Drコトー診療所でエロパロ

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1名無しさん@ピンキー
祝ドラマ復活。
ドラマ版でも、漫画版でもお好きに。
2名無しさん@ピンキー:2006/10/13(金) 06:00:47 ID:kfQWtZiM
おらおら、WWF(World Wide Fund for Nature:世界自然保護基金)の
愛くるしいパンダ様が>>2ゲットだぜ! 頭が高いんだよ、ボケ!

.         ,:::-、       __     >1 クソスレ建ててんじゃねーよ。ビンスみてーに裁判で潰しちまうぞ。
    ,,r   〈:::::::::)    ィ::::::ヽ    >3 >>2ゲットも満足にできねーお前は、俺の着ぐるみ着てプラカード持ってろ(プ
  〃   ,::::;r‐'´       ヽ::ノ     >4 お前はカキフライのAAでも貼ってりゃいいんだよ、リア厨ヒッキー(プ
  ,'::;'   /::/  __            >5 汗臭いキモヲタデブは2ちゃんと一緒に人生終了させろ、バーカ。
.  l:::l   l::::l /:::::)   ,:::::、  ji     >6 いまさら>>2ゲット狙ってんじゃねーよ、タコ。すっトロいんだよ。
  |::::ヽ j::::l、ゝ‐′  ゙:;;:ノ ,j:l     >7 ラッキーセブンついでに教えてやるが、俺はストーンコールドが好きだぜ。
  }:::::::ヽ!::::::::ゝ、 <:::.ァ __ノ::;!     >8 知性のねーカキコだが、お前の人生の中で精一杯の自己表現かもな(プ
.  {::::::::::::::::::::::::::::`='=‐'´:::::::::/      >9 つーか、自作自演でこのスレ盛り上げて何が楽しいんだ?
  ';::::::::::::ト、::::::::::::::i^i::::::::::::/      >10-999 WWEなんか見てるヒマがあったら、俺に募金しろカスども。
.   `ー--' ヽ:::::::::::l l;;;;::::ノ       >1000 1000ゲットしたって、WWF時代の映像物に販売許可は出さねーよ。
        `ー-"
3名無しさん@ピンキー:2006/10/13(金) 06:36:57 ID:Gzda+xDN
>>1
待ってました!
病院でエロパロにコトー×あやかが何本かあるんだけどね
書き手さんこれからはこっちにお願いします
4名無しさん@ピンキー:2006/10/13(金) 09:42:45 ID:ZoDDliX3
ドラマ彩佳、切なかった支援。
5コトー×彩佳:2006/10/13(金) 16:47:50 ID:VcsvApLc
これから書き手増えるように支援あげ。
ドラマ版?かな。



-------------------------

コトーはいつもの自転車で往診にとっくに出て行った。
和田さんも今日はちょっと忙しいと行って今日はもう帰ってしまった。
彩佳独り、診療所に残されていた。
チラリと時計を見て小さく溜息をつく。

「そりゃあ、診療所としては暇なのは良い事だけれど」

小さく独りごちた。
最近島では大きな事故も病気も怪我も無く、診療所は平和そのものだ。
だけどそのせいかわからないけれど、コトーは最近とても頻繁に往診に出ることが多くなった。
しかも一度出るとあちこちを回るのであんまり帰ってこない。
そしてそうなると自動的に彩佳は独り診療所に残る事が多くなる。
最近あんまりまともに会って無い気すらしていた。
いや、毎日ちゃんと顔をあわせてるし、毎朝ご飯ちゃんと食べてるんですか?
ははは、彩佳さんは厳しいなぁなんて相変わらずの軽口も叩いてるんだけど。
(…淋しい…のかな)
ぼんやり頬杖をついたまま。
考え至ったその自分の思考に彩佳はハッと気付いてブンブンと首を振った。
顔が少し熱くなる。なんで、毎日会ってるのに淋しいってなるのよ!
思わずがたッと腰をあげて、真っ赤なままぐるぐる歩く。
馬鹿じゃない毎日会ってるじゃないの!
それで淋しいってどういうことよ。
これ以上何を求めているって言うのよ!
(…何を)
彩佳はそこでふと足を止めた。
それから静かに診察室へと移動して、コトーがいつも座る椅子に手を置く。
「何を…か。」
小さく呟くと余計に独りの淋しさが増す気がした。
彩佳はとっくにコトーに対する自分の気持ちに気付いていた。
彼を尊敬する気持ちは、いつの間にか恋とか愛とか呼ばれるそういうものに
とっくの昔に変化していた。いくら鈍いとはいえ自分の気持ち位は自覚するものだ。
でも、彼は相変わらずの朴念仁で超ニブくて、汚くて整理整頓もろくに出来なくて
ほっとくとラーメンばっかり食べてて、体力だってそんなにある訳じゃないのに
いつだって患者の事だけを考えてて。
(まぁ、……そんな人だから好きになったんだけど)
また小さく溜息をついて彩佳は、ボスンとコトーがいつも座るあの椅子に腰を下ろした。
ふわりと先生の香りがする。それは決して良い匂いな訳ではないのに、
すごく優しい気持ちに慣れる気がした。なんでだろうな。
ほんとに下手したら臭いとさえ、自分でも思うのに。
それが何故だか先生の匂いだからきにならないし、それがむしろ愛しいとさえ思うなんて。
馬鹿みたい。
でもいつか、この匂いに全部包まれて目を覚ましてみたいなぁ…。
すごく優しくて穏やかな気持ちになれそうな気がする。
瞬間カッと音でも成りそうなくらいに彩佳の顔が真っ赤になった。

(って、何、考えてんのよアタシってば!!ああ〜もぉ〜。恥ずかしい…)

コトーの椅子に座ったまま彩佳は顔を両手で押さえて赤面していた。
6コトー×彩佳2:2006/10/13(金) 16:50:28 ID:VcsvApLc
「彩佳さん?」

急に呼ばれてぐわっと心臓が飛び上がった。
気付けばコトーが診察室の入り口に立っていた。
「せ、せんせい!!い、いつ、帰ってたんですか!!」
とっさに彩佳は椅子から腰をあげて振り返りながら叫ぶものの
不振な様子は否めない。何より顔が真っ赤なままなのだ。
「……今、ですけど。顔赤いですけど、もしかして風邪ですか?」
相変わらずの朴念仁ぶりを発揮してニコニコと、だけど幾分心配そうに
コトーは彩佳に近寄る。
「なななな、何でもありませんからっ!!!」
「そんなに真っ赤で何でもないっていっても説得力無いですよ彩佳さん」
強引に近寄ってコトーは彩佳の額に、自分の額をコツンと置いた。
「ん、やっぱりちょっと熱いかな?」
「……そ、れは先生が近いから…です」
彩佳の後ろには机があってこれ以上後ろには下がれなくて。
なのにコトーは無理やり近づいて来たのでとんでもない密着振りだ。
こんな所を和田さんに見られたらなんてうわさを流されるか解ったものではない。
なのにそれでもコトーは今キスでもしそうな位近くに彩佳の顔があることに
今だ気付いていなかった。
もー先生の馬鹿!
「へ?」
「だ、から近い…です、先生。離れて…下さい」
彩佳は真っ赤で、恥かしくて息も絶え絶えだ。
はたりとコトーは目の照準を合わせて、彩佳を見た。
それなのに特に離れようとはせず、ぼんやりとしたままふへらと情け無い顔のまま笑った。
「…あれ、なんだか彩佳さん今日色っぽいですねぇ。」

――きっと。
この男はなんとも思ってないのだ。その単語の意味も、その恥かしさも。
思った事をそのまま言ってるだけなのだ。
そうなれば、彩佳に色気を感じたという事なのだから、ある意味彩佳は嬉しがって良いんだろう。
だが、嬉しがれるだろうか。この状況で。
彩佳は真っ赤なまま。
あまりのコトーのその鈍さに、カチンと来た。ああ、そう色っぽい?
褒めて頂いて有難う御座います!口元がフルフルと震えるのが解った。
もうどうにでもなれば良いんだわ!
先生の馬鹿!!
7コトー×彩佳3:2006/10/13(金) 16:52:09 ID:VcsvApLc
感情の勢いのままに。
彩佳は。
気付いたら目の前のコトーの唇に自分の唇を重ねていた。

「んぐっ」

コトーの瞳がこれ以上無いくらいに開かれる。
すぐにぱッと彩佳は唇を離した。
真っ赤なまま睨みつける彩佳と、呆然としたまま口元を押さえるコトー。
場が硬直したのに耐え切れず彩佳が吐き出すように言った。

「せ、先生が悪いんですからねっ。」
「えええ、ぼぼぼ、僕がデスかぁっ」
「先生がむやみに近づいて…あ、あんな事いうからっ」
「え、あ、、何か怒らせるような事を行ってしまったんでしょうか…!」

またカチンと来た。
怒ったからキスをするのか。どんな嫌がらせなのだそれは。

「〜〜〜別に!!怒ってません!!!」
「お、怒ってるじゃないですかぁ〜!!!あ、彩佳さん? ね、ほら機嫌直して」
「…怒ってませんってば!!」

もういつもの二人の姿に戻っていた。
8コトー×彩佳4:2006/10/13(金) 16:54:30 ID:VcsvApLc
夜。診療所。
ふうと溜息をついて今日の事をコトーは思い出していた。
忙しくなってくれて助かった。あの後二人っきりだったらどうにもこうにも。
多分自分を抑える事なんて出来なかっただろうと思う。
そもそもどんなつもりで彩佳さんはあんな事を…。
だがそんな事聴けるわけ無いよなぁ。うーん。
コトーが慣れない事に悩んでいると彩佳がひょこりと顔を出す。

「先生、アタシもう帰りますねー」
「あ、ああ、遅くまでありがとう」
「なんだか今日は久しぶりに忙しかったですね」
ふふふと笑う。
そんな彼女はとても可愛らしく、魅力的だった。
彼女が居るから自分はこの島でやっていけてる事は、もう充分に鈍い自分でも承知していた。
愛しいとか、愛してるとかそんな言葉なんてこれからもきっと言え無いままだろうけど
ずっと傍に居て欲しいのは彼女だけだと思う。
ぼうっと見つめるだけのコトーに彩佳が首を傾げる。
「先生?久しぶりでちょっと疲れちゃいました?」
「あ、いや、うん。そ、そうだね」
「もー今日はしっかり休んでくださいねっ」
困ったように言いながら、笑う彼女。
リップでも塗ったのか、キラキラ光る唇。
困ったな、彼女のあの柔らかな唇の感触が忘れられない。
視線が彼女の唇へとまるで吸い寄せられてしまうようだ。
ふらふらと視線を彷徨わせる自分はとても不自然に移っている事だろう。
ああ、ほら。彼女は鋭いんだから。
「…ね、先生? 大丈夫ですか? ほんとに調子悪そう」
一歩踏み込んでこようとする彼女。
とっさに声を張り上げる。
「来ちゃ駄目だ!」
ビクリと彼女の方が震えた。先生?と心細げな瞳が僕を見ている。
「…あ、ごめん。そうじゃなくて…その…」
困った本当に困った。
元来僕はそういうことには疎く来てしまったから
この欲望をどう押さえれば良いかなんて解らないんだ。
彼女が目をうるませている。ああ泣かせたいわけではないのに。
「ああ、あの、違うんだ星野さん! その、ごめん、いや、昼間の、そのく、唇が
忘れられなくて、その、なんだか僕は変な気持ちになっちゃってるみたいだから
それであんまり近づいて欲しくなくて、だから嫌いとかじゃないから
そうじゃないから、だから…その、もう帰って良いから、ていうか、その君のためにも
早く帰った方が良いと思うんだ、…って、あれ?あの、あれ僕何言ってるんだろう…」
きっと顔は真っ赤なんだろう。熱くてたまらない。彼女が真っ直ぐに見れない。
こんな僕を彼女はどう見ているんだろう。
コトーは口を引き結んで、じっと下を見つめた。
9名無しさん@ピンキー:2006/10/13(金) 16:59:05 ID:VcsvApLc
自分で立てたし、お試しと思って書いてみたら終わらなかったw
またあとで買いて日曜にでも投下しに来る。

>>3
待ってたと言ってもらえて良かった。
勝手にドラマが嬉しくて独りで立てちゃったので不安だった。
病院スレにあるなんて知らなかったよ。
これからこのすれが活性化してくれる事を願ってる。
10名無しさん@ピンキー:2006/10/13(金) 18:41:36 ID:Gzda+xDN
>>9
続き楽しみにしてる
自分も暇が出来たら投下する
11名無しさん@ピンキー:2006/10/13(金) 18:59:40 ID:hlBktK7n
まあ、残念ながら病院スレにはもうコトーファンは居ないだろうけどね
12名無しさん@ピンキー:2006/10/13(金) 21:04:30 ID:L0CQToip
うおおお、投下楽しみにしてます!!
13名無しさん@ピンキー:2006/10/13(金) 21:07:57 ID:TujfyT1f
スレタイワロスw
14コトー×彩佳5:2006/10/14(土) 01:38:12 ID:LofgLwQp
「先生…変な気持ちってどういうことですか」
その彩佳の言葉にハッとコトーは顔を上げる。
見上げた先に在る彩佳の顔は俯いていて、その表情は全然認識できなかった。
「お、女の子がそんな言葉言っちゃ駄目だよ、星野さん!」
しどろもどろで答えると、凛とした言葉が響く。
「どういう気持ちのことですか、先生」
「…だ、だから…その…」
そんな事いえるわけが無いのに。
コトーが戸惑ったままでいると、カツカツと彩佳が近づいてきた。
「ほ、ほ、しのさん!こ、来ないでってば!」
顔を背けて目を閉じて叫ぶと、すっかり目の前に来てしまった彩佳の声が少しだけ哀しそうに響いた。
「酷い言われようですね」
「…あ」
ゆっくり目を開けて、コトーは彩佳を見る。
彩佳もコトーをじっと見た。
「変な気持ちって、こんな気持ちですか」
小さくそう呟いて、彩佳はまた昼間の時のようにコトーの唇に自身のそれを合わせた。
ひどく、ゆっくりとした動作で。
それは避けようと思えば出来たはずなのに、コトーは身体を動かす事が出来なかった。
(ああ、駄目だ。)
コトーはギュッと目を閉じ何かに抗う。
だが、結局は目の前の温もりに、その可憐な唇の優しさに。
――――惹かれてしまった。

「んっ」
受身だったはずのコトーが、ガシリと彩佳の肩を抱える。
そして静かに、その小さな唇を抉じ開けた。
「…ん、…ンンッ!」
舌を捻じ込ませ、歯列をなぞり、逃げる舌を追いかける。
流し込む唾液が溢れて、彩佳の口の端から漏れる。
「ンっん!…っ」
彩佳の手がコトーの胸を叩いた。
そうしてゆっくりとコトーは唇を解放する。
「…はぁ……せ、んせ」
息を止めてしまっていたのだろうか、涙目で彩佳が見つめると
珍しくコトーが強い目で睨んだ。
「…君が、悪い。僕は帰れって…言ったのに…」
「せん、せ?」
彩佳が驚いてる隙をみて、またコトーは唇を奪った。強引に。
15コトー×彩佳6:2006/10/14(土) 01:39:15 ID:LofgLwQp
「……ンッ、…ん…」
肩を抱えていた両腕の片方は、彩佳の頭を支え、逃げられないようにしていた。
勿論もう片方の腕は彩佳の腰あたりに回しきつく抱きしめている。
ねっとりと、ゆっくりと。コトーは彩佳の口内を犯して楽しむ。
逃げるばかりだった彩佳の舌がおずおずと差し出されれば
その舌を充分に愛撫して、絡んで掠めて、散々に弄ぶ。
ちゅぱと唇を離すと一筋の光がコトーと彩佳の唇を繋げた。
それを何処か遠い瞳で一瞬見つめてから、コトーはすごく近くで彩佳の瞳を覗き込む。
「…ごめんね…星野さん。今日止められそうに無いんだ…」
コクリと彩佳が頷いて、小さくコトーがあの困ったような笑みを浮かべて言った。
「……良い?」
最後までしても良いかな。そういうことなのだろう。
意味は彩佳も気付いていた。
だから、おずおずとコトーをしっかりと見つめて、小さく笑った。
「…先生なら、良いです」
「うん…」
コトーもそれに笑って答えて、今度はゆっくりと彩佳を抱きしめる。
彩佳はコトーに抱かれたまま静かに問う。
「この、言葉の意味解ってます?」
「…え、と…」
「………」
「わわ、嘘嘘!わ、解ってるよ、さすがの僕でも!!」
「ほんとですか?」
顔を上げて彩佳がコトーを睨むと、真っ赤なままコトーは言った。
「……その、ぼ、僕も…同じ気持ちだから……」
「同じ気持ちって…?」
さっきまでのお返しとばかりに彩佳は意地悪な対応だ。
コトーはさっきの強引さは何処へやらとばかりにしどろもどろに笑う。
「だ、だからその……星野さん。と」
「名前で呼んで下さい」
「あ、彩佳、さん…と…その…だからっ」
彩佳は諦めたのか、小さく溜息をついて詰問するのを止めた。
ポスンとコトーの白衣の胸に顔を埋める。
「……私は、先生だから…良いんですからね…」
「ぼ、僕だって、彩佳さんだから…!彩佳さんだから…変な気持ちになるんです…」
コトーが必死に、まるで弁明するように言うと、くすくすと胸のところで彩佳が笑った。

「先生、変な気持ちって…」
「お、おかしいですか」
「おかしいです」
「そ、そうかなぁ〜」
「せんせ?」
「うん?」
「ギュッ、てして下さい」

瞬間、コトーの動きが止まり。
そして次の瞬間。
コトーは、ぎゅっと彩佳をきつく抱きしめていた。
顔を彩佳の肩に埋め、すぐ傍に彩佳の耳とさらさらの髪の毛が触れる。
16コトー×彩佳7:2006/10/14(土) 01:40:45 ID:LofgLwQp
「綾香さん、今のは物凄い口説き文句ですよ、それ…」
「そうですか?」
「僕意外にはずえったい!に言わないで下さい」
「…やだ先生、子供みたいですよ」
クスクス彩佳が笑う。
「子供で良いです。僕意外には言わないで下さい」
「…もう、先生意外、誰に言うって言うんですか?」
笑ったままの彩佳が言う。コトーも己の必死さに少し笑った。
「…阿部さん…とか」
「ありえないし」
「良いから、約束して下さい」
「はいはい先生。約束しますよ。もぉ〜しつこいんだからっ」
コトーはそれでやっと息をつく。
「先生も…」
「はい?」
「アタシ以外の人、ギュッてしたら駄目ですからね…」
「…彩佳さん…」
「なんですか?」
「…可愛い……」
胸の中で彩佳の身体がピクリとなった。
きっと真っ赤なんだろうと思ってコトーは優しく笑った。
カチコチで真っ赤な彩佳を少しだけ解放して、右手で髪の毛を透く。
「顔、あげて彩佳さん」
「……せんせい、ずるぃ…」
「なんで?」
「だってなんか全然無敵なんだもん…絶対アタシの方が上手だと思ったのに」
悔しそうに言う様子がなんだか本当におかしくて。
でもそれがとても可愛らしくて。
コトーは幸せいっぱいの笑顔を彩佳に向けた。
「僕に言わせれば彩佳さんのほうが無敵なのに…」

囁くように言って、コトーは今度は強引じゃなく、ゆっくりと間をとって。


彩佳の唇を奪った。




―――診療所の密な夜はこれから静かに。始まろうとしていた。
17名無しさん@ピンキー:2006/10/14(土) 01:42:51 ID:LofgLwQp
密な夜は皆様のご想像にww
木綿あんまりエロくならんかったので無理やり閉めたw

皆さまの投下を心よりお待ちしております。
どうかこのスレが活性化しますように!
18名無しさん@ピンキー:2006/10/14(土) 01:59:21 ID:LofgLwQp
ちょwww阿部さんて誰だwwww
和田さんに補完してお願いします…orz スミマセン
19名無しさん@ピンキー:2006/10/14(土) 02:13:12 ID:w17aZsfa

リアルでゴッドをみた


美奈はやっぱり和田さんとくっつくのだろうか
20名無しさん@ピンキー:2006/10/14(土) 17:43:59 ID:eMshoDi8
>>18
乙!いいなぁほんわかしてて
阿部さんで一瞬にして阿部寛が出てきた
21名無しさん@ピンキー:2006/10/14(土) 17:50:20 ID:wqpLbV+K
吉岡と柴咲で想像したら吐き気がした・・・
22名無しさん@ピンキー:2006/10/14(土) 18:00:43 ID:/QELvsZf
>>18
GJGJGJーーーー!萌えた!!
23名無しさん@ピンキー:2006/10/14(土) 18:34:07 ID:B+Bo0aIg
>>21
あのねえ
24名無しさん@ピンキー:2006/10/14(土) 22:14:25 ID:9qX6olsp
>>21
吉岡ラブシーン綺麗で上手いよ
25名無しさん@ピンキー:2006/10/15(日) 00:47:37 ID:MomgrTQU
>>21
吉岡じゃなく江口とか谷原とかの『優しそう』が付録に過ぎない美形が
コトーだったら、たぶんここまで人気出てないよ
26名無しさん@ピンキー:2006/10/15(日) 01:08:25 ID:h3UXKrLJ
吉岡は正面ブサだけど、横顔が美形だから
そのバランスが飽きなくて丁度いい
27名無しさん@ピンキー:2006/10/15(日) 03:24:35 ID:SJyJTjTV
>>20
首相が出て来た俺は異常?
28名無しさん@ピンキー:2006/10/15(日) 04:23:58 ID:X/r8+Hap
コトースレが立ってる。
前回みたいに又、荒れなかったらいいけど…

前回のスレで活躍した職人さんカムバーーーーーック・゚・(ノД`)・゚・。・
29名無しさん@ピンキー:2006/10/15(日) 04:32:08 ID:ZoXRfrA5
>>18
ネ申!GJ!まじGJ!!!彩佳可愛いな(*´д`*)ハァハァ
自分でスレ立てして自分で書くなんて男だな!惚れたぜ

>>28
以前のコトースレって荒れちゃったのか
今回はそんな事無いようにしようや。変なのは徹底スルーで。

さあ!!!俺は全裸で神々の投下を待つぜ!!!
投下щ(゚Д゚щ)カモォォォン
30名無しさん@ピンキー:2006/10/15(日) 13:01:13 ID:FdKakXhL
>>28
そうだったんだ
>>29の言う通り、このスレは島みたいに穏やかにいこう
31名無しさん@ピンキー:2006/10/15(日) 18:45:44 ID:Xnqe0n3d
あげ
32名無しさん@ピンキー:2006/10/15(日) 23:10:07 ID:8mWHgiJK
あれは荒れたと言うのかなあ?

自分語り、馴れ合いを嫌う2chの空気と、
腐女子的ノリでお喋りを楽しみたがる職人とでギャップが生じたわけで。
33名無しさん@ピンキー:2006/10/16(月) 00:14:59 ID:ITCLVS0G
個人的にはドラマ・漫画どちらのパロも読みたいので
楽しみに待っている。ガンガレ

ドラマが始まったばかりの今が一番旬だろうから
ネタが思い付いたら何か書くよ
34名無しさん@ピンキー:2006/10/16(月) 00:40:20 ID:1OWVuJfo
あげ

自分も出来たら書く
ドラマしか知らないけど
35名無しさん@ピンキー:2006/10/16(月) 00:44:43 ID:JXSEOLCk
そういや過去スレの保管庫は貼ってなかったな。

2chエロパロ板SS保管庫http://red.ribbon.to/~eroparo/

「サンデー系コミックの部屋その2」と「その他(分類不可)の部屋」にコトーのSSが置いてある。
36名無しさん@ピンキー:2006/10/16(月) 01:29:24 ID:UwGyJN3O
>>35
dトン!見てきた!いっぱいある。幸せだ。
37名無しさん@ピンキー:2006/10/16(月) 03:39:36 ID:jZUVrXVf
完結してないのが結構あって…orz
38名無しさん@ピンキー:2006/10/16(月) 15:28:37 ID:UwGyJN3O
YOU書いちゃいなよ!!!w
しかし保管庫見てるとことごとくコトーが変態チックでワロスw
39名無しさん@ピンキー:2006/10/16(月) 19:08:36 ID:xxiI0Yua
恋愛にオクテで鈍感なあのコトーだから
セク-スの時は変態なんじゃと言う妄想からじゃね?w
40名無しさん@ピンキー:2006/10/16(月) 19:12:37 ID:1OWVuJfo
彩佳のツンデレっぷりは最高だね
41名無しさん@ピンキー:2006/10/16(月) 19:20:53 ID:ITCLVS0G
漫画のコトーはなんとなく激情にかられそうなタイプっぽい

ドラマのコトーは…
「あ、あ、彩佳さん…?」って
ずっとモジモジしてそうな感じだ。



42名無しさん@ピンキー:2006/10/17(火) 04:49:15 ID:p98v7/JD
確かに漫画のコトーは意外に激情型っぽい。
結構怒鳴ったりしてる気がするw
ドラマはかなり優しいグジグジへたれだよねw好きだけどw

そんな訳で多分ドラマ版。
コトー×彩佳投下。
43コトー×彩佳:2006/10/17(火) 04:50:04 ID:p98v7/JD
「お疲れ様でーす」
「はぁい、気をつけてねー、彩佳さん」

和やかな一日の終わり。
いつもの、仕事終わりの挨拶。
でもその日は違っていた。

「あ、先生」
「うん?」
その。
ほんの一瞬の隙をついて、彩佳はコトーへ素早く口付けた。
チュッと音が誰も居ない診療所で、静かに響く。
コトーは目をくるくるさせて驚いた。
彩佳のことは勿論好きだし、好意的に思っているが
まさかこんな事をされるとは思って居ない。
というか、自分はこのままで良いとさえ思い始めていた最近だったのだ。
穏やかに、二人でこうして診療所で過ごして生きていければ…。
医師と看護婦として生きていければ…。
そう思い始めていたのに、いきなりこんな事されては、動揺も大きくなる。

「あ、彩佳さん!?」
「…んもうぅ。先生ってばいちいち照れないで下さいよ。雰囲気台無し」
「…うあ、でで、でも…ここここんな事きゅ、急に、されると…ですね…」
「されると?」
憮然としながらも、耳を赤くして言う彩佳にコトーもつられて赤くなる。
「…ぼぼ、僕だって一応お、男なんですから…その…色々大変なことに…なりかねないと言うか…」
困ったように、至極情け無い感じでコトーがしどろもどろに言う。
「…だから、どうなっても知りませんよ?!彩佳さん。僕だって男ですから!」
その言葉はさっきも言っている。
強調すればするほど、余計情けなく聴こえるのは何故だろうか。
彩佳は、そのコトーの言葉に。
「最初からそのつもりですけど?」
そう答えて、にっこりと笑う。
コトーは本気で脱力した。
「…あ、彩佳さん、僕をからかってる…?」
「ひど、からかってなんか無いですよ!これでも一大決心して行動したんですから」
そういう彩佳は耳まで真っ赤にしてコトーを見る。
コトーは思わずこぼしていた。
「一大決心…して、これなの?」
「…変ですか…?」
「ええと…なんていうか……順番…ちがくない?」
「えっ!?私なんかおかしい事しちゃいました!?」
コトーはもはや何をどう反応して良いのか解らない。
「……ええと、彩佳さん。その…つまり…。ええと。どういうこと?」
「…先生にぶい……」
ブスッと彩佳に言われてしまう。
「え!僕が悪いの!?」
コトーが動揺すると、彩佳が顔を赤くしたままそっぽを向いた。
そして一呼吸おいてから、捲くし立てた。
「…キスなんて、好きな人とじゃないとしないんです!
だから、私は先生が好きって言ってるんです!!先生解りました?!」

コトーは、絶句した。
44コトー×彩佳2:2006/10/17(火) 04:54:49 ID:p98v7/JD
でも直ぐに。笑いがこみ上げてきた。
「…く、ふ……ふふっ」
その声にひどく不審そうに彩佳はコトーを見た。
瞬間、コトーが堪えきれずに笑い出す。
「ふははははっ!あは!!あはははっ、あや、か、さん、おかしい…っ」
「はぁ?!ちょ!!人が一大決心して告白してるのに、な、何言ってるんですかぁ!」
「うわ、ちょ、ごめんごめん、殴らないで、殴らないで!」
「殴りますぅ!!」
ぽかぽかとうっすらと目じりに涙をためながら彩佳は目の前のコトーの胸を叩く。
「ごめんってば、彩佳さん」
言いながらコトーは、そのポカポカ叩く彩佳の手を掴んで止めた。
「…先生、酷いっ」
「うわああ、ごめん、泣かないでっ。違うんだっ。その…ええっと」
コトーは慌てながらも、涙を流す彩佳の唇にそっと口付けた。
「…っ」
彩佳の瞳が大きく開く。
コトーはゆっくりと唇から温もりを離す。
それから頬を赤くしながら、彩佳に向かって小さく笑う。
「ええと、僕も…その、こういうこと…なんだけど。あの、ごめんね、笑ったのは
その、彩佳さんのその理論が可愛くて…。だって全部すっ飛ばしていきなりキスなんだもん…
ビックリするよ僕だって」
苦笑しながら言う。彩佳の目はまだ大きく見開かれたままだ。
「彩佳さん?」
「……びっくり…した」
「あはは、さっきの僕と同じだね」
和やかにコトーが笑う。
でも呆然としたままの彩佳は、その場にふらふらと座り込んだ。
手を持ったままのコトーもそのまま一緒に腰を落とす。
「うわあ、彩佳さん!?」
「腰が…抜けちゃいました…」
「ええ!?」
「〜〜んもぉ〜〜先生のばかぁああ〜〜」
そう言うなりしゃがみこんだコトーに、彩佳が泣きながら抱きついてくる。
「あ、彩佳さん!?」
「びっくりしたぁあああ〜」
彼女なりに緊張していて、きっとその糸がふと切れてしまったのだろう。
そうコトーは思い立って、優しく彼女の背に手をまわした。
ぽんぽんと規則正しく背を叩く。
「…うん。ごめんね。驚かせちゃって…。彩佳さんは勇気出してくれたのにね…」

―――そのくせ、僕は。
自分の気持ちに気付いていながら蓋をしようとしてたんだ。
情け無い。
45名無しさん@ピンキー:2006/10/17(火) 04:57:32 ID:p98v7/JD
今日はここまで。
寝られないからふらりと書いてみたんだけど、どんどん長くなる不思議ww
次から頑張ってエロに突入出来たら良いなと思ってる。
このスレの活性化を心より願ってる。
46名無しさん@ピンキー:2006/10/17(火) 11:31:54 ID:j6EUalwl
>>45
GJ!
コトーのセリフがおもろい。
47名無しさん@ピンキー:2006/10/17(火) 19:35:08 ID:lWAzZD1J
>>45
全裸で待ってる
48コトー×彩佳3:2006/10/18(水) 03:38:29 ID:qn1NEScR
コトーは小さく唇を噛んだ。

だが直ぐにそのコトーの思考を打ち切るように
少しだけ落ち着きを取り戻した彩佳が静かに言葉を発する。
「……先生?」
「…うん?」
返事を待っていると、ピクリと一瞬強張った彩佳の緊張がコトーにも伝わってきた。
「……今日泊まってくるって言ってあるんです…」
言いながら首に回された腕がぎゅっと、すがり付いてくる。身体が密着する。
彩佳の豊満な胸が、ピッタリとくっついて、存在を主張している。
どきりとうねる様な波が、体中を巡っていく。
声が、擦れる。
「…彩、佳…さん」
「好きなんです…。抱いて、下さい…先生」
耳元の近くでその言葉はとても刺激が強かった。
余りにも真っ直ぐで。率直なその言葉にくらくら眩暈がしそうだった。
ガバリっ、とコトーは彩佳を剥がす。
「先生?」
「……待って、彩佳さん…その…」
かすれるように声を出すと、彩佳の泣きそうな声が耳に届く。
「…私のこと…嫌い、ですか」
「違う!そんな事ある訳ないじゃないかっ。…そうじゃ、無くて」
迷ってる。
この一線を越えたら、とんでもない深みに僕は落ちてしまうのではないか、と。
今からそんな自分が見える気がするのだ。
彼女はとても魅力的な女性で、若くて、僕以外の、もっとふさわしい人がきっと居る。
きっと、そのうち、もっとふさわしい人に出会う事になる。
その時僕が居たら邪魔になる。解りきっていることだ。
なのに。
なのに、もし今彼女とそうなってしまったら、その時僕は身を引く自身が無い。
手に入れたら、きっと。
―――きっと、一生傍から離したくなくなるに決まってる。
彼女は、彩佳さんは本当に魅力的で、素敵で、真っ直ぐな女性だ。
そう、僕には勿体無いくらいの。

「せんせい?」
返事の無いコトーに不安げに彩佳が尋ねる。
「…駄目、ですか…」
「駄目じゃない!駄目じゃない…けど」
「じゃあ、どうして?」
優しい彩佳の声が、日が落ち暗くなった診療所内に響く。
「……いつか…僕よりもっと、ふさわしい人が君に現れる…よ。だから、」
「だから?」
彩佳の声は急に冷たくなった気がした。
コトーは下げていた視線を上げる。
「彩佳さん?」
「先生の馬鹿!なんでそんな先のこと気にしてるんですか!それに何より私は…!
私は今!先生が好きだって言ってるんです!それで…それで充分じゃないですかっ!」
叩きつけるような彩佳の叫びだった。
「…あや、かさん」
呆然としたままのコトーに彩佳の手が伸びた。
頬にそっと触れる。
それからまたゆっくり唇が触れて―――離れた。
「好きか、嫌いか…それだけで良いんです…。返事を下さい…」
今にも泣き出しそうに瞳が揺れた。
コトーはただその瞳をじっと見つめて。小さく覚悟を決めた。
49コトー×彩佳4:2006/10/18(水) 03:39:40 ID:qn1NEScR
もう、溺れても良い。
この瞳なら、溺れてしまっても、良い―――。

誘われるように、涙で少し濡れた唇へ返事をする。
すぐに離して、でもおでこはくっつけたまま、近くで見詰め合う。
「僕も…好きだよ……彩佳さん」
優しく囁くように言いながら、また啄ばむような口付けをする。
ちゅ、ちゅ、と軽く。遊んで。
でもすぐに深いものへと変わって行った。
一度着いた火は、自分でも止められそうに無かった。
「…ん…ぁっ…」
唇の端から漏れる、彼女の聴いた事も無い甘い声。
脳みそに直接響くみたいに、ひどく甘い。
やばい、かも―――そう遠くコトーは想う。
ずっと気持ちを抑えてきたのだ、今このまま抱いてしまったら
優しく出来ないかもしれない。誰より大事にしたい人なのに。
ふっと静かに唇を放し、見詰め合う。
だけど。
今更止める事もやっぱり出来そうにない。
「ベッドに……行こうか…」
擦れた声で言うと、彩佳が小さく恥かしそうに言った。
「…先生ごめんなさい…本当に立てない…」
コトーは少し驚きながらも、直ぐにふわりといつもみたいに優しく微笑む。
それから体力の無い、いつものコトーからは想像できない力で
彩佳を軽やかにお姫様抱っこした。
「きゃ、先生っ!」
恥かしそうに叫ぶ彩佳に、コトーはクスリと笑みを返す。
「動けないなら、こうするしか無いでしょ?」
なんだかいつものコトーだけど、やっぱりどこかいつもとは違う。
そんなコトーの大人っぽい笑みに、思わず彩佳は真っ赤になって黙った。
ぐうと息を飲み込んで、大人しくお姫様抱っこされるしかなかった。
50コトー×彩佳5:2006/10/18(水) 03:40:12 ID:qn1NEScR
「よっと」
「きゃ」
彩佳をベッドに下ろして、コトーは直ぐにそのまま覆いかぶさった。
「ちょ、せん、せ」
「抱いて下さいって言ったのは君だよ、彩佳さん」
言いながら、瞼に、頬に、唇に、それから、首筋に。
次々とコトーはキスを降らせる。
ひどく性急な気がした。
「そ、うです、けど……んっ」
コトーが乱暴に、彩佳の開けた鎖骨に噛み付くようにキスをする。
「…こ、んな…急、にっ…」
ぴたりとコトーは動きを止めた。
「……やっぱり、止める?」
コトーは静かに身体を起こす。
温もりが一瞬離れた事で、フルッと小さく身震いをして
それからゆっくりと彩佳はコトーを見上げた。
泣きそうな目はいつもだ。
「…どうして、そんな事言うんですか?」
一瞬息を止めるようにして。
でも直ぐに、コトーは自重するようにひとつ小さく溜息をついた。
「…ごめん、彩佳さん。…今でも、迷ってる…」
「どうしてですか?…好きだって言ってくれたじゃないですか…」
「好きだよ。彩佳さんのことは、本当に、とても」
「じゃあ、どうして」
その言葉を止めるように、ふわりとコトーの手が彩佳の頬に触れた。
「彩佳さんは自分の魅力を全然解って無いんだな…」
「…先生?」
「…なんでもない。大丈夫だよ」
彩佳の不安を飲み込むように、いつものようにコトーは優しく微笑む。
「…彩佳さん、本当に良いんだね?」
最終通告。
こくり、と小さく彩佳が頷いて。
コトーは優しく、今度はひどく優しくゆっくりと。
彩佳へのキスを再開した。

