Gun×Sword ガン×ソードでエロパロ

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1名無しさん@ピンキー
ウェンディ、カルメン99、プリシラ
幼女から巨乳までよりどりみどり、伊藤緑。
2名無しさん@ピンキー:2006/10/12(木) 22:34:51 ID:1iN6GmQD

夢を見ていた とても悲しい夢を

おかえり レイ もうこれからはずっと一緒よ

・゚・(ノД`)・゚・。
3名無しさん@ピンキー:2006/10/12(木) 23:35:16 ID:7iROTm3C
見つけたァ!
4名無しさん@ピンキー:2006/10/13(金) 00:34:39 ID:SY+8tdc2
「お嫁さんになってあげる」
「お前お嫁さんがどんなのか知ってるのか」
「知ってるわよ…

半分くらい」

「なら残り半分教えてやる」
5名無しさん@ピンキー:2006/10/13(金) 00:38:32 ID:TaBJ+r9q
>>4
続きうp!うp!
6名無しさん@ピンキー:2006/10/13(金) 21:51:05 ID:ew/aGn34
ヴァンとウェンディきぼーーーーーーんぬ!
7名無しさん@ピンキー:2006/10/14(土) 00:41:22 ID:m9h9qF1B
わ、なんか復活してるw
8名無しさん@ピンキー:2006/10/14(土) 21:25:04 ID:4qSKVKuu
>>7
過去スレあるんですか???
HTML化してるならアドレスうpしてくださいお願いします
9名無しさん@ピンキー:2006/10/15(日) 10:34:35 ID:3qrV8hwi
バンが童貞なんてろくなものがないよ。
10名無しさん@ピンキー:2006/10/15(日) 22:36:07 ID:HtK+GdBW
だれか小説かいてください
11名無しさん@ピンキー:2006/10/16(月) 20:28:21 ID:8q8yVo3G
ダンの顔って何だか埴輪っぽいよね
12名無しさん@ピンキー:2006/10/16(月) 20:32:01 ID:7ZVcTeZx
諸星?
13名無しさん@ピンキー:2006/10/16(月) 21:46:20 ID:BINUK9hE
「ガン×ソードでエロパロ」
略してロバとブックマーク登録しといた
14名無しさん@ピンキー:2006/10/20(金) 23:27:13 ID:puq1CEoP
誰かが小説かいてくれるまであげつづける。

ウェンディ萌え
15名無しさん@ピンキー:2006/10/23(月) 03:41:10 ID:mz8MRXyD
ヴァン
夜明けの
16名無しさん@ピンキー:2006/10/23(月) 23:43:58 ID:YX0mrx64

「やめろぉ、寄るな!おまえ、なんか気色悪いんだよ…まるで…」
「まるでカギ爪の男と戦ってるみたいなんだ!とにかく触るんじゃねえ!」
ドジューン!ビシュン!
「ああ…今なんて…、なんておしゃったの?」
ファサリナがクルクルと踊った。髪が帯のように綺麗に揺れる。
「あぁあん?」
女がちっとも堪えてない様子に焦るヴァン。
「もういちど…言って…お・ね・が・い…ぁぁ…」
「ぐ…っ!!」
女の妖し誘いにもうかまわず突っ込んだ。

「やめろぉぉぉ!気色悪いって言ってるだろおがぁ!!」
ドシュッ! ブィーン!ギャシャーン!
激しい火花が両者の交錯によって飛ぶ。

「おほほ…いけませんわ…そんなに激しくなされては」
ファサリナの嘲る笑いが宙を舞う。
「うるせぇ!うるせ!うるせぇ!・・うるせぇえんだよぉ!」
なりふりかまわず赤子のようにソードを振り回すヴァン。
「う・る・せ・ええええええええええっ とにかくその無気味な喋り方を止めろぉぉ!!」
ドバァァ!

「あぁあ、それ、それですわ。それは私にとって最高の褒め言葉ですの…ぁぁぁ…」
「やめろぉぉぉお!!!やめるんだぁああ!!!」
「おやおや、では皆さん。よしなに」
「ぁぁあああああ!!」


17名無しさん@ピンキー:2006/10/23(月) 23:47:24 ID:iODMQ/0d
ファサリナ×ヴァンですか・・・・・良いッスねw
18名無しさん@ピンキー:2006/10/27(金) 23:39:56 ID:GOWgwXbQ
昔の本スレ読んでたら、一同見事に16話予告に騙されてて吹いたw
19名無しさん@ピンキー:2006/10/28(土) 06:37:55 ID:Ilsm5ZTr
水着のことかあー
20名無しさん@ピンキー:2006/10/28(土) 16:11:58 ID:0noAILbo
>>19
いや、誰もが脱童貞と期待しまくったらしい16話の事
あの予告のつなぎ方は絶対わざとだよな
21名無しさん@ピンキー:2006/10/29(日) 20:30:25 ID:wjVePRDH
「うわ!近づくなカメ!」
「ほらほら、可愛いじゃない!カメオに失礼よ!」
ウエンディは鼻面にカメの顔を押し付ける。
ヴァンは首を振り、怯えた表情を向ける。
「ふふ・・・やめて欲しかったら言うことを聞きなさい・・」
22名無しさん@ピンキー:2006/11/02(木) 00:15:10 ID:EzcKpxbk
ヴァンは一生純潔
23名無しさん@ピンキー:2006/11/02(木) 07:59:03 ID:voC+Xlgj
>>22
だがエロパロのためなら、目をつぶらなければならない設定もある
24名無しさん@ピンキー:2006/11/08(水) 22:07:35 ID:3UjuJgzj
ヴァン×ウェンディ萌え
25名無しさん@ピンキー:2006/11/11(土) 14:23:18 ID:GCANK2k9
>>22
ならば、女性軍に弄ばれるけど、何とか童貞は死守する方向で。
26名無しさん@ピンキー:2006/11/11(土) 14:34:59 ID:SIJINJNV
射精しなければセックスじゃないから挿入してもイカなければおk
……ヴァンにとっては地獄だがな
27名無しさん@ピンキー:2006/11/11(土) 19:50:50 ID:0bqmgrPP
ヴァンが女性に玩ばれる話は夏コミで売ってた公式本には載ってたな
28名無しさん@ピンキー:2006/11/11(土) 20:16:13 ID:8u7HoXe1
>>27
それ前スレで一部うpしてもらえたが、結局オチはどんなん?
29名無しさん@ピンキー:2006/11/11(土) 22:03:59 ID:MUXKJyic
「やっ、やだやだ!!!ヴァン!」
ウェンディの体が宙に浮いたかと思うと、ベッドの上にどさりと投げられた。
「ヴァ」
「うるさい」
慌てて起き上がろうとするウェンディの上にヴァンが覆いかぶさる。
窓から差し込む月明かりの逆光でヴァンの顔がよく見えない。
ウェンディは腕を突っ張ってヴァンを起こそうと抵抗するが、年令差、力の差、身長差、男女の差、
どれを取ってもかなう訳はないのだ。
それでも必死で抵抗するウェンディの両手を軽々と片手で頭の上で拘束する。
「俺のお嫁さんになるんだろ?」
耳元で囁かれて、ウェンディの体がびくりと震えた。
30名無しさん@ピンキー:2006/11/11(土) 22:41:15 ID:3oG8ARN6
>>29
続き! 続き!
31名無しさん@ピンキー:2006/11/13(月) 00:19:47 ID:Wu8dpSTD
>>29
ひょっとして>>4の続きなのか?GOGO!!
32名無しさん@ピンキー:2006/11/13(月) 23:43:34 ID:zsMR7+lS
>>29
続き期待!
33名無しさん@ピンキー:2006/11/16(木) 23:41:53 ID:QeTaYTbg
(゚∀゚)神のヨカーン
34名無しさん@ピンキー:2006/11/19(日) 22:36:16 ID:MiH7q9Cd
29はいつまで焦らす気だ。
35名無しさん@ピンキー:2006/11/21(火) 18:08:13 ID:Sbpyxjb3
>>29
文章うまいなぁ
36名無しさん@ピンキー:2006/11/22(水) 22:49:08 ID:A0ZvlHWt
ヴァン×ウエンディ 以外に思いつかないな
37名無しさん@ピンキー:2006/11/23(木) 02:03:44 ID:njM07fjM
俺は逆に、本編設定でどうしたらヴァン×ウェンディエロスが成立するか思いつかない
つかヴァンでエロスに持ってくのが無理だ、職人さんすげえ
38名無しさん@ピンキー:2006/11/23(木) 23:01:42 ID:rzr8LRVj
続きマダー
39名無しさん@ピンキー:2006/11/24(金) 21:24:24 ID:DY7AMmvI
「酔ってるん・・・でしょうか・・・?」
壁にもたれてグッタリとしているヴァンの前に膝をつく。
ヴァンの頬をぺちぺちと叩くと、おぼつかない手つきで振り払う。
ファサリナの顔がその視界に入っているはずだが、虚ろな瞳を向けるばかりでうわの空だ。
「面白いわ・・」
躊躇うこと無く、ファサリナは唇を重ねた。
そのまま舌を割り入れようとすると、ファサリナの肩を弱い力が押し返した。
見ると、肩にヴァンの手が乗せられていた。
「あ・・・いま起きる・・・から・・・」
言い訳じみた事を呟くが、すぐに眠りに戻ったようで、肩の手は力尽きたように床に垂れた。
ファサリナは満足げに口元を上げた。
40名無しさん@ピンキー:2006/11/25(土) 14:56:36 ID:0X8RaicG
職人様、失礼ですが・・・
ある程度まとまってから上げていただけますか。
41名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 18:34:58 ID:NJGUspdb
保守代わりに投下


「ヴァン、今ご飯作るから待っててね」
ウェンディはエプロンを身に付け、手馴れた様子で食材を用意していた。

再会してから丁度半年。ヴァンとウェンディは一つ屋根の下で暮らしている。
正確にはヴァンが空腹になるとウェンディの家にやってくる。
ウェンディからすれば野良猫をもてなす感覚に近い。

ふと圧迫感を感じ振り返ろうとしたが、体に圧し掛かる重さで身動きが取れない。
背後から抱きしめられている事に気付き動揺する。
「ヴァン!?」
「んー」
驚くのは無理も無い。
ヴァンは元々、行動の予測が難しい類の人間で、
お人好しではあるが不器用で乱暴、寂しがり屋だが人との接触を好まない。
婚約者に先立たれた経験からか、女性に対して無関心または臆病。
何より、ウェンディはそんなヴァンに少なからず好意を抱いていた。

42名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 18:35:58 ID:NJGUspdb
キッチンで料理をしていたら後ろから抱きしめられるという行為も
普通の恋人同士なら、よくあるシチュエーションかもしれないが
今現在、とても恋人同士と呼べる関係ではない。
それどころか、ヴァンとウェンディの関係を一言で表す言葉も曖昧。
ヴァンに負けず劣らず、恋愛に関して未熟で疎いウェンディにとっては予想外だった。

「ど、どうしたの?」
なるべく平静を装い尋ねる。
「・・・なんだろうな、スマン。急に抱きしめたくなった」
「なっ!う、ううん別に、いいわよ」

振り返って抱きしめ返すと、ヴァンの胸の下にウェンディの頭があたり微かに心音が聴こえてくる。
いつもと変わらず飄々とした表情とは裏腹に、激しく脈打つ心臓。
(もう少し私が大きかったら、もっと大きく聴こえるのかしら)
ウェンディはもっとよく聴きたいとせがむように、顔が赤くなるのを隠すように、ヴァンを抱きしめた。

傍目から見れば抱きしめ合っているというより、身長差も相まって
ヴァンがウェンディを捕獲しているようにしか見えなかったが
二人っきりの室内。そういった感想を述べる野暮な人間は居らず、
ただ沈黙したまま甘い時は過ぎていったのだった。
43名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 19:48:57 ID:rUIw7/fD
>>41-42
GJ!
続きや別の話も期待
44名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 23:02:07 ID:8D6kVYMK
いいよいいよー
45名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 23:12:35 ID:DL7KtxKd
イイネイイネー
二人らしくてとってもGJ!

