礼を言ったあと、事情を説明し始めた。
「あの後、他にも何人か暗殺者が来てさ。何とか全員倒したんだけど、真相は聞き出せなかったんだよ。尋問しようとすると自殺しちまってさ」
「でしょうね。暗殺者ってそういうものだわ」
「でも、やっぱりどこかで見たような顔した奴等ばっかりだったんだ」
つまり、自分の屋敷で見かけたということだろうか。ルイズは深まる疑惑に眉根を寄せながら、才人に先を促した。
「学園じゃルイズがいなくなったって噂が広まり始めてて、俺もこのままじゃ埒が明かないと思ってさ。
思い切って、お前の屋敷まで行ってみることにしたんだ」
「そんな無茶をしたの」
「それ以外に確かめる方法なんて思いつかなくてさ。場所は一応知ってたから、俺は夜になるのを見計らって屋敷に侵入した。そこで」
才人は不意に言葉を切った。苦悶するように眉根を寄せ、顔を背けて数度も大きく息を吐き出す。
余程気分の悪いものを見てきたらしい仕草だった。
「いいわ、サイト。話してちょうだい」
「だけどな、ルイズ」
「あんたのその怪我を見れば、ひどいことがあったのはいちいち言われなくても分かるわ。
大丈夫、覚悟は出来てる。どんな辛い現実も受け止めてみせるわ」
口を真一文字に引き結んだルイズの顔を見て、それでも才人はしばらく躊躇っていた。
だが、やがて諦めたように息を吐き出すと、腰にくくりつけていた小さな袋から何かを取り出してみせた。
それは、小さな青い宝玉だった。
「これは」
「風の魔法が封じ込められてるらしくてさ。音を記録しておけるんだとよ。
俺は夜中に屋敷に侵入して、お前の家族が談笑してる部屋を見つけた。そこで交わされてた会話が、ここには全部入ってる。
正直、お前には聞かせたくないんだけど」
「構わないわ。いいから、聞かせてちょうだい」
その小さな宝玉の中に封じられているであろう残酷な事実を予想して体の芯が震えるのを感じながら、ルイズは無理矢理そう言った。
才人はきつく目を閉じると、辛そうな声で何かを呟いた。同時に、小さな宝玉が輝き、聞きなれた声を流し始めた。
「聞いたかお前たち、ルイズのことを」
鼻歌でも歌い出しそうなほどに上機嫌な父の声。
「ええ。行方不明だそうですわね」
取り澄ました、しかし喜色を隠しきれていない母の声。
「よく言うわ、行方不明だなんて。今頃は」
嘲るようなエレオノールの声。
「あら姉さま、ルイズは間違いなく行方不明よ。だって、あの子の死体はずーっと見つからないんだから」
いつもどおりの優しい声音の裏に、聞いたこともないほど冷たい含みを持たせているカトレアの声。
聞き間違えるはずもない。間違いなく、自分の家族の声だった。
いや、間違いないという言い方は正しくないかもしれない。
少なくとも、家族がこんな口調で話すのを、ルイズは今まで聞いたことがなかったのだから。
「やれやれ。ようやく死んでくれたか、あれも」
「本当にどうしようもない子でしたわね。あんなのが自分の娘だったと思うと恥ずかしいわ」
「魔法も使えないで、ゼロのルイズだなんて呼ばれてたんですって」
「あらあら、それはいい恥さらしだわ。そんなのが貴族だなんて、おかしくって笑ってしまいそう」
「全くだ。あんなものを外に出しておいたら我が家の名は地に落ちる」
「どうせあの子のことなど誰も気にしないでしょうし、大した騒ぎにもなりませんわ」
「そうね。魔法学院でも『うまくいかない憂さ晴らしに、遊び歩いてるんだろう』なんて、
もう捜索は打ち切ったって話よ。一応、葬儀ぐらいはした方がいいでしょうけど」
「あら、お金と時間の無駄よそんなの。それより、『ルイズは必ず生きていると信じています』とでも言っておきましょうよ」
「なるほど、それは名案だ」
「そうすれば葬儀なんてする必要もなくなりますね」
「さすがカトレアだわ」
「ふふ、それほどでも」
「さて、それではようやく死んでくれた我が家の恥、一族で一番出来の悪かったルイズのために、せめて乾杯してやることにしようか」
楽しげな賛同と共に、グラスが打ち合わされる音が響き渡る。
365 :
魔王:2006/10/23(月) 00:14:08 ID:dHz0izwc
それまでただ無言で肩を震わせていた才人が、不意に宝玉を持ち上げて思い切り石壁に叩きつけた。
宝玉はすぐに光を失い、同時に流れていた音もぴたりと止まる。暗闇に静寂が戻ってきた。
「すまねえ。これ以上は、とても聞かせられねえ。聞いてほしくねえ」
絞り出すような声で吐き出す才人に、ルイズはゆっくりと首を振った。
「もういい」
「そうか。俺はこれを記録した後、逃げる途中で見つかって、散々追い掛け回されて傷を負った。
でも、どうしてもお前に伝えなくちゃいけねえと思って、何とか逃げ戻ってきたんだ」
「そうなんだ」
「ああ」
それきり、二人は黙り込んでしまう。
ルイズは何も考えていなかった。いや、何も考えたくなかったと言ったほうが正しいかもしれない。
ただ、あまりにも過酷な事実に、身も心も打ちのめされて、顔を上げることすら出来ずにいた。
そんな彼女の体を、不意に誰かが抱きしめた。
呆然としたままそちらに目を向けると、瞳に涙を溜めて辛そうな表情でこちらを見ている才人がいた。
「どうして泣いてるの」
才人は数度ほど唇を戦慄かせたが、結局は何も言わなかった。いや、言えなかったのかもしれない。
ルイズは無理矢理唇をひん曲げて微笑を作り、明るい声を出した。
「何よ、あんたがそんな顔することないじゃない。言ったでしょう。わたしは大丈夫よ。
自分がどうしようもない役立たずで家の恥晒しだってことぐらい、ずっと前から分かってたもの」
自身の言葉が無数の刃のように体の芯に突き刺さるのを感じながら、ルイズは大きく手を広げて立ち上がった。
「いいのよ、別に。辛いことなんか何もないわ。わたしは昔から何も変わってないし、
わたしの家族も昔から何も変わってない。ただ、皆の本心が分かっていうだけで」
「ルイズ」
不意に、才人が後ろから抱きしめてきた。彼の体の温かさに、ルイズは何も言えなくなってしまう。
「俺、何て言ってお前を元気付けてやればいいのか分からないけど」
「いいってば。わたしは落ち込んでなんか」
「俺だけは、どんなことがあってもお前を愛してるからさ」
不意に涙がこみ上げてきて、ルイズの視界が滲んだ。自分を抱きしめる才人の腕に、更なる力が篭ったのが分かる。
「他の皆が敵になっちまっても、俺だけはお前の味方でいるからさ」
大粒の涙が次々と瞳から零れ落ち、頬を熱く濡らしていく。
ルイズは激しくしゃくり上げながら、途切れ途切れの声で背後の才人に問いかけていた。
「ほんとう」
「ああ、本当だ」
「本当に、わたしのこと愛してくれるの」
「絶対だ」
「裏切らない」
「裏切らないよ」
「わたしのこと、守ってくれる」
「死ぬまで守り抜いてみせる。なんて、俺なんかじゃ頼りないかもしれねえけど」
「サイト」
名を呼びながら、ルイズは振り返って才人の胸に縋りついた。
才人も、絶対に離さないとでも言うかのように、強い力でルイズを抱きしめ返す。
家族から見捨てられ、生きる意義を失ったかに見えたルイズの胸に、再び命の炎が灯った。
(サイトだけはわたしを見捨てない。サイトだけがわたしの希望。サイトがいれば、わたしは生きていられる)
胸の中で何度もそう繰り返しながら、ルイズはいつまでも泣き続けていた。
366 :
魔王:2006/10/23(月) 00:15:00 ID:dHz0izwc
それからしばらくの間、ルイズは才人の言いつけに従って石造りの部屋に隠れ続けていた。
敵はルイズが死んだと思っているのだ。外にいるところを誰かに目撃されたら全て水の泡だ。
「もう少し経って準備が出来たら、この部屋を抜け出して一緒に東方に行こうぜ」
「サイト、帰る方法を探すの」
「違うよ。もう帰らない。だけど、俺たちが静かに暮らしていくには、俺たちのこと誰も知らないところに行くのがいいと思うんだ。
魔法が使えなくても誰もお前を馬鹿にしない、誰もお前を裏切らない、そんなところにさ」
「素敵」
「そうだろ。だからもうちょっと我慢してくれな」
才人はそう言ってルイズを励ました。
ルイズ自身は才人と一緒ならばどこにでも行ける気持ちだったので、一も二もなくそれに従った。
また、皮肉にもこんな状況になってようやくお互いに気持ちが通じ合った二人は、
ほとんど毎日のようにこの暗い石造りの部屋の中で互いの体を重ね合わせていた。
(才人はわたしを愛してくれる。才人だけがわたしを愛してくれる)
才人に抱かれるたびに、ルイズの胸に溢れる想いは強くなっていった。
才人もまだ不慣れな手つきで一生懸命にルイズの体を愛撫し、彼女を喜ばせた。
「ルイズ、愛してるぜ。俺だけはお前の味方でいてやるからな」
体を重ねるたびに、才人は何度もルイズの耳元でそう囁いた。
そうして月日は瞬く間に過ぎ去った。才人の話では、彼が帰還してからおおよそ一ヶ月ほどの月日が経ったとのことである。
その間に彼は準備を済ませ、いよいよ明日東方へ旅立とうとルイズに打ち明けていた。
「なあ、ルイズ」
不意に才人が話しかけてきたのは、いつものように彼と交わった後、しばらくしてからのことである。
互いに体を寄せ合って座っているため、才人の顔はすぐそばにある。
「なあに、サイト」
甘えるようにそう答えたルイズは、才人の横顔に浮かぶ表情がとても硬いことに気がついた。
ひょっとして何か彼の気に入らないことをしてしまったのだろうか。ルイズの心が恐怖で凍りついた。
「ごめんなさい」
泣きながらそう言うと、才人は驚いたようにこちらに振り向いた。
「どうした、急に」
「わたし、何か悪いことしたんでしょう。謝るから、悪いところがあるなら直すから、嫌いにならないで」
縋りつくルイズに優しい微笑を向けて、才人は彼女の体を抱きしめた。
「ルイズに悪いところなんかないさ。俺がルイズを嫌いになることなんかあり得ない。安心しろよ」
「本当」
「本当だって」
そう言いつつ、才人はルイズの顔や首筋に何度も唇を寄せる。
自分は愛されているのだという実感が湧いてきて、ルイズの心はとろけそうなほどに熱くなる。
367 :
魔王:2006/10/23(月) 00:17:59 ID:dHz0izwc
「俺が言いたかったのはそういうんじゃなくてな。俺たちは、明日東方に行こうとしてる訳だろ。
だけど、本当にそれでいいのかって思ったんだ」
どういう意味だろう、とルイズが首を傾げると、才人は真剣な表情でルイズの瞳を覗き込んできた。
「なあルイズ、お前、悔しくないか」
才人が何を言いたいのか、ルイズにはすぐに分かった。才人の瞳を直視できず、ルイズはつい俯いてしまう。
「魔法が使えないなんて下らない理由でお前を捨てた家族が、友達が、周りの連中が憎いだろう」
「それは、少しはそう思うけど」
今のルイズにとって、そんなことは些細なことだった。
才人と一緒にいられるなら、家族に捨てられたことなどどうでもいいとさえ思っていた。しかし、才人は違ったらしい。
「俺は憎い」
一言、短い声でそう言った才人の顔を、ルイズは驚いて見上げた。
彼の顔は抑えきれない激情で歪み、触れるだけで切れそうなほどに危険な雰囲気を発していた。
「サイト、怒ってるの」
「当たり前だろ」
才人が急に怒鳴ったので、ルイズはびくりと身を縮ませた。才人の怒鳴り声を聞くだけで、体が不安に震え、涙がこみ上げてくる。
「ごめんなさい」
「あ、悪い。お前に怒ってる訳じゃないんだ」
才人は慌てたようにそう弁解しながら、ルイズの体を強く抱きしめる。
「俺はなルイズ。俺の大好きなルイズをゴミみたいに扱った奴等がどうしても許せないんだ。
そんな悪い奴等は罰を受けるべきだろう」
「罰」
「そう。だけど神様って奴はそんな奴等に罰を与えてくれない。
それどころか、ルイズみたいにたくさん傷つけられた人たちをもっと辛い目に遭わせようとする。
そんなのおかしいだろ。割に合わないだろ。間違ってるだろ」
「うん」
「だからなルイズ、俺たちで罰を与えやろうぜ。あんなに頑張ったルイズを認めなかった奴等に、俺たちの手で罰を与えてやるんだ。
お前にはその権利があるんだ。復讐する権利がな」
「復讐」
思わず呟いたその言葉が、ルイズの体の方々に散らばっていた怒りと憎しみの心を呼び集めた。
怒りは炎なって燃え盛り、憎しみは氷の刃として研ぎ澄まされる。
今までに感じたこともないような激情が、ルイズの心の中で暴れ出した。
そんなルイズの内心を感じ取ったように、才人は彼女の耳元で囁いた。
「ルイズ、教えてくれ。お前は、お前にひどいことをした奴等をどうしてやりたい」
「殺したい」
「ただ殺すだけでいいのか」
「ううん。足元に這いつくばらせて出来るだけ苦しませて、わたしを捨てたことを何度でも謝らせて、
そうしてから体をバラバラにして殺してやりたい」
迸る激情に任せるままに、ルイズは一瞬の躊躇いもなくそう言い切った。
言ってしまってから、不意に怖くなる。こんなことを言う自分を、才人は嫌いにならないだろうかと。
しかし、恐る恐る見上げた才人の顔は、この上もなく優しい微笑を浮かべていた。
「そうか、そんな風にしてやりたいのか」
声音もまた包み込むような優しさを保っている。ルイズは安心しきって何度も頷いた。
「じゃあ、そうしてやろうぜ」
そう言われて、ルイズの心にわずかな躊躇が生まれる。
まだ心のどこかで「何かの間違いなんじゃないか」とかすかな希望を抱いている愚かな自分がいるらしい。
ルイズの葛藤を見抜いたように、才人は彼女の頭を撫でながら囁いた。
「分かった。それじゃあ、奴等に弁解するチャンスを与えてやろうぜ」
「弁解」
「そう。いいかルイズ、これから俺が言うことをよく聞くんだ。
そうすれば、奴等がどうしようもないクズどもかどうかってことがよく分かるからな」
ルイズに指示を出したあと、才人は一層強い力でルイズの体を抱きしめた。
「よし、それじゃあ行こうかルイズ。お前を認めなかった世界を滅茶苦茶にしてやるために、な」
「うまくできるかしら」
不安に思ってそう言うと、才人はルイズを安心させるように微笑んだ。
「大丈夫だよ。いざってときは俺が助けてやる。俺はお前の望みを叶えてやりたいんだ。
お前以上に優先するべきことなんか俺にとっては一つも存在しねえ。
俺は、お前のためだったら、悪魔にでも魔王にでもなってみせる」
才人はルイズを抱きかかえて、石造りの部屋の扉を開けた。
差し込む光が、自分の体を何か別の強い物に作り変えていくかのように感じる。
それは、とても心地よい感覚だった。
368 :
205:2006/10/23(月) 00:20:27 ID:dHz0izwc
そうして現実を思い知る結果となったのでありました。ちゃんちゃん。
ええと続きはまた後日って見たい人いるのかなあこんなの。微妙にグロくなるかもです。
369 :
205:2006/10/23(月) 00:21:49 ID:dHz0izwc
あ、書き忘れましたが次回で完結(?)しますのでご安心をば。
リアルタイムktkr!!
黒い、黒いよ。
だがGJ。
>見たい人
ノ
>見たい人2
ノ
ところでタバサ外伝って時系列的にはどの辺なの?
205氏
>見たい人いるのかなあこんなの
見たい、確かに見たいんだけどどちらかというとタバサの続きのほうが…ゲフンゲフン
>>371 ルイズ達のサモン・サーヴァントの儀式の後から
ルイズがデルフリンガー買うまで
>>373 レスサンクス
参考にさせていただきます。
>>205氏
黒は黒でも、これからルイズお姉ちゃんズを『復讐』の名を借りた陵辱調教ものに成るなら、
個人的には凄く嬉しいと言うかむしろ神になるんだが…
>>読みたいぉ
ノ
>>368 一応名無しで書き込みますが
「あなたの文章力は凄い」です。本当に参考になります
勿論続きキボン
378 :
377:2006/10/23(月) 00:47:05 ID:Kau5P8jX
あ、自分路線そのまま派です。
神髄、見せて下さいorz
胸騒ぎがして目が覚めた……凄いぞ自分。
>>368 見たいです、ぜひお願いします。
いいよいいよー
>魔王
こ、こえぇぇぇぇぇ(((゚Д゚)))
でも読みたい。ノシ
グロ注意と書いてあれば一応嫌いな人は読み飛ばすからおk
俺はグロはあんま好きではないが
表現に足枷は良くない。思う存分書いたほうが良い。
ぐっ…!
素晴らしい、GJです…そして
>>353。
奇才現る。誰か書いてー。
>>368 黒いですか?全然おkだと思いますよ。
というわけで続きをクレクレ君になります。
俺も続き読みたい。
それとは全く別に誰か純愛なサイト×アン様を書いていただけないものか・・・
なんでお前らはそんなにお前らを支持するんだ?
なんでお前は日本語でおkなんだ?
続き物を投下するくらいなら、最後まで書き上げてからまとめて投下しやがれ。
スレに投下してるヤツは見てりゃ分かるが、保管庫だけに投下してるヤツのは
更新履歴を見逃すと続きの追加分の投下を気付けないじゃねぇか!
続きも気になるし次の更新がいつなのかも分からずに日々悶々としてんだよ。
とっとと投下しやがれこのやろう!
どうかお願いします。
389 :
コリコリ:2006/10/23(月) 16:35:35 ID:ZfDfCCh+
あ゛ぁぁぁっまだルイズ分たりなーいなーいー。
読みたい人ぉーノ
こらこら、ちゃんと下げなさい。
そしてルイズ至上主義者の俺はもちろん挙手ノ
>>388 わからん事も無いw
保管庫の更新履歴表示は10個だから、
少し油断してる間に見逃す事もある罠。
職人名で新しく項目が増えてるとわかるけど
続きの部分追加は見逃すことあるもんなw
>>368 話としては面白いのだけれど
ダークにするために少し無理な展開になっていると思う
この話になる前の展開は原作と同じだったとすると
原作のルイズの実家訪問の際の遣り取りなんかが全部演技になってしまうわけで
ちと無理がありませんか、と思ってしまうわけだ
だからといって長編にしろというわけでもないのだけれど
分岐ポイントを実家訪問より前にするとか、あるいは
単にアナザーワールドとでも思っておけば良いのでは?
気にするほどの事では無い予感。。。
なんだってエイドリアン
>>393 ……単線未来に非ず……近似世界線……魔王を知らないカップル考古学者……
そうか、解ったぞ!つまりこのデルフは平行世界移動してしまった後のデルフだったんだよ!
きっと考古学者の家の土蔵(倉庫?)には大事に祀られた先祖の英雄の剣が存在していたりするんだよ!
俺はてっきりサイトの演技だと思ったんだが
投影魔術だな、トレース・オンとか言うやつ。
愛する者との別れ。この二人の場合は同じだった。
死別。
傷心。
ある意味ではとても似通っているかも知れない。
惹かれたのは王女の、いや、女王の方だ。
心に数えきれない、深い傷を抱え、
書類を見れば表情を曇らせ、
民衆の前では高貴な笑顔を振りまいた。
その中は壊れかけの、女王。
だから、惹かれたのかも知れない。その華奢な体で、ギリギリで踏ん張っているそんな姿を見て、
「頑張りすぎだ」
と、一声かけた。
彼女は、全身を震わせて涙をこぼし、
その胸に救いを求めた。
「サイト…さん」
「姫…様…」
「アンで…いいのです」
「アン…」
彼女は全身で相手を欲する。処女(おとめ)であるにも関わらず、
純粋に、ただ愛を感じたくて仕方が無いようで、
サイトはそれに応えてやった。
唇を吸い合わせると、彼女の表情は安らかな、安堵した表情に変わっていく。
「ああ…」
「アン…」
月明かりが女王の寝室に差し込んでいる。昨日までは一人だけの部屋だった。
人間一人の寝床にしては、広すぎた。女王の肩書きの為の部屋。
その中では、一人も二人も大差は無いはずだが、
今、一人では無い事が新たな空間を作っていた。
「淋しい…の…」
「わかってる…」
「ずっと…淋しかったの…」
唇をいくら重ねても、彼女の涙は止まらない。
アンリエッタに取って幾年も待った、心許せる相手を見つけた事から、零れる涙だった。
お互いの温かい唇を確認しながら、サイトは優しく、諭すような風に言う。
「もう泣かないでくれ…」
「はい…」
「俺がいる…」
それでも頬を伝う涙に、サイトは口づけで応えた。
いつからか、お互いの気持ちが最高点に近づくのを感じ、着ている物を脱がしあった。
目はしっかりと互いを捉えたまま、徐々に生まれたままの姿に近づいていく。
アンリエッタは、そのたわわな乳房や、処女王である以上秘めなければならない場所をすんなりと差し出し、サイトの胸に体を預けていった。
「温かい…」
「アン…可愛い…」
「…ありがとう…」
今だけは飾らない女王の言葉。「お上手」などの言葉は使わない。
素直に返事をしてくれれば。それだけでサイトはアンリエッタに溺れていくのだ。
慣れない手つきなど関係無かった。
サイトが懸命に、アンリエッタを愛する気持ちを持って、体を欲するのならば、
アンリエッタは喜んで自らの肢体を差し出す事が出来る。
「お願い…します」
「アン?」
「…?」
「お願い、じゃない。これは二人でする事なんだ…」
「…そうですわね…」シーツに一度くるまれたアンリエッタの体を、サイトはゆっくりと取り出し、できる限りの事でアンリエッタに快感を与えていく。
首筋にキスをしても
乳房に触れても、
背中を抱いても、
秘部に触れても、
アンリエッタは甘い声で返した。
「あん…ひゃん…」
「……いい?」
「は…ひん…」
声にならない声を上げ続けた、アンリエッタの望みがこの先にある事をサイトは知る。
一つになりたい…
不意に気持ちを確かめたくなり、馬乗りになって顔を覗き込む。
サイトがアンリエッタの顔をしっかりと見つめると、アンリエッタはサイトの首に腕を回し、顔を近づけて微笑んだ。
「サイトさん…私と…」
「…ああ…いくよ…」
「…はい…」
既にサイトの男性はアンリエッタの秘部にあてがわれている。
ソレをゆっくりサイトが押し込んで、
二人は繋がった。
「…ふぅっ…」
「大丈夫?痛いん…」
アンリエッタがサイトの言葉を遮る。
「いいえ…それより…幸せです…」
「アン…」
力み、肩に強く食い込んだアンリエッタの爪の痛みを気にせず、サイトはまた唇を重ね合わせた。
「…す、少しずつ…」
「うん…優しくする…」
「…サイトさん…気持ち良い?」
「凄く…良いよ…」
そんなやりとりと、下半身から伝わる相手の温もりを感じて、二人の意識は相手の事で染められた。
アンリエッタの声に色味が帯びていく。
「…んっ……はぁんっ…」
「気持ちいいのか?」
「いや…こんな恥ずかしい声…あんっ」
「もっと…可愛い…」
愛撫と繋がり、サイトがその両方を与えると、アンリエッタの限界は間もなくだった。反応したアンリエッタの体に、サイトも限界に達する。
「な…何か…きちゃう…ああっ!」
「アンっ…くっ…」
そうして、処女王が処女を喪失した夜。
その日も、アンリエッタは枕を自分の涙で濡らしていた。
夢に見るのはかつての恋人か、国民への謝罪の意か。
しかし今日は、その寝顔に僅かな笑みが戻った。
悲しい寝言を聞いた横の相手が直ぐに、抱き寄せて涙を拭いてくれるからだ。
「サイトさん…」
「…夢の中でも…俺がいるのかな…」
完
一度気分転換に書いてしまいました(しかもルイズいない)…orz
これの続きも考えたのですが、先にシエスタの続きを書いた方がいい…ですよね?
何やら純愛の需要があったと思いましたので…失礼しましたorz
あのアニメの魔術は微妙に英語混ざってる。
Uimited
i→n
orz
lは?
>>401 サイト×アンリエッタ純愛キタ━━(゚∀゚)━━( ゚∀)━━( ゚)━━( )━━(゚ )━━(∀゚ )━━(゚∀゚)━━!!!
よかったです!GJ!
スレ違いだがドイツ語もあったと思うぞ。
ほどほどにしないと月厨ウゼーって言われるかもしれないんだぜ?
>>401 乙です
しかし、アンリエッタは白でも黒でもどっちでもハマルなぁ
保管庫なんか変だから見てたら・・・
意見交換で無茶な要望あげて・・・相変わらずここの住人って偉いな。
そのうち261のひと逃げ出すんじゃね?
なに、あまりにカスな要望だったら
261のひとは俺たち住人のカスな要望なんて
きっと無視してくれるよ
保管庫のタバサSSのヒット数がとんでもない件について
ここはロリコンだらけのインターネッツですね
タバサの冒険のおかげか?読んでないけど
まあタバサは最萌
昨日講義さぼって1日中小説探し回り、今日講義さぼって1日中読み耽ってた俺に何か一言
シルのエロが読みたい
261は引っ越す直前くらいに既に逃げだそうとしてただろ
なんか忙しくて管理できないから、誰か代わってくれ言うとったぞ
>>412 俺思うんだがもはやロリコンではなくシャルロット萌えという1ジャンルなんじゃないかな。
幼い容姿のシャルロットちゃん専用萌えってとこかな。
職人さん自身に保管庫を管理させてる時点でどうなのよ?とは常々思ってたけど
某声優が自分主役のオフ会を、会費千円に抑えて開催させる為にわざわざ手作りサンドイッチまで持参させてるくらい
ここの住人は白状だと思うぜ?
それを要望まで出すとは・・。恐ろしい子
スレに投下された作品をまとめて保管するのが保管庫の役目だろ?
更新状況なんて読むやつが自分で確認しろってんだ、こんにゃろめ!
更新が一番上になってて喜び勇んで読んでみたら誤字の修正だけ!
そういうこともよくあるんだからw
保管場所に直接書いてるヤツな何のつもりか知らないが、ただのオナニー野郎。
ちゃんと一度スレに投下して、それから保管庫に保管すれば足並みも揃うだろ?
勝手な事するヤツ、言うヤツがいるから管理する側が苦労してる。
主張の内容はともかくもっとマイルドな感じでお願い
じゃないとエロパロ以外でスレが埋まるから・・・
ところでお前らはお前らとサイトの甘甘が見たい訳ですね?
いや、だってwikiにそう書いてあるじゃないか。
サイト萌えの俺としては否定できないところだな!
423 :
コリコリ:2006/10/24(火) 20:39:57 ID:CvJjkWGS
シルフィードキボン
426 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/24(火) 21:45:34 ID:Nbd9cvTb
昼には経済・科学・物理・技術が暇人が集まり、夜にはものかきが集まる
なにげにカオスだな
15歳超えたらロリコンではないのであってそれは即ち一人の女であるんである。きゅいきゅい。
15歳以上でなければロリコンにはなれないのでそれ即ち矛盾である。
とか揚げ足をとってみる。
ぁぁ!もっと叩いてルイズさまっ!!!!
ルイズはシャナと違ってロリではない。ただの貧乳である。
↑
ここ重要
保管庫に直投下なんて出来ない様にして、誰も触らなきゃいい。
モンク言うやつつは自分でミラーでも作れと言いたい。
どうせ騒いでる直投下のヤツて「ものかき」の事だろ?
そんなことはどうでもいいじゃないか。
だからこのスレにどれ程のロリコンがいるか調べよう。
>>433 べ、別に私はそんな趣味なんか、もも持っていないんだからね。
そ、そう、たまたま、たまたまよ。
たまたま偶然手を挙げてただけなんだからね。
俺はロリコンじゃない。
ただ普通の女の子も好きだが幼いのも好きなんだ。
そう、ロリコンだ。
どっちなんだよw
タバサの冒険読んだがまさかイザベラまで才人に惚れるなんて展開には
ならんだろうな?イザベラを見た時、性格の悪いモンモンって感じが
したがあれもツンデレっぽいな・・・。タバサはイザベラは眼中にない
みたいだし
ロリコン? やめてくれ、俺はそんなのじゃない。
ただ はえてない のが好きなだけなんだ。
>>439 タバサへの嫌がらせ100%で薬でも盛ってサイトを弄び、タバサがイザベラをぼこる展開とか。
タバサ「貴方が負けた理由はたった1つ、シンプルな理由…貴方は私を怒らせた」
>>441 「このイザベラにはそれはない…あるのはたったひとつのシンプルな思想だ……たったひとつ!」
「勝利して支配する!それだけよ!それだけが満足感よ!」
「過程や…方法など……ど う で も 良 い の だ ァ ッ !」
>442はこんなイザベラを応援します。
>>441 「タバサ…サイトとキスはもうしたのかい?」
ズキュウウウウウン!!!
「はじめての相手はタバサではない!!このイザベラだー!!」
残念ルイズでした
>>443 「タバサ…サイトとセックスはもうしたのかい?」
ズキュウウウウウン!!!
「はじめての相手はタバサではない!!このイザベラだー!!(股間から破瓜の血を流しながら)」
「流石イザベラ様!嫌がらせのためなら私たちには出来ないことをやってのける!そこに痺れるあこがれるゥゥゥゥ!!!」
446 :
せんたいさん:2006/10/25(水) 12:09:08 ID:s6SEdtaf
もういい、お前らがJoJo好きだってのはよくわかった
だからこれ以上タバサ電波を飛ばすのはヤメテケレ
(´・ω・`)
>>442-445 前向きに、クロスオーバーはやってる奴しか楽しくない事に付いての検証乙と言っておく。
>>446 御体の方もう大丈夫でしょうか。
無理のない範囲で・・・・・・新作待ってます。
448 :
442:2006/10/25(水) 12:25:10 ID:YhBGcQUt
すまない
クロスオーバーなんて大層なものじゃないし
そんなつもりもなかったのだが・・・
しかし
JoJoネタには喰らいていく野郎が多い事がよく分かった
みんな、なんていうのか、アレだね
>>448 まぁ結果的にって話だし。
本当に面倒な作品比較やら、延々続いてなんのスレだか?
って事態でもないし。お互いに気を付けましょうって程度で。
こんな事を言い出すヤツが現れた。案外とありがちだけどラストがスッキリまとまりそうな設定。
最後はみんなで力を合わせてって展開なら、こういう共通のラスボスは必須だよなぁと思った。
ガリアもロマリアも上手く利用されてるのか?事実アルビオンはそれで無くなった訳だし。
あぁ妄想ワールドが広がりんぐ!!!!!!!!!!!
ヤマグチノボルPart37
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/magazin/1161573307/528 528 名前:イラストに騙された名無しさん[sage] 投稿日:2006/10/25(水) 15:10:26 ID:kPVJHPhP
>>527 君の性欲はおっぱいに直結か?!なんて素晴らしい人なんだ!同志よwww
>>484 ちなみにラスボスは東方の聖地と呼ばれる場所で「科学」を発展させ、
ハルケギニア全土の制圧を目論んでいる異世界(日本)人だ!!
