家庭教師ヒットマンREBORN!でエロパロ〜3復活〜

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1名無しさん@ピンキー
週刊少年ジャンプで連載中「家庭教師ヒットマンREBORN!」のエロパロスレです。
なんだかんだで3スレ目。
職人さん随時歓迎。
次スレは>>970が立てること。

※女体化・女性化は専用スレで。
※強姦・SMなどの暴力表現があるものは名前欄に注意を忘れないように。

前スレ
「家庭教師ヒットマンREBORNでエロパロ」
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1096277556/

「家庭教師ヒットマンREBORN!でエロパロ〜2復活〜」
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1131195049/l50

2名無しさん@ピンキー:2006/10/07(土) 00:49:34 ID:JiZ8YHOn
>>1乙。
3名無しさん@ピンキー:2006/10/07(土) 13:45:18 ID:mSfc+21h
>>1
4名無しさん@ピンキー:2006/10/07(土) 14:45:48 ID:4ak7u9Q1
>>1
5名無しさん@ピンキー:2006/10/07(土) 19:47:03 ID:U4RbeXQO
乙!
6名無しさん@ピンキー:2006/10/07(土) 23:23:55 ID:jaO8+C2j
>>1
7ツナ髑髏6:2006/10/08(日) 22:40:47 ID:K7MNFngu
>>1乙です
前スレで書いたツナ髑髏の続編ができたので投下します




「はぁ…あぅ…」
クチュ チュ‥
(ダメ、昨日もしたじゃない ああ、でも止まらない…)
右手で充血したクリトリスを刺激し左手の中指を濡れた秘穴に出し入れさせる。
「んあ‥あ、ぁふ…!」
(きもちいいよぉ…ッン!あ、イく、イっちゃう……!!)

ビクビクンとその華奢な体を震わせ達する。
くた、とベッドに横たわり愛液に濡れた左手を見つめ、ちゅぷ、とその指を舐めながら
(ボス…)
余韻にひたる髑髏。
(会いたいよぉ…)


この2週間、最愛のボス・沢田綱吉が修業のためだとかで山に合宿に行ったっきり
全く連絡がとれないのだ。二週間ときくとさほど長期間ではないのだが、
今までほぼ毎日ツナに会っていた髑髏にとっては気の遠くなるような長さなのである。
黒曜中に通っている昼間はそうでもないのだが、一人で誰もいない自室に戻ると
いいようのない淋しさがこみあげてくる。人のあたたかさを、温もりを知ってしまった。
知った後の一人ぼっちは髑髏の心を強烈に飢えさせる。心配した千種が
買い物に行こうとか犬が一緒にゲームしようとか誘うのだがすべて断った。
淋しさをまぎらわそうとせめてツナを想う、そのたびに彼との情事を思い出し
自慰にはしってしまうのだ…




つづく
短いですが今日はここまでです

8名無しさん@ピンキー:2006/10/09(月) 00:25:17 ID:to5rhoAG
ツナ髑続編キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
相変わらず髑髏がエロくて良い
9名無しさん@ピンキー:2006/10/09(月) 15:17:23 ID:JTwctsrE
>>1
>>7GJ

エロいのに下品でないのが素晴らしい
10ツナ髑髏6:2006/10/09(月) 21:40:57 ID:Fd617PZ7
今日もツナは戻らない。
自室に戻った髑髏は制服のまま千種が用意してくれていた夕食を
もそもそと口に運び、ごちそうさまと一言添えた後携帯に手を伸ばす。



[おかけになった電話番号は、現在電波の届かない場所におられるか…]
無機質な録音のアナウンスを何回聞いたことか。ツナの携帯にかけても
つながらない。山ごもりをしているのだから当然なのだが、わかっていながら
何度もリダイヤルせずにはいられない髑髏。

(ボス…早く帰ってきて…)

胸が痛い・淋しい・もどかしい・泣きそう・会いたい…



ザー…
瞳からこぼれ落ちる涙を隠すように、熱めのシャワーを頭から浴びる。
ボディーソープを泡立て体を洗うその右手が胸に触れると、人差し指で
先端をなぞってみた。
そこはまるで触れて欲しいと懇願するようにすぐに硬さをかえ、ツンと尖る。
「んっ…」
そのまますべらせるように手を脚の間に持っていくと泡のすべりも手伝って指先がソコに
吸い込まれていく。
「ふっ…はぁ、」
ぎゅっと目をつぶり、髑髏は自慰に没頭する。シャワーの湯が流れる音と髑髏の吐息が
バスルームに響いてゆく…




「は〜、ようやく着いた〜。まだ起きてるかな…」
髑髏の部屋の前に立つ、やたら服が土やほこりに汚れているツナ。
ようやく山での修行が終わり、自宅に戻るより先に髑髏に会いにきたのだ。
ベルを鳴らしても返事がない。
「あれ、まだ帰ってないのかな?」
そう言いながら、以前に手渡された合鍵で部屋の中に入っていき、自分の
足が汚れていることに気づく。
(あちゃー、このまま入ったらカーペット汚しちゃうや…)
先に風呂で汚れを落とそうと思い、バスルームに向かう。ドアを開けて脱衣所に
進むと、その奥のバスルームからシャワーの音が聞こえたので、
(急に入っておどかしてやろー)
とそろそろと近づき、ドアをがちゃりと開けたツナはそのまま固まってしまった。

そこには、体を泡だらけにした髑髏がバスタブに腰掛けていたのだが、
なんとツナのいる方向に脚を広げ、自慰をしていたのだ。
目を瞑っているので固まるツナに気づいていない髑髏は右手でアソコをくちゅくちゅと嬲り
続けている。
「ぁあっ…ん、ん…」
あまりの光景にツナは持っていたバッグを床に落としてしまった。
その音に気づいた髑髏が目を開けると、そこには会いたくてたまらなかったツナの姿。

「あ、ボ ス…  !」




つづく
11名無しさん@ピンキー:2006/10/09(月) 22:54:23 ID:nJnXYdtV
ツナドク来た!
続き気になる(・∀・)
wktk
12名無しさん@ピンキー:2006/10/09(月) 23:35:59 ID:32QrmwC+
ツナ髑来てたw
続きwktk!wktk!
13名無しさん@ピンキー:2006/10/10(火) 00:08:01 ID:QoQnEF9i
ツナ髑髏
なんだか切ない感じですね。続き楽しみに待ってます!
14名無しさん@ピンキー:2006/10/10(火) 00:33:12 ID:fe4g+Pd6
またツナショックで超死ぬ気モードになっちゃうんじゃないのか?
15名無しさん@ピンキー:2006/10/10(火) 14:26:30 ID:+PmLCvr3
ツナ髑の続きをwktkして待ちつつ
前スレのバジル×オレガノの続きを全裸で待ってみる
…のは俺だけか(´・ω・`)
16ツナ髑髏6:2006/10/10(火) 15:35:06 ID:QxR/6mCW
((え……))
お互い固まる二人。沈黙を破ったのは髑髏だった。
「い…やあぁ------!!」
泡だらけのまま湯舟の中に飛び込む。
「ごごごごめん!!!」
バタンとドアを閉めるツナ。真っ赤になりながら、今目に飛び込んで来た
光景を反芻してみる。

バスタブのふちに座り右手で自分のアソコを…


(一人エッチしてた…よね?あわわわわ、見ちゃったよ!!)

動揺しつつも髑髏が出てくるまで待とうとしばらくドアの前に立っていたが、中々出てこない。
「あの…入ってもいい?」
返事はない。らちがあかないのでバスルームの中に入っていくと、
髑髏は湯舟に入ったままツナに背をむけている。
「あ、えっと…ごめんね勝手に入ってきちゃって…」
「…」
「一応ベルは鳴らしたんだけど、返事がないから部屋に入ったんだ、オレ修業帰りで
汚れてて足だけ洗おうとして、えっと、 …!」
ぎゅっ

焦ってしどろもどろになっているツナに、髑髏が全裸のまま抱きついた。
「クローム…?」
「ごめんなさい、私、私…!」
髑髏は泣いていた。
「謝るのはオレのほうだよ〜!」
「ううん!私、ボスの帰りはちゃんと出迎えたかったの。なのに
変なところ見せちゃって私こそごめんなさい!」
ツナは髑髏を抱きしめ返し、すっと意識を集中させる。
「全然変じゃない、とても綺麗だった」
口調が変わったので驚いてツナの顔を見ると、いつもの彼と顔つきが違っている。
ツナは超死ぬ気モードになっていたのだ。
「ボス…どうして…?」
基本的に死ぬ気になるためにはリボーンに小言弾を打ち込んでもらう必要がある。なのになぜ?
にこりと微笑むと、ツナはバスタオルを髑髏にかけてやりながらひょいっと
彼女をお姫様抱っこし
「とりあえず風邪ひくといけないから寝室に行こう」
と寝室に足を運ぶ。




つづく
17名無しさん@ピンキー:2006/10/10(火) 15:38:33 ID:7Wko9noc
>>15
突然の来客にも対応できるように靴下は履いとけ。

ツナ髑髏・バジ×オレ続き楽しみにしております。
1817:2006/10/10(火) 15:42:14 ID:7Wko9noc
申し訳ない、更新にかぶりました・・・orz

ツナ髑髏更新おつかれさま。
19名無しさん@ピンキー:2006/10/10(火) 19:18:38 ID:YAdBn5D3
このまま京子とハルも巻き込んでという展開を望むのは欲張りですか?
20名無しさん@ピンキー:2006/10/10(火) 19:45:55 ID:vin6IKSe
よくばりさんめ。
21名無しさん@ピンキー:2006/10/10(火) 20:30:04 ID:N7SMrPHz
書き手さんの好きなように書いてくれればいい
ツナドクwktk
髑髏たんかわいいなぁ
22名無しさん@ピンキー:2006/10/10(火) 21:35:21 ID:c3sqSkBF
髑髏たんは可愛いしツナも格好良くて良いなぁ
続きwktk
23ツナ髑髏6:2006/10/10(火) 21:52:10 ID:QxR/6mCW
どさりとベッドに髑髏を降ろし、遠慮する彼女の髪をバスタオルで拭いてやる。
彼女はうつむいたままおとなしく拭かれている、まだ泣いているのかは
背後にいるツナからは見えないのでわからない。
「眼帯、つけてないの初めて見たな」
風呂に入るためいつもしている眼帯をはずしていた髑髏。
骸の媒体である影響か、右目は少し青みがかっている。
「そうだっけ…ね、ボスなんで死ぬ気に…?」
改めて疑問をなげかける髑髏。
バスタオルを置き、髑髏に向き合うツナは
「修業の成果。緊急事態にも対応できるように自力で超死ぬ気モードに
なれるようになる事が今回の修業の目的だった」
と静かに口を開いた。

確かに、次期ボンゴレ継承者である沢田綱吉の名はイタリアのみならず
世界中のマフィアに知れ渡ってきているのだ。
いちいちオレが援護するのは面倒だ、というリボーンの意見で今回の
修業が始まったというわけである。

崖を登り、滝にうたれ、熊と戦い、食事は自給自足、バジルやディーノとの
スパーリング…この2週間の出来事を髑髏に話す。ひとしきり話し終えるころには
髑髏の髪はすっかり乾いていた。

「大変だったんだ」
「そうだな、携帯は圏外で使えず2週間のあいだに電池が切れてしまって
今日戻るとも連絡ができなかったんだ、すまない」
ううん、と頭を振る髑髏。
「淋しくなかったか?」
ううん、とは言えず言葉に詰まる。
「オレは淋しかった」
胸が震える。
「会いたかった」
泣きそうになる。
「真っ先にお前に会いに来た」
ああ神様、私を生かせてくれてありがとうございます。



つづく
24名無しさん@ピンキー:2006/10/10(火) 22:23:39 ID:5hM4wKpI
つづきはやく〜
25名無しさん@ピンキー:2006/10/10(火) 22:35:44 ID:2cKXJEs2
ボスかっけー!
26ツナ髑髏6:2006/10/10(火) 23:50:45 ID:QxR/6mCW
あの時、死んでもいいと思ってた。私なんて死んでも誰も悲しまない、と。
あの時、骸様に会えてよかった。こんな私でも役に立てる、と思った。
あの時、ボスに仕えると決めてよかった。


ぎゅっとツナに抱きつく。ほのかに土と汗の匂いがした。
夢中でツナにキスをする。頬に、唇に繰り返す。
ふと、ツナが立ち上がり、ドアに向かって歩き始めようとした。必死で呼び止める。
「ボス、どこ行くの!?」
「シャワー…オレほこりまみれだから」
「いい!」
体を包んでいた毛布を捨て、ツナに走り寄りしがみつく。
「我慢できないから…!」
少し迷ったツナだったが、
「わかった」
とベッドに戻る。


ぎし、とベッドが軋む。全裸の2人がお互いの体をいとおしむ。
髑髏がツナの股間に顔をよせ、
「下手かもしれないけど…」
と四つんばいになり、そろそろと舌をツナ自身に這わせる。
「…っ、」
フェラチオは初めてでどうしたらいいかよくわからなかったが、ツナに気持ちよくなってほしい
一心で懸命に舌を動かせる。茎を伝ってカリを舐め、先端をつつく。
髑髏は思い切って口に含んでみた。
「んむ…ぅ」
ドクンとツナ自身がまた大きくなる。髑髏の小さい口いっぱいに包まれ、快感に
先走り液が湧き出てくる。
「気持ちいいよ」
頭上からツナの声がする。ちらりとくわえたままツナを見上げると、その超死ぬ気モード時
特有の透き通った瞳と目があい、恥ずかしくなって視線をはずす。
「クローム、自分の手で自分のアソコ触って…」
ためらう髑髏にツナは言葉で責める。
「さっき風呂でしてたことだよ、できるでしょ?」
カァァと髑髏の頬が染まる。震える右手で己の恥部に触れてみると、すでにうるおっていた。
「あれ、何もしてないのに濡れてるの?」
「ん…ぅ」
ちゅくちゅく…
髑髏の脚が震えてきたので、ツナは自分の体を反転させ、69の体制になる。
目の前の愛液に光る髑髏のソコにちゅっとキスをすると、そのままクリトリスを
吸い上げる。
「んあ!」
27ツナ髑髏6:2006/10/11(水) 00:42:03 ID:sSVpJqfQ
ぴちゃ… ブプ、チュプ…
「んぐ、ん…!」
そろそろか、と口を離し、髑髏の上半身を持ち上げ自分のあぐらの上に
座らせる。
「そのまま腰うかせて、自分で入れて…」
「は、はい… くぅ…!」
ズププ…
「はぁ…はぁ…」
快感からか、髑髏は挿入した状態から動けなくなっているのでツナは
下から腰を突き動かす。
「あっ!あぁ ん!」
パンパンとお互いの性器がこすれあう音がいやらしく響き、髑髏のソコからはぬるぬると
愛液があふれ出てツナの太ももに垂れ落ちる。
何度か体を重ねてわかったことだが、髑髏は相当濡れやすい体質のようだ。

「ぐちゅぐちゅだ、やらしいね…」
「やぁっ、やだぁ…!」
「嫌なの?じゃあやめてもいいの?」
「…ッ、 …いじわるぅ…」

ツナはくすりと笑うと髑髏の腰を掴み引き寄せ、乳首を口に含む。
「っひ…んあぁ」
乳首を舐め、ころがし、吸い上げる。ツナの右手は休むことなく髑髏の背中や
お尻を這い、敏感な部分を的確に刺激してゆく。
超死ぬ気モード時の超直感のおかげで髑髏の感じるポイントが手にとるように
わかるのだ。

乳首から口を離し、ツナはベッドに仰向けに寝て髑髏を騎乗位にさせると、
より激しく腰を動かし始めた。
「ひィあ、あアあぁ!」
ぷるんぷるんと髑髏の胸が揺れ、お互いの限界が近づく。
「も…イく…  ァアあ!」
「オレも…っ!!」



達したあと、髑髏はそのまま気を失うかのように眠りについた。この2週間あまり
寝ていなかったようで、今は安心感からかぐっすりと眠っている。
髑髏を起こさないようにベッドから降り、バスルームにむかうツナ。
汚れを落とし、再びベッドに戻ると髑髏の髪をさらりとかきあげ、その額に口付ける。

「buona notte(おやすみ)」

すっと超死ぬ気モードを解除し、素に戻り、自分も眠りについた。
明日の朝、彼女の目覚めを笑顔でむかえてあげよう…






                                     END
28名無しさん@ピンキー:2006/10/11(水) 00:49:21 ID:8i2FYnC3
GJ!!!!
自分好みのシチュエーションで、めちゃくちゃ良かったです!
神様ありがとう!
29名無しさん@ピンキー:2006/10/11(水) 02:15:37 ID:M8G1KbHs
ツナ髑髏乙です。
髑髏可愛い。

自分も途中までですか投下させていただきます。
柿ピーとMMです。
30柿M:2006/10/11(水) 02:20:46 ID:M8G1KbHs
その日の午後MMは新しい服とバッグを買うため仕事をもらうため骸を訪ねることにした。
骸は柿本・犬と共に閉鎖された黒曜センターという施設に住み着いていた。
しかし彼らがいつもいる映画館には無表情の柿本だけしかいなかった。
ソファーに座ってヨーヨーの手入れをしていた彼は無言でじろりとMMを見やった。
「柿ピー、骸ちゃん達は?」
「…骸様は朝から大切な用事で出掛けている。犬も退屈だってさっき出て行った。2人とも夕飯の時間になるまでは帰らないって言ってた」
「ふーん」
柿本しかいないなら仕事はもらえないし犬で遊ぶこともできない。
帰ろうかと思った時、柿本の方から
「帰るまで待つの?」
とため息混じりに聞かれた。
そのさっさと帰れと言わんばかりの態度にMMはカチンと来た。
柿本はいつもそうだ。
物腰が柔らかい骸はいつも丁寧にMMを出迎えてくれ、
犬も同年代の女子がいると楽しいのかMMがいる間はずっと彼女にまとわりつくのに、
柿本だけはいつも無表情で必要最低限のことしか話してこない。
帰る時だって骸は「おや残念です」と言ってくれるし
(たとえそれが社交辞令に過ぎなくても)犬は「まだいーじゃん」と引き止めたがる。
だが柿本は名残惜しむ様子は全く見せず、むしろやっと帰ってくれると喜んでいるようにすら思える。
そんな彼の態度がMMは以前から気に食わなかった。
「そうね。せっかく来たんだから待つわ」
MMはそう言うと向かい側に置かれたソファーに足を組んで腰掛けた。
柿本はわずかに顔をしかめたが、また目元をヨーヨーに戻した。
31柿M:2006/10/11(水) 02:27:43 ID:M8G1KbHs
MMは腕時計に目をやった。
(まだ3時か。骸ちゃんも犬も当分帰ってこないわね…。
 待つ間どうしようかしら)
柿本の態度が気に入らず意地になって待つと言ったことを今更悔やむ。
柿本が話し相手にならないのは分かりきっているし、
かといって荒れ果てた施設内を歩き回る気にもなれない。
何か時間をつぶせるような物はないかとバッグをあさると、
午前中に買ったマニキュアが出てきた。
(そうだ、これがあったのよね)
マニキュアなんてすぐ塗り終わってしまうが何もしないで待つよりは遥かにましだ。
MMはキャップを開けると小さな爪を丁寧に塗り始めた。
爪が少しずつローズブラウンに染まっていく。
(2度塗りすると色がはっきり出て綺麗だわ)
塗り終わった両手を目の前で広げてMMは満足そうに微笑んだ。
と、柿本と目が合った。
MMの視線に気がつくとすっと目を逸らす。
マニキュアを塗っている間ずっと見ていたのだろうか。
彼にとってこういった化粧品は珍しいのかもしれない。
(柿ピーも何にも興味がないわけじゃないのね)
MMは柿本に向かって爪を見せた。
「どう?綺麗でしょ」
「…そんな物に金を使う気持ちが分からない」
予想に反した言葉を言われて(柿本が綺麗と素直に言うとは思ってなかったが)MMはむっと唇をゆがめた。
「何それ!あんたってホントつまんない男ねー。
 今まで何かに夢中になったことないの?」

「何かに夢中になる余裕なんて今までずっとなかった」

柿本は表情を変えずに呟いた。
「……」
MMは柿本や骸達の過去は知らない。
ただ幸せだったと言えないものであることは大体想像がつく。
彼女もそれなりに悲惨な子ども時代を経験した身だ。
32柿M:2006/10/11(水) 02:30:17 ID:M8G1KbHs
「あー、もう。あんたのそういう暗い顔見てるとイライラする。
 あんたの過去がどんな不幸なものだろうと、
 いつまでも引きずってるなんて馬鹿みたい。
 どうせなら不幸だった分これからを楽しんだ方がいいじゃない」
MMはそう言うとマニキュアを柿本の前に突き出した。
「私の場合はこんなふうに好きな物を買いあさることが楽しい。
 あんただって何か楽しいことを見つければいいのよ」

柿本は眼鏡の奥でわずかに目を見開いたが、すぐに視線を俯かせた。
「…そう簡単にはいかない。それに何かに夢中になるとかめんどい…」
MMは柿本を睨んだ。
目の前の彼が腹立たしくて仕方なかった。
彼女が何を言っても彼は冷めた瞳のまま、彼女の言葉に耳を貸そうとしない。

「あんたってホントーにつまんない男だわ」
吐き捨てるようにそう言うと、MMは身を乗り出し柿本の唇を自らの唇で塞いだ。
「!?何を…」
慌てたように柿本が離れる。
MMはにっと笑った。
(さすがにこういうことされれば驚くのね)
もっと彼の人間的な表情を引き出したい。
今まで彼が経験したことのないようなことを味合わせてみたい。
MMは柿本の耳元で囁いた。

「つまんない柿ピーに私が教えてあげる。楽しいこと」
33名無しさん@ピンキー:2006/10/11(水) 02:32:11 ID:M8G1KbHs
とりあえずここまでです。
すいません改行見づらいですね。
次投下する時は気をつけます。
34名無しさん@ピンキー:2006/10/11(水) 06:42:00 ID:tORGh1Ad
ツナドク超乙!超直感便利だなw

柿の筆おろしキター(゚∀゚)
35名無しさん@ピンキー:2006/10/11(水) 09:53:13 ID:oRNe1y+H
初めまして、ツナドクシリーズ(前スレ)のコピペを友達から見せてもらい、実際にここに来て、読ませていただきました。
やっぱり、読めば読むほどツナドクはGJです。
でも、こんなことを聞いて失礼とは思いますが、第一話のラスト『io giurare fedelta…』の意味を、教えてもらえないでしょうか?(友達も意味までコピペしてなかったので)
本当に申し訳ありませんが、どうか、お願いします。
少し忙しいので勝手ですが、今日は失礼します。
36名無しさん@ピンキー:2006/10/11(水) 10:39:46 ID:lDAYilb7



>>35
とりあえず書き込む前に半年ROMれ

37名無しさん@ピンキー:2006/10/11(水) 15:13:00 ID:xOyQhfei
ツナ髑&柿Mキター!!www

ツナ髑神様相変わらずGJすww
柿Mもwktkして待つぜコラ!(*´д`)ハァハァ
38名無しさん@ピンキー:2006/10/11(水) 21:03:21 ID:18bi98AN
柿ピーとMMなんてすげえカップル
本番wktk
39柿M:2006/10/12(木) 00:48:52 ID:XDHLZkl2
「何言ってるの、馬鹿みたい」
柿本は動揺を悟られまいとわざと仏頂面で言い放つ。
MMはそんな彼に余裕たっぷりの笑みを返した。
「いつまでそんな顔でいられるか楽しみね」
MMはソファーから立ち上がると柿本の前の床にぺたりと座った。
「?」
困惑している柿本の前でスカートの端をつまみ、白く柔らかそうな太股を少しずつ露出しながら
下着が見えるぎりぎりの所までめくる。

「あら?柿ピーなんで目を逸らしてるの?」
「…」
「私の足見て恥ずかしくなっちゃった?」
「そんなわけないだろ」
MMに視線を戻すと
「ならいいけど。ちゃんと私のこと見てなさいよね」
「…」
柿本は自分がMMに上手く乗せられていることに気付き眉間にしわを寄せた。
しかしまた目を逸らせばからかわれるだけなので、平静を装う以外に方法はなかった。

MMはゆっくりと柿本に見せ付けるように服を脱いでいく。
引き締まった腹部と腰のラインに柿本は小さく息を漏らした。
(…細いな。簡単に壊れそう)
自分も男では細い方だがMMはまさに華奢という表現が合う。
そんなことを考えているとMMが服を完全に脱ぎ終わった。
淡いピンクのブラジャーに包まれた胸が柿本の眼前に出される。
(う…)
これには流石の柿本も顔が赤くなるのを感じた。
それを見てMMはふふっと笑う。
40柿M:2006/10/12(木) 00:50:14 ID:XDHLZkl2
「柿ピーったら真っ赤よ?」
「う、うるさいな…」
「いい加減素直になったら?私を見て興奮してるって」
MMは柿本の膝に頭を乗せ、誘うような上目遣いで彼を見やった。
「別に恥ずかしいことじゃないわ。男なんだから当然のことよ」
「…」

柿本はごくりと唾を飲み込むと、改めてMMを見つめた。
剥き出しになった太股とブラジャーから覗く膨らみが眩しい。
普段はさばさばとした性格の彼女の全身から色気が匂い立っているようだった。
今まで色事とは無縁だった彼にこの刺激は強すぎた。
「私がリードしてあげるから。一緒に楽しめばいいじゃない。ね?」
「…」
柿本は答えなかった。
だが彼の目がすでに情欲を帯びていることを見てとった
MMは満足そうに微笑むと顔を上げて彼にキスした。
啄ばむ程度のキスを繰り返した後、舌を絡ませる。
ちゅ、くちゅっと濡れた音が2人だけのガランとした映画館に響いた。

そのキスで徐々に柿本にスイッチが入ったらしい。
柿本は荒々しくMMを抱きしめると、性急に胸に手を伸ばした。
「ちょ、ちょっと」
今度はMMが慌てる番だった。
主導権はあくまで自分が握っていなければいけない。
しかしようやく柿本が乗り気になって嬉しい気持ちもある。
(私が初めてよね。柿ピーをこんなふうに乱したのは)
制止され不満そうな柿本に悪戯っぽく笑いかける。
「慌てなくたってちゃんとさせてあげるわよ。
でもその前に、私が柿ピーのこと気持ちよくしてあげる」
MMは再び床に座り込むと柿本の股間に手を伸ばした。
41名無しさん@ピンキー:2006/10/12(木) 00:51:21 ID:XDHLZkl2
まだ続きます。
もう少しお待ちください。
42名無しさん@ピンキー:2006/10/12(木) 06:30:29 ID:uFLiYmg6
初めての性欲に乱れていく柿ピーたまりません!
43名無しさん@ピンキー:2006/10/12(木) 09:36:10 ID:mBZJAShm
>>35です。
>>36
昨日、初めて書き込んだもので、ルールをしっかり読まず書き込んでしまい、すいませんでした。
ルールを完全に理解できるようになるまでしばらく、書き込みません。
本当に前回は、申し訳ありませんでした。
こんな時にですが、職人の皆さん、頑張ってください。
では、失礼します。(またもルールを守れてなかったら、申し訳ありません。)
44名無しさん@ピンキー:2006/10/12(木) 17:07:00 ID:FbIsIQMt
ツナ髑髏を書いた者です。この二人を取り巻くサイドストーリー的なものが
できたのですが、需要はありますでしょうか?
第一弾は山本×京子です
45名無しさん@ピンキー:2006/10/12(木) 17:18:38 ID:4KqbadX+
>>44
ぜひ!
46名無しさん@ピンキー:2006/10/12(木) 17:24:43 ID:jUtSIX6F
読みたい!
47名無しさん@ピンキー:2006/10/12(木) 18:57:27 ID:5vqBUVSO
おお、読みたいです。
他の女の子キャラ二人の反応が気になってましたので。

私見ですが京子ちゃんだと古い歌だけど『まちぶせ』みたいな感じな気がする。
ハルだとストレートにぶつかってく感じだけど。
48名無しさん@ピンキー:2006/10/12(木) 19:08:29 ID:5vqBUVSO
しまった途中だった。二番の歌詞はなしで。
ツナはちゃんと一生そばにいてくれそうだ。
49山京1:2006/10/12(木) 19:23:48 ID:FbIsIQMt
「今日もよく頑張ったなっと♪」
部活が終わった山本武は大きなスポーツバッグを抱え校門をくぐる。
今日のメシは何かな、と歩いていると、
「山本くん」
と背後から呼び止められた。振り返るとそこには同じクラスの笹川京子がいた。
「お〜笹川、お前も今帰り?」
にこやかに話し掛ける。山本は彼女の兄・了平と例の指輪の件で面識があり、
京子とも以前よりは話す機会が増えていた。だが、京子から話し掛けられたのは
今回が初めてだったので、「どした?」
と頭をかしげる。
「あの、山本くんに聞きたいことがあるんだけど時間いい?ごはんおごるから」
と京子は遠慮がちに問う。

部活帰りで腹ペコの山本はおごりと聞いて即OKしたのだった。


近くのファーストフード店に入る。店内はさほど混雑しておらず、
二人は奥の席についた。
「んで、聞きたい事って何?」
ビッグサイズのバーガーを頬張りながら(このサイズでも山本にとっては夕食前の前菜程度だ)
と話をうながす。
「あのね、ツナ君の事なんだけど…」
「ツナ?」



つづく
前スレをご覧になっていない方はすみません
エロなしになる可能性があります、ご了承ください。

ちなみに、第一話の io giurare fedelta…  の意味を質問された方、意味は「忠誠を誓います」です
50名無しさん@ピンキー:2006/10/12(木) 19:28:43 ID:46g2xSJu
エロなしでも全然構いません!
がんばってー!
51名無しさん@ピンキー:2006/10/12(木) 20:13:27 ID:q8nHyqwr
>>49
エロ無しでも全然おk!
ツナ髑凄い良かったので楽しみです
52名無しさん@ピンキー:2006/10/12(木) 21:33:02 ID:nQTBibOs
できれば1レスずつじゃなくて数レスずつ投下してもらいたい。
じらしの意味もあるんだろうけどその間、
他の作品が投下しにくくなってることにも気付いてください。

柿M・山京GJ
53山京2:2006/10/12(木) 21:33:11 ID:FbIsIQMt
「最近、登下校の時間にいつも来てる女の子、いるでしょ?黒曜中の…」
「ああ、クロー…凪な」
クローム、という二つ名を言いかけて訂正する山本。
「凪さん、っていうんだ…」
ぽそっと京子はつぶやく。
「いつもツナ君と一緒に登下校してるでしょ?けっこう仲良さげだし、
や、ほら、他校の子なのになんでウチの中学まで来てるのかなぁって、それで
気になっただけなんだ!」
焦ったように話す京子。
「ツナ君の友達の山本くんなら知ってるかなって思って聞いてみたの」

そう言われてちょっと悩む山本。了平からは今回の指輪の件に関する出来事は
京子には内緒にしてほしいと強く言われていたからだ。
クローム髑髏が何者なのかを明かしてしまえば自然とばれてしまう。
(うーーん…)

「…山本くん?」
「あのさ、笹川はツナのことどう思ってんの?」
「え!?」
唐突に聞かれ、カアァァと赤くなる京子。

山本はツナが以前京子に惚れていたことを知っている。そして今現在、
ツナが髑髏と恋人同士になっていることも知っている。京子がツナを
どう思っているのかが重要になってくる、結果次第で話す内容が
変わってくるのだ。

「前までは少し頼りない感じもあったけど、最近のツナ君ちょっと雰囲気が
変わった気がするんだよね、なんか大変なことがあって、それをちゃんと
乗り越えられたっていうか…それで少し気になってきた存在っていうか…
うまく言えないんだけど」

(へー鋭いじゃん)
妙に感心する山本。
(まー、ツナに惚れてるってわけじゃねーみてーだな)
少しほっとする。頬杖をつきながら、うまく真実を回避し尚且つ彼女を納得させる事ができる言葉を捜す。
「ハイブリッド相撲大会、あっただろ?お前の兄貴も参加したヤツ」
「え、うん」
「その大会に凪も参加しててツナと試合したんだ、んでツナが圧勝したんだけど
凪がツナのその男気に惚れちゃったみたいで弟子にしてくれって言ってきてるみたいなんだと」

ちょっと苦しい内容だが、京子はそれを信じたようで
「そーなんだ…弟子に…」
と納得している。
くしゃっとバーガーの包み紙を丸めトレーを持ち上げ、山本は
「相撲の世界って、上下関係が絶対だろ?だから凪も付き従ってるらしいぜ」
と言いながら席を立ち、外に出て行こうとする。
京子も席を立ちながら、山本の後を追った。



つづく
54山京3:2006/10/12(木) 21:49:47 ID:FbIsIQMt
薄暗くなった帰り道をいきながら、山本は真実を隠しながら今までの経緯を
京子にうまく伝えていた。
京子はすっかり信じたようだ。
「あ、ウチこっちだから」
「おう、じゃあな」
と交差点で2人は別れることとなった。
歩き出す京子の後姿を見つめながら、山本はそれでも一言伝えてやりたかった。
「ささがわー!」
くるりと京子が振り返る。
「がんばれよー!」
「?」
ぶんぶんと京子にむかって手を振り、駆け足で家に向かう山本。


(がんばれとはいったけど、笹川の逆転サヨナラ勝ちは難しいだろうなー、
ツナとクローム、どう考えてもヤっちゃってんだろうし)

ツナからは直接聞いてはいないが、山本は2人の関係を見抜いている。
そして、京子のこれからの心の揺れ動きも…
(ツナもてもてなのなー)

天然の直感、あなどりがたし。





END
色々すみません。
55名無しさん@ピンキー:2006/10/12(木) 22:19:52 ID:qrfg0mBh
GJ!!
個人的にほのぼのしててすごく好きです!
これも別の話に繋がっていくんですかね?
56うふ〜ん:うふ〜ん ID:DELETED
うふ〜ん
57名無しさん@ピンキー:2006/10/12(木) 23:26:15 ID:uFLiYmg6
山京氏GJ
放課後のマックの喧騒と二人が別れる夕暮れに包まれた閑静な住宅街を勝手に想像して甘酸っぱくなったよ勝手に
58骸凪:2006/10/13(金) 00:03:33 ID:FfrMH6NF
人に触れられた経験はほとんどない。
両親にとって、私は要らない子で、クラスの人たちは私を居ない子として扱った。
だから、これは凄く不思議だと、そして、幸せだと凪は思った。

夢を見ているという自覚はある。だって、自分の体は、まだ下の方で医療器具に囲まれて、か細い呼吸をしているのだから。これは、俗にいう幽体離脱なんだろうか?
そんな細かいことを凪は、気にしていなかった。
とにかく、そうこの天井を抜けて、空に近い不思議な空間に急がないといけない。
だって、私には約束があるのだ。
はやく、あの人のところに行かないといけない。

そこは不思議なところで、空にあるはずなのに、どういうわけか水のほとりで鬱蒼と茂った木々の間から漏れる光がキラキラと水面に反射していた。
「よく来ましたね。凪」
そういって、出迎えてくれるのは自分の人生で出会った中で一番綺麗な男の人だ。
「む、骸様・・・」
走りよりたい衝動を抑えて、いや、幽体離脱をしているのに、走るというのだろうか?とか、いらないことを考えながら、凪はその男の下に近づく。
そうすると、男はにっこりと笑って、凪を抱きとめてくれた。
「本当に、君はいい子ですね・・・」
そういって、少し伸びた髪を梳いてくれる。ゆっくりと、後頭部から首の辺りを行き来していた手が、顎のラインを辿り、そっと顎を持ち上げる。
しっとりとした唇が凪の唇に振ってきて、すぐに強く押し付けられた。
「ん・・・う」
唇はむしろ冷たいほうなのに、後から浸入してきた舌はひどく熱くて、凪の口腔を良いように犯していく。何度も何度も舌に誘われて、息が苦しくなってくる。
「ぁ・・・」
一度、開放され、凪は足りない酸素を取り込もうと口を大きく開けたところで、凪の舌を食むようにされて、そして、もう一度深く口付けられた。
ぐちゅぐちゅと生々しい水音が、耳からも犯していく。
「ハァ・・・あ、骸・・・さ・・・」
体に力が入らなくて、少し高い男の肩に手を回すと、男も凪の腰に手を回し、しっかりと抱きしめてくれた。

これは、夢だ。凪は、うっとりとしながらそう思った。
自分は、少しだけ欲求不満だったんだろうか・・・、こんな夢を毎日毎日みるなんて。
ああ、だって、自分は手術服のままではないか。

※※※※
凪の着ている服は、少しだけ不思議な服だった。
骸は、その服が一瞬自分を誘う為のものかと驚いたが、よくよく考えれば昔自分も着せられていたことがあったと思い当たり、少し不機嫌になる。
「骸・・・さま・・・」
おずおずと、触ってよいのか?どうしようかと悩んでいる手を、自分の肩に導いてやり、そうして凪の小さな体を支えてやる。
凪は、目に見えて安心したようだった。
「本当に、甘えん坊ですね、凪・・・」
ちゅっと、音を立てて口を吸ってやると今度は、凪の方から、舌を伸ばしてきた。
好きにさせている間に、背中の紐解いた。もともとすぐに他人に脱がせられるようにと作られた服だ。
ゆっくりと、体を離して、そして、肩の辺りの布ずらしてやる。ばさりと足元に落ちる。そして、ひどく白くて細い肢体が現れた。
「綺麗ですよ」
そういうってやると、凪は真っ赤になって下を向いて、首を横に振る。毎日のようにしている行為になにをそんなに恥ずかしがることがあるのか、骸は、心底疑問だった。

続く。
いきなり投下してごめんなさい。
59骸凪:2006/10/13(金) 00:04:20 ID:W4CV7va3
ごめんなさい、改行が上手くいってませんでした。
吊ってきます・・・orz
60名無しさん@ピンキー:2006/10/13(金) 00:15:15 ID:xJ4yXPp/
吊らんでいいから続きガンガレ!
最近いっぱい投下があってうれしいなー。
61名無しさん@ピンキー:2006/10/13(金) 01:23:22 ID:CHPVbmTs
神々GJ!!
最近ここ潤ってんなー
良いことだ

山京甘酸っぱくてすげーいい!!
たしかにツナは京子ハル髑髏と選び放題で羨まシス
62名無しさん@ピンキー:2006/10/13(金) 06:30:17 ID:CIn0Hyjq
骸凪!(・∀・)
本命カプだから嬉しい
頑張って下さい!
63名無しさん@ピンキー:2006/10/13(金) 06:41:49 ID:2mw60JfM
骸凪キタ(゚∀゚)━!
64名無しさん@ピンキー:2006/10/13(金) 08:34:33 ID:N9QwjDos
神々超GJ!!!
ツナドクサイドストーリーも柿Mも骸凪も続きを
全裸で靴下だけ履いてwktkして待ってます!
65ツナ髑髏サイドストーリー:2006/10/13(金) 10:38:24 ID:EmroRxyp
ここは前日の夜、山本と京子が別れた交差点。ここが本日の騒動の
発端となる地である。


一つの道の向こうから、なにやら子供の声と爆発音が聞こえてくる。
「イーピンのばかあぁぁ!!」
「○※△■;◎!」
ドーン!ドカーン!
どうやら、イーピンが朝飲むのを楽しみにしていた牛乳をランボが勝手に
飲んでしまい、ケンカしているようである。


もう一つの道からは、ジャージを着てフードを頭からかぶり、拳をシッシッと振りながら
走ってくる男が一人。
朝のロードワーク中の笹川了平だ。
「やはりロードワークは朝に限る!!」


そしてもう一つの道からは、これまたジャージでウォーキングしている女の子。
「食欲の秋とはいえ太りすぎました〜!」
と汗をかきかき歩く三浦ハル。


三者三様、偶然にも同じタイミングで交差点にむかって来ている。
ばきっ!
「▲∵※◎□!」
「うわあぁぁぁあ!!」
イーピンにケリをくらい、大泣きするランボ。泣きながら取り出したのはそう、おなじみ10年バズーカ。
うわあぁあと泣く自分にむけてバズーカを構えるランボだが、足元の石にけつまづき
よろよろと前にふらついている。
撃つと同時に、電柱にバズーカの端が当たりぴしっと音をたてたその瞬間…


「ん?」
「はひ?」
「△※◆?」


ドガアァァン!!!!
66サイドストーリーランハル編1:2006/10/13(金) 10:40:13 ID:EmroRxyp
「はひー!何なんですかこの煙!!」
もうもうと目の前に立ち上る煙で視界がさえぎられ、全く前が見えない。
「視界ゼロです〜!!」
目をつぶったまま手で煙をはらうように振るハル。どん、と何かにぶつかった。
「ぶっ!」
鼻をもろに強打し、思わず変な声が出てしまう。
自分がぶつかったであろう物体に手をかけ、形を確かめようとぺたぺたと触っていると、

何やらあったかい感触が…
「…あの、あまり触らないでください…」
と男の声がした。
「へ?」

ようやく煙がひき、徐々に周りが見えてくる。
ハルの目の前には牛柄のシャツを着た黒髪の男が立っていた。
「お久しぶりです、若きハルさん」
「ああああなたはハルの苦手なエロい人!!」
そこには、10年バズーカで召喚された10年後のランボ。もっとも、10年後のランボだとは
知らないハルにとってはただのなんかエロい人なのだが…

「やれやれ、朝のラジオ体操の途中だったのに…」
周りを見渡し、10年前に呼び出されたことを悟ったランボは一人ごちた。
ハルに視線を戻すと、顔を真っ赤にしてぷるぷる震えている。
「あの…」
「ぎゃー!近寄らないでくださいヘンタイ!」
「え、ちょ…」
顔を手で覆い、ランボを見もせずに声を張り上げるハル。
「早くどっか行かないとワイセツ罪で通報しますよ!!」

あまりの言われように、さすがにムッとしたランボはハルの体を持ち上げ、
右肩にかつぐとすたすたと歩き出した。
「失礼します、ここでは人目につきますので」
一方担がれたハルは
「ぎゃー!人さらいーー!!助けてーーー!!!」
となお騒いで暴れていた…
67サイドストーリーランハル編2:2006/10/13(金) 10:41:49 ID:EmroRxyp
近くの公園までハルを運び、ベンチにすとんと下ろす。
ふぅ、と息をつきハルを見ると、彼女は失神寸前のような状態になっている。
「大丈夫ですかハルさん」
声をかけるとハッとしたように我に返り、真っ赤な顔でランボにかみついていく。
「なんなんですかあなた、ハルをこんなところにまで連れてきて…!
は!まさかイタズラ目的で!?」

(相変わらずだな…)
ぎゃんぎゃん怒鳴るハルを見つめながら、この10年間を思い出しふっと笑みがもれる。

そんなランボの笑みにどきっとするハル。
それまでは無駄に開いたシャツから見える胸元ばかり気にしてまともに顔を見て
いなかったのだが、よく見てみると相手はかなりの美形。
(はっ!ハルとしたことがつい…!)
ぺちぺちと自分の頬を叩き、きっとランボをにらみつけ、
「そんな顔したって騙されませんよ!ハルにはツナさんというれっきとした未来の
だんな様がいるんですから!」
とまくしたてる。

「ツナさん…?」
「そうです!あなたなんかよりずーーっといい男なんです!」
「…ああ、そうか まだ…」
憂いを帯びた表情で思考を巡らせると、ランボはすべてを把握した。

「ハルさん、彼の事はあきらめたほうがいい」
「は?何言ってるんですか!?そんなこと言われる筋合いはありません!」
ランボはちらりと公園に設置されている時計を見る。
召喚されてからとうに5分間は経っているのに、自分はまだ10年前にいる。
バズーカに不具合でも生じたのだろうか、そう悟るとハルにこう伝える。
「未来を変えてしまうことになるので詳しくは言えません、が、彼にはすでに
心に決めている女性がいるのです」


 
ショックで目の前が暗くなる。脚が震えてきた。動悸がする。
涙で視界がぼやけてきた。そんな姿を見られたくなくてランボに背をむけるハル。
「…そんなこと言われなくたって知ってます」
「ハルさん?」
68サイドストーリーランハル編3:2006/10/13(金) 10:44:01 ID:EmroRxyp
「ツナさんに好きな人がいるってことくらい、ツナさん見てればわかります…
それでも振り向いて欲しくてがんばってるんです!いけませんか!!」
細い肩を震わせ、涙声の彼女が無性にいとおしくなった。
後ろからそっとハルを抱きしめるてみると、ランボの腕の中にすっぽりと収まってしまう。

「すみません、泣かないでください」
「泣いてないです!」
「泣かないで…」
ハルの耳にちゅ、とキスを落とす。
「ひゃ!?」
びくんと彼女の体がはねた。どうやら耳は弱いらしい。
右耳にもう一度キスをし、舌を耳の中にさし入れてみる。
「んっ…やぁ」
眉根をよせ、ぞくぞくと背筋をはう感覚に耐えている表情が色っぽい。
する、と手を胸のふくらみに這わせてみる。まだ発育途上の小さな胸。
円を描くように揉みしだいていくと、ハルの吐息が聞こえてきた。
「ハルさん…直に触っていいですか?」
耳元で囁いてみると、ハルは
「は、はひ…」
とイエスともノーともいえない返事をかえす。
イエスととることにしたランボはジャージの中に左手をいれ、ブラの上から
胸を包むように掴む。

ゆっくりと形をなぞるように胸を触ると、ブラの隙間から指を入れ
中心の突起をくりっと刺激する。
「ん!」
ダイレクトに触れられた感触に、思わず声が出てしまう。そのいい反応を
確かめ、ランボは右手をハルの下半身に持っていく。
「や、そこは…!」
「ダメ、ですか」
悲しそうな声で言われると、自分がいじわるを言っているように錯覚してしまう。
「ダメじゃない、です」

左手は胸を刺激しながらジャージの中に右手をさしいれ、下着の上から割れ目をなぞる。

「ひゃ、あぁ!」
布の上からでもその充血してとがったクリトリスが確認できた。その中心を攻めるように
中指で執拗に愛撫していくと、ハルの口からは絶え間なくあえぎ声がもれる。
「あっ、あ、なんか変です…ぅ!」
下着の中に手を入れ、直接ソコを触ると指先にねっとりと愛液がからんでくる。
(クリュ、ちゅぷ…クチュクチュ‥)
自身の股間から聞いたことのないような卑猥な音が聞こえさらに羞恥心があおられる。

「ああ ぁ、や、ひっ… アァぁ!!」
びくんと体をそらし、ハルは達した。
69サイドストーリーランハル編4:2006/10/13(金) 10:45:28 ID:EmroRxyp
「はぁ…ふ、ぁ…」
腰の抜けてしまったハルをベンチに座らせ、その前にしゃがんでハルの顔を覗き込むランボ。
「ハルさんとても綺麗でしたよ」
「っ…あなたはやっぱりエロい人でしたーー!!」
ぺちん!とハルのビンタがランボの頬をとらえる。
たたかれた頬を押さえながら、はは、と笑うランボ。
「うん、ハルさんはそうでなくちゃ」
「なに笑ってんですか!」
顔を真っ赤にして怒鳴るハル。その表情にはランボに対する警戒心はなくなっている。



ふ、と笑うランボ、その体にはしゅーしゅーと煙が漂ってきていた。
「時間ですか…若きハルさん、お別れの時間のようです」
「へ!?」
すっとハルの愛液に濡れた自身の右手を口元に持っていき、
「あなたの魅力はそのまっすぐで一途なところです、忘れないでくださいね」
その右手をぺろりと舐め片目をつぶってウインクする。

ボフン!!!



もうもうと煙がたち、ハルの目の前にはうわぁぁぁんと号泣する5歳児ランボが現れた。

「ランボちゃん!」
ランボを抱き上げ、よしよしと頭をなでてやる。
「いったいあの人は何者だったんでしょう…でも、どこかで…」
腕の中の子供の成長した姿だとは想像すらできないであろう、ハルは朝日の
上り始めた空をただ見上げるばかりであった。






ランハル編END
70名無しさん@ピンキー:2006/10/13(金) 11:44:45 ID:CIn0Hyjq
ランハルGJ!
ハルかわいいよハル
次のCPもwktkしながら待ってます
71名無しさん@ピンキー:2006/10/13(金) 12:11:05 ID:2oSpGg4Q
GJ!!
本当にいつも楽しみにしてます!
ランボえろいなー
72名無しさん@ピンキー:2006/10/13(金) 14:05:00 ID:audyFbo5
>>43です。
>>49
ツナドクの職人さんが直々に答えてくれるなんて、本当にありがとうございます。
一回目の書き込みの際の無礼な質問は、本当に申し訳ありませんでした。
その上、一日で約束を破ってしまい、重ね重ね申し訳ありません。
取って付けたようですが、山京やサイドストーリー、それに違う職人さんですけど柿M、GJです。
職人の皆さん、頑張ってください。
それでは、今度こそ、しばらくの間失礼します。
73名無しさん@ピンキー:2006/10/13(金) 17:33:47 ID:kvJz/a82
ランハルGJ!
切ないねぇ…。ちょっと泣きそうになっちゃったよ。
74名無しさん@ピンキー:2006/10/13(金) 18:17:29 ID:VU5ny6K0
>>72
お前本気で、半年ROMッとけ。
つか、21禁板にはまだ早い。
75名無しさん@ピンキー:2006/10/13(金) 18:34:31 ID:aNgCnvnZ
>>72
VIPに逝けばいいと思うよ
76名無しさん@ピンキー:2006/10/13(金) 19:42:00 ID:hlBktK7n
そういやこのスレって、保管庫無かったっけ?
77名無しさん@ピンキー:2006/10/13(金) 22:42:12 ID:vZ/oxzwj
>>76
ttp://red.ribbon.to/~eroparo/boycomic-jump6.html
ここじゃ?

>>72
真面目に話そう。
まず、前スレの事とか>>43の話は何日も引きずる話じゃないから
いちいち名乗る必要はないと思う。自分でも言ってるけど次から気をつければいいのだから。
次に、2chのこういうスレに書き込むときはメール欄(名前欄じゃないぞ?)に半角でsageと入れよう。
sageる理由についてはgoogle等で自分で調べてくれると嬉しい。そして俺のこのレスにレスは返さなくて良い。

お兄さんとの約束だ、な!
78柿M:2006/10/13(金) 23:19:28 ID:IHyibv32
ジッパーを下ろすと柿本のそれはしっかりと反応を見せていた。
(柿ピーのくせに意外と立派なの持ってるのね…)
少々失礼な感想を抱きながらそれに手を添え、まず先端だけを口に含んだ。
ぺちゃぺちゃと猫がミルクを飲むように音を立てて舐める。
舌に苦味が広がったがかまわずにそのまま根元まで銜え込んだ。
「んむ……んんっ」
くぐもった声を出しながら唇と舌を巧みに使って柿本自身を愛撫する。
「え、MM…」
柿本が声を掛けてくる。
MMは愛撫を続けたまま視線だけ向ける。
「それ以上やると出そうだから…口離して」
普段血色の悪い頬を紅潮させている。
MMは目を細め、彼の訴えを無視してちゅうっと先端に吸い付いた。

「!」
その刺激で柿本は達してしまった。
MMの口内に精液が流れ込む。
「ん…」
顔をしかめながら全て飲み干す。
何度飲んでもこの味には慣れない。
自分の精液を飲んだMMを柿本は唖然と見つめていた。
「よく飲めるね、そんなの」
「柿ピーが口に出すからでしょ」
「離せって言ったのに。…でも悪かった」
柿本は手を伸ばし、MMの口元を指で拭った。
その仕草に思わずドキッとする。
「MM」
「な、何」
「今度は俺が触っていい?」
脱ぎかけの自分を熱っぽく見つめる柿本をMMは可愛く思った。
あの彼がこんなにも自分を欲しがってる。
「いいわよ」
隣にすとんと腰を下ろすとすぐに手が伸びてきた。
79柿M:2006/10/13(金) 23:22:55 ID:IHyibv32
柿本は悪戦苦闘しながらもホックを外しブラジャーを床に落とすと、
小振りだが形の良い乳房が現れた。
そっと手を添え感触を味わうように揉み上げる。
「あん…」
最初は控えめだった手の動きがMMの甘い声にだんだんと大胆になっていく。
「ん…。手だけじゃなくて口でもやって…」
「分かった…」
柿本はMMの白い乳房に吸い付き、赤い印を刻んだ。
赤く色づいた乳首を舌でつつき、軽く歯を立てる。

「あぁ…あんっ…もっと、もっと触って…」
MMは彼の手を取ると自分の秘部へと導いた。
下着はすでに愛液で濡れている。
「MM、脱がすから腰上げて」
「ん…」
自分も早く刺激が欲しいMMは素直に従った。
下着を脱がすとMMの大切な部分が露わになる。
そこは淫猥にとろとろと蜜を溢れさせていた。
柿本は誘われるようにそこに触れた。
指先で撫でるとぬちゃぬちゃと湿った音とぬめった感触。
「指入れて大丈夫?」
柿本の問いにMMは声を出して笑った。
「これからもっとすごいモノ入れるでしょうが」
それもそうかと納得し、割り開いた場所にゆっくりと指を沈めていく。
「あぁっ」
MMがびくんと体を揺らし柿本にしがみついた。
ローズブラウンの爪が男の肩に食い込む。
そんなことには気にも留めず柿本はMMの中を掻き回していく。
一番敏感な場所に触れる度MMの声が甘さを増していく。
80柿M:2006/10/13(金) 23:27:04 ID:IHyibv32
「はぁ…あぁん…そこ、気持ちいい…」
MMは柿本の胸にもたれるようにして目を閉じて喘ぐ。
(可愛い…かも)
初めて彼女をそう感じた。
そっとMMの顎を上げさせ小さな唇にキスをする。
MMはとろんと目を開け、不思議そうに柿本を見た。
「柿ピー…?」
「……」
柿本はきまり悪そうに目を逸らした。
再び胸が高鳴ったが彼女はそれを否定した。
(私はただつまらないこいつを変えたいだけ。
 このセックスにそれ以上の意味なんてないんだから)

「柿ピー、もういいわ。あんたもそろそろ入れたいでしょ?」
MMは柿本を脱がせソファーに寝転がらせた。
「たっぷり楽しんで、楽しませてよね」
そう言って彼の勃ち上がったそれにゆっくりと腰を落としていく。
「ふぅっ…」
ずずっと柿本自身が中へと入っていく。
柿本は性器に直接響く快感を味わっていたが、
目の前で揺れる乳房に気付くと舌を伸ばして舐め上げた。
先ほどつけた赤い痕の周りにまたいくつも痕をつけていく。
「あんっ…」
MMは愛らしい声を上げながらそのまま挿入を続ける。
根元まで全て収まると、MMは自ら腰を動かした。
最初は彼女が動くに任せていた柿本も、
上半身を起こしてMMの腰を掴んで突き上げ出した。
「あ、あぁっ、いい…。柿ピーも気持ちいいでしょ…?」
「気持ちいい…」
粘膜を擦れ合わせながら2人は互いの体に酔った。
2人が繋がっている場所からじゅぶ、ずぶと粘着質な音が立つ。
だんだんとその音が激しさと速さを増す。
「くっ…」
低い声を漏らし、柿本が吐精した。
体の奥に熱いものを注ぎ込まれ、MMも一際大きな声を上げて達した。
81柿M:2006/10/13(金) 23:31:45 ID:IHyibv32
「ん…」
わずかの間眠っていたらしい。
柿本が目を開けるとMMはすでに身支度を済ませていた。
ついでに柿本にも服を着せていてくれた。
「起きたわね。どうだった?初めての体験は」
「…まあまあかな」
「何よ、素直じゃないわね」
普段通りに戻っている柿本に、まあいいかとMMは思った。
行為中の彼の言葉は本物だったと確信できる。
何に対しても無感動な彼をああも夢中にさせたのが
自分だというだけで満足だった。
(また相手してあげてもいいかも)
それは口には出さず他のことを告げる。
「だるいからもう帰るわ。また今度来るって骸ちゃんに言っておいて」
「うん…」
「じゃーね」
MMはバッグを持って一度も振り返らずに出て行った。

1人取り残された柿本はふうっと息をつく。
いつも通りに振舞えただろうか。
自分でも驚くほど快楽に溺れる姿を見せてしまったため、
彼女と顔を合わせるのが照れくさくて仕方がなかった。
(MMもいつもと同じさっぱりした態度だったな…)
そのことに安堵する反面、少し寂しい気もする。
彼女だっていつも暇なわけではない。
今度はいつ会えるだろうか。
「…ん?」
柿本は自分の両手を見て驚いた。
爪が全てローズブラウンに染められている。
眠っている間にMMが悪戯していったに違いない。
彼女の買い物を馬鹿にした仕返しだろう。
「結構根に持つんだな…」
骸と犬に何と言い訳しようと柿本は頭を抱えた。
そして、今度彼女に会ったら何と言ってやろうか。
柿本はローズブラウンの爪と睨み合った。
82名無しさん@ピンキー:2006/10/13(金) 23:34:35 ID:IHyibv32
終了です。
ラスト微妙ですいません。
でも書いてて楽しかったです。
読んでくれた皆さんありがとう。
83名無しさん@ピンキー:2006/10/13(金) 23:46:45 ID:MxU8uWQV
職人さんGJ!!!
84名無しさん@ピンキー:2006/10/13(金) 23:50:21 ID:CIn0Hyjq
面白かった!
柿Mもいいなハマりそう
いいもの見せていただきましたd
85名無しさん@ピンキー:2006/10/14(土) 00:26:52 ID:y6q+iKIb
柿ピーかわいい
ありがとう。GJです
86名無しさん@ピンキー:2006/10/14(土) 10:01:00 ID:xIBvZNXM
いやいや、ラストも柿MらしくてGJですよ!
また投下おまちしてます!
87名無しさん@ピンキー:2006/10/14(土) 12:04:15 ID:o420sgQr
MMエローい(;´Д`)ハァハァ GJ!
88名無しさん@ピンキー:2006/10/15(日) 03:16:52 ID:LVjH4K5h
らしい柿MGJ!!!!!!!!!
89名無しさん@ピンキー:2006/10/15(日) 13:56:32 ID:+UhADP2V
ツナハルキボンヌ
90名無しさん@ピンキー:2006/10/15(日) 14:04:02 ID:2Wt2goey
黙ってろ
91名無しさん@ピンキー:2006/10/15(日) 21:13:42 ID:DaWmOWuA
CP催促ダメ
でも続きはwktk
92名無しさん@ピンキー:2006/10/16(月) 18:36:44 ID:ZWAbsMjZ
骸×クロームに期待!
93ツナ髑髏サイドストーリー了イー編1:2006/10/16(月) 19:00:03 ID:JlmshXSk
※サイドストーリー了イーです。
エロなしギャグですすみません



「ぬ!なんだこの煙は!」
突然もうもうと立ち込めた白煙に驚く了平。
「以前にもあったな、確か道場破りの一件で…ということは!」
「あり?」
「!!」
パジャマ姿で毛布を抱えた三つ編みの女の子が煙の中から現れた。
そう、10年バズーカにより召喚された10年後の大人イーピンである。
「ここどこ?うちで寝てたはずなのに…」
「捜していたぞでこっぱちの娘――!!」
了平がそんなイーピンの眼前にせまり、がしっと彼女の両手を掴むと
「ボクシング部に入れ!!」
とメラメラ燃える瞳で勧誘し始めたのだった。

「笹川の兄さんがなんでここに?」
と立ち上がろうとしたイーピンは
「っつー…!」
と顔をしかめた。下腹部に鈍い痛みが走ったからだ。そう、イーピンは今
月に一度くる「女の子の日」なのである。わりと症状が重いらしく、腹を
抑えてじっと座ったまま動かない。

そんな彼女の様子から事態を察した了平は
「失礼するぞ」
といって毛布で彼女を包み、そのままお姫様抱っこで持ち上げる。
「へ?」
「とりあえず移動する」
と了平はすぐ近くにある並盛森林公園にむかって走り出した。

実はランボとハルもこの公園に来ていたのだが、了平達はランボ達とは違う
入り口から入ったので顔を合わせることはなかった。
(ちなみにツナと髑髏も以前この公園に来たことがある)
94ツナ髑髏サイドストーリー了イー編2:2006/10/16(月) 19:01:54 ID:JlmshXSk
毛布ごとイーピンをベンチに座らせ、
「しばし待て」
といってポケットから小銭を取り出し自販機に向かう了平。何か飲み物を買っているようだ。
戻ってくると了平はイーピンに先ほど購入した缶ジュースを渡す。
それは程よく温められたホットココアだった。
「冷やすといけないのだろう、その、流血中…というのは」
流血中という、なんとも了平らしい不器用でストレートな表現に思わず
「ぷっ、あははは!」
と笑ってしまったイーピン。
「ぬ、何がおかしい」
目に浮かんだ笑い涙をぬぐいながらイーピンは
「ありがとうございます、いただきます」
とココアを口にする。

「さっきの話の続きだが、是非ともわがボクシング部に!お前はボクサーになるべきだ!」
「いえ、あたしはもう…」
「何!?もうボクシングを始めているのか!?」
「そうじゃなくて殺し屋稼業を…」
「殺し屋!?それはますます頼もしい、是非うちに!!」
全く会話がかみ合わず、イーピンは
(相変わらずだな)
と苦笑する。
「お前の華麗な身のこなし、あれは本当に美しかったぞ!うっかりお前に恋をするところだった!」
拳を握り締め、目を閉じて力説する了平。恋をするくらい美しかったと言われ、さすがに
「もー、そんなこと言っても何も出てきませんよー」
と手をひらひらさせながら赤くなるイーピン。

「お兄さんは本当に昔からボクシング一筋ですよね。だからこそ世界チャンプに…」
「ぬ?」
「っと、何でもないです」
(危ない危ない、うっかり未来を変えるかもしれないとこだった)
と焦りながら口をつぐむイーピンの体にしゅーしゅーと煙が立ち込めてきた。
「あり?」
「またこの煙か!でこっぱちの娘、はぐれぬようしっかり掴まっておけ!」
とイーピンの腕を掴もうとする了平にイーピンは
「お兄さん、これからも邁進してくださいね、きっと夢は叶いますから」
と言ってちゅっと了平のおでこにキスをした。


ボフン!!!

煙とともに大人イーピンの姿は消え、了平の腕の中には子供イーピンが現れた。
「お前は沢田んちのデコピン!む!?でこっぱちの娘はどこに行った!?」
ときょろきょろする了平の腕の中で、子供イーピンはにっこり笑い了平に話しかけた。
「○※◆△;@(お兄さんボクシングで頂点に立ったんだね)」
「ぬ?何を言っているのかわからんぞ」


それはまだまだ先のお話……


了イー編END

95ツナ髑髏サイドストーリーおまけ:2006/10/16(月) 19:05:53 ID:JlmshXSk
森林公園を出て、ハルはランボを抱っこしながら沢田家へと向かう。
一方了平もイーピンを送り届けようと沢田家に向かっていた。
「よしよし、もう少しでおうちに着きますよー…あれ?」
「沢田んちまでもう少しだぞ…ん?」
例の交差点でハル・ランボと了平・イーピンはばったりと出くわした。
「京子ちゃんのお兄さん!イーピンちゃんも!こんなところで何してるんですか?」
「偶然会ったのだ。三浦こそこんな時間に何をしている?」
「は、ハルは…」
(ハルさん綺麗でしたよ…)
先ほどの男にされた事を思い出し、真っ赤になって頭をぶんぶん左右に振り、
「うぉうぉうぉウォーキングです!!」
とどもりながら答えるハル。
「む、そうか。オレはこれからデコピンを沢田んちまで送り届けようと思うのだが三浦もか?」
とハルの腕の中のランボを指さす了平。
「そーです、一緒に行きましょうか!」

「騒がしいと思ったら君か」
そんな2人の背後から低音の声が聞こえてきた。
ため息をつきながら現れたのは最強(恐)の並盛中風紀委員長・雲雀恭弥。
「あなたはツナさんちの窓から不法侵入してきた人!」
「ヒバリではないか、貴様もロードワークか?」
慌てるハルとマイペースな了平をよそに
「こんな早朝に近所迷惑だよ、もう少し静かにね」
と学ランをひるがえし並盛中の方向へと歩み去るヒバリ。

「あいつも機会があれば勧誘せねばな!」
どうやら了平は強者を見ればボクシング部に勧誘せずにはいられないようだ。
「そういえばこのデコピンも子供にしてはいい動きをしていたな、
お前もどうだ、ボクシング部に…ぬ?」
そういってのぞきこんだイーピンの目はハート型になっており、額には二箇が……

カチッ
ドオオオオオン!!!


本日並盛町某所にて謎の大爆発発生。


「うるさいな…」


「が・ま・ん…」
「は…はひ…」
「極…限‥」         プスプス…


END
また別のCPが出来れば投下したいと思います
96名無しさん@ピンキー:2006/10/16(月) 19:35:29 ID:VTHhoZbf
乙です
了平とイーピンもいいなー
最後のオチもイイ!
いろんなCP読めて楽しいです
次のCPもお待ちしてます

ところで皆さんに質問
ルッスーリアネタって需要ありますか…?
うほっではないです念のため
97名無しさん@ピンキー:2006/10/16(月) 19:51:18 ID:H2UYd3NV
>>96
ルッスーリア好きだから見たい!
うほっでないならいいんじゃないかな。
98名無しさん@ピンキー:2006/10/16(月) 20:02:13 ID:HEDFjiz2
GJ!!
面白かったです。
是非また書いてください!
99名無しさん@ピンキー:2006/10/16(月) 20:25:43 ID:wpCnqTTf
>了イー
GJ!!

ルッスーぜひ見てみたい
100名無しさん@ピンキー:2006/10/16(月) 20:59:45 ID:gn3T3djC
>>96
ぜひとも投下きぼん
10196:2006/10/17(火) 00:10:48 ID:hgBh4jGc
見たいと言ってくれた人がいるので投下します
内容はルッスーリアと京子ちゃんが仲良くなるお話です
102ルッスーリアと京子ちゃん:2006/10/17(火) 00:12:57 ID:hgBh4jGc
笹川了平とルッスーリア。
2人は晴のリングを巡って争った。
ルッスーリアは了平に鋼鉄のメタル・ニーを打ち砕かれ、
敗北寸前というところで背後から仲間のゴーラに撃たれた。
了平は敵とはいえ悲惨な最期を迎えたルッスーリアを見て
後味の悪い思いをしていたのだが、全てが終わった後に
彼は元気な姿で現れた。
自分を打ち破った強くたくましい了平への恋心を胸に抱いて…。

「私あなたに惚れちゃったのよ〜。私を殺そうとしたヴァリアーの元へ
 戻るつもりはないし、あなたと恋人になって楽しく暮らすことにするわ」
学校帰りの了平を呼び止め告白するルッスーリア。
恥じらいに頬をピンクに染め、もじもじと体をくねらせる。
これが可憐な少女だったら了平も多少は心動かされていたかもしれない。
しかし相手は趣味の悪い髪形をした大柄なオカマである。
ルッスーリアの想いが了平に通じるわけがなかった。
というより了平はルッスーリアが本気だとすら思わなかった。

哀れルッスーリアは
「何をわけの分からぬことを言っている!」
と一蹴された挙句、
「そんなことよりボクシングを侮辱したことを詫びんか!」
などと話を丸きり見当違いの方向へ持っていかれてしまった。
だがそんなことで引き下がるルッスーリアではない。
半端な覚悟でオカマはやってられないのだ。
愛はノンストップゴーゴゴー。
惚れたら相手が頷くまで押して押して押しまくる。
ルッスーリアは拳を固く握り締め叫んだ。
「了平君、私諦めないわ!あなたの色恋沙汰に鈍いところも可愛いし、
ボクシングなんて無骨でダサくていけてないスポーツに
夢中なところも素敵よ。ますます惚れたわ。
あなたとなら男同士という障害にも世間の冷たい目にも耐えてみせるわ!」
そう宣言するとおほほほほと高笑いしながら去っていく。
その後ろ姿を見ながら了平は
「あいつまたボクシングを侮辱したな!」
と全くルッスーリアの想いを理解していなかった。
103ルッスーリアと京子ちゃん:2006/10/17(火) 00:16:56 ID:hgBh4jGc
それからルッスーリアは「さあ私の熱い想いを受け取って〜」
と了平を待ち伏せたり、
「私をお持ち帰りしていいのよ〜」自宅まで追いかけたりと、
様々なストーカー行為をしながら彼へのアプローチを続けていた。
しかし結果は芳しくない。
「オレに負けたことがそんなに悔しいなら、
 こんな嫌がらせなどではなくちゃんと勝負を挑んでこんか!!」
などと言われる始末だ。

仕方なくルッスーリアは押せ押せ作戦を変更することにした。
了平を直接狙うのではなく、彼の身近な人間から攻めていく作戦である。
最も適任なのは了平の妹京子だろうとルッスーリアは考えた。
戦っていた時京子が来た途端了平は真の力を発揮したのだから、
それだけ妹を大切にしているということだ。

幸い了平を自宅まで追いかけた時京子には会っている。
兄と戦っていた相手が今度は兄を追い回しているのを見て
最初は戸惑っていた京子だったが、
ルッスーリアが「私は了平君と仲良くなりたいだけなのよ〜」
と言うと「そうなんですか」とあっさり警戒心を解いた。
あの子を味方につければ了平を落とすのも夢ではない。
「おほほほほ!待ってなさい了平君!あなたの大切な妹と仲良くなって、
 必ずあなたの心をゲッツしてみせるわ!」
こうしてルッスーリアの京子と仲良くなるための日々が始まった。

つづく
10496:2006/10/17(火) 00:20:11 ID:hgBh4jGc
今回はエピローグ部分だけです
「結局うほっかよ!」と思ってる人は安心してください
あくまでルッスーリアと京子ちゃんが仲良くなる話なので
105名無しさん@ピンキー:2006/10/17(火) 05:46:37 ID:obmYjsEQ
ルッスーリアって姐さんって呼びたくなる
頑張れー(`・ω・´)
106名無しさん@ピンキー:2006/10/17(火) 07:39:30 ID:bh3upI+J
>ルス京
鎌足の名台詞キタw
107ルッスーリアと京子ちゃん ケーキ編:2006/10/17(火) 17:37:00 ID:twQ+GIyE
ルッスーリアはまず京子のことを調べることから始めた。
放課後や外出の度に彼女の後をつける。
かなり目立つルッスーリアだったが京子は全く尾行に気付かなかった。
おかげですぐに彼女の交友関係や嗜好が掴めた。
京子は友人の黒川花とよくケーキ屋に行く。
ある日の日曜日は1人で3個ケーキを買っていた。
女の子らしくケーキが好きなようだ。
(ということは私が彼女にケーキをたくさんおごれば好感度大幅にアップ!)
ルッスーリアは子どもでも考え付きそうなアイデアを
思いついて悦に入っていた。
機会はすぐに訪れた。
土曜日京子を尾行していると花と一緒にケーキ屋に入っていったのである。
ルッスーリアもすぐに店へ入った。

店内で和やかにケーキを食べていた子ども連れの主婦や女の子の集団は
突然現れた場違いに派手な格好の男に絶句した。
ただ1人京子だけがルッスーリアを見てにこりと微笑んだ。
「こんにちはルッスーリアさん」
「はぁ〜い京子ちゃん。一緒にいいかしら?」
「どうぞ」
ルッスーリアは京子の向かいの椅子に座り
「うふふ、こちらのお友達は前も見たことがあるわ。
私ルッスーリアっていうの。よ・ろ・し・く・ね」
すでに名前を知っている花に挨拶する。
おネエ言葉を話す屈強な男に花は頬をぴくぴくとひくつかせた。
「きょ、京子。この人前お兄さんと戦ってた人じゃ…」
「うん。でも今はお兄ちゃんと仲良くなりたいんだって」
(…あんただまされてるんじゃないの?)
ルッスーリアがいる手前そう突っ込むこともできず、
花は「へえ、そうなんだ」とメニューに視線を落とした。
108ルッスーリアと京子ちゃん ケーキ編:2006/10/17(火) 17:38:44 ID:twQ+GIyE
「ルッスーリアさんもこのお店よく来るんですか?」
「初めてよ〜。ここのケーキ美味しいの?」
「とっても美味しいですよ。チーズスフレとかモンブランとか…」
京子は瞳を輝かせてメニューの写真を指差す。
ルッスーリアは小指をぴんと立たせて右手を上げた。
「分かったわ。店員さん!お店のケーキ全種類持ってきてちょうだい!」
「は、はいっ」
店員は慌てて走り出す。
「ルッスーリアさんそんなに食べるんですか?」
「私じゃないわ。京子ちゃんに食べてほしいの」
「えぇっ?」
目を丸くしている京子と花の前に色とりどりのケーキが
次々と置かれていく。

「私のおごりだから遠慮しないで食べてね」
「そんな、悪いですよ」
「何言ってるの。あなたは了平君の妹さんなんだから私の妹も同然なのよ」
「ルッスーリアさん…」
(いやいや、それはおかしいでしょう。京子も何感動してんのよ)
花は京子に目で訴えたが残念ながら京子には伝わらなかった。
「さあどんどん食べてちょうだい」
「はい、いただきます」
京子はふわふわのチーズスフレを一口食べる。
「どう?」
「とっても美味しいです」
頬を染めてうっとりとする京子にルッスーリアはテーブルの下で
(よっしゃ!)とガッツポーズを作った。
「おほほ、そうでしょ美味しいでしょ?」
(あんたが作ったんじゃないでしょーが)
花はこのオカマいよいよ怪しいと感じていた。
京子をケーキで釣って何か企んでいるとしか思えない。
「花も食べて。このタルト好きでしょ?」
「そうね…。いただきます」
そう言ってケーキを食べながらも時折ルッスーリアを窺う。
109名無しさん@ピンキー:2006/10/17(火) 17:38:57 ID:obmYjsEQ
リアルタイムでktkr
110ルッスーリアと京子ちゃん ケーキ編:2006/10/17(火) 17:41:34 ID:twQ+GIyE
ルッスーリアもまた花の疑いの視線を感じていた。
(まあ普通怪しむわよね。全然疑わないこの子の方がおかしいわ)
無邪気にケーキを口に運ぶ京子を見つめる。
彼女はルッスーリアが純粋な好意でケーキをおごって
くれていると思っているのだ。
(人を疑うことを知らないのかしら。今までよくだまされずに過ごしてこれたわね)
京子は頬杖をついて自分を見つめているルッスーリアに気付いて小さく首を傾げる。
「ルッスーリアさん食べないんですか?」
「私?私はいいわ。京子ちゃん食べなさいな」
「でも…」
ふと京子は苺のショートケーキをフォークですくうと「はい」と
ルッスーリアの口元へ差し出した。
彼女が今までケーキを食べていたフォークで。

「え…?」
ルッスーリアは硬直した。
花も硬直した。
周りの客や店員まで硬直している。
「食べてみてください。本当に美味しいですから」
そう言って京子はにこっと微笑む。
(いやいや、このフォークから食べたら間接キッスじゃないのよ。
了平君とだったら大歓迎だけど女の子となんて!)
ルッスーリアは外見こそたくましい男だが心は女性のつもりだった。
だからどんなに可愛い女の子だって恋愛対象にはならない。
(あ、でも私の心は女なんだから女同士でフォークの使いまわしなんて
別に気にすることじゃないのかしら。でも体は男なのよね私。
あら?よく分からなくなってきたわ)
「あの、ルッスーリアさん…?」
京子の右手がぷるぷるしている。
自分の考えに浸っていたルッスーリアは慌てて目の前のケーキをぱくりと口にした。
(あ、思わず食べちゃった)
「どうですか?」
「ほほほ、とっても美味しいわね」
本当は味なんて分からなかったのだが京子は嬉しそうによかった、と笑った。
111ルッスーリアと京子ちゃん ケーキ編:2006/10/17(火) 17:43:45 ID:twQ+GIyE
「他のケーキも食べてみます?」
「い、いいわ。今ので十分お腹いっぱいよ!」
「そうですか。何か食べたくなったら言ってくださいね」
そう言って京子はレモンパイを口に運んだ。
たった今ルッスーリアが口にしたフォークで。
それを見ているとどうにも気恥ずかしくなってしまい、
「私トイレ行って来るわ!」
とばたばたと走り出す。
ルッスーリアの姿が見えなくなると花はふーっと長い息を吐きだした。
「京子、あんたってすごいわね…ホント」
「え?あ、これ期間限定のさつまいもタルトだ。嬉しい、前から食べたかったんだー」
「そんなに食べたら太るわよ…」
花は子どもっぽい親友に苦笑した。
そしてあのオカマは男子トイレと女子トイレどちらに
入るのだろうかと思いを巡らした。

結局京子と花だけで20種類以上のケーキを完食することはできず、
残りはルッスーリアの腹に収まることになった。
「本当にごちそうさまでした」
店を出て京子が丁寧に頭を下げる。
「いいのよ私も楽しかったわ。2人はこれからどうするの?」
「花の家で宿題やるんです」
「そう、頑張ってね」
「じゃあ失礼します。行こう京子」
花は京子の手を取って引っ張っていく。
京子はよろけながらも
「ルッスーリアさん、本当に今日はありがとうございました」
と角を曲がるまで手を振り続けた。
それに同じように手を振って答えながらため息をついた。
(とりあえず今日は大成功よね。それにしても何だか疲れたわ。
あの子思いもよらないことするんだもの。でも了平君を落とすためには、
もっともっとあの子と仲良くならないと)
宿泊しているホテルへ帰ろうとしてルッスーリアはふと思いつきケーキ屋へ戻った。
また戻ってきた場違いな客に顔を青ざめさせている店員に苺のショートケーキを頼む。
一瞬で口の中を通り過ぎてしまったあの味を、
もう一度ちゃんと確かめるために。
11296:2006/10/17(火) 17:46:53 ID:twQ+GIyE
ケーキ編はこれで投下終了です
次回をお待ちください
113名無しさん@ピンキー:2006/10/17(火) 20:52:18 ID:mpo98L/S
オカマの純情を見た
GJ
114名無しさん@ピンキー:2006/10/18(水) 07:32:13 ID:vz15sFp6
まさかルッスーリアがきてるとは思わなんだが、こういうの好きだ GJ
次回のオカマにも期待
115ツナ髑髏サイドストーリー事件編1:2006/10/18(水) 10:39:53 ID:a+getJ+I
>96ルッスーリア好きなので続き楽しみです!


