エロなしですが投下しちゃいます
上田「フン、フン、フン、フン、フーンフフフーン♪」
奈緒子「どうしたんだ?鼻歌なんか歌って。気持ち悪いぞ」
上田「知らないのか?今日は七夕だぞ」
奈緒子「・・・たなぼた?棚からぼたもち?」
上田「違う!タ・ナ・バ・タ!」
奈緒子「ああ!豚足に自分の願いを書いて食べると叶うっていうアレですね!」
上田「you・・・豚足じゃなくて短冊だ。あと食べちゃ駄目だ」
奈緒子「あれ、違いましたっけ?」
上田「・・まあいい。それよりまだ他に何かあるだろう?」
奈緒子「無いですよ。ていうかいつまでいるんですか、もう帰ってください!」
上田「おい、もっと真剣に考えろよ!
今日は織姫と彦星が年に一度だけ会うことのできる大事な日じゃないか!」
奈緒子「だから何だっていうんですか」
上田「・・・そ、その大事な日にだな、こうして俺と君が同じ屋根の下にいるんだ」
奈緒子「いつものことだろ。ていうかお前が勝手に人ん家に上がりこんでるんじゃないか!
とっとこ出てけ!このバカ上田!」
上田「ハム太郎・・・バ、バカとはなんだ!この貧ny・・・
止めよう、せっかく二人きりなんだ、いいよな?you」
奈緒子「どうした上田・・・鼻息が荒いぞ。まさかカリボネ?いやピラニアか?」
上田「そんなことはどうだっていいじゃないか。ほら恥ずかしがらなくてもいいんだよyou」
奈緒子「止めろ・・来るな・・来ないでください上田さん・・・
か、堪忍してお侍さーん!!!」
以上です。これで終わりでもいいのですが、
どなたかエロの部分思い付くようでしたら
書いてくださると嬉しいです。
読んでくださった方ありがとうございました。
携帯から失礼しました
GJ!w
地方の七夕はまだ先だ!
爽やかにねちっこい続きキボン
GJ!豚足ワロタw
GJ!w
保守しつつ
上田と山田大好き
三社祭中止になりそうだけど
上田と山田全然そういうイベント一緒に行きそうにないなと思た
「祭りか?」
「バカ、追われてるんだ!」
↑このシーン吹いたw
奈緒子は浅草とかあの辺の雰囲気がイメージに合うね。
浴衣もさぞ似合うだろう。
なにしろ胸が(ry
うなじとか
浴衣の胸元やふくらはぎのチラリズムに
上田が
「こんなおかずの足しにもならない貧乳女に…有り得ない!」
とか悶々としてくれたら最高です。
圧縮回避保守
今日は選挙だ。
里見ママンに一票!
なんか上田も調子に乗って出馬してもおかしくないな。
「今こそ改革、どんと来ーーい!!」
初投下します。
エロなしですみませんが、木トリ最終話、奈緒子が矢部の●ラを取ったシーンです。
「…これ燃やすぞ、ボーって!」
「お前なー、もうちょっと人を信用せぇよ!」
「そんな事言って、また私を捕まえる気だろ!」
「…そんな事せーへんよー」
「棒読みだぞ」
「おんどれ、人様のカミを抜き取る能力を持っていたとは、やはり超能力者!」
「!違います!私には超能力なんて無い!…はず…」
「はず?ほんなら何で逃げるねん」
「それは…条件反射っていうか…思い当たる節があるっていうか…」
「あー分かった」
「は?…何がだ」
「お前なー、そういう煮えきらん態度が一番あかんで」
「はあ?」
「お前がそんなやから上田センセが心配してしまうんやぞ」
「っ?!あの巨根は今どうでもいいだろ」
「はー、お前がそうツンツンしとるから上田センセも素直になれないんやな。ツンデレかお前。秋葉の言ってた通りや」
「ツンデレじゃない!何なんだあの牛め」