―――どれだけ僕が君を好きかなんて。
そんな事きっと君は思いもしないんだろう。
いつだって君を僕のものにしたいと思って居たんだ、本当は。
これでも一応僕は男だからね。
でも抑えてきた。
男である前に、ここでは、医師で居たかったから。
君の前では、尊敬される医師で少しでも居たかったから。

だけど、君が今。
男である僕を望んでくれるのなら…。
僕は、もう、抑える事を止めるよ。

51コトー×彩佳6:2006/10/18(水) 03:41:46 ID:qn1NEScR
コトーは充分に唇を貪りながら、彩佳の服の下に手をするりと滑り込ませる。
ブラを押し上げて、形の良いその胸をくにゃりと潰すように掴む。
弾力も大きさも申し分ないくらいだ。
むにむにと遊ぶようにその弾力を楽しみながら、不意に突起をつんとはじく。
「…やん…ぁっ」
泣きそうなふわりとした甘い声が小さく漏れる。
思わずコトーはコクリと喉がなるのを感じた。
ああああもう、本当にヤバイ。
彩佳さんは本当に可愛いんだってば!
コトーは確実に自分が興奮していくのを感じていた。
真っ赤になって、胸をわし掴んだままポスンと彩佳の上に倒れこむ。
「…え、ちょ…あの、せんせ?」
「〜〜〜彩佳さんごめん……」
「まさかまた止めるなんて」
「違う〜〜、もぉ〜〜無理ぃ〜止まんない〜〜、彩佳さん可愛い〜〜」
何処かぐずるようにねだるようにそう言うのは
なんだかいつものコトーに思えて、彩佳は思わずクスッと笑った。
「やだ、先生。子供みたいですよ…」
「だって本当だよ。彩佳さん超絶に可愛いんだよ…もぉ止めてっていっても無理だからね」
言いながらコトーはただ握っていた胸を、静かにやわやわと揉み始めた。
突起への刺激も忘れない。
「……ん、やぁ…」
思わず零れる吐息。
今度はクスッと、コトーが彩佳の耳元で笑った。
「止めないよ」
急激に熱が上がってくるのを彩佳は感じていた。きっと顔は真っ赤になってる。
何これ、天然?計算?コトーのふわふわした態度にすっかり彩佳は惑わされていた。
そんな彩佳を知ってか知らずか、相変わらずの笑顔でふわりと笑う。
コトーは少し体を起こし、そのまま彩佳に口付ける。
胸への刺激を続けたまま、また貪欲に口内を弄んで。
舌を絡みとって遊ぶと、彩佳の舌がおずおずとそれに答える。
唾液を流し込めば、んふ、と色っぽいくぐもった声を出してそれを飲み干した。
でも本当の所どっちの唾液か解らないものが、彩佳の口の端から漏れて一筋首筋へ落ちる。
コトーはそれを目ざとく見ながら、今度は零れた唾液を舐め取るように
首筋へと強く口付ける。朝を過ぎても消えないような、赤い痕をつけてやる。
「んぁっ……、は、せ、んせ」
息も絶え絶えな彩佳につと視線を絡ませ、またいつもの顔で笑う。
「…痕、つけちゃった。もう駄目だよ彩佳さんは僕のものだからね」
ところが、彩佳はコトーの予想を裏切り、ふいっと顔を逸らしてしまった。
「ああ、あれっ?!あ、彩佳さん?!」
コトーは真っ赤な彩佳の顔を覗き込むようにした。
「え、なんで、泣いて…!彩佳さんごめん、僕何処か痛くしちゃった?!」
あわあわとするコトーはやっぱりいつもの情け無いコトーのままで。
思わずクスクスと彩佳は笑って、言った。
「…違いますよ…。これは…その、嬉しくて…」
彩佳の赤かった顔が、そっぽを向いたまま更に真っ赤になる。
「彩佳さん?」
困ったように名を呼ぶコトーに、彩佳はチラッと目線だけをよこして
でも直ぐにまた在らぬほうを向いてポツリと言う。
「……好きな人に、僕のものなんて言われたら、なんか嬉しかったんです…」
今度はコトーが真っ赤になる番だった。
「あ、彩佳さん…。どうしよう」
その情け無い声に、おずおずと彩佳がコトーに視線を戻した。
すると真っ赤でひどく情けない顔のコトーが居た。
「せんせ…?」
「可愛過ぎて困る……」
予想外の言葉に彩佳は止まってしまう。
「………」
「ごめん。ほんとにあんまり優しく出来ないかも知れない…。ごめんね彩佳さん」
言うなり、そのままコトーは少し乱暴に愛撫を開始した。
52名無しさん@ピンキー:2006/10/18(水) 03:56:15 ID:qn1NEScR
自分でも思った以上に長くなってしまったww木綿orz
あと1回の投下で終わらせられるようにがんがる。
レスくれた人嬉しかった。アリがd。

だらだら長いですが、あと1回だけお付き合い下さい。
53名無しさん@ピンキー:2006/10/18(水) 11:16:33 ID:J1mjUe4Q
ドラマのコトーと彩佳のやつ作ってほしい
54名無しさん@ピンキー:2006/10/18(水) 12:23:33 ID:ZnIxUA6d
>>53
ここまでの作品はどれもドラマの方だとオモ。

漏れは逆に原作のコトー×星野さん(彩佳さんじゃないんだよな)が読みたい。
55名無しさん@ピンキー:2006/10/18(水) 12:43:12 ID:J1mjUe4Q
ドラマの彩佳はコトーにおっぱい見られたくないんだって
信じられないけど処女かもよ
56名無しさん@ピンキー:2006/10/18(水) 12:52:18 ID:1pevPT/e
>>52
甘ぇぇぇぇ!!!GJ!!
続きwktk
57名無しさん@ピンキー:2006/10/18(水) 13:30:24 ID:Hfijhdl9
>>52
GJ!GJ!GJ! イエイ!
5852:2006/10/18(水) 14:05:23 ID:qn1NEScR
おはよう。仕事休みだったので、そのまま書ききってしまった。

予想以上にとんでもなく、甘くなったんで甘々駄目な人は
読まない方が良いかもしれない。では最後の投下。
59コトー×彩佳7:2006/10/18(水) 14:07:13 ID:qn1NEScR
今度は両手をすべりこませで胸を存分に弄ぶ。
でも直ぐに、ブラが邪魔だな、と思ってまず彩佳を抱き起こして
服ごと上からすぽんと脱がせる。彩佳がブラ1枚になる。
それからそのままコトーは彩佳を胸に抱き寄せて、後ろのブラのホックを外した。
するりとそれを抜き取る。
外気に触れたせいか、ふるっと一瞬身体が震える。
「…寒い?」
優しくたずねると、腕で幾分胸を隠す仕草をしながら
ふるふると彩佳が顔を振る。
それからか細げな声で言った。
「下も、脱ぎます…ね」
「うん」
コトーが返事をすると、彩佳はベットから一度降りてスカートのホックを外し
すらりと脱いだ。綺麗な足と、予想通りの華美じゃないけれど、彩佳らしい
可愛い下着が目に入りコトーの下半身を刺激した。
下着だけの姿になり、彩佳は恥かしそうに言った。
「せんせ…も、脱いで下さいよ…」
「あ、そっか」
気付けばコトーはまだ上に白衣を羽織ったままだ。
白衣をポンと投げ捨てて、下のシャツも一気に脱ぐ。
下着だけ残してズボンもそこら辺に放り投げた。
全くもうだらしないなぁなんて彩佳のちょっとだけ冷たい瞳がそれを見る。
でも、もっともっとへたれだと思っていたのに
意外と精悍な裸体が急に目の前に入ってきて、彩佳はドキドキした。
その彩佳の視線に気付いてコトーが少しだけ笑う。
「ん?どうかした、彩佳さん」
「…あ、いえ……その……」
「なあに?言って良いよ」
言いながらコトーはベッドへとあがって、立ったままでいる彩佳の手をふわりと引き寄せ
さっきのように座らせて、そのまま抱き寄せる。
少し躊躇いがちに、くぐもった声が聴こえた。
「…せんせ、も、やっぱり男の人…なんですね…」
「うん、そうだよ。こんな事しちゃうくらいには…男だよ、彩佳さん」
彩佳の背中を、滑らかに右手で撫でる。
ピクンと反応するのが本当に可愛らしくてたまらない。
抱き寄せた耳元へ、コトーは軽くキスをし、息をそっと吹きかける。
「…んぁ、や……」
「彩佳さん知ってる?耳って性感帯の人多いんだって」
わざと耳元で囁いて、そのままべろりと舐める。
「……っぁ」
彩佳が息を呑んで、震えるのが解る。可愛い、本当に可愛い。
「彩佳さんは本当に可愛いね」
「…や、だ。あんまりそういうこと言わないで…下さい」
「なんで? だって本当に可愛いんだもん」
言いながら、かぶりつくように首筋に軽く歯をたてる。
「…あっ」
「もっと、彩佳さんの恥ずかしい声…聴きたいな、僕」
「やだ、…先生…ってばSだった…んでっ …んんっぁ…やっ…」
言葉を遮るようにコトーは彩佳を優しく押し倒して、そのまま胸の突起を嘗め回し始めた。
硬くなったそこを刺激するように、舌でころころ弄ぶ。
「…ぁ…ぁっ。や、せん、せぃ…っ」
「判って無いな彩佳さんは。僕がこうなっちゃうのは全部彩佳さんのせいなのに」
「…う、そ、ちが…。あっ、そこは…、やっ…」
コトーは滑るように彩佳の身体を撫で回して、それからゆっくりと下へと下りていく。
60コトー×彩佳8:2006/10/18(水) 14:08:15 ID:qn1NEScR
口の中は彩佳の胸の突起で遊んだまま、左手で彩佳の一番敏感な場所をさする。
「…んっ」
息が震えて、ピクリと反応するのがわかった。
それからしばらく下着の上から何度も何度も割れ目をなぞる。
時々、開くようにして指を押し込むと、下着の上からでもくぷと音がして
指がぐいぐい飲み込まれそうな錯覚に陥った。
遊びつくした突起を、ぷはっと口から外すとその刺激で彩佳が鳴く。
「…ひゃん!」
「ほんと可愛い…」
うっとりとコトーが笑って、彩佳はまた真っ赤になる。
「馬鹿っ、言わないで…。ん、ふっ…」
抗議の言葉は口で塞いだ。
でも直ぐに解放して、コトーは彩佳を見つめたまま笑う。
「…彩佳さん、ここすごい、濡れてるよ」
言いながら指をクプリと下着の上から押し込む。
「〜〜〜っ!!…もぉ〜〜、やだぁ〜〜」
彩佳は真っ赤になって両手で顔を覆った。
「ふふっ。ほんと可愛い。彩佳さん可愛すぎるよ…」
覆われた手の上からコトーはキスを降らせる。何度も。
おずおずと手が空いた隙に、また乱暴に唇を重ねた。
「…んぁ…んっ、ふ…」
「ほんと、彩佳さん判って無いよ…。僕が…どれだけ君に夢中なのか…」
「…せん、せ?」
何処か淋しそうなコトーの言い方に彩佳がふと不安げに瞳を揺らす。
でも直ぐにコトーはいつもの笑みを返して、チュッと口付ける。
その間に、手は下着の下へと滑り込む。
指でそこ広げてやると、奥の秘所からは蜜が溢れ出る。
入り口に指をあてがうと、ぬぷと音がしそうだ。
でもまだ入れずに、蜜を指に絡めて、敏感な場所を探し当てる。
「……ぁっ、…せん、せっ。だ。めっ」
「なんで? ここ、気持ち良いでしょ?」
「…んっ…やぁっ」
「駄目だよ、止めてあげない」
楽しそうにコトーは笑って、敏感な場所を執拗に擦る。
「…や、せん…せっ、、おね、が、いっ…んっぁっ」
「うん、気持ち良いでしょ?」
「…い、じ、わる……ぁっ。あっっ…んんっ」
涙目ですがられて、余計気持ちが高ぶった。
でもふっと指の動きを止める。
「…ん、せんせ…?」
もっとねだる様な彩佳の瞳に、コトーが笑う。
「だーめ、お楽しみはこれからだから」
するりっと、コトーは器用に可愛い下着を剥ぎ取った。
61コトー×彩佳9:2006/10/18(水) 14:09:02 ID:qn1NEScR
「あ、ごめん彩佳さん、染みつけちゃった…」
ワザと見せびらかすように下着の箇所を彩佳に差し出した。
真っ赤になって、顔を逸らす彩佳を見ながら、今度はその下着の箇所にクンと鼻を寄せる。
「んふ、彩佳さんの美味しい匂いがするね」
「やっ!!」
咄嗟に下着を奪い取ろうとした彩佳の手をコトーの手が止める。
驚いたままの彩佳の瞳が釘付けになっている事に快感を覚えながら
コトーはゆっくりと、下着のその箇所からペロリと蜜を舐めとる。
「っ!!!」
彩佳の叫びにならない叫び声が、響いた。気がした。
クスリと本当に楽しそうにコトーが笑って、やっと下着はぽいと下に落ちた。
恥かしくて真っ赤なまま、彩佳が苦々しそうに呟く。
「〜〜〜へ、へんたいっ……」
だがコトーは満更でも無さそうに嬉しそうに答える。
「彩佳さんが悪いんだもん〜♪」
なんだその楽しそうな物言いは!ぜぇったい嘘だ!!元からこういう性質の男なんだ!!
彩佳は何処かギリギリと歯軋りをしそうな勢いで
とんでもない男に捕まってしまったのでは、と今更ながらに思っていた。
「ほらほら、そんな怒った顔してないで」
「…きゃ、んんっ!!」
ガバリと、コトーは彩佳の足を一瞬でM字に開いて、秘所に口付けた。
「や…!!駄目、ですっ…そんな、んんっ……ぁっ、やっ…んっ」
「うーそ。気持ち良いでしょ?だって一杯蜜が溢れてるもんね彩佳さん」
「…ち、が、う……。んぁっ。はっ」
コトーは執拗に舌でその箇所を攻める。
「…や、だ、め……せん、せっ」
「良いよ一度イッちゃっても」
「…ん、ぁっ、せんせっ、せんせ……、あっ…やっ」
口元をうっすら上げたまま、コトーは舌でぐいっとそこを強く擦りあげた。
「……ぁぁっ…」
一瞬足がピンと伸びて。
彩佳の手がコトーの髪の毛をくしゃりと握った。

ふっと身体の力が抜けて、彩佳が息を吐く。
「…はっ、…はっ」
コトーは笑いながら、蜜と己の唾液とでびちゃびちゃな口を腕で拭った。
とろりとした彩佳の瞳をぶつかると、恥かしそうに彩佳が目を逸らす。
ああもう、可愛い。何度言っても足りない位、可愛くて仕方が無い。
「もぉ、彩佳さんほんと可愛いっ」
「…きゃん!」
まだ敏感なそこにまたコトーはチュッと口付けた。
秘所からはとろりと液がまた溢れる。
「もっと幸せにしてあげる」
楽しそうに、そして何故かコトー自身がとても幸せそうに笑って言った。
「せん…っぁ!」
先生と呼びかけそうになった彩佳の瞳はあっという間に快楽に飲まれて歪んだ。
指が。
そこに、入っているのを感じていた。
62コトー×彩佳10:2006/10/18(水) 14:10:01 ID:qn1NEScR
「ほら、僕の指が入ってるの解る?彩佳さん」
始めは一本を入れて慣れる様に内壁を擦っていたけれど、あっという間に
二本に増やされ、ぐちゃぐちゃと縦横無尽に蠢いている。
ぐちゅぐちゅと卑猥な音が響いて、余計羞恥心が刺激される。
「ん、やぁ…、せ、ん、せっ…ぁ…ぁっ」
「気持ちいいの?彩佳さん」
「や、ぁ…き、か…ない、でっ。んんっ、はぁ…っはっ」
「駄目だよ言ってくれなきゃ、ねえ、気持ち良い?」
コトーはワザと二本の指をむちゃくちゃに動かし、グリッと乱暴に内壁を擦る。
「んっぁっ…やぁっ! せん、せ…、のいじ、わる…んぁ…っ」
ぐちゅりぐちゅりと、コトーの指はおろか手のひら、果ては腕まで蜜が滴り落ちていた。
「んふ、すごい彩佳さん、いっぱい溢れてるよ、ほら聴こえるでしょ」
更にワザと音がする様に指を動かす。
ぐちゅぐちゅ。じゅぷ、じゅぷ。
彩佳はふるふると目を閉じ、必死に何かに流されまいと抵抗している。
だがその様子が余計にコトーの劣情を煽る。
「ねえ、ほら、聴こえる?彩佳さんのエッチな音…ほら僕の腕までびっちゃり濡れちゃってるんだ
 全部彩佳さんが零した汁だよ。ね、気持ちいい?…言って、彩佳さん…。言って?」
優しく問いかけながら、執拗にコトーは指で攻める。
「……ぁっ…ぁっ、せん、せ…ぃっ…」
「うん?」
「…きも、ち、いいっ…ですっ、せんせぃ、の…手、だ、から…」
瞬間。
熱がぐぐぅっと一気にそこに集中して、体中を駆け巡った。
ああもう、敵わない。きっと彼女には一生敵わない。
今すぐ目の前の綺麗なこの顔を、乱したい。自分のこの身体で。
ぐちゃぐちゃに乱してしまいたい。
今にも気持ちが爆発しそうだった。
駄目だ。
我慢なんて出来ない。
コトーはするっと指を引き抜いた。
「…せん、せ?」
「彩佳さんごめん、優しく出来そうにない」
言い切って、コトーは下着の中から手早く自身のそれを引き出した。
それから有無を言わせず、彩佳のそこにあてがり、グイッと一気に貫いた。
「……いぁっ、っ…!!」
ひときわ大きく背中が仰け反り、彩佳が啼いた。
「…くっ、き、つっ……」
彩佳の中は指で散々鳴らしたとはいえギチギチとコトーを締め付け、ひどくきつかった。
だがその分とても気持ちが良い。
入れたはいいものの、うっかり動いたらそれだけで達してしまいそうだ。
そこで、ふとコトーは自身に繋がる蜜とは違う質感にやっと気付いた。
今まで夢中でいたけど。これって。
まさか。
「…あ、彩佳さん……もしかして……」
初めてだったのか。
言葉の意味に気付いた彩佳が、痛みに耐えるようにコクリと頷く。
気付いた途端、コトーはあからさまに動揺した。
「うわあああっ、ご、ごめん。痛かった!?いたかったよね!?
うわぁどうしよう一気に入れちゃったよ、ああああ、彩佳さん、大丈夫!?」
あまりにこの場にそぐわないコトーの様子に、痛みもさっきまでの
とろんとした気持ちも飛んでしまって、彩佳がプッと噴出した。
「やだ、先生…、ムードの欠片もなくなっちゃったっ…」
「あ、ご、ごめんっ」
コトーはいつも怒られてるようにしゅんとする。
63コトー×彩佳11:2006/10/18(水) 14:10:38 ID:qn1NEScR
確実に下は繋がっていて、彩佳は恥ずかしいM字でコトーのそれをがっちりと受け入れている。
そんな状態なのに、結局いつもの調子に戻ってしまっておかしかった。
彩佳はゆっくりと静かに深呼吸をすると、手を伸ばしてコトーの頬に手を添えた。
「…私、嬉しいです…。こうしてられるのが…だから…先生?」
そうしてコトーはやっと彩佳の瞳をじっと見つめ返した。
それを受け止めてから、ふわりと彩佳が笑う。
「続けて、下さい」
「…でも」
「大丈夫、ですから…。さっきまでの意地悪な先生は何処に行っちゃったんですか?」
言いながらもじわりと彩佳の瞳に涙が滲む。
汗がじとりと肌を覆う。
痛みというよりは、それを通り越してただ熱かった。
熱くて熱くて、ジンジンしていて。
ふと神経を尖らせれば、擦り切れた様な酷い痛みがそこにはあったけれど。
それよりもコトーのそれが面積をしめていて、苦しいような
だけど幸せなような、変な気持ちだった。
入って、確かに在るんだ。
自分の中に、先生の、ソレが。
そう思うと、彩佳はこの痛みを我慢できるような気がした。
彩佳の手の上に、自身の手を重ねるようにしてコトーは申し訳なさそうに言った。
「…彩佳さん、ごめんね。気付いてればもっと優しく出来たのに…僕…」
自分の気持ちばかりでいっぱいで、とコトーは唇を噛む。
そんな哀しそうで情け無いコトーの瞳が、彩佳にはなんだかひどく愛しくみえた。
「じゃあ、今から優しくして下さい」
彩佳の左手も伸びてきて、コトーの両頬を彩佳の手が抱えた。
じっと見つめれば、何を欲しているのか直ぐに解った。
コトーはゆっくりと、身体を倒して。
彩佳に優しくキスをする。
「ん…、ふっ、んんっ」
冷静になってしまった心をまた此方に引き戻すように、ねっとり口内を味わって。
ふっと、唇を離せば、やっぱり後悔がコトーの胸を襲った。
涙目の彩佳の瞼に優しく口付けて、囁く。

「…ほんとに、ごめん」
「しつこいですよ、先生」
「…うん」
「…動いて…良いです…から」
「……でも」
「先生、しつこいです」
「……ごめんね、すぐ、終わらせるから」
言いながら、また軽く口付ける。

「…先生?」
「うん?」
「好きです」

「………僕もだよ、彩佳さん」
64コトー×彩佳12:2006/10/18(水) 14:11:24 ID:qn1NEScR
また軽く啄ばむように、口付けて。
それが合図のように、コトーはゆっくりと腰を動かしはじめる。
苦痛に歪む彼女の頬を撫で、唇をこじ開け、力が抜けるように誘導する。
意識が其方になるべく行かないように。
けれど、動かせば、歯止めが聴かなくなりそうなのは自分の方だった。
途方も無い快楽の波がコトーを断続的に襲う。
「…くっ……ぁっ」
締め付けてくる彩佳のナカが気持ちよくて堪らない。
「ご、め、……気持ち、良過ぎ…てっ…」
「…良い、です、よ。……気持ち、良く、なって…下、さ、いっ……」
「…ぁっ、…くっ…」
ずちゅずちゅ、抜き差しする音が響く。
コトーはただもう夢中で腰を振って、打ち付けた。
余裕なんて何処にも無かった。彩佳を労わることも多分出来なかった。
でも、その方が良いのかもしれない。
下手に長引くよりは早く終わらせてやるのが一番彩佳の身体に楽な筈だ。
「……はっ、はっ、…ぁっ」
彩佳の胸がリズミカルに揺れる。コトーの汗が飛び散り、彩佳の身体に落ちる。
いつの間にか彩佳の両手は、それぞれコトーの手とぐっと指を絡めて握り合っていた。
爪が食いこんで痛かった。
でもそんなの彼女の痛みに比べればと思ってコトーは気にならなかった。
一心不乱に腰を振る。持続的な動きを繰り返していく後、一箇所をつくと
彩佳の身体が息を止めて跳ねる事に気付いた。
「、…っ」
「……ここ、良い?」
「…わ、かん、…ないっ…ぁっ」
痛みに紛れていても、感じる場所は確実にある。
それなら、と思ってコトーはわざと執拗にそこを攻めた。
「…ぁっ…ぁっ、…んあっ、やっ」
「痛かっ…たら…、言って、ね…」
痛いといえば痛い。ひどく多分、痛い。でももう熱くてそれすらも解らない。
と同時に、抗いようの無い波が身体をうねっている事も彩佳は感じ始めていた。
「…あっ…あっ、や、そこ、は…」
「ここ? それともこっち?」
コトーは幾分笑いながらわざと逸らしり、逆に次の瞬間には強くそこを突いたりしている。
「ぁっ…あっ、やっ、やっぱり…、いじ…わる…です…、せん、せっ…ぁっ」
「…彩佳、さん…が、可愛い…からっ、だ、よっ」
「やっ!」
更に奥を突けるように、コトーは彩佳の腰ごとぐいっと持ち上げた。
息をつく暇もなく、そこだけを攻める。
「…やっ、あっ、あっ……あっ、せん、せっ」
涙を零しながら彩佳が息を乱す。もう訳がわからない。
痛いのか、熱いのか、欲しいのか、欲しくないのか。
でもただ。
ただ、コトーを求める気持ちだけが彩佳の胸をいっぱいにしていた。

もっと、もっと、もっと。
――もっと。
奥まで、繋がりたい。
65コトー×彩佳13:2006/10/18(水) 14:12:23 ID:qn1NEScR
想いはコトーも一緒だった。
熱くて、気持ち良くて。彩佳のナカは幸せすぎて死にそうで。
コトーは、涙を零してよがる彩佳を見つめる。
可愛い、彩佳さん。
僕の僕だけの、今は、彼女。
いつもは強気で、凛々しい彼女の、僕だけが見れる、顔と表情。
そして、僕だけが乱せる、この綺麗な身体。
もっと、もっと、もっと。
―――もっと。
全てが、欲しい。
乱れる彼女が、みたい。

コトーはきつく目を閉じて、今まで以上に激しく突き上げる。
「…っぁ!!」
「ご、めん。すぐ…終わる…か、ら……」
「……ぁっ…ぁっ、…んあっ、やっ…はっ…ぁっ」
一心不乱に熱を高める。
ただひたすらに、快楽だけを追いかける。
「…あや、かっ…!」
「んんっ、せんせっいっ…ぁあっ!」
「好き、だっ…よ」
「…んっ、わたし、もっ、好きっ、先生が……好きっ!」
「―――く、っ…!」

そうして、弾けた。
66コトー×彩佳14:2006/10/18(水) 14:13:24 ID:qn1NEScR
「……ごめん、ほんとごめん」

コトーは身なりを但し、と言っても裸体のままではあったのだが。
彩佳に向かって必死に頭を下げていた。
それを多少怒った様子で、けれど穏やかな笑みを消さずに彩佳が見る。
「……もういいですってば、先生」
「でも…はっ、始めて…なのに、全然優しく出来なかったし
…その上ナカに…出しちゃった…し……」
心底悪そうにコトーは言う。
「…それは…まあ、つけてって言わなかった私も悪いんですから…」
「うう、本当にごめん」
しょんぼりとするコトーに、彩佳はクスリと笑う。
なんだか何をされても結局はこの情け無い先生が好きなんだなぁと
困ったように彩佳は自覚していた。
ほんととんでもない人を好きになってしまったものだと思いながら
コトーを見つめていると、しょんぼりしていた顔をパッとあげて
コトーが真っ直ぐに言い切った。

「でも、もし出来ても僕責任はちゃんととるから!!産んでいいからね!彩佳さん!」

がっちりと握りこぶし付きで言い切った。
……話が飛びすぎでは無いだろうか。
いや、確かに出来ちゃってもおかしく無い話なんだけれども。
……っていうか、ある意味これってプロポーズなんじゃない?
ふとそう気付いてあっという間に彩佳は顔を朱に染めた。
膝を抱えて、シーツの中に顔を埋める。
「〜〜〜ばかっ」
「へっ、なんで?」
コトー自身は当たり前の事を言ったつもりでその言葉の重大さに気付いていない。
「んも〜〜ばかばかっ。先生のばかばかっ」
もしこれで子供できちゃって結婚になったら今のがプロポーズの言葉!?
さすがデリカシーゼロの男!最低っ!
「え、なんで怒ってるの!?彩佳さん!?彩佳さん〜〜」
「もう知らないっ!!」
叫びながら、ばふっと彩佳は傍にあった枕をコトーに投げつける。
「あ、彩佳さん?!…ぐふっ」
驚くコトーの、丁度股間にフィットした。
そんな情けなさ全開のコトーを、ジロッと睨んで彩佳が叫ぶ。
「それに!先生早くそれしまって下さいよっ」
「ふえ…?」

枕をどかせば、コトーの一物は刺激を受けてむくむく起き上がっている所だった。
コトーは顔を上げてへらりと笑って、呼びかけた。
「……彩佳さん」
「ヤです」
「……彩佳さぁん〜〜」
「猫なで声を出しても駄目です。まだ全然身体痛いんですから!」
「……そうだよね…ごめん」
しゅん。
としたコトーの様子を見て、彩佳の心が少しだけ動いた。
確かに身体はとてもまだ痛いんだけど。
そこにまた何かを受け入れるなんて出来そうに無いままなんだけど。
……でも。
コトーだから。
先生だから、許せると彩佳は思った。
「……ちょ、ちょっとだけなら…良いです…」
真っ赤になりながら、口を尖らせて彩佳が言う。
67コトー×彩佳15:2006/10/18(水) 14:14:21 ID:qn1NEScR
「ほんとっ!」
ぱッと顔を上げて子供みたいに嬉しそうにコトーは笑った。
でもそれもほんの一瞬の事で、直ぐにコトーは自嘲気味な苦笑を浮かべた。
「…あー、なんて、調子に乗っちゃ駄目だよね。今日は本当にごめんね彩佳さん。
ちょっと待っててこれは自分で処理してくるから…」
「え、先生、でも」
「良いの良いの。無理させたくないんだよ、僕が。
 これからいつだって出来る訳だし。今日だけじゃないし。ね?」
優しく、安心させるような笑顔を彩佳に向けて、コトーは手早くシャツと
下着だけをはいて部屋を出て行った。

彩佳は呆然とそれを見送った。
良いの、かな。
そう思いながらも、自分の身体を労わってくれるいつもの優しい先生が、
なんだか凄く嬉しくて胸がぎゅっとなった。
しばらくして、コトーが戻って来た。
手にはホットココアを二つ持って。

「…先生、それ」
「うん。喉渇いたかなと思って…、はい」
ベッドに腰掛けて、彩佳に渡す。
「…ありがとぅございます…」
「うん。コーヒーだと眠れないかと思ってココアにしたよ」
にこりとコトーが笑って、彩佳はマグカップに口をつける。
「身体、大丈夫?」
「…はい」
「良かった」
何故だろう。
そのコトーの酷く気遣った優しい声と、ホットココアの熱さが胸を打って。
気付いたらポロリと涙が零れていた。
「あ、彩佳さん!?」
「…やだ、何だろう、これ」
笑って誤魔化そうと思っても、余計涙が零れるだけだった。
コトーは静かにそんな彩佳を見つめて、自分のココアをベッド脇のサイドテーブルに置いた。
それからそっと彩佳の手に在るココアも受け取り、同じ場所に置いた。
優しく笑みを浮かべたまま、ゆっくりと手を彩佳の頭に添えて髪を撫でる。
「先生…」
「…うん?」
「嬉しいんです…。なんだか…嬉しくて…泣けちゃうなんて…変ですね、私…」
「…変じゃないよ…」
「そうでしょうか…」
「…僕もなんだか、泣きそうだもん」
言いながらコトーは彩佳の頭を自分の身体へと引き寄せ、優しく抱きしめた。
ふふ、と彩佳が胸の中で笑った。
「先生は泣き虫ですもんね」
「はは、手厳しいな彩佳さんは……」
68コトー×彩佳16:2006/10/18(水) 14:15:00 ID:qn1NEScR
それから二人は何も言葉にしなかった。
静かな時が流れた。でも嫌な沈黙ではなかった。
そんなんじゃなくて、むしろとても優しい。
穏やかな時間だった。
コトーはただ静かに何度も何度も、愛おしそうに彩佳の頭を撫でた。

そのうち、静かな吐息が胸の中から聞こえてくる。
コトーは穏やかに笑いながら、彩佳をベッドに寝かせた。
緊張と慣れない事をして、疲労が溜まったのだろう。
―――無理、させちゃったな。
そう苦笑しながら眠り姫の顔を眺めて。
顔に掛かった髪の毛をはらりと指でどかし、頬をなで、幸せそうにコトーは微笑む。
唇にキスしたらまた眠らせた熱情が甦りそうだったから、そっと彩佳の額にキスを落とす。
次からは、ただひたすらに優しく触れたい。
優しく―――何処までも、彼女の為だけに、触れよう。
小さく誓いながら、自分も一緒にベッドへと潜りこんだ。
彼女の身体を抱き寄せれば、その暖かさにまた涙腺が緩んだ。

なんて幸せな夜なんだろう。
今までも、女性と身体を重ねた夜はそれなりにあった。
だが、これほどまで幸福に包まれていると感じる夜は無かった。

生涯ただ一人、愛する人に。
その、たった一人の人に、僕は出会った。



確信めいた想いを胸に秘めて、コトーは静かなまどろみに誘われる様に。

ゆっくりと―――目を、閉じた。




終。
69名無しさん@ピンキー:2006/10/18(水) 14:27:40 ID:qn1NEScR
投下したらとんでもなく長くなったwww木綿www
エロ書くのまだ慣れて無いからどっか変かもしれないけど許してくれ。

でも自分で書いてみて、保管庫がどうして変態ちっくばかりなのか
解った気がするよww書いてるうちに勝手に変態になって行ったぜフハハハw
それでは失礼する。他の皆様の投下もワクテカして待ってる。
70名無しさん@ピンキー:2006/10/18(水) 15:22:09 ID:PLbiu+gp
感動した

乙、そしてありがとう
71名無しさん@ピンキー:2006/10/18(水) 18:09:06 ID:Cm7VbhQb
お前らエロ過ぎるよお前ら
72名無しさん@ピンキー:2006/10/18(水) 18:38:23 ID:Hfijhdl9
GJ! 読み終わってまた涙腺が緩んだ。
73名無しさん@ピンキー:2006/10/18(水) 18:53:38 ID:QnX7iDTF
GJ!イイネイイネー(・∀・)
74名無しさん@ピンキー:2006/10/18(水) 19:53:13 ID:sYGTTee6
変態万歳w
結局、コトーは漫画もドラマも変態になるってことでFA

というわけで、GJ!
75名無しさん@ピンキー:2006/10/18(水) 20:09:20 ID:Cm7VbhQb
コトーと綾佳
コトーと茉莉子
コトーとミナ
剛利と茉莉子
剛利と綾佳
剛利とミナ
和田さんとミナ
和田さんと茉莉子
和田さんと綾佳
綾佳とミナ
ミナと茉莉子
茉莉子と綾佳
重さんと内さん
どれがいい?
76名無しさん@ピンキー:2006/10/18(水) 21:37:33 ID:1pevPT/e
>>75
ちょww最後ww

和田さんとミナもいい感じになるのかね
でもミナは・・・
77名無しさん@ピンキー:2006/10/18(水) 21:58:57 ID:sOsJGKez
GJGJ〜
あまりにも幸せすぎて、明日、ドラマ見るのが辛くなりそうだよ
ドラマ始ったら、また萌えまくっていたので、復活して嬉しいyo!

> 茉莉子と綾佳
だって大人だもーん、風に手取り足取りテクを教わったら
かなり萌えな事に気付いた
78名無しさん@ピンキー:2006/10/18(水) 22:19:28 ID:lebmgdAC
GJです

もっともっとコトーと綾佳〜〜
79名無しさん@ピンキー:2006/10/18(水) 23:00:25 ID:mJnzCWgb
GJ!!

あと、彩佳の漢字・・・
みんなうろ覚えかい??

 彩 佳 でひとつヨロ
80名無しさん@ピンキー:2006/10/19(木) 01:05:55 ID:iShVXuGE
楽しんでもらえたようで良かった。
また次なにか書けたら投下しに来る。ドラマはもう明日かー
楽しみだけど、ドラマ版の先生と彩佳の展開が気になって仕方ないよ

>>75
個人的に剛利と茉莉子の大人で無駄にセクシーでエロいの読んでみたい
大人な関係と割り切りつつ、お互い実は気になってるw
とか妄想すると萌えて仕方ないんだ
81名無しさん@ピンキー:2006/10/19(木) 02:15:25 ID:0CDoKHF4
和田ミナでほのぼのエロでもおk
82名無しさん@ピンキー:2006/10/19(木) 14:00:52 ID:wA7aN5xm
GJ!
でも、どうも吉岡コトーは喋りながらヤるイメージない(参照:心の砕ける音)のでwww
・・・漫画版コトーで妄想させていただきますた。
83名無しさん@ピンキー:2006/10/19(木) 17:59:41 ID:MFk+wjtE
和田ミナ、あるならみてみたいなあ・・・
84名無しさん@ピンキー:2006/10/19(木) 18:23:58 ID:94EkVIU8
>>80
心よりお待ち申し上げております

確かに言葉攻めのイメージは無いかなぁ>コトー
濃厚なのをやりそうな感じはするけど
85名無しさん@ピンキー :2006/10/20(金) 00:30:05 ID:PEBo3Al/
>68よかったよ!ドラマでコトー×彩佳見たらしばらく照れそうだw
86名無しさん@ピンキー:2006/10/20(金) 00:35:23 ID:RRa11Yk9
やっぱりドラマのコトー×彩佳は最高だ・・・
87名無しさん@ピンキー:2006/10/20(金) 00:55:56 ID:Euhwvsru
和田ミナに期待
和田さんは年の功で上手そう
88名無しさん@ピンキー:2006/10/20(金) 04:59:21 ID:2ADZu2pD
原作のコトー×彩佳も最高だよ!
あんな萌えカップルはいないぞ?

でも、ドラマも最高だ!

ここはドラマ版がマンセー??
原作版なら1本書けそうだがなー
89名無しさん@ピンキー:2006/10/20(金) 08:45:05 ID:wiz3vwt7
>>88
漏れも原作コトー×彩佳に激萌えだ。最高にイイ!

