【FF】エロパロFF総合スレ 3

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1名無しさん@ピンキー
FFシリーズ総合エロパロスレです。

・sage進行
・荒らし・煽り・板違い・基地外は完全スルーで。
・801・百合は該当板へお願いします。
・女体化他、特殊系統はTSスレへお願いします。
・作品投下前にはカップリングを明記、もしくは名前欄に入れると良い感じです。


前スレ
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1129822592/

関連スレ>>2
2名無しさん@ピンキー:2006/10/10(火) 20:34:40 ID:yIyeibFA
関連スレ

FF3レフィアたん萌え in エロパロ
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1157024424/

【FFXI】ミスラとまんこしたい10夜目【エロ総合】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1155208358/

【FF】FINAL FANTASY Vll 総合スレ2【7】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1155117820/

【FF12】ファイナルファンタジー12でエロパロ3
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1159028234/

◆【FFT】 ファイナルファンタジータクティクス◆
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1149869398/
3名無しさん@ピンキー:2006/10/10(火) 20:53:17 ID:CTmNdRry
>>1乙!
4名無しさん@ピンキー:2006/10/10(火) 21:07:15 ID:rJJQzEJv
>>1
5名無しさん@ピンキー:2006/10/10(火) 22:51:53 ID:HNJ2SRAY
いち乙
6名無しさん@ピンキー:2006/10/11(水) 00:38:25 ID:ywQH8/9x
>>1乙!!!      職人さんwktkして待ってるぉ
7名無しさん@ピンキー:2006/10/11(水) 22:28:55 ID:oU/rYJPf
>>1さん乙!
8名無しさん@ピンキー:2006/10/13(金) 02:20:35 ID:La+C7N98
即死防止
9名無しさん@ピンキー:2006/10/13(金) 16:45:04 ID:5Lpizwf5
>1
おつGJ

レイラ×フリオとかクルルものとか読みたい
前スレにあった魔導アーマープレイも楽しそう
10名無しさん@ピンキー:2006/10/14(土) 16:02:59 ID:dkPZ6f64
>>1さん乙ですあげ。
11名無しさん@ピンキー:2006/10/14(土) 16:12:07 ID:EVJBERNG
メリュジーヌとか女モンスターもおk?
12名無しさん@ピンキー:2006/10/15(日) 00:58:33 ID:pXNQKZOh
前スレ埋め立ておめ

13名無しさん@ピンキー:2006/10/15(日) 01:31:16 ID:PBNWURVZ
>11
ふつーにアリ。問題は説明だけでレスを食っちゃう点くらい
軽く出来るのであればそういうのも読んでみたい
14名無しさん@ピンキー:2006/10/15(日) 17:23:14 ID:w5W0kIj3
ネクロマンサーネタきぼー
15名無しさん@ピンキー:2006/10/15(日) 22:59:58 ID:z7GkDNVB
名人のオススメはバロン、マイスト
16名無しさん@ピンキー:2006/10/16(月) 02:05:33 ID:d0agj82+
17光の誕生日(作者):2006/10/18(水) 16:36:57 ID:ooS43TW0
>>1乙。
近いうちに前スレのUSAの続き投下します。
18名無しさん@ピンキー:2006/10/18(水) 20:10:50 ID:2L8Aao09
がんばれー。待っておるよ。
19名無しさん@ピンキー:2006/10/19(木) 01:03:53 ID:A2EMjCNA
>>17
wkta

楽しみです。
20光の誕生日:2006/10/21(土) 21:47:58 ID:5OgrxN/y
続き投下します。
ちなみにカップリングはザッシュ×カレン×フェイです。


カレンはザッシュの部屋の前に座ってた。
横にはフェイもいる。
レッドとロックは先に宿屋に帰った。
というか帰らした。
カレンは自分の力でザッシュから自分のことを聞き出したかった。
フェイも同じ理由でここにいる。
カレンは昨日宿屋でフェイと話したことを思い出していた。

カレンは宿屋に帰ったあとすぐに自分の部屋のベットに転がり込んだ。
森のなかで自分が言った言葉が胸に突き刺さる。
(このままフェイさんとレッドが繋がってしまえばいいのにと思ってしまいました・・・)
この言葉が本音かどうかは覚えてない。
只、こんな事言ってしまったのは心のどこかで思ったからだ。
カレンは自分の弱さに嫌気がした。
ベットに埋まっていると部屋の外で自分を呼んでいる声がした。
カレンは部屋の扉を開け、真正面にいる人物を招き入れた。
「何の用ですか、ロックさん。」
カレンを訪ねたのたはロックだった。
「いや、なんか船着場で見たとき気分悪そうだったから心配しただけ。」
「はぁ・・・」
彼は自分より十歳くらい長く生きている。
人生経験は豊富なはずだ。
かといって軽そうなこの男に相談できるわけない。
「あなたに話すことはないです。」
「おいおいそんなに俺信用ない?仮にも年上だぜ?こうなんか、『ロックさんは胸が苦しくなるほど人を愛した事がありますか。』とか。」
どうやら悩みの本質はばれているみたいだ。
それでも話すつもりはない。
ロックがいきなりカレンを押し倒した。
「話す気が無いなら無理矢理口を割らせてやるぜ。」
21光の誕生日:2006/10/21(土) 22:35:07 ID:5OgrxN/y
「話す気が無いなら無理矢理口を割らせてやるぜ」
ロックはカレンの服を脱がそうとした。
「やっ!やめてください!」
カレンは抵抗したが男と女では体格が違う。
だが抵抗しているうちにあることに気が付いた。
(本気で脱がそうとしてない!)
カレンは小声で【エアロ】を唱え始めた。
ロックは気が付いているはずだが脱がそうする振りをやめない。
「【エアロ】!!」
空気の渦がロックの腹部に命中してロックは弾き飛ばされた。
ロックは壁に叩きつけられた。
「いってー。結構効いたぜ。」
カレンは急いで【ケアル】を唱えた。
「大丈夫ですか・・?」
「ああ、大丈夫。」
「なんで・・・あんなことを・・・?」
ロックは答えなかった。
「ロックさん・・・一年間ザッシュと一緒にいたんですよね?ザッシュの自分の事何か・・・」
「いや、坊やは自分の事は何も言ってなかった。
「でも坊やの原動力に君がいるのは確かだよ。
化石の迷宮に言った時君を助けようとする気持ちがひしひし伝わってきた。何ですぐにエリクサーを渡さなかったんだろうって俺は後で思ったんだ。
坊やはきっと大事な人を沢山失ってしまったんじゃないかな。だからもう人を死なせるわけにはいかないって必死にだったんだ。俺がわかったのはそれだけ。」 ロックはカレンの部屋を出ようした。
「じゃあな、頑張れよ。」



いったんきります。
22FF4ローザ×ゴルベーザ:2006/10/22(日) 15:03:45 ID:6xe8PsrE
※ちょい強引表現あり
※SFCからFF4をやっていない作者なので設定が
おかしい部分もあるかもしれないのですが、お許しください

ローザは、ゴルベーザの配下に、ついに拿捕されてしまった。
森の奥へ奥へ、無我夢中で走り回っていたのに、やつらは充分にこちらの動きを察知していて、あっさり先回りされた挙句、ご丁寧にエスコートされる形で、彼らの飛空挺へ乗せられた。
そこまでは、客人のもてなしだったが、閉じ込められた部屋は、外から鍵がかけられ、窓も鉄格子。壁には、拘束金具があり、部屋の隅に拷問の道具も転がっていた。
ローザは、ぞっとしてやりきれなくなった。
「セシル・・・ごめんなさい、私、また浅はかな真似をしたんだわ!」
ローザの瞳から涙が零れ落ちたとき、外からかけられた錠前が、外れる金属音がした。
すると、中に一人の男が入ってきて、再び、錠前がかけられた。
男は全身黒尽くめで、顔面も黒いマスクに覆われていた。
ローザはその異様さに、後ずさりしてしまった。
「ローザ!空の旅は、快適に過ごしているかな?」
男は、マスクのせいで曇った声で言った。
歩み寄ってくる男に怯えたローザに、彼の声は届いていない。
「そうか、自分の運命を悟っているのか、なら始めようか!」
「いやぁっ!」
男は、ローザを床に押し倒して馬乗りになった。
「おっと、自己紹介が遅れたな、俺はゴルベーザ。カインの友人だよ!」
「やめてぇっ!!」
ゴルベーザは、いやがるローザの乳房に頬ずりを始めた。
ローザは、無駄と分かっていながらもなんとか逃れようと、全身でもがいていた。しかし、どんなに足をばたつかせても、両腕の力すべて込めてゴルベーザを跳ね除けようとしても、なにも状況は変わらなかった。
それどころか、ゴルベーザは、服の上からローザの乳首を探り当て、コロコロと指先で転がしてきた。
「いや、ちょっと・・・・・・やめなさい!汚らわしいわっ・・・・っぁ・・・・・・」
「大丈夫だ」
ゴルベーザはにやけた声でそう言い、服の布ごとローザの乳首をしゃぶった。
「いやああああっ!!」
ローザの抵抗が激しくなった。拳を作ってゴルベーザを叩きまくる、しかし、男はやはりびくともしない。
「おい!」
ゴルベーザの怒号が響いた。そして、あっけなくローザの腕は彼に組み敷かれて自由を失った。
「おとなしくしろ・・・・・・この女めっ!」
「きゃぁあああ!」
ローザは無理やり立たされると、そのまま壁に投げつけられた。しこたま後頭部と背中を打った彼女は、衝撃のせいでこれまでになく無防備だった。
「いやぁっ・・・・・・」
いつの間にか、両手は高く上げられ、両足はめいっぱい開かれ、壁に備え付けの拘束具に、体を奪われていた。
「手荒なまねは、したくないのだよ、俺は紳士だからな、わかったろう?」
ゴルベーザは、おもむろにマスクを取った。そこには、ローザの愛するセシルの面影を残し、しかしセシルが陽であるならば、彼は陰であること間違いない残酷さを湛えた表情の男がいた。
彼の指が、ローザの股間をまさぐった。肛門から、クリトリスまで、ゆっくりと指が行ったり来たりする。気まぐれにクリトリスに余計な刺激を与え、リズムを崩す。
左手が執拗にその動作を繰り返す間に、右手は豊満な乳房を鷲掴んでねっとりと揉み上げ、はだけた服を少しずらして、舌と唇で乳首をむさぼった。
23FF4ローザ×ゴルベーザA:2006/10/22(日) 15:09:46 ID:6xe8PsrE
乳首に息を吹きかけては、ちゅうちゅうと吸い、たまに舌先でころがしては、甘噛みする。
股間を擦る動作は、ゴルベーザの興奮につれて、激しさを増し、いつしか、クリトリスばかり責めるようになっていた。
中指を立てて、はげしく円を描くようにこすりまくり、人差し指もつかってひくひくと挟む。
そうするうちに、ローザの腰がくねくねと動くようになって、ゴルベーザの指の間に、ぬるぬるとした液体が溢れてきたのだ。
「いい子だな・・・・・・ローザ」
「っくぅ・・・・・・っぁ・・・・・・」
見るとローザは、屈辱に負けないようにと、必死で歯を食いしばり声を出さないようにしていた。
「心の内ではセシルに操を立てようと、必死の抵抗をしているのだろうが、体は正直だなァ……あぁ、びしょびしょだ」
ゴルベーザはローザの液体をすくって、ローザの鼻先へ突きつけた。
「やめっ・・・・・・な、さい!!」
「まだ、言うのか、可愛げのない女だな。」
ゴルベーザは、愛液のしたたる指をローザの口の中に突っ込むと、出したり入れたりし、口内をかき回した。
「そんな口を聞けるのも、いまのうちだ!」
乱暴に指を引き抜くと、彼は、しゃがみこんで、ローザの股間にむしゃぶりついた。
「あぁああっ・・・・・・んんっぁ・・・・っあ!」
ローザの腰が逃げないように、両腕でしっかりと掴まえながら、ゴルベーザは、クリトリスを嘗め回した。空いた指は、ほてったま○このなかに、突っ込んだ。
「うっ・・・・・・・っあ、っあ、っあぁぁぁぁっん!っ・・・やめてぇぇぇぇぇぇっ!!!」
唐突な2箇所責めに、ローザの中の堰が一気に決壊したのか、ついに声が上がった。
ゴルベーザは、2本の指で前面をひっかくように出し入した。
その間にもローザの愛液はどんどん量を増し、指の動きに合わせて、ま○こがくちゅくちゅと、いやらしい音を立てていた。
「そうだ・・・その・・・調子だ、ローザ!・・・・・・お前も、自由になるがいい、カインのように!」
「ちがっ・・・・・・わたっ・・・・・し、は・・・・・・」
「カインもそうだった!表面ではセシルの親友を振舞いながら、心の底では、セシルを憎んでいた。自分の本当の姿をカインに教えてやったのは、私だ!
さあ、ローザ、君も疲れたろう、貞淑な女を演じるのは、君は、こういうことが大好きなはずだ・・・・・・」
「い、い・・・・えっ!・・・・・・・・んぁぁっ!」
ゴルベーザはま○こにつきたてた指を3本に増やし、奥まで入れた。
「はぁぁぁぁぁんっ・・・・・・」
ローザは、あごをのけぞらせて腰を浮かせた。もう全身ピンク色に色づいている。
色白の太ももの内側も、押し寄せる快感に小刻に震えながら、上気している。
「ローザ、俺の目を見ろ。こっちだ」
ゴルベーザは、ローザの中をぐるぐるとゆっくりかき混ぜながら、もう片方の手で彼女のあごを掴んだ。
「そうだ、ローザ、本当の姿を!」
「あっ・・・・・・・くっぅ」
一瞬の眼光で、ローザは術に陥った。ゴルベーザは、指の動きを一気に加速させた。擦りあげられる内壁から湧き上がる快感が、自然にローザの腰を振らせる。
ゴルベーザは、乳房をおもちゃにしながら、熱い口付けをした。
舌で口内をめちゃくちゃに犯し、ま○こをものすごいはやさで、ぐちゃぐちゃにかき回してやった。
指の付け根までま○こにちゃんと沈むように、勢いをつけてピストンさせた。ローザは、正気を失った顔によだれをたらしながら、悶えた。
24FF4ローザ×ゴルベーザB:2006/10/22(日) 15:11:21 ID:6xe8PsrE
「あぁ、ローザ!」
指の動きは緩めないまま、ゴルベーザは、再びクリトリスにしゃぶりついた。舌先で豆をこねくり回し、優しく噛む。飽き足らずに、文字通り自分の目の前で指で擦る。
「はぁっ・・・・・・ッあ・・・・・あぁぁぁぁあっ・・・・いやぁっ・・・!」限界に近づいたらしく、眉間に切ない皺がより始めた。
「あッ・・・あっ・・・あっ・・・あっ・・・イクぅっ・・・・・・!あっ・・・あっ・・・あっ・・・あっ・・・・・・・イクッ!イクっ・・・イクっ・・・イクーーーーーッ!!!」
ローザのま○こが、ゴルベーザの指をきつく締め上げて、痙攣した。
放心して力の抜けたローザの中から、とろりと愛液が降りてきた。
「そうだ、ローザ、可愛い僕よ、じゃあこんどは、私をよくするんだ!」
ゴルベーザはローザの拘束金具をはずして彼女を自由にした。しかし、彼女はもう自分の足では立てず、そのまま床に突っ伏した。
ゴルベーザは、無抵抗な人形のような彼女から、衣服を奪い去った。
「あぁ、美しいな・・・・・・」
ゴルベーザは完全にあらわになった乳房を、交互に吸って、揉みしだいた。
「さぁ、ローザ、言われたとおりにするんだ」
ゴルベーザは仰向けになって、ローザに自分をまたがせた。
「俺の股の間にある一物を、お前の口で清めろ!」
「あ・・・・あっぅ・・・・・・」
ローザは、見えない何かに葛藤し手いるような表情で、しかし、言われたとおりにした。
「あぁ、ローザ、巧いぞ。そうやって、セシルに仕えてやっているのか?それじゃあ、カインがやきもちを焼くわけだな・・・うっ・・・」
ゴルベーザは、下半身の快楽にたまらなくなって、目の前で動いているローザの尻を掴んで、自分の顔のほうへ引き寄せ、まだほてりがさめない割れ目へ、舌を這わせた。
「ぐぅっ・・・・・ふぁっ・・・・」
一度絶頂を迎え敏感になったローザは、少しの刺激でもびくんびくんと反応した。ほうばった一物のせいで声も出せず余計苦しそうだった。
「ローザ・・・・・・もっと、もっとだ・・・・・・さすがだローザ、おまえは・・・くっ・・・・・やはり、淫らな本性を隠して・・・・・っあ・・・・・」
ローザは、先っぽのあたりをちろちろと舐め、それから一気に口に含んでは、頭を上下させる。たまに、袋の部分に触れては、心地よく弄んだ。その快感に酔いながら、ローザのま○こを舐め、指を出し入れする興奮に、ゴルベーザはそろそろ我慢ならなくなってきた。
「ローザぁっ!」
ゴルベーザは、上に乗ったローザを構わず振り落とし、足を掴むと、大胆に広げて、そのまま自分の腰へ引き寄せた。
「んぁ・・・・・っぁ・・・・・あっ」
ま○この入り口を、ゴルベーザの一物がかすってローザは遣る瀬無い喘ぎを漏らしていた。
ゴルベーザは、ローザの足を肩に担ぐようにすると、そのままグイグイと腰を押し進めた。
「あぁぁぁぁぁっ・・・・・くぅっ!!」
25完結FF4ローザ×ゴルベーザC:2006/10/22(日) 15:12:23 ID:6xe8PsrE
ローザは、腰を痙攣させてのけぞった。
「イッたのか……ククク・・・自由な姿を手に入れられて、よほど嬉しかったと見えるな!」
ゴルベーザは、ゆっくりと出し入れを始めた。
「ふぁっ・・・あっ・・・・あっ・・・・あんっ・・・・」
「ああ、いい眺めだな」
ゴルベーザは、担いだ足に何度もキスをした。そして、力を込めて、両乳房をぐにゃぐにゃに揉んだ。
ゴルベーザは、腰の動きを早めた。
リズムに合わせて、ローザは腰を使っていた。
「哀れだな、セシルに見せてやりたいものだ・・・・・クックックッ、そらっ!」
ゴルベーザは、ローザをひっくり返すと、四つん這いにさせて、今度は後ろから激しく突き上げた。
ローザは、顎をそらせて自分の揺れる乳房を、がっしりと掴んだ。
「いやぁぁぁっ・・・・・あぁっ・・・・あぁぁんっ・・・・」
ゴルベーザはローザに覆いかぶさるようにして、クリトリスを弄り回し、彼女の口の中に強引に指を突っ込んだりして、さらに激しく腰を振った。
「だぁめぇっ・・・・・だぁっ・・・・めぇぇぇぇっ・・・・・・」
「フハハハハ!もう、イクのか?お前は本当に淫乱だな!」
ゴルベーザは、再び姿勢を変えて、今度はローザを自分の上に乗せて横になった。
「そんなにイキたければ、自分で動くのだ!」
「いっ・・・・・・・やぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ・・・・・あぁぁぁっ・・・た・・・・すけ・・・・・・っセ・・・・・・・シル・・・・・っあぁぁぁぁっ」
彼女はまるで心と体が、別の意思を持っているかのように二つの狭間でよがり苦しんでいた。
「いやぁっ・・・・そんな・・・・・だめっ・・・・」
その声もむなしく、彼女の腰は、円を描くように、激しく前後し始めた。
「ローザ、すごいぞ・・・・・くっ」
「あぁぁあっ・・・・・だめぇ・・・・・イクっ・・・・もう、イクぅーーっ!!」
ローザの動きが一段と乱れてきたとき、ゴルベーザは、たまらず、彼女を押し倒した。
「ローザ、すばらしい女だよ、君は・・・・・私の僕の中で、今もっとも見込みがあるのは・・・・・・おまえだ!」
ゴルベーザの腰使いにあわせて、ローザの喘ぎ声が高く、速くなっていく。
「イクっ・・・イクっ・・・だめぇぇぇぇぇぇっ・・・あぁっ!!!!!!」
「!!!!!!」
ゴルベーザは一気に一物を引き抜いた。飛び散った濃い精液で、ローザの顔や乳房はどろどろに汚れていた。
「ローザ、気分はどうだ?本当の自分の姿を知ったんだろう?」
興奮冷めやらぬ様子でゴルベーザは聞いた。
「物足りないか?そうだろう、その体じゃあな・・・ククク。心配するな」
そのとき、扉の外側の錠前がガチャリと音を立てた。
「いいぞ、もう済んだ・・・入って来い」
現れたのは、カインだった。
「ローザ、次にお前の相手をしてくれる男だ。さぁ、充分かわいがってもらえ!クックックックックッ」



26名無しさん@ピンキー:2006/10/24(火) 06:45:31 ID:KhBfwCYv
GJ
27名無しさん@ピンキー:2006/10/26(木) 06:42:26 ID:SGU0FxeZ
乙。
ローザもだがゴル可愛いなw
28名無しさん@ピンキー:2006/10/26(木) 11:52:37 ID:y8aaMu/P
otu!
29名無しさん@ピンキー:2006/10/26(木) 13:08:52 ID:86PTBU9m
ローザに「義兄さん」とか言わせたくなる
30名無しさん@ピンキー:2006/10/27(金) 12:24:08 ID:TzOLaRBy
GJ!!!出来ればカイン編も見たい
31名無しさん@ピンキー:2006/10/27(金) 18:45:21 ID:kvOaAQ/O
ゴル兄がやたらマメなのがワロス
ニヤニヤしながら読んだ
32光の誕生日:2006/10/27(金) 23:44:58 ID:NDbMD71q
カレンはロックが去った後考えていた。

自分はザッシュが好きだ。
しかしフェイもザッシュが好きだと言っていた。
ザッシュはフェイと自分とどっちが好きかは分からない。
だからか、ザッシュに思いを伝えるに引け目を感じるのは。
ザッシュはどっちか先に告白した方と付き合うだろう。
それでいいのか?
やはり、直接フェイと話をした方がいいだろう。

カレンは部屋を出た。
宿屋のカウンターにいきフェイの部屋を聞いて、教えられた部屋に向かった。
「ここよね・・・」
カレンは扉を叩く。
返事が無い。
「いないのかしら・・・」
カレンが引き返そうとしたその時、
「あらカレン。何か用?」
フェイだ。
両手に荷物を抱え込んでいる。
恐らくザッシュへの誕生日プレゼントだろうか。
「こんなところで話をするのも難だから中に入って。」
カレンはフェイの入っていった。


ちょっと調子が悪いのでここでいったんきります。
33名無しさん@ピンキー:2006/11/01(水) 00:04:32 ID:VmO587Mk
保守
34名無しさん@ピンキー:2006/11/01(水) 09:28:20 ID:6/4JOsZ7
バッツ×クルル純愛モノキボンヌ
35名無しさん@ピンキー:2006/11/01(水) 15:47:23 ID:Wjomfz8i
>>34
よう、俺
36名無しさん@ピンキー:2006/11/01(水) 23:17:02 ID:VmO587Mk
俺もバツクル見たい
37名無しさん@ピンキー:2006/11/01(水) 23:47:34 ID:Wjomfz8i
自給自足の精神で今バツクル書いてるから
良かったら少し待ってて
38名無しさん@ピンキー:2006/11/02(木) 00:09:23 ID:spIX0QL1
俺も別口でバツクル書いてるが、この板って1レス三十行だっけ?
39名無しさん@ピンキー:2006/11/02(木) 00:13:50 ID:DZV5pgke
IE厨は帰れ
40名無しさん@ピンキー:2006/11/02(木) 00:13:51 ID:ISNJLbcJ
六十行までいけるよ。
41名無しさん@ピンキー:2006/11/02(木) 00:15:19 ID:spIX0QL1
>>39
俺ギコナビ派。

>>40
サンクス。
42名無しさん@ピンキー:2006/11/02(木) 00:18:49 ID:GKmttl9R
JaneだがIE認定厨がウザイ
43名無しさん@ピンキー:2006/11/02(木) 01:18:47 ID:kShoa59D
ちょwwwwww
俺もバツクル書いてるwwwwwww
一気に色んな人のバツクル読めるなんてwktkする
44名無しさん@ピンキー:2006/11/02(木) 02:32:47 ID:kgwUDnOh
今どきwktkなんて使う奴は7〜8割で腐女子なんでちょっと不安。
45名無しさん@ピンキー:2006/11/02(木) 04:02:21 ID:cXpceSdy
ちょwwwwwwww一気にバツクル三作も見れるんですかwwwwwwwウレシスwwwっうぇwww
46名無しさん@ピンキー:2006/11/04(土) 19:38:27 ID:07GSZR6C
クルルって14歳なのか
全然エロパロOKじゃん
もっと下かと思ってたぜ
47名無しさん@ピンキー:2006/11/04(土) 23:20:25 ID:obop0DH3
バツクル12コマ投下。
481/12:2006/11/04(土) 23:21:09 ID:obop0DH3
きら、きら、きら、きら。
星が瞬いている。暗い暗い闇の中、まるで宇宙に浮いているような。
『無』の空間の中、そのどこか。そこで、バッツは確かな何かを感じていた。

「世界が……再生していく――」

無の化身であるエクスデスを倒すことが出来たからか。
それとも奇跡か。

――否、どれでもない。
これは必然だ。世界中が、バッツ達が、みんなが。
生き足掻き、諦めなかったが故の必然だ。

クリスタルの欠片が、バッツの手からすっと消えた。
仲間の――クルルの、レナの、ファリスの手からもクリスタルの欠片が消えていく。
だけど、慌てたりはしない――分かっているから。
世界が再生したように、クリスタルもまた同じように、再生する。

「終わったな」
バッツが笑う。そう、終わった。
エクスデスを倒し、世界が再生し、後は。

「俺達が帰るだけって訳だな」
乱れた髪を撫でつけながら、ファリスが笑う。
「そうね、帰りましょう、姉さん、クルル――バッツ」
空を――上下も何もない無重力空間だが、それはともかく――見上げて、レナが笑う。
そして……レナが見上げた先に、何かが瞬いた。
ばさり、ばさりと翼をはためかせる、飛竜。

「……帰ろう」

皆と同じように笑いながら、クルルも言った。
――その笑顔に曇りがあることに気づいたのはバッツだけで。
そして、気づいた時には手遅れだった。バッツも、クルルも。

レナが緩やかに上昇していき、飛竜の背に跨った。
ファリスがそれに続き、飛竜の尻尾をしっかり掴む。
そしてバッツとクルルが飛竜へと手を伸ばして――その足を、掴み損ねた。
飛竜に、届かない。

「バッツ!クルル?!」

レナの悲鳴が『無』の中に響く。
バッツは懸命に手を伸ばすが、飛竜にどうしても届かない。
そして、クルルはどこかへゆっくりと流されていく…!

「くっそ――!エクスデスとの戦いで――もう限界がきやがった…!」

飛竜がゆっくり離れていく。
もう駄目か。せめて、せめて…。

「駄目!飛竜戻って!クルルが、バッツが、バッツがぁっ!」

レナが絶叫する。飛竜の背を掴みバッツの方へ飛竜を誘導しようとする。

「やめろレナ!このまま俺達を追いかけたら、お前達まで戻れなくなるぞ!」
「でも、こんな――こんな!」
492/12:2006/11/04(土) 23:21:48 ID:obop0DH3
ファリスが戸惑う。
レナの言う通り、バッツ達の元へ向かうべきか。
しかし、行けば、この『無』の中に飛竜自身が飲まれてしまう。
絶望的なまでに、それが理解できた。飲まれたら戻れないことも、分かる。

そうこうしている内にも、バッツとの距離はどんどん離れていく。
クルルの姿はもう見えない。『無』に飲まれてしまったのか。

「ファリス!レナ!先に行け!
 クルルを拾ったら――絶対、追いつくから!」
「いやあ!バッツ、クルルも!今行くから!助けるから!」

殆ど恐慌状態のレナが、飛竜に命令を与えようとする。
今すぐ二人を助けて、助けにいって。と。
しかし。

ガツッ!

ファリスの裏拳が、レナの後頭部にきれいに決まる。
そのダメージにもならないような軽い一撃は、しかしレナの意識だけは確実に刈り取った。

レナを気絶させたファリスが、レナを抱き寄せ座り直す。
眼下のバッツをしばし見つめて――。

「――――すまん」
血を吐くように、言葉を絞り出した。

「――気にするな。すぐ戻るよ」
対するバッツは、気楽に言った。ニヤリと、笑って。

飛竜が、離れていく。
そして、バッツも――見えなくなった。

■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■


「ん――…!」
身をよじると、何か暖かい物に包まれている感触があった。

(あれ?私、どうしたんだっけ?)

エクスデスを倒したことはしっかりと記憶しているが。、そこから先がどうも曖昧で。
とりあえず、暖かい何か――多分、布団か何か――をぎゅっと“抱き返しながら”、胡乱な頭で記憶を手繰る。

(ああ、そうだ、飛竜が迎えに来たん、だっけ?)

そうだった。だったら多分、今はバル城のベッドの上だ。
そろそろ起きないと、じいやに叱られるかもしれない。
そう思ったから、彼女は――クルル=マイア=バルデジオンと言う少女は、重い瞼を無理矢理こじ開けた。

目を開けると同時に軽いのびをする。
すると、額に触れた。何が?――唇が。

「ふぁ?!」

クルルの意識が一気に覚醒する。
ほんのちょっと顔を上げると、そこには見知った顔があった。触れ合うほどの近距離に。
そいつは……茶色いボサボサ髪にガキっぽい顔の青年は、幸せそうな顔で寝転けている。
――クルルを、しっかり抱きしめたまま。
503/12:2006/11/04(土) 23:22:41 ID:obop0DH3
「い、やああぁぁぁぁぁぁぁぁああぁっ!バッツのレイプ魔ァァァァッ!」

【アビリティ
 かくとう
 !みだれうち】

クルルの放った正中線四連突き×2が青年の――バッツ=クラウザーの人中・喉仏・水月・金的を正確に二回ずつ打ち貫いた。

■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■

「ばっかやろ!いきなり本気で殴りかかる奴があるか!
 せめてアビリティ外せッ!」

バッツが自分の顔面と股間を押さえながら、クルルに向かって思いっきり怒鳴った。
彼女を見つめる瞳は思いっきり涙目で、どうにも情けない。
これで自分より6つも年上だとはとても信じられない、と、クルルは小さくため息をついた。

「ところで、どうなったの?」
ため息の端から発せられたクルルの問いに、バッツの顔がすっ、と引き締まる。
「はぐれた」
「――え?」
「届かなかったんだ。俺達、飛竜に」

バッツの言葉に、クルルが凍り付く。
見回せば、周りは上も下もない漆黒の闇。否、闇ですらない。
漆黒と表現するも生ぬるい、まったくの“透明な黒”。何もないが故の『無』の闇だった。

「なんとかレナ達は脱出したんだがな」

頭をかきながら嘆息するバッツ。
その表情はあまり深刻そうではなかったが。

「嘘――、それじゃ私達、帰れ、ない?」

クルルの声が我知らず震える。
世界は再生され『無』と世界の接点は消えた。
つまり、帰り道は無くなったのだ。帰れない。

「んな事はないだろ。何とかなるさ」
対するバッツは、何とも気楽に肩を竦めてみせる。
「さっきから随分長い間ここに要るんだが、なんでか腹は空かないしトイレにも行きたくならん。
 餓死を免れるんだったら、脱出方法を練る時間はたっぷりあるさ」

この世界は『無』である。
故にどんな行動をしても生まれる運動エネルギーは『無』であり、故に消費するカロリーも『無』。
確かに行動しているにもかかわらず、世界が『無』であるが故に『有』を発生させることはかなわない。
今二人が居るのは、そんな超狂気的な矛盾を孕んだ角度の在らざる世界なのだ。

「ん…?バッツ、ちょっと待って。
 私達、そんなに長い間ここにいるの?」
「おお、時間の感覚なんざあって無いようなモンだけどな。
 クルルがずっと目を覚まさないから心配して……」

と、バッツがそこまで言った所でクルルが動いた。
瞬時にバッツとの間合いを詰め、その右手で顔面を思いっきり掴む。
そのままギリギリと、まるで万力のような力を込めてバッツの顔面を締め上げた。
512/12:2006/11/04(土) 23:24:12 ID:obop0DH3
「そ・れ・じ・ゃ・あ!そんなに長い間、あんな風にだ、抱きしめてたのッ!
 バッツ、セクハラッ!」
【アビリティ
 バーサク
 !あおまほう → デスクロー】
「ぎゃああああッ!やめろ!
 はぐれると拙いから離れないようにしてただけだッ!
 ぐあああああああッ!」



その後――つまり、クルルの気の済んだ後――しばらくは、他愛のない話が続いた。
これからどうするかという指針を立てる為の簡単な相談。
思い出したようにバッツが抱きしめてきたことをセクハラだと糾弾するクルル。
そして、ふとしたきっかけで始まる旅の思い出話。

「知ってる?レナお姉ちゃんて、バッツの事好きなんだよ」

ふと、クルルがそんなことを言った。
「…なんだって?」
「だからさ、レナお姉ちゃんは、バッツの事、愛してるんだってさ」

そのクルルの言葉に、バッツはぱちくりと目を瞬かせた。
「――ほんとかよ…」
ぽりぽりと頭をかく。どうにもこうにも、ピンと来ない。

「バッツ、嬉しく無さそうだね?」
「んな訳ないだろ。単に実感が湧かないだけだ。
 当のレナはここにいないし」

ふうん、と、クルルが興味深そうに声を上げる。
それなら、それじゃあ。

「じゃあ、私がここで“好きだ”って言ったら、OKする?」
小首を傾げて、クルルはそんなことを言った。
――そして、一メートルほど開いていた間合いを、ゆっくりと、詰めてくる。

「お、おい、クルル?」
「勝ち目、無いと思ってたんだ。
 今なら、状況に流されてうんって言いそうだもん、バッツ」

じりじりと、クルルがゆっくりバッツに近づいていく。
身長は150にちょっと足りないくらいの小柄な身体。
華奢で、触れると折れてしまいそうなほど儚くて、ただひたすらに小さくて――。
ころん、と甘えるように、クルルがバッツの胸に背中を預けてきた。
ニコニコ笑って、バッツを見上げてくる。ふんわりと、甘い匂いがした。
すっかり固まってしまっていたバッツがようやく我を取り戻す。

「おい、お前あんまりからかうなよ。
 大体、さっきはセクハラって――」

いつもの調子で軽く言いながら、クルルの両肩に手をかける。
ガラス細工みたいに綺麗で脆そうなその肩を掴み、引き離そうとした所で。
バッツは気づいた。気づいて、しまった。

――その肩が小刻みに、震えていた。

「く、るる…?」
思わず、呟く。その声を聞いたとたん、クルルの笑顔が、陰った。
525/12:2006/11/04(土) 23:25:01 ID:obop0DH3
「――話してたら、不安になったんだ。
 元の世界のこと、話してたら、戻れるのかなって、不安になった」

一言一言喋るたび、震えが大きくなっていく。
何とか笑顔を消さずにいるのは、彼女なりの不安への抵抗か。
がくがくがくがく。吹けば飛びそうなボロボロの笑顔で、クルルはバッツを見つめている。
そんなクルルを、どうしようもなく助けてやりたくなって。
バッツはぎゅっと、クルルを抱きしめた。

「っ――!」

クルルの薄い唇から吐息が漏れる。
その身体に両腕をしっかり回して、抱きしめてやる。
クルルの黄金色のポニーテールが、バッツの顔を優しく撫でた。

「大丈夫だって言っただろ?そんなに俺、信用できないか?」
「うん、バッツって、どうにも頼りないし」

慰めてやろうと思って出した言葉をあっさりと返されて、バッツはほんの少し不機嫌な顔になった。
抱きしめていた腕を、緩める。

「ったく、不安だってんなら、あんな冗談言わずにさっさと正直に言えば良かったんだよ」
そんな、バッツの軽口に、
「――バッツ、冗談だと思ってたの?」
クルルはそんな風に、不機嫌に答えた。


「――なんだって?」
バッツがまた、固まる。
「もう戻れないかもしれないから、本音で話そうと思ったんだよ」
バッツの腕の中で、クルルが身体を半回転させる。
腕の中で、バッツと向き合う体勢になった。

クルルの、フランス人形みたいに整った可愛らしい顔が、こっちをジッと見つめてくる。
「私はバッツが好きだから」
その顔が、バッツにぐっと近寄った。
唇に柔らかい感触。甘い唾液。クルルに、キスを、された。
一秒、二秒、三秒――たっぷり五秒ほど経ってから、唇が僅かに離れた。
「抱いてよ」
クルルの唇が、そんな扇情的な言葉を紡いだ。

「……待て。本気で言ってるのか、それ」
「こんな嘘言えるような、はしたない娘だと思ってる?」

クルルの瞳が潤む。じっと、こちらの瞳を見つめてくる。

「一回だけで良いよ。元の世界に戻るまでに、一回だけ」
また唇が重ねられた。くちゅり、と淫靡な音がする。
恐る恐る、クルルはバッツの口の中に舌を侵入させていく。
息継ぎの為に口を離すと、唾液の糸が二人の口を繋いだ。
「そしたら、全部忘れても良いよ」

「そんなこと――それに、クルルは、まだ、じゅうよん――」

荒い息を吐きながら、バッツはそんな風にクルルを止めようとする。
よくない。そんな気持ちで、こんな関係になって良いはずがない。

「このまま、何もしないなんてやだ。
 バッツ、真面目だから、こういう状況に流されてって言うのが嫌いなのも知ってる。
 だけど、レナお姉ちゃんに勝てないなっていうの、分かるから。だから今だけで良いんだ」
536/12:2006/11/04(土) 23:25:54 ID:obop0DH3
クルルが、微笑んだ。
今にも泣きそうに微笑んだ。

「ッ!」

バッツの目の前が揺らぐ。
全身がバーサクでもかけられたかのようにヒートする。
落ち着け。流されるな。勢いで、なんてのは最低だ。
目を瞑り、心を落ち着ける。
――冷静になる。だけど、冷静になっても、消えない想いが、一つだけ。
これも、気の迷いか?流されているのか?でも、それでも、やっぱり――

今度は、バッツから動いた。
二人の顔と顔が近づいていって、重なる。
軽く触れ合うだけの、キス。

「言っておくが、帰ってからも、今のことは忘れてなんかやらないからな」
「……責任取るとか、そんな考え方、やだ」

そんなんじゃない。ただ、バッツ=クラウザーは、単純に。
さっきの最初のキスの瞬間に、クルル=マイア=バルデジオンに、恋をした。

――やっぱり、どんなに冷静になってもこの想いが消えないから。
自分がこの小さな少女にオトされたのは、間違いのない真実だ。

「一緒にいたいからってだけだよ」
そんな、恥ずかしいことを言ってみる。
その言葉を聞いて、クルルの瞳が大きく揺れる。そして。

「うん――!」
満面の笑顔を浮かべて、クルルが頷いた。
両の瞳に収まりきらない涙を、ぽろぽろぽろぽろ零れ落としながら。
そんな涙を止めてやりたくて、バッツはクルルにキスをした。


今度のキスは、濃厚だった。
ぐっ、と唇を押しつけあうような、貪りあうような、そんな口づけ。
バッツの手が、クルルの頬を軽く撫でる。
柔らかい、絹のような感触が掌に返ってきた。その上を伝う涙を、拭う。クルルが口を僅かに開いた。
滑る舌が彼女の口から伸びてきて、バッツの口内を犯していく。
頬の内側を、歯茎を、喉の奥を、まるで自分の物だとマーキングするかのように蹂躙する。

くちゅり、くちゅり、くちゅり。

舌と舌が絡み合い、抱き合う。
その音が、その感触が、その甘い味が。
二人の意識をゆっくりと解きほぐしていく。

ぼんやりと霞がかったような意識の中、バッツはクルルの胸元に手を伸ばした。
ボタンを一つ、外す。
「ひぅ――?!」
クルルの小さな身体がぶるっと震えた。
ボタンを一つ、外す。
「クルル、やっぱ、初めてか?」
バッツがクルルの耳元でささやいた。
ボタンを一つ、外す。
「うん、やさしくしてよ」
呟き返すクルルの顔はまるで熟れたトマトみたいに真っ赤で、ちょっと可笑しいなとバッツは思った。
最後のボタンを、外す。
547/12:2006/11/04(土) 23:26:45 ID:obop0DH3
「脱がすぞ」
「――うん」

バッツが、ゆっくりとクルルの服を脱がせていく。
一枚一枚、丁寧に。まるで蕾が開花するように服が脱げて、クルルの白い肌が露わになる。
そして、最後の下着――最近着け始めたばかりのスポーツブラに手を付けた所で、バッツの動きが止まった。
どうしたらいいか分からないとでも言いたげに、両手が細かく上下する。

「ひょっとして、女の人脱がせたことないの?」
「悪かったな。初めてだよ」

クルルがバッツの言葉を聞いて、クスクス笑った。
全く持って不覚である。きっと自分の顔は、さっきのクルルに負けず劣らず、熟れきったトマトみたいな顔になっているんだろうとバッツは思った。
笑われた仕返しとばかりに、バッツはクルルのブラの留め金を探そうと背中の方に走らせる。
ツルツルの肌の上を滑る指の感触に、クルルが小さく声を上げた。

「あ…っ」

その声は妙に熱っぽくて、子供っぽいキャピキャピした声のくせにどうしようもなく淫靡で。
――その声は誤魔化しようもなく、感じたから漏れ出た声で。
その声を聞いただけで、バッツの背筋に軽い快感の波が走り抜ける。
ズボンの中で、彼の分身がびくん、と自己主張した。

そんな声をもっと聞きたくなったから、バッツは探り当てた留め金を躊躇いなく外した。
すとん、とブラが落ちる。クルルの上半身を覆う物はもう何もない。
抱き合うような姿勢から少し離れて、クルルの裸体をジッと見つめる。

顔は、よく見慣れた顔だった。小顔で、唇は薄く、目は大きい。
ポニーテールで纏まった金色の髪は、抱き合ったためにくしゃくしゃになっている。

バッツも、初対面から「可愛らしい少女だな」と思ってはいた。
だが、今、こうやって見ると、そんな印象すらもどこかに吹っ飛んでしまっている。
彼女の青い瞳も、ツンととがった細い鼻も、子供っぽさの一因であろう柔らかい頬も。
どれもこれも愛おしすぎて、もう言葉も出てこない。

そのまま視線を下に降ろしていく。
細くて白い首。バッツはそこに軽く口を付けた。
軽く舌を這わせる。クルルがまた、小さく声を上げた。

「はぅ……バッツ、えっち」

全く反論しようもない事実を指摘されるが、もう言葉の意味すら理解できない。
精神が高揚している。ただ、聞こえてくるクルルの声そのものに、欲情した。
じゅるじゅる――ッ…。
唇を首筋に当てたまま、張りのある白い肌を思いっきり吸い上げる。
「ふひゃうっ?!」
可愛らしい喘ぎ声が上がる。
口を離すと、吸い上げた痕が真っ赤になって残っていた。

「バッツ――こんな痕が残っちゃったら服着ても見えちゃ、んきゅぅっ!」
もう一度、今度は喉に紅い印を刻む。
何度も何度も執拗に、クルルの首に自分の物だと主張する為のキスマークを刻んでいく。
「俺に痕付けられたの見られるの、嫌か?」
まるでお気に入りの玩具で遊ぶ子供みたいな笑顔で、バッツが言う。
その無邪気な……しかし、それ故に少々怖い笑顔を見て、クルルの顔が僅かに引きつった。
558/12:2006/11/04(土) 23:27:35 ID:obop0DH3
(あはは――、私、何されるんだろ)
出会ってからこっち、子供っぽくて色恋沙汰に関してはあっさりしてしてそうなイメージがあったが、
どうもその印象は撤回せねばなるまい。
なんだか、蜘蛛の巣に自分から引っかかりに行ったような気分だと、クルルは小さくため息をついた。

喉に舌を這わせながら、クルルの右肩に優しく手をかける。
強く握れば折れてしまいそうな華奢な肩を恐る恐る撫で、なぞりながら降ろしていく。
鎖骨を撫で上げ、そこから真っ直ぐ下の胸元へ。

「あ、やぁ…」
クルルから僅かな拒絶の言葉が漏れる。
ファリスやレナと比べてずっと小さい――もとい慎ましやかなそこは、クルルに取っては軽いコンプレックスだった。

「やだ、じゃないだろ?」

バッツはニヤリと笑って右の胸を軽く揉みしだいた。
広げた掌の下に収まる薄い胸。手の中に、小さな乳首の堅い感触を覚えた。
柔らかくて、マシュマロ菓子と間違えてしまいそうなその胸を弄ぶ。指先でその先端を探ってつまみ上げた。

「はぅっ――!あぁう、ふぁ、あぁんっ!」
ひくん、ひくんと、クルルの身体が愛撫にあわせて小さく痙攣する。
喉から漏れる恍惚とした喘ぎ声も、もう遠慮がなかった。
真っ白い、陶磁器みたいな肌が紅潮する。バッツの手が動くたびに生まれる快感で、どうしようもなく切ない。
「ばっつぅ――も、わた、しぃ……んむぅ、ぷぁ、んんんんんんんっ!」
喘ぎ声が口づけによって中断される。
クルルは、押しつけられる舌と唇とに必死で舌を絡めた。
そのたびに、背筋にゾクゾクと快感が走り抜ける。
他の誰でもない、バッツ=クラウザーに求められているという事実がその快感を際限なく増幅させていく。

ぴちゃり。

「うぁ?! バッツ、どこ、さわっ――!ひう、あっあっあっあぁぁぁぁあぁぁっ!」

唾液の交換に夢中になっている隙に、バッツはクルルの下半身へと素早く手を伸ばした。
薄布越しに秘所に触れ、十分に濡れていることを確認すると、そのまま薄布を降ろす。
予告無しに大事な部分を露わにしようとするバッツの行動に、流石にクルルも抵抗した。

「バッツの馬鹿っ!変態!強姦魔ぁ!
 ………ひあっ?!や、ば、ばっつ、やめぇぇぇっ?!」
抵抗の言葉が、途中で嬌声に変わる。
さっきまで揉みしだかれていた小さな胸。その胸に、バッツが軽く口づけたからだ。
無論それだけでは終わらない。
舐め上げ、吸い上げ、甘噛みし、僅かにミルクのような味のするそこを徹底的に責め立てる。

「あぁっ!やっ、ひぅぅっ!やめて、やあぁ!変なのぉっ!」

クルルの身体から力が抜けていく。あんまりにも気持ちよくて、意識が霞む。
気が付けば、秘所を覆う布っ切れはとっくに取り払われていた。
未だに子供のままの、ぴったりと閉じたその場所を優しく愛撫しながら、バッツはクルルの耳元に囁きかける。

「クルル、いいか?
 ――もう、我慢出来ない」
興奮に、僅かに震えたバッツの声。
断続的に襲い来る快感に翻弄されながらも、クルルはなんとか頷いた。
569/12:2006/11/04(土) 23:28:22 ID:obop0DH3
あぐらを掻いて座った姿勢になったバッツの足の上に、裸になったクルルがちょこんと座る。
『無』の空間の中に居るのだから座るという表現は正しくないが、ここでは脇に置く。
何度か軽く口づけを交わす。と、クルルの腹に、何か熱い物体が触れた。

「あ――」

それを見て、クルルが赤面する。
そこには、バッツのズボンから顔を出したそそり立つ剛直が在った。
びくびくと脈動するグロテスクな肉棒。何とはなしに、大海溝の『正体不明』を思い出す。

バッツがクルルの脇の下にひょいと手を回すと、軽くその身体を持ち上げる。
その細くて小さい身体はなんだかとても儚くて、今更のように庇護欲をそそる。
クルルの股間のスリットに、ますますいきり立つバッツの肉棒を宛う。
小さく水音がして、クルルの身体が跳ねた。
「ひゃうぅ…!」

彼女の喉元にまた新しいキスマークを刻みながら、バッツはクルルを上目遣いに見つめた。

「クルル、痛いだろうけど、一気に行くぞ。
 ゆっくりしても、どうせ痛いんだろうし」
「う…ん、分かった。でも、優しくしてよ?」
「努力するよ」

バッツはにっこり笑って、クルルの頭を撫でてやる。
手が触れた拍子に髪留めが外れて、金糸のポニーテールがふわりと広がった。
バッツが抱えたクルルの身体が、ゆっくりと下へ降りていく。
とても小さなクルルの秘所には入りそうもない大きな肉棒が、軟らかい肉を強引に押し広げて侵入にかかる。
口を開いた割れ目から、愛液が漏れだして肉棒を濡らした。

「あうぅ――ひ、ひたぁい…!つ、うぅ――」
今まで殆ど触れられたことのない場所を蹂躙される痛みが、クルルの身体を突き抜ける。
愛しい男のモノであっても、痛い物は痛い。

一方のバッツも、痛みではない別の感覚に必死で耐えていた。
(やばい、気持ちよすぎる――!)
亀頭の半分が収まっただけなのに、気絶しそうなくらいに締め上げてくるのが分かる。
暖かく、きつく、柔らかで、一瞬でも気を抜けば射精してしまいそうだ。

「せーので、いくぞ、クルル…」
「う、うんっ!うんっ!」
壊れた玩具みたいに首を縦に振るクルル。
そのガラス細工みたいに繊細な身体を抱きしめながら、良しとばかりにバッツが深呼吸した。
クルルの体温が暖かくて、とてもいい匂いがして、それらが全部ひっくるめて愛おしくて。

だから、もう躊躇いなく、
「せーのっ!」
のかけ声と共にクルルの身体を一気に落とした。同時に腰を突き上げる。

「――ッ?!――ッ!――ァ!」

クルルの喉から、声なき絶叫が迸る。
ぶち、ぶちぶちと何かを破る音を立てながら、バッツが今まで誰の侵入も許さなかったクルルの膣内を一気に突き進む。
そして、こりこりとした感触の壁に、肉棒の先端が思いっきり衝突した。

「「う゛あ゛っあ゛あああああああああっ!」」

二人の叫びがシンクロした。
クルルは激痛と、それすら超越する未知の感覚に思いっきりのけぞった。
身体と一緒に、膣内がびくびくと収縮する。その刺激が、いろんな意味でギリギリだったバッツを決壊させた。
5710/12:2006/11/04(土) 23:29:08 ID:obop0DH3
どくっ、どくん!どくっ!

クルルの中でバッツの肉棒が爆ぜた。
狭い膣内を思いっきり暴れ回りながら、白濁液を大量に吐き出す。

(あー、ばっつの、でてる……)

腹部に熱いうねりを感じながら、クルルはぼんやりとそう思った。
お腹の中が一杯になっていく満足感。痛いのがどうでも良くなっていくくらい、ほっとする。
さて、終わったなら一度抜いてもらおう。まだだいぶ痛いから――。

こつん!

「きゅうっ?!」

クルルの口から奇妙な声が漏れた。

こつん!こつん!こつん!

クルルの膣内で、何かが小刻みに前後運動して、膣の奥の奥、子宮口をノックする。
何かが、とは言っても、この状況ではそれが何かの特定は実に容易であって。

「ちょ、バッツ、やめ、いたぁっ!」
「少し我慢してくれよ。クルルが痛いばっかりじゃ嫌だから、
 きちっと気持ちよくなるまでやるからさ」

にっこりと笑いながらとんでもないことを口にするバッツ。
いや、その顔は、なんというか。
邪気がないにも程があって、妙に怖かった。

まったく、子供みたいな顔をして笑う男だなと前から思っていたけれど、反則過ぎる。
子供っぽい笑顔、子供っぽい求め方、子供っぽい好意、子供っぽい独占欲。
一体自分は何処でこの男のスイッチを入れてしまったのだろうかとクルルは考えた。
けどまあ、そんなことはどうでも良かった。
クルルに取って重要なのは、前から大好きだったバッツが、自分だけを見て、自分だけを愛してくれているという事実だけだったから。
だから、今、彼女はとても幸せだった。


「あっく、ふぁ――ああっ、あっあああ!」
一糸纏わぬ裸体のクルルが、身体を限界まで弓なりに反らせて、喘ぐ。
バッツの小刻みなピストン運動は、いつの間にか大きな動きになっていっていた。
クルルの小柄な身体がゴム鞠みたいにバッツの腕の中ではね回り、パンパンパンパンと、身体と身体がぶつかりあう音が大きくなっていく。
もう、クルルそれほど痛みを感じてはいなかった。
そんな物など感じなくなってしまうほど、気持ちいい。愛しい人に抱かれているという事実だけで、極限まで達してしまえそうだ。

「きゃうぅ!ばっつっ、ばっつぅっ!もっ、とぉ!すき!すきだから、もっとっ!」
「あぁ、俺も、クルルの感じてる、顔見て、ると、凄く可愛くて、すげぇ、好きだっ…!」

激しい運動のせいで、妙な位置で区切られるバッツの声。
その声すら愛したくて、その声すら貪りたくて、唇を重ねて舌を絡める。
口と下半身で淫猥な水音がする。

ぬちゃり、くちゃっ、ちゃふ、ぐちゅり!

バッツの肉棒を、クルルの膣内が思いっきり締め上げる。
その締め上げをもっと感じたくて、肉棒が子宮口を激しくノックする。
弾ける快感に、二人の身体ががくがくと震えだした。
5811/12:2006/11/04(土) 23:29:46 ID:obop0DH3
「んんんっ!ぷぁ、あひいっ!ばっつ!もう、ダメっ!」
「俺も、もう――いいか?」

バッツの問いかけに、クルルが情熱的なキスで答える。

「くちゅ、ん、うぁ――いいよっ、出して、はやく、はやく!
 んうぅっ!おねがいねばっつ!中に、わたし、ちゃんと生んであげるから!」

クルルが細っこい両の手足で、がっちりとバッツにしがみつく。
柔らかい金髪がバッツの頬を撫でる。
小さく細く華奢で脆そうで柔らかくて、何より愛おしいクルルの身体の感触が快感の限界を軽々と突破させた。

「く、る、るっ!」

バッツの最後の一突きが、クルルの胎内に押し込まれる。
勢い余って、亀頭が子宮口を貫いて、子宮の中に到達した。

「にゃ、ああああああああああああああああああっ!」

突然の刺激に、クルルが絶頂を迎える。
子宮口でかカリ首を、膣の入り口で根本を同時に締め付けられる未知の快感が、バッツに襲いかかった。

どぷぅっ!と音すら立てて、バッツが達する。
一回目に倍する量の白濁液がクルルの子宮に直接流し込まれた。


「は、あ…いっぱい出た、ね、バッツ…」
絶頂の余韻を引きずりながら、息も荒くクルルが呟く。
そこらに浮いている髪留めを掴まえて、髪をポニーに結び直した。

ああ、なんて気持ちよかったんだろう。これもバッツが相手からだったからなのだろうか。
そんな風に思いながら、クルルは脱ぎ散らかした衣服を回収しようと、無の空間に手を伸ばし――。

ぬちょり!

「んあぅっ!」
子宮口に突き刺さった肉棒が、もう一段階押し込まれた。
膣内に意識を集中させてみれば、どういうわけかバッツが全然萎えていない。
「な、なんで…」

「なんでって言われてもな――、なんか、やり足りないや」
そう言ってバッツは恥ずかしそうに頬を掻く。


この空間は『無』である。
『無』なのだから、その内部ではエネルギーは発生しないし、消費されないはずだ。
バッツとクルルが『無』の中で運動エネルギーを発生させると、『無』は『無』ではいられなくなってしまう。
だから、『無』はつじつま合わせの為に、発生したエネルギー全てを二人に還元してしまう。発生分と還元分、トータルすれば変動はゼロで『無』に保たれる。
まあ、つまり、『無』の中ではいくらヤろうがいくら出そうが、疲れないし枯れ果てたりはしないと言うことであり。
5912/12:2006/11/04(土) 23:30:42 ID:obop0DH3


「だから、もう一回な」
からっと笑ってバッツが言った。
「ふ、ふえぇぇぇっ?!やだよっ!」
流石にクルルも抵抗する。その顔はもう半泣きである。
が、しかし、
「泣きそうなクルル、可愛いな」
の一言を聞いたとたん、彼女は何となく抵抗を止めてしまった。

ああ、もう、この天然男には絶対勝てないなと言う、幸せな諦めを感じながら。




ちなみに、この後『無』から脱出した後にレナと一悶着あったり、
勢い余って3人一緒にヤってしまったりするのは、また別の話である。

                              〜完〜
60名無しさん@ピンキー:2006/11/05(日) 00:49:06 ID:LbZnAkJH
GJ!!!
無の世界にそんな使い道があったとは
61名無しさん@ピンキー:2006/11/05(日) 01:05:51 ID:2fXgMNhs
それが回復するんだったら処女も(ry
62光の誕生日:2006/11/05(日) 02:30:13 ID:rCkRDuIx
なんか色々あって続き書けなかったが、続き投下する。


フェイの部屋に入ったカレンは用意された椅子に座ると、出された紅茶に目もくれず話し始めた。
「フェイさん・・・あの・・・さっきは済みませんでした。」
「いいのよ。ちょっとしたジェラシーぐらい。」
フェイはカレンを怒るどころむしろ慰めるよう口調だ。
自分ならこんな対応は出来ないとカレンは思う。
「カレンはザッシュの何処がいいの?」
フェイが聞いてきた。
「えっ・・・」
「私はやっぱり子供っぽいけどそれでいて頼れるとこかな。」
自分とは少し違う。
カレンは初めてザッシュとあった時の事を思い出していた。
一年前フォレスタは土のクリスタルがダークキングの手に落ちた時から精気を失っていた。
そんな時、やってきた少年ザッシュ。
自分の力を貸して欲しいという。
カレンは力こそは奪われていなかったが生きる気力を失っていた。
当然断った。
だが彼は無理矢理自分を連れ出して、こう言った。
「俺だって魔物は恐い。でも決めたんだ。この世界を救うって。
しかし斧が無きゃ木は切れない。斧だけでもいい、力を貸してくれ。
力を貸してくれる代わりにお前を守るから。」
この言葉がきっかけで自分はザッシュに惚れてしまったらしい。
それをカレンはフェイに伝えた。
そして話し合いの結果こうなった。
ザッシュには二人で一緒に告白する。
ザッシュが決められないなら色仕掛けなり何なりしてザッシュを落としてよい、と。
「あー疲れた。カレン、肩揉んでよ。」

ちなみこの後レッドと色々あったのは別の話。

気付くとザッシュの部屋の扉が開いていた。
ザッシュの声が聞こえた。「入れよ」
63光の誕生日:2006/11/05(日) 02:52:20 ID:rCkRDuIx
ザッシュはレッドとロックがいないのに気付いた。
「おい、レッドとロックは・・・」
「帰らしたわ」
「そうか。」
ザッシュは一呼吸した。
「あのさ、」
「「あの、」」
三人の声が重なった。
ザッシュは二人に先を譲った。
カレンとフェイは二人で話し始めた。
「私達は、ザッシュの事が好きです。
この一年間ずっとずっとあなたの事を思っていました。
でも自分達はザッシュに相応しくないと思っていました。
でもあなたがどちらか選んでくれるなら、どちらを選んでくれますか。」
二人共言いたい事は言った。
後はザッシュ次第。
ザッシュは口を開いた。
「わりぃどっちも選べない。
だって俺はおまえら二人共どっちも好きだから。
心の何処かで思ってた。
二人からなんて選べない。
だって二人共俺には必要だから。」
ザッシュは二人を抱き寄せた。
「こんな優柔不断な俺をおまえらは愛してくれるか。」
二人が望んでいた結果だった。
64光の誕生日:2006/11/05(日) 03:30:28 ID:rCkRDuIx
ザッシュは二人を水夫の寝室のベットに寝かせた。
二人を抱くのにあのベットでは小さいからだ。
何人もの水夫が一緒に寝るこのベットなら具合がいい。
ザッシュはカレンの服を脱がそうとした。
「いい、自分で脱ぐ。」
カレンは服を脱いで下着姿となった。
(綺麗だ・・・)
純白のブラに同じ色のショーツ。白い肌が光るように美しい。
「ねぇ、ねぇ私は?」
フェイは今にも溢れだしそうな胸を押さえる下着が何ともそそる。
二人の美女の下着姿を見て反応しないわけが無い。
ザッシュの下半身ははち切れんばかりにテントを張っていた。
ザッシュは自分も服を脱ぎ、全裸となった。
「凄い・・・」
カレンはザッシュの肉剣を見つめる。
(あいつの何倍あるよ・・・)
フェイは初体験の相手とは比較にならない大きさのザッシュの肉剣を扱き始めた。
「くっ・・・」
「まさかこんなので旅先の女の子を・・・」
カレンも慣れない手つきでザッシュの肉剣を扱き始めた。
「ほらカレン。舌も使って。」
フェイは亀頭を舌で舐め始める。
ザッシュの体に電撃が走る。
「すげぇ、気持ちいい・・・」
ザッシュは耐えていたが、二人に扱かれいてその上にフェイには亀頭を、カレンには玉袋を舌で刺激されている。
ザッシュの男の意地も虚しく、二人の顔に射精してまった。
65光の誕生日:2006/11/05(日) 03:59:47 ID:rCkRDuIx
ザッシュは二人を横にして向かい合わせた。
ザッシュはショーツ越しから二人の秘部を刺激し始めた。
「はん!いや!あぅ・・」
「あん!あぅ・・。ひゃ!」
二人はお互いの胸を揉み始めた。
「フェイさん、胸大きい・・・」
「カレンのだっていい形してるわ・・・」
二人共息が荒くなっている。
ザッシュはカレンのショーツを取り払うと、愛液がこれでもかと溢れている秘部に舌を入れた。
「ひゃあ!」
「カレンのここ苦いけど美味いよ。」
「私に・・・も」
ザッシュはカレンの秘部から舌を抜きフェイのショーツも取り払うとフェイの秘部にも舌を入れ始めた。
「どっちが美味しい?」
「どっちも美味いよ・・・」
ザッシュは舌を抜き人差し指を二人の秘部に突っ込み掻き回し始めた。
「「ああーー!」」
「気持ちいい?」
「凄いよぉ!ザッシュの指が私の中で暴れてる!」
「もっと!もっと!激しくして!」
時間がが経つにつれザッシュは指の数を増やしていった。
三本目に突入した時、
「ザッシュ!イっていい?」「私も限界よ・・・。イっちゃう・・・」
「いいぞ!イっちっまえ。」
「「イクーーーー!!」」
二人はイってしまった。
66光の誕生日:2006/11/05(日) 04:19:20 ID:rCkRDuIx
ザッシュは箱を道具袋から取り出した。
コンドームの箱である。
カレンは「今日は安全日だから大丈夫」と言っていたが念の為、用意していた。
旅先でロックが女を買った時に性病になるといけないからと買い溜めしていたのを拝借していた。
「カレン挿れるよ。」
コンドームを装着した肉剣をカレンの秘部にあてがった。
フェイは二人の行為をじっと見ている。



今日はここまで
67名無しさん@ピンキー:2006/11/05(日) 04:44:54 ID:3gLSpjhX
乙&GJ
68名無しさん@ピンキー:2006/11/05(日) 14:15:48 ID:7ab/AU2l
>>48-59
GJ!!!アンタ最高っす!!!
後日談3Pも下半身裸で待ってるぜぇぇぇぇぇ!!!
69名無しさん@ピンキー:2006/11/05(日) 14:56:32 ID:WqVbf3w7
GJJJJ全裸で待ってたかいがあった( ^ω^)
70名無しさん@ピンキー:2006/11/05(日) 17:08:50 ID:CRUvdtyU
バツクル、イイ!!
文体が読みやすくて更にイイ!
GJ乙!
71名無しさん@ピンキー:2006/11/05(日) 20:35:39 ID:6DqJsvcz
14歳の……いや何でもない
GJ!
72光の誕生日:2006/11/06(月) 23:02:03 ID:khxyRn/J
「やっぱりコンドーム外して。」
「はぁ?」
カレンはザッシュのコンドームを外そうとしている。
「あなたを生で感じたいの。」
「いや、妊娠とかしたら大変だし。」
「私、ザッシュとの子供なら産めるわ!」
いや、あんたが良くても。とザッシュは心の中で突っ込んだ。
ザッシュはもし、カレンやフェイが自分の子供を身籠ってしまったら、自分は責任をとれないと思った。
いくら世界を救った勇者とはいえまだまだ今年で17の子供である。
食わせていく自信が無い。
何せこの一年間旅をしていた時もその日暮しだったのだ。
ロックは女などを買う金は自分で出していたからその辺は大丈夫だったが船の修理、水夫の雇用費等出費が重なって非常に貧乏だった。
そんな自分が子供なんてものつくって食わせていく自信が無い。
そんな事を考えている間にカレンとフェイはコンドームを外していた。
ザッシュは外に中だししなきゃ大丈夫だろと思いカレンの秘部に自らの剣をゆっくり慣らしながら挿れた。
「あっ、ザッシュのが入ってくる・・・。」
ザッシュは急に恐くなった。
自分はこれからカレンの【はじめて】をうばう。
処女喪失の痛みは自分には分からないがロックの猥談(聞きたくなかったが)によると女の反応からして凄く痛いらしい。
自分はこんなに臆病だったのかとザッシュは落ち込んだ。
カレンの顔色を伺った。
カレンの顔にはうっすらと恐怖の色が見える。
そうかカレンだって恐い。
ザッシュはカレンの恐怖を取り払おうと口付けを交わした。
キスならベットに入る前に何回も交わした。
そういえばまだ【大人のキス】というをしていない。
ザッシュは数少ない性知識を活かして、【大人のキス】を実行した。
カレンの舌とザッシュの舌がお互いの口の中で精一杯絡み合う。
テクニックも何もない只の【大人のキス】。
でもカレンは愛する男とくっついているだけで感じている。
「いくぞカレン。」
「うん・・・」
ザッシュはカレンの【はじめて】を貫こうとした。
73光の誕生日:2006/11/06(月) 23:48:08 ID:khxyRn/J
ザッシュの肉剣がカレンの膣内に突き刺さる。
カレンの秘部からは処女である証である鮮血が流れた。
「大丈夫か?カレン?」
「痛いけど・・・大丈夫・・・。」
ザッシュは困惑した。このまま動けばカレンはもの凄く痛がるだろう。
今の自分の剣の一撃は相当痛いだろう。
これ以上痛みを与えるのは酷だ。
やはり痛みを緩和させるべきか?
ケアル?レイズ?エスナ?どうすりゃいいんだ?
「落ち着きなさい。」
さっきから沈黙を守っていたであろうフェイは声を発した。
よほど焦りが目に見えていたらしい。
「まずゆっくり動いて痛みに慣れさすの。」
ザッシュは言われた通り力を抜いてゆっくり動き始めた。
「カレンまだ痛いか?」
「さっきよりは・・・大丈夫。」
にしてもカレンの中って凄く気持ちいいとザッシュは思っていた。
思いっきり腰を振りたい衝動を振り切りザッシュはカレンを痛みから快楽へと導こうとしていた。

続きは次回。
74光の誕生日:2006/11/07(火) 19:51:22 ID:Z3uIYiMV
「はぁ、はぁ。ザッシュ、気持ちいいよぉ」
「本当か?」
「うん・・・」
「今から思いっきり腰振るけどいいか?」
「いいよ。」
ザッシュは枷が外れたのかのように激しく腰を振った。
「あん、あん、あん!凄い凄過ぎるよう。」
肉と肉が激しくぶつかり合いまるで合唱会の様だ。
「カレンどうだ?痛くないか?」
「いいよ!もっと激しくしていいよ!」
ザッシュとカレンは我を忘れているのかのように、乱れ激しく愛し合う。
フェイはこの光景がかつて自分が体験した物とは全く違う事に驚きを隠せない。
フェイは自分の秘部に触れた。かなり濡れている。
初体験の後の日からフェイは特に気持ち良かったわけではないのに祖父のジャックがいない時はいつもその時得られなかった快楽を求めるかのように自慰をしていた。
さすがに一年前ダークキングが世界を滅ぼそうとしてアクエリアを凍り漬けにしていた時はしていなかったが世界に平和が戻りザッシュが旅に出た時からまた自慰に耽るよう様になった。
こんな淫乱な自分をザッシュは抱いてくれるのか心配になっていた。
一方ザッシュとカレンはクライマックスに入っていた。
「イク、イク、イク、イクー!」
「俺もイきそうだ!」
ザッシュが肉剣を引き抜こうとした時カレンがザッシュにいきなりしがみ付いた。
いきなりだったので驚いて引き抜くチャンスを失いザッシュはカレンの中で果てた。
75光の誕生日:2006/11/07(火) 20:06:39 ID:Z3uIYiMV
(中に出しちまった・・・)
ザッシュは二つ以上の意味で放心していた。
「はぁ、はぁザッシュのが・・・いっぱい・・・私の中で・・・出てる・・・。」
とカレンは恍惚の顔を浮かべている。
「カレン・・・どうして・・・」
ザッシュが射精の余韻にひかれながらも問いただした。
「わかんない・・・。」
カレンがこう言った後ザッシュば自身を引きぬき、道具袋からポーションを取り出し飲み干した。
ザッシュは朦朧とした意識を回復させながらもしカレンが妊娠したらどうしょうと考えてある程度落ち着いたところでフェイに聞いた。
「フェイはゴム有りと無しどっちがいい?」
「生の方で」
ザッシュは少し鬱になった。

今日はここまで。
76名無しさん@ピンキー:2006/11/08(水) 07:47:53 ID:4r0b2m/o
ミスクエの人もGJです!
下半身裸でまってるお
77名無しさん@ピンキー:2006/11/11(土) 07:58:16 ID:PLfMZLJS
保守
78光の誕生日:2006/11/12(日) 11:14:40 ID:fGTlI2Jz
ザッシュはフェイを抱き寄せる。
「フェイ、おれもう限界なんですけど・・・」
ザッシュの口から情けない言葉が発せられる。
先程のカレンとの行為で力を殆ど使ってしまったのだ。
フェイはその言葉を聞くと、
「じゃあザッシュは動かなくていいわ。」
そういうとフェイはザッシュを仰向けにし、自らはザッシュの肉剣を秘部にあてがう。
そう騎乗位である。
「ザッシュいくよ。」
フェイは一気に腰を下ろす。
ザッシュの肉剣がフェイを貫く。
「ひゃあ!」
ザッシュはフェイが非処女なのに気付いた。
「ザッシュ、私処女じゃなくてごめんね。」
いや、別に処女でも非処女でもどっちでもいいのだがとザッシュは言いたかったが何分フェイの膣中が心地よく言葉を発するどころではなかった。
フェイは激しく腰を振る。
その度に豊満な乳房が上下する。
お互いの息があがってくるとザッシュは大変なことに気付いた。
このままではフェイの中に出してしまう。
フェイはザッシュに顔を近づけこう言った。
「ザッシュ、中に出してもいいよ。私ザッシュの全部受け止めるから。」
ザッシュは精一杯の声を出した。
「子供できても知らないからな、俺は責任取らねぇぞ。」
「それでもいい!あなたと長く繋がっていたいから!」
フェイをラストスパートをかける。
「いくぞ!フェイ!」
ザッシュはフェイの中に精子を放った。


「ほんとにいいのか子供できても。」
セックスを終えた後三人は服を着直し、ベットのシーツを取り替えていた。
二人は黙っている。
「俺は責任は本当に取らないし、俺の過去を話す必要もない・・・だけど【恋人】としてなら付き合ってやるぜ。」

ザッシュはそのあと歓迎と誕生日を一緒に祝われしばらくはウィンディアに住んでいたという。
これが【光の勇者】に関する最後の記述であり、その後行方は知れない。


THE END
79名無しさん@ピンキー:2006/11/12(日) 22:23:13 ID:I0nL6zBs
まとめサイト無いもんかね。
どれがどれだかもう分からんくなってきた。
80名無しさん@ピンキー:2006/11/13(月) 15:36:07 ID:dnYKjeUF
>>79
まとめサイトはないけどFFスレ支援サイトの過去ログ倉庫に
過去ログが置いてある
81名無しさん@ピンキー:2006/11/13(月) 20:37:13 ID:/XQ9P+pl
他のエロパロスレは沢山みつかったのにここだけみつかんねーw
82名無しさん@ピンキー:2006/11/14(火) 04:42:32 ID:SSWbSq0e
探し方が悪いのでは?
83名無しさん@ピンキー:2006/11/14(火) 23:38:27 ID:xE5hHXos
そういえば、他の職人さんのバツクルはどうなってるのでしょうか
84名無しさん@ピンキー:2006/11/17(金) 02:30:54 ID:DD90t3Co
85名無しさん@ピンキー:2006/11/18(土) 02:49:28 ID:g5dK0/0+
そういやリディアファリスセリススレは復活しないん?
86FF1ナイト×白魔:2006/11/19(日) 19:56:43 ID:qeri/5zm
えー以前USAを投下したものです。
今回はFF1です。
冒頭を投下しますので感触が良ければ続きを投下します。
ちなみにパーティの設定は、
ナイト(♂)パーティのリーダー的存在。
白魔道師(♀)引っ込み思案。
赤魔道師(♀)気が強い男勝り。
スーパーモンク(♂)筋肉馬鹿。

舞台はラスダン突入前です。
87FF1ナイト×白魔:2006/11/19(日) 20:53:02 ID:qeri/5zm
夢の都コーネリア。
クリスタルを持った光の戦士一行はこの町の宿屋に宿泊していた。
彼らが止まっている部屋ではナイトが一人武器の手入れをしていた。
「ついに来たか・・・」
ナイトは自分の手に握られたエクスカリバーを見つめ呟いた。
明日はカオス神殿に行き、そこから過去の世界に飛ぶ。
もしかしたらもう二度と戻れないかもしれない。
恐らく最後の日になるであろうこの日を精一杯楽しもうと考えていた。
他の三人は出ていったが自分は特に楽しむような事も無いので装備の点検をしていたがそれも飽きてしまった。
コーネリア城に行こうとも思ったが一人で行くのも難なので部屋に置いてあった聖書を読んだりしていたがやはり飽きる。
何もやらないよかはマシだと思い外に出る。
酒場に行きカウンターの空いた席に座る。
適当に注文していると聞き慣れた声が自分を読んだ。
「ナイト君?」
自分の仲間の白魔道師シロマが隣にいた。
「珍しいな、シロマが一人で酒場に居るなんて。」
「別に一人じゃないよ・・・アカマちゃんと一緒に来てるの・・・」
「で、アカマは?」
「あそこ・・・」
シロマが指した方のテーブルを見ると赤魔道師アカマが男とポーカーをしていた。
どうも連勝中らしい。
「んで?筋肉馬鹿は?」
「モンク君?知らない・・・多分どっかで筋トレ・・・かな?」
「なんか筋肉馬鹿らしいな。ところでお前なんか飲むか?」
「えっ?いらないけど?」
「ふーん。」
「あっ・・・今お酒飲めないんだ、って顔したよね。」
「してねぇよ。」
「私だってお酒位飲めます!マスター。この人と同じ物を。」
「おい。無理すんな。」
シロマはナイトの忠告を聞かず出てきた酒を口にした。