小出しに技術をレコン・キスタを通じて各国に伝え、共倒れを狙ってる。
気を付けろ!!
さぁ、きゅいきゅい解禁だ \(^o^)/
きゅいきゅい♪
駄目だこいつら…早くなんとかしないと…
…なんとかしないと、大変なことになるの。おなかすいたの!きゅいきゅい!
タバサが部屋に戻ると。
才人がベッドの上で伸びていた。
そのベッドの傍らには、年のころなら二十歳頃の、青い髪のメイド服の女性が立っている。
「お姉さま!ほめてほめてー」
言いながらベッドの周りをぴょんこぴょんこ跳ね回る。
「シルフィは獲物を捕まえてきましたー。ほめてほめてー」
言いながら、身長のずっと低いタバサの胸に、ごろごろと喉を鳴らしながらじゃれつく。
しかし、タバサの使い魔、シルフィードの頭には、タバサの大きな杖の一撃が降ってきた。
ごっちん。
硬いものどうしのぶつかる重い音が、部屋に響いた。
「いったーい!」
時は少し遡る。
シルフィードはずっと気にしていることがあった。
この間の虚無の曜日、主人のタバサと、自分の背中の上で口を合わせていた人間のオスのことである。
…あれってば、人間の求愛行動の、キスってやつよね?
ていうか、ずいぶん前にも背中の上で仲良くしている二人をシルフィードは見ている。
たしか、名前はファイトだったかサイトだったか、とにかくなんとかト。
ついにお姉さまにも待望の恋人が!シルフィ応援しちゃうっ!
とか思ってたら、そのオスってばあっちこっちで他のメスに引っ張られたり引っ張りこまれたりしてる。
当事者のタバサはといえば、特に何をするでもなく、何日かに一度、逢瀬を重ねるだけ。
こんなんじゃダメなのねー。二人の仲は進展しないのねー。
そこで、シルフィードは一計を案じる。
それはとある虚無の曜日の昼すぎのこと。
「獲物は捕まえなきゃだめなのねー」
誰も居ないことを確認して、女子寮の裏庭に降り立ったシルフィードは、呪文を唱えて変化する。
青い渦が収まると…そこには、年のころなら二十歳頃の、青い髪の女性が全裸で立っていた。
シルフィードはえっちらおっちらと準備運動をすると、
「あ、着るものいるんだっけ」
獲物を捕るにも準備がいることを思い出した。
辺りをきょろきょろすると、視界の隅に、物干し台に干されたメイド服が眼に入った。
シルフィードは周りを一切気にすることなく、物干し台に駆け寄ると、ちょうどいいサイズのメイド服を一着選び出し、袖を通す。
「よし!準備完了!」
あとは、獲物を見つけるだけである。
シルフィードは、獲物を探して学院の庭を全力疾走しはじめた。
裸足で。
「えーっと、そこの丸い子?」
中庭に出たとたん、マリコルヌは、見慣れない青い髪のメイドに呼び止められた。
って、丸い子って。
「ぶぶぶぶぶ、無礼じゃないかっ!メイドの分際でっ!」
腐ってもマリコルヌは貴族である。平民なんかに嘗められて黙ってなんかいられないのである。
懐から大人気なく杖なんか取り出し、メイドめがけてびしいっ!と振り下ろす。
キマった。
マリコルヌの脳内では既に、大変失礼いたしましたマリコルヌさま、この駄目なメイドめにお仕置きをしてくださいまし、な所まで話が展開していた。
のだが。
「杖なんかだしてー。危ないよー」
メイドは杖を持って突き出したマリコルヌの右手をさっと取り、足をひっかけてすってんころりん、とマリコルヌを地面にすっころがした。
すっころんだ拍子に、杖をマリコルヌの手から抜き取ることも忘れない。
「あっこら!返せよ!」
「丸いからよく転がるねー」
上半身を持ち上げようとしたマリコルヌの顔を、メイドの足がぶぎゅると踏みつける。
な、なんで裸足っ!?
「ふがっ」
メイドの足の裏でじたばたともがくマリコルヌ。しかしメイドの足は、今度はマリコルヌの胸板を押さえつけ、彼の自由を奪う。
なんで、こんなメイドなんかにっ。
屈辱に、マリコルヌの頬が歪む。
…笑ってる?
「ねえ、あなたサイトってどこにいるか知ってる?」
言って、メイドはぐにぐにとマリコルヌの出っ張ったお腹を踏みつける。
…あうっ!なんだ、この感覚はっ!?
「ねーえ、こたえてよー」
言ってさらに、今度は指をくにくにと動かして、マリコルヌの胸を刺激する。
…ああっ!!だめだ僕っ!!堕ちちゃうっ!!
「…っと」
マリコルヌの喉から、低い声が滑り出た。
おー、効いてきたー?
メイドは調子にのって、今度は足全体でマリコルヌのお腹をぶにぶにと押す。
「しらないのー?」
「…何でも話すっ!話すからっ!」
おー、感心感心。
メイドは足を止めて、マリコルヌの顔を覗き込む。
その顔は、新たな境地に達した悦びに、とろけていた。
「じゃー教えてー?」
「教えてやる代わりに…もっと僕を踏んでくれえええええええええええええええええええ!!」
ぞくぞくぞくぞくっ!!
ヤバいものを感じたシルフィードは、思い切りマリコルヌを蹴っ飛ばした。
「サイトならヴェストリの広場で素振りしてたぞおおおおおおお!!」
転がりながら、律儀に応え、マリコルヌは出てきた塔の壁に激突して気絶した。
「な、なんだったの今の…?」
言い知れぬ寒気に、両手で体を抱き、早くここから立ち去ろう…と思ったシルフィードだった。
後日、必死になって青い髪のメイドを探すマリコルヌが周囲を辟易させたが、それはまた別の話。
457 :
せんたいさん:2006/10/25(水) 18:39:43 ID:mkhJSCxh
お前らのせいだ!お前らのせいだぞ!
夜勤明けだってのにタバサの冒険買っちまったじゃねえか!
ていうか今から病院行ってくるので続きは後になるスマン!
…後半のタバサの挿絵に萌え狂ったのはナイショでR
きゅいきゅい♪
>>457 変態とロリコンは病院行っても直りません諦めましょう(違
どこが悪いのか分かりませんがお大事に
早く治して続きをお願いします
>>457 GJ
バカなマリコルヌ・・・というか。
へんたいなマリコルヌ?
風邪は初期治療が肝心。・・・・ておくれ?
さっさとお姉さまとサイトとシルフィの3Pを書けなの!
きゅいきゅい!
また、難しそうなの注文するねw
「少女の苦悩〜」の職人さんは来てないみたいだな。
職人の熱が冷めない様に書いておくか。
待ってるぜ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!!!!!
「魔王」も待ってる、とはいえ週末なのでは〜?
不覚にも、マリコルヌに萌えてしまった俺は、まだ引き返せるうちに
海兵隊に入隊して根性叩き直してもらってくるわ(´・ω・`)ノシ
しかし、マリコルヌはいいコルネオになりそうですね。ほひー!
>>464 いや、投下は週末でも覗きには来るでしょ?
モチベーション保ってもらわないとw
保管庫で暴れてるのがいるな……
いやなら見なきゃ良いのに、あんなところまで荒らして何がうれしいんだか。
最終的に苦労するの261の人だろうに。
単なる荒らしなら効果的に暴れてるのか?
前の保管庫からの移行分と、スレからのコピペだから、
イザとなったら皆で手伝えば直ぐに復旧するんじゃね?
その時は手伝うよ。
またアンケートの「お前ら」の数も増えてるしな。
>>353 信じられないお触れだ。サイトは素直にそう思った。
勿論、男としては嬉しい。
しかし、国命とは…
最初に飛んで来たのはシエスタだった。
既に上気した頬と、艶を帯びた瞳、先程のお触れを聞いている事は言うまでも無いだろう。
しかし、この場所は…
「サイトさん…」
「シ、シエスタ!」
「私…サイトさんの為に一生懸命頑張ります…」
「でも…ここって…」
城下町の路地裏。
サイトは人々の反感を買いかねないと逃げて来たのだ。
人通りが少ないとは言え、表通りの喧噪は聞こえる。その中をシエスタは走って来た。
「国命なら…仕方ありませんよね…」
ゆっくりとした足取りで近付いて来るシエスタに、サイトは後ずさりする。
「いや…その…」
「私…サイトさんの為に…」
両手でスカートの端を持ち、ピロッ、とそれを捲りあげた。
「!」
「ちゃんと…こうしてきたんですよぉ…」
隠すものが、無かった。
産毛と、白い膨らみ。露出したわれめ。
更にシエスタは口にスカートの裾をくわえ、シルクの手袋を自らの股間にあてた。
「ほ…ほらぁ…」
ゆっくりと割られたタテスジからは、滴り落ちそうな液体と、魅惑的な桃色を持つ粘膜が顔を出す。
「こっちだって…」
片手ではしっかりとサイトに秘部を見せつつ、もう片方の手で器用に胸当ての布を外してみせた。
そこには下半身と違う女性の膨らみ、既に「突起」となった桃色の頂点が存在した。
目の艶は妖しい。
「サイトさん…どうぞ…」
「…シエスタ…」
「もう我慢出来ないんです…お薬飲んできましたからぁ…」
ちょっとシエスタを書きたかっただけですorz
続きは勿論書くんですよね?
>>469 GJ!!出来れば続きが読みたいっすよ!!(*´д`*)
あのハーレム状態でそんなお触れ出たら、直ぐにベジータくらいには強くなりそうだなw
縺吶k縺ィ縺ゅl縺九よ怙蠕後ヴ繝ウ繝√↓縺ェ縺溘i
縺翫i縺ォ蜈?豌励r蛻?縺代※縺上l?シ?
繝ォ繝シ繝ウ霈昴°縺帙◆迥カ諷九〒縺吶#縺?騾溘&縺ァ閻ー謖ッ縺」縺ヲ縺ア繧上≧p縺吶k繧上¢縺九?
>>473 するとあれか。最後ピンチになたら
おらに元気を分けてくれ!
ルーン輝かせた状態ですごい速さで腰振ってぱわうpするわけか。
475 :
コリコリ:2006/10/25(水) 23:45:18 ID:mM5MFNOs
うむ、シルフィ投下間近だな。
>>473 文字が化けてる化けてる!
俺の携帯が古いせいかも知れんが全く読めねー。
478 :
コリコリ:2006/10/26(木) 00:00:58 ID:mM5MFNOs
漢語だな
やったらこうなった。
???̃n?[?????ł????G?ꏯ???灁?????Ƀx?W?[?^???炢?ɂ͋????Ȃ肻?????ȷ
おう!結局、保管庫に何があったんだ?教えれ!
基本的なことなのだが。
シルフィードはヴェストリの広場を知らない。
「困ったのー。きゅいきゅい」
言いながらとぼとぼと中庭をうろついていると、風を斬る音が聞こえてきた。
風韻竜の末裔たるシルフィードには、聞きなれた音だ。
音に誘われるまま、シルフィードが音のするほうへ進んでいくと。
虚空に向かって木剣を振る才人を見つけた。
獲物、はっけーん!
「み」
地面を思い切り蹴り、スタートダッシュ。
「つ」
振り下ろした足が地面を捉える。そのまま加速。
「け」
まるで円舞を踊るように、くるりとステップを踏む。加速は緩めない。
「た」
この時点で才人は異変に気づき、振り向こうとする。しかしシルフィードの加速は才人の反応速度を上回っていた。
「のおおおおおおおおおおお!」
両足が地面を離れ、シルフィードの体が矢となって、足から才人の背中に突っ込んでいく。
風韻竜奥義、ロングステップドロップキック(仮)である。
「んおわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」
シルフィードの全体重の載ったドロップキックをまともに食らい、才人は思いっきり吹っ飛んだ。
ごろごろごろと景気よく転がり、中庭の壁に激突して止まる。見事に気絶していた。
「獲物、ゲットなのっ!」
ガッツポーズで勝利を堪能するシルフィードを、伝説の剣が眺めていた。
「…今度の娘は、やけに過激だーね」
そして現在に至る。
「というわけなのっ」
「なの、じゃない」
自慢げにふんぞり返るシルフィードの頭を、タバサは再度杖で小突く。
「痛いっ!バカになったらどーするの!」
「無理矢理連れてきちゃダメ」
言ってタバサは、才人を起こすため、ベッドに近づく。
しかしそれを、シルフィードが止めた。
「ダメなのっ!まだ本題じゃないの!」
「…本題?」
才人をここに連れてくるのが目的じゃなかったのか、とタバサは歩を止める。
そして、
「言ってみて」
と、シルフィードを促す。
「この子が、本当にお姉さまに相応しいか、テストするの!」
「テスト?」
そんなの必要ない、と言おうとしたタバサだったが、またもやシルフィードに遮られる。
「見た目はまあまあ、性格はよし、腕っ節もよし。
でもお姉さま肝心なこと忘れてるの!」
シルフィードは言って、びっ、と人差し指を立てて、続ける。
「私たち竜の間じゃ、どれだけ左右対称でも、綺麗に飛べても、力が強くても、つがいになれる条件にはならないの。
なにが条件かわかるお姉さま?」
…だいたい予想はついた…。
「子種なの!しっかり子種が出るかどうかテストするの!
つがいが種無しカボチャじゃお姉さまがかわいそうなの!」
ごいん。
いい音がしてタバサの杖が再びシルフィードの頭にめり込んだ。
「痛いの〜〜〜〜」
半泣きで頭を抑えるシルフィード。今度のはかなり効いたらしい。
少し赤くなった顔で、タバサはシルフィードに言う。
「それは、大丈夫だから」
過去の数回を思い出し、さらに赤くなる。
「でも、ダメなの!主観だけで物事を判断するのはよくないの!第三者の意見も聞くべきなの!」
言ってくるっ!と才人のほうを振り向くと、あっという間の早業で、才人のズボンとパンツをまとめて脱がしてしまった。
当然才人は立っていない。
「ほら!ふにゃふにゃなの!これじゃ子種は期待できないの!」
「…気絶してたら立つわけない」
タバサの冷静な突っ込みに、シルフィードはあ!と口に手を当てる。
タバサは呆れたように肩をすくめる。
シルフィードの横を通り抜け、才人を起こすべくベッドに近寄る。
「それに、欲情する対象も必要なの!すっかり忘れてたの!きゅいきゅい」
しかし、シルフィードは諦めていなかった。
というか、そもそもまだシルフィードの中じゃ何も終わってなかったし、むしろ始まってすらいなかった。
そう言って、シルフィードはタバサの杖を後ろから器用に取り上げた。
「あ」
さらに、目にも留まらぬ早業でタバサのローブを剥ぎ取って、背後からタバサを抱きしめて上着のボタンに手を掛ける。
「な、何するの」
「起きても、お姉さまのハダカ見て反応しなかったら種なしなの!」
言いながらどんどんブラウスのボタンを外していく。
「ちょっと、やめなさい」
慌ててシルフィードの手を掴もうとするが、シルフィードは器用にかわし、ボタンを外しきってしまった。
タバサはシルフィードの手を捕まえるのを諦め、ボタンの全部外されたブラウスの前を、両手で無理矢理閉じる。
むー?じゃあ下を攻めるの!
上着を脱がせられないと悟ったシルフィードは、タバサの腰を覆うプリーツスカートに手を掛け、ホックを外してしまう。
スカートは布の輪となって、タバサの足元にすとんと落ちた。
「こ、こらっ」
タバサは仕方なく左手だけで前を閉じ、空いた右手でシルフィードの手を追う。
むー、邪魔されると脱がせられないの。
そこでシルフィードは考えた。
ふうっ。
「ひゃぁっ!」
突然耳に息を吹きかけられ、タバサの背筋がビクン!と伸びる。
「お姉さまも欲情しておけばテストしやすいのー」
言って今度はなんと、タバサの首筋をぺろぺろと嘗め始めた。
「ひゃんっ!テスト、って…」
前に回した手も、タバサの女性の部分を撫で回し始める。
「お姉さまとこの子が交尾して、ちゃんとした量の子種が出るかテストするのー。
人間は決まった相手としか交尾しないんでしょー?」
言いながら、ブラウスの中で息づき始めた突起をつまみあげた。
「ひぁっ!」
「お姉さまかーわいい声ー。もっといじっちゃえー。えいえいー」
普段好き勝手使われている鬱憤が、シルフィードを動かす。
そして、タバサのもっと敏感な部分を、擦りあげる。
「ひゃぁっ!」
485 :
せんたいさん:2006/10/26(木) 02:56:47 ID:pMrtY90A
すまん、薬のせいで寝てしまっていたorz
実は今もかなり眠い…。
続きは明日でいいかなブラザー?
いやあシルフィ使いやすいね お ば か で (何
>>485 きゅいきゅい♪をこうも素早く違和感無く使いこなすなんて…
このロリコンめ、身体壊さない程度に頑張れ \(^o^)/
誰か、虚無の使い手がいたら
>>473に何て書いてあるか教えてくれ。
俺には読めん。
>>485 ゆっくり休んでくれ。
…何の薬かは知らんがな。
>>353 でもガンダールヴの強さは心の震えで決まるんだから愛する女が多ければ
多くなるほど強くなるんじゃないか?と冷静に分析。
>>488 いずれにせよ、他の女に目移りすりゃ、ルイズの逆鱗に触れ
心も体もガクガクブルブルと震えまくる事受けあい!
つまりは本当に353の内容がでればサイトはべジータぐらいにはなれるということですね?
>>485 GJ 人間はってことは、シルフィ*P OKな人なのですね、きゅいきゅい。
>>481 今と同じだね・・・作者リストと作品をサクサク消してる。
昨日復活と削除のせめぎあいがあった。
管理人が消すなと書いてるのにねー単なる荒らしだ。
多分今日また261氏、復旧>凍結で
作品投下ないんじゃないか?
つ無精子症
顕微鏡とかないからやってみないことにはわからんぞ。
目を覚ますととんでもない光景が目の前にあった。
半裸のタバサが、見知らぬ青い髪のメイドに後ろから抱きすくめられながら、責められている。
その扇情的な光景に、才人のモノが勃起し始める。
「あ、起きたのー」
そのメイドは目覚めた才人に気づき、タバサを抱きすくめたまま、にじり寄ってくる。
タバサは荒い息をつくだけで、抵抗しない。
そして、青い髪のメイドは完全に屹立した才人を満足げに眺める。
「ほーほー」
「な、なんだよアンタ」
じっと自分の一物を凝視する女性に、才人は思わず引く。
「まずは合格なのね」
言って、荒い息をつくタバサを、才人めがけてとん、と突き出す。
タバサはよろよろと歩き、ベッドにとさ、と四つん這いになる。
ちょうど、顔が才人のモノの正面にくる形になる。
…サイトの…におい…。
獣欲を猛烈に刺激する牡の匂いに、すでにくすぶり始めていたタバサの中の雌が蠢き始める。
「サイト…」
完全に獣に支配されたタバサは、四つん這いで才人の下半身を跨ぎ、牡の反応を待つ。
両腕に支えられた上半身のアーチが才人の一物の上で息づき、その後ろには扇情的に高く持ち上げられた小さなヒップが、小刻みに揺れている。
才人は、目の前で展開するそんな光景に、思わず唾を飲み込む。
しかし、その後ろでにこにこと微笑む青い髪のメイドに、現実に引き戻される。
「た、タバサ、どういうことなんだコレ」
二人きりではないので、才人は目の前の少女を『タバサ』で呼ぶ。
その一言に、タバサの表情が曇る。
しかし、すぐ後ろにいるシルフィードのことを思い出し、才人に言う。
「…大丈夫、彼女は平気だから…」
今、全部説明する気はない。
そんなことより…。
タバサは、煮え切らない才人に痺れを切らし、屹立した才人を口に含んだ。
「ちょ、いきなりっ」
「おー、お姉さまやるぅー」
タバサはそんな二人の声を完全に無視し、才人を口に含んだまま、舌を才人の茎に絡ませる。
そのまま喉の奥まで才人をくわえ込み、舌全体で才人の裏筋を柔らかく包み込み、吸い上げる。
「うわっ!」
チョットマテ、シャルロットこんなに口、上手かったかっ!?
思い出してみると、シャルロットが口でしたことはあまりない。
当のシャルロットは、才人を口に含んだまま、潤みきった上目遣いで才人を見つめている。
…上手に、できてる…?
一生懸命、勉強したんだから…。
心の中でそう才人に問いかけ、舌を動かし、才人を刺激する。
「き、キモチいいよシャルロット…」
才人はガマンできなくなったのか、タバサを本名で呼び、タバサの頭を掴む。
そして、自らタバサの口を犯し始めた。
動き始めた才人を快楽から逃がさぬよう、タバサもその動きにあわせ、吸い上げずに舌と唇の動きで才人に応じる。
「おー、お姉さまがんばってるのー。シルフィも応援しちゃうっ!」
不意にシルフィードがそう言ってベッドの上に乗り、タバサのお尻の後ろに座り込んだ。
なんのことはない、放って置かれたので退屈しただけなのだが。
シルフィードは雌の証によって染みのできたタバサのショーツをずりおろし、タバサを露出させる。
その感覚に、思わずタバサは才人から口を離してしまう。
「ちょっと、何やってっ…!」
タバサの声の途中で、シルフィードが中指をタバサの割れ目に挿し込んだ。
「ふぁっ!」
その刺激にタバサの背が反りあがる。
「これから交尾するのに、お姉さまも準備しておかないといけないのー。シルフィお手伝いするのー」
言って中指を何度も出し入れする。
そのたびに溢れたタバサの蜜が淫らな音を立てる。
「…ふぁっ!」
嬌声とともに目に入った目の前の光景に、限界まで張り詰めた才人が居た。
タバサは快感に堪えるように、それを咥え込み、夢中で嘗め回し、吸い上げる。
「シャ、シャルロット…!!」
才人ののぼせた声に、タバサは才人の限界が近い事を知る。
タバサは一気に喉の奥まで咥え込むと、口の中全体を才人に密着させ、喉の奥で才人の先端を押しつぶした。
「うあぁっ!?」
才人が叫ぶと同時に。
どくどくっ!
タバサの口の中に、才人の精がぶちまけられた。
同時に、シャルロットの膣道がきゅうっ、とすぼまり、中を犯すシルフィードの指を締め付けた。
「ん…」
快楽に惚けて才人の精を飲み干そうとしたタバサだったが、その上半身をシルフィードが抱き上げ、無理矢理その唇を奪った。
「んー!?」
シルフィードはタバサの唇を器用に自分の唇で割ると、その中に溜まった精液を、タバサの顔を傾けさせて無理矢理奪い取った。
「な、何して…」
唇を離したシルフィードとタバサの間に、精液の橋が渡される。
思わずそう問うタバサだったが、シルフィードは応えない。
シルフィードはタバサから奪い取った才人の精を口の中でワインを転がすように転がしていたが、一気に飲み込むと、笑顔でタバサに言った。
「濃さもバッチリなの!よかったねお姉さま!」
…そういうことか…。
タバサは呆れていたが、そのタバサに才人が話しかけてきた。
「ちょっと、コレどういうことなんだよ」
そういえば、完全に蚊帳の外だった。
タバサはとつとつと、状況を説明した。
「というわけでよろしくなのっ!」
途中から説明に加わったシルフィードが、びしいっ!となぜか敬礼をして、才人に挨拶する。
「…そっか、そういう事か…。
シャルロットも苦労してんな」
あれー?あれれー?なんで苦労するのかな?
「うん」
頷く主人にムっとするシルフィード。
「なんでなのー?なんで苦労するのっ!こんなにご主人思いの使い魔はほかに居ないと思う!」
その言葉に二人同時にジト目を飛ばされ、シルフィードはあとずさる。
うう、二人とも目がイヤなの…。
それじゃあっ!
シルフィードはさっとタバサの両手を掴むと、才人に向かって両手を開かせる。
「ちょっと、シルフィード」
タバサは抵抗するが、シルフィードの腕はタバサの力ではびくともしなかった。
「濃さは認めてやるの!でも、あれだけじゃ量が足らないの!ちゃんとお姉さまを満足させるのっ!」
足を開いて暴れるわけにもいかない。ショーツは先ほどの行為でベトベトになったので、下半身は裸だった。
仕方ないので上半身を必死に捻り、抵抗する。
前の開いたブラウスがふわふわと揺れ、その中の薄いキャミソールに覆われた胸が、ちらちらと覗く。
才人がだんだん元気になってきた。
「そっちも準備できてきたみたいなのー」
言ってシルフィードはにやりと笑う。作戦通りっ!
才人は目の前で繰り広げられる光景にごくりと喉を鳴らし、タバサに近寄る。
こ、これは、テストなんだよな。
才人は開いたタバサのブラウスの前をはだけ、薄手のキャミソールを捲り上げて、タバサの身体をあらわにする。
「さ、サイト…」
獣の目をしている才人に、だんだん本能が目覚め始めてきたタバサが、潤んだ目で語りかける。
「シャルロットを満足させればいいんだな?」
タバサの肩越しに、才人はそう問いかける。
満足…。
その言葉だけで、タバサの雌が、粘液を分泌し始める。
「そうなのー。一回や二回じゃお姉さまは満足しないの」
言って、シルフィードはタバサの両膝を抱えて、足を無理矢理開かせる。
すでに獣に取り憑かれているタバサは、全く抵抗せず足を広げる。
「サイト…」
「ほら、お姉さまも準備万端なの!早くするのー」
「じゃ、じゃあいくよ、シャルロット」
才人はタバサの腰を抱え、自分自身をタバサに押し当てる。
タバサは才人の首に手を掛けると、静かに頷いた。
「ふぁっ!ふあぁっ!」
才人とシルフィードに挟みこまれ、タバサは嬌声を上げていた。
「ほーら、まだまだ足りないの。まだ二回目よー?」
言ってシルフィードは、才人と一緒にタバサを上下に動かし、赤く染まったタバサの耳を食む。
「またっ、またくるのっ!」
既にタバサは四回目の絶頂を迎えている。
腰はすでに完全に抜けており、頭の中は才人を貪ることしか考えられなくなっていた。
二回の精を受けたその秘裂からは、濁った雌の液体が溢れ出し、弛緩したタバサの膣道は、いつもよりずっと深く才人を咥え込んでいた。
「シャルロットっ!」
すでに合わせて三回の精を放っていた才人だったが、シルフィードの言葉と、いつもより柔らかなタバサの中に、再び放出の瞬間を迎えていた。
どくどくどくっ!
さすがに、前回よりも少ない量の精液が、タバサの中に放たれる。
「ふあぁ…」
三回目の迸りを膣奥で受け、タバサの身体が震える。五回目の絶頂だった。
放出しきったそれを、才人がタバサから引き抜こうとしたとき。
シルフィードの腕が、二人の腰を無理矢理抱きとめ、接合部を密着させたままにする。
シルフィードはこうやって、何度も二人に交尾を強要していたのだ。
「ちょ、シルフィード、もうカンベン…」
才人はそう言って腰を引こうとする。
さすがに、そろそろしんどい。
「だめなのー。お姉さままだ欲しいみたいなのー」
そう言って、タバサの耳元で「ね、お姉さま?」と尋ねる。
完全に獣と化したタバサは、淫靡に微笑んで才人の耳元で囁いた。
「もっと…」
そして、才人の耳を軽く食む。
結局タバサが満足したのは、五回目の放出が終わってからだった。
「ごーかく!合格なのー!」
すやすやと眠る二人を見下ろしながら、シルフィードは喝采する。
寝ていると言うか、ヤリすぎで気を失っているだけなのだが。
「竜でもあんなに回数こなせるのそうそういないの!お姉さまは幸せものなの!」
そうして大喜びしていると、頭の中にタバサの声が聞こえてきた。
使い魔とメイジは、言葉を使わなくとも会話が出来る。
…シルフィード、今晩ゴハン抜き。
…えー!どうしてなの?酷いの!
…腰立たなくなるまでさせるなんて、何考えてるの…。
…お姉さまの幸せに決まってるじゃないの!
…こんな、獣みたいな幸せ…。
…でも、キモチよかったでしょ?
…う。
…また三人でしよーね、お姉さま?
…今度からアナタは抜きだから…。
…えーーーーーーーーー!!
それを最後に、タバサの意識は途切れた。
「酷い!酷いの!シルフィもまざるぅーーーーー!」
そしてすやすや眠る二人の間に、シルフィードは遠慮なく飛び込んだ。
目を覚ましたタバサに、シルフィードが折檻を受けたのは言うまでもない。〜fin
498 :
せんたいさん:2006/10/26(木) 12:27:08 ID:pMrtY90A
以上っ!
ルイズ書いてたのに、タバサ読んだせいでこっちになっちまったorz
流されやすいな俺…。
まるでどっかの使い魔みたいダネ!(ぁ
あ、ちなみに自分獣姦×なのでシルフィは絡めませんでした(何
あーでもシルフィード使いやすいなあ…。
原作本編でなんで使わないんだろ、余計なネタでページ増やすにはもってこ(ry
ま、そんなわけでノリで書いた駄文でしたーノシ
ps.「魔法戦隊」の1〜59話のダイジェストって書いたらダメかな…?
ロリコンがやって来た!ヤァ!ヤァ!ヤァ!
GJ! このへんたいさん!じゃなかった、せんたいさんめっ!
欲をいえばシルフィともやっちゃってほしかったが、
以前、シルフィードがタバサとサイトを捕まえて、強制空中行為というのを考えたが、
同じようなことを考える人はいるんだなと思ったぜ。
で、聞くまでもないだろう?
作者は書きたいものを書けばいいのさ。
そして読者はカキたいものでマスをカク
あなた、やりますね。
ふとサイトの声で「止まらない俺の性欲〜」という歌が脳内に流れた。
俺はもう駄目だ、末期に違いない。
皆、先立つ不孝を許
そんな…>503、返事をしろ!>503!
だ、誰か…メデーィク!メディーーク!
返事がない。ただのウェールズのようだ。
っアンドバリの指輪
ゼロの保管庫が凄い事になってるw
ひそかに怒ってたのね……
まぁ無理も無いか。
でも、アクセス結構あるし、元手かからんし賢い手法だとは思った。
>「タバサの使い魔」の中のへんたいさん
いいぞ ベイべー!
逃げる奴はロリコンだ!!
逃げない奴はよく訓練されたタバコンだ!!
>>乙、プロバイダに認識ってゆうか、アパートとかマンションだと下手すると管理人に連絡いかんか?
まぁしったこっちゃねーが
↑こいつが保管庫荒らした奴なのか?