「…上田センセも一生懸命お前の事探してたんやぞ。もうちょっと察してやれや」
「え…」
「お前がほんまにセンセの事嫌いなら構わへんけどなあ」
「うそ…上田さん、探してくれたんだ…」
「ほーれ、そんな風に好いとるんなら素直にそう言えば良いもんを」
「…そういう訳じゃ、ないです」
「ふん、あくまでツンデレっちゅー訳か。ま、上田センセもそういうとこを好いたんかもしれんな」
「…」
「ほれ、上田センセのとこ行け。もう心配さすな」
(矢部、奈緒子の頭にぽんと手を置く)
「…はい」
(奈緒子、後ろを向いてとぼとぼと歩き出す)
(矢部はそれを見、少し笑いながら溜め息)
「…しょうもない奴やな」
(奈緒子、ふと気付いた様に振り返る)
「…!矢部さん」
「ん、何や?」
「さっき、矢部さん…上田さん『も』一生懸命探してたって、そう言いましたよね?」
「…」
「もしかして、探してくれたんですか、矢部さんも?私のこと…」
(矢部そっぽを向き頭を掻きながら)
「…あー、口滑ったわ。あ、いや、間違えただけやから」
「…矢部さん…」
「!…もうええから行け!消えてまえお前なんか!」
(奈緒子、矢部の慌てる様子に微かに笑って)
「…素直じゃないな」
「ちゃうわ、はよ上田センセのとこ行け!って…あ」
「?何だ?」
「そーいやセンセ消えてもうたんよ。お前知らん?」
「…」
「早く言えよ!!」
「てかお前、ええ加減にワシを返せ!もう一人の大切なワシをー!」
おわり
GJ(・∀・)!!
なんかやむ落ちに出てきそうなシーンだ
おおー、シナリオ風だ。
上山矢部って全員ツンデレなんだな…
GJ!
>もう一人の大切なワシをー!
腸ワロタ
GJ!
でもうっかり●ラを、ブ●かと思ってしまったよ。暑さのせいだ…
マ●だと思ってしまった自分は、読みながら途中までハテナだった。
でもGJ
931 :
921:2007/08/03(金) 03:56:19 ID:DQXE9KZ3
>>929 「お前がヅ●なのは、まるッとお見通しだぁ!」
「や、やめんかー!!」
スルッ
「こら、これ千切るぞ!燃やすぞボーって!」
「おっ恐るべし超能力!どうやってワイの頭から毛を…って」
「…あれ?これなんだ?」
「…な、なんや?随分と色気のないブ●やなあ」
「何で?!ヅ●をとったつもりなのに!」
「それもしや、お前のブ●なんとちゃうか」
「何で矢部の頭にあるんだー!」
「…多分929のせいやな」
「??」
>930さんのも書いてみようと思ったのですが、
マ●の意味がよく分からないので書けませんでした。
すみません。
>>931 カマトトぶりやがってこいつぅ
(´∀`)σ)д`)
それとも天然で分からないのだろうか
「これ燃やすぞボーッって……ってうわあ!! なんでこんなもんを!」
「お前なー、自分で取っておいてこんなもんはないやろ。ほら、はよ返せ」
「いっ、いや、これは私の命綱。綱? 綱にしちゃ細いし短……」
「じゃかぁし!! それはまだ臨戦態勢やないからや! みよ、ワシのちょーのーりょく!!」
「? ! うわああああ!!! なんだこれ!」
「ほーれほーれ。もっと太なるでー。硬ぁなるでー」
「ばかー! やめろー!」
「だったら手を放さんかい! 返せ、ワシの主人格!」
「これ、おまえの主人格なのか?」
「あっ! こら、またんかい! いや、待ってください、お願いします」
「こうしたらどうなるんだろうなあ」
「あ、あっ、いやぁ〜」
マ●に挑戦しようとしたら、何がどうなっているのか分からなくなりました。
●ス だったのか!