自分もヴァンとウェンディの二人が一番好きなのだが、
らしく書こうとするとエロに持ち込めんというジレンマ。
46名無しさん@ピンキー:2006/11/30(木) 01:37:18 ID:gy2m+Oze
というか、この作品エロよりも純愛描写を中心にしたほうが良いSSになりそうだ
47名無しさん@ピンキー:2006/11/30(木) 22:19:06 ID:5sujjeJs
純愛童貞乙
48名無しさん@ピンキー:2006/12/01(金) 11:23:56 ID:prYvu2cv
>42
GJ!
いつジョッシュが空気読まずに乱入してくるかとヒヤヒヤした
49名無しさん@ピンキー:2006/12/01(金) 20:01:16 ID:Y+wziUEf
確かにヴァンは書きにくい。
やっぱりヴァン×ウエンディが一番人気なのかな
50名無しさん@ピンキー:2006/12/01(金) 20:35:40 ID:5hEvzhHE
そんなことはない
51名無しさん@ピンキー:2006/12/01(金) 21:00:04 ID:4zLrva5G
エロにしたいならミハエル×ファサリナ
52名無しさん@ピンキー:2006/12/02(土) 00:57:04 ID:luXxizmF
淫乱だけではないファサリナさんを書けたらネ申
53名無しさん@ピンキー:2006/12/03(日) 09:06:12 ID:ydnie7KJ
捕獲ワロス!!
朝からえーもん読ませてもろた。乙。
54名無しさん@ピンキー:2006/12/03(日) 22:24:36 ID:YKMJnBv4
顔を背けるウェンディの顎を掴み無理やりこちらを向かせると同時にヴァンは荒々しく口付けをした。
「んっ!?やっ…」
舌を絡め歯列をなぞる。腕を拘束され、足を絡められたウェンディは暴れることもできない。
「ん、ん」
息がうまくできず、ぎゅっと目を瞑る。目尻に涙が溜まって行くのが分かる。

長い口付けの後ようやくヴァンが唇を放した。二人の間につ、と銀の橋ができた。
「ヴァン…」
55名無しさん@ピンキー:2006/12/04(月) 00:49:02 ID:89LfSuUv
きたあ( ゚∀゚.)ああああ

続き待ってます。
56名無しさん@ピンキー:2006/12/04(月) 10:13:30 ID:x3LL2e3r
ファサリナの内は電気がはしるんだよなぁw
57名無しさん@ピンキー:2006/12/05(火) 07:48:43 ID:wmJmbeRV
あれってミハエルとキスしたりしても、ビリビリくるんだろか?
58名無しさん@ピンキー:2006/12/11(月) 17:39:47 ID:NeUQHL54
やっぱりヴァンにはエレナだと思うんだ
59名無しさん@ピンキー:2006/12/12(火) 21:40:23 ID:Xp2nazCj
だめだ。俺の中でエレナ=ゆりっぺ(ダイバスター)という等式ができているから
60名無しさん@ピンキー:2006/12/13(水) 00:35:37 ID:KvJvBsnQ
ヴァン×ウェンディなんて一番どうとでもできそうだよな
二人っきりで洞窟とかいたんだし
61名無しさん@ピンキー:2006/12/13(水) 01:38:42 ID:+axC1dh+
>>60
では、君に期待している!
是非、投下を!
62名無しさん@ピンキー:2006/12/14(木) 00:28:14 ID:RWSQvhgf
>>58
うん、ヴァンもレイ兄さんみたくエレナに会わせてやりたかった。
レイ兄さんはもう一人のヴァンで、あれはもう一つのEDとはわかっているけど。
63名無しさん@ピンキー:2006/12/17(日) 12:52:11 ID:4Mr9hMf7
ブァンはロリコンになればいい。
64名無しさん@ピンキー:2006/12/17(日) 17:06:40 ID:SFVbqzw1
ただ童貞を失って欲しくはない、そんな矛盾
65名無しさん@ピンキー:2006/12/17(日) 17:19:15 ID:2HB7AJT6
射精をしなければセックスではない、そんn(ry
66名無しさん@ピンキー:2006/12/17(日) 18:30:18 ID:MpXtLZCs
ロリコン・巨乳好き・尻萌え・清楚ラブ
このスレの需要はそんなところか
67名無しさん@ピンキー:2006/12/19(火) 23:54:47 ID:n8a8FKej
需要はあれど
68名無しさん@ピンキー:2006/12/20(水) 00:09:03 ID:zGIfYrmV
供給が
69名無しさん@ピンキー:2006/12/23(土) 02:35:28 ID:7rMvxG+S
だれか小説書いてくたら>>90がおっぱいうpしてくれるってよ
70名無しさん@ピンキー:2006/12/25(月) 17:11:45 ID:579HOSzB
人いないなぁ…
71名無しさん@ピンキー:2006/12/25(月) 19:15:26 ID:pSl4mNlu
(-_-)
(∩∩)
72名無しさん@ピンキー:2006/12/29(金) 05:50:42 ID:F3PU11tx
(-_-)(-_-)
(∩∩)(∩∩)
73名無しさん@ピンキー:2006/12/29(金) 23:16:30 ID:MQctN28s
(-_-)(-_-)
(∩∩)(∩∩)
(-_-)
(∩∩)
74名無しさん@ピンキー:2006/12/30(土) 08:46:05 ID:9LlItcHS
三人揃っても文殊の知恵は出ず
75名無しさん@ピンキー:2006/12/30(土) 22:52:12 ID:lXXW6dWp
座して職人を待つばかりでなく、エロ妄想の一つも披露したらどうなんだ
76名無しさん@ピンキー:2007/01/01(月) 00:26:52 ID:9nJxCbDX
冬コミ収穫あったかい?
77名無しさん@ピンキー:2007/01/03(水) 21:49:03 ID:2e/w8c5a
age
78名無しさん@ピンキー:2007/01/04(木) 13:47:33 ID:QWzOKlPc
「何で、置いていってくれなかったの?」
「……すみません。同志の夢が潰え去った今、貴女が絶望するのは解っていました。でも」

廃屋の中で、少年は懺悔するように呟く。

「酷いことをしているのは解っています……それでも、僕は貴女に生きて欲しかった」

生き残ってしまった女は、ただ涙を流し続ける。
何故、自分を連れ出して来たのかと。同志があの男に打倒された時に、自分の存在意義も消え去ったと言うのに。
生身ででも構わずあの男に吶喊して討ち死にするか、せめて、あの瓦礫に押し潰されて死んでいれば良かったのに。
なんで、この少年は自分を助けたのか。
自分と同じように、同志の導きに全てを委ねていた筈なのに。
何故、理想が潰えた後でも、生きようとするのか?
かぎ爪に救われ、かぎ爪に存在意義を与えられた女は、少年が理解出来なかった。
自分よりも強い力を持ちながらも、揺らぎ、迷い続けていたこの少年が。

「理解してくれなくても構いません。憎んでくれても構いません。今の貴女が抜け殻なのならば……」
「……」

服が、速やかに剥ぎ取られる。
脱力しきっていた彼女は、抵抗する様子も無く、決意に満ちた少年を見上げる。

かつて、彼女が少年に女を教えた時とは逆に、少年から女に触れた。

「僕が、貴女を……」

その先は、声にならなかった。
少年が女の虚ろを埋めれたかどうか、それは定かではない―――。
79名無しさん@ピンキー:2007/01/05(金) 04:01:41 ID:qb9EbdBJ
ミハエル×ウェンディがあればいいのにと思ってる自分は近親モノが好きなのかも知れない
80名無しさん@ピンキー:2007/01/06(土) 02:02:54 ID:n/dpHkhS
>>78
GJ!この二人を書いてくれてありがとう!
俺としてはファサリナさんがミハエルを助けようとしていたから、こういう見方は新鮮だった
81名無しさん@ピンキー:2007/01/06(土) 14:51:09 ID:oga7Z6Ni
プリシラキボン
82名無しさん@ピンキー:2007/01/07(日) 12:18:32 ID:FUpgrlpx
>>78
すげ。ウマいなー。どーも乙です。
83名無しさん@ピンキー:2007/01/08(月) 02:05:54 ID:nHpEqOuE
シノさんとレイ兄さんとか想像がつかない。
84名無しさん@ピンキー:2007/01/08(月) 11:51:50 ID:7zH/2ZSv
つかシノさん存命時の兄さんが想像つかない
85名無しさん@ピンキー:2007/01/09(火) 01:28:49 ID:5XgYiqJd
意外とおっぱい星人だったり。
86名無しさん@ピンキー:2007/01/11(木) 04:08:40 ID:yoK1kgor
>>80 >>82 感想どうも。もうちょっと、書いてみようか。

「さようなら、兄さん」

背中で聞いた妹の声は、酷く悲しげでそれでいて決意に満ちていた。
もはや、逢うことは二度とあるまい。兄妹2人で身を寄せ合って生きてきた時は戻らない。
エバーグリーンでの生活は、もう過去の事になってしまったのだ。

「ミハエル君!!しっかりして……ねぇミハエル君!!」

朦朧としながらも、歩き続けた後。
気が付くと、ファサリナさんの顔が、こっちを見ていた。
ああ、そう言えば、あの男の一味の女に武器を向けられてて、僕が割って入ったんだっけ。

彼女も酷く悲しげだった。同志が崩御されたからだろうか?
それとも……?

「!!」

天井の、壁に大きな罅が入るのが見えた。ファサリナさんは、こっちを見てて気付かない。
銃創と、妹を庇った時に受けた傷を無視して彼女を引っ張って転がる。
間一髪で瓦礫の下敷きになるのを逃れた。
全身が酷く痛むが、ファサリナさんが無事なら、どうという事でもない。

「大丈夫、ですか?」
「ミカエル、くん」

ファサリナさんが、僕の顔を見上げて来る。彼女は常に儚い。同志の傍らに居た時も。
オリジナルセブンの一人として行動する時も。鎧を駆って戦う時でさえも。

彼女を確かに感じれたのは、彼女と1つになった時だけだったかもしれない。
柔らかい唇と紅くてねっとりとした舌。汗に濡れた絹のような滑らかな肌。
ファサリナさんの中は、何処までも深くて熱かった。
彼女と出来るだけ長く繋がっていたくて、腰を動かし続け、何度でも放った。

今思えば。あの時だけ、僕は彼女だけを見ていた。
同志の掲げる大義も、捨て去りながらも思い続けた妹の事も。
彼女が僕と肌を合わせた理由も、掻き消えていた。
ファサリナさん、僕は貴女に僕を見て欲しかった。
同志が崩御され、貴女は絶望しあの女に殺してくれと懇願していた。
僕は彼女の絶望を知っても尚、彼女に生きて欲しかった。

見上げてくる貴女の顔は、涙に濡れている。彼女を支えて来たものが崩れた絶望か。
それとも、僕の為に流したのか解らない。それでも、僕は嬉しかった。僕に、駆け寄ってきてくれて。

儚かった彼女の心の中に、僕が存在していた事が解って嬉しかった。

「無事で、良かったです。早く、逃げま―――」
「ミカエル君、駄目よ、意識を保って、ミカエル君、ミカエルくん!!」

彼女の温かい身体に覆い被さる。力が抜けていく。体温と血が抜けていく。
でも、ファサリナさんの身体はとても温かい。
それなら、それでいい。僕は、彼女に、生きて欲しいんだ。

遠離っていく意識の中、何故か、温かいモノが唇に触れた。
そんな、気がした。

続く。
87名無しさん@ピンキー:2007/01/11(木) 21:18:47 ID:n0w/ggse
悪くない。

悪くないけど、「ミハエル」な。
88名無しさん@ピンキー:2007/01/11(木) 22:05:27 ID:7XCJ1GxY
( ゚ Д゚)・・・


(つд⊂)ゴシゴシ


(;゚ Д゚)・・・・・・


(つд⊂)ゴシゴシゴシゴシ

 _, ._
(;゚ Д゚)・・・・・・・・・!!

ごめん、首吊ってくるわ。
次回作載せるときに修正ver載せるんで勘弁してつかぁさい。
間違えを正してくれてありがとう、ありがとう!>>87(かぎ爪で抱擁
89名無しさん@ピンキー:2007/01/12(金) 02:36:19 ID:Qmrcp/Wk
読み始めてわくわくさんして
いータイミングで間違えたな

不信を抱きつつ読み進んでちょッとツボったところで
間違ったまま連呼なんで、ワザとなのか笑うトコか迷ったよ
雰囲気が好きなんでゴシゴシレスでふざけてた訳じゃ無いんだと安心した(>>86=>>88ヨナ?
もう、マイケルでもミケーレでもミシェル、ミハーイ、ミゲル、ミヒール何でもいいや
ファサリナさんが間違ってなけりゃ

続き待ってます
90名無しさん@ピンキー:2007/01/13(土) 00:32:57 ID:lWPlN1rK
続きが読めるとは思ってなかった、まじ感謝。
そして次回もあるとは…冬場に全裸待機しそうな気分だぜ。
91名無しさん@ピンキー:2007/01/19(金) 02:17:14 ID:3s35v5nT
保守
92名無しさん@ピンキー:2007/01/20(土) 03:24:04 ID:QO0KTPUp
保守
93名無しさん@ピンキー:2007/01/27(土) 23:58:29 ID:gu7JgyEL
あげあげえぶりない
94名無しさん@ピンキー:2007/01/30(火) 02:01:57 ID:PLSLyZ6D
ミズーギーの国でもしウェンディが負けておしおきがもっとエロいのだったら
よかったのに。

ってこれで誰か書いてくれたらなぁ・・・
95名無しさん@ピンキー:2007/02/03(土) 18:32:34 ID:DJwUGTO9
96名無しさん@ピンキー:2007/02/07(水) 00:11:04 ID:wdAkf0fJ
ヴァン×カルメン99きぼん
97名無しさん@ピンキー:2007/02/13(火) 06:15:56 ID:5kknK+F8
98名無しさん@ピンキー:2007/02/19(月) 07:19:11 ID:cUfmcbc8
保守
99名無しさん@ピンキー:2007/02/19(月) 13:44:55 ID:1ibmksq8
「シノ、サンクションズチャージ、ヴォルケイン」
「はいはいわかったわ。お洗濯が終わったらね」

「…デリート」
(早!)
100名無しさん@ピンキー:2007/02/21(水) 03:49:16 ID:ugryZmDU
ファサリナ×童貞ヴァンの逆レイプ系でキボん
101名無しさん@ピンキー:2007/03/01(木) 00:46:15 ID:96gnsWMv
エロくないけど書いたから出してみる。とりあえずガドさんごめん、超ごめん。