なのでどうかどうか書いてくだちい。読ませてくだちい。

漏れも原作ネタ書きたくて悶々してる。あんまEROいの書けないんだけど…。
90名無しさん@ピンキー:2006/10/20(金) 12:24:18 ID:hBNqHB9y
東京で彩佳が剛洋にバージンを……
てな感じのお願いします。
91名無しさん@ピンキー:2006/10/20(金) 13:07:17 ID:nIMLct9U
漫画版も投下待ってる。
是非書いてくれ
92名無しさん@ピンキー:2006/10/20(金) 15:25:43 ID:gt00jje9
ドラマ展開が余りにも切なかったので、ほのぼのを書いた。
後悔はしていない。お約束超展開で先生がスーパーヘタレなので
駄目な人は読まない方が良いかも。

では投下。
93ほのぼの、コト彩。:2006/10/20(金) 15:27:10 ID:gt00jje9
「先生〜? あれ?何処に行っちゃったんだろう」

帰りの挨拶をしようと彩佳が診察室を覗くとコトーは居なかった。
きょろきょろと見回しても人気は無い。
「トイレかな?」
そう思ってると奥からコトーが出てきた。
「ああ。先生居たんじゃないですか、先生?」
どうも様子がおかしい。俯いている。
「先生?」
不安げにたずねると、ガバッと顔を上げた。
「あやかさああああんんん」
今にも泣き出しそうな叫び声をあげてコトーが彩佳に抱きついた。
が、彩佳も咄嗟によけるのでコトーが抱きついたのは腰あたりにった。
「きゃああああ!!せ、先生!!ななななな、なんなんですかぁ!!」
必死でもがきながら腰にへばりついたコトーを剥がそうと彩佳が動く。
だがコトーはびくともせずに、うっ、ひっく、っと声を上げる。
泣いてるように聴こえなくも無い。
「あやっ、あや、か、さん、うう、ぐすっ、」
「…ちょ、先生?先生?!泣いてるんですか?」
「ううう…」
彩佳が深く溜息をついた。戸惑いながらコトーの髪の毛に触れる。
それからおずおずと撫ではじめる。
「…その、先生? 一体どうしちゃったんですか?」
「……れ、冷蔵庫の、ジュース…飲んだ……ううっえぐっ」
「ジュース?」
まさかと思って、彩佳はへばりついたままのコトーをずるずる引きずりながら
冷蔵庫まで向かった。気付けばコトーはくるりと回りおしりのちょいうえに
抱きついている事になっていたが、気にしないことにした。
ばたんとドアを開ける。
案の定ソレは朝除いたときよりも減っていた。
「……これ、飲んじゃったんですか?」
「……うん」
彩佳が手に持っているのは一見梅ジュースに見えなくも無い。
真実、酒好きの島の人たちにとっては梅ジュースではある。
しかしながら、それは本島で言うならば「梅酒」と呼ばれる者だった。
朝彩佳が診療所に来る途中で内ばぁにこれ持って行けと声をかけられ
本当はコトーに飲ませろと言われたのだが、彩佳個人の判断で
帰りに自分が持って帰ろうと、冷蔵庫に入れておいたものだった。
コトーに酒だとは伝えていなかった。
まずったなぁ。
「……お酒…飲んじゃったんですね」
「……うん…うう、えぐっぐすっ」
良い大人が鬱陶しい、と軽く思いながらはぁと彩佳は溜息をついた。
コトーはまだ後ろにへばりついているので、身体を捻って声を出す。
「先生? 気持ち悪いですか…?」
「…ぐすっ。ちが、う…それは…大丈夫…」
「…大丈夫?…先生、じゃあどうして泣いてるんですか?」
「…わ、わかん…ない。なんか、熱くて…、ぐすっ…」
「熱くて?…熱でもあるのかな。ちょっと先生、離してくれません?」
熱を測りたくてもこの体制では何も出来ない。
何処か呆れながら彩佳が言う。
だがコトーの言葉は予想外の言葉で。
「…やだぁ、…うう、離すのやだ…よぅ…ぐすっずずっ」
「……ちょ、先生?」
気のせいだろうか。
おしりの上にあったコトーの顔が徐々に、した、に。
ずずっとコトーが後ろで鼻をすする。
94ほのぼの、コト彩2:2006/10/20(金) 15:29:07 ID:gt00jje9
制服に鼻水ついたら嫌だなぁと彩佳が思うと、泣き声のままコトーが呼びかける。
「あや、あや…か、さん」
「はい?」
「……おしり、可愛いね……」
「は?」
ぞわりと、鳥肌が立ってしまった。
彩佳は言葉が認識できずに居る。
いや、脳は確実に認識したが彩佳の心がそれを拒否していた。
「…えーと…せん、せ?」
「ふふ、あやかさんの、おしりだぁ…」
コトーは抱きついたまま、彩佳のおしりにぐりぐりと顔を押し付けた。
「かぁあわいい〜〜」
「きゃゃああああっっ!!!やだっ、先生!!離して下さいっ!!」
「んふふ、やーだもーん」
「こんの、よっぱらいっ!!スケベ!変態!!」
後ろから思わず叫びながら、彩佳がバシバシとコトーの頭をたたく。
「いたっ、痛いよっ。彩佳さん!」
「せ、先生が悪いんですっ!」
彩佳もこの思いがけない展開にもう涙目だ。
「むー……」
不機嫌そうなコトーの声が聴こえた。と思った途端彩佳は解放される。
ほっとしたのもつかの間腕をぐっと掴まれて、診療所の入り口にある
畳の上に押し倒された。
コトーの目が据わっていた。
「…ちょ、先生?」
「苛めちゃうもんね」
「はぁっ!?ちょっと先生!冗談は止めて下さい!…は、な…」
コトーに掴まれた腕はびくともしなくて、彩佳は心底青ざめた。
その隙を突いて、すかさずコトーは唇を奪う。
まだコトーの中は梅酒の匂いが残っている気がして、彩佳はくらりと眩暈がした。
「ん…んんっ」
唇を離すと、にやぁり、とコトーが笑った。
「彩佳さん、かぁわぁぃい〜」
「先生っ、やだ、正気に…戻ってっ」
「んふふ、嫌がる顔も本当に可愛い〜」
「い、やっ」
嫌がる彩佳に知らん不利をしてコトーは続ける。
口で器用に彩佳の制服のボタンを外していく。
露になった首筋に、鎖骨に、強く口付ける。
95ほのぼの、コト彩3:2006/10/20(金) 15:30:23 ID:gt00jje9
「…せん、せ…っ…んぁっ」
この状況に感じ始めている自分が居て彩佳は唇をかむ。
先生のことは好きだけど、こんなのは嫌だ、と思ってギュッと目をつぶる。
ばか、先生の馬鹿!!
思った途端、バフンと乱暴にコトーが胸の谷間に顔を埋める。
「んっ」
きっと舐められるか、キスをされるのだろうと期待の様な
恥ずかしい気持ちが心に中にあって、彩佳は顔を赤くした。
このまま、進んでしまうのだろうか。
このまま関係を持ってしまったとして明日からどうなってしまうんだろう?
先生酔ってるから覚えて無いって事は無いよね?
様々な不安が胸を過ぎる。

だが、ふと気付けばコトーは谷間に顔を埋めたまま動く気配は無かった。
ものすごおおおく、嫌な予感が彩佳を襲った。

「…せん、せい?」

おずおずと声をかけると、まるで返事をするかのように。
ぐぅーというお約束的なコトーの寝息が聞こえた。

バカッと起きない程度の声で罵って。
コトーが彩佳に殴られたのは仕方ない事だったであろう。


合掌。
96ほのぼの、コト彩4:2006/10/20(金) 15:31:11 ID:gt00jje9
翌朝。

「ねえ〜彩佳さん僕朝起きたらここにたんこぶあったんだけど、なんでだろう?」
おかしいなぁ、全然覚えて無いんだけどなぁ、と
いつもの調子でコトーは首を傾げる。
「寝ぼけてこけたんじゃないですか?」
にっこり、とものすごい作り笑顔で、彩佳は答えた。

「……彩佳さん、ええと……何か、怒ってる?」
「怒ってません」
「……ええと……怒ってる、よね?」
「怒ってません」
「……怒ってる……ように見えるんだけど……」
「怒ってません。先生しつこいと嫌われますよ?」

冷ややかでとても何故だか冷たい視線で言われ。
コトーはそれ以上何も言えなくなり口を結んだ。

彩佳はそんなしょんぼりしたコトーを見て、つんと顔を逸らした。


(先生の馬鹿!!ほんとに馬鹿!!)

そんな彩佳の心の叫びは誰にも聞かれることなく
いつもの島の穏やかさに溶けて行きましたとさ。
97名無しさん@ピンキー:2006/10/20(金) 15:38:04 ID:gt00jje9
すっきりした。満足だ。お約束展開でほんとごめんwww
原作版もすごい待ってるから書けたら是非投下して下さい。

あちこりで原作とドラマとで揉めてる?のも見るから
ここではマターリやりたいよ。コトー×星野彩佳が好きなら
どんなんでもバッチコイщ(゚Д゚щ)カモォォォンなスレで在ろうぜwww
勿論他のエロカプもどんとщ(゚Д゚щ)カモォォォンな訳だけど。
98名無しさん@ピンキー:2006/10/20(金) 16:35:24 ID:nIMLct9U
>97
GJGJGJ!!!ほのぼの萌えた!!
お約束だけど、そこがあの二人の醍醐味だとオモww
99名無しさん@ピンキー:2006/10/20(金) 16:39:48 ID:54oYD0Tq
ドラマの二人のあの後を妄想して書いてほしいw
100名無しさん@ピンキー:2006/10/20(金) 18:19:38 ID:nIMLct9U
>99
まぢで?ドラマ本編のイメージ崩しちゃあれかと思って
遠慮してたんだけど、要望あるならちょっくら書いて来るwww
101名無しさん@ピンキー:2006/10/20(金) 19:32:30 ID:+opIuAO2
>>97
GJ!コトー先生ヘタレすぎてワラタww
102名無しさん@ピンキー:2006/10/20(金) 20:28:31 ID:QPRPl98a
>>97
すげー良かったよ、ヘタレコトーがらしくてイイ!
これ、原作版でもドラマ版でもどっちでもいけそうでそこが良いね。

自分はドラマも原作もどっちもバッチコイ!なので、
両方読めればとても幸せだ。

昨日のドラマ見て、切ない系エロを投下したいと思った。
和田×ミナも、話が進めば色々思い付きそうだな。
このスレがマターリ続くのを願ってるよ。
103名無しさん@ピンキー :2006/10/20(金) 23:02:13 ID:PEBo3Al/
>102 楽しみにまってるよ!
104名無しさん@ピンキー:2006/10/21(土) 01:40:30 ID:iQ1uipcl
原作で思いついたけど・・・
スマン、このスレ原作のエロは書きにくいわ。
だから止めとく。
105名無しさん@ピンキー:2006/10/21(土) 01:43:51 ID:0yoPvjaV
>>104
(´・ω・`)
106名無しさん@ピンキー:2006/10/21(土) 02:07:46 ID:meCYJwIk
>>104
(´・ω・`)寂しい事言うなよ。原作もドラマもバッチコイだよ?
107名無しさん@ピンキー:2006/10/21(土) 05:05:20 ID:DW87Pb07
第2話を見て、ボタン祭りでもしちまおうかと思ったぐらい萌えました。
以前にも一度だけ投下した事があるんですが、もう我慢できませんでした。
コトーと彩佳がどう転ぶか見極めてからと思っていたんですが……。

ドラマ版特別編以前の時間軸の設定になってます。エロは温め。
駄目な方はスルーして下さい。よろしく。
108名無しさん@ピンキー:2006/10/21(土) 05:06:02 ID:DW87Pb07
 夏至南風が本格的に吹き始めると、志木那島にも本格的な夏がやってくる。
 そろそろそんな時期になってもいい頃ではないかと彩佳は思った。そうなると
診療所も忙しくなるのだろう。一年の中でも、観光客が一番やってくるのだ。こ
んな風に診療日だからと、のんびりとはしていられないはずだ。
 そんな事を考えていると、見慣れた診療所はもう目の前だった。

「先生? コトー先生?」
 休診日の札が掛けられているドアを開け、彩佳は奥にいるであろう彼の名を呼
んだ。だけれども、一向に返事が返ってくる気配がない。
 もうすぐ昼食の時間だというのに、何処かに行ってしまったのだろうか──だ
としたら、これは不要なものになってしまう。
 手に持っていた袋包みにちらりと視線を落とし、彩佳は酷く気落ちしている自
分に気付き、慌てて、それを否定した。
 別にコトーが何処に行ったとて構わないのだ。愛用の自転車で島中を見て回っ
ていたところで、彩佳が口を出す筋はない。そう、茉莉子の店で食事をとったと
ころで──。
109名無しさん@ピンキー:2006/10/21(土) 05:06:55 ID:DW87Pb07
「あれ、彩佳さん?」
 背後から暢気そうに名を呼ばれ、彩佳は驚いて振り返った。信じられないもの
でも見るかのような彼女にコトーは首を傾げた。
「何か気になる事でもありましたったけ? それとも忘れ物?」
「せ、先生こそ、何でそんな所に……」
「え、僕ですか? 僕は洗濯物を干してたんです」
 よく見れば、コトーの手には鉄で作られた錆た洗濯籠を持っている。彩佳の動
揺など全く気付かないのか、コトーは一人診療所の中に入って行く。無意識にそ
の後姿を見つめてしまった彩佳ははたと我に返り、それぐらい知ってますよ、と
知っていたかのように口にし、コトーの後をそ知らぬ顔で追いかけた。

「──で、本当にどうしたんですか? 彩佳さん」
 よいしょと洗濯籠を畳の上に置き、コトーは腰を軽く叩きつつ、尋ねた。
 すると、いきなり彩佳がにゅっと伸びてきた。手の平には綺麗な布に包まれた
ものがある。それをコトーが尋ねる前に彩佳は教えてくれた。
「お母さんから──どうせ、コトー先生、きちんと食べてないからって」
 ぶっきら棒な言い方ではあったが、コトーは嬉しそうにそれを受け取った。
「有り難うございます。彩佳さん」
 にこりと微笑むコトーに彩佳は正視する事が出来そうにない。振り払うように、
その身を台所に向わせてしまった。
「お茶入れますから──先生は食べて下さい。どうせ、お弁当箱、持って帰らな
きゃいけないから」
 その言葉に甘えて、コトーは畳に腰を下ろし、小さなちゃぶ台を引き寄せた。
次に箸を──と辺りを見回すと、タイミング良く彩佳が差し出してくれた。どう
やら流しに置きっ放しにしていたらしい。
 それを受け取ると、コトーは美味しそうにお弁当を食べ始めた。
110名無しさん@ピンキー:2006/10/21(土) 05:07:41 ID:DW87Pb07
 部屋は四畳程度しかなく、彩佳は待っている間、コトーの目の前にいる他ない。
手持ち無沙汰にしている彩佳に向ってコトーはごく自然に、
「彩佳さんの玉子焼きも凄く美味しいですよ」
 そう口にした。驚いたのは彩佳の方で、いつものように母が作ったものだと言
い張ろうとしたのだが、コトーの穏やかな表情を目の前にすると、何故か言えな
くなってしまった。私が作ったなんて一言も言ってないのに──私なんかより母
さんの玉子焼きの方が好きなはずなのに──冷静になろうと思っても、顔が熱を
帯びてくるのが自分でもはっきりと分かってしまった。
 恥かしい──と彩佳は慌ててお茶を飲み、聞かなかったふりをした。そうでな
ければ、動揺して何を言い出すか、自分でも分からなかったからだ。
 そんな時、彩佳はふと、ちゃぶ台の下にある包み紙を見つけた。サイズからし
て、雑誌か何かではないだろうか──。コトー先生の読む雑誌──そんな好奇心
から彩佳は包み紙を探り寄せた。
「コトー先生。この中身、見てもいいですか?」
 一瞬、コトーはそれが何なのか分からないようだった。だけれども拒否する理
由も見つからなかったので、構わないと頷いてみせた。すると、彩佳は傍から見
てもワクワクしながら、中身を取り出した。
 取り出して、素っ頓狂な声を上げた。
「な、何なんですか、これ──!」
 中身は、誰が見ても、見紛うことのないエロ本だった。しかも分かりやすい金
髪で巨乳なお姉さんが、いかにもといった仕種でエロティックな視線をこちらに
向けている──正直、時代に取り残されたような写真だ。
「な、何、読んでるんですか! しかも、こんなところに堂々と置いて……!!」
 閻魔様よろしく軽蔑の眼差しを向ける彩佳に、コトーは目を丸くしてただただ
驚いていた。そんなものを買った覚えは一度も無い──ならばこの本は一体何処か
ら──。
111名無しさん@ピンキー:2006/10/21(土) 05:08:50 ID:DW87Pb07
「あ──っ! それ、昨日、重さんが持ってきた──」
 昨晩、コトーは夜遅くまでカルテを書いていた。すると、何の前触れもなく重
がやってきたのだ。何故か上機嫌な重は、畳にその包み紙を置いて帰って行った。
確か去り際に、若さの源などと言っていたような──。まさか、そんなものが入
っているとは思わないコトーは中身を確認する事なく、置いたままにしていたの
だ。
 まるで救いを乞うような説明に、彩佳は逆に落ち着きを取り戻した。重さんな
らば、これぐらいの事はやりかねない事を知っているからだ。最近は特にコトー
にはっぱをかけているようではあるし──。
「もう、何考えてるのよ、重さんも!!」
 それに気付かないコトーもコトーなのだが、それが唯一の救いでもある。皆、
彩佳と結婚すればコトーはこの島を出て行けなくなる──という理由から二人を
くっ付けようとしている節があるのだ。
 それは彩佳自身、コトーに好意を抱いている事を自覚している。医師としても
尊敬できるし、ちょっと頼りないところもあるけれど、異性としても好意を寄せ
ている。だけれども、皆が思っているような、そんな関係にはなりたくない。万
が一、お互いに異性として認識し、そして関係を持ったとしても、自分の存在が
コトーを島に縛り付ける事にだけはなりたくない。それが脳裏を過るから、素直
に口に出せないのだろうか──。
「あ、彩佳さん……? あの、僕は……」
「先生も……こういうの、好きなんですか?」
 唐突にそう尋ねられ、コトーは返事に窮した。蛇に睨まれた蛙のような雰囲気
に、コトーは正直に、
「僕も、その……男ですから、好きか嫌いかと聞かれれば、嫌いという訳では…
…あ、あの、でも、それは彩佳さんが思っているような事ではなくて──僕は彩
佳さんがいてくれれば──」
 はたとコトーは我にかえった。今、自分はとんでもない事を口にしたのではな
いか──そう本能が教えるように、おずおずと彩佳の様子を伺うと、ばつが悪い
事に視線が合ってしまった。
 お互いに気まずい雰囲気である事が分かってしまった。大の大人が向かい合っ
て、顔を真っ赤している姿は傍から見ると滑稽なのだが、二人とも、そんな軽口
を叩けるほど余裕がない。
112名無しさん@ピンキー:2006/10/21(土) 05:09:25 ID:DW87Pb07
「へ、変な事を言わないで下さい!」
 彩佳はいつものように気付かない素振りをすると、
「…………そんなに変な事なんでしょうか?」
 そうコトーに切り返され、彩佳は言葉を失った。こちらを見るコトーは酷く真
剣な眼差しで、彩佳は言い返す事が出来なかった。こんな事あるはずがない──
あのコトーがこんな事を言うはずも無い──と、そう自分を言い聞かせる。だけ
れども、心拍数は自分でも驚くほど上がっている。
「あの、確かに僕は彩佳さんより、お酒も弱くて頼りないですけど……何も考え
ていない訳じゃありません。……僕ってそんなに鈍感に思われているんでしょう
か……」
 それはそれで寂しいとでも言いたげなコトーに彩佳は面食らった。駄目だ、こ
のままじゃ、コトーは後悔する──彩佳は身を乗り出してきたコトーを拒否する
かのように突っぱねた。
「駄目なんです、皆、コトー先生がこの島に居続けて欲しいから──だから、」
 これ以上、コトーを追い詰めるような事をしたくない──彩佳は目を瞑り、ぎ
ゅっと身体を強張らせた。これでお終い、そう思った瞬間、やんわりと身体を抱
きしめられた。
「…………彩佳さんは本当に優しいんですね……」
 そうコトーは言うと、いいこいいこするように頭を撫でた。酷く優しいその仕
種に、彩佳は今まで気丈に振舞っていた分、涙が溢れてきてしまった。
「コトー先生……」
「彩佳さんは……僕にとって大切な人なんです……」
 コトーらしい言い方だと思う。きちんと好きだと告げないところがズルイとも
言えなくもないのだが、彩佳も正直に口にする事は出来そうにないので、お互い
様なのだろう。
 落ち着くように、とんとんと背中を叩いてくれるコトーに、彩佳は自分の気持
ちに素直に受け入れた。
113名無しさん@ピンキー:2006/10/21(土) 05:10:05 ID:DW87Pb07

 まるで海に溺れているようだと彩佳は思う──だけれども、ここは地上で、し
かも通いなれた診療所で小さな部屋の畳の上だというのに、とても息苦しい。
 息苦しさから手を伸ばそうとすると、それを遮るようにコトーの手が掴む。そ
の手が驚くほど奇麗な手をしているのは、コトーが外科医という証のようなもの
だろう。医療器具を扱う時はあれほど器用なのに、ボタン一つ直せない不器用な
手──その手は温かく、力強かった。
 彷徨う彩佳の細い手首にコトーは唇を落とすと、それを背中に回すように仕向
けた。恐る恐る背中に手を置く彩佳に、コトーは優しく微笑み、口付けてくれた。
「変な感じですね……いつもはあんなに賑やかなのに……今日は凄く静か……」
 耳を澄ませば、波の音でも聞こえそうなぐらいだ。そう口にして、ああ、これ
は波に似ていると彩佳は思った。押しては反すような規則正しさに、息苦しさ、
だけれども、海と一体化しているような錯覚を覚える。だから、まず最初に溺れ
ているようだと感じたのかもしれない。
 こういうって、もっと痛いものだとばかり思っていたのに──そう漠然と彩佳
は思った。それはコトーが経験豊富だからなのか、それともそういうものなのか
彩佳には分からないのだが──。
「先生? ……もしかして、我慢してます?」
「我慢……?」
 コトーは不思議そうに彩佳を見下ろした。いつも通り穏やかな表情だけれど、
少しだけ息が荒い。
「本当は背中が畳で痛くなるぐらい激しい……とか」
 流石にはっきりとは言えなかった彩佳にコトーはああと理解したように、
「彩佳さんは激しいのが好きなの?」
 違うと反論しようとする彩佳に、コトーはその身体に手を回すと、ぐるりと身
体を横にさせた。慌ててしがみ付いた彩佳は反射的に目を瞑ってしまった
が、ゆっくりと開くと先ほどまで見上げていたコトーを見下ろしていた。
「これなら、彩佳さんは痛くならないでしょう?」
 確かにそれはそうだが、これでは視線の持って行きようがない。優しい眼差し
で見上げてくるコトーを正視できるはずもなく、目を瞑れば別の感覚が研ぎ澄ま
されてしまうのか、気がおかしくなってしまいそうになる。
 意地悪だと睨む彩佳は、普段の彼女からは想像も出来ないほど弱々しくて、そ
の姿にコトーは愛しさを覚えてしまった。そんな姿を見せてくれるのも、心を許
しているからであって、それが嬉しいのかもしれない。
「彩佳さん、可愛い……」
 ちゅっと唇を塞ぎ、コトーは彩佳の身体を滑り落ちるように手でなぞった。張
りのある胸を優しく揉み上げ、こりりとした蕾を何度も指の腹で押してやる。そ
れと同時に恥毛に隠れていた花芽を探り出し、包皮を剥いてしまった。
 ぶるりと彩佳の身体は大きく戦慄いた。コトーを受け入れたそこも一際きつく
侵入者を締め付ける。
「やっ、あっ、コトー先生、おかしく──ああっ、」
 もう自力では立っていられないのか彩佳は縋るようにコトーにしがみ付いてき
た。耳元で甘い声を聞いてしまうと、コトーはもっとその声が聞きたいとばかり
に、柔らかなヒップを掴むと、今までからは想像も出来ないほど、激しく腰を打
ち付けてきた。
 最も感じる場所を探し当てられると、彩佳は快楽に仇なう術を失ってしまった。
されるがままに快楽に飲み込まれ、どれぐらい経ったすら分からなくなる頃、ぷ
つんと意識が途切れてしまった。
114名無しさん@ピンキー:2006/10/21(土) 05:11:22 ID:DW87Pb07

 青く美しい海から吹いてくる夏至南風を感じながら、彩佳は目が覚めた。一瞬
ここが何処であるかすら分からず辺りを見渡してしまったが、すぐに診療所であ
る事に気付き、跳ね起きた。すると、掛けてあったタオルケットがはらりと膝に
落ち、自分が布団で寝ていた事に気付いた。その瞬間、全てを思い出した彩佳の
顔は真っ赤に染まった。
 もしかして、これって夢なんじゃないだろうか──いるはずのコトーの姿も見
当たらないし──。
 とりあえず裸のままという訳にはいかない。服は何処かに行ったのだろうかと
部屋を見渡すと、ご丁寧に下着まできちんとたたまれて布団の横に置かれていた。
 それもコトーなりの気遣いなのかもしれないが、下着を一番上に置かなくても
いいじゃないか──彩佳は顔から火が出そうだった。

「…………先生?」
 診療所の中に姿が見えなかったと思ったら、コトーは屋上のベンチに座ってい
た。錆びた鉄の梯子を登ってきた彩佳の姿に、慌てて姿勢を正した。
「ご、ごめん。彩佳さんを置いておいて、こんなところにいて」
「別に気にしてません」
 恋愛ドラマのように目が覚めたら腕の中の方が彩佳は冷静でいられなかっただ
ろう。もしかすると反射的に頬をひっぱたいてしまっていたかもしれない。そん
な事にならなかっただけ彩佳は正直有り難いのだが、コトーはそう受けとれなか
ったようだ。
 誰から見ても、慌てている素振りで、
「でも、あのまま君の傍にいたら、僕、我慢する自信が持てなくなってきて……」
 もっと他に言いようがあったのだろうが、今のコトーにはこれが精一杯だった
のだ。言った後で、しまったという顔をしたところを見ると、失言だと気付いた
ようだが──。
 不器用なのはお互い様なので、彩佳は顔を真っ赤にしたまま、俯いてしまい、
ますます気まずい空気にしてしまった。
 居た堪れず、彩佳は突っぱねるように口を開いた。
「母さんも心配するだろうから……そろそろ帰ります」
「あ、うん……そうだね、そうだよね……」
 ぺこりと頭を下げて梯子に向う彩佳に、コトーは思わず立ち上がった。
「彩佳さん……また……来てくれますか?」
「当たり前じゃないですか。私、ここの看護師なんですから」
「そ、そういう意味じゃなくて──」
 その一言が言えずにいるコトーを無視するかのように彩佳は梯子に手をかけた。
そのまま行ってしまうのかと思った瞬間、
「先生が嫌じゃなきゃ……また来ます……」
 それは風の音で遮られてしまうかと思うぐらいの声だったが、コトーは確かに
聞こえた。
「嫌だなんて……! 彩佳さん、待ってますから! その時はきちんと──」
 そうコトーが返事をした時には、彩佳の姿はもう見えなくなってしまった。
115名無しさん@ピンキー:2006/10/21(土) 05:11:53 ID:DW87Pb07
 その後、部屋に戻ったコトーはふとちゃぶ台の上に置かれているエロ本が視界
に入った。これってやっぱり和田さんに見つかったら何か言われるのかなぁと、
そんな事を考えながらも、ぱらぱらと無意識にコトーはページをめくってしまっ
た。
 いかにもといった表紙と同じく、内容もベタな写真ばかりだった。興奮を覚え
るよりも、ありえないような写真ばかりで、笑いが先にきてしまう。重さんのチ
ョイスと考えると妙にしっくり納得してしまうのが不思議だ。
「しかし、凄いなぁ……」
 めくるページ全て狙いすぎた写真の構図ばかりで、ここまで徹する作りにコト
ーは感心してしまった。そして、つい、うっかり、口に出せないような、あんな
事や、そんな事をしている彩佳の姿を想像してしまった。

 その結果、翌日のコトーは申し訳なさから彩佳の顔がまとも見れなくなってし
まい、和田に終始不信がられる結果になってしまった。


*おしまい*
116名無しさん@ピンキー:2006/10/21(土) 11:03:00 ID:c6l7n9sa
パチパチパチ GJ! 重さんの使い方がよかった(w
ほのぼのとした。
117名無しさん@ピンキー:2006/10/21(土) 13:52:43 ID:meCYJwIk
>>107
GJGJGJ!!!禿萌えた。
ほのぼのが、二人らしくて良いよ良いよー(*´д`*)ハァハァ
二人とも可愛いくて幸せです
118名無しさん@ピンキー:2006/10/21(土) 14:08:25 ID:meCYJwIk
107さんの言うボタン祭りにちょっと便乗w
この前のドラマ2話のボタンあたりの隙間を生める話です。

というかエロまで持っていけなかった…_| ̄|○ んだけど
投下して良いかな。あのシリアスな場面でエロまで持っていける
技量が自分には無かった模様。スマン。駄目な人はスルーよろ
119名無しさん@ピンキー:2006/10/21(土) 14:09:47 ID:meCYJwIk
「忘れないで下さいね、彩佳さん。僕はいつでも傍に居るから…」
「…はい」
東京で治療をする。彩佳の決心は固かった。
ここでは私はいつまでもどんな事があっても、看護士で居たいのだ。
入院している姿なんて想像できない。
それに自分がいる事でコトーに負担をかけてしまうのは嫌だった。
コトーは負担だなんて思ったりはしないと、解っていたけど。
自分が、嫌だった。
だから、東京行きを決めたのだ。
コトーは優しくそれを認めてくれた。
「どうか…、独りだなんて思わないで下さいね」
そう穏やかに、いつもの顔で言ってくれる。
それがなんだか救いだった。
「…やだな、なんだか最近涙もろくて…駄目ですね私…」
笑いながら、彩佳は涙を拭う。
ボタンを縫う手元に視線を落とした。
コトーはそんな彩佳をみて、膝の上でそっと手を握る。
いますぐ手を伸ばして、涙を拭ってしまいたい衝動をただ静かに抑えた。
「先生、ハイ出来ましたよ」
手に持っていた白衣を彩佳が渡す。ボタンはもう取れない。
「有難う御座います、彩佳さん」
にこりと何処か恥かしそうにコトーが笑って、胸がギュッとなるのを彩佳は感じた。
―――先生に診てもらえたらどんなに良いだろう。
だけど、それを選びたくないものまた事実で。
想いが溢れて、千切れそう。
今もまだ胸の中は不安でいっぱいだった。
看護士だからこそ、怖くて―――仕方ない。
誰かにすがりつきたいのを、必死で、負けず嫌いの自分の仮面を被って。
笑っている。
「私…もう、帰りますね」
そう言って彩佳は席を立った。
これ以上居たら余計な事を言ってしまう気がした。
強がりが、一瞬で消えてしまう恐怖があった。
コトーにこれ以上あの目で見つめられたら、きっと決心が鈍ってしまう。
仮面が割れてしまう。早くこの場を去ろう。
思いながら彩佳が一歩足を踏み出す。

だが、コトーはその去ろうとする彩佳の背中を見て、静かな胸騒ぎを感じる。
このまま行かせては駄目だ、行かせたくない。
一瞬でそんな強い気持ちがコトーの胸に湧き上る。
今渡してもらった白衣を、机の上に置いて立ち上がった。
「……彩佳さん」
後ろから静かにコトーが呼んだ。彩佳が立ち止まる。
コトーは一歩一歩、彩佳の背中に近づく。
彩佳は振り向かない。振り向けない。
(振り向いたら、駄目。)
彩佳はぎゅっと目をつぶる。
(もう何も言わないで先生。)
振り向かないまま、返事をする。
「なんですか?」
声が震えないようにするのが精一杯だった。
120名無しさん@ピンキー:2006/10/21(土) 14:11:18 ID:meCYJwIk
コトーは、そう問われ何を言うべきか迷った。
一瞬足元を見て、また彩佳の小さなその背中を見つめた。
震える、その肩を見つめた。
―――素直に心のままを言おうと思った。

「…一度だけ、抱きしめても…良いですか?」
「どうして…ですか」
彩佳の声は無機質なもののように暗い診察室に響く。
「……僕が…、そうしたいからじゃ、駄目ですか」
「同情なら止めて下さい、先生」
酷く哀しそうな彩佳の声。
咄嗟にコトーが反論する。
「そんなんじゃ!……そんなんじゃ、ありません…」
そんなんじゃ―――ない、とコトーは唇を噛む。
だがどう伝えれば良いのか解らない。
彼女は家族であり、大事な尊敬する仕事仲間であり
同時に―――とても、大切な人。
それは紛れも無い事実だ。
強く手を握り締めたまま、一歩足を踏み出す。
彩佳は動かない。
もう一歩近づく。
彩佳は動かない。
了承だとコトーは理解する。
ゆっくりと言葉を吐き出した。
「同情なんかじゃ…決して無いです、彩佳さん…ただ、僕は…。僕は」
それ以上言葉が出なかった。
ふと、小さく震える声が聴こえる。
「もう、良いです、先生」

―――もう、何も言わないで。

彩佳の背中がそう言っていた。
コトーは何かをきつく耐えるような顔で、そっとその震える肩に触れ。
ゆっくりと後ろから彼女を抱きしめた。
「一緒に行って上げられなくて、ごめんね、彩佳さん」
そう辛そうに囁くと、彩佳が嗚咽を堪えながら答える。
「…良いんです、私自身が決めた事ですから…。先生はここに居て下さい…
私は…独りで、大丈夫、ですから」
病にかかって、独りで大丈夫なんて人はこの世には居ない。
絶対、居ないんだ。
治療にはいつだって何かしか誰かの救いも助けも、癒しも必要なんだ。
―――だけど、彼女は今それを望んでないから。
コトーは自身の不甲斐無さにきつく目を閉じる。
あとは彼女のこの温もりを忘れないように、ただ願う事しか出来ない。
泣きたかった。
決して涙を零す事は無かったけれど、コトーは無性に泣きたかった。
121名無しさん@ピンキー:2006/10/21(土) 14:13:24 ID:meCYJwIk
ずっとコトーに抱きしめられて、その温もりに包まれて。
彩佳は何故だか心がすっと落ち着いて行く気がした。
勇気が沸いてくる。
―――大丈夫、訳も無くそう思える強さが心に舞い戻ってくる。
現金なものだ、と彩佳は内申笑った。
決して表には出さなかったけれど。
小さく声を発する。
「先生…?」
「うん?」
「お守りに……先生から何か貰って行きたいんですけど、良いですか…?」
「良いよ」
後ろから抱きしめられていて、顔は見えない筈なのに
その言い方で、コトーの優しく微笑んだ顔が彩佳には見えた。
「白衣の……」
「うん」
「…ボタン」
「ボタン?」
「…今、つけたのじゃなくて…、第二ボタン…」
「良いよ、彩佳さんにあげる」
コトーはそうキッパリ言い切ると、すっと彩佳から身体を離し机に向かった。
白衣を広げ、ブチリとボタンを無理やりもぎ取った。
その音が背中を向けたままの彩佳にも聞こえて思わず笑う。
「…先生、乱暴…」
「えっ。ごめん」
思わず謝るコトーにクスクスと彩佳がまた笑った。
コトーも笑いながら、また後ろからそっと彩佳を抱きしめる。
それから、すっと腕を動かしてボタンを彩佳の手のひらの上に置いた。
ぎゅっと自分の手を被せて、ボタンを握らせる。

「これが、彩佳さんをきっと守るから」
「…はい」
「きっと大丈夫、だから――」
「―――はい」

それだけ言うと、そっとコトーは腕の中から彩佳を解放した。
行ってらっしゃいも、行ってきますも、相応しくない気がした。
「彩佳さん、いつでも僕は傍に居るから…」
同じ言葉を優しく、その小さな背中に囁いた。

「…はいっ」

小さな返事を返して、彩佳はタッと駆け出した。
コトーは追う事をしなかった。


ただ独りきり、暗くなった診察室で唇を噛み締めたままコトーは立ち竦んでいた。



終わり。
122名無しさん@ピンキー:2006/10/21(土) 14:18:06 ID:meCYJwIk
エロなし投下でほんとスマン
次は頑張ってエロ投下するようにするから許してくれ。
他にボタン関連で書いてる人居たら気にせず投下頼みます。
エロも待ってます

最近書き手さん増えてるようで嬉しい
皆原作ドラマ問わず、どかどか投下してくれ
123名無しさん@ピンキー:2006/10/21(土) 17:54:08 ID:/3WJbfJJ
>>122


         .。::+。゚:゜゚。・::。.        .。::・。゚:゜゚。*::。.
      .。:*:゚:。:+゚*:゚。:+。・::。゚+:。   。:*゚。::・。*:。゚:+゚*:。:゚:+:。.
ウワ━.:・゚:。:*゚:+゚・。*:゚━━━━゚(ノД`)゚━━━━゚:*。・゚+:゚*:。:゚・:.━ン!!
  。+゜:*゜:・゜。:+゜                   ゜+:。゜・:゜+:゜*。
.:*::+。゜・:+::*  