※ツナ髑髏シリーズからの続編ですが、今までとはちょっと違う雰囲気になりそうです




とあるマフィアの日本支部で、一つの計画が練られていた。
世界最高峰のファミリー・ボンゴレの次期10代目沢田綱吉暗殺計画である。
ボンゴレの首を取ったとあれば、一気に地位と名誉を手に入れることが出来るとあって
かなり綿密に打ち合わせがされていた。
「沢田綱吉には女がいるらしい。こいつを人質にとれば簡単におびきだせます」
「特定はできていないが女ってのは中学生らしい、拉致るのは簡単だ」
「放課後はいつもその女と一緒らしい」
「よし、準備は整った。明日決行する」



最近ツナには気になっていることがある。それはクラスメイトの女の子・笹川京子のこと。
京子はツナのことをよく見ていて、そのくせ目が合うとぱっと視線をそらすのだ。
何の用だろうと気になって京子に話しかけようとすると、ツナを避けるように
逃げてしまう。
(うーん、オレなにか怒らせるようなことしたかな?)
考えてみてもらちがあかないので、ツナは思い切って京子に尋ねてみることにした。
髑髏に[今日は用事があるので護衛はいい]とメールを送る。

キーンコーンカーンコーン…
放課後、交差点で京子とその友人の黒川花が別れたのを見計らってツナは京子に声をかけた。
「あの、京子ちゃん」
びくりと京子の肩がふるえ、振り返る。
「あ、ツナ君…」
「えと、聞きたいことがあるんだけど、ちょっと時間いい?」
「あ…うん」
2人はすぐ近くの森林公園へと入っていく。


「はい」
「ありがとう」
ツナは京子にミルクティーの缶を渡す。お互い缶を開け、飲む。少しの間があく。
「あのさ」
切り出したのはツナ。
「オレ、京子ちゃんを怒らせるようなことしたかな?」
「え?」
思ってもいない言葉に驚く京子。
「勘違いかもしれないんだけど、最近よく京子ちゃんと目が合うなーって思うんだ。でも
話しかけたら避けられちゃうし、オレ気づかないうちに京子ちゃん怒らせちゃったのかと思って」
ちら、と京子を見ると、下をむいて缶を両手で握り締めている。
(え、ほんとに怒ってる!?)
焦るツナはしどろもどろになりながら続ける。
「オレ馬鹿だからいくら考えてもわかんなくて、怒らせちゃったのなら謝らなきゃって!」
「違うの!」
「え!?」
「違うの、そんなんじゃないの…」
京子はまだ下を向いたままだ。
「京子ちゃん?」
ツナが京子の表情を伺うように覗き込む。その瞬間、京子の唇がツナのそれに重ねられた。

「…!」
116ツナ髑髏サイドストーリー事件編2:2006/10/18(水) 10:42:50 ID:a+getJ+I
カコン、コロロ…
2つの缶が地面に落ち、緩やかにミルクティーがこぼれ出ていく。

突然の京子からのキスに慌てふためくツナ。
京子の両肩をつかみ離そうとするがこの華奢な体のどこにそんな力があるのか、
京子は両腕をツナの背中にまわし抱きついて離れない。
「きょ、きょ、京子ちゃん!?」
真っ赤な顔でなんとか京子から離れようとするツナだったが、京子は腕の力をゆるめない。
「好きなの!」
「…え?」
「ツナ君が好き!」
顔をあげ、ツナを潤んだ目で見つめる京子。
「突然ごめんね…私も今気づいたんだ、ツナ君が好きってことに…」
「京子ちゃ…」
「いつも一緒に登下校してる子、いるでしょ?ツナ君があの子と仲良くしてるの
見てて、胸がチリチリして…お弟子さんのあの子にヤキモチ妬いてたんだ、私…」
ためていた自分の気持ちを吐き出す京子。

ずっと黙って京子の台詞を聞いていたツナがようやく口を開いた。
「ごめん、京子ちゃん」
「え?」
「好きって言ってくれて嬉しいよ、でもオレ京子ちゃんの気持ちにこたえられない」
「……」
「オレ、好きな人 がいるんだ」



「……あ、はは、なんだそっかー」
「京子ちゃん…」
「ごめんねツナ君、急に変なこと言っちゃって!私一人先走っちゃって
ほんと迷惑だったよね、」
そこで言葉が途切れ、京子の瞳からはぽろっと大粒の涙がこぼれた。
「あれ、変だな…」
ごしごしと手の甲で目をこすり、
「ごめんねツナ君、今日のことは忘れてね!じゃまた明日!」
とツナに背をむけ駆けていく京子。ツナはそんな彼女を追うことはできなかった。
中途半端な行動はかえって彼女を傷つけてしまうからだ。
「ごめん、京子ちゃん…オレにはもう…」

ぽろぽろと涙をこぼしながら走る京子。どんと誰かにぶつかった。
「あ、すみませ…」
「京子ちゃん!?」
ぶつかった相手は友達の三浦ハル。
「京子ちゃん、泣いてるんですか!?」
「あ、違うの、これは…」
「どこの誰ですか京子ちゃん泣かせたのは――!!ハルがやっつけてあげます!!」
「は、ハルちゃん落ち着いて…」
そんな青筋たてて怒るハルと京子に怪しい影が近づき、薬をしみこませた布を2人の顔に押し付ける。
「むぐ!?んむむ!! …」

がくりと意識を失った2人を男達は急いで車に乗せ、急発進でスタートする。


「ただいま〜」
すっきりしない表情で自宅に戻ったツナは、着替えようと自室にむかう。
ガチャっとドアを開けるとそこには銃をかまえたリボーンとバットを抱えた山本とダイナマイトを装備した獄寺がいる。
「え!?なんで2人がうちにいるの!?」
「事件だ」
リボーンが言う。
「お前の命を狙うマフィアに京子とハルが拉致られたぞ」         つづく
117名無しさん@ピンキー:2006/10/18(水) 11:44:45 ID:VxPFstUo
ちょwやべぇ
頑張れ 続きwktk
118名無しさん@ピンキー:2006/10/18(水) 14:27:18 ID:FXslNS2w
ID変わってますが>>115です
続きは今しばらくお待ちください
119名無しさん@ピンキー:2006/10/18(水) 17:30:24 ID:A/RyNc+B
待ちますとも、待ちますとも!
120名無しさん@ピンキー:2006/10/18(水) 18:36:32 ID:Qz7DkVPH
ツナ髑髏イイ!
121名無しさん@ピンキー:2006/10/18(水) 20:27:42 ID:rfupbkPU
ツナ京もイイ!!!
>>115さんの文章好きなんでwktkして待つぜ!
122名無しさん@ピンキー:2006/10/18(水) 21:43:00 ID:8ZydDGeh
イーピンと了平って初めて読んだ気が…可愛らしい2人をありがとうございます!
新鮮で、最高でした!!よければ、イーピンのお話また見たいです!

>>96
オカマちゃん好きですから、見てみたいです!
123名無しさん@ピンキー:2006/10/18(水) 21:43:32 ID:VGbCpnPF
ルッスーに事件の香り、両方ともGJ!
124ツナ髑髏サイドストーリー事件編3:2006/10/18(水) 23:29:04 ID:a+getJ+I
「なぁ!?うそだろ、オレ今さっきまで京子ちゃんと一緒だったんだぞ!?」
悪い冗談はよせよ、というツナ。
「お前と別れた直後、偶然会ったハルと一緒に拉致られたんだ」
と秋の子分であるトンボを周りに漂わせているリボーンは、
「オレをなめるなよ、非常時に対応できるよう常にネットワークを張り巡らしてんだ、
今クロームに奴らの後を追わせてる」
と携帯に化けたレオンを手に取りボタンを押す。

「……ああ、わかった」
携帯を切るとリボーンは
「敵はソルニオーネファミリー日本支部の奴らだ。ボンゴレの足元にも及ばねーカス共だが、
姑息な手段を使って一旗あげようとしてんだろう。アジトは隣の隣の白銀町にある
ボス邸だそうだ」
「っしゃ!アジトさえわかればそんなチンケなファミリーすぐに潰せます!」
「殴りこみってやつか」
と獄寺と山本が部屋から出て行こうとするのでツナは
「待って、オレも行くよ!」
と後を追うがリボーンがそれを制止した。
「奴らの狙いはお前だ、のこのこ出て行かずここで待機してろ」
「オレだけこんなとこで待ってらんないよ!オレのせいであの2人が危ない目に遭ってんだ!」

リボーンに掴みかかろうとするツナの前にすっと山本が割って入り、
無言でツナのみぞおちに右拳を一発入れた。
「ぐっ!や、まも…」
どさっと床に崩れ落ちるツナ。
「わりーな、ツナ」
「十代目を危険な目に遭わせる訳にはいかねーからな、行くぞ山本」

と2人は沢田家の前で待機していたディーノの部下が運転する車で白銀町へと向かう。
玄関で2人を見送ったリボーンは髑髏に再度連絡を入れる。
「今獄寺と山本がそっちに向かった、15分くらいで到着する」
[わかりました]
「…クローム、お前ツナと京子がキスしたとこ見たろ」
[……]
「私情は入れるな、任務を遂行しろ」
[…わかっています]
プツッと電話が切れる。
ふうとため息をつき、リボーンは2階にあるツナの部屋に戻るがそこにはツナの姿はなかった。
ガラッと引き出しを開けてみると、いつもそこに片付けてあるはずのXグローブがない。
「ツナの奴…」
125ツナ髑髏サイドストーリー事件編4:2006/10/18(水) 23:32:11 ID:a+getJ+I
白銀町のはずれにあるソルニオーネファミリーのアジトは日本家屋風の豪邸だ。
少し離れたところにある大木の上から中の様子をオペラグラスで探る髑髏。
今のところ大きな動きはないようだ。
髑髏は先ほどリボーンに言われた事を思い出した。
『私情は入れるな』
わかっている、わかっているけれどツナと京子がキスしているところを見てしまった、
髑髏は言いようのないもやもやした感情を捨てることができない。
(やだな…)
はっと我に返り、もやもやを吹き飛ばすかのように頭を振る髑髏。
(今は任務遂行のため集中しなくちゃ…!)



「う…ん」
ゆっくりまぶたを持ち上げると、そこは見たことのない場所。
次第に意識がはっきりとしてきた京子はあたりを見回す。
「ここは…?」
起き上がろうとしたがうまく動けない。両手が後ろで縛られていることに気づく。
「お目覚めかいお嬢さん」
男の声がした。顔をあげると正面のソファには20代前半ぐらいの黒いスーツを着た
今時のホスト風の風体をした男が座っていた。
京子には今の自分が置かれている状況がさっぱり理解できないらしく、
「ハルちゃんは?ハルちゃんはどこにいるの?」
ときょろきょろしている。
ふっと笑い、男はもっともらしく口を開いた。
「別にあの子に用はないからね、別室で眠ってもらってる。オレが用があるのは
ボンゴレの女のあんただ」
「???」
「沢田綱吉の女を人質にとれば向こうも下手な手出しできないだろうからな」
「わ、私がツナ君の女!?違います、人違いですよ!」
ツナの名前に反応する京子。だが男はとぼけるな、と一言。
「一緒に登下校している女子中学生が沢田綱吉の女だってことはわかってるんだ」
「や、今日はたまたま一緒になっただけであって、  …え?」
「は!?」
京子と男の話はかみ合っていなかったが、京子は気づいてしまった。

(いつも一緒に登下校してる子がツナ君の彼女…?それって…凪さん…)
胸がぎゅううっとしめつけられる。
「うそ…」
急に黙り込む京子をよそに、男は焦ったような口調になる。
「マジでか、せっかく拉致ってきたのに意味ねーじゃねーか!」
ガンッとソファを蹴り苛立ちを隠せない男は京子を振り返り、ぺろりと舌なめずりをして
京子に近づく。
「ま、人質にはなんねーけどおもちゃにはなるかぁ〜」
といって京子の制服の襟元をぐっと掴み、一気に裂く。

ビリビリビリ!!!
はじけとんだボタンが床に転がり、京子の胸元があらわになる。
「……え?」


つづく
すみません今日はここまでです。思ったより長くなりそうです…
126名無しさん@ピンキー:2006/10/18(水) 23:55:23 ID:kQpZc/9k
長い方がいいです!続き楽しみに待ってます!
127名無しさん@ピンキー:2006/10/19(木) 01:54:42 ID:SxPjGbLO
続き楽しみにしてます!
長くても全然OKです
128ディノビア:2006/10/19(木) 03:19:55 ID:3PigaUBz
その夜ディーノは本拠地のイタリアではなく、日本の沢田家で夕飯を食べていた。
最初は弟分であるツナの様子を少し見るだけのつもりだった。
しかしツナやランボ達と遊んでいるとついつい時間を忘れて遅くなってしまい
「せっかくだから泊まっていったら?」
という奈々の申し出をありがたく受けることにしたのだ。
「ああ、ディーノさんまたこぼしてますよ」
ツナの声にテーブルを見ると確かにご飯粒や野菜炒めがボロボロこぼれている。
「あちゃー」
「本当部下がいないとダメね」
コロッケを一口サイズに分けながらビアンキが呟く。
「毒サソリ…。オレは箸が使えねーだけだよ」
「どうかしら?はいリボーンどうぞ」
小さく分けたコロッケをリボーンの皿に載せる姿に、ディーノは文句を飲み込んだ。

風呂に入った後はツナの部屋でランボとイーピンの4人でテレビゲームで遊んでいたが、
9時になって子ども達が寝たのでそれも終わりになった。
リボーンもいつの間にやらハンモックに揺られながら鼻ちょうちんを出している。
「何か急に静かになっちまったな」
「チビ達が騒がしかったですからね」
「あいつらはどこで寝てるんだ?」
「母さんの部屋で一緒に寝てますよ。ビアンキも」
「ふーん」
1時間ほど前に見た風呂上りに淡い水色のナイトドレスに身を包んだビアンキを思い出す。
体のラインがはっきり浮き出ていてあの時は目のやり場に困った。
(性格と料理の腕は最悪だけど色っぽいよな…)
129ディノビア:2006/10/19(木) 03:23:24 ID:3PigaUBz
「あの、チビ達も寝たことだしディーノさんに聞きたいことがあるんですけど」
ツナが照れくさそうに話しかけてくる。
「おう何でも聞いてくれ」
「ディーノさんが初めて女の人としたのっていつですか?」
「んー?15歳だったかな」
「やっぱそれくらいですか」
「ああ。年上の女だったんだけど食事連れて行ってくれてその後に行ったホテルで…」
「ぶっ!!」
ツナは飲みかけていたオレンジジュースを勢い良く吹き出した。
「ホ、ホテル!?」
「ああ、それがオレの初めてのセックスだけど。
もっと詳しいこと聞きたいのか?ツナも年頃だな〜」
はははと快活に笑うディーノにツナは真っ赤になって叫んだ。
「オレが聞いたのは初めてキスしたのはいつかってことですよ!!」
「何だキスか。キスなら12歳だな」
「は、早いですね」
「そうかー?こんなもんだろ」
「オレはまだですよ…。ディーノさんはオレと違ってもてるからなー」
床にこぼしたジュースをティッシュで拭くツナは、
ディーノの表情が一瞬暗くなったことに気付かなかった。
「オレもディーノさんみたいにカッコよかったらいいのに」
「ツナは大人になったらカッコよくなりそうだけどな。きっとオレよりもてるぞ」
「そんなことあるわけないですよ〜」
ツナが苦笑しながら顔を上げた時にはディーノは笑顔に戻っていた。
「それにオレ、大勢の女の人にもてるより好きな子と両思いになりたいんです。
その子すごく可愛くてオレじゃ釣り合わないけど」
「ツナは一途なんだな」
ディーノはウブな弟分を見つめて微笑んだ。
「ツナのそういうところすごくいいと思うぞ。自信持てよ」
「ディーノさんにそう言ってもらえると勇気出ます」
ツナは嬉しそうに笑った。

その後は他愛もない話を続け、気がつくとツナはテーブルに突っ伏して寝ていた。
ベッドに運んで布団を掛けてやる。
あどけない寝顔に自分の少年時代を思い出す。
ディーノもツナと同じ年頃の時は自分がマフィアのボスになるなどと考えもしていなかった。
たくさん恋をした。数は多くとも常に本気だった。
しかしディーノと付き合う女性は自分のステータスのために
端整な容姿の彼を利用していただけだった。
ボスになってからは彼の地位と金目当てで近づいてくるようになった。
最悪だったのは本気で愛した女がライバルファミリーの密偵だった事だ。
それ以来ディーノは本気で人を愛することがなかった。
女を抱くのは性欲処理の時だけ。
そうすれば裏切られて傷つくこともない。
それでもツナやビアンキのように純粋に誰かに恋している人間を見ると、
自分がどうにも空しくなってしまう。
ディーノはため息をつきツナの部屋を出た。
130ディノビア:2006/10/19(木) 03:27:48 ID:3PigaUBz
一階に降りるともう奈々も寝室で寝ているらしく物音一つしない。
ディーノは足音を忍ばせながら奈々が布団を敷いてくれている客室のドアを開けた。
「!?」
ディーノは目を見開いた。
部屋の真ん中に敷かれた布団の上にナイトドレス姿の
ビアンキが寝そべって雑誌を読んでいたのだ。
「ああ、やっと来たの。ツナは寝た?」
ビアンキは雑誌を閉じ立ち上がった。
「寝たけど…。何でお前がここにいるんだ?」
ビアンキは何も言わず、ドアの前で立ったままのディーノに歩み寄った。
じっと彼を見上げる。
彼女の真意が分からずディーノは困惑しながらもビアンキの顔を見つめた。
灰色がかった茶色の髪、白い肌にピンク色の唇は陶器人形のように美しい。
つい見惚れているとビアンキの腕が首に回され、
唇に柔らかな感触が押し付けられた。

「!?」
ディーノはすぐにビアンキの腕を振り解いた。
「毒サソリ一体どういうつもりだ?」
ビアンキはしれっとした顔で答える。
「女がわざわざ男の布団で待っている理由なんて一つでしょう?」
ディーノの瞳が細められる。
「…オレに相手しろってことか?」
「分かってるじゃない」
「お前が好きなのはリボーンだろ」
「そうよ私はリボーンを愛してる。だけどリボーンじゃ私のこと
抱けないでしょ。最近熱を持て余してるの」
「だから代わりにオレか」

ディーノは唇を歪めて笑った。
夕食時にリボーンのためにコロッケを食べやすく分けていたビアンキと、
性欲を満たすために今こうして愛してもいない自分に抱かれようとしているビアンキ。
どちらも偽りのないビアンキなのだ。
(心と体は別物、か…。何だ毒サソリもオレと大して変わらないな)
ディーノはビアンキの腰を抱いて引き寄せ、耳元で低く囁いた。
「オレも溜まってたんだ。毒サソリが相手してくれるなら願ってもないぜ」
131ディノビア:2006/10/19(木) 03:29:02 ID:3PigaUBz
続きます
甘さ控えめの大人のエロを目指して頑張ります
132名無しさん@ピンキー:2006/10/19(木) 07:26:15 ID:PVWsTs+n
ビアンキ読みたかった!
待ってる!
133名無しさん@ピンキー:2006/10/19(木) 07:32:18 ID:Gk+z441l
神々乙!!

ちゅわん(;´Д`)ハァハァ
134名無しさん@ピンキー:2006/10/19(木) 11:00:36 ID:cs9xqj//
ビアンキキター! 
全裸で待ってます(;´Д`)ハァハァ
135名無しさん@ピンキー:2006/10/19(木) 11:38:03 ID:NlqBgcLu
馬×蠍キタ━(゚∀゚)━━!!ありそうでなかった!!
136ツナ髑髏サイドストーリー事件編5:2006/10/19(木) 22:32:12 ID:OmxLl1LO
一瞬何が起こったかわからなかった。そうっと自分の胸元に視線を落とせば、
制服のシャツが破れピンク色のブラが丸見えになっていた。
「きゃあああ!」
「うるせえ」
男はナイフを京子につきつけた。
「ケガしたくなかったらおとなしくしてろ、かわいがってやるからよ」
と、息を呑む京子の胸の谷間にナイフの刃を当てる。ヒヤリとした感触に
体中が総毛立つ。
男はナイフを手前に引き、ブラを切り裂いた。はらりとはだけ、
薄桃色の乳首までもがさらされてしまった。
「い‥や…」
涙をこぼしながらガタガタと震えている京子を楽しげに眺め、男は
「へー案外女の体してんじゃん」
とぐっと京子の左胸を掴む。
「痛っ!」
乱暴なその行いに京子の肌に赤く痕がつく。
「そのうちヨクなってくるからさー」
と京子のひざを無理やり開かせ、その奥へと手をのばしてくる。
「いやああ!やめて――!!」
脚をバタつかせ抵抗する京子に苛立った男は京子の頬を力任せに殴りつけた。
「きゃ!」
その衝撃で京子は意識を失う。
「気ぃ失ったか、まあいい」
男は京子の体を支えるようにしてソファに運ぶとその白い首筋をべろりと舐めあげる。
「へへ…」
胸をわしづかみにし充分に感触を楽しんだ後、手を京子のスカートの中に
手をいれる。薄布に指がかかる…

ドンドンドン!
「若!いらっしゃいますか!?」
「んだよいい所で…どうした!?」
チッっと舌打ちをし、ドアを開ける。
「敵襲です!正門の見張りがやられました!」
「なんだと!」
と言った瞬間、窓の外が光り爆音がとどろいた。

ドガン!!ドオォン!!
137ツナ髑髏サイドストーリー事件編6:2006/10/19(木) 22:33:15 ID:OmxLl1LO
重々しい造りの正門を爆破し、獄寺・山本・髑髏が敷地内へと入っていく。
「オレと獄寺は兵隊相手に暴れて引き付けておくからクロームは
笹川とハルを頼むぜ」
「ええ」
「てめーが指図すんな、指揮をとるのは右腕であるこのオレだ!」
「はいはい」

騒ぎを聞きつけた手下達がエモノを持って次々とむかってくる。
「ほんじゃまー、いっちょやりますか」
ヒュッとバットを一振りし、刀を構える山本。
「ボンゴレの力を思い知らせてやんぜ!!」
先制攻撃とばかりに獄寺はダイナマイトを放った。


正門のほうに敵の目が集まったすきに髑髏は裏口にまわり屋敷内へと侵入する。
人一人を軟禁できるようなスペースを探っていくと、1階の角部屋のドアが
ドン!ドン!と内側から叩かれている。
髑髏は手に持っている三叉槍でドアノブを壊しドアを開けた。
と同時に両手足を縛られ目隠しで口もふさがれたハルが中から転がり出てくる。
「ふが――!ふがふが!!」

髑髏はとりあえず口に張られているテープをはずしてやる。
「三浦ハルさん?」
「ぷはっ!どこのどなたか存じませんがありがとうございます!ところで
制服を着たショートカットの女の子見ませんでした!?早く助けてあげないと!!」
「これから救出にむかうところ」
興奮しているハルを連れて走るのは難しいと判断した髑髏は、両手足を
縛られたままのハルを肩に担ぎ
「まずはあなたから」
と屋敷の外に出て行く。
「ぎゃー!ハルなんだかこの担がれ方ばっかりされてる気がします――!!」
「…できるだけ黙ってて」
と髑髏はハルを担いだまま、とん、と外塀に登り、敷地外へと移動する。
「はひー!?あなたくノ一ですか――!?」
目を回すハルをよそに獄寺達が乗ってきた車に乗せるとディーノの部下に
「この人お願いね」
と伝え、髑髏は再度屋敷の中へと消えていった。
138ツナ髑髏サイドストーリー事件編7:2006/10/19(木) 22:35:24 ID:OmxLl1LO
一方獄寺と山本は後から後からわいてくる手下達に苦戦していた。
ソルニオーネファミリーもそれなりの戦力を用意していたようだ。
「くっそー、ゴキブリみてーにわいてきやがって!」
「キリねーなー、っと囲まれたか?」
2人はいつの間にか四方をぐるりと囲まれていた。
「ガキ共が調子に乗るんじゃねーぞ」
若と呼ばれていた男が2人の前に姿を現す。
「オレがソルニオーネファミリーの三代目だ、てめーら無事に帰れると思うなよ」

「けっ、たまたま三代続いただけのチンピラが吠えてんじゃねーよ」
「たいした事ねーのなココ」
全くビビッた様子を見せない獄寺と山本に怒りをあらわにする三代目の男。
「骨も残らねぇくらいにしちまえ!!」
と命令を下す。


その刹那、2人を囲っていた手下達が端から次々と吹っ飛ばされていく。
「ぐわっ!」
「ぎゃ!」
「な、なんだ!?」
獄寺と山本からは、人垣の間からゆらぐ大きな炎が見えていた。
山本はやっぱ来たか、とニカッと笑い、獄寺は尻尾があればブンブン振るであろう
勢いで目を輝かせている。
「お、助っ人とーじょー?」
「十代目!!」

そこには炎をまとったXグローブを携え、圧倒的な強さと存在感を持つツナがいた。
周りの手下達はそれにたじろぎ、身動きがとれなくなっている。

ザッと三代目の前に立つツナ。
「て、てめえは…!」
「ボンゴレ十代目沢田綱吉。お前の首をとる者の名だ、覚えておけ」
「うるせーー!!」
懐から取り出した銃を構え、ツナにむけて発砲する。
ドン!ドン!
ツナはその弾をよけながら進み、一瞬で男の背後をとり右のハイキックを首元に叩き込む。
男は一撃であっさり地に伏した。
139ツナ髑髏サイドストーリー事件編8:2006/10/19(木) 22:37:24 ID:OmxLl1LO
「やったなツナ」
「さすが十代目ッス!!」
ツナに走り寄る2人。そんな3人の後方で派手に火柱が上がり始めた。
「うわぁぁあ、ガソリンに引火したぞ!!」
先ほど男が発砲した弾が車のエンジンに当たり炎上したのだ。
その炎は風にあおられ勢いを増し、屋敷にも飛び火していく。
手下達は火を消そうともせず蜘蛛の子を散らすように次々と逃げ出していった。
「もうツブしたも同然スね」
そう言う獄寺にツナは
「獄寺、クロームはどうした?」
と問う。
獄寺が口を開くより先に、正門に移動してきた車の中からハルの声が響いた。
「ツナさーん!眼帯をしたくノ一さんと京子ちゃん、まだ建物の中にいます――!!
くノ一さん、ハルだけ先に助け出してくれて、また中に戻ったっきりなんです!!」
「なあ!?」
「マジかよ」
屋敷を見やれば、かなり火が回ってきている。ツナは
「リボーンに連絡を頼む」
と言い屋敷の中へと飛び込んでいった。


少し時間をさかのぼり…
ハルを外に出し、また屋敷内に戻ってきた髑髏は京子を探していた。
2階にあがるとドアが開きっぱなしの部屋があり、中をのぞくと縛られて
気を失っている京子を発見する。
髑髏は京子に近寄り、少し体をゆすって
「笹川さん?」
と声をかけると、京子は少し動いた。シャツは破かれ、頬は殴られたのか赤くなって
口の端が少し切れて血が出ているが大きなケガはないようだ。縄をほどき、
自分の着ていた丈の長いジャケットをかけてやり担ごうとしたとき、京子の意識が戻る。
「う…」
まぶたを上げると、そこには髑髏の姿がある。
「え…凪、さん…?どうしてここに‥」
「話は後で、今はまず脱出を」
「あ、ごめんなさい‥自分で歩けます」
と京子は立とうとするが、先ほど襲われた恐怖と緊張からかうまく立てず、ふらっとよろける。
体を支えようとした髑髏だが、その手を京子はぱしっと振り払う。
「いいです!」
普段あまり感情をみせない髑髏だが、さすがに不快感を表に出す。
京子はぎゅっと唇をかみ、声をあらげた。
「あなたに、ツナ君の彼女なんかに頼りたくない!」



つづく
すみませんまだ続きます…今日はここまで。次はちゃんとエロです
140名無しさん@ピンキー:2006/10/19(木) 22:56:02 ID:eZa3Z1Q0
ツナドク神様超GJ!!やべぇツナかっけぇw
ちゅわん(*´Д`)ハァハァ髑髏たん(*´Д`)ハァハァ
141名無しさん@ピンキー:2006/10/19(木) 22:56:55 ID:XUclRPIs
続き来てたー!!
なんか、面白い展開になりそうだ。
142名無しさん@ピンキー:2006/10/19(木) 23:14:09 ID:SxPjGbLO
何か切ないな…髑髏たんと京子ちゃんが…
続きwktkしてます
143名無しさん@ピンキー:2006/10/19(木) 23:40:16 ID:bAMLBtbI
乳首(;´Д`)ハァハァ
続き待ってます
144名無しさん@ピンキー:2006/10/19(木) 23:58:07 ID:Gk+z441l
ツナ髑神超乙!!
シリアス展開イイヨイイヨー

次回エロを正座して待つ
145名無しさん@ピンキー:2006/10/20(金) 00:34:13 ID:OrZiz1tn
ま、まさかあの甘酸っぱい山京からこんな風につながってくるとは!
続きwktk wktk!
146名無しさん@ピンキー:2006/10/20(金) 21:50:38 ID:d7W1APi3
原作絵で想像した(*´Д`)ハアハアハアハア
147ツナ髑髏サイドストーリー事件編9:2006/10/20(金) 22:39:58 ID:aA3uH2i9
気持ちを吐き出してしまった後で京子ははっとする。
「あ、ごめ…」
「そう、じゃそのジャケット返してくれる?私のなの」
と髑髏は先ほど着せてやったジャケットを指差して言う。
京子は無言でジャケットを脱ぎ、髑髏に渡す。
「とりあえず脱出するから着いてきて」
髑髏はスタスタとドアに向かって歩き出す。京子は後を追おうとするが
やはり力が入らないらしく足元がおぼつかない。

「早くしてくれない?」
振り返り髑髏は言う。
「わかってます!」
むっとした表情で京子は言い返す。その言葉にカチンときた髑髏は
トン、と一瞬で京子の前に立ち、片手で京子の両手首を握り頭の上にもっていく。
「な!?」
そのまま壁に京子の体を押し付ける。ギリ、と手首が締め付けられた。
「何、を」
「こんなことで腰が抜けるような子はボスにはふさわしくない」

髑髏の目には今までにはない負の感情が宿っていた。
「あなたにそんな事言われる筋合いは…」
つ、と髑髏の指が京子の胸についた痣にふれる。
「……汚された?」
とひどく冷たい声で言う。
ドクン、と京子の心臓が跳ねた。先ほど乱暴された記憶がよみがえる。
途中からは覚えていないが、裂かれた服、胸の痣、そして何より体中に触れられた
感触が生々しく残っている。
「……っ」
京子の額には冷や汗が浮かび、血の気がひいてくる。
髑髏は胸に触れた指をつつつ、とそのまま下に伝わせ、京子の腰まで下げていくと
下着に指をかけ、太ももあたりまで引き下げた。
「きゃ!?」
京子はあわてて脚を閉じようとするが、それより先に髑髏がパン、と自身の片足を
京子の両足の間に入れ閉じられないように固定する。

「何するの!」
「……」
髑髏は答えず、すっと顔を京子の胸元に持っていき、薄桃色の小さな果実をカリッと甘噛みした。
「っ!?」
刺激を与えられたその部分は赤く熟れ尖る。
148ツナ髑髏サイドストーリー事件編10:2006/10/20(金) 22:41:38 ID:aA3uH2i9
その様をじっと見つめる髑髏。中学生にしては大きめの胸、白い肌、程よく肉付きのいい脚…
そのどれもが髑髏の嫉妬心をあおる。
わきに持っていた三叉槍で京子の両手首を壁に固定する。ガッという音を立てて槍が壁に刺さる。
両手を高々と頭の上にあげられたまま自由を奪われ、胸をかくすこともできない、
太ももあたりまで下げられた下着を元に戻すこともできない。京子は恥ずかしさと悔しさで
表情をゆがめた。

「とても扇情的で屈辱的ね」
「離して!どういうつもりなの!?」
髑髏は京子の足元に身をかがめると、京子のスカートを少し持ち上げて舌を出し
目の前にあるクリトリスをペロリと舐めた。
「きゃあ!な、なにを…!」
そのまま尖らせた舌でクリトリスを中心に愛撫してゆく。クリュクリュと上下に、時には
口に含みきゅううっと吸い上げる。
「や‥ひ、ぃ…」
オナニーすら未経験の京子は初めて与えられる刺激に困惑しながらも湧き上がってくる
快感に感じ始めているようだ。
「んっ、は…ァ」
「気持ちいい…?」
「や、めて…お願い…」
「こうやっていつもボスは私を愛してくれる」
「…!」
半分閉じかけた京子の目に強さが戻る。
「優しく抱きしめて、キスしてくれて」
「…やめて」
「髪をなでてくれて、一緒に眠って一緒に朝を迎えるの」
「やめて――!!!」

ドガアアアアン!!!!

京子の叫びと同時に爆発音が響いた。外を見ると、どうやら車が爆発炎上したようだ。
髑髏はぎゅっと歯噛みし、立ち上がると京子の首元にトンッと手刀を入れ気絶させる。
三叉槍を抜き、ジャケットを京子に着せて背負い、右手でぐいっと口元をぬぐうと
部屋から廊下に出た。

屋敷にも飛び火したようで古い木造の建物はあっという間に炎と煙で包まれた。
長い廊下を急いで走りぬけようとするが、天井から落ちてきた瓦礫に前をふさがれた。
後ろを振り返ってもすでに火がまわってきている。
(まずい…)
自分のくだらない嫉妬心から時間をつぶしてしまった。任務遂行のために私情は入れるな、
そう言われていたのに。髑髏はそんな自分に吐き気がした。
(こうなったら後ろの炎を突破して部屋の窓から出るしかない)
149ツナ髑髏サイドストーリー事件編11:2006/10/20(金) 22:45:22 ID:aA3uH2i9
そう決心して後ろを振り返ると、瓦礫の向こうから声がした。
「クローム、ふせていろ!」
「ボス!?」
その瞬間、瓦礫が大きな光り輝く炎に包まれて一瞬にして粉々に砕け散った。
その中からツナが駆け寄ってくるのが見えた。
「2人とも無事か」
髑髏と京子の様子を確かめる。
「大丈夫」
そうか、と息をつくツナ。いよいよ屋敷がくずれ落ちていく気配を察したツナは、
「急ぐぞ。彼女はオレが運ぶ」
と髑髏の背中の京子に手をのばそうとするが、髑髏はそれを拒否した。
「私が運ぶから」
「…わかった」
何か言いたげな表情のツナだったが、今は脱出が先なので黙って任せておく。


間一髪のところで2人は屋敷から脱出した。
「十代目!よくぞご無事で!」
獄寺が駆け寄る。そこには連絡を受けたリボーンも来ていた。
「とりあえずお前達全員車に乗れ。ずらかるぞ」
遠くで消防車のサイレンが聞こえる。事が公けになるのはまずいのだ。


ディーノがかつて手配していた今は無人の中山外科医院に一向はむかった。
ひとまず気を失っている京子の治療を済ませ、ベッドに寝かせる。
「京子ちゃん…かわいそうに」
ハルが横についてガーゼを貼られた頬をなでている。
その隣の部屋でツナ、獄寺、山本、髑髏、リボーンは話をしていた。

「どーします?あいつらにバレましたよね」
「もーさすがに相撲大会じゃごまかせねーよな」
素に戻ったツナは黙ったままだ。髑髏も片手で自分の腕を握りしめ黙りこくっている。
リボーンはそんな黙った2人の様子を伺っていたが、
「心配すんな、手はある」
と冷静に言葉を放つ。
リボーンは髑髏の前に立つと、
「クローム、骸を呼んでくれ」
と言う。
「骸!?あいつなんて来ても余計収拾がつかなくなるんじゃ!?」
わめく獄寺をよそに、髑髏はうなずいた。
「わかりました。   ……」
髑髏は目を閉じ、意識を集中させる。


……シュウウウウウ…



もう少し続きます。少し時間はあきますが残りは今日中に。
150名無しさん@ピンキー:2006/10/20(金) 22:49:12 ID:8ipM/Zpb
ちょwすげぇww
職人さんGJです
151名無しさん@ピンキー:2006/10/20(金) 23:00:54 ID:fyXCn0aM
うまーーーー!GJ!
152名無しさん@ピンキー:2006/10/20(金) 23:36:00 ID:R/uGN7Ey
髑髏と京子に(;´Д`)ハァハァした
GJ!! 続きwktkして待つ
153ツナ髑髏サイドストーリー事件編12:2006/10/20(金) 23:47:13 ID:aA3uH2i9
霧が髑髏の体を包み、少しずつその姿を消していく。霧が晴れていくとそこには
黒い服を着た骸の姿が在った。
「クフフフ、この僕を呼ぶなんて余程せっぱつまっているようですね」
骸はツナに話しかけるがツナの反応はない。
「骸、頼みたいことがある」
リボーンが骸にむかって口を開くと、
「クロームを通してすべて把握していますよ」
と意味ありげな笑みを浮かべる骸。
「笹川京子と三浦ハルの記憶を消せばいいのでしょう」

簡単ですよ、と言う骸に獄寺は驚きを隠せない。
「そんな事ができんのか!?」
「君と違って僕には出来ないことはありません」
ブチッと切れた獄寺を
「まーまー」
と抑える山本。
「んじゃ早速頼むわ。2人は隣の部屋にいんだ」
「ええ、わかりました。 …その前に…」
骸はうつむいたままのツナの前に立ち、無言で拳をツナの頬に一発叩き込んだ。
ガターーン!!
飛ばされたツナの体が机にぶつかり、派手な音がする。
「っのヤロー!十代目に何しやがる!!」
獄寺が骸の胸元に掴みかかるが、
「いいんだ!!」
と当人のツナが止めに入る。
「おや、殴られた理由はわかっているようですね」
獄寺の手をほどきながら骸はおだやかに、しかし静かに怒りを含ませて言う。
「きちんとアフターフォローはしてあげてくださいね」
「…わかってる」

ならば構いませんと骸は隣の部屋へと向かっていった。数分後、また戻ってくる骸。
「マインドコントロールの応用で、今回に関する記憶のみ消しました。今は眠って
いただいているので、その間に各々の自宅に」
「ああ、すまねーな」
「では僕はこれで失礼しますよ」
と骸は目を閉じる。ふっと姿は消え、髑髏の姿に戻る。


数日後…
「京子ちゃーん、今日は新しく見つけたケーキ屋さんに行く日ですよー!」
「うん!楽しみだねー!」
2人はいつも通りの日常を取り戻していた。京子の頬のケガは階段から落ちたことが
原因となっている。

「あの2人は大丈夫みてーだな」
影から見ているリボーンが息をつく。
「さて、あの2人はこれからどうなることか…」
小さな家庭教師は一人ごちてエスプレッソを買いに街に消えていったのだった。



事件編END
慣れないストーリー展開はするものではないと痛感しました(-д)
元の雰囲気に戻すのに少し考えをまとめないといけないので、
これから少々ロムらせていただきます。
154名無しさん@ピンキー:2006/10/21(土) 00:02:40 ID:32avoTim
神乙!!
ストーリー物も良かったぞ
新しい話をゆっくりテカりながら待つよ
155名無しさん@ピンキー:2006/10/21(土) 00:42:58 ID:aEIXa4/p
すんげぇ切ない!
156名無しさん@ピンキー:2006/10/21(土) 00:53:43 ID:aZdGUbc0
色んなキャラでてきてよかった
157名無しさん@ピンキー:2006/10/21(土) 05:32:40 ID:VXXai2De
クオリティ高ス!!
ラブエロも好きです!でもシリアスも大〜好きです!
158ルッスーリアと京子ちゃん 買い物編:2006/10/21(土) 13:09:30 ID:OLmwjCEY
ケーキ作戦が成功したことにルッスーリアは満足していた。
(このまま畳み掛けて早く京子ちゃんを味方にしてやるわ。了平君待ってて!)
そしてチャンスを窺っていた日曜日京子は1人で家を出た。
後をつけていくとデパートに入って婦人服売り場で洋服を眺めている。
(なるほど最近寒いから冬服を買いに来たのね。よし、ケーキの次は服よ!)
「奇遇ね〜京子ちゃん」
振り返った京子が笑顔になる。
「ルッスーリアさん。この前はケーキごちそうさまでした」
「そんなのいいのよ〜。今日は1人で買い物なのね」
「はい。いつもは花と来て選んでるんですけど、
 今日はいとこの子が遊びに来るらしくて私1人で来たんです」
「そうなの」
ルッスーリアは改めて京子の服装を見直した。
薄いピンク色のニットカットソーにデニムスカート、ベージュのウエスタンブーツ。
中学生にしては大人っぽい服装を見事に着こなしている。

「じゃあ今日は私が花ちゃんの代わりに選んでいいかしら」
「本当ですか?よかった私1人じゃなかなか決められないんです」
「おほほ安心して!京子ちゃんにぴったりの服を探してあげる」
そう断言してルッスーリアは売り場を見渡した。
コートやワンピース、スカートからパンツと全てが揃っている。
(か、可愛いわ!)
オカマではあるが女装趣味は持ち合わせていないルッスーリアにとって、
女性物の服をこうしてじっくり見るのは初めてだった。
カジュアルな物からフェミニンな物まで様々なタイプの洋服に、
ルッスーリアは目を輝かせながら手近にある物をどんどん取っていく。

「京子ちゃんこれ順番に試着してみてちょうだい」
「え、こんなにですか?」
「いろいろ着てみないとどれがいいか分からないでしょ?」
「は、はい」
ルッスーリアの勢いに押されて京子は店員に許可を取って試着室に入っていく。
その間も京子に似合いそうな服を探すことを忘れない。
最初は遠くから様子を窺っていた店員もルッスーリアの熱心さを見て近づいてきた。
「妹さんのお洋服をお探しでしょうか?」
「ええ(未来の)妹よ。あら、このスカートずいぶん裾がふんわりしてるのね」
「そちらはバルーンスカートでございます。人気商品で
 この雑誌にも掲載されているんですよ」
店員は棚に飾られた雑誌を示した。
確かに同じスカートを履いた女の子がポーズを取って笑っている。
(この子より京子ちゃんの方が可愛く着こなせるわ!)
なぜか対抗心を燃やしてしまう。
159ルッスーリアと京子ちゃん 買い物編:2006/10/21(土) 13:12:09 ID:OLmwjCEY
試着室のドアが開いて黒のワンピースとグレーのタートルを合わせた京子が出てきた。
いつもの彼女よりずっと大人っぽい雰囲気だ。
「どうですか?」
「とっても綺麗よ!京子ちゃんこれ買いましょう!
 他のも着てちょうだい。あ、このバルーンスカートも合わせてみてね」
「でも今日あまりお金持ってないんで一着だけで…」
「大丈夫よ私が買ってあげるから」
京子はぶんぶんと首を横に振った。
「ダメですよ、この前もケーキおごってもらったのに」
「気にしないで。私お金いっぱい持ってるのよ」
それでも納得のいかない顔をしている京子を強引に試着室に押し込む。
「次はその赤いの着てみてちょうだいね」
「お客様、こちらのカットソーも妹さんにお似合いかと」
「まあ素敵ね〜」
京子は着せ替え人形のように次々と服を着替える羽目になった。
ルッスーリアは様々な洋服に身を包む京子を見るのが楽しくて仕方なかった。

「女の子っていろんな格好ができていいわね〜」
大きな袋を抱えてエレベーター脇のベンチに腰掛けながらルッスーリアは笑う。
「ルッスーリアさん本当にいいんですか?」
京子は未だに戸惑っている。
ケーキの時はルッスーリアも食べていたからまだよかったが、
今回はそういうわけにはいかない。
しかも代金はケーキの時とは段違いだ。
「いいのよ。京子ちゃんとっても似合ってたもの。
 可愛い子が可愛い服を着てると見てる方まで楽しいのよ」
「そんな…ありがとうございます」
「うらやましいわ。私じゃこんな服は着れないもの」
160ルッスーリアと京子ちゃん 買い物編:2006/10/21(土) 13:15:15 ID:OLmwjCEY
金を出せば全身整形で女性の姿を手に入れることもできるだろうが、
今までそんなことは一度も考えたことがなかった。
しかしこうして生まれながらに女性の体を持つ京子を見ていると
羨望が生まれてくる。
「考えてみると私ってすごく中途半端ね。
 心は女のつもりだけど体は男のままだもの」
京子が首を横に振る。
「そんなことないです。私はルッスーリアさんたくましくって
 素敵だなって思いますよ。お兄ちゃんより筋肉ついてますよね」
気休めではなく本当にそう思っているらしい。
(この子、本当にいい子だわ…)
しんみりしてしまいそうになるのを笑ってごまかす。
「おほほ、そうよ。よかったら触ってみる?」
コートを脱いで腕を出すとシャツ越しでも筋肉の厚みがはっきりと分かる。
「いいんですか?じゃあ…」
京子の手がそっと二の腕に触れる。
ふわふわと羽毛で撫でられているようでくすぐったい。
「どお?」
「すごく硬いです」
「でしょう?もっとちゃんと掴んでみて」
「こうですか?あ、大きくなった」
力瘤を作ってみせるルッスーリアにはしゃぐ京子。
そんな2人を買い物客が不審そうに見ながら通り過ぎていく。
「さてそろそろ行きましょうか」
「あの、実はまだ買わなきゃいけない物があるんです」
「あら、なら付き合うわよ。どこの売り場?」
「それは…」

まだ買う物とはブラジャーだった。
下着コーナーの前でルッスーリアと京子は立ち尽くす。
「…花ちゃんとは下着も一緒に選んだりしてるの?」
「そうです」
さすがに恥ずかしそうに答える。
ルッスーリアもうーんと唸った。
心は女とは言っているものの下着コーナーにまでついていっていいものか。
「あ」
京子の声に視線をたどると、カップルであろう男女が
下着コーナーに入っていくところだった。
男性が「これいいんじゃない?」と女性に勧めている。
(何だ結構普通に男も入ってるじゃない)
京子もそう思ったらしく「一緒に選んでもらえますか?」と聞いてきた。
もちろんオッケーよ!と小指を立てる。
161ルッスーリアと京子ちゃん 買い物編:2006/10/21(土) 13:20:08 ID:OLmwjCEY
洋服もそうだが女性物の下着もルッスーリアには未知の世界である。
(まあ!これなんて下着というより紐じゃないの?
 隠す場所ほとんどないし履く意味あるのかしら)
と疑問に思う下着もある。
もちろん中学生の京子にはそんな下着を付ける気などない。
健全な普通のブラジャーを手にとって考えている。
「パット入りのもあるのね。これを付ければだいぶ胸が大きく見えるんでしょうね」
「形が良く見える意味もあるんですよ」
「なるほどね〜」

下心ではなく興味でつい京子の胸元に目が行く。
中学生にしては大きい方だと思うがこれはパットのせいだろうか。
それともこれが彼女本来の大きさなのだろうか。
京子が顔を上げたので慌てて視線をブラジャーに戻す。
「それにするの?」
「はい。花柄で可愛いし。どっちがいいと思います?」
そう言って京子はピンクと水色を交互に胸の前に出してみせる。
彼女がこのブラジャーを付けているところを
想像してしまいルッスーリアは妙に焦ってしまった。
「そ、そうね。ピンクが可愛いんじゃない?」
「じゃあピンクにします。やっぱりルッスーリアさんがいてくれてよかった。
 私1人じゃずっと迷ってるところでした」
京子はにっこり笑って「これは自分のお金で買いますから」とレジに向かっていった。
162ルッスーリアと京子ちゃん 買い物編:2006/10/21(土) 13:21:00 ID:OLmwjCEY
ルッスーリアはどっと疲れてしまい、再びベンチに腰掛けた。
京子はなかなか帰ってこない。
どうしたのだろうかと訝しがっていると、ようやく京子が小走りにやってきた。
「ごめんなさい待たせちゃって…」
「平気よ。レジ混んでたの?」
「はい。でもこれで必要な物は全部買えましたから」
「じゃあ帰りましょうか。荷物多いから送るわ」


他愛ない話をしているうちに笹川家に到着した。
「ありがとうございました。重くなかったですか?」
「私の筋肉をなめちゃダメよ。こんなの大したことないわ」
ポーズを取ってみせるルッスーリアにくすくすと京子は笑った。
「よかったら中でお茶飲んでいってください」
「了平君いるの?」
「いえ、今日は部員の人達と出かけていて…」
「あら残念だわ」
了平がいないなら笹川家に上がっても意味はない。
「今日はもう帰るわね。また誘ってちょうだい」
「はい。あ、これ…」
そう言って京子がバッグから紙袋を取り出した。
「今日のお礼です」
「まあ!ブラジャー買いに行って遅かったのはこれのせいなのね。開けていい?」
「どうぞ」
出てきたのは赤い毛糸の手袋だった。
「今着けている黒の手袋もいいですけど、これから寒くなるから
 毛糸の方が暖かいと思って。ルッスーリアさんの髪の色とお揃いにしました」
そう言って微笑む京子にルッスーリアは心が温かくなるのを感じた。
「ありがとう。あなたって本当にいい子ね」
「いつも親切にしてもらってますから」
その言葉に胸が痛む。
兄のために利用していることを知ったらこの子の笑顔は曇るだろうか。
「じゃあ…またね京子ちゃん」
「はい。気をつけて帰ってくださいね」

京子の声を背に聞きながら歩き出す。
手袋を今つけているものから代えようとして思いとどまる。
体に吹き付ける風が肌に刺すように冷たくなるのはもう少し先だろう。
毛糸の手袋はそれまで大切に取っておくことにする。
16396:2006/10/21(土) 13:24:07 ID:OLmwjCEY
ルス京応援してくれてる皆さん本当にありがとう。
次回風邪編に続きます。
164名無しさん@ピンキー:2006/10/21(土) 13:27:27 ID:CwVoKR60
ルス京続きキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!
ちょっと切ない感じが堪らんすね。風邪編も期待してます
165名無しさん@ピンキー:2006/10/21(土) 15:42:50 ID:7WffYRpU
>>163
文章が余りにも上手なので尊敬です。
次回も楽しみにしています!頑張って下さい。
166名無しさん@ピンキー:2006/10/21(土) 16:27:28 ID:oSnjvGUK
ツナドク神超乙華麗!
髑髏×京子にやられました!エロすぎ(;´Д`)ハァハァハァ
167名無しさん@ピンキー:2006/10/21(土) 20:02:47 ID:ll1pu3tU
ルス京凄くいい!かなり和んだ!
髑京もエロくて良かった!
168名無しさん@ピンキー:2006/10/22(日) 01:50:18 ID:2Ij0xCR8
ルス京にこんなにくるとは正直思わなかったのにGJJJJJJ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
風邪編も待ってる
169名無しさん@ピンキー:2006/10/22(日) 08:24:23 ID:RjVmnM4x
神 々 が 集 ま る ス レ は こ ち ら で す か ?
170サイドストーリー骸髑髏編1:2006/10/23(月) 00:52:15 ID:uO7W96NJ
しばらくロムるといいながらすぐ来てしまいましたorz
(うだうだ考えるより書いたほうがまとまる気がしたので)
このシリーズに飽きた人はすみません、スルーして下さい。




「おや珍しいですね君からたずねてくるとは」
骸はどうぞ、と部屋の中に招き入れた。
千種と犬は出かけています、そう言いながら紅茶を淹れる骸。
「まあ予想はつきますけどね、先日の一件のことでしょう」
紅茶を出してやりながらもっともらしく頭をふる骸。
テーブルをはさんで向かいに座ると、肘をつき両手を組む。
「君は初めて他人に嫉妬をし、冷酷で非情な言動でその人を傷つけた…」

肩がびくりと震えた。図星だったようだ。
クフフ、と笑いながら骸はさらに言う。
「それが人間というものですよクローム」


「人間誰しも闇の部分を持っている、それを表に出すか
うまく隠していくかの違いなのです」
今までずっと黙っていた髑髏が口を開く。
「…骸様、私あんな自分は初めてで…」
髑髏はその瞬間を思い出していた。

(どうしてボスは私以外の人とキスしているの?)
しかもその相手がツナのかつての想い人・笹川京子という事実は
余計に髑髏の心に闇を落とし、そんな京子に辛辣な言葉を浴びせ
屈辱を与えてしまった。

あのときの自分を思い出すと吐き気がする。髑髏の頬がぴくっとひきつる。
「…っ、こんな感情いらない!」
珍しく声を荒げ、がばっと顔を覆うように机に突っ伏す髑髏。
(あの時…もしあの時死んでいれば…)
「こんなに苦しまずに済んだのに?」

はっと顔を上げると、口元をゆがめ笑む骸と目が合った。
「君に生を与えた者の前でよく言えたものですね」
「む、骸様…」
「来なさい」
骸は髑髏の二の腕を掴み、強引に寝室へと引っ張っていく。
枕元に置いてあったランプのコードで髑髏の両手首を後ろで縛り、
乱暴にベッドの上に放り投げる。
「君が生きる事を拒否するのであれば創造主であるこの僕が
この体を好きに扱っても文句はないでしょう」
「骸様、違うんです!」
骸は髑髏の背後にまわると胸元に手をかけ服を一気に引き裂いた。
と同時にブラのホックまでがちぎれ飛び、髑髏の胸はあっさりと外気にさらされる。
171サイドストーリー骸髑髏編2:2006/10/23(月) 00:54:20 ID:uO7W96NJ
「違うんです、私そんな意味で言ったんじゃ…!」
骸は胸元だけではなくスカートまでもビリビリと破いていく。原型を留めていない
制服からのぞく中途半端にずれたブラとパンティーが卑猥さを増している。
骸が髑髏のへそ辺りをくすぐるように指先で触れていく。
「ひっ…」
「滑らかな肌ですね」
指は徐々に上ってゆき、下乳にまで到達する。髑髏が体をよじったので
形のいい乳房がぷるんとゆれた。
そのふくらみに沿って指がなぞられてゆき、先端にある果実をきゅっとねじると
「ふ、ぅんっ」
と泣声が漏れる。
「おや、少し固くなっていますね」
「…っいゃ‥」
クリクリと指ではさんでやれば、そこはあっけなく形を変えた。
骸は両手で髑髏の内股を掴み、ぐっと力を入れて割り開く。脚が左右に大きく
開かれ、髑髏たちの様子は正面にある姿見の大きな鏡にすべて映し出されている。
骸は己の脚で髑髏のひざを固定する。これで髑髏は脚を閉じることが出来ない。

骸は鏡を見てクフフと笑い
「クローム、感じているのですか?」
と意地悪く問う。
「い‥ぇ」
「下着の中心が濡れて透けていますよ」
カアァと頬を赤くし、髑髏は精一杯顔を背けるが骸があごを掴んで無理やり
正面を向かせた。
「御覧なさい」
「…ッ !」
骸の言うとおり、下着の中心部分が愛液で濡れて染みが出来ていた。
「淫乱ですね君は…」
と言うなり手を下着の中に差し入れ、一番敏感になっているクリトリスを押しつぶす。
「ぅあっ!」
体に電流が走ったように打ち震える髑髏。グリグリと刺激されるたび、強烈な快感が
髑髏の体を貪っていく。
「あぁア…ぅ、んっん!」
骸がしっとりと濡れた下着を脱がせ、両手で髑髏の花弁をはじくように嬲っていく。
「ぃや、は、ハァ アあ…!」
蜜をしたたらせヒクヒクと収縮する髑髏のソコは、さらなる快感を求めてねだっているようにすら見える。
「おやおや、羞恥が快感につながるのですか?」




つづく
今日のところはここまででご勘弁ください。
続きが出来しだいすぐに投下します。
172名無しさん@ピンキー:2006/10/23(月) 02:02:58 ID:tP50e3Aq
大本命な骸髑
キタ━(゜∀゜)━!!!
骸鬼畜っぽいw

ツナ関連は出て来るのかな?
173名無しさん@ピンキー:2006/10/23(月) 04:10:18 ID:UxvA9QKb
キョコタンエロがもっと読みたいですハァハァ
174名無しさん@ピンキー:2006/10/23(月) 06:50:19 ID:36RUw8Eh
要望はスルーして、書きたいものを書いてください。
続き、待ってます!!
175名無しさん@ピンキー:2006/10/23(月) 14:24:04 ID:dVKAYfkk
強要しない限り要望はいいと思うよ
書き手は書きたいものを書く、読み手は読みたいものを読む、で
あとはスルースキル
176名無しさん@ピンキー:2006/10/23(月) 17:12:46 ID:Xbq48+A8
骸髑いいな(;´Д`)ハァハァ

続き楽しみにしてます
177名無しさん@ピンキー:2006/10/23(月) 17:18:11 ID:9xF7uwff
まあまあマターリしながら神々の降臨をパンツ一丁で待ちましょう
しかしここは色んなCPが読めて嬉しいなぁ
178サイドストーリー骸髑髏編3:2006/10/23(月) 21:26:58 ID:uO7W96NJ
「僕が創ったのはあくまで内臓のみですから、君のこの淫乱な体は
天性のものなのですね…クフフ」
蜜のしたたる秘所を弄びながら骸は言う。
「ねえ犬、君もそう思いませんか?」
「え!?」

骸が声をかけた方向に視線をむけると、そこにはいつの間にか城島犬の姿があった。
「そーれすね」
「いらっしゃい、犬もこの体を好きに扱って結構ですよ」
「そ、そんな…!あうっ!」
骸の両手が髑髏の両乳首を少しきつめに刺激し、耳を甘噛みした。
ゆっくりと髑髏に近づく犬、舌を出しちろちろと髑髏のわき腹を舐めていく。
「ふっぅ…」
犬の舌はとめどなく蜜の溢れる秘穴にたどりつく。ちゅる、ぢゅ…
「ふぁ…あ」
口全体でソコを刺激され、髑髏の体がふるふる揺れる。クリトリスを軽く噛まれ、
入り口を上下左右に舐め取られ、隠微な水音が耳からも彼女を犯す。
ずちゅ、ブブ… ぐちゃ ぴちゃ‥

「かはッ!」
犬の長い舌が中にねじ込まれたのだ。ぬるりと熱い感触にびくんと体が跳ね、
その刺激から逃れようと体を動かすが骸に後ろから押さえられままならない。
「ンは、あぁア…っはァ、はぁ…」
髑髏の喉がのけぞり、頂点が近いことを悟った骸は
「犬、そろそろいいですよ」
と口周りを髑髏の蜜でべたべたにした犬に話しかけた。
「はい、骸さん」

犬はかちゃりとベルトを外し、ジッパーを下げていきり立った自分のモノを取り出した。
「…あ‥ァ」
涙でかすんだ目はすでに焦点があっていなかったが、犬のモノが見えた途端髑髏は
体が震えてきた。
「クフフフ、クローム、入れて欲しいのではないですか?」
「‥あ、」
「舌よりも熱くて硬いモノで奥を突いて欲しいのでしょう?」
「ひ…  あ  」
「膣の中をこすってぐちゃぐちゃにかき回してほしいのでしょう…犬」
犬が脈打つ自身を髑髏のソコにあてがう。
「…ダ、メ」
犬の腰が動き、一気に髑髏の中へ……

「ダメ――――!!!」

179サイドストーリー骸髑髏編4:2006/10/23(月) 21:33:36 ID:uO7W96NJ
ガチャっと紅茶の入ったカップが手から落ちた。
「………え?」
ハァハァと息を上げ、髑髏は慌てて周りを見渡すとそこはリビングルーム。
「すみませんねクローム」
髑髏の正面には紅茶を飲んでいる骸がいた。
「む、むくろ、さま?」
「脅かしてすみません、今のはすべて幻覚です」


「少し荒療治でしたが…今幻覚の僕や犬がした事は君が笹川京子に
した事です、体の自由を奪って屈辱を与える、という」
「……はい」
「それがどんなに残酷なことか身をもって知ってほしかったのですよ、
人間は自分が痛みを知らないと他人の痛みもわからない、だから
平気で人を傷つけるんです」
ぽろぽろと髑髏は涙を落とす。
「まあ僕が言うのもおかしな話ですけどね」
自嘲気味に笑うと骸は髑髏をぎゅっと抱きしめてやる。
「僕のかわいいクローム、もう悩まなくてもいいんですよ」
「むくろさま…ごめんなさい…」
骸にしがみつき、何度も何度も謝る髑髏。


「早く沢田綱吉と仲直りできるといいですね」
「はい、今からボスのところに行ってきます」
玄関まで髑髏を見送ってやる骸。ガチャッとドアを開けると丁度
帰って来た千種と犬と鉢合わせする。
「おっと」
「あれ〜髑髏さん帰るんれすか〜?」
犬の顔を見た瞬間、幻覚の彼にされたことを思い出した髑髏は
「…っ、いや――!!!」

ばち―――――ん!!!
と思わず犬の頬にビンタを入れてしまった。顔を赤くしながらタタタ、と走り去る髑髏。
「…?」
「いって―――!!!何らの急に――!?」
ジンジンする頬を押さえて痛がる犬を見て口元を押さえながら笑いをこらえる骸だった。




とりあえず骸髑髏編END
仲直り編につづきます。出来次第投下ということで…
180名無しさん@ピンキー:2006/10/23(月) 21:41:57 ID:36RUw8Eh
GJ!!!!
最後のビンタに吹いたw
次も楽しみにしてます!
181骸凪:2006/10/23(月) 21:50:02 ID:Vg7zcu4G
>>58 の続き。
ごめん、忙しくて遅くなった・・・orz誰も待ってないだろうが、投下する。

日に焼けていないその肌を、肩から滑るように触れていくと小さく震えているのが判った。
凪は、基本的に従順で、骸が抱きついていいいうような仕草をしない場合は、
ずっと指示を待っているように、じっとその体を骸の前に晒していた。
未成熟ではあるが、柔らかく緩やかにくびれた腰と、手に収まるにはちょうど良い程度に膨らんだ胸は、
中々気に入っていた。その胸の真ん中でピンク色の乳首は、いつも何かを待ち望んでいるようにぷっくりと立ち上がっている。
それを摘んで指の間でこすってやると、凪の体が大きくのけぞった。
「ひっあ…あぁ!!」
「こうして、欲しかったのでしょう?」
もう一つの乳首を、口に含んで舌で転がすと凪は、快楽から逃れたくて、骸を押しやろうと手を上げたが、
すんでの所でやめる。行き場を失った手が、所在なげに宙に浮いていた。
そんな様子を骸は横目で見て、ほくそ笑んだ。
「うあ・・・ああぁ、骸・・・さ」
凪は、なんとか、自らの足で立っていようとするが、快感が強すぎてどうにもならない。
たっぷりと苛められた乳首を、仕上げといわんばかりに軽く歯で刺激を与えられて、
「あああ、ああぁ!!!」
ガクリと体が弛緩して、その場に座り込んでしまった。
「おやおや」
骸は、苦笑しながら、くず折れてしまった凪の体をそっと立たせる。
「あ・・・」
「まだ、早いでしょう?」
「む、骸・・・様ぁ」
いやいやするように、顔を力なく振る凪に骸は、まだ一度も触れていない下腹部へと手を伸ばした。
生え揃わない下の茂みは、うっすらと濡れていた。
「い・・・あ、ああ」
「ほら、ちゃんと立って、ね?」
ガクガクと震える身体を、骸は、面白そうに眺めながら、茂みの奥へ手を伸ばす。
「駄目、駄目で、すぅ・・・も、ぅ」
立っているのが、辛いと、そう目で訴えるが、無視された。
塗るつくそこを、人差し指と親指で押し広げた。しかし、中には入ってはこなかった。
182骸凪:2006/10/23(月) 21:50:42 ID:Vg7zcu4G
いつもは、ゆっくりと指で慣らされて、そして、?がるのに、今日はただその周りを、
凪が感じる部分を的確に外して、指がうごめくだけである。
ぐちゅぐちゅと水音だけが、あたりに響き気分だけがより一層高められる。
「む、骸・・・さ・・・ま・・・」
真珠のようなそこにも、触れそうになるが、掠るだけで決定的な快楽を得られない。
こっそりと、自分でいいところに当たるように動いてもみたが、苦笑されるだけで、見事にかわされる。
ただただ、緩い快楽だけが続いた。
「い・・・や・・・も・・・もう・・・」
立っているのにも、いつ終わるとも知れない緩い快楽にも限界だった。自分を攻める骸の手を凪は取った。
思いのほか、手が震えていることに凪は驚いた。
「どうしましたか?」
骸は、いつもと変わらずににっこりと笑う。
「おね・・・がいしま・・・す。もう、ここに・・・」
そういって、凪はぎゅっと目をつぶり、骸の手を自分のヴァギナに押し当てる。
骸は笑うだけで、何もしてこなかった。
「あ・・・っ」
「ほら、僕に何をして欲しいんですか?」
「あの・・・」
押し当てた骸の指が戯れに動いたりすると、クリトリスを掠ったりして凪の身体は、
耐えられないというようにビクビクと震え、体重を骸の方に預ける。
「ぃ、ひぃ・・・ん」
「ほら、ちゃんと言えれば、僕も凪の欲しいものをあげますよ?ね?」
耳元で囁くと、凪の目からだんだんと光が消えていった。
「・・・いつも、僕は貴方の望むものを、差し上げたでしょう?」
ヌルヌルと骸の指が何本か、凪の中に入ってくる。そうして、好き勝手に浅く深くと動き始めた。凪の身体が大きくのけぞる。
「命も、仲間も、ご両親から逃れる手立ても、すべて・・・僕が・・・」
とめどなく溢れる愛液は、凪の足を伝って落ちてゆく。
「ああ、あ・・・骸さ・・・まぁ」
「なんですか、凪・・・いえ、クローム?」
「わた・・・私の・・・ここに、中に、な、中を・・・骸様ので、・・・あ、ぁ・・・骸様の●んぽください・・・っ!!!」
「よく、言えました」

凪は、世界が反転したように思った。なんてことはない、たんに骸に押し倒され、もう十分に熱くなっている場所に、突きたてられる。
「ああああ、ああ!!!!」
一気に奥の奥まで突き立てられ、凪は一瞬目の前が真っ暗になった。
「ひあぁ、ああ!!む、骸・・・さまぁ」
覆いかぶさる主に、腕を伸ばすとそっと手を取ってくれる。
「ふふ、もっと、喜びなさい・・・ね?僕の、クローム?」
ガクガクと容赦なく揺さぶられ、凪は自分の身体が今どうなっているかもよくわからなかった。でも、それでも、幸せだった。
「骸、さ・・・ま」
何度目かに、奥に熱いものを注がれて、凪はとても満足そうに笑って、ふっと意識を失った。

終わり

スレ汚しスマソ
183名無しさん@ピンキー:2006/10/23(月) 22:13:30 ID:tP50e3Aq
2人共GJです!!
個人的に骸髑(凪)大好物なので最高でした!
ごちそうさまでした
184名無しさん@ピンキー:2006/10/23(月) 22:26:23 ID:cqka9F++
神々GJ!!