あ、それ書いたのはオレ。
プロバイダに苦情入れて、アパートとかの引き込み型(光固定らしいから)なら管理してるの管理人だから。
大恥かくなーと
512 :
261のひと:2006/10/27(金) 00:42:17 ID:pXZMNH8U
今日も書けない……怒ったため、お話が作れないので今日は業務連絡のみです。
……あぁ、管理人さんだなぁ。
保管庫見てメールくれた方ありがとうございます。
お願いする前に、以下のメールが付きました。
皆さんにも無関係では無いので転載いたします。
From:"*-Kazu-*"
Subject:申し訳ありませんでした
Date:Thu, 26 Oct 2006 23:11:01 +0900
ゼロの保管庫 Wikiについての謝罪。
スレ当初から見ており、ものかきのウザさ加減に業を煮やしてやった行為です。
他の職人には迷惑を掛けないようにピンポイントで削除を繰り返しました。
今思えば幼稚な行為だったと反省しています。
スレ上でも何度かなりすましで迷惑行為を行っていた事も認めます。
エロパロ板なのに妙に気取って小説家気取りで書いているのが気に入らなかった。
作品に恨みはありませんが、あの偽善者ぶった態度にムカついていたのです。
あらてめて保管庫の管理人及び、それを見ていた皆さんにお詫びして、
以後絶対にそのような事をしないと誓います。スレが騒ぐのが楽しくほんのイタズラ心でした。
ものかきには直接あやまることはできませんが、反省しているので許して下さい
と伝えて下さい。
以下に署名も入ってましたが、多分偽名(もし本名なら……)なので書きません。
メールの送信元等も伏せておきました。
ということですので、少しは静かに成るかと。
むー、ますます黒い人なのですがっ、誰か信じて……僕は悪いこと考えるのも苦手な……
さておき、
何度か警告じみたことはこっそり書いたつもりですが、実行するまで分かってもらえなかったのは悲しいです。
……まぁ、個人宛のメール晒すのもマナー違反ですが、ここ暫くの騒動の報告ということで。
お願いにて記載のメールアドレスはこのまま捨てます。
Wikiのお願いの所は、もうちょっとしたら消しますね。
ttp://wikiwiki.jp/zero/?%A4%AA%B4%EA%A4%A4 ↑ここ
エロでもパロでも無い文章を長々と失礼しました。
今週投下作品無しですよ、今のところ。
怒ってるとラブラブなのが書けない、今のまま黒いの書くと……な事に成りそうだし、切ない。
明日からがんばります。
あ書き忘れ。
メールの送信元と荒らしの人の同一性はチェックしました。
同じIPからでしたので、ほぼ間違いないです。
家族がーとかいう可能性も有るけど、可能性のお話でほぼ間違いないかと。
お疲れ様〜〜。
なんかゴタゴタしてたけど
気を取り直してマタ〜リいこうや。
515 :
1/3:2006/10/27(金) 01:41:38 ID:1l0Nee0z
>>469 「ふあ…ぁ」
「はぁっ…シエスタ…」
立ったままサイトは、一気にシエスタを貫いた。身長差のせいで体が持ち上がりそうだ。
それでもシエスタは、甘い声をあげていた。
その内、サイトはシエスタの腰を抱えた。彼女の体を壁に押し付けて自らのモノを更に深く射し込んでいく。
「あぁ…深いぃ…」
開脚されたまま壁に押し付けられ、シエスタは深く入っているサイトの温もりを感じていた。
「…っぷ!」
いつの間にかサイトの首に手を回し、その唇を貪りに来た。
晒された胸をサイトの胸に押し付け、柔らかみも与える。
唇、
胸、
性器、
シエスタはサイトに全てを捧げていた。
「私…もう…」
「…俺も…」
余韻にくらい…浸らせて欲しかったな…
手錠をかけられ、引きずられながら、サイトは沈み込んでいた。
今、シエスタの中に射精しようとした瞬間の事だった。いきなり通りから
「見つけたぞ!」
と、数人の兵士が雪崩こんで来たのだ。すぐにサイトは自身の危機を感じ、下半身の繋がりを外した。
引き抜く時、シエスタは
「あん…」
と残念そうな声をして、サイトの心残りとなったが、今となってはどうしようも無かった。
516 :
2/3:2006/10/27(金) 01:43:23 ID:1l0Nee0z
「シエスタ…大丈夫だよな…」
あの状態で置いてきた事を後悔した。襲われはしないだろうかと心配だったのだ。
時刻はまだ昼間。路地裏の日陰で行為をしていたとは言え、見つかればシエスタの身は危ないだろう。
「はあ…」
溜め息ばかりが出る。兵士達に連行されて、行く先は国王の住まいである。
「すいません…手荒な真似をして…」
「あ、はい」
拘束を解かれ、引き出されたのは女王の部屋の中だった。
室内には確かに最低限の物しか無かったが、アンリエッタのドレス姿だけは今も昔も良く似合っている。
アンリエッタが人払いを命じると、必然的に部屋はサイトとアンリエッタの二人きりになった。
「いくら俺の為とはいえ…びっくりしました」
「国の英雄ですもの。当然ですわ…」
「はぁ…」
直立しているサイトに近づきながら、アンリエッタは言う。
「それに…」
「…」
「王女も例外ではありません…」
「…!」
サイトは気が付いた。
近づいて、はっきり捉えたアンリエッタのドレスを見て。
「ひ、姫様!」
「あなたの為に…作ったものですよ…」
アンリエッタのそれは、既にドレスと言える代物では無かった。
517 :
3/3:2006/10/27(金) 01:44:48 ID:1l0Nee0z
本来、肌の露出を隠すからこそ、ドレスである。しかし、今のアンリエッタが着ている物はその意味を成していない。
胸と、下腹部。その部分の布「だけ」が決定的に薄かったのだ。
上半身は鎖骨がしっかりと隠れ、乳房だけが出されているようで、乳首など隠しようが無かった。布の上から二つの頂点をサイトは確認出来た。
更に、下半身は凄い事になっていた。
太ももや脚はしっかりと隠されているにも関わらず、「ソコ」だけが布の上から覗く事が出来たのだ。
薄い青色の生地の向こうに見える、茂み。
更にアンリエッタは
「あなたの肉奴隷なのですから…こうせねば…」
と、その布に手をかける。
ヒラッ
「!」
信じられない事に、その布には中央に切れ目が入っていた。
まるで、カーテンを開けるかの様にその布を持ち上げる。
その向こうには…
「実は私…まだ経験がないのです…」
ピッタリと閉じた、割れ目。
「あわ…あわ…」
「でも…サイトさんになら差し上げます。国命にしたのは私ですし…」
女王が目の前で、
「しましょう」
と言っている。サイトはそれを理解するまでに数秒かかった。
サイトの緊張を知ってかしらずか、アンリエッタは言った。
「そうですわ…」
「…はい?」
「サイトさん…国民に示しをつけなければなりません…」
何故かアンリエッタの息が荒くなっている。
「はぁ…」
「ですから…」
「?」
「国の皆が見ている前で…私とあなたが…」
「…まさか?」
「ヴェストリの広場でなど…いかがですか…?」
シエスタ→アン様…結構台詞被ってるし…結局書きたいものを書いてしまったorz
このアン様別の意味で怖い(((゚Д゜)))
皆様、早朝より失礼します。これより出張なので取り急ぎ…
>>512 今更、あらためてここに顔を出して発言するのも何なのですが…
261の人、及びスレ住人の方々には毎度ご迷惑をお掛け致しまして申し訳ありません。
ここ数日間の保管庫の詳細な顛末は判らないのですが、どうやらまた発端は私の様子。
もし今後も削除が続く様でしたら、私の部分は復旧せずにそのまま放置でも構いません。
保管庫をピンポイントで消している対象が私だけなら、それで目的は達せられる訳ですし、
イタチごっこは迷惑と手間を掛けてしまうだけで、私の望むものではありません。
勝手な言い方かもしれませんが、消されてしまったらもう放置の方向でお願いします…。
正直な所…数度に渡る削除、改変、改ざんなどで、保管庫への投下自体を躊躇しています。
モチベーションが下がらなかったと言えば嘘になりますが、それだけが原因でもなく…
仕事の都合や、時間的なやりくり、出来れば定期的に供給したい…などなど考える事が多すぎて。
素直にスレに投下するやり方が好きだっただけなのかもしれませんが…。
まぁ…書く事だけなら他の場、自分でブログを立ち上げるなど、いくらでも手はありますので。
Wikiの方に書こうと思ったのですが、また改変・削除されてしまうと面倒かと思い、
失礼ながらこちらで挨拶させて頂きました。
スレ住人様&保管庫管理人様
やっぱりwikiって形態自体が自体が問題なのかなと。一部には非常に幼稚な行為をする人もいますから。
だからといってwikiやめると261さんが辛そうですね。
詳しくないのでよくわかりませんがいっそログだかIPだかを記録してアク禁してしまったらどうですか?
>>520 何度も消されまくって、最初から書き直した作品もあるらしいし
管理してる261氏でさえあの怒りっぷりなんだから、
これでモチベーションが下がらない方がどうかしてる罠。
今まで嫌がらせに負けずによく書いてくれていたと思うよ。
それを自分が元凶みたいな言い方されたら、もうたまらんよな。
261氏も辛いだろうけど、このままwiki投下続けるのも辛いんだろうな。
522 :
261のひと:2006/10/27(金) 08:35:01 ID:pXZMNH8U
>>519 ものかきさん
いえ、発端とかではなく、
>>512のメールは顛末の報告だけでもと。
メールの内容アレなのに、配慮足りませんでした。
申し訳有りません。
正直イタチごっこは面倒なので、場合によったらものかきさんの方を消したままにした可能性も有ります。
調べてみると個人だったので、上の内容の更新をしました。
メール内容の公開は、それこそ以降好きな方法で投下してくださいねっ。
というつもりだったのです。
あ、あとピンポイント削除嘘です。
自分にとって都合の悪いトップページの凍結依頼者からの文とかも削除してます彼は。
あと、ものかきさんが希望されるアクセス内容のリスト、プロバイダに見せれるようにお渡しします。
自分はあてがどうなろうと知ったことでは有りませんし、ものかきさんがどうしたいかは別問題だと思いますので。
>>520さん 更新の手間が……それこそ消す人が楽に消せるくらい楽なので、これがいいなぁと。
IPは記録してますが、切るとなるとプロバイダ単位でしょうし、不便かける人は少ない方がいいので。
>>521さん おこってますとも、一生懸命書いたのを消されたら、自分ならもっと怒りますしね、ものかきさん温厚だ。
もっと早く動けばよかったと、反省することしきりです。自分の面倒なんかぶっちゃけどーでもいいです。
とりあえず、その気に成れば反撃できますよ、と伝えたかったんです。
昨夜に続いて、エロでもパロでもないのに長文、失礼いたしました。
>>519 あのさあ 言いたくないが261さんが保管庫で
メールが来ましたので 上の件はお流れということでお願いします
と言ってるのに何でわざわざそういう事を書き込むかな?
そういう同情を引くような態度が反感を買ってるのわかんないかな?
スレには来ませんと言いながら何度も書き込んでるし 非常識だよ
何されても自業自得だけど 保管庫を管理してくれてる261さんには
凄い迷惑を掛けたって事をもっと自覚して貰いたいね
元はといえば自分の撒いた種なんだから 黙って保管庫に書くなり
書かずにどこかに消えるなり好きにすればいいんだよ
自分が思ってるほど人は期待してないですから 残念!
天狗になってるから こういうことされるんだよ!
>>523 オマイさんはもう少し、被害者の視点から物事を発言する術を身に付けるべきだ。
相手の気持ちとか、大人なら少しは察しような。
粘着して悦に浸ってる能無しなんてほっとけ。
他の職人が投下すると一斉に盛り上がりGJ!となるが
ものかきの投下では誰一人反応しないのがその証拠
自分は読者が楽しみにしてると勘違いしてるようだけど
実際にはその程度だって事 調子に乗った報い
スレに投下しないで保管庫に直接書くとか変な事して
自分だけ特別だとか思ってたんじゃないの?
ここでシルフィードに発情期がきちゃった話をキボン
どこの勇者?
アズーロがシルフィードと交尾できゅいきゅい!
ものかきって人個人の問題うんぬんより、
>>520の人の言うとおりWIKIって形式に問題が多々あると思う
なぜ荒らされて迷惑被ってむかついて、さらに職人が一人謝罪文出してスレまでこういう流れになってるのに
未だWIKIって形式に固執し続けているのか・・。
WIKIであるという事は職人一人に謝罪させてへこませる事と同等なくらいに重要なことなのだろうか?俺は全くそうは思わない。
今回の騒動でWIKIの短所はよく理解できた筈。閲覧者ならだれでも消せて職人のモチベーションを確実に低下させることができる
自分に不利なレスは削除し自分の優位性を高めることができる。261の人のお願いだって消そうと思えば出来たはずだ
さらにIPを取得して、今回はたまたま相手のアクセス回数が突出して高く、自ら謝罪メール出してくるようなへたれ相手だったから丸くおさまったものの
これが串とか使ってたり(逆に今回は荒らし行為してるくせに生IPだったアホさにワロタけど)漫喫からだったりしたら、反撃の手段がなくなるわけだ
IP弾いたって串を次々変えられたらいたちごっこになるだけ。261の人は管理の手間は問題ないと言ってるのでそこは無視したとしても
やはりどうしても消された職人さんのテンションが下がるのは避けられないだろう。
とにかく荒らしをどうするか以前に、荒らしの生まれにくい(活動しにくい)環境を整える方が賢いと思う
はっきり言わせて貰えば、
531 :
530:2006/10/27(金) 11:44:09 ID:x4H2R81M
きゅいきゅい。よく考えたらこっちに投下するより倉庫に投下すべき内容だった
流れ見てて思わずレスつけちまった
魔王の投稿期待してたら、リアル魔王降臨w
>>519 お久しぶりです。ちなみ見てた限りでは、一昨日から5回以上デリート食らってましたね。
一昨日の7時頃なんか、復旧する端から消してましたね。
手の出し方がわからないので、見てただけですが(スマン)
復旧かけていた人がいるということは、読みたい人も間違いなくいますので、強要は出来ませんが気が向いたらお願いします。
>>524 >>523,526これってKazuって奴本人じゃない?
てか、荒れるようなら以降こいつの所為って事で連絡取ったら?
成りすまししたらしいし、他人の被害受けても自業自得だろ?
>>530 お願いは凍結掛かってた(だからあわててメール入れたんだと思う)
しかし、Wikiの編集の楽さは捨てがたいというか、なら纏めサイトどうする?
ってなると、今までの経緯から誰もやらない公算が強いぞ。
あと、荒らし難い環境っていうのは、
今回の騒動そのもの結構大きいと思うので当面様子見は?
まぁ、様子見とかって言って、アクセス解析仕込んどく魔王も居る訳ですがw
保管庫のレスの推測通り厨房なら、保護者に連絡、場合によったら近所にオタクバレ。
職場からなら、昨今の情勢を見るにクビか?
まぁ、どっちにせよ回りの見る目変わるだろーな。
ご愁傷様。
2chみたいに、しつこい荒らしがでたら、
そのプロバイダを使っている人を一律に一定期間投稿orアク禁にするといいのかも。
534 :
コリコリ:2006/10/27(金) 13:21:49 ID:0xyZIKsy
シルフィードまだぁ?きゅいきゅい!
ID:XNGk0vzBはKazu本人だろ。レスがどう考えても私怨。
内容がものかき氏に一方的に噛み付いてるだけだしな。
>>Kazu
てめーはさっさとすっこんでろ。
空気読まずにタバサ又はルイズの足コキキボンヌと言ってみる。
タバサはバックでルイズは対面座位がいいとか言ってみる。
姫様の騎乗位で挿入しないでスマタで焦らして焦らしてサイトが
挿入させてくれって哀願した所で一気に挿入、激しく腰振り大量中出し
が見たいと言ってみる。
>>523=
>>526 自演乙。さっさと首吊って死ね。
それが嫌なら、このスレ関連には二度と来るんじゃないぞ。
早朝からの移動で現在出張先からですのでID変わってると思いますが…。
現在PDAモバイル環境からですので保管庫は見られない状況なのですが…
この件に付きましては261の人の言う通り、これにて終了が宜しいかと。
しばらく様子を見て事態の悪化が無いようなら現状維持でOKかと思います。
私以外の書き手さんまで消されてしまう様だと流石にマズいとは思いますが…
メールの文面からもターゲットはハッキリしていた様ですし、大丈夫かと。
(スレを見ると…まだ少し遺恨を残した方もいらっしゃるようですので…)
私の投下はしばらく様子を見てから…ということで何とかなると思います。
この機会に自分のブログでも作ってそちらで書こうかとも考えている所です。
261さんへ : 私はWikiの特性からこういうケースも想定済みで、怒るというより、
呆れ、嘆いているだけです。お気遣い有り難う御座います。
また復旧の件も含め…重ね重ね申し訳ありません。
スレ住人の方々へ : 毎度毎度お騒がせして本当に申し訳ありません。
以後、この件は華麗にスルーの方向でお願いします。
今、保管庫を覗けないので…スレ汚し大変失礼致しました。
>>538 あくまでROM専だったんだけど……
少なくても俺はあなたの作品の続きが楽しみな一人だから頑張って続きを書いて欲しいと思ってる。
強制はしないけど、やっぱり読みたいものは読みたい。いい作品だと思ってるし。
ご自分でブログを作ると仰っているが、出来たなら是非とも保管庫で(ここだとまた荒れる可能性があるから)でも教えて欲しい。
これであなたが書くことを止めることがないよう祈ってる。
それじゃ俺はまたROM専に戻る。
>>539 もう触るなって… なんでわかんないかなぁ
あのさ。申し訳ないんだけど
ものかきって人もそれに反抗してる人も支持してる人も、保管庫の問題は保管庫でやってくれないかね?
はっきりいって保管庫の問題をスレに持ち出されるのは、スレしか見てない住民にとっては迷惑でしかないんですよ
いい加減に勘弁してくれませんかね
コテハン変えて別人になりゃ済む問題なのにね。
スルーしなくちゃ、スルーしなくちゃ、スルーしなくちゃ!
くそ!
保管庫の内容が消された〜消されるって話なんだから、
保管庫に書いてそれまで消されたら分んないだろ?
だから261さんも途中経過と結果をここに書いたのではないのかな?。
そうじゃなきゃ保管庫内だけで済ますでしょ最初から。
コメント投稿ページを凍結すれば済む話だし、もしくは既に凍結されているお願いってページでやればいい話ですね
とにかくここ以外の場所でおねがいします
新しい保管方法が思い浮かばないわけではない。
いろいろと問題がないわけでもないが。
直接投下するのならこちらの方がいいかも。
546 :
532:2006/10/27(金) 18:29:39 ID:eAZiT1Ju
とりあえず一つだけ、上の内容で以降書き込みないって事は、十中八九書き込み本人で、
てこたあーヤツはぜんぜん反省してませんぜ>261氏
その通りだな。大体ものかきってのは、このスレとは無関係だろ!スレに貢献もしてないやつがここに来て下らない事言うなってこった。
余計な事を書き込む度に荒れるのがわかってて書くんだからタチが悪いよな。そんなに書きたきゃコテ変えてスレに投下すればいいだけ。もうここにそういう話は持ち込まないで欲しいね
548 :
532:2006/10/27(金) 18:39:34 ID:eAZiT1Ju
>>530 今気づいたが、ネトカフェやなんかも最近身分証明厳しいし、
串だけど昔と違って、ダイヤルアップ減ったからそれ程、串があるから匿名性高いわけでもないよ。
いくら串通しても、データ通ってるいじょう、生Ipは絶対抜けるしね。
あと、うかつに書かない方が……荒し幇助にもなりそうな話だからね。
>>548 管理人は別として、当事者(被害者)本人はそれを望んでいないと思う。Wikiのシステムなら起こり得る事として冷静に受け止めてる感じだし、
そういう話でスレが荒れないように、以降スルーと言ったんだし。これで治まれば良し、もしまだ続くようならその時にまた考えればいい。
そんなに気に入らないならもうスルーでいいじゃないか。もうものかきさんはここには書き込まないと思うし保管庫に書き込むかどうかさえ怪しいし。
どうしても書き込みたくなればブログでも立ち上げると言ってる事だし。
もうこれ以上この話題に関してつつくなよ。ものかきさんにも非はあったんだろうがそれに噛み付く奴らも弁護しようと過剰に反応する奴も同罪。
色々言ったが結論はあれだ、お前らが騒いでる間中SSこないからそろそろ勘弁してくれ。
あのひとはきっと自分のことよりも
他の職人やスレの住人のことを
心配してくれているとおもうの
ね?おねえさま♪きゅいきゅい♪
第1話『五人目の戦士』
ある日、トリステイン魔法学院に突如襲い掛かったアルヴィーの群れ。それは、暗黒神聖帝国ガリアの放った尖兵だった。
それを迎え撃つは、ガリアに対抗するべく編成された『魔法戦隊メイガスファイブ』の五人。
『微熱』のキュルケ。『雪風』のタバサ。『青銅』のギーシュ。『香水』のモンモランシー。
そして、『ゼロ』のルイズ。しかしルイズだけは、魔法が全く使えないために変身できない。
四人で戦うことになるメイガスファイブ。しかし、ガリアの尖兵は巨大なゴーレムを繰り出し、それに対抗する。
ピンチに陥る四人。しかしそこに、変身できないルイズの代わりに、キスによって彼女の魔力を受けた才人が現れる。
第2話『妖精のシエスタ』
ガリアの尖兵を破ったメイガスファイブ。しかし安心したのも束の間、街にアルヴィーの大群が現れたとの報告が。
才人たちが街に着くと、アルヴィーたちと戦う妖精たちに出会う。
妖精たちはガリアからトリステインの魔法の使えない一般市民を守るために作り出された『人工妖精』。
妖精たちの助けもあって、一般市民を避難させることに成功する才人たち。
そこに現れる、ガリア最強を名乗る暗黒騎士ワルド。ワルドの猛攻に、次々倒れるメイガスファイブ。
トドメを刺そうとしたワルドの攻撃を防いだのは、『人工妖精』の一体、シエスタの張ったバリアーだった。
第3話『香水のモンモランシー』
遠方の町がガリアに襲われているという情報が魔法学院に届けられる。
単独で助けに行く、と名乗り出るギーシュ。それに猛反対するモンモランシー。
しかし、コルベールの考えでは、メイガスファイブを二人以上、辺境に送るのは王都の警護上できない、という。
モンモランシーの説得をギーシュに依頼される才人。
モンモランシーに理由を尋ねると、「ギーシュは選ばれていい気になっているだけ」と語る。
才人は一計を案じ、モンモランシーにギーシュの実力を見せる作戦を立てる。
第4話『ルイズの変身』
今日もトリステインに現れたガリアの尖兵を倒したメイガスファイブ。しかし、常に見ているだけのルイズは、不満でしかたない。
自分も戦う、とコルベールに申し出るルイズ。しかし魔法を使えないものを前線に出すわけにはいかない、とあしらわれる。
次の日、ルイズは王都に呼び出される。王都では、ルイズをメイガスファイブに選出した、アンリエッタ女王が待っていた。
女王はルイズに、「今こそあなたを魔法戦隊の一人に選んだ意味をお教えしましょう」と一冊の本を渡す。
それこそが『始祖の祈祷書』。それを読んだルイズは、封印を解かれ、虚無の力に目覚め、変身を果たす。
そして現れたガリアの尖兵に戦いを挑むが、彼女の力には決定的な弱点があった。
第5話『幻の大合身』
度重なる敗北に、業を煮やした神聖皇帝クロムウェルは、ついにガリア最終兵器を送り込む決定を下す。
トリステインを襲う、巨大な石のドラゴン。これがガリア最終兵器、ゴーレム・ドラゴンであった。
巨大すぎる敵に、手も足もでないメイガスファイブ。しかし、コルベールはメイガスファイブにはまだ隠された力がある、という。
それこそが『大合身』。スクウェアの奥義『合身』を超える、幻の奥義である。
それは、魔力を極限まで高め、己が使い魔とともに、巨大な魔神と化す魔法であった。
『大合身』を果たしたメイガスファイブは、ゴーレム・ドラゴンを易々と打ち破るのだが…。
553 :
せんたいさん:2006/10/27(金) 19:19:32 ID:NWW1LrkC
空気読まずに(ry めんどくさいので以下省略。
というわけで1〜5話までのダイジェストだけ書いてみたが、こんなかんじで59話(戦隊ものの平均的な総話数)まで行ってみたいと思いますがどうですかね?
まーなんにせよ59話も話フルで書く気はないんで(死
例え脚本形式でも59話も書いたら軽く死ねますw
気に入らないなら以降は書きませんが、どないでしょーか?
ではノシ
きたわーきゅいきゅい♪
全部で何話になるのかしら?おねえさま♪
楽しみね〜きゅいきゅい♪
と思ったら59話とは驚き〜♪
20話ごとにテコ入れ(バンダイ提供新アイテム追加)しつつ、
最後の数話は続きモノで一気にラストへ♪
>>532 Wiki以外の方法で保管庫を望むなら私が作ってもかまいませんよ
ただ261氏が保管庫の管理を(この一件を除いて)結構楽しんでやってる節があるので
私自身はあんまり乗り気じゃありません
今更だが
>>517GJ!
アン様のエロドレスハァハァ…
続きキボンヌ
>>553 さすがへんたいさん^H^H^H^H^H^Hせんたいさんだ。すごい続きが気になる・・・w
ところで、体調はもう戻ったの?
/⌒,
. -―- 、 / /
/::::::::::::::::::::::::::::: ヘ ´ /)
/:. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. : ヽ //
/:. :. :.:l!:. :. :. :. :. :. :. :. :. :ヽ:. :.ヾヽ
/:. / //|ヽ:::::\:. :. :. :. :. :. :.|:. :. |:.:.i l\
|:.: |:.|:.|| ヽ:::::::::ト 、:. :. :. :.:|:. :. |:.:.| ヽノ
|: |:.|:ナ十-、ヽ:::::ヘ \ :. :.|:. :. |::.:.|
|: : : :|:リ _|__ \::ヘ ,-‐_ヽ |:. :. |:.:.:.|
|: l : ::!/!::::::::ヽ \! に:::::氷:. :|:.:.:.:|
|:|: :|l .こ!::;リ 弋.::刀/:. |:.:.:.:.|
|: :|: : :lヽ. ` ̄ |!  ̄ l:. :. !::.:.:.:.!
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l:.:/:|:|:. :. |::::::,ヘ-' >一-´、l/:. : : |:.:.!:.:.:.:.:|
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559 :
おでかけ。:2006/10/28(土) 00:52:29 ID:0iNnNSpT
ある晴れた日の午後。
笑顔の彼女の一声でその日常は崩れていった。
女神の遊戯か、はたまた虚無の導きか。
それは誰にも、わからない――
* おでかけしましょ? *
「えーと… どういうことかな、説明してくれると嬉しいんだけど。」
いつもどおり、談笑しながら洗濯を続けるサイトとシェスタ。
冬も過ぎ、春麗らかな今の季節。
水も心地よく感じる程度に温まり、洗濯もいいものだ。
などと笑いながら話した矢先の事だった。
「え、わかりませんか?サイトさん。」
「…分からないから聞いているんだけどさ、シェスタ。」
あくまでも嬉しそうに、朗らかに彼女は笑う。
何がそんなに楽しいのかサイトには分からないが、笑顔の彼女が眩しくて。
サイトもつられて、顔が緩む。
(表面上は)落ち着きを見せている日常で、サイトにとって最も心休まる瞬間だ。
「ん、もー。サイトさんったら。それくらい分かってくれても良いじゃないです?」
と少しむくれて、口を尖らせるシェスタ。
流石にわざと、とはサイトも気づく。
「あはは、ごめんごめん。」
「なーんか心が篭ってないように感じますけど…まぁいいです。」
楽しそうに笑って謝るサイトに、シェスタもすぐに笑顔に戻る。
彼女が言うには、明日の虚無の曜日から一週間。
暇を貰って故郷に帰るのだという。
今の時期は、農村にとっては忙しい種蒔きの時期。
だから、それの手伝いをする為だと。
「再来週までは学院も休みですし。…よければ、ですけど…サイトさんもどうかしら、って…」
少し顔を赤らめ、シェスタは最後にそう告げた。
くすぐったい気持ちを抑え、サイトは少し考える。
幸いにも、ゴシュジンサマは実家に帰省中。
最後まで連れて行くか悩んでいたようだが、父親の剣幕を思い出し断念したようだ。
『他の女に付いて行っちゃダメだからねっ。犬は犬らしく学院で留守番してなさいね!』
と言った彼女が戻ってくるのは来週半ば。となると…
「ん、良いよ。そう言う事なら行こうか。男手があると良さそうだし。」
「本当ですか! ありがとうございます、嬉しいですっ」
二つ返事で了解の意を伝えたサイトの手を取って。
彼女は本当に嬉しそうに、笑った。
やっとアク禁が解けた…
先日夜勤中に文字化けした何かを投げてしまった。
気になって勤務中もミス連発してた。
今も昔もこれからも反省している。
侘びも含めてシェスタ分補充。
続きはいずれ…きっと、たぶん。いやおそらく。
さすがにあのシルフィードは威力でかかったな……そのせいでこのスレにものーてんきさんがやたら増えた……w
ロリコン!ロリコンだらけなの!きゅいきゅい♪
おなかすいたの♪きゅいきゅい♪
サイト食べちゃ駄目?おねえさま♪
>>560 GJ!
でもなんでシエスタのエがェに?
「ん…」
「ここじゃ…まずいんじゃ…」
「野暮な事は…言わないで下さい…」
女王の間。例え城を失ったとしても、女王の玉座がある以上ここは女王の間である。
やはり、一国の主と言うには粗末なもので、石造りの床に絨毯が敷かれ、その絨毯の先に一際立派な玉座がある、だけの部屋である。
本来はそれでも護衛の兵二、三人は配置されている筈だが、今は…
「んふ…」
サイトが玉座に押し込まれるようにして座っていた。
体全体を彼に密着させ、その膝の上に乗り、唇をついばんでいるのはアンリエッタである。
「もう…わたくしに飽きてしまわれたのですか…?」
「いいえ…今でも大好きです…」
「嬉しい…」
本当はすぐにでもドレスを脱いで、全身の肌をサイトに触れあわせたい。
しかし、今は一応公務中だ。それ程の時間は無かった。
「キスだけじゃ…俺…」
「わたくしも…」
もどかしい思いに捕らわれて、二人の制御は徐々に効かなくなって来た。
ただ、水音がいたずらに興奮させていくだけである。
アンリエッタは一度サイトから離れ、長いスカートの下から下着を取り出していく。
サイトからは見えないが、おそらくその中が何も無くなってから、アンリエッタは再びサイトの膝の上に乗る。
サイトの方もチャックを下げ、ソレを取り出して待ち構えていた。
チュプ…
「あん…」
「んぅっ…」
ゆっくりアンリの体温が、サイトのソコに染みていく。
その長いスカートの下で、二人は確かに繋がっているのだ。
「すみません…本当ならお胸を使って差し上げるのに…」
「いえ…これだけで充分です…」
アンリエッタはサイトの肩に手を置き、下から突き上げる熱に身を任せていた。
何より、サイトの顔を見られるのが嬉しかった。
「いつ…」
「…は?」
「いつ…誰が亡くなるのかわかりません…だから…こんな場所でも…」
アンリエッタは弁解したかった。この場所で行為に及んだ事を。ウェールズにしても、ルイズにしても、思いが完全になる前に逝ってしまった。
だから、目の前に愛する存在がいると我慢が出来なかったのだ。
「わかってますよ…」
「あぁんっ!」
アンリエッタの熱が高まっていく。それはすぐ、下半身の締め付けと言う形でサイトに知らせられた。
「俺だけはずっといます」
「あ…ありがとう…」
アンリエッタは常に、中を望む。
孕んでも良いのだ。愛する者との間ならば。そう思っていた。
この時、アンリエッタの頭の中に民の事は無い。
「はぁ…はぁ…」
「ん…」
アンリエッタはサイトの胸に縋るようにして倒れ込んだ。
胸の中にある彼女を、サイトは撫でてやる。
「今日も…」
アンリエッタは上目使いに、サイトの顔を見た。
サイトはその顔を見下ろす。
「今日も…夜は…」
「はい…わかってますよ…」
今だけは軽いキスで応える。
そうされると、アンリエッタは瞼をストンと落とし、サイトの胸の中で眠りにつくのだ。
(女王様…姫様…アン…)
サイトはその寝息を聞きながら、背中を撫でる手を止めなかった。
華奢な、温かで、柔らかな背中。
この後、サイトが状況を思い出し、アンリエッタを起こしたのは五分後の事である。
ルイズが…いないorz
急に書き込みが減ったな・・・淋しい
>>568 アン様キテタ━━(゚∀゚)━━( ゚∀)━━( ゚)━━( )━━(゚ )━━(∀゚ )━━(゚∀゚)━━!!!