んん、と甘やかに漏れる息は女の声音。
獣じみた呼吸は男の気配。切れ切れにくちゅくちゅと濡れた音は、接吻を重ねているのだろう。
水音の合間に荒く息を継いで、押し殺した睦言を交わして、また唇と・・・舌の絡み合う、淫らな音。
がたりと棚が揺れる。目の前の段に女が後ろ手を突いて、
裏に隠れたガドヴェドは見つかるんじゃないかと肝を冷やした。
・・・まったく、さっさと出て行って怒鳴りつけるべきだった。
ここは倉庫だ、こそこそと逢瀬をする場所ではない。
それも勤務中に所員が二人で入ってきて、まさかこんな振る舞いをするとは思わなかった。
ただ男に新しい仕事を教える、彼女の仕事ぶりを見てみたかっただけなのだ。
娘ほど年の離れた彼女は、自分で見付けてきた新入りをひどく気にかけて、
熱心に世話を焼いていた。友人でもあるガドヴェドにも、その男のことばかり話すぐらいに。
男の方は何を考えているのか、
妙に子供じみているから彼女に懐いているのはわかりやすかったが、それだけに。
・・・これほどの仲とは、思いもしなかった。
102名無しさん@ピンキー:2007/03/01(木) 00:48:42 ID:96gnsWMv
かさりと彼女の白衣が揺れる。襟に手をかける男を、なだめる女の声が聞こえる。
乱れ喉を鳴らす吐息の合間に、切なげな制止の言葉。
それすら飲み干すように男は飢えた唇を寄せる。
もがく手に手を重ねて。棚に座りこんでしまった彼女に半ばのしかかり、
長い髪ごとかき抱いて、好きだ好きだと繰り返す素朴さにガドヴェドは複雑な思いを浮かべた。
・・・見たところ、どうやらこの男はまだ女を知らないらしい。
彼女が悩ましげに身をよじる。男の片腕は愛しげに女の背を抱き留め、
もう片手はどこに触れるのか、吐息にかすかな喘ぎが混じり、喜悦が制止の声を震わせる。
・・・彼女も、それが余計に男を駆り立てるとはまだ知らないのだろう。
はね落ちた男の帽子など構わず踏みにじりさえして、
きっと初めての恋に溺れる二人は、いつからこんな仲だったのか。
懸命に巡らそうとする思考を、くらくらと揺れる棚が邪魔する。
熱い囁き合いが耳を刺す。屈託ない忍び笑いがどこか嘲笑めいて聞こえる。
飽きず鳴り続ける接吻の音、女の腰をなぞる男の若い指、恍惚と流れ落ちる長い髪、
するり、白衣を剥かれた彼女の肩。それが目を焼き胸を焼き、
異様な感情が巻き起こり、膨れ上がり、

・・・これは、感じてはならないものだ。
103名無しさん@ピンキー:2007/03/01(木) 00:56:05 ID:96gnsWMv
封じ込めようとして、ガドヴェドは失敗した。
あの手が俺の手であれば、彼女がこの腕の中にいれば。
目を見交わして唇に触れて、あの若い腕で抱きすくめて。腹に湧く妄念の卑しさに愕然とする、
・・・私は、オリジナルセブンだ。正義の執行者。星の導き手。
・・・それが年甲斐もなく、若い娘に。友人であるあの人に。
・・・流れ者の、若いだけのただの野良犬が。この男が彼女をたぶらかすから。
・・・こんな男などよりよほど、俺の方が・・・。

一瞬。ほんの一瞬よぎった考えを、心底恥じた。
恥じながら欲の甘美さに背を粟立てる、己の弱さにガドヴェドはただただ憤る。
まだ夢中で身を寄せ合う二人は、長身痩躯の青年と細やかな美女、
見た目は似合いと見えなくもない。
男の物腰をもう少し磨いてやれば、少なくとも野良犬とは思わずに済むだろう。
彼女に見合う男に鍛えて、さっさと娶らせてしまえば、似合わない欲など無用になる。
もとより叶うわけもない、その必要もない、これはただ一瞬の気の迷い。
そう結論付けて、ようやく腕をほどいた二人を見た。
立ち上がろうとして逢瀬の余韻によろける彼女を、すかさず男が抱き支える。
離れがたそうにまた唇を求める男の、やけに真摯な横顔。
男の胸にすがる彼女の、柔らかく重ねた手。
拾い上げた帽子をもてあそんでは何事か微笑み合って、
本来の仕事だったらしい書類の束を担いで出て行く姿に、
思い惑う必要はない。断じてない、はずだ。
・・・「彼」ならば何と言うだろう?
到底相談などできないとはわかりながら、ちらりと思って。
ガドヴェド・ガオードは、やっと棚の裏から這い出した。
104名無しさん@ピンキー:2007/03/01(木) 20:33:25 ID:77621XnF
おお神来てた!
まだガドベドさんの指導が入る前の野良犬ヴァンかw
面白かったよ(*゚∀゚)=3
105名無しさん@ピンキー:2007/03/02(金) 09:38:55 ID:AA972aVq
何回も読んじまった
童貞かわええのう

ガドヴェドさん ありがとう
106名無しさん@ピンキー:2007/03/03(土) 23:11:27 ID:7j9PPsno
>>101-103
GJ!(*´Д`)
純潔を失わせる事なくちゃんとエロい話になってるw
107名無しさん@ピンキー:2007/03/07(水) 20:29:38 ID:aT22ENs4
>>101GJ
GyaOでもっと話が進んだらここも人が集まるかな?
108名無しさん@ピンキー:2007/03/19(月) 19:49:15 ID:eBcNuXGH
保守
109名無しさん@ピンキー:2007/03/22(木) 12:48:05 ID:71FFPb+U
hoshu
110名無しさん@ピンキー:2007/03/28(水) 13:04:36 ID:Hi5zfmPv
愛知終了age
111名無しさん@ピンキー:2007/04/02(月) 12:34:16 ID:/DynqRfc
hoshu
112名無しさん@ピンキー:2007/04/04(水) 16:23:15 ID:/Zm5N4nK
復活してたのか。保守。
113名無しさん@ピンキー:2007/04/08(日) 19:29:02 ID:bh3Mn3tI
保守。
114名無しさん@ピンキー:2007/04/10(火) 08:32:57 ID:IKYEcJyJ
保守
ゾネットで99はファサに個室に押し込まれ
セクハラされた様にしか見えませんでした。
ファサは女性相手でもいいのでしょうか。
115名無しさん@ピンキー:2007/04/10(火) 21:42:32 ID:1+Kc+V0q
なんのために伸縮自在の棒を持ってるとお思いなのですか
それとセクハラなんてごまかさずに暴行と言うべきです、無論性的な意味で
116名無しさん@ピンキー:2007/04/11(水) 13:15:50 ID:uxfOxJFI
そうか、伸縮自在の棒を使うとは、お前、頭いいな!
そりゃあ、プライベート半分にもなる罠…
117名無しさん@ピンキー:2007/04/13(金) 10:43:49 ID:j0wQwKkb
保守
118名無しさん@ピンキー:2007/04/17(火) 18:44:06 ID:yZ3+CSN7
保守。
119名無しさん@ピンキー:2007/04/20(金) 00:17:27 ID:QYy8d4O2
保守age
120名無しさん@ピンキー:2007/04/21(土) 14:53:31 ID:NlMIqRL0
これ、いったいどうやって着るのかしら?
ユキコは昼間の競技の時にちらっとみせられた罰ゲーム用の特殊な水着、
超拘束水着が凄く気になっていた。気になって眠れずに大量の水着の保管されて
いる倉庫にこっそりと見に来たのだった。倉庫の奥の特殊なクローゼットの奥の
マネキンに装着されてその超拘束水着はあった。
ユキコはドキドキしながら、その水着に手を触れてみた。
少し厚手の革のような素材で決して露出が多くないようだが超拘束という名前から
想像できるように無数ベルトで全身を縛り上げるように出来ていて、しかも脱げないように
だろう、いくつもの鍵が付いている。鍵がなければ今着せられているマネキンから
脱がすこともできないようだった。
「あら、着てみたいの?昼間もあなただけすごく興味もったみたいだったわね」
ユキコが驚いてふりむくと水着女王とファサリナが倉庫の入り口に立っていた。
121名無しさん@ピンキー:2007/04/23(月) 15:31:09 ID:60cdTH3G
続き期待sage
122名無しさん@ピンキー:2007/04/24(火) 17:30:19 ID:C9ckWTNp
>>120続き期待保守

男子禁制の王国に単独侵入を果たした漢、カメヲ。
女子の暴走を食い止め、結果的に王国に平和をもたらした勇者。
さすが亀。
123名無しさん@ピンキー:2007/04/27(金) 05:23:58 ID:r5g0nwaf
保守

ここでは女性化とかはタブーですか
124名無しさん@ピンキー:2007/04/27(金) 20:18:17 ID:zUuT4pVn
>>123
女性化などしなくとも個性的で魅力的な女性は多いではないか
…第1話にでてきた市長の秘書とかラッキーの取り巻きネーチャンとか…

女性化するなら最後のオチは
ジョシュア「○○と言う夢を見たんです…」
ヴァン「寝ろ」
ジョシュア「眠れません」
ヴァン「寝ろ」
ジョシュア「眠れません」
…で行け。

125名無しさん@ピンキー:2007/04/27(金) 21:38:27 ID:IQEXCKTy
つーか性別反転系は専用スレあるからそっち行った方がいいんじゃね?
いくら過疎スレでも、折角投下した作品を叩かれちゃ嫌だろ。
126名無しさん@ピンキー:2007/04/28(土) 15:26:11 ID:PBjv4C1N
まあ、そもそもベーシックな作品が少ないところに
いきなり超変化球はちとアレだわなぁ
127名無しさん@ピンキー:2007/04/28(土) 17:25:08 ID:waX8YADT
ヴァンが女だったらファサリナと大差ない境遇になってたかなあ...
とか想像しちまった俺のバカバカ

...ヴァンとファサって生い立ち似てるよね?
128名無しさん@ピンキー:2007/04/29(日) 02:49:07 ID:TCi0FIKS
この板の他のスレを見たことがなかったので
専用スレがあることに気づきませんでした。
失礼致しました。逝って参ります。
129名無しさん@ピンキー:2007/04/29(日) 05:09:18 ID:xbioGbbX
女性化の良さがイマイチわからん
女が少ない作品ならわからんでもないけど
130名無しさん@ピンキー:2007/04/29(日) 18:37:47 ID:D/HQbf9n
>>129
まあ、分からんならそっとしておくが良いよ。
住み分けてくれてるんだから何も言うことは無い。
131名無しさん@ピンキー:2007/05/01(火) 07:08:50 ID:ZD4W3X0O
非童貞なヴァンってのはどうだろうか
132「素直になれたら」:2007/05/02(水) 10:12:31 ID:qAo9Kx30
ねえヴァン。
ねえねえねえ。ねえったら、ヴァン。
大好きよ。愛してるわ。ねえ。だからキスして。
いっぱいいっぱいキスして。名前を呼んで。
カルメンって。カルメンって呼んでくれたじゃない。あの時みたいに呼んで。
ねえ。ほら。私のおっぱい、おっきいでしょう?
挟んであげる。しごいてあげる。つつんであげる。
ねえヴァン。舐めてえ。
私のおっぱい。乳首。おまんこ。
アンタに舐めて欲しいの。アンタじゃなきゃ嫌なの。
ねえねえヴァン?アンタの童貞、アタシに頂戴?
アタシが教えてあげる。もらってあげる。奪ってあげる。
だから、ねえ、抱いて。抱きしめて。ヴァン。ヴァン…

「ヴァ…」

と開いた口のままで目が覚めた。
見慣れた天井。
そうだ。ここはアタシの家。
トリノリアの家じゃなくって、情報屋としてのアタシの、隠れ家。
で、ヴァンはどこに?ヴァン…ヴァン…っと。
そうか。そうよね。いるわけないわ。
あの最後の戦いから丸一年。
影も形も、噂すら無い男が、アタシのベッドにいるわけ無いんだった。
に、しても。

「んーーーー!ぎゅーーーー!やーーーー!もーーーー!」

ブランケットを頭までかぶり、枕に顔を埋め、足をばたつかせて叫ぶ。
なにあの夢。あれじゃあまるで、ただの色情狂じゃない!
何が、大好きよ?愛してる?うわー恥ずかしい。うわー恥ずかしい。恥ずかし過ぎる。
生まれてこの方、そんな台詞口にした事なんて一度も無い。
そんな台詞、相手が言うもの。アタシが口にするなんてありえないし、それに応えた事
だって、数えるほどしか無い。
流石に処女では無いものの、自慢じゃないが身持ちは固いのだ。
に、しても。

「…欲求不満なのかしらねー」

それは否定しない。
最後に男に抱かれたのは、多分もう3年以上は前だ。
仕事だって忙しかったし、ヴァン達と一緒に旅をしていた頃は本当にそれどころじゃ
無かったし。
ヴァンの事が好きだったと自覚してからというもの、他の男に抱かれるなんて想像も
出来なくなってしまった。
133「素直になれたら」:2007/05/02(水) 10:13:43 ID:qAo9Kx30
「はあ……」

こうして年をとってゆくのだろうか。虚しすぎる。
ブランケットに包まれたままもぞもぞと、手をTバックのショーツの中に突っ込んで見る。

「あー…やっぱし」

濡れてる。
このショーツも、もう捨てなきゃダメね。結構高かったし、気に入ってたのに。
アタシは濡れやすいし、愛液の量も多い、らしい。
普段は気をつけているんだけど、こんな淫夢の後は、大抵洗っても落ちないくらいの
染みをショーツに残してしまう。

「今度から裸で寝よっかなー…っと」

言いながらブランケットから手だけ出し、枕元にある小箱の中を漁る。
いつもの、アタシの相手。
アタシが15の頃からのお友達。
お手製の、バイブレーター。

「んっ……」

タンクトップ越しに分かるほど、乳首が勃起してる。悪い子ね、カルメン。そんな子に
はお仕置きが必要よ。ほおら、強く捻り上げてあげる。

「んあっ!」

バカね。カルメン。素直にならないからこういう目に会うのよ。本当はいやらしい癖に。
ほら、カルメン。何が欲しいの?言って御覧なさい。

「い、いや、いやあ…」

タンクトップ越しじゃもう物足りない。捲り上げて直に乳房を揉みしだく。
いつもお手入れを欠かさない、自慢の99cmのバスト。乱暴に扱うのは、こんな時だけ。
134「素直になれたら」:2007/05/02(水) 10:14:30 ID:qAo9Kx30

「あ。く。ああ!」

どうせ汚れちゃってるんだし。いっぱいショーツ汚しちゃおう。
ほおらカルメン。いやらしい染みがいっぱいこびりついているわよ?

