1 :
名無しさん@ピンキー:
アイディアファクトリー、RED、アトラス、アルゼの4大メーカーが一同に終結するS.RPG「カオスウォーズ」のエロパロスレです
会社(せかい)を越えた情事にハァハァしましょう(*´Д`*)
>>1乙
このスレにはこれから無限の可能性が(ry
4 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/15(日) 17:31:31 ID:/XkNaHTB
糸冬 糸吉
終結ネタも本スレじゃ忘れられつつあるからなw
とりあえず保守
6 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/15(日) 20:50:13 ID:XtEiLDfl
↓アイディアファック鳥の糞のAA
きたい上げ
リィンやらウルゼルやらオーヴィアやら、シチュ考えたらひょーま受けばっかじゃねーかYO
相手が兵真で許せるのはウルゼルだけだな
_ ,. ──- 、
く:.:.:.:.:_, -─‐'!:./
,. -─‐‐ァ、ゝ─‐- l/-、___
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/ィ':.:./:/:.:`:.l_,| -─' ` ─ /:.:/:.|:|:.:|:.! `ヽ、
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l| レl:/|:.r‐l|´レ´ | `ー ´/:.:/l:.:/:/_!:.ハl )
/ | / ̄| レ'l レ l/ ,'ヽ
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r'ニ´ヽ ̄| ̄`/:.:.:.:.:.:/ l:.:.:.:.:.:.:.:.:\ト'_ノーヽ_ ト=-、
_|! ゝ´_∩l /:.:.:.:.:.:./ |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|_l__r‐/ 〉ヘ |〉
ヽ-_(`ヽ| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ l_ノ/`) /
「´l_ヽ_) (_/ )/ |__
| └t-⊃ エロ小説専用スレッドです。 .|´ |
ヽi `ー| 楽しく使ってね。 | r─'
L_ 、| 仲良く使ってね。 | _)
| |
| リサ .|
|_______________|
11 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/16(月) 23:31:22 ID:GlLzoGlc
ほしゅ
とりあえずお前らはどういうSSが読みたいんだよ?
言ってみろ
羅武羅武和姦系がいいなぁ
女ノコ×女ノコでも良し
シチュは夜の岩場の温泉か夏のスキー場みたいな草原の坂、
空には満天の星々で。
>>12 ヒロが性欲をもてあましてついつい少年に襲い掛かる話
15 :
単発:2006/10/18(水) 00:27:34 ID:glFZCfqm
リ「ひ、兵真さん…激しすぎますっ!!」
兵「ったく…お前から誘ってきたんだろーが」
リ「初めてだって言ってるのに配慮してくれない兵真さんが悪いんですよ!」
兵「…ヤってる最中にまで拗ねんなよ」
リ「拗ねてません!」
兵「つーか出すぞ」
リ「え?・・・・・(中田氏)・・・・・ひあああああぁぁぁああぁぁぁぁああぁぁぁぁああぁっ!!」
土方「( ゚∀。)カレェーーーン!!」
カレン「!?・・・ニコ(r」
脳内で
リィン・・・声ON
兵真・・・声OFF
シ「お、お父様・・・もっと・・・」
ラ「いやらしく成長したものだな、姫」
シ「ぁ・・・それはお父様のせいですわ・・・」
ラ「フフ・・・これは私なりの愛情の形だよ。さぁ、出すぞ」
シ「(中田氏)あぁっ!お父様、お父様ああぁぁぁああぁぁぁぁああぁぁぁぁああぁっ!!」
こんなのが読みたい
>>18頼むわ
ライエル登場の時にこれで負けたらモニカは陵辱だなと思ってたら負けた。
あまりにもアレな扱いに少しがっかり。目当てはカーマイン、テイピ、モニカ。
ところでカーマインよ、「体が冷えて力が」とか言うくらいなら、ちゃんと服着ればいいと思うよ。
もう、あれだな。
召喚されたのが、兵真じゃなくて、ラ○スにしてIFキャラと、オリキャラ系を犯すか。
さすがに他社のはやばいから。
他社でもパロだから問題ないだろw
…という訳で、ありえない組み合わせをいくつか挙げてみる
・グレイヴ×アナスタシア
・土方×ジュリアン
・ヒロ×ヨアヒム
・文治×ミュウ
(^^)
ありえない組み合わせすぎるwww
「俺達ってさ、なんでここに居るんだろうな」
「はやくイタリアにもどりてぇよ・・・あれでもレニ様は良かったなぁ・・・ニコル様は俺達捨てて訳のわからない連中率いてるし」
そう彼等は鉄の爪ソルジャー、彼等も完全に忘れられているが、異世界から呼ばれたナイツである
ドンッ
「のわっ!?す、すいませ」
ずばっ!!!
剣が頭の鉄仮面を断ち切った
「な、なにすんだあんた!」
見れば武芸者、プロフを見るかぎり、普通の危ない人である
「なにって、力試しさ」
「実剣でかよ!」
「相手は二人か・・・行くぞ!!!」
「ちょ!待て・・・!」「や、やるしかねぇ!いくぞ!イーっ!!!」
カキーン!!!
ガンガンガン!!!
・・・・・・
・・・
「勝った・・・」
「助かった・・・」
二人はボロボロであるが、武芸者の女を自らの獲物である爪で裸に剥いたような状態で気絶させ、拘束することに成功した
「どうする?」
「殺す気は・・・ねぇな」
「だよな。」
イタリアの血が騒ぐ
「なら、剣を納めてもらおうぜ、俺達のをさ」
「・・・あぁ!そういうことか!ほら、起きろ」
ぺちぺちと頬を軽くはたく
「ぅん・・・貴様達は・・・くそ、放せ!」
左が攻めなんだよな
>>21 ・ヒロ×ヨアヒム
・ヒロ×ヨアヒム
・ヒロ×ヨアヒム
・ヒロ×ヨアヒム
( ゚д゚ )
「こら、暴れるな!まだ暴れ足りないのか」
「おい、引き倒しとこう、こりゃかなわん」
じたばた暴れる武芸者を引き倒し四つん這いのような恰好にする
「な、なにをするつもりだ!」
ようやく自分の姿なりに気付いた武芸者が悲鳴をあげる
「剣を納めてもらいたいだけだ」
「俺達のな」
鉄の爪ソルジャーであるイタリア男達のリアライズしたモノが姿を表す
「ひっ・・・」
「じゃあ、オレはこっちな」
「い、いきなり、そ、そっちは違っ!」
一人は後ろの穴に
ずぷぷぷぷぷ
「ぁああああああっ!!!」
「よっと、来な、相棒」
後ろを貫いたソルジャーが両手を掴み、上体を持ち上げる
「あいよっ!イーっ!!!てなw」
残った一人は挟みこむように前の秘所へと
ぬぷぷぷぷぷぷ
「くはぁあああっ!!!離れっ離れろぉっ!!!」
「そういう訳にも」
「いかないよなぁ」
罵声を聞きつつ腰を打ち付ける、だんだんと罵声のトーンが下がっていく
「いやぁ・・・もぅ・・・あぅぁっ!」
黒髪が波打つ
「俺帰れなかったらこの娘もらうかな?」
前を突き刺しているソルジャーが笑う
「そりゃあいい」
後ろを貫いた男は理解した
彼等のリアライズは2ターンである(嘘)
>>23 キタキタキタァァァァァァァッ!!
続きも頑張ってくださいな
>>24 ヨアヒムはホモだし、組み合わせとしては妥当なんだよw
「出すぞ!!しっかり受け止めな!!!」
「責任は、帰れなかったらちゃんと取りますんで、ね!!!」
「ひぃうっ!だ、だめっ!うぁああああああっ!!!」
白濁が流し込まれた
「今度は、武芸でなく、こっちの芸を仕込んであげますよ」
前を突き刺していた方のソルジャーが続けて楽しんでいる
「俺はちと好みじゃないんだ・・・が・・・」
後ろを貫いていた眼鏡の女を発見した、おしとやかそうで図書館の司書さんみたいな人(まんまだ)だ・・・顔を赤らめてぼーっと突っ立っている
Sゲージ回復しますた
文が抜けてるorz
>>後ろを貫いていたソルジャーが休んでいると、です。脳内補完よろしく。
こんな感じでいいんすかね?まだ全クリしてないまま書いてしまいますたけど。
次はよろしければ武芸者と司書さんを重ねつつおいしく二人で分けてわっふるわっふるするつもりですが・・・ダメ?
>>23,25,27
なんつーか普通に面白いな、職人さん?
敵キャラもいいのいるし、個性強い固有キャラよりはSSにしやすいかもね
敵キャラならシャーマンが好きだな
ぶっちゃけ敵のモブキャラとラウ、流辺りはトレードして欲しい俺、割とマジで
モブ女性キャラ普通に可愛いんだよな
てな訳で
>>23、25、27、28の作者GJ
ヤスって萌絵は上手いんだよな・・・
デフォルメグレイヴには唖然としたが
デフォルメ絵、今の四頭身じゃなくて、五頭身位ならまだ見れたものだったかも知れんね
戦いの連続だったエンディアの日々に別れを告げ、兵真は自分の世界に戻ってきた。
そこには、いつもと変わらぬ退屈な日常が待っている……筈だった。
「ふふ、兵真さん♪」
「何だよ、気色悪ぃな…」
「今日はおばさん、朝まで帰ってこないそうですよ」
「ああ、知ってるよ」
「そういう訳で……」
「却下だ」
「えぇっ!?何でですか!」
「いちいち相手してたら、朝が眠くてしょうがねーんだよ」
「いいじゃないですか。私がちゃんと起こしてあげますから」
「バカ言え、いつもお前起こしてんのは俺だろーが」
「むー」
平凡だった日常は大きく変化した。
理由は異世界の住人、リィンとエンディアとの同居である。
一緒に生活するだけなら特に問題はない。しかし、疾風丸がリィンに裏の知識をあれこれ吹き込んだため、最近彼女のアピールが積極的になってきたのだ。
なんか面倒くさいので投げた。
続きは
>>36が書いてくれるらしいぞw
↓覚悟を決めろ
36 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/23(月) 07:34:55 ID:GkHFfTrv
うんちぶりぶりぶり〜
37 :
ウルゼル×兵真:2006/10/23(月) 08:13:16 ID:UE1MuEwp
ウルゼル「ヒョウマ!」
兵真「どうした?こんな夜中に」
ウルゼル「オレと、子作りしよう!」
兵真「ぶっ!?お、お前何を言ってるんだよ!?」
ウルゼル「オレとヒョウマ、夫婦。夫婦はエッチして子作りする」
兵真「夫婦じゃねぇ。大体、お前やり方知ってんのか?」
ウルゼル「ヒョウマ、オレの穴に入れる。それでヒョウマ気持ちよくて出す。そうすれば子供が産まれる!」
兵真「……ほんとに分かってんのかよ、お前?」
ウルゼル「じゃあ、ヒョウマ。オレに教えてくれ!」
兵真「というか、何で俺とお前がするって話に」
疾風丸「ちょい待ちや兵真。こんな据え膳食わんのは男の恥ってもんやで?ここはウルゼルはんに兵真が手取り足取り腰取り……大人の階段上るシンデレラって奴や」
雫「ひょーま、今からエロスするんだー?」
兵真「ってお前ら、何処から沸いてきた?」
疾風丸「ささっ、ワイらのことは気にせず二人しっぽり……」
雫「ねーひょーまー。邪魔しないから、見てていいー?」
兵真「お前ら……(パクリ)って!?」
ウルゼル「ヒョウマ、気持ちイイか?」
チュブ、チュバ
雫「わー。ふぇらちおー」
兵真「おい!止め……くっ」
疾風丸「口で嫌がりながらも、体は正直やなぁ」
雫「ひょーまのおちんちん、ぴくぴくしてるー」
ウルゼル「ヒョウマ♪もっと気持ちよくしてやる」
ムニュッ
疾風丸「胸で挟むとは、ウルゼルはんもやるもんやなぁ」
雫「わー、ぱいずりー」
兵真「おっ……マジで止め……っ」
疾風丸「もうすぐ兵真の股間のレイジブラスターもギルティブレイク寸前やな」
ウルゼル「ヒョウマ、出してイイゾ」
兵真「くそっ……出るっ!」
ドピュ!ビュ、ドプッ!
雫「白いのがどぷどぷ出てるねー」
ウルゼル「(ゴックン)ヒョウマ。子作りも終わったし、オレ寝る」
兵真「……って、おい。飲むだけじゃできねえぞ?」
疾風丸「行ってしもうたか。それにしても、まさか穴は穴でも上の穴と思うとうとはなぁ。折角わいが説明したっちゅうに」
兵真「……おい、疾風」
疾風丸「何や……って、リアライズしてマジ物のレイジブラスターをわいの喉元に突きつけるのは止めて欲しいっちゅうか……もしかして、オチはこれ?」
兵真「てめえが落ちろ!(ギルティブレイク発動)」
ギルティブレイクwww
雫「ねーねー、ウルっち何してんの?」
ウル「え?あぁ、読書だよ読書。」
雫「どんな本?おもしろいの?」
ウル「えっとまぁ……面白い…かな。」
雫「じゃあみせてみせてー!」
ウル「今はまだ見ない方がいいぜ。後で不快になっても俺知らないよ?」
雫「いいからいいからー♪」
つ 上海天国
雫「はわっ、エロスな本だぁーっ!!」
ウル「ロジャーのじっちゃんからブン盗…借りたんだよ、それ」
雫「……男の人ってみんなこういうの好きなの?」
ウル「当たり前じゃん」
雫「ひょーまやふーも?」
ウル「そりゃもちろん。沖田の兄ちゃんやグレイヴの旦那みたいに、ムッツリスケベが多いだけさ。」
雫「ふーん……あ、この人縛られてるのに嬉しそー」
ウル「…」
雫「わー、この人おっぱいおっきー」
ウル「……」
雫「わわっ、ほんとに入ってるよコレ!」
ウル「………(楽しそうじゃん)」
〜1時間後〜
雫「ねぇ、ウルっち………しよ?」
ウル「はぁ!?Σ(゚Д゚;)」
あるあるw
続き思い付かねぇ…
需要はないだろうけどさ
ずっと待ってる俺ガイル
実は俺も
44 :
属性:2006/11/02(木) 17:44:16 ID:JJzhbSbc
オーヴィア「ねえ、これあげる」
兵真「その本がどうしたんだよ?」
オーヴィア「雫ちゃんがね、どうしてもゲームで遊びたいからっていうから作ってみたの」
兵真「へえ、ゲームブックってやつか」
オーヴィア「よかったらやってみて。自信作なのよ」
兵真「……何で俺が主人公とか、あんたや雫やウルゼルやスルク相手にエッチな事しているとかはまあ百歩譲っていいけどよ……何で疾風まで攻略キャラクターなんだよ!?」
(攻略キャラクター:ウルゼル、オーヴィア、雫、スルク、疾風丸の5人)
オーヴィア「はじめは私と女の子達の4人だけだったのだけど、属性が足りないっていわれてね」
兵真「誰だよ?そんな事言ったのは」
オーヴィア「カーマイン君のところのティピちゃんよ。彼の周りにはいろんな属性の子達がいるみたいね」
兵真「それでなんで疾風が入るんだよ」
オーヴィア「ほら、うちの女性陣で眼鏡属性っていないじゃない、それとも文治君やゼベットさんのほうが好みだった?」
兵真「そんな問題じゃねぇよ。第一、疾風のあれは伊達だ」
オーヴィア「そうなんだ?やっぱり似非眼鏡は駄目ねぇ……」
その後、疾風丸の攻撃が極端にあたらなくなったり(疾風丸「な、なんや急に目が見えんように……なんか呪われてる?」)、リィンが兵真を『義兄ちゃん』とか呼び出したのはまた別の話。
(*゜∀゜)=3
キタ━━(━(━(-( ( (゚∀゚) ) )-)━)━) ━━!!!!!
貴様グローランサーだな
エロよりネタが多いなw
49 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/03(金) 21:01:22 ID:4ubV/lWW
『ヒョウマ……』
霧がかったどこか。ここは私の部屋か?それともヒョウマの部屋?
『……私のことも名前で呼んで…くれないか?』
どこかわからない空間。どこでもいいや…好きな…大好きな人とこうして抱き合っていられるんだから…
『あ…ああ……ヒ、ヒロ』
ヒョウマの唇が私の唇に触れる。
額、頬、首、胸、あらゆる所にヒョウマ……彼の唇が触れる。身体が熱い、どうしようもなく愛おしい。そんな彼が私の――――
「あっ、イクッ――――」
ピクンと引きつる私の身体。
「おい、いつまで寝てんだよ。」
「ヒロ、朝ご飯だよー!」
「――――っ!?」
ドア越しに聞こえるその無遠慮なその声――――ああっ、くそ!!
『皇女の秘め事』
「ふん……珍しく早いな…」
思いっ切り不機嫌な顔で、私はヒョウマと炊事係のミュウ。それに同席していたシズクに朝の挨拶をした。
「何だ?お前、機嫌悪りィな」
ヒョウマがパンを頬張りながら言った。
「おはよ。ヒロ、ご飯できてるよ。」
ミュウはそういうとキッチンの奧へと行ってしまった。
「ヒロの生理、今月はキチンときたのにね?」
真顔できょとんとする、シズク。いや、バカ女。
「おーい、雫。今さ、飯食ってんだけど…」
「冗談だよ。ね、ヒロちゃん♪」
「下卑た冗談はやめろ……」
ボソッと呟く私。
もちろん不機嫌な理由はさっきのアレだ。
そう……その最中を邪魔されたからだ。
余韻に浸るまもなく、急いで着替えた私の身になってみろ。
この人間共め。
「ミュウ、夜、リィンと食ってくるから。飯イラネ」
「えーまたパララゴスで泊まりなのー?」
キッチンの奧からミュウの声。
「ああ……ま、明日の晩飯までには帰ってくるから。」
兵真の含みある言い方。
「ミュウちゃん、私もウル達とシャルル行くからいいや。」
ね?とウインクするシズク。お前ら、まとめて地獄におちろ。
ヒョウマとシズクが出た後、寝ぼけ眼で食堂を後にし、広間まで歩く私。
途中、アナスタシアと出会った。
またこの子供か……こいつと一緒だと正直、うるさい。
「ねぇねぇヒロ、それで蔵人様ったらさ、すごい責めで―――」
特にこういうところが。
「うるさい!それに貴様、蔵人、蔵人と今、何歳だ!?」
「1○歳」
「そんな歳で性行為に明け暮れるなど不純にも程があるぞ!」
「はぁ?この世界だとそういゆーの大丈夫なんでしょ?今の内にやっとかないと損じゃない。生で中出しできるなんてそんなに機会ないわよ?」
「もういい、話した私がバカだった。どうぞ、部屋に帰ってくれ。」
いやみたっぷりに言い、私はアナスタシアと別れた。
to be continued
ヒロはサ(ry
続きに期待
すごく・・・
期待してます・・・
52 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/05(日) 00:44:16 ID:2fO2wEg5
そして広間に着いた私は特にすることもなく、表に置いてある椅子に腰をおろし
ヒジカタが栽培している畑を眺めたり、ヨワヒムが丸太をノコギリで引いている様子を見ながらしばらく感慨に耽った。
これからヒョウマ達と探索に出かけ、魔物を倒し、ディアを稼ぎ、情報を集め、元の世界に帰る方法を追う。
……ヒョウマ達を見ていると新生魔王軍をサトー達と共に立ち上げた頃を思い出す…
父様と姉様が願った世界の均衡を取り戻そうとがむしゃらに戦い、そして必死にそれを願い、追い求めていた。あの頃に。
他国との戦に勝利する度に高揚する身体を、自ら慰める癖がついたのはその頃だろうか……。
寝室のベッドで、陣中のテントで、用を足すトイレで、果ては軍議が終わった会議室で。
その行為によって得られる快感を味わう度に己の汚らわしさに幻滅するが止めることはなかった。
そして、この世界でヒョウマと出会い共に戦う度に、あの頃の自分に似ていると感じ始めるとますます慰めるようになった。
戦いが終わり、自室に戻るとスカートをまくり上げ、インナースーツに手を突っ込み、下着をはいたまま己を慰める。
………私がヒョウマに抱く心は何だ?愛?それとも情欲?………
ウルゼルは純粋にヒョウマを慕っている。色気はあるがヒョウマは付き合う事はない。
シズクは親友であるが為に性の対象からは外れている。
やはり本命は本人も気付いていないだろうがリィンのようだ。
オーヴィアもその辺りは心得ているようでヒョウマに手を出さず、付かず離れずの距離を保っている。
…では私は……?
そんな事を思っていると探索の準備を整えたヒョウマがゲートの前に座っていた。
髪を少し切ったのか、なかなかに精悍な顔つきになっている。
前の時より今日の方が私は好みだな……。と、ついつい観察している私。
ネバーランドで共に戦えたら…………などと夢にも叶わない事を思ってしまう。
「……あ……んん…」
………秘所が僅かに濡れている………。
ヒョウマの姿を見ただけでこうなるなど……まるで発情期のメス犬か……。
私は己の痴態に深くため息をついた。
to be continued
名作の悪寒
wktkwktk
イイヨイイヨー(・∀・)wktk
そろそろ投下のお時間ですかな…?
56 :
小遣い稼ぎ:2006/11/06(月) 04:33:06 ID:aDZgwwcv
雫「一週間に500。10000溜めるには5ヶ月もかかるんだよねー」
竜馬「どうしたんだ、嬢ちゃん?」
雫「あっ、竜馬っち。竜馬っちってお金稼ぐの得意?」
竜馬「向こうの世界じゃ外国相手に商売していたから、それなりにな」
雫「それじゃあ、私でも出来るお金の稼ぎ方教えて」
竜馬「ああ、いいぜ」
総司「坂本竜馬!」
竜馬「どうしたんだ?壬生狼……って、いきなりリアライズは物騒だなぇ」
総司「雫さんに何を教えた!?」
竜馬「ん?あの嬢ちゃんにも出来る金の稼ぎ方なんだが」
ミュウ『えっとね、雫ちゃんと一緒にケーキ作って街角で売ったの。でも、材料費は皆のお金使ったのに、売り上げは私達だけで貰ってよかったのかな?』
ゼオンシルト『妖精を性的な意味で利用していることをばらされたくなかったら、とか言われて金を要求された』
ルブル『雫の肌着を買った。嗚呼、雫の香りが〜』
疾風丸『いきなりハリセンを押し売りされたわ。まあ出来もいいから暫く使わせてもらうんやけど』
ヨアヒム『プロレスを皆に普及するのを手伝って貰ったお礼に、お金をあげたっち』
タケル『雫さんから双六を買ったんだ』
リィン『兵真さんの赤裸々情報教えてもらいました。有料でしたけど』
ウル『雫ちゃんがいきなり俺の前でスカートをめくり上げて、小遣いくれなきゃパンツ見たことをアリスやカレンに言うぞって脅されたよ』
ゼベット『肩叩きして貰ってのぉ、ちょっとだけ小遣いあげたんじゃ』
グレイブ『…………』
竜馬「春を売るだけはしてないたいだし、いいじゃねえか」
総司「さっき僕に売ろうとしたんだぞ!?」
竜馬「どうせお前さんのことだから買わなかったんだろ。もったいないねぇ」
総司「……今日という今日は、お前を斬る!」
雫「ひょーま、お小遣いちょーだい」
兵真「何言ってやがる、昨日渡したばかり……っておい、なんで服脱ごうとしてるんだ!?」
雫「えっとね。ひょーま相手にエロスな労働して、お小遣い貰うの……駄目?」
兵真「ほかの誰かとしたのかよ?」
雫「沖田っちにじょーだんで言っただけ」
兵真「そりゃあ、本気で言っても買うような奴じゃないだろうしよ。それで、これも冗談だろ?」
雫「……ひょーまなら、いいよ」
【続きは後日】
期限を切ってもらおうか
GJ
ベタな意見だが、グレイヴが何されたのかがひじょーに気になるwww
59 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/07(火) 00:33:34 ID:Bt0vFGB8
今回のメンバーはヒョウマ、リィン、カレン、オキタ、私だった。
何でもこの辺りの原生林に妙な獣がでるとの噂を聞いたのだが……でるのはひよこ虫ばかり。
「とんだデマだな。ざけやがって」
とヒョウマがうそぶいていた。その横でリィンが
「探索を止めてお買い物に変更すればよかったですね。知ってました、兵真さん?
ショップで1回、買い物する度に1つスタンプがもらえるって。
それを100個ためれば、1万ディア分の商品券と交換できるんです。
それで、皆さんの買い物のおかげでもうすぐ100個になるんですよ♪」
他愛もない会話だがリィンの声は弾んでいた。対するヒョウマもいつもの悪態をつきつつ、
相づちを打ち、会話を続ける。それに軽く嫉妬を抱く私。情けない……。
少し開けた場所で皆で昼食を取り、1時間ほど休憩しようという事で私は皆から少し離れ、森林の中に入ると木の幹に背を預けた。
エンディアでは持病や身体の不具合は解消してくれるらしいが女の『月のモノ』までは解消してくれない。
腹痛からくる苛立ちを抑えるためだ。
ああ、だるい……まぁいい…このまま少し眠っていよう……私はそう思い、眼を閉じた。
そうして昼が過ぎる頃、私は人の話声と物音に眼を開けた。
ヒョウマ達が探しに来たのか?と思ったが、違った。声の主は………
「カレンさん、それで僕にお話とは?」
「ん…まぁ、個人的な相談なんだけど……」
カレンとオキタであった。
何だ…まだ休憩中か…と私は眼を閉じようとした時−−−−。
「ねぇ……ソウシ君、してくれる?」
−−−−−−−!?
カレンの甘ったるい女の声。
その声に私の秘所がヒクッと反応した。
60 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/07(火) 00:34:19 ID:Bt0vFGB8
「カ、カレンさん?」
オキタの戸惑った声。
「ウルの事なら気にしないでね。あいつったらアリスにずっと付きっきりなんだから…
こも前なんて、ウルの部屋前に行ったら、中からアノ声が聞こえるし…ああ見えてアリスって声、凄いのよ?」
「そ、そうではなくて……」
「フフッ、可愛い顔して…胸の病でずっとご無沙汰だったんでしょ?トシゾーに聞いたわよ」
「や、やめて下さい。兵真さん達が−−−−」
「あの子達なら今は二人でお昼寝中。ヒロはどこに行ったかわからないけど…だから、ね?胸の病気が治った
んならしたい放題…私に任せて…」
「そ、そんなこんな…こんなの不純ですよ!あ、貴女がそんな−−−−−!」
「あはっ、照れてるの?可愛い、貴方にしてよかった……」
カレンがオキタの唇をふさぐ音、衣擦れの音、互いの粘液を絡め合うかのような濃い口づけ。
位置はちょうど、私が背を預けている幹の反対側だろう。
(……ん……あ………あは…)
自然と手がスカートをたくし上げる…露出するインナースーツその上から私は股間を軽く触った。
ピクッと反応する身体。
「あ…はああ…カ、カレンさ……んんっ」
「ン、ンチュ……ンぉ、ンフフ、美味しい…ちゅパ…我慢しなくていいわよ。ソウシ君」
オキタの肉棒をくわえ、激しくしゃぶりたてるカレンの口を想像し、私はインナースーツに手を突っ込んだ。
「あっ…は……あ、や、やめっ…ん!ああっで、出、出るっ!カレンさっ−−!」
「ン、むムツ…んんっ……はぁ…とっても濃い…だいぶたまってたのね…フフッ」
「はぁ…はっ…は…」
オキタの荒い息使い…くちゅくちゅッと音を立てないようにゆっくりと秘所をまたさぐる。
「ここまできたら…挿れたいでしょ?」
カレンのゾクッとする声…蜜が溢れ、下着がいつになく濡れている。他人の性交を間近で聞いているのだ。私は高鳴る胸の鼓動が二人に
聞こえないかと息を殺した。
「女のここは敏感なの……パンティ…脱がせて……ゆっくり…舐めてくれる?」
「は…はい……」
カレンは幹に手をつき、尻を突き出しているようで、オキタに秘所を舐めるように告げた。
くちゅくちゅ……私はカレンに己の姿を重ね、ヒョウマに秘所を舐めさせている光景を脳裏に浮かべながら秘所に中指を挿入した。
(ん……はっ…あはっ……)
ぴちゃぴちゃとオキタの下がカレンの秘所を舐める音。
「ああっ…いいわ……その調子……んっ…」
「カ…カレンさん……も、もう…僕…限界、です…い、挿れさせてく、下さいい…」
「そう…いけない子ね?……来て、ソウシ。」
「あっ、あんっ、はっ…あはっいい、いいの…そ、そこ……」
「カレンさんっ!カレ−−−あっ、し、しまるうううっ!!」
二人の獣のような性交。カレンの尻とオキタの下腹部はパンパンッと刻み良いリズムを奏でる。
(あっ…はああっ…あんっ…ヒョウマ…ヒョウマ…そ、そこ…)
私も限界だった。激しく指をたてながら想像の中でヒョウマの上に跨り、荒々しく腰を振っていた。
「あっあっあはっ…ソ、ソウシッ!あっあああっ!!イ、イクッ−−−イっちゃうううううっ!」
「あっカレ−−−カレンさっ…ぼ、僕も出る!ああ出る出るっ出ちゃ−−あああああ!」
(…あっイ…イクッ−−−−−−−)
ぶびゅるるるるっびゅばっびゅばっ…びゅるびゅるるる……
「はぁ…はぁ…ン…よ、よかったわ…ソウシ…んっ…ん…」
「はぁはぁ…カレン…さん…あ…んん…」
二人の濃厚な口づけの音を尻目に私も絶頂にたした余韻に浸っていた。
(は……あは……はぁ…はぁ…ん、んん……あ………ははっ…最低だ…)
to be continued
>>59-60 待ってました!ヒロ好きにはたまらない!
ちょっと切ないところもいいな…
最近の加速っぷりは尋常じゃねーなw
俺だけ沖田に萌えていたとは言えまい
「……ひょーまなら、いいよ」
そう言って、雫は制服を完全に脱ぎ捨てた。
「いいって……何が言いたいんだよ?」
腐れ縁の幼馴染が放った突然の告白。俺は思わずゴクリと喉を鳴らした。
「わたし、ひょーまの事好きだもん。わたしが助けて欲しい時、必ず助けてくれるんだもん」
「放っておけるかよ。お前も、疾風も。昔から俺にばかり厄介ごとを押し付けやがって」
下着姿になった雫が俺に近づいてくる。ゆっくりと、恥ずかしいのか頬を赤くして。
「この傷だって、わたしのせいで付いたんだし……消えないんだよね、これ」
雫は目の前に立って手を伸ばし、俺の額に付いてある古傷をなぞる。
「角材で思いっきり殴られたからな」
俺達がどちらも中学生だったある時、雫が高校生の男達5人に絡まれていたクラスメイトの子を助けたらしい。その時は何も起きなかったんだが……
「大体、何であんな奴らの呼び出しに応えたんだよ」
「来なかったら、クラスメイトの子に酷い事するって言うんだもん」
俺が雫に携帯電話で呼び出されて校舎裏にきた時に見たのは、4人の男達に押し倒されている雫の姿だった。
その後俺が4人とも倒した訳だが、来るまでに雫に倒されていたらしい残りの1人がいきなり起き上がり、近くにあった角材で雫を……
「そういや、あの後どうなったんだった?」
「わたしを庇ったひょーまが頭から血を流して倒れた後に、ぷーがやってきて大惨事」
男達5人は3ヶ月停学処分だったが、結局最後には全員学校に居なくなり、疾風は1週間の停学処分を受けた。疾風は当時黒帯一歩手前の白帯だったけど、それでも色々『やりすぎた』のが問題になったらしい。
「よくもワイの大切な相方を殺しよったな!って。あんなに怒ったぷー、初めて見た」
「あいつも俺を勝手に殺すなよな」
俺は病院に送られたものの、脳にも骨にもたいした異常がなく、検査入れて3日で退院した。頭に包帯は巻いたままだったけどな。
「だって、本当にあの時血がたくさん流れて、ひょーまが死んじゃうかとおもったの」
その時の様子を思い出しているのか、雫が涙ぐむ。
「いまさら泣くな。それに、今からお前は金目当てにエッチなことをするんだろうが」
俺はそう言って、雫の涙を指で掬い取る。
「ごめんね。でも、お金とか関係なくても、わたしはひょーまと……」
上目遣いで俺を見つめる雫の姿。
ああ……こいつって、こんなに可愛かったっけ?
「わかった、1000で買ってやるよ。ただし最後までは無しだ」
「ほえ?」
キョトンとする雫から目を逸らし、指で頬をかく。こいつのことは嫌いじゃないし……まあ、そういうことに興味がある、というかやってみたい。
「そういうことは、金とか関係ないときにしようぜ」
「ひょーまー、顔真っ赤だよ〜」
笑みを浮かべ、雫が言ってきた。
「うるせえ!……やらないのかよ」
「……うん、しよ」
「なんか……ちょっと恥ずかしいよね」
下着姿のままベッドに横たわる雫がはにかみながら言う。ちなみにニーソックスはつけたままだ。
「これ以上脱がなくていいの?」
「ああ、脱がなくてもいい」
俺はベッドに乗っかり、ズボンのチャックを開け既にそそり立っている肉棒を取り出す。
「ひょーまのおちんちん、もうカチコチだね〜」
「お前がそういう姿でいるからだよ」
こういう時ですら呑気なことを言う雫の両足を持ち、肉棒を雫の太股で挟むようにする。
「んっ、熱いのが当たってるぅ」
俗に言う素股だが、これでも十分気持ちがいい。俺はゆっくりと腰を動かしていく。
「太股が変なかんじー。ひょーまー、気持ちいい?」
「まあな」
そう言って、俺はじっくりと腰を動かす。
「あっ……」
10回ほど往復した後、肉棒に今までのような太股の感触だけでなく、布をこするような刺激が加わった。
「ひょーまのおちんちんが、こすれてる」
恥ずかしさと当惑が混じった雫の声。
「続けるぞ」
腰の動きを再開する。俺の肉棒を雫の太股にだけでなく、股にもこすりつけるように。
「んっ、あっ、あうっ……」
雫の表情が変わる。
シュッ シュッ シュッ シュッ
「なんかねっ、へんっ、感じがっ……」
「気持ちいいか?」
肉棒を執拗にショーツにこすりつけながら尋ねる。
「きっ、ちいいってっ、いっ、かなっ」
「ちゃんと喋れよ」
俺は雫の胸元に手を伸ばし、ブラをめくる。
「ひゃっ!」
プルンッ、という音と共に可愛らしい胸が姿を現した。ウルゼルのような俺の肉棒を完全に包み込めるほどのダイナミックさはないが、きちんと女性であることを主張している双丘の先端が……
「ちゃんと勃起してるじゃないか」
俺は指でその桃色の突起をつつく。
「ひゃん!ひょーまの、えっちぃ」
「お前もな。しっかりこっちも感じているみたいだぞ。見てみろよ」
腰の動きを止め、俺は雫の股辺りを指さした。
「えっ……」
雫は惚けた様に股のあたりを見つめ、その後顔を真っ赤にして目を逸らした。
「お前のエッチな汁で、こんなにびしょびしょに濡れたんだぞ」
実際は雫の愛液だけでなく、俺のカウパーも混じっているんだが。
「さて、もうそろそろ激しくするか」
俺はそう言って、両手で雫の腰をがっちりと掴む。
「ほえっ?ちょ、ちょっとまひゃう!?」
ぐいっと押し込むかのように、俺の肉棒を濡れたショーツによって覆われている雫の秘所を擦り上げる。
シュ シュジュ ジュ ジュブ
「はぁ、はぁ……」
「あんっ!やっ、んあっ!」
卑猥な音と俺の荒い息遣い、そして雫の喘ぎ声が部屋に満ちていく。
そして……
「やっ!?ひょ、まっ!はっ、はいっあんっ、るよっ!」
半開きにさせ端から涎をたらしている雫の口から、声が漏れる。
「気持ちいいんだろ?」
俺の亀頭部分がショーツを押し込み、雫に入っている。さらに進めようと腰を突き上げると、奥に入ることなくずるっと滑った、
ズリュッ ズリュズリュ ジュプッ
肉棒が雫の中に入っていく。とはいえ本当に先っぽだけで、ショーツと汁によってさらに奥に入ることなく上滑りをする。
先っぽだけがとてつもなく気持ちいい、もどかしさを伴う快感。
「あんっ!これっ、すごいのっ!おまたがっ、もっといっ、もっと入れてっ!」
「ああ、もっとやってやるよ」
今や雫のショーツは、その奥に隠しているはずの女の部分がはっきりとわかってしまうほどぐしょぐしょになっていた。俺は雫の股を大きく開き、挿入するかのように腰を突き上げる。
「くっ」
「あぅんっ!」
入れると同時に先っぽにとんでもない力が掛かり、親指の半分ほどの長さが入ったと思うと、それ以上は奥に行くことなく俺の肉棒は上滑りする。
「ンッ!突いてっ、突き破っちゃうくらい突いてっ」
雫に言われるまでもなく、俺はピストン運動を激しくしていく。
肉棒が何度もショーツごと少しだけ穴に入り、滑っていく。
もし、このショーツがなければ、もしくは少しでも横にずれれば、間違いなくこの肉棒は雫の処女膜を突き破り、子宮の奥まで入っているだろう。
「雫っ」
身を屈めて唇を奪う。舌で垂れている涎を舐めとった後、強引に口の中に入れた。
「ひょーまんっ、あむっ……んっ」
雫は少し目を見開き驚いたがすぐにとろんとした表情になり、舌を絡ませてくる。
「俺、もうイキそうだ」
「わたしもっいく、イっちゃうっ!」
雫の細い腰を掴み、無我夢中で腰を突き上げる。
「くっ!」
そして俺は絶頂を迎え、肉棒から白濁液を吐き出した。
「白くてどろどろで熱いのを浴びながらいっちゃう〜〜ッ!」
胸やヘソ、首や顔にたっぷり精液を浴びながら、雫は体を震わせた。
「せーしー」
行為が終わって10分後、雫は俺のベッドに腰掛け自分の指についている白い汁を舐めている。
「いつまで舐めてるんだよ?」
俺達は着替え終わっていて、いま雫が舐めているのは俺の肉棒に垂れていたものだ。
「もーちょと。でも、これどーしよ?」
べとべとになったシーツを指でさす。
「自分でこっそり洗うよ。お前の下着も自分で何とかしろよ」
ブラもショーツも、べったりと付いた汁をふき取っただけで匂いがきつい。そんなものをリィンや小雪に洗濯させる訳にもいかない。
「そうだ、ほれ」
俺は近くの机の中から100ディア分の硬貨を10枚を取り出して、雫に渡す。
「え?どーしたの、ひょーま?」
目をぱちくりさせて、雫は1000ディアと俺を交互に見る。
「……忘れてんのかよ」
「あ、えへへ〜」
雫は笑みを浮かべた後、硬貨を五枚取り、残りは俺の手に乗せた。
「おい、500しかいらないのか?」
「えっとね、ひょーまー」
雫は俺の耳元に口を寄せ、
「毎週、やろ」
可愛らしい声で囁きかけてきた。
「ま、まあ別にいいけどよ」
雫から目を逸らし、頬をかく。
「あー、照れ……」
雫が言葉を止め、顔を真っ赤にして俺の腰辺りをじっと見ている。釣られて俺も見てみると……
「ひょーまの、まだまだ元気だねー」
「そ、そうだな」
俺のズボンの股間部分がテントを張っているかのようになっていた。
「ひょーまー、それじゃあ」
雫はニッコリと笑みを浮かべ、俺のズボンのファスナーを下ろしていく。
「えっとね……今度は口で、してあげるー」
ちなみに、このあと一週間ほどの間、ピンク色のヒヨコに餌をあげているグレイブを何人かが見たらしい。
ほのぼのしてて良いなあ
惜しみなくGJ
ヒヨコに餌をやるグレイヴを想像して悶えたのは俺だけでいい
本番も見たいと思った俺は強欲過ぎですか。
なかなかGJ。だがグレイヴの方が気になってしまったのはおれだけでいい
グレイヴ可愛いよグレイヴ
エミリーのエロ小説きぼんぬ
74 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/10(金) 00:21:11 ID:V9BizyZY
カレンとオキタの情事はその後も続いた。
性交というよりはもはや獣の交配のように激しく、それに感化されるように何度も手淫を行い、イッた私。
下着は秘所から溢れた液で濡れそぼり、屋敷に帰ってくる時は、あまりの気持ち悪さに下着を脱ぎ捨てていた。
そして、自室のシャワールームで汗を流した……その時もあの二人の情事を思い出し、
脳裏に浮かべシャワールームの床に寝そべり慰めた。乳房を愛撫するため、わざわざ左腕を元の腕に直して。
私の左腕は幼い時、人間に断たれた為に魔力で生成したモノであり、己の意志である程度は変えることができのだ。
それで今はこうしてベッドに横になっている。
戦い、食事、睡眠………そして…自慰……エンディアではこれが私の生活だ………。
ヒジカタの様に畑を耕す者もいれば、ヨワヒムの様にリングを作る者もいる。
皆、異世界という異空間の中で知らず知らずの内にため込んだストレスを発散させる方法をそれぞれが無意識のうちに
行っているのだろう。それが私の場合、『自慰』なのかもしれない。
「父様……姉様…ヒロは…ヒロははしたない娘です……お許し下さい」
そして私は明かりを消し、ベッドに潜り込んだ。
この時間だけはヒョウマは完全に私のモノになる――――そう、ほんの一時だけそれも想像の中だけで――――。
右手を股間に伸ばす、指先がもっとも敏感な部分、突起の部分を触る。
「はっ……ん…」
思わず声が漏れる。が、今はヒョウマもいなければリィンもいない。
隣室のアリスも帰りは遅いから、少し声を出してもばれることはない。
股間のあそこから熱いものが溢れ出しているのがわかる。
「ん…く……ぁ」
ヒョウマの…いや、彼の手が私の股間を這い回る。
私はそんな光景を想像しながら中指を股間の中心に押し込むように力を込めた。
くちゅ……という感触とともに指が熱い壁に包まれる。
「あ…ふっ……ヒョウマ……」
小さい声でぼそっと呟きながら、中指を引いたり、押したりする。
「んっ…はぁっ…あっ…ふっ…」
昼間に見たオキタとカレンの性交を思い描き
激しく抜き差しを繰り返す。
『そう、吸って…ん…あ…もっと…強く…んんッ』
チュウウと音が出るほど激しく乳首を吸い、舐め回す。
『僕…あっ……そ、そこ…いい…は……』
肉棒をしごき、舌で鈴口を開け、しゃぶり尽す口。
『ああっ、いいの!ソウシッ!いいの!もっとパンパンして!』
飛び散る汗、ぶつかり合う尻と下腹部。冗談のように跳ね回る乳房。狂ったような雄と雌の喘ぎ声。
『カレンさんッ!カレンさんッ!ま、また出る!出る出る出る!はあああ−−−』
眉間に皺をよせ、両手で乳房を握りつぶし、限界まで腰を密着させ吐き出す。雄の射精。
(今頃…ヒョウマもリィンと………)
ヒョウマの相手がもし私だったら−−−−−。
「あはっ…ん…あ、あ、あ…んく…ヒョウマ…ヒョウマ…ヒョウマッ!」
下腹部を中心に高ぶる快感が背筋をゾクゾクッと駆け上ってくる。
「あっ…ヒョウ…んっんん!い、いや、…だ、だめっイ―――イクッ」
ピクンッと身体が引きつり、身体の芯を稲妻が突き抜けていく。
「ん…く……はぁ」
どっとくる脱力感……また下着を替えなければ……荒い息…そして心地いい余韻に浸る私……よかった、今夜は気持ちよく眠れそ―――と思った時。
「あおおはっ!ウル、ウルッ!はひっ、あはっ、ああ!私をめちゃめちゃに壊してっ!チンポすごいの!チンポッ!ウルのチンポ!!」
「はぁ…お…おおっ、ア、アリス…出るっ出るっ!おおおおおっ!!」
っっっっ―――――――。
あのバカ……帰ってきてたのか。
声が度を超して大き過ぎだ。
リアルタイムでアレな会話垂れ流すな。
扉越しに聞く、独り身の私にもなれ。
いい加減にしろ、どいつもこいつも。
ああっ……最低な夜……そしてウルとアリスの実況中継をオカズに2回イッた私………本当に最低だ。
fin
読んで下さりありがとうございました。
次回はふたなりモニカが陵辱するダーク話を考えています。
!?(・∀・)イィ!
終わりなの(;゚д゚)
77 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/11(土) 17:43:42 ID:EoPqi8le
>>76
皇女の秘め事は申し訳ないですがこれで完結です。
次回作はとりあえずダークなモニカの話と決めてまして……
ヒロの話はまた機会があれば書くかもしれません。
ヨワヒムってわざとか?
つーか皇女っていうからアナスタシアかと思ったのに……
79 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/11(土) 20:38:33 ID:jFzWd6RE
今、おれの上で女が腰を振っていた。見知らぬ女じゃない。白桃の様に突き出た二つの乳房と、思い切り良くくびれた腰に、両手でかかえ、ぐにぐにと形を変えている豊満な尻。
透き通るような肌は、薄紅に染まっていて、快楽と興奮に浸っているのが見て取れる。
いつもは、人をからかうみたいに、そこの知れない瞳には、獲物を前にした獣みたいな光があった。これが夢魔とか淫魔とか呼ばれる生き物なんだろうと、なんとなく思う。
はっ、はっ、は、と荒い息を零して、赤い髪を振り乱している妖艶な美女の名前を、おれは呼んだ。
「オ、オーヴィア、っも、もう出る!」
「あ、ああん。だめよ、もっと頑張って、若いんだから」
そういって前かがみになり、針で突けば血が出てしまいそうなほど充血した乳首がおれの胸板に触れる。
オーヴィアは止まらずに顔を寄せておれの唇を貪った。薔薇の花びらをくりぬいた様な唇が、おれのそれに重なる。
抵抗らしい抵抗もできずに、オーヴィアの濡れそぼった舌が、おれの歯茎や舌を丹念に、陵辱する様に嬲って行く。
たっぷりと流し込まれた唾液を、おれは音を立てて飲み込んだ。果実のような自然な甘みがあって、他人の唾でもぜんぜん気にならなかった。お返しとばかりにおれもオーヴィアの舌に、自分の舌を絡みつかせた。
とはいえ、若いと言われても連続で十回は辛い。けれど、まるで指で握り締められているかのように絡みつくオーヴィアの肉壁の快楽に逆らえず、おれは遮二無二腰を振り上げて、オーヴィアの女を抉り続ける。
二人が繋がった場所は、白く濁った液体でぐしょぐしょに濡れていた。オーヴィアが腰を振るたびに、おれが貫く度に、あわ立つ液体が、グチャグチャと音を立てている。
おれ達の体は、汗や淫液やら何やらで、窓から差し込む月明かりをキラキラと跳ね返していた。
「ね、ねえ貴方も一緒に、ねえ?」
「っ、ああ、もう分かったよ!! うう」
オーヴィアが潤んだ瞳でおれを覗き込み、おれの頭を両手で抱え込む。痛いくらいに指に力が入っていた。妙な話だが、おれも負けていられない、と思い、尻に回していた指で思う存分オーヴィアの尻をめちゃくちゃに揉みしだいた。
きゅっと音を立てているんじゃないかという位、オーヴィアがおれ自身を締め付けてくる。でも千切れるとかそういう痛みじゃなくて、男をどこまでも貪りつくす、雌獣の動きだ。それがたまらなくおれの雄を刺激する。
「ああ、ああん。はあ、素敵よ!!」
オーヴィアは限界が近いのか、思い切りおれの頭を胸にかき抱き、思い切り深く腰を突き入れてくる。熱を帯びた柔らかい肉の塊に、思わず息が止まりそうになるが、構わず舌で雄大な谷間をくすぐり、汗を舐め取り、むしゃぶる。
オーヴィアの荒い息遣いが絶え間なく聞えてくる。はちきれそうなおれ自身が、制御できない凶暴さでオーヴィアの女を抉っていた。このままオーヴィアの体を貫き通せるような気さえする。
「もう、あん、いい、壊れちゃう、あ、ああーー!!」
「か、勝手に……行くなよ! く、出すぞ!!」
びくびくと体を震わせて、弓反りになるオーヴィアが、これでもかとおれを締め上げてきた。おれはそれに耐え切れずに、掴んでいた尻を力の限り引き寄せて、オーヴィアの子宮奥深くにぶちまけた。
自分でするのとは比べ物にならないくらいたっぷりと出ているのが分かる。オーヴィアあは、おれの精子が子宮を打つたびにびくっと体を震わせて、恍惚の溜息を漏らしてきた。
「あはっ、熱っつうい。んん、はあ、ん」
「…………」
ああ、何でこんな事になったんだっけなあ。……『うわあ、って感じの特別授業』を、頼んじまったから、か。
おれに覆いかぶさり、二人の間でぐにゃりと潰れる圧倒的な質量と、放出を終えた肉棒を、それでも名残惜しげに締め付けてくる底知れない快楽に、ぼんやりと思った。
「これが、“若さゆえの過ち”って奴なのか。大佐」
言った頃は少佐である。
短めですんません。
充分エロい
エロスだな。この描写ランクは俺には無理っぽい。
……ギャグやネタに走るからか?
ヒロ、ウルゼル、オーヴィアが出たからしばらくはお腹いっぱいです(*´∀`)
いや、もちろんもっとあってもいいけど
疾風丸「はぁ……近頃兵真がワイの相手してくれん。露骨なボケをしてもスルーするばかりや。突っ込みでギルティブレイク受けてた頃が懐かしいわぁ」
エミリー「あっ、疾風丸小隊長殿!」
疾風丸「何故か知らんが雫も兵真にべったりでワイとつるんでくれへん。あまつさえ『プーもいい加減ひょーまに迷惑かけちゃ駄目だよー』とか言う始末。雫にだけは言われとう無かったわ」
エミリー「おはようございますであります!厳島エミリー、本日も順風満帆であります!」
疾風丸「ああ、誰でもええからワイにきっついツッコミ入れてくれ……っと、エミリーはんか。おはようさん」
エミリー「疾風丸小隊長殿、元気が無いようでありますが、いかがなされたでありますか?」
疾風丸「最近ツッコミがのうて禁断症状が起きそうなんや……そや、エミリーはんワイにツッコミ入れてくれんか」
エミリー「ツッコミ……でありますか?」
疾風丸「おう。ワイに一発かましてくれ」
エミリー「了解したであります!ではっ!」(スカートを豪快にめくり上げる)
疾風丸「ちょ、ちょっいとタンマ!そういうツッコミやのうて、と言うかそれじゃワイの股間のバジュラロッドを突っ込まんと…………え?」
エミリー「やらないか、であります!」
疾風丸「ウホッ、いいおと――ってちょっとマテぇい!?」
エミリー「いかがなされたでありますか?」
疾風丸「その股間につけとるドデカイ砲台は何やねん!?」(付いてある張り形を指す)
エミリー「快軍の切り札、体姦巨根主義であります!」
疾風丸「いつもと字が違うとるっ!?というかワイはノンケや!そういう趣味やない!」
エミリー「問題ないであります!張り形の名称は『32センチ砲』でありますが、実際は幅ではなく長さが32センチであるだけでありますから」
疾風丸「それやったらワイもひと安心――って出来るかい!?そんなモン突き刺されたら死んでまうわ!」
エミリー「大丈夫でありますよ。痛いのは初めだけでありますし、砲身から出てくる熱いモノを中で浴びれば疾風丸小隊長殿もきっと病み付きになること間違いなしで……」
疾風丸「たーすーけーてぇー!!」(はやてまる は にげだした)
兵真「……あ?」
雫「どーしたの、ひょーま?」
兵真「いや、なんか疾風の声が聞こえたような気がしてな……まあいいか。どうせ疾風だし」
雫「それよりもー……今週分の、しよ?」
兵真「まだ朝な上、今週コレで3回目だぞ?まったく」
雫「えへへ。でも、ひょーまはわたしを押し倒そうとしているのはどうして?」
兵真「そりゃあまあ、朝の生理現象があるからな。リィン達が起こしに来る前にとっとと終わらせるぞ」
エミリーキタ―(・∀・)―!!
ってえぇぇぇ?ちょwww体姦巨根主義ってwww
次はリィン、スルク、シェリーのどれかで本番きぼん(*´Д`*)
>>85のなかならスルクきぼん
全く予想できないし
87 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/13(月) 01:09:38 ID:usCVspmA
79です。書き方を変えてみました。前編。
月明かりが指し恵む部屋で、オーヴィアの落ち着き始めた吐息が、一際大きく聞こえていた。
皆が眠りに着いているはずの、深夜。ベッドの上で、ヒョウマにオーヴィアが輝かんばかりの肢体を預けていた。
一子纏わぬ裸体は、先程までの行為の名残で、うっすらと汗をかき、薄紅色に染まっている。
十分に満足したのか、長い睫毛を震わせながら瞼を閉じ、寝息を立て始めている。
「こうしてりゃあ結構、可愛いんだな」
頬にかかる髪を、そっととりはらった。
普段は妖艶、ストレートに言えばエロスの塊みたいなこの美女も、こうしてみるとあどけない寝顔だ。この顔が見れただけでも、結構得をした気分だ。
やばい、普通に可愛いと思っちまった。
「……何赤くなってんだ、オレ?」
じゅぷっと言う音と、盛大に泡立った白濁液に塗れた肉棒を、オーヴィアの淫孔から引き抜いた。
あまりに腰を使いすぎたせいかひりひりするような気もするが、していた時には擦り切れても構わないと思う位の快楽だった。
オーヴィアを起こさないように、そっと自分の体の上からどかして、ベッドに横たえる。
トロリと、クレバスから白い精液が零れ出すのはひどく扇情的な光景だった。
ピンク色の割れ目から、粘着性の高い液体が地を這うナメクジの様にヌラヌラと女体から零れ落ちてくるのだ。
それに合わせてオーヴィアが、んんっと半開きの、薔薇色の唇から色に満ちた声を零すのだから尚更だ。
「まだ勃つのか」
自分の下半身の屹立を見て、半ば呆れ、半ば感心した。まあ悪い気はしない。
自慢する相手はいない、というか自慢する気はないが。
「とりあえずこれを何とかしないと、雫とかリィンがうるさいよな」
そう溜息を着いて、二人の体液と精液を吸収して、さんざんに濡れたシーツを見た。
オーヴィアも、股間を中心に逆流した精液に塗れて肌に白いものをたっぷりと付着させている。
「まずは、体を拭くものを用意して、代わりのシーツも取ってこないとだよな」
やれやれとまた溜息を着いた。
差し足抜き足忍び足、で目標のぶつを入手し、早鐘のように鳴る心臓の音を気にしながら、ヒョウマは自室のドアの前にまで戻った。
夜中だが、眠りに着かない死人やらハーモニクサーとか、大魔王の娘とか光の救世主とか、
無闇に戦闘に長けたメンツの多い屋敷だから、気配くらいは気付かれているかもしれない。
ほっと安堵の溜息を着いて、ドアノブに手を伸ばした時だった。
「どうかなさいましたの? ヒョウマ様?」
「!! シェリーか、驚かすなよ」
振り返ると、ヒョウマの胸くらいの身長の女の子がいた。眠たげなのもあるが、元からトロンとした瞳に、八重歯の覗く薄すぎず厚すぎない淡い桜色の唇。
ボリュームたっぷりの髪から横に飛び出た、三角形の耳。いつもの、やたらと前面の露出度が高いドレスの変わりに、ピンク色の少女らしいネグリジェを着ていた。
手にはお気に入りのぬいぐるみも一緒だ。
眠いのか、瞼をごしごしと擦る仕草は愛らしい。
「何だ、トイレか?」
「ま、レディにそんな事を聞くのは失礼ですわよ」
怒った調子だが、どこか舌足らずな感じだ。
それからヒョウマが隠しているシーツに気付き、? と表情を変える。無意識に首を傾げている。
「何をお持ちですの?」
「な、何でもねえよ」
「……あ、ひょっとしてオネショですの? 大丈夫、私誰にも言いませんわ」
ははあん、と推理を披露する名探偵みたいに、得意げにシェリーが言う。
勘違いではあるが、負い目があるというのは確かなので、ヒョウマは言葉に詰まった。
「違うって、いい年してんな事するかよ。お前こそ、大丈夫なのかよ」
悪態一つついて素早く部屋にもぐりこんでドアを閉めようとしたのを、シェリーが力ずくで止めた。挟みそうになるのを慌てて止め、
「何してんだよ!」
シェリーは顔を真っ赤に染めている。
「先ほどのことを撤回してください! 私、オネショなど致しません!」
「……したんだな?」
ピンと来るものがあったので、ヒョウマはつい口を滑らした。ビクっとシェリーが反応する。
「してません!」
「したんだろう?」
「で、ですから、そんな事……」
「したな?」
「うう……」
(今だ!)
「んん、なあにい?」
甘い、蜜の滴るようなオーヴィアの声だ。二人のやり取りで目が覚めたらしい。
「誰かいらっしゃいますの?」
「だ、誰もいねえよ」
思わずあわてた調子にバランスを崩し、ドアが開いてシェリーが部屋の中に転がりこんできた。
「きゃっ」
「うおっ」
どたどたと音を立てて、ヒョウマの上にシェリーが落ちる。
痛え、と呻いた時には、シェリーの目線はベッドの上に釘付けだった。
「……?」
「あらあら、今度はその娘?」
目線を向けると、上半身を起こし、淫孔から零れ落ちるヒョウマの精液を指で掬い取り、赤い舌で舐め取るオーヴィア。
満月を背に負うその姿は、妖しく淫らな月の女神のようだった。
その晩、グレイヴは月を眺めながら、ふとビックボスと一緒にいった釣りのことを思い出し、
明日は一日空いているから久しぶりにやってみるかと思いたった。
アニメもゲームもグレイヴは良い……。
前の方が書き方は良かったでしょうか? 次回後編。
>>87-88 これは…激しく期待させられる…わくてか
俺はどっちの書き方でもいいっす
90 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/13(月) 01:26:22 ID:tFsm5RgQ
ビックボスはメタルギアやで
ガングレイヴはビックダディ
GJ
グッジョブ。そういやスルクの一人称って、『ウチ』であってましたっけ?
シェリーたんキタコレ(*´Д`)=з
>>91 「ウチ」で合ってると思う
再び会って燃え上がるゼオンシルト×メルヴィナでも書くか・・・
畜生!なんでグレイヴにばっかり萌え萌えしてんだ俺
ひたすらゼオンを鍛えてナンバーワンにした私が、メルヴィナとの絡みをワクワクしながらまってますよ
>>95の「私」を見て、男女比が知りたくなった
ちなみに俺は男
97 :
スルク壱:2006/11/13(月) 19:44:46 ID:RS3fU5hT
「聞いてスルク。最近、兵真さんが冷たいの」
ウチの左側に座っているリィンがケーキを口に運びながら愚痴をこぼす。
「何か手伝い頼んでも断られるし、メンバーもメインから外されるし、いつもなら文句言いながらでも付き合ってくれる今回の買い物も『悪い、今日はパス』とか言われたり……」
30近くいる仲間達の衣食を補充するための買い物。必要なものをあらかた買い終わったウチら4人は、オープンカフェで少し遅い昼食を食べ、少しばかりのんびりしてる。
「何や、リィンはんのほうもそうなんかい?」
そう言ったのはウチの右側に座っている疾風丸。彼がつけている眼鏡は元は伊達だったらしいけど、今は原因不明の視力低下のため度を入れている。
「最近兵真が付き合い悪うてのぉ。てっきりリィンはんと、しっぽりいちゃついとるからやとおもっとったんやけど」
「えええっ!?し、しっぽりって別に兵真さんと私はそこまでのことはまだ……」
とたんに顔を真っ赤にするリィン。
「リィンのスケベ」
「そんなことないです!そりゃあ私だってちゃんとした年頃の女の子なんですから。その……そういうことだって少しは興味はあります!意地悪なことばかりする兵真さんなんてこちらから願い下げです!」
拗ねながらウチに向かって反論するリィン……言っていることにまったく説得力はないけど。
「まあ兵真はツン成分が多いツンデレや。ツンがない兵真は兵真やない。とはいえ、最近ワイのボケにも何も反応してくれんのは悲しいことやな」
「ツッコミがないから?」
「そうそうツッコミ……がぁ!?」
ウチが言ったことに同意しようとした疾風丸は、急に顔を青くして地面にうずくまる。
「は、疾風丸さん?」
「ツッコミ怖いツッコミ怖いツッコミ怖いツッコミ怖いツッコミ怖いツッコミ怖い……」
両手で尻を隠すようにして、ウチらが使っていたテーブルの下で震えだす疾風丸。
「…………」
そんな疾風丸にウチら買い物メンバーの最後の一人、グレイヴが肩をポンと叩く。恐らく『大丈夫か?』とでも伝えたいというのは付き合いがほとんどないウチでもわかる。
「ピヨピヨ」
ちなみにグレイヴの肩にはピンク色のヒヨコが乗っている。買い物に荷物持ちとして(無言で)名乗り出たのも、このヒヨコの餌を自分で選ぶためだとリィンから聞いた。
「だ、大丈夫やでピヨ吉。ワイは強い子や。大切なものは紙一重で守りきれたんやし」
顔はいまだに青いままだが、疾風丸は倒した椅子を元に戻して座る。ウチはそんな微笑ましい(?)情景を見て、このネタで当分疾風丸をいびろうと心に誓いながらミルクが入ったコップに手を伸ばし
「そういえば、雫さんも最近買い物に付き合ってくれません」
思わず、手が止まった。
「そやな。というか最近あの二人仲がええんや。おかげでワイが仲間外れになっとるんやけど」
「…………」
リィンと疾風丸は首をかしげ、グレイヴはヒヨコの餌の入った袋を開け始める。
「スルク、何か知ってる?」
ドキリ、心臓が一瞬跳ね上がる感触。
「…………ウチは知らない」
ウチはそう言ってゆっくりと、若干手を震わせながらコップを取り口をつける。
「本当に?」
「スケベはしつこい」
「だから、私はスケベじゃありません!たまに兵真さんの肌着を嗅いでみたり、使っているベッドにダイブしたいときもあ……あう」
自爆して顔を真っ赤にしてうつむくリィン。
「しかしスルクはん、さっきの間はちょっと怪しかったで?」
「ツッコミ」
「ヒィ!?ツッコミ怖いツッコミ怖いツッコミ怖いツッコミ怖いツッコミ怖いツッコミ怖い」
リタイヤした二人を見て満足しながら、ウチはミルクを飲み干した。
グレイヴwww
グレイヴかわいいよグレイヴ(*´Д`)
ビックボスではなくビッグダディ……。やっちまったあ、お恥ずかしい限りです。
尚、ヒョウマと表記される箇所は、貴方のお名前、ないしお義兄ちゃん、先輩、などなどお好きな呼称を代入してお楽しみください。
どうする? どうしよう? どうしたい? オーヴィアとシェリーの視線が熱いほど絡まっている。
うふふ、と零す声さえ欲情を誘発する艶を纏うオーヴィアの声が、否に耳に響く。
「どうして、貴方がヒョウマさまのお部屋にいらっしゃいますの? それにその格好」
状況が理解できないと言った感じでシェリーは首を捻っている。ライゲンやヨイチは、性教育をまだ施していなかったらしい。
(今ならまだ誤魔化せ……)
「ヒョウマくんと男女の愛の営みをしていたのよ」
「……まあ」
「ちょ」
ひどく楽しそうなオーヴィアの声だった。狙ってやがる。しゃなりと、優雅に体を動かし、オーヴィアは女豹のように前屈みになり、シェリーの瞳を覗き込む。
ベッドについた両腕の間で、重々しく揺れる乳房とその先で尖る乳首が、否が応にも視線を釘付けにする。ちらっと一瞬、ヒョウマと瞳があった。
ウィンクもオマケだ。両足をそろえてしどけなく横たえたオーヴィアが、たわわな乳房を揺らしながら、シェリーに肉迫する。ヒョウマは余計な事を言うんじゃないかと気が気でない。
「それではお邪魔してしまいましたわ、ごめんなさい。あの、直ぐに出てゆきます」
「あら、気にしないで。それに二人より三人の方が楽しいもの」
(……『三人』?)
行為そのものは知らなくても、男女の関係に余計な邪魔はしない、という位の知識はあるらしく、羞恥に頬を染めたシェリーが背を向けようとする。
それを、オーヴィアの伸ばした白磁の様に滑らかな肌の腕が絡みとめた。
「んんー、お肌すべすべねえ、ちょっと羨ましいかしら?」
腕を絡みつかせたまま、オーヴィアがシェリーに頬ずりする。すりすりすり。ふにゅっとシェリーの後頭部が、オーヴィアの双乳に埋もれる。
ぐにゃりと卑猥な形に変わるオーヴィアの胸の柔らかさを思い出し、ヒョウマの男が硬さを増す。
「あの?」
「ねえ、ヒョウマくんのこと……嫌い?」
「え?……そんな事はありませんけど、その」
唐突なオーヴィアの質問に、シェリーとヒョウマの二人ともが、キョトンとなる。
質問の意図を理解したシェリーは、少し頬を赤らめてヒョウマの方をもじもじと振り返った。腕の中で、ぬいぐるみが散々にいじられる。
「じゃあ、ヒョウマくんは? この娘の事嫌い?」
「はあ? 何言ってんだよ「…………」ああー、何だ、その嫌いじゃあねえよ」
「だって、良かったわね」
「お前どういうつもりだよ」
「うふふ、所で、さっきから良い匂いがすると思わない?」
「あ?」
「そう言われれば、何だか甘い匂いがいたしますわ」
くんくんと形の良い鼻を鳴らして、シェリーが鼻を鳴らした。そういえば、さっきから何か妙に甘ったるいような、纏わりつく様に粘い、というか不思議な匂いがする。
部屋の中を見回すと、窓に面した机の上に、見覚えの無い香炉が置かれ、紫や黄色、赤の煙をゆったりとくゆらせている。
「………媚薬か?」
「変な気持ちになっちゃうお香よ」
同じだろうに。しかしいつの間に。ヒョウマの事など気にせず、オーヴィアがうふふ、と相変わらず人を食ったような、どこか妖しい笑みを漏らした。
「ほら、私ってお屋敷を出てから、結構一人で過ごしたじゃない? だから、色々と困っているのよ。ほてった体を持て余すとか、ね? あ、でも誰でも良いってワケじゃないから。
あなたの事、結構好きなの。本気になるまで、あと少し、かな? だから楽しみましょ?」
「だからって、こいつを巻き込まなくても」
「やさしいんだー。でもちょっと妬けちゃうなー、この娘はあなたの事好きだって言うし、問題ないんじゃないかしら? ねえ」
「ひゃあん」
ふっとオーヴィアがシェリーの耳に優しく息を吐きかけると、シェリーがぴくんと幼い肩を震わせた。
二人のやり取りをぼんやりと聞いていたようだが、いつのまにかモジモジと太腿を擦りあげている。それにあわせ、ネグリジェの裾が少しだけ乱れていた。
オーヴィアに引かれる様にシェリーがベットに尻餅を着き、うなじから首筋を指先でそっとなで上げられ、太腿の内側を五指に別々の動きでなでられると、小さく喘ぎ始めた。
「ひゃ、あ、あん。く、くすぐったいですわ、きゃっ」
「んー結構敏感ねえ、男の人は喜ぶわよー」
「あ、ああ、んん。そ、そうなのですか?」
そうよ、と耳元で囁き、シェリーの耳を丹念にオーヴィアの舌先が嬲る。
外耳の形に沿ってゆっくりと舐め上げ、獲物を狙う蛇のようにゆるゆるとしゃぶりつくす。
てらてらと月明かりを跳ね返して、オーヴィアの唇との間に銀の糸が結ばれた。
首筋をなでていた指はシェリーの唇を優しく愛撫し、時折、零れ出るシェリーの喘ぎ声と一緒に、口内を愛撫した。
太腿をなでていた腕が、更にその奥に伸びていった。雷に打たれたみたいに、シェリーがびくんと背を伸ばす。
「あら、下着を穿いてないの?」
「その、ひゃ、んくぅ、は、肌に合いませんの。や、ああん」
律儀に応えるシェリーに御褒美を上げるように、シェリーの奥深くに忍んだ繊手が、それぞれが意思を持った生き物の様に動いた。
「きゃん、やああ、だめです、それは、なんだか、あつくって、変に、変になってしまいますぅ」
「怖がらなくて良いのよ。女の子なら、誰だって最初はそうなんだから、んーでも、初めてなら折角男の子がいるんだし……」
「な、何だよ」
「うふ、いけないんだあ、こんな小さな子で立たせてるー」
「……」
「ほら、あなたの事、ヒョウマくんも嫌いじゃないって証拠に、大きくしてるわ」
動きを止めた、オーヴィアの指に、お菓子を取り上げられた子供みたいに、拗ねた目線を向けていたが、
オーヴィアの声で我にかえり、シェリーは真正面から自分の痴態を見ているヒョウマに気付く。
「え、あ、いやあ。見ないでえ、離して、離してくださいまし!」
茫とした声は、直ぐに悲鳴に変わった。それを難なく抑えてオーヴィアがまた、耳元で囁いた。
「大丈夫よ、ほら、彼お○んちん大きくしているでしょ? それって、あなたの事を女の子として見ているってことなのよ? それも好意を持って」
「え、は、あぁ……」
オーヴィアの言葉通り、幼女と美女の視線を浴びるヒョウマの股間では雄々しくピラミッドが建ち、ズボンを苦しげに押し上げていた。
はち切れそうなほど海綿体が沸騰しているかのように熱を帯びている。オーヴィアの媚薬もあるが、なかなかに絶倫らしい。
「み、見るなよ」
つい前屈みになって隠そうとするが、二人の視線は揺るがない。とろんと蕩けたシェリーの瞳に、年に似合わない淫らな光がぼんやりと灯っていた。
オーヴィアは変わらず底知れない魔女の瞳を向けている。
「彼なら、もーっと気持ちよくしてくれるわよー。私もさっきまですっごく気持ち良くしてもらってたのよ?」
「本当なのですか?……はあん、ヒョウマ様ぁ」
今のシェリーにとって、オーヴィアの誘惑は抗いがたい宝石の輝きを持っていた。
荒い息遣いと、桜色のふっくらとした頬を更に赤くし、熱に潤んだ瞳を上目遣いで向けて、それでも恥ずかしそうに両手をモジモジさせる。
時折何かを言おうと、顔を上げるが、決心がつかないのか、また俯いて、を繰り返す。
ひどく咽喉が渇くような思いに耐えながら、ヒョウマはごくりと唾を飲み込んだ。ほとんど思考は働いてない。熱に浮かされたように、快楽への期待が尽きぬ泉の様に湧いてくる。
「あの、私も、その……」
最後まで、シェリーは言う必要は無かった。目の前でヒョウマが全裸になり、
その股間にいきり立つ肉の杭に、見入ったからだ。オーヴィアの指技と媚薬で芽生えさせられた女の本能が、恐れと好奇心と、快楽への期待を覚える。
「ああっ」
シェリーは、もう一度、来る悦楽の予感に震える喘ぎ声を一つ漏らした。
オーヴィアが抱きすくめるように背後からシェリーを抱き、その小さく暖かい手を取って、肉棒への愛撫を教えていた。まるで母が娘に教えるように、どこか優しい行為だ。どこにそんなことを教える母親がいる、というのは野暮なので気にしてはいけない。
しっとりと絹の手触りを持つオーヴィアの指と、ふにふにと未成熟な肉のやわらかさを持ったシェリーの指とが、交互に絡み合う様に、ベッドに横たわったヒョウマの屹立に触れている。
(く、オーヴィアの指もすげえけど、シェリーの指も……!)
