1 :
名無しさん@ピンキー:
落ちてたのでたてました
テスト
おお、もう2フラグ目立ちましたか、
>>1乙です。
という訳で早速美琴ssいきます。
……と、言いたい所なのですが生憎整理できていないのでorz
暫くしたら投下します。
5 :
たった一つの約束:2006/10/13(金) 22:17:27 ID:gnRzVM5F
舌を絡ませながら彼は左手をその小さな胸に走らせ、その先端を小さく摘む。
「ん、ぅ……」
ピクリと、彼女は僅かに眉を寄せた。
その反応を確認してから上条は掌で膨らみを覆い、揉みしだいてみる。
「ンん!?」
直後、ビクンッ!と美琴の体が大きく震えた。
どうやら効果は覿面のようだ。
彼は胸への愛撫を続けながら、空いていた右手を腹から秘所へと這わせる。
と、指先からぬるりとした感触が伝わってきた。
(っと、ここら辺か……)
上条は今まで何物も通さなかったであろう、ぴったりと閉ざされた裂け目を人差し指でなぞる。
美琴は胸部から送られてくる快感で、その事には気付いていないようだった。
「んん、んむ、んぐっ」
上条が左手を動かす度に、彼女は身を震わせる。
それに追い討ちを掛けるように上条の指が膣内に侵入した。
「―――んはあッ!!」
美琴はついに耐え切れなくなったとばかりに体を仰け反らせる。
離された上条の口は空いている彼女のもう片方の胸へしゃぶり付いた。
「ああ!?ぁん、ひゃうっ!」
三方向から送られてくる刺激に彼女の脳内が掻き乱される。
それでも上条は各所への侵攻を止めない。
「あっ、はぅ、ふぁ、くぅっ!!」
絶え間なく襲ってくる快楽に、美琴は身を捩らせる。
彼女の動きから上条は限界を読み取り、最後の攻撃を加えた。
左手で先端を抓り、右手を突き上げ、胸を吸い上げた瞬間、
美琴の体内で何かが走り抜けた感覚がした。
「ひあああああああああ――――――――――――ッ!!!???」
彼女の脳内で蓄積されていた快楽が爆発する。
6 :
たった一つの約束:2006/10/13(金) 22:18:59 ID:gnRzVM5F
その時、上条は右手の指先で何かが弾ける感触がした。
(……?)
彼はそれに違和感を覚えるが、構わず指を引き抜く。
指にべっとりと付いた愛液を舐め取りながら、上条は惚けている美琴の耳元に口を寄せて、
「……どうだった?」
「…………………………すごく、気持ち、良かった、わ」
美琴は胸を大きく上下させながら、途切れ途切れに答える。
そうか、と上条は呟き、彼女の様子を暫く観察して、
「どうする、少し休むか?」
「……」
美琴は暫く考えて、
「もっと、気持ち良く、させて……。アンタのを、入れて、よ……」
焦点のぼやけた瞳で彼の顔を引き寄せ、再びキスを交わした。
上条は少し驚いたような表情を見せるが、すぐに笑みに変わった。
「……分かった」
そう言うと美琴の閉じた両足を抉じ開け、彼はその隙間に体を割り込ませる。
それからズボンと下着を引き下ろし、先程から自己主張していた核を開放した。
その肉凶器とも呼べるソレを見た美琴は、
「す、すごい……。大きい、わね」
「……力、抜いといた方が楽だぞ」
「……。分かった、わ」
彼女は数回深呼吸をする。
その間に上条は標準を定めた。
ぴとっ、と。
男根の先端を幼い秘裂に押し付ける。
彼は美琴の腰をしっかりと抱え、
「……行くぞ?」
と聞く。
美琴は覚悟を決めるように答えた。
「……、うん」
その言葉を聞き取ると、上条は前人未踏の道へ足を踏み入れた。
以上です。
そういえば、2ゲトしてたんですね。
テストレスしたくせに無自覚でした……
1乙
なんか前スレ落ちるの早かったな…
>>1乙の弦
さてルチアの資料が手に入ったからさっさと執筆にかかるかー
「…うっ」
イッた。インデックスの目を盗んで自家発電に励んでいた健全な高校生、
上条さんはあまりあるリビドーを迸らせてゆっくりとその余韻に浸っていた。
「あの、どうぞ」
「あ、どーも」
差し出されたおしぼりを受け取って後始末を始める。
(お、普段ティッシュで乱暴に拭ってるせいか、冷たいおしぼりってのは気持ちいいな…)
「…てっ!!」
今、何となくスルーしてしまった事実を確認しようと光速で振り返る当麻。
しかしそこに人影はなく、手の中のひんやりとした感触だけが残ったのだった。
日常に溶け込むのが天草式。
うわぁぁぁぁぁぁ五和ぁぁぁぁぁぁ!
オナニーに溶け込んでセクロスしちまえよ
14 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/15(日) 16:47:37 ID:QCM2Z29w
運命の赤い糸を右手が無効化するからその辺の女性と片っ端から繋がって、
でも即効で切れるから駄フラグ塗れだっていう嘘理論はどうだろう?
父親もフラグ立てまくってる時点で成立しないけどな!
とある一方通行の嘘予告
秋の夜、悪夢に目を覚ました『一方通行』。
悪夢の中身はもちろん、幻想殺しのあの男。
今まで受けたことの無かった『痛み』という感覚は、ゆっくりと、しかし確実に『一方通行』に根を宿していた。
消すことの出来ない精神的な痛みへの打開策として、『一方通行』はただ一つの方法を選択するーーー!
「あれ? 何処行くのー、ってミサカはミサカは尋ねてみたり」
「うッせえな、ーーーテメエにやったのと、同じ事だよ」
それは痛みに対する『上書き』。
『一方通行』が『打ち止め』のデータを上書きすることによって、彼女の命を救ったように、あの『幻想殺し』が『一方通行』の痛みというデータを上書きしてくれれば、自分は救われる。
そんな、幻想を思い描いたからーーー。
「俺ァよ、今更、テメエに救って貰える立場じゃ、ねェよ。けどよ、疼くんだ。どうしようもなく、よ」
数奇にも、あの日、二人が決着した路地で。
少年に、もう失われたはずの最強の名が明かされる!
「なあ、『幻想殺し』。俺を抱いて、優しい『痛み』をくれよーーー」
かつての最強と永遠の最弱。
彼等が再び邂逅する時、物語は始まるーーー。
11巻p196
「い、いえ! 私達の部隊内ではいつもこんな感じだったじゃないですか!」
…つまりこれはあれか、ロンドンの寮では、
「おはようの胸タッチ」とか、「今日のパンツちぇーっく!」とか、
「朝起きたら、寝ぼけたアニューゼがベッドの中に」とか!
そんな女子高イベント(妄想)が満載になるのだろうか!?
そんな中でねーちんも寝食を共にしているというのだろうか!?
ねーちんとローマ正教は関係な(ry
>>18 ロンドンでのオルソラ+ねーちん+アニューゼ他シスター×250
共同生活の話と思われ。
しかしイギリス清強戦力増強しすぎだw
20 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/16(月) 16:31:06 ID:/df1Xjjy
やっと新刊読んだ
オルソラ旗待ってる
寮に入りきれなくて一部学園都市に流入。ルチアとかアンジェレネとか。
そして都合良く当麻の住む寮の隣へ引っ越してきて、毎晩ごはんを作りに来てくれるルチア。
お兄ちゃんとか言いながらごろごろとなついてくるアンジェレネ。
そして堕天使メイドのねーちんが来襲し、当麻を巻き込んでの4Pへ…
何時の間にやら近所に住んでる五和が抜けてるぞ〜
オルソラとアニェーゼも忘れるナ!
そして禁書がメインヒロインと言う名の永久欠番になりつつ有るな。
>>21そして堕天使メイドのねーちんが来襲し
「メイドの心構えをおしえてやるゾ」とねーちんを引きずる舞夏
つまりは小悪魔コスプレで堕天使ねーちんと張り合うミサカ10032号が混乱真っ最中の上条宅に乱入するというわけですね?
実はミサカ10032号を装った御坂美琴でしたー!………なーんてダメっスか
>>28 とうま、とうま。それ凄く良いアイデアかも。
「そ、それではミサカがあんt…じゃなかったあなたにご、ごごごご奉仕しますとミサカはミサカはミサカはミサカは………」
「お姉さま、頑張ってください。とミサカは木陰からハンカチ片手に応援しています」
こうですかわかりません!!><
>>28 小悪魔コスプレのミサカ10032号と堕天使メイドのねーちんが張り合っている最中に
そうとは知らずにミサカ10032号を装った美琴が乱入してきて慌てふためく姿を幻視した
大体今夜中には第二段を投下できる予感がするっさ。
あんまり期待せずに待っててほしいにょろー。
>>32 「わ、わかってるわよそんなこと!なによ!?期待なんかしてないんだからね!」
ぱその調子がやべえ・・・
今日中にいけるかな?
おもっとったよりパソの調子悪ぐねがっだよ母ちゃん。
つーわけで前スレで冒頭だけ書いたねーちんSS。ショートじゃないけど小説と呼ぶにはアレだからSS!
三レスぐらい使いますよ
「神裂、ぇ? なんで、ここに?」
予想外と言えば余りにも予想外な人物の登場に、上条はおっかなびっくり訊いてみる。
「なんで、と訊かれましても。仕事で来ました、としかお答え出来ないのですが、結構ですか?」
言って、小さく首をコテンと横に傾げる神裂に、上条は、嗚呼ハイ結構デスと答える。
「こちらに来るのは本来はステイルの仕事なのですが、他の仕事で来れないそうなので、私が」
一度結構デスと言ったのに詳しい説明まで付け足してくれる神裂さん。そんな彼女の言葉に、上条は成る程、と思う。
確かに学園都市で会うイギリス清教の人間の比率は神裂よりは圧倒的にステイルの方が多い。尚、この場合土御門は例外だ。
ちなみに上条は、現在神裂が代行している任務の内容がこの学園都市のトップの下で行われている事など知る由も無かった。
「まあ、なんで学園都市にいるかは分かったけどよ。なんでこんな路地裏にいるんだ?」
上条が何気なく訊くと、予想に反して神裂はう、と言葉を詰まらせた。
「そ、それは、ですね………」
(裾を絞ったTシャツを突っ張る程に大きな)胸の前で手を組んでごにょごにょとこねくり回す神裂。
そんな神裂を前に、何時もの凛々しく厳格な神裂火織をテンプレートとして記憶していた上条は酷く面食らう。
「その、お恥ずかしい話なのですが………仕事を終えて帰ろうかと思ったら、その。道………が」
それは。
つまり―――迷子、ですか?
そう上条が視線で尋ねると、神裂はその長身を縮こまらせた。
「(む………やべ)」
いつぞや土御門が言っていた、神裂の「意外な可愛さ」に一瞬クラッと来た年上属性に偏り気味の上条だった。
「と、とにかく、助けてくれてさんきゅな」
とりあえず助けてくれたと言う事実だけを拾って口にする。
神裂は首をほんの少し左右に動かす。
「いえ、見過ごす訳にも行きませんし、ね」
しかし。少しの沈黙を挟んで何か思い出したかのようにあごに手を添えて考え込む。
「? あの、神裂サン?」
「………………………、まあ。貴方の方に原因があると言う考えも捨て切れませんでしたが」
「えええェエエえ!? こんな場面でも俺に非がある可能性を捨て切れなかったの神裂! 何? お前の中の上条さんは日曜の朝っぱらからヤンキーに挨拶がてらガン飛ばす様なトんだ野郎なのかー!?」
うわああんと上条が無表情なコンクリートに倒れこむと、流石に神裂も慌て始める。
ちなみに上条が追われていた理由が見ず知らずの女子中学生(滅茶苦茶可愛い。御坂美琴ではないものだけを指す)を助けたから、と言う事を、神裂は知る由も無い。
「あ、ぃ、いえ! 決して、そう言う意味で言ったのでは! しかし貴方の普段の行動から推察するにこの結論は仕方が―――」
と。
日曜の朝っぱらから無駄に元気な男子高校生上条当麻と(自称)女子高生神裂火織だった。学校に行ってないから女子高生じゃないか。
それから十分と少しが経った。
上条は迷子の迷子の神裂さんを大通りまで連れ出してあげる。
「さ、て、と。ここまで出れば後は大体分かる………か?」
「え、ええまあ」
そこはかとなく不安っぽい答えが返って来た。
「あ、そうだ。なあ神裂?」
ふ、と。何かを思い出した上条は神裂に振り返る。
「はい、なんですか?」
「お前、インデックスとは会わなくて良いか?」
「、っはぃ?」
神裂は、上条の思いもよらない一言で、とてつもなく動揺した。
しかし身体の内部でその感情の爆発を宥めると、落ち着いた様な、悲しい様な表情を作った。
「いいえ。良いです」
「いや、でもさ―――」
「―――あの子は」
上条は何か言おうとしたが、神裂の声がそれを遮る。
優しい声だった。
「―――あの子は、元気ですか?」
「………ん、元気だよ。偶にお前にも会いたがってる」
もっとも、上条は記憶喪失である。
最近インデックスが、
『かおりに会いたいなー、とうま。かおりを連れてきてよかおりを』
とか急に口走り始めたのをそのまま神裂に伝えただけであって、二人の関係や、何処で何時の間に会ったんだ、とかは全然知らない。
「そう、ですか」
神裂は微笑む。
上条も、滅多に見れない神裂の笑顔に悪い気はしないのか、ぽりぽりと頬を掻いた。
「会ってやれよ。アイツも喜ぶぜ」
「いえ、私には会わす顔がありませんから」
「??? そんなことないけどなー」
「私が急に目の前に現れれば、きっと迷惑でしょうし、困るでしょう。あの子も、貴方も」
「そう、か? 良く解んないけど、大変だなお前も」
「そんなこと無いっつの。なんだか良く解らないけど。友達をウザがるヤツなんざいねーだろ。違うか?」
友達。
きっと記憶喪失の上条は無意識の内に使った言葉だろう。
だが、それは。
『必要悪の教会』所属であり、天草式十字凄教元女教皇であり、そしてあの禁書目録の少女の親友である神裂火織には何よりも重く響いた。
「そう、ですね。じゃあ、今度。情け無い話ですが、今は勇気が足りません」
「そっか。じゃあインデックスに伝えとくわ」
「ええ、是非に」
なんとなくインデックス絡みの話題で神裂と打ち解けれたかもーとか思うほんわかムードの上条当麻だった。
ちなみに彼の背後から体中で電気を弾けさせる御坂美琴が爆走して迫って来てる事など本人は知る由も無かった。
その日、御坂美琴は後輩の白井黒子と学園都市の大通りを歩いていた。
日曜の朝も早くから白井の買い物に付き合っている。
「ったく。なんであたしがこんな朝っぱらからアンタの買い物に付き合わなきゃいけないワケ? ねぇ黒子!」
ビシィと振り返りながら指差す先には、ツインテールの小柄な少女がいた。
「やーんですわお姉様ったら。そんなにお冠なら無理して付いて来なければよろしいのに!
そんな風に不貞腐れながらもしっかり付いて来て下さるお姉様ったら、なんて後輩想い………いいえ! これは私想い!
そうですわきっとそうに決まってますわそうですわよねお姉様うっふふふふふふふふ!」
「だああああああ抱きつくなウザい! 大体断った瞬間アンタってばあたしのっ、し、した、したぎ………をテレポートさせて目の前に落としたくせに!
なにが後輩よ何がワタクシオモイよおおお!!」
べたべたといやらしい手つきで抱きついてくる白井を引っぺがしながら首をグイグイ絞めるという荒業を披露する美琴だった。
この二人は、ここが天下の往来で、自分たちが天下の名門、常盤台付属中学の良識在る生徒であると言う自覚があるのだろうか。
それ以前に白井は学園都市の秩序を保つ風紀委員だ。自らが風紀をかきまわしている。
ぎゃあぎゃあ騒ぎ喚き大通りを歩く彼女達の視線が、ふ、と止まる。
目線は前に。
真っ直ぐ。
見慣れた姿。
「あ、アイツ………」
見つけると同時、パァと表情を晴らすが、すぐに慌てて平静を装う。
「うげ、あの若ぞ………殿方、ですわね」
一方白井はと言えば、美琴とは明らかに真逆のリアクションを取っていた。
横に長身の美人さんが立っているのがそれはもう気になったが、二人ともそこは敢えて無視した。
まあ別に用事も無いけど、適当に挨拶と雑談でもするべきよね、知り合いだし………と、顔を赤らめて言う美琴。
まあ別に用事が無いなら、適当に挨拶と威嚇で充分ですわよね、あの若造だし………と、殺気丸出しで言う白井。
てくてくと歩く二人の耳に、風に乗って二人の会話の端が聞こえて来た。
「―――あの子は元気ですか?」
ぴたり。御坂美琴の足が止まる。
「元気だよ。お前にも会いたがってる」
ぴたり。白井黒子の足も止まる。
「会ってやれよ。アイツも喜ぶぜ」
ぴきり。御坂美琴の額に青筋が走る。
「私が急に目の前に現れれば、きっと迷惑でしょうし、困るでしょう。あの子も、貴方も」
ぴくり。白井黒子の顔が邪悪に笑う。
「―――、――――――」
「、――――――。―――」
その後も二言三言交わして、数十メートル先で笑い合う上条と謎の美人さん。
美琴は既に歩くのを止め、握り拳と電気のコンボを披露している。
逆に白井の方はと言えば。喜びまくりな表情で美琴の周りをぐるぐる回っていた。
「あら、あらあらあらーん? なんでしょうかねぇお姉様。あの殿方とあの女性の会話。
まるで離婚した夫婦が子供の話題で再び寄り添いあう流れの様ではありませんかー?
以前もあの殿方、あの銀髪の人のお腹に耳を当てていたことですし、子供ぐらいいたって―――お、姉様?」
今日が人生最良の日、とばかりに喜び舞い上がっていた白井は愛する愛するお姉様の方へ振り返って、愕然とする。
怖い。
いまや美事の体中を青白い電気が走っている。
地面にぶつかった電気はバチンと火花を散らす。
ていうかさっきから白井にもピリピリ当たっている。
「ふ。ふ。ふふ。ふふふ、ふふ」
―――ふっざけやがってェあンの年中祭日野郎ォおおおおおお!!!
御坂美琴の心の怒号は、そのまま殺意と筋力にダイレクトで変換され、この数秒後に上条の右頬を抉った。
うわ。無駄に長ェ('A`)そして禁書的な書き方って案外難しいのな。お兄さんビックリだ。
更に風邪の時に書いた分が殆どだからなんか誤字脱字祭りが開催される予感………
ちなみにコレで終わりじゃないよ。じゃないよ!
>>41 GJ!
ねーちん好きなお父ちゃんは楽しみにしてるよ!
うーむ、上条&神裂の時はしんみりするセリフなのに、美琴&黒子サイドだとすんげー笑えるな
ていうか視点変えただけでここまで解釈に差が出るんだな
いや、面白いだけじゃなく見事だと思ったぜ
>>41 ナイス禁書的展開、GJ!
そして美琴のライトニングストレートも燃えだ!
「こ、これはヒジョーに困った事態かもとミサカはミサカは頭を垂れてみる……」
言葉の通りに俯きながら歩く少女はそう呟いた。
本来なら少女の横には元学園最強の保護者がいるはずなのだが、今は一人である。
「うぅ、これは明らかな監督不行き届きだよーとミサカはミサカはお空に向かって叫んでみたり」
と、少女は相手の落ち度を指摘した。
──わおぉっ、見知らぬ地での買い物だぜイエーイとミサカはミサカは感情を大げさに表現してみたり
───こンくれェの規模のショッピングモールなンざ大したモン売ってねーがな
──おわぁっ!? とミサカはミサカは『擬似五次元万華鏡』といういかにもファンタスティックな代物に心を奪われてみたりっ!
──まァ言うほどデケェとこでもなィンだが人が多いから迷子に…… ってァアア!? イきなり蒸発してンじゃねェよ!!
……相手の落ち度らしい。
「そうだ!ここはミサカネットワークで応援を呼べば──
──と、言いかけたところで今この町に人手が少ないことを自覚してミサカはミサカはちょっぴり悲しいかも」
学園都市のマップ情報くらいなら引き出せるはずなのだが、少女の頭には『一人で帰る』という選択肢がなかったようだ。
「このまま誰にも発見されず骨と皮だけになってヒラヒラと飛んでいっちゃうんだ……とミサカはミサカは絶望に陥ってみる」
顔を青ざめながらトボトボ歩いていると、人通りの少ない通りの真ん中に人影を発見した。
「(で、でかい……白いあんちくしょうの3割増しくらいあるぜとミサカはミサカは人間の神秘に驚いてみたり)」
少女の目の前の男は、どうみても身長が2メートル以上あり、
赤い髪で神父服という周りからジロジロ見られるのを目的としたような格好である。
やがて、呆然としている少女の視線に気づいたのか、男はゆっくりとこちらに視線を移した。
46 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/18(水) 20:20:45 ID:eWpdHk4n
これの保管庫ってあるのかな?
エロかけないけどちょっと萌え(?)みたいなのかこうかなー
要するに保守
楽しみに待ってますね
穏やかな日常
「無理無理無理無理ー!! ちくしょー今日も元気に不幸だああああああああああああああ」
なんでいつも俺はこうなんだと上条当麻は内心で悪態を点くも、走る速度を緩めない。正確には緩められないのだが。
曲がり角を曲がる前に背後を確認する。まだ其処には十人の柄が悪く、制服をだらしなく着こなしたチンピラが上条に
向かって罵声を浴びせながら走っていた。
事は少し前に遡る。
学園都市からお金が振り込まれ、たまにはふぁみれすってところでおなかいっぱい食べたいかも〜と上条王国破滅宣言を
嬉しそうに言うインデックスの猛攻を振り切り、喉が渇いたのを理由に喫茶店に入ったところを偶然出ようとしていた
チンピラと肩がぶつかり、謝ろうと顔をあわせた瞬間、あの最強を倒した奴だなとか叫ばれ、
携帯で仲間を呼んでる間に走り出し今に至る。
気付けば美琴との割と痛い(主に上条が)思い出がある鉄橋の上を走っていた。
ふと上条の脳裏にあの時の出来事が浮かぶも、それ所ではない。思い出を思考の隅に追いやり、
ふと後ろを見ると、チンピラが三十人ほどに増えていた。
「なんですと!?」
さらに走る速度を上げる。と言っても既に足は限界が近づいていて、インデックスとの攻防のおかげもあり、
喉は当の昔にカラカラになっていた。
捕まってぼこられるのも時間の問題だろうと思い、その光景を脳裏に浮かべ、背中を冷や汗が流れた。
そこまで考えて、鉄橋の終わりのところに、一人の女の子が立ってるのが視界に入った。
やべぇ!? このままだとあの子チンピラと衝突すんじゃねーのか!?
と、自分の状況を忘れ、ガラガラ声で叫んだ。
「ちょっ! 其処の子! 早く逃げろ!!」
しかし、少女は聞こえてるのか聞こえてないのか分からないが、こっちに向かって歩いてくる。
えっ? なんで? なんでですか?
もしかしてあの子を抱えてチンピラどもから逃げるハメになるんですか!? ちくしょうそんな体力残ってねーぞ!!
「にげっ――」
再度、叫ぼうとするも、強制的に封じられた。
上条の顔の横を、蒼白い、見慣れた電撃の槍が走り抜けたからだ。
背後で轟音が響き、チンピラの悲鳴が聞こえ、橋の下に流れる川から大きい物質が落ちる音がする。
立ち止まり、恐る恐る後ろを見ると、さっきまで走ってた不良は全て消え、
地面には黒い焼け焦げた跡だけが残っていた。
要するにチンピラは全員橋の下の川に落ちたのだ。
「まったく、あんた前にも似たような事なかった? もしかして趣味?」
目の前に、雷撃の余韻なのか、静電気がパチパチと鳴らしつつ、
常盤台中の夏服を身に着けた少女、御坂 美琴が仁王立ちで立っていた。
「は? そんな趣味ねーし。あー、疲れる」
そもそも上条には過去の記憶がない。いったい昔の自分は何度こういう状況に陥ってんだとか思い、
もしかして昔の俺の趣味? と真剣に悩み始めた。
「ちょっと、助けてあげたのにお礼の一言もないわけ? あんたそこまで礼儀知らずなの?」
走り回って所為で疲れ、しかも自分の過去に不信抱いてる途中で美琴のあまりの言い草に流石に腹が立ち、
上条の目がだんだん据わってくる。
カラカラに乾いた喉なのだが、思わず言い返していた。
「あーはいはい、ありがとうございましたー、つーか助けてなんて言ってないし!
お前が勝手に助けたんじゃねーかよ!
常盤台のお嬢様は勝手に助けておいてお礼を求めるがめつーい教育を受けているのですね!?
なんて教育、みなりは裕福でも心は庶民なのですね!」
「あっ、あんたって人は! どうしていつもいつも素直にありがとうって言えないの!?
はん、庶民の学校はどうやらマトモな教育してないみたいね!」
「なんだとこのやろーが! 身長も小さければ胸も小さい挙句の果てには器も小さいってあれ?
ミコトサン? そのコインの数はなんですか? ってこわー!! 笑ってるけど笑ってない!
目が笑ってない! ってもしかして俺地雷踏んだ!? えっうそっ! ごめんなさい! マジでごめんなさい!」
攻めの態度をいっぺんさせ、即座に土下座の姿勢に移行する。
「人が気にしてることを……ばかーーーーーー!!」
顔を真っ赤にして、若干涙目の美琴が放つ超電磁砲を最初の数発は右手で破壊するも、
襲い来る量が多すぎた所為で防ぎ切れず、すぐに吹っ飛ばされた。
その一瞬の間に。
盛大な破壊音の中に、少年の不幸だあああああああああああああああ!! と言う悲痛の叫びが混じっていたという。
やべ、スレ一覧見た瞬間「とある牧場の禁書目録」にみえてしまった・・・
前スレのログ無い?
>>46,
>>53 前スレ、テンプレ考えている間に落ちたんだよね…。
二日くらい書き込みが止まったら、あっさりと。
870くらいまでのTXTデータなら残ってるけど、私はマカー。
別に萌えないし、続きは投下しなくてもいいかもですね。
つーか続き出すならもう少しまとめてから出す事にします。
鎌池さんの書き方普通に難しいですね。
次は普通に書きます。次があるならw
11巻で出てきた18時間の強制労働で、エロい事思い浮かべた男は俺だけで良い。
間違えた。
16時間だったな。
2時間余計に足しちゃった。
つまり、本来16時間のところを18時間に延長されたシスターが幾人かいて、その二時間は監視役の男たちの慰み役として相手をさせられるわけだな
「あーちくしょう不幸ですよ不幸ですね不幸だー!!」
わめいて騒いでみても変わらない現状だが、それでも騒いで見せるのがこの拘束された男、
上条当麻である。
なにやら無駄に高性能っぽい拘束着を付けられた上、体中が痛みと休憩を訴えて現在猛抗議中。
俺はMじゃありませんのことよー?とか担任のロリ教師の真似をしてみるが、現状は全く変わらない。
そもそもこうなったのはほんの数時間前に行った大々的な、いつもの、馬鹿げた規模で巻き込まれた戦闘の結果であり、
それもまた上条当麻という人間にとっては日常の茶飯事な出来事である自己満足の末で負った怪我のせいだ。
一気に肺に溜まった不幸の塊を吐き出すように息をつく。
こちとら今までの不幸を取り戻すかのように当たった北イタリア旅行の真っ最中だったのに、
わずか一日の滞在で学園都市に帰らなければいけなくなったのだ。ため息の一つもついていいだろう。
しかしまあ、自分の体を張ったのには後悔は無い。
果たしてアニェーゼにとっては救いになったのかはわからないが、それでも、最悪の事態は回避できたのだ。
小さな自己満足を覚えながら、一人の少女を助けられたならば、たった一日でもこの旅行に来てよかったと思いながら―――
「…拘束着で身動きを封じられてなお笑うとは、あなたは変態ですか?」
シャム猫のような眼で見下ろしてくるシスターに軽蔑された。
「んなっ…!る、ルチア!?」
思わぬ来客に上体を起こそうとするが、完全拘束状態。もぞもぞと芋虫のように上条は動くしかできなかった。
そんな彼の姿を再び極寒の視線で見つめながら、はあ、とため息一つつく。
安全ピンで留められた、鳥を連想させる修道服を軽く揺らし、
「その状態では起きられないことは明白でしょう。大人しくしていなさい」
と、呆れた口調でベッドからずり落ちそうになった上条の体を支え、動かしていく。
そのなんとない優しさに礼を言おうとし、ふと、疑問が先に頭に浮かんだ。
「なあ」
「なんですか。ほら、こちらに体を寄せてください。これではきちんとベッドに寝れませ―――」
「ほら、昔はさ、触っただけで車輪ぶっ放してきたのになーとか思ったりしたわけなんですg」
「―――〜〜〜ッ!!」
ズバババッ!!と。上条が全部を言い切る前に一気に部屋の壁まで後退した。
普段は無表情を貼り付けているその顔に、赤みが差しているのは上条の気のせいか。
「……あの時は、あの時です」
凄く言い訳になってない言い訳に、上条は頷くしかなかった。
だってポケットから小型車輪を取り出しているんですもん。この怪我で直撃は死にます。マジで。
「…さあ、もう少し腰を浮かせてください。上手く動かせません」
先ほどに比べて緩慢な動きで上条の体に触れようとするルチア。
しかし、指先が体に触れるか否か、といったところで手を止めてしまう。
「あー…ルチア。なんだ、無理なら無理で―――」
「いいえ」
なんとかフォローに回ろうとする上条の言葉を、ルチアは一言で切って捨てた。
その眼に浮かぶのは、どこかで見たドロドロに溶けたバターのような熱。
「そう、異教の徒なのよ、上条当麻は。なのになんで触れても大丈夫なのですか私は。
汚らわしいのに、なぜ触れ合えるのですか。それどころかなぜ心が安らぐのですか。
今も彼に触れたいと思うのは、話したいと思うのはなぜですか…!?」
ああ、どっかで見たなこんな状況ー。などと思いながら、ブツブツ呟いているルチアをベッドから
ずり落ちそうになりながら見上げる上条。
「…そうよ、こうすれば良かったのよ。初めから、こうしていれば私の苦悩なんて無かった。
考えてみれば単純なことだった。なら今すぐにでも行う方が……!!」
うわあなんか知らないところで俺にとって重要なことが決まっちゃってますよー?
不幸だー、とか心の中で思いつつ、いよいよもって傷だらけの体が床に落ちそうになり、
「一つ、聞きたいのですが」
落ちかけた上条を軽々と支え、ベッドに戻しながら瞳がヤバイ色に染まっているルチアが上条へと顔を近づけた。
「な、なんでせうか?上条さんは清らかな身ですよ??だから宗教裁判なんかは」
「イギリス清教へと改宗しませんか」
「……はい?」
唐突で突然な提案だった。
なぜ、今更になってこの上条当麻が、イギリス清教に改宗しなければいけないのか。
いやそもそも改宗もなにもこの上条当麻、宗教の類に入信なんかしていない。
なによりも…
「散々いろいろあったってのになぁ…俺は科学の側なんだけど」
「形だけ…まあ、私たちも改宗して間もないのですが…それに」
「それに?」
彼女にしては珍しく口ごもり、やがて意を決したように、猫のような目を真っ直ぐに向けた。
「貴方と、契れません」
世界が、止まったように感じた。
「え、えー…ちょっと待ってくれルチアさん俺の耳にイマジンブレイカーはついていないから
変な幻想を幻聴してしまったんですよいやさ俺にとっては非常に都合のいい解釈をこの薬漬けの
脳みそは誤変換を起こしながらも再び聞きなおしてしまいますよ!?」
「何度も女性に言わせる気ですか」
うわ絶対零度、とか思いながらもガクガクブルブルな上条。
しかし先ほどの言葉を思い出し、更に頭に熱が篭った。
「あー…つまりなんだ。告白…か?」
「こっ!こく、はく…に、なるのでしょうか…」
真剣な表情に再び朱が指し、動揺に崩れていく。
(うわ可愛っっええええ!!)
いつものクールな仮面を脱ぎ捨て、今まさに女の子としての恥じらいを前に出しているルチアに、
上条の精神はぐらぐらと揺れていた。
もともと年上好きな嗜好を持っている上条にとって、ルチアはかなりの上条ランク上位に入っていた。
年齢はそう離れてはいなさそうだが、自分と同じくらいか、わずかに高いくらいの身長。
修道服の上でもはっきりとわかる女性としての身体のライン。
なによりもこのギャップが、見事に上条ランクの上位へとルチアが駆け上ったのだ。
「だ、だけど、なんでいきなり潔癖症な貴方様がわたくしめに何故にホワイ!?」
「…悪いですか」
「…え?」
「ええ、悪いですかと言います。人を愛することが、異性を愛することが悪いと言うのですか貴方は!
どうしようもないじゃないですか!折れそうになった私の心を!私の仲間(とも)を!貴方は守ってくれた!!
その言葉で!その行動で!!その、心で……」
言葉が、出なかった。
強く、身体の奥底から打たれるその言葉。
隠すことも偽ることも無いその本心が、ルチアの叫びが、当麻の心に突き刺さる。
好きになること。理不尽で唐突で突然なその感情。
それに戸惑い、しかし、真正面から受け入れ、自分で答えを導いた。
「どうしろというのですか…!愛するという気持ちを知ってしまった私は!」
「…悪い」
だから、
「そうだよな、好きって気持ちは」
その言葉に、
「止められない。どうしようもない気持ちだから」
その心に、
「だから」
応えよう。
「その幻想(きもち)を…貰うぞ、ルチア」
とりあえずここまでDEATH。
次からは拘束された当麻さんにねっとりご奉仕ルチアの予定。
ルチアばんざーい!ルチアばんざーい!
前スレ980氏
待ってました、待ってましたとも!
ピギャース 暫くこないうちに沢山出来ている!
そしてルチアさんにGJを!!
さて、美琴の続きを投下したい所ですが、編集し終わっていないので延長です。
……駄目だ、駄文だ、エロむじいよorz
急に思いついたから書いてみた。初めてだから見にくいかもしれない。
「見切ったぁ!!」 上条は己の耳を頼りに、絶対の自信をもって右のドアを開け放つ。
目の前に広がるのは湯気の溢れるユニットバスだった。
そして、湯気の中に身を隠すように立っている、元ローマ正教のシスター・オルソラ。
彼女は普段は真っ黒な修道服で全身を覆っている。 が、さすがに風呂の中では当然裸だった。
「あら?」 不思議そうに上条を見つめるオルソラ。
その平均より遥かに豊かな胸、柔らかそうなお尻、くびれた腰などがすべて上条の目に飛び込んで来る。
上条は絶句して固まっていたが、この後必ず襲い掛かるであろう不幸を少しでも軽減しようと、普段使わない頭をフル回転させていた。
(どうしようどうしようとにかく逃げないとああやっぱりオルソラって胸大きいんだなってこんなときに何考えてんだ俺はーーーー!?)
フリーズ状態から抜け出せず思考の海に溺れる上条。と、そこへ、
「あなた様もお風呂に入りたかったのでございますか?それなら一緒に入ればいいのでございますよ」
オルソラが笑顔で核攻撃を仕掛けてきた。
インデックス乱入?
五和も乱入?
建宮も乱入?
うほっ!いい幻想。
アッー!
実は上やんは女の子カード発動!
精神汚染回避!
>>76 一人で逃げるな。
伏せカード「御坂」の特殊効果発動!
このカードはあらゆる状態変化を「スルー」する。
カウンター罠カード発動!
「建宮×上条で や ら な い か ?」
硬化はこのスレ覗いてる全員に精神破壊!
>>78 即効魔法発動!
「一方通行」
このカードはトラップ、マジック、モンスター効果の対象を変更する。
俺は「建宮×上条で や ら な い か ?」の対象を
>>78に変更する!
>>79 全 く 問 題 無 い !
むしろ好物の一つですが何か?
そういや801板に禁書スレ無いな。
だからって作ろうとするなyo
じゃあステイル総受けで
バーロー。
上条総受け以外認められない。
これがHENTAI……
HENTAIにSITUREIです。
SATUGAISEYO SATUGAISEYO SATUGAISEYO SATUMAISEYO SATUGAISEYO
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SATUGAISEYO SATUGAISEYO SATUGAISEYO SATUMAISEYO SATUGAISEYO
SATUGAISEYO SATUGAISEYO SATUGAISEYO SATUEAISEYO SATUGAISEYO
HENTAIは海外だとエロアニメやエロゲー全般を言うんだよ。確か
ところで青ピ総受けはどうかね?
89 :
87:2006/10/23(月) 19:48:07 ID:V5H1ofHT
ゴメン、誤爆…
90 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/24(火) 00:50:02 ID:3kn1L6bN
>>87 SATUGAISEYO SATUGAISEYO SATUGAISEYO SATUGAISEYO SATUGAISEYO
SATUGAISEYO SATUGAISEYO SATUGAISEYO SATUEAISEYO SATUGAISEYO
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91 :
SS保管人:2006/10/24(火) 01:12:50 ID:Mg1QHyLO
住人としては賛成一だけど作者さんはどうなのかね
俺も賛成なんだけど、
>>56さんあたりにも相談してはいかがだろうか?
男だと思うから駄目なのだ。
女の子だと思えば良い。
保管サイトは専用の方が盛り上がると思うんだ
そう・・・・そのまま飲み込んで。僕のイノケンティウス・・・・
俺は書き手じゃないがSS保管庫の所に入れてもらいたい。保管庫の管理人さんは更新早いし、禁書板だと書く人少なくなるんじゃないか?
保管庫さんせー!
前スレのも読み返したい
前からSS保管庫に保管されないかなー、とか思っていたので個人的には渡りに船な感じだ
反対する理由がない。是非ともやって下さい
70の続き 「あなた様もお風呂に入りたかったのでございますか?それなら一緒に入ればいいのでございますよ」
オルソラが笑顔で核攻撃を仕掛けてきた。
・・・はい?
上条は己の耳を疑った。一緒に入ればいい、と聞こえた気がするが・・・。
(いや、聞き間違いだよな!駄フラグ立てボーイ・上条サンにそんな18禁レベルのイベントなんて起こるはずないし!)
自分の不幸な体質をとてもよく理解している上条は、突如目の前に現れた幸運を否定しようとする。
だが、
「ほらほら、そんなところに立っていても仕方ないでございますよ。それとお風呂では服はお脱ぎにならないと・・・」
にっこー、と後光が見えそうな笑顔を浮かべながら、オルソラは上条を自分の近くに引き寄せる。
そして上条の服をゆっくりと脱がせ始めた。
何かの間違いだと決め付けていた上条も、これには慌てた。
「わっ、オルソラ!ちょ、ちょっと待ってちょっと待ってー!っていうかなんなんだこのハッピーイベントはー!」
上条は力一杯叫んだが、オルソラはまるで聞こえていないかのように手を止めずに服を脱がせていく。
その笑顔は、何故だかいつもよりもさらに嬉しそうだった・・・。
ちょうどその頃、隣のバスルーム。
「きゃあああッ!?な、なんかブオーンって、変な形のステッキから暑苦しい風が襲い掛かってきたんだよ・・・・・・ッ!!」
銀髪の少女が何かを叫んでいたが、誰も気付くことはなかった。
上条当麻は困惑していた。「このくらいの強さでいいのでございますか?」
「あ、あぁ、ちょうどいいくらいだ・・・」
彼は今、オルソラに背中を洗ってもらっている。
この幸運が上条には信じられないようだった。
何しろ今までは、この手のイベントにおいてすべて不幸な目(インデックスに噛み付かれたり、美琴に殴られたり、神裂に殺されそうになったり)にあってきた彼である。
しかし今は、なんとオルソラに体を洗ってもらっている。
(こ、これはまさか、本当に本当のハッピーイベント?・・・よーし、生まれて初めて叫ぶぞー。せーの、幸せだーーーー!)
そして上条は、至福の時をたっぷりと楽しもうと決めた。
オルソラの手が、上条の体の上を艶めかしく動く。
既に下半身は爆発寸前となっている。
何しろ上手い、とにかく上手い。
まだ敏感なところは少しも触られていないが、それでもどんどん性感は高められていく。
「オ、オルソラ・・・体を洗うのに、そんな手の動きは、必要でないと、ワタクシ上条当麻は思うのでせうが・・・?」
「いえいえ、引っ越しのお手伝いでお疲れになっているでございましょう?それにこれからもっと凄いことをするのですから、今からそんなことを言われても困るでございますよ・・・」オルソラはボディソープを手に取り、ネチャネチャと音を立てながら妖しく笑った。
上条は、 (そういえば、会話がまともに続いてるなー)
と、少しズレたことを考えていた。
ちゃんと改行されてないみたいだが携帯からか?
恐ろしく読みづらいな
携帯だとしても、漫喫とかで一度PCから閲覧して適度な改行位置を覚えればいいと思う
改行できてないから読みにくい
三沢塾の関係者が姫神の味を忘れられないので、追いかけてレイープな
話しを書いてから思った。
……あんま需要が無いようなこれ。
土曜日の夕方、上条当麻は意味も無く街をぶらついていた。御坂美琴に強引に彼氏役を頼まれた場所に差し掛かっていた。
土曜日の夕方、御坂美琴と白井黒子はショッピングから帰っているところだった。あと少しで寮に着く。
上条当麻は二人組みの少女と出会った。目が合う。ほんのり顔を赤らめた少女と敵意をむき出しにする少女だ。
「……」
当麻は何事も無かったかのように歩きだす。
「ちょ、ちょっと!あんた何でいっつもスルーするわけ!?」
スルー、当麻はただただスルー。
「あぁもう!あったまにきた!!」
ポケットからコインを取り出し指で弾く。
振り向く当麻。
「うわぁ、ちょ、御坂やめろ人がいっぱいいるだろ!?」
「うるさいっ!」
落ちてきたコインが美琴の手に戻ってきた瞬間、手から稲妻の槍が走った。
右手を突き出す当麻。
槍が右手に触れた瞬間、何も無かったかのように打ち消された。
「っとになんであたらないのよあんた」
てくてくと当麻のそばまで歩く。
付いてくる白井。
「お、お前こんな街中で人がいるときにあんなことするんじゃねぇよ死んじゃうだろ主に俺があぁすいませんすいませんばちばちならさないでください」
「当たらないんだから死ぬわけ無いじゃない」
とぶつぶつ文句をいう美琴。
隣には「死ねばよかったのに」とぶつぶつつぶやいてる白井。
「なーんで当たらないのかしら」
と当麻に結構強めの電撃を放つ美琴。
美琴は当麻の左側にいるわけで、もちろん右手も間に合わない。
バチッ!!
崩れ落ちる当麻。
唖然とする美琴。
ニヤリと笑う黒子。
「な、なんで当たるのよぉ!」
死ぬような威力じゃないので安心だが、意識を失っている当麻の様子が少し変だ。
顔は赤く、はぁはぁ言っている。
「く、黒子、こいつ私達の部屋に運んで!」
「お、お姉さままさか!だ、だめですわ殿方を気絶させ部屋に連れ込んであんなことやこんなことをするなんて!そ、そういえば今日もちょっと大人な下着を熱心にみてらしたわね。ま、まさか計画的犯行!?」
「ち、違うわよ!」
顔を真っ赤にして言う。
「いいから運んで!私は普通に入るから」
美琴のベットに寝かされる当麻。
「お、お姉さまのベットに寝るなんて!こんの若造がぁ!」
「うるさいわねあんた」
「けど自分のベットに寝かせるなんて・・・はっ!やっぱりあんなことやこんn」
「ていっ」
白井にチョップする美琴。
「ん、んぅ」
そのとき当麻が目を覚ました。
「あんた大丈夫?顔が赤いけど熱でもあるかな」
と、当麻のおでこに手のひらを持っていく。
近づく顔。
すると当麻が手を伸ばし、美琴の顔を近づけ
「ちゅっ…」
キスをした
「ふぇ…」
「わ、若造がぁあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」
顔を真っ赤にする美琴と怒り狂う白井。
「体が、熱い」
絞りだすように声をだした当麻はまた美琴の顔を引き寄せた。
「くちゅ…くちゅ…ちゅ…ぬちゅ…」
今度は舌まで入れている。
突然のことに呆然となりながら自分も舌を絡める美琴。
(あぁ、あんな表情のお姉さまも美しいですわぁ。けど、けどあの若造とぉ!!)
続きはまた後日。
鬱展自体が嫌いってわけじゃないんだが…。
何つーか、既にきちんと助けられた人はあんまり逆戻りして欲しくないかなぁという個人的趣向。
一応展開は三つ考えた。
1路地裏で輪姦中の姫神を助けに上条参上、脅威の主人公補正で全員倒した後。愛のあるセクース。
2現実は非情である。拉致監禁調教のコンボを決められる。
3誰かが助けに来るなんて、世の中そんなに甘くは無い、現実は無情である。
まあ、予定は未定だが。
好きな子をつい苛めたくなる小中学生の心理と似たような物だとは思うが。
最強の『一方通行』が無能力者に負けたらしいぜ!
↓
じゃあ今なら俺らでも勝てるんじゃね?
↓
↓
一方通行と打ち止め、喧嘩
↓
打ち止め、一方の生命維持に必要な最低量の反射だけ残してどこかへ走り去る
↓
文句を言いながらも彼女を探す一方通行
↓
不良たちとエンカウント
↓
一方さん、やられてしまった!
↓
「何コイツ、弱ーじゃねーの!!」
「よく見るとコイツ、女みてーなツラしてんなー!!」
「折角だ、ちょっと溜まってたモン処理させてもらおーぜ!!」
アッー!
117 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/25(水) 19:55:12 ID:Hw1ZMUac
>>115 で、直前か直後に打ち止めが戻ってきて反射を取り戻して全員半殺し、なら許せる
いやいやここも我等がカミジョーさんが現れ、半裸になった一方さんを救出。
大丈夫かと助け起こしたが、そこに見えるは薄くも膨らんだ胸と、つるつるのアソコ。
とっさに隠そうとするが、力が全く入らない一方さん。
アンタ女だったんですかーっ!?と絶叫上条。それを聞き付け戻ってきた打ち止め。
やーん☆もーれつぅってミサカはミサカは頬を赤らめてみたり、とか言いながら反射を復活させる。
同時に飛んでくるレベル5の拳、吹き飛ぶレベル0。今日も学園都市で不幸だー!の声が響きましたとさ。
>117
じゃあ射精直後で
「おら、まだまだヘバってんじゃねーぞ」
↓
「そこまでにしろ、ってミサカはミサカは颯爽と登場して叫ぶんだな!!」
↓
「何コイツ?」
「面倒臭ぇ、ついでにやっちまえ」
「うわ、俺ガキって初めてだ、興奮してきたー!」
↓
「え、ちょと、ちょっと、ちょっと待って欲しいってミサカはミサカは懇願するかも・・・・!」
↓
「煩ぇな、オイ、お前のそれで口塞いじまえ」
―――いらない。>119な展開は、望めない。
陵辱とかの場合要警告?
いや書かないけどな。
うーん、流れ的に美琴ss続きは需要なさそうですね。
>>5-6以降のストーリーを考えるのに手間取って遅くなっていますが、いっその事完成してから投稿しますね。
つーかエロ後の展開が想像できん……
>>123 いや、需要は有り余るくらいある。
少なくともここに一人いる。
しかし何故、姫神はそっちの方向の人に好かれるのだろうか。
姫神はイイ。
土下座して頼み込んだらやらせてくれそうな所が。
そういやエンジェルフォール中って一方通行ってどうなってたんだろうな。
反射無くなると大分感覚変わると思うんだが。
エンジェルフォールは物凄く長くなった挙句結論が出なかった感じだから
考察スレで振るか過去ログ全部読んでみて
自分なりの結論を出して考察スレに振るのがいいと思う
>>125 三沢塾で起こった拉致監禁事件がNTR属性の人の琴線に触れるんじゃないの
NTR属性って何ー?
詮索のし過ぎは命にかかわるぞ
むしろ姫神は酷い事された方が輝くんだよ。
>>133 アリシアとヨヨを知ってるのなら話が早い。
つまり当麻と結ばれたあとに元三沢塾生にまわされる姫神を書けと
無理
想像するとやたら萌える俺はどうすれば
他のキャラだとこうはイカンのだが。
そりゃ欝すぎる
つまり、影のある女性って魅力的ですね!
って事だろう。
何この笑天。
まわされてる時も魅力的なキャラって。
姫神以外に居るかな。
アニューゼ
むしろ姫神は姦られてる時こそ
何かこの流れ的にはカミやんより不幸じゃないか?姫神。
カミヤンは自分で不幸を乗り越えるけど
姫神はただやられるだけってことなんだよなぁ
不幸を打ち殺す姫神希望
母性愛溢れるオルソラさんとのセックルに50000ペリカ。
例え助けられるとしても、姫神に不幸になって欲しくない。
だったらオルソラとのセックルだけで好いジャマイカ
雲一つない青空が浮かぶ日だった。
とある学園都市の通りを、シスター(注・貧乳少女、ここでは食欲を抑えないものだけを指す)と並んで男が歩いていた。
男はTシャツに長ズボンというラフな格好をしている。先ほど貯金を下ろしたばかりのサイフは、あるはずの厚みを失っていた。
しばらく男と歩いていたシスターは、視界にクレープ屋が入ってくると、首をぐるんと横に向け男に喋りかけた。
「ねぇねぇとうま」
「……ナンデスカ、インデックスサン」
当麻と呼ばれた男が、ぐったりとしながら答えた。
「やっぱり食後のデザートは必要だよね。あ、私はアイスクリームでも構わないよ?」
「先ほどファミレスで4000円分を召し上がっておいて何おっしゃいますか!?
こんなことなら家で済ませればよかったぁあああああ!!」
頭を抱える当麻に、インデックスと呼ばれた少女が答えた。
「まぁまぁとうま、食事は悪いことじゃないんだよ?
それに"食えば五万の金がトぶ"って言うでしょ」
「……"会えば五厘の損がゆく"?」
「そうそれ」
「まだ食う気なんですかこのお嬢さんはっ!?」
結局、少女の手にクレープが握られることになった。
「ふむふむ、やはり新しい地には発見があるものだね。 一度遠くへぶらりと食べ歩く必要があるのかも」
「インデックスさーん? ポケットを叩けばお金が出てくるもんじゃないのですよー?」
「びんぼーしょー」
「アンタが言いますか! "働かざるもの食うべからず" くらい覚えてね!?」
いつかお菓子の家を食べたいとか本気で言い出しそうな少女は、徐々にその幻想を膨らましていく。
このときばかりは、上条当麻の、すべての異能の力を―たとえそれが神の奇跡と呼ばれるものであっても
―無効にする右手、イマジンブレイカー(注・イマジンブレイカーとは幻想殺し、この場合は無力)はただサイフの厚みを確認するしかなかった
タイトルは当麻の旅か
ああ、何か既視感を覚えると思ったらキノの旅っぽかったのか。
「そうそれ」とか(注)とかな。
しゃべる乗り物はどこだ?
153 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/28(土) 09:03:28 ID:Otd4C3VE
人工物という観点で言えばシスターズ
……当麻と御坂妹の旅?