GJ!
妄想しまくりだぞ、これは・・・
>>569 投稿量が多かった人が、どっかのボケの所為で黙り込んだからだろ。
574 :
205:2006/10/28(土) 23:03:58 ID:E87PMrL0
書き手は書くだけ。
そーいう訳で「魔王」の続き投稿します。
次で完結とか書きましたが、内容的にワンクッション置いた方がいいと思ったので、まだ完結じゃないです。
575 :
魔王:2006/10/28(土) 23:04:55 ID:E87PMrL0
魔法学院に通っている妹が行方不明になったという報が届いて、既に二ヶ月ほどの時間が経っている。
カトレアは自室の椅子に座ったまま、物憂げなため息を吐き出した。
体が弱く、屋敷の外に出ることをほとんど許されていない自分のところに入ってくる情報は、決して多くはない。
それでも、まだ妹が見つかっていないことだけははっきりしている。
(わたしの小さなルイズ)
妹の姿を脳裏に思い浮かべ、カトレアは両手を強く握り合わせる。
先日の戦争の前この家に帰って来たとき、もう少し話を聞いておくのだったと後悔する。
ひょっとしたら、妹は女王からの極秘任務を託され、その途上で行方不明になってしまったのではないだろうか。
(あの子は、とても頑張り屋さんだから)
幼い頃から魔法が使えずに馬鹿にされ、必死になって勉強していたルイズ。
彼女が他人に認められたいと願っていることは、カトレア自身よく知っていた。
だから、無理をしてしまったのかもしれない。出来ないことを出来ると言い張ったりして。
(どうしてわたしは、「魔法なんか使えなくてもいいんだよ」って強く言ってあげなかったんだろう)
何度か、そう言ってあげようかと考えたことはあった。
しかし、歯を食いしばって魔法の勉強に励むルイズの姿に、どうしてもそう言って慰めるのを躊躇ってしまったのだ。
カトレアはため息を吐いて立ち上がった。部屋にいても何も分からないし、気が滅入るだけだった。
部屋を出て、ある場所へ向かう。そこは、前にルイズが帰って来たとき、使い魔の少年が寝泊りしていた部屋だった。
木の扉を開けて、中に入る。以前よりも片付けられたその部屋というか物置には、今一人の少年が滞在している。
いや、滞在しているという言い方は正しくないかもしれない。何せ、彼はこの屋敷に運び込まれて以来ずっと眠ったままなのだから。
そっと部屋に入り、ベッドに歩み寄る。少年は今日も変わらず目を閉じたままだった。
美しい顔立ちの、金髪の少年である。まるで天才的な腕を持った芸術家が作り上げた繊細な彫刻のような、人間離れした美しさ。
この少年は、妹が失踪するより一ヶ月ほども前に、この屋敷に現れたのだ。
現れた、と言っても、そのとき少年は既に意識を失っていた。
その日の夜半、何となく眠れずにいたカトレアは、窓の向こうの夜空に何かが飛んでいるのを発見した。
胸騒ぎを覚えて窓を開くと、その影は静かにゆっくりと近づいてきて、窓のすぐ前で止まった。
立派な体躯を持つ、風竜だった。その竜が、今カトレアの目の前で眠っている少年を背に乗せていたのだ。
竜は少年をカトレアに託すと、何処かへと飛び去ってしまった。
少年はひどい傷を負っていた。カトレアがすぐに水魔法で治療を施さなければ手遅れになったであろう、深い切り傷だった。
身元も分からない少年を屋敷に置いておくことなど、きっと父が許さないだろうと判断したカトレアは、
迷った末に信頼できる使用人を呼びつけ、相談した結果彼をこの物置に隠すことにしたのだ。
この物置なら滅多に人が近寄らない区画にあるから、きっと見つからないだろうという判断だった。
実際、そもそもが広すぎる屋敷であるので、この少年のことは今のところ誰にもばれていないようであった。
576 :
魔王:2006/10/28(土) 23:06:09 ID:E87PMrL0
「まだ目を覚まさないのね」
一人、呟く。答える者はいない。カトレアはため息を吐いて、ベッドの傍の椅子に腰を下ろした。
頭に浮かぶのは、やはり妹のことである。最近では、何をしていてもそのことばかり考えてしまう。
ルイズのことといいこの少年のことといい、胸をざわつかせることばかりが続くものである。
おかしなことはカトレアの周りだけに留まらない。
ここ数ヶ月というもの、ハルケギニアを取り巻く状況は、カトレアにも分かるぐらいに乱れてきていた。
事の起こりはロマリアの教皇が暗殺されたことである。若いが優秀だった教皇の死はロマリアに大きな混乱をもたらし、
枢機卿たちは今でも後継者を決めかねて内乱じみた争いを繰り返しているという。
それから一ヶ月も経たない内に、今度はガリアとゲルマニアの王が相次いで変死した。
そうなると当然起きるのは後継者争いである。
ガリアでは謀殺と暗殺が流行し、ゲルマニアでは既に有力な貴族たちが地方の貴族たちを傘下にいれて刃を交えているとのことであった。
トリステインでも女王周辺の警護が物々しくなってきており、ぴりぴりした危険な雰囲気が流れているそうだ。
父もまた様々な雑事に忙殺されて疲れ果てており、そこに娘の失踪が追い討ちをかけて今にも倒れるのではないかと危惧されるほどに疲弊していた。
エレオノールも妹の失踪や王都の危険な状況のためにこの屋敷に戻ってきており、母と共に父を助けている。
(なのに、わたしは何もできないでいる。大切な家族が、皆大変な状況に置かれているのに)
自分の無力が悔しく、不完全な体が心底憎らしい。
気付くと、瞳から涙が零れていた。これほど弱気な気分になったのは久しぶりだった。
(駄目ね。せめて、元気な顔をしていないと)
そう思って涙を拭ったとき、不意に知らない誰かの声が響いた。
「どうしてそんな風に涙を零されるのですか」
はっとして目を開くと、目の前の少年が薄い微笑を浮かべてじっとこちらを見上げていた。
(月目だわ)
左右で色が違う少年の瞳を見て少し驚きながらも、カトレアは慌てて涙を拭い、にっこりと微笑んだ。
「気がついたのね。良かった、数ヶ月もずっと眠っていたのよ、あなた」
「それでは、あなたが助けて下さったのですか。これは感激だ、あなたのような美しい女性に命を救っていただけるとは」
起きるなりこれである。カトレアは口元に手を当てて小さく笑った。
「あらあら、お上手なのね」
「いえ、ぼくなどが万の言葉を尽くしたところで、あなたの美しさを言い表すことはできないでしょう。
申し遅れました、ぼくはジュリオ・チェザーレと申します。よろしければお手をお許し頂きたいのですが」
カトレアはにっこり笑って手を差し出す。ジュリオは慣れた仕草でカトレアの手の甲に接吻した。
「以後お見知りおきを、お嬢様」
「わたしはカトレアよ。よろしくね、ジュリオ」
577 :
魔王:2006/10/28(土) 23:07:05 ID:E87PMrL0
「ところで、一体どのような難事があなたのお心を悩ませているのでしょう。ぼくでよろしければお力になりますが」
気障な笑顔を浮かべて甘い声で囁きかけるジュリオに、カトレアは薄く微笑んでこう返した。
「ありがとう。でも、助けが必要なのはわたしではなくてあなたの方だわ」
「ぼくでしたら大丈夫、あなたの献身的な看護で体はすっかり」
「体ではなく、心よ」
ジュリオはわずかに目を見張る。予想もしていなかったことを言われたかのように。
カトレアは彼の両手をそっと握り締め、声をひそめて囁きかけた。
「悲しいことがあったのね。自分の生きる意義を見失ってしまうほどに、悲しいことが」
ジュリオが鋭く息を呑んだ。一瞬その端正な顔から表情が消えかけ、すぐに微笑を取り戻す。
先程までの、余裕と自信に溢れた気障な笑みではなかった。
それは、自分の弱さを必死で隠そうとしている人間特有の、ぎこちなく弱弱しい笑みだった。
「神は実に気まぐれだ。あなたのような美しいお人に、優しさだけでなく鋭さもお与えになるとは。
天はニ物を与えずなどという戯言を世に広めたのは一体誰なのでしょうね」
カトレアは何も言わずにただじっとジュリオを見つめる。
ジュリオはそれでもなお何か軽口を叩こうとするかのように、何度か口を開いたり閉じたりしていたが、それ以上は何も言うことができなかった。
やがて彼の顔から微笑が消えた。自らの内面を見つめるように俯いた横顔は、深い悲しみで彩られていた。
「主を、失ったのです」
か細い呟きと共に、ジュリオの瞳から涙が溢れ出した。
「あの方のためなら、この命を投げ出してもいいとすら思っていたのに」
互いに色の違う両目から同じ色の涙が零れ落ち、硬く握り締められた手の甲を静かに濡らしていく。
「ぼくはなにもできなかった。あの方が目の前で殺されたというのに、なにも」
カトレアは小さくしゃくり上げているジュリオをそっと胸元に抱き寄せた。
声を殺して泣き続ける少年を抱きしめ、カトレアはただ黙って彼の頭を撫で続けた。
578 :
魔王:2006/10/28(土) 23:08:03 ID:E87PMrL0
「申し訳ありません、お恥ずかしいところをお見せしてしまったようですね」
しばらくして元の調子を取り戻したジュリオは、まだ赤い目許を恥じるような照れ笑いを浮かべていた。
カトレアはゆっくりと首を振ってジュリオに笑いかける。
「恥ずかしくなんかないわ。悲しいときにちゃんと泣いておかないと、涙は心に溜まって胸を重くしてしまうものよ」
「そう、ですね」
ジュリオは目を閉じ、疲労に満ちた重い息を吐き出した。
落ち着いてはいるが決して悲しみが消えた訳ではない彼の横顔を見つめながら、カトレアは静かに問いかける。
「これから、どうするの」
「まだ分かりません」
ジュリオは迷うようにそう言ったが、ゆっくりと開かれた瞳には強い決意の光が宿っていた。
「ですが、出来るならば仇を討ちたいと思っています」
「大切な人の」
「はい。それが、今の僕に出来る唯一のことでしょうから」
「そう」
カトレアは目を伏せて、ただ一言だけそう言った。
部屋を覆う沈黙の中、ジュリオは探るような視線でカトレアを見ていたが、やがて不思議そうに口を開いた。
「意外ですね。てっきり、ぼくの行為を無意味だと言ってお止めになるかと思っていたのですが」
「止めてほしいの」
ジュリオは首を横に振る。カトレアは目を細めて言った。
「あなたの苦しみや悲しみは、あなただけのもの。他人が完全に理解することなんて不可能だわ。
あなたが苦しみ、悩み抜いてその道を選んだのなら、わたしには止める権利なんてない。
もちろん、わたし個人としては危ないことはしないでほしいけどね」
ジュリオは少し苦しげに目を閉じた。
「ぼくも、頭では分かっているのです。そんなことをしてもあの方は蘇らないし、喜びもしないだろうと。
ですが、どれだけ心に言い聞かせようとも、この胸の中で暴れるどす黒い感情は少しも治まってくれない」
布団の上で握り締められた拳が細かく震えていた。ジュリオは肩を落とし、重苦しい息を吐き出した。
「申し訳ありません、カトレア様。やはり僕は、この愚かな決意を収めることが出来ないようです」
カトレアは微笑み、ジュリオの拳を自分の両手でそっと包み込んだ。
「いいのよ。自分の気持ちは大事にするべきだわ。だけど、まだしばらくは動けないでしょう。
元気になるまではここでゆっくり休んで、その間にいろいろと考えるといいわ。
ひょっとしたらその気持ちが治まってくれるかもしれないし、何か他にもその人のために出来ることを思いつくかもしれないし」
ジュリオは少し目を伏せてカトレアの言葉を聞いていた。だが、その内に諦めの混じった苦笑いを漏らし、ふっと肩の力を抜いた。
579 :
魔王:2006/10/28(土) 23:09:04 ID:E87PMrL0
「不思議だな」
カトレアが首を傾げると、ジュリオは少し眩しそうに目を細めて、じっとカトレアを見つめた。
「あなたと話していると、何故か自分の本心をさらけ出してしまう。
本心を隠すために嘘を吐くことも、弱さを悟られないために表情を取り繕うこともできない。
自分がこんな風になるだなんて、ぼくは今まで想像したこともありませんでした。
あなたには何か、人智を超えた不思議な力があるようですね。そう、まるで神話の中の女神のように」
色の違う左右の瞳に、半ば崇拝めいている憧憬の情が浮かんでいる。カトレアは口元に手をやって苦笑した。
「それはきっと、わたしの力ではないわ。疲れ果て、弱りきったあなたの心が、他人の存在を強く求めているせいよ。
少し休んで元気になれば、こんなつまらない女のことなんて何とも思わなくなるわ」
「そんなことはありません」
ジュリオは強い口調で断言しながら、カトレアの手を取って身を乗り出してきた。
真摯な光を宿している色違いの双眸に真っ直ぐ見つめられ、カトレアの胸がほんの少しだけ高鳴った。
「あなたは素晴らしい女性です。見かけの美しさは元より」
そこまで言って、ジュリオは不意に眉をひそめた。
何かおかしなものを見たような、あるいは何かを思い出そうとしているような表情で、じっとカトレアの顔を凝視する。
最初はてっきり彼が口説き文句に詰まったのかと思って内心苦笑したカトレアも、ジュリオの表情の急変に何か胸騒ぎを感じ、黙って彼の言葉を待つ。
「あなたは」
不意に、ジュリオが目を見張った。信じられないものを見ているような表情。
「まさか。いや、そうか。だが、何故最初に気付かなかったんだ、ぼくは。
ということは、まだ間に合うのか。いや、それはまだ分からないか」
一人、混乱しているかのように呟き続けるジュリオの顔には、愕然とした表情が浮かんでいる。
困惑するカトレアに、ジュリオは深刻な表情を浮かべて問いかけてきた。
「カトレア様、あなたにはひょっとしてルイズという名の妹君がいらっしゃるのではありませんか」
驚いたカトレアの表情を見て、自分の想像が正しかったことを確信したらしい。ジュリオは思案げな表情を浮かべた。
「やはり。それで、最近、彼女に何か変わったことは」
と、ジュリオが焦った声音で言いかけたとき、不意に入り口のドアが勢いよく開かれた。
「ああ、カトレアお嬢様、やはりこちらにおいででございましたか」
そう言ったのは、ジュリオをこの物置に隠すようにと勧めた使用人だった。恰幅のいい、いかにも気の良さそうな老婦である。
老婦は髪と服を乱し、全力で走ってきたように息を荒げていた。明らかに慌てている様子の彼女を、カトレアは立ち上がってなだめた。
「どうしたの、そんなに慌てて。何かあったの」
「それが、大変なんでございます、カトレアお嬢様」
「大変なのはお前を見れば分かるわ。落ち着いて話してちょうだい」
カトレアの穏やかな声音に、老婦はほんの少しだけ落ち着いたようだった。
しかし、その顔はまだ興奮に赤らんでおり、余程驚くべき事態が起きたのであろうことを窺わせた。
老婦は数度ほども深呼吸したあと、腕を震わせながら廊下の向こうを指差した。
「つい先程、ルイズお嬢様がお帰りになられたそうで」
「まあ、本当なの」
カトレアは驚き、思わず老婦の肩をつかんでそう問いかけていた。
老婦もまた興奮がぶり返してきたようで、声を詰まらせながら叫ぶ。
「本当でございます。ひどく沈んだご様子でいらっしゃいましたが、ご無事だそうでございます」
「今はどこに」
「談話室の方で、旦那様と奥様、それにエレオノールお嬢様とお会いになっておられるそうで。お急ぎくださいませ」
「ええ、分かったわ」
そう言って駆け出そうとしたカトレアを、後方からの声が止めた。
「お待ちください、カトレア様」
叫びながら身を乗り出したジュリオが、ベッドの上から転がり落ちる。
外傷は既にないものの、ずっと眠っていたせいで体力がほとんど空になっているのだ。
カトレアは一瞬振り返り、ジュリオを見た。ジュリオは何かを訴えかけるような切実な瞳でこちらを見上げている。
彼のことも気になるが、今は一刻も早くルイズの無事を確認したい。
「彼をお願い」
カトレアは老婦に一言だけ頼んで、制止の声も聞かずに駆け出していた。
580 :
魔王:2006/10/28(土) 23:11:51 ID:E87PMrL0
「カトレア様、お待ちください、お待ちを」
ジュリオは無様に地べたに這いずったまま、遠ざかっていくカトレアの靴音を絶望的な気分で聞いていた。
「ほら立ちなあんた、折角カトレアお嬢様が治療して下さったのにまた怪我でもしたらどうするんだい」
呆れた声で言いながら肩を貸す老婦に、ジュリオは必死に問いかけた。
「さっき、ルイズお嬢様がお帰りになられたと仰っていましたが」
「何だいあんた、カトレアお嬢様からルイズお嬢様のこと聞いたのかい。
そうだよ。ここしばらくの間行方知れずになってたルイズお嬢様が、ついさっきふらっとお見えになられてねえ」
行方知れず、という単語が、ジュリオの焦燥感をさらに掻き立てた。
「ここしばらく、とは、どれぐらいですか」
「そうだねえ、二ヶ月ぐらいかね。あんたがここに現れてから一ヶ月ぐらい経ってからさ、ルイズお嬢様が行方知れずになったのは」
(つまり、三ヶ月間も何もせずに眠っていたのか、ぼくは)
ジュリオは内心歯軋りした。意識を失う直前に見た光景が、一瞬で脳裏に蘇る。
赤い月を背に薄ら笑いを浮かべる男。その手に握られた禍々しい剣と、刃から滴り落ちる主の血。
そして、男の両手で眩く光り輝いていた二つのルーン。
ジュリオはちらりと自分の右手に目をやる。
病的なほどに白い手の甲には、何の文様も描かれてはいなかった。
「ほら、あんたもさっさと元気になってカトレアお嬢様の悩みの種を一つでも消しとくれよ」
「休んでいる暇などありません」
自分を寝かしつけようとする老婦の手を振り解いて、ジュリオは再びベッドから抜け出そうともがく。
しかし、やはり体に力が入らず、床に倒れ伏してしまう。
(僕はまた、何もできずに)
ジュリオは必死に叫んだ。
「カトレア様」
不甲斐なさと焦燥感に苛まれながら、ジュリオは必死に床を這い進む。
「どうか、お逃げください」
少し前まで確かに自分の目の前にあったカトレアの笑顔が、頭の中に浮かんでは消えていく。
「あの男は、悪魔です」
必死に絞り出した叫びは、しかし誰にも届くことなく空しく消えていった。
581 :
205:2006/10/28(土) 23:14:37 ID:E87PMrL0
設定捏造イヤッホゥ! な感じで。まあいつもどおりだしいいよね?
えーと、流れから予想できる人が大半だと思いますが、
次回はキャラが割と容赦ない勢いで死にます。誰が死ぬか皆で当ててみてね!
要するにそういうの嫌な人はスルー推奨ってことで。合言葉は「だが私は謝らない」なので悪しからず。
ではまた次回。
>>581 乙
あんたみたいな心意気な人は良いな。「嫌な人はスルー推奨ってことで。
合言葉は「だが私は謝らない」」は職人の鑑のような発言だ
584 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/29(日) 01:19:55 ID:948gSJMg
>>581 GJ!続き楽しみにしてますぜ!
ジュリオがカトレアの身代わりになって黒サイトに殺されると予想
585 :
261のひと:2006/10/29(日) 04:23:59 ID:PIj79Lv4
起こった日はSS書けない事が発覚した……
なんだかご無沙汰してますの261です。では、ひさびさに。
586 :
1/7:2006/10/29(日) 04:24:31 ID:PIj79Lv4
懐かしい夢を見た、始めて会った頃の記憶。
……わたしが自分で言ったことを思い出す。
……サイトが何かを言い返して……そして……
うなされて目を覚めた、慌てて周りを見回してサイトを見つける。
シエスタはいつも先に起きて、わたしとサイトの朝の支度をしている。
だから……いつもこの時間はゆっくりサイトを見つめられる。
サイトの寝息を聞きながら、もう一度サイトの隣に寝転がる。
(ずーーーーっと、こうしていられたらしいのに)
サイトがおきないようにそっと、サイトの前髪に指を絡ませて遊ぶ。
シエスタが起こしに来るまで、毎日こうしているのが最近の日課。
「ミス・ヴァリエールそろそろ……って、またですか」
触っているだけなのに我慢できなくなって、サイトにキスしようとする頃に決まってシエスタが入ってくる。
「……変な本能でも付いてない?」
「毎朝、サイトさんを襲ってる人に言われたくないです。」
「おおおおお襲ってなんか無いわよっ」
「へーそうなんですか?」
「そ、そうに決まってるじゃない」
にっこり笑ったシエスタが、サイトの手を取って胸に当てる。
そのまま眠ってるサイトに唇を寄せる。
「なに、いきなり襲ってるのよっっっ」
「ほら?」
……ズルイ。
「あれ……おはよー、ルイズ、シエスタ……」
わたしの声でサイトが目を覚ました。
……わたしの方を先に呼んだ……メイドは後ー。
ちょっとうれしい。
「ってぇぇぇぇぇぇ、シエスタ」
「いやん、サイトさん手、動かしちゃだめです。」
あ、当てっぱなしぃぃぃぃ
「離れなさいっ」
名残惜しそうなサイト……悔しい。
「朝っぱらから、さかってるなぁぁぁ、いぬっ!」
とりあえず踏む。
「まてぇぇぇぇ、起きた所で全然展開分からないぞ、ルイズ」
……もっともな気もしたけど……
「うれしそうだったから、有罪よっ!」
結局サイトが謝るまで踏み続けた。
587 :
2/7:2006/10/29(日) 04:25:07 ID:PIj79Lv4
またやっちゃった……
自己嫌悪、付き合いの長い友達のような気がする。
理由は随分変わったけど、わたしは結局いつもこう。
昔は魔法が使えない自分が嫌いだった。
今は素直になれない自分が嫌い。
気まずくなったので、サイトより少し先に食堂に向かう。
切ない所が〜〜って叫んでたけど……
シエスタがいるから大丈夫……
……いるから不安に思った方がいいのかしら?
食堂の前まで来て、今更引き返すのも恥ずかしくて席について待つ。
……サイト遅い。
まだちょっとしか待ってないけど。
食堂にはまだ一年生しか居ない。
一年しか違わないし、人によったら年も上なのに、随分幼く見える気がする。
周りの席の子とざわざわと話している。
『……ェ…サ…ト……って』
……何か気になることが聞こえた……気がする。
「サイトさま、おやさしいですわねー」
「今日も差し入れもって行きますわ」
……息を詰めて会話に集中する。
「でも、ミス・ヴァリエール邪魔ですよね」
……悪かったわね。
「知ってます?サイトさま昔、公衆の面前で鞭で打たれたり」
「あー知ってます、獣用の首輪つけられてたり」
「そうそう、人前でボコボコ蹴られたり、殴られたり」
……し、したけどっ、昔の話じゃない。
「あれって……ミス・ヴァリエールの趣味ですわよね?」
なぁっ……ち、ちがうっ
「シュヴァリエに成る前はそれで……」
「今は差し入れすらさせてくれずに、べぇぇぇぇったり」
「調子いいですよねー」
ちがうもんっ、わたしは……ずっと前から……
「普通、あんなにべったりする相手にそんなこと出来ませんよね?」
「好きだからーとか?」
「えーそんな、変態みたいな」
へ、変態……わたし、変態?
「あー、でも案外サイトさまの趣味だったりしてー」
「えーサイトさまが変態?」
……ちがうもん、サイト変態じゃないもん。
わたしの事は良いけど……
わたしの所為でサイトが馬鹿になれるのは悲しかった。
サイトや皆が来るまでの間ずっと聞き続けた一年生の会話は、
私の心を切り裂いていた。
588 :
3/7:2006/10/29(日) 04:25:39 ID:PIj79Lv4
「元気ないですねー」
授業に出ずに部屋に帰ったわたしを、シエスタが出迎えてくれる。
何も言わずにベットに潜り込む。
「体調悪いんですか?」
「うるさい」
何も聞きたくなかった。
昔サイトにあんな酷いことをしたのを忘れたかった。
何も考えたくなかった。
泣きたかった、シエスタが居るから泣けないけど。
どうすればサイトに許してもらえるだろう?
サイト気にしてないのかな?
お詫びに同じことをサイトにしてもらう?
……多分わたしは嫌じゃないから……お詫びにならない。
サイトのすることなら何でもうれしいと思う。
でも……わたしはサイトに今までずっと酷いことをしてきた。
それに………
不意にベットが沈み込む。
布団を被ったままのわたしの後ろに、シエスタが寝転んでいた。
「なに?」
どこかに行ってほしい。
「サボってるんです」
………わたしもそうだから、何も言えなかった。
「何か有りました?」
「してほしいこと有りますか?」
返事せずに放っておいたら、シエスタは何も言わなくなった。
でも……どこかに行ったりもしなかった。
何も言わずにずっと側に居てくれる。
背中が温かくて泣きそうになる。
シエスタは優しい。
サイトも優しい。
わたし一人だけが二人の側に居る資格が無い気がする。
声を殺して泣いてたら、シエスタが優しく抱きしめてくれた。
589 :
4/7:2006/10/29(日) 04:26:10 ID:PIj79Lv4
「サイト……どこかに行っちゃうかもしれない」
ミス・ヴァリエールが泣きながら話し始めた。
貴族だけど、わたしのライバルで、
サイトさんが居ないと死んじゃうくらいサイトさんが好きで、
綺麗で強気な女の子。
「分かったの」
「なにがですか?」
「サイトに言えない……言ったら……居なくなる」
サイトさんは多分何を言われても、ミス・ヴァリエールの側を離れない。
ちょっと切ないけど、それでいいと思ったから。
『2番目でいいですよ』ってサイトさんには伝えてある。
「大丈夫ですよ?何があったのか分かりませんけど」
泣き止むまで抱きしめようと思って、背中に回した手で背中を撫でる。
「サイト、シュヴァリエに成ったから」
「それで態度が変わる方じゃなかったですよ?」
わたしも最初怖かったけど、サイトさんはサイトさんだった。
「違うの………わたし……最初に」
なんだろう?
「最初に言ったの『誰があんたを養うと思ってるの?誰があんたのご飯を用意すると思ってるの?ここ誰の部屋?』って」
うわぁ、ミス・ヴァリエール強気だ……でも
「その通りじゃありませんか?」
「違うの……もう」
どう違うんだろう?
「シュヴァリエは……お金貰えるもの」
あ
「サイトもう、私の側に居なくてもいいの、町に下りて一人で暮らしても大丈夫だし、お金出して部屋を借りても良いし、それに今はシエスタが居るからっわたし……要らないの」
「部屋を借りるのは、無駄なお金使うなっていったけど……本当はっ……どこにも……」
……そうか…
「シエスタはサイトに付いて行くし、わたし………一人だよ」
怖かったんですね、ミス・ヴァリエール
「今までずっと、サイトに酷い事した、暮らすところが無いからって弱み利用して、
食事だって抜いた、まるで動物みたいに扱ったからっ」
ミス・ヴァリエールの体が震えだした、考えるだけで怖いことのように。
「わたし、きっとサイトに嫌われてる。好きだって言ってくれたのも、言わないと生活できなくなるからっ」
………何も言わずに力づくでミス・ヴァリエールを引き起こした。
布団を剥ぐ。
一瞬嫌がったけど、真剣な私の顔を見て黙り込んだ。
向き合ったまま……頬を張った。
パチンという音が部屋に響く。
多分あまり痛くなかったと思うけど……驚いた表情でわたしを見つめていた。
「サイトさんは、下げたくない頭は下げない人でしょう?」
ミス・ヴァリエールの視線が彷徨いだす。
「サイトさんの言葉を疑うのは可愛そうですよ?」
……わたしにこんな事言わせないで下さい。
「そんなに怖かったら、サイトさんに聞いてみましょう、ね?ミス・ヴァリエール」
わたしの顔を見なくていいように……
わたしに顔を見られずにすむように抱きしめると、ミス・ヴァリエールは堰を切ったように泣き出した。
590 :
5/7:2006/10/29(日) 04:26:43 ID:PIj79Lv4
随分時間が経った、シエスタはまだわたしの為に側に居てくれた。
幸せだった、ちぃ姉さまが増えたみたい。
「ねぇ、シエスタ」
「はい、ミス・ヴァリエール」
「後で聞いてみる」
「そうですね」
「……たまには帰ってくるよね?」
二度と会わない、お前なんか嫌いだ……そんな風に言われたら……どうしよう?
ガンダールヴじゃ無くなったとき、すぐ帰ってこなかったのは、帰って来たくなかったからだったら……
「そんな心配いりませんよ」
シエスタ……優しい。
サイトが帰ってくるまで、わたしはずっとシエスタに甘えていた。
591 :
6/7:2006/10/29(日) 04:27:19 ID:PIj79Lv4
「サイト!」
部屋にはいった途端、ルイズに怒鳴られた。
「あ、ルイズ、休んでたみたいだけど、身体の調子とか?」
「いいから、黙ってそこに座りなさい」
椅子を勧められる。
妙な迫力に押されて、おとなしく座ってしまう。
「サイト、あんたシュヴァリエよね?」
……なんだろう?いまさら?
「そうだけど?」
シエスタが苦笑しながら俺のマントを掛けてくれている。
「年金貰ってるわよね?」
「馬とか買っただろ?」
思いつめたように見つめながら、分かりきったことばかり聞いてくる。
「分かってるの?」
ルイズの指がいらだつように、トントンと動いている。
「なにがだよ?」
ルイズが怯む。でも、それも一瞬で。
「出て行きたかったら、いつでも出て行けるのよ、って言ってるのよ、分かってんの?」
なに言ってるんだろう?
「そーだけど?なんでいまさら?」
「出て行きたかったら、出て行っていいのよ、って言ってるの」
「どっかいったほうが良いの?」
なにか知らない間に、またルイズを怒らせたんだろうか?