びくんと触れるたびに跳ねる肉棒の反応に、最初は戸惑っていたシェリーも、今は興味津々と積極的に握り締め、擦り上げ、揉んでいる。
シェリーの指を覆うように、オーヴィアの指も愛撫を加えている。
こちらは、ねっとりと快楽のツボをすべて知り尽くしたように焦らしながら、決して快楽の絶頂に到達しないように加減して責めてくるのだ。
ある意味もっとも辛い拷問に似ている。
シェリーの指が、棹の根元を中心にしっとりと揉めば、オーヴィアの指が十指それぞれ別の動きで亀頭をさすり、鈴口をつついてくる。
逆にシェリーが亀頭に興味を示し、恐る恐る、時折大胆に予想のつかない動きで触れてくると、
オーヴィアは棹と睾丸とを揉みしだいて、射精に辿り着かない程度に刺激してくる。
先ほどまでオーヴィアの膣内にさんざん精液を吐き出したとは思えないほど、ヒョウマはいきり立っていた。ビキビキと音を立てるのではないかと思うほどに血管が浮き立ち、腹筋に届かんばかりにそそり立つ。
「ものすごく熱い、それに硬いですわ」
「んふ、上手よー。ほら、彼も喜んでるもの」
暖かい吐息が触れる度、それだけでまたびくびくと快楽に反応してしまう。甘酸っぱい少女特有の体臭と、熟した大輪の花のように濃厚な女の匂い、そして雄の体臭とオーヴィアの媚薬とが混じり合って、甘美な麻薬のように三人を昂ぶらせていた。
ただ、目の前にある快楽だけが頭の中にあった。びりっと、背筋を電流が走る。
「お、おい!」
「あは、ちょっと止めて」
「え? どうしてですの?」
不満そうにシェリーが頬をぷくうと膨らませた。また射精寸前で快楽の止まったヒョウマは、真っ赤な顔のまま、大きく息を吐いた。
「彼だけ気持ちよくしてあげるのって不公平でしょ? 貴方も気持ちよくしてもらわなきゃ。それに、まだまだたっぷり頑張ってもらわないとだものね」
(まだ頑張れってか……マジ死ぬぞ、おれ)
ヒョウマは両手でシェリーの足を持ち、大きく広げて、その付け根にあるものを見ていた。
「は、恥ずかしすぎます。見ないでください。見ないでぇ」
か細いシェリーの声を、それさえも心地良く耳にしながら、じっくりと観察する。オーヴィアは、シェリーを背後から抱きすくめて、ふくらみと呼ぶには、なだらかな乳房を優しく撫でて、つねり、擦っている。
乳首に触れぬよう注意をしながら、ゆっくりとわずかなふくらみを可愛がっている。伸の残る硬さと未成熟な柔らかさとが同居した、今この時にしか味わえない感触だ。
「ふぅう、あっ」
きゅっと可愛らしい唇を噛み締めて、シェリーはオーヴィアの与えてくる快楽に耐えようと健気に努力していた。ただ、その仕草はオーヴィアとヒョウマを刺激するばかりだった。
「へえ、綺麗だな。ピッタリと閉じてるけど、少しだけ液が零れてるぜ。汗じゃないなあ、シェリー気持ちいいか?」
「ひゃあ、そ、そんな事仰らないでえ、私、私変になっちゃう」
悲鳴に近いシェリーの嘆願を無視して、わざと聞えるように匂いを嗅ぐすんすんという音を立てて、シェリーに今自分の女を見られていることを意識させる。
「ああ、そ、そんな。き、汚いですわ」
「やるぅ」
ヒョウマの口から伸びた舌が、ピッタリと閉じた幼い秘裂をちろっと舐め上げたのだ。
シェリーの声を無視して、二度、三度と犬のようにシェリーの女を舐め続ける。
オーヴィアとヒョウマの愛撫とですっかり淫液に濡れた秘所を、甘露とばかりに味わう。
一度も異物を通した事のない秘所は強い締め付けで舌を拒絶するが、豊潤な淫液と熱と快楽とでわずかにほころび、侵入を拒む事ができない。
色素の薄い白い恥丘を、赤い舌が丹念に陵辱している。
息遣いを荒くし、目の前にある小さなクレバスから零れる甘露を貪る事に集中する。
犬の様にペチャペチャと音を立てて、自らの役割も知らない部分を、憎からず思う人が舐める様子に、
シェリーの心は羞恥と未知の、背徳に似た快楽で一杯になっていた
「や、やあああ、やめ、……あ。ああん、も、もっと、シェリーを……」
「彼に、どうして欲しいの?」
「…はあ、はんん。……も、もっと、私を、シェリーを、気持ちよくしてください!」
「んふ、よく言えました。じゃあ、ご褒美を上げないとね? ほら、気持ちは分かるけど、このままじゃ可哀そうでしょ? オ・ト・コ・ノ・コ」
ごく、と口の中に溜まったシェリーの淫液を飲み込んだ。少ししょっぱいような味だ。まだまだ、幾らでも飲めた。
「………いいのかな?」
流石に幼い相手に、若干のためらいを覚える。それでも股間の屹立ははち切れんばかりに高まり、
女を求めて今か今かと待ち構えている。正直、何もかも忘れてシェリーとオーヴィアを抉りまくりたかった。
「ヒョウマさま。お願いです、お慈悲を下さい。シェリーをお好きになさって……」
シェリーの背後で、オーヴィアがよく言えましたとばかりににっこりと微笑む。ヒョウマを喰い、いままさにシェリーをも餌食にしようとしている。
まあ、本人に悪気は無い、と思う。
ぶちんと何かが切れた。おそらくは理性とか倫理観とか道徳とかそういう人類が長い歴史をかけて築き上げてきたものが。
肉棒の根元を持ち、くちゅっと音を立ててシェリーの秘所の入り口の二枚貝に押し当てる。びくんとシェリーの体が震える。
ふるふると震える瞳は、与えられる未知の快楽と恐怖とで満たされていた。その瞳が、ヒョウマを狂わせる。
「挿れるぞ」
そういったのがせめてもの理性の名残だった。ずぶずぶと亀頭がシェリーの肉襞を押し広げ、エラ首までをゆっくりと埋没させてゆく。
シェリーの中はとにかく狭い。締め付けが厳しいのではなく、異物を受け入れるにはまだ幼く、未成熟なのだ。
それでもたっぷりと潤んだ膣と、何とか耐え抜こうとするシェリーがゆっくりと受け入れている。
「きぁーーー、っうう……」
「だ、大丈夫か? 今ならまだ」
言葉に出せないようだが、身を引き裂くような痛みの中で、シェリーは唇を食い縛り、首を左右に振り、髪を振り乱しながら、必死に痛みに耐える。
今ここでやめてと言ったら、ヒョウマが本当にやめてしまうから。
ヒョウマだまってうなずき、ゆっくりと肉棒を押し入れてゆく。やがてわずかな抵抗を突き破って
シェリーの最も深いところ、子宮まで届き、コツンと音を立てる。
つっと肉棒に絡みつく赤い血と、白みを帯びていた淫液とが混ざり合っていた。シェリーは確かに女となったのだ。
ヒョウマによって。シェリーの体を慮り、動くのを止めて、少しでも痛みが和らぐのを待つ。
すると、オーヴィアが優しい顔で、右手をシェリーとヒョウマとが繋がった部分に優しく添えた。
暖かな光がポッと灯る。キュア、下級の回復魔法だ。オーヴィアなりに気を使ったようだ。
「はあ、はあ、……ヒョウマ様。もう、大丈夫ですから、お好きになさってくださいませ」
「……分かったよ。できるだけ優しくするからな」
「ふふ、お優しい方。大好きですわ」
んっと声を挙げて、シェリーは緩やかに律動を始めたヒョウマの動きに合わせて声を漏らした。
元からたっぷりと分泌されていた淫液と血とが潤滑液の役割を果たし、痛いほどに締め付けてくる膣の中での動きをサポートする。
シェリーの膣中はさしず小さな唇が熱烈なキスを雨のように肉棒に降らしてくる。熱を持ち、素晴らしい硬度を誇るヒョウマ自身に絡みつき、快楽をもっともっと。
いじめて、貫いて、抉って、気持ちよくしてと主張してくる。
痛みと快楽とが混じり合い、シェリーはもう何も考えられなかった。繋がりあった部分からヒョウマを犯すように伝わってくる快楽電流に、
ヒョウマはシェリーに対する思慮を忘れて腰を振り乱す。オーヴィアはそれを楽しそうに見守っていた。
肉棒が容赦なく出し入れされる秘裂からは、白濁した本気の液と処女を失った証拠とが混じり合って、ピンク色の液体になって二人の性器を彩っている。
さっきまでのオーヴィアとの情事に劣らぬ勢いでヒョウマの腰が前後左右に、回転させるように動いてシェリーの膣を未知の快楽と喜びとで満たす。
お返しとばかりにシェリーはギュウギュウと、新鮮な粘膜の温かさと柔らかさ、つぶつぶとした肉襞でヒョウマの男を包み込む。
「ヒョウマ様、ヒョウマ様、わたくし、わたくしはもう、壊れてしまいます!! ああ、はああっーーんん」
「っ! うあああ、シェリー、シェリー!!」
それまでで最も強く、最も優しく、最も暖かく包み込んでくるシェリーの膣に、勢い良く肉棒を貫き、下がってきていた子宮口に亀頭がぶつかり擦れる。
二人の体を貫いた快楽に従い、ヒョウマは自身信じられない量と濃さの精液を、シェリーの子宮に注ぐ。
まるで体の中に炎が灯ったような熱に、シェリーは、ぱあくぱあくと口を広げ、びくんびくんと体を震わせながら絶頂をヒョウマに伝えた。
体の震えに合わせて揺れるわずかな膨らみに、優しく口付けし、シェリーの髪を優しくなでた。
シェリーは嬉しそうに瞳を閉じてヒョウマに体を預けた。ヒョウマはシェリーの温かい熱を帯びた体を受け止めた。
オーヴィアはやっぱり優しく二人を見守っていた。
で、翌朝。
「…………」
「なんや、ヒョウマ燃えつき取るなあ。なんやあったんかいな」
「さあ?」
「おはよう」
「おはようございますわ」
朝日のまぶしい食堂に、オーヴィアとシェリーとが連れ立って入ってきた。ヒョウマは燃え尽きた顔を向ける。
シェリーの、どこか痛む体を庇うような、歩き方に、ちくりと胸が痛んだ。
「大丈夫か?」
「あ、その、少しだけ痛みますけど、大丈夫です」
シェリーはそっと赤らんで微笑み、ヒョウマに柔らかな笑みを向けた。
愛くるしい事この上ない、花のつぼみが綻ぶ様な笑みだ。つられて、ヒョウマも微笑み返した。初々しい恋人同士のような微笑だった。
「あ、グレイヴ。どこ行くの?」
「……」
「え、釣り? お父さんと行った事がある?」
「……」
釣り竿とバケツを持ったグレイヴに、ミカが声をかけ無言のジェスチャーを狂い無く読み取る。
「ねえ、グレイヴ、私もついて行っていい?」
「……」
「ありがとう、それじゃあ竿を捜してくるから、先に行ってて!!」
グレイヴはミカの笑顔をまぶしそうに見つめ、晴天を仰いだ。その口元に、淡い笑み。
おしまい。長文、お眼汚し、失礼いたしました。
105 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/13(月) 23:59:55 ID:tFsm5RgQ
シェリーかわいい
グレイヴとミカいいよね
GJ!!
ひよこがモンスターに襲われかけて激怒し、相手にFDS喰らわせるグレイヴを想像して萌えた
107 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/14(火) 18:39:24 ID:eMx7Cj+e
ぐっじょぶ
108 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/14(火) 18:40:40 ID:eMx7Cj+e
はぁはぁ…ン…くふ……は…
よく晴れた午後の森。その木陰に『少女』は腰を降ろしていた。
あはっ…ん……んん…ふ……
両脚を投げ出し、肌に張り付くストッキングをずり下げ、必死に何かを扱いていた。
あ…ああ…で…でちゃ………
それは股間に生えた肉棒であった。
『少女』の白い肌とは不釣り合いな程に赤黒く肌が硬質化した肉棒。
あんああっ…でるの…でるのっ…!
右手、左手と交互に与えられる刺激に肉棒はその鈴口から粘液のような汁を垂れ流し、
背に未発達の羽を持つ『少女』の肉棒を赤黒く光らせていた。
あふっ…ああっでるでるでるでるのっ!射精しちゃう!私っ!射精しちゃうの!んんんっ!
どばぁっぶしゃ!どばどばびゅるるるるっ!
『ココロノナイテンシ』
モニカ・アレン。
人間と有翼亜人種フェザリアンとのハーフ。
混血種であるためか、背中の羽が未発達で飛ぶことができない。
が、その少女に流れる亜人種と人間の混血はその身体にもう一つのモノを授けていた。
「おい、どこいくんだよ」
「散歩よ」
これで何度目だろうか、この男に声を掛けられるのは。
「気をつけていけよ。この世界は−−−−」
始まった。………ウザイ。
最初の方は気に掛けてくれるの?とからかってやった事もあったが、こう何度も声を掛けられてくるとイライラしてくる。
いっそのこと私の『散歩』の本当の意味をこいつの前でぶちまけてやろうかと時々思うことがある。
その時の台詞はこうだ。
(貴方はいいわよね。あの間抜けゲートマスターや大魔王の娘やあの野女やエロイ魔女と毎晩、取っ替え、引っ替えヤれて。
あのゲートマスターの口にチンポねじ込んで、大魔王の娘を組み伏せて、股に突っ込んで。魔女の股に顔埋めて。
パイズリはあの野女が一番?とても気持ちいいでしょ?『オス』として『メス』とできるんだから)
まぁ、この世界にいる限りは口が裂けても言えない台詞だ。仲間(?)に私の秘密がばれる可能性があるし、運が悪ければ
放り出されてしまうかもしれない。
ここの居心地は最悪だが、衣食住の心配はない。
夜な夜な聞こえてくる喘ぎ声にはらわたが煮えくりかえるが、そういった時のストレス解消方法を私は心得ている。
それは『散歩』と称した『殺戮と蹂躙』。
今日の相手は女の武芸者と男のウィザード。
私を舐めてかかってきた四人の男は瞬殺して今はバラバラになり、そこらに転がっている。
そしてその女は−−−−−−−。
109 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/14(火) 18:42:51 ID:eMx7Cj+e
「くっ…殺せ!」
ぼろぼろになりながらも私をにらみつけている。
今までの相手もそうだったがこの女も頭が足りないらしい。
何故、自分が殺されなかった意味が理解できないのだろうか?
このバカみたいな世界の住人は皆、頭の進化が遅れているのかと本気で思う事がある。
「今の内に喚いておきなさい。さてと……」
私は自力で立つ事ができない女武芸者の袂に手を掛けた。
「な、何をっ!?や、やあっ!」
私はその言葉を無視し、大きく掛け分けた。ぷりんと現れる女の乳房。まぁそこそこの大きさだ…。
乳首の色が鮮明なピンク、20代そこらだろうが、たぶん処女だろう。私は今回の収穫に軽く唇を舐めた。
とりあえず一回抜いておこう……
私はストッキングに手を掛け、太ももまでずらしたビンッと反り返るアレが外気に晒された。
「ひっ……!?」
さすがの女武芸者も驚いたのか小さな悲鳴を上げた。
そう、私は『女』ではない…が、『男』でもない。
両方の生殖器を持っている。
おそらく人間と有翼亜人種の混血のせいだろうと昔、診てもらった親切な医者に言われた。
この背中の役立たずの羽もそうらしい。
むしゃくしゃする思いを振り払う様に私は女の上に跨ると両手で乳房を左右に押しやり真ん中に肉棒を挟むように置き、
肉棒を乳房を包むようにした。
「くっ−!こ、こんなっ!」
無視。バカな女の言葉など聞くだけ時間の無駄だ。誰が『やめて』と言われてやめるのだろう?
私は構わず腰を振り出した。圧迫される柔肉の感触に私は満足し、少し感じてしまった。
「ん…んんっ…」
女は悔しそうに目尻に涙を浮かべこちらを睨んでいる。
当然だろう。チンポをもったガキ同然の女にぐにゃぐにゃと乳房をいやらしく揉みし抱きながら、パイズリを強いられているのだ。
だが、そういう屈辱にまみれ、それに耐える顔は何度見ても飽きない。
すぐに泣きながら許しを請う司書やすぐにマグロになる魔法使いとは大違いだ。
女だてら鍛えてあるだけあってアソコの締まりもいいし、きゅっと締まった腰に豊満な尻は私の性欲を満たすのに充分役立つだろう。
「んはっ…うふふ…いいわ…その表情…んんっ…もう…」
私は女の胸を吸ったり、乳首を摘んだり、むにゅむにゅっと揉みなオモチャにしながら腰に力を入れ、激しく突き出した。
ギチギチに反り返った肉棒が柔らかい乳房に潰され、下腹部がチリチリと焼け、下腹部にわだかまりを感じ始めた。
射精の前兆だ。全く奇妙な身体に生まれたが、こうやって女と男の性の悦びを感じれるのはこの世界で私だけだろう。
「ん…あ…でる…もう…ん…少し」
肉棒の根本あたりの圧迫感が最高潮に達する。ぐぐぐっと煮立った精液が手の刺激によって肉棒の中を昇り始める。
「はっでる…でるでるでる!か、顔に…顔にぶちまけてあげ…んあ…あはっでるでるでるううううう」
「い、いやだ!や、やめ−−−−!?」
肉棒の中を精子が駆け上る感覚に私は脳がとろけそうになった。いやいやと頭を振る女の顔を両手でがしっと掴み、顔を背けれないように
すると、腰に渾身の力を込め、女の乳房に包まれたチンポを突き出す。
「あはっあん射精!射精いいいいい!……んんんうう〜!!」
「いやああああああっ!」
ぶびっ!ぶびゆるるるるるるるっびゅつ!びゅっ!びゅううう……
私のチンポの鈴口から精子が飛び出し、女武芸者の顔を白く汚した。
2日ほど抜いていなかったから結構な量だ。
私は荒い息と共にぶるると尻を震わせ残った精液を女の口元や胸に塗りたくっていく。
「…ッく…ん…ふっ…ああ……」
女は屈辱の余り泣き出した。本当に救い様のない程のバカだな。
よけいにそそるだけなのに…はやくも勃起し始めた肉棒を握りしめ、私は軽くしごきだした。
to be continued
ここ最近神が降臨しまくってるな。いい事です
>>100-104 …シェリーもいいなぁ、と思った。今まであの笑顔が恐いと思ってたけど
>>108-109 これがあの…!ふたなりモニカでダークって全く予想出来なかったけど…ほんとにダークだ…
ふたなり嫌いじゃないから続きにwktk(`・ω・´)
俺は今、不思議なものを見ている。
「……なあ、何やってんだ?」
和服を着たグレイヴを指で示しながら、お茶と扇子を用意しているミカに俺は尋ねる。
「…………」
「ほら、この前インペリオン島の探索行ったじゃない。そこでグレイヴがこの本を見つけたの」
ミカがそう言って俺に見せたのは……
つ『死人兵士でもわかる漫才落語 著:ガリーノ』
「ガリーノってこんなもの書く奴だったのかよ……」
「私もよく解らないけど、昨日グレイヴがこれを読み終わったみたいで、そのネタを見せてくれるって。衣装は坂本さんに借りたの」
「こんなところで、故郷の漫才や落語を見れるなんてな」
そう言ったのは10枚ほどの座布団を俺達のほうに持ってきた文治。
「…………」
「グレイヴも言っていることだし、時間があるなら聞いてみない?」
そう言ってミカはグレイヴに扇子を渡しながら俺に聞いてくる。
「まあ、特にする事もねぇしな」
俺はそう言って座布団を敷いた後、どっしりと腰を下ろした。
10分後。
「アハッ!ハハッ!アハハハハ!もう、グレイヴったら!」
「兄貴……俺を……笑い殺す気なのか……」
何かを耐えるかのように俯いている文治に、腹を抱えて笑い転げているミカ。そして普通の俺。
「…………何が面白いんだ?」
少なくとも俺から見る限り、グレイヴが扇子で虚空を指したり膝を叩いたり、また時々ヒヨコが鳴いているだけだ。
「…………」
「ピヨピヨ」
「…………」
「ピヨ?」
「…………」
「ピヨッ!」
「…………」
「あぁ……兄貴ぃ……は……腹がもたねぇ」
「ヒッ!ヒヒッ!も、もう駄目〜!ヒャハヒャハヒャハ!」
痙攣しているかのように悶える文治に、もはやキャラクターが崩れてるような笑い声を上げるミカ。そしてやっぱり普通の俺。
(担がれているんじゃねえだろうな。俺)
何か疎外感を感じながら、俺はぐいっとお茶を飲み干した。
>>111 ちょwww俺を萌え殺す気かwwwwww
GJ!!
てかみんなグレイヴ&ヒヨコ好きだなww
大変お待たせしました、これからゼオンシルト×メルヴィナを投下します
他の皆様に比べればまだまだ粗い内容ですが…
「い、いくぅぅぅぅ!」
部屋に響く絶叫の声…
それは女神とも言われる、美しき体を持つメルヴィナの声であった…そして、それを獣の様に犯すゼオンシルト
同時期にエンディアに飛ばされ、別々となっていた恋人同士の二人は必然と言われる運命の巡り会わせで再び会えた
その夜でお互いの体を求め合うのも不思議ではない、激しく燃え上がり愛し合う二人…それはお互いの存在を確かめ合う為のやりとりかも知れない
「はぁはぁ・・・」
ゼオンシルトは自らの肉棒をメルヴィナの膣内から出す
「これで終わりじゃないでしょう・・・?」
自らの膣内にゼオンシルトの精液を出されたとは言え、まだまだ欲しがるメルヴィナ
「当たり前だろ、久し振りにたっぷりと愛してやるからな・・・メル」
「ゼオン・・・」
ゼオンシルトもまた愛するメルヴィナの返事を承諾する
何しろ召喚された時、コリンがいたゼオンシルトと違いメルヴィナはずっと一人であったから、この時ばかりは流石に運命を呪った
「…なら今度は私が奉仕するわ」
そういうとメルヴィナはゼオンシルトの肉棒を舐め始める
「うっ…」
先ほど精液を出したとは言え、メルヴィナの舌先が執拗にゼオンシルトの肉棒を舐め、容赦ない仕打ちが襲ってくる
「どうかしら…?平和維持軍にいた頃よりも勉強したのだけど…」
「あ、ああ…美味いよ…メル」
「今思うと…もっと性の事を調べれば良かったわ…」
「仕方ないさ」
今、思えば初めて結ばれた二人の初体験はぎこちない物で、苦労をした…
そのせいか二人は性について熱心に勉強している最中でもある
「うっ…そ、そろそろ…限界だ、メル…顔に出してもいいかい?君を汚したいんだ」
「いいわよ…ただし次は飲ませてね」
「ああ」
ゼオンシルトがそう言うとメルヴィナは舐めるのをやめ
「い、いく!メル!」
それを見計ったゼオンシルトの肉棒から精液が出て、メルヴィナの顔にかかる
「はぁぁぁぁぁ…」
顔は白く汚れるが、それでも美しかった…女神と呼ばれる原因もここにあるかも知れない
「はぁはぁ…メル…愛している」
「…私もよ…ゼオン…」
そして二人は休憩をはさみ、また愛し合う…しかしベットの下で
「(はぁ…完全に私がいる事を忘れているよね、この二人)」
一人で不満そうに言うコリンを完全に忘れていた
「(仕方ない、今日は見逃すけど…次からは私も入るんだから!待っててなさいよ、二人とも〜!)」
そう決めたコリンの決意を知らずに二人は愛し合っていた…
温泉inゴルゴア島、ポロリもあるよ? なシチュが観たい
つか本編火山在るならデフォでイベント欲しかった
117 :
スルク弐:2006/11/17(金) 00:27:36 ID:UjSywaNm
その日の朝、日課である冷水での身の清めを終えたウチは、厨房にへと足を運ぶ途中だった。
(今日の当番はミカとアリス……)
「たーすーけーてぇー!」
朝食のおかずに昨日釣った鮭を加えてもらおう。ウチはそう思いながら疾風丸の悲鳴を無視して足を進めた。
と、
「……ま……いい」
「そ……今……」
と、かすかに別の男女の声が聞こえ、足を止める。
(兵真の部屋……)
ウチらの代表ともいえる、煩い少年が寝ているであろう部屋。そのドアがかすかに開いていて、そこから声が漏れているようだ。
(女の声は……リィン?)
もしかしたらウチの幼馴染みであるリィンが、兵真を起こしているのかもしれない。ウチはそう思い、からかう為に近づき、そっとドアをのぞき込み……
「…………っ!?」
ウチは思わず声を出しかけ、慌てて口を手で押さえた。
「ねえ、ひょーま。気持ち、いい?」
部屋の中にいた少女はリィンではなかったし、ウチが思っていた状況でもなかった。
「……というか、やけにうまくなってないか、お前?」
「バナナ、で、れんしゅー、した、よー」
「ありきたりだな」
ベッドの上に胡坐を組んで座っている兵真の股に、雫が顔をくっつけていた。
(兵真と、雫が?)
30名近くいるウチの仲間達にはいろんな関係がある。ウチやリィンのような幼馴染関係。文治や十二のような血縁関係。総司と歳三のような組織での同僚関係。
そして、恋人もしくはそれに似たような男女の関係。ウチが知っているだけでもそのカップルは五組を超える……そういえば、先ほど疾風丸とエミリーが追いかけっこをしていたが、二人もそういう関係なのだろうか?
「根元だけじゃなく、先っぽのほうも舐めろよ」「んっ」
雫が頭を上げる。
(えっ!?)
それによって二人が何をしているのかが、ウチの瞳にはっきりと映し出された。
「えへへー。ペロペロペロ……」
とても楽しそうに、雫が兵真のそそり立った肉棒を舐め回している。
「楽しそうだな?」
雫の頭を撫でながら、半分あきれた様子で兵真が言った。
「たのしーというより、ひょーまが気持ちよさそうにしているのが嬉しいの」
「じゃ、俺も気持ちよくさせてやるよ」
兵真はそう言って、あいている手を雫のスカートの中に入れる。
「あっ……」
スカートがもぞもぞと動き、雫の舌の動き止まる。
「ひょー、ま。もうちょ、と強くこす、ても……」
「なんか言ったか?」
頭を撫でていた手で今度は雫の髪を弄りながら、兵真が意地の悪そうな笑みを浮かべて言う。
「もどか……しい、よ」
雫は肉棒を舐めるのを止め、潤んだ目で兵真を見上げる。
「わかったわかった。ちゃんとしてやるから横になれよ」
兵真がそういうと、雫はベッドに横たわって自らスカートをめくり上げた。
118 :
スルク参:2006/11/17(金) 00:34:25 ID:UjSywaNm
「それじゃひょーま……して」
兵真が雫に覆いかぶさり、右手を雫の内股に入れる。
「あ……んっあぁ……あんっ!」
普段からは想像出来ないような雫の色っぽい声が部屋に響く。
「おい、もう少し声抑えろよ。誰かに聞かれたらどーするんだよ?」
「だって、気持ちいーんだもん。だから……ね?」
「まったく……」
兵真はそう言って顔を雫の顔に近づけ……
(キス……してる?)
クチュ、ピュチチュ、グチェ
粘性のある物体が動くような音が、ウチの耳にかすかに届く。
「んっ……ふむっ……ひょーま、舌の動きがエロスだよー」
「お前も人の事言えるかよ。そろそろそっちも手を動かせ」
「うんっ」
雫は兵真の背中に回していた手を肉棒に伸ばし、掴み上げて上下に手を動かしていく。
「ひょっうま、直接、ひゃ、さわってぇ」
「っ。やってやるから、そっちも手を休めんなよ」
兵真の指が、雫の手が、二人の舌が淫らに蠢く。
そんな中、ウチは……いつの間にか口を押さえていた手の中指を、口の中に入れていた。
「………………んっ」
指を口に出し入れするように動かし、舌で弄るように舐め回す。そうしながらも、しっかりとウチは二人から目を離さない。
そして……
「いっ……んんんんんんんんッ!!」
びくりと、まるで電流が走ったかのように雫が全身を震わせる。
「ふぁ……あん……ひょーまも、もうすこしだよね?」
雫は這うように体を動かし、限界まで膨れ上がった兵真の肉棒を両手で持つ。
「あむっ……はむ……っ」
そして口を大きく開けた後、齧り付くように咥えた。
(あんな大きいのが?)
ウチはそれを見て驚きながら、口に入れている指を二本に増やす。
「ほのまも、はひてひーひょ」
「くっ……そろそろ、限界だ」
兵真がそう言って雫の頭を両手で掴み……
「んん〜!んっ……う……んあっ」
「くっ…………ふう」
兵真は肩をビクリと震わせた後、どこか惚けたように天井を見上げる。
「んんっ……にがーい」
暫くして、雫は兵真の肉棒から口を離す。
「苦いとか言うなら吐き出せよ。飲めとまで言ってねーぞ」
「ぶー。喜んでくれると思ってやってるのにー」
(…………)
ウチは雫が口の端に垂れている白い液を指で掬って口に入れるのを見た後、静かに兵真の部屋から離れていった。
>>117-118 GJです
スーさんがその後どんな行動を取るのか、誰と絡むのか、wktkしながら待ってまつ
120 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/17(金) 23:46:16 ID:5CGsoc6K
「い…ぐぅ…あ…うぁ……」
あれから袴を引き裂き、泣きわめく女の膣や尻にぶちこんだ。
予想通り処女で締まりがきつく、都合10回ほど中にぶちまけてやった。
そうして今、これで最後にしようと前から突っ込み、私は尻を振りこの女を犯している。
「あ…う…は…あぅ…」
犯されたショックで頭のネジが飛んだのかさっきからこのザマだ。
焦点の定まらない瞳に既に光りはなく、反応もほとんどない。おまけに締まりも悪くガバガバだ。
「本当…エンディアの人間は使えないわ…そろそろ死んでいいわよ。」
私はそう言って女の胸にバヨネットを突き刺した。
女の短い悲鳴と共に一瞬、弛緩した筋肉が急速に収縮する。
「あは…これ……きたきたきた…ん、一回しかできないけど…んふっ…最高」
私の肉棒はこれまでにないくらい締め付けられ、女の膣に盛大に射精した。
「ただいま……」
私が帰る事には屋敷は灯を落とし、シンと静まりかえっていた。皆、寝ているか私と同じように狩りに行き、連れ添いのメスとヤってるんだろう。
すっかり興の冷めた私は暗い廊下をトボトボと歩いていく。
何をするわけでもないこの頃は一人の『散歩』か声を掛けられればその一団に加わり、適当に島をまわる。
明日は確か…あのソウシとかいう男の一団と共に最近、目撃されている女剣士の探索の為、氷のシャルルウ島に行く予定だ。
面倒くさい……そう思うが仕方ない。あおのウザイ男のいる主力メンバーに入っていない分、まだマシだ。
少し、小腹が空いた。この時間ではあの飯盛り女もいないだろう。
一度、深夜に水を飲みに行った時。
キッチンの奧で昔の教師だかなんだか知らない女とレズっていて驚いた。
そして皆が起きてくる頃、平気な顔をして食事を出してきた時の表情ときたら……。
あの教師の股を舐めた舌で味見をし、肉壷を掻き回した手で材料を洗い、調理しているのだ。
あの時ほど飯が不味いと思った時はない。
「……パンか何か…」
121 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/17(金) 23:50:27 ID:5CGsoc6K
私は食堂に入ろうとその足を進めた時、
「おおお…ヒ、ヒョウマ……あ…はぅ…お、俺、ん…ん…俺、気持ちいいか?」
「ああ……う…良いぜシェリー…お前の…中…くぅ…」
呆れた。今度はあの男とあの野女が薄暗い食堂でヤっている。
男はズボンだけ脱ぎ、背後から女に覆い被さっていた。
あの野女は机に押しつけられるような格好でシャツをずらし胸をだし、腰に巻いた布をまくり上げ尻を突き出している。
「ヒョウマ、ヒョウマ…ん、お…もっと、もっと俺を…つ、んあはっ…突け…それで子種、出す…あ…お…そしたら子できる」
「へっ…そうかよ…お…うう…ホントにできても、知らねェ…ぞ!」
ズンッと背後から力強く、腰を突き出す男。それに呼応しぷるんっと震える女の尻肉。そしてすぐに引き、直後腰を叩きつける。
「おおぅ…ヒョウマ…ヒョウマ…き、気持ちいいか…お、俺の尻…もっ触っひいん!」
「ああ、あぁ…気持ち…いいぜ…くっ…オーヴィアとは…大違いだっ!くっ!」
兵真の力強い突きの度に身悶えるたびに震える尻。
「おおぅ!ヒョウマ…もっとてもっと突け、突け…あう…んんっおお!」
引いては突き引いては突きの繰り返し、男はその合間に机に潰されているシェリーの巨乳に手をやり揉みこねる。
「あひっ…ヒョウマ、お、俺の胸…好きかっ…んっ」
「ああ、リィンやヒロもこれくらいあったらいい…んのに…なって…な!」
ズンッズンッズンッズンッ
「おおッ…ヒ、ヒョウマ…俺…俺…もう…」
「お…俺も、出すぞシェリーッ!」
今まで一定だった男の腰の動きが狂ったように動き出した。あの野女の背にこれ以上ないほど密着し、巨乳に指を食い込ませる。
「おおッヒョウマ、はげ…ヒョウ…おおッ…だ、だめだ…ヒョウ−−」
「おおおッ出すぞ出すぞ出すぞッん、ん、んんぅぅ」
男の腰がガクガクと揺れまくり、野女の震える尻に腰を叩きつけるたびにパンパンと肉のぶつかり合う音が食堂内にこだます。
「あはっはあああ…ら…らめ……らめぇヒョウマッはげしひィィィ…お、おれ…おれおおおおッ!」
「で、出る…出すぞ出すぞ…うっ!!」
野女がメス犬のように甘くなき、男の短い声と共に叩きつけた腰がビクンビクンと痙攣した。
どぶっぶしゃあどぼどぼどぼどぼどぼどぼっ!
「ああっ熱いのが…俺の中…広がってる…ヒョウマ…のが…」
「うっ…うっ…」
男は短い呻き声を漏らしながら残った精液を女の中にまだ射精しながらまだ胸をこね回している。
……そんな光景っを見せられて私が収まるはずはない。
私はトイレに駆け込むとストッキングをずり下げた。既に
ガチガチに反り返ったチンポの先から先走り汁が垂れている。
「はぁ…はぁ…ん、んうううっ」
私は一気にチンポを掴むとシュシュと音が出るほど激しく扱きたてた。
「あはっ…ん…あああっ!こ、こんな…早く…」
そして絶頂はすぐにやってきた。ぶるるっと私が身を震わせた途端にビュルルと跳び出す精液。
「はぁ…はぁ…はぁ…はぁ…」
限界だ。荒い息をつき、肉棒を握りしめながら私はそう思った。
このエンディアに元々いる人間、長くいる人間では満足できない。
いわゆる、あの雑魚共では私のこの獣欲を満たすことはできない。
新たに来た…そう、この世界に来てまだ間もない…新鮮ナ『女のナイツ』を手に入れなければ……。
そして、私は明日の探索の事を思い出し、そしてその足で倉庫に行った。
そしてあるモノを探す……あった。
その瓶には『麻痺花粉〜取り扱い注意〜』と書かれたラベルが張ってあった。
to be continued
しかしながらエロス……
GJ!
124 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/18(土) 04:37:36 ID:hlzNXd43
重大なミスだった。
こっちが本当のダーク・モニカ編だ。
120.121は忘れてくれ。
「い…ぐぅ…あ…うぁ……」
あれから袴を引き裂き、泣きわめく女の膣や尻にぶちこんだ。
予想通り処女で締まりがきつく、都合10回ほど中にぶちまけてやった。
そうして今、これで最後にしようと前から突っ込み、私は尻を振りこの女を犯している。
「あ…う…は…あぅ…」
犯されたショックで頭のネジが飛んだのかさっきからこのザマだ。
焦点の定まらない瞳に既に光りはなく、反応もほとんどない。おまけに締まりも悪くガバガバだ。
「本当…エンディアの人間は使えないわ…そろそろ死んでいいわよ。」
私はそう言って女の胸にバヨネットを突き刺した。
女の短い悲鳴と共に一瞬、弛緩した筋肉が急速に収縮する。
「あは…これ……きたきたきた…ん、一回しかできないけど…んふっ…最高」
私の肉棒はこれまでにないくらい締め付けられ、女の膣に盛大に射精した。
『ココロノナイテンシU』
「ただいま……」
私が帰る事には屋敷は灯を落とし、シンと静まりかえっていた。
皆、寝ているか私と同じように狩りに行き、連れ添いのメスとヤってるんだろう。
すっかり興の冷めた私は暗い廊下をトボトボと歩いていく。
この頃は一人の『散歩』か声を掛けられればその一団に加わり、適当に島をまわる。
明日は確か…あのソウシとかいう男の一団と共に最近、目撃されている女剣士の探索の為、氷のシャルルウ島に行く予定だ。
面倒くさい……そう思うが仕方ない。
あのウザイ男のいる主力メンバーに入っていない分、まだマシだ。
少し小腹が空いた。
この時間ではあの飯盛り女もいないだろう。
一度、深夜に水を飲みに行った時にキッチンの奧で昔の教師だかなんだか知らない女とレズっていて驚いた。
そして皆が起きてくる頃、平気な顔をして食事を出してきた。
あの教師の股を舐めた舌で味見をし、肉壷を掻き回した手で材料を洗い、調理しているのだ。
あの時ほど飯が不味いと思った時はない。
何が『ボク』だ、あの女教師のバター犬のクセに。
「……パンか何か…」
125 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/18(土) 04:39:47 ID:hlzNXd43
私は食堂に入ろうとその足を進めた時、
「おおお…ヒ、ヒョウマ……あ…はぅ…お、俺、ん…ん…俺、気持ちいいか?」
「ああ……う…良いぜ…ウルゼル…お前の…中…くぅ…」
呆れた。
今度はあの男とあの野女が薄暗い食堂でヤっている。
男はズボンだけ脱ぎ、背後から女に覆い被さっていた。
あの野女は机に押しつけられるような格好でシャツをずらして胸を露出させ、腰に巻いた布をまくり上げ尻を突き出している。
「ヒョウマ、ヒョウマ…ん、お…もっと、もっと俺を…つ、んあはっ…突け…それで子種、出す…あ…お…そしたら子できる」
「へっ…そうかよ…お…うう…ホントにできても、知らねェ…ぞ!」
ズンッと背後から力強く、腰を突き出す男。それに呼応しぷるんっと震える褐色の尻肉。
そして男はすぐに腰を引き、直後に力一杯叩きつける。
「おおぅ…ヒョウマ…ヒョウマ…俺のな、ナカ…き、気持ちいいか…お、俺の尻…もっ触っひいん!」
「ああ、あぁ…気持ち…いい締まりだぜ…くっ…オーヴィアとは…大違いだっ!」
兵真の力強い突きの度に身悶えるたびに震える尻。
「おおぅ!ヒョウマ…もっと、もっと突け、突け…あう…んんっおお!」
引いては突き、引いては突きの繰り返し、男はその合間に机に潰されている野女の巨乳に手をやり揉みこねる。
「あひっ…ヒョウマ、お、俺の胸も…お前のモノ…んっ…」
「ああ、リィンやヒロもこれくらいあったらいい…んのに…なって…な!」
ズンッ、ズンッ、ズンッ、ズンッ……
「おおッ…ヒ、ヒョウマ…俺…俺…」
「お…俺も、出すぞ、ウルゼル!」
今まで一定だった男の腰の動きが狂ったように動き出した。
あの野女の背にこれ以上ないほど密着し、巨乳に指を食い込ませる。
「おおッヒョウマ、はげ…ヒョ…おおッ…だ、だめだ…ヒョウ−−」
「おおおッ出すぞ出すぞ出すぞッん、ん、んんぅぅ」
男の腰がガクガクと揺れまくり、野女の震える尻に腰を叩きつけるたびにパンパンと肉のぶつかり合う音が食堂内にこだます。
「あはっはあああ…ら…らめ……らめぇヒョウマッはげしひィィィ…お、おれ…おれおおおおッ!」
「で、出る…出る出る…うっ!!」
野女がメス犬のように甘くなき、男の呻き声と共に叩きつけた腰がビクンビクンと痙攣した。
どぶっぶしゃあどぼどぼどぼどぼどぼどぼっ!
「ああっ熱いのが…俺の中…広がってる…ヒョウマ…のが…」
「うっ…うっ…」
男は短い呻き声を漏らしながら残った精液を女の中にまだ射精しているようだ。
両手を野女の腰に回し、これでもかというぐらいに尻い腰を打ちつけていた。
……そんな光景っを見せられて私がおさまるはずはない。
私はトイレに駆け込むとストッキングをずり下げた。
既にガチガチに反り返ったチンポの先から先走り汁が垂れている。
「はぁ…はぁ…ん、んうううっ」
私は一気にチンポを掴むとシュシュと音が出るほど激しく扱きたてた。
「あはっ…ん…あああっ!こ、こんな…早く…」
高ぶっていたせいか、絶頂はすぐにやってきた。
ぶるるっと私が身を震わせた途端にビュルルッと跳び出す精液。
「はぁ…はぁ…はぁ…はぁ…」
限界だ。
荒い息をつき、まだ萎えない肉棒を握りしめながら私はそう思った。
このエンディアに元々いる人間、長くいる人間では満足できない。
いわゆる、あの雑魚共では私のこの獣欲を満たすことはできない。
新たに来た…そう、この世界に来てまだ間もない…新鮮な『女のナイツ』を手に入れなければ……。
そして、私は明日の探索の事を思い出し、そしてその足で倉庫に行った。
そしてあるモノを探す……あった。
その瓶には『麻痺花粉〜取り扱い注意〜』と書かれたラベルが張ってあった。
to be continued
>>124-125 おぉ、ウルゼルのおまけつきだ。(*゚∀゚)=3
胸刺すってのをみて尸良を思い出した
続きにwktk
127 :
スルク四:2006/11/18(土) 21:15:45 ID:y+Fj1skN
あれから、ウチがおかしくなった。
まず棒状のもの、例えばバナナやウインナーなどを近くで見るたびに、兵真の逞しくそそり立った肉棒を思い出し赤面てしまう。この前などヨアヒムがリアライズで出したはにわですら、そうなってしまったほどだ。
そしてミルクやクリームシチューやカルピスで、雫が口の端から垂らしていた兵真の精液を思い浮かべてしまう。この前の夕食で双槍使いと一緒にいる妖精が、誤ってシチューの皿に落ちべとべとになった姿を見た時、箸を落としてしまった。
さらにあの情景が連日夢にすら出てくるようになった。そのせいでウチが出す洗濯物が増えた。
そして……
「…………」
下着姿になっているウチは今、剥いたバナナを凝視している。
『バナナ、で、れんしゅー、した、の』
雫の言葉を思い浮かべながら、ゆっくりと舌をだし……ペロッと舐める。
まずは根元。剥けた皮の内側を舐めていく。舌の先に苦味を感じながらも、ゆっくりと舌を這わせた。
『根元だけじゃなく、先っぽのほうも舐めろよ』
兵真の言葉。ウチは一度バナナから舌を離し、そしてバナナの先端部分に舌を伸ばしてく。今度は甘い。
「兵真のは……」
甘いのだろうか?苦いのだろうか?それとも別の味?ウチはそんなことを考えながらバナナを舐めまわす。
ペロペロ ピチュ ペロッ
暫くすると、舌に何かが粘りついているのを感じた。バナナから舌を離し、空いている手の指を口の中に入れて、指で舌についているものを掬い取る。
どろりとした白い液体。強く舐めているうちにバナナが少しずつ溶けたのだろう。
「……白くて、どろどろ」
遠くから見ていた限りでだが、あの時雫の口から垂れていたものと同じような感じがした。ウチは暫くそれを見た後、再び口に入れる。
「甘い」
でも、実際は雫が言うように苦いのだろうか?そうぼんやり思いながら、空いている手をすっと下にさげる。
「あっ……」
下着越しに、すっと撫でるように指で触れる。ほんの数日前まで、このような目的で弄った事が無かった部分から、甘い疼きを感じた。
バナナに舌を這わせながら擦り続ける。次第にそこは湿り気を感じると同時に、下着の向こうにある形が透けて見えるようになっていった。
「はむっ、ふっ、あむっ」
口を大きくあけ。バナナを中程まで咥える。雫が兵真の肉棒にやってたことを思い浮かべながら。
舌はどう動かすのだろう?入れるのは喉の奥まで?歯は立てないほうがいいのだろうか?
ウチは指であそこを擦る力を強くしながらも、試行錯誤を繰り返していく。
と、違和感を感じバナナを口から離して見ると、根元から先が無くなり、口に感触が残っている。あまりにも激しくしたから途中で折れたのだ。
「……ウチのスケベ」
これではリィンのことを笑えない。口に入れているバナナを肉棒に見立てながら自慰をしているなど、変態以外何者でもない。
ウチは指で擦り上げるのを止め、次はソーセージでやってみようと思いながらバナナを食べ始めた。
>>127 バナナオナニーGJw
続きはあるのかな?
129 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/21(火) 00:18:21 ID:wSmp7vVb
期待あげ
「やっぱり健康管理はちゃんとしないとね」
リューンエルバのこの言葉をきっかけに月に一回、健康診断が行われている。
エンディアとて病原菌と無縁な世界ではない。
ナイツは確かに元いた世界で蝕まれていた病気や悪影響――たとえば沖田総司の肺結核、グレイヴの血液交換など――からは逃れられる事は出来るが、あくまでそれだけである。
風邪も引くし、病気にもなる。変なものを食べれば食中りにもなるし、下世話なことになるが性病にもなりうる。
また、元いた世界になくこの世界にだけある細菌なども当然存在し、体内に抵抗が無いそれによって病気になる事も在り得るわけで……
「はい、今から結果が書かれた紙を皆さんに配りますから」
「あーあ。体重ちょっと増えちゃったかしら?」
「そのくらいいいじゃない。私はもうちょっと背が欲しいなぁ。今の身長じゃ、蔵人様との近くにいて顔を見ようとしたら首が痛いし」
「歳兄はどこか変なところは無かった?」
「そういうことはお前にだけは言われたくないな、総司。もう少し食わんと駄目だぞ。以前よりマシにはなったが」
「やはり視力は戻らんのか……まあ、あの伝説の『眼鏡眼鏡』の芸がリアルで出来るようなったのは喜ぶべき事かもしれんなぁ」
「電撃!」
「子供にあまり期待しないでよ」
「せ、背が伸びない……」
「…………」
「あっ、その子の健康診断もしてもらったの?……そうね、日向ぼっこするのはどうかしら?私も付き合うから、グレイヴも一緒にしましょ」
結果が書かれた紙を受け取ったナイツ達は、それを見ていろんな反応を示す。
そんな中……
「リィン、ちょっと見せてね」
言うと同時に雫はリィンが見ていた紙を覗き込む。
「どうしたんですか、雫さん?」
雫はリィンの言葉に答えることなく、じっと紙を見つめ……
「かったー」
突然、足を跳ね上げながら万歳をし始める雫。
「えっ?勝ったって……ま、まさか!?」
リィンははっとして、雫が持っている紙を奪うようにして手に取る。そして……
「そ、そんな……」
つい先月までほぼ同じだった『ある部分』が、今は1センチ差ではあるものの負けている。
「む、胸の大きさが……負けている?」
それはスリーサイズの内の『B』。つまり、胸。
「しかも、一ヶ月で2センチも増えているなんて……」
あまりの事実に身を震わせるリィン。
実を言えば……リィンはこの一ヶ月、胸を大きくするために並々ならぬ努力をしたのだった。
その原因は本人は否定するだろうが、彼女の思い人である日下兵真に深くかかわっている。
最近、リィンから見て兵真の視線が女性の胸、それもオーヴィアやウルゼルなどの大きい胸に集中している『ような気がする』のだ。そのあたりは乙女心から来る嫉妬心の為せる業であろうか。
ちなみにその並々ならぬ努力の内容は牛乳をたくさん飲んだり、巨大図書館で調べた『豊乳運動』なるものを試してみたり、オークションで『胸を大きくする機械』をこっそり落札し使ってみるなどであったりするが。
とにかく、その御陰かこの一ヶ月で1センチ胸が大きくなり、内心大喜びしていた……つい先ほどまでは。
「つ、つかぬ事をお聞きしますが……雫さんは、何かしましたか?」
必死の形相で、雫の肩をガシッと掴んでリィンは尋ねた。
リィンが知っている限り、雫という少女はこういうことを、少なくともこっそりする性格ではない。ここ一ヶ月で彼女がした変わった事といえば、幼馴染である少年に小遣いを貰うようになったくらいだ。
「えっとねぇ……わたしは何もしてないよー」
雫は一瞬目線をリィンからはずした後、のほほんと答えた。
「本当に、ほんとーにですか!?」
「リィン、そんなに気にするものではあるまい。女の価値は胸で決まるものではないぞ」
そんな二人の遣り取りを見ていたのか、“爆炎の申し子”ヒロはあきれた様子で二人に口を挟む。
と……
『無い人が言っても説得力が無いですよ、ヒロ』
「なんだとっ!?」
次の瞬間ヒロは目を吊り上げ、その声が聞こえた方向に振り向く。
「え、えっと……」
そこには杖を持った学生服の少女、斉藤小雪がいた。
「さっき言ったのは小雪か?それともスノーか?」
親の敵(シフォンやルドーラ)を見るような目で小雪に対してガン飛ばしをするヒロ。
「えっと、私じゃ……」
小雪から否定の言葉が出て、
『ヒロがもう少し胸が大きかったら、新生魔王軍の人たちやムロマチの人達からも女として見て貰えたかも知れませんよね』
続けて、同じく小雪の口からそんな言葉が漏れた。
「……覚悟を決めろ、小雪」
愛用の武器であるゲートオブヘヴンを振りかざし、ヒロは宣告する。
「えっ、ちょっとヒロさん!?これって私が言ったんじゃないよ!?私の口から出た言葉だけど、私が言いたくて言った言葉じゃ……!」
『私もチキュウにいた頃はヒロとあまり差はなかったんですが……ジャドウがいましたからね。でも、ヒロにもちゃんと恋人がいれば、鎧の胸部分の形や詰め物で胸の無さを誤魔化す必要も……』
「ちょ、ちょっと黙ってよ!なんだかすごくピンチだよ!?」
『あっ、安心してくださいな、ヒロ。世の中にはヒロのような体形が好みな特殊な性癖の殿方もいらっしゃいますから』
「この魔界の炎で、貴様の胸の脂肪を焼き尽くしてくれるッ!」
このまま真ヴァージョンに覚醒しそうな勢いで迫るヒロに対し、小雪は全力で逃げ出した。
グレイヴとひよこ萌えになっちまった俺の脳も診断してくれorz
残念ながらそれは正常な反応だ
しかしいつのまにそんないぢわるになったんだスノーたん…
お風呂でヒロに恨めしい目でオパイをずっと揉まれてたのか
134 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/21(火) 11:43:05 ID:3FC/07m0
ヒロってスペクトラル2の画集を見る限り
そんなに貧乳ではないと思うが…。
パッドか何か詰めているのか
スペフォ2の攻略本で、アイラの太股見て、泣いて逃げるヒロ、つーネタが
コミック版だと割と貧だった気がするなあ
再会したウェイブが、タワーの頃の癖でヒロの鎧を盗んで、ヒロの胸がぶるんと擬音語付きで揺れたのもあった。
OVAだと真っ裸をさらしてたな。ソウルズ辺りから胸が大きくなったような気もする。ラーデゥイに女らしくなったとか言われてるし。
今も成長期か?
「この魔界の炎で〜」という台詞を使いたかったのと、ヒロは貧乳ってイメージがあったので。
『ヒロカワイソス』『俺のヒロたんはボインボインだ!』という方の為に、Bパート途中からの別バージョン。
「リィン、そんなに気にするものではあるまい。女の価値は胸で決まるものではないぞ」
そんな二人の遣り取りを見ていたのか、“爆炎の申し子”ヒロはあきれた様子で二人に口を挟む。
「胸が大きいところで肩もこるし、戦闘の邪魔にも――」
ムニュ
「ちょ?リィン!?」
突然、リィンはヒロの大きな胸を両手で鷲掴みする
「今、ヒロさんはとても軽率な事を言いました」
「な、何を……?」
「どーせ大きい人には、小さい人の気持ちなんでわからないんですよっ!」
リィンはそう言って、ヒロの胸を力いっぱい揉みだした。
グニッ ムニュ
「こらっ、やめ、あんっ!」
「手から零れそうなのが思いっきり憎たらしいです」
敵を見るかのような目でリィンはヒロの胸を睨み、激しく揉み続ける。
「んっ、あっ、やっ……」
「いいですよね、ヒロさんは。皆にこんな立派な胸を見せびらかせることができるんですから。私服はいつも胸を強調するようなものばかりですし」
「わっ、私は別に、あんッ、私が買った服じゃ、んぁ、無くて」
自分の着るものに頓着しないヒロ。故に彼女は自分から服を買おうとせず、他の女性陣にまかせっきりだったりする。
それで偶然か、それとも選んだ女性が狙ったかどうか知らないが、ヒロが戦闘時以外に着る衣装は、全てヒロの大きな胸を強調するようなものとなっている。
「ここまで大きかったら、鎧着る時邪魔になりません?」
全体的に揉む動きから、先端を弄る様な手つきに変わる。
「戦いがある時は、っ、さらし、あぅ、巻いてい……ひゃん!」
先端を強く抓まれ体が跳ねる。そのままヒロは倒れこむように……
ガシッ
「え…………?」
後ろから誰かが、体を支えて倒れないようにしているのをヒロは感じて振り向く。
「ミ、ミュウか?すぐにリィンを止め――」
ムニュ
「あっあんッ!?」
「いいなー。ボクもヒロさんくらい胸が欲しいよ。天魔剣の力で分けれないのかな?」
「どうでしょう?私の転送能力じゃ無理ですけど」
無茶な事を言いながら背後から胸を揉みだすミュウ。
「おねっ、やっ、止めて……こ、こんな人前で」
もはやいつもの凛とした風格はさっぱり無く、潤んだ目でヒロは懇願する。
「大丈夫だって。男の人は誰も見ていないし」
ミュウの言うとおり、男性陣は全員目を逸らしたり、背を向けていたり、早足で立ち去っていたりする……鼻を押さえたり、前屈みになっている者もいるが。
「と、ゆー訳で、続きしよ――」
「ヒッ!?」
ヒロは力尽くで拘束を解き、全力で逃げ出す。
「待ってください!ヒロさーん」
「待ってよ、もー」
リィンとミュウは飢えた狼のような笑みを浮かべながら、ヒロを追いかけていった。
>>131,137
GJ!ヒロ大好きな俺にはたまんねぇ!ひんぬーでもきょぬーでも大好きだぜヒロ(*´∀`)
このベクトルの異なる妄想をこうも見事に具現できるとは......
GJ!!しか思いつかない自分が歯がゆいねぇ
ジュリア「やれやれ、そんなに胸が大事か?」ぷるんぷるん
メルヴィナ「まったくね」ぷるんぷるん
ヒロ・リィン・ミュウ・雫・ミカ「くっ!毎夜、揉まれているあんた(お前)らに言われたくない!」
ジュリア・メルヴィナ「な、なな!?」
カーマイン・ゼオンシルト「…」
ライエル「お前達…何故、目を背ける?」
ヨアヒム「最近、胸がキツいだらな…」
ウル「何故に」
ヨアヒム「ポッ…」
ウル「こ、こっち見るな!…ア、アリス!違うんだ、これは!?」
ある日、兵真の部屋にエンディアが訪ねてきた。
そう珍しいことでもない。
エンディアはわからないことがあると
まず兵真に聞きに来ることが多かったからだ。
口調とは裏腹に意外と面倒見のいい兵真にエンディアは懐いていた。
……しかし、その日はいつもと微妙に違っていた。
「ねぇ、おなにーって何?」
「ぶっ!!」
飲んでいた物を噴出す兵真。
質問したのはエンディアだ。
「だ・・・誰がそんなこと吹き込みやがった!」
「疾風丸だよ。すごく気持ちいいって言ってたけど
どんなことなのか教えてくれなかったんだ」
「あ…あのアホ…」
「どんなことするの?」
自分がどんなことを言ってるのかわかっていないエンディアに
兵真は頭を抱えた。
「いや、あのな。お前にはまだ早いんだよ。
まだ知らなくていいんだよ。」
「そう…じゃあリィンに聞いてくるね」
「ま、待て!ちょっと待て!!」
「でも兵真も教えてくれないし…」
「いや、わかった!教えてやるからリィンに聞きに行くな!」
(く…教えるとは言っちまったがどうしたもんかな。
まぁこいつ頭良いから適当に説明しときゃ良いだろ)
ゴホンと咳払いをし、兵真はエンディアに説明を始める。
「あーつまりだな。自分の性器を(以下略)なことや(以下略)
な事をして溜まった性欲を解消する行為をオナニーって言うんだよ。
溜めとくと健康に悪影響が出るらしいしな。
けどお前の歳じゃそういうのは……」
「そうなんだ、じゃあやってみるね」
言うなりズボンを脱ぎだし行為を始めるエンディア。
「ばっ、おまっ、やめろ馬鹿!こんなところで始めるな!!」
うろたえて騒ぐ兵真を無視して自分の性器をこするエンディアだったが…
「ねぇ兵真。全然言ったとおりにならないよ?」
不思議そうな顔をしたエンディアがうろたえまくる兵真に尋ねる。
「いやだから!そういう問題じゃねぇんだよ!」
「ひょっとして嘘ついたの?」
エンディアが悲しげな表情を浮かべる。
「う…」
兵真はこの手の顔に弱い。
普段の悪態が嘘のように、泣かれでもしたら相手の言いなりだ。
「嘘は言ってねぇよ。なんつうかな…興奮する物があるわけでもねぇだろ?
性的に興奮しねぇと勃起しねぇだろうし。
あとはそうだな…好きな奴にしてもらうと気持ち良いとか何とか……」
「そうなんだ。う〜ん、じゃあ兵真にしてもらうと気持ちよくなるの?」
「な、何言い出しやがるんだお前は!大体俺はおと…」
「僕、兵真の事好きだよ?」
ニッコリと笑うエンディア。好きの意味が違うことにまったく気づいていない。
が、次の瞬間に笑顔が翳る。
「あ…ひょっとして兵真は僕のこと嫌いなんだね。
僕、この世界を存在させてきた元凶なんだし…」
「いや、嫌いじゃねーって!そういう事言ってるわけじゃなくて…
あーもう!わかったよ!やるよ!やりゃあいいんだろ!!」
──以下略
後ろから抱きかかえるようにしてエンディアのモノをしごく兵真。
「はぁ…はぁ…」
ペニスを勃起させ、エンディアが上気した顔に悩ましげな表情を浮かべている。
(深く考えるな俺、早くこの状況を終わらせねぇと…
こんなところ見っかったら洒落にならねぇ)
兵真は普段そんなに自慰をすることはない。
とはいっても思春期の少年だ。当然経験はある。
自分がやってて気持ち良い様に、エンディアの性器をこすりあげていく。
「兵真…なんか変だよ。なにか出そうだ」
目をつむったエンディアがうわごとのように兵真に囁く。
ペニスがビクビクと痙攣し、すでに限界が近いことを兵真にしらせる。
「いいんだよ。そのまま出しちまえ」
強めに先端を刷り上げた瞬間。
「あ…ダメだよ!でちゃう!うあ…ぁ…ああ」
ドピュッ、ドピュッ!……
エンディアは絶頂に達した。
激しく痙攣するペニスの先端から白い液体が放出されるのを
うつろな顔で眺めている。
「これが、オナニー…?」
「…いや、正確に言うとこれを全部一人でやるのがオナニーなんだけどな」
「そうなんだ…あれ?」
「ど、どうした?」
「これ……」
「げっ!馬鹿、やめろ!」
「兵真も性欲がたまってるの?」
「ん、んなわけねーだろ!」
「でも性欲がたまると勃起するんでしょ?」
性別が男とはいえリィンと同じ顔をした少年が目の前で喘ぎ、
しかも喘がせている原因が自分の手だったからそのせいで勃起してるなどとは
いくらなんでも言えない。
言えないのだが…
「うん!じゃあ今度は僕がしてあげるね」
「馬、馬鹿!やめろってば!!」
「…やっぱり僕嫌われて…」
「嫌ってねーよ!あーもうわけわかんねぇ!
わかったよ!もう好きにしてくれ!」
──以下略
兵真の前にしゃがみこみ、両手で一生懸命しごくエンディア。
「ねぇ、気持ちいい?」
「あ…あぁ」
ニコニコしながらエンディアが尋ねる。
対照的に視線を合わせず、口篭る兵真。
ただ、モノの方は本人の意思に反して隆々と反り返っていた。
「すごいなぁ、僕のより全然おっきいや」
(頼むからそういう事言わないでくれ…)
さっきはまだ後ろからだったが。今度は面と向かってる状態だ。
(クソッ、どうしてもこの顔見るとリィンを連想しちまう)
リィンを連想しているからだと思い込もうとする兵真だったが、
可愛い顔をした少年に自分のモノを擦られているという要素も
彼の勃起度に大きく影響している事に兵真本人は気づいていない。
(男にやられて出すのもアレだけど、
出さねぇとエンディアの奴納得しねぇだろうしな…クソッ)
そんなことを思いつつも体は正直に反応し、微妙に腰を突き出してしまう。
すると先端に生暖かく、柔らかい感触が…
「あっ」
「わ…わりぃ!」
すぐ傍に顔を近づけていたエンディアの唇に先端が接触した。
「いや…そのだな…」
「今口に当たったときにビクッてなったけど、
これって気持ちよかったんだよね?」
兵真の答えを待たずに躊躇いなく先端に唇をつけるエンディア。
口でされた事も当然無いチェリーボーイの兵真には強すぎる刺激だった。
「ん……ん……」
手と唇で献身的に兵真のモノを刺激するエンディア。
「う……うあッ…ヤ、ヤバ……」
兵真が無意識に腰を突き出すたび、微妙にエンディアの唇の中に先端が進入する。
柔らかい唇と一生懸命に動く手、
そして時折当たる髪の毛に容赦なく吹きかけられる息…
その快感とこの状況の背徳感に兵真の理性は崩壊寸前になっていった。
「ク……ダ、ダメだ。出る!エンディア、離れろ!」
「…え?」
ドピュッ、ドピュルル!
勢いよく排出された大量の精子がエンディアの顔を汚す。
あどけない顔と片目が隠れる程に伸びた髪が白く染まってゆく。
「うわ……すごくいっぱい出た」
びっくりした表情を浮かべるエンディア。
(や……やっちまった。しかもよりによって男の顔に……)
目の前が真っ暗になる気分とはこの事を言うのだろう。
しかしこんな事は、これから始まる災難に比べれば大した事は無かった。
「……あー、兵真? あんさん何しとるんや?」
「うわー、なんか床がベトベトだね…」
「突っ込むとこが違うやろー!」
そこにはいつの間にか部屋の入り口に姿を現した疾風丸と雫の姿があった。
「お……お前らいつからそこに…」
「いや…つい今しがたやけどな…なんかすごいことになっとるなー。
普段からリィンやウルゼルはんに冷たくしとると思ったら、
まさかこっちの趣味やったとは……」
「これってさ、いわゆる”ぼーいずらぶ”ってやつ?」
「ち、違う!」
「いや、何が違うんや」
──状況整理
1.ジッパーからモノを出して突っ立ってる兵真
2.兵真の前にしゃがみこみ、顔に大量の精子を浴びたエンディア
3.床にも滴っている大量の精子。
「犯人はお前や」
「誰が犯人だ!大体これも元はといえばな!!」
「ねーエンちゃん。ここで何してたの?」
「えーと、兵真にオナニーの仕方を教えてもらってたんだよ」
「…………」
「…………」
「…………」
………長いようで短い沈黙。
「うわぁ〜!!みんな大変や〜〜!!兵真が、兵真が〜!!」
「もう、ちょうらぶらぶってかんじだよ〜〜〜!!」
「ま、待てお前ら! 誤解を拡げようとすんじゃねぇ!!」
「あの状況でな〜にが誤解や!」
喧騒を聞きつけて他の面々も現れる。
「いったい何の騒ぎですか?」
「どうしたの? まさか敵襲!?」
「おお、沖田はんミカはん。大変なんや、実は兵真がなー」
「……兵真さんがらぶらぶってなんですか?」
「リィンちゃんきいてよー、ひょうまがねー」
「やめろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」
そんな騒ぎをよそに、
疲れたエンディアは兵真の布団に潜り込んでスヤスヤと眠ってましたとさ。
基本的に女キャラ好きなノーマルなはずなのに
なんて妄想してるんだろうオレorz
>>144 安心しろよ
俺も兵真(攻)×リィン(受)×エンディア(受)の3Pなら妄想した事があるw
>>141-144 GJ!いや…まさかエンディアでくるとは…予想guyデス
俺も何か妄想すっかな…1回クリアしてからやってないけど
誰かが書いた外伝のオチに噴いた。ちなみに話は裏基準で進んでいます。
「ああ、やっぱり蔵人様も胸が大きい女性のほうがいいのかしら?」
ヒロたちの喧騒を見て、アナスタシアはため息をつく。
「そりゃあ、あいつも男だし、ため息付いてもまったく揺れる気配がないちびっこい胸より――」
近くにいたウルはアナスタシアの胸元辺りを見ながら頷き、
バチィン!
「ミョッ!?」
「ちびっこいて言うな!私はこれからが成長期なの!」
アナスタシアはウルの股間にエンジェルタッチをぶちかました。
「それに、蔵人様なら『胸の大きさなんか関係ないですよ。私は今のアナスタシアさんを愛しているのですから』と囁いてから……ああ、蔵人様ったら、まだこんな真昼間から服を脱がそうとするなんて。でもでも、蔵人様が望むなら、アナスタシアは……」
あらぬ方向を見て、涎をたらし始めるアナスタシア。
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛……」
「だ、大丈夫?」
股間を押さえ前かがみになって呻いているウル。そんな彼に心配そうにカレンは声を掛けた。
「いや、マジで死にそう、と言うか死ぬ……」
弱点である聖属性打撃を男の急所に叩きつけられたのだ。いくらナイツの中でも5本の指に入る強さを持つウルでも、耐えられるものではない。しかも効果に致命傷が入っているので痛みが引かないし。
「ヒール使える人でも呼んできましょうか?」
「んじゃ、アリス呼んでくれない?アリスなら回復魔法使わなくても、さすってくれればたちまち――」
とたんにがばっと起き上がり、目を輝かせるウル。
「このスケベ!」
ゴスッ
そんなウルの頭に、カレンは思いっきり兜割りを叩き込んだ。
「あの程度で鼻血を出すとは、自制心が足りないぞ、総司」
新撰組副長、土方歳三は総司の首筋を軽く叩いてやりながら言う。
「ご、ごめん歳兄ぃ」
「第一、女性は何事も慎ましい方が良いに決まってい――」
「おやおや、鬼の土方がロリコンだったとはな」
目を瞑り頷いている歳三に、竜馬はからかう様な声を掛けた。
「何が言いたい、坂本竜馬?」
「もっと外の世界を見てみろよ。亜米利加のないすばでぃの女性を見れば、そんな古い考えも変わるぜ」
「貴様、大和撫子を侮辱する気か!?」
完全に本気モードになった歳三は刀を抜き、竜馬に斬りかかる。
「歳兄こそ自制心をちゃんと持たないと!」
総司はそんな歳三を羽交い絞めして必死に止める。もしここで竜馬を斬って京に帰った時、新撰組の皆に『胸の大きさの嗜好にケチを付けられたので斬りました』などと恥ずかしくて報告できないし。
「まあ、確かに無いよりもあったほうが良いだろうな」
インペリアルナイトであるジュリアンは、隣でぼーっとしている小さい羽を持つ少女に鋭い視線を向けながら言う。
「私がどうかしたの?ああ……」
モニカはそう言ってジュリアンの瞳を覗き込み、
「『ご主人様』を子供に取られるのが、そんなに悔しい?」
薄い微笑を浮かべながら、囁くようにそう言った。
「くっ。大体、お前はカーマインの何なのだ!大体違う世界のナイツだろう!?」
「あなたは知らなくていいことよ、騎士さん?」
「…………ティピ」
火花を散らしあう二人を遠くで見ながら、元凶である光の救世主は傍らにいる妖精サイズの魔導生命体に尋ねる。
「なぁに?」
「あの二人は仲が悪いのか?」
ちなみに、冗談とか芝居とかではなく、本気で思っているようだ。
「アンタのせいでしょうが思いっきり!それに、ルイセちゃんより年下の女の子に、会って一月もせずに手を出すなんて!」
ティピはそう言ってカーマインの頭を思いっきり蹴る。
「いや。手を出したのはずっと前、ライエルやゼノス達と共に別の世界に飛ばされた時――」
「余計悪いわ!よりによってアタシが目を離していた時期のことじゃない!?」
(いち早く元の世界に戻って、マスターに人間大サイズの体を作ってもらわないと)
げしげしとカーマインの頭を蹴りながら、ティピがそう思っていると……
「あっ、カーマイン君にティピちゃん」
ロイヤルガードのシルヴァネールが、一人と一匹に向かって寄って来た。
「ディアーナか、どうした?」
(ってアンタ、名前を呼び捨て?)