>>179
骸かっこいいな
次の作品も楽しみにお待ちしてます!
…犬ww

>>182
ほんとうに吊ってしまったのかと思いましたよw
最後まで見れて良かった!
185獄ハル+10 その1:2006/10/24(火) 16:48:51 ID:zZ+9dnmH
「はい、それじゃあ失礼します」

 ピ、と通話終了ボタンを押す。
 シチリアの真夜中は静かだ。
 ハルは傍らに置いていたサイレンサー付きライフルを抱えなおした。腕を伝う鮮血は新月の為に黒く染まり、彼女の白く細いソレを汚す。その場に血痕が残る事を懸念し、慣れた手付きで応急処置を済ませ愛車へと向かった。

 ツナ達がイタリアへ渡って数年後。
 ハルは射撃術をモノにして、再び想い人達の前へと現れた。
 ボンゴレ幹部の面々に足りなかった遠距離型タイプのスキルは重宝され、すぐに彼女の暗躍の場を広めた。
 もっとも、太陽が姿を現している間は「ツナの愛人」を演じていた為に、闇夜を駆けるような「暗殺者」の実体を知っているのは極一部のみだったが。

 ブラウンのビートルに背中を預けて煙草を吹かす人物に、ハルは目を疑った。

「ご、獄寺さん?!」
186獄ハル+10 その2:2006/10/24(火) 17:06:34 ID:zZ+9dnmH
「おせーんだよ」

 ハルの様子を一見した後、獄寺はずいぶん長い煙草を携帯灰皿へと押し遣った。彼がシャツを着崩しているという事は、今日の任務を終えたという事だろうか。今週はアジトへ出向かずに、今の今まで単独行動を一貫していた。

「キー貸せ」
「送ってくれるんですか?」
「早くしろ」

 サイドポーチからキーを取り出し渡す。触れた掌は、引金のように冷たかった。

※※※

 ツナの一番になりたかった。

 彼が傷付き苦しむ時は側で支えたいと思ったし、苦しい時はツナに助けてもらいたかった。否、ツナに助けられたからこそ、ハルは彼に好意を抱いた。どんなタネやシカケがあったって構わない。ハルにとって、偽りのない彼に違いないのだから。

『後悔しない?』

 ライフルの使用方法を伝授してくれる前。師であるオレガノはハルに何度も同じ事を尋ねた。法を破り罪を犯す事にでも、母国と疎遠になる事でもない。
187名無しさん@ピンキー:2006/10/24(火) 17:14:20 ID:pofVRC2h
なんか新鮮なカンジのやつキタ(゚∀゚)!!
188獄ハル+10 その3:2006/10/24(火) 17:40:59 ID:zZ+9dnmH
 『しません、絶対に。』

 【愛人】は【一番】になれない。
 愛してくれても大切にされても、その一点だけは絶対に揺らがない。もしこの先、彼がこの方程式を不成立にしようものなら、出会った頃のように思い切り殴ってやろうと思っている。
 オレガノから思えば、ハルが全てを棄てるには、確実に人生を変える代償にしては、不十分だと思ったのだろう。ビアンキも同じように心配してくれた。2人の女性を思い、ハルは笑う。

『大丈夫ですよ!ハルは、ツナさんの役にたちたいんです』

※※※

「着いたぞ」
「はひ…?
 獄寺さん、ここハルの泊まってるホテルじゃないです」
「オメーな…。その腕とソレで戻る気か」

 獄寺に指摘され、ハルは自分の格好を見直した。スーツの一部が破れ出血したが、今はもう止血済みである。

「だいたい裏口から上がれば問題無いじゃないですか」
「………もーいい、行くぞ」
189名無しさん@ピンキー:2006/10/24(火) 18:29:11 ID:6p9gylEG
ここの神々は、物静かに民草にご恩をお与えになられる…
多謝!!!!獄ハル10もwktk
190獄ハル+10 その4:2006/10/24(火) 18:47:02 ID:zZ+9dnmH
 フルートケースを形どったライフルケースを軽々と持ち上げられ、ハルは獄寺に促されるままに部屋へと向かった。

※※※

 『ツナさん、京子ちゃん、おめでとうございます!』

 2人の婚約が決まった日、ハルはファミリーの誰よりも笑顔で祝辞を述べた。遅れを取った守護者ならぬ幹部の面々の間抜けな顔は記憶に新しい。

『ありがとう、ハルちゃん』

 いっそ、思い切り蔑視でもしてくれたらいいのに。そう呆れてしまう程に、京子の笑顔は純白だった。そして知るのだ、自分は決して彼女を嫌いになどなれない。ツナの事を好きなくらい、京子の事が好きなのだ。人としても、友人としても、彼女が大好きで仕方ないのだ。

「……ハル、ハル」
191獄ハル+10 その5:2006/10/24(火) 19:22:39 ID:zZ+9dnmH
 「は、はひ?!」
 「上着。脱がねーと手当て出来ねェ」

 自分の所持品から救急セットを取り出した獄寺は、ベッドに腰かけるハルを呼んだ。間もなく怪我をした箇所が露になり、シングルベッドの上はライフルとハルのスーツ、簡易救急セットとそれぞれの持ち主でいっぱいになった。

 「……ここだけか?」
 「はい」
 「染みるぞ」

 言って、応急処置の絆創膏を外す。丁寧に消毒液で患部をなぞられる。シャマルに手ほどきを受けているのか、獄寺は簡単な治療なら一通りこなす事が可能だった。
 ハルは見つめる。
 ゴツゴツした指輪も綺麗な白い手も、何も語らない。けれど、触れる指先が全てを告げる。

 「…ありがとう、ございます」
 「あ?」
 「…待ってて、くれて」
192名無しさん@ピンキー:2006/10/24(火) 21:11:05 ID:jKZbjtKs
ハルが凛としてて文章も上手いし作品はすごく素敵なんだけど
投下の間が時間空きすぎなのは何とかしてもらえませんか?
これだと他の書き手さんが投下したくてもできないから
一気に投下できない場合続きは何十分後とか書くとか
193獄ハル:2006/10/24(火) 21:33:05 ID:zZ+9dnmH
すみません、先ほどから獄ハルでお邪魔している者です。

ケータイなので電波状況が悪く、なかなか連続投稿できません。本日中には完成した物を投稿しますので、他の方の状況を伺ってから投稿前にレスします。

大変ご迷惑をおかけしました。
すみませんでした。
194TEST ◆jIx.3BH8KE :2006/10/24(火) 22:31:12 ID:wV5mN97w
>>193
楽しみにしています!
195名無しさん@ピンキー:2006/10/24(火) 23:37:27 ID:x1sw8b7t
作者様乙!楽しみに待ってるよ
196獄ハル+10 その6:2006/10/25(水) 00:11:30 ID:Gt56ijLC
お邪魔している者です。新規SS投稿の方がいらっしゃらないようなので、このまま続けます。

※※※

 指先が冷たい理由くらい、すぐに分かる。何かあれば駆け付けられるように、でもハルのプライドを邪魔しない用に、何時間も待機してくれていたのだ。
 例えそれがツナの命であっても、ハルは獄寺の気遣いが嬉しかった。

 「ありがとう、ございます」
 「……」

 獄寺の動きが止まる。
 そしてそのまま、黙ってうつむくハルの肩を抱き寄せた。
 かすかに硝煙の香りが残る黒髪は柔らかくて儚い。記憶に残る面影との差異に、知らず眉根が寄る。


 自分と同じ人を想って苦しむ彼女が、



 「………ハル、」



 堪らなく、愛しかった。
197獄ハル+10 その7(最後):2006/10/25(水) 00:54:43 ID:Gt56ijLC
 小さな頭を自分の胸元に寄せる。余っていた手を彼女の細い背中にまわす。何も言わない代わりに、体中で包み護るように身を寄せた。

 見えるものからも、見えないものからも。腕の中の彼女を守りたいと、強く願った。


 「…ハル、煙草、きらいです」
 「…」
 「怒りっぽいひとも、やです」
 「……」

 言葉とは反例して、段々と温かな手が背中へと進む。それでも躊躇う彼女に、獄寺はもう一度名前を呼んだ。

 「ハル」

 涙の溜った左右の目元に、好きだと告ぐ代わりにキスを落とす。
 忠誠でも敬愛でもない口付けはやがて、深海のような闇夜の中で、影を重ねる合図となっていった――――…。

※※※※※※

 なんだか中途半端ですみませんでした;;しかもエロくない…
 一応これで終わりです。また機会があれば挑戦したいと思います。
 それでは失礼しました。場所ありがとうございました。
198名無しさん@ピンキー:2006/10/25(水) 01:16:27 ID:5vFRuqfR
乙!文章綺麗だな〜
続きが気になる
ぜひまた書いてください
199バジル×オレガノ 1:2006/10/25(水) 01:18:01 ID:pCM7gOXa
神様方皆様GJ!ツナ髑も骸凪も獄ハルも美味しく頂いております。
凄まじい勢いで神様方がいらっしゃってるところお邪魔します。

・バジル×オレガノ
・純愛切ならぶ未満
・前スレの話から過去になります
・純情少年、大人のお姉さん



「オレガノ殿は綺麗でござるな」
 バジルがある日何気なく呟いた一言に、オレガノはきょとんと停止した。
世辞や下心込みで言われる事は多々あれど、こんなあっさりと、
こんな純粋に、その言葉を言われた事などなかった。
「……有難うバジル。でも、私そんなに綺麗じゃないわよ?」
 にこ、と当たり障りの無い笑みを浮かべ、常套句をオレガノは返す。
その笑顔にかぁと頬を紅くするバジルが黙り込むのを見て、
オレガノはまとめていた書類を抱えてそのまま部屋を出ようとした。
「…でも、拙者はオレガノ殿を本当に、綺麗と思うでござるよ…?」
 悲しそうな、少し泣きそうなバジルの声。
きゅう、とオレガノの胸が、締め付けられるように痛んだ。

 貴方に綺麗と言ってもらえる程、私は綺麗な人間じゃないのよ――。
いっそそう言ってしまえば、この胸の痛みはどんなに楽だったろうか。
200バジル×オレガノ 2:2006/10/25(水) 01:19:20 ID:pCM7gOXa

 一日の仕事が終わり私室へ帰り着き、シャワーを浴び終わったオレガノは
温もった体からまだ雫を滴らせたまま、小さなソファに座り込んでいた。
綺麗。バジルに言われた一言が、頭の中でぐるぐると巡る。
物憂げに首を傾げると、普段結っている片方結びのお団子を解いた髪が、肩口に張り付いた。
 『オレガノ殿は綺麗でござるな』
 純情な瞳の少年の純粋な一言が、胸の中にわだかまりとなって残っていた。
「私は……」
 ぽつりと、呟きかけた言葉は途中で止まった。
カチャリ、とサイドボードに愛用の黒縁の眼鏡が置かれる。
下着のままの身体をソファに預けると、ゆるゆると脚を開き、肘掛に足首を乗せて。
そのまま、まるで辱められるように脚を開く体制になると、
オレガノはその白く細い指先を足の中心に寄せ、僅かに膨らんだ突起を、くりっと押した。
「っ、ん…」
 びくっと身体が小さく跳ね、淫靡な声が毀れた。
意識ではどう思っていようと、快楽に慣らされた身体は快感を欲しがり、
一度火がついてしまえば欲望は収まることなく、身体の芯が疼く。
くりくりと淫核を執拗に攻め立てるて硬く膨らませると、ぴんっと爪先で強めに弾く。
はぁ、と溜息のような甘い吐息が唇からこぼれ、やがて脚がびくびくと震えだした。
胸の中に残る甘い痛みをかき消すように、オレガノは自慰に耽っていく。
目を閉じ、何もかもを拭い去るように、噛み締めた唇から声を零して。
201バジル×オレガノ 3:2006/10/25(水) 01:20:22 ID:pCM7gOXa

 女性でマフィアに身を置くことの一番の武器を、オレガノは勿論知っていた。
その手解きは受けているし、そういう意味の『仕事』を、幾度も請けたことがある。
親方様の為ならと、同盟マフィアや敵対マフィアのボスの夜伽に向かったことも一度や二度ではない。
身体への快楽に従順に従う彼女は、ある意味家光の手札のひとつだった。
 だからこそ、バジルの純粋なたった一言に、オレガノは心を乱した。
好きでもない男に抱かれる仕事を請け、あまつさえそれに快楽を見出して
男達の望むように啼き善がる自分が、彼の言う『綺麗』なはずがない、と。

「は、んんっ、ぁ…」
 大きく開いた脚の中心からは濡れた蜜が溢れ出し、
ソファをびっしゃりと濡らしながら、止まることなく次から次へと穴から毀れる。
淫核のみを責め立てるも、快楽は容赦無くオレガノを包み込み、
あっという間に絶頂への入り口へと彼女を誘っていた。
 硬く立ち上がった淫核の皮をくいと引っ張り上げ、露になった赤い突起へ
直に指を触れると、まるで幼子の頭を撫でるように、幾度も撫で上げる。
「あッ、ダメ、私、ぅう…!」
 身体の奥底から湧き上がる絶頂の真っ白い快楽に、オレガノは瞳をきつく閉じた。
声を忍ばせ、唇をぎゅっと強く噛んだ瞬間、びくん!と身体が一際大きく跳ね、
痙攣を繰り返しながら、彼女はオルガズムを感じていた。
「ふ……ぁ、っ…はぁ……は、ぁ…」
 とろっと溢れ出た白い蜜を指で絡め取り、目の前へ持ってくる。
指を開くとその間をねちゃ、と橋渡しした白い蜜の、酸味の強い香りがした。
202バジル×オレガノ 4:2006/10/25(水) 01:21:23 ID:pCM7gOXa

(……だから私は…)
 恍惚の中、粘度の高い白い蜜を頬になすりつけ、
オレガノは表情を曇らせた。息は上がって次の快感を欲している筈なのに。
(…綺麗なんかじゃ、ないわ)
 何故だか気分が乗らず、オレガノはだるい身体を動かしてソファから降りると、
快楽の熱を持った体を洗い流すように、先程上がったばかりのシャワールームへ向かった。

『オレガノ殿は綺麗でござるな』

「…どうして……?」
 熱いシャワーを頭から勢いよく浴びながら、オレガノは呟いた。
あの一言を拭い去る為に、自らを快楽の絶頂へ追いやって、貶めたはずなのに。
ずるずると力なくバスタブに座り込み、困ったように眉を寄せる。
迸る湯は、頭の先から足先へと流れ落ち、排水溝に飲み込まれていく。
僅かに渦を巻くその流れを見詰めるオレガノの視界が、じわりと滲んだ。
「…ッ、どうして………」
 シャワーに混じって流れていくそれが、シャワーのように痛くなければどれだけ良かっただろう。
だが、理由も解らず溢れ出てくる涙は、オレガノの涙腺を痛めつけ、
じんと目頭を熱くさせながら、次から次へ溢れて止まらなかった。
(どうして、あの一言が消えてくれないの…?)

 (つづく)

話は続きますが、今回は取り合えずここまでです。
並盛組や黒曜組は神様方が書いていらっしゃるので、イタリア組で頑張りたいところ。
オレガノさんとか……チェルベッロの娘達とか…?
ところでオレガノさん今週はぷに可愛かったよオレガノさん。
203名無しさん@ピンキー:2006/10/25(水) 03:09:31 ID:bIpS7VGB
GJです!
文章がキレイで読みやすい、みなさんの文才に感服します!

オレガノは今週萌えたかわいかった、頑張って下さい!
204名無しさん@ピンキー:2006/10/25(水) 06:34:57 ID:4l+uIA4K
>>196
>自分と同じ人を想って苦しむ彼女が、

キャラの解釈は人それぞれだし、それがメインになるのでなければ
ホモネタ挟むのもありだとは思う。(少なくとも自分は)

しかし、それならそれで最初の注意書きは忘れないでくれ……

スゲー萎えた。
205名無しさん@ピンキー:2006/10/25(水) 06:58:14 ID:Gt56ijLC
 バジオレごちそうさまでした!

 昨日獄ハルでお邪魔した者です。

 ご指摘頂いてた点ですが、獄寺がツナを想うのは『敬愛』、ハルがツナを想うのは『恋』と別けて考えてました。
 ただ、「ツナを大切に想う」気持ちが同じ、という意味で、あのように書かせて頂きました。ツナにとっては京子ちゃんが一番で、でも獄寺もハルも彼女の代わりになれない、というニュアンスが伝われば幸いです。

 自分の文章力の無さで不快にさせてしまい、すみませんでした。
 失礼しました。
206名無しさん@ピンキー:2006/10/25(水) 09:51:55 ID:8zFZ4Mxy
いやいや自分はすげー好みの小説だった!
携帯から乙した!
207名無しさん@ピンキー:2006/10/25(水) 10:49:15 ID:XDewW+Vc
>>205
どう解釈するかは人それぞれだからあんまり気にしなくていいと思うよ
少なくとも自分はうほっかよ!とは思わなかった
208名無しさん@ピンキー:2006/10/25(水) 12:26:19 ID:bIpS7VGB
フツーに獄寺のは主に対する忠誠心だと思った
ハルかわいいよハル
209名無しさん@ピンキー:2006/10/25(水) 20:04:27 ID:h5vBATBX
バジルってござるとは言わないよな…?
だがGJなんだからね!
210ディノビア:2006/10/25(水) 21:15:05 ID:fTVN/fy6
ディノビア続きを書き上げたので一気に投下させていただきます
途中ディーノのキャラが黒気味なので注意
211ディノビア:2006/10/25(水) 21:16:57 ID:fTVN/fy6
首筋に唇を寄せると長い髪からふわりとシトラスの香がした。
風呂場に置いてあったピンク色のボトルを思い出す。
シャワーを浴びていた時には彼女はすでにこうすることを決めていたのだろうか。
そう思うと甘く爽やかなこの香も淫靡なものに感じられた。
痕をつけない程度に首から鎖骨にかけて甘噛みしていくと、
ビアンキの唇からふっと息が漏れた。
そのままゆっくりと体を布団の上に寝かせ、改めてビアンキの全身を眺める。
光沢のあるサテン生地はビアンキのほっそりとした体に
フィットして、腰や足のラインを美しく際立たせている。
それはいいのだが―。

「…お前ってツナの前でもこんな格好でいるのか?」
「それがどうかした?」
「あいつも思春期だからよ…。目の毒だと思うんだよな」
ディーノが懸念するのも無理はない。
ビアンキは下着をつけていないため乳首の形が透けて見えているのだ。
「下着つけて寝るのって嫌いなの。それに気にしなくたって
初めてツナの前でこの格好してからはツナの方から目を逸らしてるわよ」
「お前もっと慎み持てよな…」
ため息をつくディーノの首に再びビアンキの腕が絡みつき、
色香を含んだ瞳で見上げられる。
「今はそんなことどうでもいいでしょう?」
「…それもそうだな」
今は目の前のビアンキを抱くことだけを考えていればいい。
212ディノビア:2006/10/25(水) 21:20:39 ID:fTVN/fy6
肩のストラップを外し胸元を寛げる。
白くふっくらとした乳房の上で赤く主張する乳首に
やんわりと噛み付くとビアンキは「あんっ!」と甘い声を出した。
「静かにしろよ。奈々さんやチビ達は一階にいるんだろ?」
寝ているのだからまず大丈夫とは思うが用心に越したことはない。
うっかりランボやイーピンが起きて見にでも来たら
幼少期にトラウマを作ってしまう。
「ん…」
ビアンキは頷いて自分の手で唇を押さえた。
それを確認してディーノは胸の果実を舌と歯を駆使しながら愛撫しもう片方の胸を揉みしだく。
ずっと抱かれていないと言っていたとおり久しぶりに
与えられる刺激にビアンキは激しく反応を示した。
「あぅっ、あぁ…」
白い頬を薄く染めて必死に声を押し殺す姿が
普段の彼女を知っているだけにより扇情的に見える。

手を胸から下へと滑らせしっとりとした太股に触れる。
そのままドレスの裾をめくり上げ、白い内股に強く吸い付いた。
「ちょっと、痕はつけないでよ…」
息を乱しながら抗議してくるビアンキにディーノはふっと笑った。
「大丈夫だって。こんなところ見る奴いねーだろ?」
だから自分を誘ったのではないかと言外に含ませ、
キスマークの上をねっとりと舐め上げる。
「んぅっ…」
ビアンキは悔しそうに唇を噛むと顔を背けた。
そんな彼女を見てふとあることを思いつく。
213ディノビア:2006/10/25(水) 21:23:50 ID:fTVN/fy6
ディーノはそっと腕を伸ばし、眠っているエンツィオの隣に
置いてあるバッグを取った。
中から取り出したのはハンカチと愛用の鞭。
「!? 何…」
気付いた時にはビアンキはあっという間にハンカチで目隠しをされてしまった。
「ちょっと、どういうつもり?」
「少し趣向を凝らそうと思ってな」
そう言いながら鞭で両腕までも後ろ手に縛り上げてしまう。

「何考えてるの、外しなさいよ!」
「何で?こうした方がより刺激的で楽しめるじゃん」
「ふざけないで早く外して!」
「だから大声出すなっつーの。オレの顔見えない方が好きな相手
想像できるしいいじゃねーか」
「……」
(そこで黙るか)
結局相手は誰でもいいということなのかと気分が下降する。
が、すぐに自分も性欲処理のためにビアンキを抱くだけなのだと思い直す。
誰だっていいのだ。

自分も、ビアンキも。
214ディノビア:2006/10/25(水) 21:28:01 ID:fTVN/fy6
「ああ、手も縛っちまったから声抑えられねーな。口も縛るか」
もう一枚ハンカチを取り出してビアンキの口を縛る。
抵抗も反論もないのを物足りなく思いながら耳を舐め上げると
ぴくりと体を跳ねさせる。
視界が遮られていることで敏感になっているようだ。

手をドレスの裾の奥へ入れ、すでに濡れている秘所へと触れる。
割れ目をなぞるように指を動かすと、くぐもった喘ぎが聞こえてくる。
「んん…、ふぅっ…」
ディーノは口元だけで笑うと愛液で濡れた指をつぷ、と中へ進めた。
「んっ」
ゆるゆると中で指を動かすと蜜がくちゅり、と溢れた。
一度指を抜き裾を割って、男を迎え入れる期待に震えているそこを見つめる。

「なあ、相手がいない間ずっとこんなふうに1人でしてたのか?」
「っ!……」
「図星みたいだな。してる時どんなこと考えてた?」
一番敏感な突起を指先で転がす。
「ふぅっ!はぁんっ…」
「リボーンが大人になってからやるときの事想像しながら?
それとも前の男とやった時のこと思い出しながら?」
再び指を突き入れ抜き差しを繰り返す。
「ん、んん、ふぁっ」
「そんなに欲求不満ならそこらへんの男捕まえてやればよかっただろ。
それとも愛するリボーンがいるから我慢してたのか?」
「はぅっ!」
中でぐりっと指を捻るとビアンキは体を震わせて達した。
布団の上ではあはあと肩で息をする女を冷静な瞳で見下ろす。

(それなら何で今オレとこんなことしてるんだよ)

矛盾している。
ビアンキの美貌なら相手に不自由はしないだろう。
誰でもいいなら行きずりの男の方が後腐れなく済む。
リボーンに操立てしているのならこうしてディーノに体を開くはずもない。
矛盾、している。
(オレもか…)
女なら誰だろうとよいはずなのにこんなにも
ビアンキのことを気にするのはおかしい。
欲望の捌け口でしかない女が何を考えていようとどうでもいいはずなのに。

215ディノビア:2006/10/25(水) 21:31:22 ID:fTVN/fy6
思考を吹っ切るようにディーノはバッグから常備しているコンドームを出し、
すでに勃ち上がった自身に装着すると一気にビアンキを貫いた。
「―っ!!」
息を整えている最中いきなり挿入されたビアンキは
声にならない悲鳴を上げてのけぞった。
顔が布で隠れていても苦痛の表情をしているのが見てとれる。
それを無視してビアンキの腰を掴みぐいぐいと深く進入していく。

最後まで入れると女のとろけるような熱さと柔らかさにディーノもはぁ、と息を漏らした。
目と口をハンカチで覆われたビアンキの顔から目を逸らし、無言で動き始める。
「んっ!はぁ…!」
最初は痛みを訴えていた声がだんだんと色づいていくのを感じながら
ディーノは腰の動きを激しくした。
繋がった部分からは肌のぶつかり合う音と粘液の絡む淫らな音が響く。
男と女は夢中で互いの体を貪り合った。
「は、うぅっ、ふうっ、んぅーっ!!」
ビアンキの体がビクンと跳ね二度目の絶頂を迎える。
「く…っ」
強い締め付けにディーノも続いて果てた。

「……」
ぐったりと横になったビアンキを見つめる。
先ほどまで自身を銜えていた秘所はひくひくと震えていて、
それを見ているだけでまた自身に熱が集まる。
「…ディーノ」
呼ばれて顔を上げると、口元のハンカチがずれて赤い唇が覗いていた。
「何だ」
「もういいでしょ、ハンカチと鞭」
「…そうだな」
白い腕を縛り上げていた鞭を外すと赤く痕がついていて、
やりすぎたかと少し後悔する。
腕が自由になるとビアンキは体を起こし、自分でハンカチを外し
畳の上に放り投げた。

「どうだった?やっぱ見えない方が感じただろ」
罪悪感を振り払うように揶揄するとじろりと睨まれた。
ポイズンクッキングが来るかと身構えたディーノだったが、
彼の唇に押し当てられたのは毒々しい料理ではなく
ビアンキのふっくらとした唇だった。
216ディノビア:2006/10/25(水) 21:34:09 ID:fTVN/fy6
「やっぱり見えた方がいいわ」
唇を離してぽつりと呟く。
「毒サソリ…?」
「こんな時くらい名前で呼んだら」
不機嫌そうな声でビアンキが言う。
「…ビアンキ」
名前を呼ぶとふっと肩の力を抜くのが分かった。

「ディーノ、私だって誰でもいいってわけじゃないのよ」
「え?」
「愛のないセックスなら相手を選ぶ必要はないわ。だけど私はあんたを選んだ」
「それって…」
ディーノは目を瞬かせた。
「リボーンへの愛はもっと大きいけどね」
きっぱりと言われて苦笑する。
「分かってるよ」
それでも素直に嬉しいと感じてしまう。

「…悪かったな」
ビアンキの腕をとり鞭の痕をそっと撫でる。
「分かればいいのよ。これくらいすぐに治るし気にしないわ」
「悪いついでにもう一つ。…もう一回いいか」
「…目隠しは無しよ」

衣類を全て脱ぎ捨て布団の上で全裸で絡み合う。
ビアンキはまじまじとディーノの分身を見つめる。
「…道理で久々とはいえ痛かったはずだわ。あんたへタレのくせに大きすぎ」
「そうか?」
「そうよ今までの男の中で一番の大きいわ」
「それって褒めてくれてるんだよな」
「事実を述べたまでよ。調子に乗らないで」
口調は素っ気ないが口元は綻んでいる。
今まで美人だとは認めていたが可愛いと感じたのはこれが初めてだった。
217ディノビア:2006/10/25(水) 21:38:33 ID:fTVN/fy6
「でももっと大きくなるわよね」
そう言ってビアンキは手を伸ばした。
白い指がディーノの性器を上下に滑る。
「っ…」
それだけで手の中のディーノ自身がびくりと勢いを増す。
そのままビアンキは両手で包み込み強弱をつけながら擦り上げていく。
先端から溢れる汁が彼女の手を汚しても気に留めない。
裏筋を撫で上げ、先端を爪でつつく。
「どんどん大きくなってきてる」
見上げる視線の艶っぽさにディーノはごくりと唾を飲んだ。
「ああ。早くビアンキに挿れたくて仕方ねーんだよ」
正直に告げるとビアンキはふふ、と笑った。
「いいわよ。私をもっと満たしてちょうだい」

「行くぞ」
声を掛けて自身をゆっくりと挿入していく。
二回目だったせいもあって一回目よりだいぶ楽に奥まで入れることができた。
「動いていいか?」
「ええ…」
首に腕を回して頷くビアンキの頬にちゅっと軽くキスして腰を動かす。
熱い塊が出入りする感覚にビアンキは「あぁっ!」と甘い声を出した。
慌てて口を押さえようとするのを制し深く口付ける。
「んっ。ふ…、あふ…」
お互いに舌を絡ませ合い、上からも下からも粘着質な音が生まれる。
ビアンキの白い脚がディーノの腰に密着し、
料理のために短く切り揃えてある爪が彼の背中に赤い線を引いていく。
快楽に切なげに顔を歪める彼女を強く抱き寄せながら、ディーノは思った。
せめてこの一晩は胸の中のビアンキを離したくないと。
218ディノビア:2006/10/25(水) 21:42:07 ID:fTVN/fy6
翌日。
「ふぁ〜…」
沢田家を出て部下達が泊まっているホテルへと向かいながら
ディーノはあくびをかみ殺した。
結局もう一回どころかあの後何度も体を重ね、
眠りについたのは夜明け近くだったのだから無理もない。
何も知らずに「日本に来たらまた寄ってくださいね」と言ってくれた
ツナの顔がやけに眩しく見えた。
あの純粋で初心な弟分がこれから先マフィアのボスになっても、
男女間の醜い部分は知らないままで愛する女性と幸せになることを願う。

ビアンキはディーノが起きた時にはすでに出かけていたため別れの言葉も言えずじまいだ。
彼女もそんな言葉は不要だと思っているから彼が起きる前に家を出たのだろう。
それでいいのだと思う。
激しく抱き合いながらもお互い割り切っていた。
ビアンキにはリボーンがいるし、ディーノには守るべき
ファミリーのため今は1人の女に夢中になっている場合ではない。
次に会う時はお互い何事もなかったかのように振舞うのだろう。
それが一番いいのだと自分に言い聞かし、
自分を待っている部下達の下へと足を速める。

彼が遠くから自分の背中を見送るビアンキに気付くことはなかった。
219ディノビア:2006/10/25(水) 21:46:18 ID:fTVN/fy6
終了です
何かいろいろ微妙でごめんなさい
220名無しさん@ピンキー:2006/10/25(水) 22:37:57 ID:0slNZnCN
ディノビアさん乙!
大人なSEXカッチョイイ(゚∀゚)!!
221名無しさん@ピンキー:2006/10/25(水) 22:39:38 ID:ZjyaqYiX
超GJ!!!
もうこの二人が絡むだけでエロい気がする(;´Д`)ハァハァ
222名無しさん@ピンキー:2006/10/25(水) 23:28:42 ID:bIpS7VGB
GJ!
ディノビア萌え
(*´Д`)ハァハァ
223ツナ髑髏仲直り編1:2006/10/26(木) 22:56:51 ID:n5jRFpY5
「おや珍しいですね君から訪ねてくるとは」
骸はどうぞ、と部屋の中に招き入れた。紅茶を淹れてやりながら、
もっともらしく頭をふる。
「まあ予想はつきますけどね、先日の一件のことでしょう」
テーブルをはさんで向かいに座ると、肘をつき両手を組む。
「君は油断して好きでもない人にキスを許してしまい、さらに
それを彼女に見られてしまった…」

ぴくっと肩が揺れる。骸はハァとため息をつく。
「全く君は情けない男ですね沢田綱吉。きちんとフォローしろと言ったでしょう」

ずっと黙っていたツナが口を開く。
「や、ちゃんと話そうと思ってたんだけど…」
「いざ会ってもなんと言っていいかわからなくて?」
「う゛…」
言葉に詰まるツナ。どうやら図星だったようだ。
「馬鹿ですか君は」
ぐさっ。
「誰も君の貧困なボキャブラリーに期待なんてしていませんよ」
ぐさぐさっ。
「国語のテストが2点の人間の言葉ですべて伝えられたら奇跡ですし」
ぐさぐさぐさっ。

「…って、なんでお前がそのこと知ってんだよ!」
半分昇天しかけていたツナが白目を剥いてツッコむ。
「僕に知らない事なんてありません」
ははんと鼻で笑う骸。
「気持ちを伝える手段は何も言葉だけではないはずです。ボンゴレの血統を持つ
君ならわかるはずですよ」
「……うん」
しょぼんとうなだれるツナを見て骸はわざとらしく
「ここは駆け込み寺ではないんですよ、30分ほど前にもその件について
クロームが相談しにきて君の家に行くと…おっと」
と口を押さえる。

ツナはがばっと頭をあげると急いで帰り支度をしながら
「骸、ありがとう!」
と玄関に駆けていく。そんなツナを呼び止め、
「ちょっと待ってください、これを…」
とA3サイズほどの高級ブランドショップの手提げ袋を差し出す。
「先ほどクロームに渡し忘れてしまいましてね、お願いします」
「わかった。じゃ!」

ツナが出て行った後、奥の部屋から千種と犬が出てきた。
「ボンゴレ帰ったびょん?」
どうやら犬はあまりツナのことが好きではないらしい。
「骸様、あの紙袋…」
勘のいい千種が骸にたずねる。骸はあごに指をかけてクフフと含み笑いをしている、大抵
こういう時はろくでもない事を企んでいるからだ。
「クフフフ、ちょっとしたプレゼントですよ」

224ツナ髑髏仲直り編2:2006/10/26(木) 22:58:06 ID:n5jRFpY5
ツナが急いでバスを乗り継ぎ自宅に戻ると、髑髏がちょうど沢田家のベルを
押そうとしているところだった。
「あ、ボス…」
「あ、えと…よかったらあがってって」
ぜえぜえと息を切らせて自分の部屋に案内するツナ。そんな2人を居間のドアから
顔を出して生温かい目で見守る家光・奈々夫妻。
「かわいい子だな〜、奈々ほどじゃないけどなっv」
「まああなたったら〜v」
あははうふふ状態の夫妻であった。



「散らかってるけど適当に座って」
「おじゃまします…」
散らばる雑誌やら服やらを拾い集め、髑髏の座るスペースを作るツナ。
「あのこないだの事なんだけど…見たんだよね、オレと京子ちゃんが…その…」
「…うん、見た。あの日ボスからは護衛はいいって言われたんだけど、不穏な動きの
ファミリーがいるからツナから目を離すなってリボーンさんに言われてたから…」

そのせいでか。いや、そのおかげで拉致にも迅速に対応できたのだ、リボーンを
責めることなどできまい。

「そか…」
「あ、の…私、笹川さんに醜いヤキモチやいて酷いことしてしまって…」
「いや、オレこそスキがあったからキスされちゃって、いやあの…」
お互い焦って言葉がこんがらがる2人。
「あの!確かに昔はオレ京子ちゃんに憧れてたよ!でもそれは昔のことであって、
今は…今は、」
急にぼぼぼ、と顔を赤くするツナだが、意を決し
「今は君の事だけを愛してるから!!」
「ボ ス…」
髑髏を引き寄せぎゅっと抱きしめる。その華奢な体は少し震えていた。
すっと顔を寄せ、口付けをかわす2人。



225ツナ髑髏仲直り編3:2006/10/26(木) 23:02:54 ID:n5jRFpY5
夕日が部屋の窓からさし込み、2人をオレンジ色に染めていた。ちゅ、ちゅと
キスを繰り返す。お互いのぬくもりを確かめるように。

「っは…ダメだ」
「ボス?」
唇を離したツナに髑髏はもっと、とねだるが
「これ以上してたら…その、我慢できなくなるからさ‥」
下に目線をやると、ツナの股間は微妙にふくらんできていた。
「さすがにうちじゃ出来ないから‥クローム?」
髑髏はツナをベッドの端に座らせると、自分はツナの足元にひざをつき
ツナの制服のベルトに手をかけた。
「わ、ちょっ…」
半立ちになったツナの分身を取り出すと、愛おしそうにキスをし、上目遣いでこう告げる。
「ボスの、食べさせて…?」
舌をとがらせ、カリの部分を丹念に舐め上げる。ぐるりと形をなぞるように、
つつつと竿を伝い玉にまで這わせる。
「ふ…」
堪らずツナは息をもらした。
ぴちゃぴちゃ、ず‥
ぱくりと全体を口に含み、上下に動かせる。口をすぼませ何度も往復する。
「ん…ふ、んぐ‥」
髑髏の口元からは唾液が一筋こぼれ、妖しく光っている。
ふとツナは気づいた、髑髏は床にぺたんと女の子座りしてフェラをしているのだが、
その細腰が前後に少し揺れていることに‥
「ね‥アソコ床にこすりつけてんの?」
「んむっ」
どうやら図星だったようだ、フェラしているうちに自分も感じてしまったらしい。
「すげーエロい…」
「ん、んぅ…」
ぢゅ、と髑髏が舌の動きを早め、強く吸い上げる。ズププ、ジュブ…
「ふぁ、 あ ぁイく…っ」



「ツナ――!あそぼ―――!!」
「うわぁぁぁあ!!!」
バタンと部屋のドアが開きランボとイーピンが入ってきたのと、ツナが
髑髏と自分の股間を掛け布団で隠したのはほぼ同時だった。
「な、な…!」
「あれーツナ、かおあかいぞー」
「いや、あ、そうそう、ちょっと熱あるかなーなんて、だから遊べないんだごめんな!」
「つまんない!ツナのあほー!」
どたどたと2人は部屋から出ていく。ふーっと息をつき、布団をめくると髑髏はツナ自身を
くわえたままぷるぷる震えている。
ツナはイク瞬間髑髏の顔を離してタオルで精液を受け止めようと思っていたのだが、
どうやら髑髏の口の中に出してしまったらしい。
「ごごごごめん!!タオル、タオル…」
ずるりとツナ自身から口を離した髑髏は口元を押さえ、ゴクンと喉を鳴らした。
「って、え!?飲んじゃったの!?」
タオルで髑髏の口元を拭いてやりながら焦るツナ。当の本人はケロリとした表情で
「だって、ボスのだもん」
と言っている。
「ダメだよ――!!」
とツナの声がこだました。



つづく
どうしてもオチがついてしまう…すみませんあと少し続きます。
残りは2、3日中に投下予定
226名無しさん@ピンキー:2006/10/26(木) 23:38:05 ID:Ffm3EJol
相変わらずステキです!
ツナ髑モエス(・∀・)
髑髏たんかわいいなぁ
227名無しさん@ピンキー:2006/10/27(金) 00:26:11 ID:RdB6/Wj0
次がどうなるか予測できない。
続き楽しみにしてます!
228名無しさん@ピンキー:2006/10/27(金) 06:56:01 ID:eaD1vDfw
ゴックンしちゃう髑髏たん萌え
続きwktk
229名無しさん@ピンキー:2006/10/27(金) 23:35:57 ID:+pzyJDSu
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
フェラでゴックンテラエロス!!!!手提げ袋の中身気になる
230ツナ髑髏仲直り編4:2006/10/28(土) 21:44:38 ID:oUlTxhOe
その後「ぜひうちで食べてって〜」という奈々の好意で髑髏は沢田家で
夕食をごちそうになることになった。
「はっはっは〜、可愛い女の子がいると食卓が華やぐな〜!」
家光はすでに出来上がってご機嫌だ。居候の多い沢田家にとって
一人増えたくらいなんてことないのだ。
「いっぱい食べてね〜v」
「ありがとうございます」
髑髏が椅子に座ると、その横ですでに食べ始めていたイーピンが
髑髏に向かって言った。
「◎※◆○△@▽!」
「ほ〜う」
中国語の分かる家光が何やらニヤニヤしている。
「父さん、イーピンなんて?」
家光の態度を不審に思ったツナが問いかけるが、
「いやいや何でも〜vv」
と家光ははぐらかすだけだった。
「??」


 
夕食を食べ終え、ツナは髑髏のマンションまで彼女を送っていく。
「ごめんね、うち騒がしくて…」
「ううん、とても楽しかった。あんな風にごはん食べるの初めて」
にっこりと微笑む髑髏。
「そっか、なら良かった…あ、そういえばこれ骸から預かってたんだ」
と手提げ袋を差し出すツナ。
「?なんだろ…」
開けてみると、中には洋服らしきものと一通の手紙が入っていた。髑髏はその手紙を開いてみる。 

一通り目を通した後髑髏の顔はなぜか真っ赤になっていた。
「?どーしたの?」
「あ…ボス、とりあえず部屋にあがって…」
「う、うん…」
首をひねりながら部屋に向かうツナだった。
231ツナ髑髏仲直り編5:2006/10/28(土) 21:46:29 ID:oUlTxhOe
「ちょっと制服着替えてくるね」
といって髑髏は奥の部屋に入っていく。出されたジュースを飲みながらとりあえず
リビングのテレビをつけ、丁度始まった音楽番組を見てくつろぐツナ。
いやにテンションの低い司会者に紹介された歌手が歌い始め、音楽が響く。

『こーころーのーみち○るべさ〜♪』

曲が始まったのと同時に髑髏が奥の部屋から出てきた。ツナは画面から視線を外し、
「この曲いいよね〜、   って、え゛―――!?」
ツナはズルッとソファから落ちてしまった。なぜなら、髑髏は超フリフリのミニのメイド服を
着ていたからだ。
「そ、そのカッコは…まさか骸の…」
「あ、うん…さっきの手提げ袋に入ってた…」
「って素直に着なくていいってば――!!」
(つーかなんでアイツそんな服持ってんだよ!!)

少し頬を染めながら、髑髏はツナに近づききゅっとしがみついた。
「クローム?」
「えと…その、さっき中途半端だったから…」
と体をすり寄せる髑髏。そんな彼女の体が熱を帯びほてっているのが服ごしにわかる。
「…うん、さっきの続き、しよっか?」


ブラウスのボタンを4つほどはずし、前を開けブラをずり下げるとぷるんと
髑髏の胸があらわになる。
ちゅ、と唇をあて強く吸えば白い肌に花びらのように跡が散る。
「んん…」
先端の片方を舌でつつき、片方を指でつまんでやればぷくんと尖り固さを増す。
「ふ、ぅ」
ソファの手すりにしがみつき、快感に耐えている表情はひどく扇情的でツナを刺激する。
ツナは髑髏のスカートの中に手を入れ下着を脱がしていく。
「ね、こっちに手をついて」
と髑髏をソファの上で四つんばいにさせてお尻を高く持ち上げる。
「や、こんな格好…!」
短いスカートはめくれ、薄い茂みに覆われたソコが丸見えになってしまっている。
「あれ、もう濡れてるね‥」
「や…見ないで‥」
ツナは髑髏の太もも付け根あたりに手をかけ、指で濡れそぼったソコを左右に割り開く。
「ひ‥」
「ヒクヒクしてる…」
と舌を入り口に這わせ、中指でクリトリスをクチュクチュといじっていく。
「ああッ!い‥ぃ」
あとからあとから溢れてくる蜜で髑髏のアソコはトロトロになっている。
「そ‥んな、いじらないで…ぇ」
髑髏の脚がガクガクと震え始めていた。
232ツナ髑髏仲直り編6:2006/10/28(土) 21:47:33 ID:oUlTxhOe
「入れるよ…」
四つんばいの髑髏の腰を引き寄せ、立ち上がった自身をびしょびしょになったアソコに後ろから一気に挿入する。
「ッ、ああァ!」
(うわートロトロ…!)
髑髏の中は蜜で溢れ、柔らかくツナを締め上げ包みこむ。
「っふ、ぅあ ア!」
ツナは自身をギリギリまで引き抜き、グッと奥まで深く挿入する。腰の動きに緩急をつけ始めると
ズチュズチュと結合部から粘膜がこすれる音がリビングに響いた。
「んッは、ふぁあ!」
「きもちい‥ッ」
貫かれるたびに快感が体を支配し、口からはあえぎ声のみが漏れる。
「い…い!」
形のいい胸がふるりと揺れ、絶頂が近づく。その途端、ツナは腰の動きを止めた。
「…?ボスぅ?」
あと少しで達したのに、と言いたげな表情で髑髏はもじもじと戸惑っている。
「ね、クローム自分でイッてみて」
とツナはそんな髑髏の様子を見ながら口を開いた。
「そ、んな…」
「ほら、頑張って」

頬を上気させて、髑髏は挿入したままゆっくりと体制を変え騎乗位になる。
ハァハァと吐息を漏らしながらじっとしていた髑髏だったが、そろ、と自分の腰を
浮かせ、ズッと体重をかけて下ろす。
「んはっ!」
自分の動きが快感につながるとあって髑髏は夢中で腰を動かせた。
「ハァ、アァア、」
腰を動かす、けれど絶頂までにはたどり着かず緩やかな快楽が続くだけ…
(あたま、おかしくなる…)
髑髏は涙を流しながらツナを見る。視線が合う。
「ぼ…す、もぅ‥」
「もう、何?」
ちょっと意地悪そうな顔をしてツナが問う。
「も、ぅ…ァあ、」
「ちゃんと言って…」
「――イカせて…お願い‥」
ツナはにこりと笑い、上体を起こし髑髏の背に腕を回すと一気に下から突き上げる。
「ひイぁ!アッ、アァア!」
「一緒に、イこう…!」
「あ  ん、   アァ…!!」
ビクビクと2人の体が痙攣し、絶頂まで達した―――

233ツナ髑髏仲直り編7:2006/10/28(土) 21:52:19 ID:oUlTxhOe
黒曜ボーイズの部屋では…
「というわけで、ナース服か女教師風の制服か迷ったんですよクフフ」
「あ〜オレナース服がいいれす!柿ピーは?」
「……女教師風…」




髑髏の部屋では…
「そういえばあの三つ編みの子、何て言ってたんだろ」
「そーいや…また聞いとくよ」
「おやすみボス」  ちゅっ
「おやすみ」




沢田家では…
「そういえばあなた、イーピンちゃん何て言ってたの?」
「『未来で見たツナのお嫁さんだ!』ってさ」
「まあ、あんな可愛い子が娘になるなんて嬉しいわ〜vv」


少しひんやりした秋の夜風が並盛町と黒曜町を流れていった―――




仲直り編END
これにてツナ髑髏シリーズは終了です。長くなりましたがありがとうございました。
234名無しさん@ピンキー:2006/10/28(土) 22:12:55 ID:4P7dyFPT
激しく乙!!
キャラクタみんないい味出してて大好きなシリーズでした〜!
また機会があれば別カプの投下も待ってます
235名無しさん@ピンキー:2006/10/28(土) 22:56:29 ID:MH7dUdqI
>>233
今回で終了なんですね!!話も文章もすごく良くて、とても楽しませてもらいました。ホントに乙です!!
236名無しさん@ピンキー:2006/10/28(土) 22:58:43 ID:rttCxIe9
超GJ!!
1回目から見ていましたが、かなり楽しませてもらいました。
今までありがとうございました!
乙!!
237名無しさん@ピンキー:2006/10/28(土) 23:04:26 ID:h3vtTphK
禿乙!
もう最高で毎日楽しく過ごせました!
思い入れあるから終わるの残念(´;ω;`)
次があればよろしくお願いします
238ツナ髑髏:2006/10/28(土) 23:40:48 ID:oUlTxhOe
シリーズが絡んだ別CPか、全くシリーズとは関係のない話で別CPか、
また話ができれば投下したいと思います。

今まで感想をくださった方々、本当にありがとうございます。毎回励みになってました。
(正直、出来上がらなくて投げ出そうかなと何度か思った時があったので…)
239名無しさん@ピンキー:2006/10/29(日) 00:34:06 ID:eQ98n2my
ツナ髑髏神超GJでした!!
完成させるって単純だけど根気のいる作業ですよね…
毎回ハァハァさせていただきました(;´Д`)

次回投下をゆっくりまったり待つ
240名無しさん@ピンキー:2006/10/29(日) 00:55:32 ID:P3Nt9ncF
お疲れ様でした!別のCPも楽しみにお待ちしております!
241名無しさん@ピンキー:2006/10/30(月) 22:01:13 ID:3Ey2tv4V
ツナ髑髏おつかれサマっす!別CPも気になりますv
242名無しさん@ピンキー:2006/10/31(火) 17:46:31 ID:FutimHUL
ツナ髑髏神!(魅上のポーズ
一話からずっと見てて正直、本誌より楽しみでした!
別カプもお待ちしております!キョコタンエロとか嬉しいなぁv
243名無しさん@ピンキー:2006/11/01(水) 01:37:56 ID:J7pQk2fm
ツナ髑髏氏お疲れさまです!
いつも萌え萌えしながら読ませていただきました
ツナ髑髏氏のお陰でツナ髑にハマってしまいましたよv
機会があれば、次回作も是非お願いします!
244名無しさん@ピンキー:2006/11/01(水) 21:49:41 ID:GeC7aeOU
そろそろ誰か投下しないだろうか。
245名無しさん@ピンキー:2006/11/01(水) 23:01:54 ID:1jGYwNWI
ツナ髑の人以外投下しにくい空気になってない?
他のCPの書き手さん遠慮せずどんどん投下してくださいねー
246名無しさん@ピンキー:2006/11/01(水) 23:13:35 ID:jsnBW6yg
書き手様方、他のCPでも一向に構いません、楽しみに待ってます!
247名無しさん@ピンキー:2006/11/02(木) 01:46:21 ID:SOemfwd7
ツナ髑さんステキでした。
個人的に骸さまがすんごい男前なのに
制服を真顔で思案してたかと思うと惚れる…!ww
248名無しさん@ピンキー:2006/11/02(木) 12:34:54 ID:qBKYRJ+5
骸×凪たん希望
249雲雀イーピン1:2006/11/02(木) 20:41:29 ID:r8uiXlil
雲雀×大人イーピン、エロなしギャグです。少々キャラがくずれていますがご容赦を。



あたしはどうしてもヒバリさんとお話がしたくて、リボーンさんにお願いをして
10年バズーカを撃ってもらった。ボンゴレお抱えの武器職人ジャンニーイチさんに
改良してもらい、なんとその持続時間は1時間だそうだ。
(これでヒバリさんと…!)



「ヒバリさん!」
肩にかけた学ランを翻し並盛中へと向かう雲雀恭弥に馴れ馴れしく話しかけるとはなんと命知らずな。
周りの生徒が固唾をのんで見守る中、三つ編みの少女はヒバリに追いついた。
ヒバリは歩みを止めずにちらりとその少女に視線をやる。
「誰?」
「あたしです、イーピンです!」
「知らない」
一蹴し、すたすたと去っていく。冷たくあしらわれても、大人イーピンはめげずに
後を追って話しかける。
「雪合戦の時に会った事、覚えてませんか!?ほら、沢田さんに抱っこされてた三つ編みの!」
(雪合戦……)

記憶を掘り起こしてみるヒバリ。あの日、折角雪が積もったからと群れる相手に一方的にぶつけて
雪合戦をしようとして並盛中に行ったことを思い出す。
雪玉を沢田綱吉にぶつけようとした時、なんだか小さい生き物がいたような覚えはある。だが…
「あの子供が君だっていうの?」
「そうです!わぁ覚えてくれてたんですね!!」
頬を染め喜ぶイーピン。だがヒバリは
「なんの冗談?」
と全く相手にせずそのまま応接室へと入っていく。
「ちょ、ちょっと待ってください!」
とイーピンも応接室の中に入ろうとしたが、鼻先でぴしゃりとドアを閉められ施錠されてしまった。


(季節の変わり目は変な奴が増えるな…)
ソファに身を沈めながらヒバリは日誌に目を通し始めたその直後、

ドガシャアァァァン!!!

と派手な音をたてて応接室のドアが吹っ飛んだ。
「な…!?」
ドアのない入り口からは上段蹴りの体制のイーピンが姿を現した。とん、と右足を下ろした後
焦ったように手を口に当て
「またやっちゃった!」
と言っている。
「何の真似?僕と殺し合いしたいなら話は早いよ」
とトンファーを構えるヒバリ。そんな臨戦態勢のヒバリを見てイーピンは焦る。
「違います、実はヒバリさんにお願いがあって来たんです!」
「お願い?」
「はい!ヒバリさん、あたしとちゅーしてください!!」

「―――――――――は?」
250雲雀イーピン2:2006/11/02(木) 20:42:39 ID:r8uiXlil
人間、あまりにも想定外の事を言われると思考回路が止まるらしい。
それは最強の風紀委員長といえど例外ではなく、ヒバリは目が点になった。
だがイーピンはお構いなしに話を進めていった。
「あたしもうすぐ受験なんです。で、合格できるよう願掛けしようと思って
師匠に相談したら、初恋の人とちゅーできたら願いは成就されるって言われて」
イーピンはがっとヒバリの両肩を掴む。その感触でヒバリは我に返った。
「だからヒバリさんあたしとちゅーしてください!」
ぐっと顔を近づけるイーピン。
「!」
ヒバリはそんなイーピンの手をはらい、脱兎のごとく応接室を飛び出し走り去る。
「あー待ってください!」
並盛中の廊下を全速力で走る風紀委員長。その後を追う美少女。
この考えられない組み合わせとシチュエーションを目撃した生徒達は皆一同にぽかーんとしている。


「あ〜ホームルーム始まっちゃうよ〜」
と遅刻気味のツナが廊下を走っていると、前からものすごい勢いでヒバリが走ってくるのが見えた。
「あ、ヒバリさ…」
ダダダダダ!!!!!!一瞬でツナの横を走りぬけるヒバリ。
「…ん、」
タタタタタ!!!!!!すぐその後を追っかけるイーピン。

「って、え!?大人イーピン!?」
ツナは振り返り、すでに遠くまで行ってしまった2人の後姿を見送った。
(な、何してんの――!?)
251雲雀イーピン3:2006/11/02(木) 20:45:03 ID:r8uiXlil
(雪合戦…?願掛け…?初恋…?)
頭をぐるぐると回るどう考えてもつながらないキーワードに、ヒバリは眉間にしわを寄せながら
全速力で走る。だが、その後をきっちりと追ってくるイーピン。
自慢だが、これでも自分は体力と戦闘能力は長けている、ゆえに足の速さにも自信があったのだが…
(ただ者じゃない、か)
とヒバリは後ろをちらりと振り返ると…
「…な…!」
なんと、らちがあかないと思ったイーピンはそばにあったロッカーを持ち上げ、ヒバリに向かって
投げようとしていたのだ。
「えいっ!」 ドガガガン!!!
放られたロッカーはヒバリの頭上を越え、渡り廊下につながる出口をふさいだ。
「ヒバリさーーん!」
「ぅ、わっ!」
イーピンが後ろからヒバリに勢いよく抱きつき、体制をくずしたヒバリはそのまま床に倒れこんだ。

「っ君…  !」
起き上がろうとしたヒバリの唇をやわらかくあったかいものが塞いだ。
イーピンの唇がヒバリのそれに重ねられたのだ。
突然の行為にヒバリの動きが一瞬止まる。その瞬間、ボフン!!!と煙が立ち込め2人を覆った。

げほげほと咳き込むヒバリは、ようやく晴れてきた煙の中に一人の子供を発見する。子供イーピンだ。
訳がわからず、
「何なの一体…」
と口元を押さえながら気持ちふらつく足取りでその場を離れた。

「こっちからすごい音が…あ!いたイーピン!」
騒ぎを聞きつけツナがその現場に走って来て、ひしゃげたロッカーを見て何事かとイーピンに話しかける。
「イーピン、何があったんだよ!」
抱き上げたイーピンの額には二箇が…
「んな!?」
 
ドオオオォォォォォォン!!!!!



ツナ、入院決定。   
「何でオレだけ―――!?」
「○△◆@;◎!(ごめんなさい!)」




END
くだらないオチですみません…
252名無しさん@ピンキー:2006/11/02(木) 21:14:30 ID:PE6Q7Ijq
ここから始まる恋があってもいい
GJ!!!
253名無しさん@ピンキー:2006/11/02(木) 21:25:07 ID:AMDl9wvC
GJです!!!!!いいです!ヒバピン!眼福です!
ここにはイーピンがめったに出てこないので本当に嬉しかったですv
やっぱイーピンとなるとエロは絡ませにくいですよね;
本当にピン関連のCPに飢えていたので(笑)ありがとうございます!!!!
254名無しさん@ピンキー:2006/11/02(木) 21:58:03 ID:+ewVwf/4
暴走イーピンと混乱するヒバリ。新鮮だな。GJ
255名無しさん@ピンキー:2006/11/03(金) 01:02:12 ID:gqrQVOFk
ワロタw
新鮮でよかったGJ
256名無しさん@ピンキー:2006/11/03(金) 01:24:52 ID:8+exVM5O
こういうの好きだ。GJ
257名無しさん@ピンキー:2006/11/03(金) 03:09:35 ID:oR2D+84P
皆ほのぼの系が好きなんだね
自分も好きだけどたまにはシリアスも読みたい
258名無しさん@ピンキー:2006/11/03(金) 10:12:06 ID:xA1vOWoe
お疲れ様です。GJ!
めっさ笑いました。もっと読みたいです、雲雀xイーピン!
259名無しさん@ピンキー:2006/11/03(金) 14:03:22 ID:ngOD7YJn



>>257
少し前の獄ハルは
260名無しさん@ピンキー:2006/11/03(金) 22:15:04 ID:oR2D+84P
あれもよかったけどもっと胸が痛くなるようなシリアスが読みたい
261名無しさん@ピンキー:2006/11/03(金) 22:34:40 ID:/P3PM5Oi
個人的には暴力的な表現を含む話でも構いません、書き手様の投下を心よりお待ちしております。

>>249
雲ピン良かったです!ご苦労様でした!
262名無しさん@ピンキー:2006/11/04(土) 00:24:24 ID:dePzZf04
事故以前、義父に性的悪戯を受けて妊娠してしまっていた
クロームと黒曜が中心のシリアス話は需要がありますか?(´・ω・`)
263名無しさん@ピンキー:2006/11/04(土) 00:28:08 ID:z5jljiEQ
>>262
是非読ませて頂きたいです。楽しみにお待ちしております!
264名無しさん@ピンキー:2006/11/04(土) 00:41:50 ID:fzqd/d6q
妊娠ネタって初めてじゃない?
切なそう…ぜひ投下希望
265名無しさん@ピンキー:2006/11/04(土) 02:00:12 ID:rmMZ8tpC
>>262

超読みたい。投下頼みます。
26614歳の母 0:2006/11/04(土) 16:40:00 ID:ZUqmlDuG
>>262です。
折角書いてみたので投下してみようと思います。
義父から凪への強姦っぽい描写が軽くあるので苦手な人は注意してください。




その異変に最初に気が付いたのは当人ではなく、意外なことに犬であった。

「お前…なんか香水でもつけてるびょん?」
「…?…つけてないけど、なんで?」
「匂いが、いつと違うびょん」
犬はクロームのうなじに鼻を近づけて、くんくんと嗅いでみせる。
「そうなの?どうしてだろ…?」

そんなやり取りがあったのが、つい二日前の事。
そしてついに今日、
食事中急に気持ちが悪くなったクロームは、嘔吐を催してしまった。

「もしかして…」

ひとまず落ち着いた彼女が不安そうに呟いた言葉。
しかしその意味をすぐに理解し納得出来る程、犬も千種も大人ではなかった。
26714歳の母 1:2006/11/04(土) 16:43:06 ID:ZUqmlDuG
パパが死んだのは、私が8歳の時だった。
ママが「お父さん」と再婚したのは、私が10歳の時だった。
「お父さん」が私を抱きはじめたのは、私が13歳の時だった。
そして14歳。今、私は。




最近、クロームはとにかくよく眠る。その上、元々小食ではあったが、
最近では果物しか口にしなくなってしまった。
流石に心配になってきた千種や犬にも「なんでもない」の一点張りのクロームは、
しかしとてもつもない不安を抱えていた。
どうしたらいいのか、さっぱり解らなかった。
ただ、こんな事になってしまった原因を、思い出していた。


凪が事故に遭う前。
その頃、家に母親が居ない時を見計らって、義父は週に一度は凪に身体を開くよう求めた。

「いい子だね、凪」
「…ぁあ…っ、やっ」
「ほら、もっと顔を見せて…」
「ん、っ」
「ほら、ここがいいんだろう…?」
「や、おと…さ、ん…っ」

勿論、凪も最初は必死で抵抗した。しかし。
「断るなら、離婚するよ。君のお母さんが浮気しているのは、
興信所を使って証拠も押さえてるんだ。…せっかく捕まえた金ヅルを失っては、
君もお母さんも困るだろう?」
そう脅された凪は、為すがままにされるしか無かったのだった。
コンドームを使わないその義父は、事後にはただ黙ってアフターピルを彼女に渡すだけだった。



三人を匿う為に与えられた並盛のマンションの一室。
部屋で一人、膝と槍を抱きかかえて座りこむクロームは涙を落とした。
「助けて…誰か……骸様…っ」






ちょ、上のやつ下げ忘れた…orz
凪の年齢は今やってるドラマのタイトルを参考にしてみました。
何となくですが、凪は母性本能の強い娘だと思います。
まだまだ続きそうです。すみません(´・ω・`)
問題はエロパロにしてはエロが少なすぎる事だ
268名無しさん@ピンキー:2006/11/04(土) 17:33:32 ID:GG7RtNf/
エロなくてもかまいません!
凄く続きが読みたいです是非お願いします!
269名無しさん@ピンキー:2006/11/04(土) 20:00:24 ID:PNneRFHk
なんとなく、内田春菊を思い出した。
切なそうですね…!重い問題で扱うの大変そうですが、楽しみにしています!
270名無しさん@ピンキー:2006/11/05(日) 19:27:29 ID:gy0T2Sjy
凪ものまたきましたね。続き楽しみです。

ですが、話のタイトルに関しては今話題のドラマということもありますので
21歳以下の人などが検索などで来る可能性があるので略称などに変えたほうがいいかもしれません。
差し出がましい発言に不愉快になられましたら申し訳ありません。
271雲雀イーピン4:2006/11/05(日) 19:38:26 ID:XGqlqoaj

続きが出来たので投下します。ぬるいです。




その後大人イーピンはしばしばヒバリの前に姿を現した。
受験前で緊張が解けないから抱きしめてください!
お守りにしたいからヒバリさんのシャーペンください!
暇だから遊びに来ました!
最早願掛けでもなんでもない理由で来ることもあって、さすがの
ヒバリもぐったりしているのであった――――


ここは並盛中学2年A組の教室。そのドアがガラッと開くと、
教室にいた生徒は全員固まった。
ドアを開けたのは最強の風紀委員長雲雀恭弥。そんな固まった空気など
お構いなしにヒバリは目的の人物を発見し、すたすたと歩み寄る。
教室の真ん中で弁当を広げていたツナ・獄寺・山本は驚きを隠せない様子で
箸が止まっている。
「あ、ヒバリさん…」
「てめー何の用だ!」

「ちょっと来て」
「へ!?」
とヒバリはツナの襟首を掴み引きずるように教室を出て行った。
「十代目を離しやがれ!」
ダイナマイトを構える獄寺にツナは必死で制止する。
「お、落ち着いて!すぐ戻るから!」
272雲雀イーピン5:2006/11/05(日) 19:42:10 ID:XGqlqoaj
結局ツナは応接室まで引きずられていき、
「そこ座って」
とソファを促された。
黙って座るツナ。一体何事なのかとその顔面は蒼白になっている。
(お、オレ生きてここから出れるのかな…)
ヒバリはツナの向かい側に腰を下ろすと口を開いた。
「君んちの子供、一体何者なの?」
「…え?子供??えーと…何人かいるんですけど」
訳が分からないと首をひねるツナ。
「三つ編みしてる子だよ、チャイナ服を着てる」
「ああ、イーピンですか!はい、いますけどそれが何か…」

ヒバリは眉間にしわを寄せながら事の経緯を説明する。

「―――という訳」
「はぁ…なるほど……」
だらだらと冷や汗が滝のように流れているツナ。
(ヤバイ…)
「10年バズーカだかなんだか知らないけど、身の回りをうろちょろされると
目障りなんだよね」
「は…ぃ」
「君んちはどういう教育してるの。大体…」
「ヒバリさ――ん!!」
ガラッと応接室の窓が開き、そこから大人イーピンがよっこいしょ、と入ってくる。
「…こうやって土足で入って来られると迷惑なんだけど」
「い、イーピン!」
「あ、沢田さんだ!こんちは!」
にこにこと笑っているイーピン。ヒバリに向き直ると、ぱっと風呂敷包みを取り出した。
「お昼ごはん一緒に食べようと思ってお弁当作ってきました!」
「いらない」
「そんなこと言わずに!」
とイーピンはいそいそと包みをほどき、テーブルに弁当を並べ始めた。
お重に詰められた弁当は中華風でどれも美味しそうだ。だがヒバリはますます眉間のしわが
深くなり不機嫌になっている。慌てたツナがイーピンに耳打ちをした。
『まずいよイーピン!ヒバリさん怒ってるよ!』
とばっちりを受ける可能性が高いのでツナも必死なようだ。
『気位の高いヒバリさんがそんな簡単に手作り弁当なんて食べないって!!』
ふんふんとツナの言うことを聞いていたイーピンは、
「そうだ!」
と頭の上に電球を光らせた。
(古っ!)
どんな時でもツッコミは忘れないツナである。
273雲雀イーピン6:2006/11/05(日) 20:17:28 ID:XGqlqoaj
「じゃあヒバリさんあたしと手合わせしてください!ヒバリさんの第一手を
しのげたらお弁当食べてほしいです」
ヒバリの目がぴくっと動く。さらに青くなるツナをよそにヒバリはトンファーを構えた。
「いいよ」
構えをとる2人。じり、じり、と間合いをとっている。

ヒバリは床を蹴り、イーピンの首元を狙ってトンファーを振り下ろす。しかし
イーピンはしっかりと目で追い左手刀でトンファーの軌道をいなし、避ける。
ほんの一瞬の攻防だったが、2人の動きが止まったのをみてツナは
「かわした!」
と叫んだ。その声をきっかけにイーピンはほっとしたような顔で構えをとく。
ヒバリは無言でトンファーを懐にしまっている。

「結構やるんだね… !」
先ほどの攻防で、トンファーの風圧でイーピンの左胸元の服が裂け下着が見えてしまって
いるのを発見したヒバリは心なしか耳を赤くし、自分の着ていた学ランをイーピンに放った。
「…これ着て」
「えー別に寒くないですよ」
「いいから着て!じゃなきゃ食べない」
「それはダメです!着ます!」
と急いで学ランに袖を通すイーピンだった。
その間にホウホウの体で応接室を抜け出したツナはダッシュで教室に戻っていた。
「ひ〜助かった〜! …でもヒバリさん、手加減したような気がしたんだけど…」
自分に歯向かう相手はたとえ女子供でも容赦しないイメージがあったのだが、
(女の子には案外優しいのかも…)
と意外な一面を発見したツナであった。




「約束ですよー!」
とイーピンは嬉しそうにいそいそと弁当をテーブルに並べていく。お重の中には
中華風の豪華なおかずが入っていた。
約束は約束、特に戦闘が絡んだ事は反故に出来ないという主義なのか、ヒバリは
諦めたのかソファに座って食事の準備を待っている。

「はいお茶ですー」
ヒバリはお重の中の肉団子の甘酢あんかけを一つ箸に取り口に入れた。
それは程よく酸味と甘みが絡んでとてもジューシーで、思わず
「……美味しい」
と言葉が出てしまうほどだった。誉められたイーピンは顔を真っ赤にして喜んでいる。
にこにことヒバリが食べるところを見ていたイーピンは、ヒバリの口元にソースがついているのを
見つけると自分の顔を近づけぺろりと舌で舐め取った。
「…!」
ふふ、と笑うとイーピンは
「そろそろ時間なんで行きますね。お弁当食べてくれてありがとうございました」
と窓から出て行った。
「何なのあの子…」
とヒバリは一旦箸を置いて広げられた弁当を見つめていたが、再度箸を取り食べ始めたのだった。
「……美味しいな…」




END
なんとかエロ目指して話を広げていきたいと思います
274名無しさん@ピンキー:2006/11/05(日) 20:32:19 ID:BDZbuYOZ
(*´Д`)b
275名無しさん@ピンキー:2006/11/05(日) 20:37:22 ID:IOEbKgd8
真似だけど(*´Д`)b
お弁当食べる勢いで食っちゃうのかと思った自分を許して。
純情ヒバリイイヨイイヨー
276名無しさん@ピンキー:2006/11/05(日) 20:57:58 ID:HpTYjDc4
便乗(*´Д`)bお疲れ様です!!!
私もイーピンごと食べるのかと…!(ピンクな妄想
とても良いお話でした><キャラ壊れてませんし!ここでは稀少なイーピンですしv
次回作も楽しみにしています!!本当にありがとうございます!!!!!
277雲雀イーピン7:2006/11/05(日) 22:52:50 ID:XGqlqoaj
例の弁当をかけた手合わせ以来、ヒバリのイーピンに対する態度がやや柔和になった。
相も変わらずイーピンの一方的な押しかけに顔をしかめるヒバリだが、
心の底から嫌がっているようではないようだ。



しかしある日を境に、ぱったりとイーピンは姿を見せなくなった。
応接室で風紀委員の業務をこなしながら、ヒバリは少し気になっていた。
それまでは毎日のように顔を出していたのに、もう1週間以上も来ない。
沢田綱吉が何か知っているんじゃないか、と思ってツナに聞いてみても、
『え、うちのイーピンは変わった様子はないですよ』
という。
(まあ、静かでいいんだけどね…)
イーピンが来るようになって、そのたび追い掛け回されていたので書類は山のように
たまっている。黙々とデスクワークをこなすヒバリだった。


「ヒバリさ〜ん…」
珍しくドアから応接室に入るイーピンは、ソファで居眠りをしているヒバリを発見する。
普段は眠りが浅く、少しの音でも目を覚ますと聞いていたのだがヒバリは起きない。
座った体制で腕を組み、うつむいて目を閉じている。
イーピンはそんなヒバリの隣にそうっと腰を下ろし、そばにおいてあった毛布をヒバリの
肩にかけてやる。
「……っ」
ヒバリが身じろいだ。起こしてしまったか、と焦るイーピンだがヒバリからは定期的な
寝息が聞こえてくるのでほっとする。その瞬間、ヒバリの体が大きくゆれて
イーピンのほうへぐらりと倒れてきた。
(わっ!)
イーピンはヒバリごとソファに倒れこんだ。自分の体の上にいるヒバリは起きる様子はなく、
すぅすぅと寝息をたてている。耳元ではっきりと息遣いが聞こえ、顔を赤くするイーピン。
(あ、ヒバリさん、いい匂い…)
シャンプーの香りなのか柔軟剤の香りなのか、ともかく清潔でいい匂いがした。
さらさらとヒバリの髪が頬をくすぐる。
「う…ん」
とヒバリが寝返りをうつように体制を変えたその時、ヒバリの左肩がイーピンの胸をかすめ
(あッ!)
びくりとイーピンの体が反応した。急に鼓動が早くなる。体が熱を帯びてくる。
278雲雀イーピン8:2006/11/05(日) 22:58:10 ID:XGqlqoaj
(や…だ)
太ももの間がジュンと熱く潤うのが分かった。ドキドキしながら、イーピンはそうっと
スカートの中に自身の左手を入れ、下着の上から敏感になっている部分を触ってみた。
そこはしっとりと濡れ、ぴくぴくと細かく震えていた。
思い切って直に指で触れてみる。
(ふ…ぁ!)
クリトリスはすっかり充血し肥大して快感に喜んでいる。中指でくりくりといじると
頭の先まで痺れるような快感がイーピンの体を走った。
「…っん…」
ヒバリを起こさないように声を押し殺す。
(ダ、メ ヒバリさんがいるのに…ア、ぁ でも…!)
好きな人の横でオナニーしているというこのシチュエーションに少なからず興奮してしまっている
イーピンの手は止まらなくなり、より激しくクリトリスを刺激し続けていた。
愛液があふれ、ぐちゅぐちゅという卑猥な音がより情欲を掻き立てる。
(アァ ん、ふ…)
手の動きが早まり、快感の波が一気に押し寄せてくる。
(あっ、あっ、  ふァ……い イっちゃう…!)
「んぁ!」
びくびくと体を震わせイーピンは達した。



我にかえったイーピンは、カアァァと頬を染めいてもたってもいられなくなり
そっとヒバリから離れると焦って応接室の窓から出て行った。
(あ、あ、あたしヒバリさんのそばでなんてことを――!!!)
顔から火を噴く勢いでひょいひょいと屋根を飛び移って沢田家に向かうイーピン。

一方、イーピンが出て行った事を確認したヒバリはもぞ、と体を起こす。
「……まいったな…」
耳を真っ赤にして片手で髪をくしゃっとかきあげるヒバリ。
途中目が覚めたものの、起きるタイミングを逃してしまいどうしたものかと
悩んでいるうちにイーピンの情事が始まってしまったのだった…






END
ちゃんとエッチできるか不安になってきた…orz
とにかく頑張ります
279名無しさん@ピンキー:2006/11/05(日) 23:15:11 ID:BDZbuYOZ
Σ(*´Д`)b
280名無しさん@ピンキー:2006/11/05(日) 23:26:56 ID:e02xx4IF
こ、これは…Σ(*´Д`)b
281名無しさん@ピンキー:2006/11/05(日) 23:34:56 ID:QAB8VDlF
純情風紀委員長いいなGJ
282名無しさん@ピンキー:2006/11/05(日) 23:47:00 ID:F8TdG/Hp
なんだか新境地に達した気分…!GJ!
283名無しさん@ピンキー:2006/11/05(日) 23:57:16 ID:dJnlxURE
超GJ!!!!!!!
イケイケイーピンに純情委員長…やべハマりそう(*´Д`)b
あと思ったんだが、もしやこの方はツナドク神では?違ってたらスマソ
284名無しさん@ピンキー:2006/11/06(月) 00:52:58 ID:6xsDDL9a
(;´Д`)ハァハァハァハァ/|ァ/|ァ/ヽア/ヽアノ \アノ \ア
純情風紀委員長ツボったw
285名無しさん@ピンキー:2006/11/06(月) 00:58:17 ID:ekODukmX
(*′Д`)b悶絶しますた
イーピンかわいいw
286名無しさん@ピンキー:2006/11/06(月) 04:24:01 ID:rra8xA5t
久々にきたら最萌ヒバピン…しかもGJ!!
287名無しさん@ピンキー:2006/11/06(月) 06:22:10 ID:/Nr3XG5u
(*´Д`)b流行ってるなこれww
ピンにも萌えたがヒバリにも萌えてしもうた。GJGJ
288名無しさん@ピンキー:2006/11/06(月) 18:24:03 ID:TSLx9VUR
またまた便乗(*´Д`)b
イーピンが雲雀の前で一人エッチなんて…!!悶絶ならぬ、萌絶(*゚Д゚)≡3≡3
本当に、新鮮です!雲雀可愛すぎです!勿論イーピンも!
289名無しさん@ピンキー:2006/11/06(月) 19:05:30 ID:2Ye+3frJ
>「…まいったな……」

これに殺られた…(*´Д`)b
290雲雀イーピン9:2006/11/06(月) 21:19:46 ID:M7cHXMbi
次は美術の授業なので、ツナ達は美術室へと移動していた。
獄寺・山本と一緒に廊下を歩いていると、途中にある応接室のドアの前で
イーピンがうろうろしていた。
「あれ?イーピン何してんの?」
「ふぉ!びっくりしたー!」
脅かさないでくださいよーと手をひらひらさせるイーピン。
「入んないの?応接室」
「あ、入りますよ、今から…!」
とイーピンはドアノブに手をかけるもそれを回そうとせずぱっと手を離してしまう。
その繰り返しだ。
(?)
ヒバリから聞いた話では、いつでもお構いなしにどこからでも侵入してくるらしいのだが、
どうも様子が違っている。彼女は妙に緊張しているような表情をしているのだ。
「ツナー、遅れるぜー」
山本が美術室の前から声をかけたので、ツナは
「今行くよー」
と返事をしてイーピンにじゃ、と言って駆けていく。
(どうしたんだろ?)