>>113 ちょおま、それ2と3が同じに見えるんだが。
結局保管庫云々の話はどうなったんかのぅ
特に反対も無いみたいだから保管して貰って良いんじゃないかな
えーと、上の上の上ーの方で上条さん×ねーちんモノ(?)を書かせてもらってる者だったりします。
保管でしたらむしろ是非ともヨロシクお願いしますな方向で一つ。
そして続きは出来てない方向で一つ。
159 :
KATU:2006/10/28(土) 23:11:38 ID:heBXFBFR
お久しぶりですよ、KATUですよ
白井黒子の気持ちは只今ネタ切れによりもう少し時間がかかります
ほかんしてくれるのならよろしくお願いします
さて、ネタさがさにゃ……
イエーイ職人さんのお出ましだぜ!とミサカはミサカは心拍数を若干増やしながら心待ちしてみる
さて保守用の電p……ネタでも考えるか
ミサカカカ!!とかある日、修道女が落ちてきてとか御坂ミコトの憂鬱とか学園を出よう!とか
上条さん家のインデックスとかよくわかる天草魔法とか僕の運を吸わないでとかミサカ様がみてるとか
木に登ったミサカを助けようとして落ちて、意識不明になった美琴の身代わりの御坂美春の憂鬱
ある日、爆弾が落ちてきて
ってそんなにメジャーだったかな?
ここでは鬱展は厳禁でヤンスか?
需要が無い事ぁないんだろうけどねえ、NGしやすいようにタイトルに一言書くとかすれば良いんじゃねえかな
姫神だけ鬱話しで盛り上がるのは不公平じゃないか。
姫神以外に輪姦が似合うのは……アニェ、オリアナ、結標、ミサカ妹…
あ、オルソラ姉さんが過去、布教先で現地民に輪姦されるけどそれを受け入れ尚主の愛を説き、結果布教成功と言う電波受信
ミサカシスターズはむしろ犯る側だと思ってしまった
>>164 そだね。先に注意書きしといてくれれば、嫌いな人は避けられる。
>>166 禁書の歴代パートナーが一堂に会して・・・。
と言うパラレル電波受信しました。
170 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/29(日) 08:48:08 ID:djVdndnT
>>169 インデックスの今の年齢を14歳ぐらいとして・・・・
5歳ぐらいからパートナーを選んでたとすると
当麻と神裂、ステイルと2巻の錬金術師も入れて7人ぐらいかな
>>162 「わたし、爆弾なんです、とミサカはミサカはさり気なく、それこそ爆弾宣言をしてみたり」
ぶえーっくしょん。
あれ、インデックス? …によく似たお姉さん?
「とうま、とうま、手元の説明文を読んでみると良いかも」
「新刊を奉納せよ、とミサカは端的に要求を短冊に書いて差し出します」
「言ってなかったけ? 私のお母さん美春っていうのよ」
慌てて逃げ出そうとした当麻の携帯が鳴った。
「…繋がっちゃったねぇ(ニヤニヤ)」
小萌の手の中の懐中時計がカチリと時を刻んだ。
メジャーかどうかはともかく、イケそうだよ。
今頃ハロウィンネタ。
今日はハロウィン。学園都市の中で学生のほとんどが仮装をするという大規模な行いがされた。
これはその中の一組の話。
―――学生寮
黒子はお菓子を食べながら、窓の外を見ていた。
外では仮装した学生たちがお菓子をもらいに徘徊しているのだろう。
と、突然扉が開く音がして振り返ると、そこに
美琴が猫又の仮装をしていた。
「黒子、Trick or treat!」
「っ!ああ!お姉さま!何と可愛らしいお姿!」
黒子はキラキラと目を輝かせて眺める。よだれ付きで。
黒子の中で即録画する価値があると警告してくる。まさしくレアお姉さまだった。
そんな黒子に美琴は後ずさるが、冷静に黒子にたずねた。
「……黒子、いいからお菓子を出しなさい」
「あら、すみません。わたくし今持ってませんの」
しれっと黒子は即答する。後ろにお菓子の山があるにも拘らず。
「なにバレバレの嘘ついてんのよ!後ろにあるのはどう見てもお菓子じゃない!」
いきり立つ美琴に黒子は、お菓子の山のほうに歩いていくと。
「お姉さま、だからわたくしはお菓子なんて一つも」
お菓子を掴むと、テレポートで何処かに飛ばして。
「持ってないっていってるじゃないですか」
美琴に向けてニヤリと笑みを浮かべて言った。
173 :
続き:2006/10/29(日) 19:40:28 ID:oZur3x6d
そんな黒子を見て、美琴は冷や汗を流す。ここに居てはいけない気がしてくる。
しかし、負けじと反撃を(無謀にも)試みる。
「そ、そう。だったらお菓子がないって事でいたずら……!」
瞬間、美琴は後悔した。
黒子がまるで待ってましたと言わんばかりに黒い笑みを浮かべているのを見たからだ。
「ふっふっふ……。仮装したお姉さまがわたくしに、いたずらと称してあんな事やこんな事を……」
黒子はブツブツと呟いている。
「わ、私もう他のところに行かなきゃ!じゃ!」
もう既に地雷を踏んでいたことにきづいた美琴は直ぐに逃げようとしたが、
「さあ!お姉さま♪存分に黒子にいたずらして下さいませ♪」
黒子はテレポートして美琴に抱きついた。
「ちょ!ちょっと待ちなさい黒子!」
「いーえ、待てませんわ!さあ、お姉さま!めくるめく愛のお仕置きを!」
そう言って、黒子は美琴の体をまさぐり始めた。当然あんな所やこんな所も揉みまくっている。
「って!ちょっ!ちょっと!どこ触ってんのよ!いたずらするのは私…ってそうじゃない!」
「お姉さま、今夜は寝かせませんわ!」
「い、いやぁぁぁぁぁぁ!」
こうして、美琴は黒子に翌日までいたずらされるのでした。めでたしめでたし。
何となく思いついた。でもエロく無くてすまん。
>>174GJ
さあ、その妄想をさらに2000文字足して表現するのだ!!
>>174 …美味しくいただかれたのだから、やっぱりお菓子だったのでは。GJ!
そのお菓子は一発いくら?
>>177 一発って何だテメーはよー
30分幾らって聞くのが正しいだろうが。
自分からねだって来る好きモノって、禁書キャラの誰に当て嵌まるかなぁ。
んー・・・・・・リドヴィアさん?
三巻の小萌先生と当麻の補習授業で変な電波を受信。
「え、 あ……そりゃ、先生がですね……好き、だからですよ―――」
もじもじしながら意味深な言葉を続ける子供先生。
並のロリコンなら一発でKOされる場面だが、上条当麻はそれを冷めた目で見つめていた。
(あーはいなるほど、そこから授業に繋げるんですよねー、上条さんは初恋に目覚めた中学生男子ありませんよー!)
とか何とか、うだー!っと机に突っ伏しながら聞き流していると。
「――それに、夏休みに……約束した……じゃありませんかー、その、いっぱい先生と…Hするってー」
そんな爆弾発言が耳に飛び込んで来た。
「ぶごっ!?」
上条当麻は記憶喪失だ。
夏休み前の記憶など全く全然覚えていない。
それに、小萌先生の態度から察するに冗談を言っているとは考えられない。
(何やってたんだよ上条当麻は!真性のロリコンだったんでしたかー!?)
とか心の中で絶叫しながら、頭を抱えて悶えていると。
「先生はですね……寂しかったですよー?」
何と小萌先生がスカートを捲りながら近付いてきた。
そのスカートの下を見た瞬間。
上条当麻はドリフのコントの様に机から転げ落ちていた。
(は、生えてない!?って違う、履いてないー!?!)
――――――――――――――――――――――――――――――――
非常に話しを考えるのが面倒臭いのでここで終り。
俺的には小萌先生より姫神の方が大好きなんじゃー!
作り始めてから一ヶ月過ぎてるのに、姫神の話し半分ぐらいしか出来てないorz
小萌祭りを開催する。
我が同志たちよ、臆するな!おのが性癖を暴露しろ!
小さい子が好きです
186 :
183:2006/10/30(月) 06:11:03 ID:Giv1npp1
えーと聞くんだけどさ。
姫神が暴行拉致監禁調教妊娠エンドで終るのは駄目かしらん。
分岐で当麻が助けてラブラブエンドも作らないとイケナイかなー。
一応構想は出来てるんだが。発表が更に遅れるんだこれが。
とりあえずできている分を投下すればいいと思フ
鬱な展開が嫌な人は読まなきゃいいわけだし
そういや思ったんだけど。
八巻のヘタレサラシたんって、姫神と同じ学校だったんだよね。
うん、つまりそうなんだ。
つまりサラシが巫女さんをサラシプレイですかそうですか
なに?姫神ばかりが凌辱されて可哀相だって?
それは今の幸せな日々があるからだよ。
そういう時は逆に考えるんだ。
「当麻達との幸せな日々は全て妄想だって」
>>190 ひ、ひでぇ。
そう言えば上条って巨乳さんの方が好きなんだっけ?
あーもういつになったら書き込み規制が解除されるのかなー!
携帯から投下は避けたいし(分量的に)、待つしかないのかな、やっぱり
頑張れ姫神、お前がNO1だ!
秋沙と呼んでね 当麻君 当麻君と 私の仲でしょ
三沢塾から ずっと 一緒になるって決まってたんだもん
塾出てから 再び逢うヤクソクしてたの
当麻君どこ行くの? そのねーちんは聖女なのよ!?
当麻君そんなヤツの所に行かないで
当麻君どいて! そいつ■せない!
聖女が側にいるのね 当麻君 当麻君には 私が必要なの!
当麻君は 聖女に犯されるかもしれないのよ! だから今すぐ
二人で 吸血殺しの消し方を探しにゆこうよ
当麻君なにするの? 救急車(黄色)を呼ばないで!
どうしてこんなのに乗らなくちゃいけないの!?
当麻君! このままだと入院よ!
ラブホでイこうよ 当麻君 裂かないでよね 私のア○ルを
ベランダから ずっと 当麻君を見守っていたんだもん
そいつなの 思い出さないでよ聖女の名前を
当麻君大丈夫? 今そいつ■すから!
当麻君そんなヤツを右手で庇わないで
老け顔さん!? 唯閃はやめてよね♪
当麻君どこ行くの? そのねーちんは聖女なのよ!?
当麻君そんなヤツの所に行かないで
当麻君どいて! そいつ■せない!
月宮乙
198 :
SS保管人:2006/10/30(月) 22:05:13 ID:ELDlgFsX
>>191 奴が旗を立てるのは、こんもり盛り上がったチキンライスの上なのさ…
保管庫の管理人さん乙です!!
当麻と姫神がやった事を小萌先生が知って。
そこから血で血を洗うバトルに発展して行く展開を思いついた。
オーノ−ずら。
作りかけの小萌×姫神SSが消えちまったずら。
誰かド・マリニーの時計使ってくれね?
>>206 さて、誘導先ははデモベスレか古橋スレか…
>>208 魔導書つながりでデモベかと。ネクロロリコンとか?
最近の姫神人気は何なんだろーね
作り直しがまた消滅した強制終了だと!?ファック!!!
大宇宙の悪意を感じる
せっかく徹夜して徹夜して作ってたのに
ニャル様たすけて
>>210 いや、そのな…? 君が頼った神様が、大宇宙の悪意だからな?
うっひゅう、うっひゅう
イアイア・ハスター…………ローテュア・アイ・エイイ・ゾグラ・ト……アイアイ・ハスター………
フングルイ・ムグルウナフー・クトゥルフ・ル・リエー・ウガ=ナグル・フダグン
いや、なんだこの流れ。
旧支配者にSS書いてもらおうと思って。
何でこまめに保存しておかなかったんだろう俺。
ハスターに頼むかお前。
暗黒の王で良いんだよ。
新しい魔導書の誕生だな
読んだら発狂しそうだな。
>>198 乙です。作品の見直しが出来て随分と助かりました。
見れば見るほど恥ずかしくなりますが……orz
何故か本編(上条×美琴)とは関係ないものが浮かんだので、嘘予告(?)として載せたいと思います。
というか、思いっ切り
>>27-31の流れです……。
『とある魔術の禁書目録・Heaven's_Gate』
休日、不幸な少年・上条当麻はいつになく
疲労困憊して、自室でぐったりとしていた。
そんな時、突然訪問してきた神裂火織。
彼女は借りを返す為と言いながらメイド
服+αを取り出し……!?
丁度その時、小悪魔風コスプレをした御
坂妹が混乱最中の上条家に乱入した。
実は彼女は御坂妹を装った御坂美琴で…
…!?
超能力者と魔術師が交差する時、上条当
麻の波乱の一日は始まる――――――!
神様は言いました。『汝の思うが侭に為せ』と。
そういやSWRPGのファラリスとかもそんな事言ってたな。
俺がネタで書いてスルーされた上条×土御門まで保管されてて吹いたw
乙です
せめてどっちかを女の子にしてからよろしく。
とりあえず初めて小萌×上条ちゃんで書いてみたんだが需要あっかね
最近は姫神の流れらしいから投入し辛くて困る
つってもまだ半分くらいしか終わってないんだけどにゃー
>>227 歓迎します。
どんどん投下してください。
>>228 じゃあ夜中に家戻るからその時に前半だけでも上げるぜぃ
イケナイ加害授業の始まりか。
>>230 「上条ちゃん?」
ドガッ、ガッ、ガ!
「どうして」
ガッガッ、ガッ、ガッ、がっ、グちャ、
「ここの答えが」
くちゃ、ぐちゃ、が、ゴッ!
「√3になるんですかー?阿呆ですかー?聞いてますかー?」
ゴヅッ!……カラン
「……あー、ちょっと待ってて下さいねー?先生は新しいバットを持ってきまーす」
惨劇に立ち向かえ!
ぴぴるぴ〜
>>234 「上条ちゃん?」
ずぶぶぶぶ……
「っはぁ…、どうして」
ぬちゅ、ぬちゅっにゅるっ
「ここの答えが、ぁん」
くちぃ、ちゅぐっ、ぢゅっぢゅっ
「√3、に、なるんで、すかー?阿呆、ですかー?聞いてま、すかー?」
どぷっ!……ぬぽぉ
「……はぁあー、ちょっと待ってて下さいねー?先生は新しいゴム持ってきますから」
こうですか?わかr(rv
昼に書き込んだとおり小萌×上条投下するにゃー
月詠小萌という人間が居る。
彼女は小柄で泣き虫などうみても少女のような外見だがれっきとした教師である。
正義感が強くひた向きで真面目で優秀な人間であり、からかわれたりもするものの生徒からの信頼は厚い。
「たまたま夕食の買出しに出て、たまたま目の前に柄の悪そうな少年数人に絡まれてる見知らぬ少女がいたとしたら」そんな状況で彼女はどうするだろう?
という質問をしてみれば、彼女を知る人間なら間違いなくこう口を揃えるだろう。
「助ける」
彼女は皆から見てそういう女性で、その評価に違わない人間であった。
事実、「そんな状況」で小萌はなんの躊躇いもなく少女の前にその小さな体をまるで盾にするように、少年たちに向かって立っていた。
「……え?」
少女は何が起こったか良くわからずに小さく声を漏らす。
「大丈夫ですか?」
小萌は少女のほうを首から上だけで振り返り、優しい声で安心させるように語り掛ける。
幼い見た目とは裏腹な落ち着いた雰囲気に思わず少女だけでなく周囲の少年達まで飲まれてしまう。
少女が小さく頷くのを見ると、小萌はゆっくりと微笑みそれから少年達へと向き直った。
「あなた達、男の子が大勢で女の子を囲んで怖がらせて情けなくないのですか!?」
小萌の正面に居る少年がその真っ直ぐな瞳に見据えられて思わずバツが悪そうに眼を逸らすと、それを押しのける様に後ろからリーダーらしき少年が出てくる。
「お譲ちゃん、俺らが用あんのはそっちの娘なの。おままごとは別でやってくれる?」
ヒャッヒャッヒャッと甲高い笑い声で小萌を笑い飛ばすと、彼女を回りこむようして立ちすくんでいた少女に馴れ馴れしく近寄り肩を抱く。
「…っ!」
小さくビクリと体を震わせるが、少年を怖がっている少女は大きな抵抗もせずただ俯いて唇を強く結んでいる。
「やめるのです!」
再び小萌は少年と少女の間に体を捻じ込んで無理やり少年を引き剥がし、少女を守ろうと両手を広げて立ちはだかる。
「あ? 一辺痛い目あわねーとわかんねーのかこの餓鬼、関係ねーだろ!!すっこんでろ!」
「関係なくないです!私は教師なのです!!そ…それから私はガキなんかじゃありません!!」
一転して威圧的になった少年に怯む事無く小萌は強く言い返す。
別に小萌が守っている少女は小萌のクラスの生徒でも無ければ、小萌の勤める学校の生徒でも何でもない。
ただ教師として、目の前で誰かが困っているのに放って置く事など月詠小萌には出来ないのであった。
「あぁうるせぇな…本当に殺すぞこのチビが…!」
そう言って少年は拳を作り思い切り腕を振り上げる。
それでも小萌は動かず、歯を食いしばって少女の前に立ち続ける。
決して彼女を傷付けはさせまいと。
そして―――
「ゲブァ!!?」
今にも拳を振り下ろそうとしていた少年の頭が大きく横に吹き飛んだ。
少年も、その仲間も、小萌もその後ろの少女も何が起こったかわからなかった。
少し遅れて金属が落ちる音、音源に転がる缶ジュース。
そして。
「おおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」
缶ジュースの飛んできた方向から物凄い勢いでかけて来るツンツン頭の少年。
小萌はその少年を良く知っていた。
「か…上条ちゃん!?」
「走れえええええええええええ!!!」
ツンツン頭の少年はそう叫びながら立ち竦んでいる少年達をすり抜け、小萌と呆然としていた少女の手を掴み一気に駆け抜ける。
「か、上条ちゃん!引っ張っちゃだめです!!って、ふわっ!?私の足が遅いからって抱えること無いじゃないですか!!?ひええええええ!!揺れるううううううううう!!!」
辺りに残るのは、突然の出来事にただただ呆然とする少年達と、遠くへと去る幼い叫び声と、まだ開いてないへこんだ缶コーヒーだけであった。
そんな逃走劇から30分後。
「はぁ…無茶しないでくださいよ小萌先生」
呆れた様に息をつくのは上条当麻、ツンツン頭がトレードマークの小萌が受け持つクラスの生徒である。
その隣では月詠小萌が唇を尖らせてそれに答える。
「だからってあんな子供みたいにだっこしなくてもいいじゃないですか…」
小萌の助けた見知らぬ少女は二人に礼をして既に帰宅している。
上条と小萌は特に何をするでもなく公園で二人ベンチに腰掛けていた。
「大体あんな風に物を人に投げたら危ないじゃないですか!あの子が大怪我してたらどうするんですか!?それから食べ物を粗末にしちゃいけません!」
「拗ねてたと思ったらいきなりお説教モード!?助けたのにそれはあんまりじゃない!!?」
思わずそう叫ぶと今度は一転ひどく落ち込んでしまう。
「うう…そうなのですよ、結局私は何も出来なかったのです。上条ちゃんが助けてくれなかったらきっと彼女も守れなかったのです…」
怒られたと思ったら突然落ち込まれて上条は酷く戸惑う。
なんと声をかけたものかと悩んでいると。
「それに」
それは、ただただ自分を責めるような声で。
「彼らも、もっと私がしっかり話をして上げられたら、絶対に分かってくれたはずなんです」
まるで自分が全て悪いかのように、彼女は言う。
「私は…教師失格なのかもしれません」
「それは違う」
上条はそれが許せなかった。
彼が見たのは小萌が今にも不良に殴られそうになっていた場面で彼女がそれより前に何をして、彼らにどんな話をしていたかは分からない。
それでも。
「小萌先生は、本当にあいつらの事まで何とかしてやろうって思ったんだろ?」
「上条ちゃん…?」
上条当麻には記憶が無い。
あるのは数ヶ月前より後の僅かな記憶だけ、小萌との付き合いもそれだけの間しか知らない。
それでも。
「あの女の子だって先生に本当に感謝してたじゃないか」
上条は知っている、彼女が誰よりも生徒のことを大事に思って居ることを。
子供たちのことを本当に想っている事を。
でなければあの少女を助けることなど出来ない。
学園都市に居る人間は多くが様々な異能を持っている。
例えば上条ならばある程度の腕力と逃げるための脚力、加えて切り札たる全ての異能無効化の力を持つ右手『幻想殺し』がある。
だが小萌にはそれすらもない。
もし襲い掛かられたらまず大体の相手には勝ち目は無いであろうし、足も遅い、強い異能を持っているわけでもない。
しかしそもそも、そんな事はきっと関係ないのだ。
ただ子供を救うために、彼女は自分より遥かに大きい少年達から少女を守ろうとし、さらに少年達をも正そうとした。
そんな彼女が、人に教える者に向いていないなんて事があるはずが無い。
「それでも、もし先生が『自分が教師失格』だなんてそんな幻想を持つのなら」
月詠小萌は、本物の教師なのだから。
「そんなふざけた幻想はぶち壊してやる」
そういって、上条は強く右手を握り締めた。
それからしばらく、小萌は憑き物が落ちたように上条を見つめていた。
上条としては決め台詞を決めた後に何のリアクションも無いのがいまいち落ち着かず、先ほどまでの堂々とした風格はどこへやらそわそわと居心地が悪そうにしている。
「そう…なのですか」
ぽつりと小萌が呟いた。
「へ?」
対して上条は間の抜けた声を漏らすしか出来ない。
「やっぱり、私は教師失格です」
「だぁっ!?だからそんな…っ!」
そんな筈は無いだろう、と言いかけて上条は硬直した。
小萌がその小さな体を彼に預ける様に飛び込んできたからである。
そんな筈は無いだろう、と自分に言ってみるがこれはどう見ても上条さんに抱きついているようにしか見えんですはい、としか返事は返ってこない。
「コ、コモエセンセイ?」
「だってそうじゃないですか、先生が生徒を好きになるなんて、いけないことなのですよ」
これは何だ、あれか、愛の告白という奴ですか?
いやそりゃ健康な男子高校生としては一度はされてみたい夢みたいなシチュエーションですけ
ども大体相手はクラスメイトだったり憧れの先輩だったり中学の後輩だったりでそんな間違っても相手が担任のセンセイだなんてそんなまるでありきたりなアレなビデオじゃないんですからああああああああああああああああ???
とか何とかで上条がパニックに陥っていると小萌は察して静かに体を離す。
「ごめんなさいです、変な事言って上条ちゃんを困らせちゃいましたね。…今のことは忘れてくださいです」
そうさり気無く笑顔で言っておしまい、と彼女はしたかったのだろうが、それは叶わなかった。
上条の眼に映るその笑顔は余りに辛そうで悲しそうで壊れそうで泣き出しそうで。
気付けば、上条は目の前の小さな身体を抱きしめていた。
ぐああ、生殺しかよ……
GJ!早く続き読みてえ!
GJ!
・・・何気に名無しの少女にもカミやんはフラグ立ててんだろうな、きっと。
これはつまり小萌先生が上条に教育的指導
色々用事で忙しかったけどようやく後半書き始めれたぜぃ
取り合えず今から一気に書き上げるつもりだけど少しだけ続き投下だにゃー
「か、かかかか上条ちゃん!?」
「ん、俺も小萌先生の事、好きだ。今好きになった」
また離れたりしないよう上条は強く、壊さないよう優しく、目の前の小さな身体を抱きしめる。
「駄目ですよ!上条ちゃんはまだ若いから一時の感情に流されてるんです!こ、こういう事はもっとしっかり考えないと駄目なのです!」
「しっかり考えて、小萌先生が好きだ」
一度言葉に出すと、不思議と後はもう迷いは無かった。
上条当麻は月詠小萌の事を愛している。
当の小萌と言えば上条に抱きしめられた胸の中でただ顔を真っ赤に染めてあうあうと声にならない声を上げているのだが。
上条はそれ以上何も言わず小萌を抱きしめ続ける。
どれだけの時間が経ったのか、ようやく小萌が辛うじて冷静を取り戻して、自分を抱きしめてる少年の鼓動が今にも張り裂けんばかりに強い事に気付く。
少し視線を上にやれば先ほどの自分に負けず劣らず顔を朱に染めている大切な人が目に入る。
思わず、小さな笑みが浮かぶのを小萌は止められなかった。
ああ、そうだ。
こんな彼だからこそ、私は好きになったのだ。
「…もう、上条ちゃんは何でいつもそうなんですか」
上条の腕の中で強張っていた身体から力が抜ける。
「何でいつも、一番欲しい言葉をくれるんですか」
小さな両の手を上条の胸に縋る様に添えて、そのシャツを握り締める。
「だから皆、上条ちゃんが好きなんでしょうねー…」
それはまるで許しを請いて懺悔する罪人のようで。
「インデックスちゃん、姫神ちゃん…ごめんなさい」
小さな、本当に小さな、少し気を逸らせば聞き逃してしまうような声で小萌は言った。
上条は確かにそれを聞き、その意味を考える。
Tレックスの痛覚よりも鈍重な彼の頭でもそれは理解できた。
彼と、小萌とも親しい二人の少女。
その二人が友人として以上の好意を彼に持っていた事を。
だが、彼の心は揺らがない。
ただ小萌への想いだけを強める。
それが彼の考える最大限の少女たちへの礼儀であったから。
胸から漏れるのはか細い、震えるような泣き声。
そんな彼女を守るように、傷つけないように一層強くその身体を抱きしめるが無駄だということは分かっている。
彼女を責めているのは、彼女自身なのだから。
「先生は、何も悪くない」
そんな彼女を救おうと、言葉を探すが生憎上条が思いつくのはこの程度の在り来たりな陳腐な台詞だけである。
それでも。
それでも小萌は本当に救われた気がした。
「――――っぅ!ふぅぅぅぇぇええええ…!」
日が暮れ静かな夕闇に包まれた公園に、まるで親に無心で縋る、そんな子供の様な泣き声が響き渡る。
上条はただ黙って、救おうと、守ろうと決めた愛しい人を抱き続けていた。
当麻が微妙に決断力あるのはきっとヤマ場主人公補正です、フレキシブルフレキシブル
つーかずっと奮闘「気」って誤字ってたな、タイトル間違えとか('A`)
小萌先生は上条と結ばれる運命になってたんだよ!?
『誰が為にカミジョーは行く』
魔術師達との戦いを終え、ヴェネツィアから帰国した上条当麻を待っていたのは
いつものカエル顔の医者と白いベット、そしてその横に立つ──
「意外と早かったわね。 それじゃあ早速罰ゲームの内容を発表するわよ」
常盤台中学のエース、もとい超電磁砲の御坂美琴だった。
「ちょっ、待ってください御坂センセー! 今カミジョーさんは見たとおりの重傷で動くことすらままならないのです!
この状態でキャッチボールはもはや公開処刑ですよ!? いや別に最初からできませんけど!」
「へっ?キャッチボール?そんなのしたいの?アンタ野球少年だっけ?」
「とにかくこの傷じゃしばらく何にもできないので!医者なら絶対安静って言うぞ!」
「言っとくけど僕の治療ならこれくらいの傷2,3日で治せるよ?安心しときなさい」
「現代医学万歳!科学の進歩は不幸をもたらす事を泣きながら実感しました!」
「……まぁそんな訳だから罰ゲームを発表するわよ」
「(終わった……父さん母さん……先立つ不幸と食料バキューム娘を残していくことをお許しください……)」
身に降りかかる不幸に打ちひしがれて、絶望する上条当麻。
その目の前で腕を組んで仁王立ちしている美琴は、何故か少し目を逸らして言いにくそうにこう言った。
「……あ、アタシの買い物に付き合いなさい」
へっ?と上条当麻は思わず声に出てしまった。
「買い物って、そんなのでいいのか?」
「そ、そんなのとは何よ! アタシだって…その……ホントは…まともなでっ、デー…の一つや…つ…」
ゴニョゴニョと口ごもりながら御坂は徐々に俯き小声になっていく。
「もしもーし?どうしたのですか御坂さーん?」
「な、何でもないわよ! 言っとくけどアンタは荷物持ち兼代金の支払いよ!いいわね!」
「んなっ!?追加オプションの方がダメージがでかい!?」
ぎゃあああと顔を青くしながら絶叫する当麻と、やや顔を朱に染めながら俯く御坂。
(やれやれ、処置ナシかな……)
そんな対照的な二人を見守るカエル顔の医者は、どこか教え子を見守る担任のような顔つきだった。
>>244 キター!GJ
細かいこというと、先生は禁書のことシスターちゃんと呼んでたキガス
予告通り三日足らずで全快した当麻は、家に帰った後インデックスに心配される前にメシをねだられて軽く凹んだり
埃が堆積した部屋を掃除したりを入院してた間の宿題を寝る間も惜しんでとりかかったりやらで、
ようやく落ち着いて思考を始められたのは退院して初日の学校であった。
───あははははぁお嬢様のお買い物ですかそうですかそれを俺が全部払うんですねうわああああああああ!
朝の賑やかな教室の中で、重く沈んだ顔して浮いているという光景を作り上げている生徒がいた。
「どうしたカミやん、サイフを落っことしたような顔して」
今にも泣きそうな顔を上げると、そこには鮮やかな青髪にピアスといった長身の生徒が立っていた。
「……そうじゃないんだけどそうなりそうなんです」
「?? よく分からへんけどまあ頑張りや」
ポン、と軽く肩を叩かれて、当麻はさらに溜息が出た。
と、ここでふと頭にある疑問が浮かぶ。
相手の男の答えにはあまり期待できそうにはなかったのだが、一応軽く聞いてみることにした。
「なぁ、女の買い物っていくらくらい使うと思う?」
「ん? そーやねー、まぁ品物によるけど服とかやったら3〜4万使う女はおるよ?」
なっ、と当麻は絶句した。
(さ、さんまんえん!?うめえ棒(田楽みそ味)を一日30本食べるとしても1年くらいは……ってそんなことはいいけど!
人間の性別でそんな大きな価値観の差がつくんですか!? ああ恐ろしやXY染色体!)
聞く前よりもさらに力が120%ほど抜けた当麻は、最早ピクピクと体を痙攣させ机に突っ伏すしかなかった。
「けどカミやん、そんな事聞いてどうす……ハッ、まさかカミやん!もしやと思うんやけど
明日の休日は女の子と桃色オーラを出しながら仲良くショッピングですか!?くぅーっ、憎い!憎しみで殺してやる!」
ズブズブと暗黒精神世界へと沈んでいく当麻と、ウアァァンと天を仰ぐ青髪ピアス。
(うんうん、やっぱり若いっていいことですねー)
そんな対照的な二人を見守る担任の月詠小萌は、どこか退院した患者を見守る主治医のような顔つきだった。
午前中に続き出します
鍋が爆発していました
以下続き
いつも通りの朝が来る。
そしていつも通りの時間に上条当麻は目を覚ました。
「ふぅぁ……さて、着替えてインデックスが起きる前にメシ作るか」
瞼をゴシゴシと擦りながらバスタブから出た当麻は、ふと視界に写ったカレンダーを見た。
(あー……そういや今日は休日か…この時間に起きるべきじゃなかったな)
テレビでも見てようかな、と思った当麻は、ふとカレンダーの今日の日付に赤い丸がしてあることに気が付いた。
そしてそれを見て数秒思考を巡らせた後、カッと目を開き机の上の時計を見た。
──やっぱりこの時間に起きるべきじゃなかった。
結果、瞬間的に意識が覚醒した当麻は
シュババッ!と着替えてサラサラッ!とインデックスに書置きを残してダダダッ!と家を出ようとする時
ガツンッ!と角に足の小指をぶつけてギャアアッ!と絶叫するハメになった。
とある朝の学園都市の通りを、上条当麻が走る。
美琴と約束した場所は、買い物をするデパートの前、つまり現地集合だった。
少しばかり走ったところで、当麻は右手に着けた安物の腕時計を見た。
(まぁ、この時間なら大丈夫だろ)
少し安心した当麻は、安堵にも似た息を吐き、徐々にスピードを落としていく。
すると
「あれー?上条ちゃんなのですかー?」
背後から聞き覚えのある声を掛けられ、当麻は後ろを振り向いた。
そこにいたのは、どうみても10歳前後にしか見えない当麻の担任である月詠小萌と、
「相変わらず。何かと忙しい人だね。君は」
普段見慣れない私服を着た姫神秋沙だった。
「あれ?こんな朝っぱらから二人してどうしたんですか?小萌先生」
この二人の組み合わせは別段珍しいことでもないのだが、とりあえず聞いてみる。
「それは。こっちのセリフ」
それに対し少しムッとしたように姫神が返す。
「えーっとですねー、今から向こうのデパートへちょっと買い物に行くんですよ」
「おお、ちょうど俺も今からデパートに買い物の用があるんですよ」
強制的だけどなー、と心の中で付け足しておいた。
「へぇぇー奇遇ですねー!私たちは姫神ちゃんの服を……」
と、言いかけたところで何やらハッとなって声を止めた。
「……ふむふむ」
そしてそのまま後ろを向き何やらブツブツと呟き始める。
「あのー小萌センセ?一体どうしたんでせう?」
何かを考え込んでいる表情は、ただの可愛らしい担任のものではなく、
将来の地球環境を必死で考える自然科学者のような真剣なものだった。
「……そうですね、やっぱりここは二人の仲を縮めるというのを優先して…」
もしもーし? と当麻が呼んだところで月詠小萌はバッ振り返りいつもの顔に戻った。
「いえいえ何でもありませんよ?さぁさぁみんなで一緒に行きましょー」
そう言って微笑みながら二人の背中をグイグイと押していった。
しかし10歩も歩かない内に、突然当麻の後ろで「むむむっ!?」と声が聞こえてきた。
振り返ると、携帯電話を取り出している少女の姿が目に映る。
「はいもしもし小萌です。 ……えぇーっ!?それは大変です!すぐ行きましょう!」
どことなく台本を読み上げるようにそう答えた後、パタンと電話を閉じて、ポツンとしている二人に向かって
「残念ですが先生は急な用事が入っちゃったのです! ──そういうことで悪いけど上条ちゃん、姫神ちゃんをお願いしますね?」
ハイ?と目を点にする当麻に「姫神ちゃんの好きなものを買えばいいんですよー!」と小柄な少女は小走りに去って行く。
「ちょ、小萌センセー!?こっちはふたっ…!」
言い終わらぬうちに向こうの曲がり角を曲がってしまった。
「……」
「……。」
後に残された二人の間を、朝の肌寒い風が吹き抜けていった。
続きは今日中?
続き
しばし呆然としていた当麻は、痺れを切らしたのか横にいる少女に話しかけた。
「……えーっと、とりあえず行こうか」
どこか落ち着かない当麻とは対照的に、ぼんやりした調子で姫神が答える。
「そうだね。何も行動がないよりはマシ」
そして二人は目的の地へと再び歩き始めた。
「ところで、買い物って一体何買うんだっけ?」
黙っているのもアレだと思い、トボトボと歩く当麻が口を開いた。
「私服。言っておくけど。巫女装束じゃない」
「ああ、服か。 ……カミジョーさんは服なんか選べませんよ?」
「大丈夫。選ぶのは私。君は感想を言ってくれるだけでいい。
恐らく小萌もこれを考えてあなたに任せたのだと思う」
「そっか、まぁ異性としての服の感想くらいなら言ってやれるが」
「そう。君は見てるだけでいい」
(……けど。小萌が考えてるのはそれだけじゃないはず)
口には出さず、現在ここにはいない担任兼保護者の心うちを想像する。
そんな姫神を見て、当麻はふーんと曖昧な返事をした。
「でも、そんな考えて服選ぶ必要なんてあるのか?」
その言葉にややカチンと来た姫神は、ジトーッとした目で当麻の顔を見る。
「君は。私がどんな服を着ても。同じと言いたいの?」
少し怒りが包まれている視線を向けられた当麻は
さも当然といわんばかりの顔で何気なくこう答えた。
「だって、姫神だったら何着ても似合いそうだし。実際その服だって似合ってるぞ?」
その瞬間、姫神の歩みがビデオの静止ボタンを押したように止まった。
「? どうした?」
やや斜め後ろで硬直している少女に声を掛ける。
「……ありがと。 それと。何でもない」
姫神はそう答えて再び当麻と並び始めた。
「そっか。 …そういえばもうそろそろ着くころだな」
そう言って当麻は視線を前へと移す。
「……」
その当麻の横で姫神はやや俯きながら歩いていた。
(……素直なだけなのか。それとも確信犯?)
「……やっぱり。ずるい」
「ん?何か言ったか?」
何も、と答えた姫神の頬は、朝日にあたり赤く染まっているように見えた。
やがて、二人の視界に目的の真新しいデパートの姿が入ってきた。
「お、見えてきた。 思ったより混んでるっぽいな」
デパート横の駐輪場や駐車場には、今にも誘導員が『満車』のプレートを掲げる準備をしている所だった。
「そういえば」
と、ここで先刻まで沈黙していた姫神が口を開いた。
「ん、何だ?」
「君。小萌と分かれる時に何て言おうとしたの?」
「ああ、こっちは二人だって……」
あっ、と当麻は思わず声に出る。
それはデパートの入り口が見えてくると同時だった。
──アイツのことをすっかり忘れてたぁああああああああ!
口をあんぐりと空けたまま当麻はその場でフリーズした。
(ええとこういう場合カミジョーさんはどうすればいいんデショ?
あいつとは破れない約束だしかといってこちらは小萌センセーのお願いだし
でもあっちは単に荷物持ちなんだからしかしこっちも付いて回らないとああああああああ!)
当麻の脳内で大型熱帯低気圧『ビリビリー』と『ヒメガミー』がぶつかり合い被害を拡大していく。
冷や汗まで噴出してきた当麻を、姫神は不思議そうに見ていた。
「顔。青い」
「いえいえ全然全くこれっぽっちも大丈夫ですよ!?ほらこのとーり圧力鍋が今ならたったの19800イェン!って高ぇええええ!」
自分でも意味不明な事を言いながら顔を上げる。
すると、ようやく自分が今立っている場所に気が付いた。
デパートの入り口。
すなわち約束の場所。
そして
「───へーーぇええええっ。 そりゃアタシは別に一人で来いとは言ってないけど、ねぇ?」
ビクゥゥッ!と脊髄反射で体の全細胞が『恐怖』というサインを出した。
「にしても女の子と来るなんて、どぉぉゆぅぅことなんでしょうかねぇぇぇ……」
ピクピクッと顔を引きつらせ、パチパチッと静電気が弾ける様な音を立てて、御坂美琴はそこに立っていた。
「何。知り合い?」
ややいつもより沈んだ声で、姫神は後ろから当麻に尋ねる。
当の本人は、もはや立ったまま失神しそうな状態だった。
(まるで……不幸のバーゲンセールだ……)
続きは今度にします
257 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/04(土) 15:14:12 ID:koTKufnP
期待あげ
ワッフルワッフル(*´д`)
ベジータ噴いた
>>256 圧死よりいいですねGJですね。投稿するのが嫌になってきた('A`)
とりあえず逸脱の為に少しやります。
「あぁ……ッ!!」
美琴は出掛かった悲鳴を必死に押し止める。
指とは違い、彼女の秘壺に挿入ってきた上条の肉茎は快感と同時に痛みも撃ち付けてきた。
みちり、みちりと、彼が腰を進める度に鈍痛が走る。
気を抜けば意思に関係なく声を上げそうだった。
「……、大丈夫か?」
痛みに耐える美琴の顔を上条は心配そうに覗き込む。
だが、美琴はそんな彼の言葉と表情が気に食わなかった。
如何にも『止める』と言ってきそうな。
美琴の身を案じて『止める』と言ってきそうな、そんな表情が気に食わなかった。
「……ッ、平気、よ。だから、絶対に、止めないで……」
そう言うと、彼女は上条の顔を引き寄せて触れるだけのキスをした。
彼が抱いている戸惑い(げんそう)を殺す為に。
案の定、上条は一瞬翳りのある表情を浮かべたものの、
「……、分かった」
と返事をしてくれた。
「痛いのは同じだろうから、一気に入れるぞ」
再び美琴の腰をしっかりと抱えると、彼は美琴に話し掛ける。
言葉の意味を悟った彼女は多少力を抜き、返答する。
「……、ぅん」
それを確認すると上条は下腹部に力を込め、一気に突き入れた。
「う、ぁあ――――――ッ!?」
ぶちぶちぶち、と美琴の体内を鈍痛が駆け巡った直後、喉元で押さえ付けていた喘ぎ声が漏れる。
しかし、その痛みも暫く経つと、それをすっかり忘れるくらいの快楽に呑まれていった。
上条の陰茎が子宮口に届いたからだ。
それでもまだ、彼のソレは完全に埋まり切っていない。
「く、ぅ……。おっ、きい、わぁ……」
美琴は息を吐くように、膣を押し広げる欲塊の感想を告げる。
対して上条も深く息を吐きながら、
「ああ……。御坂の中も、気持ちいいぜ……」
「……、御坂、じゃあ」
「あん、どうした?」
「う、ううん。何でも、ないわ……。動かして、よ」
彼女は目をごしごしと擦りながら言った。
あまり深く言及する必要はないと思った上条は、言われたとおり前後のストロークを開始した。
ずちゅ、ずちゅっと、腰を動かす度に淫猥な水音が響く。
「やぁっ、はぅん、ひゃあっ!?」
押し込む度に先端が子宮口に当たるので、美琴は早くも高みに昇っていく。
それに合わせて膣壁の動きも激しさを増していく。
「……くっ」
上条の方も油断できない状態だった。
先程美琴を愛撫した時に彼の性感度は存分に高まっていたので、その刺激でも十分に引き上げられてしまう。
下手に力を抜けば一気に崩壊までいってしまうだろう。
(うっ……、ヤバ。そろそろ……)
限界を感じ取った彼は最後の一撃とばかりに、強めに美琴の奥に叩き込んで引き抜こうとした、が。
がしっ!と、彼女の脚と腕が上条の動きを止めた。
「い、なっ!?」
ぐらりと、反動で彼は美琴にもたれかかる。
その拍子に上条の肉棒は完全に挿入り、先端が子宮口を突破してしまった。
「あ、ぁあああああああああ――――――ッ!!」
彼女の全身が強張る。
秘壺が急激に締まる。
「く、ぁ……っ!?」
上条もついに限界点を迎えた。
堤防が崩壊しかける。
と、次の瞬間。
パチン、と美琴の膣内に電気が流れた。
(……ッ!!)
当然それは挿入されていた彼のペニスにも襲い掛かる。
その刺激で上条の蓋は跡形も無く崩れ落ちた。
その電流が彼女の電撃である事は後で気付いた事だったが。
ドクッ、ドクッ、ドクッ、ドクン、ドクン……と、白濁した欲情の結晶体が美琴の胎内になみなみと注がれる。
「ぐ……。はぁ、ハァ……っ!」
「……、」
上条は射精後の疲労感で荒い息を吐く。
対して美琴は目を閉じて静かに、ゆっくりと胸を上下させていた。
まぁ、無理もないだろう、と彼はぼんやりと考える。
何せ初体験で二回もイッたのだ。
いくら学園都市の超能力者(レベル5)と言えど、体の方は発達途中の中学生である。
かく言う上条も初めてだったのだが、彼は高校生でしかも記憶喪失だ。
七月以前の記憶が全く無いので、目の前の少女が実の初めての相手とは限らない。
居候のインデックス辺りが怪しいが、今の自分に染み付いていた性格とインデックスとの日常行動を考える限り、おそらく前の上条当麻は彼女には手を出していないだろう。
インデックスでないとしても、自分の周囲にはそういう関係の人間は見当たらなかった。
(……ま、そんなに気にしてもしょうがないか。“今の俺には”関係ない(?)事だし)
前向きに思考を中断した上条は上体を起こし、結合部から若干力抜けした己の海綿体を引き抜く。
ずぶり、と。
粘り気のある音を立ててお互いの性器が離れた。
「ん……」
裂華を押し広げる感覚がなくなったのに気付き、美琴は薄らと目を開ける。
見れば、上条は下ろしていた下着と制服のズボンを引き上げ、衣服に汚れがないか確認しているようだった。
やがて彼は美琴の視線に気付き、
「あー、まだ寝ててもいいぞ。相当疲れてるだろうし、何なら学生寮まで送っていくからさ。……そういや、白井には何つっとけばいいんだろ?」
「……、大丈夫、よ。そんなに、疲れてないから。黒子には、私から説明しておくわ」
微妙に途切れながら言い、彼女はむくりと上体を起こす。
と、美琴は突然ピタリと動きを止めると、高速で衣服を装着していった。
時々辺りをちらちらと見ている所から、偶々ここを通り掛った人に裸体を目撃されるのを避けたいようだ。
「は、はい。これ」
約一五秒で着衣を終えた美琴は上条にYシャツを渡す。
彼はそれを受け取り、
「……………………………………………………………………………………………………、うわー」
思わず声が出た。
美琴の下に敷かれていたYシャツは、ぐっしょりと濡れていたのだ。
今までの性行為で彼女から分泌された、汗やら涙やら涎やら血液やらその他様々な液体が染み込んだソレは、独特な異臭を漂わせている。
流石にこれを着て帰り道を歩くのはマズいだろう。
しかし、かと言ってこれを収納できるカバンなどを持ち合わせている訳でもない。
結局上条は、いつもの展開に向かう事になった。
「くぁー、不幸だ……」
思いっ切り項垂れる彼は、当然美琴がぐしょぐしょになったYシャツに気付いた時、高速で顔を反らした事には気付いていない。
以上です。
初めてエロ書くと有り得ない位不細工でした…orz
先を書くのがもう……
この部分は読み飛ばして下せえ。
注これは小萌先生が鬼で悪魔で宇宙ヤバイです後なんかふたなってます。
上条と姫神が日常茶飯事的に何時何処でも盛ってるのを前提で話しを進めています。
そしてまだ半分も出来てないのに続きは未定なんです。
それ故、これは心に余裕がある方だけにお勧めします。
イケナイ加害授業の始まり。先生のお仕置きって怖いネー編
そこは学園都市のとある学校。その学校の中にあるとある一つの教室。
時間は放課後もとうに過ぎ、残っている生徒等は一人も居ないはずの教室。
その誰も居ないはずの教室から声が聞こえる。
…………
先生の趣味はですねー、非行少女を見付けて保護する事なんですー
…………
一番最近の誘波ちゃんが、パン屋さんへ修行に出かけちゃいましてー
…………
よく考えてみると、先生って結構一人身の時間が長かったんですねー
…………
…姫神ちゃん聞いてますー?
声の主は月詠小萌、この学校の名物の一つである子供先生だ。
並のロリコンなら一撃でノックアウト出来る美貌を持ち。
ある似非関西弁の生徒が言うには、その足に踏まれたいと思う者は後を立たないらしい。
にこやかに笑うその視線の先には何故か、床に転がっている姫神秋沙が居た。
何処から手に入れたのだろうか、その手足は学園都市謹製、警備員御用達である能力者捕縛用の手錠で繋がれている。
……誰も居ない教室に居る女教師と縛られた女生徒ってのは。何か凄い背徳感が漂うものである。
まあ、そんなこんなで小萌先生のぐだぐだお喋りが続いていると。
俯いていた姫神がその顔を挙げた。
「……小萌。何でこんな事をするの?」
姫神の声は険しい、何時もは眠たそうにしている顔にも皺が寄っている。
事の始まりは、小萌先生に用事があるから残ってほしいと頼まれて、気付いたこうなっていた。
夜には、思い人である上条当麻との密会もあるのに……とか何とか姫神は縛られた状態のまま思う。
そんな割と本気で起こっている姫神に非難された子供先生は、しかしニコニコと何時も通りの笑顔を浮かべている。
……その目だけは笑っていなかったのに、怒り心頭の姫神は気付かなかったが。
「姫神ちゃん聞いてくださいよー。最近学校で変な噂が流れてるの知ってますかー?」
「……知らないし。聞きたくない。小萌がした事忘れるから。早くこれを解いて欲しいんだけど」
約束した時間も迫っている姫神にはそんな事を聞いている時間は一切無い。
取り付くしまも無いその言葉に月詠小萌はやれやれと肩を竦めると。
「まあ、聞いてください姫神ちゃん、最近ですねー、この学校で休み時間に不純異姓交友をしている不届き者が居るそうなんですよー」
「っ………」
続けて言葉を発しようとした口を閉じ、ギクリと体を固まらせる姫神。
小萌が言う、噂の不届き者の心当たりが思いきりあるからだ。
顔を青くして黙った姫神を、小萌はさも可笑しそうに見つめながら――――その笑顔を消して喋った。
「分かってますよね姫神ちゃん、何で今こんな事を言うか貴方なら分かりますよねー?
…………まさか、まーさーかー、まーーさーーかーー、その不純異姓交友をしているのが、姫神ちゃんと上条ちゃんでしたとは!」
パシンッ!
「あうっ!」
姫神の頬に平手が叩き付けられた。
殴ったのは小萌だ。怒りに染めた顔をしながら、更に二度三度と掌を手加減無しに叩き付ける。
その暴行から姫神は首を逸らして何とか逃れようとするが、髪を捕まれ強引に前を向かされてまた殴られる。
回数が十回を超えた辺りで小萌が一息つくと、頬の痛みに涙が滲んでいる姫神に対し。
赤子をあやすよう優しく言葉を紡ぐ。
「姫神ちゃん痛いですかー?でもでも、先生の心はそれよりもっと痛んでるですよー」
信憑性の余り無い、多分言っている本人も信じてはいないであろう白々しい言葉。
「ですから、これは愛の鞭なんですねー、姫神ちゃんも分かってくださいねー?」
胡散臭い言葉を吐きながら姫神の制服を剥ぎ取って行く小萌。
姫神が縛られているとは言え、その脱がす行為は妙に手際が良い。
「や。やぁ」
抵抗しようとする姫神だが、手足が動かない今ではどうする事も出来ない。
そして数分の後、上も下も剥ぎ取られ下着さえも脱がされた姫神がそこに居た。
まあ、十字架だけは止めて欲しいと願ったので、温情によりそれだけは脱がされなかったが。
これからどうなるのか脅えながら、姫神は目の前の暴君に尋ねる。
「こ。小萌何をする―――
途中で、姫神の言葉が止まった。
小萌がスカートを捲り挙げショーツの中を見せてきたからだ。
それだけなら、それだけだったら、姫神は驚かない。
姫神が何故驚いたのか、それは。
小萌の秘所に、本来なら男性にしか付いていない『あれ』も付いていたのだからだ。
「驚いたですか姫神ちゃんー?先生若い頃にちょっと色々ありましてねー、それの名残みたいなものですよ」
説明になってない。と姫神が思ったのかは定かではないが。
そんな事を言いながら、両手でその男性器を擦りあげる小萌。
すると、何で事でしょうか。
みるみる内に、一般的?な大きさだったそれは小萌の腕程もある巨大な剛直へと進化を遂げたではありませんか。
当麻の物を良く見ている姫神とは言え、小萌のそれは赤黒く非常にグロテスクで何か別種の生物を思わせる。
「あん……っあぁ…………これなら丁度良いですかねー」
呆然とする姫神に小萌先生は笑っているのか怒っているのか判別がつかない顔をしながらゆっくりと近付いて行く。
「え?………!」
瞬間、これから自分の身に何が起こるのかに気付いて動かない体で必死に暴れる姫神。
「あぐ!」
しかし、そのむなしい抵抗も、小萌に陰核を捻り挙げられ、簡単に止められてしまった。
「そんな暴れないでください姫神ちゃんー、握り潰しちゃいますよー?」
普通は暴れるだろ常識的に考えて……な状況を分かっているのかそうでないのか。
姫神の薄い繁みに、そろりそろりとその腰を近付けて来る。明らかに姫神が脅えているのを楽しんでいる。
「やだ!やだやだやだぁ!」
「これはお仕置きなんですよー?姫神ちゃんいいかげん覚悟しちゃってください
それにですね―――私許せないんですよー上条ちゃんを奪った泥棒猫の事を」
なんて心底楽しそうに笑いながら、凶器と化しているその一物を強引に姫神の膣にねじ込んだ。
一応ここまでなんです、続きはまた。
Q何で小萌先生についてんだよテメェ!