「い、いやあ、見ないでえ…」

嘘ばっかり。本当は見て欲しい癖に。

「ち、違うわ。そんなこと…」

うそつき。本当は見て欲しいんでしょ。この、おまんこ汁で汚れたパンティー。
メスの匂いの染み付いたこのパンティーを見て興奮して欲しいんでしょ?

ヴァンに。

「くっ!あっ!ああああっ!!!」

ヴァン!ヴァン!ヴァン!

「い、いやあ・・・」

ぐりぐりと、バイブをショーツに擦りつける。
ああ、ダメよ、ヴァン。そ、そんなとこに擦りつけないでえ!
だ、ダメだったら!匂いなんて嗅がないで!

「ダ、ダメ…ダメ…」

言いながらバイブのスイッチを入れる。
軽い音と共に、クリトリスに振動が伝わって来る。
あまり強くないのがすき。ショーツの上からあてるくらいが丁度よくって、子供の頃から
止められないでいる。こんなオナニー。

「あん…あん…あんっ!」

甘えた声、出してる。いいよね?誰も見てないんだし。

「やあんっ…ヴァン…ダメだったらぁ…」

こんな風に甘えたって、どうせアタシは可愛くない。
いいじゃない。妄想の中でくらい、可愛い女を演じたって。
135「素直になれたら」:2007/05/02(水) 10:15:18 ID:qAo9Kx30
「い、イヤ。ダメ、入れないで!ヴァン!」

ショーツの脇から、バイブが…ヴァンのおチンチンが、入ってくる。
アタシを四つんばいにさせ、もどかしげに押し付けてくる。
ダメ、ヴァン、そ、そこは違うわ!そこはお尻の穴よ!
そう、もっと下。だ、ダメ!クリトリスをおチンチンの先で弄らないでえ!
あ、そう。そこ。って、ダメよ!入れちゃ、いやあ!

「ああ、お、犯さないでぇ…!」

分かってるわ。か弱い女なんかじゃないって。
でも、でもいいじゃない。今くらいそんな気分に浸ったって。
それに、ヴァンにはきっと敵わない。力ずくで来られたら、アタシ、きっと犯される。
こんな風に。

「ぐうっ!!」

後ろから一気に奥までバイブを捻じ込んで、スイッチを最強にする。
そのままショーツを穿きなおすと、入れっぱなしのバイブのせいでショーツの又布が盛
り上がって、まるでおチンチンを勃起させているみたいになった。いやらしい。
もっと、もっと食い込ませちゃおう。
ああ、アタシの手を離れ、ショーツの中でバイブが勝手に暴れてる!
そう。ズボズボされるより、グリグリされる方がすき。すき!だいすきぃっ!!

「あ、あ、あ、イキそうっ、イクッ、イクぅっ!!」

し、子宮をグリグリしてぇっ!グリグリしてぇっ!ヴァン!
や、や、やだ、やだ、グリグリ気持ちいい!グリグリ気持ちいいよおっ!!
ィ、イ、イクぅっ!!!!

「あ、あああっっっ!!!!」

最初の絶頂の波が、アタシを襲った。
ブランケットの中で足先までぴいんと張り詰めて、息も絶え絶えに喘ぐ。
膣圧でバイブが抜けちゃいそう。Tバックのショーツのゴムじゃ抑えきれない。
や、やだ。やだやだ。まだ挿れていたい。まだグリグリしてて欲しい。
ベッドからちょっと離れた床の上に、昨日脱ぎ捨てたままになっているデニムのショー
トパンツがあった。そうだ、あれ、穿いちゃおう。
136「素直になれたら」:2007/05/02(水) 10:15:51 ID:qAo9Kx30
よろめきながらベッドを出て、ふらつきながらショートパンツを穿いた。
もともと体にぴっちり張り詰めるくらいのサイズが好きなせいで、股間のバイブは身体
の一番奥まで押し込まれる。やだ、これ、気持ちいい。

「ん、んんっ・・・!」

あ、あ、奥まで、奥まで来てる!
油断すると脇からショーツが見えそうなほど短いショートパンツ。
ショーツは見えないでしょうけど、でも見て、ほら、愛液が垂れてきちゃってる!
良く見て!股間がもっこりしてるでしょ!バイブを、バイブを挿れているのよ!
ねえ見てヴァン!アタシ、いやらしいでしょ!見て!ヴァン!

「あ!あ!あ!」

穿いたまま、立ったまま。
イクわ。イキそう。イカされそう!
見て。見ないで。見ないで。見て!
い、今、こんなとこ、こんなとこ、ヴァンに、ヴァンに見られたら、見られちゃったら!

「ア、アタシ、アタシ、もおっ!」
「あのー、すいません。なんか、食うものとミルクを…」

いきなり部屋のドアが開いた。
開いた先には、タキシードに帽子の男がいた。
137「素直になれたら」:2007/05/02(水) 10:17:02 ID:qAo9Kx30
「……ヴァン?」

頭、まっしろ。何?何?何これ?夢?
なんで、なんでアタシの家に、アタシの部屋に、ヴァンが?

「なんっ…でえぇっ・・・っ!!!」

あ。あ!あああ!!!
ダメ!来ちゃう!来ちゃってる!バイブが!バイブがあっ!
ダメ!来る!来ちゃう!ヴァンの、ヴァンの前でえっ!
ダメ!ダメ!ダメ!止まって!イっちゃ!イっちゃダメよ!

「あー。いや、なんか、この辺りに女の情報屋がいるって聞いて。っておい、大丈夫か」
「だ、大丈夫よ。ちょ、ちょっと風邪気味なだけっ、だ、からぁ…っ」

大丈夫なわけない!も、もうダメ!な、何とか誤魔化さないと。
そ、そうだ。トイレにっ!

「わ、悪いけどヴァン。ア、アタシ、ト、トイレにっ…」
「お。そうか。何かそういや、顔色悪いぞ」
「ちょ、ちょっとね。だからちょっとだけ待ってて…っ」
138「素直になれたら」Aパート終了:2007/05/02(水) 10:18:05 ID:qAo9Kx30
気力を限界まで振り絞り、踵を返した。
股を閉じていないと、太股から愛液が垂れているのがバレちゃう。
変に内股で歩いてるのは、便意だと思ってくれるだろうか。
それもとってもみっともない話だけど、でもマシ。ずっとマシ。
ヴァンの前でイキ顔晒すよりよりは、ずっと。
だってもう限界。バイブはひっきりなしにアタシの子宮を責めたててる。
もう少し、後少し刺激を与えられたら、アタシ。


「おい、大丈夫か。カルメン」






あ…






な、名前……






呼ばれちゃったぁ……






「イ!グ!グゥッ!!!ゥーッ!!!!!」

ガクガクと身体が震える。
股間から何か生暖かいものが垂れる。漏れる。滴る。
あ。ショートパンツのお尻まで染みが広がって、ポタポタ落ちてる。
これ、愛液じゃないやぁ…おしっこだぁ…
あははは…アタシ、イってる…
ヴァンの前で。ヴァンの前で、おしっこ漏らしながら、イってる…
視界が、暗転した。
フローリングの床に派手な水溜りを作りながら、アタシは倒れた。
139名無しさん@ピンキー:2007/05/02(水) 12:40:00 ID:9A2mqGKK
乙!
は、早くBパートを…
140名無しさん@ピンキー:2007/05/02(水) 21:26:34 ID:amrheEGE
ガン×ソード(GUN×SWORD)キャラクター人気投票
http://anime2.2ch.net/test/read.cgi/anime2/1176018431/499
141名無しさん@ピンキー:2007/05/06(日) 00:15:02 ID:OhObNQVp
続き期待age
142名無しさん@ピンキー:2007/05/11(金) 00:07:56 ID:wcU2t1B4
保守
143名無しさん@ピンキー:2007/05/14(月) 21:42:15 ID:7IpPL+N8
保守
144名無しさん@ピンキー:2007/05/16(水) 18:04:43 ID:iknJ8LIj
Bパート保守
145名無しさん@ピンキー:2007/05/21(月) 09:56:54 ID:2NAJuzZA
Bパート待ちage
146名無しさん@ピンキー:2007/05/24(木) 03:25:56 ID:7yaNIQXh
保守
147名無しさん@ピンキー:2007/05/27(日) 15:51:35 ID:wrw3TGAi
キャプテン・カイジは需要あるのか?

つか、相手は誰にするんだ?
148名無しさん@ピンキー:2007/05/27(日) 17:14:16 ID:+I1Rttc8
相手はウェンディでおk
149名無しさん@ピンキー:2007/05/27(日) 18:43:25 ID:RguyF8r7
漫画のヒロイン・ビビアン・ザナック・配下のクルー
後半考えればキャサリンやカルメンとも接点がある
150名無しさん@ピンキー:2007/05/31(木) 21:29:02 ID:Hk4ebF14
あ、ユキコ忘れてた
151ユキコ水着ネタ1:2007/05/31(木) 23:36:42 ID:XVJop7WO
続き期待保守ついでに
>>120さんの続きではありませんが、ユキコ拘束水着ネタをお借りしました。
勝手に申し訳ありません。
エロ無しギャグです。

「ユキコが戻らないって?」
水着女王キャサリンに会いに行ってホバーベースに戻ってきたカルメンは、
不安そうなプリシラとウェンディに迎えられた。
「買い物の途中ではぐれてしまったんです」
「ブラウニーに荷物を積んだ後、気になることがあるって残ったの。
すぐ戻るって言ってた筈なんだけど…」
遅いので、一度荷物を船に置いてまたユキコを迎えに行くつもりだったと2人は言った。
「じゃあアタシがちょっと行ってくるわ」
カルメンは仕方なく、荷物を運ぶのには向かないが、
小回りのきくタンダーでユキコを迎えに行くことにした。
「ボクも行きます!今は男子禁制ではないのでしょう?
でしたらボクもボディーガードとして連れて行って下さい!」
ジョシュアが誰かに気を遣うなど珍しいこともあるものだが、
「女性は守る者ですから!」というのを制してまで置いていくほどではないだろうし、
何かあった時にユキコを守ることくらいならできるだろう。
2人はミズーギィの街に戻って行った。

一方その頃ユキコは、例の「超拘束水着」が気になって、倉庫に来ていた。
少し見てみたら帰るつもりだった。誰もいないし、少しだけなら…。
しかし、見るだけでは終わらなかったのである。
罰ゲームは必要なくなったので超拘束水着は処分してしまおうかと思っていた水着女王と、
譲ってもらうことにしたファサリナが倉庫に入って来たのだった。
「あなた、それが欲しいの?でもこちらの人に譲ることにしていたのよ。
悪いけど他をあたって頂戴」
「申し訳ありません…。
でもあなたのような清純な方が着るのが一番似合うのかもしれませんね…」
こんなものに興味を持って見てしまうところを見られてしまった。
ユキコは顔を真っ赤にして逃げ出そうとした。
「す…すみません…、お邪魔しました…っ!」
「あら、別に見るくらいいいんですよ。
そうですね、一度着てみてもよろしいのではないでしょうか?」
逃げ出したユキコをあっさり捕らえ、
ファサリナはユキコの着ていた水着を器用に脱がしていった。
「や、やめて!そんなつもりじゃ…!」
「恥ずかしがらなくてもいいのよ。水着を愛する気持ちは素晴らしいわ」
水着女王の伸びる金属繊維水着とファサリナの柔らかい棍で
、ユキコの水着は簡単に脱がされてしまった。
「嫌ぁ!」
152ユキコ水着ネタ2:2007/05/31(木) 23:37:37 ID:XVJop7WO
「そこまでよ!なんだか嫌な予感がしたと思ったら、またあんたなの?ファサリナ!」
その時、バン!と倉庫の扉が開いてカルメンとジョシュアが入ってきた。
「まあ…本当に肝心な時に邪魔な方…。
ゆっくり愛を語る暇もきっと与えてくれないんですね、あなたは」
「きゃああああ!!」
カルメンはともかく、ジョシュアの姿にユキコは慌てた。
何故ここに男性が!?そうか、水着女王の夫婦が仲直りしたから男女一緒になれたのだった。
きっと遅くなった自分を心配して来てくれたのだろう。しかしこんなところに…!
「大丈夫ですか?ユキコさん。
あ、女王、ユキコさんに服を返してあげて下さい。
この辺りは暖かいとはいえ、さすがに全裸では寒いと思うんですよ」
「はあ?」
寒い?寒いですって?ユキコは唖然とした。
この状況でこの格好で心配することは「寒い」?
「すみません、女王。
私のストーカーがいらしてしまいましたので、私は一時撤退致します。
また参りますのでそれは取っておいて下さい。それではまた…」
呆然と座り込むユキコを置いて、ファサリナは姿を消した。
カルメンは後を追おうとしたのだが、今はユキコを保護する方が先だ。
軽く舌打ちして振り返る。
「ジョシュア!あんたは部屋の外で待ってて!ナカタ博士!これはどういうことなの?」
「どういうことって、彼女ユキコさんっていうの?
その方がこれに興味を持ったみたいだから着せてあげようとしただけよ。
何か文句あるの?」
「本当なの?ユキコ」
そんな、こんなに人のいるところで恥ずかしいことを言わせないで、
と目を逸らすが、視線の先にジョシュアがまだいることに気付き、
なんでまだいるのかと睨んだ。
しかしジョシュアの方はさっぱり気に留めず、
まだ寒いんでしたら上着を貸しましょうか、等と言ってくる。
「ジョシュア!あんたは出て行ってって言ったでしょ!
ナカタ博士もユキコをからかうのはこのくらしにしておいてくれないかしら。
この子はあまり冗談が通じないんだから」
「あら、冗談じゃなかったんだけど、まあいいわ。じゃあ気をつけてね」
キャサリンは平然として言い、3人を見送った。
153ユキコ水着ネタ3:2007/05/31(木) 23:39:58 ID:XVJop7WO
「ユキコさんは水着でお買い物に行っていたんですね。
寒そうなので上着をお貸ししますよ!あ、ボクのことは気にしないで下さい。
女性は守るものですから!」
ジョシュアは普段から兄が言い聞かせていた「女性は守るもの」という言いつけを守り、
ユキコに風邪をひかせることもなく連れ戻せたことに満足していた。
しかしユキコは。