「あーダメだ!」
イーピンはドアの前で風呂敷包みを抱えてしゃがみこみ、一人悶々としていた。
「どんな顔してヒバリさんに会えばいいかわかんないー!」
その途端、ガチャッと応接室のドアが開いた。
「うわ!!」
ずさーっとイーピンは後ろに飛びのいた。ドアの前には不機嫌そうなヒバリが立っている。
「入るの入らないの」
「え、は、入ります!」


応接室に入ったイーピンはどきどきしながらも
「よくあたしが居るってわかりましたね」
と問いかけた。
ヒバリは目線だけ彼女に送り
「30分もドアの前で独り言言ってれば誰だって気づくよ」
とため息をつく。
「あ、そっか…」
「で、今日は何?」
半分やけになったような声でヒバリは言う。その声に今日の目的を思い出したイーピン。
「あ、今日はおやつを持ってきました!」
と風呂敷包みをほどき、中から取り出したのは揚げごま団子。
「ヒバリさん、つぶあんとこしあんどっちが好きですか?」
「…こしあん」
291雲雀イーピン10:2006/11/06(月) 21:21:35 ID:M7cHXMbi
ちょうど3時のおやつの時間だったので、ヒバリは黙っていただくことにした。
下手に断ったほうが何だかんだとうるさいことをヒバリは理解していたからだ。
熱いお茶とともにごま団子を一口。外はカリッとしているが中はもっちりとしていて非常に美味だった。
食を進めながらヒバリがイーピンに質問をする。
「君、この一週間何してたの」
「一週間…あ、あたし風邪ひいて熱出しちゃったんですよー。頭ぐるんぐるん回るし
体の節々が痛いし動けなかったんです」
「そう…  あ」
「ふぇ?」
ヒバリはイーピンの唇にくっついているごまを見つけると無意識のうちに手を伸ばし、
それを取ってやっていた。
ティッシュで自分の指を拭っていると、正面から異様な気配を感じてバッと顔をあげると…

゜゜・*:..。.。☆*・゜★。。.:*・☆*・。..:*・゜ (キラキラキラ

と目の中に星をとばしているイーピンがいた。
「ヒバリさ――ん!!」
両手を広げてヒバリに突進し抱きつくイーピン。
「ちょっと、離れて…!」
ヒバリはイーピンを離そうとするが、恋する乙女のパワーは計り知れなくビクともしない。
ぎゅううとヒバリに抱きついたまま、イーピンは
「やっぱりヒバリさんは優しくて素敵です!こんな素敵な人だから、あたし、あたし…!」
「いや、ちょっと!」
「あたし、我慢できなくて、」
「待って!」
サアァと嫌な予感がして血の気が引くヒバリ。
「寝てるヒバリさんの横でオナニーしちゃったんです――!!」


  ―――――――――――――――…




つづく
続きは出来次第すぐ投下します。エロまでもうしばしお待ちください
292名無しさん@ピンキー:2006/11/06(月) 21:24:15 ID:TSLx9VUR
こしあん 萌ーーーーー!!!!!!!!!!!!
(*´Д`)b(*´Д`)b(*´Д`)b
続き楽しみですv生で見られて嬉しいですvv
293雲雀イーピン11:2006/11/06(月) 23:06:50 ID:M7cHXMbi
ヒバリは目の前が真っ白になった。必死で寝たフリをしていたのに、
当の本人の口から聞かされるとは夢にも思っていなかったからだ。
動きが止まったヒバリに気づいたイーピンは、左手でスカートの
チャックを下げ、すとんと足元に落とす。
ぷちぷちとカーディガンのボタンを外しキャミソールを脱ぎ捨て、
再度ヒバリにぎゅっと抱きついた。

は、と意識が戻るヒバリは、目の前の下着姿のイーピンにさらに動揺する。
「な、な…」
イーピンはその体制のままソファに倒れこもうとするが、ヒバリは
自分の学ランをイーピンに羽織らせてそれを阻止する。
「何考えてるの、君」
「……ヒバリさん、あたしヒバリさんの事が好きです、今すぐエッチ
したいくらい…」
その声はいつもと違って神妙な響きで、ヒバリは少し冷静さを取り戻す。
「でも、ダメなんです。あたしはこの時代の人間じゃないから。
時代の違う人と体を重ねると未来を変えてしまうことになるからです」
「……」

「でも、頭ではわかっていてもダメ、なんです…我慢できない!」
イーピンはヒバリの体ごとソファに強引に倒れこむ。
「ヒバリさん…ごめんなさい…」
そう言うと、イーピンはヒバリの体の上で自身の胸を愛撫し始めた。
「なに、を」
「ん…」
ゆるゆると円を描くように揉み、片手でブラのホックを外すと痛いほどに
とがった乳首が露わになる。色白な肌に赤く色づいた果実、そのコントラストは
とても艶かしかった。
むに、と手のひら全体で胸を揉みしだき、指で先端をなぞる。
「んぅ!ん…」
頬を染め、自慰に喘ぐイーピン。ヒバリはそんな彼女の体の下から黙ってその
行為を見つめている。
294雲雀イーピン12:2006/11/06(月) 23:09:45 ID:M7cHXMbi
す、とヒバリは上半身を起こし、自身の右手をイーピンの口元に持っていった。
「…ヒバリ、さん?」
意味がわからず、潤んだ瞳でヒバリを見つめるイーピン。ヒバリはその指を
イーピンの口の中にそっと入れた。
「…舐めて」
「ふぁ…ぅ、んっむ…」
言われるがままに、ヒバリの指を舐める。ぴちゃぴちゃと、夢中で舌を使い丁寧に。
ちゅる、と唾液の糸をひき指が引き抜かれる。
「ヒバリさ…あぁっ!」
ヒバリはイーピンの下着の中にその指を差し入れた。イーピンの唾液で濡らされたその指は
愛液とともにぬるぬると敏感な部分を這う。
「や、アァ… んは… あ!」
くっ、とヒバリの指が中に挿入される。中は熱く、ヒバリの指をきゅうきゅうと締め付けている。
ズッズッと強弱をつけてやれば、イーピンの腰がガクガクと揺れてくる。より快感を求めて
自分で感じるところに当てているのだ。
「指だけで充分そうだね…」
「んッは、あ ァ! ハァ、は」

快楽の蜜がぐちゅぐちゅと音をたて、ヒバリの手とソファを濡らす。
「あ、あ、もぅ…!」
ヒバリはすでに手を動かしていなかった。ひたすらに腰を上下に揺らしているイーピン。
肩にかけられた学ランが床に落ちる。
「イきそう…?」
かり、とイーピンの乳首を咬む。
「ひ!ぃ…やァ  ア、アァ…っイ く ――!!」
びくんと体を反らせ、イーピンは絶頂に達した―――



ほんの少しの間気を失っていたのだろうか。イーピンは目を覚ました。
「ヒバリさん?」
きょろきょろと見回せば、頭上にヒバリを発見する。ヒバリが膝枕を
してくれていたのだ。
ヒバリと目が合い、イーピンは自分のとんでもない行為に今更ながら
顔を真っ赤にして焦っている。
がばっと飛び起き、
「す、すみませんあたしったら!!」
ヒバリはいつもの仏頂面で時計に目をやり
「君もうすぐ時間じゃないの」
と問う。イーピンも時計を見る、あと数十秒でタイムリミットだ。
「あ、そうですね…」
こんな破廉恥な行為しちゃって、ヒバリさんは絶対に許してくれないよね、とイーピンは覚悟を決めて口を開く。
「 ――あの、あたしもうここには…」

「またおいで」
思いもよらなかったヒバリの答え。イーピンは涙を浮かべ満面の笑顔で返事をした。
「―――はい!!」





END
雲雀とイーピン、両方エロを絡ませにくいキャラでした。
ちょっと最後まとめにくくてぐだぐだになっちゃってすみませんでした…
295名無しさん@ピンキー:2006/11/06(月) 23:34:58 ID:/c/6ZDZR
Σ(*´Д`)b Σ(*´Д`)b Σ(*´Д`)b Σ(*´Д`)b Σ(*´Д`)b
Σ(*´Д`)b Σ(*´Д`)b Σ(*´Д`)b Σ(*´Д`)b Σ(*´Д`)b
GGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGJ!!!!!!!!
イーピンに優しいヒバリとヒバリが大好きなイーピンにでら萌えました!!
296名無しさん@ピンキー:2006/11/06(月) 23:37:30 ID:2Ye+3frJ
ヒバピン乙!超GJ
ヒバリの静とイーピンの動がこんなに相性いいとはなー!
297名無しさん@ピンキー:2006/11/07(火) 00:01:19 ID:gRRAoyOI
(*´Д')bヒバピンGJ!
もう最高に萌えました!!
以外な組み合わせかと思ったら予想以上にハマって来ました!
298名無しさん@ピンキー:2006/11/07(火) 04:48:45 ID:NXqORE/E
今週の犬柿凪すんごい萌えた。
神お願いします。
299雲雀イーピンおまけ:2006/11/07(火) 14:58:21 ID:WKsjCUrF
「ねーヒバリさん」
「何」
「何してる時が一番楽しいですか?」
「殺戮」
「もーちゃんと答えてくださいよー!」
「…戦闘」
「頭の中は戦いのことばかりですか」
「そんなことはないよ」
「じゃあ戦い以外で楽しいことって何ですか?」
「…………」
「無いんですね」
「思いつかない、けど…」
「けど何です」
「君と居る時は楽しくないこともない」
「きゃ――!それって愛の告白ですよー!!」
「なんでそう話が飛躍するの」
「だってだって、『お前と居ると幸せだ結婚しよう』ってことでしょ!?」
「だからなんでそうなるのさ」
「ヒバリさんあたしのこと好きですか?」
「……」
「好きなんですか?」
「…さあね」
「好きなんでしょ」
「知らない」
「好きと言えコノヤロー」
「キャラ変わってるよ」
「あたしはヒバリさんのこと、好きです」
「…」
「ヒバリさんあたしのこと好きですか?」
「……嫌いじゃない」
「うふふ、素直じゃないんですからー!」
「うるさいよ君」


(委員長…温和になられた…!)
応接室のドアの前で男泣きする草壁であった。




END
すみません草壁好きなんです…
300名無しさん@ピンキー:2006/11/07(火) 15:14:03 ID:5VcD1vuK
なんかいいね、こういうのも(*´-`)
301名無しさん@ピンキー:2006/11/07(火) 15:29:28 ID:K/GSE48l
テンポいいなー。最後まで楽しく読めました!
302名無しさん@ピンキー:2006/11/07(火) 20:29:28 ID:SVrzmK3W
うぉーーー神降臨しといたーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ホンマにおつかれっした!!!!!!!すごい萌えました!!!!!!
もう、雲雀がテラ可愛いっす!!!!!!!イーピンの暴走っぷりもすごくイイです!!!!

もう続きはないのですか!?!?!?とても可愛らしいお話でホンマにニヤニヤしてましたw
303名無しさん@ピンキー:2006/11/08(水) 17:10:40 ID:w9ynq24G
骸×髑髏希望
30414 2:2006/11/08(水) 18:14:07 ID:DLeWddA1
今更だが>>267の続き


先日までリングの争奪戦が行われていたとは信じられない程、
今日も並盛中学は麗らかだ。
その中でもとりわけ緊張感の無い、患者のいない保健室で、
保健医であるシャマルは雑誌を読みながら寛いでいる。

そこにコンコン、と控え目なノックが鳴り、
ドアが開く音と共に「失礼します」と言うか細い女子の声が聞こえた。
今は授業中である。
その声の落ち着きぶりからして、体育で軽い怪我でもしたか、
もしくは生理関連だろう、とシャマルはあたりをつけた。
しかし彼が振り向いた先にいたのはツナの霧の守護者であり、
並盛の生徒ではないはずのクロームだった。ご丁寧にも並盛の制服まで着ている。
「どうしたんだい?お嬢ちゃん」
「クフフ、残念ながら今はクロームではありませんよ」
保健室の引き戸を後ろ手に閉めながら言う少女の言葉にシャマルは驚く。
「ゲッ…男の方かよ」
しかし、姿も声も儚げな少女のそれである。
なんて紛らわしい奴なんだ、とシャマルは呆れた。
「で?わざわざ何の用なんだ?」
中身が男だと判った途端に態度を変えるシャマルに怯みもせず、骸は簡潔に用件を述べた。
「この娘の身体を、診てもらいたいんです。
ここでは都合が悪いでしょうから、夜にでも中山病院で」
「…俺は男は診ないぞ」
「知ってます。確か、貴方の専門は産婦人科でしたよね?
男性を診ないのは、当たり前ですよね」
「今の状態のお前さんを、女の子だとは認めたくは無いが…
まあ、カワイ子ちゃんには変わりはねーか。
でもどこを診ろって言うんだ?お前さんの身体は見た感じ至って健康だぞ?」
「だからこそ問題なんですよ」
「何?」
「…どうやら、妊娠しているようで」
流石の骸も気まずそうに告げた。シャマルは、ただ絶句した。
「彼女、混乱している上に一人で抱えこんでしまったようで…。
身体的にも精神的にも引きこもってしまって、
僕が出てこないとこの身体ももちそうに無いんですよ。
……産むにせよ堕ろすにせよ、
一度は医師に診てもらうのが筋かと思いまして、来てみました」

凛とした眼差しで、未だ絶句しているシャマルに骸は告げた。



>>270
スマソorz

もうちょい続きます。
305名無しさん@ピンキー:2006/11/09(木) 00:54:54 ID:dN4kjabV
続き待ってます(´∀`*)
306ルッスーリアと京子ちゃん 風邪編:2006/11/09(木) 03:40:54 ID:jIhn5Owh
秋から冬へと季節が移り、人々が寒さに身を縮めながら歩くようになった日。
ルッスーリアは京子にプレゼントされた毛糸の手袋を初めてつけて外へ出た。
最初は単に町をぶらぶらする予定だったが、
歩いているうちに京子に会いに行きたくなった。

一週間前学校帰りの了平を待ち伏せしたところ、いつもは「またお前か」と渋い顔をする了平が
「最近京子と親しくしているそうだな」
と彼の方から声を掛けてきた。
「あら京子ちゃんから聞いたの?」
「いつも楽しそうにお前の話をしているからな」
「まあ」

了平の前で自分の話をしてくれれば株が上がる。
実際了平が以前と違いルッスーリアを追い払おうとせず
ちゃんと話をしてくれるのは妹と親しい人間だと知ったからだろう。
作戦は上手くいっている。
それなのに何故だろう。
そのことよりも京子が自分のことを家で話してくれているということの方が嬉しい。

「それで京子ちゃんは元気かしら?」
「今風邪で学校を休んでいる」
その言葉にルッスーリアはどきっとした。
「何ですって!?ちょっと大丈夫なの?
今年の風邪はたちが悪いってテレビで言ってたわよ!」
「テレビは毎年そう言う。大丈夫だ。もう熱は下がってきているし
あと何日か休めば元気になるだろう」
「そう、よかったわ」
ルッスーリアはほっと胸を撫で下ろした。

「治ったらまた遊んでやってくれ。じゃあな!」
そう言って了平はダッシュで家へ向かっていった。
彼も妹のことが心配なのだろう。
(了平君がついてるなら京子ちゃんは大丈夫よね…)
そう思いつつ気がかりではあったが、あれからもう一週間。
もう京子も元気になっているはずだ。
この手袋をちゃんとつけているところを京子に見せに行こう。
ルッスーリアは足取りも軽く並盛中へと向かった。
307ルッスーリアと京子ちゃん 風邪編:2006/11/09(木) 03:42:32 ID:jIhn5Owh
「しまったわ」
ルッスーリアは並盛中を前にしてぴたりと足を止めた。
まだ11時だ。
当然生徒は授業中である。
「早く来すぎたわ…。放課後までどこかで時間つぶさないとね」
そう考えていた時、校舎から誰かが歩いてくるのが見えた。
ダッフルコートに身を包み、どこかふらふらとした足取りで歩いてくるその人物は―。

「京子ちゃん!」
「ルッスーリアさん…?」
京子はルッスーリアの姿を認めると目をぱちぱちさせた。
心なしか頬が赤く、いかにも具合が悪そうだ。
「どうしたの!?風邪治ったんじゃないの?」
「一度良くなったんです。でも学校に戻った次の日がテストで、
夜中まで勉強してたからまたぶり返しちゃったみたいで…。今日は早退することにしました」
喋るのも辛そうな様子にルッスーリアははらはらした。

「1人で歩いて帰るなんて無理よ。私が送るわ」
「大丈…」
微笑もうとして、京子はよろめいた。
慌ててルッスーリアが支える。
「やっぱり無理よ。私に任せてちょうだい」
「ごめんなさい…」
「気にしなくていいのよ」
ルッスーリアは鞄を抱えた京子を横に抱いた。
腕の中の京子は小さな小鳥のように震えていて、
何としてでも守らねばという気にさせる。

「大丈夫よ京子ちゃん。私がついてるわ」
声を掛けると京子はわずかに頷き、そっと微笑んだ。
「つけてくれたんですね」
「え?」
「手袋」
「そうよ京子ちゃんがくれたんですもの!」
「嬉しい…」
そう言うと京子は力尽きたのかぐったりと目を閉じた。
ルッスーリアは振動が彼女の体に響かないよう注意しながら
笹川家へ向かって歩き出した。
30896:2006/11/09(木) 03:45:42 ID:jIhn5Owh
日が空いてしまってすいません
おまけにまだ最初の部分しか書けてないです
でもちゃんと最後まで書くつもりですので
お付き合いしてくださると嬉しいです
309名無しさん@ピンキー:2006/11/09(木) 20:19:27 ID:l9oW9+iT
二つきてたあああああ!
310名無しさん@ピンキー:2006/11/09(木) 20:27:40 ID:TOHB91tA
ルッスー待ってるよルッスー!
311名無しさん@ピンキー:2006/11/09(木) 21:59:43 ID:9CgGiG2Y
お待ちしておりました!続きも楽しみにしています。
312名無しさん@ピンキー:2006/11/09(木) 22:07:25 ID:l9oW9+iT
今更だが>>309は「二つ」じゃなくて「二人」だ。スマソ
313柿犬髑髏:2006/11/10(金) 23:09:59 ID:f5kvDSZ0
黒曜3人組みのお話です。とりあえず今日はモノローグのみ。



「あ…よろしくお願いします‥」
おどおどとした華奢な少女。
「こいつが?」
「……」
ボンゴレの門外顧問である沢田家光が連れてきた少女・クローム髑髏を見て
柿本千種・城島犬は驚きを隠せない。家光の話では、骸の肉体は拘束されたままだが
精神だけは彼女の肉体を通して飛ばすことができるらしい。
「骸さん呼んでみるびょん」
犬は半信半疑の眼差しでクロームを見やるが、クロームはふるふると頭を振る。
「ダメ…今は」
「何で!?オレ骸さんに会いたいんら!」

自分達を逃がすために一人囮になった骸。自分達に自由と居場所を与えて
くれた人の足を引っ張ってしまったことを柿本千種と城島犬は悔やんでいた。

「骸様が出てくるためには、私の体力と骸様の精神力が同時に満ちた時で
ないとダメなの…」
ちっと舌打ちをしてそっぽを向く犬。そんな3人の様子を黙って見ていた家光は、
「じゃーみんな仲良くな!なんかあったらオレの携帯に連絡入れてくれ」
と3人のために手配したマンションの部屋を出て行く。
後に残された3人は気まずそうにしていたが、千種がそんな空気を打破する。
「…ごはん食べに行こう犬」
「そーいやまだメシ食ってなかったなー行こー!」
と部屋を出て行こうとする2人。そんな2人の後を
「あ…待って」
と追いかけようとするクロームだが、犬が冷たく言い捨てる。
「うっへーついてくんな!」
「……っ」
悲しそうな表情で足を止めるクローム。1人部屋に残されたクロームは、
キッチンにある冷蔵庫を開けてみる。そこは家光が用意してくれた食料が
ぎっしりと入っている。その中からサンドイッチを見つけると、それを取り出し
封を開け、静かな部屋で独り食事を摂るクロームだった。
「骸様…」
ぽつりとつぶやくその声は不安と孤独に満ちていた。




つづく
314名無しさん@ピンキー:2006/11/10(金) 23:37:03 ID:yp7Pxh/P
柿犬髑髏ktkr
髑髏たんカワイソス
続き楽しみにしてます
315名無しさん@ピンキー:2006/11/10(金) 23:56:32 ID:kMziW8mA
>>313
うおおおおおおー続きが楽しみだっ!
何気に本誌でありそうな展開…
316柿犬髑髏2:2006/11/11(土) 08:45:19 ID:v4WVnqix
それから数日間、クロームと千種・犬はまともに会話することはなかった。
食事も行動も別、たまにクロームが2人に話しかけてもほとんど無視。
独りで部屋のベッドに寝転がるクローム。体を丸め、自分自身を抱えるように横になる。
じわ、と涙がにじんできた。
(……ここでも一人ぼっち、なのかな…)
いつの間にか眠りにつくクローム。
 
[独りではありませんよ]
どこからか、骸の声がしてきた。はっとして起き上がるクローム。
「骸様!?」
きょろきょろと周りを見渡しても誰も居ない。
[僕は今、直接君の意識に話しかけているんです]
「意識に…?」
[声に出さずとも、想えばいいのですよ。…少々さびしい思いをさせてしまっているようですね。
千種と犬は人見知りですから、いきなり連れてこられた者に対して警戒心を抱いてしまっているのでしょう]
『はい…私に体力があれば骸様を表に出せるのに、それが出来なくて』
[仕方ありませんよ。まああと少しすればそれが可能になりますから、その時に2人に君の事を
頼んでおきます]
『…ありがとうございます』
ぽろぽろと涙を落とすクローム。
[ああ泣かないで]
『すみませ‥』
自分のことを心配してくれている骸の気遣いを感じて涙が止まらないクローム。
そんな彼女の様子を伺っていた骸は、少しだけ意識を彼女の右手に流れこませる。
『?』
すぅ、と右手が動き、パジャマの上から乳首をぴんとはじく。
『ひゃ!?』
クロームは焦って右手を止めようとするが、自分の意思に反して右手は勝手に動いていく。
親指と人差し指でクリクリと乳首を摘み、刺激を与えてやればそこはあっけなく形を変える。
『んん、ぅ』
右手はそのままパジャマのズボンの中に差し込まれ、一番敏感な肉芽にたどり着く。
く、とそこを押しつぶされた瞬間、
『ああ!』
びりびりと頭の芯がしびれた。それはクロームにとって初めての感覚だった。戸惑いながら、しかし確実に
快感を得ているクロームを見てクフフと笑う骸。
[気持ちいいでしょう?女の子はここを刺激されると‥]
と言いながら、骸は指を左右に動かせる。
「あっ、ァ…ひ!]

つぷりと蜜の溢れ始めた入り口に指を入れる。存外簡単に指は飲み込まれてゆく。
[おや、痛くはないようですね…]
『はァ、は…むくろ、さま…』
ガクガクと内腿がふるえる。
『アん、あ、ぅ!』
317柿犬髑髏3:2006/11/11(土) 08:47:00 ID:v4WVnqix
「柿ピー、なんかあいつの様子が変だびょん」
通常の人間より耳と鼻がいい犬がリビングから気づいた。
「変って?」
「ん〜…わかんねーけどなんか変!」
感覚的な犬に言葉で表現させるのは諦めた千種は、足音をひそめてそっとクロームの部屋の
ドアを少しだけ開けて中の様子を伺った。
「―――!」
ドアの前で固まる千種。そんな彼の様子に気づいた犬は
「?」
と千種の後ろから部屋の中をのぞいてみる。すると…
『あンん、はぁ、はぁ…』
夢中で自慰にふけっているクロームが目に入る。途端顔を真っ赤にしてうろたえた犬は
ドアから離れようとするが足が滑り千種ごと部屋の中に倒れこむ。

どだ――!
「いってー鼻打った!」
「ちょっと犬どいて…!」
「きゃ!?」
急に倒れこんできた2人に驚くクローム。慌てて掛け布団で体を隠そうとするが、
[―――――――――――]

そこでクロームの意識は途絶えた。


「クフフフ」
聞き覚えのある笑いにバッと顔をあげる2人。
「まさか…」
「骸さん!?」
姿かたちも声もクロームのままだ、しかしこの雰囲気はさっきまでの彼女のそれとは違う。
何より、その右の瞳に「六」の文字が浮かび上がっていた。
「元気そうですね2人とも」
「むくろさ――ん!!会いたかったびょん!!!」
犬が骸にとびつく。ぎゅううっとしがみつく犬の頭を撫でてやりながら
「全く犬は相変わらず甘えん坊ですね」
とくすっと笑う。
「骸様、あの…」
「千種は相変わらず心配性ですね、少しの間だけなら意識を飛ばしても
肉体のほうに影響は出ませんよ」
一通り再会の喜びを分かち合う3人だったが、骸が本題に入る。
「2人とも、この娘の事頼みますよ。この娘が居るからこそ僕が在るんです、
彼女が衰弱すればそれだけ僕が出てきにくくなりますからね」
「…はい」
「わかったれす!」
「ありがとうございます。2人とも人見知りだからなかなか打ち解けにくいとは
思いますが…手っ取り早く仲良くなれる方法がありますので、あとは
クロームに任せます。では、また…」
ふっと骸の気配が消えた。クロームの顔をのぞきこむ2人。その右目には六の文字はない。

「千種、犬…」
「なんら、気安く呼び捨てにすんじゃねーっつの……!!」
クロームは犬に抱きつきキスをした。
「骸様に聞いた仲良くなる方法…」
クロームはパジャマのズボンを脱ぎ捨てた。つ、と愛液が糸を引く。
「…えっち、しよ‥」



つづく
できれば本日の夜に続きを投下したいと思います
318名無しさん@ピンキー:2006/11/11(土) 16:00:52 ID:HZUPrxcz
神光臨待ち
319名無しさん@ピンキー:2006/11/11(土) 20:34:54 ID:0TR6Oug2
(´Д`)=3ムハー
楽しみにしてます!
320柿犬髑髏4:2006/11/11(土) 21:09:34 ID:v4WVnqix
クロームは犬に抱きついたまま首筋にもキスを落とす。
「離れろー!」
じたばたと手足を動かす犬だが、いきなりのクロームの行為に
すっかり力が入らなくなってしまっている。
クロームはズボンと同時に下着も脱いだようで、今は上半身に
パジャマのシャツのみ、下半身は何も着ていないというあられもない
格好をしている。
元犯罪者といえど中学生の2人には少々刺激の強すぎる姿だ。

ベッドに犬を押し倒すかたちで横たわると、クロームは犬のジッパーに
手をかけジジ…と下ろしてトランクスの中に手を入れ、犬の分身を取り出す。
「おっきくなってる…」
「う、うるへー!」
真っ赤な顔で怒鳴る犬。そんな否定の声もむなしく、犬のそこは固く脈打ち
形を変えてきていた。それに指をかけ上下にしごいてやると、先端から
透明の先走り液がにじんでくる。
「…っふ」
犬から吐息が漏れ始めたのを確認したクロームは、犬に背を向けひざをつき、
腰を上げ自分のソコに犬自身をあてがう。
「ちょ、ちょっと待‥!」
焦る犬をよそにクロームは一気に腰を落とした。
「んッは!」

ずずず、と犬を飲み込んでゆく。そこは愛液に濡れ、熱くぬめって締め付ける。
(‥すげーきもちいー…!)
自慰の経験はある犬だが、それとは比べ物にならない快感が頭の芯をしびれさせる。
「はぁ…は‥」
犬はクロームの腰を掴み激しく腰を振り出した。パン、パンと肉がぶつかりあう音が響く。
「んぁ!あ、もっと‥!」
四つんばいになり快楽を貪るクロームは、ドアの前で固まっている千種を
「っちくさぁ…来て…」
と目線で誘う。
その目は何故か理性を崩す力を持っていた。千種はふら、とクローム達に近づいてゆく。
321柿犬髑髏5:2006/11/11(土) 21:11:53 ID:v4WVnqix
グブ…グップ、じゅぷ‥
クロームは後ろから犬に貫かれながら、千種の立ち上がったモノを口にくわえている。
「んぐ…んむぅ」
舌を使い、唾液まみれになりながら夢中でフェラチオをする。
「…く、‥は、ァ」
千種も初めてされるフェラチオの快楽に溺れているようで、無意識に腰を前後に揺すっていた。
前から後ろから打ち付けられ、クロームのアソコはヒクヒクと痙攣していて、
すでにイキっぱなしの状態になっている。
「んふ、う、ぅ!!」
「オレ、もうダメ、ら‥!!」
犬の動きがより激しくなり、クロームの体がガクガクと揺さぶられる。
「ぅあ、イく‥!!」
「んぅ!」
イく瞬間犬はクロームの中から己自身を抜き、びゅ、びゅとクロームのお尻の上に
精を放った。
「オレも…出る」
「ぃ、うぁ…!」
ズッとクロームの口から自身を抜き、千種はクロームの顔に精液を放って達した。




はぁ…  はぁ… 
誰の吐息だろうか、3人はぐったりとベッドの上に横たわっている。
むく、と千種は起き上がりクロームの様子を伺うと、彼女は目を閉じすーすーと
眠りについていた。
「寝てるびょん?」
「そうみたい…」
2人はシャワーを浴びた後、熱いおしぼりでクロームの体を拭いてやり、ベッドに寝かせたのだった。



次の日――――
千種と犬は駄菓子屋に買い物にいこうといい身支度をしていた。その2人の様子を
黙ってみているクローム。
玄関で靴をはき、ドアを開けて出て行こうとした2人はクロームに向かって言う。
「早くしねーとおいてくびょん!」
「早く用意しなよ」
目を丸くして驚くクローム。一瞬泣きそうな表情をしたが、すぐにふわりと笑い
「――!うん!」
と言って玄関に向かって駆け出した。




END
ちょっと無理やり話を詰め込みすぎたかも…?以上で終了です
322名無しさん@ピンキー:2006/11/11(土) 21:40:14 ID:0TR6Oug2
GJGJGJ!
323名無しさん@ピンキー:2006/11/12(日) 00:50:39 ID:v/dJHRVn
GJ!楽しませてもらいました・・!
324名無しさん@ピンキー:2006/11/12(日) 06:56:50 ID:TN4N43Tx
超GJ!!!!!
3Pしちゃう髑髏たん(;´Д`)ハァハァ
325名無しさん@ピンキー:2006/11/12(日) 10:02:01 ID:a4XmyXzu
原作の補完みたいでよかった!
骸がクロームの身体で自慰するとこがハァハァした(*´д`)
326名無しさん@ピンキー:2006/11/13(月) 13:53:02 ID:yh0YUEIz
GJ!凪率高いなココ・・・!

イーピン欲しい。
327名無しさん@ピンキー:2006/11/13(月) 21:13:22 ID:yqMbpKVI
イーピンじゃなきてすまんが、コロ京(13、4年後くらい)はありですか?
328名無しさん@ピンキー:2006/11/13(月) 21:14:21 ID:2GeAu2XS
ありあり。カモーン
329名無しさん@ピンキー:2006/11/13(月) 21:14:57 ID:yh0YUEIz
超・ありです!!!!!!!
330コロネロ×京子その1:2006/11/13(月) 22:26:47 ID:yqMbpKVI
ありということなので、コロ京13年後です。

「なんだお前まだ童貞なのか?・・・・・・プ」
「なんか文句あんのかコラ!」
静かなボンゴレ邸宅に銃撃音が響く。音源はコロネロが放つライフルだ。対するリボーンは涼しい顔で弾を避けたり、物陰に隠れてやりすごしている。
「何してるんだお前たち!」
扉を開けて入ってきたのはXグローブを装備したツナだった。銃弾のなかに割って入り、ライフルの弾を全て受けとめて、そのままの勢いでリボーンを一発殴る。
「リボーン、なにか言うことは?」
「ツナ、腕をあげたな」
「違―――う!」
「ツナ、そこどけコラ。今日はそいつを本気で倒・・・・・・うわっ」
コロネロの体がいきなり宙に浮いた。
「了平、離せコラ!」
「師匠には悪いがそういうわけにもいかぬ!」
浮いた原因は了平だった。後ろから羽交い締めにされたのだが、身長の都合でコロネロの足が床につかないのだ。
331コロネロ×京子その2:2006/11/13(月) 22:28:44 ID:yqMbpKVI
「チビ」
リボーンがせせら笑う。
「はい、喧嘩やめる!」
新たな喧嘩が始まる前に、ツナが先手をうった。
「どうしたのさ一体」
「そいつが15歳なのにまだ愛人とヤってないのがおかしいとか言うからだコラ!」
「リボーン・・・・・・愛人がいる15歳なんてお前くらいだから」
「あん?でも俺はビアンキと」
「だからそれがすでに特殊というかやめてやめて聞きたくない!」
ぶんぶんと頭をふり耳を塞ぐツナ。しかしリボーンは容赦なくツナの耳に『特殊事例』を流しこんでいく。「みんなおちつけ!」
救いの神は了平だった。
「そんなことしている間に京子が来たらどうする!」一同ハッとした。今日は久しぶりに京子がボンゴレ邸宅を訪れる日なのだ(ちなみに恐ろしいことに天然な彼女にマフィアのことはまだバレていない)。
急に来ると言い出したのでせめて客間だけでもマフィアの痕跡を消さなければ、と思い立ったのも束の間、さっきの事態である。
京子が来る予定の時間まで銃弾と銃弾の痕をいくつ処理できるかみんなで相談を始めたが―――、
「京子様がいらっしゃいました」
「うそおおお!?」
開いた扉のところには、すでに京子が到着していた。
332コロネロ×京子その3:2006/11/13(月) 22:30:56 ID:yqMbpKVI
「ごめんねツナ君。急に」「い、いやいやいや!今丁度暇してたところだから!」
「ひ、久しぶりだな京子!」
「久しぶりだぞコラ!」
「チャオっす」
四人で一気に京子の視界を覆って部屋の惨状を隠す。はたから見ればかなり不自然だが、京子は全然気付いてないようだ。
ただ、天然のなせる技、というワケでもないらしい。ぼんやりとしているようだ。いつもの笑顔に陰がかかっている。
(なんかあったのかコラ)
惨状隠しに必死な三人を尻目に、コロネロだけが違和感を感じていた。
「とりあえず俺の部屋でどうだ?たしかお前の好きなワインがあったはずだ」
「本当?嬉しい」
「うん、それがいいよ!じゃあここ出よう!」
ぐいぐい、と京子を押して即、扉を閉じた。部屋の惨状がバレなくて胸をなでおろす。
「えっとその前に今日京子ちゃんが泊まる部屋は」
「了平の部屋の隣だろ?俺が案内するぜコラ!」
言うなり、コロネロは京子の腕をひっぱり部屋へと向かった。
「うわ、コロネロがあんなことしてるの初めて見た」「二人っきりになりてーんだろうよ」
333コロネロ×京子その4:2006/11/13(月) 22:41:25 ID:yqMbpKVI
リボーンはなぜか煙草を吸う仕草をして、
「あいつ京子のことが好きだからな。しかも多分初恋」
「え、マジ?あー、どうりで京子ちゃんが泊まるときは都合よくコロネロがいるわけだ」
「あいついままで色恋には疎いかったからな。初めては京子で――、とか考えてると思って小馬鹿にしつつ聞いたのが喧嘩の原因な。15歳云々はデマカセだな。恥ずかしがりやがって」
「ウブめ」とリボーンが薄笑いを浮かべて呟いた。多分色恋のことでコロネロがリボーンに勝てる日はこなち。
「了平、この事実、どう思う」
コロネロの弟子である了平なら、喜んで当然だが、何故か表情が芳しくない。
「無理、だと思うがな。いくら師匠とて、彼氏のいる身にはなあ・・・・・・」
「え。京子彼氏がいるのか?」
リボーンとツナは顔を見合わせる。初耳だ。
「五ヶ月くらい前からだと聞いた」
「ああ、そんときは忙しかったから連絡とれなかったしなあ」
「コロネロは・・・・・・」
「多分、知らん」
「哀れだな」
そういう割にはリボーンは楽しそうだった。
しかし可哀想なことには変わりなく、三人は心の中でコロネロの初恋に合掌した。

334コロネロ×京子:2006/11/13(月) 22:43:38 ID:yqMbpKVI
エロに到達できなかったorz
明日か明後日には到達できるように頑張ります。
携帯からなので見にくかったらすみません。
335名無しさん@ピンキー:2006/11/13(月) 23:10:48 ID:2dogsz9G
乙乙!コロ助の13年後美味しいです!
336名無しさん@ピンキー:2006/11/14(火) 00:06:12 ID:TghoDdT2
>>330初めて見ましたコロ京

私も珍しい組み合わせということでランチア×MMを書いているのですが
需要ありますでしょうか?
337名無しさん@ピンキー:2006/11/14(火) 03:40:27 ID:9rp9pqEH
コロ京GJ!京子ちゃんエロ楽しみです!
338名無しさん@ピンキー:2006/11/14(火) 06:31:05 ID:F8AZ5XwI
>336
男なら黙って投下
女でも黙って投下

最近の需要ありますかはウザい。
ひといねーときに来られても困るし
黙って投下だろ、やっぱ
339名無しさん@ピンキー:2006/11/14(火) 09:43:23 ID:HCvG+Vu9
>>338下3行はいらなかったな
職人さん達に対して失礼だよ
340名無しさん@ピンキー:2006/11/14(火) 10:17:00 ID:S5fX02zG
強姦だったりSMだったり人によっては不快感を感じる作品の場合は
投下前に注意書きをつけておけばいいし
ただ単にマイナーなCPだって場合は黙って投下がベストだと思う
「需要ありますか?」って聞かれて「ない」なんて答えるわけないんだからさ
341名無しさん@ピンキー:2006/11/14(火) 17:02:32 ID:efHSOdHy
不特定多数相手なんだからテストのつもりで気軽に投下して欲しい
投下逃げでも良いっすよ〜好きなネタには食いつくし、興味なかったらスルーするだけ
342ランチア×MM1:2006/11/14(火) 21:43:35 ID:TghoDdT2
オレは自分が狂ってしまったのだと思った。目を覚ますたびに覚えのない
死体が転がっていた。
記憶がとぎれだしたのはあの子供の面倒を見るようになって間もない頃からだ。
そう、六道骸というボスが拾ってきたあの子供…



「―――う、……!!」
まただ。また辺りは血の海で何体もの死体が足元に転がっている。
「オレ、は…」
体を動かそうとして、ふと自身の腕が何かを抱いていることに気づく。
それは、すでに体温を失い冷たくなった恋人の遺体だった。
「――うあああぁぁあぁぁあ!!!!」

オレはどのぐらい嗚咽していただろう、茫然自失のまま銃を取り出し
己のこめかみに当て、引き金を引こうとする。
だが、死ねなかった。そのうち、身も心も六道骸に支配され、オレは
奴の操り人形と化した。


六道骸は世界屈指のファミリー・ボンゴレの乗っ取りを計画し、
仲間を脱獄させて日本にやってきた。
廃墟である黒曜ヘルシーランドを拠点におき、そこに仲間達を
呼び寄せる。城島犬、柿本千種、双子のジジ・ヂヂ、バーズ、そして…



「あ〜超ヒマ!」
建物の一室で休んでいたオレに、ヒマを持て余したMMがやってきた。
「ここテレビも雑誌もなーんにもないのよね!」
両手をやれやれ、という風に広げた彼女はため息をつきながら言う。
「ランチア、だっけ、あんたここで何してんの?」
「…瞑想だ」
「瞑想?何それ楽しいの?」
あぐらをかいているオレの様子を不思議そうに見ている。
「心を静かに保ち己と向き合うことで…」
「あー小難しい話ならいいわ!」
自分で話しかけておきながら一方的に会話を終わらせる。どうやらこの少女は
わがままで短気な性格らしい。
MMは置いてあるソファにぽんっと飛び乗る。その瞬間、短い制服のスカートがひらりと
舞い下着が見えそうになった。オレは目を閉じ、彼女に忠告する。
「動きには気をつけろ、見えるぞ」
「見えるって何が…あ!ちょっとあんたあたしのパンツ見たの!?」
きっとオレを睨み付ける。
「そんなものに興味はない、見えるのが嫌なら丈を短くしすぎるな」
「古臭いこと言わないでよね」
ふん、と横をむくMM。
「あんたって絶対恋人にうるさくいうタイプでしょ。露出しすぎるなとかー」
オレは恋人、という言葉に反応した。あの日の記憶が蘇えり、鼓動が激しくなる。
MMはそんなオレの様子に気づかずしゃべり続けた。
「女は料理が上手でないとだめとか、おしとやかにしてろとかさー」
「…黙れ」
「そんな事言ってたら彼女できないわよー」
「黙れ!!」
343ランチア×MM2:2006/11/14(火) 21:45:13 ID:TghoDdT2
オレは立ち上がり、片手でMMの首を掴みソファに押し付けていた。
冷たくなった恋人の亡骸。ファミリーの死体。血に濡れた己の手…
ぐるぐると頭の中を巡り吐き気がする。
「か‥は」
首を締め付けられたMMは目を見開き苦しそうに顔をゆがめている。
は、と我に返り手を離す。
「ごほっ、ゲホ!」
床に座り込み、首を押さえ咳き込むMM。
「…すまん」
彼女の横にひざをつき、謝罪する。
(何をしているんだオレは…)

はぁ、と呼吸を整えたMMが顔をあげオレを見上げる。
「ね…あんたって歳いくつ?」
唐突な質問に驚きつつも、一応答えた。
「オレはみなしごだったからな、正確にはわからないが24,5くらいだ」
「ふぅん…」
と彼女はオレの着ている制服のボタンを外し始めた。シャツは着ていなかったので
前を開かれると素肌があらわれる。
「思ったとおり、いいカラダしてる」
MMは指でオレの腹筋あたりをなぞり、そのままぎゅ、とオレの首にしがみついてきた。
「ねえ、あたしとセックスしない?」

「退屈しのぎよ、別に深い意味はないわ」
MMはキスをしてくる。最初は触れるだけのキスから徐々にディープに。舌をねじこませて
歯列をなぞってゆく。かなり慣れている様子だ。
「ん…」
ちゅく、と唾液が糸をひいた。オレは黙って彼女を見つめていた。
「あたしがしたいからしてるだけ。あんた動かなくていいからね」
随分と勝手な言い分だ。そう思っている間にMMはオレの上にのしかかり、
ボトムのジッパーを下げてオレのモノを取り出す。
それはまだ反応を見せておらず、力なく下を向いている状態。MMはそれに顔を近づけ、
ぺろぺろと舌で舐め始めた。
「ふふ…」
立ち上がりかけた様子を満足そうにながめながら、MMは口にくわえこみ吸い上げる。
「んん、ぅむ…」
MMはフェラをしながら自身の下半身に手をのばし、いじり始める。
「ん!う、んん‥」
ぬちゅ、ぐちゅという卑猥な音が部屋の中に響く。立ち上がったオレ自身から口を離し、MMは
「楽しませてね‥」
と濡れた恥部にオレを飲み込ませていった。ぐぶぶ、と根元まで埋め込まれてゆく。
「っはぁァ!!」
恍惚の表情で喉をのけぞらせるMM。ぶるぶると太ももが震えている。どうやら挿入しただけで
軽くイッたらしい。
「ねぇ‥腰使って…ぇ」
「動いたらいけないんじゃなかったか?」
「そ…な野暮なこと、言わな……あああ!!」
望みどおり下から腰を打ち付けてやると、
「ひっあ、あ、おっきぃ…!」
唇の端から唾液をこぼして嬌声をあげるMM。
「んァ、あ! 奥まであたってるぅぅ!」
ぐちゃぐちゃと粘液がからみあいお互いの下半身を濡らしていく。きゅ、きゅ、と
MMの膣の中が痙攣し始めた。頂点が近い、そう思ったオレは更に腰をグラインドさせる。
「ひぃ、っあっ…―――あああイく!!」
ぎゅっと目を瞑り背をそらし、MMは達した。
344ランチア×MM3:2006/11/14(火) 21:47:50 ID:TghoDdT2
はぁ、はぁ…」
「拭いておけ」
力なくソファの上に横たわっている彼女にタオルを投げてやる。MMは黙って受け取り
汚れを拭いている。オレはボトムのジッパーを上げ着衣した。
「ねぇ、あんたイッてなかったわよね」
「……ああ」
「あたしの体気持ちよくなかった?」
「……」
「ふん、かっこつけちゃって」
服を整えたMMはドアのほうに向かいながら振り向き、
「骸ちゃんが30分後に配置につけってさ」
と言いさっさと部屋を出て行った。


オレは武器を用意し、皮の手袋をする。いよいよ来たか。
「ボンゴレ、どんなものか…」
オレはそう独り言をいい、部屋を後にした。この戦いがオレの心の闇を
照らしてくれるとは思いもせずに―――



終わり

345名無しさん@ピンキー:2006/11/15(水) 12:08:59 ID:jICOGEOD
淡々としたテンポの良いシリアスCOOL(・∀・)!
346名無しさん@ピンキー:2006/11/15(水) 13:27:28 ID:Vq6S+Eq4
便乗シリアスCOOL(・∀・)!
ランチアもの初めて見たけどイイ!!
347名無しさん@ピンキー:2006/11/15(水) 20:32:47 ID:C8ToewKy
MMエロ初めて見た!
大人なエロGJ!!!!!!(*´∀`*)
348コロネロ×京子5:2006/11/15(水) 23:41:30 ID:jjd/vAMa

酒盛が始まって数時間が経った。
時刻はもうすぐで12時をまわる。ちょうど仕事が片付いたのと、京子がきたということで小規模な酒盛が行われた。
小規模とはいえ、全員酔い潰れるほど飲んだ。皆寝てる。
気付いた時、その中に京子の姿はなかった。
(部屋かコラ?)
コロネロは唯一飲んでいなかった。暇だ。
(今いけば二人っきりだなコラ。・・・・・・二人・・・・・・)
押さえきれなかった淡い思いを心に乗せて、コロネロは部屋を飛び出した。

「京子ー。いるかコラ」
「どうしたの?」
部屋から出てきた京子の服装を見たコロネロは思わず扉に頭をぶつけてしまった。
「大丈夫?」
「なんつー格好してんだコラ!」
京子は下着にシャツをはおっただけというあられもない姿だった。
「男の前でそんな格好・・・・・・」「やだなコロネロ君。小さいとき一緒にお風呂はいったじゃない」
「何年前の話だコラ・・・・・・」
前が開いたシャツから見えるのは水色の下着と白い肌だ。シャワーを浴びたばかりなのか、肌の上に少しばかり残っている水滴が光を反射して艶やかに光っている。
349コロネロ×京子6:2006/11/15(水) 23:42:47 ID:jjd/vAMa
「ね、お話しよ」
ぐいぐいと京子は半ば無理矢理コロネロを部屋へと招く。コロネロは言われるまま部屋へと入った。京子はベッドに、コロネロは向かいの椅子に座る。
部屋には意外なことにワインの瓶が転がっていた。全部で四本。全部空だ。
「ヤケ酒でもしたのかコラ」
「うん」
冗談で言ったのだが、当たりのようだ。
「愚痴なら聞くぞコラ」
「・・・・・・彼氏に二股かけられてたの。結婚したいと思うくらい好きだったのにね。もっとお金持ちで綺麗な彼女ができたからもういい、って」
はあ、と前屈みになって溜め息をつく。正面からは胸の谷間がよく見えた。慌てて視線を外して言う。
「了平に言えばいいじゃねえか」
「それはさすがに。死んじゃうし」
兄の力量は理解しているようだ。
「忘れるためにイタリアに来たんだけどね」
「俺にできることならなんでもするぞ」
「本当?」
「おう」
「じゃあ、さ。・・・・・・えっち、しよ」
「・・・・・・へ?」
返事をする暇なく、ぐいっと腕を引き寄せられ、京子の体と密着する。想像以上に柔らかい胸に頭が当たる。
「ダメ、かな?」
「ちょ、いやダメというか、えと、やり方なんて知らないぞコラ!」
そのテの知識は本当に無い。
「大丈夫」
350コロネロ×京子7:2006/11/15(水) 23:43:40 ID:jjd/vAMa
そう言って京子はコロネロの右手を手にとった。そして自身の隠部へと引き寄せる。湿った下着の中を探り突起を摘む。京子の手は誘導しているだけで、摘んでいるのはコロネロの指だ。「んっ・・・・・・」
さすがに自分の体だけであって好む箇所は知っていた。
「私が、するから」
体温が上がる。体がほてってくる。
未体験の領域に来ている。コロネロの反応はまた顕著だった。
「それ」
「み、見んじゃねえコラ!」
少し盛り上がっているブツを手でかくそうとするが、京子はそれを遮った。
そして京子はコロネロを押してベッドに寝かせる。そしてズボンのファスナーを下ろした。
まさか、と思った。
でてきた半分固くなったソレを、躊躇なくくわえこんだ。
歯は決してたてずに舌でねぶる。体感したことのない快感がコロネロに伝わる。理性はもたずに、すぐに京子の口の中に白濁とした粘液が溢れた。
他人にしてもらうのは初めてだった。
「・・・・・・京子」
「なあに?」
コロネロは返事をせずに京子を押し倒した。
「・・・・・・こんどは俺がやるぞコラ」
そう言って京子におおいかぶさるような体勢になる。
351コロネロ×京子8:2006/11/15(水) 23:50:35 ID:jjd/vAMa
この後やることとしたら頭の中にはひとつしかなかった。
実行すべく体を動かすが、「きゃー。コロネロきゅんどーてーそーしつー」
「んなあああ!?」
近くから聞こえた棒読みな声に全て冴えぎられた。
「り、リボーン!」
「んあ?公開のモン見て何が悪ぃ?」
そこにいたのは間違いなくリボーンだった。
「こ、公開じゃねえぞコラ!」
「扉全開は公開って言うだろ?」
全開?
京子とコロネロは扉を見た。
そこはたしかに全開で、廊下には何か嫌なものを見てしまったような表情のツナと了平がいた。
「あの、さ」
ツナが何かを喋ろうとしたが、それよりも先にコロネロがどこからかとりだした機関銃を放った。
「・・・・・・っみんな死ねコラ―――!」
「なんで―――!?」
イタリアの夜に、二人の叫びと機関銃の音が響いた。
翌日、京子は綺麗さっぱり忘れいた。
おそらく昨晩のことは酒の勢いだろう。酔っぱらって行ったことは忘れるタイプらしい。
「美味しいお酒飲むと嫌なこと全部忘れちゃうの」とは本人の談だ。本当のことらしくいつもどおりの笑顔で帰るまでを過ごしていた。
「また来いよコラ」
「うん!」
次までにはもう少し知識をもっておく、と小さく小さく呟いた。
352コロネロ×京子:2006/11/15(水) 23:51:54 ID:jjd/vAMa
どうにか終わることができました。読んでくださった方、ありがとうございました。
35314 3:2006/11/16(木) 03:27:42 ID:CdJWVJ79
物凄い今更だが>>266>>267>>304の続き投下します。




大きな木の幹にクロームは身体を預け、
瞳を閉じて耳を澄ましていた。
せせらぎの音が心地よい。

凪が骸と出逢ったこの場所は、全てが穏やかである。

クロームは昨日、部屋で一人涙を落としたその次の瞬間、気づけば此処に居た。
最初は戸惑ったものの、あまりの心良さに、
やがて元の所に戻らなくてもいいとすら思いはじめていた。
そんな時、とうとう彼が現れた。

「ここにいたんですね、僕のかわいいクローム」

骸が此処に来る事はクロームの想像に難くなかったので驚きはしなかった。
彼女は閉じていた瞳を開く事で彼の言葉に応える。
骸はいつもと同じように微笑していた。

「君の身体に異変が起きている事は知っています。
先ほどドクターシャマルの所に行って、診察の予約をしてきました。
明日の午後9時に、中山病院です。道順は、覚えてますね?」
一度開かれたクロームの両目が、瞬きの後更に開かれた。

「事が事ですし、君が逃げたい気持ちも理解出来なくはありません。
…でもクローム。あの身体は君のものです。
無論、その中に宿りはじめたもう一つの命も。
君の代わりに僕が表に出て、君の子供を堕ろすなり産むなり出来なくもありませんが
…僕はそれを勧めません」

クロームは何も言い返せなかった。
ただ、彼から目を反らさずにいるだけで精一杯だった。
ともすれば涙が溢れてしまいそうな彼女を見かねた骸は、
クロームと同じ目線を得る為に屈み、彼女を抱きしめた。
同じ髪型をしても、同じ制服を着ても埋められない男女の違いを、
その時クロームは確かに感じた。

「目覚めなさい。受けとめなさい。この現実を。
君には荷が重すぎる現実かもしれません。でも、僕が支えになります。
僕だけでなく、犬や千種も……君は、もう一人じゃないんですよ」
クロームを抱きしめる骸の手が、少しずれて彼女の頭を撫でた。
「…はい、骸さま」

クロームのその返事から怯えと迷いが消えていた事を確認した骸は、
彼女を抱きしめるその腕の力を、少しだけ強くした。
35414 3:2006/11/16(木) 03:30:34 ID:CdJWVJ79
目覚めたクロームを迎えたのは、天井ではなく犬と千種の心配そうな顔だった。
部屋の片隅で丸くなっていたはずの彼女は、
しかし今は病人の様にベッドに寝ている状態だった。

「…大丈夫ですか?」
「うん、もう、大丈夫だよ」
千種の控えめな発言に、クロームは小さく頷いた。
「さっきまで、骸さんがきてたんだびょん」
「そう、みたいだね…」
クロームは上半身を起こしながら言った。
いつの間にかパジャマに着替えている自分に気付く。
「ねえ、二人は骸さまから私の身体のこと、聞いた?」
そう問いかけてみると、二人は彼女から少し目をそらして気まずそうに言った。
「……ええ、聞きました。驚きました」
「うん、ちょービックリした」
そうだよね、とクロームが呟くように返す。

沈黙が始まり、程なくして犬の一言でそれが破られた。
「…どーするの?」
クロームの目を見つめる犬の瞳は、動物のそれと同じ様に真っ直ぐである。
「……とりあえず、お医者さんに診てもらってから決めるよ。
でも…。出来ることなら、産んであげたいな…」
慈しみに溢れた手つきで、彼女は自分のお腹に手を当てた。

「…俺達も、病院に付き添ってもいいですか?」
何も出来ないけど、と付け足しそう言った千種に、
今度はクロームが驚く番だった。

以前の彼女なら彼の申し出を断っていたかもしれない。
でも、彼女は変わった。
誰かの気遣いに、素直に喜べるようになっていた。
「うん、ありがとう…!」








次で終わります。
そして>>352、積極的な京子ちゃんGJ!
355ツナ髑髏7:2006/11/16(木) 19:56:05 ID:C64t/loM
>>352 コロ京かわいい!
>>353 凪シリアス切ない…続きお待ちしてます



前スレから投下していたツナ髑髏シリーズからの続き物です。一足早いですがクリスマスのお話。
前半エロなし




空気が冷えて寒さが厳しくなってきた並盛町と黒曜町。街はすっかりクリスマス一色になっている。
「わーもうクリスマスかぁ〜」
一緒に買い物に出かけていたツナと髑髏。クリスチャンでもない日本人が一番浮かれる時期と
言われているだけあって、どこもかしこもツリーやポインセチアで飾られている。
「クリスマスか…」
「なんか思い出ある?」
クリスマスの装飾をじっと見つめている髑髏にツナは聞いてみたが、髑髏は頭を横に振り
「ううん、あんまり」
と寂しそうに言う。
(……そっか)
彼女の今までの生活の事を思い出したツナ。またうっかりしちゃったなと反省し、つとめて明るい声で言う。
「じゃあさ、今年のクリスマスはオレのためにスケジュール空けといてよ」
「…うん」
にこりと笑いうなずく髑髏。
「クローム何が欲しい?クリスマスプレゼント」
「プレゼント?」
「そう。あ、あんまり高価な物は無理だけど!」
自分の財布事情を考えてちょっと情けない声を出すツナ。それでも、そう言ってくれるツナの気持ちが嬉しくて
髑髏は頬を紅潮させる。
「ボスがくれるなら何でも」
「おまかせって事?う――ん、どうしよう…」
腕を組み、下を向いて悩む。
「ボスは何か欲しいものは?」
首をかしげてそう問うと、ツナはぱっと顔を上げる。
「あのさ、欲しいものっていうよりお願い事なんだけど」
「お願い事?」
「そう。あのさ、オレ、クロームの手料理が食べたいんだけどダメ、かな?」
「手料理…」
356ツナ髑髏7:2006/11/16(木) 19:57:47 ID:C64t/loM
今まで髑髏が料理を作ったことはなく、髑髏の住む部屋の隣にいる柿本千種が料理上手で黒曜中4人の食事は
彼が一手に引き受けていた。デート先で食べるのはもちろん外食になり、ツナが髑髏の部屋に遊びに行っても
食事はすべて隣の部屋でみんなで食べていたのだ。

「料理したことないけど、ボスのために頑張る」
「ほんと!?く――、うれしー!!メニューはお任せするね!」
ガッツポーズで喜ぶツナ。そうこう言っているうちにツナが乗るバス停に着く。ちょうどバスがやってきたようだ。
「じゃ、またね」
「うん」
ちゅっとキスをし、バスに乗り込むツナ。バスが発車し、見えなくなるまで手を振っている。
髑髏はバスを見送ると、決心したような表情でマンションに入っていった。

「――という訳なの。千種、私に料理教えてくれる?」
一通り話を終え、改めて千種に頼む髑髏。
「なんと健気なのでしょう、沢田綱吉は三国一の幸せ者ですね」ハンカチでそっと涙をぬぐう六道骸。
「あいつに髑髏さんの手料理なんてもったいないれす!」牙をむいていきり立つ城島犬。
2人とも千種の頭の上にのしかかり話に混ざってきていた。千種はぺいっと2人を払い、
「わかりました。オレでよければ力になります」
と快諾する。
「ありがとう!」
髑髏は目を輝かせ嬉しそうにしている。
「ではまず何を作るのか決めましょう。ボンゴレが喜びかつ初心者にも作ることのできる料理…」
「肉!肉がいいびょん!」
「僕はシチリア風のカルパッチョなどがよろしいかと」
「黙っててください。―――そうですね、オムライスはいかがですか?」
「オムライス…」
髑髏は以前行った水族館で、ツナがオムライスをおいしそうに食べていたのを思い出す。
「…じゃあオムライスにする」
357ツナ髑髏7:2006/11/16(木) 20:01:37 ID:C64t/loM
メニューが決まり、髑髏と千種は早速エプロンをつけキッチンに立った。
「ではまず、チキンライスから作りましょう」
玉ねぎ、鶏肉、マッシュルーム、ケチャップ、ごはんが並べられていく。千種はまず玉ねぎをみじん切りにし始めた。
鮮やかな手つきで刻まれていく玉ねぎを感動したような瞳で見ている髑髏。
「では同じようにしてみてください」
「う…うん」
そう言って包丁を持つが、その手はぷるぷると震えている。まな板の上に玉ねぎを置き、
両手で握った包丁を振り下ろしダン!!と真っ二つにした。ごろごろんと床に落ちる玉ねぎを千種は
慌てて拾い、
「ど、髑髏さまもう少し肩の力を抜いて…!」
とまな板の上に並べる。

「包丁は片手で持って、もう片手は猫の手で!」
「ね、猫?」
「猫の手というのはものの例えであって、本物の猫を召喚しなくていいです!」
もはや戦場と化したキッチンを、骸と犬は不安そうにリビングから見ている。
「クロームはうまく出来るでしょうか」
「きっと大丈夫れすよ、髑髏さんならうまく作れるはずれふ!」

―――――――――――――――

「………これは」
「この謎の物体Xはなんれすか?」
「「オムライス」」
初めての料理は散々たるものであった。玉ねぎが大きいため苦味が残り、そこから出た
水分でライスはべちょべちょ、卵はこげこげ・塩こしょうを入れすぎたそれはお世辞にも
おいしいとはいえなかった。

「……っ…」眉間にしわを寄せながらも黙って食べる骸。
「ぎゃう!塩の塊が!!」運悪い部分に当たってしまい水をガブ飲みする犬。
「…初めて作ったのなら上出来ですよ……ぅ゛」なぐさめながら食べる千種。
「……ごめんなさい」
泣きそうになっている髑髏。これでは、とてもじゃないがボスに出せない、そう思った髑髏は
「特訓する」
と言って黒曜ボーイズの部屋を後にする。
「千種、頼みましたよ」
「はい骸様」
「上手くなるといいれすね」
なんだかんだ言いながら髑髏のオムライスは完食した3人だった。


髑髏はその足で本屋に向かい、オムライスの作り方の乗った料理本を片っ端から
買い集めた。そのあとスーパーに寄り先ほどの材料を買い、両手に荷物を抱え自宅に戻る。
まずは本を熟読する。すべての本に目を通し、共通する作り方を頭に叩き込んだ。
その後はただひたすら慣れるのみ、とキッチンに向かう髑髏であった。



つづく
ちょっと長くなりそうです。続きは2,3日以内に投下予定
358名無しさん@ピンキー:2006/11/17(金) 00:09:53 ID:eRSp8jG5
キタ━(゚∀゚)━━!!!!!!!!!!
359名無しさん@ピンキー:2006/11/17(金) 17:55:37 ID:TFU5YwI0
久しぶりにツナ髑キター!!
続き続き♪
360名無しさん@ピンキー:2006/11/17(金) 23:06:28 ID:/s+RBzvV
ツナ髑 大好きっす〜ヽ(*´∀`*)ノ
楽しみに待ってますよ〜
361名無しさん@ピンキー:2006/11/18(土) 12:09:26 ID:aCqPITn1
ツナ髑キテタ━━━━!!!! +゜・*ヽ(0´∀`0)ノ*・゜+
相変わらず髑髏タン可愛い!続きwktk!
362コロ京:2006/11/19(日) 01:07:16 ID:J2DPho6x
「ん…?」
ある夜京子は毛布の中に何かがゴソゴソと入ってきたのを感じて目を覚ました。
恐る恐る毛布をめくると、目を開けて鼻ちょうちんを出した
コロネロが隣でちょこんと寝ていた。
それを見てふっと安堵の息をつく。
(コロネロ君いつもお兄ちゃんの部屋で寝てるのに…。
 寝ぼけちゃったのかな?)
そう思いながら毛布を掛け直してやる。

自分ももう一度寝ようと目を閉じた時、コロネロが体をもぞもぞさせた。
コロネロの小さな腕がパジャマの上から胸を擦る。
「あっ…」
思わず声が出てしまい慌てて口をふさぐ。
(やだ…私ったら変な声出して…)
しかしコロネロは腕に触れた京子の乳房に、今度は体ごと密着してきた。
もみじのような手のひらで胸を触ってくる。
(ど、どうしよう?)
コロネロはしっかりしているとはいえ赤ん坊だ。
無意識のうちに母親を求めているのかもしれない。
そう考えるとやめさせるのもかわいそうな気もする。

京子が躊躇している間にも、コロネロは乳房に顔を押し付け
パジャマ越しに乳首をちゅうちゅうと吸いだした。
「あっ…。やぁ…」
男性経験のない京子には相手が赤ん坊といってもかなりの刺激だ。
びくびくと体が震え、いやらしい声が漏れてしまう。
コロネロの唇が乳首をちゅくちゅくと吸い、手が乳房をやわやわと揉む。

「んん…」
京子は太ももをすりすりと擦り合わせた。
下着の奥がだんだんと濡れていくのを感じる。
そっとパジャマのズボンに右手を入れ下着の上から何度も擦る。
(あ、どんどん濡れてくる…)
自慰をしたこともない京子は何をどうしたらよいのか分からず、
ただ敏感なその場所を擦ったりつついたりするだけだった。
それでもだんだんと得られる快感にとうとう思い切って直接触れる。
ぬちゅっと淫らな音がし、思わずコロネロの顔を見るが
彼は起きる気配もなく乳首を吸い続けている。
363コロ京:2006/11/19(日) 01:12:40 ID:J2DPho6x
(赤ちゃんに触られて感じちゃうなんて、私ってすごくエッチなのかも…)
羞恥に頬を染めるがもう止められない。
必死で指を動かして快感を追い求める。
くりっと柔らかな突起に触れた時、一際頭に熱が上った。
(ここ触ると気持ちいい…)
京子はそこを重点的に攻めた。
だんだんと下着の中で動かす指が大胆になっていく。
(あ、ダメ、おかしくなっちゃいそう…)
その時コロネロがかぷっと乳首に柔らかく噛み付いた。
「―!!」
その瞬間京子は達してしまった。

我に返った京子は顔を真っ赤に火照らせていた。
(もう!赤ちゃんのコロネロ君におっぱい触られて自分でエッチしちゃうなんて…)
羞恥心と自己嫌悪で頭が沸騰しそうだ。
(とにかくコロネロ君をお兄ちゃんの部屋に戻そう。
 また寝ぼけておっぱい吸ってくるかもしれないし…)
京子はコロネロの体を抱き上げると、了平の部屋へ連れて行った。
戻ってきた京子は再びベッドに潜ったが、なかなか眠れないのだった。

一方。
(眠れねーぜコラ…)
了平の部屋に移されたコロネロもまた眠れずにいた。
実は彼はずっと起きていたのだ。
一度トイレに起き京子のベッドへ入ったところまでは寝ぼけていた。
しかし京子に毛布を掛けられたところで半分起き、
身じろぎした時偶然京子の胸に触れてしまったところで完全に目が覚めたのだ。

胸を触られた京子が思わず声を出してそれを恥ずかしがる仕草に
コロネロの悪戯心が刺激された。
それで胸を触ったり乳首を吸ったりしたのだが、
京子が自慰を始めたのは予想外だった。
暗かったのとパジャマを着ていたのとではっきりと見えなかったのが惜しいが、
至近距離の京子の息遣いや下からの湿った音だけでも十分そそられた。
(京子…まだまだガキかと思ってたがなかなか色っぽかったぜコラ)

京子とコロネロの眠れない夜は続く。
364コロ京:2006/11/19(日) 01:17:22 ID:J2DPho6x
そういえばこの2人一つ屋根の下で寝泊りしているんだよなと
思いつき勢いで書いてしまった

一つ屋根の下は美味しい
365名無しさん@ピンキー:2006/11/19(日) 01:25:19 ID:ugmAXLJf
コロ京モエス(*´Д`)ハァハァ
366名無しさん@ピンキー:2006/11/19(日) 02:56:29 ID:UsG8g/tG
えろい
367名無しさん@ピンキー:2006/11/19(日) 10:38:34 ID:tOl4oWPg
>>364
グッジョブ!!!!!!
よかった!
368名無しさん@ピンキー:2006/11/19(日) 19:29:42 ID:94IsDGTM
エッロ!!
コロネロませすぎwGJでした!
369ツナ髑髏7:2006/11/19(日) 20:52:11 ID:S08cFvqv
>>355の続きです


それから髑髏は自室にこもり、ツナに食べてもらえるようオムライス作りに没頭した。
千種にはそばにいてもらい、横から指導してもらう。
チキンライスはなんとか美味く作れるようになったが、卵でくるむのが難関だった。
形がくずれたり、卵がこげたりして中々うまくできないのだ。
そのため、黒曜ボーイズの夕食はその失敗したオムライスが続いていた。今日も食卓にオムライスが並ぶ。
「オレ毛穴からケチャップが出てきそーれす…」
「犬、あと少しの辛抱だよ…」
「そういう時は味を変えればいいのです」
骸はオムライスにマヨネーズをかけている。
「クッフフフ〜、味のIT革命や〜!」
((ひ、彦○呂…!!))


それから数日後――――
「―――できた!」
皿の上にはふんわりと卵でくるまれたオムライスが乗っている。
なんとかツナと約束していたイブに間に合った、と髑髏はエプロンを外しながら大きく安堵の息をついた。
隣の部屋にそのオムライスを持って報告しに行く。
「っひゃー、すげー!!」
「髑髏さま、お疲れ様でした」
「ありがと、2人とも…骸様は?」
きょろきょろと部屋を探していると、玄関から両手に大荷物を抱えた骸が入ってくる。
「おや、うまく出来たのですねおめでとうございます」
「はい」
髑髏の手の中のオムライスを見てねぎらう骸。荷物を床におろしながら、
「部屋の装飾やツリーを調達してきました、早速飾りましょう」
といって嬉しそうに装飾を始める骸だった。

370ツナ髑髏7:2006/11/19(日) 20:54:03 ID:S08cFvqv
今宵は12月24日・クリスマスイブ。
夕方に待ち合わせをし、並盛に飾られたツリーを見に行く2人。
「きれい…」
「ほんとだね〜、うわ、すごい大きい!」
メインストリートに設置された何mもあるクリスマスツリーは色とりどりのイルミネーションに彩られ
幻想的な輝きをみせていた。
その広場はものすごい人混みだったので2人ははぐれないようにと手をつなぐ。
そんな中、広場に大音量の音楽と共にアナウンスが流れた。
『それでは今からミス・サンタクロースコンテストを開催しまーす!!』
それはサンタクロースの衣装を着た女の子の中からグランプリを決定するという、ミスコンのようなものだった。
「へーあんなのやってんだ」
そんな2人のそばにたまたまいたイベントのスタッフが髑髏を見つけ、
「君、是非参加してください!」
「え、え?」
とツナと髑髏の手を引き半ば強引に参加者控え室に連れて行ったのだった。

「ボス、どうしよう」
「んー、とりあえず出てみようよこんなの滅多にないしさ」
(つーか、単にオレがクロームのサンタ姿を見たいだけなんだけどね)
とツナはコンテスト用に設置された舞台の最前列席に移動する。
371ツナ髑髏7:2006/11/19(日) 20:56:20 ID:S08cFvqv
『それでは美しいサンタクロースの登場です!1番・○○○子さん、2番・□□□美さん…』
司会者が一人ずつ女性の名前を読み上げると、サンタの格好をした女性が次々と姿を現す。
「あ、クロームの名前!」
ツナは焦った。クローム髑髏じゃまずいし、かといって骸と会う前の話はしたがらない彼女が
フルネームを言うわけないし…頭を抱えるツナ。
『6番・沢田凪さん』
「…え?」
ツナが顔を上げた瞬間、会場が大きくどよめいた。舞台に上がった髑髏は、ミニスカのサンタの格好を
していた。胸の中心部分がハート型に開いており、ミニスカートのすそはふわふわと白いモヘアがつき足元はブーツ。
小柄な彼女にはサンタの衣装の上着が少々大きかったらしく、そでからは指がちょっとのぞいていて
とても可愛らしかった。ほかの参加者もくやしそうな目をして髑髏を見ている。
そんな中、判定は満場一致で髑髏となり、ダントツで優勝したのである。
『優勝した沢田凪さんには優勝商品と、副賞として今着ているサンタの衣装がプレゼントされまーす!』

「優勝商品って…」
「買う手間はぶけたね」
先ほどのコンテストで貰った商品を抱えて歩く2人。ケーキやシャンパン、チキンなど
クリスマスには必需品のものが一通り揃っていた。
「すげー可愛かったよ」
ツナは髑髏のミニスカサンタ姿を思い出して言う。
「ほんと?じゃあれ着てオムライス作るね」
「やった!あ、作る料理ってオムライスなんだ!?オレ大好きなんだよ!」
にこにこと笑いあいながら2人は髑髏の部屋に向かっていた。
372ツナ髑髏7:2006/11/19(日) 20:59:31 ID:S08cFvqv
「な、なんということでしょう!」
目を瞑って黙っていたサンタ姿の骸がカッと目を開け叫ぶ。
「骸様、どうしたんですか!?」
何事かと千種と犬が骸に駆け寄ってくる。
「クロームがミスコンで優勝したようなのですが…」
「なんら〜、いい事じゃないれすか」
髑髏にプレゼントする予定の包みを抱えて愕然とする骸。
「副賞がミニスカサンタの衣装だなんて…!プレゼントがかぶってしまった!」
「ご自分で着るだけでは飽き足らず髑髏さまにまで…?」
「変た…ギャン!!」
犬を殴りつけた骸はしばらく考え込んでいたが、
「クフフフ…仕方ありません、プレゼントはこれにしましょう」
と言って別の包みを取り出した骸だった。
((まだあるんかい!!))