Aご想像にお任せします。
Q小萌先生の性格違ってない?
Aご想像にお任せします
(*´Д`)Sな小萌先生も素敵だ!!
学園都市の七不思議だ!ww
GJ!
けど真面目に双頭ディルドーとかバイブ付きパンツとか持ってても違和感無いよな
エロパロ的に考えて
腕ほどっておまえ。
どんだけ大きいんだよソレ。
何をするだぁー!
……何故か上条×オリアナが思い浮かんだ。本編関係ないのに('A`)
とりあえずこの幻想は忘却の彼方へ置いていきますね。
>>277 早い、もう返事が来ましたか。
……まあ、本編が終わらないのを承知で読みたいっていう人はコールを。
ちなみに本編は前スレからやっている上条×美琴のアレで。
P.S.
約10人くらい集まったら執筆決定という方向で。
ああなんだ、そういう発言はやめてくれ
ところでオルソラは何カップだ?
アニェーゼとインデックスを足して二をかけたぐらい。
かけるのかよ
・・・まあそうだよな。
計算式がおかしかった。
0に何をかけても答えは0だよな。
書いててふと思ったんだけど美琴って敵以外の初対面の年上に敬語使ったっけ?
例えば姫神とか小萌とか
オルソラの乳のデカさはおまいらの夢のデカさと比例するんだぜ
>>287 そこら辺はフィーリングでゴウ。
原作でそんな描写なかったしな。
>>289 やっぱりお嬢様だしな、と思って読み返してたら5巻で一つ上の海原(しかも中学校理事長の孫)と普通に喋ってるっぽかった
続き書いてきます
夢や希望っていうのは手からあふれ出る大きさが一番です
あの巨乳を舐めたり含んだり突っついたりしたいです隊長!
大人貧乳が私の欲望
欲望の種類とは関係なく大きさに比例します
この世全ての欲?
型月の窓から歩いてお帰り
大きい胸がいいんやない!大きい胸も良いんや!
雑食!?
乳よりも腿
それが俺のファンタジー
腿よりも尻
それが俺のジャスティス
乳も腿も尻もおkな俺は暴食
上条×ルチアの続きを待っているのはワタシだけか?
305 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/07(火) 16:38:23 ID:rkWALwn1
ごめんね遅筆でごめんね。
多分今週末には全部投下できると思います…気長に待ってやってくだちい。
>>307 チッ…早く書けよこのヤロウ
べ、別に早く読みたいわけじゃないんだからねっ!!
前スレ
>>980氏
あせらないでゆっくり書いてください
とミサカは本音を隠して建前をいいます。
スレの皆!
オラに力を分けてくれ!
つ「力」
やらないカ
作品を完結させる力が欲しい。
小萌先生の鬼畜さが酷いことになった。
俺も作品を完結させる力が欲しい。
ねーちんと上条さんが土御門に街中で目撃される所までしか思いつかない。
思いつかないということは実際に書いては(ry
話の細かいところを繋げる力が欲しい
当麻と美琴と姫神の細かなかけ合いが思いつかない
キャラ把握能力が欲しい。
SS書くと別人になる……
てか自前のキャラですら把握できてないってなんなんだよ。
とりあえずシーンメイカーから成長したい。
細かいシーンを幾つも書くことは出来るんだが、そのすり合わせが出来ないんだよなあ……
っと、そろそろ書き手見習いの愚痴は自粛しないか?
続きor新作の投下をwktkして待とうぜ。
318 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/08(水) 23:59:36 ID:MpyWXWtH
時間をください。
ミサカの話、続編が書きたい。
ageたうえにリロードしてなくて申し訳ない。
話が上手くまとまらないよ。
キャラ明らかに違う場面もあるしorz
という訳で続き投下します。
時刻は二二時〇〇分。
昼間と比べ、人がかなり少なくなった表通りを、上条当麻と御坂美琴は並んで歩いていた。
Yシャツはたまたま見つけた清掃ロボットに処分させておいたので、おそらくバレるような事は無いだろう。
Tシャツに制服のズボンという格好は違和感ないのか、周囲の人達の視線が上条に集中する事はなかった。
「――――――それで、アンタ今度の土日って空いてるの?」
「あん?別に暇だけど」
「じゃさ、どっちかの日に、でっ、デートでも……する?」
「……あ、ああ。別にいいぞ」
普段とは違い、あまり騒がずに二人は話し合う。
周囲の喧騒が、やけに大きく聞こえる。
「じゃあ、日曜日で。場所はそこのデパートの前。時間は……、朝の九時ごろでいいわよね。もし予定の変更とかあったら、さっき教えた私の携帯の電話番号に掛けなさいよ」
「分かった、日曜の九時な。特に持ってくもんとかないよな?」
「んー。まぁ、無いわね。……あ、」
と、美琴は何かを思い出したように上条の方に向いて、
「そういえばさ、私アンタんちって行った事あるっけ?」
「……、無いけど。何、もしかして、その日、来るのか……?」
「何よその嫌そうな顔。べ、別にいいじゃない、アンタだって私の家にあがったんでしょ?黒子が居たとはいえ、あそこは元々私の部屋だし」
頬を若干赤らめながら言う美琴に、上条は愕然とする。
現在、上条宅ではインデックスが居候中である。
そんな事が彼女に知れたら、確実に道を踏み外す。
仮に嘘をついたとしても、何かしら不幸な弊害があってバレるに決まっている。
そんな展開(オチ)は見切っている。
いや、よくない、と彼は言おうとしたがここは敢えて、
「あー、悪ぃ。その日は午後から寮監が部屋の点検しに来るからさ。水道管とかガス管とか電線とか全部済ませるには大体半日くらいかかるんじゃないかなー。その間は隣の人の部屋に避難って事になるから多分俺んちは無理かも」
「それって業者の方が得意じゃないの?……ま、無理ならしょうがないんだけど」
美琴は若干疑いの目を向けてきたが、どうやらこれ以上言及するつもりはないらしい。
よかったー、と上条は心の中で胸を撫で下ろした、が。
「じゃあ、土曜日ならどう?どうせ二日とも空いてんでしょ」
笑顔と共に衝撃のセカンドブレイク。
何でそうなるー!と心の中で頭を抱える純情不幸少年上条当麻。
(ちくしょう、こうなったら玉砕覚悟でインデックスに外出してもらうしかない。もう噛み付かれるのなんて慣れっこですから!痛くなんかないですからー!!)
彼は密かに御坂美琴>インデックスの不等式を脳内で組み上げた。
こういう無駄な時だけ打算を働かせている所から、流石は無能力(レベル0)といったところか。
「???何泣きそうな顔してんの?」
美琴は下から上条の顔を覗き込む。
当然、彼女には彼の置かれている環境の不便さなど知る由も無い。
「あっ、そろそろ別れ道ね。……じゃ、また土曜日」
上条の苦悩などお構いなしに、美琴はそう言うと手を振って立ち去ろうとする。
上条は戦慄の未来予想図を脳内から取っ払い、彼女を見送ろうとして、
「――――――、いや。寮前まで送ってくよ」
彼女に聞こえるように大声で告げると、『え?』と立ち止まり、振り返った美琴の許へと歩いて行った。
「……、それで。付いて来て何がしたい訳?アンタ」
「……、いやですね。やっぱ彼氏となれば家まで送ってくのが礼儀かなー、と思った訳でございまして」
表通りを抜け、人気の無くなった道を上条当麻と御坂美琴は歩く。
周囲には多少明かりの点いている学生寮や風力発電のプロペラしかなく、二人の声だけが清閑な宵闇に響いている。
「そ、そうなの。へえ、アンタも気が利くようになったじゃない。……(か、かれし……)」
「あ?何か言ったか?」
「いっ、いや何でもない!別に何も言ってないわよ!」
「痛ってぇ!何でいきなり殴ってくんだよ!?しかもビリビリ入りで!!」
「別にいいじゃない、どうせノーダメージなんだし」
「いや痛ってぇっつったじゃんあとそれ右手のみ能力限定!その他の場所の能力攻撃及び打撃は許容量超過する事もありますので用法用量守って正しくお使い下さい!!」
ぎゃあぎゃあと、いつもの如く騒ぎながら彼らは夜道を歩いていった。
この音量だと結構周りに迷惑だったりするのだが、今の二人はそこまで頭が回っていない。
「はいはい分かりました、謝ればいいんでしょ。ごっめんなさ〜い♪」
「くっ、コイツ全然反省してねえ。態度がもう既に不貞腐れてやがる!それに今の一撃で上条さんの額は少々熱を帯びてジンジンなんですよ!?そういえば股間にも電撃喰らったし!!」
「そんなに元気なら無問題無問題。大体アンタも人の事言える立場な訳?拒否らなかったとは言え、一方的に私を……、だっ、抱いて、くれちゃってさ……。中にも、出されたし……」
………………………………………………………………………………………………、ん?
途中からぽそぽそと言っていたので聞こえ辛かったが、上条は最後の部分に妙な違和感を感じ取った。
「何だって?最後の方、何て言った?」
「……、いじわる」
「い、いや変な風に受け取らないで下さいまし!ただ単に不確定要素に違和感を覚えただけであってだから原因の解明にご協力して下さい!」
ズシャーッ!!と本気で土下座モードに移行する上条。
そこまでして聞きたいのだろうか、と美琴は疑問に思いながらも、顔を真っ赤にして俯くと、
「……な、中に……アンタのを…………出された、って……」
「ぎゃああああああああああああああああああああああああ!!」
直後、ゴスッゴスッ!と土下座状態のまま上条はアスファルトの道路に頭を打ち付けた。
「!? ど、どうしたの、アン」
「本っっっ当に申し訳ありませんでした愚かなるワタクシ上条当麻の愚かなる行為によってあなた様にご迷惑をお掛けしてしまって手術代及び慰謝料などは
責任持って払わさせて頂きますのでどうか殺生だけはご勘弁をってかどうして今までその事に対して一度も謝罪しなかったんだああああああ!!」
以上です。
いつも通り句切りが悪いです。
オリアナのはまだ起すら出来上がってないのでもう少し掛かります。
GJです。
美琴可愛いなあコンチクショウ
中出し
↓
妊娠の危機
↓
でも最後まで気持ち良いままでいたい
↓
ゴム?
↓
流石に中高生が買える訳無いだろう、常識的に考えて・・・・
↓
結論:お尻でヤればいいじゃない
そ れ だ !
328 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/09(木) 16:17:52 ID:8PxPz7qS
中出し=妊娠=ミサカも・・・×一万
で、ノコギリが待つと。
姫神は逆境をバネにして跳ね上がるんだよ
オルソラが「あらあら」とか言いながら笑顔でねーちんを攻める。
そんなほのぼの電波受信
「昨夜はずいぶん遅くまで起きていらしたようですね?」
「え、あ、ぁ、そ、そうでしょうか?」
「あらあら。私は眠かったのであまり覚えてはいないのですが、誰かお客様でも?」
「お、お客様………? いえ、私一人でしたが?」
「あらあら。ではあれは貴女様のお独り言だったのでございましょうか?」
「っ、ひ、ひ、独り言? 私、なにか言っていましたか?」
「あらあら。覚えていらしてないのですか? お疲れでしたのか、ずいぶん息が荒いようでございましたよ?」
「!! ………お、覚えていませんね。寝言だったのでは?」
「あらあら。では貴女様は寝言でずーっとあの方の名前を呟き続けた挙句に『私にこんな思いまでさせて…ばか………』などと言って笑っていらっしゃったのは―――」
「わーっ!わーーーっ!!」
>>331 こうだなわかった!
>>332 「そ、それは私じゃなくて、アニューゼとかルチアとかの聞き間違いじゃないの」
あわててついた大嘘であるが、何故か反論してこない二人。
それどころか顔をまっかにして俯いて…
次回『密告、疑惑、告白、霧に包まれたロンドン寮』乞う御期待
わっふるわっふる
な、シスターズは情報を共有している+全員処女=ミサカ20000号あたりには
処女なのに娼婦並みのテク
なんて妄想してみた。既出かね?
うっひょーー!ホントだ!俺何書いてんのかさっぱりわかんNeeeeee!!
まあ、あれだふんいき(なぜかryで察してくれ。
要するに
ミサカ一号から順にカミジョーがやっちゃうと最後の方になると処女なのにテクニックがすげええ
ってことが言いたいわけか
問題はアレイスターの計画で世界中に散ってる件だな。
会い(愛)に行けばイイジャナーイ!
まず、学園都市のミサカを食い散らかす。
そして、そのうちの一人を連れて学園都市よサラバ。
そのミサカに次のミサカまで案内させて、会えたら今までのミサカとチェンジ。
それを続けるうちに世界中のミサカが御懐妊。
さらにその子供たちは幻想殺しを持っている……と。
つまりそれがアレイスタの計画だったんだよ!!
幻想殺しの遺伝性などの観点から見て、アレイ☆の計画だとしてもおかしくはないな
注、これは小萌先生が鬼で悪魔で宇宙ヤバイです後なんかふたなってます。
書いてる途中モチベーションが下がりに下がって話しの起承転結が微妙です。
黄泉川先生はどうなるんだゴルァ!?的な意見が読み終わった後に出るかもしれませんが
脳内補完のスキルを習得してください。
其れ故これは心が広い方にお勧めします。
イケナイ加害授業の始まり。先生のお仕置きって怖いネー編の続き
「うああああ!」
凶器と化している一物で膣内をこすりあげられ。姫神は、腰をがくがくとゆすって、体を痙攣させる。
少しでも膀胱に尿がたまっていれば、失禁せずにはいられない、すさまじい責め苦であった。
身じろぎも許されず、彼女には、ただただじっと、一刻も早くその責め苦が終わるのを祈り続ける権利しか与えられていない。
全身が充血し、絹のような肌が赤くほてり、膣が熱く熱を持って、腫れあがり、めくれかえるに至ってもその責め苦は終りを告げない。
どろり、だらりと、股間から体液が滴り落ちる。無論、被虐的な快楽に酔いしれて、などというものではない。
ただただ単純な、生理的な、外部刺激に対する肉体の反応でしかない。
だが、体を責めたて、えぐり、嬲り物にしている小萌は、姫神のその反応を、淫猥であさましく、無様で惨めなものだと笑い、嘲り、罵り続けた。
「なんだ濡れてるじゃないですかー姫神ちゃん」
「恥ずかしいですねー。まさか、こんな太い物に貫かれて喜ぶなんて」
「人間じゃなくて、畜生ですかー?」
浴びせ掛けられるその罵声に、姫神が、かすかに目を細め、頬を引き攣らせる。
熟した様に赤い頬と、耳の、そのほんの小さな痙攣だけが、小萌に対して見せた反応だった。
そんな姫神の憤りを歯牙にもかけず、小萌はひたすらその剛直による責め苦を味合わせる。
「うあっ!出しますよ姫神ちゃん!」
からだが、一瞬狂ったように激しく動く。そして、一際深く、膣肉に性器を埋めると、びくびくと下半身を痙攣させる。
ずるり、と赤黒く、精液と血と粘液に濡れ光るペニスが、膣口から引き抜かれる。
てらてらと濡れ光るそれは、しかし全く硬度を失ってはおらず、しかも、まえよりもより怒張を増してすらいた。
激しい抽送に多くの体力を奪われた姫神は、身動きも出来ぬままに肩と、腹を上下させて、荒い息をつく。
ひゅー。ひゅー。
その愛らしい唇から熱い息と唾液が滴る。
熱にうなされたかのような、ぼうっとした瞳が、涙で潤みながらも、全く不条理な責めを加える小萌を睨みすえる。
小萌は、いましがた射精したばかりの、びくびくと脈動する、赤黒く濡れたペニスを、再び、同じようにひくひく蠢く膣肉の、ぴったりと閉じた隙間から、強引に侵入させる。
そして、姫神の膣内に残る粘液でそれを濡らすと、今度はそのすぐ下で微妙な痙攣をくり返す肛門に、何の遠慮も躊躇もなしに突き刺した。
「あがッ! ああああああッ!」
排泄孔を引き裂かれる激痛。
口から苦悶のうめきが盛れ、意思の光を灯した黒の瞳がぐるりと白目を剥く。
「うあー、凄い締まりますよ姫神ちゃん」
「!…………」
白目を剥き、今やすっかり青色に顔色を変色させた姫神が、唇を小刻みに震わせる。
いや、その断末魔の痙攣は柔らかい唇だけではなく、指も、肩も、胸も、腰も、全身あらゆる場所に見られた。
耐えられぬ激痛が自動的に体をくねらせ、そこから逃れようと腰を痙攣させる。
だがしかし無論、今の姫神の状態では、暴虐の限りを尽くす小萌の剛直は抜け落ちすらしない。
白目を剥き、泡を吹く姫神の、無意識のそのダンスが、意図せずに小萌を刺激し絶頂への道を歩ませる。
ドクン…………本日二回目の射精。
姫神の尻穴から小萌1人で出したとは思えない量の白濁液が溢れ出す。
「はうー、とっても良かったですよー」
お仕置きじゃなかったのかお前、的な言葉を言いながら姫神の方を見やる小萌。
しかし当の姫神は気絶中で頬をぺしぺし叩いても起きる気配はない。
それが小萌先生には非常に面白くない訳で。
開放されたばかりの胎内に、何処から取り出したのか白いゼリーみたいな物を押し込んだ。
姫神の、伸縮力に富んだ皮膚と膣筋も、さっきの責め苦の直後では、そんな異物をも、容易に咥え込んでいく。
とてつもなく邪悪な顔をしながらその行為を淡々とこなす小萌。
まずはだらしなく開ききった膣口に。
次いでその後ろの穴に詰めると、仕上げとばかりに残りを手で潰し乳房に塗りたくって行く。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
体が熱い。熱い。熱い。熱い。
息が乱れて、グルグル揺れる感覚に姫神は頭を混乱させる。
意識が戻ってから体を苛むこの感覚。
痴呆のように口を開け、涎を垂れ流す姫神。それが先程の白いゼリーの仕業だとは、気絶していた姫神には理解できない。
腰を浮かしたうつぶせの姿勢で、ずっと秘所を弄られている。
姫神が昂ぶるにつれ、小萌の表情はどんどん冷めていく。
「あと3個残ってますよー?」
言葉とともに、後孔にずぶずぶ埋め込まれる性玩具。親指の爪ほどの珠が、いくつか連なる形状のものだ。
知っている感覚が姫神を襲う。快楽であり、苦痛でもある、そんな名状しがたい感覚。
「ぁふ……」
おもわず息を吐いてしまう。と、
「ひゃ…あぁぁああ!」
たった今、根元まで押し込んたビーズ。小萌はそれを、一気に引き抜いた。
快感ではない。と自分に言い聞かせるが。しかし、声を出さずにいられない。
ひやりと何かが触れた。冷たい、と思った直後には、すでに陵辱を目的とする器具は挿入された後。
悲鳴にも似た姫神の掠れ声に混じって、小萌の大きな溜め息が聞こえた。
吐精するための抽送ではない。
この責めは、ひたすら姫神を苦しめる。少女は、小刻みに痙攣し続けている。
「や。……いやぁぁぁあ…っ!」
断続的に与えられるピストン運動が、粘膜をこする。
したたる愛液の音。
快感で濡れているのではないと言い聞かせる頑なな自分を、裏切るかのように女体が反応する。
「っ……くぅ…っ」
そこかしこが痺れて感覚がなくなる。
そんなのは許さないとでも言いたげに、小萌は熱心に姫神を打擲した。
打たれた部分は、じんじんと熱をもって一瞬だけ感覚を取り戻す。
「こ。もえ……」
小声で呼ばわるも、返ってくるのは言葉ではなく、腰や臀部への快楽と苦痛が混じった混沌とした感覚。
鼓膜の手前に油紙でも張ったかのように、うまく音が聞こえない。
痛い。気持ち良い。いたい。きもちいい。イタイ。キモチイイ。
「ゃぁぁ!……当麻ぁ!」
今はそこには居ない少年に助けを求める声、それを聞いた小萌は顔を歪める。
二穴を間断なく責められ、ぐったりして息も絶え絶えの姫神に対し、
「脚を閉じてください、みっともないですよー」
小萌は眉をひそめて、嫌悪感もあらわに言い放つ。
手足をまとめて縛られ、さらに膝もひと括りにされた状態の姫神はバランスを崩し、崩れ落ちた。
横ざまに床に倒れこむ細い身体を、見下ろす小萌の無表情。
前後に埋め込まれた器具が、律儀に動き続けている。
「姫神ちゃん」
「…ひ…っ! …っ…ぁ…」
「姫神ちゃーん?」
しきりに呼びかけているにも関わらず、小萌の表情は無関心そのもの。
「ちょっと聞いてますー?」
しかし、姫神の耳に彼の声は届かない。玩具の大げさな振動音に阻まれている。
不意に、能面を思わせる小萌の顔に浮かんだのは、あからさまな不機嫌。
「返事をしてくださいよー」
「きゃ……っ!」
姫神の尻を容赦なく蹴った。たちまち赤く色づく皮膚。
そんなことにはお構いなしに、靴の底でぐりぐり、薄い尻肉を踏みにじると、少女の喉からは弱弱しい悲鳴が洩れた。
「…………」
いたぶる行為に喜色は見られない。
口を開くのも億劫な様子。無言で足の下の少女を見下す。
「ひっ……ああぁぁぁぁっ!」
突如深まる、胎内への蹂躙。
何事かと振り返ると、小萌は脚を伸ばして何かやっている。脚の動きと玩具の侵入が連動していることから、姫神は気付いた。
靴のつま先で、ぐいぐいと玩具を押し込めているのだ。
「……うぁ… きゃ…ぁっ!」
その動きに合わせて、姫神の身体はぎこちなく跳ねる
唐突に、くぐもった音が聞こえた。
それは一定の間隔を置いた震動と共に、脱がされたスカートのポケットから発されている。
「何ですかー?」小萌は抽送を止めた。
たぶん……着信だろうと。姫神は思う
かけてきているのは恐らく当麻か。約束した場所に姿を見せず、アパートにも居ない姫神を心配しているのだろう。
速く約束した場所に行きたくとも、拘束された手足ではどうする事も出来ない。
「は。はやく。解い……ひゃあぁ!」
「………着信、ですかー」
何を思いついたのか頬を緩めた小萌に、姫神は心底嫌な予感を抱く。
バイブレーションを続けるそれを、脱がされたスカートから取り出される。
「出ちゃってください」
「えっ!? っああ…んっ!!」
「先生が許可しますよー?、出てくださいー」
「ぁ! ああっ! そん。な…っ!」
怒張を一気に押し入れられ、肺から大きく喘いでしまう。
「そんな。こと…。できるわけ。ぁ! な…い…!!」
「そうですかー、ならば仕方がないですねー」
と言いながら教室の片隅にあったゴミ箱を漁り何かを取り出す小萌。
それは、数時間前までは緑茶の入っていたであろうペットボトル。
昼食のときに中身を誰かが飲み干し、空容器となったそれを、小萌は手にとっている。
「これを姫神ちゃんの後ろの穴に突っ込みますよー?」
「――――っ!?」
「ボディにリングがついてますから、さぞかし姫神ちゃんは悦ぶでしょうねー」
言いながら中に入れようとしてくる動きに気が散って、冷静な思考も判断も不可能だ。
電話に出なければ――ペットボトルを突っ込まれる。小萌の物の二倍以上はある。
こんなに太いものが入るわけがない。怖い。ならばいちかばちか、電話に出てしまえばいい。
当麻に頼んで、助け出してもらうこともちらりと考えたが。
小萌とこんな行為に及んでいる最中なので即座に却下した。
やめろと言って小萌が素直に聞きいれてくれるはずもない。
『ごめん。具合が悪くてちょっと病院に居る』と一方的に言って切ってしまえば、当麻も不審には思わないだろう。
通話ボタンが押された携帯を耳元に置かれた。心を決める
「もしもし!? 姫神!?」飛び込んでくる声。案の定、当麻だ。
「上条さんはお怒りです!約束した場所に来なかったみたいだけど、今どこにいるんだ?」
「あ。ううん……」
不名誉な誤解を解きたいのだが、あいにく今の姫神には、弁解をしている余力はない。
小さな通話機器から洩れ聞こえる声に、小萌は満足げに耳を澄ませている。
「あの。私。具合が悪いから……ひぅっ!」
用意していた嘘をつこうと口を開くと、言い終わる前に胸を弄られた。
敏感になっている桃色の先端を、小萌は指で何度も摘まんでいる。
「あーっ、で今、散々待たされた上条さんは何故か不幸な事に何時もの病院に居るんだけど「こらー、とっとと出て来なさいよ!スルーすんなー!」誰だか知らないが、女性の声が混じって聞こえる。
それが誰だか切羽詰っている今の姫神には分からないが、当麻に今の声が聞こえなかったのは幸運だ。
しかし、病院に居るという嘘は使えなくなってしまい、姫神の頭の中はパニックを起こした。
「姫神?」
「あ。…っ。うん。聞いてる」
教室で小萌先生と性交をしている、と馬鹿正直に言うわけにもいかない。姫神の顔に脂汗が滲む。
乳首をついばんでいた指先は、なめらかな腹部を伝って下がっていく。
ゆるゆると陰茎が引き抜かれてゆく緩慢な感触が、集中力を拡散させる。
「あ! ……の。今。ね……ひゃぁ。んっ!」
「ど、どした!?」
「な。んでも。な……い」
急激に奥まで挿入され、思わず快感の声が出てしまった。
相手に聞こえないように必死で声を押し殺す姫神の努力を嘲笑うかのように、激しいピストンが続く。
互いの粘膜が触れ合って、水っぽい音まで立っている。
「っ…。おなか…壊し。ちゃって……お店のトイレを借りて。る」
とっさに出た言い訳だが、瞬間姫神は後悔した。
花も恥らう女子高生が、腹を壊してお手洗いに立てこもり? 言い訳としてはあんまりにもあんまりだ。
目前では、こらえきれないのか小萌が嘲笑っている。
「そっか、珍しいことも「無視すんなー!」……あるもんだな。んじゃー明日学校でな」
あっさりとあしらわれ、姫神にとって長い長い通話は終わった。
耳元の携帯から顔を離し、自己嫌悪に陥る。
それというのも、この色情教師のせいだ、と勢いよく前を向く。
だが、抗議を終わりまで言うのは叶わなかった。
「よくできましたねー、ご褒美ですよ」
言いながら大きく腰を引く。ぎりぎりまで引き抜き、また内奥まで押し入る。
さっきまで堪えていた反動か、大きく喘ぐ姫神。
ピストンを繰り返されて、下半身がじんじん疼く。
「やああ! あっ!」
小萌は濡れそぼった薄い繁みから陰核を、指の腹で転がした。
官能の電流が、びりりと流れる。
容赦のない責めのため、大きく、高くなる嬌声。
いっそうきつくなった女陰の締め付けに、眉をひそめる。
「……―――ッッ!!」
快感に息が詰まって、声も出ないまま姫神は達した。びくんびくんとのけぞって、意識が無くなりかける。
唇を噛み締め何とか耐えようとする姫神の一際深く突き入れられて、衝撃で大半が消え去り。
小萌の昂ぶりから吐き出されたものが、姫神の全てを容赦なく奪い取る。それが大きく脈打つごとに、身体が震える。
最奥を叩く粘液が、ひととおり放出されたことを感じ取ってからやっと、少女の意識は倦怠と疲労の海に沈んでいった。
下肢に不快な濡れを覚え、姫神は我に返った。
何時の間に解かれていたのか。手錠をされていた手を押さえ辺りを見渡す。
暴君の姿は見えない。それに安心して、脱がされた制服と下着を見つけた瞬間、泣きそうになった。
小萌が自分の汚れを拭ったのか下着はどろどろ、制服はあちこち何かで濡れて染みができている。
「…………うぅぅぅぅぅ」
先程まで小萌がしてた事を思い出して死にたくなってきた。
今から屋上に昇ってフェンスから飛び降りようか真剣に迷う。
「約束……」
結果的にさぼってしまった事に思いが至り、立ち上ろうとする姫神。
が、次の瞬間には、情けなくへなへなと座り込んでしまった。脚に全く力が入らない。
動かない足に悪戦苦闘しながら。ふと、出入り口を見やると。
――開いている。
扉と壁との間に、隙間がある。
小萌が開けたのか、と思い当たり、周囲を見回すが彼女の姿はない。
そのかわり、緑色のジャージを着た女が、扉からすこし離れたところに立って携帯のメールを打っていた。
「あ。……え!」
姫神の忘れていた羞恥心が急に鎌首を擡げ、慌てて服を抱き寄せる
精液や愛液でベタベタになっているが、今は贅沢を言っていられない。
「あ、起きたじゃん」
携帯電話を折りたたんで、その女はにやりと笑う。
非常に―――非常に嫌な予感がする。
「電話あったじゃん、小萌センセからプレゼントがあるってさ。」
事態の把握ができないが、どうも小萌から連絡を受け取ってここに居るらしい。
今何て言った?プレゼント?その言葉を聞いて更に嫌な予感を募らせる姫神。
――――その女の下腹部を突き上げるように張っている物は何か?
悲鳴を挙げて逃げようとする姫神の手を捕まえ、その女は酷薄に笑った。
「小萌センセみたいに優しくないから覚悟しておくじゃんよ?」
姫神の悪夢はまだ終らないようだ。
END?
番外
「うあーっ、も、もう上条さんはもう限界です!明日も学校あるからここで止め、うおっ」
ぬちゅっにゅるっ……ドクンッドクンッ
「はあぁぁぁ……あたしを散々スルーしといてそんな戯けた事抜かすんじゃないわよ!」
「スルーしたのは謝るからー!御坂たんもう「御坂たん言うな!」ビリビリィ!
「ウェアッ!?」
「っふぅん……不良達から助けた、あんっ!……御礼をちゃんと返して貰わなく、ちゃね」
「あ、あ、あ、あ、あ、不幸だー!」
―――
―――――話しが省略されましたry
ワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフル
ワッフル(* ´_ゝ`)ワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフル
ワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフル(´<_`; )落ち着け、兄者ワッフルワッフルワッフル
ワッフルバンバンワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフル
ワッフルワッフルBIBLOワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフル
ワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフル
ワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフル
ワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフル
やはり 姫神は エロい な
番外にワロタ
ミカサにひざ枕で耳かきされたいんですが。
>>63-65の続きですよー
「んっ…洗礼のためとはいえ、男子に身体を見られるのは……」
安全ピンを一つ一つ外していくごとに、修道服のパーツが脱ぎ捨てられていく。
十数本の巨大な安全ピンを外し終えたルチアの姿は、辛うじて胸と下半身を隠す程度しか布地が残らなかった。
なぜこんな状況になっているのか、上条は現役シスターのストリップショーを堪能しながら思う。
ルチア曰く、神父でもない一介のシスターでしかない自分では洗礼はできない。
神父という言葉でどこぞの2m炎髪灼眼年下魔術師が脳裏に浮かんだが、強制排除。
閑話休題。そこで代用となる行為。それは、
「…なあ、ルチア。その、本当にいいのか?」
だって、と上条は言葉を続ける。
「神の嫁(シスター)を辞めて、俺に純潔を捧げるなん―――」
そのただの確認に過ぎない言葉は、ルチアの唇で止められた。
ただ押し付けられるだけの稚拙な口付け。しかし、ただ一点の意思が込められた誓いの口づけ。
上条当麻は女性の気持ちには疎い。だがこのキスの意味をわからないほど愚鈍ではなかった。
「……悪い。お前の気持ち、踏み躙るところだった」
「まったくです。私は、貴方だからこそ―――」
そのただの確認に過ぎない言葉は、上条のキスで止められた。
見つめあえる距離だったからこそこちらからもキスができたのだが、
「っ痛ぅ…!」
無理に上体を起こしたのが災いしたのか、鈍痛が体中を走った。
「あ…む、無理をしないでください。私が全てをしますので」
「いやさ、それじゃ男としての矜持が…」
その言葉も、再び唇で止められた。
相変わらずただ言葉を止めようとするだけの押し付けるくちづけ。
柔らかい感触と、それ以上を与えないただのフレンチキス。
ふにふにとしたルチアの唇を感じながら、だが、上条はそれでは満足もできなかった。
「ん…ッ!?」
押し付けられた唇を割り、ルチアの中へと舌を差し入れる。
自らの口内と違った味。舌先に感じた硬く閉ざされている歯の門をなぞり上げる。
「う、あっ!」
思わず唇を離すルチア。僅かに二人を繋いだ唾液の糸が音も無く切れた。
僅かながらの寂しさを胸の奥に感じながら、しかし、ルチアは自らへと無断で踏み入ってきた
目の前の少年へと厳しい視線を向ける。
「わ、私が、私が…全てをすると、言ったで、しょう…!」
「いやさ、我慢できなかったし…それによ、経験、あるのか?」
核心をつく言葉に、ルチアは顔を真っ赤にすることで答えた。
上条当麻はそれほど経験豊富というわけでもない。性行為だって数回ほどの経験しかない。
まあ、これは記憶が無くなってからのことなのだが。
だがその数回が、ルチアとの圧倒的な差だった。
神の花嫁として異性と交わることなく過ごしてきたその人生経験において、男性との交わりは
まさしく未知への挑戦であり、知識も経験も無く戦場に放り出されるに等しい出来事なのだ。
「…じゃあ、よ。俺の言うとおりにしてくれ」
だから、上条は手を差し伸べる。
わからないなら教えてやればいい。上手にできなくとも、初めは皆そうなのだ。
少しでも経験があるのなら、導いてやるのが経験者の義務なのだ。
「…甚だ不本意なのですが」
ジト目で縛られたまま主導権を握ろうとしている上条を見下ろすルチア。
しかし性行為というものの本質を知らない彼女にとっては渡りに船。
ブツブツ文句を口の中で言いながらも、上条の次の言葉を待つ。
「じゃあ、まずは…そうだな、全部脱いでみてくrぐはぁっ!?」
殴られた。ぐーで。
本人としては軽く叩いたつもりだったが、ここは怪我人である上条さん。
鳩尾に沈んだ拳に悶絶しながら、それでも自らの要求を通していく。
「い、いや、さ、ルチアさん……そんな克己バリの下段突きはよりいっそうの症状を呼び覚ますのことよ…」
「あ、あたりまえです上条当麻…!いきなり女性に対して全裸になれとはどういう了見ですか!」
「あ、あったり前でしょうが!そういう行為をするには裸!全裸!マッパ!!人類の常識です!!」
ごーん、と、ルチアの頭に和風な鐘の音が鳴ったように感じた。
「せ、性行為というものは…裸でなくては、いけないのですか…!?」
「いや必ずしもそうじゃなくちゃいけないってことは無きにしも非ずなんだが」
むしろ半脱ぎが好みなんです!な心の叫びは封殺。
さすがに初めてな彼女を相手にそういった特殊嗜好(マニアック)なことを教え込んじゃいけないでしょう。
アニェーゼ部隊に変な風聞を広めたらあとで撲殺を喰らいかねんし、とか思いつつ。
「…わ、わかりました。では…」
彼女なりの葛藤の末、渋々と上条の言葉に従った。
しゅる、と布地が肌を擦るような音が上条の耳に伝わる。
聴覚でだけ感じる、その言いようも無い期待感。
それに逆らえるほど、上条は大人ではなかった。
マナーとして閉じていた眼を、僅かに広げる。
薄く開いた目に飛び込んできたのは、おそらくこの世で最も美しいと思えた裸体だった。
しなやかに伸びた肢体、まるで一流の建築家が設計したといわんばかりの黄金率。
女性としてはやや大きめの背でありながら、少女の清らかさ、婦女の色気を兼ね備えたその姿。
頭のフードは取る気は無いのか、それともここだけはシスターとしての象徴として残しているのか。
上条にとってはできれば後者のほうが萌えるシチュエーションではあった。
「…あちらを向いていてはくれませんか」
「いや、動けないし」
がっちりと固定されている上条にとっては、首を動かすことも重労働になっていた。
しかも忘れ去られているような気もするが、わりと重傷も負っていたりする。
「目を閉じればいいでしょう!」
「……正直に言うとさ、なんかルチアすっげー綺麗で目が離れなかったんだ」
「〜〜〜!!」
ぼんっ、とまた顔が真っ赤に染まる。
案外こういう方面に耐性が無いのかなー、とか思いながらも目を離すことは無い。
いや、離せない。これを見逃してしまうほど、上条は大人でも子供でもなかった。
できればこの腕で抱きしめたかった。体中でルチアを感じていたかった。
しかしこの拘束着ではそれが叶わない。
身体を動かそうとするたび締め付けてくるその拘束具に反発しようとして、止めた。
「…全部、してくれるんだろ。ルチア」
真っ赤な顔で、しかし、ルチアは真っ直ぐ上条へと視線を向ける。
少しだけ口を開き、少しの躊躇いと共に、上条の言葉に頷いた。
「あ……こ、これが…」
拘束具にも一応排泄用の穴が開いてある。
そこから上条のペニスを引きずり出したルチアは、初めて見る男性のシンボルに目が離せなかった。
雄々しくそそり立つ(若干の誇張有)一物。目の前数センチという至近距離で観察している。
「あ、ちょ…み、見ないで…」
「自分で命令しておいて何を恥らっているのですか貴方は」
「いやそうは言ってもムード的にはこれが最適だとカミジョーさんは思うわけで」
「…もういいですから、次は何をすればいいのですか?」
じゃあ、と。上条はルチアの右手に視線を向けた。
目線をたどり、これですか、と自分の右手を掲げて見せるルチア。
「右手で何をすれ…ば…」
何かに気づいたのか、尻すぼみに声が小さくなり、反比例するように顔が赤くなる。
つまり、上条は、
「…て、手で、その……です、か…?」
「お、飲み込みいいなルチア」
う、くっ。と言葉を詰まらせる。
男性器に触り、あまつさえ、刺激を与える行為。
経験も知識も無いルチアにとって、それは生身で月まで行けと言われんばかりの出来事だった。
しかし、確かに自分の口で全てを行うと誓ったのだ。
これを破ることは、信仰を破るということにも繋がる。
すでに神の嫁でなくなることを決意はしているが、これ以上信仰を汚すわけにはいかない。
ごくり、と喉を鳴らし、恐る恐る両の手を上条の半勃ちになったペニスへと伸ばす。
ふにっ。
「……―――!!!??」
声にもできなかった。
「んっ…ルチア、もうちょっと強くてもいいぞ」
「―――な、え、で、ですが、その…手、手が…」
動かない。まるで両手が強力な磁石になったように上条のペニスから動かせない。
手のひらに感じるのは、ぐにりとした固いゴムのような感触。他の部位より熱い体温。
どくん、どくんと脈打つペニスは、手が触れているだけでより固く、より大きくなっていく。
初めて触れた異性の象徴に、ルチアの頭は混乱の極めにあった。
「ど、どうして、う、動かせないんです…離れ、ないんです…!」
必死に身体を動かそうと、上条の言葉に従おうとするが、一向に両手は離れない。
「ルチア、俺を見ろ」
「な、なんですかこれはなんで私は私の身体が私の意志に従わないのですか何で何でなんで……!!」
自分の意思でどうにもならない事態。
今思えば、ルチアはこういう突発的な事態には弱い。
例えば上条が彼女の肩に触れただけで車輪を爆裂させ、結果的にアニェーゼの全ての企みを暴露させてしまったり。
例えばアンジェレネが仲間のシスターたちを庇い大怪我を負った時の様に。
そして、上条は、そんな彼女を導く術を知っていた。
身体は動かない。幻想を砕く右手も振るえない。
己に動かせるのは、この唇だけ。
「大丈夫だ、ルチア」
その言葉は、混乱の最中にいたルチアの耳に届いた。
添えるだけの両手から力が抜ける。慌しく動かしていた視線が上条の目を捉える。
「大丈夫だ。俺を見ていろ。俺はここにいる。ルチア、お前は一人じゃないんだ」
「…ぁ」
「考えてみろよ、いまからやることはルチア一人だけのことじゃないんだ。俺も、お前と契りたい。
お前と一つになりたい。全部をしてくれることってのは、全部を背負わなくってもいいんだ。
だからよ、ルチア―――」
一つ、息を吐く。視線の先には、未だ強張った顔のままの愛しい人がいた。
ああそうだ。最初が最悪でも、最後が最高ならそれでもいいじゃないか。
言葉は決まった。稚拙で幼稚で素直で真っ直ぐな言葉。
「…好きだぞ。だから、俺にも背負わせろ。お前の幻想(きもち)を―――」
幻想殺しですら殺せない、確かな幻想。
あ、と。言葉と共にルチアの肩から力が抜けた。
解けるように両手が自由に動く。僅かに上条のペニスから離れる。
「―――まったく、貴方という方は…」
本当に、好きになってよかった。
その言葉を出さずに、その代わりに行動で示す。
屹立した一物へ唇を寄せ、軽くキスをした。
「う、おっ!?」
びくん、とペニスが触れる。不意の刺激に、ペニスの先から透明な何かが滲み出てきた。
「あ、い、痛かったですか?」
「え、えー?い、いやちょっと不意を打たれたというか、上条さん的にはもう少しやって欲しかったというか」
「痛くはないんですね?」
「あーその、そういうことは無きにしも非ずといったところで――」
「気持ちいいんですね?」
「…はい、キモチイイデス」
あっさり屈した。
事実、痛いまでに反り返ったモノには、ルチアの唇の感触はレベル5クラスの衝撃だった。
「……すこし、静かにしていてください」
「は、」
い?と言葉を最後まで続けようとした上条だったが、それをかき消すような衝撃が脳幹を揺さぶった。
「ん…ちゅ、じゅ…」
唇をペニスの先に触れさせ、僅かに覗かせた舌先が上条の鈴口をちろちろと舐める。
亀頭を押さえつけるように、時には吸い付くように唇の圧力を変化させていく。
先の先、ペニスにしては一部分だけの愛撫。
「ぺちゅ、んむ…ちゅ…」
だが、最も感じる部分だけをピンポイントで攻められる愛撫に、上条の腰が浮かぶ。
「あ、くぁっ!」
「むんぅっ!」
突然の突き上げ。唇を半開きしていたルチアの口内に、半ばまでペニスが埋まった。
「〜〜〜んぅぅ!」
口の中で味わう男の欲望。
ゴムのような弾力と鋼のような硬さ、そして、舌先で感じていた青臭くて苦い味が一気に口内で広がった。
その未知の味を、ルチアは思わず吐き出そうとし…
「―――ん、じゅ…はむ」
だが、止めた。
むしろより深く、より味わうように深く、深く上条を飲み込む。
「うっ…ぐ」
その感触に、上条は身体を震わせた。
裏筋を嘗め回す舌の感触。唾液と生温い息がペニスの全体を包む。
すすり上げ、吸い込み、舐め、唇で締め上げる。
夢中で行っていた口での愛撫。初めて体内に誘い入れた男性に、ただ集中する。
「んぷ、ちゅっ、は、むぁ…じゅる、るる――」
苦い。臭い。苦しい。
だけど。
「はむ、んちゅぅ…ちゅぅぅ――んはっ」
なぜ、こんなにも、愛おしいのか。
青臭い苦味が湧き出るたびに下腹が疼く。
嗅ぎ慣れない男の臭いが頭を痺れさせる。
息もつけないほど彼のことを愛している。
結局はそれに帰還することだった。
ああ、私は、この男を愛している。
「んむぁ、は、ちゅるぅ――じゅ」
そう決めてしまえば、後は簡単だった。
自身の中に燻る、従属の快楽に酔えるだけ酔えばいい。
この上条当麻という少年に酔ってしまえばいい。
「はむ、んむぅぁ――ふあ、あむ…」
次々と湧き出る雫を飲み干し、喉の奥までしっかりとくわえ込む。
胃の中まで男の臭気に染められていることを感じつつ、それでも喜びが尽きない。
「〜〜ッ!る、ルチア、もう、出―――!」
「んぷっ…は、ん、だ、出して、出してくださ…ん、んむ―――」
愛しい人が気持ちよくなってくれる。無上の喜びにルチアは更に強く吸い付いた。
ペニスの奥底に溜まり続けていたそれを、根こそぎ奪い去るような吸い付き。
それに、上条は耐えられるはずも無かった。
「か、あ…っ!!」
せり上がってくる自身の欲望が、もう理性では止められなかった。
どくん、と。尿道からありえない量の精液が昇ってくる。
「る、ちあっ!!」
せめてルチアの口内から引き抜こうとするが、それを嫌がるように腰に手を回し、がっちりと固定する。
ぐり、と亀頭が何かに嵌る感触。それがルチアの喉の入り口だと思った瞬間、上条の愚息は暴発してしまった。
「む、んんん―――ッ!!!」
どぷり、と、一回。尿道の先まで上っていた先走りが吐き出される。
今までとは段違いに濃くなった苦味に、ルチアは眉を顰め―――
どくん、と、次の一撃が喉へと容赦なく絡みついた。
「ご、むぅんっ!?」
それは一撃目よりも、さらに粘度が高く、喉へと絡みつく。
苦味は先走りの比ではない。粘りも更に凶悪になっていた。
だが、健気にもルチアは上条の吐き出す欲望を飲み干そうと喉を鳴らしながら胃へと送る。
「ん、んぐっ、ご、く…んぐっ」
喉が鳴り、流れ込む精液を一滴すら零さないとばかりにより唇を窄めて吸う。
「はっ、はっ…うう…」
びくん、びくんとルチアの口内で男根が震える。
精を吐き尽くしてなお固さを失わないペニス。尿道に残っていた一滴を吸出し、唇を離す。
「ん…ん、ぐ…」
「っく、は、あ…る、ルチア。無理して飲まなくても」
いいんだぞ、と続けようとした上条の目の前で、ごくりと白い喉が動いた。
唇から一滴、白い液体がこぼれる。
「あ――か、勘違いしないでください。これ、これも洗礼に必要な儀式なのですから!」
「そ、そうなのか!?というかイギリス清教ってこういう洗礼をするんですか!??」
もしかしてインデックスやら神裂やらオルソラやらもこんなことをヤッているんですかー!?
そんな心の中の叫びを見透かしたのか、ルチアの切れ長の目が上条を睨みつける。
「…誤解無きように言っておきますが、正式にはこういった手段はとりません」
「え?」
「そ、その…貴方だからこそ、私はこの身を捧げられるのです、か、ら…」
「あー…う、え、そ、の…」
お互いの顔が真っ赤になる。
先ほどまであんなことをヤッていたとはいえ、今のルチアの表情は反則物だった。
「…で、では、その、続きを…よろしいでしょうか」
その返答をする前に、ルチアがベッドへと上り上条を跨ぐ。
仰向けに寝転がったままの上条の視線に飛び込んできたのは、奉仕されているときとはまったく違った光景。
例えるなら猫のようにしなやかな肉体。女としての主張は十二分に備えられている。
視線を下に向けると、淡く濡れた銀色の草むらが僅かに生い茂っている。
やっぱ髪と同じ色なんだな、と眺めていると、ルチアに睨まれた。
「…貴方の負担にはならないようにします」
たしかにまあ、拘束具の下は包帯だらけの傷だらけ。
触れられるだけで痛みが走るのだ。もしルチアが倒れこんできたりしたら、それはもう大惨事になる。
「そ、それでは…行きます」
寸止めktkr…ごめんなさいorz
宣言しておいて終わらなかったぜフゥハハハー!!
…ちょっと吊ってきます。
つまり鬼畜な展開をお好みと申したいのか。
色々と限界な上条さんを放置して自分ひとりで快楽に突っ走るルチアさんの姿が目に浮かぶぜ……!
>>349 今思ったんだ。
黄泉川先生もあるのー!?
問題は無い
何故に小萌先生についてるのか?
冥土返しって便利なお医者サンのおかげと言う事にしておこう。
学園都市の七不思議だよ。
フレンチもディープも同じものですよ?
もとからあったのか。
それとも後からつけたのかが問題なんだな。
元から着脱可能なんじゃね?
何故に当麻が病院に居るのか。
>>371 看護婦さんのフラグを立てたんじゃね?
で、呼ばれて向かう途中にイベントにエンカウント
あの後、小萌先生は何処行ったんだろうね。
次の猫を躾けに行ったんじゃないか?
ヒロインが邪魔だよな<この作品
そんな事を言う
>>376をデプスゾーンに閉じ込めてデルタエンド『ショック!』
「ヒロインは取りあえず脱ぐ」というお約束を作ってくれた立役者ですよ、禁書は
禁書のことを言っているという発想に行きつかなかった俺
真っ暗な部屋に監禁して再教育します。
つまり、マナマナです。
いや、どう考えても脇のほうが魅力的じゃんw
ビリビリとかさ
そもそも禁書がメインヒロインだとは決まっていないんだぜ
そうか、31人のヒロインが(ry
というわけだな?
禁書のアイディアンティティーがー!
>383
いや、ヒロインの人数は1万人を超え(ry
>>382 でも「いや〜んドッキリ当麻に裸見られちゃった(///)」回数は、
禁書が一番多いんだぜ? …それだけかもしれんが
幻想殺しとビリビリで黒子たんをやってしまうお話きぼんぬ
つまりミサカが当麻を逆レイプしてる所のをビリビリに見せ付けると。
普通に学校に行った姫神が、マンホールに落ちて気絶しているうちにそこで生活していた
知的生命体に拾われてねぐらに連れて行かれ、異種輪姦されると思いきや良心的な生命体により
介抱され、便秘を改善してくれると同時に、好意的に秘孔を突かれて乳房が倍になる代わりに
超人的な免疫力と妊娠コントロールを見につけいつでもどこでも誰とでもセクロスできるようになり、
荒野を彷徨い「せ。精子・・・」と瀕死の状態である村にたどり着くもそこはフリーセックス禁止の街で、
路地裏で夜鷹を始めてみるも警察に見つかり追い詰められたところで警官を誘うと意外と乗ってきて、
6人の男に輪姦され、その警官の口からやはり住民はFS(フリーセックス)禁止制度には納得しておらず、
悶々とした生活を送っていることを知って、自慰汁を処分する「男沼」と「女淵」を訪れ、愛故に
その二つを破壊し崩壊した二つの湖(琵琶湖4個分)の白濁液は村を襲い一瞬にして自慰ダムの底へと沈み、
住民はFS禁止制度の呪縛から開放されるが異変を知って訪れた村の元締めの12人の息子たちに
女は62日間に渡って輪姦され続ける・・・って話をヨロ。
ねーちんの太もも
392 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/15(水) 22:43:11 ID:YBim9QGc
>>390 ねーちんはうなじがいいんじゃないかっ!