どうでしょうか?
88名無しさん@ピンキー:2006/11/19(日) 22:28:30 ID:NTDQywND
続き全裸で待ってます
89名無しさん@ピンキー:2006/11/20(月) 01:04:24 ID:1XrMOHMN
ネクタイは忘れるなよ
90FF1ナイト×白魔:2006/11/21(火) 21:59:35 ID:XO4dfwrT
「全く・・・無理するからだ・・・」
ナイトはシロマを背負い、宿屋に戻っていた。
シロマが酒を口に含んだ途端酔っ払ってしまったのだ。
シロマはナイトの背中で寝息をたてながら熟睡している。
「ちくしょう・・・人の気も知らずに・・・」
光の戦士一行は男部屋と女部屋の二つの部屋を借りており、ナイトは男部屋のベットにシロマを寝かした。
「しかし・・・こうして見ると・・・いい女だなこいつ。」
清楚で整った顔立ちの白魔道師の少女の寝顔はナイトの情欲を掻き立てるのには十分だったが理性が少女を襲うことを食い止める。
まるでナイトの中で天使と悪魔が討論しているみたいだ。
思えばこの旅の間セックスは疎か、自慰すらしていない。
宿屋にいた時はこの時間を使って自慰をするなんて事は思いつかなかったがシロマを見て改めて性欲が溜まっていることに気付いた。「ん・・・ナイト君?」
シロマが目を覚ました。
とりあえず自分のなかで我慢できた事に合掌するナイト。
「ここは・・・」
「俺の部屋だ。大変だったんだぞ、ここまで運んでくるの。」
「私、そんなに重かった?」
「いや、そういう意味じゃないって」
ナイトは慌てて誤魔化す。
「んじゃさっさと自分の部屋行って寝ろ。」
「・・・まだ立てないみたい。」
「・・・嘘だろ。そんなに呂律が回ってるのに。」
「だって立てないだもん。私の部屋までおぶっていっていて。」
「ガキか、お前は。」
酔っ払っているのか普段は消極的なシロマがいつもと違う。
「ガ・・・ガキじゃないよ!もう十八なんだから!」
「大人が酒を少し飲んだだけで酔っ払うか。」
「むぅ・・」
「まぁこのままここにいられても困るからあっちに連れてくぞ。」
「あっ、やっぱり抱っこにして。」
ナイトはシロマを抱えようとシロマの体に手を添えた。
その時、シロマが頭を動かしナイトと口付けする形となった。
ナイトはしばらくシロマの唇の感触を味わっていた。
しかし、シロマをいきなり引き離す。
「な、何すんだよ!」
「えっ?ナイト君言ったじゃん。『最後の日になるかも知れないから好きな風に過ごせ』って。」
「そりゃ言ったけど・・・」
「だから・・・私のこと・・・その・・・」
シロマは息を飲みナイトに耳先に呟く。
「私を抱いてほしいの。」
「はぁ?」
91FF1ナイト×白魔:2006/11/21(火) 22:00:15 ID:XO4dfwrT
ナイトには抱いてほしいの意味ぐらい分かっていた。
しかしここでもまた天使と悪魔が討論しているみたいだ。
ナイトは聞き返す。
「あのさぁ、ほんとに俺なんかでいいのか。」
「うん・・・」
「ほんとにいいだな。」
「いいよ、ナイト君なら・・・」
その返事を聞くとナイトはシロマのローブをやや不器用ながらラッピッグを取り外すように丁寧に脱がしていった。
ナイトはローブをずらす度に息遣いを荒くする。
この旅の間ずっと一緒にいた仲間。
自分は彼女を仲間としてではなく女として接し、今一線を越えようとしている。
その状態に興奮と同時に迷いを覚える。
「シロマ・・・俺はまだ・・・お前を抱けない。」
「えっ?」
「早いんだよ。お前が大人になるのは。だってまだ俺たちの旅は終わってない。」
「・・・なんでよ。」
シロマは涙声で叫ぶ。
「なんでよ!どうしてナイト君はいつも私の事を子供扱いするの!」
「してねぇよ!」
「してるわよ!いつもいつも!モンスターと戦う時だって、危ないから後ろにいろって!確かに私は白魔道師。武器では戦えないわ。でも危ないって何!私だって自分の身位・・・」
「守れるってか?無理だな。」
「無理って・・・もう知らない!」
シロマはナイトを押し倒すと、ローブを直し、部屋を出ていってた。
ナイトは呟く。
「なんだよ、立てんじゃねえか。」
と言っても分からなかったわけではない。
最近シロマは自分の気を引こうとしてる事位ナイトは分かっている。
だがナイトは心の中で仲間と仲間以上の関係になるのが恐いのだ。

こうして最後の日の日は落ち、カオス神殿に突入するまでの時間を削っていった。

一旦きります。
次回までにはHシーンになります。
92名無しさん@ピンキー:2006/11/22(水) 14:42:04 ID:Lu/h4x5C
ネクタイで首元を温めつつ続き待ってます。
93FF1ナイト×白魔:2006/11/23(木) 21:55:27 ID:KK+P3C1m
ついにこの日がやってきた。
光の戦士一行はかつてコーネリアのナイトガーランドと戦った部屋にいた。
アカマが前に出てコーネリアに伝わるリュートを鳴らす。
鳴らし終えると光の戦士一行は闇に消えていった。

「へー伝説は本当だったのか。」
モンクが感心しながら唸る。
「さて、どうするんだいリーダー。」
アカマがナイトに話し掛ける。
「決まってるじゃないか。」ナイトはエクスカリバーを抜く。
「一気に突き進む!」
光の戦士一行は駆け出した。
早速モンスターと遭遇する。そしていつも通りのチームワークでモンスター達を倒していく。
いつもと変わった素振りを見せないナイト。しかし内心はシロマの事が気に掛かっていた。
昨日シロマと交わした会話が深く胸に突き刺さる。
ナイトはシロマに目を向けた。
いつも通りだ。
いつも通り後ろに下がっていて、いつも通り味方が傷ついたらケアルしている。
そして遂に・・・
「ここが最後の部屋か?」
「多分ね、長かったわ・・・」
「これで・・・最後・・・」
「行くぞ!」
扉を思い切り開けるナイト。
光の戦士一行は中に入り構えた。
そこにはかつて戦ったコーネリア最強のナイト・・・ガーランドがいた。
ガーランドはナイト達に気付くなり語り始めた。
自分は倒された後タイムスリップしカオスになったという。
「んじゃ、てめえが全ての原因なんだな!」
ナイトがエクスカリバーをガーランドに向け叫ぶ。
ガーランドは笑うように答えた。
「私が?全ての?原因?笑わせてくれるな。いいか全ては君たちが私を倒したせいだって気付かないのか?」
「煩い!」
ナイトはガーランドの兜の隙間に剣を突き刺す。
「ふふふ残念だな。その程度では私は死なんよ。いいだろう!私の真の姿を見よ!」
ガーランドは姿が代わりカオスとなる。
カオスと光の戦士の戦いは激しいものだった。
そして遂に
「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ、オラァ!」
モンクの連打が決まり光の戦士に軍配が上がった。
「お、終わった・・・」
消えゆくカオスの体と供に神殿が崩れ始めた。
光の戦士一行は引き返し、もときた来た道を戻る。
しかし、
「か、体が・・・」
「なっ何だ!」
「体が消えていく・・・ガーランドの仕業か?」
光の戦士一行は光に包まれ消えていった。

不思議な感じだ。
ナイトは白い空間を漂っていた。
急に目の前に巨大なクリスタルが現れる。
自分の持っているクリスタルと同じ色の、水を模した青色のクリスタルが。
そのクリスタルは自分に語り掛けているみたいだ。
うまく聞き取れない。
しかし意味は自然に伝わってきた。
「ちょっと待てよ!どうゆう事だ・・・」
ナイトはクリスタルに訴え掛ける。
しかし目に見えない渦がナイトを取り込み始め、ナイトは気を失った。
94FF1ナイト×白魔:2006/11/23(木) 22:01:41 ID:KK+P3C1m
「ん・・・ここは?」
ナイトはベットに横たわっていた。
見たことの無い風景だ。
宿屋の一室の様だがこんな場所には来たことが無い。窓もないから外を確認することも出来ない。
扉も鍵が閉まっているみたいだ。
「ナイト君・・・ここは?」
どこからか声がする。
部屋に置いてある鏡から声がするみたいだ。
鏡を見るとそこには自分でなくシロマが映っていた。
「シロマ?」
「うん。私部屋に閉じ込められたみたい。」
「俺もだ。一体ここは・・・?」
ナイトは鏡を触ってみる。
冷たい鏡の温度が指先から伝わってくるだけだ。
鏡を調べているとシロマが話し掛け来た。
「ナイト君。」
「なんだ?」
「今迄有難う。一緒にいてくれて。」
「いきなり何だよ。まるでもう合えないみたいに。」シロマはクリスタルを取り出す。土を模す黄色に輝くクリスタルを。
「私知ってるの、私達消えちゃうんだよね。」
「・・・やっぱりそうか。」
「ナイト君も聞いたの?クリスタルの声。」
「ああ、なんか言ってたな。二千年前のあの日に戻るとか、この鎖は簡単には切れないとか、意味分かんねえ・・・そんでなんで俺達が消えなきゃ・・・」
「新しい光の戦士を作るためって言ってたわね。」
「・・・輪廻って奴か。前世の記憶を無くして新しい命が生まれるか・・・」
「きっと、ずっと世界の崩壊は終わらないんだわ。カオスが消えても・・・またカオスは生まれるから。でも光の戦士も一緒に生まれる」
「カオスを倒し、またカオスが生まれ、カオスはまた倒され、また生まれる。の無限ループか・・・」
ナイトは鏡に顔を近付ける。
「シロマ。」
「何?」
「これで最後だ。・・・抱いてやるよ。」
「えっ?」
「お前言っただろ。俺になら抱かれてもいいってだから、抱いてやる。」
「えっ?えっ?でもナイト君・・・」
「もう俺達の旅は終わった。それに・・・恥ずかしい話・・・溜まってるんだ。」
「もう、もっとロマンチックに言えないの・・・それに鏡からじゃ・・・」
「・・・キスなら出来る。」
ナイトは鏡のシロマの唇があるところに口付けする。
シロマもナイトの唇に自分の唇に合わせる。
冷たい鏡がお互いの唇に触れるだけだが、二人はお互いの唇に触れているような気がした。
そして二人の体が光る。
「お別れの時間みたいね。」「そうだな。」
「生まれ変わってもまた会えるよね。」
「もちろんだ、その時は・・・お前と愛し合えるといいな。」
二人の体は消え去り、そこにはそれぞれ持っていたクリスタルが残っていた。
そしてクリスタルも消えていった。


95FF1ナイト×白魔:2006/11/23(木) 22:31:37 ID:KK+P3C1m
宿屋の一室・・・そこには一人のナイトがいた。
手には青色に輝くクリスタルが握られていた。
扉を叩く音がし、ナイトは扉を開ける。
扉を開けるとそこには白いローブを纏った女性がいた。
「眠れないのか?」
ナイトが女性に囁く。
「ええ、明日のことを思うと・・・不安で。」
「大丈夫さ。いつもと同じように戦えば・・・」
「・・・ナイト。」
「シロマ・・・」
二人は熱い口付けを交わす。
そのまま、ベットに傾れ込み、お互いの服を脱がす。
ナイトはシロマの乳首を優しくつねる。
「あん!」
シロマは感じているという事をナイトに伝わさせる。
ナイトは乳首を舌で転がしながら、左手で秘部を刺激する。
左手はクリトリスを見つけると親指と人差し指で摘み、中指で膣内を掻き回す。
秘部から溢れだす愛液と左手による愛撫はナイトを受け入れるのに十分な準備を完了させる。
「いれるぞ。」
「いいわ、来て!」
ナイトは左手を離すと自らの陰茎をシロマの秘部にあてがう。
愛撫が効を為したのかシロマはナイトを楽に受け入れる。
96FF1ナイト×白魔:2006/11/23(木) 22:58:10 ID:KK+P3C1m
ナイトとシロマは激しく愛し合う。
二人は精一杯愛し合う。
何故か。
二人にすら分からない。
何故自分達はこんなに引かれ合って、こんなに愛せるのだろうか?
二人には分からない。
だがこんなにも愛し合えるなら愛し合うだけだ。

クリスタルはただ静かに輝いていた。
97FF1ナイト×白魔 後書き:2006/11/23(木) 23:03:40 ID:KK+P3C1m
とりあえずエロが浅くて御免なさい。
やっぱりエロを書くのは難しいです・・・
98名無しさん@ピンキー:2006/11/24(金) 07:29:40 ID:ujVpqMFN
乙です。
99名無しさん@ピンキー:2006/11/24(金) 07:57:35 ID:idEDXs36
乙!やっぱエロは難しいよな。
でも書き続ければ上手くなるさ!って事で次回作も全裸ネクタイで待ってます。
100名無しさん@ピンキー:2006/11/24(金) 17:42:17 ID:Ed4IhKNu
GJだぜ
普通に良作だったぜ
101名無しさん@ピンキー:2006/12/02(土) 12:51:15 ID:f9w5A5V6
ファリスとレナのレズプレイ、需要ある?
102名無しさん@ピンキー:2006/12/02(土) 14:26:07 ID:lhlwT4In
需要とは投下した瞬間に発生するものだ
103名無しさん@ピンキー:2006/12/02(土) 16:50:41 ID:Rk+eGnOK
要らない( ・∀・)ニヤニヤ
104名無しさん@ピンキー:2006/12/02(土) 23:15:34 ID:KwsT9rga
>>101
是非とも読みたいね
うpしてくれないか
105名無しさん@ピンキー:2006/12/03(日) 09:49:26 ID:WnU3gRJP
>>101
頼んだ
106名無しさん@ピンキー:2006/12/03(日) 13:56:23 ID:hPuB261K
おk、文面汚いし、書くの遅いが、頑張る。
107名無しさん@ピンキー:2006/12/06(水) 15:53:21 ID:vFoIDiid
ほっしゅー
108名無しさん@ピンキー:2006/12/08(金) 22:19:45 ID:+7Wu0FCp
ロックとティナはくっつかないのか…ショック…
109名無しさん@ピンキー:2006/12/09(土) 09:51:47 ID:H8y6joM8
今8をプレイしてるんだが
拷問とか、エロ妄想し放題じゃマイカ!
110名無しさん@ピンキー:2006/12/10(日) 17:46:53 ID:Q7h+2vkD
あれはむしろ801向きでは……
111名無しさん@ピンキー:2006/12/11(月) 02:44:31 ID:jtxw3BKL
セルフィにもしてないとは限らないだぜ?>拷問
112名無しさん@ピンキー:2006/12/11(月) 17:09:36 ID:sSTIkRwK
そうそう、そこらへん旨く妄想しようze!

昔どっかのサイトで、キスティスがエロー拷問されてたのがあった
113名無しさん@ピンキー:2006/12/13(水) 13:57:25 ID:aiQdtZCw
前スレか前々スレのリノア・スコールが読みたい…
確かリノア・サイファーのもあった…
レイン・ラグナやジュリア・ラグナもあったように思う

誰か8ものまとめて貼ってくれ
たのむ
114名無しさん@ピンキー:2006/12/13(水) 16:06:24 ID:WFbOU374
航空日誌が読みた
115名無しさん@ピンキー:2006/12/14(木) 04:24:01 ID:Pl95w52r
リノアおぶって鉄道横断してるとき
絶対スコール手だしてるよな!
116名無しさん@ピンキー:2006/12/14(木) 04:26:58 ID:ashF7qRu
FFDQ千矢一夜はテンプレ入れたらあかんの?
117名無しさん@ピンキー:2006/12/14(木) 20:15:04 ID:DVtreRO+
上の妄想とは違うし、需要あるかどうかわからないんで申し訳ないんだが、
リノスコなら推敲しないといけないから少し時間かかるけど投下できると思う。
ゲーム本編終了後のシチュになるんだが構わないだろうか?
118名無しさん@ピンキー:2006/12/14(木) 22:36:33 ID:bV4jYk9+
構わない。
というかぜひ読みたい。
119名無しさん@ピンキー:2006/12/15(金) 02:58:29 ID:wShIP3ar
リルムとエドガーは無し?
120名無しさん@ピンキー:2006/12/15(金) 07:53:05 ID:XX21c3cE
ロリコンキモス
121名無しさん@ピンキー:2006/12/15(金) 13:12:07 ID:vQ6KGuit
リルムはロリじゃないよ!
122名無しさん@ピンキー:2006/12/15(金) 14:49:50 ID:+iCJjr7E
そうだな、ペドだな

だがそれがいい
123名無しさん@ピンキー:2006/12/17(日) 03:04:52 ID:57dvCo+5
>>117
おながいします!
124名無しさん@ピンキー:2006/12/18(月) 01:45:20 ID:6rOuo8Y1
どうせロリならガウとリルムで頼む
ショタロリは好物だ
125名無しさん@ピンキー:2006/12/18(月) 22:34:21 ID:Drfip6Zm
カインとリディア(小)
エドガーorセッツァーorロックとリルム
ジタンorサラマンダーとエーコ

エロじゃなくてもいいんでだれか頼む。
126名無しさん@ピンキー:2006/12/19(火) 08:27:38 ID:pfIOMhJf
ロリきもい。
127名無しさん@ピンキー:2006/12/22(金) 06:20:36 ID:JqZI5kiD
ほす
128名無しさん@ピンキー:2006/12/22(金) 11:23:21 ID:EE3HWlDL
リディア厨ウザイ
129名無しさん@ピンキー:2006/12/24(日) 04:40:12 ID:+T5J3tqx
このスレって保管庫とかまとめサイト無いの?
3スレ目にもなると結構SS投下されたんだろ?
>>80の言っているまとめサイトとやらも見つからないし
130名無しさん@ピンキー:2006/12/24(日) 14:13:09 ID:AT5gM55P
DQ&FFのSS保管庫があるが、21禁も保管対象になっているはずなのにここのは保管されていないしな。
131名無しさん@ピンキー:2006/12/25(月) 14:58:37 ID:jodjJuXo
132名無しさん@ピンキー:2006/12/25(月) 16:28:53 ID:jodjJuXo
つかロックとセリス系のSSが一個も無いのにはワラタ
133名無しさん@ピンキー:2006/12/25(月) 17:55:46 ID:nu5294KN
セリスは専用スレなかったっけ
134名無しさん@ピンキー:2006/12/25(月) 23:43:55 ID:iSQNG/d0
>>133詳しく
135名無しさん@ピンキー:2006/12/26(火) 01:02:38 ID:WbK/y4nA
マトモに機能していないとはいえ、地下室クラブには掲示板型の保存庫とかあるし
136名無しさん@ピンキー:2006/12/26(火) 04:38:05 ID:jIdH+0bJ
ロックが24でセリスが18だっけか?
何気に年離れてるよな
137名無しさん@ピンキー:2006/12/26(火) 07:45:42 ID:qX7nB8n1
25と18。まあセリスが老けてるしロックはガキだから無問題……か?
138名無しさん@ピンキー:2006/12/26(火) 11:50:27 ID:q9VPdJ+N
逆に考えるんだ。年齢詐称していると考えるんだ
139名無しさん@ピンキー:2006/12/26(火) 15:03:51 ID:kbWYBKI3
身体はピチピチ女子高生で考え方は大人びてるなんて最高だセリス
140名無しさん@ピンキー:2006/12/27(水) 00:24:19 ID:L7xlo4k1
それなのにいつまでもモトカノの事を忘れきれず
ウダウダ言っているロック、
本当にお前それでも24かと小一時間(ry
141名無しさん@ピンキー:2006/12/27(水) 01:12:26 ID:W3wDK4zz
25だと何度言わせれば(ry
142名無しさん@ピンキー:2006/12/27(水) 02:56:12 ID:Phh6A9ZY
というか男女の理想の年齢差って6歳位なんだっけ
143名無しさん@ピンキー:2006/12/27(水) 04:17:20 ID:CadKNVXA
死体保存してるのも正直どうかと思うよなあ>ロック
144名無しさん@ピンキー:2006/12/27(水) 15:15:00 ID:L7xlo4k1
まー何はともあれロック×セリスキボン
つかここの住人はGBA版FF買ったんか?
145名無しさん@ピンキー:2006/12/28(木) 03:49:06 ID:5cOOLc2x
ストラゴスなしのEDでリルムがセリスを「年増女」って罵ってたような
146名無しさん@ピンキー:2006/12/28(木) 09:44:06 ID:MvMN6xul
ブリ虫シドとエリンとか…

書いちゃだめ?
147名無しさん@ピンキー:2006/12/29(金) 09:52:45 ID:kG+96EcD
スコール×リノア
スコール×キスティス
スコール×セルフィ
スコール×エルオーネ

サイファー×リノア
サイファー×キスティス
サイファー×風神
サイファー×アルティミシア
サイファー×イデア
サイファー×アデル
アデル×リノア

雷神×風神
雷神×風神×サイファー
雷神×リノア×サイファー
雷神×キスティス×サイファー
ゼル×図書委員
ゼル×リノア
ゼル×キスティス
ゼル×セルフィ

アーヴァイン×セルフィ
アーヴァイン×キスティス

ラグナ×レイン
ラグナ×ジュリア
ラグナ×エルオーネ
ラグナ×セルフィ


8で思い付くすべての組み合わせを書いてみた。
ついでに全部リクエストしとく。概出もあるが。
職人さんこの組み合わせで全部書いてくれたのむ。
何年でも待ちますからヨロです。
148名無しさん@ピンキー:2006/12/29(金) 11:23:32 ID:W9O35vjy
>サイファー×アデル

すげっ…読みたい!
149名無しさん@ピンキー:2006/12/29(金) 11:59:55 ID:EsVVjnKd
シド×イデアを忘れるな
150名無しさん@ピンキー:2006/12/30(土) 00:26:39 ID:qJSUzY2x
雷神からの三点流しに>147の意地を見た気がする

一応手札の既出モノからラグジュリ、ラグセル(おまけにサイシヴァ)をドローして場に戦闘表示
ttp://www.geocities.co.jp/Playtown-Part/1039/novel1/lxj1.htm
ttp://www.geocities.co.jp/Playtown-Part/1039/novel1/lases1.htm
ttp://www.geocities.co.jp/Playtown-Part/1039/novel1/sxs1.htm

それにしてもサイファーの汎用性は異常
151名無しさん@ピンキー:2006/12/30(土) 03:00:23 ID:ONGUtHHQ
a
152名無しさん@ピンキー:2006/12/30(土) 11:06:50 ID:ugQZrm6e
FF13のSSマダー?



って言える日がいつか来るのかな…
153名無しさん@ピンキー:2007/01/02(火) 20:06:16 ID:CC4BoK7c
6年後の話であった
154サイファー×アデル:2007/01/03(水) 10:09:08 ID:c2D61SgK
「さぁ〜て、それでは眠り姫とご対面といくか」

愛刀ハイペリオンを肩に担いでゆらりと立ち上がった俺に、雷神は慌てて駆け寄り後ろに
付いてきた。風神が無言でそれに続く。
「でもよ、サイファー。アデルっておっかないだもんよ。何せ世界を相手にでっかい戦を
起こした魔女だもんよ。本当に起こして大変なことになったらどうするもんよ?」
大きな背を丸めるようにして雷神が聞いてくる。
「俺達だってもしかしたらあっという間にぷちっと…」
「うるさい雷神」
ハイペリオンの柄でゴツンと喰らわす。大袈裟に仰け反る雷神に、風神も蹴りを入れた。
「何せ俺には魔女アルティミシア様のご加護が付いてんだ。見ろよ、ここのセキュリティ
だって何の手出しもしてこねぇぜ」

俺達を受け入れたルナティックパンドラは静まり返り、鉱石と金属が入り組んだ無機質な
空間が足音だけを反響させていた。
途中に転がっていた白と緑の金属の塊は、ここを守る為の兵器だろう。そいつは年月に錆び
付いたわけではなく、つい先刻破壊された様子で焦げた表面を晒していた。
つまりセキュリティは生きているにも関わらず俺達を攻撃してきてない。月の涙で大量に墜
ちたはずのモンスターも、息を顰めているようだった。
それは本当に何者かの加護か、それとも…
「……罠、可能性有」
ためらうように風神が口を開いた。
「矢張危険。サイファー、戻…」
「上等じゃねぇか、罠。多少の困難があってこそ、後の世で長く称えられる英雄譚になるって
もんだ」
155サイファー×アデル:2007/01/03(水) 10:11:24 ID:c2D61SgK
最奥の中枢と思われる制御室で場所を確認する。魔女アデルが収められたセメタリーは、
このすぐ上にあるようだった。パネルをいじってみたが、「何者か」の強制割り込みを受け
フリーズしていた。
やはり今、このルナティックパンドラを制御しているのはアデルらしい。俺達は招かれている
のだ。一層不安の色を濃くした2人の視線を背に、アデルの元へ向かうべく踵を返した。

アデル──かつての魔女戦争の主役の一人。第三次大戦は俺達が子供の頃、ほんの短い間に
始まって終結し、以降電波障害が続いている為にアデルの映像は見たことがない。
悪名と言えど歴史に名を残す魔女との対面に、自然と身体の奥底から戦慄くような感覚が
込み上げて来る。これは武者震いだ。
俺はママ先生と、リノアを通して垣間見えたアルティミシアの姿を思い返した。
──「魅入られる」、という言葉の意味を身体で感じる程、彼女らは美しかった。
人を超越するハインの力。その力が魔女に人を超える姿を与えるのか。
眼前に迫るアデルとの邂逅に、俺は生唾を飲み込んだ。


────────────────────────────────────────
あけおめ〜。無事に続くかどうかは微妙ですが、とりあえず出だしのみ投下。
156名無しさん@ピンキー:2007/01/04(木) 10:36:36 ID:fvBfB2aq
巨体のアデルとサイファーがどう絡むのか楽しみです
続き頑張ってください!
157名無しさん@ピンキー:2007/01/04(木) 19:42:28 ID:Q+LS3MRN
>>152
前スレにライトニングとVersus主人公で書いたけど
158名無しさん@ピンキー:2007/01/05(金) 04:08:40 ID:HhgixBnt
FF5バッツ×ファリス×ギルガメッシュの3Pモノが読みたい。
もしくはファリスが海賊の子分たちに輪姦されるか。
159名無しさん@ピンキー:2007/01/10(水) 21:03:02 ID:BXeGDoUA
それなら名前を変えるだけでレイラも妄想可能でいいな
160名無しさん@ピンキー:2007/01/10(水) 21:05:14 ID:d6vT9Qb4
バカヤロウファリスは姉貴でレイラは姉御だ
よく覚えとけ
161名無しさん@ピンキー:2007/01/13(土) 00:30:13 ID:VL1TgTI+
「月と太陽」ってサイトの裏ページの入り口はどこにある?
さがしたけどわからん
162名無しさん@ピンキー:2007/01/13(土) 00:53:38 ID:it8ZBcwe
今時毒吐きネットマナーて……
163名無しさん@ピンキー:2007/01/13(土) 00:55:38 ID:it8ZBcwe
つか簡単じゃん。ほらよ
ttp://honeyroom.h.fc2.com/
しかしまああれだけ見る気をそがせる古臭い表紙も久々に見た
164名無しさん@ピンキー:2007/01/13(土) 15:07:06 ID:bWWPzRvH
しっかし、なんで腐女子とか言う人種は、わざわざ「裏ページ」などという体裁を取り繕いたがるのかね。
165名無しさん@ピンキー:2007/01/13(土) 15:17:39 ID:MPeFtocH
管理してるのは余程のオバサンか。
166名無しさん@ピンキー:2007/01/18(木) 14:16:55 ID:jwHyuxYy
>>164
「裏」って言葉が好きだからじゃね?
167名無しさん@ピンキー:2007/01/19(金) 00:09:49 ID:b2DDc5su
素朴な疑問なんだが、男女エロとか書いてても「腐女子」なん?
ホモ好きだけのことかと思ってた。
168名無しさん@ピンキー:2007/01/19(金) 19:52:36 ID:hzcI+N1e
>>167
腐女子=ヲタク♀が自嘲して呼ぶ言葉
思わずマジレス
169名無しさん@ピンキー:2007/01/20(土) 01:09:03 ID:fsUA7MMZ
間違ったことを平気で言うのがマジレスでしたっけ?
170名無しさん@ピンキー:2007/01/20(土) 01:14:03 ID:p+DTzx5S
腐女子という言葉については色んな解釈がある上に
辞書に載ってる訳でもないんだからこれが正しいなんてもんはない
ここのテンプレでも見とけ
腐女子・ウザい女2ちゃんねらのガイドライン39
http://ex13.2ch.net/test/read.cgi/gline/1168523222/
171名無しさん@ピンキー:2007/01/20(土) 01:37:32 ID:D5WpXm+M
いまや2ch上の特にヲタクジャンルでウザい書き込みすれば漏れなく「腐女子」と罵倒されるだけのこと。

「アタシは腐女子じゃないのに!」とカリカリするタイプは、姿を現さないのが何よりベストな手段w
172名無しさん@ピンキー:2007/01/20(土) 01:44:30 ID:KdxkQ9Q3
そんなことより我々はサイアデSSの投稿を要求するー!
173名無しさん@ピンキー:2007/01/24(水) 14:49:06 ID:2YDDIvIQ
クルル陵辱SSが読みたい
174名無しさん@ピンキー:2007/01/24(水) 20:40:35 ID:xmVVtD7k
>>170
2典に載ってますが?
175名無しさん@ピンキー:2007/01/24(水) 20:42:36 ID:xmVVtD7k
あとはWikipediaにも載ってた希ガス
176名無しさん@ピンキー:2007/01/24(水) 20:47:59 ID:t05zOCYF
「載ってますが?」「希ガス」

こいつはくせえ
腐女子の臭いがプンプンするぜ
177名無しさん@ピンキー:2007/01/25(木) 05:18:37 ID:uw2MDHtW
逆ギレされたら厄介だから、あまり触らないほうがいい。
そうでなくともこのエロパロ板全体で腐女子どもに侵食されてるスレが増えてるというのに。
178名無しさん@ピンキー:2007/01/26(金) 12:48:56 ID:cQYvd0KL
具体的にどこよ?
179名無しさん@ピンキー:2007/01/26(金) 17:21:41 ID:9Yl+bSYW
>>154
ちょwwwwその組み合わせwwwww
180名無しさん@ピンキー:2007/01/27(土) 03:10:08 ID:Hw+HrqcX
腐女子叩きに論点すりかえてる奴もそろそろ鏡を見た方が良い
この場合、サイトがどうのと自演してるのが一番の問題
晒しに近い行為だからな
181名無しさん@ピンキー:2007/01/27(土) 23:55:38 ID:XwkwvyC6
リュックの話が読みたいな(´・ω・`)
182名無しさん@ピンキー:2007/01/29(月) 00:01:21 ID:Yaqt3h8H
結構前にあったティーダ×リュック好きだったな
183名無しさん@ピンキー:2007/01/29(月) 04:29:17 ID:7hz5X9xd
ユウナレスカ×アーロン投下準備中。
184名無しさん@ピンキー:2007/01/29(月) 18:37:50 ID:DjD7LEqq
リュックが犯される話が萌えるな。
185名無しさん@ピンキー:2007/02/01(木) 05:47:44 ID:lujTutQF
保守
186名無しさん@ピンキー:2007/02/02(金) 00:39:31 ID:kAWuTGmU
クルルマダー?
ちょっと前にクルル話書いてる人が3人ぐらいいたはずだが、そのうちの2人はどうしたんだ。
没作でもいいから載せて欲しい。
187名無しさん@ピンキー:2007/02/02(金) 03:33:38 ID:aUxTwmEO
>>186
ごめん、未完です。
途中で投下するのが嫌なので…。
188名無しさん@ピンキー:2007/02/03(土) 00:51:40 ID:R5bzn4U6
>>187
完成したら是非投下してほしいです!
頑張ってください!
189名無しさん@ピンキー:2007/02/04(日) 01:26:37 ID:gRjBteyA
レイラさん書いてくれるって言ってた人マダー?
190名無しさん@ピンキー:2007/02/04(日) 20:07:44 ID:VBOt5IkX
9のシドとヒルダとエリンの…
191名無しさん@ピンキー:2007/02/09(金) 20:53:15 ID:GVSZGe6D
アーヴァイン×セルフィ読みたいぞ!
192名無しさん@ピンキー:2007/02/10(土) 06:36:25 ID:b7sum+GQ
エンケ×ビラン大兄が見たいよ
193セーラ凌辱 ◆jM.HW9mKyo :2007/02/11(日) 11:31:55 ID:VXzY/TSZ
以前ナイト×シロマを書いたものです。
またエロが浅いやつですが保守代わりに・・・。

これは光の戦士達がコーネリアに現れて間もない頃の話である。

夢の都コーネリア、そこは争いもなく平和な国だった。
しかし各地で異変が起きたのと同じ頃、騎士ガーランドが反乱が起こした。
ガーランドは王女セーラをさらいカオス神殿に閉じこもった。
国一番の騎士であるガーランドには誰もかなうはずなく国王はガーランドの要求を飲もうとしていた・・・。

「もうすぐ・・・もうすぐ、私はこの国の王となる。」
カオス神殿の暗い一室。
紫色のオーブが祭られている部屋にガーランドとセーラはいた。
「あなたみたいな王など誰も認めませんわ!」
縄に縛られながらも抵抗するセーラを見て邪悪な笑みをするガーランド。
ガーランドは高笑いしながらセーラに言い放った。
「認めないだと?笑わせてくれるな。時代は常に強き者を求めている!」
ガーランドはセーラの肩をつかみ顔を接近させた。
「私こそが相応しいのだよ、王の座は。」
「力だけの支配等まやかしですわ!いつか滅びゆくのです!」
「今のうちに言っておくがいい。私が王になれば貴様をどうしょうが勝手だがな。」
ガーランドは剣を握り近くにいた蝙を切り裂いた。
「しかし貴様を生かしてやらん事もないぞ。」
ガーランドは鎧の下半身部分をまさぐり始めた。
セーラは何をするのだろうと考えていると目の前にグロテスクな何かが現れた。
そうガーランドのペニスである。
ガーランドはそれをセーラの顔に近付けた。
「これをしゃぶれば生かしてやるぞ。」
「い・・・嫌!」
必死にソレから顔を遠ざけるセーラだったがガーランドの両手が頭をつかみ、強制的にしゃぶらされる形となった。
「噛んだら殺すぞ・・・」
セーラの口に蠢く異物はセーラに不快感しか持たせない。
(キスもまだなのに・・・嫌だ、いやだ、イヤダ!)
セーラの頬に涙が流れる。
くわえていたペニスから何か出てきた。
セーラは気持ち悪さのあまり気を失った・・・。


セーラが目を覚ますとガーランドは死骸となっていた。
そして自分の縄を解いている人間。
これがセーラと光の戦士達との出会いとなった。
194名無しさん@ピンキー:2007/02/11(日) 23:13:21 ID:evktOY9t
FFTも書いて!
ラム座のすぐ上の兄とアグリ姐さんで(;´Д`)ハァハァ
195名無しさん@ピンキー:2007/02/11(日) 23:20:20 ID:LQrV2kmx
FFTはこちらで

◆【FFT】 ファイナルファンタジータクティクス◆
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1149869398/
196名無しさん@ピンキー:2007/02/12(月) 02:47:23 ID:GjoEucic
セーラ陵辱とはまた未開拓なところをいい感じに切り開いてくれたなw
本番がないのがちょっと残念。ってかガーランドカワイソース

なんだかんだ言いながらもおいしくいただきました。ごちそうさま。



…ところでクルル陵辱もんよみry
197名無しさん@ピンキー:2007/02/13(火) 00:15:29 ID:UVnxS1+e
しつけえ・・・
198名無しさん@ピンキー:2007/02/15(木) 23:05:32 ID:vfZ6D/XO
ユウナレスカがエロタマンね
199名無しさん@ピンキー:2007/02/21(水) 23:31:27 ID:LT7VOg7F
FF7のラスダンの女性型モンスター(名前忘れた)が良かった
200名無しさん@ピンキー:2007/02/24(土) 01:24:05 ID:7zCNgWbd
神々の作品投下を待ちつつ保守
201名無しさん@ピンキー:2007/02/28(水) 02:52:44 ID:c64nsIrB
えーと、FF5ってここでいいの?
202名無しさん@ピンキー:2007/02/28(水) 19:04:59 ID:c64nsIrB
>>201は投下先をお尋ねしたいんだが……
203名無しさん@ピンキー:2007/02/28(水) 19:20:11 ID:6Kkq0pNE
良いんじゃね?
キャラは誰?
204201:2007/02/28(水) 23:10:18 ID:Ujm2EGQV
ありがちだがまずはファリスかな
205名無しさん@ピンキー:2007/02/28(水) 23:15:01 ID:iL3UPtwh
全裸でお待ちしております
206名無しさん@ピンキー:2007/02/28(水) 23:16:02 ID:C6qBfzrV
ファリスは専用スレがあったような
207201:2007/02/28(水) 23:57:21 ID:Ujm2EGQV
>>206
なさげよ? どうしたらいい?
208名無しさん@ピンキー:2007/03/01(木) 00:00:27 ID:C6qBfzrV
209名無しさん@ピンキー:2007/03/01(木) 00:06:02 ID:BqjXq21S
>>208
おお、すまん
探し方が悪かったみたいだ。サンクス
210名無しさん@ピンキー:2007/03/01(木) 02:21:19 ID:ekPVsYMS
キャラサロン板に移動してるなんて、常時チェックしてなきゃ探せるわけもないわなw
ここか、あっちか、好きなほうでいいんじゃね?
211201:2007/03/01(木) 03:20:32 ID:BqjXq21S
うーん、ルール破りな気もするけど
FF5思い入れあるから
ファリス以外でも色々やってみたいんだよね
よければこっちでやらせてもらいたいんだが……
212名無しさん@ピンキー:2007/03/01(木) 04:24:55 ID:JprAePtL
無問題
ばっち来いや!
213名無しさん@ピンキー:2007/03/01(木) 06:20:51 ID:5mQyqtBQ
そういう展開にならないかとwktkしてた
いつでもいらっさい
214名無しさん@ピンキー:2007/03/02(金) 04:49:01 ID:EDYJobPl
FFのSSって陵辱モノが少ないのは何故?
215名無しさん@ピンキー:2007/03/03(土) 03:02:33 ID:28x+hWXj
触手ものとかなら幾らでも出来そうな環境だけど
いかんせん敷居が高いと感じてる人多いんじゃないかね

日本語でおkレベルなら某スレがあるし…w
216201 ◆M2jK9MbvC6 :2007/03/05(月) 21:35:30 ID:vxGqhfHG
さて、大変長らくお待たせした。参ります。
217名無しさん@ピンキー:2007/03/05(月) 21:37:03 ID:vxGqhfHG
・バッファリの半分は、やさしさで出来ています。

 あらすじ。
 次元の狭間で悪い樹のバケモノを切り倒した光の戦士御一行のうち、
 タイクーン王女兼海賊のお頭である、ファリスことサリサ姫は
 光の戦士のリーダーである鬼畜王=バッツ・クラウザーさんに
 いつのまにやら、おいしく頂かれてしまっていたのでした。
 (いわゆる初物だった。大変美味しかった。:バッツ談)。
218名無しさん@ピンキー:2007/03/05(月) 21:37:50 ID:vxGqhfHG

    *     *     *     *

 タイクーンへの道を塞いでいた隕石も、今はもう撤去されてしまっている。
「お、ちょっとボコ、ストップストップ」
「クエッ?」
 急ブレーキをかける俺の愛鳥。で、且つ相棒。
 なに? と言いたげにこっちを振り返ろうとする。
 えぐれた地面に新しい草木が生い茂り、世界の再生を小さく体現している。
「……ま、いっか。すまん何でもないよ。進んでくれ」
「クエー」
 了解。
 と言う感じに前を向くと、再び走り始める。
 ―――新緑を眺めて感傷に浸ってる場合じゃないもんな。待ってる人がいるんだから。
 俺は鞍の上で揺られながら、遠くに目を凝らす。

 やがて広がる平原の向こう、森の木々の上に突き出して見えてくる、巨きな古城。
 そこで、アイツらが待っている。
219名無しさん@ピンキー:2007/03/05(月) 21:39:02 ID:vxGqhfHG
 城門、開。
「おお、バッツ様。お久しぶりでございます………ご機嫌麗しく……」
 見慣れた城の雇用人。
「やぁ久しぶり。さてと、コイツを頼めるかい?」
「か、かしこまりました!」
 従者にクツワを持って引っ張られていくボコに手を振ると、
 俺は城内を闊歩した。

 実に数ヶ月ぶりになる、タイクーン城。
 俺はレナとファリスに会いに戻ってきた。
 城内の人たちは温かく迎えてくれたが、山の中の保守的な体質のこともあって、
 中には冷ややかな視線も見受けられた。
 他の場所を旅していると、やはりこの古城の雰囲気は特殊だと感じる。

 俺がファリスやレナ相手に摂政政治を始めるとでも思っているのだろうか?
 安心してくれ。政治なんて最初から興味ない。

「バッツ! ひさしぶりね。元気にしてた?」
「ああ、まぁ、そこそこかな」
「ふふ。変わらないね」
 俺の衣服に漂う長旅特有の饐(す)えた匂いも気にせず、
 レナが俺と握手を交わした。
 やっぱりレナはそういうことを気にしないんだな………。
 大したもんだ。
「バッツ様、ご機嫌麗しく―――」
 聞きなれない高い声に目を向けると、紫苑の髪を結い上げて、
 浅黄のドレスを纏った長身の麗人が一人。
 スカートの裾を持ち上げて恭(うやうや)しく辞令を口にする。
「やぁ、しばらく」
 衆人環視の下だ、なかなかよく化けている。
 ちょっと見ない間にずいぶん様になっているじゃないか。
 貫禄ある笑みを整った顔に湛えながら、ファリスが近づいてくる。
 そして俺の耳に口を寄せて小声でささやく。
「……バッツお前くさいぞ! 早く風呂に入れよ!」
「ぷっ、姉さんったら!!」
 3人して笑いあう。
 大臣その他居合わせた従者の人々は何を言ったのかわからず、
 目を丸くしている。
 ―――やはり、ファリスの魂百まで。
 根本的な部分は変わってないんだな。
 なんとなく安心する。
220名無しさん@ピンキー:2007/03/05(月) 21:40:13 ID:vxGqhfHG
 水入らずの晩餐を済ませたあと、俺は長旅の汚れを落としてから、
 ファリスを呼び出した。
 旅の衣は洗濯に任せて、従者の用意してくれた清潔な服を羽織れば、
 気分は自然と高まってくる。
 見回りの衛兵や城の使用人の目をかいくぐって、
 白絹の寝衣姿のファリスの手を引いて駆け込んだ誰も来ないだろう、
 東離れの塔の中。
 物置と化している部屋の埃っぽい空気。
 窓から差す月明かりだけが、俺たちの視野を照らしている。
「で、何だよ……話って」
 階段を上がったところで立ち止まり、俺と距離を取って
 伏せ目がちにこっちを見ながらファリスが尋ねてきた。
「ふふ、何だと思う?」
 部屋の鎧やらを移動させて、スペースを作りながらニヤニヤして応じる。
「な、なんだよ?」
 俺はポケットをごそごそ探って取り出した。
「じゃん! この前蜃気楼の街寄ったときにこさえてもらった!
 いろめの成功率が100になるという新発明の素材を使った……。
 コレ、装備して見せてくれよ」
「――はぁ? なんだこれ? ……はちまきか? たすき?
 …………ちがうな」
 しげしげ眺めながら、頭に当てたり、斜に肩にかけてみたり、
 ほとんど面積のない布地の身につけ方を色々試してみている。
「ちがうちがう。よく見てみろよ」
 正直、これがやりたくて仕方なかった。
 馴染みのトゥールの踊り子も買わずに、
 ボコに鞭打ってタイクーン城まですっ飛ばしてきたのだ。
221名無しさん@ピンキー:2007/03/05(月) 21:41:05 ID:vxGqhfHG
「はっ! ……ちょっ、まさかこれ」
 ほとんど面積のない布を自分から突き離すように
 目の前に広げたファリスの顔がみるみる赤くなる。
「うん!」
 やっと気づいたか。
 海賊の親分様も王女暮らしが続くと、
 素材相応の初(うぶ)さを身につけるらしい。
「お前、まさか、これをおれに身に着けろっていうのか?!」
「うん!!」
「ことわる」
「即答かよ!」
 落胆する俺を尻目に、ファリスが腕を組んで顔を紅くする。
「なんだ、話があるって言ったから、もっとあらたまったことかと。
 こんな、バカみたいな相談じゃなくて……」
 拍子抜けしたファリスが口を尖らせながらブツブツつぶやく横で。
「そっか……着てくれないのか」
 俺は石化したように固まってうなだれてみせる。
「な、なんだよ。そんな急にへこむなよ」
 声のトーンの落差にぎょっとしたファリスがあわて始める。
「せっかく似合うだろうと思って………
 なけなしのギルはたいて買ってきたのに……」
 俺は頭を深く沈めたまま、近くの木箱にすとん、と腰を下ろす。
 ファリスには俺のHPが危険を表すイエローに見えていることだろう。
「お前、冗談だろ……こんなの……おれに似合うわけ……」
 理解できない、という風にファリスはためつすがめつ何度も
 首を振りながらその衣装を見つめる。
「絶対似合うと思ったんだけどなぁ……」
 ますます深くうなだれる俺を見つめるファリスの視線が、
 憐れみの色を帯びてくるのが見なくても雰囲気でありありとわかる。
「……」
 俺と衣装を見比べている。
「ふぅ」
 折れるように、ため息を一つ。
 続けて、衣擦れの音。
 寝衣が床に落ちた、軽い布地が風をはらんで着地する音。
 続けて、一組の衣装が、上下別々に、うやうやしくも
 こわごわと身につけられていく、遠慮がちな擦過音……。
222名無しさん@ピンキー:2007/03/05(月) 21:42:08 ID:vxGqhfHG
「……そ、そら。着てやったぞ」
 かけられた声を合図に顔を上げると、
 まだ往生際悪くも脱いだ寝衣で体を隠したファリスが立っていた。
 体の線から隠しきれない、下着の紐の結び目が俺の目を捉える。
「―――。はぁ」
 それを見て、一瞬目を輝かせてから、
 すぐまた意味ありげに息を吐いてうなだれる。
「な、なんだよ? やっぱり、おれなんかだと御不満だったか?」
 自信なさげに上ずった声を震わせてファリスが尋ねてくる。
「……ちがうんだ。それには使い方があってだ。
 ―――実はかくかくしかじか」
「ば、バッカじゃねぇのか!!」
「あぁ……そうか……やってくれないのか……」
「しっ、しかたねぇなぁ! やってやるよ!
 いいか、他ならぬお前の頼みだからだぞ! お前の頼みだからっ!!
 見て後悔しても知らないからな! そんときはお前の責任だからなっ!」
 もちろん、責任は取ってやるさ。
 言うまでもなく根こそぎ、ぶんどってやるとも。
 内心どころか、ファリスから隠れて見えない顔を事実、
 あさましい淫獣のようにほくそ笑ませる。
「本当に見せてくれるのか?」
 俺はダメ押しの念押しを入れる。
「ああ、よっく見てろよ。 あ、やっぱ、あんま見るなよ!!
 くそ、なんで俺がこんなバカみたいな……」
 きっ、と唇を噛んでから、勢いに任せるように、
 寝衣で体を隠している手を下ろそうとする。
 が、やっぱり少し止まって
 俺の顔色を窺うように媚びた上目遣いで見つめてくる。
(ホントの、ホントに、やらなきゃダメか?)
 そう言いたいんだろうが。
 その飼い主を見つめて切なく鼻を鳴らす子犬のような表情に、
(ダメ。)
 俺はニコリと満面の笑みで応えて、先を急かす。
223名無しさん@ピンキー:2007/03/05(月) 21:43:09 ID:vxGqhfHG
(〜〜〜〜〜〜〜ッ)
 ぎゅっ、と唇を噛んだファリスは、寝衣を体に押し付ける腕を
 震わせながらゆっくり下ろしていった。
 面積の小さな踊り子の衣装だけを身に着けた細い肢体を
 蒼白く褪めた冷たい月明かりの中に晒していく。
 相変わらず木箱に腰掛けたまま、
 俺は紅く灼けるような眼をしてその様を眺めている。
「く……っ」
 屈辱のあまり喉から短く声を漏らすと、
 まだ腕で体を覆っているファリスが床に膝を突く。
「うぅ……どうしても……しなくちゃダメか?」
「どうしても」
「は、恥ずかしいよぅ、こんなの無理だよぅ!」
「俺の前だ。無理なことなんてないだろ?」
「……ち、ちくしょぅ、どれだけだよ……。
 これが世界を救った英雄の成れの果てかよ……」
「英雄色を好むって言葉知ってるか? まさにそれだろ?」
「……ヘリクツだ」
 そうして一通り文句を言うと、俺の方に尻を向けて、
 小さく息を飲む。
 そして俺の言いつけどおり、ぎこちなく腰を振り始めた。

 そうして無言のまま、ファリスに腰を振らせ続けること数分。
 部屋には、ファリスの上がった息の音と、
 汗の甘い匂いを含んだ淫靡としか言いようのない湿った空気が漂っている。
224名無しさん@ピンキー:2007/03/05(月) 21:43:57 ID:vxGqhfHG
「……ファリス、今お前、どんな恰好してるか自分で想像できるか?」
 静寂の帳を上げるように、俺は口を開いた。
「―――ぃ、いやだ、したくないったら」
 ファリスが言葉を頭から振り払うように耳をふさぐ。
「そんな服、っていうか布―――
 場末の踊り子でも絶対イヤだって言うと思うぞ」
「お、お前が着せたんだろ!」
 怒ったように声を荒げる。
「こんな姿見たら、いくら俺でも笑っちゃうな」
「うぅ……散々あんな顔して頼んでおいてひどいよぅ……」
 俺から理不尽な野次を飛ばされ、
 それでも酒場のダンサーのように尻を振り続ける。
 股に紐が食い込んで、危うくピンク色がはみ出しそうだ。
「……ファリス、すごく可愛いぞ」
「……」
 顔をもっと真っ赤にさせると、ファリスは行為に没頭するように顔を伏せた。
「こんなことさせて……」
 ファリスがこちらを振り返る。
「そっ! そんなものっ!
 そんな大きくさせてっ……恥ずかしくないのか……?」
 ファリスの視線の先には、座ったままはち切んばかりに天を衝く俺。
「今、ファリスがしてることからすれば、
 大概のことは恥ずかしくないって言い切れると思うぞ」
 口を歪めて、言い返してやる。
「いっ、いじわるだッ!!」
 さぞかし温度が上がっているだろう顔を覆って、
 こっちに向けた小さな尻をリズミカルに上下させていたファリスが
 突然びくっ、と動きを止めた。
(ん?)
 さすがに疲れたか? とファリスの後ろ姿をよく観察すると、
 何か透明な液体が太腿の内側を垂れている。
 汗? ……うん、
 薬師の経験から言っても、どうやらそうじゃないみたいな……。
 その流れてきた跡を視線でたどってみると
 小さな布に覆われた―――そして、そこに楕円形に広がる濃淡。
 一瞬ぎこちないポーズで止まったファリスは、
 気付かれていないとでも思ったのか、再び小さな尻を振り始める。
225名無しさん@ピンキー:2007/03/05(月) 21:44:36 ID:vxGqhfHG
「さてと……」
 これ見よがしに大きな声を出して立ち上がる。
「ファリス」
 びくっ、と体をこわばらせたファリスにささやきかける。
「っ……な、なんだよ?」
「そろそろ入れて欲しいか?」
「……! バッカ言え、誰が、そんなこと、あるかよ……」
 鼻先に魔物入りのふくらんだテントを突きつけられて、
 ファリスの声が尻すぼみに消え入った。
「へぇ……じゃあこれなに?」
 無遠慮にも、ファリスの太ももに指を這わせて液体を指先に集める。
「………あ、汗だよ! 汗に決まってるだろ!
 何か他のモノに見えるんだったら、目が猛毒に侵されてるんじゃないのか?」
 顔を真っ赤にしながらファリス。
「ふーん。汗が糸引いたりするかね?」
 指先でわざとらしく糸を引かせてニチニチと音がするまで白く泡立ててやると、
 さすがのファリスの減らず口も、貝のように静かになった。
「〜〜〜〜〜〜〜っ、なんだよ、こんないやらしいことさせてさ、
 なんだよ、おれのせいかよ、なんだよ、自分が変態のくせにさ、なんだよ………」
 ファリスの喉から漏れる音が濁り始める。
 まずい。ベソをかくつもりだこいつ。
 ―――狡(こす)いな。……俺が言えないけど。
 でも、それなら俺にも狡いなりにやり方がある。
「ファリス、こっちこいよ」
 そう言って力を入れすぎないように腕をつかむと、引き寄せる。
「あ……」
 とさっ、と木箱に座っている俺の膝の上にしりもちを着く。
「ファリス。悪い、やり過ぎた。
 でも、ファリスのことが可愛くて、エロくて、たまらないんだ。
 エスカレートしたのは確かに俺が悪いし、謝るけど………ぶつぶつぶつ」
226名無しさん@ピンキー:2007/03/05(月) 21:45:09 ID:vxGqhfHG
「………」
 膝の上のファリスは目を伏せたまま、俺の弁に聞き入っているのか
 無視しているのか、顔を真っ赤にしてもじもじしている。
 しかし、綺麗だけどつくづくデカいなぁ。
 俺は弁明を続けながら思う。
 4cmしか違わないんだもんな。俺と。
 でも、そこがいい。たまらなく愛おしく思える。
「だから、こうするのも、
 どうしてもファリスのそういうのを見てみたいからっていう、
 俺の切なる願いなわけで………かくかくしかじか」
「………。あー……、うん。
 わかったわかった、もう、わかったよ。
 ゴタクはいいから。で、なんだよ? 結局何がしたいんだよ?」
 ファリスが少しだけ機嫌を治した困り顔で、
 今までの沙汰を許してくれるような慈愛のこもった目で俺を見つめた。

 一瞬間をおいて。
「セックス。」
「だー、もう、身も蓋もない!」
 ファリスが顔を赤くしながら俺の膝の上で暴れる。
「ここで。」
「ちょっ―――」
 身をよじって逃げかけたファリスの唇を
 屈むようにして無理やり奪い、閉じかけた太ももに手を差し込む。
 怪我の功名というべきか、一度体を離そうとしたファリスの試みが、
 彼女を大開脚で俺と向かい合わせることになった。
「バカっ! ケダモノっ! 人呼ぶぞ?!」
 必死で俺の体を両手で突き放しながらファリスが暴れる。
「呼んでみろよ。サリサ姫のご乱心ぶりが城下に知れ渡るだろうな」
「きッ、鬼畜だッ!
 バッツなんてギルガメに蹴られて死んじゃえばいいんだぁっ!」
 うるさい唇をもう一度乱暴に手のひらでふさぐと、
 腰にある下着の結び目を素早く引っ張ってほどく。
227名無しさん@ピンキー:2007/03/05(月) 21:45:41 ID:vxGqhfHG
「う〜〜〜〜〜〜っ!!」
 口をふさがれたままファリスが暴れる。
 俺を木箱ごと床にめり込ませんばかりの勢いで
 握りこぶしをボカボカと俺の頭にたたきつけるファリスは
 文句なしにモンクのジョブマスターだったね。3469。2529……。
 おっと、意識が飛び退きかける。行為に及ぶ前から昇天なんて危ないところだ。
 ―――毎度意外に感じるほど軽いファリスの腰をひょいっと持ち上げると
 自分自身を握ってファリスの大事な入り口にに一度、軽く押し当てる。
 案の定、糸が引くくらい濡れていて、熱い。
「ひっ……ひん……」
 ぎょっとして見上げると、
 ファリスが今にも泣き出しそうな真っ赤な顔をしてベソを掻いていた。
 『泣き落とし』。『9999』。くそ。さすがの俺もカンストだ。
 でも引き下がれるか。俺だって男なんだ!
 武士の情けで、互いに痛くならないようにだけ気をつけながら、
 了解もなしにファリスの腰の中に押し入っていく。
「うあ……あったかい……」
「くっ……あぁ……」
 ファリスが悲しそうに、切ない泣き声をもらす。
「うぅ……ひどい……、入れやがった………。
 結局入れやがった……この鬼畜野郎……」
「やばい、今までで一番気持ちいい、これ……」
 ファリスの温かく濡れた肉が、ぬるぬるときつく俺を締め付ける。
「ひどい……人間の中じゃたぶんダントツ一番で最低だ……。
 バッツ、お前ってヤツは……」
「うるさいなぁ。ファリスがちょっと御堅すぎるんだよ」
 俺は少しムッとしながら言い放った。
「いいから、こっちに集中しろ。お前は俺の前じゃ、“女”だ」
「うぅ……なんだよ、それ……あぁ……」
 まだ男に慣れない、狭い隙間に繰り返し押し入られて、
 ファリスが呻くようにつぶやく。
「俺の女だ、いいか、お前は俺の……」
 行為に没頭するため、俺は言葉を打ち切った。
228名無しさん@ピンキー:2007/03/05(月) 21:46:25 ID:vxGqhfHG
 互いを抱き合ったまま、木箱の上でゆっくりと腰を振る。
「あぁ……あっ……あ……」
 徐々にファリスの口から声が漏れるようになってきた。
 やはり、ファリスはかなり感じやすい。
 反応がそのまま腰の動きと締まりに現れて、楽しいし気持ちいい。
 何より、感じているのが直に実感できるのが素直にうれしい。
「うぅっ……こんな鬼畜なのに……こんなひどいことされてるのに……」
 ファリスが、思ったことをそのまま溢すように、
 ぼそぼそと俺の耳元でつぶやく。
「それは、お前が、正真正銘、俺の女だからだよ」
「なんだよ、おれの女、おれの女、ってさぁ……得意げに……」
 ファリスが俺の頭を抱きしめる。
「……うれしいなぁ、体だけでもファリスが素直になってくれて」
「“体だけ”は余計だろ……ちくしょぅ……バッツのヘンタイ……」
 自分からファリスが腰を使い始めながらつぶやく。
 熱く湿った中が俺を包んで、自らしごき始める。
「ヘンタイなのは御相子様だろ、
 さっきのであんなに垂らすまで濡らしたくせに……」
「! ……――だって」
 くやしさをかみ殺すように、
 ファリスがぽつりぽつりと言葉を選ぶようにつぶやく。
「だって……だって……、バッツに見られてると思ったら……
 あんなに……自分だって知らない間に……あんなになっちゃったんだもん……。
 知らないよ、あんなの………」
「ファリス……」
 ファリスの精一杯の告白を受け止めて、
 俺は体の中から何か熱い力にも似たものがこみ上げるのを感じる。
「おい、ファリス。ほら……」
 片手で口を無理やりこっちに向けさせて、唇をもう一度奪う。
「ん……むっ……」
 合わせた柔らかい唇の隙間から熱い息を漏らすファリスの背中を、
 もう一方の手で愛撫してみる。
 まず背骨に沿うように、指を這わせてみる。
「あ……っ、それ……」
 ファリスが無理な体制で身をよじる。
 腰の中に収まっている俺のものが肉壁に圧迫されて気持ちいい。
「くすぐった……ぁ……ひゃっ……」
 震えるファリスを眺めながら何度か往復させてひととおり反応を楽しむと、
 今度は反対の腋まで指を伸ばして、その内側の湿った温かさを感じながら、
 ふくらみの先端。紐をそっとずらして、ピンク色の乳首を口にふくんでみる。
「ぁ……バッツ……」
 耳のすぐ近くで、ファリスの唇が熱の滲んだ声を漏らす。
「……胸……そんなに……」
 まるで赤ん坊のように、俺の顔はファリスの胸に彼女の手で押し付けられる。
 舌で先端を転がしてみたり、頬で肌のやわらかさを感じてみたり。
 もう片手でこねながら、歯でやさしくピンク色を挟んでみたり、軽く噛んでみたり。
「ふぁ……ぁ……」
 眉をひそめるように目を閉じたファリスが、唇の隙間から呼吸だけを漏らしている。
 俺は胸に顔を乗せたまま、ファリスの表情をぼんやり見ている。
 すると、ふと、何かが頭によぎるのを感じた。
229名無しさん@ピンキー:2007/03/05(月) 21:47:02 ID:vxGqhfHG
「………思い出すなぁ、あのときのこと」
 思いつくまま、俺はぼそっと口にした。
「な、なんだよ、こんなときに……」
 呼吸も荒く、俺の肩に腕を回したままのファリスがつぶやく。
 ニヤニヤした表情の俺と目が合って、ファリスは目をぱちくりさせる。
「! ……まさか」
「無理やり脱がそうとしたら、突然甲高い声で叫び出すんだもんな」
「あ、あんなこと、いま思い出させるなよ! なんか恥ずかしいだろ!」
「あのときの感触、一瞬でも忘れたことなんてないぜ」
「………バカ」
 いまさらのように顔を赤くしながらファリスが目を逸らす。
「まさか、俺のものにできるなんて思わなかったけどな」
 込み上げる熱い想いで、びくん、と自分のモノが大きくなるのを感じる。
「っ!!」
 感触を感じたのか、ファリスが体を震わせる。
「……ふ、ふん、誰がお前のもんになるかよ!
 おれはおれのもんだ……。誰のもんでもない」
 生意気にも可愛い荒い息を吐いて、
 ファリスが顔を背けたまま態度を翻したようにつぶやく。
「ほぉ、そうかい……」
 その強情さに、自分の中の嗜虐心が煽られるのを感じる。
 感情の熱に比例して、むくむくと自分自身がファリスの中で膨らんでいく。
「ぁ……くっ……」
 食いしばった隙間から呻きを漏らしてファリスが圧迫感に顔をしかめる。
「悪い、ファリス、俺。本気になった」
 そう言いながら、ファリスの小さなお尻を手の中に収める。
230名無しさん@ピンキー:2007/03/05(月) 21:47:42 ID:vxGqhfHG
「えっ……な、なに……?」
 ただならぬ語調と気配に、ファリスが体を離そうとする。
「お前のこと、娶(めと)るよ。俺の妻にする。
 多少強引だけど、しかたがない。俺はやると言ったら、やる男だ」
「ば、バカ言って……また下手なハッタリを……」
 不安そうに俺の瞳の色を伺うためのファリスのぎこちない笑いを、
 独占欲に満ちた目で睥睨しつつ微笑み返してやる。
 そしてそのまま、ねちっこい抽挿を再開する。
「……ゃっ、こらっ、ふざけるのもいい加減にしろよ! ……ぁっ!」
 そう言って逃げようとするファリスの腰を、腕でがっちり挟んで固定してやる。
「ぁっ……やっ……やめてっ、やだっ……」
 ファリスの内側の感じるポイントを、何度もやさしくこすって、昂ぶらせてやる。
「こらっ! ……ぁっ! 
 ……そういうのは、ダメだって! あぁっ!
 まだ、結婚するには早いっ……からっ! ……ぅぅ………」
 ファリスが何かよくわからない論理で、俺を説得しようと試みている。
 けれど、俺はその言葉の間に挟まれる快楽の喘ぎにしか聞き入っていない。
「ファリス、お前のこと好きなんだ……」
 胸に顔を預けながらファリスの顔は見ずにつぶやく。
 俺の喉から漏れた、純粋な渇望からほとばしる叫び。
「……ぇ……」
 驚いたようなトーンの声。いまさらでもあるまいに。
 けれどファリスの内側が、さらに湿ってくるのを感じる。
「だから、悪い、ここからお前をさらってでも、俺の妻にする。絶対だ」
 抽挿を激しくしつつ、つぶやく。
「あぁっ! ……なに言ってんだ……ぅぁっ……・」
 抗議するファリスの意思なんて全部無視してやる。
 今は、ファリスを妻にすることしか。
 それを、ファリスに認めさせることしか。頭にない。
「だ、ダメだって………。
 王女に戻った責任とか子分達のこともあるし―――。
 す、少なくとも、い、今はダメだったら! あぁっ!」
 生意気な言葉を、責めで中断させる。
231名無しさん@ピンキー:2007/03/05(月) 21:48:27 ID:vxGqhfHG
「それじゃ何のために世界を救ったのかわかったもんじゃないだろ」
 そう言いながら俺は固定した腰を突き上げて、何度も奥に押し付けてやる。
 こうすると、ファリスはいつもすぐイくけれど、
 それを恥ずかしがって、なかなか突かせてくれない。
 でも、今日は俺が好きにする。
 俺が、ファリスを好きにする。
「何言って……! あぁっ! ぁ……!
 あ、あっ……もう……もう知らないよぅ……バカぁ……」
 一通り暴れて、ついに観念したのか、
 ファリスが一転俺の頭を抱き返してくる。
「ひどいよぅ……おれの想いなんか、どうだっていいんだ……。
 そんなに欲しいなら、もう知らない……勝手にすればいいよ……。
 俺のこと縛って攫(さら)って、何処へでも好きに連れていけよ……・」
 表面は相変わらず強情だけれど、
 受け入れられたのが、声の温度から伝わってくる。
「………ぁ……そこ………なんで、こんな、知って……」
 ご褒美とばかりに感じるところを突いてやると、可愛い声を漏らす。
「自分の持ち物のことを知ってるのは当然だろ?」
 そう言い返しながら、ストロークをゆっくり長く取る。
 絶頂が近い。受け入れられたことで、
 ゾクゾクと俺の脊椎を甘く温かい快がよじ登ってくる。
「ぅ……あ……ダメ、ダメだってそこは……あぁ……」
 ファリスが細い体を前後にしならせながら、快を耐える。
 けれど、反応から限界が近いことは反応からして明らかだった。
「ファリス、お前を俺のものにする」
 耳元で、今一度、そうささやく。
「……もう、知らないっ……しろよ、勝手に………。
 ひどい……人の気持ちも知らないで………」
 俺の頭を抱き返してきたファリスが、
 べそをかくように耳元で女らしい泣き声を立てる。
 それが、俺の中に火を点ける。
「あっ……それ……ダメっ……すぐ来ちゃうから……ダメ……!」
 集中して内側を絶頂に向けて慎重にやさしく何度もこすりあげる。
232名無しさん@ピンキー:2007/03/05(月) 21:49:15 ID:vxGqhfHG
「あぁっ、あぁ、あっ、ああ、ダメ、ダメ、ダメだったら……!」
 体を密着させたまま、ファリスを絶頂へと導いてやる。
「もう、だめっ、来る、来るぅっ!」
 ファリスが喉をのけぞらせて、腰をわななかせて痙攣し始める。
 二人分の体重を乗せた木箱が今にもネジを外さんばかりにギシギシ軋む。
「おらっ……イけッ! ……このまま母親にしてやる!」
 絶対にルートを外れないようにしつつ、ファリスをカタルシスへと責め立てる。
「種付けしてやる! 孕め、ファリス、孕めよッ! 俺の子孕めよッ」
「ひどい、ひどいよぅっ! あっ、ダメっ……!
 イク、イクよぅ……こんなひどいのに……イク、イクっ」
 口では拒絶しながら、俺を苦しいくらい力いっぱい抱き返して、
 ファリスが痙攣し始める。
「ああ、ダメっ、イク、いくよぅ、いく、いく……バッツ、バッツ、
 バッツ、あぁ、ダメ、イクイクイク………」
 あさましく何度も腰を振って自分の中に俺を迎え入れながら、
 ファリスが俺の耳元で繰り返す。
「ああっあぁぁぉぉっ! もうイクよぅ! イクとこ見て、
 バッツ、バッツっ!」
「イけ、イキ顔見せてみろ、俺のファリスだってとこ、見せてみろ」
「見せちゃう、見て、イクとこ見せてる、あなたのファリスだって……、」
 たまらず一番奥を突いて、ファリスの腰を抱き寄せながら射精する。
「あぁっ……バッツの……来たっ……ぁぁ、また……イクッ……」
 盛大に痙攣しながら素面(しらふ)では到底言えない、
 愛の言葉を連呼してファリスがさらに絶頂する。
「大好き、バッツ、大好きっ、だいすきっ……」
 それを聞いて、いてもたってもいられず、
 どちらからともなく口づけを求め合う。
「んちゅ……あぁ、大好き、
 ホントに、ホントは大好きだよぉ……バッツ……」
 渾身の力で、苦しいくらいにファリスが抱きしめてくる。
「……うぅっ、ファリス………」
「バッツ、バッツっ……好きっ……」
 徐々に波が収まっていく中、
 いつ終わるともなく誓いの口付けは続く。
233名無しさん@ピンキー:2007/03/05(月) 21:49:55 ID:vxGqhfHG
 ずいぶん経ったのか、たった数十秒だったのか。
 スロウになった時間の後で、荒立った呼吸が収まった頃、
 木箱の上で抱き合った体勢は維持したままゆっくりと顔だけを離す。
「はは……やっちまったな、ファリス」
 俺は思わず少し笑いながら話しかける。
 ……無言。
 少しずつ大きくなってくる、ぐすっ、ぐすっ、という嗚咽に
 ぎょっとしてファリスの顔を見ると今度こそ本当に泣いていた。
 いくらなんでもやりすぎたか、となだめる言葉を選んでいると、
 ファリスが俺の耳元に口を寄せてつぶやいた。
「……いいよ」
「え?」
「………いいってば」
「な、何が?」
「おれはもう……バッツのお嫁さんでいいから……。
 産むから……バッツの子供、大事に生んで育てるから……。
 バッツの奥さんにして、大事にしてよぅ……あたしのこと最後まで可愛がってよぅ……」
 覚悟を決めたのか、すんすんとすすり泣きながら、
 俺の耳元でそう口にしたファリスを、俺は無言で少しだけ反省しながら、
 そっと抱き留めて、背中を撫でてやる。
「―――ぐすっ、ひぐっ、ひっぐ、
 ぅ、うわぁぁん……」
 緊張の糸がほどけたのか、ファリスの涙の堰が切れた。
「しっ、こ、こら、そんな泣くなよ……」
 絶頂のときよりも声が大きい。
「バカッ! 誰が泣かしたと思ってんだっ!
 ――――このままずっと抱きしめてろっ!」
 ファリスが涙混じりに叫んだ。
 やれやれ。まったく世話の焼ける王女様だこと。
234名無しさん@ピンキー:2007/03/05(月) 21:50:35 ID:vxGqhfHG
 泣き止むまで待ってから、ファリスとの結合を解く。
「ぁ……」
 自分の中から出ていく感覚に、少し寂しそうにファリスが声を漏らす。
 どうやら甘えたいスイッチが入ってしまったのか、
 俺にしなだれかかったまま回した腕を一向にほどこうとしない。
 こうしていても埒が明かないので、お姫様らしい抱き方で強引に
 ファリスをそのまま抱き上げると、俺は階段を下り始めた。
「……ちょっ、こんな恰好で外出る気かっ、何する気だよ?」
 不安定な恰好で抱き上げられているファリスが恐怖で目を見開く。
「いいから」
 離れの塔の外へ出るなり、衛兵の目には絶対捉えきれないだろう高速で
 塀の上を駆けてはずみをつけ、『ジャンプ』して5階の飛竜の塔へ飛び移る。
「こ、こわぁ、うわぁ! むぐっ!」
 ファリスの口をふさぐ。
 つくづく、声が大きい。
 着地すると、ファリスが俺の腕の上で荒い息をついた。
「……バッカ! 俺やお前一人ならまだしも!
 抱えてなんて正気の沙汰じゃないだろ! いま死ぬかと思ったぞ!」
「俺たちが冒険してた頃から考えたら大したことじゃないだろ。
 丸くなったもんだな、ファリス」
「……」
 むっとしたようにファリスが口をつぐむ。
「それにお前、高所恐怖症はどうしたんだ?」
「忘れちまったな」
「……そんなもんか」
 俺のことをじっと見つめるファリスを抱えたまま、俺は扉を開けて城の中へと入った。
235名無しさん@ピンキー:2007/03/05(月) 21:51:50 ID:vxGqhfHG
 王の間を足早に横切り、階段を上がる。
 王亡き今、ファリスは王の部屋で寝起きしている。

 互いの体を拭うと、文字通りキングサイズのベッドに横たえた。
「なぁ……バッツ」
「うん?」
 俺の胸板にもたれかかったファリスが、甘く湿った声で俺に問いかける。
「さっき言ったことさ……やっぱり本気か?」
「―――あぁ」
 嘘はない。
 俺は本気だ。情欲の熱に浮かされて出た言葉とはいえ、本心だった。
 俺は、ファリスを連れて行く。
「わかった」
 ファリスがうなずく。
 紫苑の髪やファリスの温かい胸が俺の胸板を撫でてくすぐったい。
「お、おれも協力してやるんだからな。
 気が変わったなんて言ったら許さないぞ」
 ファリスが、小指を俺に突きつける。
「ほら!」
「なんだそれ?」
 ファリスが俺の手を取って、無理やり細い小指を絡めてくる。
「あぁ、そうか」
「そうだよ、鈍感」
 ファリスが相好を崩すと、手を上下に動かす。
 指切拳万、嘘ついたらラミア印の金の針千本のーます……。

 意外と(慣れれば別に意外でもないけど)乙女チックなファリスに、
 内心穏やかなむず痒さを感じながら、指切りを終えた手を取り合って、
 ファリスと俺は今日と明日のはざまの時間に落ちていった。

(続く?)
236 ◆M2jK9MbvC6 :2007/03/05(月) 21:53:51 ID:vxGqhfHG
 何となくかっとなって短時間で書いた。
 けど、あと色々やってたら投下が遅れてしまった。すまない。
 バッツが鬼畜過ぎるのはご愛嬌。
 本名、バッツ・クラウザーさん。入れてやれ君の魔物。