何よこの子!私の裸を見ておいて前屈みになるどころか顔を赤くもしないで!
なんでこんな平然としてるのよ!私はそんなに女性として魅力がないのかしら?
でもそれは仕方ないわよね。
カルメンさんはとてもグラマーだし、あのファサリナとかいう女性もセクシーだったわ。
そうね、こんな私なんて…。
でも女性は守るものとか言っておきながら、
女性に対する気遣いはこれっぽっちもなってないわ!
上着を貸してくれたのはいいけれど、何よこの服!
工具が裏にいっぱいで重いし痛いし、せめて抜き取ってから貸すとかできないのかしら。
この子のお兄さんが結構イケメンだってカルメンさんに聞いたから少し期待してたけど、
弟の方は全然ダメね。早くお兄さんに会ってみたいものだわ。
でもこの子のお兄さんじゃ期待しても無理かしら…。

次の日、ユキコは見事に風邪を引いたのであった。
「やっぱり寒かったんですね…」

終わり

>>120さん、ネタを汚してしまいまして申し訳ありませんでした。
Bパート等続き期待保守でした。
154名無しさん@ピンキー:2007/06/01(金) 07:03:23 ID:vlwimuTQ
ジョッシュワロスw
155名無しさん@ピンキー:2007/06/01(金) 07:53:03 ID:wTe8uhhm
バロスwwwジョシュアもったいねーwwww
156名無しさん@ピンキー:2007/06/02(土) 15:24:08 ID:is+YmY9o
GGGGJJJJJ!!!!!!!!!
157名無しさん@ピンキー:2007/06/04(月) 11:34:22 ID:AW0ob4ba
ジョシュアの空気の読めなさは…
「空気読め」って言われたらじっと一点見つめてて
「何やってんだ」ってツッコまれて
「空気の流れ読んでました」って答えるほどだぞ…


(水着王国の下着についてのやりとりのあと…)
「…ヴァンさん、みなさん普段どんな下着穿いてるんですかねぇ」
「いいから…寝ろ」
「思うんですけど…プリシラさんあんな格好ですし、
 カルメンさんはあんなサイドの開いたズボン穿いているのに下着見えませんし
 ウェンディさんはいっつもスパッツですよねぇ」
「……寝ろ」
「ユキコさんくらいなんですかねぇ…ぱんつはいてるの」
「寝ろ!」
「気になって眠れません!!」

158名無しさん@ピンキー:2007/06/04(月) 11:36:21 ID:Obe+SnKd
>>157
4行目緑茶ふぃた
159名無しさん@ピンキー:2007/06/04(月) 20:17:56 ID:AmiRA3u2
「兄さんの下着は、ぱんつじゃなくてツナギなんですよ!」
とかべらべら喋られて、ヴァンうんざり。
160名無しさん@ピンキー:2007/06/04(月) 22:13:35 ID:9yNCpwOA
え? 褌じゃないの
161名無しさん@ピンキー:2007/06/05(火) 06:14:14 ID:eVu5EzgX
>160ソレダ!
162名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 01:28:44 ID:C81H21qL
ふいたw
163名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 12:01:39 ID:R0xfLKdH
ageage
164名無しさん@ピンキー:2007/06/12(火) 00:51:00 ID:DOHfj/Fs
ヴァン×ウェンディ書いてみました。お暇な人はドゾー


「お前、最近料理が上手くなったな」
洗い物をしている背中越しにボソリと、そんな言葉が聞こえた。

「えっ、本当!ヴァン…」
ありがとう、と思わずウェンディが満面の笑みで振り向くと、ヴァンは彼好みの味付けにしていたパスタにタバスコを大量に振りかけている最中だった。
「ヴァン…それ…」
「ん?…いやー美味いんだけど、ちょっと辛さが足りなくてな」
「ふうん。…そう」
ウェンディはキッチンに向き直ると、スポンジで丁寧にフライパンを洗い始めた。
ヴァンと再会したあの日から腹を空かせては家に訪れる彼の為に食事を作っているウェンディだが、昔ほどひどくは無いとはいえせっかく作ったものに余計な味を追加されるのは面白くない。大体、ヴァン好みの味付けにしているので普通の人には食べられないシロモノなのだ。
(理解ってはいるんだけど、ね…)
深いため息をついたウェンディは濡れた手をタオルで拭き、次にカメオのごはんを用意した。ヴァンと旅をしていた頃とは比べ物にならないほどに大きく育ったカメオは、ウェンディの差し出したごはんに嬉しそうに鳴き声をあげた。
柔らかな日差しがキッチンに注ぎ込み、穏やかな空気が流れる。まさしく、平和な日常。{最後の戦いから数年が経ち、こうしてヴァンと時間を過ごすことが増えた今、ウェンディはこの優しい時間を大事にしていた。}なし。
しかし、そんな穏やかな時間に小さな波を起こしたのはヴァンの何気ない一言だった。
165名無しさん@ピンキー:2007/06/12(火) 00:51:47 ID:DOHfj/Fs

「なあ、お前…付き合っているヤツとかいないのか?」
「え!?」
「だって、そうだろ?こんな上手い料理を作ってくれれば、付き合いたいって男の一人や二人いるんじゃないのか」
ヴァンは巨大化したカメオのごはんを食べる様子をしげしげと眺めながら、脳天気に続ける。
思いがけない言葉に驚いて、ウェンディは片付けようとしたお皿を落としそうになった。
「そっそんな人、いないわ。…それにこうやってヴァンが家に来るんだもの、男の人だって寄り付かないわよ」
「……あーそれは悪かったな」
一瞬の間を置いて、ヴァンが申し訳なさそうな顔をしているのが目に入る。余計な一言を言ってしまった事に気付いたウェンディは慌ててヴァンに向き直る。
「俺、あんまり来ない方がよかったか、悪かったなウェンディ」
「違うの!そういうのじゃなくって!!」
帰ろうと席を立ち上がったヴァンに縋りつくようにウェンディは彼の腕を掴んだ。
「・・・・・わたし、わたしっヴァンのお嫁さんになるんだもの!」
頬を赤らめるウェンディは幼い頃と同じような言葉を口にしていた。当時はその言葉の意味を半分しか知らなかったけれど。
きゅ、と少し力を込めてウェンディはヴァンの腕を掴んで見上げる。しかし、ヴァンは心底驚いた顔をしてウェンディの手を振り払った。
「おまえはまーだそんなこと言ってんのか。そんな昔のこと。好きでもない男のお嫁さんになったって幸せになれるわけ無いだろう」
「そんなの、わからないじゃない!」
「もっと優しくて頼りになる男を捜せばいいだろ」
「…ヴァンだって優しくて頼りになるわ」
「それに俺は童貞だ!」
「・・・・・知ってるわよ」
対抗してくるウェンディにそれこそ心底困った顔で、深くため息を吐いた。
「…悪いが、俺はずっとエレナ一筋なんだ。今でも、そしてこれからもずっとずっと一緒なんだ」
「・・・・・あたしじゃ、ヴァンのお嫁さんにはなれないってこと?」
ヴァンを見上げるウェンディの瞳が薄くぼやけているのを知り、ヴァンは顔を背けた。
さっきまでの穏やかな雰囲気は消え、二人の間に重い沈黙が流れる。
ヴァンの心の中にはいつもエレナさんがいる。自分の命を犠牲にしてでもヴァンを助けたすごい女性だ。
166名無しさん@ピンキー:2007/06/12(火) 00:53:27 ID:DOHfj/Fs
────エレナさんにはかなわない。そんな事は分かっている。でも、


「・・・・・・・何よ、エレナさんエレナさんって。わ、私だってもう、ひとりの大人の女なのに!
少しは意識してくれたっていいじゃない!!」
ウェンディはそう吐き出すとヴァンにつめよった。
「うぉっ!なっ何だお前、いきなり・・・」
「ヴァンがなにも分かってないからじゃない!!私のことちゃんと大人としてみてるっていったくせに!
本当は私のことまだ子供扱いしてる!!」
「えっ?いや、ちゃんとみてるぞ、俺・・・・・」
ウェンディは早口でまくしたてながら、しどろもどろになっているヴァンをさらに追い詰めていく。
「自分だってまだ、子供のクセに!!トイレに入ったら手を洗わないし、おふろに入ったら廊下までびしょびしょにしちゃうし・・・・・!!
料理だってこれ、ヴァン好みに味付けしたのよ!?なのにタバスコかけちゃうし・・・・。舌が馬鹿になったって知らないから!!」
ウェンディは、ヴァンをとうとう部屋の隅のベット際まで追い詰めるとそのまま両手でヴァンをドンッと押し倒した。
「おぃっ!なにすんだ・・・・・・」
突き飛ばされてよろけてしまったヴァンは、そのままベットの上に倒れこんだ。その上をウェンディが馬乗りになる。
「みっ・・・見てよっ。私だって、ちゃんと大人になったんだから!!」
167名無しさん@ピンキー:2007/06/12(火) 00:54:44 ID:DOHfj/Fs
とりあえず、ここまで投下します
168名無しさん@ピンキー:2007/06/12(火) 06:38:31 ID:2ba+UP9S
ktkr
続き待ってる
169名無しさん@ピンキー:2007/06/12(火) 07:59:04 ID:IE9khvKx
ぐわっ!おあずけっ!待ってます。
170名無しさん@ピンキー:2007/06/12(火) 21:48:17 ID:xXVxkc9S
おお、ついに来た!
全裸で待ってます
171名無しさん@ピンキー:2007/06/16(土) 22:56:43 ID:UVkOK1P7
あげ
172名無しさん@ピンキー:2007/06/17(日) 17:01:08 ID:D+qIV/Ac
ヴァン×プリシラです。状況設定はヴァンの宇宙への打ち上げ前夜です。

「明日か・・・・」
ダンの宇宙への打ち上げ準備は全て終わり、明日を待つだけだった。
ヴァンは明日に備え、皆より早めにベットに着いた。ヴァンの心情は、先にプリシラに告白され何と言うか落ち着かずぐちゃぐちゃしていた。
ベットには着いていたのだが、なかなか寝る事は出来なかった。
起き上がり空を見上げると月が綺麗に輝いている。宇宙に行くという事は宇宙を知らないヴァンにとっては恐怖でもあった。
「あぁ・・・こんな事してないで、カギ爪の野郎をッ!」
ヴァンは蛮刀を床につきたてた。言葉では言っているが彼の体はそんな事をするほどの力は残っていなかった。よろよろしながらまたベットに着いた。
「ちくしょッ!」
強くも弱弱しく嘆く。
どれ位経っただろうか、すでにヴァンは寝かけていた。
プシュー
部屋のドアが開いた。その音に気づきヴァンは、またしても起きてしまった。
「誰だ?」
起き上がり胸を押さえながら言った。もう片方の手は体の痛みにこらえ布団をぎゅと握り締めている。相手は答えることなくヴァンの元に寄って来た。
「ヴァン・・・・ごめんね、私のせいで色々困ったでしょ」
その声は紛れも無くプリシラだった。いつもの服装と違い薄水色のパジャマを着ていた。
パジャマといっても長い上着だけでズボンは穿いてない。
「プリシラ・・お前なんで?それにその格好は?」
ヴァンも振り向き胸から手を離した。
「私やっぱりヴァンが好き!だから・・・私を・・・」
プリシラは頬を火照らせ言ってきた。ヴァンは頭のテンガロンハットを少し下に傾けた。
「あのなぁ、俺は童貞だ、さっきも言っただろうそれに俺にはエレナが」
続きを言おうとした瞬間プリシラがヴァンに抱きついた。そしてそのままヴァンをベットに押し倒した。ヴァンは抵抗するほど力が残ってなかった。
「エレナさんの事は分かってるわ、でもそうじゃなくて今ヴァンの前に居る私を見てほしいの!」
そう言うとプリシラは一枚だけのパジャマを脱ぎ裸体をあらわにさせた。
彼女の胸は豊かではないが、形が整っていて乳首は淡いピンクで綺麗だった。
秘所は毛が薄く色はサーモンピンクだった。
「プップリシラおっお前ッ・・・」
いくら不屈の童貞魂を持つヴァンでも見とれてしまう美しさだった。
「私のヴァージン・・ヴァンにあげる」
プリシラは寝そべったままのヴァンのタキシードを脱がし始めた。