と主張してみる
ねーちんは臍だろ
御坂とミサカの膣には電気が流れている、と思いついてここに来たら、
もう当たり前のように使われてるネタだった。
グレートだぜ、おまいら。
>>394で
『何で僕なんだよ!?』
『それは…あなたが朝食を食べたからよ』
『そうか…!グゥレイトーッ!!』
っていうエヴァの二次小説を思い出した。当麻も意外とノッてくれそうだと思うのは俺だけかw
11巻のアニェの回想シーン読んで
「ルチアさん、あなた何歳なんですか?」と言う疑問が湧いた。
20前半だと思ってたんだが下手すりゃ・・・
>>397 他が若すぎると言う発想に行かないお前に乾杯。
これだから年増好きは手に負えない。
12巻こそ大人貧乳を希望します
>>398 そんな君はロリコンだね。
11巻の最後に出てきた人はどうしても見た目が、ファイナルファイトのオカマに連想されてしまう。
>>399 小萌先生がいます。
「399ちゃん、おーけーですかー?」
いや、こうスラっと脚が長くて背が高くて大人のお姉さんって感じなんだけど
乳が無い
壊滅的に無い
まだ炎髪灼眼の討ち手の方がカップ数あるのではないでしょうか?
というようなのが大人貧乳だと私は思うのです
>>402 お前とはいいミルクが飲めそうだ。
小萌先生は大人子供なんだよな。大人だけど子供だから乳が無くて然り、みたいな
戦場の鴉をも払う声で、
>>404は言い放った
「事実だ、ジョルジュ長岡。おっぱい星人の誇りなぞ持っているのなら、今の内に捨てておけ」
おっぱい星人の求めるものが無い世界を地獄と言う
オリアナは純情だよって事か。
口ではあんな事言っても実はって奴k。
何事もほどほどの大きさが一番だってこった。
つまり姫神は俺たちの嫁
ラノベ板っつうな、瞬獄殺すんぞ
暗剣殺もだ!
一人占めにするのは良くないって事ですか
じゃあついでに俺は光明遍照十方世界念仏衆生摂取不捨してやる!
414 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/18(土) 01:28:04 ID:n5M5iPZa
皆、ちょっと聞いてくれ。
ちょっと妄想してみた。
ベッドに仰向けに倒れ、真っ白なシーツに長い髪を広げてこちらをじっと見つめるねーちんってそこはかとなくエロく可愛いと思うのだが、どうだろうか?
普段カッコいい女性がベッドの上で見せる表情というのは考えただけでもドキドキしないだろうか?
まぁ、長々と述べてみたが要するにねーちんのネタが読みたいだけなのだけれど。
するするw
オルソラのSSの続きを待っているのは俺だけか?
俺は踏み外した生活の続きを待ってる。
419 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/18(土) 14:35:10 ID:KsFxegtJ
俺は前スレで案にあった五和がふきふきする話を待ってる
よくない!俺もだ
やっぱ姫神だよな
修羅場好きーとかNTR好きーとかには堪らないでしょう。
423 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/19(日) 00:17:56 ID:de/CiYq1
420に同意する。
ところで聞きたいのだけれども、どうやったらsageすることができるのかな?
424 :
423:2006/11/19(日) 00:19:31 ID:de/CiYq1
あ、この場合は同意ではなく同調か。
恥ずかしい質問だな、メール欄に半角英字でsageと記入しろ
ついでに半年ROMってろ
さすがにその質問はねーよ・・・
わからなかったとしても、ちょっとぐぐりゃいいだけのことだしなあ。
というわけで半年ROMってろ。
>>422 変態に好かれる姫神カワイソス
あの巫女服って自分から着たわけじゃないよね
元に居た村で祭り上げられてたんだろうから自発的に着始めたわけではないだろうけどな
姫神のスルーされっぷりを利用したエロシチュエーションは無いだろうか?
>>429 それは何か?
街中で犯されているにもかかわらず、誰も気づかないとかそういうネタか?
>>429 一生懸命誘惑してるのにスルーされて一人悶々とするとか、
おねだりしてるのにお預け食らって身悶えるとかそんなんか。
姫神は村に居た時、もう既に処女じゃなかったよ説。
「──それで、その担任の先生に頼まれたって訳ね」
「仰る通りでございます……」
「君は。女の子と関わるのがそんなに好きなの?」
「言い返す言葉もございません……」
仁王立ちで構える美琴に対し、恐々とした様子の当麻。
先刻までデパート前に落雷を落としそうな美琴であったが、どうにか話を聞いて落ち着いてきたようだ。
「それで……えーっと、姫神さんだっけ? あなたも服を買いに?」
と、横の姫神に話しかける。
「そう。私は上条君に意見をもらうだけでいい。そっちの買い物の邪魔にはならないと思う」
「ふぅーん……まぁ私は別に構わないけどね」
(……別にいいのならなにゆえ私めは睨まれているのでございますか?)
訳も分からぬまま美琴に横目で威圧され縮こまっている。
それは最早視線だけで人を殺せそうな勢いだった。
(というか何で御坂はあんなに機嫌悪いんだ?
確かに一人連れてくるってのは予定外だろうけど、買い物が中止になるわけでもないし
支障を来たすわけでもないんだからいいと思うんだがなぁ……)
そう思いながら、姫神と会話をしている美琴をぼんやりと見ている。
「な、ナニよ。私の顔に何かついてるワケ?」
こちらの視線に気づいたのか、少し慌てた様子で美琴が尋ねる。
「別に。 それよかこんなところでも何だし、とりあえず店ん中に入らねーか?」
「うん。外で立ってるよりはマシだと思う」
「そうね、とりあえず中に入りましょう」
そして、三人は並んで自動ドアをくぐった。
このデパートは、学生たちが夏休みに入る前───つまり、上条当麻が記憶を無くす前にできたまだ新しいものだ。
地上7階に地下2階の駐車場を持つそれは、大型と言っても過言ではない。
どこにでもありふれた外見をもつデパートであるが、中身は勿論学園都市特有のものだった。
食品から家電まで、言わば学園ブランドと言われるそれの目の前では
外からの大型メーカーや名のある老舗など、影にすらならなかった。
入り口横のフロアマップを見ると、パッと見ても50店以上あろう店が、自然に迷路を作り上げていることが分かった。
むろん記憶の中では当麻はここに来るのは始めてである。
(……つっても、何故か本屋へのルートが分かるってことは来た事ある場所なんだな)
場所は知っていても思い出にはない、記憶喪失特有の症状。
そんなどこか不思議で複雑な気分に浸りながら、当麻はボンヤリと案内板を見ていた。
「───っとアンタ。聞いてんの?」
(食品コーナーも結構広いなー……でもやっぱり品質が良い分、高いんだろなー)
「……こんなとこ来てまでスルーはないでしょうがッ!」
バチィッ!と美琴の前髪から(相手の)保身なき零距離射撃が敢行される。
「うぉったぁ!? あ、ああアブネーだろうが! 建物内での携帯電撃、並びに超電磁砲の使用はご遠慮くださいッ!」
もちろん、零距離からでも冥王星からでも当麻の右手によって電撃は埃のように飛び散っていく。
「君は。鈍いというよりも。むしろ断線してるかも」
「まったく、今日くらいはちゃんと見ててよ……ってそうじゃなくて!さっさと三階に行くわよ」
三階?と思い後ろの案内板に振り返ってみる。
「三階にある。服の総合店。そのマップの右上」
目で追うと、確かに三階の三分の一ほどを占める大きな店があるのが分かる。
店には行った事はないのだが、何度か見たことのある名であった。
「そーゆーこと。 ほら、さっさと三階上がるわよ」
[──只今1階の食品店で朝のタイムセールを行っております。どの品も大変お安くなっておりますので──] 〔神奈川からお越しの──〕
「樹脂から胴まで切れる『万能包丁改』。只今より店頭販売を──」 {……子のお知らせです。に、20001号ちゃんの保護者様、2階の…}
三階へと向かうエスカレーターの上で、三人は流れてくる音にボンヤリと耳を傾けていた。
少し気になるのもあったが、すぐに頭の中から消し去る。
しかし、それらのアナウンスの中の『安売り』という言葉が、少しだけ当麻の意識を覚醒させた。
「あのー、御坂センセ? つかぬことをお伺いしてもよろしいでショウカ?」
おずおずと一段上にいる美琴に話しかける。
「ナニよ? 言っておくけどアンタの買い物は後にしなさいよ」
「そうじゃなくて。……どのくらいお金をお使いになるご予定で?」
「ああ、安心しなさい。アンタが裕福な生活を送ってないことくらい分かるから、多くとも1万円以内で許してあげるわよ」
「ありがとうございますッ! 正直死を覚悟して食費削ろうかと思ってました!!」
「……情けなさよりも。嬉しさの方が大きいっていうのは。どうかと」
やれやれ。と姫神が溜息をつくのと同時に、彼女等は三階の床を踏んだ。
でかい、というのが当麻の最初の感想である。
エスカレーターの前に現れた店は、まさしく大規模と言っていい店だった。
見渡す限りの服、服、服。 三、四メートル以上ある天井にも、所狭しと服が掛けられている。
「えーっと、女性服コーナーは……」
キョロキョロと周りを見渡す美琴の横で、当麻と姫神はただただ呆然としていた。
「……まるで。密林」
「服に対する情熱が結晶化したらこうなるんだな……」
「ちょっとー? つっ立ってないでさっさと行くわよ」
服のジャングルの茂みから、御坂がヒョコっと顔を出す。
「うぉっ!猛獣かッ!? ……なんだ、猛獣じゃないか」
「……なぁーんーでーイチイチ気に触ること言うのかなこのバカはッ!」
「ちょっ!? 周りの服焦げますよイイんですか御坂センセッ!」
ピタッ、と寸前で止まった。
あと一秒遅かったら放電していたであろうその髪は、「父さん、妖気を感じるよ」というところで硬直している。
「くぅぅ……まぁいいわ、とにかく行くわよ」
そう言ってぷいっと振り返り、二人を導く密林ガイトに徹した。
「君はもしかして。 そういう趣味があるの?」
ジトーッとした目で、横に並んでいた姫神が投げかけてくる。
「そ、そんなことありませんよ? ここにいるのはいたって普通の高校生カミジョーさんですッ!」
「普通の高校生は。不幸にも女の子に関わる事件に。何回も巻き込まれない」
「うっ!? いや確かにそうですけどもっ!」
(……やっぱり何度も首突っ込んでるのねこの馬鹿は)
はぁ、と美琴は何も言わず溜息をつく。
正直ここまで来ると、もはや偶然というより漫画の名探偵なみの事件遭遇率である。
「けど、まぁ──」
と、不意に当麻が落ち着いた調子で話す。
「──俺は後悔してないぞ? それでソイツが助かったのなら、俺だって嬉しいしな」
ピタッ、と前を歩く美琴と横の姫神の動きが同時に止まる。
急に停止した美琴にぶつかりそうになり、「っと?」と歩みを止める。
「? どうしたんだお前ら」
「なっ、「何でもない。」 わよ! ほら!シャキシャキ歩く!」
「あ、ああ……」
はて? と思ったが、大して気にせず再び歩み始めることにした。
大して気にしなかったため、二人の顔が赤みがかっているのも分からなかった。
一旦了。 続きはまた今度
GJ! 乙です。続きを首長族状態で待ってますね……
GJ!!続き楽しみにしてますね
GJ!
いいねー。
御坂と姫神の絡みって本編じゃ皆無だからな。
>>183の続きを誰かが書いてくれるのを期待しているのは俺だけで良い。
>>442 続きを欲するならば、汝。
自らの執筆をもって、続編を投稿せよ
>>442 御免。
実は俺小萌せんせいはボーボーだと信じてるんだ。
>>446 そーかなー、小萌先生はニコ・アージェントの氏族だと思ってたんだが…
当麻に教育されたミサカの情報ネットワークのせいで、
目覚めてしまった一方通行…逝ってくる
>445
うむ、素晴らしいネタだと個人的に評価したい。
禁書と当麻の情事をみながら自分を慰める氷華……
地味だな
457 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/22(水) 13:14:01 ID:zbs4EHp4
右手を拘束して逆レイプやればいいじゃない風斬さん
>>461 やっぱ命を脅かすほどの敵は誑かすのが一番だよな。
某最古の王様も、空から降りてきた刺客相手に女を送って懐柔したらしいし。
取り敢えず禁書世界に男はいらぬと思うんだよ。
全員女だったって事で良くね?
>>463 なんて事を! 最高じゃないか!
神裂×禁書
黄泉川×小萌
オルソラ×アニェ
姫神×吹寄
一方×打止
五和×ルチア
御坂妹×御坂妹
ローラ×シェリー
:
やべぇ、いくらでも出てくる…
ミサカ15023号×ミサカ12263号
ミサカ19502号×ミサカ11212号
ミサカ11289号×ミサカ17302号
ミサカ(以下略・・・
・・・これなんて理想郷?
無限級数の書き出しみたいでモエス(*´Д`)ハァハァ
>>463 つまりとある大魔術で女子化してしまうとな。
まあ、当麻だけ効かないけど。
父親や二重人格の殺人鬼も混じってるが問題ないらしいですよ。
平行世界から不幸にもやって来た女当麻と
究極の近親相姦をすればイイと思うよ。
いつもはよそで書いている人ですが、長編書いてる途中に短いの書くとサボってるような気分になるし、
……エロいの書きたい欲が限界に達したので、思いついたのを纏めて投下してみる。
472 :
1/7:2006/11/23(木) 04:05:29 ID:ED4CNK7w
入院中は退屈。
あそこにいた頃に比べれば、ずっとましだけど。
あの人も、お見舞いに来てくれるし……
表情は全く変わらないものの、自分では顔に血が上っているのが分かる。
別にあの人のせいじゃないのに、すまなそうに私を見る。
「こんなことなら、たまに入院するのもいい。」
こんな事を言うと、
「入院したくねーのに、いっつも押し込められてる俺に、そんなこと言いますか姫神は」
……きっとこんな感じだね。
暫くお見舞いに来ないなと思ってたなら、
「また入院してるし。」
今度はどんな子助けたのかな?
「あんまりライバル増えてほしくない。」
でも、きっとこれからも・・・
「いきなり何人も助けてたりして。」
流石に、それはないかな?
……あるかも
小さくため息をついて、周りを見渡す。
みんなまだ寝ていた。
「おばあさんみたい?」
小萌を起こす都合、姫神の朝は早かった。
看護士が来るまで、まだまだ時間はある。
スイッチを入れてカーテンを引く。
小さなモーター音が止まって、ベットの上が、自分のだけの空間になる。
あの人が知ったら、嫌われるかな。
そんな想いも、今は感度を上げる役にしか立たない。
頭から布団を被って、膝を抱える様に小さく丸くなる。
少し考えてから、ハンドタオルを口に含む。
少し前までは、おぞましいだけの衝動だった。
あの人の事を考えるだけで、高まる身体が悲しくて、誰にも見つからないようにこっそり過ごしていた。
「居るのか居ないのか、分からない奴」
望んでそうなった。
過剰に人を避ける私を、小萌は心配して・・・
大喧嘩の末喋らせられた。
泣きそうなほど恥ずかしかった。
「優しくすればいいんですよー」
小萌は笑わなかったから、随分助かったけど。
「大体、そんなのと一緒にすると、上条ちゃんに失礼ですよー」
そんな事を言いながら小萌えが教えてくれた魔法を使う。
「これは、あの人の手」
そう考えるだけ。
乱暴だったあいつ等と違うから……
撫でるように胸を触る。
お腹の奥が熱くなるけど、自分をじらす為に我慢。
周りには人が居るのに……
「いつもより……凄いっ」
口の中で熱くなるタオルが、まるで私自身みたいに、湿ってくる。
まだ胸だけなのに……
この後のことを考えると、心臓が痛いくらい高鳴る。
限界まで胸だけで高める。
胸から無理矢理引きはがした右手を見つめる。
涙で視界が歪む。
狂いそうな快感に涙腺がおかしくなってる
口元もベタベタになった。
「私、おかしいのかな?」
そんな不安が、胸をえぐった。
でも……
473 :
2/7:2006/11/23(木) 04:06:00 ID:ED4CNK7w
「とまら……ないよぉ」
グッショリと、重くなった感触。
湿った布の上から、そっと擦る。
「………ぁ…っ…」
声が漏れる。
慌ててタオルをくわえなおす。
耳を澄まして、周りを探る。
……だれも気づいてないみたい。
そして、そんな僅かな時間にも、私の身体はどんどん高まっていた。
ふるえる指を下着の中に滑り込ませる。
もう我慢できないっっっ
一番敏感な所を、強く擦る。
視界が白く染まりかける。
「もっとぉ……強くっ」
あの人の手に、そんな要求を突きつけた途端、
私の頭は氷のように冷たくなった。
あいつ等が、私をなんてバカにしていたのか思い出す。
……私、誰でも良かったんだ。
淫乱って、こういう意味だったんだ。
そんな思いが、脳に刻み込まれる。
涙がさっきまでと別の意味で止まらなくなった。
しかたないよ。
私の中で誰かが言った。
きもちいいんだもの、あいさは悪くないよ。
頭どこまでも冴えていたのに、
熱くなった身体は、貪欲に指を求めていた。
うん……仕方ないんだよね。
欲しがっているモノを、無造作に与える。
逃避するように、全力で没頭する。
楽しかった。
もうすぐ今までの自分が壊れる。
それが本能的に感じられた。
「壊れても、仕方ないよね、こんな子じゃあの人の側はふさわしくないもの。」
涙と一緒に、何か大事なモノが私の中から溶けて流れていく。
もうすこし……
ほんの少しで楽になる瞬間、
「おーい、まだ寝てるか?」
大事な人が、目の前に現れた。
「いやー目ぇ覚めちまって、って大丈夫か?姫神」
ふさわしく無いって分かってても、
「ふっ……あぅ、……いじょう…ぶじゃないっ!」
枯れ果てた胸の奥が、暖かい何かで満たされる。
「ひ、人呼んでくるなっ」
自分の怪我も気にせず、掛け出そうとする彼の袖を慌ててつかむ。
「……ぃ…で」
「姫神、ちょっと我慢してろよ、上条さんがすぐに人呼んでくるからな」
自分の小さい声が呪わしい。
「行かないでっ!」
必死で叫ぶ。
「いや、でもそんなに泣いて、顔真っ赤で……」
ご、ごめんなさい。
「熱無いか?」
そういって、おでこに当たる指は、想像の百倍も優しくて……
「ひゃぁっ・・・」
何度も限界近くまで持って行かれていた私はあっけなく……
小さく震える私を見て、鈍いこの人も事態を悟る。
「ご、ごめん」
そんな言葉が聞こえた気もするけれど。
恥ずかしさのあまり気を失った私には、何の救いにもならなかった。
474 :
3/7:2006/11/23(木) 04:06:32 ID:ED4CNK7w
「姫神さ〜ん、朝ですよ」
看護士さんの声で、目が覚める。
「ゆ、ゆめ?」
安堵のあまり全身の力が抜けそうになるけど、
「……干してある」
枕元にあったはずのタオルは、きれいに洗濯してあった。
なにより、下着は湿ったままだった。
……夢じゃないんだ。
死にたい。
ここまで切実に思ったのは初めてかも。
次に会ったときどうしよう。
そんな事を考えながら、着替える。
これから一生会わないわけにも行かないから……
時間をおかずに会いに行くことにする。
「来た」
小さく挨拶しながら、部屋に入る。
個室、少し位恥ずかしい話をしても大丈夫のはず。
「ひひひひひ姫神っ!」
顔を見た途端に引かれた。
かなりショック
泣きそうになるけど、我慢。
表情を隠すのが得意で良かった。
「あ、朝はすまん、上条さんが悪かった。」
なんて切り出そうか困ってると、沈黙に耐えられなくなったのか一生懸命話しかけてくれる。
「いやー、女の子のカーテンをいきなり開くのは、犯罪ですね?上条さんいつまで経っても懲りませんねー………いや、ほんと、わりぃ……」
段々小さくなっていく声が、切ない。
どうしても聞きたかったことだけを切り出す。
「……軽蔑した?」
それだけが知りたかった。
「なっ、まさかっ、あんなのは俺だって、ちょくちょく……」
しっかり事態を把握しているね。
「見たんだ」
うっ、と黙り込むことそのものが返事になる。
耳まで赤くなる……思い出して照れてくれているんなら……うれしいかな。
「君のことを考えていたの、ごめんなさい」
言うべきだと思ったことは、全部伝えることにする。
「助けてくれた人に、そんな事考えてごめんなさい」
真っ直ぐに目を見てから、深々とお辞儀する。
顔が見られないように。
頭の上で、へっ?って聞こえた。
「君のこと考えると止まらなくなるの。」
「なぁぁぁぁぁ、姫神っ、いきなりなんてぶっちゃけた話しをぉぉぉ」
頭を上げると、変な踊りを踊っている。
「変な子でごめんなさい」
多分、もう話しかけてくれないかもしれないけど。
言いたいことは伝えたから、そのまま立ち去ろうとする。
動けなかった。
「あの……ちょっと、痛い」
私の手がしっかりと掴まれていた。
「あぁぁぁぁ、もう、だからそんなに思いつめるなってーの、ああいうときは全面的に覗いた方が悪いんだから」
イライラと頭をかきむしりながら、言葉を続ける。
「上条さんだって、家じゃインデックスが居て出来ないから、病院にはお世話になってますともっ」
……そうなんだ……
475 :
4/7:2006/11/23(木) 04:07:05 ID:ED4CNK7w
あれ?
「あの子とは?」
「手だしたら、上条さんロリコンだろぉぉぉ」
そうかな?立派に女の子だと思う。
「不能?」
ベットの上でいきなり崩れ落ちた。
「………そうなの?」
悪いこと聞いたかも知れない。
男の子って気にするらしいし。どうすればいいのかな?
「む、無表情で男のアイデンティティを揺るがさないで下さい」
ふらふらと身体を起こしながら、自分に掛かっていた布団を捲り上げる。
「さっきの姫神見てから、ずっとこんなに元気ですよっ、かみじょーさんってばっ」
寝巻きの股間が、不自然な形に盛り上がっていた……元気。
え?
「私……で?」
うれしいかも。
そう聞いた途端に、真っ青になってベットの上で土下座を始めた。
「変なこと考えてごめんなさい、誰にも言わないでくれぇぇぇえ」
私の知っている男は、こんなに優しくなかった。
力ずくで押さえつけて圧し掛かってくるようなのばかりだった……
この人を好きになってよかった。
そう思えた。
スリッパを脱いで、個室のかなり大きめのベットに乗る。
膝立ちで近づいて、土下座したままの頭を両手で起こした。
「変なことって何?」
口がパクパクと何かを喋ろうとするけど、言葉に成らないみたい。
小さく動いている唇を、私の唇で押しとどめる。
「こんな事?」
「ひひひひひ姫神っ」
混乱した様子の上条当麻をひっくり返してから、両手を自分の手で押さえる。
多分力ずくでこられたら負けるけど、そんなことにはならない予感があった。
ぴったりと身体を押し付けるようにして、密着する。
「それとも、もっと?」
私の腰に硬い物が当たってる。
これを硬くしたのが私なのが誇らしかった。
口を耳元まで持っていって、息が掛かるように囁く。
「いいよ……しても、初めてじゃないから、君の好きにすると良い」
私が貴方にしてあげられる事無いから。
身体くらいは、捧げたかった。
「……ふざけるなよ?」
え?
押し殺した声が聞こえた、この声は知ってる。
真面目に怒っている時の声で……
………初めてじゃないと……ダメなのかな?
もしそうなら……どうしようもなくて……悲しくなる。
「初めてとか、そうじゃないとか、そんなことは関係ないだろ。
初めてじゃないと幸せになれないって理由でも有るのか?
俺がもっと早く助けに行けばよかったのか?」
あ……違う、違うの……
「姫神は綺麗で、これ以上なってくらい上条さん緊張してるって言うのに、
姫神はそんなどうでもいい物みたいに、自分の身体を扱うのか?
どっかの誰かが触れただけで、意味が無くなるとかそんな幻想でも持ってんのかよ」
私のために、この人はいつも怒ってくれる。
それがただひたすらに幸せだった。
「そんなふざけた幻想は、この場できっちりぶち殺してやる。」
やっぱり力ずくだとかなわなくて、あっさりひっくり返される。
男の子の力なんだね。
昔は怖いだけだったその力が、今は凄くうれしい。
強く抱きしめる腕が、頼もしかった。
476 :
5/7:2006/11/23(木) 04:07:37 ID:ED4CNK7w
………あれ?
そのまま暫く待つ。
「あの……しない……の?」
固まったままで、ぼそぼそと返事が聞こえてくる。
「や、やり方がわかりません」
あら。
引っ込みが突かなくなった腕の中で、もぞもぞ動いて唇を目指す。
目が合うと、恥ずかしそうに反らされた。
「経験豊富なおねーさんに、おまかせしますか?」
「だからっ、そんな風にっ……」
最後まで言う前に、また怒り出したからそのまま口を塞ぐ。
「今度のは、さっきとは違うの。」
キス一つでちゃんと話を聞いてくれるようになる。
うん、いい感じ。
「不本意に覚えたことでも、貴方にしてあげたいの。
自分からしてあげたいのは、間違いなく初めてだよ」
一度言葉を切って、勇気を振り絞る。
「私の本気を受け取ってもらえますか?」
身体越しに伝わってくる鼓動が、大きく強くなる。
荒くなった息が落ち着いてから、待ち望んだ一言が聞こえた。
「おう」
……真っ赤になってそれだけしかいえ無くなってた。
「そのうち、ちゃんと最後まで?」
言葉を搾り出そうとしているけど、難しいみたい。
残念。
今日の所は諦めて、病院支給の寝巻きを脱がしてあげる。
ガクガク震えてるけど、抵抗はしないから脱がしやすかった。
「ひ、姫神っ……」
「ん?脱がせたい?」
自分の服に手を掛けて聞くと、首が心配になる位頷いたけど……
「無理そう」
震える手で女の子脱がせるのは難しいと思う。
世にも悲しそうな上条当麻が可哀想で、あえて見せびらかすように一枚づつ服を脱ぎ捨てる。
裸になった上半身に、夢中でむしゃぶりついて来るけど……
「ストップ」
両手を使って、右手を包み込む。
「これ……危ないから」
十字架に触るとダメだって聞いていたから、右手を押さえつける。
数秒の遅滞すら、我慢できなかった様子だった。
私の両手は彼の右手一本で、あっさり頭の上に固定される。
そのまま痛い位乳首に吸い付く。
「ひっ、いたっ……」
左との力任せの愛撫も有って、我慢しようと思っていたのについ声が漏れてしまう。
男の子がこの状態で止まるわけ無いのに。
止まる訳無かったのに。
「わりぃ」
上条当麻は止まった。
こんな時でも気を使ってくれるんだ……
「もうちょっと、優しくしないと痛い」
でも多分もうどんなに痛くても、私悲鳴上げないよ。
胸の奥が何かに酔ったように甘かった。
477 :
6/7:2006/11/23(木) 04:08:09 ID:ED4CNK7w
優しく、そう決めたこの人は一度も強く触ってこなくなった。
「ひぅっ……やぁぁぁぁっ」
ソコなら自由に触れるからって……一番敏感な所が、右手の定位置になった。
でも……しつこくしつこく、触れるか触れないかの刺激を繰り返す右手。
我慢できなくなって、もう少し強くってお願いした左手は胸に。
そして………
「やぁっ、背中……せなかぁぁぁぁ」
舌は背中から首筋までを延々と這いまわっていた。
「もっ、だめぇ……なんでっ……」
もっと強く触って。
それを求めているのは、多分分かっているのに……
腰が勝手に彼の指に大事な所を押し付けるように動き出す。
でもそのたびにあっさり距離をとって、絶対に強く触ってくれなかった。
最初のうちは、私が責めていた筈なのに……
いつの間にか立場が入れ替わっていた。
「なんでっ、こんなに手馴れてるのぉ」
段々何も考えれら無くなってくる。
「いやー、記憶にございませんってーか、上条さんにも意外です。」
余裕たっぷりで、凄く悔しい。
彼はまだ一度も……なのに……私の理性は彼の右手に何度も殺された。
恥ずかしいお願いを何度も何度もしたのに……
彼はまだ一度もイッていない。
……私なんかじゃイけないのかな?
切なかった、昂った感情のまま涙が止まらなくなった。
「ひっく……うっ、あぁぁぁぁ」
「ひ、姫神?」
いきなり泣き出した私を見て、責めが止まる。
「ご、ごめんなさい……気持ちよくしてあげられなくてっ、
私ばっかりで……いつも……いつも……」
泣きじゃくる私を、今度は彼が唇で黙らせる。
「いや……ごめん、姫神の反応がうれしくて、やりすぎた。
ごめん……俺もそろそろ限界だから……いいか?」
「何度もっ、お願いしたのっ」
泣き声で途切れ途切れになりながらも、一生懸命主張した。
涙を拭っていた手が、押さえられて正面に彼の顔が見えた。
「貰うよ?姫神」
私は何も言わずに頷く。
執拗にほぐされた私の中に、熱くて硬い物が進入してくる。
(ひっ……うそ……だ)
声に成らない悲鳴を、脳が直接上げた。
なんで?なんでこんなにキモチイイの?
無理やりと違う、全身が求めての初めての挿入。
「やぁぁっぁぁぁぁ、こんなのっ、知らないっ、だめぇぇぇぇぇ」
余りの快感に逃れようとする私を、優しく抱きとめて落ち着くまで動かないでくれた。
快感は体中から溢れたままだったけど、彼の腕の中だと狂っても良いと思えた。
私の腰が、胸が、腕が、唇が、彼を求めて暴れだした。
うねりながら、全身で求め始めた私を見てまた彼が動き出す。
奥を突かれるたびに、意識が飛んだ。
唇が触れ合うたびに、心が奪われた。
抱きしめられる度に、幸せになって、
彼を抱きしめる度に、何も考えられなくなった。
朝だったはずなのに、気が付いたら夕方だった。
478 :
7/7:2006/11/23(木) 04:08:41 ID:ED4CNK7w
た、多分看護士さんとか、お医者さんも何回か来てる筈だよね……
恥ずかしくて何も考えられなくなる。
「あーあとで謝らないとなー笑われたなー」
「……気づいてたの?」
「おー」
流石にぐったりした彼を、枕で叩く。
「なんで言ってくれなかったの?」
しつこくしつこく、叩き続ける。
「いたいって、言ってもとまれなかったろうがっ」
手が止まる。
………そうかもだけど
「お互いに」
小さく付け加えられた言葉がうれしい。
「み、見舞い客が居なかっただけよしとしよう」
「た、確かに……」
きっとこの人が好きな、小さなお友達を思い出す。
裏切ってしまったような後ろめたさに浸される。
……でも……
「これから、私はやきもち焼きになる」
苦笑したまま、私の宣言を受け止めてくれる。
でも、まだ途中だよ?
唇だけで、彼の上唇を優しく挟む。
「あの子みたいに、人前で噛み付けないから……」
もう限界かな?そう思いながらも、少しづつ刺激を繰り返すと……
「あ……まだ元気になる」
いったん冷めた後で指摘されるのが恥ずかしいのか、そっぽを向かれる。
好都合。
中にたっぷり注がれた私の入り口で、彼の敏感な先端をくすぐる。
流石に何か言おうとする彼を遮って、さっきの続きを宣言。
「人の見ていない所で、飲み込むことにするよ?」
すっかり馴染んだソレを先っぽだけ入れる。
ちょっと笑った後彼は、勢いよく腰を突き上げた。
「きゃぅっ」
「やきもち焼いた時だけ?」
返事しようと思ったけど、私はまた喋る余裕がなくなった。
お目汚し失礼を。
気がむいて機会が有ればまたそのうちに……来るかもです。
ではっ
あ、なんか思いついたので
おまけ
「ぎゃー、失敗だっ」
人の顔見た途端にそれは何よ?
アイツの側に何故かいつも居る女の子が、人気のない森の中で……
「んで、何してるわけ?」
「んー、とうまのために、女よけのおまじないー」
……なによソレ
「男にはしらせるわけ?」
「太っ腹な短髪、そーゆーしゅみ?」
……聞き逃せない誹謗のような
「ちがうわよっ」
「一つ屋根の下に住んでいるのとは仲良くなる、おまじないー」
なによそれ………
「失敗……したのよね?」
「うん、たぶんー、人に見られると失敗する」
ちょっと安心する。
「あっ、でもでも、丁度いいよね、とうま今入院中だしー」
考え無しにしてたのね……
「ま、おまじないなんて、気休めよねー」
それを聞いた途端に食って掛かられる。
「なにをー、魔術を馬鹿にすると酷い目にあうんだぞ〜〜」
変な地雷踏んだらしく、説明は深夜まで続いて……
行く予定だったお見舞いは、延期になって……
寂しくなんかないけどねっ
>>479 いじらしい姫神、激可愛い! GggggggggGJjjjjjjjjjjJ!
禁書の新刊発売マダー?
堕天使ねーちんで一つ頼む
誰もいない間に
>>437の続きでも
あと分かりやすいようにタイトルつけました
密林を抜けると、そこは雪国……ではなく当麻には見慣れない女性服のコーナーがあった。
生い茂っているような掛けられ方ではなく、長方形の碁盤の目のように整理されていた。
フロアを支える太い柱の周りには、簡易試着室であろう直方体の箱が並んで置かれている。
「……にしてもここから選ぶのか」
目の前だけでも百、二百着はある服を前にして、当麻はそうこぼした。
「流石に。全部は無理かも」
「何も一つ一つ見ていくわけじゃないわよ。値段とかもあるし……っと、あったあった。」
と、美琴が何かを見つけその方へ歩いていく。
向かった先にあったのは、コンビニや図書館などに置いてあるような端末だった。
「えーっと、大体の値段で検索して……ったく、最近のは小難しいわね」
ピッピッと電子音を鳴らしながら液晶のボタンを押していく。
どうやら情報検索端末らしいが、そんなことに疎い当麻にはあまり分からない。
「買おうとするなら……だいたい向こうの端からあの辺りまでね」
少し向こうのエリアを指して美琴が言う。
並べ方も縦や横、ブロックなどで大体のジャンル、ブランド、値段などが計算されているようだが、やっぱり当麻にはよく分からない。
「私も。予算的にはそのくらいが妥当かな」
「おっし、んじゃ早速見て回るか」
いささか場違いな気がしながらも、当麻は見慣れぬ地へと足を踏み入れた。
「しかしなぁ……布と革と糸の集合体がどうしてこんなに高いんだ」
「君。ひねくれすぎ」
デザインより先に値段を見た当麻の言葉がこれである。
普段の当麻の服装はもっぱらTシャツにジーンズなど、いわば懐の厚さに比例したものが多い。
故に、その二倍や三倍どころではない値段を見ると、こうも言いたくなるのは当然だった。
「さてと、大体この辺りね」
と、二人の前を歩く美琴が足を止める。
「これでも結構多いな……ま、ゆっくりやるか」
当麻が回りをキョロキョロと見渡し、大きく背伸びをした。
「とりあえず。目に付いたものから漁ってみる。」
そう言って、姫神は近くにあったダッフルコートに引き寄せられた。
どれどれ、と当麻もそれにつられて歩を進める。
ガチャガチャと服を漁る二人の姿を、美琴はその場に立ち止まったまま見ていた。
やがて二人に近づき、どこか言いにくそうに話しかける。
「ね、ねぇ。ちょっと……」
ん、と当麻は首だけで振り返る。
そして、何故かそわそわとしている美琴の姿を見て、何かを悟ったように「ああ」と声に出す。
それを聞いた美琴の顔が、ブルペンから呼ばれた投手のように明るくなった。
が、
「俺達はこの辺りを見てるから、服が決まったら呼んでくれればいいぞ」
登板初球のボール宣告。
へっ? と予想外の答えに目を皿にする。
「こっちも時間掛かると思うしな。 あ、ちゃんと値段は考慮してくださいよ? んじゃ」
違ッ!そうじゃな──と美琴が言い返す間もなく、当麻は再び服の林に目を向ける。
楽に行こうぜ、と投げ返されたボールを受け取った美琴は、もう沈んでいた。
「──それじゃ。こっちのは?」
「んー良いとは思うんだが、姫神を長髪を考えるとこっちの方が──」
「む。 私が思うに。それよりは──」
和気藹々と服を模索するレベル0の二人の横で、学園屈指のレベル5の少女は放っとかれていた。
「え、えーっと……」
何とか話しかけようとするが、うまく輪に入り込めない。
──とある少女は言った。、輪の中には入れるが、輪にはなれないと。
しかし今この状況の美琴は、輪の中にさえいなかった。
そんな状況にもめげず、彼女は再度接触を試みる。
「え、えーっと……」
「これなんか。どうかな」
「おっ、どれどれ。 ……ふむ」
「あ、あははー! やっぱり一人だと時間が掛かるかなー……なんて」
「俺としては、少し派手すぎるような気がするなー」
「そう?」
ノーストライクツーボール。
「だ、だから……その……しっ、仕方ないからアンタにも……」
「それなら、こっちの方はどうだ?」
「その色使いは。地味すぎると思う」
「んーそうか?」
「手伝ってもらう……とか……」
ノーストライクスリーボール。
どうやら球を見ようとさえしないらしい。
(こ、ここまでスルーするわけね……)
もう後がない投手は、下手な小細工や変な意地を張るべきではない。
そう思ってか、美琴は獲物を狩る鷲のような目つきで周りを見渡して、それを見つけた。
「ね、ねぇちょっとアンタッ!」
自分でも、少し大きかったかと言うくらいの声に呼ばれた当麻が「んん?」と反応する。
「何だ? もう服決まったのか?」
そう言って振り向いた当麻の目は、美琴の手にある服を捉えた。
「こ……これなんか、どう?」
おずおずと広げられたそれは、一着の軽い感じなワンピースだった。
「や、やっぱりアンタの金なんだから、感想くらいは聞いてやるわよ」
どこか変な美琴な様子に当麻は一瞬怪訝そう顔をしたが、「どれどれ」といって手を差し伸べる。
そして
「おお、これなら俺もいいと思うぞ!」
と、当麻は笑顔で美琴にそう言った。
──服の襟の値段シールを指差しながら。
渾身を込めて放ったストレートも、ボールだった。
予想外の返答に、「えっ? あっ」と美琴は豆鉄砲をくらったような顔になる。
唖然とする美琴の頭の中で、審判マスクを被った白井黒子が嬉しそうに「フォアボール!」と腕を振り上げた。
「いやぁそのくらいで妥協してくれるとは上条さん大助かりです!
けどまぁ、まだ時間あるし、もうちょっとゆっくり選んでていてもいいぞ?」
何も知らず嬉しそうに一塁にまで走っていく当麻。
ほい、と棒立ちになる美琴に服を返して、「姫神ー、それはちょっと高いと思うぞー」と言いながらクルッと背を向けた。
(みっ、見た目より金!? 金に負けたーッ!?)
誰でも見て分かるように、わなわなと体を震わせる。
ガーンという音を頭に響かせながら、「そうだ姫神ー、さっきのはちょっと高すぎると思うぞー」と言い服の林に戻っていく当麻を目で追った。
そんな時、彼女は見た。
当麻の向こうの、美琴に向けられた姫神の目を。
表情といえば、先ほどの三人で会話していた時のものとさほど変わらない。
しかし美琴は、姫神の瞳の中に映る感情を読み取った。
それは、女にしか分からぬような微妙な心理。
美琴に向けられたのは憐れみや労りではなく、大げさに言えば誇らしさや優越感というものに近い。
無論姫神にとっては、美琴を馬鹿にしたワケではない。
ただ単に、上条当麻が美琴より自分の方を気にかけてくれる。
そんな少しの自信が、無意識に生まれ───美琴が読み取ったのである。
この刹那のアイコンタクトは、姫神が「そう?」と服に視線を向けたことにより終了する。
だが、このままでは終われない一人の少女がいた。
むしろ、彼女の中で別の何かが始まってすらいる。
(上等じゃないの……!)
美琴の中の、「年上への若干の遠慮」という樹に一筋の雷が落ちる。
やがて、その樹はパチパチと小さな小さな火の粉を外へ舞い上げ、ゆっくりゆっくりと大きくなっていった。
今夜はここまで
続きはまたまた今度
GJ!!
びりびりカワイソモエス( ´・ω・)
ビリビリビリジンジン ビリビリジンジンジン
ビリビリビリジンジン ビリビリジンジンジン
御坂はビリビリだ…
>>489 GJ!
当麻ヒドスっ。でも男ってこーだよなぁ…
値段にしか注意の行ってないカミジョーワロスwwww
GJデス
>>490 ワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフル!!!
ねーちんと自然にベッドインする方法は無いだろうか?
そりゃあ、貸しがいっぱいあるみたいだしw
注、これは姫神が色々されるお話しです。
元三沢塾生はこんな事しないよ!とか
読む人を物凄く選ぶので、もし読みたいのなら覚悟してください。
後、エロシーンに入るまでが長いのでご了承ください。
ってかエロがあるのかどうか予定は未定です。
まあ、18禁なので安心してください
当麻にぶっ飛ばされるので大丈夫です、多分。
陵辱って何さ?振り向かない事さ。
鬼畜って何さ?振り返らない事さ。
それは学園都市の中で起こった、とある事件。
――――――――――――――――――――
ここはとある高校の前。
学園都市では珍しい土の校庭に、どこにでもあるような形の校舎。
学校案内ではスタンダートの中のスタンダートを目指しているらしいが、それはまあ説明するべきではないだろう。
時節、その校舎から「不幸だー!」と言う叫び声が聞こえてくるが、幻聴だと思いたい。
「なあ、もう一回聞くけど本当にココなんだよな?情報がガセだったらマジで殺すぞ。」
「この情報は確実だよ、そう コーラを飲んだらゲップが出るっていうくらい確実にね。」
「…………」
その高校の前で喋るは3人の男。
その3人の特徴を一言で言えば、没個性。
5分も見ないだけで顔を忘れかねないほどに特徴が無く。
人込みに紛れれば捜すのが不可能と思えるほどである。
便宜上、似非紳士的なのをA、口が悪いのをB、無口なのをCにしておこう。
「……お前、昨日の常盤台の時もそう言ってなかったか?『風紀委員』や『警備員』に捕まりそうになったのを忘れたわけじゃねぇだろうな?」
「そんなに心配するなよ、人間は時々間違いをするもんだろう?それに昨日は捕まらなかったから良いじゃないか」
「…………」
「………マジ殴って良いかおい。あの『超電磁砲』の盾にされた貸しを返してもらってねえんだぞ。」
「おいおい、無駄な体力は使うなよ?僕と『お姫様』との対面が済んでないんだからね」
「…………」
「フン、『お姫様』ねぇ。何とも御執心のようで結構結構、ってかお前も何か言えよ黙ってないで」
「…………」
「そうだよ『お姫様』だよ…………っぷはははははぁ、ああ、ムカついて来たッ!
なんで くそったれの『お姫様』のおかげで 僕が焦らされたり 後悔したりしなくちゃあならないんだ!!?
『逆』じゃあないか? 勝手に逃げ出すのは絶対に許せないよな!あの売女に自分が何であるかをもう一回分からせてやらないとなぁ!」
「ちょおま黙れ『警備員』がこっち見てrああ来た!一旦退くぞ!」
「…………」
バタバタとその場を駆けて行く3人の男
コレ以上無いほどの不審者達であった。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
それから数時間以上後。
道路を1人の少女が歩いている。
まだ秋と言うには速すぎて、突き刺すような太陽の日差しがアスファルトを容赦無く温めており。
そんな3分で干乾びて、スルメになりそうな熱地獄を歩く少女だが。
その顔は涼しげであり一粒の汗も浮かんでない。
少女の名は姫神秋沙。
腰まで届くほどの黒い髪に白い肌、今の日本では絶滅してしまった気がする『何か』を思い出させてくれる容姿をしており。
分かり易く説明すると結構な美少女であった。
又、特殊な能力を持っており。その所為でとある事件に巻き込まれた経歴も持っている。
何が楽しいのかやたらと幸せそうな顔をしているが、右手に持ったスーパーの袋と関係あるのだろうか。
「ふふふ」
右手の袋に目を向けると、自然に自分の顔が綻ぶのが分かる。
(えへへへ、今日は上条ちゃんとシスターちゃんを呼んで焼肉パーティーですよー?ですが
私は職員会議でちょっと遅れるですのでー。特売の絢爛舞踏セットを姫神ちゃん、買って来てくださいねー?)
脳裏に見た目12歳の子供先生が嬉しそうに喋る姿が浮かぶ。
そこで、上条当麻が心底嬉しそうに万歳する微笑ましい姿を思い出したが。
思い出した瞬間、ちょっと顔を顰める姫神。
(……今日はしてくれなかったな。)
…当たり前である。上条当麻は猿ではない。
通りすがりの女の子にフラグ(自称駄フラグらしい)を立てるのは日常茶飯事だし、健康な高校生男子ではあるが。
そんな365日24時間年中無休で発情しているのはさすがに有り得ない。
まあ、下校時間に濃厚でディープなキスを、お前等はそれを誰かに見せ付けたいのか?と言う勢いでかましたのだが。
姫神的にはキスだけで済ませるのは非常に物足りなかったようである。
(昨日は凄かったな。)
ちょっと顔を赤らめつつ昨日の情事を思い出す姫神。
(あんなに激しくするなんて)
お前等どんなバカップルっぷりを発揮していたんだ?と。疑問が感じられる程の幸せそうな顔をしながら
姫神がエロ回想にうつつを抜かしていると。
「やあ、元気だったかな『お姫様』」
不意に、姫神秋沙の後で声が響いた。
その声に姫神の全身が硬直する。思い出したくない記憶、その名称を使うのはあの塾の――――。
ゆっくり、それはゆっくりと姫神が振り向く途中。気付いた。
(ここは。何処?)
今現在、姫神が立っている場所は暗く湿った路地裏の行き止まりであり、何処を如何見ても小萌先生の住むアパートに続く道路ではない。
尚もきょろきょろと辺りを見渡す姫神に声の主は怒ったように叫ぶ
「久し振りって言ってるだろう!売女が無視してんじゃないぞ!」
意図的に見ない様にしていたが、そうもいかないようだ。
姫神は諦めたかのように溜息を一つ付くと、意を決して声の方向に視線を向ける。
視線の先には3人の男。
姫神自身に見覚えは無い、が。あんな呼び名を知っているのを察するに、多分あの塾の生徒などの関係者だろう。
姫神は内心の動揺を押し隠し、なるべく平然とした顔で3人を見つめる。
「何でこんな所に来てしまったのか不思議な様だね?ふふん、僕の超能力は精神感応のレベル3。
干渉範囲は低いが人1人を誘導するなんて朝飯前だよ……まさか霧ヶ丘女学院を転校していたとはね、
捜すのに苦労したよ、さぁ帰ろう?……また可愛がってあげるからさ。『お姫様』も嬉しいだろう?」
姫神に注目された事が嬉しいのか、にやけた面をして、聞かれても無い事をぺちゃくちゃ喋り出すA。
誰も聞いてない、と姫神は思いながらも、視線を余所に向けて鞄に隠してある、『有る物』を取り出そうとする。
(これは。チャンス……?)
姫神は思う。
これは過去に打ち勝ち未来を手にする為の試練であり。
悪夢を乗り切り、明日を手にする為の機会だと。
脳裏に浮かぶのはあの少年の顔、神に匹敵する力を持った錬金術師に対して。
ただその右手を握り締め立ち向かった勇者。
(私も。当麻のように)
「ふぅん、良い度胸じゃないか『お姫様』ぁ」
そんな姫神の心理も知ってか知らずか、いきなり沸騰して言葉を荒げだすA。
多分、無視されただけの事で頭にキタのだろうか。相当心に余裕が無い男である。
更に姫神が小馬鹿にしたように肩を竦めると。
「こ、このおッ!!」
簡単にブチ切れ、感情に任せて殴りかかって来た。
しかし、慌てず騒がず姫神は鞄から取り出した『有る物』を相手に向けると、躊躇無くその引き金を引いた。
ババババババババ!!!!!!!!!!
路地裏に響く銃声。
「ウ ガァァアァ!!!!」
全弾くらったAは、悲鳴を上げながら堪らず地面に転がる。
当たった場所に穴が開いて煙が出てるように見えるが、姫神が撃ったのは勿論本物の銃ではない。
Aがくらったのは、小萌先生のアパートの備品である『魔法のステッキ』。
……余りの破壊力の高さから発禁処分をくらった、別名西瓜割りのBB弾である。
しかしエアガンと言ってもその威力は半端ではない。
地面を転がるAに尚も、容赦無く弾をぶち込みながら足で蹴って蹴って蹴りまくる姫神。
荒い息を付きながら姫神が足を止めた時には、完全に気絶したAが地面に転がっていた。
「ふぅん?中々やるじゃねぇかおい」
それを見て感心したかのように呟くB、何故か非常に嬉しそうな顔をしている。
(なんで?)
油断無く視線を向けながら姫神は疑問に思う。
Aをボコボコにしている時、姫神はわざと隙を作っていた。
―――懐に隠してある『魔法のステッキ2』スタンガン入り警棒を容赦無く叩き付けるために。
しかし、攻撃しなかったのは如何言う事なのだろうか?
疑問の目を向ける姫神にBは笑いながら答える。
「何で横槍入れなかったか不思議か?別に俺はその何たら塾の関係者って訳じゃねーんだわ
そこで寝ている馬鹿に雇われただけでな、正直ムカついてただけにあんたは良くやってくれたよ、マジで
つーか女1人捕まえるのに男二人も必要なのかと、その馬鹿はどうしようもねえなー、あんたもそう思わないか?」
「それなら。そこを退「前金貰っちまったしー、成功報酬もまだ受け取ってねぇしな、正直あんたには悪いけど目的果たさせてもらうんだよな」
「じゃあ。しょうがな 。西瓜割りを撃とうとする直前、姫神はそこで気付いた。
何時の間にか、視線の先に居るのがB1人だけだと言う事に。
(何処に!?)「志村ー後ろー後ろー」
茶化すようなBの声に急いで振り向こうとした瞬間。
姫神の視界が揺れた。
「ぅ。ぁ」
姫神に分かったのはCが頭に触れた事だけ。
受身も取れずに酔っ払いの様に地面に倒れる。
意識が無くなる直前、急速に反転する視界の先に、笑いながらCの肩を叩くBが1度だけ見えた。
行間。
…………。
念動力のレベル2っても、触れて直接脳を揺らせばかなり効くだろ?……もう聞こえてねーか?
…………。
ったく、あの旗男の居る学校に行くだけでも死ぬほど嫌だってのに。
…………
あの最強を倒した化物だぜ?なんっーか今更の話しだが、この馬鹿に雇われたのを後悔しちまうぜ俺。
…………。
ああくそ、金が無いのがいけねーんだよ、くそったれ。
…!………
勝てる訳ねーだろが阿呆。お前知らねーのか?あの『超電磁砲』も旗男にゾッコンらしいんだぜ?
…………。
俺はまだ死にたくねーよ。
…………。
もしもの時か?……一応『保険』をかけとくべきだな?
――――――――――――――――――――
文才が欲しいなぁ……
一方さん受けまだ?