 たぶん、(続く)、とは言ってもエピローグ的なものかと。
 あとは別のキャラとのエピソードだろうな。

 色々長くなった。すまない。長文ですが、読んでいただければ幸いです。
237名無しさん@ピンキー:2007/03/06(火) 00:46:58 ID:xIu8AldZ
乙&GJ!!
ファリス可愛いなぁ。
気持ちよくなりすぎてあられもない事を口走る王女様に萌え。
238名無しさん@ピンキー:2007/03/06(火) 02:16:08 ID:retcjcl7
下着→腰振りは謎だったけど独占欲ハァハァ
おれはおれのもんだハァハァ
ジャンプも萌え
239名無しさん@ピンキー:2007/03/06(火) 13:12:58 ID:aXdZw90T
ファリスってこんなに萌えキャラだったっけ?
240名無しさん@ピンキー:2007/03/06(火) 17:57:54 ID:Ii6UJkmB
GJ!!
ファリスが可愛すぎるー!
241名無しさん@ピンキー:2007/03/06(火) 23:07:13 ID:u9rsSUYP
ファリススレからきました
242名無しさん@ピンキー:2007/03/07(水) 01:04:57 ID:NPtN/S+L
俺もファリスを嫁にしたくなった
243名無しさん@ピンキー:2007/03/07(水) 23:40:32 ID:tvcQ2rlN
5知らなかったけどツンデレに萌えました
244名無しさん@ピンキー:2007/03/16(金) 12:55:27 ID:5+EPeG0Q
白魔クルルorレナの陵辱物が読みたい
245名無しさん@ピンキー:2007/03/16(金) 15:39:45 ID:3v/5SzkC
バッツ×でよければ書くがね
246名無しさん@ピンキー:2007/03/16(金) 18:08:23 ID:17Vc90g0
>>245
バッツでいいですよ
陵辱SS楽しみにお待ちしています
247名無しさん@ピンキー:2007/03/16(金) 18:59:08 ID:3v/5SzkC
ライトな陵辱になるかもしれんが、それでも構わんかね?
248名無しさん@ピンキー:2007/03/16(金) 20:39:05 ID:17Vc90g0
>>247
いいですよ
249名無しさん@ピンキー:2007/03/17(土) 16:48:13 ID:nIXRXAsZ
FFの女キャラの下着って白だよね?
250名無しさん@ピンキー:2007/03/18(日) 02:33:57 ID:rTR6wD/B
ちょっと書いてみたので投下してみる。
バッツ×ファリス&レナ
キャラが壊れているので駄目な方はスルー推奨。
251Threshold Lebel:2007/03/18(日) 02:36:35 ID:rTR6wD/B
―――グロシアーナ辺境 ルゴル
 ビッグブリッジの死闘…その戦いの折にバリアに飛ばされた先は凶暴なモンスターが闊歩する危険な大陸であった。
 クリスタルに導かれしクラウザーさんと愉快な仲間達御一行が辿り着いた辺境の村の名はルゴル。彼等がその場所に逗留を始めて一週間が経過していた。

「ぅんまああ〜〜〜いっ!!っ、この一杯の為に今日が、もう一杯の為に明日があるってな!」
「どれだけ飲んでも飲み飽きない…これぞルゴル酒じゃな」
 酒場のカウンターで名酒に舌鼓を打つ青年と老人は世代を超えた友達同士だった。
 バッツ=クラウザー。そして、名無しのガラフこと、ガラフ=ハルム=バルデシオン。
 嘗ては無職と痴呆老人とのレッテルを張られていたこの二人も、今では立派なクリスタルに選定された百戦錬磨の兵であった。
「こんな美味い酒に出会っちまったら、他の場所に行くのが億劫で仕方ないなあ」
「そうじゃな。早くこの大陸から抜け出さねばならんが、その手掛かりも無いしのう」
 バッツもガラフも上機嫌に酒を呷って他人事の様に言った。本来彼等はこんな僻地で悠長に酒を飲んでいられる御身分ではない。一刻も早く世界に災厄をもたらそうとしているエクスデスを倒さねばならない使命を負っている。
「だよな。…海も山も越える方法が何も無いときてる。…それに」
「うむ。今の儂等ではエクスデスには敵わないじゃろうからなあ」
 だが、その彼等がこの場所に留まり続けるにはそう言う理由があった。実際問題として、大陸を抜け出す術を持たない。そして、パーティーの力量不足が深刻であるが故に彼等は辺りのモンスターを狩りつつ、戦闘経験を積み、路銀を稼ぐ事に終始していたのだった。
 …そんな事が一週間続いていた。酒以外には何の娯楽も無いこの村に一週間。バッツやガラフは平気だったが、それに耐えられない輩は少なからず居た。
「…バッツ」
「うん?」
 ほろ酔いで上機嫌なバッツは突如として意味深な笑顔を湛えたガラフを不思議そうに見た。何故かその笑顔は喜色ばんでいる様に見えた。
「お嬢さん達がバッツを見ておるぞ?」
「へ?…ああ、あいつらね」
 ガラフの言うお嬢さんと言うのはパーティーメンバーの内の二人の事である。バッツは視線を何気なく泳がせて、離れたテーブル席に座って酒を飲んでいる二人を盗み見た。
 ファリス=シェルヴィッツとレナ=シャルロット=タイクーンの姉妹を、だ。
「なんじゃ…気付いておったのか」
「当然だろ。こっちの世界に渡る少し前から、睨まれてるよ」
 知っていて当然と言う風に淡々と告げるバッツにガラフは面白く無さそうな顔をする。
「睨まれている?儂にはそう見えんが…しかし、こちらに渡ってくる前からか?」
「ああ。別に怒らせる様な事した覚えは無いがな。…何だか分からないけど、不用意に近付きたくないから距離は取る様にしてるけどさ」
「バッツ…もう一度、二人を見てみろ」
「?…何でまた」
 警戒している相手を何度も見ろと言うガラフの意図が読めずにバッツは怪訝な表情をするが、結局は剣幕に押し切られ、もう一度バッツは姉妹を見た。
252Threshold Lebel:2007/03/18(日) 02:38:56 ID:rTR6wD/B
「・・・」
「「!」」
 バッツに視線を悟られた姉妹は途端に顔を背け、わざとらしく会話などを始めてしまった。
「…ほら、やっぱり睨まれてるって。あからさまに挙動不審だし。…俺を亡き者にしようとしてるとか、そんな算段じゃないよな…?」
「バッツ…それは冗談か?それとも鈍いだけか?」
「っ、どう言う意味だよガラフ」
 落胆の溜息を吐くガラフが面白くないバッツは口元を尖らせ、自分の酒を一気に呷った。
「あれはどうみても熱視線…いや、色目じゃな」
「はあ?…絶対違うだろ。何か憎悪とか諸々の負の感情が篭ってる悪魔の瞳じゃないか?アレは」
 確かにバッツはファリスとレナの視線に篭められている感情に気付いている。だが、そのベクトルについては正反対で解釈していた。ガラフがまた溜息を吐く。
「何か…ファリス達が憐れになってきたのう」
「大体、何で俺に色目を?あいつら、今は侍と竜騎士だぞ」
 姉…侍。妹…竜騎士。一時期、二人とも踊り子を齧っていた様だが、そんな武闘派なジョブが色目を実装するのはあまり得策とは言えない。しかも、何故バッツは自分が色目を向けられるかが判らないらしかった。
「これは駄目じゃな」
「ワケ判らねえ。…俺に気がある訳でもあるまいし」
「お主…鈍感なのか、悪意があるのか今一判らんな」
「俺はあいつ等とガラフが分からない」
 バッツは懐から煙草を取り出して一本咥えると、手早く精算を済ませて酒場を出て行こうとした。どうやら、宿で休む気らしい。ガラフはそれを無言で見送る。
 その途中でバッツは姉妹の座るテーブル席近寄り、声を掛けた。
「なあ」
「あ?」「・・・」
 二人とも、露骨に機嫌が悪い。ファリスは面倒臭そうに言葉を漏らし、レナもまた鋭い視線でバッツを見ていた。
「…何か、俺に話でもあるのか?」
「ねえよ」「ないわね」
 拒絶の台詞がステレオで飛んで来た。先程バッツを見ていた熱視線とは真逆の絶対零度の敵愾心に溢れた視線のオマケ付きだった。
「そうかい。…そりゃ、結構なこった」
 そんな敵意に満ちた姉妹を挑発する様にバッツは口の端を歪めた後に酒場を出て行った。

「「はあ…」」
 重い溜息が吐かれる。ファリスもレナも、今のバッツとの会話だけでがっつりと体力や精神力を消費した様だ。一様に酷い顔をしていた。
「姉さん…」
「なに?」
 最早、姉妹だと隠す必要も無いのでレナは大っぴらにファリスを姉と呼ぶ。そして、ファリスも今はそれに応えていた。
「私達…バッツに嫌われてるのかしら」
「かもな。前はこんなじゃなかったのに…今は距離感を感じるよ」
 姉妹は同じ悩みを抱いていた。少なくともファリスやレナはバッツを嫌ってはいない。寧ろ逆で、好意すら持っている。だが、今のバッツは意識的に姉妹を遠ざけ、また会話すら殆ど交わさなくなっていた。
 流石に戦闘中や冒険中はそうではないが、プライベートな付き合いは第一世界に居た時から比べ、格段に減っている。同年代の男であるバッツが離れて行った事は姉妹にとっては大きな問題で、心に影を落していた。
「私達…何かしたかしら。姉さんは心当たり、ある?」
「無いよ。そんなもの。…それが分かれば、対策の立てようもあるけど」
嘗てのバッツは良い人の鑑だった。メンバーとは別け隔てなく付き合い、マメに世話を焼いてきた過去がある。そんなバッツの人柄を皆は慕う様になった。
「何か…淋しいな。つれなくて」
「俺もだ。構ってくれる奴が居ないとさ」
 だが、今のバッツが個人的に親しくしているのはガラフだけで、姉妹の事は完全に放置していた。親しくしていた人間が途端に冷たくなれば、切なくなるのは必定だった。
253Threshold Lebel:2007/03/18(日) 02:41:05 ID:rTR6wD/B
「バッツの事か?」

 だが、そんな事態を打開する為の一材が降臨した。亀の甲より年の功。ガラフは悩める青少年の為に一肌脱ぐ決心をしたらしい。
「あ、ガラフ。…今、ちょっとバッツの話を」
「そうなんだ。…俺等、嫌われてんのかな」
 バッツ宜しく、姉妹も年長者であるガラフには一目置いていた。バッツ並みに親しい訳ではないが尊敬はしている。そんな間柄だった。
「バッツか?…あやつも同じ事を言っていたぞ」
「は?」
「嫌われているのでは、と」
「な、何だそりゃ?」
 ガラフの言葉に姉妹は間抜けな顔を晒した。言っている意味が理解出来ないらしい。
「ふむ…見事にすれ違ってしまっているのう」
「嫌って…ないわよね?む、寧ろ…ねえ」
「あ、ああ。だな…うん」
 姉妹の思考や趣味は同じらしい。少し顔を赤くした二人がバッツにどんな想いを持っているのかは一目瞭然だった。
「…バッツが言うにはこちらに来る前から、その…お主等の視線が危険に見えていたらしい」
「っ!…それは」
「ま、まさか…」
 どうやら二人とも心当たりはあった様だ。姉妹は顔を見合わせてそれを口走った。
「い、色…目?」
「色目の所為…なのか?」
 それで正解だった。凶暴なモンスターを魅了し、動きを止めるアビリティだが、対象全てに同じ効果があるとは限らない。感覚が研ぎ澄まされているバッツにはそれが敵意に感じられてしまったのだ。
「何て事…」「完全に裏目かよ…」
 それが発端だった。良かれと思ってやった事が今の気拙い空気の原因ならば、姉妹はがっくりと肩を落すしかなかった。
「まあ…そう言う事じゃな。しかし、お主等が、のう」
「う…ふ、深い詮索は、あの…」「や、野暮は無しだぜ、ガラフ」
 一体どう言った経緯があったのかは不明だが、少なくとも姉妹がバッツに惹かれている事は明らかになった。流石のガラフもこれ以上は関与する気はないらしく、さっさと自分の席に戻って行った。…いやらしい笑みを浮かべながら。

「まあ、何だ。不幸な誤解だったワケだ。こりゃ、早くアイツに説明しないとな」
「ええ。すれ違ったままなのは哀しいから」
 気落ちしていた姉妹は復活を果たした。エリクサーを一気飲みしたかのような清々しい顔だった。女心は複雑そうに見えて単純な部分も多々あるらしい。
「…良し、明日にでもバッツに俺が話しとくよ。流石のアイツも直接言えば理解出来るだろ」
「それは良いけど…姉さん?」
 互いのすれ違いの解消を望むファリスがバッツとの交渉役を買って出た。だが、レナはそんな姉を心配そうな目で見た。
「な、何?…レナ?」
 少し、ファリスが気圧される。その視線には一抹の黒いモノが混じっている様に感じられた。
「抜け駆けは…駄目よ?」
 それがレナの言いたい事の全てだった。
「なっ、あ、あのなあレナ。そりゃ、バッツの事は好きだけど…俺はレナが思ってる程アイツを…」
「本当?…なら良いけど」
「心配すんなって」
「そう?なら、お願いね」
 ファリスが嘘を言っていない事を理解したレナは姉に事情説明を任せる事を決めたらしかった。ファリスとてレナの胸中を知っているからこそ、そんな真似をする気は更々無い。
 だが…事態と言うのは思わぬ方向に転がっていくモノと相場が決まっている。
254Threshold Lebel:2007/03/18(日) 02:43:20 ID:rTR6wD/B
―――翌日
 宿の敷地の外れでメヘヘ〜ンと鳴く羊をツンツンしているバッツをファリスは直撃した。
「な、なあ…バッツ」
「む…?…お前か」
 時間を掛けすぎると逃げられてしまう恐れがあるので、ファリスは掻い摘んで状況の説明に努めた。
「かくかくしかじかまるまるうしうし」
「いや…判らねぇから」
 普通はこんな抽象的な説明の仕方で分かる筈はないのだが、バッツは何とかそこからファリスの言いたい事を汲み取った。

「へえ…つまり、そう言う事だった訳だ」
「ああ…そうだ。だ、だからさ…俺達を邪険にするのを止めて欲しいって言うか」
 胸中を吐露し、伝えたい事を伝えられたファリスは胸を撫で下ろす。だが、彼女の思っている程、バッツと言う男が単純でない事は運が悪かった。
「それで…?」
「そ、それでって…」
「いや、それだけなのかなって」
「はあ!?お、おい…どう言う意味だよ!?」
 バッツは興味無さげにファリスを一瞥し、再び羊を構い始めた。そんなバッツの態度にファリスは当然の様に喰らい付く。
「言葉通りだぜ。まあ、そんな事もあるかな?…って位には思ってたけどさ。…それが改めて知れて残念な限りだってさ」
「何だよ…それ」
 バッツはファリスの方を見ずに独り言の様に淡々と呟く。ファリスは不信そうにバッツを睨む。彼の言いたい事が解らないらしかった。
「分からないか?じゃあ、きっぱり言うぞ」
「むっ」
 そうして振り返ったバッツの顔は感情が見て取れない無機的なモノだった。ファリスもそれに何だか得体の知れないものを感じ、息を飲む。

「そう言うのさ…厭、なんだ」
―――メヘへーンと羊が鳴いた。
「っ」
 今、バッツの顔に暗い影が覗いた気がした。ファリスは息を詰まらせ、そんなバッツの声を聞くしかなかった。
「前は良かったんだよ。…でも、今の距離感は息が詰まる。だから、距離を取りたいんだ」
 羊の頭を撫でながら、抑揚無い声を発するバッツは少し寂しそうに呟く。
「何が言いたいんだ?」
 ファリスの頭には疑問符が占めている。目の前のバッツが別人に見えていた。そんなファリスの問にバッツは答えた。
「必要以上に馴れ合いたくないってだけだ」
 そう言ったバッツは羊弄りを止め、すっくと立ち上がった。
「何処に…行くつもりだよ」
「もうこれ以上俺が話す事は無い。…お前の居ない処だな」
「ば、バッツ!ちょ、ま……逃げられた」
 何とか呼び止めようとしたが無駄だった。バッツは超ダッシュでファリスの視界から消え去った。
「畜生…何なんだよ、あいつ」
 取り合えず用件は伝えられたが、ファリスは不完全燃焼だった。予想外に根が深い現実を見せ付けられ、何も出来なかった事を歯噛みして悔しがる。そして、バッツの素っ気無い態度に少しムッとしていた。
255Threshold Lebel:2007/03/18(日) 02:44:54 ID:rTR6wD/B
―――夜 酒場
「ちょっとペースが遅いなあ?…もう一杯いこうぜ、ガラフ」
「なんの…まだまだ…砂利には負けはせんぞう!」
 カウンターからは男衆の上機嫌な馬鹿声が聞こえてきている。だが、ファリスの心は荒れていた。
「チッ…気楽なもんだよな、あいつ」
「姉さん…何かあった?」
 彼女の妹が心配そうに視線を投げかけるが、ファリスには昼間の一件を語る気は無かった。だからこそ虚言を吐き、茶を濁す作戦に出た。
「いや…何も無かったんだよ」
「え?」
「言おうとしたら、逃げられた。だから、な」
「ああ…」
 本当は言った後に逃げられたのだが、根が正直なレナは姉の言葉を真実として受け止める。否、姉は嘘を吐かないと思っているのだろう。
「上手く、いかなかったのね」
「まあ、そんな所だ」
「どうするの?…今度は私が行く?」
「えっ、それは…」
 事情の説明役に今度はレナが立候補する。ファリスが駄目なら次は自分が…と言う所だ。しかし、ファリスはそんなレナの申し出を、頭を振って断った。今言った小さな嘘がばれてしまう事を恐れたのだ。
「いや…後でもう一回トライしてみる。最初に引き受けたのが俺だから、最後までケツは持つさ」
「何か肩に力が入ってない?姉さん」
 レナは目敏かった。勘が良い…と考えても良いかもしれない。だが、ファリスは受け流す。
「ちょっとな。でも、それはレナも同じでしょ?」
「…そうね」
 そう言う事だ。バッツの事象が絡むと途端に姉妹の心は荒れるのだ。今のファリスに限った話ではない。レナも同じだった。

―――深夜 宿屋
「あいつは…っ、何時まで飲んでんだよ…ったく」
 吐いた言葉は飲めない。ファリスは再びバッツに会う為に、バッツが酒場を出る時間まで酒を飲みながら待ち続けた。
 途中でガラフが去り、レナも去り、看板に近い時間まで粘り続けたバッツ。それを待っていたファリスはとっくに酒量を超えていた。
「だけど、っく…今なら平気だよな」
 かなり酒臭い吐息を吐きながら、酒瓶を持ってバッツの宿泊する部屋を目指すファリス。
 …だが、酒に酔ってバッツの部屋を訪ねた時点で、落とし穴に落ちていた事をファリス自身は気付けなかった。
256Threshold Lebel:2007/03/18(日) 02:48:09 ID:rTR6wD/B
「おーい、開けろ〜」
「?」
 煙草を吸って呆けていたバッツの耳に自室のドアを叩く音と聞き慣れた声が入ってくる。
 日付は既に次の日になっている。こんな時間に人を訪ねるなど非常識極まりないが、流石に仲間を無碍には出来ないので、バッツはドアを開けてやった。
「勘弁しろよ。今何時だと…っうわ」
―――ドサ
 開けた途端に重たいものが胸に飛び込んでくる。ファリスはどうやら、バッツの部屋に辿り着くだけで限界らしいかった。
「お…っと。悪い悪い」
「ファリス…お前、どんだけ飲んでんだよ。目が虚ろだぞ」
 しな垂れかかるファリスの酒臭さにバッツが顔を顰めた。泥酔一歩手前で何とか理性を留めているのが如実に分かった。
「うるせえな…お前を待ってたんだから仕方ねえだろ」
「俺を?…昼間の事か?なら何も話す事はないぞ」
「お前にゃ無くても俺にはあんだよ。そして聞けや」
「・・・」
 語尾も口調も荒いファリスは完全に酔っ払いモードだった。逆らっても無駄だと理解したバッツは溜息を吐きながら言った。
「取り合えず、中入れよ。周りに迷惑だからな」
「あ、ああ。悪い、な」
 千鳥足を通り越してフラフラなファリス。こんな状態で良く自分の部屋を間違わずに訪ねられたモノだと感心しながら、バッツは肩を貸してやった。ファリスも素直にバッツに寄り掛かりながら室内へと入っていった。

「それで…何?酔っ払いの戯言を聞く気は無いぞ」
「だから、それだよ。邪険に扱うなっての」
 既に寝る準備に入っていたバッツは上半身裸の状態でベッド脇に腰掛け、椅子に座って管を巻くファリスに付き合ってやる。正直な所、さっさとお帰り願いたいのがバッツの心情だ。
「扱ってないぞ」
「いーや、扱ってる。前はこんな取っ付き難い奴じゃなかったお前は」
「…もともと取っ付き難いんだよ、俺は。そんなのはお前が気にする事じゃないだろ」
「はあ!?ふざけんな!お前の所為で不協和音鳴ってんじゃねえか!」
 早速絡んできたファリスにバッツは落ち着いて対応する。だが、対応する度にファリスの熱は上がり続け、直ぐに沸点近くまで上昇してしまう。それを抑える為か、ファリスは酒瓶の中身を無造作に呷った。
「(ごきゅごきゅ)…ぷは」
「飲むのは良いけど、吐かんでくれよ」
「けっ、それこそお門違いだ。…はあ、ほんと何なんだお前。優しかったり冷たかったり…一貫性が無いぞ」
「誰だってそんなもんだろう。俺に限った話じゃない」
 熱が下がったのか、ファリスは寂しそうに零した。どうやら、ファリスは本当にバッツと言う人間が分からなくなっている様だ。
「結構、心にクるものあるぜ?掌返されたみたいで」
「へえ?何かを期待してたのか?」
「お前…俺等で遊んでんじゃねえだろうな?」
「だったらどうするよ?」
 酔っ払い相手だとは言え、バッツは性格が悪い。嘲笑する様にファリスを睨む。ファリスは少し理性の手綱を緩め、本気で言い放った。
「殺す」
「無理だな。素面ならいざしらず、酔っ払いのお前なんざ相手になる訳がない」
 ファリスはすごすごと引き下がる。考えてみれば、バッツはそんな甲斐性がある様な器用な男でないのだ。
「チイ…可愛く無い奴」
「それ以上にお前は物騒だ。そのあしゅら、どっから取り出した?」
 …ファリスの右手には抜き身の刀が握られていた。
257Threshold Lebel:2007/03/18(日) 02:50:08 ID:rTR6wD/B
「それで、どう言う意味だよ」
「何が」
「お前言ったろ。馴れ合いたくないって」
「ああ。言葉通りだぞ?」
 昼間の台詞を反芻し、バッツは何かを付け足す事は一切せずに言い放つ。ファリスの顔がバッツを馬鹿にする様に歪む。
「馬っ鹿じゃねえの?少なくとも、パーティー組んでる時点で馴れ合ってんじゃねえか」
「必要以上って言ったぞ。…何事にも限度はあるだろ。付かず離れずの距離が俺には心地良いの。ベタ付く関係は気持ち悪いんだ」
 そもバッツは人間関係にはドライな一面を持っている。タイクーンに隕石が飛来した時にレナとガラフを置いて旅を続けようとした事がそれを物語る。今のこの状態は魔が差して首を突っ込んだ故の末路だった。
「なら何で他人に世話を焼くかねえ?適度な距離を保ちたいなら矛盾してるだろ」
「それは性分って奴かな。…直したいんだがな」
 それが自分の欠点とでも言いたげに、遠い目をしてバッツは言う。だが、それこそがバッツ最大の魅力と言う事は誰だって知っている。
「直す必要は無いだろ?」
「あ?」
「お前は今のままが良いと思うぜ?ただ…」
 ファリスもそうだった。加えて、彼の欠点についても良く知っていた。
「…何だよ」
「もうちょっと素直になってくれたらってな」
 はにかみながら言ったファリスの顔には悪意やらそんなモノは浮かんでいない。純粋なバッツに対する意見だった。
「俺は素直な人間だぜ」
「嘘吐き」
 バッツの戯言を一刀両断したファリスはフラフラした足取りでバッツの横に腰を落した。酔っ払いのやる事だとバッツは諦めたのか、特に何も言う事は無かった。

「…お前の方こそ何だって俺を?気がある…みたいな話だったが」
「ああ、あれな。…分からねえ」
 今度はバッツが質問する番だ。無視できない話題だからこそ、彼はファリスに聞く。どうして彼女が自分に入れ込むのか?それを知りたかったのだ。だが、返ってきた答えは彼の予想の斜め上を行っていた。
「何だそりゃ」
「大抵はそんなもんじゃねえか?俺自身、漠然としてて上手く言葉にならない。まあ…後付で良いなら、言えるけど」
「っ」
 バッツが息を飲む。馴れ初めの様な物を今から語られるらしい。恋愛経験に殆ど縁が無いバッツにはこんなストロベリーな体験に対する免疫は無い。彼の緊張を示す様に、手には汗が握られていた。
「俺さ、お前の事…目の敵にしてた」
「そうだったのか?でも、何で?」
「いや、敵ってのは適切じゃないけど…何て言うか、男のお前に負けたくないって気持ちがあったんだ」
「ああ。そう言う事」
 もともとファリスは海賊時代に女である事隠し、男として生きていた。だからこそ、同年代の男であるバッツに負けたくないライバル意識を最初から持っていたのだろう。それがファリスの生き方であり、矜持だった。…少なくとも最近までは、だ。
「でもさ、やっぱ無理だった。お前、強いんだもん。敵わないって思ったんだよ」
 しかし、そんな彼女の生き方は崩れ去ったのだ。バッツが崩した。
「そうか?お前は俺を圧倒してると思うけど」
「何言ってる。仲間内でレベルが一番高いのはお前だろうが」
「そうだけど、さ」
 …フォローにもならないバッツの言葉をファリスは少し笑いながら跳ね飛ばした。多少だが、バッツとファリスの間にはレベルの差が出来てしまっている。
「まあ、上手く言えないけど腕力とか剣の腕とかの話じゃない。兎に角、そう思った時…あっさり気付かされた」
 そうしてその矜持が無くなり、縛りが消え去った時、彼女の世界は一変したのだろう。
「何に?」
「俺が…女だって事にさ」
「っ」
258Threshold Lebel:2007/03/18(日) 02:52:05 ID:rTR6wD/B
「俺についてはこんな所だ。レナの方は知らないけどさ」
 ファリスは嘘は吐いていない。瞳は濁っておらず、寧ろ澄んだ綺麗な緑色をしている。
「何か…話が、妙な方向に行ってないか?」
「お前が振ったんだろうが!」
 ファリスは至極恥ずかしそうに怒鳴った。バッツは頬を掻く。こう言う時にどんな態度を取って良いか判らないのだ。
「そうだった…」
「ったく、まあ…アレだ。自分は女で、隣を見れば背中預けて戦える良い男がいるんだ。いざとなれば守ってくれる様なのがさ。…普通、興味持つだろ」
「…女の思考は分からないな、俺には」
「いや、察しろよお前///」
 素っ気無いバッツの言葉と態度を断ち切る様にファリスは熱っぽい顔をしてバッツを押し倒し、圧し掛かった。
―――ドサッ
「なっ!?」
 ファリスの息は荒かった。バッツはただ驚く事しか出来はしなかった。それもその筈だ。ファリスは今まで見た事も無い女の顔をしていたのだ。
「結構、ハイになってるぜ?今の俺」
「…止めろよ」
 ハイテンションを通り越してバッドトリップの領域だろう。注意して見ればファリスの焦点は合っておらず、グルグル回っている程だ。
「俺の事、嫌いか?」
「嫌いじゃないけどっ…!俺は別にお前を…」
 バッツは正直だった。仲間としては信頼しているが、少なくとも女性としては意識していない…否、意識しない様にしていたのだ。かなり顔に出る性質らしい。その証拠に彼の顔は真っ赤だ。
「はは、あっさり言われると寒いものがあるけど、それでも良いさ」
「何を…」
 嘘を吐かれるよりは正直に語られる方が良かったのだ。少し寂しい顔をしたファリスは次の瞬間にはもう開き直っていた。居直った人間が最強だと言う事を逆手に取ったファリスの捨て身の戦法だ。バッツは受身に徹したまま、動けなかった。

「俺の女、立ててくれないか?」

「ファリス…」
「今、お前のジョブって忍者だったっけか?懐に入られれば侍にゃ勝てないぜ?」
 バッツは先の自分の言葉が間違いだった事に気付かされる。酔っ払いだと言うのに、物凄い力で組み伏せられ、ベッドに縫い付けられる。跳ね飛ばそうにも中々出来ない。
「っ、お前…実は性質悪かったんだな」
 捨て台詞をバッツは吐く。ファリスは追撃を止めず、更に駆け引きに持ち込んだ。
「ちょっと強引だけど、お前相手ならこれ位しなきゃな」
 ニヤリと艶っぽくファリスは哂う。了承しなければ無理矢理にでも始めると言う意思表示だ。流石にそれでは男が立たない。…と言うより、女に犯された男と言う不名誉な烙印を頂戴してしまう。バッツは諦めた。
「…どうすりゃ良いんだ」
「判ってるんだろう?さ、流石にそこまで…言わせないでくれよ」
 ファリスの顔が朱に染まる。それは酒の所為ではなく、これから始める事への羞恥と期待からだ。バッツは何とか上体を持ち上げて、ファリスの顎に手を添えた。
「人任せにするなよ、酔っ払い」
「あン…んっ…」
―――チュク
「酒臭え女だな」
「お前は煙草臭いよ」
 こんな爛れた関係を望んでいたわけではない。寧ろ、遠ざけたかった。その為にあえて距離を離したというのに待っていたのは肉欲の地獄。世の中上手くいかないものだと嘆息しながらバッツはファリスを愛でる事を決心した。
259Threshold Lebel:2007/03/18(日) 02:55:13 ID:rTR6wD/B
「よっこら、せっ!」
「うわっ!」
―――トサッ
 淡いキスで力が抜けたファリスを押し退け、背中からベッドに転がした。そうしてバッツは実に手馴れた手付きでファリスの装いを剥いでいく。上着、靴、スカートから全てだ。ファリスは裸一歩手前まであっという間に剥かれてしまった。
「何か…手馴れてないか?お前」
「意外か?…まあ、女の扱いは上手い方じゃないけど、一通りは、な」
「は、はは…そうかい。あ、案外ムッツリだったりするのか?お前」
「知らないね。ま、俺はお前がここまで大胆だったって事に吃驚してるが?」
 酒に酔っていても女が男を押し倒すと言う真似は早々出来るモノではない。それに至るだけの強烈な思いを胸に飼っていなければ無理だろう。ファリスは顔や言動に出てしまっていたが、バッツはそう言った胸中を一切出さない男だ。…確かにムッツリかも知れない。
「予想通りって言うか、まだサラシ巻いてんのな、お前」
「ジロジロ見んなよ。スケベ」
 乳房を隠す様にきつくファリスの胸に巻かれている白い布を注視するバッツ。その視線を咎める様に言うファリスの顔は赤く、また汗ばんでいる。船の墓場でファリスが女だと露呈した時も彼女はサラシを巻いていた。今もそうだった。
「はっ…こんな事で文句言うなよ。もっと先に踏み込まねばならんのだぜ?」
「え?…ちょっ!まっ…!!」
 この程度は愛嬌以下だとバッツは吐き捨て、あっさりとファリスの胸のさらしは取り払われる。そのバッツの素早い動きにファリスは抵抗しようとするも、素早さの一点で彼女はバッツに及ばなかった。
 たゆん、と布に隠されたファリスの乳房が外気に晒され揺れた。
「こいつは……へえ」
「うっ、ううぅぅ〜//////」
 自分の胸に直に突き刺さるバッツの好奇の視線にファリスは身を捩る。羞恥によって顔は真っ赤で、顔は既に半泣きだ。
「思っていたよりずっとサイズが……なあ、サラシで苦しくないのか?」
「ぅ…そりゃ、キツいけど…俺はサラシの方が合ってるって言うか」
「ふーん。…パーティー以外に知人が居る訳じゃないんだから、苦しいんなら外せば良いじゃん。それに女だってバレたって今更だろ」
「そうだけど…よ。…む、昔からサラシはしてたし、急に変えるのはそれこそ今更だろ…?」
 予想の上を行っていたファリスの乳にバッツは心配する様に言ってやる。腕で隠してその肉が零れる程のサイズがある彼女の胸だ。無理矢理布で押さえ付けるのはかなりの苦痛である事を直感的に彼は判ったのだ。
そして、それはファリス自身も感じていた事だった。が、今更サラシを止める気は無い様だった。
「そんなもんかね?」
「そうだよ。……って違う!そ、それよりも大事な事が今はあるだろうが//////」
「っ…失敬」
 当初の目的から話題が逸れた。ファリスは抗議する様に声を荒げ、バッツは自分が何をしなければならないか思い出した。
260Threshold Lebel:2007/03/18(日) 02:56:27 ID:rTR6wD/B
「んじゃ、取り合えず…っと」
「ふえっ!?」
 ベッドでパンティ一枚で横たわるファリスを優しく抱き起こし、後ろから胸を隠す腕を取り上げる。そのバッツの行動にファリスが高い声を出した。
「…弄るか」
「弄るって…は、始めるんだ…よな?」
 その行動と言葉でバッツの意図を知るファリス。その顔が引き攣る。
「それがしたいだろ?っつーワケで、普段は窮屈にしてるお姫様のお胸から愛でさせて貰う」
「お、お前ストレート過ぎる、ぞッ!!?っ…きゃう!」
 動きは無駄なく一瞬。バッツの若干節くれ立った指が優しくファリスの乳肉に食い込む。実に可愛い女の子の悲鳴が漏れた。
 ふにっ、ではなくムニッっとした柔肉の感触が指先から伝わってくる。ファリスの肌はじっとり汗ばんで、甘い香りがバッツの鼻の粘膜に飛び込んできた。
「意識してた訳じゃないけど…流石は女の子。エロい体してんのな」
「お、お前…っ、馬鹿にしてんのかよぉ」
 そんなファリスの色香にまるで惑わされていない様にバッツがゆっくりとその胸を揉みしだく。ファリスの声には普段の凛々しさは感じられず、逆に弱々しい。
「何言ってんの?…褒めてるんだよ」
「んあぁぅ!!」
 くっ、と指に力を入れて肉を鷲掴むバッツ。ビクッ、とファリスが跳ね、その顔は半泣きを通り越して目に涙が浮かんでいる。…責められるのには弱い様だ。
「だからこそ逆に勿体無いぜ。こんな立派な武器を持ってんのにお前はそれを隠して、無理に窮屈に生きようとする。お前の生き方にケチを付ける気は毛頭無いが…ナンセンスだって思える」
「っ!ん、っ…!」
 バッツはボソボソとファリスの耳元で囁きながら息を吹きかける。その少し甘い様な責める様な声色にファリスは硬直し、バッツの腕の中で小さくなってしまった。
「ま、お前がそれで良いなら良いんだけどさ」
 乳を搾りながらファリスの肉体を値踏みする様に冷ややかな目で見ていく。流石は男として生きてきただけの事はあるのか、バッツに少し足りない位の高身長を誇るファリスの全身は薄くしなやかな筋肉に覆われている。
 バッツとて男なので今まで沢山の女を見て来たのだが、単に言えばファリスは肉付きが良いのだ。多少筋肉質で骨太だが、乳房や腰、そしてお尻のラインはムッチリとしていてとても美味しそうな印象を与えてくる。
 ファリスは女性としてはグラマーと言って差し支え無い類だった。所々に戦闘によって出来た生傷が刻まれているが、それを差っ引いても上玉な女。
 …そんなファリスを意識せずに、寧ろ邪険に扱い遠ざけていたバッツは鉄の意志を持つか、女に興味が無いかのどちらかに間違いないだろう。

「ふう…ふう…っく」
「あ?…どうしたよ?」
 少し、ファリスの息は苦しそうだった。それを変に思ったバッツはファリスに問うた。
「ぃ…痛いよ…バッツっ」
「うえ…?」
 お胸を弄るバッツの手の動きはファリスには少しばかり苦痛だったらしい。バッツの眉間に皺が寄り、次の瞬間には彼の手はファリスのそこから離れていた。
「これで痛いって…大分微妙な加減はしてるんだがな」
「…済まねえ」
「…男慣れしてないのは直ぐ判ったけど、自分でも殆ど弄ってないのね」
「う、うるさいよ!///」
 ファリスのその顔がバッツの言が正解である事を示している。体に力が入り過ぎているし、何よりも怯えがファリスの全身から伝わってくるのだ。
「こりゃ参ったね」
 勇気を出してファリスがここまで漕ぎ着けたのは良い。だが、ここまで初心な様を見せ付けられればこの後の事をどう展開して良いか不安になるバッツだった。
261Threshold Lebel:2007/03/18(日) 02:59:06 ID:rTR6wD/B
「なあ、止めるか?」
「え…」
 当然、バッツも鬼では無いのでファリスを気遣う台詞を言ってやる。
「いや、だってなあ。…無理してんのバレバレだし、このまま先に進んでも良い事は何一つ無いと思うんだけど」
「ふ、ふざけんな!」
 未だ酩酊の最中にあるファリスはその台詞が拒絶に写り、後ろから抱きしめているバッツに大声で叫んだ。
「んな事言ってもねえ」
「途中で止める位なら俺から誘ったりするかよ!……なあ、そんな寂しい事言わないでくれよ。…俺が、馬鹿みたいじゃないか」
 ヒートアップした直後にまたクールダウン。随分と不安定な精神状態にある事をバッツは見抜く。伊達に半年近くも面を突き合わせていないのだ。
「そ、それに…ほら。バッツだって」
「え?俺?」
「不完全燃焼のままで良い…のかよ。だって、お前は、まだ…」
 ゴニョゴニョと茶を濁すが如く言うファリス。彼女が何を言いたいのかバッツは知っている。一切の情を交えずにファリスに言ってやった。

「いや、全然?」

「は?」
―――ミュートを使用したが如く、世界が静寂に包まれた
「不完全燃焼も何も、俺は着火すらしてないけど」
 ある意味男らしい…また、女性にとっては極めて失礼な発言が飛び出した。
「だからここで止めても平気だけど…」

「ふ…ふええぇ…っ!」

 その言葉がファリスの心のHPをゼロにする。ファリスは堰を切った様に泣き出した。
「んなっ!?」
―――やべ、泣かしちった
 まさか泣かれるとは思わなかったバッツは泣き崩れるファリスを懸命に宥め始めた。
「ひっく…ひ、酷いよぅ…!わた…私そ、そんなに魅力ない…?」
「ぃ、いやいやいや!決してそんな事は!これはあくまで俺自身の問題であってファリスには責任は…」
 …俺、何でこんな事してるんだろう?
 寝る寸前に押しかけてきた酔っ払いと一戦交えるか交えないかの所まで行って、今度は泣き出した海賊のお姫様のご機嫌取りに奔走する。バッツは自分の道化っぷりに笑いを通り越して泣けてきたのだった。
―――10分経過
「判った。判ったから、な?今回限りは最後まで責任持つ。途中で止めたりしないから泣き止んでくれ。…頼む」
「ぐすっ…本当?」
 考えうる限りの美麗辞句を並べ、褒めちぎり、何とかファリスを泣き止ませる事に成功したバッツ。…と、言うかそれしか許されていなかったと言うのが正解だが、もうそんな事は彼にはどうでも良かった。
「ああ。ここまで来て後に退けないだろ。…特にお前はな」
「…うん」
 もう賽は振られていて、とっくに逃げ出せる様な状況を過ぎていた事を再確認するバッツ。目の前に体育座りしている、翠色に赤が混じった目をしているファリスを見て嘆息した。
「しかし…お前…」
「何だよう…!」
 泣き腫らした目でファリスが睨んでくる。これが平常時ならばバッツとて肝を冷やすだろうが、今のファリスは警戒するに値する輩ではない。
「お前って、実は泣き虫?」
 ファリスが涙を見せる機会は日常生活の中には殆ど転がっていない。バッツが彼女の涙を見たのはほんの数回。親友のシルドラ、そして実父であるアレキサンダー=タイクーンと死に別れた時位なものだ。
 が、バッツの部屋を訪れてからの彼女は随分と派手に泣いている。彼女が泣き上戸でないのはバッツ自身が良く知っているので酒の所為でもない。バッツがそう思うのも無理はなかった。
262Threshold Lebel:2007/03/18(日) 03:00:24 ID:rTR6wD/B
「誰が俺を泣かしてると思ってんだよ?」

「あ?やっぱり俺?」
 その原因はバッツだった。ファリスにとっては運が悪い。射殺す様な視線を投げ掛けるがバッツには効果が無かった。
「てめえ…」
「睨むなよ。…まあ、それはどうでも良いか。兎に角、今は先に進まないと…」
「…良くねえよ」
 ファリスにとっては結構重要な問題なのだが、それをどうでも良いの一言で片付けるバッツはかなりの極悪人である。そうしてバッツは自分の手をファリスの下腹部へ滑り込ませた。
「ちょっと失礼」
「きゃあ!?」
 バッツの指の腹がファリスの女の子を軽く撫で上げる。
―――くちゅり
「あー…あら?」
 卑猥な水音が聞こえた気がする。どんな塩梅になっているか調べる為にファリスの下着に触れてみたのだが、その布は既にたっぷりと水分を含んでいた。
 くちゅっくちゅっ…
「ぅあ…あ、あう…っん!」
 何度か捏ねて見たが、気のせいではありえない。バッツの指には熱せられた液体がこれでもかと言う程こびり付き、テラテラと光を照り返していた。くすぐったそうに、また気持ち良さそうにファリスが喘ぐ。
「もう…こんなんなってんのか?…大して弄った記憶は無いけど……うーん」
「や、やあ…!ちょ、待っ…!」
 ここまでファリスのそこが潤っているとはバッツにも予想外だった。触れる限りでは、ファリスの下着は蜜を吸って豪い事になっているのは間違いない。バッツはさっさとファリスを覆う最後の布を取り払う。
 パンティが脱がされて、その部分が露出された。その瞬間に濃密なファリスの香がバッツの部屋を満たした。
「こいつは…」
「うう//////」
 もう準備は完了している様だった。ヒクヒク蠢くファリスの陰唇からは愛液の筋が太腿を伝い、滾々と湧き出る汁はバッツのベッドに転々と染みを付けていく。
 愛液を吸ってずっしり重く、お釈迦になってしまったファリスのパンティを指で回しながらポツリと言った。
「…お前は汁気が多いんだな」
 ほんの少し弄っただけでこれだ。これからもっとファリスの分泌する汁は増えていくのだろう。バッツは自分のベッドが壊滅する事を悟った。だが、悟った所でどうしようもなかった。
263Threshold Lebel:2007/03/18(日) 03:01:57 ID:rTR6wD/B
「もう弄る必要は無い、か?…否、でもそれじゃああんまりだよな」
「?」
 見た限りではこれ以上の愛撫はファリスに必要が無いのだが、バッツは少し考えている様だった。もう少し柔肉をほぐすべきか否かをだ。ファリスはそんなバッツの表情が不安だった。
「…よし」
「バッツ…?」
 そうしてバッツは決断した。ファリスをベッドに優しく横たえさせた。
「力抜いて、脚を大きく開いてくれ」
「そ、それは…!」
 ファリスの目が見開かれる。その行為を始めてしまうつもりなのだろかと不安に駆られるファリス。
「いや、違う」
 バッツはそれを否定した。
「こっちの準備が未だなんだ。だから、もう少し弄る事にするよ」
「準備って……」
 ファリスはバッツが何を言っているのか半分判らなかった。自分の体を弄るつもりなのは理解できるのだが、準備とやらが何を指しているのか判らなかったのだ。
 …その解はバッツ自身が提示した。
「こう言う事さ」
 バッツが徐にズボンのジッパーを下げて、一物をファリスの目の前に曝け出す。
「っ…///」
 ファリスはバッツのそれを見て顔を沸騰させた。見慣れないもの…しかし、始めて見る訳ではない男性器。自分の心臓の鼓動が早くなっていく事をファリスは感じた。
 …そして、バッツのそれは可愛そうに縮こまっていたのだった。
「いや…恥ずかしいんだけどさ。俺も酒を入れちまったから、何時にも増して下半身の反応が鈍いんだよ。だからさ…」
「そ、それが…俺の、中に?」
 目の前でプルプル揺れる亀の形をしたバッツのそれ。ファリスは少しそれを可愛いと思ってしまった。
「何か…可愛いな」
「ぅ…ちょっと傷つくけど、仕方が無いよな」
 こんな重要な局面で役に立たない馬鹿息子にバッツは多少恥を感じている。更に、ファリスに『可愛い』とまで言われてしまった事も悲しかった。
「で、でも…安心してくれ。もっと成長した奴をお前には喰って貰うからさ」
「成ちょ……お、大きくなる、の?」
「まあな。っつー事だから、お前にも協力して貰うぜ」
「協力?…っアン!!?」
―――チュク
 蜜を滴らせる花弁にバッツの指先が直に触れ、ファリスが鳴いた。
「そうそう。そんな感じ。良い声で鳴いて頂戴」
「ぅ……っ、それは良いけどさ。その…バッツ?」
「…何だよ?」
 かなり息が荒いファリスは哀れむ様な目でバッツを見ていた。バッツはファリスの言いたい事は大体判っていたが、敢えてそれを聞いた。
「男の事は良く判らないけど……結構、難儀なんだな」
「そうだ」
 女がそうである様に男にも苦悩はある。バッツは少し涙が出そうだったが全力でそれを押さえ込む。そうして、租チンをぶら下げたままファリスを弄り始めた。
264Threshold Lebel:2007/03/18(日) 03:03:50 ID:rTR6wD/B
「ぅ…うあ、っア!」
 バッツの指が入り口付近を撫でる度にファリスの押し殺された甘い声が漏れる。既にその場所は局所的な洪水状態であり、水遁の術を投げつけたより酷い有様を呈していた。
 そんなピクピク痙攣するファリスを丹念に愛でながら、機械的な視線を向けるバッツ。水浸しになったベッドシーツを見るに、突貫するには十分な状況の筈だがバッツは未だに準備が完了していない。
「出来るだけ声は殺して欲しくないんだけど…」
「あふっ!は、恥ずかしいよう…やっぱり//////」
「俺としては聞きたいんだけどさ、ファリスの声。…そうだな、もう少し手荒くすれば鳴いてくれるのかな」
「ちょ、な…ま、待っ!!?」
 冷ややかな声色でバッツは物騒な事をのたまった。ファリスはその危険な顔に戦慄し、バッツを止めようとしたが無駄だった。包皮越しにクリトリスを摘まれて強制的に口を閉じさせれた。
「お、今の良いね。もうちょっとキーを上げてくれると助かる」
「い、たい…!痛いよぅ……」
「え、痛い?…おいおい、皮を被った状態で何言ってるの。これで痛いってんなら皮を剥いたらどうなっちまうのかなあ」
「や、止めて!そこ弄っちゃやだあ!」
 ぐしぐしとマジ泣きを始めてしまったファリスは自分でも殆ど弄った事の無い陰核からの刺激に完全に怯えていた。その顔と声にそそられたバッツは情け容赦なく包皮を剥いた。
―――ムキッ
「ひいぃうぅぅぅっっ!!!!」
 剥かれた事の無かった女芯が始めて外気に晒される。その瞬間にファリスが弓形に仰け反り、膣口から愛液が飛沫いた。軽い絶頂を味わったらしい。
「あー、手入れはした方が良いと思うけど?カスが薄く溜まってら」
 バッツは痙攣を止めないファリスの艶姿に反応するものがあったのだろう。喜色ばんだ笑みを浮かべ口の端をくの字に曲げる。ファリスにはバッツの言葉は届いていなかった。
「…自分で弄ってる様子も殆ど無いし、仕方ないか。…しゃあねえ。俺が綺麗にしてやるよ」
 バッツは直ぐに原因を理解した。ファリスは自分で自分を慰める真似をする女ではない。だからこそ女の部分の手入れもそこそこになるのは仕方が無いのだ。
 漸くバッツの心に火が入った。彼は優しげな視線を震えているファリスに向けると、そのまま顔を彼女の下腹部に近付け、真珠をそっと口に含んだ。
―――チュ
「アヒィ!!」
 もう声の殺し方を忘れたのかファリスが本当に切羽詰まった声で叫ぶ。バッツはファリスの小さなクリトリスを舌先で突付き、外周を舐め、また強く吸うと言った行為に没頭する。
「んああうぅ!!」
 顔を手で覆い、咽び泣くファリスには最早、気丈な女海賊の面影は無かった。ただ愛でられ、痛みと快楽のスレスレの感覚に翻弄され、泣いている女の子が其処に居た。
 垂れ流される愛液と可愛い声は量を増し、バッツの下半身に血を巡らせる。進発準備完了までもう少しだった。
「っ、ちょっとしょっぱいな。まあ、良いけど」
 チロチロと女のペニスを舐め上げながら、伸ばした腕は乳房を鷲掴み、グニグニ形を変える程に揉まれる。残念ながらそれに耐える術をファリスは持たなかった。
「ィ…ァ、かっ、ハッ…ァ!」
「む?」
 ファリスの体に異変が生じた。今までに無いほどに体を強張らせ、何かを耐えている様だが、それは全く意味を成していない。
―――間違いない
 バッツは瞬時に理解する。大きい波が来る前兆だった。
「ィ…逝くぅ……っ」
 それが証だ。か細く裏返った涙声がよほど切羽詰った状況である事を伝えて来た。バッツは無慈悲にも止めを刺す。

「んじゃ、我慢せずに逝って貰おうか」

―――カプ
「きひィ!!?」
 多少強めにバッツが唇でファリスのギンギンに滾った豆を噛み潰した。
「っ…ぁ、あ!んあああああああああああああああ!!!!」
 その瞬間にファリスの理性は完全に吹っ飛び、がっちりと腕でバッツの頭を自分の股座に固定する。恥も外聞も何処吹く風。そんな事はファリスの内で瑣事に成り下がり、自分から肉欲の檻に飛び込んだのだった。
265Threshold Lebel:2007/03/18(日) 03:05:54 ID:rTR6wD/B
「っ…ふあっ!んっ、ふは…ぁ」
 グッタリ脱力して汁を撒き散らかしたファリスの体は完全に開いていた。大量の白く濁った愛液が蠢く花弁の奥から垂れ落ちる。
「準備完了…ってな。休ませる暇は与えないぜ」
 前後不覚で蕩けているファリスの股座にバッツは完全に勃起を果たした己のグレートソードを宛がった。先端が熱い肉に触れ、襞が今にも絡み付いてきそうな勢いだった。
 そのバッツの所業にファリスは何も出来ない。自分を貫こうとしている目の前の男を見つめる事しか許されていない。
「まあ、聞くだけ無駄だが一応聞いておく。…経験は無いんだよな?」
「…(コクン)」
 喉が潰れたのかファリスは声を出せない。頷くだけだ。だが、どの様な答えを返されても此処まで来てしまったのならお互いに退くに退けない状況なのだ。バッツはファリスの中に押し入る気だし、ファリスにもその覚悟をして貰わねばならなかった。
「今なら未だ間に合…って、この台詞は厳禁だったか?」
「ここで…」
「あ?」
「ここで止めたら…殺すぜ?」
 心にも無い台詞でファリスを煽るバッツは泣き腫らした目で睨まれた。覚悟はとうに入っている事を思い知らされる。
 それならば…と、バッツはファリスの腰に手をやって挿入し易い体勢を作った。
「良いんだな?」
「お前なら…俺は構わないさ」
 呟く台詞は小さかったが、確かにバッツの鼓膜に入ってきた。
 …下を見れば、全身汗ばんで、真っ赤に熱せられた女の体が己の到着を待っていた。
 部屋全体がファリスの香りに満たされ、その空気を吸う度に頭がクラクラする。そんな噎せ返る空気に今度はバッツの香りもまた混ざろうとしていた。
 承認の言葉と共にバッツは腰を前に進める。
「っ、あ…!」
「多少痛いのは我慢しろ」
 中々に狭い肉の壷に剣が突き立てられる。その熱さと柔らかさ、きつさを物ともせずにバッツは膜の手前まで一物を埋め込む。
「力は抜いとけ?…一気に、往くぜ!」
「んっ!んん―――っ!!」
―――プツ
 そうして、一切の戸惑いを見せずに易々とバッツは肉の壁を貫き、先端をファリスの最奥に叩き付ける。
 ファリスは顔を少し歪めたが、それをバッツは痛みの所為だと思った様だ。だが、現実は違う。進入してきたバッツの竿の圧迫感に戸惑ったからだった。痛み自体は殆ど気にならないレベルのダメージに抑えられていた。
 …バッツの弄りの賜物だった。
「――ハア、ハア…ハッ…!」
 荒い息を吐いて、その感覚に戸惑うファリス。飲み込んだバッツの剣からは熱が発せられていて、その熱さが自身の体を蝕んでいった。
「どうした?…やっぱり、辛いか?」
「いや…そう、じゃなくって……何か…変な、感じっ」
「じきに慣れるさ。…動いて良いのかな」
「ん…お前の、好きにして良いぜ」
 苦痛、嫌悪の類は全く見られない。ただ、慣れない感覚に戸惑うファリスが其処には居るだけだった。正常位の形でファリスの処女を奪ったバッツはそのままの形でファリスをゆっくりと融かし始めた。
266Threshold Lebel:2007/03/18(日) 03:07:37 ID:rTR6wD/B
「んく…んっ、ふっ…んん」
 鼻に掛かる艶っぽい声がファリスから漏れ出す。初めて咀嚼した男の肉に襞が齧り付いて溶かしていく。
「上々だな」
「はっ…ぁう…き、気持ち良いの?」
 不意に出たバッツの言葉にファリスが反応した。
「ああ。悪くない。…お前は?」
「…未だ、判らないよ」
 ぶっきらぼうに返したバッツだったが、その言葉に一応ファリスは満足した様だった。しかし、自分も良いのかと問われれば首を捻らざるを得ないのが実状だった。
「…未だ俺も耐えられそうだし、暫くはこのままだな。単調な前後運動だが…」
「あんっ」
「少ししたら堪らなくなって来るぜ?」
「//////」
 子宮の入り口を軽く撫でた時にファリスが女の声を上げる。バッツの言っている事は良く理解できないが、それに興味と恐怖を抱いているファリスは相変わらず真っ赤だった。
―――20分前後経過
「ふっ、ああ!っぁん!っ、っ、っ!」
 バッツの予想は当たった。十分にこなれていたファリスの膣は初めての男の肉にすっかり順応し、そこから快楽を掴み取るに至った。
 乱れた喘ぎと共に、もどかしそうに体をくねらせるファリスはもうすっかり女の顔をしていて、涙を浮かべて目の前のバッツを物欲しそうに見つめている。
「ハッ…言った通りだったろう?しかし、本当に素晴らしい適応能力。喰い付いて離してくれないぞ、お前の此処」
「っあ!」
 意地悪そうな笑みを浮かべ、一物をファリスの膣の中でグラインドさせた。キュッと締まって来る肉の感触にバッツは少し辛そうな顔をした。
「バッツ…っ、バッツ!」
「もっと欲しいって面だな」
「欲しい…欲しいんだよ…っ…切ないのお!!」
 もう自分が何を口走っているのかも怪しそうだ。一皮剥けばファリスとて女。そして、その女の性には逆らう事は出来ない。ファリスとて例外ではないのだ。身を焼く熱さと切なさから逃れる為に更なる快楽を望んでいる。
 そして、それを成せるのが目の前のバッツしか居ないから、泣きながら懇願しているのだ。バッツはファリスのおねだりに応えてやる事にした。
「素直で宜しい。ってーか、俺もちょっと辛くなってきたんでな。激しくさして貰うぜ」
 と、言うか好い加減に耐久力が無くなって来ているバッツはこれ以上牛歩の歩みをする訳にはいかない。暴発は流石に避けたいバッツはギリギリの所で勝利を呼び込めたのだった。
「バッツ…ぁ、あはぁ!!!」
 ゴリ、と最奥を抉る先端の熱さと感触にファリスが身震いして咽ぶ。必要以上に焦らされていたファリスも好い加減に逝きたかった。
267Threshold Lebel:2007/03/18(日) 03:09:23 ID:rTR6wD/B
「ふう…ふう…ぅ、うぅ」
「あふっ!んっ!ぃ、ひい…!!」
 熱く融けた金属の棒を突っ込まれて、かき回されている気分だった。ファリスは気持ち良さそうに喘ぎながら、快楽の源になっているバッツの肉棒を丹念にしゃぶり、磨いていく。
 何だかんだ言って、処女の秘洞。そんな危険な孔に一物を突っ込めば長く保たないのは自明の理だ。苛烈に愛してくるファリスの襞と搾り取る様に蠢く壁に先走りの量が増した。ブルリ、と背を震わせてバッツは限界を悟った。
「ちょっと、込み上げて来たな…!な、膣内で良いのか?」
「っ、来てえぇ!マ○コ!マ○コの奥にブッかけてえ!!!」
「は、はは…やり過ぎたか?」
 普段では絶対に聞く事が出来ない類の言葉がファリスの口から垂れ流される。事が終わって正気に戻った後が怖いが、後の祭りだ。このまま、お姫様のお気に召す様に努めるしかないのが今のバッツだった。
「またっ…、また、また逝くよぅ…!マ○コ逝くぅ……!」
「そ、そうらしいな。んじゃ、俺も…!」
 もう少し保ちそうだったが、ファリスの絶頂に合わせてバッツは射精する事を決めていた。ガシガシ腰を打ち付けて、込み上げる子種を尿道口近くまで無理矢理持ってくる。その激しい腰使いにファリスが昇天する。
「バッツ…!」
―――ギュウ
 一物が握り潰される。竿の中身を奥に誘う様に情熱的にファリスがバッツを包み込んだ。
「ここだ…!」
 その動きに合わせてバッツもまた、ファリスの最奥に分身を捻じ込んだ。そして、煮えたぎった精液がファリスの望み通りに子宮に届けられた。
「んああああううぅうううう!!!!」
「ぐっ…、…っしゃあ!」
―――これで義理は果たした
 子宮底に叩き付けられる精液を、涙を零しながら胎に収めていくファリスの姿にバッツは勝利を確信し、拳を握り締める。肩口に食い込むファリスの爪が赤い痕を残していた。
「っ…熱、い…!お胎が、熱いよう……あは…ぁ♪」
 絶頂によって完全に螺子が跳んでイカレてしまったファリスはうわ言の様に呟く。初めて注がれたバッツの汁の味はファリスの中に記憶され、その熱はファリスを暖かく満たしたのだった。甘く蕩けた声はファリスが陥落した証の様に室内に響いた。

「うう〜〜〜//////」
 そして、これが結末だった。…あれだけ激しく動けば酔いも完全に覚めてしまうの必定だ。大量の子種を胎に抱えたまま、バッツの腕の中で小さくなっているファリスは今の今までの自分の乱れ様が信じられないらしかった。
「それって…今更の様な気がすんだけど」
「五月蝿いよ!お、おま…お前があんな抱き方するからだろう//////」
 今になって自分の姿を直視しないファリスは滑稽だった。だからバッツは少し疲れた顔をして言ってやった。ファリスはそれをバッツの所為にしたいらしい。
「…お気に召さなかったか?」
「あ、いや…とっても良かったけど///」
 それがファリスの本音だ。本当は大満足。素直になるのが難しいお年頃の様だ。
「ならそれで良いだろ」
「…って違う!こ、この変態が…!」
「俺は優しくしてやったつもりだが?っつーか、その言葉はお前に返す。このニンフォマニア」
「ぐううううう〜〜〜〜///」
 内心大慌てで不安が一杯、それ以上にバッツに眩んだファリスは冷静さを取り戻したバッツには口喧嘩では敵わなかった。せめてもの反撃にバッツの薄い胸板をポカポカ殴りつけるが、脱力しきった体ではダメージが通らなかった。
268Threshold Lebel:2007/03/18(日) 03:10:54 ID:rTR6wD/B
「ま、まあ終わり良ければ全て良しだぜ。酒に酔った末ってのが色気の無い話だけどさ」
「あ?」
 不意に零れたファリスの言葉にバッツが喰い付く。不信感に満ちた視線のオマケ付だ。
「その…バッツと…しちまったんだなって///」
「ああ。…俺としては二度と御免だがね」
 満更でない…と言うよりある意味本懐を遂げたファリスは満足そうだが、バッツはうんざりしていた。
「え…」
「当然だろ。半ば襲われる形だぞ?それで渋々合意したけど…やっぱ柄じゃないよ」
「・・・」
「お前もそれで良かったんだろ?」
 半ば必要に迫られての決断だった。それに味をしめられては困る。バッツはとことん冷断に、念を押す様にファリスに言う。途端にファリスの顔が暗くなった。そして悲しそうに呟いた。
「寂しい事…言ってくれるじゃねえか」
「寂しいのか?」
「チッ…本っ当に可愛くねえっ!
(だけど…これで既成事実は?ぎ取ったんだ。逃がすかよ…!)」
「今、不穏当な事を考えなかったか?」
「いーや?全然?」
 知っている癖に聞き返す辺りがバッツは性質が悪い。だが、ファリスは今回の一件で大きな切り札を得た事になるのだ。バッツはそれに危険を感じた様だが、ファリスはごまかした。
「ふーん。ま、良いけど」
「あっ」
 腹に一物あるのは間違いない。だが、それが何か今一判らなかったバッツは思考を放棄して、ファリスを背中から優しく抱きしめた。
「む?」
「ん…ふっ…」
 ファリスは気持ち良さそうにバッツの腕に収まり、居心地良さそうに体を擦り付ける。どうやら、抱っこされるのがお気に入りの様だ。
「もっと…ギュってしてくれるか?」
「…ああ。こう、だな」
 強請る様に呟いたお姫様を更にきつく抱いて、バッツは頭を撫でてやる。流れる紫色の長髪を梳きながら、何度も何度も頭を撫でる。そのバッツの仕草に閃くものがあったファリスは口走っていた。
「父さんって…こんな感じに大きくて、暖かかったのかな…?」
「知らんよ。俺はお前の親父さんじゃないからな」
「・・・」
「…ま、今日だけならこうしていてやるさ」
「アン…くふぅ……♪」
 猫撫で声を発したファリスは幸せそうに身を悶えさせた。

―――何か忘れてる気がする
 一抹の不安が思考の片隅で警鐘を鳴らすが、ファリスはそれを締め出した。今はこうして惚れた男の腕の中で抱かれ、眠りたかったのだ。

 …その不安の正体に気付いた時はもう既に遅かったのだが。
269名無しさん@ピンキー:2007/03/18(日) 03:11:44 ID:rTR6wD/B
レナ編はまた後日。駄文失礼。
270名無しさん@ピンキー:2007/03/18(日) 10:17:20 ID:zyfk1BLT
GJ!!
続き待ってるよ!
271名無しさん@ピンキー:2007/03/18(日) 16:07:22 ID:33/xeVaS
GJ!
ファリスかわええ!バッツかっけえ!
272rage against usual:2007/03/19(月) 05:54:11 ID:D93M0Tyc
「ん〜…」
 ボリボリと頭を掻いて、現状を認識する。辺りを見回して、そこが自分の部屋ではない事に嫌でも気付かされる。ファリスは隣に居るはずの男が居ない事に気付いた。
「ちっ…つれない奴」
 どうせなら、起こして欲しかった。…そんな都合の良い台詞を吐いた所で部屋の主は自分を残して既に出払ってしまっている。一夜の伽の相手に放置されたファリスは寂しそうに呟く。
「…戻るか」
 これ以上、バッツの部屋に居ても仕方が無い。ファリスは素っ裸のまま、ベッド脇に立ち、自室へ帰る為に自分の衣服に手を掛ける。バッツが起き抜けに畳んでくれたのか、脱ぎ散らかしたそれは一箇所に纏まっていた。
「ぁ…んっ、んん…!」 
 が、それに手を伸ばし屈んだ所でファリスは身震いし、動きを止めてしまった。
「やば…た、垂れて…きたぁ」
 昨夜の情事の名残がファリスの奥底から流れ落ちる。それを阻止しようと下腹に力を入れるが無駄だった。自分の体温に暖められたバッツの子種がボタボタ床に垂れ落ちた。
「アイツ…派手にぶち撒けやがって…っ」
 …これは駄目だ。黄ばんだ白濁を垂れ流した状態で部屋には帰れない。ファリスは急ぎシャワー室に駆け込み、染み付いた汗の匂いとバッツの残したモノの処理に追われたのだった。

 時刻は正午少し前だった。手早く始末を終えたファリスは自室へと帰り、装いを変えて宿の外に出る。空腹を訴える自分の腹を落ち着かせる為に酒場に向かう為だ。
「・・・」
 ファリスの顔色は冴えなかった。難しい顔付きで、眉間に皺を寄せながら歩いている。
…バッツと寝てしまった。
 純然たる事実が目の前にある。その証拠に未だ股の間に何かが挟まっている様な違和感だってある。
「っ」
 だが、別にファリスはバッツとした事について思いを巡らせているのではない。自分で望んだ事だ。そしてその結果にも満足しているし、後悔もしていない。だが、ファリスは怖い顔のまま唇を噛んだ。
―――抱かれた喜びの影で何かを忘れている
「何だってんだ…糞」
 首を捻り、それを思い出そうとするも出来なかった。完全に頭からその事柄が抜け落ちてしまったかの様に。ファリスは往来の真ん中で歩を止めて深く溜息を吐いた。
「―――え」
そうしていると、忘れていた事柄が自分から近付いてきた。ファリスが目を見開く。
「う、っ」
 引き攣った声と共にドクドクと心臓から全身に血が巡る。道の先から歩いてくる人物はにこやかな笑みを浮かべながらファリスに近付いてきた。

「…姉さん」

「レ、ナ…?」
 頭一つ低い自分の妹に瞳を覗き込まれ、ファリスは一歩退いた。顔は笑っているが、レナの瞳は氷の様に冷たかったのだ。
273rage against usual:2007/03/19(月) 05:55:52 ID:D93M0Tyc
「ここで、良いかしらね」
 レナに手を引かれてやって来た場所は人が寄り付かない道具屋の裏手だった。
「・・・」
 ファリスは目を閉じて無言だった。どうしてこんな人気が無い場所に連れて来られたのか、その原因も理由も明白だからだ。どうやって嗅ぎ付けたかは知らないが、レナは確かに昨日の一件を知っている。
「それ、で…」
 クス、とレナは悪戯っぽい笑みを見せた。その瞳の色は濁っている。
「どうして姉さんをここに連れてきたか、判る?」
「…ええ」
 言い訳をする気はない。ファリスは頷いた。その瞬間、レナの顔面を覆っていた笑顔が取り払われた。
「そう…全部、承知してるのね」
 レナの美貌が憎悪に歪む。
「っ」
 ファリスが唾を飲み込む。凄惨な表情を貼り付けたまま、レナは取り出したジャベリンの切っ先を自分に向けてきたからだ。
「やってくれたわね。…抜け駆けは駄目って、言ったのに」
 …幾らなんでも物騒過ぎる。レナは完全に逆上していた。

「うう…煙草、タバコ…と」
 昨日と同じく羊弄りに精を出していたバッツであったが、煙草を部屋に忘れてきてしまった事を思い出した。態々、宿の自分の部屋に戻るのも面倒なので道具屋で新たに買い足そうとバッツは道を急ぐ。

『――!……っ、!』
 
「あ?」
 ガラフの世界に広く流通している聞いた事の無い銘柄を新たに買ったバッツ。道具屋から出て早速一服しようと思った矢先、裏手から喧騒が聞こえてきた。
「何だあ?」
 ギリギリで何とか聞こえる声量だったが、何者かが裏手で喚き散らしている声が確かにしていた。
「…覗いて、みるか」
 普段のバッツならば決して取り合わない、取るに足らない事だ。だが、何故かバッツは今回に限りそれが気になってしまった。バッツは興味本位で裏手に回る事にした。
 …それが自分を更なる泥沼に突き落とすとは知らずに。
「あれ…は」
274rage against usual:2007/03/19(月) 05:57:28 ID:D93M0Tyc
「それで?何か言いたい事はあるかしら」
「言いたい事ね。…何か、言って欲しいの?」
 ファリスは居直りを決め込んでいた。かなりの威力を誇るジャベリンの切っ先が首筋に向いている。サンドベアから苦労してゲットしたレアアイテムをこんな事に使うのは正気の沙汰ではありえない。
「っ、随分…余裕ね。勝者の余裕って奴?」
「そう思うか?…勝手にそう思ってれば良いさ」
 ファリスは基本的に妹であるレナに甘い。だが、ファリスにだって譲れないモノはあるし、こうなってしまっては仲が良い姉妹を気取るつもりも更々無い。低い良く通る声でレナに突き放す様に言った。
「姉さん…!」
「…言い訳する気はないよ。結果として、レナの言葉を忘れてしちゃったのは本当だから」
「じゃあ…認めるのね?」
「ええ」
 当然、レナは激昂する。いきり立った内面を表す様にカタカタと槍を握る手が震えている。ファリスは少しだけ顔を伏せた。妹の言葉とその思いを忘れ、衝動に走った事は一応後悔しているらしい。
「ふっ…ふふふ…!姉さんに任せた私が甘かった様ね。私が思ってる程にバッツは好いていない?…嘘吐き」
「ああ。そう思ってたぜ。でも…予想以上に俺はアイツにイカレてたみたいだ」
 それ故の睦合いだったのだ。ファリスが自分でも分からなかった思いは酒を起爆剤にして破裂し、肉欲となってバッツに襲い掛かった。だが、そんな言葉はレナには通らない。
「本当に言い訳にもならないわね。それで、気持ち良かった?大好きなバッツに抱かれて」
「・・・」
 複雑そうな表情をファリスは覗かせた。言って良いのか悪いのか判別が付かないのだ。
「…答えてよ」
 しかし、レナはファリスが沈黙を答えとする事を封じた。為らば仕方ないと、ファリスは顔を上げて言い切った。

「ああ。とても、良かった」
275rage against usual:2007/03/19(月) 05:59:09 ID:D93M0Tyc
「・・・」
 目を見開いてレナは息を呑んだ。その姉の顔は本当に嬉しそうだったのだ。
「でも…」
「何よ?」
 その嬉しそうな顔も一瞬だった。次の瞬間、ファリスの顔には暗く影が差していた。それが気になったレナは聞き返した。
「アイツの心は…残念だけど、俺には無いみたいだ」
「な、何…言って」
 姉の言葉の意味が妹には分からなかった。それが意味する所は、その場に居たファリスしか知らない事。レナが理解できないのも当然だった。
「言葉通り、よ。確かに、気持ち良かった。でも…今はその事実が悲しい」
「…判らないわよ。嬉しい癖に、悲しいだなんて」
「判らないか?…でも、本当の事だよ」
 レナはファリスの謎掛けに付き合うつもりは無かった。だが、ここまで意味深な台詞を吐かれては会話をどう展開して良いのかが見えてこない。自然と姉の言葉に答える結果となった。
「…馬鹿みたいね。バッツに体を開いて、得たのが悲しみ?」
「…そうなるね」
 それが、レナの答えだった。抜け駆けした姉を詰る様に嘲笑う様に言ってやった。ファリスは別段、怒る様な真似はせずにレナの言葉に素直に頷く。
 ファリスのその寂しそうな顔を見て、レナの力が抜ける。
「ふう…」
―――何をやっているんだろう
 頭に疑問が湧いて来た。…こんな事をして何か意味があるのか?
 ささくれ立った心が鎮まるのか?姉がバッツと寝たと言う事実が消えるのか?
 …否。そんな事はありえない。
「本当に馬鹿なのは、姉さんに当り散らしてる私、なのかもね」
 レナは槍を下げ、自嘲気味に漏らす。子供じみた八つ当たり。それに気付いた時、レナに取り憑いていたモノが離れていった。
「レナ…?」
「もう良いわ。…行って」
 突然のレナの変化にファリスは駆け寄ろうとしたが、レナの言葉がファリスを遠ざける。今は一刻も早くファリスにこの場を去って欲しい。嫉妬に狂って刃を向けた自分から離れて欲しかったのだ。
「・・・」
「姉さんがバッツと寝たって言うなら…私も好きにさせて貰うわ」
「……分かったよ」
 その意図を汲み取ったファリスはレナに背を向けた。レナの台詞が予言の様に響く。ファリスはそれを止める事は出来なかった。

「…馬鹿なのは俺も、レナも同じだよ」
 それがファリスがこの場で言った最後の言葉になった。レナの方には一切振り向かず、ファリスは一人去っていった。
「そうね。…姉妹で一人の男を盗り合ってるんだもの」
 ぎりぎり、ファリスに届く声でレナは呟いた。端から見れば馬鹿馬鹿しい痴話喧嘩。だが、やっている本人達は真剣そのものだ。少しだけ、姉妹の絆が弛んだ。
276rage against usual:2007/03/19(月) 06:00:53 ID:D93M0Tyc
「お、っと…」
 …話は終わったらしい。バッツは自分の方に向かってくるファリスに見つからぬ様に身を隠し、彼女が通り過ぎるのを待った。
「…厄介事が持ち上がっちまったなあ」
 自分で首を突っ込んだ訳ではないが、タイクーン姉妹の間に波風が立ってしまったのは疑いようの無い事実だった。
「仕方ない。フォローしておくか」
 だが、嘆いた所で後の祭り。もう既に自分は当事者なのだ。そう言い聞かせてバッツは何食わぬ顔で裏手に回った。

「騒いでたのはお前か、レナ?」
「うわぁ!!?」
 ビクッ!とレナが飛び上がる。背後から声を掛けられて吃驚したのが丸分かりの反応だった。
「ば、バッツ…!?」
「な、何慌ててるんだよ。何か…挙動不審だぜ?」
―――何故、彼がここにいるのか?
 レナはコンフュでもかけられた様に混乱の渦に叩き込まれた。何処から涌いたのかは知らないが、今の彼女にとって最も出会いたくない人間の筆頭が声を掛けてきたのだ。嫌でも声が上ずる。バッツにもあからさまに警戒された。
「あ、いえ…な、何でもないのよ?」
 ほんの少し前まで、姉と痴話喧嘩をしていたレナは未だに平静になりきれない。無理矢理に取り繕うが隠すべきモノを隠せていない。何かある事がバレバレの下手な嘘だった。
「ふーん?…気になるけど、突っ込まない方が良いのかな?」
「突っ込んじゃ駄目。…乙女には秘密があるものよ?」
 無論、それが虚言である事はバッツとて承知している。少しからかうつもりで言ったバッツだったが、レナの言葉に不覚にも噴出しそうになってしまった。
「乙女だ?おーい、お前が言えた口かよ」
 ファリスと共にパーティーの物理攻撃役を引き受けている肉弾女郎が何を抜かすのか。バッツはおかしくて堪らなかった。

「ああ、そうだ」
「何?」
 …お遊びはここまで。バッツが本題を切り出そうとするとレナの表情が険しくなった。
「お前の姉ちゃん。あんま責めてやんな。酔って頭がぶっ飛んでたからな、昨日は」
「!」
 歪んだ顔が心の内を如実に語っている様だった。レナは俯いて、唇を噛む。バッツの言葉は止まらない。
「俺としちゃ事無きを得たかったけど、残念ながらそれで済まなかったんだ。…跳ね除けられなかった俺にも責任はあるぜ?」
 別にファリスを庇っている訳ではない。唯、真実を語っているだけ。…なのに、どうしてこうも負の想念を送られるのだろう?バッツは自分の損な役回りにうんざりした。
「聞いてたのね、やっぱり」
 あれだけ派手に喚いたのだ。耳聡いこの男が気付くのもまた当然だとレナは納得する。
「さあね」
 バッツの答えはそれだけだった。


バッツは言いたい事だけ言ってさっさとその場を後にした。独り、道具屋の裏手に残されたレナは呟いた。
「…次は、私の番。…よね」
 その翠の瞳には決意の炎が宿っていた。
277rage against usual:2007/03/19(月) 06:02:55 ID:D93M0Tyc
 昼食後、レナは勢いのままにバッツの部屋に特攻した。全て、あの男に知られてしまっている。このままにする事は出来ないし、レナ自身としても決着を付けたかったのだ。
―――コンコン
 目の前の扉をノックする。緊張した面持ちでノックする。しかし…
「…留守?」
 内部からの返答は無かった。無言が木霊するだけ。ドアの取っ手に手を掛けるも、ドアは施錠されていた。
「仕方ないわね。…出直しましょ」
 バッツは留守だった。レナは少しだけ胸を撫で下ろす。だが、それは問題が先送りになっただけだった。レナは自室へと帰っていった。