マジ切ないね・・・><
124名無しさん@ピンキー:2006/10/21(土) 18:45:31 ID:c6l7n9sa
ボタンで書いてくれた人いたんですね、GJ!
125名無しさん@ピンキー:2006/10/21(土) 20:21:52 ID:OOyDZrIx
せつない…
GJ!
126名無しさん@ピンキー:2006/10/22(日) 21:10:30 ID:AIcYUPU/
あげとく。
127名無しさん@ピンキー:2006/10/23(月) 20:50:18 ID:kLEz9RED
コトー×彩佳もっと見たひ(*´д`*)ハァハァ
ドラマの二人があまりにも切なすぎるからここを見ると癒されるおー
128名無しさん@ピンキー:2006/10/23(月) 22:28:41 ID:U3mupv93
ハゲドー
ドラマが切なすぎるから、ここで癒されてる
投下お待ちしております!
129名無しさん@ピンキー:2006/10/24(火) 02:50:06 ID:37u5WgTv
ドラマネタで大盛り上がりな中…。

あえて!
原作コトー×彩佳を投下してみるー。
EROはなくキスどまりだけど…。そして無駄に長いけど…。

※18巻以降が題材なので、原作未読ドラマオンリーの方で
原作ネタはちょっと…。という方はスルーでヨロ。
極力ヌタバレにならないように書いたつもりだけど…。

妄想するなら原作のあの二人で妄想してください。
原作はドラマに負けず劣らず切ないです。念のため。
130名無しさん@ピンキー:2006/10/24(火) 02:52:02 ID:37u5WgTv
星野さんが本土の病院を退院してきて、診療所で入院生活をはじめてだいぶ経過した。
日中は仕事で、医師と看護士の関係で接する。
診察をするときは、主治医と患者である。
診療時間が終わって、私服に着替えると…。そこからは、「五島健助」と、「星野彩佳」の関係になる。
ぼくはこの関係になかなか慣れなかった。いつもと何一つ変わらないのに。

星野さんは夕飯とシャワーを済ませると、すぐに病室に篭ってしまう。
何をしているのかわからないし、教えてくれない。
ぼくはというと、そんな星野さんの邪魔をするのも悪いと思い、離れに篭ってしまう。
同じ屋根の下にいるのに、いつもと変わらない毎日が過ぎていくのだった。

正直なところ。シャワーから上がって、パジャマ姿で歩く星野さんの姿を見ると、なんだかおかしな気分になってしまうのだ。
入院患者さんの一人なんだと平静を装っても、装いきれない。
自分の大切な、好きな人がこんなに無防備な姿で傍にいるのに…。業務時間外だというのに…。
でも、どうしても。医師であり、主治医である自分がいるのだ。
そしてぼくは、色恋の経験がないから、自分から動こうにも、どう動いたらいいのかとか、全く思いつかないのだった…。きっかけとか、そういったものを探したり作ったりということが苦手なんだ…。

そんな悶々とした日々を送っていたが、あるとき案外と簡単にきっかけができた。

「今が旬じゃ、二人して食べな。」
ある夜。そう言って内さんが梨をかごに入れて持って来てくれた。
「おいしそうですねー、ありがとうございます。」
そう言って貰ったのはいいけど、星野さんはもう病室に入ってしまった。
明日にしようかなー。でも、いい匂いだなあ。じつは好物なんだよなあ。食べたいなあ。
「自分でむけばいいだけか…。」
そうだ、むいて星野さんにも持っていこう。
131名無しさん@ピンキー:2006/10/24(火) 02:56:12 ID:37u5WgTv
「星野さん、入ってもいいかな?」
じつは、星野さんが入院してから、急患で呼び出しがあるとき以外に夜病室を訪れるのは初めてだ。
中で当の彩佳は驚いた。
「え、ちょ、ちょっと待ってください。」
がさごそ本を重ねる音、カチャカチャと筆記用具を仕舞う音が聞こえた。
「どうぞ。どうしたんですか?」
なんとなく動揺しているような気がしたけど、気のせいだろうか。
見られちゃまずいことでもしてたのかな?
「梨をいただいたから一緒に食べようよ。」
そう言ってコトーはベッドの横に椅子を持ってきて腰掛けた。
「ありがとうございます。誰か来たんですか?」
「さっき内さんが来て置いていってくれたんだ。」
「いい匂いですねー。……これ先生がむいたんですか?」
「そ、そうだけど。」
見れば梨はガタガタいびつな形をしていた。心なしか少し小さい気がする。
「どれだけ皮厚くむいたんですか?もう、ナイフ持って来てくれたら私がむいたのに…。」
そう言いながらも彩佳は嬉しそうだった。
自分のためにコトーが悪戦苦闘してくれたと思うと、なんだかおかしかった。
笑顔で食べてくれた。

窓の外には…、満天の星空、波の音。
目の前には…、パジャマ姿の、想い人。
部屋にはベッド横の蛍光ランプの明かりしかない。
「別に消灯時間守らなくたっていいのに。何か読んだり書いたりしてるなら目を悪くしちゃうよ。」
「消灯時間守るのはなんだかクセみたいなものですよ。いつも自分が消してるし。
それに、もう寝るところでしたし。」
「そっか、悪いことしたねー。」
「別にいいですよ。梨、美味しかったし。先生の手が不器用なことも改めてわかったし。」
「うーん、皮をむくのは難しいねえ…。」
そんな他愛のない会話。心地よいけど、くすぐったい気がした。

「ここから見る景色は本当にいいですね。父さんとか他の患者さんが頑張った理由、
わかる気がしました。」
「うん…。」
ぼんやりと窓の外を見る星野さんの表情から目が離せない。
「先生?」
ふと彩佳はコトーを見た。じっと自分を見つめている彼と目が合ってしまった。
急に…。彩佳は自分が置かれている状況に気付き、慌てた。
(ちょ…、ちょっと待って。私、今、先生と二人っきりで、しかもベッドの上で、
無防備で、薄暗くって、なんだかいいムードで…。)
急に身体があつくなった。
(やだ、私なに一人でドキドキしてるんだろ?せ、先生は主治医として様子を見に
きただけなんだから!そうよ!自分だけ赤くなって、バカみたい!)

一方のコトーは、もう自制心が効かなかった。
ずっと思い描いていたこんな状況に、今、偶然とはいえなったのだ。
思えば、雨の中の告白も、告知後の時も。全て星野さんがきっかけを作ってくれた。
今度は、自分が。自分が動かなくては…。
「せ、先生…。私、もうそろそろ…、寝ようかなと思ってるんで…。」
しどろもどろに彩佳が言った。立ち上がって、コトーの背を押して病室から押し出そうとした。
その手を、コトーは掴んだ。そして、ぐいっと引き寄せて、彼女のその身体を抱きしめた。
「…!」
彩佳はよろめいた。でも、すぐにコトーが支えてくれた。彩佳は声が出なかった。
コトーの抱擁はいつも突然だ。石碑の前でも、薬棚の前でも。突然に、強引に抱き寄せられた。
きっと、こういった形でしか表現できないんだろうな。先生は不器用なんだな。
彩佳は抱きしめられながら、胸の中でそう思った。
それでも。この抱擁がたまらなく嬉しい。退院してから、こういったシチュエーションになったのは初めてだ。
たぶん…。先生は私の身体を気遣ってくれていたんだろう。どうしても、主治医と患者の目線だったんだろうな…。
132名無しさん@ピンキー:2006/10/24(火) 02:58:35 ID:37u5WgTv
「主治医としては…。あたたかくして早く寝なさいって言いたいんだけど…。」
そう言った後、抱きしめる腕に力を込めて、コトーは更に言葉を続けた。
「ご、五島健助としては…。もうちょっとこのままでいたい…。」
彩佳は驚いた。こんな台詞を聞けるとは思っていなかったのだ。
(せ、先生どうしたんだろ?でも…。嬉しい。)
彩佳はすっかりコトーに身体を預けてしまった。こくんと頷いて、コトーの胸に顔を埋めた。
コトーはそんな彩佳の態度がたまらなく嬉しくて、ゆっくりと彼女の頭を撫でた。
少しして、急に手が止まった。彩佳はコトーを見上げた。その瞬間。
その無防備な唇を塞がれた。
「ん!」
とっさの出来事。彩佳は驚いて唇を離した。
「せ、先生…。」
コトーはもう一度彩佳を強く抱きしめた。
「ごめん…。」
コトーも動転していた。本能がさせたことだった。抱きしめたことで、自分の中の理性が弾けた。急に激しい後悔の念が押し寄せてきた。星野さんの同意を得ることなく、いきなりの口付け…。最低だ。彼女の顔を見る事が出来ない…。

彩佳は。コトーの胸の中で、急な出来事を反復させていた。
今のは…。私、キスされた?コトー先生に?どうしよう…。でも…。嫌だったという気持ちは全くない。むしろ。むしろ…嬉しい。

彩佳はコトーの顔を見た。コトーは顔を真っ赤にさせて、涙目だった。
「謝らないでください…。ちょっと急だったからびっくりしたけど…。」
「うん…。本当にごめん…。」
彩佳は視線をそらして、ぼそっと言った。
「すまないと思ってるんでしたら…。ちゃんと…してほしいです。」
そう言って、顔を上げて瞼を閉じた。

ああ、ぼくはまた星野さんにきっかけを作ってもらった…。本当に情けない。
そう思いつつも。コトーは彩佳の気遣いが嬉しかった。
ゆっくりと、その身体をかがめて、彩佳の唇に自分の唇を重ねた…。
軽く触れ、一度離して。それからまた重ねた。
今度は長いキス…。
「!!」
はじめは甘いキスだったが、少しして、コトーの舌が割って入ってきた。
彩佳は急に恥ずかしくなって逃げ出したかったが、コトーに抱きしめられているのでそうもいかなかった。
「ん…。んー」
彩佳はその舌に応えるしかなかった。だんだんと熱を帯びてきて、唇の間から息がこぼれる。
そして…。
その身体はゆっくりとベッドへ押し倒された。
「ちょ、先生!」
彩佳は驚いて無理矢理唇を離した。
133名無しさん@ピンキー:2006/10/24(火) 02:59:56 ID:37u5WgTv
コトーは彩佳の両手を握り締め、上から彩佳の顔を覗き込む形になった。
「先生、離して…。」
「…離したくないんだけど…。」
そう言ってコトーはもう一度キスをした。
彩佳は観念した。全身から力が抜けていった。
いつか、コトーとこういった関係になれたら…と思い描いていたけど。いざこうなると、どうしていいかわからない。恐怖と不安と嬉さとがごちゃまぜになっている。
コトーの手が彩佳の手から離れ、胸に動いた。パジャマの上から左胸を触られた。当然寝る前だからブラもしていない。
「あ、せんせ…!止めて!私、片方胸ないし…。」
気が動転して、素っ頓狂なことを言ってしまった。何を今更言ってるんだ私は?しかも説得力は何もない。
コトーは腕を止めて、彩佳の顔を覗き込んで言った。
「星野さん…。ぼくにとって、胸があってもなくても、星野さんは星野さんなんだ。前にも言ったような気がするけど…。」
「でも…。」
「それに…。今のぼくは、医者でも主治医でもないつもりなんだけど…。」
「え…。」
「星野さんは患者さんじゃなくって…。その…。」
深呼吸して続けた。
「好きな人として…。今は接してるんだけど…。」
「う…。」
彩佳は何も言い返せなかった。まさかコトーの口からこんなことを聞けるなんて思いもしなかった。

嬉しい。でも…。悲しい。
「好きな人」と言われたことは本当に嬉しい。こんな風に優しくしてもらえることも嬉しい。このまま身を委ねられたらどんなに幸せかとも思う。

でも…。悲しい。
自分は今抗がん剤治療をして、ホルモン治療も受ける身。
こんな状態で、これ以上の関係にはなれない。たぶんこの人なら、このまま行為を続けるとしても、ちゃんと避妊もするだろうし、無茶なことはしないだろうという安心感はあるけど、でも…。やはり、いま病と闘っている身でこのまま進むのは気が引ける。
134名無しさん@ピンキー:2006/10/24(火) 03:00:46 ID:37u5WgTv
どうして…。どうしてもっと早くお互いの気持ちを確かめ合わなかったんだろう。
彩佳は急に胸が苦しくなり、目から涙が溢れ出してきた。
「星野さん?」
コトーは手を止め、彩佳を心配そうに覗き込んだ。
「…ごめん。悪かった…。」
彩佳は首を振った。
「先生が悪いんじゃないんです…。」
コトーは彩佳の涙をそっと指でぬぐった。頬に触れるコトーの手は大きくてあたたかくて…。涙が止まらない。
「こんな身体じゃないときに…。こんな関係になりたかった…。もう、今となっては、かなわないけど…。」

コトーは何も言えなかった。
好きだ、大切だと言葉を重ねても…。時間だけは埋まらない。
もっと早く、自分の気持ちを伝えていれば。
もっと早く、彼女と温もりを共有していれば…。
「先生のこと…好きです。だから、嬉しいけど…。でも…。」
「もう言わなくていいよ、星野さん。」
コトーは再び彩佳を強く抱きしめた。彩佳もコトーの背中に手を回した。
暫く二人で抱き合っていた。彩佳の口から嗚咽が漏れる。涙も止まらない。
コトーは彩佳の頭を優しく撫でていた…。

どうしてぼくは…。
もっと早く。彼女が傍にいないと駄目なんだと確信した時に…想いを伝えなかったんだろう。臆病な自分に腹が立った。
コトーは彩佳の涙を唇で拭った。そして、また口付けした。
135名無しさん@ピンキー:2006/10/24(火) 03:01:31 ID:37u5WgTv
唇が離れた時…。彩佳はじっとコトーを見た。
気まずい空気を作って、弱いところを見せてしまった…。彩佳はちょっと冷静になった。
落ち着いたところで、コトーに向かって言った。
「先生…。聞いてもいいですか?」
「ん?」
「もしも…。このまま…。先に進んだとして…。その…」
一呼吸置いて覚悟したように言った。
「あの…。避妊具って。ちゃんと持ってるんですか?」
「あ…。」
コトーは固まってしまった。
一応持っていることは持っているが…。今、この場に持ち合わせてはいなかった。
「えっと…。部屋に戻れば…あるけど…。今は…。」
「このまま流されてすることになってたら…。どうするつもりだったんですか?」
「んー…。……。星野さん、安全日じゃなかったっけ?」
「ちょ…!どうしてそんなこと知ってるんですか!!!」
「え、ほんとにそうなの?適当に言ったんだけど…。」
「さ、最低!!!」
「え、じゃあ持ち合わせてたら、しても良かったのかな?」
「そ、それとこれとは話が別です!」
「じゃあ今から持ってきてもいい?」
「馬鹿―!」
ポカッとコトーは頭を殴られた。

今まで泣いていた、弱い彩佳はどこへ行ってしまったんだろう…。
でも…。お互いの本心をぶつけることができて、コトーは安心したのだった。

病気療養が一段落着いて、体力も回復してきたころに…。
もう一回アタックしよう。コトーはそう心に誓ったのだった…。
136名無しさん@ピンキー:2006/10/24(火) 03:06:04 ID:37u5WgTv
EROくなくてごめんなさい。

そしてすいません。
改行しないでそのまま投下したので横に長くて
読みづらいことこの上ない…。マジゴメンなさい。
投下してから気付いた…。

原作ネタの投下、禿しく待ってます。
137名無しさん@ピンキー:2006/10/24(火) 03:29:37 ID:uT1PPYe/
GJ!!
これから寝るのに目が冴えちゃったよww
138名無しさん@ピンキー:2006/10/24(火) 10:39:25 ID:G8/Lo5qF
イイ!イイ!イイ!GJ!
139名無しさん@ピンキー:2006/10/25(水) 00:20:06 ID:89pgbQ8k
ええのう、ええのう、GJ!!
切ないながらも、オチが二人っぽくていいなw
140名無しさん@ピンキー:2006/10/26(木) 18:41:50 ID:Xq7iK0P1
切ないのに最後の落ちワロスww
避妊具をコトーが一応持っていた事に驚きつつ
今から持ってきても良い?と聴くコトーにワロタwwGJ!!
141名無しさん@ピンキー:2006/10/26(木) 21:15:53 ID:58rvrL3P
GJ!切ないなあ…。
でも、避妊具をしっかり隠し持っていたコトーが実は
虎視眈々と星野さんを狙っていたんだろうかw と思うとワロスwww
142名無しさん@ピンキー:2006/10/27(金) 01:47:20 ID:twPdPSag
原作ネタにコメントありがとう。
切ないと言ってもらえて嬉しい。
医者だから避妊具持ってるだろうという憶測だったんですが…。
「指輪と一緒に買ってきた」でもいいや。

19巻の内さんとの「まさかできたんじゃ…。」
「そうだったらどんなによかったか」
の会話に続く感じでw
あの台詞はいまだに意味深だと思ってるんだ…。
143名無しさん@ピンキー:2006/10/27(金) 02:04:51 ID:0g5JpsTf
>>142
自分もその台詞はあまりにも意味深だろwwと思てたお
まるで普段からやる事はやって――あうぇdrftgyふじこlp4!!
(*´д`*)ハァハァ

まあそれなら彩佳の癌はもっと早くに
見つかったんだろうけどさー…(´;ω;`)
144名無しさん@ピンキー:2006/10/27(金) 02:42:40 ID:EpI9Aetz
>>143
いや、コトーは胸は揉まない派だったのかもしれない。
揉もうとすると自動的に医者モードになってしまうからとかw
145名無しさん@ピンキー:2006/10/28(土) 05:43:48 ID:RhPX+jxg
1日以上レスないのなww

やはりコトーのエロスレはいまひとつ盛り上がらんな('A`)
146名無しさん@ピンキー:2006/10/28(土) 06:01:04 ID:7Vcn0ML0
原作、ドラマといい、コトーと彩佳の関係が佳境だからなぁ……
どう転ぶか分からない状態じゃあ、なかなか書く勇気が持てないよ。
スゲー萌え展開がこれから着そうな予感もするし、それを
待ってからでも遅くないという気もしてしまう。

ドラマの第3話もプチ萌えた。
彩佳パパと携帯電話の話をしてるコトーとか、あれは全く聞かされて
いなかった動揺なんだろうか、とか勘ぐれる表情でグっときた。
後半になったら、あの部屋にコトーも行っちまうのかと妄想したら
妄想収まりきらないYO
147名無しさん@ピンキー:2006/10/28(土) 16:50:21 ID:tws/pstr
彩佳さんの声聴いて、ほっとしました


にぐっときました・・・
盛り上がって欲しいよー、このスレ。
148名無しさん@ピンキー:2006/10/28(土) 16:57:32 ID:xlu0fUI3
電話良かったよね〜(*´д`*)ハァハァ
ドラマの方の二人の結末はまだ台本に書かれてないみたいよ
でも二人のインタビューとか見てるとくっつかないで終わりそう・・・


         .。::+。゚:゜゚。・::。.        .。::・。゚:゜゚。*::。.
      .。:*:゚:。:+゚*:゚。:+。・::。゚+:。   。:*゚。::・。*:。゚:+゚*:。:゚:+:。.
ウワ━.:・゚:。:*゚:+゚・。*:゚━━━━゚(ノД`)゚━━━━゚:*。・゚+:゚*:。:゚・:.━ン!!
  。+゜:*゜:・゜。:+゜                   ゜+:。゜・:゜+:゜*。
.:*::+。゜・:+::*  
149名無しさん@ピンキー:2006/10/29(日) 13:15:52 ID:lNaB2oEX
ドラマしか見てないけど、確かに今の展開だと書くのに勇気がいる
胸の話からまだヤってな(ry
だし、これからどうなるかわからないからね
150名無しさん@ピンキー:2006/10/29(日) 15:24:49 ID:vCEzrjHi
>>144
おまいのレスをよんで、ナース服を後ろからたくし上げて
胸は一切触らずに腰をガシッと掴んで襲っている先生が浮かびました
賠償と責任を(ry

原作で変な密猟者?か何かに監禁されてる二人がエロかった
コトーの目の前で星野さん襲われちゃって苦しむ二人とか想像したw
そんで開放された後に先生は僕が君の傷を治すww
とか言っちゃって優しくその行為に及べば良いんだよ。誰か書いてw
ドラマは別に2006にあわせなくても、2003設定で幾らでもエロ書けそうじゃね?
151名無しさん@ピンキー:2006/10/29(日) 15:31:34 ID:kpoTp7HX
>>150
おまいのレスをよんで、普通の性感帯は一切触らずに濡れ濡れにしてしまう、
脅威のテクを披露する先生が浮かびました。賠償と責任を(ry
152名無しさん@ピンキー:2006/10/29(日) 22:04:44 ID:ZG8Z4Gw2
ドラマも原作も、早々にくっつかれたら困るなw
どん底の鬱展開の後に、壮大なるハッピーエンドが待っていると
信じたい orz

……でも、ドラマはおそらくくっつかないだろう、確信。
くっつかれたら続編も出来ないだろうしね…

あと3年後(推定)少しオトナになった二人を生暖かく見守りたいw
…といってももうその頃には39歳と31歳かよ…orz
153名無しさん@ピンキー:2006/10/29(日) 22:28:22 ID:6Gfnl3uv
確信とか言うなよぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!

         .。::+。゚:゜゚。・::。.        .。::・。゚:゜゚。*::。.
       .。:*:゚:。:+゚*:゚。:+。・::。゚+:。   。:*゚。::・。*:。゚:+゚*:。:゚:+:。.
  ウワ━.:・゚:。:*゚:+゚・。*:゚━━━━゚(ノД`)゚━━━━゚:*。・゚+:゚*:。:゚・:.━ン!!
    。+゜:*゜:・゜。:+゜                   ゜+:。゜・:゜+:゜*。

続編で可能性があるなら、今回のドラマでは無理でも耐えるが
未来永劫破局決定なら・・・・・orz
154名無しさん@ピンキー:2006/10/29(日) 22:39:23 ID:UsjQlUq4
ドラマの方は吉岡&柴咲のインタビュー見る限りではくっ付くことはなさそう・・・

コトーが手術→療養&資格取得の為に島には帰らない→再発して死亡

って展開になりそう
155名無しさん@ピンキー:2006/10/29(日) 22:41:09 ID:kpoTp7HX
こんなとこで言うのもなんだが、
続編いらんから結ばれてくれよ。マジで。
とりあえず番組メッセージに「帰ってきますよね?」と書き込んでおいた。
載らなかったら・・・・・・・((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
156名無しさん@ピンキー:2006/10/29(日) 22:57:11 ID:6Gfnl3uv
原作でも死亡してるっていうならまだわかるけど(納得はいかないが)
ドラマ版だけであえて死亡ENDにさせる意義は何なんだろう・・・。orz orz

二人のインタビューって公式サイトのやつですかね?
157名無しさん@ピンキー:2006/10/29(日) 23:00:43 ID:UsjQlUq4
>>156
公式もそうなんだけど、テレビ誌の対談とかでもそんな感じ
簡単にくっつくのも面白くないけど、くっつかないで終わるなんて後味悪いよね
158名無しさん@ピンキー:2006/10/29(日) 23:03:44 ID:6Gfnl3uv
>>157
レスサンクス

生まれて初めてテレビ局に抗議メール送りたい衝動に駆られた
このドラマに限っては、そういう『裏切り』は無いと信じてたのに

すれ違い失礼しました
159名無しさん@ピンキー:2006/10/29(日) 23:36:04 ID:w4dqJlUG
コトーが特定の人のものになって欲しくないファンもいるんだけど・・・
160名無しさん@ピンキー:2006/10/29(日) 23:43:29 ID:rLREOZLS
みんなコトーが大好きだからって、少しは落ち着けって。
見てる側の予想の話じゃないか……。

そもそも、原作からしてまだ完結してないんだし、このクールで
焦って終わらなくてもいいじゃん。自分は、いい雰囲気で終わって
くれれば万々歳だ。それこそ妄想のしがいがあるしw

早く髪の毛をばっさり切った彩佳のネタとか書きたい。
女性が髪を切ったら…と、重さん達に勝手に噂され、全く気付かない
コトーとか妄想しただけで萌える。
161名無しさん@ピンキー:2006/10/30(月) 00:47:53 ID:I1opx5es
136 風と木の名無しさん sage 2006/10/29(日) 16:09:30 ID:oQzUg7O90
そういや「4日間の輝石」に中の人の入浴シーンがあるそうじゃないか

138 風と木の名無しさん sage 2006/10/29(日) 16:35:24 ID:HQyf0sCK0
>>136>>137
これ?中の人ネタスマソ・・・・・・中の人ネタの続きはピンク難民で
pass:4days ttp://deaikei.biz/up/up/3011.jpg.html

139 風と木の名無しさん sage 2006/10/29(日) 16:45:25 ID:SkrrDhJr0
お・・・!!!鼻血
ありがとうございました。

色っぽいよテンテー!!
162名無しさん@ピンキー:2006/10/30(月) 02:06:58 ID:8uBpJ/AV
>>150
あの話の先生はよかったな。男気あったよなー。
あのとき星野さんヤられなかったのが奇跡だ…。
漏れも妄想しまくった。

先生の目の前で李にヤられちゃって、
涙目で「先生、見ないで!」とか訴える星野さん。
先生は目を逸らして頑なにつぶってるんだけど、
チェンに後ろから目を開かせられて
「ちゃんと見てやりなよ先生よぉ」とか言われて
泣きながら一部始終見てしまうとかいう凄惨なの考えたことあった…。
しかも星野さん処○で、「初モノだったのかHAHAHA」
とか言われたりして…。

救いようがないネタなので封印した。

>>151
星野さんは先生に見つめられただけで濡れそうな希ガス…。
163名無しさん@ピンキー:2006/10/30(月) 02:18:08 ID:6wLl1z10
>>162
えろい!けど悲しい!!
コトーに見つめられたら誰だって濡れ(ry



視姦コトーきぼん
164名無しさん@ピンキー:2006/10/30(月) 04:43:36 ID:Lcy+KDbh
>>162
酷い話だけど読みたい自分も居るジレンマw

むしろコトーはあの子犬のようなつぶらな目と手術のときの手がエロス
外科手術巧い→手が器用→そら勿論アレも巧いww
な図式が脳内を侵していく…(*´д`*)ハァハァ
あと、ドラマで和田さんのアキレス腱断絶を笑顔で言うコトーの事
本スレでソフトSとか言われててワロスwああいうSッ毛が絶対エチーの時にも
出るんだろうな、と。妄想が脳内を侵していきます…(*´д`*)ハァハァ
ニコニコしながら彩佳苛めて欲スィww
165名無しさん@ピンキー:2006/10/30(月) 18:37:51 ID:Wv2Cvcus
星野彩佳(ドラマ版)
・史上最強のツンデレ
・処女、キスも未経験、異性と交際経験もなし(天使そのもの)
・あんこがたくさん詰まったお饅頭が好き
・宝物は母からもらったお守りとコトーの白衣の第2ボタン
166名無しさん@ピンキー:2006/10/31(火) 09:11:24 ID:Yhc0913e
このスレで軽くご飯5杯いける・・(*´д`*)ハァハァ
文才がないから自分は書けないけれどorz
彩佳からじゃなく、コトーから行くのはないのかなー
意外な感じで見てみたいカモ
167名無しさん@ピンキー:2006/11/01(水) 05:56:07 ID:vLHsNg4q
【妻夫木聡&柴咲コウ、深夜ダーツデート!】

結婚秒読みというような情報が流れつづける妻夫木聡(25)と柴咲コウ(25)。
一方では、2人のラブラブ情報は、2人が共演する映画のプロモーションだという説もあるのですが…。

そんな2人に関する最新情報が入ってきましたので、お伝えします。
これは本物のアツアツみたいで…

10月中旬の深夜午前3時ごろ、都内世田谷区内のバーでダーツに興じる妻夫木聡と柴咲コウが、目撃されています。

居合わせた客の話。
「柴咲さんは背中のあいたワンピース姿で、妻夫木クンはTシャツにジーンズというラフな格好で来ていました。
馴染みの店なのか、2人はスタッフや他の客にも気さくにあいさつ。
リラックスした様子でしたよ……もう、柴咲さんが妻夫木クンのことを好きで好きで仕方がない、って感じでした。
焼酎を片手にじっと彼の目を見つめて、大きな声で話してましたね。
妻夫木クンは聞き役、って感じ……柴咲さんがタバコを吸っていたのが、ちょっと意外だったかな」(引用元:週刊ポスト)
168名無しさん@ピンキー:2006/11/01(水) 05:56:38 ID:vLHsNg4q
2人は午前3時を過ぎたころ、ドリンクを片手に店内にあるダーツを始めたそうです。
前出の客の目撃談。
「ダーツの矢を放つ時の柴咲さんの顔は、真剣そのものなんです。
でも、投げ終わるとすぐに妻夫木クンのもとへ駆け寄り、ピタッと寄り添う。
酔っていたいたせいもあるでしょうが、デレデレでしたね。
妻夫木くんは柴咲さんの腰にそっと手を回したり、髪をなでたり。
羨ましいくらいラブラブで、お似合いのカップルでしたよ」(同)

ううむ、聞いているほうが恥ずかしくなるくらいのラブラブ状態ですね。
2人が店を出たのは夜が明けてからだったそうですが、いくらなんでも、長くいすぎのような…(苦笑)。

こうしたアツアツ情報が連続して流れる一方、2人の所属事務所は「仲の良い友達です」というのみで、結婚説は否定しているのが、ちょっと気がかりです。

柴咲をよく知る友人の話。
「たしかに妻夫木さんを父親に会わせたようだけど、結婚とか、きちんとした話はなかったみたい。
彼女はお父さんっ子で、彼氏、友達問わず、お父さんに会わせちゃうんですよ。
今は仕事も充実しているし、すぐに結婚はなさそうですね」(同)

ううむ、2人が交際していることは間違いないみたいですが、はたしてゴールインまで、たどりつけるんでしょうか(情報元:週刊ポスト)
169名無しさん@ピンキー:2006/11/01(水) 11:26:27 ID:iWDN5/Na
あー、あー、あー、聞こえな〜い
170名無しさん@ピンキー:2006/11/01(水) 15:19:45 ID:tU41KrbQ
中の人など知らん!
171名無しさん@ピンキー:2006/11/01(水) 15:23:00 ID:tU41KrbQ
ところで彩佳帰ってこないなんて事はないっすよね((((;゚Д゚))))?って投稿したら
検閲に遭った件についてw誰の誹謗中傷もしてないのにorz

やっぱ帰ってこないんだ・・・・・・

172名無しさん@ピンキー:2006/11/02(木) 23:55:31 ID:qH4LZ6Sy
彩佳さん……orz

漫画版がハピエンドならそっちに乗りかえようかとか思ったけど
でもドラマからハマった身としては、吉岡コトー柴咲彩佳以外考えられない……orz
辛い年末になりそうだ
173名無しさん@ピンキー:2006/11/03(金) 00:30:35 ID:E+nNss1o
まだまだドラマの先はわからないよあんまり鬱らず行こうぜ?
確かに予告でがん細胞の縮小が見られないとか言われてたけどさーー!!!
正直彩佳さんアボーンしたら辛くてコトーこれから見られないと思うんだ
たとえシリーズ化してもさ。もうコトー見ないよ。
でも、まだ希望は捨ててないから!監督頼むよコトーには救いが必要だろ?。゚(゚´Д`゚)゚。
原作も早く星野編に入って欲しいよ。あーあー。

ここではいつでもエロイ話の投下待ってるからさ…
負けずに明るいエロに萌えようぜ!
174名無しさん@ピンキー:2006/11/03(金) 00:52:21 ID:fMFRA17t
原作者さんは長い目で見てください、っておっしゃってるようですが
寂しいよー。星野さーん…
このような状況下なので、ここの萌え神様の皆様方にいつも癒してもらっております。
多謝。

話変わりますが、18巻を読んで
「先生は胸がないのはいやですか?」という星野さんの台詞に驚いたんですが
やっぱりそういう関係なんですよね?いつの間に…コトーもやりおる…
その後の「もっと好きになった」という台詞にかなり照れている星野さんですが
彼女の発言のほうがかなり大胆な気がするのは気のせいですか?w
その気にさせておいて、置いて行くなんて、罪なヒト・・・でも、そこが好きさ。
175名無しさん@ピンキー :2006/11/06(月) 09:53:18 ID:5EJCH6sD
コトー&彩香のバカップルものでもいいから幸せなやつキボン!!
176名無しさん@ピンキー:2006/11/06(月) 14:12:03 ID:dDMdwRKW
なんてこったい
177名無しさん@ピンキー:2006/11/09(木) 00:32:20 ID:4EjC6tUb
上のほうで出ていた、彩佳のナース服を後ろからたくし上げて
コトーが荒々しくガッチュンしているww その様子を書きたいが為だけに
久しぶりに筆をとりました。

一応ドラマ設定ですが、二人が既に好き合っているので
そこら辺はパラレルwって事でお願いします。
178名無しさん@ピンキー:2006/11/09(木) 00:32:53 ID:4EjC6tUb
「……あつ…。…まずい…な、これ」
「え?」

ポツリと零れたコトーの言葉に彩佳が不思議そうに振り向いた。
もう時刻は夕方に近づき診療所内は静かなものだ。
和田も今日は役所での事務処理があるとかで早く帰って行った。
診療所の中は彩佳とコトー、真実二人だけ。
だが、そんなのは結構いつもの事なので今更大して気にする事では無かった。
「…先生、どうかしましたか?」
彩佳が振り向いた時コトーはいつもの椅子に腰掛けたまま
右手で顔の半分を少し気だるげに覆っていた。
左手はお腹付近で押さえてるようにも見えなくも無い。
風邪だろうか?
彩佳は心配したまま近づいた。
「…やだ、具合悪そうですよ先生、風邪ですか?」
その心配した声にコトーがやっと視線を上げた。
「…ん…違う…と、思う…んだけど…。彩佳さんごめん、近づかないでくれる…?」
近づいて熱を測る為、額に添えようとしていた彩佳の手をそっとコトーは拒んだ。
「…は?」
近づかないでとはどう言う頃だろう。
彩佳は眉間に皺を寄せて、何を言ってるんですかと言った。
だがコトーはだるそうなまま。何処か苦しそうで何かを抑えたまま。
「…ごめん、彩佳さん…、今日はもう…帰って…くれる…かな」
息も絶え絶えに聞こえる。
179名無しさん@ピンキー:2006/11/09(木) 00:33:35 ID:4EjC6tUb
―――正直、ムカッとした。
具合が悪いなら悪いと言って欲しいし。
曲がりなりにも自分は看護師だし、あてにされてないようでショックだった。
「そんな風な先生放って、帰れる訳無いじゃないですかっ!」
怒鳴ってしまった。
いつもそうだ。気付いた時には怒鳴っている。
こういう性格なのだろうと半分は諦めているが、やっぱりもう半分は
もうちょっとどうにかならないものかと自分自身でさえ思っている。
「ほら、先生熱あるならあるで測らせてください!」
強引に彩佳が手を伸ばすと、その手を一瞬で掴まれてしまった。
「いた…」
「あ、ごめん…」
すぐに息を吐いてコトーが言う。
「…だから、駄目だって…。お願いだから…帰って…僕…今ちょっと大変…」
泣きそうな顔で懇願する。
でもそう言いながらコトーの手は彩佳を掴んだまま離そうとはしない。
「〜〜だから、何が大変なんですかっ」
椅子に座ったままのコトーと、手を掴まれたまま立ち竦んでいる彩佳と。
瞳が交わる。
コトーの瞳が酷く熱っぽく揺れた。
どきりと彩佳の胸が鳴る。
(…なんか…今更思ったけど…先生、変?)