今頃11巻読んだ。
…またキャラ増えたよw
しかも、今度はさらに神がかった奴まで…orz
途中で投げ出さなきゃいいけど…
御坂とミサカの姉妹丼を食べる上条さんが見たい。
>>504 まだ甘い!そこに美鈴も加えて親子姉妹どうわやめろなにをす(ry
>>504 前スレにあったな。確か「一歩踏み外した生活」の一つ
たまには珍しいものも見たいな。上条さん×インデックスとか(アルェ〜?)
つまり俺達の愛!
気の迷いで、心ならずも禁書を食べてしまった上条さん。
幻想殺しで証拠隠滅(記憶消去)w
>>504 まだまだ甘いな。
俺ならそこに美鈴、打ち止めを加えて究極の御坂定食を(ry
>>510 その手(打ち止め)が有ったかーーーーー!
電波発信
/
<
/ ビビビ
上条とステイルが女になって。
不幸娘な上嬢さん、どう見ても年上なのに攻略不可能な14歳と化してしまうステイルなお話を書け。
だが断る
とりあえず上嬢というのが新しいのは認める
515 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 10:22:18 ID:RTwRekzV
上嬢さんはフラグゲッターなのできっと輪姦っぽくなってしまうのですよ
上嬢輪姦話しか思い浮かばないから無理。
お正月に学園都市に帰省する御坂妹達を妄想した
上嬢さんは本スレでかなり前に既出
上嬢はセミロングでC程度なのが俺のジャスティス。
上条が「じょうじょう」にしか見えなくなってきたから波紋の修行してくる
んじゃあ、おいらはスタンドの修行
>>523 上「…弓矢?」
青「これはきっとアレやでカミやん!刺されたものには某幽○紋が宿るという…!さあ、ボクを悪戯し放題の世界へ!!」
ぷすっ
青「…あれ?何ともないでカミやん。」
上「っていうか上条さんは感染病とか全く考えてないおまえにビックリです。」青「カミやんも試せ。」
上「命令形!?」
ぷすっ
青「な?何ともな……(キュン)」
上「あれ?なんか…(キュン)」
アッー!
こうですか?わかりません><!
っつーか上条にキューピッドの矢は効かないか。
分かり合えたらどうすんだよ。
ビリビリ
アニェーゼと分かり合えたらいいのに…
無論、身も心も。
>>528を見て何故か、禁書ヒロインのモンキーダンスを想像した。
やべぇどうしよう可愛い。
>>529 (イマジンッ、イマジンッ、ブレイカー)
イマジン イマジン イマジンブレイカー
とある魔術のインデックス
真っ白い衣装の少女が お腹が空いたと俺を呼ぶんだ
触れるだけでも何でもけせる うそぶく俺を試してくれた
君を脱がして 肌を晒せばフラグが
美琴サンダ− スルーしろ レールガンシュート
イマジン イマジン イマジンブレイカー
イマジン イマジン イマジンブレイカー
イマジン イマジン イマジンブレイカー
イマジン イマジン イマジンブレイカー
記憶の彼方の心 思い出せない絆
イマジン イマジン イマジンブレイカー
今叫ぶ この不幸
イマジン イマジン イマジンブレイカー
とある魔術のインデックス
531 :
530:2006/12/02(土) 00:13:17 ID:KbrtSO6V
元ネタ書き忘れてた『キングゲイナー』です
普通にわかんなかったw
子萌先生が処女なのか非処女なのか…、それが問題だ。
続きは!続きはまだなのか!?
>>533 三巻で説明された毒ガス箱の猫を思い出せ。
焼肉食ってる時の話。
チョコレートと飴玉の話に変わってたけどな。
538 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/03(日) 18:31:39 ID:e/zHxrip
つまりは挿入るその瞬間までわからないと
挿入した結果、「ああ、ステイルの中あったかいナリ」という事もあるわけですね
そっちを取れる人間がいたらレベル6どころの騒ぎじゃありませんね
…手札よりカード「姫神」を発動
>>539を■■に変化させ、記憶から抹消する。
ハアッ、やなもん想像しちまったなぁ…
>541 イノケンティウス
「そう、そのまま飲み込んで・・・・僕の『魔女狩りの王』・・・・」
俺の中でステイルは14歳だけど大人のお姉さんに改変されてるから問題ない。
しかしだな大佐。
>>530さんのを勝手に改変
(インッ!インッ!デェーックスー)
イーン イーン インデックスー
とある魔術の イーンデクスー
真っ白いシスターの小娘が お腹スイタと俺を呼ぶんだ
右手だけではいつか果てると いきがる俺を諭してくれた
スルー無視して 誰か助けりゃフラグがー!
レールガンだ スルーしろ イッマジンーブレーク!
(インッ!インッ!インッデックスー)
(インッ!インッ!インッデックスー)
(インッ!インッ!インッデックスー)
(インッ!インッ!インッデックスー)
魔術と科学は敵だ 妥協できれば平和
イーン イーン インデックスー
また懸ける この命 oh!
イーン イーン インデックスー
とある魔術のインデックス
プロテスタントの若作りの親玉の話きぼんぬ
>>546 モンキーダンスを踊りながら、どんどん脱いでいくヒロイン達を妄想しました
野球拳で安全ピンを一つずつ外されていく禁書
すごくイイとかおもっちまったじゃねーのよ
踏み外した人とKATU氏の再臨を待ち続けている私がいる・・・。
>>550 「……い、いい加減諦めませうか? インデックスさん」
そう言った当麻の視界の隅には、幾つもの安全ピンが転がっている。
無論、ピンというものは何かを繋ぎ止めておく役割がある訳で、今はその役目を果たしていない。
即ち、今この少女が着ている服──最早ただの布切れは──
「……ま、まだあと全部で8つも残ってるんだよ! 絶対に諦めないもん!」
──その隙間から、白い素肌を見え隠れさせていた。
事の起こりは、ほんの些細な喧嘩であった。
些細な量ではない食事量を当麻が指摘したことから始まり──インデックスが負けじと言い返し
──いつの間にか主題が逸れて行って───何故か野球拳で決着をつけることになったらしい。
すぐ傍で聞いていたスフィンクスも、もうここに至るまでの過程が分からなくなった。
が、これだけは言える。
色んな意味でやばい、と。
「で、でも次お前が負けたら、前が開……」
「う、うるさいかもっ! ジロジロ見ないでさっさと続き!」
怒りと恥ずかしさで顔を真っ赤にさせながら、インデックスが発言を遮る。
だが、そうしたところでこの現状が変わる訳もなかった。
11回連続敗北。
これが、喧嘩慣れした少年と、最近また食事量が増えてきた少女とのジャンケンの結果であった。
(ええと、どうしよう……勝つのは簡単だけど次勝ったら間違いなく前が開いてうあああああでも俺が負けると今日の晩飯がうあああああ!)
頭を抱える当麻に構わず、インデックスは十数秒目を閉じた後、小さく「よしっ」と呟いた。
「覚悟が変わらないうちにさっさとやるかも! ジャーンケーンッ!」
ちょっ!と少年が制止をかける前に、勝負は始まっていた。
物凄い形相でインデックスが腕を振り上げる。
(あああああああああああ! ええい、ままよ!)
「「ポンッ!」」
インデックスは、その拳を覚悟の証というかのように硬く握り締めていた。
対する上条は
(……あああああああああ勝っちゃったああああああ)
へなへなと力の抜けたパーだった。
「………」
静寂の中、インデックスは勝敗のある二つの手を見つめていた。
やがて、少女の口から少しずつ言葉が紡がれる。
「……まけは……負けだもんね……ひっ、ひとつ外す……」
少年の方を見ずに、俯きながら安全ピンへと手を伸ばす。
「ちょっ、ちょっと待て! 俺も許してやるからここは一つ引き分けってことで手を打たない」
か……? と当麻の最後の言葉と同時に、最後の鍵が外された。
そして、その布の扉は、重力に従いゆっくりと開かれていく。
やがて扉の下から、少女の白い素肌と、小さなふくr………
すまん字数オーバーだ
わっふるわっふる
神キター!!!!
わっふるわっふる
でもって剥かれた禁書は俺が貰って行きますね
次は土御門に、自分が勝ったら借りをナシに、と唆されたねーちんVSカミジョーのお時間かと!
そんな殺生な・・・でもGJ!
「っあ、あは、ぃあ、あ、はうっ、ううぅぅぅうううぅああああぁぁあぁ
っ!!」
何度目の絶頂かを突き抜け、乱れた神崎の髪が下に敷いた少年の脇腹を
くすぐる。でもまだだ。まだ借りの分は返し終わっていない。第一、彼は
まだ数度しか達していないのだ。
霞がかった思考の中でそれだけを戒めに。今にも失われそうな意識を偏
重も厭わず繋ぎ止め、疲弊を訴える身体に力を込めた。
「……あ、ひ、ぃ」
呻いてしかし、腰は滑らかに動き始める。意思を伴っているかどうかさ
え定かではないけれど、少なくともその刺激で、慣れることのない彼女の
脳髄に快楽の火花が散った。目的と手段は当に入れ替わっていることに気
が付いているのか、秀麗な繭を淫楽に蕩かせて、聖女は真っ白な喉元を曝
しながらのけぞっては鳴いている。痛みなどとうに忘れた。繰り返し続け
てはや2日目、純潔の証は白い粘液で上書きされて跡形もない。
借りを返さねばと訪れた。このような事は考えてもいなかった。何かで
きないかと思い悩み、隣の部屋の多重スパイに唆されたことはあったけれ
ど、聞き入れたつもりなど。など。
「ふ、ふぅ、ふっ」
3度こすりたてて、まっとうな思考はトンだ。ケダモノのような吐息で
神崎は、再度少年にねだり求めるばかり。
「あ、くだ、さ、くださ、いいぃいぃぃいいぃっ」
………どくん。
「ふぁ」
胎内で弾けた液体には最早粘度はないが、それでもその熱が彼女のオン
ナを更に、更に更に更に狂わせ猛らせ迸らせ―――――――
すまん、ねーちんの逆レイプは漏れには何度が高すぎた。アドバイスキボン、
いい助言あればキチンとまとめて再提出いたす。
「なーなーねーちん。ここらでスパッと上やんへの借りに決着をつけるってのはどうかにゃー?」
この一言に、揺さぶられたのが行けなかった。
「あー………………神裂さん?」
上条の声に、神裂は伏せていた顔を上げる。潤んだ目から今にも涙が零れそうだ。
「うわー! 泣くな神裂泣かないで神裂泣いちゃ駄目よ神裂! て言うか俺が何かしましたか!?
インデックスが小萌先生ン所に遊びに行っててのんびりしていた所に突然押し寄せてきたのは神裂じゃねえか!」
叫んで上条は神裂を見た。
――正確にはブーツと靴下、七天七刀を置き、着ていた筈のシャツをぱさりと脱ぎ捨てて露になった上半身を抱く様に隠した神裂を。
「いよーう上やん! 上やんに用事があるけど勇気が無くて部屋の前でうろうろしていた怪しい聖人をお届けにあがったぜよー!」
と言って神裂 火織を上条 当麻の部屋に放り込んだのは、隣人の土御門 元春だった。
「あ、そうそう。これはオクテなねーちんのための土御門さんからのささやかなプレゼントですたい」
とのセリフの後から飛んできた紙飛行機は、玄関先にへたり込む神裂の頭上を通り越して上条に突き刺さった。
呆然とする二人。
ややもして、上条が頭に刺さっていた紙飛行機を引っこ抜き、なんだなんだと広げたそこには――
『神裂ねーちんとドキワク☆野球拳権券』
と書かれていたのだ。野球拳出来る権利がある券と言うことなのか土御門。頭悪いぞ土御門。上条の思いは隣人には届かない。
そうして紆余曲折を経て目の前にいるのは上半身裸の神裂 火織と書いて聖人と読ませるお方。天草式の皆さんごめんなさい。
「か、神裂さん?」
とにかく呼びかける。神裂はジト目+目尻に涙で上条を睨む。
「いや睨まれても!? 止めたいならやめようってか止めよう今すぐ! 上条さんにこんな美味しいイベントが起こるわけないもの!」
しかし問題の神裂さんの反応は。
「………………………」
「くあああああ!! そんなカッコウで首をふるふる横に振らないで! え、じゃあ何一体どうしたいの!?」
自棄糞気味に上条が問うと、神裂は左腕でぎゅっと胸を抱き隠す。その所為で胸が圧迫されてステキに歪んでることには気づかない。
そして右手を胸から離す。自由になった右手は虚空をさまよった後、上条に向けて握られる。
「えええええ何それ徹底抗戦!? この戦いの果てには何があるんだよ神裂! ああ拳を振るな、じゃーんけーんじゃなくてああああああああ!!」
完璧に壊れた上条が条件反射で右手を突き出す。
幻想殺しよ、この妄想をブチ殺せとばかりの勢いで突き出した右手は――
果たして、上条の幻想は死んだ。
これは夢だ――それこそが上条が抱いた幻想なのである。
即ち、上条の出したチョキが神裂の出したパーに勝利したことは、まぎれもない現実なのである。
耐え難い沈黙。
やがて神裂はすっくと立ち上がり、後ろを向く。
裸の背中を上条に見せながら、神裂は左手をも胸から離し、カチャカチャとジーンズのベル
ゴメン良い子は寝る時間だわ。書きかけのねーちんモノ放棄して何書いてるんだ俺
ねーちんで野球拳するな!
インデックスで頼む
野球拳は酒の席での大人の嗜みだよ。彼等にはまだ早い。
と言うわけで小萌センセーで(ry
>>560 何故せめてあと一行書かんッ!? ねーちんの尻を! あのジーンズの生地から
解き放たれた白くて丸くてエロくて美しいものを描写する文章をあと一行でいいから
書いてくれればあああああ!!
ところで俺は真っ白な桃型だと思う。おまえはどう思う?
一日置いて自分の書いたヤツを見てみたら、ねーちん一言も喋ってねえ!
>>564 引き締まった良い尻だと思います
>>564 意外とむっちりしっとりとした、エロい尻だと思います。
筋肉質
とある人物はそのような尻を評して丸くてエロイ
すなわち「まロい」という至言を作り出しました
・――スレ違いは駆逐される
それでは続きをどうぞ。
あ、安全ピンw
というかねーちんはノーパンがデフォなのかw
はいているとしたら、Tバックだろう
じゃないとあのカットからちらちらと見えてしまうじゃないか
馬鹿あ! チラチラ見えるのが良いんじゃないか! なぜかって? 俺がブルマより短パン派だからだよ! あの隙間に萌えるんだ!
で、ねーちんは処女か?
無論だ。
するとヤる時はアナ(ry
上条さん、姫神、御坂、ミサカ、ねーちん、禁書の王様ゲームはまだかね?
ルチアは?
『王様ゲーム』
上条当麻は不幸な人間だ。
そんなことは今更言うまでもないのだが、番号の書かれたクジ代わりの割り箸を握りながら、上条はこれから降りかかるであろう不幸を思って溜息をついた。
余興が何で王様ゲームになったかなどと言うことは、もはや思い出せないし、思い出したくもない。
「みなさん?あくまで余興なんだし、もう少しこう、力を抜いていただけないものでせうか?」
言った上条に、鋭い複数の視線が突き刺さる。
「いいからあんたはさっさと籤を出しなさいよ」
「なんで短髪が仕切るかな?」
「ゲームだから。あくまでゲーム。ふふ」
「ゲームだから。あくまでゲーム。ふふ」
なんで今からそんなギスギスしてますかーっ、上条さんが一体何をしましたかっ!
と悲鳴を上げたいのを堪え、黒いオーラに包まれた少女たちから目をはずし、
もっと幼げな容貌の―――月読小萌に目をやる。小萌センセー何とかして・・・と
助けを求める視線を送ろうとした上条だが、
「うふ、うふふ。上条ちゃんったらそんなに照れちゃって。でも、不純異性交遊は
ダメなのですよー。センセーも参加して、ちゃんと上条ちゃんが暴走しないように
見ててあげますからねー。うふふ」
と呟き続けるのを見て、
「だ、駄目だ・・・」
肩を遠目に見ても判るくらい落とすしかないのだった。
「可愛いお嬢さんがたに囲まれて余興をするだけでございましょう?あなた様も純
粋に楽しめば良いのでございますよ」
後ろから声を掛けられる。
「あのなあ。オルソラ、余興とはいえあんまりにも雰囲気が・・・せっかくこんなとこ
ろまで来てくれったってのに・・・しかし、なんで何時の間にこんな人数になってるん
ですか上条さんちはーっ!」
オルソラが笑顔できわどい命令しそうだ。
無意識に叫んだその声に、牽制しあっていた少女たち――インデックス、オルソラを
迎えに行ったらたまたま路上で出会い、強引に付いてきた御坂美琴、インデックスを
預けようと連絡を取ったら逆に乗り込んできた小萌先生と一緒に現れた姫神秋沙――
の目が再び上条に向く。
「とうまはオルソラと二人っきりになりたかったの?それでこもえの家に行けとか言っ
ていたのかな?そうだとしたら聞きたいことがたくさんでてくるかもっ!」
「そうよあんた、街中でオルソラ・・・さん?と良い雰囲気で歩いちゃってたりして、一
体何人見せつければ気が済むのよ・・・ってなに言わせんのよっ」
「君は。一週間ごとに新しい女の子と知り合っているような気がするのだけれども」
三毛猫も何時のまにやら姿を消す暗黒のフォースにたじろいで座ったまま数センチ後ろ
に逃げる上条。その背中に柔らかい感触が広がる。
「あらあら。そんなに近くに座りたかったら、言ってくだされば宜しいのに」
振り向いた上条の顔のすぐそばに、片手を頬に当てたオルソラの顔があった。微妙に紅
潮しているような気もするが・・・ということは、この極上の感触は・・・
「わ、悪いオルソラ、あ、これはだなっ」
下がった拍子にオルソラの胸に背中が当たっていたのだ。慌てて前方に躙り出る。
「とーうーまー」
「あ、あんたねえ・・・」
「全く。君は」
「上条ちゃん・・・不純異性交遊は・・・」
(く、黒っ!生きて帰れない?ってここ自分ちだしっ!ど、どうすれば・・・って、ままよ!)
もはや部屋中を覆い尽くした暗黒のオーラの前にパニックを起こしそうになりながら、
もうどうにでもなれ、と上条は割り箸を握った手を差し出す。
「ほら、やるぞ、早くしろって言ってただろ」
数秒の沈黙。針の筵のごとく突き刺さっていた視線が上条の手に握られたクジ代わりの割
り箸に移る。
少女たちの視線がさらに鋭くなったような気もするが、その際これは無視してしまいたい。
「「王様だーれだ!」」
省略されまし(ry
書けねーよっ!
メンバーが違うことには突っ込まないで。
ねーちんよりオルソラのほうが黒そうでしょ?
でも続きが書けるかは・・・
「あーもう無難なので!! 2番が俺の肩を揉む!!」
『王様ゲーム』 続き。
上条の引いたクジは三番だった。まあもとよりこの手のゲームで王様とかを引いたこ
となど無いのだが。むしろ、今回は王様でない方が良いような気もしている。この状
況で王様など引こうものなら、上条の破滅は決まったようなものだ。
(上条さんにはまだツキがあったみたいですよ?周りだけで進んでいってくれれば・・・)
上条の安堵の溜息がそのまま進むはずもないのだが。
「俺は違うな。他は?」
周りを見回す。インデックスと御坂美琴の不満そうな顔を見るに、王様を引き損なった
ようだ。姫神秋沙も、いつもと比べても明らかに表情が表に出ている。あれは落胆の表
情だ。月読小萌も違うと言った表情。
「あら。わたくしが王様・・・女性ですから女王様、いえ神に捧げた身でございますから、
この場合はおこがましくもございますが女教皇とでも言ったら良いのでございましょうか?
あなた様はどう思われますか?」
オルソラだった。
「いや、そんなことを上条さんに振られても・・・って、良いから何か命令をって、うおわっ」
(とーうーまーはーなーんーでーそーんーなーにー・・・)
(あいつ、あのシスターさんばっかり見て・・・いつもいつもいつも・・・しかもあの人が王様?)
(ふふ。私っていつもこんな感じ。彼もこっち見ていないし)
王様が来なかったのは上条のせいだ、と言わんばかりの視線が向けられていた。怖い。
冷や汗を通り越して脂汗が背中を伝うのを感じながら、死を呼びそうな視線から逃れる
と、上条は無理矢理明るい声を絞り出してオルソラに言う。
「ゲストが最初に王様なんて出来すぎだな、まあ兎に角、なにか命令しろよオルソラ」
「宜しいのでございますか?では、三番の方にお願いしたいのですが」
(ええええええええええええええーっ)
なんで俺?と上条の頭の中に混乱が走る。
(ふ、不幸だ・・・でも、オルソラなら無茶なことは言わないだろう・・・)
などと都合の良い方向に思考を向けつつ、上条は手を挙げた。
「三番は俺だな。オルソラさんは上条さんになにを命令するのでせう?」
周囲の視線が痛いが、無視しなければ体が持ちそうにない。あとはオルソラの命令が無
難なもので有ることを期待するだけだ。
「あら。あなた様でございましたか。わたくしのお願いは・・・」
オルソラは微笑みながら言葉を紡ぐ。その微笑みがいつもと違うことに気が付いたのは、
おそらく女性に生まれたものだけだっただろう。微笑みの違いに、オルソラでは無く上
条に少女たちの視線が突き刺さるが、オルソラの命令が余興で済むようなものであるこ
とを期待している上条は気が付かない。
「あなた様が掛けてくださった十字架を、もう一度掛け直して欲しいのでございますよ」
「そんなことで良いのか?わ、判った」
助かったー、と安堵の息を下ろしつつ、上条は以前もその首に掛けてやった十字架を受
け取ると、オルソラの前に立った。オルソラも膝立ちになり、上条に少し近づいた。
「じゃあ、掛けるぞ?」
「待って欲しいのでございますよ」
「え?」
オルソラの制止を受け、十字架を手に持ったまま立ちすくむ上条。その目の前でオルソ
ラはフードとウィンプルを外すと、修道服の胸元を開きだした。
「お、オルソラ?一体なにを・・・」
そろそろ呂律も回らなくなりそうな状態になりながらも、上条がオルソラに訪ねる。と、
微かに頬を染めたオルソラは、上目遣いで
「十字架が直接肌に触れるように、あなた様に掛けて欲しいのでございますよ。あなた
様から頂いた十字架ですし・・・」
とつぶやいた。
「え、そういうモンなのか?そういうことならまあ、ってブッ!」
見下ろすと、開かれた胸元からオルソラの豊満すぎる谷間が覗いているのだった。黒い
修道服から見える肌は光り輝くように白い。それに、狭い部屋に何人もいて蒸すせいか、
微かに上気してしっとりとした肌は――健康な男子高校生にはもはや凶器だ。さらに、
ウィンプルも外されて露わになったうなじも、上条の脳髄を容赦なく襲う。
「どうしたのでございますか?宜しければ、お願いしたいのでございますが」
「あ、ああ、じゃあ・・・」
手を組むと目を閉じ、軽く上を向いたオルソラの喉に、いつかそうしたように鎖を巻き
付けるように手を伸ばす。前回は白い布の上から、それでも何かキスでもするようで緊
張したのに、今回は素肌だ。短く切りそろえてあるとはいえ、手に当たるオルソラの金
髪は良いにおいがするし、これは・・・肌のにおいか?などと考えてしまって、上条の手は
震えが止まらない。しかも、視線を少し落とすと魅惑の谷間だ。落ち着こうにも落ち着
けるものではない。震える手が、幾度もオルソラのうなじに当たる。
「あっ、あふ」
(な、なんですかーその吐息はっ!上条さんはイケナイ子になってしまいそうですって
いやいやいやいやだからそうじゃなくってーっ!)
焦れば焦るほど震える手に悪戦苦闘する上条の背後では、少女たちが嫉妬にも似た視線
を上条に突き刺しているのだが、上条の中ではその視線に気づかないほどに緊張ばかり
が高まって行くのだった。
(ううっ。とうま、あんなに赤くなって、しかもいつもなら絶対無いくらい優しげだしっ!
あとで百回くらい頭“クイチギッテ”やるかもっ!)
(なによなによあいつっ!いっつもいっつもあたしのことはスルーするくせに、今日も
あたしから声掛けても何度もスルーしといて、そのヒトに対する態度はなによっ)
(ふふ。今日も脇役。しかも別の女の子と良い感じなのを見せつけられて。さすがに今
回ばかりは彼にもお仕置きが必要)
「上条ちゃんってばホントやんちゃさんなんだからー」
月読小萌の滑った台詞も、もはや誰にも届いていない。改めて言うが、
上条当麻は不幸な人間だ。
終わりです。エロい方向にと思ったけど書けませんでした。
今後の神の降臨に期待して。
おかしいなあ。俺、禁書派なんですが。なんでオルソラメインになってたのだらう。
オルソラ原理主義者のおれには最高の一品でした。GJ!
ねーちん至上主義の俺としてはとりあえずねーちんを出してくださいとしかコメント出来ません
あれ?神が降臨して俺の幻想が現実になってる?
……そうか!実は俺は真祖だったのか!!
よーし、ならばミサカ登場の空想具現化を(ry
『王様だーれだ?』
「……あ、あたし、だ………………
(よっしゃー! あたし? あたし王様? うっそ信じらんない、けどこれって王様のマークよね? あたし王様よね?
やった、だったら王様の権限でアイツに……って違う違うそれは王様ゲームとは何か違う違うけどこのチャンスを逃すわけには―――)」
「ちょっと待った、とミサカ10032号は藪から棒にお姉さまとの選手交代を申し出ます―――」
「面白そうな匂いをかぎつけたところで失礼しますとミサカはミサカは扉を蹴破ってみたりしちゃったり―――」
「………」御坂
「………」御坂妹
「………」打ち止め
「「「(誰だコイツラ!?)」」」
ここまで書いて思った。御坂と御坂妹は普通に面識あるよねー。御坂妹と打ち止めはネットワークで繋がってるよねー。ごめんなさい
あえて無粋なつっこみをするけど、命令が下されるまでに自分の番号ばらしちゃ意味なくね?
それが上条クオリティ。
王様ゲームをリレーで書いてみるってのも面白そうだ。
上条さんにあそこを弄られながら、必死に耐えるねーちん。
「こんなに濡れてるのは、信心が足りないからだ」
と言葉責めで涙を流すお話きぼんぬ。
色々ステキな事態になってるがとりあえず
>>593よ、一緒に窓へ去ろう
王様ゲームで王様になにかしろって命令は聞いたことないんだが
そういう命令もありなの?
600 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/08(金) 09:05:37 ID:4PF2bnfv
どうせなら王様ゲーム全員分を見てみたい
>>599 王様の肩を叩きなさい、とかなら有るけどな。今回は特殊すぎるわw
>>594 ミサカ「もう色々と面倒なので、お姉様が王様と言う事で、
ミサカ10032号からミサカ20001号まで命令を下さい」
美琴「こっちが罰ゲームに思えてきたわ…。(ちょっとイジワルしてやろうかしら)
それじゃあ全員、アイツの前でスカートめくってパンツ見せてきなさい!」
ミサカ「えぇーっ、とミサカはお姉様のハレンチな命令に驚きを隠せません。
し、しかし王様の命令とあれば仕方有りません、とミサカは羞恥心を押さえつつも
アピールには絶好の機会と嬉々としてあの人の元へ急ぎます」
打止め「私もなの!? とミサカはミサカは人の波に流されつつ抗議してみたり−…」
美琴「あれ、ちょっと、マジ!? 待ちなさいよアンタ達ーっ!」
わっふるわっふる
自分の小さい頃である打ち止めと上条さんの絡みを見て嫉妬する御坂さん………
604 :
601:2006/12/08(金) 18:04:15 ID:mVxbFoFi
うひょーい禁書出るのか。冬コミいけないけどな!
>>604 そのリンク先の漫画が禁書を忠実に描き表してて噴いた
606 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/08(金) 22:36:46 ID:uIuOtkdd
>>600 王様に命令されて王様を抱きしめる上条当麻
王様に命令されて服を脱ぐ上条当麻
王様に命令されて王様を――――――――――――――――
――――――――この先は検閲されました
王様に命令されて堕天使メイドのコスプレをするねーちん
王様に命令されてバカ水着を着るねーちん
王様に命令されてスクール水着を着(ry
608 :
579:2006/12/09(土) 17:39:08 ID:DKGORkwA
>>592 ねーちんはネタになりそうな部分が多すぎて逆に難しいですよorz
>>595 そうですね(汗)一応続きでフォローします。
>>596 フォローありがとうございます。
>>599 王様ゲームなんて大学時代に酔った勢いでやって以来幾星霜の30過ぎ妻子持ちなので、
細かいところはご容赦いただきたくw
というわけですが、通勤電車の中で電波を受信したのでおまけを投下。
* * * *
おまけ
(あんなの見せつけられて黙ってるあたしじゃないんだからっ!見てなさいよ・・・)
上条当麻のデレ様――本人に言わせれば断固否定するだろうが、黒衣のシスターと赤面
しながらなにやらアイコンタクトを交わす(ように彼女には見えた)その様を見せつけら
れて、御坂美琴の心は大荒れに荒れていた。
(絶対、引くっ!)
他の少女たちのことなど、この際どうでも良い。自分が王様を引くんだ――御坂美琴は
決死の思いで二回目のクジへと手を伸ばす。
「「王様だーれだ!」」
(来たっ!ホントに来たっ!これであいつと・・・)
609 :
579:2006/12/09(土) 17:39:50 ID:DKGORkwA
チラリと上条の方を盗み見る。何となく微妙な表情?何をさせてやろうか・・・と考えて
いるうち、ふと顔を上げた上条と目が合ってしまった。
ズバッ!慌てて目をそらす。顔が火照っているようだ。気付かれただろうか?
(・・・っ!あ、あたしなに考えて・・・そ、それに、あいつをち、直接指名出来るワケじゃな
いし・・・それにしたって、何であいつさっきは命令より先に自分の番号バラしてんのよ・・・
って、そうだ!)
まだ顔の火照りが収まっていないような気もするが、思いついた名案に御坂美琴は顔を
上げる。
「あたしが王様よ。さっきは命令より先に自分の番号バラしてるバカがいたけど、今度は
ちゃんと番号と命令一緒に言うから」
周囲を見回す。バカ認定を受けた上条がなにやら情けなさそうな顔をしている。周囲の
少女たちも、美琴の言葉で上条のミスに気付いたのか、鋭い視線を少年に向けている。オ
ルソラ・アクィナスだけがなにやら余裕を見せているのが美琴には気にくわないところだ
が、思いついたアイディアが上手く行くと信じて疑わない今、その余裕も今のうちよ、と
強がってみせられる自分を感じて少しは気も楽だ。
「1番が4番にキスしなさい。ほっぺとかじゃなくって、く、唇にするのよっ」
(確率的に言ってもあいつに当たる可能性の方が低いんだから!女の子同士でキス・・・さ
せといて煽っとけば、他の連中も同じような命令をしてくるはずっ!そしたらあいつと・
・・今回はシスターさんと巫女さんが二人でしときゃいいのよっ!)
今回もどちらかに上条が入っているかもしれないことをあえて無視、さらには自分がそ
ういう状況になったとき、必ず上条当麻と当たるとは限らないということを意識の隅から
追い出して、御坂美琴は言い放った。
610 :
579:2006/12/09(土) 17:41:41 ID:DKGORkwA
「ええええええーっ、み、御坂、それはマズい!別のになりませんかと上条さんは哀願す
る次第でありますっ!」
悲鳴を上げたのは、銀髪のシスターでも正体不明の巫女さんでもなく――件の少年、上
条当麻であった。
「あらあら。1番はわたくしでございますね。困りましたね、わたくしは主にすべてを捧
げた身でございますから・・・でも、その身を顧みずわたくしを助けてくださった方でござ
いますし、イギリス清教に導いてくださいましたのもあなた様でございますから・・・あな
た様にくちづけよ、というのもきっと主のお導きなのでございましょう」
片手を、今回は微かにではない――明らかに紅潮した頬に添え、やたら説明的な長台詞
を呟いたのは、先も(御坂美琴にとっては)見せつけられた黒衣のシスター、オルソラ・
アクィナスだった。
(ちょっと待ってーっ!何でこうなんのよーっ!)
御坂美琴の心の悲鳴など聞こえる様子もなく、オルソラが上条のそばににじり寄る。上
条は真っ赤になってオルソラを見つめている。御坂美琴はと言えば――自分のあまりの迂
闊さに言葉も出ない。
重ねて言うが、上条当麻は不幸な人間だ。
付け加えると、御坂美琴はその上条当麻にスルーされる運命の、不幸な(?)少女だ。
終わり。
御坂いじめが楽しくなってきた・・・ビリビリ属性は無いはずなんだが・・・
おれってツンデレ?
>>610 GッッッJッッッ!
基本的に抜けてる所も御坂クオリティwww
おれってツンデレ?>奥さんに聞いてみたら?
禁書キャラで王様ゲームしたらこうなるだろ
「ミサカ15696号は1886番が456番の肩を揉め、とミサカは命令をします」
「1886番はミサカ17762号です、とミサカは嫌々ながらも答えます」
「456番はミサカ16666号です、とミサカは答えます」
「ミサカは……」
「ミサカは……」
「ミサカは……」
「ちょっと待ってた!何でさっきから御坂妹ばっかなんだよ」
「それは妹達の絶対数が多いからです、と少し考えれば当然の事にも気が付かない人に答えます」
>>612 見てる分には面白いだろうが参加したら絶対つまんねええええええええ!
シスターズは電波で他の妹達と通信出来るから、自分達じゃない番号=上条の
番号がすぐわかるんじゃない?
んで「8番は王様の頬に口付けなさい、とミサカは命令を下します」とか
>>614 イカサマがばれないように、他のシスターにも命令すると思う。
「何番は服を一枚脱ぎなさい」
とか上条を煽る様なヤツを。
「……姫神、まだ決まらないのか?」
はぁ、と溜息をつく当麻の横で、いつもより少し目を細めた姫神が三、四着の服を眺めている。
これでも(当麻の意見を聞いて)絞った方なのだが、難しい一手なのか、かれこれ半時間以上も長考していた。
が、小さな「うん」という声とともに、姫神の目が元の大きさに戻るのが見えた。
「決めた。 このベージュにする」
「そのセリフはもう三回目だな……まぁ決まったのならいいんだけど」
ホッと当麻は安堵の胸を撫で下ろす。
「んじゃー早速行くか。 ベージュは秋っぽくていいな、さっきのブラウンも良かったけど」
と、今まさにそのブラウンのコートを元に戻そうとした姫神の手が止まる。
「……やっぱり。このブラウンの方が。いやいや。こっちの赤のチェックも」
ブツブツ呟きながら、再び双眸が細められた。
「ちょ、また振り出しかよっ!? もうこのやり取りも累計七回目ですよお客さん!」
だああっ、と時間だけを消費させる千日手に頭を抱える当麻。
因みに、当麻の方も幾度の余計な一言がなければとっくに終局しているのだが、この少年に気づくはずもなかった。
そんな当麻を余所に、「やはりこれが。いや。でもこちらも」などと再び長考に入る。
(駄目だ……何か変化がないと……)
ガクリと肩を落とす当麻は最早藁にも縋る思いだった。
そんな時だった。
「──ぇ、……ちょっと……」
ん、と当麻は微かな何かを聞いた。
はっきりと聞き取れなかったが、自分を呼ぶ声のようだ。
「う……後ろよ後ろ」
ようやくそれが美琴の声だと分かると、この状況を脱出できるという期待を胸にゆっくり振り向いた。
「ほら姫神そろそろ時間が、なぁみさ……」
か、と最後まで言い切れなかった。
そのままの状態で、数秒が経過する。
「? どうし……」
硬直に気づいた姫神も美琴の方を振り向き、やはり同じように止まる。
そこにいたのは、ショートパンツにフェミニンなピンクのキャミソールを着た美琴だった。
少し露出が多い故か、決して堂々とは言えない態度で立っている。
「………何よ、言いたいことがあるなら……さっさと言いなさいよ」
どこか赤くなっている顔を逸らしながら、チラチラと横目で当麻の反応を見る。
一方の当麻はというと、振り向いて口を空けたままの状態で放心している。
その期待していたが予想外の反応に、美琴も少し戸惑う。
(あれ?何固まってんのよコイツ。 ……もしかして結構良かったとか、いやいやそんな……)
そして若干混乱した美琴までが黙り込み、三人とも無言のまま時間が過ぎた。
だが、終にその静寂も破られることとなった。
「……ぷっ」
(……………………ぷっ?)
当麻の口から、声ではなく音が漏れた。
そして
「ぶあっはっはっはッ! に、似合わねーッ!! これっぽっちも!」
へっ、と面を喰らう美琴を余所に、上条当麻は「ぷふーっ!」と笑い続ける。
「さらにもう秋なのに何だそりゃ、御坂先生は寒さにも負けない北風小僧ですか? わははっ!」
「……あ」とようやく服の季節的違和感を感じた美琴に、当麻がふふははへへと笑う。
「な、何よっ! 別にすぐに着るわけじゃないわよ、ってその下品な笑いを止めいっ!」
(人の気も知らないで、コイツは……!)
やや涙目になりながら、ぶるぶると硬く拳を握り締める。
が
「それならまださっきのワンピース着てた方が可愛かったかもな」
放電一歩手前だった美琴に、当麻がそう呟く。
──結果的に、この一言が二人を救うことになった。
更に当麻は続ける。
「そういや普段制服と体操服しか見てないからなぁ。そうなるのも当然か」
「あ、アタシだってちゃんと選べるわよ!」
「おやおやぁ、センス×ステータス持ちの美琴さんが何を仰いますかっ! ……男の俺より悪かったり?」
「……そこまで言うならアンタが選んでみなさいよ! 口だけだったらタダじゃおかないからね」
「おーおーこの幾度と値段に見合わない良質を揃えたカミジョーさんだぞ? 朝飯にもなりませんな」
自信満々にそう言う。 因みに今朝の発言はあんまり覚えていない。
「ぐっ、言ったわね。それじゃあ……」
(あれ? それじゃあ?)
と、ここでようやく美琴は気づいた。
(……もしかして、そういう流れ?)
今自分は、望んだ状況にいることに。
「んじゃースマンが姫神、ちょっと行ってくる。 こっちを待たず先に会計は済ましといていいぞ」
「……うん。こっちはまだ時間が掛かるから」
即ち、二人きり。
(うっ、うわぁ……………よ、よし……)
小さな胸の中で、大きさに比例したガッツポーズをする。
「この辺はあんまりお前向きの服じゃないから、向こう方の動きやすいのがいいかなー」
「別にゆったりしたのでも……ま、まぁいいわ。ほら、さっさと行く」
「あーはいはい。 んじゃー姫神、また後でな」
「……ごゆっくり」
そして、二人は一人になる。
手元の服を眺めながら、姫神秋沙は思う。
(……まぁ。彼は今までずっとこちら側。何より。優先するのは彼女の方)
むしろ、姫神にとって今まで付き添ってくれてただけで充分だった。
今彼女の右手にあるのは、少年が最初に進めたブラウンのダッフルコート。
(……やっぱり。これかな)
視線が、手元の服からこの場を離れようとする少年へと移る。
そんな時、彼女は見た。
当麻の斜め後ろにいる、姫神に向けられた美琴の目を。
表情は、明らかにニヤけている。
さらに姫神は、その瞳の中に映る感情を読み取った。
それは、誰にでも分かる明らかな心理。
もちろんそれは姫神に向けられているもので、
一言で言えば
(……勝った?)
どうやら知らぬうちに方法も条件も不明な勝負が始まって終わったらしい。
やがて美琴は視線を当麻に移し、その後ろに付いて歩いていった。
「…………」
いつもの姫神なら、何事もなかったかのように長考に戻っていただろう。
しかし今日の彼女は、歩いていく二人の後ろ姿を見続けている。
(…………………………………………むか)
視線の交差による摩擦熱が、少しだけ姫神の心を暖めた。
それではまた今度
泥沼クルー?
GJ!
ここの姫神は本編より魅力10割増だから困る
このスレは唐突に神が舞い降りるから困る
GJ!!
ビリビリ可愛いよビリビリ
オルソラにセーターとジーンズを着せたい。
胸とおしりのラインがすばらしいことになるだろう。
ネ申が現れた!
姫神と御坂テラ萌エスwww
>>625 微妙にサイズの小さいジーンズと若干袖の長いセーターを着せるのか
この幻想だけは死守してみせr(ry
>>627 髪を青に染めて、ピンクの肩出しセーターとそれにセットの袖、それに変な帽子と黒のミニスカ履けばいいんじゃね?
あれ?
驚愕、何も能力がないと思われていた上条さんの左手は、
実は秘められた能力があった。それも女性だけ
それ(ry―
>628
アンマン( ・ω・)つ○ドゾー
631 :
579:2006/12/12(火) 23:42:57 ID:IdLpvWNk
「誰が為にカミジョーは行く」待ってましたGJ!続き楽しみにしてます。
神降臨すぐに投下するのも気後れするのだけれども、禁書派を自称しながら前回が
オルソラものになっちゃってたので(いや、もちろんオルソラさんも大好きですが)、
電波のままに禁書投下。推敲もろくにしてないけどここは勢いでwww
『とある少女の秘密の夜』a_secret_whisper
上条当麻の寝床は、本来の目的に使った後に水滴を拭き取ったユニットバスの中だ。も
ちろん、こんな狭い場所に好き好んで潜り込んでいるわけではない。故あって、この手狭
な学生寮で同居人を匿っているからなのだが、その同居人こそが彼の悩みの種の一つであ
り、ユニットバスに閉じこもらざるを得ない理由なのだ。
禁書目録のシスター――インデックスと名乗る少女と同居するに至った理由は、彼が記
憶喪失であるが故に想像するしかないのだが、今その銀髪の少女と同居しているという事
実はあくまで事実であり、仮にも女の子に自分より不快なところで眠らせるなんてできな
い上条当麻としては、ベッドを少女に明け渡さざるを得ないのであって、また、何かの間
違いが起こってもいけないと、この学生寮の一室で唯一閉じこもれる場所――ユニットバ
スに潜り込むのだった。そして、それは今夜も。
(ああ、疲れた…しかし上条さんはどうしてああもIQ80の不良さんたちが女の子に絡ん
でるところにばっかり遭遇するのでせう?あの子逃げれたかな…そういえばその後はまた
御坂が絡んでくるし…学校もなんかロクなこと無かったよな…上条さんって不幸だ…)
632 :
579:2006/12/12(火) 23:46:58 ID:IdLpvWNk
色々あって疲労昏狽したせいか、取り留めのないことばかりが頭に浮かんでは消えてゆ
く。そうしているうちに、眠りが上条を包んでいった。ユニットバスの中でももうすっか
り熟睡できるようになったのは喜ぶべきことか悲しむべきことか…。
上条がすっかり眠りについた頃、部屋の中で動き出す姿があった。件の同居人――禁書
目録のシスターである。入浴を済ませた後なので、普段の安全ピンだらけの修道衣ではな
く、上条のお下がりのぶかぶかのシャツ一枚を寝間着に着込んだだけの格好だ。
横目で三毛猫が丸まって寝ているのを見ると、インデックスはユニットバスのドアへと
足を忍ばせる。
(とうまはほんとうに疲れてるときは、鍵、わすれちゃうんだよね…)
胸の前で手を組み、息をのむ。おそるおそるドアノブに手を掛けると、細心の注意を払
って扉を開けた。扉の向こうでは、ドアが開いたことにも気付かず少年が熟睡していた。
「――とうま…」
消え入りそうな声で呟く。少年が目を覚ます様子はない。インデックスはバスタブの縁
に手を掛けて膝を着くと、薄暗いユニットバスの中で上条の横顔を見つめて、小さな声で
話し出した。
「とうまはときどきほんとにぐったりして帰ってくるんだよね…そんなときは晩ご飯もい
い加減になっちゃうし、ほとんど話もしてくれないで寝ちゃうけど、まいかやこもえが教
えてくれるから、それがどうしてか知ってるんだよ?今日も悪いやつから誰か助けてあげ
てたんでしょ?とうまはやさしいもんね…でも、そんなやさしいとうまをひとりじめした
いっていうのはいけないことなのかな…?」
633 :
579:2006/12/12(火) 23:51:51 ID:IdLpvWNk
少年は相変わらず熟睡しているようだ。インデックスは手を伸ばして恐る恐る上条の頬
に触れた。そのまま、起きないで…と呟きながら、バスタブの中に潜り込む。すでに一人
が入り込んでいる狭いバスタブの中に入り込むと、ちょうど上条を跨ぐような格好になる。
それでも、小柄なインデックスからすれば、上条の顔を若干見上げるような体制だ。
大きなサイズのワイシャツを羽織っているだけなので、薄い下着越しに、太股の方は直
接上条のスウェットの感触と、その体温が伝わってくる。薄っぺらな布越しに伝わる温も
りに、何度かこっそりと上条の胸に顔を埋めた、そのときだけに感じていた不思議な感触
が全身を覆う。その、気怠いながら他の何にも代え難い快感に、思わず吐息が漏れた。
「ふあっ…あっ…とうま、とうまぁ…」
インデックスは小さな両手で優しく上条の頬を包む。
「みんなにやさしいとうまが好きだよ?そうしてるとうまが素敵だから…でも今は…眠っ
てる間だけでも、私だけのとうまで…」
心臓が激しいビートを刻む。顔も体も火照っていて、きっと耳まで真っ赤になっている
だろう。背中から腰にかけて、再び心地よい痺れが駆け抜けた。
(修道服、脱いじゃってるもの。今はふつうの女の子なんだよ、私)
勿論、そんなことは詭弁にすぎない。しかし今はどんな詭弁であろうと嘘だろうと、少
女は宗教者でも禁書目録のシスターでもなく――ただの女の子で居たいのだ。
熟睡する少年の頬を抱えたまま、銀髪の少女はその唇に、自らのそれをそっと重ねた。
以上です。文章上手くなりてえなあ。
ワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフル
ワッフルフルフルフルムーンワッフルフルフルワッフルワッフルワッフル
>>579=671
>>671ぃー!寸止めはいいから訳を言えぇぇぇぇーッ!
取り敢えず、俺が何を言いたいのかというとGJ。
「誰が為に〜」と「一歩踏み外した〜」
この二つが好きでたまらない。
一歩踏み外した〜は、最近投下されてないみたいだけど………待ってるんだからね。
>>371 うむうむ、GJ!
是非続き希望――ただ、一寸だけ気に掛かったんで。
疲労困憊(ひろうこん「ぱ」(PA)い)な?
疲労「昏」倒狼「狽」(ひろうこん「ば」(BA)い)等という新語を作り出さなくてよろしい。
639 :
579:2006/12/13(水) 23:26:16 ID:dEK3i14K
評価ありがとうございます。でもね、寸止めこそがエロの神髄だって学生時代
師匠が言ってたので寸止めが俺クオリティw
また、何か書けたら投下します。電波来いwww
>>637 御指摘感謝。なんで一発変換せんのやろとマジで首かしげてた。
ああ、恥ずかしいorz
インデックスはなー、脱いだらすごいんだとおもうんだぜー。
まな板っぷりがな!
まな板ってことは平らな上に硬い! という事だな?w
まな板?寧ろ腹が出てt
つまり幼児体型な訳だな
歯は丈夫です。
何でも食べますw
禁書、ミーシャ、アンジェレネ、打ち止め、子萌先生は最強の組み合わせだな。
白井黒子の気持ちを待ち続けるオレが居る。
幻想殺しでシスターの服を狩りまくる上条さんの話きぼんぬ
白井はガチレズの道だよ
基本に戻ってねーちんの堕天使メイドでご奉仕のお話を誰か…
さて、美琴寝取られを書いているんだが・・・どうかな?
誰にさっ!、とミサカは己らしからぬ口調での突っ込みを敢行します。
でも見たいです、とミサカは己の心情を吐露します。
その旨を投稿する際に書いておけば問題ないんじゃないかなってミサカはミサカは言ってみたり
た、短髪がそんな目にあうのは大歓迎なんだよっ!
「ふふっ、お姉さま、ご存知です? 同性のほうが快楽の要点をより知っている。
だから一度その虜になってしまえばもう抜け出せないという事を。
あの殿方のことなど、この白井黒子が記憶から消して差し上げますわ!!」
メイド服の少女が、抱えていた食材と漢方薬の袋を
ドさ、どさどさどさッ!と、雪崩を起こすように床へ降ろした。
「一応言われたものは揃えたけどなー、どうするんだコレ?手料理でも作るのかー?」
舞夏が首をコキコキと鳴らして目の前にいる銀髪のシスターに聞くも、
「ふふ、うふふふふふふふふふふふ……」
どうやら自分の世界にイッてしまっているようだ。義兄の例を見るに、この状況では何を言っても通じないと悟った彼女は
「それじゃあ請求は上条当麻に回すからなー」と、
とりあえず要点だけ伝えて引き上げる事にした。恐らくは無断で注文したのだろうが、
あの少年も、いつもぐーたらなこのシスターが手料理が作るためだったと知れば文句は言わないだろう。
そうして部屋の中には大量の漢方薬と食材と、ニコニコ顔のインデックスのみが残された。
「うふふふふふふふふふふふ」
先程、舞夏がもう少し注意してみれば分かっただろう。
「大事なのは『既成事実』だもんね……?」
一見ニコニコ笑っているように見えるインデックスのその瞳の奥が
「私からせまっても、何の意味もないんだよ」
真っ黒に燃え上がっていたことに。
「『抱朴子』の錬丹術で!とうまに媚薬を飲ませて私を襲わせるんだよ!」
調薬した後に自分で食っちまうんだろうなこいつwww
ああインデックスさん、上条さんに魔法薬は効かないってばー!
…かくして請求書だけが残るわけか。不幸なヤロウだ。
出来た薬に魔術的な意味は無いのでは?
>>656 自分で食っちゃって蕩れ蕩れになるから問題無い
禁書にアレをかみかみされる上条さん
>>658 これはつまり。
白井か。
妹達か。
そこら辺のチンピラか。
この三択になるな。
アステカとか海原とかも入れると余裕で五択六択だけどなー。
フラグガールズがライバル減らしに走るとか。
姫神に薬飲まされて強制絶頂させられまくり「なんで?!なんでっ?!」って言いながらワケワカンナクなってく美琴。
十二巻の表紙の御坂さんに萌えさせられました
御坂って感じすぎると『わかんないよぉ』とか言いそうな
あれ?そんな話があったような
感じすぎちゃってらめぇ
考えてみるとステイルとアウレオルスも当麻にインデックス寝取られているんだよな。
バレンタインデーのときに酔った勢いで誰かを食べてしまった上条さん
ウイスキーボンボンとかですね!
ウイスキーボンボンの中身をウォッカに換えて渡す小萌先生
670 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/18(月) 09:39:31 ID:zd2DYXYf
俺は待っている
ねーちんを
>>666 逆に考えるんだ。
インデックスは誰とでも寝るヤリマン。
そう考えるんだ。
実は誰も手を出せなかったヘタレーズ>旧禁書パートナー達
ヒント:ドラゴンブレス
襲おうとしたらドラゴンブレスか。
……あれ?そしたらローラいい人なんじゃね?
第2ヒント:本命もろとも
ねーちんは禁書の枕元まで迫ってナニかしようとするけど鼻血噴出して断念するイメージがある
ステイルは自慰だけで我慢出来るんだよ。
アウレオルスは妄想だけで満足できそうだな。
あのなおまいら。
忘れているかも知れないが、一応インデックスも成長はするんやぞ?