「違うわよっ、無理してここに居なくてもいいの、って」
話が見えないけど……
「今ならシエスタも居るし、一人で何でも出来るでしょっ」
「ここに居たら駄目なのか?」
ルイズが出て行けっていうんなら仕様が無いけど。
「俺、ルイズの側に居たいんだけど?」
「な、なんでよ?」
……何回言わないと分かってくれないんだろう。
「ルイズが好きだから」
592 :
7/7:2006/10/29(日) 04:27:51 ID:PIj79Lv4
サイトが……好きだって言ってくれた。
前よりずっとうれしい。
わたしを拒絶出来るサイトが、わたしを好きだって言ってくれる。
使い魔と主じゃなくて、
平民と貴族じゃなくて、
ルイズとサイトとして、好きだって言ってくれる。
さっきまで暗く感じていた部屋が、一気に明るくなる。
何かに凍えていた体が、内側から温かくなる。
「しょーがないわねー、そこまで言うなら置いてあげるわよ」
「じぶんできいてきたんじゃねーか、なんなんだよ、いきなり」
うれしかった、一日暗かったのが馬鹿みたい。
シエスタがこちらを見て……微笑んでく……れる。
優しく笑ったままのシエスタが、ごく自然に廊下に出る。
わたしの頭の中で、何かが怒っていた。
慌てて自分も廊下に出ると、シエスタが走ってる。
あ、……わ……たし……なに…を……
分かりきったことを確認するために、思い足取りでシエスタの後を追う。
廊下の隅で……シエスタが泣いていた。
昔のわたしみたいに、泣き声も上げずに。
……ワタシノバカ。
慰めてくれたシエスタの前で……サイトに何を聞いたんだろう。
微笑んでくれたシエスタは、何を考えていたんだろう……。
わたしはいつも自分の事ばかりで……
優しいサイトとシエスタの側に、やっぱり自分の居場所が無い気がした。
>>585 怒ったです。久々でいきなり誤字……
こっちに報告した所為で、お騒がせしました、不快に思った方申し訳有りませんでした。
付いたレスの返事は、保管庫のほうに書いてます。
因みに、彼はまったく懲りてません。
久々に書くと、エロい回路とか黒い回路が焼きついてる感じで、文章変わった気がする。
元に戻るでしょーか……
量も書けなくなったし、駄目かも。
>>574 205さん 確かに書くだけが、良いのですが……未熟者です。
怒らないでおこうと、我慢はしてるのですが、スイッチ入ると止まらない人な自分を自覚したのみでした。
あと、続き楽しみです。
あ、肝心なこと書くの忘れました、続きます。
>>594 GJ!ルイズTカワイス
最後は円満解決だよね?だよね?
おー続くのかーwktk
最近気付いたんだけどシエスタとアン様相手だと完全受身で
サイトが自分からやろうとするのってルイズだけなんだな。
これはスレとは関係ないがデルフが日本刀デザインなのは俺の気のせい?
デルフはアヌビスだからな
俺、もしかして見つけちゃったかも(嬉
>>593 GJ! お願い更新してたー、読んだら吹いた。
馬鹿ってすげー
第6話『シエスタの決意』
先の戦いで本来ありえないはずの才人への『恋心』に目覚めたシエスタ。それ以来、かいがいしく才人の世話をしている。
本来の役目を離れるほどの感情を持ちえたシエスタに、魔法研究所が目をつける。
魔法研究所は、彼女の心の力を使い、彼女をさらに強力な『兵器』へと変える、という。
当然才人は反対するが、そこへ暗黒騎士ワルドが現れ、メイガスファイブはピンチに陥る。
才人の危機にシエスタは決意し、己が身をより強く変えてくれと、研究所所長エレオノールに申し出る。
才人たちのピンチに現れたのは、『妖精獣』となった、シエスタであった。
第7話『雪風のタバサ』
普段ずっと本を読んでいて、めったに話さないタバサ。才人はそんなタバサに興味を持つ。
何度もアプローチしてみるが、すげなくかわされる。それどころか、アプローチがシエスタとルイズにばれ、ぼこぼこにされる始末。
一番の親友であるキュルケになぜタバサが話したがらないのか聞いてみるが、彼女にもわからない、という。
ちょうどその時、才人とルイズとタバサの3人に、出動命令が下される。
いい機会と思い、何度もタバサに話しかける才人。むくれるルイズ。
しかし、タバサから返ってきたのは、「深く関わらない」という、謎めいた台詞だけだった。
第8話『暗黒騎士の秘密』
街に出たルイズと才人の前に、暗黒騎士ワルドが現れる。変身して戦うことを主張する才人だったが、何故かルイズはしぶる。
あわやというところでシエスタの加勢が入り、ワルドは撤退する。
なぜ変身をしぶったのか、ルイズに問い詰める才人。応えないルイズ。
学院に帰って、才人はギーシュにそのことを話す。ギーシュの話した内容は、驚くべきものだった。
ワルドは元ルイズの婚約者で、メイガスファイブの隊員に選出される可能性の最も高い騎士だったのだ。
彼が何故裏切ったのか。再び現れたワルドに、才人はその疑問をぶつける…。
第9話『孤島の決闘』
トリステイン辺境の孤島で、ガリアが何かを探しているらしいという情報が学院に入る。
それが古代の超兵器かもしれない、ということで、ルイズと才人、そしてシエスタが派遣される。
ここぞとばかりに才人にモーションをかけまくるシエスタ。べべべべつに犬がどうしようと知ったこっちゃないけど!と邪魔するルイズ。
調査の結果、その島に眠るのは、『恋愛成就の秘宝』だという。
シエスタとルイズの、血で血を洗う戦いの幕が、今切って落とされた。
第10話『銀麗の騎士』
突然襲ってきた暗黒騎士ワルドと、土くれのフーケの波状攻撃に、ピンチに陥るメイガスファイブ。
しかし、そのピンチに、銀色に輝く鎧を身に纏った戦士に、助けられる。
戦士は『銀麗銃士アニエス』と名乗る、女性騎士であった。
彼女はトリステイン魔法研究所の生み出した新兵器、『銀銃』の使い手で、以降、メイガスファイブの補佐と、戦術指導を行うと言う。
彼女曰く、メイガスファイブの動きには無駄が多すぎる、とのこと。
それに激昂したキュルケとモンモランシーとルイズが、珍しく共闘し、アニエスに戦いを挑むのだが…。
602 :
せんたいさん:2006/10/29(日) 20:19:25 ID:G4a+YxuG
腰が痛くて死にそうでつotz
風邪の次は腰痛かよorz
しかも今日日曜で病院やってねえし明日早番だしorz
まあそれはともかく、6〜10話です。
こんなかんじで、5話ずつ考えていっております。
気に入ったエピソードはひょっとするとフルに書くかもしれんけど、エロは一切ないので…。
いかんな、そろそろエロいのかかんとここが何のスレか忘れてしまうorz
ではノシ
603 :
シエスタ:2006/10/29(日) 22:14:40 ID:DmJZtTQX
・・・・今夜はどうやってシエスタを可愛がってくれますか?
悦びで体がもう震えてます。はやくはやくサイト様、いっぱい可愛がってください
シエスタは実はルイズにボコられるサイトの姿が好きだから
サイトにちょっかいを出しているんじゃないかと思う。ルイズ以上のドS。
今日もサイトさんはボロボロ…
「いってぇ…」
頭に出来たコブをさすりながら、私の部屋にやって来た。もう就寝時間なのに、「ご主人様」を怒らせた為、寝床が無いという。
いいなぁ…
そんなやりとりも毎晩出来るミス・ヴァリエールが羨ましく思う。
たまにしか無いチャンスだ。
「痛かったですか?」
こんな夜遅くでも、ちゃんと手当てしてあげた。サイトさんに触れる機会なんかそんなにないのだから。
でも…いつもボロボロだったら…
サイトさんは…いつも私の側に居てくれるのかな…
とりあえず、私のベッドの奥側に寝かせてあげた(押し込んだ)。 私がその隣に転がり込む。
「シ、シエスタ?」
「いつも…」
「…?」
「いつもミス・ヴァリエールとは一緒に寝てるんでしょう?」
「…」
やっぱり黙った。わかってる。一番はあの人なんだ。
でも、二番でも…
「二番目でも…」
「え?」
「二番目でもいいですから…私を愛してくれませんか?」
「…シエスタ」
あ…
後でミス・ヴァリエールに怒られてしまいますよ…
好きにしてくれていいですけど…子供だけはちょっと…
サイトさんの子供なら…もう少しだけ…待って下さい…
私…無駄にお胸が大きいから、おっぱい沢山出ると思います。
って、そうじゃなくって。
今は…サイトさんと…
「シエスタ…」
「サイトさん…」
何でも許してしまう。お胸でも、その…ソコでも。
サイトさんならあげてしまいたい。
「ここに…どうぞ…」
私もいやらしい。こんなトコ…サイトさんに見せてる。指で、開いてる。
「…いくよ」
「はい…」
中の感覚なんてどうでも良かった。サイトさんが応えてくれる事に、意味がある。
あったかくって、でも中は熱いのが入ってて…
私も動いてます。サイトさんが…気持ちよくなればいいな…
でも、加減を間違えちゃうと、
「…あ」
やっちゃった。
サイトさんの子供ならいいですけど、
もう少しだけ…私まだ一応…そういう歳じゃないと思います…
「…シエスタ?」
「はい…」
「ごめん…中で…」
「いいんですよ…サイトさんなら…」
それでもやっぱり…サイトさん…好きです…
甘えん坊のお父さんになるかな?
今でも私の…おっぱいを可愛がってるし…
あっ…乳首はダメ…です…
ネタに近い…正直スマン
>>599 何を言ってるのか意味不明だったがようやく理解したGJ!
>>607同じく理解。だが
>>599処置前に書いて、荒れたらどうする気だった?
なんで拘るんだって人が居たが、書き手にとって相当優秀なツールなんだね。
>>607,608
理解できてない俺に救いの手プリーズ
俺も理解不能・・・・
611 :
608:2006/10/30(月) 15:23:35 ID:IO0Fb5Ce
>>609-610 スマナイ、そもそも反応するべきでなかったかもしれない。
261氏が知っているようだから、保管庫で告知まで黙っとけば良かった。
カズだかクズだかにエサ与えたくないから、名詞出してないんだ皆。
保管庫の時も騒いだ奴が居たから、告知は管理人に任せろといいたかったんだ。
>>593 ググググググッジョブ!!
ルイズの罪悪感ネタと傷心ネタは大好物です(;´Д`)ハァハァ
「そこに座りなさい」と椅子を勧めるシーンがルイズらしくてツボったw
続きwktkして待ってます
613 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/30(月) 23:10:01 ID:rFiod/Zf
魔王の続きはまだか!!!!?
>>614 誰かがどうせ報告したろうけど、懲りない人だね。
いちいち突っかかる言いかたして、個人てバレたら惨めなだけなのにね。
616 :
ものかき:2006/10/30(月) 23:57:09 ID:3uC0MQIQ
まあ、読み手は読むだけだよな。
>616
乙!
つかトリプつけてないところを見るとニセモノ?
まあいいや
とりあえずものかき氏の作品が読めるだけでシアワセさー
619 :
女の友情:2006/10/31(火) 01:00:34 ID:DDBRtubi
才人がルイズの部屋に間借りしている都合上、シエスタと才人がするのは、ルイズが授業を受けている昼間である。
そして今日も、ルイズのベッドで、二人は行為に励んでいた。
「はっ…あっ…おくっ…はぁっ…」
シエスタはメイド服を肩口までずらし、胸から上を露出させた格好で、才人の上で跳ねていた。
その接合部はメイド服のスカートで隠されていたが、その奥から響く水音が、二人の行為を露にしていた。
「くっ…シエスタっ…」
二人はなるべく声を上げないよう細心の注意を払っていた。
授業中で人気がないとは言え、今は昼。どこで誰が聞いているかわからない。
ベッドの軋む音と水音が、抑えた二人の声を掻き消している。
「シ、シエスタっ、俺もうっ…」
「ど、どうぞ、サイトさんのお好きなようにっ…」
限界を告げる才人の声に、さらに腰を早めながら、シエスタは言う。
そしてシエスタがきつく締め上げると、才人はシエスタの中に欲望を吐き出した。
疲れて眠っている才人を横目に、シエスタは下着を着けて、メイド服を着なおす。
…最近、サイトさん疲れてるのかな…。
最初のころは、抜かずの三発など当たり前だった。
しかしこの頃は、才人は一回果てただけで疲れて寝てしまう。
だが、才人によって開発されたシエスタの身体は、その程度では満足しきれなかった。
そして、シエスタには、才人が疲れやすくなっている理由に思い当たる節があった。
…週六回はやっぱりきついのかなぁ…。
実は六回どころではなく、シエスタにばれないようにルイズが指定日以外に求めてくる、虚無の曜日に油断しているとタバサが研究の成果を発揮しに来る、あまつさえ稀にアニエスのしごきまで入る場合まである。
当然のことながら才人の体力は限界に達していた。
…ちょっと、可哀そう、かなあ…。
そう思ったシエスタは、行動に出ることにした。
620 :
女の友情:2006/10/31(火) 01:01:33 ID:DDBRtubi
「で、話ってナニよ」
…なんでそんなあからさまに敵対的なんですか。
私は、サイトさんの事で話がある、とミス・ヴァリエールに持ちかけた。
で、当のミス・ヴァリエールといえばこの態度。
確かに私とはサイトさんめぐって敵対してますけどぉー。
「最近、サイトさん、お疲れだと思いません?」
言った瞬間、ミス・ヴァリエールが一瞬固まった。
…?後ろ向いてなんかブツブツ言ってるけど…。後半の「まさかね」しか聞き取れない。
なんだろ一体?
「そ、そーかしら?私とする時はいっつも元気だけど?」
そりゃー、する時は元気でしょーけどー。
「回数、減ってません?」
私の突っ込みに、ミス・ヴァリエールはう、と顔を歪ませる。
「た、確かに最近は一発こっきりなことが…」
そして、何かブツブツと言ったあと、
「なるほどね、あのチビっこが原因ね!あのチビっこサイトになんか盛ったのよ!」
…そーいう考え方しますかー。
「あのですねミス・ヴァリエール?普通は私たちの『週六回』を疑いますよね?」
うぐ、とミス・ヴァリエールが言葉に詰まる。
なんだ、わかってんじゃないですか。
「そこで提案なんですけど」
私は、一日考えた結論をミス・ヴァリエールに話した。
621 :
女の友情:2006/10/31(火) 01:02:50 ID:DDBRtubi
…結局、私たちは一週間、サイトとするのをガマンすることになった。
確かに最近、『シテいい日』以外の回数も増えてきたし…。
まあ、毎日がっつくのも慎みが足りないと思うし!
…心の隅で「すでに慎みなんてどこにもないじゃない」なんて囁きが聞こえるけど、気にしないっ!
「なあルイズ、ホントにいいの?」
隣からサイトが不安げに尋ねてくる。
シエスタとの約束だし、サイトの身体も心配だし。
…でも。
さ、サイトがしたいっていうんなら、さ、さささささせてあげても…。
だ、だから、サイトから言ってよ。ねえ。
私がそんなこと考えながら、
「いいの、今週はお休みっ!」
って言い切ると、
「そっかぁ」
…ちょっと。
今、嬉しそうにしてなかったっ!?
それに、淡白すぎないっ!?ねえっ!!
おあずけ喰ってるのはサイトなのよっ!?わかってんの?
思わず、「誰のためにガマンしてると思ってんのっ!」と言いそうになった瞬間。
「はーいお二人さん、お夜食お持ちしましたよー」
シエスタはお盆に夜食を載せて部屋に入ってきた。
…この娘、ドアの向こうから中見えてるんじゃないかしら…?
622 :
女の友情:2006/10/31(火) 01:03:23 ID:DDBRtubi
シエスタの提案はこうだった。
まず、才人との性行為を、一週間停止する。
次に、その一週間の間、できるだけ才人を労わり、優しくする。
ルイズはその提案に「なんで私がそんなこと」と反対したが、「サイトさんに元気になってほしくないんですか」とシエスタに詰め寄られ、ルイズはしぶしぶ折れた。
そして最後の提案。
一週間後、二人で才人をもてなす。
それはもちろん、いろんな意味で「もてなす」ということである。
そのための計画は、一週間かけて二人で練り上げよう、ということになった。
一週間後の、才人の運命やいかに。
623 :
せんたいさん:2006/10/31(火) 01:06:07 ID:DDBRtubi
GJ!
だが無理はしないでくだされー
>>623 GJ!今度はせんのうさん?
耳に残るー、無理の無い範囲で頑張ってください。
>>614=
>>616 自演 乙
つーかID一緒
脳の容積少ないと生きているのが大変そうですね。
卿の箸加減でもっと大変になるんでしたっけ?
ご愁傷様
それぐらいスルーしろよ。
変に噛み付いたらまた変なのが沸くじゃないか。
スルーすら覚えられないぐらい低脳なんだろ
荒らしに構う奴も荒らし
629 :
261のひと:2006/10/31(火) 21:51:07 ID:lYEsVthX
書きかけ2個も放置したまま時事ネタ
折角ですのでハロウィンでも
630 :
1/4:2006/10/31(火) 21:51:38 ID:lYEsVthX
最近ミス・ヴァリエールは虚無の曜日のたびになんだかんだと、サイトさんに用事を頼む……
『側に居て』
たったそれだけの事が言えないあの方らしいけど。
……口実がお茶会だと、準備するのちょっと大変。
「シエスタ、だから持つって」
「いいえ、サイトさん。わたしのお仕事ですもの」
……シュヴァリエにお茶運ばせるメイドになるのは嫌です。
「ルイズもシエスタも頑固だよなぁ……」
…ミス・ヴァリエールほど頑固な方は居ないと思いますけどね。
そんな返事をしようとしている途中に、メイジの方々の使い魔が数匹、寄り集まって移動していた。
「……ここって、毎日ハロウィンだよな」
サイトさんが変なことを言った。
「『はろうぃん』ですか?」
「ん、あぁ地球の風習で、そうだな……モンスターに化けた格好で近所を回って、小さい子がお菓子を貰う。そんな感じのお祭りだよ」
「変わった風習ですね。ひいひいおじいさんには聞いたことも無いです」
どうしてかサイトさんが苦笑いをしてる。
変な事言ったのかしら?
「はろうぃん、はーろうぃん、はろうぃーん」
サイトさんの故郷の言葉は、皆不思議な語感です。ヨシェナヴェとか。
「あーシエスタ『トリック オア トリート』って言ってお菓子貰うんだ、ハロウィンじゃないよ」
……お菓子が欲しかったんじゃ有りませんけど。
折角だから
「『とりっくおあとりーと』?」
「そうそう」
「『とりっくおあとりーと』、『とりっくおあとりーと』」
唱えながら目で、運んでるお茶請けの中のクッキーを示す。
「『とりっくおあとりーと♪』」
「………えーーっと」
きょろきょろとサイトさんが周りを見渡す。
ミス・ヴァリエールは居ない。
恥ずかしそうなサイトさんが、
両手の塞がっているわたしの目の前にクッキーが運ぶ。
お行儀は悪いけど……
あーんって空けてる口の中にお菓子が差し込まれる。
ゆっくり味わう。食べたことあるお菓子だけど……いままでで一番美味しい。
「いい風習ですね」
「……俺も今日知ったよ、こんな良いものだって」
赤くなったサイトさんが可愛い。
ミス・ヴァリエールの部屋に着くまでに、何度か
「『とりっくおあとりーと♪』」
唱えたおかげで、随分喉が渇いたけど……
幸せ、サイトさんの故郷ってきっと素晴らしい所ですね。
631 :
2/4:2006/10/31(火) 21:52:15 ID:lYEsVthX
……遅い。
良く考えるとお茶運ぶのに二人も行く必要ないじゃない?
サイトはわたしと部屋で待てば良かったのよっ。
……べべべ別に二人っきりに成りたい訳じゃないわよ。
窓の外にシエスタとサイトが見える。
……もうすぐそこまできてるのねーって。
あ――――――――なにあれっ!!
シエスタが、あーーーんって……サイトも……
………そう、お茶一つ運ぶのに随分時間がかかるわけね。
私の目の届かない所で、そーーーんなに楽しかったのかしら。
杖の準備。
始祖の魔道書……光らない。エクスプロージュンで十分ってことね?
「……物騒だなぁ、娘っ子」
「うるさいわ、棒っきれ、わたし今、機嫌が悪いの。」
「サイトったら、わたしにも『あーーん』ってしてっ!!てか?」
「……サイトに魔法使うために精神力温存したいの。黙ってね?」
にっこり笑ったルイズの顔は……それはそれは美しかったが……
「……こえーって娘っ子」
「あらあら、棒っきれ、伝説の癖に臆病ね?」
「笑うたびに凄みが増してるぞ?」
「おほほほほほほほほ、そうかしらぁぁぁぁ?」
サイト早く帰ってこないかしら?
わたしサイトが待ちどうしくて、おかしくなりそうっ。
カチリと小さな音がしてドアが開く。
「おかえりなさーーい。サ・イ・ト。」
「ひぃっ」
あら?
サイトがドアを開けた姿勢のまま固まってる。
「あ、ミス・ヴァリエール今戻りました。そこに置きますね。」
……良い度胸ねシエスタ。
「駄目ですよ、サイトさん。」
「そうねー駄目な犬よね。」
「まてっ、ルイズ、何で怒ってるのか分からんぞ」
おほほほほ、どーしてかしらねー
「あ、サイトさんそれはですね。」
シエスタ?
「さっき、『とりっくおあとりーと』って言った時ここの窓から見える場所だったからですよ?」
「何よ『とりっくおあとりーと』って。」
「ミス・ヴァリエールはサイトさんの帰ってくる方向、ずっと見ながら待ってたに違いなんですから」
「あぁぁぁぁあれをルイズに見られたぁぁぁ……死ぬ……もうすぐ……コロサレル」
「だから『とりっくおあとりーと』ってなによ?」
「大丈夫ですよ、ミス・ヴァリエールがサイトさん殺せるわけないですよ」
「殺す寸前までいたぶられるぅぅぅ」
「だからぁぁぁぁぁぁ『とりっくおあとりーと』ってなんなのよぉぉぉ!!」
結局、サイトをボコボコにするまで……
(恩赦により魔法は使わないことにした。)
分からなかった。
632 :
3/4:2006/10/31(火) 21:52:58 ID:lYEsVthX
「へー、チキュウの風習ねぇ」
ルイズがやっと納得してくれた。
「変な風習ね」
「まぁ、日本じゃマイナーだけど、そんなのも有るんだよ」
「良い風習ですよね?」
「そ、そうねっ」
赤くなったルイズが暫く黙り込んで……やがて
「『とりっくおあとりーと』」
ぼそりと小さな声で呟く。
「え?」
「『とりっくおあとりーと』って言ったのよ!!貴方の故郷の風習なんでしょう?」
あ、そっか。
クッキーを手渡そうと……
「何で、わたしだと手渡しなのよっ!!!」
……ルイズの手が塞がってないからです……
どうやらこの二人にとって、ハロウィンは呪文を唱えると、
あーんってして貰える日に成ってます。
………ま、いいか。
ルイズの口にクッキーを差し込む。
小さな口ではむはむとクッキーを齧る。
……なんか小動物の餌付けみたいで可愛い。
「『とりっくおあとりーと』」
気に入ったようだ。
シエスタがお茶の準備をする間、ルイズの口に幾つもクッキーが消えていった。
機嫌が治ったルイズがニコニコとお茶を飲んでる。
「面白い呪文ですよね『とりっくおあとりーと』って」
「あ、呪文て言うか、意味が有って」
「そうなんですか?」
地球の話をすると、いつもシエスタは興味深そうにしてくれるから嬉しい。
「うん。お菓子をくれないと悪戯しちゃうぞ!って意味なんだ」
「そうなんですか……」
シエスタが暫く考え込む。
「ねぇサイトさん、お一ついかがです?」
シエスタがクッキーを摘んだまま聞いてくる。
うぁ、ルイズが鬼のような顔で睨んでる。
「貰うよ」
「…………」
……いわないと駄目らしい。
「『とりっくおあとりーと』これで良い?シエスタ」
にっこりと微笑んだシエスタが、俺の側によってくる。
クッキーは何故か皿に戻した。
「?」
「サイトさん……いいですよ?」
ルイズも俺も何が起きてるのか分からない。
「えっと……シエスタさん?」
「イ・タ・ズ・ラ……してもいいですよ?」
シエスタが俺の手を取って………ふにゃんと柔らかい感触がぁぁぁぁぁぁあ
「なあぁぁぁっぁ、待ちなさいシエスタぁぁぁっぁあ」
ルイズが叫んでる。
「ミス・ヴァリエールも言えばいいじゃないですか?」
「なぁぁっぁぁ」
その間にも俺の手はシエスタの谷間に飲み込まれていく。
暫く考え込んでいたルイズが深呼吸をして……
「あ、でも今言うと、サイトさんにイタズラしてーって事ですよね?」
あ、そのまま息吐いた。
「なななななな、ひ卑怯!!シエスタ卑怯!!」
ルイズが叫んでるが、俺の視界は……シエスタに塞がれていた。
「サイトさん、こっちの手……空いてますよ?」
頭に血が上ってクラクラした。
633 :
4/4:2006/10/31(火) 21:53:28 ID:lYEsVthX
シエスタの馬鹿ぁぁぁぁぁぁ
ズルイズルイズルイズルイズルイズルイ
自分だってサイトにあーんってして貰った癖にぃぃぃぃ
サイトも笑ってんじゃないわよっ。
大きいのがいいのか?
そうか、死にたいのか!
杖に手を掛ける。
って、シエスタぁぁぁぁ
「あ、サイトさんすいません」
とかってよろめきながらベットの方に行くなぁぁぁぁ
「う、うん」
サイトもついて行くなっ!!
あまりの展開に……
「あ、あうあうあうあうあ」
呪文がぁぁぁ
集中できるはずも無く、魔法なんて……
あ、目が合ったシエスタが笑った。
今のは笑った!!絶対笑った!!
杖を投げ捨てる。
魔法が使えないんじゃ、こんなの邪魔っ!!
わたしもサイトに駆け寄る。
サイトとシエスタと絡み合ってベットに倒れる。
頭に血が上って、全然何も考えられなくなった。
そう、ドアがカチリと鳴るのも聞こえなかった。
「わたしにもイタズラしなさぁぁぁぁぁぁいっ!!サイトォォォ!!」
い、言えたっ!!
「……大胆ねーヴァリエール」
「ルイズ……あんた、大事にしなさいってアレほど……」
「まだ昼」
「……サイトっ!!凄いぞっ!!」
……みんな、お茶会に呼んでたっけ?
「あ、さっきお声をお掛けしてたんですよ、サイトさんが。」
シエスタぁぁぁ?どゆこと?一体どゆこと?
「たまにはミス・ヴァリエールの素直な所が見たいなって、ちょっとやってみました。」
「すすすすす素直って何よぉぉぉ」
「「「「イタズラしなさーい」」」」
……四重奏って、タバサまでぇぇぇぇ!!
「さ、みなさんお茶の準備できましたよー」
この後わたしを肴に話が弾んだ……
「な、何?さっきの幸せはもう終わり?」
いつまでも腑抜けてるサイトに、八つ当たりしても……
「逆よねー」
「ルイズがイタズラしてるわねー」
「……」(うらやましい)
「両方いけるんだなっ!!」
誰も真面目に取り合ってくれない……
「ミス・ヴァリエール、お茶冷めますよー?」
……なんだか思ってたよりシエスタが手ごわそうだしっ!!
―――――『はろうぃん』なんて……
………夜にもう一度やろうかしら?
新作ktkr!!
636 :
コリコリ:2006/10/31(火) 22:06:00 ID:73owfvAq
GJ!!ルイズオンリーで見てみたい!
>>630 素晴らしい、是非とも彼のような英雄こそシュバリエの地位が与えられるべきではないだろうか?
>>630 機敏にしてGJ!!
そして4/4二行目がルイズ ルイズ ルイズ……に見えた俺Go to ヘル
640 :
261のひと:2006/11/01(水) 01:48:11 ID:+N9RxQOZ
ハロウィンネタ、もう一個書いている間にハロウィン終わり。
……書きあがったのどうしよう……ま、いいかと、投下を始めます。
641 :
1/6:2006/11/01(水) 01:48:42 ID:+N9RxQOZ
はふと、小さく溜息をついて天井を見る。
「あの子たちのいたずら、何とかやめさせられないかしら?」
小さい子をたくさん引き取っているティファニアにとって、男の子のいたずらは結構切実な問題だった。
女の子はまだ分かるの……でも、男の子って別の生き物みたい。
男の子も女の子も大切な家族。
「大切な家族でも、止める時は止めなきゃ」
……わたしの着替え覗いたりするのって、何か楽しいのかな?
戸棚を開けた途端にかえるさんが出てきた時はびっくりしたし、
「かえるさんも、かわいそうよね?」
仕掛けた男の子に『お願い』して連れて行ってもらうのも、なんだか納得いかないし。
「何かいい方法ないかな?」
わたしが怒っても、あんまり男の子はちゃんと聞いてくれない。
同じ年頃の女の子の方が怖がられてるくらい。
「……わたしじゃ……駄目なのかなぁ?」
あの子達のお母さんの代わり、無理なのかな?
わたしはお母さんに怒られるの……怖かったな……声を荒げたりはしないけど……
うん……きっと怒られるのより、嫌われるのが怖かったんだ。
お母さんに嫌われたら……って凄く怖かったんだ、小さい時は分からなかったけど。
……あの子達は、わたしに嫌われても平気なのかな……。
嫌えないけど、どうでもいいって思われてるみたいで切なかった。
はふ……また溜息を吐く。
あ、そろそろサイトがデルフリンガーさんとのお稽古から戻る頃だった。
「そうだサイトにも聞いてみよう。」
男の子だし……サイトはわたしの話をちゃんと聞いてくれるから。
……始めて話したときは、いきなり……だったけど。
あれから反省したサイトは、いつも私の話を最後まで聞いてから返事をする。
「やさしいね」
サイトが優しくしてくれるたびに、うれしくて……いつか居なくなるのが悲しくなる。
ドコニモイカナケレバイイノニ。
サイトには言えないけど。
いつもの事だけれど、少し早めに外に出てサイトを待つ。
待つのも楽しい。
ひとりぼっちだった時も、小さい子しか居なかった時も知らなかった。
遠くにサイトの姿が見えると嬉しくなって、駆け寄りたいけど我慢するのも楽しい。
サイトが見えてくる。
小さく手を振ると、駆け寄ってきてくれる。
「おかえりなさい、サイト」
「ただいま、テファ」
用意していたタオルで、サイトの汗を拭う。
「いいって、自分で出来るから」
サイトは嫌がるけれど。
「サイトはちゃんと拭かないから……少しじっとしててね?」
病み上がりだし、風邪でも引いたら大変。
「お前、何やってんだよっ」
ジム達だ……
「大人の癖にそれくらい自分で拭けないのかよ」
「これはわたしが……」
「テファ姉ちゃんは黙ってろよ。」
最近、いつも様子がおかしい……どうしてなのかしら?
「怪我治ったんなら、さっさとどっか行けよ」
悲しかった……わたし、やっぱりお母さんみたいになれないね。
自分が世話している子が、乱暴な言葉を使うたびに、それが向けられているくらい悲しかった。
「悪いな、もうちょっとだけ、のんびりさせてくれよ。」
サイト悪くないのに……謝ってくれる。
男の子達が文句を言いながらも立ち去って……
皆が居なくなってからこっそり泣いてるわたしを、サイトは家まで連れて行ってくれた。
642 :
2/6:2006/11/01(水) 01:49:17 ID:+N9RxQOZ
「ごめんなさい……最近あの子達……変で……」
テファがなきながら謝ってくれるけど……
(無理ねーよなぁ、こんな綺麗なお姉さんが、いきなり現れた変なのに関わってたら、面白くないだろう)
やきもちなんて、焼きそうに無いこの子に……分かるのかな。
「いつもはもうちょっと大人しいんだけどっ、最近……でもっ、皆良い子でっ……」
一生懸命皆のことを喋るテファは可愛い。
(俺を構わなくなったら、多分戻るよ)
もうちょっと独り占めしたいから、言わない。
(俺もあの子達と変わんないな)
「どうしたらいいのかな?」
「ん?」
「いたずらとか、どうしたら収まるのかな?男の子って何がうれしいのかな?」
こんなにテファに思われている子供達がちょっと……いや、かなりうらやましい。
要は、あの子達の方が俺より大事ですよっ、てわかれば良いんだよなぁ?