935 :
921:2007/08/03(金) 19:10:25 ID:DQXE9KZ3
>>932 >>933 ああそうか、如意棒のことだったんですね。
ちなみにマジで分からなくて、ググっちゃったりしました(笑)
平和だwwオマイラ好きwww
937 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/09(木) 09:22:32 ID:9iDKZcm1
hosyu
938 :
問題(上):2007/08/12(日) 22:34:07 ID:WJ8UHkcL
問題は山積している。
彼は著名な大学教授で、彼女は自称手品師。
彼は巨根で彼女は貧乳。
彼と彼女の歳の差は一回りは優にある。
どこをどう考えても共通点なんか無い。
だがそれでも彼らの間には布団があり、
彼と彼女は相対して正座し、顔をうつむけている。
だがやがて、諦めたように彼が言う。
「布団一組しかないぞyou。持ってきて貰え」
「なんで私が」
打てば響くように彼女が応える。
「お前頼め、上田」
「俺は部屋代払うんだぞ。そういう雑用はだな、youだ」
「なんでですか」
むっとした彼女は首を横に振る。
「私は頼みません」
「俺もだ」
彼が同じくむっとした顔で彼女を見る。
「じゃあどうするんだ。廊下で寝るのか上田」
「なんでだよ。youに決まってるだろ」
「女の子に、そういう事させますか普通」
「なにが女の子だ。女の子ってガラか」
眉間に皺をよせた彼女を見、言い過ぎに気付いた彼は咳払いする。
「…よし。じゃあこうしようぜ」
「お断りします」
「何も言ってないじゃないか」
「どうせ枕をやるからそっちの畳で寝ろとか言うんでしょう」
「なぜわかる」
「私も言おうと思ってたんです」
「そうか、じゃあ話は早いな」
939 :
問題(下):2007/08/12(日) 22:35:03 ID:WJ8UHkcL
二人は目にもとまらぬ早業でただ一枚の毛布を掴んだ。
「その手を放せ、この貧乳が!」
「お前こそ放せこの巨根め。毛布は私のだ」
「俺がこれで寝るんだよ。youはその髪巻いてれば充分だろう!」
「リスじゃないんだ。お前こそ、あの、表面積縮めれば大丈夫だろ」
「確かにそうすれば余分な放熱を防ぐことができ、風邪をひく確率を減らすことはできるが…って嫁入り前の娘の台詞じゃねえだろyou!」
「うるさいっ。そんな、私、嫁なんかいかないから関係ありませんよ」
「え?」
彼は毛布を引っ張る手をとめた。
「嫁に…来ないのか?」
「はい?」
「いや、何でもない」
「……」
「……」
一瞬流れた沈黙はすぐに破られた。
「とにかくだ、毛布をよこせ。よこさんか」
「黙れ。私のだって言ってるだろ、このバカ上田!」
いつまでこんな漫才を続けていれば気が済むのか。
いい加減先に進む気はないのか。
だが仕方ない。
彼はボケで彼女はツッコミだった。
そして彼女もボケで彼はツッコミでもあった。
この不毛な共通点が打開されない限り、問題は今日も解決する気配もない。
おわり
GJ!和むねぇ…(´ω`)
GJ!
しかし教授カワイソスww
GJ!