ひとまずここまで暇が出来たら投下していきます。
173名無しさん@ピンキー:2007/06/17(日) 18:15:00 ID:D+qIV/Ac
「やめろプリシラ!お前そんな事ッそれに俺の純潔はエレナに」
プリシラは全く聞いてなかった。彼女なりの性欲のままに行動している。
タキシードはほとんど脱がされ残るはテンガロンハットとズボンだけになった。
「ヴァン分かってるわよ、こんな事まだ早いって・・・でも体は正直みたい」
ヴァンは、童貞も知らなかった先のプリシラと打って変わって女としてのありのままのプリシラを感じた。彼のその体もすでに抵抗する事を忘れていた。
「わぁ大きい・・・こんなにカッコよくてこんなに立派なのね」
ついにズボンも脱がされ、ヴァンの股間があらわになった本人は気づいて無かったが
いつの間にかアレは大きくなっていた。体は正直である。
「あむぅ・・・ぁあはむぅ・・はぁあ」
プリシラはクチュクチュと音をだしながらヴァンのアレを舐めだした。
しっかり竿を掴み亀頭の裏筋から、カリへと責めたてる。
「んっ・・あぁ・やめ・・」
止めさせたいのだが、感じたことも無い感覚に襲われ気持ちよすぎて動けない。
プリシラはやめるどころかフェラと手コキを併用して責めてきた。
「私、こうゆうのよく分からないんだけど・・こうしてあげるのがいいのかな?」
無垢な顔で責めるプリシラに負けてヴァンもその気になったきてしまった。
「うっもう・・・あぁっ、くぅ」
ヴァンの体がびくびくしだした。それを見てプリシラはニコッとした。
「出していいよ、私が全部受け止めてあげる」
最後の一舐めでヴァンのアレはびくっと動き、先端から白い精液をドロッと出した。
「ぁぁあ何だこれ・・力が抜ける、ぁあっ」
「すごいわヴァン!こんなにいっぱい私初めて見たよ」
そう言うと垂れ出した精液をこぼさぬよう全部舌で拭い取った。
口からは精液がちょろちょろと垂れていく。
「はぁ・・おいしいわヴァン・・・今度は私を気持ちくさせて」
プリシラはヴァンの横にコロッと寝転がった。それと同時にヴァンはプリシラの胸に手を出そうと手を伸ばすが途中で手を降ろす。
「俺・・こういうのどうやったら・・エレナにはこういうことしたことが無いからな」
ヴァンは困った顔をしてふぅとため息をする。するとプリシラはヴァンの手をとりその手を自分の胸にあてた。
「ヴァンのやりたいとうりして、ありのままのヴァンを感じたいから・・」
「あぁ・・・」
ヴァンはうなずきおぼつかない手つきでプリシラの胸を揉み始めた。
何も変なテクニックなんて無い、ただありのままにゆっくり、やさしく。
「あぁあぁん!・・・んぁ・・」
プリシラは目をつむり、体をぴくぴくさせ喘ぐ。
しだいにヴァンの手は胸から下へ動いていく。その手の動きに合わせ腕をぎゅっとして一心に刺激を感じる。
174名無しさん@ピンキー:2007/06/18(月) 15:57:39 ID:6CHKSqG4
続きはまだですか
175164ヴァン×ウェンディの続き:2007/06/22(金) 00:24:31 ID:gDmWb9Zr
遅くなってすいません。続きです。


「ちょっ!・・・おまっ・・・・なに脱いでんだっ!!こっこんな真昼間に!!」
はしたない!!っ───と叫びながらヴァンの手はブラウスのボタンを外しにかかっているウェンディの手を掴んだ。
「離してよ!!離して!」
しばらくの間、二人の攻防は続く。が、ウェンディは無理やりヴァンの手をふりほどくと、急いでブラウスを脱ぎ捨て
ブラ一枚とスカートという出で立ちになった。
「むっ胸はカルメンさんのようにはいかないけど・・・・・」
顔を赤らめ恥ずかしそうに胸を押さえながらも、ウェンディはヴァンににじり寄ってゆく。
「おっお前、自分が何してるのかわかってんのか!?気でもおかしくなったのか!!」
「いたって、正常よ。」
何とかこの事態を逃れたくてヴァンは近くにあった枕を掴んで必死に抵抗するが、ウェンディもそれに負けじとヴァンのズボンの
ベルトに手をかける。
「なに、なに、なに、何する気だ!!ジッパーを下ろすな!!馬鹿!コラ!」
今にも泣きそうな顔のヴァンを見てウェンディは少しだけ心が緩んだ。
ほんの一瞬だけ、やめようか、という気持ちも浮かんだがウェンディはひるみそうになる心を無理やり奮い立たせ、ジッパーを
下ろすと下着に手を添えた。
恐る恐る下着の上からツゥ──と指でその部分をなぞってみる。
「・・・・・っ」
ヴァンの動きが一瞬だけ止まった。
ヴァンの枕攻撃が止んだ隙にウェンディは下着の中から丁寧にヴァンのソレを取り出すと、初めて見るであろうソレが自分の想像していた以上の質量感にびっくりした。思わず喉がゴクリと鳴る。
「・・・・・・・男の人ってここを触られると気持ちがいいんでしょう?私がヴァンのこと気持ちよくしてあげるから!!」
ウェンディは下着から出したソレにゆっくりと指を這わせていった。


176164ヴァン×ウェンディの続き:2007/06/22(金) 00:26:15 ID:gDmWb9Zr
外はまだ明るくて、学校の時間が終わったのだろうか?、時々子供達の賑やかな声が聞こえる。それとは対照的に二人のいる部屋は
薄暗く、男のため息とも吐息ともとれない音が時々漏れるだけで沈黙を保ったままだ。
ウェンディはただ感覚と勘を頼りに必死に指を動かしていた。気持ちよくしてあげる───なんて大見得きったのはいいが、本当のところ
自分だってやり方なんてよく知らない。昔、読んだ本に少しそのような男女の事が書いてあったことや街中の酔っ払った男達が大声で風俗の女について話していたのをたまたま聞きかじった程度の知識しか持ち合わせていない。
ヴァンは気持ちいいのだろうか?帽子で上手く表情を汲み取ることが出来ず、ウェンディは不安になった。怒っているのだろうか。
ただ、自分の手の中にあるソレは徐々に形を変えてゆき温度は熱をもってさらに自分を翻弄させる。
「ヴァン・・・・気持ちいい?・・・・ねぇ?」
問いかけるが、答えは無い。ヴァンはただ、ただシーツを強く握り締めているだけだ。
実際、並の男にしてみたらウェンディのつたない動きなど気持ちよさは微塵も感じないだろう。しかし、ヴァンは別だ。
ヴァンは己の欲望を抑えこみ、一人の女性を想って純潔をずっと守ってきたのだ。そんな彼だからこそウェンディのつたない動きでも
十分な刺激となっていた。
177164ヴァン×ウェンディの続き:2007/06/22(金) 00:27:53 ID:gDmWb9Zr
ヴァンのソレはさらに硬度を増していった。
どんどんと別の生き物のように変化を遂げていくその部分にウェンディは少しだけ恐怖と焦りのようなものを感じ始めた。
このまま続けたらどうなってしまうのだろう?
この行為自体は薄ぼんやりと知っていたウェンディだったが、その先のことなんて知らない。どうしたらいいのか分からなかった。
ポツンと浮き出た恐怖と焦りはどんどんとウェンディの心を染みのように広がらせていく。
「ねぇ、ヴァン・・・・」
ウェンディはその染みの広がりをなんとか食い止めようと、忘れようと話しかけた。
「ヴァン・・・・私ね昔、みんなでカギ爪を追っていたときプリシラさんに言われた事があったの・・・・・『ヴァンのことは好きか』って。」
「・・・・・・・」
それまで黙っていたヴァンがチラリとこちらに目線を一瞬だけ投げかけた。表情はなんだか苦しそうだ。
ウェンディはかまわず話し続ける。
「その時、私はなにも答えることが出来なかった。兄さんのことで頭がいっぱいだったし、ヴァンのことそんな風に考えたことなんて
なかったから・・・・・・。」
そう、そんなこと考えたこともなかった。
最初はちょっとだけ怖いと感じてはいた。兄さんよりも背が高くて全身黒づくめで表情はなに考えてるかわからなくて、側に
いるとなんとなく緊張して上手く話すことが出来なかった。
でも一緒に旅をしていくうちに彼の素直さや弱さや駄目な所を知った。ぶっきらぼうで口が悪い所があるくせに、変な所で優しかったり
下手くそな気遣いをしてくれたりする。
神様がくれたあの日の偶然の再会は嬉しかった。この人とずっと一緒にいたい。
それは昔の口約束を果たそうということではなく、もっと純粋で単純な気持ちだった。
今ならきっと自分の気持ちに正直になれる。プリシラさんのようには、なかなかなれないと思うけれど。
目線を落としていたウェンディは顔を上げ、まっすぐにヴァンを見つめる。
「・・・・でも、今なら言えるわ。私、ヴァンのことが好き。あなたが好き。ずっと一緒にいたい。」

ガタン!!
と、その時ふたりの乗っていたベッドが大きく揺れた。
「きゃあっ!!」
「うぁっ・・・・・・」
ウェンディはバランスを崩してヴァンの胸に倒れこんだ。どうやら側で寝ていたカメオが寝ぼけて足をベッドにぶつけたらしい。
「カ・・・・カメオ!!大丈夫?ヴァン」
「へっ?あっ・・・あぁ・・・・」
ウェンディは惚けた顔をしているヴァンの顔を覗き込む。すると、ヴァンは何かに気付いて一瞬だけ驚いた表情をみせると、たちまちトマトのように赤くなった。
「えっ?何、どうしたの?」
凝視しているヴァンの視線をたどると、自分のスカートの部分に白い飛沫が飛び散っていた。
「何、これ・・・・・・・・・きゃっ!!」
ヴァンは、まじまじとスカートの飛沫部分を観察していたウェンディを押しのけ、フラリと酔っ払いのように立ち上がるとドアを開けて足早に外へと飛び出していった。顔色は赤から青色へと変化している。
「あっ!ねぇっ、どこ行くの?ヴァン、待ってよ!待って・・・・」
ウェンディは起き上がり、後を追いかけようとしたが鏡に映った自分の姿に気付いて足を止めた。
「ヴァン・・・・・・・・」
毛布で胸を隠して窓を覗いていると小さくなっっていく彼の姿がみえた。
178名無しさん@ピンキー:2007/06/22(金) 00:33:01 ID:gDmWb9Zr
また続きの方は書かせていただきます。
文才が無いものですから気長に待っててくだせぇ。

あと、ぬるいエロですいません……
179名無しさん@ピンキー:2007/06/22(金) 09:01:41 ID:HZHR+are
美事!!!!!!!!
180名無しさん@ピンキー:2007/06/22(金) 15:41:06 ID:MBCLuvP5
ああもうヴァン何やってんだよ…
続き楽しみにしてる
181名無しさん@ピンキー:2007/06/22(金) 20:51:28 ID:Uh81TNSF
GJ!!
ウェンディテラカワユス
健気だなぁ わかってやれよヴァンw
気長に待つので続きよろしく
182名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 02:10:40 ID:NXXIXhlj
これは面白いw
続きがあったら読みたい
183名無しさん@ピンキー:2007/06/25(月) 11:31:17 ID:rHllGCaH
続き楽しみにしてます!
184名無しさん@ピンキー:2007/06/25(月) 22:11:31 ID:/wL5c7C9
ヴァンのへたれっぷりと、
ウェンディの一途さが
うまくでているな。
185名無しさん@ピンキー:2007/07/01(日) 07:56:07 ID:EJGxcVqr
ほしゅ
186名無しさん@ピンキー:2007/07/05(木) 11:39:54 ID:KWbJJs0+
ほしゅ
187名無しさん@ピンキー:2007/07/08(日) 16:31:35 ID:/c00MVx+
ほしゅ
188名無しさん@ピンキー:2007/07/12(木) 01:06:37 ID:Mhgrwvo1
捕手
189164ヴァン×ウエンディの続き:2007/07/14(土) 00:14:54 ID:LqpSp+QQ
相変わらず遅くてすいません…(;´Д`)
続きです。

黒い夜空に真っ白な星々が光り輝いている。
その空の下の岩肌に黒いタキシード姿の男が一人寝転んでいた。
昼間のあの一件以来、ヴァンはショックと気恥ずかしさとそして何よりも最愛のエレナを裏切ってしまった罪悪感で
心はどんよりと鉛のように重く、この場所から離れられなくなってしまっていた。
もう、どのくらい自分はここに居るのだろうか?
まさか自分がエレナ以外の女に──それもアイツに反応するなんて。
ヴァンはため息をつくと片腕を額に乗せて、目を閉じた。夜風が心地よく吹き抜けて気持ちがいい。
帽子についているリングがチリンとなった。

ヴァンは目を閉じてエレナの顔を思い出す。いつも柔らかく微笑んで自分を包み込んでくれたあの笑顔。
一緒にいると固く閉ざしていた自分の心がゆっくりと氷解していくのが分かった。
あの日のときもエレナは優しく微笑んでいた。
エレナは自分のよれていた襟元を直してくれて素敵よ、ヴァンと言ってくれた。
綺麗な女だった。
今まで汚い世界にいた自分は、あんなに美しい女を見た事はなかった。
最高に幸せな瞬間だった。これからもこんな幸せな毎日が続いていくと思った。
あの扉を開けるまでは────

意識が戻った時には彼女の姿は無かった。
ガドヴェドに問い詰めても視線を逸らすばかりで何も答えてくれない。
何か嫌な予感がして、まだ痛む体を引きずりながら彼女の研究所や部屋を探し回った。
またあの笑顔に逢いたい。
もう一度、結婚式のやり直しをしよう───そう願いながら。
エレナの姿はどこにも居なかった。
姿だけではなくいつも愛用していたペンやお気に入りの本など彼女に関係するもの全てが消えていた。
エレナという人物の存在自体が消えてしまっていたのだ。
どうしてだ?
なぜ、エレナはいなくなった?
両手で頭を抑え、必死に散り散りの記憶をかき集める。
教会のドア。祭壇のシンボル。金色のかぎ爪。倒れた参列者達。エレナの悲鳴。禍々しい血痕───。