「一緒になにかするとか」
「一緒に?」
「寂しいんだよ、あの子達」
「え……やっぱり、わたしじゃ駄目なのかな……」
「そうじゃなくて、テファにかまって欲しいんだ」
「わたしに?」
「そう、自分の方見て欲しいからいたずらするの」
「難しいね」
いや、俺は凄くよく分かるけど。
「すごいね、サイト。流石男の子だね」
……ナイスアシスト、お子様達!
「皆で一緒に出来ることって、何か無いかな?」
テファの意識はもう次に向かっていた。
「女の子も、男の子も参加で来ることがいいな。」
自分の株を更に上げるべく、俺も知恵を絞る。
「女の子は一緒にお菓子作ったりしたら、喜ぶけど」
「男の子の好きなもの……」
テファ……とか……いたずら?
「あ、いたずらは?」
「もう、サイト真面目に言ってる?」
「いや、真面目にね。俺の故郷にこういう風習があって……」
643 :
3/6:2006/11/01(水) 01:49:49 ID:+N9RxQOZ
「おーい、集まれー男の子チーム」
「なんだよ、うぜーな」
「まったくだ、テファ姉ちゃんに一人で構われやがって」
「いい機会だから埋めちまおうぜ」
……テファ、世間の風は冷たいです。
「まぁまぁ、ちょっと聞けよ。」
でも、サイト負けない。男の子だもの。
いや、テファに感謝されるのって、かなり幸せな気分になるので。
「ちっ、テファ姉ちゃんが言わなきゃこんな奴のいうこと絶対聞かないのに」
でも、実はお前らも逆らえないだろ?
「まぁまぁ、今日はテファ説得して、いたずらし放題な日なんだ」
「え、マジデ?」
「テファ姉ちゃんにあんないたずらとか?」
「おぉぉぉ、俺の夢のあのいたずらもかぁぁぁ」
……お前らって……
「すぐ行こうぜっ!!」
「いや、まて。ただしルールがある」
「ちっ、そんなこったろうと」
「放題じゃねーじゃん」
「大人はいつもこうだ」
……テファ居ないと磨きがかかるなぁ。
「まぁ、大したルールじゃない。あと、テファの手作りのお菓子がもらえる」
テファ以外も作ってるけど。
「おぉぉぉぉ、テファ姉ちゃんのお菓子」
「絶品だ!!」
……そうなんだ。
「まず、いたずら前に相手にこう言うんだ『トリック・オア・トリート』」
「『とりっくおあとりーと』?」
「うん、それでお菓子を出してきたら、お菓子がもらえる。」
「無かったら?」
「いたずらOK!」
「よしっ、出来上がり前に襲撃だ!!」
「えーでもなぁ、お菓子……」
悩んでる悩んでる。
「相手にも時間を与えないと公正じゃないだろ?」
「なんだよ、公正って?」
「互角の条件で、競うって事だよ」
「えー勝てばいいんだよ、勝てばー」
「そういう事言ってると、テファに嫌われそうだよなぁ」
一瞬で皆静まり返る。素晴らしい効き目だ。
「で、何すれば良いんだよ」
「たとえばこんなの」
俺は懐から用意してた大き目の葉っぱで作った面をいきなり被る。
木の実や花で染色済みだ。
「うおっ、なんだそれっ!」
受けた?
「センスねー」
「うなされそー」
「んー、これはこれでいけてね?」
……へこみそうだ。
「ま、まぁ、要はこの辺にあるものを利用して、各自面白い扮装をしろって事だ」
「なんでー、面倒だよー」
地球じゃなんかルーツが有るんだろうけど。
「やったもんが目立つからだっ!いたずらしてもばれないためだっ!」
「あ、なーる」
「テファの視線を釘づけるするのはだれだぁぁっぁあ」
「「「「「おれだぁぁぁぁぁ」」」」」
乗りの良いお子様達だった。
644 :
4/6:2006/11/01(水) 01:50:21 ID:+N9RxQOZ
「さ、皆準備はいーい?」
「はーい」
刃物は使わないし、火はわたしが見るし。
「美味しく作らないと、いたずらされちゃうかもねー」
「えーやだ、あいつら絶対変」
……そうかなぁ?
昨日のうちに皆の作りたいものは聞いておいた。
材料は準備済み。
皆で一斉に作り始める。
「テファ姉ちゃん、これどうするの?」
「ねーねー、次は?」
皆が一生懸命料理して、分からない所を聞いてくれる。
……こういう事したの初めてだけど。
「楽しいね」
「うん!」
……そか……かまってもらうって嬉しいんだ。
男の子達がどうして欲しいのか、少しだけ分かった気がする。
ありがとう、サイト。
一人一人に指導しながら、自分の料理も手を抜かない。
……サイトも食べてくれるかな?
「テファ姉ちゃん、ぼーっとしてる」
「あ、ごめんなさい」
「あの、兄ちゃん?」
「あーやっぱり?最近怪しいよね?」
「ねー」
「あうあうあうあう、ち、違うよ。本当だよ?」
「じゃ、嫌い?」
え?
「嫌いだったら、私達が言っといてあげるよ。嫌い?」
「あ、あの……えっと……その?」
「嫌いって言っとくね〜?」
「だめっ!!」
「「「「ほ〜ら」」」」
あうー
皆に構われながらする料理は……いつもよりずっと手間が掛かって……
いつもよりずっと楽しかった。
645 :
5/6:2006/11/01(水) 01:50:53 ID:+N9RxQOZ
「『とりっくおあとりーと』」
「はい、上げる」
「ちぇー、お前かよ」
「要らないんなら良いわよ?」
「だ、誰もいらないなんて言ってないだろ?」
大雑把な取り決めだったから……
「かくれんぼ、混ざってるなぁ………」
女の子達は隠れていて、見つかった時にお菓子を渡している。
面白い格好をした男の子を笑いながら、女の子が逃げたり、わざと捕まったり……
楽しそうで何よりだった。
お菓子を貰ってもテファを探しに再度出撃する子と……
「行かないの?テファ姉ちゃんの所」
「こ、ここで良いんだよ」
「…ふーん、もうちょっとお菓子要る?」
「た、食べてやるよ」
……仲良きことは美しきかな。
とはいえ、
「いたぞーーーー」
「あうーーーーー」
テファは大人気みたいだ。
「『とりっくおあとりーと』!」
「『とりっくおあとりーと』♪」
「『とりっくおあとりーと』〜」
「あうあうあうー、これと、これと……これと」
子供達にお菓子を配り終わっては、また隠れるテファだけど……
「いたぞーーーー」
「あうーー」
隠れるの苦手みたいだ。
女の子達の一部が、テファにお菓子の補給を渡したりもしていた。
ま、なんにせよ。
「テファも楽しそうだからいいよなー」
「平和な村だなー相棒」
「助けてくれたのがテファでよかったよ」
「……相棒、美人に弱いよな?」
「オトコノコですからっ」
男の子も、女の子も、
そして何よりテファも。楽しそうに笑ってる。
「出来ること、すればいいんだよな」
ガンダールヴじゃなくなっても。
「人間なんて、いつもそうじゃねぇのか?相棒」
「それもそうか」
平和な村の様子を眺めながら……もう少しのんびり……
「あうー、お菓子がもう無いよぉーーー」
……テファを助けに行かないと。
がんばるなぁ、男の子。
646 :
6/6:2006/11/01(水) 01:51:44 ID:+N9RxQOZ
「あうー、お菓子全部なくなっちゃった……」
サイトに食べて欲しかったのに。
でも……
「皆仲良くなって良かったぁ」
サイトのおかげ……何かお礼しなきゃ。
「……って、お菓子ないよぉ」
今からでも何か作れないかな?
「テファ、お疲れさまー」
「あ、サイト今日はありがとう。」
「楽しかった?」
「うん、とっても!!」
今日は朝から準備とかだったから……
「サイト、剣のお稽古……ごめんね」
「いいよ、一日くらい」
……毎日してるのに。
「テファが喜んでくれたしね」
……笑ってそんなことを言ってくれると……胸の奥が熱くなる。
「あ、皆は?」
「もう寝てる、昼間散々はしゃいだからね、疲れたみたい」
……いつもは寝つきの悪い子だって居るのに……
「みんなサイトのおかげね。」
「大した事してないって」
……ううん、色々分かったよ。ありがとうサイト。
「あ、でも……あの……サイト……その……」
話しずらそうにしていると、サイトは助け舟を、
「あ、テファのお菓子って、美味しいんだって?」
……ごめんなさぁぁぁぁい、
助け舟は泥舟だよぅ
「俺も食べたいなぁ」
……えぇぇぇ、わたしも食べてほしかったのにぃ。
「もらえる?」
「えっと、あのっ、そのっ」
もう無いの……
「あ、そっか」
わ、分かってくれたのかな?
「トリック・オア・トリート!!」
違うのぉぉぉぉ
……あ、でも………サイトなら……
「サイト……あのね」
「うん」
「お菓子みんなあげちゃって……もう無いの」
「えーーー、残念……食べたかったなぁ……」
「うん……だからね?」
「?」
「いたずら……していいよ?」
続きます……来年のハロウィンに……とか。
時期ネタあんまり引きずるのもアレなので、早めに区切りつけます。
>>639さん 逮捕されたようなので、これが保釈金ということで……ダメ?
萌え分が自分的に最近足りない。本編真面目に全部読み直さないと……
続く幾つ持ったままやる気だと……それぞれ一区切りつけてからですね。
い、一年も待てと言うのか!
ぐはぁ・・・、面白すぎる・・・
時期がはずれても構わないから、
>>633の続きが欲しいなぁ
と言ってみる私はルイズスキー
もちろん
>>646の続きも読みたいですよ
サイトがどんないたずらをするのか楽しみですなw
>>639 ('A`)人('A`)人('A`)
・・・・・orz
ハイペースなのにこのクオリティ
このSSは間違いなく萌える
651 :
639:2006/11/01(水) 07:06:48 ID:7VFMP7Cy
>>647 保釈金払っても、お釣りが出るくらいGJです。
何たるハイペース
やられた
>>647 261の人氏
ハロウィン話、2作ともGJです。
タバサも入れたカルテットとか、テファを追い続ける子供とか面白いです。
>>638>>639>>649 ('A`)人('A`)人('A`)人('A`)
おまいらみんなナカーマ
元々このスレの住人達はナカーマなんだぜ?
つまり…
('A`)人('A`)人('A`)人('A`)人('A`)人('A`)人(*゚∀゚)人('A`)
('A`)人('A`)人('A`)人('A`)人('A`)人('A`)人('A`)人('A`)
〜中略〜
('A`)人('A`)人('A`)人('A`)人(゚∀゚)人('A`)人('A`)人('A`)
('A`)人('A`)人('A`)人('A`)人('A`)人('A`)人('A`)人('A`)
…こんな感じさ、きっと!
俺もナカーマだw
あれがぬぼーっとした顔のタバサなんだな・・('A`)
誰って・・・もしかすると兎塚絵じゃなかったのかこれ?
661 :
638:2006/11/01(水) 20:36:31 ID:toiSjSdQ
一晩でナカーマ一杯w
>655は「ゼロの使い魔コンプリート 描き下ろしピンナップ」だよな。
昨日本スレで小ネタかましたから覚えてるw
662 :
コリコリ:2006/11/01(水) 22:55:46 ID:6P9RHyQ3
「チアリーダー〜ゼロ魔〜」来週より放送開始!!(嘘
わざわざ嘘を付けんでいい
仲間多いなw
>659がCSIの人間だったとは
ハロウィンの話を読んでいたら
三週間後の勤労感謝の日にシエスタを労う才人という図が思い浮かんだ
頑張ってみるけど良かったら他の人も手伝ってみてください
668 :
女の友情:2006/11/02(木) 23:02:03 ID:6YWXEsYY
ニ日目。
私は街に買出しに出ていた。
もちろん、サイトさんを元気付けるための、材料の買出しだ。
でも、とんでもない誤算が。
「で、次何買うんだ?」
…サイトさんがついてきちゃいました。
これってデートですよね!ですよねっ!!
でも、私の買ったものを、サイトさんが持ってる…。
そんなのメイドの仕事です、って言ってもサイトさんてば
「女の子に荷物持たすわけにはいかないよ」
なんてっ。やさしーんだからもー!
本当なら、無理矢理奪ってでも私が持つべきなんでしょうけど…今日はその、普段着だったし…。
メイドとして来てるわけじゃなかったから。ちょっと甘えてもいいですよね?
「…そんなの、シエスタに持たせなさいよ」
…それは優しさのつもりですかミス・ヴァリエール?
…ミス・ヴァリエールの声が、否応なしに私を現実に引き戻す…。
街についた途端、どこからともなくお出かけ着のミス・ヴァリエールが現れ、二人のデートに水を差していた。
案の定、サイトさんは、荷物は男が持つもんだ、なんてミス・ヴァリエールをたしなめてる。
ミス・ヴァリエールは一瞬むっとした顔をして…。え?
サイトさんから、野菜を詰め込んだ紙袋を奪い取った?
「じゃあ私が持つわよ。ほらシエスタ、行くわよっ」
言ってミス・ヴァリエールは、何が起きたのか理解できずにぼけっとしているサイトさんを置いて、歩き出した。
私は慌ててミス・ヴァリエールに追いつく。
その私に、ミス・ヴァリエールが囁きかける。
「あなた、大事なこと忘れてない?」
「…え?」
「できるだけ、サイトを労わるんじゃなかったっけ?」
「…あ。」
デート気分ですっかり忘れてました…。
意外と、しっかりしてるんですねー。
「へえ。ちょっと見直しました」
「それはどうも。さ、続き買いにいくわよ。案内なさい」
669 :
女の友情:2006/11/02(木) 23:02:40 ID:6YWXEsYY
四日目。
私は厨房にいた。
毎日シエスタが手料理をサイトに食べさせてるのを見て…。正直、悔しくなってきたから。
だから私は今、ここに立っている。
「ほら、皮を剥く時は手前に向けて、ですよミス・ヴァリエール」
教師役は、シエスタ。
だって他に料理できるような子知らないし、一番頼みやすかったし…。
「こ、こう?」
「そうそう。自分に刃が向いていると思えば、自然に慎重になるでしょ?」
なるほどねー。
今まで私は、危ないと思って、刃を外側に向けて使っていた。
だからあんなに切りにくかったのねー。
でも、隣でてきぱきとじゃがいもを剥くシエスタの仕上げるそれと、私のそれとじゃ、はっきりと形に差がある。
…わ、私だって頑張ればそれくらい…!
負けじと勢いをつけて刃を滑らせる。
「痛っ…!」
親指の指先から走る鋭い痛みに、慌てて左手を開く。
手が滑って、指先を皮一枚、切っていた。
「大丈夫ですか、ミス・ヴァリエール!?」
シエスタが慌てて、私の手を取る。
「大丈夫、少し切っただけ…って」
私の言葉の最中に、シエスタは…私の指を、咥えていた。
…あ、あったかい…。
「ちょ、ちょっと!」
思わずそう言ってしまうが、シエスタは気にしていないようだ。
シエスタは私の指先を軽く吸い上げ、エプロンのポケットから取り出した布を、私の指先に巻きつけてくれた。
「はい、もう大丈夫ですよ」
「あ、ありがと…」
シエスタはそう言ってにっこり笑う。
なんか胸の奥がむずがゆい。
なんだろう、この感じ…。
…ちいねえさま…。
目の前で微笑むシエスタに、ちいねえさまがダブって見える。
「何ボーっとしてるんですか?さ、続けますよー」
「う、うん…」
なんだか気恥ずかしくなって、私は思わず俯いてしまった。
670 :
女の友情:2006/11/02(木) 23:03:11 ID:6YWXEsYY
六日目。
もう六日も経つのに、二人が一回も求めてこないことに、才人は何か不審なものを感じていた。
でも最近は確かに身体の調子もよく、水精霊騎士団の演習でも気持ちいいほどに体がよく動く。
シエスタが毎晩作ってくれる、手料理のおかげだろう。
それに、昨日はなんと、あのルイズがマッサージしてくれたのである。
『いつもお疲れ様』、なんて似合わない台詞を言って、それについてからかったら思い切り踏まれたけど、その後一生懸命背中を押してくれた。
正直痛みのほうが勝っていたが、ルイズがしてくれているというだけで、才人は元気になった。
もちろんアッチも。
だもんで思わず襲い掛かったら、思い切り蹴飛ばされて『今日はシテいい日じゃないでしょっ、バカ犬っ!』と思い切り蹴られてしまった。
その後シエスタに怒られて小さくなるルイズなんて珍しいものも見られた。
…ていうかここんとこ、あの二人仲がいいみたいで。
才人はほっと胸を撫で下ろしていた。
今までのような一触即発の空気をえんえん吸わされるよりは、今のようななごやかムードがいい。
願わくば、このまま両方とうまくいけたらいいなあ。
シエスタは二番目でいいって言ってくれてるし。
なんて不埒なことを考えながら、才人は二人の待つ部屋へ帰っていった。
七日目。
才人は、水精霊騎士団の演習で、昼まで出かけていた。
その才人が、部屋に帰ってくると。
「あ、お帰りなさーい」
「お、お帰りなさい」
揃いの衣装に身を包んだルイズとシエスタが、才人を迎えた。
それは、背中の大きく開いた、白いビスチェ。
かつてルイズが『魅惑の妖精亭』で働いていた時に着ていたものだ。
そして、シエスタも、同じ衣装に身を包んでいた。
ただ、彼女の着ているものは、ルイズのそれとは違い、薄いクリーム色をしていた。
「な、な、ななななな」
なにやってんだよ二人とも、と続けようとした才人の両腕を、シエスタは左腕をがっしりと、ルイズはおずおずと右腕を、抱え込んだ。
そして、混乱している才人を、両側から挟み込んで、料理を並べたテーブルに着かせる。
671 :
女の友情:2006/11/02(木) 23:04:16 ID:6YWXEsYY
「なにやってんだよ二人とも!」
ようやく出た才人の声に、二人が応える。
「今日は二人でおもてなししようと思って」
「か、感謝しないさいよね、ホントに」
にっこり笑うシエスタに、いつもどおりの仏頂面でそっぽを向くルイズ。
しかしそんなルイズを、シエスタがたしなめる。
「ちょっと、違うでしょ?ミス・ヴァリエール」
「…だって」
「ほら」
「…いつもお疲れ様、サイト。今日はゆっくりくつろいでね」
言って、ルイズはシエスタの指導どおり、真っ赤な顔でにっこり笑いながら、前かがみになってみせる。
谷間こそないが、ビスチェと素肌の間に空間が出来、ひょっとすると小さなさくらんぼが覗くんじゃないか、などと才人は期待してしまう。
正直、ルイズは死ぬほど恥ずかしかったが、
…さ、サイトのためだもん。恥ずかしくなんかないもんっ。
そう自分に言い聞かせて、笑顔を作る。
それにあわせるようにシエスタも前かがみになって、
「そういうわけですから。サイトさんは座っているだけでいいんですよー」
とサイトに微笑みかける。
かがんだせいでぽよんと深い谷間が揺れる。
こちらは胸がビスチェに密着しているせいでさくらんぼは期待できないが、その深い谷間は才人の煩悩を直撃する。
思わず伸びた鼻の下に、最初に反応したのはルイズだった。
…ま、負けないもん!
ルイズは頑張って作った自作のシチューをテーブルから取りあげ、才人の前に持ってくる。
「ほら、サイト、あ、ああああ、あーんってして」
真っ赤になって、シチューの具を載せたスプーンを突き出す。
ルイズの動作は幾分ぎこちなかったが、才人は大人しくルイズの差し出したスプーンを咥えた。
ルイズは固唾を呑んでその才人を見守る。
なんだかただ事ではないルイズの様子に、思わず引きの入る才人。
「ど、どうしたんだよルイズ」
才人の言葉に、ルイズは真剣な眼差しで尋ねる。
「ど、どうだった?」
「お、おいしい、けど…?」
才人のその言葉に、まるで花が咲いたようにルイズの笑顔が明るくなる。
「それ、私が作ったのよ」
嬉しそうに言って、もう一度スプーンでシチューを掬う。
「へえ、ずいぶん頑張ったんだな」
以前に比べれば雲泥の差だ。素直に才人が感心していると、今度は左側から鶏肉の切れ端が、突き出された。
シエスタだった。
…私だって、構って欲しいです。
「今度はこっちも召し上がってくださいな。はい、あーん」
672 :
せんたいさん:2006/11/02(木) 23:05:45 ID:6YWXEsYY
そういうわけで明日早番なので今日はここまでorz
すいません、まだ終わりません…orz
今度は終わらせるぞ必ず。というわけでまた後日ノシ
す、寸止めorz
まぁ何気、シエスタはアン様とも仲言いし(ドラマCD)、ティファニアとも
簡単に打ち解けたからな。各ヒロイン間の緩衝材の役割だな。
676 :
261のひと:2006/11/03(金) 05:57:11 ID:pmfLRCBL
休みだからって、だらだら、ちまちまといろんな事してたらこんな時間に……
>>640-646 の続き行きます
677 :
1/6:2006/11/03(金) 05:57:44 ID:pmfLRCBL
一瞬で喉が干上がる。
「な……なんて?」
頬を染めたテファが、恥ずかしそうにもう一度言ってくれた。
「いたずら……したくない?」
したい!テファにいたずら出来るなら何だってする位だ。
「で、でも、なんで?」
「わ、わかんないっ」
なんなんだろう?
「あの、あのねっ、わかんないけど、サイトになら、いたずらされても良いと思ったの。ほんとだよ?」
「お、俺になら?」
「うん、お菓子無くなっちゃったし」
……そんなレベルの話なのか?
「お、お菓子くらい今度でも」
「そ、そうよねっ、ごめんなさい。変な事言って」
正直かなり惜しいけど。
「男の子たちがいたずら好きだから、サイトも嬉しいかと思って。ごめんなさい。」
……ごほうび……ごほうびだったのか……凄い惜しい事したなぁ。
「そうよね……」
テファが少し目を伏せながら続けた。
「サイトは興味なんかないよね?」
「ちっがぁぁぁぁぁ、興味は有りまくるって!!」
「そ、そうなの?」
「テファに色々出来るんなら、むちゃくちゃしたいって!!」
「……いいよ?」
……誘われてるって感じでもない、本気で言ってる。
「さ、触りたいけどっ。」
「けど?」
「そんな、ご褒美みたいなのじゃなくて、ちゃんと……」
「ちゃんと?」
……うぁー復唱しないでー
「そのっ、テファが触って欲しいと思ったときが良い」
「わかんないよ、サイト。」
「好きな人には触りたいし、触られたいものなの。テファがそのつもりで言ったんなら、俺遠慮なんかしないけど、多分触り始めたら、俺テファが嫌がっても止まらないし。」
無茶苦茶惜しいことをしてると思う。
相手が分かってない以上、何したって『いたずら』ですむけど、テファに行為につけこむのは卑怯な気がした。
「……サイトはいたずらがしたいんじゃなくて、他のことがしたいの?」
「そうだよ。」
「どんな事?」
……理性が切れそうだ。
ゆっくりテファに近づいて、背中に手を回す。
そのままそっと抱きしめる、胸が俺の胸に当たって潰れる。
良いにおいがして、一瞬正気を手放したくなる。
「な、なに?なに?これなんなの?」
背中から回した指で、テファの髪を梳く。
「好きな相手に触れると嬉しいし、触られるともっと嬉しい、そういうつもりだったら、って事だよ」
これ以上触ってると引き返せなくなる。
焼ける頭を冷ます為、急いで離れる。
「あっ」
……テファが切なそうに俺を見てる。
見られているだけでもう一度抱きしめたくなった。
「サイトは……」
テファが目を逸らさずに問いかけてくる。
「嬉しかった?」
…………
「あたりまえ!!テファ綺麗だから、男は誰でもああいう事したがるからっ、誰にでもあんなこと言ったらダメ!!」
「……でも」
678 :
2/6:2006/11/03(金) 05:58:16 ID:pmfLRCBL
……でも、でもねサイト。
「わたし、他の人には言わないよ?」
サイトが真っ赤に成って目を逸らす。
信じてくれないのかな?
「わたしね、いたずらっていうよりね、サイトになら何されてもいいと思ったの。」
……わたしの事綺麗っていうのサイトだけだよ?
「さっきの、嬉しかったよ?それじゃダメなの?」
サイトが何か言いたいみたいにパクパク口を開け閉めしてる……。
わたし、まだサイトの言ってること分かってないのかな?
「サイトがさっきみたいにしたいんだったら、いくらでも……いいのに。」
ずっと……母が亡くなってから、初めて心が温かくなった気がした。
子供達とは違う温もり。
……もっと感じたかった。変なのかな?
「……もっとして欲しいって言ったら、変かな?」
サイトが黙ったまま私の胸に手を伸ばしてきた。
「あ………」
優しく持ち上げるように触ってくる。
男の子たちみたいに、ぎゅってされる訳じゃなくて……
「ほんとだね、サイト」
「な、なにがっ」
サイトはよく見ると汗をかいて、真っ赤だった。
言葉と一緒に腕も小さく震えてる、何か……怖がってるみたい。
(震えが止まりますように)
そう思いながらサイトの手に触る。
「好きな人に触ってもらうの、嬉しいよ」
私の手の中にサイトの手がある。
サイトも嬉しいと思ってくれているかな?
そう思ったらドキドキして……わたしの手も小さく震えてた。
「一緒だね、サイト」
サイトが何も言わずに、またぎゅってしてくれた。
わたし、これ好きだなぁ。
「もっとして、サイト」
サイトの手が、さっきみたいに髪を撫でる。
時折触れる首筋がゾクゾクした。
体の奥が暖かいを通り越して、熱くなってくる感じがする。
「サイト、体が熱いの。どうしてなのかな?」
サイトがますます赤くなった、
あ、でも。
「サイトも熱い……?、同じだね」
サイトの胸も手も、熱くて……
「ドキドキしてる、サイトも……わたしも……」
心臓が壊れそうに高鳴ってる。
「ほ、ほんとに?」
サイトには聞こえないのかな?
「あ、サイトここにね……」
サイトの手を取って、胸の真ん中に当てる。
「手、当てたら分かるよ?ほら……ね?」
サイトがますます赤くなってる。
だ、大丈夫なのかな?」
「ホ、ホントダネ、テファ」
サイトがカクカク動いてる。
「うん、わたしもドキドキしててね、そのっ」
サイトをそっと見ても……分かってくれない……ちゃんと言わなきゃ。
「あの……ね、どうしていいか分からないから……」
さっきサイトが触ってた辺りにサイトの手を置いて、私の手でその上からサイトに触ってもらう。
………あうー、心臓ドキドキして壊れそう。
「サイトの好きにしてくれると嬉しいな」
679 :
3/6:2006/11/03(金) 05:58:49 ID:pmfLRCBL
ティ、ティファニアっ恐ろしい子っ!!
萌え死にそうです、皆さん。
カラカラに掠れた喉から声を絞り出す。
「す、好きにして……いいの?」
「サイトが嬉しいことなら、何でもしてね?」
な、何でも……
ま、まずは……
「胸?」
そう、さっき触れた心地よい重量感。
始めてみた時から触りたくて仕方が無かった胸。
ボリュームを感じるために、すくい上げるように触る。
「んっ」
小さくテファが声を上げた。
加減がまったく分からないから……やわやわと、感触を楽しむように触る。
もっと強く触りたい気持ちも有ったが……
テ、テファが……感じ始めてる?
ゆっくり触り続けているうちに、テファの顔が上気し、息が乱れ始めていた。
俺の手で……テファが……
深い達成感と、テファが身体を預けてくれる幸せに気が狂いそうになる。
「ねぇ……テファ?」
「ふぁ……ひゃっ、な、なに?サイト」
俺の手に集中していたテファが、慌てるように答えた。
「どんな感じ?」
聞きたかった、テファがどう感じているのか。
「え……あ…ぅ…え……と…その……」
おろおろと言葉を捜すテファが愛くるしかった。
「……止めた方がいい?」
「………あの…ね……」
手を休めずにテファの言葉を待つ。
「こんな感じね、初めてで……よく分からないの」
嘘をついている様子は無かった。
「でも……わからないけど……続けて……ほしい……」
背後に回りこんで、背中から胸を揉み始める。
「え?サイト…?」
「痛かったら、止める」
なんとかそれだけ言って、段々腕に力を込めていく。
「ひっ……まってぇ……サイト、だめっ!!」
?まだ……そんなには力を入れてなかったのに。
「ご、ごめんなさい、サイト……あのね……あのっ、サイトが見えないのやだ。」
ほんの暫くの間視界から居なくなっただけなのに……テファの瞳は濡れていた。
「サイトがどこかに行ったみたいで……怖いから……」
多分この時、俺は完璧にテファに捕まった。
「何しても良いから……側に居て……ね?」
いきなり唇を奪う。
「あ………」
それだけの事に、テファが嬉しそうに微笑む。
「あのね……わたし、今のが始めて……」
テファがキスを返してくる。
「初めてがサイトで嬉しいな」
今度は俺からキス、そのまま舌で唇を舐める。
「きゃっ、えと……あの……」
テファが混乱している間に、正面から胸を強く揉む。
嬌声か悲鳴をあげようと開いた口を口で塞いで、舌を差し込む。
強めに胸を揉み続けながら、テファの呼吸を止めるような勢いで口内を蹂躙する。
680 :
4/6:2006/11/03(金) 05:59:27 ID:pmfLRCBL
唇にサイトの舌が当たるだけで、おかしくなりそうだった。
胸も……痛いような、でも……
(おかしいよぅ、いつもならこんなに強く触られたら痛いのにっ)
サイトが触っている所から伝わってくるのは痛みではなかった。
息が苦しくなって、サイトから離れようとする……。
サイトは抵抗せずに……
(うそっ……なんでぇ?)