部屋に入ろうとした髑髏は、玄関のドアの前に置かれた包みに気づく。
「なんだろ…」
それを手に取り、包みについているメッセージカードを読む。
「なになに?」
「骸様からのプレゼントだ…」
「なぁ!?どーせろくでもないもんだろ!?」
ツナは髑髏の手から包みを取り上げ、黒曜ボーイズの部屋の前に放置し、髑髏の部屋に入っていった。
「くっ、沢田綱吉、僕からのプレゼントを拒否するとは…!」
ハンカチを噛みしめくやしがる骸。
「もういいじゃないですか…」
と千種が放置された包みを拾い、骸を部屋の中に引きずっていく。



つづく
エロパロなのにエロがない…orz エロまでもうしばらくお待ちください…
373名無しさん@ピンキー:2006/11/19(日) 21:46:29 ID:HN6p9q2T
GJ!!ミニスカサンタ髑髏たんカワユイww
エロを心して待っております
374名無しさん@ピンキー:2006/11/19(日) 22:16:36 ID:nvOtahXU
GJ!!
髑髏可愛いなー
紙袋の中身気になる
375名無しさん@ピンキー:2006/11/19(日) 23:12:28 ID:/yrfMqFo
GJ!!(*´∀`*)
骸さん変態だな〜ww
はぁ〜い♪楽しみにまってますよっ
>>374さんと同じで、紙袋の中身が……
376ツナ髑髏7:2006/11/19(日) 23:28:13 ID:S08cFvqv
「じゃオムライス作るね」
「うん!お願いします!」
髑髏はキッチンへと消えていった。ツナはその間にもらったチキンやケーキを
テーブルに並べていく。


副賞でもらったミニスカサンタの格好で髑髏はキッチンから出てきた。
「おまたせ」
そう言って置かれた皿の上にはきれいに盛り付けられたオムライス。
「うわーおいしそう!!いただきます!」
スプーンに取り、口に運ぶ。卵は半熟でチキンライスをより引き立てていて、
「―――っおいしー―!!」
思わず大声で叫ぶツナ。どんどん食べ進め、あっという間に完食してしまった。ケーキを切り分けながら、
「嬉しい、喜んでもらえて」
と頬を染める髑髏。
「ありがと、最高のプレゼントだよ〜!あ、そだオレからのプレゼント!」
ツナは自分のバッグから小さな包みを取り出し、髑髏に差し出す。
「開けてみて」
ラッピングをほどくとそれは小さな箱。開けてみると、中にはハートの石がついた指輪が入っている。
「ボス、これ」
「へへー。クロームには霧のリングを渡してるけどあれは骸のものでもあるし、オレからきちんとした
指輪を渡したかったんだ。受け取ってくれる?」
「…もちろん」
髑髏は箱から指輪を出して霧のリングのように自分の中指にはめようとするが、ツナは
「あーそこじゃないよ」
と言って髑髏の手を持ち、左手薬指に指輪をはめた。
「ボス、ここ…」
「中指は忠誠の証、薬指は愛の証。クロームのすべてをオレに頂戴?」
377ツナ髑髏7:2006/11/19(日) 23:31:21 ID:S08cFvqv
「ふぁっ…ん、ん…」
リビングのソファの上で唇を重ねる2人。髑髏の口内を舌でねぶっていくツナ。
ぴちゃ、と糸をひかせツナが顔を離す。
「ぁ…ボス…?」
潤んだ瞳の髑髏を見つめるツナは
「今日はクリスマスだからね…」
と言って目を閉じる。すぅ、と再び目を開けるとそこは透き通ったような瞳が在った。
そう、ハイパーモードになっていたのである。
「ど、して…?」
「今日はクロームをとことんいじめようと思って」
顔を赤くする髑髏にニッと笑うと、テーブルに置いてあるケーキに手を伸ばす。
髑髏の上衣のボタンをはずし下着をずらせると、生クリームをひとすくい指に取り、胸の突起に塗るツナ。
「ひゃ?」
「動かないで」
とツナはもう片方にも塗りつけてゆく。最後にいちごを取り、髑髏の唇にくわえさせる。
「噛んじゃだめだよ、そのままくわえてて…」
「は…ぃ、」
ツナは髑髏の耳たぶを甘噛みし、ゆるゆると耳を攻めてゆく。
「ん、ん…」
つ‥と首筋をたどり、クリームを塗った部分に到達するとそのまま舌でれろ、と
クリームごと舐め取った。
「んぅ!」
びくんと髑髏の体が跳ねる。
「…甘い」
ぺろりと自分の唇をなめたツナは手を髑髏の一番敏感な部分に這わせた。
そこはしっとりと濡れ、更なる刺激を求めてヒクついている。くちゅ、と音をたて指を中に挿入させる。
「んっア!」

378ツナ髑髏7:2006/11/20(月) 00:01:31 ID:N1GsqSN4
下着を脱がせ、濡れた茂みの奥に指を進ませる。後から後から溢れてくる蜜。
緩急をつけて出し入れすればあっという間に髑髏は限界にまで追いやられてゆく。
「すっかりいやらしい身体になっちゃったね…」
「ん!ン、だってボスが…」
「オレが、何?」
「ャああ!」
ツナの指がある一点を捉えた。くりくりといじり、擦ってやると
「ひ、ア!あっあ、―――!」
髑髏はのけぞり、達した。ソファに身体を沈め、はぁはぁと息を上げる髑髏。
ず‥と指を抜いたツナは微笑しながら
「随分イくの早いね…このシチュエーションに燃えちゃった?」
と問う。
確かに、髑髏はミニスカサンタの格好で上ははだけ、下はノーパン、おまけに
超直感のツナの愛撫…達するなというのがそもそも無理なのだ。
カァと赤くなる髑髏にツナはさらに言う。
「ね、オレにオナニー見せてくれる?」
「え!?」

「や‥だ、できない…」
少し震える声で拒否するが、ツナは笑みながら黙ってじっと髑髏を見ている。
「…っ」
強く否定してツナに嫌われるのが嫌だ、そう思い髑髏はゆっくりと手を
自身の乳房に持っていく。やわやわと手全体で揉むと、床に座っているツナが
髑髏を見上げて言葉で責めてくる。
「乳首も触って…そう、摘むようにね――ああ、固くなってきたね」
「っふ…」
「そのまま手を下に…クリトリスに持っていって」
「あ、ァ」
「そこいじるの好きでしょ?いつも喘いでるよねそこ触ると」
くちゅくちゅと粘液の音がツナの声と共に耳に入り、髑髏の思考に霞がかかる。
379ツナ髑髏7:2006/11/20(月) 00:17:18 ID:N1GsqSN4
羞恥心より快楽を――――

「あれオレ指入れてって言ってないのにね…」
クリトリスの刺激だけでは足りないのか、髑髏は片手の指を秘穴に出し入れし始めていた。
クス、と笑うツナの声はすでに聞こえていないようだ。
「んン、あっ、ッイ く…!」
「だめ」
「…!?」
イく寸前にツナが髑髏の手首を掴み動きを止めたのだ。寸止めされて泣きそうになっている髑髏。
「な‥ん、で」
「いじめるって言ったでしょ?」
ツナは髑髏の座っているソファの後ろに回ると、うなじにキスを落とし再度髑髏の恥部に手をのばす。
「ぅあ!」

イきそうになる度、直前で手を止められる。何度か繰り返される内に髑髏の身体はヒクヒクと
痙攣し始め、瞳は焦点があわなくなってきていた。
「ぼ、す もう‥」
目じりには涙が浮かんでいる。もうとっくに限界は来ているのだ。





つづk
中途半端ですが今日はここまで。次くらいで終わりそうです
380名無しさん@ピンキー:2006/11/20(月) 00:19:23 ID:MAmu4siR
エローーー!GJGJ!!
381家光×奈々@ その1:2006/11/20(月) 01:08:12 ID:6Qo/spVa
ツナ髑髏乙でした!
あんまり無いみたいなのでパパン×ママン
正直エロくないです
めちゃめちゃ捏造



※※※※※

 今から遡る事10年とちょっと前。

 世間の父親たちが会社で上司に怒られパソコンに向かっていた頃、自宅の庭先で舟を漕ぐボディービルダー…ならぬオッサンがひとり。

 名前を沢田家光。パンツはブタ時々モグラ柄。

 嫁と我が子が愛しくてかわいくて仕方ない事を隠さない、珍しいタイプの日本人である。
 二十代後半前に建てたこの家にローンは無く、生活水準もそれなりに良い。家族は皆健康そのもの。

 (あ〜平和だなぁ〜…)

 いくら金を積んでも手に入れられない幸せに、家光はだらしなく頬を緩ませた。
と。ぺちぺちと柔らかな感触に促され、家光は腕の中でずっと暴れていた我が子へと視線を向けた。

 「おとーさん、おとーさんてばぁ!」
 「んん?どうしたツナ、また“ツナデレラ”聞きたいか?」
 「ツナおとこだもん!おんなじゃないもん!」

 ぶー!と怒る我が子は嫁に似て瞳が大きく、未だに「可愛い娘さんですね」と言われる事も少なくない。まぁ家光にとってはどちらでもかわいい事に違いないのだが、息子・ツナにしてみれば不名誉な事に違いないらしい。

 「ごめんごめん、よーしツナ、何して遊ぶ?」
 「おはなしして!」
382家光×奈々@ その2:2006/11/20(月) 01:12:25 ID:6Qo/spVa
 「うん…?桃太郎か?それとも金太郎か?」
 「そんなのつまんないー!」
 「じゃあお父さんの仕事の話を…」
 「きのうきいたー!」
 「んん〜…?」
 (困ったな〜…)

 腕の中で暴れる我が子は、どうやら一通りの童話を知っているらしい。これも普段の読み聞かせの成果なのだろうが、家光はいよいよ八方塞がりになった。奈々に頼りたいのは山々だが、彼女は買い物に行っている。

 (! そーだ)

 「よーしツナ、これならどうだ?」
 「?」
 「むかしむかし、あるところに、ひとりの超かっこいいお兄さんがいました―――……」


※※※※※

 遡る事、数年前。

 家光がまだ“門外顧問”に就任したてだった頃。

 彼は9代目の命により、己の故郷・日本へと帰省していた。

 と、いうのも。

 (門外顧問に就任してもコレだもんなぁ…)

 実質NO.2となった家光は、以前から次期“正当後継者”候補の面々にあまり快く思われていなかった。
383家光×奈々@ その3:2006/11/20(月) 01:16:25 ID:6Qo/spVa
仕方ないといえばそれまでだが、同じファミリーの一員、好んで争う訳が無い。無いのだが、こういう状況時に不利な立場の人間が聞く耳を持たないのは万国共通らしく、結果、家光は余計な火の粉が及ばぬ日本にまで、足をのばす羽目になっていた。

 (モレッティ達にまで被害が及ばなけりゃいいが…)

 本国にいる仲間たちの身を案じ考え事をしている内に、家光はある事に気づいた。

 「…………」

 辺り一帯に広がる静かな住宅街。

 「…………ここ、何処だ?」

 もしもの事を考え自分と縁のある土地は避けていたが、それにしたって一応の計画は立てていた。だが自分の行動はどうだ。飛行機の中で寝ずに考えた全てが、他でもない己の不注意で水の泡だ。今の自分は、迷子以外の何者でもない。

 家光は思わずその場に座り込んだ。否、立てなかった。

 大きな体を半分にして道路脇に背を預け天を仰げば、絶妙のタイミングで大地の恵が頬を濡らす。

 (おてんと様まで馬鹿にしやがる…)

 何故母国に帰国してまで、こんな惨めな思いをしなければならないのか。
 自分にNO.2など務まるのか。
 ボスの座など爪の垢程にも興味がない事を、どうして彼らは理解してくれないのか。

 (ちくしょー…)

 惨めでふがいなくて悔しくて。

 遠くに落雷の音を聞きながら、家光はその場で意識を失った。

※※※
384家光×奈々@ その4:2006/11/20(月) 01:21:17 ID:6Qo/spVa
 (……?)

 まず最初に、見えた天井に違和感を覚えた。
 次いでベッドのサイズが合わない事に気付き、ようやく素肌に感じる温かさに、はっきりと覚醒した、が

 「……?!」

 猛烈に後悔した。

 何故か下着以外身につけておらず、ホルダーに吊っていた愛銃どころかパスポートなどの貴重品も無く、極め付けは

 (誰だこの子!?)

 うつ伏せのままサイドテーブルで寝ている、白いキャミソール姿の見知らぬ少女。確実に年下。見える顔は好みで可愛い。そしてこんな状況下で予想出来るのは、ただひとつ。

 (え、ちょ、まてまて記憶が無いんだが)

 これが隣で眠っていられようものなら間違いなく終わった後なのだろうが、如何せん不明すぎる。とりあえず、敵対ファミリーの刺客、ではなさそうだが。

 (全く見ず知らずの女の子とヤったのか俺…もしかして無意識のうちにこの子襲った!?)

 「…い、いいくら何でもそんな最低な真似はしてない、絶対してないしてないしてない…!」
 「ん………ぅ…?」
 「!!!」

 家光が誰に対してか分からない言い訳を繰り返していると、少女――――奈々が体を起こし、ゆっくりと目を擦った。家光は努めて笑顔で、かつ爽やかにと心中で呪文のように唱えながら、奈々へと声をかけた。

 「………」
 「………どう、も、」
 「………、………」
 「…………あ、の…?」
 「……!!」


 一瞬の後、菜々は思いっきり悲鳴を上げた。
385家光×奈々@ その5:2006/11/20(月) 01:31:54 ID:6Qo/spVa
※※※

 「本当にごめんなさい、いきなり酷いことして…」
 「いや…」

 家光の前に、ほんわかと湯気の立つマグカップが置かれる。
 それを有り難く頂戴して、ようやく話が出来そうだとこっそりと息を吐いた。

 あのあと、奈々は家光に向かって手元にあった目覚まし時計を力の限り投げつけ、それが命中してから、そういえば目の前の男を部屋に入れたのは紛れもなく自分だったという事実を思い出した。
 家光は渡された荷物から急いで洋服を引っ張り出し、奈々は部屋着を着て―――落ち着き、今に至る。

 「えぇと…よければ経緯を聞きたいんだけど……」

 苦笑を浮かべながら頬をかく家光の額には、くっきりと赤い筋が残っている。奈々は下がっていた眉を更に下げ、ゆっくりと話だした。

 「……学校から帰ってきたら、アパートの前に貴方が寝てて、……雨も酷かったし、…そのままにするのも悪いと思って……」

 決して寝てた訳では無いのだが、なんだかニュアンスがイヌネコを拾った感じに近いのは気のせいだろうか。
 しかし“獅子”たる自分があっさり下着一枚にされていたのも笑えない。家光は頭を切り替え、奈々との会話を続けた。
386家光×奈々@ その6:2006/11/20(月) 01:36:47 ID:6Qo/spVa
 「学校?」
 「製菓学校です」
 「セイカ…、えと……?」
 「あ、こんな字です」

 奈々は電話の横にあったメモに、製菓、と書いた。そこでようやく言葉が繋がり意味を理解する。

 「…、お菓子…を作る学校?」
 「はい」
 「すごいな……、しばらく帰らない間にそんな学校が出来てたなんて……」

 家光の感嘆に、奈々は大きな目をぱちぱちさせてから首を傾げた。

 「…もしかして、外国にいたんですか?」
 「あ、あぁ……イタリアに、」
 「イタリア!素敵、一度行ってみたいと思ってたんです!」
 「え、」
 「イタリアってどんな所なんですか?どんな家でも本当にパスタが常備100袋あるんですか?1日トマト食べない日があると死んじゃうって本当ですか?!」
 「ま、待った待った!」
 (顔、顔近い!)

 奈々のキラキラした眼差しに、家光は思わず後ろへのけぞる。良くも悪くもかなり誤認されている。国と国との距離が生み出す物は恐ろしい。矢継ぎ早に質問を重ねる奈々を見ながら、

 (…名前聞いてないし名乗ってもないんだが…)

 発言するチャンスは無さそうだと、家光は諦めた。そうこうしている間にも、奈々の一方的な会話は止まらず、そしてとんでもない事を言い出した。

 「そうだ、このまま泊まっていってください!」
387家光×奈々@ その7:2006/11/20(月) 01:48:19 ID:6Qo/spVa
 「え゛!?」
 「私、まだまだいっぱいお伺いしたい事があるんです!ご飯いっぱい作りますし、ベッドもお譲りします、だから………、…………えと、お名前は?」
 「…家光、沢田家光。…君は?」
 「奈々です、家光さん。………あれ?」
 「……、今晩だけお世話になろうかな、奈々ちゃん」

 こんなに人が良くておっとりした子を一人にしておくのが非常に心配になり、――――家光は、奈々の提案に笑顔で応えた。


※※※※※※

 「――…こうして、超かっこいいお兄さんは、天使のような可愛くて優しい女の子に助けられ、二人は仲良くなりました!……どうしたツナ?」

 ひらがなも書けない我が子に、満足そうに嫁とのナレソメを語った家光は、かなりの上機嫌だった。しかしツナはバタバタと暴れだす。

 「かっこわるいー!おとこがおんなにたすけてもらうなんてかっこわるいー!!」
 「そうだなーかっこわるいな!でもなーツナ、超かっこいいお兄さんはなー実は超強かったんだ!」

 息子の暴言もなんのその。家光は水を得た魚のように生き生きと息子に自慢を続ける。幼いツナは『強い』という言葉に勢いよく反応した。

 「ホント!?」
 「ほんとほんと!ある日な、天使のような可愛くて優しい女の子がな、超かっこいいお兄さんの敵に見つかっちゃうんだ…ま、超かっこいいお兄さんの敵じゃなかったけどな!」
 「それもききたい!」
 「イイコにおひるねしたら、な!」
388家光×奈々@ 最後:2006/11/20(月) 01:57:38 ID:6Qo/spVa
 「あらあら、気持ちよさそうね」

 しばらくして帰宅した奈々が見たのは、庭先で一緒に眠る家光とツナの姿だった。

********

中途半端ですがこれで終わりです。
一ヶ所ママンの漢字間違えました………すみません

いつか原作で二人のナレソメが出たらいいなぁ、と妄想。
多分ママンの方が3、4つ年下かな、と思ってます

この前獄ハル+10でお世話になったので、今回ギャグっぽい感じが伝われば幸いです
毎度濡れ場まで持ち込めず申し訳ありません

それでは失礼しました
389名無しさん@ピンキー:2006/11/20(月) 09:18:45 ID:xmPqLlsd
ツナ髑も家奈々もGJ
ツナ髑はエロエロだし家奈々はほのぼので良いな〜

自分も家光と奈々の馴れ初め気になる…
390名無しさん@ピンキー:2006/11/20(月) 20:02:50 ID:7bSWPnV4
GJ!家奈々の濡れ場なイメージないからあんまり見たくないけど、
(なんか見た後悪いことした気になりそう。あ、けどあったら見ますが!)
こういうほのぼの系すごくイイ!!
391名無しさん@ピンキー:2006/11/21(火) 00:54:26 ID:r08Zi3Pf
今日はこないかぁ…残念
392ツナ髑髏7:2006/11/21(火) 20:11:08 ID:zLJDv5Lm
>>379の続きです


「くわえててねって言ったのに」
ツナが髑髏の唇から落ちたいちごを拾う。
「…っ、は、やくぅ‥」
ふっとツナは笑い、髑髏の太ももを割り広げ猛った自身を奥に進めた。
「っああぁあ!」
待ち望んでいたモノに貫かれ歓喜の声を上げる髑髏。濡れたソコは
ピクピクと震え、ツナを奥へ奥へと飲み込んでゆく。
「…ぬるぬるしてる」
「んぁ、あア!」
自分の上にのしかかり腰を打ち付けるツナの背に腕をまわし、
ぎゅっとしがみつく髑髏。ツナは手の中のいちごを自分の口に
くわえると、顔を髑髏に近づける。
「ほら…」
ぷちゅ、と果肉を噛んで口移しでいちごを髑髏の口内に入れてやる。
「んっ、ぅ」
甘酸っぱい果汁が口の中に広がる。そのまま舌を吸われ、髑髏は何も
考えられなくなっていた。
ぴちゃ、ちゅ、ズプ…
「んう!ぅ、ああア」
ツナは挿入しながらも両手で髑髏のクリトリスと乳首を刺激していた。
3点を同時に責められ、髑髏は快感で呼吸もままならないほどになっている。
「ひ、ァ…ッッ!」
ぶるぶると髑髏の身体が痙攣を始めた。限界が近いようだ、そう悟ったツナは
「一緒に、いこうね…」
と腰の角度を変え一層深く突く。
「は、は……も、イくっ…!!」
―――――ほぼ同時に2人は果てた。
393ツナ髑髏7:2006/11/21(火) 20:13:27 ID:zLJDv5Lm
一緒にシャワーを浴び、ベッドにもぐる2人。ツナはなんだか恥ずかしくて素の時に
聞けなかった質問を髑髏にしてみた。
「ミスコンの時、自分の名前を『沢田凪』って…」
「あ…」
もじもじと視線をさまよわせる髑髏だが、少し頬を赤くしながら
「え、と…スタッフの人に名前教えてって言われて、なんて言っていいのか
わからなくてついボスの苗字を…不快だったらごめんなさい」
と謝る髑髏。ツナはふ、と笑い
「不快なわけない」
と彼女を抱き寄せ、耳元でささやいた。
「dopo di anello , abito da sposa」
「―――!」
すっとハイパーモードを解除し素に戻るツナ。戻った途端顔を真っ赤にして照れている。
「いや、あの、えーと!」
「ボス…」
「…ほんとにそう思ってるから。ほんとだよ?」
「…うん」


今宵は12月24日クリスマスイブ。
聖なる夜、このようなプロポーズの言葉はあちこちで語られているのだろう。

―――指輪の次はウエディングドレスだね―――

髑髏はこの言葉を嬉しそうにかみしめながら眠りについた。
(だけどオレ、ほんとにそう思ってるんだよ、いつか――)
ツナもまた、この言葉に誓いを立てながら眠りについたのだった。




END
394ツナ髑髏7おまけ:2006/11/21(火) 20:31:20 ID:zLJDv5Lm
黒曜ボーイズの部屋は、とてもではないが一個人の部屋とは思えないほどの
凝った装飾で彩られている。
「ひゃっほー!メリークリスマスだびょーん!!」
クラッカーを鳴らし浮かれている犬。
「……メリークリスマス」
いつものニット帽ではなくキラキラの三角帽をかぶらされている千種。
「クフフフ、イタリアでは『Buon Natale』ですけどね」
とサンタの格好でクラッカーを鳴らす骸。
「早く肉食べたいれす!肉!肉!」

「ところで骸様、あの包みの中身はなんですか?」
食事をしながら骸に質問する千種。
「よく聞いてくれました、沢田綱吉とクロームがより甘い聖夜を
迎えるようにと用意していたのです」
と骸は包みから取り出したもの、それは…

「いちご味のローション、これはかの有名な叶○子が愛用しているものです。
そしてこちらがバイブです。ポリウレタン製で体温になじむそうです。
そしてこちらが――」

次々に取り出される大人のおもちゃ。
「おやどうしました2人とも、そんな絶対零度のまなざしで僕を見ないでくださいよ…
ああ千種何をするのです、折角のプレゼントを燃えないゴミに分別だなんて!」


こうしてそれぞれの聖夜はすぎてゆくのだった。



END
終わりです。読んでいただいてありがとうございました。
395名無しさん@ピンキー:2006/11/21(火) 22:23:37 ID:DkyjeTYG
ツナ髑神超GJ!!
甘々でエロエロでたまらんかった

紙袋がまたもアレな中身でワロタ
396名無しさん@ピンキー:2006/11/21(火) 22:58:04 ID:x83NHjZu
ツナ髑神GJでした!
相変わらずエロくてステキです
(*´Д`)ハァハァ

家奈々ほのぼのもよかったです!
無邪気な奈々と小さいツナがかわいくて…。

潤いあっていいなここは。
397名無しさん@ピンキー:2006/11/22(水) 00:06:15 ID:zLJDv5Lm
(;´Д`)ハァハァハァハァ/|ァ/|ァ/ヽア/ヽアノ \アノ \ア
ツナ髑神超GJ!!!!エロすぎる!!
黒曜トリオのやりとりにフイタw骸変態すぎww
398名無しさん@ピンキー:2006/11/22(水) 00:08:49 ID:cJaIEZmy
すげ!神とIDかぶってるw
回線一緒なのか??
399名無しさん@ピンキー:2006/11/22(水) 00:13:31 ID:wkWH9k9p
集合住宅に住んでると時々あるみたいだね

しかしGJ!!!
家奈々もほのぼのでイイ!!!若いママンかわいいな〜
400名無しさん@ピンキー:2006/11/22(水) 00:18:55 ID:FCoxS1ib
ここ最高ですね!
とにかく最高です(`・ω・)b
401名無しさん@ピンキー:2006/11/22(水) 00:20:41 ID:FCoxS1ib
すいません…
ageてしまった

402名無しさん@ピンキー:2006/11/23(木) 08:52:10 ID:7NZR/Fyz
京子、ハル、凪がいる時にランボの十年バズーカで10年後のツナが来てその3人に散々セクハラし、戻ってきたツナが
京子「……」顔真っ赤で走り去っていくのや、ハル「何時からツナさんはあんなエロい人になっちゃうんですか?」と頬を
赤らめながら聞いてきたり、凪「……ボスひどい」とふとんから少しだけ顔を出して言ってきたりするのに、ツナ「10年後の
俺何しちゃったのーーーーー」みたいな展開を烈しく見たい。
403名無しさん@ピンキー:2006/11/23(木) 08:56:14 ID:+1CXon+H
>>402
よし、書いてくれ!
404名無しさん@ピンキー:2006/11/23(木) 10:39:31 ID:rF8WRUF2
>>402
うお読みてぇ
神様職人様、どなたかお願いしますv
405名無しさん@ピンキー:2006/11/23(木) 13:53:13 ID:YrOdhOXL
最近獄寺や山本の少ないね
女の子中心のスレだけど前はこいつら絡みのCP多かったのに
406名無しさん@ピンキー:2006/11/23(木) 14:54:10 ID:E0iAWHQi
もともとあいつらは女との絡みが少ないしな
ある意味普通だろ
獄寺はハルとフラグらしきモンがあるが、山本なんかまるで無い
407名無しさん@ピンキー:2006/11/23(木) 14:54:26 ID:NKpNlGHX
山ハルが見たいなぁ・・・
408名無しさん@ピンキー:2006/11/23(木) 16:42:15 ID:igo5bbgA
山ビアを忘れるな
40996:2006/11/23(木) 17:08:59 ID:H+7huze0
フラグなくてもルス京書いちゃう自分が来ましたよ
ようやく続き書けたので投下します
410ルッスーリアと京子ちゃん 風邪編:2006/11/23(木) 17:12:49 ID:H+7huze0
笹川家に着きチャイムを鳴らすが誰も出てこない。
(おかしいわね。了平君と京子ちゃんのママンは仕事してないから
 昼間は家にいるのに)
ストーカー中に得た情報だから間違いはないはずだ。
すると京子が頭を起こし、鞄から鍵を取り出した。
「今思い出しました。お母さん今日は友達の家に行くって…」
ルッスーリアは鍵を受け取ってドアを開けた。
玄関で自分のブーツと京子のローファーを脱がせる。
「京子ちゃんの部屋は?」
京子は苦しそうに廊下の先の階段を指差した。
二階に上がると「了平」とはみだしそうな勢いで書いてある紙が貼ってあるドアと、
「KYOKO」と木のプレートが下げられたドアがあった。
了平の部屋に気を取られつつも、今はそれどころではないと京子の部屋を開ける。
カーテンやベッド、クッションなど淡いピンク色に統一されていて
女の子らしいが綺麗に整頓されていて落ち着きのある部屋だ。

京子をベッドに寝かせるとダッフルコートとブレザーを脱がせ毛布を掛ける。
(これからどうしたらいいのかしら)
子どもの頃から風邪など引いたことのないルッスーリアには看病の仕方が分からない。
「とにかく薬を買ってくるわ!京子ちゃんはゆっくり寝てなさいね」
声を掛けると京子は頷き目を閉じた。
ルッスーリアは大急ぎで笹川家を飛び出した。
が、再び戻ってきてドアに鍵を掛け、今度こそドラッグストアを探して走り出した。
411ルッスーリアと京子ちゃん 風邪編:2006/11/23(木) 17:15:50 ID:H+7huze0
20分ほどしてルッスーリアは、風邪薬・スポーツドリンク・
レトルトのお粥などを抱えて帰ってきた。
ドラッグストアの店員が丁寧にアドバイスしてくれたのだ。
ルッスーリアはひとまず買った物を台所のテーブルに広げた。
「えーと薬は何かお腹に入れた後だからまずはオカユを食べさせてあげなきゃ」
お粥のパッケージに書かれた説明のとおりにお粥を器に空け電子レンジで温める。
「こんなドロドロしたもの美味しいのかしら?」
一口味見してみるがほんのり塩味がするだけでたいして美味とは思えない。
だが風邪の時には消化のよいものがいいと店員が言うのだから仕方ない。
(元気になったらその時美味しいものを食べさせてあげればいいわ)
ルッスーリアはそう考えてお粥を持って京子の部屋へ向かった。

「京子ちゃん入るわよ〜」
声を掛けながらドアを開けると京子は小さく寝息を立てていた。
このまま寝かせてあげたい気もするが食事をさせるために揺り起こす。
「ん…。ルッスー…リアさん」
「ごめんなさいね起こしちゃって。でもオカユ作ってきたのよ。レトルトだけど」
「ありがとうございます」
京子が体を起こそうとするのを手伝い、スポーツドリンクの入ったコップを渡す。
「風邪の時は水分を取るのがいいんですってね。
 いっぱい買ってきたからどんどん飲んでちょうだい」
「はい」
受け取ろうと伸ばす手が震えているのに気付き、
ルッスーリアはコップを口元まで運んでやった。
コク、コクと喉が動き、唇から零れた液がつーっと顎から細い首筋を辿っていく。
(こんな時に考えることじゃないけど、この子ってたまに色っぽいのよね)
そんなことを考えつつ濡れた部分をティッシュで拭ってやる。
「じゃあ今度はオカユね」
スプーンでお粥をすくって口元へ持っていくと、
京子は照れくさそうに小さく口を開けた。
「熱っ」
「だ、大丈夫?」
慌ててドリンクを飲ませる。
「ごめんなさいね。ちゃんと冷まさないといけなかったわ」
そう言ってルッスーリアはお粥にふうふうと息を吹きかける。
「ルッスーリアさん、お母さんみたい」
くすくすと京子が笑う。
(お母さんて…お姉さんじゃないの?)
間違ったツッコミをしつつ改めて冷ましたお粥を京子に食べさせる。
「美味しい?」
「はい。…ごめんなさいルッスーリアさん。いろいろ面倒掛けてしまって」
「何言ってるの。京子ちゃんが具合悪いのを放っておけるわけないじゃない」
「すいま…」
言いかける京子の口をスプーンで閉じさせる。
「謝らなくていいから早く元気になりなさい」
「はい」
素直に頷き自分が運ぶお粥を食べる京子を眺めていると、
自分が雛に餌を運ぶ親鳥になった気がする。
(確かに今はお母さんの方がぴったり来るかもね)
412ルッスーリアと京子ちゃん 風邪編:2006/11/23(木) 17:19:03 ID:H+7huze0
お粥を食べ終わった京子に薬を飲ませ再び寝かせる。
(あとはこのまま安静に…。いけない、京子ちゃん制服のままだわ。
 着替えさせなくちゃ)
クローゼットを開けると前にルッスーリアがプレゼントした洋服が収納されていて嬉しくなる。
(やっぱこれ京子ちゃんに似合うわよねー。
 …じゃなくて寝るんだからパジャマを探さないと)
しかしクローゼットには洋服しか入っていない。
隣の小さな箪笥を開けると一番下の引き出しに赤地に白のドット柄のパジャマがあった。
(よし、これでオッケーね。…そういえば店員さん言ってたわ。汗をこまめに拭くことって)
タオルは同じ箪笥の中にあった。
「京子ちゃん、一回起きてくれる?汗を拭いて着替えないと」
「はい…」
京子は頷きセーターを脱ぎ始めた。
(おっと着替えを見るのは悪いわよね)
慌てて後ろを向こうとした時、
「ルッスーリアさん度々ごめんなさい。お願いできますか…?」
と声が掛けられた。
「え?」
ブラウス姿の京子が申し訳なさそうにベッドの上で正座している。
「お願いって?」
「ボタンが外せないんです。指が震えちゃって…」
「ああ、ボタンね。オッケーよ」
小指を立てる独特のポーズをし、ベッド脇にしゃがみ込んで
京子のブラウスに手を伸ばし、上から順にボタンを外していく。
胸元から白いブラジャーがちらりと見える。
(なぜかしら。ただブラウスのボタンを外すだけなのに
 イケナイことをしている気持ちになってしまうのは…)
一番下のボタンを外し終えるとほっと息をつく。
「はいできたわ」
「ありがとうございます」
後ろを向いている間に京子は汗を拭きパジャマに着替え終わった。

「これで後はゆっくり寝ることね。何か欲しい物やしてほしいことはある?」
そう尋ねると京子は少しためらった後ルッスーリアを見上げた。
「…わがまま言ってもいいですか」
「もちろん。遠慮しないで何でも言ってちょうだい」
「私が眠るまで手を握っててほしいんです」
「まあ…」
胸がきゅんとうずく。
「もちろんよ。家族の人が戻ってくるまで側にいるし、安心して眠ってちょうだい」
京子は嬉しそうに微笑むと手を伸ばした。
自分の手ですっぽり包めてしまうその手を優しく握ると、
京子は安心したように目を閉じる。
その寝顔を見ているだけで不思議と穏やかな気持ちになる。
(私は変わったわ)
今までこんなふうに誰かの心配をしたり世話を焼いたりすることなどなかった。
そうしたいと思う相手がいなかったのだ。
だが京子は今までルッスーリアの周りにいた人間とは違う。
彼女は風邪で寝込んでしまうくらいか弱い一般人の女の子だ。
そしてとても優しい心の持ち主だ。
だから彼女が困っている時はついつい手を差し伸べたくなってしまう。
そこに了平へのポイント稼ぎなどという打算はない。
(やっぱり私は変わった。いいえ変われたというべきね)
413ルッスーリアと京子ちゃん 風邪編:2006/11/23(木) 17:22:15 ID:H+7huze0
がくん、と体が傾いてルッスーリアははっとした。
ベッドの傍らの目覚まし時計は3時を少し過ぎている。
(私ったらいつの間にか寝ちゃったんだわ)
慌てて京子を見るとよく眠っている。
ほっとして繋いだままだった京子の右手を毛布の下に入れてやる。
「ん…」
京子が小さく寝返りを打った。
前髪が汗で額に張り付いているのをタオルで拭ってやる。
(背中の汗も拭かなきゃ…。でもせっかくこんなに気持ちよく寝てるのに
 起こすのはかわいそうね)
毛布を下ろして京子の背中がこちらに向くように横にする。
そしてパジャマをめくり背中をタオルで拭こうとした時、
京子がころりと仰向けになった。
めくれたパジャマからほっそりとした白い滑らかな腹部が視界に入る。
おまけに着替えた時ブラジャーを外したようで
ふっくらとした胸の下半分まで見えてしまっている。
(きょ、京子ちゃん無防備すぎ…!
 私だからいいけど他の男の前でこんなことしちゃダメよ…!!)
ルッスーリアは慌てて京子の体を隠そうとパジャマを掴んだ。
その時。

ダダダ!バーン!!
「京子!大丈夫―か…?」
部屋に勢いよく飛び込んできた了平は目の前の光景に言葉を失った。
彼に京子が早退したことを伝え一緒に来たツナも了平の後ろで呆然とした。
眠っている京子のパジャマを掴んでいるルッスーリア。
めくれたパジャマからは京子の肌が露わになっている(ツナは慌てて目を逸らした)。
事情を知らない2人には京子のパジャマを
ルッスーリアが脱がせようとしているようにしか見えなかった。
ショック状態から先に抜け出したのは了平だった。
「貴様ぁー!京子に何をするかぁー!!」
妹を思う気持ちが細胞伝達率を100%にした。
了平の強烈な極限太陽(マキシマムキャノン)がルッスーリアの顔面に向けて繰り出される。
ルッスーリアは慌てて避けた。
何と言っても鋼鉄のメタル・ニーを砕く威力なのだ。
顔に当たったらどんなに恐ろしいことになるか想像もしたくない。
「ちょ、待って了平君落ち着いて!!」
自分はとんでもない誤解をされているらしいとルッスーリアは必死で了平をなだめた。
「そうですよお兄さん、京子ちゃん具合悪いんだから…」
ツナも慌てて了平を止める。
了平もさすがに病気の妹の部屋で暴れるのはまずいと思ったのか
ひとまず拳を下ろしてくれたのでルッスーリアはほっとした。
414ルッスーリアと京子ちゃん 風邪編:2006/11/23(木) 17:25:05 ID:H+7huze0
「あのね了平君、確かに今のは誤解されても仕方ないと思うけど違うのよ。
 大体私が好きなのは了平君みたいないい肉体の男の子だって今までずっと言ってきたでしょ。
 それに私は体は男だけど心は女…」
しかしそんな理屈が了平に通じるわけもなかった。
「問答無用!病気で無抵抗の京子に不埒な真似をするとは言語道断!
 もう二度とオレや京子の前に顔を見せるな!出て行け!」
「そんな了平く…」
「さっさと出て行かんかー!!」
怒りで頭に血が上った了平は再びルッスーリアに殴りかかった。
慌ててルッスーリアは部屋を飛び出し、それを了平が追いかける。
ツナは急いで了平を止めに行こうとしたが、
「ツナ君…」
というか細い声に足を止めた。
「京子ちゃん起きてたの?」
「うん…。お兄ちゃんが怒鳴った時から…。ずっと皆を呼んでたんだけど…」
「そっか…」
あの騒ぎの中では京子の声が聞こえないのも無理はないとツナは思った。
「具合は大丈夫?」
京子はこくこくと頷くと必死な表情でツナの腕を掴んだ。
「ツナ君、お兄ちゃん誤解してるの。ルッスーリアさんはずっと私の看病をしてくれてたの。
 脱がせようとしたのもいやらしい気持ちでなんかじゃない…」
「そうだったんだ…」
暗殺部隊の1人であったルッスーリアが京子を親切に看病したとは信じがたい気もするが、
京子が嘘までついてかばっているとは思えない。
「京子ちゃんオレお兄さんに言ってくるよ。京子ちゃんは安心して寝ていて」
「ありがとう…それと」

ツナが階段を降りていくと了平と鉢合わせた。
「お兄さん、あの」
「すまん沢田。京子のことはオレが面倒見るからお前はもう帰ってくれ」
「分かりました…。でもルッスーリアさんのことなんですけど、あの人」
「今はあいつの話はやめてくれんか」
怒りが鎮まった了平はぐったりと疲れているようだった。
可愛い妹が毒牙に掛かりかけたこと(誤解だが)のショックもあるのだろう。
そう考えると了平のことも気の毒で、
ツナはルッスーリアの誤解はまた後日改めて解くことにして笹川家を出た。

415ルッスーリアと京子ちゃん 風邪編:2006/11/23(木) 17:29:45 ID:H+7huze0
きょろきょろと辺りを見回すと、ルッスーリアが道の向こうに立っている。
「ルッスーリアさん!!」
ツナは大声で呼び止め駆け寄った。
近づいてルッスーリアの体が塩だらけなのに気付きぎょっとする。
「どうしたんですかその塩?」
「家から出る時了平君に台所の塩を投げられたの。
 彼って塩で攻撃するのが好きなのかしら」
ぱたぱたと手で払いながらルッスーリアが首を傾げる。
「…たぶん」
さすがに本当の意味を教えるのは気の毒で言葉を濁す。
「あのこれ、部屋に置いていったから京子ちゃんが届けてほしいって」
そう言ってツナが差し出したのは赤い毛糸の手袋。
「ありがとう。さっき置いてきたのに気付いたのよ。
 でも取りに戻るわけにもいかないし…。本当よかったわ」
「大切なものなんですか?」
「ええ京子ちゃんからもらったの」
そう言って大切そうに手袋をはめるルッスーリアにツナも彼に対する考えを改めた。
(確かにこの人意外にいい人なのかも…)
「あの、京子ちゃんから聞きました。パジャマを脱がせているように見えたのは誤解で、
 ずっと看病していたんだってこと。オレお兄さんにちゃんと話しますから安心してください」
「本当?ありがとう。…でも了平君分かってくれるかしら」
大丈夫ですよと言おうとして、今までの了平の言動を振り返りダメかも…と
いう思いがツナの頭をよぎる。
そんなツナを見てルッスーリアも表情を曇らせた。
「…とりあえず今日は帰るわ。手袋届けてくれてありがとうね」
「あ、はい…」

ルッスーリアは重い足取りでホテルの部屋に戻りベッドに伏した。
このまま誤解が解けなかったらと思うと気分が暗くなる。
了平に嫌われて京子に会えなくなって―。
(そんなの絶対嫌…)
なんだか酷く体がだるく、ルッスーリアの意識は沈んでいった。
41696:2006/11/23(木) 17:32:32 ID:H+7huze0
続きます
ルス京がこんなに長くなるとは自分でもびっくり
しかしエロパロなのにエロがチラリズム程度しかないのが…
正直この先どうしたらエロくなるのか頭を悩ませています
417名無しさん@ピンキー:2006/11/23(木) 19:51:20 ID:U6pSL+AN
心待ちにしていたルス京風邪編キテタ!超GJです!

>彼って塩で攻撃するのが好きなのかしら

ここで爆笑w
エロがなくても毎回キュンキュンさせていただいてます。続きも楽しみにしてます
418名無しさん@ピンキー:2006/11/23(木) 20:49:17 ID:Lfl64WsU
GJです!ルッスーリア可愛すぎるww
続き期待してまつ!
419ツナ×(京子+ハル+凪):2006/11/23(木) 20:58:36 ID:7NZR/Fyz
ツナ「はあ、やっと学校が終わった。さあ帰るか。」
………ツナ「ただいま」
ツナ「あれ、母さん?」…返事がなかった。
ツナ「どっか行ったのかな?ん?」机の上に書置きがあるの気づいた。
(ツナ、今日お父さんと出かけて遅くなると思うから、これで晩御飯食べて)
そこには1万円がおいてあった。
ツナ「まあ、仕方ないか久しぶりに父さんが帰ってきたんだし。」
ツナ「さて、なに食べようかなー町にでもいってみるか」
………町に着きツナが何を食べようか迷っていると、
?「ツナさーん」
ツナ「ん」ツナが振り返ると
ツナ「ハルそれに、京子ちゃんもどうしたの?」
ハル「今日は、ハル感謝デーなんです」
京子「そうなの先月はふと……中止したから」
ハル「ツナさんはどうしてこんな所に?」
ツナ「いや、母さんが出かけてるからどこかで食べようと思って」
ハル「そうなんですか。そうだ」するとハルは、京子となにやら話し始めた。
ハル「私達が、作ってあげます」
ツナ「え、本当?いいの?」
ハル「もちろんですー」
京子「迷惑じゃないなら。」
ツナ「迷惑だなんてそんな事ないよ。(やったー、京子ちゃんの手料理が食べれるなんて、
ありがとう母さん。)」
京子・ハル「本当/本当ですか?じゃあそこのスーパーで買い物して来るね。/して来ます。」
………買い物が終わって
京子「ちょっと買いすぎちゃったかな。少し持とうか?」
ツナ「ううん、大丈夫(京子ちゃんの前でかっこわるいとこみられたくねー)」
そしてしばらく歩いていると
ハル「あれ、あの子何してるのかなー、あ、こっちに来た」
ツナ「あの子、もしかして……」だんだん近づいて来るとてはっきりとその姿が見えると
ツナ「やっぱり」
京子・ハル「ツナ君/ツナさん、知り合い/知り合いですか。」
ツナ「まあ」すると凪は、目の前まで来て
凪「…ボス、犬と千種知らない?」
ツナ(また、おいて行かれたのかー!!?)
ツナ「ごめん、知らない」と言うと凪は去っていこうとするので
ツナ「もう遅いし危ないよ」
ハル「そうですよ、あ、そうだツナさんの知り合いならいっしょにご飯どうですか?」
凪「……」行っていいの?という目でツナを見る
ツナ「あ、いいけど京子ちゃんは?」
京子「もちろんいいよ。ご飯は大勢のほうがおいしいし。」
ハル「じゃあ決まりです。ツナさんの家にレッツゴーです」といって凪の背中を押す。凪は突然のことで
凪「え、え、え、」となってしまった。ツナ(両手に花だー本当にありがとう母さん)
(続く)
下手ですいません。
420名無しさん@ピンキー:2006/11/23(木) 23:16:38 ID:+eEzwcA9
おっ!新しい神がきた!
421骸凪(髑髏)1:2006/11/23(木) 23:17:20 ID:PDDLyFZ1
空気読まずに骸凪(髑髏)投下させていただきます。
苦手な方はスルーよろしくです。
初めて書いた上に今都合でPCが使えなくて
携帯からなので読みにくいところが多々あるかと思いますが
お許しください






「どうしたんですか」
「…あの、…」
扉から少しだけ顔を覗かせ遠慮がちに見つめてくる存在に
一瞥することもなく骸は手元の書類へと目を向けたまま言った
「今更、僕たちの間に遠慮なんてないでしょう」
全て知っているのにと言葉を続けると手だけで入るように促す。
「クローム?」
自分が腰掛けているベッドの近くまで来たものの
そこで止まってしまった気配にここで初めて骸は視線を向けた。

「…む、くろ様…」
ひどく頼りなさげな顔をした髑髏の顔がそこにあった
もともと下がり気味の眉はいつにも増して不安気に寄せられ
白いネグリジェから剥き出しになっている腕や足はか細く
頼りないその印象を更に強めている
このか弱い身体に、ついこの間まで間借りしていたかと思うと
胸の奥に黒いものが染み出してくるのを感じた

文字で埋められた紙をサイドテーブルに置くと少女へと向き直る
「ごめんなさい…あの、骸様疲れてるのに…」
「身体はずっと眠ってただけですからね、今は動かしたくて仕方ないですよ」
鈍ってしまったからリハビリが必要かもしれませんねと言い、軽く笑う骸に
髑髏は俯いたままで視線を合わせようとしない

「…それで、どうかしたんですか?」
小さく息をつくと髑髏を見つめたまま問う
「私、………」
細い指は彼女の腹の上で白い布に影を落とし、皺を作っていた。
小さな手に力がこめられていることがすぐにわかる
「クローム?」
名前を呼ばれてゆっくりと上げられた顔は今にも泣きだしそうだった。
そう見えるだけで泣いているわけでも
涙がこぼれそうになっているわけでもなかったが、
泣きそうだと骸は思ったのだ。
422骸凪(髑髏)2:2006/11/23(木) 23:26:46 ID:PDDLyFZ1
「…私、この先どうしたら、」
その言葉に彼女が言わんとしていることを理解した。
悲愴な表情でこの部屋に来た理由を

「…この身体はもう、必要ないのに、……まだここはあったかくて」

霧の守護者・クローム髑髏として次期ボンゴレ10代目のために動いてきた。
延いては骸のために。
その骸が正式に解放され身体が戻ってきた今、
クローム髑髏として生きてきた彼女には居場所も存在理由も無くなってしまったのだ

「私、骸様が戻ってきたら死ぬと思ってたの…
でもまだお腹はあったかいし、生きてる…」

何故、と大きな瞳が問うていた

「本当に君は馬鹿な娘ですね、…凪」
びくんと肩が揺れて動揺が少女の身体を駆け抜ける。
久しぶりに聞く名前だった。
今では自分をそう呼ぶのは骸しかいない

「凪、ここに来なさい。」

丁寧な口調ながら逆らうことを許さない声に
そろそろと小さな足が彼の近くへと動く。
骸の目の前まで来ると止まってしまった凪の腕を掴み
自分の腕の中へと強引に引き込む
その時掴んだ腕の細さや身体の軽さに、表情には出さなかったが骸は驚いた
「骸、様?」
「君は馬鹿です、本当にどうしようもないほどに。」

小さく弱い存在は愚かでつまらないものだと思っていた。
腕の中の少女は体を強張らせているものの
抵抗を見せることなく大人しくそこに収まっている。
小さく弱い存在そのものが自分の腕の中にある事実はどこか可笑しい。
赤子の手を捻るより簡単に彼女は自分の気まぐれで
命を落とすかもしれないというのに。

「…もっと上手にやればいいのに
君はいつも違う選択をする。
危なっかしくてついつい構ってしまう」
「…?」
「僕がそんなにいい人間に見えますか?」

腕の中の凪の体は細いながらに、その白い皮膚の下に
うっすらとある肉が女特有の柔らかさを感じさせる。
そのことにぞわり、と肌がざわついた。
423骸凪(髑髏)3:2006/11/23(木) 23:31:08 ID:PDDLyFZ1
「……少なくとも、私や千種や犬にとっては…。」

クフフ、と独特の笑い声をたてて骸は笑った。

「少なくとも、とつけたのは正解ですね。
僕はいい人間ではありません」

「君が思っている以上に」


凪の腹の上へと骸の手が動く。
びくりと反応する体に骸は笑みを浮かべた
「ここが、今、僕の力で在るんですね」
「……っ、は い」
ゆっくりと這うように手は動く。
胸の辺りがむず痒いような不思議な感覚に
凪の口から息が漏れて声が少し上擦った。
「温かい、ですね」
「……っ」
「考えてみればこうやって
直に触れるのは初めてなんですよね」
骸の呟きよりも這う手に気がいってしまい、
凪はその小さな体を更に縮こまらせるようにして
顔を骸の胸に埋め、白いシャツをぎゅっと握った
おやおやとわざとらしい声をだして骸はその手を止め
凪の顔を上へと向けさせた。





今日はここまでです。
エロまでいってなくてすみません;
424名無しさん@ピンキー:2006/11/23(木) 23:44:11 ID:69JmMQws
ここは神が何人いらっしゃるのですか!!!
禿げ萌え(;´Д`)ハァハァ
425名無しさん@ピンキー:2006/11/24(金) 00:04:11 ID:3YV99Kx/
神々の光臨に万歳!!

骸凪密かに待っていたんで禿萌えした(*´Д`*)
GJ!続きを楽しみにしてる!
426名無しさん@ピンキー:2006/11/24(金) 01:23:31 ID:GkBl92BF
おぉ あ な た 方 が 神 か …!


サイッコーです(*´∀`)
427ツナ×(京子+ハル+凪)2:2006/11/24(金) 02:10:50 ID:pcdtf2tD
ハル「ふ、やっと着きました」そして、ツナが玄関を開けた。
ツナ「ただいまっても今日は誰もいな……」ビアンキ「あら、ツナお帰り」
ツナ「ええええ何でいるの今朝リボーンと出かけるから遅くなるって」
ビアンキ「ええ、唯こいつ等が付いてきちゃったから置きに来たのよ。」ふと視線を上げると
泣きそうになってるランボ、イーピン、フゥ太がいた。
ビアンキ「という訳だからそれよろしく」と言って出て行ってしまった。
ツナ「ちょ、ちょっとビアンキ」だが既にに走り去ってしまっていた。そして、その後ろで
ランボ「ガ・マ・ン」と言って10年バズーカを取り出した。
フゥ太「10年バズーカ使っちゃダメなんじゃないの?」
ランボ「…ギク、ラ、ランボさん使わないもん」とあわてて10年バズーカを髪の中しまおうとしたのでので
ドガァン、ドガーン……ツナに命中。
フゥ太「あ、ツナ兄に」
あたりが煙でモクモクとなってしまった。
京子「ゴホ、ゴホ、な、何?」
ハル「な、何ですか」
凪「……?」
?「な、なんだ」煙が晴れるとそこに男が一人立っていた。そして、その場にいた6人を見て
?「あれ、お前らなんでそんな懐かしい姿に戻ってるんだ?それに、京子、ハル、それに凪まで制服着て
俺を誘うためのプレイか?ん、でもそれにして乳や尻がえらく小さくなってねーか?」
京子・ハル・凪「…………」思考停止中
フゥ太「ツナ兄だ…よね?」と聞くと
10年後ツナ「ん、ああそう云う事か。そういえば昔、こんな事あったな。それにしても懐かしい格好だなお前ら。」と
ニコニコ笑いながらフゥ太を肩に乗せた。
フゥ太「やっぱり、ツナ兄なんだ。で結局ファミリーは継いだの?」
10年後ツナ「それは、秘密だ。」
フゥ太「えーー、教えてよ。」
10年後ツナ「まあ、10年後の楽しみと云う事だ。俺らの時代のランボやイーピンにもその事は言わないでくれて頼んであるんだ」
そう言うと、ランボとイーピンの頭を撫でた。
フゥ太「そっか、じゃあ仕方ないか」
10年後ツナ「それよりフゥ太今からこの3人に大事な用があるから絶対に2階の俺の部屋に上がってきちゃダメだぞ」
と言ってフゥ太を肩から下ろすと、代わりに思考停止中の3人を肩にのして二階に上がっていった。
フゥ太「ツナ兄とても真剣な顔してたけど、どうしたんだろう?」
(続く)
428名無しさん@ピンキー:2006/11/24(金) 09:30:19 ID:2XEqP0bd
台詞の前にキャラ名はやめてほしい
あとキャラが同時に話すところ読みづらい
そこを改善してくれるとありがたい
429名無しさん@ピンキー:2006/11/24(金) 13:50:04 ID:7WUV/408
そんなのは作者様の勝手だと何度言ったら(ry
430名無しさん@ピンキー:2006/11/24(金) 14:08:36 ID:GkBl92BF
>>428
台本みたいだねw
431名無しさん@ピンキー:2006/11/24(金) 14:40:36 ID:2XEqP0bd
読みやすくしてもらうくらいいいじゃないか
432名無しさん@ピンキー:2006/11/24(金) 21:41:37 ID:zNrkZ3sq
つまり未成年は帰れ
433XANXASチェルベッロ1:2006/11/24(金) 22:20:04 ID:rSu47HVM
空気を読まずXANXASチェルベッロものを投下。
リング争奪戦直前のお話を捏造。



ボンゴレ史上最大最悪のクーデター・ゆりかご。
クーデターの首謀者が9代目の息子ザンザスだということは機密扱いにされ、
知るのはほんの一握りの上層部のみ。
ザンザスはその時重症を負い、今もボンゴレの監視の下眠り続けている。
世界最高峰の設備を備えた小ぢんまりとした一軒家が用意され、その一室の
ベッドで恐ろしいほどの怒りと執念を増幅させながら―――

眠っている間にもザンザスの肉体は成長を続けていた。クーデター勃発時はまだ
10代半ばであった彼は、その顔に面影を残しつつも青年となっていた。
点滴の交換や家の中の掃除等、世話をする必要があったため、専用の機関ができた、
チェルベッロ機関である。


ある夏の終わり、その日もチェルベッロの娘は世話をしにザンザスのもとを訪れる。
「おはようございますザンザス様」
返事は期待できない彼に向かって娘は一礼をし、持ってきたタオルを湯で絞ると
「失礼します」
と言ってザンザスの身体を拭き清める。この8年間幾度となく繰り返された光景だ。
娘はまずザンザスの纏っているバスローブのような衣服の腰紐をほどく。
その下には一糸まとわぬ肉体が在った。上半身を拭き終わると、次は下半身に視線を送る。
「……」
娘はタオルを置き、すっとザンザスの上に馬乗りになった。その手を自身の秘部に這わせ
下着の上から割れ目をなぞる。
「んっ…」
敏感な肉芽を二本の指でつまみ、くりくりとこねればあっという間に下着が濡れてくる。
「はっあ…ぁあん」
下着の中に手を入れ直接触れて刺激を与える。そのまま自慰にふける娘――
434XANXASチェルベッロ2:2006/11/24(金) 22:21:47 ID:rSu47HVM
彼女は世話係の順番が回ってくるたびにその行為を行っていた。
静かに眠るザンザス。顔には大きな傷が生々しく残っているが精悍な顔立ち、
均整の取れた身体、そして何より女を狂わせる何かをもっていたのだ。
「んぅ、はぁ ぁ!」
本当はこの濡れた蜜壷にザンザスの肉棒を銜え込み、中をぐちゃぐちゃにかき回したい。
だがザンザスの分身はいくら刺激を与えても全く反応を示さないのだ。
「や、ぁ ザンザスさま…ぁ」
代わりに持参したバイブを秘所にあてがい一気に己を貫く。
「ひ…ぃ! あア、ンァ!」
ヴヴヴ、と振動するそれで膣の壁をこすりあげ、快感に酔う娘……

瞬間、ぴくりとザンザスの眉が動いた。娘ははっとして手を止める。
(気のせいか?)
そう思っていると今度はきゅっと眉根が寄り、ゆっくりと瞼が持ち上がり深い赤の瞳が現れた。
8年間眠り続けていたザンザスが目を覚ましたのだ。娘は動揺しながらもザンザスの顔を覗き込み
「ザンザス様!?」
と声をかけた。その声に反応し、視線が娘に向く。
「ザンザ―― がはッッ!!」
ザンザスの右手が娘の腹部を攻撃し、娘はそのまま壁に叩きつけられる。

鈍く嫌な音が部屋に響く。ザンザスは無言のままゆらりと立ち上がり、きょろ、と周りを
見渡した。そしてベッドから降りると部屋を出てシャワールームへと足を運ぶ。
435XANXASチェルベッロ3:2006/11/24(金) 22:23:47 ID:rSu47HVM
「う゛お゛ぉい、来たぞぉ!」
乱暴に玄関のドアが開き、クーデターの首謀者の一人・スクアーロが入ってきた。
ザンザスの眠る部屋に進むが、そこには空っぽのベッドと血を流し気絶しているチェルベッロ。
「な!?」
状況が飲み込めず、緊急事態だということだけは理解したスクアーロは人の気配のする
シャワールームへと足音を忍ばせ近づく。
(上層部がついに始末しに来たかぁ!?)
刀を構え戦闘態勢になるスクアーロ。
だが、ガチャッとシャワールームから姿を現したのは、誰であろう己が忠誠を誓った男・ザンザスだった。
「―――!」
言葉なく立ち尽くすスクアーロ。そんな彼を一見したザンザスは
「随分伸びたじゃねぇか、髪」
と口を開いた。
「…誰かさんが8年も待たせたからなぁ」
こみ上げる感情を抑えそういうのがやっとのスクアーロ。
「状況を説明しろ」
「ああ」

そうして壮大なる計画の幕が再び上がろうとしていた――――




短いですが終わり。
436名無しさん@ピンキー:2006/11/24(金) 23:11:04 ID:PSZ/6MXk
>>421の続きの骸凪投下します。
苦手な方はスルーをよろしくお願いします。

読んでくださる方に感謝です。
437骸凪(髑髏)4:2006/11/24(金) 23:12:13 ID:PSZ/6MXk
「どうしたんです?」
「…体が、なんか変な…っ」
「それは大変です、横になった方が良い」
凪の腰に回されていた手が斜めに腿の内側へと
撫で落ち、柔らかな薄い肉の上から刺激する
熱に浮かされたような自分の返事に
凪はざわつく胸の奇妙な感覚を覚えた。
今までに感じたことのない感覚に不安が影をちらつかせる
「わたし、部屋にもど」
「遠慮しないでください。
それに、まだ問題は解決していない」
言葉よりも先にベッドの上へと寝かせられ
逃げ出すチャンスは失われた。
凪の上に跨がり、覆いかぶさるようにして骸の体がある
「まるで檻の隅へと追い詰められたウサギのようですよ」
凪の柔らかな頬を撫でながら骸は言う。
「…骸様?」
得体の知れないものを見たときのような
胸騒ぎと不安に、凪は骸を見上げた。
少し色づいた頬と潤んだ瞳で、いつものような上目遣い
これは彼女の癖だったが、こんなときにまで、と骸は思う。
「僕が怖いですか」
「…いいえ…?」
「凪、君は本当に何も分かっていない」
つ、と胸の谷間から真っ直ぐに腹部へと男の指が滑る
凪の細い肩が揺れた。
「君はよく頑張りました。…こんな身体で」
骸の目が少し細まった。凪はただ男の名前を呟く。
「僕が必要とすれば、いつでもその身を差し出して」
「…それが私の存在理由だったから」
「今でもそうですか」
視線がぶつかった、と同時に骸の手が
凪の太腿から尻への曲線をなぞる。
「……骸様が望むなら」

自信なく下げられた眉が歪む。
凪は骸の意味することをその時知った。
先ほどまで滑らかな曲線を堪能していた手が移動する。
438骸凪(髑髏)5:2006/11/24(金) 23:13:38 ID:PSZ/6MXk
慣れた手つきでネグリジェのボタンを外していき、肌を露にする。
下着はショーツのみだったので形の良い胸が外気にさらされた。
「骸さま?!」
「着るのと脱がすのでは勝手が違いますね」
うっすらと浮き出て見える肋骨をなぞれば凪の唇から熱い息が漏れた。
胸の下のラインに触れるか触れないかのギリギリのところで何度も行き来する。
恥ずかしさに身体を隠そうとするも凪の両手首は頭の上でまとめられ
骸の手に収まってしまっていて叶わない。
「僕はいい人間ではありません」「む、くろ様っ」
「僕が望むなら差し出すと君は言った」
外気にさらされ硬くなった胸の頂きを指で転がす。
「…っぁ」
「凪、君が欲しがったものでしょう?」
「ちが、…ふ、ァッ」
聞き慣れない自分の声は骸の口の中に飲み込まれて、凪の手から力が抜ける。
初めて触れる他人の舌に、逃れるように奥へ退こうとするものの
後頭部は押さえられ、逃げ場はなく、絡み取られる。
口内では唾液が混ざり合い、熱い息とぐちゃぐちゃになっていく。「んぅッ」
行き場のない息が合わせられた唇と唇の隙間から漏れた。
初めてのことが多すぎて凪の頭の中は真っ白だった。何も考えられない。
直接会うのは今日が初めてなのに、自分の身体をよく知る人と互いの熱をぶつけ合っているという不思議な状況。
ただ身体が熱くなっていて、心臓が速くなっているのだけはわかる。
顔に熱が集中しているような、そんな感覚だった。
凪は無意識のうちに内股をぴったりと閉じていた。下腹部の疼きが何なのかも解していない。

男を知らない肌は骸の手によく馴染み、吸い付くようだった。
手が少し余る成長途中の乳房を優しく包み弄ぶ。
腕や足は細いのにしっかりと女の身体をしているのがいやらしい、と思った。
貪るようにも見える深い口付けから解放してやると、薄い肩は上下し
顔は上気して水分を含んだ瞳は揺れていて煽情的だった。
胸を弄っていた手が下腹部へと這い下りて行き、もう片方の手は腰を浮かせるように下に潜った。
いやいやと嘆願するように頭を振ってみるもののそれを気にかかる様子もなく
小さな布へと手をかける。と、おや、とわざとらしく反応して手を止めた。
「そんなにさっきの、良かったんですか」
クフフと笑いながら骸はそこへ指をやる。
薄い布の上からも分かる湿り気に凪の顔は真っ赤になった。
濡れたショーツが肌に触れる感覚が気持ち悪くて腰が浮く、そこへ
潜っていた手が入りがっちりと押さえられてしまった。
439骸凪(髑髏)6:2006/11/24(金) 23:17:54 ID:PSZ/6MXk
足はピッタリと閉じられているものの、骸が開けと言えば凪に選択権などない
だが、あくまで骸はそういった命令をするつもりはなかった。
「かわいい反抗をしてくれるじゃありませんか、凪」
すすす、と指が隙間へと入りこみ、布の上から筋をなぞり、刺激する。
「は、あ、ァッ…」
凪の体が震え、足から力が抜けた一瞬の隙をついて骸の足が間に割り込んだ。
「骸さま、だめっ」
声は届いていても骸はそれを笑って聞いている。
凪は羞恥心に顔が燃えているようにも感じた。
薄い布の上から下が割れ目をなぞるように這った。
「んっ、ぅ」
苦しげにくぐもった声が凪の口から漏れる。抵抗を止めた手は声を抑えるのに必死だ。
細い指の間から零れる甘い声に満足げな笑みを浮かべ骸は水音をわざとたてるように舐めたあと
熱くなっている中心へと先を尖らせた舌を差し込む。ショーツの上からなので深くはない。
もどかしいような熱が凪の体の中を這いずり回る。
「あっ、く、…ふっァ」
自分でも制御できない何かに動かされるように腰が浮いてしまい、骸を奥へと誘う。
「初めてにしては上出来すぎますよ、凪」
「や、ちが、…ぁあっ」
濡れたショーツは何の意味ももたず、うっすらとピンク色をしたそこを僅かにぼかして見せているだけだ。
これはこれでそそるものがあるが、あってはこれ以上先に進めないと骸は手をかけ下ろす。
「だめ、いやっ」
凪の意識がそこへ向かったときにはもうすでに遅く、用のなくなった布は頼りなく床に落ちている。
「ここは子供みたいなのに…君は本当にアンバランスですね」
と、濡れたそこに指を這わせ襞と襞の間を優しく刺激する。
「ひぁ、…ん、」
直接の刺激に体がのけ反る。
「すごいビショビショですよ、凪、ほら」
骸の指に絡みつきぬらぬらと光る蜜を見せつける。
「や、」
「何が嫌なんです? 君はもっと正直になるべきだ」
指のそれを舐めとると骸は真剣な瞳で言った。



今日はここまでで
しつこく濡れ場が続いてます。加減が分からずすみません…;
440名無しさん@ピンキー:2006/11/24(金) 23:53:52 ID:3YV99Kx/

骸凪 GJ …!!
眠れぬ夜に萌をありがとう、神よ…!!
441名無しさん@ピンキー:2006/11/25(土) 00:47:11 ID:Jn9Yax1o
骸凪さん乙
濡れ場が長い方が好きなのでお気になさらず
続き待ってます

ところで皆に質問させてほしい
鬼畜エロが合うCPてどれだろう?
442名無しさん@ピンキー:2006/11/25(土) 01:37:33 ID:tkVPkFOf
ザンザス×ちゅあん
443名無しさん@ピンキー:2006/11/25(土) 03:26:55 ID:1wK9SHAC
>>442 答えが出てしまったじゃないか!ww
444名無しさん@ピンキー:2006/11/25(土) 11:40:41 ID:ORtOk0q+
ベルも鬼畜そう
445名無しさん@ピンキー:2006/11/25(土) 12:31:04 ID:54tdqD6R
ザンザスxイーピン
武術嗜んでいるだけに、反抗しまくるイーピン萌。
446名無しさん@ピンキー:2006/11/25(土) 12:40:54 ID:qXfkc/S5
ザンザスやベルは女に興味なさそう
淡々と性欲処理のためだけにヤッテそうなイメージだ
447名無しさん@ピンキー:2006/11/25(土) 13:33:02 ID:4+Lw5XHb
戦いで玉すら無くなってんじゃねぇの
448名無しさん@ピンキー:2006/11/25(土) 13:48:41 ID:Nb6QVNdr
>>447
爆笑
449名無しさん@ピンキー:2006/11/25(土) 13:57:50 ID:ORtOk0q+
じゃあ鉄球に潰された山本は…
450名無しさん@ピンキー:2006/11/25(土) 17:13:29 ID:TGzIFZ6L
鬼畜ならヒバハルとか
今は懐かし初代スレで最初に書かれたヤツ
451名無しさん@ピンキー:2006/11/25(土) 20:09:14 ID:1wK9SHAC
>>450
懐かしいな。しかし少し鬼畜色が弱い
452名無しさん@ピンキー:2006/11/25(土) 22:25:51 ID:mOqgOV2H
ヒバハル久しぶりに見たいな
453名無しさん@ピンキー:2006/11/25(土) 22:29:57 ID:KcWz/eVg
遅くなったが>>433 GJ!
ザンザスは鬼畜が似合うと思う
454名無しさん@ピンキー:2006/11/26(日) 02:00:20 ID:kzMgksX+
ツナ×(京子+ハル+凪)読みたい人いる?
455名無しさん@ピンキー:2006/11/26(日) 02:03:52 ID:b2jINAKq
あなたは>>419>>427書いた人?
それとも別の人かな
456名無しさん@ピンキー:2006/11/26(日) 02:21:39 ID:nqEXN+21
ここは一つ、山ハルで>鬼畜

「すげぇなハル、こんなぐちょぐちょにしちゃって。ツナじゃねえのに感じてンの?」
「ヤァっ・・・違…っ、山本さん、やめ・・・っアア!」


457名無しさん@ピンキー:2006/11/26(日) 14:50:14 ID:JRFq35mt
>>456いいなそれ
神光臨待ち〜
458名無しさん@ピンキー:2006/11/26(日) 14:53:43 ID:+qSmbEsR
>>454
読みたいのでお願いします
459名無しさん@ピンキー:2006/11/26(日) 16:27:43 ID:EyjRpR7D
>>454
もうずっと楽しみにしてるのでお願いします。
460名無しさん@ピンキー:2006/11/26(日) 21:54:00 ID:X3RfBzFw
鬼畜色が少ないほうがいいな…って言うのは反則ですかね…
マイナー女子来ないかな。イーピンとか花のエロ見たい。
461ツナ×(京子+ハル+凪)3:2006/11/26(日) 22:17:51 ID:kzMgksX+
ギュッ、ギュッ
10年後ツナ「よいしょと…おーい、何時まで固まってるつもりだ。」
京子・ハル・凪「………え?」ようやく3人が気が付くと。
京子・ハル・凪「え、え、えーーーーー」と凪までもが声を上げて驚いた。
しかしそれも仕方なかった、なんと3人とも自分の体が縄で縛られているのだから。
京子「ちょ、ちょっとやだー」
凪「…………変態」
ハル「あなた誰なんですか?っていうか何でハル達にこんな事するんですかー?。」
10年後ツナ「俺か?、俺はツナだ。んで昔のお前らがあまりにも初々しいもんだから」
ハル「????何言ってるんですか。意味が分かりません。とにかく縄を解いて下さい」
10年後ツナ「まあ、分からなくても仕方ないか。とにかく楽しませてもらうよ♪」
と言うと、京子と凪の手をベットの角の所に縛り、ハルを自分の顔の上に乗せて寝転んだ。
そして、京子と凪を指で、ハルは口で下着越しにアソコを執拗に責め始めた。
凪「あ、ダ、ダメー」
ハル「い、いやです。何処さわ、あはぁっ!!や、やめ…」
京子「…う…うぁっ…」と1人だけ様子がおかしかった。
10年後ツナ「ん?…ああ、なるほど。京子、お前何もじもじしてるんだ♪」と言うとツナは京子の尿道を触り始めた。
京子「ふぇ、な、なぁんああああーっ」ジュボボボボボ
京子「あああああん、いやーーーーーーーーーー」
10年後ツナ「さあ次はお前らだ」ツナはハルのクリを甘噛みし、凪の膣の天井を攻めた。
ハル・凪「っああっあーーーーーーっ」
10年後ツナ「ふふふ、俺はお前らの弱いとこなんてみんな知ってんだよ。京子はお漏らしするのが好きで、
ハルはクリが超敏感で、凪は天井を擦られるのがいいんだよな」
京子・ハル・凪「ち、ちかあふ……」
10年後ツナ「じゃあ、そろそろ本格的にや」ボフンツ
ツナ「あれー?なんだ。ってええええええーーーー」ツナの目の前にはハルの下着が濡れてスケスケになっていた。
ツナ「うわーあ、これハルののだよなあ。毛、生えてるんだ。」ふと両側の二人にも気が付いた。
ツナ「う、うそ。京子ちゃんも生えてるんだ。あれ?でもこの子は生えてないツルツルだ。」そういうと凪の土手の部分を
スリスリ触った。
凪「う、うーん」
ツナ「…………」
(続く)
下手ですみません。
462名無しさん@ピンキー:2006/11/26(日) 22:40:03 ID:b2jINAKq
ビアンキ読みたい
相手は山本かヒバリで
463名無しさん@ピンキー:2006/11/27(月) 00:48:05 ID:qoZc57GG
リボーンは大人の女性が少ないからな
ビアンキやオレガノものを書いてくれる神を待つ
464名無しさん@ピンキー:2006/11/27(月) 00:50:58 ID:ZE0jElZ+
やっぱ起きてるもんだな。>>461乙!
465名無しさん@ピンキー:2006/11/27(月) 01:26:08 ID:fY+WiKMM
>>461
いちいち下手ですみませんて書かなくていいよ読めば分かるから
下手でも萌えさせることができればいいんだよ
466名無しさん@ピンキー:2006/11/27(月) 15:00:24 ID:4BTXlaHx
461の続き気になるー まだかな・・・・?
467名無しさん@ピンキー:2006/11/27(月) 18:40:14 ID:mJ5osyNy
でも正直>>461が18歳以上とは思えないんだ…
書き方で決め付けるのは悪いと思うけど
内容自体はいいんだけどな
468名無しさん@ピンキー:2006/11/27(月) 20:05:54 ID:7Xl2WCja
自分も>>461が18歳以上と思えない
マナーは守ってなんぼだ
469名無しさん@ピンキー:2006/11/27(月) 20:46:31 ID:fpJO1iYd
花ちゃんこないかなー
さいきん凪ちゃん多いね。
470名無しさん@ピンキー:2006/11/27(月) 21:06:57 ID:fpJO1iYd
>>456 ぜひぜひ!
471名無しさん@ピンキー:2006/11/27(月) 21:50:38 ID:dJcDBYj3
凪タソもいいけど・・・
花ちゃん、イーピン、M・Mほすぃ!
472名無しさん@ピンキー:2006/11/27(月) 21:55:08 ID:Qz2S2icO
希望だすのはいいけど書き手が投下しにくい雰囲気つくんなよ
473名無しさん@ピンキー:2006/11/28(火) 01:52:34 ID:lDCeXtKa
すまん22だ。orz
どうも文章書くの下手なんだわ
理系ということで勘弁して、理系関係ないけど
474名無しさん@ピンキー:2006/11/28(火) 02:32:09 ID:bECyrdTK
理系をいい訳にはしないでくれよ…
475名無しさん@ピンキー:2006/11/28(火) 05:39:37 ID:golND0OH
あまり責めない方がいいと思いますけどね…
>>461さんも頑張られたのですし。乙でした>>461さん。
476名無しさん@ピンキー:2006/11/28(火) 07:22:14 ID:nyG+wooU
理系だから下手な文章投下しても許してくれと?
理系の人だって上手い小説書く人は大勢いるよ