会話がいいテンポだなあw
みんな上手だなあ
ダレが脚本書いてもドラマとして成り立ちそう
奈緒子は生意気である。
上田教授は最近しみじみそう思う。
最初何がなんだかわからなかったらしい奈緒子は、この頃とても生意気になった。
いや、もともと生意気なのがそれに輪をかけて生意気になった。
どう生意気になったか──その例が、たとえばこれだ。
*
「やめろバカ上田っ!」
腕を強く押しのけられた上田は抗議の鼻息を漏らした。
「…you」
「そんなに触っちゃだめって言ってるだろ」
奈緒子はさらさらした髪を流した肩をひねり、上田から身を離す。
大きめのパジャマの胸元が緩み、なめらかな肌が覗いている。
男の膝に乗った尻は薄い布一枚のみで覆われている。
密着した太腿の裏の感触がただそれだけで悩ましい。
上田は喉を鳴らし、低い声で囁いた。
「どうして」
「どうしてもだ」
奈緒子は腕を伸ばし、傍らのシーツの上から雑誌を取り上げた。
「お前が見せたんじゃん、これ。ちゃんとその通りにしなきゃ」
上田はちらりとその紙面に視線を流す。
『スローセックスの勧め』だの『極上の癒し』だの、大きな見出しが踊っている。
奈緒子はその一節を読み上げた。
「男性は、じっと女性を抱き、行動せずに抱き締めます。ほら」
「もっとちゃんと読め、you」
上田は奈緒子の手から雑誌を奪い、その前の段を指差した。
「挿入後、って書いてあるだろ。まだ俺は挿れさせてもらってない」
「え、そうですか?」
「そうだよ!」
「……仕方ないな」
奈緒子は眉を寄せ、男の広い肩に指を置いた。
そのまま膝立ちになるとはらりとパジャマの前がはだけ、小さめの胸が上田の鎖骨に当たった。
小さめとはいえ、その柔らかな感触は流石に異性の躯にしか有り得ない心地よさだ。
「…おぉう」
くびれた腰を抱き締めた上田の耳元に、奈緒子が囁く。
「挿れさせてあげるだけですから。まだ、余計なとこ、触るなよ」
「……」
渋々手を離すと、奈緒子は微笑した。
「そう」
大体、上田としてはこの行為の主導権を奈緒子に譲った覚えは無いのである。
なのになんでか奈緒子が上田を思うまま操っているというこの一点だけですでに生意気だ。
白い躯が大きく揺れて、奈緒子と共に上田は呻いた。
「ん、あぁ…」
細身を上田の胸や腹に密着させながら、奈緒子はゆっくり沈み込んでいく。
腰を支えようとすると、奈緒子が口早に叱った。
「こらっ」
「いいじゃないか、このくらい」
汗の滲んだ彼女の喉に吸い付きたい思いで一杯で、上田はせわしく返した。
「駄目ですよ。だって上田さん、いつも…」
奈緒子はやや落ち着いたのか、また腰を落とした。
「あ。……勝手に、動くし」
「不満だったのか、you」
「あ…あぁ…や…ん…」
躯のコントロールだけで手一杯らしい奈緒子はそれ以上聞く耳持たなかった。
とりあえず気持ちいいので上田も口を噤んで集中する。
時間をかけて首尾よく納まった巨根は嬉し気に屹立の度を増した。
「……な、なんかおっきくない? いつもより、もっと」
奈緒子が囁き、上田はその言葉に余計に興奮した。
思いきり抱きすくめようとして今度は背中を叩かれる。
「…駄目」
時折呻いてわずかに腰を揺らしつつ、奈緒子がかすれた声で囁いた。
「さ、触るなって、…言ってんじゃん」
「生殺しかyou。我慢できるわけないだろ、こんなの」
「何勝手な事、言ってんだっ」
奈緒子は唇を尖らせ、辛うじて上田の膝にひっかかっていた雑誌をつかみあげた。
「ほら、これ。スローセックス、したいんだろ。だいたいそっちがこれ見せたから、私は──」
上田は雑誌を奪うと寝室の果てに放り投げた。
奈緒子の腿を抱え込み、身を乗り出す。
「あっ!ちょ、ちょっと!」
「生意気言うな。……you」
「youじゃなくて…あっ…ああ、こ、こらっ…んっ」
唇を塞がれ、腰を浮かせるような勢いで動き出した男の腕を掴んだ。
「you。気持ちいいよ、you」
「……お前な、上田」
奈緒子はやがて悶えはじめ、抗議の言葉も忘れてしまった。
*
最初何がなんだかわからなかったらしい上田は、この頃とても我侭になった。
いや、もともと我侭なのがそれに輪をかけて我侭になった。
どう我侭になったか──その例がこれだ。
上田は我侭である。
奈緒子はしみじみそう思う。
おわり
おうっ!?