そう気付いた時だった。
徐々にコトーの身体が前向きに倒れて行った。
「…あ、ちょっと…ほんと…あれぇ…駄目…」
「え、ちょっと先生!!やだ、どうしたんですか!?先生っ」
彩佳は椅子で前かがみになってしまったコトーの顔を覗き込もうとしゃがみこむ。
下から覗くように先生、先生と声をかける。
コトーは、うー…と唸るだけだ。
180名無しさん@ピンキー:2006/11/09(木) 00:36:57 ID:4EjC6tUb
「やだ、どうしよう、何処か痛いんですか?先生?!」
「…ちが…う、んだけど…ね?…あ、つ…」
「熱い?熱ですか?」
咄嗟にコトーの額に手を当てるけど熱があるようには感じなかった。
「ごめん…帰って…」
「こんな状況で帰れませんっ!」
コトーも泣きそうだったが、彩佳も泣きそうだった。
「〜〜〜…あ…さすがに…ちょっと…我慢の…限界…っ」
一言そう切なく吐き捨てるように言うと、コトーがいきなり立ち上がった。
いつの間にか両手を掴まれていた彩佳もその勢いで一緒に立ち上がる。
呆然としている彩佳に、コトーは乱暴に口付けをし始めた。
「…んんんっ!!」
胸を叩く彩佳の抵抗もむなしく、いつに無く強引なコトーの性急すぎるキス。
そのうち抵抗すら出来なくなって甘美な何かに彩佳は呑まれて行った。
ふと唇を離すと潤んだ瞳でコトーが言った。
「…昼…間…薬…飲まされたんだ…」
「…薬?」
「内さんに……風邪気味だって…言ったら…良く効くからって…」
「…まさか」
「…なんか精力…剤…っぽい。さっきからここ熱くて…仕方ない…んだ」
コトーはわざと彩佳の手をとり、自身のそこへあてがった。
ビクリと彩佳が震えてコトーを潤んだ瞳で見上げる。
それに微かに笑いながらコトーが応えた。
「だから、帰ってって…言ったのに」
「だ、だって、そんなの言ってくれなきゃ判りませんよっ!」
真っ赤なまま彩佳が怒鳴る。
でもコトーは何かが吹っ切れてしまったのか、拗ねるように言った。
「……僕だって男だから、さすがにこんな情けない状況知られたくないよぅ…」
「…だ、だって……そんな……それって…」
「…最初は我慢しようと…思ったんだけど……無理…みたい……」
情け無さそうにコトーが言う。
彩佳はハッとこの先の展開を考えて、更に真っ赤になった。
今までも何度か身体を重ねたことが無い訳ではなかったが
元来コトーは性欲が薄いのか、そんなに頻繁にしている訳ではなかった。
大体、好きあっていると判っても、診療所はなんだかんだ言いながら
いつだって忙しかったし、二人で一緒に居られるだけで満足していた部分もあったのだ。
戸惑う彩佳にコトーがそっと問いかける。

「……駄目?」

―――この子犬のような目で言われて。
駄目なんて言える女がこの世にどれだけ居るんだろう?
ましてやそれが好きな男で、自分の身体が求められているのだ。
嬉しくない訳が無い。

真っ赤なまま彩佳がコクンと頷いた。
181名無しさん@ピンキー:2006/11/09(木) 01:13:17 ID:4EjC6tUb
それを見るとひどくホッとしたようにコトーが優しく笑う。
そうして何も言わないまま、静かにまた唇を奪う。
強く抱き寄せた彩佳の背から腰へ手をゆっくりと下ろして生き
そのまま形のいいお尻を揉んだ。
キスの合間にもそのままずりずりとナース服をずり上げて
あっという間に下着に直接触れて尻を揉む。
「…んっ、やっ、こんなとこ…でっ」
「駄目…っ…無、理…」
言うなり、またコトーは乱暴に唇を覆い。
お尻を揉んでいた手はするりと下着の中へもぐりこむ。
「んっ…」
尻の感触を充分に味わった後、ゆっくり割れ目へと後ろから侵入する。
ビクリと彩佳の身体が撥ねる。
それでも唇はまだ解放しないままコトーは弄ぶ。
既に彩佳の下腹部にはコトーの熱いそれが当たっていて、
彩佳はその存在を感じない訳にはいかなかった。

―――熱い、下腹部が。
先生の、ソレが。
当たっ――て。
でももっと熱いのは…自分の。
自分の奥のような気がして。
こんな所でこんな事をしているのに、興奮している自分も確かに居て。
あまりの恥かしさにギュッと目を閉じるが、
それと同時にあそこからトロリと愛液が溢れるのを彩佳は感じた。

丁度その時コトーの指が後ろから進入する。
コプッと小さく音が鳴って、コトーの綺麗で長い指がそこにじりじり入り込む。
「…んぁっ」
「…もう……濡れてる…ね…」
耳元で囁くコトーの熱っぽい声に胸が震える。
そういえばいつの間にか唇が離れている。
夢うつつで、既に頭は半分以上蕩けていて。
そんな事にも彩佳は気付かないで居た。
もうまともな反応など返せそうに無い。
コトーの指が二本に増えて、中を掻き混ぜる。
下着が邪魔だろうにコトーは酷く器用に手を動かしていた。
どんどん不思議と気持ちよくなる。
やっぱり、手術が上手いから…手先も器用なんだな、と
彩佳は全然関係ない事を考えた。
182名無しさん@ピンキー:2006/11/09(木) 01:48:08 ID:4EjC6tUb
瞬間、今まで背中を支えるだけだった左手がぎゅっと彩佳の胸を乱暴に揉んだ。
「……っぁっ…」
既に硬くなり始めていた頂点を服の上から執拗に弄る。
小さくコトーが耳元で笑う。
「……下も上も…大変…」
「…言わ…ない…でっ」
「これなら…直ぐに、入れても大丈夫…かな…」
コトー自身既にいっぱいいっぱいなのだろう。
息が苦しそうだ。必死で彩佳の為に堪えている様子が伺えた。
彩佳はもう力が上手く入らなくて、縋り付くように両手はコトーの背に回す。
快楽に流されないように必死で言った。
「先生…、良いです…よ…我慢…しな、…いで」
「…う、ん…」
彩佳の言葉に小さく返事を返すと、コトーは素早く手を抜いて。
くるり、と彩佳を半回転させる。
驚く彩佳の両手を机の上に置くように誘導して、腰を突き出すような格好をさせた。
「…やっ」
彩佳の抗議が始まる前にするりと下着を抜き取ってしまう。
あっという間に指をそこに出し入れして、掻き回して快楽を引きずり出す。
そうしてその間にも、とても器用な事にあいてる左手を使い
コトーは自分のそれを手早く外へと解放した。
「…んっ…はっ…やだっ、こんな……ぁぁっ、んっ」
かき回した指で喘ぐ彩佳にそっと後ろから被さる。
「ちょっと…乱暴に…する、かも、ごめんね…?」
優しくそういうと指を一瞬で引き抜いて、その代りに自分のソレをずぶっと一気に捻じ込んだ。
指とは違う質量のそれに彩佳の背がしなる。
「…んぁ…っ!」
「……っ」
いつも以上に感覚が研ぎ澄まされているのはやはり薬の所為なのか。
眩暈がしそうな快感にコトーは必死で溺れまいと、彩佳の腰をがしりと両手で掴む。
それから一心不乱に腰を打ちつけた。
快楽しか、見えない。
183名無しさん@ピンキー:2006/11/09(木) 02:05:02 ID:4EjC6tUb
「……あっ…あっ、やっ、せん、せっ。いつも、とっ…ちがっ」
彩佳はもう立てないようで足腰がフラフラしている。力がうまく入らない。
上半身は肘から手首までを机に預けてしまっていて、胸がリズムに乗って揺れる。
ナース服のままスカートをたくし上げられて。
腰だけを突き上げているこの格好が恥かしくてたまらないのに
いつもとは違う体位のせいか、余計奥にコトーのソレが当たる気がして
どうしようもない位に気持ちが良い。
当たってる場所が、いつもとは、全然違う―――それに、先生の、動き、が。
「んぁっ…や、…ぁっせんせっ、すごっいっ…ぁっ」
コトーの手が自分の腰をシッカリ持っていて、自分では動かせない。
それなのに確実に自分のツボをついてくるコトーに彩佳は眩暈がしそうだ。
「あっ、…ぁんっ、んっ、んっ、ぁっ…」
「……あや…か、さんっ、とめ、ら…れ、ない…」
そう辛そうに、だけど何処か満足そうにコトーが吐き出すと、更に一層動きが激しくなった。
「…ぁっ、やっ、やっ、んんっ、ぁぁっ…やっ…」
「ごめ…んっ」
「―――せん、せっ」

あっという間にコトーは彩佳の中に熱い熱を吐き出した。

「…はっ…はっはっ」
そのままくたりと後ろを繋げたままコトーは彩佳の背に倒れこんだ。
「…重っ…」
「あ、ごめ…」
バッとコトーが身体を離すとその振動で中が擦れた。
「…、んっ」
甘い声がついこぼれて、彩佳は真っ赤になった。
でもすぐにそれを隠すかのようにムスッと言い放つ。
184名無しさん@ピンキー:2006/11/09(木) 02:09:35 ID:4EjC6tUb
「……もぉ、服ぐしゃぐしゃ……」
「……ごめん……なさい…」
「…てゆうか…は、早く…抜いて下さい…よ」
「…あ…それが…その……」
コトーが戸惑う理由は直ぐに彩佳も気付いた。
「…や、う、そ…」
「……………」
「…え、…ま、だ…?」
怖くて後ろを振り向けないままの彩佳に、そっと身体を寄せてコトーが囁く。
「ごめん、すぐ、ね、すぐ、終わる…から」
「あ、や、っだって、今っ」
彩佳の抗議も虚しく中でソレが主張を始めて、下腹部が切なくてきゅうとなる。
問答無用とばかりにコトーはまた彩佳の腰を掴んで輸送を開始した。
「……あっ、あっ、やっ、うそっ、んぁっ…」
「…彩佳さん、の声っ、可愛いっ…ね…」
「…そんな、こ、と…言わない…で、良いですっ、ばかっ」
「ほんと、なの、にっ」
「…っひゃん!」
いきなり強く突き上げられて、彩佳の身体が撥ねる。
うーとした視線で振り向く彩佳に、コトーは柔らかく笑った。
「…たまに、は…こんなのも…良いね」
「っ良く、無いですっ!ばかっ」
「…そう? 彩佳さん…も、いつも…以上に…、よがってる…、と思った、けど」
激しい輸送を不意にやめて、ぐりぐりと内壁を擦るようにこねくりまわす。
「…ふぁっ、やだっ、んっ」
「……、うちさんに、…感謝、…かな…」
そうしてまた徐々に輸送を早めた。
「…しま、せんっ。しないで、下さいっ…そんなのっ、ぁんっ、やっ」
「……いい、から、集中、し、て…、ほ、ら」
コトーはそっと手を伸ばして服の上から揺れる乳房を捏ねくりまわした。
勿論突起への刺激も忘れはしない。
「んぁっ、や…やっ…んっ。んあっ、あっ…」
じゅぶじゅぶ、パンパン、と暗くなった診療所内に響いている。
卑猥だ。とてつもなく卑猥だ。
更に言えばお互い服を半端に身につけている事が、更に劣情を煽っている。
コトーはうっすらと目を細めて、ナース姿で喘ぐ彩佳を目に焼き付けた。
おそらくこんな事もう二度と無いだろうと何処かで確信している。
しているからこそ。
雄の部分が今を逃すなと切ない悲鳴を上げている。
きゅうっと快楽が迫った。
今まで以上に深く突き上げる。

「…あや、かさんっ」
「あっ、あっ、あっ……――せん、せっ…!」
「……く、ぁっ…」

コトーは二度目の欲望を彩佳の中に吐き出した。
185名無しさん@ピンキー:2006/11/09(木) 02:11:42 ID:4EjC6tUb
「信じらんないっ!!」
「……き、気持ちよかった…ん、だし、ね?ほらそんな怒らないで…」
「………に、にかいも、にかいも、あんな格好で…しかも鍵をかけてない診療所で!」
「……誰も来なくて良かったねぇ…」

ほわわんとすっかりいつもの調子で笑うコトーに、彩佳の平手が一発とんだ。
確かに始めは彩佳の合意でした事だったが、途中でとっくに
彩佳の許容範囲を超えてしまったのだろう。
それを無理に捻じ込んだことは自覚していた。
あえてその一発をくらって、コトーは自分への戒めとしたのだった。
「…いてて…。彩佳さんごめんね…今度から飲み物には気をつけます…はい」
その素直な態度のコトーに、彩佳もまたすぐに心を柔らかくした。
「…もう、本当に気をつけて下さいね…。二度とこんなのヤですからね…」
真っ赤な顔で言う彩佳を心底可愛いと思いながらコトーは微笑んだ。
「……ほっぺ…痛いですか…?」
「うん?大丈夫だよこのくらい…」
ニコリとさっきの激しさもどこへやら、コトーはいつもの穏やかな笑顔で
彩佳に優しく笑いかける。思わずきゅんとなるのは、恋する乙女だ仕方ない。
少し逡巡したのち、彩佳は自身が叩いてしまったその頬にそっと唇を寄せた。
「…あ、あ、あやかさんっ!?」
「……い、勢いで叩いちゃったから、お詫びです!」
彩佳は真っ赤になってコトーから顔を逸らした。

コトーは内心喜んでいた。
いつも思えば自分からキスするばかりで彩佳からしてもらった事など
今の今まで一度も無かったのだ。

「……あ、彩佳さん、もう一回…!」
思わず興奮してそういうと、案の定。
「…調子に乗らないで下さい!ばかっ」
怒鳴られた。
「あ、彩佳さん!」
「帰りますっ!ばかっ先生のばかばかっ」

ぷりぷり言いながら、彩佳は独り私服に着替える為に事務所へと消えて言った。
コトーはその背中をそっと見送りながら。

(怒らせちゃった…でも。幸せだったかも。あとで内さんにあの薬貰ってみようかな?)

―――と、彩佳に言ったら心底怒られそうな事を、内心考えていた。





終。
186名無しさん@ピンキー:2006/11/09(木) 02:13:57 ID:4EjC6tUb
あれ実際書いたらエロがぬるかったかもww木綿ww

もう今日はドラマだね
とりあえず彩佳は殺さないでくれと祈ってる毎週だ
これから後半に向けてどんな展開が待つのか本当にwktkだよ
187名無しさん@ピンキー:2006/11/09(木) 02:17:42 ID:JXXUZqpf
GJ!!!
188名無しさん@ピンキー:2006/11/09(木) 02:26:16 ID:iaGm7zkx
グ、、、GJ〜〜〜〜〜!!
(*´д`*)ハァハァハァアハァ

久しぶりに萌えたよ。
攻めコトーいいよなぁ、彩佳もかわいいし本当にGJ!!
189名無しさん@ピンキー:2006/11/10(金) 00:14:52 ID:B0IrFAsS
GJ!攻撃は最大の萌えだな(w
190名無しさん@ピンキー:2006/11/12(日) 00:05:36 ID:rqVXKFSJ
GJ!
ドラマが実際アレなんで、癒されたよ・・・
191コトー×彩佳 その@:2006/11/14(火) 17:47:02 ID:OMSIO6tO
初めて投下します‥エロパロと言うよりも、自身のサイトに載せようと思って
書いている(裏)小説になります。

ドラマ版2006 コトー×彩佳 その@

彩佳が乳がんの治療をする為に東京に行ってからこの1ヶ月
毎日決まって夜10時を回る頃診療所の電話が鳴る‥彩佳からの定期便だ
いつのまにか日課になったこの彩佳からの定期便はコトーにとって
とても待ち遠しい時間になった。病気の治療をしている人とは思えないほど
電話口の彼女の声はいつも元気で‥治療の経過や辛いはずの副作用の話を
いつもの調子で明るく淡々と話していた。
今日も彩佳からの電話を待つ為コトーは早々に夕食を取りシャワーも済ませ
目の前のテーブルに電話機を置き腰を下ろした。
夜10時‥まるで計ったかのようなタイミングで電話が鳴る。
相手が彩佳なのは間違いないと思うが一応お決まりの台詞で受話器を取る。
「はい、志木那島診療所です」
「‥鳴海です」
「鳴海先生‥?」
「五島先生、夜分にすまない。実は星野さんが2日ほど病院に来ていない。
何度か携帯のほうにも連絡を入れてはみたんだがずっと電源が切られててね。
君は何か聞いてないか?」
思いがけない鳴海の言葉にコトーは言葉を失う。
「もしもし?五島先生聞いてるのか?」
コトーはハッと我に返る
「あっいえ‥あのすみません、ちょっとびっくりしてしまって。
 昨夜電話で彼女と話をしたんですが普段と変わりありませんでしたから‥
 まさかそんなことになっているなんて夢にも思いませんでした
 僕もこれから心当たりを1つ1つ当たってみますので‥
 鳴海先生も申し訳ありませんが宜しくお願いします」
「わかった‥それじゃ」
受話器を置いてコトーは深い溜息をついた。
192コトー×彩佳 そのA:2006/11/14(火) 17:50:16 ID:OMSIO6tO
いったい彩佳は今どこにいるのだろうか‥体は大丈夫なのか‥
と‥そのとき診療所の玄関のチャイム鳴り響いた。
こんな時間に誰だろう?急患だろうか?
「は〜いどちら様ですか?」
「‥‥」
返事がない‥
コトーはドアを開けると同時に一瞬言葉を失った。
そこには‥東京にいるはずの彩佳が立っていた。
「彩佳さん‥!?」
「‥先生‥」
真っ赤な目‥今にも消え入りそうな声‥あきらかに様子がおかしい
「ど、どうしたの彩佳さん!?何があったの!? と、とにかく中に入って‥ね?」
そう言うとコトーはとりあえず彩佳を住居部分ではなく診療所の畳スペースに
座らせた。そして優しい口調で切り出した。
「彩佳さん、いったい何があったの?僕でよかったら何でも話してみて。ね?」
愛しい人からかけられた優しいその言葉に彩佳の目からは一気に涙が溢れ出す
 「先生‥ごめんなさい‥あたし‥もう‥限界‥みたいです。
 島を出るとき先生に強がり言えるうちは言わせてくださいなんて言ったけど‥
 今日まで精一杯強がり言ってがんばってきたけど‥あたし‥あたしもう‥」
いつも気丈な彼女が初めて自分に弱音を吐いた。不安だと肩を震わせ泣いている。
次の瞬間‥気がつくとコトーは彩佳を引き寄せ強く強く抱きしめてた。
「せんせ‥い??」思いがけないコトーの行動に最初は驚いた彩佳だったが
しばらくすると彩佳もコトーの背中に手を回していた
そう‥僕はずっとこうしたかったのかもしれない‥
彼女も僕にこうしてほしかったのかもしれない‥
彼女が僕に胸を見られたくないと言って泣いた時‥
そして彼女が1人東京へ治療に行くと決めた時‥
それなのに僕はいつも本当に意気地がなかったね、ごめんね‥

                            そのBにつづく

すみません今日はここまでです☆
またそのBを投下しますので読んで頂けたら嬉しいです。




193名無しさん@ピンキー:2006/11/15(水) 21:34:06 ID:tI3RIddP
誰か何か言ってやれよ
194名無しさん@ピンキー:2006/11/15(水) 21:53:01 ID:+4BE51bY
まだこれからのSSだから感想も何も・・・

続き、待ってるぞ<191
195名無しさん@ピンキー:2006/11/16(木) 01:31:38 ID:+5dOJJ67
コト―先生のオナヌー読みたい…
196名無しさん@ピンキー:2006/11/17(金) 01:21:35 ID:b+CCLrr2
むむむ
197名無しさん@ピンキー:2006/11/18(土) 15:23:15 ID:33gsjxL6
自分は漫画版のほうが好きやなぁ・・・
しげさんはドラマ版が好きやけど
アニメにしたら星野彩佳のキャストは、地の柚木涼香アネゴが良いかも
198名無しさん@ピンキー:2006/11/18(土) 22:55:01 ID:tg3M3QJ+
ああ、頼む。これから何年連載がかかっても良い、頼むからコトーと彩佳は幸せになってください。
乳癌の再発? んなもん、愛の力でも漫画的御都合展開でもいいから何とかしてくれよ。
辛いのは現実世界だけで充分だよ! 漫画の世界だけは幸福で満たしてくれよ!! 頼むからさあ……orz
199名無しさん@ピンキー:2006/11/19(日) 11:21:10 ID:zSlmlFzr
一人ぼっちで僕はどこまで 歩いてゆけるというのか
背負いきれぬ痛みの数だけ 夢を見てしまうのは何故だろう

はいつくばり立ち上がること君は教えてくれた
もう君の後も追えない 光を失くしてしまったまま

今こうして歌ってる 君の痛みを抱きしめたまま
今こうして歌ってる 生きてくつらさをかみしめるため 
君のために

一人きりで生きてく強さを 涙で歌えばいいのか
やさしさのかけらも拾えずに 君が消えてゆくのは何故だろう
闇の中君の言葉を信じて生きてきたさ
もう後戻りもできない この道が続く限り僕は

今こうして歌ってる 目指す道もわからぬままで
今こうして歌ってる 生きてく答えがわかるその日まで

今こうして歌ってる 君の痛みを抱きしめたまま
今こうして歌ってる 今こうして歌ってる
君のために
200名無しさん@ピンキー:2006/11/22(水) 21:42:09 ID:BqrehlBD
200げっと
少しずつでもいいから、このスレ続けーー
201名無しさん@ピンキー:2006/11/24(金) 08:25:18 ID:o917/atw
続いてくれー!願ホシュ!
202名無しさん@ピンキー:2006/11/24(金) 17:10:32 ID:ZebDRxmI
たぶん彩佳が今回で(どういう形であれ)あぼーんしないって確定すれば、
一気にこのスレも加速するんだろうけどなぁ。
203名無しさん@ピンキー:2006/11/24(金) 19:47:08 ID:EptZ6AFj
そうだね
自分はさすがにあぼーんはないと信じてるいるんだが
原作でさえあの展開orzだから、油断出来ない感じだ
よって下手に小説に手が出せないで居るよ
皆げんきに島に戻ってくれればそれだけで満足です
204名無しさん@ピンキー:2006/11/27(月) 00:09:03 ID:p2Rog/r2
191タソのB読みたい…
続きが気になってるよ
205コトー×彩佳 そのB:2006/11/29(水) 01:51:13 ID:CAoUTZYg
191、192です。
忙しくてなかなか時間がなくてすっかり遅くなりましたが‥
続きを投下させて頂きます。でもまだ完結はしていません。
申し訳ありませんがもうしばらくお付き合い頂ければ嬉しいです

コトー×彩佳 そのB

時計は夜11時を回っていた‥重なり合う2つの人影
ようやく落ち着きを取り戻した彩佳が口を開いた。
「ごめんなさい‥取り乱してしまって‥もう大丈夫です‥
それであの‥先生に1つお願いがあるんです‥けど」
「うん‥僕に出来る事なら‥何?」
「今日‥ここに‥あの‥泊めて頂けますか?」
「いいですよ、もう遅いですし。幸い今は入院中の患者
さんもいませんし。彩佳さんは病室を使ってください。
今お布団を出してきますね」
「いえあの‥そういう意味じゃなくて‥そのつまり‥あの‥
先生の部屋に泊めてほしいんです‥」
とうとう言ってしまった‥彩佳は恥ずかしさのあまりコトーの
顔をまともに見ることが出来ない。
しばしの沈黙‥重たい空気が流れる。
ようやくコトーが重い口を開いた 
「‥彩佳さん‥僕だって一応‥その‥男なんですよ‥
僕の部屋に泊まるって‥どういう事を意味するかわかって
言ってるの‥?」
「もちろんです‥先生‥お願いそれ以上聞かないで‥」

206コトー×彩佳 そのC:2006/11/29(水) 02:01:45 ID:CAoUTZYg
コトー×彩佳 そのC

彩佳の体が小刻みに震えていた。
するとコトーは何も言わずに彩佳の手を取り自室に向かって
歩き始めた。部屋のドアの前でようやくコトーが口を開いた。
「ごめんね、ちらかってるけど‥どうぞ上がって」
「おじゃまします‥」
部屋に入ると同時に彩佳はそのまま後ろからコトーの両腕で
抱きすくめられた。

ぽとり、と彩佳のカバンが畳に落ちる。

優しいけれど、力強い男の腕が彩佳の体の自由を奪い
背中にコトーの体温と、心臓の鼓動を感じる。
やがてコトーの声が、彩佳の耳の後ろで囁いた。
「会いたかった‥ずっとこうしたかった‥
 ‥彩佳さんが‥欲しい」
コトーが再び呟いた
「彩佳さん‥まだ間に合う‥もしも嫌なら今すぐこの腕を
解いてほしい。今夜は別室で休み、時期が来るのを待つ。
僕はそれ位の我慢はできるから‥」
しかし、彩佳はその言葉を聞いているのかいないのか、
黙ったままだ。
業を煮やしたのか、コトーの腕がさらに強く彩佳を抱く。
その時、彩佳が俯いたまま小さな声を洩らした。
「‥あたしの胸がちゃんとあるうちに‥先生に抱かれたい‥」
その言葉で堰が切れたように、コトーの唇が彩佳の唇を塞いだ。
207コトー×彩佳 そのD:2006/11/29(水) 02:14:59 ID:CAoUTZYg
コトー×彩佳 そのD

いつものやさしいコトーとは全く違う、初めて見せる男の一面。
荒々しい欲のこもった熱い口付けに彩佳はどうしたらいいのか
わからず、コトーのシャツの袖を握りしめる。
まるで甘い蜜がそこから溢れているかのごとく、
コトーは彩佳の舌を絡めとり、吸い上げてはまた絡みつく。
その姿はまるで、自分の知らない男のようだった。
やがてコトーの舌が首筋から鎖骨をなぞり、カットソーの袷に
たどり着くと彩佳が辛抱たまらず小さな悲鳴をあげ、コトーは
ハッと我に返った。
「彩佳さん…」
「あの…ごめんなさい、何でもないんです。
ちょっと、恥ずかしかっただけ。」
無理もない。生まれて初めて男に肌を晒す生娘なのだから。
それでも真っ赤な顔をして、必死に微笑む彩佳の姿があまりに
健気でコトーはつい夢中になってしまった自分を恥じ入った。

                   そのEに続きます

すみません、今日はここまでです。また近いうちに投下しますので
よろしくお願いしますm(_ _)mまだ途中ですがちょっとしたコメント
やここまでの感想等レスして頂けたら嬉しいです♪



208名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 21:13:54 ID:8nFhZqVV
>>207
お上手です。支援です。
209名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 22:00:09 ID:QQmEU0AV
>>207

文章が優しい感じで綺麗。
GJです。続き楽しみにしてます。

ドラマ版コトー×彩佳は、エロエロよりこういう
文章のほうが好きだ、個人的には。
210名無しさん@ピンキー:2006/11/30(木) 04:25:04 ID:/M3OMIx/
>>207サン
ありがとう〜!
続き楽しみに待ってます。ドラマのコトーと彩佳が自然に浮かんできました。
211コトー×彩佳 そのE:2006/12/03(日) 18:04:08 ID:MVre/RFS
>>207です。読んで頂いて本当に嬉しいです。
ありがとうございます。まだ完結してなくて
申し訳ありませんが続きを投下させて頂きます。

コトー×彩佳 そのE

「すまなかった、彩佳さん。こういうことは男からだね‥」
そう言うとコトーは彩佳を布団の上に座らせ、そっと優しく口づけを落とす。
そして立ち上がると小さな電球の僅かな明かりだけを残し部屋の照明を
消してそのまま着衣を脱ぎ捨てた。彩佳が慌てて目をそらすが
コトーはその前にひざまずき彩佳の顔を自分のほうに向かせた。
「ちゃんと見て、彩佳さん。これが僕のすべてだから‥」
やがてコトーの両腕が彩佳の身体を優しく包み、暖かな裸の胸が
彼女の頬に押しつけられる。コトーの体温とその優しい匂いを
感じるうち、いつしか彩佳の全身からは緊張が解けていった。
「先生‥」
そう言うと彩佳はそのまま黙って目を閉じた。
まるで吸い寄せられるかように‥二人はそのまま布団の上に倒れこんだ。
揺らめく影が一つになって重なる。
コトーは再び彩佳の唇に口付けた。
「…ん…んんっ……」
絡んでくるコトーの舌に、彩佳は苦しそうに吐息を漏らす。
戸惑いながらも今度は彩佳も必死にそれを受け入れようと
していた。
熱い‥そして優しく甘い口づけ。
コトーはそのままゆっくりと、小さな花びらを彩佳の首筋へ
鎖骨へと残していった。

212名無しさん@ピンキー:2006/12/04(月) 08:08:45 ID:VJ73gbBi
コトーのセリフに違和感を感じたのは俺だけか?
213名無しさん@ピンキー:2006/12/04(月) 12:19:08 ID:b3CO84ot
>>212
原作版じゃないのか?
214名無しさん@ピンキー:2006/12/04(月) 12:37:27 ID:Cuo+XOn5
>>213
ドラマ版だよ 
つーかちゃんと@からEまで全部読んでれば
わかることなんだけど‥
215名無しさん@ピンキー:2006/12/04(月) 12:48:40 ID:Cuo+XOn5
>>212
別に感じなかったよ。普通にドラマのコトーで想像できた。
丁寧に書いてくれてると思うし続きも楽しみ♪
せっかく投下してくれてんだから余計な水ささないで
ほしいな。
216名無しさん@ピンキー:2006/12/05(火) 15:53:33 ID:Z5xutLqJ
>>207>>211 職人さん乙です。
ここの人たちはけっこう辛抱強く待ってくれると思うので、
できればある程度まとめて投下してくれたら自分はありがたいんですが。
「早く投下しなきゃ」と焦らなくてもいいと思います。
217名無しさん@ピンキー:2006/12/05(火) 18:58:35 ID:nzpOMN2f
自分も>>216サンに同感です。萌えエロ投下楽しみに待ってます。
218名無しさん@ピンキー:2006/12/08(金) 06:19:48 ID:VV5sa5nf
昨夜の和田さんにたまらなく萌えますた
219名無しさん@ピンキー:2006/12/10(日) 02:15:21 ID:p3BowtyZ
自分もはげ萌えた
和田ミナ誰かーと言ってみるw

展開的には和田さんの性格からして、ミナを超大事にしてて
今一歩踏み出せない所を、大人しいミナから迫ってみる展開なんか
美味しいと思うんだ
220名無しさん@ピンキー:2006/12/10(日) 07:09:21 ID:VD/YB2jk
>>219それイイ!!
だれかかいてほしい!!
 待ってますよ!
221名無しさん@ピンキー:2006/12/10(日) 07:21:18 ID:pLdGGmSU
wktk
222名無しさん@ピンキー:2006/12/10(日) 19:26:07 ID:GlY569cM
自分も和田ミナwktkして待ってる
223名無しさん@ピンキー:2006/12/11(月) 21:19:52 ID:I+p4IoQH
俺もwktkして和田ミナを待っている。
224コトー×彩佳 そのF:2006/12/13(水) 02:10:17 ID:h++gUBgh
>>211です
時間がかかりましたがやっと完結しましたので
まとめて投下させて頂きます

コトー×彩佳 そのF

そのまま拭うように、彩佳の体を服の上からなぞる。
その美しい曲線に、コトーは我を忘れそうになる。
「あ……ん…」
そのとき彩佳が小さな声をあげ体をくねらせた。
その仕草があまりも色っぽくて‥
コトーの我慢の限界はとっくに超えていた。
彩佳のカットソーの裾を捲り上げブラをたくしあげると
そのまま喰らい付くように乳房の愛撫を始めた。
1つ‥2つ‥と彩佳の胸元には小さな花びらが咲いて
さらに薄紅色に実った突起を愛撫した。
「…あんっ…!…っは…んん…!」
射抜くような彼女の黒い瞳が潤み普段清ました涼しげな顔が
羞恥と快楽で赤みを帯び、今まで固くガードされていた彼女の
女らしさが露に姿を現した。
「彩佳さん‥」
とろけそうに優しい声を、コトーは彩佳の耳元で囁く。
ぞくっと官能的な感覚が彩佳を襲い、コトーの腕の中で
さらに体をうねらす。左腕でしっかりと彩佳を抱き締めながら
コトーは器用に彩佳の衣服をぬがせてゆく。

225コトー×彩佳 そのG:2006/12/13(水) 02:19:14 ID:h++gUBgh
そしてコトーの右手はそのまま彩佳の秘部へと延びると
彩佳の太股をいっきに押し開いた。恥ずかしい場所を初めて
異性に晒す戸惑いに、彩佳の身体が固くなる
‥が、コトーがすかさず額や瞼に口付けを落とすと彩佳がほっと
息を吐く。
彼女の秘部は、すでに暖かな蜜で濡れていた。
その暖かな泉に指を泳がせると、彩佳の身体がそれに敏感に応える。
「…あんっ…っは…んん…せんせ‥い」
色っぽい喘ぎ声を発しながら瞳を潤ませる彩佳をコトーはいとおしそうに
見遣り耳元で囁いた。
「彩佳さん…いい…?」
彩佳は静かに頷いた。
艶やかに濡れた花弁は、いつでも彼を受け入れられる準備ができていた。
コトーは大きく膨らんで固くなった自分自身を彩佳の秘部に押し当てた。
「ごめんね。少しだけ我慢して‥」
彩佳が無言で頷く。彼女とて、痛みは覚悟の上だ。
「彩佳さん、いくよ‥しっかりつかまって…」
ゆっくり‥ゆっくりと、コトーは彩佳のなかに入っていく。
「…ん…くっ…」
めりめりと腰骨が砕けるような痛みが彩佳の下腹部を襲う。
彩佳は、思わずコトーの背中にしがみついた。
いっぽう彩佳に痛い思いをさせている申し訳なさとは裏腹に、
コトー自身は処女特有の強い締め上げに腰の奥から快楽と射精感が
こみあげていた。
それを歯を食いしばってこらえ、ついに自身を彩佳の最奥に
埋め込んだ。
「…ん…くっ…」
彩佳の表情が苦痛で歪む。

226コトー×彩佳 そのH:2006/12/13(水) 02:26:15 ID:h++gUBgh
コトーはもはや加減を失い、さらに激しく腰を送り始めた。
彩佳は腰から脳天に突き抜けるほどの激痛を感じながらも、
恍惚の表情で息を荒げるコトーを見ていると、その傷みよりも
自分の身体が愛する人を歓ばせている、女としての誇らしさと
喜びのほうがより強く感じられて幸せだった。
やがてコトーが彩佳に被さり、びくびくと数度身体を震わせる。
ようやくの思いで絶頂を迎え、息を弾ませながら彩佳を見ると
彼女の大きな目が涙で潤んで自分を見上げている。
その様子を見てコトーは慌てて繋がっていた体を離すと彩佳に問いかけた。
「あ、あやかさん、大丈夫!?痛かった‥よね‥?ご、ごめんね、
 僕つい夢中になって‥」
「先生違うんです‥あの…痛かったけど…その‥
 痛くて泣いてるんじゃなくて…」
「あの‥じゃあ、どうして‥?」
問いかけた途端、彩佳が顔をくしゃくしゃにしてコトーにしがみついた。
「やっと先生と1つになれたんだなぁって思ったら‥なんか涙止まらなく
 なっちゃって‥それに‥できればこんな体になる前に先生とこんなふうに
 なれてたら‥ごめんなさい‥いまさらこんなことを言っても遅いのに‥
 人間ってよくばりですね‥」
そう言うと彩佳はコトーの胸に顔をうずめてそのまま黙り込んでしまった。
そんな彩佳を見て彩佳を抱くコトーの腕に力が入る。
227コトー×彩佳 そのI:2006/12/13(水) 02:34:03 ID:h++gUBgh
「彩佳さん‥まだ遅くない‥遅くなんかないよ。大丈夫、君の病気は
 必ず治るから。だから今君は何も心配せず病気を治す事だけを考えて
 治療に専念しなくちゃ。
 ‥彩佳さん、もし東京での治療が辛かったらいつでもここに帰ってきて
 いいんだよ。君が東京に行く前に話したと思うけど君の病気はここでも
 充分治療が可能です。ただ君の学校のこともあるし‥それは彩佳さんの
 判断に任せるから。
 どちらにしても僕はいつまでも君を待ってるから‥だから‥」
「先生‥ありがとうございます。嬉しいです‥本当に‥
 ‥朝一番の便で東京に帰ります。あたしだってホントは島で先生に
 治療してもらいたい‥でもここで甘えて帰ってきてしまったら何もかも
 中途半端になってしまうような気がするんです‥だからもう少し向こうで
 頑張ってみようと思います。今日ここにきて本当によかったです‥
 先生、本当にありがとうございました」
「わかりました‥彩佳さんがそう決めたのなら僕はもう何も言いません。
 でもね‥前にも言ったと思うけど、君は決して一人じゃないから‥
 どうかそれだけは忘れないでくださいね」
そう言うとコトーは彩佳を強く抱きしめた。
二人きりで過ごせる朝までのわずかな大切な時間‥
それを惜しむかのように二人は熱い口づけを何度も交わした。
そしてそのまま二人寄り沿いながら眠りについた。
翌朝、コトーが目を覚ますと既に彩佳の姿はなかった。
ふと部屋を見渡すとテーブルに書き置きが残されていた。
228コトー×彩佳 そのJ(完結):2006/12/13(水) 02:51:59 ID:h++gUBgh
先生へ
黙って帰ってしまってごめんなさい。別れが辛くなるので
先生が目を覚ます前に帰ることにしました。
ゆうべは本当にありがとうございました。先生のおかげで今日から
また東京での治療を頑張る勇気をもらいました。早く病気を治して
資格を取って1日でも早く島に‥先生のところに帰って来られるよう
頑張ります。先生もどうか体を大切に‥
毎日ラーメンばっかり食べてちゃダメですよ!     
                           星野彩佳

彩佳さんらしいな‥
手紙を読みながらコトーの顔からは思わず笑みがこぼれた。
コトーは彩佳の手紙を大事に机の引き出しにしまうと今日の
診察の準備に取りかかる。
いつもどおりの日常がまた始まろうとしていた。
                        おわり                

お粗末さまでしたm(_ _)m                                   
時間がかかりましたがやっと書き終わりました。
こういう小説を書くのは初めてで色々と至らない部分も多々
あったかとは思いますが‥
よろしければ感想をレスして頂けると嬉しいです。
ありがとうございました!
229名無しさん@ピンキー:2006/12/13(水) 18:46:00 ID:lP1T2rGC
何だかよくわからない違和感に苛まれるな
230名無しさん@ピンキー:2006/12/13(水) 19:22:22 ID:KWmtXeoz
>>211サン GJ!お疲れ様でした!!これからは第2話のみかたがかわるかも…ポッ#▽#
231名無しさん@ピンキー:2006/12/14(木) 00:05:25 ID:09bMpVso
GJGJGJ!!!!!!
補給させてもらった!
232名無しさん@ピンキー:2006/12/14(木) 00:20:48 ID:O3tqc9EM
和田さんに自分の気持ちを伝えてから何日もたったけど返事はまだ返ってこない。
伝えたその日、和田さんは一瞬嬉しそうな顔をしたけど
すぐに困った顔になって黙ってしまった。
そのまま私の手を取り家まで送ってくれた。