>>461の文は読みにくいし他の職人さん達の小説と比べて遥かに劣るだろ
>>461と比べるなんて頑張って素敵な小説書いてくれてる職人さん達に失礼だとは思うけど

下手だって自覚があるなら投下前にもう少し自分の文章読み返して
年齢疑われない程度のものを書いてくれないかな



477名無しさん@ピンキー:2006/11/28(火) 08:37:32 ID:X3W2hUSG
釣られないクマー
478名無しさん@ピンキー:2006/11/28(火) 08:37:40 ID:/6EmKh/q
最近職人さん達が増えてうるおってたから、読み手側が
少しわがままさんになってきてないか?
書き手は書きたいものを書いて投下、読み手は読みたいものを読んで
後はスルースキル、でいいんじゃない?
479名無しさん@ピンキー:2006/11/28(火) 08:43:02 ID:mkt+KDPk
それが1番だと思うよ
書き手さんも下手だけどとか理系だからとか変な言い訳はしない方がいいと思うけどね
480名無しさん@ピンキー:2006/11/28(火) 12:36:58 ID:mEbcXogj
他スレで何回か作品投下したことあるけど、ギャグネタ以外で、最低限の体裁がとれてない作品は
やっぱり叩かれやすいよ。
461さん、せっかくのおもしろいアイディアだから、まずはメモ帳やWordにまとめてみて
寝かせながら手を加えていくといいんじゃないかな。
なんだかんだいって、半端な作品投下してアレコレ批判されるよりは、レベルが高い作品を投下して
スレが盛り上がる方が気が楽だよ、書き手としては。
481名無しさん@ピンキー:2006/11/28(火) 13:03:33 ID:To3O5m0h
ここの職人さん達レベル高いからね。
ツナ髑氏は話の構成がしっかりしてキャラ作りがうまいし、
ルス京氏は文章がきれいで組み立てが上手だし。
>>461さん頑張って仕上げて下さいね、続き待ってます。
482ツナ×(京子+ハル+凪)4:2006/11/28(火) 15:59:46 ID:lDCeXtKa
凪「うー、…え、ボス何して…」
ツナ「す、少しだけなら、いい……よね」そう言うと凪の下着を脱がして匂いを嗅ぎだした。
凪「や、やだ。ボスそんな事……しないで」と顔を真っ赤にして哀願したがツナは聞き入れてくれなかった。
それどころか凪の反応に気を良くし、京子とハルの下着も脱がして嗅ぎ比べた
京子「ツ、ツナ君…な、何してるの!」
ハル「そ、そうですよ!ツナさん、そんな変態みたいなことをしたら駄目ですー。」何時の間にか気をやっていた
二人が目を覚ましていた。
ツナ「止めてあげてもいいけど、その代わりハルと京子ちゃんは何時マン毛が生え始めたのか教えてよ。」
ハル「いやですー。そんな変な事ばかり言わないでください。ぐすん、ぐすん」とうとうハルは恥ずかしさのあまり
ン泣き始めてしまった。
ツナ「え、ちょ、ちょっとハル……」
凪「…ボス、ひどい。」
ツナ「ご、ごめんハル泣かないで」
ハル「ぐすん、ぐすぅ、ツナさんがギューってしてくれたら泣きません。」
ツナ「ええー、でもそれはかなりはずか……」
ハル「じゃあ、泣きます。えーん」
ツナ「わ、分かったよ。こ、こう?」ギューッ
ハル「えへへ、うれしいですツ・ナ・さ・ん♪」
京子・凪「(あ、ずるい)」とそれを見ていた2人は顔をふくらました。
京子「(よーし私だって)ツ、ツナ君私ね下の毛生えたのつい最近なの……え〜とツナ君…は?」
京子は勇気を出して、はにかみながらそう言った。
ツナ「(あの京子ちゃんがあんな事を…かわいい)」ピクン、ピクン、ツナのキカンボウはそれに反応した。
凪「(私だって負けない)…ボス、あの私も下生えたの最近なの」
ツナ「……君は、生えてないでしょう」カァーーーーー凪は下を向いて黙り込んでしまった。
ツナ「でも、触り心地はいいよ。ツルツルで!」
凪「うぅ…」
ハル「(いじめてるのかなぁ?)」
ツナ「で、結局ハルは何時なの?」
ハル「ふぇ?え、えーと言うわなきゃ…ダメ…ですか?」
ツナ「ダーメ!教・え・て♪」そう言うとツナは凪と京子の秘部を触りだした。
(続く)

483名無しさん@ピンキー:2006/11/28(火) 16:21:52 ID:mkt+KDPk
この流れで続き投下するとは…空気以前にレス読んでないのか?
せっかく>>480>>481がフォローしてるのに
484名無しさん@ピンキー:2006/11/28(火) 17:15:32 ID:IJG/IR+4
お二方のフォローを無駄にして…。
こういう事すれば、文章力は考えに入れなくても
ここの年齢制限に達してないと思われるということを分かっているのだろうか。
分かってないんだろうな…。
485名無しさん@ピンキー:2006/11/28(火) 19:25:06 ID:hueo57jt
脳が足らない子に何言っても無駄ってことだ。
空気読めない、アドバイス聞けない厨がまともな文章書ける訳ない。
もう来るな>>482
486名無しさん@ピンキー:2006/11/28(火) 19:54:03 ID:/6EmKh/q
>>482
お二方のフォローの意味もわかっていなかったのかい?
「ネタとしては面白いから、ツナ髑氏やルス京氏のような
作品を参考にじっくりword等で推敲しながら書いてみて」
って事であって、決して
「その書き方のままで充分面白いからYOU投下しちゃいなよ!」
って事ではないんだよ…。
487名無しさん@ピンキー:2006/11/28(火) 22:37:06 ID:c/FnOyMw
482の続き気になるー
488名無しさん@ピンキー:2006/11/28(火) 23:13:38 ID:sDITuU0p
>>483->>486おまえら478読め
そして頭一遍冷やしてこい
はっきりいって書き手じゃなくても嫌な雰囲気だ
スルーできないおまえらも悪い


スルーしたかったがいくつも似たようなレスついたから思わずな




今週の見て初々しいツナ京見てみたくなった
489名無しさん@ピンキー:2006/11/28(火) 23:46:05 ID:IJG/IR+4
>>488
>>478読めといわれることは承知で書いた。今は反省している。
スルーしたかったが話の聞いてなさに思わずな。
ちゃんと推敲すれば面白くなると思うのに自分でそれを台無しにしてるし。

暫く潜ることにする、すまん。
490名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 00:07:29 ID:T6evSteH
何やら荒れてるのでここらで誰か雰囲気を変えてくれる悶絶エロを投入してくれまいか

>>488
俺も今週読んでツナ京初体験が読みたくなった
491ランハル1:2006/11/29(水) 00:14:48 ID:LMMBsvtV
流れを豚切り、悶絶エロではないですが投下します



***

「よっ、ほっ!」
民家の塀の上を歩くポニーテールの女の子。くるんと一回転し、地面に着地する。
「三浦ハル選手優勝です!!ワーワー」
今日は天気もよくカラッと晴れて気持ちのいい休日。ハルは沢田家に居候している
イーピンに自分のお古の洋服を持っていく約束をしていた。
「ツナさんいるかな〜?」
と胸をおどらせて沢田家の呼び鈴を押す。
数秒の後、インターホンから声がする。
「Chi è?…いや、どなた様ですか?」
その声は聞いたことのない男性のものだった。ハルは首をかしげる。
「こんにちは、三浦ハルと申します」
初対面の人に失礼があってはいけないと思ったハルは丁寧な口調で答えた。さらに数秒後、
玄関のドアが開き、そこから姿をあらわしたのは…
「いらっしゃい、親愛なる若きハルさん」
「へ!?}
ジーンズに白いシャツをラフに着た20年後のランボだった。

「どうぞ上がってください」
言われるがままにハルは家の中に入っていく。
(はひー!?一体この男性は何者なんでしょうか!)
居間に入ると、そこにはテーブルを囲んでくつろいでいるツナ、イーピン、リボーンがいる。
「あ、ハルいらっしゃい」
イーピンをひざに乗せているツナがハルに話しかける。ほっとしたハルはツナの横に
腰を下ろし、お古を入れている紙袋をイーピンに差し出した。
「約束してた通り、持ってきましたよ」
「○△◆@※!(ありがとう)」
「よかったな〜イーピン!」
そんな居間の様子を見ていたランボは、微笑みながら
「ではオレはママンの手伝いに」
と言ってツナの母・奈々と一緒に家を出て行った。
「ツナさん、あの人…」
「あ、えーと…」
10年バズーカにより召喚されたランボとは言えず、ツナは
「親戚のお兄さん!久しぶりにうちに来たんだよー」
ととりあえずごまかした。
492ランハル2:2006/11/29(水) 00:18:05 ID:LMMBsvtV
事の始まりはランボのバズーカ誤射(しかも連射)。さらに撃つ瞬間バズーカが床にあたり
ヒビが入ったため、5分たっても一向に子供に戻らないというトラブル付き。
ツナがあたふたしているのを他所に、はじめて見る青年ランボに奈々は驚きもせず目を輝かせながら
「ちょうどお米を買いに行こうと思ってたのよ〜手伝って〜」
とランボを荷物持ちに連れて行ったのだった。



しばらくして、手にスーパーの袋を抱えた奈々と10kgの米袋を軽々と担いだランボが帰宅した。
「ツッ君荷物運ぶの手伝って〜」
玄関先から奈々がツナを呼ぶ。
「はーい」
だるそうにツナが立ち上がる。沢田家は居候が多いため、夕食の買い物も大量になってしまうらしい。
「今日のメニューはパエリアとシーザーサラダとカルパッチョよ、あなた達も是非食べていってね〜」
と奈々はランボとハルに言う。
「ありがとうございます!準備手伝います!」
ハルは脳内設定・未来のお義母様にむかって返事をした。
「よーし、家庭的な一面を見せてツナさんのハートをゲットです!!」
「何言っちゃってんのーー!?」
「じゃあハルちゃんには海老の殻をむいてもらおうかしら」
「まかせてください!!」
一気に騒がしくなったキッチンで、ハルは鼻息を荒くしながら海老をむき始めたのだった。
493ランハル:2006/11/29(水) 00:22:54 ID:LMMBsvtV
とりあえずここまで。続きはまたできあがったら投下します。
エロにたどり着けるよう頑張ります!
494名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 01:58:18 ID:0Qe9uMeA
ランハルきたー!!
495名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 06:19:49 ID:PijkBEtI
ランハル楽しみ続き待ってるよ

自分も今週読んで萌えたんでツナ京書いてみる
時間掛かると思うけどツナ京最萌えだから頑張る
496名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 09:55:53 ID:i+eHa2EH
ランハルGJ!!!本命カプなので激しく続きが楽しみです!
497名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 16:47:32 ID:dGfKn/7a
>>495
楽しみにして待ってます!
498ランハル3:2006/11/29(水) 20:30:12 ID:LMMBsvtV
「ママン、米はどこに置けばいいのですか?」
キッチンに入ってきたランボは片手で米袋をわきに抱えていた。
「ありがとねランボくん、ついでにそこの米びつに移し変えてくれないかしら?」
「これですね」
奈々とランボのやりとりを聞いていたハルが不思議そうな顔をする。
「え?ランボ?」
「ど、同姓同名ってあるんだよなー、偶然にもあの人もランボっていう名前なんだよ、ぐーぜんにも!!」
あわててツナがごまかした。
「ふ〜ん…ツナさん、そういえばランボちゃんはどこ行ったんですか?見かけませんけど…」
「あああ、ランボは今日出かけてていないんだよ!何時に帰ってくるかもわかんなくてさ!」
「そうですか、ランボちゃんにも会いたかったのに残念です」
冷や汗ダラダラのツナは何とかごまかせたとほっと安堵の息をついた。
(こいつにバレたら色々厄介だもんな〜!しかしランボはいつになったら元に戻るんだ!?)
時計を見れば、召喚されてとうに1時間は越えている。
『おいリボーン、どうなってんだよ!』
ツナは小声でリボーンに聞いてみるが、リボーンは涼しい顔で
「知らねーぞ。ほっときゃいつか戻るだろ」
と言うだけだった。


「いけない私ったら!」
奈々が口元を押さえてはっとする。
「シーザーサラダ用のチーズ買い忘れてた!あれがないとおいしくないのよ〜!」
財布を抱えて再度買い物に行こうとする奈々を見て、ハルが手を上げて名乗り出る。
「はい!私が行ってきます!!」
「ハルちゃんありがと、でももう薄暗くなってきてるから危ないわ……そうだ、ランボ君
一緒に行ってあげてくれない?今日行ったスーパーに案内もかねて」
「えっ!?」
ハルは複雑な表情をしたが、ランボはにこりと笑うと
「いいですよ。行きましょうかハルさん」
と言って彼女を促すように沢田家を出発したのだった。
「だ、大丈夫かな…」
ツナが心配そうに2人を見送るが、リボーンはニッと笑って言った。
「一波乱ありそうだな」
「お前面白がってるだろーー!?」
499ランハル4:2006/11/29(水) 20:31:34 ID:LMMBsvtV
スーパーでお目当てのチーズを購入し、帰路につくランボとハル。2人の間には微妙な距離があいている。
(ううう、緊張します〜!この人なんか雰囲気がエロい…)
それもそのはず、15歳ランボでさえエロくて苦手なハル、さらに10年を経た
青年ランボはそのエロさに大人のフェロモンが加わっていたのだから。
そんなハルの様子を伺いながらランボは
「ハルさんは変わりませんね、いつも元気で明るくて」
と話しかける。
「は?私あなたに会うの初めてですよ!?」
初対面の人に自分を語られるのが引っかかるようで、唇をとがらせ詰問するハル。
「大体あなたは怪しすぎます!そのくっついてる細長い変な髪!」
「これはエクステです」
「ランボっていう名前は!?」
「本名です」
「その長すぎる脚!!」
「光栄ですね」
「そのエロさ!!」
「え、エロ?」
はっとするハル。勢いにまかせてずっと思っていたことを口に出してしまったのだ。
(はひーーー!私何言っちゃってるんでしょーー!?)
あわあわと動揺していると、ランボがすっとハルの左手を取った。
「へ?」
ランボはそのままハルの手の甲にちゅ、と口付けをした。
「はひーーーー!!!??」
くすくす笑うランボはハルの手を離し、
「ハルさんのイメージに『紳士』を付け加えてくださいね」
と沢田家の玄関を開け、中に入っていく。
「な、な……なにするんですかーーーー!!!!」
ゆでだこのように真っ赤になって怒鳴るハルであった。
500ランハル5:2006/11/29(水) 20:34:49 ID:LMMBsvtV
その後みんなで夕食をとり、折角だから泊まっていってという奈々の好意に甘えることにしたハル。
レディファーストでお風呂はハルとイーピンが一番に入ることになった。
その間、ツナは深刻な顔つきで頭を抱えていた。
「あーもー、いつになったら戻るんだよーー!?」
「待つしかねーな」
「やれやれ」
「なんでお前らそんな落ち着いてんだーー!?」
ツナがランボとリボーンに突っ込んでいると、
「ぎゃーーーーーーー!!!」
とすさまじい叫び声がバスルームのほうから響いてきた。
何事かとツナとランボが居間から出ると、バスルームのドアが開き中から何も着ていないハルが飛び出してくる。
小ぶりな胸とその下の薄い茂みまで丸見えで、免疫のないツナは
「カッ!!」と鼻血を噴く。
「助けてくださいーーー!!」
ランボは着ているシャツを脱ぎハルを包んでやると、角を装着してバスルームに飛び込んでいくが
中には浴槽にきょとんとした顔でつかっているイーピンがいるだけで、きょろきょろと見渡しても何もいない。
「?」
廊下に出て
「何もいませんが…ハルさんどうしたんですか?」
と床に座り込みガタガタ震えているハルに問う。
「ま、窓の外にユーレイが!!」
再度ランボはバスルームに入り、小窓をガラッとあけてみる。そこには木の枝にひっかかったビニール袋が揺れていた。
「ビニール袋が木の枝にひっかかってました」
と幽霊の正体を伝えると、バスタオルをハルに手渡してやり、持っていたハンカチでツナの鼻血を拭いてやるランボ。
「…すみません」
「あ、ありがと…ランボ、なんかお兄さんみたい…」
「オレもいつまでも子供じゃないですから」
久しぶりに会った懐かしい面々につい大人ぶりたがるんです、と笑うランボであった。


結局その日は元に戻ることはなく、ハルは奈々の部屋・ランボは和室に布団を用意してもらいそれぞれが眠りについた。
501ランハル:2006/11/29(水) 20:38:29 ID:LMMBsvtV
本日はここまでです。続きはしばらくお待ちください。
502421:2006/11/29(水) 21:30:04 ID:4QSc+FXl
なんかいろいろトラブルがあって妙に間が空いてしまいましたが
以下のレスから、>>439の続きを投下させてもらいます。
骸凪なので苦手な方はスルーお願いします。

自分も今週のでツナ京激しく見たくなりました。
>>495さん頑張ってください、楽しみにしてます。

>>491さん、ランハルも好きなのでこの後の展開にワクワクしてます…!
503骸凪(髑髏)7:2006/11/29(水) 21:32:20 ID:4QSc+FXl
「どうして欲しいんですか」
わざと息がかかるように耳元で囁く骸に凪は真っ赤な顔で困ったような視線を送るだけで
その唇は一文字に引き結ばれている。
変なところで強情ですね、と凪を抱き上げて自分の上に座らせるようにして足を開かせる。
後ろから凪の耳を甘噛みして、彼女の唇から漏れる熱い息に笑む。
やわらかな胸と恥部へとやられた手は緩慢な動きで刺激を与え続け、次第に凪の思考を緩ませていく
最初は恥ずかしさに口に当てられていた手も
押さえることを忘れてただ白いシーツに皺を作るばかりだ。
「あっ、ぁ…ん…」
他人の一部が自分の中に入ってくる異物感に凪の体が一瞬固まる。
「む、骸さまっあ」
彼女のものよりかは幾分か太く、骨張った指が一本侵入してきている。
上擦ったような声とともに凪の腰が無意識のうちに揺れた。
「だ、めぇ…」
ずっと刺激を与えられ続けるも決定打はなく、初めての体験に身体がついていかず息があがる。
それでも反応をやめられない体がそこにあった。
一本の指が凪の中を音をたてて出たり入ったり、中で指を曲げてみたりと予測不可能な動きをする。
熱で頭がぼうっとしてきて上手く思考が繋がらない、が、もどかしい何かを感じる。
もう少しで何か…。
「もう、っふぁ」
「…もう、なんですか?」
腰が動いてますよ凪と愉悦に浸るような骸の声が耳元に響く
「…っ…ゆるしてくだ、さ…っ」縋るように声を出し、凪は骸の首に抱きついた。
504骸凪(髑髏)8:2006/11/29(水) 21:33:50 ID:4QSc+FXl
よく出来ましたといわんばかりに抱き返すと骸は凪の体を反転させ挿入する指を二本に増やし
中の壁を刺激して、柔らかなそこから剥いた肉芽を摘む。
「ああぁッ…!」
瞬間、一際甲高い声があがり凪の体がのけ反った。
だらりと力の抜けた腕が骸の背中に垂れている。

「…これがイくということですよ」
まだ肩で息をしている背中を撫でながら、虚ろに熱に潤む瞳をした凪に言う
「…骸さ、ま……ごめんなさ…わ、たし」
凪は体中を駆け抜けていった強い快感の余韻に震えながら少しの後ろめたさを感じる。
与えられているばかりで何も返せていない、今までと同じだ。
「…もっと求めていいんですよ。いや、君がどうしたいのか君の意思を知りたい」
「………?」
「僕はいい人間ではない、と何度もいいました。それが何を意味するか分かりますか」
凪は骸に寄り掛かっていた体を起こすと分からないという瞳でその顔を見上げた。
「僕は要らないものは容赦なく切り捨てるような人間です。
君が僕の身体として働く必要はもう、無い。」
「…でも、私のお腹はまだあったかいし、生きてます…」
骸は笑う。
「君はどうしたいですか、これから」
「…私、ですか?」
空白の間に思考は漂う。
言葉に詰まるも、頭に浮かんだことは一つだった。

「…私…生きたい、です。骸様の傍…千種や犬、ボスやみんなと一緒に」
すこし頼りない声だったが凪は自分の意思を表した。
彼女が無意識のうちに自制してきた、誰かに何かを望むこと、求めること。
「もっと望んでいいんですよ。求めれば与えられるところに君は今いるんです」
「…!…ありがとうございます…、私、何かお返しを…」
いつも貰ってばかりで何も返せていないからと情けない笑みを口元に浮かべる。
「君はよく頑張りましたよ、クローム・髑髏として」
「…でも、足りてないです全然…それに」
505骸凪(髑髏)9:2006/11/29(水) 21:35:17 ID:4QSc+FXl
最後の方では蚊の鳴くような声になり、俯いてしまう。
辛うじて見える頬と耳が真っ赤であるのは分かるが。
「…凪?」
「…あの、…私ばっかり気持ちよくなっちゃって…」
本当に申し訳なさそうに凪が言うものだから骸は笑ってしまう
「かわいい反応してくれますね、本当に君は」
「え、」
「まあ素直なところも可愛いらしいといいますか、…気持ち良かったんですね?」
「あっ…」
骸に言われて自分がさっき口走ったことの恥ずかしさに気付き、顔に熱が集中した。
話しをそらそうと別の話題をぐるぐると考えていると凪はある感触に気付いた。
「む、骸様、あのこれって」





今日はここまでです。
む、無駄に長くなってます…
やっと軽い感じになれそうなので最後までよろしくお願いします。
506名無しさん@ピンキー:2006/11/30(木) 02:13:59 ID:nBv35uTN
ここの骸様はなんのかんのと優しい…つーか過保護でいいww
骸凪本命なので続き楽しみです!!
ツナ髑髏さんとこの変態過保護骸も大好きです!
507名無しさん@ピンキー:2006/11/30(木) 22:50:24 ID:72uJf+ep
らんハルとか早く来ないかなぁo(^o^)o
508名無しさん@ピンキー:2006/12/01(金) 21:29:58 ID:uYxNS2/I
>>501
>>502 両者ともグッジョブ!!
ハルも髑髏もかわいい!!


ところで、投下文に半獣化モノとかいいんですか
509名無しさん@ピンキー:2006/12/02(土) 00:42:10 ID:5yf+/X+v
>>508

犬?w

全然おkだと思います!!!
510名無しさん@ピンキー:2006/12/02(土) 13:08:22 ID:Lau0BwSa
495です
ツナ京少し書けたんで投下
今回はまだエロなし
511ツナ京:2006/12/02(土) 13:10:11 ID:Lau0BwSa
「ツナ君話って?」
そう言って首を傾げる京子を前にしてツナはぎゅっと拳を握り締めた。
ついに京子に告白しようと決意し放課後屋上に呼び出したはいいが、
肝心の言葉が上手く出てこない。
緊張で喉が渇いて手は汗でぐっしょりだ。
「うん。…京子ちゃんに言いたいことがあって」
「何かな?」
夕日が京子の茶色い髪をオレンジに染めている。
大きな瞳で見つめられて頭の中がかーっと熱くなる。
「えっと、あの…お守りホントにありがとね!
 お陰で勝てたからちゃんとお礼言いたくて!」
違うだろ何言ってんだよオレ、と心の中でツッコミを入れるツナ。
そんな彼の葛藤も知らず京子は穏やかに微笑む。
「勝てたのはツナ君の力だよ。でもお守りが少しでも役に立てたなら嬉しいな」
ツナはへへ、と力のない笑みを向けながらがっくりと肩を落とした。
骸やザンザスに立ち向かっていくことはできたのに、
好きな女の子に告白できないなんてつくづく情けない。
でもこの想いを拒絶されてしまったらと思うとやはり怖いのだ。

「やっぱりオレはダメツナだ〜…」
思わず声に出して呟くと
「そんなことないよ!」
京子が大声で叫んだ。
驚いて京子を見ると彼女自身も自分の声に驚いた様子だ。
「京子ちゃん…?」
「…ツナ君はダメなんかじゃないよ。私ツナ君の全部を知ってるわけじゃないけど、
 でも私が見てきたツナ君はいつだって頑張ってたもの」
言いながらかぁぁっと頬を赤らめ京子は目を伏せた。
(でも京子ちゃんが見てきた頑張ってるオレってほとんど死ぬ気のオレなんだよな…)
京子の言葉を嬉しいとは思いつつ素直に喜べない。
結局自分は死ぬ気弾や小言弾がなければ何をやってもダメな弱気な少年なのだから。
(でも京子ちゃんはオレがリボーンに会う前から優しくしてくれたんだよなぁ)
クラス中から馬鹿にされ友達が1人もいなかったあの頃を思い出す。
自分は誰にも相手にされなくても仕方ないと諦めていた。
だが京子はそんなツナにも他の人間に対するのと変わらない態度で接してくれた。
憂鬱な学校生活も京子がいるだけで輝いた。
いつだって彼女の存在が救いだった。
512ツナ京:2006/12/02(土) 13:15:07 ID:Lau0BwSa
「…ありがとう京子ちゃん」
ツナは微笑んだ。
「オレ京子ちゃんが好きだよ」
弾かれたように京子が顔を上げる。
見つめられてまた怯む体を叱咤する。
想いを受け入れてもらえなくてもいい。
ただ伝えたい、この愛しさを。
「京子ちゃんの笑顔を見ると落ち込んでる時でも元気になれた。
 学校なんて大嫌いだけど京子ちゃんがいるからさぼらないで来てた。
 嫌なことがあった時だって京子ちゃんのことを考えると癒されて―。
 オレにとって京子ちゃんはパワーの源なんだ」
「ツナ君…」
「オレ京子ちゃんがいれば何があっても頑張れる。これからもずっと京子ちゃんと一緒にいたい。
 …オレと付き合ってほしいんだ」
ツナは言葉を切り、京子の返事を待った。
言いたいことは全て言った。
断られても後悔はしない―。

「私…」
長い沈黙の後京子が口を開いた。
「最近ツナ君を見る度変な気持ちになってたの」
言葉を探すように、ゆっくりと話し出す。
「胸がドキドキして、ほっぺが熱くなって…。
 どうしてだろう、この気持ちは何だろうってずっと考えてた。…今、分かった」
はにかんだ笑みでツナを見上げる。
「私もツナ君が好き」
「!!」
ツナは目を見開いて京子を見つめた。
「ほ、本当…?」
信じられなかった。
嬉しすぎて、都合のいい夢なのではないかと疑ってしまう。
「本当だよ」
そっと京子がツナの手を取る。
その温かさが、これが夢ではないことを伝えてくれる。
「私もツナ君と一緒にいたい。私が力になれるなら、いつだって私はツナ君の側にいるよ」
「京子ちゃん…」
感極まってツナは京子を抱きしめた。
「オレ京子ちゃんのこと大切にする。何があっても京子ちゃんのこと守るよ」
「ツナ君…」
ツナは京子の体を離すとじっと顔を見つめた。
意図を悟り京子は目を閉じる。
緊張で睫毛が震えているのを可愛いと思いながら、
彼女以上に緊張している自分の唇をそっと京子の唇に合わせる。
触れ合うだけの口付けは一瞬で終わった。
しかしその時間はツナにとっても京子にとってもかけがえのない一瞬だった。
顔を見合わせ、照れたように微笑み合う。
夕日に照らされ2人の影はもう一度重なった。


続く
ここから2人の初エッチに繋げていくので時間掛かると思います
気長にお待ちください
513名無しさん@ピンキー:2006/12/02(土) 16:41:35 ID:utQvjofg
GJ!
ツナ京やっぱりいいねー
エロも期待してます
514名無しさん@ピンキー:2006/12/02(土) 17:53:04 ID:tUV8e1OB
キター!ずっと待ってました!GJ!
515ランハル6:2006/12/02(土) 20:49:14 ID:HhrThqfg
>>510ツナ京GJです!続き待ってます

>>500の続きです



(うう、眠れません…)
ビニール袋を幽霊と見間違え、こともあろうにすっぽんぽんで外に飛び出し
ツナとランボに裸を見られてしまった。その時の事を思い出すと
ますます眠れなくなり、ハルは一人布団の中で悶々としていた。
横に敷かれた布団では奈々がすやすやと眠っている。起こさないようにそっと
部屋を出、水でも飲もうとキッチンに向かうハル。するとキッチンには明かりがついていた。
(?ハルのほかにも眠れない人がいるんでしょーか)
音をたてないようにドアをあけ中に入っていくと、そこにはイスに腰かけてくつろぐランボがいた。

「おやハルさんどうしました?」
「はひ、あなたこそどうして居るんです?」
ランボはエロくて苦手なので本当は部屋に戻りたかったハルだが、さすがにそれは
露骨だと思いランボの向かいに座りながら返事をする。
「眠れないので牛乳をいただいてました」
まっすぐ見つめてくるランボから視線を外し、複雑な表情のハルは
「ハルも眠れないので水を飲もうとしてたんです」
と立ち上がろうとしたがランボがそれをやんわり制止する。
「眠れない時は牛乳が一番ですよ。オレが用意しますので座っててください」
ランボは冷蔵庫から牛乳を取り出すと、カップに注ぎほんの少しだけ砂糖を入れて
かき混ぜ、それを電子レンジで温めた。
「良性のたんぱく質はよい眠りを誘うんですよ。よい眠りは女性を美しくします、どうぞ」

コトンとハルの前に置かれるカップ。ほわんと湯気が立ち、それだけで心が落ち着く気がした。
「い、いただきます」
ハルはふぅふぅと息をかけて一口飲む。それはほのかに甘くおなかの中からじんわりあったまった。
「…おいしいです」
「それは良かった」
ランボは自分のカップを飲み干すとシンクにそれを運び、
「ではオレは部屋に戻ります」
とキッチンを出て行こうとする。一人になる、そう思った途端勘違いとはいえ先ほどの幽霊の恐怖を思い出してしまうハル。
あわてて後を追い、ランボのTシャツのすそをきゅっと握るハル。
「あの、もう少しお話しませんか?」
振り返ったランボはにっこり笑うと
「いいですよ、キッチンは冷えるので和室に行きましょうか」
と言って自分の布団が用意された和室にいざなった。
516ランハル7:2006/12/02(土) 20:50:31 ID:HhrThqfg
他愛もない会話を進めていく内にハルはランボに対する警戒心が解けてきていた。
「ランボ、さんは今どこに住んでるんですか?」
「今はイタリアです」
「イタリアですか!?じゃあローマとか行ったことあります?」
「もちろんです、イタリアで行っていない所はありません」
「はひー、イタリアといえばローマの休日ですー…ハルも好きな人とあの広場でアイス食べるのが夢ですー!」
両手を胸の前で組み、目をキラキラさせているハル。
「いつかきっと叶いますよ」

微笑んで答えてくれるランボの言葉は優しく温かくて、ハルはすっかりリラックスしうとうとし始めている。
「ハルさん眠いですか?部屋に戻ります?」
ランボはハルに話しかけるが、ハルの目はすでに半分以上閉じかけていた。
「…ハル…ここで寝ま‥す…」
こてん、とランボのひざに頭を置き眠るハルに、さすがのランボも焦った様子で
「いや、それはだめですよハルさん、起きてくださいハルさん」
ぺちぺちとハルの頬を叩くが一向に目をさまさない。悪戯心でランボはハルの耳元で吐息混じりに囁いてみる。
「ハルさん、起きないと襲ってしまいますよ?」
すると、ハルがぴくんと反応した。どうやら耳が弱いらしい。その素直な反応が可愛らしくて、
ランボは笑いをこらえながらハルの耳をゆるりと舐めてみた。
「…ぁう、ん‥」
どきりとした。自分にとっては20年前の少女でしかない彼女が、らしからぬ声を出したのだ。
「………」
ゆるゆる舐めていた耳たぶを甘噛みし、耳の中に舌を差し込む。その動きにあわせてハルの体は
ぴくんぴくんと反応を示す。
そっと彼女の体を布団の上に横たえる。ハルの頬は上気し胸の中心部分がパジャマの薄布を
ツンと押し上げていた。
517ランハル8:2006/12/02(土) 20:51:53 ID:HhrThqfg
パジャマのボタンを上からひとつずつ外していくと、薄明かりの中でも判るくらい白い素肌が現れた。まだ幼い、
申し訳程度にふくらんだ胸、それでも乳首はしっかりと屹立し赤く色づいている。
ランボは口にそれを摘み転がすように愛撫する。
「…っ」
いけないと思いつつも今度はパジャマのズボンの中に手を這わせていく。
すり、と下着の上から割れ目の筋をなぞりそのまま前後に指を動かせ、一番敏感な肉芽をくりっと押しつぶす。
「んん…」
ぴくんと腰が動き切なそうに眉を寄せるハルだが、一向に起きる気配はない。その突起をいじっていく内に、
ハルの恥部からは愛液が溢れてきていた。
下着の中に指をすべりこませ、秘所に人差し指をゆっくりと挿入させてみる。案外スムーズに飲み込まれていく
ことに驚くランボ。中を傷つけないよう指を出し入れしてみる。ちゅくちゅくと粘液がこすれ卑猥な音が響く。
指を2本に増やしてみた。最初は少しきつかったが、丁寧に愛撫を続けていけばやわらかくほぐれてくる。
(…やばいなオレ)
自分自身に冷笑するランボ。さすがにその先はまずいと思い、指を引き抜こうとした。
「…っ、やめないでください‥」
「!?」
ハルの両目は潤んでいるがしっかりと開けられていた。
「すみません、オレとんでもないことを…!」
ハルと目が合い、一気に我に返り自責の念にかられるランボ、だがハルは頭を左右に振る。
「最後まで、してください」
「けど…」
「ハル、こうなることが運命なような気がするんです…初めて会った人なのにおかしいんですけど」
「ハルさん…」
ハルは少し震えながら、けれど決心したように下着を脱ぎ捨てると布団の上にちょこんと体育座りをして両手を広げた。
「だから…来てください、ランボさん」
518ランハル9:2006/12/02(土) 20:54:06 ID:HhrThqfg
ちゅっとキスを交わす二人。
「きつかったら言ってくださいね」
「は、はい」
前がパンパンに膨らんだボトムから己を取り出し、脈打つそれをハルの秘所に当てゆっくりと濡れそぼったそこに挿入していく。
「〜〜!!」
許容範囲をはるかに超えているものが中に入ってくる痛みに必死で耐えるハル。
「大丈夫ですか?」
「へい…き、です」
冷や汗が額に浮いている。相当痛いだろうに、平気だという彼女が愛しくてたまらない。少しでも痛みをやわらげようと
ランボは舌で首筋や耳を刺激しつつ右手でハルのクリトリスを愛撫する。
「んぁ、ゃあ…!」
痛みの中にも快感が混じり、ハルの目じりには涙が浮かんでいる。時間をかけ少しずつ奥に進めていき、
ようやくランボ自身がすべてハルの中に収まった。
はぁ、と息を漏らすランボ。初めて男を受け入れるその部分はせまく、しかし柔らかくランボを包み込む。
二人がつながった部分からは愛液とともに破瓜の血が一筋伝う。
「ハルさん、全部入りましたよ」
「は…ひ、お疲れさまですぅ…」
こんな状況でも出る三浦ハル節に吹き出すランボ。
「ああもう、貴方は本当に…!」
「何笑ってるんですか!」
「いえ、気持ちよすぎて腰がとろけそうです」
「〜っ、このエロス大王ーーー!!」
519ランハル10:2006/12/02(土) 21:00:22 ID:HhrThqfg


幼いころから優しく接してくれた初恋の女性。全身全霊をかけて守りたいと思った。
だから自分は強くなろうと思ったのだ―――



情事の後意識を手放したハルの体を丁寧に清めパジャマを着せてやる。幸いシーツに血はついておらず、
自分の布団の中に彼女を横たえた。
眠る彼女の顔を見つめていると、急にボフン!と音がして煙が立ちこめ、目の前が真っ白になった。
煙が晴れてあたりを見回すと、そこは見慣れた自分の部屋の中。
「戻ってきたのか…」
そうつぶやいてため息をつきながらベッドに腰掛けると、コンコンと部屋のドアがノックされ入ってきたのは…


「まさか私の初めての人があなただったとは驚きですー!」
「はは。それもすべて運命というやつですよ」



*°・.+*°・.+*°・.+*°・.+*°・.+*°・.+

翌朝―――
隣にいるはずのハルがいないので和室をのぞいてみる奈々。
「あらハルちゃんいつの間にこっちにいってたの?まあランボくんまで」
少し目元を赤く腫らしたハルに寄り添うように5歳児ランボも眠っていた。


「昨日はありがとうございました!」
「じゃあ気をつけてね」
朝ごはんを食べた後、みんなで玄関まで見送りにいく。
ツナはふと、自分の前を歩くハルの動きがぎこちないことに気づく。
「ハルどうしたの?なんかガニ股になってない?」
「ななななにがです?いつもどおりですよ!」
と白目をむいてぎくしゃくと振り返る。
(いや明らかに挙動不審なんですけど!?)
そう思ったツナだが「そ、そう」と流しておいた。

「じゃあ失礼します!またねリボーンちゃんイーピンちゃんランボちゃん」
「○▲◇@!」
「ハルまたなー!!」
「また来いよ」
各々が挨拶を済ませ、ハルは沢田家を後にした。
「は〜ようやく元に戻ったか〜」
一時はどうなることかと思ったよ、とりボーンに言いながらツナは大きくため息をつき家の中に入っていく。

ランボは小さくなっていくハルの後ろ姿を見つめ、自分の服をぎゅっと握り締めながらぼそっとつぶやいた。
「おれっち、いそいでおおきくなるから…」
リボーンはそんなランボを見てニッと笑い、
「一生大事にしろよアホ牛」
と言って家の中に消えていったのだった。




終わり
長くなりましたが何とか終わることができました、ありがとうございました。
520名無しさん@ピンキー:2006/12/02(土) 23:48:55 ID:q1tWPNLm
ハルの初エチ(*´Д`)=3 ムッハー!!!
ランボエロいなー
521名無しさん@ピンキー:2006/12/03(日) 00:11:44 ID:dCOFrkSi
話がキレイにまとまっててよかった

今日のアニメ見てシャマビアとシャマ花もいいと思った
大人の男に翻弄される気の強い女の子いいと思うんだ
522名無しさん@ピンキー:2006/12/03(日) 07:19:32 ID:o2VqmNM7
ランハルGJ(●`ω゚)b と乙〜 っ旦~
ランボがえろっちかったっす
523名無しさん@ピンキー:2006/12/04(月) 14:42:15 ID:LKm28RvS
ツナ京まだ?ぜひお願い!期待してます!
524名無しさん@ピンキー:2006/12/04(月) 21:43:05 ID:Pc2qcxX+
ツナ京続き見たいです!
あと骸凪の方も見たいので頑張ってください!
525名無しさん@ピンキー:2006/12/04(月) 22:56:09 ID:Atpfp35Y
>>523-524
気長に待てと言ってるだろうが
あんまプレッシャーかけてやるな
526名無しさん@ピンキー:2006/12/05(火) 01:20:47 ID:TSo9zPw/
京子タソキターーーーーーー!!!!!
ツナ京可愛いです続き期待してますね
527名無しさん@ピンキー:2006/12/05(火) 17:31:56 ID:XnrYRkQi
京子とハルでエロ書いてくれる人いる?
528名無しさん@ピンキー:2006/12/05(火) 19:14:09 ID:d88NbYvL
イーピン・・・
529名無しさん@ピンキー:2006/12/07(木) 21:17:16 ID:EWYoAIqF
なんか投下される気配がない…
530名無しさん@ピンキー:2006/12/07(木) 21:42:19 ID:VL8gmLHW
師走で職人さん達も忙しいんだよ
気長に待とう
531ツナ京:2006/12/07(木) 23:53:19 ID:qJ0ZMhDP
読んでくれている皆さん待たせてしまってごめんなさい
少し書けたので投下します
532ツナ京:2006/12/07(木) 23:56:38 ID:qJ0ZMhDP
ツナと京子2人の交際は周りに温かく受け入れられた。
いつも厳しいリボーンも「お前にしては上出来だ」と褒めてくれたし、
了平も「オレが見込んだ男なら安心だな!」とツナを妹の恋人として認めてくれた。
さすがにハルはショックを受けていたが「ツナさんが京子ちゃんを選んだんだから文句は言えません。
お2人ともいつまでも仲良くしないとダメですよ!」と笑ってくれた。
ツナは幸せだった。
放課後は毎日肩を並べて帰り、日曜日には遊園地や買い物に出かける。
ずっと遠くから見ているだけだった憧れの女の子が今は自分の隣で笑っている。
それだけで次の日が来るのが待ち遠しく、生きていることがより楽しくなる。
ツナは本当に幸せだった。

そうして付き合ってから一ヶ月過ぎたある日、
学校から帰って漫画を読んでいる最中リボーンから
「お前いい加減キスからセックスに進まねーと愛想つかされるぞ」
と言われたツナは、飲んでいたジュースを漫画に吹いてしまった。
「何言ってんだよ赤ん坊のくせに!つーか何でキスしたこと知ってんだよ!!」
リボーンはニヤリとニヒルな笑みを浮かべた。
「オレは読心術を習得している。最初会った日に言っただろう。
 お前が京子とキスしたことなんてお見通しだ」
(そーいやそうだったー!!すっかり忘れてた)
「そうやって大切なことを忘れるからお前は暗記もののテストで赤点ばかり取るんだ」
「早速読んでるし!そう言うけどお前が読心術使えることが何かの役に立ったか!?」
「ところで話を元に戻すが」
(痛いところ突かれてスルーしたー!!)
ツナの心の叫びもスルーしてリボーンはベッドに仁王立ちし、床に座っているツナを見やった。
「お前と京子が付き合ってもう一ヶ月だ。それなのにキスから進めないでいる」
「それのどこが悪いんだよ!オレ達まだ中学生なんだからキスまでで十分だろー!?」
「甘いぞツナ。お前は将来ボンゴレのボスになる男。
 そしてこのまま京子と付き合っていくなら京子はボスの妻だ。
 跡継ぎのことも考えなくてはいけないんだぞ」
「ザンザス倒したけどオレはボスになる気ないって!
 京子ちゃんと日本で平凡な家庭を築ければオレは幸せだから!」
冗談ではない。
あの純粋な京子をマフィアのボスの妻になどと。

「まあボス云々は置いておいてもだ。ツナは京子とセックスしたいとは思わないのか?」
「えっ」
赤ん坊の大きな黒目に見つめられてツナはたじろいだ。
(そりゃあしたいけどさ…)
ツナだって男だ。
あんな可愛い女の子を抱きたくないはずがない。
「でもまだ早いって!オレ達まだ子どもだし…」
「中学生でセックスしている奴らは大勢いるぞ。
 もちろん妊娠やら性病やらといったトラブルを起こすのは愚の骨頂だけどな」
「さりげなくすごいこと言うなよー!!」
そういった話に疎いツナには中学生の妊娠や性病など生々しすぎる。
しかしリボーンは真面目な顔だ(いつもと変わらないように見えるが真面目な顔なのだ)。
「要するにオレが言いたいのはちゃんと知識を持って避妊をし責任を持ってセックスをしろってことだ」
「話は分かるけどやっぱまだ早いって。特に京子ちゃんはオレよりずっと純粋でこういうことには…」
「いいかツナ」
リボーンはぽんとベッドから降りるとツナにトコトコと歩み寄った。
そして言った。
「女にだって性欲はある」
533ツナ京:2006/12/08(金) 00:01:19 ID:qJ0ZMhDP
一方京子は家で花を迎え入れていた。
京子がツナと付き合うことになってから、いろいろと話を聞いてくれているのだ。
「沢田も1年の頃と比べれば成長したと思うよ。
 京子に告白する勇気があったのが何よりもの証拠だね」
「ツナ君は前からやる時はやる人だったよ」
「何それ惚気―?」
頬をピンクに染め微笑む京子を見て花は心の中で安堵した。
正直2人が付き合うと聞いた時は、この友人をツナに任せて本当によいものかと思った。
京子とは長い付き合いになるが、無邪気で子どもっぽい京子を可愛いと思う反面
心配になることも多々あり、京子の恋人には彼女を任せられるだけの度量が必要だと常々感じていたからだ。
だがツナは勉強や運動はダメだが京子を想う気持ちは人一倍のようで、
彼女を大切にしようという心意気が感じられた。
だから花も2人の交際を祝福した。
そして今、京子はとても幸せそうだ。
本当によかったと思う。

(…だから無粋だとは思うんだけどね)
そう思いつつ花はバッグから紙袋を取り出した。
「京子これを読んで」
「何?雑誌?」
「そう雑誌…それと」
花は少し顔を赤らめつつもう一つの小さな紙袋に包まれた箱を出した。
「これは?」
「…コンドーム」
京子が花が発した言葉の意味を理解するのには時間を要した。
理解すると京子は顔を真っ赤にして箱を凝視した。
「な、何で花がこんなのを…?」
「ほらあんた達付き合ってもう一ヶ月だし、いつそうなるか分かんないでしょ。
 でも沢田だって初めてだろうしあいつに全部任せられるとは思えないから、
 あんたも勉強しといた方がいいと思ってそういう雑誌買ってきたの。
 で、コンドームは沢田が持ってなかったらちゃんとこれ渡して着けてもらいなよ」
早口でまくしたてると花は立ち上がった。
大人びてはいるが彼女も中学生。
照れくさいのだ。
「それじゃあまた明日学校でね」
そう言ってまだ真っ赤になって硬直している京子をそのままにして花は帰っていった。

残された京子はようやく硬直から解けると恐る恐る雑誌を取り出した。
表紙は着飾った女の子が3人で写っている一見普通のファッション雑誌だが中身は
『読者100人に聞きました!初エッチの思い出は?』
『エッチ中にしてあげると彼が喜ぶことは…』
『一番興奮したシチュエーションは?』
などといった過激な記事ばかりだった。
(こ、こんなことするの?無理だよ花…)
しかし花の「いつそうなるか分かんない」「あんたも勉強しといた方がいい」という言葉を思い出す。
自分とツナもいつかはこの雑誌に載っているようなことをするのだ。
その時自分が何も知らない状態だとツナが困るのではないだろうか。
(恋人同士だもん…。そういうことだって恥ずかしがらないで覚悟しないといけないんだよね)
京子は自分に言い聞かせながら雑誌をめくっては閉じめくっては閉じを繰り返すのだった。


続きます
この2人だとすぐにエロに持っていくのは難しいから
どうしても長くなってしまう…
次回にはエロに行けるはずなのでお待ちください
534名無しさん@ピンキー:2006/12/08(金) 17:16:43 ID:jAyHtaAa
>>531
超グッジョブ!!! 花ちゃんもリボーンもいい味出してる!!
535名無しさん@ピンキー:2006/12/09(土) 02:01:44 ID:KJKb7PUM
ツナ京超GJ!!
初々しい二人が微笑ましいな(*´Д`)
次回エロも期待!
536名無しさん@ピンキー:2006/12/09(土) 18:36:12 ID:eCK/lGWv
今日このスレ発見してからここまで一気に読みきっちゃいました
神様方が本当に神すぎる…!
ツナ京もかなり萌えです(*´Д`)
寒くなって来ましたがお体に気を付けて、神様のペースでこれからも萌えを供給してください
537ランピン 小ネタ:2006/12/10(日) 01:45:55 ID:GzQ5mf9U
「う……」
肌寒さを感じイーピンは目を覚ました。
カーテンの隙間から光が差し込んでいる。もう朝だ。
「ランボ…?」
布団の片側。隣にいたはずの温もりがなくなっている。
昨日一晩抱き合った恋人兼幼なじみは、かなり前に布団から出て行ったようだ。

「……」
身震いする。冷えたのは心。
ランボはイタリアでマフィアとしての仕事があり頻繁に会うことはできない。
日本に来てもまたすぐにイタリアに帰ってしまう。
夜どんなに激しく愛し合っても、
朝起きたら部屋に1人残されていたことは一度や二度ではない。
今日もきっと台所のテーブルに急に帰らなくてはいけなくなったという
弁解と謝罪の置手紙があるのだろう。
仕方ないと分かっている。
恋人同士とはいえども普通の女の子として暮らすイーピンと
マフィアであるランボは住む世界が違うのだから。
それでも1人残された朝に慣れることは未だにできない。
どうせ今日は日曜日でバイトもない。このまま二度寝をしてしまおう。
少しでも寂しい朝を先送りにしてしまいたかった。
そう思ってイーピンが毛布を被って目を閉じた時。
538ランピン 小ネタ:2006/12/10(日) 01:49:31 ID:GzQ5mf9U
ガチャ。
「ただいまー」
「!?ランボ…?」
「何だイーピンまだ寝てたの」
昨日激しくしすぎたかなというランボの言葉に赤面しつつイーピンは叫ぶ。
「そういうこと言わないの!ランボこそこんな朝からどこ行ってたの?」
「コンビニだよ。牛乳飲みたいのに冷蔵庫見たらないからさ。ついでに朝食も買ってきた」
そう言ってコンビニの袋からおにぎりやパンを取り出す。
「…起きたらいないからイタリアに帰ったのかと思った」
「ああ…。ごめん、一言言っておけばよかった。でも起こすのも悪いと思って」
ランボはイーピンの隣に座ると肩を抱いた。
「最近重大な仕事任されるようになって、なかなか時間が作れないんだ。
 …いつも寂しい思いさせて悪いと思ってる」
「ううん。忙しい合間を縫って私に会いに来てくれてるんだもの。わがままは言わない。けど…」
イーピンはランボの胸に顔を埋めた。
「こうして2人でいられる時は、片時も離れたくないの…」
「イーピン…」
2人は自然に唇を合わせた。何度も角度を変え舌を絡める。
ランボは手をイーピンのパジャマの中に滑りこませた。
「冷たっ」
「ごめん。外寒かったから」
「…もう朝なのにこのままするの?」
恥ずかしそうなイーピンに微笑み、耳元で囁く。
「寒い朝って嫌いなんだ。一緒に暖かくなろうよ」
「…もう、しゃーないなぁ」
私も寒い朝嫌いだし…そう付け足してイーピンはランボに身を預けた。

寒さも寂しさも溶けていく、2人で過ごす朝。

END

唐突にこんなネタが浮かんで書いてしまった
職人さんも読み手さんも寒さに負けず頑張ろう
539名無しさん@ピンキー:2006/12/10(日) 14:25:31 ID:PJdAUvrG
ランピン!ランピン!
540名無しさん@ピンキー:2006/12/10(日) 20:53:38 ID:N5tZqWxz
ランピン超GJ!
541ツナ京:2006/12/11(月) 00:07:01 ID:P6mAiZbF
日曜日、ツナは京子の家の前で立ち尽くしていた。
今日は前々から約束していた京子の家で一緒に作文の課題をやる日なのだ。
もう約束の1時はすでに過ぎている。
しかしツナはチャイムを押せないでいた。
京子の家に上がるのが初めてだという緊張もある。
しかしそれ以上にツナを躊躇させているのは出かける時のリボーンの言葉だ。

「今日はまたとないチャンスだぞツナ。お前らは中学生だからホテルは無理。
 ツナの部屋は家族以外の人間すら勝手に入ってくるというプライバシーの無さ。
 それに比べて京子の家なら家族さえ外に出せばお前ら2人きりで過ごせる。今日こそ決めてこい」
そう言って渡されたコンドームをツナは真っ赤になって床に叩きつけた。
「何言ってんだよ!今日は課題やるだけだから!そんなやましいこと考えてないから!」
「安心しろ手回しはしてある。京子の両親は昨日の朝から出かけている。
 懸賞に当たったことにしてオレが偽のチケットを送った。南の島マフィアランドにな」
「よりにもよってマフィアランドー!!?何て所に京子ちゃんのご両親招待してんだよー!!」
「そして了平にはパオパオ師匠としてタイへ行かせている。今頃強豪と戦っているはずだ」
「タイー!?何それ京子ちゃんとオレを2人きりにするためそこまで大掛かりなことを…」
ツナは頭を抱えた。リボーンの黒い瞳が光る。
「そうだぞ。これだけ大掛かりな仕掛けをしたんだ。京子と何の進展もなく帰ってきたら…」
懐から銃を取り出す。
「そんな不甲斐ない奴には実弾をお見舞いだ」
「メチャクチャだー!!」
「まあ頑張れよ」
へたへたと床に崩れるツナのズボンのポケットにコンドームを押し込み、
リボーンは颯爽と部屋から出て行った。

そうして今ツナはこうして京子の家の前で迷っているわけなのだが…。
(そんな急にセックスしてこいなんて言われてできるわけないだろー!?
 今まで京子ちゃんとそういう雰囲気になったことすらないのに…)
キスだって触れるだけの可愛いものだ。
自分がいきなり迫ったら京子だってびっくりするだろう。
拒絶されて嫌われてしまったら一生立ち直れない。
(ああ〜どうしたらいいんだ)
542ツナ京:2006/12/11(月) 00:08:46 ID:o/jhHzba
「ツナ君?」
「うわっ!!」
ドアから京子が顔を出しツナは飛び上がった。
「遅いから電話しようと思ったら窓から見えたから…どうしたの?」
「い、いや京子ちゃんの家の門柱があんまり見事だから見とれちゃって!!」
咄嗟に右腕(自称)が以前使っていた言い訳をする。
案の定京子はきょとんとし、くすりと笑った。
「おかしなツナ君。どうぞ上がって」
「う、うん。お邪魔しま〜す…」
「今日は私一人だけなの。お父さんとお母さんは懸賞で南の島で、
 お兄ちゃんは強い人と戦うためにタイに行ってるから」
「そっか〜。すごいね…」
乾いた笑みを浮かべながらツナは京子に案内されるままに階段を上り彼女の部屋に入った。
「今飲み物持って来るね。温かいのと冷たいのどっちがいい?」
「うーん。冷たいのもらえるかな」
外は寒かったが京子の部屋は暖房が効いていて温かいし、何より緊張で喉がひどく渇いていた。
「じゃあ座って待ってて」
にこっと微笑み京子は部屋を出て行く。
1人きりになるとツナははーっと息をついた。
(やっぱ無理だよ…。京子ちゃんはオレがこんなこと考えてるなんて夢にも思ってないんだから)
やはり今日は何事もなく帰ろう。
リボーンにどんな目に遭わされようが京子に嫌われるよりは数倍ましだ。
そう考えると急に気持ちが楽になり、
ツナはようやく落ち着いて京子の部屋を見る余裕ができた。
真ん中に置かれた小さな丸いテーブル。
ピンクと赤のビーズ入りクッション。
棚に飾られたぬいぐるみ。
(やっぱ女の子の部屋だなぁ可愛いや。オレの部屋みたいに散らかってないし)
ベッドは枕カバーと毛布がピンクで統一されている。
(ここで毎日京子ちゃん寝てるんだ…)
そう考えると胸がドキドキする。
ふと枕元に置かれた雑誌に目が留まった。
女の子3人の表紙で、皆可愛らしい服装をしている。
(ファッション雑誌かぁ。京子ちゃんいつも可愛い服着てるもんなー。
 こういうの読んで参考にしてるんだ)
あまり服装に構わないツナは興味を持って雑誌を取り上げた。
何気なくページをめくったツナはそこに書かれた
『初エッチは中1で先輩と部室で…』という文字に目を見開いた。
(え?え?えぇ〜!?)
ページをめくっていくと『私の彼はマゾなのでエッチ中は私の奴隷』
『一番ドキドキしたのはデパートのトイレでした時』など過激な体験談が赤裸々に書かれている。
(な、何これ!?え、京子ちゃんこれ読んでるの!?)
パニックになりながらリボーンの言葉を思い出す。
―女にだって性欲はある。
543ツナ京:2006/12/11(月) 00:10:37 ID:o/jhHzba
その頃京子はキッチンでツナに出すクッキーを皿に盛りながら、
テーブルに置かれたある物を見つめていた。
階段の途中に落ちていたそれ―コンドームである。
自分が花にもらったのは箱から出さないまま机の引き出しの奥にしまってあるし
第一ツナが家に入る前にはこんな物落ちていなかった。
つまりツナが落としたとしか考えられない。
京子の推察どおりそれはツナのポケットから落ちた物だった。
しかし彼女はそれがリボーンがポケットに入れたのだとは知らない。
ツナが自分で持ってきた物だと思っている。
(だとするとツナ君今日はそのつもりで来たってことになるのかな…。
 どうしよう、まだ心の準備が…)
花にもらった雑誌は読んではみたものの余りに生々しすぎてまだ数ページしか読んでいない。
正直セックスに対して恐怖感を感じてしまったほどである。
だから今日ツナが来るというのに突然家族全員が出かけることになって京子は動揺した。
挙句このコンドームである。
もし部屋に戻ってツナが求めてきたらどうしよう。
受け入れるか、拒むか。
京子は迷ったままトレイにグラスと皿を載せ部屋へ向かった。

「お待たせ」
京子がドアを開けるとカーペットの上で正座していたツナはそのままの姿勢で飛び上がった。
「ぜ、全然待ってないよ。京子ちゃんの部屋可愛いよね!」
「ありがとう。ジュースとクッキーどうぞ」
「う、うん。いただきます」
2人はしばし無言でジュースを飲んだ。
(ああいう雑誌を読むってことは興味あるのかな京子ちゃん…)
(いつ言い出すか考えてるのかなツナ君…)
そんなことを互いに考えているうちにグラスも皿も空になった。
「お代わり持ってくるね」
立ち上がった京子は床にあの雑誌が落ちているのに気がついた。
(やだ、片付けるの忘れてた…。あれ?でもこれ確か枕元に置いてたはず…)
ある予感に京子は背筋を凍らせた。
「つ、ツナ君」
「?どうしたの京子ちゃん」
「…あれ読んだ?」
京子が指差した方を見てツナはぎょっとした。
京子が階段を上ってくる音に慌てて枕元に戻したはずの雑誌が床に落ちている。
「え、えっと」
読んでいないとすぐに答えない時点で答えを言っているようなものだ。
京子は恥ずかしさに可哀相なくらいかぁーっと顔を赤くしてしゃがみ込んだ。
544ツナ京:2006/12/11(月) 00:16:42 ID:o/jhHzba
「ごめん、オレただのファッション雑誌だと思って」
「ううん、置きっぱなしにした私が悪いの…」
京子は一息吐いて話し出した。
「…私あれを読んで勉強しようとしたの。
 ツナ君といつかそういうことになる時何も知らないままじゃいけないと思って…」
(そういうことか…)
ツナは納得した。
同時に清純な京子が自分と結ばれる時のために
わざわざ雑誌を読んでまで勉強しようとしてくれたことを嬉しく思う。
純粋で、健気で、愛しい。

「京子ちゃん、オレの正直な気持ちを言うね。
 オレは京子ちゃんとキス以上のこともしたいとは思ってる」
「……」
「でも焦ることないと思うんだ。オレ達にはオレ達のペースがあるんだから。
 京子ちゃんの心の準備ができるまでオレ待つから、無理しなくていいんだよ」
「ツナ君…」
「ね、だからそんな顔しないで。オレ京子ちゃんにはいつも笑っててほしいんだ」
ツナはそう言って京子の頬を優しく撫でた。
京子はツナの手のひらに自分の手のひらを重ね、甘えるように頬を寄せる。
その仕草が可愛らしくて、ツナは吸い寄せられるようにキスをした。
離れると、今度は京子の方から唇を合わせてきた。
離れてはまた触れ合う唇。
自然と重なり合う手。
甘く漏れる吐息。
しかしツナは京子の体を引き離した。
「どうしたの…?」
「いや、これ以上続けると…オレもっと京子ちゃんに触りたくなっちゃうから」
そう言って照れくさそうに下を向く。
「…いいよ、触って」
「え」
驚いて顔を上げると、京子が腕を首に回して抱きついてきた。
「きょ、京子ちゃん…」
「大丈夫…心の準備できたから」
焦るツナの声を聞きながら京子は微笑した。
何も怖がることなどなかったのだ。
ツナは自分を何よりも大切に想ってくれている。
そして自分はそんなツナを誰よりも愛している。
ツナにもっと触れられたい、もっと深くまで愛されたいと、体が心が訴えている。
自然なことなのだ。
愛する人と結ばれるということは。
大好き、と耳元で囁くとぎゅうっと強い力で抱きしめられた。


続きます
ごめんなさいエロはまた次回になります
もう少しお待ちください
545名無しさん@ピンキー:2006/12/11(月) 03:06:07 ID:VUfQIAPZ
まだエロ無しなのに激しく興奮している俺がいる…
二人とも初々しくて可愛いなぁ
ゆっくりまったり待ってます。
546名無しさん@ピンキー:2006/12/12(火) 07:56:11 ID:YMzr4M4e
GJ!GJ!(*´Д`)
547雲雀イーピン1:2006/12/12(火) 22:39:35 ID:pKWT/wvs
今更ですが、>>249雲雀イーピンの続編です



「ったく沢田、何回遅刻すれば気がすむんだ!?」
ここは並盛中職員室。遅刻常習犯の沢田綱吉ことツナは今日も例外なく寝坊し、
生徒指導の教員に叱られている。
「……すみません」
うなだれているツナをにらんでいた教員は、急にひらめいたような顔をした。
「まあ、今日は特別に罰は許してやろう」
「え、本当ですか?」
ぱっと顔を上げ喜ぶツナ。遅刻者は罰としてトイレ掃除が定番だったのだが、それを免れるとあって
ツナは満面の笑みだ。
「ああ。そのかわり…」
ごそごそと黒い表紙の日誌を取り出し、ツナに手渡す。
「この日誌を応接室にいる風紀委員長に渡してくれ、頼んだ!」
「―――え゛え゛え゛え゛え゛!?」


重い足取りで応接室に向かうツナははぁ〜〜盛大なため息をつく。
「先生、いくらヒバリさんが苦手だからって押し付けんなよな〜」
牛歩作戦をとりちょっとでも応接室への到着を遅らせていたが、ついに着いてしまったツナ。
(あ〜緊張する…ヒバリさんいないといいな…)
不在なら応接室の机の上に置いていけばいい、一縷の望みをたくしてツナは応接室の様子を伺うように
かがんでドアに耳をくっつけてみた。
『――ヒバリさん』
中からは大人イーピンの声が聞こえてきた。
(イーピンいるんだ…じゃあヒバリさんもいるのかな)
耳をくっつけたままツナは考えをめぐらせていると……

548雲雀イーピン2:2006/12/12(火) 22:41:06 ID:pKWT/wvs
『んっ…かたい…』
『だから言ったのに』
『だ、大丈夫ですあたし…』
『無理しないでいいよ』
『っくぅ… あ、ぁ…』
『―――』
『やっ、あふれちゃう!』
『ゆっくり、徐々に…そう』

(〜〜〜〜〜!!??)
ツナは耳をくっつけた姿勢のまま固まってしまった。
(何いまの!何してんのあの二人―――!?)
そこに、たまたま通りかかった獄寺。親愛なる我がボスの姿を発見し、ダッシュでツナに駆け寄る。
「十代目、おはよーございます!…何してんスか?」
「わあぁ!ご、獄寺くん…」
「?どうしたんですか?顔真っ赤っスよ」
体育座りの姿勢のまま動けなくなっているツナ、不振に思った獄寺はツナの隣に同じように座り、ドアに耳をつけてみた。
 
『きゃ、やだぁ…』
『ああ、溢れてるじゃない』
『だってヒバリさんがいじるから…ぁ』


「〜〜〜〜〜!!??」
ツナと同じく獄寺も顔を真っ赤にしてあわててツナに小声で話しかけた。
(じゅ、十代目あいつら何してんスか!?)
(知らないよ――!!聞いちゃいけない事聞いちゃったよー!!)
(とにかくここから離れましょう!)
と二人がそっと立ち去ろうとした瞬間、その背後に山本が姿を現した。
「よっ、何してんだこんなとこで」
((うわぁぁぁぁあ!!!))
549雲雀イーピン3:2006/12/12(火) 22:44:28 ID:pKWT/wvs
口から心臓が飛び出る勢いで驚く二人。
「部活で使う備品発注の書類を風紀委員長から貰ってきてくれって先生に言われてさー」
はっはっはと笑いながらナチュラルにドアを開けようとする山本。
「ヒバリー、入るぞー」
「うわわ山本ちょっと!!」
「待て野球バカ!!」
ガチャッと開かれるドア。しゃがんで足がしびれていたツナは獄寺を巻き込んで応接室の中に転がり込んでしまった。
どた―――――!!!!!


「?」
「あ、沢田さんに獄寺さんに山本さん」
そこにはソファに座ってなにやら作業をしているヒバリとイーピンがいた。その様子から、いかがわしさは見受けられない。
頭を抑えて立ち上がるツナは、しどろもどろになりながら質問する。
「え、と…二人はいま何を…?」
「万年筆にインクを補充してたんです」
というイーピンの手にはキャップを開けた万年筆が握られている。ヒバリの手にはインクのボトルがあった。
「ボトルの蓋が固くてなかなか開かないし、ゆっくり入れないといけないのにヒバリさんが一気に
入れちゃうからこぼれちゃってー」
ほら、とインクだらけの自分の手をツナに見せるイーピン。
「あ、そ、そう…」
「ったく人騒がせな!」
ぱんぱんと服についたほこりを払う獄寺。
「ところで君たちはドアの外で何してたの」
((―――――!!!!!))