思い出した。
彼女は殺されたのだ。あの教会で。祭壇の所にいた片手がかぎ爪の手を持つ異形の男に。
その事実に全身から力が無くなっていくのが分かった。立っていることが出来ず、その場にへなへなと崩れこむ。
エレナはいない。もういない。
どうしょうもない絶望感が自分を包み込んでいく。
遺体にすがりついて泣く事さえも出来なかった。何もかもがいきなりな事ばかりで頭がグルグルと回る。
自分のなかで何かが終わったような気がした。

エレナを失くした自分に残されたものは彼女の遺したヨロイと───激しい憎悪だけだった。

190164ヴァン×ウェンディの続き:2007/07/14(土) 00:19:00 ID:LqpSp+QQ
ヴァンが出て行ってしまった後、追いかけようとウェンディは脱ぎ捨ててあったブラウスを急いで身に着け
ドアノブに手をかけた瞬間、チラリと傷ついたような怯えたような表情のヴァンの顔が頭によぎった。
ウェンディはドアノブから手を離すと、部屋へと戻り傍にあったテーブルの椅子に腰掛ける。
何となく追いかけてはいけないような気がしたのだ。
もしかしたら自分はヴァンにひどいことをしてしまったのかもしれない。
このまま、帰ってこなかったら──そんな不安がウェンディの心に広がっていく。
カメオが心配そうにウェンディの顔を見つめていた。
そんなカメオの頭を撫でてやると、カメオは目を細めてキューと嬉しそうに鳴き声をあげる。
「大丈夫よ。ヴァンはちゃんと帰ってくるから……」
カメオに話しかけるというよりもウェンディは自分自身に言い聞かせるように呟いた。

日が暮れて夜になってもヴァンは帰ってこなかった。
シャワーを浴びて浴室からでたウェンディはテーブルの上に用意したヴァンの分の夕飯に視線を止める。
今日は彼の好物のハンバーグだ。ちゃんと彼好みの味付けにしたウェンディの力作だ。
ウェンディは髪を拭きながら窓際に寄り添って夜空を見上げてみる。今夜は随分と月が大きく見えた。
昼間のときの青ざめたヴァンの顔を思い出す。
「どうして、あんな事しちゃったんだろう………」
ウェンディは額を窓ガラスに押し付けて、ため息をついた。
あんな風に傷つけるつもりはなかったのに。ただ、自分を見て欲しかった。ちゃんと見て欲しかった。
それだけだったのに。
ウェンディは後悔した。ヴァンはもうこの部屋には帰ってこないかもしれない。
当然だ。
あんなにエレナを一途に想い続けたヴァンの心を土足で踏み荒らしてしまったのだから。
「私……本当に子供だわ。体はいくら成長しても中身はあのときまんま……」
自分を女として見てくれないからといって何だというのだろう?
ヴァンが傍に居てくれるだけで良いじゃないか。毎日、一緒にご飯を食べて、たまにケンカして───
それだけで幸福だったはずなのに。
191164ヴァン×ウエンディの続き:2007/07/14(土) 00:21:31 ID:LqpSp+QQ
ヴァンに逢いたい。逢って謝りたい───

もしかしたらヴァンはもうこの町を離れているかもしれない。もし、逢えたとしても彼は自分を
許してはくれないかもしれない。
それでもウェンディは逢いたかった。謝りたかった。
ウェンディはそう心に決めると窓から離れ、ベットの横にあるクローゼットに近づいた。
クローゼットの中から適当な服を見繕うとそれを手早く着始める。髪の毛も結おうかと手を添えたが、止めた。
今は一秒でも時間が惜しい。こうしている間にヴァンはどんどんとこの町から離れてるかもしれない。
ウェンディは部屋の隅で首を引っ込めて寝ていたカメオに留守番を頼むと、ドアを開けて外へと飛び出した。


ウェンディは走った。
まず、町の方に向かって真夜中でも営業している近くのレストランに入ってヴァンの姿を探した。
店内に彼の姿が見つからないと、ウェンディは顔見知りの店員をつかまえヴァンのことを訊いてみる。
「…あの、すいません。ヴァン見かけなかったですか?」
「いや、彼は来てないけど…。どうかしたの?」
「その、ちょっといなくなっちゃて……」
ウェンディは、もごもごと言いにくそうにそう答えると、
「ウェンディ、いなくなったなら俺達も探すの手伝おうか?」
傍で酒を飲みながら、そのやり取りを聞いていた年配のグループの1人がそう言った。
「そうだな。探すなら、人手は多い方がいいだろう。ここら辺なら良いが、森の方に行くと真っ暗だぞ。」
「狼も出るしな。」
皆、口々にそう言うと席を立ち始める。店員も受話器を取りながら、
「それなら、他の店にもヴァンさんがいないかどうか訊いてみますね。」
そういって、番号を押し始めた。
「あの、大丈夫です!!ひとりで探せますから」
ウェンディは慌てて、その親切な申し入れを丁重に断った。ヴァンが出て行った理由が理由だけに
なるべくおおごとにはしたくない。
ウェンディはその店員に丁寧にお礼を言うと、そそくさとその店から出て行った。他にもまだ
営業している店は何件かあった筈だ。ウェンディは、また走り出すとその店へと急いだ。


祈るような気持ちで、最後に入った店にもヴァンの姿はどこにもなかった。
店から出たウェンディは途方にくれてフラフラと路肩にしゃがみこむ。
家から走り続けたせいか、汗で全身がぐっしょりと湿っていて服が体に張り付いていた。
額から流れる汗を手の甲で拭う。他に彼の行きそうな所はあっただろうか?
ウェンディは必死に考えたが、ここ以外で彼の行きそうな場所なんて思い当たらなかった。
やはりヴァンはこの町を離れてしまったのだ。
降り積もる後悔がウェンディの胸を静かに静かに押しつぶしていく。息をするのも苦しいぐらいだ。      
「ヴァン……どこに行っちゃたのよ?」
視界の端に映る町の灯りがうっすらとぼやける。
ウェンディはそろそろと息を吐き出すと顔を膝にうずめた。




192164ヴァン×ウエンディの続き:2007/07/14(土) 00:22:48 ID:LqpSp+QQ
どのくらいの間そうしていただろうか?
しばらくの間ウェンディは顔を伏せていたが、やがて少し落ち着くと顔をあげた。
走り回ったせいか随分と髪が乱れている。ウェンディはそれを手櫛で丁寧にとかす。
すると、ふと視線の先に白茶けた岩肌が目についた。
その岩肌は町を少し出たゲートの所にあって、崖になっていた。少し先の部分が丸くなっていて変わった崖だった。
ウェンディはぼんやりとその崖を見つめる。
(そういえば、あの場所で自分はヴァンと一緒に旅をしようって……兄さんを探そうって決めたんだっけ。)
いつも兄に任せてベッタリだった自分が、初めて自分で何かを選択した場所だった。
ヴァンがこの町に来なかったら、自分はオドオドとこの町で理不尽な暴力に
怯えて暮らしていただろう。いや、この町自体が消えていたのかもしれない。町の人達もそうだ。

自分で決めて、自分の足で進む───その事を教えてくれたのはヴァンだった。

「行ってみようかな……」
あの場所へ。
ヴァンはここにはもう居ないけれど、彼を少しでも感じていたい。
ウェンディは、立ち上がると服に付いているホコリを手で払い落とした。
崖の方をまっすぐにもう一度見てみる。真っ暗闇で月の明かりだけが頼りという感じだ。
風が吹いてきてウェンディの長い髪を揺らしていく。
ウェンディは深く深呼吸をすると、ヴァンとのその思い出の場所へと向かって歩いていった。
193名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 00:27:10 ID:LqpSp+QQ
多分、次で最後の投下になるかと思います。

今回は自分で書いといてなんですが、恥ずかしい……内容。
194名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 01:25:26 ID:WcQy2uF8
久しぶりの続き、
GJ!!
195名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 03:39:20 ID:mAYl28s/
GJ!
ついでにあげときますね
196名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 21:27:59 ID:9lYm0xj4
続き来たーーー!
GJGJ!
次も楽しみです
197名無しさん@ピンキー:2007/07/16(月) 02:16:45 ID:Fr+skvwm
GJ!
・・・んー、しかしヴァンは「この手でエレナを埋めたんだ!!」って言っ
てなかった?
198名無しさん@ピンキー:2007/07/16(月) 12:24:34 ID:C5nVuBjs
目が覚めたらガドさんもいなかったとか地獄の泣き虫ヴァンとかもあるが

ま、気にすんな
199164:2007/07/16(月) 14:22:55 ID:YdT1Mjg1
>197,196
ツッコミありがとうございます。
今DVD確認したら色々と原作とそぐわない所をいっぱい発見した…。
スルーしてくださるとありがたいです。
好きな話数しか観ないからこういう事になるんだよヽ(`Д´#)ノハズカシー
もっかい見直してくるわ…
200名無しさん@ピンキー:2007/07/16(月) 16:41:05 ID:MrPPNusF
GJ!
続きが読みたくてたまらない!
待ってるよ!
201名無しさん@ピンキー:2007/07/19(木) 18:54:08 ID:gZADjZJM
>>199
気にするな、気持ちはわかるw
俺もつい好きな回ばっか見てしまう

続き待ってるぞ!ウェンディをヴァンと幸せにしてやってくれー
202名無しさん@ピンキー:2007/07/25(水) 12:39:40 ID:lfacxeL+
保守age
203名無しさん@ピンキー:2007/07/28(土) 23:57:28 ID:McXou9ea
ほしゅ
204名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 01:45:20 ID:74tzrESV
圧縮クルー! 保守。
205名無しさん@ピンキー:2007/07/30(月) 16:03:50 ID:kPSNqHSx
捕手
206名無しさん@ピンキー:2007/08/01(水) 23:02:23 ID:3pRi9cIk
ホシュ
207名無しさん@ピンキー:2007/08/04(土) 01:15:03 ID:VXQsOmQO
ホス
208名無しさん@ピンキー:2007/08/05(日) 01:24:40 ID:Y1nvh8se
保守
209名無しさん@ピンキー:2007/08/09(木) 05:00:10 ID:ppcqcwfd
age
210名無しさん@ピンキー:2007/08/13(月) 06:13:27 ID:csDM1HSt
保守
211名無しさん@ピンキー:2007/08/17(金) 10:45:10 ID:Lnje44YW
保守
212名無しさん@ピンキー:2007/08/21(火) 00:52:37 ID:cK7jo10p
あげ
213名無しさん@ピンキー:2007/08/25(土) 13:20:40 ID:ZOO9+Ion
保守
214名無しさん@ピンキー:2007/08/29(水) 21:48:18 ID:gZ6G1mex
保守
215名無しさん@ピンキー:2007/09/02(日) 12:18:33 ID:mLcXk6tn
保守


216名無しさん@ピンキー:2007/09/07(金) 13:53:54 ID:HwP2NhEQ
ほす
217名無しさん@ピンキー:2007/09/13(木) 03:55:15 ID:SMCTAS5B
保守
218名無しさん@ピンキー:2007/09/16(日) 00:03:48 ID:K2PAtiKh
保守
219名無しさん@ピンキー:2007/09/21(金) 03:41:19 ID:2l74XqFb
age
続き待ってるよー
220名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 23:25:48 ID:98pRzicL
保守
221名無しさん@ピンキー:2007/09/29(土) 17:18:30 ID:osZMa4JZ
今回の圧縮も生き残ってくれたか

222名無しさん@ピンキー:2007/10/03(水) 04:05:35 ID:JcoKrj5j
ほす
223名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 06:08:08 ID:Iljrcf1a
保守
224名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 04:43:23 ID:q0xHIYgX
【R.O.D】倉田英之作品でエロパロ【かみちゅ】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1191679734/

なんか立ってた
225名無しさん@ピンキー:2007/10/12(金) 17:58:42 ID:EivbwH0U
表示が遅かったので落ちたかと思った。
保守っとこう。
226名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 01:15:50 ID:Boc2NFYI
保守
227名無しさん@ピンキー:2007/10/21(日) 01:52:28 ID:Ec44X54B
age
続き待ってるよー
228名無しさん@ピンキー:2007/10/21(日) 14:42:53 ID:dhn/n9xf
こう言ってる人もいるわけだが164まだいる?続き来るの?
229164:2007/10/23(火) 09:03:38 ID:PXfiBvus
随分と間が空いてしまって、すいません。
一応、小説の方は書いていたので近いうちに投下できると思います。

230名無しさん@ピンキー:2007/10/23(火) 12:48:10 ID:2gdJ+4Yq
>>229
おお、楽しみにしてるよー
231名無しさん@ピンキー:2007/10/25(木) 20:58:53 ID:7QpBbzsv
ヴァンとウェンディの続きまだぁ
232名無しさん@ピンキー:2007/10/28(日) 23:51:34 ID:R/1U43So
>>229
おれも期待してる、がんばってくれ
233名無しさん@ピンキー:2007/10/29(月) 03:09:23 ID:1c33hhO9
ジョッシュとユキコさんの組み合わせは結構いいかも
234名無しさん@ピンキー:2007/10/29(月) 08:26:03 ID:fm0cFCkR
>>233
こんな朝っぱらから、俺も熱烈に同意。
235名無しさん@ピンキー:2007/10/30(火) 17:20:31 ID:2Y2MwlAR
以前テレビで23話らへんを二回くらい観て気になってたんだが、今回やっと全話観た。
見事にハマって妄想が止まらない。
236名無しさん@ピンキー:2007/11/04(日) 02:16:12 ID:D4ID84CJ
>235
妄想カモーン!
237164:2007/11/05(月) 08:55:21 ID:klSPZQxk
最後の投下です。