つまりは、当麻とくっついた今でああなら昔は更にロリ、っつうか最早完全にペドだったわけだよ。
只でさえヨーロッパはロリペドに風当たりきついのにんなこと出来るかっ!
>>680 手を出さないのが理解出来ない!
何故だ?何故なんだ?
正に外道!じゃないからかな。
それなんて鬼畜?でもないからだろうね。
一応神に仕える奴らだから、そういうのはないんじゃ…
I am GOD
ゆえに問題なし
素敵に無敵なペドフィリア様達のお通りだぜ!
法律なんて見えやしねー!
年齢不詳な禁書は、実をいうと小萌の同類的な年増合法ロリなのだっ!
魔術師達って「十字教の裏技」を集めて神の奇跡使ってンだろ?
PAR使うゲーマーみたいな奴らだから信仰心なンざ大して持ってねェと思うンだが。
そしてナチュラルに一方さん変換される俺の携帯万歳。
>>688 基本である信仰がなきゃ裏技なんて成立しないぜブラザー。
朝目が覚めると素っ裸の姫神さんの胸の中に顔がうずまってて
「ん。おはよう」
とか言われてる上条が何故か頭から離れない。
当麻の目が覚めるとキッチンからいい匂いが。
そこにはエプロン姿のオルソラが微笑みながら朝食を作っていた。
普段のシスター服とは違うラフながら清楚な格好にドギマギする上条さん。
そんな新婚夫婦な二人が頭から離れません。
身体は大人でもとっても初心な神裂ねーちんに新婚さんの定番イベントを強要する上条さん。
顔を真っ赤にしてどんどんこなしていくねーちん。
究極の三択で「それともワ・タ・シ?」を選択した上条さんとねーちんの行く末は………!
頭から離れないといえば・・・
11巻のアニュみたく、今度はオリアナが追われる身になって、
何時もの様に当麻が助ける展開が脳裏を離れない。
当然ギリギリな発言の連発で、当麻が混乱したりインデックスが切れて妖怪頭カジリに成ったりする訳だが。
つうか、ロリ分は十分ゆえにお姉さん分の補給が必要だと思う。
凛々しいねーちんに、おっとりなオルソラ、これに直球エロなオリアナで穴が無くなるゼイ
そこに事故が原因で記憶喪失設定ONなリドヴィアさんも付け加えようぜ?
そこに事故が原因で性転換設定ONなビアージオさんも付け加えようぜ?
上条にはぜひともANOSの世界(という表現もちょっと違うけど)にいってほしい。
なんかすごいはまりそうな気がするんだよね。
てか、このネタわかる人どんだけいるんだろうか・・・
ANUSなら分かるんだが…
スレのびてるからSSきたのかと思ってワクテカでスレ開いたってのに
お前らときたらロリペド調教獣姦話で盛り上がってただけかYO!!!!
インデックスと小萌先生のキャットファイトで勘弁してやるか。
>>695 たしか色がなくなるとかつくとかだったか?超うろ覚え。
>>698 違うぜブラザー。
ロリペド逆レイプ話だYO
ロリとペドの違いがよくわかんないんだが、
ロリ:インデックス
ペド:小萌先生
これで良いですか?
それはもしかしてギャグで言っているのか?
704 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/19(火) 18:27:16 ID:tQCVn1q1
ぺドは両刀使いのことだぜブラザー
すまなかった
ペド野郎:青ピ
ロリコン:小鳥遊
ロリコンは見てるだけで満足できる紳士です。
ペドフィリアは手を出さないと燃焼出来ない鬼畜です。
709 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/19(火) 20:04:30 ID:cLgWKRpM
ペド:幻想殺しで消滅する
704よ、それはペドじゃなくてバイだ。
ロリは中学生から、ペドは生まれたときから中学生まで
>>700 それもシリーズの一つ。
あのメーカーが作ってるゲームは全部ANOSシステム。
簡単にいうとノベルゲームの履歴機能を逆手にとったシステム。
記憶をなくしてる上条にははまると思ったんだ。
まあ、これ以上はすれ違いなんで興味がある人は「自転車創業」でぐぐってくれ。
個人的にはかなりお勧め。
そう、あたしたちは(ry
ロリやペドの人は日夜法律と闘ってるんだぜ。
合法と言う言葉をスルーする武士も居る。
SAMURAIなら平気じゃね?
はわわ、御主人様限界突破しちゃいますぅ><
禁書キャラも限界突破出来てるよ。
オリアナさんとかオルソラさんとか。
小萌先生もある意味突破してる
クリスマスも近いっつーことで、サンタなオルソラを
>>725にプレゼント
どこぞの撲殺天使もびっくりな衣装になりそうですね
オオオオオオオオオオオ
ねーちんが……ねーちんが
もらした?
つまり当麻はねーちんに逆レイプされるとな
ぱっつんぱっつんなミニスカサンタオルソラをいただきました。
トナカイの着ぐるみを着たミサカを貰っていきますね?
正直、貰っていく系は本スレでやってくれと言いたい
正直な話風斬はエロくね?
眼鏡は淫乱の法則だよ!
絡ませづらい!エロいけどエロいことしてるところが想像できない!
OKOK.
巨乳はエロイで良いよ。
733 :
579:2006/12/22(金) 00:16:53 ID:KKgpuTrZ
えらくレスが進んだけど投下は無かったんですね…。
オルソラさん、投下します。前書いた王様ゲームとおまけの後くらいの気分で。
推敲は甘いのでごめんなさい。
「なんか大騒ぎになっちまって悪かったな、オルソラ。こんな遠くまで来てくれたのに」
すでに夜も更けて、街灯が辺りを照らす大通りで上条当麻は黒衣のシスターに声を掛け
た。この学園都市に宗教関係者が何の会議にやってきたのだろう、とは思ったし、その会
議が終わったら少し閑があるのでございます、宜しかったらお会いしませんか――と、今、
隣を歩くシスター、オルソラ・アクィナスから連絡を受けたときは驚きもしたが、自分に
会いに来てくれる、ということが上条にとっては素直に嬉しかった。
が――、何時のまにやら(元からいたインデックスも含め)上条の学生寮に詰めかけた
少女たちと結局大騒ぎになってしまい、オルソラとはゆっくり話すことも出来なかったよ
うな気もする。
「ふふ。よろしいのでございますよ。あなた様の普段の姿をお見せいただきましたし――、
わたくしも楽しかったのでございますよ?」
オルソラはそう言うと柔らかく微笑んだ。その表情に思わず赤面しそうになり、上条は
空を見上げて無理やりに話を逸らす。
「ついこの間まで寝苦しかったのに、大覇星祭が過ぎたら随分と涼しくなったんだ。夜と
もなると冷えるな。オルソラは寒くないか?」
ちらりと横目で隣を見る。黒衣のシスターはさっきと同じ、柔らかな笑みを浮かべたま
まだ。顔を向けるのが何故か気恥ずかしい。「なんか上着でも持ってくるんだったな」
「肉の苦しみは心の……と言うのは以前言ったのでございましたか。それにもうひとつ、
今のわたくしには心を暖めていただけるものがございますから、ちっとも寒くないのでご
ざいますよ」
オルソラの台詞は噛み締めるような響きだった。その響きに思わず上条はオルソラを見
つめる。今度はオルソラが目を逸らしたような気がする…が、やはり気のせいだろうと上
条は正面に目を戻した。
そうこうしているうちに、オルソラの泊まっているホテルが見えてくる。
734 :
579:2006/12/22(金) 00:18:29 ID:KKgpuTrZ
学園都市にもホテルなどの施設はある。大覇星祭などで父兄等の観客を受け入れなけれ
ばならないし、科学の最高学府として学会等も数多く開かれるから、そういった人々の落
ち着き先は当然用意されているのだ。ただ、学園都市に住む上条のような学生・生徒らに
は縁がない、と言うだけのこと。先日の大覇星祭で両親が泊まった宿を除きにいくような
こともなかったから、オルソラとともにロビーへ入った上条は物珍しさにキョロキョロす
るばかりだ。
「普通に生活してると、学園都市にこんなホテルがあるなんて気にもしないからなんか見
回しちまうよな。ま、それはそうと今日は大騒ぎになっちまって。あとはゆっくり休んで
くれよ、俺はこれで帰るから……っておい、何してるのオルソラさん?」
気がつくとオルソラに腕を組まれてエレベーターに乗り込んでいる。
「先ほどは冷えると申してらっしゃいましたから、熱いお茶などお飲みになってお帰りに
なるとよろしいのでございますよ。わたくしが淹れて差し上げますから、お部屋へ参りま
しょう」
「っていやそんな、悪いし!」
一応遠慮してみせる上条だが、こういうときのオルソラが意外と強引なのはキオッジア
でも感じた部分だ。それに、腕を組まれてしまって、オルソラの豊満な部分が当たってし
まっている。その想像以上の柔らかさに体が強張ってしまって、
「まーまーなのでございますよ」
と言いながら手を引くオルソラに、体を任せざるを得ない上条なのだった。とりあえず、
「(オルソラさん?何か当たって上条さんはドキドキバクバクなのですが?)」と小声で
……というか掠れ声で呟いたら「(当ててるのでございますよ)」と聞こえてきたような
気がするが、それもきっと気のせいに違いないと考えることにした。
(はっ!オルソラの胸の感触に気を取られていやいやいやそうじゃなくって兎に角何だか
気が付いたらでっかい部屋にっ!)
こう見えて純情な上条がお色気シスターさんに腕を組まれていることに気を取られてい
るうちに、どうも彼女の部屋に付いていたらしい。エントランスにミニ・バー、横にはク
ロークルーム、進んでいくと豪奢なソファがしつらえられていて、奥にセミダブルベッド
が二つ並んだ広くて豪華な部屋だ。
「すごい部屋だな……俺の部屋の何倍有るんだ?学会とかでやってくる偉い先生とかはこ
んなとこに泊まるのか。うらやましいモンだな…」
「ええ、このような立派な部屋は必要なかったんでございますけど、イギリス清教のほう
で気を遣って下さったんでございましょう…あら?どうかなさいましたか?」
ここのところ、病院以外でベッドに寝たことのない上条は、思わずふらふらとベッドに
近づいて手をついていたのだった。
735 :
579:2006/12/22(金) 00:19:23 ID:KKgpuTrZ
「あ、いや、すまん。最近はベッドで寝たことが無くってさ、ほら、インデックスがいる
だろ、それでずーっとユニットバスに毛布持ち込んで寝てるんだ。ふかふかのベッド素敵
だなー、って見入っちまった」
正直な心情を吐露する。何時だったか、インデックスがいかにももうひとり分のスペー
スがあるかのように寝ているところを見たことが有るが、だからといって上条は女の子と
同衾してしまうほど図太い神経は持ち合わせていないし、抑えが効く自信も――有るとは
言い切れない。
その結果がユニットバス立てこもりなのだが、この豪華な部屋に仕付けられた寝心地の
良さそうなベッドにはさすがに羨望を覚えてしまったのだ。
それを聞いて、オルソラが微笑みながら答える。
「そうだったのでございますか。それは大変でございますね…。そう言うことでございま
したら、わずかな間ではございますけど、少し寝ころんでいったらよろしいのでございま
すよ。わたくしはその間にお茶を淹れて参りますから」
一瞬迷った上条だったが、ふかふかのベッドが気になって仕方がない。
「じゃあ、ちょっとだけ…悪いな、オルソラ」と言うと、靴を脱いでベッドの上に横たわ
った。横目にオルソラがこっちを見ながら笑みを浮かべてミニ・バーの方へ向かうのが見
えて少し気恥ずかしかったが、上等なベッドの包まれるような感触に思考が真っ白になっ
ていった。
(あー、いいなあ、こんなベッド…体思いっきり伸ばしてもまだ余るよ…それにふかふか
だし…)
「お茶が入ったのでございますよ……まあ。本当に、お疲れでございましたのですね…」
部屋に戻ったオルソラが見たのは、すっかり寝入ってしまった上条の姿だった。
お茶の載った盆をとりあえず置いてしまうと、眠ってしまった少年の隣に腰掛ける。
「今回のことでは――お仕事を言い訳にしましたけども…本当はあなた様のいる学園都市
と聞いて…是が非でもわたくしに行かせて頂きたいと、無理にお願いしたのでございます
よ…。何故だかお分かりになられますか、――かみじょう、とうま、さん」
眠る少年に語りかけるオルソラ。一言一言を紡ぐごとに動悸が激しくなり、顔や体が火
照っていくのが判る。
「こんなときでもなければ申し上げられませんけど――さっき話したわたくしの心を暖め
てくださるもの――それは、とうま、さん、あなた様なのでございますよ…?」
相手が眠ってしまっているとはいえ、これだけのことを搾り出すのにかなりの体力を消
費してしまったような感覚だ。それに、あえて当麻、と名前を呼ぶことにも気持ちを奮い
立たせていた自分に気づく。
しかし、ここまで来たらもう止められない。
上条の頬に手を伸ばす。
そしてそのまま――少女オルソラ・アクィナスは上条当麻にそっと口づけた。
736 :
579:2006/12/22(金) 00:20:14 ID:KKgpuTrZ
窓から明かりが差す。うっすらと意識が覚醒してくる。横になっているが、体を伸ばし
ている。ベッド?おかしいな、入院してた覚えは無いんだが…と上条当麻はぼんやりと考
え――
ガバアッッ!体を起こし、慌てて辺りを見渡す。サァーと血の気の下がる音が聞こえた。
「えっ、えええーっ、あのままホテルに?夕べの記憶無いんですけどっ?えっ、ええっ」
頭を抱えて大騒ぎする声に、上条の傍らで動くものがあった。
「んっ……。あら、おはようございます。よく眠れましたでございますか?」
慌てて傍らを見る。と、バスローブ姿のオルソラ・アクィナスがゆっくりと上半身を起
こすところだった。体を起こすその際に、肩の部分が少しずれて艶かしいうなじ、そして
豊かな谷間が見えてしまった。
それを見て、上条の頭の中ではは混乱するよりむしろハイそれまでよ、といった感じで
『カーン』と鐘がなった気がした。
「……えっと、……こんなこと聞くのも何なんですが……オルソラさん……どういうこと
でこういう状況になっているのでせう……?」
搾り出すようにして尋ねる。
「あら…そんな…わたくしの口から夕べなにがあったか言えだなんて…そんな」
しかし、肝心のオルソラは頬に手を当て、顔を赤らめてそう言うだけだった。
(――一体どうなったんですかーっ!上条さんはひょっとして取り返しのつかないことを
しましたかーっ!ひいいいいいいいっ)
実際上条はただ寝ていただけなのだが――これ以上述べるのは酷というものだろう。
その後ホテルから出るのにオルソラまで連いてきて、ジョギングをしていた吹寄制理さ
んに見つかって毛虫でも見るような目で見られたり、こういうときになぜか現れる青髪ピ
アスにやっぱり発見されて思わずオルソラの手を引いて逃げてしまったらそれを白井黒子
に見られていて、御坂美琴に有ること無いこと吹き込まれて顔面を抉られたり、朝帰りに
今までにない調子で怒りを爆発させたインデックスに気を失うほど頭を噛まれたりしたの
だが、まあそれは別のお話ということで。
737 :
579:2006/12/22(金) 00:21:37 ID:KKgpuTrZ
以上。
またなんか書けるといいなあ。長編書ける人ってすごいね。
GJ!
濡れ場カットかよ!
頼むよ、神
投下乙。
しかし、我等が上条はそうじゃないだろ!
実は起きててオルソナの告白聞いちゃって、ソレを悟られて…。
ってのが上条クォリティでしょ?
チクショウ、ほのぼのだぜ(*´Д`)
久々の投下、GJでした!
最近は投下されることが稀になってきましたね・・・。
実はフタナリでアッーじゃねぇの?
誰が!?
本命:ミーシャ
対抗:ミサカ妹の誰か
大穴:当麻さん
小萌先生が当麻をアッーだろう。
747 :
1/5:2006/12/23(土) 17:18:20 ID:dpiizb41
私も含めた世界を『俺達』と言い切る少年に、貸しとか借りとか考えていた自分の小ささが恥ずかしくなった。
聖人と呼ばれていても、人間性とは関係ない。
「ありがとう」
辛うじてそれだけ言った後、無意識に右手が出た。
「お?……握手?」
苦笑しながらその手を見る上条だったが、暫し悩んだ後、恥ずかしそうに手を握る。
「美人のお姉さんと握手するのは、上条さんも照れますね」
等と……あれ?
不思議な感覚に、握りしめた右手を見つめる。
「神裂?どーかした?」
「いや……ちょっと、気に成る事が有るのですが」
右手を握り締めたまま、左手でも握手してみる。
―――やはり……おかしい。
「おーい、神裂さん?」
右と左で感覚がまったく違った。
右手が伝える違和感が気に成って、左手も添えてみる。
上条当麻の右手『幻想殺し』
特に危害を与えられる物ではないはずなので、無造作に手にとって見たが……
「おーい、どうした?なんかあったのか?神裂」
黙って手を握りしめる私を不思議そうに見つめていたが、私はそれ所ではなかった。
右手を胸の谷間に埋めて抱きしめる。
「うおぉぉぉぉぉ、神裂ぃぃぃぃ」
真っ赤に成った上条が逃れようともがくが、逃がさないように強く抱きしめる。
逃げようとする上条当麻と、逃すまいとする私の間で暴れる右腕が、勢い良く胸に当たる。
「ちょっ、なんだっ?神裂っ、正気か?」
胸に当てていた手のひらを一旦離す。
上条が安心した様に力を抜いた瞬間に、手を口元に持ってくる。
そっと、指先に唇を這わせる。
「うおっ、なんだっ、なんなんだっ」
上条当麻までの距離を一歩詰め、手首を胸で固定する。
指先で唇を刺激していたが、もっと強い刺激を求めて指を咥えた。
あまりの展開に付いて行けない上条が呆然と見詰めている間に、くちゅくちゅと指をしゃぶる。
左手で自分の胸を上条の腕に押し付ける。
痺れるような甘い感覚。
私は……生まれたときから聖人だったから……。
聖域たる私の身体は、何者にも侵される事は無かった。
異性の手、守りも無くそれに触れたのは、間違いなく生まれて初めてだった。
自分自身に対してすら、七つの大罪たる『色欲』から守られていたため、免疫も無かった。
『上条の右腕』そこに触れている部分のみが、聖人では無く女に成る。
初めて知った事実と快感に、神裂は流され続ける。
748 :
2/5:2006/12/23(土) 17:19:00 ID:dpiizb41
(やばいっ、やばすぎるっ)
まるでアレをしゃぶる様に、一心に指を吸い続ける神裂だったが、
(目、目が……いってらっしゃるっ)
焦点も合わずに、必死に全身で右腕にぶつかって来ていた。
正直今すぐ襲い掛かりたい衝動に駆られていたが……
(土御門っ、奴が……奴がドアの外にっっっ)
何が起きたか分からなかったが、こんなところを見られる訳には行かなかった。
(俺は良いけどっ)
お見舞いに来るだけであれだけからかわれた神裂が、どれだけ茶化されるのか想像するだに恐ろしかった。
(魔術かなんかなのか?こいつって聖人とかって……特別なんだよな?)
実はまったく違うのだが、神裂が魔法を解くために自分の右手を使っているのだと思った上条は、
動きを止めさせるために神裂を抱きしめると、右手で頭を撫で始めた。
(洗脳には効いたけど……どうだっ?)
「うあっ……ひどっ……もっと……」
耳元で囁かれる台詞に理性を焦がされながら、上条は頭を……髪を撫で続けた。
「ずるっ…………髪より……やぁ……」
グネグネと押し付けられる身体は、インデックスや御坂より遥かにボリュームが有った。
(てか、直接こんなに接触するのって、始めてかも)
インデックスが噛み付くときなのは、もっと密着しているわけだが……
(女の人って……いいなぁ……)
「ひぅっ……もっ……だめっ……うそ……髪だけでっっっ」
一瞬全身を硬直させた神裂が、ぐったりと力を抜いた。
「神裂?」
荒い息をするだけで返事の無い神裂を自分の横に寝かせる。
潤んだ瞳が何か言いたげに上条を見つめていたが、恥ずかしくなって目を逸らす。
「えーと……落ち着きましたかー神裂さん?」
土御門に聞こえないように耳元で囁くと、それだけで目を見開いた神裂がビクビクと震えた。
(なんだか分からんが、まだ駄目みたいだなぁ)
「土御門は俺が相手しときますから、落ち着いたら……」
そう言われるまで土御門の存在をすっかり忘れていた神裂は、一瞬で真っ青になった。
ごそごそとベットから降りて、廊下を窺う上条を恐々と見つめる神裂は、年相応の女の子に見えた。
「あー、廊下すぐには居ないみたいです」
(……もーちょっと堪能すればっ……上条さんの根性無しっ)
今更な後悔をかみ締めながら、まだ息の整わない神裂の側に戻る。
「……す、すいませんでした」
神裂は泣き笑いの様な表情で上条に何とかそれだけ伝える。
「んーいいよ、魔術の攻撃か何かなんだろ?まだ出切る事ある?」
実態とまったく違う、上条の認識に安堵した。
(実は生まれて始めての官能に溺れてました)
言える筈なかった。
「……すいませんが、もう暫くだけここで休んでてよろしいですか?」
もう少しだけ側にいたかった。
「おぅ、じゃ俺、土御門の相手してくるな」
とことんまで鈍い上条は、数十秒後に泣き始める神裂を置いて廊下に立ち去ってしまった。
749 :
3/5:2006/12/23(土) 17:19:38 ID:dpiizb41
「だめだっ」
あれから一週間。
「何をしても……」
神裂は焦れていた。
繰り返し繰り返し自慰をしてもイクどころか……
「気持ちよくもならない……」
脳に焼きつくように残った上条との記憶は、あんなにも気持ち良いのに。
「いやだ……いやだ……いやだ……いやだ……」
自分の指でも、恥を忍んでこっそり買いに行った道具達でも。
「気持ち良くならないっ」
一度知ってしまった快感に、毎夜毎夜夢では上条の指に狂わされていた。
痛い位胸を絞っても、優しく触れても、小さく振動する機械を当てても。
――――無造作に触れる上条の足元にも及ばない。
「いらないっ……こんな身体っっっ」
もどかしさに涙を流しながら上条の右腕を求める神裂に、もう殆ど理性は残っていなかった。
750 :
4/5:2006/12/23(土) 17:20:10 ID:dpiizb41
「やぁっと、退院ですよっと」
なぜか見舞いに来てくれた土御門と病院の廊下を歩いていた。
「いやー、上やんが無事で良かった良かった」
「は?」
土御門の不穏な発言に、ちょっと怯えながらも確認してしまう。
「何か有ったのでせうか?」
「いやちょっと、警備員と風紀委員がなぎ倒されて侵入者が有っただけにゃー」
…………
「いや……結構大事じゃねーか?」
「しかも、俺の知り合いっぽいんで、監視されてたりするんだが……」
そこまで話しながら病院を一歩出た瞬間、横殴りの突風に煽られて一瞬黙る。
「上やんにも……って?」
上条当麻は消失していた。
「えーーと……そーいや、今の風……ながーい髪があったような……」
目の色を変えた警備員が殺到してくる様を見つめながら、土御門は呟く。
「何が有ったのかはさっぱりだけどにゃー、上やん無事に帰ってくるかにゃー」
751 :
5/5:2006/12/23(土) 17:21:28 ID:dpiizb41
病み上がりの身体を信じられないGで引っ張られたため、上条当麻の意識はあっさり失われていた。
何の準備の無い侵入だったので宿も取れない神裂は、その辺のビルの屋上に上条を連れ込んでいた。
「これ……これぇ……」
期待に震えながら、神裂はジーンズの隙間から『聖域』に直接触れさせる。
「ふあっ……」
自分の指を使って、上条の指を執拗に絡ませる。
「あぁっっっっ、これぇぇぇぇぇ」
両腕で上条の右腕を抱きしめながら、全身を動かして快感を貪っていた。
気を失っていただけの上条が意識を取り戻した時には……
自分の腕の上で疲れ果てている神裂と、じっとりと濡れた指先……
「こ、これはなんだ?」
「お、起きてしまわれましたか……」
はにかむ神裂を見ながら、パニックに陥っている上条に神裂は請う。
「……た、たまにで結構ですのでっ……」
いつもの凛々しさを振り捨て、年下の少年に取り縋る。
「こ、これからも……たまにっ」
この一週間を思い返し、断られた時に恐怖に震えながら願う。
「な、何でもしますからっ……」
上条の言葉を待った……
という幻視をしたので書いてみたり。
続き誰か書きません?
当麻の台詞次第でラブラブも陵辱も思いのままなんですが……
なんだか続きが書けなくて。
この発想はなかった。
GJ!!
「・・・・上条君。上条君。上条君上条君上条君上条君上条君上条君上条君上条君上条君上条君上条君
上条君上条君上条君上条君上条君上条君上条君上条君上条君上条君上条君上条君上条君上条君
上条君上条君上条君上条君上条君上条君上条君上条君上条君上条君上条君上条君上条君上条君
上条君上条君上条君上条君上条君上条君上条君上条君上条君上条君上条君上条君上条君上条君
上条君上条君上条君上条君上条君上条君上条君上条君上条君上条君上条君上条君上条君上条君
上条君上条君上条君上条君上条君上条君上条君上条君上条君上条君上条君上条君上条君上条君
上条君上条君上条君上条君上条君上条君上条君上条君上条君上条君上条君上条君上条君上条君
上条君上条君上条君上条君上条君上条君上条君上条君上条君上条君上条君上条君上条君上条君
上条君上条君上条君上条君上条君上条君上条君上条君上条君上条君上条君上条君上条君上条君
上条君上条君上条君上条君上条君上条君上条君上条君上条君上条君上条君上条君上条君上条君」
「私は。あの女を。絶対に。許さない」
すげぇJ! 今後に来すル
ワッフルワッフル!
>>753 そのセリフだけでwktkしてしまう俺修羅場スレ住人
ワッフルワッフルワッフルワッフル
>>756 3P、4Pで皆仲良くが駄目と申すか?
略奪愛って素敵。
759 :
579:2006/12/24(日) 12:22:56 ID:191KTfk4
オチも意味もなくビリビリ投下。
さすがに今度ばかりは切れてしまった。
登校時に見かけて声をかけたのに、『あいつ』は同級生っぽい、自分の知らない女の子
との会話に夢中で振り向きもしなかった。その上、そのスタイルの良い女子生徒が飲んで
いたペットボトルに平然と口を付けていた。
半ドンで下校して、そこで『あいつ』を見かけたら、今度は違う女の子と仲良さげに歩
いていて、今度も無視された。
頭を冷やそうと一度寮に帰って、もう一度街に出かけたら、今度は真っ白な修道服の西
洋人の女の子――プライベートっぽい時間に見かけるとなぜか必ず一緒にいる――と腕を
組んだり、顔を寄せ合ったり、抱きつかれて嬉しそうにしていた。声をかけることもでき
なかったが、一瞬、銀髪の少女がこちらを見たような気がする。その後何かしきりに話し
かけられていたから、自分が居るのを見つけて、『あいつ』の注意をそらして自分を見つ
けられないようにしていたに違いない。
――『どこに住んでる誰なの?とうまのガールフレンドかなんか?』
あの銀髪の少女に言われた台詞を思い出す。
今から思えば、なんと白々しいことを聞かれたのだろうか。きっとあの少女は、自分の
立ち位置を十分に理解した上での牽制としてあの言葉を放ったに違いない。
そして今、『あいつ』が一人で居るところを見かけて声をかけたのに、何度も何度も声
をかけたのに、やっぱり『あいつ』は自分だけを無視して。
我慢などできようはずが無い。今までだって、耐え難かったのだ。
あの時は、自分を――夏休み最後の日に聞いてしまった言葉は、間違いなく自分のため
だけのものだったのに。
許せない。
「毎回毎回あたしのことだけ無視してんじゃないわよっ!結局アンタなんかと馴れ合った
のが間違いだったのよ!今日こそ間違いなく本気よっ?やっぱりあたしはアンタを絶対倒
すんだからっ!!」
叫んだときには、目が潤んでいた。それからあと一言でも口に出したら、きっと涙が溢
れてくる。だから唇をきつく結んで、その少年――上条当麻を睨みつけたのだ。
760 :
579:2006/12/24(日) 12:23:35 ID:191KTfk4
「毎回毎回あたしのことだけ無視してんじゃないわよっ!結局アンタなんかと馴れ合った
のが間違いだったのよ!今日こそ間違いなく本気よっ?やっぱりあたしはアンタを絶対倒
すんだからっ!!」
突然後ろから怒鳴られて、上条当麻は何事かと振り向いた。
「……あー、なんだ御坂か。いきなり怒鳴るなよ。人目くらい気にしろ?」
今日も朝からロクなことが無かった。余裕を持って学生寮を出たと思ったら曲がり角で
吹寄制理とぶつかって、寝ぼけているとか何とか言われて無理やり何か飲まされて窒息し
かけるし、学校では教科書は忘れるわ雑用は押し付けられるわその他諸々、帰りには姫神
秋沙が何を思ったか淡々と、しかし辛辣な口調で女の子に無節操だと身に覚えの無いこと
を詰問されるし、帰れば帰ったでインデックスに「お出かけ」を強要されて散財した上に、
何度か噛み付かれもした。その上冷蔵庫は空っぽで、買い物へ出るのも二度手間の無駄足
である。すっかり疲れきって、通行人にぶつからないことだけしか考えずに歩いていたの
だが――
(何だいきなり怒鳴りつけて?上条さんはお疲れだから適当にしてほしいのですが?)
悪いとは思ったが、怒鳴り声とともに現れた御坂美琴にはちょっとうんざりした。
が。
今回は明らかに様子が違う。
本気だと叫んで、睨みつけたまま一言も無い。
「何マジになってんだ?レベル5の御坂さんが俺みたいなレベル0にマジで喧嘩売ったっ
て、評価に傷が…」
いつもならここでもう一言ありそうなものなのに。
学園都市屈指の能力者である少女は、潤んだ瞳できつく睨み返すだけだった。
761 :
579:2006/12/24(日) 12:24:09 ID:191KTfk4
「……判ったよ。本当に、本気だな?」
少女の瞳を見つめ返す。それから、一歩前に進み出た。
一瞬、御坂美琴の瞳が揺らぐ。体を引いてしまいそうになったが、無理矢理に堪えた。
再び正面を睨むと、そこに立つ少年に向かって、無数の電撃の矢が放たれる。しかし、少
年が構えた右手にその攻撃はみるみる掻き消されていくばかりだ。
「なんで、なんでよっ!当たりなさいよっ!アンタなんか!アンタなんかっ!」
涙が溢れる。視界が霞んだ。放ち続ける電撃の矢がどうなっているのかもよく判らなく
なってきた。
(・・・泣いて・・・る?俺のせい?でも・・・)
冷静さを欠く御坂美琴の攻撃は単調で、強弱もフェイントもない。気を抜けるようなも
のではないことは確かだが、それでもただ受け続けることは易しかった。右手で電撃を受
けつつ、上条は少女に一歩一歩近づく。
(マジったって、理由もなしに女の子が殴れるかよ)
軽く肩でも叩いて、真剣に問いかければ。冷静さを少しでも取り戻せば。
全部では無くとも、少しくらいはこの理由を話してくれるだろう。そう考えて、御坂美
琴に向かってゆっくりと手を伸ばし――
「あ」
肩を叩こうとした。反射的に逃げた少女の体を追って手を伸ばした。
むにゅ。
二人の目が、上条の手の先に伸びて、それから互いを見つめる格好になる。
怒りに支配されていた瞳が一瞬色を失い、同じく怒りの赤に染まっていた顔も数瞬だけ
その色を冷ますと。
ボンッ!と音でも立ったような勢いで、御坂美琴は耳まで真っ赤に染めると。
上条当麻に鷲掴みにされた(といっても掴むほども大きくないのだが)胸の隆起からそ
の手を振り解いて。
脱兎のごとく走り去った。
「みっ、御坂っ!これは事故でっ!上条さんは決してやましい気持ちでアナタサマのム、
ムネを触ったワケではなくっ!」
取り残された上条の言い訳だけがその場で空回りする。発展途上ながらも意外に自己主
張をしていた「それ」の感触に、決してわざとではないのに、頭が混乱して、言葉はさら
に空回りして――上条当麻はただただ頭を抱えるばかり。
762 :
579:2006/12/24(日) 12:25:20 ID:191KTfk4
勢いだけでやった。ちょっと後悔してる。
本当にオチはありません。
一番槍GJ
続きマダー?(AA略)
しんがりGJ
帰ってからは部屋から白黒追い出して寝床にこもって×××××ですね?
いやいや、ストーキングしていた白黒が消毒と消毒と美琴の微乳を責めあげるんですよ
なんにしても、GJ!
修羅場!
修羅場を求めよ。
>764
5文字?
>>767 『あいつ』の名前 + で + 漢字二文字 にすれば丁度5文字
美乳とはこれつまり微乳。
有志からのSSが届くまでの間。
寝取られが似合う禁書キャラを挙げて見ようではないか。
満場一致で姫神、以上終了。
いや、上条さんだろう
……つまりカミジョーさんを姫神から寝取ると。
あんまり違和感が無い所が困る。
どっちでも良いね。
黒子を美琴から寝取る。
難易度高いなw
むしろ百合ッ子の寝取りは基本だと思っている俺がいる。
二人と別れてからコーナーの入り口で待つまでの約三十分、姫神は服の密林から出てくる当麻と美琴の姿を見つけた。
寄りかかっていた柱から体を離し、「こっち」と二人を呼ぶ。
「──う、うっさいわね。たまたまだったのよ今日は」
「そりゃあまた頻度の高いたまたまなこった。──おお、そっちか」
姫神の姿を認めた当麻と美琴が並んで歩いてくる。
当麻の右手──何人もの命と、敵までも救った『幻想殺し』は───今ではただの荷物持ちだ。
中身は見ずとも、おそらく二人で選んだ服が入っているだろう。
「遅くなってゴメンな。携帯で連絡してから随分経っちまったし、待っただろ」
「大丈夫。ここに来たのはほんの少し前」
「ならよかった。 いやぁーコイツが選ぶ服をいちいち着るもんだから無駄に時間喰っちまってな」
「そっ、そりゃ肌触りとかあるでしょ。 そういう細かい所が大切なのよ」
「どうだかなー単にお腹周りが気になる年頃だったり」
なんだとビリビリィ!とやっぱりいつもの流れになった。
「………」
傍でグーパンチ時々雷な美琴の様子を見ている姫神には分かる。
何だかほくほくしてる。
というかさっきから微妙に口元が緩んでる。
(……別に。大したことではないけど)
ちなみに、姫神の『ほんの少し』というのは二十五分くらいのことである。
一人になった後、何故かあっさりと服を決めてすぐにここに来た。
『十分くらいで終わるとから、先に終わったら少しだけ待っててくれ』
と伝えられ、結局倍以上の時間を待ったことには決して怒ってはいない、決して。
「そろそろ昼前だし、どっかそのへんにでも食いに行くか」
いつの間にか当麻は携帯を取り出しており、液晶画面を見てそう言った。。
つられて姫神も服を入れた袋を左手に持ち替え、携帯(使いすぎはダメなのですよー?の御達し)を取り出す。
昼の一時過ぎ。 確かに腹も気になる時間だ。
「そうね、アタシもさっきから歩き回っててお腹減ってたし」
「とか言って馬鹿食いするなよ? せっかくサイズ合わしてたのにどっかのバカみたいにバカバカ食ってたら
せっかく買った服のボタンがプチンとアッハッハってごめんなさいごめんなさいプチンってキレないでください電撃はもっと駄目ーッ!!」
当麻の生命線がプチンと切れそうになっている横で、姫神は「んー」と午前に見た案内板を思い出していた。
「確か。一階に外食店系が集中してたと思う」
「そ、そうか。 んじゃ降りてみるか」
ようやく防衛戦を果たした当麻が言う。
「あーもうこんにゃろうなんで当たらないのよ……」
殲滅戦に失敗した美琴が続ける。
「そういやどこに入るのよ。 やっぱファミレス? ハンバーガーでもいいけど」
その提案に、当麻は何故か姫神の顔をチラッと見てから首を振って、
「いや、別のにしよう」
「? どうしてよ」
少しムッとなった美琴が聞き返す。
「あー……姫神はちょっと前に大怪我しててな。
退院はしてるけど、病み上がりだしあんまり重いのはよくないから、な?」
最後は本人に確認するかのように言った。
対して姫神は、当麻の思いがけない言葉に少しキョトンとしている。
「でも。もう一週間前のことだし。そんなに気を使わなくてもいいのに」
遠慮しがちな姫神に、当麻が手を振って答える。
「いいっていいって気にすんな。もっと自分の体を大切にしろよ?」
彼の普段の行動を見ている者なら、十中八九「お前が言うかッ」と答えるだろう。
だが彼女は他に何も言わず小さく、
「……ありがとう」
「あーだから気にするんじゃありません。 それよか行きたい店がありゃ遠慮せず言ったらいいぞ」
「うん」
やや俯きながら姫神が肯定する。 その表情は、少しだけ綻んでいた。。
「──ってなワケで御坂、それでいいよな?」
「へっ!? あっ、そ、そうね……」
突然話を振られた美琴が、少し慌てたように答える。
「そんじゃ一階に降りよう。こっちは上りだから下りは反対側だな」
目の前のエスカレーターの周りの通路に沿うように当麻が歩き始め、それに習い姫神が後に行く。
やや反応が遅れた美琴は、二人の後に続く形となった。
「──そういや、───の店に──?」 「屋外の──。──と思うの」
「ほほう、──それも──」 「む。確かに───、──だけじゃ──」
「……」
眼前での会話は、不可視のほんわかシールドによってほぼ進入不可能である。
堅固な壁の外で美琴は一人ムスッとした顔をしているしかなかった。
(べぇーつーに、体調の心配は良い事だしね)
今の美琴の中に、怒りやそれに準ずるような感情はない。
(……悪いことじゃないけど)
例えるなら、とある教師が教え子達と一緒に遊園地のローラーコースターに乗ろうとして、
すみませんが小学五年生までの方は保護者同伴で……と一般社会の先入観を悲観したり、
申し訳ございませんが身長140cm未満の方は……と5cmの距離の偉大さに打ちひしがれたり、
更にはベンチで一人アイス片手に正座している所に、教え子達が笑いながら手を振っていたことに──
───要するに拗ねている。
「………ん?」
不意に感じる違和感。
発信源は、前を歩く二人。
「……」
ゆっくりと瞼を閉じ、数十秒前までの光景を思い浮かべる。
それを瞼に焼き付けながら、またもゆっくりと眼を開く。
「……………………………………ほーおぉ」
圧縮された20cmの空間に対して、確かな感情があった。
空になっている左手と、姫神の右手に握られている荷物を見て当麻は思う。
(──ここはやっぱり持つべき……だよな、うん)
一人分だけを持つというのは何となく不公平な気がする。
姫神の分を持つ義務はなかったのだが、先程の発言もあった手前なので、結局
「あー姫神、荷物持ってやるよ。丁度左腕空いてるし」
と、当麻が左手を差し伸べ、「ほれ」っと姫神の右手の買い物袋を掴んだ。
突然の行動に驚いた姫神が一瞬硬直して、
「別に。これくらいは自分でする」
「まーまー、一つも二つも同じだし」
「いいの。自分で持つ」
何故か頑なに拒否を示す。 多分何回繰り返しても同じ結果かもしれない。
(変なところで頑固なんだよなこいつ。 ……おお?)
そこで、とある考えを思いついた当麻は、ニヤァと口の端を吊り上げた。
ふっふっふ、ととても良いとは言えない笑いを作る。 というかむしろ邪悪だ。
視線の先は、二人の境界。
「……? どうしたの」
当麻の様子に疑問を抱いたのか、姫神が問う。
「いやーこれはアレですなぁ」
「アレって。 何」
聞き返されて、当麻は自分の左手と姫神の右手によって宙に浮く袋を見つめながら、
「周りから見ると……誤解を生む景色だったり?」
瞬間、ババッ!と姫神が弾かれる様に手を離す。
「っしょっと」と袋を持ち直す横で、姫神は当麻に分かる程度に赤くなった。
明らか不意打ちを喰らった様子を見て、してやったりとでも言うような顔をする。
「……。」
「睨んだって無駄ですよーっだ! さてさて行きますかい」
少しだけ複雑な表情になっている姫神を、嘲笑うかのようにスタスタと歩いていく。
(大覇星祭の時もそうだけど、気にしてないようで気にしてるタイプだからなー)
なっはっはーと闊歩する当麻の後ろを、姫神と美琴が黙って付いてくる。
ガキ大将にでもなったかのように、二人を先導していく。
そんな時
──パチィッ
「ん」
不意に、何かが聞こえたような気がして辺りを見回すが、特に何も変わったことはなかった。
(ま、気のせいか)
当麻は特に気に留める事もなく、再び歩を進めた。
「──チーズケーキとチョコレートケーキ、ご注文は以上で宜しいでしょうか?」
「あーすんません……まだか御坂」
「あ、あとちょっと」
美琴は小さく唸りながら目を細めメニューから目を離さない。
周りの客の声とお冷の氷の音が、より時の流れを遅く感じさせていた。
三人が訪れたのは、正面入り口の反対側にある控えめなオープンカフェだ。
パリをイメージしたようなお洒落な店で、オープンテラスには程よいくらいに陽光が射している。
加えて学生でも食べやすい値段とメニューの豊富さがあり、小さいながらも人気がありそうなカフェだった。
「………えーっと」
ケーキだけでも40種を超えるメニューを見ながら、美琴は思考する。
(……苺タルト……子供っぽい………チーズケーキ……被ってる………イカ墨ケーキ……合うんかいッ)
既にメニューに目を通し始めて三順目を経過している。 が、結論には至らない。
「決まんねーんなら次の追加で頼むぞ? それでいいか?」
どこかデジャヴを感じた当麻が腕を組みながらそう言った。
「あ、ちょっ! そのっ」
──ええい何でもいいからとにかく!
名前さえちゃんと確認せずに、ザーッと上から下へフードメニュー欄を"眺める"のではなく"流す"。
その時、美琴の目にある一つの料理名が飛び込んできて──
「ほ、ホットドックッ!」
──躊躇えばよかった。
「ホットドック、ですね。以上で宜しいですか?」
ウェイトレスが少し慌てたように伝票にペンを走らせる。
「あっ!? ……はい」
諦めと後悔を半々ずつ胸に溜めて虚しそうに美琴が答える。 というか取り消した方が後で後悔するだろう。
「いつからホットドック愛好家になられたんで? それともアレか、御坂センセーはホットドックを守ろうの会常盤台中支部長なんすか?」
「うるさい。こんなもん腹が膨れりゃなんでもいいでしょうがッ!」
わーますます誰かさんに似てきてるー、と当麻が呆れたように首を振った。
ぎゃあぎゃあと騒ぐ二人を姫神がぼんやりと眺めている内に、ウェイトレスが料理を持ってきた。
三人の目の前に綺麗に並べ終えると、ごゆっくりと伝票を置いて静かに歩いていく。
「さーて食べるかー、いただきますっと」
流石に高校生(+α)が揃って『いただきます』とはいかないものの、それぞれがフォークやら素手やらで手を付けていった。
「昼下がりのお洒落なオープンテラス。 と、そこへ突然現れた妖怪『一人だけ料理鷲掴み』」
「マヂで殺ふわよ」
「あーはいはい頬張る美琴たん萌すいませんすいませんもう言いませんところで姫神はどうしてチョコケーキにキャロットジュースなの!」
「逸らすなっ!」
「チョコレートと人参。共に貧血防止やスタミナ向上効果。さらに増血作用があったり」
コップを片手に、姫神が淡々と説明する。
「あ、何だそういう事か」
対して当麻は、自分の考えとまるっきり違っていたような反応を見せる。
「? 君は何を想像してたの」
「へ? いやーてっきりこの前テレビでやってた美肌かと、もしくはただの嗜好」
「……怒る方にする」
とりあえずじとーっと睨んでおいた。
「──ほーほー、成る程」
「それとカフェでよく飲むコーヒー。 実は鉄分吸収阻害効果がある」
「へー。自分で詳しい言うだけのことはあるじゃねーか」
姫神による豆知識披露コーナー(コーヒーなだけに、と突っ込んだら更に三割増しくらい睨まれた)を聞きながら食事を進める。
パッ見無表情でも、当麻にしてみれば話をする姫神が誇らしそうにしていることくらいは分かった。
おそらく、姫神秋沙という人物にもう少し連射機能を付けたトークがあれば『えっへん』とか『フッ』とか言ってただろう。無表情で。
そんな姫神もやはり友人との食事が楽しいのか、いつもよりもちょっぴり楽しそうに見える。
「……」
そんな中黙々ともぐもぐホットドックを食べている美琴は思う。 またかこの野郎。
「ふー食ったぜ食ったよ食いました、っとごちそーさん」
カチャリとフォークを皿に置いて静かに当麻が両手を合わせた。
男の当麻にとっては満腹とは言いがたい食事だが、空腹を解消するくらいにはなったようだ
一方姫神は話をすることに夢中だったのか、まだ四割ほどケーキが皿に残っている。
会話に参加していなかった美琴も、思ったより大きいサイズのホットドックを三分の一ほどを残して紅茶を飲んでいた。
「あー……ちょっといいか?」
呼びかけに、二人がそれぞれ当麻に焦点を当てる。
「ちょっくら夕食の食材を買ってくる。 ここに来る途中に食料品店あったろ、あそこでな」
最近色々と忙しかったため、上条家の食物は確実に減少している。
せめて今日の夕食の食材を買いに行かなければ確実に死人が一名出るだろう。
(アイツが餓死するかオレが食われるかの死活問題だよな……)
その提案に、美琴が何故か少し考えた後、
「あーはいはい行っといで。もう少し掛かりそうだし」
と、手をひらひらと振って答えた。
「そうか。んじゃ行って来る」
「いってらっしゃい」
さりげなく手を振る姫神に返した後、席を離れ再びデパートの中に入っていった。
かくして、三人は二人となる。
『あらあらーん?何でしょうねぇ今のやり取り。 まるで会社に出勤する殿方を玄関先まで送り出すみたいなぁ?
ねぇアナター、今晩は早く帰ってきてねー……ですの、ぷぷっ!』
多分美琴の同室の後輩が見ればこう言ってただろう。 実際はもっと酷いかも知れない。
「どうしたの?」
当麻が消えた方向を睨みつけている美琴に、姫神が首を傾げた。
「へっ? あっ、いや、別になんでもないんだけど」
「そう」
微妙に素っ気無く返して、そのまま手に持っていたジュースに口をする。
腹八分目で収まるかどうか分からないホットドックを前に、美琴も食事を再開させた。
「あー……やっぱりあそこのホットドックの方が美味しいわね。 まぁ値段が四倍くらい違うからしかたないけど」
「御坂さん。意外とお嬢様?」
「え……っとまぁ、アイツよりは」
「ふむ」
言って、姫神は一口分に切ったケーキを口に運ぶ。
『意外』という言葉が少々引っかかったが、何も言わないことにした。
「……こほん。……」
「……」
暫しの間、人の口から出る音はなくなった。
聞こえるのは、食器が擦れる音と、遠くから聞こえる笑い声。
それと、サァッと二人の触れ幅の違う髪を静かに揺らす風だけだ。
「……ふう」
「………」
カチャカチャ、とフォークでケーキを口に運ぶ姫神。 無言で。
カプリ、とパンと具とをバランスよく食べている美琴。 無言で。
チチチ、と群れを成して空を飛ぶ小鳥達。 とても元気そうに。
仮にここが、添水鳴り響く長閑な日本庭園を茶室から眺めているという情景なら全く違和感はないだろう。むしろ似合う。
だが、今周りに溢れているのは雑談や笑い声である。
見方によっては悠然とも一触即発とも言えるような雰囲気で、二人は食事を進めている。
「……」
「……」
程よい昼下がりの陽光が、美琴の肌を撫でている。
遠くのから、店員がお客を呼び込む声がする。
風に揺られた長い髪を、姫神が緩やかに掻き上げる。
時計の針は、丁度二時。
「ハイハイハイちょっとそこの元気なさそうな人ッ! 『マムシハンバーグ』が今人気だよっ、試食でもしていきなッ!」
あーこういう人どこにでもいるよなー、とか考えながら当麻は安売りの鶏肉を漁っていた。
年齢と覇気からして大のつくベテランだろう、今も貧相な高校生を捕まえているところだった。 ご愁傷様。
(それにしても)
値段と量を瞬時に見分けていきながら、当麻は思考する。
(どうなってんだろなー、あの二人)
その中から手に取った一パックを買い物カゴに入れて、次なる野菜コーナーへと向かう。
(……まぁ美琴は結構人がいいし、姫神も人付き合いは苦手でもないだろ)
ふと前を見ると、小さな子供が二十本ほどの缶コーヒーをカゴに入れて走っていく姿が見える。飲むんだろうか?