勝手に勘違いしていたツナと獄寺に本日最大の試練が待ち構えていたのだった。




終わり
ギャグで終わってしまったorz
550名無しさん@ピンキー:2006/12/12(火) 23:25:28 ID:GofcHitB
雲雀イーピンGJです!
ツナと獄寺といっしょに自分も赤くなっちゃいました(´ω`*)
551名無しさん@ピンキー:2006/12/13(水) 13:48:43 ID:h2DV+rY6
GJ!GJ!!
ヒバピンいいなー
552名無しさん@ピンキー:2006/12/13(水) 14:01:49 ID:4fiI+lCl
最萌ヒバピン(*´Д`)ハァハァ
>>550さんと同じく赤くなっちゃいましたよ!
553ヴァリアー×京子1:2006/12/13(水) 20:20:42 ID:UlhHII6c
※ヴァリアー×京子、鬼畜暴力描写ありなので苦手な方はご注意ください





「う゛お゛ぉい、連れてきたぞぉ!」
銀髪をたなびかせ、重厚な造りのドアをノックせずスクアーロは部屋の中に入っていく。
途端、自分めがけて飛んでくるグラス。スクアーロは最低限の動きでそれを避ける。
「避けんじゃねえ」
「無茶言うなぁ!」
理不尽極まりないボスにいくら言ったところで返ってくるのは暴力のみ、それを重々承知のうえで
スクアーロは傲慢な口をきく。
「ほら、こいつだろぉ」
襟元をつかみ、ザンザスの前に立たせる。
「あ、あの、私に何か用ですか?」
京子は戸惑いながら目の前の黒ずくめの男達に聞く。



ゆりかごから8年、再びクーデターを起こそうと企むザンザスはただボンゴレのボスの座を手に入れる
だけではこの憎悪は収まらないと、ヴァリアーの面々を集め語る。
実の父・九代目への復讐を兼ね日本にいる十代目候補者に地獄の苦しみを味わわせてやろう―――
そんな悪魔のような計画が練られ始めた。

「じゃあ候補者の大事なもん全部奪ってやったらいいんじゃん?」
「それは本人が辛い目にあうよりキツイね」
「家族・友人・恋人、どれにします?」
「―――恋人だ」

554ヴァリアー×京子2:2006/12/13(水) 20:21:44 ID:UlhHII6c
正確には恋人ではないが、沢田綱吉の想い人というだけでターゲットにされ、拉致されてしまった京子。
学校帰りを狙われ、目撃者も残さずあっという間に連れてこられた。京子は全く今の状況を把握できて
いないが、この雰囲気に恐怖を感じていた。
「…あの、私に何か…」
再び口を開く京子だが、ザンザスと目を合わせた途端体が震えた。
「ひっ!」
足元に力が入らずその場に座り込みそうになるが、スクアーロが支えて無理やり立たせる。
(怖い…)
そんな京子の様子を伺っていたザンザスは、部屋の隅にいたベルフェゴールに視線を投げ
「ベル、てめぇの好きにしろ。ただし殺すな」
と命令を下す。
「オレ?あんまり気乗りしないけど…ま、いーや」
つかつかと京子に歩み寄ると彼女の腕をつかんで強引に引きずっていく。
「ベルか…あの子が気の毒だな」
「マーモン、お前にあたっても気の毒だ」
「ム」
レヴィに言われ口を尖らせるマーモン。
「…オレはこんなやり方は好かねぇ」
「スクアーロは馬鹿みたいに暴れまわるだけだからね」
「う゛お゛ぉい、馬鹿とはなんだぁ!!」
「精神的ダメージを与えるにはこういうやり方が一番なのさ、金以外でね」
強欲のアルコバレーノは笑う。
555ヴァリアー×京子3:2006/12/13(水) 20:23:20 ID:UlhHII6c
「は、放してください!」
長い廊下の端にある、今は使われていないゲストルームにベルは京子を連れて入る。
ベルは無言で左腕に力を入れ、壁に向かって京子の体を放り投げた。
「きゃ!」
「放せっていったから放したよ?」
ニィと口元をゆがめて笑うベル。その冷たい笑いに京子はぞっとする。
「寄らないで!」
京子は後ずさりするが、すぐに後はなくなった。震える体を必死で押さえ、きょろきょろとあたりを見回し
なにか反撃できるものはないかと探す。
そんな彼女の反応を面白そうに見ているベルだったが、懐からナイフを取り出し京子に向かって投げた。
「あっ!!」
カカカカ!と乾いた音がしてナイフが壁に刺さる。京子は咄嗟に閉じた目をそうっと開けてみた。すると自分の体は
尻もちをついた体制で両手は頭上にまとめられ、ひざは開かれている。
「動かないほうがいいよ、すぱっとイッちゃうから」
京子の体にはナイフにつけられていた幾本ものワイヤーがからんで固定されていたのだ。
ベルは京子の前に立ち、かがんで視線を彼女に合わせる。
「今どんな気持ち?」
「どう、もなにも…あなた達誘拐犯なんですか?」
「まーそんなとこかな?お前に恨みはないんだけどねー」
と言いながらベルは指を動かす。連動したワイヤーが京子の制服を切り裂いてゆく。
「きゃあああ!」

ぱさっと裂かれた服が足元に落ち、京子の白い素肌が白日の下にさらされた。腕を高々と上げられているので
胸も丸見えになり羞恥から京子の目に涙が浮かぶ。
「や…めて…」
ベルのナイフが京子の肌の上を滑ってゆく。つつつ、と胸の先端にまで到達し、冷たい感触に肌が粟立つ。
「このまま力込めちゃったらどうなると思う?」
「…っ!」
恐怖で京子の顔が引きつる。へらへらと笑いながらベルは「あ、そーだ」と閃いたような顔をした。
「お前、今ここでオナってみなよ。うまく出来たら許してあげるかもよ?」
京子は一瞬言われた意味がわからなかったが、すぐに理解すると無言でブンブンと頭を左右に振った。
ベルは京子の両腕を固定していたワイヤーを動かして拘束を解く。
「お前に拒否する権利はねーの。いいから早くやれよ」
ベルは椅子に座り、京子の首にワイヤーをからませた。くっと喉元を絞られ、京子は言うことをきくしかなかった。
556ヴァリアー×京子4:2006/12/13(水) 20:25:36 ID:UlhHII6c
「………」
自身を触る。胸に手をそえ、ゆるゆると触っているその様を見ていたベルは椅子から立ち上がると京子の
腹部に蹴りを入れた。
「うッ!」
一瞬息が止まる。げほげほと咳込む京子にベルは冷たく言い捨てる。
「誰がフリだけしろって言ったよ?」
はぁはぁと息を乱す京子は恐怖と屈辱に震えながら、仕方なく下着の中に手を入れオナニーを始めた。

「うっ…う」
嗚咽のなかにも自慰による快感が混ざってゆく。京子の恥部からはぬるりとした愛液があふれてきていた。
「うわー何こいつ感じちゃってんの?」
言葉でなぶるベル。京子は泣きながら行為を続けている。
ベルが京子に近づき、しゃがんで京子の前髪をつかみ顔を上げさせる。
「お前ヘンタイ?」
その瞬間、京子はそばにあるチェストに置いてあった花瓶をつかみ、ベルの頭を殴打した。
ガッ!
「!」
どさりとベルが床に倒れこむ。ぜぇぜぇと息を切らし、京子は必死で自分の体にからんだワイヤーをほどこうとする。
(逃げなきゃ…!)
鋭利なワイヤーなのでほどこうにも中々ほどけない。手を傷だらけにしながらなんとかすべてのワイヤーをといた
京子はドアに向かって走り出そうとしたが、ぐっと足元が引っ張られ前のめりに倒れこむ。
「!?」
自分の足元を見れば、頭から血を流しているベルが足首を掴んでいた。
「あ゛はぁ゛あ」
明らかにさっきとは様子の違うベルに恐怖する京子。
「は、放して!」
足をばたばたと動かしても、びくともしない。ぐっと体を引き寄せ、ベルは京子に馬乗りになった。
「血だよ〜!流しちゃったよ王族の血を〜!!」
恍惚の表情でベルは流れる血を手で受け止めている。指の隙間からこぼれた血がぽたぽたと
京子の頬に落ち、ぞくっと背筋が凍る。
(何この人普通じゃない!)
「あ゛〜?ここにも血ぃ」
京子の頬に落ちた血を見たベルは顔を近づけべろりとそれを舐めとった。
「いやぁあ!」
必死で逃げようとするが上から押さえつけられ、足を持ち上げられた京子の目には屹立したベル自身が映る。
まさか、そう思った瞬間京子の中にそれがねじ込まれた。
「いっ… ―――ああぁぁぁあ!!」
557名無しさん@ピンキー:2006/12/13(水) 20:33:55 ID:UlhHII6c
とりあえずここまでで。続きは2,3日お待ちください
558名無しさん@ピンキー:2006/12/13(水) 20:37:42 ID:n4uwbeLf
初リアルタイム!
京子ちゃん可哀相だけど萌える…(;´Д`)
ベルの鬼畜っぷりもイイ
続き楽しみにしてます
559名無しさん@ピンキー:2006/12/13(水) 20:46:46 ID:OxaSBoUc
GJ!!!
こういうのも好きだ(*´Д`)
560名無しさん@ピンキー:2006/12/13(水) 22:40:17 ID:Jq5xMAPf
GJです!
ベル、王族の血流しちゃったよ
うわ〜。
楽しみに待ってます。(●´Д`)
561ヴァリアー×京子5:2006/12/14(木) 20:12:14 ID:UGCS3diO
>>553の続き。京子ちゃんが酷い目にあってます、苦手な方はご注意。




熱い楔を打ち込まれ、下半身に激痛が走る。
「い、た、痛い――!!やめてえぇ!!」
京子は絶叫するが己の血に興奮しきったベルの耳には届かない。
「あ・あ・ア゛ あはぁあ゛〜〜!!」
トランス状態でベルはただ乱暴に腰を動かし続けている。
処女である京子の恥部は無理やり貫かれて裂け、ぐちぐちと粘液と血液が混じり嫌な音が響く。
「やぁ!いや…!!」
がくんがくんと京子は揺すられ、次第に意識が遠のいてゆく。が、ベルがそれを許さない。
「ししし、どこ行く気ぃ〜?」
バシッと京子の頬をひっぱたき、無理やり意識を呼び戻す。
「うぅ、ぅあア……」
気絶することすら許されない京子。
ベルはヴァギナだけではなくアナルも貫く。ぬらぬらと京子の愛液と血に濡れた肉棒を
ねじ込んで奥に進めてゆく。
「ひぎぃ、ッ!!」
内臓が押し上げられ、引きずり出されるような苦痛に吐き気がする。



拷問のようなその行為は1時間にも及んでいた。
562ヴァリアー×京子6:2006/12/14(木) 20:19:35 ID:UGCS3diO
「……ぁ  ぅ…」
京子は声すら出ない状態になっていた。ただ涙し、口角からは唾液が流れ出ている。
ベルは京子のヴァギナやアナルを何度も犯し、何度も達した。涙と唾液と精液で京子の身体は
ぐちゃぐちゃになっていた。

「あ゛はぁ゛アアアア、いいいイく!!!」
腰を動かしていたベルはズッと京子の中から己を抜き、京子の顔に射精した。
びしゃ、と生温かい精液が放たれ、血と精液の混じった独特の匂いの中、彼女は発狂寸前になっていた―――


出血が治まり、正気を取り戻したベルは
「うわーオレ、ナマで突っ込んじゃった?きったねー」
と京子には目もくれずシャワーを浴びに自室に戻っていく。
人形のようにだらりと横たわる京子の目はもはや焦点が合っていない。そんな彼女のそばにフッとマーモンが姿を現した。
「…ベル、派手にやったようだね」
茫然自失の京子をちらりと見ると、マーモンはその光景をカメラにおさめる。
「傷だらけで精液にまみれた彼女を見て、候補者とアイツはどんなリアクションを見せてくれるかな」
くすくすとマーモンの笑い声がこだまする。
「さあボスに報告してこよう」



――――深く暗い闇が十代目候補者に襲いかかろうとしていた――――




終わり
薄暗い話ですみませんでした…

563名無しさん@ピンキー:2006/12/14(木) 20:26:57 ID:HGYWTBf2
>>547
雲雀イーピンGJでした!!続編ができて嬉しいです!
ギャグで終わってても全然楽しめました(*´Д`)b
もしエロの続き出来ましたら、うpお願いします(゚Д゚)=3=3
564名無しさん@ピンキー:2006/12/14(木) 20:47:15 ID:+S6P+L+S
>>561-562
GGGGJ!!!
565名無しさん@ピンキー:2006/12/14(木) 23:27:17 ID:gz4a2v7G
>>562
乙です!こういうのも好きなんで楽しめました。
よかったらまた投下お願いします。
566骸凪(髑髏)10:2006/12/14(木) 23:55:22 ID:Hv6FjBlh
久しぶりになってしまいましたが、>>505の続きの骸凪です。
苦手な方はスルーをお願いします。



困ったように眉を寄せて上目遣いで見上げるのは彼女の癖だ。
「えっと、あの…」
(これって、あれだよね………保健体育の教科書で見たもの)
続けようとするも言葉が続かない。恥ずかしさからまた凪の顔は赤くなっていく。
「…まぁ僕も男ですからね、仕方ないですよ」
さもなんでもないことのないように言ってのける骸に小さくすみませんと言う凪。
「しばらく放っておけば収まりますから。…君はもう部屋に戻ったほうがいい」
「………」
「凪?」
「…私、骸様に何かお返ししたいんです…だから、その…しませんか……最後まで」
夜の静かな部屋に凪の声は張り詰めた一本の糸のように、妙に響いた。
少しだけ驚いた表情を見せた骸だったがあまりにも真剣な凪の様子に
言っている内容とのギャップにすこし笑ってしまいそうになる。
「…いいのですか?初めては痛いものなんでしょう?」
「…大丈夫、です………たぶん」
その返事を合図に凪の息が骸の口の中に飲み込まれ、
先ほどまでの行為のほとぼりがまた波となって凪の体を熱くする。
ゆっくりとベッドの上へと押し倒され、先ほどとは違った緊張が凪の体を硬くする。
「…力をぬいてください」
こくこくと頷くものの凪の体から力が抜けた気配はない。
(…言われてどうにかなるものじゃありませんしね…仕方ないか)
首筋を舐め、ゆっくりと骸の舌は白い肌を這い、胸元までおりていく。
胸の頂を口の中に含み舌で転がすようにして弄ぶ。
「…ふ…っ」
熱い息が凪の唇から漏れるのを確認すると、太ももの内側をなぞっていた手をそのまま恥部へと進める。
外はひんやりとしているものの、先ほどの行為のおかげか中はまだ熱を持っていて
柔らかく動く中は誘うようでいてやんわりと進入を拒むようだった。
二本の指で中をかき回すと音をたてて絡みつく愛液、と同時に凪の口からも堪えきれない声が零れる。
「あ、ぅ…んっ…」
硬くなっていた身体をほぐすように愛撫すると従順なほどに反応を示す凪に、胸の奥に温かな気持ちが染み出してくるのを感じる。
ズボンの中で誇張し主張する自らのものを取り出すと、蜜で濡れるようにと柔らかい肉の間を行き来させる。
「……っ」
粘膜と粘膜が触れる感覚に凪の腰は自然と逃げるように浮く、がそれは骸の手によって阻まれた。
「凪、」
「む、くろ様…」
入り口にあてがい、ゆっくりと侵入していく。指を入れたときよりももっと強い抵抗を感じる。
温かい中はぴったりと骸自身を包み込み、凪の口からはくぐもった声が漏れた。
濡らして慣らしたとはいえ、初めての体はそう容易く侵入をゆるしてくれない。
拒もうとする最後の壁をこじあけるようにぐっと腰を押し進める。
567骸凪(髑髏)11:2006/12/14(木) 23:57:42 ID:Hv6FjBlh
「…凪、」
「…っ…むく、ろ‥さ…っ!」
細い腕が骸の元へと伸ばされる。ぎゅう、と求めるように凪が骸の首に抱きつく形になった。
「…ッは」
にちゅ、と鈍い音が響いて、ぴったりと二つの身体がくっつき、その時初めて一つにになった気がした。
初めてを失った標しがシーツを少しだけ赤く汚す。
「っ、これでひとつになりましたよ」
「骸さま…」
凪がもう一度骸にしがみつくと、同じように中も骸を締め付ける。
「骸様、なか、熱い……」
上気した顔で凪が言う。
初めてである凪を気遣ってはいたが、腰が浮つき始める。動かしたくてたまらない。
もっともっと、快感を求めるように人はできている。
「っあ!」
ぴくんと凪が反応する。自分の中にいる自分ではないモノが動くのを、肉襞は敏感に感じ取る。
まだ気持ちいいとは言えない感覚に少しだけ顔が歪んだ。
「…動きますよ」
いつもよりは余裕のない声でいう骸に凪は頷く。
自分の中を行ったり来たりするモノと同時に、先ほどと同様に何かがせり上がってくるのを感じた。
「ふ、ぁ、っ…」
「…は」
ずずず、と離れていくと思えば、ぬちゅ、と水音をたててペニスは凪の奥へと潜り込んでくる。
何度も何度も身体の芯から揺さぶられるように繰り返す。
肩で息を繰り返す凪は声を抑えるのを忘れてしまっていた。
「あ、っ、あん、…ふ、ぁあ!」
骸の腰の動きに合わせていつもより甘い声がでる。痛みとはすこし違うものが、水音とともに凪に滲みはじめ
ぎゅうぎゅうと肉襞も骸を締め付け扱く様に動く。
「んっ―――…!」
「…く、」
それが癖らしい凪は、達する瞬間骸の首に抱きつくとぎゅっと締め付ける。
一瞬凪の中で膨らんだと思うように思えたペニスはすぐに引き抜かれ、同時に白い液体を凪の腹の上に放った。
はぁ、はぁ、と二人の乱れた呼吸が部屋に響く。
「汚れてしまいましたね」
「…骸様が、気持ちよかったならいいです」
サイドテーブルからティッシュをとり、凪の腹の上を白く汚しているそれをふき取る。
「変ですね、君の事はよく知っているのに今日僕たちは初めて触れ合った」
「…確かに」
凪はふふふと笑った。身体は少し痛むけれど、嫌じゃなかった。
そんな凪を見つめて骸も少し笑い、自分が着ていたシャツを彼女の体の上にかける。
「……骸様、私、生きたい」
「……」
「もっと、いろんなもの見たい。みんなと一緒にいたい。…我が侭言って、ごめんなさい。」
「何故でしょうね、僕は要らないものは容赦なく捨てるはずなんですよ。
 …でも、君は生きている、僕の幻覚によって。…察して欲しいところです。」
「…ありがとう、骸様」
ちゅ、と頬に軽いキスをする。
「私、幸せです」
「…それはよかった」
568骸凪(髑髏)12(おまけ?):2006/12/14(木) 23:59:59 ID:Hv6FjBlh




「…ああ、それにしてもやっぱり身体がなまっているようです。これぐらいで息が乱れるなんて」
「……?」
「やはりリハビリが必要なようです。…凪、」
何かを期待するような視線が凪へと向けられる
「…?…私でお役に立てるなら…」
「じゃあ、これで」
そういって目の前に出されたのは5本の指がきっちりと広げられた手だった。
「…………骸さま?」
分からないといった言う風に首を傾げる凪の肩を抱き、夜の方でリハビリをと耳元で囁く。
「リハビリもやっぱり楽しくないといけないと僕は思うんですよ。だから週5で。」
「…!!」
クフフフ、という笑い声が夜も遅い部屋に響いた。
「凪、僕には君が必要です」
「――!」
凪が弱い言葉を骸はよく知っている。
赤くなって俯いた凪が控えめに差し出してきた手は指が2本だけ立っていた。
「‥5は、無理…」
「…分かりました譲歩しましょう、4で。…可愛い僕の凪。」
(………上手くコントロールされてる?)
「あの、シャワーを…あとシーツ洗わないと…汚しちゃったから」
「一緒に入りますか?」
「いいです…」
「洗濯は僕がやっておきますよ。千種に洗わせるのもアレですしね」
ベッドの上からおりて歩こうとするが上手く歩けない凪を骸が支えた。
股の辺りにまだ異物感を感じて先ほどまでの行為を思い出し、一人で気恥ずかしくなる凪であった。


最後まで付き合ってくださりありがとうございました。
そして長く間があいてしまいすみませんでした。

>>512GJです。ツナ京の初々しさにはこちらまでドキドキしてしまうものがありますね。
続きが楽しみです。
569名無しさん@ピンキー:2006/12/15(金) 00:30:59 ID:2I5uFfh7
>>568
GJです!!
骸凪好きなので楽しめました。
最後のオマケも微笑ましくてよかったです(*´Д`)
570名無しさん@ピンキー:2006/12/16(土) 00:33:22 ID:VL5K3E4Y
今年もあと2週間で終わりかぁ〜このスレ見つけたの半年前だけど、
そのおかげで楽しく過ごせたわ。
自分的にはツナ髑氏の作品がベストだったな、特にローターで青カンの話。
みんなはベスト作品てなに?
571名無しさん@ピンキー:2006/12/16(土) 13:56:27 ID:Rbl8UX9I
ツナ京ぜひお願いします!
572名無しさん@ピンキー:2006/12/16(土) 14:20:48 ID:LCYY9pP0
>>570
聞いてみたい気持ちもわかるが、他の神達も見てる中その質問はちょっと不躾だと思うぞ
573名無しさん@ピンキー:2006/12/16(土) 21:41:03 ID:QW25swgT
>>570
自演乙
貴方ちょくちょく厨発言してましたけど、年末になってボロが出ましたね
ご自分でサイト開いてやってください








>>570
お前の不躾な書き込みで、こんな返信きてもおかしくないんだよ。
本人かどうか知らないけど未成年は帰れ来るなサイトまわれ。
574名無しさん@ピンキー:2006/12/16(土) 22:05:53 ID:Glc+QWJD
まあまあカリカリしなさんな
特定の職人さんマンセーするとスレが荒れやすいから
これから気をつけたらいいことだよ
575名無しさん@ピンキー:2006/12/16(土) 22:12:02 ID:QTnU6ffP
>>568GJ!シリアスぽかったからどうなることかと思ったけど
最後のほうは凪たんが幸せそうでよかった
576名無しさん@ピンキー:2006/12/16(土) 22:54:00 ID:UFxUEm9b
>>568
遅れたが骸凪GJ…!!
幸せそうな二人で良かった!
最後のオマケにもにやにやさせてもらった(*´∀`*)
577名無しさん@ピンキー:2006/12/17(日) 17:30:47 ID:OV4achjN
頼みますツナ京の作者さん!
578名無しさん@ピンキー:2006/12/17(日) 17:46:57 ID:bLKxf+Ky
>>577
急かすのいくない
まったり待とうや
579名無しさん@ピンキー:2006/12/17(日) 22:39:03 ID:qFck7nv5
576に激しく同意…
凪(骸も)が幸せそうで、ホント良かった。
こっちも幸せだよ…GJ!!
580名無しさん@ピンキー:2006/12/19(火) 12:00:16 ID:1ppkVCrZ
ほす
581/:2006/12/19(火) 19:26:39 ID:fsDOWNgv
.
582名無しさん@ピンキー:2006/12/19(火) 20:27:10 ID:YTn1djc3
誰かレズで書いてくれませんか?
ハル×京子とか。
583名無しさん@ピンキー:2006/12/19(火) 21:03:13 ID:pHq7HgRo
イーピンかMMか花が読みたい…。
584名無しさん@ピンキー:2006/12/19(火) 21:14:17 ID:JXtZG/1x
希望すんのいいけど自分でかけば?
585名無しさん@ピンキー:2006/12/19(火) 21:27:34 ID:a5XyvQl3
イーピンならランボにヒバリに了平
MMなら黒曜組と相手がいるが花はなー
586名無しさん@ピンキー:2006/12/20(水) 23:18:08 ID:KqH1jZsc
ツナ京待ってるので作者さん頑張ってください!
587ツナ京:2006/12/21(木) 00:58:24 ID:2XWJ0aMf
ようやく書けました!
思った以上に時間が掛かってしまって…
読んでくれている皆さん本当にごめんなさい
そして待っていてくれてありがとうございます
一気に投下させていただきます
588ツナ京:2006/12/21(木) 01:01:15 ID:2XWJ0aMf
そっと耳たぶを甘噛みすると京子がピクッと震える。
(何だか小動物みたいで可愛い)
ツナはそっと微笑みちゅっ、ちゅっと軽いキスを耳元から首筋に落としていく。
「ふぅ…ん」
キスされる度に小さな電流が走るようで京子は身を捩った。
無意識のうちに甘い声が出て、体の力が抜けてツナにしがみついてしまう。
ツナはそんな京子を支え、唇を重ねた。
今までの触れるだけのキスではなく、唇の間から舌を割りいれる大胆なキス。
最初京子は体を強張らせたが、すぐ同じように舌を絡ませた。
柔らかく濡れた感触を互いに味わう。
「んぅっ、ふ…はぁっ…ん」
しばらくキスを交し合った後、ツナは京子のニットに手をかけた。
「えっと…手上げてもらえる?」
「あ、うん…」
ぎこちない手つきでニットとスカートを脱がせると
京子が身につけている物は淡いピンク色の下着だけになった。
中学生にしては大きな胸、ほっそりとした腰、しなやかな太股。
少女から女性へと成長途中の体は服の上からでは分からない色香を醸し出していた。
ツナはそっと京子をベッドの上に寝かせると、
白く瑞々しい肌に夢中になってキスをする。
時折強く吸い付くと白い肌に赤い花びらが咲いた。

「ブ、ブラジャーも外すね…」
掠れた声で告げ、京子の背に手を回す。
しかし指が震えてブラジャーのホックがなかなか外れない。
焦っていると京子が自分で外してくれた。
(カッコ悪いなオレ…)
そんな思いもブラジャーが京子の肌から滑り落ちた瞬間どこかへ飛んでいった。
ふっくらとした白い乳房とその上で可愛らしく主張する桜色の乳首に一気に熱が上がる。
熱に浮かされるように手を伸ばし手のひらで乳房を包む。
母親以外で初めて触れる女性の胸はしっとりと滑らかで柔らかかった。
指先でちょん、と乳首をつつくと京子の唇から吐息が漏れる。
表情を窺うと京子は目をぎゅっと瞑っている。
その目元は赤く染まっていた。
ツナは京子の顔を見つめながら乳首を摘んだり押しつぶしてみたりした。
「んぅ…、あっ、ふぁ…」
刺激を与える度に京子の瞼がピクピクと動き、唇から艶かしい声が漏れる。
(京子ちゃん感じてるんだ…オレに触られて)
その事実がますますツナの体の熱を上げた。
刺激を受けて赤く色づいていく乳首に吸いつき、舌先でちろちろと舐め上げる。
「やっ、あぁっ!あん、んぅ…ん!」
589ツナ京:2006/12/21(木) 01:06:56 ID:2XWJ0aMf
京子は自分の口から溢れる声をどこか遠くのもののように感じていた。
とても恥ずかしいのにそんなことがどうでもよいと思えるほど気持ちがいい。
もっとツナに触れてほしいと体が訴えている。
(私って自分で思っていたよりエッチなのかな…。
 ううん、きっと相手がツナ君だから…。好きな人だからそう思うんだ…)
そっと目を開いてツナを見る。
自分の胸を愛撫するツナはドキリとするほど男の顔をしている。
ふと未だ下着に隠された場所に違和感を感じる。
とろとろと何かが溢れ下着を濡らしていく感触。
それが雑誌で読んだ感じて濡れるということだと悟って京子は顔を火照らせた。
無意識のうちにもじもじと太股を擦り合わせる。

胸を愛撫するのに夢中だったツナもそれに気付いた。
濡れてうっすらと透けた下着をゆっくりと脱がしていくと、
秘部と下着の間をねっとりとした糸が引いた。
(わ…)
薄い茂みの奥からは蜜がとろとろと溢れ桃色の襞を濡らしている。
指先で触れると蜜が絡み付いた。
傷つけないように注意しながらそっとそこを割り開くと、
京子の女性の部分が眼前に曝け出された。
初めて見る光景にツナの目は釘付けになった。
(ここにオレのを入れるんだ…)
ごくりと唾を飲み込み、充血したクリトリスを指先で弄る。
「やぁっ、あっ!ひぁっ、ああん!」
京子はシーツを固く握り締め喘ぐ。
ツナは秘部に顔を寄せぺチャぺチャと舌を這わせた。
「あぁっ、あん、ひゃんっ!」
(すごい、どんどん溢れてくる…)
ジーパンの中で痛いほどに勃ち上がっている自身の限界を感じてツナは顔を上げた。
瞳を潤ませはぁはぁと息を弾ませている京子。
白い肌は上気してピンク色に染まり、ふるふると小刻みに震えている。
普段と違う淫らな姿が美しい。

「京子ちゃん…」
ツナは京子の目元や頬にキスを落とした。
「くすぐったい…」
ふふ、と笑いながら京子も首を上げてツナの頬に口付ける。
「京子ちゃんオレもう我慢できないみたい…」
ツナはそう言ってジーパンのポケットを探ったがそこには何もなかった。
(あれ?リボーンに渡されたコンドームが…)
「どうしたの…?」
「あ、いや…」
この状況で持ってきたコンドームを落としたというのも気まずくて
うろたえるツナを見て京子は思い当たった。
「もしかして探してるのこれ…?」
ベッドの下に落ちているスカートのポケットから拾ったコンドームを
取り出して見せるとツナはあんぐりと口を開いた。
「ひ、拾ってくれてたんだ…」
「階段に落ちてたから。はい」
「ありがと…」
無事コンドームを受け取り、はは、と力なく笑う。
「肝心なところでダメだよねオレ。ムードぶち壊しだしみっともないなぁ」
京子は首を横に振った。
「そんなことないよ。今ので私緊張が解けたもの」
そう言って笑う京子を見てツナも笑った。
こんな時でさえも自分の失敗を良い方へと考えてくれる京子の心遣いが嬉しい。
絶対にこの娘を傷つけたくない、大切にしたい。そう思った。
590ツナ京:2006/12/21(木) 01:14:05 ID:2XWJ0aMf
ツナはトレーナーとジーパンを脱ぎ、炎柄のトランクスも脱ぎ捨てた。
固く勃ち上がるペニスに京子は息を呑む。
いよいよこの時が来たのだ。
好きな人と結ばれるこの瞬間が―。
もう恐怖も羞恥心もなかった。
ただ早くツナと一つになりたかった。
「ツナ君、来て…」
ツナは頷くとコンドームを被せたペニスを濡れた京子の秘部に押し当てた。
「行くよ…」
ぐっと先端を入れると京子の顔が痛みに歪む。
「ううっ…」
「痛い?」
「うん…。でも大丈夫、続けて…」
「少しずつ入れるから…」
ツナは京子の体を気遣ってゆっくりと腰を進めていく。
破瓜の血がゆっくりと結合部から流れる。
京子は初めて男を受け入れる痛みと圧迫感に耐えながら何とか全てを飲み込んだ。
「ふぅ…」
互いに息をつき、顔を見合わせて微笑む。
「全部入ったよ…」
「私達今一つなんだね…」
「うん。―もう動いて大丈夫?」
こくりと頷く京子にキスをし、ツナは腰を前後に動かした。
「あんっ、やあ、あぁ!!」
じゅぷ、ずぶ、ずぷっ。
内部を掻き回されて京子は甘い声を上げた。
ツナの背に腕を回しぎゅっとしがみつく。
(京子ちゃんの中気持ちいい…)
ツナは自身を包み込むとろけそうな感触と締め付けに
すぐにでも射精してしまいそうだった。

いつまでもこうして繋がっていたい。
もっと互いの熱を、感触を、想いを感じていたい。

ずぶ、ぐちゅ、じゅぷっ。
肌がぶつかり合い、粘膜が擦れ合って淫らな音を奏でる。
そうしている間にも絶頂の瞬間は近づいていた。
「ツナ君、もうダメェっ…」
「京子ちゃんっ…」
ツナは京子の体をぐいっと抱き寄せた。
より深くペニスが奥に入る。
「あぁーっ!!」
達する瞬間、より強く締め付けられツナも精を吐き出した。
591ツナ京:2006/12/21(木) 01:17:19 ID:2XWJ0aMf
互いに荒い息を吐きながら抱きしめ合う。
京子はぐったりとツナの胸にもたれかかった。
「大丈夫…?」
「うん…」
「とりあえず抜くね…」
ずるりとペニスを抜き出すと京子はベッドに倒れこんだ。
「京子ちゃんすごく色っぽかった」
ちゅっと額にキスすると京子は恥ずかしそうに頬を染める。
「ツナ君だってカッコよかった…」
「オレが?そんなことないよー」
「ホントだよ。…ドキドキしちゃった」
そう言うと京子はさらに顔を赤くして毛布にくるまってしまった。
(ああ、もう本当に可愛い)
ツナは自分も毛布の中に潜り込んだ。

「ツナ君」
「ん?」
「ずっと一緒にいてね…」
「京子ちゃんがオレを嫌いにならない限り、
 オレはずっと京子ちゃんの側にいるよ」
「嫌いになんて絶対ならない。私もずっとツナ君の側にいる」
「うん…。ありがとう、京子ちゃん」

窓から差し込むオレンジの光が、互いの温もりを感じながら眠りにつく恋人達を朱色に染めていた。


END


以上で終了です
本命のツナ京が書けて幸せです
読んでくださった皆さん本当にありがとうございました
592名無しさん@ピンキー:2006/12/21(木) 02:04:54 ID:nXnOFiin
ツナ京キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
初体験のぎこちない感じに終始ハァハァしますた。
甘々な二人が凄い良いなー エロいなー

すげー面白かったよ!お疲れ様でした〜
593名無しさん@ピンキー:2006/12/21(木) 20:01:05 ID:PYDEBtVN
(*´Д`)ハァハァ読みながらすげーニヤニヤしました
GJ!
594名無しさん@ピンキー:2006/12/22(金) 18:24:57 ID:7ESUKeAD
>>584
自分で書いたけど、ここのレベルの高いのが読みたいんだ
イーピン、MM…
595名無しさん@ピンキー:2006/12/22(金) 22:41:23 ID:VeSGPzRm
気持ちは分かるが職人さんが必ずしも読み手の読みたいものを書いてくれるわけじゃないからな
596名無しさん@ピンキー:2006/12/23(土) 03:38:40 ID:77Sdkf0i
職人さんは書きたいものを書くだけであって読み手が読みたいものを書くためにいるわけじゃないから
希望羅列されるとすげー萎える
つーかイーピンそれなりにあるじゃん
597名無しさん@ピンキー:2006/12/23(土) 09:38:13 ID:/AeCParf
このスレ書き手さんのレベルは高いが読み手のレベルは低いな。
おまいら本当に21歳越してるのか?
いろいろもう少し考えて発言しような。
598名無しさん@ピンキー:2006/12/23(土) 12:45:52 ID:qmVtK+MH
釣られすぎだろう
そういうことを続けて書き込んじゃう方の年齢も大差なく思えるぞ

とりあえずどくろ(*´Д`;)'`ァ'`ァ
599名無しさん@ピンキー:2006/12/23(土) 23:59:37 ID:ZTBnnJ0J
お前ら未成年に寛容すぎ。

読み手側に規定年齢以下がごまんといる。
少し前の雲雀とイーピンの話の反応見たら分かるだろう。
それ相応の年齢になったら誰も咎めたりしないんだから帰れ。
どうせ未成年でR18書いてるサイトなんざいくらでもあるんだろうしそっち行け。
600名無しさん@ピンキー:2006/12/24(日) 01:05:01 ID:cs0DpcyA
簡単に出てってくれたら楽なんだがな。無理だろ
せめて発言しないとかすりゃいいのに…

以下何も無かったかのように投下どうぞ↓
601骸凪:2006/12/24(日) 01:20:15 ID:LAL3UzR1
慣れないものを書いて緊張しながらも投下。
骸×凪です

記憶というものは厄介だ。
どんなに楽しい現在でも、過去の記憶がすべてを壊してしまう。



目を開けてすぐに、ほの暗い廃墟の天井が骸の瞳に映った。
しんと静まり返ったその建物は、湿った空気と月明かりで満たされている。
少しだけと体をベッドに横たえたはずなのに、いつの間にか深い眠りについていた。

疲れているのでしょうか。
骸は小さくため息をついて、開けた目をまたゆっくりと閉じる。
と、そのときにどこからか、くぐもった声が聞こえて骸は目を開けた。
上半身だけを起こして、声のした方を見やる。
となりの部屋、凪のいる部屋から聞こえたような気がした。

「・・・・・・凪?」
独り言のように彼女の名前を呼んでみるが、聞こえるはずはない。
ざわざわと不安に近い胸騒ぎ。
彼女が自分を呼んでいるような気がして、骸は足音を立てないようにそっと部屋から出た。

となりの部屋は小さな部屋だった。
「どこでも好きな部屋を使ってください」と骸が言ったとき、凪は真っ先にこの部屋を選んだ。

「おや。そんな小さな部屋で大丈夫ですか?」
「・・・・・・この方が、落ち着くから」
骸の質問に凪はそれだけ言った。
「いいのですか?もし、敵の襲撃にあったとき隠れる場所がありませんよ」
「・・・・・・」
何故そんな考えが浮かぶのか、凪には分からなかった。何かの冗談だと思った。
が、骸の表情は笑顔ではあるものの、真剣そのものだった。
「大丈夫です。・・・・・・多分」
ぼそぼそと答える凪を見て、骸はくつくつと笑った。
「では、僕は君のとなりの部屋にしましょう。何かあったら気軽に呼んでくださいね」

それでも凪が骸の部屋を尋ねることはなかった。
遠慮なのか何なのか。
それはきっと彼女にしか分からない。

そんなことを思いながら骸は、凪の部屋の前に立ち、ドアを軽くノックする。
ドアと言っても、随分と前に放置されてしまったこの建物では、在って無いようなものだった。
「凪?」
ベッドの上で毛布に包まっていた凪は、骸の声に気付くと俯いていた顔を上げた。
彼女の顔は涙でぬれている。
骸は凪のとなりに腰を下ろすと、どうしました?と優しく訊ねた。
「怖い夢でも見ましたか?」
骸の問いに凪は首を横に振った。
「・・・・・・忘れられないんです」
「何を?」
「忘れたいことを」
602骸凪2:2006/12/24(日) 01:22:44 ID:LAL3UzR1
凪のことを骸は詳しくは聞かなかった。聞く必要もなかった。
彼女のことは彼女の身体を借りたときに何となく知れたからだ。
悲しいだとか、辛いだとか。
そんな感情ばかりが流れ込んできて、骸は自我を保つのに少し苦労した。
そして彼女に同情した。
今までなら決して生まれない感情。なぜこの娘にはそんな感情が生まれたのか、骸は今でも分からない。
それでも、骸は凪のことを大切にしなければいけないと思うのだった。

「安心してください凪。僕がそばにいます。僕のことだけを考えてください」
そうささやいてから骸は凪の身体を抱きしめる。
二人で触れ合っているところから、お互いの温度を感じる。
ひんやりとしたこの空気の中ではそのぬくもりが心地よかった。
「・・・・・・骸様」
「なんですか?」
「骸様、なんだかお父さんみたい」
「・・・・・・え?」
凪の一言に骸は目を見開いた。
「私、家族とはあまり仲良くないけど・・・・・・だからよく分からないけど、なんとなく」
「・・・・・・凪は僕のことをそんな風に思ってたんですね」
表情は変わらないが、骸の声は明らかに落胆していた。
実年齢よりも年上に思われたことにではない。
「凪」
「はい?」
「僕は男としての魅力がないですか?」
「・・・・・・?」
骸の言葉に凪は首をかしげる。
そんなことないですと凪は言うけれど、父親みたいだと言われてしまっては、
一人の男として意識していないと言っているようなものだと骸は思った。
603骸凪3:2006/12/24(日) 01:23:24 ID:LAL3UzR1
「あまり傍にいてあげられなかったからでしょうか」
骸はため息をついた。
凪は骸の言っていることにやっと気付くと慌てて訂正する。
「あ、あの、違うんです!」
「凪?」
「む、骸様はとても素敵・・・・・・私・・・骸様のことが・・・・・・」
そのあとの言葉はとても小さくて、こんなに近い距離でなければ聞こえていなかっただろう。
それでも骸の耳にはしっかりと届いた。
「クフフ、ありがとうございます。僕も好きですよ」
「!」
その言葉に凪の胸がどきんと高鳴る。
急に恥ずかしくなったのか、凪はうつむいた。
「か、からかわないでください・・・・・・そんな、私なんか」
「からかってなんかいませんよ」
更に顔を近づけて骸は言った。
「や、やだ・・・・・・」
月明かりに透ける凪の耳が赤くなっている。
骸は凪の身体をベッドに押し倒すと、真剣な表情で言った。
「本当です。僕は凪とキスしたいと思ってます」
「・・・・・・」
「そしてそれ以上のことも。凪が嫌でなければ」
「・・・・・・嫌じゃ、ないです」
か細い声で凪は言った。
薄暗い部屋でも分かるくらいに、凪の頬は紅潮している。
「いいんですか?・・・・・・怖くないですか?」
「・・・は、はい」
「本当に?」
「・・・・・・ほんとは、ちょっとだけ・・・・・・」
遠慮がちに答える凪。骸はくすりと笑って彼女の前髪をあげ、額にそっと口付ける。
近い距離で目が合うと、今度はお互いの唇を合わせた。
ちゅ、と軽く何度も口付けた。小鳥が餌をついばむようなキスだった。
凪が嫌がっている様子はなかったので、骸は深く口付ける。
舌を絡ませると凪が苦しそうに声を漏らすので、骸は口を離した。

「・・・・・・息は止めなくてもいいですよ」
「え、あ・・・はい」
一生懸命に息を止めていたのかと思うと、それを想像して骸は小さく笑った。
凪は笑われたことに恥ずかしくなったのか、顔を両手で覆った。
「大丈夫ですよ」
骸はそう言って凪の頭をなでる。
少し冷たく、さらさらとしたその髪が指を通るのが気持ちよかった。
え、とつぶやいて凪は覆った両手を顔から離した。
「僕がリードしますから」
骸はもう一度凪の唇にキスをすると、今度は首筋に軽く口付けた。
604骸凪4:2006/12/24(日) 01:25:23 ID:LAL3UzR1
「あっ・・・む、骸様・・・」
凪の身体がびくりと振るえ、声が漏れる。
その間にも骸はゆっくりと凪のパジャマのボタンを外していく。
本当は乱暴に引きちぎってしまいたい。
凪が嫌がったとしても、構わずにその身体に貪りついてしまいたい。
そんな欲望に駆られてしまうが、それはどうしても出来なかった。

凪をうしなうのが怖かった。

ボタンをすべて外すと、二つの丸いふくらみが露わになる。
月明かりの下に、そのしなやかな肢体は白く美しく、とてもなまめかしい。
骸がまじまじとそれを見つめていると、それに気付いた凪は両手で体を隠す。

「隠さなくたっていいじゃないですか」
拗ねたようにそう言って、骸は凪の手をそこから離す。凪は顔を更に赤くして、
「・・・あ、だ、だって・・・恥ずかしい・・・・・・」
と言って視線をそらした。
その仕草がとてもかわいらしくて、骸はふっと笑った。
「かわいいですよ、凪」
「そ・・・・・・んっ」
何かを言いかけた凪の口を骸はキスで塞いだ。自分を卑下する凪の言葉を、これ以上は聞きたくなかった。

骸の手が凪の白いふくらみに触れる。柔らかいそれは、骸の手にすっぽりと収まった。
親指で頂点の突起に触れると、ビクンと身体が跳ね、今にも泣きだしそうな声を上げる。
骸は片方の桃色の突起に吸い付いた。
「あ・・・・・・っ!」
ぎゅっと固く目をつぶり、凪は声を漏らした。
ドキドキと鼓動が早まる。
舌でコロコロとそれが弄ばれるたびに、凪の身体は逃げるようにびくびくと跳ねる。
605骸凪:2006/12/24(日) 01:26:32 ID:LAL3UzR1
とりあえずここまで。
また書けたら来ます
606名無しさん@ピンキー:2006/12/24(日) 01:28:28 ID:XymoFGeR
リアルタイムキター(゚∀゚)
GJです!!!
607名無しさん@ピンキー:2006/12/24(日) 01:38:58 ID:cs0DpcyA
GJ!!
凪の反応が可愛くて良いな…(;゚∀゚)=3ハァハァ
続き楽しみにしてます
608名無しさん@ピンキー:2006/12/24(日) 02:15:36 ID:hQ6icAOE
いいところで!
しかしGJ!
続きもテカテカしながらまってる
609名無しさん@ピンキー:2006/12/24(日) 22:00:01 ID:e3ybbyU6
なんて
GJ
なんだ
610名無しさん@ピンキー:2006/12/25(月) 01:09:56 ID:WY/phMzj
抜いた
611名無しさん@ピンキー:2006/12/26(火) 11:36:50 ID:M4btP24X
GJ!いいよいいよ骸凪…!
612名無しさん@ピンキー:2006/12/26(火) 18:06:52 ID:Ua1aplxB
素晴らしいよ君はGJ
613名無しさん@ピンキー:2006/12/28(木) 23:19:31 ID:BG0y7zZY
そして過疎
614名無しさん@ピンキー:2006/12/28(木) 23:25:49 ID:d4LOgnAn
3Pになっちまったよ
需要あんのか
615名無しさん@ピンキー:2006/12/28(木) 23:36:16 ID:d3+MdEHE
あるあるあるある
616骸凪5:2006/12/28(木) 23:41:46 ID:hC+1uEkI
「ひゃ・・・っ」
骸の指が凪の秘密に触れると、凪は驚いたような声を上げる。
ツ・・・・・・と割れ目の部分を骸の指がなぞった。そこはもう凪のもので濡れていて、骸の指に液体が絡みつく。
そのまま割れ目の中へ骸は指を進めた。容易く受け入れたそこは、もう熱を帯びている。
「凪・・・濡れてますよ」
グチュと水音が部屋に響く。
少し意地悪く言うと、凪の長い髪からのぞく耳が赤くなる。
「ゃ・・・あ・・・・・・」
耳元でささやかれ、凪の瞳には涙が浮かぶ。
「む、むく、ろ様ぁ・・・・・・」
「どうしました?」
「私っ・・・ヘンなの・・・」
潤んだ瞳で骸を見つめ、凪は言った。
シーツを握る小さな手が、少し震えているのに気付く。
「恥ずかしいはずなのに・・・骸様にもっと・・・・・・さわってほしい・・・」
そこに触れたのは骸が初めてだった。
自分でもさわったことはなかったし、もちろん他の人間に触れさせたことはない。
その部分がどうなっているのかさえ、凪は知らなかった。
自分でさえも知らない自分を、骸にもっと知って欲しいと凪は思う。
「・・・・・・ありがとうございます、凪」
「?」
何故そこで感謝の言葉が出てくるのか、凪には分からなかったが、
頬をなでてくれる骸の手がとても心地よかったので、もうどうでもよかった。
骸の手の平に、凪は自分の手の平を重ねる。
617骸凪6:2006/12/28(木) 23:42:39 ID:hC+1uEkI
「・・・・・・そろそろ、いいですか?」
骸の言うところの意味を理解した凪は、小さくうなずいた。
カチャカチャとベルトを外す音が聞こえ、凪の脚が大きく開かれると、胸の鼓動は更に速くなる。
骸は自身の先を凪の秘所にあてる。
凪の身体がびくりと跳ねた。
「凪、そんなにかたくならないで」
「・・・ゃあ、ん・・・・・・痛っ」
「力を抜いてくれないと入りませんよ」
そうは言われても、凪はどうしたらいいのか分からなかった。
骸のことは愛しているし、受け入れたい。
恥ずかしい。気持ちいい。切ない。
怖い。痛い。
様々な感情が一気に押し寄せて、凪は押しつぶされそうだった。
ぼろぼろと大粒の涙を流す。
いつものように「無理」と言ってすべてを放棄してしまいたかった。

それでも凪はそうしなかった。
今ここでこの行為を受け入れなければ、また一人になってしまうと思ったからだ。
一人になることには慣れていたし、また以前の状態に戻ると思えば怖くはないが、
骸を失うことは恐ろしくてならなかった。
「むっ・・・骸、様ぁ・・・ご、ごめんっ、なさい・・・っ」
途切れ途切れに凪が謝る。
骸は柔らかく笑って、凪の目からあふれる涙を拭った。
「・・・泣かなくてもいいんですよ。本当はとても怖かったんでしょう?」
骸はそう言って凪の頭をなでると、ベッドの上から降りた。
身形を整える骸の姿を凪は目で追う。
骸様?とその背中に声をかけると、骸はゆっくりと振り向いた。
618骸凪7:2006/12/28(木) 23:43:25 ID:hC+1uEkI
「・・・・・・もう止めましょう」
「え」
「おやすみ、凪」
骸はにっこりと笑う。その笑顔が少し寂しそうで、凪の胸がきゅんと痛んだ。
あの、と声をかけるが、聞こえなかったのか骸はくるりと背を向け、部屋を出ていく。
その直前。
「ま、待ってください」
ドアに手をかけた骸は立ち止まり、凪の方を振り返る。
月明かりの下。逆光の所為で、凪がどんな顔をしていたのかは分からない。
「あ、あの・・・私・・・」
「凪?」
「・・・い、行かないでください・・・私・・・一人に、なりたくない・・・・・・」
声を絞り出すように、凪はそう言った。
骸は目を丸くする。今更になって初めて、凪の本心を聞いたような気がした。

元々、あまり多くは語らない彼女だった。
骸の前ではそれなりに話すものの、それでも本心に触れようとすると、触れるその前に扉を閉じられてしまう。
「話したくないのならそれでも構いませんよ」
そのたびに骸はそう言うのだが、心の奥では寂しさを覚えていた。
時間が解決してくれるだろう。そう自分に言い聞かせる。
619骸凪8:2006/12/28(木) 23:44:08 ID:hC+1uEkI
骸は凪の元まで歩み寄ると、膝をついて凪の高さに視線を合わせる。
そして俯いた凪の顔をのぞきこんだ。
「僕はどこにも行きませんよ。ずっと君の傍にいて、君を守ります」
そう言って微笑むと、つられて凪も笑った。
またお互いの唇を合わせる。
さっきよりも深く、荒々しく口付ける。
「んんっ・・・・・・ふ、ぁ・・・っ」
凪が艶っぽい声を出す。
やっと唇を離すと、骸が言った。
「すみません、凪」
「・・・?」
「・・・歯止めが利かないようです」
少し照れたように骸が言うと、凪はくすりと笑った。
「・・・骸様だから・・・大丈夫です。怖くありません」
まっすぐに骸を見て凪が言う。
それからどちらからともなく瞳を閉じて、今度は軽く触れるだけのキスをした。
チュッと小さな音がした。
620骸凪9:2006/12/28(木) 23:44:59 ID:hC+1uEkI
骸は凪の脚を大きく開かせると、秘所を舌でなぞり中へ割りいれる。
「や、ぁっ・・・!」
凪が声を上げる。
骸がわざとらしくクチュクチュと音を立てると、そこからは凪のものがあふれ出す。
「んっ!・・・だ・・・ダメ・・・そこ・・・・・・」
シーツを強く掴み、凪は嫌々をするように頭を横に振るが、骸はそれを止めない。
中から溢れる液を全て絡めとるように、丹念に丁寧に秘所に舌で触れる。
割れ目の上の小さな突起を甘噛みすると、凪は甲高い声をあげた。
潤んだ瞳で骸を見つめる。
骸は自身を取り出すと、秘所へあてがった。
丁寧に愛撫してもやはり初めての為か、凪の身体はそれだけで強張る。

「凪、腕はここですよ」
そう言って骸は凪の腕を自分の肩に回す。
自分のものよりも広いその背中にぎゅっと凪はしがみつく。
「そう。それからここの力を抜くんです」
まるで子供をあやすように、骸が凪の温かな腹部をなでると、ゆっくりと息を吐いて力を抜く。
その従順な姿にいつもの骸なら失笑する所だが、相手が凪だというだけでいとおしく思える。
そうして少しずつ、ゆっくりと自身を中へと進めた。
「いっ・・・ん・・・」
「凪、もう少し我慢してください」
「は・・・っ・・・ああっ!」
凪がぎゅっと目をつぶると、涙がぽろりとこぼれる。
骸はそれを舐めるように瞼にキスをすると、額にもキスを落とす。
621骸凪:2006/12/28(木) 23:46:29 ID:hC+1uEkI
>>604の続き。
書くの遅くてごめん。
コメントくれたみんなありがとう。
もうちょっと続く
622名無しさん@ピンキー:2006/12/28(木) 23:48:55 ID:d3+MdEHE
骸凪さんGJ!
正直萌えた
623名無しさん@ピンキー:2006/12/29(金) 00:55:02 ID:K8OQmotU
>614だけど
じゃあ落としてみるわ
漢字間違い勘弁な
携帯から失礼
624名無しさん@ピンキー:2006/12/29(金) 00:57:11 ID:K8OQmotU

「ハ〜ヤ〜ト〜」
「っんだよ!って酒くせーっ!」

放課後、獄寺はいつもの通り職員室に呼ばれ、今日は生徒指導の先生の机を蹴飛ばして帰る途中だった。
胡散臭い保健室の前を通ると、これまたアルコール臭い親父に後ろからのしかかられた。
うぜー!と一蹴して逃げようとするも叶わない。
抵抗する間もなくビールビンのような先がすぼまった容器を口に突っ込まれた。
見るからに毒々しい紫色の液体が、波打ちながら自分の中に入っていくのが獄寺の目に映る。
舌が痺れ、酔ってしまったように体が熱くなり獄寺はその場にへたりこんだ。
625獄山京:2006/12/29(金) 01:03:15 ID:K8OQmotU
「ハヤトよぉ、実験台になってもらいてーんだ」
「実…験…?」
「とりあえず女の子呼んどいてやったからうまくやれよ」
すっげーかわいい子だぜ、おまえにはもったいねえ、俺が先に頂きたかった。
シャマルの言葉は獄寺には聞こえていないらしく、反応はない。
シャマルは獄寺を保健室にほうり込むと、自分はデートがある、と言って部屋を後にした。



「…ちっ、あいつ何飲ませやがった…」
ドクン、ドクン、と獄寺は自分の鼓動が速まっていくのを感じた。先程よりも更に体が熱い。
626獄山京:2006/12/29(金) 01:06:15 ID:K8OQmotU
静まり返った保健室で、そのまま白いシーツの中にうつぶせに倒れ込むとだんだんと意識が遠のいていった。



「失礼します。先生?」
京子が保健室の扉を開けると、そこに居るはずの軟派な保健教員の姿は無く、他に人が居る様子もない。
ただカタカタとストーブとその上の錆びたやかんが揺れている。
(どうしよう、保健調査表…)
担任に頼まれた書類を持ち、出直そうかと扉に手をかけようとすると、奥のほうからカタリ、と物音が聞こえた。
「誰かいるの?」
627獄山京:2006/12/29(金) 01:08:28 ID:K8OQmotU
部屋の一番端にあるベッドへ向かい、仕切られたカーテンを恐る恐る開けて見ると、荒い息遣いを繰り返し倒れた獄寺を見つけた。
「獄…寺くん?」
聞こえていないのか反応できないのか、獄寺の反応はない。
「獄寺くん!」
非常事態だと思った京子が獄寺の肩を揺らすと、初めて彼は顔を上げた。
「…笹…川…」
「大丈夫?!今先生呼んで…」
京子が慌てて部屋を出ようと体を反転させると、腕をぐい、と引っ張られた。
ぼふんっ、と真っ白なシーツの上に倒れたと思うと、辛そうに息を荒げた獄寺が上に乗っていた。
628獄山京:2006/12/29(金) 01:10:17 ID:K8OQmotU
両手は顔の横で押さえ付けられてしまい、身動きをとることができない。
「獄、寺…くん…?」
「テメーがわりーんだぜ」
「え…」
「クソッ、シャマルのやろ…」
そう呟くと、獄寺はさらに息を乱した。
状況がよくわかってない京子はただ獄寺が心配で、押さえ付けられていた力が少し緩んだすきに、右手をそっと伸ばした。
「うわ、あっつい!」
「…なっ?!何しやが…」
「冷まさないとだめだよ!」
獄寺の額にあてた掌から燃えるように熱く感じた熱。京子の心配を煽った。
629獄山京:2006/12/29(金) 01:12:43 ID:K8OQmotU
冷蔵庫に氷あるよね、と起き上がろうとした京子を獄寺が再び押さえ付けた。
「冷ましたぐらいじゃなおらねえ…」
「…え…な、何の病気なの…?」
「病気じゃね…っ。シャマルに飲まされたモンのせい…っ、だ」
「シャマル先生に?」
京子は何の薬、と言いかけたがそれは叶わないで終わった。獄寺が噛み付くように京子の唇を塞いだのだ。
突然の熱さに京子は抵抗するが、両手は押さえ付けられて全く動かず、獄寺はさらに京子を大人しくさせようと強引に口をこじ開け舌を絡ませてくる。
630獄山京:2006/12/29(金) 01:15:13 ID:K8OQmotU
ぴちゃ、と静かな保健室に二人の息づかいと淫らな音だけが響いた。
獄寺に慣れたように舌を掬われて弄ばれると、京子は全身の骨を抜かれてしまったような気がして抗うこともできなかった。
「んっ…」
つう、と二人の間を糸が繋ぐ。
京子は苦しそうに酸素を欲しており、獄寺はその耳に唇を寄せた。
「お前に治して貰うぜ」
その言葉の意味がわからないまま京子がぼーっとしていると、獄寺の手が制服の中へ入ってきた。
「ひゃっ…獄寺く…」
「黙ってろ」
631名無しさん@ピンキー:2006/12/29(金) 01:17:00 ID:K8OQmotU
変なとこで切って悪いんだけど携帯からだとあんま文字数入んねーから明日パソコンから続き落とすわ
全然進まなくて悪い
632名無しさん@ピンキー:2006/12/29(金) 01:21:23 ID:y763ruRo
うわー続き楽しみにして待ってます!
珍しい組み合わせだから期待が高まる
633名無しさん@ピンキー:2006/12/29(金) 07:50:03 ID:H8yc8dV5
>>621GJ!待ってたよ
この気持ちはなんだ…これが萌えってやつか
続き楽しみにしてる
634名無しさん@ピンキー:2006/12/29(金) 18:33:52 ID:6pjSL9Yl
>>621前回に引き続きいいところで・・・続き楽しみにしてる
萌えってこういうことかと思った
635名無しさん@ピンキー:2006/12/30(土) 16:27:35 ID:nq1IeWzQ
>>631
続きwktk!!GJGJ!!!
3p楽しみ。
636名無しさん@ピンキー:2007/01/01(月) 19:02:09 ID:TQFEV2rb
保管庫のランハルが消えてる…orz
637名無しさん@ピンキー:2007/01/01(月) 23:04:17 ID:/Qw/+JUd
保管庫って何?どこにあるんですか?
638名無しさん@ピンキー:2007/01/01(月) 23:23:45 ID:TQFEV2rb
>>637
このスレのどっかににURL出てるはず
639獄山京:2007/01/02(火) 00:23:23 ID:WhsYasio
この間の続きの獄山京投下
3P入るんで苦手な人は気をつけてください




熱い手が地肌に触れ、京子がビクンと震えるが、獄寺はお構いなしに京子の体のラインに沿ってするりと手を滑らせる。
京子が目をつむって耐えていると、いつの間に下着を取られていたのか、指先が胸の突起に触れた。
「ひゃっ、あ」
獄寺はそのまま指を止め、親指と人差し指で突起をはさみ、加減を変えてつまんだり揉んだりして弄ぶ。
「やあっ!ん…っ」
「こんなんで感じてんのかよ」
こんなんじゃ今からやる事には身が持たねえぞ、と京子に耳打ちすると、獄寺は乱れたスカートをたくしあげた。
薄い布の上から秘部を撫でてみると、そこは京子の愛液でほんのりと湿っていた。
「…んだよ…もう濡れてんじゃねーか」
「っ…!」
敵わないと先程身をもって体験していながら、京子は抵抗を止めない。
普段の彼の性格と薬で不自由な体への苛立ちが相俟って、獄寺は痺れを切らせたように京子の下着を剥ぎ取った。
「きゃっ…!」
「っ、うるせーんだよ!!」
640獄山京8:2007/01/02(火) 00:30:04 ID:WhsYasio

ばふんっ、と獄寺の拳が京子の頬をかすめ、すぐ横の布団にたたき付けられた。
真上から京子を見下ろす獄寺の表情はいつもとは比べものにならないくらい恐ろしいもので、京子は一瞬のうちに恥ずかしさを消されただ恐怖を感じるばかりで、それからは獄寺にされるがままになってしまった。

「ん…あっ…あ…」
獄寺の長い指は京子の中へ入り込み、掻き回すように動いている。
固く閉ざされてきた京子の秘壷はいまやぐちゃぐちゃにこじ開けられ、収縮を繰り返していた。
もう疾うに理性など無くしてしまった獄寺の目の前にあるのはただ京子を犯すことだけであり、指を増やして休む間もなく快楽を与え続けた。
そのうちにも行為はエスカレートしていき、指だけでは飽き足らず獄寺は顔を近付け、舌で肉芽を掬う。
「っ、そんなとこ、やぁ…」
感じたことのない快感に京子はぞくりと体を震わせる。
獄寺は涙を浮かべた京子の表情をちらと見遣ると、芽への愛撫は続けながら、止まっていた指の動きを再会させた。
じゅぷ、じゅぷっ、と音をたて京子から溢れ出る蜜は、甘さを持っているように獄寺を溺れさせた。
京子の足はM字に開き、彼女もまた快感に溺れているように抵抗はしていなかった。
「ひゃあっ…んっ…ああっ」
「へー、笹川ってエロい声も出せんのな」


641獄山京9:2007/01/02(火) 00:33:49 ID:WhsYasio
水音以外は静かな保健室に、この場の二人のものではない声が紛れ込んだのに先に気付いたのは獄寺だった。
ばっと獄寺が声のした方へ振り向くと、ベッドを隠すように仕切られたカーテンが少しだけ開いていて、壁に高い背を寄せて行為を見ていた男がいた。
「…山本」

山本武。
彼は二人の行為にはさして驚いてはいないようで、それよりも少し感心したように京子を見る。
当の本人の方は獄寺から与えられる快感で山本にはまったく気付いておらず、獄寺が彼の名を呼んだときに見られていたことに初めて気付いたらしい。
「や…山本く……!やだぁ…っ!」
京子は獄寺以外の、しかもクラスの男子に見られたことで、初めてこの行為を恥じた。
自分の手で胸を隠し、涙を浮かべながら否定するように目をつむっていると、山本が近付いてその手を掴んだ。
「別に恥ずかしがんなくていーって」
「山本…てめえ部活は」
「あ?今日ねーよ?帰ろうとしたら保健のオッサンに呼ばれてさー。つーか廊下まで丸聞こえだったぜ?」
そんなにヨカッタのか?
山本がくすっと笑う。
見たことのないような山本の笑い方に、京子は顔を赤らめ更に涙ぐむ。
山本はシーツの上、京子の頭のすぐ側に腰を下ろし、彼女の顔を見つめた。
ふーん。物色するように見てから、独り言のように呟く。
乱れてしまった栗色の髪を愛おしむように撫でてから、指で涙を掬った。
「…なー獄寺。俺も入れてよ」

642獄山京10:2007/01/02(火) 00:37:11 ID:WhsYasio
山本の尋常だとは思えない申し出に、京子は大きな目を更に丸くして固まった。
「なっ」
いつものクラスの皆を独り占めする山本のその笑顔も、今の京子には強制的な押し付けにしか見えない。
京子が口を閉じられないままでいると、獄寺がチッ、と舌打ちをしてから止まっていた指を再び動かした。
…OKの合図、だ。

「ひゃぁっ…ん、獄寺くんっ!」
獄寺は指を先程より速く動かし再び顔を京子の秘部に埋めた。
「じゃあ俺はこっちだな」
獄寺の了承を得た山本が、京子の腕をとり後ろに回り込む。
首すじに顔を寄せ、よがる京子をなだめるように唇を落としていく。
手は胸の膨らみを早々と捕え、揉みしだきながら先のピンク色を摘んだ。

「ひゃあっ、やあんっ…」
最早京子の体のあらゆる突起と窪みは二人の男によって支配されている。
獄寺に肉芽を吸われ、穴をいじくりまわされ、山本にキスを浴びせられ、乳首を弄ばれる。
京子は上も下も、両方から与えられる快感に恥じなど考えることなどできず、ただ二人のために鳴くだけだった。
この清らかに美しい彼女の、透き通るように白い滑らかな肌の上を、無窟な男の手が這い回っているなど、誰が想像できただろう。
643獄山京11:2007/01/02(火) 00:43:35 ID:WhsYasio

「ふぁっ…ん…やああ…」
「やじゃねーだろ?」
山本が京子の耳に唇を寄せ、わざと囁くように言った。
「さっきから止まんねーみたいだけど?」
山本が指差した先には、獄寺によって蜜を溢れさせている秘壷があった。
じゅぱ、と獄寺が遊ぶ液の音が先程よりひどくなる。
山本に指摘され、京子の感度は一段と増した。
「どっちに感じてんの?」
オレ?獄寺?
山本は京子が逃げられないように首を捕らえる。
「ひゃぁっ、そんな、の…」
京子は既に呂律が回っていない。
一度に快感を与えられすぎて、彼女の体は限界に近かくなっていた。
けれど彼女を犯す二人の男がそんなのを構うはずがない。

「あ、もしかして二人に感じちゃってんだ?」
いーんらん。
山本が楽しそうに言葉を紡ぐ。
――淫乱。
京子には程遠い言葉のはず、だった。
それにショックを受けたように京子は瞳に力を無くした。
…山本は言葉攻めに天性の才能を持っているらしい。

「…そっちばっか相手してんじゃねーよ」
お前の相手は俺だろ。
獄寺は二人の会話に苛立ちを感じたらしい。
指を中で折り曲げ、ぐちゅぐちゅと掻き回した。
「ひゃっ、あ…ああっ!」
下からの快感に京子は体を震わせる。
それでも物足りないらしく、獄寺は既に熱くなっていた自身を取り出し、京子の入り口に宛った。
「…いくぜ」
獄寺からの合図はそれだけだった。
次の瞬間、燃えるように熱い刺激が京子を貫いた。

644名無しさん@ピンキー:2007/01/02(火) 00:50:45 ID:WhsYasio
長くなるんでここまでにしときます。
文読み返してないんで文章と漢字がおかしいとこは大目にみてやってくれるとうれしい
とりあえず再会→再開…
645名無しさん@ピンキー:2007/01/02(火) 03:47:11 ID:XIAL3kFF
(*´Д`)GJ!!
つづき楽しみです。
646名無しさん@ピンキー:2007/01/02(火) 07:11:45 ID:kBnX739W
すごく(・∀・)イイ!
二人の男に翻弄される京子ちゃん可愛い
647名無しさん@ピンキー:2007/01/02(火) 19:18:14 ID:YLloVhHC
獄寺と山本が京子ちゃんを、なんて…
ハルならまだわかるが、色んな意味でアリエナス

キモ
648名無しさん@ピンキー:2007/01/02(火) 19:32:27 ID:GjK9U0UG
うるせーぞ。
649名無しさん@ピンキー:2007/01/02(火) 19:35:50 ID:GjK9U0UG
>>647
そんなこと言うならお前が書いてくれ。
650名無しさん@ピンキー:2007/01/02(火) 20:43:05 ID:0V6pOT41
獄山京GJ!!続き楽しみです

自分も投下させていただきます。
※指輪戦でツナ達が勝利したあと、というギャグ話ですが、女体化ネタなので
苦手な方はご注意。





「あけましておめでとうございます」
沢田綱吉率いる面子とザンザス率いるヴァリアーの面子は、ヴァリアーの宿泊している豪華ホテルの
スイートルームで新年を迎えていた。
指輪戦で勝利し次期ボンゴレ十代目に決定したツナ側と、次期門外顧問となるザンザス側は、微妙な距離をあけつつ
なんとか和解をしている。
「それにしても、まさかうちのボスが門外顧問とはねぇ〜。」
片手にワイングラスを持ち、すでにできあがっているルッスーリア。
「アンビリーばぼーだよね〜。」
ほろ酔いのベルはそばにいたスクアーロと獄寺を捕まえてからんでいる。
「うおっ酒くせー!」
「う゛お゛ぉい、ベルてめぇ確か未成年だろぉ!」

ぎゃーぎゃー騒ぐ面子を横目で見ながらツナは
「なんかすごい光景だね…」
と冷や汗をかいている。それもそのはず、ついこの間まで死闘を繰り広げていたもの同士が同じ席に
ついて仲良く(?)談話しているのだから。
「いいことじゃねーか。これからあいつらは同じボンゴレのファミリーとしてやっていくんだ、
仲良くなるに越したことはない。」
そう言いながらリボーンはガシャッと馬鹿でかいバズーカを構えた。
「な゛!?何だよそれ!」
「パーティーの始まりだ。」


ドン!ドン!ドン!ドン!

651名無しさん@ピンキー:2007/01/02(火) 20:44:09 ID:0V6pOT41
部屋中に白い煙が立ち込める。
「敵襲か!? はっ!十代目どこですか!?」
ダイナマイトを構え、獄寺はツナを探す。きょろきょろと見回し、ツナらしき人影を発見した獄寺は
「十代目、ご無事ですか!」
「う、うんなんとか…」
と咳き込んでいるツナの体を引き寄せた。
ぐにゃっ

「―――え?」
(今…なんか柔らかいものが…)
獄寺は不思議そうに自分の手をながめ、次いでツナに視線をやる。なんだかいつも以上に小さいその体は妙にボディラインに凹凸がついていて……
「十代目、胸元に何入れてるんすか?」
二つのふくらみを指差す獄寺。そう言われ、
「え、何も入れてないよ?」
とシャツの前をぱっと開くツナ。その瞬間現れたものはまぎれもなく「おっぱい」だった。
「えええええええ!!!???」
「十代目えぇぇぇ!!女の子だったんですか――!!!???」
「んな訳あるかあぁぁぁ!!」
ツナと獄寺がパニクってる中、部屋のあちこちで同じく騒ぎが起きていた。


「ぎゃああああああ!!!」
「何じゃこりゃ――――!!!」
ぶかぶかになり、ずれる黒い制服を抑えながらパニクっているモデル体型の銀髪の女性。
「こ、これは…」
同じく、ずれる服を抑えて驚いている茶髪の小柄な少女。
「バジル、服のサイズ間違えて着てきたのかー?」
山本が茶髪の少女の服を抑えてやりながらははは、と笑っている。
「山本違和感ねぇ―――!!!」
ツッコみながら焦って走ってくるツナ。
「お?ツナなんか声違くね?」
「馬鹿かお前は!異変に気づけ!!」
652名無しさん@ピンキー:2007/01/02(火) 20:46:34 ID:0V6pOT41
煙がはれ、全員の姿が現れる。
「きゃー!アナタもしかしてスクアーロ??かぁわいい〜〜vv」
ルッスーリアが銀髪の女性に抱きつき、すりすりと頬ずりをする。
「うおぉい離せえぇ!!」
「んまぁ、声まで変わって!」
確かに、ツナもスクアーロもバジルも全体的なフォルムはかわらないのだが、一回り小さく女性の顔立ちになり、
声も高くなって体つきが丸みをおびている。
ニッと笑ったリボーンは、大騒ぎの面子に向かってこう言った。
「これぞボンゴレに伝わる禁断会合、その名を「ボンゴレ秘密倶楽部」だ。」
「すんげーネーミングだ―――!!!!!」
全員が失神寸前(山本・ルッスーリア除く)の中、リボーンは説明を続けた。
「代が変わる節目に必ず行う行事のようなものでな、次世代のファミリーの結束を固めるという意味で
何人かを一時的に性転換させるんだ。簡単に言うと乱交パーティーだな。」
「うそだろ――!!??」

騒然となる部屋に、一人の男が入ってきた。
「うるせぇ何の騒ぎだ。」
「待ってたぞザンザス、準備は整った。好きなのを選べ。」
ザンザスはじろりと不機嫌そうに周りを眺め、ツナをひょいっと肩に担ぐ。
「オレ―――!!??やだあぁぁぁああ!!!!」
ツナはばたばたと暴れているが、ザンザスはそのまま部屋を出て行った。

「十代目えぇ!!!」
男泣きしている獄寺を山本がまーまーとなぐさめている。
「掟だからあきらめろ。お前たちも好きなのを選んでいいぞ、髑髏を入れて5人女がいる。
ツナ・スクアーロ・バジル・ベルに性転換弾を撃ったんだ。」
といいリボーンはベルを見るが、彼の体に変化はない。
「あんなヘンてこりんな弾誰が当たるかよ。」
「避けたのか。じゃあその弾には誰が…」
リボーンは端から面子を確認していく。
山本・獄寺・了平・バジル・髑髏・(ヒバリは欠席)・子供ランボ・スクアーロ・マーモン・ルッスーリア・ベル…

「…まさか」
その場にいる全員が恐る恐る最後の一人を振り返る。
「くっ…ボス、どうしてオレを選んでくれなかったんだ…」
「「レヴィ―――――!!!???」」
そこには巨乳で妙にナイスバディなレヴィが悔しながら居たのであった。




終わり
653名無しさん@ピンキー:2007/01/02(火) 23:42:37 ID:klGyW5y9
ツナ大人気
654名無しさん@ピンキー:2007/01/02(火) 23:59:26 ID:NLf9STo4
>>652
>>1読んで下さい

面白かったんですけどね、
テンプレ無視しちゃいけないと思うの(´・ω・`)
655名無しさん@ピンキー:2007/01/03(水) 00:28:54 ID:B/nmP+/s
652です
>>654ご指摘ありがとうございます、テンプレに気づかずルール違反してしまい
申し訳ございませんでしたorz
656名無しさん@ピンキー:2007/01/03(水) 09:08:17 ID:XiYQtzY0
>647
獄山京の者です
や、なんかすいません……
京子ちゃんが好きなんでそれだけで書いて他のこと考えてなかったです
つーかなんでハルだとよくて京子ちゃんだとだめなんかわかんないんでやっぱ考えが人とズレてるのかなー…

つーわけで中途半端で悪いんだけどあれで終わりにさせて下さい
あ、コメントくれた人ありがとう!
657名無しさん@ピンキー:2007/01/03(水) 09:35:02 ID:7qIlj+UG
>>656
すっごい楽しみにしてたので、また気が変わったら続き書いて下さい(´・ω・`)
658名無しさん@ピンキー:2007/01/03(水) 09:58:25 ID:rHBM+AH8
>>656さんは悪くないですよ。
あなたの言う通りハルがよくて京子がダメな理由はないんですから。
理不尽な文句言う人のことは気にしない方がいいと思います。
659名無しさん@ピンキー:2007/01/03(水) 13:24:28 ID:8NpUYVhN
ここは定期的に変な奴がわきますね
>>656あなたの考えはズレていませんよ、よければ続き書いてください
お待ちしています

>>652思わず声出して笑ってしまいました
レウ"ィw
660名無しさん@ピンキー:2007/01/03(水) 18:53:23 ID:9x7GDCz3
>>650
ネタとしてはとても面白かったです!!もう爆笑しました!
レヴィ…笑。
661笹川京子:2007/01/03(水) 21:13:55 ID:qmDrNuAG
ブゥッ

あっ・・・(カァァと赤面)
662名無しさん@ピンキー:2007/01/03(水) 23:58:22 ID:hLPUYO24
3Pは一応特殊嗜好だがちゃんとその旨明記されてる
スルーできない奴が厨
まぁコロネロに噛まれたと思って忘れるが吉
663名無しさん@ピンキー:2007/01/04(木) 00:44:28 ID:UUwvBCaX
投下しにくい雰囲気作るのが上手なスレだなほんと…
21歳以上の人間の集まりとは思えない

以下何事も無かったようにどうぞ
664名無しさん@ピンキー:2007/01/04(木) 10:36:38 ID:rYx9BmuO
投下しにくい空気になってたか?
職人叩きしてたわけでもないのに
665名無しさん@ピンキー:2007/01/04(木) 11:57:52 ID:XPXnsu/A
まぁ変な書き込みがあると投下しにくくなるのは本当
俺は週漫で暴れてるキチガイがピンクにまで来たのかと思ったよ
666名無しさん@ピンキー:2007/01/05(金) 18:36:46 ID:tYllcVAR
>>643
続きを頼む!!
667名無しさん@ピンキー:2007/01/05(金) 20:15:38 ID:tYllcVAR
いっそハルと京子が風呂で・・・っていう展開がいい。
よかったら書きましょうか
668名無しさん@ピンキー:2007/01/06(土) 02:45:51 ID:xoFYM8QB
いいねぇ!書いて×2
669名無しさん@ピンキー:2007/01/07(日) 08:59:07 ID:TWAEqa/X
エロパロ1と2がみれないよー
(リボーンの
670名無しさん@ピンキー:2007/01/08(月) 00:00:37 ID:Gz9j553e
神は去った
671名無しさん@ピンキー:2007/01/08(月) 01:19:37 ID:SJAR4tn+
何であげてるの?
672名無しさん@ピンキー:2007/01/08(月) 03:07:24 ID:swpjTJjQ
なんか同人うPして!
673名無しさん@ピンキー:2007/01/09(火) 10:44:40 ID:3X9NMKHq
ここにいる奴ら馬鹿ばかりだな
674名無しさん@ピンキー:2007/01/09(火) 10:45:26 ID:3X9NMKHq
ここにいる奴ら幼稚な馬鹿ばかりだな
675名無しさん@ピンキー:2007/01/10(水) 17:14:07 ID:7GroaRla
全然投下されなくなったね
676名無しさん@ピンキー:2007/01/10(水) 18:27:37 ID:BM1eAnQK
せっかく書いても>>647みたいにケチつけるやつが増えたからな…
677名無しさん@ピンキー:2007/01/10(水) 20:01:32 ID:rNPSxx+u
このスレいつも思うけどスルースキルなさ杉
読み手も、書き手も
その分育つんだろうけどさ
他のスレも見て回ってみたら?
678名無しさん@ピンキー:2007/01/10(水) 22:03:08 ID:5rOagugS
スルーしろっつーが書き手にしてみれば気持ち悪いと言われてまで投下しようとは思わない
他のスレに行くよ
679名無しさん@ピンキー:2007/01/10(水) 22:23:01 ID:JTiSlIZo
みんな京子ちゃんを応援してください!!
http://max.45.kg/mangasaimoe/index.html
680名無しさん@ピンキー:2007/01/10(水) 23:20:25 ID:R7NJ0F8E
ボンゴレ秘密倶楽部でお粥吹いた
681名無しさん@ピンキー:2007/01/12(金) 00:00:40 ID:L4bFrE8d
骸凪の続きマダー?