ほぼリアルタイムktkr
GJです!
(*^ー゚)b グッジョブ!!
ありがとう〜!
GJ!!ほんと上手いなぁ。
超グッジョブ!
「よう、ユー」
「う、うえだ! 外で話しかけるなっていってるだろ!!」
「時に、ユー」
「電車の中でも遭ってしまうとはなんたる不覚。もしかしなくてもこの男はつけてきたの
だ。で、なんの用だ、上田」
「そう嫌わないでくれ。仲直りしようと思ってこれを買ってきた」
「あかるい家族計画……?」
「コンドームだ」
「ああもう沢山。こいつと来たらセックスの事ばかり。得意げな顔をして棍棒のようなも
のを動かしている。ひもじさの余り、こんなやつと婚約してしまった自分が憎い!」
「百円だったぞ。安いものだな、コンドームというのは」
「卑猥にすぎる。わたしはどうなってしまうのか」
こんなところで「よう、妹」がwwww
元ネタがあるのか?
>>952 ガ板を「よう、妹」で検索すると出てくる。
954 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/25(土) 23:22:55 ID:JhgKEX/q
ほすあげ
1年ぶりにみた『よう、妹』ネタ。
全年齢板で派手に誤爆したのをみたが、こんな所で元ネタがわかるとは。
細いくびれを抱え、名を囁いた。
睫が震え、ゆっくりあがった。
視線が合う。
「ん…?」
彼女は上田の両目を交互に見た。
状況が一瞬わからなかったらしい。
じっと見ていると頬がほんのりピンクに染まった。
滑らかな髪を指先でかきあげ、現れた耳を弄る。
すんなりした躯の線に掌を置く。
掌に肌は馴染み、ぬくもりが心地いい。
窓辺を覆うカーテンは眩しいほど光っている。
外はまだ明るいのだ。
ほんの少し前の出来事が遠い記憶に思える。
躯を重ねる興奮と緊張。
受け入れられた喜び。
「you」
上田は優しい声で呟いた。
「上田さん…」
細い腕。まどろみの後のかすれた声。
引き寄せると、奈緒子の身に力が籠った。
腕の中で、困ったように言う。
「あ、ちょっと…」
「え?」
上田はできるだけ真面目な顔を心がけた。
頬の内側が綻んでいて、油断するとにやけそうだ。
あまりニヤニヤしていると、彼女が怒るかもしれない。
「恥ずかしいじゃないですか」
奈緒子は赤くなった。
「何が恥ずかしい。今更」
「う」
奈緒子は上田を大きな目で見上げた。
「でも、もし何かして欲しいなら……」
さらりとした髪に幾度も指を潜らせながら声を低める。
「キスしてやる」
彼女の頬の色が熟れていく。
「な、何それ…」
目を合わせたまま掌で顔を挟んだ。
唇を食む。言葉が途切れる。
触れるたびに感動する。
彼女の舌はとても柔らかい。
妄想の中の奈緒子はいつも積極的だったが、現実の彼女は恥ずかしがり屋だ。
目を閉じ、眉間に皺をよせて頬を赤らめている表情がやたらに扇情的である。
ついに童貞脱出を果たしたのだという自負心が、上田の胸に徐々に湧いてきた。
急に、「ぷ、あっ」と息をはいて彼女は顔をずらせた。
「こら」
「山田」
上田は彼女の耳に口を寄せた。
「もっといろいろして欲しければ、考慮するぞ」
耳の縁に舌先を滑らせると腕の中の細い躯がわずかに震える。
「上田…」
真っ赤になった奈緒子の瞳は潤んでいる。
「簡単に言うな。…大変だったんだこっちは」
ぼそぼそ言う。
「お前、力一杯しただろ」
「ん?」
「もっと、あのフツー、遠慮するもんじゃないのか…は、初めてなのに」
「…おかしいな。俺はできるだけ穏やかに…」
「嘘。最後凄かったじゃん。……きょ、巨根のくせに」
「そうだった?」