(女同士だし、話に華が咲いてるだろ……アイツが馬鹿やらない限り)
途中、お得な値段で置いてあった食パンをインデックス用に二、三袋カゴに入れる、
そしてそのまま道なりに進もうと足を出した時、
チリンチリーン。と鐘を鳴らすような音が聞こえて、
「店内のお客様各位に申し上げます! 只今より三十分間のタイムセールを行います! 対象商品は鳥のもも肉、豚ひき肉、さらに──」
大急ぎで来た道を戻っていった。
ようやく食べ終わった。
空になった皿を見て、御坂美琴は静かに溜息をつく。
紅茶でしっかりと胃に流し込んで、テーブルの上のおしぼりを手に取る。
そして
「……ちょっといい?姫神さん」
ゆっくりと口を切った。
その呼びかけに、チョコレートケーキを味わっていた姫神がこちらの方を見て、
「どうぞ」
しっかりと答える。
美琴は、頭の中で自分が質問する内容を何度も確認して、
「その……アイツとは、ただのクラスメートなの?」
解釈次第では、どうとでも取れるような質問をぶつける。 もちろんワザと。
対して姫神は少しばかりキョトンとしている。 おそらく質問の意味がよく分からなかったのだろう。
ようやくその意味が分かると、特に反応を見せることもなく、
「ただの。と言えばそうかもしれないけど。違うとも言えばそうなるかも」
落ち着いた様子で曖昧に返す。 無論故意に。
その反応に美琴は「ふーん」とだけ答えて、紅茶を飲む。
(ってことは、やっぱりアタシと同じようなもんね……)
どのように同じなのかはあえて避けるが、おそらく当たっている。
「それじゃあ」
今度はこちらから、とでもいう風に姫神が口を開いて、
「あなたは。上条君のガールフレンド?」
危うく紅茶を吹きかけた。
どうやら紅茶が横道に逸れたのか、目の前の美琴は涙目で少し赤くなりながらけほけほと咽返っている。
(……まぁ。そうだとは思ってたけど)
分かり易すぎる。
誰がどう見ても慌てていることくらい分かるだろう、とある不幸な少年を除いて。
『私が聞いたのは単なる女友達って意味なんだよっ!』と記憶の中で銀髪シスターの言葉が繰り返される。
因みにその少女から「あいさとか以外にあんまり当麻のガールフレンドに会った事ないかも」言われ硬直したのはまた別のお話。
「けほっ……はぁッ、ふぅ……」
ようやく落ち着いた美琴が、息を整え持ったままだったカップをテーブルに置く。
「……そういえばあん時のシスターもそっちの意味で使ってたわね」
「別に深い意味はないの。 友達なのかどうか聞いただけ」
「いや、そっ、ただの……と、友達よ」
奥歯どころか口腔全部に物が挟まったような言い方である。
少し面白くて滲み出てきそうな微笑みを抑えつつ、あくまで平然を装う。
(あの子もそうだけど。中学生にまでとは。 しかも)
今美琴の着ている制服を見れば、ほとんどの学生が無言のプレッシャーを受けるだろう。
プリッツスカートに半袖のブラウスと袖なしセーター、そしてその『常盤台中学』の校章を見れば、
「……?」
不意に、姫神の頭に何かが引っかかる。
「? 顔に何か?」
いつの間にか顔を凝視していたらしい。 美琴が自分の頬を不思議そうに撫でる。
「……もしかして」
「……もしかして?」
「前にどこかで会った?」
「へっ? アタシは今日始めて会ったんだけど」
「……ごめん。見間違えだったみたい」
首を振って、何でもないよ、と答えた。
とある病室で、やれやれ、という溜息が漏れる。
「ん…あっ、当麻さんそこは…、とミサカは微力な抵抗を…ぅん……すぅ……」
「……医者としては平常な夢を見て欲しいんだけどね」
とりあえず一杯食わされた。
何とも言えない気持ちになったのでとりあえず紅茶をもう一杯頼んでおいた。
(アイツと同級生だから忘れてたけど……年上なのよね一応)
問題はそこである。
上条当麻は自分の事を、『女友達』というより『(悪)友達』の方が多い割合で扱っている。
しかし姫神に対するそれは、友達はもちろん女性意識が高い。
仲の良いと言えば確かインデックスと呼ばれていたシスターがいたが、何となく扱いが小動物的なので今は無視。
「むぅ……」
改めて両者のスペックを比較してみる。
姫神が着ているのは、少しフワッとした白のブラウスと青っぽいシルクのギャザースカート、
そしてその上からは紺のガーディガンを羽織っている。 どこか当麻の母親に似ているような服装だ。
しかし、向こうが『貴族の令嬢』という形容なら、姫神は『温和な姉』と言ったところか。
どこかぼんやりとした態度がなければ、麗らかとも言える容貌に長い黒髪。
今どちらが女性らしいといえば、二対八くらいの割合で票が集まるだろう。
(くっそー……せめて当たり障りない服を着とくんだった……)
昨夜、数少ない私服の中から散々悩みぬいた末の結果で、
下手に新品やら凝ったのを選ぶと何となく狙った感がしそうなのである。
しかし、そこまで考えていて今買った服を着ようという考えに至らなかったのが不思議だなぁ。(他人事)
「ま、まぁ友達と言っても? 一緒に登下校したりたまに食事したりするくらいだけどね」
とりあえず自分のレベル引き上げを狙ってみるが、発想が既に小学生レベルだった。
対して姫神は、「私も。そこまで仲が良いわけじゃないけど」とぼんやりしながら、
「強いて言えば。上条君から遊びに誘われる程度だし」
「へっ、ぇ……そうなの、そう」
美琴的判定負け、ちょっと凹んだ。
「……にしてもアイツ性格はホント困ったもんよね」
「それには。大いに同意する」
どうやら姫神の方も共通認識を持っていたらしい、こくこくと肯定している。
「不幸不幸言ってる割に自分から首突っ込むし」
「しかも。結構な頻度で」」
「女の子のためなら命張るようなよく分からん熱血野郎だし」
「毎回。ボロボロで」
「ま、前もアタシを、何時何処で何度でも、たっ、助けてやるとか、ぃったり……」
「うん。そういうことを。誰にでも言う人だし」
「なっ……っ、でしょうね」
さり気なく作戦失敗。 むしろこっちにダメージ。
(……やっぱり誰にでも手ぇ出してんのかあの馬鹿は……!)
パチッ、パチッと音をさせればさり気なさも何もないのだが、冷静に紅茶を飲む様子を見せる。
「でも。そのどれか一つが欠けても。上条当麻という人はないだろうし」
不意に、姫神がそんな事を言った。
「ま、まぁ確かに、たまーに良いとこもあるんだけどさ、たまに」
「うん。彼の周りに人が集まるのは。そういう理由だと思う。 それに」
それに? と美琴が聞き返すと、姫神はよく見ないと分からない程度に顔を赤く染めて、
「ナイトパレードに誘ってくれた時は。私も嬉しかった」
みさかみこと は 300ポイント の ダメージ を うけた!
とある昼下がりのオープンカフェに、動揺感が走る。
───だ、この威圧感──ちょっと、あそこの─女───まさか、アレは…?──前に座ってる──誰──?
──ベル5?───何かイベントなのかも───し怒ってないか──と、ミサカはミサ──
それぞれが何かしらの違和感や威圧感、好奇心により、喧騒が生まれた。
オープンカフェの前に、即席の人だかりが出来上がる。
彼らの目線の先にいるのは、二人の少女。
一人は、二皿目のチョコレートケーキに手をつけていて、
一人は、三杯目の紅茶を緩やかに飲んでいる。
どちらも微笑みながら、穏やかな談笑を交わしている──表面上は。
──何か、バチバチって音──すみませーん、コーヒー───今細かく光ったぞ──だから前の人誰──
───あれ、携帯が──ェ繋いでる時に急に止まるンじゃ──怖ぇ……──っさとイくぞ──
紅茶を緩やかに飲んでいる少女──御坂美琴からは、少なくとも抑え切れてない威圧感と電撃が漏れだしている。
対して目の前に座る少女──姫神秋沙は、幾つかの過去の経験によりこれくらいは何ともない、寧ろ少し楽しそうだった。
「──、───」 「───。─────」
人ごみからは会話はよく聞き取れないが、一歩近づくことに尋常ではないプレッシャーが彼らに襲い掛かるのでこれ以上の接近を断念した。
「──……───、──?」 「──。─────。───。」 「……───?」 「─────。──」 「! ……───」
ズオオオォッ!とまた一段階重圧感が増したため、彼らはもう一歩下がることにした。
お気楽な鼻歌を混じりに、当麻は二人を待たせているカフェへと向かう。
(いやーイイ買い物だったなー。 ここ二、三ヶ月で一番お買い得商品だったぜい)
ふんふふーん♪ と軽快なリズムを取りながら、デパート反対側入り口までやってきた。
「………?」
カフェの周りに、何やら人が集まっているような気がする。
(この時間から混む店なのか? だとしたらラッキーだったな)
そんな事を考えながらやって来て、あーちょっとごめんよーと言いながら人ごみをかき分けようと、
その脚が、カフェへと一歩近づいた瞬間、
ズンッ、と凶悪な重圧が当麻の体に圧し掛かった。
「なっ……!」
───んだよこりゃ!?
頭に、肩に、腕に、足に、毛髪の一本一本にまで伝わる威圧感。
踏み出した足は硬直し、四肢で胴を支えるだけで精一杯だ。
不意に体が呼び覚ました、アドリア海での一戦。
ローマ正教の司祭───絵に描いたような原理主義者ビアージオから降り注いだ、あの十字架。
それに劣らぬ物理的精神的プレッシャーが、当麻の体に襲い掛かっている。
(まさ、か……ま、じゅつし、か……!?)
ぞくっ、と背中に悪寒が走る。
床に落ちた袋がガサッと音をたてる。 震えはしないものの、足が麻痺していた。
だが、
(……冗談じゃねぇぞ)
上条当麻はある魔術師に誓った。 御坂美琴を必ず守る、と。
上条当麻は自分自身を悔やんだ。 もう姫神秋沙を傷つけない、と。
二つの思いが、壊されるかもしれない。
(そんなのは……もう御免だ……!)
震える脚を、奮える心で止め。
壊そうとする意思を、殺そうとする意志で止め。
上条当麻は、重圧の中心へと大きく踏み出す。
「御坂ぁ! 姫神っ! 大丈夫……」
やがて、視界に入った美琴と姫神の微笑み合う姿に安堵し─────
───発信源が分かると、ゴロゴロゴローッ!と盛大に転がっていった。
投下終了。 誤字脱字は脳内変換で
それではまた
一番槍GJ!
しんがりHG
お前を置いて行けるか!!
GJ!
これは。とてもいい修羅場。GJ・・・
796 :
579:2006/12/25(月) 21:54:50 ID:KfQzXc2n
俺って運が悪いかも知れない。投下しようとすると神がいらっしゃる。
グス。
* * * * *
『とある従妹の台風上陸』
『おにーちゃんおにーさんおにーさまあんちゃんあにじゃあにきあにうえあいうえお!お
にーちゃんのかわいい乙姫ちゃんだよう!』
液晶画面に『実家』と表示されて呼び出し音を鳴らす携帯を通話にして、上条当麻の鼓
膜に最初に響いたのはそんなけたたましい少女の声だった。
「うおっ!実家って突然何かと思ったらお前かよっ!デカイ声で怒鳴るんじゃねえ!鼓膜
が破れるっ」
電話の向こうの声は、海で従妹だと聞いた竜神乙姫の声らしかった。
らしかった、と言うのは上条が記憶喪失な上、海では『御使堕し』に巻き込まれ、乙姫
の姿はあの御坂美琴と入れ替わってしまっていたため、まったく彼女の声に聞き覚えがな
いからだ。
しかし、あの事件のさなか、御坂美琴の姿をした乙姫に対し、相当乱雑な扱いをしたに
もかかわらず平然としていた(多少は不満そうだったが)ところを見る限り、この従妹に
対してはこんな対応で構わない…はずだろう。
携帯電話から大音量で漏れた女の子の声に、インデックスがこちらを見て不機嫌そうな
表情になっているが、とりあえずはスルーする。
「なんでお前がおれんち…というか親父んとこから電話してるんだ?夏休みは終わっただ
ろうに。まあ、それはいいとして何の用だよ」
797 :
579:2006/12/25(月) 21:55:44 ID:KfQzXc2n
『へっへー。私、実は学園都市の高校を受験する予定なのだー。で、おじさんにおにーち
ゃんに学園都市の案内してもらえるように頼みに来てたのっ!でね、今度の土日にそっち
行くから泊めてねっ!はいおじさん』
いきなりの爆弾発言である。上条は飲みかけだったコップのお茶をブバアッ!っと派手
に噴き出すと、
「おいこらちょっと待て!勝手に話まとまってるんじゃねえ!って…」電話に向かって叫
びだしたが、返って来たのは父・刀夜の声であった。
『あー、当麻か。そういうわけだからちゃんと面倒見てやるんだぞ。竜神のおじさんもお
前が見るんなら行かせていいって言ってくださってるんだ。乙姫ちゃんも真剣に自分の進
路を考えてるんだから、いい加減なことはするな?じゃあ母さん』
『当麻さん?良いかしら……』
電話から詩菜の声がする。しかし、突然の災難に上条は口から幽体離脱でもしそうな状
態であり、もはや電話の声など耳に入っていなかった。その隣でカタカタとファックスが
紙片を吐き出す。呆然とする上条のそばで、ひとりでに動き出す機械に一瞬ビクッとした
ものの、インデックスがその紙片を取り上げた。
「土曜日9時30分バスで学園都市に到着。おにーちゃんと学校見学しながら…デ、デー
ト。おにーちゃんちで…お泊まり。日曜日、おにーちゃんに…街の…案内してもらいなが
ら…デ、…デー…ト……」
文面を読み上げたインデックスが、顔をヒクヒクと引きつらせながら上条を見る。表情
は笑っていても、目はまったく笑っていないのだが――上条は上条で携帯電話を片手にま
だ固まっていた。
「とうま?お…おとひめって海にいた子だよね?従妹なんだよね!?とうまは血の繋がっ
た女の子相手にどうしてたのかじっくり聞かせてほしいかもってその前にやっぱり当麻の
頭をカミクダク!」
上条当麻がなんだか理由もわからず頭蓋に走る激痛で気を失い、正気を取り戻したのは、
それから約30分は後だった。
798 :
579:2006/12/25(月) 21:56:32 ID:KfQzXc2n
土曜日の朝。
何とかして小萌先生に預けようと無駄な努力を重ねたものの、それがまったくの無駄に
終わったのは、上条の隣でカフェオレの紙パックのストローに口を付けつつ、ジト目で少
年を睨む純白のシスターを見れば一目瞭然だ。
いい天気なのに、暗鬱とした気分が上条を包む。少年は肩を落とすばかりだ。
電話が来たのが水曜日。なぜか不機嫌を募らせ続ける銀髪のシスターさんに何度噛み付
かれたか、もう数えることさえ恐ろしい。上条はバス停の待合所の柱に手を着くと、
「不幸だ…」
と何度目になるかさえ知れない呟きを繰り返した。
そこへ、聞きなれた声で上条へ呼びかけがあった。
「休日のこんな朝から。二人でどこかへお出かけ?」
顔を上げた先に居たのは、コンビニ袋を片手に下げ、簡素なブラウスにロングスカート
姿の姫神秋沙だった。
「あー、ひめが「聞いてよ聞いてよあいさ!とうまがまた……」
上条が挨拶もする間もさえもなく、インデックスが姫神に少年にとっては冤罪としか思
えないことをまくし立てた。
少女たちの粘着系の視線が上条を襲う。
(……一体上条さんが何をしましたか?不幸だって叫んどけってことですか?)
とは言え、朝も早いのにもう叫ぶだけの元気もない。ふたたびがっくりと肩を落とす。
(あー……、もうどうにでもなってクダサイなのですよ…って、そういや乙姫ってどんな
顔してんだ?どうすんの、俺迎えに来た相手の顔もわからないじゃん!まずいよ!)
799 :
579:2006/12/25(月) 21:58:47 ID:KfQzXc2n
と、背後で大型車両の停車音。ぷしゅー、とエアシリンダーの音がして乗降口のドアが
開く。上条が振り向こうとすると、
「おにーちゃん!乙姫さんの到着っ!待ちわびてドキドキしてた?してた?」
かわいらしいが、けたたましい声とともに背後から強烈な体当たりを食らった。そのま
ま少女っぽい二の腕が上条の首に回ってくる。
「だあああっ」
突然の衝撃に、転倒をこらえて足を踏ん張る。背中に張り付く少女に振り向こうとして、
銀髪と黒髪の二人の少女と目が合ってしまった。嫌な汗が額を伝った。口を開こうとした
その瞬間――、
「アンタ?本っ当に見せ付けてくれるわね?たまたま見かけたからおはようって言ってや
ってたのにスルーして、で、それ?」
反対方向に、表情は笑顔、しかし額に青筋を立てた御坂美琴が髪に青白い電気火花を立
てながら仁王立ちしていた。
「え?御坂?居たの?って何ですかその表情?ってお前らも何よその目はっ」
未だ顔も見ない従妹を背中に貼り付けたまま、上条当麻は死を覚悟した。
* * * * *
以上。修羅場ってきそうなのが書きたかった。従妹ちゃん再登場はあるのか、原作っ!
800 :
579:2006/12/25(月) 22:05:33 ID:KfQzXc2n
一番槍GJ
需要ならココにノ
>>800 ええ、とても。
お姉さまの出番はいつ何時であろうとも心待にしておりますわ
そろそろ大晦日だな。
年越しそばを用意してインデックスを迎えるとしよう。
…10人前で足りるよな?
「天丼と海鮮丼の特上5こずつとね、寿司のこの一番おおきい皿のやつも2巡したいかも。
えーとあとはメニュー全部一品ずつ持ってくるよーに! もちろん……全部『とくじょー』で。
『おぷしょんめにゅー』も全部欲しいかも、焼き鳥は…タレ塩両方。
とりあえずは以上で…とうまとうま、他の店のメニューも見せて欲しいかも」
女子高生探偵乙www
日本神道ではとりわけ多くの神が出てくるらしい。
ここは神道の世界なのか?
>>791,800=579
GJ&ワッフルわっふる
>>808 あの女子高生探偵は計算だと一日の食費が約15万円程度かかるらしい。
インデックスなら一日30万はかたい。
>>810 体を売った値段かと思ってしまった・・・
『存在感無いんだよお前は!!』
上条君があんな酷い事言う訳無いわ・・・・。
聖人(あの女)になにか吹き込まれたんだわ。
アイツさえ消えれば・・・・。
!
そうね。消せばいいのね。
そして斧を見つけた彼女は満面の笑みをこぼした
返り討ちあっちゃう。
取り敢えず核用意しろ
正月と言えば姫初め
さあ誰とする?
姫神。
やっぱ姫神は輪姦されてるのが似合うわ。
なあ!そうだろ皆!
輪姦→上条登場→ラブラブ が理想
ちょっと待てお前等!
初夢ネタを忘れてるぞ!!!
禁書の恰好をしたねーちんとほんのり黒いオルソラがおっぱい祭を開催する
夢を見た
>819
その夢をぶち殺す
822 :
579:2006/12/29(金) 20:05:10 ID:OXTO2L3p
>>759-761の続き。2レス。タイトル思いつかない。
『超電磁砲はお年頃』とか?センスねぇー…orz
(2)
何で怒っていたのかも思い出せない。頭の中は真っ白になっている。走っている途中で
涙もすっかり乾いてしまった。御坂美琴が今、確かに感じているのは、
耳まで火照りきった顔と体と。走ってきたからではない、が、激しい動悸の治まらない
心臓と。
――『あいつ』に触れられた胸に残る生々しい感触。
初めて男に触られた。その男が『あいつ』だった。動悸が治まらない。頭の中は混乱の
極みだ。でも――嫌じゃ、無かった。
寮の部屋に乱暴に駆け込む。白井黒子は居ない。ベッドに倒れこんで、枕を抱き寄せる。
深呼吸。冷静になろうと頭を動かす。
(く、黒子は…風紀委員の訓練とか言ってたっけ…外泊がどうとか……なんか騒いでたけ
ど…あたし、ひとりか)
今晩はルームメイトが居ないことに気がつくと、なぜか触れられた部分の感触が生々し
く蘇り、心臓がまたドキンと跳ねた。
『あいつ』、上条当麻はあの時、『……判ったよ。本当に、本気だな?』そう言って。
でもなぜかその目は少し悲しそうで。
その瞳を思い出して、胸がキュッと痛む。その瞬間、押さえつけていた何かが忍び出て
きてしまった。背筋からつま先まで、突然電流が走ったような感覚に襲われ、思わず上条
に触れられた膨らみかけの胸を手で触れる。
「んっ」
また電流が体を巡る。そのまま、当てた手で自分の胸をまさぐった。
(あいつの…手が…ここ…、触って……どうして感触が消えないのよ…?)
制服の上から胸を触る指に力がこもる。もどかしい。ブラウスを捲り上げて下から手を
入れ、ワイヤーの入っていないブラジャーをずらして直接指を這わせていく。
「…ふっ、ふあぅ」
823 :
579:2006/12/29(金) 20:05:41 ID:OXTO2L3p
この手が。自らの胸を這い回るこの手が『あいつ』の手だったら。そう思うと、入り込
んではいけない興奮に自分が落ちていくような気がした。下腹部に集まるもどかしい感触
に、枕を掴んでいた手が伸びる。いけないことをしようとしている――よりにもよって、
『あいつ』を思い浮かべながら。でも、止まらない。ショーツの上から不器用になぞりあ
げる。
(…やだ…体操着穿いてない…いつも穿いてるのに…見せる気だったって思われ…)
虚ろになりつつある意識の中で、突然そんな考えが頭をよぎる。途端に、ショーツの真
ん中にぐっしょりと染みができる。下半身からの突き上げるような快感に、抑えられない
嬌声が漏れた。
「やっ、あっ、ふああぁっ」
胸を触っていた手ももはや弄るだけでは我慢できない。いつしか固く突き上げていた乳
首を手のひらの中央で押さえつけながら強く揉みしだく。下半身も、濡れてしまったショ
ーツが指の感触を殺してしまう。引き摺り下ろそうとして、秘所から手が離れてしまった
ことに強いもどかしさを覚えた。両の太股を擦り合わせて、少しでも濡れた部分へと快感
が伝わるように腰をくねらせる。その事が却ってショーツを下ろす邪魔をする。悪循環。
膝までショーツが下りてしまうと、太股の間に強引に指を差し入れる。
「やっ、あっ、とうま、とうまぁ…」
いつの間にか『あいつ』の名を叫んでいた。それを止める理性も吹き飛んだのか。指が
秘所の割れ目を激しく上下する――指を中に入れることは無意識が拒否しているが――そ
れでも自慰の経験など無いに等しい御坂美琴には強すぎる刺激だ。別の指が陰核に伸びる。
もう一方の手も、小さな乳房を刺激することを止めようとしない。
「と…うま、とおま、やはっ、らめ、ひゃあああああああうううっ」
何度目かの少年の名を叫ぶのと同時に、御坂美琴は絶頂を迎えた。指の隙間から愛液が
漏れ出す。鼓膜に残る、少年の名を切なげに呼ぶ自分の声。脳裏に焼き付いて離れないあ
の顔。
そんな感触なんて今までほとんど知らなかったのに。『あいつ』を思い浮かべるだけで
簡単に達してしまった。真っ白になっていく頭で御坂はぼんやりと思う。
(そんなんじゃない…そんなんじゃないはずなのに…でも…)
しかし、意識はそんな否定など無駄だとでも言うように――掠れていった。
824 :
579:2006/12/29(金) 20:09:05 ID:OXTO2L3p
だらだら続いてしまってます。あと2回か3回くらい。
懲りずにお付き合いいただけると嬉しい。
>>804 乙姫は原作で出番が無くてタダでさえ勝手描写だし
極端にオリキャラに走るのも何だし難しいねえ。
一番槍GJ
続いてもなんら問題ない。むしろ続けてください。
2番槍GJ!!
ネ申再臨す。
ほ
し
i
えいしょう ねんじろ!
わっちは輪姦まんせー派。
ここは双方の意見を拾ってだ。
輪姦されてから愛のあるセクスで良いじゃないか。
……いや、むしろ。
愛のあるセクスの後に輪姦かしらん?
承太郎!君の意見を聞こう
俺は純愛で二人して一日中ベッドの中にいるようなのが好き……
しかし輪姦好きな奴らもいる……
つまり、『両方のシチュ書けばいいんじゃね?』という形になるな
上条当麻が沢山出てきて、輪姦すれば良いじゃね?
輪姦と3P、4Pの違いは何か?
それは女の子が嫌がってるか、嫌がってないかの違いになるとばっちゃが言ってた。
じゃあ、上条さんが増えても解決にはならないんですね
相手が感じたら和姦って法則が何ゆえかあってな。
しかし「感じてないという割には濡れ濡れじゃねえかよぉ」的な台詞も多いと意見してみたり
くっ、くやしい……(ビクビクッ ←和姦
>>842 強姦魔の理論って怖いわー。
ジョースターさん速くry
>>844 そうか!クリムゾンは全部和姦物だったんだ!
犯される直前にヒーロー登場→救出→セクロス
という王道が俺のジャスティス
愛のあるセクロス→帰り道→暴漢達がリンカーン
というある意味王道もジャスティス?
上条さんに開発されきった姫神、上条さんと青ピ・土御門・アステカその他にマワされる…
ってこれも多人数プレイか?でも女の子側も気持ち良くなってもらわないと…って気もする。
ちなみに俺のジャスティスは裸に首輪+リードの御坂のお散歩
気に入らないシチュはスルー
これエロパロの常識
こんな事で討論してたら職人さんが気軽に投下できなくなるだろうが
ただの雑談じゃないのか
一度話しだすと止まらないのが禁書系の板
>>843 ぶっちゃけ体を守るために膣液が出ます
嫌がってても反射的身体動作だから仕方ない
あけおめですよー
あけましておめでとうってエロくね?
あけおめことよろとな
あけおめー
誰も居なさそうなのでこっそり投下
……今スレでは初だなぁ
「お待たせしましたです、上条ちゃん。……ベンチなんかに寝そべって、どうかしたんですー?」
ベンチの上で力なく横たわる上条に、小萌先生が質問する。
「いや、なんて言うか精神的に打ちのめされたというか」
先刻の吹寄制理との邂逅で、メンタルなポイントをガシガシと消費したようである。
「?……まぁ上条ちゃんがよく分からない事を言うのはいつもの事ですし良いですけど」
「良くないです。何ですかその評価」
「それよりも早く起きてくださいです。姫神ちゃんが待ってますよ」
上条の批難をさらりと流して、早く起きろ、とばかりに急かす。
その小萌先生の要求に従って上体を起こしあたりを見回すが、
「あれ、姫神は?」
視界の中には見慣れた巫女さんの姿は無い。
「姫神ちゃんなら向こうですよー」
上条の問に答えて小萌先生が示した先は、婦人服売り場の中にあるフィッティングルームだった。
「……えーと」
「さ、行くですよ上条ちゃん」
状況が良く飲み込めない、といった風の上条の手をとって、小萌先生はそのフィッティングルームへと歩き出そうとする。
「え、っと。え?この行為は何故ゆえでしょうか小萌先生」
「上条ちゃんは姫神ちゃんのいろんな姿は見たくないんです?」
姫神のいろんな姿、と聞いて上条の脳裏を過ぎったのは、
『んっ。はぁっ……。もっと……感じさせて……』
『ぅむっ。……ちゅ……ちゅうぅっ。……ふふっ。いっぱい出たね』
『あっ。まっ。って……。もぅ……駄目ぇ…………』
(いやいやいや!小萌先生はそう言う意味で言ったんじゃないっての!!)
「上条ちゃん。上条ちゃーん」
小萌先生の呼びかけが耳に入り、上条は内へと向かっていた意識を外界へと向ける。
そこは既にフィッティングルームの前だった。どうやら姫神の痴態を思い返してトリップしてしまったようである。
「またぼんやりしてたですよ?疲れているんですか?」
「あーと、そうかもしれないです」
小萌先生の言葉に深く考えずに返答する。
「いやそれよりも。わたくしめがここに連れてこられた理由をご説明いただけますでしょうか」
周りの視線が気になるのか、いつもよりも幾分トーンダウンした口調で小萌先生へと質問を投げかける。
「先生さっき言ったですよね。『上条ちゃんの出番はその後なのですよー』って」
返ってきたのはついさっきも聞いた言葉だった。
「……ってそれって荷物持ちって意味じゃ無かったんですか?」
「何言ってるんですかー。最初からそういう段取りだったはずですよ?」
「いやまぁ確かに姫神に誘われた段階ではそういう事になってはいましたが今は小萌先生がいるから別にファッションとかに疎い一男子生徒の意見など取り入れる必要はないかと思うのですがっ!?」
「上条ちゃん、それ、本気で言ってるです?」
「当たり前じゃないですか」
上条の返事に小萌先生は大きな溜息を一つ零す。
「姫神ちゃんの前途は暗いですねー……」
「え?何か言いました?」
小萌先生の呟きが聞こえなかったか、上条が聞き返す。
「……何でもないですー」
上条の問いにそう返して、小萌先生はフィッティングルームのカーテンに手をやる。
「それじゃー心の準備はおーけーですか?上条ちゃん」
しかし、その問い掛けに応答をしたのは上条ではなく。
「……小萌先生。本当に。見せないと駄目?」
その敷居布一枚隔てた先で先程とは異なった装いになっているであろう姫神の方だった。
「姫神ちゃん、さっきまで結構乗り気だったじゃないですか。どうしちゃったんです?」
「それは。……何でもない。開けていいよ」
何かを言いかけたが、それを口にすることなく姫神は肯定の意を告げた。
「はいはーい、それじゃー上条ちゃん、しっかり見てくださいですー」
どこか嬉しそうに、小萌先生は掴んでいたカーテンを一気に引き開ける。
開けた視界の先に、上条は一人の少女の姿を見た。その少女とはもちろん姫神秋沙なのだが、上条には一瞬誰だか判らなかった。
灰地に茶のアーガイルセーターに赤緑系地のスカート、さらに黒のニーソックスと言う、姫神秋沙と言う少女の装いとしては新鮮味のある取り合わせだ。スカートの丈は制服よりもやや短めで、膝元がやや頼りないのかもぞもぞと動いている。
「どうですかー?上条ちゃん」
「いや、どうって言われても……そういう格好もいいと思うぜ、姫神」
じーっと観察している所に小萌先生に水を向けられて、上条は素直な感想を述べる。その感想に対し姫神は、気恥ずかしさが先に立つのか離れていても分かる位に赤面して俯いている。その手は何かに耐えるようにギュッと体の前面で握られていて――。
(ん?)
その光景に、上条は何か引っかかるものを感じた。それは言葉で表すと既視感と表すことも出来る些細な違和感。
しかし、なにに対してそう感じたのか上条が思考するよりも早く、
「はい、じゃあ次の服に着替えて下さいです姫神ちゃん」
小萌先生がカーテンを閉めてしまっていた。
結論から言うと、この場で上条が違和感の正体に気付くことは、無かった。
そこから先は、もはや小萌先生の主導の下で行われるファッションショーだった。モデル・姫神秋沙、演出・小萌先生、観客・上条当麻というかなり限定的なショーではあったが。
姫神の服装も今までの巫女姿とは一線を画したパターンで統一されているらしく、季節外れのミニスカートで出てきたときは流石の上条も驚きのあまりに硬直してしまっていた。
「さぁて、次に行くですよー」
先程からやけにノリノリの小萌先生が、何度目かのカーテンの開帳を執り行う。今度の姫神の服装は見覚えのあるカラーリングだった。白のブラウスに赤地のプリーツスカート。スカートの丈は膝下よりもやや下で、その格好はまるで。
「ほぉー。いつもの格好、洋服バージョンって感じだな」
上から下までまじまじと見ながら、上条がそう洩らす。確かにその配色はいつもの彼女の格好である所の巫女装束と同じであった。
上条の感想を受けて、またも姫神の体がピクリと反応する。最初の時は微細な反応だったそれも、ここに来るとあからさまに分かる位に姫神の体が震える。
「上条ちゃんも段々乗り気になって来たですねー」
「えぇ。どれだけここに陣取ってると思ってるんですか。もうここまで来たら人の視線なんか気にしないで開き直るですよ?」
あっはっはー、と半ばヤケになりながら上条は小萌先生にそう答える。
その時だった。
突然、姫神がその場から走り出した。
あまりの急な事態に、二人の反応が遅れる。
先に我に返ったのは上条だった。
「姫神!?」
立てかけてある衣服に紛れて見え辛くなっていく背中を追いかけるべく、自らも駆け出そうとする。そのタイミングで隣に居た小萌先生も自分を取り戻す。
「か、上条ちゃん!」
「小萌先生はここに残って店員さんに説明なりお願いします。このままだと姫神が万引き犯になっちまいますから」
「わ、わかったです」
そう言い残して、上条は姫神を追う為に走り出した。
行間 二
まず気付いたのは、彼から香ってくる匂いだった。
学校で挨拶する時。街中で出会った時。
彼の体から嗅ぎ覚えのある類の香りがすることに気付いたのが、そもそもの始まりだったと思う。
ソレがどんな種別の匂いなのかを思い出した日の夜から、あの悪夢は蘇えってきた。
その時は、彼に記憶を塗りつぶしてもらう事で振り払う事が出来た。
出来たと、その時は信じられた。
次に気付いたのも、同じく彼からの匂いだった。
今までは、自分以外にその匂いを染み込ませていたのは一人だけだったはずなのに。
今日、現れた時の彼はいつもと違う匂いをさせていた。
ソレを察した瞬間、自分の体の奥から熱が滲み出てくるのがわかった。
しかし、彼の身の回りを考えれば、いずれはそうなった事、と自分を誤魔化した。
誤魔化して、しまった。
その次は、偶然出会ったクラスメイトと話している姿だった。
恐らくここに来る前に、何がしかをしてきたはずの彼はそれでも自然体で。
その姿を見て、心の中に何かがささくれ立っていくのが感じ取れた。
彼にとって、その行為は特別な物ではないのかも知れない。そんな考えが頭をよぎっていった。
それでも、今までの彼の生活を振り返ってみれば、自分と関係を持った後もいつもと変わらなかったではないか、と。
そう、思い込んだ。
そして、小萌が推し進めたあのファッションショー。
「いつもと違う姿を見せれば、流石に上条ちゃんも意識すると思うのですよ」と言った小萌の言葉通り、彼はいつもよりも私の事を注視してくれた。
その視線は普段と同じものだったのに。
私の体はソレにさえ反応してしまった。
事がここに到って、ようやく、私は。
自分が『大丈夫』ではないと、解ってしまった。
もしかしたら、とは思っていたのだ。
本当は、前提から既に間違っていたのかもしれない、と。
何度、体を重ねても。
幾度、精を注がれても。
精神(こころ)に纏わり付く悪夢(ゆめ)は消えてはくれなかった。
それどころか。
悪夢は白昼夢となって自分の世界を塗りつぶし始めていた。
白昼夢は、感覚こそ当時のまま明確に伝えてくるが、それ以外の情報はあやふやで。
それでも唐突に襲ってくる事には変わりがなく。
だから、更に彼を求めてしまうのだ。
こうして走っている今だって(今でも)。
私のカラダは(ココロが)。
彼を求めて(欲しがって)。
私は。
駄目なのかも。
……知れない。
それなりに人のいるデパートの通路では、なかなかトップスピードでは走れない。
人の流れの中を走りなれた、それこそ例えば上条の様な経験を積んでいない姫神の足では、追跡者からは逃れられない。
事実、後続の上条は既にくっきりはっきりと姫神の背中を捉えている。
最初に付いたアドバンテージも、二人の体力差を考えればそれ程のものでもなかったようだ。
あと五歩。四歩。三歩。
ここまでくれば、少し手を伸ばしさえすれば、届く。
「姫が――」
「何をやっている上条当麻ー!!」
その瞬間、上条の体に何かがぶつかってきた。
「がはぁ!?」
それなりにスピードが乗っていた事に今日一日の運動による消耗が拍車を掛けて、上条はその衝撃が導くままにごろごろごろー、と床を転がっていく。
「ひ、姫……」
それでも去っていく姫神の方へと手を伸ばすが、先程の衝撃の原因がその前に立ち塞がる。
「貴様と言う奴は本当に……」
その人物は、先程別れた吹寄制理だった。ちなみに衝撃の正体はすれ違い様のジャンピングニーだ。
「やっぱりさっきあった時に釘を刺しておくべきだったな。まさか公衆の面前で女子を追い回すような愚行に出るとは思わなかったぞ!?」
信じてたのに!と言いながら、吹寄は上条の襟首を掴んで体を引きずり起こす。
「ちょっ、まっ、吹よっ……」
半ば首を絞められるような形になり、うまく言葉が出てこない上条。そんな上条はお構い無しに、吹寄は更に責め立てる。
「大体だ、さっき貴様は同行人がいると言ってなかったか!?そちらを放って何をしている!それともあれはその場凌ぎの方便だったのか?」
ギリギリと締め上げる吹寄の手を何とか払い、上条は事情を説明する。
「げほっ……。だから、今走っていったのがその同行人でな、しかもあれは姫神だぞ。気付かなかったのか?」
「…………私服姿をはじめて見た」
だから気付かなかった、と言いたいらしい。
「あぁ、まぁ良いけど。いや良くない。見失っちまった」
と、言って上条は走り去っていった方向に視線を向ける。
「とりあえず俺は姫神を探さなきゃならん」
そう告げてくる上条に、吹寄が協力を申し出る。
「貴様に見失わさせたのはあたしに責があるからな。手伝おう」
「そうか。なら四つ角ばかし向こうの洋服店に小萌先生が居る筈だから、そっちの方に行ってみてくれるか?俺は先に追いかけているから」
「分かった」
吹寄の申し出を受けて、上条は再び走り出した。
今回はここまで
また寸止めでごめんなさいorz
次来る時はエロしかないと思いますんで、それで勘弁して下さい
ちなみに行間二は挿話とリンクしていたりいなかったり
ではまた
ことよろー
グッジョブグッジョブ
秒速十万八千光年でGJ
セラエノからGJ
GJ!
最近なんだか小萌センセーが姫ちゃんに(ry
GJ!!!
新年早々、神降臨!!
ここでは姫神人気だなー
原作での扱いが嘘みたいだ
あけましてGJ!
良いお年玉をもらった。
吹寄さんキャラ違くね?
GJ!
姫神さん最高ですね
うむ、新年早々良いものを見られた、ぐっじょぶ。
初詣はココ、姫神神社でいいですか?
保守
874 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/03(水) 17:56:06 ID:SJFMZ5uB
振袖のねーちん
偶然が重なり帯の端を掴む上条さん
いえ、決して正月ボケではないですよ?
875 :
579:2007/01/03(水) 18:46:17 ID:vdS4GjGx
保守されてるーっ!
保管庫で『超電磁砲はお年頃』に決定されちゃったので(笑)その続き。
876 :
579:2007/01/03(水) 18:48:09 ID:vdS4GjGx
(3)
翌日は休日。しかし、御坂美琴は一歩も部屋から出ることはなかった。上条本人がどう、
とか言うのではなく、上条の姿を思い浮かべながらあんな行為に及んでしまった自己嫌悪
からだ。
隠し続けている『それ』の正体に薄々気づきはじめてしまった。あの時漏れ出してしま
ったがために。しかし、それが再びあってはならない――そんな気がする。現実の『あい
つ』。指の感触。妄想の中の『あいつ』。真っ白になったあの時。自己嫌悪。そんなもの
がグルグルと頭の中を経巡り――
「お姉様!ただいま帰りましたの!お姉様のいない一夜、黒子は黒子は…」
騒がしい白井黒子の声に、少女は現実へと引き戻された。
「あら、黒子…おかえ…」
言いかけて、ルームメイトにそのありきたりな台詞を遮られる。
「お姉様?何か元気がありませんわ?まさかあの殿方に何かされてしまったとか?そうな
ら許しませんわあの類人猿!今すぐにでも…」
プチッ、と御坂美琴の頭の中で音がする。ベッドの上で膝を抱えていたが、バッと床に
立ち上がると、
「あたしとあいつの間に何があろうとアンタには関係ないじゃない!ちょっとは口を塞い
でたらどうなの?!」
思わず叫び声が出る。激昂した台詞を口にして、それでも再び憂鬱な気分だけが戻って
くる。そのまま床にしゃがみこむ。
その晩、そして翌朝と、白井黒子は御坂美琴と目を合わせなかった。
877 :
579:2007/01/03(水) 18:48:43 ID:vdS4GjGx
翌日の放課後。寝不足も重なって憂鬱な気分が晴れないまま、御坂美琴は街を歩いてい
た。無意識に上条と遭遇することの多い地区へと足が向かう。
(あいつの…どこが悪かったの…?どっこも悪くない…それに…あれは…じ、事故だし)
朝食中も、授業中も、昼休みも、午後になっても頭の中は少年のことばかり。授業中、
何の問題が起きなかったのも、レベル5の御坂に対して「たまにはあんなこともあるだろ
う」と教師が見逃していたからと言うだけに過ぎない。
正直なところ、視点も定まっていないような状態だ。道路の向こう側を騒がしい高校生
っぽい一団が通り過ぎていった。と、そのうちの一人が道路を無理やりに横断し――
「御坂じゃねーか。この前はすまなかったな、わざとじゃないんだ…で、それもなんだけ
どさ、あ、いやもちろんわざとじゃねーぞ?ま、とにかく何か上条さんがお前を怒らせる
ことをしたんじゃねーかって心配してたんだ。どっかで話でも…」
少女の意識がはっきりしたのは、目の前で件の少年――上条当麻が心配そうな顔で自ら
の顔を覗き込んでいるまさにそのときだった。
(上条当麻っ…!な、なんで?)
自分の理不尽な怒り。その後のちょっとしたアクシデント。そしてその夜…。瞬間的に
頭の中を駆け巡った記憶に、猛烈な羞恥心が重なった。まるで瞬間湯沸かし器のように全
身が火照る。
「み、御坂?そんなに怒ってた、いや、いるのか?話くらいは出来ないか?」
上条当麻が手を差し出す。
「…や、やだっ」
しかし、御坂美琴自身の意思に反して――むしろ意思が反応するその前に――耳まで赤
く染めた少女はその手を払いのけると、再び脱兎のごとく駆け出していた。
呆然と立ちすくむ上条を残して。
878 :
579:2007/01/03(水) 18:49:18 ID:vdS4GjGx
「なんで?なんであたしがあいつから逃げなきゃ…それに、あいつから声、掛けてくれた
のに…」
上条当麻から思わず逃げ出して、御坂美琴は激しい動悸を繰り返す胸に手をやる。
その瞬間、またも『あの感触』、そして、その後のことが急激にフラッシュバックした。
(あいつがわざとあんなことやるはずないじゃない…絶対やらないわよね…あ、アレだっ
てあたしが勝手に……ってそれは…関係なくってっ!どうして逃げちゃうのよあたし…)
何も考えられずに滅茶苦茶に走ってきたが、足は無意識に寮へと向かっていたらしい。
周りの見慣れた風景に思わずため息が出たが、取りあえずは部屋に戻ってしまうことにし
た。夕べとさらに様子が違うことを見かねたか、白井黒子がおずおずと何か言ってきてい
た様だが、耳には入らない。夕食も味が全くしなかった。その頃には白井も声をかけるの
を諦めたようだが、美琴はそのことにも気が付かなかった。
ベッドにもぐりこんで思い出すのは『あいつ』――上条当麻の顔。
(そう言えば、今日はなんだか心配そうにあたしを見てたっけ…あいつ、何にも悪くない
のに…)
漠然とそんなことを考えながら、御坂美琴は枕へ顔を埋める――。
ちなみに御坂美琴が走り去った後、上条はいつもの面々から
「いったいカミやん、チュ、チューガクセー、それもとと常盤台のお嬢様に何やらかした
ねんっ…って、ま、まさかっ」
とか、
「君は。そうやっていろいろな女の子をその気にさせて。切って捨てて」
とか、
「アンタには本当に見境ってものが無いみたいね?一度頭蓋骨切開して検査でも…」
等々の散々な罵倒を受けた上、そのことを土御門元春が禁書目録のシスターに告げたため
に気を失うまで頭蓋を噛まれ、気が付くとまた噛まれると言うことを繰り返したのだが、
本題には関係ないのでこの程度に留めておこう。
879 :
579:2007/01/03(水) 18:50:28 ID:vdS4GjGx
もちっと続く。
プロットから進みません。ガンバッテカクヨー。
GJ!!
続き待ってます!!
美琴が可愛すぎる…
GJ!!!!11
乙
美琴かわいいよ美琴
しかし、なんでSSが投下されたほうが流れが滞っちゃうんだろうなぁ
職人さんが少ないから仕方がないのかな
ここで逆レイプが似合うフラグガールズを1人。
姫神
黒子の瞬間移動すげえよ。
おなぬーしている上条さんが、
いく直前で美琴の前に強制的に瞬間移動させられるのを妄想した。
>>885 禁書の黒成分を1人で補ってくれますね。
触れてなければテレポートは出来ないしカミジョーさんには効きませんので
889 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/06(土) 21:14:00 ID:AYj2vQ09
>>888 逆ならいいんじゃね?
何かの理由で上条の部屋に突撃したら、上条さん自家発電中。
たまたまその目の前にテレポートした黒子と御坂。
ちょうどその時のオカズが御坂で…
うん、ゴメンgdgdですねハイ
>>889 いやいや、黒子オンリーで出現→場所が悪く顔s(ry
この流れならば言える。
当麻×黒子っぽいものを書いてみたんだけど、需要あるかな?
タイトルは【クロキス〜鉄矢でしか伝わらない思い〜】
いや、なんだ。ごめんなさい。
それをわざわざ私の口から言わせるんですか?
インデックスが10日飯抜きになったあとくらい需要あるぜ
>>891 いや、なんだ。投下してくださいお願いします
幻想殺しは自分のイチモツにも有効なのか?
触るたびに萎えるとおなぬー出来ねえw
勃起は幻想なのかよ
つ左手
くれ〜なずむ〜まちの〜ひか〜りとかげの〜なか♪
<1> はじめてのキス略してはじキス 前編
なんでこんな事になっているんだろう。
最初に白井黒子が思った事はそれだった。
目の前には先程部屋に招きいれた男の顔がドアップで存在している。
唇には何やら生暖かい感触を感じ、何故か知らないが顔が熱くなってきた。
「……」
「……」
今日はなにやら黒子がお姉さまと慕う御坂美琴に用事があると聞いて部屋に入れてから数十秒。
取り敢えず前と同じ様に布団に座らせようと思ったら、男が"運悪く"落ちていた鉄矢を踏んでこけた。
それだけの筈だったのだ。
しかし、それが男の驚きの声に振り向いただけで、まさかこんな事態になるとは。
ようやく事態に頭がついてきたのか男の方から勢い良く唇を離した。
「わ、わりぃ!」
顔を真っ赤にしつつ叫ぶ男―――上条当麻は黒子から距離を取って勢い良く頭を下げる。
それに対して黒子は体を起こしてただ頭を下げている当麻をボーッとした瞳で見るだけだ。
暫くしてようやく思考が復帰したのか、黒子は恥、涙、怒と表情を三段移行させ、
「―――ッ!」
顔を朱に染めて目を釣り上げ、足のホルダーから鉄矢を引き抜き構えた。
「って、ちょっと待ってー!それは流石に上条さんでも死んじゃいますからー!?」
「問答無用ー!乙女の唇を奪っておいてもう生かしてはおけませんわウフアハハハー!」
後半の方は自分で言った事に涙目になりつつ、もうわけのわからない思考で笑いしか出て来ない。
取り敢えず目の前のこの馬鹿を串刺しにしてから考えよう。そうしよう。
「覚悟――」
即座に暴走したままの思考を一つの方向に纏め行動に出ようと一歩踏み出した瞬間だ。
「あらっ?」
何か足に妙な感覚。
地面を前へと滑るような感覚だ。
状況確認。
現在進行形で、自分で自分の鉄矢をふんずけて宙へ身を投げ出している途中。
向かう先には腰を引いて身長差の埋まったのか、男の顔が。
このままではどうなる?
頭突き?否、このままでは――、
「「―――ッ!?」」
ドサリという何かがまとめて倒れるような音が部屋に響いた。
暫しの沈黙と共に再び唇に伝わる生暖かい感触。
我を忘れて停止している二人。
その沈黙を破るかのように扉を開ける音と共に足音と声が聞こえてきた。
「ただいまー。やー、疲れたわ。定期検査なんて面倒臭いも……の……」
聞こえてくる声は黒子がお姉さまと慕う御坂美琴のものだ。
しかし、その言葉の後半は途切れ途切れになり、最後には黙ってしまった。
それもそうだろう。
当麻が何かをまたしでかしてトラブルを起こした結果、こうなったならまだわかる。
しかし、現在の状況は当麻が押し倒して唇を奪っているわけではない。
"白井黒子の方から押し倒して唇を奪っているかのようなシュチュエーション"なのだから。
慌てて当麻は唇を離し、
「ぷはっ、って、待ってくださいまし、美琴さん!?これは不可抗力であり、私めが白井の――」
「うふふ、何を弁解しようとしてるのかしら。別にほら、貴方達がどういう関係だからって私の知ったことじゃないわよ?」
何やら美琴がなにか言っているという事はわかったが、黒子には美琴の声はあまり聞こえていなかった。
ただ呆然として唇を指でなぞるだけだ。
……せ、せかんどきすまで……。
頭の中は真っ白。
ただ、キスをしたという事実だけが漠然と頭の中で自己主張を続けていた。
その事実を再確認するなり、黒子は顔を爆発させるかのように真っ赤に染め、目の前の男を見やる。
彼は押し倒されたままの状態でなにやら必死に叫んでいる。
まだ頭がハッキリしていないせいか、何を言っているのかはよくわからない。
「だから、それは誤解だって言ってんだろ!?って、のぁっ、バチバチさせるなぁああああ!?」
「うるさいうるさいうるさい!とっとと、どきなさいこの馬鹿!」
「と言いましても白井さんがどいてくれないとわたくしめも動けないのでございます、はい!」
「黒子もいつまでも止まってないで、早くどきなさい!この馬鹿黒コゲにするから!」
「ひぃ!それは実質的な死刑宣告!?上条さんはまさにデッドオアダイな状況んっ!?」
彼の顔がこちらを向いた。
同時に、なんだかよくわからないけど身体が勝手に動いた気がする。
「!?」
……あれ?わたくし、何をやってるんですの?
状況証明。
唇には再び生暖かい感触が。
目の前には先程と同じくらい大きく見える当麻の顔がある。
つまり――、
「……?」
首を傾げるがその先が出て来ない。
はて、何をやったのやら、と美琴を見て見れば顔を真っ赤に染めて眉を立てて震えていた。
「あ、えあ、ななななななっ?!」
なんであんなに舌が足りてないのだろうか。
……だけど、そんなお姉さまも可愛らしくてグッと来るものが――で、なんで殿方の顔がこんな近くにあるんですの?