どこか、暗闇の中から獣とも鳥とも分からないような不気味な鳴き声が聞こえてきた。
「ひっ!」
ウェンディは一瞬、身を強張らせると恐る恐る辺りを見回す。
ここに来る途中、護身用にと拾ってきた棒きれに力を込める。が、嫌な汗が手を湿らせていてなかなか
思うように掴む事が出来ない。
先ほどの店の客の1人が言っていた『狼』という言葉がウェンディの頭をかすめる。
本当に狼が出てきたら──そんな恐怖がウェンディの足どりを重くしていた。
道の方もかなり時間をかけて歩いてきたつもりだったが、まだ目的の場所には着けそうにもない。
(・・・本当にこの道で大丈夫よね?)
暗闇のせいでウェンディは自分が今どこにいるのか、よく分からなかった。
このまま引き返したい衝動にウェンディは駆られた。
明るい時間帯だったら、分かるのに──そうだ、このまま夜明けまでここで待ってみようか?
ウェンディはそんな事を考えるが、すぐに首を振った。
(進まなきゃ・・・・・・)
それではさっきの決心は何だったのだろう?
ウェンディは前方をまっすぐ見据えると、もう一度力強く歩き出した。

・・・ジャリ・・・・・・ジャリ・・・
その時、ちょうど歩き出したウェンディの背後から、何者かが歩いてくる音が聞こえた。
その音はウェンディの歩く音に合わせて、少しずつ近づいてくる。
ウェンディが歩幅を速めると、その音も速くなった。明らかにウェンディの後をついてきているのが分かる。

「・・・・・・・・・っ」
しばらく歩きながら様子を伺っていたウェンディだったが、怖さのあまり堪らなくなって駆け出した。
ウェンディが駆け出すと後ろの足音も速くなった。
途中、砂利で足をとられそうになるが、なんとか自分の身が隠せそうな大きな岩場を見つける事が出来た。
ウェンディは、急いでその岩場の影に隠れると息を殺しながら相手の出かたを待つ。
向こうが近づいてきたら飛び出していって、棒で殴りつけるという寸法だ。

心臓がバクバクとなって、背中には冷たい汗がヒヤリと流れた。力を込めたはずの両手は
フルフルと震え始める。

238名無しさん@ピンキー:2007/11/05(月) 08:56:25 ID:klSPZQxk
ウェンディがそうしているうちに、また背後から砂利を踏む音が聞こえ始めた。
その音はどんどんと大きくなって、ウェンディの隠れている岩場の方まで近づいてくる。
やがて相手の息遣いまで聞こえ始めた。
「くっ・・・来るならきてみなさいよっ!!」
ウェンディは意を決して隠れていた岩場から身を乗り出すと、手にした棒を構えて思いっきり振り上げる。
「あ?・・・・・・おっおぃ!やめっ・・・・・・」
相手が何か言うのもウェンディの耳には入らず、それは勢いよく相手の頭に振り下ろされた。
イッテェ──ッとどこかで聞いた覚えのある叫び声を出しながら、目の前の人間は頭を押さえて崩れ落ちた。
「簡単にはやられたりなんかしないんだから!!」
ウェンディは倒れこんで頭を抱えている相手に対して、なおも殴りつけようと再び振り上げる。すると、
「まっ…待て!ちょっと待て!!俺だ。俺だよ!!」
「……えっ?」
ウェンディは振り上げた体勢のまま、相手の顔をまじまじと見つめた。
「やだ……ヴァン、なんでこんな所にいるのよ…」
ウェンディはゆっくり腕を下ろすと、その場にヘナヘナと崩れ落ちる。
「それはこっちのセリフだ!いきなり人の頭をぶったたくなんてどうかし……おい、どうした?」
顔を上げずにぼんやりと自分の手元を見つめているウェンディに、ヴァンは少し心配になって声をかける。
「おい」
反応がないことにヴァンは少しイラついて、ウェンディの肩を掴むと少し乱暴に揺すった。
「返事ぐらいしろって」
うつむいたままだったウェンディが、ゆっくりと顔を上げる。
顔を上げたウェンディの両目には、今にも零れそうな涙が乗っていた。
「えっ?………なんだ、お前……」
その涙に驚いて、ヴァンはウェンディの肩から慌てて手を離す。
「だって、もう会えないかと思って・・・・・・」
「はぁ?………」
「…昼間のこと怒って、もう私のこと嫌いになったかと思っ……」
一息でそれを言うと、堪えていた涙がボロボロと零れた。慌ててウェンディは必死でそれを拭い取る。
それでも涙は次から次へと溢れてきて、上手く喋ることが出来ない。
「出て行った、きり、帰って、こないし、町の中、探しても、いないし……!」
「あ───……そりゃあ、悪かったな。心配させて。」
「本当よ!心配したんだから!!ヴァンの馬鹿!」
そう言い放つと、ウェンディは両手で顔を覆って本格的に泣き出し始めた。
そんなウェンディの姿を見て、ヴァンは困ったように頭をかきながらも、どこか他人事のような感じで
ぼんやりとそれを見つめていた。
239164:2007/11/05(月) 08:58:07 ID:klSPZQxk
「……ヴァンこそ、なんでこんな所にいるのよ。」
しばらくの間、泣きじゃくっていたウェンディだったが少し落ち着くと、もう一度そんな事をポツリと呟いた。
「あぁ、俺か?俺は道に迷ってた。」
「?」
今度はウェンディがキョトンとする番だった。
「いや、歩いてたらなんか暗闇にモゴモゴ動いてるのがいたから、近づこうとしたら……」
コレだ───そう言って、ウェンディの横に転がっている棒きれをヴァンは顎で指し示した。
「…………………」

───ヴァンの話す内容をまとめたら、つまりはこうだ。
昼間のあの後、混乱する頭でブラブラ歩いていたら、いつの間にかここの崖に辿り着いてしまった。
なんとなく帰りづらくて、しばらくはボンヤリして時間を潰していたが腹も減ってきたので
そろそろ帰ろうかと、もと来た道に戻ろうとしたら何故か迷ってしまった───という事らしい。
あまりにもヴァンらしい、単純明快な内容だった。
ウェンディがグダグダ悩んでいたのが、馬鹿馬鹿しく思える程に。
あまりにも馬鹿らしくて、ウェンディの涙もすっかり引っ込んでしまった。

(それじゃあ、もともと帰るつもりではいたのね……)
脱力感にとらわれながらも、ウェンディは少しホッとした。
「それじゃあ、帰るか。」
ヴァンはそう言うと立ち上がり、まだ地べたに座り続けているウェンディに
声をかけた。
「うん、そうね。でも……本当に怒ってない?」
服のホコリを払いながら立ち上がると、ウェンディはオズオズとヴァンの顔を見上げる。
「痛かったけどな。まぁ、いいさ。」
「違うってば。さっきの事もそうだけど……昼間のことよ。あんな事しちゃって……」
あの時いくら頭に血が上っていたにせよ、あらためて思い出すと顔から火が出そうだった。
240164:2007/11/05(月) 08:59:33 ID:klSPZQxk
ウェンディは急に恥ずかしくなってきて、ヴァンの顔から視線を逸らす。
「ヴァンのこと傷つけたと思うし、エレナさんとの思い出も……」
「…………」
「私、もう『ヴァンのお嫁さんになりたい』だなんて言わないから……」
「…………」
「ごめんなさい。」
なにも話さないヴァンにウェンディは気詰まりを感じて、彼に背中を向けると
町のある方の道へと歩き出した。
「ヴァン、早く帰ろう。もう夜も明けてき」
「ウェンディ」
ウェンディの背中越しに、ポツリとヴァンの声が聞こえてきた。
「あの、さ。……俺はやっぱりエレナが大切なんだ。」
「………うん。」
「アイツを殺したところでエレナが戻ってくるわけじゃないし、
いまだに殺されたときのことは夢でみる。
エレナがいなくなったら、もう俺の人生は終わったも同然なんだよ。」
「………」
「……エレナのことは忘れられないし、忘れたくはないんだ。」
分かってる、分かってるから。
もうそれ以上は言わないでよ───
石を飲み込んだように、胸が苦しかった。
あらためてヴァンの口から聞くその言葉は、すでに分かっていた事とはいえ、やっぱり辛い。
さっきまで引っ込んでいたのに、また緩々と瞳が潤んでいくのが分かる。
「……分かってるわよ!だから、早く帰…」
背中越しで聞いていたウェンディだったが堪らなくなって、まだ話そうとしているヴァンを
遮りそのまま歩きだそうとした。が、急に強い力で腕を掴まれる。
「聞けよ!でも、俺は、そう言いながら、お前から逃げてただけなのかもしれない。
お前の気持ちに気付いていながら、見ないようにしていたのかもしれない!」
「っ………!」
「エレナを盾に、して……」
ヴァンはそう一気に吐き出すと、やがてゆっくりとウェンディの腕から手を離した。
「……俺自身、よく分からないんだよ。その…昼間、お前に……ああゆう事されて。
正直、すごいびっくりした。」
「……………」
「でも、なんか嫌じゃなかったんだ。お前にああいう事されるの……。何でだろうな。」
それだけ言うと、ヴァンは黙り込んでしまった。
241164:2007/11/05(月) 09:03:04 ID:klSPZQxk
ウェンディはゆっくりと向き直り、ヴァンの顔を見つめた。
悲しそうな困ったような、随分と情けない表情のヴァンがそこにいた。
図体は大きいくせに、なんだか頼りない小さな子供のようで、思わず少し吹き出してしまう。
「…なにがおかしい?」
「ううん。ごめんなさい、何でもないの。」
「まったく、人が真面目に話してるってのに。」
くすくす笑っているウェンディを、変な生き物でも見るかのような目つきでヴァンはジロジロと見ていた。
が、やがて元気になったウェンディにひと安心したのかヴァンもつられて少し笑う。
「なんか久しぶりだな。お前が笑ってんの。」
その、時折見せるヴァンの少し寂しそうな笑顔を見て、ウェンディはまた胸が苦しくなる。
ただ先ほどまでの重かった胸の苦しさとは違う、もっと別の種類の苦しさだ。
胸をキューッと締め付けられて、泣きたくなる。
でも何だか暖かいものがウェンディの心を奥のほうからヒタヒタと染み渡らせ、満たしていく。

「ねぇ、ヴァン」
「何だ。」
「…手を繋いでもいい?」
ウェンディはそう言って片手を差し出した。
「はぁ?なんで手なんか……」
「なんだっていいじゃない。ほら」
ウェンディは、そう言ってヴァンの手を無理矢理、右手で握り締めると、
「……なんかね、ヴァンとこうしたくなったの。」
そういって微笑んだ。
「さっ帰ろうヴァン!お腹空いたんでしょう?」
「あっああ……なんなんだ、お前……」
なかばヴァンを引きずるような形で、ウェンディは、町への道を元気よくどんどんと歩いていった。
ヴァンはというと、どうしてこういう流れになるのかなんだか訳が分からないといった面持ちだ。

歩きながら、空を見上げる。
空は段々と白み始めてきて、辺りも少しずつ長かった夜の姿から形を変えつつあった。
もう少ししたら、太陽が出てきて明るくなって、またいつも通りの毎日が始まるだろう。
でも、同じような毎日でもあの夜明け前の空のように少しずつ少しずつ変化していくものなのかもしれない。
自分とヴァンとの関係だってそうだ。
先のことなんて分からない。
早朝特有のひんやりとした冷たい空気の中で、繋いだ手の温もりが心地良かった。
遠くに自分達の町が見えはじめた。いろいろあったせいか、たった一晩離れただけなのに
ひどく懐かしく思える。

もうすぐ夜明けも近い───

242164:2007/11/05(月) 09:14:14 ID:klSPZQxk
随分と間が空いてしまって本当にすいませんでした。
最後はこういうオチとなりました。

こんな駄文でも待っていてくださった方もいたようでありがとうございます。
自分も他の方が書かれた小説を楽しみにしています。
ガン×ソードは最高ですな。
243名無しさん@ピンキー:2007/11/05(月) 11:27:51 ID:Pnk3tnhU
続きktkr
GJ乙!!
乙女なウェンディかわいいよウェンディ
244名無しさん@ピンキー:2007/11/05(月) 23:13:28 ID:uhslcRCM
完結乙>164
ヴァン優しいな。ヨカタ
245名無しさん@ピンキー:2007/11/06(火) 03:23:38 ID:OfjB0jng
GJ!!
このヴァンとウェンディはいいな
246名無しさん@ピンキー:2007/11/06(火) 23:23:50 ID:V1xtWn58
GGGGJ!待っててよかった!ありがとう。
もっといろんなシチュを読みたいよ。
247名無しさん@ピンキー:2007/11/08(木) 21:07:05 ID:GPohJGbc
GJGJGJ! 待ってたよー!
あーウェンディ可愛い
いつかちゃんとヴァンに受け入れてもらえるといいな
248名無しさん@ピンキー:2007/11/14(水) 12:12:21 ID:bst/Entp
GJ!age
249名無しさん@ピンキー:2007/11/14(水) 20:37:30 ID:LFBr+c8W
最近本スレに憑いてるヴァンウェン腐、こっちで引き取ってもらえないか
よかったら誘導したいんだが
250名無しさん@ピンキー:2007/11/15(木) 07:17:44 ID:pWF3bd0a
そんなもん押し付けられても困るんだが
ここは掃き溜めじゃない
251名無しさん@ピンキー:2007/11/15(木) 17:59:05 ID:KMWyyEaI
そうか
悪かった
252名無しさん@ピンキー
次なる投下待ちage(*´Д`)