―――夕食時 酒場
 酒場で夕餉を平らげたレナ。その場所に居たのはガラフだけで、ファリスは自室から出てきた様子は無かった。きっと、レナと顔を合わせたくないのだろう。レナとしてもファリスには今は会いたくなかった。
 だが、問題なのはバッツの姿も見えないと言う事だ。ガラフが寂しそうにカウンターで酒を飲んでいる姿が印象的だった。
「未だ…帰ってないの?」
 そんな嫌な予感がレナの頭を占めていた。だが、そんな予感があったとしても今のレナはバッツに会わずにはいられないのだ。
 そうして、再び訪れたバッツの部屋。
「…何処行っちゃったのよ、バッツは」
 その予感は的中し、バッツの部屋は昼間と同じで硬く閉ざされていた。

―――深夜
 日付が変わる少し前。レナは三度バッツの部屋を訪れた。
…今度こそは居るだろう。半ば確信めいた予感がする。部屋の扉をノックすると、それの的中を示す様に内部から主の声がした。
「開いてるぜ」
 レナは深呼吸をしてバッツの塒に踏み入る。魔窟とも言えるその場所へ。
「やっと会えたわね」
「ああ。…痛、来る様な気がしてたけど、本当に来るとはな」
 部屋に入ると消毒液の匂いがレナの鼻腔に刺さった。バッツは床に胡坐を掻いて、傷の手当てをしていた。痣と切り傷、擦り傷を顰めた顔で淡々と癒すバッツは薬師のジョブをある程度齧っている。
「それで…今まで何処をほっつき歩いてたのかしら?」
 そんなバッツの様子が気になったレナ。どこからどうみても喧嘩の類で出来た傷ではない。寧ろ、モンスターと戦闘でもした後の様なボロボロの体なのだ。
 バッツは何でも無い様にレナの質問に答えてやった。
「あ?あー、ちょっとクーザー城まで遠征だ」
「!?…シールドドラゴン狩り?まさか、一人で?!」
「そうだけど」
 …何て言って良いか判らない。たった一人で封印城の護者を狩ってきたバッツ。シールドドラゴンの異常な強さを知っている者ならば、そんな馬鹿な真似は出来ない。バッツは頭がおかしいか酔っ払っているかのどちらかだろうとレナは思った。
「あなた…その裡、死んじゃうわよ?」
「気のせいかな。もう何度も死んでる気がするよ」
 そんなに暇なのか?それとも強くなりたいのか?…どちらにせよ、これでバッツが留守にしていた理由がはっきりした。これでまた、バッツと他のメンバーのレベルの差が開いた。
278rage against usual:2007/03/19(月) 06:04:27 ID:D93M0Tyc
「バッツ」
「うん?」
 雑談をしに来た訳ではない。レナは手当てを終えたバッツに真剣な声色で言う。薬箱を片しながら、バッツは気の抜けた返事で返した。
「私があなたを訪ねた理由、判ってるわよね?」
「まあな」
 どっこらせ。爺臭い掛け声と共にバッツは寝台の縁に腰掛ける。彼はレナが訪れた理由も、その心の内も判っている。タイクーンのお姫様は見かけによらず、行動派らしい。バッツは苦笑した。
「じゃあ…」
「お断りだ」
「っ」
 しかし、バッツはその気持ちに答え様とは思わない。言葉の途中でバッツはそれをきっぱり拒絶した。レナの顔が歪む。
「お前、ファリスと張り合ってんのか?」
「…否定は、しないわ」
 大方、姉との一件を知って焦りを感じたから、自分を訪ねたのだろう。バッツはその様にしか思ってはいなかった。そうして、その考えは当たりだった。
「あっそ。…んじゃ、そのダシに俺を使うのは止めて貰おうかな。昨日も含めていい迷惑なんだよ」
「姉さんは抱けて、私は抱けない?」
 最初から取り合う気も、聞く気も無いバッツは冷たく言い放つ。レナの焦燥は尚の事煽られて、そんな事を口走る。自分も抱いて欲しいと言っている様だった。
「あのよぉ、そっちの都合を押し付けるなって言ってるんだぜ?俺は」
「でもあなたは姉さんを…!」
「そうせざるを得なかったってだけだ。そうじゃなかったらあんな真似はしないさ」
 好い加減にうざったいバッツはレナには早々にお帰り願いたい。昨日はそれが出来ずにファリスと目合ってしまったのだ。同じ間違いはしたくないバッツは言葉に真実を混ぜてレナを追い返そうとする。
「それに昨日と今日じゃ状況が違う。俺にレナを抱く必要性はないと思うが…?」
「・・・」
「お引取り願う」
 必要に迫られて…否、半ば犯される一歩手前のギリギリな状況で選び取った選択肢。それがこの様に禍根として残る。それに流されるのはまっぴら。バッツはレナを冷たくあしらった。
279rage against usual:2007/03/19(月) 06:06:21 ID:D93M0Tyc
「何で…そんなに、冷たいの?」
 だが、レナはそんなバッツの態度に負けなかった。そんな半端な覚悟で男の部屋を訪れる事などは出来ないのだ。気付けば、レナはバッツを問い詰めていた。
「冷たくない。これが普通の反応だぞ」
「違うわよ。私が近付くと途端に態度が豹変するもの。…ねえ、そんなに私の事、嫌い?」
「別に嫌ってはいない。ただ、ベタベタされるのが、踏み入られるのが厭なだけだ」
「バッツ…」
 …何だろう?
 レナの心に一抹の違和感が涌き上がり、それは脳内で拡販され、そこからある仮説が出来上がった。
 …間違いない。
レナはバッツが取る他人との距離の正体に気付いた。

「あなたって実は、臆病?」

「あ?」
「それはつまり壁を作ってるって事でしょ?…他人と触れ合うのが怖いの?」
 突きつけられる言葉に今度はバッツの顔が歪んだ。真実が嘘を拭い、脆い心の形を曝け出す。
「壁…?…ああ、言われてみればそうかも…いや、そうだな。だが、それがどうした?レナには関係ない話だ」
 実に耳が痛い。だが、バッツはそれを取り繕うとはせずに、そう言う所が自分にはあると逆に開き直る。
 お前には関係の無い話だから、これ以上は踏み入るな。…バッツの蒼い瞳がそう語っていた。
「否定しないんだ。…ねえ、その生き方、楽しい?」
「楽しいも楽しくないも無い。それが俺の処世術だ」
 しかし、足がかりを見つけたレナは引き下がらない。尚もバッツに言葉を浴びせて、心に訴える。バッツにはそれが苦痛だった。弱い自分を見られている様な気がしたからだ。
 旅暮らしに慣れてしまったバッツにしては、特定の塒を持つ事も、誰かに心を砕く事も殆ど無かったに違いない。父親であるドルガンが先立ってから、一人旅を続けてきたバッツはその傾向に更に拍車がかかった。
「深い接触が厭なのね。でも…そんな頭から否定してたら、得られるものも得られなくなるわ」
「過度の馴れ合いの果てにあるもの何ざ俺は必要無いね。お前の杓子定規で俺を測るなよ」
 彼が真に心を許せるのは親友のボコだけ。だが、そのボコとも別れてしまった。バッツは深い人付き合いを知らないのだろう。そして、その未知の領域が恐ろしいから、他人とは適当な所で距離を取ろうとする。
「信頼してないの?姉さんや、ガラフ、私の事」
「してるさ。そうじゃなけりゃ、信用して旅を続けたり出来ないだろ?」
 ここが一番重要な所だった。他人を遠ざけようとしてみても、心の何処かでは信頼できる相手を欲している。彼がガラフに懐いているのもそう言う部分の発露だった。
280rage against usual:2007/03/19(月) 06:08:14 ID:D93M0Tyc
「なるほど。良く判ったわ」
 だが、バッツは自分や姉を必要以上に遠ざけている。その真の意味に気付いたレナは微笑を浮かべてバッツに近付いた。
「なっ、お前…!」
「動かないで。私と姉さんのやりとり、見ていたんでしょう?」
 バッツが身構える。動きを見せたレナがこれ以上無く危険に見える。レナは素早い動きでバッツの前に立つと、そう言った。事を荒げれば、ここで暴れるとでも言いたげだった。
「っ…昨日と、同じパターン、かよ」
 …また、同じ間違いをした。バッツは自分の詰めの甘さに後悔する。気が付けば、レナの手にはジャベリンが握られている。姉と同じく妹の方も物騒だった。
 傷ついた体は本調子ではなく、恐らくレナを跳ね除ける事は出来ないのだろう。バッツはレナに降参せざるを得なかった。バッツの瞳がレナのそれを批難する様に射抜くが、レナには効果が無かった。
「賢明ね。…でもあなたの事、少しだけ分かったわ」
「何を…」
 スッ…と、レナの細い指がバッツの顔に伸び、頬を撫でる。意味深な台詞を口にしながら、レナは顔をバッツに近付けた。
「臆病は臆病でも、恋愛には特にって事がね」
―――チュ
「う」
 浅く触れ合う唇同士がお互いの体温の差を明確に伝えてくる。冷たいバッツの唇に対して、熱く滾ったレナの濡れた唇は互いの心の中を垣間見せている様だった。
「難しく考える事はないわ。私はあなたが好きだから、こうするの」
「俺の意思は無視かよ?…とんでもない女だな」
 レナが口説きにかかる。もうこうなっては手遅れだとバッツは悟り、うんざりした様に呟いた。恋愛に臆病だとレナは言うが、バッツはその台詞の意図を掴めずにいた。
 何故なら、バッツは誰かを好きになった事がない。だからこそ、その状態にあるファリスやレナの胸中が理解できないのも当然だった。
「聞きたくない。…ここまでさせたのよ?レディに恥をかかせるおつもり?」
「・・・」
 そう言われては弱い。女性に恥をかかせる事はしないと言うのがバッツの中にある不文律だった。納得は出来ないが、今はそうする事が一番正しい気がする。
 腹を括ったバッツは天井を仰いだ。…存外に押しに弱いのはバッツの欠点であり、また魅力の一つだった。
「抱いてよ、バッツ」
 それが止めとなった。バッツがレナの肩に手を置き、耳元で囁いた。
「……はあ。最近、女で碌な目に合わんな。責任は取らんぞ」
「ん…」
 姉に続き、今度はその妹と戦う事になってしまった。普通ならば喜ぶべき事だが、バッツは忌々しそうにそう零す。レナは対バッツ=クラウザーの初戦に勝利したのだった。
281rage against usual:2007/03/19(月) 06:10:21 ID:D93M0Tyc
「さて、するのは良いが…どうする?何か…注文はあるか?」
「そうね…。も、もう一回、キスしてくれる?」
 激戦の予感がバッツの血を囃し立てる。逸る気持ちを抑えつつ、バッツはレナに尋ねた。レナはバッツの問いに恥ずかしそうに答え、顔を赤くして俯いた。
「こうか…?」
「あ…うん、ん…ふっ…」
――チュク
 昨日、ファリスにしたのと同じ様なキスを妹の唇に見舞った。顎に手をやって顔を上げさせて、唇を重ねた。レナの口腔を吸い上げて甘い唾液を嚥下しながら、舌先で歯茎や粘膜を撫でていると、レナは自分から舌をバッツのそれに絡めてきた。
 湿った音がクチュクチュ響き、口内を愛撫するバッツの舌の刺激がレナをとんでもなく淫靡な気分にさせてくる。
「んっ…はあぁ…!」
―――チュポ
 唾液の橋を口から伝わせて、レナは熱っぽく息を吐いた。ブルリ、と体を震わせて力なくバッツに寄りかかる。もう、これだけで出来上がってしまった様相を見せている。
「キス…上手、なのね」
「そりゃ餓鬼のするキスとは違うさ。だけど俺が取り分け巧いって訳でもないぞ」
 正面からバッツに抱きついたレナはその感触が気に入ったらしく、更にしつこくバッツに唇を押し当てた。
「む…っ、ぷあ!…はあ、ちょっと煙草臭いのが珠に傷だけど」
「どっかで聞いた台詞だな」
 確か、ファリスも似た事を言っていた気がするが、今はどうでも良かった。

「それじゃ、剥かせて貰うかな」
「あ、待って…」
 さっさと始める事にしたバッツはレナの服に手を掛けた。だが、レナはそれを拒み、バッツから離れ、目の前に立つ。
「え?」
「自分で脱ぐから…」
「そうかい?」
 その必要は無かったらしい。こちらから動くまでもなく、レナは自分からストリップを始めた。靴に始まって、異常に丈が短いスカート、そして上半身を覆う服…明るいオレンジ色した装いがどんどんと剥がれていく。
 対外的には清楚なお姫様にしか見えないレナ=シャルロット=タイクーンが演じている痴態を見ていると自分の中の血が滾るのを確かにバッツは感じていた。
「うう…」
「どうした?」
 そうしてあっという間に下着姿になったレナはそこから先を躊躇う様に動きを見せない。バッツは続きを催促した。
「おいおい…脱ぐって言ったのはお前だぜ?高が布切れの一、二枚だ。何を恐れるんだ」
「そう、だけど///」
「ここまで来て恥ずかしいとか言うの無しだぜ?…何なら、手伝うか?」
「わ、判ってる!…判ってるんだから…///」
 ここで止まっては先が思いやられるバッツは手伝いと称してレナを守る最後の砦を切り崩そうとしたが、レナは顔を朱に染めながらそれを拒んだ。
「ぅ、うう…あんまり、見ないで」
「嫌だね。視覚効果が中々凄いから目が離せんよ」
 意を決してブラを外し、パンティの縁に手を掛けてずり下ろしていく。体中に刺さってくるバッツの視線が羞恥心とそれ以外の何かを煽ってくる。
 やっと全裸になったレナは乳房を両腕で隠しながら、困った様な視線でバッツを見る。
「ぬ、脱いだ…けど」
「進発準備は完了?…なら、始めようぜ」
 こっちにおいでと手招きするバッツを見るレナの視線はバッツの衣服に注がれていた。
「バッツは…脱がないの?」
「ん?あ、ああ…そうか」
 催促されたバッツはハッとする。自分だけ脱がないのは不公平だとレナの視線は語っている。それに押されたバッツは取り合えず、身を包む装いを上半身だけ脱いだ。
「あ…」
 若干浅黒いその肌には包帯が痛々しく巻かれていた。モンスターと激しく立ち回った事を示す様にその白い包帯には血が滲み、褐色の染みが出来ている。
「今はこれで勘弁してくれ」
「うん…」
 少し酷な事を言ったかもしれないと後悔したレナはゆったりした足取りでバッツに歩み寄り、包帯が巻かれた薄い胸板に身を委ねた。
282rage against usual:2007/03/19(月) 06:13:06 ID:D93M0Tyc
「思ったより華奢だな、お前」
「そう、かな。特に痩せてるとは思わないけど…」
 腕の中で抱かれているレナの体にそんな感想を漏らす。バッツはレナは女性としては標準的な体型だと思っていたが、実際はそれ以上に痩せていた。肉付きが悪い訳では無いが、全体的に線が細く、抱きしめれば折れそうな印象だって与えてくる。
 だが、胸の肉はしっかり付いているし、丸みを帯びた尻もしっかり女のモノだった。特に太腿から脚のラインは際立って美しく、凝視していると喰い付きたくなってくる。
「ファリスとは対照的だな」
 それが一番の感想。グラマラスな姉に対するスレンダーな妹。ファリスの体を味わったバッツだからこそ言える言葉だった。前列に立つ事が多いので、ファリス並みに生傷が多いのだが、その刻まれた醜い傷跡すらレナを美しく飾るアクセントになっていた。
「…っ!」
 …何故か、レナが親の敵を見る様にバッツを睨んできた。
「な、何だよ…?」
「……比べないでよ。姉さんと」
「何だそりゃ。嫉妬か?それとも今は自分だけ見てろって事かよ?」
「っ///」
 バッツの言葉に赤くなって俯くレナ。無意識に比べれる事を恐れているのか、それとも姉に嫉妬の感情を抱いているのか、それは本人にも判らなかった。
「ま、良いさ。直ぐにそんな事は頭からは消えて無くなるんだろうからな」
「え…あっ、アン!」
 不覚にもそんなレナの仕草に噴出しそうになってしまったバッツはそれを含み笑いに変換してレナの乳房を掴み、そこそこの強さで握った。高い嬌声が上がり、レナが反応する。
「ファリスはこれが痛いって言ってたけど…レナは平気みたいだな」
「ぅ…クンっ!…だ、だからぁ、姉さんの話はあ!?」
 コリッ。親指で乳首を刺激してレナの言葉を遮る。ファリスとは違ってそこそこ自分で弄っているらしい。…これは楽しめそうだとバッツは舌なめずりした。
「昨日、ファリスにしたのと同じ様にしてやるよ。…正体を無くさせてやる」
「う、うう///」
 胸を弄るバッツの指。そこから与えられる刺激に抗おうと身を強張らせるレナだったが、それも徒労に終わりそうだった。抗おうとしても抗える類の刺激ではないのは女である以上は仕方が無い事だろう。
 バッツはそれを知っているからこそ、嗜虐的にレナを愛でていった。

「く…ぅ、うん!…ふっ、う、ぁ…っ」
 柔らかいそこそこのボリュームの胸を両の手で捏ねながら、もう勃起している乳首を指の腹で転がす。大きさではファリスに劣るが、感度の面ではレナに軍配が上がっている。声を抑えるレナの口からは甘い喘ぎが漏れそうになっていた。
「お前も声を抑えるのな。姉ちゃんにそっくりだぞ」
「ふぅぅ…っ、だ、だって…恥ずかしいわ」
「前提からして間違ってるぞ。その恥ずかしい事をしている真っ最中なんじゃないの?」
「そんなあ…っ!?きゃあ!!」
 カプ。予告無しにバッツがレナの耳朶を甘噛みすると、甲高い艶のある可愛い声が漸くレナの口から漏れた。
「良い声してるなあ、ん〜?」
「ば、馬鹿ぁ…アン///」
 フッ、と耳に息を吹きかけるとレナは半泣きになってバッツを睨む。余り苛めてくれるなと媚びる様に体を摺り寄せるその仕草は顔とはまるで正反対だった。
「しかし…男慣れしてないと思ってたけど、そうでも無い様な?…失礼な事聞くが、これまでにレナは経験は、その…」
「あ、ある訳ないでしょう!」
「そうだよなあ。仮にもお姫様なんだよな」
「さ、さりげなく失礼ね、あなた」
 考えても見れば、そのお姫様に強請られる形で抱いているこの状況が異常なのだ。だが、バッツとしては相手が誰であろうと関係ないし、ただ欲望の赴くままに女を抱くだけなのだ。
 そんな初心である筈のレナは昨日のファリスとは違い、バッツの愛撫を進んで受け入れている様に見える。それがどうにも引っかかったバッツは勝手に脳内で結論を出した。議会の承認を待つまでも無い事だった。
283rage against usual:2007/03/19(月) 06:14:48 ID:D93M0Tyc
「お前…実は結構、エッチな娘?」

「あう///」
 面と向かって真顔で言われたレナは真っ赤に染まりながら間抜けな声を漏らした。直ぐに反論しない辺り、自分でもそう言う気がある事を認知しているのかも知れない。
「淫乱とまではいかないが…男好きする性質だとか、そんな所か?」
「っ、とことん迄失礼な男ね、あなた。私はそんなんじゃないわよ…!」
 漸く反論が飛び出す。だが、その言葉には覇気が無く、動揺を示す様に所々が裏返っていた。
「嘘臭えな。…じゃあ、試すかよ?」
「な、何…?」
「簡単さ」
「え、ええ…?っ、きゃあああ!!?」
―――クチュリ
 自分を否定しようとするレナの仮面を剥ぐ為に下腹部に指を潜り込ませたバッツ。そこはもう汁を垂れ流していた。突然触れたバッツの指の感触にレナが悲鳴を上げる。
「…汁が多いのはタイクーンの血筋かねえ?」
「ちょ、ちょっと…?ぁ…っ、何する気よぉ」
 呆れた様に零すバッツが危険に見えたレナは力無い声でバッツに問う。その声はこれからされる事を期待する様に艶があった。
「どの道、もう少し弄らないと挿入には至れないからな。俺はお前の女の子を勝手に弄るから、お前は絶頂を耐えれば良い。自分がエッチじゃないって言いたいんならな」
「んっ、んく…!そ、そんな…ぁ」
 軽く入り口を撫でただけでレナはもう泣きそうな声を出している。
「陰唇が痙攣してるぞ?襞の翳りからは蜜が溢れて豪い状況だ。…こいつの何処がエッチじゃないって言える?」
「せっ!説、明…しないでぇ…!」
 態々弄っている女性器を説明するバッツは非常に性質が悪かった。自分のそこの状況を刻々と語れるレナは身震いしながら愛撫を受け止める。
「何か…耐えるのは無理そうって感じがするな。そう思わないか?」
「んひぃ!!」
 …クプ。人差し指の第一関節を膣に埋め込む。ビク、と痙攣しレナが強くバッツの腕を掴んだ。浅い指の挿入だけで感じてしまっているのは明らかだった。その証拠にレナの肉の壷は待っていたかの様にバッツの指に吸い付いてくる始末だ。
「んで、どうよレナ。お前はどう思う?」
「ひっ、ぃ…くう…!む、無理…かもぉ…!」
「……即答かよ。少しは耐えて見せて欲しかったが、まあ良い」
 素直な女は大好きだ。バッツはそう付け加えて、レナを泣かせてやる事を決心した。
284rage against usual:2007/03/19(月) 06:16:28 ID:D93M0Tyc
「んじゃ、スケベなレナを弄ろうか。…そこに寝て、脚を開いてくれ」
「…わ、わかった」
 もう完全にレナは自分の意思を手放している様だった。弄りやすい格好になってくれと頼むバッツの言葉に素直に従って股を開く。レナの秘密の部分が露になった。
「何か…熟れた花って感じがするぞ…?」
「あううう/////////」
 バッツの眼前に晒されたその場所は完全に花弁が開いていた。ラビアは痙攣を繰り返し、そこから覗く膣口自体がパクパクと開閉している有様だった。だらだらと涎を吐き出し、匂い立つ程の雌の香がバッツの頭に霞をかけた。
 色は綺麗なピンク色。形も処女の可憐さを誇っているのに、男を誘う様に蠢動する食虫花の様な風体。そのアンバランスさが一抹の獣性を煽る。この中に突き入れたい、と。
 …だが、それにはまだ早い。もう少しだけ、レナを愛でたいのだ。
「少し、堪らないんだけど…もうちょっとだけ弄るぜ」
 自分に言い聞かせる様に言って、バッツはレナの膣に再び指を伸ばした。
「ひっ」
 レナの若干怯えた声が理性の磨耗に拍車をかけるが、全力で無視を決め込んだ。バッツは既に弄る場所を決めてある。人差し指をふやけた孔に差し入れ、恥骨の上部を軽く撫で上げた。
「っ!?かっ、ぁ、ああああああああああああ!!?」
 弓形になって爆ぜるレナの反応を見ていれば分かる。女の泣き所であるグレフェンバーグを探り当てた証だった。
「おし、ここだな。…良い感じだろ?お前は自分で弄ってるから、分かる筈だ」
「ぎっ、いっ!…ひいぃうぅっ!!」
 ざらつく膣の天井を強い力で撫で上げながらそんな事を言ってみるが、レナがそれを聞いているかどうかは怪しい。ベッドシーツを掻き毟りながら体を暴れさせるレナは正体を無くし、雌に成り下がっていた。
「あーあ。こりゃ、駄目だな。幾ら何でも乱れ過ぎだろう。…誰がエッチじゃないって?」
「いや…ぁ、やめ…てぇ!そこは弄っちゃ、やだ…!」
 やっと人語の答えが返ってきた。だが、バッツにそんな言葉を聴いてやる慈悲も義理も無かった。尚強く擦るとレナがまた泣いた。
「アヒィ!」
「嫌だね。それだけ気持ち良さそうに鳴いてるのに止められる訳ないだろ。…そう言えば、お前のここってどうなってるんだ?」
 バッツは空いている手をその場所に伸ばした。ファリスの時も弄ったその場所はある意味で彼のお気に入りのスポットだ。膣口上部に鎮座する最強の外性器。包皮の鞘に納まったクリトリスにバッツの視線が注がれる。
「ぁ…あ、やあ…!」
 レナがマジ泣きを始めた。ファリスと言い、レナと言い泣いている女の顔にそそるモノを感じるバッツはS気質の持ち主だった。
 器用に指先を操って、膣を弄りながらも包皮を剥いていくバッツは心底楽しそうに作業に没頭する。そして…
―――ズルンッ!
「きゃひいいいいいいい!!!」
「う、うお!?」
 剥かれた抜き身の真珠が外気に触れた途端にレナは絶頂を極めた。愛液の雨が派手にぶち撒けられ、バッツの手を、彼の寝台を汚していく。昨日のファリス以上の反応を見せるレナは脱力してベッドに沈む。
 だが、バッツはそんな事には関心がいかない。彼の興味は彼女のクリトリスにあった。
「…(ゴクリ)」
 バッツは生唾を飲み込む。彼女の陰核は大きく、また完全に勃起していた。相当に自分で弄らなければこれ程の大きさになるのは稀だろう。小指の先位はあるその突起はバッツの劣情の炎に油を注ぐ。
「み、見ちゃ…やだぁ…!」
 自分の恥ずかしい場所を凝視され、泣きながら絶頂の余韻に浸っているレナにバッツを押しとめる力は無かった。バッツは構わずにレナのクリトリスにむしゃぶりついた。
「っあ」
 レナは散々バッツに泣かされる事になったのだった。
285rage against usual:2007/03/19(月) 06:18:11 ID:D93M0Tyc
―――数十分経過
「っ…ぁ、あはっ…あ…ぁ…」
 もう鳴く力も残されていないレナは立て続けに絶頂を極め続け、淫蕩の海に揺蕩っていた。バッツは漸くレナのクリトリスを開放し、息を吐いた。
「ふゆううう」
 顔中がレナの汁でベトベトだった。それを拭いながら、死体一歩手前で突っ伏すレナを見下ろして言う。
「ご馳走様。美味かったよ」
「・・・」
 レナにはバッツに言葉を返す力は無かった。ただ、その瞳が恨めしそうに動くだけだ。
「さて…そろそろ、往こうか」
「っ!」
 もう十分に堪能しましたとでも言いたげにバッツはズボンの奥底から自分のグレートソードを引っ張り出した。青筋立った反り返る男の剣が目の前に突き付けられたレナは目を丸くした。恐怖によって、だ。
「もう、十分に準備は整ったろう。レナも、それで良いんだよな」
「…っ、あ…う」
 自分に剣を突き立てられる様を想像し、青くなるレナ。だが、バッツが止まる事は無いだろう。自分から誘ったのだ。ここで止めては嘘になってしまう事は自分自身で良く分かっている。
「バッツも…苦しい、の…?」
「まあな。正直、かなりきつい」
 ガチガチになった男根を見て、レナの中に愛しさが湧いて来た。それだけ自分に夢中になり、興奮してくれた事を示している。
「…良いわ。来て。私を…あげる」
「了解」
 レナは勇気を振り絞り、声帯を震わせてそれを了承した。バッツは待っていたとばかりに先端をレナの女に宛がう。ぐちゃぐちゃに蕩けた白い粘液を吐き出すレナのそこはバッツを誘う様に誘ってくる。これならば挿入も容易だろう。
 レナ自身も快楽に焼き尽くされ、潤んだ瞳と玉の汗を浮かばせた体でバッツを篭絡しようと躍起になっている。バッツはそれに流されまいと、固く理性の尾を掴んだ。
「それじゃ、頂きます」
 バッツは戸惑い無く先端を打ち込み、レナの花園を踏み荒らした。
「っ、ぁ…ぁ!んん――!」
――プツ
 薄い肉の壁が障壁として立ちはだかったが、そんなものでバッツを止められる筈も無い。前回のファリスと引き続き、バッツはレナを征服した。
「ふゆう…開通は終了だな。…痛いか?」
 何かに耐える様に身を震わせているレナの様子にバッツは労いの言葉を掛ける。
「い、いいえ…少し、苦しいけど…」
 上手く挿入は決まった。最奥まで一気に貫かれたレナは一筋の涙を伝わせて、官能的に呟いた。やはり、異物の挿入による圧迫感に戸惑っているらしいかった。
「…どうする?落ち着くまで待つ、か?」
「あ…ぅ、うう///」
 甲斐甲斐しいバッツの言葉。頭を撫でられながらそんな言葉を掛けられてはレナもバッツの男を立てざるを得なかった。メロメロにされたレナはたどたどしく言った。
「バッツの…好きにして」
「好きに、か。…むう」
 バッツは少しだけ考えた。好きにして良いと言われても、処女を散らしたばかりの怪我人相手に手荒くするのは自分の女を抱く時のルールに反する。だが、ファリスの時とは違って今回は射精を保たせられる余裕も無かった。
「…良し」
 そうして脳内で結論が下る。バッツはレナの言葉に甘える事にした。
「辛かったら言ってくれ。動きを抑えるから」
「は、はい…!」
 蒼い瞳と翠の瞳が交差する。少しだけ、レナはバッツの心に触れた気がした。
286rage against usual:2007/03/19(月) 06:20:09 ID:D93M0Tyc
「んあ…はっ、ん、んんっ!…っ、ふ、ふああ…!」
「ん…っ」
 速度を若干抑えた並の速度の抽送を繰り返しながら、レナの秘洞を開拓していくバッツ。熱く火傷しそうなレナの膣内に在って、バッツのそれは悲鳴を上げていた。全方位から溶かそうとする襞の洗礼がバッツの肉棒に先走りと言う名の血を流させる。
―――正直、侮っていた
 これがバッツの見解だ。処女だった女の穴なのである程度は覚悟していたが、レナのそれはバッツの予想を超えていたのだ。感触としてはファリスの方がバッツに馴染む。だが、貪欲さのレベルは桁が違う。
「ぐ、ぐう…」
 ピストンを飲み込む膣のうねりに情けなくも呻きを漏らしてしまう。
 …ドルムキマイラに初めて遭遇した時の事を思い出した。あの時もギリギリに追い詰められながらも勝利をもぎ取ったが、今はその状況すら超えているのではないのか、と。
「バッツ…バッツぅ…!」
 そんな極限状態にありながら、レナはこの状況に早くも順応している様だった。時折、傷口を抉られて辛そうな顔をするが、それよりも快楽が勝っているのか、今ではバッツに抱き付いて体を擦り付けている状態だった。
 姉をも超える適応能力と貪欲さは恐らくは天性のもので間違いは無い。
「っ、っ…んむっ…!」
「はふ…ん、んふ…ぅうん」
 そうして、強請る様にキスをされてバッツがまた端に追い詰められる。突き立てられる襞の牙が射精してしまえ、と誘惑してきた。だが、バッツは勝利する為にその甘言を断ち切り、最奥を抉った。
「きゃうん!!ぁ…あ、あんっ…!」
「っ、そんな声で鳴かないでくれよ…」
 心底気持ち良さそうなレナの声が理性を切り取っていく。未だに沈む様子を見せないレナはかなりのバッツにとってはかなりの強敵だった。
「ねえ…っ、ねえ!きもち、気持ち良い?わた、しのなかぁ」
「あ、ああ…っ、大変…宜しいのではないかと…っく」
 猫撫で声で聞いてくるレナの色香に息子が馬鹿になりそうな予感がしたバッツは動かすのを一旦止めて一息吐く事にした。押して駄目ならば、引くのもまた戦術。バッツは気の無い返事しか出来ない。
「そ、そうなの?…んっ、んん…ね、姉さんのより…?」
「…比べられるのは厭なんじゃなかったのかよ」
 気持ち良いバッツの動きが止まってしまった事にレナは不満そうに睨んでくる。もじもじとしながらレナはそんな事をバッツに聞いていた。
「そ、そう…だけどっ、気になるのよ…っ」
 …何だってこんな答え難い質問をするのかバッツは理解に苦しんだ。だが、バッツの答えは決まっているのでそれを隠さずに言ってやった。
「それは…比べられるモノじゃないだろ。ファリスとお前じゃ奥行きや膣の形状が違うんだぜ?良い部分も悪い部分もそれぞれ違うんだ。…それって、個性だろ」
「くっ…ぅ、うぅんん…っ!そんな答えっ…ずるいわよ…!」
「うお、っ!…何て女だ」
 とうとう耐えられなくなったレナが自分から腰を振り始めた。もう完全に快楽が痛み勝っている証明だった。それならば、とバッツは腰の制限を解除して激しくレナを抉り始めた。余裕は殆ど無いので、一気に攻め落とす腹積もりだ。
「チィ…手加減は要らんらしいなっ!」
「ひうううう!!!」
 真空の膣内を削ぎ取っていくバッツの肉棒は荒々しく、また雄々しかった。その動きに同調する様にレナも腰を動かし、快楽を貪る。バッツがそうである様にレナもまた限界を目指して突っ走る。
287rage against usual:2007/03/19(月) 06:22:48 ID:D93M0Tyc
 けたたましい水音を立てながらバッツとレナはお互いにもう擦り切れそうだった。
「くっ…っ、やべ」
「あ、アン!お、おっきくなった…?な、何?なに…これぇ!!」
 射精が迫ってきた。その砲弾を身に溜めるバッツの剣が膨れ上がった。その圧迫感に歓喜の悲鳴を出すレナは状況が飲み込めない。
「…射精そうだ、っ。な、膣内で良い、のか?」
「で、射精るの?あ、赤ちゃんの素…?…ぃ、いやあ!!」
 キュッ、とレナの膣が射精を強請る様に狭まった。
「なっ、なあ!?」
「嫌…いやあ…赤ちゃんイヤああああああ!!」
 膣内射精を拒否する台詞を吐くレナだったが、言動と行動がまるで一致していなかった。腰は射精を導こうと勝手に動いているし、抜く事は許さないとでも言いたげにその脚はバッツの腰をガッチリ掴んでいた。
「お、おい…ちょ、待っ」
「だ、射精されちゃう…バッツの子種…は、孕まされちゃうよぅ…!」
 そんなに嫌ならば、今すぐに開放してくれ。バッツはそう言いたかったが、言った所で聞き入れる気は無いのだろうと判断し、レナの好きにさせる事にした。
 どうやらレナは、脳内で勝手に作り出した無理矢理射精されると言うシチュに酔っているらしい。快楽を引き出す為に無茶苦茶に腰を振り、乱れるレナは完全に女の性に狂っていた。
「お、お前…何か妙な物に憑かれてないか?」
「駄目…ダメぇ!で、でも…気持ち良いお薬ドピュドピュされたい…!」
 バッツの言葉は届かない。全てを捨ててざんばらに腰を振るレナは本心ではバッツに注いで欲しい事は疑い様の無い事実だ。
 …そして、そんなレナの無茶な腰使いは互いを限界へと追い詰めた。
「お、おい…本格的に拙いぞ?ど、どうすんだ?」
「ぁ…っ、き、来て!膣内に…!オマ○コにミルク飲ませてぇ!!!」
 もうレナは逝く寸前だった。ギュウギュウ種を搾る蜜壷の感触にバッツもまた解き放つ決意をする。
「…っ!…そうかよ。そんなら…くれてやる!」
「バッツぅ…!」
「くそ…性質が悪い奴…!」
 泣きながら愛しい男の名を呼ぶレナはとても綺麗だった。バッツは悪態を吐きながら、その女にピストンを以って応えてやった。
「い、逝く…!オ、マ○コ…!」
 ガツガツ最奥を抉り、最後の仕上げに入ったバッツをきつく抱いてレナは一足先に昇りつめた。
「ふああああああああああああ!!!!」
「ぐっ、か、勝った…!」
――キュウウゥ…
 絶頂で激しく収縮する内部に身を委ね、バッツは焼けた精液をレナの内部に注入していく。ギリギリまで堪えただけあってその量は凄まじく、レナの子宮はあっと言う間にバッツの色に染められる。
 満足そうに子種を飲み干しながら、盛大に痙攣するレナの爪が背中に食い込んで痛いが、今はそれすらも心地良い。咽び泣くレナは嬉しそうに、そして淫靡に呟いた。
「お、胎…融けるぅ…!バッツのミルク…美味しい…ふ、ふふっ、ふ…♪」
―――またやり過ぎてしまった
 レナの頭の螺子も跳んでしまっていた。イカレさせたのは自分だが、子種の納まった胎を撫でながら怪しく呟くレナは普段の清楚な姿からは及びも付かない艶やかさを振り撒いていた。
「やっぱり…お前等姉妹だわ」
 そんなレナを引き攣った顔でバッツは眺めていた。その姿がファリスに重なって仕方がなかったのだ。ニンフォマニアの称号はレナにこそ相応しいと思うバッツだった。
288rage against usual:2007/03/19(月) 06:24:14 ID:D93M0Tyc
 取り敢えずの後始末を終えたバッツはレナを抱いてその桃色の髪に手櫛を施していた。レナはそれを当然の様に受け入れていた。
「しっちゃったわね、私達」
「…ああ、そうだな」
 互いの熱は冷め、先程までの事は夢だった様に二人は落ち着いていた。…故意にその話題に触れないだけかも知れないが。
「これで…既成事実は完成よね」
「不徳の致す所…と言う事にしてくれ」
 レナは含み笑いをしながらそうバッツに言い聞かせる。バッツはそれを自分の所為にしたくない様だったが、もう事態はそれでは済まない所まで来ていた。
「今更…それは無いんじゃないの?」
「責任は取らないって言った筈だぞ?」
「ええ。知ってる。でも…あなたはタイクーン王家の人間を手篭めにしたのよ?それも姉さんと私を立て続けに。私達は別に良いけど、周りの人間は黙っていないかもね」
「それこそ知った事じゃない。俺は求められて、半ば脅されて相手させられたんだぜ?寧ろ被害者は俺の方だろうが」
 バッツは真実を語っていた。この男ならば本当に周りの意見ごと一刀両断にしてしまう可能性がある。レナの駆け引きは失敗に終わった。
「酷い人。これだけ私を好きに抱いておいて…」
「何言ってる。一回情を重ねただけでもう恋人気分か?…御目出度い奴だな」
「う…んっ、ふ…んっ」
 その口を閉じさせる為に優しくレナの頭を愛撫する。バッツの持った包容力は恐らくは天性のものだろう。レナはその心地良さに今は亡き父の姿を思い出した。
「本当に…ずるいわね、バッツは」
「そうか…?」
「嫌々抱いた癖にこんな優しくされたら…もっと好きになっちゃうわ」
「悪いな。こいつは性分…と言うか俺の趣味だ」
 柔らかい抱擁と頭を撫でる心地良さ。そして、先ほどの情事の気だるさがレナに睡魔を呼び込む。重たい瞼を何とか持ち上げながら最後の台詞を呟く。
「バッツは…私達の事、好き…?」
「突然何だ?」
「私は…好きよ。姉さんだって…。でも、バッツ、は?」
 闇に落ち込んでいく意識を浮上させ続けるのも苦痛になってきた。今すぐに意識を手放したいが、この男の答えを聞くまでは眠る事は出来ない。レナは言葉を待った。

「悪いが、俺には分からない。…信頼はしてるけどな」

「…バッツの、ばか……」
 嘘偽り無いバッツの言葉にレナが眠りに落ちた。静かな寝息が聞こえてくるのも直ぐだった。バッツは眠るレナに胸枕を施しながら、目を閉じる。
「過ぎた女難も考えようによっては喜劇だな。…泣けてくるぜ」
 何だって姉妹に気に入られてしまったのかがバッツには全く分からない。ファリスは言わずもがな。きっとレナも似た様な理由だろう。
 その渦中にあるバッツはもう逃げられないであろう事を覚悟し、これからどうやって姉妹の魔手から逃げるか算段を立てながらまどろみに落ちたのだった。
289rage against usual:2007/03/19(月) 06:25:28 ID:D93M0Tyc
―――翌日
「そう、か。あいつがねえ」
 気が付いたら朝だった。バッツは既に起きていて隣には居なかった。レナはシャワーを借りて汗を流した後に姉を訪ねていた。
 理由は昨日の事の謝罪、そしてバッツについて話し合う為だった。
「意外でしょう?普段飄々としてるから分からないけど、そんな一面も持っているのよ」
「くく…そっか。…可愛い所あるじゃねえか、アイツ」
 仲直りについてはすんなりと言った。今盛り上がっているのはバッツの持つ臆病な一面についてだ。ファリスは喜色ばんだ笑みを隠そうとせずに笑いを漏らす。レナも同じだった。
「ねえ、姉さん」
「うん?」
 レナは雑談を打ち切り、本題を切り出した。その真面目な声色と顔付きにファリスは若干緊張した面持ちを呈した。

「盗り合うの、止めない?」

「…それは、協力しようって事?」
 好いた男を落とす為に手を組む事を姉に持ちかける妹の図。実にカオスだった。
「ええ」
「それは良いけど、レナは納得出来るのか?」
 その胸中を知っているからこそ、ファリスはその質問をした。それ故に昨日は喧嘩したのだ。避けては通れない。だが、レナはそれについて正直に答えた。
「本当は嫌よ。出来るなら独占したい。でも…それで姉さんと喧嘩するのはもっと厭だから」
「ふふ…俺も同じ気持ちだよ、レナ」
 流石は姉妹だった。考える事は同じで、その内容も若干の狂気を孕んでいる。独占はしたいが、姉妹関係を悪化させたくない二人が手を組む事は必然だったのかもしれない。
「アイツって…誰かを本気で好きなった事、無いんだろうなあ」
「そうらしいわね。そうじゃなけりゃ、ここまで捻くれないでしょう」
「なら、ぶつけ続けてみるか。俺達の愛を、さ」
「バッツが拾わざるを得なくなるまで、ね」
 姉妹に揃って暗い影が差した。その矛先となるバッツは茨の道を歩む事が確定してしまった。

「また…注がれたいもんだな、アイツの愛を」
「こってりした粘つく青臭くて黄ばんだ奴をね」
 姉妹は若干だがバッツと言う男に開発されてしまったらしい。ぶっ跳んだ頭の螺子は戻っていなかった。

そして…
290rage against usual:2007/03/19(月) 06:26:38 ID:D93M0Tyc
「うーむ、やはり若いモンと飲む銘酒の美味さは格別じゃのう。…なあ、お主もそう思わんか?」
「いや…俺は…っ、十分若いモンだから」
「むっ、失礼な奴じゃな!儂が年寄りとでも言いたいのか!?」
「はははははは…自分で言ってりゃ世話ないよ」
 今日も今日とて酒場の定位置で酒を酌み交わす青年と老人が二人。もうかなり酒が進んでいる事を示す様にガラフは赤い顔を更に赤くさせて喚いた。バッツは疲れた顔を晒してそれを受け流す。
「…どうしたんじゃ、バッツ。顔色が良くないぞ?」
「あー、ちょっとあってさ」
 青白い顔を超えた土気色した顔をバッツはしていた。体ではなく精神が病んでいる事がその原因だった。胃が痛くて仕方が無い。
「処で…」
「うえ?」
「またお嬢さん方がお主を見ておるぞ?」
「あ?あ…そ、そう、みたいだな」
 数日前に見せたいやらしい顔をして、バッツをからかうガラフ。バッツは当然、離れた位置から視線を送ってくる存在には気が付いている。

「フッ…」
「ふふっ」

 タイクーンの姉妹が熱視線ではない暖かい視線を絶え間なく送ってきている。それこそがバッツの胃痛の原因なのだった。
「何やら豪く起源が良さそうじゃが…お主、何かしたのか?」
「………黙秘権を発動する」
 襲われそうになって立て続けに喰っちまいました。
 そんな事は例え仲が良いガラフにも打ち明けられないバッツは頑なに口を紡ぐ。ガラフは面白くなさそうに呟く。
「何じゃ、つまらん」
「悪い。こればっかりはな」
 その場を取り繕うように煙草を咥えて火を点けるバッツ。ガラフはそんなバッツに飽きた表情を張り付かせ、徐に席を立った。
「あ…おい、ガラフ?何処へ…」
「バッツがつまらんから部屋に帰って寝るわい。…些か飲み過ぎたようじゃしな」
「え…お、おい…!」
 慌てて引き止めようとするもバッツのそれは徒労に終わる。ガラフは支払いを終えて、そのまま帰ろうとした。
「ちょ、待っ…!お、俺を独りにしないでくれ…!」
「餓鬼じゃあるまいし何を言っておる。…ではな」
「…!」
 
ガラフは千鳥足のまま酒場を横断し、ファリスとレナのテーブルの前に来ると独り言を零した。
「邪魔者は消えるとするぞい。…仲良くな」
 そして、ガラフは本当に帰ってしまった。
291rage against usual:2007/03/19(月) 06:27:48 ID:D93M0Tyc
「く、くくく…ガラフも人が悪いなあ」
「花を持たせてくれたって処?…有難く頂戴しましょうか」
 含み笑いを零した姉妹は全てを知っているガラフに心の中で礼をする。そして、次の瞬間には獰猛な獲物を狙う捕食者の視線を供物へと向けた。
「さって、と…」
「行きますか」
 飢えた雌豹が兎に群がった。
「「バッツ」」
「ひっ」
 バッツが小さく悲鳴を漏らした。ステレオで聞こえてきた死神の声が寿命を縮ませる。
「ちょっと…面ぁ貸して貰おうか」
「悪い様にはしないわよ…?」
 袋の鼠だった。進退窮まっている。バッツは全てを悟った様に煙草を一吸いすると、それを灰皿で揉み消した。
「ファリス…レナ…」
「漸く諦めたか…?」
「散り際は潔くって事かしら」
 ファリスもレナもバッツのその行動が諦めの意思表示と取ったのだろう。
「そう言う事は…」
「「?」」
 だが、それは間違いだった。追い詰められては居るが、退路が無い訳ではない。
「考えない様にしておく…!」
―――ダッ!
 バッツはシーフ時代に培った超ダッシュで二人の前から脱兎の如く逃げ出した。彼の座っていた席の前には支払いである高額紙幣が一枚置かれているだけだった。
「…逃げやがった、あのチキンが」
「あの素早さは反則よね…」
 馬鹿みたいに取り残されている姉妹に他の客達が笑いを浴びせかける。
「…俺達もシーフを修行するか?」
「逃げられちゃ堪らないわよね…」
 姉妹が殺意の篭った視線で一睨みすると、酒場は水を打った様に静まり返る。
 標的に逃げられたファリスとレナはカウンターで静かに酒を酌み交わすのだった。

〜了〜
292名無しさん@ピンキー:2007/03/19(月) 06:28:54 ID:D93M0Tyc
投下終了。
機会があれば今度はクルル編でも書いてみようと思います。
駄文失礼。お疲れ様でした。
293名無しさん@ピンキー:2007/03/19(月) 21:10:52 ID:mXJMC1M4
うおおGJ!!!!
ここまで来たらクルルも手篭めにするしかないでしょ!!
294名無しさん@ピンキー:2007/03/19(月) 23:03:56 ID:ps13+SdY
GJ!!!
こんな質の高いSSが立て続けに投下されるとは・・・
クルル編も正座して待ってます!
295名無しさん@ピンキー:2007/03/20(火) 22:39:21 ID:1lVefGc3
姉妹丼ktkr?!
そう言えばありそうでなかったな
296名無しさん@ピンキー:2007/03/21(水) 15:43:10 ID:Ibhq1al+
姉妹丼最高!!!3Pもみたい!!
クルルもいれて4P希望!!!!!
297名無しさん@ピンキー:2007/03/22(木) 23:52:56 ID:1sS1T/ON
クオリティたけぇ――――!
レナタン ハァハァ
298名無しさん@ピンキー:2007/03/23(金) 01:10:30 ID:Oi+IvK5e
こんな姉妹に迫られても逃げるバッツに怒りすら覚える俺童貞
299名無しさん@ピンキー:2007/03/23(金) 02:40:47 ID:QFdkrz92
>>298
何を今更
300名無しさん@ピンキー:2007/03/23(金) 02:48:14 ID:9CHYw+C3
最終決戦を前にしてレナ、ファリス、クルルの妊娠が発覚
妊婦に戦わせる訳には逝かないと皆が寝静まった後、たった一人でエクスデスに挑みに行くバッツ

みたいな妄想が脳裏によぎった
301名無しさん@ピンキー:2007/03/24(土) 12:36:43 ID:EHevwnhp
どなたかセリス、ロック、セッツァーの3Pを…お、お願いします。
302名無しさん@ピンキー:2007/03/28(水) 04:18:29 ID:qWZq26K2
陵辱SSまだかな
303名無しさん@ピンキー:2007/03/28(水) 05:10:06 ID:5ek1XclI
クルルの人まだかな
304名無しさん@ピンキー:2007/03/28(水) 23:17:32 ID:ZYq8iHix
ageとく
305名無しさん@ピンキー:2007/03/29(木) 08:04:02 ID:VkwkDHet
GJ
306名無しさん@ピンキー:2007/03/30(金) 02:43:47 ID:mcLFdmiI


307名無しさん@ピンキー:2007/03/31(土) 23:53:14 ID:rWAeKAG5
まだまだ待ち続ける
308名無しさん@ピンキー:2007/04/01(日) 20:53:24 ID:EpFj9YOR
>>307
一生待ってろカス
309名無しさん@ピンキー:2007/04/01(日) 20:54:16 ID:EpFj9YOR
スマン、凸先間違えたwwwwwwwwwwwww
310名無しさん@ピンキー:2007/04/05(木) 00:36:38 ID:LZ5JiTHK
311名無しさん@ピンキー:2007/04/05(木) 17:24:09 ID:M74aa0+y
人いないようだが、クリアすたら受けバッツにレナファリが襲うSS書くぞ
312名無しさん@ピンキー:2007/04/05(木) 21:21:14 ID:Y1uvL4HU
313名無しさん@ピンキー:2007/04/06(金) 00:27:24 ID:YV09+Zg7
>>311
パンツ脱いで待っているぜ。
314名無しさん@ピンキー:2007/04/06(金) 09:46:04 ID:zxPH1JmX
ユウナレスカの尻がヌケすぎて気が狂いそうなんですが。
315名無しさん@ピンキー:2007/04/07(土) 18:17:18 ID:68pOgg25
>>311
全裸で待ってる
316名無しさん@ピンキー:2007/04/08(日) 01:09:45 ID:rCmfQJNO
まとめ読んでアーロン×リュックに萌えた。投下ないかな
317名無しさん@ピンキー:2007/04/08(日) 16:20:23 ID:PwcqLJz2
まとめってどこ?
318名無しさん@ピンキー:2007/04/08(日) 20:03:51 ID:L0Dqceob
つ http://yotsuba.saiin.net/~1001ya/alflailawalaila/index.html
DQとごっちゃになってるけど気にしない
319名無しさん@ピンキー:2007/04/09(月) 00:29:32 ID:TgsRjOvW
なぁなぁなぁ。ここって必ずしもエロが無いと駄目かね?普通に甘い小説は無理かね?
320名無しさん@ピンキー:2007/04/09(月) 00:33:46 ID:xcYkUpEi
エロパロ板でハナからエロ無しを自称するとはいい度胸だな
321名無しさん@ピンキー:2007/04/09(月) 00:36:24 ID:0z0+lwCT
話は読んでから聞こうか
322名無しさん@ピンキー:2007/04/09(月) 00:50:14 ID:UY+aKHBz
323名無しさん@ピンキー:2007/04/09(月) 03:23:39 ID:/rufqVBN
まあ問題ないだろうがまずは投下するんだ
324名無しさん@ピンキー:2007/04/09(月) 10:21:48 ID:llL9XVuv
>>319
是非投下をお願いします!
325名無しさん@ピンキー:2007/04/09(月) 11:27:09 ID:RmJIN/ra
エロくないならまだ許せるがエロが無いでは不可。
つまり、おととい来やがれってこった。
326名無しさん@ピンキー:2007/04/09(月) 14:06:36 ID:c6R/Crre
FF3のルーネス×エリアが読みたい…
327名無しさん@ピンキー:2007/04/09(月) 18:31:51 ID:TgsRjOvW
皆返答サンクス

いやね、ティーダとユウナのバカップルをね、ちょっとエロも有り、甘くもありといきたくてね
328名無しさん@ピンキー:2007/04/10(火) 14:16:08 ID:etLAe/Jr
白魔クルル陵辱まだかな?
329名無しさん@ピンキー:2007/04/10(火) 19:28:01 ID:ZP3tv7fv
ユウナレスカあるの??どこに??
330名無しさん@ピンキー:2007/04/10(火) 20:32:40 ID:OkZJvwp4
>>327
バカップル歓迎!頑張ってくれ!
331名無しさん@ピンキー:2007/04/10(火) 23:00:14 ID:K7ow4Do7
前のスレでユウナレスカのがあった。
332名無しさん@ピンキー:2007/04/11(水) 01:28:41 ID:uX1LAGXk
>>328
ここにも待ってる奴がいるぞ
333名無しさん@ピンキー:2007/04/12(木) 18:47:02 ID:sXC4NHb4
クルルのやついい加減ウザイ
自分で書け
334名無しさん@ピンキー:2007/04/13(金) 00:56:46 ID:Ty3CHrat
残念ながら一人では無いんだよねw
耐性無さ杉
335名無しさん@ピンキー:2007/04/13(金) 03:44:00 ID:uXRCCjxm
威張れた話でも笑えた話でも無いな
336名無しさん@ピンキー:2007/04/13(金) 07:48:38 ID:0WilmaVP
つまりクルルファンはクズばっかと。
337名無しさん@ピンキー:2007/04/13(金) 13:44:46 ID:czMv6+vz
>>333
ガラフ乙
338名無しさん@ピンキー:2007/04/13(金) 16:33:22 ID:uXRCCjxm
>>336
そう早々と結論づける必要もあるまい
339名無しさん@ピンキー:2007/04/13(金) 22:53:03 ID:Ty3CHrat
どうせクルル叩きの基地害なんだから放っとけ
340名無しさん@ピンキー:2007/04/13(金) 23:05:24 ID:ZlK1eFJs
そういうそちらはクズのクルルファンですねw
341名無しさん@ピンキー:2007/04/13(金) 23:21:15 ID:WYdzaVtk
典型的な展開で萎え
342名無しさん@ピンキー:2007/04/13(金) 23:30:47 ID:RtlCdi9x
ティーダとユウナのバカップル期待機。
343名無しさん@ピンキー:2007/04/14(土) 01:23:08 ID:O1qez94i
クルルの奴の粘着振りは異常
344名無しさん@ピンキー:2007/04/14(土) 02:20:41 ID:xNIlY4Ku
汚い語彙でイチャモン付ける奴に言われてもねw
345名無しさん@ピンキー:2007/04/14(土) 02:24:25 ID:R0X2ZRgk
クルル厨もアンチもどっちも消えろ
スレの癌
346名無しさん@ピンキー:2007/04/14(土) 08:25:40 ID:Thx3yyTs
お前らはそんなにSS職人さんを来にくくしたいのか?
それとも自作自演でSS職人を追い出そうとしてるのか?
347名無しさん@ピンキー:2007/04/14(土) 21:12:03 ID:8GiWSzjy
家に忍び込んで、回線ぶった切るとか物理的妨害されてるわけでもなし、
投下なんて結局は本人のやる気のあるなしに尽きるだろ。
348名無しさん@ピンキー:2007/04/15(日) 02:19:26 ID:7gYCVzD0
>>346
変な粘着がいるんだから仕方ない
349名無しさん@ピンキー:2007/04/15(日) 21:22:00 ID:1ON7Cg6S
Xの18禁サイト作ろうとおもた事ある…
作らなかったけど…
ここに投下してもいい?
350名無しさん@ピンキー:2007/04/16(月) 01:06:53 ID:wrZ7r+SA
是非とも
351名無しさん@ピンキー:2007/04/16(月) 01:36:45 ID:K4i6U0sz
んじゃ…

352名無しさん@ピンキー:2007/04/16(月) 01:38:43 ID:K4i6U0sz
ビサイド寺院の東の控えの間でユウナは<br>
僧官の前で袴を取り去り白く伸びた脚に黒いトングのみで<br>
促されるままに中央の小さい丸い台に座った。白い上の着衣と金糸の帯はそのままに<br>
下半身だけがむき出しになった状態で跪く僧官の手に添えられて<br>
そっと脚を広げられた。羞恥で顔を背けるが僧官の手によって<br>
前を向かされる。そこは薄いトングの上からでも<br>
そうと知れるように恥ずかしいくらい濡れていたのだ。<br>
そこにそっと触れながら僧官が聞いてくる。<br>
「さっき、あれを見たからですか?」<br>
僧官の言葉にユウナは頷いた。<br>
自分の身体なのに自分でもわからない反応を示している。<br>
何故だか変な熱に浮かされて、今こうしてキーリカ寺院の僧官の前で<br>
身体を開いてる自分とかも信じられないのだ。<br>

僧官はユウナの顎に手をやり仰向かせてその唇に自分のそれを重ねた。<br>
ユウナの眼は見開かれたまま後ろに倒れそうに<br>
なったところで僧官が背中を支えてユウナの唇に吸い付いていた。<br>
ユウナは歯を食いしばっていたが<br>
僧官の手が胸元の合わせ目からなんの抑揚もなく直に触れてきて<br>
力が抜けてしまい、ほんの隙を抉じ開けるように舌が入り込んできて<br>
ユウナのそれを激しく音をたてて蹂躙した。<br>
僧官は至って真面目にユウナのトングに手をかけ<br>
するすると引き降ろした。脚の先まで辿って脱がされる時も
<br>僧官に秘所は丸見えだったのだが不思議とユウナは嫌らしさは感じなかった。<br>
「貴女のように美しく若い方のここを見たら<br>
 男はみなこうしたいと思うでしょう」<br>
淡々とした言い方だった。<br>
「ここに口を付けても?」<br>
「よろしくお願いします」<br>
「よろしい」<br>
353名無しさん@ピンキー:2007/04/16(月) 01:41:29 ID:K4i6U0sz
読みにくくて、ごめん
改行の拡張子が消えないみたいw
354名無しさん@ピンキー:2007/04/16(月) 04:39:38 ID:uw+ZUg80
さすがに推敲し直したほうがいいだろう。
355名無しさん@ピンキー:2007/04/16(月) 09:12:33 ID:3AoyJqLJ
置換も出来ない阿呆のいるスレはここですか。
356名無しさん@ピンキー:2007/04/17(火) 00:48:13 ID:v6Q9iguD
これはひどい
357名無しさん@ピンキー:2007/04/17(火) 06:14:24 ID:ZlfneCKi
アーロンxリュックを書こうと思ってるのですが
前置き長かったり激甘だったりしてもおっけーでしょうか・・・心配。
358名無しさん@ピンキー:2007/04/17(火) 18:11:54 ID:wQnurhRl
びびるなら書くな。
書くならびびるな。
ぐらいに割り切って自分に言い聞かせると楽になるかもね。
359名無しさん@ピンキー:2007/04/19(木) 13:38:43 ID:tlArwk7d
たしかに
360名無しさん@ピンキー:2007/04/19(木) 22:12:03 ID:+LKZMSju
3Pネタ
カモン!
361名無しさん@ピンキー:2007/04/19(木) 22:26:47 ID:/q5tVZmU
前にティーダ×ユウナ書くって言ってた者だけど、やっぱりエロパロだからエロ入れますね。少し文章直すからもうちょっとお時間くれ
362名無しさん@ピンキー:2007/04/19(木) 22:41:07 ID:v+L2tel8
空気読まずにローザ×リディアキボン
363名無しさん@ピンキー:2007/04/19(木) 22:42:31 ID:TX58jlwd
沖縄県の方へ(命に関わる注意事項です)

沖縄県での選挙ですが、どうか民主党だけは避けてください。県民の生命に関わる可能性があります。
民主党の最大の公約は一国二制度(※)ですが、一度「一国二制度 沖縄 三千万」で検索をお願いします。
この際、民主党のHPで調べても良いです。以下の注釈↓と矛盾することは書いてないはずですから…

※一国二制度
 簡単に言えば沖縄を中国と日本の共有物にし、そこに3000万人の中国人を入植させます。
 (つまり沖縄人口の 96% を中国人にして、実質、沖縄を中国人の居住地とします。)
 さらに「自主」の名の下、沖縄で有事が起きても自衛隊は干渉できません。
 3000万人の中国人が、少数派となった130万人の日本人に何をしても、です。
 そして反日教育を受けた中国人の反日感情の強さは、ほとんどの日本人の理解を超えるものです。

今回の選挙で民主党が勝った場合、「自主」「発展」を連呼しつつ段階的に進めていくことになります。
自主と言っても、自主を認めるのが「住人の96%が中国人となった」後だということに気をつけてください。
発展と言っても、新沖縄の少数派となった「少数民族日本人」の発展ではないことに気をつけてください。
364名無しさん@ピンキー:2007/04/19(木) 23:48:57 ID:tkjP2qBT
↑ユウナとティーダは沖縄人ですが何か?
365名無しさん@ピンキー:2007/04/21(土) 21:58:23 ID:qubCOw43
リディア×ローザなら書いてみたい。
366名無しさん@ピンキー:2007/04/21(土) 23:33:57 ID:XU7RHAVj
ティーダ×ユウナ期待機です。
367名無しさん@ピンキー:2007/04/23(月) 23:48:22 ID:8l9i1iEr
FF屈指の人気を誇るユウナに期待
368名無しさん@ピンキー:2007/04/25(水) 16:16:22 ID:A79s+aJO
「着るの・・・・、これを・・・わたしが?」
ひも?布きれだよね、これ・・・・。
「どう?ユウナ、サイズは?」
ルールーの声にユウナは返事もできず、着替えの個室でたちすくんでいた。
スピラを2度にわたって救った大召喚士ユウナ。
ティーダが復活し、晴れて挙式の運びが決まったのはつい先ほどだ。
花嫁衣装―それはかつてスピラを救い、女神として敬われ、ユウナの名前のもとにもなった人物がまとった聖なる衣服―
みたいなSSキボン
369名無しさん@ピンキー:2007/04/26(木) 15:38:55 ID:pE7WTLDk
FF9のSSは何故か少ないね
370名無しさん@ピンキー:2007/04/26(木) 16:43:49 ID:bYuYLpsb
エロで成立するのって、ジタ×ガネとか、クジャ×ガネとか?
人外も多いから難しいのかな。
371名無しさん@ピンキー:2007/04/26(木) 22:02:07 ID:TDOph41t
壁|-_-) サラ×フラ…
いえ、何でもないです。
372名無しさん@ピンキー:2007/04/26(木) 22:03:17 ID:+UUrxWWB
何でもねーなら書き込むなよw
373名無しさん@ピンキー:2007/04/26(木) 22:20:15 ID:bYuYLpsb
クジャ×ブラ…
いえ、何でもないです。
374名無しさん@ピンキー:2007/04/26(木) 23:55:35 ID:TDOph41t
何をどう勘違いしてしまったのか、FF9初プレイ時に
フライヤはサラマンダーとくっつくと思い込んでしまったんだorz
そしてED見て、フラットレイかよ ウワアァン・(ノД`)・°・と…
375名無しさん@ピンキー:2007/04/27(金) 04:34:38 ID:u7RORLcm
スタイナーとベアトリクスがいるじゃないか
376名無しさん@ピンキー:2007/04/28(土) 03:15:45 ID:2e5BavUV
いくら異種間でもやはり頭骨の作りから違う種族同士をくっつかせるというのは無理だな。
ヲタ女ならともかく、子供なんか容赦なく「サラマンダーきめえ!!」と声を上げることになる。
377名無しさん@ピンキー:2007/04/28(土) 09:10:58 ID:sFMZFDQM
確かにあの赤モップ頭はキモいw
378名無しさん@ピンキー:2007/04/28(土) 15:32:12 ID:oLVbRyMf
サラマンダーってそんな誰かとくっついて欲しいと思うようないいキャラだったか?
379名無しさん@ピンキー:2007/04/28(土) 16:53:48 ID:+JZzcdef
サラマンダー×ラニならよし
380名無しさん@ピンキー:2007/04/28(土) 18:16:39 ID:J5weBLVd
ビビ×エーコ
スタイナー×ベアトリクス

どちらか見れるだけで大満足
381名無しさん@ピンキー:2007/05/03(木) 04:02:16 ID:gKqHyHO5
流れもログもろくに読まずに書き込むことをぜんぜん慎まずにお詫びします
ttp://game11.2ch.net/test/read.cgi/ff/1169204465/l50
 の、506あたりのSSの続きを実験的に投下します
尚、かなり手抜きですが、手抜きなんでしゃあないと思って下さい
382名無しさん@ピンキー:2007/05/03(木) 04:03:41 ID:gKqHyHO5
(中略)
「ヘッ! 月のバケモノも、オレにかかればこんなもんだぜ!」
グズグズに崩れたユカリョーテの死骸を見下ろし、エッジはそう言い放った
女はまだ怯えていた。粘液に濡れた裸身を震わせ、死骸の方を警戒しながら身を守りっている
「大丈夫だった? これ、着てください」
リディアは道具の中から自分の替え衣を取り出し、女に差し出した
「あ、ありがとう」
「このねえちゃんにはあうかな〜。ブカブカなんじゃねえか?」
そう言ったそばから、エッジの頭ににリディアのこぶしがうなる
「イテっ! 殴るこたぁねーだろ!」
「みんなとははぐれちゃうわ、バケモノの汁は浴びちゃうわ……このバカときたら!」
「ハハっ、わりぃわりぃ」
リディアはキッと睨んだが、それでもエッジは悪びれもせずに笑っていた
「お助け下さり、ありがとうございます。もしや、あなた方は月の民の館をお目指しで……?」
「えっ? そうだけど」
「よろしければ、私をお連れ下さい。館までご案内致します」
「こりゃ丁度いいや。ねえちゃんをここに放るわけにもいかねえしな」
「でも、セシルたちと合流しなきゃ」
「大丈夫大丈夫。あいつらもきっと館にむかうさ」
「……そうだね。じゃあ、行こうか」
「きまりだな。ねえちゃん、道案内よろしくな!」
「ええ、こちらこそ……」
三人は月の民の館へと歩きだした……
383名無しさん@ピンキー:2007/05/03(木) 04:05:01 ID:gKqHyHO5
(またもや中略)

「へえ、月にはそんなもんまであったのか」
助けた女の話を聞きながら、三人は月の民の館へ向かって歩いていた
「ええ、きっと驚くことばかりですわ」
「そっかー。おかげでちょっと楽しみが出来たぜ。……あれ?」
先立って女と語り歩いていたエッジは、すっかりリディアのことを忘れていた
「おーい、早く来いよ!」
後ろに少し離れて歩いていたリディアに、エッジは呼びかけた
「……リディア?」
リディアは股間を両手で押さえながら無言で俯き、ゆっくりとついてきている
「どうした……!?」
優れた忍術の使い手であるエッジにも気づかせなかった異様な気配は、その時になって彼に感じとられた
リディアは無言のまま腰紐を解き、ローブを捲りあげて下半身を露出させる
「お、おい! リディア!?」
エッジは赤くなりながら、駆け寄った。駆け寄る彼を虚ろ気な目でリディアは見ている
「……エッジ。私……したくなっちゃった」
虚ろ目で微笑みながらそう言い、リディアは指をくわえる仕草をしてみせた
「なな!ナニ言ってんだおまえ!?」
いつも仲間として接している気丈な娘の突然の痴態に、エッジは戸惑う
「好きよ……」
下半身を露わにしたままエッジに抱きつき、リディアは彼の唇を奪った
「リ……ディア……」
口づけに含まれた強力な魔性の成分に、エッジは気づいた
何かが彼女を操っている。エッジはそのことに感づいた
しかし彼は口づけを拒みたくはなかった。しかし彼の純粋な心が、それを拒ませた
「どうかしてるぜ……! おまえが、こんなことするなんて」
拒絶するエッジに、リディアが少し悲しげな顔を見せ問う
「どうして……? 嫌いなの? 私が、優しくないから?」
「そ、そうじゃねえけどよ……」
「やっと、素直になれたのに……」
リディアの目に涙が滲む
384名無しさん@ピンキー:2007/05/03(木) 04:05:42 ID:gKqHyHO5
「そうじゃねえんだ! 俺だって……」
操られたリディアの身体を汚してしまうことを、彼はおそれた
だが操られたものであるとはいえ、リディアの言葉は本心である
その心を傷つけてしまうことも、彼にとって怖いことであった
「興奮させるのよ」
突如として女の声が割って入った
「!?」
エッジが振り向いた先で、助けた女は異様な姿を現していた
「オスはいやらしいことを考えると、夢中になるわ……」
彼女はそう言いながら、背部から無数に伸びた触手を揺らめかせた
透き通った緑色のゼラチン質の物体が裸の全身に絡みつき
紐水着のような形状で、乳房や性器をギリギリに覆っている
「テメエ、何者だ!」
怒りに身を任せ、エッジは叫んだ
「私はゼムス様に仕える暗黒魔導師……」
彼女はそう名乗ると、エッジにむけて素早く触手を伸ばした
「うわっ!」
リディアの痴態に惑わされエッジは、触手を避わすこともままならなかった

…………続けていいんなら、いつかつづく
385名無しさん@ピンキー:2007/05/04(金) 02:08:20 ID:1gSYiadj
GJ!!wktkして待ってます+(0゜・∀・)
386名無しさん@ピンキー:2007/05/04(金) 15:34:59 ID:VlJVLf1l
暗黒魔導師の触手は凄まじい力でエッジ身体を拘束すると、彼を地面に叩きつけた
「ぐはっ!! う……くっ!」
仰向けに倒され、触手よって手足を広げられたエッジは
身動きを封じられたまま暗黒魔導師を睨みつけた。暗黒魔導師はそこへ歩み寄ってくる
「着ているものが邪魔ね」
彼女はエッジの身体の上に来ると、彼の身体に跨るようにうつ伏せとなり
新たに伸ばした触手を地についてその身を中空に支え、エッジに身を重ねるように向かい会う
暗黒魔導師の身体を被っている緑色の粘液が、乳首の先から糸をひいてエッジの忍装束に垂れ落ちた
ジュゥゥゥ……
忍装束に小さな穴が開いた
「くそっ、離しやがれ! 俺をどうする気だ?」
静かに微笑みながら、暗黒魔導師は応える
「言ったでしょう、着ている物が邪魔なの」
彼女の左手は乳房を、右手は性器を弄り始めた
「今すぐ溶かしてあげる。……ぁぁん! あはぁぁっ…」
さかりのついた猫のように喘ぎながら、暗黒魔導師はエッジの上で自ら身体を愛撫した
「あぁ……出るわ 粘液気持ちいぃ……ぁぁあぁん」
ちゅぶっ……にゅるにゅる……っ!
彼女は時折痙攣しながら、透き通った緑色の粘液を放出する
「はぁっ…はぁっ おしりの中身が…出ちゃう……ああぁぁん!」
乳首から、へそから、尻穴や性器から……。粘液をドロドロと分泌しなが、暗黒魔導師はら悶絶した
「ぅうっ やめろ……!」
雌が発情する匂いを含んだその粘液は、エッジの忍装束をボロボロに溶かしてゆく
「あん……。はぁっ…おっぱいヘン……おっぱい……あぁああぁんっ!」
両手で乳房を鷲掴みに揉みながら、暗黒魔導師は乳首の先から粘液を噴き出した
激しく飛び散った粘液はエッジの顔にまでかかる
濡れたティッシュよりも柔らかく溶かさせれた忍装束の股間で
硬く勃起したエッジの三本目の刀は、溶けた布を突っ裂いた
ぬらめきながらそそり立つ三本目の刀は、彼の意志とは裏腹に女の肉を貫かんと欲していた
「ぅぅ畜生……俺としたことが、なんて情けねえ……」
「ふふっ、そんなこと……無いわ……。とても立派よ」
387名無しさん@ピンキー:2007/05/04(金) 15:36:38 ID:VlJVLf1l
暗黒魔導師はまだ息を荒くしたまま身体を起こすと
拘束したエッジを触手で持ち上げ、その背後に身体をすり寄せ抱きしめた
「見なさい。あなたの愛する娘の姿を……」
豊満な乳房が、粘液を糊にしてエッジの背中に張り付く
「……!?」
エッジの視線の先では、リディアがあられもない姿を晒していた
「あはぁっ……ぁん ……あぁ…あぁ」
M字に股を開いて指をくわえながら小さく喘ぎ、虚ろな目はうっとりと天井を見つめている
「リディア!?」
エッジはその光景に愕然となった
リディアは尻穴から暗黒魔導師と同じユカリョーテ色の触手を生やし
その身を粘液まみれにしながら身悶えていた
何岐にも分かれた細やかな触手は、リディアの下半身に蔦の様に絡みついている
「あぁっ……あぁあァ……」
彼女のローブは殆ど触手により溶かされ、胸を被う生地が下乳をはみ出させながら残るのみであった
「リディア!!」
エッジの叫びにリディアが気づいた
「ぁぁ……エッジ。見て……この格好、すごく恥ずかしいの」
恥じらいの言葉を囁きながらも、リディアは自らの小ぶりな花びらを捺し広げ
勃起した陰核を中指で弄りながら見せつけてきた
「エッジ……恥ずかしいよぉ……。ぁぁっ……もっと見て! 恥ずかしいの、気持ちぃぃ……!」
指を動かし、身体をヒクヒクさせながら、リディアは恍惚の表情でエッジを見つめてくる
「リディア……!」
三本目の刀は先走り汁を垂らしながら、リディアの身体を求める
エッジは必死にその煩悩を沈めようとするが、本能には逆らえず
操られたリディアのことを想えば想うほど、そのいやらしく変貌した身体に目が行ってしまった
「愛してるんでしょう?」
暗黒魔導師が耳元で囁く。彼女は自らの性器に手を当てながら苦悶すると
膣から分泌した粘液でその手を濡らし、三本目の刀を優しくしごき始めた
「さぁ、あなたも素直になりなさい……」


……つづくかも
388292:2007/05/04(金) 21:32:52 ID:92LDFG27
再び書いたので投下してみます。
バッツ×クルル
前回以上にキャラが壊れているので肌に合わない方はスルー推奨。
389FAKE TIME:2007/05/04(金) 21:37:38 ID:92LDFG27
――あれから、少しばかり時が流れた
 長老の樹での死闘が終わり、戦友の一人を失ってから数ヶ月が経過していた。その憎き仇を打ち倒し、世界は一つとなった。
 突き付けられる様々な局面に柔軟に対応し、着実に強くなっていくクラウザーさん御一行。そんな彼等が次に手を出したのはクーザー城に眠る千年前の遺物……伝説の十二の武器だった。
 その封印を解く石版を求める旅の合間に、彼らは再びあの場所に来ていた。

「お兄ちゃ〜〜ん!」

 聞こえてくるのは幼さを残した少女の声だ。一行の穴を埋める形で合流した最後の人物。
「へいへい」
 バッツは少しだけ草臥れた顔を覗かせた。だが、そこには嫌悪や拒絶と言った表情は覗かない。持ち前の面倒見の良さが発露したバッツ=クラウザーにクルル=マイア=バルデシオンはすっかり懐いてしまっていた。