獄山京も続き投下してもらいたい…
>>1に反しないものなら自由に投下してもらいたいしそれでいいと思うんだが
最近なんかおかしい
682名無しさん@ピンキー:2007/01/13(土) 01:40:18 ID:yHrxvN4S
神はいなくなってしまったのか
683名無しさん@ピンキー:2007/01/13(土) 13:13:48 ID:cLr7jil3
ここも見られなくなってしまうのか
684名無しさん@ピンキー:2007/01/13(土) 23:54:12 ID:dpXgitLv
神は去ってしまわれたのか、昨年末あたりの怒涛の投下はどこへやら…
神々、どうか我々民草に恵みという名の投下を…!
685名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 01:13:19 ID:FcPB74J2
新刊の読者のアジトでバジル×オレガノキテタ━━━━━━(゚∀゚)━━━!!!!!?
686骸凪10:2007/01/14(日) 01:23:25 ID:ElM2lC/z
凪の中は狭く、そして熱かった。
少しずつ奥へ奥へと進めるたびに、肉壁がまとわりつく。
「あっ・・・痛・・・っ!」
凪がひときわ大きな声を上げると、秘所からは赤い血液がつつ・・・と伝った。
固く閉じた目をゆっくりと開くと骸と目が合う。
にっこりと骸が微笑む。
「・・・・・・入りましたよ。頑張りましたね」
「・・・骸様・・・」
凪の目からはまた涙がこぼれた。
痛いから泣いているのではなく、苦しいから泣いているのでもない。
ただ、純粋に嬉しかったのだった。
687骸凪11:2007/01/14(日) 01:24:13 ID:ElM2lC/z
「動いても良いですか?」
骸が訊ねると凪はこくりとうなずいた。
初めての凪にとってそれは酷だと分かってはいるものの、どうにも歯止めが利かなかった。
それでも骸は出来るだけ負担をかけないようにとゆっくりと動かす。
「・・・ふ、あ・・・・・・っ」
「凪・・・・・・」
凪の肉壁が骸の自身をがっちりとくわえ込んでいて、動くのはなかなかに困難だった。
苦痛なのか、凪の表情が苦しそうにゆがむ。
けれどもう止めることは出来なかった。
「凪・・・」
「骸様・・・っ」
「凪・・・愛してます」
ぽつりと骸がつぶやいた。
言ってから骸は、今の言葉が聞こえていなければいいと思った。
それは伝えてはいけない言葉だと知っている。

「む、骸さま・・・っ」
凪が骸の名前を呼んだ。
荒い息とともに、繋がっているそこからはジュブジュブとぬれた音がする。
骸は動きを速める。
「あ・・・ぁ、骸、様ッ・・・!」
「凪・・・ッ」
「あっ、や、・・・・・・やだ、いっちゃ・・・ん・・・・っ!」
その言葉のあとに骸は何度か凪の中を突くと自身を引き抜いた。
凪はぶるりと身を振るわせる。
骸は凪の腹部に射精した。
688骸凪12:2007/01/14(日) 01:24:58 ID:ElM2lC/z
「大丈夫ですか?凪」
骸は凪の頭をなでる。
上がった息を整えながら凪は骸の方を見上げた。
そのあとに何かを思い出したようにはっとして、凪は勢いよく身体を起こした。
「骸様・・・ご、ごめんなさいっ!」
「凪?」
凪の口から出たのは謝罪の言葉だった。
骸はきょとんとして俯いてしまった凪の顔をのぞきこむ。
凪が泣きそうな顔でいたので、骸は少しだけたじろいだ。
「わ、私・・・骸様のことが、好きです」
不意に告白されて、骸は目を丸くした。
「すみません・・・私みたいなのがこんなこと・・・で、でもどうしても伝えたかった・・・」
「・・・・・・」
「骸様・・・迷惑だってわかってますけど・・・あの、私、骸様のことがもっと知りたい・・・」
「ありがとうございます。凪」
骸が静かに答える。
凪は「え」とつぶやいて顔を上げた。
「凪、僕も君とまったく同じ気持ちですよ。君が好きだし君のことが知りたい」
「骸様・・・」
「これからたくさん教えてくれますか?」
骸の手が凪の髪に触れる。
柔らかいその髪をなでると、凪の瞳からはまた涙がこぼれた。
「う、うそ・・・」
「本当ですよ」
「ほんとに・・・?」
凪はまだ信じられないようで、何度も同じことを訊ねる。
骸はくつくつと笑って凪の涙を指ですくった。
「・・・君は泣いてばかりですね」
そう言って骸は凪の身体を抱きしめる。
凪は骸の胸に身を任せてつぶやいた。
「骸様が・・・」
「僕が?」
「骸様が・・・嬉しいことばかり言ってくれるから・・・」
嬉し涙です、と凪が言った。
その言葉に骸は一瞬目を見開いて、それからにっこりと笑った。

記憶というものは厄介だ。
どんなに楽しい現在でも、過去の記憶がすべてを壊してしまう。
それでも、これから生まれる記憶は素晴らしい記憶に違いない。
689骸凪:2007/01/14(日) 01:26:31 ID:ElM2lC/z
どうしても去年のうちに終わらせたかったが無理だった・・・。
とりあえずここで終了です。
読んでくれたみんなありがとう。
これからまた名無しに戻ります
690名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 01:57:27 ID:s6TMcUAC
テラGJ!赤丸で健気な凪たん見たばっかでさらに萌えたわ
また気が向いたら書いてくれw
691名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 22:46:54 ID:60KwHKaN
本命骸凪キタ━━(゜∀゜)━━!!!
GJ!にやにやしながら読ませてもらいました
692名無しさん@ピンキー:2007/01/15(月) 03:36:43 ID:+X+WOhVK
女体化スレってあるの?
693名無しさん@ピンキー:2007/01/15(月) 10:20:19 ID:BgPmV6sW
>>689骸凪さんGJ!&乙
楽しませてもらった!閉鎖騒動でここなくなる前にちゃんと続き見れてよかったw
幸せそうな二人が見てて萌えた
694名無しさん@ピンキー:2007/01/15(月) 16:50:48 ID:ahXmP4Pp
べっかんこは閉鎖関係ないと思うよ。
695名無しさん@ピンキー:2007/01/15(月) 19:10:22 ID:UJ74Z3lI
獄山京の続き頼む
696名無しさん@ピンキー:2007/01/15(月) 20:55:23 ID:PgBi3ru9
>>695
激しくきぼんぬだよね
途中で茶々入れたひとがいるから?
697名無しさん@ピンキー:2007/01/17(水) 07:37:16 ID:aDUOoRaa
女体化スレあるなら書いてみたい
698名無しさん@ピンキー:2007/01/17(水) 20:25:58 ID:j0MyBtlm
たしか雲雀の女体化スレは昔あったな
小説みんな神だった

骸凪の人GJ!!!凪可愛い
699名無しさん@ピンキー:2007/01/17(水) 21:27:55 ID:SqNJAj7V
腐女子くせー話ししてんじゃねーよ
女体化とかスレ自分で探すが立てて勝手にやれよ、きめぇんだよ
エロパロにわくなよ該当板で話してろ
あと21歳未満は出入りするな
700名無しさん@ピンキー:2007/01/17(水) 22:28:21 ID:sRKIXqhz
また微妙だな21未満w
701お勉強の時間1(ビア・京・ハル・凪):2007/01/18(木) 00:19:35 ID:HYayNH12
空気読まずに投下。ちょっと未来ものになります。
途中女の子同士が絡んだり、それぞれのカップリングに分かれていくので
それらが苦手な人はスルーしてください。
ちなみに、そのカップリングはディノビアの後はツナ京、獄ハル、骸凪になります。
ちょっと前置き長いから、エロだけでいいよって人は名前欄にカップリング名でてくるまで飛ばしたほうがいいかも。

真新しいその建物にはあまり人の気配はなく、ロビーはただ広くて、白いその空間に鮮やかな観葉植物の緑色だけが強く残っていた。
(こ、ここであってるんでしょうか…)
ハルは手元にある紙を見直す。建物の名前と簡単な地図が書かれていて、それと、リボーンからの短いメッセージ。
ごくり、と唾を飲み込む。全部ちゃんと確かめたし、合っているはずだ。
『将来のための大事な勉強だから時間に遅れるなよ。それと、獄寺には秘密に。』
「勉強ってなんでしょう…、大学へ向けてでしょうか?」
でもそれなら学校や塾でもうやってますし、とハルは一人呟く。
――そう、あれからもう数年が経ち彼女達は高校2年生、花も恥らう17歳になっていた。

キョロキョロと辺りを見渡していると受付の人らしい女性と目が合った。
思わず顔ごと目を逸らしてしまうハル。その肩に手が置かれる。
「ハヒッ?!」
「わッ、」
驚いたような声が返ってきて、振り返るとそこには京子の姿があった。
「へ、京子ちゃん?」
「ごめんね、驚かせちゃった?」
えへへと笑う見慣れた顔に少しほっとする。
「えーと…もしかして京子ちゃんも、ですか?」
それ、と京子の手にある紙を指差してハルは言った。
「…ハルちゃんも呼び出されたの?」
「ええ、リボーンちゃんに。よかったです〜!ここ来るの初めてで。京子ちゃんと一緒なら安心です」
「私も入るかどうしようかちょっと迷っちゃった‥でもツナくんに関わる大事なことだって手紙にあったから…」
「はひ?そうなんですか?ハルのところにそんなことは…」
「二人とも、遅いわよ」
ロビーに響く声に視線を向けるとそこにいたのはビアンキだった。
「ビアンキさん?!」
「あれ、リボーンくんは?」
「…今日の先生は私なの。さっさと受付すませて部屋に行くわよ」
702お勉強の時間2(ビア・京・ハル・凪):2007/01/18(木) 00:23:54 ID:HYayNH12
生活臭のしない、でもホテルというにはあまりにも柔らかい雰囲気を持った部屋だった。

「ここ、ホテルじゃないんですよね。ビアンキさんのお部屋なんでしょうか」
なんとなく本人に聞きにくいのかハルが京子に小声で話しかける。
受付を済ませた二人はビアンキの後ろについて、部屋に入ったところだ。
「んー…でもここ、前に花が言ってた建物だから…確か時間貸ししてるマンションみたいな感じだったと思うんだけど」
「ホテルみたいだけどホテルじゃないんですね?へー、なんだか都会にある建物みたいです」
「最近は並盛も開発されてきて、なんだか町並みも変わってきたしね〜。」
知らない建物にいるという緊張感は見慣れた顔によってとけたのか、二人は他愛のない話を始める。
そんな二人をちらりと横目で確認して、少しだけ溜息をつくビアンキ。
(何も知らないのよね、この子たち……。でも、仕方ないわ)
「紅茶を取ってくるから、適当に座ってて」
(―――私に拒否権はないもの。)
振り返り二人に声をかけると素直そうな瞳がこちらに向けられる。
「あ、はい」
「手伝いましょうか?」
「いいの。私に任せておいて」
(そうよ。リボーンたってのお願いなんだから…)
ビアンキは言うとともにキッチンのあるらしい奥へと消えていった。
「それにしても広いですねー!これなら夫婦とかで暮らせそうですよね」
「すごいよね、綺麗だし。そういえば、ここ防音とかも完備してて騒いでも大丈夫みたいだよ?」
「いいですね、それ!ハル、興奮しちゃうと声大きくなっちゃうんでよく五月蝿いって注意されるんですよ〜」
「マンションだと隣の部屋の声聞こえちゃったりして気になったりするって言うし、防音っていいかも」
「……それで、最近ツナさんとはどうなんですか?」
それまでにこにこと笑顔だったハルの顔が少し変わる。笑顔からにやり、という感じの笑みに。
防音完備、の話をしていながらその声は潜められている。女の子が集まれば恋の話というのはお決まりのパターンだ。
「えっ・・・、うん…。あっ、そういえばハルちゃんは獄寺くんと最近どうなの?」
言葉に詰まった後、顔を赤くした京子は恥ずかしくなったのか話題を変えようと獄寺の名前を出す。
「ふっふっふ、話を逸らそうとしても無駄ですよ〜! それに!ハルはあんな人知りませんから!」
語気が荒々しくなってることが京子の耳に妙にひっかかる。
「…もしかして喧嘩でもしたの?」
「うっ!…し、知りません! そんなことよりツナさんとどうなんですか?もう付き合って二年ぐらい経ちますよね」
「うん、先週の金曜日で2年経ったよ。でも、話すほど何も進展してないというか…うーん。」
京子は言葉を濁すと、それから考えた。確かに二年経っているがどうも進展らしい進展は一つもないのだ。
手を繋いだのは付き合いだして一年経ったころ、キスは…片手で足りるほどしか。
(私、もしかしてすっごくエッチなのかな…。こんなの、女の子からそれ以上望むなんてすごく変かもしれない)
黙り込んで顔を赤くしてしまった京子にハルはどうしました、と声をかけるが返事は返ってこない。
(…わ、悪いこと聞いちゃったんでしょうか)
今更ながらに気にするハルだった。
「…ねえ、ハルちゃん、二年経っても何もないって変かな」
沈黙を破った京子が伏せがちな目で問う。
「えーと…キスも、ですか?」
「えっ、あ、き、キスは何度か…。……じゃ、なくて、その…それ以上」
「それ以上?」
「………………えっち、……とか」
ともすれば聞き逃してしまいそうな小さな声だった。髪の間から見える京子の小さな耳は真っ赤に染まっている。
二人しかいない部屋では(ましてや防音完備なのである)しっかりと聞こえたその言葉にハルまで赤くなる。
自分から話題をふっておいてなんだが、素直にそんなところまで話が進むとハル自身思っていなかったのだ。
703お勉強の時間3(ビア・京・ハル・凪):2007/01/18(木) 00:33:38 ID:HYayNH12
「‥で、どこまで聞いてるの?」
二人には聞こえないように注意を払いながらビアンキが言った。
「・・・え?あ、…私は、マフィア関係者で女ならそれを武器にすることだってあるから、それを磨けと」
ひどく気の進まない重い声だった。もともと他の二人とは違う立場にある少女は、元来明るさというものに少しかけている。
「あの男とは寝たの?」
「…?」
「――六道骸。 あまり言わせないで、私はアイツ嫌いなんだから。」
「・・ごめんなさい」
そういうと黙り込んでしまって髑髏は俯く。
はぁ、とビアンキは溜息をつく、が、その時ちらりと見えた髑髏の耳が真っ赤になっているのを確認した。
どうやら生娘ではないらしい。
(女の勘にハズレはない‥、ってとこかしら)
「他の男と寝たくない、そんなところでしょう」
「……でも今日は、」
「安心して、今日はあの二人もいるんだから」
くいっと顎で先ほどいた部屋のほうを指す。
「…それにね、私だって好きな男がいるんだからアンタの気持ちは分かるわ。そのためのテクニックよ。」
マフィアになるために生まれたわけでもなし、全く別の、それとは無縁の世界にいた、ただのひ弱な少女。
薄い肩に背負わされた重い運命とやらを思ってビアンキは哀れみを覚えた。
(――変ね、私。少し馴れ合いしすぎたのかしら)
「男が心を許すのはベッドの上、――それも女に。…そこでしか手に入らない情報だってあるの」
「……はい」
「…今日は私が先生よ。言ってなかった? だからアナタ達生徒は実践はしなくていいの」
「…はい」
「それにあの二人の場合はちょっと事情が違うのよ」
「?」
「甲斐性がない男ってのは本当に困りものよ。なんで私が手助けなんてしなきゃいけないのかしら…」
ブツブツと文句を言いながらビアンキは買ってきておいたらしいクッキーを袋から取り出す。
「でも愛するリボーンのたっての頼みだもの。断れないわ」
「そうですね…」
(私も骸様に頼まれたら断れないもの……………)
何を思い出したのか髑髏の顔がまた真っ赤になる。
「…ちょっと、大丈夫? あ、それとレモンティーは飲んでおいたほうがいいわ。あとあと、ね」
「?…はい…」
これ、と渡されたクッキーの載った皿を受け取ると髑髏はあの、と申し訳なさそうな声でいった。
「でも、"アレ"を教えるって、どうやって?」
「フフ、心配しなくていいわ。今日は助手を呼んでるの」
「?」
さ、持ってってとビアンキに背を押されて髑髏は元いた部屋へと戻っていった。

「あー、でも、ツナさんは優しいからですよ、きっと!」
扉の向こうからでも聞こえるハルの声に、初めてできた女友達という存在を嬉しく感じる余裕が戻ってきていた。
「…クッキー、食べる…?」
ガチャリと扉を開けて、二人にぎこちないながらも笑顔を向ける。
(ちゃんと笑えてるかな…)
「ありがとう、髑髏ちゃん」
「ありがとうございますー!」
笑顔で元気よく返ってきた二人の返事に髑髏はほっと胸をなでおろす。
704お勉強の時間4(ビア・京・ハル・凪):2007/01/18(木) 00:38:23 ID:HYayNH12
「…私も話に入っていい…?」
「勿論ですよ!ねっ、京子ちゃん?」
「うん! …あ、でもちょっと恥ずかしいかも。軽蔑しないでね?」
「もー大丈夫ですって!でも、こういうことはいろんな人の意見聞かないと参考になりませんよ!」
と、ハルは席に着いた髑髏に今までのことを説明する。髑髏はそれをうんうんと頷きながら紅茶を飲み干した。
「ちょっと興奮しすぎちゃったかもしれないです。はひー…熱い‥」
「私も恥ずかしい話してたせいかな…」
二人は制服の上着を脱いで鞄の上に置いた。
「……」
(…そっか…)
髑髏は先ほどのビアンキの言葉を思い出して納得した後、空になったティーカップを恨めしそうに見つめた
(全部飲まないほうがよかったかも…)
「で、髑髏ちゃんはどう思いますか?」
「え?」
「ツナさんと京子ちゃんのことについてですよ!私はツナさん優しいからなんだと思いますよ。だから先に進めないっていうか」
「…ボスは"奥手だから、"」
「えっ」
その言葉に京子が反応する。髑髏が沢田綱吉をボスと呼ぶのにはもう慣れていたので、二人が気なったのはそこではない。
「"笹川京子と初体験したいけど最初の一歩が怖くて踏み出せないから待ってたら時間かかりますよ"
 ……って骸様が言ってた」
「…そ、そうなんですか」
「待ってたら……」
京子が繰り返した言葉にその時二人は気づいていなかった。
「確かに初めては怖いけど、大丈夫だと思う…。ボスは優しいから、きっと京子ちゃんを傷付けないか不安なんだよ……たぶん」
「…そうなのかな」
「そうですよ!ハルは羨ましいですよ、ツナさんはとっても優しいし」
「あ、そういえばハルちゃん獄寺くんと喧嘩したんだっけ?」
「そうなの…?」
「ハルは知りません、あんな人なんて!大体彼氏でもなんでもありませんから!関係ないです」
「…ムキになるのは好きな証拠なんじゃ…」
「髑髏ちゃん…それ言ったら」
「ち、違います…!大体私なんていつまでたっても"オマエ"とか"アホ"とかろくな呼ばれ方しかされてませんから」
「…隼人もダメね」
「そうですよ!…ってビアンキさん?!」
「きっと照れてるのよ、許してあげて?」
はひー、いつから聞いてたんですかとハルが言うと全部、と笑顔で返ってきた。

「授業を始めるから、こっちに来て」
手招きされるままに三人は部屋を移る。
広いその部屋にはキングサイズのベッドが一つと椅子が一つ、それを確認するのがやっとだった。――部屋は暗かった。
「ここ、お部屋がたくさんあるんですね」
「そうみたいだね」
「……」
705お勉強の時間5(ディノビア+京・ハル・凪):2007/01/18(木) 00:43:55 ID:HYayNH12
パチリ、と音がすると窓のないその部屋に明かりが灯る。
しかしその光はすこしオレンジがかったぼんやりとしたもので、はっきりとものは見えない。
「ビアンキさん?」
ハルが明かりをつけた主を見やると彼女は少し笑っていた。その顔は女の自分でも色っぽいと感じるほど婀娜めいていた。
「三人にこれから教えるのは保健体育よ、――学校の教科で言えばね。」
「はひ?!」「えっ?!」「……」
「意気地のない男どもには困ったものだわ。今から実演するのは、あなたたちが求めることのヒントや手助けになるの
 だから、途中で逃げ出したりしないように」
「私帰ります!そ、そんな変態なことに付き合ってられません!」
「…本当に手助けになりますか?」
いち早くその場を立ち去ろうとしたハルは、その言葉に京子のほうを見た。彼女はいたって真剣である。
「私、ツナくんと何もないのは私に女の子としての魅力が足りないからだと思ってました‥」
「京子ちゃん…」
「もし、ヒントになるなら‥お願いします」
「……」
(ボスにも見せてあげたい…こんなにも思われるって)
「安心して、あなた達は見るだけ。実践は…そうね、男とはしなくていいの」
「…それはどういうことですか?」
訝しげな瞳でハルが言った。
「知識としてだけでは不十分なところを教えてあげようってことよ。
 性交渉は確かに、初めてだと怖いかもしれないけれど快楽を伴うものだってことを、ね」
フ、とビアンキはまた笑った。
「髑髏は?」
突然向けられた質問に一瞬びくりと体を縮こまらせるが、一息置いてすぐに
「…私も残るよ。骸様のために」
よくできた答えだわとビアンキは髑髏に視線を送るが、髑髏はすぐに目を逸らした。
(だって、嘘は言ってないもの。…役に立ちたいから…これぐらいでしか、役に立てないから)
「二人は残るらしいわよ?…で、ハルはどうするのかしら?」
「う〜…友達二人を置いてなんていけません…から残り、ます‥」
(大事な友達二人のためです…!我慢…!)
宜しいといわんばかりにビアンキは満足そうな笑みを浮かべると早速部屋の中央の方へと進む。
「実演するのは私と、あと、助手の――コイツよ」
バサリと音がして、先ほどまでただの椅子だと思っていたそれから布が剥ぎ取られた。
「リボーンから頼みたいことがあるっていわれて来てみればこれか」
正確には、椅子に縛り付けられた黒いサングラスをした男がそこにいたのである。
「情けないザマね。今まで声ひとつ上げないでいるなんて」
「うるせーよ毒サソリ。部屋入った途端人を気絶させておいて。オレは空気読んでただけだ。
 だいたい、いたいけな女の子達に何教えようとしてんだテメェは」
「だからアンタの可愛い弟分が甲斐性ないからこうなったのよ。悪く思わないでちょうだい」
ビアンキはそう言いながら淡々と作業を進めていく。カチャカチャと音がしてベルトが外された。
「はひ!」
見てられません、とハルは両手で顔を覆ってしまう。ああは言ったものの、経験のない京子もばつが悪そうに視線を泳がせた。
そんな二人の反応とは別の、強い視線をディーノは感じた。
「‥オレ、見られて興奮するような変態じゃないんだけど」
「お喋りな男はキライよ。大体これは授業だから仕方ないっていってるじゃない。」
めんどくさそうにいいながら、ビアンキは起用に口でズボンのジッパーを下ろす。
広い部屋には妙に静かで、僅かな衣擦れの音も大きく響く。
706お勉強の時間6(ディノビア+京・ハル・凪):2007/01/18(木) 00:46:16 ID:HYayNH12
「アラ、本当に反応してないのね」
取り出したディーノのそれを見つめてビアンキが言った。
「だーから!この状況で反応するほど変態じゃねーって!」
「ホラ、こっちこないと分からないでしょ。みんなもうちょっとこっち来て見なさい」
「お前‥!」
男性の性器といえば、幼い頃兄と一緒にお風呂に入ったときに見たぐらいで、知識と言っても花から聞いた話や
なかば無理矢理に貸された本で見た文字による描写だけだった。
(…なんとなく怖い…でも、)
ゴクリ、と唾を飲み込んで京子が一歩を踏み出そうとしたとき、先に影がひとつ動いた。――髑髏だった。
(髑髏ちゃん………そうだよ、私ひとりじゃないし、私もツナくんのため・・・待ってたらいつまでたっても進めないから)
京子が足を進めようと動かしたとき、片腕が掴まれる。
「い、行くんですか?」
「……うん。このままじゃ嫌なの」
京子の瞳に強い意志があるのを見て、ハルはなんとなく負けたなと思った。
ツナが京子に告白したその時からもう勝負はついていたし、今では本当に心から二人の幸せを願っているけれど
確かに昔、ほんの数年前までハルは本当にツナが好きだった。
ぎゅっと握り締められた京子の手が僅かに震えているのを目にして、それだけツナを好きなんだと実感すると
なんだかほっとした。この二人はきっと上手くいく、そんなことをぼんやりと思った。
「ハルも…行きます」
「ハルちゃん…」
二人はそろそろとビアンキとディーノがいる部屋の中央の方へと足をすすめた。
やっぱり直視できない、とハルは目を閉じる――が、他の感覚を拒絶した中では音だけが妙にリアルに響くのだ。
あの音は唇がふれているのだろうかとか、ビアンキが動いてできる衣擦れの音やら。勝手に頭の中で映像が作られる。
「……う、」
「性器はデリケートだから力加減に気をつけてね」
声とも息ともつかないものがディーノの口から漏れるのを無視してビアンキは露出された性器を見つめたまま言う。
(…こういう風にするんだ…。変な感じ…人がシてるのを生で見るのは初めてだからかな。
 そういえば犬が変なビデオ見てるときに部屋に入って怒られたっけ…)
半勃ち状態になったモノにちゅ、と音を立ててビアンキが鬼頭の部分にキスをする。
顔の横に垂れてきた髪を耳にかけ直し、もう片手は竿の部分を支えるかのように添えられている。
その光景は奇妙な物体と美女という不思議なバランスで、美しくさえも見えた。
三人の少女の胸はどきどきと五月蝿く鳴り響き、目の前でおきているそれに釘付けになっている。
――自分たちの息が少しずつ熱くなってきていることにそのときはまだ気づいていなかった。

「男の性感帯は大抵裏よ、鬼頭なら特に敏感なのはココ」
そういいながらビアンキはカリの部分にチロチロと赤い舌を這わせる。
そしてそのままペニスの先はビアンキの口の中へと飲み込まれる。
ハルの手はしっかりと京子の左腕へとしがみついていた。目を逸らしたくても逸らせない何かがそこにあった。
くちゅくちゅと水音が部屋に響く。鬼頭より少し舌まで包むと、その中で舌を使いカリを刺激する。
カリの下側をなぞっていたと思っていた舌が尿道口へとつう、と進む。
唾液で湿った口内でディーノのペニスは大きさを増すだけだった。
707お勉強の時間7(ディノビア+京・ハル・凪):2007/01/18(木) 00:48:36 ID:HYayNH12
「ほう(どう)?」
「く、・・じょう、とう・・・」
尿道口を刺激するのを止めたと思った途端ジュポッと勢いよく音を立てて、ビアンキの口は奥へと一物を飲み込む。
竿の裏側をざらざらした舌が撫でていく。じゅいやらしい音とともに上下するビアンキの顔を見つめながら三人はただ立ち尽くしていた。
規則的な水音が部屋に響いたと思うと今度は緩急をつけて動く。
(…タイミング、みてる)
髑髏はその光景を見ながら、ふと、自分の下着が湿りはじめているのに気づいた。
(どうしよう、薬がきいてきたのかも…)
ちらりと横の二人を見てみると(薄暗い部屋ではあったが)、二人の視線が少し熱に浮かされているのが確認できた。
ちゅぽん、と音をたててビアンキが口からモノを解放してやると、そこには最初に見たものとは全く別もののように隆起したペニスがあった。
(はひー‥なんだかとってもグロテスクです…)
(あれが男の人の…)
「これが、勃起した状態よ。さっきみたいに口に含んでいろいろ刺激してみるといいわ。
 その時に相手の反応を見てあげて、個人の好みもあるから。好きなところを刺激されると女の子でもキモチイイでしょ?」
そうも言いながらヌラヌラと光る(もちろんビアンキの唾液で、だ)ペニスを片手で握るようにして包み、竿部分を行き来させている。
「さっき私がしたみたいに口の中全体を使うのも有効よ。でもその時歯を立てないように気をつけなさい。
 死ぬほど痛いらしいから」
まあ、逃げるときには有効かもねと付け足すとビアンキは髑髏へと視線を送った。
「喉まで使うのは玄人技だし普通の人はしないからいいとして、この部分が裏側なんだけど」
そういうとツーとビアンキの細くて綺麗な指が根元から鬼頭へと陰茎の裏側を滑った。
「ここに舌を這わせて刺激するのもキモチイイらしいわ」
そういうと直ぐに姿勢を低くして、ディーノの足元へと跪くような体勢を取ったビアンキは睾丸の方から鬼頭へと舌を移動させた。
「先っぽのここ、も敏感よ」
ぐりぐりと少しへこんだ尿道口を指で刺激する。柔らかいビアンキの指先と粘膜で敏感なそこへの刺激にビアンキの唾液とは違う
少し濁った液体が出てきた。
恥ずかしいという気持ちはどこかの時空に置き去ったように、三人の視線はディーノのそこに注がれている。
「何、もう限界近いの?」
「…こんだけいろいろやられればな……」
ふーん、とさも関心なさそうにビアンキは半身を起こすと、着ていたキャミソール二枚を脱いで、ブラジャーのホックを外す。
「お前、なにす…」
「何するも何も、これはテクニックの実演よ?できることはやるわ」
ブラジャーを捨て去るとそこには豊かなバストがあらわになる。柔らかそうなそれは形を保つ布から解放されて形をすこし変えた。
重力に反するように少し上向いた薄紅色の乳首がピンとたっている。
何か言い足そうにごくりと唾を飲み込んだディーノを無視してビアンキは三人に顔だけ向けて言った。
「やらなくてもいいけど、こういうのが好きな人もいるから一応教えとくわね」
三人はと言うとビアンキのそうの豊満なバストに釘付けでこくこくと頷くだけだった。
ふにゅ、と両脇から抱えられた柔らかく温かい胸がそそり立つペニスを包み込むように形を変える。
「出るときは言って」
そう言い放つとビアンキは身体を動かしながら、胸の間から顔をだしたそれを口に含む。
部屋に響くのは水音と苦しそうなビアンキの息とディーノの堪える声だけだった。
「んッ、・・はむ…」
「…っ、で、る…!」
声がしたと意識するよりも早く胸の間のそれが一際大きくなったかと思うとびゅるびゅると生暖かいものが口の中に注ぎ込まれた。
飲みきれなかったのか、少しだけ口の端から零れた白濁とした精液がそのまま顎から垂れて胸へと落ちた。
ビアンキはというと、ベッドの横にあるサイドテーブルからティッシュを取り、そこへと口の中のものを吐き出す。
「……」
「‥リボーン以外のは飲む気なんてしないわ。マズイもの。」
精液が飲めるのは相手を愛している証拠とでも言わんばかりの冷たい視線がディーノを突き放す。
射精後のなんともいえない脱力感に返す言葉もなくサングラスの下の目は伏せられた。
708お勉強の時間8(ビア凪+京・ハル):2007/01/18(木) 00:51:35 ID:HYayNH12
「な、なんかすごかったね…」
「…そ、そうですね」
いつの間にか京子の腕にぎゅっと抱きつくような形になっていたハルは正直思考停止状態だった。
頭の芯があつくて、あそこがじんじんと熱い。その身体の熱さとは対照的に下着が冷たい。
(…ぬ、濡れてる? なんか、身体がおかしいです…)
目の前で先ほどまで起こっていた出来事も充分衝撃的だったが、それよりも途中から自分の身体のほうがおかしくなっていた気がする。
「…きょうこちゃ、」
声をかけようとして、京子が足を擦るようにしてもじもじとしているのにハルは気づいた。
(やっぱり私ってすごくエッチでいけない子なのかも…)
今まで何度かアソコが濡れるようなエッチな気持ちになったことはあったけれど、今日はすごくおかしいと思う。
(何か変だよ…さっきまで他の人の、を見てたからかな?)
セックスの経験はおろか、自慰もしたことがない二人には耐え難い弱い快感の波に困惑していた。
そんな二人の様子を見て何かを理解したらしい髑髏は、潤んだ大きな瞳を向けた。
「あのね、多分、ふたりも同じことになってると思うんだけど…その、身体、おかしくなって、ない?」
「えっ、ど、髑髏ちゃんもですか?」
「三人とも?」
「…うん」
恥ずかしそうに髑髏は瞳を伏せてスカートの端をぎゅっと握り締める。その内腿はぴたり隙間なく閉じられている。
(…欲しい、……骸様…)
「その、…ふたりが嫌なら、シないけど…。 きっとビアンキさんが言ってたのって………」
そこで言葉がでなくなって、頬を赤くした髑髏は口をパクパクさせるだけだった。
「…する?」
「…何をですか?」
冷静に会話をしているようだが、三人ともどうも判断力も鈍っているようでうまくかみ合わない。
耳には自分の早打つ心臓の音がやけに五月蝿い。
「こういうことよ」
三人の遣り取りをずっと聞いていたらしいビアンキが痺れを切らしたように手を出す。
「んぅッ!?」
ハルと京子には一体何が起こったのか一瞬分からなかった。当事者の髑髏には息苦しさと精液独特の青臭さが口内に広がるのを感じた。
思わず固く閉じた瞳をそーっと開いていけば予想通り、声の主であるビアンキの整った顔が眼前にあった。
伏せられた長い睫毛に縁取られた瞳と目が合ったと思った瞬間、精液混じりのビアンキの唾液が口内に流し込まれる。
くいっ、と顎を上向きにさせられて、腰を抱くようにしていた手が太ももから尻へとなぞるとビクンと身体が反応して
行き場のなくなった息とともにその苦い液体を飲み込んでしまう。
(…しらないあじ…、)
「まだまだね」
「・・・はっ、はぁ、っは」
唇を解放してやれば、ビアンキの余裕そうな表情と対照的に、髑髏は足の力が抜けて立っていられなくなったのか床に座り込む。
突然の出来事に思わず唖然として言葉もでなくなったらしい二人にビアンキが視線を向けると、一瞬、身体が硬直するのが見て取れた。
「熱を持て余してるなら、外に出してしまったほうがいいわよ?」
「…でも、」
「言ったわよね、男と"は"しなくていいって。セックスに対する恐怖心を消すには快楽が一番だと思うのよ」
私は参加しないから三人で頑張んなさいとビアンキはその場から離れていった。
ぎゅう、と自身の身体を抱きしめるようにして何かを堪えるようにしているらしい髑髏の肩は少し震えている。
(…快楽を一度経験してしまった者が一番ソレに弱いのよ)
その小さな背中を見てビアンキは思う。
709お勉強の時間9(京・ハル・凪):2007/01/18(木) 00:59:04 ID:HYayNH12
無言になってしまった三人に妙な空気が流れ始める。どうしていいかわからないという、不安や戸惑い
―――それと、少しの好奇心。
「こういう場でこう言うのも変だと思うけど…」
「…?」
「私はこの先にあるものをちょっと見てみたい、と…思うの」
それにこの身体、どうにかしないと帰れないしと呟いた。こういうところで思い切りがいいのが
可愛らしい見た目とは反対にサバサバとしている京子である。
「そ、そうですね」
「…私も……」
熱っぽい髑髏の見上げるような視線に二人は何かを感じる。
「その、でも…何から始めればいいんでしょうか…」
傍からみれば不思議なその光景は、当の少女達にとってはもはや別空間へと移動していてそこで三人以外の存在は抹消されていた。
「…キス、はしなくていいと思う……だって、」
ふたりとも、好きな人としたいよね?と確認するように髑髏が言った。
勢いよく二人の顔は縦に振られる。それぞれ頭に思い浮かんだその人を少し思う。
(ツナくん…ごめんね、許して…でも私、)
(…はひ!なんでこんな時に獄寺さんの顔が?!き、消えてください!!私、私)
「ど、髑髏ちゃんもしかしなくても経験者?」
「…へ、そうなんですか?」
「………」
黙ったまま、ただ一度肯定の返事がされた。
「じゃあ、頼りにしてるね、よろしく…」
「そうですね、先輩ですね、よろしくお願いします…ってこんなこというのも何か変ですけど」
「…こちらこそよろしく……」
(女の子とはシたことないけど…大丈夫かな)
人から頼られるということの喜びが先行して、少しだけ髑髏の頬が緩む。
(でも、頑張らないと)

「じゃあ、まず服を脱いで…あそこに移動…しよう?」
髑髏が指差したのは乱れる様子も一切ない、キングサイズのベッドだった。



今日はここまで
無駄に長くて申し訳ない。…ちなみに、次は三人で百合とまたディーノビアンキの絡みが入る予定。


ちょっと遅くなったけど>>689骸凪の人GJ!
凪たんの反応が可愛くて萌えた
骸凪いいね!
710名無しさん@ピンキー:2007/01/18(木) 01:02:54 ID:llh7bSbd
リアルタイムで読ませてもらった!!GJ!
続きwktkで待ってます
711お勉強の時間2.5(ビア・京・ハル・凪):2007/01/18(木) 01:21:49 ID:HYayNH12
「…そ、それは」
しかし真剣に悩んでいるらしい京子にアドバイスらしいアドバイスができるほど自分には経験がない。
なんとか言葉を返そうとしたその瞬間

―――ピンポーン

玄関のほうでインターフォンが鳴った。
突然の音にびくりとしながら二人は顔をそちらに向けると、キッチンのほうからビアンキの声がした。
「今手を離せないから代わりに出てちょうだい。きっとあの子が来たんだわ」
「了解です!」
「…あの子?」
ハルがインターフォンにでると、相手はさっき受付にいた女の人だった。
『お客様がそちらの206号室に行かれましたので』
「あ、はい」
『クローム・髑髏さん、と仰る方でしたがお客様がお待ちになっておられる方で合っていますか?』
「あ、そうんなんですか?はい、大丈夫です知り合いです」
『では玄関のベルが鳴りましたらご確認の上、インターフォン横にある開錠のボタンをお押しください。それでは、失礼しました。』
「はい、ありがとうございました」
ブツ、と内線の電話が切れたとほぼ同時にさっきとは微妙に違う電子音がなり、インターフォン横のランプが光る。
「はい」
『あ、あの…私、呼ばれて来たんですけど。‥クローム髑髏です。…その声、もしかして、ハルちゃん?』
「そうですよ〜!今開けますね、ちょっと待ってください」
光ったランプの下のボタンを押すとウィーンと扉のほうで開錠音がする、とすぐその後に扉は開かれた。
そこに立っていたのはよく知る顔の女の子。鞄を前のほうで両腕で抱くように持っている。
その癖は出会ったころからだったので、ハルはにこにこと笑うとどうぞと言った。
「あ、髑髏ちゃん、久しぶり!」
部屋に入ると先に京子が笑顔で挨拶をする。
「えっ、あ、…こんにちは。‥あの、京子ちゃんとハルちゃんも?」
ぺこりと頭を下げた後、おどおどしたように髑髏は周りを見渡す。
「そうですよ〜!私もここに着いてから知ったんですけど!しかし何の勉強なんでしょう?」
「先生はビアンキさんなんだよね」
「……そうなんだ」
(…京子ちゃんもハルちゃんも、ボスがマフィアのボスだって知らないのに…なんで…)
「遅刻よ、髑髏。」
部屋のドアが開くとビアンキが姿を現す。カチャリと音を立てて紅茶の入ったティーカップはテーブルの上に置かれた。
「道に迷っちゃって……」
申し訳なさそうに髑髏は返す。
「本当にドジね。まあいいわ。 さあ、三人ともそれを飲んで。その後授業を始めるから」
「ありがとうございます〜!」
「いただきます」
「…どうも」
黄金色に輝くティーカップの中の水面はゆれる。一口、また一口とそれぞれの口の中へと流れ込んでいくのをビアンキはじっと見つめていた。
しかし、髑髏だけは気が進まないのか紅茶があまり減っていなかった。
「レモンティー、嫌いだった?」
「…え、あ、違います。あの、」
(…この子はリボーンから何か聞いているのかしら)
「そうね、ティータイムにお菓子がないのはいけないわね。クッキーでもどうかしら。髑髏、手伝ってくれる?」
「あ、ハルも手伝いますよ」
ビアンキの視線と言外の意味に気づいた髑髏はハルに向けて
「私が行ってくるからいいよ、ここに座ってて」
と言うとビアンキとともにキッチンのほうへと消えた。





スマン、投下失敗してたー。2と3の間に本当はこれがあった
いざ投下って時に規制されたもんで、携帯に切り替えたらこうなった
次から気をつける
712名無しさん@ピンキー:2007/01/18(木) 09:28:59 ID:Rirh3dEt
あなたが神か
女性陣それぞれキャラの魅力が出ててすごくイイ!!
続きが早く読みたい
待ってます
713名無しさん@ピンキー:2007/01/19(金) 23:38:18 ID:sDn1AgbW
スバラシイ…
一つの話に沢山の楽しみが詰まっているなんて!
骸凪期待してます
714名無しさん@ピンキー:2007/01/20(土) 02:52:17 ID:xOS0AXsN
百合楽しみ
715名無しさん@ピンキー:2007/01/20(土) 02:53:06 ID:FIAjgRi5
髑髏が京子・ハルと仲良くしている姿に和んだ
ビアンキ先生の性教育授業もよかったし
これからこの3人の百合とそれぞれのカプが
読めるのかと思うと今からすげー楽しみだよ
716コロ京 小ネタ:2007/01/21(日) 01:12:07 ID:GTCxMnlh
神が来るまでのおつまみに。


「京子それは何だコラ?」
コロネロは京子が鞄から取り出したプリントを指差す。
「進路調査表だよ。将来なりたい職業とか行きたい学校とかを書くの。でも私まだ何になりたいとか分からないなー」
何と書こうか頭を悩ませている京子にコロネロは
「永久就職って書いておけ」
と言い放った。京子はきょとんと目を丸くする。
「永久就職?」
「俺が嫁にもらってやるぜコラ」
胸を張って答えるコロネロに京子はくすっと笑う。
(コロネロ君たらませてるなぁ。でも結構嬉しいかも…)
「ありがとう。コロネロ君が大人になった時まだ私のことお嫁さんにしたいって思っててくれたらお願いします」
「よし約束だぞコラ。少し頭下げろ」
「こう?」
言われた通りに頭を下げると――。

ちゅっ。

唇に柔らかい感触。
「えっ………コロネロ君!?」
目をぱちぱちさせて慌てる京子にコロネロはニヤッと笑う。
「俺はリボーンと違って愛人は作らない主義だから安心していいぞコラ」
赤ん坊でも男は男――。

おわり
717名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 09:47:04 ID:TA/dBcM9
コロネロwワイルドktkr
718名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 20:51:15 ID:mRmDIocQ
コロ京かわいいな‥
719お勉強の時間10(京子×ハル×凪):2007/01/21(日) 22:19:59 ID:mRmDIocQ
規制解除されたみたいなのでPCから>>709の続き投下
百合なので苦手な人はスルーよろしく

「じゃ、じゃあ服、……脱ごう?」
もう思考回路といえばこれから起こるであろうことへと身体を進めさせるようにしか機能せず
容易く外されるべきではないボタンやらが彼女たち自身の細い指によってひとつひとつと外されていく。
二人は期待と不安を、一人は喜びと不安を感じながら一枚、また一枚と身に纏っていた衣服は音と立ててその場に落とされた。
(二人とも薬のおかげで、もっと強い刺激を求めてる…
 こういうことにあまり良い顔しないハルちゃんのほうから、慣らしたほうがいいのかも)
女の子同士の恋のお話のなかでは、このぐらいの年になればそういった類の話題もでてくるが、ハルは質問するだけ
しておいていざ本番のことに話が及ぶとこっそりその輪から退いていくタイプなのだった。
彼女曰く、『そんな変態なことにはハル、興味ありませんから!』らしいが。
「じゃあ、ハルちゃん横になって……」
髑髏はハルがはい、という返事を言う前に、彼女の肩をその細い指でそっと掴むとゆっくりと押し倒す。
(なんだかとっても変な気分…いつもされてることをすれば、いいんだよね?)
誰かに頼られることに不慣れな髑髏は、二人に頼られているということに嬉しさを隠せない。
薬は効いているとはいえ、女の子にとってそこは最後の砦のようなもので薄い水色のブラジャーとお揃いのショーツ
はまだ守るべき場所を守っている。
適度に柔らかいベッドはハルの身体を少し包むように、押し倒された彼女は不安と期待とで目の前の少女へいつもと違った
視線を向けていた。
(…うう、もともと色っぽい髑髏ちゃんですが、今日はなんだかいつにも増して…こうぐっとくるものが…)
「じゃあ、ブラ、外すね?」
確認はしてくれるものの、頷くより先に背中へと細い手が滑り込んでシーツとハルの身体との間でもぞもぞと動く。
「んっ」
びくりと背が反るように反応を示してしまって、ハルは一人赤面した。
(これじゃあ私が変態になってしまったみたいです…)
「……心配要らないよ。私も京子ちゃんもおなじ。…からだ、どこ触られても気持ちいいんだよね?」
ハルの心中を察してか髑髏が気遣う。京子といえばその後ろで二人のやりとりを、すこしぼーっとする頭で見つめていた。
(髑髏ちゃんすごい…やっぱり色っぽいのも…こういうこと彼としてるから…?
 それとも男の人がシたくなるような雰囲気があるから……?)
もぞもぞと動いていた手がそれを見つけると小さな音を立てて、胸は束縛から解放されてしまった。
自由すぎることに不安を覚えるかのように、支えをなくしたハルのバストも少し形を崩す。
ブラジャーを上へ上げ、まじまじとそれを見つめる髑髏の視線に、ハルは手で真っ赤な顔を覆い隠した。
「…きれい」
小さな声だったが、それはしっかりとハルの耳に届いた。
自分以外の手が自分に触れているというその事実だけでも心臓は早くなるし、身体の芯からくる熱とあそこが
ムズムズするといった初めての感覚はハルの頭を混乱させていた。
「ぁ…」
新体操部に所属しているせいか、三人の中では一番小ぶりだが一番張りがあって綺麗な形をしているハルの胸を
髑髏がやさしく包みこむようにして、その形を確かめるように揉む。
細い指が身体の上を這っていると思っていたら生暖かく湿ったものが胸の頂を包んだ。
「ひゃん!…だっ、だめです!」
いやいやと顔を振るが身体に力が入らない。正確には、拒絶できなかった。
ころころと、突起を舌の平で起用に刺激する。
(…ハルちゃんかわいい…。…シてもらってる時ってこういう顔、してるのかな?)
髑髏の身体も段々と熱くなっていき、湿ったショーツはぴたりとアソコにくっついてしまっていた。
片方では口を使い、片方では手を動かしてハルの胸を丹念に愛撫する。
ちゅ、と音をたててハルの胸を解放すると、気持ち良い?と一言、確認する髑髏。
720お勉強の時間11(京子×ハル×凪):2007/01/21(日) 22:24:46 ID:mRmDIocQ
ハルのショーツの濡れ具合から分かりきっていたことなのだが、こういう場面では言葉も有効な手段、
それは経験しているからよくわかっている。
「…そ、それは」
顔を真っ赤にして言葉にするのを躊躇うハルに
「……素直になって」
名前を耳元で呼んで、耳たぶをチロチロと舐めながら細い指は恥丘へと這い降りていった。
まだショーツにより誰からの侵入も頑なに拒むそこは、薄い水色という色を変色させている
布の上から、割れ目をなぞるようにして
「気持ち良いんだよね?」
「…っ…」
「言わないと、わからないよ?」
トントン、と膣口をショーツの上から指で刺激する。――正直に言わないと、これ以上はあげない。
こういった焦らしながら、相手の羞恥心を揺さぶって快感を高めることも行為においては重要
…習ったわけではないが、経験上のことであるというか、いつもされていることをする側に回って
する、というのは髑髏の気分を高揚させていたし変な気持ちにさせていた。
つーっと、舌を鎖骨から臍のあたりまで這わせていき、太ももの間をなぞる。
「…すごく、濡れてるのに?」
「…ひゃっ!い、いわないでくださ…!」
「正直にいわなきゃ分からないよ…自分の気持ちに正直になって、そしたらイイコトあるよ…きっと」
びくん、と身体が反応するのを止められずハルはもどかしい感覚に気が狂いそうになっていた。
「…男の人って鈍いから分からないんだって、…言われないと」
(…って、骸さまが言ってたんだけれど…)
(………)
その時ハルの頭の中には何故か獄寺の顔が浮かんでいた。
(言わないと、分からないものなんでしょうか… 本当に?)
何かを促すようにショーツをなぞる指がハルの思考を白く染めていく。
「、っ……、もっと、ほしい…です…」
「……よくできました」
するり、とショーツを脱がせていく髑髏の細い指。京子は恍惚とした表情で目の前を見つめていた
そしてハルに向けられた言葉は同様に京子の胸にも影を落とす。
「っはぅ…!」
愛液でぬるぬるとしているそこに、髑髏は自身の指を一舐めしてつぷりと挿入した。
「…ナカ、濡れてぐちょぐちょになってる」
「い、言わないでくださ…!」
控えめに生えた陰毛を、少し羨む気持ちで見つめながら髑髏は中で指を曲げたりして少しずつ押し広げていた。
きゅう、と締め付けるそこは今まで誰も侵入したことがない。慣れない快感に必死に耐え様とするハルの様はいじらしい。
「…ここ、どう?」
「ひゃうっ!」
声とともにハルの背が大きく反った。
「ここ触られるとね、女の子は気持ち良いみたい」
くにゅくにゅとクリトリスを親指と人差し指で摘むようにいじりながら、ハルの反応を楽しんでいた。
自分のあそこがひくひくしていることも意識しながら、髑髏は行為を続けようと、挿入する指を増やそうとしたその時
「っひゃ!」
ぺちょ、と音がなったと思えば、ショーツの上から京子が髑髏のそこを舐めていた。
「髑髏ちゃんのここも濡れてるよ。…私もしてほしい・・・な?」
「…あ、……ごめん」
「濡れてるの気持ち悪いでしょ?おろすね」
「!あっ、ま、まって!」
髑髏が止めようとしたときには時すでにおそく、薄い布は膝の所まで下ろされていた。
秘所から溢れる愛液が一本の糸のようにショーツとそこをつないで、暫くするとぷつりと切れて股を伝うようにして落ちていく。
「あ、…」
カァと髑髏の顔が赤くなっていく(勿論先ほどまでとは比べ物にはならないほどに)。
「……髑髏ちゃんのここ」
「い、言わないで…」
721お勉強の時間12(京子×ハル×凪):2007/01/21(日) 22:33:18 ID:mRmDIocQ
(…それで一緒に旅行行こうっていう誘いとか断ってたんだ…)
京子は妙な納得をしてまじまじと髑髏のそこを見つめた。本来あるべき――大人の女性なら―、陰毛がそこには存在しない。
産毛の存在は感じられるものの、触っても分からない程度の柔らかさである。
ひくひくと羞恥心に震えるそこは綺麗な桜色がちらりと割れ目から見え隠れして、京子の視線を釘付けにしていた。
(女の子のここって、こんな風になってるんだ…)
人のはもちろんのこと、自分のでさえ見たことはないのでとても不思議な気持ちになる。
(なんかすごくエッチな色……)
「赤ちゃんみたいで可愛い」
素直な京子らしい感想にどうしていいか分からず、髑髏は隠れたい気持ちでいっぱいになった。
「…京子ちゃんだけ穿いているのは卑怯です…」
少しだけ責めの手が止められたせいか、ハルも口を挟む。
「あっ、そ、そうだよね、ご、ごめん!」
といいつつ、ショーツに手をかけるもそこで手が止まってしまう。
「脱げないならハルが脱がせてあげますよ」
すっかり気分が良くなってしまったらしいハルが京子の手の上に自分の手を重ねてショーツを下ろさせた。
薬のせいか、自分でも見たことのないほど濡れていたそこは、先ほどの髑髏同様糸をひいている。
ショーツを脱いでしまえば上もつけている意味がないと、髑髏も京子自分の手でブラを取り外した。
ビアンキの豊満なバストを見た直後のせいか、迫力が少し足りないがどちらも年相応というか
意外と女性らしい部分には肉付きが良いようで、着やせするタイプらしい。
(…もしかしてハルがこの中で一番小さい…?!)
「……大事なのは形、」
ふたりの胸をじろじろと見ていたハルの考えに気づいたのか髑髏がぼそりと呟く
「はひ?!ハルは何も…」
「…と感度………。でも男の人はみんな、女の人の胸が好きだよ。それが好きな人のなら余計。」
「そ、そうなのかな?」
「本当にそうなんでしょうか?」
まだ好きな男に己の身体を見せたことも触らせたこともない二人はいまいち信じていないようだったが。
「……じゃあ、二人は相手の身体の大きさで嫌いになったりする…?」
二人は首を横に振り、否定の返事をする。
「……たぶんそれと同じきもち」
そうなんだ〜、なんて一瞬ほのぼのとした雰囲気になったところで京子の口からびっくりしたような声が響く。
「っあ!」
「…お返し」
にこ、と髑髏は笑って京子の秘所をなぞっていた指を動かす。
「んっ…」
「京子ちゃんの胸ってすごく柔らかいです」
いつもならこういことには消極的なハルが積極的になっているというのは薬の効果と髑髏の言葉のおかげということか
ありえないような光景がそこでは繰り広げられている。
白い肌の上を這うのはごつごつとした男の手ではなく、細く白い女性の手である。
にちゅにちゅと音をたてるように蜜壺を掻き混ぜる髑髏、しかし初めてということを考慮して
ハルに対してもそうだったが、動きは幾分か控えめである。
行為を気持ち良いものとするには慣らすことが大事であるというのは経験として既知なのだ。
「気持ちいいところとか、正直に言ってね?」
「…う、うん」
ふるふると身体を震えさせながら京子は答えた。膝立ちの状態で女の子二人に責め立てられている。
その事実もまたどこかおかしいと思いながらも身体は反応をやめられずに、水音は増すばかりで
ハルは揉んでいた手を起用に、中指で胸の頂の桜色の突起物を転がすようにしている。
「あっ、ん」
可愛らしい声が桜色の唇から漏れてきたことを確認すると、髑髏はその指を一本から二本へと増やして動きを少し複雑にする。
中の肉襞が絡みついて、潤滑油としての愛液も指を伝ってシーツに落ちるほどで、もう少しで絶頂が近いことを思わせる。
「んっ、あ、あ」
京子の意思とは関係なく腰が動き始めて、髑髏の指をもっと奥へと呑み込もうとする。
ハルも後ろから京子の乳房を揉みつつ、背中に舌を這わせるなどして身体に刺激を与え続けている。
722お勉強の時間13(京子×ハル×凪):2007/01/21(日) 22:36:33 ID:mRmDIocQ
(……もう少し…)
入るか少し不安だったが三本めの指を入れて奥へとすすめる、指を折り上壁を刺激すると同時に
肉芽を剥いて軽く摘むように刺激を与える。
「ひぁんっ!」
一際高く京子の口から嬌声があがったと同時に、ぴゅっぴゅっ、と少量の潮が髑髏の手を伝ってシーツに落ちた。
がくがくと震えていた京子の身体から力がぬけて、そのまま後ろにいたハルに抱きかかえられるよう倒れてしまう。
ほっとした表情をしたあと髑髏は手についたソレを舐める。
「……しょっぱい」
「っあ、は…はぁ、ど、髑髏ちゃん」
言わないでそんな、恥ずかしい、と初めてイクことを経験した京子は顔を両手で覆った。
「い、今の何なんですか?」
「京子ちゃんがイッた証拠…。気持ちよくなれたんだね、よかった…。」
(何ていうのかは、私も知らないけど…初めてだから量、少ないのかな…)
へえ、そうなんですかと興味深そうにハルは濡れて光る髑髏の指を見つめていた。
(イクってどんな感じなんでしょうか…)
「次はハルちゃんだよ」
「へ?」
「途中だったから、欲しくてしょうがないよね?」
「な、な、、何がですか…?」
確かに、中途半端なところで止められていたせいかハルの身体が刺激を求めているのは確かだった。
「正直にならないと、ダメだよ…」
髑髏は抑揚なく、淡々と喋る。上目遣いの視線と少し赤い頬という様子にはすこし不似合いな声だった。
(なんかすごく、髑髏ちゃんからエッチなかおりがします…
 ハルの頭はおかしくなってしまったんでしょうか…相手は女の子なのに…)
「好きなものは、好きだっていわないと」
髑髏と交流を持つようになってもう数年経つが、彼女は他の子よりも感情を表に出すのがひどく苦手らしく
笑うことはあまりない。そしてその笑顔でも、こんな部類のものは初めてだった。
お腹の(――正しくは子宮の)奥がきゅう、と締め付けられてアソコがひくひくする。
期待に、背筋がゾクゾクとするのをハルは感じた。
「…ハルちゃんは、もっと正直にならないとね」
そう言って髑髏がハルの首筋を舐めた。
「ひゃッ」
「獄寺くんにも、正直にならないと」
「…な!獄寺さんは関係な…」
「嘘」
いつの間にか息も整って落ち着いたらしい京子はハルの腕から抜け出してしまっていた。
「言わないと分からないことだって、たくさんあるんだよ?」
髑髏はハルの背中に回り、後ろから小ぶりなその胸を揉みしだく。その手の動きに思わずハルの口から声が漏れ始める。
「…獄寺くんのこと好きなんだよね?」
わざとハルの耳元で獄寺の名前を呼ぶ髑髏は、ハルのその様子をじっと観察するようだった。
「んっ…」
びくびくと細かく震える肩と、僅かに秘所が反応しているのが見て取れる。
愛液はシーツに染みを作っていた。
「ち、ちが」
「…こんなに、欲しいっていってるのに?」
髑髏の細い指がソコに侵入していく。中で円を描くようぐりぐりと動けばぐちゅぐちゅと大きな音が部屋に響いた。
カァとハルの顔が熱くなる。心臓の音が耳に響いて、ハルの頭の中はパニック状態だった。
「…ハルちゃん、素直になったほうがいいと思うよ。私も」
京子はそういうと、見よう見まねでハルの膣の中へと指を一本挿入する。
ナカで全く別の動きをする二本の指にハルの腰はシーツから浮くも、逃げ場はなかった。
「ああっ、ん!は、…ひゃッ!」
「…好き?」
「す、…ッ、アぁッん、‥す、すきです…!!」
堪えきれず勢いのままに言ってしまったハルは恥ずかしさに泣き出したい気持ちになった。
「…正直になったらきっと、いいことあるよ」
不安げな瞳で後ろの髑髏を見ると、少しだけ微笑んでいるようにも見えた。
723お勉強の時間14(京子×ハル×凪):2007/01/21(日) 22:42:44 ID:mRmDIocQ
「ね、京子ちゃん」
「うん」
その言葉に何かを察したらしい京子は、髑髏によって広げられたハルの足の間に顔を進める。
ちろりと赤く可愛らしい舌が見えたと思った次の瞬間、強い快感がハルの中を駆け巡る。
「ひぁ‥っ!」
少し勃起したクリトリスを舐られて、逃げようにも後ろから髑髏が抱えているため逃げられずその強い快感に背中を
反らせながら耐えるしかなかった。
「あっ、あ…!ひ、く…イっちゃいます…!」
京子が二本の指でそこを掻き混ぜればぎゅうと締め付けられて、自分と同様、大きく背中を反らせたハルのそこから
水みたいなそれが、ぴゅぴゅぴゅと勢いよく飛んだ。

「すげえな、アレ」
「ふふ、女の身体は神秘なものよ」
三人の様子を少し離れたところで見ていた二人は元の通り、服を着てしまっている。
「…しかし道具とか使わねーのか?」
男から見れば疑問だらけである。突っ込まないとイけないものだとばかり思っていた。
「突っ込む突っ込まないの問題じゃないのよ。本当に馬鹿ね。
 道具じゃなくて生身の体で気持ちよくなれることを手探りでいいから知ってほしかったの」
大体道具なんて愛がないじゃない、とビアンキは零した。
ぼんやりとした明かりのなか浮かびあがるその横顔は、気のせいかちょっとだけ赤くなっている気がする。
そわそわと落ち着かない感じも少し…
「毒サソリ、お前…」
「言わないで。まだ仕事残ってるんだから、それまで取っておくの。あの子には居残り授業があるし」
そういって指差したのは髑髏だった。
「…髑髏が?」
「京子ちゃんやハルとは少しわけが違うのよ」
「え、もしかしてオレとど…」
「残念ね、私とよ」
会話はそこまで打ち切られてしまった。少しだけ冷静さを欠いた横顔は爪を噛んでいる。

「我慢しちゃダメだよ…」
「気持ちよかった?」
それぞれにイったばかりで肩で息をしているハルに声をかける。
「は…はひ……」
「恥ずかしくないから…我慢したら気持ちよくならないの」
そうなんれすか、と舌足らずな風にハルは答えた。
「次は髑髏ちゃん、だね」
「え」
フフフと京子はその可愛らしい顔でにこにこと笑った。
「前から触ってみたかったの」
その胸、と京子は髑髏の乳房に手を伸ばした。
「…んっ」
「すごい柔らかくて、なんかすごいね‥!」
「や、」
自分のを触るのと違うねーなどと感心するように京子はいう。
多分天然な彼女のことだから純粋に感動というかそう思ったのだろうが状況が状況なだけにそうは見えなかった。
が、この場にそれを突っ込むものは誰もいない。
「他は細いのにすごいなぁ」
「いやぁ、ン…」
既にその口からは甘い声が出始めたが、髑髏はすぐに両手で口を覆ってしまう。
724お勉強の時間15(京子×ハル×凪):2007/01/21(日) 22:47:05 ID:mRmDIocQ
「どうしたの?」
「っ…恥ずかしい…から」
「さっき、ハルには我慢しちゃダメって言ったのに?変ですよ?」
ハルが京子の後ろから顔を出すようにして、少し意地悪そうな笑みで言った。
「…今日はいつもと違うし…」
ふにふにと柔らかいそれは京子の手によって形を変えている。
「ひぁッ!」
京子は口の中にそれを含むと舌でコロコロと転がす。もともと硬くなり始めていた乳首が主張するようにぴんと立つ。
それを見て何かを思いついたらしい京子は、髑髏を横になるように促した。
髑髏の上に跨って、自分の胸を両脇から支えるようにして、同じように胸の中心で主張する二つの突起を髑髏の
それと重ねるようにしてこする。
こりこりと、互いの硬くなったそれが擦れることによってもどかしいような気持ちよさに二人の口から甘い声が出始めた。
「ん、やぁん‥ぁ」
「ぁッ、んv」
(なんだかすごい光景を見ている気がします…!)
と女の子同士ならではの光景に胸を高鳴らせるハルも負けじと、舌と手を使い、二人の秘所を責め始めた。
くちゅくちゅとどこかいやらしい音が部屋に響いた。

今日はここまでです。書きたかった百合なのにやっぱり難しいな
なかなかエロくならない…w期待してた人には申し訳ない
725名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 23:04:43 ID:yluJHHOe
>>716カワエエ
コロ京はコミクスのあの扉を見てから一番好きな組み合わせ
726名無しさん@ピンキー:2007/01/22(月) 00:15:51 ID:k4B01LOu
>>724
GJ!
三人ともそれぞれの可愛さとエロさでイイヨイイヨー
正座して続き待ってる
727名無しさん@ピンキー:2007/01/22(月) 21:59:49 ID:ED71nwSl
女の子の可愛さとエロさを存分に楽しめる作品ですね
神続き頑張って下さい
728名無しさん@ピンキー:2007/01/23(火) 21:31:05 ID:ahwhJ59G
ここって絵の投下は駄目なんだよな?
729名無しさん@ピンキー:2007/01/23(火) 23:18:23 ID:65ERd+Yj
二次板じゃだめなのか?
730名無しさん@ピンキー:2007/01/24(水) 01:30:12 ID:vROpQTn/
来週まで来られないけど
それまでに神が続きを投下してくれるのを期待してる
731ランピン:2007/01/24(水) 02:21:14 ID:KA9zPaGA
ランピン投下します


「がはは、待て〜!!」
「〜〜〜!」
「あいつらまた…」
風呂から上がってジュースを飲んでいたツナは部屋の外から聞こえる騒ぎにため息をつく。
またランボがイーピンを追い回しているのだ。
バン!と大きな音を立ててイーピンが逃げ込んでくる。
「逃げてもムダだぞ〜!」
その後を追ってランボも飛び込んでくる。
「うるせーぞアホ牛」
リボーンが床に置いてあった漫画をランボに投げつける。
「ぐぴゃっ」
見事角がランボの額に命中し、ランボは頭を抱えてうずくまる。
(ああ、また泣くぞ…)
ツナはハラハラしたが、予想に反してランボは「が・ま・ん」と涙を堪えた。
(あれ、ちゃんと我慢できてる…)
そういえば最近ランボは前みたいにすぐ泣かなくなった気がする。
こいつも成長しているんだなぁとツナはしみじみ感心したのだが、
気を取り直したランボは「ブロッコリーお化け〜!」と再びイーピンを追い回し始める。
「こら部屋の中で騒ぐなよー!もう遅いんだから子どもは寝ろ!!」
ツナの制止も聞かずバタバタと部屋中を走り回る。
「うるせーって言ってるだろーが」
リボーンの手から今度は広辞苑が飛び、ドスッと鈍い音と共にランボの後頭部にヒットする。
ランボは悲鳴を上げることもできずにその場に倒れた。
「ちょ、リボーン広辞苑はまずいって!」
「こうでもしなきゃ凝りねーからな」
「うぅ…が・ま…うわぁぁぁっ!!」
今度の痛みには耐え切れなかったようでランボはわぁわぁと泣き出した。
「〜〜〜?」
ランボを心配してイーピンが近づいてきた。
普段自分をいじめる相手でも気遣えるところがイーピンの良いところだ。
「うわぁぁ!」
ランボは泣きながらモジャモジャ頭の中から10年バズーカを取り出すと、ツナが止める間もなく発射した。
732ランピン:2007/01/24(水) 02:24:11 ID:KA9zPaGA
ドガンという音と共に煙が巻き上がる。
(結局こうなるのか…。イーピンにも当たったよな今)
げんなりしながらツナは「こんばんは若きボンゴレ」といつもの調子で挨拶する大人ランボと
「あれ?ここどこだろ?」と困惑顔の大人イーピンが出てくるのを待った。
しかし煙の中から現れた2人の姿にツナは硬直した。

ランボとイーピンは互いにしっかりと抱き合い熱いキスを交わしていた。
それも仰向けになったイーピンにランボが跨る姿勢で、だ。
さらにはイーピンは純白のブラジャーにスカートという格好で、
すでに上半身裸のランボの手がイーピンの背中に回ってホックを外そうとしていた。
どう見ても情事を始めようとしているところである。

(な、な……)
よく知っている相手のラブシーンにツナは真っ赤になって顎が外れるほど口を開けたまま固まっていた。
ランボとイーピンは自分達が10年前にいることも、ツナとリボーンがすぐ側で見ていることにも気付かないほど
お互い目の前の相手に夢中になっている。
しかしホックを外したランボがそのままブラジャーをイーピンの胸から
取り去ろうという動きを見せた瞬間ツナは我に返った。
「ちょ、ストップー!!」
「え!?」
2人きりの世界にいたランボとイーピンは第三者の突然の制止に仰天した。
2人の目が真っ赤になったツナといつもどおりのリボーンを捉える。
「……っ。きゃあーっ!!」
イーピンはランボを突き飛ばし、真っ赤になって両腕で胸元を隠した。
床に頭を打ちつけたランボはうめきながら起き上がり、ツナを見ながらため息をつく。
「子どものオレがまた10年バズーカを使ったんですね。
 若きボンゴレ、すいませんがイーピンに体を隠す物を貸してもらえませんか」
「あ、う、うん」
ベッドの毛布を渡すとイーピンはそれで体をくるみ、中でブラジャーを付け直した。
「ありがとうございます。えっと、変なところ見せちゃってごめんなさい」
耳まで赤く染めて恥ずかしがるイーピンにツナは首を横に振った。
「びっくりしたけどイーピンが悪いわけじゃないし」
「悪いのは子どものオレだから。…ごめんイーピン恥ずかしい思いさせて」
癖のある髪の毛を掻きながら頭を下げるランボを、イーピンは「仕方ないよ」と快く許した。
733ランピン:2007/01/24(水) 02:29:10 ID:KA9zPaGA
「えっと…大人ランボと大人イーピンて付き合ってるんだ?」
ツナの問いに2人は頷いた。
「そうです。最近10年前に呼び出されることがなかったので
 若きボンゴレには報告が遅れてしまいましたね」
「最近子どもランボ泣かなくなってバズーカ使わなくなったからなー。
 でも10年後ってランボはイタリアでイーピンは日本にいるんだよね?」
「はい、だから遠距離恋愛なんです。今日は久しぶりにランボが日本に来ていて…ね」
照れくさそうに微笑み合う目の前の2人と、喧嘩ばかりしている子どもの2人の姿を
思い浮かべて(未来って分かんないもんだなー)とツナはつくづく感心した。
一体いつからお互いを想い合うようになったのかは分からないが、
2人の間に流れる温かな空気をツナは好ましく感じた。
「おめでとうランボ、イーピン。2人ともいつまでも仲良くね!!」
「はい」
2人が頷くのと同時にボンと音を立てて煙が巻き上がった。
煙が晴れて出てきた子どもランボと子どもイーピンは丸くなって眠っていた。
しゃがみこんで2人の寝顔を覗き込む。
「こいつらが恋人になるなんてなぁ…」
「あのアホ牛がよくイーピンをゲットできたもんだな」
流石のリボーンもこの2人が付き合うことになるとは予想していなかったようだ。
ランボはだらしない寝顔でいびきをかき、イーピンは小さな寝息を立てている。
ツナは2人の頭をそっと撫で、
「いつまでも仲良くな…」
10年後の2人に言ったのと同じ言葉を小さな子ども達に贈った。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

一方10年後のイーピンの部屋に戻ってきた2人は――。
「…どうしよう毛布借りたまま持ってきちゃった」
「今度10年前に呼び出されたら返せばいいんじゃない?
 いつになるか分からないけど。それか今のボンゴレに返すか」
「それなら今の沢田さんに聞けばいいんじゃないの?あの後私達毛布返しに来ましたかって」
「そっか。じゃあ帰ったら聞いておく」
よろしくね、とイーピンは毛布を丁寧に畳んで押入れにしまった。
734ランピン:2007/01/24(水) 02:31:19 ID:KA9zPaGA
「でもビックリしたなー。まさかあんな時に10年前に呼び出されちゃうなんて…」
あんな所見られちゃうなんて、と赤くなった頬を押さえるイーピンに
「でもほら、最中じゃなかっただけよかったんじゃない?」
とランボが変なフォローをし、
「そういう問題じゃないでしょー!」
と怒られた。
ランボはごめんごめんとイーピンの体を引き寄せ、並んでベッドに腰掛ける。
「さっきの続き…しよう?」
頬を染めながらも頷きかけたイーピンは、はっと不安そうにランボを見上げた。
「また10年前に行ったりしない?」
「そんなに心配しなくて大丈夫だよ」
たぶん…という言葉は口の中で飲み込んで、イーピンの唇に自分の唇を押し当てる。
「ん…ふぅっ…」
舌を絡ませながらイーピンの背中に手を回しホックを外す。
綺麗な形の乳房に手を這わせ、柔らかな感触を楽しむ。
「あん…、んぅ…ん」
「イーピンの肌、相変わらず綺麗だね…」
耳元で囁くとイーピンはふるっと薄い肩を震わせた。
微笑んでゆっくりとその体を押し倒し、ぴんと立った愛らしい乳首に舌を寄せる。
イーピンは体を捩じらせ切ない声を上げた。
久々に会った恋人から受ける愛撫に体はすぐに快楽に染まっていく。
下着の奥が濡れていくのを感じるが、ランボはなぜか下には触ってこない。
首筋に吸いつき、胸を揉みわき腹を擦るだけでスカートをめくりもしないのだ。
「ラ、ランボ…」
「どうしたの?」
呼びかけると優しく答える。
しかしその瞳が子どもの頃と同じ悪戯っぽく輝くのを見て、
イーピンはこれがわざとだと気付いた。
ランボはイーピンが自分から下に触るように言い出すのを待っているのだ。
(そんなこと恥ずかしくて言えるわけないのにっ…)
しかしそうしている間にも秘部は触れてほしいと疼いて蜜を溢れさせる。
自然と太股をランボの腰に寄せてしまう。もう限界だった。
「ランボお願いっ…」
「だから、どうしたの?」
「下…下も触って」
「下?」
わざとらしく聞き返してランボはスカートの中に手を入れ下着越しに秘部を触る。
しかし触れただけでそのまま手を止めてしまった。
735ランピン:2007/01/24(水) 02:33:25 ID:KA9zPaGA
「触ったよイーピン?」
微笑むランボを憎たらしく思いながらイーピンは潤んだ瞳で彼を見つめた。
「そうじゃなくてもっと…もっと触って…」
「こう?」
下着の上から割れ目に沿ってゆるゆると指を動かす。
もどかしい感触にイーピンは唇を噛んだ。
「ランボ、意地悪しないで直接触って…。ランボに触ってほしいのっ…。
 ランボが欲しいの、お願っ…」
必死の懇願は言い終わらないうちにランボの唇に吸い込まれた。
口の中をランボの熱い舌が這い回り顎を唾液が伝う。
息が苦しくなるほど激しいキスにイーピンがランボの胸板を叩くと、ようやくランボは唇を離した。
肩で息をするイーピンの頭を撫でる。
「意地悪してごめん。どうしてもイーピンの口からオレが欲しいって言ってもらいたかったんだ。
 離れてるとどうしても不安になるから」
「…もう」
イーピンはランボの首に腕を回して抱きついた。
「不安になることなんてないよ。離れてたって私の心にはいつもランボがいるんだから…」
「イーピン…」
ランボはイーピンを強く抱きしめ返した。
2人はしばらくお互いの体温を感じあった。

そっとランボの手がスカートを脱がせベッドの下に落とす。
ブラジャーとお揃いの純白のショーツはとろとろに濡れている。
「意地悪したお詫びに、気持ちよくさせるから」
ランボの言葉にイーピンは顔を赤くしたが、小さく頷いた。
ショーツを下ろすと淡い繁みと淫猥に濡れる秘裂が丸見えになる。
ランボは顔を寄せて蜜に舌を這わせ、ぷっくりとした突起を弄る。
「あぁん!やぁっ、ひ、ふぁ…あぁっ!」
更に奥へと進む舌にイーピンの瞳から快楽の涙がこぼれる。
ランボは舌を抜くと代わりに指を入れ、くちゅくちゅと中をかき回す。
「ランボ…っ。もう入れて…」
掠れた声でランボを求める。
ランボも頷いてすでに勃ち上がったペニスを入り口に押し当て、
ゆっくりと味わうように侵入させていく。
「ふぅ…っ」
イーピンはランボの肩に抱きついて圧迫感に耐えた。
それが奥まで届くとランボは小さく息を吐き、涙に濡れたイーピンの頬をぺろりと舐めた。
736ランピン:2007/01/24(水) 02:38:52 ID:KA9zPaGA
「動くよ」
一言告げてランボは腰を前後に動かした。
「ひゃんっ!あ、あぁん、やぁ…っ」
柔らかな内部をかき回され、イーピンの唇からは抑えても抑えきれない声が溢れ出す。
「イーピン…っ」
吸いつくようなキスに体の中から蕩けそうになる。
イーピンの方からも舌を絡ませ、2人の間で甘い吐息が漏れる。
ランボは腕の中の存在を確かめるように強く腰を打ちつけた。
「あぁっ…」
激しく突き上げられイーピンはランボの背に必死でしがみついた。
締めつけられ顔を歪めながらランボは腰の動きを強めた。
「あぁ――っ!」
体の奥に熱いものが注がれたのを感じた瞬間イーピンの意識は途切れた。

「ん…」
意識を取り戻して目を開けるとランボが微笑んで見つめていた。
照れくさくて毛布の中に隠れようとするとやんわりと止められる。
「今更恥ずかしがることないだろ?」
「そうだけど…」
「でも恥ずかしがるイーピンは可愛いよ」
「かっ……。どうしてそういうキザなこと平気で言うかなぁ〜…」
再び頬を真っ赤に染めるイーピンをランボは笑って抱きしめた。
イーピンもランボの胸に顔を埋めて幸せそうに目を閉じる。
いつまでも仲良くというツナの願いは無事叶いそうである。
737ランピン:2007/01/24(水) 02:41:10 ID:KA9zPaGA
以上です
最近職人さん減った気がして寂しい
もっといろんなカプの作品が読みたいので
前の職人さんも新しい職人さんもどんどん投下してほしいです
738名無しさん@ピンキー:2007/01/24(水) 08:11:55 ID:ugQkq7eM
GJGJ!すごい萌えた
イーピンかわいいよイーピン
739名無しさん@ピンキー:2007/01/24(水) 21:02:30 ID:S7XPSSFd
>>729
リボーンスレ見つけれなかったorz
740名無しさん@ピンキー:2007/01/25(木) 00:27:07 ID:wlUkbCQ4
>>731
GJ!ランピンすげー萌えた
741名無しさん@ピンキー:2007/01/25(木) 14:42:49 ID:5vFRuqfR
ランピン萌え(*´Д`)

確かに職人さん減った気がする
前ちょっと荒れたせいかな?
742名無しさん@ピンキー
>>731
GJ!!!!世界の中心で萌えと叫んだ