その後も手を繋いで家まで送ってくれるけど
私の伝えた気持ちへの返事はなくて
私も聞けなくて、もどかしい。

だから私は今日、どうにか和田さんの気持ちを聞こうと思いここに来た。

ラーメンばかり食べている和田さんに、お弁当を作って持って来たのだ。
和田さんは、最初複雑そうな顔をしたけど
すぐに嬉しそうに受け取ってくれた。
部屋に入ると壁にはたくさんの写真が貼られていて
どれも綺麗で優しい景色で和田さんの人柄が映し出されているようだった。
しばらく見とれていると和田さんがお弁当を開け始めたので
台所を借りてお茶を入れた。
233名無しさん@ピンキー:2006/12/14(木) 00:22:02 ID:O3tqc9EM
だけど、ドジな私は和田さんの家にいるという緊張と重なって自分の手にお湯をかけてしまった。
「熱っ」
思わず言葉が出てしまい和田さんがすぐに駆け寄ってきてしまった。
ミナちゃん大丈夫か?!
と私の手を取る。
急に恥ずかしくなって私は涙が出てきてしまった。
和田さんが心配そうに私の手を冷やしながら
泣いている私の顔を覗きながら
大丈夫だよ。これくらいなら、すぐに痛みも消えるし痕も残らないから。
と私の頭を撫でてくれる。
234名無しさん@ピンキー:2006/12/14(木) 00:24:23 ID:O3tqc9EM
和田さんがこんなに近くにいる事に気付いて
私は和田さんの胸に顔を近づけた。
手を背中に回して抱き着いた。
和田さんの動きが止まったけど気にしないでそのまま和田さんの頬に触れて唇を重ねた。
「和田さんは私の事嫌いですか?」
和田さんは驚いた顔のまま
「ワシがミナちゃんを嫌うだなんてあるわけがない」と言った。
「私は和田さんが好きです。和田さんは私じゃダメですか?」
そう聞くと和田さんも
「ワシもミナちゃんが好きじゃが…」
その返事を聞いて私は和田さんの胸にもう一度顔を埋めた。
その瞬間和田さんが私の手首を優しく掴み
「だけどなミナちゃん、ワシとミナちゃんは歳が離れすぎてる。
この先ミナちゃんは歳が近くて話が合って優しい男の子とだって幸せになれるんだから…」
私はそんな言葉を聞きたいのではなく、
いつも通り、まっすぐで力強い和田さんの言葉が欲しかったから
何だか悲しくて悔しくなって和田さんの唇を塞いだ。
235名無しさん@ピンキー:2006/12/14(木) 00:27:10 ID:O3tqc9EM
長いキスをして私は今感じた気持ちをぶちまけた。
「そんなの意味ありません!私は和田さんが好きなんです!
歳が近くて優しくて?話の合う男の子と付き合って幸せに?
何言ってるんですか!?
和田さんと一緒にいないのに幸せになんてなれません!
私は…和田さんが好きなんです。
私は和田さんの気持ちが知りたくて…
それで…」
「…ミナちゃん」
私は泣きながら
「私は和田さん以外の人に抱かれなくなんかないし、和田さんじゃなきゃ嫌なんです。」
もう自分でも何を言ってるのか分からなくて涙は止まらないし
「失礼しますっ!」
そう言って部屋から出ようとすると和田さんに後ろから抱きしめられた。
力強くて、でもそっと包み込むような抱き方に
安心して私は力が抜けて足に力が入らなくなってそのままの体制で座り込んだ。
和田さんは私の体を前に向かせて唇を塞いだ。
優しく何度もキスをしてだんだんと深くまで入り込んでくる。
私は口を開いて和田さんの舌を受け入れたが
その動きについていけずただ和田さんの腕にしがみついていた。

和田さんに抱き起こされてベットに倒され
和田さんは私の上に重なり
またキスをする。
身体の芯が熱くなって何も考えられない。
236名無しさん@ピンキー:2006/12/14(木) 00:28:42 ID:O3tqc9EM
自己満足ごめん。
またあとで続き書けたら書きます。
難しいーっす!
みんなスゴイなー。
237名無しさん@ピンキー:2006/12/14(木) 01:26:08 ID:iqXzDk8T
>236
続き待ってるよ!ワダさんを幸せにしてやってくれ!
238名無しさん@ピンキー:2006/12/14(木) 18:46:14 ID:OknD55W0
もうすっごく楽しみです!
239名無しさん@ピンキー:2006/12/14(木) 20:38:32 ID:mY8gGH1v
wktk
240名無しさん@ピンキー:2006/12/14(木) 23:14:35 ID:mAbnz2y8
とりあえず、今回良かったね!
暗い雰囲気も全部吹っ飛んだよ!!
241名無しさん@ピンキー:2006/12/14(木) 23:23:36 ID:NHb7b+uu
「来ちゃったv」で萌え死んだ…撃沈された
彩佳よかったなぁ。手術がんがれ、超がんがれ!
来週まで我慢できそうにないので、ここ読み直して
妄想の海に沈んでくるよノシ
242名無しさん@ピンキー:2006/12/14(木) 23:27:16 ID:BJXBfJMx
実況でのプロポーズキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!の嵐に笑った

いや、実際は違うというのはわかっているんだけど、あの時はびっくりしたよ
243名無しさん@ピンキー:2006/12/14(木) 23:44:07 ID:NHb7b+uu
>>242
てっきり最終回にそれらしきこと言うもんだとばかり思ってたから
嬉しい不意打ちだったw
この段階でプロポーズらしきことするの早いんじゃ?と見る前は思っていたけど、
再会後の二人のシーン見てたら素直によかったなぁとシミジミ思ったよ
電話切られちゃうとこでは、ちょっと見ててイライラしたけど(和田さん男前すぎだしw)
244名無しさん@ピンキー:2006/12/14(木) 23:53:17 ID:MqN4Xve2
「来ちゃったv」の瞬間、
乙女かっ!じょしちゅーがくせーかっ!!とツッコんだのはうちの母と姉。
自分は素直に感動してたのに…
245微エロ1レスSS:2006/12/14(木) 23:58:09 ID:rzPWagC+
せんせい?

どうしたんですか彩佳さん、こんな時間に。

あした、手術、ですね。

ええそうですけど。あ? やっぱり不安ですか?
でも、大丈夫ですよ。ぼくはあした精一杯、

ちがうんです… そうじゃないんです…
だって、




あ、あ、彩佳さん、 ちょっ、ちょっと待ってください、
落ち着いてください。いったい、なにが、

だって、今しか… 今しか、ないんですよね?
あしたになればもうこの胸って…… 
あたし、イヤ!! そんなの絶対イヤ!!


彩佳さん………
ごめんなさい。
ぼくは彩佳さんのほんとうの苦しさを、ちっともわかってなかった。
医者である前に人間として、一番大事な人の気持ちを、

いま、せんせい、一番大事な人、って言いました?

あっ…
えぇそうです。ぼくは… 彩佳さんのことが一番大事ですから。
彩佳さんが東京に行ってしまってから、初めて気づいたというか、
やっぱりそばにいてくれないと、落ち着かないというか、
まぁ、そう、ミナちゃんに最後のヤシガニラーメン食べられちゃったときみたいな、


せんせい? 独り言ばっかり言って外なんか見てないで。
こっち、向いてくださいますか?

はいはい。 !!! 彩佳さん……

見て、ください……  今の、あたしを…
先生の目に、ちゃんと焼き付けておいて、欲しいんです
246名無しさん@ピンキー:2006/12/15(金) 00:05:56 ID:Gl8Ap3hJ
わーリアルで遭遇!!!とリロードしまくってたら「1レス」とあった…orz
この期に及んでブツブツ独り言言うコトー萌えw

つか上の数レス、なに?なんだ?プロポーズって??
今日は録画していてまだ見ていないんだけど、見たくなっちゃったじゃないか。
247名無しさん@ピンキー:2006/12/15(金) 00:36:28 ID:UBQl+K0f
>ミナちゃんに最後のヤシガニラーメン食べられちゃったときみたいな
コトーひでぇw
でもすごく分かりやすいたとえでGJでございます。
彩佳の最大のライバルはヤシガ二ラーメンか(遠い目)

>>246
うおっ、なんてことでしょう
これ以上ネタバレ見ちゃう前に、即効で見るか我慢して見ることをオススメいたします
自分的には第10話大満足でした
248名無しさん@ピンキー:2006/12/15(金) 10:47:17 ID:WVN+oSVM
>>244
素直に感動した人はこんなスレにこない!w
249名無しさん@ピンキー:2006/12/15(金) 23:12:47 ID:ZAYrU4m6
唇から離れ耳元に口をつける。
ミナの身体がビクッと反応をし小さく声が洩れる。
ミナが顔を横に向けた瞬間に透き通るほど白い首筋に唇をつけ優しく舐め始めた。
「…んっ」
和田の舌の動きに合わせてミナの身体が震える。
ミナの髪を撫でながら和田はもう片方の手でミナのシャツのボタンを外しはじめた。
シャツを脱がせるとミナの背中に手を回し下着を外す。
ミナの小ぶりだが形がよく白い胸が姿を見せた。
その胸を優しく撫でミナが恥ずかしそうに顔を背けながらも
小さく声を出すと和田はミナを俯せにして
背中に舌を這わせながら大きな手で胸を揉みはじめた。
ミナは顔を横に向けながら身体を震わせ
小さく漏らしていただけの声も徐々に大きく
さらに高くなっていった。
250名無しさん@ピンキー:2006/12/15(金) 23:14:10 ID:ZAYrU4m6
「んっ…やぁっ…和田さんっ」
胸を何度も揉まれミナは声を抑えられなくなっていった。
柔らかい胸を揉みながらその先端を指に挟み
ミナの泣き声とも思える甘い声を聞きながら
和田はミナを仰向けにしてキスをし
胸に唇を寄せ淡いピンク色の先端を口に含んだ。
「あっ…やっ…」
言葉とは裏腹にミナの身体はビクビクと反応し
和田が舌で転がす度に声をあげた。
251名無しさん@ピンキー:2006/12/15(金) 23:15:45 ID:ZAYrU4m6
ミナの目からは涙がこぼれはじめて和田は唇でそれを拭う。
「ミナちゃん…」
真剣な顔で見つめ、ついばむようにキスをする。
次の行為に移る時キスを必ずしてくれる。
和田はミナの内腿を撫で下着を下ろした。
ミナの秘部からは蜜が溢れ出ていて腿まで濡れていた。
和田はゆっくりと指を挿れて途中で曲げて指の腹で上部をなぞった。
ミナの中は熱く指には蜜が滴る。
「和田さんっ…あたしもう…」
それでも和田はミナの内側を指で掻きまぜて
ミナの感じている可愛い顔と声を聞いていた。
252名無しさん@ピンキー:2006/12/15(金) 23:17:04 ID:ZAYrU4m6
ミナの中は指ですら締め付けられるほど狭かった。
脚を開くとミナは身体を固くした。
和田はミナの顔に怯えるような表情を感じとり
ミナを抱きしめキスをする。
そしてミナの脚を再び開き顔を寄せ秘部を舌でなぞった。
ミナは嫌がったが和田に優しく舐められているうちに力が抜け安堵した。
ミナは初めてこんなに優しく男の人に抱かれていた。
さっき脚を開かれたとき過去の記憶が蘇り怖くなったのだ。
しかし和田はそんなミナの気持ちを察し
優しく大切なものに触れるように愛してくれている。
ミナは和田の身体を自分で抱きしめ深いキスをした。
「ミナちゃん…」
「和田さん大好き…して?」
253名無しさん@ピンキー:2006/12/15(金) 23:17:35 ID:9537BOTS

254名無しさん@ピンキー:2006/12/15(金) 23:18:13 ID:ZAYrU4m6
和田はミナの手を握り
とっくに熱くなっていたモノをミナの中にゆっくりと挿れた。
ミナの中は熱く狭く壁は和田のモノに吸いついているようだった。
和田は逸る気持ちを抑えながらゆっくりと動いた。
ミナの中は泉のように溢れるほど濡れていて
和田の動きに合わせて、くちゅくちゅと音をだす。
ミナは息遣いが荒くなり今までには聞けなかった声を出し始めた。
和田はその声を聞くと、だんだんと動きを速め、そして強く奥のほうまで突いた。
ミナは和田の背中に腕を回し、しがみつきながら和田の動きについていった。
さらに激しくミナの身体を抱え込みながら動いているとミナは和田の背中を強く掴み
和田の頬に自分の頬を寄せ声を上げ達した。
和田はそれを見るとミナの中で達した。

ベッドの上でミナは和田に抱きしめられながら
隣にある台に自分の写真が飾られているのを見つけた。
和田は恥ずかしそうにバツの悪い顔をした。
「和田さんにカメラ向けられると私こんな顔しているんですね。」
その写真に写っているミナは、自分でも見たことのない
いい笑顔だった。
和田はミナの髪を撫で抱きしめ
「ミナちゃんを愛してる」
と耳元で言った。
それはミナがずっと聞きたかった力強くて素直な和田の気持ちだった。
255名無しさん@ピンキー:2006/12/15(金) 23:21:25 ID:ZAYrU4m6
その後、和田とミナは島の皆から公認の仲となり
課長は少し泣きそうになっていたがミナを見守り
和田を見張っているようだった。

ミナは和田には素直に甘えられるようで
家に行くと、和田の膝の上に座り首に手を回し
ぎゅーっと抱きつく。
和田はそんなミナが堪らなく可愛く抱きしめる。

256名無しさん@ピンキー:2006/12/15(金) 23:23:48 ID:ZAYrU4m6
和田ミナの続きです
無駄に長くなりすみません。
あやかコトー話で盛り上がってたのに
空気読まなくてすみません。
文章下手ですみません。
本当生まれてすみません。
257名無しさん@ピンキー:2006/12/15(金) 23:53:38 ID:k/VBEp6K
256のおとんとおかんに感謝
乙!!d!!!
258名無しさん@ピンキー:2006/12/16(土) 01:47:38 ID:DmY2F+C0
>>256
GJ!!!


ミナ×彩佳キボー
259名無しさん@ピンキー:2006/12/16(土) 22:06:47 ID:D+dRE7g1
>>258
このタイミングでそれを希望しちまったお前に感服したぜ
260258:2006/12/18(月) 00:08:35 ID:Brb5WB5h
悪かったm(__)m空気よめなくてスマン
261名無しさん@ピンキー:2006/12/19(火) 02:16:46 ID:xMt52sVM
コトー彩佳の初物もっと読みたい
262名無しさん@ピンキー:2006/12/19(火) 13:40:54 ID:rv2ekbKc
コトー×彩佳
見たい 見たい。
263名無しさん@ピンキー:2006/12/19(火) 15:49:50 ID:nWbA+y4/
>>191>>228 コトー×彩佳その@〜J
すっごくよかったです♪とにかく文章が超上手!
191サン、また書いて下さいね。



264名無しさん@ピンキー:2006/12/19(火) 21:41:55 ID:+BaxHl+y
コトー×彩佳に飢えてきた
職人サマ!正座してお待ちしておりますw
265名無しさん@ピンキー:2006/12/22(金) 00:08:27 ID:B1Kx2APg
最終回だったか
266名無しさん@ピンキー:2006/12/22(金) 01:13:07 ID:GtpiFE+2
まだまだ続きそうだな
267名無しさん@ピンキー:2006/12/22(金) 21:11:38 ID:uEYSiW6N
コトー×彩佳!超エロいのがよみたいなぁ
268名無しさん@ピンキー:2006/12/22(金) 23:09:22 ID:pCskH4yu
彩佳×コトーでも悶える
269名無しさん@ピンキー:2006/12/23(土) 00:19:05 ID:po56dt+9
この際エロくなくてもいいや
コトー×彩佳読みたい
270名無しさん@ピンキー:2006/12/23(土) 00:37:07 ID:3M+P1BeE
ドラマ最終回のお手てギューみたいに初々しいのが読みたいなぁ
271名無しさん@ピンキー:2006/12/23(土) 21:37:13 ID:al9+Yj1M
>100
書いて書いて!!
272名無しさん@ピンキー:2006/12/24(日) 17:43:59 ID:qOpSQM70
クリスマスプレゼントとして、誰か書いてくり。
273名無しさん@ピンキー:2006/12/24(日) 22:43:48 ID:AXGNCfgi
(´・ω・`)寂しいな
274名無しさん@ピンキー:2006/12/24(日) 23:42:17 ID:KH51eF82
メリクリ!!

…な、内容では全然無いんだがww
ドラマも終わってしまった事だし活性化を願って投下しに参った次第。
エロ!wと気持ちが先行してしまい、余りコトーと彩佳な感じにならなかった。
一応、ドラマ版。楽しんで頂けたらこれ幸い。
275コトー×彩佳1:2006/12/24(日) 23:43:36 ID:KH51eF82
お月見―――をしていたはずなのだ。
最初は。
なのに何故こんな事になっているのだろう。
呆然としたままコトーは目を細めた。

今、自身の上に騎乗位で彩佳が喘いで居る。
服はほとんど身に着けたまま、そこだけを露にし繋がっている。
そうして自分で淫らに腰を振っている。
勿論コトーのそれを、下の口で咥え込んで―――で、ある。
コトーはその扇情的で余りにも不埒な映像に思わず目を細めてしまう。
夢だ、夢だと思い込もうとしているのだが
締め付けられる言いようのない感覚、そして与えられる快感
その全てが現実だと訴えていた。
だがもう記憶がおぼろげで、何故今こうなっているのか
コトーには理解するほどの力が無い。
何故なら、二人して。
酔っていたのだから。


そう、始めはお月見といって彩佳が酒を出したのだ。
勿論酒が飲めない事を知っている正気の彩佳はコトーに酒は勧めない。
ところが、完全に酔っ払ってしまった彩佳にそれは当てはまらない。
飲め、飲めないって言うのか、最後には飲んでくれなきゃ死ぬと泣かれてしまい
結局コトーはしばらく飲んでいなかったそれを口にした。
それは久しぶりに飲んでも、酷く苦手な味がした。

そう、それこそが全ての間違いだったのだ。
276コトー×彩佳2:2006/12/24(日) 23:44:52 ID:KH51eF82
「ヤん、せん、せ……違う事…考えちゃ…、ヤぁっ…!」

コトーの微量な変化を察知したのか彩佳がねだるように言った。
そして言葉を発するのと同時に、下腹部に力を入れる。
膣が締まり、コトーのそれを強く刺激した。
耐え切れずに情けない声をコトーは零す。
「…はっぁ――だ、めだ―って…あや…か、さん」
「…ヤ…ですっ、ほか…のこ…と…かんが、え…ちゃっ!…んぁっ」
自分で腰をあげて出し入れしながら、彩佳は泣きそうに叫ぶ。
ぐちゅりぐちゅりと一体になっているそこからは、音も愛液も溢れ出す。
「だって…っ、こんな、駄目…なの、にっ」
耐え切れずそれでも必死に何かを押さえ込んでコトーがあえぐ。
だが彩佳はききれない。
「良いっの…何も、考えないでっ、せん、せっ、おね、がい……っ」
「あ、やか、さん―――?」
「あた、しが…っ、こうした、かった―――の。だから先生の、せいじゃ、ない、から――」
「―――ぁくっ……」
コトーは締め付けられながら、その快感に呑まれそうな精神を必死で引き寄せる。
本能のどこかで聴かなければ、という気持ちが働く。
彩佳が腰を振りながら、必死で言葉を繋ぐ。
「ずっとっ、好き―――っ、で…!ぁっ、くふっ」
涙をポロポロ零しながら、それでも彩佳は言葉を繋ぐ。
「―――からだ、だけっでもって……あたしっ、あたしっ」

それは、悲痛なまでの彩佳からの告白だった。

(ああ。僕の弱さがここまで彼女をおいつめてしまった)

快感に溺れそうな自分を必死でコトーは引き戻す。
勝手に快楽を求めて動いていた腰を必死で、本当に必死の思いで。
止める。
277コトー×彩佳3:2006/12/24(日) 23:45:54 ID:KH51eF82
「ちょ、ま、って……待って、あや、かさんっ、く、はっ…、ぁ、腰、とめ、て…」
「…やっ、いや、せん、せいっ、やぁっ…」
言いながら抱きついてくる彩佳の暖かい身体をコトーがひしっと抱きとめる。
「…うん。大丈夫、だから、ね?…ほら、ゆっくり、息…して、…僕に呼吸、あわせて…?」
「……せん、せい…」
「うん、そう…よく、出来たね…、大丈夫最後まで続けるから、ちょっとだけ…話聴いて?」
優しく彩佳を抱きしめたまま、それでも下は繋がったまま。
熱を今も熱くはなったまま。
欲望をぐぐうと押し込めてコトーが息を吐き出す。
「僕も好きだよ、彩佳さん。だからどうか、身体だけ…なんて、言わない、で…?」
息を呑む彩佳を胸の中で感じながらゆっくりと。
伝える。
「ごめんね。そんなに君が思いつめていたなんて、僕気付かなかった…
もっと早く伝えれば良かったね…ごめんね?」
「先生……」
ほっと安心したのだろうか、じわじわと押し込めた快楽がまた身体を這いずり回りはじめる。
「……あっ、あやか、さん、ごめん。自分で止めといてなんなんだけど」
苦笑するように笑った。
「……限、かい…っ」
「ひゃん!」
合図のように身体を突き上げ、体制を入れ替えた。

上になったことで、自由に動かせる腰をコトーはやんわりと
焦らすように満遍なくこねくり回す。
そうしてねっとりと味わうようにしながら、ゆっくりと激しく動かし始める。
彩佳の声がまた、扇情的に耳に届く。
「…ひとり、でっ、悩んで、私…っばか、っみたい…ぁっ…んっ…くふっ」
そう呟く彼女の唇にそっと唇を合わせる。
「ごめんっね、こんな事、させ、て…でも、ちょっと、うれしい…な…」
「先生の、いじ、わるっ」
「…可愛、い、よ、彩佳、さん―――っ」
言いながらまた彩佳の唇にキス。
一度無理やり止めたせいか、勢いが止まらない。
もっともっともっと。
彼女の中の熱を味わいたい。
コトーは乱暴な位に腰を動かした。
「……んぁっ、」
「…彩佳さん、も、だめっ」
「―――せん、せっ」
278コトー×彩佳4:2006/12/24(日) 23:47:42 ID:KH51eF82
終わってみればあっという間の事で。
けれど、二人の荒い呼吸や、乱れた服が、情事を紛れも無く表していて。
何処か信じられない気持ちのままコトーが呆然としていると
横の彩佳が小さく言った。
「せんせい…?」
「うん?」
「……後悔…してない、ですか?」
「……どうして?」
「だって、こんな……私、半分……無理やり、みたいに」
恥かしさで顔を真っ赤にしながら、そして多分深く後悔しているのだろう
今にも泣き出しそうな彩佳の顔にそっとコトーは唇を寄せる。
額に、瞼に、頬に、唇に。
そうして柔らかく微笑んだ。
「そんなの、する訳ないじゃない…僕嬉しいんだよ。今ものすごく、嬉しい…
 こんなに可愛い彩佳さんを独り占めできて、嬉しくないわけ無いよ?」
「…先生…怒ってない…ですか」
「ぜーんぜん。それより…僕こそ後悔してるんだ…もっと早く、伝えていれば
彩佳さんにこんな事させなくてすんだのに……。ごめんね…?」
そっと謝れば、彩佳が顔を静かに振る。
近くで見つめあれば、お互いなんだかおかしくて、ふふっと笑みを零した。

二人で寝転がったベッドから、丁度窓のほうを見れば月が見えた。
「ね、ほら、月だよ、彩佳さん」
言いながらコトーは彩佳をそっと自身の胸に抱き寄せる。

少し趣旨は違ってしまったけれど。
乱れた服のまま二人で抱き合って見上げた丸い満月は。

――――ただひたすら、美しかった。
279名無しさん@ピンキー:2006/12/24(日) 23:49:20 ID:KH51eF82
終わり。


投下してみると思ったより短かったなー。スマソ。
スレの活性化を願いつつ消えます。お粗末さまでした。
280名無しさん@ピンキー:2006/12/25(月) 00:19:59 ID:jeCfUWuZ
超GJ!!
彩佳かわいいよ彩佳www

素敵なクリスマスプレゼントありがとうございました!
281名無しさん@ピンキー:2006/12/25(月) 00:55:40 ID:GUcoz12s
うはw降臨されてた!
GJ!GJですよ!まさか攻めアヤカが見れるなんて。
282名無しさん@ピンキー:2006/12/25(月) 08:37:33 ID:U29WxreJ
(`・∀・´)プレゼントだ〜>>274ありがとう
283名無しさん@ピンキー:2006/12/26(火) 02:08:41 ID:+ZGEZrdZ
投下ありがとう〜!
全くコイツらは…
何をしてもかわいいカップルだなw
284名無しさん@ピンキー:2006/12/27(水) 00:38:47 ID:gxLokpRd
2006のあとってどれ位術後になればエチ出来るもの?
手術したからあとは再発を気にすれば良いだけで普通の生活して良いんだよね。
でも傷口ってどのくらいで治るの?抜糸とかさ…よく解らないんだけど
3ヶ月後暗いならエチしてもいい?w

なんとなく2006のあとに彩佳が傷跡見られるの嫌ですな感じになって
だけどコトーはそんな事ある訳無いじゃないですか
彩佳さんの身体は綺麗なままですwwとか言うシチュが浮かんだんだけども
285名無しさん@ピンキー:2006/12/27(水) 00:50:04 ID:kzelNTwe
>>284
うp!是非うp!
286名無しさん@ピンキー:2006/12/27(水) 01:00:46 ID:v6mxJr1H
>>284
その設定だけで鼻から血が出ました

スゲェ見たい!!!
287名無しさん@ピンキー:2006/12/27(水) 01:18:57 ID:gxLokpRd
うはww直ぐ反応ありがトンww

今ふと思いついただけなんで時間掛かるかもだけど
チラッと書いてくるわー。あんま期待しないでまっちちくりw
288名無しさん@ピンキー:2006/12/27(水) 18:16:20 ID:8hwdYdS4
wktk
289名無しさん@ピンキー:2006/12/27(水) 19:57:39 ID:lnLiP0A+
このスレが落ちないことだけを願ってる!
春になって、新生活始まるまで、ゆっくりまったり続くかなぁ・・・
290名無しさん@ピンキー:2006/12/27(水) 22:59:53 ID:kzelNTwe
うむうむ(`・ω・´)
291名無しさん@ピンキー:2006/12/28(木) 00:37:50 ID:yuZnYyvr
よし、マターリ待つぜ
292名無しさん@ピンキー:2006/12/29(金) 23:30:01 ID:NQJa6lkQ
保守
293名無しさん@ピンキー:2007/01/01(月) 00:19:59 ID:rOMviEoa
Dr.コトー2007あげ!!
294名無しさん@ピンキー:2007/01/01(月) 01:02:00 ID:vI7KF9hk
あけおめ〜
先生!今年こそは彩佳タンとケコーンしてください!
と切なる願いからハネムーン新婚初夜ものが読みたいです
295名無しさん@ピンキー:2007/01/01(月) 12:55:54 ID:Z8aNzCP/
>294
同じく同じく
296名無しさん@ピンキー:2007/01/01(月) 14:14:02 ID:87tnyAYe
>>294
同じく同じく
297名無しさん@ピンキー:2007/01/01(月) 18:26:16 ID:SSoZTyjy
>>296
同じーく、同じーく
298 【74円】 【だん吉】 :2007/01/01(月) 21:26:53 ID:sbCFJrF8
おみくじでうんだめし
299名無しさん@ピンキー:2007/01/01(月) 22:17:48 ID:jmXIaoHZ
あけおめ。
…診療所での姫はじめ、待っていますw
書き手さん、今年もがんがれー!
漏れも妄想を形にできるようがんがる!
300名無しさん@ピンキー:2007/01/02(火) 03:26:32 ID:q6k+7cHM
>>256
うおおぉおぉおぉおぉ
亀レスですが和田ミナ超ーーーGJ!!!!!
今まさに自分の求めてるものだったから、ほんっっっと嬉しかった!!!!!
256さん愛してる!!!(笑)ありがとう!!!
ドラマの中の人で想像しながら読んだら激しく萌えました!!w
和田さんかっこええ〜〜!!!ミナちゃん可愛すぎてたまりません(´Д`;)ハァハァ
まさに理想の二人を形にしてくださって本当にありがとう!!!多謝!!!
301名無しさん@ピンキー:2007/01/03(水) 01:58:51 ID:yi4vphte
コト彩書けたので投下してみます。
新年なのに年末ネタ。2006終了後1年の設定。
初挑戦なので、お手柔らかに見てやってください。
302コトー×彩佳1:2007/01/03(水) 01:59:33 ID:yi4vphte
「じゃあ、お疲れ様〜!また来年ね!」

仲間内での忘年会の帰り道。
友人たちと駅で別れて、彩佳は家路を急いでいた。
早いもので、手術からもう1年が過ぎようとしている。
再発の危険は付きまとうものの、体力はかなり回復し
「普通の生活」が送れるようになっている。
学校でも、親しく話せる友人ができた。
去年からは考えられないほど、充実した毎日を送っている。

思えば、去年の今頃は地獄のように辛い日々だった。
そう、彼がここに――東京にやってくるまでは。

遠い島にいる大切な人の面影を思い出し、彩佳はふふっと微笑んだ。
次の瞬間。
アパートの前に座り込んでいる人影が見えた。

「コトー先生?」

彩佳の声に振り向いたのは、紛れもなくあの懐かしい人で。
いつもの笑顔でふにゃあっと笑うと、こちらに手を振ってきた。

「あやかさ〜ん!」
303コトー×彩佳1:2007/01/03(水) 02:00:15 ID:yi4vphte
「先生、一体どうしたんですか?診療所は?」
部屋にコトーをあげて、とりあえずお茶を淹れながら彩佳は尋ねた。
内心、まだ心臓がばくばくしている。
「久しぶりに実家に帰ろうと思って、休みを取ったんです。
ほら、島に来てから僕、ほとんど連絡も取ってませんでしたから。」

そういえばコトーの口から家族の話を聞いたことはない。
東京を出た理由も理由なので、あえて聞かないようにしてきたのだが
コトーが誰かの息子で、島以外に帰るべき家があるということは
彩佳にとってはちょっとしたカルチャーショックだった。

私の知らない、先生の生活。
五島健助としての素顔。

「―――ない?」
ふと気付くと、コトーがやたらと真剣な面持ちでこちらを見ていた。
「ごめんなさい、ぼーっとしてました。・・・なんですか?」
「いや・・・よかったら、実家に一緒に来てくれないかなと思って。」

あまりに唐突な言葉に、彩佳は言葉を失った。
「先生?!実家にって、そんな・・・ちょっと待ってください!」
「迷惑でしたか?」
「じゃなくて!」

深呼吸をすると、彩佳はコトーをきっと睨みつけた。

「先生。先生くらいの年齢の男の人が、実家に女の子を連れて行くってことが
どんな意味があるのか、わかってますか?」
「―――はい。」

頷いたコトーの表情は、いつになく男らしくて。
その精悍さに気を取られているうちに、いつの間にか彩佳は手を握られていた。
304コトー×彩佳3:2007/01/03(水) 02:01:00 ID:yi4vphte
「僕がここに来たのはね、実家に帰るついでじゃないんです。
1年前、手術のときに僕言いましたよね。『ずっと彩佳さんの側にいる』って。
―――僕は医者ですから、オペ前の患者である君に返事を求めることは出来ませんでした。
でももう、あれから1年です。
そろそろ彩佳さんの気持ちを聞かせてもらえないでしょうか?」

ずっと好きだった人からの、思いがけない言葉に
自分の視界が、涙で歪むのがわかった。
ずっと、彼が好きだった。
鈍感で頼りなくて、だらしなくて。
それでいて優しくて、いざという時は頼りになる、頑固で暖かな彼が好きだった。

でも。
涙をそっと拭い、彩佳は顔を上げる。

「私も・・・ずっと先生の側にいたいです。でも・・・
できれば病気がわかる前に、言って欲しかったな。」
「彩佳さん?」
「先生ごめんなさい。来年になったら看護士として島に戻ります。
でも、ずっと先生の側にいるべきなのは、私じゃありません。
先生のおかげで良くなったけど、私の胸は片方ないんですよ。
また癌が再発するかもしれないし、そしたら私、先生よりずっと先に死ぬかもしれません。
先生は優しいから、そんなことになったら絶対自分を責めてしまう。
だから先生には、もっと元気で素敵な人を見つけて、幸せになって、いつも笑顔で―――」
305コトー×彩佳4:2007/01/03(水) 02:01:54 ID:yi4vphte
と、彩佳の体がコトーに抱き寄せられた。
耳元で、抑えた声が聞こえる。

「彩佳さん。僕はね、君の手術の途中でひどく取り乱してしまったんです。
輸血や、難しい縫合が必要なわけじゃない。
普段なら簡単にできるはずの処置に対して。
――君だから、僕にとってかけがえのない君だったから。
あんなにオペを恐ろしいと思ったことはありませんでした。
僕は・・・あの時医者じゃなかった。君の主治医としては最低でした。
だから思ったんです。君をこれからも診ていくのであれば、
僕の気持ちには――君を好きだという気持ちには、蓋をすべきだと。」

コトーの体温と声の振動が、体中に伝わって彩佳を満たす。

「あれから1年間。本当に悩みました。
でも、人間って贅沢ですね。僕は彩佳さんを誰よりも側で守りたいんです。
医者としてだけでなく、ひとりの男としてそう思ってしまったんです。」

抱きしめていた腕を緩め、コトーは彩佳の顔を見つめた。
「勝手なことを言っているのはわかっています。
君がやっぱり、看護士と医師の関係がいいと言うならその通りにします。
だから、彩佳さん自身の気持ちを聞かせて下さい。」

彩佳はもう、涙が止まらなかった。
嬉しくて、せつなくて、心臓が破裂しそうだ。

「先生。」
「―――はい。」
「私は・・・私も、先生とずっと一緒にいたいです。」
やっとの思いで呟いて、消えそうな声で続けた。
「今日は、泊まっていって。」
306コトー×彩佳5:2007/01/03(水) 02:02:27 ID:yi4vphte
そのまま彩佳が大きな目を伏せたので、
コトーは吸い寄せられるように顔を寄せ、そっと彼女に口づけた。

最初は軽く、だんだん深く激しくなるキス。
逃れようにも、コトーの大きな手が頭を支えていて動けない。
キスだけで、もう頭の中が蕩けてしまいそうになる。
必死で彼にしがみつくだけで、彩佳は精一杯だった。

唇が離れ、コトーが潤んだ瞳で見つめてくる。
「彩佳さん・・・本当に、いいんですね。」
彩佳がうなずくと、コトーは苦しげに微笑んだ。
「僕、もう後戻りできませんから・・・覚悟して。」
掠れた声で呟くなり彩佳の後ろに手を回し、
一気にワンピースのファスナーを降ろす。

「あの・・・自分でやりますから・・・。」
彩佳はどうにかコトーを制し、後ろを向くと
ワンピースとその下のキャミソールを取り去った。
しばらく逡巡した後、ブラジャーも外す。
コトーの施術によってかなり綺麗な状態とはいえ
生々しい縫合の跡があらわになった。
自分では見慣れたとはいえ、この体を好きな人に見せるなんて。
納得ずくとはいえ、彩佳の頭にやりきれない思いがよぎる。

「彩佳さん。」
こちらもまた服を脱ぎ終えた、コトーのやわらかな声に
彩佳は覚悟を決めて、ゆっくり振り返った。

「先生・・・これが、今の私です。」
傷跡も、何もかもを含めて私を見てほしいと。
祈るような気持ちで、彩佳はコトーを見つめていた。
307コトー×彩佳6:2007/01/03(水) 02:03:03 ID:yi4vphte
コトーは何も答えず、ただ愛しげにキスを降らせてきた。
唇だけでなく、額に、頬に、耳に、首筋に、そして鎖骨に。
残った乳房にも、傷跡にさえキスが降り、長い指があちこちを弄る。
「彩佳さん。綺麗です。」
彼女を抱きしめるたびに、そう囁きながら。

左胸の乳首を舐め上げ、うなじや耳をやわやわとさすられて。
隙間なく体じゅうを埋め尽くす丁寧な愛撫に
いつしか彩佳のそこは、しとどに濡れぼそっていた。
「せん、せ・・・もう私・・・。」
息も絶え絶えに彩佳が喘ぐ。
コトーもまた、眉根を寄せ苦しげな表情をしていた。
「彩佳さん・・・いい、ですか?」
そのままそこに手をやり、親指で蕾をこねつつ、中に指を差し入れる。
あまりの甘美な感覚に、彩佳の体は軽くのけぞった。
がくがくと体を震わせ、軽い絶頂の中を迎える。
308コトー×彩佳7:2007/01/03(水) 02:05:34 ID:yi4vphte
「くはっ・・・やぁ・・・先生が、欲しいの・・・」
彩佳の嬌声交じりのおねだりに、コトーの中で何かが弾け飛んだ。
「泣いても、知りませんよ・・・」
呟くと、一気に彩佳の中に押し入る。
ほぐれきっていたそこは、すんなりと彼自身を受け入れた。
そのまま止まって、彩佳の呼吸が落ち着くのを待つ。

「せん、せ。私たち、今、ひとつになってる・・・」
「ええ。」
「私、すごく、しあわ、せ・・・」
ふわふわと蕩けそうな意識の中で彩佳が呟いて、
コトーの体をしっかりと抱きしめた。
もう、コトーは我慢の限界で。
唇を唇でふさぐなり、激しい抽送をはじめる。
彩佳の中をこね回しながら、感じるポイントを見つけては執拗に攻める。
もう彩佳の体も心も、完全にコトーにとかされていた。
あとは、体が勝手に快楽を求めて動くだけ。

「もう、だめ・・・私、もう・・・んぁっ!」
「彩佳さん、ぼく、も・・・イきそうで・・・すっ」
「んやぁっ!・・・せんせ、一緒に・・・あぁっ」

その瞬間、彩佳はひときわ高い嬌声を上げ体を震わせた。
指を入れた時とは比べ物にならない、彼女の中の熱さと締め付けに
コトーもたまらず、彩佳に熱を放った。
309コトー×彩佳8:2007/01/03(水) 02:06:25 ID:yi4vphte
呼吸を整え、ぐしゃぐしゃだったシーツを軽く整えて
ふたりは裸のまま横になる。
もちろん、ぴったりと寄り添ったままで。

けだるく、しかし居心地のいい沈黙が部屋中を満たす。
その沈黙をそっと破ったのは、彩佳のほうだった。

「先生・・・私、幸せすぎて怖いくらい。」
そう言って、目だけで微笑む。
「先生。」
「―――はい。」
「私、うんと長生きしますから。だから・・・協力して下さいね。」
「もちろん。」

コトーはふわっと笑って、彩佳の頭を撫でる。

「明日、一緒に来てくれますね?」
「ええ。私、見たいです。先生の産まれた街。」

愛するこの人は、どんな場所で育ったのだろう。
どんな人に囲まれて、何を見て、何を感じて。
それを知りたいと彩佳は思っていた。
これから、どんどん知っていこうと心に決めていた。

たぶん、その思いはコトーも同じで。

情事のけだるさと、ようやく結ばれた喜びが部屋を満たす中、
ふたりはまどろみの中へと落ちていくのだった。
310コトー×彩佳あとがき:2007/01/03(水) 02:08:32 ID:yi4vphte
以上です。
お目汚し失礼しました。

コト咲も書きたいネタあるのですが、需要あるんすかね?
むしろ咲ちゃん自体消え(ry
311名無しさん@ピンキー:2007/01/03(水) 02:12:01 ID:zHYn6kA1
新年早々・・よいものをありがとうございます。
312名無しさん@ピンキー:2007/01/03(水) 02:24:26 ID:OaGdo+0r
コト彩キタキターーーーーー!!!
激しくGJですよ!!
エロいだけじゃなくって彩佳のセリフにも感動しました(3の所ね)
新年早々ありがd
313名無しさん@ピンキー:2007/01/03(水) 02:55:04 ID:4VUya365
GJGJGJ---!!!良い良い!
H前の二人に素直に感動しちまったyo!