――第三世界 ルゴル
 世界が千年前の姿に戻り、世界規模で地形が変わってしまった今現在、ルゴルの村はイストリーの滝の遥か東に位置している。酒以外に特に見るべきものが無い辺鄙な村。
 バッツにとっては忌わしい想い出がある鬼門とも呼べる場所だった。そんな場所にはバッツとしては立ち寄りたくは無いのだが、結局の所、駄々をこねた三人のお姫様の剣幕に押し切られる形でバッツはこの村に再び足を踏み入れる事になった。
 ……彼等はチョコボ世界一周の旅の途中であり、ルゴルの近くに寄ったのも、イストリーの滝に隠された或る物を探す為だったのだ。

「はあああ……」
 村外れの開けた場所でバッツは独りでポツンと煙草を吸っていた。
 魂が抜けそうな重い溜息がバッツの喉を通過する。世界の危機からは隔絶された、牧歌的で長閑な村に在って、今のバッツの雰囲気は完全に浮いている。燦々と降り注ぐ陽光を浴びながら煙草をふかしてみるも、その重い空気を払拭する事は出来ない。
「あれから時は経ったけど……思い返すだけ、無駄なのかも知れないなあ」
 この村にある限り、バッツの胸の奥に湧いて来るのは数ヶ月前……ガラフが存命中だった時のあの光景以外に無い。それがバッツの心を締め付けていた。
 あの姉妹を喰った事。それはバッツとしては巻き込まれた形の結末だった。故に、その事自体にバッツが悔いている訳では無い。それしか方法が無かったのだ。
 ……だが、その事にバッツが重荷を感じているのは疑い様の無い事実だ。
「あいつ等……俺みたいな男の何処が気に入ったんだか」
 そんな事は問うても始まらない段階に既に来ていた。ファリスもレナも、バッツに惚れていると言う純然たる事実があるだけ。だからこそ、バッツには今が重たい。
 頻繁に女の表情を見せ、バッツに擦り寄る姉妹。一度狂った歯車は元には戻らないのか、現状に引き摺られる形で、肉欲の檻に囚われて行く自分。
 もう何度肌を重ねたのかは覚えてもいない。乞われる様に求められれば、それを無碍には出来ないのが今のバッツだった。付き合う度に…抱く度に姉妹への情が募っていく。バッツにはそれが不快だったのだ。
 誰も求めていないし、欲しいとも思っていない。そんな心の防壁を食い荒して行く二人に毅然と態度を取れないで居る。バッツは自分の弱さが露呈していく様で厭だった。
390FAKE TIME:2007/05/04(金) 21:38:22 ID:92LDFG27
「はあああ〜〜……あー、糞」
 今日何度目かの煙草の煙混じりの溜息を吐く。だが、そんな事をしてもバッツの心が晴れる事は無い。煙は吐けても、心の底にある澱は溜息と共に出ては行ってくれないからだ。

「やっぱ、後悔してんのかな……俺」
 新しい煙草を咥え、渋い顔付きでバッツは漏らした。後悔など無い筈だった。だが、今のバッツの心はチクチクと痛んでいる。その理由は単純で、或る男が残した言葉がバッツを根元から蝕んでいる。
 否……この場合は罪悪感と言った方が正しいのかも知れない。

『娘達を頼む』

 その男は確かにそう言った。ロンカ遺跡の最深部…くずおれた体で、血反吐を吐き散らし、それでも尚ファリスとレナを守った男が残した遺言じみた言葉だった。
 アレキサンダー=ハイウィンド=タイクーン。バッツはその男の背中に確かに父親としての強さを見た気がした。だからこそ、その言葉にバッツは頷いたのだ。この男が成し得ない事を代わって成し遂げると。そう、心に誓った。
「だけど実際は……だものなあ」
 その時の自分の気持ち、そしてその光景を思い出し、反芻すると吐き気を催してきた。今の自分が置かれている状況を鑑みれば納得だ。あろう事か、バッツはその守護の対象を手篭めにしつつあったのだから。
「……モヤモヤして、仕方がねぇ」
 きっと、あの王様は許してくれないだろう。何よりも父親として。然る冪時が来た時に説教を喰らうのか、それとも夢枕に立たれるのが先か……
「結局の所……流されるままか。俺は」
 しかし、あの姉妹がバッツを離す事は有り得ないだろう。もがけばもがく程に深みに嵌っていく現状に晒されて、バッツの精神は良い具合に病んでいっている。
391FAKE TIME:2007/05/04(金) 21:41:02 ID:92LDFG27
「お兄ちゃん?」

「う!?……あ、ああ。お前か」
 その少女の発する声に最初反応が出来なかった。心が此処に在らずだったバッツはクルルの接近に全く気が付けなかった。
「何か、暗いね?ひょっとして悩みでもあるの?」
「……そうだな。ま、悩みの無い人間は居ないって事だよ」
 強がる様子も無く自然体で返すバッツは少しだけやつれた顔をしていた。
「ふーん。大変なんだね」
「我ながら溜め込む性格してるって思うぜ。その裡、キレちまうかもな」
 クルルは自分にしてやれる事は何も無いと判断したのだろう。あくまでバッツ自身の問題と深く踏み込もうとはしなかった。バッツは冗談とも本気ともつかない発言をしたが、クルルは何も言わない。
 ……こう言ったあるがままで飾らずに生きる彼だからこそ、厄介事が舞い込んでしまうのかも知れない。そんな飄々とした生き方は周りには強さに映るからだ。残念な事に彼の周囲にはバッツの気苦労に気付く輩は居なかった。
「それ、で……何か用か?」
 ……心機一転。頭を悩ませていた雑多な思考を一端締め出してバッツはクルルに言った。
「うん。ムスッとしてるお兄ちゃんが憐れに思ったから、クルルが遊んであげようと思ってさ」
「ははは。そりゃあどうも」
 今の自分はよっぽど酷い顔をしている様だ。包み隠さずズッパリと言ってくれたクルルにバッツは苦笑いを隠せない。
「む〜〜、嬉しくないのーー?あたしが手を差し伸べてるのにさあ」
「そうは言ってないけど、何だって俺をご指名なんだ?ファリスやレナと遊べば良いだろうに」
 ぷう、と頬を膨らませるクルル。ちょっとだけ駄々をこねた様なその仕草にバッツは頬を掻いた。
 ……クルルがこうやって接触してくのは此処最近頻繁にある事だった。ガラフを失い、傷心のクルルに手を一番差し伸べてきたのはバッツなのだ。兄代わり、父親代わり……言い方はどうでも良いが、クルルがパーティーの面子で最も心を開いているのはバッツである。
 懐かれている……と言うよりは甘えられていると言う表現の方が正しいだろう。タイクーン城を出て、アントリオンの巣でファリスと合流するまでの間に随分とその傾向に拍車が掛かった事をバッツは記憶していた。
「お姉ちゃん達、さっきから姿が見えないんだもん」
「それで俺に白羽の矢、か。……まあ、暇を持て余してるんなら付き合ってやっても良いけどさ」
 やれやれと言った感じに呟くバッツ。正直、このまま日が暮れるまでこの場所に居る気は更々無い。それならば、子守序でに体を動かした方が余程建設的だろう。今は何も考えたくはなかった。
392FAKE TIME:2007/05/04(金) 21:41:35 ID:92LDFG27
「本当!?やったあ!」
「んーー、でも遊ぶって言っても何するんだ?この村には娯楽は無いし、酒場もこの時間帯は閉まってる。それに、俺が思い付く遊びでお前が喜びそうなのは無いなあ」
 クルルの提案を了承してやると、クルルはパアッと満面の笑顔を咲かせた。だが、了承したのは良いがする事が見つけられないバッツはちょっと首を傾げてしまった。
「あーー、大丈夫。やる事はもう決めてるから。お兄ちゃんはあたしとデートしてくれれば良いんだよ」
「デート?…逢引か?」
 形が小さい子供が随分とませた事を抜かした気がする。だが、それも所詮は子供のする事とバッツは割り切った。それ以外に議論すべき処は別にある。
「それこそ、この村に見るべき場所なんてあるとは思えんがね」
「んもぅ!女心が判んないなあ、お兄ちゃんは」
 バッツの呟きがしっかり聞こえていたクルルは今度は拗ねた顔をしてみせる。
……女心なぞ理解したくは無いし、そもそも男である以上は生涯理解出来ないモノだ。それ以前に貴様の様な餓鬼が口にする台詞じゃあない。
 バッツはそう言いたかった。だが、結局言わなかった。言えなかった。
「お兄ちゃんがさ……あたしの側に居てくれるだけで良いんだもん」
 俯き、視線を下げたクルルの顔は少しだけ赤かった。普通、そんな仕草を見せられれば胸にときめくモノがある筈だが、残念ながらバッツはその一点では不感症と言っても良いほど冷めていた。
「あ、あはは。そう言う訳だからさ、少し経ったら迎えに来てよ。宿の入り口で待ってるからさ!」
「あ、お、おい……。今直ぐじゃなくて良いのか?」
 自分の胸の内を明かした照れ隠しだろう。クルルはその場で翻り、バッツに背を向けて歩き出す。ふよふよと淡い金髪をしたポニーテールが揺れている。バッツはそのクルルの後ろ姿に声を掛ける。返ってきた返答は…
「女の子には色々と準備に時間が掛かるんです!」
 言いたい事だけをぶち撒けて、クルルは駆け出した。その声色は何処か嬉しそうだった。
「ったく、急なお誘いです事」
 ……本当に、実の兄の様に懐いてくれている。
もう彼女は自分の事をバッツと名前で呼んではくれなくなっていた。その事が少しだけ寂しい様な……それとも、今の自分と彼女の距離の近さを示している様で複雑な心境と言うか……まあ、余り悪い気はしないバッツだった。
「はあ……ん、アレ?あ、あらら……」
 もう一本吸おうと思い、煙草の紙箱を漁るが、既に最後の一本を吸い尽くしてしまっていた。
「俺も……戻るか」
 クルルは恐らく、一端自室へ引き上げたのだろう。バッツはその後を追う形で煙草を取りに部屋に戻る。待ち合わせ場所は宿屋。詳しい時間の指定がされていない以上、どの道待つのは宿屋しかありえない。
 どっこいせ。爺臭い言葉と共にバッツは腰を上げた。
393FAKE TIME:2007/05/04(金) 21:42:32 ID:92LDFG27
 自室に取って返し、封を開けていない真新しい煙草を補充したバッツは特に自室で感慨に耽る訳でも無く、宿屋のエントランスの隅でクルルを待った。
 過去、そして現在と随分厄介になっている宿屋の主人がにこやかな笑みをバッツに向けると、バッツは少しだけ笑みを零して軽く会釈する。
 そうして、バッツはクルルがやってくるのを腕を組んで待ち始めた。
 その後、10分程経過すると……
「ん?」
 誰かが宿屋の敷居を跨いで来た。
「あれは……」
 それは彼が良く面を付き合せている人物…ファリスとレナだ。

「ふう……こんな事したって、何かが変わるとは思えねえけどな」
「何れ……実を結ぶ時が来るわ。何もしないよりはマシでしょう」

「・・・」
 バッツは途端に無言になった。確かにファリスとレナだ。だが、何時も見慣れている筈の彼女達の様子は明らかに普段とは違う。目で見て解る程の差異があった。
 彼女達の手には得物であるむらさめとパルチザンが握られていた。…まさむねやホーリーランスでない辺り、随分と捻くれている。
 それ以外にも、今しがた手当てしたとしか思えない傷があちこちに付いていた。顔には絆創膏が貼られ、腿や腕には包帯だって巻かれている。濃い血の匂いが二人から漂ってきた。
「狩りでもやってたのか?あの姉妹は」
 二人が何をしていたのかバッツは直ぐに思い当たった。嘗ての自分がこの村で暇を持て余していた時にしていた事をきっと彼女達はしていたのだろう。
 現在のクーザー城は人が居る上に、エクスデスソウルが出没する危険な場所になっている。恐らくは村の郊外でモンスターを狩って遊んでいたに違いない。

「……ああ。レベル差を埋めなくちゃ、立つ瀬が無い。お荷物だって思われたくないしな」
「そう言う事。私達二人でなら……きっとバッツの背中だって守れるわ」

「あいつ等……似合わねえ事しやがって」
 遠くから聞こえてくる姉妹の甲斐甲斐しい会話にバッツはクツクツと哂う。こうして、旅の束の間に訪れた余暇でさえ、自分達の鍛錬の時間として今の彼女達には重要なのだ。
 勇気と労りを象徴する炎と水のエレメントの加護を持つ姉妹達。だが、恋と言う病を患う彼女達にはこんな括りは意味を成さないのかもしれない。……何とも熱くて更に笑えて来たバッツだった。

「?……げげっ!」
「え?……あっ!」

 此処に至り、ファリスとレナは漸く壁と一体化しているバッツの存在に気が付いた。見られたくない場面を見られた二人は一歩たじろいだが、バッツは口元をにやけさせて軽口を叩いた。
「よう。不良姉妹。今日は一段と死臭が濃いんじゃないのか?」
「お、お前……居たんなら声位掛けても良いだろが」
「……趣味が悪いわね。乙女の秘密を覗いちゃ駄目よ」
 責める様な視線が飛んできたが、バッツには効果が無い。依然として嘲笑う様に口元を歪めるバッツに二人はゆっくりと近付いた。
「覗くつもり何ざ無かったさ。ただ、お前等が勝手に喋ってただけだろ」
「チッ……お前が吐く悪態には慣れたけど、もっと気の利いた台詞は言えないのか?」
「言う必要性を感じない。…あんまり強くなり過ぎると、嫁の貰い手無くなるぞ?」
「大きなお世話よ。……まあ、私達には幸運にもその御相手が居るから良いですけど」
 叩いた軽口にファリスは口を尖らせたが、レナはそれを逆手にとって聞き逃してはならない台詞を吐いた。…この姉妹は本当に仲が良いらしい。
「そんな奇特な……否、哀れな男が居るとは思えん。俺なら敬遠するね。絶対に」
「そうか?んじゃ、今度鏡を見ろよ。俺達を仕込んだ鬼畜が目の前に居ると思うぜ」
「好い加減、現状を受け入れて欲しいけど……まあ、仕方ないかも。貴方、チキンだし」
 ……悪態の応酬だった。一人と二人の背景には奇妙な冒険チックな擬音が浮かんでいる気がする。刺すか刺されるか…実に心地良い空気だった。

394FAKE TIME:2007/05/04(金) 21:44:18 ID:92LDFG27
「って、馬鹿やってても仕方ねえや。……んで?お前、何だってそんな所で壁の華になってんだ?」
 こんな事はお遊びだと、ファリスが不穏な空気を両断して話題をバッツに振った。何故、そんな所に居るのか?姉妹の今の興味はそれだ。
「ん?……暇を持て余しててな。そんな折りに…」
「へえ。それは好都合ね」
 バッツはその理由を説明しようとしたが、レナが割り込んでそれを最後まで言えなかった。慌ててバッツは言い直すが姉妹は聞く気は無い様だった。
「ああ。……暇だって言うなら丁度良いや。少し、付き合ってくれよ」
「動いたからお腹が減っちゃって。……どうかしら?お昼でもご一緒に」
「い、いや……ちょ、待て」
 何故か話が勝手に進んでいた。時刻は昼の掻き入れ時を過ぎた辺り。姉妹は狩りに夢中で昼食を摂っていなかったのだろうが、バッツは既にそれを済ませていた。それ以前にクルルとの約束がある為にそれを受ける訳にはいかない立場だった。
「……悪いな。今は止めておく」
「あ?暇……なんだろ?偶には付き合えよな」
「何か袖にされてるって感じね。……妙に最近冷たくない?前ほどじゃないけど」
 やっぱり姉妹の視線が刺さってきた。豪くご機嫌斜めらしい。だが、バッツとしても譲れないモノはある。今更約束を反故する訳にはいかなかった。
「まあ、暇を持て余してるのは事実だけど、ついさっき先約が入っちまったんだよ」
「「先約?」」

「ああ。クルルを待ってる」

 そいつが答えだった。一瞬、ファリスとレナはお互いの視線を絡ませて、密談を交わした。そうして、少しだけ、視線を背けて、こう言った。
「……そっか。ま、そんなら、仕方ねえか」
「間が悪かったって事かしらね。……ふう」
 意気消沈し、残念そうにする姉妹。……ファリスもレナも基本的にはクルルに甘い。未だ子供の範疇にあるクルルに対し、気を遣っている面もあるのだろう。あっさりと二人は引き下がった。
「お前、クルルには甘いよな。……保護者が板に付いてきたか?」
「きっと、そうなのよ。……貴方は良い父親に成れるわ」
 皮肉が込められた台詞だった。だが、バッツはそんな言葉は知らんとばかりに言い放つ。
「……ガラフには世話になった。その恩を返す意味合いでも、な」
「「・・・」」
 嘗ての戦友が残した或る意味での未練。だからこそ、バッツはガラフに代わりクルルの手を引いてやりたかったのだ。そんな切ない台詞に姉妹は暫し言葉を忘れて俯いた。

「何やってるの?お兄ちゃん達」

 待ち人、漸く参上。クルルが図ったかの様なタイミングで奥の客室から現れた。
「うんにゃ?世間話をしてただけさー」
 態々重たい話を持ち出すのも気が引ける。それに一番近い人間が居るなら尚更だ。バッツは茶を濁す発言で場を誤魔化した。
「ふーん……」
 解っているのかそうでないのか…何とも微妙な言葉と顔付きでクルルは返した。
「あー……ロビーで煙草吸うのも気が引けるから、俺は外で待ってるぞ」
 ちょっとだけ微妙な空気になったこの場を煙草の所為にして逃げるバッツ。…逃走の伊呂波をギルガメッシュに伝授されたのかもしれない。
「――うげっ!?」
 そうして、姉妹の横を通過しようとしたバッツはいきなり首根っこを掴まれて狼狽した。
 聞こえてきたのは耳元で囁く姉妹の声だった。
「此処はクルルに華を持たせる。でも…後で、晩酌に付き合ってくれよな」
「……行かなかったら?」
「私と姉さんで搾り取るわ。まあ…それはそれで構わないのだけど?」
 ……恐ろしい台詞が聞こえて来た。タイマン戦では無敵でも、二人掛りでは分が悪い。明日の日の目を拝みたいバッツは二つ返事で今晩の飲みを了承した。
「喜んで」
395FAKE TIME:2007/05/04(金) 21:45:15 ID:92LDFG27
「ふーん」
 逃げる様に去ったバッツの後姿を見ながら、クルルは何かを思案していた。
「「??」」
 その様が不気味に思えた二人は眉を顰ませる。そうして、そんなクルルを警戒していた姉妹に浴びせられた一言は洒落にならなかった。

「お姉ちゃん達……嫉妬、してるのかなぁ?」

「「!」」
 世界が真っ赤に染まった。最初、冗談かとも思ったが、クルルの口元に浮かぶ歪んだ笑みを見て、これは現実だと思い知らされる姉妹。クルルの言葉は尚も姉妹を煽る。
「お兄ちゃんが……バッツがあたしに盗られちゃったみたいで厭なんでしょ」
「「・・・」」
 二人の心に湧いてきたのは純然たる怒りの感情だ。…少なくとも、途中参加した小娘が吐いて良い台詞ではない。そもそも、この子供が自分達とバッツとの間にあった交流の何を知っているのだろうか?それが穢された気分だった。
 が、感情に任せて怒りを爆発させれば大人としての品格が疑われかねない。それ以前に宿屋を殺害現場にする訳にはいかない。二人は感情を抑制しようと躍起になる。
 そして……

「血の臭いが濃いんだが……お前ら、何やってる?」

 咥え煙草のバッツがその場を強制的に閉めた。香を彷彿とさせる独特の香が漂ってきた。逃げた筈のバッツが帰ってきたのは本能的に危機意識が働いたか、立ち聞きしていたかのどちらかの理由だろう。
「ううん、何でもなーい。……行こ!お兄ちゃん♪」
「先、行ってろ」
「……はあーい」
 これみよがしに見せ付ける様にバッツに抱き付いたクルルであったが、バッツの言葉には逆らえないのか、渋々と宿屋を出て行った。そうして、重たい雰囲気が支配する宿屋のエントランスをどうにかする為に、バッツは口を開いた。
「まあ……何だ。アイツの軽口は愛嬌みたいなモンだ。俺はもう慣れたし、真に受けるだけ馬鹿らしいと思う。だけど、お前等がそれを許容出来るかって言ったらまた別の問題だよな。だから……」
 煙を吐き出して、真剣な声色でバッツは言う。やはり、会話を聞いていた様だ。
「クルルへの文句は俺が引き受ける。……俺の監督不行き届きって奴だからな」
 バッツはそれだけ言うとくるりと背を向けて出て行った。
 
 そうして、残されたファリスとレナ。内に燻る怒りの火は消えず、それはファリスを突き動かす。
――ガッ!
 ファリスは衝動のまま壁を蹴り付けていた。
「クルルの奴……どう言うつもりだ。…喧嘩売ってんのかよ」
「姉さん、止めて。みっともないわ」
 そんな姉を止める妹。だが、その妹の声色は寒気を感じさせる程、凄みに満ちていた。
「……ああ。判ってる。子供相手に本気になるほど餓鬼じゃない」
「そうよ。大人の対応じゃないわ。大人の…………っ」
 その口調がファリスを大人しくさせた。だが、そのレナはと言うと、子供であるクルルに嘗められた事が甚くご立腹らしかった。
「……バッツを尊敬するぜ。あの猫被りとさあ」
「ええ。良くやってると思う。あの娘…腹黒さは天下一品ね」
 きっと祖父から受け継いだ血と見て間違いない。いたたまれない気持ちのまま、姉妹は自室へと引き上げて行った。
396FAKE TIME:2007/05/04(金) 21:47:10 ID:92LDFG27
「んふふ〜〜♪」
「・・・」
 何やら、非常に面倒な事態が持ち上がった気がする。前はこんなにクルルが姉妹に牙を剥く事は無かったのだが、今回ばかりは勝手が違う。クルルに抱き付かれながらも、バッツの心は明確化したパーティーの不和に注がれていた。
「?……お兄ちゃん!」
「ぃ、痛てててて」
 ギュッ、と脇腹を抓られてバッツの顔が歪む。仮にもデート。されどデート。そのお相手を失念していたツケが回ってきた。
「ちっとも楽しそうじゃなーい!」
「あー、悪い。考え事してた」
「んもう!今はクルルだけを見てて!それに、そんなに考え込むと禿げちゃうんだから」
「お前だけを見ろ……ってか?」
 焼き網の上の餅宜しく膨れっ面のクルルの言に素直に従い、バッツはまじまじとクルルの顔を凝視する。
「あ……」
 六つ上の男が自分をじっと見つめてくる。クルルにはそう言った免疫が一切無いので、ただモジモジとしながら顔を赤くしていた。
「む」
「//////」
 そうして、赤くなったクルルの顔を眺めている裡に、バッツはある事に気付く。何時もとは違う貌をクルルはしていたからだ。普段の愛くるしい顔とは違い、何処かしらの色気が感じられる。
 長い睫はクルンとカールし、大きな瞳を更に強調する様にアイラインは際立っているし、健康的な肌色をした皮膚は白粉を塗した様に白かった。小さな可憐な唇だって、少しばかり赤い色をしている。
 ……そうして、バッツは自分が待たされた意味を知った。少し背伸びして、クルルは化粧をしていたのだろう。
「成る程。お前も色気付いたもんだ」
「だ、だって……あたしも一応、踊り子を齧ったんだもん」
 昔、タイクーン姉妹がそうした様に色目を使ってくるクルル。化粧のやり方もその時に仕入れたと見て間違いない。14歳の女の子にしてはクルルはマセている。

「お前はさ、もう少しその……ナチュラルメイクの方が合うと思うんだがな」
「え」
 が、バッツは冷静にクルルのメイクを批評した。踊り子を齧っているのは彼も同じだったのだ。
「ファンデやアイシャドウはそれで良いとして…ルージュは未だお前には早いな。リップクリームにしとけ。それに…目元のラインも強調し過ぎだよ」
 淡々と言葉を並べるバッツだが、言いたい事はたった一言だ。
「俺としては、すっぴんのお前の方が好きなんだが……」
 別にジョブの事を言っている訳ではない。ただ、化粧はクルルに合わない。そう言いたかった。そんなバッツの言葉にクルルは子供っぽさを全開にした。
「む〜〜〜〜!!」
――ゲシッ!
「痛っ……」
 クルルのローキックがバッツの脹脛に炸裂した。乙女の努力を全否定したバッツに対する制裁と言う奴だった。
「お、お前……何すんだ!」
「ベ〜〜っだ!お兄ちゃん何か嫌いだもん!」
 そう言ってクルルはプリプリ怒りながらバッツの先を走っていった。
「はあ……お前の孫って、手が掛かるよな」
 今は亡き戦友にそう問いかけてみるも、返って来る答えは無い。ただ…お空の上に良い顔してサムズアップしたガラフの幻影が見えた気がしたバッツだった。
「お兄ちゃ〜〜ん!早く〜〜!」
 クルルが少し先の農道で元気に手を振っていた。バッツは有り得ない幻を振り払い、クルルの後を追った。
397FAKE TIME:2007/05/04(金) 21:48:38 ID:92LDFG27
――夜 酒場
「お前さ、自分が如何にひ弱かって認識しねえのか?見てるこっちとしちゃ、胃が痛くて敵わねえ」
「姉さんの言う通りよ。ちょっと…自分の命を軽く見過ぎって感じがするわ」
「おいおい、説教は止めれ。酒が不味くなるだろうが」
 酒が回ってクダを巻いている姉妹の真ん中にバッツは居た。第二世界でも座っていたカウンター席で、両サイドから聞こえる酒臭いお説教を聞くバッツは第三者から見ても厭な構図だった。
「言わないと聞かないだろうが!お前、男の癖に力や体力低過ぎ」
「すっぴん状態での話だろうが」
「それなのに前列に出たがるから、嫌でも血を見る事になるわ。もう何回戦闘不能になったの?」
「数え切れない程……だな。でも、歌って踊れて薬の調合が出来て、魔物だって操れるぞ」
 何故に姉妹が説教を垂れているのかと言うと、最近のバッツが余りにも向こう見ずな行動をするので、そのフォローが追いつかなくなっているからだった。パーティーでレベルが一番高いのは彼だが、明らかに間違っている戦い方をバッツはしていた。
「はあ……決定。お前、器用貧乏過ぎ。技術系のジョブに手ぇ出し過ぎだ」
「魔術師系もちゃんとやってますってばよ。……飽きっぽいけど」
「そんなだから、まともに極めてるのがシーフと魔法剣士だけなのよ。……あら、吟遊詩人もだったかしら?」
「どんな局面にも対応できるジェネラリストは一人は居て損は無いぞ?」
 バッツの言う事はある意味正論だろう。単一の局面に向いたスペシャリストの集団の中に多方面に活躍できる人間が居れば、戦略の幅が広がる。
「っ、そうだけど!……お前の負担になってるだろ?最近は輪を掛けて危なっかしいし」
「現場の人間から見れば……どうしてもそう思えるわ。私達のフォローだって、無限じゃないし」
 そんなバッツを前列で見てきたからこその姉妹の意見だ。物理系のスペシャリストの姉妹に言わせれば、パーティーリーダーがそんなにひ弱では困ると言いたかった。……様々な意味合いからだ。
「でも……いざとなったら、守ってくれるんだろ?」
「むっ……う//////」
「あうぅ//////」
 バッツはそんなファリスとレナの扱いをある程度心得る。自分の裾野が広がり過ぎているからこそ、それを守る役として姉妹の存在は欠かせない。バッツの言葉が効いている事を示す様に二人は赤くなる。
「く……言いたい事は判るけど、もう少しだけ……た、逞しくなって欲しいと言うか……なあ?」
「え、ええ。……普通は、逆だと思うわ。守るよりは寧ろ……ねえ?」
 ……随分と乙女チックな思考になったものだ。そうバッツは息を吐く。これもきっと、夜の生活の果てに二人が変わってしまった事の表れなのだろう。しかし、バッツはそんな事では揺るがなかった。
「私情を挟むなよ。成長の仕方なんざ人それぞれだ。……アナクロ過ぎやしないか?」
 銘酒であるルゴル酒を呷ったバッツは嘲笑う様に零す。昔ならば兎も角として、バッツの調教が身に沁みて来た姉妹は言葉を返せない。
「あー……もうぅ。ああ言えばこう言う奴だなあ」
「性格悪いわよお。少しは周りの意見を取り入れてよね……」
 案の定、姉妹は泣きそうな顔をしていた。酒が入っている分、感情的になっているのかも知れない。
「お前等が思っている通りに意見は汲み取れんよ。……なあ、お前はどう思う?クルル」
 そうしてバッツはその場に居た最後の人物へパスを回した。
398FAKE TIME:2007/05/04(金) 21:50:29 ID:92LDFG27
「へ?」

 バッツ達から少し離れた位置で、クルルは唐突に声を上げる。話を振られるとは思わなかったのだろう。
「えー……と。な、何?」
 ……話を聞いていなかったらしい。
「だから俺がひ弱だって話さ。お前は……どう思う?」
「あ、ああ」
 話題のキーとなる部分をバッツが言ってやると、クルルは頭を回転させ始めた。どんな事を手酷い事を言われるのかとバッツは少し期待する。
「えーと、お兄ちゃんがあたし達と比べてって話でしょ?」
「そうだ」
 頷くバッツ。周りを見渡せば、モンクやら侍やら竜騎士やらを極めた女がゴロゴロする環境。女帝政治の真っ只中と言う境遇にあってバッツの発言権は非常に強大である。体育会系のノリを嫌うバッツがそれを維持出来たのは単純な理由だ。
「……良いんじゃないの?それって個性だし」
 クルルはバッツのフォローに入った。…つまりはそう言う事だ。上手い具合に仲間達を手懐けている。そうでなければこんな事は罷り通らない。
「……だってさ」
「「・・・」」
 クルルの擁護を得たバッツが不敵に笑う。姉妹はそれが少し面白くない様だ。同じタイミングでグラスを呷った。

「でも」

「はい?」
 ……クルルの言葉には続きがあった。バッツは間抜けに聞き返してしまった。
「同年代……若しくは歳が近いお姉ちゃん達に負けてるってのは判るけどさ?歳が離れてるあたしにすら腕力やらで負けるってのはどうなのかなあ。……或る意味、特異体質?」
「あいや〜〜」
 謎のイントネーションが喉を通過した。バッツは握ったグラスを取り落としそうになってしまった。……随分と心を犯す発言をしてくれるとバッツは思った。
「くく……言われちまったなあ?バッツ〜〜?」
「特異体質……と言うよりは虚弱体質ね。それはどんな特技なのかしらぁ?」
 いやらしく笑う姉妹。その気になれば、二人掛りで組み伏せる事も可能と言う事を言いたかったのかもしれない。バッツは少し顔を引き攣らせて酒を新たに空のグラスに注いだ。
399FAKE TIME:2007/05/04(金) 21:52:14 ID:92LDFG27
――ガタッ
 そんな楽しげなバッツと姉妹のやりとりに入っていけないクルルは少しだけ面白くない顔をして席を立った。
「んあ?……お帰りか?」
「ん。ちょっと……眠くなった」
 バッツの問いかけにクルルはそうだと頷いた。
「お勘定……ここ、置いておくね」
 肩身を狭そうにしながら、クルルは一行に背を向ける。……そんな彼女の小さな背中に姉妹はやっかみが多分に混じった言葉を浴びせた。
「ふっ、確かに……お子様が遅くまで居て良い場所じゃないわな。まっすぐ帰んな」
「ええ。背伸びし過ぎると、補導されちゃうわよ?」
「!」
 一瞬、とんでもなく苛烈な視線を向けたクルルだったが、結局彼女は何も言わずに帰ってしまった。
「お、おい」
 バッツはクルルに何か言いたかった様だが、それはクルルには伝えられなかった。
「放っとけよ。本人が帰りたいって言うんだ」
「変に引き止めるのも野暮だと思うけどね」
 対照的に姉妹は落ち着いている。寧ろ、邪魔者が消えて清々したと言った顔だ。
「いや……金、足らないんだけどさ」
「「・・・」」
 それがバッツがクルルを引きとめようとした理由だ。クルルの残した金額では彼女の代金には数ギル足りていなかった。……それ位は融通を利かせてやっても良いだろうと姉妹は強烈に思った。

 そうして、クルルが帰った後に姉妹はバッツに絡み始めた。
「何か……機嫌が良くないか?」
絡まれているバッツは姉妹が絶えず笑顔を湛えているのが気になった。
「そりゃあ、な。……酒の邪魔されるのだけは流石に御免だったからな」
「大人しく引き下がってくれて助かったわ。……お酒が飲めない子供にはつまらない環境だったって事かしらね」
「そう、かもな」
 どうやら、姉妹はクルルが消えた事に安堵している様だ。去り際に掛けた棘のある台詞も昼間の一件に対するやっかみと見て間違いないだろう。
 ……想像以上に溝が出来てしまっているのかも知れない。
「穏やかじゃないな、ちょっと」
 嘗てこの村で味わった針の筵が再現されている様だ。あの時は姉妹間の溝だった。今回は姉妹とクルルの間の軋轢だ。
「何か考えてる顔してるが……グラス、空だぞ?」
「お酒の席で難しい顔されると切なくなるわ」
「……失敬」
 やはり女は鋭い。バッツの表情が酒と自分達に向いていない事を感じ取った姉妹は口を尖らせた。バッツはそんな我侭なお姫様達に付き合うしかなかった。

「はあ……」
 クルルは息を吐きながら自室を目指していた。先程受けた姉妹の嘲笑する様な言葉を思い返す度に心には抑えられない感情が湧いてきていた。
「あたしは……違うもん」
 が、そんな言葉に一々反応しては余計に子供っぽく見られると思い、それを封殺する様に努める。……こんな調子が長い間続いている様な気がする。素の自分が出せるのはバッツの前だけ。そう思うと窮屈で仕方なくなるクルルだった。
「あ……」
 そうして、辿り着いたのは自室ではなく、バッツの部屋のドアの前だった。
「・・・」
 重苦しく、来訪者を拒む様な嫌な空気が目の前から迫ってくる。それでもクルルは物怖じせずにそのドアの取っ手に手を掛ける。施錠はされていなかった。
――ギィ
 蝶番が錆付いた悲鳴を上げた。開けた途端に漂ってくる煙草の臭いに咽そうになりながらも、クルルは部屋の中へと歩を進める。
 ……嘗て、バッツが姉妹と死闘を繰り広げたのと同じ場所。クルルはそれを知らないが、その部屋には女を引き付ける何かがあるのかも知れない。そう考えると……それに惹き付けられたクルルも或る意味の被害者なのかも知れなかった。
400FAKE TIME:2007/05/04(金) 21:53:09 ID:92LDFG27
「ハア……」
 酒を飲んだ訳でも無いのに喉を通過する熱い吐息。トコトコと暗い室内を横断し、クルルはバッツが使用している寝台に倒れこんだ。
――ぽふっ
 枕もベッドシーツも、主が起きた時にそのままにされていたのだろう。クルルが寝台に身を預けると、煙草の臭いと一緒に汗の匂いに似た野趣溢れる香りがクルルの鼻を付く。
「くふぅ……」
 甘い声を上げて悶え始めるクルル。自分の内側にある諸々の感情を発散するかの様に、体をバッツの寝台に擦り付ける。スリスリと。そうしている裡に堪らない気持ちになってきたクルルは服の上から片手を自分の胸に伸ばした。
「ふあああぁ……っ」
 鼻に掛かる声。聞く人間が男なら即座に理性を破壊する程の威力を秘めた美少女の嬌声だ。だが、それを聞く人間は此処には居ない。部屋の主は他の女と逢引の最中だ。
「ああぁ……ん」
 未熟であるはずのクルルの乳房は自分で揉み、擦る度に感度を増して往き、火が点きそうな程になって
しまう。その証拠に、高められた性感を表す様にクルルの乳首は硬くしこっていた。
「んっ……ん……あうんっ」
 そうして、クルルは自分の膨らみかけの乳房を服の下から直に揉み始めた。
 ……火照る体を持て余し、自分で処理し始めたのは数年前。初潮が起こり始めた頃だった。だが、バッツ一行と合流し、そのバッツに世話を焼かれる様になってからはその回数が格段に増えた事をクルルは記憶している。
「ハッ……ぁ、ああんん……!」
 クリクリと芯を持った両胸の突起を慰めてみるも、体の疼きは収まる気配を見せなかった。クルルは迷う事無く余った片手を股間へと導いて行った。
 ……自分がどれだけはしたない真似をしているか、王家に生まれついた人間であるクルルは判っている。しかし、体の疼きは留まる事を知らず、こうしてバッツの部屋に入り込み、自慰に耽る事も今度で何度目の事か分からなくなっていた。
「ぁ……はっ……んんん〜〜〜〜!」
 クチュクチュと水音が薄暗いバッツの部屋に木霊した。その音の主は狂った様に乳を揉み、膣口に当てた手を動かす。
「ぉ……お兄、ちゃん!」
しとどに濡れそぼるクルルの陰唇は痙攣し、この部屋の主のいきり立つ一物を飲み込みたくて開閉を繰り返す。だが、クルルが望むモノが与えられる筈も無かった。
「ぃ……逝く!逝くよぉ……!お兄ちゃん……っっ!」
 そうやってクルルは激しく手を動かし、その果てに独り寂しく浅い絶頂を極めた。サラサラした愛液がクルルの手を伝い、バッツの寝台にその香りを染み込ませていく。
「切ないよお……お兄ちゃん……」
 そうして、事が終わってクルルを苛む感情。寂しくて、切なくて。最早、自分がやっている事を正当化する気持ちすら失せてしまったクルルだった。

――数時間後
「ふいいいい〜〜」
 漸く自室に辿り着いたバッツは酒臭い溜息を吐いた。時刻は日付が変わる少し前。そんな時間まで飲み続け、前後不覚になった姉妹を担いで部屋に送り届けたバッツは苦労人だった。
「ううぅ、眠ぃ」
 姉妹に付き合わされたバッツもまた、酒量の限界だった。睡魔の洗礼を受けているバッツは襲い来る眠気に逆らえず、自室のドアを開け、その中に入る。
「――あん?」
 踏み込んだ瞬間にバッツは違和感を感じ取った。誰かが居る……否、居た気配がする。その証拠に、部屋の空気が淀んでいる。
「……これは」
 それだけではない。何処かで嗅いだ様な甘ったるい匂いもしている気がする。
「ま、さかな」
 色々と心に浮かんでくるものは有ったが、それを抑え込んでバッツは室内を横切って、隅に置かれた寝台へと進む。そして、覚束無い様子でその中に潜り込んだ。
「・・・」
 ベッドシーツから甘く小便臭い匂いが漂ってくる。それは普段嗅ぎ慣れた匂いとは別のもの。ただ、此処最近は一人で寝る時、頻繁に嗅ぐ匂いだ。
「……気のせい。そう、気のせいだ」
 これ以上考えては思考の迷宮に踏み込みかねないのでバッツは心を凍て付かせて、現状を放置した。酒に任せて眠る為に寝具を頭から被り、目を閉じる。
「うあ……っ」
 直ぐに睡魔は襲ってきた。ベッドの中で大きく伸びをし、欠伸するバッツ。明日には此処を発たねばならないので疲れを残す事は出来ない。予定が詰まっている訳ではないが、一つ所に落ち着く事が出来ないパーティーリーダーの困った性分が発露している。
 ……バッツは眠りに落ちるまで、その香を意識しない様に努めた。
401FAKE TIME:2007/05/04(金) 21:54:12 ID:92LDFG27
――一週間後 バル
 イストリーの滝の上部でお目当ての品である魔法のランプをゲットし、ボコの背に揺られながら約数日。クラウザーさん御一行はチョコボ世界一周を成し遂げ、蜃気楼の町の裏で景品であるミラージュベストを受け取った。
 ……その後の一行の進路についてはパーティー内でも議論が持ち上がっていた。ゴール海溝に眠る最後の石版を得たいファリスと、カーウェンの北の山に一行を待ち続けるバハムートと決着を付けたいクルル。その南西に聳えるフェニックスの塔に登りたいレナ。
 三者三様の意見が出る中で、パーティー代表のバッツは沈んだウォルスの塔に潜りたかったのだが、こんな混沌としたパーティー状況を鑑みればそんな無理は出来ないと判断した。
 何をするにせよ、先ずはパーティー内の不仲……つまり、姉妹とクルルの溝を埋めるべきとバッツは確信し、彼が決断した策はバルに暫く逗留する事だった。
 ジャコールの洞窟経由で、地下階の大扉の奥に隠されたモノを手に入れた一行にとっては最早寄る用事もない場所。そんな場所に態々、だ。
 バッツにしては何かしらの考えがあったのだろう。だが……そんな中、案の定問題は持ち上がった。

『ようバッツ。ちょっとお前の手を貸して欲しいんだけど』
『悪い。クルルに呼ばれてる』
『バッツ。……お昼ご飯、一緒にどう?」
『済まん。クルルに先約が』
 流石はホームグラウンド。クルルは水を得た魚の様にバッツと姉妹の間を撹乱して行く。悪意と方便のギリギリの狭間。ファリスもレナも流石に黙っては居られなくなるのは必定だった。
『バッツ!少しは融通利かせてく『無理だ。クルルの方がお前より先約だ』
『ちょっと待って!少しはこっ『時間に遅れそうだ。悪いが、付き合えん』
 最早、口を挟む暇すらない。タイクーン姉妹は完全にバッツに相手をして貰えなくなってしまった。…そうして姉妹の裡に募っていく懐疑心と良い具合の焦燥は修羅場の予感を何処からか引き連れてきた。
402FAKE TIME:2007/05/04(金) 21:55:53 ID:92LDFG27
 姉妹はバルで最も高い場所……飛竜の塒である塔の最上部にやってきていた。どれだけ良い部類の女であろうとも、彼女達もまた人間である。癪に障るクルルの態度、そしてつれないバッツへの不満は破裂寸前の水風船の如くパンパンだった。
内なる蟠りはかなりの量が蓄積し、醗酵してガスの様に溜まってしまっている。お互いに言いたい事は山程あり、抜かなければ直ぐにでもそれは破裂してしまう。
 姉妹は揃って盛大に愚痴を垂れ流したかったのだ。

――ガンッ!
 柱に拳が勢い良く叩き付けられた。その衝撃で拳が裂け、赤いモノが腕を伝っていく。柱にはめり込んだ拳の跡がくっきりと残り、風の中に血の臭いを含ませる。
「本当に……鶏冠に来るわ。何様なのかしら、あの子供」
 般若を彷彿させる物凄い形相でレナは零した。血の筋が彼女の腕を伝って、ポタポタ床に落ちていく。
「まあ……落ち着けよ。気持ちは判らんじゃない」
 以前とは逆で、今度は怒り狂った妹を姉が宥め賺す。冷たい石の壁に寄りかかってファリスがそう呟くと、レナは濁った翠の瞳で姉のそれを射抜く。
「あの子の肩を持つ気?」
「そう思うのか?俺も……レナと同じ気持ち、なんだけどな」
「随分冷静なのね。もっと同調してくれるかと思ってたけど」
「俺も驚いてるよ。意外と辛抱強いのか……或いは、沸点超えちまって、感情が麻痺してるのかどっちかだろ」
 ルゴルではほんの少し感情を露にしたファリスだが、今回はレナ以上に落ち着きを払っている。細かい部分で良く似た姉妹だが、その行動にはやはり差異がある。
 普段、理性的に振舞うレナだからこそ、今の彼女は怒りによって衝動的になっている。対照的にファリスは殆ど溜め込まない性格の為に、怒っていても突発的な行動には移らない。だが、それでも確かに姉妹には共通項がある。
 ……クルルを見過ごす事はこれ以上出来ないと言う事だ。
「もう……好い加減に手が出そうよ。狭量だとは思うけど、限界だわ」
「だな。こうも付け上がられたんじゃ、堪忍袋の緒だって切れちまう」
 決してレナとファリスの沸点が低い訳ではない。明らかにクルルが調子に乗っているのは明白で、それを楽しんでいる気配すらある。バルに来てからと言うもの、クルルのその傾向は増え、姉妹はもうそれに耐える事も馬鹿らしくなってしまった。
「ガラフには悪いけど、後腐れ……無くしたいとは思わない?姉さん」
「・・・」
 暗にクルルを害したいと訴えるレナにファリスは目を閉じた。言いたい事は判るし、同じ想いだって持っている。だが……レナは極端過ぎるとファリスは思ってしまった。それこそ本当に大人気無い事だとも。
「何時までも嘗められっぱなしってのも性には合わんさ。俺も、お前もな。だけど……少しばかり極端だよ」
「そんなの知ってる。でも、私はこれ以上は許容出来そうにない。姉さんだって同じ筈よ」
「そうだ。だけど、腐っても俺等はパーティーを組んでる。……一人欠けちまうのは大きな痛手だと思うんだけど?」
 クリスタルに選定された者達が大多数を占めるクラウザーさん御一行。その内誰か一人でも欠ければ冒険を行うには大き過ぎる損失を負うと言う事はファリス自身が知っている。ピラミッド探索時にそれを身を以って味わったのだ。
 再びそんな事態が持ち上がれば、エクスデスを打倒する処か、これ以降の冒険にだって差し支える。
「ひょっとして割り切れって言いたいの?そこまで……私は大人には成れそうにないわ」
「む――」
 だが、レナの言いたい事もファリスは分かっているし、このまま放置するつもりもない事だ。
 ……全てはパーティーと言う狭いコミュニティーの中での問題。足並みを乱すクルルとそれを擁護するバッツ。そんな二人に姉妹はついていけなくなっている。
 それをどの様に収めれば良いのか思案するが、結局の所、クルルが態度を改めるしか打開策が無いと知り、ファリスは奥歯を噛んだ。今のあの娘がそんな殊勝な事をするとはどうしても思えないからだ。
403FAKE TIME:2007/05/04(金) 21:57:16 ID:92LDFG27
「こんな場所で悪巧みの算段?」

「「!」」
 聞き鳴れた忌わしい声が背後から掛かる。飛竜の直ぐ後ろからクルルが小悪魔的な微笑を湛えて現れた。……一体何時から居たのかは分からないが、クルルが話の大部分を聞いていたのは間違いない。
「くすくす……何かダサいね、お姉ちゃん達」
「ほう?」
 嘲笑する視線。明らかに挑発しているクルルにファリスは敢えて反応してやる。相手の言いたい事を聞き、それからどうするかは掛けられる言葉次第。ファリスのこめかみには青筋が浮かんでいる。
「言いたい事があるならクルルに直接言えば良いのに。こーんな人が居ない場所で陰口なんて格好悪」
 人は居ないが、飛竜は居る場所だ。世界でタイクーンとバルにしか居ない希少動物である飛竜は女の修羅場を目の当たりにして、ビクビクしていた。このままでは心労によって寿命が縮みかねない程に。
「一体何を言っているのか解らないわ」
 レナは感情を感じさせない声で静かに呟く。だが、その瞳には暗いが炎が宿っている事をクルルは見逃さない。
「惚けたいなら別に良いけどね。……はあ。お兄ちゃんも何だってこんな人達に気を遣うのかなあ」
「「・・・」」
 ピクピクっと姉妹の眉が同時に釣り上がる。クルルの言葉はそれまでの姉妹の葛藤を吹き飛ばす程の衝撃を与えてきた。目の前で色の無い火花が散り、それが内に溜まった油に引火する。
「あらら。怒っちゃった?」
「てめえ……」「子供が……」
 浮き出た青筋がその存在をこれでもかと主張する。だがクルルはそんな怒り心頭の姉妹をにやけた顔で見ながら、満足そうに背を向ける。そうして、次の瞬間……

「渡さないよ」

「「!」」
 凍て付く言の葉が姉妹の耳に入り、燃え盛る炎の勢いを弱くする。深い深遠を覗かせる様な、闇が塗りたくられた呪詛と変わらない重たい呟きが姉妹をその場に縛り付けた。
「明日……石像狩りするから、広間に集合だって」
 クルルはバッツから賜ったであろう伝言を姉妹に伝え、飛竜の塒から立ち去った。

「……何だったんだ、アレ」
「私が知る訳無い。……知りたくも無いわ」
「そうだな。知った事じゃないか。でも」
「ええ。あの態度は……頂けない」
 さっきのアレは何だったのか?姉妹で色々議論してみても、その原因については全く見当が付かない。だが、重要なのはそんな事では無い。やり場の無い怒りをどうするのかが問題だった。
「……殺っちゃおうか」
「まあ、待てよ」
 殺気も怒気も無いレナの呟きは空恐ろしい。それだけイカれていると言う証拠なのだろう。だが、何とか一抹の理性を保ったファリスはそれを止めた。
「他に、何か憂さ晴らしの手段がある?」
「アイツさ、言ってなかったか?クルルへの不満はこっちで引き受けるって」
 だが、ファリスとて煮えくり返った腸を放置する事はしない。そこで彼女が出した解決策は嘗てバッツがルゴルで言った台詞に甘える事だった。
「ああ。……そう言う事ね」
 その意図が判ったレナは気色ばんだ笑みを覗かせ、唇を舌で舐め上げる。
「考えてもみりゃ、アイツがのらりくらりしてなければこうはならなかった。……アイツにだって責任の一端はある筈だよな?」
「私達とクルルがこうなっても放置しているって事は、私達の怒りもしっかりと受けとめくれるって事よね……」
 そうして、姉妹は怒りの矛先を見定める。
「「全部バッツが悪い」
 ファリスとレナは何故かその日は終始笑顔だった。
404FAKE TIME:2007/05/04(金) 21:58:58 ID:92LDFG27
――翌日 バル城一階 
「何なんだ、糞」
 昨日から原因不明の寒気がバッツを襲っていた。項の辺りに何かしらの違和感があり、黙っていても冷や汗が吹き出てくる。一般的にそれは良くない事が起こる前兆と呼ばれているが、バッツにとっては眉唾だ。
 しかし、今朝の様子を思い出すとそうも言ってられなくなるバッツだった。今朝の朝食に出たのは自分とクルルの二人だけ。朝はしっかり摂るファリスとレナは何故か欠席していた。それと何か繋がりがあるのかと邪推してしまう。
「……急ぐか」
 時間には少し早いが、バッツは地下階に下りる階段がある城の広間を目指す。クルルは時間があるので自分の部屋に戻ってしまった。…一人きりが何故か心細い。一人旅で慣れてしまっている筈なのに、バッツはその怖気を取り払えなかった。
 そうして、バッツは約束の場所に辿り着いた。

「ほ?」

 先ず、喉を通過したのはその一言。随分と間抜けだが、それしか言えはしなかった。広間には既にファリスとレナが来ていた。
「「・・・」」
 姉妹は無言でバッツを一瞥する。その姿には普段の姿からは見られない負の感情が数メートルに渡って噴出している。
「え、えーと」
 ……まあ、別にその程度の事ならば想定の範囲内である。リーダーたる者、構成員の不平不満は受け止めて然る冪。しかも、姉妹はクルルと冷戦を繰り広げている。きっとそれ故の冷たい視線なのだろう。
 だが、バッツが困惑しているのはそんな事では無い。姉妹の装いに……と言うかジョブに言葉を失ってしまったのだ。嫌な予感の元凶は彼女達と見て間違いない。

「……バーサーカー?」

 可愛らしく小首を傾げるバッツは不気味だった。それだけ、混乱しているのだろう。美人姉妹のファリスとレナが、矢鱈と露出の高い獣人もどきの格好をしている。
 獣の皮を使った粗末な布を纏っただけの格好は脇腹や太腿など、目のやり場に困る部位が惜しげも無く曝け出されていた。
 無論、バッツは姉妹のそれ以上に恥ずかしい場所を見ているので、その程度の装いでは揺るがない。バッツが警戒していたのは何故にこのタイミングで二人がバーサーカーにジョブチェンジしたかと言う事だった。
 確かに、クルルへの不満を聞くと言ったのは事実だが、今の姉妹はその範疇を超えて物騒だ。以前から雑魚散らしの為に姉妹が偶にこのジョブにチェンジするのを見ていたが、今回のこれは何か作為めいたモノが感じられて仕方が無い。
 ……ひょっとしたら、この機に己を抹殺する為か、はたまた殺してその肉を喰らう為なのかも知れないとバッツは思ってしまった。
 その証拠に、姉妹はお揃いのデスシックルをちらつかせているのだ。禍々しい曲線の刃が鈍く光を照り返す。第一世界でクレセントを狩って手に入れた、今まで何度もお世話になった即死効果を秘めた死神の鎌が自分の首を求めている様だった。
「お、おい……お前等?」
 考え過ぎだとは思うが、バッツはその辺りを問いただす為に勇気を持って姉妹に近付いた。

「「ガルルルルルッッ!!!」」

 半径の丁度三メートルを踏み越えた時、野生の獣が咆哮した。犬猫宜しくお頭が退化した姉妹は敵意の篭った視線でバッツを威嚇する。相当に嫌われているらしかった。毛並みと尻尾が逆立ってしまっている。
「参ったね、こりゃ」
「ぐるるるる……っ」「フーー……!」
 飼い犬に手を噛まれるとはこの事だろう。確かに、此処最近、姉妹を蔑ろにし、クルルばかりに感けていたのは事実だ。……だからと言ってこんな可愛い報復手段をとられるとは思わなかったバッツは苦笑する。
 そして……

「随分、威勢が良いじゃないか……?」

 くの字に歪んだバッツの口はとても愉快そうだった。
405FAKE TIME:2007/05/04(金) 22:01:06 ID:92LDFG27
「「!?」」
 ビクッ!獣になった姉妹が慌てて飛び退いた。本能に訴える危険があったのだろうが、もう遅かった。バッツは既に二人を射程内に収めていたのだ。
「よしよし、遊んで欲しかったんだろ?……良いぜ」
 攻めに回るとバッツは格段に強くなる。姉妹がバーサーカーならば、バッツは魔獣使いをマスター寸前まで修めている。獣の扱いは魔獣使いの得意と致す処だ。

「お手」

「わん!」
――タシッ!
 先ず最初は野犬狩り。イヌ科のファリスは調教師の言葉に即座に反応し、その掌に自分の手を乗せた。
「ね、姉さん?」
「……ハッ!?」
 猫の妹の言葉に漸く自分が何をしているか思い至った犬のお姉ちゃん。だが、気付いた処で何も出来ない。バッツの言葉には体が反応すると言う事が証明されてしまったのだ。バッツはどんどん犬に命令を投げ掛ける。
「お座り」
「わんっ」
「ちんちん、伏せ」
「わふん、わんわん!」
「チャクラ、銭投げ、リジェネ」
「ワオオーーンッ!!」
 …流石は仕込まれた雌犬。その全てを即座に的確に行い、調教師を満足させた。
「よーーしよし。良い娘だ良い娘だ」
「くうぅ〜〜んん♪」
 主人に甘える犬宜しく、頭を撫で撫でされると途端にファリスは身を捩じらせ、その白い腹を見せて服従のポーズを取る。……人間として大事な物を捨ててしまったのかもしれない。

「素直な女の子は好きだな。……お前は、どうなのかな?んん?」
「にゃにゃ!?」
 バッツの次なる目標は雌猫に定められた。
「お手」
「……(ぷい)」
 ……猫は顔を背け、言う事を聞かなかった。
「振られちまったか。……んじゃあ、こう言うのはどうだ?」
 どうやら、野良猫と同じ様にレナは気紛れらしい。素直に聞いて貰えないであろう事は予想済みなので、バッツは変化球勝負へと移行する。バッツは懐から猫じゃらしを取り出し、レナの目の前でそれをちらつかせる。
「!!」
 そこらの草むらに生えている雑草だが、ネコ科の特性を得たレナはこの魔性の植物に逆らえない。
「それそれ」
 そうして、目の前で猫じゃらしの穂である梵天が踊っているのを見ると、レナは条件反射的にそれを迎撃した。
「ニャッ!」
――ねこぱんち
 空を切る凄まじい威力を持ったパンチが猫じゃらしを襲うが、それを捕捉するには至らない。
「ニャ!ニャッ!ニャン!……っ、ハア、ハア」
 …そうして、しつこく玩具の相手をしていると、僅か数分でレナは息を切らしてしまった。瞬発力はあっても持久力は無い様だ。
「ニヤリ」
「ふぎゃあっ!?」
 バッツが危険な顔に変貌する。息を切らした間隙を付き、レナを落とす腹積もりだ。レナもそれに抗うが、動きが鈍った体ではバッツの攻撃を回避する事が出来なかった。
「ほれほれ」
「ぁ……ふ、ふみゃあぁぁぁ……ん」
 ゴロゴロと喉を鳴らして気持ち良さそうにするレナ。バッツが狙った場所は二箇所。喉と、背側の尻尾の付け根。食肉目である限りは例外の無い弱点であり、その特性を得たレナには効果が抜群だ。
「うりうり」
「んなあぁん……にゃんにゃぁん♪」
 バッツの手付きは手馴れたものだ。レナが落ちるには二分ほどしか掛からない。…畜生の調教にもこの男は偉才を放つ様だ。

「きゅうう〜ん……」
「みー……みぃーー……」
 両サイドから犬と猫が迫っている。服従させられっぱなしのファリスはこっちも構ってくれとしきりに泣きそうな目で訴えるし、気持ち良い撫で撫でが中断したレナはもっともっとと強請る様にバッツに体を擦り付ける。
 ……犬猫の調教は成功した。バッツは別段感慨に耽る事も無く、発情した姉妹を冷えた視線で見下ろしていた。
406FAKE TIME:2007/05/04(金) 22:10:14 ID:VPr1KfDE
「な……何してんの?」

「「(ビクッ!)」」
「ん?……おう。ちょっとな」
 遅れてやってきたクルルが目の前で繰り広げられている光景に顔を顰める。バッツは別段取り繕う事もせずに返す。しかし、姉妹は恥となるべき部分を見られたと思ったのか、揃って身を硬くした。
「で、これは、一体?」
 喧嘩している相手云々以前に、自分の家の中でこんな意味不明な事をされればクルルとしても気にはなる。
「有体に言って調教……かな」
 何故かそれに答えたバッツは疑問文だった。
「……新手のプレイ?」
「お前にはそう見えるのか?」
 クルルは冗談なのか本気なのか分からない言葉を吐くが、残念な事にバッツにはそんな気は無かった。
「……それってさ、楽しい?」
「いーーや?正直、暇潰しにもならんね」
 バッツの言葉には嘘は無かった。こうなる結果が分かりきっていたからこそ、彼はそんな台詞を吐ける。随分と姉妹を弄んでいる様にも取れるバッツの言動だが、実際はそんな事は無い。寧ろ逆だったりする。
……案外、姉妹が暴走する事を逆手にとっての彼なりの対処だったのかも知れない。

「お姉ちゃん達って……何時からイロモノになったの?」

「「……ふ」」
 だが、そんなバッツなりの算段も水泡に帰した。狙った様なタイミングで猛毒を吐いたクルル。その言葉が耳を通過すると同時に姉妹は優しげな笑みを浮かべる。
『♯』……こんな形をした何かが二人の顔には浮き出ていた。
「「ふ、ふふふ、ふ……」」
 最早、先程までの発情した雌はそこには居ない。群れの中でのヒエラルキーを見せ付ける為に姉妹は得物をしっかりと握り締め、クルルとの間合いをジリジリと詰め始めた。
「うふふふ」
 対してクルルはそんなお局に対抗する為に、今の得物であるブレイブブレードを両手持ちにして不敵に笑う。……今まで一度として敵に背を向け逃げ出したことの無い状態でのブレイブブレードは冗談抜きで危ない。
「うわあ」
 狂戦士と化した姉妹。そしてナイトマスター一歩手前のクルルが激突しようとしている。バッツは修羅場を目の当たりにして血の気が失せた。嘗ての姉妹が見せたそれを超える惨事。ファリスとレナは兎も角、クルルだけはまともだと思っていたのに。
 取り留めない思考が溢れては零れ落ちる。
「あーー、もう!仕方ねえなあ!」
 だが、ここで止まってしまえば本当にチキンの謗りを受ける事になってしまう。バッツは勢いのまま火事場へと突っ込んだ。
407FAKE TIME:2007/05/04(金) 22:11:54 ID:VPr1KfDE
「お前等!」
「うっ」「え」
 バッツが躍り出たのは姉妹の前方。ファリスもレナもバッツが止めに入って来ようとは思わなかったのか、反応が僅かに遅れてしまった。
――バン!
 その間隙を見逃さず、バッツは姉妹の鼻っ面数ミリ前に掌を突き出す。そうして、間髪入れずに低い声でこう言った。

「待て」

「わん」「にゃ」
 姉妹は条件反射的に膝を落とし、その場に座り込んだ。主に犬を躾ける時に使われる手段だが、成る程。バーサーカーにも効果があるらしかった。
「ふゆうう……何とか」
 この場を収める事には成功した。バッツは安堵の溜息を吐く。
「お、お兄ちゃん。クルルを……守ってくれた、の?」
 そのバッツの取った行動を自分の為だと勝手に解釈したクルルは熱っぽい視線をバッツに向ける。
「あーー?……さあな。ほれ、往くぞ」
「う、うん」
 だが、バッツは茶を濁すだけだった。クルルは階段を降りていくバッツに付き従い、地下階に向かう。
「……流石にガラフの居城を傷害事件の現場にする訳にはいかんよな」
 ポツリと零したバッツの独白は薄暗い地下の空間に飲まれ消えていった。

「私達……何時まで待つの?」
「あいつが、命令を撤回するまで、かな」
 可愛そうに姉妹は広間に取残され、歩哨に立っている兵士達の視姦に耐えねばならない憂き目に合ってしまうのだった。
「ううぅ〜〜、小便したい」
「私も、トイレに……っ」
 結局、姉妹はその場に一時間以上拘束され、バッツが計画した石像狩りには参加出来なかった。

――そして、夜 バッツ私室
「うえぇ……け、獣臭え!」
 自分の体臭を嗅いで、顔を顰めるバッツ。甘ったるさの中に生臭さが同居する、鼻が曲がりそうな程の強烈な臭いが染み付いている。
「あーー、畜生。何だって俺が下の世話をせにゃならんのだ」
 『待て』が出来たご褒美をくれてやったご主人様は割に合わない労働に文句を垂れる。体に染み付いた濃い臭いは風呂に浸かったとしても簡単には取れそうにない。
「スー……スー……」「クー……クー……」
 姉妹は昼間の格好のままご主人様を囲う様に夢の世界を周遊している。お胎一杯にバッツ謹製のミルクを平らげた二人は下の口からそれを垂れ流していた。
「そろそろ、俺も動かなきゃ拙いかな」
 煙草の煙を揺らしつつ、今後自分が動くべき行動を頭に巡らすバッツ。矢面に立つのは構わないが、そう何度も致命的な実害が回ってくるのは堪らない。今、自分が陥っている状況がそうだった。
 ……そこから抜け出す為に。バッツは眠るまでひたすら考え続けた。
「んうぅ」「あんっ」
 時折聞こえてくる雑音はバッツを惑わせようとしているかの様だった。
408名無しさん@ピンキー:2007/05/04(金) 22:13:58 ID:VPr1KfDE
思いの外長くなったので、少し間を空けて続きを投下します。
長駄文失礼。
409名無しさん@ピンキー:2007/05/04(金) 22:19:00 ID:Nl0B0GwF
>>408
改行をもうちょっと頭に入れて欲しいかも
410名無しさん@ピンキー:2007/05/05(土) 04:07:20 ID:GvmYCYIC
続きwktk
411名無しさん@ピンキー:2007/05/05(土) 19:42:26 ID:RifgjdN9
(・∀・)GJ
412名無しさん@ピンキー:2007/05/05(土) 21:25:30 ID:jrhDjHzn
>>408
キター!!!GJ!
ファリス、レナときたらやっぱクルルもだよなw
続きwktk
413FAKE TIME:2007/05/05(土) 22:57:43 ID:P//Hnrte
――翌日 バル城一階
 結局、昨日の石像狩りはバッツが目論んでいた成果には届かず、今日もまた昔オーディン様が居た地下階で職業訓練だ。
 クルルは一人で朝食を摂り、その後は暫くの間自室で考え込んでいた。……僅か一日で昨日の出来事は忘れ去る事は出来ない。かなり本気で自分を懲らしめ様とした姉妹とまた顔を合わすと思うと憂鬱で仕方が無い。
「はあ……行かなくちゃ」
 どれだけ嫌でも出勤時間が迫ってきているので、クルルはそれを甘んじて受けなければならない。昨日はバッツが庇ってくれたが、今回もそうであるとは限らない。最悪、腕の一、二本は覚悟する必要もある。
「……負けないもん」
 大きく深呼吸をし、クルルは自室を出て行く。彼女はファリスとレナを完全に敵視していた。

「おいおい、そりゃ幾ら何でも酷いぞ?お前だって相当アレな癖に良く言うぜ」
「何言ってるの!私は未だまともです!姉さんの方がよっぽどじゃない」

 姉妹は先に来ていた。クルルは二人を警戒して中々前に足を踏み出せなかった。
「ん?……よう」「あら、お早う」
 が、姉妹はクルルの存在に気付き、朝の挨拶を交わした。
「え……あ、う……お、おはよう」
 流石にクルルとて動揺を隠せない。昨日あんな事があったと言うのに姉妹はあまりにも普通だったからだ。ジョブも元に戻っている。
 怒っている素振りも無ければ、何かを企んでいる様にも見えない。出会いの瞬間にフレアやホーリーが飛んでくるモノと思っていたクルルは拍子抜けしてしまう。
「お前はがっつき過ぎだって。バッツが呆れてたじゃねえか」
「ああ言う場で自分を隠したってね。それならせめて自分に忠実になりたいわ」
「・・・」
 ……何やら、頗る機嫌が良さそうだ。昨日、別れた後に何があったのかは知らないが、あれだけの姉妹を駆り立てた怒りが何処かに行ってしまった事を考えると、その何かが気になるクルル。心なしか、二人のお肌は艶々している様に見えた。
 湧いた好奇心に逆らえなかったクルルはその事について聞いてみた。
「何かあった?無茶苦茶機嫌が良さそうだけど」
 姉妹はそんなクルルの質問に多少にやけながら答えてやった。
「あーー?あ、ああ……まあ、何だ。愛を貰ったんだよ」
「もう、違うでしょ姉さん。愛を注いで貰ったんでしょう?」
「え」
 クルルにとっては聞き逃せない一言だった。
「馬鹿、お前直球過ぎ!もっと上手い言い方あるだろ。此処には部外者も居るんだぜ?」
「姉さんだってそうじゃない!……精気を吸ったとでも言えば良いのかしら?」
 仲良くじゃれあう姉妹を見ていて、気が遠くなるクルル。部外者……と言うのが誰を指しているのかは分からない。相変わらず、城の広間にはバル城の兵士はお勤めをしているのだ。
 だが、クルルはその言葉が自分に向けられたモノと思ってしまった。
414FAKE TIME:2007/05/05(土) 22:59:35 ID:P//Hnrte
「何よ……それ」

 気が付いた時にはクルルは闇を孕んだ言葉を吐いていた。
「「え?」」
 ファリスもレナも、そのクルルの変貌振りに短い言葉しか出せなかった。自分達が言った言葉が失言だった事に気が付いていない。
「お兄ちゃんとエッチな事してご機嫌な訳?馬鹿じゃないの……?」
 言葉で人を殺す事をやってのけそうな迫力と凄みが今のクルルにはあった。14歳の少女のモノとは思えないオーラが強烈に圧し掛かってくる。
「大人ってどうしてこうなのかなあ。たったそれだけの事で満足してるの?単純……過ぎるんじゃない?」
 が、姉妹はそんなオーラに負けずに気丈にも言い放った。クルルの顔が歪む。
「それが……悪い事なのかよ?」
「私達も人並みに性欲はあるわ。欲しくなるのは自然の摂理でしょうに」
 前々からバッツに気があった姉妹が今の関係に落ち着いたのはクルルがパーティー入りするより以前の話だ。回数こそこなしていないが、クルルが加わった後も姉妹は継続的にバッツに抱かれているのだ。クルルはそれに気付いていなかった様だ。
 だからこそ、今になって突き付けられるその事実は重たかった。
「酷いなあ……私から、奪うんだ」
「?……何言ってるんだ?こいつ」
「さ、さあ」
 ぼそぼそと呟くクルルの言葉は姉妹の耳には入らなかった。ただ、何か無視出来ない事態が起こった事は分かったので、二人は慌ててクルルに駆け寄った。
「寄らないでよ!!」
 だが、クルルは大声で叫んで二人の接近を拒絶する。
「お兄ちゃんを誑し込んで取り上げる気?…そんなの、やだよ」
「はあ?おいおい、考え過ぎだぜ。そもそもバッツがそれしきで落ちる訳がねえだろ」
「とっくにそんなのは試してるわ。寧ろ、逆なのよ?」
 今のクルルは良い具合に闇に捕らわれていた。嫉妬やら焦燥やら孤独感が言葉に姿を変えて撒き散らされている。それを止めようと姉妹は必死にクルルを宥めた。だが、無駄だった。

「ずるいよそんなの……あたしは、独りぼっちなのに……!」

「「!」」
 その言葉で姉妹は漸く合点が行った。必要以上にクルルが自分達を敵視するのは、バッツを盗られたくなかったからだ。
旅を続けるにつれ、姉妹やクルルは多くのモノを失った。肉親がその最たる例だろう。姉妹は父親を、クルルは祖父を失った。だが、ファリスとレナは姉妹であるが故にこれからを共に歩む事も出来るが、クルルにはそれを果たせる人物が居ない。
 だからこそ、クルルは自分に手を差し伸べたバッツに肉親以上の親愛の情を向けていた。自分の味方をし、擁護してくれる存在を求めていたのだ。
「ファリスもレナも家族同士なのに、どうしてバッツが欲しいの?欲張りだよ……」
「「・・・」」
 掛ける言葉が見つけられない二人は俯いて、黙ってしまった。確かにクルルは幼い部分が残っているが、そんな彼女がまさかこれ程に深い闇を抱えていたとは誰にとっても予想外だろう。
 端から見れば子供の我侭だが、その子供が唯一の肉親を亡くせばそれも頷ける。それを許容出来る程にクルルは大人では無かったのだ。
「お兄ちゃんは……バッツはあたしのだよ?お姉ちゃん達は消えてよ!!!」
 もうまともでない状態にいる事は間違いない。クルルは首をぶんぶん振って泣き喚く。それを止める術を姉妹は持たなかった。
415FAKE TIME:2007/05/05(土) 23:01:57 ID:P//Hnrte
「好い加減にしろ」

「「あ」」
――ゴンッ!
「いたいっ!」
 が、それを成し得る人物は存在した。姉妹はその人物の行動を目の当たりにし、信じられない様な目をした。
「全く……一応、年上だぞ?むやみやたらに喧嘩売るなよな」
 何処からともなく現れたバッツは暴走していたクルルに拳骨を喰らわせた。かなり強くやったのだろう。頻りに手の甲を擦っている。
「な、何するのよぅ!」
「何をする……じゃねえ!どっからどう見てもお前に非があるだろうが!」
「「おお」」
 子供を叱る父親の様に威風堂々とした出で立ちで、クルルを怒鳴りつけるバッツ。姉妹はそんな頼もしいバッツを素直に格好良いと思ってしまった。
「今迄は巻き込まれるのが御免だから静観してたが、今回ばかりは見逃せん。ちょいとばかり、子供っぽ過ぎやせんか?お前」
 腕を組み、むっつりと仁王立ちするバッツには普段の貧弱なイメージはまるで付随しなかった。
「な……何で打つのよ?お兄ちゃんはクルルの味方じゃなかったの?」
「あ?何を勘違いしてるんだ、お前」
 頭のたんこぶを撫で擦りながら、クルルは涙目でバッツの擁護を得ようと必死になる。だが、バッツはそれを突っ撥ねた。
「え……」
「お前が俺にどんな夢想をしていたかは知らん。だが、良く考えろ。確かに味方ではあるが、俺はお前の親父でも肉親でもないんだぜ?」
 確かに自分がクルルに対して世話を焼いていたのは事実だが、それに過剰に反応されても困る。バッツは攻めの姿勢を崩さない。
「でも、お兄ちゃんはあたしに優しかったじゃないのよ!」
「だから懐いたか?悪いが、俺はお前の全ては背負えないぜ」
「っ」
「判るだろ?お前の手を引く事は出来る。でも、それ以上は俺の範疇外。お前に縛られるのは御免だ」
 傷心の時期にあれこれ世話を焼いてくれる年上の男に親愛の情を持ったのがクルルの不幸だった。その男は他人に踏み入られるのが大嫌いな臆病者だったのだ。普通ならば、艶っぽい話の一つも出てきそうだが、世の中上手くいかない。
「俺達がどうして寄り合い所帯になってるか忘れてないよな?お前ばかりに感けてたら旅が出来なくなる。エクスデスを倒すのも夢のまた夢さ」
 それが事実だ。バッツはリーダーとしての任を果たそうとし、クルルはそれを勘違いした。どちらが悪い訳ではないが、クルルにとっては悲劇だった。
「ぅ、っ……ふえっ……!」
 刃の様なバッツの言葉にとうとうクルルは泣き出してしまった。今迄自分を守ってくれた人物が掌を返して自分を叱責している。もう何も考えられなかった。
416FAKE TIME:2007/05/05(土) 23:03:02 ID:P//Hnrte
「俺の仕事は、お前のご機嫌取りじゃない」

「お兄ちゃんの馬鹿!!!」
 クルルは脱兎の如く駆け出し、自室へ続く階段を上っていった。
「お、おい!クルル!」
「捨て置け」
「そんな!……良いの?」
「ああ。此処まで寂しがり屋……否、依存心が強いとは予想外だったぜ」
 姉妹は走り去ったクルルに心を砕くが、バッツはそれを無視する様に二人に言う。今は何を言っても無駄だろう事が判っているからだ。それに、頭を冷やす時間も必要だろう。
 バッツはクルルの内面を読み違えた。自立心が強いと思っていたのに、実は逆だったのだ。子供心がそうさせていると勘繰ってみたのが運の尽き。気が付けば、クルルはバッツにベッタリだったのだ。それが今になって齟齬となっている。
「……行くぞ。後でフォローは入れておくからさ」
「お前がそう言うなら……」「まあ、良いんだけど……」
 バッツは姉妹に地下階に下りる様に合図を送った。少し、釈然としない面持ちで姉妹はそれに従った。