「って上田。忘れたふりしてんだろ」
「こっちも夢中だったからな。…よし、どんなだったか、もっと具体的に指摘しろ。反省するから」
「反省?」
「おう」
「そうか。あの……じゃ、噛み付くのやめろ」
「噛み付いたか?」
「ちょっと。み、耳とか」
「よし、反省する。他には」
「重いです。もっと減量しろ」
「これが適正体重だ。youが肥ればいいじゃないか、ほらこのへんとか」
上田は奈緒子の躯を撫でた。くすぐったげに奈緒子は身をよじり、その指を掴んだ。
「やめろ」
「…でさ」
「え?」
「ちょっと気になるんだけど、つまり…動き過ぎたって事か?」
奈緒子は真っ赤になった。
「…そ、そんな…気がしましたけど」
「…でもさ。君の中で動くの、気持ちいいんだぜ」
「うるさいっ」
「痛かったのか」
「当然じゃないですか」
奈緒子は上田を見上げた。
「大きいし……えと……大きいから」
上田はじっと奈緒子を見た。
「大きい、だけじゃな。もっとyouの感じた印象をつぶさに教えて貰わなきゃわからないんだが」
「そう…ですか?」
奈緒子は考え込んだ。
「…つぶさにっていってもですね、どういえば……こう、ぐわーって感じで…逃げられなくなって、でもなんか熱いっていうか、とうとうやっちゃったというか……うーん、怖いのは怖いんですけど、なんかその、おなか一杯の時に近い、わけないしっ!…ええと、ええと…」
眉を寄せて必死に説明していた奈緒子は上田の表情に気付いたようだった。
「何喋らせるんだ。この変態!」
「俺も教えてやろうか」
上田は奈緒子を抱いた。
「…youの中だが」
奈緒子は真っ赤になり、上田から顔をそむけた。
「やだ。いい。言わなくていいからっ」
「とにかく狭くて怖かった。…壊しそうで」
「お、お前がでかいんだっ!」
「でも、なんとか入っただろ」
「挿れたんじゃん。無理矢理」
「……無理矢理挿れただろ、そしたら……違うんだよな。全然」
「………?」
「柔らかくてあったかくて、膣全体がめちゃくちゃに吸い付いて締めあげてきて…襞っていうか溝がたくさんあってな、擦った時気持ち良いんだこれが。うむ。
でもキツいくせに滑りは良くて、膣の奥も俺のにフィットしてきゅうっと包み込んでくるんだよ。…で、我慢できなくなってイくだろ。そしたらまたきゅううって搾るんだ。
すごいよな、君は恥ずかしそうにしてるのに躯はちゃんと反応してるんだよ、俺の射精に。これがもう、一滴残らず搾り取られるようで…フフッ…多分な、君のはいわゆる名」
「おいっ!やめろ延々とこのバカッ」
「この感動をちゃんと伝えたいじゃないか」
「し、知りませんっ、私男じゃないから伝えられてもわかんないし。っていうかセクハラだろこれ」
「とにかくだ、たまんなかった。…you」
「ううっ。言うなっ!」
「もう一回挿れていい?」
「……け、結局それ?」
「山田」
「やだ。一回やったんだから、もういいだろ」
「そう言うなって。気持ちよ過ぎて堪能できなかったんだよ。もっとじっくり、心行くまで…」
「上田、お前な!」
上田は腕を伸ばして奈緒子を押さえ込んだ。
「あっ。やだ。このゴーカン魔。変態。色ボケ!」
「………」
眉間に皺を刻んだが、上田はめげなかった。
罵られても、一度受け入れてくれた女ともう一度やりたいわけで、その点欲望には正直な男のようである。
小振りな乳房に顔を寄せ、先端を口に含むとちゅうちゅうと吸い始めた。
「やめろって、それ」
奈緒子は真っ赤な顔を寄せて上田の耳に囁いた。
「出る訳ないだろ、赤ちゃん産んでないんだから」
「…」
上田は上目で奈緒子を見た。