ちなみにコト咲読みたい派。雑食なもんでw
314名無しさん@ピンキー:2007/01/03(水) 07:04:43 ID:cpTzqiEn
亀ながらあけおめ!グッジョブ!!新年早々萌えたお!!コト咲も投下ヨロ!!
315名無しさん@ピンキー:2007/01/03(水) 10:23:32 ID:E2tf9ZaE
>>301-310
gj!感動した!!!!
次作も楽しみにしてます><
316名無しさん@ピンキー:2007/01/03(水) 12:10:59 ID:RG3EQQiO
GJ!GJ!GJ!
すげえなあ、新年早々こんな傑作が投下されるとは。
317名無しさん@ピンキー:2007/01/03(水) 22:38:12 ID:cPCjy4Cz
あー幸せー!!>>301GJ!!!
318名無し@ピンキー:2007/01/04(木) 10:44:07 ID:QdpwbhgH
次回も楽しみです!お年玉もらった気分〜!!
319名無し@ピンキー:2007/01/04(木) 10:44:57 ID:QdpwbhgH
次回も楽しみです!お年玉もらった気分〜!!
320名無しさん@ピンキー:2007/01/04(木) 16:05:57 ID:bwOQIDSY
正月から幸せになった!ありがとう!
コト咲もいただきたいよ!
321名無しさん@ピンキー:2007/01/05(金) 02:05:13 ID:HFbD1WFu
激しくGJ!!
ドラマ後のもやもやが満たされたよ!
322名無しさん@ピンキー:2007/01/06(土) 02:08:33 ID:2sATztgY
幸せなアヤカが見れて満足じゃ
323名無しさん@ピンキー:2007/01/08(月) 02:24:37 ID:jnFwY73p
マターリ
324名無しさん@ピンキー:2007/01/08(月) 22:48:11 ID:PnsVEaum
このスレ最高!マジいい!GJ!
ドラマ終わって薬切れして死にそうでした!
続編待つ!!
325301:2007/01/09(火) 00:37:07 ID:uXtSPNhI
ども、301です。
コト咲かけたので、投下します。
ちっとばかし暗いので、嫌いな方はご容赦を。
326Last Kiss(コト咲)1:2007/01/09(火) 00:37:49 ID:uXtSPNhI
止めたって聞かないんでしょう、納得いくまでやってみればいいわ、と
咲が健助の決意に折れたのは、あの「事件」から1月ばかり後の事だった。

「事件」といっても別に、健助の責任ではないのだ。
ただ、誰か泥を被る医者が必要だったわけで。
泥を被るのにぴったりの場所にいたのが彼だっただけのことなのだ。

病院の利権、責任の忌避、立場や地位、将来の問題。
巧妙に被せられる責任と、同情の目を向けながらも離れていく友人たち。
そして、死ななくてよかった若い命が二度と還ってこないという事実に
健助が打ちのめされているのを、咲は知っていた。
彼に対する自分の無力さもまた、思い知らされていたのだ。

そんなある日、健助からこう持ちかけられたのだ。
「志木那島っていう沖縄の離島で、医師を募集してるんだって。
今日、民生課長の星野さんって人に会ったけど、感じのいい人だった。
条件も悪くないし、行ってみようと思うんだけど、どう思う?」
(―――私が賛成するとでも思ったのだろうか。このひとは。)
327Last Kiss(コト咲)2:2007/01/09(火) 00:38:22 ID:uXtSPNhI
付いていけないなら、別れちゃいなさいよと同年代の友人は言う。
あんただって彼だって、もう30すぎの大人なんだから。
愛してるから行かないで、なんて安いメロドラマができる年じゃない、と。

行かせてやれよ、男にはプライドってものがあるんだからさ、と同僚は言う。
五島だって、一からやり直したいはずだろう、と。

咲の部屋で毎日のように、堂々巡りの話し合いを繰り返し、
お互いを言葉や沈黙で傷つけては、まるでその傷を舐めあうような
短くて熱いセックスをして、そのまま眠りに落ちる。
心が傷付いていても、長い間一緒にいたふたりの体は
やけにしっくりと相性が良くて、それがあまりにも皮肉だった。

このままじゃ、どんなに好きでもお互いダメになる。
そんな毎日に踏ん切りを付けようと、咲は答えを出したのだ。
健助は困ったように微笑んでひとこと「ありがとう」とだけ言った。
328Last Kiss(コト咲)3:2007/01/09(火) 00:39:28 ID:uXtSPNhI
決まってしまえば物事が進むのは早いもので。
咲のOKから10日ばかりの間に、健助は大学病院に辞表を提出し
住んでいたマンションを引っ越す手はずを整えていた。

明日になれば、健助は遠い南の島へ。
咲は変わらず東京の病院での生活。
いつ終わるとも判らない離れ離れの日々が、これから始まる。

咲の休みを出発前夜に合わせて、ふたりで食事に行った。
よく行ったレストランで、記念日みたいにお洒落をしてディナーを食べる。
病院から連絡入って、途中でよく飛び出したね、なんて思い出話をしながら
灯ったキャンドルがゆれるのを、咲と健助はある種すっきりした気持ちで眺めていた。

いつものデートと変わらずに、ふたりは店を出て咲の部屋へ向かう。
部屋に付き、咲は慣れた手つきでコーヒーを入れると、
当たり前のように部屋にある、ペアのマグカップに注いだ。

「向こうに着いたら、ちゃんと連絡してね。」
「うん。―――咲ちゃん。」
「何?」
「今まで本当に・・・」

ありがとう、と言いかけた健助の唇を、咲はキスで塞ぐ。
何度も角度を変え、舌先を彼の口腔にねじ込んだ。
健助がそれに答え始めたところでようやくキスを止め、耳元で掠れた声で囁く。

「しよ・・・健助。」

滅多に呼ばない、下の名前で彼を呼ぶ。
健助の体がびくりと震え、自分を抱く手に力が入るのを咲は感じていた。
329Last Kiss(コト咲)4:2007/01/09(火) 00:39:59 ID:uXtSPNhI
抱きしめあったまま、咲は右手を健助のズボンの前に伸ばし、
指を器用に曲げ、ひっかくように擦り始めた。
布越しに彼自身が硬直し、健助の呼吸が荒くなる。
健助の左手が咲の胸に伸び、やわやわと揉みしだく。
洋服越しでも充分、お互いの感じる部位など熟知しあった愛撫に
咲はもう、自分で立っていられないほどだった。

ダイニングテーブルに咲を軽く腰掛けさせると、
引っかかったようなぴりっという音がして、彼女のストッキングが破けた。
あ、と同時に呟いて、伝線した箇所――太腿の内側を見る。
黒いストッキングからのぞく白い素肌は、なんだかとても官能的に見えて。
健助はそこに指を這わせ、ゆるゆると嬲り出した。

「咲ちゃん。これ・・・駄目にしちゃってもいいかな?」
「そんなやらしーこと・・・んぁっ!・・・聞かないで。」
「無断じゃできないでしょ。」
「ひゃんっ!どの道もう、使い物にならないってば!」

恥ずかしさに頬を染める咲は、何とも可愛らしくて。
その色っぽさに思わず目を細め、健助はストッキングに指をかけた。
薄い布はあっけなく破れ、咲の足にまだらに絡み付いている。
健助は彼女の足元に跪くようにして頭をうずめると
あらわになった肌を、舌と指で執拗に責め立てた。
330Last Kiss(コト咲)5:2007/01/09(火) 00:40:48 ID:uXtSPNhI
ふらふらになった咲が、健助の頭にしがみついてくる。
短く漏れる嬌声が扇情的で、彼ももうどうにかなりそうで。
彼女の腰を支えると、ストッキングと下着を脱がせにかかった。
まるでお姫様にするように、跪いて足にキスをする。
彼女のそこは、殆ど触れていないのに充分すぎるほど潤っていた。

「すご・・・」
呟くと健助は、指で突起をこね始める。
咲の腰が誘うように動き、頭を抱く手に力が入る。
「もう・・・服、汚れちゃう・・・」
「咲ちゃん。どうしてほしい?」
「馬鹿っ!―――続きは、ベッドで。」
「了解。」

ふたりはもつれあったまま、ベッドに倒れこんだ。
もう待てない、とばかりにお互いの服を脱がせ、熱いキスを交わす。
準備はもう、整いすぎるほど整っていた。
そのまま咲が上になり、健助自身をそこに沈めた。
貫くような快感が体中を這いずり、咲は思わず声をあげた。
腰が、自然に動く。
健助の表情が歪み、熱っぽいため息が漏れるのがわかる。
それだけで、咲はいつもより感じてしまう。
331Last Kiss(コト咲)6:2007/01/09(火) 00:41:23 ID:uXtSPNhI
(もっと、もっと私で気持ちよくなって。)
祈るような思いで腰を動かしていると、健助が上体をがばりと起こし咲を抱きしめた。
向き合い、ぎゅっと抱きしめあってのキス。
当然下半身はとけて繋がったままで。

ひときわ深いキスの後、咲は彼の首筋を抱きしめた。
―――頬をつたった一筋の涙を、健助に見られたくなくて。

「もっと、して。」
絶え絶えに言うと、自分でも腰をねっとりと振る。
健助が自分の最奥を、一番感じるところを突いてくる。
胸の突起を触られ、耳たぶを吸われ、いやらしいことを囁かれて。
いつの間にか咲の体は支えを失い、健助に組み敷かれていた。

「あっついよ・・・咲ちゃんの中。」
「だって、あっ!健助が、そんなに突いてっ・・・」
「そう?・・・咲ちゃんのココが、気持ちいいからだよ。」
「んふっ・・・私も、気持ちいいっ―――!」

嬌声も上げられなくなるほど、したたかに感じさせられて。
咲は大きく体をしならせ、びくびくと震えて絶頂を迎えた。
健助も咲の腰を抱きしめて、どくどくと熱を吐き出す。
脱ぎ散らかした服が生々しい、きれいな部屋のベッドの中で
ふたりはそうして、しばらくは動けずにいた。
332Last Kiss(コト咲)7:2007/01/09(火) 00:42:50 ID:uXtSPNhI
よろよろと起き上がり、軽くシャワーを浴びて再びベッドに倒れこむと
ふたりは余韻がまだ残る体で抱きしめあい、軽くキスを交わした。
ようやく、咲が口を開く。

「五島君。なんか、疲れちゃった・・・。明日仕事だし、このまま寝るね。」
「うん。」
「いっちゃうんだね。」
「――うん。」
「がんばれ。」

小さな声で呟くと、咲は目を閉じる。
1分もたたないうちに、彼女はすやすやと寝息をたて始めていた。

健助は、やりきれない思いで彼女を見ていた。
あどけない寝顔と、少し痩せた体が目に入る。
自分のせいで困らせ、疲れさせてしまった特別な人の姿がそこにある。
手を取って指にキスを落とすと、手早くスーツを身につけた。

「咲ちゃん、ごめんね。さよなら。」

小さく呟いて、部屋を後にする。
外へ出て施錠をすると、郵便受けの中へと合鍵を落とし、健助は帰っていった。
今日はとりあえず自分の部屋で眠ろう。
明日になれば、まだ知らない誰かが自分を待っていてくれるのだと思いながら。
333Last Kiss(コト咲)8:2007/01/09(火) 00:44:04 ID:uXtSPNhI
鍵がカチリと閉まり、郵便受けに堅いものが落ちる音を背中で聞くと
咲は堰を切ったように泣き出した。
眠れるわけがなかった。でも、健助の前で泣いてしまうのも嫌だった。
強がって、寝たふりをして。
せめて医者同士として、彼の「頼れる存在」でいたかった。

島へ連れて行ってほしかったわけじゃない。
でもせめて、「一緒に来ないか。」と聞いてくれても良かったのに。
どんどん答えを勝手に出して、ひとりで行ってしまうなんてずるい。
大事なことを何一つ言わないで、去っていく彼が恨めしかった。

愛しているから行かないで。

そう言ってしまえるくらい子どもだったらよかったのに、と泣きじゃくりながら
彼が最後にキスをした自分の指を、唇に寄せる。

健助のぬくもりが残るベッドは、ただただ温かくて。
きっと私は彼を忘れられないのだろうと、咲はぼんやり思っていた。
334Last Kiss(コト咲) あとがき:2007/01/09(火) 00:46:27 ID:uXtSPNhI
以上。お目汚し失礼。

ちなみにLast Kissはボニピンの名曲です。
この曲を聴くと咲ちゃんが浮かびます。
このスレの活性化に繋がることを祈りつつ。
335名無しさん@ピンキー:2007/01/09(火) 01:12:27 ID:Ze2Df+Xz
泣いちゃった。感動して。素敵なコト咲ありがと。
336名無しさん@ピンキー:2007/01/09(火) 03:55:04 ID:htXjnTQo
切ないよ・・コト咲。
でも似たようなことあったんだろうなあ。コトーはひどいやつだなあ実際。
337名無しさん@ピンキー:2007/01/09(火) 11:12:01 ID:R+PJX8+S
本当に切ないね。
咲さん、素敵です。
大人だな…。
こんな決断自分では下せないな。
今、私も同じような立場に立っていて、
どうしても、行かないでって言ってしまいそう…。
でも、彼の人生を捻じ曲げることは出来ないし、
私もやりたいことがある。辛いな。
自分語り、すみませんでした。
素晴らしい作品なので、つい感情移入してしまいました。
338名無しさん@ピンキー:2007/01/09(火) 13:03:12 ID:z9bGS5cz
なんて官能的で感動的な話なんだぁ(;_;)…っと失礼しましたι前の方々の感想を読んでいると思わずウンウン頷いてしまいましたが自分も書かずにはいられませんですた。またコト咲読みたいな…スイマセン自分は文才ないものでι
339名無しさん@ピンキー:2007/01/09(火) 16:51:50 ID:z9bGS5cz
>>338です 今度はコト咲が出会い初めて結ばれた話
もしくは支岐那島での話で流れ的には咲が来る→
コト咲の情事→
咲が去る→あきおじの死→
傷心のコトーにあやかが
「もう咲さんの事は忘れて下さい」と大胆にせまり結ばれる
…なんて話があったらな〜っと
ついついオモたのだが…難しいかな?
その他色々な萌え話あれば
またお願いしたいです。
またまた長々と長文失礼しましたι

340名無しさん@ピンキー:2007/01/10(水) 01:40:36 ID:8L+i5lxl
sugeeeeeeeeeeeeee!!!

G J !!!!

神がおわした…!切なくてすごく良かった。コト咲良かった!
いや本当咲の気持ちがすごく切なくて…コトーもすごくらしくて
良かった。まじ書いてくれてありがとう!
341名無しさん@ピンキー:2007/01/10(水) 18:10:21 ID:JjLOxGOq
GJ!!!>>339期待age
342名無しさん@ピンキー:2007/01/10(水) 21:17:31 ID:M9F4VDNb
>>341それと咲×あやかもあれば…なんちゃってage
343名無しさん@ピンキー:2007/01/10(水) 22:17:03 ID:hFfa2Q4r
↑超読みたい!!!
344名無しさん@ピンキー:2007/01/11(木) 13:22:51 ID:AVta4tNf
>>342それと和田×ミナも・・・申し訳ありませんでした。
345名無し@ピンキー:2007/01/11(木) 18:58:15 ID:8pfZtSlj
切ない。。。切ないです。泣けてきました。すごく二人らしいです。書いてくださってありがとうございます!
346名無しさん@ピンキー:2007/01/11(木) 20:15:51 ID:fhsNzt99
>>344 同感 萌え職人サマ宜しくm(_ _)mまたハァハァιしたいです
347名無しさん@ピンキー:2007/01/12(金) 18:52:55 ID:fhNe9EBT
2ちゃん閉鎖って・・ホント?
348名無しさん@ピンキー:2007/01/12(金) 20:57:30 ID:SERPF5Yi
は つ み み (´・ω・`)
349名無しさん@ピンキー:2007/01/13(土) 11:53:41 ID:Wvp+/l4l
ここはBBSPINKだから関係ないんじゃないのか?
350名無しさん@ピンキー:2007/01/15(月) 20:15:54 ID:A+fsubJw
保守
351名無しさん@ピンキー:2007/01/16(火) 22:25:13 ID:G/j3aE53
ビクッ. ∧ ∧ ∧ ∧   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  Σ(゚Д゚;≡;゚д゚) < うおっ、なんかすげえ所に迷い込んじまったぞ、ゴルァ!
     ./ つ つ    \______________________
  〜(_⌒ヽ ドキドキ
     )ノ `Jззз
352名無しさん@ピンキー:2007/01/17(水) 20:34:23 ID:oWX2fRLH
このスレ、ゆっくりゆっくり進んでるけど…

神スレだ。
353名無しさん@ピンキー:2007/01/19(金) 02:19:29 ID:YpRP+NSR
うむ
354名無しさん@ピンキー:2007/01/20(土) 13:09:08 ID:TP0rFEy3
         : :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
        ∧_∧ . . . .: : : ::: : :: ::::::::::::::::::::::::::::::
       /:彡ミ゛ヽ;)ー、:/⌒ヽ. . .: / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
      / :::/:: ヽ、ヽ、 ::i(^ω^ )<  最近、書き込みないね。
      / :::/;;:   ヽ ヽ ::と   つ. :.\_____________
 ̄ ̄ ̄ (_,ノ  ̄ ̄ ̄ヽ、_ノ ̄ ̄


355221 ◆nSdE7Hwgo. :2007/01/20(土) 14:49:32 ID:UW5zZAe5
原作話ですが保守がてら保存庫の続き落としてもおk?
356名無しさん@ピンキー:2007/01/20(土) 15:56:18 ID:SJRfAiXi
OK!!OK!!
357名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 02:25:40 ID:EUKOzgkG
もちろんです
358221 ◆nSdE7Hwgo. :2007/01/21(日) 12:02:41 ID:5zccxriy
んじゃ、落としますー。キレのいいとこまで。

※注意
原作 コトー×彩佳前提+ゆき、です
やってるとこからはじまるので気をつけろ!!
359221 ◆nSdE7Hwgo. :2007/01/21(日) 12:08:25 ID:5zccxriy
続き1
 
「約束どおり二人まとめて面倒見ちゃってくださいよ。」
確かに。確かにそう言った記憶はあるが…。やはり主導権は自分には無いらしい。
「ほら、見て星野さん。先生ずっとこんな状態なんだから」
「う…っわぁ…。」
腹の上の彩佳、腿の上のゆき、二人の間でそそり立つコトー自身。

「きゃっ!?」
一物を間にはさんだまま、彩佳はまたもやゆきに抱きしめらた。
背中に回されたゆきの手はそのままお尻へと降りて行き、秘所へと辿り着いた指はその奥へと滑り込む。
「ははっ、やっぱりもう濡れてる。先生も見てくださいよ。」
そう言うと、入り込んだ指とともに彩佳の腰を持ち上げさせ、更にそこを広げてみせる。
「や、やだ…見ないで……」
まだ自分の体が何かを期待し、それを欲している証拠をコトーの目の前に突きつけているのだ。

「今度は先生が口でしてあげてください。」
ゆきに言われるまでも無く、この体勢では口と手ぐらいしか彩佳の体を愛でる事は出来ない。
コトーは彩佳の両腿を抱え、自分の顔の所まで引き上げるとそこにそっと舌を這わせる。
「ひ…あっ……こ、こんな格好嫌…でっ……んん…っ」
伝う愛液をわざと音を立ててすすり上げる。
舌を中へ滑り込ませると同時に、濡れた指でクリトリスを撫で上げる。
その一方で、ゆきは悲鳴に近い声をあげる彩佳の胸を揉みしだき、さらに唇を重ね舌を入れる。
360221 ◆nSdE7Hwgo. :2007/01/21(日) 12:09:03 ID:5zccxriy
続き2

すっかり快楽に身を任せてしまっている彩佳の姿を確認すると、
「…すっごい気持ち良さそう…。そろそろ、私も。いいですよね?」
と、ゆきはやおら腰を上げ、自分の秘裂にコトーを導き入れる。
そして、ゆっくりと腰を下ろしていく…。
「ん…あっ…」
「くっ…」
思わず声が漏らしてしまう二人。
すぐに動こうとはせず、恍惚とした表情で改めて繋がっている事を実感しているゆき。
「…凄い…繋がってる……こんな奥まで……」
それを目の当たりにし、複雑な表情をしている彩佳に気付き、
「ごめんね、ちょっとだけ我慢してくださいね。でも星野さんは幸せ者よ?」
そういってゆきは彩佳の頬を撫でた。

先に限界が来たのは彩佳のほうであった。二人掛かりで攻められてはそれも無理は無い。
すっかり力が抜けてしまい、そのままゆきの胸の谷間に顔を埋めるかのように枝垂れかかる。
「ね、私がしてきたみたいにしてみて…胸…」
朦朧とした意識の中、言われるがままに動いてしまう彩佳。
片手で体を支えつつ、もう片方の手は乳房に、そして舌をもう一方の先端へと運ぶ。
「さすが、先生の優秀な助手ね、飲み込みがいいわ…とっても気持ちいいですよ…」
ゆきは彩佳の頭部を抱えつつ、指に絡まる髪を梳く。
「私も…動くから、ちゃんと付いてきてくださいね…」
361221 ◆nSdE7Hwgo. :2007/01/21(日) 12:09:46 ID:5zccxriy
続き3

そう言うとゆきは腰を前後に往復させ始めた。
コトーが先ほど指で刺激していた部分を、重点的にこすり付けるかのように。
「ん…ココ…ココがいいのぉ…」
無我夢中で腰を動かし続けていると、彩佳を抱きしめる腕にも力が入っていく。
「やっ、ゆっ…ゆきさん…苦し…」
彩佳のそんな声など届いていようはずも無い。
「あっ…っく…来るのォ…来ちゃうゥ…あンっ…もう、イク、
 イっちゃう……っ!!…ンああっ!!」
透明な液がコトーを伝ってポタポタと流れ落ち、畳を濡らす。

息を荒げつつも、彩佳の頭越しにコトーの顔を覗き込むと
「次は先生の番ですね。ここからなら先生がイクときの表情、よく見えますよね。」
それを聞いたコトーは、かぁっと顔が紅潮していくのが自分でもわかった。
「やっ!やだっ!!そんなの見ないでよーーっ!!」
「もう先生ったら、今更そんな事ー。お互い様じゃないですか〜。
 まぁ、気にしないで任せて置いてくださいよ。」

言うや否や、今度は腰を上下に動かし始めた。
まるで気持ちのいいポイントを知っているかのように、ゆきは快感を与えてくる。
意識的にコントロールしているのであろうか、膣は絶妙な圧力でコトー自身を締め付けてくる。
コトーは『果ててなるものか』と抵抗する一方で、『それは意味があるのだろうか?』、
そう思った瞬間、更なる快楽を得ようと下からゆきを突き上げた。
362221 ◆nSdE7Hwgo. :2007/01/21(日) 12:10:34 ID:5zccxriy
続き4

「あぁんッ!」
予想外の動きに歓喜の声を上げる。
「…先生…その気になってくれたんですね?…んっ…んっ…」
いや、正確には本能の方が勝った、といった所であろうか。
二人は夢中で腰を動かし続けた。

が。コトーは組み敷かれて殆ど体の自由がきかない上に、彩佳も上に乗っている。
一方のゆきは自在に動く事が出来るのだから、どちらが優位かは明らかであった。
やがて、自分の中で更に大きくなる塊に気付くと、
「先生ッ…そのまま…!そのまま中で…中でイって……ッ…!!」
「……くっ……!!」
熱いものが流れ込んで来るのを感じると、ゆきもそのまま絶頂を迎えた。

限界を超えてイかされまくった彩佳に、文字通り精を搾り取られたコトー。
二人はぐったりとそのまま横たわっている。
その傍らでゆきはちゃっちゃと後始末をしている。
それぞれの体に付着した体液をティッシュで拭き取ると、汚してしまった畳を拭き始める。
一通り片付け終えると、元の服に着替え、
「明日早いんで、もう民宿に帰りますね。ちゃんと着替えないと風邪ひきますよ?
 良かったら帰りの船、見送りに来て下さいね。待ってますから。」
と言い残し、ゆきは診療所を後にした。
363221 ◆nSdE7Hwgo. :2007/01/21(日) 12:12:36 ID:5zccxriy
続き5

起き上がる気力も無いままの二人。
「…彼女、凄い体力ですね……あのまま帰っちゃいましたよ…。」
「……ジム通いしてるんだって…今はボクササイズやってるって言ってたかな、
 『医者は体力勝負』ってさ…。学生時代からバリバリ運動してたって……。」

どうやらゆきは典型的な「何でも人並み以上にこなす」人種だったらしい。
ちなみにコトーは「一点だけずば抜けてて、あとはからっきしダメ」な人種。
『少しは見習って運動でもしたらどうですか?』
と嫌味の一つでも言ってやろうと彩佳が口を開こうとした次の瞬間。

「まさに文武両刀だよね。」
「……」
くだらないダジャレにツッコミを入れる気力も無い彩佳。
「……もう寝ましょう…。」
「…そうだね…。」
シャワーを浴びる余力も無く、二人はそのまま布団にもぐりこむのでであった。
364221 ◆nSdE7Hwgo. :2007/01/21(日) 12:13:25 ID:5zccxriy
以上。あとちょっとエピローグがあります。
365221 ◆nSdE7Hwgo. :2007/01/22(月) 07:34:42 ID:Z+j9KsII
Epilogue


さて。もう気が付けば朝の10時。
「ちょっ、やだーー寝すぎちゃった!!先生、シャワー借ります!!」
「あーーーうーーーーーんーーー・・・」
相変わらず寝起きの悪い人である。家主だからそれでもいいがこっちはそうはいかない。
いつもの外泊よりもはるかに遅い時間に帰ることになってしまったことを、いかに繕うか考えなければならない。

倦怠感の残る身体、昨日の情事の名残、ボーっとする意識、
全てをリセットするかのように急いで彩佳はシャワーを浴びた。
持参してきたドライヤーで髪を乾かしつつ、やはり思い出すのは昨晩の事。
「な・・・なんか凄い事してなかった?や、やーーーーーーー!!何て事をーーーーーー!!」
よみがえる様々な記憶。まともに鏡を見ることが出来ない。
半裸の今の姿は、昨晩の乱れていた自分の様を連想させてしまうのだ。
「ど、どんな顔して先生に・・・ひゃーーーー!!」
意識が鮮明になるにつれ詳細まで思い出される。
思わずその場にしゃがみこんでしまった。

「ちょっと星野さん、大丈夫!?貧血?」
流れる水の音を聞いて、無意識にトイレに行こうと起きてきたコトーは、
洗面台でへたり込む彩佳の姿を見、慌てて駆け寄る。
「きゃあぁあああああ!!」
「えぇええええ!!何?!何なの?!」
「あ、ご、ごめんなさい」
真っ赤になりつつ顔を引きつらせ、目線を反らす彩佳。
「あ、いや、大丈夫ならいいんだ・・・」
つられてコトーも目を反らす。

「あのね、一応芦田先生の見送りに行こうと思うんだけど…」
「…そうですよね…した方がいいですよね」
「じゃ、船の時間30分くらい前に港に行こうか」
「わかりました。じゃ、私は家に帰ります…また迎えに来ますね。」
身支度を終えると、彩佳は自転車を押しつつ帰宅するのであった。
366221 ◆nSdE7Hwgo. :2007/01/22(月) 07:36:02 ID:Z+j9KsII
Epilogue

数時間後。彩佳はコトーを迎えに診療所へとやってきた。
未だに気だるさは抜けないが、二人は港へと向かった。

「ゆきさん、朝から用があるって言ってたけど何だったんでしょうね?」
「え、村長さんに用事があるって…」
「今日って役場休じゃないですか。普通に村長さん散歩してましたし。」
「じゃあ本当はなんだったんだろう?」
とりあえず、ゆきがその場を取り繕うためについた嘘だった事はわかったが、
何故そんな必要があったのだろうか。

何だかんだ話しているうちに船着場が見えてきた。
まばらな人ごみの中にゆきの姿を探すと、当の彼女は他の誰かと話し込んでいた。
「あれ?あの人、安部君とこのお母さんじゃないですか?」
「あ、ホントだ」

かすかではあるが二人の会話が聞こえる。
「ホントにすいません、朝から突然お邪魔しちゃって。
 改めて近いうちに、今度は二人でお伺いしますね!」
「いえいえ、そんな…いつでもお待ちしておりますよ、
 息子の事よろしくお願いします。」

邪魔をするのも良くないなと思えども、こちらの姿は丸見えである。
「あ、先生に星野さーん!来て下さったんですねー!」
「ちょっと行ってきます」と一礼すると、ゆきは二人に歩み寄ってきた。
「いやー、来てもらえないかと思いましたよ。でもうれしいです。」
相変わらずの屈託の無い笑顔で言う。昨日の事などまるで無かったかのように。

「…あのー…ゆきさん、憶測で悪いけど、ひょっとしてお相手って、阿部君だったりします?」
「あら、わかっちゃいましたかー!」
「?」
事情を飲み込めていないコトーに、説明をする二人。
「えーー!そうなんだー!!言ってくれたらよかったのに〜。」
「へへ、ちょっと驚かせようかな、なんて思ってたんですよ。
 …やっぱり、この島には何かと縁があるみたいね、私。」

阿部はごみ処理場の件でこの島を訪れた後も芦田代議士の元で働いている。
元々世のため人のため、と熱心であった芦田氏の方針に従い働くうち、
その頭角を現し、今では片腕とも言われる地位にまで上り詰めた。
そんな中、たまに帰国するゆきと阿部は顔をあわせる機会が度々あった。

意外ではあるが、気が合うのだ。
お互いに目指すものがあり、決してそれは譲れない。
そんな中で二人に歩み寄りがあったのは、単に相性が良かったことと、
お互いを尊重し、それぞれの道を認めてくれる相手であったということである。
この人とならともに生きていける。離れ離れであってもこの人なら信頼できる。そう直感したのだ。
まぁ、父の薦めもあったが、それも無くはない。
縁談話が上がったときは二つ返事でOKし、話は順調に進んで今に至る。

…そんな経緯もあるのだが、コトーと彩佳の脳裏に浮かんだのは、
「女王様と下僕」、「お嬢様と犬」といったイメージ。
まぁ、これも当たらずとも遠からず、といったところなのだが…。
367221 ◆nSdE7Hwgo. :2007/01/22(月) 07:37:03 ID:Z+j9KsII
Epilogue 3

ゆきは彩佳の耳元で囁いた。
「だから、『これで最後』って言ったでしょ?旦那様の島で不貞なんか働けないじゃないですか。
 もうコトー先生にちょっかいかけたりしませんから安心してください。」
きょとんとしてゆきを見上げる彩佳。
「でも星野さんが望むんだったらいくらでも言ってくださいな。島に来たときいくらでもお相手しますよ?」
彩佳は一瞬にして自分の顔が真っ赤になるのがわかった。
「ばっ!!バカな事言わないでくださいーーー!!絶対そんなことないもん!!」
「いやー、やっぱり反応がわかりやすくて楽しいですねー星野さんってば♪」
そう言うと、ゆきはポンポンと彩佳の頭を撫でた。
恋敵はすっかり天敵に代わったようだ。

定時が訪れた。
「もう時間ですね。それじゃ、もう行きます。私がせっかく諦めてあげたんだから、
 二人とも幸せにならなかったら承知しませんよ!」
そう言い残すとゆきは背を向け船に乗り込んだ。
船は岸を離れ水平線を目指して走る。人影は点となり、やがて見えなくなる。
「思ったより楽しかったなぁ、今回の旅は。次はいつ来れるかなぁ…」

「今回は何か、大変だったよねー。」
「大変だったねじゃありません。先生がしっかりしてないのがいけないんです!」
「え、そんなに嫌だった?とてもそうは見えなかったけど?」
ニヤニヤ笑いながら彩佳の顔を覗き込むコトー。
「バカーー!!それ以上言ったらぶちますよ!!」
「あたーーーっ、既にぶってるし!!やめてよーーー!!」
丁度目の前にきたコトーの頭をポカポカ叩く彩佳。


それ程遠くない先に、再び彼女に会うことになるだろう。
そのときも二人は恐らく今の関係のままで、きっと彼女にまたどやされるのであろう。
それが恐ろしくもあり、楽しみでもあり。

二人は、真昼の太陽に照らされ輝く船にもう一度目を遣ると、港を後にした。



368221 ◆nSdE7Hwgo. :2007/01/22(月) 07:40:43 ID:Z+j9KsII
やっと完結。やっとスッキリ。
タイトルは「突然の来訪者」でヨロシクです。

ドラマも原作も色々厳しい展開ではあるけれども、
皆様の妄想も激しく、このスレが活性化しますように。
369名無しさん@ピンキー:2007/01/22(月) 23:04:08 ID:6FgJPPEn
GJ!!!!!凄すぎ!!!!
久々にユキさん登場しましたね!!!!
彼女があんなにあっけらかんだと
3Pでもなんでも来いって感じだね♪
でもすいません自分は原作あまり読んだことなくて
ついついドラマがちらつきましたが・・・
多分どっちでもハァハァするかも♪
彩佳さんのセリフも最後のエピローグ
のちょっぴり変態ちっくなセリフの
コトー先生も可愛いすぎだぁ〜!!!



