【ここで】フォーチュンクエスト12【ない場所】

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1名無しさん@ピンキー
萌える話をお待ちしております。
がんがん書いていきましょう。

注意
人によっては、気にいらないカップリングやシチュエーションが描かれることもあるでしょう。
その場合はまったりとスルーしてください。
優しい言葉遣いを心がけましょう。
作者さんは、「肌に合わない人がいるかもしれない」と感じる作品のときは、書き込むときに前注をつけましょう。
原作の雰囲気を大事にしたマターリした優しいスレにしましょう。

関連スレは>>2

2名無しさん@ピンキー:2006/10/04(水) 16:13:19 ID:vwFDf1G/
初代スレ【ここで】フォーチュンクエスト【ない場所】
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1055/10556/1055691001.html
【ここで】フォーチュンクエスト2【ない場所】
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1064/10644/1064418158.html
【ここで】フォーチュンクエスト3【ない場所】
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1065/10651/1065113446.html
【ここで】フォーチュンクエスト4【ない場所】
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1065/10656/1065673087.html
【ここで】フォーチュンクエスト5【ない場所】
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1066/10662/1066284626.html
【ここで】フォーチュンクエスト6【ない場所】
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1067037876/
【ここで】フォーチュンクエスト7【ない場所】
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1067820828/
【ここで】フォーチュンクエスト8【ない場所】
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1068595655/
【ここで】フォーチュンクエスト9【ない場所】
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1069345894/
【ここで】フォーチュンクエスト10【ない場所】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1078245053/
【ここで】フォーチュンクエスト11【ない場所】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1132238881/

(前スレ)【ここで】フォーチュンクエスト12【ない場所】
http://sakura03.bbspink.com/eroparo/kako/1155/11556/1155618234.html

SS保管人様が管理されている
ttp://adult.csx.jp/~database/index.html
SSの保管庫です。
このスレの作品はライトノベルの部屋その2にあります。
dat落ちで見れないときにご利用ください。
3名無しさん@ピンキー:2006/10/04(水) 19:51:17 ID:6wpbDCac
前スレ落ちたのか。>>1乙。
ところでスレタイ、13じゃね?
4名無しさん@ピンキー:2006/10/05(木) 00:34:16 ID:VUCBG0Sv
1乙です。
落ちたスレの共有編は保管されないのかな。
かなり好きだったのだが。
5名無しさん@ピンキー:2006/10/05(木) 10:14:32 ID:VUCBG0Sv
保守
6名無しさん@ピンキー:2006/10/05(木) 10:23:53 ID:IxMtCfvd
1乙!
落ちスレの保管は、書人氏が依頼しに行かれるのでは。
それを期待しておこう。
ついでに誰か次作を、とコソーリ言ってみる。
7名無しさん@ピンキー:2006/10/06(金) 06:21:17 ID:vjILmL6i
朝晩冷えて参りました。そろそろ毛糸のパンツが
欲しくなる季節ですね。


アルパスがまた読みたい。職人様期待保守。
8名無しさん@ピンキー:2006/10/07(土) 08:26:58 ID:K7G2YgFN
また落ちてしまう〜。職人様、来てくれ!!お願い!!
9名無しさん@ピンキー:2006/10/08(日) 18:57:47 ID:dPDUiR6C
パステルはひんぬーですか?
10名無しさん@ピンキー:2006/10/09(月) 00:32:50 ID:HRvGj9D1
おそらく。
11名無しさん@ピンキー:2006/10/09(月) 13:00:36 ID:3OGnXJK7
とりあえず保守。
落ちませんように。ナム
12名無しさん@ピンキー:2006/10/09(月) 18:02:31 ID:gtp8Lzzp
人がいない…これはチャンスなのか?!
13名無しさん@ピンキー:2006/10/10(火) 00:45:48 ID:zc8txl5T
>>12 投下?!
14名無しさん@ピンキー:2006/10/11(水) 14:43:57 ID:vI00pVvt
保管庫に共有編を発見。
新作も読みたし。
15名無しさん@ピンキー:2006/10/11(水) 21:57:26 ID:FuKdbZtT
>>14 情報ありがとう。早速行ってみる。しかし、本当にそろそろ新作も読みたいな。
16名無しさん@ピンキー:2006/10/12(木) 20:48:15 ID:JdnOoOXh
☆ゅ
17名無しさん@ピンキー:2006/10/13(金) 04:08:17 ID:nhNh1Glx
ほしゅ
18名無しさん@ピンキー:2006/10/16(月) 01:22:50 ID:hUnnqNXc
保守そしてあげ。
19名無しさん@ピンキー:2006/10/18(水) 00:37:45 ID:sM3DADTg
初心者な疑問で申し訳ないと思いつつ。
保管庫とか見ても、よくわからないので。
タイトルっぽいものはいるのか?
エロに辿り着くまで、いろいろあっていいのか?
あんまりエロくなくても、いいのだろうか?
久々に旧1巻〜新12巻+外伝その他を読み返して、
脳内絶賛妄想中なのだが。
汚れた大人になった自分が、ちょっと悲しい…。
20名無しさん@ピンキー:2006/10/18(水) 02:27:29 ID:iqpA0AIT
>>19
タイトルというか、カップリングは書いてあると嬉しいかも。あとは、個人的にはエロは薄くても濃くてもいい。その過程もあった方が好きだ。
何よりも新作に飢えているんで、投下して貰えたら嬉しい。凄く。
21名無しさん@ピンキー:2006/10/20(金) 14:18:30 ID:qL34piHK
人少ない…よね?
22名無しさん@ピンキー:2006/10/21(土) 00:26:53 ID:RHx5yGZB
いまって書くとどれくらいの人が読んでるんだろう。
23名無しさん@ピンキー:2006/10/22(日) 00:49:47 ID:/RC0daUV
>>22
ノシ
24名無しさん@ピンキー:2006/10/22(日) 01:05:25 ID:g2WAhgjG
ノシ
25名無しさん@ピンキー:2006/10/22(日) 19:37:35 ID:YpHTrlt2
ノシ
26名無しさん@ピンキー:2006/10/22(日) 19:42:53 ID:qXu4gkYa
ノシ
27名無しさん@ピンキー:2006/10/24(火) 09:55:28 ID:XK3C9Dxw
ひと足遅れてノシ
最近ほんとに職人さんいないね・・・
28名無しさん@ピンキー:2006/10/25(水) 01:33:06 ID:fAqrec6T
5人確認〜
じゃあひさしぶりに書いてみようかなぁ。。。