サイトは抵抗しなかったが、ティファニアの身体が、サイトから離れようとしなかった。
サイトの手が緩むと、もどかしくなって胸を押し付けてしまう。
(やぁっ、変……こんなの……おかしいよぉっ)
立っているのが辛くなってくる。
「サ、サイトォ身体……おかしいの、お腹の奥が……熱くて……」
自分ではどうしたら良いのか、まったく分からなかった。
「おいで……」
力名はいらないわたしを、ベットに横たえてくれた。
少し落ち着く。
サイトが横に腰掛けてくれる。
サイトがまた胸を触り始める……気持ちいいけどっっっっ
「サイトっ、だめぇぇぇぇぇぇ」
ベットの上だと、逃げ場が無かった。
身体を離す事も出来ずに、サイトが好きなように身体を操られた。
「おかしくなるっ、おかしくなるよぉ……」
何かを思いついたサイトが、いきなり手を止めた。
………だめ、止めないで…………
止めて欲しかったはずなのに、止まると今度は続けて欲しかった。
「テファ、手貸して?」
わたしの返事も聞かずに、サイトはわたしの手をわたしの股間に当てて、その上から強く押した。
「ひゃんっっ、な、なに?」
胸みたいな感じが、自分の手で与えられた。
「なに、ねぇっ、サイトっこれ何?」
笑ったサイトは何も言わずにまた胸を触り始める。
「こ、怖いよサイト、わたし……わたしじゃなくなるっ」
……私の手が勝手に動く。
「やぁっ、サイトおかしいのっ、見ないでぇぇぇぇ」
手が……止まらないよ、恥ずかしいよぅ。
胸を揉むのを止めたサイトが、自分の服を脱ぎだしても、わたしの手は止まらなかった。
……一生懸命気持ちの良い所を探して、サイトが胸にしたみたいに、強く……弱く…動いた。
「き、きもちいぃのぉ……だめっ……おか…しいの……たす…って…サイトぉ」
何も考えられなくなってくる。
服を全て脱いだサイトが、わたしの言葉を無視して今度はわたしを脱がせる。
……恥ずかしいはずなのに…
「サイト……見てぇ……お願いぃ……」
サイトがわたしを見てくれるのが嬉しくて……恥ずかしいはずの所をもっと見て欲しくなった。
嬉しそうなサイトが、わたしの両手を無理やり止めて……
「やぁぁっぁぁぁ、もっと、もっと触るぅぅぅぅ」
怖かったのに……今度は止まらなくなった。
サイトが両手を押さえたまま、噛み付くように乳首を吸い上げる。
「きゃあぁぁぁぁぁっっ」
次から次に与えられる新しい快感に、わたしは………
「やぁぁっぁ、もっとぉぉぉ、もっとするのっ、サイト……」
恥ずかしいことを大声で叫んでいた。
サイトはそれでも手を放してくれなかった。
わたしが自分で触っていた所をサイトは膝でグリグリ押しながら、胸を吸い続けた。
もどかしくておかしくなりそうな時、サイトがやっと手を離してくれた。
681 :
5/6:2006/11/03(金) 06:00:00 ID:pmfLRCBL
離した手を今度はテファの胸に当てた。
「自分で揉んでみて」
テファはイヤイヤをするように首を振った。
「さっきの所がいいのっ、もっと……」
「そっちは、俺がしてあげるから、ほら」
有無を言わせずに、テファの手ごと胸を押し込む。
それだけで今のテファの目は、快感に霞んだ。
乳首を強く抓り上げる。
「っっあっ、サイト、今のぉ、強いよぉっっ」
そのままテファの口の運ぶ。
「吸ってみて」
テファが自分の胸を恐る恐る吸って……
「ひうっっっ、これもいいのぉぉぉ」
今度は自分の胸に夢中になったテファの下半身に向かう。
既にぐっしょり濡れたショーツを脱がす。
ヒクヒク震えるそこは、初めてのはずなのに一刻も早く俺を迎え入れたがっていた。
じっくり観察する。
「サ、サイト……恥ずかしい……」
流石に手を止めたテファが、そんなことを言ってくる。
右手で表面を下から上へと擦る。
「ひゃんっ、いっ、今の……なに?」
悶えるテファを放って、何度も何度も擦る。
ガクガク震えるテファは限界が近そうだった。
「テファ、手が止まってるよ?」
「う、うん」
もぞもぞと、もう一度手が動き出す。
テファの昂りが限界近くなった様に見えたとき、俺はさっき見つけた硬くなった所を吸い上げる。
「…………っっっ…………」
声も上げずに、テファが震えて……そのまま全身の力が抜けた。
(次は……俺の番だよな?)
いよいよ……だ。
入れる寸前、ふと悪戯心が顔を覗かせる。
衝動のままに、テファをうつ伏せにしてお尻を高く上げさせる。
ぐったりとしたテファは自分がどんな格好をしているか、考える余裕も無さそうだった。後ろからテファの大切な所に、俺を当てる。
ビクビク震える、限界まで硬くなったそれで、入り口を擦る。
「ひ……あ……」
少し落ち着いてきたらしいテファだったが、それだけでまた反応を始める。
じっとり濡れている愛液で、俺を十分に濡らす。
そんなわずかな動きだけでも、テファはまた感じ始めていた。
「……は…ふ……サ……イ…トォ……」
首を振って俺を探すテファを無視して、一思いに突きこむ。
「ひゃあぁぁぁっぁああああ」
余韻の中から、破瓜の痛みで正気に引き戻されたテファが、恐慌におちいる。
「やぁぁっぁあ、なに?なにぃ?なんなのっ、怖いよっサイト……」
……俺はテファの背後で動き続ける。
「サ、サイトォ……後ろ…?……やだぁぁ、サイト、サイトォォォ」
一生懸命俺を求めて振り回される手を、深い満足感と共に眺める。
テファは確かに今、俺の好きなように出来て……
「こ、こわいよぉ、サイト。側に居てよっ、顔……見せてよぉっ」
テファは俺を求めて狂っていた。
俺が気持ちよくなるために、腰を使う。
「ひうっ、いやぁっ、サイトっ、サイトォォォォ」
後ろを向こうとするテファの動きを、手で制しながらテファの中を堪能する。
熱くて、狭くて、幾重もの襞が搾り取るように締め付けてくる。
そんなに長時間持たなかった俺は、あっさりとテファの中に果てる。
682 :
6/6:2006/11/03(金) 06:00:32 ID:pmfLRCBL
お腹の中に何かが広がった………
怖かった。
サイトが居なくなったみたいだった。
「……サイト……サイト……サイト」
背中から押さえつけていた手が、やっと少し緩む。
急いで振り向いて……良かった……やっぱりそこに居たサイトに飛びつく。
「うわぁっ、なにっ?テファっ?」
「怖かったぁぁぁぁぁ、サイトのばかっサイトのばかっサイトのばかっ!!!」
サイトが居ないのに、快感ばかり膨れ上がる自分の身体が怖かった。
「居てって、言ったのにっ、怖かったのにっ」
何時までも止まらない涙を見て、サイトがやっと謝ってくれた。
「サイトじゃないといやなのにっ、見えない所から触らないでっ」
「はい」
「側に居てっ、どこにも行かないでっ」
「はいっ」
………あ、はいって……言った……うれしい。
「……反省してる?」
「はい、もうしません」
……え…と……それはちょっとイヤかも。
「……こ、今度は……ちゃんと前から、見えるように……してくれる?」
「い、今すぐにでも」
息の荒いサイトが、まだ痛い私の中にまたアレを埋め込んでくる……
まだ痛かったけど……今度は気持ち良さそうなサイトが目の前に居て……
「テファ……テファァァ」
喜んでいるのを見れるから、幸せで……
サイトと私の間で潰れるわたしの胸が気持ちよかった。
ぎゅって抱きしめると、サイトも抱きしめ返してくれる。
……最初からこうしてくれればいいのに。
サイトのばかっ
そんなことを考えていたのも最初のうちだけで、段々気持ちよくなって、またサイトが私の中に出した時には……幸せだった。
………
「ねぇ、サイト……」
「はいっ」
………なんだか泣いてからサイトが優しくなった。
「どこにも行かないでね?」
「…はい」
…たぶん嘘。
でも。
「サイト」
「?」
「大好きだよ」
真っ赤になるサイトを見ながら、いつまで続くか分からないこの幸せを、
サイトと一緒にもう一度全身で感じなおした。
投下しながら見て思ったこと。
真ん中辺りで、キャラ変わってる……ごめんなさい。精進します。
>>672 せんたいさん。無理ない範囲でがんばってください。楽しみです。
>>667さん こっちの祝日とあっちのキャラ絡めるのも面白いですよね。
ルイズと父の日とか……楽しみにしてます。
が、ハロウィン物書きあがってから、7巻のタイトル思い出してのたうったり……
い、いいですよねっ?暦同じじゃないしっ(と、言い訳をして去ります)ではまたー
>>672 >>683 なんかキテタ━━(゚∀゚)━━( ゚∀)━━( ゚)━━( )━━(゚ )━━(∀゚ )━━(゚∀゚)━━!!!
両方超GJ!
GJです、テファ最高!
はなぢ出そうになったw
超GJ!
まったく、ここはなんてエロいインターネッツなんだ!
692 :
女の友情:2006/11/04(土) 02:55:23 ID:nk1CBxej
二人で競い合うようにサイトさんにお料理を食べさせていると、テーブルの上に載っていた料理は、小一時間とせずになくなった。
「ごちそうさま、おいしかったよ」
サイトさんはそう言ってくれる。よかった。
でも、今晩はこれで終わりじゃないんですよ?
私はそっとサイトさんの手を取ると、軽くその手を引く。
「今晩は上等なワインを用意したんですよ、サイトさん」
私はそう言って、傍らのバスケットからワインの瓶を取り出した。
そう、ワインの瓶だけ。
その私の言葉に、ミス・ヴァリエールが反応して、サイトさんの手を取って無理矢理立たせる。
その頬が朱に染まっていたのは、気のせいじゃないと思う。
これは、二人で話し合って決めた、『おもてなし』。
何で立つんだよ、と文句を言っているサイトさんを、いいからこっちきなさい、とミス・ヴァリエールがベッドの方へ引っ張っていく。
ミス・ヴァリエールはそのままサイトさんをベッドの隅に座らせて、その横にちょこん、と腰掛ける。
私はワインの栓を抜くと、腰掛けたミス・ヴァリエールの前に立つ。
「あれ?グラスは?」
当然の疑問をサイトさんが口にする。
私はその言葉を無視して、軽く口を開いて上を向いたミス・ヴァリエールの口に、直接ワインを注いだ。
ミス・ヴァリエールはワインを口に含んだまま、サイトさんの唇を無理矢理奪い、ワインを、サイトさんに流し込んだ。
サイトさんは驚いた顔をして、その行為を受け入れる。
サイトさんがワインを飲み干したのを確認すると、ミス・ヴァリエールは唇を離した。
真っ赤になって、俯いてる。
…可愛い。
「な…」
唇を離した後も、驚いた顔をしているサイトさんに、私は言った。
「グラスは『私たち』ですよ、サイトさん」
言って今度は私がワインを口に含む。
驚いて固まっているサイトさんの唇を無理矢理奪うと、今度は私がワインを飲ませてあげた。
693 :
女の友情:2006/11/04(土) 02:55:53 ID:nk1CBxej
シエスタの教えてくれた、酒の席の『おもてなし』。
これは『魅惑の妖精亭』の最上級のおもてなしなんだって…。
最初はちょっと恥ずかしかったけど、慣れてくると、サイトと何度もキスできるこれも、悪くないかなー、なんて思えてくる。
サイトもまんざらじゃないらしく、私とシエスタに交互にキスされながら、ワインを飲み干す。
酔ってしまわないように、少しずつワインを口に含んで、何度もサイトとキスをする。
「ねえ、おいしい?」
私は何度目かのキスの後、サイトの首に腕を回したまま、尋ねてみる。
サイトはワインに酔っているのか、赤い顔で、
「う、うん」
って応えた。
…ちょっと意地悪しちゃおうかな?
「じゃあ私の唇とワイン、どっちがおいしい?」
サイトはちょっと悩んだ後、
「ルイズの唇かな…」
って。
もうっ、わかってたけどっ。嬉しい事言ってくれちゃって!
少し酔ったかしら?私の頭は少しフワフワしていた。
だから、私は自分の今の役目が「グラス」だっていう事も忘れて、サイトとそのままキスをした。
少し長いキスの後、前を向くとほったらかしにされたシエスタが嫌な笑顔を浮かべていた。
うわ。なんか怒ってる。
この一週間で、私はシエスタの表情の裏の感情まで読めるくらいになっていた。
この子、表情と感情が食い違ってること多いのよね…。
シエスタはおもむろにワインをあおると…いきなり胸をはだけて、その胸を両側から挟んで密着させて…。
その谷間に口からワインをこぼして…谷間にワインを溜め込んだ!?
「サイトさぁん、こっちのワインはもっとおいしいですよぉ?」
言って、サイトの顔にその谷間を無理矢理近づける。
サイトは何かに必死に耐える顔をしていたけど、案の定。
シエスタの胸に顔を埋めて、そのワインを飲み干した。
やっぱ胸か!胸なのか!
…でも。
私だって、この「グラス」の話が出たとき、何も考えなかったわけじゃない。
…すっごい、恥ずかしいけど…。でも、アレに対抗するには…。
私はワインの瓶を掴んでベッドの上に上がると、ビスチェの下のぱんつを、脱ぎ去った。
極端に短いフリルの下は…私が、露出している。
私は、これからする、その、「グラス」に備えて…けけけけ、毛を、剃ってきた。
そして、膝を折り曲げてベッドの上にぺたん、と腰を下ろすと、太股をぴっちりと閉じる。
太股の付け根に出来た、三角形のくぼ地に、とくとくとワインを注ぐと…。
サイトに向けて、ビスチェのフリルを持ち上げて、言った。
「さ、サイト…。私のも、飲んで…」
694 :
女の友情:2006/11/04(土) 02:56:29 ID:nk1CBxej
私のも飲んで、ときた。
ワインのせいで緩んだ才人の理性は吹き飛び、ルイズの太股の付け根に溜まったワインを、飲み干す。
飲み干した後も、舌を休めず、剃ったせいでつるつるのそこを、嘗め回す。
「ふぁっ!やぁっ!」
ルイズの太股は一瞬で解け、桜色の秘裂が露になる。
才人は脱力したルイズの膝を割り開くと、その肉襞を味わうべく、舌を伸ばす。
しかしその才人は、シエスタによってルイズから引き剥がされた。
「ダメですよ、サイトさん。それに、ミス・ヴァリエールも」
「な、なんでだよ」
才人の抗議に、シエスタは胸をはだけたままルイズの背中に回り、ルイズの首に手を回す。
「今日は、サイトさんは何もしなくていいんです。
二人で『おもてなし』しましょうねって、決めましたよね?ミス・ヴァリエール…?」
ルイズの耳元でそう淫靡に囁く。
ルイズはシエスタの言葉に頷いた。と同時にシエスタの手が解かれる。ルイズは四つん這いになると、そのまま才人ににじり寄る。
才人は思わずあとずさるが、それより一瞬早くルイズの指が才人のズボンにかかった。
「ちょ、ルイズっ」
「サイトは、何もしなくていいから…」
言って、慣れた手つきであっという間に、才人のズボンのジッパーを下ろしきる。
その隙間から、すでに臨戦態勢になっていた才人が躍り出た。
ここからが本当の『おもてなし』…。
ミス・ヴァリエールは、こぼれ出たサイトさんの先端を口に含んだ。
私も、『おもてなし』しなきゃ…。
私もミス・ヴァリエールの反対側に横になり、硬くなったサイトさんの袋を吸い上げる。
「うぁ、ちょ、二人ともっ!」
サイトさんがカワイイ声を上げる。
ダメですよ、そんな声だしちゃ。
…もっとえっちな気分になっちゃいますから…。
私たちはサイトさんの言葉に応えるように、一旦サイトさんから口を離すと、今度は二人でサイトさんの茎を両側から咥える。
まるで合わせたように、ミス・ヴァリエールは上へ、私は下へ、サイトさんを舐め回す。
「うぁぁっ!」
抗議の声を上げることも忘れ、サイトさんが喘ぐ。
…ひさしぶりだから、よく効いてるみたい…。
しばらくそうやってサイトさんをいじめていると、茎が膨らんだ。
そして、二人の唇の間で、サイトさんが爆発した。
私たちの顔を、髪を、ひさしぶりのサイトさんが汚す…。
私たちは顔を見合わせる。
サイトさんの精液に塗れたミス・ヴァリエールは、すごくえっちな顔をしてた…。
私はそんなミス・ヴァリエールに引き寄せられ…。
二人は、お互いの顔にこびりついたサイトさんを、舐めあった。
695 :
女の友情:2006/11/04(土) 02:58:05 ID:nk1CBxej
ひさしぶりの、サイトの…。
サイトの、味…。
シエスタから舐め取ったサイトを久しぶりに味わい、私はもうガマンできなくなっていた。
すでに洪水になっているあそこで、まだ元気なサイトのおちんちんの茎を、挟む。
入れることはしない。まだ終わりたくないから。もっとサイトを、味わいたいから…。
私はそのまま、腰を上下に動かして、サイトの裏側を擦り上げる。
股間から昇ってくる熱い刺激に、私の喉が震える。
「うぁっ、ルイズっ、それっ」
サイトが、私の動きにあわせて、声を上げる。
いつもは私をいじめて感じさせているサイトが、今日は私の動きで感じてくれてる…。
それが嬉しくて、私の腰はさらに激しくくねる。
そうしていると、私の正面に、シエスタが現れた。
ちょうど私の反対側、サイトの腰の上に腰を下ろすと、私がしているように、サイトの茎を、あそこで挟み込む。
サイトの茎は、私とシエスタで、両側から挟み込まれるカタチになった。
「シエスタ…」
私は、目の前のシエスタの顔を、じっと見つめる。
文句があるわけじゃない。
シエスタも、したいんだね…。
「ミス・ヴァリエール…私も一緒に…」
そう言うと、シエスタの腰が、動き始めた。
私も腰を動かして、サイトの茎を擦る。
「うぁっ…」
でも、二人のあそこを擦りきるほど、サイトは大きくない。
私とシエスタは目配せすると、お互いの足を組み替えた。
私の左足の上にシエスタの右足が、私の右足の下にシエスタの左足が絡む。
こうすると、斜めになったお互いのあそこが、サイトをまんべんなく包み込む。
「うわっ、なんだこれっ…!」
シエスタの背中から聞こえるサイトの声が、変わる。
「はぁっ…これ、すごっ…」
目の前のシエスタの顔が、どんどんイヤらしくなる。
私の喉も、ガマンできなくなってどんどんイヤらしい声を出す。
私とシエスタの目線が絡み合って…いつの間にか、私とシエスタは、キスをしていた。
二人はキスしたまま、まるで一人がしているように、ぴったりと合わさった動きで、サイトを擦りあげる。
二人の間のサイトが一瞬膨らんで…。
また、爆発した。
696 :
女の友情:2006/11/04(土) 02:58:43 ID:nk1CBxej
その後、二人は交互に才人と交じり合い、三人は川の字になって横になっていた。
真ん中の才人は疲れたのか、一足先に眠りについている。
ルイズとシエスタはお互いに才人の胸を枕にしていた。
「…ねえミス・ヴァリエール」
「…なあにシエスタ」
「私、もうどうでもよくなっちゃいました」
「…奇遇ね、私もよ」
「どうせサイトさんは、どっちか選ぶなんてできないと思うし」
「なんのかんの言って流されやすいしね」
「優しいですし。誰かを傷つけるなんて出来ない人ですし」
「それもそうね」
「だから、しばらく休戦といきましょう」
「そうね。無理に争う必要なんてないもの」
「だから、今度からサイトさんがしたい時にさせてあげましょうよ」
「…最初はそのはずだったんだけどねー」
「…ですねー」
「「この、節操なしがねー」」
そして、その節操なしはとんでもない寝言を言ってのけるのである。
「おい、いきなり咥えちゃダメだってシャルロット…小さいくせにエロいんだから…」
ぴきぴっ。
次の日、女子寮の窓から簀巻きにされて吊り下げられているボコボコの才人を、何人もの生徒が目にしたが、助ける者は居なかったという。〜fin
「タバサ?今日は用事だとかって街に出てったけど?」
とはキュルケの談。
697 :
せんたいさん:2006/11/04(土) 03:00:22 ID:nk1CBxej
はいおわりー。
前と同じようなオチに持って行きたかったんだけどかなり無理が過ぎたorz
おかげでこんな時間にうpするハメにorz
まあ眠いんでもう寝ます。
ではおやすみなさいーノシ
>>697 おやすみなさい!
あなたに始祖ブリミルのご加護があらん事を!
つまり「用事で街に出た」というのが伏線となって元のロリコン路線に戻るわけか…
奥が深い……
おやすみなさい。
そしてようこそ。
サイトは本当に節操なしですねw
GJです
「サイト、お勤めよ」
明かりが落とされた部屋の中。サイトにネグリジェを着せてもらったルイズは、
ベッドに腰掛けるとそっけなくそう言った。
ルイズの言葉に、サイトは反射的にルイズに注目する。
ベッドの縁に腰掛けているルイズは、サイトの視線を確認すると、膝を少しずつ広げていく。
サイトの刺すような視線に、ルイズは、股間の筋が張り詰めるまでに股を開くと、
太ももの頂点を隠しているネグリジェの裾を、ゆっくり持ち上げていく。
だんだん露になっていくルイズの太ももに視線を注ぐサイトの瞳は、
獣のように爛々と輝き始める。
やがて、ネグリジェの下から、こじんまりとした割れ目が露出した。
ルイズは、ネグリジェの裾を口にくわえると、白くて細い指を割れ目にそえる。
そして指を横に広げて、サイトに見せ付けるように陰部の中をさらけ出した。
自ら大股を広げ、陰部を露出するという下品な痴態をさらしているルイズの顔は、
もうすっかり上気している。
「ルイズ……ルイズ、ルイズっ!」
サイトは、いても立ってもいられないように身体をゆすっている。
その口端からわずかに涎が垂れている。
ルイズは、そんなサイトの様子に満足すると、つぶやくように言った。
「して」
「して」
ルイズの言葉に、サイトの獣じみた目はさらに開かれ、
弾かれたようにルイズの股間にむしゃぶりついた。
「んっ!」
ルイズはその荒々しい刺激に眉を寄せ、唇を噛む。
「サイト! ダメっ! もっと優しくしなさい!」
ルイズに叱り付けられて、サイトの動きが少し緩やかになる。
同時にルイズの表情は緩み、恍惚をたたえたものになる。
「そう、そうよ、いいわ、サイト。んんっ! んっ!」
「んっ、んっ、そうよ。それじゃ、戒めを、解いてあげる」
ルイズはサイドテーブルの魔法の杖を手に取ると、
喘ぎながらもルーンを唱え魔法の杖を振る。
すると、サイトのズボンのベルトが緩み、
ジーンズとパンツが一緒に膝まで引き下げられた。
ルイズの魔法により、勃起不能にさせられていたサイトの陰茎が
たちまち張り詰めるように勃起した。
「まったく、盛りのついた犬ね」
ルイズはサイトの陰茎に目を細めると、その白くてしなやか足を伸ばし、
サイトの陰茎を器用に足の指先ではさむ。
そしてその陰茎を上下にしごき始めた。
「ううっ!」
その刺激にサイトは反射的に腰を引き、思わずルイズから口を離す。
「バカ! ちゃんと舐めなさい!」
「ご、ごめ」
ルイズは、サイトの言葉が終わらないうちに、サイトの頭に手をかけると、
サイトの口に陰核を押し付け、催促するように腰をゆする。
「んんっ!」
「んっ、んっ、あん、あんっ!」
薄暗い部屋の中、ルイズの嬌声と、サイトがルイズの股間を舐る音だけが響く。
やがてルイズの声に切羽詰ったものが混じり始めた。
その声に反応して、サイトの陰茎と、その陰茎をしごくルイズの足の指にも
ぬるぬるした物と湿った音がまとわりつき始める。
「ん、あっ!、も、もう、ご、ご主人様に、こ、こんなことしてっ!
ほ、ほんとにいやらしい使い魔なんだから!
こ、こんないやらしい使い魔には、お、おしおき、おしおきをっ! あっ、ああっ!」
ルイズの言葉に、サイトはより派手にルイズの股間を吸いたてる。
その刺激にルイズはもはや言葉を継ぐことができず、
そのピンクのきれいな髪を振りたてる。
「ーーーっ!」
やがてルイズは眉を寄せ、唇をかみ締めると、
引いた腰を乱暴に送り出して、サイトの顔に自分の股間に擦り付け、
仰け反って白くて細い喉をさらしながら絶頂を迎えた。
ルイズの快感を感じ取ったサイトも絶頂を迎える。激しく腰を振りたてて、
ルイズの白くて細い足の脛に、足の甲に、そして足の指に精液を浴びせていく。
「んっんっーーーーっ!!」
ルイズは、絶頂の赴くままにサイトに何度も股間を擦り付けていく。
サイトも、ルイズの足に陰茎をこすりつけ、精液を搾り出していく。
こうして絶頂が過ぎ去ると、ルイズは股をだらしなく広げたまま、
脱力してベッドに仰向けに倒れた。
ルイズの股間からはルイズの分泌液が流れ出し、シーツに染みを作っている。
サイトもまた、精液が滴る陰茎をそのままに、藁束に身を投げ出す。
荒い息を吐きながら、胸を上下させる二人だけの部屋には、
雄と雌の淫臭がむっと立ち込めている。
まだ荒い息のサイトだったが、恍惚の表情を浮かべているルイズの足元に這い寄ると、
分泌液にまみれたルイズの股間を丁寧に舐め清めはじめる。
時折サイトの舌先から与えられる刺激に、ルイズの身体がびくりと動く。
股間がきれいになると、サイトは精液にまみれたルイズの足を丁寧に舐め始めた。
いつもそのころになると、ルイズは身を起こす。
そして一心不乱にルイズの足を舐めるそんなサイトを、
いとおしむような柔らかい眼差しで見つめるのだった。
ねみーな。寝るか
永遠にな。
ところでお前らのレベル何?
俺はロリ、ロリ、ロリ、萌えのスクウェア。
私はロリコン、シスコン、マザコンのトライアングルのようだ。
認めたくないものだな(ry
ロリコン、獣娘スキー、ライトMでトライアングル
今の自分は勝っていると思いま(ry
巨乳スキー・ロリコン・無口好きのトライアングル
なん でも いけます
ごめん吊ってくるorz
いったい何系統あるんだ“この世界”の属性はw
ああ、ちなみに俺は、女友達、女友達、アナ○、のトライアングルを得意としている。
俺は無口・ロリコン・メガネのトライアングルだ
それタバ専じゃねえか
突っ込み早ぇよw
何この流れw
718 :
261のひと:2006/11/05(日) 02:24:32 ID:SP1qeiv/
>>630-633の続き……ハロウィン過ぎちゃったし、あんまりちゃんと続きにしませんでした。
純正な続き期待した方申し訳ないです。
719 :
1/7:2006/11/05(日) 02:25:04 ID:SP1qeiv/
……昼間は大失敗だった。
わたしの繊細な心は随分傷ついたわっ。
サイトに……慰めてもらってもいいよね?
あのままからかわれながら過ごしたお茶会で、はろうぃんに付いての情報収集は完璧。
○モンスターの扮装をした方が、呪文を唱える。
○お菓子を食べさせるか、イタズラを甘んじて受ける。
……サイトの世界って……変。
でも……この風習は……悪くないわね。
「風習じゃ仕方ないよね?」
サイトにあーんってしてもらうなんて……
「し、仕方ないわよね?別にやりたくてやるわけじゃないんだしっ」
もし、サイトがお菓子を持ってなかったら……
昼間のシエスタを思い出す。
………お菓子を持って無さそうな時を狙おう。
サイトのことを考えて、サイトのためにできる事をする時はドキドキする。
「えっと、モンスターの扮装って……」
何か有るかな?
わたしに相応しい……ユニコーンとか、………馬の格好?却下。
水の精霊……どうやるのよ?
ドラゴン………可愛くない。
グリフォン………縁起悪い、瞬殺されそう。閃光ぽいし。
……サイトの世界のモンスターってどんななのよ?
わたしが扮装しても問題なくて、可愛いの!!
何かないかしら?
一生懸命考える………無理、仕方ない……
困った時の伝説頼み。
「よう、娘っ子」
「知恵を貸しなさい」
「………いいけどよー、おりゃあ剣だぜ?なんだか最近みんな忘れてるみたいで、デルフ切ない」
「や、役に立つんならいいじゃないっ」
「まぁ、ずーーっと鞘に入れっぱなしよりゃ良いけどよ、何が有った?」
……わたしはかいつまんで、はろうぃんと、昼間の出来事を話した。
「ぎゃはははははははは、大胆だなー娘っ子!!」
「……溶かす?」
「今溶かしたら、そっちが困るんじゃねーか?」
……足もとみてぇぇぇ
「まぁ、そういう事情なら、簡単だ」
え、簡単なの?
「人型のモンスターに化ければいい」
「あ、そか……えっと、ワーキャットとか?」
「そうそう、あの耳また使えや」
「……アレには苦い思い出が有るんだけど?」
「文句が多い娘っ子だなぁ、じゃ仕方ない、おれの発案でよければ一個あるぞ?」
「どどどど、どんなの?」
「準備は少なくて良いし、ばっちりそそるぞ?」
「早く話しなさい!!」
「ヴァンパイア」
「ヴァンパイア――――?なんでそんな物騒なのに化けるのよ?」
会いたくないモンスターのトップクラスじゃない。
「いや、人型だしよ。それにほれ、それ使えばそれっぽいぞ?」
マント……?
「これつけるだけ?」
「それじゃあ、芸がないだろ?だからだな……」
わたしが側によるのを待って、ぽしょぽしょとデルフが……
「えぇぇぇぇぇぇっぇえ、何の冗談よぉぉぉぉ!!」
720 :
2/7:2006/11/05(日) 02:25:36 ID:SP1qeiv/
「スースーするっ」
「そりゃあなぁ……」
あんなミスがないように、ドアにはロックが掛かってるとはいえ……
「かなり恥ずかしいわよ?」
マントの下は……裸だ。
「いや、相棒それに気がついた途端に飛び掛ってくるぜ?」
「ほ、本当?」
「おぅ、保障してやらぁ」
…………まぁ、サイトが……って
「べ、別に飛び掛ってなんかっっっ」
「そうだよな、ま、どうなるかはその時のお楽しみだ」
なんだか剣にあしらわれた……
窓に駆け寄って、そっと下を覗き込む。
サイト……まだかな?
そんなことを考えていると、風が渦巻く。
「きゃぁぁぁぁあ」
いきなりマントがまくれ上がる。
「きゅい?」
……ドラゴンがつぶらな瞳でわたしを見てた。
(なにしてるの?なにしてるの?きゅいきゅい)
そんな感じだ。
「ど、どっか行きなさい!!」
ドラゴンにだって見られるの恥ずかしい。
「窓から覗くなんて、非常識よっ!!」
(人間にしては非常識な格好してるのに、何か言われたよ)
「あぁぁぁぁ、なんか今ドラゴンに馬鹿にされたきがするぅぅぅ」
「む、娘っ子……そりゃあ…気のせい……でもないか、風韻竜か?」
「なんでも良いわよっ、立ち去りなさい、タバサに言いつけるわよっ」
(その格好じゃ言いつけにいけないくせに、きゅいきゅい)
「あぁぁぁぁ、やっぱり馬鹿にしてるっ!あの目は馬鹿にしてる目だぁぁぁ」
「……無理なくねーか?」
「サ、サイトの故郷の風習なんだから、仕方ないじゃないのっ!!」
(風習?)
「今日は、サイトがご主人様にゃん!!」
「……混ざってる混ざってる」
「いいのよ、今日は使い魔が主で、主が使い魔なのっ!!」
(そうなの?そうなの?きゅいきゅい)
「そうよっ、サイトの故郷の風習なのっ、モンスターが偉いの、あーんってしてもらえるし、いたずらOKなのっ」
(いい事聞いたーーーーきゅいきゅい)
すごい勢いで何処かに飛んでいってしまう。
気まぐれな竜ね。
「やっと何処かに行ったわね」
「……やべーきがするけどなぁ……」
「なにがよっ?」
「いや、良いけどよ、ところで娘っ子、メイドはどうする気だ?」
「あ、」
「今日は外出でもするのか?いたら絶対何もできないと思うぜ?」
「わ……」
「その格好見られるのもアレだし……」
「忘れてたぁぁぁぁぁぁぁ」
「……降臨祭の二の舞か?」
「あんたも何か考えなさぁぁぁぁい!!」
シエスタの追い払い方なんて……そんなに簡単に思いつくはずなかった。
721 :
3/7:2006/11/05(日) 02:26:08 ID:SP1qeiv/
「しくしくなの、しくしくなの」
変な泣き声が聞こえた……
「なんだぁ?」
ルイズの部屋に帰る途中……人気のない寮の廊下で泣き声が響く。
「……ホラーか?」
足を止めて声に意識を集中させる。
「だまされたの、ひどいの、人間なんて死ねばいいの」
物騒だな……
泣き声の主を求めて廊下を進む。
「女の子の声だし……ほっとけねぇよな。」
人気のない廊下の端に、誰かうずくまっていた。
タバサの部屋の前?