簡単な事だ。またキスして――、
「―――ッ!?」
その事実に気づくや否や顔を離して立ち上がる黒子。
現実が身に染みてくるようにやって来てはそれを否定しようと頭の中で何かが弾ける。
ついには自分でも何をしたのかわからなくなり、呆然としている当麻を見てから美琴を見て、出口へと走り始めた。
自分の口を両手で塞ぎつつ顔を真っ赤にして靴も穿かずに部屋を飛び出す。
そのまま寮の出口へと走り、自動ドアが開くのも待たずに空間移動で寮の外に出てまた走り出す。
正直、自分でもどこに行くのかわからないまま、白井黒子は夜の闇へと消えて行った。
○◇○
上条当麻は床に倒れ伏したまま、停止していた。
記憶喪失になって以来、自分はキスなんてした覚えがない。
つまり、もしかして、これは正真正銘のファーストキスになるのだろうか、と思考は取り敢えず現実逃避していた。
それもそうだ、この目の前でビリビリと凄まじい電力を発揮している御方と目を合わせたい等という変わり者は
居るだろうか。いや、居まい。
「というわけで、上条さんは命乞いをしてみようと思うのですが、駄目でしょうか?」
俯いていたビリビリ娘こと御坂美琴は顔を上げる。
そこにある表情は意外にも笑顔だった。
何か一線を越えてしまったような笑顔だったが。
「だめよ」
語尾に音符マークが付きそうな程清々しく優しくそして楽しそうな声。
まるでそれは当麻を迎えに来た天使のラッパの音色の様でもあり、同時に鎮魂歌の様にも聞こえた。
上条当麻がそれに対して笑顔で頷く。
瞬間、世界は白い閃光に包まれた。
○◇○
確かに上条当麻という人物は恋敵という事以外では悪い人ではない、と白井黒子は思う。
しかし、それとこれとは話が別だ。
どうして自分はあんな行動に出たのか、ブランコに揺られつつ考えるものの全く検討もつかない。
初めてのキスでなにやら変な方向に目覚めてしまったのかとも思うが、それは即座に否定。
そんな性癖が自分にあったのだとしたら由々しき事態だ。
いや、それはそれで御坂美琴にそれを理由にしてキスを迫ることも出来なくもないような気もする。
「はぁ……出来るわけないですのに……」
思考がようやく冷却されてきた。
詰まるところ熱に浮かされてついつい非常識な行動を取ってしまっただけなのだ。そうなのだ。
よし、と黒子は立ち上がる。
まずは美琴への弁解と、当麻への対応だ。
ついついその場の勢いでやっちゃいましたの、テヘ☆とでも言えば平気だろう。
うんうん、と頷いたところで誰かが公園の入り口から走ってくるのが見えた。
おや、と首を傾げてみればそれは目的の人物の一人である上条当麻だった。
これは好都合とばかりに手を振ってみれば彼の後ろから――修羅が追ってきていた。
「はい?」
思わず声を出すが、次の瞬間には疾風と化した当麻に体ごと掻っ攫われていた。
「って、なんでお姫様抱っこですの!?」
「そこにツッコミますか!?というか危険だから!とっても危険だから!今は逃げなきゃ死んじゃうー!」
なんでこんな必死なんだろう、と思ったその時だ。
馬鹿みたいにドデカイ閃光が黒子達の横を抜けていった。
「二番煎じですけど、なんですのー!?」
当麻の肩越しに見て見ればその修羅は黒子も良く知っている人物であった。
それは黒子の尊敬する人物であった。
それは体中に閃光を纏わせつつ凄まじい速度で走る御坂美琴であった。
天使の翼の様に広げた雷の光を纏った美琴を見つつ黒子は思わず息を呑む。
あれ程の雷撃は今まで長い間一緒に居た黒子とて見た事がない。
今ならレベル5を超えて6にいってるんじゃないだろうか、と思える程の気迫と圧倒的なプレッシャー。
恐らく触れようとすればその高熱と電流で即死。
そうでなくても放たれる雷撃を喰らえば一撃で死亡。
まさに無敵。
「って、そうではなく。なぜゆえお姉さまが超本気というか限界ぶち抜いてあんな状態になってますの!?」
今の美琴に勝ちたいなら核ミサイルの一つや二つ持って来いといった感じだ。
恐らく近づく前に雷撃の羽で叩き落とされるだろうが。
「誰のせいだと思ってるんでございますかー!?とにかく暴れるなって、うお!?」
「きゃっ!?」
爆発。
恐らく美琴の放った一撃が当麻の足元をぶち抜いたのだろう。
なんとか体勢を立て直した当麻の手の中で身を動かす黒子。
爆発のせいで出来た煙幕のおかげで、どうやら美琴は黒子達を見失っているようだ。
それを好機と判断した黒子は即座に当麻の耳を引っ張りつつ小声で耳打ちをする。
「今ですの。お姉さまに見つかる前に逃げるんですわよ……っ!」
「あだだだ……お、おうっ」
今の美琴はどうやら冷静さをかいているようだ。
当麻は黒子の指示を受けて全力疾走を始める。
「どこいったぁー!」
美琴の鬼のような叫びに「こわー!」と二人して心の中で叫びつつ、当麻と黒子は必死に逃げるのであった。
○◇○
先程の公園から2kmほど離れた場所にある公園。
黒子はその公園の隅にある自動販売機からジュースを二本取り出しつつ少し離れた場所にあるベンチを見た。
そこには自分を一応、助けてくれた恩人である上条当麻が息を荒げながらよりかかっている。
……しかし、お姉さまがあそこまで怒るだなんて思ってもいませんでしたわ……。
視線を逃げてきた方向に向けてみれば未だに雷の柱が天に向かって突き立っている。
恐らく美琴はまだ暴走しているのだろう。
停止しているところから、何者かが足止めしてくれているのか、もしくは冷静さを取り戻しつつあるのか。
後者であることを祈りつつ、黒子はベンチに座る当麻の元へと向かった。
「あー、疲れたぁー。もー、一歩も歩けねぇー」
ぐでー、とベンチに背を預ける当麻に向かって黒子は冷えたジュースの缶を近づけ、頬にくっつけた。
「うひゃぁっ!?」
突然の冷たさに跳ね上がる当麻を見て黒子はくく、と思わず笑みを漏らす。
当麻が振り返り半目で見て来るが、それに対して黒子は今度こそ缶を差し出して渡す。
それから当麻の横に座り、自分の分の缶を開けた。
今日のチョイスは【ベースボールジュース・フォーク味】だ。
予想の真下を行く味というキャッチフレーズが特徴だが、その味は如何に。
プルタブに指を引っ掛けて開けると、空気が漏れる音と共に蓋が開く。
そして、両手で缶を持ちつつ口に当てて傾けて少しだけ口に含んでから飲み込んだ。
ふぅ、と息を付くと同時に感想を一つ。
「……不味いですわ……」
「……」
なら買うなよという視線が当麻から向けられるが黒子は構わず更に一口。
微妙にシュワシュワとする液体の味に眉を顰めつつそれでも必死に飲み干す。
基本的に一度買った物は無駄にはしない主義なのだ。
「けふ……」
「……大丈夫か?」
当麻が心配そうに見て来るが、黒子は両手で缶を持ったまま涙で潤んだ横目でそれを見やり、
「えぇ、この程度でしたら……うあー、余計なチャレンジ精神なんて出すものではありませんですの……」
「飲むか?」
是非に、と黒子は差し出された当麻のジュースを一口。
「って、これ、貴方飲んでいたヤツじゃないですの!?」
「ん、ああ、そうだけど……なんか駄目だったか?」
本当に不思議といった表情で首を傾げる当麻。
嗚呼、そういえばこういう性格でしたわね、と黒子は微妙に虚ろな瞳で当麻を見つつ思った。
ともあれ、もう口を付けてしまったのだから構うまいとばかりに一気に飲んで嫌な味を洗い流す。
それを見ながら当麻は頬を掻いて一言。
「ところで……その、なんだ。なんであんとき、そっちから……キ、キスしてきたんだ?」
吹き出した。
当麻の顔に向かって思いっきり吹き出した。
「うぼばー!?」
「―――っ!」
思い出して顔を真っ赤に染めながら口元を制服の裾で拭う黒子。
「いや、ほら、その場の勢いと言いますの!?なんとなくこう勢いですのよ!そうですの!」
あわあわとあらかじめ用意しておいた言葉を口に出すがどうにもいい訳がましい。
自分でもそれはわかったのでうぅ、と少し身を縮めつつも両手で持った缶の中身を見つつ言う。
「……実際、わたくしもなんでしたのかなんてわかりませんの……でも、まぁ、貴方のは不可抗力だった事は認めますわ」
「あー……あれは本当に悪かった。それは謝る」
結構、と黒子は当麻へと掌を差し出して頭を下げるのを止める。
「でも、貴方も酔狂ですわね。わざわざわたくしを抱えて逃げるだなんて……一歩間違えば黒コゲですのよ?」
「俺があんな危険地帯に誰かを置いて逃げると思うか?」
「思いませんわ」
思わず微笑すると同時にベンチから立ち上がってクルリと当麻の方へ向き直る。
「さて、どうしますの?お姉さまは暴走中、下手に動けば今度こそ本当にドカンとやられますわよ?」
「うーん、そうだな……どこか隠れるのに丁度いい場所、か」
腕を組みつつ唸る当麻を見つつ、黒子もどこか良い隠れ場所はないかと記憶の中を探る。
そして、暫く考え込んだ結果。
「あ、そうですの」
「?」
良い案を思いついて手を打つ黒子。
それがとんでもない結果へと二人を誘う選択の道である事を当麻も黒子もまだ知らなかった。
904 :
891:2007/01/07(日) 15:06:10 ID:rY2khwcE
需要があるようなので投下させていただきましたーっ!
え?エロシーン?えぇっと一応、後半でゴニョゴニョな展開にはなりますよ?
文才がないので乱文になってしまいましたが……それでは、今回はこれにて失礼させていただきます。
GJ
GJ
しかし学園都市はUCAT商品の巣窟だな・・・
服だけテレポート
下着だけテレポート
中身だけテレポート
GJ
デレの心を持ちながら激しいツンによって目覚めた
スーパーレールガン御坂美琴の爆誕か。
ガタガタ。
白黒ってロリに分類されるんだっけ?
お前……つるぺたの中学1年性だぞ?
ロリ以外のなんだっつーんだ?
おいおい、中一がメインターゲットの奴だっているさw
幼女嗜好とは、天の理に背く道。
そこに踏み出す者をロリコンという。
そこに住まう者をペドという。
許されざる禁忌の向こう側に、決して届かなかったはずの願望が待ち受ける……
それを知ってしまったとき、人は人であることをやめる。
やりぃ
リクエストした禁書キャラのエロ画描いてもらったぞい。
残念それは白木あえかだ
誰だよつーか見てぇから出来ればうp
そいえば冬コミに禁書の同人出てたらしいが買った香具師いる?うわあ香具師なんて久しぶりに書いた
デカすぎキメェ
>>919 ああ、あのサイトね。
ちぺろ屋でググレ。
基本はメロン並にデカイからロリコンの人は駄目よ。
不安になって来たんだが
小さい者好き=ロリコンだよな?
ロリコンを侮辱するような事を言ってしまったかもしれん
貧乳好きと幼女好きは違うぞ?
前者はただの貧乳スキー後者はロリコン。
俺?乳の無い幼女が大好きです。でも、ねーちんはもっと好きです
大きい事は良い事だ。と思えないのかしら?
ま、あロリも好物なんですがー。
なんだっけ、突っ込まずに愛でるのがロリコンで
突っ込みたいと思うのがペドフィリアだっけ?
ファミレスバイトの小鳥遊君がロリコン。
俺がペド。
>>919 通常の2倍以上か!
学園都市でそう言う薬売ってるかな?
928 :
579:2007/01/08(月) 22:01:56 ID:Vj6FN/kQ
『超電磁砲はお年頃』が推敲で詰まっててー。
気分転換に吹寄さんを書きました。投下します。
929 :
579:2007/01/08(月) 22:02:39 ID:Vj6FN/kQ
『鋼鉄の女の電撃作戦 Blitzkrieg』
「あ、そうそう、上条ちゃんは放課後居残りですけすけ見る見るですよー?」
授業が終わり、クラス委員の青髪ピアスが『起立』の号令をかけると、教壇にいた月詠
小萌が唐突にそんなことを言った。
「ちょっと小萌先生、なんで俺だけ居残り?」
不満の声を上げたのはもちろん名指しを受けた上条当麻その人である。が、クラスの生
徒たちはそんな様子にも慣れっこなのか、一部から微かに「上条、またか…」とか「小萌
センセーも上条が好きだねー」とか言う軽口が聞こえた程度だ。
そんな軽口が聞こえたか聞こえなかったか、月詠小萌は反論する上条に繰り返す。
「文句を言ってもダメなのですよ? とにかく今日の放課後補習! いいですねー!」
反論するだけ無駄と悟ったか上条は肩を落とす。と、その時自分に強烈な視線が向けら
れていたことに気付いた。顔を上げて、視線の方を向く。その先にいたのは――
吹寄制理である。じっと上条の顔を見つめている。
上条が顔を向けたことで目と目が合う。目が合った瞬間、吹寄はビクッ、と身体を震わ
せ、目を見開いたまま顔を紅潮させていく。怒っているとかでは無く、何かに動揺したよ
うな――そんな様子だ。上条が吹寄に注意を奪われていると、
「上条ちゃん! 聞いてますか? すけすけ見る見るですからねー!」
という月詠小萌の声が再び響いた。
その声で我に返ったか、吹寄は一瞬教壇の方を向き、また上条に視線を戻し目が合うと、
さらに強く顔を火照らせて一歩後ろに躙り――自分の椅子に足を引っかけて、
盛大にコケた。
その音に、クラス中の視線が吹寄に集中する。近くの女子生徒が吹寄を助け起こそうと
する中、土御門元春が叫んだ。
「かっ、カミやん! 吹寄さんに何をしたんぜよっ! 吹寄さん、カミやんに見られて動
揺してたにゃー! ま、まさかカミやんっ!」
目が合ったのは事実だが、『何かした』などと言われたところで上条にはまるっきり身
に覚えがない。
「ちょっと待て土御門! 俺が一体……」
反論しようとするが、クラスメイト達の声に遮られる。
「おのれ、かっ、上条! ついに吹寄までっ!」
「カミジョー属性の魔の手が俺たちの最後の砦をおおおおおっ!」
「ゆ、許さんぞ上条っ!」
「怨敵退散、怨敵退散じゃあっ!!」
クラスの男子生徒達の制裁――むしろ私刑と言った方が正しいだろう――で上条がボロ
ボロになっている間に、吹寄制理は姿を消す。
その後、吹寄制理が初めて授業をサボった。
吹寄が姿をくらませたことで、上条も再び制裁の対象となったのだが、まあそれはそれ
ということにしておこう。
930 :
579:2007/01/08(月) 22:03:25 ID:Vj6FN/kQ
(あー、なんか今日の上条さんは特に酷い目に遭っているような気がしますが……ううっ、
気のせい、気のせいだよねこんな状況ウソだと言ってよバーニィ!)
クラスメイトからの制裁によってボロボロになった上条だが、それで補習が中止になる
と言うこともなく、結局学校を出ることが出来たのはとうに終バスも過ぎた午後6時半ご
ろだった。携帯電話の電池が切れてしまっていたため、学生寮で待つインデックスへの連
絡は出来ていない。今日は買い物にも行かないといけないはずだったから、夕食は遅くな
りそうだ。銀髪のシスターさんが不機嫌になっていく様が手に取るように思い浮かぶ。
「……居候に、しかも女の子なのに、夕食が遅いって家主が叱られて噛み付かれるっての
もレアな経験だよな…でも、嬉しくない…」
うだー、と肩を落としつつ公園の角を曲がる。
曲がった先に、セーラー服姿の髪の長い少女が立っていた。
吹寄制理。
午後から姿を消していた少女である。現れたのが誰かを確認するようにジロリと上条の
全身を一瞥すると、今度は打って変わって弱々しげに上条と目を合わせる。
「か、上条…」
「吹寄! こんな時間まで家にも帰らずにいたのか? しかし、午後はどうしたんだよ…
って、俺のせいか。土御門のヤツがワケ判らんこと言うから吹寄には迷惑かけちまったな、
悪かったよ」
なんと言ったら良いのか、いかにもそんな風に上条は頭を掻きつつ少女に話しかける。
事実がどうかはともかく、自分が迷惑をかけたような気がするし、それを何事も無かった
かのようにやり過ごすのも上条のやり方では無い。自分に幾らかでも非があるなら、誠意
だけでも見せるべきだろうと上条は頭を下げた。
しかし、吹寄制理は怒りの言葉を発するでもなく、ましてや手を上げるでもなく、
突然、上条に抱きついてきた。
上条の脇から背中に手を回し、きつく少年にしがみつく。あまり背の高い方では無い上
条と、女の子としては背が高い吹寄とだと胸に顔を埋めると言うわけにも行かず、少女は
少年の首筋に顔を落とす。
「ふ、吹寄ぇ?! どうしたんだ一体全体これはどういう風の吹き回しで…」
「…良いから貴様は黙ってっ……しばらくじっとしてなさいっ…」
言い様はきついが、普段の勢いはない。むしろ弱々しいと言うか、自分の行動に途惑っ
てさえいるかのような様子である。さすがに上条も息を飲んで黙り込む。
ただ、黙り込んだは良いが、抱きついてきているのは抜群にスタイルの良い吹寄制理で
ある。『美人なのにちっとも色っぽくない鉄壁の女』などとはとんでもない話だ。背中へ
と伸びる腕はいかにも女の子らしく柔らかくなめらかだし、太股はズボン越しにもその張
りが伝わる。何より、彼女の大きな胸が上条の胸板に押しつけられてその弾力を強く主張
しているのは耐え難いの一言で換えられるものではない。しかも、
「ふっ、くふぅ・・・」
と、吹寄がなんだか乱れた吐息を首筋に吹きかけてくるというか、当たる。このままで
は色々と耐えられなくなってくるところが出てきそうだし、この密着状態でそれを隠すの
は100%不可能だ。思わず少女の両肩に手を伸ばす。
「あっ・・・」
肩に手を触れられ、少女は身体を震わせる。なんだか艶っぽい吐息が首筋に掛かった。
上条の背筋にゾクゾクと電流が走る。吹寄の肩に置いた手を離そうとしながら慌てて問い
かけた。
「すっ、すまん吹寄、だ、だいじょ…」
「は、離さないでっ…良いからそのままで居なさいっ」
言われて再び肩に手を戻す。とにかく今は言うとおりにしつつ、少年の(一部の)主張
に耐えなければならないだろう。
吹寄が呟く。
「なんで…こんな……大覇星祭の時は見られたってただイヤだっただけなのに…なんで今
は貴様のことを考えると気分がモヤモヤしてくるのっ…? なんで今、こんなにドキドキ
してるのよ……っ…」
少年を抱き留める両手の力が強くなる。押しつけられた胸の弾力もさらに強くなり、
少女の胸の動悸が伝わってきた。
首筋に当たる吐息と伝わってくる動悸に、上条の胸もドキンと跳ねる。
931 :
579:2007/01/08(月) 22:05:03 ID:Vj6FN/kQ
「なんなのよカミジョー属性って…っ! ホントは判っててやってるんでしょう貴様は?
姫神さんだって、クラスの子も、それにあの常盤台の子も…、あんたを捜して彷徨いてた
外国人の子もそうだし…、貴様のこと気にしてる女の子が何人いるのか自覚してるんでし
ょ? き、貴様は、お、女の子の気持ちを天秤に架けて…、ヤなヤツよねほんと…」
「ちょっと待ってください吹寄サン! その不穏当な発言はなんですのっ!! と上条さ
んは悲鳴を上げますよ!? て、天秤ってなんですかっっっ!!」
胸板に押しつけられた絶妙の弾力感にドギマギしながらも、本人としては全く自覚のな
い上条が叫ぶ。しかし、吹寄制理はさらに強く上条のうなじに顔を埋めると、
「わざと言ってるの貴様はっ…。それともホントに自覚が無いの…っ?」
と喘ぐように詰問する。何とか反論しようと、上条は少しだけ吹寄の顔に向かって首を
曲げたのだが――
突然、顔を上げた吹寄制理に両の頬を捕まれた。
大覇星祭初日、不幸な事故で濡れ透けになった時でさえクールな表情を崩さなかった少
女の瞳は。
上条の目を見据えながらも潤んでいた。
「ホントに自覚がないのなら――後先は関係ないわよね……そう、こっちがイニシアチブ
を取ればいいのよ…」
瞳を潤ませたクラスメイトの少女はそう言うと。
その柔らかい感触とか、緊張して震える指先とか、慌てて目を閉じる前に見えた潤んだ
瞳とか、飛び跳ねて胸を突き破っていきそうな心臓の動悸とかに上条が硬直している間。
たっぷり10秒間、強引に唇を重ねて。
「あたしのファーストキスなんだからね? 貴様もしっかり覚悟しときなさいよっ…」
そう告げて走り去った。
少女の走り去る姿を見つめながら、上条当麻はその場にへたり込む。正直言って何が起こったのかもよく判らない。
少年が我に返ったころには、もう星も高かった。
932 :
579:2007/01/08(月) 22:07:21 ID:Vj6FN/kQ
ホントに気分転換で書いただけなので乱文許されて。
『超電磁砲はお年頃』も頑張って書きますー。需要あるなら。
GJGJGJGJGJGJ!!!!!
需要があるかって、当然ございますとも!
俺ちょっと上条殴りに逝ってくる
今から一緒に これから一緒に 殴りに行こうか
いや待て、俺も行く。奴は一般人よりも強いと聞いた。少しでも多く殴りたい
>>920 ペドきめぇ
と、まあ冗談は置いといて。
人の頭程あるのはさすがにアレだわな。
出遅れた
やーやーやー
つまり、ロリ巨乳ならば誰も文句は出ないだろう。
ロリは貧乳がいいです
ステイル「おれは、ロリコンじゃない、小さい胸が好きなだけだ」
胸が大きいのがどんだけ良い事か分からないのか920
争いの原因が半分は消えるんだぜ。
胸なんてかざりです。えろい人にはそれがわからんのです。
944 :
891:2007/01/09(火) 02:49:51 ID:5tvetSK1
……後編ようやく完成いたしました。
相変わらず拙い作品ですが、無駄に長いです。とっても長いです。
ちなみに私も胸なんて飾りだと思います。胸を付けたら名前の前にパーフェクトがついてしまうじゃないですか!?
閑話休題。
それでは駄文ですが、お楽しみいただけたら幸いです。
<2> はじめてのキス略してはじキス 後編
上条当麻は目を閉じながらも今起こっている事態に混乱していた。
……な、なん……っ!?
「ん、ちゅ、じゅ、んんぅ……」
艶やかな水音が暗い空間を支配する。
息が碌に出来ない。というか、息をするための片方の器官が塞がれているのだ。
そりゃ息も出来なくて当然だ、と思うが、目の前で起こっている事態の重要度はそれを遥かに凌駕する。
自分の唇を誰かが貪っている、という事態の前では息が出来ない事など些細な事だ。
そして現在進行形で口付けをしている人物、それを当麻は知っていた。
その人物とはいつものツインテールを解いて髪を流した少女。今日一日の半分を戦い抜いた戦友でもある少女だ。
それは、頬を赤く蒸気させてボーッとした虚ろな瞳で当麻を見る――白井黒子であった。
○◇○
そこそこ広い空間。
様々な家具が設置された、しかし、人が常時住んでいるとは思えない清潔さを保った空間。
床にはカーペットが敷かれているというのに埃の一つも落ちていない。
そんな空間内に設置されたソファーに座りつつ上条当麻は言う。
「で、なんでホテルなんだ」
当麻は半目で言いつつ、隣でテレビのチャンネルをまわす白井黒子を見やる。
黒子はリモコンを手元でくるくると回しつつ当麻へと向き、
「学生が一番縁のない場所を選んだらこうなっただけですわ。深い意味はありませんのよ?」
わかってる、と巨大な窓から見える夜景に視線を移す。
するとそこには巨大な光の柱が走る街といった光景があった。
「……お前のおねーさまっていつもあんな感じだっけか?」
「……いえ、あんな全力全開通り越してゲージを振り切ってるお姉様を見るのはわたくしもはじめてですわ……」
二人してその柱を虚ろな目で見つつ、心に同じ事を思い浮かべた。
今の御坂美琴には会ってはならない、つか会ったら殺される、と。
「で、今日はどうすんだ。このまま泊まるのか?」
「まぁ、一日分の宿泊料は払ってしまいましたので、そうなりますわね」
当麻の疑問の声に黒子はテレビに視線を戻しつつ適当に答える。
そっか、と言うと同時に当麻は隣に座る少女を改めて見る。
金銭的余裕の無かった当麻に対して、結構ですわ、の一言で一泊分の料金を払ってしまう様なお嬢様。
性格も口調も生粋のお嬢様といった感じだが、嫌味ではない。むしろ人の事をよく考えている節もある。
悪い奴ではない、と当麻は思う。
そういえば、どんな番組を見ているのか。
どうやら少し見る限りでは魔法少女が活躍するといった類のアニメらしかった。
当麻は意外といった表情で黒子を見やり、
「お前もこういうの見るんだな」
「やってる番組で面白いものがありませんの。苦渋の選択というやつですわ」
その割には凝視しているが、という言葉が出てきそうになるが、言えば金属矢が飛んできそうなので言わない。
テレビの方に視線を向けてみれば、丁度オープニングを終えてあらすじに入ったところだった。
タイトルは【新世紀セメント魔法戦士キリングちゃん】。
名前からして既にバイオレンスさが漂いまくってるあたり、流石学園都市と言ったところか。
しかし、どこからともなく取り出したガトリングやマシンガンで敵を蹴散らしていくというのは魔法少女としてどうかと思う。
閑話休題。
取り敢えず、とある用件を思いだし席を立つ。
「?どこに行きますの?」
「ああ、ちょっと知り合いに連絡をな。今日は帰れねーって」
素直に『居候しているインデックスに連絡するのを忘れていたから連絡してくる』などとは言えるはずもない。
黒子に適当に手を振ってから、入り口の近くに設置された電話へと向かう。
背後からアニメが始まったのか重火器の爆音が響く。
なんとなくテレビアニメ業界の先行きが心配になる当麻であった。
○◇○
テレビのスイッチを切る。
番組が終わってその余韻に浸りつつ、入り口の方を見てみれば既に当麻は居なかった。
そういえば、風呂に入るとかなんとか言っていた様な気もする。
取り敢えずは自分達の寝る部屋だけでも確認しておくかと立ち上がり、移動を開始。
それほど広くないリビングだったので少し歩いただけでベッドルームの入り口に到着する。
ドアノブに手をかけ、扉を開けて中を覗きこんでみる。
ベッドルームもリビングと同じ様に綺麗に清掃されており、埃一つ無いといった感じだった。
部屋にはクローゼットと鏡つきの机、そしてベッドが一つずつ設置されている。
「あら?」
黒子は何か違和感を感じ、家具をそれぞれ指差してゆく。
そして、ベッドを指差したところでとある問題に気づいた。その問題とは――、
「なんでベッドが一つしかありませんの……」
思わず頭を抱えてしまった。
なんでここまで頭が回らなかったんだろうと思う。
元々こういう学園都市内のホテルは一般客用ではなく学会等の発表で来たお偉いさんを止めるための場所だ。
それ故に複数滞在の場合は複数部屋を取るのが定石、といったところなのだろう。
黒子は溜息を一つ。
今更部屋を新しく取り直すのもなんだし、と諦めることにした。
あの上条当麻なら一緒に寝たところで襲うような真似はすまい、と安易に頷いて結論付ける。
そうと決まれば彼にも教えなければならないだろう。
少し嫌がるだろうが、彼は基本的にお願いを断れない人間だ、と黒子は今までの当麻の行動から性格を分析する。
ベッドルームの扉を閉じて、浴室へと向かって廊下を歩いて行く。
玄関への道の途中、左手の方に開いた扉があり、そこから連続した水音が聞こえてくる。
シャワーの音がするところから身体を洗っている最中らしい。
道を曲がり、浴室の前の脱衣室に入る。
取り敢えず浴室の曇りガラスの扉の目の前まで来ると中で影が動いてるのが見えた。
ふぅ、という溜息が聞こえ、ガタンという音が響いた。
おそらくは浴槽を覆う蓋を開けた音だろう。
少し悪戯心が働く。
黒子はシャワー音が止まるのと同時に曇りガラスの前に座り、わざとらしく悪戯っぽい口調で。
「殿方さん、お背中お流しいたしましょう――」
「やー、なんか、こういうところのシャワーって新鮮――」
言葉を放つと同時、ガチャリと扉が引かれて開き真っ裸の当麻が目の前に立つ。
……?
思考が停止。
彼も停止。
時間が停止。
なにもかもがモノクロの世界で水の滴る音だけが一つ響いた。
「き――」
最初に口を開いたのは黒子だった。
彼女は口から僅かな声を漏らすと顔を引き攣らせて真っ赤に染めあげ、
「きゃああああああああああああああああああああああああああああああ!?」
「がとつっ!?」
当麻のとても言えないような場所へと鋭い一撃を叩きこんだ。
○◇○
「……」
消灯した暗い空間の中、白井黒子は不機嫌そうな顔で、幸せそうにベッドに眠る男を見ていた。
あの当麻素っ裸事件は当麻が平謝りし続ける事によって解決したのだが、それは別にいい。
……まったく、普通は入る前に体を洗うのが常識ですのにこの殿方は……。
別にいいのだが、やはりそう簡単に忘れられるものでもない。
今日はなんだか変な方向で初体験の連続だ、と黒子は今日何度目かわからない溜息を吐く。
いや、大昔にも見たことがあるので初体験とは言いがたいがとまで考え、頭を振ってその思考を放棄。
何時までもグダグダ考えるのは淑女らしくないというものだ。
ここはスッパリと割り切って寝るべきだろう、と黒子は自分の考えに頷いて当麻の横に空いた空間に入る。
「……?」
そこで気づいた、当麻が薄いタオルしかかけていない事に。
ああ、そうか、と黒子はその様子を見て思う。
つまり、本来は一人用であるのに布団が足りなくなるという、ただそれだけの事だ。
彼はそれに気づき、黒子のために布団を残して自分は薄いタオルをかけて寝ているのだろう。
彼のその優しさと少しばかり過剰な心配性に思わず笑みを漏らす。
と同時に気づく事があった。
……何時の間にか警戒を忘れていますわねー。わたくしも……。
思えば彼に会えばお姉様と慕う御坂美琴の事でつっかかってばかりだったような気もする。
それもこれもお姉様を思っての行動なのだが、彼には悪い事をしていたかもしれない、と黒子は目を瞑り頭の中で
今までの当麻記憶を回想の如く走らせていく。
そこでは当麻が美琴に手を引かれていたり、心配されていたり、飲みかけのジュースを渡されていたり――。
……やっぱり此処でトドメを刺しておいた方がよろしいかもしれませんわねー……。
一瞬どす黒い考えが頭を過ぎるが、今は金属矢も品切れで持っていないのでその案は見送っておく。
取り敢えずは、当麻の隣に寝転がり足元から器用に足を使って布団を手繰り寄せる。
「……」
確かに暖かい。
しかし、同時にどうしても当麻の布団の貧相さが目立ってしまう。
これでは気になって眠れないではないか。
……しかたないですわね……。
身を近づけ、自分の布団を当麻にも被せる。
すると、彼は身を動かし、気持ち良さそうに寝息をたて始めた。
それを子どもみたいだと思いつつも、黒子も当麻と同じ様に眠りにつこうとする。
その時だ。
「んんぁー……」
「!?」
ごろん、と彼が寝返りをうった。
ただ寝返りをうっただけならば良い。
しかし、黒子と当麻は今同じ布団をかけている状態。
つまり超接近状態なのだ。
……ちか、近いですわ……っ!
当麻の寝息が顔にかかる。
別にそれを嫌だとは思わない。
というよりも別のことに今は意識を持っていかれていた。
眼前には上条当麻の顔。
正常な状態の黒子ならビンタの一つや二つかまして叩き起こしているところだろう。
だが、今の黒子の頭の中では今日の夕方に起こった出来事が凄まじいスピードで反芻されていた。
接吻。
簡潔に纏めてしまえばそれだけの事だ。
黒子にとっては違った。
思い出すように唇に触れる。
指が唇に触れる。
記憶の中にあるのは、生暖かい体温を感じて、蕩ける様に――。
「!」
違う違う!と勢いよく頭を振る。
その際に髪も一緒に勢い振られるが、顔を真っ赤に染めた黒子にとっては大事ではない。
目の前では黒子が騒いでるというのに起きる様子すら見せない当麻がゆっくりと寝息をたてていた。
なんだか憎らしい。
耳でも引っ張ってやろうかと思うが、それはそれで理不尽な意地悪のような気もする。
ジッと当麻の顔を凝視が彼はやはり規則的な寝息をたてるだけでコチラに気づいた気配はない。
その様子を見て、
……もう一度くらいなら……。
黒子の中で何かが鎌首をもたげた。
それは段々と強い奔流となり、黒子の理性を侵食してゆく。
段々と心臓の鼓動が早まる。
これは自分に変な性癖がないか調べるための実験ですわ、と心の中で呟き決心して一瞬目を閉じる。
そして、数秒。
黒子は目を開くと、
「ん……」
ゆっくりと当麻の唇を奪った。
最初に感じたのは、やはり唇の温かさだ。
触れ合った唇から感じる彼の体温と吐息。
それを黒子は心地よい、気持ち良いと感じた。感じてしまった。
「んぅ、はん……はぁ、んぅぐ、ちゅ……」
理性がもう止めろと訴えてくる。
自分でもわからない。流されてはダメだと思うが、なぜだろうか止まれない。
知らずの内に当麻の首に両手を回していた。
そのまま自分の体を当麻の近くへと持っていき、更に唇同士を強く重ねあう。
水っぽい、淫靡な音がベッドルームに響く。
暫くそれを堪能した後、今度は舌も入れてみよう、と断片的な知識をかき集めて黒子はぼやけた頭で思う。
そして、いざ入れようとした瞬間。
上条当麻は目を開けていた。
「あ……」
なにをやっているんだ、と責められているような気がした。
慌てて唇を離すと、二人の唇の間に唾液で出来た糸の柱がかかった。
それは垂れる様にしてベッドに落ち、染みを広げていく。
それでも、黒子の中で何かがもっと、これでは足りない、と彼を求める。
嗚呼、自分は本当に変態だったのか、とどこか違うところに思考が行くがその間にも彼の唇から目が離れない。
「あぅ……あの」
と懇願しかけたところで彼に抱きしめられた。
「え?」
驚きで我を失う黒子。
それと同時に欲望を刺激していた何かも去るように消えていった。
「えーっと、なんだ……その、悪い」
「な、何が、ですの……?」
今まで自分がしていた事に気づき、羞恥で声が小さく、途切れ途切れになる。
だけど、白井黒子はこの場面に至って、先程の欲望とは違う何かを期待していた。
少しだけ視線を逸らして言葉を紡ぐ当麻。
「……不謹慎かもしれないけどさ。今のお前……」
内心ではどんな軽蔑の言葉が放たれるのか、それを恐れながらも、
「すっげぇ可愛かった」
その言葉を望んでいたのかもしれない。
思えば確かに白井黒子は上条当麻が嫌いだった。
だけど、何故自分はあそこまで御坂美琴と上条当麻がくっつく事を嫌がったのか。
答えはどちらも好きだったからだ。
好きな人が好きな人にとられるのは嫌というような子どもの様な我侭。
黒子は当麻が嫌いなままでは居られなかった。
彼の意思の強さを、その迷いのない輝きを知ってしまったから。
「あ、あはは、わり、何言ってるんでしょうね、上条さんは――って、んっ!?」
だから、その唇を、今度こそ自分の意志で奪った。
「ふぅ、ん……」
「ん、くふぅ……」
二人の吐息と唾液の絡み合う音が室内に響き合う。
彼も最初は驚いていたが、次第にコチラの唇の動きに応える様に舌を絡ませてきた。
くちゅくちゃという音が黒子の思考を溶かしていく。
長い長い深い接吻の後、二人はゆっくりと唇を離し、
「……あのさ、白井」
「黒子、と呼んでくださいませ……当麻、さん」
頬を赤らめながら恥ずかしくなって後半はほとんど小声になってしまう。
「わかった……黒子」
「はい」
当麻の目は真剣そのものだ。それでいてどこか優しい。
「俺は今からお前をその……」
少しだけ言いよどむ当麻。
しかし、彼は決心したかのように黒子を見やり、言葉を放とうとして、
「抱いてくださるんですの?」
黒子の悪戯っぽい声に先手を取られた。
当麻はそれに対して困ったような表情で笑い、しかし、答えとして唇を重ねる事で返した。
○◇○
決意を固めれば行動は早かった。
当麻は白井を押し倒すように組み敷き、その唇に貪るようにして自分の唇を重ねる。
抵抗もせずに黒子はそれを受け入れ、先程と同じ様に当麻の首に腕を回した。
「んぅ……んぐっくぅ……」
少しばかり舌を絡めとるのが強引だったせいか僅かに苦しそうな息を黒子が漏らす。
しかし、当麻の理性はすでに決壊寸前、止める事等出来るはずもなかった。
「ん、んんぅ!んぐ……んぁ、ふ、あんんんぅ……!」
じゅるじゅるるるる、と激しく唾液をすすりあう音がベッドルームに響く。
黒子も暫くそれを繰り返しているうちに慣れてきたのか、頬を紅潮させ、自分から絡めて来るように舌を動かし始める。
当麻はそれに応えて舌を絡め、捕らえ、まるで小鳥に餌をやる親鳥の様に黒子の口内の奥で深い接吻を続けた。
どれくらいそうしていたか、実際には一分も経っていないのに凄く長い間していたようにも感じられる。
唇を離す。
それだけで何本もの唾液の糸橋がかかり、ただでさえ艶っぽい今の黒子の淫靡さを増した。
グッタリと四肢を投げ出し、黒子は当麻に全てを任せる。
それはつまり当麻を信用してくれているという事だ。
しかし、その可愛らしげな姿がなんとなく当麻の嗜虐心を刺激して来る。
「や、ん……止めないで欲しいですの……」
「ん、わかってる」
既に脱がれている上着を残念だと思いつつ純白のブラウスに手をかける。
丁寧に一個一個ボタンをはずしていくたびに、黒子の胸元の肌が露わになっていく。
そして、見えた下着の色は、
「……また大人っぽいな……」
黒だった。しかも下着の方のデザインもかなり大人っぽい代物だ。
顔を上げて黒子の顔を見てみれば、恥ずかしいのかさっきまで当麻が被っていたタオルで顔を隠していた。
続いてスカートに取りかかろうと思い、手を動かすとその腕を掴まれた。
ん?とタオルで隠された黒子の顔を再度見ると、彼女は少しだけタオルの隙間から顔を出しており、
「あ、あの、スカートは出来れば残しておいてくれると嬉しいですの……恥ずかしいので……」
相変わらず尻すぼみになる言葉。
しかし、それはそれで、と謎の納得をしつつ当麻は思う。
……俺もダメかもしれんなぁ……。
これでは青髪ピアスの事を変態呼ばわり出来ないだろう。
しかし、取り敢えずは黒子の要求通り、スカートだけは残しておこうと思い、まずは上の下着に手をかけた。
元々、どのような形になっているのかわからないので、取り敢えず、ずらす様にして小ぶりな胸を露わにさせる。
黒子がまた羞恥でタオルに顔を隠すが、構わず手を乗せてみる。
「ひうっ」
タオルから声が漏れた。
暖かい。そして、確かに鼓動を感じた。
他人の鼓動ってここまで暖かいものなんだなぁ、と感心しつつもその胸を優しく揉み始める。
此処から先は本当に手探りの領域だ。
「あ、んぅ、ふぁ……く、くすぐったいんぅ、ですの……ふ、んぁあ……」
黒子の反応を見てやり方を変え、一番反応が良いものを見つけ出す。
「ここか?」
「ひうっ、んっ、やぁっ」
乳首を摘み上げ、少しだけ引っ張る。
それだけで黒子の体がビクリと少し仰け反り、タオルが剥がれて顔が露わになった。
唾液で汚れた顔。まぁ、あれだけ激しい接吻を繰り返したのだから仕方が無いが。
その顔は赤く染まっており、目尻には少しだけ涙を浮かべていた。
「あー、悪い……痛かったか……?」
その反応に戸惑って思わず聞いてしまうが、黒子は顔を横に振り、
「う、嬉し涙ですわ……続けてくださいませ」
「……無理はすんなよ?痛くなったらすぐに言え」
ええ、と答える黒子に頷き、更に愛撫を続ける。
「んぁ、や、あんんぅ、それ、いいっ、ですの……っ」
乳首を指で摘み、擦るようにしてこねくり回す。
黒子の反応は面白いほどに良く分かった。
「くんっ」
乳首を擦る度に身を仰け反らせ、
「ひぁあっ」
身を捩って悦びの声を上げる。
当麻にはそれが感じているという事だけしかわからないが、取り敢えず黒子は気持ち良くなってくれているようだ。
ふと、とある事を思いついた。
「はむっ」
「な、ひぁんっ!?」
片方の乳房を口に含み舌の上で転がす。
「あっ、あひ、それ、すごっ、ああああ、んぁっ!」
ビクビクと目を見開いた状態で痙攣する黒子を見て当麻は満足し、しかし攻めを止めない。
「も、らめっ!ひぁ、それ、らめですのっ、あ、だめ、胸だけで、ひぁああああっ」
一際大きな痙攣。
「はあ、はあ、はあ……」
そして、黒子は身をベッドに投げ出し、グッタリとしてしまった。
しまった、やりすぎたか、と思う。
しかし、彼女は暫くして身を起こすと当麻を見やり、
「……初めてじゃ、ないんですの……?」
半目で頬を赤らめつつ言った。
「へ?いや、初めてだけど」
確かに当麻は初めてだ。
なんせ記憶が無くなって以来、キスすらした事がない純情ピュアボーイだったのだから。
居候シスターからなんどか噛み付きを貰っていたが、あれは接吻のうちには入らないだろう。
「まぁ、いいですわ……次はわたくしがしますので、ん、横になってくださいませ……」
黒子は息を整えつつ、当麻を押し倒す。
そして、ズボンのチャックを下ろし、ズボン越しで主張していた男根を取り出し、目を見開いた。
○◇○
……で、でかいですわ……。
黒子には男性器についての知識はない。
ましてや見たことすらなかったのだが、初めて見るソレに黒子は目を奪われていた。
本当にこんなのが自分の中に入るのかという不安と共に、彼も我慢していたのだと申し訳なくなる。
「ん」
まずは先端にキス。
苦いと思うが、それほど苦ではない。
むしろこれが彼の味なのだと思うとある種の喜びすら感じる事が出来た。
「んぅ、ふっ、んちゅううううう……」
「くっ、あ、黒子、それは……っ!」
頭を掴まれる。
亀頭の先端を吸い上げる。
それだけで彼の男根は更に膨張し、
「だ、駄目だ、出る……っ」
「へ?きゃっ」
白濁の液体を放出した。
大量の白濁液は黒子の顔と体に降り注ぎ、その身を汚す。
ようやく収まった放出の後、黒子は不機嫌そうな目で当麻を見やり、
「早漏ですの……」
「ぬぁあああー!言われると思ったけど、やっぱり実際に言われるとショックですよー!?」
まぁ、それも仕方のない事だろうと黒子は思う。
出した時には既にパンパンの状態だったし、それに彼の男根はまだまだその硬さを失っていない。
「まぁ、まだまだ元気そうですし……」
心臓の鼓動が早まる。
これからこれを受け入れるのだと思うと自然と身が強張る。
しかし、そんな黒子は当麻は抱き締め、
「恐いなら……やめるぞ?」
「……いえ。お願いいたしますわ……わたくしはアナタに今、抱いて欲しいんですの……」
「そうか……なら」
当麻は再び黒子を押し倒し、
「やっ、汚いですわよぉ……」
「大丈夫。汚いことなんかあるもんか」
スカートを捲り上げ、黒い大人下着をずり下ろしながら当麻は黒子の綺麗なピンク色の秘所を見つめる。
黒子は途端に恥ずかしくなり顔を両腕で覆うが、何の意味も持たない。
彼はそのまま秘所へと顔を近づけ、
「じゅる、じゅずずずずず」
いきなり強く、吸い上げた。
「あひっ!ら、らぁっ!なにこれ、やですわ、あ、だめ、わたくし、へぁああっ」
両手で当麻の頭を剥がそうとするが力が入らず、彼の頭に手を添えるだけのような状態。
その間も耐えずやってくる快楽の波に黒子は身を振るわせつつ嬌声を上げる。
「あやぁっ、ひんじゃう、やらぁやらぁやらぁ……っ!」
碌に舌が回らない。
もう頭の中など既に真っ白という名の快楽に埋め尽くされている。
目を見開きつつ、涎をだらしなく垂らしてしまうがそれすら気にかけている余裕はない。
「あ、も、や、ああああ、あ、あ、ああっ、ああっ!」
「じゅるるるるるるるるるるる!」
黒子が再び達するのと同時に更に勢い良く吸い上げる当麻。
「ぁ―――――っ!」
それによって黒子は快楽の上に更に快楽を上乗せされ、声にならない叫びを叫んだ。
ドサリと音を立てて、再びベッドに倒れ伏す。
やられてばかりだ、とどこか頭の冷静な部分が思うが、これ以上の快楽を得たい、彼に任せてしまえ、と何かが囁く。
黒子がとったのは後者だ。
彼女は当麻へと抱きつくと、いきりたった男根を見て、次に顔を上げて彼の顔を見つつ言った。
「当麻さん……ひは、黒子を、ん、お願いしますですの……」
「ん、わかってる」
彼に抱き上げられる。
頭を撫でられたそれをくすぐったく心地良いと思いつつ、秘所に何か暖かいものが触れたのを感じた。
恐らくは彼の男根だろう。しかし、黒子は既に身を強張らせることはしない。
黒子は再び彼の首に手を回して目尻に涙を溜めた危うげな笑顔で彼に懇願した。
彼はそれに応え、腰を付きだし、
「あ―――っ、かはっ……!」
一気に黒子の再奥まで貫いた。
○◇○
「く、ぅううっ」
きつい、というのがまず第一に感じた事だ。
続いてくる、気持ち良すぎる自分の性器を締め付ける感覚に必死に抗う。
「だい、じょうぶか、黒子……っ?」
「はっ、ひ、だいじょ、ですの……」
息を荒げつつも必死に答える黒子を見て、どこが大丈夫なんだと思い、抱き締める。
黒子は腕の中で何度か震え、痛みの声を上げるが、暫くしてそれも止まった。
「も、大丈夫ですの……動いて、ください……」
首に回された黒子の腕に力が篭る。
当麻は頷き、腰を前後に激しく突き出し始めた。
最初からトップスピード。
決壊寸前だった理性は、もはや枷をはずされ止まることなど知らず、黒子の未成熟な膣を犯す。
突き上げるたびに黒子の秘所から血と愛液が混じったものが吹きだす。
あらかじめタオルを敷いておいたから良かったものの、これを敷いていなければ大参事になっていた事だろう。
激しい水音が薄暗い部屋の中に響く。
「あ、ひぁっ、や、これ、はじめてなのに、いや、いやぁああ、変になってる、わたくし変ぁああっ!」
ゴツリと亀頭部分に子宮口がぶつかるのを感じた。
少し腰を動かしてやると子宮口に亀頭が擦れ、快感が体を走る。
「あっ、かはっ、息、もはひ、壊れ、壊れるぅ……っ!」
呂律が回っていない叫びが聞こえるが、当麻とて既に余裕はない。
先ほどから自分自身が爆発しそうになり、しかし、引き抜く事が出来ない。
「く、あ、も、出る……っ!」
「きす、キスをしてくださ、ひが、あはっ、キス……んぅ、んぐふっ」
頭をぶつける様にして唇を重ね合わせ、そのまま互いに貪りあう。
それと同時に当麻の分身が膨張の限界を向かえ、
「―――ッ!」
ドクドクドクッと激しく波打ち、黒子の膣内に白濁の液体をぶちまけた。
「じゅ、んんぐ、は、が、出てますの、なか、に出てますのぉ……ん、ちゅっ」
「ぷじゅ、んぐぁ、ふっ、んんぅ……っ!」
なおも接吻を続ける二人。
その間も当麻の男根は放出を全く止める気配を見せず、ぶちまけ続けていた。
暫くして黒子が倒れると同時に男根が抜け、アーチを描くように白濁液が黒子の体にかかる。
そこで漸く射精が止まった。
「はあ、はあ、はあ、はあ……」
お互いに息絶え絶えと言ったところだ。
もう既に黒子は限界だろう。
しかし、しかしだ。
当麻の中の欲望は未だにその勢いを衰えさせてはいなかった。
そもそも当麻の生活というのは常にインデックスという居候によって性欲処理が禁じられているような状態にあった。
簡潔に言ってしまえば溜まっているのだ。
「……」
グッタリとした様子で荒い息を吐く黒子を見る。
すると、黒子はコチラの様子に気づいたのか――、
○◇○
「はあ、ふ、あ、はひ……」
凄かった、一言で言ってしまえばそんな漠然とした感想だ。
しかし、彼に愛されたというのは確かだろう。
その事を幸せに思いつつ、彼の顔を見ようとして――そこに獣を見た。
「ひはっ!?」
目を見開いて、涙目のままロクに動かない体を腕を使って僅かに後退させる。
それでも、あの獣からは逃れられない、と黒子は感じた。
「や、やぁ……」
だが、彼になら、と納得して、黒子は、上条当麻という名の獣に全てを任せることにした。
「ひゃあああああああ!ひ、そこは、ちが、あんっ!?」
夜はまだまだ長い。
○◇○
「……なぁ」
「なんですの、ケダモノ」
うわきっつー!と心の中で叫びつつ、上条当麻は自分の横で怒った顔をしている白井黒子を見た。
「悪かったって、でも、あんまりお前が可愛かったから……」
そういうなり彼女は頬を少しだけ赤らめた。
お、効いたか?と思うとそれを読まれたかのように睨まれたが。
「まったく……一睡もできませんでしたし、腰がガタガタですわ……」
「でも凄かったよなぁ、お前の乱れようってごめんなさい嘘です、でも可愛いというのは本当でして、はいー!」
「……はぁ」
彼女は溜息を一つ。
二人とも現在は裸で布団に包まっているような状態だ。染みはなんとかなりそうだから良かったものの、
タオルは完全にアウト。真っ赤に染まっていた。二重に折っておかなければ下まで染みになっていたかもしれない。
「でも、これで……」
黒子が腕に抱きついてくる。
「うおっ、な、なんだ!?」
「うふふ、なんでもないですわー」
本当に幸せそうな顔で当麻を見上げてくる。
その笑顔が見れたなら少しくらい痛い目にあってもいいかもなぁ、などと思いつつ当麻も笑みを返した。
その時だ。
インターホンが押されたのか電子的な音が響いた。
「やべ、モーニングコールか何かか?」
「放っておけば大丈夫ですわよ。それよりも――」
「ん?」
気になって振り向いてみれば、キスをねだるように黒子が顔を差し出していた。
当麻は苦笑を一つ、愛しさを篭めて黒子と唇を重ねた。
この愛しい少女と、ずっといられますように、とそんな幻想を抱きながら。
当麻が祈ると同時―――爆発音が響いた。
「「はい?」」
二人の声が重なる。
目の前には粉砕された壁とその瓦礫が。
そして、そこに立っていたのは――。
「みぃ〜つ〜け〜たぁ〜」
954 :
891:2007/01/09(火) 03:04:02 ID:5tvetSK1
以上です。
ここまで見ていただいた方には精一杯の感謝を。
それでは、またお会いする事がありましたら、その時はまた宜しくお願いいたします。では。
GJです。最高です。続きが読みたいです。
…………白黒かわえええええええええええええええええええ(以下略)
GJ!!
この後は普通に修羅場と化すのか、案外すんなり行くのか、はたまた3Pに突入するのか
凄い気になりますが、GJです
>>942 だから。
ロリ巨乳と言うパーフェクト生命体で我慢しろよ。
>……で、でかいですわ……。
>「早漏ですの……」
黒子っぽくていい。すごくいい。
やばいです。超GJ。
なんて素敵(*´Д`)
上条当麻の右腕はあらゆる幻想を殺す。
そう、幸せな事後の恋人達という幻想も(涙)。
>>954 当然、この後の美琴を含めての3P(修羅場)も書いてくれるんですよね!!
3P電流プレイ
御坂一人だと直流で、ミサカが加わると交流になります
美琴センサー恐るべし
そろそろ次スレだな。
今回はちゃんとテンプレ決めて立てないと。
誰か禁書の同人書いてるサークル教えてくれないか?
クレクレ厨を装って自サークルを宣伝しようとしてやがる君に乙
もーそろそろ新スレー
時代に乗り遅れ……orz
久々にスレを見てそう思った。
いい職人さんも多くなっておられる。
そして、
>>891氏
GJ!白黒大好きな圧死にはたまらん(*´Д`)
ところで、現在(時間がなくて)断筆中な美琴のssですが。
見てる間にだんだんアホらしくなってきたので書き直しちゃっていいですかね?
でもこうなると保管庫とか面倒臭くなると思うのですが……、皆さんの意見を仰ぎたいと思います。
ちなみに感じ的にはかなり長くなります。しかしその分頑張りたいです。
もし再執筆決定となれば、またまた新スレが立った頃に出没すると思いますので。