「その……カーマイン君。クッキーを作ってみたんだがどうかな?君の口にあうといいんだけど……」
頬を赤くして、シルヴァネールはクッキーをカーマインの前に差し出す……ハート型の。
「アンタ。まさかこの人にも手を……って逃げるなぁ!こんの天然誑し男ッ!」
脱兎の如く逃げ出したカーマインを、ティピは目を吊り上げて追いかけていった。
もみもみ
「…………」
「んっ……いいわグレイヴ」
もみもみ
「…………」
「そう、そこ……あんっ」
もみもみ
「…………」
「ふうっ。ありがと、グレイヴ。変な事頼んでごめんなさいね」
「…………」
「グレイヴって肩を揉むのが上手いのね。また頼んでもいい?」
(うう……確かに『揉んで』としか言わなかったけど。ちゃんと『胸を揉んで』とか誘惑すればよかった。浅葱ミカ、一生の不覚ね)
頷くグレイヴに微笑みながら、心の中では大後悔中のミカであった。
>>147-8 外伝書いた者ですが、乙&GJです!まさかシルヴァネールにも手、出しているカーマインには吹きましたw
勝手に続き。
ゼオンシルト「俺はメルさえいれば充分だ」
メルヴィナ「ゼオン…ポッ」
コリン「まったくもって熱いわねー」
クライアス「シェリスかエイミーがいれば俺だってぇぇぇぇ!!」
モニカ「馬鹿ばっかり」
ヨアヒム「うむ、馬鹿ばっかりだっちな」
エンディアきゅんきゃわいーよぉ
orz
151 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/24(金) 22:35:04 ID:jZFaxKdE
「ここが異なる世界でも私はロイヤルガードとしての使命を果たすのみ。」
「そうですか…お互い頑張りましょう」
桃色の髪をした翡翠色の瞳の女性軍人がソウシと別れ、私達とは反対方向に歩いていく。
その凛とした顔、赤い軍服に包まれた胸、軍服から合間から覗くスラリと伸びた白い足……
それを見る私のチンポは痛いほど反り返っていた。
この女を私のペットにしてやる……
『ココロノナイテンシ』
「はぁ…はぁ…ここまで来れば…大丈夫だろう…」
「はぁ…は…はぁ…うん」
ソウシ達と別れた後、大したこともない雑魚共が私を狙って現れた。
瞬殺しようかと思った所に、あの女軍人が駆け戻ってきてくれたのか私の代わりに雑魚共を斬り始めたのだ。
『雑魚共』といっても私、モニカ・アレンにとっての雑魚であり、横で息を乱している女軍人にとっては骨の折れる
相手だったらしい。『ロイヤル・ガード』とかいう役職も程度がしれるものだ。
「ありがとう…助けてくれて…」
「怪我がなくて何よりだ……だが、どうしてあんなところに一人で?君はさっきいた剣士達と一緒にいたはずではないのか?」
「…ごめんなさい……忘れ物……お母さんの形見だったから」
私はそう言ってショップで買った安物の髪飾りを見せた。
「………そうか」
この手の堅物は『人情話』に弱い、お笑いだ。多少、気を許したのか女軍人の目が『女』の眼になる。
「私は…モニカ…モニカ・アレン……お姉さんは?」
「私はディアーナ。ディアーナ・シルヴァネールという名だ。」
「ディアーナ……綺麗な名前ね。あ、これ。」
私はそう言って、水筒に入れておいたホットコーヒーをついだ。
「ああ、ありがとう。ちょうど喉が渇いていたんだ。助かる。」
ウザイ……ご託はいいからとっとと飲み干せばいいのに。
それから他愛もない話をして時間を潰した。麻痺花粉の効果は遅延性だ。
大量にコーヒーに混合させたからといってすぐ効果が現れるワケではない。
「さて……そろそろ行かないと。モニカ、君の仲間の所まで送っていこう」
「……あ、うん。シルヴァネールさん」
「はは、そんなに畏まらなくてもいい。私も呼び捨ててもらって構わないよ」
「え…じ、じゃあディアーナさ……ディアーナ」
「ん?」
「目の前がクラクラしない?」
「え……」
「身体が思うように動かせる?」
「モ、モニカ…?」
「そろそろ呂律が回らなくなってくると思うんだけど…どう?」
「モ二……貴様ッ!うっ…」
刀を抜こうとした瞬間、腕が硬直したまま女軍人は倒れた。
はは、ザマァない。
「ふうん…呂律は回るのね。意識もしっかりしてるみたいだし……上出来かな」
「き…貴様っ…て、敵の…ぐぅ」
「ふふふ…綺麗よディアーナ…これから滅茶苦茶に犯して犯して犯し抜いて上げる……」
「な…おか…貴様ッ!正気か!?」
私はゆっくりとスカートをめくり上げた。ストッキングを突き破らんばかりの勢いで私のアレが
反り返っている。
「………!?」
「見て、ディアーナのアソコにぶち込むチンポよ……素敵でしょ?」
to be continued
152 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/24(金) 22:40:06 ID:jZFaxKdE
ダークモニカ本編に入る前に問題発生。
ディアーナの口調がよくわかりません。
カオスウォーズで仲間にならなかったので…
グローランサーに詳しい人、教えて下さい。
軍人系…?
リアライズ。本来持つ力を呼び出す、或いは引き出す事。異世界エンディアに召喚されたが故に行わねばならぬ行為。
両腕に絡みつく鎖とその先に吊るされた棺桶の質量がズシリと感じられた。骸骨の姿を晒す死神が掻き抱いたかのごとき異形の柩の側面が上部に向かい二つに割れ、その内部に収められた二丁の巨銃を、己の手の内に納める。
魔銃ケルベロスシリーズのファーストとセカンドバージョン。子供の二の腕ほどもある、異常に巨大な漆黒の銃身に銀と紅の十字を嵌め込んだ、冥府の番犬の左右の首。
『デスホーラー』、『ライトヘッド』、『レフトヘッド』。己が力の象徴を手に、グレイヴは眼前の旧敵を睨む。銃弾と銃火によって負った傷を隠す左目にだけはめ込まれた漆黒のレンズの奥、言葉無き死人は、視線で語っていた。
「グレェェェーーイヴッ!!」
冥界の奥底から死者が限りない怨念を持って、仇敵の名を叫べばかくあらんか。鍔広の帽子の下、かつてグレイヴに砕かれた顎を支える金属の頤の奥、奈落にも似た口腔から、ファンゴラムは叫ぶ。
求め続けた怨敵の名を。憎み続けた仇敵の名を。今目の前に立つ裏切り者の名を。
二メートルを越す漆黒の十字が、その先端をグレイヴに向ける。ケルベロスシリーズラストバージョン『センターヘッド』。グレイヴの持つ魔犬の、左右の首を凌駕する中央の首。
ミレニオンの狂いし科学者達が嬉々として造り上げた異形の銃。ファンゴラムを死人最強の攻撃力の主と言わしめる鋼。青白い死人そのままの肌に纏う、暗黒色のコートは悪魔の翼のように風にはためく。
対峙するグレイヴは、紅の鉄片を打ちつけた黒のジャケットを叩く砂塵を気に求めず立つ。周囲ではオーグマンを相手にウルが、カーマインが、ヒョウマが、モニカが、この世界で出会った仲間達が闘っている。
砂塵逆巻き、岩山が聳え立つ砂漠。異形と化した生者を率いて、死人は死人の前に立ち塞がった。
両手で保持したパピーファングを立て続けに撃ちながら、ミカが叫ぶ。
「グレイヴ!!」
風が、吹いた。そして、風が孕んだ砂を、銃声と銃弾が撃ち抜いた。
エロではないのですが、続きを書いてもよいでしょうか?
>>154 タイトル見て「ちょw待てよwww」と思ったんだが、HGモノではないんだな
続き頼む
俺もは、HG物か!?とびびったが
>>154の惹き込まれる文章力に普通に続きが気になる
>>154 俺もびびったぜ…×じゃなくてVSでいいと思う
カッコイイ文章ですね。続きwktk
>>152 仲間にしたけど、「お菓子食べないか?」としか言われた記憶がない…
グロランわからないっす…すいません
別にCとDが無くとも問題なく話が通じるのは気にしないでください。
「……」
ナイツ達の喧騒をスルクは見た後、自分の胸元を触る。
ペタッ
『ムニュ』とか『ボヨンッ』では無い。ぴったりとスルクの小さい手のひらにそれは収まっている。
現在スルクは女性陣の中で胸の無さがワースト5に入っている。
……残り4人の内2人は自分より歳が2つ以上幼く、残り2人は身長が20センチもない妖精(と魔導生命体)なのだが。
(『わたしは』何もしていない……)
先ほど雫が言った言葉。リィンは気が付いていなかっただろうが、明らかに『わたしは』という部分に含みがあった。
そして、ちらりと視線をリィンからはずした時、雫が見ていたのは……ギルティブレイクで疾風丸を吹き飛ばしていた兵真だった。
(雫の胸が大きくなったのは、きっと兵真と……)
ペタリ、胸を再び触る。
胸だけではない。尻もそれほど丸みも大きさもないし、腰も括れるほど引き締まってもいない……幼児体形だと自分でも思う。
また髪の毛も適当に短く揃えているだけだし、小柄な肢体を包んでいるのは無粋な防寒具だ。
「ウチは――」
「何やってんだ、お前?」
そんなスルクに声を掛けたのは……
「兵真……」
「胸をぺたぺた触って……ひょっとして、調子が悪いのか?顔も赤いし」
頬に返り血をつけている兵真は心配そうにスルクを見る。目つきも性格も態度も悪いが、しかし非情ではないのだ。
「ウチは何処も悪くない」
「何処がだよ。目を逸らして言ったって説得力がねぇぞ」
吐息が掛かる距離まで近づかれるが、それでもスルクはそっぽを向いたままだ。
直視が、出来ない。アレを……兵真と雫の情事を見てから、スルクは二人を正面から見る事が出来なくなった。
見ていると、どうしてもあの時の情景が脳裏に浮かび上がってくるほど、今のスルクは重症であった。
「夜食が多いとか、時々上の空になるとかよく聞くからな。皆心配してるんだぞ」
当然、兵真はそんなスルクの内情を知るはずも無いが。
「兵真は……ウチを心配してくれる?」
小さいが、しかし近さゆえにはっきりと聞こえる問い掛け。
(こんな奴だっだか?もう少し性格が悪かったような?)
自分の性格の悪さを思いっきり棚に上げてそう思った後、
「……心配で悪いかよ」
こんな事を素直に口に出す事が恥ずかしい性分である兵真は、頬をかきながらそう言った。
ポンッ
次の瞬間、スルクの顔が真っ赤に、林檎のように真っ赤に染まる。
「あ、ありがとう……」
そう言うが早いが、スルクは風のような速さでその場からいなくなった。
最初の魔銃の咆哮は、グレイヴの持つ左右の首から放たれた。常人では、例え鍛え上げた屈強な人間でさえ扱いきれぬ超規格外の銃が、その反動を持ってグレイヴの両腕の拘束から放たれんと暴れ狂う。
しかし、グレイヴの腕は揺らがない。石像と化したかの如く不動。凶暴な唸りを上げる魔銃共を屈服させ、眼前の死人へとその咆哮を上げさせ続ける。両者の間に存在する空間を、ライト、レフトの両方から迸る火線が埋め尽くしていた。
だらりと提げていた巨銃の、死を吐き出す銃口を向けた速度はさながら閃光。引き金を引く指の速さは言語に絶し、フルオートファイアリングの機関銃に迫る速度を叩きだしていた。
“メトセラの種”により超絶の再生機能を有するオーグマンさえ屠る魔弾が、一続きの災厄と化してファンゴラムの全身を着弾の炎で彩った。銃口から雄々しく吐き出される銃火は照りつける太陽に勝り、砂の大地にグレイヴの影絵を刻々と刻む。
金色の帯びのように空中に流れ出る薬莢が、ようやく地に落ちた時、ファンゴラムの魔銃が動いた。ファンゴラムの全身は、着弾の衝撃と淀むことない超速の連射に晒されてコートのあちこちから火を噴いていた。
ああ、そしてその全身を包む炎の奥に燃え滾る憎悪の炎の苛烈さよ。咎人を焼く終末の炎を思わせる、その輝きの凄まじさよ。
耳を劈く魔犬の左右の首の咆哮を、耳障りだと言わんばかりに中央の首が吼えた。まさしくそれは魔銃の咆哮。
冥界の道を行く死者が聞いた冥府の門を守る番犬も、これに等しき咆哮を揚げて、神の子を迎え撃ったのだろう。
ただ一度の銃声が、それまで無数に放たれていた銃声をかき消すとは。大気は鳴動し、それが過ぎ去った後には暴虐の嵐が吹き荒れたかのごとき爪跡を残すのみ。
魔銃ケルベロスシリーズ最凶最後の首“センターヘッド”。その威力の凄まじさよ。ケルベロスシリーズは死人の使用を前提に開発された銃器だ。生者ではなくなった彼らは、生者が、自然に備える神経の設けたリミッターがなく、筋力の抑制を受けない。
自らの肉体を壊しかねない人体の潜在能力を完全に発揮し、更にネクロライズによって与えられる超人的な身体能力と再生能力とが、従来の、『生きた人間の使用』という枠に留まらない兵器の開発を可能としたのだ。
グレイヴの棺桶は、ネクロライズ計画の主要メンバーだったDrTの手になるものを、更にスパイクという新たな仲間が改良したものだが、ライトヘッドとレフトヘッドは元のままだ。
片手で扱うにはあまりにも重い重量、人が扱うにはあまりにも巨大な反動、そして人以外の何者かを相手にすることを前提としているとしか思えない大口径。
それら異形ともいえる銃を扱いうるのは、最強の死人兵士と称されたグレイヴならではだ。
だが、殊攻撃力と言う一点に関しては、グレイヴを上回る死人兵士が存在した、それがファンゴラム。
グレイヴでさえ扱えないセンターヘッドを使いこなす死人。かつてグレイヴに顎を砕かれ、同胞たる死人を同じ死人であるグレイヴに奪われた男。
今、ファンゴラムは絶大なる歓喜の元、憎悪の弾丸を、魔犬の中央の首より吐き出さんとしていた。
トリガーを引く指、落ちる撃鉄、銃口より放たれる巨弾。それに込められる生ける死人の怨念、憎悪、妄執。
それとほぼ同時に、周囲で戦っていたヒョウマやミュウ、リィンが雷に打たれたかのように体を震わせた。
グレイヴの魔銃は、耳を劈き腹に響く銃声だが、ファンゴラムのセンターヘッドは聞く者の全身を衝撃波となって打つ巨音なのだ。
己に歯向かう、同胞が吐き出した銃弾をすべて蹂躙し、跳ね飛ばし、屈服させ、センターヘッドの巨弾は走った。実に大人の頭ほどもある常軌を逸した、それこそ戦車の複合装甲さえ紙の様に貫く常軌を逸した弾丸であった。
グレイヴが一瞬前まで居た空間を穿ち、通り過ぎ、その背後にあった岩山の基部に直撃し、あろうことかそれを崩壊せしめた。
例えグレイヴが、ネクロライズ化による超常の再生能力を有していようとただ一発の弾丸で戦闘不能となる、それがセンターヘッドであり、ファンゴラムという敵なのだ。
グレイヴは恐れもなく怯えもなく、気負いもなく、ただ静かにファンゴラムを見つめた。静謐さだけをたたえる隻眼に、戦意の炎を灯して。
十字の様に左右の腕を交差させ、誓いを立てるようにライトヘッドの銃身を立てる。新たな死者に対し、冥福を祈る冥界の使いのように。その使いを何と呼ぶか。
ファンゴラムは、センターヘッドの余波によって炎が吹き飛んだコートの裾を翻して、再びグレイヴへと魔犬の首を向ける。
翻ったコートの裾が、まるで何か忌まわしい生き物の翼のようだ。その生き物を何と呼ぶか。
死神 対 悪魔 。この世ならざる者達の魔戦は、静かに、狂おしく、始らんとしていた。
タイトルがややこしく、誤解を与えてしまい、申し訳ありませんでした。
×をVSに変えてお送りいたします。
神すぎるがな
健康診断シリーズイイ!
>>159-160 おまいさんの文からガングレへの愛が伝わってきますぜ……
棺桶の名前を知ってたということは、アーカイヴスも持ってるな!?
そして
>>168がスルク本番を書いてくれると、密かに期待している
165 :
スルク五:2006/11/27(月) 19:04:12 ID:SI1qSAJd
昼下がり、スルクはトボトボと屋敷の庭を歩く。
原因は、今朝の夢に出てきた兵真とある女性の情事だ。それ自体は別に変わった事ではない。ここ一週間何度も見ている夢だ……それだけならば。
問題は、兵真に抱かれているのが雫や他の女性ではなく、自分だったのだ。
頬を赤らめて舌を伸ばし、兵真の肉棒を舐めていく夢の中の自分。そして小さな口で肉棒を咥え、頭を掴まれた後、どっぷりと吐き出された白い液体を飲み込んで……
「ウチは……」
欲求不満だからかもしれないが、それだけが原因ではないだろう。スルクが見る淫らな夢に出てくる男性は、いつもたった一人の少年だけだ。
「ウチは、兵真の事が――」
と、不意に何かの音がスルクの耳に届いた。
「♪〜♪♪〜〜」
歌だ。誰かの歌声が、風に流れて聞こえてくる。
「誰の……?」
綺麗で、それでいてどこか柔らかさを感じるその歌につられるように、スルクは歩いていく。
「あっ……」
歌の聞こえる先にいたのは、大樹の陰で寝そべっているカーマインと、彼の頭を膝に乗せているモニカだった。
「♪♪〜〜〜♪♪♪〜」
モニカの口から漏れる、優しく緩やかな旋律。一方カーマインは寝ているのか、スルクから見る限りまったく動きはない。
「♪〜♪〜♪、……」
と、スルクに気が付いたのかモニカは顔を上げ、歌を止めた。
「……こんにちは」
「……こんにちは」
傍から見れば仲が悪い二人が顔をあわせたかのような挨拶だが、これが二人にとって普通にする挨拶である。
「二人だけ?」
「そうよ。私とこの人の二人だけ」
寝ているカーマインの頭を優しく撫でながら、どこか勝ち誇るかのように言った後、
「下僕と羽虫はぐっすり倒れているし、桃頭のほうは菓子作りしているから時間がかかるようね。それにしても、麻痺花粉って思ったより効きやすいのね。参考にして良かったわ」
【注:キャラクターに対する不適切な呼び方がある事をお詫びします】
と、何故か空を見上げながらモニカは言う。
「……そう」
なんだか追求してはいけないような気がして、スルクは黙った。
166 :
スルク六:2006/11/27(月) 19:05:18 ID:SI1qSAJd
「ところで、どうしたの?」
ふと、何か気になる事が出来たかのようにモニカは尋ねる。
「え……?」
「いつもの帽子、被ってないわ」
言われて、気が付く。いつも被っている愛用の帽子が頭にない。
「気になる人でも出来た?」
「っ!?」
ずばり当てられ、スルクはビクリと体を震わせる。
「まさか、この人とか……?」
殺意すら込められているモニカの視線を受け、スルクは速攻首を横に振った。
「そう……なら、一つ良い手を教えてあげる」
「いい手?」
ピッと人差し指を天に向けて言うモニカに、思わずスルクは尋ねる。
「簡単よ。酒や薬などで眠らせた後裸にしてベッドに入れ、自分も裸になってベッドに入って、後は相手が起きるのを待つだけ。血が少し付いたシーツがあれば更に良いわね」
【注:良い子は決して真似しないで下さい】
「…………した?」
これにはさすがのスルクも言葉が一瞬詰まった。どう考えても犯罪だし。
「邪魔されたわ。セノスとかゼモスとかいう筋肉達磨に。名前はよく覚えていないけど」
(実行はしたんだ……)
なんとも言えない表情でスルクはじっと二人を見る。
「好きな相手に振り向いてほしいなら、手段を選ぶなんて事はしないことね。特にライバルが数人いるような人の場合」
まるで全て分かっているかのようなモニカの言葉がスルクの胸に刺さる。
「ウチは……」
と、スルクの耳に今度はさっきと違う音が届く。
「効果が切れたみたい。私は離れるから、貴女も離れてくれない?騒いで起こしたくないし」
モニカは自分の帽子を取って側に置いた後、ゆっくりとカーマインの頭を持ち上げて膝の上から帽子の上に移す。
「そうする」
徐々に大きくなっていく音の発生源に歩いていくモニカを見送った後、スルクはその反対方向に歩いていった。
そしてこの半日後、スルクはモニカが言った物騒な事を思い出す事となる……
ちなみにこの後、『余波』を受けてボロボロになったプロレスリングを見て呆然としているヨアヒムと、楽しそうに茶会をしているカーマインとシルヴァネールを何人かが見たらしい。
銀の十字が煌めく、紅の十字が閃く。魔銃を交差させ、全長60センチに及ぶ超規格外の銃身から人外さえ屠る弾丸が奔る。引き金に掛かった指は電光の速さで動いた。
銃口から迸る長大な銃火は続く衝撃に揺れる。ファンゴラムの分厚く、死体を思わせる青白い胸板に新たにボッとくぐもった音を立てて空いた穴が6つ。
いまだ全身から打ち込まれた弾丸が、新たに生まれる肉に押し戻されて砂に落ちている所だ。たちまち青白い光と共に修復してゆく傷を、新たな傷が埋め尽くすべく、穴を穿つ。肉を裂く。神経を千切る。
途切れる事ない銃声が、金色の流れがライトヘッドとレフトヘッドから吐き出され続ける。眉一筋動かず引き金を引き続けるグレイヴ。さながら殺戮の機械と化したかのように動きがない。
巨銃の反動に揺れる以外に動くのは、引き金を引く指のみ。
憎悪を吐き出し、瘴気を滲ませる以外に動かなかったファンゴラムが動いた。異形の大十字を振り上げ、左手をその下に支えるように添えて、狙いはグレイヴ。二射目のセンターヘッド。
膝から下を、センターヘッドの反動を支えるスパイクに変えた右足が、直角に回転し、三本のスパイクを砂地に突き立てて射撃体勢へ。この間、コンマ一秒。
グレイヴの銃撃が止まり、すかさずセンターヘッドの巨弾を避けるべく跳躍へと移る。
左右の首を嘲笑うかのごとき苛烈、熾烈、強大な魔犬の咆哮。巨弾が過ぎ去った後に発生した衝撃波がグレイヴの巨体をあおり、跳躍に加えて長く、砂地を滑った。
そしてグレイヴは砂地に墜落するまでの間に、左右の首は16発の弾丸をファンゴラムに叩き込んでいた。
心臓の真上10センチ以内に着弾した衝撃に、ファンゴラムの左半身が大きく反る。バランスを崩されたファンゴラムが、
センターヘッドの三射目の照準を狂わせて、彼方の方向に魔犬の咆哮が上がった。
跳躍している間の一秒以下の時間に16発の連射を見せたグレイヴも、
全く同じ時間で、二メートルを越すセンターヘッドを手足の延長のように振るい、照準を定めて引き金を引いたファンゴラムも、共にヒトではない。人の姿をした魔物だ。
それも当然だろう。彼らは絶対なる“死”さえ超えて墓場から蘇ってきた者達なのだ。
それが生者の論理に収まる道理があろうか? 否、ゆえに彼らの闘いはこの世で行われながらも、この世のものではない闘いなのだ。
横っ飛びの体勢で砂に体を投げ打ったグレイヴが、それとほとんど同時に片膝を突いた姿勢になり、
両腕に鎖で吊るした棺桶――デス・ホーラー――を肩に担ぐ。その棺桶が縦に割れ、その中に収めた死を生む鉄を送り出す。
死者を導くのではなく、死者さえ葬り、新たな死を与える死神へ。
ランチャー用のトリガーグリップを握り締め、左手で抑えつけながら、砂のヴェールを射抜く鋭い眼光はファンゴラムへ。
ファンゴラムもまた気付く。闘気も殺気も、そもそも気配そのものがない死人兵士の殺気を感知したのは、同じ死人兵士ゆえか。それとも怨敵を求める復讐鬼ゆえか。
センターヘッドの超重量と自身の巨体からは、信じられない身のこなしでファンゴラムはその場を回避し、近くにあった岩山の背後へと回る。
直後、数瞬前までファンゴラムが占めていた空間を爆炎と爆風が吹き飛ばし陵辱する。
乾いた大気を舐め尽す炎の舌と、熱を孕んだ風に視界が閉ざされ、両者共に互いの姿を見失う。そう、姿は。
「グゥゥゥレェェイイイイヴゥ! おぉ前ぁあえはぁぁぁ、絶対にぃぃ許ざないいー!!」
憎悪と妄執と怨念とが化学反応を起こしたかのごとくファンゴラムを突き動かす情念。
姿は見えなくとも怨敵を見逃すはずなどなく、岩山に向けてセンターヘッドの銃口を向ける。
吼えよや、魔犬の頭。冥界で死者の聞く咆哮の如く。黄泉の国を振るわせる遠吠えを今ここに木霊せよ。
岩盤を突き崩し、突き抜ける咆哮。鋼の死弾はファンゴラムの憎悪の引き金と狂気の照準に従って直線を描く。
そして崩れる岩山を、弧を描いて避け迫り来る8つの死の使い。
崩れる岩山の向こう、肩にデス・ホーラーを担いだグレイヴ。ただしファンゴラムに向けていたのはランチャーではなく、
側面部に内蔵されていたマイクロミサイルランチャー。
ファンゴラムがグレイヴの位置を看破したように、グレイヴもまたファンゴラムの位置を感じ取っていたのだ。
「ゴアアアァァーー。死ぃぃぃねええええ!!」
爆炎と砂塵が両者を包み込んだ。
アーカイヴズ、高かったけど良い買い物でした。あんまりグダグダやる
のもあれなので、DかEで終わりの予定です。
スルク良いですね、悩んでるよ悩んでるよ、生暖かく見守りたくなりますね。
スルクシリーズGJ!
169 :
ライエル:2006/11/27(月) 22:26:20 ID:fK2ORGRD
「ね〜。アーネスト君」
「…なんだ?」
話しかけてきたオーヴィアにライエルは冷たく返事をした。
ライエルはオーヴィアの事が苦手だった。嫌いかもしれない。
毎日毎日色んな男にチョッカイを出すところを見ていたからだ。
そんな女に名前で呼ばれたライエルは、少し不機嫌になっていた。
「アーネスト君ってさ〜ぁ……」
「………」
「ホモなの?」
「なっ…!?」
思いも寄らぬ質問に言葉が詰まった。
「あ、やっぱりホモなんだ。残念だな〜」
「だ、誰がホモだ!」
「ホモなんでしょ?」
「ホモじゃない!」
嫌いな人間にホモ呼ばわりされたライエルは声を荒げた。
「貴様…そんな根も葉もない噂を広めているのではあるまいな…?」
「やぁね。私は聞いたのよ」
「誰にだ!」
「カーマイン君」
「!?」
ライエルは少しショックだった。自分はカーマインを親友だと信じていたからだ。
そんなライエルに構うことなくオーヴィアは続けた。
「ずっと気になってた事があったのよ…」
「早く言え」
「アーネスト君がホモじゃないなら…」
「………」
「童貞?」
「………!!」
ライエルは少し赤面した。
「やっぱり」
スレ汚しスマソ
神々の投下ラッシュ乙です
悩めるスルクに戦うグレイヴに童貞ライエ(ru
どれもGJ!
171 :
ライエル2:2006/11/28(火) 23:03:03 ID:+Kd2LFlF
「はぁ〜…」
「で、どうだったんだい、オーヴィアさん」
うな垂れているオーヴィアにカーマインが駆け寄って来た。
「童貞だけどホモじゃないって。残念…」
オーヴィアは心底がっかりしている。
「そんなにホモがいいのかい? だったらヨアヒムがいるじゃないか…」
「マッチョは趣味じゃないの」
「そういうもんか」
「あ〜いうソフトな美形がホモだから萌えるんじゃない」
ちなみにオーヴィアは、異世界からやって来た本により腐の属性が開花したらしい。
「燃える? 何の事だい…?」
「あ、こっちの話」
訝しげに覗き込むカーマインに、笑顔で返すオーヴィア。心の中では密かにカー×ライを思い浮かべている。
「あ〜あ、ホモじゃないんだ…」
「でも、本人が言ってるだけじゃないか。普通、そういうのは隠すもんだろ?」
「そう…かな?」
「そうさ。あれだけ美形でうわついた話がないんだ。間違いなくホモだよ」
「そうよね。やっぱりホモよね!」
オーヴィアは再び希望に満ちた表情に変わっていく。あまりの興奮ぶりにカーマインは若干引いていた。
実際にカーマインはライエルをホモだとは思っていない。まがりなりにも親友だから。
ただ、オーヴィアがしつこくライエルの話を聞いてくる内に、話を合わせてしまっただけなのだ。
「それにしても…あいつが本当にホモなら、オーヴィアさん、それこそ手を出せないじゃないか」
「そ…それもそうね……」
やおいが好きでも自分が男で無い以上、手の出しようが無い…気付いていたが、あえて見ないふりをしていた。
「これが腐女子の辛いところね…」
「腐女子?」
172 :
ライエル3:2006/11/28(火) 23:03:41 ID:+Kd2LFlF
「たべたいな〜…」
ぼんやりと窓の外を眺めながらオーヴィアが呟いた。その言葉をたまたま聞き取ったミュウがつぶさに反応した。
「オーヴィアさん、何か食べたい物あるの? 私がつくったげるよ」
「ホモで童貞」
「!?」
オーヴィアの突然の発言に戸惑うミュウ。まさか、いきなりそんな言葉が出てくるとは予想もしていなかった。
「ど、ど、どうてい…?」
「そう…22歳、色白の異世界のナイツ、ホモで童貞…」
「あわわ…」
どうしていいか分からないミュウは沸騰している。そこへ見かねたヒロがやってくる。
「おい、お前のその性格は別に構わんが、周りを困らせるような事をやるなよ」
「あら? 私何かしたかしら?」
「自覚が無いのは、より性質が悪いな…」
ヒロは溜め息をつき、ミュウを連れて行こうとする。
「あ、もっと話相手になってよぉ」
「お前も下品な話ばかりしていないで、少しは真面目に生きたらどうだ?」
「ちぇ〜」
一人になりまた考え込むオーヴィア。
アーネスト=ライエル。22歳。元バーンシュタイン王国インペリアルナイト。現在国外追放中。
友と呼べる者は、元同僚のオスカー=リーブス、ウェイン=クルーズ、
ローランディア王国の光の救世主、カーマイン=フォルスマイヤー。
そして今は亡き、君主リシャール陛下…
剣の道に生き、国の、主君の敵となる者と戦ってきた日々に安息は無く、
今も昔も女性の影は無い…
(…気になる…22年間のホモで童貞の重み…その22年間どんな気持ちで過ごしてきたのか…)
「たべたいな〜…」
「食べたいなら食べればいいじゃない」
「!」
不意に言葉を叩きつけたのは、まだ年端もいかない小娘、アナスタシアだった。
「大体、あんたがそんなに悶々としているのなんて、らしくないじゃない。あんたならすぐに手を出しそうもんだけど」
「言うじゃない、アナちゃん」
年齢や性格、その他もろもろも違うのに、この小娘とは気が合う。シンパシーを感じるのだ。
「私も食べれるなら食べてるんだけどね…こう…ガードが固いというか…何度も挑発してるんだけど、気づいているのか、いないのか…」
大きく溜め息をつくオーヴィアを見て、アナスタシアは怒ったように言う。
「あなたの根性はそんなもん!?」
「?」
「本当にやれる事はやったの!?」
「やれる事……」
「本当に食べたいなら、手段なんか選んでる訳なんかないわ! たとえ、それが犯罪でも!!」
「!」
オーヴィアの心に電流が走った。
「…そうね、そうだったわね」
「ふん」
「私は何か大切な物を無くしてたようね!」
「その意気よ!」
「私はやるわ!」
「応援してる!」
最早この2人を止められる者など誰も居なかった……
「…あの2人いつか捕まるんじゃないか…?」
影で見ていたヒロが呟いた…
173 :
ライエル4:2006/11/28(火) 23:04:40 ID:+Kd2LFlF
最近、俺の周りで妙な事が多発する。
毎日毎日、部屋に戻ると怪文書が部屋中にばら撒かれてたり、明らかに盗撮と思われる写真が壁中に貼り付けられていたり……
部屋を片付け、疲れ果て寝ようと部屋を真っ暗にすると、暗闇に人の気配を感じたり、寝ている間に誰かが俺の上に乗っていたり……
朝起きると、ロープでがんじがらめに縛られていたり、飯の中に媚薬が混ぜられていたり、散歩をしていたら大量のソルジャーに襲われたり……
ついさっき、俺と軽く話をした雫やスルクが何者かに殺されかけた。
おかげで近頃ロクに眠る事が出来ない…正直言って死にそうだ。
兵真らに聞いたところ、これはどうもストーキングという行為らしい。彼らの世界では犯罪だし、もちろん俺の元いた世界でも、こんな馬鹿な事は許されていない。
犯人に心当たりは無い。この行為は行き過ぎた愛情によるものと聞いたが、俺がそんなに人に愛される事をした憶えもない。
…そういえば怪文書には、しきりに俺をホモ扱いする言葉が羅列されていた。
もしかしたらストーカーは男なのかも知れない。異世界にまで来て男に付きまとわれるとは、つくづくついていない。
……前の世界でも俺は男にばかり付きまとわれていた。…リシャール陛下…オスカー…カーマイン…ウェイン…
俺はもしかしたら、ホモになるべくして生まれてきた人間なのかも知れない。
………今日も部屋中に怪文書や写真がばら撒かれてある。片付けるのも面倒くさい……
今日はもう寝よう………
再びスレ汚しスマソ
黒いモニカに何も突っ込みが入らないのが少し淋しかったりする俺。
ホモになるべくして生まれた人間と悟ったライエル吹いた。というか付きまとわれてるって、むしろライエルが付きまとってるというか……
しかしグレイヴかっこいいなぁ。どうなるかわくわくしてます。
二人ともGJ!
175 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 01:35:30 ID:MTupljPq
黒いモニカではないがダークモニカで我慢してくれ。
ディアーナの口調は妄想だから勘弁を。
情報提供してくれた人にささげます。
「な…貴様…そ、その身体…」
「んふふ…気持ち悪いでしょ?当然よね、女の身体に男のチンポがついてるんだから」
モニカはくすくすと笑い、そそり勃っている肉棒を扱きながら倒れているシルヴァネールに近づいていった。
「そんな…バカな…そんな種族などこの世界に…」
「あら、それは貴女の『世界』の話でしょ?残念だけど私は『異世界』の種族なの。」
「……くっ…」
シルヴァネールはモニカの言葉と己の無力さを悔いるように唇を噛みしめた。
「さ…貴女のオマンコ、私がぶち抜いてあげるわ。愛してるわよ、ディアーナ……」
『ココロノナイテンシW』
「はァはァ…んふ…ん…」
動かないシルヴァネールの身体を舐め回すようにモニカは舌を這わせた。
頬に首筋に額に。がシルヴァネールはキッとモニカを睨みはき捨てるように言った。
「汚らわしい!私に触るなっ!」
しかしモニカはそんな台詞は聞き飽きたといわんばかりにシルヴァネールの尻に両手を這わせ
頭を股に突っ込んだ。
「んふ…そう…あふ、いい匂い…んあ…ね、ディアーナのお尻とっても柔らかい…指が沈むのよ」
モニカはロイヤルガードの赤いズボンを太腿までずらし、薄桃色の下着に覆われた尻を露出させた。
シルヴァネールの引き締まった、それでいてもっちりとした女性特有の丸みを帯びた尻に指を食い込ませ、
ぐにゅぐにゅといやらしく形を変形させながら揉みし抱いていく。
嫌悪感と羞恥心にシルヴァネールは動かない身体を揺さぶり、叫び続ける。
「や…あ…やめろ!は、離せ!」
モニカはとろけるような表情でシルヴァネールのズボンをさらに下げ、鼻を股間に押しつけ匂いを嗅ぐ。
「あはァ…ふん…とってもとってもいい匂い…ね、ねディアーナのオマンコ嗅ぎながらチンポ扱いていい?ね、扱いていい?」
言うが早いかモニカはシュシュと肉棒を片手で扱いてみせた。
「な…おのれ…き、貴様ぁっ〜〜!」
股間に鼻を押しつけるモニカの頭に満足に動かない腕を伸ばそうとするシルヴァネール。
が、その腕を取り、上気した顔をあげモニカは言った。
「ダメ…私、決めたから。ディアーナにオマンコするまで最低でも4回はオナニーするって」
176 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 01:37:08 ID:MTupljPq
「な…何を言って−−−」
「私、オナニー大好きなの…ディアーナはオナニー好き?一日に何回するの?」
その不気味な笑みを浮かべるモニカにシルヴァネールは背筋を震わせた。
「んふふ…まずお尻の穴で、あとパイズリと口と手で…その後でね、ほら4回でしょ」
指折りしながら数えるモニカ。その口からは卑猥すぎる単語が吐き出されていく。
その単語に強烈な嫌悪感をむき出しにし、シルヴァネールは言った。
「貴様、狂っているのか!?」
モニカは下着に覆われたシルヴァネールの性器に鼻を押しつけ、言った。
「そう…ん…すうう…はぁぁ〜…そうなの、ディアーナのオマンコの匂いで私、狂っちゃうの…」
「…失せろ化け物!貴様などにロイヤルガードの名を汚されるくらいなら!」
シルヴァネールが舌を噛みちぎろうとした瞬間、モニカの手が口の中に突っ込まれた。
「ぐううっ!」
「ダメよ」
モニカの冷徹な眼。敵を虫けらのように殺戮し、蹂躙し続けてきた黄金色の双眼にシルヴァネールは
殺気を感じた。
「せっかく手に入ったオマンコだもの…使えなくなったら困るのよ。」
「んぐぅううっ!」
静かにいいながらモニカは特製の皮でできた口枷をシルヴァネールの口に装着していく。
それは付けられた者の意志とは無関係にフェラチオを行うことのできる凶悪な枷であった。
「『ロイヤル・ガード』とかいう剣士だろーが何だろーがどうでもいいの。貴女は私の肉穴なんだから」
「んぐううううっ!」
口を閉じれず、言葉にならないシルヴァネールの叫び。
「はっん…は…ディアーナのパンティー…ディアーナのオマンコの匂い…んふはっはっんはっはうっ!」
指で下着をずらし、モニカはシルヴァネールの秘部への愛撫を再開させた。
「ん…んん…んあああ(あっ…はぁ……や、やめろ)」
舌で秘口を開き、女性器特有の刺激臭を胸いっぱいに吸い込みながらしゃぶりつく小さな天使。
その光景は言葉にならない程、淫靡で背徳的だった。
「ペロペロしてあげるの…ちゅんちゅ…んん…ちゅるちゅる…チュウウウウウ」
「んんん〜っ!(はっあう)」
秘部に口をあて、染み出してきた愛液を音を立てながらモニカは吸った。
次から次へと染み出してくる愛液はいつしかシルヴァネールの下着を湿らせ、秘部を緩める。
「はんっあああ…お尻お尻に指沈むのぉぉ…ね、いいなコレ、いいなコレ…ディアーナのお尻ちょうだぁ〜い」
モニカはシルヴァネールを俯せにさせると、コートを払いのけ、ぷりんと震える桃尻をあらわにさせた。
そして背後から抱きつき、尻たぶの丘陵に両手を押しつけ、ぐにゅぎゅにゅりと滅茶苦茶にこねまわす。
「このお尻…柔らかくって…丸くって…とってもスケベなお尻なんだから…」
モニカはシルヴァネールの背をナメクジがぬるっと這うようにぴったりと密着させた。
「んふ…んふんふんふあ!(や、いや…いやいやあ)」
177 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 01:41:29 ID:MTupljPq
「だからね…ぶち込んでいいわよね」
「んぐっ!?(なにっ!?)」
そのモニカの台詞にシルヴァネールは後ろを振り返ろうと頭を上げた。
直後、モニカの手によって地に叩きつけられた。
「ふ…ん…あは」
モニカは甘い吐息を漏らしながらぷりんと震える桃尻のアナルに肉棒の先端を定めた。
そして間髪入れず、全体重を掛け、ねじ込んだ。
ずぶっ、メリメリメリッズブズブッ!!
「んぐああああああああっ(ぎゅあああああっ!)」
シルヴァネールの絶叫、その激痛から逃れようと滅茶苦茶に身体を動かすがぴったりと張り付いたモニカは
離れない。恍惚とした表情を浮かべ舌で唇を舐め、ぷるぷると小振りな尻を震わせた。
「んんんぁ…んおおぁっ………し、しまるの…ディアーナのケツ穴…私のちんぽくいちぎられちゃううう」
異物を吐き出そうとぎりぎりと括約筋がモニカの肉棒を締め上げる。
シルヴァネールが生粋の軍人であるだけにその締めつけは半端ではない。
「こ、これがディアーナのケツ穴マンコ……気持ちいい…気持ちよすぎるのぉ!」
モニカは甘くわななくと、パンパンパンとシルヴァネールの尻肉に肉棒を打ちつけ始めた。
「いぎあぐいぎあいぎいぎあっ(いたいいたいいたいいいっ!)」
激痛に涙を浮かべながらシルヴァネールは苦悶の声をあげる。
赤い軍帽は既に脱げ、髪を振り乱し藻掻き続ける。
「はあっはああっんぐんぎ…しまるしまりゅうううっ!ディアーナのお尻いいいっ!あはああああっ!
モニカ、モニカ、ディアーナと交尾、交尾、交尾してるううのおお!」
シルヴァネールから離れまいとしっかりと腹部に両手を回し、モニカは桃尻の尻たぶに叩きつけるように
して突き上げる。その度に尻たぶはぷりんぷりんと揺れ踊る。
その光景はまるで野良犬の荒々しい交尾のようだ。
「ぎい…ぐお…ぐぅ…おおおおっ(や…痛…あぐ…やあああっ!)」
尋常ではない痛みと屈辱のあまり、一突き、一突きの瞬間に気が触れればどんなに楽だろうとシルヴァネールは思った。
が、ロイヤルガードとして戦場で鍛え上げられた精神がシルヴァネールの正気を保たせているのはあまりにも皮肉だった。
。
178 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 01:42:36 ID:MTupljPq
「いいのいいのっ!ケツ穴マンコ、気持ちよしゅぎるのぉ!イクの!イクのっ!」
モニカの叫びと動きがより高く激しくなった。
肛門に打ちつけられる肉棒がぶるぶると小刻みに震え始めるのをシルヴァネールははっきりと感じ取った。
「おお…おぎいい…ぎいいああ(んおおっぎい…あぎいいっ!)」
「ディアーナのケツ穴マンコでモニカ、おもいいきいり射精、射精しちゃうの!」
「んぶぶっんんん…んんっ!(だ、誰かっ!たす…あぎい!)」
いくら叫んでも、助けを求めてもこの背中の化け物の嗜虐心を煽るだけだと解っていてもシルヴァネールは
叫ばずにはいられなかった。叫んで叫んで叫び続けなければ本当に気が狂ってしまいそうだった。
「あん!…もう…もうダメ!でるのでるのっ!私のおちんぽからびゅぅぅってびゅうぅぅって射精しちゃうのあああっ!」
モニカの舌っ足らずな声が、シルヴァネールの叫びがあまりに淫らな交配の終局を告げる。
「んぶぶっんんん…んんっ!(いやっ!いやあ…いやああっ!)」
「んぐあひいい…すごいのすごいのあっあっあっあああああ!ちんぽでる!ちんぽでる、でりゅううううあああああっ!
「んぶあああああああっ!(いやああああああああっ!)」
ぶびゅるっびゅるるるるるるびゅるびゅるびゅる…びゅつ…びゅ……びゅ……
肉棒の先から魂まで吐き出されそうな射精絶頂の快感にモニカは折れるぐらいに背を仰け反らせシルヴァネールの尻に腰を
密着させ、そのアナルにため込んだ精子をぶちまけた。
「んっ…うっん…ん…」
眼をつむり、まだ肉棒に残る精子を断続的に射精し、余韻にひたるモニカ。
「…んぶ…うぐ…あぎぐ…(まだ…まだ…でてる)」
「んんっ…あは…はぁ…はひ…は…」
一頻り絶頂の余韻を絞り尽くしたのかモニカはシルヴァネールの尻から萎えかけた肉棒を抜いた。
ずゅるる……という音と共にどろりと逆流してきた白濁液がシルヴァネールのアナルから流れ出す。
ぶぴっ…びゅるる…びゅうば……
それは太腿をつたいロイヤルガードの赤い軍服を白く濁した。
「はぁ…はあ…しゅごいの…モニカ…モニカの射精…こんなに出たの…でたの…んふふふっ…」
「くぅう…うう……っぐ…んん…ん……」
シルヴァネールは屈辱感に押しつぶされながらすすり泣いた。
その姿に満足したのかモニカは肉棒をしごき始めた。
「まだまだ…まだディアーナの素敵なオマンコが残ってるわ…ちゃんとオマンコして妊娠してもらわないと…ね、ディアーナ」
to be continued
次でダークモニカは完結です。
その次は…やっぱりヒロの甘々かミュウ×リーエのレズモノ…検討中。
皆はどんなのがいいですか?
黒モニカにハァハァしつつ次回はヒロ物を期待する俺
そろそろメルヴィナ×ゼオンシルトの続編を書きますか…無論、コリン入りで
>>179 GJ
レズモノならヒロ×リーエでお願いします。
182 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 17:59:50 ID:At1yScYe
やっぱリーエ攻めヒロ受け?
183 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 21:02:30 ID:IZrX/GMG
いやミュウ攻めリーエ受けヒロオナニーだろ
ホモ童貞ライエルワロタw
しかしライエルよ、君は最近は公式物ですら
ホモキャラ扱いされてるので、もう諦めた方がいいと思うんだ。
>>174 未プレイだが、モニカはグロラン4のFDで4の主人公に
話し掛けられただけでブチ殺そうとしたとか言うのを聞いて以来
何となく黒くても違和感が無くなってしまった・・・。
まあほら、パラレルだし。パロだし。
ここであえて突っ込むとしたら
モニカ スレインとは仲が発展しなかったのか
汁粘 ノーパンはどないしたん
あと、ジュリアはグロラン1本編での個人的な印象だと
好きになって貰えるなんて望外で、本当はこの世でカーマインに
最も相応しくないのが自分、級に思い詰めてるっぽかったので
ここまで堂々と張り合える勇気とか無さげな感じだったかな。
つーかダークモニカハァハァ。職人さんGJ
185 :
ココロノナイテンシ:2006/11/29(水) 23:14:24 ID:v7rKp6mZ
>>184 サンクス。ダークモニカは次で終わりだが期待しててくれ。
話は変わるが題名でツッコミが無いのは少し寂しい。
リーエ受、ミュウ攻、ヒロオナニーっていわゆる3P?
それともリーエ×ミュウを覗いてオナニーするヒロのこと?
186 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 23:27:10 ID:IZrX/GMG
>>185 覗くってか
目の前で見せ付けられるみたいな
疾風丸「それにしても、グレイヴはんは無口でんなぁ」
グレイヴ「…………」
疾風丸「いや、ワイにはさっぱり分からん。ミカはんや文治はんはそれで分かるかもしれんが」
グレイヴ「…………」
疾風丸「そこでや、そんなシャイなグレイヴはんのコミュニケーション方法としてワイはええ事思いついた。これや!」
つ『スケッチブックとペン』
グレイヴ「…………」
疾風丸「とゆー訳で、早速これ使ってでワイのボケに突っ込みいれてくれんか?」
グレイヴ「…………」
疾風丸「じゃ、いきまっせ。(省略)そこでワイは兵真に言ってやったんや、腰のツッコミばかり上手くなってどーするんやと!」
グレイヴ「…………」
つ《鉄砕斬》
疾風丸「グファッ!?い、いやグレイヴはん。ワイが求めとるんはスケッチブックでぶん殴るツッコミやないんや」
グレイヴ「…………」
つ《鳳天殺》
疾風丸「ゲハァ!?ぺ、ペンのほうでのツッコミとも違う!というか、何気にそんな高ランクの得意属性技使うんや!?」
グレイヴ「…………」
疾風丸「ワイの言葉も足りんかったか。つまり、それで文字書いて突っ込んで欲しいんや」
グレイヴ「…………」
疾風丸「分かってくれて何よりや。と、とにかくワイが出血多量でぶっ倒れる前にもう一回だけ……」
グレイヴ「…………」
疾風丸「(省略)そこでワイはカーマインはんに言ってやったんや。そんな体が冷えて動けない言うなら、その半端に着とる服脱いでから言えと!」
グレイヴ「…………」
つスケッチブック「…………」
疾風丸「そうそう、こう言葉でツッコミ入れればワイもお客さんもよーわかる……って、点だけぎょーさん書かれとっても分かるかっつうねん!?」
つ反撃発動《連火墜》
疾風丸「お、お後がよろしい事で(ガクリ)」
実はグロランは3までしかやってない俺。
黒モニカやジュリアンについての話はスルク編(と雫本番)終わらせてからやる予定。
グレイヴあんた鬼やwww
装備&技変更バロスwww
>>185 題名見てFF7の田し…セフィロスを思い出した。
ツッコみどころは間違ってない…よな?
191 :
ココロノナイテンシ:2006/11/30(木) 22:46:32 ID:DOIPsYzh
>>185 ……すまない。実はFF6のラスボスの技の名前なんだ。
正式には「こころのないてんし」
ラスボスも天使っぽく羽生えてたから……。
192 :
ココロノナイテンシ:2006/11/30(木) 22:47:53 ID:DOIPsYzh
>>190 ……すまない。実はFF6のラスボスの技の名前なんだ。
正式には「こころのないてんし」
ラスボスも天使っぽく羽生えてたから……。
>>161-162 惜しいな…orz
FF6はGBA版をAmazonで買って到着待ちなんだわ。
194 :
ライエル5:2006/12/01(金) 00:53:29 ID:7b3A3du8
「そろそろ頃合かしら…?」
「作戦を決行する時ね」
「あなたの力を借りるわよ。ゲートマスターのあなたの力を…」
「はい…」
………
「…今日も何も無しか…」
ライエルは不思議に思っていた。これまでは毎日の様に続いていた嫌がらせが、ここ一週間なかったからだ。
無いなら無いにこした事は無い。よく眠れるおかげで身体の調子もいい。
「まあいいか…」
嫌がらせの犯人を捕まえるつもりだったが、これ以上害が無いのなら許してやってもいいか…
不意に誰かがドアをノックする。
「お〜い。起きてるかぁい?」
この声はクライアスだ。警戒するべき相手では無い、すぐにドアを開けた。
「…何か用か?」
「いつまでノンビリしてるんだ。今日は忙しいんだ。早く飯食っちまいな」
「忙しい?」
ロビーへ行くと、ゲートの前で数人が騒いでいた。
「冗談じゃねぇよ。誰だ、勝手にこんなにクエストを受けたの?」
「ワイやあらへんで」
「…本当かぁ? お前が、イッチバン怪しいんだけどな」
「まぁ〜〜! なんて事いう子や、ワイはあんたをそんな子に育てた憶えはないで!」
「…なんかお前エセ関西弁だな…」
どうやら、何者かが大量にクエストを受け人手が足りなくなっているらしい。
「あ、ライエルさん。おはようございます。ライエルさんはコーヒー、ブラックですよね」
屈託の無い笑顔でミュウが話しかけてきた。
「ああ」
コーヒーとパンの軽い朝食だ。パンをほおばり、コーヒーで流し込むと、ミュウがこちらをチラチラ見ている事に気づいた。
「何だ、俺がどうかしたのか?」
「え、あ、いや…」
「何かあるなら言え。これから戦いに出るんだからな。心に迷いがあると、剣にも迷いが出るぞ」
「う…あ……」
ミュウは言葉を詰まらせながら、何かを必死に伝えようとしている。そんなミュウを何も言わずに、真っ直ぐにライエルは見つめている。
決心したのか、堰を切ってミュウが喋りだした。
「ライエルさん、ホモなんですか?」
「………」
「………」
何とも言えない沈黙が2人を包んだ。
「あの…?」
「じょ、冗談じゃない!」
何ということだ…ありもしない噂が、広がっているらしい…ミュウの話によると、殆どの人間は既に真に受けているらしい…
「…最悪だ…」
また書いてしまいました。
この後を考えると、どうしてもホモくさい展開になってしまうんですけど、ホモってこの板的には大丈夫なんすかね?
ホモを前面に押し出さなきゃよかった…orz
笑えるネタとしてならOKでは?
正直まともにホモ本番なんぞされるのは、キツイものがあるし。
ライエルホモネタは俺も使うか。
どこまでかの境界線が難しいな…
どの道、俺じゃ生々しい表現なんて出来ないけど。
197 :
任侠の男:2006/12/01(金) 19:59:34 ID:IQi7mBWc
俺は今日…兄貴を越える。
この日の為に、悪魔に体も魂も全て売っ払っちまった。
残されたのはこの腐れた未練だけ……。
もう 後戻りはできない
「来たか………この面を、またアンタの前に晒すことになるとはな……」
荒れ果てた荒野に一人、ボロボロに裂けたコートに汚れた包帯の、みすぼらしい姿をした男が佇んでいた。
男の名は九頭文治。彼が、死神に挑戦状を叩き付けた張本人らしい。
「俺は狗だ。狗畜生だ。どこまで墜ちてもいい…… ただ」
「ただ、何だら?」
「俺は、アンタを越え………」
「…………」
「……………って誰だテメェ!!」
文治の目の前に立っているのは、死神―ビヨンド・ザ・グレイヴとは似ても似つかぬマッチョであった。
「グレイヴは昨日から皿洗いの派遣に出かけてるだっち。だからジャンケンで負けた俺様が代わりに相手をしてやるだら!」
彼の名はヨアヒム・ヴァレンティーナ。どうやらグレイヴが不在のため、代理でここに来たらしい。
「……アイツと戦えねぇ以上、ここにいるだけムダって話だ。俺は帰るぜ」
「逃げる、だっちか?」
期待外れとばかりにその場を去ろうとする文治を止めたのは、ヨアヒムの一言だった。
「……何だと?」
「漢なら、いつ、誰の挑戦でも受けて立つものだっち!」
ヨアヒムはあくまでも決闘を続けるつもりらしい。
「言ってくれるじゃねぇか。ご自慢の筋肉に風穴通される覚悟はできてんのか?」
文治からじわりと漂う殺気に、ヨアヒムは一瞬狼に喰い殺されるような威圧感を覚えた。
しかし彼も一人の漢。それしきの事で引き下がるつもりなど全くない。
「ふ…ふははははっ!そう易々とやられる程、貧相な体はしてないだっち!!」
「面白ぇ……なら、本気で来い!」
汚れた狼と黄金の蝙蝠、未練の塊と筋肉の塊。
二人の「漢」の戦いが幕を開けた―――
(*ノ∀`*)続きが気になって仕方ない・・・
199 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/01(金) 22:00:54 ID:PE8nHVZ6
やべぇすげぇ続きが気になる
深夜。互いに暇な時は日課のようにやってくる雫を、兵真周囲を気にしつつ部屋に入れる。
「そういや、まだ今週分の渡して無かったよな」
そう言って、兵真は雫に渡すために用意しておいたお金を取り出した。
合計千ディア。半分は週一の雫に対する小遣いだ。そしてもう半分は……
「えっと、今回のエロス代のことだけど……その……」
「生理とかで出来ねぇとかか?」
(そういや、そういうことやるって理由で金余分にやってたんだったよな。今はただ互いにやりてーからしている感じだが)
雫も自分からその上乗せ分を請求せず行為を求めてくるし、兵真にしてはさっき言われるまで忘れていたほどだが。
「ううん、せーりはまだ一週間近く後だから……ほら、ひょーま前に言ったよね。『そういうことは、金とか関係ないときにしようぜ』って」
兵真は雫と始めて関係を持ってから半月。キスは当然している、胸や性器の愛撫もやっている。口や顔に精を吐き出した事も何度もあるし、素股や性器を擦り合わせる事までやっている。
「確かに言ったけどよ。それがどうしたんだ?」
だが……ある一線。それだけはまだ一度も超えていない。
「今日はね、最後までしてほしーの」
「おい、それって……」
「奥が……疼くの」
雫はそう言って、スカートを捲り上げ……
「ってオイ!何で穿いてねぇんだよ!?」
慌てて兵真は雫の腕を掴み、スカートをつかんでいる手を無理やり下ろさせる。
「来る途中に誰かに見られたらどうすんだ」
「ひょーまにしか見せるつもりはないもん」
「そういう問題じゃねぇだろ」
現時点で二人の関係はまだばれていない……と、少なくとも兵真と雫はそう思っている。実際は直接知っているのが一人、察しているのが数人いるのだが。
「私のココが、欲しいって疼くの。ひょーまのおちんちんを入れたいって。指よりもっと熱くて太いのを入れたいって」
雫は傍らまで兵真に寄り、耳元に熱っぽく囁く。
「い、言ってて恥ずかしくないのかよ」
そんな幼馴染の痴態に、兵真の体の一部がはっきりと反応する、してしまう。
あの時は格好を付けたものの、そうしたいという欲望はある。むしろ最近は抑えるのが精一杯だ。
「ひょーまだからだよ。ひょーまのこと、好きだから」
雫も兵真の下半身の反応に気が付き、その部分にそっと手を触れた。
雫とて恥ずかしい事を言っているのは理解できる。若さゆえの快楽に流されているのも、貞操観念的にあまり褒められた事でないのもわかっている。
でも……それでも、
「ほんとーに好きだから……もう、我慢できなっ」
開かれた口が、兵真の口によって塞がれる。
「んっ、あふっ、あっ……」
歯をなぞり、舌を絡ませ、互いの唾液を吸いあげる。
「……後悔しても知らねーぞ」
兵真はそれだけ言うと、雫をベッドに押し倒した。
202 :
任侠の男A:2006/12/02(土) 06:50:12 ID:iPqGSLa0
ガァン! ガァン! ガァン!
文治は銃を構えると、ヨアヒムに狙いを定めてショットを連発する。
「まっ、待つだっち!!」
始まった側からの容赦ない攻撃に、素手のヨアヒムは逃げ回るだけで精一杯だった。
「(まさか銃を使うとは想定外だら……)」
スライディングしながら岩陰に身を潜めると、無い知恵を絞って相手に近付く方法を考える。
「(まだリアライズするには気力が足りないだっち…。しかもこんな荒野じゃ、利用できるのは岩くらいなもんだら…)」
こんな時、頼れるのはやはり己の肉体しかない。
「そ、そうだっち!!」
ヨアヒムは気がついた。自分には、元から特殊な能力が幾つか備わっていることを。
文治は銃弾を再装填しながら、ゆっくりとヨアヒムの隠れた岩へ近付いてゆく。
「所詮、口だけらしいな」
じわじわと距離を詰め、とうとう1,2メートルちょっとの所まで到達する。
「これで終いだ…」
銃を構えて岩の裏を覗き込む―――が、誰もいない。
「がーっはっはっはぁっ!!」
「………ッ!?」
突然、何もないはず四方から、ハンマーで叩き付けられたような勢いの攻撃が飛んできた。
「どおりゃぁぁああぁぁっ!おらおらおらおらーーーっ!!」
前後左右から連続で繰り出される攻撃を防御できず、文治はその全てをまともに食らってしまう。
「ぐおぉぉぉあっ!!」
ゴーストラッシュの最後の一発で先程の岩に強く叩き付けられ、その拍子に砕けた岩の下敷きとなる。
「どうだら!この攻撃は誰にも見切れはしないだっち!!」
外見はただの変態レスラーだが、彼は吸血鬼であって人間ではない。
その能力の一つとして、このインビジブル(透明人間化)が使えるのだ。
「意外とやるじゃねぇか…」
「結構打たれ強いみたいだらな…」
文治は岩の下から這い出てくると、目視できないはずのヨアヒムの方を見上げてニヤリと笑みを浮かべた。
気が付いた、ってw
どの作品も続きが気になってしょうがない訳ですが
何気にクオリティ高いよな、此処
ブチリと、俺の耳に何かが破れる音がした。
破瓜の音。雫が俺の肉棒を奥まで受け入れ、純潔を失った証だ。
「いっ……う、あっ……ぐうっ」
ベッドと俺の間に挟まれている雫は目と口を強く閉じ、必死に痛みに耐えている。
「……無理はしなくていーぞ」
「無理……して、ないもん……奥まで……入ったー」
俺が押し倒してからおよそ15分。雫の秘所のほうは一度絶頂に導くくらい十分な愛撫をして、俺の肉棒のほうも雫が事前に舐めて濡らしておいた。
しかしそれでも足りなかったのか、それともそれだけやっても痛いものは痛いのか。
ちなみに俺の背中も痛い。雫の指が俺の背中を力いっぱい引っかいているからだ。
もっとも、雫は俺にそんな事をしていると気づいていない、というかそんなのに気づく余裕はないだろうが。
「気持ち……いい?」
暫くして、雫は目を開いて尋ねてきた。雫の目尻には涙をたっぷり溜まっていて、すぐにそれはこぼれて頬を流れていく。
「ああ……とろけそーだぞ」
俺はそう言いながらも、腰に力を込めじっとしていた。
以前下着越しに浅く突っ込んだ時、先っぽに感じたあの圧力が肉棒全体に伝わって、とにかくきつい。
「動き……たい?」
何もせずじっとしている俺を見てか、雫が顔を顰めながら尋ねてくる。
「だから、無理しなくてもいいって言ってんだろうが」
動きたい。突きたい。腰を激しく動かして、肉棒で膣を蹂躙したい……衝動ともいえるその感情を、無理やり意志で押し込める。
「んとね……痛いのは少しひーたから、動いていーよ」
(まだ痛そうじゃねえか)
とは言え、確かにこのままじっとしている訳にもいかないだろう。じっとしていて引く痛みでもないだろうし、俺のほうも我慢が出来なくなっている。
ふにふにと、雫の控えめな胸を触る。一ヶ月で2センチ育ったとか言ってたその胸は、確かにはじめて触った時よりも大きく感じるのは俺の気のせいだろうか?
「じゃあ、動くぞ」
「うん……イタッ!?」
少し肉棒を引いただけで悲鳴が小さく上がる。
「ほら、やっぱり痛いんだろーが」
血で濡れた俺達の結合部分を見ながら言う。勿論俺のほうは肉棒が絞められているだけで、当然血が出るような事態にはなっていない。
当然、これは雫のほうが流した血だ。
「だからー、んっ、わたしは、いっ、て言ってる、じゃん」
涙目で顔をしかめ、しかし頬を膨らませながら雫は言う。
「……我慢、しろよ」
左手で胸を揉み、右腕を雫の後頭部に回して顔を引き寄せ、口付けをしてから再び腰を動かす。
「んっ、イッ、くッ、あんっ」
痛みに耐えながらも、胸や舌の愛撫に応える雫。
(……何やってるんだろうな、俺達)
ふと思う。
もしエンディアに来なかったら……俺達はこういう関係になっていただろうか?
白夜の世界に浮かぶ島々の探索。
あらゆる世界から呼び出されたナイツとの出会い。
怪物やエンディアの住民、ルインや他の勢力との命を削る殺し合い。
何をやってもすぐ飽きる、雫や疾風が起こすバカ騒ぎだけがちょっとした刺激な、退屈な日常と比べ……
(いや、退屈に思っていたのは……退屈にしていたのは、俺自身だ)
オーヴィアに見透かされたように、この世界に対してもやがて嫌気が差してくる……俺が変わらなければ。
変わった……と、思う。退屈だと言いながら逃げていた、それまでの俺から。
それは、たくさんの出会いがあったからだ。
リィン、ヒロ、ライゲン、総司、ウル、カーマイン、グレイヴ、シェリー、ウルゼル、オーヴィア、スルク……他のたくさんの奴らとの出会いが、俺を変えた。
「雫……」
「んっ、なぁ……に?」
……変わったから、成長したからこそ、俺は雫とこんなことをしてるんだと思う。
「好きだぞ」
そう考えていると、自然にそんな言葉が口から出ていた。
「えっ……?」
雫はそれを聞いた後暫く硬直し、呆然としていたが……
「って、まだ痛むのかよ?」
途端に、涙を流し始めた。しかも、破瓜の時以上の。
「ううん、違うの。そうじゃないの」
ごしごしと、目を擦りながら雫は言葉を続ける。
「ひょーま、わたしの事……初めて好きって言ってくれた。それが、嬉しーのっ」
そう言って雫が俺を抱きしめてくる。
「あー、そうだったか?」
まあ確かに、こいつに対しても他の奴に対しても言った事は無いような気がするが……今まで一度も言わなかったのか、俺?
「わたしも、ひょーまの事が好き。大好き!」
喜びに溢れている雫は俺の頭を胸元に寄せ、ぎゅっとしてきた。
「ああ、俺も……くうっ?」
肉棒が新たな刺激を受け、思わず呻く。ただ締め付けが強くなっただけじゃない。まるで別の意志を持っているかのように、雫の膣内が蠢いているかのように、動いていないはずの俺の肉棒に刺激を与えている。
「ひょーまぁー……」
とろんとした、雫の甘い声。そこにはもう苦痛に耐えるような硬さはなかった。
「動こう。ねっ?」
「いや、痛くはないのかよ?」
もう我慢の限界に近いが、尋ねずにはいられなかった。
「うーんとね。まだ痛いことは痛いけど……」
雫は両手を俺の首に回す。
「それ以上に、ひょーまとエロスなことをしたい――ひゃわっ!?」
ぎゅぷっ
俺は思いっきり、肉棒を雫の奥に突っ込んだ。
「はぁー、はぁー……」
「はっ、はあぁ、ああぁぁっんっ!」
突く。我武者羅に突く。雫の腰をがっちりと両手で掴み、力いっぱい腰を押し付けていく。
「ひょーま、いいっ、いいのっ!ものすごっ、気持ちぃ、イイのっ!」
「はぁ、くッ、俺も、だっ!」
ヌ゛ッ、ヌ゛プ、ジュブッ、ジュッ
「やあっ、はっ、あ!あああっ!」
口を奪う、乳首を捻る、ヘソに指を突っ込んでみる、耳たぶと首筋を噛んでいく……俺が雫の体を思いっきり蹂躙すればするほど、肉棒が膣に絞められ、中で弄ばれる。
「くっ、あっ、そ、そろそろやべっ」
やり始めてからどれほど時間が経っているか分からないが、徐々に射精に向かって俺の股間部分が疼いてきた。
「わたしぃ、もっ!はふっ、あん!もう、いっちゃ!」
その後突いた途端、雫は目を見開きいて体をビクビクと震わせた。
「ふっ、うっ、俺も!」
今まで以上に肉棒が締め付けられ、それから逃れるために腰を、引き肉棒が雫の膣から出た瞬間――
すごい量の精液が俺の肉棒から吐き出され、雫の体にかかっていく。
「ひょーまの……あったか……きもちいいー」
白濁液で全身を汚されながら、雫はうわ言のようにそう呟いた。
萌え尽きるほどGJ!
相変わらずクオリティ高須ですなぁ
読んでてドキドキしたのは久々だ…w
GJ!
普通に感動した…マジでGJ!
こりゃスルクも期待できそうですな
GJ!