370名無しさん@ピンキー:2007/01/23(火) 13:28:21 ID:5T0D5rzj
とりあえず18歳以上とは思えない
371名無しさん@ピンキー:2007/01/23(火) 13:29:22 ID:5T0D5rzj
とりあえず18歳以上とは思えない
372名無しさん@ピンキー:2007/01/23(火) 13:30:07 ID:5T0D5rzj
すまん>>369のことな
373名無しさん@ピンキー:2007/01/24(水) 09:21:46 ID:/aALjOPc
>>370>>372 >>369ですが一応18才以上です。
あまりの作品の出来がよすぎて
年がいもなくはしゃぎ過ぎて
しまいました…スマソ…しばらく逝ってきます。
374名無し@ピンキー:2007/01/24(水) 12:35:45 ID:0s+BDlh5
過疎気味なんだから仲良く汁

職人さんGJ!
続き読めてよかったー

ユキタンモエ
375名無しさん@ピンキー:2007/01/25(木) 17:41:07 ID:pyLy1wUx
おもしろかったよ
376名無しさん@ピンキー:2007/01/30(火) 21:13:49 ID:ApmKoZuR
また何か読みたいお☆☆萌え職人サマ投下ヨロッッ
377名無しさん@ピンキー:2007/01/31(水) 18:40:32 ID:tjc6IAzz
あげ保守
378名無しさん@ピンキー:2007/02/03(土) 03:33:00 ID:eyUS4TCH
マターリ保守
379名無しさん@ピンキー:2007/02/05(月) 21:30:41 ID:I0ByYZlJ
スレの活性化を願って、コトー×彩佳を投下してみる。

エロ無し&文章ヘボなので嫌な方はスルーよろ。
380コトー×彩佳1:2007/02/05(月) 21:31:52 ID:I0ByYZlJ
誰もいない静かな診察室の中、僕は立ったり座ったり落ち着かない。
だって、もうすぐ彩佳さんが帰ってくるのだから。

理学療法士になる為に、乳癌の治療を終えた彩佳さんは本土の学校へ通いだした。
あれから3年。資格を取った彼女はこの島へ帰ってくる。
今日帰ると聞いたとき、僕は港まで迎えに行くと彼女に告げたのだが、
「急患が来たらどうするんです?」
「着いたらすぐに診療所に向かいますから、先生は診療所で待っていてください」
と言われてしまった。少し寂しかったが、変わらない彼女がとても嬉しくて。
今、港には和田さんを始め多くの島の人達が彩佳さんを迎えに行っている。

診察室の椅子に座って、僕は前もって用意しておいた小さな箱を机から取り出し、
そっと手のひらに乗せた。

「受け取ってもらえるかな……」

僕がそう呟いたその時、診療所の扉が開く音と同時に、
和田さんの声が聞こえてきた。

「先生っ!彩佳さんが着いたぞ!」
381コトー×彩佳2:2007/02/05(月) 21:32:48 ID:I0ByYZlJ
ドクンと早鐘のように鳴り出す自分の心臓の音を聞きながら、
僕は手の中の箱を白衣のポケットに突っ込み立ち上がった。

診察室を出ると、診療所の入り口に彩佳さんが立っていた。
前と何一つ変わらない、凛とした美しい姿で。
開け放たれた扉の向こうでは、和田さんや重さんやたくさんの島の人達が笑っている。
僕は震える足をどうにか動かして、彩佳さんの目の前に立つ。
僕を見上げてくる彩佳さん。それだけで、涙が出そうなくらい嬉しかった。

「おかえり、彩佳さん」

以前、僕が一度島を出て行き、戻ってきた時に彩佳さんが言ってくれた言葉。
これを彼女にどうしても言いたかった。

「ただいま。先生」

華のように微笑みながら、彩佳さんはそう告げる。
急激に押し寄せる感情にたまらなくなって、僕は彼女を抱きしめた。

「きゃっ!ちょっと、先生?」
382コトー×彩佳3:2007/02/05(月) 21:33:36 ID:I0ByYZlJ
戸惑うような彼女の声が僕の腕の中で聞こえる。
外で僕らを見ていた人達から、おおおっ!というどよめきが上がり、
「こらっコトー!お前まっ昼間っからなにしてやがんだ!」と重さんが騒ぎ出す。
それを見た和田さんが「こらこら、邪魔しちゃいかん」と扉を閉めてくれた。

「先生、離してください」
「嫌だ。もう絶対に離さない」

小さく身じろぎをした彩佳さんを、もう一度ぎゅっと抱きしめる。
彩佳さんが僕の顔を見上げる。僕も真剣な眼差しで彼女を見つめる。
散々どう言おうかと悩んでいた言葉は、するりと自然に口から出てきた。

「結婚しよう、彩佳さん。僕と結婚してください」

驚いた顔をして、彼女が僕を見つめる。
みるみるうちに彼女の瞳に涙が溜まり、綺麗な雫となって流れ出す。

「……はい」

小さな声で彩佳さんはそう言うと、僕の背中に腕をまわして来た。
涙でにじむ視界の中、僕は彼女を強く強く抱きしめた。
383コトー×彩佳4:2007/02/05(月) 21:35:40 ID:I0ByYZlJ
「やったぁーっ!!」
「プロポーズ成功ーっ!!」
扉の隙間からこっそりとこちらを覗いていた重さんと和田さんがそう叫ぶと、
島の人達からわぁっ!という歓声が上がった。

「もう、重さんたち覗いてたのね!信じられない!」

真っ赤になって怒っている彩佳さんはとても可愛い。 
僕は白衣のポケットから箱を取り出し、その中に入っている指輪を
彼女の左手の薬指にそっとはめた。

「っ!先生、これ……」
「彩佳さんが帰ってきたら渡そうと思って、用意しておいたんです。受け取って、くれますよね」

彩佳さんは僕の顔と薬指に光る指輪を交互に見ると、
嬉しそうに、幸せそうに笑って、頷いた。
384名無しさん@ピンキー:2007/02/05(月) 21:39:03 ID:I0ByYZlJ
原作があまりにも切ないので、せめてドラマでは幸せになって欲しいと
思いつつ書かせていただきました。
お粗末さまでした。
385名無しさん@ピンキー:2007/02/05(月) 23:58:52 ID:DCyLDDR1
最高に感動した。
あやかが幸せでこっちまでうれしい!
原作もこんな感じのハッピーエンドになってくれ頼むから
386名無しさん@ピンキー:2007/02/06(火) 00:12:18 ID:x/xClHTg
オレまで嬉しくなったよ
いいなぁ…ドラマでこんなシーンがみたいぜ
387名無しさん@ピンキー:2007/02/06(火) 01:01:05 ID:JIjlRYuF
GJ、GJ、GJ―!!!いいなぁ。(つд;*)このスレとコト彩に幸あれ
388名無しさん@ピンキー:2007/02/06(火) 02:17:43 ID:CIfTPWtO
感動した!コトーと彩佳が幸せでほんと嬉しい。
ドラマ2006やっぱり見直すと切なくてさ…
次回もしドラマあるなら幸せでほのぼのいっぱいで
こんな二人が見たいなと思ったよ。原作も幸せになるのか不安だし…

まあ、次回が無くても原作が不安でもこの>>379の描いてくれたものが
私の「コトーの最終回」に決定したから無問題wwwwだけどな
書いてくれてありがとう。
389名無しさん@ピンキー:2007/02/07(水) 20:33:51 ID:l0hC4js8
グッジョブ!感動した〜!!自然にコトーの情景が浮かんだお!!!
390名無しさん@ピンキー:2007/02/07(水) 21:44:13 ID:7PmSpBGP
エロパロなのに…エロパロなのに…
大好きだーーーーーっ!!!
391名無しさん@ピンキー:2007/02/07(水) 22:29:54 ID:liJDxJ06
めんて
392名無しさん@ピンキー:2007/02/09(金) 22:55:48 ID:tQdNdzlN
コトー過去話(事件〜志木那島に来るまで)を書いてるんだが、
壮絶に暗い上にエロなんざ微塵も無ぇorz

サイト立ち上げるか λ.....
393名無しさん@ピンキー:2007/02/12(月) 12:50:20 ID:vihfdSoJ
>>392
wktk
投下お待ちしてます!!
394名無しさん@ピンキー:2007/02/14(水) 22:05:26 ID:lzi0fJa0
あげ保守
395名無しさん@ピンキー:2007/02/16(金) 00:12:35 ID:CLaHQIBC
あげ死守
396名無しさん@ピンキー:2007/02/16(金) 01:34:51 ID:vm7mX9tn
ずっとドラマ派だったが、原作読んでみたら原作もイイ!!

ハアハアしながら熟読してます。
397名無しさん@ピンキー:2007/02/20(火) 00:37:16 ID:6Ex/3RWN
投下、どなたかまだですか?
398名無しさん@ピンキー:2007/02/21(水) 00:25:59 ID:91LZrSYB
毎日チェックしているだけ…
399名無しさん@ピンキー:2007/02/21(水) 06:01:12 ID:kjl1So0n
だけど、それでもまだまだ保守!
僕は、諦めませんw

DVD発売とか、SP放送とか、再放送とか
原作で彩佳さん登場とかあればまた盛り上がると信じてる。
400名無しさん@ピンキー:2007/02/22(木) 22:45:17 ID:6GPa6Hnp
保守がてら400ゲット
401名無しさん@ピンキー:2007/02/25(日) 15:13:34 ID:ojvYfH+j
夢にコトー(ドラマ版)が出てきたので保守
402名無しさん@ピンキー:2007/02/27(火) 23:55:22 ID:slNEDFh0
保守ほしゅ
403名無しさん@ピンキー:2007/03/01(木) 17:51:07 ID:9OmPSe4w
あげほしゅ
404名無しさん@ピンキー:2007/03/01(木) 22:51:23 ID:W4bOhWI7
さらにあげ保守…ハァハァ(*´Д`)
405名無しさん@ピンキー:2007/03/05(月) 23:45:24 ID:Bs1mhluD
保守ホシュほしゅHOSHU
406名無しさん@ピンキー:2007/03/09(金) 21:07:17 ID:vs5z1MU+
ドラマ版のコト彩投下したいんだけどいいかな?
彩佳視点のやつ。
407名無しさん@ピンキー:2007/03/09(金) 21:23:47 ID:w+2QhTDn
>>406
щ(゚д゚щ)カモーン
408名無しさん@ピンキー:2007/03/09(金) 22:41:45 ID:P82sTYlj
>>406
正座して待っております
409コト彩(彩佳視点):2007/03/09(金) 22:44:02 ID:vs5z1MU+
「…患者さん、来ませんね」
そう言って退屈そうに欠伸をした

「平和な証拠ですよ」
先生の呑気な態度に機嫌は悪くなる

「今まではたいしたことない患者さんも遊びに来てたじゃない」

「皆さん、今日は忙しいんですよ」

「そういえば今日は和田さん達もお休みだし…先生、何か知ってるんですか?」

「え、いや…知りませんよ。はい」
そう言う先生の声は裏返っている
…怪しい

「…ま、いいですけど。
でもせっかく東京から帰ってきたのに、これじゃ腕が鈍っちゃう」

「…あ」

「どうかしました?」

「彩佳さんが帰ってきてから何かとばたばたしてたから…重要なことを忘れてました」
そう言って軽く咳ばらいをする
照れているように見えた

「もう、どうしたんですか?
焦らさないで言ってくださいよ」

「お帰りなさい」

「先生…」

「こういうのは帰ってからすぐ言わないと駄目ですね。
時間が経つと何だか恥ずかしいな…」

数年前、先生が例の事故のことでこの島を出て行ってしまったことを思い出す。
帰ってきてくれた時のことも…。

あの時は自分がお帰りなさいと言う立場だった。
寂しくてどうしようもない気持ちからやっと開放されたの
410コト彩:2007/03/09(金) 22:47:15 ID:vs5z1MU+
「…彩佳さん?」

「ねぇ、先生。
先生も…寂しかった?」

「……」
少しの間、沈黙が続いた
変なことを聞いてしまったと後悔する

「せんせ…やっ…!
ちょっ…先生?」
先生の温もりがすぐ傍にある
急に抱きつかれたのだ

「寂しかったですよ…凄く…」

「…先生、ありがと」

「すす、すみません!
僕、ついこんなことを…」

「もう、今さら何言ってるんですか?
…いいです」

「…え?」

「何回も言わせないでくださいっ。
先生なら迷惑じゃないって言ってるんです…」
そう言うと先生は躊躇いがちにナース服のボタンに手を伸ばしてきた

「せっ…先生!
何してるんですか?
私がいいって言ったのはそういうことじゃ…」

「えっ…ごごご、ごめんなさいっ!!
ぼぼ僕も男なんで、いいって言われたら…その、そっちのことかと」

「あ…嫌なわけじゃないの!
でも駄目…今の私はもう駄目なんです」

「駄目とは…どういうことですか?」
口を開きかけた後、自らナース服を脱ぐ

「先生…私の体を見て。
先生が一番よく知ってるでしょう?
今の私に先生を満足させてあげることは…」
胸の傷があらわになっている
この傷を残したことに後悔があるわけじゃない
だけどもう…
411コト彩:2007/03/09(金) 22:48:44 ID:vs5z1MU+
「彩佳さん…大丈夫ですよ」

「大丈夫なわけ…あっ…」

ゆっくりと押し倒される
「よく…頑張りましたね」

「…頑張れたのは先生のおかげです」
長いキス…
先生の手は次第に下の方へと下がっていく

「んっ…先生…っ。
くすぐたい…」

「彩佳さん、凄く濡れてる…」
先生の指が入ってくる

「はぁ…んっ…あっ。
せんせ…っ」
恥ずかしい…
こんな声、出したくて出してるわけじゃ…

「彩佳さん、ここ弱いみたいですね」

「…もう…っ。あぁ…あっ…!!」
恥ずかしさと気持ち良さで、近くにあった先生の白衣をきゅっと掴む
脱ぎたてで先生の温もりがうっすらと残っていた

「私ばかり…恥ずかしくて…んっ…ずるいです…」
先生のモノを舐めるようにしゃぶりついた
一応知識として知っていたものの、人のモノを口に含むなんて気持ち悪いと思ってたのに…
先生なら気にならない
先生に満足して欲しいという気持ちが強かった

「あ、彩佳さん…」

「先生、ここ弱いみたいですね」
さっき言われた言葉をそのまま返す
私ってこういう時でも負けず嫌いなんだ…
412コト彩:2007/03/09(金) 22:49:33 ID:vs5z1MU+
「も…もう我慢できません。
…入れちゃってもいいですか?」

「ふふ…っ。そういうのって確認取るものなんですか?」
今一歩かっこつかないんだから

「す、すみません。
ちょっと痛みますよ…っ」
「あ…はぁ…!!んんっ」
本当に痛かった
痛いはずなのに気持ちいい…
私、何考えて…

「せんせ…い、もう駄目…。イクっ…」

「ぼ、僕もです…」

「はぁ…はぁ…。
もう夕方になっちゃいましたね」

「そうですね……あっ!!」

「どうしたんですか?」

「どうしよう…彩佳さん。みんな待ってる…」

「先生落ち着いて。
どうしたの?」

「実は今日、彩佳さんが帰ってきたお祝いの計画を島中の人達で立ててたんです。
……忘れてた」
だから患者さん来なかったんだ

「彩佳さん、急がないと!!」

「あ、先生。服着てからじゃないと…」
力が抜けて帰ってきたんだと一気に感じた
また以前の日常が始まる
413名無しさん@ピンキー:2007/03/09(金) 22:59:00 ID:vs5z1MU+
一気に投下してしまったが、ありきたりネタでスマソ。
自分はこんなベタなコト彩が好きだったりする

だけどそれを文章にするのは難しいね…
414名無しさん@ピンキー:2007/03/10(土) 23:07:44 ID:fSqJEnbh
GJGJGJ!!!
自分もベタなコト彩好きだw

さらなるスレ活性化を祈る
415名無しさん@ピンキー:2007/03/14(水) 21:13:14 ID:Kb5C0EdA
やっぱりコト彩はいいな。
GJ!
416名無しさん@ピンキー:2007/03/16(金) 16:32:47 ID:pe3Hgznj
遅ればせながら、GJ!!!
保守に出向いてみたら投下されてるではないかっww
ベタだからこそコトの良さが生かされると私は思うぞw
>>409さん ありがとぉ〜
乙ですた!

あとはスレ活性化だね。がんがれ〜
417301:2007/03/19(月) 00:43:34 ID:VMCNDB7i
お久しぶりの301です。
その後のコト彩が書けたので、投下してみます。

ちなみに、ミナちゃんと和田さんに春が来ている設定でございます。
お目汚し失礼つかまつります。
418301:2007/03/19(月) 00:44:52 ID:VMCNDB7i
彩佳が島に帰ってきて1週間もたたない、晴れた日曜日。
島の公民館で、和田とミナが結婚式を挙げた。

ずっと疎遠だったというミナの伯父夫婦も駆けつけ
(彼らはミナと知明の間にあったこともすべて知っていた)
自分たちと一回りほどしか違わない新郎の和田に
「私らが出来なかった分まで、ミナを幸せにしてやってください」
と声をかけ、深々と頭を下げていた。
ミナはたまらず泣き出してしまい・・・でも、とても綺麗だった。

「私ずっと、自分はひとりぼっちで不幸だと思っていたんです。
でも、それは間違っていたんですね。
自分が気付かないところで、誰かに愛されて、守られていたんだって
一範さんと出逢えて、そう思うことができました。
私と関わってくれたすべての人に、ありがとうって。」

そう呟いた、ミナのまぶしそうな笑顔とドレス姿。
とても素敵な結婚式だと思っていた。
・・・彼女の投げた白いブーケが、彩佳の胸元に
それこそ吸い寄せられるように、飛び込んでくるまでは。
419病めるときも健やかなるときも(コト彩)2:2007/03/19(月) 00:45:37 ID:VMCNDB7i
「おーっ!次は彩佳だな!」

そうはやし立てる重さんたちの声に、はっと我に返る。

「もう、冗談やめてよ!あたしはまだ結婚なんて。
第一、相手だっていないし、ねぇ。」

冗談めかしてぎこちなく笑うと、側にいたひなにブーケを手渡す。

「ひなちゃん、せっかくだしこれあげるよ」
「え、でも・・・。」

困り顔のひなを見かねて、新郎新婦が声をかける。
「彩佳さん、ええじゃろ。せっかく彩佳さんが受け取ったブーケなんじゃし。」
「そうですよ、受け取ってください」
「だから困るってば!」

ついきつくなってしまった自分の声に、周囲がすうっと緊張するのがわかる。
(あ、やばい・・・)
結局、察しのいい茉莉子の助言により
「みんなに幸せが訪れるように」と、ブーケは診療所に飾られることになった。

それだけなら、いつものこと。
彩佳の「いつもどおり」で済むはずだったのに。

結婚式の帰り道、彩佳にぼそっとコトーは呟いたのだ。
「彩佳さん・・・そんなに嫌ですか。」
「え?」
「彩佳さんが帰ってきたら、と思っていたのは僕だけですか?」
「先生・・・私は。」

と、彼はあーっと声を上げてうなだれた。
「すみません、今言ったこと、なしで。」
「先生?」
「先、診療所帰ってます。」
そう言うと、コトーはそそくさと足早に診療所へ帰っていった。
420病めるときも健やかなるときも(コト彩)3:2007/03/19(月) 00:46:18 ID:VMCNDB7i
それから約1週間。
診療所では、一見変わりない日常が続いている。
けれど診療中以外は、彩佳はコトーに声がかけられずにいた。

ブーケを巡る自分の行動が、コトーを傷つけた。
そんなことはわかっている。
東京の、彩佳のアパートでの一夜。そしてコトーの実家を訪ねたときの事。
彼が帰ってからの、手紙や電話でのささいなやりとり。
正式な婚約こそ交わしてはいないものの
ふたりは「将来を前提とした」お付き合いにある間柄なのだ。

そんな状態にある彼女に、目の前であんなことを言われたら普通傷つく。
でも・・・と彩佳は自分の体を思い浮かべた。
彼が自分の病気も、何もかもを受け入れてくれているのはわかっている。
しかし、彼の両親は?兄弟は?
病気の治療のため、あと2年は諦めなければいけない赤ちゃんのことは?
それを思うと、自分たちの将来について、夢を持って思い浮かべられないのだ。

ある金曜日の診療後、彩佳が後片付けをしながらぐるぐると思考を巡らせていると、
コトーが後ろから声をかけた。
夕暮れの診療所には、ふたりだけしかいない。
この間の話の続きだと思い、彼女はさっと身構えた。
421病めるときも健やかなるときも(コト彩)4:2007/03/19(月) 00:46:58 ID:VMCNDB7i
「そんなにおびえないで下さい。」
「おびえてません!」
「そうですか。あの・・・僕らの、将来の事で話が。」
「わかってます。」

と、コトーは彩佳のそばに腰を下ろす。

「この間は、突然変なこと言い出してごめんなさい。
改めて・・・きちんと言います。
僕と結婚してください。」

じっと目を見つめられ、彩佳は動けずにいた。
しばらくの沈黙の後、コトーはほどけたように微笑む。

「返事は、すぐにじゃなくて構いません。
よく考えて、答えが出たら教えてくださいね。
・・・今日はもう、帰っていいですよ。」

そういって、彼は席を立った。
呆然とした彩佳を取り残したまま。
422病めるときも健やかなるときも(コト彩)5:2007/03/19(月) 00:47:34 ID:VMCNDB7i
家に帰っても食欲などなく、せめてもの救いは週末の休診日で。
体調でも悪いのか、と気にしてくる父を適当にあしらうと
彩佳は自室のベッドに倒れこんだ。

(僕と結婚してください)
(答えが出たら教えてくださいね)

・・・ため息ばかりが出る。
本当は、すぐにでも「はい」と答えたかったのに。
病気のこと、体のこと、自分のこと、そして何より最愛の男の人のこと。
何日も何日も考えすぎて、すでに頭は破裂寸前だった。

(ダメだ、全然私らしくない)
強く、正しく、美しく、曲がったことを許さない。
どんな困難からも逃げず、果敢に立ち向かう星野彩佳。
産まれてから今まで、ずっと積み上げてきた自分自身が
もろくて臆病で、ずるい考えの前で崩れていくのを感じた。

こんなんじゃだめだ。
ちゃんと向き合うんだ。
ワタシと、病気と、コンプレックスと・・・。
なけなしの勇気を振り絞って、彩佳は携帯電話を手にする。
電話をかける先は、そう。コトーの母の元だった。
423病めるときも健やかなるときも(コト彩)6:2007/03/19(月) 00:48:50 ID:VMCNDB7i
一度しか会ったことのないその人は、まるで長年の知り合いのように
あたたかく優しい声で、電話を歓迎してくれた。
申し訳ないような想いでいっぱいになりながら、自分の悩みを打ち明ける。
彼の母は、静かに相槌を打ちながら彩佳の話を聞いていた。

彩佳が話し終えると、短い沈黙の後で彼女は言った。
「うちの、一番上の子が結婚式を挙げたときね。」
呟くような、静かな声が響く。
「私、考えたのよ。『病めるときも健やかなるときも』ってどういう意味か。
彩佳さんは、どういう意味だと思う?」
「相手が病気になっても、元気でいても・・・。」
「そうね、それができればいいわね。」
「でも私には、その資格なんて」
「私はね、この言葉にはもうひとつ意味があると思うの。
自分が病気になっても、精神的に辛くても
きちんと相手を愛し続けられますか?っていう意味が。」

はっとした。
その拍子に、涙と言葉が同時に流れ出す。

「お母さん・・・私、怖いんです。
健助さんと一緒になっても、彼を幸せに出来ないかもしれない。
一緒に将来をつくっていけないかもしれない。それが怖くて。」

電話の向こうで、彼女が笑うのがわかった。
「そりゃ私も親ですもの。可愛い息子が悲しむ姿は見たくないし
孫の顔を見たくないって言ったら、嘘になるわね。
でもね、あなたがもしも、健助のことを心から愛してくれて
たとえば病気が再発しても、その気持ちを持ち続けてくれるなら・・・
健助は誰よりも、世界中の誰よりも幸せ者になれるわ。」
「お母さん。」
「あなたさえ良ければ・・・健助を、よろしくお願いします。」

ありがとうございます、と言って電話を切る。
彩佳の覚悟はもう決まっていた。
時計は9時を指している。
今ならまだ、彼は起きているだろう。
少しでも早く、この気持ちを伝えたくて、彼女は部屋を飛び出す。
居間にいた父に「出かけてくる!今日は帰らないかも!」と叫び
そのままスクーターを走らせた。
行き先はもちろん、診療所だった。
424病めるときも健やかなるときも(コト彩)7:2007/03/19(月) 00:49:30 ID:VMCNDB7i
もう閉まっている玄関を素通りし、全力ダッシュで勝手口にまわる。
ノックをして部屋に入ると、風呂からあがったばかりらしい
部屋着姿のコトーがそこにいた。

「え?彩佳さん・・・」
「どうしても、言いたいことがあって・・・飛んできちゃいました。」
「や、いいから座って。どうしたの。」

畳の上に正座し、コトーに向き合うと
自分の心臓が耳元にあるかのように、鼓動が聞こえた。

「先生。」
「・・・はい。」
「プロポーズ、お受けさせて下さい。
私、あなたと結婚したいです。」

・・・言ってしまった。
自分の頬が染まるのがわかり、彩佳は下を向いてしまう。
その瞬間、コトーが強く、彩佳を抱きしめた。
ぬれた髪から雫が落ちて、彼女の方にはらはらかかる。

「・・・やったーっ・・・」
「先生?」
「本当にいいんですね?取り消しとかなしですよ。」
「はい。だから放して・・・苦しい。」
「あ、すみません!」

ようやくコトーは彩佳を解放する。
離れてみると、お互い随分頬を染めていて。
それがあまりにおかしくて、つい笑い出してしまった。
425病めるときも健やかなるときも(コト彩)8:2007/03/19(月) 00:50:22 ID:VMCNDB7i
「先生、なんだか高校生の男の子みたい。」
「当たり前ですよ!1年以上会いたくて仕方なかったんだから。
帰ってきてからも殆ど話せてないし、挙句の果てにあんなこと言って。」
「ごめんなさい。」
「僕も大人気なかったですけどね。・・・ねえ、彩佳さん。」
「何ですか?先生。」
「触っても、いいですか?」

はい、と目を伏せて頷いた彩佳を、コトーは優しく抱きしめる。
彩佳も彼の背中に、おずおずと手を伸ばした。
ずっと恋しかった温もりが今、腕の中にある。
それだけの、単純で胸が痛くなるような幸せが部屋を満たす中で
ふたりは長い口付けを交わす。

「彩佳さん・・・ずっと、こうしたかった。」
「私も。私もです、先生。」
「・・・だーめ。」
「え?」
「僕のお嫁さんになるんだから『先生』じゃだめでしょ?」

ね?と瞳の奥を覗かれて、彩佳はしどろもどろになって
健助さん、と小さく呟いた。
よくできました、と頭を撫でてくる彼に少しムッとして
耳元で、わざとのように囁いてみる。

「健助さん、大好き。」

コトーが、一瞬身を硬くしたのがわかった。
内心にやにやしながら、さらに追い討ちをかける。

「どうしたの?健助さん。」
「もーだめ。もう限界。・・・抱きたい。」

そう呟くとコトーは、彩佳の着ていた服を脱がせにかかる。
426病めるときも健やかなるときも(コト彩)9:2007/03/19(月) 00:51:12 ID:VMCNDB7i
「ちょっ、センセ・・・」
キスで言いかけた言葉をふさがれてしまう。
「名前で。」

とか何とか言っておきながら、彩佳が名前を呼ぶ暇もない程するすると
コトーは彼女を攻めてくる。
強すぎない刺激で、体中をやわやわと触れられて
それがものすごく気持ちよくて、彼女はすでに蕩けそうになっていた。

彩佳の甘い声と敏感な反応に、コトーも自身を熱くしていた。
愛する人が、自分の妻になってくれるという。
なんて限りない幸せだろうと、夢心地で彼女をかき抱く。
そこに手を伸ばすと、彼女の泉はすでにほぐれきっていた。

彼の長くて器用な指が、彩佳の中に入ってきてバラバラにかき回す。
自分の中がどれだけぐっしょりと熱いのかわかって、彩佳は赤面してしまう。
健助さん、健助さん、と彼の名前を呼びながら
ひとつになる前なのに、どれだけ絶頂に達したかわからない。

「健助さん。欲しい、ですっ・・・」

ねだるように腰を動かし、かすれた声で彼を誘う。
コトーは目だけで微笑みかけて、自身を彩佳にあてがい、貫いた。
427病めるときも健やかなるときも(コト彩)10:2007/03/19(月) 00:51:43 ID:VMCNDB7i
意識が途切れてしまいそうな、限りない快楽と幸せ。
1年間ずっと、この熱が恋しかった。そう思うと自然と涙がこぼれる。
彼もやっぱり泣きそうな顔をして、彩佳の涙をぬぐっている。

「彩佳さん、愛してる。」

そう囁くと、コトーは味わうように腰を動かし始めた。
片手で彩佳の背中を抱きしめ、片手で全身をまさぐりながら。

「あ・・・んっ・・・私も、あんっ・・・愛してます。」
「もう放さないから。」
「きゃっ・・・はぁん、嬉しっ・・・」

自分の腰が彼に合わせて動いているのを。
自分の手が彼の背中を、しっかり掴んでいるのを。
自分の唇が、あえぎ声の合間に彼の唇を求めているのを。
その貪欲さを誇らしくすら思いながら、彩佳は絶頂に押し上げられていく。

「やっ・・・またイっちゃう!」
「いいよイって。僕もイきそうだから、ね。一緒に・・・。」

頭の中が真っ白になるほどの深い快楽の中、彩佳は高い声をあげて絶頂に達する。
と同時に、コトーもひときわおおきく背中を震わせ、彩佳の中に精を放った。
そのままふたりは動かずに、快感の波の余韻に浸る。
つながった部分がまだ、ひくひくとお互いを求めているのを感じながら。
428病めるときも健やかなるときも(コト彩)11:2007/03/19(月) 00:52:56 ID:VMCNDB7i
何とか離れて起き上がり、一緒に体を流し、彩佳は父に電話をかけて小さな嘘をつき。
1年の隙間を埋めるかのようにキスを繰り返し、寄り添ってふたりは布団に入る。

「病めるときも健やかなるときも。」
「え?」
「健助さん。何があっても私、あなたのこと愛し続けますね。」
「ちょっと・・・照れるじゃないですか。でも、僕もです。」

甘い甘い言葉を繰り返し、ふたりは眠りに落ちていく。
隣には、愛しい人の温もり。もう手放すことのない人の姿。

病めるときも、健やかなるときも。
遠くにいても、近くにいても。
喧嘩をしても、仲良くしていても。

これを愛し、これに忠誠を捧げることを。

待合室の白い花束は、月明かりに照らされて微かに揺れていた。
429あとがき:2007/03/19(月) 00:54:14 ID:VMCNDB7i
以上。
相変わらず前置き長くてごめんなさい。
スレ活性化を祈りつつ。
では、ごきげんよう。
430名無しさん@ピンキー:2007/03/20(火) 16:09:27 ID:WyapxnRc
ggggjjjj!!!
神が再び現れた!!!
彩佳可愛いよ彩佳
やっぱ2人が結婚する所まではドラマでやってほしいなぁ
431名無しさん@ピンキー:2007/03/21(水) 16:03:26 ID:snA6cDK9
まさしく神様仏様>>301様々だに。久々に萌えますた。
432名無しさん@ピンキー:2007/03/21(水) 22:21:20 ID:uSIuDimW
ムッハー(´∀`)=3
萌え氏にますた。
まさに最高級のGJ!!!!!
433名無しさん@ピンキー:2007/03/23(金) 23:51:59 ID:fS+kcAjy
ありがとうありがとうありがとう
このスレのクオリティーの高さ!!!
434名無しさん@ピンキー:2007/03/24(土) 15:02:15 ID:X8eEcvne
保守あげ
435名無しさん@ピンキー:2007/03/27(火) 16:35:32 ID:s03Hp2Mn
ほっ
436名無しさん@ピンキー:2007/03/28(水) 04:57:13 ID:mxvrfnmT
しゅっ
437名無しさん@ピンキー:2007/04/01(日) 01:48:50 ID:eDGvMt5o
通りすがりに保守だす
438名無しさん@ピンキー:2007/04/05(木) 01:37:40 ID:u+1YnbSP
ほしゅあげ
439名無しさん@ピンキー:2007/04/06(金) 22:11:51 ID:ysranrHr
加勢ほしゅ
440名無しさん@ピンキー:2007/04/08(日) 08:44:46 ID:fpwyyXUs
コトー「ヤシガニラーメン白ラベル、送ります。まるで彩佳さんの肌のように、
    白く優しい香りのつゆです」
彩佳「なーにいってんだか」
441名無しさん@ピンキー:2007/04/09(月) 00:29:57 ID:4naJAZlR
>>440
「まるで彩佳さんの肌のように、白く優しい香りのつゆです」
爽やかなふりして微妙にエロいなコトー。
442名無しさん@ピンキー:2007/04/09(月) 01:06:21 ID:Uf1vvRwq
ほんの〜りしましょ。
443名無しさん@ピンキー:2007/04/13(金) 18:11:20 ID:AIulS+Y4
コトー先生、アヤカが最初の相手なんかな
444名無しさん@ピンキー:2007/04/14(土) 00:12:36 ID:c5gSk7uo
漫画版は知らないが、ドラマだと元カノいるし彩佳が初めての相手って訳では無さそう…
445名無しさん@ピンキー:2007/04/14(土) 00:20:20 ID:M7UnPb2C
1.和田さんに咲との関係を聞かれて誤魔化す程度に意識している。
2.咲の側から告った。

ドラマは咲に童貞奪われてるに決まってる。
原作コトーは普通の男だからそれなりに済ませてるに決まってる。
446名無しさん@ピンキー:2007/04/16(月) 00:32:13 ID:Smk8st1J
ドラマコトーがオナニーするのは想像出来ないが、原作コトーはオナニーも人並みに好きそう。
447名無しさん@ピンキー:2007/04/20(金) 18:31:16 ID:qH67f3N9
モルツあげ
448名無しさん@ピンキー:2007/04/26(木) 22:28:52 ID:E694KiWD
>>445 自分はコトーと咲は初めて同士で結ばれたと勝手にオモタが…
449名無しさん@ピンキー:2007/04/28(土) 01:11:07 ID:5VBrFIqc
hosyu
450名無しさん@ピンキー:2007/04/28(土) 01:13:42 ID:yYG0qhWI
もしくはお兄さんに無理やり(騙されて?)
風俗に連れて行かれて
プロに初体験させてもらったりとか…


妄想あげ
451名無しさん@ピンキー:2007/04/28(土) 23:31:32 ID:gtxYQG2q
コトーも純のようにエロビデオで予習するんだろうか。
452名無しさん@ピンキー:2007/05/02(水) 03:24:47 ID:5v4LDnhG
スレ活性化のため、SS落とそうかと思いますが、ここはドラマ版マンセー?
…原作版SS落としても大丈夫??
453名無しさん@ピンキー:2007/05/02(水) 11:33:30 ID:3JkSEfhh
うおおおお!!!!救世主キタ!!!!
ももももちろん!!!!!
げげ原作も大好物です!!!!!!

投下全裸で待ってます!!!!!
454名無しさん@ピンキー:2007/05/07(月) 10:41:51 ID:dmUfi5yI
救世主を待ちつつほしゅ
455名無しさん@ピンキー:2007/05/07(月) 10:55:19 ID:wNGl9EOz
>>453 ワロタ…でも禿同で保守あげ
456名無しさん@ピンキー:2007/05/07(月) 19:58:38 ID:BG6mcMl+
453が可哀想だw
457とま:2007/05/13(日) 02:23:52 ID:zwr1NuBC
投下したいんだけど、ドラマと原作の設定がごちゃ混ぜになってる…
ちょっと練り直してくる。
458名無しさん@ピンキー:2007/05/17(木) 06:57:29 ID:5uok1inT
あげ保守
459名無しさん@ピンキー:2007/05/18(金) 18:50:15 ID:P1Ws7aqq
ほしゅほしゅ

救世主を待ちつつ、今日も全裸で往診中。
460名無しさん@ピンキー:2007/05/23(水) 01:43:02 ID:VMqcNMT9
ほしゅ
裸の往診はまだちょっと寒かったかな…(´・ω・`)
461名無しさん@ピンキー:2007/05/31(木) 08:09:17 ID:bJXtPUB8
ほしゅあげ
462名無しさん@ピンキー:2007/06/06(水) 21:52:12 ID:A0hjfhQl
ほしゅあげ
463名無しさん@ピンキー:2007/06/10(日) 18:06:41 ID:oKvnNpr0
ほっしゅ
464名無しさん@ピンキー:2007/06/10(日) 18:10:08 ID:Hn2LRZ5j
このスレも終わったな(´・ω・`)
465名無しさん@ピンキー:2007/06/11(月) 02:26:38 ID:RGHgOYPX
元々オワットルw
466名無しさん@ピンキー:2007/06/11(月) 21:46:09 ID:gOsVzVyf
もう投下しちゃいけないのか?
467名無しさん@ピンキー:2007/06/11(月) 23:55:12 ID:5b9fQp0E
全裸で保守でお待ちしております職人さま
468名無しさん@ピンキー:2007/06/12(火) 20:25:06 ID:9ii1w3Cv
ほしゅ
469名無しさん@ピンキー:2007/06/15(金) 18:40:00 ID:rWitESjW
ほしゅあげ。
救世主様、投下をお待ちしてます。
470名無しさん@ピンキー:2007/06/18(月) 21:42:29 ID:ZKuzIqfs
hosyu
彩香がコトーを看病するシチュキボン!
471名無しさん@ピンキー:2007/06/23(土) 19:00:34 ID:KisvD3Th
神よ
現れてくれっ
ほしゅ
472名無しさん@ピンキー:2007/06/27(水) 20:57:24 ID:75YBMcjl
ほしゅしてみる
473名無しさん@ピンキー:2007/06/28(木) 10:40:46 ID:GJoDsXZB
救世主氏ね
期待させといて無視かよ
もう来るな口だけ野郎
474名無しさん@ピンキー:2007/06/29(金) 20:07:36 ID:rI9dhDJ6
糞スレ埋め
475名無しさん@ピンキー:2007/07/06(金) 02:10:00 ID:aVawgsky
まったりまったり
島の皆のようにのんびり待ちましょ
476名無しさん@ピンキー:2007/07/12(木) 23:20:58 ID:px2sGqe6
下手糞ばっかwwww
477名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 00:42:46 ID:7Wk4S+Sd
>>476
それじゃお前が書いてみろよ
478名無しさん@ピンキー
まだあったんだこのスレ
ほしゅしてみる