題なし、短編です。



眠っているパステルの顔を眺めていた。
明かりはない。
窓の外をちらりと見ると、半分よりもすこし足りない月が沈もうとして、頼りなく光を放っている。
パステルの鼻がくっきりと照らされていて、まつげが長い影を落としていた。

髪の毛を撫でて指で梳いて、小さい耳を改めて見つめる。
パステルの一部分。
毎日一緒にいるのに、今夜はひとつひとつ新しいものをみつけている気分で、どんなに眺めても見飽きることがなさそうだった。
眺めているだけでは物足りなくて、指でそのかたちをなぞってみた。

と。
「…ん」
「あ、…起こしちゃった?」
「…あれ…クレイ…?」
「寝てていいよ」
「…寝ちゃってた?わたし…」
「うん、ぐっすり」
そのままたっぷり10秒視線を合わせてから、パステルは急に背中を向けてしまった。

恥ずかしい…
どうして?
だって。わたしたち。
うん。
だって。
うん。
うんじゃなくて…

…可愛い。
どうしようもない気持ちになって、その背中ごとパステルを抱きしめた。
29名無しさん@ピンキー:2006/10/25(水) 01:34:09 ID:fAqrec6T
下げ忘れました。
すいません。。。

ちなみにサンマルナナです。
なんだか下手になってて重ね重ねすいませんでした。
30名無しさん@ピンキー:2006/10/26(木) 00:35:55 ID:Ll1EL3i5
>>28
GJ!なんだか、温かい気持ちになりますた。
31名無しさん@ピンキー:2006/10/26(木) 02:26:13 ID:tbocQC9O
GJ!!
あったかい話だ〜。幸せそうな2人にやられた。
サンマルナナさんありがとう!!
32書人:2006/10/26(木) 15:31:23 ID:/XZnRI+k
サンマルナナさん、GJです!
光景を想像するだけでニヤニヤしてしまいました。


さて、ご無沙汰しております。久々の投下に参りました。
以下御品書きです。
トラパス、ちょっと切ない系で、最終的に幸せになれたら……的お話です。
33トラ×パス 片思い連鎖編 1:2006/10/26(木) 15:32:10 ID:/XZnRI+k

 暑い。ていうか、体中が火照って喉がカラカラ。

「喉渇いたぁ……お水ぅ……」

 誰にともなくつぶやくと、目の前にすっとグラスが差し出された。
 氷とレモンの浮かべてある、冷たそうな澄んだ水。
 暗い部屋の中、透明な氷が薄っすらと光っている。

「あぃがとー……」

 そのグラスを握る手の主もわからないまま、わたしはまわらない舌でお礼を言った。
 誰だろう? ノルかな。キットンかな。トラップ? まさか。クレイ……だけは違うよね。
 そう思い当たると同時に、わたしは突っ伏していた枕に、深く深くため息を吐いた。