212 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/05(火) 23:29:32 ID:+i9Stzps
感動作品の後に出していいものか迷ったが……
気分を害したらすまない。
シルヴァネールはろくに立つこともできずに尻から精液を垂れ流し続けていた。
逆流する白濁液はシルヴァネールが小さく震えるたびに容赦なく尻穴からドピュッと飛び出していく。
ロイヤルガードの女軍人が尻だけを剥かれ犯し尽くされた光景は余りにも無惨で淫靡だった。
シルヴァネールに溢れ出る涙を止める術はなく、ただただすすり泣くだけだ。
「あはは…すごい光景。…ね、ディアーナ、ディアーナのケツ穴マンコ最高だったよ。だから次は口マンコに
私のチンポ突っ込んであげる。」
シルヴァネールは髪を掴まれ、強制的に上を向かされ、枷をされた口にモニカの肉棒を受け入れた。
天使の姿をした化け物に容赦はない。自分勝手に動き、卑猥な言葉を投げかけ、呻き、恍惚とした表情で達すると
大量の白濁液をその肉棒の鈴口から吐き出す。
口から枷を外される事には舌を噛む力さえシルヴァネールには残っていなかった。
白い手袋はモニカの手コキ射精により、両手ともベトベトにされ精液特有の強烈な臭いを放っている。
「ふぅ…あは……そろそろディアーナも限界?私のペットになるって誓うなら優しくしてあげるわよ?」
「…れが…な…んかに…」
「ん?聞こえないよ?」
「だ…誰が…貴様などに…!」
ディアーナはキッとモニカを睨みつけた。
「あははははっ!じゃあ次は〜ディアーナの膜、ぶち抜いてあげる。ね?」
『ココロノナイテンシX』
「ディアーナ…とっても綺麗よ…」
モニカはシルヴァネールの頬についた精液を舌で舐め取りながら囁く。
「…化け物め…私はどれだけ犯し尽くされても貴様に屈したりはしない…必ずこの手で」
「…モニカのチンポ、イかせてくれるの?」
「−−−−−っ!?」
シルヴァネールの双眸がモニカを射抜かんばかりの勢いで睨んだ。
213 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/05(火) 23:30:27 ID:+i9Stzps
「そんな顔しないで…また…顔射したくなっちゃう」
モニカはくすくすと笑いながらシルヴァネールの胸元に手を掛けた。
「や、やめろっ!」
モニカは手に力を込めバッと胸元を引き裂いた。ボタンがはじけ飛び、簡素なブラジャーのホックがねじ曲がった。
シャツをバヨネットで引き裂くとシルヴァネールの瑞々しい二つの果実がぷりんと零れ落ちてきた。
薄桜色の二つの突起に形よく突きでた芸術的な曲線を描く乳房。
元々きつい軍服で押さえ込んでいた胸だ。普段よりも大きく見える胸を見てモニカはうっとりとした表情で言った。
「…最高よ、ディアーナ…」
「……くっ…」
「んっ」
そして間髪おかずモニカはその先端を口に含んだ。
「…はっ!あふっ!」
思わず漏れる甘い声にシルヴァネールは口をつぐんだ。
「や、やめろ…やめろ!」
「おいしい…あん、んん…とっても柔らかくて…あふん…」
なおも執拗なモニカの責め。
赤ん坊が母乳を吸い出すようにモニカはシルヴァネールの乳房を吸った。
両手で乳房を支えるように持ち、その先端を交互に吸い、チュパチュパと舐め回す。
ゾクゾクと這いあがってくる官能にシルヴァネールは頭を振り、拒絶の言葉を吐く。
「く…ふっ…ん…う、動けない相手としかできないのか!臆病者めっ…」
「そうよ」
カリッと乳首に歯を立てるモニカ。
「あぐっ…」
「私は動けない相手を滅茶苦茶にするのが大好きなの、プライドを踏みにじってそいつの頭がイかれるまで犯し尽くす…それが私の愛なの」
「…貴様の屈折した愛など受け取る者などいない。」
「当たり前よ。私は押しつけるだけだもの…こんな風に…」
214 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/05(火) 23:33:15 ID:+i9Stzps
「…はっ…う、うう…」
「うふふ…ねぇ、おっぱい出るようにしてあげようか?」
モニカは口に含んだ胸から顔を上げ言った。
「…ふ、ふざけるな!」
「わからないよ〜この世界にはいろんな『可能性』があるからね…。知ってる?エンディアって元いた世界では治らなかった病が治ったり、身体の不具合が
正常になったりするの。それには妊娠も含まれるみたい…だから私の仲間共は連れ合いとセックスしまくって中出ししてるの。避妊具なんて必要ないから
…まぁ、処女のディアーナにはわからないと思うけど?ん…ふぅ…」
「私のチンポからでる精子も元いた世界では受精できない…だけどエンディアでは……わかるわよね?」
「ま…まさか…」
「貴女が三人目のママよ…よろしくね?」
「や、やだ……く、来るな…わ、私は子供など産みたくはないっ!」
「ダメよ。私は貴女のオマンコでビュウウって射精いたいの…処女膜ぶち抜いて、中でビュウウってビュウウって射精したいんだから」
「やめろおおおっ!」
「うふふ…綺麗なピンク色…あ、んん…ふう…」
「いやだっ!いやだっ!貴様の子供なんかっ!」
「妊娠したらロイヤルガードとかいうのは引退しないといけないの?なら1発で寿退社よ、おめでとうママ。」
「いやっ!やめてっ!いやああっ!」
「ダメだって。」
215 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/05(火) 23:33:53 ID:+i9Stzps
モニカはしっかりと肉棒を掴むと、シルヴァネールの股を割り、ぴしりと閉ざした秘所に肉棒をあてがった。
「やめてっ!く、口でするからそれだけはっ!」
「あはははは、残念――――んっ、おおおっ」
ぎちぎちに閉ざした秘所に無理矢理開くように挿入したモニカ。その痛みに歯を食いしばり小振りな尻に反動をつけ力いっぱい腰を突き出した。
ぶちっと言う音と共にモニカの肉棒がずにゅううっと一気にシルヴァネールの最奧まで達した。
「はっ―――あぎいいいいいいいいいっ!」
一瞬遅れてシルヴァネールの耳をつんざくような絶叫。
熱くぬめった快感が肉棒をぎちぎちと包み込む、モニカは下半身にひろがった締め付けに思わず声を上げた。
「は…はあああ…素敵、素敵よ」
シルヴァネールの膣中がぐねぐねと蠢きながら、モニカの肉棒に絡みつき異物の侵入を拒む。
膣そのものが意志を持ち、モニカ自身を締めつけるかのようだ。
「ん………ふっ…んんっ…う、うううっ」
あまりの締めつけにモニカが顔をしかめ、眉間に皺をよせた。
きつすぎて痛みを感じる程だ。
「ん…んおおおおっ!」
一突きするたびに歯を食いしばりピストンを繰り返す。
モニカはシルヴァネールの尻をつかみ、指を食い込ませると荒々しく揉みし抱きながら
肉棒の抽送を徐々に早め始めた。
「あぎ……あがはっ!は、はげし…激し…痛いっ!やめンっ、くあっ!痛っ!」
「妊娠したら、んふ…ディ…あ、アーナがママ?それで…いん…あ、私がパパになるのかしら?」
モニカが腰を突き上げ、根元まで肉棒を突き入れるたび、シルヴァネールは苦悶の声を上げた。
「うふふ…す…ディアーナのマンコ…すごいのすゅごいのしゅごいのおおおお」
痛みより快感が勝っているのかモニカの頭の中に霞みがかかり、呂律が回らなくなってきた。
モニカは体位を変え、シルヴァネールに挿入したまま、四つん這いの格好にさせ、後ろから責めた。
「ディアーナ、この…んはあっ…犬の格好で…モニカ、ディアーナ妊娠させるの、いいで、んふでしょ、あっいいでしょ?ね、ね、ね?」
「いやああっい、犬、こんなあぎっ格好ああっ!いやあああっ!あぐぎいいっ!」
モニカが突くたびに、シルヴァネールの乳房が激しくぷるんぷるんと揺れ、秘所からは破瓜の鮮血が止めどなく流れ落ちる。
「はっはっンぁ!いい、いいのっ!妊娠、妊娠、妊娠んんんんっ!」
痛みはまだ残るがそれに勝る快感が良すぎてマンコのこと以外、何も考えられない。
今までの相手とは比較にならないほどの快感にモニカは酔いしれた。
「え、…あん、ンぁっ!いい、いいのっ!ディアーナ、と、とってもとっても、すごいのっ!はあっ!」
「痛い痛い痛い痛いいいいいいいっ、もうやめてええええいやあああ!離れて抜いてっ抜いてえええええ」
モニカは腰の動きにスパートをかけた、下腹部が尻肉に当たり、小気味のいい手拍子のような音がたつ。
「え、…私も、わたひ…す、すき、だいしゅき!!え……あん…ディアーナしか、ンい、いらないのっ!ディアーナしかっああ!!」
「いぎいっ…あぐ…はっぐうううっ!ああぎひいいいいい!」
シルヴァネールが髪を振り乱しながら、モニカに振り返る。
その双眸は徐々に輝きを失いつつあった。
圧倒的な征服感、それと共に妖艶な色香がモニカを飲み込んだ。
「あっああっイクッ、イク!出る出る出るでりゅのおおおっチンポ射精しちゃう射精しちゃうのおおおっ!」
モニカが感極まったように叫び、シルヴァネールの双胸を鷲掴み叫んだ。
「やめてっ!妊娠なんていやぁっ!お願いだから抜いてっ!外に出してえええっ!」
「あはっあはあああっ!んんっ出りゅ出りゅ出ちゃうううっチンポ出りゅうううううっ!」
モニカは指が食い込む程、胸を掴み、渾身の秘と一突きを共にこれ以上ないほど腰と尻を密着させた。
それが合図だった。
ぶびゅるるるるるるっ!!ほぼ同時にモニカの肉棒を絶頂感が突き抜け、これまでにないほどの精をシルヴァネールの中にぶちまけた。
「いやあああああああっ!」
空間を引き裂くようなシルヴァネールの絶叫。
どばっぶしゃぶばぶびゅぶびゅっ…びゅるびゅる…モニカは引きつる肉棒を埋め込み、最後の一滴までをシルヴァネールの中に注ぎ込んだ。
「う……は……はぁ…」
モニカはシルヴァネールに挿入したままぴったりと背中に張り付き、腰を振っている。
「いやあ…離れて!もう充分でしょ!私から離れてっ!」
「ダメよ…抜いたら精液こぼれちゃう…妊娠するまで抜かないわ…こんなに気持ちいいことだもの…あと100回はしよ。めちゃめちゃに
してあげる。うふふふふ。」
216 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/05(火) 23:40:52 ID:+i9Stzps
長文すまない。
余談だがグローランサーWReturnのDVDを友人から借りて鑑賞した。
話はわからなかったが、口調がそこそこ合ってたので安心した。
この後、短文だがシルヴァネールが孕んだ後の話があるが……。
追伸:次回からは要望があったヒロ×リーエのレズ編にする。
ダークモニカで結構、鬱になったので短めギャグチックなモノもしてみたい。
では、長々とすまなかった。
吹き荒れる。吸い込めば、その肺を焼き尽くす灼熱を孕んだ風が。炎の蹂躙を広げる爆風が。急速に広がる砂塵を、幾重にも重なる重低音と、鋼が突き破り奔る。
センターヘッドの一弾を如何にやり過ごしたか、無傷のグレイヴが、右脇に抱えたデス・ホーラーの照準をファンゴラム目掛けて、勘に頼った盲目撃ちで合わせていた。
棺桶の下部に設置された重機関銃が、長く太い薬莢をばら撒きながら次々と唸りをあげ続けている。
グレイヴは、頬を焼く熱にも叩き付けるように吹き荒ぶ砂塵にも、眉一筋も動かさない。
巨躯を揺らす重機関銃の反動を押さえつけながら、姿見えぬ旧敵を粉砕、否、滅殺、否否、消滅させる為に。
不意に、グレイヴが眉間に寄せる皺をわずかに深くし、視線と銃口を上空に向ける。
その先に、センターヘッドを構えたファンゴラム。あの巨体と超重量の装備で、まさか五メートル近く跳躍していたとは。
空中でコートの裾が棚引く。宗教画に描かれるあの忌まわしき存在の、翼の様に。鍔広の帽子の下で、ファンゴラムの双眸が狂気と殺意の濃度を濃くする。
引き金はそれを世に知らしめるための、ささやかなきっかけに過ぎない。
「グオオォォオァアアーー!!」
幾度目か、世界を振るわせる魔犬の咆哮よ。怨敵を穿つまでは砕くまでは消し去るまでは飽く事無く、無限の妄執を持ってこの咆哮は轟くに違いあるまい。
空中で身動きの取れぬファンゴラムに次々と着弾する重機関銃の巨弾。たいしてグレイヴは、後方に跳躍し、間一髪でかわした筈のセンターヘッドの一弾の余波に煽られ、
大きく胸から下腹部にかけて真っ赤な血を奔騰した。ファンゴラムの邪念が宿った弾丸が、物理現象さえ捻じ曲げているのではあるまいか。
たちまち、ネクロライズ計画による恩恵、再生能力が、グレイヴの傷を癒し始める。再生能力と肉体の維持には共に大量の血液が必要なのだが、
このエンディアにおいてその欠陥は、なぜか無くなっていた。本来死人兵士の数少ない弱点であるはずの、血液の補充を必要としなくなったことで、グレイヴの不死性は格段に増していた。
だが、それはファンゴラムもまた同じ事なのだ。センターヘッドの反動と、重機関銃の着弾の衝撃によって、背後の岩山の岩壁に叩きつけられたファンゴラムの傷は既に青白い光に覆われ、塞がっていた。
グレイヴの両手に、電光の速さで紅の十字と白銀の十字が表れる。ライトとレフト、魔犬の残る二つの首は、同胞を携える死人へと向けられている。引き金を引きながら、
グレイブが気付いた。ファンゴラムは、岩壁に激突したのではなく、センターヘッド発射の土台にする為に、わざと銃弾に身を任せ、不安定な空中でセンターヘッドを放った。
そしてその勢いを利用して、岩壁と言う足場に『着地』したのだ、と。次のセンターヘッドの一弾を、確実に放つ為に。
重なる銃声。ライト・レフトの放った無数の咆哮はファンゴラムの顔面に集弾し、センターヘッドの魔弾は、グレイヴ目掛けて外れえぬ軌道を描いていた。
次回で最後、のはず! ファンゴラムに動き回られたら、ガングレODの難易度高くなっただろうなあ
>>216 描写が生々しくて、エロスの一言に尽きるな。
GJ!
>>217 描写の細かさがイイ。
ODはファンゴラムよりブルドーザーの方が強いんだよなw
>>216 あなたのが一番エロいです…ヒロのはメチャ甘デレデレがみたい
>>217 すげぇかっこいい…目に浮かぶようだ
220 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/06(水) 19:34:03 ID:6IqajwCb
>>218 >>219 感想サンクス。ヒロの甘々、承知した。
ちなみにダークモニカのラストはコレ。
数日後……。
「はぁ…はぁ…はッ…」
薄暗いどこか。
僅かな光りが差し込む事から洞窟の中、一人の女性が魚のように口をパクパクさせ、呼吸していた。
乳房は痛々しい程、張りつめ、その先端から僅かに母乳がにじみでている。
「あら…そろそろ産まれそう?」
コツコツと洞窟の入り口から響く靴の音。
「はぁ…はッ…き、…きさ…ま…あぐぅ」
モニカはスッと屈むとディアーナの腹に頬を寄せた。
「ディアーナのお腹の中に私との子供がいるのね…うふふふ…はむ…」
モニカはシルヴァネールの乳房を口に含み、力強く吸い上げた。
「はっ…ああっ…や、やめ…うぐぅ…!」
「ん…ぱっ……ははっ、クソまずいわね。母乳ってこんな味なの…」
ペッと吐き出しモニカは立ち上がった。
両手は縛り付けられ、両脚も閉じれないように固定された格好で下腹部が異常に膨らんだ女性にモニカは語りかける。
「立派な赤ちゃんを産んでね…そしてらまた犯してあげる。赤ちゃんもいろんな薬で成長を促進させて今度は3Pね。楽しみだわ。」
「な…き、きさ−−−はぐう…あああ、いや…いやだ産まれ…産むなんて」
ビクンビクンと下腹部が大きく揺れ、秘所から羊水が大量に溢れ出た。
「はあああ…あああ−−−−−はんんん、んんあああああああっ!!」
fin
こりゃあ鬱ENDだわ
でも鬱作品ならとことん鬱展開がいいな
>>220 だからここまでヴっち切ってくれた方がいいです。GJ!
223 :
スルク七:2006/12/07(木) 14:15:04 ID:N0lYzzse
耳に聞こえるのは、兵真と雫の喘ぎ声。
『はぁー、はぁー……』
『はっ、はあぁ、ああぁぁっんっ!』
「あ……」
ウチは今、壁にもたれて腰を下ろしている。
ほんの少し前、ウチは台所から今夜使うためのソーセージを入手し、部屋に戻る途中だった。
『ひょーま、いいっ、いいのっ!ものすごっ、気持ちぃ、イイのっ!』
『はぁ、くッ、俺も、だっ!』
そしてウチが兵真の部屋の前を通った時、かすかに中から兵真と誰かの声が聞こえた。
気にはなったが、前とは違い今度はドアは開いていなかった。だからウチは外に回って、窓から兵真の部屋を覗き込もうとして……
『やあっ、はっ、あ!あああっ!』
戦闘中ですら聞かない、雫の大きな悲鳴を聞き、ウチは体を震わせる。今あの部屋で行われているのは、この前見たようなほのぼのとしたじゃれあいとは違う、ケダモノのような激しい性交だ。
「んっ……」
窓が少し開いているからであろう。声だけでなく、肉がぶつかる音や液体が混じる音もウチの耳には届いている。ウチはそんな卑猥な音を聞きながらソーセージをしゃぶり、もう片方の手で自分の秘所を下着越しに愛撫していく。
『くっ、あっ、そ、そろそろやべっ』
「あ……ああ……」
二人の声のトーンが上がっていく。ウチの舌と手にも力が入っていく。いつもより気持ちがいい。二人の生の声をオカズにしているからか、それとも外でこんな事をしているからか。
『わたしぃ、もっ!はふっ、あん!もう、いっちゃ!』
『ふっ、うっ、俺も!』
「んんっ……!」
少しだけ達して、身体をぶるっと震わせる。ボトリと、口から離れたソーセージが膝の上に落ちる。
「はぁ……はぁ……ふぅ」
急に部屋は静かになる。おそらく二人もウチと同じように達したのだろう。
(帰ろう)
先ほどの興奮から一転して醒めたウチはそう思い、最後に二人を見ようと再び窓を覗き、
「っ――――!?」
『ひょーまの……あったか……きもちいいー』
見えたのは、髪も顔も肌も白く汚し、力なく倒れながらうわ言の様に呟いている雫の淫靡な姿。
それはとても、綺麗で。
とても、いやらしく。
そしてとても、
「羨ましい……」
思わず口に出てしまい、ウチは慌てて口を押さえる。
『雫……』
耳を澄ましているウチの耳に、兵真の喉を鳴らす音が聞こえた。どうやら二人にはウチの声は聞こえていなかったようだ。
『ひょーまー……えっ!?』
「あっ……」
ぐじゅりと、兵真は再び肉棒を雫の中に入れていった。
『あんっ!や、やだっひょーまっ!?わたしもう……!』
『くっ、何が嫌なんだよ?そう言いながら腰動かしてるじゃねぇか。おまけに、っ、きっついくらい締め付けやがって』
兵真はそう言って、がしがしと腰を激しく動かす。
『だって、気持ちいイっ!もっ、もうっ!おかしく、ひゃ!なっちゃ』
『なっちまえよ、くぅ、目茶苦茶に、してやっ、る!』
224 :
スルク八:2006/12/07(木) 14:18:50 ID:N0lYzzse
……
…………
………………
いつの間にか、ウチは自分の部屋に戻っていた。
どうやって帰ったのか、何処まで二人の情事を見ていたのか覚えていない。
でも、アレはウチが見た夢ではない。証拠に右手と下着は愛液で濡れているし、左手には唾液で濡れたソーセージがある。
「…………」
脳裏に浮かぶのは、全身を兵真の精液で汚されている雫の姿。
チクリと、ウチの胸が痛む。
間違いない。ウチの胸が痛いのは、あの感情を持っているからだ。ウチの幼馴染であり、髪や身体や服装や仕種などウチとは違って女の子らしいリィンに、昔から密かに抱いているものと同様な、黒く醜いあの感情。
「嫉妬」
ウチは、間違いなく雫に嫉妬している。
兵真に愛されている雫を嫉妬している。
兵真に犯されている雫に嫉妬している。
兵真に抱かれている雫に嫉妬している。
「ウチは……」
部屋の隅においてある二つの壷を見る。ウチのリアライズ武器“罰する神”と併用して使うアイヌの毒だ。
親友であるリィンも知らない事だが、ウチはアイヌの毒を2種類使い分けている。一つは、普通に使われるトリカブト毒。本来は熊や鹿を狩るときに使われる。
そしてもう一つの毒は、毒草と蜘蛛を混ぜて作られるもの。大抵こちらはトリカブト毒が効かない相手に使う特殊な毒だ。
『簡単よ。酒や薬などで眠らせた後裸にしてベッドに入れ、自分も裸になってベッドに入って、後は相手が起きるのを待つだけ。血が少し付いたシーツがあれば更に良いわね』
『好きな相手に振り向いてほしいなら、手段を選ぶなんて事はしないことね。特にライバルが数人いるような人の場合』
今日の昼間に聞いた、モニカの言葉。
確かに手段など選ぶ余裕などない。兵真の近くにいる女性達とは違い、ウチは身体も髪も服装も女らしくない。
兵真もそんなウチよりも、リィンやウルゼル、それに何より今も一緒にいるであろう雫のほうが好きに違いないし、それ以前にウチの事など仲間の一人としてしか思っていないだろう。
「そんなのは、嫌」
いつ頃、好きになったのかは分からない。はじめてあった時は、リィンに馴れ馴れしくしている煩い奴としか感じていなかった……はずだ。
あの人斬りの変質者に殺されそうになった時、身を挺して助けてくれた時だろうか?
それとも、フレイマール製の鞄が壊れウチが落ち込んでたら、単身で風邪を引いてまでフレイマールを再び獲りに行ってくれた時だろうか?
そんな事に関係なく、ごく普通に惹かれていったのだろうか?
分からないが、もう過程など関係ない。そして、彼を手に入れることに関しても、過程は関係ない。
「どんな手を使っても、ウチは兵真をモノにする」
ウチは、彼が好きだから。
兵雫の続きが直接続きになってるのか
俺らにできない発想を平然とやってのけるッ
そこにシビれる!あこがれ(ry
自らの頭部目掛けて放たれた弾丸に強かに打たれ、ファンゴラムの巨木の根のように太い首が仰け反った。
焼ける鉄のように熱い風が、鍔広の帽子を彼方へとさらい、荒々しい縫い目が目立つ、毛髪のない頭部を曝け出す。
足場代わりにした岩壁から、重々しい音を立てて砂漠に着地し、仰け反ったままだった首を、グレイヴのいた方向へと勢い良く振り向けた。
ああ、その顔の醜悪さ、おぞましさよ! かつてグレイヴによって砕かれた顎は再生せず、赤黒い筋肉を曝け出し、上顎と下顎が開いたままだ。
剥き出しの歯の周囲の筋肉と、本来なら皮膚に隠されるべき頬の筋肉が、むざむざと曝け出されている。
なまじ、死体のように血の気がなく、青く黒ずんだ皮膚をしているだけに、その赤黒い肉とのコントラストは、グロテスク極まりなかった。
ファンゴラムのたどたどしい喋り方も、これが一つの要因だったろう。
吹き荒れる風にさらわれた帽子や、銃弾に破壊された顎を押さえていた金属製のカバーを気に留めることもなく、
ファンゴラムは幾度目か砂塵に遮られた怨敵を求めて、怨念と憎悪と狂おしいまでの執着を瞳に宿して視界を巡らす。
復讐は何も生み出しはしないと、時に人は言う。だが復讐は、己が復讐者であるという負の自己陶酔と狂気と熱意と力を生む。
その過程には時に、悲しみと新たな憎悪の連鎖を作り出し、その果てに死と破壊と滅びをも。
まるで汲めども尽きぬ泉の様に。それがある限り、人間から復讐と言う行為が無くなることはない。
人間という存在が復讐という感情を捨て去るには、感情そのものを捨て去る他に術はないのではないか。そして感情を捨て去ったそれはおそらくもう、人間ではないだろう。
そういった意味においては、死人兵士もまた、まだ“人間”であるのかもしれなかった。
「おおぉぉぉああああーーー!! グゥゥレエエェイヴ!! お前だげはあああ、俺がゴロジでやるウウウウ!!??」
そして、グレイヴは。
電光の速さで抜き放ったライト・レフトの両銃から放った弾丸の雨の大半を、ただ一発の、センターヘッドの巨弾に弾かれるのを確かに認めながら、回避運動には移れていなかった。
それだけ正確なタイミングと精密な射撃を行うだけの技量を、ファンゴラムは有していた。
かつてガリーノの配下についたファンゴラムと初めて相対した時のように、センターヘッドの一弾を受ける。受けざるを得なかった。かつてはただその一発で戦闘不能となったのだ。
かつての様にライト・レフトのケルベロスの首で巨弾を挟み受け、盛大な火花が銀十字と紅十字に挟まれた、
銃弾と呼ぶにはあまりに巨大な銃弾との間に生まれる。刹那の時を重ね続けて一瞬と成し、グレイヴはその巨弾を受けた。
肉にめり込む鋼の熱く硬く鋭い感触。着弾の衝撃で骨が砕け血管を突き破り、
体内に納められた臓器を傷つけ、更に止まらぬ巨弾が己の肉を穿ち、尚も足りぬと、魔性の獣が獲物を貪るように進み続ける。
肺を満たし、食道を逆流した血液が口腔から溢れて、口内を鉄の味と暖かい液体が満たした。
砂地を零れた血液が赤黒く彩色し、砂地と言うキャンパスに色彩を彩る。
そして、鋼の弾丸は朱に染まり、こびりつく肉片や粉末と化した骨を撒き散らしながら、グレイヴの背を抜けて背後の岩山に着弾して、崩落させた。
「グォガアアアアアーーー!!」
ファンゴラムの狂乱は止まらない。次々とセンターヘッドを片手で振り回し、魔犬に制御なき咆哮を上げさせ続けている。
四方八方の空間に轟く冥府の番犬の遠吠えが、時に味方のオーグマンさえ微塵に粉砕していた。
その狂気と怨念と憎悪と世界全てを覆い尽くしても足りぬ狂念が、その瞳に怨敵の消滅する様を映すまでは、
決してファンゴラムの魂に安息を訪れさせはしないのだ。
「あ、あいつ無茶苦茶だよーー!?」
「やれやれ、手が付けられんな。どうするミカ。グレイヴは手を出すな、と言って……という雰囲気だったが?」
ファンゴラムの物質と化すかのごとき、超濃密な怨念と狂乱に、カーマインの肩でティピが恐怖の色を浮かべていた。
狂気に陥った敵に慣れているのか達観しているのか、ゲート・オブ・ヘヴンを肩に担いだヒロが、
言っていた、と言おうとして、グレイヴが喋れない事を思い出して言い直してから傍らのミカに問うた。
魔剣を携えた狂剣士とか、冥界に囚われた罪人とか、無限の魔力と永遠の命と引き換えに心を失ったかつての仲間とかあたりで、
狂気に対する耐性ができたのかもしれない。
他の仲間たちも、武器を握る手を休めていた。皮肉にも、ファンゴラムが辺り構わず打ち放ったセンターヘッドの魔弾が、最後のオーグマンを滅殺したのだ。
「大丈夫よ。グレイヴは絶対に負けたりしない。絶対に、裏切ったりはしないわ。私達の信頼を」
ミカは、ゆるぎない信頼と確信とを伴って、そう返事をした。
ファンゴラムの、センターヘッドを振り回す腕が止まった。自らに迫る静かな敵意に気付いたか。
砂塵の作るヴェールが破けた。砂の母胎を破る血まみれの赤子の変わりに、漲る闘いの意志を熱く、熱く滾らせたグレイヴが表れた。クールな奴ほど、熱いものを秘めている。
ブランドン・ヒートと呼ばれていた時、彼をそう評したのは誰だったか。
「グウレエエェェイヴ!!!」
それまでの狂乱が嘘のように、ピタリとグレイヴに合わされるセンターヘッドの銃口。グレイヴは決してセンターヘッドの一弾を無傷でやり過ごしたわけではなかった。
見よ、右脇腹、腰の上から右肺下部までがごっそりと抉られていた。まさしくケルベロスの牙に食い千切られたのかのように。
ほとんど脊椎の間近から、肺の一部、臓器をぶち抜かれ夥しい量の血を失いながら、グレイヴは駆ける。駆ける、駆ける!
轟ッ、センターヘッドの奈落を思わせる銃口から吐き出される鋼の咆哮。
有象無象震わせ砕く一撃は、グレイヴ目掛け容赦なき無慈悲の死の形として迫る。グレイヴはそれを回避した。死を超え、墓場から蘇ったものが死を恐れる道理があろうか?
グレイヴはセンターヘッドの弾丸目掛けてそのまま駆け続け、半身にずらした左肩を抉られながらもファンゴラムに肉薄した。
左肩の肉が丸々、半球状に抉られ、サングラスのフレームが壊れて彼方に舞った。かつて親友の銃によって失った左目が、ファンゴラムの狂貌を捕らえていた。
鎖を軋らせて、デス・ホーラーがファンゴラムの胴を打った。重々しい重量の高速の衝突に、ファンゴラムの巨体がくの字に折れ曲がる。
デス・ホーラーの側部にある鋭い鋼の棘が、ファンゴラムの肉を貫いていた。ガチッという音に、ファンゴラムの眼が見開かれた。
グレイヴの指が握るトリガーグリップ。その引き金が引かれた先に迸るのは?
広がるオレンジの炎、空中に踊る薬莢、重く響く銃声。重機関銃から迸った銃弾が、ファンゴラムの右手首を粉砕した。
粉々に砕け、赤い血と白い骨の破片と肉片とにばらけたファンゴラムの右手首から先が落ちた。そしてセンターヘッドも。
「貴ィイィィ様ァァァアア?!?!」
ファンゴラムの左の巨腕が唸りを上げてグレイヴの右頬に叩き込まれ、その体を後方に吹き飛ばす。
地に落ちたセンターヘッドを拾い、グレイヴを殺す。殺す殺すコろす殺スコろス、殺ジでやる!
「オォォデエェの腕があっ。グレイヴ、グレイヴ、グレイヴゥウ!!!」
旋風のようにコートの裾を翻し、センターヘッドが今またグレイヴを捉えた。そしてそれは、あまりにも遅かった。
ファンゴラムにわざと吹き飛ばされたグレイヴは、必要な距離を得た事を確認し、右肩にデス・ホーラーをかかえていた。表れる砲身。立て続けに引かれるトリガー。
シュッという音と共に、ロケットの炎を噴きだして空中を走る鋼の流星、三基。ランチャーの三連射だ。
感情はもはや人の持ちうる狂気の限界まで膨れ上がったファンゴラムも、戦闘に関する判断力は冷酷なまでに冴えたままだった。
ただ荒れ狂う狂獣ではないのだ。この男は。
センターヘッドでロケット弾を撃ち落す。落とすのは一基だけでいい。爆炎が残る二基を誘爆させるだろう。
後は今度こそグレイヴを跡形もなく消滅させてくれる!!
グレイヴと己との間に直線の軌道を描くロケット弾目掛けて引き金を落とそうとした時、ファンゴラムは失策を悟った。
ファンゴラムが狙いを定めたロケット目掛けて衝突する残り二基のロケット弾。意図的にロケット弾同士を衝突させ、爆発を狙い通りの場所に発生させる。
グレイヴの狙いはそれだった。
都合三基分の爆炎と爆風がファンゴラムを包み込み、炎の牙と風の爪が肉体を襲い狂った。立ち上る煙を裂いて、センターヘッドが、
くるくると喜劇の様に舞いながら、彼方の砂地に突き刺さった。
いまだ爆炎の燃え盛る中、翼を広げた悪魔のような影が浮き上がる。両腕が崩れ落ち、傷の無い部分を探し出すのが不可能な程に傷ついてなお、憎悪の止まらぬファンゴラムであった。
顔面の肉を焼かれてなお、ファンゴラムは叫んだ。怨敵の名を。
憎いから殺すのか、愛しいから殺すのか。愛にも似た憎悪、憎悪にも似た愛、ファンゴラムを突き動かしていたのはそれだったのかもしれない。
「グレェェェェイィィィブ………」
炎と天上の太陽とに照らされ、砂漠に落ちるグレイヴの影、今それは巨大な二丁拳銃を構えていた。
鎖で両腕に吊るしたデス・ホーラーが変形し、グレイヴの両腕に巨大な砲身を与えていた。
それにライトヘッド、レフトヘッドの両銃を差込み、デス・ホーラーに施されていた骸骨の腕がはずれ、その奥のファンが回転し、唸りを最大に高める。
銃口、いや砲口の奥に宿る荒ぶる凶暴な光。グレイヴの与える最大の死。最凶の破壊。最後の手向け。
――ケルベロス・OverDoes――
落ちる引き金。放たれる光。引き裂かれる大気。轟く最後の音。今一つの終りが、確かに訪れるのだと、それらは告げていた。
「――――――――」
ファンゴラムの断末魔は、光の中に飲み込まれた。終ったのだ。死人に訪れた二度目の死。跡形も残さぬ消滅という死。
それは果たして安らかなものであったか、それとも新たな苦痛をもたらすものだったか。
いずれにせよ、それはファンゴラムにしか分からぬものであったろう。
傷の癒えたグレイヴが立ち上がった。目の前にミカ。自分の腹か胸位までしかないミカを、静かにグレイヴが見下ろした。
“守ると言う事は裏切らないと言う事”
かつて、ブランドン・ヒートだった頃に教えられたそれを、確かにグレイヴは守り続けていた。彼は裏切らなかったのだ。ミカの信頼を。
「……」
「うん。分かってる、まだ終りじゃないって事は。ガリーノも、他の敵もまだ残っているんだから。……行きましょう」
「……」
グレイヴは静かに頷いた。仲間達が待っている。最後の戦いを迎えるまで、元の世界に戻るまでの間だが、
それでも仲間である事には変わらない。グレイヴは闘う。守る為に。仲間を、ファミリーを守る為に。
以上、長のお付き合いありがとうございました。ロケット弾あては、トライガンマキシマムのリヴィオの技、
デス・ホーラーを胴体にぶち当てて、機関銃で右手首を撃ったのはウルフウッドが、リヴィオの一丁目のパニッシャーを破壊したのをモチーフにしました。
内藤氏つながりで。そろそろ104の続きでも書こう、うん。
グレイヴ対ファンゴラム完結お疲れ様&グッジョブです。それにしても104の続きといえば……
釣りに出掛けた兄貴とミカ。
しかしそこで兄貴は超巨大な緑色のワニ(というかグリーンドラゴン)を釣ってしまい、しかも湖に引きずり込まれてしまう!
水中故にケルベロスが使えないこの危機!兄貴はどう切り抜けるのか!?
次回、グレイヴVSシリーズ第2章!『グレイヴ・ザ・ビヨンドVS湖の主』この戦い、見逃せねぇ……!
(ナレーション・九頭文治)
と、いうものですか?(マテ)
なんかもうGJ
そろそろ保管庫が欲しいな
233 :
VS湖の主:2006/12/08(金) 16:09:41 ID:c2yl2HUx
ぽかぽか陽気。良い言葉である。特に釣りに行くにも良い陽気ならなおさらだ。ヒョウマ達一行が利用している『どこぞの富豪が建てた別荘』から森に入り込んで三十分。
鬱そうと繁る濃緑をかき分けた先に、泉と湖の中間くらいの水場があった。
普段は人影の見えぬその場所に、影が二つ。日差しが落とす影にも似た黒衣の二人だった。
一人は黒のレザーのパンツとジャケットを身につけ、首元に赤いスカーフを巻いていた。少女だ。
十代後半、花開く年頃の顔立ちに、峻烈な時を過ごした凄みが、花のかんばせを損なわない程度に潜んでいる。
黒みがかった緑の瞳に、頭頂は黒いが毛先に行くほど灰色がかった白に変わる珍しい髪は、肩に掛かる程度でカットされていた。
今は両手に釣竿を握り、ごくリラックスした表情を浮かべている。
彼女らを目撃した人は、むしろ少女の傍らの青年に目を奪われるだろう。少女より頭ひとつか二つは大きい巨躯もあるが、紅色の鉄片が縫いこまれた黒いジャケットの主の、その顔立ち。
褐色の肌にもむざむざと刻まれた銃火の火傷は、左目を縦に走り、左にだけはめ込まれた黒いレンズの奥に隠れていた。それでも頬を縦断して頤にまで傷跡は走っていた。
月夜に揺らぐ水面の静謐をたたえた残る右目は、静謐というよりは感情が無いという方が適切かも知れない。怜悧な刃物みたいな危うさと、
それを収める鞘の役割を果たす穏やかさと理性が同居した、端正とも言える顔立ちは、どこか生気を欠いた死人のようだった。
ただ、どこと無く今はその雰囲気も不思議なやわらかさのようなものが認められた。彼なりにリラックスしているのかもしれない。
少女=ミカと二人で、青年=グレイヴは、もやわれていた小船に乗ってのんびり釣りをしている所だったのだ。ゆら、と爽快な風がささやかな小波を立て、船を揺らした。
二人の体もそれに倣って揺れる。ぷかりぷかりと、ウキも一緒にゆれる。実に穏やかであった。
別荘の物置を家捜しして見つけた魚籠には、体長三十センチくらいの魚が三尾。小物は湖に帰している。これではとても別荘にいる全員の腹は満たせまいが、
もともと食料調達のつもりで来たわけではないので、あまり気にしなくて良いだろう。
特にしゃべるでもなく、二人はゆったりと流れる時間に身を任せていた。グレイヴが喋る事ができないというのもあるが、言葉を交わさずとも何となく相手の考えていることがわかる程度には、二人の絆は強く深かった。
ミカはちらっとグレイヴの横顔を盗み見た。かつてミレニオンというマフィア組織に身をおき、死神と恐れられた殺し屋ブランドン・ヒート。親友に裏切られ、その身を死人兵士と化してまで、ファミリーを守ろうとしたビヨンド・ザ・グレイヴ。
代償に感情とブランドンとしての記憶を失ったグレイヴも、徐々にではあるが感情と記憶とを取り戻し、言葉こそ話せないが今ではほぼすべて取り戻していた。
まあ、喋れない事を差っ引いても、無口であることは変わらないんでしょうけど。そう考えて、ミカはくすりと笑い声をこぼした。ん? と0・1ミリくらい眉を寄せて、グレイヴがミカを振り返る。
今の今まで、ミカの視線に気づかなかったらしい。本当にリラックスしているようだ。
「……?」
「ううん、なんでもないわ。あ、グレイヴ、引いているわよ」
「!」
ぴくんとはねたウキが、トプンと水音を立てて湖面に沈む。グレイヴもミカが声をかけるよりも早く反応して、
竿を手放さないように力加減に気をつけながら引く。竿のしなり具合からしてかなりの大物のようだった。
234 :
VS湖の主:2006/12/08(金) 16:10:31 ID:c2yl2HUx
ぽかぽか陽気。良い言葉である。特に釣りに行くにも良い陽気ならなおさらだ。ヒョウマ達一行が利用している『どこぞの富豪が建てた別荘』から森に入り込んで三十分。
鬱そうと繁る濃緑をかき分けた先に、泉と湖の中間くらいの水場があった。
普段は人影の見えぬその場所に、影が二つ。日差しが落とす影にも似た黒衣の二人だった。
一人は黒のレザーのパンツとジャケットを身につけ、首元に赤いスカーフを巻いていた。少女だ。
十代後半、花開く年頃の顔立ちに、峻烈な時を過ごした凄みが、花のかんばせを損なわない程度に潜んでいる。
黒みがかった緑の瞳に、頭頂は黒いが毛先に行くほど灰色がかった白に変わる珍しい髪は、肩に掛かる程度でカットされていた。
今は両手に釣竿を握り、ごくリラックスした表情を浮かべている。
彼女らを目撃した人は、むしろ少女の傍らの青年に目を奪われるだろう。少女より頭ひとつか二つは大きい巨躯もあるが、紅色の鉄片が縫いこまれた黒いジャケットの主の、その顔立ち。
褐色の肌にもむざむざと刻まれた銃火の火傷は、左目を縦に走り、左にだけはめ込まれた黒いレンズの奥に隠れていた。それでも頬を縦断して頤にまで傷跡は走っていた。
月夜に揺らぐ水面の静謐をたたえた残る右目は、静謐というよりは感情が無いという方が適切かも知れない。怜悧な刃物みたいな危うさと、
それを収める鞘の役割を果たす穏やかさと理性が同居した、端正とも言える顔立ちは、どこか生気を欠いた死人のようだった。
ただ、どこと無く今はその雰囲気も不思議なやわらかさのようなものが認められた。彼なりにリラックスしているのかもしれない。
少女=ミカと二人で、青年=グレイヴは、もやわれていた小船に乗ってのんびり釣りをしている所だったのだ。ゆら、と爽快な風がささやかな小波を立て、船を揺らした。
二人の体もそれに倣って揺れる。ぷかりぷかりと、ウキも一緒にゆれる。実に穏やかであった。
別荘の物置を家捜しして見つけた魚籠には、体長三十センチくらいの魚が三尾。小物は湖に帰している。これではとても別荘にいる全員の腹は満たせまいが、
もともと食料調達のつもりで来たわけではないので、あまり気にしなくて良いだろう。
特にしゃべるでもなく、二人はゆったりと流れる時間に身を任せていた。グレイヴが喋る事ができないというのもあるが、言葉を交わさずとも何となく相手の考えていることがわかる程度には、二人の絆は強く深かった。
ミカはちらっとグレイヴの横顔を盗み見た。かつてミレニオンというマフィア組織に身をおき、死神と恐れられた殺し屋ブランドン・ヒート。親友に裏切られ、その身を死人兵士と化してまで、ファミリーを守ろうとしたビヨンド・ザ・グレイヴ。
代償に感情とブランドンとしての記憶を失ったグレイヴも、徐々にではあるが感情と記憶とを取り戻し、言葉こそ話せないが今ではほぼすべて取り戻していた。
まあ、喋れない事を差っ引いても、無口であることは変わらないんでしょうけど。そう考えて、ミカはくすりと笑い声をこぼした。ん? と0・1ミリくらい眉を寄せて、グレイヴがミカを振り返る。
今の今まで、ミカの視線に気づかなかったらしい。本当にリラックスしているようだ。
「……?」
「ううん、なんでもないわ。あ、グレイヴ、引いているわよ」
「!」
ぴくんとはねたウキが、トプンと水音を立てて湖面に沈む。グレイヴもミカが声をかけるよりも早く反応して、
竿を手放さないように力加減に気をつけながら引く。竿のしなり具合からしてかなりの大物のようだった。
235 :
VS湖の主A:2006/12/08(金) 16:14:12 ID:c2yl2HUx
すいません、間違えて二重投稿しました。こっちが続きです。申し訳ないです。
釣るという行為よりも釣りをしているという状況を楽しんでいたミカも、コレにはさすがにテンションがあがろうというもの。
自分の竿を小船に置いて、グレイヴの視線の先、湖面の下の獲物を見ようと目を凝らしていた。
「グレイヴ! 頑張って」
「……!」
任せろ、という事なのだろう。グレイヴはかすかに頷いた。釣り上げようと引けば相手はそれに抵抗し、糸が切れぬように戻せばそれを利用して、一気に湖底に潜ろうとする。頭の良い相手だ。
だが、そこはそれ、グレイヴは並の人間ではない。反射速度、筋力、持久力、心肺機能、いずれも、というよりほぼすべての身体能力はネクロライズの恩恵で常人の比ではない。
ここだ、と微細な力加減の均衡が崩れたタイミングで一気に引き上げた。青く陽光に輝く湖中の水を裂いて、獲物がごぼっと音を立てて姿を見せる。
とちゅう、ぶつりと釣り糸が切れたが、切れた先の糸をグレイヴが間一髪握り締め、力技で引き上げた。かなりの重量だった。ミカ10人分くらいはありそうだ。
で、それはミカとグレイヴの目の前まで引き上げられ、こう言った。
「わに」
「……ドラゴ「わに」ン?」
「え? ええ? でもグリーンドラ「わに」ゴン……」
「ド「わに」……ラゴンじゃなくて、わにね」
「わに」
「……」
グレイヴは無言。疲れたようなミカの降参宣言に、グリーンドラ「わに」ゴン……わにはうむうむとでも言いたいのか、頷いている。
グレイヴが釣り上げたのは、不思議なことにでっぷりとした体躯に、こうもりに似たささやかな翼を備え、凶悪な爪を備えた四肢に、太く長くしなる尾を持っていた。
湖水に濡れて太陽にきらきらと輝く緑の鱗がずらりと並び、短く太い首の先にある頭には角も数本対照的に並んで生えている。
かなり大きい。どうも二足歩行するようだから、全高に換算すると尾を抜いて五メートル位か。
しばし、三者の間に無言の時が流れた。世界を支配した静寂は、やはりというべきか、この声で破られた。
「わに」
「!」
「グレイヴ!?」
タイミングを見計らっていたのか、ドラゴ……いやいや、ワニは勢い良く身をひねってグレイヴの手から離れて、湖中に消え、
それだけでなくグレイヴも引きずり込んだ。大きく揺れる小船の上で、ミカが突発した事態に動揺を隠しきれずにグレイヴの名前を叫び、むなしく木霊した。
「グレーーイヴ!!!」
236 :
VS湖の主B:2006/12/08(金) 16:15:20 ID:c2yl2HUx
ごぼごぼと目の前に沸き立つ水泡に視界をさえぎられながら、グレイヴは意外な瞬発力を発揮したドラ……ワニにしてやられたと悟っていた。
水中ではケルベロスの左右の首も死を生む棺桶も使えない。こちらは無手。あちらは、多分、水中という最も得意とするエンゲージポイントだ。
形勢は不利。いやしかし、やっぱりあれは『わに』ではない様な。
グレイヴが不自由な体勢から身をひねり周囲を見回して、悠々と泳ぎながら向きを変える自称わにを見つけた。四肢と翼をぴったりと体にくっつけ、
尾と体をしならせて泳いでいる。結構速い。アトランティスから来た男泳法だ。わにと自称するだけのことはあるらしい。なにがあるのか、と聞かれた、いやまあ、答えられないのだが。
グレイヴは真上の小船を見上げ、すぐにワニへと向き直った。ここで小船に逃げても、このワニは逃がさず追ってくるだろう。水中からの追撃ではかわすのも至難だし、
ここで決着を着けておいたほうがよさそうだ。
生憎とグレイヴには水中戦の経験が無く、死人兵士が水中で呼吸をしなくても行動可能なのかも解らない。とりあえず息は止めておいた。
差し込む日差しに鱗を煌かせながら迫るワニを見据え、グレイヴは慣れぬ水中で、両手を広げて身構えた。
ぐんぐんと迫るわに。水中ではうまく距離感がつかみづらい。ぐおっとワニが顎を開く。そこに並べられた鋭く凶悪な牙。
水を蹴って横に泳ぎ、直撃をかわすもわずかに左腕の肉を持っていかれた。やはり戦い方が掴み難い。少なくとも水中戦のノウハウを見につけるのは諦めた方が良さそうだ。
煙のように水の中に揺らぐ赤い血が、グレイヴの視界からワニの姿を隠した。来る。動く水流。迫る殺気。グレイヴはあらん限りの力を振り絞って、思い切り右の裏拳を背後に叩き込んだ。
鼻面をしたたかに打たれたワニが、背を丸めて悶えた。
いかに水中といえど生物の殺気は変わらない。水流の変化も、いわば気流の変化のようなものだ。グレイヴは、水中でも通用する己の技能で、ワニとの戦いを制することにしたようだ。
苦し紛れにワニが、右前足を振り上げ、鋭い爪を振り下ろす。グレイヴは、上半身だけをスウェーしてそれをかわし、水中とは思えぬ勢いの前蹴りをワニの股に叩き込んだ。
硬い鱗の感触が靴越しにも伝わる。
だが鱗は砕けぬとも超人的なグレイヴの筋力に支えられた蹴りである。水中でありながら、ワニの体がそのまま垂直に二メートル近くスライドした。それを逃がすことなく、グレイヴは伸ばした左手で尾をつかみ、自分のところまで引き摺り下ろす。
グレイヴより遥かに巨大かつ、重い生物がジタバタとあがくが、あわてず、落ち着き払った思考のまま、グレイヴは暴れまわるワニの四肢をかいくぐり、その背に回って両腕をワニの太い首に巻きつけた。
グレイヴの両腕が一段とふくらみ、全力で筋肉がワニの首を締め上げる。ワニを顎が開き、ゴボゴボと音を立てて気泡が湖面に向かい浮かび上がってゆく。
確かに捕らえた感触に、グレイヴは一気呵成とばかりに締め上げる。その時だ、唐突に背後からすさまじい殴打を受け、グレイヴの肺に残された酸素が吐き出される。
とっさにグレイヴは悟った。
尾だ。ワニが最後の抵抗とばかりに、自由な尾を使ってグレイヴの背を強打しているのだ。
ドスンドスンと立て続けに襲い来る衝撃をこらえながら、グレイヴはワニの首を離さずにしめ続ける。グレイヴかワニか、どちらん生命が尽きるのが速いか。
湖中の死闘は、その苛烈さとは裏腹に、静かなまま行われていた
237 :
VS湖の主B:2006/12/08(金) 16:17:49 ID:c2yl2HUx
「……」
小船の上では、ミカが心配そうな顔を浮かべたまま、グレイヴの消えた湖中を透かし見ようとしていた。
既にグレイヴが引きずり込まれてから十分が経過している。グレイヴに限ってまさかとは思うが。
その時、ひときわ盛大に水泡が浮かび、やがてワニの顔が浮かび上がった。
咄嗟に、シアライズしたパピーファングの照準を向けながら、ミカの背に戦慄が走った。
まさか、グレイヴが!?
幸いにして、それは杞憂に終わった。自称ワニの頭はさらに上昇し、首の骨が折れたワニを肩に担いだグレイヴが現れたのだ。
もう、びっくりするじゃない、と心中で漏らしながら、ミカはグレイヴに手を伸ばした。
グレイヴは肩に担いだワニを小船の上に放り出してから、ミカの手を取った。
ミカの腕力で自分を引き上げられるか少し気になったが、最近苦行者の首飾りやATKアシストやブーストをつけて鍛えているようだから、
何とかなるだろうと思い直して、手を握る。
グレイヴに比べればあまりに小さく華奢で、少し頼りなげな手であった。けれど、とても暖かい。ミカの心の様に。
ふと、ミカがグレイヴの手を握った姿勢で、こう言った。何気ない一言であった。悪気は無い。無いのだが!
「やっぱりこれって、ワニじゃなくてグリーンドラ「わに」ゴ…ン?」
「……」
「わに」
ああ、見よ。湖中から顔だけを出し、
じっとミカを睨みながら、あくまで『わに』と主張するグリー「わに」……ワニ達を。
「わにわにわにわにわにわに、っええ!?」
グレイヴが倒したワニを含めて都合七頭。裏庭の掃除の時に相手をしたのは八頭だから、
頭数だけはまだまし、と何とか前向きに考えようとミカが、軽い現実逃避と戦っていたときである。八頭目が現れた。
どんでんどんでんどんでんどんでん……・ミカは、まだローティーンの頃に見た怪獣映画を思い出した。
「ご、ゴッド○ラだわ」
個人的にはそっちより元祖が好きだ。失礼、ミカがそうイメージしたのもむべなるかな。
最後に現れたワニの巨大さ。さすがに百メートルの大台には届かぬが、立ち上がれば二十メートルを越すであろう巨躯。
神の域に達したという古龍ダブルエックスをはじめて見た時並みのインパクトをミカに与えていた。
クリーパーよりもでかい。そしてそれは吼えた。己の存在を
「わに」
「いや、もう分かったから。……湖の主かしら?」
ミカがすばやく突っ込んだ。いい具合に磨耗しているらしい。
静かにそいつらを見ていたグレイヴが、不意にミカの手を離した。そして、一度だけ振り替えり、ミカと視線を交差させる。
そして、グッといい顔で親指を立てた。
『任せておけ』と、ミカに向けた背が語る。漢は言葉だけ無く、拳だけでなく、何よりもその大きな背で語るのだ。
抜き手を切ってワニ達に挑むグレイヴの、意外に上手な泳ぎ姿を見ながら、ミカは静かに呟いた。
「別に泳がなくても、船の上か陸に上がって迎え撃てば良いんじゃあ……?」
どうも、グレイヴの男の子な所にある変なスイッチが、妙な具合に押されたらしかった。
「ヒョーマ、ヒョーマ!! ダンディダンディ!!」
「はあ? 何言ってんだ……よ」
夕日に暮れなずむ別荘で、のんびりソファに身を沈めていたヒョウマが、慌てふためく雫の声に、かったるそうに反応した。
最近シェリーやオーヴィアの相手で疲れているのである。
が、その疲れも吹っ飛んだ。夕日を背後に歩いている巨影に驚いて。傍らの影がミカであることはすぐに分かった。
いや、しかしもう片方の影は。グレイヴである。いつものジャケットはあちこちが破れ、水を滴らせているし、血のにじむ箇所も少なくない。
だが何よりも背負うそれ。でかい、とにかく巨大な二十メートルはあろうかというグリーンドラゴンだ。
よくみれば、そいつの体にロープか何かで縛り付けて、七頭のグリーンドラゴンを引きずっていた。
「ダンディ、ダンディ、クロコダイルダンディーだってば!」
雫はそれが言いたかったらしい。いや、うんまあ、そういう気持ちも分からなくは無いが。
疲れきったミカに、おそるおそるヒョウマは聞いた。
「なあ、これって」
「ふふっ、わによ」
「いや、こいつは」
「わになの」
「……」
なんかもう、いい感じなミカに、軽く引いたヒョウマと、グレイヴの視線があった。
グレイヴは、いい顔をして、グッと右手の親指を立てた。何となく誇りに輝いている。
「……」
ヒョウマは何を言ってよいのか分からなかったので、黙ることにした。
ワニはみんなで美味しくいただきましたとさ。
おしまい。書いてみました。前回がCでした。単純なミスの連発、本当にごめんなさい。
……こ、これは一本取られました。ネタ言った身でありながら、まさかネタに応えてくるとは思いませんでした。
誠にGJでございます。
240 :
ライエル6:2006/12/08(金) 22:13:20 ID:+XRgt5WD
「……これで派遣クエストの皆さんは送り終わりましたね」
リィンが一息ついてこちらと合流した。
「まったく、誰があんな余計な事しやがったんだよ」
不機嫌に呟く兵真を、リィンがなだめる様に話しかける。
「でも、しょうがないですよ。一度受けたクエストは断れないんですから」
「そこがおかしいよな。大体毎回毎回、人を捜してくれ…って。今回なんて一度に何人いなくなってんだ?」
「依頼人が全員同じな訳無いじゃないですか…」
「んなこた知ってるよ」
「そ、そんなに強く言う事ないじゃないですか…!」
「別に強くなんか言ってねぇよ!」
見慣れた光景、兵真とリィンの痴話喧嘩。本来なら静観している所だが、すぐにクエストに出なければならない。
余計な感情を持って戦場に出ては行けない、かつて自身で痛感した事だ。
いつもならヒロ辺りがなだめているのだが、ここにはライエルしか居ない。仕方なしに、何か適当な話題を振ってみる。
「…今回はメインメンバーが5人しかいない。注意して進まねばなるまいな」
「ん、あぁ、そうだな」
なんとか食いついてくれて、ホッと胸を撫で下ろす。
こんな面倒くさい事を毎回やっていると思うと、ヒロの大変さが身にしみる。
「たった5人で大丈夫でしょうか?」
「なんとかなるだろ」
「なんとかするしかあるまい」
メインメンバーは兵真、ライエル、リィン、オーヴィア、アナスタシア。
バランスは取れてるといえば取れているので、ヘタをしなければ負けはないだろう。
「ところで、オーヴィアさんと、アナスタシアちゃんはどこに行ったのかしら?」
「…ったく、どこにいるんだか知らねぇけど、さっさとしろよな…」
(女の支度は長いと聞いたが、これから戦闘だというのに、そんなに支度が必要なのか…?)
女というものに、ライエルが色々考えていると、オーヴィアの声が聞こえてきた。
「ね〜え〜。ちょっとこっちに来てもらえないかしら、兵真く〜〜ん」
別の部屋からのようだ。
「ちっ、なんだよ、なんか用かよ」
兵真は小走りにオーヴィアの元へ向かう。リィンとライエルは黙って待っていることにした。
「おい、何処にいんだよ?」
辺りを見渡すが姿が見えない。
「こっちこっち〜」
「何だよ、いい加減に……うわっ!?」
部屋に入ったとたん、目の前が真っ暗になった。上から何かが降ってきたのは感じた。ただ、何が来たのかはわからない。
「…な、なんだこりゃ!?」
「あら、大丈夫? ペンキかぶっちゃったみたいね」
目の前に居るであろうオーヴィアがのん気に言い放つ。
「こりゃペンキか!?」
「ついてないわね〜、アンタ」
アナスタシアが言葉を吐き捨てながら、ロフト部分からピョコンと飛び降りてきた。
「この声…アナスタシアか、テメェッ!」
「どこ見てんのよ」
目が開けられないからか、明後日の方向を見て怒鳴り散らす兵真。
「一体何してたんだよ!?」
「部屋の模様替えよ、文句ある?」
「模様替えって…普通壁の色まで変えるかよ? それに、ここは借り物の屋敷だぞ!?」
「借り物って、誰の?」
「いや…知らないけど…」
確かにこの屋敷が誰の物かは知らない。だからこそ、駄目な気もするが…
「第一、これからクエストに出なきゃならないんだぞ!? どうすんだよ、コレ!」
「まあまあ、取り合えずお風呂にでも入って、そのペンキ洗い流さないと」
興奮する兵真をオーヴィアがなだめる。
「冗談じゃねぇよ、まったく…」
「お背中流してあげるから」
「い・い・よッ!」
241 :
ライエル7:2006/12/08(金) 22:16:47 ID:+XRgt5WD
「代えの服、ここにおいて置きますから〜」
リィンが風呂のドア越しに兵真に話しかける。
「あ、悪ぃな」
兵真以外の一同が、ロビーでくつろいでいる。
「…風呂に入っているだと…のん気な奴だ…」
久しぶりにゆっくり出来たライエルは体力が有り余っているのか、早く出発したいようだった。
「仕方ないですよ、ペンキをかぶってしまったんですから。そのまま出発ってわけにはいきませんし」
「それもそうだが…」
「まぁまぁ、せっかくゆっくりできる時なんだし。ゆっくりしましょう」
ライエルの隣に座ったオーヴィアがにじり寄ってくる。いつもより、何か匂いが強い。
「う…うむ…」
「うふふ」
吸い込まれそうな瞳で、オーヴィアはライエルをじっと見据える。咄嗟に目を逸らし、意識を保つ。
(こいつ…何か危ないな…)
立ち上がり窓際まで逃げていく。
「それにしても、皆いないと随分ガランとしてるわね、この屋敷」
アナスタシアが辺りを見渡す。
「そうですね、何だかんだ言って、もう30人以上……」
「なんだこりゃ〜〜!?」
叫び声が聞こえてきた。これは風呂場から…兵真のようだ。
どうも音からすると、こちらまで走ってきているようだ。来たと同時に大声で叫んだ。
「な、何考えてんだァッ!?」
慌てて走ってきて興奮している兵真とは反対に、静まり返る一同。何かがおかしい。そしてリィンが叫んだ。
「あ、あ、あ、あなたが何考えてるんですか!?」
「あらあら」
「…何という格好を…」
「キャアアァァ!」
そうとう興奮していたのか、兵真は全裸だった。
「え? うわぁ!?」
やっと気づいたのか兵真は慌てて物陰に隠れた。
242 :
ライエル8:2006/12/08(金) 22:19:44 ID:+XRgt5WD
「…一体なんだというんだ?」
呆れたようにライエルが呟く。
「こ、これだよ」
物陰から伸びた腕には一着の服が握られていた。
「あ、それ私が用意した服…」
「それがどうしたっていうのよ」
「どうしたじゃねぇだろ!」
そういって広げた服は女物…どうやら、以前雫が着ていた制服のようだ。しばらく着込んでボロボロになったものだ。
「なんで、俺が、雫の制服を着なきゃなんないんだよ!」
物凄い剣幕で怒鳴り散らす兵真。
「やれやれ、そういう事か……」
「いいじゃない、それ着れば」
「そうよぉ、きっと可愛いわよぉ!」
「ふざけんじゃねぇよ!」
怒り狂う兵真を諭すように、リィンが喋りだした。
「あの、兵真さん。申し訳ないですけど、それしかないんです」
「は!?」
「他の服はたまたま、クリーニング中なんです。兵真さんのサイズに合いそうなのはそれしか……」
兵真の声が聞こえなくなった。物陰で顔は見えないが、きっと唖然としているのだろう。
「しょうがない…兵真は置いて行くか?」
仕方なしにライエルが妥協案を探す。本来、ライエルは進んでこんな役はしない。どちらかと言えば流れに任せるタイプだった。
だがこのままこの連中に任せていても、話が進まないと思ったのだろう。クエストを無視するわけにもいかない。
「何言ってるのよ! たった4人で行って、やられちゃったら話になんないじゃない」
すぐさまアナスタシアがもっともな意見で否定する。
「なら皆が帰ってくるまで待つのか? いつになるかは分からんが、いつもなら後5〜6時間すれば帰ってくるだろう」
「ダメよ。システム上、出撃しないと派遣組は帰ってこないわ」
「システム?」
物陰で唖然としている兵真にリィンが話しかける。
「兵真さん、お願いします…兵真さんがいないと、どうしようもありませんよ…」
「………」
「お願いします、リーダー…」
「………」
辺りを沈黙が包む。男が女装するかしないかの話にやけに真剣になっている、この雰囲気が馬鹿馬鹿しくてしょうがなかったのだが、ここで突っ込んだら話が進まなくなる。ライエルは言葉を飲み込んだ。
「…ちっ、しょうがねぇな…」
「兵真さん!」
「即行で終わらせて、即行で帰るからなッ!」
「ほ〜ら、早く出てきて!」
「ふざけんな」
「人前に出ないと、クエストにも行けないじゃない」
しぶしぶと兵真が出てくる。その格好は上から下まで、まさに雫のそれだった。ニーソックスまで履いている。
曰く素足じゃきつすぎるらしい。傍から見れば非常に滑稽な光景だ。
「わっ、兵真さん似合いますね!」
「嬉しくねぇよ」
「このリボンつけたほうがいいんじゃない?」
「つけねぇよ!」
女どもが騒ぎ立てている。理解が出来ない…
「ど〜ぉ? アーネスト君」
いつの間にかオーヴィアが、背後に立っていた。一切の気配を感じなかった…仮にも一度はインペリアルナイトと呼ばれた者がだ。この魔女はやはり、ただものではない…
「…何がだ?」
「兵真君。かぁわいいでしょ〜ぉ」
「下らない冗談はよせ」
「あぁ、そう…しょんぼり…」
そう言ってうつむくオーヴィアは、密かに微笑んでいた。
非常にヤバイ展開…
>>233-238 ほんとに書いたのかよw
ノリのよさと文才に、惜しみなくGJ
>>240 ずっと待ってたぜ…
制服+リアライズで女装は完璧だなw
これはヒロが主役(被害者)で、色々アレな目にあう物語です……ヒロは大好きですよ?
「ヒロ、たまにはお洒落をしたらどう?」
「またそれか、スノー」
最近、依頼や探索や派遣に呼ばれる事もなく、今日も暇を持て余しているヒロと斉藤小雪……いや、小雪本人は昼寝をして、今その身体を使っているのはリトル=スノーというヒロの昔の親友なのだが。
「ヒロって素材自体はいいのだから、綺麗な服装して黙って立っていればきっともてると思うの。今のままじゃ、ツン萌えのM嗜好な男の人しか寄って来ないと思うけど」
「……スノー。お前は会わぬ間に随分と性格が悪くなったものだな」
曲りなりにも親友であるスノーにそんなことを言われ、少し傷つくヒロ。
「ジャドウも心配していたわよ。あんなにがさつで凶暴で雄々しい妹に、嫁の貰い手が果たしてあるのか?とか」
「ちっ、あの隠れマザコンが」
自分のファザコン、マザコン振りを棚に上げて呟くヒロにスノーは言葉を続ける。
「それに、ジャネスさんも向こうで早くヒロの花嫁姿や孫を見たいと言ってましたし」
「お、お父様まで……しかし、孫という意味ではお前とジャドウの間に出来た娘がいるだろう。それに私だって恋人の一人や二人や三に――」
「二次創作とか外伝(メイマイ)とかは抜きですよ?」
「うぐぅ」
某タイヤキ少女と同じ呻き声を上げるヒロ。
「と、とにかく!私におしゃれなど必要ないっ!」
話は終わったとばかり、自室である隣の部屋に帰ろうとするヒロだが……
「ごめんなさい、ヒロさん」
「み、ミュウ!?」
いつの間にか、その場にいたミュウに押さえつけられる。
「ボクもちょっと見てみたいなー。ヒロさんの可愛いドレス姿とか」
本来、ヒロの腕力はミュウよりも上なのだが……ミュウが現在装備している豪力の指輪×3が、その力の差を逆転させていた。
「いいわね、ドレス姿。丁度いいわ。この前ゼベットさんが使っている人形の服作った時、元々着ていた服の型も取ったんだけど……アレを参考にした服が昨日完成したのよ」
「ちょっとマテ。ゼベットの人形というと確か……」
「そう、コーネリアちゃんだよ。ってヒロさん暴れないでよ」
拘束から逃れようとするヒロだが、ミュウはがっちり押さえつけている。
「離せ!離せ!離せっ!離せぇ!そんなもの私が着れるものか!?」
「大丈夫よ、ヒロ。ちゃんとサイズはヒロに合わせているから」
「端から私に着せるつもりだったのか、貴様は!?」
「偶然よ偶然。ちょっとこの子が寝ている時とかに手伝っただけだし」
スノーはそう言いながら箪笥の一つを開け……
「うわぁ、可愛いー」
「やめろー!ショ○カー!ぶっとばすぞー!」
そこから出されたドレスを見て感嘆するミュウに、さらに暴れまわるヒロ。
「大丈夫よ、ヒロ……痛いのは最初だけだから」
「でも、終いには病み付きになるんだよね」
怪しい笑みを浮かべ、手をワキワキさせながら接近するスノーと、同じく怪しい笑みを浮かべ、がっちりとヒロを押さえつけているミュウ。
そして……
「ちょ!いやっ!やめぇ……イヤヤアアアァァァァァアアアアアアッ!!?」
ヒロの悲鳴が、あたりに木霊した。
ヒロ×ドレス「美しき愚者」
(*´Д`*)
ヒロぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!
大好きです(*゚∀゚)bこれからに超期待!
「やめろー!ショ〇カー!ぶっとばすぞー!」で黒犬ふいた
>>「やめろー!ショ〇カー!ぶっとばすぞー!」
ノリダーとは、また懐かしいネタだwww
248 :
ライエル9:2006/12/09(土) 20:25:03 ID:G9OmcS4Z
レディエンス島。緑に覆われた、未だ未開の島。この島には科学を嫌い、独自の文化を持つ多種多様の蛮族が生息している。
その一部蛮族は、満月の晩に禁忌ともいわれる儀式を行うべく、島の少数部族を狩り、神へと捧げるのである。
今回はそんな少数部族の依頼により、この島へやってきたと言う訳だ。
自分たち少数部族が生きるために、蛮族を掃討しろと。手前勝手な話だが、依頼を受けた以上やるしかない。
島の東、生い茂る森林の中で戦闘は始まっている。そこには、異常な数の蛮族に囲まれた兵真とライエルがいた。
「おっりゃあぁぁッ!!」
2人は背中を併せ、死角を無くし戦っている。2人の剣は、血脂や刃こぼれにより、既に切れ味はなくなっている。
「これで何体倒した!?」
「さぁな…50までは数えていたが…元々戦っている数さえもわからんからな」
「そりゃそうだ」
既に200は切ったであろう。しかし、蛮族は薬によりその神経を麻痺させ、狂戦士と成り下がっている。
こちらの息の根を止めるか、自分の息の根が止まるまで襲い掛かってくるのだろう…
「ったく、他の奴らはどこに行ったんだ!?」
リィン、オーヴィア、アナスタシアとはこの島へ来た時点で、離れ離れになっていた。
今までこんな事はなかったのだが、秘境の地で悪戯に探し回っても見つかるわけも無い。
一先ずは現地で落ち合おうと考えたところで、運悪くこいつらに捕まった訳だ。
「…生きていればいいがな…」
もちろん、自分たちと同様に彼女らも襲われているだろう。
「んな事言うんじゃねぇよ!」
ライエルの不用意な発言を咎める兵真。確かにこういう状況で、マイナスの思考は意味を成さない。兎にも角にも生き残る事だけを考えなければならない。
「ふ…そうだな」
「何がおかしいんだよ」
ライエルは何も答えなかった。答えるよりも、生きることが大事だから。
「これ以上は限界だな…一度退くぞ」
「そうだな…だがどうする」
確かに逃げ道があれば、さっさと逃げ出している。
「逃げ道は俺が切り開く」
再び剣を強く握り締める。この剣は元の世界で使っていた剣ではない。が、この世界に来た瞬間、ライエルの傍にあった。
この剣が俺を求め、俺も今この剣を求めている。そう思うと不思議と力が沸いてくる。
「出来るのか?」
「出来る」
兵真とライエルは出会ってから、左程時間は経っていなし会話も交わした訳ではない。それでも互いに、その力だけは知っている。
「行くぞ」
「後ろは任せな」
なんか急に真面目だ。
>>248 二人とも凛々しいな
でも兵真は雫の制服着てるんだっけw
>>244 もともとロリなヤス絵姫ならゴスロリでも大丈夫だ!
コーネリアの服が全てゴスロリとは限らないぜぇ…沖田ぁ……!!
……着ぐるみにSM女王様、とどめには裸まであるからなw
そして、20分後……
「「…………」」
「……笑いたければ笑え」
スノーとミュウに見られる中、とても『可愛らしい』姿になったヒロは言う。
今のヒロの服装を端的に言えば、レースやリボンがたくさん付いた、ピンク色基調のエプロンドレス。ちなみに頭には狐耳ヘアバンド。お尻の部分にはこれも狐の尻尾が付いてたり。【注:想像は自己責任でお願いします】
スノー(小雪)はゼベットの人形『コーネリア』の衣装を参考にしたというが、どうも作成途中でコンセプトが少し変わったようだ。
「アハッ!アハハッ!アハハハハハハッコホコホッ」
そんなヒロを見て、腹を抱えながら容赦なく大爆笑し、笑いすぎて咳き込むミュウ。
「お前達がこんな変な姿にしたのだろう!いくらなんでもそこまで笑うか?!」
「ソンナコトナイワ、トテモカワイイワヨ、ヒロ」
そう言ったのはスノー。ただし棒読みな上、ヒロから目線をはずしているが。
「スノー、そう思うならちゃんと私の目を見て、もう一度言ってみろ」
「それ無理。プッ、フフフ……」
即答だった上に笑い声が漏れている。
「ええいっ!もう満足だろう!脱ぐぞ!……んっ、クッ」
破らんばかりの勢いでヒロはピンクドレスを脱ごうとするが、まったく脱げない。
「あっ、そのドレスには強力な魔力というか呪いを込めているから脱げないし、ヒロ以外の一軍メンバーの物理系必殺技を叩き込まれない限り、破れないわよ」
さらりととんでもないことを言ったのは、当然製作者であるスノー。
「つまりアレか?ギルティブレイクや全周囲攻撃や無限龍牙刃やあの子のために!やケルベロスO.D.を受けろとでも言うのか!?」
ちなみに順番はヒロにとっての危険度の順である。得意属性やそれに加えダメージ無効にできる後ろの二つはともかく、弱点属性に加え使い手の特性によってダメージがさらに増える前の2つは、下手しなくとも大怪我を負う。
「大丈夫よ、その分半日しか持たないから安心して」
「できるかっ!?探索や派遣の仕事が来たらどーするつもりだ!?あと買い出しも!」
「そのまま出ればいいじゃない?」
「出れるかっ!?」
とは言え、別に武器は普通に使えるし、リアライズも可能なので戦おうと思えば戦えるのだが。
「でもヒロさん、さっきヒョウマさん達4人が依頼行って、ウルさん達3人が派遣行って、グレイヴさん達5人が買い物行ったから、少なくとも今日は大丈夫だよ」
「4人?ヒョウマ達は5人ですらないのか?」
探索や依頼の場合、最低5人の最大10人で取り組む事にしている。現地に即座に転送する5人に、それをバックアップする5人。
これは別にゲート転送の人数制限だからではない。あまり大量に転送をして装置にログを残し、それによって活動や拠点地を露見される事を防ぐためだ。
「雫さんが腰を痛めて休んでますよ。元々たいした敵が出る依頼でなく最低人数で行く予定だったので、そのまま行ったみたいですね」
「シズクが腰を?昨日は非番だったはずだから、戦闘による怪我ではないだろうし。何か重たいものでも持ったのか?」
「さあ?ボクさっきご飯もって行ったけど、ものすごく幸せそうな顔してたなぁ。何でだろ?」
ミュウは首を傾げる。スノーのほうは何やら覚えがあり「もしや……」とか呟いているが、確信はもてないようだ。
「まあ、あの娘の行動には、時々理解に苦しむ部分があるが。そのことはどうでもいい」
ヒロもそれが分からず話を切り上げ、壁に立てかけてある巨大鎌を持つ。
「ところで――このドレス、スノーの魔力や天魔剣でもどうにもならないものなのか?」
「ぎくっ……あっボク、夕ご飯の準備しなくっちゃ」
「ギクリ……私も手伝うわ、ミュウ」
そう言って、そそくさと部屋から出て行くスノーとミュウ。
「そうか……って、逃がすかァ!」
ヒロは鬼の形相で、可愛らしい服装のまま二人を追いかけていった。
>>252 やべぇ、ヒロの格好想像しただけで鼻血でそうになったw
万人受けする猫耳じゃなくてあえて狐耳ってのもいいねー
あとはこれを絵にできるネ申がいればなぁ…
追いかけていった結果、皆に目撃されるわけですね?