側まで……ってぇぇぇぇぇ
「は、裸ぁぁぁ」
全裸の女の人が廊下の端ですすり泣いてるって、なんだぁぁ??
「あ、アイト?サイトだっけ?サイフ?」
「真ん中のでって、わぁぁぁぁぁ立ち上がるなぁぁぁ」
「あ、サイトなのね?きゅいきゅい。どうして、こんなところにいるの?」
「うあぁぁぁぁ、無造作にすたすた寄って来るなぁぁぁ」
「サイト、テンション高いね、やっぱりお姉さまとバランス取れてるね」
頭が真っ白になる。
「赤いね、赤いね、面白いね、男の子ってみんなこうなの?遠くで見るのと違うね」
そんなことを言いながら目の前には二つの山……はっ
「こ、これでも着てぇぇぇぇぇ」
り、理性が……理性が……
「えー嫌、窮屈だしっ」
「お願いだから着てくれぇぇぇぇ」
無理やり羽織らせる。ほっ一安心。
「いらない、邪魔だもん」
脱ごうとする。
「だ、だめだぁぁっぁあ、そんなことはゆるさぁぁぁん」
「なにするのぉ、いい人だと思ってたのにっ、騙したの?騙したの?」
「良いから、ゆうことをきけぇぇぇ」
「いやなのぉぉぉぉぉ」
「えぇぇぇぇいっ、こうなったら力ずくだぁぁぁ」
「あーれーなのっ、酷いの、ずるいの。こんなの嫌、助けてお姉さまっ」
「良いから、大人しくしろぉぉぉ」
722 :
4/7:2006/11/05(日) 02:26:39 ID:SP1qeiv/
廊下の向こうの方にサイトさんの後姿が見えた。
今日のお仕事は一段落で、サイトさん達の部屋に帰るだけ。
「サイトさーん」
……あら、気づかなかったのかしら?
結構離れてるし、仕方ないのかしら。
あれ?部屋の方に向かってない?
……どこに行くのかしら?
こっそり後についていく。
(まさか他の女の子の所?最近……もてるし)
これは突き止めないと。
……女の声………やっぱり?
ドキドキしながら付いていく。
……あれ、この先は行き止まり?
十分距離をとって……向こうを覗く。
やっぱりサイトさんの向こうに人影が……
……うふふふふふ、良かったですねぇ、サイトさんもてて。
どこまでの仲なのかしら?
もう少し様子を見ましょうかしら?
踏み込むのとミス・ヴァリエール呼んでくるのどっちが良いかしら?
そんなことを考えていると……
「だ、だめだぁぁっぁあ、そんなことはゆるさぁぁぁん」
「なにするのぉ、いい人だと思ってたのにっ、騙したの?騙したの?」
「良いから、ゆうことをきけぇぇぇ」
「いやなのぉぉぉぉぉ」
「えぇぇぇぇいっ、こうなったら力ずくだぁぁぁ」
「あーれーなのっ、酷いの、ずるいの。こんなの嫌、助けてお姉さまっ」
「良いから、大人しくしろぉぉぉ」
って……何事ぉぉぉ?
慌ててサイトさん達の方に向かうと……
サイトさんが女の人の服を掴んで、必死の形相で引き剥がそうと……
「サイトさん?」
大きな声を出したつもりはないのに、サイトさんも見たことがない女の人も、弾かれた様にこちらを見た。
「楽しそうですねぇ?」
「ひっ、シ、シエスタ?」
「だれ?」
……へぇ、わたしなんて眼中にないんですね?
「こんな所で何してたんですか?」
「え、いやその、泣き声がっ」
「騙されたの!騙されたの!!騙されたの!!!」
「待てぇぇぇぇぇ」
サイトさんを見る。
「ひぃっ、ち、違う。誤解だシエスタ。」
「主従そろって、酷いから、やっちゃえやっちゃえ」
……?
「主従?」
「うん、二人ともシルフィ騙したから、不幸になってしまうの」
………
「何が有ったんです?」
「今日は甘えてもいい日だって聞いたから、こんな格好までしたのに、お姉さまはそれは嘘だって言ったの、きゅい」
「そのあとここで泣いてたら、いきなり酷い事されたの」
「ひどくねぇぇぇぇ」
723 :
5/7:2006/11/05(日) 02:27:10 ID:SP1qeiv/
「つまり、ルイズが甘えても良いって言ったんだよな?」
「そう、シルフィ聞いたし、間違えてないはずなのに、違うって言われたから、騙された。」
サイトさんと、シルフィさんが話してる。
口裏を合わせている様子はなかった。
ちょっと安心。
……でも。
「ミス・ヴァリエールが『今日は、サイトがご主人様にゃん!!』って仰ったんですね?」
「そうなの、間違いないの、シルフィ大きなお耳で聞きました。間違いなく聞きました。」
……大きい?
それはさておき……また、降臨祭の時のアレね……どうしようかしら?
「ところで、お姉さまってだれ?」
サイトさんが普通に話を始めてる……良いけど。
「お姉さまはお姉さまなの。」
「……どんな人?ってか学生?知ってる人?何してる人?」
「シャルロットって言うの、綺麗よ、可愛いよ、お勧めよ」
……ドサクサでサイトさんにアピール……敵かしら?
でも、この階の貴族の方にシャルロットさまって居たかしら?
メイドにもいないし……
「何してる方なんですか?」
「……んー騎士様?」
なんで騎士様の妹がこんな所にいるのかしら?
「姉妹で仲良いんだな、やっぱり二人とも美人なの?」
……へーサイトさん興味ですねぇ。
「お姉さま、可愛いのに強くて、こっそりと優しいの、誤解されやすいけど、シルフィ知ってるもの、誰か良い人がいたらいいなって思ってるの、サイトどう?」
なぁぁぁぁ
「だめですっ!!」
「えーなんで?なんで?お姉さま可愛いよ?お勧めよ?きゅいきゅい」
「きゅいきゅいとか言ってる人にサイトさんはあげません」
「……俺の意見は?」
「お姉さまはきゅいきゅい言わないよ?」
「却下です」
騎士同士なんて、ある意味ミス・ヴァリエールより手ごわいじゃないですかっ。
「………姉妹って日頃どんなことしてるの?」
わたしが睨んでるせいか、サイトさんが話をそらす。
「……んーーーー?日頃、毎日してること?」
「そうですねっ、貴族の方の生活って興味有りますねっ」
悪い予感がするからわたしもそれに乗る。
「お姉さまと、毎日する事……お姉さまは毎日シルフィに乗るの」
……は?
「乗らない日も有るけど、大体毎日乗るの」
「……の、のる?」
「うん、そして飛ぶの」
……のって……とんで?
「その……どんな感じに?」
「感じ?気持ち良いの、お姉さまも気持ち良さそうなの」
「な……ななななな」
「……シ、シルフィさん、具体的にっ詳しく、詳細にぃぃぃぃ!!」
「サイトさんっ!!!」
「詳しく?」
「是非にっ!!」
……その……わたしもちょっと興味があったり………
「シルフィがじっとしていると、お姉さまがシルフィの身体押さえつけて、無理に上に乗るの」
「シルフィが最初ゆっくり動かすの」
「な、なにを?」
「決まってるの、サイト分からないの?お馬鹿さん?」
こ、これは……
724 :
6/7:2006/11/05(日) 02:28:01 ID:SP1qeiv/
「ゆっくりのときは、ちょびっと飛んで、そのまま少し動いて良い場所を探すの」
……うぉぉぉぉ、すげえぜ、シルフィさんのお姉さま!!
「いいところを見つけたら、強く動いてもっと高く上がるの。」
ゴクリって…何か聞こえた…おぉ…シエスタも聞き入ってる……
「どんどん高く上がるととっても気持ちよくなるの、お姉さまとぴったりくっつけて嬉しいの、きゅいきゅい」
ぴ、ぴったり……
「ぐ、具体的にはどこがぴったりくっ付くんでしょうか?」
「そこに決まってるの、きゅいきゅい」
……もちろん股間を指差された……
「うぉぉぉぉぉ、シルフィさん最高!!」
「は、はしたないですっ!」
エロイ、エロイよシルフィさん。
「と、ところで何で裸だったの?」
「シルフィいつも裸だよ?きゅいきゅい」
え?
「お姉さまが服くれないと、着るものないの、きゅいきゅい」
……ずっと裸ですかっっっGJお姉さま!!
「そ、そのぉ……飛ぶ時って……どこで?この辺りにいい所があるんですか?」
シエスタ……聞いてどうするんだ……って、潤んだ目で見つめられてるぅぅ。
「きゅい?飛ぶのはいつもお外なの」
「そ、外なんですか?」
「道とか、お姉さまのお家とか、お城でも飛ぶの、どうかしたの?きゅいきゅい」
「しょ、初心者にはきついです……でも……サイトさんが……」
……レベルたかっ凄いぜお姉さま。
「す、凄いお姉さまですね」
「お姉さまは凄いの、あ、でも……」
「で、でもぉぉぉ?」
こ、これ以上があるのか?
「言うこと聞かないと、ご飯抜きで辛いかも。」
「うぉぉぉぉ、躾けられてるぅぅぅ、調教?調教なのかぁぁぁ?」
「す、すごい、本当にこんな人居るんですね……」
「あれ?でもサイトも一緒に飛んだこと無かったっけ?」
え?
「なんですってぇぇぇぇぇ」
シエスタが睨んでる……
「ま、待って、心当たりがねぇぇぇぇえ」
そんな時どこからか口笛が聞こえた。
「あ、お姉さまが呼んでる」
シルフィさんマントを着たまま、何処かに行こうと……
「ま、待って……」
誤解を解いていってくれぇぇぇぇシエスタこえぇぇぇっぇえ
「あ、これ返さないと、はい」
あっさりマントを脱ぎ捨てて俺に手渡す。
凹凸のはっきりしたラインについ見入ってしまう。
「サイトさぁぁぁぁぁぁん?」
はっ、やばっ
「じゃぁねー、きゅいきゅい」
裸のまま走り去るシルフィさん……
「ちょ、まって……何か一言ぉぉぉぉ」
今のままだと本気でヤバイ
「んーーーーーサイトーーー」
「はいっ!!!」
何とかして行ってくれぇぇぇぇぇ
「また一緒にとぼうね、きゅいきゅい」
ぎゃぁぁぁぁあ、シルフィさんルイズ並に空気読めねぇぇぇぇ!!
「またって何ですかぁぁぁ、サイトさん!!」
725 :
7/7:2006/11/05(日) 02:28:32 ID:SP1qeiv/
「なんだか二人とも遅いわねー」
「服着るのが間に合ってよかったじゃねーか?」
そうなんだけどねー
「いたいって、誤解!!誤解なんだよシエスタっ」
サイトの声が遠くから聞こえてくる。
何事?
「ただいま帰りました、ミス・ヴァリエール」
「お帰り、サイトのて、引っ張ってどうしたの?」
シエスタのオーラが黒い……何か有ったのかしら?
「『今日は、サイトがご主人様にゃん!!』?」
「なぁぁぁぁぁぁ」
「何かたくらまれた様ですね?」
何でばれてるのぉぉぉぉ?
「あーやっぱ誰かに喋ったか……」
「ぼ、棒っ切れどういうことよ?」
こ、怖いシエスタ怖い……
「それはさておき、サイトさんが……よそで女性に手を出してます」
「な、何ですってぇぇぇぇぇ」
「誤解だって」
「何度も、一緒に、飛んだ、そうです」
「飛ぶ?」
何のことかしら?
「それはサイトさんに説明してもらいましょう……ね?」
「……そうね……サイト説明しなさい」
なんだか分からないけど、浮気したみたい。
「ご、ごかいだぁぁぁぁぁあ」
「じゃあ、ちゃんとご主人様に報告なさい!!」
「わたしも聞いてますね?」
「ひぃぃぃぃぃ、なんかモンスターが二匹居るぅぅぅぅ」
「……丁度良かったじゃねぇか、相棒、はろうぃんなんだろ?」
「こんなん、ハロウィンじゃねぇぇっぇぇえ」
サイトの言い訳は……一晩続いたという…。
シルフィ難しい…テキストのサンプルの絶対量が足りないから、これで良いのか自信ない。
違和感あったらごめんなさい。
最近来てなかったんだが、
ちょ、シルフィード擬人化ってそれ・・・・・・
いや、どっかにそーゆーネタあったのか?(少なくとも小説版には無いよな?
なんにせよ職人さんアグレッシブ過ぎないッスか?
外伝がでたんじゃなかったっけ?
俺も知らないけどそれのネタじゃないかな
つタバサの使い魔
外伝でシルフィードの株が上がった
げほげほげほげほ!
な、なんたる……wktkしてたら不意打ちで腹が痛い(笑いすぎで)
確かにサンプルの量が絶対的に足りてない状態ですが、それだけに違和感もなく読めましたし、ありなんではないでしょうか。
なんにせよGJ!!
最近、職人の数減ってねぇ?
気のせいか?
現状、2人くらいしかいないよね?
まぁ新規参加はし辛い雰囲気ではあるわな
ちょ、電車で吹き出しちまったじゃねーか。
書き込みしづらいってーか、コンスタントに投下できるようなへんたいさんが二人だけなんじゃなかろうか(・ω・)
素朴な疑問なんだけどいいかな?
実際には補完庫に直接書いてる人もいるらしいけど、
そういう人はどうやってモチベ保ってるのかな?
ここに投下すれば即
GJ! とか 良かった ってレスが付くけど。
反応はカウンター回った数だけでしか分からないし、
それならスレに投下すればいいのにって思うのは俺だけ?
人それぞれ
どこかのロリコンのヒット数≒作者別のヒット数な件
739 :
コリコリ:2006/11/05(日) 11:23:58 ID:n3MfpM1s
ここのレベル、上がったね
5巻がどこにも売ってないんだが。
>>736 補完庫に直接書いてる人なんて
見た事無いわけだがw
>>739 エロレベルは確実に上がったね!
上手い非エロを書ける人が減ったとも言えるけどw
>>740 小さな書店を狙うか、大手のフェアを狙う!
「少女の苦悩〜」の職人はいつ戻ってきてくれるのやら・・・。
このスレでのゴタゴタに嫌気でもさしたのかなぁ・・・。
>>743 あの人は8月以降は1スレに1本ペースで書いてくれてるから気長に待て
本人だってSSだけ書いてる訳じゃないだろうしな
ところで480k行ったから次スレ立ててくるけどテンプレは1のwikiだけ直せばいいよな?
>745
では俺が立てる
乙
>>741 クズ?
ひたすらしつこい上に、他の職人には迷惑かけてないとか言う妄想野郎と、
いい加減スルーしろの261のおかげで、やたらと過疎ってるわけですが?
このレベルで過疎とか言ってたら他スレの住人に袋叩きにあうんじゃ・・・
アニメが終わってるのにこの速度でスレが進んでること自体驚異的だ。
>>743 魔王書いてる人が同じ人のはず。
>>747 乙
>>747さん お疲れ様です。
>>736さん スレに書き込むたびにしつこく嫌がらせされた人が居たんです。
>>738さん トップに作者ページに飛ぶリンクがありますので、そこから行った方のカウントは作者ページに付かないからかと。
作者ページ通さずに行かれるかとも居るんだと思います。おもしろいし。(そのうち数字逆転するかも)
>>741さん 悲しいことに過去形で居ましたし、直接投下起こりかけた途端に保管庫が荒らされて、
その流れで保管庫の書き込み今ほとんどありません。
>>749さん ごめんなさい、謝るしかできないのですが。
>>750さん 人数は減ってますよね、アクセス解析設置してから、保管庫に書き込む人ほとんど居ませんし。
ここもあの後書き込み減ってますし。
そもそも自分の責任もあるのに、自分ではどうしようもないので悲しいです。
アクセス解析外した方がよいのでしょうかね。
でも、またあんなこと起きてからだと、後手後手ですし。
保管庫のほう静かで寂しいけど、いつもはこっちに書くのも迷惑かなと書いてませんが、次スレたったしいいかなと。
ちょっと愚痴言ってみました。見苦しくてごめんなさい。
261
みなさん、261の人、いつもお疲れ様です。
次スレ立ったようなので自分のwikiのリンクなども更新せねば…
と思いながら疲れた足を引きずりつつ…只今やっと帰宅。
皆さんや261氏との協力、連携プレイにより何とか生き延びている私です。
保管庫のアクセス数は55000を軽く超えたようで…素晴らしいですね。
書き手は…たった一人でも読み手がいて喜んで貰えればそれで充分。
私などは…読み手が一人もいなくなっても…書くときは書くでしょう♪
決して現状が過疎っているとは思いません…数日もレスが付かないなど、
他では当たり前のペースだったりするんですから。
(過疎った原因の一端は自分にありますので…どのツラ下げて…ですが)
ちゃんとコンスタントに投下している職人さんには頭が下がる思いです。
保管庫はカウンター数でしか反応を伺う事が出来ないし、直投下も無し…
作品への批評・意見・要望なども無いと少々寂しく思えてしまうのは良く判ります。
自分でwiki作って…やはり「反応」ってモチベに影響するんだなぁと痛感しましたから^^;
私が言うのも変ですが…少々みんな神経質になり過ぎてしまったのかもしれませんね。
261氏の言う通り…次スレ立ったし良いかなぁと…久しぶりに降臨。
スレ埋めの戯言でした…。
住民が神経質がどうかはしらんが、正直トラブル起こりすぎだろとは思う
>>752>>753 お疲れ様です。保管庫はなかなか萌えるコンテンツのあるいいサイトですね。
今後も引き続き楽しみにしてます。
>>754 明らかに私怨で動いてる奴がいるからなぁ。
ものかき氏が悪いのではなく、ついてきた気違いが…。
ものかき氏よ、あんたもとんだとばっちりを受けたな。
厨はどこにでもいるからな。
>>752 毎度お疲れ様です。ほとぼりが冷めたら、それなりに元に戻るのではないでしょうか。
私は見ているだけですが、これからもよろしくお願いします。
梅ついでにお願い
>>753 新スレに書き込むなら、これまでの粘着厨ネタには触れない方向でお願いしたい。
書かれていればすぐ反応しちゃうだろうし。
表面上はすべて水に流しておいて欲しい。表面だけでいいんで。
運悪く粘着を一匹飼う事になってしまって大変だとは思いますが、これからもがんばってください。
>>752 いやいや、減ってるっついますが
この手の作品はアニメが終われば減るの普通ですからね、マジな話。
終わって即消滅したスレなんていくつもありますし。
>>754 ある程度勢いがつくとどのスレでもほぼ確実に一度はああなる、2chのサガ。
才人とシエスタとアンリエッタが一緒にお風呂に入って
というネタ希望。
760 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/06(月) 20:45:06 ID:Nhzg7O8d
質問
エロじゃない作品の投下もここで良いのですか
他の小説、漫画、アニメとのクロスオーバーでも良いのですか
むしろオレは非エロが好き
みんな新スレにいるみたいだし、こっちに作品投下してみる
と思ったら512超えそうで書き込めない
しかもageごめんなさい
>>763 期待。余った分は新スレに書き込むなりしてここ埋めてください。
「ふぅ……」
彼は、深いため息をついた。
真っ赤な上着に体にフィットした黒いズボン、白髪で鍛え上げられ引き締まった体つき、腰には上着と同じ真っ赤な布を巻いていた。
「あんた誰?」
彼の顔をまじまじと覗き込んでいる少女。
年齢は12、3と言ったところだろうか。黒いマントの下に、白いブラウス、グレーのプリーツスカートを着た体で、自分より遥かに背の高い目の前の男を凝視している。
「キミが私のマスターか。驚いたな。魔方陣や触媒も無しに私を召喚するとは。まぁ、仕方ない、これも守護者としての定めだ。目的は達したことだし、な」
「ちょっと、質問に答えなさいよ!あんた誰!」
腕を組み、訳の分からないことをぶつぶつとぼやいて、自分の質問に答えようとしない彼に彼女は苛立ちを感じながらももう一度聞いた。
「ああ、私はエミヤだ」
「貴族……じゃないわよね、かといって平民の服装とも違うし」
周りを取り囲んでいる少年少女たちも、怪訝な顔つきで二人を見ている。
「ルイズ、『サモン・サーヴァント』でいったい何を呼び出したの?平民?それとも新種の獣だったりして」
誰かがそう言うと、彼の顔を凝視している少女以外の全員が笑った。
「ちょ、ちょっと間違っただけよ!」
ルイズと呼ばれた少女は、もう一度召喚の儀式を行いたいと教師らしき人物に必死に訴えていたが、それは認められないようだ。
呼び出した以上、エミヤと契約を交わさなければならない、ということらしい。
ルイズは、手に持った小さな杖をエミヤの目の前で振り、呪文らしき言葉を唱え始めた。
「届かないから屈みなさい!」
古今東西、契約の方法はさまざまある。
英霊として存在しさまざまな儀式を体験したことのあるエミヤにしてみれば、屈んだところにいきなりキスをされようと特にあわてることではなかった。
体が熱を帯びてくる。おそらく主人との魔力回路が繋がったりしているのだろう。
しばらくすると体は平静を取り戻した。
しかし、エミヤはそこで信じられないものを目の当たりにする。
自分の左手の甲に紋章が浮き出ているのだ。英霊であるエミヤの体に紋章を刻むなど、並大抵の魔術師では不可能のはずだ。
「これで全員終わったな。では教室に戻るぞ」
先ほどの教師と思える男の言葉に、周りの少年少女たちは従い遠くに見える建物のほうへ飛んでいった。
「あんた何者?」
ルイズの自室で、通算三度目になる質問がされた。
「英霊だと言っているだろう。英霊である私が、君の召喚に応じた。それ以上でもそれ以下でもない」
「だから英霊って何なのよ!なんで私ばっかり人間を使い魔にしなくちゃならないわけ?」
「人間ではなく英霊だと言っているだろう。マスター、きみは運がいい。私を召喚したのだから、これから先困ることはないな」
エミヤは腕を組み、自信満々に言う。
「そのマスターって呼び方やめて。ルイズでいいわ。それで?あんた何が出来るのよ」
「大抵の命令には従おう」
「じゃあ掃除、洗濯、その他雑用をやらせてあげる」
「なに?英霊にそんなことをさせるつもりか」
「あんた私の使い魔でしょ、これ洗濯しといて」
何かを投げつけられる。レースのついたキャミソールに、白いパンティ。それを、信じられないといった面持ちで手に受け止めるエミヤ。
過去には危険な任務もあった。主人を助けるために体を張ることだって稀ではないし、目的達成のために犠牲になることだってあった。そんな英霊に、掃除、洗濯、その他雑用をさせるなど世界初だろう。
次の日、教室ではエミヤに注目が集まった。人間を使い魔にするなど古今東西例の無いことらしい。
もちろん尊敬の眼差しではない。教室にいる生徒たちはルイズの背後に立っているエミヤを見て、にやにやと笑いを浮かべ、さすがはゼロだ。などと言うひそひそ声が聞こえてくる。
講義を行う教師が入ってきて、教室は静かになった。
教師が彼らの言う魔法について講釈をしていた。『火』『水』『土』『風』を四大系統とよび、それらを操るのが魔法だという。
なるほど、前の世界とは違うな、とエミヤは思った。
彼らの言う魔法は、エミヤの居た世界では魔術に分類されるのだが、それをここで言ったとしてもややこしくなるだけなので、思うだけに留めておくことにした。
この教師は『土』系統の魔法使いらしい。講義は進み、教師は石ころを真鍮に変えるなどの魔法を披露した。
次は生徒にやらせるらしい。
教師が誰にやらせるか、教室中を見回している。自信のある生徒はここぞとばかりに手を挙げて、自分の腕を披露しようとした。
だが、ルイズは手を挙げない。
「どうした?手を挙げないのか?」
「うるさいわね、黙ってなさい」
「さっき聞いた話だと、魔術師にはそれぞれ得意な系統があるようだな。ルイズ、きみはどの系統を得意とする魔術師なんだ?」
「いいから黙ってなさいって言ってるでしょ!」
後ろを振り向いてエミヤを睨み付ける。
そんな挙動をしてるルイズに教師は目をつけた。
「ミス・ヴァリエール。授業中ですよ」
「すいません……」
「では、あなたにやってもらいましょう」
見せてもらおうか、というエミヤの促しに、ルイズは困ったような表情を浮かべた。
それでも意を決したように立ち上がり、教室の前へと歩いていく。
前のほうに座っていた生徒たちは椅子の下に隠れはじめた。
教壇に置いてある石ころに手をかざし、緊張した面持ちで手をかざす。目をつむり、短くルーンを唱え、杖を振り下ろす。
その瞬間、教壇の上に置いてあった石ころは爆発した。
教室の片付けが終わったのは、昼休みの前だった。めちゃくちゃになった教室の掃除は罰としてルイズが命じられた。もちろん使い魔であるエミヤもそれを手伝う。掃除が終わった後、食堂へ向かう道、エミヤはルイズをからかった。
「ククク、やっと周りの言っていたゼロの意味がわかったよ。まさかきみのような魔法能力ゼロの者に召喚されるとはな。いったいどんな繋がりがあるのかまったく想像がつかない。それにしても爆発したあとの煤塗れの顔はひどかったぞ。
おや?お嬢様、随分と黒い化粧ですね。私の居た世界でもヤマンバは滅びたというのに。」
途中で数人のメイジが輪を作って話しをしていた。その横を通ると、その輪の中にいた一人のメイジが近づいてきた。
「やぁ、ルイズ。掃除は終わったのかい?罰として魔法を使うのは禁止されていたみたいだけれど……どちらにせよ、ゼロのルイズには関係のことだったね」
嫌味ったらしいセリフにカチンとくる。ルイズはキッっと睨み付けるが、そんなことは意に介さず、メイジは続ける。
「そういえば昨日のサモン・サーヴァントでも平民を召喚していたね」
ルイズの後ろに居たエミヤのほうをチラっと見る。フッっと鼻で笑う。
「きみにはお似合いの使い魔だ」
そうして輪の中に戻っていこうとした。ルイズはというと、顔を真っ赤にして怒りをあらわにしていた。目を吊り上げ、屈辱と怒りに体を震わせている。
「私のマスターを馬鹿にするのは止めてもらおうか」
エミヤがルイズの前にでる。輪に戻ろうとしたメイジは立ち止まり、振り返る。
「平民の使い魔風情が、貴族の僕に何かいったかね?」
「たかが貴族の魔術師風情が、私のマスターを馬鹿にするな、と言ったんだ」
「貴族に対してそんな口を聞くとどうなるか分かっているのか」
「どうなるか教えてもらおうか」
「よかろう。貴族に対する礼儀を教えてやる。ヴェストリの広場で待っている。来たまえ」
メイジの友人たちが、わくわくした顔で後に付いていく。エミヤも付いていこうとしたが、ルイズに捕まれた。
「何してんのよ!なに勝手に決闘なんか約束してんのよ!」
「なに、いい機会だ。きみにも私の力を見せておこうと思ってね」
「謝ってきなさい。今ならまだ許してもらえるかもしれないわ」
「なにを馬鹿なことを、いいから見ていろ」
「ああもう!使い魔の癖に勝手なことしないで!」
エミヤはメイジの後を追う。ルイズは、エミヤの後を追いかけた。
ヴェストリの広場で、メイジとエミヤは向かい合っている。周りを、噂を聞きつけた生徒たちが取り囲んでいる。メイジは薔薇の杖を振るい、観客たちにこたえている。
「さて、それでは始めるか」
メイジが薔薇の杖を振ると、先端から一枚の花びらが宙に舞ったかと思うと、甲冑を着た騎士の形になった。
「ほう、人形使いか?」
「人形じゃない、ゴーレムだ」
女戦士の形をしたゴーレムが、エミヤに向かって突進してきた。
その右の拳を、エミヤはひらりと避ける。
二度三度と攻撃を繰り出してくるゴーレムだったが、その全てをエミヤはかわしていく。
「なかなかすばしっこいじゃないか。これならどうだ」
メイジは薔薇の杖を振るい、さらに三体のゴーレムを追加した。
広場はゴーレムとエミヤの攻防に沸いていた。四体のゴーレムの攻撃全てを、一度も受けることなく避けている。周りから見れば、それは平民が必死になって逃げているだけのように見えた。
そんな中、周りの人垣を押しのけるようにルイズが現れた。四体ものゴーレムに襲われている自分の使い魔を見て、血の気が引いた。
「もう止めて!決闘は禁止されているじゃない!」
「禁止されているのは、貴族同士の決闘だよ。それにこれは礼儀のなっていない使い魔を躾けているのさ」
「あれは私の使い魔よ!」
「主人の躾がわるいから、貴族に対してなめた口を聞くんだ。かわりに僕が躾けてやっても問題はないね」
そう言ってメイジがエミヤのほうを見ると、余裕の表情をしている。確かに自分のゴーレムの攻撃は一度も当たっていない。それに気づき、はっとすると、エミヤがにやりと笑った。
「くっ!よかろう!」
薔薇の杖を振り、さらに三体のゴーレムが追加された。合計七体のゴーレムがエミヤに襲いかかる。そのうちの二体に左右から攻撃を仕掛けられ、エミヤの動きがとまった。
――鶴翼、欠落ヲ不ラズ
――心技、泰山ニ至リ
――心技、黄河ヲ渡ル
――唯名、別天ニ納メ
――両雄、共ニ命ヲ別ツ
ゴーレムの拳がエミヤを捉えた瞬間、ルイズは目を閉じた。
広場にざわめきが広がる。恐る恐る目を開けると、そこには胴体が真っ二つに分かれたゴーレムが二体倒れていた。エミヤの手には二本の剣が握られている。
そこから先は一瞬だった。
四体のゴーレムをバラバラに切り刻み、メイジが残りの一体を自分の盾に置こうと呼び戻した、が、それすらも間に合わず、ゴーレムは首と腰で三分割された。
そのまま流れるようにメイジへ剣を振りかぶる。
切っ先を目の前に寸止めし、訪ねる。
「続けるか?」
完全に戦意を喪失したメイジは、震える声で言った。
「ま、参った」
ゼロの使い魔とFateを混ぜてみました。
エミヤはすでにFateの世界後という設定です。
エミヤを召喚できた理由については、今後明らかにしていきたいと思っています。
オリキャラとクロスは駄作が多いというのがSS界での定説だ。
これは洋の東西を問わず世界中で言われてることらしいぞ?
Fate・・・;?えみや・・・;?
わっ 解らねぇ。
なんか…前にどっかのサイトで見たぞ。英霊化した遠野志貴が召還されたゼロの使い魔とか何とか。
よりにもよってFATEか…
あれは完成されたいきなり強い連中が暴れまくるからなあ
同等の相手かよほどの制限を付けないと、単なる「俺様強えー」にしかならん
>>766 ここはクロスだと荒れそうだから
Arcadia辺りに投稿した方が良い気がするな
ゼロ最強の使い魔とか言うのにそっくり
Arcadiaに前あったかな
「うーん、ここは?」
「あんた、タヌキ?」
「たたた、たぬきとは失礼な!ぼくは猫型ロボットだ!」
「ルイズ、それは新種のタヌキか?」
「たぬきじゃない!猫だ!!」
「ごごご、ご主人様にたいしてなんて口聞くのかしらこのタヌキは!」
「たぬきじゃないっ!!」
「竜の羽衣、これを使えば魔法を使わなくても自在に空を飛べるらしいわ」
「タケコプター」
「・・・・・・」
ごめんなさい、急に脳内に浮かんだので・・・