「俺がアイツに甘かったのは事実だけど、甘やかしてばっかりってのも違うよな。間違ってると思ったら叱らなきゃ。碌な大人に成らねえ」
バッツは姉妹に背を向けて、そんな事を漏らした。
 両親を失った経験があるバッツはクルルの気持ちは痛い程分かっていた。世界にただ一人だけ残される侘しさ。それは子供心には大きな傷跡となる。だが、どれだけ嘆いた処で故人は戻らないし、その代わりを見つける事等出来ない。
 それを他人であるバッツに求めたからこそクルルは歪んでしまったのだろうが、それが理由で周囲に迷惑を掛けるのはそれ以前の問題である。キツイ言い方だったが、バッツはそれをクルルに判って欲しかったのだ。
「いや、忘れてくれ。何か……らしくないわな」
 バッツは自分が吐いた言葉を慌てて取り消した。恥ずかしい気持ちが湧いてしまったのだ。だが、姉妹はそんなバッツの背中に優しい口調で語りかけた。
「良いと思うぜ。きっと、ガラフも納得してくれるだろ」
「格好良かったわよ。貴方は良い父親になれるわ。お世辞抜きでね」
「……さんきゅ」
 照れを含ませつつ、バッツは地下の広間を奥へ奥へと進み始める。昨日の遅れを取り戻す為に、姉妹はバッツについて行った。
417FAKE TIME:2007/05/05(土) 23:06:40 ID:P//Hnrte
――深夜
「・・・」
 あの場所から逃げ出し、自室に篭ったのは半日程前の話だ。止めようと思っても止められない塩辛い水を垂れ流しながら、ベッドに身を横たえている裡に眠ってしまったのだろう。陽はとっぷりと暮れて、辺りは闇に包まれていた。
 乾いた涙の痕に枕カバーが張り付いて気持ち悪い。クルルは目覚めたばかりの頭と体を何とか稼動させる。
「――はあ」
 魂が抜け出そうな重い溜息が出てきた。不貞寝を決め込んでその事を忘れようとしたが、そう都合良く人間の心は出来ていない。寧ろ、時間が経ってしまったからこそ、先程の事はクルルの心を血塗れにしている。
 ……バッツに拒絶された事。どれだけその事実から逃避しようとしても、結局は逃避しきれずに冷静になった頭でその事実を再認識させられる悪循環。
「お兄ちゃん……」
 世界の全てが色を失ってしまった様だ。クルルはギュッと自分で自分を抱き締める。……自分を律し、保っていた基盤が壊れてしまった。誰かに縋らなければ、守って貰わなければ立ち往かない弱い自分がここには居る。
 そんなクルルは見た目以上に小さく、幼く、また脆く見えた。

「・・・」
 もう、クルルは自分が何をしているのかさえ判らない。取り敢えずは生きている様だが、その感覚すら曖昧で、またどうでも良い事だった。だが……何かを執拗に求めている気がする。クルルは何かに操られた様に灯りの消えた城内を闊歩し、その場所を目指す。
 ……そうして辿り着いた場所はあの男の部屋だった。
『今なら大丈夫。中に人は居ない』
クルルは室内の状況を気配で確認すると、おもむろに取っ手を掴んで中に入り込む。鍵が掛けられていない事が直感的に判った。部屋の主はきっと、あの姉妹の尻を追いかけているのだろう。

「煙草臭いのは、相変わらずだよね」
 ……どうしてか、またバッツの部屋に来てしまった。
明かりが消された真っ暗な部屋だった。クルルの第一声は無言に飲まれ、消えていく。バッツの部屋は換気をしろと言いたくなる程に煙草の臭いが充満していた。
 心に空いた空洞に風が吹き抜ける様でとても寒い。暗い室内でクルルは成れた足取りでバッツの使っている寝台に歩いていく。
「ハア…ハア……っ」
 一歩歩く度に息は上がって、動悸は激しくなる。汗が自然と噴出して、煙草臭い部屋を甘酸っぱい香りで染めていく。自分の衣服を脱ぎ散らかしながら、バッツのベッドに倒れこむクルル。
思考すればループする。何も考えない様にすれば、寒さが身も心も凍て付かせる。その悪寒から一時でも逃れる事をクルルは望んでいたのだろう。そうして、寒さから逃れる術は一つだけだ。
「ぁ、あふっ……!」
……何時もの様に、没頭するだけだった。

「んふっ、ふうぅ……」
 何かに憑かれた様に無心に股間を擦り続けるクルルは美しくもなく、可憐でもなく、ただただ危うかった。
「んああぁ……あ、あたし……嫌われちゃったよぅ」
 秘唇の入り口を三本の指で激しく擦りたてる。もう完全に発情した少女の女は絶え間無い疼きを与えてくる。そうして、疼きを慰める程に体は火照り、孤独感や虚無感を体の外に追い出す。
「こんなに……こんなに、求めてるのにぃ」
 グチュグチュと粘ついた音が室内に響き渡る。甘い痺れにも似た快楽の波が擦る場所から波紋の様に広がっていく。だが、どれだけ慰めた処でその疼き……否、乾きは癒される事は無い。
「お兄ちゃん……お兄、ちゃん……!」
 自分が甘え、そして懐いていた男。その人物の顔を思い浮かべ、抱かれる事を夢想しながら激しく指を動かすクルル。泡立つ愛液はベッドに零れ、染みを作っていく。
「バッツ……!」
 擦るだけに留めていた指を浅く膣に挿入すると、クルルの体が爆ぜた。勝手に喉を通過する好いた男の名前。愛液は飛沫となって噴出し、ガクガクとクルルの小さな体は痙攣した。
「嫌、だよ……クルルを、捨てないでよお……っ!」
 浅い絶頂の後に襲ってきた耐え難い絶望感に耐え切れなくなり、クルルはバッツの枕に顔を埋めて泣き出した。
418FAKE TIME:2007/05/05(土) 23:07:58 ID:P//Hnrte
「俺を、呼んだか?」

「ふえっ!!?」
――ガバ!
 クルルは途端に跳ね起きた。この場には居ない筈の男の声が聞こえてきた。
 そうして、部屋全体を見回すと、突然壁の燭台の一つに火が点った。
蝋燭の炎に照らされた仄明るい壁。バッツはそこに背を凭れながら立っていた。闇と壁に同化しながらクルルの痴態を観察していただろう事は間違いない。
「ど、どうして……?」
「ここは俺の部屋だぜ?……って言うか、この時間なら誰だって部屋で寝てるだろ」
 完全に気配を消していたバッツの存在をクルルが気付ける筈は無かった。バッツはクルルが自分の部屋にやってくる事を見越していたのかもしれない。
 真実は判らないが、バッツは冷酷な眼差しをしながら寝台のクルルへと近付いて行った。長い影がクルルに覆い被さって来る。
「!?」
「今迄は見てみぬ振りしてたけど、現行犯ともなると見逃せないよな」
 怯えを多分に含む顔を晒し、クルルは口内に溜まった唾を飲み込んだ。感情が伺い知れない、それでいて無表情でもないバッツの顔はクルルの不安を煽る。
「やっぱり、気付いてたんだ」
「当然だろ。直ぐに判ったさ。ファリスともレナとも違う雌の香……お前以外は考えられない」
 
 そうして、バッツは自分の寝台に横たわるクルルに牙を剥く。少女はバッツの剣幕に押され、抵抗する事を封じられる。
「結構、こっちは迷惑してたんだがな」
「あたしを……どうする、気なの?」
 その台詞がバッツの顔を醜く歪ませた。此処に至って聞く必要も無い事を聞くクルルが可笑しくて仕方が無い。バッツは素早くクルルを組み伏せる。
「ハッ……判ってるんじゃないのか?」
「ひゃんんぅ!?」
――チュグ
 少し乱暴に手をクルルの股座に差し入れると、指の先端に果実を潰した様な感覚が伝わってくる。クルルは吃驚した様に声を上げて暴れるが、バッツを撥ね退ける事は出来なかった。
「イケナイ娘だな。他人の部屋でセンズリ扱いて、ご満悦って訳か」
「ちょ、お兄ちゃん……痛い!」
 生暖かい液体が己の指を汚している。クルルの秘唇から溢れるサラサラした愛液を指に絡め、やはり乱暴に擦り上げてやった。気持ち良さより苦痛が先立つクルルが焦った様に言う。
「何言ってる?お前は俺の名前を呼んでた。……こうされたかったんだろ?」
「ああァん!!」
 が、言った処で手遅れだった。バッツの部屋に忍び込んだ時点でアウトだったのだ。クルルは拘束された捕虜宜しく、辱めを受けるしかなかった。
「だから俺がやってやるよ。……良かったな。俺が部屋に居て」
「ひっ、ぃっ!ぎっ……アゥン!!」
 部屋の主はクルルが自分を想って自慰をしていたのを当然判っている。無遠慮に擦り上げるその指使いは性感が未熟なクルルには痛いだけの代物である筈だった。
 しかし、実際はクルルのボルテージは上がり続け、苦痛の声を混じらせながらも甘い喘ぎすら漏らしている。滴る愛液はその量を増して、バッツの手を汚していった。
「ふん……汁が垂れてきやがった。お前、属性は受けか?」
「や、やあ……!ぁ、ああ……止めてよう……」
 ……そう考えれば納得がいく。多少手荒くされた方が感じる性質なのかも知れない。クルルは弱々しく拒絶の台詞を吐くが、別にバッツの手を拒む様な素振りは見せなかった。バッツは不覚にも嗜虐心が刺激されてしまった。
「止めてだと?こいつは昼間のお仕置きだよ。もう少し、罰を与えなくちゃあ、なっ!」
「アヒィ!!!」
 昼間は拳骨だけに留めたが、それで今迄の事がチャラになると思っては困る。さっきのは躾。これはそれらに対する代償行為だ。
 バッツはトロトロになった少女の膣の内側に指を浅く差し入れた。そうして、恥骨の下を強く指の腹で引っ掻くと、クルルは官能の悲鳴を漏らしてバッツに抱き付いた。
 自分の腕の中でビクビク痙攣するクルルの姿を見ているともっと気持ち良くしてやりたくなってくるバッツ。逝っている最中のクルルに更なる追撃を加える為に、クリトリスを軽く摘んでやった。
「逝ったか?……マセ餓鬼が。もっと鳴かせてやる」
「やだ……やだぁ!もう止めてえ!」
 クルルが嫌悪の混じった涙を零す。バッツを好いていたのは確かだが、そんな淡い乙女の恋心を破壊する様に苛烈に快楽を叩き込むバッツにクルルは許しを懇願する。
しかし、そんな言葉は通用する筈も無い。バッツは愉快そうに顔を歪めて哂った。
「ははははは。駄ーー目♪」
「いやぁ……!」
 ……クルルはそんなバッツに恐怖しながらも、腰はお仕置きを強請る様に勝手に動いてしまっていた。
419FAKE TIME:2007/05/05(土) 23:09:17 ID:P//Hnrte
――数十分経過
「ヒグッ、グス……ううぅぅ。もう、許してよう……っ。こんなの、やだぁ……」
 剥かれ、挟まれ、潰されて、肥大して赤黒く変色したクリトリスはバッツに弄ばれ、玩具にされた事を語っていた。
 体は貪欲に快楽を欲しても、心は満たされないままだった。こんな恥ずかしい事を好きな男にされ続ければ、心が折れてしまうのは必定だ。クルルは嗚咽を漏らしながら行為の中断を求めていた。
 どんな性質の女であれ、こんな色気の無い一方的なされ方は厭に決まっている。
「そりゃお前次第だな」
「……えっ?」
 バッツがニヤリと笑った。その言葉を待っていた様に、ズイっとクルルに顔を寄せ、耳元で囁く。
「もう、アイツ等と喧嘩しないか?」
「・・・」
「ちゃんと御免なさいって謝れるか?」
 もう十分に反省した……否、そうでなくても良い。この責め苦が辛いものと認識したのならばそれで十分。バッツは叱れて泣いている子供を諭す様に、優しく言い聞かせた。
「……返事は?」
「ご、御免、なさい……」
 そうして漸く素直になったクルルは涙を瞳一杯に溜めながら頭を下げる。
「ま、良いだろ。俺じゃなくて、ファリスとレナにその台詞は聞かせてやるんだな」
 ……そうして、漸くバッツはクルルを開放した。汁塗れなった両手をベッド脇に置いてあったタオルで拭いて、一服する為に煙草を咥える。また部屋が煙草の匂いで包まれた。

――じーーーーっ
「……あん?」
 煙草を吸い切り、灰皿で火を消した時にバッツはクルルが自分に目線で何かを訴えているのに気が付いた。
「な、何だよ」
「あ……ぅ//////」
 何故だか、強烈なデジャヴュに襲われた。こんな視線を向けられた事が何度かあった気がする。クルルは火照った体を持て余す様に、身をくねらせながら呟く。

「えーっと、もう、終わり……なの?」

「・・・」
 ああ、そうだ。だからさっさと自分のお部屋に戻りなさい。
 そんな言葉を掛けようとしたバッツだったが、途中で止めた。もう何度も経験しているパターンだから、何を言おうとも無駄なのは百も承知。その証拠にクルルは潤んだ女の視線と共にバッツに催促した。
「ぇ、エッチなお仕置き……終わっちゃったの?」
「やっぱ、こうなるのね」
 聞こえない様に小さく呟いたバッツは溜息と共に天井を見上げる。
 こうなる事を半ば知りつつも構い続け、自分からクルルの内面に踏み込んでしまった結果だとバッツは或る意味諦めた。
 ……他人には深く踏み込んで欲しくない。しかし、自分は平然と他人の内部を踏み荒らしている。その結果がこれなのだ。ファリスやレナの一件で懲りたと思ったのにまた同じ事を繰り返す自分を殴りたくなった。
 が、そんな事をした処で現状は変わらない。バッツは真剣な顔でクルルに問う。
「お前は……俺と、したいのか?」
「う//////」
 その赤くなった顔を見れば、答えはもう分かっている。お仕置きの意味を兼ねてクルルを懲らしめたが、そのやり方はやはり拙かったのだろう。バッツに気持ち良くされて、体の疼きは治まっても、今度は心の方が繋がる事を求めて已まない。
 間違い無く寂しがり屋のクルルは勇気を振り絞って言った。
「したい、よ。ずっとそう思ってた」
「そうなんだろうな」
 そうでなくては男の部屋で自慰に耽る事はしないだろう。
「うん。だからさ……お兄ちゃんがお姉ちゃん達にしてる事を、あたしに//////」
 クルルのその瞳はマジだった。このまま食べてくれとでも言いそうな……否、実際そうしてくれと遠回しに言っている。
「ふう……」
 このままではガラフに合わせる顔が無い。寧ろ、今のバルの実情を鑑みるに、婿養子にされてしまう可能性が大いに有り得る。……そうなっては身の破滅だ。本気でファリスとレナに殺されかねない。
 自分から踏み込んだ癖にバッツは額に脂汗を浮かべて思案していた。
「お兄ちゃん?」
「くっ」
 クルルが心配そうに顔を覗き込む。その顔を見ていると自分の酷薄さ加減に腹が立ってくる。だが、今更この捻じ曲がった性格を矯正しようとは思わないし、直せる類のモノではない事はバッツ自身が承知している。
「あー、あのな、クルル」
 そうしてバッツはクルルから逃れる為に、自分の本心を語りだした。
420FAKE TIME:2007/05/05(土) 23:12:14 ID:P//Hnrte
「俺がどうしてお前に世話を焼いていたか分かるか?」
「え?それは……っ」
 少しだけ、バッツの顔は怖かった。まるで、罪の告白でもする様に覚悟が据わった目付きと声色。クルルは声を震わせ、視線を泳がせながらバッツに言った。
「クルルが……おじいちゃんの孫、だから」
「ああ。そうだ。だけど、それだけじゃないんだよな」
「ええ!?」
 信じられないと言った感じでクルルが叫ぶ。だが、それは事実で、バッツはクルルがそう言う反応をする事は予め知っていた様に淡々と言葉を紡ぐ。
「お前にとっちゃ、俺がお前を構う理由はどうでも良かった筈だ。そうだろ?」
「うん……あんまり、考えなかったかな」
「確かに、お前の言う通り、ガラフに借りがあったからそれを返す意味合いであったのは間違いない。だけど、俺はそれ以外の目的もあったんだ」
 バッツは仲間への義理に堅いのを知っていたので、クルルはそれを疑うと言う考えには至らなかった。だが、バッツはそれを含めて自分なりの打算で行動していた。根が素直なクルルはすっかりそれに騙されたのだ。
「それって、何?」
 気になるのはその腹にあった一物。クルルは物怖じせずにバッツを問い詰める。バッツは若干苦い顔してそれを語った。

「あいつ等から……ファリスとレナから、一時でも離れたかったんだ」

 それが理由だった。
「巻き込まれた結果……ひょっとしたら、自分で撒いた種なのかも知れないけど、俺にとってあいつ等は重かったんだよな」
「・・・」
「だから、お前に付きっ切りになれば、煩わしさからも開放されるって思った。
……でも、結局駄目だった」
 つまり、バッツのわが身可愛さこそがパーティーに波乱をもたらした元凶だと言う告白だった。
 それが原因で姉妹は荒れるし、クルルは有頂天になり、姉妹に喧嘩を売る始末。関わりたくないから静観していたが、ここまで事が大きくなっては流石にバッツはリーダーとして動かざるを得ない。此処最近の一連の騒動がそれだ。
「罪悪感はあったが、結局俺はお前を都合の良い隠れ蓑にしようとしただけだ」
「お兄、ちゃん」
 突然告げられた懺悔にクルルはどうして良いか判らなくなってしまった。

「……済まなかった」
 そうして、バッツは謝罪を籠めて深々と頭を下げた。
 年端も往かない少女を自分の目的に利用しようとした事実がある。こんな事を告白されれば、抱かれる気なぞは失せる筈。
 ……バッツは嘘は言っていない。しかし、やはり計算図で動いていた。
「一つ、聞かせてくれるかな?」
「何だ?」
 頭を上げたバッツを待っていたのは怒りで歪んだ顔ではなく、何かを見定めようとするクルルの真剣な顔だった。幼い顔付きながら、そこには風格の様なものが漂っている。
「言いたい事は分かったよ。……お兄ちゃんはさ、それでもあたしの手を引いてくれたよね」
「・・・」
「お兄ちゃ……バッツは、今でもクルルにそうしたいって思う?」
「む」
 そんな言葉がバッツの耳に飛び込んで来る。何だってそんな事を聞いてくるのか分からなかったが、思わず笑いそうになってしまった。愛想を尽かされるのはこちらの方だと言うのに。
421FAKE TIME:2007/05/05(土) 23:13:36 ID:P//Hnrte
「まあ……お前がそれで良いって言うなら、な」
 バッツは自分の胸に手を当てて、答えを尋ねた。……嘘を吐く場面じゃない。そう思い至ったので素直に頷いた。
「嫌いになってない?あたし、お子様だし、素直じゃないからちっとも可愛くないのに」
 クルルはいじらしく、それでもバッツの反応を気にしながらチラチラと視線を向ける。バッツは態度を崩さず、良く響く声で語った。嘘は含まれない本気の言葉を、だ。
「嫌いな奴に世話を焼けるか?確かに打算とか恩はあったけど、お前は相変わらず危なっかしいからなあ」
「じゃあ、あたしを……」

「利害的関心を捨てても、お前は守らなきゃいけないって俺は思う。お前の事は嫌いじゃないしな」

「良かった……」
 その台詞が吐かれたと同時にクルルは目を輝かせた。
 ……それが一番大切な部分だ。確かに腹に含む物はあったが、それでもバッツはクルルに手を差し伸べ続けた。そうして生まれた絆をバッツ自身は否定していない。それが確認出来たクルルは力一杯バッツに抱き付いた。
「お兄ちゃん!」
――ガバッ
「うお!?」
「良かった……良かったよぅ」
 ヒシと抱き付き、胸板に顔を埋めるクルルは歳相応の女の子に見えた。
「な、何が……お前、何で俺を突き放さない?」
「どうして?そんなの、どうだって良いよ。お兄ちゃんは未だあたしを見てくれてるんだもん」
「う……え?」
 バッツの目論見、破れる。子供だと思えるが、その度量の広さと愛の深さは侮り難し。確かにバッツはクルルに懐かれていると思っていたが、その度合いは彼の予想を超えていた。そんな謀等はクルルにとっては瑣事だったのだ。
「お兄ちゃん……ねえ、クルルの寂しい心を慰めてよぅ」
 愛想を尽かす処か、クルルは自分が未だバッツに捨てられていないと思い込み、激しく彼を求めだした。……捨てるも捨てないも、バッツはクルルを恋愛対象としては見てはいないのだが。
「し、知るか!……お仕置きは終わったんだ。後は一人でしろよ」
「酷いよぅ!あたしを散々嬲って泣かせたのはお兄ちゃんなのに……」
 グスグスと鼻を鳴らしてクルルは泣き始める、その様子はバッツにとっては好ましくなかった。
『……もう、逃げ場は無い』
 そう考えると、今まで守ってきた心の平穏だとか距離感だとかが馬鹿らしく感じられて来るバッツ。
「こりゃあ……手遅れだな」
 泣き落としに弱い訳では無いが、こうなってしまった以上はもう深く関わらざるを得ない。どうせ姉妹とも関係を結んでしまっているのなら、此処でクルルと繋がったとしても大した問題にはならない気がする。
 ……実際は大問題なのだろうが、そう考えなくては今のバッツは正気を保てない。
「ふうう」
 そうしてバッツは決断した。迷いを断ち切り、自分自身に念を押す様に呟く。
「俺も、楽しむかな。……今をさ」
 バッツは益荒男だった。
422FAKE TIME:2007/05/05(土) 23:14:48 ID:P//Hnrte
「お前がしたいって言うなら、付き合ってやっても良いぜ?」
「あ……」
 腹を決めたバッツの行動は早かった。クルルの髪を結っていた髪留めを取り去った後に、
 そっと背中に腕を回して優しくベッドに寝かせてやる。一瞬、身を硬くしたクルルだったが、直ぐにバッツの手並みに身を任せた。
「でも、後になって激しく後悔する様な気がするんだがな、俺は」
 髪を下ろし、寝台に身を横たえたクルルは普段とは別人の様に大人びている。
 こうしてじっくり眺めるのは初めてだが、やはりと言うかなんと言うか、クルルの体は子供のそれだった。膨らみかけの乳房は両手に隠されて見る事は出来ないが、これからされる事を期待する様に胸は激しく上下に揺れていた。
 腕だって脚だって余分な肉が一切無い、貧相な体。女性特有の脂肪の層が殆ど無いクルルは丸みを帯びておらず、鎖骨やら肋骨が浮いて見えている。きっと抱き締めればそれが食い込んで痛いに違いない。
「そんな事……ある筈、無いよ」
「へえ?そりゃ、どうして」
 何故だが臍を曲げた様に言うクルル。その膨らんだほっぺたが何だか可愛らしい。バッツは思わずぷにぷに頬を突っつきたくなったが、結局止めた。クルルが何を言いたいか判ったからだ。
「あたし、バッツが好「はい、そこまで」
 思った通りだった。バッツはクルルの唇に人差し指を添えて強制的に黙らせた。
「こう言う時に言う言葉じゃないぞ?それは」
「……そう、なの?」
「ああ。そうだ」
 クルルが釈然としない面持ちで聞いてくるが、バッツはそれだけ言って会話を終了させた。好きだ、とか愛しているとかそんな言葉をバッツは聞きたくなかった。ベッドの上で語られるそれはどれだけ信憑性があるのかが疑わしい。
 だが、少なくともその気が無くてはクルルだって股を開いたりはしないのもまた事実。敢えてその部分をごまかすのはファリスやレナを抱いた時と同じだ。バッツにだって矜持があるのだ。
 ……否、相変わらず素直に成り切れない、若しくはクルルのそれを受け入れるだけの勇気を持っていないだけなのかも知れないが。
「余計な言葉は要らない。お前は俺が欲しくて、俺はそれに付き合う。それで良いだろ」
「……?」
 バッツはそう言う事にして欲しかったのだが、残念ながらクルルはそんな複雑な男心を理解出来ていなかった。

「さて……往くかい」
 自分の意志でパーティーメンバーを喰おうとするのは初めてだが、ただそれだけだ。やる事は何時もと変わらず、クルルを満足させるだけ。別に特別なものが心に湧いたりはしないバッツはさっさと終わらせる為にファスナーを下げ始めた。
――ブルン
「わっ!」
 そこから現れたのは少しだけ硬くなった半立ちの男根だった。クルルはまともに男性器を見た事が無いのか、ちょっとだけ吃驚した声を出す。
「こ、これがお兄ちゃんの?」
「そうだけど……」
「そうなんだ……へえええ〜〜」
「あ、あんまり見つめんといて//////」
 物珍しそうに様々な角度からブロードソードを覗き込むクルルにバッツは赤面した。こんな羞恥プレイは初めてなので厭でも声が上擦る。
「恥ずかしいの?……クルルは裸なんだよ?我慢して」
「そうは言っても、なあ」
 ぼりぼり頬を掻きながら視線を脇に逸らせるバッツはかなりの気拙さを味わっていた。だが、クルルはそれとは逆に好奇心が募っていき、悪意も他意も無い純粋な興味本位でそれをバッツのそれを指先で小突いた。
「む」
「うわっ、ピクン、ってなった」
 急な刺激にほんの少し男根が跳ねた。それが面白いのかクルルは目を輝かせながら、バッツのそれを好い様に突っつく。
「お、おい……っ」
 こんな良い歳になって、子供に男性器を玩具にされるとは思わなかったバッツは狼狽しつつも、何故か止めろとは言わなかった。案外、息子が刺激を欲しているのかも知れない。
「ねえ、お兄ちゃん?」
「な、何だよ」
 気が付けば、クルルが顔を覗き込んでいた。調子に乗った彼女は更なるお願いをバッツに突き付ける。
「に、握って良い?……コレ」
「お、お前……」
 そのクルルの無邪気さにバッツは思わず顔を引き攣らせた。
 子供に軽々しく握らせて良いモノではないが、女の性に目覚めつつある彼女がこれから厭と言う程に世話になる代物。……それを無意識に求めているのかも知れないとそんな都合の良い考えが頭を過ぎった。
 バッツは恥ずかしかったが、そう思い込む事で自分を納得させた。それに、どうせ止めても無駄だろうからだ。
423FAKE TIME:2007/05/05(土) 23:16:47 ID:P//Hnrte
「はあ……好きにしな」
「う、うん」
 クルルは若干緊張した面持ちでバッツの柔らかいモノに手を伸ばす。そうして、それを白魚の様な指で包み、優しく握り締めた。
「ぐ……!」
「あ……ゴメン。痛かった?」
「いや、平気だ。でも、一応丁寧に扱ってくれ。か弱い場所だからな」
「判った。……うわあ、凄い脈打ってる」
 僅かな刺激が襲ってきて、バッツが呻く。強くやりすぎたと思ったクルルは慌てて力を緩めるが、バッツはそれが気持ち良かったらしい。その証拠に血がどんどんと下半身に集まってきている。クルルはその血流を掌で感じ、嘆息した。
「ピクンピクンって……お、大きくなってるよ?クルルの手の中で……」
「お前が触ってるからだ。刺激には敏感なんだよ」
 血流が流れ込み、バッツのそれは本来の硬さと大きさを取り戻しつつあった。その過程を見せ付けられてクルルは生唾を飲み込んだ。屹立していくバッツのそれに呼応する様に体の中で炎が巻き起こる。
「っ、はあ……はあ……んっ、ぁ」
 股を擦り合わせながら劣情の息を吐き出すクルルはそれに魅入られた様に顔を近付ける。
「――え?」
 反応が遅れたバッツはその突発的な出来事に対処出来なかった。
――ペロリ
「なっ!?」
「んん……はむっ、チュッ」
 背筋に電流が走る。裏筋から伝わってきた生暖かい感触が更に血を下半身に集めた。クルルは何を思ったのか、バッツのそれに舌を這わせていた。
「ちょ、止め……っ、何もそこまでする事は!」
「んっ、んっ…ううぅ〜?」
 チロチロと赤い舌で赤黒い先端を舐め上げるクルルは上目遣いで何かを訴えてきた。ただそうしたいだけなのか、クルルなりに気持ち良くしようとしてくれているかは判らない。実際にクルルの舌は心地良い。
「くっ、ファリスやレナにだって許した事ないのに……っ!」
 だが、バッツはそれ以上の嫌悪感を感じ、クルルのそれを止めさせようと躍起になった。バッツはされる事が大嫌いな気質を持っていた。
――チュグ
 そうして、動きを止める為にバッツが手を伸ばしたのはクルルのびしょ濡れになった下の口だった。
「んぐっ!?っ、ふああああ…!」
 クルルの口とバッツの竿の間に透明な唾液の筋が伝う。一心不乱になっていた舌での愛撫は中断され、代わりにクルルはだらしない喘ぎ声を上げた。散々に弄られて蕩けた秘部に襲ってきた不意打ちじみたバッツの指。効果は抜群だ。
「い、いきなり酷い!ま、また……あたしを、苛めるの?」
「お前が俺のを離さないからだろうが」
 先程の仕打ちを思い出してクルルが身震いした。確かに気持ち良かったのだが、あんな一方的な仕方は御免蒙る。無論、バッツにその気は無い。緊急手段と言う奴だった。
「え、駄目だった?こうされると男の人は気持ち良いんじゃないの?」
「そこまで気を遣う必要は無いぜ。……って言うか、何処からの知識だ」
 色々と突っ込みたい事は多々あるが、悪意が無いだけにクルルは性質が悪い。若干14歳でここまでやってのけるクルルが末恐ろしいバッツだった。

「もうそろそろ解放してくれても良いだろ?お前のお陰で準備が整っちまったよ」
 子供に飴宜しくペロペロ舐められた事によって、完全に勃起したバッツのそれはディフェンダーの様に雄々しくそそり勃っている。よもやこんな展開になるとはバッツとて予想外だったが、その分手間は省けた。後は突っ込むだけなのだから。
「え〜〜?もっとバッツのコレで遊びたいよう」
「却下。それ、大人しくしろ」
 だが、クルルは不満そうに唇を尖らせた。ビクビクと脈打つバッツの本気の竿を目の当たりにしながら物怖じしないとは仰天だ。しかも、もっと弄らせろと言うのだから恐れ入る。バッツは握り締めて離さないクルルの掌を分身から引っぺがした。
 そうして、自由になったバッツはクルルの膝の裏に手を回す。
「やっ、あっ!ちょ、ま、待って!」
「いや、待たん」
 切羽詰った声が聞こえるがそんなモノは無視し、バッツは強引に脚を開かせた。
「ぃ、いやああぁ//////」
 大開脚し、女性器の全部を惜しげなく晒すクルルは火が出そうな顔を両手で隠し、恥ずかしそうに頭を振り続ける。
 先程まで弄っていた股座には漸く生えてきたであろう金色のヘアが申し訳程度に飾られている。ぴっちり閉じられた小さな縦筋からは少し濁った汁が溢れ、蝋燭の光でキラキラ光っていた。
「お前も準備は良さそうだな」
「んっ、んあっ!」
 その陰唇を両の指で開いてやると、堪らなく淫靡な香りが鼻を突いて来る。襞の影にはトロミを帯びた愛液が溜まっていたのか、トロトロと垂れ落ちてくる始末だった。
424FAKE TIME:2007/05/05(土) 23:18:06 ID:P//Hnrte
「さーて。んじゃそろそろ、お待ちかねの時間だ」
 ……これ以上弄った処で結果は変わらない様に思える。上着を脱いで裸の上半身を晒したバッツは再びクルルの膝下に手をやって限界まで脚を開かせる。そうして勃起した竿の先端をクルルの入り口に宛がった。
「んくっ!」
 ビクン、と身を震わすクルルはバッツの亀頭から感じる熱に胎の奥が疼くのを感じた。
「もう待ちきれないって感じだな。そのまま脚は開いてろ」
「お、お兄ちゃん」
 グイッ、と秘所の肉を限界まで広げ、奥まで丸見えの構図を作り出した。
 開いた膣口はパクパクと痙攣し、処女の証である薄い膜が存在しているにも関わらず肉の楔を咀嚼したくてうずうずしているのだろう。間違いなく子供であるクルルの女の子は発情して、男を欲していた。
「んじゃ、往くぜ。辛かったら、遠慮無く泣き叫んでくれ」
「や、優しく……してね?」
「ああ。そのつもりだ」
 どれだけ泣き叫ぼうが、行為を中断する事は有り得ないとバッツはクルルに釘を刺した。クルルは不安そうにバッツに懇願するが、バッツにはそれしか言えなかった。
そして、ドッと溢れ出す濁った汁を竿全体に満遍なく塗し、ゆっくりと腰を突き入れる。
「んっ……くぅっ、んんっ!ふうぅっ!!」
 ギリ、とクルルが奥歯を噛み締めた。亀頭が入り口を通過しただけだが、それだけで裂けそうな程の痛みが襲ってきている。それでも、下腹に力を込めて、バッツの全てを飲み込もうとするクルルは健気だった。
「あう…っ、痛……!」
 先端が膜に触れると、とうとうクルルは明確な苦痛を声に出し始める。長く苦しませるのは趣味じゃないので、バッツはクルルの細い腰を掴み、力任せに肉棒を叩き付けた。
――プツン
「痛ぁぁ――――っ!!!」
 腰骨を恥骨に叩き付けようとしたが、その前にバッツは最奥に辿り着いてしまった。クルルの体の小ささに比例する様に奥行きは狭く、膣内はギュウギュウだった。
「極まったな。……平気か?」
「うぐ……くっ、ちょっと…苦しい、よ」
 相当の負担だった事を示す様にクルルの両目からは涙が伝っていた。未成熟な女を開拓しようと言うのだから、痛くしない様にするのは最初から無理がある。内蔵を押し上げる異物の圧迫感もかなりのモノに違いない。
「良く頑張った。……良い子だな」
「あ……んっ//////」
 破瓜の洗礼を耐え切ったクルルを褒める為に、バッツはクルルを自分の胸の中で抱き締めた。繋がったばかりで苦しいが、そうやって自分を労わってくれるバッツにクルルは全身を真っ赤に染めながら縋り付いた。

「お兄ちゃんの……熱くて硬くて、ビクビクしてるよお」
「お前の中も、凄いな…っ」
 猫撫で声で囁いたクルルはバッツの胸板にスリスリと顔を擦り付ける。酷く窮屈なクルルの膣内は黙っていても射精が誘発されそうな程に苛烈だった。幹の三分の一ほどが完全には埋まらないが、それでも残りが受ける強烈な愛撫にバッツは苦しそうな声を出す。
「んはぁ……お兄ちゃん…っ、んふ…んっ、ん」
「んくっ…!」
 突き入れられたその小さな割れ目からは赤い筋が男根を伝ってバッツのズボンを汚している。最奥まで無理矢理に突っ込まれたクルルは痛がる素振りは殆ど無く、寧ろ自分から腰を捻ってバッツのディフェンダーを扱き始める。
 挿入れているだけでも辛いのに、この様に動かれては辛抱が堪らないバッツは少しだけ高い声で呻いた。
 身長が20cm以上離れていては、バッツが鳴くのも無理は無い。容量の限界近く迄詰め込まれたクルルの小さな肉壷はその全てを使ってバッツを愛しているのだ。
「お前…痛く、ないのか?」
 滑った粘膜がギチギチになった内部で密着して這い回り、ジュポジュポと卑猥な音が結合部から漏れる。クルルの発する熱とバッツのそれが合わさって、クルルの中は溶鉱炉の様にドロドロだった。
 ……確かに気持ちが良いのは事実だ。だが、必死に腰を振るクルルはポロポロと涙を零している。それでも動きを止めようとしない彼女は相当の無理をしている様にバッツには映ってしまった。

「い…痛いよ…っ、でも……それが気持ち良いんだもん…!」

「……マヂですか?」
 バッツは自分の耳を疑った。……痛いのが良い。クルルはそう言った。
425FAKE TIME:2007/05/05(土) 23:21:20 ID:P//Hnrte
「本当かよ?」
 それが聞き間違いである事を祈りつつ、バッツは少し腰を引いて、子宮の入り口に向かって竿を打ち付ける。
「んんんあああ…♪」
「げっ」
 擦り上げた瞬間に内部が真空に近い常態まで絞り上げられた。奥へ奥へ引き込む様な襞の動きはバッツの肉棒へ流れ込む血流を増加させた。そんなクルルはだらしない顔で蕩けた声を垂れ流す。
 どうやら、本気に気持ち良いらしい。確認の為にもう一度、腰を竿が抜ける寸前まで引くバッツ。そうして今度は勢い良く、傷口を抉る様に、骨盤と恥骨を衝突させた。
――パァン!
 ふぐりと臀部がぶつかり合って小気味良い音が鳴る。クルルのそれが演技ならば顔を歪ませ、苦痛に涙する筈だ。いや、寧ろそうであって欲しい。バッツは期待を胸にクルルの反応を観察した。
「……っ、がっ、あっ!!?」
 襲ってきたのは一物に突き刺さる様な襞の喰い付きだった。それと同時に膣全体がうねり、小刻みに蠢動すら始めた。こんな熟練の性技じみた反応を男を知らない少女がやってのけられる筈は無い。
 ……だが、実際に一物はそれに翻弄され、先走りと言う名の涙を流して泣いているのだ。
「ああああああああ――ッッ!!!」
 少し遅れて耳を打つクルルの歓喜の悲鳴。四肢を引き攣らせ、バッツの胸の中で暴れるクルルは絶頂の真っ最中だった。
「ぁ…っあ!!ハッ、うあっ!……ハア、はー……」
 そうして、くてー、っと脱力したクルルはバッツの腕の中で夢見心地で呟いた。
「い、今の…凄い良かったあ。んん…もっとお、クルルを抉ってぇ……」
「うーわー」
 ……どうやら、本物らしい。今迄この手の女に出会った事のないバッツはうろたえた。
「これは、俺に激しくして欲しいって言うパスなのか?」
「お兄ちゃぁん…もっとしてぇ」
 この華奢で小さな体に今迄どれだけの劣情を飼っていたのかは分からない。そんなクルルはあらゆる意味で発展途上だ。それなのにこうも己を欲し、また甘えてくる。破瓜の苦痛すら快感に変換するこの娘は間違い無くMだろう。
「……動くか」
「ひんんっ!」
 そう考えなければ頭がおかしくなりそうだったバッツは一切を忘れてクルルを愛し始めた。

「おら、マセ餓鬼。手前ばっか良くなってないで、もっと締めやがれ」
「や、やん。酷いよお兄ちゃん…」
 幾らMであると言っても、未だ子供の範疇にあるクルルを本当に手荒く抱く事はしたくない。だから、バッツはせめて言葉で嬲ってやる事にした。……誰の目から見ても犯罪行為にしか見えないのが重大な欠点だ。
「チッ…手酷くされて感じるとは、どうしようもない女だなお前。ガラフだけじゃなくて、親父さんお袋さんが草葉の陰で泣いてるな」
「ひゃん!や、止めてよう!そんな酷い事言わないで!」
 ……実際泣いているのは間違いない。だが、その対象はクルルではなくバッツの行いに対してだろう。本格的に地獄に落ちそうな予感がしてきたバッツだった。
426FAKE TIME:2007/05/05(土) 23:22:51 ID:P//Hnrte
「これだけ竿を喰い締めていて良く言う。……そらっ!良ーく味わいなっ!」
「ひいうぅうぅ!!」
 グリン!膣を支点にクルルの体を180°回転させ、後背位の姿勢を取る。傷口が擦られて気持ち良いのか、クルルが甲高く叫んだ。
 そうして、規則的に腰を打ち付け始めるバッツ。隙間の無いクルルの膣を拡張する様に野太い竿をねじ込んでいく。無論、手加減を忘れないのはバッツの心遣いだ。
「お前も…あいつ等同様汁気が多い」
 パツパツと水がはねる音が木霊する。破瓜の血は泡立ったクルルの濁った愛液に完全に洗い流され、ベッドシーツにはシロップの水溜りが出来る程だった。その様はファリスやレナと良い勝負だ。
「アンッ!ご、ゴメンなさあい…!」
「何で謝る。別に怒っちゃいないぜ?ただ……」
「ふえぇ?」
「だらしない女とは思ったが、なっ!」
 パコン!入り口から最奥までを串刺しにしてやった。肉襞が絡み付いて男根全体を余さずに擽ってくる。だが、それ以上に凶悪なのは圧迫の方で、狭い膣内がぐっと狭まり、蟻一匹が逃げ出せない密閉空間が完成する。
「きゃふううん!!」
 間違いなくクルルは罵倒されて感じている。その証拠に彼女のピンク色したアナルはヒクヒクと痙攣していた。肉付きが薄いクルルの尻には隠すモノが存在せず、恥ずかしい場所も丸見えだ。その視覚効果は非常に強力で、バッツは込み上げるモノを感じる。
「ぐう…っ、やっべ」
「ぁ…あ!膨らんでるぅ…!クルルのお腹でお兄ちゃんのが…」
 それを察知したクルルは感極まった様に喘いだ。バッツが動かす腰に同調し、自分もまた竿を扱く。射精を懇願する様に柔らかく包みこむ少女の膣と襞の動きは見た目に反して淫ら過ぎるモノだった。バッツはどんどん追い詰められる。
「全く…っ、本当にエッチな娘だな。…膣内で良いのか?」
「頂戴!頂戴っ!!クルルのアソコにお兄ちゃんの頂戴!!!」
 盛りの付いた雌犬宜しく、自分から腰をバッツの骨盤に擦り付けるクルルは色に狂ってしまっていた。
427FAKE TIME:2007/05/05(土) 23:24:33 ID:P//Hnrte
――ニヤッ
 バッツはそんなクルルの様子にギギギ、と口を釣り上がらせる。次の瞬間、バッツはクルルの耳元で何かを囁いた。
「……(ごにょごにょ)」
「//////」
 ボッ、と沸騰するクルルの顔面。吹き込まれた言葉を反芻して、発情した子宮が下がってくるのがクルルは自分で分かってしまった。
「さあ、逝こうか!」
「うああああ!!?」
 バッツがスパートに入ると、クルルは不意打ちを喰らった様に身を捩る。体の疼きは最高潮に達し、バッツだけがそれを鎮める手段を持っている。バッツの内に眠る欲望の塊を己の中に発射して貰う事。それだけだ。
「っ、う…ぐう!そろそろだな……」
「バッツ…!」
――チュク
「んっ!?…ぐ、う」
「んっ…ふっ、んん〜〜」
 顔から汗を滴らせつつ、苦しそうにしながらもバッツはクルルを愛する事を止めない。クルルはバッツが自分の為に頑張る姿にときめいたのか、後ろ手にバッツの首を抱えてその唇を奪った。
 その口付けに励起されたバッツは最後の力を振り絞り、クルルを抉った。溶かされ、自分の境界を失った様な曖昧さの中、クルルが与えて来る熱さと快楽だけは鮮明に脳髄に刻み込まれる。
 クルルも痛みと圧迫感が同居した歪な快楽に酔っていた。物理的にこれ以上受け入れら得ない筈なのに、それでも膣の伸縮を無視して腰を突き入れるバッツの唇を貪りながら、奥底から溢れ出す官能の波に浚われて行った。
「っ…ハア!だ、射精すぜ。……さあっ、何処に欲しいのか言ってみろ!」
「ぁ…頂戴!バッツのチ○ポ汁っ!クルルのエロマ○コに沢山ピュッピュしてぇ!!!」
 バッツが吹き込んだおねだりの台詞を声高らかに叫びクルルは一足先に絶頂を極めた。
「お前……可愛過ぎ!」
――ギュウウゥ
 そうして限界まで収縮して精を搾り取る膣に抗う事はせず、バッツは下腹部に溜まっていた欲望を一気に解き放った。
「きゃああああんんんうううぅ!!!!」
「っ……んぐっ!くっ……、ううっ!」
 先日姉妹に搾られた筈なのに、その量と濃さは普段のバッツのそれと変わりは無い。ドバドバ注がれる精液は沸騰している様にクルルには感じられているらしく、派手に痙攣しながらその全てを小さな体で飲み干していった。
 穢れを知らないクルルの子宮にバッツの種の味や熱さはこの時を以って消えない痕跡として残されていく。種付けされて絶頂を迎えたクルルは恐らく、バッツ以外の男には満足は出来ないだろう。その証拠にクルルはバッツの手を自分のお腹に導いた。
「オマ○コ熱い……クルルのお胎全部熔かされちゃうぅ…!
……ぉ、お兄ちゃぁん……っ、好きぃ……大好きだよぅ…♪」
 肉の壁を伝わって、不随意的に収縮する膣の動きが確かに感じられる。
「だから……NGだって言っただろうが」
 子供とは思えない妖艶さが、クルルが女である事を伝えて来ている。
 ひゅくひゅく痙攣するバッツの竿から更なる精を搾りながら、クルルは理性を欠いた笑顔で甘く囁いた。その囁きに少しだけ困惑しながらも、バッツはクルルの腹を優しく撫でてやった。
――仕込むのならば、初めが肝心
 やっぱり螺子が跳んでしまったクルルにバッツは冷静に対応していた。今回は望んでイカれさせたのだから以前の様に心が乱される事は無い。
 だが……それでも一抹の罪悪感を拭えないバッツは悪人には成り切れなかった。
428FAKE TIME:2007/05/05(土) 23:25:38 ID:P//Hnrte
「あー……」
 何とか後片付けは終了した。疲れ切っては居たが、これも仕事と割り切って手早く汚れ物の始末を済ましたバッツはまっさらになった自分のベッドに体を横たえていた。
「えへへ♪」
「お前は……本当に甘えん坊なんだな」
 そんなバッツの顔は苦かった。甘えん坊処の話ではない。クルルは完全にバッツと言う男に依存してしまっている。その証拠にクルルは主人に懐くペットの様に、情熱的に腕と脚をバッツに絡ませてご満悦だった。
「順序、逆になっちゃったね」
「順序?……あ、ああ。確かに」
 一瞬クルルが何を言っているか分からなかったバッツだったが、行為の最中を思いだすとそれに直ぐに思い至った。
 それはクルルとキスをしたのが彼女の処女を散らした後だったと言う事だ。若し、真っ当な手順を踏めば、普通それは逆になるだろう。
「悪い、そこまで気が回らなかった。……少しはムードを出しても良かったか」
「まあ、そうだけど……贅沢は言わないよ。結局、エッチもキスも両方出来たし」
「そうかい」
 それは良かった、とバッツは少しホッとした。多少、歪なモノになってはしまったが、その事に対しクルルが後悔や疑念を持っていないのならそれだけで御の字だ。
「これでさ…あたしも、バッツの女なんだよね……」
「あ?」
 安堵をしたのも束の間、クルルがとんでもない台詞を吐く。バッツは即座にそれを打ち消す。
「大袈裟に考え過ぎだぜ。お前は俺が欲しくて、俺も偶々そんな気があったから付き合った。……最初にそう言っただろう?」
「……そう、だけど」
 思考する暇すら与えずに拒絶された自分の台詞。クルルは困った顔をしながら、バッツを縋る様に見た。
「そして、お前はそれについて納得した筈だ。俺としては…それだけに留めておきたいのさ」
「……お兄ちゃんはさ、それで良いの?」
 クルルが一番聞きたいのはそれだ。クルルは体だけではなく、心の方もバッツに満たして欲しい。しかし、バッツにとっては今の状態がギリギリのラインだ。だから、迷いの無い心で言い切った。
「ああ。それ以上は踏み込んではいけない……考えてはいけない事だからな」
「ふ〜んだ!良いですよー…っだ!」
「っ!」
 バッツの言葉に臍を曲げたクルルは頬を膨らませつつ、バッツの首筋に強く吸い付いた。
「精々気取ってれば良いわ。バッツの事をあたし無しじゃ居られない様にしてやるんだから」
「……はは」
 挑戦的に、また自分の胸中を語る様にクルルが語る。首筋に付けられた赤いキスマークを掻きながらバッツは苦笑する。
「ま、その気概があれば……俺も何時かは落ちるかも、な」
 くしゃ、とクルルの頭に掌を乗せて、その癖のある髪を梳きながら、バッツは普段の彼にはしては珍しい類の台詞を吐いた。
「くすくす……意地っ張り」
 まあ、そんな事は百年経ってもありそうに無いが。……だけど、ひょっとしたらあるかも知れない。少しだけバッツとの距離が近付いた気がしたクルルは嬉しそうにバッツに体を擦り付けた。
 そうして、二人は眠くなるまで他愛も無い会話を続けたのだった。

 そして……
429FAKE TIME:2007/05/05(土) 23:27:24 ID:P//Hnrte
――二日後 バル城 大広間
「御免なさい!」

 開口一番そう叫んでクルルを直角に腰を折り曲げた。
「あー……えーと?」
「わ、私を見ないでよ」
 突然呼び出しを喰らったかと思えば、待っていたのがクルルからの謝罪だ。ファリスは何事かと思いレナを見たが、レナもまた状況が飲み込めずどう反応して良いか分からなかった。
「今迄散々調子に乗ってご迷惑をお掛けしました!どうかご容赦を!」
 クルルはそんな姉妹には目もくれず、ひたすらに謝り続けた。先日まで二人に喧嘩を売っていた糞餓鬼はそこには居ない。自分が悪かった事に気付いたクルルはそれを素直に認め、悪化した姉妹との関係をもう一度構築しなおそうと必死だ。
 そんなクルル必死さが伝わったのか、ファリスは微笑を湛えながら大人な対応をしてやった。
「まあ、悪いと思って謝ってるんなら、俺はそれで良いよ。何時までも引き摺ってもアレだし……なあ?」
「・・・」
 頭を下げている相手をネチネチいたぶるのは好かない。ファリスは今までの事をすっぱりと忘れる事にした。その旨をレナに伝え、同じ様にして欲しいファリスだったが、レナは未だに釈然としないのか俯いて視線を逸らしている。
「……レナ!」
 流石にそれは度量が狭いと思ったファリスは少しだけ声を大きくした。
「……はあ。分かってるわよ。水に流す事にするわ」
 ……やはり、妹はお姉ちゃんには敵わないらしい。レナ自身、此処は自分が折れる冪だと本当は気が付いていたので、ファリスのサインの通り自分が溜めていた鬱憤やら何やらを纏めて記憶から忘却する。その顔は少しだけ面白くなさそうだったが。
「ふう。良かったぁ。代償に目玉でも要求されるかと思っちゃった」
 謝罪が上手くいった事にクルルは胸を撫で下ろした。実際、それ位しなければ許して貰えないと本気で思っていたので、姉妹がすんなり許してくれた事はクルルにとっては運が良かった。
「そんなモノ貰ったって嬉しくないわよ。…でも、一つ聞いて良い?一体、どう言った敬意で貴女は改心したのかしら」
「俺もちょっと気にはなったな。謝る何て事は前までのお前からは考えられないからな」
 だが、姉妹にも分からない部分がある。クルルがバッツに叱られて、自分の部屋に閉じこもったのが二日前。その間にクルルが何をしていたのかは、姉妹の耳には入っていなかった。
 あれだけ喧嘩腰で、危うかったクルルがこうして謝りに来る過程には何があったのかが二人は気になって仕方ない。
「そ、それは……ゴメン。聞かないで」
 だが、それについてはクルルは黙秘を決め込んだ。
「ハハーン。成る程」
「バッツにはたっぷりと搾られたみたいね」
 一瞬怯えた顔を見れば、大体何があったのかは検討が付く。バッツが動いたに違いない。そして、それは正解だったのだ。
430FAKE TIME:2007/05/05(土) 23:29:08 ID:P//Hnrte
 ……そのバッツのやり方は多分に間違いを含んでいたが。

「そ、そりゃあもう!止めて言ってもお仕置きは止まないし、仕舞いには野太いのブチ込まれてヒイヒイ泣かされちゃった//////」

「「なぬ?」」
 無視出来ない一言だ。ファリスもレナも揃って顔を引き攣らせる。あの男は未だ子供の範疇にあるクルルを仕置きの名の下に手篭めにしたのだ。
「あ、やば。これってオフレコ?……でも、口止めされてないから別に良いや」
 勝手に爆弾を吐いたクルルは少しだけ焦ったが、直ぐに何でも無い様に振舞った。明らかに言ってはいけない事を言ってしまったのに、それを瑣末事と割り切るクルルは図太い神経を持っている。
 ……或いは、謝罪に託けてバッツとの事をカミングアウトする算段が頭の中にあったのかも知れない。
「アイツ……とうとうクルルまで喰いやがったか」
「まあ、犯罪だって事は置いておきましょうか。でも、まさか此処まで節操無しだったなんて……」
「あはははは。何言ってるの、お姉ちゃん?」
「え?」
 犯罪で、しかも無視出来ない事柄である事は間違いないが、それを放置しようとする姉妹も何処かずれている。そうして、レナの喉を通過したやはりずれた言葉がクルルには可笑しかったのか、憚りなく笑った。

「そんなの姉妹であるファリスとレナに手を出してる時点で確定でしょ」

 間違い無く、クルルの言葉は正論だった。姉妹がバッツにどんな妄想を抱いていたかは知らないが、客観的に見れば女を二人囲っている(囲まれている?)時点で節操無しは確定だろう。何故か二人はそう考えてはいなかったらしい。
「ま、そう言う訳だからあたしもこれからはお姉ちゃん達のお仲間って事で宜しく」
「「あはははははは」」
 乾いた笑いが嫌でも顔に張り付く。突き付けられる現実から逃げ出したいと思ったのは姉妹にとっては父親の死以来だった。
「仲良くしてね。あたし達は棒姉妹なんだから。……これで、お兄ちゃんだけじゃなくてお姉ちゃん達とも……うふふ」
 穴兄弟ならぬ棒姉妹。その台詞にファリスもレナもブッ、と噴出した。しかも、最後に呟いた言葉がとんでもなく危険に聞こえる。仲良く出来ると言う意味なのだろうが、それがどう言う意味合いでの言葉なのかは本人以外には分からなかった。
「お、お前、何気に侮れねえな……っ」
「何故かしら……凄い波乱の予感がするわ」
 こうして、クラウザーさん御一行は別の意味で一つに繋がったのだった。
431FAKE TIME:2007/05/05(土) 23:29:58 ID:P//Hnrte
――同刻 飛竜の塒
「あーあ。結局、やっちまったな」
 体に吹き付ける風は生暖かく、湿っていた。人の寄り付かない塔の突端でバッツは想いを巡らせながら煙草をふかしていた。ファリス、レナ、そしてクルル……関係を持つ事になってしまった女は多い。
 しかも、厄介なのはその誰もが己に対し親愛の情を持っていると言う事に尽きる。火薬庫の中で火遊びをしている様なものだ。些細な事で修羅場が起きそうな現状には本当に神経が磨り減る。だが、今更時が戻る事は有り得ないのだ。
「此処まで来りゃあ、或る意味開き直るしかないよな」
 と、言うか、それしかバッツには許されていないのだろう。
 もうこれで完全に己が平穏無事に生きる道は閉ざされた。最初は無理矢理だったが、もうそんな事は言い訳にもならない。回りを見渡せば、ファリスやレナが虎視眈々と狙っているし、新たに抱いたクルルもそんな彼女達と同じ立場に立ったのだ。
 もう前の様な居心地の良い関係には決して戻れない。これから連綿と続いていく愛欲の茨道は確実に終点である破滅に繋がっている。旅の終わりには恐らくそれを思い知らされ事になるだろう。
「ま……それも一興、か」
 バッツはそんな己を取り巻く現状が何故か他人事の様に思えた。……重要なのは、この状況を如何に楽しむか。それが絶対の命題だ。そう考えられない奴は愚かだと思うバッツは完全に開き直っている。
 何れ終わりが来るのなら、それまでは精々、お姫様御用達の男娼として上手く立ち回ろうと思うバッツだった。

「……枯れない様に注意しないとな」

 贅沢過ぎる悩みに溜息を吐いたバッツは女の敵一直線だ。彼には腹上死する運命が待ち受けているのかも知れない。

〜了〜

432名無しさん@ピンキー:2007/05/05(土) 23:31:58 ID:P//Hnrte
投下終了。お疲れ様でした。
機会があれば、更に続編でも書いてみようと思います。
それでは失礼。
433名無しさん@ピンキー:2007/05/06(日) 03:59:17 ID:bvAJKdgX
ぐっじょーーーぶ!!
続編も期待してますぜ!無論、全裸で!!
434名無しさん@ピンキー:2007/05/07(月) 02:19:52 ID:aAqLzwjc
まさか本当に書いてくれるとは!
無理しない程度に続き頑張ってください!
435名無しさん@ピンキー:2007/05/08(火) 02:11:57 ID:aKPr5ZB5
GJ!
リディアのやつ書いてる人も頑張って!
436名無しさん@ピンキー:2007/05/14(月) 14:16:34 ID:TDP2rkvx


437名無しさん@ピンキー:2007/05/18(金) 22:16:02 ID:RSTISBlP
保守安芸
438名無しさん@ピンキー:2007/05/23(水) 23:52:26 ID:XUYDFeQR


439名無しさん@ピンキー:2007/05/24(木) 19:03:47 ID:pfKGFHeC
ディーンとカタリーナがやっているところを見て夜な夜なオナニーをするティナ
440名無しさん@ピンキー:2007/05/29(火) 18:32:32 ID:zw5qd4m0


441名無しさん@ピンキー:2007/05/30(水) 02:45:20 ID:kol85V0J
FF11スレってもう立ってない?
442名無しさん@ピンキー:2007/05/31(木) 23:53:45 ID:mZAmsCEm


443名無しさん@ピンキー:2007/06/02(土) 00:14:34 ID:rDQHrbYw
どのスレで見たか忘れたが5の主人公達がモンスターにされる話が保管されてる場所ってある??
444名無しさん@ピンキー:2007/06/02(土) 21:11:24 ID:u9E0Jv1h
>>443
過去スレ(2スレ目)
このスレ内にアドレスあるから自分で池
445名無しさん@ピンキー:2007/06/02(土) 21:25:19 ID:u9E0Jv1h
446名無しさん@ピンキー:2007/06/03(日) 02:17:18 ID:ThsbGMcJ
>>441
これか?

【FFXI】ミスラとまんこしたい11夜目【エロ総合】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1180759986/
447名無しさん@ピンキー:2007/06/04(月) 21:50:54 ID:pRLnQc2s
FFのエロパロ保管庫ってないの?
448名無しさん@ピンキー:2007/06/05(火) 02:45:36 ID:ECwtAd+T
作るっつって逃げた奴なら過去に2〜3名ほど。
各自のサイトで公開してる神々もいるが、投下分全てでは無い


ベタ甘王道もセフレものもそろそろ秋田
妄想ネタとかセクハラとか覗きとか、
変化球のやつが読みたい
449名無しさん@ピンキー:2007/06/05(火) 08:40:59 ID:jBbpBURN
「ギャッビアーニ航空日誌」続きキボン
450名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 18:25:49 ID:cFJ+tDfm
ホッシュ大統領
451名無しさん@ピンキー:2007/06/08(金) 19:27:16 ID:T5oQx3Sz
飽きたとかわざわざ書かず
リクエストだけすればいいのに。
452名無しさん@ピンキー:2007/06/11(月) 11:29:51 ID:rtpaL+se
風神のSSを探してるんだが誰か知らないか?
453名無しさん@ピンキー:2007/06/14(木) 02:25:17 ID:nM8w+9vc
ユウナレスカわエロいな
454名無しさん@ピンキー:2007/06/15(金) 07:22:47 ID:pdSrCtWK
>453
エロいは同意だがグロい。
萎えた人も多いハズ
455名無しさん@ピンキー:2007/06/21(木) 21:44:06 ID:LC7IJ8si
>>447
5年ぐらい前の自分の作品をずるずるずるずる引っ張りながら、
楽しそうに貼るコテハンの阿呆のところにも一応他人のが少し
456名無しさん@ピンキー:2007/06/23(土) 03:48:03 ID:Gc7jT0xd
ユウナレスカはバルバリシアの次ぐらいかな。
3位はメリュ。
エロボス3傑。
457名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 18:26:41 ID:2lgB5AJh
今リディア×ローザ書いてる。逆のほうが需要あるかもだがw
もう少し書きためたら投下します。
458名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 23:30:47 ID:Q7YctCF+
>>456
くらやみのくもも忘れないで下さい。 (ユウナレスカ同様グロ入っているけど)

>>457

+   +  全裸で正座しながら待ってる
  ∧_∧  +
 (0゚・∀・)   ワクワクテカテカ
 (0゚∪ ∪ +
 と__)__) +
459名無しさん@ピンキー:2007/06/28(木) 01:56:13 ID:13Q94tfD
エロボスならセイレーンもなかなかだと思うよ。
姉妹ゾンビにして永遠にエロいことしていそう。
460名無しさん@ピンキー:2007/06/28(木) 22:11:52 ID:oExS7rCI
ユウナレスカの尻
バルバリシアのおっぱい
アルティミシアの谷間
461名無しさん@ピンキー:2007/06/30(土) 00:52:59 ID:Es4Uuk+D
ユウナレスカ×アーロン(若)はベストかぷ
462名無しさん@ピンキー:2007/07/01(日) 15:07:25 ID:VSCkvo/1
保守
463名無しさん@ピンキー:2007/07/01(日) 15:44:17 ID:XrOf7FF6
>>457に期待
464名無しさん@ピンキー:2007/07/03(火) 23:39:49 ID:gK3vm88r
予告だけあってもリアクションは薄いもんだ
覚えときな
ローザ受は読んでみたいが
465リディア×ローザ:2007/07/06(金) 23:23:46 ID:IcMn3xmJ
本当は全部書いてから投下したかったんだが、間空けすぎると、忘れられちゃいそうだな。

なので序盤だけ投下。エロはまだです。
466リディア×ローザ:2007/07/06(金) 23:24:28 ID:IcMn3xmJ
私たちの初めての出会いも、あまりいいものとは言えなかったと思う。
彼女の存在を知ったときから、なんとなく、嫌な予感はしていた。
でもそれはあくまでも「なんとなく」の範囲内であって、漠然で、気に留める必要もない感情だった。
だから、私が彼女を嫌いとか、憎いとか。
そういう話では全く、ない。
でも私は気付いてしまった。
私の中には、とても綺麗とはいえない感情が眠っていて、彼女に向けられていた事を。


そして、2度目の出会いを果たした今、その感情は静かに、目覚めようとしていた。




こちらの世界に帰って来た私の姿を見た彼らは、皆驚いた表情で私を迎えてくれた。
無理もない。最後にあったときの私は、まだ10歳にも満たない子供だった。
生死すらもわからないまま離れ離れになってしまった少女が、いきなり自分たちと同世代にまで成長して戻って来れば、驚きの表情のひとつやふたつ、浮かべたくもなるだろう。
彼らは変わっていなかった。
変わったのは私。それは理解できる。
でも、昔の彼等と今の彼等では、受ける印象がどことなく違う。
大きくて、大人で、私を守ってくれて、頼れる存在であったはずなのに、なんだか、今は。


その日はとても静かな夜だった。
静かで静かで、泣きたくなる夜だった。
「セシル、」
小さな声で、彼の名をそっと囁く。
冷え切った夜が、少しだけ柔らかく煌く。
白魔法はもう使えなくなってしまったけど、私だけの、秘密の、とっておきの優しい魔法。
彼を癒してあげることが出来なくなってしまった事は残念だけど、今は彼を慰めるのは私の役目じゃないことはわかるから、むしろ逆に白魔法が使えなくてよかったなとも思う。
私は貴方の名前を呟いて、深く目を閉じることしか許されない。
貴方にとっても私の名前が貴方を守る存在になればいいのに!
昔あこがれた宝石たちは、今は輝きを失ってしまっているけど、セシル、貴方だけは今もかわらず私の宝物。
むしろ今のほうが、よりあなたの価値が際立ってわかるの。本当よ。
自ら先陣を切って戦うセシル。
瞼の奥にいるセシル。
優しいセシル。
私を守ってくれるセシル。

「綺麗になったね、リディア」
再会した夜、あなたはそう言って微笑んだ。

暗黒騎士のセシル。
村を焼いたセシル。
おかあさんんを、ころした、セシル。
わたしをまもってくれるセシル。

「……ぅ…っ……っ…」
いつの間にか、涙があふれていた。
どうして?
きっとどんな理由をつけた所で、最後は貴方が好きだからという結論に行き着くのであろう。

467リディア×ローザ:2007/07/06(金) 23:26:51 ID:IcMn3xmJ
これじゃただのセシリデ(ry
片思いリディア好きなんだ。
苦手な人スマソ。先に書くべきだった。
468名無しさん@ピンキー:2007/07/07(土) 09:18:49 ID:UorRTbei
むしろセシリディの方が好きな俺のティムコをどうしてくれる

初恋の聖騎士様を幻獣界に拉致監禁、ローザ女王による直接交渉の
結果帰国したセシルはヨボヨボの老人で主体思想に染(ry
469名無しさん@ピンキー:2007/07/09(月) 10:44:59 ID:ddQnf7PS
切なさ大爆発(←背景にマザーボム)。
ニヨニヨしながら待ってるますぜー!
というわけで期待age…たら怒られそうだからsageにて保守(´・ω・)ノ
470名無しさん@ピンキー:2007/07/09(月) 15:23:14 ID:gikhJ1Kj
期待保守
471名無しさん@ピンキー:2007/07/09(月) 19:41:09 ID:xPscDc1o
ここで意表をついてオクトマンモス×リディアを希望
472リディア×ローザの人:2007/07/09(月) 19:51:56 ID:nnq4BUrU
相変わらずエロはまだ。
リディアはセシルが大好き。
そんなリディロザ。
473リディア×ローザ:2007/07/09(月) 19:57:07 ID:nnq4BUrU
セシル!
貴方が今、優しく声をかけ、抱きしめてくれたらどんなにいいんだろう。
苦しい。気付いてほしい。そう思うのは私の我侭なのかな?
私はシーツの上で、胎児のように縮こまり、頭までかぶった柔らかな毛布をギュっと握り締めた。
自分の世界に閉じこもり、ひたすらに朝がくるのを待った。
「…リディア?・・・大丈夫?」
頭上から降ってきたのは優しい声。
それは、私の恋焦がれるあの人を、私にとても近い感情で想う彼女、ローザのものだった。
それを知覚するの事は、彼への想いで心がぐちゃぐちゃになった私にとってもとても簡単。
理由も同じく簡単なこと。この小さな部屋には私と彼女しかいないのだ。
パーティの中で女性は私たち二人だけなのだから、当然なことだ。
「具合が悪いの?それとも悪い夢でも見たのかしら?」
私を気遣う彼女のそれは、まるで小さな妹を心配する姉のよう。
事実、彼女は私に対してそのような目で見ているのだろう。
昔と同じ、あの頃のままで。
でも現実は違う。何も知らない小さな少女ではないのだ。
ローザが私を無知な妹のように見ている事と少し似て、私は彼女を少し見下したところがあるかもしれない。
彼女は何もわかってはいない。
彼女を突き動かすのは全て彼への想い。
それだけ、それだけしか考えていないのに、彼女は彼の愛情を獲得することができる最も近い位置にいる。
そして、ローザ自身はその事には全く気付いておらず、周りもそんな彼女を悪く思うことはない。
周りが見えない彼女には、私がローザにとって……そう、陳家な言葉で言い表すのなら、「恋のライバル」とも言える存在になり得る事など、全く思ってもいないのだろう。
ローザは私など気にかけていない。
なのに、こうやって私を気遣うフリをする。
気遣うフリだとも気付かずに、美しい愚鈍さで、「優しいお姉さん」を演じてみせる。
私は、きっと、ローザを強烈に意識している。せざるを得ない。
本当は、気にしたくもない、でも、しない訳にはいかない。
彼女の優しさも、美しさも、昔のそれとは全くもって意味が違う。
「…待ってて。なにか暖かい飲み物、持ってきてあげるわ」
一向に応答を見せない私に対して、あくまで「優しいお姉さん」を崩さない。
彼女が部屋を出て行き、ドアが閉まったのを確認して、私はゆっくり身体を起こした。
涙はもう乾いていた。

474名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 02:36:37 ID:WHovFave
続きマダァ-?(・∀・*)っ/凵⌒
475名無しさん@ピンキー:2007/07/16(月) 21:08:08 ID:MwpJHoQ7


476リディロザの人:2007/07/20(金) 00:42:08 ID:5WvP5jbq
すまん、PCが壊れてしまったorz
続きはしばらく待ってくれ。
477名無しさん@ピンキー:2007/07/20(金) 17:52:36 ID:CRfq9N3x
リルムとエドガーって需要ある?
どうも相手がエドガーしか思い付かない。
478名無しさん@ピンキー:2007/07/20(金) 22:48:03 ID:dbuW4tN4
あるあるある!
wktkして正座して待ってる。
479名無しさん@ピンキー:2007/07/23(月) 00:27:45 ID:ml1dUJBp
>>476
待ってるよwktk

>>477
期待
480名無しさん@ピンキー:2007/07/24(火) 21:01:36 ID:6oTn9vhx
>>477
シャドウがだな
481名無しさん@ピンキー:2007/07/25(水) 23:15:27 ID:mYf+uDwG
うわああああああああ!
やってしまったぁぁぁぁぁ書きなぉすぃぃぃいやぁ!
482名無しさん@ピンキー:2007/07/27(金) 19:14:34 ID:ASvgvgKq
リディア!
ローザ!
エッジが包丁を握った
483名無しさん@ピンキー:2007/07/27(金) 23:56:10 ID:6dRJSZhj
>>482
ちょっ・・・なに、その嵐馬破天荒「『どっちにするの?』試写会レポート」www
(つーか、よくそんな古いもん覚えていたな自分)
484名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 18:08:33 ID:1j/hoayN
エッジ野郎はローザとリディアがいいふいんきに
なった時に乱入してきて蹴っ飛ばされそう
485名無しさん@ピンキー:2007/07/29(日) 20:43:51 ID:LaoR8cUn
FF12エロパロスレ落ちてる?
486名無しさん@ピンキー:2007/07/29(日) 22:01:56 ID:u3TW5QQ9
みたいだな。
今後はこちらに投下でおk?
それとも立て直すか…
487誘導:2007/07/29(日) 23:10:56 ID:yJNLsce+0
【FF12】ファイナルファンタジー12でエロパロ4
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1185717852/
立てときました。
488名無しさん@ピンキー:2007/08/01(水) 01:36:41 ID:28kalYZL
>>487
489名無しさん@ピンキー:2007/08/03(金) 18:25:54 ID:KxkAKwy/
FFTのSSは専スレありましたっけ?
490名無しさん@ピンキー:2007/08/04(土) 00:01:20 ID:DugyvJZ2
◆【イヴァリース】ファイナルファンタジータクティクス 第2章【FFT】◆
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1173531703/
FFTAとFFTA2でエロパロ 
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1183849854/
491名無しさん@ピンキー:2007/08/04(土) 19:15:01 ID:v4a0PzdT
FF11のスレ落ちてる上に保管庫も死んでる・・どうなってんだ
492第一話:2007/08/06(月) 00:32:23 ID:XFIUTMtN
「彼女はここで暮らしました・・・」
シーモアの言葉を受けてアーロンは軽く鼻で笑う。
そして・・・・・・
祈り子の歌が響くなか、写しだされたのはユウナレスカ。
1000年前に「シン」を倒した伝説の召喚士である。
シーモアはいう。
無敵の「シン」を倒したのは永遠に変わらぬ愛の絆、と。
その言葉を裏付けるように、彼女を支えた夫、ゼイオンが現れてユウナレスカと熱く抱き合っている・・・・
493名無しさん@ピンキー:2007/08/06(月) 16:59:43 ID:13zSXkuq
>>492 期待
494第二話:2007/08/06(月) 19:49:38 ID:XFIUTMtN
そのころ・・・・・
シーモアの忠実な家臣トワメルは自分の部屋に待機している。
ここグアドサラムは雷平原に隣接していて、異様に湿度が高く蒸し暑い。
冷房のスイッチを入れようと手元のリモコンを手にとった。
「・・・
・・・?
・・・?」
ボタンを押してもエアコンは作動しない。
老眼鏡をかけ、手元のリモコンを見てトワメルは思わず苦笑した。
「なんと、これはシーモアさまのお部屋のスフィア映写機のリモコン!間違えて持って来てしまったか・・・・」

シーモアは後ろ手に隠し持つリモコンを軽く握り直した。
使い慣れたこのリモコンの右下のボタンが再生停止だというのは見なくてもわかる。
抱き合うユウナレスカとゼイオン。
さあここで映像を止めてユウナ殿へ・・・
シーモアのやや汗ばんだ手が後ろ手のリモコンの停止ボタンにかかった。
495名無しさん@ピンキー:2007/08/10(金) 04:16:52 ID:0+L55jW7


496名無しさん@ピンキー:2007/08/12(日) 22:20:38 ID:ZZxrKc5M
保守
497名無しさん@ピンキー:2007/08/13(月) 18:44:44 ID:Czx5D7P4
バッツ×レナファリクルルの4Pはまだかなー
498名無しさん@ピンキー:2007/08/14(火) 10:01:32 ID:04bKFxD6
クルルはいらないこ
499名無しさん@ピンキー:2007/08/15(水) 10:33:12 ID:xvjMtPRr
>>498
そういうのは心の中に留めとくもんだ
500名無しさん@ピンキー:2007/08/16(木) 19:54:45 ID:0wSAK4E7
ファリス×クルルのレズ物ってここに投下していいんでしょうか?
501名無しさん@ピンキー:2007/08/17(金) 06:49:13 ID:1Gi+pPLs
おk
502名無しさん@ピンキー:2007/08/17(金) 21:36:31 ID:71j/oWdB
リディア×ローザが出てる時点で判断汁
503名無しさん@ピンキー:2007/08/19(日) 18:56:11 ID:AnWr3xiB
バッツ×ガラフもおk?
504名無しさん@ピンキー:2007/08/22(水) 00:22:34 ID:ioj7/GRm
FF9のジタンとダガー
505名無しさん@ピンキー:2007/08/25(土) 20:21:10 ID:0Ac7b2dg



506名無しさん@ピンキー:2007/08/28(火) 08:57:24 ID:CUNORWmT
チェリンカを…
507名無しさん@ピンキー:2007/09/01(土) 12:26:07 ID:6tzY0q0B
昔あったFFCCのエロパロスレって沈んだ?
508名無しさん@ピンキー:2007/09/01(土) 14:09:36 ID:KlkFQt6T
俺もチェリンカ分補給したい
509名無しさん@ピンキー:2007/09/03(月) 18:23:49 ID:Z8K5Slxb
ユーリィに撫でられるミースも忘れるな
510名無しさん@ピンキー:2007/09/05(水) 00:56:05 ID:he/BXfrh
最近X-2プレイした
3人娘のキャッキャウフフな百合ものが読みたい
511名無しさん@ピンキー:2007/09/05(水) 13:52:12 ID:VgtJB+UW
俺もみたい
510かいてくれ
512名無しさん@ピンキー:2007/09/08(土) 15:35:57 ID:xJY5p7/0
ありそうで無いFC版FF3のSSが読みたい
513名無しさん@ピンキー:2007/09/08(土) 21:22:39 ID:ONlnOrg3
>>512
それ、以前あった気がするぞ。
514名無しさん@ピンキー:2007/09/09(日) 23:21:01 ID:AdUzH4yO
>>512-513
あった、確かにあった。DS版が出るはるか以前に。

狩人の女の子が、ゴールドルのチンピラに絡まれた子供を助けようとして
『じゃあ、子供を助けたかったら・・・』 と脅迫されて
ノーパン・ノーブラ&ミニスカで、酒場のウエイトレスをやらされる羽目に・・・という話。
そこへ女の子が属するパーティの残りの連中がやって来て・・・

調べてみたら前々スレの441〜457でした。
515名無しさん@ピンキー:2007/09/10(月) 11:23:56 ID:y4OtVkei
>>477をいつまでも待ち続けます
516名無しさん@ピンキー:2007/09/13(木) 15:13:50 ID:11Qm2rZz
>>514
ありがとう!
読んでくる
517名無しさん@ピンキー:2007/09/14(金) 09:30:56 ID:EMX2BlQE
>>508-509
チェリンカもミースもいいが一番可愛いのはテテオ様だろ
さて、今日もテテオ様ポイント貯めに働きに行くか
518名無しさん@ピンキー:2007/09/14(金) 23:01:43 ID:ow/MSX0f
チェリンカはパッケ裏が最強
519名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 12:20:25 ID:wDRlMOlI
女ばっかり三人もいたなに手を出さなかったなんて
バッツはアッー
520名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 20:01:39 ID:/Wlq1YjM
ボコと出来てたんだが
寝取られた
521名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 23:59:54 ID:hYe6cHUI
保守
522名無しさん@ピンキー:2007/09/29(土) 02:13:13 ID:BdFmacBb
エジリディが読みたいage
523名無しさん@ピンキー:2007/10/03(水) 08:53:05 ID:HDw52pkO


524名無しさん@ピンキー:2007/10/03(水) 16:51:08 ID:WmpNePK9
>>518
同意。
パケ裏のイラストに惹かれて衝動買いしてしまった
525名無しさん@ピンキー:2007/10/03(水) 20:00:40 ID:mBk1cRXB
ここであえてFFCCRoF希望保守
526名無しさん@ピンキー:2007/10/04(木) 01:08:39 ID:udMTbXRa
FF4関係の書いてくれ
527名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 01:29:31 ID:fa0mb3Ms
保全
528名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 18:05:26 ID:SKxvxgpQ
アンリミはないんか。
529名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 22:17:59 ID:xBwER8w5
>>528
FF(外伝含む)以外の各スクウェア作品はこちらへプリーズ。
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1189415417/

あと このスレとソコのまとめサイトに、アンリミのエロパロ(ジュディ・マリー・レベッカ親●丼もの)が載っているよ。
ただし [レイプ]鬼畜陵辱[スカトロ] というスレなので、無理矢理や鬼畜が苦手な人は自重。
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1180971312/
530名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 23:44:46 ID:aNtCQBPd
アンリミってFF:U(アニメ)のことだろ
531名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 00:42:24 ID:jpAYC9rF
528です。
そうです。アニメのFF:Uです…
532ユーリィ×チェリンカ:2007/10/12(金) 14:57:38 ID:gwFWVSn2
二人きりの夜、ふいにチェリンカが口を開いた。
「ねえ、ユーリィ?」
「何だい?」
「長い間・・・・・・面倒見てくれて、本当にありがとうね」
チェリンカが笑顔で言う。
「そんなの当たり前じゃないか、だって僕達は兄弟だよ?