ソレは、もはや人ではなかった。人の姿をした人ではないモノだ。人を超えて、人を棄てて、心を壊した果てに辿り着いたモノ。
望んでいなかったモノ、想像にすることすらしなかったモノへと成り下がったモノ。なってしまった、哀れな男。違う、ソレですらない。今目の前に立つモノは。
「例えウェイブの影に過ぎぬと言えども、いや、なればこそ貴様のような存在は許せん」
金の鈴を鳴らしたかのような声は、凛とした響きにそぐわぬ熾烈な激情に彩られていた。声に、ギリリと、手に持った赤銅色の鎌の柄で鳴った音が重なる。
『爆炎の申し子』の二つ名に相応しく、その身から炎の如く揺らぐ闘いの意思が激しく、狂おしく燃えさかる。
魔族の血を引く事を証明する赤い瞳は、煉獄に燃ゆる炎さえも焼き尽くす赤であった。
小柄な体のシルエットは、その全貌が著しくバランスが崩れていた。左の、肘から先が異様に膨れ上がり、髑髏を思わせる手甲に覆われていた。
そして、その五指は、たおやかな繊指ではなかった。節が目立つ太く長く鋭い、悪魔の備える鉤爪の如くであった。これならば重厚な鎧の装甲さえも切り裂けよう。
幼い造りの美貌には相応しからんと見える炎を象嵌したかのごとき双眸は、眼前に立つ人影へ、苛烈に過ぎる敵意を持って睨み付けている。
女は、名をヒロといった。
「…………」
対して、人影は無言であった。ただただ、その周囲に『拒絶』と『孤高』を漂わせる。それらを物質とする事ができるなら、この男が第一にソレを成すであろう。
鍛える余地など微細にも残っていない肉体を、ぴったりとフィットした青みがかったインナーの上に、裾のほつれたマント、左腕と左足とには銀に輝く装甲。
右手に大雑把な造りの大剣を提げていた。凶暴とさえ言えた。
剣と呼ぶには原始的でさえあった。鍔もなく、柄に薄汚れた布を巻いていた。反った刀身は幅が広く、切っ先まで軽く一メートル半はあろう。巨人が振るうに値する大剣だ。
感情を浮かべぬ瞳は、清浄ともいえる翡翠色の瞳を、虚無で満たしていた。『影』に過ぎぬこれも、それだけは本物と同じかもしれなかった。
床に突き刺さっていた剣を引き抜き、それは――ウェイブの影は床と水平に構えた剣を、ピタリと、ヒロの胸に向けた。
本体の行動を影也になぞるのか、事も無げに剣を支えるその姿、翡翠の瞳に浮かべるがらんどうの奈落が、ヒロの記憶の中のウェイブと重なる。
九歳の頃、初めてウェイブと出会った。当時、人間に左腕を切り落とされ、人を信じる事のできなかったヒロが、不思議と素直な気持ちになれる相手だった。ウェイブの瞳には、未来への希望と優しさが溢れていた。
それからおよそ十年、ウェイブとヒロは再会した。戦場で。互いに一軍の長として。敵として。
ああ、そして、彼の瞳から、希望は消えていた。優しさは消えていた。何もなかった。かつてヒロが求めたぬくもりも、光も。何もかも、ただ、心が冷えてしまうような奈落の虚が穿たれていた。
そして、ウェイブは非情な刃を、ヒロへと振るった。非情――いや、違う。非情は情に非らざる“情”だ。ウェイブのアレは違う。“無情”、情の欠片もない、完全なる感情の喪失が振るわせた刃だ。
かつてのウェイブを求める己の心に、自嘲を心中で零し、ヒロは情の一切をかなぐり捨てた。ウェイブと、ウェイブの影と違うのはヒロのそれは情を知るがゆえに、かつての友への思いゆえにであった。
失くしたが故の無情ではなかった。
「フッ」
小さく、しかし確かな笑みがヒロの、薄い貝殻のような唇から零れ出た。
それが、未練がましい己への最後の通告だった。胸に秘められた炎が、現実の炎と化してヒロの姿を『爆炎の申し子』に相応しく変えた。
贖罪の炎で亡者を責め立てる地獄の番卒さえも、炎の人影へと変え、灰にする爆炎の支配者。魔なる炎の女帝、獄炎の操り手へ。
「貴様は消えろ。目障りだ」
聞く者を気死させかねぬ、二つ名とは相反する冷たい声だった。
ガングレODが好きだ。グレイヴが好きだ。ミカが好きだ。十二が好きだ。RBが好きだ。スパイクが好きだ。
文治が好きだ。ファンゴラムはまあ、好きだ。ガリーノは、まあそれなりに。
けれど、ヒロとウェイブはもっと好っきゃねん。と言うわけで調子に乗り、尚かつ、エロじゃないけど書いてみました。
ウェイブ使いたかったなぁ・・・。
257 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/12(火) 00:25:46 ID:sl8eQd1M
>>255 激しく同意。
ウェイブは『愛しき邪悪』の無名兵団を率いているウェイブが一番好き。
そういえば、ウェイブでプレイ中にイベントで参入してくる
『アル』という女がいるが、あのキャラはどのゲームに出ていたんだろう。
口振りからして、まだ純情青年だった頃のウェイブを知っているようだが…
タワーかなんかに出てきたんだろうか…。
顔は良いし、胸もでかいから精神を破壊されたウェイブに
毎晩のように荒々しく抱かれるアルを妄想してた。
そろそろ頃合いなんで文にしてみたいと思うが…情報持ってる人いたら
提供お願いします。
個人的には災害そのものと言った感じの2のが風情があって好きだ
>>257 ときにそれを尋ね、そして投稿するつもりならばアイデアファクトリー関連のがあってないか?
アルは愛邪が初出でタワーには出てない
詳細は家ゲーSRPGのIF総合の過去ログ漁れば出てくるが
アルが好きなキャラなら知らないほうがいい情報もあるから自己責任で探してみれ
「ちっ、二人とも逃げ足が速い」
追いかける事5分。早々に二人に逃げられたヒロは、廊下を走るのを止める。
ミュウは元よりヒロより早いし、本来同じ位の速さであるスノーは装備している疾風の指輪×3によって、まさしく風のように去っていった。
……というより、実はミュウとスノーはこのことを想定し、それぞれアクセサリーを装備していたのだが。【企みは計画的に】
「とにかく、誰かに見つかる前に二人を捕まえるか……いやそれとも、部屋に半日閉じこもって時間を過ぎるのを待つべきか……ん?」
ふと、右側で何か動いたような気がして、ヒロは振り向くと……
「なんだ、鏡か」
通路の右側に立てかけてあった大きな鏡が、ヒロの可愛らしい姿を映している。このあたりは男性陣の部屋が多い上、ヒロが取っている部屋からかなり遠く、このような物が置いてあることはまったく知らなかった。
「鏡……久しぶりに、アレをするか」
ヒロはそう言って鎌を脇に置いて鏡の正面に立つと、まずは身だしなみを確認し始めた。
……実を言うなら、ヒロはこの手の服装が嫌いでなかったりする。昔は……本当にかなり昔の話だが、部屋や人がいない場所で密かにこのような可愛らしい服に着替え、いろんなポーズをとっていたのだ。
ヒロとて(一応)女の子で魔族のお姫様なのだし、可愛い物にも興味はあるのだ。
まあ、そのあたりを知っているのは姉と、スノーより前からの親友であるヴァンパイアの娘だけだが。
「フフッ、こんな事をするのはもう何十年ぶり……っと、まずは周りの確認をせねば」
右見て、左見て、後ろ見て、もう一度右と左を見て確認する。
「いない……な。よし……コホン」
【注:いろんな意味で刺激に弱い方は以下五行ほど飛ばしてお読みください】
「えへへー」
ヒロはスカートの裾を持って、くるりと回る。
「テヘッ♪」
そして今度は反対方向にくるりくるりと回転し、その後ポーズ。
【ヒロのピンクドレス姿を脳裏に浮かべ、上から四行を同じく脳裏で10回ほど繰り返してください】
「ふう……た、たまにこういうことも悪くは」
ドサッ
「なっ!?」
満喫していた状態から正気に戻り、慌ててヒロは物音がした方を見る。
「…………………………」
「ん、どうしたんだ兄……貴……」
そこには、呆然として突っ立っているグレイヴと、その後ろで硬直している文治がいた。
「グ、グレイヴとブンジ。お前達、買い物から帰っていたのか?」
ヒロの頬が引き攣り、額に冷や汗が流れる。見るとグレイヴの足元に『飼育アイテム専門店・PIYOPIYO』と書かれている紙袋がある。恐らくさっきのは、それを落とした物音なのだろう。
「…………」
「俺は何も見なかった俺は何も見なかった狗畜生の俺は何も見なかった俺は何も見なかった俺は何も(以下略)」
次の瞬間、グレイヴと文治は二人揃ってヒロに背を向け、その体躯に似合わぬ駿足を発揮し逃げ出した。
二人とも死人兵士としての身体能力を全開にしているのだろう。とんでもない速さで通路を端まで移動。グレイヴは右折し階段を上るというか跳び上がり、文治は左側の窓を開け跳び込んで外に出る。
「まてっ!逃げるな!これは誤解だ!誤解なんだっ!?にーげーるー「ヒロ?」なーって、え?」
思わず二人の背中に鎌を投げようとしていたヒロだが、背後から急に声がかかり、投げるのをやめ振り返った。
>>261 やべぇ、めちゃめちゃキュンが胸胸する。苦しいくらいだ…
ドレスで大鎌って今までこの世にないビジュアルなんじゃないか?
グレイヴw何があっても呆然となんてしなかったのにwww
背後の人物が気になる
263 :
ヒロ×リーエ:2006/12/13(水) 22:39:46 ID:e9T2geh0
「はぁ〜あ、やっとこの依頼も終わりかよ…」
兵真達がゲートを通り、拠点の屋敷へと戻って来た。
「おかえりなさい。お疲れ様でした兵真さん」
リィンが嬉しそうに兵真を出迎える。
「ヒョウマ、俺と一緒にフロ入ろ!」
「はぁ…蔵人様、よくぞ御無事で」
ワイワイ、ガヤガヤ…。帰還した仲間達を出迎える賑わいを余所にヒロはいそいそと
部屋へと歩み始めた。
「お、ヒロはんもお疲れさん♪」
擦れ違い様にポンッと背を疾風丸に叩かれ、ビクッと跳ね上がるヒロ。
「な…んん…何だ…お、驚かすなっ…あっ」
「どないしたんヒロはん、珍しく息上がってるやんか」
疾風丸は眼鏡のレンズ越しに珍しいモノでも見るような眼でヒロに言った。
「た、大した事は…はっ…な、ない…わ、悪いが…急いでいる。」
妙にそわそわしているヒロの顔は赤く、息づかいもやや荒い。
いつもは禀としている赤い双眸もどことなく、とろんとして、うっすらと潤んでいる。
「あ…ああ、そら悪いことしたな…」
疾風丸の返事も聞かず、ヒロは逃げ出す様にその場を後にした。
呆然として立っている疾風丸に気付いたのか雫が近寄ってきた。
「プー…どうしたの?」
雫に尋ねられ、疾風丸は神妙な顔で厳かに宣言した。
「ヒロはん…お手洗い、我慢してたんやな…」
『プライベート・レッスンT』
バンッ!!
ヒロはとある人物の部屋を荒々しく開けると、倒れ込むようにして入った。そして再び勢いよくドアを閉める。
「はぁ…んん…んふっ…」
床に手をつき、眉を歪めその唇から艶めかしい声を漏らす。
「あら…お帰りなさい。随分と早かったのね。」
繊細な声音が窓の外、夕焼けに染まる蒼い地平線を背景に聞こえてきた。
「リ…リューン…エルバ…あ…あはっ…と、止めて…止めてくれ…」
床に這いつくばり、リューンエルバに何かを懇願するヒロ。
窓の枠に腰掛けたリューンエルバはクスっと笑うと手の中にあるリモコンのスイッチのメモリを5段階の内、3から4メモリに上げた。
「はあああっ…い、あっああっ…や、やめて…くれ…あんんんんっ〜」
唇を噛み、必死に何かに耐えるヒロ。
夕焼けに染まる部屋には波の音とカモメの鳴く声以外に、微かだが低いモーター音が聞こえてくる。
「よくその状態で戦えたわね。ヒロちゃん、合格よ。おめでとう…さ、そのスカートをめくり上げて、その中を私によく見せて」
264 :
ヒロ×リーエ:2006/12/13(水) 22:42:05 ID:e9T2geh0
「あ…あんん…はぁ…はぁ…はぁ…」
ヒロはヨロヨロと立ち上げると、壁にもたれるようにして立つと、スカートの裾を持ち、おずおずとめくり上げた。
あらわになる紺色のインナースーツ。
ぴっちりと肌に張り付くように足から太腿、そして尻までのラインを如実に描いている。
が、その股間から何か筒状のモノがその線を台無しにしている。モーター音をまき散らし、しきりに動く。
そこだけがまるで別の生き物のようだ。
その股間部のインナースーツに愛液に濡れた淡い陰毛がべちゃと張り付いている。
「アハハッ、もうグショグショじゃないの。まぁ、そうよねパンティはきもしないで、そんな極太バイブくわえ込んでいるだもの
。濡れ濡れになるのは当然よね…」
「はぁ…リュー…ン…エルバ…は、早く…そのスイッチを…わ、私…」
「あ、ごめんなさいね。もうイっていいわよ、ヒロちゃん。」
リューンエルバは不気味に笑うとスイッチを最大まで上げた。
「そ、そんなっ…は、はああ…ああああああああああっ!」
ビクンビクンと下腹部か痙攣するように震え、ヒロは天を仰いで絶頂に達した。
「よく我慢しました。貴方の周りの男の子達、貴方の姿を見て勃起しっぱなしだったんじゃない?」
くすくすと笑いながらリューンエルバはヒロに問う。
「はぁ…はぁ……ん、んん…あふっ…」
インナースーツに手を突っ込み、顔をしかめてバイブを引き抜くヒロ。
「し…知るか…ん…そ、そんな事を…か…確認する余裕などなかった…」
「ウソつき」
背後からヒロのピンと張った耳をはむっと噛むリューンエルバ。
「あ…は…ぁ…ん、リ、リーエ…や、やめてくれ」
「『先生』の間違いでしょ?ヒロ、いつも兵真君をオカズにオナニーしてるんでしょ?」
「あ…や、やめ…あぅ…ち、違うっ!」
ヒロの胸部鎧を外し、インナーの上から胸を揉むリーエ。
「強情ね……なら、ここから先は止めようかしら」
「あ…そんな…や、約束が…ちが−−−あんんっ」
クリッと乳首をつまみ上げ、首筋に蛇のように舌を這わせ、舐めあげるリーエ。
「んふふ…言わないと…ヒロのプッシー舐めてイかせてあげないわよ」
「……めて…」
ヒロは眼を潤ませながら消え入るような声で呟く。
「ん〜…止めてかなぁ〜?」
「止めないで…せ、先生…言うから…言うから…頼む…わ、私の………舐めて」
to be continued
265 :
ヒロ×リーエ:2006/12/13(水) 22:45:09 ID:e9T2geh0
ヒロ×リーエは俺的にこんな感じ。
全三部完結予定。
何か要望があればできるだけ反映させるつもり。
ちなみに前はダークモニカを書いていたがあれで抜けた?
何か読み直してみて、自分的にはあんまり……って感じがした。
紅蓮が飛んだ。緋色の炎風を纏い、闘志に身を委ねたヒロであった。周囲ではダークドラゴンやデスジェネラルを相手に、ウルやライエル、シェリー、仲間達が闘っている。
力を借りるつもりはない。こやつだけは私の手で滅ぼしてくれる!
「おおおぉぉお!!」
超重量金属で作られた魂狩りの大鎌を振り上げ、一切の容赦がない軌道、ウェイブの影のその首へと振り下ろされる。ギンと音を立て、火花を散らしつつウェイブの影がリライズしたアギトが受けていた。
事も無げに、片手で握ったアギトで容易い事だとでも言うように。鎌と剣とが競合うその姿勢のまま、ヒロの左手に生まれ膨れ上がった火炎を、叩き付けるようにウェイブの影へと見舞う。
火の粉程の焔は、直径一メートルに及ぶ火球となって襲い掛かった。
決して術者たるヒロには害を及ぼさぬ、魔法の炎だ。鉄の融解させる高温の炎が、死の抱擁をウェイブの影へと、熱烈な情熱を持って与える。
立ち尽くす影が、木偶の様に炎に襲われるのを確かに認めながら、ヒロは追撃の手を緩めなかった。小ぶりな唇を割って出たのは、裂帛の気合だ。
「ぜあああっ!」
つっぱずしたゲート・オブ・ヘヴンの刃に更なる炎を絡みつかせながらの一撃。頭頂から股間までを両断する重厚苛烈な一撃を、炎の中から奔った銀の光が弾いた。
GOHの柄越しに伝わる凄まじい膂力に、ヒロの体躯が宙を飛んだ。その最中くるりとトンボを切って、GOHを床に叩きつけて無理やりブレーキをかける。
華奢な見た目に相応しくなく、ヒロの膂力は怪物じみている。大魔王である父の戦闘能力と、激情を色濃く継いでいる為だ。
それをこうも簡単に弾いて見せるとは、影に過ぎぬとはいえ、やはり、なまなかな相手ではない。
ちっと小さく吐き捨て、既に眼前まで迫っていたアギトの切っ先を、母譲りの黒味を帯びた茶色の髪数本と引き換えにかわす。ざっくりと右頬に切り傷が生まれ、血の粒が飛んだ。
後方に体を倒しながら左足を軸に勢い良く体を捻り、ショートレンジからGOHの刃を、影の左脇腹へ。それがピタリと止まった。影の左手に、刃を挟み取られて。不安定な姿勢からとはいえ渾身の一撃を、こうも簡単に!?
大剣を振るうには適さぬ近距離から、影は滑らせるように右腕を動かしアギトの刃をヒロの首筋へとあてがう。例えこの姿勢からでも容易にヒロの首を落とすに足る一刃だろう。
刹那の一瞬、ヒロと影を丸々紅蓮の炎が飲み込んだ。ヒロが咄嗟の判断で自身を巻き込む形で炎を見舞ったのだ。
炎から二つの影が遠ざかるように離れる。術者たるヒロはともかく、ウェイブの影にはダメージは見えない。そして今ようやく、ヒロの髪がハラハラと、血の粒がポトリと床に落ちた。
ヒロの目には変わらぬ戦意。ウェイブの影の瞳には変わらぬ無情。
「やはり影だな。本物と比べれば雲泥の差だ」
どこか嬉しそうにヒロが言う。だが、その中に切なさを聞いてとる事は簡単だ。心が切れる程の思い、それが『切ない』という事。
なぜ、そんな思いを抱くのか、ひょっとしたらヒロ自身理解できないのかもしれない。
再び対峙する両者の間に、割ってはいる影があった。銀に輝く剣を携えた少女と、月を象った杖を持った女性。
二人の名をヒロが呟いた。困惑と憤りとが入り混じった複雑な声だった。
「ミュウ、スノー。邪魔をするな」
「そうは行かないよ。ボクもあの人に聞きたいことがあるんだ」
リアライズした最凶最悪の魔剣“天魔剣”を晴眼に構えたミュウ。
「二人っきりにしてあげたいけれど、ウェイブ様が相手では、幾ら貴方でも荷が重いわ」
斉藤小雪からリアライズし、全知の杖を構えて既に呪文詠唱に入ったリトル・スノー。
共に蒼い瞳をヒロへと向けて、なんでもない様子で呟いた。ミュウの方は若干の動揺を含み、スノーは至って落ち着いている。
ミュウはともかく親友である異界の少女には弱いヒロだ、強く出れないのは経験で知っている。
「……好きにしろ」
「あの、ヒロさん。あの人の事知っているの?」
不安そうにミュウがヒロに聞いた。それでも影に対する警戒はゆるまず、隙はできていない。可愛らしい少女の容貌にそぐわぬ戦闘経験の成せる業だった。
ヒロは、一度開いた口を閉じ、悪戯っぽい笑みを薄く浮かべてこう言った。頭に上った血が落ち着いたらしい。
「ああ、当時九歳、性について何も知らない私に、とても口にできないようなあんな事やそんな事やこんな事を教えた、性犯罪者だ」
「そうなの。…………え?……えええええ〜〜〜!!??」
「行くぞ!」
「って、ちょ、ちょっと待ってってばあ!」
頬を赤く染めてゆだったミュウを置いてけぼりにして、ヒロがGOHを構えて一気呵成にウェイブの影目掛けて突撃する。
「早くしないと置いて行かれますよ?」
クスクスと、鈴を転がすような笑い声を漏らしながら、スノーが出遅れたミュウの背を押す。
うううっと一瞬だけ悩み、ミュウはヤケクソとばかりにヒロに続いた。
「んもう! ヒロさん、後でちゃんと話を聞かせてもらうからね」
「あ奴を倒してからなら良かろう」
「約束だよ!」
「ああ」
そして、二人はウェイブの影目掛け、疾風怒濤の勢いで駆けた。
懲りずに非エロ。バトルオンリーですが需要はありますでしょうか?
>>202の続きだけど、時間がなくて当分投下できそうにないんだ(´・ω・`)
ちなみにオチは、
@両者リアライズで最終戦
A文治がヨアヒムをシードウルフで拘束、無印とアニメで使った蹴りを食らわす
Bしかしヨアヒムが上昇を利用して、威力の上がったアルテマバスターで反撃
C押し潰されて文治敗北
D漢祭り開始
Eスジを通され、文治消滅
こんな感じ。
忘れた頃に再投下するかもしんない
ヒ ロ 祭 k t k r !
もう死んでもいいや俺
>>263-265 愛してる
要望としては、ヒロが今まで抑えてた分快楽にとことん溺れるような感じで(よくわかんないですねすいません)
ダークモニカは…俺の中では抜くための読み物ってより鬱SSって感じでしたね。鬱ゲーの中のエロシーンというか…
でも何回かお世話になりました
>>266-267 やばいヒロにますます惚れた。これ以上ないってくらい惚た。かっこよすぎる。強すぎる。美しすぎる。かわいすぎる。かっこよすぎる。
俺的には激しく需要はありますです
>>268 バラしちゃっていいの?俺はバレ気にしないけど…
身内同士で闘うのは手が(ある程度は)わかってるから他の戦闘モノとはまた違った戦い方ができるから面白いですよね
気長に待ってます
>>266-267 SF2のヒロvsウェイブの戦闘会話好きだったから全裸で続きを待ってる
非エロでも問題無しというかむしろ戦闘行為がエロ行為
バトルでおっきもエロでおっきも全然おk
スノーとヒロ、ヒロとウェイブの関係とか涎もんだな
「いっくよー!」
ミュウの踏み出した足に遅れて一瞬、ミュウの落とす影が爆発的な瞬発力でウェイブの影へと迫る。
橙色の髪を翻して、瞬く間にウェイブの影の左側へと斜めに駆ける。白いロングスカートの裾を翻しながら、ヒロは右側へ。
優れた戦闘者としての洞察力と、戦場を共にした経験からい線を交わすまでもないコンビネーションが構築されていた。ウェイブの影は自らへと迫り来る敵にさえ、敵意を覚えぬままにアギトを構えた。
無造作とも言える構えは、だらりと大剣の刃を提げているだけのもの。その姿が、隙の欠片さえない。
『塔の守護者としては最強の可能性』。なるほどエンディア=『世界』が欲するだけの事はある。それとても、本物に比べれば、いや、比べる相手が悪いか。
永遠の生命と無限の魔力を持ち、更にそれらを手にする以前、まだただの人間だった頃でさえも高位の自然神を討ち果たした超人だ。
その偽りの写し身だけでも呼び出したエンディアを褒めるべきかもしれない。多分、本物のウェイブは世界の一つくらいなら、呼吸をするのと変わらぬ調子で壊して見せるだろうから。
交差する赤銅の首狩りの刃と、銀に艶光る胴を両断する刃が、ついぞ交差する事はなかった。無言のままのウェイブの影が振り上げた剣が、
光の速さで二筋の軌跡を描いて両者を弾いた。速く、重く、鋭すぎる二撃。
咽喉から出かかった声をかみ殺して、ミュウはスカートの裾をからげつつ、片膝を突いた姿勢で床を滑る。瑞々しく輝く肌の太腿が覗いていた。
じぃんと、天魔剣を構える両の腕に、大量の蟻が這い登ってくるような悪寒が襲っていた。一方でヒロも、左の鉤爪で床に五筋の傷跡を残しつつ床に片膝を突いていた。
風に舞う塵芥を見る目つきで、二人を睥睨していたウェイブの影に、猛烈な光の奔流が襲い掛かっていた。ヒロとミュウはフェイク、本命はリトル・スノーか。
掲げた杖に宿る白色の魔力を、リトル・スノーは構わず全力で解き放った。
「エクセランシータ!!」
地火風水、時間空間光闇、雷氷のいずれにも該当しない未知の属性による、強力な光撃の魔法だ。
まるでSFに出てくる宇宙戦艦のビーム砲のように冗談じみた一撃だった。
膨大と言う言葉では括れぬリトル・スノーの魔力も、不完全な状態で存在している為にわずかに翳りが見えたが、
それでも数百の軍勢を一蹴する破壊力は維持し、闘いの神と崇められた男の影の、分厚い胸板に炸裂した。
光の粒子を散らしつつリトル・スノーの一撃はウェイブの影を大きく吹き飛ばし、フロアの中央を貫く円柱に叩き付ける。
「ヒロ、ミュウさん、まだよ!」
「分かっている!」
「うん」
凛とした響きを芯に通しながらも透き通った声で、リトル・スノーが親友と仲間の少女に警告を放つ。
リトル・スノー自身、アレがウェイブの影に過ぎぬとは承知しているが、それでも油断のならぬ強敵であった。
「えええい!!」
可憐な声に闘志を秘めて、ミュウが天魔剣を四度振っての『天の字斬り』。だが、それを一太刀目で止められる。ヒロのGOHを止めた様に、素手で。
驚きに支配されるより速く、冷静な思考でミュウが天魔剣を捻り、ウェイブの影の手の束縛から逃れる。それと同時、疾風の速さで迫る大鎌の刃に、アギトの刃が挑んでいた。
刃と刃とが苛烈な威力で衝突する轟音は、不思議と澄んだ音を立てて響いた。
キイィイィンと言う音に隠された、凄まじい膂力と闘気が互いの武器との間で衝突し、暴れ狂っていた。
“そうだろう。この程度は容易く防ぐだろう。例え影幻といえども、この程度の芸当、
あの男の姿を真似る以上は、してもらわねば。でなくば許さん”
心中で、不可思議な心理の元、ヒロが忌々しげに、煮え滾る怒りに支えられつつ言った。
口に出していたなら、聞くものは怨嗟とも憎悪とも、かつての友を誇るようにも聞えただろう。
「燃え尽きろ!」
五指を開いた魔物の如き左腕が、指をそろえた歪な手刀を形作ってウェイブの影の腹筋を抉って突き立てられ、容赦なき炎が体内を蹂躙するべく燃え盛った。
鉤爪が突き刺さった部分から盛大に溢れる炎は、ウェイブの影の体内に巣食った忌まわしい寄生の魔花が花開いたかのごとく、妖しく緋色の花弁を咲かせた。
「おおおお!!」
その左手を除けば匂い立つような気品さえ備えた美貌に似つかわしくない怒声を、全開にする魔力に乗せてヒロは炎を燃えさかせる。
かつての友を真似る眼前の敵に対する嫌悪と怒りは、自身が思うよりも深く、熱く、強かった。ヒロのウェイブに対する思いも、そうなのかもしれない。
炎に覆われたウェイブの影が、わずかに動く。苦痛に悶えるのでも、炎の熱に苦しむでもない動きは、峻烈な剣の一閃を生んだ。
「ッ!?」
胸部を覆う装甲を微塵に砕かれつつ、ヒロの体が空中を飛んだ。ヒロの視線の先に、炎を吹き飛ばし、鬼神の如く闘気を立ち昇らせるウェイブの影。
多少のダメージを負ったのか、インナーやマントの一部が焼け落ち、炭化したごく一部の肌がポロポロと剥がれ落ちる。
剥がれ落ちた肌の下に覗くピンク色の筋繊維や血を気にする様子のないウェイブの影。
強かに床に叩きつけられながら、ヒロはわずかな愉悦とチクリとした胸の痛みを感じてい た。
アレが似姿に過ぎないと理解しているのに、抑えたはずの情は、未練がましくその首をもたげようとしていた。
「ふん、ウェイブの姿を見ただけでこれか。感傷に浸るとは……私も老いたかな」
弱さに対する自嘲、だろうか。詰まらなさそうにヒロは小さく鼻を鳴らした。
「だが、不愉快な弱さではないな」
むしろ颯爽と見える微笑を浮かべて、ヒロは口内の血反吐を吐き捨てて立ち上がった。
その姿は、どこまでも強く、凛と輝いて。
ウェイブの影が強すぎるかもしれない。ううむ。ではまた次回で。
「モニカ?」
「ヒロ……なの?」
呆然とした雰囲気でこちらを指さして問いかけてきているのは、フェザリアンと人間の混血児であるモニカだった。
「ああ、そうだが……」
バタリ
「お、おいモニカ!?何故急に倒れる!?」
よろめき、壁にもたれかかるように倒れたモニカに、ヒロは慌てて駆け寄る。
「一体どうした!?どこか体の調子が……」
見るとモニカは何か口をパクパクさせている。ヒロは駆け寄って耳を澄まし……
「これは夢?ありえないわ。だからきっとこれは悪夢ね。ものすごく性質の悪い。早く目を覚まさないと……」
「ちょっとまて貴様!何かものすごく失礼な事を言っていないか!?」
完全に現実逃避をしているモニカの肩を掴み、ガクガクと揺らす。
「そんなに!倒れたり夢の出来事にしたくなるほど、私のこの姿が変かっ!?」
「子供にそんな事聞かないでよ!言わないと解らないの!?」
怒鳴るヒロに、逆切れをするモニカ。
そんな険悪な状態にある二人の前に……
「どうしたんだ、モニカ……に、ヒロさん?」
現れたのが、天然垂らし男である人工(とは言え人が作ったのではないが)生命体であるカーマイン。ちなみにいつもならそばにいる妖精型の魔導生命体は、最近仲がいい同じ大きさの妖精と一緒に、近くの花畑まで遊びに行っている。
「かっ、カーマイン!?」
慌ててヒロはモニカを盾にするかのように後ろに隠れる。無論、モニカの小さい身体にヒロが隠れきれるわけがなく、カーマインからもばっちり見られているのだが。
「ヒロさん、その服装は」
「ど、どーせ貴様も似合ってないとか歳考えろとか言うのだろう!?」
涙目になり、やけっぱちとばかり叫ぶヒロ。
「いや、似合っているよ」
「ほらやっぱ……え?」
ピタリと、ヒロの動きが止まる。ついでに言えばモニカも。
「確かに普段のヒロさんと違うしギャップもあるけど、可愛らしいよ。それにとても可憐というか、綺麗だ」
(ルイセや母さんも可愛らしい物や服も好きだし、たまに着ていたしな)
こういう思考も、彼の育ての親である宮廷魔術師の教育の賜物であり、彼が知り合いから天然女誑しとか呼ばれる所以だったりする。
「うっ……あ、あう……」
口先だけの気障男がご機嫌取りに言っているのなら、ヒロも冷たく軽く受け流す事が出来るのだが、この男は本心から思うまま言っているのだ。今までこれほど口説き文句を、ストレートに言われた事の無いヒロは思わず顔を赤くして呻く。
ちなみにいつの間にかカーマインの後ろに移動していたモニカは、柄になく赤面しているヒロに対して鋭い殺気を飛ばしていたりする。ヒロとカーマインはそれに気が付かないが。
と、このままいけばカー×ヒロのフラグが立つだけで終わるのだが……そうは行かないワケで。
「この耳は狐耳かな。どちらかと言うとヒロさんなら犬耳のほうが似合う――」
カーマインはそう言って、ヘアバンドの狐耳を手で触れて、
「きゃ」
「「えっ……?」」
ヒロの口から普段から想像できない可愛らしい声が漏れ、それを聞いたカーマインとモニカの動きが止まる。
カーマインモテモテだよカーマイン
ちょw
俺が萌え死ぬw
優秀な職人に支えられてるなぁ、このスレ……
IFを連想するじゃないか
「どうしたんだ、ヒロさん?」
「どうしただと?お前がいきなり耳を触るから……耳?」
言って、ヒロはヘアバンドについている耳にそっと触れる。
フカフカ
「んっ……って、どうして感覚があるのだ!?」
はっきりと、確かに頭の上に触られている感触がする。しかも、まるでヘソを触られているように感度がいい。
(こ、これはもしやスノーが言っていた呪いの所為か?)
ちなみにこの時ヒロの脳裏に写っていたスノーには、何故か悪魔の羽と尻尾が生えていた。
「ふむ……」
目の前で混乱しているヒロを見て……
カーマインの目が光る。それはもう、『キュピーン』と効果音が鳴りそうな勢いで。
この男、たまに馬鹿げた行動やとんでもない事をやりたくなる衝動に陥る時がある。昔はこれでティピに20回以上蹴られたり、あるいは指に関節技をかけられた事もある。【ティピエンドのフラグ1】
つまり……
「と、なると……やはり」
カーマインはそう言ってヒロが反応するより早く、尻尾に手を触れる。
「あんっ!」
つけている尻尾をさわっと摩られる様に触られ、思わずヒロは甘い声で鳴く。
「こ、こら!なにを、あっ、するきさっ、まっ……!」
「尻尾も繋がってるのか。てっきりスカートにつけているものと思っていたが、直接ついているとか?」
カーマインはそう言いながらも、ヒロがつけている尻尾を弄る。もし、いつもどおり相方がそばにいれば、即ティピちゃんキックを受けるような行動だが、あいにく彼女は今花畑でいびきをかきながら昼寝中だ。
「スカートには穴あふっ、けててっ、ショーツにちょく、んっ、ついていっ……って、貴様いいかげ……はっぁあんっ」
「そうか。しかし、結構気持ちがいいみたいだね」
感心しながらも、手を動かすのを止めないカーマイン。
「別に私はぁ、んっ、感じっ、てぇ……んんんっ!?」
ぎゅっと、強く尻尾が握られた瞬間に身体から力が抜け、ヒロはカーマインに抱きつくような形で枝垂れかかる。
「そうか。ならヒロさん、もう少しやっても構わないか?触り心地がとてもいい」
それにしてもこのカーマイン、ノリノリである。
(こ、この男……!)
いつもの通り淡々とした口調だが……明らかにヒロから見てカーマインは愉しんでいた。それに、まるで愛撫するかのように狐耳や尻尾を触るカーマインの手つきがとても心地よく、このまま身も心も委ねたい気持ちになってくる。
「はっ、あああっ、んむっもっ、もうわたっしぃ……」
しかし、そろそろまずい。カーマインの後ろにいるモニカはリアライズして顕れたナイフをこちらに投げようとしているし、このまま為すがままにされていると……本当にはまって戻れなくなりそうだ。
「もう……止めっ!」
意を決し、ドンと手でカーマインの胸元を押す。
「おっと」
「ハァ、ハァ、ハァ……お、覚えていろ!」
ヒロは後ろに引いたカーマインにそう言ってビシッと鎌を向けた後、背を向けて逃げ出した。
ところで皆、こんなノリのカー×ヒロのエロ需要ってある?これ書き終わって、もやっと湧き出てきたんだが。
イーーヤッタァァァーーー!!!11!1
需要?
あるに決まっているじゃないか。なあおまいら?
カーマインてそんな奴だろ?
そのまま突っ走れ
超乙!
カーヒロは是非見たいが、スルクの続きも忘れずに頼みますぜ!
282 :
ヒロ×リーエ:2006/12/17(日) 19:27:15 ID:zdQ5V9QM
ヒョウマはただの仲間だと思っていた。
が、そんなヒョウマをオカズに自慰に耽るまでさほど時間は掛からなかった
どことなく拗ねているような、それでいて不器用な少年。
そう、それは幼き日の…新生魔王軍を立ち上げた頃の自分自身に似ていたから…。
戦の熱いたぎり、吹き上がる返り血を浴び、戦場を駆ける私。
その鎧の下ではまだ固さの残る乳房がうずき、乳首は痛いほど勃起し、インナーの越しの下着はいつも愛液でぐしょぐしょだった。
己の手で敵を葬った瞬間と、自慰で絶頂に達した瞬間に感じるモノ。
私の中でそれは『快感』であった。
『プライベート・レッスンU』
「そ…それ…はぁ…で…わ、私は…ヒョウマを…はふっ…も、妄想の中で犯すようになっ…んん」
「へぇ〜…すごい変態さんなんだ。ヒロちゃんて」
リーエはヒロの耳を甘噛みし、囁くように言った。
「あはっ……そ…んな…こと」
「だってそうでしょ?最初、私が部屋に入った時、スカートをまくり上げてインナー引き裂いて、プッシーに指突っ込んでたじゃない。可愛いお尻を犬みたいに突き上げて、キャンキャン鳴き喚いて…ね。」
「や…やめ…い、言うな…、リーエ…言わないで…くれ」
「前なんてオチンチン生やしてあげたら、確かめちゃくちゃに扱いて射精しまくってたわよね?」
「や……やめて……お、思い出させないでくれ」
「くすくす〜年頃の女の子だもんね……戦場や戦時下でのストレスを自慰で発散させる事ってよくあるんですって……特に高貴な女性に…」
「リーエ…お願いだ」
ヒロの声には普段の禀とした輝きはなく、そこにあるのはただの少女の哀願。
「ンフフフ、私も『学園』という戦場で溜め込んだ性欲を吐き出すの……こんな風に」
くちゅっと挿入されるリーエの指。にちゃにちゃとかき混ぜられる秘唇にヒロは声を押し殺した。
「あ…んん…や、やめ…汚な…んなところ…」
リーエはヒロの秘所から指を抜き、その蜜に濡れた指を愛おしそうに舐めながら言った。
「んふ…はぁ…ね、ヒロ…ベッドの上に…そう…」
リーエはヒロをベッドに寝かせると、胸元から臍のかけてインナースーツを引き裂いた。
外気に触れる二つの肉の丘、先端の突起は固く勃起し、ヒロの鍛え上げられた胸部の筋肉にその丘は形良く保たれている。
「綺麗なピンク色………きれいなおっぱいね」
「…み…見ないで」
ヒロは咄嗟に胸を隠そうと腕を上げた、ぷりんと触れる乳房にリーエは素早く吸い付いた。
「ん…」
「あ…はぁ…や、やめて…く…れ…リーエ」
自慰で揉みしだいた時よりも熱く、ジンっと熱を感じる乳房にヒロは眼をつむる。
「ヒロって着やせするタイプでしょ……それとも鎧で押さえ込んでるから?」
そう言いながらちゅ、ちゅと軽く吸い、乳首をしゃぶり、くわえるリーエにヒロは頭を抱え、甘く喚いた。
「や…やだ…す、吸わないああ」
「はん…おいしい…ヒロのおっぱい、ん…ちゅう…んんちゅちゅぱちゅん…ちゅうううううう」
感極まったようにリーエはヒロの胸を吸い、その手で弧を描くように乳房を揉みしだく。
その度に胸はプルンプルンと逃げまどうように揺れた。
「は…ああああああ…はあ…あん」
ヒロの甘い悲鳴と共に全身が硬直し、ふるふると震えた。爪先までピンとのばし、途端にくたぁと脱力する。
「ふう…ん…とってもおいし…ね、ヒロ…今度は私に…ね?」
その姿に満足したのか、涙と汗に濡れたヒロの額に軽く口づけするリーエ。
「あ…ん…リーエ?」
「私のプッシー…舐めて」
その悪魔のような囁きにヒロは視線をそらしながら微かに頷いた。
283 :
ヒロ×リーエ:2006/12/17(日) 19:39:51 ID:zdQ5V9QM
すまん。続きはちょっと待って。
>>278 感動しすぎて涙が止まらないよ。
画面が見えねェ!
プッシーワロスwwwwww
OK。カー×ヒロのエロスはとりあえずお洒落大作戦が終わってからで。スルクとどっちを先にするかは未定だけど。
「……しかし、もっと触りたかったな」
ヒロが立ち去った後、カーマインは残念そうにため息をついていると、
「どうした、モニカ?」
ジャケットを引っ張られ、後ろに立っているモニカのほうに振り向く。
「ヒロの耳と尻尾、余程触り心地良かったのね?」
嫉妬が入った、拗ねたようなモニカの声。たとえウルや兵真でも、これなら察する事が出来そうなほどの不機嫌さだ。
「ああ」
カーマインが端的に応えると、モニカの表情が険しくなり、
「なんと言うか、癒されるという感じかな?この世界に来てからグレイヴのヒヨコ以外、動物と戦った事はあっても触れ合いはなかったし」
「……動物、触りたかったの?」
顔から険しさを消し上目遣いたずねると、カーマインはコクリと頷く。
そういえば、カーマインはヒロの狐耳や尻尾を徹底的に触ってはいたものの、逆にそれ以外には全く手を付けていなかった事をモニカは気が付いた。やろうと思えば、抱きついていた時に胸なり首なり体なり、好き勝手に触ることが出来たはずにもかかわらず。
「そう……それじゃあ、部屋に行きましょ」
モニカはそう言うと、カーマインに腕を組み、自分の部屋に向かって歩き出す。
「そこで……私の羽を玩んで。私が感じる部分を、貴方の好きなだけ」
「しかし、まだ陽が出ている時間――」
さすがにこれはカーマインもたじろぎ足を止める。モニカの未発達な白い翼――その付け根部分に、モニカ独特の性感帯がある事を知っているからだ。
「ヒロのは弄り倒せて、私のは駄目なの?」
モニカはそう言ってカーマインのほうを見て涙ぐむ。こういう手口で押せば、必ずうまくいくことを知っての上の行動である。
「……分かった」
躊躇いがちにそう言ったカーマイン。そしてモニカは顔を進行方向に向けた後、ニヤリと笑みを浮かべた。
「くふぅ……まったく、酷い目に遭った」
外まで逃げたヒロはため息を付き、周りを確認した後手をスカートの中に入れる。
「うう……おのれ、あ奴にはいつか仕返しを」
不覚にも、少し濡れている。
「いや、今はそんな事を考えている場合ではないな。あの二人を探すとすれば何処から探すべきか。ゲート端末は足が着くから使わぬだろうし、モンスターに遭遇する危険があるほど屋敷を離れることもあるまい。屋敷の中か、その周辺――」
羞恥に顔を赤くしながらも、ヒロは鎌を地面に突き刺して考え込む。
「戻るにしても、結構部屋から離れてしまった。そうなると、どこかに隠れて時間を過ぎるのを待つべきか……」
ピリ〜ン
「なんだ、この音は?」
聞き覚えがある――この世界でよく、それも戦闘中に良く耳にする音という事に気が付き、ヒロは周囲を見回す。
「まさかスキルシフトか?莫迦な。技も使っていないし、私は常時型スキルは所持していない……」
次の瞬間、ヒロは眩い光に包まれた。
286 :
ヒロ×リーエ:2006/12/19(火) 07:23:21 ID:11IGHyqK
救命ランチ(続き)、降ろし方準備、よろし!
投下、投下!
「あ…ん、れろぴちゃんちゅちゅんん」
リーエはベッドに腰掛け、足下に踞るヒロの頭を抑えながら、天を仰ぐ。
「はぁ…んん…ふふ、上手よォ…だ、大魔王の娘が…わ、私の…な、舐めてるってだけですっごく感じ…はあん」
「はふ…リーエ、んん…リーエ…」
実際のところ、ヒロはリューンエルバに対して別段、『愛』があるワケではない。
ただ己の性欲を満たせてくれるだけの『存在』というだけだ。
一方、リューンエルバはヒロに『愛』という感情を抱いている。
それと同等の『愛』をミュウにも。
厳密には学園生徒や己に関わった若い性、『全て』に。
様々な淫具に精通し、擬似ペニスまでも生やしてくれる術を持っている。
学園で特殊な力を持った学生達を総括し、生育していただけあって年頃の性的な教育、悩み相談に始まり、
男女間の性行為による避妊や性病の予防、異種族間の性知識、同性愛者への理解等々
また夜の営みをプロデュースするという側面も持ち合わせている。
もしリューンエルバなる存在が学園にいなければ、ヴァラノワールなどとうに崩壊していただろう。
豊穣の神ヴェネウスのもう一つ顔、それは性を司る『夜の女神』であった。
「あ…はッ、いい…そこ、ヒロ…そこ…な、舐めて…そ、そう…んん…あ、イ…イク…わ、私…イクッ!」
ピュッと潮を吹き、リューンエルバは軽く身悶えた。
「はぁ…は…はぁ…よかったわよヒロ…お礼にいつものしてあげる」
「ん…せ、先生……き、来て…」
to be continued
>>285 まさか、スキルシフトならぬコスチュームシフトか!?www
イーーヤッタァァァーーー!!!1!11!1
((((゚∀゚))))
290 :
ヒロ×リーエ:2006/12/20(水) 04:50:07 ID:af7pHHmK
>>289 楽しんでもらえたようで何よりです、作者冥利につきる言葉をありがとう。
ヒロ×リーエ…どっちに擬似ティムポをつけようかな……。
>>259,260
指摘やアルの情報ありがとう。
ウェイウ×アルは二人に捧げる。
とりあえずSFシリーズのエロパロに投下しとくよ。
>>274 サンドラ様お年を考えてくださいw
てかカーマイン甘いよカーマイン
光が、消える。
「うっ……一体何が起こった?」
目を開け、まずは状況を確認しようとし、ヒロはあたりを見回――
「……なんだこれは?」
異変は、屋敷のガラスにうっすら写る自分の姿を見たときに分かった。
頭には角が生えた怪物の被り物、両手にはかなりデフォルメされた鉤爪、足にはもこもことしたブーツ。面積が多いブラとパンツ、さらにぶっとい尻尾まで付いている。ちなみに色は全体的に緑。
「これは……竜か?」
その姿は、かなり前に裏庭掃除の依頼で現れたグリーンドラ――もとい、わにに酷似していた。
「まさか衣装がスキルシフトによって変化するとは。スノーが込めた魔法の影響か?しかし……これはこれで恥ずかしいな」
露出という点ではピンクドレスより上であり、恥ずかしさという点では変わらない。
どどどどどどどど……
と、何か地響きのような音が聞こえてくる。
「なんだ?何かが――」
ダンッ
『ギャオオオォォオオオオオンンンッ!!』
(殺気っ!?)
まるで竜の咆哮のような巨大な音。上空からこちらに迫り来る“何か”を感知し、ヒロは地面に刺していた鎌を掴み、前方に跳躍する。
「ウララララァァアアアッ!」
ドォン!
雄叫びと同時に、地面が爆裂するかのような音。ヒロは背後に注意をしながらも跳躍の勢いを止めるようなことはせず、一回転後に起き上がりながら後ろを振り向く。
初めは土埃のせいで何か大きな物を持った人影というシルエットとしか分からなかったが、徐々にその姿は鮮明となり……
「……ウルゼル?」
パゴラス島の原住民族の族長の娘である少女が、リアライズ済みの完全武装という状態でそこにはいた。
「一体何をするつもりだ?いきなり本気で襲い掛かってく――」
ヒロは真上から跳躍して襲いかって来たウルゼルに文句を言おうとして、
「ジュル」
「じゅる?」
ウルゼルから聞こえる、水の蠢く様な音。
「ワニ……美味そう。オレの好物」
『グォン!』
ウルゼルは口元に涎をたらしながら、巨竜の骨で作られた大戦斧をヒロに向かって振るう。
「誰がわにだ!?私はヒロだ!」
愚直なまで真直ぐに、しかしとんでもない力が込められている攻撃の数々。ヒロは回避に専念しそれをすべてやり過ごす。
「オレサマ、オマエ、マルカジリッ!」
「まさか、今度の呪いは私がグリーンドラ……じゃなかった、わにに見えるというものか?」
ヒロとて大きな鎌を持った状態でそう何度も避けれるわけではなく、一撃を武器で受ける。
「ぐっ」
ウルゼルのとんでもない力で振り回されている戦斧。避けながらの状態で受けたヒロは身体のバランスを崩し、足を止める。
「キョ!ウッ!ノォ!ゴォ!ハァ!ンーッ!」
『ギョオオオオオオオッ!』
好機とばかり、ウルゼルは初めの奇襲と同じようにヒロに向かって跳躍し、グランアックスを叩き込み、爆ぜる。
「甘い」
爆ぜたのは地面。大鎌で大戦斧の柄を狙って強打し、力の方向を曲げて空振りさせたのだ。
「ハッ!」
ヒロは体勢が崩れているウルゼルの胸部に向かって、炎を纏わせた鎌を叩き込んだ。
「アウッ!?」
ウルゼルの身体が飛び、地面を転がる。炎を纏わせたとはいえそれなりに手加減した、それも鎌の刃の部分ではなく石突部分を叩き込んだのだ。深刻なダメージは与えられないし、与えるつもりもなかった。
「……今の内に逃げるか」
ウルゼルが勢い良く立ち上がるより早く、ヒロはあわただしくこの場から立ち去った。
wktk
股間リアライズさせて待ってまつ
ヒロたんにおちんぽ付けてヨガりまくるのキボン
ライエルとゼオメルの続きはどうなったんだろ……
とりあえず年内に頑張って終わらせたいと思っている今日この頃。
屋敷から離れたところにある森の中、追っ手『達』から逃げる事30分。汗を流しながらもようやく撒けたヒロは木にもたれかかる。
「はぁ……はぁ……」
真上から火の粉が降りてくる。先ほど空中殺法で攻撃してきたヨアヒムに《魔粧・煉獄》を叩き込んだ余波だ。派手に空中爆発していたが……まあ、死ぬことはないだろう。
「しかし、どうやら本当にわにに見えているみたいだな」
ウルゼルから逃げた後、立て続けにナイツ達に攻撃された。
イレス、タケル、ガイザン、歳三など……インペリアルナイト2人に挟まれた時は、リアライズをして反撃もした。
しかし、それでもヒロには疲労はあるものの、怪我は精々擦り傷が二つほどある程度だ。『主力メンバーの必殺技を叩き込まれない限り破れない』とスノーの言葉だが、それに偽りない防御力をこのコスプレ衣装は持っていた。
「あー、腹減った」
「!?」
だらりとした覇気の無い声が近くからして、ヒロはその場に伏せる。
「何言っているのよ、ウル。賄い料理あんなに食べてたくせに」
(ウルにカレン……それとアリスか?)
ヒロから少し離れたところに一本道があり、三人はそこを通っていた。
「ところでアリス。今日私達とシルヴァネールさんが料理当番なんだけど、野菜は歳三さんの畑から貰うとして、肉や魚はどうしようかしら?」
確かこの3人は派遣に行っていたようだったが、どうやら帰ってきて今から畑に向かっているようだ。
(アリスか……あ奴の術なら、もしやこの呪いを解けるかもしれんな)
白魔術に精通しているアリスなら、呪いを解く事が出来るのでは……ヒロはそう思い、
「わに……食べてみたいな」
ピタリと、ヒロの足が止まる。
「あら?アリスがそんなこと言うなんて意外ね」
「そうかも。でも今日皿洗いに行ったあの店のわに丼、とっても美味しそうだったから」
思い出しているのか、少しばかりうっとりとした口調でアリスは言う。
「よっしゃ任せろ。今からアリスのために張り切ってわに狩って来るぜ。もう絶滅させる勢いで」
そう言いながらその場でシャドウボクシングを始めるウル。しかも何故か天凱鳳状態で。
「絶滅させてどうするのよ。まあ、折角だから私も手伝うわよ、ウル」
そう言ってカレンはデュランダルを抜いて素振りを始める。こちらもやる気満々のようだ。
(こ、これでは出られない……)
3人の前に姿を現した瞬間、必殺技が二つ、いや三つコンボで叩き込まれそうな勢いだ。ヒロは音を立てないようその場から離れ……
「あら、ヒロちゃんじゃない?」
「っ!?」
声に反応し、思わず鎌を背後に向かって振り回す。
ぱしっ
「あぶないなー。当たったら死んじゃう」
大鎌の切っ先を両手の平で挟んで止め、オーヴィア・エディスはそう言った。
待ってました(゚∀゚)
年内か……
そこまで長編になるとは思ってなかったよw
「しっかし兵真。もー少しやる気出して戦ってもええんちゃうか?」
「うるせぇな。聞いた以上に雑魚だった相手に本気出せるかよ」
「そやかて、リアライズまで急に消さんでもええやないか」
夕方より少し前。依頼仕事を終えた兵真、疾風丸、リィンは転送装置から出てきた。ちなみに仕事が終わるまでスルクも一緒にいたが、『里に顔を出す』とか言ったので別行動だ。
「別に、消そうと思って消したんじゃねぇよ」
今回の依頼は低ランクのヒヨコ虫が三匹。
兵真はさっさと倒すために一人で突っ込み、さっそく(無駄に)リアライズして一匹を瞬殺。ここまでは良かったのだが、その直後変化していた姿が元に戻り、手に持っていたレイジブラスターも消えうせた。
突然の異常事態に混乱する兵真に残り二匹が迫ったが、それはリィンの魔法とスルクの銃によって倒された。
「敵さんのほうもびっくりしとったで。それともやんや変なもんでも食うたんか?」
「昨日はお前と同じものしか食ってねぇ」
「すみません……ちょっと私もこんなケースを見るのは初めてです」
「リィンには聞いてねぇよ。どーせ分からないだろうし」
兵真はリィンに対してひらひらと軽く手を振って言う。
「私だって知らない事は知らないんです!リアライズが変になるなんて、兵真さん自身が変な事をしているのが原因です、きっと」
拗ねながらリィンはそう言うが表情は微笑んでいる。最近兵真と仲がいい雫が体調不良で今回のメンバーから外れたので、たくさん話が出来たのがよほど嬉しいのだろう。
「ぎくっ」
「ん?どないしたんや?」
何故か声が詰まった兵真に、疾風丸は心配そうに尋ねる。
(いやまあ……6発もやったしなぁ。精力不足というか、気力不足か?)
まず初めの1回。べとべとになった雫に興奮してまた1回。髪も身体もべとべとなのに、そのまま寝ようとする雫を風呂場まで引っ張って、身体を洗っているうちに勃ったのでその場で2回。
その後、朝まで一緒にいるとか言い出して二人でベッドに入り、引っ付いているうちにムラムラしてきて2回。最後に、早朝雫が腰が動かないとか言ったので着替えさせている最中に、またムラムラして1回……
正直やりすぎたという感じがしないでもない。
「何でもねぇよ……っと、おーい。帰ってきたぞ」
兵真は玄関先で何やら話をしている土方歳三と犬神蔵人に、大きな声を掛ける。
「むっ、帰ってきたか」
「仕事を終えて帰ってきました……ところで、そんな深刻そうな顔して何かあったのですか?」
何やら深刻そうな顔をしている二人にリィンは尋ねる。
「はい、実は……(以下略)」
「……なんでわにが鎌を振るって火を吐くんだよ?」
蔵人から話を聞いた後、兵真はうんざりとした表情で言う。正直体がまだだるいので、早く休みたいのだ。
「とゆーか、まるでヒロはんのようなわにやなぁ……中の人とか?」
「わにに中の人なんているわけねぇだろ」
……真実として、疾風丸の言っている事は実に正しいのだが。
「ちゃうねん。そー言う時は『中の人なんていない!』とか突っ込んでくれんと」
「一人でボケて一人で突っ込んでろ。まあ、流石に周りにそんなモンスターがいるならほっとけねぇよな。リィン、俺と疾風はちょっと外出てそいつを探してくる」
「そーいう訳で、ワイも行って来るわ。そんな可笑しいわに、芸仕込んだら面白そうやし」
兵真はだるそうに、疾風丸は元気一杯にそう言いながら、外に出て行った。
兵真やりすぎだろwww
GJ!
絶倫ウラヤマシス
>>297 すいません、ちょっとリアルで忙しくて手が離れませんorz
その代わりにこのネタを投下します。
ヒロが暴走している一方その間…
広間にてメルヴィナがため息をついていた
「さて、どうしようかしら…はぁ…」
実はこの前、ミュウと雫がメルヴィナの事で話していたのだが
「何となくメルヴィナさんって、ヒロさんと被っているよねー」
「うんうん…確かに何となく似ているし後、羽帽子はルックスをさり気無く駄目にしていると思うし」
「しかも勘違いとは言え襲ってきたしね」
「だよねー」
「…」
それを密かに聞いていたメルヴィナはある意味、ショックを受けていた
確かに勘違いでミュウ達を襲った事やヒロと被っているのがよりも
羽帽子の事を言われてショックだったらしい
平和維持軍の皆ならまだしも、異世界の年下の子に言われたからでもある。
「はぁ、いっその事イメチェンしようかしら…」
「ならば私に任せろ」
はっと後ろから声をかけてきたのはジュリアンだった
「ジュ、ジュリアンか、後ろから驚かさないでくれるか?」
「ふふっ、すまない…悩んでいるメルヴィナを見ていたら昔の私を思い出してな」
「…昔の私?」
かつてジュリアン…嫌、ジュリアは男として育てられ女らしい格好はする事はなかったと言う
しかし後のマイ・ロード…カーマインと出会い、心が変化し初めて彼の前で女性の格好をしたと言う
「実はその衣装を今、持っている」
何処から取り出したのか、彼女がいつも愛用しているドレスが出て来た
「こ、これは際どいわね…」
ドレスを見てメルヴィナは感心した、確かに色んな意味で際どいだろう
「ふ、慣れれば問題はない」
そう言いながらジュリアンは威張っていた
「どうだ、メルヴィナ…これを着てみたらどうだ?」
「私が…?」
メルヴィナは迷っていた、着るべきか着ないべきかと…だが、しかし…
「着たらゼオンシルトが喜ぶだろうな…」
「!…わかったわ、喜んで着るわ」
即答であった、幾ら鬼…じゃなく聖女と呼ばれたメルヴィナでも
恋する力には勝てなかったのである。
数分後…
「ど、どうかしら…」
ジュリアンの衣装に着替えてきたメルヴィナが出て来た、照れているのは当たり前である
「うむ、流石は聖女と呼ばれる事はある!」
ジュリアンがガッツポーズをするぐらいにメルヴィナは美しかった
既にこのレベルは聖女ではなく女神ではないかとジュリアンは思った…
以下、続く?
>>304 どこで待機してたんだジュリアンw
ROM専の俺が言うのもなんだが、このスレはリィン分のエロが足りないな……
>>125で触れられてる兵真×リィンを是非書いてほしい
「単刀直入に聞く……この呪い、何とかできるか?今のままでも困るし、これ以上変な服に変化されてももっと困る」
「掛けるのはともかく、解くのは私の得意分野じゃないから無理かなぁ。それに変化するとして海兵服になったり、質素になったり、裸になったりするだけだから大丈夫」
「大丈夫なわけがあるか!?」
先ほどあった場所から少し離れ、ヒロはオーヴィアと話をしている……わにの格好のまま。
「かわいーのになぁ……まあ、呪いを解く事は無理だけど、ちょっと弄る事は出きるかな」
「そ、そうか!わにで襲われるのも、変な格好で恥ずかしい目に遭うのもこりごりだ。何とかしてくれるなら助かる」
「要は襲われたり、恥ずかしい目に遭わなければOK?」
意味ありげな怪しい笑みを浮かべ、オーヴィアは尋ねる。
「それで良い」
……もしいつものヒロなら、こんな笑みを浮かべるオーヴィアのやる事に、多少は警戒するだろう。だが……これまでの羞恥心や戦闘による疲労によって、警戒心は完全に擦り切れていた。
「それじゃあ、はじめよっかな」
オーヴィアはそう言って右手を胸の谷間の中に入れたあと、一枚の硬貨を取り出す。それには穴が開き、さらに糸がくくりつけられていた。
「……?」
ヒロは黙って見ていると、オーヴィアは糸の先を抓むように持ち、硬貨がヒロの目と鼻の先に浮かぶように動かすと……
「あー、なー、たー、はー、だー、んー、だー、んー」
「な、何を……ぐぅ」
ばたりと、ヒロは倒れた。
「総司さん、ヒロさん見なかった?」
屋敷から少し離れたところにある小さな倉庫、隠れていたミュウは自分を見つけた総司に尋ねる。
「いえ、ヒロさんとは今日は会ってません。僕は歳兄や蔵人さん達と共に、怪しいわにを探している途中なんです」
「そうなんだ。それにしてもヒロさん、怒っているだろうなぁ……ローゼスの皆にも見せたいほど可愛かったけど」
あの時ノリノリでスノーの企みに乗ったことを、今更ながら後悔するミュウ。
「喧嘩でもしたので――来ましたよ」
総司はこちらに向かって近づく気配を感じ振り返り、ミュウもつられてその方向を見る。
「フフッ……」
「えっと、もしかしてヒロさん?」
二人の前に、コートで露出を隠しているヒロが姿を現した。
「えっと、ごめんなさい。今から天魔剣で「ミュウさん」えっ?」
ヒロのほうに向かおうとしたミュウだが、総司によって遮られる。
「いつものヒロさんと異なる気配です。今のヒロさんからは、殺気と迄は行きませんが嫌な気配しかしません」
刀を抜き、慎重に間合いを詰めていく総司。そして間合いに入り、斬りかかろうとしたその刹那。
「フフフ」
がばっと、コートを脱いだ。
「ぶっ!?」
「えっ!えっ?えええええーっ!?」
それを見た総司は血を出して倒れ、ミュウは大きな悲鳴を上げた。
凌辱系でいいなら書いてみる>>リィン
というかそっち系しか漏れは書けん。
催眠術にかかるの早過ぎw
もういっぱいいっぱいだったんだろうなぁw
なんだろう、カオスウォーズは絵師にはめぐまれなかったがこっちではものすごくめぐまれたな
手乗りタイガーの絵はかわいかったんだが・・・
>>309だけど、
他の人の兵真×雫とかスルクとかとリンクしちゃっていい?>作者の方々
あと、最近全然プレイしてないので忘却の彼方なんだが、
リィンの一族(両親とか)はどうしたんだっけ? 亡くなってるんだっけ?
リィンレイプの悪寒
リィンの家族関係については全く触れられてなかった希ガス
世界の卵かエン坊かがサンロードの一族作ったとは言ってたけどな
「やああっ!」
天上の楽士が、つつましく金の鈴を転がすような声は、風を切る鋭さで放たれた。
ミュウだ。
袈裟斬りから左肩への打ち込み、更に続けて天魔剣を引き絞っての突き。目にも止まらぬ高速の三連斬撃。
いずれもウェイブの影とミュウとの中間ほどの位置で火花を散らして弾かれた。
ぎゃりっと靴の底で音を立たせつつ、思い切り身体を回転させて全力の横なぎをウェイブの影の、その頭へ。
数本の茶色の髪を残しつつ、ウェイブの影は残像が残るほどの速さで身を低くしながら前進。粗雑な造りの、しかし凶悪な大剣をミュウの
、年頃の女性のみが
持つ柔らかな曲線を描く腹へ、躊躇の欠片も無く突き込んだ。
「あぅっ」
赤い、血の花が一輪咲いた。右脇腹を浅く長く斬られつつ、ミュウは苦痛を、わずかに眉を寄せただけで堪えた。
間一身をねじり、致命傷を避けた反射神経は賞賛に値する。ワンピースの脇腹にジワリと滲む鮮血は、眼に痛いほどに鮮やかな赤であった。
ウェイブの影は既にアギトを大上段に振り上げ、ミュウを両断する体勢にあった。松の根のように太く隆々とした腕には、少女一人を両断する事など造作も無いと見えた。
ミュウは背筋を駆ける悪寒に従い全力で後方へ跳躍。ウェイブの影の一撃が先か、否か。
「下がれ、ミュウ!」
先んじたのは紅蓮の炎であった。胸部を保護する装甲を微塵に砕かれ、口の端に血を流しつつも、凛々しく、勇壮に立つヒロが放った魔界の炎だ。
肌を焼きそうな熱を感じつつ、ミュウは着地すると同時に、もう一度跳躍。ウェイブの影から距離を置いた。
紅蓮の炎は自然界にあらざる漆黒の焔へと変じていた。ヒロの淡い桜色を名人の手によって刷いた様な小ぶりな唇には、妖艶とも凄艶ともいえる笑みが浮かんでいた。
それ自体が意思を持った別の生き物のように唇から零れ出た桃色の舌が、唇の端の血を舐め取った。
舌はぬめぬめと艶光りながら唇を這い、その桜色を真っ赤な鮮血色に化粧していた。それは血が凍るように恐ろしく、どこか原始の本能を揺さぶる淫靡な仕草だった。
まだ地を駆ける獣と変わりなかった頃から変わらない、野生のそれを刺激する淫獣の艶やかさなのだ。
掲げた魔性の物の手からなる造詣の、異形の左腕から地獄の番卒さえも焼殺する黒炎を何時果てるともなく滾らせる、少女の姿をしたこの世ならぬもの。
ミュウには、ヒロが自分の知らぬ何か恐ろしい存在の様に映った。
黒炎が刻々と這わす陰影に、秒瞬ごとに異なる魔性の魅力と猛寧な凶暴さを世に曝け出しつつ、ヒロは炎を生む意思を揺るがす事はなかった。
視界を埋め尽くすほどに一際巨大な黒い火球を作り出し、ヒロは容赦という言葉を忘却した非情さで、ウェイブの影目掛け叩きつけた。
戦に猛る魔族の血を抑えつつ、ヒロの思考は冷徹さを維持していた。リアライズによる時間制限が特に問題だった。
たとえリアライズが解けても自分やミュウはまだ十分に闘う事ができる。だがリトル・スノーは。
本来の彼女はまだかの幻想の世界ネバーランド大陸の暗く冷たい冥界にあるべき存在。斉藤小雪と言う同一にして同一ならぬ存在を媒介に今顕現してはいるが、
リアライズが解ければ元の斉藤小雪と言う、極普通の女子高生に戻ってしまう。
もうひとつの触媒たる全知の杖にリトル・スノーの意思が留まっているとはいえ、斉藤小雪にこの闘神の写し身と戦わせるのは、いかんせん、無理がある。
ちらっとリトル・スノーを見やれば、この親友はヒロの心を読んだものか、ひとつ頷き、短期決戦に賭けるしかないというヒロの意図を汲み取ったようであった。
小さく、ヒロとリトル・スノーの口元に笑み。悪戯を仕掛ける悪童のそれに近い。もっとも悪戯を仕掛ける相手も仕掛ける側も、
またその悪戯自体も、到底悪戯などと言う言葉で済ませられる代物ではないが。
「ヒロさん」
「ちっ、不死の本物よりはましだが、頑丈だな」
ミュウの緊張に満ちた声に従い振り向けば、黒炎の中に揺らぐ雄々しい人影。黒々と燃え盛る魔界の炎の中に、確かに立つ闘神の幻の、その凄まじき闘気よ。
蠢く漆黒の闇とも見えるヒロの炎を、苛烈な光の筋が裂き、炎は宙に漆黒の粒子となって散じた。
終わりは、もう間も無く――。
空気を読まずに投下。お久しぶりです。もしも待っていてくれる方がいましたら、
終りまであとちょっと、もうしばし待ってやってください。
>>317 GJ
闘争本能全開のヒロはエロいな
正装(裸ネクタイ)で続きを待ってるよ
年末年始だから
陵辱系なら方向性も違うし、リンクしないほうが作品的にもいいと思われ。
……うちはギャグ的に他の作品ネタ使いますけど(麻痺花粉やわに)
>>317 終わるのがもったいないぐらいだけど、スパッと終わらせてほしい
リトル・スノーの目にも止まらぬ速さで二つの影がウェイブの影へと挑んでいた。橙色の風に銀が混じるのはミュウ。火の粉を散らす風に赤銅色の刃が混じるのはヒロ。
天に角突く不動の山脈の如く悠然と佇む超人の写し見は、感情が欠落した瞳で彼女達を見つめていた。
常人では剣閃すら見えぬ神速の斬撃が尽くウェイブの影には通じなかった。学園都市で、実戦で学んだありとあらゆる剣技とフェイントを交えつつ、ミュウは烈火の勢いで攻め立て続ける。
「貴方によく似た人を、ボクは知ってる。スカー、くっ! スカーフェイスって言う名前を知らない!?」
「……」
ウェイブの影から答えがあるわけもなく、帰ってきたのは沈黙のみ。
(ミュウめ。ウェイブの影にあやつの面影を見たか。たしかに間違ってはいないが、正しくも無いのだ、そいつではな。それに迷いを剣に抱えこんでいる)
ウェイブの影は再び素手で受けた天魔剣ごと、ミュウを片手で勢い良く振り上げ、床に叩き付けた。鍛えた戦士でも、容易く内臓破裂、そして全身の骨が粉砕する速度であった。
振り上げたほぼ同時にウェイブの影の左腕を、ヒロのGOHが薙いだ。左肘を半ばまで鮮やかに裂いた一閃は、間一髪ミュウを救った。刹那の一瞬であったが、ミュウを束縛していた左腕の握力が弱まり、掲げられた状態からミュウがウェイブの影の腕を蹴って離れたのだ。
「ヒロさん」
「余計な思いを抱え込むなミュウ! こやつを相手にそれでは、死しか得られぬぞ!」
「っ! ……うん、分かった」
ウェイブの影の鮮血で髪を濡らしつつ、ヒロが鋭く有無を言わさぬ強さで叱咤した。己も未練を孕んだ情にほだされていた分、それがどれだけ危険な行為かを、百戦錬磨のヒロはより理解していた。
ミュウは、一度だけ苦しそうなものをその愛らしい顔に浮かべたが、それも一瞬。ヒロの声に応えるに足る意志の強さを、その瞳に宿した。
「その意気だ」
そうこなくてはな、と小気味良い思いと共にヒロはウェイブの影を睨み付けた。真紅の宝石を象嵌したような瞳に、アギト――竜の顎――を振り上げる姿が映る。
一歩踏み込む事ができた。アギトの根元、通常の刀剣なら鍔がある最も切れ味の鈍い箇所がヒロの左肩に切り込んできた。冷たい鋼の感触。溢れる血。痛みを訴える神経。その全てを心地よく感じながらヒロは、右腕に握る魂を狩る魔性の鎌を一振り。
付け根からウェイブの影の、その鍛え終えた左腕が飛んだ。ぼっという音共に溢れる鮮血の赤とその匂いが、己の中の黒い魔族の血を滾らせるのを強くヒロは意識した。
滾る破壊衝動、吼える殺人衝動、許さぬと断じる過去の思い出、悲しみの歌を歌う記憶、そのすべてに終わりを告げるため、眼前の偽者を滅ぼせと告げる理性。
心を許した友を傷つけるのは、例えその写し身に過ぎぬとも、かくも心地よいものか、かくもおぞましいものか、かくも胸を締め付けるのか! かつての大戦より久しく忘れていた戦場の非情さを、ヒロは思い出していた。
置き土産に大輪の紅蓮の花を一輪咲かせて、一息にリトル・スノーの傍らまで飛びさがる。
「ミュウ、しばし時間を稼げ。私とスノーが止めを放つ! 奴もかなりダメージを受けている。お前一人でもある程度は押さえ込める。やれるな!?」
「任せて!」
問うヒロの肩、応えるミュウの脇腹から溢れる流血は、思いの外多く流れていた。床をまばらに血溜まりができている。彼女達もまた無傷ではないのだ。
ヒロと入れ替わりウェイブの影と切り結ぶミュウと、ヒロの全身を淡い白い光が雪の様に包んだ。
「“ヴィ・エラージュ”……二人とも女の子ですもの。傷跡を残すわけには行かないでしょう?」
悪戯っぽく微笑んだリトル・スノーだった。万人が祈りを捧げる天使像のように雄大で、やさしく美しい純白の翼を一瞬、背に広げた後、その翼を消して改めて全知の杖を構えなおした。
ヴィ・エラージュ。己の生命力を増幅させた後、それを他者に分け与える事で傷を癒す、ネバーランド大陸最高峰の治癒呪文だ。
まさしく聖女としてかつて統治した国民達からは崇められるリトル・スノーも、ヒロを含め、極限られた者達の前では童女のように振舞う事がある。
このような状況でそうして見せるのだから、異界チキュウから召喚されたという普通の少女も、大した度胸を得たものだ。
「女の子、か。ミュウはともかく、この年で言われてもあまり嬉しくはないな」
「そう? 出会った頃とそう変わらないじゃない。今の方が女性らしくなったかしらね?」
「二人とも和まないでよー! この人、凄く強いんだから!?」
女子呼ばわりにささやかに柳眉を寄せたヒロと、蒼い瞳に柔らかいものを浮かべたリトル・スノー、ウェイブの影相手に防戦一方のミュウだ。案外いいトリオのようだ。
剣戟の音だけでも鉄さえも切り裂けそうな、鋭い斬撃だった。それだけではない、一合ごとに増すかのような途方もない膂力。変幻自在、豪列と見えて軽快、峻烈にして重厚。
全てが一撃必殺の、ウェイブの影からの剣戟に、ミュウの精神力と集中力はかつてない勢いで消耗していた。
「この人、先生よりもっ!? 聞いて、貴方は本当にスカーフェイスとは関係がないの? ボクが初めて会った時、スカーフェイスはとても寂しくて悲しい目をしていた。
それは貴方の所為なの? 答えて!」
ウェイブの影は、振り上げたアギトを無情にも振り下ろして答えた。その翡翠のように美しい瞳は、だからこそ冷たい輝きを放っているのかもしれない。
生ならぬ生命を得た男の写し見は、その精神を忠実に再現しているのだろうか? それとも――。
それまでで最速の一撃を受けたミュウはバランスを崩し、床を転がった。何とか立ち上がろうとして気付く。右腕が曲がってはいけない方を向いていた。
「あうっ」
天魔剣こそウェイブの影の一撃に耐え抜いたものの、使い手たるミュウの肉体がそれに耐え切れなかったのだ。片膝を突き、左手に天魔剣を持ち直したミュウを見下ろすウェイブの影。
片腕を失い、度重なるヒロの業火に晒され、既に全身に傷を負っていた。失血によるものであろう。時の果てるまで変わらぬと見える顔は青褪め、一部が炭化して歪に変形している。
ああ、それでもこの幻は、意思もなく殺気も無いままに、エンディアに命じられた『塔の守護者』としての機能を全うせんと動く。ヒロが激情に駆られたのも無理はあるまい。これでは傀儡だ。
心を壊したあの男が、さらに他者の意のままに己の意思さえ失って動く。そのような姿、かつてのウェイブを知る者が許せるものか。たとえそれが中身のない偽者に過ぎなくても。
それは心を壊して尚、人間達の前に試練として立ちはだかったあの男を侮辱する以外の何者でもない。
それも、所詮は感傷に過ぎないのだろうか?