「わかってないな。なにも母乳が飲みたくてこういう事をやるんじゃないんだ」
「じゃあ、何」
「したいから、してるんだよ」
「意味ないじゃん」
「そうでもない。それとも何か、youは挿れるだけで満足か」
「……」
奈緒子が羞恥の余り細い首を横に倒すと、上田は笑った。
「…心配しなくても、今に産ませてやる」
「え」
「何人欲しい? 大船に乗ったつもりでいていいぞ、俺なら喜んでいくらでも協力」
「おいっ!」
胸から顔を離し、上田は奈緒子を抱くと目を覗き込んだ。
「山田」
「……な、何。見るな」
咳払いをし、彼は早口に囁いた。
「君と、結婚してやろう」
「ええ別にいいですけど………って、え、えええええええっ!」
「な、何驚いてる」
「だって。何、突然。お前昨日までそんな事一言も」
「物事にはな、機会とか勢いってもんがあるんだ」
「だからって、一足飛びに結婚かよ。お前、もっと考えてからものを」
「こういう事するってのは結婚前提にしてるって事なんだよ。少なくとも俺はそうだ。それとも何か、君は」
上田の口調がちょっと怖いものになる。
「最初からこの私を弄ぶつもりで」
「待て。待ってください。ち、違うってば」
奈緒子は急いで大男の胸に掌をあてて宥めるように擦った。
これで力をいれられた暁には奈緒子は絞め殺されてしまう。
上田の目に安堵の光が灯った。
「だろう。そうだと思っていたよ。君が俺のプロポーズを受け入れないなんて有り得ない」
「ってどこがだ。どこがプロポーズなんだ、めちゃくちゃ高飛車じゃん」
「結果が同じなら一緒だろう」
「腹たつんですけど」
「照れるなって」
上田は鼻持ちならない笑顔を見せた。
「嬉しいくせに」
「………」
微妙に違うと奈緒子は言いたかったが、どう説明すればいいのかよくわからない。
躯を重ねたのは上田がそうしたがったからで、奈緒子としては多分どっちでもよかったのだ。
一緒にさえ、居られれば。
結婚すれば上田の傍に居られるというのなら、それを受け入れてみてもいい──彼女はそう思った。
自信たっぷりで返事を待っている目がムカつくが。
そっと逞しい躯に腕を巻くと、上田の小鼻が膨らむのがわかった。
「山田」
優しい声のままなのが面白いといえば面白いし、気色悪いといえば気色悪いような気もする。
「幸せになろうな」
「…………三食昼寝つきなんだよな、上田」
「え?」
「買い物とかめんどくさいことは全部お前やれよ。風呂掃除も。おやつとかお土産は毎日くれるんですよね」
「ってyou」
「それと……重要な事なんですけど。あの、これって……一ヶ月に一辺くらいでいい?」
「おいっ。なんでだ。新婚でなんで一ヶ月に一辺なんだよ。毎晩に決まってるだろ毎晩に」
「巨根のくせになに夢見てるんですか。からだこわしちゃいますよ、私」
「……じゃあ、一晩置きって事でどうだ? ん?」
「二週間に一度くらいがいいな」
「なんでだ! 風呂掃除しねぇぞ!」
「……わかりました。じゃあ、二日に一度」
「よし。だが週末は二回だ、それ以上は譲れない」
「なんでそんなに我侭なんだ」
「そっちがだろ。この俺と結婚できるっていうのに…」
「性格合ってないじゃないですか。こんなので本気で私と結婚する気ですか」
「するよ」
上田はまた鼻を膨らませた。
「だって、結婚したらいつでもセックスできるじゃないか」
*
大げんかして長野の実家に帰ってしまった奈緒子。
呼び戻しに行く途中で次郎号が故障し、高速道路上で立ち往生する上田を温泉に行く途中通りかかった矢部刑事が偶然救うのは二日後の事である。
おわり
*******
容量一杯になっちゃった。すまん。