ユーリィはそう言う。
「でも本当にありがとう、お返しに私も・・・・・・」
「え?」
その言葉を聞き終わるか聞き終わらないかのうちに、ユ

ーリィは抱きつかれ、唇を奪われる。
「ん・・・・」
甘い口付け、ユーリィは何も考えることが出来なかった。
そのままベッドに押し倒される。
「な、どうしたんだい、チェリ・・・・」

言い終わらないうちにまた口をふさがれる。

長い口付けのあと、チェリンカは言った。
「そんなに恥ずかしがることもないでしょ、もう大人なんだ

から」
そう言ってチェリンカの手がユーリィの股間にのびた。

「うっ・・・・・・・」
頭ではいけないと分かっている。だが何年もの月日が、

チェリンカが自分の兄弟であるという事実を忘れさせ、
一人の「女」として見てしまう。

「いいのよユーリィ、ずっと一人で寂しかったでしょ?」

チェリンカがユーリィのものを撫で回す。ズボン越しだがそ

れはしっかりとした快感を与えてくれる。
「ほら・・・・・こんなに大きくなってるじゃない」
533ユーリィ×チェリンカ:2007/10/12(金) 14:58:14 ID:gwFWVSn2
もちろんユーリィも一人前の青年だ。一人で自分を慰めた

こともある。
そんな時はチェリンカの体にさわったり、覆いかぶさった

り・・・・・・

だが実際にこうやって触られるとは思っていなかった。

そうしているうちに、ユーリィのものは限界まで大きくなり

、ズボンの中で窮屈そうにしていた。
チェリンカがズボンを脱がす。
「ふふ・・・・こんなに大きくなって・・・・・・」
もうユーリィに抵抗する気はない。されるがままになって

いた。
裸にされた下半身をチェリンカの柔らかい手が優しく撫で

る。

「ううっ・・・・・」
ゾクゾクとした快感が彼を襲う。
脚、太もも、そしてチェリンカが直にユーリィのペニスを触

った。

「あ・・・・ああっ」
自分のものにチェリンカが触っている。

チェリンカは握った手を上下させ始めた。
「気持ちいい?・・・ユーリィ?」

「う、うん」

「もっと気持ちよくしてあげる」
そういって裏筋を撫でたり、動きに強弱をつけたり・・・・・


「ああっ、チェリンカ・・・」
「気持ちいいんだね」
「あっ、ああっ・・」
もうすでに限界近くまで達している。

「あ、も、もう出ちゃうよ」

「いいよ、ユーリィ、いっぱい出して・・・・・」
チェリンカの瞳に見つめられた瞬間、ユーリィは激しく噴

射した。

出た後もチェリンカの手の動きはやまない、ユーリィは一

人での時には味わえない快感を体感していた。




一旦切ります。
この後もフェラ→本番といくつもりです。
534名無しさん@ピンキー:2007/10/14(日) 01:52:50 ID:4UPg9j3p
保守しつつ、もちろん途中で割り込んじゃダメだよね?
FFCCの投下はもう少し待っておきます
535ユーリィ×チェリンカ:2007/10/14(日) 11:17:12 ID:pwfqvvs+
「いっぱい出たね・・・・・・」
ユーリィは動かない、いや、動けない。
あまりの快感に体がけだるくなってしまっている。

人の手でしてもらうのがこんなに気持ちいいなんて・・・・・

しばらくじっとしていると、チェリンカが体を押し付けてきた。

「私に・・・さわっていいよ」

ユーリィはいわれるがままに手を伸ばす。
チェリンカのふくよかな胸を触る。
「そう・・・・」
着衣ごしでは我慢出来ない。
着衣の下に手を入れ、直に触れる。

「あっ・・・」
チェリンカが反応をしめす。

ユーリィのものにまた力がみなぎってきた。

「ふふ・・・・やっばり元気だね」

そう言って、まだ白い残骸がついているユーリィのペニスを、そのふくよかな唇にくわえてしまった。

「あっ・・・・」
ユーリィは驚いた、こんなことをしてくれるとは思っていなかったのだ。

チェリンカがしっかりとユーリィのものをくわえ、舐めている。

さっき射精したばかりなのだが、それでも快感が次々と襲ってくる。
「あっ・・・・・チェリンカ、気持ちいいよ・・・・・」

チェリンカが頭を動かしてユーリィのものをしごきはじめた。
目はユーリィの方を見ている。。

「ああ・・はぁ・・・・・う・・・・・・・・」
ユーリィのうめき声だけが聞こえる。

「あああ・・・・・・・天国だ・・・・・」

チェリンカは頭の動きを止めない。

限界が近づいてくる。

「も・・・・もうイクッ・・・」
そう言った瞬間、チェリンカが頭を更に素早く動かした・

「あっ・・・・・あああああああああ!!」

大量の精液がチェリンカの口に吐き出される。
チェリンカはそれを全てのみくだしてしまった。


536名無しさん@ピンキー:2007/10/15(月) 19:12:51 ID:8LJPkkT4
GJ!
そして更にほ
537名無しさん@ピンキー:2007/10/17(水) 01:11:41 ID:8/aq5KpV
クリスタルクロニクルを投下できるところないかな?
538名無しさん@ピンキー:2007/10/17(水) 01:27:17 ID:viLAszTz
539名無しさん@ピンキー:2007/10/17(水) 13:54:43 ID:8/aq5KpV
>>537 ここやんか!素直に投稿が終わるまで待つか、諦めるかしかないみたいなんで、考えてきます
540名無しさん@ピンキー:2007/10/19(金) 20:08:35 ID:CmrRl/lJ
こんな定期的とも言えんぐらいの投下しかないスレだから、新たに投下したところで割り込みですらないだろ。
ビビッてるならムリにとは言わんが…
541名無しさん@ピンキー:2007/10/20(土) 03:45:59 ID:XnqL/nyT
>>540
その言葉に勇気を貰ったから投稿してみる
FFCC クラヴァット♂xセルキー♀
542FFCC クラヴァット♂xセルキー♀:2007/10/20(土) 03:47:56 ID:XnqL/nyT

いつものようにいつもの仲間とミルラの雫を集める旅の途中。
不気味な廃墟となったレベナ・テ・ラを通りかかったキャラバンは不思議なユークと出会った。


「こんにちわ、こんな瘴気の中どうされたんですか?」

「やあ。つかぬ事をお聞きするが……ここはどこかね?息苦しく休んでいたのだが……」


瘴気の中、一人たたずむユーク族の言葉を前に、キャラバンのみんなは少し驚いた。
不思議な黒い三角帽子と黒い服を身に着けたいかにも学者のようなユークはこちらを見て心底疲れたように呟いた。


「アナタ、瘴気を知らないのです?」

「瘴気とは……ふむ、世界は広い。レラ・シエルの先に広がる世界とは真に興味深いが……こう苦しくては……」


レラ・シエル?ユークの出身地といえばシェラの里のはずだが。
アルディバランとイーリアスの二人も首をかしげて同族の男を見ている。

ともかく、このままほおっておけば命にもかかわる。近くの街と言えばファムがあった と皆で話し合う。

543FFCC クラヴァット♂xセルキー♀:2007/10/20(土) 03:49:20 ID:XnqL/nyT

「おっさん、まぁこっちに来いって。別にとって喰いはしねぇよ」

にやけながらしゃべるダ・ロランの言葉にゆっくりと腰を上げるユークの男。


「ふむ、息苦しくない……。ほう、これはクリスタルか。ふむ、レラ・シエルのものとは比べ物にならないほど小さいが、このような効果があるとは……」

「……さっきから出てくるレラ・シエルって?」

「ふむ、やはり廃墟となって久しいあの場所は知らぬも道理。いやいや、忘れてくれたまえ」


珍しそうにクリスタルケージを見るユークの男に少々あきれつつもパパオパマスを歩かせるキャラバン一行。
その間も客人のユークの男はアルディバランやイーリアスといろいろな話をしているようだった。


「ふむ、いやいや勉強になった。お礼といっては何だがこれを差し上げよう」

「異世界の服らしいのだが、私には無用の長物である。……ふむ、アルハナーレム様の口癖が出てしまったな」

無事にファムについた一行に何枚かのレシピを手渡すと村の奥のほうに消えていくユークの男。
その姿に、なんだか夢を見ているような気分で見送る一行。

544FFCC クラヴァット♂xセルキー♀:2007/10/20(土) 03:50:35 ID:XnqL/nyT

「あの男、少々不思議なものを感じた……ガーディのようにつかみ所がない」

「アルディバランもそう感じたか。私もだ」

キャラバンの中でも知性派の二人がそろって首をかしげる……と、二人はこちらに向き直りレシピを差し出した。

「それはそうと、我らにもレシピは無用の長物。だが、構成要素は非常に興味深い……」


レシピにさっと目を通すと、確かに見たことも聞いたこともない素材が必要なようだ。

「……これ、なんのレシピだろうね……?」

「面白そうじゃない?ちょっと作ってみようよ!……えーっと必要なのは、シルクと天使の白い粉と悪魔の黒い粉?」

「お前らその前にミルラのしずく集めようぜ!」


ダ・ロランの声も、面白そうにレシピをにらめっこするル・ジェとアンナには届かないみたいだった。



そんなことがあって……無事に水掛祭りも終わって……。キャラバンの帰還を祝いつつ大騒ぎする村人を眺めながらル・ジェとキアランは丘の上にいた。
手には、あの不思議なレシピ。服のような、でもぜんぜん機能的じゃない形で見当もつかない。

545FFCC クラヴァット♂xセルキー♀:2007/10/20(土) 03:52:05 ID:XnqL/nyT

「まさに異世界の服……ね、ね、キアラン。しばらくお休みだしスティルツキンにこれ見せてみない?」

「うん、世界中を旅してるスティルツキンなら知ってるよ!」

無邪気に笑うキアランがものすごくかわいくて、その後思わず押し倒してしまったル・ジェだった。



「こいつは懐かしいものを見たな。相当昔のレシピだぞ?……どうやって見つけたんだ?」

レシピをスティルツキンに見せるなり声を上げる。そんな珍しいレシピだったのか……。
スティルツキンの話を総合すると、このレシピを見たのは今よりずっと昔。彼いわく数千年前だというがウソだろう。

その話によると、このレシピの服を作るにはやっぱり書かれたとおりの素材が必要らしい。
でも今でも代用できるものがあるそうだ。ホワイトシルクとエンジェルダストを砕いて粉にしたもの。
だけど、どうしても悪魔の黒い粉だけは代用品がないらしい。

「さすがに知ってる素材では難しいかもなぁ……あ、アルテミシオンに聞いてみな、あいつなら知ってるはずだ」

546FFCC クラヴァット♂xセルキー♀:2007/10/20(土) 03:53:19 ID:XnqL/nyT

そんなやり取りをする2人と1匹を見下ろす影が3つ。

「……失われたレシピとは、なかなか……お宝じゃねぇか!」


叫び声とともに太陽を背にジャンプして降り立つバル・ダット!
……下半身は地面に埋まってしまっているけど。

「ボス〜!」

坂道を走って降りてきたメ・ガジとアルテミシオンが、悲惨なボスを引っこ抜こうと必死になる。

「ちょうどよかった。ね、ね、アルテミシオン。悪魔の黒い粉って持ってない?」

「い、今それどころじゃないクポ!ボ、ボス〜!」


……コントのようなやり取りを眺めながらキアランとル・ジェはため息をつく。
バル・ダットが助け出されるのを待ってから、改めて声をかける。

「で、アルテミシオン、悪魔の黒い粉って持ってない?しましまリンゴ4つと交換でどう?」

「?! 乗った!」

「す、すぐに出すクポ!」


あまりにもあっさりと交渉成立。

アルテミシオンから貰った不思議な黒い粉と、ホワイトシルクとエンジェルダストを砕いて粉にしたもの。
これで、レシピに書かれてあった材料はそろったことになる。

547FFCC クラヴァット♂xセルキー♀:2007/10/20(土) 03:54:10 ID:XnqL/nyT

「ほう、これがそうか……不思議な話だ」

「失われたレシピの復活か、興味深い話だ」

アルディバランとイーリアスの2人が珍しそうに素材を眺めながらル・ジェに話しかける。
にっこり笑うル・ジェがアルテミシオンとスティルツキンに聞いた話をしながら仕立て屋さんに手渡して数日。

そこには白と黒の可愛らしい服ができあがっていた。


「こんな服になったんだ……かわいいね」

「か、かわいいです……」

「ん、いいでしょー?あとで貸してあげるからね」

くるくると回るたびに、ル・ジェの着ているふりふりした服が魅力的に見える。
白と黒のコントラストがとても素敵なこの服は、なんとも素敵な見た目をしていた。


「えーっと、レシピに小さく書かれていたけどメイド服とか言うらしいわね」

仕立て屋さんが声をかける。きゃーきゃーと騒ぐ3人には聞こえているのだろうか?
そんなお披露目も終わって深夜。キアランが眠る離れの部屋にル・ジェが現れた。

548FFCC クラヴァット♂xセルキー♀:2007/10/20(土) 03:55:13 ID:XnqL/nyT

「……きーあらんっ」

「ん……ル・ジェ?」

寝ぼけ眼のキアランの足元には、昼間のメイド服を着たル・ジェ。
驚くのもつかの間、すぐにキアランはル・ジェに押さえつけられてしまった。


「うふふ、こういうのもたまにはいいかも……ね、キアランさま?」

「うぅ、ル・ジェ……そんな言い方…………」

大きくなった股間を撫でられながらキアランが呻く。
すっかり上半身は裸にされ、乳首を吸われる感覚に荒い息を吐きながら、ル・ジェの頭を撫でる。

その優しい手に微笑みながらキスの雨を降らせるル・ジェ。
だんだん上に迫ってくる唇が、とうとうキアランの唇と重なり、卑猥な水音が響く。

──ちゅっ……んっ、ちゅぅ…………ちゅっ、ちゅっ……んぅ、んーっ?!

いつもとは違うキアランの積極的な攻めに驚くル・ジェ。


「キアラン……今、舌吸った?」

「う、うん……イヤだった?」

あまりの嬉しさに、ありったけの力を込めて頭を抱きしめるル・ジェ。そのまま唇を重ねて唾液を交換する。

549FFCC クラヴァット♂xセルキー♀:2007/10/20(土) 03:56:33 ID:XnqL/nyT

「んぅ!んーっ、んんんんんっ!!ぷはっ!ル・ジェ、は、激しすぎるよ……」

「だって……キアラン……キアランさまがぁ……」

すっかり瞳がトロンとして熱っぽく見つめるル・ジェ。
遊び人の心が宿っているとはよく言ったものだ……いたずらっぽい想像がどんどん沸いてくる。

「キアランさまぁ……わたし、キアランさまに、ご奉仕いたします……」

「え?!ル、ル・ジェ?ど、どうしたの?」


股間の手を、ゆっくりとズボンの中に入れながらル・ジェは呟く。

「えへへ、言ってみたかったの……ダメ?」


そう言いながらも片手はキアランのものを上下に擦り始める。
その間も、キアランの唇に、耳たぶに、胸に、へそに、キスの雨を降らせるル・ジェ。

攻められるキアランは息を荒げながらル・ジェの言葉に答える。

「い、いいよ……ボクもなんだか……今日はル・ジェにされたい気分……」


その言葉が合図になったようにキスの雨がキアランの股間に降り注ぎ始めた。

──んぅ……ぁぅ……ちゅぅ、ちゅっ……じゅぷっ、ちゅぅっ、ぁ、ぁぅ…………

「ぁぁぁぁっ?!ぁ、は、激しいよぅっ!!」

550FFCC クラヴァット♂xセルキー♀:2007/10/20(土) 04:00:54 ID:XnqL/nyT

壁を背にしたキアランの広げた両足の間にメイド服姿のル・ジェが顔をうずめる光景。
天井を見つめて、キアランはル・ジェの頭に手を置く。

──ちゅっ、じゅぷっじゅぷっ、ちゅぅ、んっ、んふぅ…………

喉の奥まで飲み込んだかと思うと、唇に力を入れたまま抜き出されるキアランのモノ。
舌が先っぽをぺろぺろと舐めるたびにキアランの声が漏れる。

根元を指で作ったわっかで刺激されながら、先っぽは舌が刺激されるような行為が続いたかと思うと、暖かいぬめった口内から出されて外気に触れる。

キアランの血液が流れ込むたびに、ル・ジェの目の前でビクビクと揺れるキアランのモノ。
その様子にとろけた瞳でキスをしては、真横から咥えて裏スジも刺激するル・ジェ。


──じゅっ……じゅぷっ、んっ、ちゅっ……ちゅぅ、ん、んふっ……んぁ、ぁぁ

「ル、ル・ジェぇ…………」

「キアランさま……うふふ、クセになっちゃいそう……んっ、んん……」


真っ赤になったキアランのモノの先っぽに舌を這わせながら、ル・ジェは熱っぽく呟く。
その言葉と、手の動きに我慢できなくなるキアラン。

「あぁぅぅ……出ちゃう……ル・ジェぇ……」

「出してっ!私の顔に、いっぱい、いっぱい…………あっ!!」

551FFCC クラヴァット♂xセルキー♀:2007/10/20(土) 04:02:08 ID:XnqL/nyT

──ドクッ!ビュルッ!ドプッ、どくっ…………

ル・ジェの舌や鼻先、前髪にキアランの白濁とした粘っこい液体が吐き出される。
目を閉じて、その熱い塊を浴びながらも手はキアランのモノを上下させるのを止めない。


「……ん、んぅ…………はぁ…………」

──ごくっ

「キアラン、さまの、飲んで……いつもより、あつぅい…………」

ほっぺたにも、鼻先にも、顔中に射精された白濁液を指を使って唇に運ぶル・ジェ。
その様子に荒い息を上げながらも、つばを飲み込むキアラン。

「おいしいよぅ……キアラン、さま……おいしいの……」

熱病にうなされるように唇に運んでは「おいしい」と呟くル・ジェ。
すっかり顔に吐き出された白濁液をお掃除すると、ピクピクと揺れるキアランのモノを見つめる。


何も言わずに唇を開くと、粘液で糸を引く口内に導く。

「……お掃除するね…………キアランさまの」

口内に導かれたとたんに先っぽを舐められては吸われる。
出したばっかりの敏感なモノが荒っぽく舐められてキアランは悲鳴を上げた。

「ル・ジェ!やめて!出したばっかりで、刺激が、あぁっ!!」

552FFCC クラヴァット♂xセルキー♀:2007/10/20(土) 04:03:46 ID:XnqL/nyT

「んっ……うふふ、お掃除♪お掃除♪」

「ひゃぅっ!あ、ぁぁぁ、き、気持ちよすぎて、やぁっ!し、刺激強すぎっ!やぁぁ!」


──ちゅっ……ちゅっ、ちゅっ、じゅる、ちゅぅ…………んっ、ちゅぅ

尿道に残った粘液を吸われてながら、舌先で先っぽに残ったものを舐め取られる。
思わず引けてしまう腰をがっちりとつかまれて、キアランは狂うような刺激の中でもだえる。


「きれいに、なった……なりましたよ。キアラン、さま?」

顔を上げて、頬を染めながらうっとりした表情のル・ジェが見つめる。
舌をペロッと出して、唇についた白濁液を舐め取りながら。

「わたしにも……ご褒美……ください……」

そんなことを言いながらもキアランのモノを手放さずに上下させる姿は、あまりにも妖艶すぎてキアランの股間はビクビクと揺れる。


両足を開いて荒い息をつくキアランがゆっくり首を振ると、広がったメイド服のスソをちょこんとつまみながらル・ジェが腰を下ろす。
座っているキアランの上に腰掛けるような体勢。ちょうどキアランの顔がル・ジェの大きな乳房で圧迫される。

「はぅぅぅぅぅぅっ!!キ、キアラン、さ、まぁ……」

耳元に熱い吐息とともにル・ジェの呟きが漏れ、キアランの耳に溶ける。
しっかりと腰と背中を支えてキアランの腰が突き出されるたびに、ル・ジェの声が奏でられる。

「ひゃんっ……わっ、んゃんっ、やんっ、座ってるのに、やんっ、下からズンッ、って、ひゃぅ!」

553FFCC クラヴァット♂xセルキー♀:2007/10/20(土) 04:05:01 ID:XnqL/nyT

いつもと違うフリフルな服を着たまま、という姿にキアランもル・ジェも興奮が増していく。
すでにトロトロになった膣内をキアランのモノが往復するたびに声が漏れる。

メイド服の胸元はガードが固くてまったく胸を触ることができず、キアランは腰の動きに集中するしかない。
そのせいでル・ジェとつながっている部分はいつもよりも激しい攻撃に晒される。

「やっ、やっ、やんっ、あっ、そんなっ!やぁんっ!激しすぎっ!」


自らも腰を振りながら卑猥な音を響かせて、快感をむさぼるル・ジェ。
すでに一度達しているキアランは問答無用で攻め立てる。

決して動きやすいとは言いがたいこの体勢でも、腰を持ち上げてはル・ジェの膣内を攻めつつ耳元でささやく。

「ル・ジェ、もう一度言ってよ……キアランさまって、さ」

「えっ、あっ、ぁっぅ、ぅん……キ、アランさ、ぁっ……ひゃぅ」

ル・ジェがそう呟くたびに腰を持ち上げて中に打ち込まれるキアランのモノ。
中断される言葉の前にキアランが意地悪そうにささやく。

「ちゃんと言ってよ、ル・ジェ……」

「ぁんっ、やぁ……だって、キ、キアラんっ、ひゃっぅん」

「ほらぁっ!ぁぅっ……はぁっ……」

いつもとまったく違う、意地悪なキアランの言葉を耳にしながら口を半開きにしてル・ジェが呻く。
だが、その呻きはキアランの腰の動きと同時に嬌声となって漏れてしまう。

『キアランさま』……そんな言葉すら口にできないほど、攻められるル・ジェ。

554FFCC クラヴァット♂xセルキー♀:2007/10/20(土) 04:07:55 ID:XnqL/nyT

「ひゃぅっ、キア、キアラっんぅ……はぁ、ぁぁぅ、ぁんっ……はぁっ、んっ、やっ!」

すでに体勢はだらしなく両足を広げたル・ジェに覆いかぶさりながらキアランが腰を打ち込んでいる。
そのたびに漏れる淫靡な音と声。唇を重ねながらもキアランの腰の動きは止まらない。

「んっ、ぷはっ…………キ、キアらっ、キアランっ!」

「ル・ジェ、言って。言ってよ。キアランさまのを膣内に出して、って!」

キアランのお願いにうんうんと首を振りながら必死に声を出そうとするル・ジェ。
そのたびに打ち付けられるキアランのモノは熱くて硬くて、もうどうしようもなく高ぶっているのがよくわかる。

「きぁ、キアラン、さ、まっ……の、を、な、なかに……あぁんっ、ひゃぅ!」

「ル・ジェ……ル・ジェ……大好き、好きっ!」

「っはぁ……キアランさまのをっ!なかに、出してぇっ!!はぁぁぁぁっ!」

その言葉と同時にキアランの腰の動きがいっそう激しく、そして力強くなる。
唇を重ねて荒い息を吐きながら、二人の熱い部分がとろけそうになっていくのを感じる。

「ぁぁ、もうっ!ル・ジェっ!!」

「わたっ、私もっ!キアランっ!キアランさまっ!ん、やゃぁぁぁぁぁっ!!」


──ドクッ!びゅくっ!どぷっ、どくっ!どぶっ、どくっ……ぴゅっ…………

555FFCC クラヴァット♂xセルキー♀:2007/10/20(土) 04:09:19 ID:XnqL/nyT

「ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ…………」


膣内に吐き出された白濁液を感じながら放心状態で、倒れこんだキアランの肩越しに天井を見上げるル・ジェ。
いつもの数倍、気持ちよくイって痺れるような感覚の中。ハァハァと言うキアランの頭を撫でる。


「ク、クセになっちゃいそう…………」

そう呟いていると、すべてを放出して疲れ果てたキアランの声が耳に届く。


「っ、はぁ…………ごめん……ボク、生意気なこと……」

「いいの、キアラン・さ・ま……ふふふ」

『キアランさま』と言った瞬間に、ル・ジェの膣内でビクンと動くキアランのモノ。
その様子にクスッと笑いながらも抱きしめたままル・ジェは続ける。

「キアランさま……私に、もっと……ミルクを、飲ませて、注いで、かけてくださいね……」

ビクビクと膣内で動くキアランのモノ。あまりに正直すぎる その動きに嬉しくなりながらル・ジェは言葉攻めを止めない。
そのたびにキアランのモノが力を取り戻してしまうのを感じながら、抱き合って熱いキスを交わす二人だった。


この後、アンナやポリィにメイド服が貸し出されるのは、また別のお話。

556FFCC クラヴァット♂xセルキー♀:2007/10/20(土) 04:11:46 ID:XnqL/nyT

ありがとうございました。

3年ぐらい前にFFCCとかを投稿してたときにクラセルを
リクエストされていたのですがいろいろと問題があって今まで書けませんでした。

あの時リクエストしてくれた方には申し訳なかったですが、今回投稿できてよかったです。


あと >>540にも、もう一度ありがとう。
557名無しさん@ピンキー:2007/10/20(土) 20:33:57 ID:2OziNj+t
>>556
乙乙!
オリジナルはプレイしてないが楽しめた。
なんかかわいいカポーだなwwww
558名無しさん@ピンキー:2007/10/27(土) 14:15:46 ID:A5CMN67k
ヒトイナス
559名無しさん@ピンキー:2007/10/29(月) 03:33:56 ID:8noCwO9d


560名無しさん@ピンキー:2007/10/30(火) 23:09:19 ID:y2m8qSXK
ユーリィチェリンカの続きにwktkあげ
561名無しさん@ピンキー:2007/10/31(水) 04:41:23 ID:ULlINpCg
あんないかにも未成年が携帯から書きましたて感じのアレにか…?
562名無しさん@ピンキー:2007/11/01(木) 23:56:38 ID:PQwqOObO
このスレで1回もSS書かれていないキャラって誰だろう?
563名無しさん@ピンキー:2007/11/02(金) 03:39:03 ID:XICDpc+l
ガリ
564名無しさん@ピンキー:2007/11/03(土) 22:49:06 ID:aFVWv0eH
クリスタルクロニクルってエロパロも同人もそんなに見ないけど需要ないの?
テテオとかチェリンカとか好きなんだけど悲しい
565名無しさん@ピンキー:2007/11/04(日) 02:09:44 ID:l6cABplf
じゃあここは
テテオ様×チェリンカ!



百合はスレ違いかな。
566名無しさん@ピンキー:2007/11/04(日) 04:58:01 ID:Tnx2BwhF
>>564
世間的に知名度と需要ともに低いだろうぐらいは予想つくだろ?
567名無しさん@ピンキー:2007/11/10(土) 14:11:08 ID:SMqSbxfu
ヒトイナス
568名無しさん@ピンキー:2007/11/10(土) 14:18:19 ID:V42UU55J
途中で割り込んだやつのせいだろ?
割り込んだやつはお詫びになんか書け
569名無しさん@ピンキー:2007/11/11(日) 07:14:57 ID:hZ/C9hJb
>>565
書く気あるならこっちこい
FINAL FANTASYのキャラで百合妄想
ttp://sakura02.bbspink.com/test/read.cgi/lesbian/1172215356/l50
570名無しさん@ピンキー:2007/11/15(木) 23:44:47 ID:+pCWpSjh


571名無しさん@ピンキー:2007/11/16(金) 09:41:11 ID:3SwjGjgQ
>>117なんだけど、今頃できたよ〜。
あの後PCあぼんして、データ消失。なんとかかんとか思い出しながら、やっと完成にこぎつけた。
しかし、初期の妄想リノがスコを襲うという点がいまいちになってしまい単なるバカップルになってしまった。
そんなんでよかったら投下するんでご意見待ってます。
572名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 17:09:55 ID:XI7BKJGR
投下しなければなんとも言いようが無い・・・
よって投下wktk
573名無しさん@ピンキー:2007/11/19(月) 23:49:53 ID:QzmyPzqj
って〜か、そもそもリノスコ自体がバカップルなので問題ないのでは?w
574571:2007/11/20(火) 15:41:32 ID:TjwKGRVp
>>573
そう、スコリノ自体がバカップルなのは事実なんだが……違うんだ!
初期の妄想ではリノアが淫乱警報発動中なぐらいな出来だったのに……!
それが再現できなくて悔しいんだよ、こんちきしょう!!
……まぁ、単なる自己満足に過ぎないんだけどねw
ということで今は職場なので夜にでも時間があれば投下することにするわノシ
575名無しさん@ピンキー:2007/11/21(水) 08:51:20 ID:CMyKCbya
ここ過去ログ補完ってしてないの?
千夜一夜にもなかったし…
576名無しさん@ピンキー:2007/11/21(水) 12:58:01 ID:ax0U4/ai
する必要あんのか?
577名無しさん@ピンキー:2007/11/22(木) 00:12:54 ID:gs87j7NT
578名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 19:16:31 ID:v1+u/V1a
誰もいない?
579名無しさん@ピンキー:2007/11/25(日) 00:32:56 ID:a6ZgsDhn
いるぞーノシ
580名無しさん@ピンキー:2007/11/28(水) 02:53:19 ID:stt/q5Cb
保守る
581名無しさん@ピンキー:2007/11/28(水) 04:02:40 ID:WGPVQgGJ
V書いてた神こないかな
4P楽しみにしてるんだ

俺のレナたんwktk
582名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 19:42:16 ID:yHmPkUhy
いつの間にか12スレが落ちてた……
とは言え立ててももう需要ないしなあ
583名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 23:58:01 ID:c71yoR76
今単独スレがあるのは
3、7、11、タクティクスくらい?
584ff4カインxローザ:2007/12/02(日) 01:20:35 ID:oR+SKor5
「あいつとは・・・・うまくいっているのか?
ためらいがちにローザに訊ねる。
「・・・・。
苦笑いを浮かべて首を振るローザ。

その動きに合わせて艶かしく揺れるブロンドの髪。

「セシル・・・・最近目を合わせてくれないの。暗黒騎士になってしばらくして、かな。
ふっと息を吐くと俯くローザ。

その唇はとてもふっくらしていて柔らかそうで。

・・・・切ないような、もどかしいような、不思議な感情がわきあがってくる。
セシルにならローザを任せられる、ハズだった。
けれど今彼女は。
「・・・・どうかした?
気が付くと、ローザに顔を覗き込まれていた。

その瞳はエメラルドのように澄み、そして潤んでいて。

ずいぶんと長い間考え込んでいたようで、彼女は心なしか心配してくれているように見えた。
「何でもない。
慌てて視線をそらすと、無理やりに笑ってみせる。
「・・・・変なカイン。
安心したのか、ローザはくすりと笑う。
585ff4カインxローザ:2007/12/02(日) 01:21:29 ID:oR+SKor5
そしてくるりと踵を返すと、上を向いた。
涙をこぼさないようにするために?

髪の間から覗くそのうなじに思わず息を呑む。

「もう、行くね。・・・・駄目だ、私。
声を震わせて行こうとする彼女。
俺に何か出来ることは?
必死に考える。
今すぐあいつを引っ張ってきて、彼女を放っておくなと言って聞かせる?
臆病者のあいつに?
ずっと一緒で、憧れで、・・・・愛しているローザを放っておくなと?
「待って!・・・・くれないか。
次の瞬間、俺はローザの手をとり引き止めていた。
「カ・・・・イン?
彼女は驚いた様子で俺を見る。
「俺はお前を避けたりはしない。
無意識に口走っていた。
「目をそらしたりもしない。放っておくなんて絶対にしない。

絡み合うその指は細くしなやかで、その感触が徐々に俺の理性を吹き飛ばして。

「カイン・・・・
震える声で俺の名前を呟くローザの手を引き寄せ抱き締める。

腕の中からとても甘いにおいがする。頭の中からあいつの顔が消える・・・・

「今は頑張らなくていい。すました顔してあいつを待たなくてもいい。・・・・泣きたかったら思いっきり泣け。
腕の中で、彼女の体から強ばりが消える。
「ぐすっ、・・・・えぐっ、・・・・
シャツがローザの涙で熱く濡れるのを感じる。
「うっ、・・・・カイン、うわーん・・・・
彼女は俺のことを兄か、頼れる幼馴染としてしか見ていない。
今だってそうだろう。
だけど、俺は・・・・もう!

次の瞬間、俺はローザをソファに押し倒していた。
586名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 23:18:35 ID:DbkBCbKm
……続きはー?
これで終わりでつか?
587名無しさん@ピンキー:2007/12/03(月) 13:30:41 ID:cPkI3wj+

次の更新楽しみにしてます
書き上げてから投稿するともっといいと思うよ


588名無しさん@ピンキー:2007/12/03(月) 16:38:43 ID:MyfOJYRK
\     、 m'''',ヾミ、、 /   
  \、_,r Y  Y ' 、 /';,''    
  、 ,\ヽ, | | y /、 ,;;,,'',  
   \、\::::::::::/, /,, ;;,         
   ヽ\ o 、 ,o / { ;;;;;;;,,   <・・・・という夢をみた。
   丿 [ \|:::|/ ]  >"'''''   
   >、.>  U   <,.<        
  ノ  ! ! -=- ノ!  ト-、       
..''"L  \\.".//_ |   ゙` ]

589名無しさん@ピンキー:2007/12/04(火) 16:18:20 ID:WS/YesRe
成る程、カインの夢ならここで終わりでも許すw
590名無しさん@ピンキー:2007/12/05(水) 11:13:03 ID:OCODveEL
>>588の機転に爆笑、そして感動。
591名無しさん@ピンキー:2007/12/06(木) 23:06:53 ID:XXujdn93
>582
俺は待ってるんだぜ。
592名無しさん@ピンキー:2007/12/06(木) 23:55:05 ID:7feH3gjK
リディア物とか読みてー

てか
昔どっかのサイトで見たんだけど、
FF9の長編小説の
砂のなんちゃらってやつ
読んだ事あるやついない?
最後にジタンが狂って、
精神病棟に入るやつ。
593名無しさん@ピンキー:2007/12/08(土) 00:27:11 ID:zDkMxWI5
>>571です。
何かと忙しくてここに来れませんでした。申し訳ないです。次から投下したいと思います。
シチュはゲーム本編終了後、リノアがガーデンに居ついています。
リノスコになりきれなかったスコリノです。カプがお嫌いな方、スルーお願いします。
594リノスコになりきれなかったスコリノ 1:2007/12/08(土) 00:29:07 ID:zDkMxWI5
「リノア〜!」

名前を呼ばれ、振り向くと外巻きの栗色の髪を揺らして、元気よく手を振りながらこちらに向かって来る少女が見えた。

「セルフィ!」
「久しぶり〜元気だった〜?」
「うん、元気だよ!セルフィも任務お疲れ様!」
「ホンマやで〜!物事もようわからん奴がテキトーにろくでもない任務依頼してくんなっちゅーねん」
思わずトラビア弁が出てしまうほど骨の折れる任務だったのだろう、とリノアは思う。
「そっか、大変だったんだね」
「そうなんよ〜。あ〜そうそう、はんちょ、ガーデンに帰ってきとるで〜」
「そうなの?スコール、帰りはいつになるかわからないって言ってたんだけど」
「ちょうどうちらのチームと同じくらいに帰還したんよ〜。もう学園長への報告も終わって部屋に戻ってるんとちゃうかな」
「本当?じゃあちょっと行ってこようかな」
「おかえりなさいのちゅうとかするん?お〜お〜、あっついな〜」
「もう!セルフィってば!」
「あはは、冗談冗談。そしたら、うちもちょっと休むわ〜」
「うん、セルフィありがとう!じゃあね!」

595リノスコになりきれなかったスコリノ 2:2007/12/08(土) 00:30:15 ID:zDkMxWI5
リノアは足早にスコールの自室に向かった。
スコールにはかれこれ10日以上会っていない。
彼はバラムガーデンの顔としてひたすらに忙しい。
それはもちろんリノアのためでもあるのだが、リノアはそれでもできるだけスコールと一緒に居たがった。
リノアは自分にはスコールが必要だと実感していたし、スコールにも自分を必要として欲しかった。
だからこそ、一緒に居る時間を少しでも長く持ちたかった。

リノアはやがてスコールの自室の扉の前に到着した。
その扉には緑のランプが点灯している。
「……なーんでいっつもカギかけないかなぁ?」
リノアは思わずひとりごちる。
スコールはいつも部屋に施錠していない。
何かあった時のために、とリノアは合鍵を渡されてはいるが、実のところ一度もそれをつかったことはない。
スコールが部屋に居る時はいつも開けっ放しなので使う必要が無いのだ。

「スコール?帰ってきてるの?」
リノアがひょこっとドアから顔を覗かせてスコールの部屋の中をうかがうとベッドから投げ出された足が見えた。
そのまま部屋の中に滑り込み、ドア横のスイッチを押すと、ドアはぱしんと音をたてて施錠された。
振り返ってみるとブーツを脱ぎ捨て、ベッドに大の字になって横たわるスコールの姿。
596リノスコになりきれなかったスコリノ 3:2007/12/08(土) 00:30:53 ID:zDkMxWI5
「スコール」
その名を呼び、ベッドに近づく。
返事は返ってこない。

「スコール」
リノアは彼の横たわるベッドに腰をかけ、顔を覗き込む。
まだ返事は返らない。

「寝てるの?」
やはり返事は返ってこない。
「スコール?」
疲れて眠っちゃったのかな、そう思いながらも顔を近づけて呼んでみても、駄目。
そこで、眠っているのなら、と彼の顔をまじまじと見てみた。
ああ、やっぱり整った顔してるなぁ、と今更ながら思う。
そしてつと額の傷を人差し指でなぞる。

この傷が無かった時のスコールの顔も見てみたかったなぁ、とリノアは思う。
今でも充分スコールはモテるけど、この傷が無かったらもっとモテるんだろうなぁ。
わたしが知らないだけで、きっとそうだったんだろうな。
でも、この傷は嫌いじゃない。
むしろ好きだ。
この姿が、自分が好きになったスコールだから。

そんな大好きな彼に久しぶりに会えて、こうして触れている―――のに。
597リノスコになりきれなかったスコリノ 4:2007/12/08(土) 00:32:00 ID:zDkMxWI5
顔に触れてもスコールに反応は無く。
本当は自分の気配に飛び起きて、会えなかった時間を埋めるようにこれでもか、という程に抱きしめてもらいたい―――のに。
そして「おかえりなさい」を言いたい―――のに。

触れれば目を開けてくれると思っていた自分が甘かったのだろうか。
耳元で「スコール、起きて」と呼びかけても動く気配はない。


「……………」


リノアは無言で髪をかきあげ、その髪を耳にかけると、スコールの唇に自分のそれを重ねた。
それでもスコールはぴくりとも動かない。
リノアはちゅ、ちゅと角度を変えて何度も彼に口付ける。
さらに首元に吸い付き、紅い印を何個も彩った後で、彼の足の上に跨り、ベルトを勢いよく引っ張った所で。

「……リノア」

スコールが起き上がった。

「なあに?」
天使のような子悪魔の微笑み。
いや、彼女は実際には魔女だが。
そんな顔を見て、可愛い、と思ってしまう自分は完全なるリノア馬鹿だと自覚せざるを得なかった。
598リノスコになりきれなかったスコリノ 5:2007/12/08(土) 00:33:13 ID:zDkMxWI5
「……何してる」
「なにも?」
「何しようとしてる」
「別に?」
「……悪かったよ」
はぁ、と溜息をつき、額に手をやり、お決まりのいつものポーズ。
それでも、リノアはおかまいなし、といった感じのニコニコ顔で。
「なにが?わたし、スコールが狸寝入りして、わたしのこと放っておいたことなんて、ぜ ん ぜ ん 怒ってないよ?」
「……充分怒ってるじゃないか……」

そう、スコールが寝ているはずがない。
まがりなりにも伝説のSeeDであり、ガーデンの司令官が、恋人の気配にすら気付かずにぐーすか寝ている訳がない。

「ささ、どうぞどうぞ、わたしのことは気にせずお休みになって?」
「……休めるわけないだろ、この状況で」
「……うっさいなぁ」
リノアは両手で思いっきりスコールの上半身を押し倒し、またベルトの取り外しにかかった。
「ちょっ、おいリノア!」
スコールは予測していなかったのか、いささか素っ頓狂な声をあげて制止するも、すでにベルトははずし終わり、ズボンのジッパーも下ろされていた。
膨らみが見える彼の下着に手をかけたところで、その腕をスコールが掴んだ。
599リノスコになりきれなかったスコリノ 6:2007/12/08(土) 00:33:48 ID:zDkMxWI5
「……リノア」
「なあに?」
またもや小悪魔の微笑み。
またしても一瞬、可愛いと思ってしまったのを表に出さないようにしながらスコールが口を開く。
「……その」
「わたし ぜ ん ぜ ん 怒ってないから寝てていいよ?」
先程よりも棘のある声。
「いや、だから」
「スコールだって触って欲しいんでしょ?おっきくしちゃって」
そう言うと彼の顔は真っ赤に染まって。
「っ!ちょっ、待っ……!」
彼が言うが早いか、リノアがその隙に下着をずり下ろすと先程の膨らみが顔を出した。
触れると、びくん、とスコールが反応した。

「……リノア」
「なあに」
「……やらしいな、お前」
「わたしにえっちいこと教えたのはスコールくんなんだけど?」
「……ってリノア、ちょっ……待っ……」
熱を持った息を吐きながら、スコールはきちんと反応している。
「やめてほしくなんかないくせに」
「っ!」
リノアがそれを口に含むとスコールの身体がまた一段と反応した。
600リノスコになりきれなかったスコリノ 7:2007/12/08(土) 00:34:28 ID:zDkMxWI5
……ちょっと楽しいかも、とリノアは思う。
何せこんなスコールの姿を見るのは初めてなのだ。
いつもは彼に上手を取られて、後手後手になってしまうから。

彼自身の先端を舌で舐めると苦味が口の中に拡がった。
「……っ!」
「スコール、恥ずかしいの?」
先端を舌で転がしながら、顔を紅くしている彼にからかうように言う。
「何言って……っ!」
否定をしようとした彼の言葉をリノアは肉棒を一気に咥え込むことで封じ込める。
「スコール可愛いv」
「うるさいっ……!ぅっ……!」
ちゅうっ、と音を立てて吸い上げるだけで、彼はいつもの情事の時とは違う艶かしい声をあげる。
そんな彼の吐息は荒く、熱くなるばかりだ。

それにしても、身体が熱い。
もう、自分の中がどうなっているのかなんて容易に想像がつく。
わたしだって、抱かれたいもん。
もっともっと、気持ちよくなりたいもん。
……はしたないけど、本能だもん、仕方ないよね、とリノアは考えていた。
そして、いつもはひたすら冷静な彼が、自分の行為による官能を享受している。
そこで、そんな彼がどんな顔をしているのか見てみたくて、上目で見上げると。
彼はまた顔を真っ赤にさせて、口元を押さえて呟いた。
「……っ!お前、なんて顔してんだよ……。やらしすぎ……」
……そんなこと言われても、自分じゃどんな顔してるかなんてわからないし、と他人事のように思っても、自分が興奮しているのは事実。
そしてさらに自らの口に含んだ彼自身がさらに膨らんだようなので、なかなかイイ顔をしていたのだろう、と思う。
601リノスコになりきれなかったスコリノ 8:2007/12/08(土) 00:35:30 ID:zDkMxWI5
彼女によって与えられる刺激にスコールのそれはもうはちきれんばかりになっている。
リノアは欲しいな……と朧気に思いながらも、さらにそれに奉仕する。
じゅぷ、じゅぷと大きな音を立てながら上下に動き、さらには吸い付く。
「……っ!リノっ……!」
彼の声が上擦り、身体がびくん、と一段と反応したかと思うと。

「きゃっ!?」
いきなりスコールに抱えあげられ。
抱えあげられた方とは逆の手で、スカートの中の下着を一気に引き下ろされ。
「スコ……!いっ!!」
そのままの勢いで彼自身を挿入された。
いくら濡れているとはいえ、愛撫もなしにいきなり押し入られては多少の痛みが伴う。
「……っ!いったぁぃ……なんで急に……んっ」
スコールは少々むっとしたような声をあげたリノアの唇を噛み付くかのように塞いだ。

スコールは自分を落ち着かせるように、彼女に口付けを繰り返し、あらわになった臀部を掌でやわやわと撫でている。

そのまま、彼女の口腔内に欲望を吐き出してしまえば良かったかもしれない。
でも、できなかった。
602リノスコになりきれなかったスコリノ 9:2007/12/08(土) 00:36:08 ID:zDkMxWI5
彼女にこんな自分を見せるのはとてつもなく恥ずかしかった。
いつも彼女を弄ぶのは、余裕のない自分を隠すためだ。
彼女の前ではそんなこと無駄だとわかっているのに。
それでも、彼女の前では格好いい騎士でいたくて、必死で格好つけてるのに。
何を今さら、と自分でも思う。
けれども、力ずくでも主導権を握っておかないと、恥ずかしさでどうにかなってしまいそうだった。

深い口付けによって少々痛みを緩和させたリノアも、彼の口付けに応え始めた。
「んっ、はっ……ふぅっ……んっ……」
ちゅ、くちゅ、と控えめだった水音が次第に大きくなる。
舌を絡ませ、噛合い、吸い上げ、唾液が滴り落ちるのも気にせずにお互いを貪る。
その息もできない程の深い口付けの応酬に、またお互いに高ぶっていく。
荒い口付けをしたまま、もどかしい思いでスコールは彼女の衣服を、リノアもまた、彼のジャケットを脱がせていた。
愛撫もなしに挿入して、彼女に痛い思いをさせたのを反省しているのか、彼にいまだ激しい動きは無い。
それでも、挿入したままなので、リノアの中がどんどん熱く、潤ってきているのは分かる。

口付けたままリノアの衣服を取り払ったスコールはおもむろに彼女の乳房を弄び始めた。
「っん……!」
リノアがぴくぴくと反応し始める。
スコールはリノアの唇を開放してやると、首筋から鎖骨、乳房までへと舌を這わせる。
先程までの激しい口付けによるふたりの唾液で、その身体を濡らしていく。
そして、そのまま乳房の先端にある突起を口に含んだ。
603リノスコになりきれなかったスコリノ 10:2007/12/08(土) 00:38:11 ID:zDkMxWI5
「ふっ……、あっ……。ぅん……」
彼女が先程口付けていた時よりも甘く、艶めかしい声を出し、身をくねらせる。
乳首を舌で転がし、軽く歯を立てるとびくん、と彼女が一際反応する。
さらに左手で乳房を、右手で彼女の腰から臀部、太腿、そして秘部付近をくまなく弄る。

「ふぁっ……、あぅんっ……!やぁっ……」
彼女にもそろそろ余裕がなくなってきたようだ。
もっとも、彼女が自分に奉仕しながらも興奮していたのも理解している。
腰をくねらし、少しでも快楽を貪ろうとするその姿はひたすらにいやらしかった。
それだけで自分が興奮するのが手に取るようにわかるのが可笑しい。

動きたい。
その思いで軽く突き上げるとくちゅ、という厭らしい水音と共に、リノアの肢体がびくびくと跳ねた。
それを合図としたかのように、スコールはリノアを抱きしめ、擦りあげるようにゆっくり突き上げる。
「ん、やぁっ……!うぁっ……!!」
リノアは必死にスコールにしがみつき、声をあげる。
ぐちゅ、ぐちゅ、と淫猥な水音と、肉のぶつかり合う音が部屋に響く。
ゆっくり、かつリズミカルな動きに彼女がその都度喘ぐ。
その甘い声でさらに脳髄が痺れていくのが分かる。
604リノスコになりきれなかったスコリノ 11:2007/12/08(土) 00:40:04 ID:zDkMxWI5
「んっ…、ふっ…!やあぁっ…!!スコールぅっ……!!」
もっとその声を聞きたい、とぷっくりと肥大した陰核を彼女の愛液で濡らした指で刺激してやると、彼女は一際甲高く泣いた。
「あぁっ、いやぁっ、そこ、だめぇっ……!!」
頭を反らし、身体を痙攣させ、歓喜の声をあげて悦ぶリノアの姿。
もはや自制がきくはずもなかった。
そのまま果ててしまいたい衝動をぐっと堪え、彼女の腰を捕まえ、律動を早める。
「あっ!ふぅっ!や、スコ……もう……!やあぁぁんっ!」
激しく突き上げられ、彼女はもう喘ぐだけだ。
「リノア……、もう……無理っ……!」
「んっ!はぁっ!あんっ!うぁっ!あぁっ……ああああああああああああ!!!」
リノアはスコールにすがりつき、身体を震わせながらも、膣内が満たされていくのを感じていた。



ぎゅうっと抱き合ったまま、ベッドに横たわり、呼吸を整える。
スコールはリノアの髪を撫で、リノアはスコールの胸に頬を寄せた。
しばらくそのままでいたが、リノアが起き上がりにっこりと微笑んで、スコールに言った。
605リノスコになりきれなかったスコリノ 12:2007/12/08(土) 00:40:48 ID:zDkMxWI5
「スコール、おかえりなさい」
「…ただいま、リノア」

やっとおかえりなさいって言えた、と満足して、リノアは身体をベッドに横たえた。
スコールはそんな彼女をとても愛しく思い、また抱き寄せ、額に口付けを落とす。

すぐに眠気がやってきて、まどろんだまま、リノアはふと頭に浮かんだ疑問をスコールに投げかけた。
「ねぇ、スコール……。なんでちゃんと起きてたのに……寝たふりなんかしてたの……?」
「最初は少し休みたくて横になってただけだったんだがな……」
「……?」

スコールはたっぷりと時間をかけて、言葉を選んでいる。
彼女はその間に、どんどん眠りに引き込まれている。

横になってる時に彼女が部屋に入ってきたので、少々からかってやろうという気持ちと。
「……寝てる間のキスくらいは期待したけどな。まさか、お前がああでるとは思わなかった」

スコールがそう言って見つめる彼女はもう寝入ってしまって、そんな彼の言葉は聞こえていない。

「……まぁ、いいさ。次は俺の番な」
と、彼女の額に口付けを落とし、その身体を抱きしめるとスコールも本当の眠りについた。



リノアがスコールにお返し(?)されるのは、また後のお話。
606名無しさん@ピンキー:2007/12/08(土) 00:42:24 ID:zDkMxWI5
以上です。
一応続きも書けてるんで、需要あれば投下したいと思います。
駄文失礼いたしました。
607名無しさん@ピンキー:2007/12/08(土) 23:43:58 ID:EPsIZg+N
GJ!
あまあまでいいねぇ…
仕返しも期待してますよー
608名無しさん@ピンキー:2007/12/10(月) 01:44:24 ID:/G6fSVPV
GJ!需要アルヨ!
609名無しさん@ピンキー:2007/12/12(水) 22:56:04 ID:bD67oyZP
ドマイナーカップリングとか読みたいお
610名無しさん@ピンキー:2007/12/14(金) 10:36:47 ID:B7F5B6Aq
>>609
昔、ここの住人に依頼されてマッシュxリルムを書いたけどそんな感じか
個人的にはFFTA2のフリメルダと主人公のカップリングとか読みたいな
611名無しさん@ピンキー:2007/12/15(土) 22:40:40 ID:s1kePUQ0
亀だが>387の続きが見たいな。
DS版も出るしリディア分を補給したい。
612名無しさん@ピンキー:2007/12/19(水) 02:01:34 ID:6NGe+bnJ
アビリティーやマテリアなどのシステムを上手く利用した話ってある?
613名無しさん@ピンキー:2007/12/19(水) 02:37:32 ID:ZFsLIMyL
>>610
FFTAとFFTA2でエロパロ 
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1183849854/

TA系スレあるようだぜ。
614名無しさん@ピンキー:2007/12/22(土) 20:13:39 ID:MnmucMT1
エッジ「くーっ!リディアの処女ま○こサイコーだぜ!」
リディア「だめ、エッジ!動かさないで…変になっちゃうよう…(処女ま○こってなに…?)」


それを見ていたセシル
セシル「(リディアが犯されている姿がこんなに興奮するなんて…)」


こんなの思いついた
615名無しさん@ピンキー:2007/12/25(火) 11:50:08 ID:w1WRwmSd
あげ
616名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 01:52:19 ID:qhCoFiX+
カイン×バルバリシアとか読みたいんですけど。

バルバリシアネタって少ないんですかね?
2次創作とかだと、絡ませているパターン、わりと見かけますけど。
617名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 23:07:52 ID:M+useQKk BE:577080476-2BP(1000)
hssh
618名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 23:43:10 ID:JDz24kB8
>>616
バル姐さんがカインに片思いって設定にすると面白くなりそうだな。あげ。
619名無しさん@ピンキー:2007/12/27(木) 02:39:21 ID:L2kdyBmM
セシル×ローザが読みたい
620名無しさん@ピンキー:2007/12/27(木) 07:20:49 ID:wn8ZNmb1
幼い頃に自分を守ってくれたセシルを大人になった今でも想い続けてるリディアのSSキボン
621名無しさん@ピンキー:2007/12/27(木) 15:55:25 ID:Ksrdfi7K
やっぱりローザ拘束時のカイン×ローザだな〜
622名無しさん@ピンキー:2007/12/27(木) 18:21:11 ID:dQtl8+e7
身動きとれないローザを、一方的にイジめるバルバリシア&メーガス三姉妹
柱の影から前屈みでそれを見守るガリ
623名無しさん@ピンキー:2007/12/27(木) 19:56:42 ID:oImok/xe
>622
うじうじしてんな〜。
そこで、カインを差し置いて、ルビカンテあたりが、イジメをやめさせる。

カインがセシル達の元に戻っても、ローザの中では。
セシル>超えられない壁>ルビカンテ>カイン
になっている。
624名無しさん@ピンキー:2007/12/27(木) 20:28:46 ID:q7GsdmCm
裏切り君どこまで不幸なんだw
625名無しさん@ピンキー:2007/12/27(木) 21:32:11 ID:wnI+CIqr
だってガリだもん。w
626名無しさん@ピンキー:2007/12/28(金) 00:06:45 ID:6vDJUCXR
ガリですしねー
627名無しさん@ピンキー:2007/12/28(金) 09:37:25 ID:Av/BVfCf
ガリで
628名無しさん@ピンキー:2007/12/28(金) 15:22:58 ID:rzpQQcfW
カインはムービーでも物陰からセシルとローザ見てるあたり、
覗き趣味あるんだろうな
あとでこっそりズリネタにするカインが安易に想像できるよ
629名無しさん@ピンキー:2007/12/28(金) 20:05:13 ID:iNJctKTC
バル「ねえ、どうして親友を裏切ったの?」
ガリ「フッ・・・、俺とセシル、どちらが強いかをわからせるためだ・・・」
バル(;゚д゚)
ルビ(;゚д゚)
バル「貴方の方が強くても、ローザは貴方になびかないと思うわ…、女心ってそういうのじゃないし・・・」
ルビ「私はお前の様な、心が弱く、嫉妬心で仲間を裏切るようなダニを信じぬ、また、一時の感情で主君を裏切るからだ。
そういった奴に真の強さは手に入らぬ、永遠にな…」
630名無しさん@ピンキー:2007/12/29(土) 10:15:33 ID:crNTXylZ
やべえルビ様素敵!抱いて!
631名無しさん@ピンキー:2007/12/30(日) 00:14:53 ID:C7tv8sxK
>>630
しかもDSでは声が若本ときたもんだ。>ルビカンテ
632名無しさん@ピンキー:2007/12/30(日) 00:21:32 ID:x+/Ts9Mt
信者があちこちで目に付くがあの声の何がいいのかさっぱりわからん。
633名無しさん@ピンキー:2008/01/02(水) 13:27:00 ID:/sm81E/S
俺もわかんねえ。芸風一個だけのお笑い芸人みたいだと思う。
あのクドイ喋り以外はできないみたいだし。
634名無しさん@ピンキー:2008/01/02(水) 19:13:41 ID:RsAEd6af
あー、まさにそんな感じ。的確な表現
635名無しさん@ピンキー:2008/01/03(木) 00:49:42 ID:RpBtUF/z
リディア「パロムは童貞?」
パロム「まだそういうのはしたことないよ」
リディア「今好きな人とかいるの?」
パロム「別にいないよ」
リディア「じゃあ一人でしてるんだw」
パロム「え、いや…」
リディア「いいじゃん、みんなやってることなんだから。オナニーは悪いことじゃないよ。パロムもオナニーしてるんでしょ」
パロム「うーん…することもあるけど…」
リディア「みんなーパロムはオナニーしまくりですよーーw」
パロム「しまくりじゃないよー」
636名無しさん@ピンキー:2008/01/03(木) 01:35:16 ID:RDflEh8q
パロムってまだ、一人エッチの年でもないよーな。
年齢一桁だったし・・・。
637名無しさん@ピンキー:2008/01/03(木) 02:44:31 ID:3u4ocGzt
愛河役はエッジのがしっくりくる
638名無しさん@ピンキー:2008/01/03(木) 18:12:00 ID:IBl7vJKD
むしろ砂漠の光直後にこうだろう常考

ローザ「リディアは処女?」
リディア「あたりまえでしょ」
ローザ「今彼氏いるの?」
リディア「いません」
ローザ「じゃあ一人でしてるんだw」
リディア「え、いや…」
ローザ「いいじゃん、みんなやってることなんだから。オナニーは悪いことじゃないよ。リディアもオナニーしてるんでしょ」
リディア「うーん…することもあるけど…」
ローザ「みんなーリディアはオナニーしまくりですよーーw」
リディア「しまくりじゃないよー」
639FF5 レナ @:2008/01/04(金) 03:56:53 ID:Ki4zsTNv
ネタ投下。

「ぐっふふふふっ」
「なんだよじいさん、不気味だな?」

ヨダレを垂らさんばかりににやつくガラフを
バッツは訝しげに見詰めた。
「もうすぐじゃよ、もうすぐ……ぐっふふふふっ!」

一行は滝の流れる洞窟へ来ていた。
「ここからは水に入らないと進めないな……」
「なんだぁ、また濡れるのか……」
不満そうにつぶやくファリスの声に
バッツとガラフは舟の墓場でのことを思い出す。

「でへへへへへへへっ」
サラシに胸。谷間。そこだけ日焼けしていない白い肌。
「なぁにニヤついてやがる!!」
バッツがファリスのデコピンを受けているとき
前方で悲鳴があがった。

「きゃああああああああああ」
見ると、先に水へ入っていたレナの服が透けているではないか!!
乳首や陰毛までくっきりと浮かび上がっている。
640FF5 レナ A:2008/01/04(金) 03:57:37 ID:Ki4zsTNv
「うひょひょひょひょひょ」
「SUGEEEEEEEEE!!!」
鼻血を噴出すじいさんとバッツのいやらしい視線を感じて
レナがいやいや首を振った。

「いや! みないで!!!! エッチ!!」
ぱぁん!
ぱぁん!

バッツとガラフの頬には赤いくっきりとした手形が……
「すげぇいいもんみれたな、じいさん!」
「まったく長生きはするものじゃわぃ!」

「まったく、しょーもねー野郎どもだな……」
ファリスはあきれて溜息をついた。

「おら、とっとと行きやがれ!」
ファリスに蹴られて水に飛び込んだバッツとガラフ、
みるみるうちに服が水分を吸い込んでいくのだが……
641FF5 レナ B:2008/01/04(金) 03:58:14 ID:Ki4zsTNv
「……どうして?……」
レナが胸を隠しながらバッツとガラフをみつめた。
「なんでお前らは服が透けないんだ?」
ファリスは水面とにらめっこしてしばらく躊躇したが
思い切って水に飛び込んでみた。

「オレも透けないぜ?」
ファリスの服は濡れても透けなかった。

「やん! なんで私だけ……」
未だに見詰めてくるバッツとガラフのいやらしい視線に耐えながら
レナは両腕で身体全体を隠した。
 だが、隠せたのは前半身だけでヒップラインは隠しようもなかった。

「いいながめじゃわい!」
「でへへへへへ〜」

「いやん! いやん! みないで!!」
あわてて後ろを隠せば、今度は桃色の乳首がバッツの目に飛び込んでくる。
最高のオカズだった。
レナは自分の肉体がズリネタにされているとは思いもよらなかったが、
バッツはレナの裸体を妄想しながら随分な量の白濁液を夜な夜な吐き出していた。
642FF5 レナ C:2008/01/04(金) 03:58:49 ID:Ki4zsTNv
(すげえ勃ってる……)
今、夢にまで見たレナの裸体がすぐそこにあるのだ。

「しっかしなんでレナの服だけが透けるんだ?」
ファリスはしきりに首を傾げていた。

「さあ、かわかそう!」

レナとファリスは別室へ着替えに行った。
ファリスも女とばれてからはレナと着替えに行くようになった。

「なあ、じいさん」
「なんじゃぃ?」
「なんでじいさんはレナの服が透けるのをわかってたんだ?」
「やはりそうくるか、ふひひひっ」
にやついた目で袋から何かを取り出すガラフ。

「こ、これは……!」
「『スケスケスプレー』じゃよ!
これを服にふきかけると水に濡れたとき服が透けてみえるんじゃ!!」
「じいさんいつの間に!?」
「昨晩こっそりとな◇
これでこれからは濡れるたびにレナの身体を拝み放題じゃぞ!」

ふたりはよだれとにやにや笑いを止められなかったそうな。
643名無しさん@ピンキー:2008/01/04(金) 15:48:30 ID:kl+EF/cj
バッツとガラフはいっつもエロキャラだなw
644名無しさん@ピンキー:2008/01/05(土) 02:32:05 ID:0kKmFaX1
このHENTAIジジイめ!
いいぞもっとやれ
645セッツァーッ!がセリスで悪戯:2008/01/06(日) 22:43:32 ID:OW7myZNa
「あっ…」
セリスの顔は上気していた。
どうもさっきから様子がおかしい。

ちょっとした刺激に敏感になっている。
今日中に森を抜けて街へ辿り着かなくてはいけない。
休憩時間、セリスはパーティを抜けていた。
今日のパーティはセリス以外全員男性で、
セリスは紅一点だった。

男ばかりだと休憩時間くらいは、やはり1人になりたくなる。
それに今日は何かがおかしい。
身体が疼いて仕方がないのだ。
男達に見られているような気がする。
いつもならレオタード姿をみられても何も感じないのだが、
今日は胸の谷間や太腿をじっと見詰められているような感覚を
意識してしまって視線にすら痺れるような快感を感じるのだ。
1人になって疼いた身体をなんとかおさめたかった。
森の深くまで入って行き、人や生き物の気配を感じなくなると
セリスは自分の身体に手を伸ばそうと……

「よぉセリス!」
「あぅっ……」
肩を叩かれただけで感じてしまう。
振り返るとセッツァーだった。

「どうした? 気分でも悪いのか?」
俺はわかってるぞ、と言いたげな嫌な感じのする笑みだった。

「……なんでも…ないわ……」
そう答えるのが精一杯だった。

(ああっ 早くどこかへ行ってよ。
いなくなったら切ない部分を撫で回して思う存分……っ)
646セッツァーッ!がセリスで悪戯:2008/01/06(日) 22:44:08 ID:OW7myZNa
性衝動が止められなかった。
よりによって真昼間からどうしてこんなに欲情するのか。
こんな状態で戦わなくてはいけない!

(自分で弄れれば夢見心地なのにっ!)

切羽詰った欲求で頭がいっぱいになっていた。
とにかく自慰をしたくて仕方がない。
なのに全くセッツァーがいなくなってくれないのだ。

「お邪魔だったか?」
にやつきながらセッツァーが一歩、一歩とセリスに歩み寄って来る。
危険な感じがしてセリスも一歩、一歩と後ずさりした。
「あっ……」
背中が木の幹に当たってひんやりとした。
それに意識を取られた瞬間、セッツァーの指がレオタードの股の部分をなぞった。
647名無しさん@ピンキー:2008/01/10(木) 03:42:42 ID:c/mc21g0


648名無しさん@ピンキー:2008/01/10(木) 16:21:17 ID:O72wjM38
1レスで洗脳カイン×ローザ


「やめてカイン!あああああああああああッ!」
悲痛な叫びに気を取られることもなく一気にカインはローザを貫いた。
ほとんど慣らしもせずに挿入されたそこは無論濡れてもおらず、
動くとこすれる音さえ聞こえてきそうだった。
「痛い、痛いの!お願い、カイン…ッ!」
しかしカインは全く聞く耳を持たない。
ローザの細い腰を掴んで、抽送をし始めた。
カインの表情は全く見えない。ローザは恐怖と痛みに震えた。
「いやッ…!カイン、お願い、元に戻って!」
「俺は正気のままだ」
「嘘ッ!お願い、目を覚ましッ、んんうッ!」
うるさいとばかりに唇を塞がれた。カインの舌が侵入してくる。
舌が絡み合いそうになり、思わずそれをガリっと噛む。
カインは唇を離し、チっと舌打ちをした
しかしカインはそれを意にも介さなかったように、まあいいさ、と再び獣のように胎内を暴れ始めた。
「あっ!やぁっ!あああっ!!」
突かれる度に、ローザの痛ましい声が響く。そんなローザの様子をカインはむしろ楽しんでいるようだった。
しばらく続けていると次第に濡れてきて動きがスムーズになっていった。
互いの愛液の混ざった液体がぐちゅぐちゅと卑猥な音を立てる。
カインが結合部に指を伸ばしてそれをすくった。
「血か。セシルとはまだなのか?」
「……!」
カインがローザの顔を覗きこんだ。目が合った瞬間ローザはカインを睨んだが、
ぞっと背筋を凍らせた。カインは唇を歪ませて笑っている。
そんな表情のカインを見たのは初めてだった。
「ふっ、なら俺がローザの初めての男だな」
「!!」
貫かれた時点で分かってたことなのに、宣言されて、ローザは再び衝撃を受けた。
「こんなことをして…カイン、どうなるか、分かってるの…!?」
「別に、っどうなろうといいさ、ローザが、俺のものに、なるのなら…っ」
「何を、言ってるの…ッ!?」
「…出すぞ!」
その言葉にローザは腰を引いて逃げようとした。
それだけは避けないと、なんとか逃げないと。
必死だった。
でも、無駄な努力だった。ローザの腰は完全にカインが捕まえている。
ローザの最奥まで挿入しきって、カインは欲望をどくどくと吐き出していった。
「あああああっ!カイン、いやあああぁぁぁぁ……」

倒れ込んだローザをカインは見下ろした。
「これから毎晩お前は俺のものだ…」
649名無しさん@ピンキー:2008/01/10(木) 17:48:50 ID:eOWIr+mN
>>648
GJ!!!!
6501/6:2008/01/10(木) 22:39:13 ID:O72wjM38
カインがなんかアレかもしれないカイン×ローザ(?)