ミュウの手の中で変化が起きた。天魔剣のリアライズが解けたのだ。元が世界を一つ破壊できる程に強力な魔剣であるがゆえに、天魔剣・流星のリアライズ可能な時間は短い。
リアライズによる本来の身体能力が、エンディア世界に準じたレベルに落ちるのを感じながら、ミュウはその瞳に絶望の欠片も浮かべずに立ち上がった。それは人々の心を惹き付ける何かに満ちた姿だった。
幽鬼の如きおぞましささえ孕んだ闘気をウェイブの影は発していた。右下段、右腕だけで下げたアギトの切っ先を、ミュウへ。
「ジャドウでなくてすまんな」
「気にしてくれるの? ふふっ、ヒロ、貴方やっぱり変わったわ。勿論良い方にね」
何をこんな時に、と激昂するのが当たり前のような、ヒロとリトル・スノーの二人だった。
ただし二人を中心に渦巻く強大と言うも愚かな、凄まじい魔力は。ウェイブの影とミュウが、揃って二人の方を振り向いた。
「やるぞ、スノー。加減は無用! 存在の痕跡すら残さぬ!」
「あなたに罪は無いけれど、……ごめんなさい」
「「 ラ・デルフェス2 !!」」
世界の全てを染め上げる厳しく強く、そしてどこか優しく暖かい光が、大魔王の娘と異界の少女から、闘神の影へと放たれた。
巨大な十字を思わせる光の槍が無数にウェイブの影へと降り注ぎ、ウェイブの影を囲うように十字の光が連なる。
周囲に乱舞する光の粒子に次々とウェイブの影の肉体が消失して行く。そして、一際巨大な光の十字がウェイブの影の真上に顕現し、その姿を貫き光の中へと飲み込んだ。
全ての音は無音へ、全ての色は白へ、世界は光に満ちた。そして、どれだけの時間が過ぎたのか、ミュウはゆっくりと瞼を広げ、対峙するヒロとウェイブの影を見た。
両膝を着き――いや、その膝から下を失い、両腕も、岩の如き腹筋も、全身を光の粒子へと変えながら消滅し行くウェイブの影を、ヒロが静かに見下ろしていた。
その顔に浮かぶものを、ミュウは――。
「お前は、在ってはならぬのだ」
「…………」
如何なる感情の聞き取れぬヒロの声は、だからこそ、その心に秘めた思いの強さを語っていた。
それはウェイブの影に向けたものか、それともかつて本物のウェイブに言おうとした言葉であったのだろうか。
そして、ウェイブの影は、静かに、その眼を閉じたのだった。
「私からの手向けだ。……魔界招・轟炎」
残る全ての気力を振り絞ったものか、ヒロは、不必要なほどに強力な、自身の最大の炎を生んだ。
ラ・デルフェス2によって光へと崩壊し行くウェイブの影のすべてを、ヒロの炎が包み込んだ。
炎は、全ての罪を浄焼き払い浄化するという。今この時、ヒロの炎は破壊の猛々しさよりも、包み込むような暖かさが感じられた。
そして、ウェイブの影は消え去った。完全に。
「……」
ヒロは、じっと自分の炎が消え去ったその場所を見つめていた。何時までもそうしているではないかと思うほど、じっと。
見えない何かを見ようとしているように。じっと。
長すぎたかもしれません。もっとスパッと終らせようと努力したのですが……。とりあえずVSウェイブはおしまい。
お読みくださった皆さん、ありがとうございます。GJにはいつも励まされます。それえではまた何かの機会に。
読み応えあったぜGJ!
てかミュウとウェイブの繋がりって、スカーフェイスの事だったのかw
そういやあいつウェイブの息子で、ミュウと結婚するんだったな
327 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/28(木) 23:40:24 ID:zjsVJgwD
「いくわよ……ヒロ…とっても素敵なオチンチンを生やしてあげる」
「あ…リーエ…は、はやく…リ…リーエ」
リーエは潤んだ目で己にすがりつくヒロをベッドに寝かた。
「さ…股を開いて…」
『プライベート・レッスンV』
「はっ……はっ…はあああ…あはっ…あは…ん…んんんんっ…あううおおおおおおっ!」
リューンエルバが手を当てたヒロの股間。
そこからインナースーツを押し上げあり得ないモノがムクムクと顔を上げた。
「あううう……んっ…んふっ…は…はぁ……」
それは男性の性器から睾丸部を取り除いた擬似ペニスであった。
神経が連結しているのかインナースーツを突き破らんばかりに反り返り、どくどくと脈を打っている。
そのペニスをリーエは愛おしそうにペロと舐めた。
その繊細な手で軽くしごき、浮かび上がる血管に舌を沿わせる。
「はぁ…すご…インナーの上からでもわかるわ…いい匂い…とっても…素敵よ。ヒロ…」
「あはっ…せんせ…先生…な、舐めて…私の…しゃぶって…」
ヒロは耐えれないと言った口調でリーエの頭を掴み、フェラチオをせがんだ。
「んちゅ…ぺちゃれろ…ん…ちゅちゅ…ぺろ…はふ…」
インナーの上からのフェラ。
擬似ペニスを生やした魔王の娘に奉仕する女神。その姿はどんな言葉をもってしても形容しがたい。
リーエはヒロの尻に手を回しがっちりとホールドすると、しきりに空腰を振るヒロを責めたてた。
「あう…いい…いいの…そ、そこ…そこ…うら裏の筋……よ、弱いの…リ、リーエ…は、歯で…はむはむして…はむって…歯立てて」
リーエはその口を満月のように曲げ、ヒロの肉棒にカリッと歯を立てた。
「あんんおうううッ!あはっ…くる…昇ってくる…ゾクゾクって、ゾクゾクって…昇ってくる」
「可愛いわヒロ…でも、私がしてあげるのはここまで。今日はヒロのオチンポ、インナー
スーツの上からしごきなさい。パンティ履いてないから…そのまま直接、ね?」
ちゅと擬似ペニスにキスをして離れるリーエ。
「ん……あ…リ、リーエ…」
切なげな声をあげるヒロは震える腰を起こした。
「さぁ…手で握って。思いっきり握ってしごきまくるの…とっても気持ちいいわよ」
リーエはヒロを膝立ちにさせると背後からぴたりと張り付くように身体を密着させた。
そしてヒロの手を取り、優しくペニスに沿わせる。
「あう…ん、んふ…はぁ…わ、わかった。ん…ん…こ、こう?」
しゅっしゅ……とヒロが擬似ペニスを扱き始めた。
コツを掴んだのかだんだんとヒロの息が荒くなる。
それに満足したリーエはヒロのうなじにしゃぶりつき、背後からヒロの胸をむにゅむにゅと揉み始めた。
「あっ…リーエ…む、胸ダメ…触らないで…か、感じ−−−−くうううう〜」
眉間に皺を寄せ、ぎゅううと擬似ペニスを握りしめるヒロ。
328 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/28(木) 23:41:53 ID:zjsVJgwD
そして再びしこしこと扱き始める。
「そうそう…うまいじゃない…その調子、その調子…」
リーエは薄ら笑いを浮かべながらヒロの胸を存分に堪能し、己の胸をヒロの背に押し当てた。
舌を突き出し、苦しげに呼吸するヒロの姿はそんなリーエをそそるのに充分すぎた。
「はふ…とっても素敵だわヒロ…こんな手じゃなかったら両手で扱けるのに…」
「はぁんん…はぁはぁ…はっ…はっ…んん…はっはっあん…はっはっはっ」
ヒロが一心不乱に肉棒を掴みしごく、その顔には既に魔王の娘たる威厳などは消え失せ、
そこには熱くわだかまる精子を外に放出し、その快感を得たいという雌犬の顔があった。
「あ…あああ…っ…く、くる…くる…きちゃう、きちゃうううううっ!」
ヒロはまたしてもぎゅううとペニスを握り、チンポオナニーを中断した。
「あはっ…ダーメ、今度は止めたらダメよ。」
リーエはそう言うと背後からヒロのペニスを掴み、狂ったような速さで扱きだした。
「はっ…リーはああああああっや、やめてっうくうううう!」
「こうやってしごきまくらなきゃ…ちゃんとイけないわ」
にちゅにちゅとインナーはヒロの先走り汁で濡れそぼり、大きなシミになっていた。
「あはっや、もうしごかないでくれ!わ、私…出るっ!」
「え…何が出るのかな〜?ちゃんと言ってくれる?」
リーエはわざとらしく言った。その間もペニスを扱くことをやめない。
「あああっ出る…出るっ!」
「どこから?」
「あ…あああ…チ−−−−」
「チ…その先は?」
しゅしゅしゅとリーエは扱く手を緩め、問う。
「そ…そんな…口には−−−−」
途端に引いていく射精感。イキそうでイケない感覚にヒロは戸惑いを感じた。
「うふ、ならここで止めようか?」
「そ、そんな…」
「なら言いなさい、ヒロのどこから何がでるのかを…ね?」
「あ…リーエ…」
「先生の間違いじゃなくて、ヒロ?」
リーエは不気味な笑いを浮かべ、ヒロのオナニーを再開した。
今度は先ほどとは比べモノにならない程の速さで、リーエは手を前後させた。
ただ、ヒロがその言葉を口にしない限り射精できないように簡単な『呪』を掛けて。
「はあああああっ!ああっリ、リーエ…せんせっ!そ、そんな…し、扱い−−−−−」
329 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/28(木) 23:43:37 ID:zjsVJgwD
「大丈夫、言葉にしない限り射精できないようにしたから」
「い…いううう…んんんっ…ああ出したい…出したいのにいいいい…」
ヒロは堪えきれない。決壊寸前の擬似ペニスから射精したらどんな快感を得れるか知ってしまっているから−−−−−。
「なら、ヒロ」
リーエの最終勧告。
「……オ…オチンチン………ヒロのこの反り返ったチンポから出したいのっ!」
ヒロはついに魔王の娘としての誇りをかなぐり捨てた。
「何を?」
「精子っ!びゅっびゅってせーし出したいのっ!せ、先生ぃ!せーしをびゅうううってぶちまけたいのおお!」
「うふ、よく我慢しました。存分にイきなさい。」
リーエは呪いを解き、ヒロの限界を超えた擬似ペニスを握りしめた。
グググッとせりあがってくる白濁の熱いマグマにヒロは絶叫した。
「んんんおおおおっ出る出る出る!ヒロ、ヒロ射精しちゃううううっ!!」
どぶっ、ぶしゃばどばどばどぼびゅうううううう−−−−−−−
射精された精液はインナーにぶち当たり、ヒロの股間一杯にぶちまけられた。
それでもヒロはインナーにぴっちりと覆われた尻を振りたくり射精を続けた。
びゅううう……びゅ…びゅ………びゅ………
「あはぁ…あはああ…と…父様ぁ…ね…姉さ…まぁ…ヒロはヒロは…とっても…いけない…はしたない子です…はひ…」
壮絶なアクメ顔をしながらうわごとのように呟くヒロ。
そのヒロの頬に手を添え、濃厚な口づけをするリーエ。
そして…
「ヒロ……次は…私のプッシーに…そのチンポぶち込んで…」
リーエは自らの手で秘所をひろげ、粘膜をむき出しにした膣穴をみせた。
330 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/28(木) 23:47:38 ID:zjsVJgwD
「大丈夫、言葉にしない限り射精できないようにしたから」
「い…いううう…んんんっ…ああ出したい…出したいのにいいいい…」
ヒロは堪えきれない。決壊寸前の擬似ペニスから射精したらどんな快感を得れるか知ってしまっているから−−−−−。
「なら、ヒロ」
リーエの最終勧告。
「……オ…オチンチン………ヒロのこの反り返ったチンポから出したいのっ!」
ヒロはついに魔王の娘としての誇りをかなぐり捨てた。
「何を?」
「精子っ!びゅっびゅってせーし出したいのっ!せ、先生ぃ!せーしをびゅうううってぶちまけたいのおお!」
「うふ、よく我慢しました。存分にイきなさい。」
リーエは呪いを解き、ヒロの限界を超えた擬似ペニスを握りしめた。
グググッとせりあがってくる白濁の熱いマグマにヒロは絶叫した。
「んんんおおおおっ出る出る出る!ヒロ、ヒロ射精しちゃううううっ!!」
どぶっ、ぶしゃばどばどばどぼびゅうううううう−−−−−−−
射精された精液はインナーにぶち当たり、ヒロの股間一杯にぶちまけられた。
それでもヒロはインナーにぴっちりと覆われた尻を振りたくり射精を続けた。
びゅううう……びゅ…びゅ………びゅ………
「あはぁ…あはああ…と…父様ぁ…ね…姉さ…まぁ…ヒロはヒロは…とっても…いけない…はしたない子です…はひ…」
壮絶なアクメ顔をしながらうわごとのように呟くヒロ。
そのヒロの頬に手を添え、濃厚な口づけをするリーエ。
そして…
「ヒロ……次は…私のプッシーに…そのチンポぶち込んで…」
リーエは自らの手で秘所をひろげ、粘膜をむき出しにした膣穴をみせた。
331 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/28(木) 23:49:15 ID:zjsVJgwD
「んおおっリーエ、リーエッ!」
そしてリーエを組み伏せ、ヒロは腰を振っている。
「はん…は…あはっ…」
正常位でリーエの胸に吸い付き、握りつぶし、舐め回しながらその白い尻をリーエの股間に叩き付けるように振りたくっている。
インナーは引き裂くようにずり下げられ、ヒロはとろけたような表情でリーエにキスを繰り返す。
「リーエの膣中すご…まとわりついてく…るよォ!ぬるぬるってああああッ!」
「お、男みたいな…凛々しい女の子に…チンチンはやした大魔王の娘に犯されてるうう」
リーエは己を組み伏せる魔王の娘の尻に脚を絡みつかせ、精放出を急かせる。
「やめてく!言わないで、お願いだから…あんん…こ、こんな事…い、いけないのに…気持ちよすぎるよおお姉様ああああ」
「うん…うふ…はあん…すご…ヒロのが中で大きく…」
リーエは眼を閉じ、腹筋に力を込め全身全霊をかけヒロを締め上げた。
「あぐ…リ、リーエ…そ、そんな締めあげたら…私の…あくううう」
ヒロが胸を突き出し、ピンっとこれ以上ないばかりに反り返った。
「出して…ヒロのリーエの中にぶちまけて!」
手をリーエの豊満な尻に食い込ませ、一滴も漏らすまいと擬似ペニスを最奧までたたき込んだ。
「ああああっオチンチン溶けるううヒロ、ヒロ、ヒロまたイッちゃうのおおおお!」
びゅば、びゅばああぼどぼどぼどぶしゃあああああああああ−−−−−−−
そして大魔王の娘と女神は獣じみた性交を終えるとベッドに倒れ込むように沈んだ。
「はあ…はあ…さ、最高だったわ…ヒロ…」
「わ…私は死ぬかと…思った…」
「ンフフ…死ぬほどよかった?」
「…………………」
無言でヒロはそっぽを向いた。
「そう…今日はね、素敵なゲストを招待していたの」
「ゲスト……?」
「その子ね…とっても淫乱でオナニーが大好きな子なの…で、今も私達を見ながら…」
「ま、まさか……そいつは…」
「もういいわよ…でていらっしゃい。ミュウちゃん」
リーエの声と共に背後のクローゼットがカチャっと開いた。
「な…ミュウ……お、お前」
「はあ…せ、先生…ヒロさんず、ずるいよ…ボ、ボクも…仲ま…入れて欲し…あはっイクッボクまたイッちゃう」
ヒロより遥かに太いバイブを秘所と尻穴に突っ込まれているミュウが甘く喘ぎ、絶頂した。
「ふふふ……だって…どうする……ヒロ」
妖艶な女神の微笑み。
ヒロは己の秘所に新たな濡れを感じ取った。
fin
332 :
ヒロ×リーエ:2006/12/28(木) 23:54:09 ID:zjsVJgwD
>>323 あんた神だっ!GJ!
しかし、323とはよく投下タイミングが重なるな。
ダークモニカの時、二回ほど重なったような気がする。
なんにせよ、かっこいいヒロの後に俺のヒロ×リーエでヒロを汚してすまない。
エロいってレベルじゃ(ry
334 :
323:2006/12/29(金) 00:12:34 ID:ZsGonckh
投下タイミングは、同意見です。わざとじゃないんですけど、不思議と重なるんですよね。
まあ、これも一つの縁と言うことで。ヒロ×リーエも一段落着いたようでお疲れ様です。
とにもかくにもGJ! これからも頑張りましょう
ヒロのエロとバトルの作者さん達、お疲れ様&GJです。こちらも今日の投下で最終回。
「んっ……」
目が、覚める。
「ここは……私の部屋?それにもう夜なのか?」
いつの間にか下着姿でベッドに入っていたヒロは、ゆっくりと身を起こす。
「確か最後は森の中でオーヴィアに何かをされ……そこからが思い出せん。夢という訳ではないだろうが」
床に落ちている一着の衣装を見て、そっと手に取る。所々に綻びなどがあるものの、それは初めにスノー達に着せられたエプロンドレスだ。
「ふむ……時間も経った事で、呪いも解けたという訳か。とにかく、これで終わったということか」
クローゼットからいつもの服を取り出し、特に問題も起きることなく着替えたヒロは安堵のため息をつき、部屋の外に出る。
「あっ……」
「ミュウか」
外には、まるで待っていたかのようにミュウが立っていた。
(謝りにでも来たのか?)
とは言え、厄介ごとが終わって余裕が出来ている今のヒロにミュウやスノーに文句を言う気はなかった。
(まあ、こんな事をもうしないよう釘は刺して置かないとな)
そう思ってヒロは口を――
「あっ、ヒロお姉様ぁ」
開く前に、コテンとヒロはこけた。
「お、お姉様?」
「どうしたの、ヒロお姉様?」
いつもより仕草が女らしくなっているミュウは、よろけたヒロを体で支える。
「いやミュウ。今までさん呼びだったのに、何故いきなり私をお姉様と呼ぶ?」
「だって……ボク、お姉さまに愛されてメロメロだもん。もうお姉さまがいれば他に何もいらないくらい」
ヒロが尋ねると、ミュウは夢見る乙女のような潤んだ瞳で答えた。
「……はい?」
「もうっ、お姉様ったら覚えていないの?」
ミュウはそう言って指で自分の肩の辺りをさす。
「なっ、何だその痕は!?」
「何って、ヒロお姉様がボクに鞭を打った痕だよ」
いくつかついている赤い線にヒロは驚くが、ミュウは気にすることなく服を脱いでいく。
「ほかにも、これは縛られた時に出来たものだし、これはローソク垂らされて出来たものだし、この首筋の傷はヒロさんに噛まれてできたんだよ」
(おっ、覚えていない!覚えていないぞそんな事!?)
「わ、私は一体何をしたんだ?」
頭を抱え、思わずつぶやくヒロ。
「あっ、これって恥ずかしい事を告白させる羞恥プレイの一種だったんだ。ごめんなさいお姉様、ボク今からお姉さまにされた事言うね」
「いや待て言うな!言わないでくれ頼むから!」
必死にヒロは止めようとするが……
「あの後変な部屋に連れ込まれて、服の上から縛られて、鞭打たれたり蝋燭垂らされたり、木馬さんに跨らされたりべたべたする液体塗りたくられたり。お姉さまがあまりにしつこく色々触ってくるからボクも濡れちゃって、そしたらお姉様は言葉攻めで……」
「聞いていない!私は聞いていないからな!」
うっとりと、夢見る瞳で語りだすミュウと、耳に手を当て聞くことを拒絶するヒロ。
「『こんな事をされているのに、乳首を立たせて股を濡らすか、この雌豚』って罵られた後、乳首に洗濯バサミされたり、お尻を平手で叩かれたり、最後には張り形で穴を総司さん共々攻められたんだよ」
「だから言うなと…………え?」
何かトンでもない事をミュウが言ったような気がして、ヒロは聞かザル状態を止める。
「ミュウ、さっき何か聞き捨てならないことを言わなかったか?」
「えっ?あっ、ごめんなさいお姉様『こいつで貴様達の前と後ろを奪ってやる。光栄に思え』の台詞が抜けて……」
「そんな事まで言ったのか私は!?いや、そうじゃなく……もう一人いたとか」
猛烈に嫌な予感をし、ヒロは尋ねる。
「総司さんも捕まって、似たような事されたよ」
ヒロはそれを聞いた後、ばったりと力尽きた。
【今回の教訓、溺れていても藁は掴むな】
被害状況
ヒロ……いろんなショックで2日間部屋に閉じこもる。
オーヴィア……数日後、軽い火傷を負う。『恥ずかしい目に会わなく、襲われなければ良いって言ったから催眠術かけたのになー』(オーヴィア談)
ミュウ、総司……肉体的には軽傷、精神的回復の目処は今のところなし。
歳三、ジュリアン、ライエル、ヨアヒム、ガイザン、イレス、タケル……それぞれ全治1日から5日の怪我。
グレイヴ、文治……しばらくトラウマに。
おまけ1
「歳兄……僕、汚れちゃった」
「なっ、総司!?その破廉恥な格好はどうした!?」
「『これからは壬生狼ではなく壬生豚と名乗ればどうだ?』とか罵られたり、足で責められ『股間の剣も貴様は早いのだな』とか……それで最後には……最後にはぁ!?」
「しっかりしろ!しっかりするんだ総司!?傷は浅いぞ!」
おまけ2
「……………………」
「どう、グレイヴ?ちょっと可愛い服をスノーさんに貰って着てみたんだけど――」
「…………」
「えっ!?ちょっとどうして逃げるのグレイヴ!?そんなに私がこんな服を着るのが変だというの!?あっ、文治さ――って、文治さんまで逃げてるー!?」
これで『ヒロのお洒落大作戦!』と今年の投稿は終わり。来年から『スルク九』か『ヒロのラヴラブ大作戦!(仮)』をやります。まだどちらも構造だけで執筆はしていないので、小ネタが入る可能性もありますが。
神よ、漏れもう死んでもいいや…
続き読むまでは死ねないだろコレwww
殺せ!オレを殺せ!!
!?
あ、やっぱ殺さないで!続きが見たうわ何をするやm
341 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/29(金) 17:14:04 ID:5v7j6F0A
ふと思ったんだが…
このスレの主な職人様って何人いるんだろう…
そろそろ保管庫も欲しいな…
沖田かわいいよ沖田
リィンかわいいよリィン
漏れはリィンが投下されるまでいつまでも待つぜ
神々も投下後でチャージ中らしいし、点呼でもやろうぜ
まず1 ノシ
2ヒロは漏れの嫁
3。ミュウはオレの嫁だ
348 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/31(日) 18:19:36 ID:7rQGva0z
4、ウルゼルは俺のペット。
今年もあと僅か。
ヒロの『皇女の秘め事』に始まり、
暗黒モニカの『ココロノナイテンシ』で女武芸者、沖田、カレン、ウルゼル、シルヴァネール。
んで『プライベート・レッスン』でもっかいヒロそれからリューンエルバ、ちょっとミュウ……満足だ。
「エロス」と感想ももらえたし作者冥利に尽きる。
スレの職人さんも読者さんも皆、ありがとうございました。
来年もよいお年をノシ
明日はスルクと姫始め、と。
>>348 色々と作品投下乙でした
特に「ココロノナイテンシ」は群を抜いてエロかったよ、マジで。
6、じゃあシェリーは俺のもの
352 :
スルク九:2007/01/01(月) 21:55:47 ID:OxEX9BPJ
皆様明けましておめでとうございます。今年第一作目は、約一ヶ月ぶりのスルクの続きです。
ウチの目の前で、兵真はがつがつとウチが出した料理を食べている。
「思ったより美味いな。昼前に食べるにしては豪勢過ぎるような気がするが」
「別に……荷物運んでもらうお礼のようなもの。それと思ったよりは余計」
今ウチらがいるのはいつもの屋敷ではない。シャルルウ島にあるウチの実家だ。
ここに連れ込むのは簡単だった。ただ単に早朝兵真の部屋に行き、実家から荷物を運ぶのを手伝って欲しいと頼んだのだ。
当然、初めは断られた。まだ陽も出ていない時刻に無理やり起こされて力仕事を頼まれるのだから、ある意味当然ではあるが。無論、この事態は想定済みであり、そこからウチは強引にしかし一生懸命頼み込んだ。
初めは『そんな面倒な事を俺に頼むなよ』とか『リィンでも連れて行け』とか言っていたが、最後には折れた。
「ところで、お前は食べないのか?」
「ウチはもう食べたし、それに持て成す側は食べないのが、ここでのしきたり」
先に食べたのは本当であるが、そんなしきたりは無い。このたくさんの料理は、兵真に食べさせるために用意したのだ。
「もっと食べる」
「言われなくても食べるよ。お前のせいで朝食食っていないからな」
そう言って兵真は食べるペースを早めた。
兵真がウチが出した料理を全部食べてもらわないと、作戦がうまくいかない可能性がある。早朝、朝ごはんを食べる前に彼を連れ出したのもそれが狙いだ。
……これらの料理に少しずつ入れた『薬』、いや『毒』を全部服用してもらわなければいけないから。
「あー、食った食った」
30分後、料理を全部綺麗に平らげた兵真は、腹をさすりながら箸を置いた。
「ごちそうさま。しっかし、お前ここまで料理が出来たんだな。味付けも良かったぜ」
「今日のは、気合入れた」
何しろ全部食べてもらわないといけないのだ。不味かったり口に合わなくて食べてくれなかったら困る。
「ここまで本格的なものが作れるなら、いい嫁さんになれるんじゃねえか?」
ドキンッ。彼の言葉に胸が高鳴る。
「お世辞はいらないし、余計なお世話」
「お世辞じゃねぇよ。リィンや雫じゃここまで手の込んだものは作れないだろうし……よ」
と、兵真は体から力が抜けたように椅子の背に凭れ掛かる。
「どうしたの?」
「いや、なんつーか頭がボーっとして、体がだるい……」
『アイヌの毒』には二つある。一つはトリカブト毒による麻痺。そしてもう一つは……毒草と蜘蛛を混ぜて作った複合毒。効果は若干の筋肉弛緩に加え、極度の興奮による思考力の低下。肉体的、精神的に相手を麻痺させる毒だ。
「大丈夫?」
ウチは、ゆっくりと兵真の傍に寄る。
「あー。なんか身体も熱くなってきた……料理に酒でも入れたのかよ?」
薬や毒を盛ったとまで考えが行かないようだ。それとも、もうそこまで考えられなくなったか。
「お酒は入れていない……兵真」
そう言って、ウチはだらけきっている兵真の少し盛り上がっている股間部分をズボン越しにさする。
「んっ……どうしたんだ、スルク?」
兵真は少し身体を震わせた後、不思議そうに股間を撫でているウチの手を眺めている。
「ウチが……兵真のを鎮める」
そう言って、ウチは兵真のジッパーを下げていった。
>>352 新年早々投下きたこれ(*´Д`*)
続き自体は1ヶ月ぶりでも、各作品が繋がってたから気にならなかったり
急かすわけじゃないけど、
>>309の作品も期待して待ってるよ
スルク&リィン期待あげ
355 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/03(水) 13:56:34 ID:3YygzQjH
sageちまった…
356 :
スルク壱拾:2007/01/04(木) 16:55:19 ID:pdpy3tZI
「何……やってんだ?」
だらりと力が抜けた身体を椅子に預け、顔を赤くしている兵真がウチに問いかけてくる。
「じっとしてて」
ウチはそう言って兵真のを取り出し――
「うわぁ」
直ぐ近くで見るソレに、ウチは思わず感嘆の声を漏らした。
「これが、兵真の……」
ソーセージとは違い中に芯があるような弾力と、生暖かさを手に感じる。ウチは心臓の高鳴りを感じながら、ゆっくり両手で擦っていく。
「……どう?」
「いや……頭がぼーっとして、わからねぇよ」
軽い筋肉弛緩が起きているのだからか、それともウチの握る手が弱いのか。
「じゃあ……もっと強くする」
軽く添えていただけの手に力を込め、ウチは兵真の肉棒をギュと握った。
「あっ……」
両手に、今まで以上に肉棒の熱さと感触が伝わる。ゆっくりと手を上下に動かし、そして……
「ちゅっ」
亀頭の部分に、唇を当てる。
「変な、感触」
ウチは口から舌を少しだけ出し、亀頭の先っぽを舐める。
「あー……」
「気持ち、良かった?」
今だボーっとしている兵真が小さく頷くのを見て、ウチは少しずつ、ゆっくりと舌で亀頭をそしてその周りを舐めていく。
(変なにおいに、変な味)
先っぽから出てくる精液とは違う、どこか透明な汁を舐めとりながらさらに続けていると、
「あっ……」
掴んで舐めている肉棒が、初めより少し大きく、そして硬くなったような気がした。
「はむっ、んぐっ、んっんー」
小さな口を開け、ウチは少しずつ肉棒を奥に飲み込んでいく。練習の時に使ったソーセージより大きい兵真の熱い肉棒が、喉に詰って少し苦しい。
チュるっ レロレロ ちゅぶ ちゅぶ
頭を上下に動かし口で扱きながら、舌で先っぽを攻めていく。
「うっ、うあっ……」
咥えたまま見上げると、兵真は目を閉じ、気持ちよさそうに身体を震わせていた。
(兵真……)
「はっ……ンンッ?」
いつの間にか、肉棒から手を離していたウチの左手が、ショーツの中に入っていた。
ちゅ ちゅく
「んむっ、あっ、あむっ」
指が勝手に擦り上げるように動く。その気持ちよさに身体を震わせながらも、ウチはさらに兵真の肉棒を攻めていく。
そして……
「んっ」
ビビュル ドピョ ドブドブドブっ
「んっ!?」
兵真が少しうめいたと思った途端、肉棒から液が吐き出され、どっぷりと口の中に溜まっていく。一瞬吐き出そうと思ったが、肉棒から放出が止まるのを待ち、口から離して少しずつ……
「んく、ごく、んっ、ごくんっ」
(……やっぱり、苦い)
そう思いながらも、ウチは兵真の出した精液を全部飲み干していった。
スルクハァハァ('Д`;)
股間押さえながら続き待ってまつ!
す…スルクGJ!
こんな上質な作品の後で申し訳ないが、単発ネタ投下。
ガングレO.D.の隠し要素を極めたヤシなら理解できるはず。
兵真「なぁリィン。今日のクエストでキー見つけたんだけど、これ使えるのか?」
リィン「見たところ、サモンキーみたいですね。使ってみましょうか?」
兵真「ああ、頼む」
("契約者の鍵"を使った)
ガリーノ「ヒャハハハハ もがけ!喚けぇぇっ!!」
兵真「・・・・。」
リィン「・・・・。」
グレイヴ「・・・・!」
ミカ「なっ…ガリーノ!?」
ガリーノ「何だね君達は? 私が気持ち良く演奏しているというのに」
ミカ「ふざけないで!今度は何を企んでいるの!?」
兵真「これって、もしかして……」
リィン「…並行世界の同位体、ですね……」
ガリーノ「全く、失礼な連中だな。状況を詳しく説明して貰おうか?」
ミカ「あなたは私達の敵とでも言えば十分かしら。グレイヴ、棺桶の準備を!」
兵真「まぁ待てって。状況は説明するよ…リィンが。」
リィン「や、やっぱり私ですか…」
ガリーノ「成程… 別の世界から来たもう一人の私が、本物を差し置いてのさばっている訳だな」
リィン「本物とは言い難いんですが、そういうことです」
ガリーノ「孤高の幽霊ギタリスト、ガリーノ・クレアーレ・コルシオネの名で神を気取るとは不届きな…!よし、私も君達と共に戦う事を約束しよう。」
兵真「は?」
リィン「へ?」
ミカ「え?」
グレイヴ「・・・・」
〔ガリーノが仲間になりました〕
屍「おい、何の騒ぎだ?」
RB「俺達の部屋まで響いてるぜ……って」
屍・RB「ガリィィノォッ!!」
ガリーノ「ふん、相当に敵が多いと見えるな。」
兵真「おい、ちょっと待――」
屍「朽葉流・奥義…!」
RB「カモオォォォォーーン ベィベェェェッ!!」
ガリーノ「見るがいい、この力!!」
グレイヴ「・・・・」
ミカ「加勢するわ、みんな!」
兵真「てめぇら、外でやれぇぇぇぇッ!!」
ギターガリーノが出てくるとはwww
よく分からないけどいっきにガングレが欲しくなった
362 :
309:2007/01/06(土) 00:28:19 ID:9Nhv+RlE
ごめ、どうしても兵真×雫ネタ抜きでは描写しきれんかった>>作者の人
触れるのは最低限にしておくんで、勘弁してくだされ。
あと、リィンの設定とかちょっとデッチアゲ部分があるんで、
読者諸氏にはその辺りのことは眼を瞑っていただけるとありがたい。
全部まとめて一気に出そうと思ったけど、
楽しみにしてくれてる人もいるようなので、少しずつでも出すお。
んじゃ、1話目を投下〜
363 :
リィン1-1:2007/01/06(土) 00:34:23 ID:9Nhv+RlE
『ゲートマスター』リィン=サンロードと『ナイツ』日下兵真。そして、その仲間達。
偶然か必然か…そのどちらにせよ、彼らはこの地に集い、今日まで戦い続けてきた。
元の世界へ帰るため、己の信ずるもののため、己自身が生き延びるため、その理由は様々だ。
そしてついに、エンディア世界を脅かす秘密結社『ルイン』の首領ライゲンとの決着を見た。
しかし、戦いはそれで終わりではない。
最後の敵、それはエンディア世界そのもの。意思を持ったエンディア世界の化身『世界の卵』。
それこそが、彼らナイツをこの地に呼び込み、巡り合わせ、また戦い合わせた元凶だった。
その『世界の卵』との決着を間近に控え、ナイツ達はこの数日を過ごしていた。
異世界の戦友たちと過ごす、喧騒の中にあっての楽しい日々…その最後となるであろう数日を。
ある者は仲間と語らい、ある者は最後の戦いに向け己を磨き、またある者はいつもと変わらずに日々を安穏と過ごす…それは、そんな数日間だった。
そうして、何日かが過ぎた。
仲間と語らう者達の間では、戦いが終わった後のことが話題に上るようになった。
鍛錬する者は、決戦に向けての調整を終えたようだ。
日々をのんびりと過ごしていた者の眼光にも鋭さが覗いていた。
誰と示し合わせたわけでもなく、彼らは皆一様に「そろそろだ」という覚悟を滲ませていた。
世界を繋ぐ巫女…ゲートマスターの少女リィンもまた、そのうちの一人だった。
(世界を食らう『エンディア』…この世界も、他のみんなの世界も、全部を飲み込む存在…)
(それを止めるのは、ゲートマスターである私の使命…でも、あんな強大な存在に、私一人じゃきっと勝てない。それはわかってる)
(私には仲間がいる。兵真さん、スルク、ヒロさん、沖田さん、他のみんな…)
(だから、きっと負けない。きっと、勝てる。みんなが、兵真さんがいれば、きっと)
世界の卵を壊すことが出来れば、この一連の物語は幕を下ろす。
(でも、『世界の卵』を倒すことが出来たら…兵真さんは元の世界に帰っちゃうんだ…)
いつからだったろう。彼のことが気になりだしたのは。
憎まれ口の裏にある優しさと寂しさが見え出したのは。
私を小馬鹿にしたようなあの口調が、激励のように感じるようになったのは。
――わかっている。これが何という感情なのかは。もう否定するのはやめよう。素直になろう。
364 :
リィン1-2:2007/01/06(土) 00:39:43 ID:9Nhv+RlE
「兵真さん」
「なんだリィンか、何か用か?」
「…大事なお話があるんです。兵真さんが帰る前に、どうしても伝えたいんです」
「大事な話?」
「…もし、もしですよ。もしお話を聞いてくれるのなら…明日、島の北の岬に来てくれませんか?」
「北の岬?」
兵真はそんな場所に行ったことはない。
「裏庭の畑の先にあります。畑をちょっと進むと、二本の大木があって、そこを抜けて…」
その岬への道順を熱心に、事細かに説明するリィン。
「…という道順です。わかりましたか?」
「ああ、すげーよく解った。普段のときもこれくらい解りやすく説明してくれ」
「む。いつも私はしっかり説明してますよ。兵真さんの理解力が足りないんです」
「あー、そうかい」
いつもの兵真の憎まれ口。でも、決して悪意で言っているのではない。
不器用なだけで、本当は誰よりも真心がこもっているのだと、リィンは知っている。
「…待ってますからね」
「ああ…わーったよ、行ってやる」
「…なんですか、そのやる気のなさそうな返事は」
「ちゃんと行くよ。心配すんなって。約束だ」
「あ、言いましたね。…じゃあ、約束ですよ」
そして翌日。北の岬――
「今日も綺麗…」
見渡す限りのパノラマにため息をつくリィン。何度見ても、ここからの眺望は絶景の一言に尽きる。
裏庭のにわ&わに騒動の後、残った敵はいないかと哨戒しているときに、たまたま見つけた場所だった。
アジトから距離があるうえに薄暗い森の中を通るので、誰も訪れる者のない、リィンだけの秘密の場所。
思い出の――遠い、幸せな日々の思い出の――中にも、こんな場所があった気がする。
ゲートマスターの一族はずっと、『ルイン』に狙われてきた。
一族はその大半が命を落とし、生き残った者も散り散りになり、逃避行の中でリィンの両親も没した。
今ではもう、ゲートを自在に操る力を持つのはリィンたった一人しかいない。
もう何年も誰もゲート端末を開いた者がないという事実が、それを物語っていた。
それを知ったとき、リィンは決めたのだ。
ゲートマスターの最後の一人として、その使命を完遂しようと。そして、そのときまでは二度と泣かないと。
「兵真さん、来てくれるかな…」
何度も泣きたいと思った。何度も挫けそうになった。今だって、不安で仕方ない。
でも――隣にあの人がいれば、きっと頑張れると思う。
だから、待とう。あの人が私の隣に来てくれるのを。
リィン待ってますた('Д`;)
読み手としては、兵×雫は設定だけが存在する別物と捉えておくよ。
スルク本番突入やら単発ネタやらで、スレが充実してるのがマジ嬉しいわw
どう見ても純愛ものとしか思えん罠。
…後で凌辱ものになったりするわけ?(´・ω・`)
丸一日投下なくて(´・ω・`)ショボーン
うん、ネタでも書きながら待ってる
>>359 ガリーノでDSを使うと池田氏の声も相まって一気にシュールになるから困るwww
金髪スーツが飛んだり撥ねたり廻ったりwww
正直なところ、ガリーノネタ誰も通じないんじゃないかと思ってたw
エロまでの繋ぎに、次はSHネタを投下してみる
兵真「なぁリィン。今日のクエストでキー見つけたんだけど、これ使えるのか?」
リィン「見たところ、サモンキーみたいですね。使ってみましょうか?」
兵真「ああ、頼む」
("謎仮面の鍵"を使った)
???「ふははははーっ!今宵も華麗に参上………だっ…ち?」
兵真「なっ、こいつ…」
リィン「ヨアヒムさん、ですか…?」
ヒロ「これまた騒がしい奴が増えたものだな」
???「よ、ヨアヒムとは誰のことだら!? 俺の名前はグラン・はてな?だっち!」
兵真「もういいっつーの、バレバレだし」
ヒロ「これはもしや…」
リィン「並行世界の同位体、ですね…」
兵真「しっかし、こんな暑苦しいのが2人になっちまうとはな」
グラ(ry「何を言うだら。グラン・はてな?はこの世にただ一人だっち!」
ヒロ「リィン、混乱して暴れる前に説明してやれ」
リィン「そ、そうですね…。わかりました」
グラ(ry「ふはははは!なるほど、世界を救うのに俺様の力が必要だらか!」
兵真「いらねーから帰ってくれ」
グラ(ry「ふふ…試練の塔を制覇し、真の漢となったこのグラン・はてな?が味方につけば、恐れるものは何もないだっち!」
ヒロ「試練の塔… こやつ、まさかスペクトラルタワーを!?」
グラ(ry「何だら、それは?」
ヒロ「…違うのか、紛らわしい」
〔ヨアヒムが仲間になりました〕
兵真「やっぱヨアヒムかよ」
筋を一本通されたヨアヒムが来たww
372 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/09(火) 06:03:56 ID:T6r21Ifn
スルク&リィン期待あげ
373 :
スルク拾壱:2007/01/09(火) 10:26:30 ID:VUorGmiV
「はぁ……あぁ……」
兵真の荒い吐息を聞きながら口に吐き出されたのを飲み干した後、肉棒についているのも舐め取っていく。
「ごくっ、んっ、んんっ?」
やはり苦い。それに喉の通りも悪い。でも……もっと飲みたいと思うのは何故だろう?
ウチはテーブルに乗っている水が入ったコップを取り、ぐいっと飲んだ。
(後は……)
このまま『してしまう』のが当初の予定なのだが……当然だが、ウチにはどういうことをすればいいかという知識しかない。
「なあ」
と、そう考えていると声がしたので、ウチは兵真のほうを見
「何で俺達、こんなことをしてるんだ?」
背筋が、凍った。
(え……えええっ?)
毒によって赤らんでいた兵真の顔色が元の肌色に戻り、熱にうなされているようになっていた瞳も、今は焦点がはっきりとした状態でウチを見ている。
(毒が……切れた?)
ありえない。ウチが料理に入れた毒の総量からして、あと最低1時間は効果は続くはずだ。兵真が対毒用の装備をしていないのも確認していたし、それ以前に一度効いた以上、僅か10分でここまで毒性が弱まる事など絶対無い。
それこそ、体内の毒が何らかの手段で外に出されない限り――
(外に、出されない限り?)
ウチは思わず喉を手で押さえた。先ほど思いっきり兵真の体から吐き出されたモノを、ウチは全部飲み干して……
「おい、どーした?」
「はふっ……」
直ぐ近くに兵真がいるのに、はっきりと見えない。体が次第にふらふらしていき、口から吐息が勝手に出る。
……そーいえばー、さっき飲んだ水もー、兵真の食事に出したものだしー、毒も入れてたよーな?
「だから、説明しろよ。何で俺達は、その……こんなことをして」
兵真の声が頭に響く。
ああ、煩い。
(煩いから、塞ごう)
「って、ちゃんと聞いてむぐッ!?」
ウチは自分の口で兵真の口を塞ぎ込んだ。
「ん〜!ん〜っ!?」
ちなみにこれがウチの初キス。……とりあえず、水を飲んでおいたのは正解だったようだ。
「ぷはっ!って、ちょ!?」
ウチは兵真の胸元をドンと両手で突いて倒し、その上に跨いで乗りかかる。
くにゅ
「ひゃん!」
腰を下ろしたウチの股部分に、兵真の肉棒が当たる。一度吐き出したからか、あのときのような硬さや熱さは感じないが……
(気持ち……いいっ!)
「あんっ、んっ、あっ、あっ……!」
ショーツ越しに感じる、柔らかな肉の感触。その心地よさにウチは酔い、腰を押し付けるように動かしていった。
大きく間取りを取られた出窓から、慎ましく差し込む月光が、彼女を淡く照らし出していた。仄光る月輪の様に、彼女の周囲も白く輝いているようだった。
天上の名工が、銀から作り出したような、細く長く、美しい光沢を持った髪。小さな雪と言う名前に相応しい、未踏の新雪の様に穢れざる肌。
憂いを湛えた唇は、少しだけ開かれ、見る者の胸を切なさの刃で切り裂いてしまいそうだ。
雪に覆われた土地だが、肩の覗く白いドレスと、シースルーの上衣、足元はミュールと寒さを感じていないような出で立ちであった。
リトル・スノーと言う。
一国を預かる女王の唇からは、やりきれなさを密かに孕んだ溜息が零れた。暖炉に暖められた室内に、吐息が白い霧の様に広がる。ぱちっと、くべられた薪が爆ぜる音が響いた。
リトル・スノーが背後を振り返った。女王の寝室の入り口に、不届き物の影が一つ。
「ジャドウ」
臣民が聖女として崇める女王の声には、普通の人間と変わらない少女の響きが混じっていた。ジャドウと呼ばれた男の影は、おもむろにリトル・スノーに近づいてきたかと思うと、
人形でも抱え上げる様にリトル・スノーの膝の裏と背に手を回して持ち上げ、天蓋つきのベッドの上に放った。
水鳥の羽毛を絹で包んだベッドの上で、スノーは良く弾んだ。
「きゃっ」
軽く声を挙げるスノーの声に、これから起こる情事への不安と、わずかばかりの期待が聞えた。
彼女もまた、健康な年頃の女性であった。そして……
「みたいなーー!? きゃーきゃー」
「……」
「お前なあ」
「あうう」
ヒョウマ達が拠点にしている別荘の、特に日当たりの良い二階の窓際で、テーブルを囲む幾人かの反応が上のセリフであった。
斉藤小雪という女子高生に、黒髪に異形の左腕のヒロ、オレンジの髪と蒼穹色の瞳のミュウ、
それに小雪の傍らに立てかけてある、月を擬人化したような全知の杖に宿るリトル・スノーが、この茶会のメンバーだった。
キャーキャー騒いでいるのが小雪で、沈黙しているのがスノー、ヒロは呆れて、ミュウはこの手の話に慣れていないのか、顔を赤くしている。
事の発端は、異なる人生を歩んだ同一人物とでも言うべき斎藤小雪が、リトル・スノーと互いの恋人についての話を一晩掛けてしたのが発端らしい。
小雪の方はまだ初々しい恋人の初心者みたいな状況なのだが、一方のスノーはもっと『進んだ』関係だったわけで。
召喚された当初と違い、エンディア世界にも慣れ、女子高生離れした度胸を見につけた小雪は、それを赤面しつつ話の種にしたのである。
「でねでね、そのジャドウさんて触手あるんだって、ショクシュ、触手って! きゃーきゃー、なんかヤラシイー!」
「あ、あははは」
乾いた笑いはミュウである。ヒロにしてみれば実の兄の話であって、
あの性格ならスノーに小雪の想像通りの行為を強いてもおかしくは無いな、とちゃっかり思っている。
「スノー、お前と本当に同一人物か小雪は。というかあんな性格だったか、あやつ?」
「…………はい、一応」
小雪の口を借りてしたスノーの返答は、消え入りそうなほど小さかった。話すんじゃなかったと言う後悔と、羞恥が満載の声であった。
小雪は一人ハイテンションの頂から降りずにキャーキャー言い続けた。スノーの堪忍袋の緒が全て切れるまで。
その日、別荘の一部を粉砕した光の渦は、奇妙な事に発動者である小雪自身を狙ったものだったとか。
事情を知らぬ仲間の一部が首を捻ったが、幸いにしてその理由は伏せられたままだった。
遅ればせながら新年明けましておめでとうございます。
軽く、試運転的に書いてみました。
グレイヴやらウェイブやらわにやらバトルばっかりかいていた反動か、エロスが書けません。バトルを書くかエロスを書くか……
そしてスルクGJ。食べられるつもりが食べちゃうわけで。ワクワク
375 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/09(火) 18:32:42 ID:P8FK1aQc
>>374 エロスを求む。
圧倒的な文章力と描写が繊細なので
俺のダークモニカなんて足下にも及ばない作品ができるはず。
期待して待ってます、ガンガレノシ
追伸:触手、ツボに入った。GJ。
確かに文章力がすごいな
ついじっくりと見てしまうよ
関係ないけど、チョコボと魔法の絵本に出てくるシドがガリーノに見えてしまう
377 :
リィン2-1:2007/01/10(水) 00:00:45 ID:GlMXmSQd
なかなか本番シーンにいけなくてスンマソー
…漏れはリィン好きなはずなのに何でこうなったのかorz ごめんよリィン(´・ω・`)
探索に出た雫が倒れて担ぎ込まれたと兵真が知ったのは、今まさに出かけようとしていた時だった。
「倒れたのは麻痺毒が原因ね。探索に出るなら、薬はちゃんと持って行くこと」
「ああ、次からは気をつけるように言っとく」
血相を変えた兵真が医者の心得がある者を手当たり次第に訪ねまわったところ、
リューンエルバが雫を診てくれた。
「で、今はどんな様子だ? 熱はあるのか? 他に怪我は?」
「落ち着いて。別に何でもないわよ。麻痺毒は抜けたし、今は眠ってるだけ」
「なんだよ、暢気だな…ったく」
「あら。どうやら彼女、だいぶ寝不足だったみたいだけど?(・∀・)ニヤニヤ」
「あー…」
リューンエルバの視線が妙に痛い。兵真としては思い当たる節が多々ある。
「元気なのは結構だけど、女の子のことはもう少しいたわってあげること」
「あ、ああ…」
「〜…」
数時間後。兵真は頭を抱えていた。
「ひょーま、どーかしたの?」
「…うっせえ。また寝不足になっても知らねえぞ」
結局、兵真は雫が目を様図まで付き添っていた。
そしてその挙句、兵真がついていてくれたと感激した雫とそのまま…というわけである。
ついつい勢いに流されてしまったが、若さゆえの過ちは認めたくないものである。
「…とりあえず、俺はシャワー浴びてくる」
「あ、わたしもー」
「おま、バカ! そんな格好で出てくる奴があるか!」
「だいじょーぶだいじょーぶ。こんな時間に誰も来ないって」
ほとんど全裸に近い格好のまま、シャワールームへそそくさと入っていく二人。
(しまったな…リィンとの約束をすっぽかしちまった。まあ、正直に事情を話せばわかってくれるか…)
リィンは『物分りがいい』少女だ。兵真が約束を忘れるなどいつものこと。
今までもしっかり事情を話せばわかってくれたし、後で埋め合わせを要求されるかもしれないが、
それで丸く収まってきたところもある。
『もう兵真さん、どうして頼んでおいた買い物を忘れちゃうんですか!』
『仕方ねえだろ、忙しかったんだ。龍馬と土方がケンカを始めるし、ヨアヒムは――』
なんだかんだで皆を取りまとめる兵真の様子に苦笑して、リィンは言うのだ。
『じゃあ、今から買出しに行きます。罰として兵真さんは荷物持ちですからね』
『はぁ?』
そうして兵真は、文句は言いながらもリィンのわがままに付き合ってくれる。
…そう、普段であればそれで済んだのかもしれない。
ただ今日だけは、今日だけは違っていた。今回の『約束』だけは、違ったのだ。
378 :
リィン2-2:2007/01/10(水) 00:07:43 ID:fOFw3AhT
今日だけ違っていた点がもう一つあった。
こんな時間に誰も来ない、という雫の言葉は正しい。普段であれば。
たいていの者は寝ているか、起きている者も野暮な横槍を入れることはない。
――うつむいたリィンがトボトボと帰ってきたのは、そんな時間帯だった。
そう、今日に限ってリィンが出かけていなければ、兵真と雫の様子は、
誰の目に触れることもなく、いつも通りの朝を迎えていたはずだった。
そして、まるで何者かがそう意図したかのように、リィンは正に目撃してしまう。
兵真と雫の仲睦まじい様子を。二人が抱き合う様子を。
「――!」
柱の陰に隠れたリィンからは二人の様子はこれ以上見えない。いやむしろ、見たくなかった。
頭が混乱して、言葉が出てこない。柱の陰から飛び出して、兵真の名を大声で
叫ぼうとしたが喉がカラカラになって声が出せない。心臓を鷲掴みにされたような、
痛みなのか怒りなのか解らない、ぐちゃぐちゃな感情だけが胸のうちにある。
「…こっち」
立ち尽くすリィンに小声でそう促したのは、スルクだった。
手を引かれるまま、リィンはアジトの外へ連れ出されていく。
そうして、館にはいつもの静寂の時間が戻った。
館の外で、リィンとスルクは無言のまま立ち尽くしていた。
スルクはリィンをじっと見つめる。言葉はなくとも、その憐憫と同情の表情が、
全てを語っていた。『だからやめておけと言ったのに』と。
「…知って、たの…?」
コクリ。何を、という目的語を欠いた問いに、スルクは無言で頷いた。
「――!」
自分だけが、知らなかった。
そういえば、先日スルクに「兵真さんに気持ちを伝えようと思う」と
相談を持ちかけたことがあった。それに対しスルクは「好きにすれば。
でも、やめておいた方がいいと思うけど」と言うだけで、取り合おうとしなかった。
あの時は、単にいつもの彼女らしい言動だと思った。
しかし思い返してみれば、スルクの顔に浮かんでいたのは憐憫と同情、
そしてわずかな優越感ではなかったか。
スルクは知っていたのだ。兵真の隣にいるのは雫であって、
自分や他の誰かがその間に入ることなど出来ないと。
そしてその『他の誰か』――リィン――よりも、
自分はその事実を知っているぶん、半歩だけ先んじていることを。
「あは、は……私、何やってるのかな……」
「今日は休んだ方がいいかも」
うるさいうるさい。知っていたくせに。全部知っていたくせに。
全部知ってて、私を笑いものにしたくせに。今だって嗤っているくせに。
――そうぶちまけたくなる衝動を必死に抑え込む。
「ん、ありがと…大丈夫…だから」
「そう」
――おぼつかない足取りで自室に戻ると、リィンは初めて泣いた。
泣かないと決めたはずなのに、涙が後から後から溢れて止まらない。
そして次の日、リィンの姿は館から消えていた。
『みつけた…ゲート…マスター……』
重苦しい、この世界そのものが呻いたかのような声が、どこからか聞こえた気がした…
続く…
うわぁぁぁぁぁぁ
修羅場展開こえぇぇぇよぉぉぉぉぉ(((゚Д゚;)))
しかし恐い物見たさで続きが気になる。エロも気になる。そのヒキも気になる。
リィンこわいよリィン
ぐちゅっという粘性の高い水音と共に、か細い少女の悲鳴が断続的に零れた。
ぐちゅぐちゅぐちゅ、水音は止まらない。一定のリズムに基づいて、水音は終らぬメロディーを奏で続ける。
「はっ、はあん、ああ、んあああ」
だから、少女の悲鳴も止まらない。いや、これは悲鳴だろうか。幼さを残した極上のソプラノには、
紛れもない悦楽の成分が色濃く混じっている。年頃の少女や少年が耳にすれば、頬を赤くして、思わず顔を背けてしまうような、そんな声。
太陽の光量の変化による夜の帳が降り、別荘からも灯された明かりがひとつ、また一つと消えては、吹き行く風の子守唄に耳を傾ける夜の時間であった。
灯りが消された一室、そこが艶と媚に満ちた声の出所だった。
一つっきりのベッドには、一人の少女が少年に組み敷かれていた。レースのカーテンを通して、より薄く、淡い光になった月の輝きだけが、少女と少年を照らしていた。
少女はむしろ幼女とで言うべき幼さであったが、少年から与えられる快楽によって熱せられた雪色の肌には、汗が珠を結び、薄紅のヴェールを掛けている。それは紛れもなく色を知る『女』の反応だった。
少女の体から零れた汗と、お互いの発する体液とが混じり合い、部屋の中の空気には淫靡さが明確な成分となっていそうだ。空中で手を握れば、その掌に妖しい性の成分が残りそうなほど。
じょじょに激しさを増してゆく二人の動きに、丁寧に選択され、気持ちの良い日にたっぷりと干されて清潔なシーツはしわに塗れ、
二人の性器と性器とが繋がった箇所から滴り落ちる白みを帯びた粘液と、様々な体液に濡れそぼっていた。
体をすっぽりと覆うようなボリュームのある髪を、大輪の花の様にシーツに広げながら、白から薄いピンクに変わりつつある桜の花びら色の唇と、時折覗く八重歯は、
交換し合い混ざり合った二人の唾液にてらてらと光っている。今も、互いの二枚肉びらを貪るように重ねない、鼻から甘い吐息を零す。
「んん、んう、あんん。……あはあ」
額にある十字傷と赤い髪、それに斜に構えているような瞳が特徴的な少年――兵真――の指が、組み敷いた少女――シェリー――の首筋を撫で、
白から紅へと色づきつつある肌に、とけいってしまいそうな淡い色の、胸の二つの突起を掠めるたびにシェリーは悲鳴に似せた、快楽の声を上げる。
甘い香りのする、少女特有の肌に唇をあて、思い切り強く吸う。シェリーが己のものであるという証拠。性の快楽に交えた烙印。
シェリーは、ぴくんと身体を震わせ、声を一つ挙げて答えた。拒否の素振りさえなくシェリーはヒョウマのキスを甘受する。暑い火箸でかき回されている様に、
熱に犯された理性は喜びの感情と興奮によって、とうに消え去っていた。
「あん」
その間も、ヒョウマの腰の動きは止まらず、シェリーの幼いつくりの膣の最奥を容赦なく抉り続けている。
元々過敏な、成長を始める初期の肌に、性の悦楽を他ならぬヒョウマによって覚えこまされ、それからもシェリー自身が望んで肉の喜びを交え続けた二人である。
ヒョウマはシェリーの快楽のポイントを知り、その指と唇が、シェリーの身体で触れていない箇所など無いに等しい。首筋に触れた唇は、
そのままシェリーの肌をすべり、更に唇から伸びたヒョウマの舌が、妖しく蠢いて紅白の入り混じる肌に降りた霜の様な汗を舐め取っては時折また強く吸った。
与えられる快楽を逃すまいと、シェリーの細くしなやかな両足は、月夜に水面を跳ねる若魚のように伸びてから、ヒョウマの腰に妖しく、緩やかに弧を描いて絡みつく。
獲物を捕らえた女郎蜘蛛を思わせる、雌の本能がさせた動きだった。
シェリーの唇から零れ出た声は、何処までもヒョウマに懇願し、脳髄の奥深くに刻み込まれた雄を揺さぶる声だった。
「ああ、ひゃああ、ううう。だめえぇ、わた、私が変になっちゃう、からあっ。ああう!」
心地よく耳朶を打つシェリーの嬌声をもっともっと謳わせる為に、ヒョウマの腰は一段と前後の動きの速さと、その激しさを増す一方だ。
浅く引いた腰が素早くシェリーの膣の入り口の近くを様々な角度から虐めれば、シェリーは強弱のついた官能に支配された声を挙げる。
ぐんと引いた腰を思い切りよく押し出せば、八割ほどしか埋まらぬシェリーの膣を串刺しにし、狭く全体で押し包んでくる肉襞とのこすれあいに、
低くヒョウマがうめき声を漏らすのと合わせてシェリーも、大きく長い、尾を引く声を上げる。
「んああああ、ひゃあーーん。だめぇ、それ、止めてえ。私が、壊れてしまいますう!」
「壊れまえよ、おれは嫌いになんかならない、ぜ」
「ひゃん、ああ、そんな事言われ、てもお。だめ、だめ、壊れちゃ、あっ、んああああ―――!?」
骨が折れてしまいそうなほど、背を仰け反らせ、幾度身をよじりながら、
許容を超える快楽に耐えようと、シェリーはベッドに仰け反った背と頭を押し付け、押さえきれぬ絶頂の波を、
食い千切られそうな締め付けと肉襞の動きでヒョウマに伝えた。たまらず、ヒョウマもそれに答える。
「っぐ、出すぞ、シェリー!」
「へぇ? あ! ひゃあん、んん、ふああ。あ、熱いのが、お腹の……中で暴れてますわ。あん」
ヒョウマの肉杭から、苛烈な勢いで迸った液体の熱さと、子宮の奥まで差し込まれ元から無い隙間を押し広げ、更なる快楽の波を立て続けにシェリーに送りつけて、
脳髄に奔った電流に似た快楽に、ヒョウマの腰もシェリーの膣の蠢きに合わせて打ち震えた。
ごぽごぽと、逆流した何度目かのヒョウマの白濁の液が、繋がりあった二人の秘所とシーツをまた新しく濡らした。
ふうっと満足の吐息を零して、ヒョウマはシェリーを押しつぶさないように気をつけながら覆いかぶさり、互いのぬくもりを伝え合った。
オーヴィアとの関係から始まり、シェリーを巻き込んだ三人の関係は実に当人達を満足させながら、今もこうして続いていた。
とりあえず書いてみました。こんな感じです。ストーリーが無いのが欠点。
そしてリィン怖えええ! 修羅場ンバだ。どうなっちゃうのか、続きを待ってます!
383 :
スルク拾弐:2007/01/12(金) 16:02:13 ID:Oz27viAc
ちなみに珠樹家については、兵真の十字傷エピソードと同じくオリジナル設定です。
(あー……何が起きてんだよ、一体?)
「ふっ、んっ、はぁ……」
スルクが俺の腰の上に馬乗りになり、腰を振っている。
……始まりは今朝、昨日里に帰っていたスルクが俺の部屋にやってきて、自宅から荷物運ぶのを手伝って欲しいと言ってきた。そんなの面倒だし、態々俺がやる事でもないので初めは断ったのだが、あまりにも強引に頼み込んでくるので俺は手伝う事にした。
ゲートと歩きでシャルルウのスルクの家まで移動。そして荷物を運ぶ前に朝食を戴いて……
(で、体が急にだるくなったと思えば、急に起ってきた俺の肉棒を、スルクが手と口で愛撫してきて)
スルクが俺が吐き出した精液を飲み込んで少しした後、ようやく少し動けるようになった俺は、スルクに問い詰めようと……
(した瞬間、キスされて押し倒され……こうなってる訳で)
「んっ、兵真のがっ、擦れてっ、あっ」
スルクは、ちょうど俺の肉棒が勃起していて、なおかつ障害物がなければ挿入できそうな位置に、腰を下ろしている。
(そーいや、向こうの世界に戻ったら、雫の両親に挨拶しておかないとな。やることやっちまったし)
まだ中学生である一人娘の純潔を奪った事をその両親に、しかもやった本人が話すことではないのだろうが、
(あのアホ女、家に帰ったら絶対『おかーさん、赤飯作ってー』とか言って、俺達の事を全部話すに違いない)
今までの経験上、どれだけ念を押したとしても、絶対雫は口を滑らすだろうという事を、嫌というほど俺は理解しているからだ。
それならば俺のほうから言ったほうがまだいい。少なくとも、雫の口からいらぬ事が出ることに比べれば。
(珠樹の小母さんのほうは雫以上の天然だから問題ないだろうけど、小父さんのほうは……日本刀で斬りかかられそうだな)
思い出すのは今から6年ほど前の互いに小学生の頃……ちょっとした事情で、雫とキスをした時の事だ。
その日の晩、雫は御飯の団欒時に『ひょーまの子供、できちゃうかも』と両親に言ったらしい。
それは当時、キスをすれば子供が産まれると誤解していた故の、雫の言葉なのだろうが……雫の父親は『この日下のガキがぁ!よくもうちの娘を嫁に行けない身体にしやがったなぁ!?』と大声で叫びながら木刀持って俺の家に乗り込んできた。
(あの時、おふくろが襲ってきた小父さんを、大雪山おろしで投げ飛ばしたから助かったんだよな)
ちなみにそれから3時間後、小母さんが出来立ての赤飯もってやってきて、のびている小父さんを回収すると共に『ふつつかな娘ですが、よろしくお願いします』と、俺に頭を下げてきた。
(というかふつー、10に満たないガキ達が子供作れるわけ無いだろうし、それ以前に疑問に思えよ少しは)
無論、誤解はその日の内に解いた。なんだか婚約させられそうにもなったが、それも断った。
(今回は誤解じゃなくマジでやったからなぁ。あの熊のようにごつい小父さんを相手にすることを考えたら頭が痛く……おっ?でも良く考えたら、今なら本気出したら逆に殺してしまいそうだよな?寧ろ、片手でも勝てそうか?)
「兵真……」
と、必死に現実逃避をしている俺にスルクが声を掛けてくる。
「雫のほうが、気持ちよかった?」
腰をもぞもぞと動かしながら、スルクは訊ねてくる。
「…………知ってたのか?」
「見た」
俺が訊ねると、スルクはこれ以上無い簡潔な言葉で答えてくる。
「ウチも、兵真の事が好き」
スルクはそう顔を赤くしながら言った。
雫に完敗しスルクにまで先を越されたリィンの明日はどっちだ
>>384 1.雫を(ry
2.スルクを(ry
3.兵真を(ry
4.その他
数日ぶりに覗いてみたら何だこのザマは…
どれから読むべきか迷っちゃうじゃないか!
387 :
スルク拾参:2007/01/14(日) 00:34:05 ID:u95ayRqk
「……いやまあ、そう言われるのは別に嫌いじゃないけどよ……なんでそれで逆レイプになるんだ?」
突然の告白による驚きよりも、俺はまずそこが気になった。
「だって……ウチ、女らしくない。だからこうでもしないと、兵真ウチの事を見てくれない……」
そう言って、ぽろぽろとスルクは涙を流し始めるのを見ると、なんだか俺のほうが悪い気がしてきた……こっちが被害者なのに。
「って、何で泣くんだよ!?」
「お願い……嫌いでもいいから、ウチのこと……抱いて」
そう言って、とうとうスルクは俺に馬乗りしたまま泣きじゃくった。
(どーすりゃいいんだよ!?や、やはり抱けばいいのか?)
とは言え、俺には雫という恋人……とまで行くか良く判らないが、やる事はやってる相手がいる。それにスルクを抱いた事をリィンあたりにばれた場合、物凄く困った事になりそうな気がする。
(いや待て、これは逆レイプだ。ならちょっとくらい『反撃』したとしても、それは正当防衛になるわけで。据え膳食わねばなんとやらとかいうし……って落ち着け俺!?何やる気満々になってるんだよ!?)
欲望と理性が鬩ぎ合い、俺は両手で頭を押さえて身体をよじる。
(かといって、断ったら……やばいような気がする。第一、俺まだ体ろくに動かないし)
と……
「んあっ!?」
「ど、どーした?」
俺の上でビクリと震えるスルクは、潤んだ目で自分のスカートを捲り上げる。
そこから見えたのは、しっとりと濡れたスルクのショーツ。そして……
「あー……身体は正直って奴か?」
スルクの股に擦られ、すっかり固さを取り戻した俺の肉棒がそこにあった。
「んっ、ふっ……」
俺の上に乗ったまま、スルクは股で擦り上げるように俺の肉棒を刺激する。
「って動くなよおい!?」
「嫌、動く。あんっ、はっ、うんっ」
スルクは俺の懇願を無視し、さらに擦り上げる速度を早くする。
ブチリ
俺の頭の中で何かが切れた。理性が欲望に負けたとも言う。
「せいっ!」
「きゃっ!?」
俺は渾身の力でスルクを跳ね除け、さらにスルクの両肩を掴み、そのまま今度はこっちが押し倒す。
「ひょ、兵まむぐっ!?」
「……もう止めてくれといっても聞かねーぞ。これがおさまるまで、相手してもらうからな」
スルクの言葉を遮る様に、俺はスルクの唇を奪い貪った。
>>387 うおぉ!スルクキター!
このスレ見てたらスルク大好きになっちゃったぜ!
本スレの過疎りようと比べると、なかなかの投下率だよな
IF社員やヤスが覗いてそうな気さえしてくるw
>>387 ぐっじょぶ!
本番突入で更に期待してます
2chが閉鎖したらどこにリィンSSの続きを投下したらいいの?(´・ω・`)
2ch閉鎖事態デマっぽいし
そもそもPINKちゃんねるは2ちゃんねるとは別物だそうだから
心配あんめぇ
もしスルクもリィンも未完のまま閉鎖になっちまったら、
俺は死んでも死に切れぬ訳ですが
393 :
スルク拾四:2007/01/16(火) 00:07:53 ID:HtVU7KsE
「へぇ……ブラ、つけてないとはな」
「見ないで……」
スルクが着ている衣装の腰紐を解いた後、上着を脱がす。
「ウチの胸、小さい」
「まあ、確かに小さいな。けどよ……」
俺はそう言って、手をスルクのかすかにしか膨らんでいない小さな胸に伸ばし、
「ちゃんと、女の子してるぜ?」
右側の乳首を、ピンと指で弾いた。
「ひぃあっ!?」
スルクは可愛い声で鳴いた後、両腕で胸を隠そうとし、
「隠すなよ。隠したら、ここまま俺は帰るからな」
「えっ!?」
これは嘘だ。この滾りが治まるまで帰るつもりは毛頭無いし、まだここからゲートまで歩いて帰れるほど、身体が動けるわけでもない。
「駄目……帰らないで」
「じゃあ、分かってるよな?」
俺がそう言うと、スルクは震えながらも腕をどかし、胸をさらす。
「さーてと」
俺は今度は両手の人差し指を左右の乳首に当て、捏ね始める。
「んっ、はうっ、んんっ」
ビクビクと震え、何かに耐えるように目を強く閉じるスルクを見ながら、俺は顔を右の胸の前に持っていく。
ペロッ
「ひぃんっ!?なっ、なめっ、いっ」
左手は人差し指で乳首をこねる動きから中指を増やし挟むように弄りだし、空いた右手はスルクの内太股に差し入れる。
くちゅ……
「んあっ!」
「オイオイ、濡らしすぎじゃねえのか?」
股から距離的に拳一つ分はまだ空いているが、それでも濡れている感触が手から伝わってくる。
「こんなに汁を出すなんて、スルクはいやらしい子だな」
俺はそう言いながら、指を股の間で蠢かせる様に動かす。
「そんっ、なうっ、ことなっ」
スルクは反論しようとしているみたいだが、いつもは皮肉ばかり言っている小さな口からは、艶っぽい喘ぎ声しか出ない。
「……やべ」
「どう、したの?」
「なっ、なんでもねえよ」
(なんつーか……ゾクゾクしてきた)
いつもとまったく違うスルクの調子に、俺は正直言って震えが来るほど興奮している。
(変な趣味に目覚めてしまいそうだな)
俺は手をさらに奥に動かし、所々に染みが出来ているスカートを完全に捲り上げる。
「いやらしい子じゃないんだったら、何でこんなに濡らしているんだ?お漏らしでもしたのかよ?」
そう言いながら、俺は両手でしっとりと濡れたショーツの横部分を抓み、
「さて、ココはどうなってるんだろうな?」
さっと、下にずらしていった。
俺もゾクゾクしてきたw
続き待ってます
このスレ見て兵真×雫の組み合わせが物凄く好きになってしまったよ・・・。
どうしてくれるんだ、この気持ちwww
>>392 俺もこんな気持ちのままじゃ死に切れないな
本編やってる時は「雫(疾風も)って出す必要あったのか?」と思ってたけどな
心変わりって呆気ないもんだw
397 :
スルク拾五:2007/01/18(木) 17:53:23 ID:4DiZciJm
「……毛、生えてないんだな」
「そんな事、言わない……兵真の変態」
若干の驚きがこもった俺の言葉に、スルクは顔を逸らし涙目で言い返す。
「ここも、人によって違うんだな……」
ショーツを剥いで露になったスルクのその場所には、一本の毛も生えていなかった。雫もほんの少ししか生えていなかったが……スルクのそこには、どんなに顔を近づけて凝視しても、産毛すら見当たらない。
「そんなに、じっと見ちゃ……やだ」
「ごくっ」
皮を剥いた白桃のように濡れていて、そして綺麗なスルクの秘所。俺は口の中にたまった唾液を飲み込んだあと、顔をさらに寄せる。
チュブ
「んんっ!?」
蜜を垂れ流してる一本の筋に、舌を這わす。
「んっ、舐めちゃっ、キタッ、はうんっ!」
「ずずっ、気持ちいーんだろ?」
流れる蜜を舐め取るように、ゆっくり上下に動かし、わざと音を立てながら飲み干していく。
「やっ、いやっ、やめ――」
「止めていいのか?そんな事言うなら本当にしてやらねぇぞ?」
俺は舐めるのを止め、スルクの秘所から顔を離す。
スルクはしばらく息を整えるように呼吸した後、両手で顔を隠して、
「…………止め、ないで」
か細い声で、言う。
「わりぃ、聞こえなかった」
「ウチのを……舐めて」
「何処を、どういう風に?」
俺が意地悪く尋ねると、
「ウチの濡れているアソコを、兵真の舌で……舐めて」
顔を両手で隠したまま、スルクは足を左右に広げてきた。
「ああ、やってやるよ」
嗜虐的な興奮に胸をバクバクさせながら、俺はスルクの割れ目に舌を触れさせ、
「んああああっ!?」
そのまま舌を入れた。
「んっ!ああっ!あんんああああっ!」
(狭ぇな……指一本がせいぜいか?)
俺は顔を離し、右手の人差し指をスルクの愛液で塗らした後、ゆっくりと中に入れる。
「一本でこれかよ。俺のを入れたら裂けるんじゃないのか?」
「いっ、あふっ、ふっ」
締め付けとか以前に、入り口そのものが小さいということを俺は感じながら、指を前後に動かしていく。
「とりあえずもう少し慣らしておかねぇとな」
入れている指を抜き、中指と先ほどまでスルクの中に入れていた人差し指をくっつけた後、スルクの顔の前に持ってくる。
「舐めろよ」
そう言い放つと、しばらくしてスルクは手で顔を隠すのを止め、潤み焦点がぼやけている瞳でしばらくそれを見た後、
「……うん」
両手で俺の右手首を掴んだ後、俺の二本の指を舐めていった。
す、スルクは無毛ですか…(;´д`)ハァハァ
最近このスレ覗くのが、帰宅後のささやかな楽しみになってるよ
399 :
309:2007/01/18(木) 22:52:08 ID:MwLuheAv
なーんか、スクールデイズ(話でしか知らないが)みたいな、
修羅場ドロドロで真っ黒で救いようのないバッドな話が出来上がりそう…
我ながら書いてて悪乗りが過ぎた悪寒。だが私は謝ら(ry
…それでもここに投下して桶?
マジ望むところ
ダークモニカもwktkしながら読んでた俺には、どんな鬱展開も許容できる自信がある
401 :
ココロノナイテンシ:2007/01/19(金) 17:39:29 ID:B6Jw5mlM
シャドハ2のエロパロ専門スレってないのな。
ここに投下させて下さい。
下品な奴!
乱暴で、助平で、口が悪くて、しかも弱くて私たちの回復無しでは戦えないへたれ!
その癖、いつも強がってる貴方――無防備なくらいに私たちに背を預けて。
辛い過去を背負ってるらしいって知ってたけど、そんな心の深いところまで、誰かを愛してるなんて
気づかなかった。禁忌を犯してまで「彼女」に会いたいなんて。
ねえそんなにも、愛していたの?
愛しているの?
私は、そこには入り込めないの――?
「なあ……」
「何よ?」
同じテントで寝泊りするようになって久しいけれど、眠りと覚醒のはざまのウルに触られるのは
堪らない。だって、絶対言うんだもの。
「なあ…・・・そこに居るのはお前?アリ――」
「私はカレンよ――まあ、なんでも良いわ。眠ったら?体力が回復しないわよ」
そう言うと、泣きそうになって膝を抱えて眠りの世界に逃げる貴方。
そんな姿に思わず手を伸ばしそうになった。
眠りの中でも、無意識でも良いから。
抱いて、欲しい。
私を壊すくらいに、抱きしめて欲しい。
大好き。大好き。大好き。
気が、狂う――あの、日から。
あの日。
咲さんから貰った写真。
信じたくなかった。
「宿命」なんて蹴散らかしてしまおうと思った。
未来は変えられると、信じようとした。
(でも、無理ね――)
「この、考え無しのバカ男!」
寝入って深く寝息をもらしているウルをカレンは軽くぶった。ピクリと身体を震わせると、
ウルは再び眠りの世界へ入っていく。
無邪気な寝顔。
子供みたいに。
思わずカレンは微笑む。
そして耳元に唇を近づけ、囁く。
「ウル?私ね――」
「…ん?あ〜ぁ?」
カレンはぴくぴくと動く長いウルの睫毛を見つめ、そしておそるおそる、まだ柔らかい頬に指を這わせた。
「私ね、あなたを――愛しているわ」
眠るウルの額にそっとカレンは口付けた。
(私も、禁忌を犯そう――神様、ただの一度だけ。ただの一回だけです。私を――許して!)
額から、頬へ唇を動かす。
熱いカレンの吐息が耳にかかると、条件反射のように、ウルはカレンに腕を伸ばした。
そっと、その腕をはずし、カレンは隣に眠るヨアヒムとアナスタシアを軽く打って、麻痺させた。
「ごめんね」
これで、朝までは忘却の彼方、だ。
「これで、二人きり」
カレンは覚えたての呪文を唱え、ウルをパニック状態にさせた。
カッと目を見開き、ウルが自分を見つめる。
「何も、覚えてない。何も、記憶に残らない。ね、ウル――」
ウルは本能のままに、カレンに覆いかぶさった。
「痛っ――!」
無理やり服を脱がされて、はずみでウルの爪がカレンの首筋に赤く筋を残す。
カレンは興奮するウルの防具を、一つ一つ冷静に剥ぎ取っていった。
最後の一枚を剥ぎ取る瞬間、思わずカレンは目を伏せる。
「嘘…・・・」
まだ男を知らないカレンは、下着の上からでも十分に分かる猛り立った男性自身を見つめ、息を呑む。
カレンが脱がせる間もなく、ウルは乱暴に自分の下着を取り去ると全裸のカレンにのしかかった。
「嫌っ、まだ――無理だってば!!」
乾いた秘所にぐい、と指を入れられ、カレンは苦痛に顔を歪ませた。
ウルの伸びた爪が、ガリッとカレンの中を引掻いた。
「痛い―――っ!!」
カレンは痛みに耐え切れず、ウルを押さえ込んで自分の胸元に抱き寄せた。
「パニックなのは分かるけど、ひどいじゃない?」
ぎゅうう、と窒息させる勢いでウルの力を抑え込む。
と、ちろり、とウルの舌が乳首を這った。
「ひゃ…ん!」
ぺろぺろと、ウルの紅く細長い舌がカレンの乳房を舐める。自分より小さい動物をなぶるように、
ウルはカレンの乳房を弄(もてあそ)んだ。
ちろ、ちろ、と舌が出入りを繰り返して自分の乳房を舐め、甘く噛む度に、カレンはずぅんと熱く煮えたぎる
何かが腰の奥の方に宿っていくのを感じた。
「ああ、ウル、ウル。良い。すっごく、良いの――」
傷つけられた蜜壷から、血の混じった蜜が、とろりと流れて太ももを汚した。
カレンはウルの身体をずい、と持ち上げて顔と顔が対峙するようにした。
「……ぐぅぅぅ」
自分を見下ろす、紅い瞳のウル。
「獣ね」
ふっ、とカレンは笑う。
「でも、それでも、良いの。それでなくちゃ、ね。貴方は『これ』を覚えていちゃいけないから」
そうしてカレンは、ウルの唇に初めて自分の唇を押し付けた。
思いがけなく、するりと舌がカレンの口内に入り込んだ。
そして、乱暴だった腕はゆるりとカレンを抱きしめる。
「やだ。目覚めちゃったの?」
カレンの危惧に反して、ウルの瞳はまだ遠くを彷徨ったまま、カレンの声が
聞こえないように柔らかな身体を抱きしめる。
カレンは苦笑した。
「また、『誰か』と間違ってるのかな?」
(それなら、それでも良い――)
カレンはしっとりと汗を掻くウルの背中に腕を這わせた。
キスをすると、その倍、キスを返される。
ぎゅう、とウルの男性自身を握ると、長い舌が乳房を愛撫する。
熱い口内に指を差し入れると、それが宝のように柔らかく舌が指を上下する。
カレンは身体をずらして、そっとウルの猛り立ってるものを口に含んだ。
(熱い…)
ぎりぎりカレンの口におさまるウルの男性自身をカレンは味わった。
ぬぷぬぷと淫靡な音を立て、カレンは唇を上下に、左右に動かす。
つつつ、と張った筋に舌を這わせ、ゆっくりと握った猛りをさすった。
ぴく、ぴく、とウルの身体が震え、震えるたびにカレンの唇を乳白色の液が汚した。
「入りたい」
いつものウルとは違う、低くこわばった声でウルが囁く。
「入らせて」
「ん」
カレンは入り口にウルの猛りを導いた。
「ああああああああっ!!」
ぐい、とウルはカレンを突き刺した。
カレンは思わず絶叫する。
(何よ、これ!?モンスターに噛みつかれる方が数倍マシじゃない!1)
カレンは口元まで届きそうなウルの熱い猛りに思わず吐き気を堪える。
ぐっ、ぐっ、と一定のリズムでカレンを突き刺す動きに耐え切れず、カレンは
脚をぎゅうう、とウルに巻きつけた。
それが更に刺激になったようにウルが激しく腰を上下させる。
「うっ、ああああっ。やっ――」
「欲しい、欲しい、欲しい――」
ウルはカレンの言葉が分からぬように、尋常でないほど腰を小刻みに揺らした。
痛いのに、脊髄が疼く。
疼いた熱さが脳を揺らす。
「あ、あ、あ、ウル――駄目。駄目、動かないで」
刹那、ぐい、とウルはカレンの腰を突いた。
「あああああああああっっっ!!!」
「きゃぁああああああああ!!」
熱い奔流がカレンの肉壁を満たした瞬間、二人は同時に達した。
翌朝。
「あれ、おいらのアクセサリが外れてるだっち」
「私のも。嫌だわ、これが無かったら麻痺しちゃうじゃない。蔵人さまは大丈夫かしら――カレン、
あなたは大丈夫?」
身支度を整え、膝を抱えて座っていたカレンにアナスタシアの無邪気な視線が刺す。
「ええ?私は大丈夫よ?どうして?」
「だって、すごい痣があるケド。胸元とか、真っ赤。何かあったの?」
「うう…ははっ。なななな、何も無いわよ!これは、アレルギーよ、アレルギー!この辺、虫もすごいしね」
のそっ、とその隣でウルが起き出す。
「頭、痛ぇ」
「見かけによらす繊細だっちな!風邪でも引いただらか?」
「いや…」
ウルはうつむいた。
「なんか、さ――すごい幸せな夢を見てた、気がする」
と、ウルは軽く頬を赤らめた。
「なあ、カレン?」
「ななな何よ?
ウルはすがるような瞳でカレンを見つめた。
「俺、お前に何かしてないよな?」
カレンは薄く笑った。
(したわ。すごーく、したの。そう言ったら、未来が変わるの?)
あっけらかんとカレンは首を振った。
「えっ?なーんにも。どうして?」
「だ、だよな!?あー、何だろ、腰がだりぃ…あっ、しかも防具が外れてるし!!やべぇ!」
いつもの日常。
いつもの戦いの日々。
カレンは忘れない。
禁忌を犯した事を。
至高の愛をまっとうした事を。
愛してると言えて良かった。
貴方を、抱いてよかった。
「さあて、準備は上々。行くか、石舞台へ――」
カレンは笑ってウルを見る。
あなたを守る為なら何でもするよ。
あなたに会う為になら時空も超える。
痛む下腹部が、痛い魂が、全身で言っている
ウル、あなたを愛してる――
きっと。
これは間違ってるけど、間違ってない。
間違った無いけど、間違ってない。
そっと、「アンヌのクロス」をカレンは握る。
ぐるぐると。
ぐるぐると、未来は回って、回って、回って。
ねえ、どこかの世界では、私はあなたの母親じゃあなくって、恋人として
出会えるのか?
間違ってるけど、間違ってない。
いつか、出会う貴方とは、恋をしよう。
新しい未来が待ってると、私は信じてる。
石舞台が回りだす――
「カレン!」
あ・り・が・と・う。
あなたに、会いたいと願うわ、ずうっと、
ずうっと――
<了>
エロSSなのに切ない…
GJ
以前はシャドハ専用スレあったんだけど、過疎って落ちたんだよな
エロが書けない俺は、
保守しながらネタを考え、投下することしかできない…
職人様方、ガンガレ!
別にエロじゃなくても面白ければいいと
スレタイに反して俺はそう思う
415 :
309:2007/01/23(火) 01:27:14 ID:2JBhIUta
リィン続き出来たお。
今までとは毛色が違うけどちゃんと続き物だからキニシナイ!
では投下ー
416 :
リィン3-1:2007/01/23(火) 01:30:20 ID:2JBhIUta
気づくと私は、どこかの宮殿か何かのようなベッドルームにいた。
ふかふかのベッド、綺麗なシルクのカーテン、豪華な装飾が施された天蓋、それらを照らすムーディな照明。
「お姫様みたい…」
子供の頃に聞かせてもらった物語を思い出す。女の子の憧れを詰め込んだかのような部屋。
『起きたか?』
懐かしい声がした。
「兵真さん…!」
兵真さんがばつが悪そうに私を見ると、ぺこり、と頭を下げた。
『悪かったよ、あの時は行けなくて。…話、聞かせてもらえるか?』
「……。雫さんはどうしたんですか…?」
『雫がどうして出てくるんだ?』
「だって…兵真さんは雫さんと…その、ゴニョゴニョ」
『何を勘違いしてるか知らねえけど、あの時は単に雫が具合悪いから診てただけだよ。
だいたい、俺と雫は幼馴染なだけで、特別な関係でも何でもねえの』
「…本当ですか?」
『本当だよ』
「本当に本当?」
『本当に本当だ』
「なぁんだ…そうだったんですか…」
『で、話って何だよ』
「じゃあ、聞いてください――」
私は兵真さんに話を始めた。この世界で出会い、共に戦ってきたこと。
私の過去のこと。今のこと。これからのこと。そして最後に…自分の気持ち。
「…私、兵真さんのことが大好きです。だから、私と一緒に、いてくれませんか…?」
言ってしまった。心臓が爆発しそう。早く、早く応えて――
『…俺もだよ』
ややあって、ぶっきらぼうに兵真さんが応えてくれた。
待っていた時間は、ほんの一瞬なのか、それとも数分なのか…それくらい私はドキドキしていた。
『俺もさ、その…リィンとは一緒にいたいと思ってる』
「…ッ!!」
感激で胸がいっぱいで、言葉が出てこない。
生まれて初めて、私は涙を――『嬉し涙』というものを流した。
思わず兵真さんに抱きついてしまう。そんな私を、兵真さんはそっと抱きしめ返してくれた。
「この部屋に連れてきてくれたの…兵真さんですか?」
しばらくそのままでいた後、私は兵真さんに尋ねた。
『いや、知らねえけど…にしても随分豪華な部屋だよなここ』
「まるでお姫様みたいですよね……ねえ、兵真さん」
『何だ?』
「…してみません?」
417 :
リィン3-2:2007/01/23(火) 01:33:51 ID:2JBhIUta
『何を』
「わかってるくせに。女の子の口から言わせないで下さいよ。相変わらず意地悪なん――ん…」
私の言葉をさえぎって、兵真さんがキスをしてきた。
「…ん…っ…」
『いいのか?』
「は、はい…」
兵真さんは私にもう一度キスをした。
「ひゃっ?」
『…軽いな』
兵真さんはいわゆる『お姫様抱っこ』で私を抱き上げると、
そのままベッドの上にそっと横たえる。部屋の照明を薄暗くすると、
兵真さんが私の服に手をかけていく。同じように、自分の服も。
「は、恥ずかしいからそんなに見ないでくださいよ…」
兵真さんが私の体をじっと見つめる。
次に兵真さんは、私にもう一度キスをすると、首筋や肩口にも口付けをする。
「んっ…」
ぴくん、と私の体が反応する。
そのまま兵真さんは私の胸やおへその辺りにも舌を這わせ――
「ぁ…んっ!」
一番恥ずかしい部分にも。でも、それがドキドキ、ゾクゾクする。
「ひゃ…ん……ぁ…恥ずか、しい…です…」
そうしてしばらくの間、兵真さんは私の体の隅々までを愛してくれた。
私は恥ずかしさと、それ以上に嬉しさと愛しさで、その間中、兵真さんに甘えていた。
『そろそろ…いいか?』
418 :
リィン3-3:2007/01/23(火) 01:34:24 ID:2JBhIUta
「はい…」
そして、兵真さんのが私の中に入ってくる。
私と兵真さんは互いに抱き合うような、体の正面と正面を向き合った状態。
「ん…ぁ…兵真、さ……あぁぁ…ぅん!」
入れられただけで、私は快感で意識が飛びそうだった。
『…初めてじゃなかったのか?』
兵真さんが、ちょっとだけ残念そうな声色を漏らした。
ごめんなさい、ごめんなさい、兵真さんにあげられなくてごめんなさい。
だって、私の初めては――■■■■■に■されて――あれ? 何だったっけ?
何だか、とても大事なことを忘れている気がする。私の頭の中の『理性』
という部分が、それを忘れたままにしてはいけないと必死に警告を発してくる。
一方で『感情』が、思い出したくない、イヤだ、と強烈な拒絶を示している。
『…そんな泣きそうな顔すんなって。俺は気にしねえから。過去のことも全部含めて、
お前なんだから。俺はそれ全部ひっくるめて、その…好きだから』
でも、兵真さんの優しい言葉で、そんな葛藤は消え去ってしまった。
兵真さんが腰を動かし始めた。表情をゆがめて、快感に耐えているみたい。
私も、それに伴ってどんどん気持ちよくなっていく。
「…ぁんっ…ふぁ…気持ち、いいです…兵真…さ……あぁ…ぅんっ!…あぁぁっ!」
私はもう、喘ぎ声が抑えられなくなってきた。
大好きな人に抱いてもらえるのが、こんなに心地よいなんて。
『っ…』
兵真さんも苦しそう…でも、私で感じてくれてるんだったら…嬉しい。
「あっ! 兵真さん…兵真さんッ! 好き……んっ! あぅ! んんっ!」
『リィン…っ…いくぞ…っ…!』
そうして、兵真さんのが私の中に――
「んぁ! …兵真さん…あっ! あぁぁ…んあぁぁぁぁ――ッ!!」
頭の中が真っ白になる。私は…気持ちいいのはもちろんだけれど、
それ以上に幸せで、嬉しくて、たまらなくて、絶頂の矯正を上げた。
「あ…ん…兵真…さん……」
一息つくように、私と兵真さんは互いに体を預けていた。
兵真さんの鼓動を感じる。すごくドキドキしているのが解る。私と同じ。
「兵真さん…大好き、です……」
その後も兵真さんは、何度も私を抱いてくれた。
大好きな人と一緒。兵真さんと一緒。私にとって、これ以上の幸せはないと思う。
そして私と兵真さんは、一緒に眠りに落ちた――
ふー、砂吐くかと思ったw 純愛は苦手っす。
最近のエロSS書くときの自分ルールだけど、
アレとかソレとかコレとか、直接的な表現を使わないと難しい。
とりあえずまだ続くんで、マターリ待っててくだせぇ。
あ、それと一言、謝らせてください。
兵真×雫とかの設定やらを色々使って書き進めていますが、
決して作者さんや作品を否定したりするつもりで書いてるのではありません。
自分の構想が未熟なゆえ、お借りしたことをお許しください。
不快に感じたら申し訳ありませんでした。
>>415-419 GJ!
ここ意外とふつーの純愛ってあんまりなかったからいいねぇ
ただ…なんか知んないけど続き読むのが恐い…なんでだろ…
422 :
スルク拾六:2007/01/23(火) 07:07:43 ID:MvzCQnEQ
ジュブッ
「んんん〜っ!」
俺の指先が二本、スルクの秘所に滑る様に入っていく。
「濡れてはいるんだけど……硬いよな。俺のが入るのか?」
だが、一本入れたときと同じく本当に先っぽだけ、指先から1センチちょっと中に入れただけで指が止まる。
「んあっ、いれっ、る?」
「ああ。こいつをな」
俺はそう言って、ガチガチに固まって天を向いている肉棒を指す。
「兵真の、おチンポ……」
うっとりとしたスルクの瞳は、肉棒に釘付けになっている。
「欲しいか?」
「うん……欲しい」
スルクは指を入れられている秘所に、自分の手を伸ばし、
「ウチのこのいやらしいおまんこに、兵真のおチンポ、入れて」
人差し指と中指を使い中まで見えるよう、くぱぁと音を立てながら女の部分を広げた。
「ずいぶんと素直に恥ずかしいこと言うんだな……いつもと違って、物凄くエロくて可愛いぞ」
もはや別人のように素直なスルクの唇を貪りながら、俺は入り口を広げるように指を上下左右に動かしていく。
「ふんっ、んっ、ウチ……可愛いっ、あっ?」
「ああ、可愛いぜ」
スルクの秘所にある豆の部分を、親指で弄りながら言う。
「はぁ、うんっ、リィンよりも?リィンより、んっ、ウチのほうが、ひゃっ、可愛い?」
俺の愛撫に反応しながら、スルクそんなことを聞いてきた。
「何でここでリィンが出てくるんだよ?」
秘所から離し、蜜によって濡れた指をぺろりと舐める。
「ウチよりも……リィンのほうが女の子らしいし、可愛い」
「あのな、リィンはリィン。お前はお前だろ」
俺は両腕をスルクの背中に回し、ぎゅっと抱きしめる。
「それに、少なくとも今のお前は、とっても可愛いぜ」
まあ、今スルクとやっているのは、逆レイプによる成り行きだが……
「嬉しい……」
そう言って、スルクも両腕を俺の背中に回し、抱き返してくる。
くちゅ
「んんっ!?」
「おっ……」
肉棒の先っぽに、生暖かい感触を感じる。
「兵真のが、ウチの入り口に……」
「み、みたいだな……」
俺は背中に回していた腕をゆっくりと下げ、腰に手を付ける。
「このまま、入れていいか?」
俺が尋ねると、スルクはコクリと頷いた。
「初めは痛いみたいだけど我慢しろよ。いや、本当に痛かったら止めるからな」
スルクは一度頷いた後、
「止めなくていい……好きにして」
「わかったよ……入れるぜ」
俺はスルクが再び頷いた後……スルクの腰をぐいっと下ろした。
【作品に対しては細かいことを言うつもりはありませんよ〜。別に謝る事でもないですし。楽しく書けて、読んでもらって、他の作者さんの作品を読めればば、それでOKです】
【リィンは嫌いじゃないんですが……いじけてたり、拗ねたりした姿のほうがイイと思うのは私だけ?】
>>419 夢…?それとも路線変更?
意味深だけど純愛GJ!
>>422 毎度毎度GJ!
長編なんで、テキストを保存して繋げて読むと更にイイな
一人の男が、じっと窓の外を見つめていた。陽の光の透過を許さぬ分厚い雲は、しとしととしのつく雨を降らしている。
硝子を這う透明な雫の流れを、男は無機質な眼で見つめていた。壮年にはいろうかという、4,50歳ほどの男だ。
黄緑に黄色いラインの入った軍服に身を包み、それなりに逞しい体つきをしている。皺の刻まれた顔は、冷徹も言える知性と、酷薄な印象を思えさせる。
男の左目が、ときおり電子の光を放つ。義眼なのだ。左目だけでなく男の左半身は、既に機械化処理を受けており、
大海にそそり立つ岩壁のように厳しい顔つきには、縦に幾巣じかの線が走っていたし、肘の上あたりで途切れた袖からは、銀色に鈍く光る鋼の腕が露になっている。
窓を叩く雨音に耳を傾けながら、男は背後を振り返った。呼び出した相手の到着を悟ったのだ。
「来たか」
銀河で万丈な声だった。低く重く、声を聞くものの胸にずしりと入る、そんな声。
入室してきたのは、若い女性だ。赤い色の瞳と茶色い髪。下ろせば腰までかかるような長く細い髪を両側頭部で纏めたポニーテールであった。動く時に邪魔にならないよう配慮しているのだろう。
すらりとのびた手足の付け根が露な、いささか露出過剰な深い青の服。腰のベルトには双眼鏡やサーベルが下げてある。
ガーターで吊るしたニーソックスと、手首から先を覆う膨らんだ襟の着いた白い手袋を身につけている。キビキビとした動作は何がしかの訓練を受けた人種を想起させた。
母の腹に宿る時に美を愛する神に寵愛を受けたに違いない鼻梁の線。きっと閉められた二枚の小さな肉ビラは、温室で育てられた薔薇の花びら。
しっかりと見据えられた赤い瞳は幼子の身体に流れる穢れざる血潮の色。
訓練の賜物か無駄な脂肪も筋肉も無く、適度に細められた四肢と、そこばかりは豊かに育った胸といい、街を出歩けば声を掛けてくる男には不自由する事はあるまい。
男は女性を、その氷から削りだして作ったような冷たい光を宿す双眸で見据えて、話を始めた。
「良く来てくれた。厳島少尉」
「はっ!」
厳島少尉と呼ばれた女性は、厳島エミリーという。眼前の男、ガイザンの唯一の部下であった。軍服のデザインこそ違うものの(実際はそれどころではないのだが)
共に軍に身を置いたものとしての共感か、この二人にはそういった軍隊的な上下関係が頑として存在していた。
かたや一軍の長、かたや一少尉である。本来なら雲の上の存在と、地を這う下っ端くらいの差がある。
今、彼らが身を置くこの『どこぞの富豪が立てた別荘』に集ったメンバーの中では、いささか浮いているとも言えた。ま、本人達は気にしていないし、他の住人たちも同様だ。
「閣下、それで本日自分をお呼びになったの理由をお聞かせ願えますか? であります」
「うむ。少尉、君にしか頼めないことだ」
「! じ、自分にしか、でありますか?」
「その通りだ」
重々しく男――ガイザンが頷く。『自分にしかできない』という部分がツボに入ったのか、エミリーはプルプルと喜びに震える体と、緩みそうになる口の端を、必死に抑えようとした。
どうも本職の軍人と言うよりはミリタリーマニアの気があるエミリーにとってはさぞや心地よい言葉だったのだろう。
ガイザンは、エミリーの様子を満足そうに見て、続きを話し始める。
「少尉は、ゼロスという男を知っているな? この別荘に居る目つきの悪い男だが?」
「ゼロス殿でありますか? それは一応。人柄はあまり良い方ではありませんが、見た目と口ほど悪い方ではないでありますよ? 雫殿などは『ツンデレ』だと言っていたであります」
内心首を捻りながら、エミリーは眼前のガイザン閣下の質問に答えた。おおむね、この別荘に居るメンバーの、ゼロスに対する評価も、エミリーのセリフと同じだ。
柄と口と目つきは悪いが、なんだかんだで面倒見は良いし、困った時に頼るとなんのかんのと愚痴を言いながらも手伝ってくれる。雫の評価はまた別として。
エミリー個人としては余り付き合いがあるわけではないが、クエストで一緒になった事や、銃火器の扱いについて二、三話をしたこともある。
32インチ砲の砲弾を買う金を工面しようと相談した時は、すげなく一蹴されたが。
「実はだな、あの男は私と同じ世界の出身らしい。とはいえ、私がこの世界に呼ばれた後の話だがな」
「閣下とでありますか。ですが、それならヒロ特攻隊長殿やミュウ配食長殿なども同じでは?」
「確かにな、だがあの男はまた特別なのだ。良いか、厳島少尉、あの男、ゼロスは我がドウム戦闘国家の技術をその身に持つ男なのだ。
私がサイボーグ化している様に、奴の両腕と、その生い立ちにも我がドウムの、人造人間および人体改造技術が根源的な部分で関わっているのだ」
エンディア世界ではアレな人に過ぎないガイザンだが、故郷においてはドウム戦闘国家の評議会を掌握し、冷徹な全体主義者として大戦に挑んだ有能な指導者だったのだ
(過去形である)。
かつて彼の故郷ネバーランド大陸で起きたその大戦において、彼ほど世界の真実を知っていた人間は極少数であった。
彼はその知ってしまった世界の真実から人類全体を護る為に非道な人体実験を繰り返し、兵を捨て駒として扱い、実の息子、妻をも実験の贄に供し、遂には自らの体をも作り変えた。
ガイザンは神ならぬ人の身で神に挑んだ男だったのだ。そう人の手で人を神をも超える存在へと進化させ、偽りの神と大宇宙の意思を屈服させんと企てた程の。
…………エンディア世界に来るまでは、だが。
「奴自身がそれを知っているかは分からんが、その技術については調査せねばなるまい。
私が奴の両腕のメンテナンスをしてやるという事である程度は調べが着く。少尉にはそれ以外について調べてもらいたい」
ガイザンは、戦略家としても、指導者としても、また科学者としても有能な人材『だった』。
あくまでも『だった』である。なお、戦略と戦術の違いについては諸氏自分で調べていただきたい、と趙公明も言っている。
「はあ、で、自分は何をすれば?」
「うむ。少尉には奴の生物としての機能を調べてもらいたい」
いまいち遠回しな表現に、エミリーは?マークを頭の上で点灯させた。
「生物でありますか?」
「うむ。端的に言うとだ」
「言うと?」
「奴が男として機能するのかどうか調べろ。というか孕め」
「ああ、なるほど。………………………………えええええーーーーーー!!!」
初めてカオスウォーズでガイザン閣下を見た時のあの思いをキーボードに託して書きました。
なんだよ、あれ、自分の妻を遺伝子の入れ物に過ぎないと実の息子に言ってのけたあの頃の閣下は?
枕を涙で濡らし、さすがにIFを呪いたくなったのも、いつかは良い思い出に変わると信じて……
追伸シェリー×ヒョウマはどうもいまいちだったみたいで、すいません。
427 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/24(水) 23:44:03 ID:k1fQ3XOz
>>424.425.426
実にワロタ。
エミリーの色仕掛けはたぶんゼロスには通じないだろうが…。
ゼロスにはエロスなオーヴィアとか大人の色気があるキャラが似合うと思う。
シェリー×ヒョウマ、描写細かくて好きだよ。
ダークモニカの参考にさせてもらったし。
>>426 >「奴が男として機能するのかどうか調べろ。といか孕め」
吹いたw
てかシェリー×兵真が普通に良かった件。
感想を多作品と一まとめにしてスマソ(
>>386)
銀河で万丈な声てw まんまだw
>>426 職人のカオスウォーズ版閣下への不満をひしひしと感じたw
それ以上にSF、GOC時代の閣下への愛情も
閣下は今回一番酷い自社キャラレイプ被害者だもんな・・
エミリーがどうやってゼロスとヤらせて貰えるようになるのか楽しみ
普通は逆のはずだけど
431 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/25(木) 14:08:24 ID:yxn0kAXA
「や、やめて下さいでありますっ!」
「うるせぇ!」
ゼロスはエミリーを自室の机に叩きつけ、俯せにすると引き裂いた制服から露出する白い背中をツッーと舌で這うように舐め上げた。
「はぁっ…あっ…」
ビクッと肩を震わせたエミリーの首を後ろから押さえつけると空いている片方の手で
短めのスカートの奥にある下着を引き裂くように太股までずらし、スカートをガーターベルトまで捲り上げ、尻を露出させた。
ゼロスの荒々しい手つきに肉つきのいい尻がぷるんと揺れた。
「や、やめてっ…や、嫌でありますっ!い、いやで…いやああっ!」
おそらくこれから自分の身に起こる事態を察したエミリーはいっそう悲痛な声を上げ、何とかゼロスから逃れようと脚をばたつかせた。
だが俯せの格好では何の意味もない。
「や…やめて…やめて…であります…」
エミリーの抵抗はもはや無意味だった。
「クククッハハハッなんだ、もう終わりか。女軍人さんよ?」
涙を目尻に溜めたエミリーの声をあざけ笑いながらゼロスはベルトを弛め、下半身を露わにした。
すでに痛々しい程、勃起したペニスが180度の角度で反り返り波打っている。
「ハッ、ガキが…つまんねーな。さっさとするか」
ゼロスは興ざめしたように息をつくと、エミリーの背後に立った。
即興で
>>426に便乗してみた。完全やおい系。
>>426ほど描写は細かくないが続き書いてもよかですか。
432 :
426:2007/01/25(木) 14:26:52 ID:yi9mAWqG
どうぞどうぞです。思うがままに書いてくだせえ、旦那。楽しみにしおりますよ。
433 :
スルク拾七:2007/01/26(金) 00:41:06 ID:NR8qvS9Y
ズブリッ
「くぅううんっ!」
肉を貫く破瓜の音と、目をぎゅっと閉じているスルクの悲鳴のような高い声が混ざる。
「……い、痛くないか?」
俺はそう言うものの、実を言えばこっちこそ痛い。スルクの中に入れ奥に当たったかと思うと、とんでもない強さの締め付けによる痛みに襲われた。
「んっ!んんっ!んんんんっ……んはぁ」
スルクは暫く俺にぎゅっとしがみついていたが、やがて一息つくと共に目を開く。
「ふぅ……はぁ……あ……」
「そ、そんなに痛かったのかよ?」
意識が朦朧としているようなスルクに流石に俺は続ける気も起きず、肉棒を秘所から抜くと、
どびゅるっ
流れてくるのは少しの赤が混じった、大量の愛液。
「痛くは……はぅ……それほど……無かった」
確かに今のスルクは荒い息をしているものの、痛みに耐えているようには見えない。
(破瓜の痛み具合にも個人差ってのもあるのか?)
「じゃあ、さっきのは……」
「兵真のオチンポが……あぅ……ウチの奥に……はぁ……当たった時に……」
スルクは口元に手を添え、俺から目線を外した後、
「その……気持ちよすぎて……いっちゃった」
今まで以上に顔を真っ赤にしながらスルクは告白する。
「って、紛らわしい真似するなよ!?あまりに痛いのかと思って、中断までしたんだぞ!」
「だって、本当に気持ちよくって、奥にこつんと当たった時、頭がビリビリって……それに、兵真は一度絶頂しているけど、ウチはこれが一回目――」
理不尽な怒りを表す俺に対し、アセアセと必死に言い訳をするスルクが妙に可愛らしい……
が、今の俺は、とにかくヤリたいのだ。
「痛くないんなら、続けるからな」
俺は再びスルクの腰をがっちりと掴み、肉棒を宛てる。
「えっ?ちょ、ウチまだいったばかり……それに。兵真の目、怖い」
肉食動物に追い詰められた小動物のようにビクビクと震え、何とか逃げようとするスルク。
(あー、余計に興奮してしまうんだけどよ……まっ、良いか)
唇を舌で舐めながら、一気に肉棒を秘所に突っ込んだ。
「んああぁあああああっ!?」
俺の肉棒を、今度は痛くないがやはりきつい締め付けで膣は迎え入れていく。
こつんっ
「〜〜〜〜〜!?」
根元から2センチ余裕がある状態で、肉棒が何かに当たって止まる。
「あっ、奥っ、はぁ、あたってっ、んあっ!?お、押さなっ、これ以じょ、はいらぁ、ひぃ!?」
「くっ……お前の中、狭くて、物凄く熱いぜ」
スルクの喘ぎ声と悲鳴を無視し、俺はさらに押し上げるよう腰を密着させる。
「あついのっ、ぐりぐりって!んああああっ!またっ、またいっちゃ……!」
「わりぃ、俺ももう……」
我慢することなく俺は腰のスピードを上げ……
「……出るぜっ」
どぉくんっ びゅっ びゅるっ
「んああぁああああっー!」
狭いスルクの膣の中に、俺はたっぷりと精を吐き出した。
中田氏ktkr
436 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/26(金) 20:38:53 ID:7Q2lCQw9
その小さな背に覆い被さり脅えた小動物のように震えるエミリーの耳元でゼロスは言った。
「ヘヘヘッ…ろくに濡れてもねーのに突っ込まれるってのはめちゃくちゃ痛てーんだろ?なぁ、軍人さんよォ?」
「ひっ…」
その意味を理解したエミリーの顔がサァっと青ざめた。
そしてゼロスはエミリーのぴちっと閉じた秘所にペニスの先端をあてがった。
「い、いや……いやです…いやっ、いやっいやあああああっ!閣下!ヒロ特攻隊長殿!ミュウ配食長殿!リューンエルバ教育指導官長殿―――――――」
エミリーはあらん限りの声で泣き叫び、己の知りうる人物の名を呼び助けを求めた。
「ヘヘヘ…死にな」
ゼロスはエミリーの耳元で死を宣告すると、エミリーの豊満な胸に手を回し、鷲掴むと腰に
反動をつけ、エミリーの秘所にペニスを無理矢理挿入していく。
メリメリ…ズブ……ズブズブ…ズニュウウウウッ!
「はっ…あぐっ!ぎぃっ…はぎいいいいいいいいいいっ!」
破瓜の耐え難い激痛がエミリーの下腹部を襲った。
ゼロスはそんな事はおかまいなしに尻に腰を密着させ、ペニスを根元まで埋め込もうとさらに腰を突き出す。
「ひぐっ!痛い、痛いであ、あり…あっぐぎ…もう、はっや、やめ…でありま――あああ!」
頭をふり、エミリーは絶叫した。
「ううっ…いいぜ…たまんねーな、ハハッ!テメェのアソコ、いい具合に締め付けやがる!女になった気分はどうだ?ああ?」
ゼロスは眉をひそめ、征服感と共にエミリーのきつすぎる処女膣の締め付けに喜々としながら荒々しい抽送を始めた。
腰を尻に叩きつける度に尻肉が震えエミリーの背が激痛に反り返り、豊かな胸がぷるんぷるんと上下に揺れた。
「ああ…こ、こんなの…ぐ…ひ、酷すぎ…あります…い、いやあああっ!」
ゼロスは力の限りエミリーの秘所にペニスを叩き込む。相手の痛みなど知ったことではない。
鮮血が飛び散ろうが、膣口が裂けようが関係ない。自分が満たされればそれでいいのだ。
「おおっ…やべ…そろそろぶっ放つぜ。イイ声で鳴きやがれっ!」
「−−−!!や、嫌であります!そ、それだけはっ…妊娠の…私はまだ子供など産みたくないであります!」
振り返ったエミリーの頭を机に叩きつけ、ゼロスはラストスパートを掛けた。
「いいねェ、その声。もっと泣けよもっと喚きやがれ…へへへへッ」
パンパンと音がするほどゼロスは激しく突き上げた。エミリーは一突き、一突きごとに
膣内で太くなり、ビクつくペニスの変化を感じ取り、半狂乱になって足掻いた。
「いやっやめてっ!!だめで…はぎっあります!あぐっ!だ、出さないで、お、お願いであっんんっだめええ!」
「うっ…で、出るっ!」
エミリーの叫びとゼロスの呻きが重なった瞬間、膣内でペニスが爆発した。
ぶびっびゅううううううううっぶゆくびゅくびゅくびゅ…びゅううぅ……
「んんううううっ…あ…は……そ、そんな…な、中で……いや…いやああ……いやああああああああっ!」
膣内でじわじわと広がっていく精液を感じながらエミリーは泣き叫んだ。
ゼロスはペニスを挿入したまま、満ち足りた痙攣を終えると、再び動き出した。
「何ひたってんだバーカ。まだ終わんねーよ、俺が飽きるか、お前がイカれるまでやり続けるんだよ。ガキのことなんか
知らねーな、勝手に産んでろよ。ハハハハハッ!」
「と…こんな感じな同人誌、作ってみたんだけど…どうかなぁー」
オーヴィアはガイザンに自作の同人誌の一部を見せながら言った。
「な…何たる卑猥な…こんな…こんなモノ…」
ガイザンはぶるぶると震えながらこめかみに青筋が浮かび上がった。
「あ、ごめんなさい。おじさまにはこういうの合わなかったかな」
「購入する。価格は?」
「へぇー、意外だな〜。一冊1000ディアよ」
「他にもあるのか。」
「んーと…後はミュウちゃん×リーエ先生のレズものにヒロちゃんフタナリ化×リーエ先生。ダークモニカちゃん×ディアーナさん
とかねー。ミカちゃんのは今、制作中。おじさま、リクエストあるなら1万ディアでオーダーメイドするけど?」
「全て購入する。オーダーの件も後日、連絡する。」
「あはっ、毎度ありー。」
>>436 ゼロス……( ゚д゚;)
↓
ちょwww閣下wwwww
ちょwww閣下wwwww
439 :
スルク拾八:2007/01/29(月) 08:40:41 ID:/fEZjFf9
スルクの小さな膣に精液で一杯に満たした後、俺は肉棒を引き抜いた。
「んんっ……はぁ……兵、真……」
小さな口からは唾液を垂らし、ただぼんやりとした瞳で俺を見るスルク。
「その、スルク……ん?」
俺が口を開こうとすると、スルクは人差し指を俺の唇に当てる。
「ウチは兵真が好きで、だからこんな事をしたかった」
スルクはそう言って両腕を俺の首の後ろに回す。
「精を飲んだのも、押し倒したのも、しょ、処女を奪われた事も、その……中に出されたことも、全部ウチが望んだ事だから、兵真が気にすること無い。ただ……」
そして、そのまま俺の頭を目と鼻の先まで動かし、
「んっ……これで、ウチのことを少しでも好きになってくれたら、嬉しい」
チュっと、軽く互いの唇を重ねた。
「あー……いや、そのあたりの事よりもな」
「?」
スルクが首を軽く傾げたのを見たあと、俺はある方向に指を向ける。
「……」
「…………」
「………………」
「……………………」
暫くして、スルクは長々とため息を突いた後、
「兵真のケダモノ」
まあ、確かにそう言われても仕方が無いほど、俺の肉棒はビンと勃起していた。
「仕方ないだろ。起ってるもんは起ってるんだからよ」
つい一昨日の夜から昨日の朝までに7回出したはずの俺の肉棒。普通なら、2回出した時点で萎えるはずなのだが。
「続ければ……ウチのこと、もっと好きになる?」
「お、おう」
頷くと、スルクは俺に背中を見せるような形で正座をする。
「じゃあ……続ける」
頭を下げ小さな尻を浮かせた後、スルクは腕を伸ばし手を秘所に持っていき、入り口を広げる。
くぷちゅ とろっ……
「んっ、兵真のケダモノオチンポ。ウチのアソコに……入れて」
愛液に処女血に精液、その三つが混ざり合った汁がスルクの秘所から流れ、太股を伝い床に落ちた。
「ああ……入れるぜ」
俺はスルクのバックを取り、グジュグジュに濡れたスルクの秘所に肉棒を一気に入れた後、激しく前後に腰を動かす。
「んぁっ!はっ……はぁ……あぁんっ!」
「くっ……お前のほうも、腰動かしてみろ」
「んっ、んんっ!くっ、はぁん!ああっ……や……くうっ」
激しく擦られていく結合部から汁が飛び散り、床や互いの太股を汚していく。
「ぐうっ……気持ち良さ過ぎて、あんまり長くもちそーにねぇな……次は何処に、出して欲しい」
「んはぁ、ウチもすぐいっちゃ、んっ、ナカでも、背中でも……好きなところっ、にっ!」
そして2分後、俺とスルクは同時に三回目の絶頂を迎えた。
440 :
スルク拾九:2007/01/29(月) 08:44:33 ID:/fEZjFf9
「あっ。ひょーま、おかえりっ」
「ヒョウマか。一体どこに行っていたのだ?」
夕方、転送装置から出た俺を雫とヒロが迎え入れた。
「ちょっと野暮用だよ。それで、お前達はここで何をしてるんだ?」
「私達はつい先ほどバイトから帰ってきた所だ」
「今日はヒロっちとぐーで料理店の接客バイトしたんだよー」
「で、失敗したんだよな」
愛想というものを知らないヒロに、超天然のアホ女である雫。この二人に皿洗いはともかく、接客などできるわけが無い。
「私たち二人ならそうだったかもしれんが、カーマインがいたからな。結局私達は開始30分で皿洗いに回された」
案の定、この二人は皿洗いの仕事をしてきたようだ。
「わたし、ドンペリ開けるのテレビ以外で初めて見ちゃった。しかもなんと三回も」
ちなみに雫がカーマインの事をぐーと呼ぶのは某落ちゲーのマスコット『カー○ン○ル=ぐー』にあやかってらしい……カーしか合っていないし、物凄く失礼な呼び方だと俺は思うが。
「って、ホストかよ。料理店じゃなかったのか?」
「私はホストがどういう仕事かは知らんが、何やら慣れていたようで板についていたぞ。しかし、あの男……ああいう風に笑うのだな」
口に手を添え、なにやら思い出すように目を閉じるヒロ。
「ひょーまー。ヒロっちって、ぐーの笑顔に見惚れて皿三つも割っちゃったんだよー」
「なっ!?あ、あれはただ手を滑らせて割ってしまっただけだ!」
雫がからかうように言うと、途端ヒロは火がついたように顔を真っ赤にさせる。
「そういう雫こそ、一気に皿を5つも割っただろう。しかも料理を運ぶ途中に」
「うーん。ちょっと漫画にあるように頭の上や両手を使って、まとめた運ぼうとしただけだもん」
「……お前ら、それで良く仕事成功させたな。まあそれだけ、カーマインが二人のミスをカバーしたって事か」
意外かもしれないが、俺達ナイツの中でカーマインが一番派遣仕事の成功率が高い。仕事のプロであるゼロスや、何かとやりくり上手な坂本竜馬よりもさらに。
「それで、カーマインは?」
「ぐーはむこーの店長に泣き付かれて、明日まで追加で入るって。ヒロっちも行くんだよね?」
「明日も皿洗いは必要と言っていたし、ついでだ。とりあえず、私はもう休む」
ヒロはそう言って、自分の部屋に向かって歩いていった。
「つーか、ヒロがあんなふうになるとはな。雫から見てもカーマイン格好良かったのか?」
「ひょーま、やきもち?」
雫は笑顔で俺の腕に手を絡ませてくる。
「別に。何にも思ってねぇよ。俺はもう飯食べたんだが、皆はもう飯食べたのか?」
「うん。じゃあひょーま、部屋にいこー」
雫が俺を引っ張るように俺の部屋に向かって歩いていく。
「あー、ちょっと俺は疲れているから、このまま眠りたいんだ――」
「ねえ、ひょーま……」
だれる俺に対して雫は顔を寄せ、口を開いた。
「ひょーまの体から、スルクっちの匂いがするのは、どーして?」
【スルク・完】
来月からはとうとうカー×ヒロ予定……しかし、兵真×雫、兵真×スルクといい……王道を書こうとしないのは性分?
某妹を思い出したのは多分俺だけ
GJ。
長期投下乙…そしてGJ!
コラボゲーのエロは、王道を外れてこそ意味があると思うは俺だけか
444 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/30(火) 23:14:16 ID:095iGFXo
カーヒロ&リィン&エミリー期待あげ
「ひょうまー、食べてー」
「兵真、口開ける」
午後3時、この時間は仕事や個人的な用で外に出ているナイツ達以外、大抵はおやつの時間となっている。
「はいひょーま、あーん」
「あーん」
屋敷から少し離れたところにある大樹の下。6人のナイツ(と一羽)がシートを敷いて座っていた。
「おいしい、ひょーま?」
「もっと食べて」
メンバーはまずナイツ達のリーダー的存在である日下兵真。そして、彼を挟むように左右にいる珠樹雫にスルク。
「ところで二人とも、ちょっといいか?」
「なんでっか、カーマインはん?」
「…………」
「ピヨピヨ」
その3人から少しだけ離れた場所にいるのはカーマイン・フォルスマイヤーに無堂院疾風丸、そしてグレイヴ(&ヒヨコ)である。
「兵真はあの菓子がそんなに好きなのか?」
無言でスルクと雫が次々に差し出してくるクッキーを交互にがつがつ食っている兵真を指して、カーマインは言った。
「何でやねんっ!?」
「…………」
べしごすっと、カーマインの胸元にツッコミを入れる疾風丸とグレイヴ。ちなみにツッコミを若干勘違いしているグレイヴはカーマインを力いっぱい叩いているのだが、慣れているのかカーマインはびくともしない。
「あの菓子はな、まあワイらが食うとる菓子もそうなんやけど、兵真らぶらぶ状態のあの二人が、兵真に食って欲しくて作ったもんや。片方だけ食っても角が立つし、食うのを止めた途端『どっちが美味しい?』とか聞かれて……絶対修羅場になるで」
「…………」
グレイヴは頷きながら皿の端にあるクッキーの欠片を指でさらに粉々に砕き、側にいるヒヨコはそれを小さな唇でついばむ。
「まあ……雫が兵真の事を好いとるのは昔から知っとった。幼馴染としてその事を祝福するのは吝かやないし、むしろ結婚式でスピーチしたいとも思うとる」
昔を思い出すかのように、目を閉じて頭を上下に何度か頷くように動かす疾風丸。
「問題は、何でスルクはんまで兵真を好きになっとる事や。というか、スルクはんが兵真のこと好きで、しかも雫もスルクも兵真とやることやっとるなんて、昨日初めて知ったわ」
クッキーを喉を詰まらせ、水をがぶがぶコップ二杯分飲んでいる兵真を見ながら疾風丸はため息をつく。二杯飲んでいるのは、当然雫とスルクが両方コップを突き出してきたからだ。
「唯一の救いというなら、まだ三人の関係をリィンが一切知らんことや。もし知られたら……アカン、想像しただけで寒気がしてきたわ」
「…………」
顔を青くして頭を抱える疾風丸。グレイヴもそれを想像してしまったのか、いつもより若干表情が険しくなっている。
「そうか……さて、俺はそろそろ失礼するよ。少し体を動かしてくる」
「そうでっか。あっ……そや、カーマインはん。兵真に何かアドバイスをしてやってくれんか?」
立ち上がったカーマインに疾風丸は声を掛ける。
「俺が兵真にアドバイス?」
「ほら、周りにオナゴが多いカーマインはんなら修羅場経験も多いやろうし、実体験から何か……って、何で『身に覚えは無いんだが』みたいな感じで首をかしげてるんやねん!?」
そう言って疾風丸は前に雫から買ったハリセンで、グレイヴはこの前手に入れたスケッチブックで思いっきりカーマインの頭を叩いた。
「聞いてくださいよ小雪さん。この前なんて、スルクと兵真さんにセクハラされたんです」
こちらも同じくおやつの時間、ベランダに集まっているのは4人の女達。
「あの二人に?どんなどんな?」
ちなみにリィンが兵真の事を話す時は、大抵リィンから見て苛められた事に対する愚痴話か、もしくはちょっといいことをしてくれたとか、優しい言葉をかけてくれたとか等の惚気話だ。
「昨日の晩御飯の後、スルクが珍しく兵真さんとなにやら楽しく話している様子を見て、近づいてみたんですけど……」
「うんうん」
「そこでですよ。スルクが兵真さんに『リィンはあそこの毛はボーボー』なんて事を言ったんです!」
「うわっ、そんな事兵真さんに話しちゃったんだ」
テーブルの上に置かれたクッキー(ミュウ作)を抓みながら小雪は続きを促す。
「『ウチの1000倍生えてる』とまで言うんですよ。いくらなんでも酷すぎると思いません、ヒロさん?」
「……ふむ、確かに0を1000倍しても0だな。スルクの言った事も間違いではないか」
話を振られたヒロは紅茶が入ったカップに角砂糖を一つ入れ、スプーンを廻す。
「スルクに毛が生えてないなんて兵真さんは知らないでしょうし、言えるわけないじゃないですか。それで誤解を解きたいんですけど、どうすればいいのでしょうか?」
「別に放って置けばいいだろう。下手に言えば逆効果になる」
こういう話に心底興味が無いヒロはそう言って、息を一度だけ紅茶に向かって吹き、カップに口をつける。
「駄目です。兵真さんに私がボーボー生えているような変な女なんて、思われたくないですから」
「じゃあさ、がばっと見せちゃえば?」
そう言ったのは、新たにジャムを上に載せたクッキーを運んできたミュウ。
「えええっ!?み、見せるって……」
「だから夜に部屋に呼んで、そこでがばーっと」
「で、出来ませんって!ひょ、兵真さんと私は別にそんな関係じゃないんですから!」
顔を真っ赤にして否定するリィン。
「でも、リィンさんって兵真君の事好きなんだよね?」
「なななななな、何言っているんですか小雪さん!わっ、私は兵真さんのこと……そのき、嫌いじゃありませんけど、別に好きなんてことはないです!いつも意地悪ばっかりするし、性格は悪いですし!lそっ、そういう皆さんは、好きな人とかいなんですか?」
顔を瞬間湯沸かし器状態にさせた後、リィンは露骨に話を変えようとする。
「ここの人たちは皆いい人だけど、私はマコト君がいるし……」
そう言ったのは小雪。
「ボクにはお姉様がいるから。男の人にはキョーミは無いよっ」
そう言ったのは、この前の騒ぎでおかしくなった(もしくは目覚めた)ミュウ。元の世界に恋人がいたはずだが、今はヒロにぞっこんである。
ちなみにこの症状の回復の目処は、同じ騒ぎの犠牲者である沖田総司共に無し。探偵であるザードが求め、今はガリーノが持っている精神に干渉するキーを使えば何とかなるかもしれないというのが、今のところの結論である。
「……ふう」
そんなミュウの様子を見てため息をつくヒロ。少なくとも、ミュウが治らないまでは絶対ネバーランドには帰れないのは確実だ。
「じゃあヒロさんは?まさか兵真さんとか」
「安心しろ。こっちでのはヒョウマのことは別に嫌いではないが、それ以上でもない」
軽く肩をすくめ、ヒロはカップをソーサーの上に戻す。
「『こっちでの』というのがやけに気になりますけど……じゃあ、どなたです?」
「好きかどうかは分からぬが……最近、カーマインの事が気になって仕方がない」
久々のグレイヴ&ひよこ乙
過去ネタを盛り込むの上手いなw
疾風丸とグレイヴのコンビがいい味出しすぎww
キタ―――(゚∀゚)――――!!
あう……ちょっと今回誤字脱字が多い。
意味不明になるほどの文書の間違いはないとは思いますが(ヒロが『こちらでのはヒョウマ〜』と言った部分は『こちらでの私はヒョウマ〜』です)次回はもう少し確認してから投下します。
と、お詫びと訂正だけだと芸が無いので質問。
皆はコスプレえちぃの場合(当然カーヒロ)最後までコスは続けるべき?それともやるときは普通であるべき?それともその中間?
451 :
名無しさん@ピンキー:2007/02/02(金) 04:56:22 ID:AfXHWb1g
普通で身体のラインをだすスパッツの描写キボン
全コスで!
自分の呼吸がかつて無いくらい早くなっているのが、エミリーには分かった。頬も体も熱い。咽喉がカラカラだ。
温暖な気候とはいえ、一糸纏わぬ裸体だと、少し寒いくらいなのだが、今はそれ所ではなかった。頭の中はほとんど真白だ。
普段は両側頭部でまとめている、薄く入れた紅茶色の髪はほどけて、仰向けにになったエミリーの、白い陶器のような肌の上や、シーツに広がっている。
薄絹を一枚纏っている見たいにしっとりした艶肌を這っているのは、蝋燭の明かりに、鈍く光る鋼の指だった。銀色の装甲が剥き出しの、一目で義手と知れる指。
肘の少し上から装着されている腕は、持ち主の意思に従ってエミリーの体を好き勝手にまさぐる。
生まれたままの姿のエミリーを組み敷くのは、ガイザンにアレするよう命じられた対象である、ドウム製の人造人間ゼロスだ。
年は20代はじめ頃、やや酷薄な薄い唇や、鋭い眼差しが端整な顔立ちに過剰な危険さを醸し出している。
抜き身の刃か、虚が穿たれた銃口を前にしているような感覚を与える男。
人肌のぬくもりが無い、ゼロスの指が触れるたびに、エミリーは火照った体から熱を奪われるような、こそばゆいような感覚に襲われて、ひゃっとか小さく漏らしている。
「んんんっ!」
「何だ、声我慢してんのかよ? 別に他の連中に聞かれたって困りゃしねえだろうが」
太腿までを覆うソックスを残して全裸に剥かれたエミリーが、さっきから施される愛撫に、懸命に抗おうとしている様子に、ゼロスがからかうように声を掛けた。
「ぜ、ゼロス殿が構わなくても、自分が気にする…ひゃあ、ん……であります」
「ま、別にいいけどよ」
上衣を脱ぎ散らかしで露になっているのは、重く厚い筋肉が、鉄の様に堅い骨格についているに違いない、逞しい肉体だった。
男性の体を見るのは、職業柄初めてではないエミリーだが、こういう状況で見るのと全くの別物だった。
鼻に届く汗のにおいも、自分とゼロスの体臭も、すべてが淫靡な結末に繋がっているような気がした。
白桃みたいに突き出たエミリーの胸をぐにぐにと、ゼロスは押しつぶし、鋼の指の間から白い肉がそのたびに形を変えてはみ出るのは
淫らとしか言い様の無い光景だった。エミリーの太腿を割って腰を進みいれたゼロスが、薄紅に染まりつつあるエミリーの首筋を、ねっとりと舌で舐めた。
薄く噴いていたエミリーの汗が、ゼロスの唾液と混ざり合いながら銀色の航跡を残して、エミリーの耳たぶに辿り着き、ゼロスの歯が甘くエミリーの耳たぶを噛む。
耐えかねたようにエミリーは声を漏らした。快楽と更なるそれに期待した艶に濡れている。
「ふああ、ゼロス殿、それ、そこはダメであります!」
「ここで止める奴男はいねえだろ、居たとしても男じゃねえな。っと、もういいか?」
「はあん、そんな所ぉ」
むっちりとした触感の肉と、引き締まった筋肉とが絶妙に交ざって、しなやかな足を押し開いてゼロスが銀色の指を、
エミリーの濡れそぼった秘所にあてがって、秘孔の入り口を軽くこすっていたのだ。
下腹部につめたい金属が当てられる感覚と、体の奥から溢れてくる淫液と淫汁が止まらない現実、背筋を走る快楽の電流に、
もう体の全てが性感帯になってしまったような自分の体に、エミリーはただただ困惑していた。
ぐちゅぐちゅと水音を立ててエミリーの秘所を弄んでいたゼロスが、つぷっと粘っこい音と一緒に指を引き抜き、自分のズボンに手を掛けて一気に引きおろす。
その後に出てきたものに、熱い快楽の熱に蕩けていたエミリーの瞳が固まった。
バネ時掛けのようにびいんとそそり立ったゼロスの男のそれに、処女の感性が支配されてしまったとしても仕方あるまい。
ぱくぱく口を動かして、エミリーは絶句していた。
「挿れるぞ」
ぶっきらぼうなゼロスのセリフを、エミリーの脳髄が理解するのに数瞬。
ゼロスの男がエミリーの女を貫くには十分すぎる時間だった。
「あ、ま待って、だめ、だめえ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜! …………はっ!?」
凄まじい大声と共に跳ね起きたエミリーは明るい光景に、寝ぼけ眼をキョロキョロと動かした。
「夢……でありますか」
ほっと安堵の息をつくエミリー。夢オチとはもう、ベタベタである、ベタの三乗くらいか。
淫夢の余韻か微熱を孕んだはふうっという息を吐き出してから、傍らの水差しから一杯の清水で咽喉を潤す。
「はあ、えらい夢を見てしまったであります……。いくら閣下の命令とはいえ、いやしかし、命令は絶対。
いやでも、命令と言うか、今回の命令は……あううう」
とベッドの中で頭を抱えてゴロゴロ転がるものだから、
「きゃ、あ痛!?」
ベッドの端から落ちて頭を打った。涙目になりながら這い上がったエミリーは、朝っぱらか量産している溜息をまた突いた。
「はあ、…………どうすれば良いでありますか」
以上です。とりあえずお約束の夢オチということでひとつ。
カー×ヒロ、楽しみがまた一つ増えた、こんなにうれしいことはないっ!
GJ!
続きキタぁぁぁ……って夢オチかよw
でも描写のエロさは健在でGJ
GJ!
一杯の清水が股間の潤いを暗示してるのかと思っちまったぜ
物憂げな溜息を、桜色の唇から吐き出して、ふと下半身のぬめりに気付いた。サッと白磁の頬に朱の色が昇った。
パジャマの下、身に付けた肌着をしとどに濡らす液体は、エミリーの秘さねばならぬ体の奥から、白濁とした液体になって零れていた。
あわわと、慌てふためいた声と同時、自分の体の反応に、頭が羞恥とよぎった淫らな映像をフラッシュバックさせる。
メドゥーサの瞳に魅入られたみたいに固まった姿勢から暫らく、エミリーはとりあえず行動する事にした。現実逃避みたいなものだ。
「と、とにかく朝食を頂くであります! 一日の活力を取らねば達成できる任務も出来なくなるというもの!