周囲に人間の気配はなく、静寂の中で時折耳に入るのは、
女子供が聞けば身の毛もよだつようなモンスターの金切り声や
床を這いずり回る何かの異様な摩擦音だけだった。
けれど、カインはそれを最早当たり前の事象のように受け取っていた。
身体は軽く機敏で、どこか清清しく冴えているのに比べ、
頭の中は一部霧がかかっているようであった。
俺は何をやっているのだ。
心の中で遠くに響くその声には、まるで現実感がなかった。

ゾットの塔の中の暗い一角に槍を抱いて腰を下ろしていた。
静かだ。
小さな窓からこぼれ入る少し赤い月の光を眺めていたら、
一瞬風が吹き荒れ、その光を何かが遮った。

「お疲れのようね」

悩ましい程に美しい女体のシルエットが、月の光を背に、影のように立っていた。
緑と金色の混ざったような長い髪が、
夜の闇に溶け込みながらも月の光を浴びて僅かに輝き、靡いている。

「お前は…」
「バルバリシアだ。ゴルベーザ様の四天王の一人である」
「何の用だ」

とつとつと呟くように話すカインを、バルバリシアは見下ろしていた。
6512/6:2008/01/10(木) 22:40:20 ID:O72wjM38
「…ほほほほほ」
「……」

カインは無言のまま槍を持つ右手に力を込めた。
その手の上に宥めるようにしてバルバリシアは体温のない手を重ねる。

「私は、お前が悩んでいるようだから来てやったのだ」
「俺は悩んでなどいない」
「嘘おっしゃい」
「本当だ。俺は心からゴルベーザ様に仕えている」
「私が言ってるのはそれとは少し違う」

そう言うとバルバリシアはカインの上に覆いかぶさるようにして顔を近づけた。

「何をする」
「ナニって…ほほほ、お前が望むことよ」
「…!?やめろ!」

風の音のような耳鳴りが聞こえたと同時に、カインは被さる体を弾き飛ばした。
「きゃあッ!」
悲痛な声をあげて、それが倒れこむ。
カインはその崩れた体を見つめながら身構えた。
バルバリシアの身体がゆっくりと闇へ溶けていく。
警戒を解かずにカインはそれを見守っていた。
しかしそのまま何事もなく、バルバリシアは消え去っていってしまった。

…なんだったのだ。
そう思った瞬間、急に目の前に新たな人影が現れ、どさりと倒れ込んだ。
それが誰だか分かったとき、カインは急に動揺した。

「カイン…?」
「ローザ!」
6523/6:2008/01/10(木) 22:42:18 ID:O72wjM38
急いでローザの元へ近寄り、手を取った。
その手は白く華奢で暖かく、ローザそのものだった。
驚いてローザの顔を見つめた。
どこからどう見ても、本物だった。

「馬鹿な…」
「何を言ってるの、カイン…?」
抱き起こすようにして介抱した腕の中の身体は軽かったが、
それでも確かに重みと実感があり、それは幻ではなかった。
「君は、ローザ…?違う…!」
「違うわ、私よ…!急に拘束を解かれたと思ったらここに…」
「そんな…」
「カイン…ありがとう、助けてくれたのね」
ローザの腕が伸びてきて、カインの首を抱きすくめる。
首元に顔を擦り付けるようにして自ら自分の胸の中に飛び込んできたローザに、
カインは抱きしめることも突き放すことも出来ずに、ただ息を飲んでローザの成すがままになっていた。

「ローザ…?」
「カイン…私、怖かった…」
ローザの身体は少し震えていた。
鎧越しにも感じる、ローザの少し乱れた吐息が、いやに生々しい。
身体が熱くなっていく。
無意識のうちに少しずつ、ローザを抱きしめる腕に力を込めていた。
ローザは全て受け入れるように、カインを抱いている。
気がつけば全力でローザを抱きしめていた。
6534/6:2008/01/10(木) 22:44:05 ID:O72wjM38
信じられない。
でも、胸の中にいるローザは本物だった。
そして、カインに全てを許していた。
鎧越しに触れ合う感触から、カインにはローザのその感情が、
嫌と言うほど伝わってきていた。

「ローザ…!」
「カイン…」
顔をあげ己を見つめるローザに、ゆっくりと顔を近づけていった。
頭のどこかで警鐘が鳴っていた。
でも、抗えなかった。何かを思い直す余裕はすでになかった。
兜が邪魔にならないように斜めに向き、カインは恐る恐る、ローザと唇を重ねた。
やはりローザは、嫌がらなかった。

「ん、カイ、ン…!」
貪るかのように、カインは何度もローザの唇を味わった。
甘美だった。
今までの葛藤が爆発していくかのように、カインは次第に熱く激しく、口付けていく。
唇を開けばローザも同様に唇を開き、舌を絡めればローザもそれに反応する。
それがまたカインを高揚させた。

はぁ、はぁと、互いの息の音だけが響いている。
ようやく口付けをやめたカインも、ローザを両腕でしっかりと抱いている。
ローザの表情は見えないけれど、カインにその身をすっかり任せていることは分かる。
夢を見ているかのように、何も分からなかった。
腕の中の存在が愛しくて、カインの頭は痺れているかのように蕩けていた。

そのうちに、カインが静かにローザを床に押し付けた。
それはとても自然な流れであった。
お互いが、ごく自然にお互いを求め合っているように動いていた。
兜を外し、鎧を脱ぐ。
それを、ローザは黙ってカインの下で眺めている。
もう一度、今度は生身のままで抱き合った。
鎧越しなんかよりずっと熱く、甘く、柔らかかった。
「…俺は、ずっと、こうしたかった」
「カイン…」
「いいのか、ローザ…」
「そんなこと、聞かないで…」
返事の代わりにローザはカインを抱きしめた。
6545/6:2008/01/10(木) 22:48:17 ID:O72wjM38
露わになったローザの肢体を、カインは優しく愛撫していた。
服を脱がせたときは微かに恥ずかしがったが、その仕草も愛しかった。
柔らかな胸を掴み、桃色の乳頭を口に含んで吸い上げると、
ローザがカインの頭を抱きしめ、ああと甘い声を出す。
舌でそれを転がせば、ローザがその度に小刻みに切なく息を吐く。
なめらかな肌がじっとりと汗ばみ、わき腹や太腿の内側に指を滑らせると、
その度にローザの身体が震えた。

ローザの秘奥は、既に熔けるように濡れていた。
上半身を愛でながらも、そこに節くれだった指を挿れ、かき混ぜるように開いていく。
痛いのか、恥ずかしいのか、ローザがすがる様にカインの背に手を回して訴えるが、
その動作もまたカインの情欲を煽り立てた。
ここを自分でいっぱいに満たしたい。
性急に指を増やして責め立てていく。
無理があるかとも思ったが、やればやる程にそこは感応して愛液を溢れさせていったので、
問題はないだろうと思った。

「ローザ、行くぞ」
「ん、カイン…っ」


「あぁ、あ…カインの、が、…はいっ、て、んぅう、熱い、…ッ」
ローザの身体は衝撃が走り続けているかのように震えている。
それをカインはぐっと抱きながら、ゆっくりと奥へ侵入していく。
ローザは目を閉じ耐えているようだった。
早すぎたのか、もしかしたら痛がらせているのかもしれない。
それでも、早くローザと一つになりたかった。
最後まで挿入しきると、カインはもう一度ローザに唇を寄せた。

「待って、まだ、動かないで…っん、あっ、ぁあっ」
これ以上ローザに負担をかけたくはなかったが、
体の方も言うことを聞いてくれそうにもなかった。
出来る限りゆっくりと動こうと努力する。
「んっ、カイン、っんぅっ」
耳に聞こえるローザの喘ぎが己を許容している。
それだけでもすぐに達してしまいそうだった。

「ローザ…俺の…」
「えっ…?」
自分の身体の下にある、紅潮した白い肌も、切なく歪んでいる美しい顔も、
ローザの全てが、
今まで己を諌め続けながらも、本当はずっと求めていたものだった。
「俺の名前を、呼んでくれ…」
ローザの苦しそうな唇が少し微笑んだように見えた。

「カイン、っカイン、あぁ…ッ、カイン…ッ」
何度も何度も、ローザはカインの名を呼んだ。
それに答えるように、カインも何度もローザのあちこちに口付け、愛撫した。
「あっ、そこ、いや、カインッ、あっ、っやぁっ!」
ローザが悶えている。普段の様子からは想像もつかないほど、乱れていく。
その声をもっとあげさせようと、そこを重点的に責め立てる。
嫌だ嫌だと泣き喚くように、ローザは喘いでいた。
それでも、それが良くて堪らないと、ローザはカインに体で伝えていた。
快楽には際限がないようだった。
互いに限界だった。背を抱き合い、汗ばむ体を密着し合った。
「カ、イン…。いい、わ……、来て…ッ」
「ローザ、…ローザ…っ!」
「カイン、カイン…あっ、ぁあ、あああああ…」
6556/6:2008/01/10(木) 22:49:44 ID:O72wjM38
「カイン、私、もう、行かなきゃ…」
真っ暗だった。何も見えない。
「ローザ?」
今まで抱いていたはずなのに、何故かローザの身体は胸中から消えていた。
「でも、安心して。私、あなたのこと、ずっと待ってるから…」
ローザの声だけがカインの耳に聞こえた。
「会いに、来て…。塔の頂上にいる、私のところに…」
「塔の、頂上…?」
まどろみの中にいるように、しかし声はカインの頭の中に真っ直ぐと入ってきた。
「本当は、まだ囚われているの…お願い、もう一度来て、そして…
 私を抱いて…」
カインはもう疑わなかった。
「分かった、ローザ、今すぐ行く」
「待ってるわ、カイン…」
カインの頭の中の霧は晴れたようだった。
立ち上がり、甲冑を身につけ、その場を離れるカインの目に、光はなかった。




残された闇の中で、一糸纏わぬ姿のまま、バルバリシアは妖艶に笑っていた。
「ほほほ、感謝しなさい、本心を解き放ってやったのだ…
 …これでもう、あの男は仲間の元には戻れまい…
 ほほほ、ほっほっほほほ……」
先ほどまでの情事の余韻をまるで感じさせることのない、明るく満足げな笑い声であった。
656名無しさん@ピンキー:2008/01/10(木) 22:51:07 ID:O72wjM38
そして>>648に続く…予定だったが、
設定に矛盾が出てきすぎた
ガリが吹っ切れたということにすればおkだろうか?
まあ勢いで書いたんで勘弁してくれ
657名無しさん@ピンキー:2008/01/10(木) 22:59:39 ID:VL4zNa6R
>>648->>656
GJ!!
鬼畜なカインも純愛なカインもいい
そしてバルバリシアが素敵だ
やっぱり風の魔物だから、こういう奔放で非情な感じのほうがいい
何故か純情にえがく人が多いからなー
658名無しさん@ピンキー:2008/01/11(金) 03:08:31 ID:RlBALYsD
>>648->>656
GJ!!ぶっ飛んだガリ大好きだ!!
なんでかなぁ、最近セシル×ローザ前提のカイン×ローザがツボなんだ…
659名無しさん@ピンキー:2008/01/11(金) 04:06:42 ID:H/saXw/7
gyaaa!
GJ!
翻弄されるガリ最高!
またおねがいしますー!
660名無しさん@ピンキー:2008/01/11(金) 11:48:20 ID:Fctj3R7S
ガリは本編で報われないからせめてここで報われて欲しいと思う俺
6611/3:2008/01/11(金) 18:40:17 ID:q1+NsYqr
ぶっ飛んでるのを書くのが楽しくなってきたカイン×ローザ
>>648の続きっぽいので報われるガリではない すみません


二つの影は立ったまま長いこと絡み合い、いつしか一つになっていた。
カインの手がローザの後ろから伸び、ローザの身体を支えながらも
大きな胸を堪能するかのように揉みしだき続けている。
ほぼ全裸にされているローザは、戒められた両手をだらりとぶらさげ、
それでも拳を握って耐えるように息を震わせていた。
カインの両腕が自分をしっかりと包み込み、ろくに身動きはとれない。
それどころか、蠢くようなその手から与えられる刺激は嫌でもローザにもどかしい快感を与え、
己の身体はカインの胸に背をもたれかけることしか出来なかった。
ローザは上手く頭を動かすことが出来なかった。
何故このようなことになってしまったのだろう、という気持ちはもう当たり前に抱き続け、
そう思っているということすら麻痺してしまっていた。
二つ年上のカインに、ローザはずっと実の兄のような親愛を抱いていた。
それでも自分が彼に恋愛感情を持つことはとうとうなかった。
自分の胸を春の日差しのように暖かくしてくれたのは、
ときには凍りついた冬を解かしてしまうほど熱く恋焦がせたのは、
カインではなく、セシルだった。
セシルの優しい笑顔が胸によぎる。
セシル…!
彼が今の私達を知ったら、いったいどう思ってしまうのだろう。
親友だったカインが、自分達を裏切っただけではなく、
己と恋仲である私にこんなことをしていると知ったら――。
あんなに仲がよかったというのに!
「うっ、ううぅっ、う…っ」
悲しい気持ちはいつからか声となり、涙となってローザから零れ落ちていた。
「ローザ…?」
後ろから耳元で問うようなカインの声が聞こえる。
耳に届いた空気の震えにローザは軽く身震いする。
「う、っうぅ、うぅ…っ」
なんとか堪え切ろうとするものの、一度表に表れた嗚咽と涙は、縋るように溢れ続けた。
「……そんなにセシルがいいのか。これだけ、抱いても」
「………」
いつの間にか、セシルの名を呼んでいたらしかった。
自分の口から漏れた言葉に気がつかないほど、混迷していたのだろう。
己とセシルとカインの関係が壊れたことが、悲しくて仕方なかったのだ。
けれど、カインは低い小さな声でローザに囁いた。
「お前を今抱いているのは、俺だ」
6622/3:2008/01/11(金) 18:43:07 ID:q1+NsYqr
座り込んだカインと、向き合う形でその上にローザは乗っていた。
形のいい尻たぶを掴まれ、秘所を開かれるように横に開かれると、羞恥に顔が熱くなった。
カインの性器が己の入り口に突き合わされると、その次に来るであろう挿入に、
ひとりでに身体がぶるりと震えた。待ちかねるように。
「いいかローザ、俺を見ろ」
流れた涙を拭くことも許されずに、潤んだままの瞳でローザはカインを見つめた。
カインの目はいつもと同じように真剣だ。
「うぅう、あぁああ、あっ…!」
身体が沈み、ずぶずぶと挿入されていく。もうそこはカインを受け入れるのには慣れきったものだった。
あっという間に全てを飲み込んだ後はいつも、ローザのそこはカインを一度確かめるように締め付ける。
いつも通りだった。
もうローザの身体で触れたことのないところや、反応の分からないところなど、カインにはなかった。

手が拘束されたままで体勢を整えることは難しく、ローザはカインの手と結合部によって支えられている。
カインはローザの内を感じ入るかのように、全身を桃色に火照らせたローザを見ながら、しばらくそのままでい続けた。
ローザの頬に残る涙の筋に余韻のようにまた涙が伝っていく。
「ローザ…!」
カインが咎めるようにローザの名前を呼ぶ。
ローザは目を伏せたままだ。
「…くっ!」
カインが背を抱くようにしてローザの身体を自分の胸の中に押し付けた。
「カイン…」
ローザはされるがままにカインに密着する。
「………。
 !? カインッ、あっ、いやあっ!」
急にローザの身が激痛で跳ねた。
カインの手が股間へと滑り入り、ローザの充血し起ち上がっていた突起を思い切り爪先で潰したのだ。
そのまま摘んで捻るように強くこねくり回す。
挿入を果たしたまま一番敏感なところを乱暴に扱かれて、ローザの身体がびくびくと痙攣のように引きつった。
「やっ、痛い、カインッ、ああっ!」
痛くて我慢できないと、薄茶色の髪をカインの肩口に擦り付けるように首を振る。
しかし挿入以来待ち構えていた快楽は、痛みと共にやがてそれを上回ってローザの全身を走っていく。
カインは何も言わずに行為を続けた。
結合部をなぞって溢れる淫液を指に絡め、突起をぐりぐりと押し潰しながら更に深く突き上げた。
「駄目っ、駄目ッ、カインッ、ぁぁああああ!」
何度かそれを繰り返したところで、恐ろしい快楽がローザの全身を真っ白にした。
これ以上なく昇りきって、ローザは眉を歪め、紅い唇を薄く開いて鳴くように声を振り絞った。
意識も白く染まった中で、ローザの秘所はその頂点に耐え切れないとばかりに収縮を繰り返す。
自分に納まりきっているカインの性器を更に貪欲に求めるように、
搾るようにして何度も何度も締め付けている。
その肉の浅ましい蠕動を、ローザ自身もはっきりと感じていた。
それと連動して喉を突く喘ぎも出なくなった後、ローザはぐったりとカインにしな垂れた。
6633/3:2008/01/11(金) 18:44:37 ID:q1+NsYqr
「…もっとだ」
「あっ!」
力が入らず自分にもたれかかっていたローザの身を、そのままカインは強引に押し倒した。
程よく肉付きのよい太腿を限界まで折り曲げ肩に担ぐと、
カインはローザの全身を掴み尽くすかのように重なり、急速に腰を動かし始めた。
いきなりの激しすぎる動きに抵抗も出来ず、しかし達したばかりのローザのそこは敏感に快楽を捉えていく。
混濁した意思とは裏腹に、ローザは悦んでいるかのようにカインに動きを合わせて腰を揺らした。
「うぅ、ああぁっ、やぁ、ッああ!」
ローザはまだ泣いていたが、それは最早ただの愉悦の涙だった。
想い人ではない、しかし憎むことなど出来ない大切な人に狂うほど求められている、
それをどう捉えればいいか分からないまま、ローザは泣き、腕を絡ませ、喘いだ。
それを分かってか分からずか、カインは激しくローザを抱き締めた。
苦しいほど肌が重なりあって、何かを考える余裕は二人のどこにもなかった。
何度もローザを突き、鬩ぎあい、ある瞬間に、ぐ、とカインが小さく息を飲んだ。
その後すぐにカインの熱い迸りが、貫くようにローザの全身を慄かせた。
噴出す熱さに耐えかねて、ローザはカインにしがみ付いてその身を捩じらせる。
もう何度目かも分からないその終わりは、それでもいつものようにローザを震撼させた。



終わった後、泥のようになった二人の身体も省みず、カインはローザを胸に抱いていた。
逃がさないとでもいうような、締め上げるような強い力だった。
ローザが呟くように、擦れた声を上げた。
「カイン……、これが本当に、あなたが望んだことなの…?」
カインは何も答えなかった。


END
664sage:2008/01/11(金) 21:25:30 ID:JWrXl0Qc
GJ!!
665名無しさん@ピンキー:2008/01/11(金) 22:04:43 ID:H/saXw/7
カインせつねー…
ローザ泣いてる…
すごく…GJです…

気が向いたらセシルが噛んでくる話もおねがいしいます!
666名無しさん@ピンキー:2008/01/11(金) 23:51:21 ID:Ge5ciPTs

   ,..,..::-―i====-:、
   i゙.i゙;iil :i'゙::::::::;r―‐-::;;ヽ,
  ,|,.!.,lll .::lニロ:ゥ゙ノ ゙̄::::l |コ
  i゙;;‐ュ:゙,;:/:-‐'゙ノ:::::::::::::ノノ;;;;i;;,
  ,..HHHヲ; ̄;;;;;i;;;;;::ゞ゙''゙ヾ;:;;:;;ヽ,.    <お前たちの子(を作る作業)が見たかったがの…
.r':::::t:;;;;::::;;ツ::;;;;::::く::.   ;'__,.ノ ノ゙
イ;::;;::::::::::::::::;;::;;iヾ'.,゙:___;;:‐'゙,ノ
オ;:w;;;;;;;ジ;;ノW゙';゙: ̄::::::: ゙̄ヾ!、
667名無しさん@ピンキー:2008/01/12(土) 22:23:41 ID:iG+D3OUT
すごくイイ!!こんなの待ってた
確かにカインには報われて欲しいけど、こーゆう切ないのも好きだ
668名無しさん@ピンキー:2008/01/13(日) 20:57:30 ID:uJwNciqI
新年早々いいもん見たぜ
カインはローザを強姦したのをオカズにヌくんだろうな
このぐらいの鬼畜がちょうどいい
669名無しさん@ピンキー:2008/01/14(月) 03:05:48 ID:4z6pNPKB
    _ _ _
  /_ _ _ 丶. 三弋、
 」 i i  r ト、 ヽ、三ニk
 | ゝヽレメ `ヽ、 ヽ三二ゝ
 Y: }゚゚ooooo゚゚゚ ',  iニ 三{
  Li‐- ゚゚ ィ=rァ、! | i ミミL
   Yマj! `ー' ヽソレレヽミミ
   { | i      | kヾヽヾ、 <なんだ その あわれな ブツは・・・
   iト、 ‐ -   /! iヽヾヽソ
    ( \   , ´ i ゝヾヽ {
   乂r'7 ̄ |  i i l lノレレ'
670名無しさん@ピンキー:2008/01/14(月) 12:26:40 ID:zEIOImUf
エッジ×リディアが読みたい。
671ポロムリディアセシルで小ネタ1:2008/01/14(月) 19:41:57 ID:fGOV+EwT
セシル「リディアたんハァハァ」
(バンッ!!)
???「何をしているのかしらセシルさん!!」
セシル「ポ、ポロム!?」
ポロム「一人でそんなところおっ立てて恥ずかしくないんですの!?」
セシル「いやその…違うんだこれは!」
ポロム「仕方ありませんわね!私が慰めて差し上げますわ!」
セシル「ええ!?」
ポロム「ほら、私に全て任せて下さいませ」
セシル「えちょっと待ってあっ」
ポロム「じゅぼじゅぼ…むむぅ、せひうさん、ひもひいいれすふぁ?」
セシル「ポロム…、凄すぎるよ…っ」
???「きゃあ!セシル!?ポロム!?」
セシル「リ、リディア!何故ここに!?」
ポロム「はぁはぁ、あらリディアさんこんにちは」
リディア「ずるいわ!セシルを独り占めにして!」
セシル「え!?」
ポロム「あら私はリディアさんなら歓迎ですわよ」
リディア「もう!私だって参加する!」
セシル「ちょっと待って僕一本しか持ってな」
リディア「私達がセシルを気持ちよくしてあげたいの」
ポロム「そうですわ、セシルさんはじっとしているだけでいいの。っぺちゃぺちゃ」
リディア「じゅるじゅるっぴちゃぴちゃ…」
セシル「そっそんなところまで舐めて…っ二人とも、もう…っ!」
672ポロムリディアセシルで小ネタ2:2008/01/14(月) 19:42:36 ID:fGOV+EwT
ポロム「うふふ…そろそろいいかしら」
セシル「!?流石にそれはまずいよポロんむぅ!」
リディア「ちゅっ、ちゅぱっ…もう、セシルは黙ってて」
ポロム「あぁん、セシルさんの、ぶっとくて、固いのがぁ、私の中にぃぃ…」
セシル「ポ、ポロム、きつすぎ…!待っ、動いたら…!あっあぁっ!」
ポロム「あぁん!気持ちいい!すっごく気持ちいいのォ!
    セシルさんのがぁっ!私の中でっ、中でこすれてるううううっ!!」
リディア「ずるいよポロム!私だってぇっぐちゅぐちゅっ!」
セシル「リッリディア!僕の指でそんなことっ!」
ポロム「ああんっおちんぽいいよぉ!イっちゃう、イっちゃうよぉおお!」
セシル「ポロム!僕も…もう駄目だーー!」
ポロム「いいですわあセシルさん!思いっきり中に出して下さぃいっ!」
セシル「うわあああああ!!!」」
ポロム「はぁっ、はぁっ、はぁっ…。…セシルさんのぉ、すごおく良かったですぅ…!」
リディア「早くどいてよぉポロム、次は私の番〜!」
セシル「ポロム…リディア…」
ローザ「私を差し置いて何やってるのかしら」
セシル「!!」
ローザ(バサッ!)「私だって負けないわ!」





セシル「という夢を見たんだ」

ローザ「サイテー」
リディア「オヤジきもーい」
エッジ「流石の俺でもそりゃ引くぜェ…」
カイン(…わっふるわっふる)
6732−1:2008/01/14(月) 21:06:41 ID:fGOV+EwT
続きの小ネタ

セシル「はっ!?…ポロム?リディア!?ローザ!??
    こっこれは、もしかして…この前の夢の続き?」
ポロム「大ハズレですわ!」
リディア「残念だけど…今回はセシルの夢なんかじゃないの」
セシル「えっ、じゃあこれは現実…!?」
ローザ「もう全くあなた達ったらこんなこと…っ!
    いい、二人がどれだけセシルを玩具にしようと、
    セシルと愛して合ってるのは私なんだから。ね、セシル」
セシル「う、うんローザ、僕は君を愛している…。
    でも…何故、君は僕を押し倒しているんだ?」
ローザ「だって…セシルに愛して欲しいんだもの。今。
    ね、いいでしょ?」
セシル「うぷっ!」
リディア「あーっ!」
ポロム「ずるいですわ!セシルさんの顔に乗っかるなんて!」
ローザ「でもセシルはいつも私のここをたくさん舐めてくれるのよ?ね?」
セシル(セシルは返事が出来ない!)
ローザ「それにあなたたちにはそれがあるじゃない」
リ・ポ「………!」
ローザ「特別に貸してあげるわ、セシルのそ・れ♥」
セ(セシルはじたばたしている!)
ローザ「あっ、やぁん、セシルってばいきなりそんな、やんっ」
リディア「ローザったらぁ!じゃあ私達も!ぺろっ!」
ポロム「うん!…ちゅっちゅっ」
リ・ポ「ペロペロ…じゅばじゅば…」
6742−2:2008/01/14(月) 21:07:10 ID:fGOV+EwT
ローザ「あら、セシルってばもうギンギンじゃない。
    二人一緒に舐められたりそこにキスされるのがそんなに気持ちいいの?」
セ(セシルは言い返せない!)
リディア「じゅっ、ああん、私もう我慢出来ないよお!」
ポロム「しょうがないですわ、リディアさん辛そうですし…今回はお譲りします」
リディア「ありがとうポロム…。
     あっ…とうとうセシルと…!…んんぅ、んぁああっ!」
ローザ「ね、リディア…セシルのって、大きくて、すっごく気持ちいい、でしょ?」
リディア「うん…。ん、これで…全部入ったよ…!セシル、分かる…?」
セシル(セシルは喋れない!)
ポロム「私はどうしようかな…あっ、そうだ!」
ローザ「きゃっ!どうしたのポロム?」
ポロム「うふふ、ローザさんのおっぱいって気持ちいー!」
ローザ「あんっ、ポロム、そんなにいっぱい揉んじゃいやあ…!
    乳首もそんなに吸っちゃだめぇぇえ…っ」
リディア「あぁん、セシル、気持ちいいっ!やだっ、勝手に腰が動いちゃうよお!
     あんっ!イイよぉっ!セシルゥ!」
セシル(セシルはされるがままだ!)
ローザ「私も…っ、もうイっちゃうわっセシル…っ!」
ポロム「ローザさん…ちゅう…っ」
ローザ「ちゅ…っ、んんぅ…あっセシルっ!セシルぅぅう!!」
リディア「もう駄目え!!!セシルーーーっ!」
セシル(んーーーーー!んぅーーーーーーーー!!!)





カイン「という夢を見た」

セシル「お前…せめて自分の夢を見ろよ」
エッジ「夢の中まで可哀想な奴」
ローザ&リディア「ヒソヒソ…(駄目だこいつら…早くなんとかしないと…)」
6753−1:2008/01/14(月) 21:08:01 ID:fGOV+EwT
更に続き

リディア「エッジ…カイン…いる?」
エッジ「リディア?」
カイン「どうしたこんな夜更けに?」
リディア「失礼します…。うん、あのね、あれからローザと話し合ったんだけど…。
     セシルやカインがあんな夢を見たのは、その、ずっと旅続きで、
     不満を解消できないからかなって…。だから、今日は、その、私達が処理してあげようかなって、思って…」
エッジ「マジで!?」
カイン「えっ…ローザは!?」
リディア「セシルの部屋へ向かったわ」
カイン(ガーン…!)
エッジ「いいじゃねえか!リディアが相手してくれるんだぜ!?」
リディア「うん、それでね、私、二人に面倒がかからないようにって、部屋で…。見て…」
カイン「……そんなところに…!!」
エッジ「……ロッドを挿して男の部屋を訪ねて来るとは、やるじゃねえか…」
リディア「うん、…抜いて、エッジ達のを挿れてくれる…?」
エッジ「お安い御用だぜーーー!!!」
リディア「きゃあっ!一気に抜いちゃだめえッ!」
エッジ「リディアのここ…すげえ、滅茶苦茶びしょびしょのぬるぬるだぜ…!?」
リディア「しょうが、ないでしょ……ずっとそんなの入ってたら、えっちになっても…!」
エッジ「欲しくて堪らないんだろ?今すぐ突っ込んでやるよ!!」
リディア「はぁあああん!エッジ!!」
6763−2:2008/01/14(月) 21:08:31 ID:fGOV+EwT
エッジ「リディア……お前の中、凄え、とろけそうだ…!」
カイン「お、俺はどうすれば……」
エッジ「てめぇはそこでセンズリでもこいてな!」
リディア「カイン、あなたはこっち……準備はしてきてあるから…」
カイン「そ、そこは……!」
エッジ「成る程、二輪挿しって訳だな…甲斐甲斐しいじゃねえかリディア…」
リディア「ほら、カイン、あなたのをここに挿れて…っ」
カイン「くっ…き、きつい…っ!」
リディア「あああっ、痛い…っ、でもっ、気持ちいいよ…っぁぁあん!」
エッジ「更に締め付けがよくなりやがった…やべえぜこりゃ…!」
カイン「これは…凄い…!」
リディア「じゃあ、二人で動いて…っあああん!あん!いや!あああ!」
エッジ「おら、こうするともっといいだろ!」
リディア「あああ!二人のがっ、中で当たってっ、ごりごりしてるう!!」
カイン「駄目だ、気持ちよすぎて…もう出てしまう!」
リディア「二人、二人一緒に出して…っ、みんなでイこ…っ、エッジ、カイン……っ!」
エッジ・カイン「うおおおおおおお!」
リディア「あああああん!熱いよッ、熱いのが、中に入って来るぅうう!!!」




エッジ「っていう夢を見ちまってさ…」
ローザ「いい加減にしなさいホーリー!」
リディア「神聖なロッドで何考えてんのメテオ!」
エッジ「うぎゃああああああああああ!!」

セシル「………レイズ」
カイン「そら、エクスポーションやるよ」
677おまけ:2008/01/14(月) 21:09:41 ID:fGOV+EwT
ゴルベーザ「我が弟よ…済まなかった…」
セシル「………兄、さん……」
ゴルベーザ「今更かもしれないが、せめてお前に、兄らしいことを一つだけでもさせてくれないか…」
セシル「兄さん、らしいこと……?」
ゴルベーザ「そう…兄とは古今東西弟のものを理不尽に奪うもの。
      弟のものはとはこれ即ち兄のもの!そういう訳でローザいただきますッ!!」
ローザ「きゃあああああああ!!」
カイン「ローザに何をする!!」
ゴルベーザ「カイン…戻って来いカイン…。今戻れば私とローザとムフフ3P…」
カイン「おれはしょうきにもどった!」
エッジ「この野郎!?」
リディア「だめぇぇえええええ!」
ローザ「助けてセシル!!」
セシル「僕にもカインにもローザにも兄弟はいなかったし…分からない…兄弟ってそういうものなのか…?」

フースーヤ「パワーをメテオに!」
ゴルカイン「ギャァァアアアム!!」

フースーヤ「済まなかったの…私は月に戻るとする…この馬鹿者共の頭を冷やすためにも…」
セシル「さよなら、兄さん……(とカイン……)」
678名無しさん@ピンキー:2008/01/14(月) 21:23:03 ID:d+4dK+11
キャラを貶めるしか能のない馬鹿は二度と来ないでください
679名無しさん@ピンキー:2008/01/14(月) 22:43:16 ID:6hs/gnRL
>>629
今更ながらミストバーン兄貴オッスオッス!
自分、オリハルコンの駒いいっすか?
680名無しさん@ピンキー:2008/01/16(水) 12:48:01 ID:zpNnLUH4
良スレ
681名無しさん@ピンキー:2008/01/17(木) 00:09:57 ID:qqKYJpUL
>>678
ってか、キャラを貶められるのが嫌な人間が
そもそもどうしてエロパロ板なんぞに出入りしているのか? 甚だ不思議だ。
ある意味エロパロなんて「キャラを貶める」典型じゃないか。
682名無しさん@ピンキー:2008/01/17(木) 00:19:35 ID:AV5SgIU5
実は>>677で不覚にも吹いた…
会話形式をやめて文章化すれば意外といけるんじゃないかと思ったりする。
683名無しさん@ピンキー:2008/01/17(木) 00:40:03 ID:pXAduBlH
>>668-の作者です
一番貶められているように見えるカインは実は一番の好きキャラなんだ
好きキャラ故に悪ノリしてしまったというか…自分歪んでいた
読んで気分を悪くさせてしまった方には本当に申し訳ない 軽率だった
684名無しさん@ピンキー:2008/01/17(木) 01:15:14 ID:7DQqdkFs
何かよく分からないけど感動した
685名無しさん@ピンキー:2008/01/17(木) 01:30:24 ID:DydtyRaH
普通に面白かった俺は勝ち組
686名無しさん@ピンキー:2008/01/17(木) 01:34:41 ID:k9CekvOp
普通に面白かった
これくらいなら許容範囲内だ
687名無しさん@ピンキー:2008/01/17(木) 03:02:54 ID:pK/0eD+y
俺もキャラが貶められてるとも感じなかったし、>>683は悪くないとは思うが、
単純につまらなかったw

ただ「怒られたからゴメンナサイ」と謝る程度の根性の持ち主なら、消えちゃってもしょうがないかもね。
688名無しさん@ピンキー:2008/01/17(木) 04:15:33 ID:eBC+Si7Q
>>681に同意
自分の好きなキャラが気に入らない扱われ方をしていても
スルーするのがここの暗黙のルールではないのか
こんなことで職人が投下を躊躇するようになっては甚だ迷惑
689FF4 保守ネタ:2008/01/19(土) 03:30:03 ID:lRDMbOSU
>>683さんの最後のおまけがツボに入ったので、
ネタを拝借させていただきました。エロはほぼないです。


「我が弟よ…済まなかった…」
「………兄、さん……」
竜騎士を操り、各国に災いを振りまいた黒き甲冑ゴルベーザもまた
ゼムスによる呪縛の犠牲者だった。
そして、彼がセシルの兄で、今彼らは随分と久しぶりの、そして手放しで
は喜べない再会を果たしていた。
ゴルベーザが重い口を開く。
「今更かもしれないが、せめてお前に、兄らしいことを一つだけでもさせてくれないか…」
「兄さん、らしいこと……?」
引き裂かれた後、波乱に満ち、そして過酷な人生を送ってきた兄弟。
操られたゴルベーザの心中を想いローザは自分のことのように胸を痛め、そして静かに
言葉の続きを待った。

「そう…兄とは古今東西弟のものを理不尽に奪うもの。
     弟のものはとはこれ即ち兄のもの!そういう訳でローザいただきますッ!!」
『は?』

予想の遥か斜め上を行く言葉にセシル以外の全員が唖然と立ち尽くす。
もちろん兄のもの宣言を受けたローザも例外ではない。
その隙に、ゴルベーザは軽々と彼女を抱きかかえ、悠然と歩き出した。
同時に、真っ先に我を取り戻したカインがゴルベーザの前に立ちふさがる。
ローザに何を、と殺気やら嫉妬やらを撒き散らす竜騎士の扱いを彼はよく心得ていた。

「カイン…戻って来いカイン…。今戻れば私とローザとムフフ3P…」
別に術を用いたわけではなかったのだが、カインの思考は一瞬にして停止した。

〜カインの脳内劇場〜
ゴルベーザに後ろから突き上げられ、あられもなく喘ぐローザ。
とろとろと溢れ出す蜜に恥じらいながら、濡れた目で自分をもの欲しそうに見つめるローザ。
そして躊躇いがちに口を開いて…
「後ろだけじゃ寂しいの」
きて、カイン…。
…。

「カイン…まさか、貴方…」
ようやく地面におろされたローザが、沈黙を保ったままのカインに恐る恐る問いかける。
それに対して大丈夫だという風にカインはしっかりと頷く。
「大丈夫だローザ。
 おれは しょうきに もどった!! 」

だめだこいつはやく(ry
690FF4 保守ネタ続き:2008/01/19(土) 03:40:24 ID:lRDMbOSU
一方、話の中心にいたはずのセシルはというと、
「僕にもカインにもローザにも兄弟はいなかったし…分からない…
 兄弟ってそういうものなのか…?」
と呟き、なぜか自分で納得している様子である。
(そんなわけないじゃない!)
至極全うな意見を心の中でローザは叫ぶが当然ながら誰にも届かない。
仕方ないのでリディアとエッジに「そんなわけないわよね!?」と同意を求める。
エッジはともかくリディアは常識人で、きっと同意してくれるはず、とローザは
確信していた。確信していたのだが、帰ってきたのは「…どうなのかしら」という
あまりにも頼りない返事。
私ほとんどを幻獣たちと過ごしたからあまりよくわからないわ、と申し訳なさそうに
上目遣いで見つめるリディアにローザは何もいえない。
追い討ちをかけるように、エッジが「別にいいんじゃね?」と無責任に言い放つ。
「それよりリディア、俺たちもその…いいことしねぇか?」
「いいこと?」
「最初はちっとばかし痛ぇが、なれるとそりゃあ天国だぜ?それに俺はリディア
 だからこそ…したいと思うんだ」
「エッジ…」
いつの間にかそこには新しい2人の世界が出来上がっている。助け舟が出る希望は
たぶんきっとないだろう。

一方では勝手にこれからどういうことをローザにするかという会議が進んでいる。
「わかっているセシル。心配せずとも心得ている」
「…ああ。俺にとってもローザは。手荒なまねはせん」
「カイン…、兄さん…」
何かが通じ合ったような目で見つめあう3人。長年のわだかまりが解けたような
一種の清々しささえそこに存在した。
「…ねぇセシル、なんでそんなに『わかってくれて嬉しいよ』って顔をしてるの?
 そこは断固として断って欲しいんだけど…。」
もはや突っ込む気力も失せ、ふらりとよろけたローザの肩を大丈夫か、とカインが支える。
ええ大丈夫ですとも、あなた達の頭よりは遥かにねと毒づく声もきっとガリには聞こえて
いないだろう。

「じゃぁ、そろそろはじめようか…兄さん、カイン。」

『いいですとも!!!』
「ちょ、セシル!?…私はよくな…きゃぁぁああぁあ!!」

保守なのでここまでです。
書き込みが反映されないのはなんでなんだろう。連投規制?
691名無しさん@ピンキー:2008/01/19(土) 11:31:39 ID:8yKmanrB
>>689-690
ワラタwwGJw
692名無しさん@ピンキー:2008/01/19(土) 11:40:35 ID:MEQdt542
『いいですとも!!!』

やっぱりこれなのかwなぜかこっそりエッジが混じってそうでやだなw
693名無しさん@ピンキー:2008/01/20(日) 01:02:04 ID:4RChZUfZ
>>683さんナイスです。
あまりに面白かったのでちと便乗


フースーヤ「弟よ…久しぶりだな…」
クルーヤ「………兄さん!?月にいたんじゃなかったの??」


フースーヤ「たまには兄らしいことをさせてくれないか…」
クルーヤ「改まって何…?(何か嫌な予感が…)」

フースーヤ「そう…兄とは古今東西弟のものを理不尽に奪うもの。
   弟のものはとはこれ即ち兄のもの!そういう訳でセシリアいただきますッ!!」
セシリア「イヤァッ!」
クルーヤ「だめぇ、それ私の…」
694名無しさん@ピンキー:2008/01/20(日) 01:16:35 ID:9D5rfWSa
カイン脳内劇場テラワロスwww
GJ!
6951/2:2008/01/22(火) 17:45:35 ID:/2ib6n2F
>>650-655辺りの設定を踏襲したバルバリシア様×カイン。
補完おまけのつもりで書いたので趣味全開。


馬鹿な男だった。
最近はあの女のように従順に抱かれてやるだけではなく、
己の持つ性技も巧みにカインに用いるようになっていた。
姿を変えたバルバリシアが目の前に現れ、心の中で囁くと、
カインは何の疑いも抱かず、その愛しい人の形をした躯を丁寧に抱く。
本物もこれでもかという程抱いている癖に。
そう思うとバルバリシアの唇がいやらしく少しばかり釣り上がる。
だが、若い男の精力には目を見張るものがあった。
それを愉しみたくて、必要がなくなった後も何度か訪れた。
いつも独りのときは暗く湿っぽい一角に佇んでいる。
狂気に似たものを感じた。それを呼び起こしたのは自分ではあるが。
自分の掌の上で踊っていると思うと、思いつめた目が心地良かった。

鎧を剥ぎ落とすように脱がしていく。
座らせた男の前で艶やかな肢体をしなやかにくねらせてしゃがみ、バルバリシアはカインの性器を口に含んだ。
カインは女の名前を呼んで少し身悶えた。
厚い舌を淫らに這わせ、たおやかな指も添わせて、濃厚に愛撫する。
雄そのものの味を感じながら、口の中で起っていく陽根を愉快に思う。
丁寧に心を込めて愛してやると、面白いほど反応するのだ。

髪を掴まれる。慈しみのある感触だった。
本人は無意識かもしれないが、カインはどれだけ熱く滾っていても、
こちらに気を遣るような様子をいつもどこかに見せていた。
愛する女をカインはいつまでも大切に扱っている。
本当はその女を傷つけ裏切っていることにも気付けない。

勃ち上がりきった性器を名残惜しそうに最後に舌でねぶると、
バルバリシアは唇を離して男の逞しい体をゆっくりとその場に押し倒した。
起き上がろうとするカインを制止する。武骨な男の戸惑ったような顔は隙だらけで、赤子のようにも見えた。
自身を見失わなければこの男が浮かべるはずのなかった表情だろう。
剥いた裸の心に触れている。独占欲のような満足感はバルバリシアを悪くない気分にさせた。
上に跨った。腰を沈めていく。
男の指はまだ己には触れてはいなかったが、カインのその表情だけでバルバリシアは欲情に疼いた。
6962/2:2008/01/22(火) 17:51:03 ID:/2ib6n2F
深く奥に招いてはまたぎりぎりまで浅く抜く。繰り返す。
どろどろした快楽を共有し合っているそこを、じっくりと味わう。
気だるいように息を吐いたバルバリシアの腰を、カインの手が支える。
ぐっと気を込めまた腰を上げる。朱い頂点をピンと張り詰めさせた胸がぶるりと揺れる。
そちらにも手が添えられる。乳房が柔らかく波打つ。緩慢な動きが続いていく。

あれほど心通わぬ女でも愛しいか。
バルバリシアはカインとローザの交合の虚無性を知っていた。
盲い目をしているものだと、己の術中にある男に向かって勝手に思った。
愛する女を陵辱していることにこの男は気付けない、私を抱いているうちは。
身をよじらせあの女の喉からわざとらしく猫なで声で喘いだ。掌でカインの身体の上を手繰る。
見下ろして目に入る顔、翳った表情の中でカインは変わらない。
自分の思考を失くしてしまったのだろう。
ふいに元の姿に戻りたい衝動に駆られた。
その瞬間にカインは全て悟るだろうか。
気付いた瞬間張り倒して風を絡ませそのまま人格もろとも犯してやる。
こ奴がどんな顔をするのかが楽しみだ。あのパラディンを塵々に消し去った後、きっとやってやろう。
ローザの姿でくすりと口元を綻ばせた。

結末を惜しみゆるゆると流れさせる時間にも限界があった。
己の動きに合わせ与えてくるカインの律動が、バルバリシアの女体の中の快楽を次第に炎へと煽っていく。
自ら爛れた奥へとにねじり込ませた屹立を、誘導するように突き上げさせる。
次第に弾み乱れ出した二人の息が、淫猥な水音と共に静かな塔の壁に響き合い、吸い込まれていく。
カインの呼吸も出来ぬような苦しいキスが欲しい。
バルバリシアは体を倒しカインに襲い掛かるように被さった。
女の豊満な胸がカインに押し付けられ、二人の肉体に挟まれて窮屈にひしゃぐ。
奪い合うように激しく口付け合うと、上に乗った女体の腰を抱いて、
カインは身体の位置を逆転させた。

それからは身を任せた。最後は激情の中で果てるのがバルバリシアは好きだからだ。
ぐいぐいと押し付けられるように、どこまでも侵入されていくように犯されていく。
泣いた。喚いた。気が狂ったように、いや気を狂わせる為にだ。
喘ぎ混じりに名前を呼ばれる。それに呼応して己もカインの名を呼ぶ。
腕の中で悦いと泣く想い人が心の内で嘲り哂っていることに、カインは気付かない。
私の元にずっと置いておきたい。
強い力で抱かれ絶頂へ向かう中で、バルバリシアはふと思った。
697名無しさん@ピンキー:2008/01/22(火) 19:42:21 ID:iuPtDf/b
イイヨー(・∀・)イイヨー
698名無しさん@ピンキー:2008/01/23(水) 01:10:52 ID:ZQ+fGG1V
テラエロス
このシリーズ大好きです。
職人様GJ!
699名無しさん@ピンキー:2008/01/23(水) 02:59:05 ID:00L2pJ0M
GJですとも!
このシリーズの職人さんが描くガリ大好きだ!
ガリは部屋の端っこで体育座りしてそうだ。
700名無しさん@ピンキー:2008/01/23(水) 21:05:19 ID:Z0YgllTO
キモいスレだなぁ。野郎のは専用板へオケよ
701名無しさん@ピンキー:2008/01/27(日) 02:17:22 ID:/a348Mj5
野郎同士の作品なんてあったっけ?
702名無しさん@ピンキー:2008/01/27(日) 03:05:28 ID:NhYp3z3y
700はただの誤爆じゃない?
703名無しさん@ピンキー:2008/01/27(日) 09:34:07 ID:1PZOhXa9
>>700はもしかしたら百合好きで、野郎キャラ自体要らないって過激派かもしれん。
704名無しさん@ピンキー:2008/01/27(日) 14:40:35 ID:DjgEKLWr
基本的に男は自己投影できるような
男優側に個性が無くて、女だけアンアン言ってるようなのが好きなんだよ
でもそれじゃ小説としてつまらん
ガリ職人さんの小説、表現うまいしキャラよく掴んでて好きだけどな
705名無しさん@ピンキー:2008/01/27(日) 18:11:08 ID:hGbU6Zt2
なるほど。そういうことか
男性向けエロ同人漫画ってそうだもんな
男の顔が殆ど出ない
女と男のエロに求めるものの違いがよくわかる
706名無しさん@ピンキー:2008/01/27(日) 18:44:06 ID:T5fG1vLd
まあでも、いかにも同人ヲタ女の独りよがりで書きましたといった感じの、
「恋愛小説に毛を生やした程度の濡れ場増やしました」とか「レディコミを文章に直しました」みたいなのもこの板全体でいらんけどな。
707名無しさん@ピンキー:2008/01/29(火) 18:04:42 ID:FhNNTIxW
軽く流し読みしてつまらなそう(合わなそう)だったから俺は読まなかった
それだけの事・・・
708名無しさん@ピンキー:2008/02/03(日) 20:08:39 ID:Fwi4ITf8
保守
709名無しさん@ピンキー:2008/02/05(火) 15:11:18 ID:rXso9mip
セシル×リディアが読みたい
初めは嫌いだったのにだんだん懐いていくリディアとか
幻界で思いを募らせるリディアとか
戻ってきてローザに嫉妬するリディアとか
710リディア × ???:2008/02/05(火) 23:56:58 ID:D1UwuEu/
幻界でリディアは伸び悩んでいた。
魔法を唱える素質はあり、すでに全召還魔法を唱えることはできるようになっていた。
しかし、いざ、戦闘となると、敵や味方が気になって最後まで詠唱を続けることができない。
ついに長老はある決断をした。
「リディア。『禁断の試練』を受けてみるか?これに失敗して召還師の道をあきらめた女性も多数居る、
非常に過酷な試練だが…」
現在のまま修行を続けても埒があかないと思っていたリディアは小考の後承諾した。
「そうか。では、神殿の裏にある『禁断の洞窟』の鍵を渡そう。
中にはいると人形がある。その人形に向けて召還魔法を唱えるのだ。
すると、人形に召還獣が憑依し、おまえの詠唱の邪魔をする。
再度同じ召還魔法を唱えればもとの人形に戻る。
はじめはチョコボかゴブリンあたりを試すとよいだろう」
最後の忠告をリディアは軽く聞き流した。
それがどのような目に遭うことになるかもしらずに…。



「ここが長老の言われた人形ね」
リディアの目の前には、高さ160cmぐらいの物体があった。
人形と言われれば人形といえなくもないが、鼠色の布袋と言う方がより適切であろう。
(さて…はじめは何にしようかしら…。あまり強いのはあぶないし、弱すぎるのもね…。
そうね…シルフあたりが無難かしら)。
「その早さは風に勝りしもの その慈悲は聖母に劣らないもの
悪意を持つものには風の裁きを 縋りたる者には愛の恵みを
その風の力 我を助け賜へ」
リディアはシルフを召還した。
すると、鼠色の人形が輝きながら女性の姿−シルフが現実世界でとる仮の形−へを形を変えた。
(これでもう一度呪文を唱えればいいのね…えっ?!)
目の前にいたシルフが姿を消した。シルフは風の精霊、動きが非常に早いことをリディアは忘れていたのだ。
(しまった!どこに行ったの…そこっ!!)
リディアは背後にシルフの気配を感じた。
振り向いて間合いをとろうとした瞬間、リディアは予想外の攻撃を受けた。
シルフはリディアの両脇から手を差し入れると、薄い服の上からリディアの乳房を揉み始めた。
そして同時にリディアの耳元に息を吹きかけてきた。
「いやっ!」
リディアはシルフをふりほどこうとするが、シルフは風の妖精である。
ふりほどこうとする動きを察知してリディアの後ろへ後ろへと回り込みながら愛撫を続ける。
(呪文…呪文を唱えるしかないわね)
そう考えたリディアは呪文を唱えようとするが、すでに遅かった。
「その早さは風に…うっ」
シルフはその右手をリディアの股間に沿わせるとそこも優しく愛撫し始めた。
しかも、リディアの動きが止まったことで、リディアの周囲の空気を操ってリディアを刺激する。
「だっ…だめぇっ…」
全身の力が抜け、リディアは床に倒れ込む。

  *

すでにリディアの胸は露出させられ左胸は微妙な強さで愛撫され続けている。
一方の右胸はすでに乳首がたっており、その先をふるわせるように風が吹く。
耳やうなじにはそよ風が絶妙の強さでリディアの性感を刺激する。

「あっ…あっ…あっ…あぁぁぁぁ……………」

熟達したシルフのテクニックの前に、リディアはほとんど抵抗できぬまま絶頂に達してしまった。
711リディア × ???:2008/02/05(火) 23:57:10 ID:D1UwuEu/
しかし、それで終わりではなかった。
シルフは絶頂に達してぐったりしているリディアを触り続ける。
「いやっ!やめて、お願い!」
リディアは懇願するが、シルフはそれを受け入れない。
「あっ…ああっ…いやっ…いくっ…あっ…あぁぁぁぁぁ……………」

リディアは2度目の絶頂に達せられた。
そして、シルフは愛撫を続ける。
「いやっ…もう勘弁して!…お願い…」
シルフを幻界に戻るのは、召還魔法が唱えられるか、もしくは術者がMPの回数分、絶頂に達したときである。
それをリディアは知らない。
力なく床に横たわるリディアはすでに全裸に剥かれ、シルフの風を併用した愛撫は全身に対して行われていた。
「いやっ!だめ!壊れちゃう、壊れちゃう!」

リディアが25回目の絶頂に達し、シルフが幻界に戻った洞窟内は雌のにおいが充満し、
床には巨大な愛液の水たまりができていた。
そして、そこには全裸で足をだらしなく開いたリディアが白目を剥いて倒れていた。

  *

その後、リディアはマインドフレアとの拘束プレイ、イフリートやラムウとのろうそく責めや電気責め
巨根のタイタンなどを通じて、魔法集中力と性的テクニックを磨きまくったそうな。
今日もリディアの声が洞窟に響く。
「あぁ、鳥さん、そんなところをつつかないで、いやん!」
712710-711:2008/02/06(水) 00:00:12 ID:0BaEcSgU
エロパロに書いたのは3年ぶりぐらいなので、前スレ・過去スレチェックしてないです。
同じネタが出てたらスマソ。
713名無しさん@ピンキー:2008/02/06(水) 00:16:56 ID:mP4SSyK4
鳥?
コカトリスかw
714名無しさん@ピンキー:2008/02/06(水) 01:07:55 ID:0BaEcSgU
>>713
チョコボw
715名無しさん@ピンキー:2008/02/07(木) 07:16:24 ID:UtHVvTVz
チョコボ?
オプーナじゃないの?
716名無しさん@ピンキー:2008/02/07(木) 08:03:46 ID:Wx0ykQsA
FF経験なかった自分が今GBAの1・2やってる
1自由度が高くておもしろかったけど
2も冒頭からドラマチックでいいね。

マリア受けってないの?
717名無しさん@ピンキー:2008/02/09(土) 13:48:31 ID:v+/p6ajq
保守
718名無しさん@ピンキー:2008/02/12(火) 08:47:34 ID:U+o5KCvp
チェリンカの続きまだー?
719名無しさん@ピンキー:2008/02/13(水) 11:41:33 ID:bQTjloaK
これは?携帯だけだけど
ttp://courseagain.com
720名無しさん@ピンキー:2008/02/13(水) 12:26:38 ID:yMmkNZv4
かなり前のレスでエドガー×リルム投下するって予告に興奮して
探し回ったが見つからなかったので
ついに自分で書いてしまった自分が通りますよ

そんなにエロくないけどそれでもよかったら投下させてくれまいか…?
721名無しさん@ピンキー:2008/02/13(水) 12:30:44 ID:f+wom0M5
恐る恐るなのは分かるが
やる前に予防線張ってるのはむしろ
「噛み付いてください!煽ってください!!」と土下座してまで頼んでるも同然だぞ

まあつまり
  _  ∩
( ゚∀゚)彡 投下!投下!
 ⊂彡
722名無しさん@ピンキー:2008/02/13(水) 12:39:54 ID:yMmkNZv4
>>721
即レスそしてアドバイスまでありがとう!
初めてなので緊張するよ
じゃあちょっと投下してみる
甘々、和姦ものです。
7231/3:2008/02/13(水) 12:43:42 ID:yMmkNZv4
夜更けのフィガロ城。月が黄金の砂漠を照らし、窓の外の景色はひときわ美しい。

ベッドに寝そべりデッサンを仕上げるリルム。両足を宙でばたつかせ、頬杖をついてスケッチブックに鉛筆を走らせる。
ふと手元から視線を離し、突然思い出したように言葉を発する。

「ねぇ色男。せっくすって何?」
同じベッドに腰掛けているエドガーは驚いて、手にしていた読みかけの本を床に落としてしまった。
「リルム!?……そんな言葉、どこで覚えた?」「何よ、何かまずい言葉なの?」
まずいというか、何というか…10歳の女の子にそれをどうやって説明すればいいのか、エドガーにはわからない。

「…いずれわかることさ」
「いずれ?子供じゃわからないこと?」
「あぁ、そうだな」
リルムは少し膨れて、スケッチブックを閉じながら言う。
「子供じゃないんだもん」
「リルム…気持ちは分かるが、今は知らなくていいことも…」
「話をそらさないでよ!リルムは今知りたいの、教えてよぅ!」
ベッドの上で体育座りをするリルムは、何だかとても小さい。小さいなりに主張して、駄々をこねている。
エドガーは立ち上がり、リルムの頭を撫でながら目線をあわせて言った。
「…愛し合うこと、だ。尊いことだよ」

ふぅん、と首を傾げ、納得がいかない表情で青い瞳をのぞき込む。

「色男、あんたはリルムを愛してる?」
「愛してるさ」
「…リルムも」
不本意そうに、しかし大層照れた様子でそう言うと、
「じゃ、愛し合ってるね。これがそうなの?」
と続けた。
困惑顔のエドガーに追い打ちをかけるように、上目遣いににらみつけるリルム。どうやって逃げようか…。

「ん、もう遅いぞ、寝なくていいのか?」
ベタだが、上手に切り抜けた、そう思うも束の間、
「うーん、お昼寝しちゃって眠くないんだよねー」
とまたうまいこと避けられてしまった。

「スケッチは?」
「今日はもういいや」
「…そうか」
読んでいた本を棚に押し込み、次の逃げ方を考える。が、先回りされてしまった。
「あんたが教えてくれないなら、筋肉男にでも聞いちゃおうかなぁ?」
「えっ!?…いや、マッシュに聞いても同じだと…」
「聞いてみなきゃわかんないじゃない。…全く、じれったいなぁ!」

教えて、教えて、ねぇ教えて!
いったん言い出すとどんな手口でもうやむやにはできない、彼女の賢さが伺えるのだが、どちらかというと困ったところだ。

「…犯罪だよなぁ」
ぼそっと呟く声を、リルムは聞き逃さない。
「犯罪?尊いことじゃなかったの?」
矛盾点を鋭くついて、少し得意げだ。
「俺とリルムの場合は…あ、いや…気持ちだけなら犯罪じゃないんだが…」
「じゃあ何があったら犯罪なの?」
だんだん答えに近づいていく。答えが出たら、リルムもまた一つ大人だ。
7242/3:2008/02/13(水) 12:56:36 ID:yMmkNZv4
「…リルム」
「なぁに、改まって」
「俺は君を傷つけたくはない。それでも、どうしてもと言うなら…そういう愛し方も教えられなくも、ない」
覚悟を決めたような、真剣な眼差しで言葉を放つエドガー。リルムは、格好いいやつめ、と内心呟く。

「いいよ、リルムもまた一歩大人に近づけるかなぁ?」
「一歩どころじゃなくても、後悔しないか?」
「え?うん。早く大人になりたいもの」
リルムの言葉に、やっぱりまだ躊躇いを覚える。しかし愛する人を抱きたい気持ちだって本当はあるのだ。

相手が子供であるから罪悪感に苛まれる。
だが彼女が早く大人になりたがるのも、自分のせいだとわかっているから、尚更子供扱いなどしたくない。

心は心。
体は体。
どちらを取るべきか。

「…んん…?」
ぎゅっと抱きしめ、少し長めのキスをする。始まりだ。リルムが望むまで、もう後には引かない。
「リルム…もし嫌だったら、すぐに言うんだぞ」
「う……ん」
これから何が始まるのだろう。急に変な雰囲気になった。リルムの鼓動が速くなる。

服を一枚一枚丁寧に脱がせる。その手付きはとても慣れているが、リルムにはそんなことを観察する余裕はない。
「………裸になるの?」
「嫌か?」
「ちょっと、恥ずかしい」
すべて剥かれ、ベッドの上に仰向けに寝かされる。これから何をするのだろう。二人はどうなるのだろう。小さな胸の中は、不安と期待でいっぱいだ。

「うぁ………な…ぁん」
発達し始めたばかりの、わずかな膨らみに大きくしなやかな手が触れる。
「やぁだ……恥ずかしい、よ」
「……もう、やめておくか?」
リルムは首を横に振った。まだ何かある、まだまだあるだろうから。

首筋、鎖骨、手の甲…とキスをする。首は少し痛かった。跡がついているようだ。

リルムは自分自身、好きな人に裸をさらすのも恥ずかしいのだが、どうも彼の身体も直視できない。
筋肉のしっかりついた、バランスのいい美しい身体。何となくちらりと見ては、照れくさくて目をそらした。

「うぅ……ん………ぅ」
胸の突起に吸いつかれ声を上げる。どこを見ていいかわからなくてとうとう目を閉じた。

頭のてっぺんからつま先まで、ゆっくりと時間をかけて全部に彼の指が触れた。
ただ一ヶ所を除いて、柔らかな愛撫が全身に施された。

「こんなにリルムに触れたのは初めてだな」
「そりゃ…そう、よ…」
頬を真っ赤に染めた少女の身体は、まだ少し強ばっている。
頑なに閉じた脚を、開かせるか否かで彼は悩んだ。
「…終わりにしようか」
「おしまい…?嘘、まだ何かあるでしょ」
そう言うと、リルムの細い両腕がまっすぐにエドガーの頬にのびた。手のひらで顔の造形を確認するように触れる。
その手を片方、彼の手で包むと、少し微笑んでまたキスをした。
7253/4 ごめん4ページになったorz:2008/02/13(水) 13:02:09 ID:yMmkNZv4
「いいか、リルム」
「うん」
「これから…俺は君に痛い思いをさせてしまうかもしれない」
「痛い…思い、ね」
小さく何度も頷いて、これから先起こることを予測しようとした。…わからない、が。
しかし何となく、身体のどこかが変なのは気づいていた。身体の、真ん中ら辺。

「つらかったらいつでもやめるから、な」
「うん………あ、やぁん!」
細い脚を左右に開かせ、さらに腰を持ち上げるようにして秘部を晒す。
「やだ…っ、恥ずかしいよぉっ!見ないでっ!」
口ではそう言うが、身体は抵抗しない。先を望んでいるようだ。局部に指をあてがい、探るように弄った。
「どれ………まだ、かなり厳しい、か」

弄り続けると、リルムの指がそれに反応するように動いた。
「や……ぁん……んん…あぁ……っ」
吐息に混じった声がしっかりとエドガーの耳に届く。
彼の方も、順調に準備が整い始める。惚れている女のこの息遣いに、興奮しない術はない。

「はぁ……ぁ……ね、ぇ……リルム何か変だよぉ……?」
息を荒くして問いかける。
「どこが、どう変?」
「身体が……全部、変…熱い、の、どきどきする…の……っ」
子供ながらに色気のある息遣いで、ゆっくりと話をした。
「…俺も、変だよ」
「何にも、してない、じゃない………ひゃぁん!」
彼女の蜜壷に唇を押し当て、舌を這わせて潤いを与える。
「ぁん……やぁ……っ、ん………!」
恥ずかしくて死にそう。同時に、身体が熱くて死にそう。しかしそれは言葉にはならない。

慎重に、また指を秘部に戻す。少し愛撫して、どうかな、と呟く…
「ふぇぇ……っ!?」
指を、リルムの中へと滑り込ませ、念入りに状態を確認する。
リルムには何が起きたのかわからない。とにかく、身体の真ん中辺りが熱くて死にそうだ。

「リルム、いいか?」
「う………何、が………」
「痛いかもしれない、からな」
「わかってるよ…ぉ……」

彼女は何も見ることができずに瞳を閉じている。自分の下半身にいったい何が起きてるのかは、憶測だがそれは大体当たっていた。

「ひゃぁ…っ」
何か、指より太くて熱いものがあてがわれる。思わず身をよじった。
「やっ…………あぁぁぁぁあっ!!」
ゆっくりと埋められた彼自身の熱さや硬さ…に、驚いて大声を上げる。
「リルム……っ?痛いか?」
「いた、くな、いっ」
彼女の小さな手が、彼のしっかりとした腕を強くつかむ。

…本当は痛い。裂けてしまいそうに痛い。でもそれを言ったら、ここで終わってしまう…そんなの、惜しい。

「はぁ、ん、ん、あぁぁ……っ」
「リルム、まだ、いけるか?」
息をあらげ、コクンと頷く。
ぐっとさらに深く埋めると、リルムの腕はエドガーの背中に回った。
「本当に、大丈夫そうか」
「う、ん……、全然平気…………っはぁ……」
強がっていることくらい彼も気づいている。しかし、彼女を疑うようなそぶりは、見せたくなかった。
7264/4 :2008/02/13(水) 13:02:36 ID:yMmkNZv4
「リルムの中、もっと知らせてもらうよ……いいかな」
「う………う、ん」

細い腰を両手で掴み、ごくりと唾を飲んで、覚悟を決めた。
ゆっくり、腰を上下する。身体が小さいだけあって、かなり中は狭い。
「ふぁ、ぁぁ……あっ……いっ、あぁ……っ」
痛いと言い掛けてやめた声も混ざっている。徐々に動きが速くなり、リルムは激しく声を上げた。

「リ…ルムっ、平気、か……?」
「やっ、あっ、あっ………あぁぁっ…」
激しくなればなるほど、彼からも肝心なものが欠けてゆく。…理性だ。彼女を求めるあまり、一つのことにしか集中できなくなる。
「リルム……愛してるよ………!」
「あん、ん、ぁ……リルム、も………好き、好きよ、だい、す、き………っ」
その言葉を聞いた瞬間に、完全に理性がとぎれる。ほんの一瞬の途切れ。

「リルム………聞いていいか」
「…ぁ、はぁ………っ、何……?」
「初潮は……まだ、だよな………?」
「え………っ!?………う、ん………」

限界だ。こんなにもきつく締め付けられては、そうもつものでもないようだ。
白く濁った液体が、小さな身体の中に放たれる。

「ん……………っ」
「あぁん……っ!」

小さな女性器からその液体があふれ出す。一瞬理性をとばしたせいで、失礼なことを聞いた上に中に放つようなことになってしまった。
我に返って彼ははっとする。リルムごめん…と言い掛けたが、腕の中の愛しい人はもう半分夢の中のようだ。
だらしなく脚を広げ、白濁液を垂らし、しかし腕だけは確かに愛する人を放さない。
うわ言のように、これが、愛し合うって、こと、なの、といつもの鈴の音の声で言ったかと思うと、完全に意識をなくした。

「…もう懲りただろう?俺も、懲りたよ」
寝息をたてるリルムを抱き抱えながら、つぶやき続ける。
「君の前ではこの俺もこんなに呆気なく果てるなんて、な」
自分だけがいい気持ちに慣れたのではないかと少し不安になるが、疲れ果てて眠る彼女に今すぐ確かめることはできない。

やはり急いで大人になるものではない、しかし
「…知ってしまった、か」

今夜はこのまま抱き合って眠ろう。
727名無しさん@ピンキー:2008/02/13(水) 13:05:03 ID:yMmkNZv4
以上です。意外に長くて、最初の方要らなかったかなと思った。
昨日の夜中に書いたものをちょっといじりながら投下してみました。
読み返すと夜中のテンションってわかるところもあって恥ずかしいw
他の方のもっと激しいエドリルも読んでみたいんだぜ!
728名無しさん@ピンキー:2008/02/13(水) 13:13:08 ID:uZ3ICv30
エドリルGJ!!イイヨーイイヨー
これからじっくりリルムを開発していくのかエドガー     …ウラヤマシス
729名無しさん@ピンキー:2008/02/13(水) 17:37:09 ID:KR1sMFkb
リルムカワイス
730名無しさん@ピンキー:2008/02/14(木) 06:26:55 ID:3cSUa/ME
GJ!
731723-727:2008/02/14(木) 11:13:59 ID:LXGeHom1
読んでくださった方本当にありがとう!
蛇足かもしれないがその後、みたいなのもちょっと書いてみたので投下。
これで本当におしまいです。それではまたロムに戻りますノシ


抱きついて離れない小さな身体を、起こさないように慎重にほどき、リルムの汚れた…というかエドガーの汚したその部分を丁寧に拭う。
血が混じってピンク色になった液体。当然、処女だったわけだからこうなるのはわかっていたが、何となく痛々しい。

リルムの身体を改めてまじまじと見る。
(やっぱり子供なんだよな、つるつる、だ)

「…合意の上でも犯罪だったっけな」
小さくそんな言葉を漏らし、もう一度リルムを抱きしめ、そのまま眠りについた。

翌朝。
「んー………あっ、やだ、リルムすっぽんぽんで寝ちゃったんだ!」
起き抜けの第一声がそれだった。もうしっかり身支度を整えたエドガーが振り向いて笑う。
「おはよう、寒くないか?」
「あっ、何よ、自分だけ先に着替えちゃって!リルムも………ふぇー!?」
勢いよく起きあがる…つもりだったが、腰に全く力が入らない。
「うぅ…起きあがれないよ…?」
これも予測済みだった、その証拠に、エドガーはリルムの着替え一式をすでに持っている。

「着せてあげよう、ほら、恥ずかしがらないで」
「うー…ま、しょうがないわね。たまにはこうゆう…お姫様みたいのも、悪くない。ここお城だしね」

王をこき使う姫。
「リルムらしくていいな」
「リルム様よ。ふふん!」
身体は大人を知ったけど、まだまだ中身は子供のようだ。何故か妙に安心したエドガーだった。
732名無しさん@ピンキー:2008/02/14(木) 17:36:15 ID:IGkY3Es0
FF5ネタをMOTTOみたい!!
つかこのスレみててやっぱりスーファミ時代のFFの良さを実感したわw
733名無しさん@ピンキー:2008/02/17(日) 08:29:35 ID:0w1molek
じゃあFF5ネタ行きます。
第三世界に行ってすぐ位の状況だと思って下さい。↓
734名無しさん@ピンキー:2008/02/17(日) 08:31:01 ID:0w1molek
「日が暮れてきたな、今日はこの辺でキャンプするか!」
バッツはテントを張り、薪を集めていたが、クルルの歩き方が少しぎこちないのが気になって、声をかけた。
「おい、大丈夫か、クルル?どこか具合でも悪いのか?」
「えっ?ううん…、平気。ちょっとトゲが刺さっただけだから…。」
「ちょっとトゲが刺さっただけって、何言ってんだ!ちょっと見せてみろって!」
「い、いいよお!抜こうとしても抜けないし、それに…。」
「それに?」
「…刺さってる場所…見せるの…恥ずかしいから…。」
スカートを押さえながらクルルは小さな声で答えた。
「いいから見せてみろ、放っておいたら大変なことになるだろ!」
そう言うとバッツはクルルを座らせスカートをめくり上げた。
「きゃっ!ちょっと、バッツ!?」
太ももの内側の足の付け根に黒いトゲが刺さっている。
「コイツか…。」
バッツがその部分に顔を近付ける。
「う、うん…。」
恥ずかしさで顔を真っ赤にしながらクルルは答えた。
735名無しさん@ピンキー:2008/02/17(日) 08:31:57 ID:0w1molek
傷口はパンツのすぐ横で、もう丸見えである。
しかし、バッツはそんなことを気にする様子もなく傷口だけを見ていた。
「くそっ、何か深く刺さってるなあ…。クルル、ちょっと荒療治だけど我慢しろよ。」
そういうと、バッツは小刀を火で焙って滅菌し、それでトゲの刺さっている所を少し切開した。
「痛い!!」
クルルが悲鳴を上げる。
そしてバッツは力に任せてトゲを引き抜こうとした。
「ひぃっ!!」
「コイツ…、なかなかしぶといな!」
まるでトゲも抜かれまいと抵抗しているようであった。
「痛っ!!痛いよ、バッツ!」
「もう少しだから我慢しろって!!」
「やああっ!!」
「よ〜し、抜けた抜けた!ふ〜っ!」
バッツは抜いたトゲを投げ捨てた。
「よく我慢したな。偉いぞ、クルル!」
涙を浮かべているクルルの頭を撫でながらバッツは言った。
「グスッ…、ヒドイよ、バッツ〜!乙女に乱暴し過ぎ…。」
「仕方ないだろ、放っといたらもっと酷いことになってたんだから…!んっ、血が出て来ちゃったな、仕方ない…。」
バッツは唾を指につけ、それを傷口に塗り付けた。
「きゃあっ!!」
「消毒代わりだ、次の町についたらポーション買って、ちゃんと治療してやるから、それまで…。」
そう言いながらクルルの顔を見上げたバッツは一瞬、声を失った。
クルルは顔を真っ赤にして涙をポロポロ流している。
「ど、どうした?そんなに痛かったか?」
「…バッツのバカァ!!」
そう叫ぶと、クルルは泣きながら走り去って行った。
736名無しさん@ピンキー:2008/02/17(日) 08:34:21 ID:0w1molek
「お、おい、クルル!まだ治療したばっかなのに、そんなに走ったら…。」
そう言った瞬間、バッツは背後に凄まじい殺気を感じた。
「…そうか、何で俺を置いて二人きりでタイクーンを出ていったのかって思ってたが、そういうことか…。」
バッツが振り返るとそこにはファリスが仁王立ちしていた。
「ファ、ファリス!?何でここに?」
「バッツ…、お前って奴は…見損なったぜ!!」
「ど、どうしたんだよ、ファリス?置いてったこと、そんなに怒ってんのか…?」
「そんなことじゃねえ!!クルルが嫌がってるのに、お前の性欲を満たすためだけに、一方的に押し倒すとは…。しかも、クルルは痛いって言ってるのに血が出るまであんな所を弄ぶなんて…、この鬼畜が!!」
「えっ、一体何のことだよ!?」
「問答無用だ!死んで、あの世でガラフに詫びろ!!」
ファリスの(勘違いの)怒りの鉄拳が炸裂する。
何もやましい事をしたつもりはないのに、ファリスにボコボコにされたバッツであった。
737名無しさん@ピンキー:2008/02/17(日) 08:36:11 ID:0w1molek
…とまあこんな感じです。
エロというよりは勘違いネタですが…。w
738名無しさん@ピンキー:2008/02/17(日) 11:42:26 ID:646AVzWY
まぢGJ!!クルル可愛すぎw
739名無しさん@ピンキー:2008/02/17(日) 11:55:22 ID:W5iV2U4r
可愛いー!クルルも勘違いするファリスもマジ可愛い!GJ!
740名無しさん@ピンキー:2008/02/17(日) 12:51:30 ID:0w1molek
>>738>>739
ご感想、ありがとうございます。
元はFF5プレイしてる時にクルルが体に刺さったトゲを何故放置してたのかなって
考えてるうちに思いついたネタだったりします。(^_^;)
741名無しさん@ピンキー:2008/02/17(日) 15:45:30 ID:kqZHsynx
その場でとげを燃やされでもしてたら、エクスデス死んでたなw
742名無しさん@ピンキー:2008/02/19(火) 23:59:36 ID:6vbgIu4V

743名無しさん@ピンキー:2008/02/20(水) 14:33:02 ID:Cubh4WzE


744名無しさん@ピンキー:2008/02/21(木) 22:51:23 ID:hCHZ4bOL
あれ…ここビビたんのSSないの…?
745名無しさん@ピンキー:2008/02/21(木) 23:47:11 ID:2hYRDenH
ビビは身体の構造が謎だかならなあ
746名無しさん@ピンキー:2008/02/22(金) 00:50:48 ID:HKE7NTP4
身体の構造がわからなくても可能な着衣プレイがあるじゃないか。

ビビたんはちんちんはついてるから服にテント張っちゃうんだろうなぁ…。
747名無しさん@ピンキー:2008/02/23(土) 00:16:27 ID:tBfwowKd
エロパロまとめサイトにFFがないのは気のせい?(´・ω・`)

ビビたんのえっちぃSSが1つもないとかorz
748名無しさん@ピンキー:2008/02/23(土) 00:46:44 ID:IUZD80lj
FFエロパロは個々にまとめ持ってる場合が多いからじゃね
何故かこのスレは既存まとめから除外されてる&このスレのまとめは存在しないけど
749名無しさん@ピンキー:2008/02/23(土) 03:55:53 ID:R47Pcupi
本来FF系のまとめサイトたる千夜一夜も開店休業状態で実質機能停止に等しいしな。
他のFF系同様、このスレはこのスレのみで誰かがまとめサイト立ち上げを名乗り出るとかしないと、無い物は無いな。
750名無しさん@ピンキー:2008/02/25(月) 16:19:03 ID:L/bJsHey
ん〜、ビビたんのえっちぃのを試しに自分で書いてみるかなぁ…
作品ってのは自分のだと抜けない法則があるが(´・ω・`)
751名無しさん@ピンキー:2008/02/25(月) 16:28:42 ID:Lvse9Kcc
>>734―736の作品に合いそうな画像を偶然発見したんだが、ここにリンク貼ってもよかとですか?
752名無しさん@ピンキー:2008/02/25(月) 18:43:12 ID:UkTlK5Mz
自分の脳みそで是か非か判断できないなら、何もしないほうがいい。
753名無しさん@ピンキー:2008/02/25(月) 19:04:22 ID:Lvse9Kcc
そうか、他のスレで勝手に貼って大顰蹙買ったんで一応聞いたんだが、自重しておく。
754名無しさん@ピンキー:2008/02/29(金) 01:17:01 ID:cYsZF7EH
ほしゅ
755名無しさん@ピンキー:2008/03/01(土) 01:36:37 ID:I/WdFUvB
>>716
2は他も妄想しがいがあるけどな
知れば知るほど何でも出来るワンダーランド設定
お陰でネタはポコポコ沸いてくるんだが、いかんせん文章力が無い…
むしろ自分もマリアもの読みたいよハァハァ
756名無しさん@ピンキー:2008/03/01(土) 08:46:55 ID:u0VyVZD1
ビビたんのえっちぃの、脳内ではできてるけど文章が/(^o^)\
757名無しさん@ピンキー:2008/03/02(日) 22:56:45 ID:q1bBEF9S
モノを見てからでないと、誰も応援のしようが無いからなあ。
758名無しさん@ピンキー:2008/03/03(月) 13:38:35 ID:+y02Z7yb
ユウナレスカタン・・・
759名無しさん@ピンキー:2008/03/03(月) 17:33:54 ID:yeUaVymL
容量やばいし次スレ立ててくる。
760名無しさん@ピンキー:2008/03/03(月) 17:40:27 ID:yeUaVymL
761名無しさん@ピンキー:2008/03/03(月) 18:32:22 ID:ylL1GWF7
もうそんな容量だったか
762名無しさん@ピンキー:2008/03/06(木) 06:43:26 ID:AHRsgLd1
763名無しさん@ピンキー:2008/03/07(金) 23:40:10 ID:uwm818Pa
▼次スレ

FFシリーズ総合エロパロスレ 4
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1204533571/l50
764名無しさん@ピンキー:2008/03/08(土) 00:17:36 ID:tbTh0guA
うめうめうめうめうめ
765名無しさん@ピンキー:2008/03/08(土) 03:15:44 ID:CA6ZXi6N
埋葬作業中
766名無しさん@ピンキー:2008/03/08(土) 10:51:10 ID:Tuu9TXrN
新スレが検索でヒットしないと思ってたら、微妙にタイトル変わってたか…。
767名無しさん@ピンキー:2008/03/10(月) 22:33:08 ID:0OxaDaFd
751だが、このスレがもう埋葬予定ってことで一応ここにリンクを貼り付けておくw
http://ff4to6.s4.x-beat.com/cgi-bin/bbs/img-box/354.jpg
768名無しさん@ピンキー:2008/03/11(火) 05:59:48 ID:i7RdNLIM
埋葬作業中
769名無しさん@ピンキー:2008/03/11(火) 11:50:36 ID:4J1YgLNy
>>767
しょべえ
770名無しさん@ピンキー:2008/03/12(水) 23:58:33 ID:+FJ6ZlLM
▼次スレ

FFシリーズ総合エロパロスレ 4
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1204533571/l50
771名無しさん@ピンキー:2008/03/15(土) 20:29:39 ID:KzBtWHOt
てす
772名無しさん@ピンキー:2008/03/17(月) 23:53:45 ID:ovtBczAZ
梅田
773名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 14:52:42 ID:UaOo2pUf
▼次スレ

FFシリーズ総合エロパロスレ 4
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1204533571/l50
774名無しさん@ピンキー:2008/03/26(水) 16:03:30 ID:mxBuOc1i
後少し
775名無しさん@ピンキー:2008/03/26(水) 17:12:03 ID:TM9Ii+fh
じゃあ予告だけしとくか

バッツが主役の書いてるよ
まだおわんねー
776名無しさん@ピンキー:2008/03/26(水) 18:58:54 ID:RSlFbGrK
たのちみにしてる
777名無しさん@ピンキー:2008/03/27(木) 00:23:07 ID:KbnJ2D3c
>>775
バッツがでるならなんでもいただけちゃう俺が全裸で保守
778名無しさん@ピンキー:2008/03/28(金) 04:48:04 ID:LE4nAJn4
>777
……うほ?
779名無しさん@ピンキー:2008/03/28(金) 07:32:04 ID:DmTmkkeg
埋葬作業中
780名無しさん@ピンキー
FFシリーズ総合エロパロスレ 4
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1204533571/l50