決してこの事を忘れようとかしているわけではないのであります!! 兵は拙速を尊ぶと、たしか何処かの偉い人も言っている事でありますし、とにかく行動あるのみであります!」
いそいそと寝巻きを脱いで、壁に掛けてあるいつもの軍服の袖に腕を通す。しゅっと衣擦れの音を立ててベルトをしめ、サーベルと双眼鏡を引っ掛けた。
服の上からでも分かるが、世の女性の大半が羨ましがるようなくびれた腰だった。
青い布地に抑えられてもはっきりと山型の連なりを主張する乳房に、短い軍服の裾を押し出して円やかなラインを描く尻、それを幸福な形でつなげる腰のくびれ。
溌溂とした健康さに満ちていながらも、男の獣性を刺激する肉体だった。
夢見の淫らさも手伝って、どことなく身体が火照っているような気がして、珍しく首もとの襟をはだけた。白い首筋や、滲む汗に濡れる胸元の谷間が悩ましく覗いている。
本人は気付いていないらしい。
鏡台に座って、目の前の鏡を相手に絹糸を染め上げたようにさらさらとした髪を、ブラシで梳りはじめた。とりあえず勢いでテンションを誤魔化そうとしてみたものの、
食堂に言ったら言ったでそのゼロスと遭遇する可能性に気付いてしまったようで、鏡に写るエミリーはひどくやるせない様子だ。
首から下の格好はともかく、その表情だけを名匠が描けば、悩めるうら若き貴族の令嬢を題材とした名画の完成であった。
結局、重た〜い足取りで、トボトボと背を丸めて食堂目掛けて歩き出したのは、それから十分後だった。
いつもどおり、ミュウやリィンなど比較的少数の料理が出来るメンバーの作った朝食が用意されていた。
半数くらいは泊りがけのクエストに出掛けていて、エミリーがやや遅めに起床した事もあって食堂にはまばらな人影だけだった。
「エミリーさん、おはよう。なんか元気ないね?」
「……少しだけ夢身が悪かったであります。……今日もおいしそうでありますね」
「そっか、じゃあこれ食べて元気出してね?」
バンダナを頭に巻き、フリフリのピンクエプロンを身につけたミュウの溌溂とした様子に、
エミリーはげんなりした様子のまま、朝食のトレイを受け取った。
一応問当番制なので、ミュウと同じ格好のリィンや、割烹着をきた日本のお母さんスタイルのウル、
ミュウにさらに環を掛けて白いレースや小さな赤いリボンで飾り立てた、実用性の無さそうなエプロンを身につけたヒロが、給仕をしていた。
どこか奇人というか天然の気があるウルやミュウの格好はともかく、ヒロの格好が、沈んでいたエミリーの意識をちょっとだけ引いた。
確か、なにかのクエストで誰かが報酬の上乗せとしてもらってきた恥ずかしい服の一つだ。
リトル・スノーとリューンエルバ辺りに丸め込まれて、料理や掃除の時に着せられているらしかった。
いつもの赤い甲冑と白いケープに、青い上衣やインナーを外して、綿菓子みたいに甘そうでふわふわした、白いワンピースでその肢体を着飾っている。
装飾過多気味に、首元や肩をふんわりとしたフリルが可憐さを演出し、首筋から身体の前面を横断して縦に、金糸のレースが慎ましく華麗さを醸し出していた。
所々に付けられた赤いリボンがアクセントらしかった。
床に着きそうな長さのスカートの下、輝きが星になって零れ落ちそうな太腿は、同色のタイツだった。
しっとりと乗った脂肪や引き締まった筋肉の筋まではっきりと浮かび上がりそうな、極薄の素材だ。頭にはヘッドドレスまである。
ゴツイ骸骨と肥大した鉤爪の左手だけはそのままだったが、可憐な少女趣味の装いと反してそこだけは禍々しさを残している事が、
清楚で危うい幼さを強調する服がかえってヒロの持つ魔性の血を映えさせ、小悪魔的な魅力と禁断の果実めいた魅力を醸し出していた。
当の本人の目は、死んだ魚だが。
獣耳メイド服と、スクール水着とどれが良いと選択を迫られたらしい。
獣耳はネコ、イヌ、キツネ、タヌキ、オオカミ、鳥の羽を模したものと実に選択権が多かったそうだ。
そもそも選ばなきゃいいのに選ばせてしまう辺りが、リトル・スノーとリュ−ンエルバの恐ろしい所だった。
いとあはれ。
ゾンビみたいに死んだ雰囲気と、機械的な動きでひたすら無言に朝の給仕を努めている姿は、ひどく哀愁をそそった。
腐った魚の目になった赤い瞳と、エミリーのこれまた赤い――こちらは鬱屈とした光に濁った――瞳とが交差した。
「実に可愛らしいでありますな、ヒロ特攻隊長殿」
「お前はひどく憂鬱そうだな、厳島エミリー」
「「…………」」
「お前も苦労しているらしいな」
「…………うう」
一種のシンパシーを得たらしい。そして二人揃って
「「 はああ 」」
と溜息。今この瞬間、ヒロとエミリーはシンメトリカルドッキングが出来るくらいシンクロしていた。
分厚いハムステーキとカフェオレ、フレンチトーストにグリーン・サラダ、かぼちゃのポタージュの乗っかったトレイを手に、
エミリーは空いていた食堂のテーブルに着いた。
他の顔ぶれに目をやれば、インペリアルナイト・ジュリアンとグローランサー・カーマイン、お付のホムンクルス・ティピのトリオ。
ウルの割烹着姿がツボに入ったらしく笑い転げているヨアヒムに、アリスと朝のおしゃべりに耽っているカレン。まあ、こんな所か。
じっとエミリーの瞳が恨めしそうに一人の男に止まった。ガイザンである。
ガツガツと行儀悪く口の中にパンを詰め込み、ズズズと音を立ててポタージュとカフェオレを啜っている。実に満足そうである。
(いくら閣下とはいえ、人の気も知らずにぃ……。うう、恨むでありますう)
ふぬぬぬと、あまり迫力の無い様子でエミリーはガイザンを睨み続けていた。
トレイの上を綺麗に平らげたガイザンが、またヒロの方に向かって歩き出した。おかわりらしい。
(あ、凄い目でにらまれてすごすごと引き下がったであります。
閣下、そんな恨めしそうに見なくても…………惨めでありますよぅ)
閣下ってこんな人だったでありましょうかと、エミリーは頭をまた抱えて、テーブルに額をゴンと音を立てて押し付けた。
そんなエミリーの背後から声を掛ける影が一つ。
「何やってんだ、お前?」
「ひえ、そそそっその声は、!!」
「声がどうかしたのかよ?」
胸元をはだけた赤と黒のジャケット、袖から出る銀色の両手。薄いつくりの唇と逆立つ黒の髪。炯炯と冷たい光で輝く鋭い瞳。
抜き身の刃か、黒い銃口か、危険な雰囲気と、裏腹に面倒見の良さを併せ持つ男は、ゼロスだった。
エミリーの後に食堂に来たらしかった。
エミリーがザ・ワールドをかまされたジョジョみたいに動きを止めた。
今回はここまで。ヒロについては、まあ、発作的に、というか読み返した『ヒロのお洒落大作戦』があまりに良かったんだもの!
よろしければ死んだ魚の目をしたゴスロリなヒロを想像してください。それではまた次回。
グッジョブ!うちのネタを気に入ってくれるのは嬉しい限りです。
しかし、いつもながらの真似できぬ程の描写の深さ、流石です。こちらも負けていられませんな。
早速続きが!(*´∀`*)
「一目見れば、つい姿を追ってしまう。誰かと話していれば、つい耳を澄まして何を話しているのか知りたくなる。近くにいれば、胸が高鳴る。軽く触れようものなら、息が出来なくなるほど苦しくなる」
きっかけは、前の騒ぎで弄ばれた(注:ヒロ視点)時。直後はカーマインに対して、羞恥心と怒りしか感じていなかった。2日ほど寝込んだ後それまでの鬱憤を全てオーヴィアに叩き込んでいなければ、それこそ仕返しとして闇討ちもしていただろう。
「私とて、今まで人に好意を持ったことは何度かはある。好きと言われ、胸が鳴った時もある」
それから、少しずつカーマインに対する思いが変わっていった。派遣や買い物など共に行動する事も多くなり、手合わせも増えた。話すこともこれまでの必要最低限の会話から、何気ない事や、元の世界の事、家族の事……やがて時間を忘れるほど話し合うようになった。
「だが……こんな気持ちは、これほど心が一人の男の事に支配されてしまうのは……今まで、初めてだ」
「「「…………」」」
ヒロの独白に思わず黙ってしまう三人の少女。
「……あっ」
そんな沈黙を破ったのは、椅子から立ち上がった小雪。直ぐ近くに立てかけてある全知の杖を手に取り。
「バトンタッチ……ヒロ」
斉藤小雪から、リトル・スノーに姿が変わる。
「それは、ずばり恋よ!」
そしてばっと杖を振りながら、スノーは言い切った。
「こ、コイ!?そ、それは確か口をパクパクさせている魚――」
「そんなボケはいいわ。ヒロがカーマインさんに持つ感情はずばり恋!つまり好きになったって事YO!」
「し、しかし好きになったといっても、それは今まで何度かは……」
やけにハイテンションなスノーに、思わずヒロは気圧されて引く。
「今までのは好きでも英語に例えるならLIKE。でも、今回のは間違いなくLOVEよ。ああ、見てますかジャネスさんにマリアさんにジャドウ。今ヒロは一人の男性を愛してしまっています……」
ぽろぽろと涙まで流し、天に祈りをささげるスノー。あまりのハイテンションに、三人は付いて行けずに沈黙する。
「さて、問題はどうヒロがカーマインさんに告白し、ラヴラヴになるかね」
やがて祈りをやめたスノーは、そう言いながら席に戻った。
「いや、どうしていきなりそんな話になる?それに……カーマインには他に女もいるし、何より私は違う世界の住民だ。いづれむぐっ」
「聞いた話によればカーマインさんは異世界に以前も飛んだことがあるみたいだし、2度あることは3度あるというわ。それに戻る時、転送次第では一緒にいれるかもしれない」
ヒロの口を塞いでスノーが言っている事は何も確証も根拠も無い、都合の良い話に過ぎない。
「それに言わずに別れたら……一生後悔するわよ、ヒロ?」
ただ、スノーは今まで見た事が無いほど真剣な表情をして、ヒロを見つめていた。
「そうか……そうだな。しかし、告白するにしても、どうすればいい?」
「お姉様、ここはボクに任せて!この天魔剣でざしゅっと――」
「マテ、その物騒な効果音は何だ?」
そう言って、ヒロは左手でミュウの頭を掴む。
「勿論!お姉様に近づく害虫をまっさ――アツイアツイイタイイタイアツイッ!?」
ヒロはミュウの頭を掴んだ手に、思いっきり力と魔力を込める。とはいえ、リアライズ有りのミュウとリアライズ無しのカーマインでようやく互角なほど二人には実力差があるので、それこそ天が味方しない限りは返り討ちが関の山だが。
「そうね……あら?」
「はぁ、はぁ……すまない、ここにリィンか小雪はいないか?」
そう言って、ノックもせずいきなり入ってきたのは、カーマインの関係者の一人で、インペリアルナイトであるジュリアン。
「ジュリアンさん?私も小雪さんもいますけど、どうしたんですか?」
息を切らし、しかし顔を真っ青にしているジュリアンの只ならぬ様子に、リィンは席から立ちながら尋ねる。
「カーマインが……」
竜狂熱。今回カーマインがかかったエンディア世界特有の病気の名前である。
本来は竜族同士しか感染しない病なのだが、稀に大量の血を浴びるなどによって人に感染する時がある。ちなみにその場合は人同士での感染もありうるらしい。
主な症状は数日間に渡っての高熱。あまりに酷い場合は死に到るときもあるが、適切な処置と回復魔法によって避ける事が出来る。
「出かけた先で遭遇した竜の群れを倒した時に、感染してしまったみたいですね。とりあえず必要な処置と回復魔法は施しましたから、暫くすれば目を覚ますとは思います」
「特効薬とか無いの?」
「すみません、作り方は知っているのですが、材料が……半分くらいは買い物や倉庫にあるアイテムで何とかなるのですが、残りはパゴラス島やエルシャント島などにある珍しい薬草や、動物の肝が必要になるんですよ」
「じゃあ、いち早く取りに行きましょ!アイツを一週間も蹴れないなんて、アタシには耐えられないわよ」
……と、早速特効薬の材料を探す為、依頼と派遣のメンバーに入っていなかった17人の内、10人が屋敷から離れる事になった。
「……チャンスね」
そう言ったのはスノー。
今屋敷に残っているのは、倒れているカーマインを除けば6人。リューンエルバ、ミュウ、スノー、ヒロ……そしてガイザンとエミリーである。
ちなみに何故ガイザンとエミリーが残っているかというと、カーマインが病で倒れた時、
『ドウムの科学はァァァアア、世界一ィィイイイ!!安心するがいい。身体を機械化させればこんなやま――』
言い終える前に連続攻撃・改を二発に貫通攻撃、さらに超ティピちゃん乱舞を受けたガイザンはベッドにお休みになり、エミリーはその看病に残っている。
「倒れたカーマイン君には悪いけど、まさに天の采配って所かしら」
スノーに続けて言ったのはリューンエルバ。
「だねっ、弱っている今の内にざしゅっとイタアツイアツイタイ!?」
頭を掴まれヒートエンド寸前になっているのはミュウ。
「……つまり、カーマインを看病すればいいということか?」
「分かってるじゃない、ヒロ。自分が弱っている時に健気に看病をしてくれる女の子、これになびかない男はいないわ」
キッパリと断言するリューンエルバ。
「しかし、私に出来るのか?その……看病というものを」
「大丈夫よ、ジャドウにだって出来たのだから。さて、早速準備するわよ」
スノーはそう言って、にこやかに――
「……どうして入り口の鍵を閉める?それにリーエ、窓を閉じて鍵をかけているのは何故だ?」
「「もちろん、看病するための準備よ」」
スノーとリューンエルバは同時にそう言って、ヒロの肩を掴んだ。
「待て!二人とも!どうして服を脱がそうとする!?」
「リーエさん、コスは何にします?」
「ちょ、コスってまさか!?」
「決まっているじゃない。アレよ、アレ。それよりスノーちゃん、例の品は用意できてるの?」
「もちろん、これがあれば動物好きなカーマインさんも大喜び間違いないです」
「こ、今回もアレをつけるのか!?」
「お姉様!勝負下着はどれになさいます?」
「しょ、勝負下着!?何の勝負に使うかは知らんが、その黒くて髑髏柄のは何かが違うだろう!?」
そして――
キタ―――(゚∀゚)゚∀゚)゚∀゚)゚∀゚)――――!!!
この展開は…w
しかしリィンの続き遅いな…
急かす気はないけど心配になってきた
>>466 ごめん_| ̄|〇
仕事が忙しいのと、それ以上になんかスランプ気味で…
みんな巧いから自身喪失しそう(´・ω・`)
連休で完結まで持っていくつもりだから待っててくだされ。
この位の事で自分の身を消しちゃダメですよと誤字のあげ足を取ってみる今日この頃。
私は文自体巧くないというか、むしろ下手だと思うし。
あと次回、結構カオスに関係ないグロランの話が入るけど、必要と思うから許して。
とりあえず何時までもwktkして待つ事だけは確実
他が巧いにしても、
>>467がそれらに劣ってるとは思わないけどなぁ
とにかく俺も待ってる
(……また、か)
闇の中、カーマインは一人思う。
目は、見えていない。
耳は、聞こえていない。
鼻も、嗅ぎ取れない。
舌は、働いていない。
背中に感じるかすかな感触のみが、自分が仰向けになっているのだろうという事が分かる。
慌ても騒ぎもせず、カーマインは身の異常を受け入れる。別にこれが初めてではない、昔に何度かあった事だ。
生命の供給源の消滅による、極度の衰弱。創造主であるゲヴェルを倒した時から、徐々にカーマインの身体は死に向かっていった。
目眩、嘔吐、痙攣、立ち眩み、昏倒……戦いが終わった直後、その場で血を吐き倒れた事も何度もあり、そういったことで倒れた場合、いつもこんな状態になっていた。
(何故なっている?エンディアの世界では元の世界での悪影響を受けないと聞いていたから、例え奇跡の力が急に消えたとしても、こうはならないと思っていたが)
今のカーマインに、そういった意味での命の危険は無い。世界の事象を意思によって変えことが出来るパワーストーンと人々の祈りによって、新たに生を得たからだ。もっとも、その副作用か戦闘能力が大幅に落ち、傭兵王国事件の時に苦労したが。
(確か……ティピを連れて、ディアーナとジュリア相手に森の中で体を動かして……)
別に青姦で4Pをしていたわけではなく、普通に戦闘訓練をしていただけなのであしからず。
(その後島の端まで一人で出掛け、ふと空を見上げると飛竜が5体ほどこっちに向かって飛んできているのを見つけて……それを倒した後、何が起きた?)
それ以降の記憶がない。
(しかし……やはり、怖いな)
あの頃は、本当にいつ死んでもおかしくなかった。倒れるたびに、このまま死ぬのではないかと思い。身体を休めるたびに、寝たまま起きることなく死んでしまうのではないかと思っていた。
そして、死んだら……恐らく死体は残らない。自分と同じ存在や創造主と同じく……泥となって、消える。
怖かった。
戦いで死ぬ事よりも怖かった。世界を救えず……いや、大切な者を守れず消える事が、怖かった。自分がいたはずの場所に泥だけしかないのを母や妹、仲間達が見たらどう思うかと考えると、たまらなく怖かった。
怖くて、怖くて、本当に怖くて……やがて、一人でいることが、部屋で一人で眠る事すら出来なくなった。仲間達も、肉体的にも精神的にも過酷なカーマインを一人にさせる事は出来なかった。
そして一日交代制で、寝るカーマインのそばに誰かがいることとなった。ちなみに男性陣も協力は惜しまなかったものの遠慮して、女性陣のみ。
大抵はお目付け役の妖精か妹。泊まる場所によっては母親だったり、ドジな眼鏡ッ娘だったり、看護のお姉さんだったり、男装の麗人だったりした。
初めは、ただ側にいるだけだった。ベッドの近くに椅子を置き、そこに座って寝ているカーマインの手を握るなどをしていた。
しかし、直ぐにそれだけでは無くなった。若い男女が一晩一緒に、しかも女性陣はカーマインに対して大なり小なり仲間や家族以上の感情を持っていた。さらに死の恐怖は種の生存本能、すなわち性欲を沸きたてる。
側にいたり手を握る関係から添い寝に、さらにそこから身体を抱きしめあい、さらにそして――
(自分ごとながら、まったく情けない)
カーマインは苦笑しながら回想を打ち切り、何気なく手を伸ばす。
ムニッ
(……むに?)
ムニムニ
「…………マ………………を…………揉……!」
聞こえなかったはずの耳が異音を拾う。と、同時に闇が明るくなり、目も見えてきた。
目を覚ましたカーマインの瞳に映ったのは……
ムニムニムニ
「貴様……んっ、いつまで、いつまで私の胸を揉むつもりだ!」
胸を掴まれ涙目になりながら、ゲート・オブ・へヴンを振り下ろそうとしている、大魔王の娘の姿であった。
「そうか……それと、すまなかった」
ベッドで上半身だけを起こしている状態で、カーマインは身に起こった事を説明された後、頭を下げる。
「まったく。病で倒れていなければ、そのまま魂を刈っていた所だぞ」
ヒロはそう言って、ゲート・オブ・へヴンをカーマインの首から外す。
「ところでヒロさん、その衣装は……?」
白かった。ついでに言えば、カーマインも保養地や研究所などで着ている人間を何度か見たこともある衣装だ。
記憶にある服と違う点は、その質素な白い服の所々に薄い桃色のリボンが付いている事と、左胸あたりに『源氏名:ひろタン』と書かれた名札がついている事くらいだろうか。ちなみにストッキングは白。
そして本来は髪の毛を収めるためにあるはずの白いキャップは衛生面的に役に立たないほど小さくて、頭の上にちょこんと乗っている。
「それに……その耳と尻尾は?」
さらに、頭の上からは、瞳と同じ色の獣耳が。そして短いスカートからは、ふさふさとしたこれまた同色の尻尾がはみ出ていた。
「狼らしいな。スノーが言うには、これがチキュウで看護する人間の標準装備だそうだ」
勿論嘘だ。もし万が一こんな装備をしている人がいても、そこは100%医療機関ではない。
「兵真達の世界は、ずいぶんと変わっているな」
「それに対しては私も同意見だ。ところで、その……」
ヒロはカーマインの目をちらちら見ながら、若干頬を赤く染める。
「こっ、この服装……可愛いだろうか?」
「服というより……」
カーマインはじっとヒロを頭の先から足まで見詰めて……
「こんな事をする、ヒロさんが可愛いかな?」
ふっと口元を緩め、そう言った。
「………………そ、そう……か……」
顔どころか全身を羞恥によって赤く染め、ヒロは小さな声で呟く。
「ヒロさん、どうかしたのか?」
「いっ、いや!なんでも!なんでもない!とにかく、今から私がお前の看護をするから、して欲しい事をいってみろ」
首を激しく横に振った後そう言ったヒロに対し、カーマインは少し考え……
「ありがとう。そうだな……果物を食べたい」
カーマインはそう言って、ベッドの側にある棚の上にあるバスケットを見る。
「リンゴで良いか?今から切る」
ヒロはそう言って、バスケットから真っ赤なリンゴとナイフを取り出す。
「分かった……そういえば、その左手は初めて見たな」
本来大きな鍵爪が付いている異形の左手。しかし、今のヒロの左手は、普通の女性のそれと変わらない、右手と同じ細さと白さを持っていた。
「必要に応じてこちらに変化できる。第一、そうできなければ衣食に困る時もあるだろう」
大きく物騒な外見に似合わず、器用に動く左の鍵爪。フォークもナイフも使えるし、その気になればあや取りも可能だ。実際、生活上鍵爪で困る時といえば、主に上の服の着脱くらいであろうか。
左手でリンゴを持ち、右手で持ったナイフで皮を剥く。
「んっ、くっ……セイッ」
しかし、中々上手くいかない。慣れていないのか両手に力が入り、ナイフが深くめり込む時もあれば、スカッと逸れる時もある。
「おのれ、リンゴの分際で私に刃向かうとはいい度胸だ。つっ、素直に、切られろっ!」
「ヒロさん」
ムキになってリンゴと格闘しているヒロに、カーマインは手を伸ばし、左手首を掴む。
「指、切れている」
カーマインはそう言ってリンゴをヒロの指から外した後、かすかに血を流しているヒロの中指を、
「あっ……」
そっと、口に含んだ。
キテナ―――(゚∀゚)――――イ!!!
本番はこれからですぜ…
475 :
309:2007/02/09(金) 00:37:14 ID:xvKCJ3Za
おまいら激励ありがとうございます。
迷走しつつも何とか終わりまでの道筋が見えてきて、
なんとか投下できるレベルの続きが書けたのでドゾー
…エロシーンは次まで待って(´・ω・`)
というかもう少し長くなりそう。次からは投下ペース早めるよう努力します…
476 :
リィン4-1:2007/02/09(金) 00:42:30 ID:xvKCJ3Za
――話は少し、遡る。
「遠くまで来ちゃったみたい…」
気づいたときにはリィンはこの薄暗い森に辿り着いていた。
覚えているのは、泣きながらアジトを飛び出してきたことくらい。
どこをどうやってここまで来たのか、はっきりとは解らない。
島のどこかであることは間違いないが、こんな深くまで分け入ったことはなかった。
…今頃、兵真は自分を探してくれているだろうか。
深くため息をつくと、近場にあった岩に腰掛ける。
(兵真さん…どうして…)
面と向かって断られたのならまだよかった。しかし彼は来てくれさえもしなかった。
必ず行くと約束したのに。ずっと待っていたのに。
最初は、何かきっと急用でもできたんだろう…と自分を納得させようとした。
しかしそんな都合のいい考え方はあっさりと現実に裏切られた。
あろうことか、自分との約束を放り出し、別の相手と体を重ねていたという現実に。
(本当に…思い出すだけで……!)
その次に来る感情を何といっていいのかわからない。思い出すだけで腹が立つ…というのならまだ単純でいい。
その感情は、雫、兵真、スルク達…そして自分自身に向けられている。
嫉妬、怒り、悲しみ、自己嫌悪…そういったドロドロした感情。
例えるなら、絵の具の色をでたらめに混ぜ合わせたときの濁った色。
そしてそれらは、いずれ『黒』と呼ばれる色に収束するのだろう。
477 :
リィン4-2:2007/02/09(金) 00:44:43 ID:xvKCJ3Za
「はぁ…」
最後の戦いの前だというのに、仲間の元を抜け出して、自分は何をやっているのだろう。
仲間の元へ戻らなければと思う反面、このままいつまでも決着のときが来なければいいとも思う。
戦いが終われば兵真が元の世界へ帰ってしまうという現実が、重くのしかかってくるからだ。
だからこそ、最後の自分の気持ちを伝えたかったのに…なのに、来てくれなかった…
(どうして…?)
思考がループに陥るが、答えなど出るはずもない。疑問符だけが頭の中を巡り続ける。
――カエレナクナレバイイノニ
(え…?)
耳に入ってきたのは紛れもなく自分の声。
(私…今、なんて…?)
一呼吸置いて、頭の中に浸透してくる。『帰れなくなればいいのに』…と。
(違う…! そんなこと、考えてない…)
いくらなんでも、そこまで願ってはいない。
そもそも、兵真はこの世界の人間ではない。元いた世界に帰るべきなのだ。
そう…いつかは必ず、別れなくてはならなかったのだ。
(でも…私も、一緒に兵真さんの世界へ行けたら…)
何度そう願っただろう。彼と一緒にいたい、彼の故郷を知りたい、と。
しかし、ゲートマスターという使命がある以上、この世界を離れるわけにはいかない。
そして何より、仮に自分が兵真の世界へ行ったとして、彼の隣に自分の居場所は…ない。
兵真と雫の関係を知らず、彼の周りをウロチョロしていた自分。なんて滑稽な。
でも、今となってはそれでもよかった。知らないままでいたほうがいっそ幸せだった。
宙ぶらりんな状態でも、今のように完全に断ち切られるよりもずっとマシだった。
478 :
リィン4-3:2007/02/09(金) 00:47:44 ID:xvKCJ3Za
そんな風にあれこれと考えていると、ふと、背後で人の気配を感じた。
森の浅いところに人影がいくつか見える。誰かがここへ向かってくるようだ。
現れたのは…ヒロ、カーマイン、沖田、ウルらを初めとした数人のナイツ…リィンのよく知る顔だ。
「皆さん…?」
自分を迎えに来てくれたのだろうか。それが兵真でないことに落胆しつつも、
仲間達に自分の存在を認めてもらえていることが、リィンには嬉しかった。
『……』
無言のまま、彼らは一歩、また一歩と近づいてくる。そんな様子にリィンは違和感を感じた。
はっきりとどこが変とは言えないが、何か、彼らの表情が『作り物』くさい気がするのだ。
「ど、どうしたんですか、お揃いで…?」
問うてみれば答えが返ってくるだろう…それをリィンは期待して、問いを投げかけた。
しかし彼らは何も答えようとしない。そればかりか――
先に立ってこちらへ歩いてくるヒロ。その周囲から炎のような赤いオーラが立ち昇る。
そして次の瞬間、その手には血に塗れたように紅い、禍々しい大鎌が握られていた。
「ゲ、ゲート・オブ・ヘブン…!」
ヒロは、一番最初にこのエンディアへ召喚されたナイツだ。
それ以来リィンはヒロと行動を共にし、その実力を目の当たりにしてきた。
だから、彼女の手にした大鎌に宿る力の凄まじさは、誰よりよく知っている。
そんなヒロと同じように、他のナイツたちも次々とリアライズを遂げていく。
(え?…え!? ど、どういう…!?)
ただでさえナーバスになっていたところに、仲間達の襲撃。これで混乱するなという方が無理だ。
「ち、ちょっと、わ、悪い冗談はやめてくだ――」
最後まで言い切ることが出来ず、リィンは絶句する。
向けられる殺気の鋭さから、彼らが本気で自分を攻撃するつもりだと感じ取ったのだ。
479 :
リィン4-4:2007/02/09(金) 00:48:59 ID:xvKCJ3Za
「っ……!」
射すくめられたように、リィンは指先一つ動かせなかった。あまりの恐怖に歯の根が合わない。
いつも共に戦ってきた仲間は、ひとたび敵に回すとこれほどまでに恐ろしい存在だったのか。
…勝てるわけがない。妙にクリアになった思考回路が、そう結論を導き出した。
(どうして…?)
実力的に勝ち目がないというのはもちろんある。
だがそれ以上に、仲間に攻撃を仕掛けるのはリィンにはためらわれた。
そして、ナイツたちがリィンに襲い掛かった…
「…あ……ぅ……」
――数刻後。リィンはボロ雑巾のように地面に転がされていた。
戦いはリィンの完敗だった。もとより、勝ち目などないに決まっている。
何度、やめてくれと声を張り上げたろう。何度、許してくれと懇願したろう。
しかしそれでも、ナイツたちは眉一つ動かさず、機械のように攻撃を続けた。
(どうして…?)
戦う体力も精神力も、もう残っていない。今のリィンに残されたのは、疑問だけだった。
どうしてこんなことになってしまったのだろう。どこで何を間違えたのだろう。
自分は何のために、今まで辛く苦しい思いをして戦い続けてきたのだろう。
…もう、このまま終わってもいい。諦めがリィンの心を侵していく。
『――ゲートマスター…くえ』
この『エンディア』の世界全体が啼いたような重苦しい声。それが再び響く。
その瞬間、リィンを取り囲むナイツ達の目がギラリと光った。
「え…!? な、何を――い、いや…兵真さん…た、助けてくださ……いやあぁぁぁぁぁ――!!」
480 :
wktk:2007/02/09(金) 20:56:00 ID:lbAGvPNJ
(; `_ゝ´)…ゴクリ
続きが気になって朝飯も喉を通らん
「カーマ、イン?」
咥えられた指先にヒロが感じたのは、切った痛さと唇の生暖かさ。そして……
「ひゃっ!?なっ、なっ……」
傷口に、ザラリとした何かが触れる。
(し、舌……か?カーマインの、舌なのか?)
普通に考えて、それが舌でない筈が無い。歯にしては柔らかすぎる。それに、傷口をなぞるように動くそれが、舌以外の存在である筈が無い。
(カーマインの、舌が……私の、傷口を……舐め、てる)
ヒロがそう思ったとき、背筋が勝手に震えた。手や指の傷を舐めたことは何度かある。あるのに……どうしてカーマインのそれは、自分でやるのと違ってこんなにゾクリとくるのだろうか。
「んっ……」
体の震えは止まることなく、ヒロは思わず口から色っぽい吐息を漏らした。
軽く触れている歯。ねっとりと蠢く舌。指は徐々に血以外の何かに濡れていき、痛みはもはや微塵も無い。
「……よし」
暫くするとチュブっと音がして、カーマインの口がヒロの指から離れる。
「あとは絆創膏を張るなり、軟膏を塗ればいい……ヒロさん?」
呆然と、時が止まったかのように動かないヒロにカーマインは声を掛ける。
「―――――――――はっ!?いっ、いきなり何をしだすのだ貴様は!?」
戦闘時の攻撃回避に匹敵する速さでヒロはカーマインから離れ、怒鳴る。
「あっ、いや、ヒロさんが指を切ったみたいだから」
「傷口くらい自分で舐めれるし回復魔法も使える!大体、人の指を舐めるのはおかしいと思わないのか!?」
「おかしいのか?ルイセやミーシャには良くしてあげているのだが」
カーマインは首を傾げる。ちなみにその二人が怪我をする理由は、片方はドジッ娘属性であるからだが、もう片方はカーマインの指チュバ目当てでであったりすが、それは兎も角。
「お前という奴は……」
逆に尋ねられたヒロはハァとため息をつき、その後左手に視線を移す。
傷が浅かったのか、それともカーマインの舐め方が良かったのか、長さ2センチほどの傷口は少し血がにじんでいる程度になっている。
「…………」
暫くしてヒロはくるりと身を翻しカーマインに背中を見せ、キラリと濡れている中指をじっと見つめた後、
(これがカーマインの……って、何をやっているのだ私は!?)
正気に戻り、慌てて左手の中指を口から放すヒロ。
「どうしたんだ、ヒロさん?」
背を向けなにやら慌てているヒロに、カーマインは声を掛けた。
「な、なんでもないでございますわよ?」
思わず変な言葉使いで返答するヒロ。間接キスして放心していました、など言えるはずがない。
(しかし、看病するとしても、何をすればいいのだ?『ただ頼まれた事をするだけじゃなく、悦ばせないと』とスノーは言ってたが、喜ばせる……ん?スノーの発音が一部変な気がしてきたが、気のせいか?)
ヒロは考え込む。最近何度か互いの事を話しているので、ある程度カーマインの好みや趣味も知ってはいるが。
(ベッドから離れず、私が必要な事となると……むむぅ)
悩んで悩んで、頭を抱え
ふさっ
「あっ」
手に伝わった感触と共に、ポンとヒロの脳裏に、一つの答えが浮かび上がった。
リィンとカーヒロktkr
是非カーマインに俺のも舐めて頂きたい
このスレの住人と、ココロノナイテンシ職人様に捧ぐ
絹糸のような雨が降り注ぐ日だった。それが、午後には叩き付けるような猛雨となり、まるで悪意に満ちた生物のような嵐にな
ってしまった。
午前から手伝いのクエストで、レディエンス島の宿屋に来ていた二人も、これで帰ろうとしてもぬれねずみ所では無いと、諦め
て、仕方なく一泊する事になった。二人が良く働いたのが心象を良くしたものか、宿屋の主人はただで泊めてくれた。
窓を叩く雨音に耳を傾け、うつらうつらと舟を漕いでいた少女が、もう一人の女に肩を揺すられて、はっと目を覚ました。部屋
にいるのは少女と女性の二人っきり。少女はグレイの帽子と同色のジャケット(ワンピース?)に赤いリボンを巻いた黒いストッ
キングを身に纏っていて、それに背中から淡雪を集めて作ったみたいな、ふわふわとした小さな翼が生えていた。少女が空を飛ぶ
には頼りなく、未成熟な印象を与える翼だった。
灰色がかり、鈍く輝く銀色の髪はショートカット。あどけなさを残した顔立ちには、将来成熟した時の美貌の片鱗がいくらでも
伺える。足も腕も腰も細く、全体的にか細い。どこか守ってあげなければ生けないと思わせるような、頼りなさと、少しだけ他人
を拒絶するような雰囲気とが入り混じっている。
黄金を繊細に加工してはめ込んだような瞳は、少しだけ眠りの世界の名残があったが、すぐにはっきりとした意思の輝きを取り
戻した。
「ディアーナ、ごめんなさい。私眠っていた?」
赤いコートの様な軍服と、同色の帽子。軍服の胸元には幾多の功績を
称える勲章が眩い光を放っている。本来なら、こんな場所で宿屋の手伝いなどする身分ではないのだろう。
ロイヤル・ガードという王室直属のエリートだったらしい。モニカの私見からすれば、ジュリアンやライエルがいうインペリア
ルナイトと同様の称号で、モニカの故郷にいた帝国の師団長クラスにあたるのだろう。戦闘能力の凄まじさもあるが、日常に垣間
見える気品や洗練された仕草がそれとなく高貴な出自である事も暗に伝えている。
差し出された白い手袋に包まれたディアーナの手をおずおずと握って、モニカは立ち上がった。大きい宿屋なので、手伝いの量
も多く、子供と呼んで差し支えのないモニカの体には少々応えたらしい。これならモンスターと戦ったほうがマシかもしれないと
思う辺り、モニカの人生も大したもんである。
「そう、じゃあ、お風呂に入ってくるわ」
抑揚がやや少ない声でモニカが風呂場のほうにトテトテと愛らしく足を向けた。多少無愛想に見えるかもしれないが、幼少期に
母と死別し父は行方不明、また人間とフェザリアンとのハーフ、飛べない翼というコンプレックスが少なからずモニカの人格形成
に暗い影を落としたのは致し方のない事だった。
それでも、もと居た世界での親友との出会いや、幾多の戦いで心許せる仲間と出会い父の失踪の真相などを知ったことで、大
良い方向に変わってはいるのだ。
ディアーナは、風呂場へゆくモニカの背を、柔らかい眼差しで見守っていたが、不意にそれが濁った。モニカは無論、それに気
付かないままだった。
剣の一振りで人間を両断する腕で、自分の体を抱きしめて、ディアーナが
「ふう、すまないモニカ。だが、君も私を慕ってくれる事になるだろう」
熱い吐息が悩ましく零れ出していた。
様々な文化が入り混じり発展しているエンディア世界では、トイレ一つ食事一つ礼儀一つとっても千差万別なのだが、それは風
呂にも言えることだった。今回モニカ達が手伝った宿屋は、大きな湯船に湯を満たすタイプの風呂だった。焼いた石に水をかける
蒸し風呂や、湯を汲み取ってそれで体を拭うだけのものまであるが、とりあえずモニカにとっては好きな部類の風呂だ。面倒なの
は濡れた羽を乾かす手間がかかることだったが、こればかりは仕方がない。
(後でディアーナに手伝って欲しいとお願いしようかしら)
ジャケットを脱ぎ、ストッキングから足を抜いて、ぱさっと足元に絡みつく服から足を抜き置いてあったタオルで前を隠し、そ
ろそろと湯船を覗く。他には誰もいないようだ。湯気に煙ぶる風呂場は石を敷いた、直径五メートルくらいの空間だった。ちょう
ど体を洗う場所と湯船が半分ずつスペースを取っていて、猫の様な生物の石像の口から湯が溢れ出していた。美肌効果があるらし
い。
なんとはなしに、気恥ずかしくて前を隠していたタオルを外して、誰もいない場所でモニカは裸身を晒した。
背の翼にも劣らぬ白い肌だった。湯煙が薄い絹の膜のようにしっとりと絡み付いているように見え、より神秘的な印象さえ覚え
る。成長過渡期にあるモニカの体は、まだ女性らしさを見つけることは難しかったが、それでもしなやかな溌溂さを匂わす腰まわ
りや、かすかに膨らみ始めた胸が、男に生唾を飲ませるだろう。
頭から湯を被り、体を濡らして、置いてあった石鹸を手に取り粟立たせ始める。とその時、入り口の方から新たな気配が近づい
てきた。
「ディアーナ?」
「ああ、私もまだ湯浴みをしていなかったのでな。一緒に入っても構わないか?」
「ええ」
「ありがとう」
白い湯煙の向こうに見える輪郭は確かにディアーナのものだった。モニカとは良くも悪くも正反対の女性の魅力に満ちた体つき
だった。剣を振るのには邪魔にしかならない大きな乳房も、それを支える胸筋によって大きく張り出し、ゆさゆさという擬音が似
合う。鍛え抜かれているに違いない足は、それなのに無骨な筋肉の筋を付けず、あくまでも世の女性が憧れるような脚線美を保持
し、白く大きな尻と胸とを繋ぐ腰も大胆なまでにくびれていた。
大人の女性が多い仲間達の中でも、ディアーナの体つきはモニカに羨望を抱かせていた。なんというか、それぞれの世界の造形の
神が同じ神様のような気がするというか、説明し難い親近感みたいなものを覚えるのである。
湯に濡れて張り付く髪をかき上げてモニカは気にせず手の中の泡を体にこすり付け始めた。タオルでもいいのだが、マッサージ
を兼ねて手でしているのだ。
「何なら私が洗ってあげよう。余計なお世話かな?」
「……お願い」
流石にそこまで子供ではないので、多少恥ずかしい気もするが、ディアーナの好意を無下に断るのも気の毒だと思って、モニカ
はディアーナの好きにさせる事にした。故郷で出会った仲間も善良だったが、エンディアで出会った仲間も負けず劣らずお人好し
が多い。
ディアーナが自分の後ろに膝立ちになる気配に、モニカは頬を赤らめた。やはり恥ずかしい。
「あの、前は自分で洗うから」
「分かった。痛かったら言ってくれ」
優しく自分の背中に手が触れる感触が伝わった、ディアーナも手で体を洗うらしい。それかモニカが手でしているのを見たのだ
ろう。
「んぅ」
あくまでも優しく柔らかく、円を描くように背中を愛撫する感触に、モニカは甘えるような声を零してしまう。
「ん? どこか変だったか」
「い、いえ。少しくすぐったくて」
「そうか、続けるぞ」
濡れた銀色の髪が張り付くモニカの新雪の様に白いうなじを撫で、うっすらと肉の乗った脇肉を擦る様にディアーナの繊細な指
がくすぐる。その度にモニカはくすぐったいようなもっとして欲しいような不思議な感覚に襲われて、んっんと甘く鼻を鳴らす。
ぴくんぴくんと背を震わせ、瞼をきつく閉じて、体の内から湧く感覚に耐えるモニカの様子は、少女趣味の無い男も獣の欲望に
突き動かしそうなほど艶めかしい。湯煙にかディアーナの指にか、モニカの白い裸身は薄い赤に色づきつつあった。
「ディ、ディアーナ、何だか私、体、変にぃ……きゃっ」
「ふふ、そんなに喜んでくれるとはな。意外な才能が私にもあったものだ」
調子の乗ったのかコツを掴んだのか、ディアーナの指が更に大胆にモニカの体をまさぐり出し、未成熟な翼の羽先をこね回し、
付け根を優しくくりくりと擦りだすと、もうモニカはたまらなかった。普段は自分ひとりでは洗うのが難しく、少々おざなり気味
にしか洗っていなかった翼が、他人の手に委ねるとこんな感覚を生むなんて。
「ひゃぅく、あ、あああ。んんん、あっふう。だ、だめぇ」
「気にいってもらえたようだな」
とディアーナはご満悦である。両手で弄繰り回し、さんざんにモニカを鳴かせていたが、片方の手を放し、今度はモニカの薄い
つくりの尻に伸ばした。
「ああ!? そんな所」
「誰だって洗うだろう」
やや伸に硬さを残しているが、モニカのこぶりな白桃の様な尻肉はディアーナの指にもちもちとした触感と吸い付いて離れない
心地良さを伝えてくる。強く千切れそうなほど握ればモニカは痛みを交えた悲鳴を上げ
「きゃああ、強すぎぃ」
それを弱めて甘噛みするように何度も優しく揉みしだけば、揉む動きに合わせて何度も小さく声を漏らす。
「ん、んんぅう」
自分の指をかんで声を押し殺そうとする仕草は欲情をそそる以外の何者でもない。気をよくしたディアーナは、すっかり息の荒
くなったモニカの体の前に手を伸ばした。ぐにゃっとディアーナの豊かな胸がモニカの背で羽を挟んで潰れる。硬くしこった乳首
と圧倒的な乳房の質感に、敏感極まる状態にされた翼を刺激されて、知らずの内に、モニカが大きく鳴いた。
「ひゃあああ、やらあ!?」
「本当に可愛らしい声で鳴くのだな。モニカ」
自分の指で様々な痴態を晒すモニカの艶姿に、ディアーナは、熱く自分の秘孔から滴る液体を感じていた。ロイヤル・ガードと
いう軍の頂点に君臨し、しべての貴族や兵士達の規範となるべき者としての重圧、長年隠していたある男への想い、様々な重責に
縛られていたディアーナの心が、歪な形でそれらを発散したのが同性との性行為だった。むろん、それに嫌悪感や罪の意識は覚え
たものの、繊細なディアーナの心は重責からのはけ口をそれにしか見つけられなかった。戦いによって敵を打ち倒す達成感も、そ
れの変わりにはならなかったのである。ただ、人殺しとしての暗い思いが募っただけだった。
エンディア世界に呼ばれた事で、ある意味ロイヤル・ガードとしての重責からは解放されたものの、長い間行っていた慣習は、
淫楽の残り火を、ディアーナの精神の奥深くに残していた。それが、いまこのような形で露になっているのだった。
真っ赤に染まったモニカの耳を優しく唇で挟み、舌でもって弄びながら、甘く囁いた。
「遠慮は要らない。前も私が洗ってあげよう」
「! いやあ」
一際強い拒否の声を、モニカの桜色の乳首をつまみ上げ、こね回す快楽で黙殺し、首筋に幾つもキスの雨を降らした。
「あ、あああ。そんなのってぇ、ディあーなあ、止めて」
「本当に?」
白い泡に塗れながら、ほんのり赤く快楽の色に染め上がるモニカの体を満足げに見下ろしながら、ディアーナがモニカのかすか
なふくらみを蹂躙していた右手で、モニカの細い顎を掴み、背後を振り向かせた。驚くモニカの瞳を見つめたまま、ディアーナは
間を置かずに自分の唇を重ねた。
モニカは年齢から、ディアーナは職業的な理由から共にあまり化粧をする事は無いのだが、お互いそれを必要としないだけの美
貌を主でもあった。ぬるぬると泡と汗とが互いの体の触れ合う所を滑らせ、くすぐる感触に酔いしれながらディアーナの唇から伸
びた舌が、驚きと官能に戸惑うモニカの小さな唇を嘗め回した。
「んんん!?」
「はん、んはあ」
一瞬の驚きを見逃さず、ディアーナの舌が赤い蛇のようにモニカの口内に忍び込み、内側から歯茎や舌を舐め回し、絡み付いて
は擦りあい、快楽のツボを入念に探しては刺激する。桜の花びらから切り出したような唇がぴちゃぴちゃと音を立てて絡み合い、
更に時折苦しそうに離れようとするモニカの唇を、舌の妖しい動きが逃さず、へそやモニカの痛い位にしこりたった乳首を攻める
ディアーナの指が抵抗の力と気力を、快楽と引き換えにモニカから奪っていくのだ。
「んん、んふ、やぁああ、んんんああああ、ううやあん」
「ん、モニカ、さあ飲んで」
「やふあ、ああ、きひぃ、やっあはああ」
たっぷりと溜められたディアーナの唾液が、舌を通じてモニカの口の中に流れ込み、拒絶の声を挙げる事も許されずに、モニカ
はコクッコクッと飲み干した。良く出来ましたと言わんばかりに、ディアーナの指がモニカの乳首を押し込み、舌と舌とが絡み合
ってから離れた。
二人にの唇の間に繋がれた銀色の糸が、荒い吐息と共にプツリと切れて落ちた。
「ディアーナ、どう、して?」
「貴女が魅力的だからだ。モニカ」
主導権を握ったディアーナが、本心から愛おしそうな笑みを浮かべている事に、モニカは困惑した。この手の行為がどういうも
のか、漠然としてしか知らないのだ。モニカの内股を淫靡にさすっていた指に触れた感触に、ディアーナは、?とした顔を浮かべ
た。モニカの顔色が、一気に青褪めた。
「ダメ、見ないで」
「これは、モニカ、貴女は」
それは、モニカの手首くらいの太さがある男根だった。屹立したそれが、モニカの下肢をまさぐっていたディアーナの手に触れ
たのだ。
「いや、いや、見ないで」
「そうか、皆と風呂に入るのを嫌がっていたのはこれが原因か。しかし、では何故私が入るのを止めなかった」
「……止める前に入ってきていたし、前を隠してれば、と思って」
「ふむ、寝起きで頭が働いていなかったのもあるか。それに、この湯煙だしな」
モニカにとっての最大のコンプレックスが自分の股間に生えている男性器だった。ハーフフェザリアンという生まれか、突発的
なものかは分からないが、女性として自分を認識しているモニカにとってどうしても納得の行かない異物なのだ。故郷で、あの優
しいダークロードに、想いを伝えられずにいるのも、これが大きな理由だった。
ただでさえ異端の存在である自分が、更に忌み嫌われるような事になったら。少女のいじましい懸念を、誰が慰められよう。
それまでとは違う涙をぽろぽろ零すモニカの頭を、そっと暖かいものが包んだ、ディアーナの腕であった。
「泣くなモニカ、少なくともこの私は、貴女を嫌いになったりなどはしないぞ」
「ディアーナ」
「その、なんだ。男と女の快楽を味わえて一挙両得だな」
「それは、ちょっと違うと思うわ」
「気にするな、というわけで」
「?」
「それを使ってみよう」
「え? きゃあああ」
ぐいと伸びたディアーナの指がモニカの、クリトリスの位置に生えた男根を掴み、強く握り締めたかと思うと、力を緩めて絶妙
な加減でしごき始めた。
「だ、らめえ。それええ、はわああ?!」
「あまりこれを扱うのは慣れていないのだが、悪くはないようだな」
白魚の中指と親指とで輪を作り、いきり立つモニカの男根の竿をエラまで扱き立て、指で作った輪でエラをぐりぐりとさすり、
体を震わせて抗議するモニカの唇に、自由な手の指を差し込んでしゃぶらせる。
「あん、むうああ」
「気持ちいい? ねえモニカ気持ちいいの?」
幼い裸身をくねらせて、必死に快楽に耐えるモニカの姿に、ディアーナの股間の潤みは異様に増して、湯ばかりではない透明な
流れが太腿を濡らしている。
鈴口に指を突きたて、ぐりぐりと押し開くように爪を立てて抉ると、たちまち、モニカは反応した。
「ふうう、んぐ、うわあああん」
びくびくと凶悪なまでにそそり立った男根は与えられる快楽に喜び、ディアーナの胸に潰された羽は、ひくひくと許容を超える
官能に戸惑っている。モニカのあどけない瞳に浮かんだ涙をねっとり舐め取って、ディアーナがモニカの体をひっくり返し、石の
床に押し倒した。
モニカの唾液に濡れた指を、モニカの秘所にあてがって擦り、そそりたつ男根には、赤い舌が絡み付いていた。モニカが抗う暇
もない早業だった。
「ふふ、モニカはまだアソコの毛は生えていないのか。初々しいな」
「そんあ事、言わらいでえ」
「そのくせ、ここは、ほら、私の指で喜んでいやらしい唾を垂らしているぞ。モニカのおチンチンもびくびく跳ねて喜んでいる。
こんな子供のクセに淫乱なのだな」
「違う、違うのぉぉ」
秘所には掌をあてがって、細かく振動を与えて二枚の貝を綻ばせているだけだが、それでもモニカにとっては未知の快楽で、頭
が真白になってしまう。
「はわ、あああ、そ、そんな咥えるなんて」
にゅるっと温かい粘膜に包まれる感触が、モニカの男根を襲い、ディアーナの唇にねっぷりと飲み込まれた自分の肉棒が見えた
。怖いくらいの快楽がモニカの背筋をかけて、秘所を弄ぶディアーナの指をもっと濡らした。じゅぽじゅぽとくぐもった音が、遠
慮なく風呂場に響き、モニカの背筋を逸らせる。
「だめ、だめ何か来ちゃうから、私が壊れちゃう!」
「んふ、むちゅぷちゅう、ふょうら? ふぉにふぁ、んはあ、ちゅるうちゅっ、ひもちふぃいか?」
「喋っちゃダメええ!?」
もごもごとディアーナの口が蠢き、肉棒を包む暖かい粘膜があちこちを擦りあげる。ディアーナの舌は自在に動き、鈴口を割り
、エラにぐるりと巻きつき、裏筋を尖らせた舌先でつついてくる。
「あああ!!」
びくんと一際大きくモニカの背が跳ねて、肉棒から熱く粘っこい液体がはじけて、ディアーナの口の中を白く濡らし、モニカの
幼い秘所はビクビクと中を蠢かせながら、ディアーナの指にピュピュッと本気の液体を吐き出して幾重にも塗らした。
「はあ、はあ、ああ……」
ことんと頭を石の床に預けて、モニカは瞼を瞑って脱力した。初めて味わう快楽の波に、心は翻弄されっぱなしだった。ずるz
ると音を立てて、最後の一滴までディアーナが啜り出し、唇を不自然に閉じたまま体を起こした。秘所を濡らし、屹立をビクビク
と快楽の余韻に跳ねつつ、うっとりと蕩けたモニカの唇に、重ねた。
モニカが、ううんと目を見開いた。二人の唇と唇との間に白い液体が溢れた。
「えほ、けほっけほ」
「初めての精液。ちゃんと飲み干さねばな」
口移しで流れ込んできた精液をえづきながら吐き出し、モニカは、恍惚に半ば蕩けていた顔を、白く汚した。まだ十代半ばほど
の外見の少女が、桜色に頬を染めながら、潤んだ瞳で口元を白い液で汚している。
「素敵だ、モニカ」
「あっ!?」
ディアーナの手が根元から握り締めた男の象徴は再び硬さと熱さを取り戻し、天に向かってそそり立っていた。その上に、躊躇
う事無くディアーナは腰を落とした。すっかり濡れそぼったヒダヒダが、あっというまに男根を根元まで飲み込み、二人の結合部
で大きな水音がした。ぐちゅぐちゅぐちゅと、粘っこい音を立てながら、恥骨と恥骨がぶつかり合った。
「は、そおんなあ、ああ! あったかいのが、ディアーナのが私を包んでぇ」
「ああ、こ、こんなに大きいなんれえ、淹れただけで、軽くイってしまった」
自分の腰の上に跨るディアーナの熟れた肉体を見上げながら、腰から伝わってくる悦楽の波に、モニカは体が溶け出してしまい
そうだった。ぶるんぶるんとゆれる乳房と、弾む尻の圧倒的な光景に魅入られながら、モニカは自分の腰が力の限りつき上げよう
としているのに気が付いた。
もっと、もっとディアーナを抉りたい。もっと気持ちよくなりたい。もっとディアーナを滅茶苦茶にしたい。もっとディアーナ
を犯したい。
ぬるぬると蠢くディアーナの膣がきつい位の締め付けと、温かい淫らな熱で肉棒を祝福し、膣を抉る肉棒はその硬さと太さと熱
とで、膣を一杯に満たして快楽のポイントを抉り、ぐりぐりと押し開いてゆく。
「モニカ、気持ちいいのお、ねえ、素敵でしょう? 貴女はこんなに女を喜ばせられるのよ。あはあ、もっともっろ、ぐりぐりっ
て、ディアーナをえぐってえええ!!」
「なにこれ、ふあああん。凄いよ、わたし、こんらの知らないよおお、ディアーナ、ディアーナあああ!!」
同性との行為への嫌悪も、自分の抱える異物感も気にならなかった。ディアーナもモニカも獣に堕落し、なんの禁忌もなく交わ
り続ける。今度は逆にディアーナを押し倒し、うつ伏せに倒して、モニカがその背に覆いかぶさった。ディアーナは釣鐘みたいに
揺れる胸を濡れた石の床に押しつぶされ、ペタンと頬と両腕をつけた。大きくて上手そうな尻だけが高くかかげられ、曲線を描く
尻と背のラインがこの上なく淫らだった。後背位、獣の姿勢だった。ゾクゾクと二人の背に新しい電流が走った。
つながったまま姿勢を変えたことで、それまで当たっていなかった膣を肉棒が抉り二人が腰から登ってくる快楽が全身をわなな
かせた。肉棒が抜ける寸前まで腰を引いてから、届く限りまで一気について、ヌルヌルとした膣の奥を抉って、抉って抉り続ける
。肉棒がディアーナの膣を熱く抉り、ディアーナの腰は快楽を逃すまいとモニカの腰目掛けて押し出され、何度も何度も打ちつけ
あう。
「あは、あはあ、しゅごいしゅごいよ、ディアーナのこれ、私を締め付けてええ、エッチだよお」
「モニ、かああ、もっともっと、まだ、まだ、私を気持ちよくしてええええ!!!」
子供のようにディアーナの背にすがりつき、腰をパンパンパンと音を立てて打ち付けて、ぐちゃぐちゃと湯の音とは違う粘っこ
い、淫らな水音が止む事無く続いてゆく。
「あはあは、ああああん、だめだめだめ、出ちゃうから、出すんだからああ!?」
「ああ、モニカ、もう、もうイクのか? ああ、出していいぞ、私の中に、私の膣を一杯にしてえ!!
ビクンとモニカの腰の動きが、目一杯ディアーナに突っ込んだ姿勢で止まり、ディアーナの背がぴんと伸びた。
びゅりゅりゅりゅるる、どびゅびゅっびゅびゅ
二人にだけ聞える、体の中から響く音が、二人を同時に快楽の絶頂に昇らせた。肉棒の先を弾くほどの勢いで溜め込まれたモニ
カの精子が、ディアーナの熱く待ち焦がれている子宮に流れ込み、白い白濁液が一杯に満たされるのを感じでいた。
「あ、あはあ、すごいよお、モニカ。ディアーナあ、イっちゃったあ」
「あ、ああはあ、まだ出てるぅ」
「んふう、熱い、ああ」
初めての射精の快楽と、のぼせ上がった頭がクラクラするのを覚えながら、モニカは故郷の想い人の名を呼んでいた。
(スレイン)
あの人はこんな自分を受け入れてくれるだろうか――。まだ射精を続ける肉棒の余韻を感じながら、モニカはぼうっと考えつづ
けた。腰の下で、ディアーナがピンク色の吐息を零している。
以上、バレンタインデーだけどちっともバレンタインじゃない内容でした。献辞の通り、ココロノナイテンシ職人様に捧げマウ
ス。PCの不調でしばらく覗けなかった分、気合を込めました。
エミリー・ゼロスもその内続きますんでよろしくお願いします。
なんていやらしい変態ディアーナさんなんだ……GJ!
バレンタインは義理チョコの確保で精一杯。
本命?何それ
告白シーンは難しい……続編は次スレになるかな?
「カーマイン……」
意を決したヒロは振り返り、右手をカーマインが寝ているベッドに乗せ、接近する。
「アニマルセラピーという言葉を知っているか?」
「どういうものかは知っているが。しかし、都合よく動物が近くにいるはずがないし、病気をうつすわけにも……」
「問題ない」
足を上げ、片膝をベッドの上の乗せ、さらに接近。
「動物なら、ここにいる」
そしてヒロはもう片方の足も上げ、膝起ち状態でベッドに乗っかった。
「触りたくないか?私のこの耳を、この尻尾を」
その言葉に連動するかのように、呪いによってヒロの体の一部となっている耳と尻尾がピクピクと動く。
「ヒロさん?」
熱によって意識をしっかり持てないないのだろう、ややぼんやりとした瞳でカーマインはヒロを見る。
「私を……愛でてみないか?」
熱っぽい瞳でカーマインを見つめた後にヒロは頭を少し下げ、獣耳を眼前に差し出す。そんなヒロにカーマインはすっと右手をヒロの頭まで持ってきて、
「俺の看病に、どうしてそこまでしてくれるのかは分からないが……」
ポンと触れる。
「ヒロさんにそこまで無理をして貰う事はない。モニカも言っていたが、好きでもない男に身体を触られるのは不快でしかないだろうし、ヒロさんほどの女性なら、向こうの世界にでも好きな男がいるのだろう?こんな事をして誤解――っ!?」
上半身を起こしていたカーマインが、仰向けに倒れる。
「お前は私が……この大魔王の娘であるこの私が、どうでもいい男に身体を好きにさせような、安い女だと思っているのか?」
左手を巨大な鍵爪に戻し、力任せに押し倒したヒロは震えた声で言う。
「それとも私は、お前が欲情出来ないほど、魅力のない女なのか……」
「ヒロ……さん?」
ヒロの左手と、それに押さえつけられているカーマインの胸に、水の滴りが落ちる。
「お前のことを考えていると、私が私でいられないのだ。心と、体がおかしくなって、どうしようもなくなってしまうのだ。私は、私は……」
嗚咽が混じりの言葉が止まった時、カーマインはさっと右手でヒロの左腕を掴んで、強引にずらしつつ引き寄せる。
「きゃっ」
バランスを崩し、カーマインの胸に倒れこむヒロ。
「んっ……あっ……」
蒼色の瞳と金色の瞳。そこに涙を流しながらも惚けている自分の姿が映っているのを認識した瞬間、ヒロは自分に流れる血がまるで沸騰するかのように熱くなるのを感じた。
耳が痛くなるほど心の音が鳴り響き、しかしまるで金縛りが起きているかのように身体は指一本動かない、動けない。それでいて、不快な感じは一切しない。むしろ、ずっと味わっていたいという誘惑に駆られてしまう。
「ヒロさん」
「ヒロで、いい……」
そう言って、ヒロは間近にある愛する男の顔を瞬きすることなく、じっと見つめる。
「ヒロ。俺で、いいのか?」
指でヒロの涙を拭いながらカーマインが問うと、ヒロは首を横に振り、
「違う……お前でなければ、私が駄目なのだ」
そして、二人の顔の距離は零となった。
493 :
ココロノナイテンシ:2007/02/15(木) 17:30:25 ID:HUhGYA+r
>>485 天孫光臨じゃ…ハレルヤ
ダークディアーナがふたなりモニカを陵辱するか…
ディアーナの豊満な肉体の描写やモニカの初々しさ、呂律のまわらない口調
など最高です。後背位から狂った様に責めるモニカに即昇天しますた。
こんな素敵なプレゼントをくれる485氏、ありがと&GJ。
しかし、なぜ漏れにこれを?
>>492 ヒロ…獣着ぐるみだけに、やっぱそのまま交尾?
めっちゃ萌えるんですけど
495 :
485:2007/02/15(木) 23:57:34 ID:eL957oCy
ええっと、思いついたきっかけがココロノナイテンシだったので。
@ディアーナ・モニカ二人ともふたなり
Aディアーナのみふたなり
とか他にも考えていたのですが、思いついた根源はココロノナイテンシだったから、
敬意を表する意味でも、ふたなりなのはモニカにしておこうとなりました。
前置きが長くなりましたが、ココロノナイテンシがなかったら、このお話は思いつかなかっただろうから、と言うわけです。
496 :
ココロノナイテンシ:2007/02/17(土) 09:23:09 ID:dR5TL9Fj
>>485 なるほど…漏れの作品がきっかけになったということですか。
嬉しい限りです。ゼロス×エミリーの話も楽しみにしてる。
ふっとひらめいたんだが、世界の卵に負けて男は全員殺られて
女は全員、世界の『卵』だけに卵注入されてボテ腹になるというダーク話。
もしくはエンディア、リィン(ふたなり)辺りを手先にしてエンディア、リィンの意志
関係なく ティムポを媒介に強制的に女とセックル→孕みみたいな救いようのない話。
どうかな?
とても…読みたいです…
>>496 貴方様の発想が黒過ぎる件w
書いてくださるなら、前者をおながいします
499 :
309:2007/02/17(土) 21:16:09 ID:yl80nklJ
むむ……そこまで行くのは見たいような見たくないような。書かれてたら引きそうな、でもやっぱり書かれてたら見てしまいそうな……
まあ、嗜好は人によって違いますしね。そちらがするような陵辱系が嫌な人がいれば、こちらがやるようなハーレム系が嫌な人もいるでしょうし……それよりも、上のリィン作者の反応が気になる。
エログロフタナリなんでも好きな俺的にはどんとこい
>>500みたいな意見もあるし、投下前に注意書きしておくといいかもな。
カーヒロ、リィン、エミリーも投下待ちだし、雑食な俺には楽しみが多過ぎる(*´д`*)
503 :
ココロノナイテンシ:2007/02/18(日) 17:32:21 ID:7I1dNYXK
一応試みてみる。とんでもないダークだから注意書きはするよ。
対象は女全員だがメインは雫、リィン、ヒロ、ウルゼル、オーヴィア
兵真に絡んだキャラでやってみるが…何か要望あったら言ってみてくれ。
できるだけ考慮する。
ライゲン「敵を知り、己を知れば百戦危うからず……」
ヨイチ「いきなりどうしたんだい、ボス?」
ライゲン「うむ、あのゲートマスターが率いるナイツ達の、外での動きを部下が調べた報告書を読んでいるところだ。まだ奴らの本拠地までは分からないが」
シェリー「それで、今から何をなさるのですか、お父様?」
ライゲン「うむ、姫。彼らがやっているこの『マンザイ』という特訓を今からしてみようと思う」
ヨイチ「へぇ……で、何をすればいいんだい?」
ライゲン「そうだな……とりあえずヨイチはそこに立って、何かつまらないことを言ってみてくれ」
ヨイチ「つまらない事?じゃあ……隣の家に囲いが出来たってね。へー、かっこいー……って、ボスは何でダークブラスター展開して、しかもその構えh」
ライゲン「それの何処がカッコいいのだ!?」
しばらくお待ちください(グレイヴとミカとヒヨコが日向ぼっこしている風景が10秒続く)
シェリー「まあ、ヨイチが一撃で瀕死になりましたわ。流石お父様のDエグゼキュートですわ」
ライゲン「と、こういう風に相手が特定のことを言った瞬間、即時に攻撃をするのがこのマンザイという特訓らしいのだが……どうした、ヨイチ?」
ヨイチ「ぼ、ボス……明らかに間違っていると、思うな」
ライゲン「そんな事はない。現にこの報告書にもあの額に傷がある少年が、眼鏡をかけた少年に必殺技を叩き込んだと書かれている」
シェリー「ではわたくしも。ヨイチ、ちょっと立ち上がって何か言ってくださいな」
ヨイチ「ストップ!マジでストップ!頼むからジョセフィーヌ出してダンスの準備しないでくれ!第一、ボスとシェリーの必殺技喰らったら無事じゃ済まないって!」
ライゲン「ふむ。ヨイチが打たれ弱いのか、それともいきなり必殺技はマンザイの特訓としてレベルが高すぎたのか……仕方あるまい、リアライズ武器を使わず、普通に攻撃するか」
ヨイチ「そう言いながら断罪神剣を構えるのは遠慮してくれないかボス?せめてもう少し威力の低い武器で……」
シェリー「じゃあ、これを使いくださいなお父様。向こうのナイツがこれで仲間を叩いていたのを、わたくし見たことありますわ」
ライゲン「ほう……ハリセンか。これならいいだろう?」
ヨイチ「攻撃力は109……まあ、そのくらいなら」
ライゲン「では……ヨイチ、何か言ってみてくれ」
ヨイチ「了解、ボス。ところでシェリー、この武器の名前は?」
シェリー「キラーハリセンでございますわ、ヨイチ」
ヨイチ「……って、特性で即死攻撃付いてルー!?ボス!すとっぷ!スt」
――その後、タワーキーを認識して回っているナイツ達にヨイチ(HP1)が立ち向かったのはまた別の話。
もはやツッコミと称した集団リンチwwww
与一に残された道は…
最 初 か ら 自 爆
このスレを見始めてから、グレイヴに続いてライゲンが俺の中で萌えキャラになったw
兵真「チクショオオオオ!くらえヨイチ!超必殺ギルティブレイク!」
ヨイチ「さあ来い兵真!ボクは実は一発食らっただけで死ぬぞオオ!」
(ザン)
ヨイチ「グアアアア!こ この散々引っ張ってきた四天王のヨイチが…こんな小僧に…バ…バカなアアアアアア」
(ドドドドド)
ヨイチ「僕はシェリーと一緒にいt…ノアアアア!」
ニコル「ヨイチがやられたようだな…」
西郷「フフフ…奴は四天王の中でも最弱…」
ガリーノ「小僧ごときに負けるとは四天王の面汚しよ…」
兵真「くらええええ!」
(ズサ)
3人「グアアアアアアア」
兵真「やった…ついに四天王を倒したぞ…これでルインのいるアジトへの扉が開かれる!!」
ライゲン「よく来たなナイツ達…待っていたぞ…」
(ギイイイイイイ)
兵真「こ…ここにリーダーがいたのか…!感じる…ライゲンの魔力を…」
ライゲン「兵真よ…戦う前に一つ言っておくことがある お前は私を倒すのに『全てのナイツの協力』が必要だと思っているようだが…別になくても倒せる」
兵真「な 何だって!!?」
ライゲン「そして他のナイツはランクが低かったので最寄りの町へ解放しておいた あとは私を倒すだけだなクックック…」
(ゴゴゴゴ)
兵真「フ…上等だ…俺も一つ言っておくことがある シャドハFのキャラが隠しで登場するような気がしてたが、別にそんなことはなかったぜ!」
ライゲン「そうか」
兵真「ウオオオいくぞオオオ!」
ライゲン「さあ来い兵真!」
ナイツの勇気が世界を救うと信じて…!
本当にありがとうございました!
これは素晴らしいソードマスターヒョウマですね
ワロタww
512 :
309:2007/02/22(木) 00:11:37 ID:RSlB8wIM
>>500 いやぁ、
>>496の後半みたいなのを書いてもいいかなぁとw
…その前にリィン単独の話を完成させんとだけど。
ところで質問。ネバーランドサーガはGOCくらいしかやってないので、
スペクトラルシリーズについてはCWでの知識しかないのだけれど、
ヒロは恋人がいたのでせうか? 特に、やることやっちゃった関係の。
なんかオサレ大作戦のSSとか見る限り、いないっぽいけど…
ゲームとしてはヒロをフォース2や愛邪でしか私が言うのもアレだが、ちゃんとした恋人はいないはず。
仲間や知人以上の感情を抱いているぽいのとか(ウェイブやサトーなど)また外伝でのマルチエンドの一つ(相手はフォルト)などの正史から外れている結果ならいないわけではないが。
ところでそろそろ容量やばくない?
此所って保管庫あったっけ?
515 :
名無しさん@ピンキー:2007/02/22(木) 12:42:03 ID:aM5lQPdq
暗黒不死団のクラウスが初恋の相手だったようなことが真書に記載されてたが恋人ではない…サトーとの逃亡生活中もなにもなかったなら…
ヒロって処女?
ここの容量が498KBなので次スレ立てようと思ったけど、うまくいかなかった。誰か頼む。
題名としては『カオスウォーズでエロパロ第二章』くらいで。
ヨイチ「ねえ、ボス」
ライゲン「どうした、ヨイチ?」
ヨイチ「ボク達の組織って、何さ?」
ライゲン「バカな事を、キーを入手する事に手段を選ばない、犯罪組織『ルイン』ではないか」
ヨイチ「……じゃあ、何で今ボケ老人の話を正座して2時間も聞いてるいたのさ?」
ライゲン「簡単だ。あのご老人が『わしの話を2時間聞いてくれるならキーをやろう』と言ったからだろう」
ヨイチ「別にぶっ殺すなり盗むなりすればいい話じゃないか、ボス」
ライゲン「ヨイチ、ご老体は大切にしないと駄目だぞ?それに、我々の犯罪行為はキーを手に入れるという目的のための手段だ。ただ黙って2時間話を聞くだけで手に入るのなら、それでいいだろう」
ヨイチ「犯罪組織なんだから、好き勝手したらいいじゃん」
ライゲン「そうはいかんのだ、無駄に犯罪行為をするのは世間体も悪いし、求人にも影響が出る」
ヨイチ「……求人?」
ライゲン「ああ、ゲートマスターのナイツ達や輝士団との戦いでメンバーが減ったから増やすことにした、これがそのチラシだ」
ヨイチ「……何この夕日に向かってさわやかに走っている絵は!?第一絵の中にボスやシェリー、主要メンバーがいてボクだけいないし!?」
ライゲン「うむ。この絵はこの前ヨイチがHP1でガレーズ島に出かけている間に書いた。ちなみに書いたのは、ブラッドナイトAの田中さんだ」
ヨイチ「しかも『楽園を作るために活動をしませんか?自分のスキルを幅広く活用できるグローバルな仕事です。経験は問いませんが特にナイツは大歓迎』ってキャッチフレーズは何さ!?」
ライゲン「それを考えたのは禁書管理官Bの神岸さんだ」
ヨイチ「さらに代表者としてボスの名前が出ているだけでなく、本拠地の住所まで書いてあるし!」
ライゲン「職安にも住所は登録しておいたぞ。そのお蔭で数名志願が来て、すでに色々仕事をしてもらっている」
ヨイチ「まじですか?」
ライゲン「昨日も来たぞ。メルヴィナという名の鎌使いの女性で『ハ○ーワ○クにあったチラシに感銘を受けた』とか言っていたな。ナイツで即戦力になるから、早速幹部として雇用しエルシャント島に派遣した」
ヨイチ「……でもボス、今更言っても遅いけど、アジトの住所まで公開したら、輝士団のやつらが攻めて来るんじゃないのか?」
ライゲン「問題ない。輝士団内にいる諜報員の話では、兵どころか調べもしていないようだ。向こうとて、我らルインと戦えば勝ち目が無いことを分かっているのだろう」
雫「ひょーまひょーま、みてみて〜」
兵真「どうしたんだよ?って、これは……」
リィン「有限会社ルイン、社員募集――って、ルインが何で!?」
雫「この近くに支部があるみたいだから、ちょっと行って見よーよ」
リィン「そうですね。今日の買い物にはヒロさんやウルさんもついて来てますし……どうします?」
兵真「馬鹿言うなよお前ら。こんなもの冗談に決まっているだろうが。ルインってそれなりに名の知れた犯罪組織だろ」
雫「でも、もしかしたらもしかするかも」
兵真「ありえねぇよ。大体、本当にルインがこんな事してるんなら輝士団のほうが黙っちゃいねぇだろうが」
リィン「それもそうですよね。ラルさんがこんなもの見過ごす訳が無いですし」
輝士団員「団長。このチラシですが、まさか……」
ラル「何かの冗談だろう、放って置け。あのルインが、こんな真正直に求人したり住所を出したりするはずが無い」