「リタ! こっちにビールあと6つな!」

 珍しく、彼は酔っていた。
 口では「当たり前のことをしたまで」なんて言ってても、やっぱり大勢の人にやんやとほめられると悪い気はしないらしい。

 猪鹿亭の大きなテーブルには、わたしたちいつものメンバーと、なぜか女の子が4人も座っている。
 彼女たちは、さっきどやどやとお店に入ってきたかと思うと、まっすぐにわたしたちのテーブルに近付いてきた。
 事情を聞くともなしに聞けば、なんのことはない。
 町外れに偶然出た、小さなスライムに遭遇した彼女たち。
 そりゃ冒険者じゃないから、スライム一匹でも大騒ぎだよね。そこに偶然通りかかったクレイが一刀両断したんだそうで……要は、そのお礼を言いに押しかけてきたと。
 着たきりすずめの服装のわたしと違い、ひらひらした可愛い服に華やかなお化粧の女の子たちは、クレイとトラップの親衛隊らしくて。
 きゃーきゃー言いながら肘つっつきあって、クレイとトラップに話しかけている姿から、そっと目をそらす。
 いいよね、そうやって何の躊躇もなく憧れの相手に近づけるなんて。
 わたしなんて同じパーティにいるのに、ううん、同じパーティだからこそ、永遠に埋められない距離を感じてるというのに……
34トラ×パス 片思い連鎖編 2:2006/10/26(木) 15:32:56 ID:/XZnRI+k

 内心果てしなく落ち込むわたしの気なんて知らず、彼等はその話で大盛り上がりだった。
 お礼にビールをおごるという彼女らに、最初は遠慮していたクレイだけど、左右から勧められるうちどんどんいい気分になってきたみたい。
 嬉しそうにビールを飲むクレイ。その傍らで、女の子と楽しそうに話すトラップ。
 彼らのそんな姿を眺めていると、やり場のない怒りがフツフツと湧いて来て、わたしは目の前にあったビールジョッキを取った。頼みすぎたみたいで、誰も手をつけていないジョッキ。
 おそるおそる口に運んでみると……にがっ。なんでこんなもの皆美味しそうに飲むんだろう?
 疑問に思いつつも、飲めない自分だけ置いてけぼりにされてるみたいで、わたしは苦さを我慢してちびちびとビールを舐めた。

「あの、パステル。あなたビールなんて飲んで大丈夫ですか?」

 キットンが怪訝そうに声をかけてきた。

「……大丈夫よ。ちょっと飲んでみたくなっただけ」
「そうですか……あまり無茶飲みしないでくださいね」
「はいはーい」

 と、視界の端に心配そうなノルが映る。
 なんだか、彼にかかると何もかもお見通しみたいで、そのやさしい小さな目を見てると泣きたくなってしまう。……だめだめ、こんな時に泣いたりしちゃ変すぎる。
 へへっと笑ってジョッキを軽く持ち上げてみせると、ノルは困ったように笑った。


 気がつくと頬に感じるのは、ひんやりした木の感触。
 猪鹿亭の年季の入ったテーブルは、直接触れると少しだけチクチクする。
 頭には、ぼやーっとした薄皮が被さってるみたい。

「ねぇクレイ、次行きましょうよぉ」
「まだまだ飲んでないもんねぇ」
「大丈夫なのか? パステル」

 あ……クレイの声。心配そうではあるけど、少しだけ上の空なのは気のせいだろうか。

「あん、そんなのほっとけば」
「そうよ、今日の主役がいなくちゃあ」

 あんたたち、人が何も言わないと思って好き放題言ってくれるよね……

「大丈夫ですよ、連れて帰りますから」
「そうか? トラップお前も行くんだろ?」
「おぉ、すぐ追いつくからよ。先行っててくれや」

 トラップが、すぐ2軒目行かないなんて珍しい……
 わたしは朦朧とした思考でそんなことを考えていた。
 わたしが一応覚えてるのは……そこまで。
 誰かに担ぎ上げられて、広い背中に乗っけられて。ふわふわした振動の後で薄っすら目を開けると、暗い部屋の中に寝かされていた。
35トラ×パス 片思い連鎖編 3:2006/10/26(木) 15:33:34 ID:/XZnRI+k

 わたしが独り言みたいにつぶやくと、何も言わずお水を差し出してくれたのは、ベッドの傍らに腰掛けていた人影。
 目の前にある水にいっそう喉の渇きを覚えたわたしは、フラフラと上体を起こした。あぁ、天井が回る……
 グラスを受け取ってごくごくと飲み干すと、やっと人心地つく。
 なんでこんなに酔っ払うまで飲んじゃったんだろう……そう思った途端、その原因が一気に思い起こされて、頬っぺたをひとしずく涙が伝った。
 後はもうとめどがなかった。
 次から次へと溢れてくる涙は頬から顎を伝い、ぽたぽたと膝に落ちる。
 胸の奥が押し潰されたみたいで、嗚咽しか出てこない。

 その時、静かな部屋に響いたやさしい声。

「辛いか?」

 そだね。辛い。人を好きでいるのって、辛いんだね。
 しゃくりあげながら頷くと、遠慮がちに近付いてきた大きな手が、静かに頭を撫でた。

「俺なら……おめえを泣かせたりしねえよ」

 やさしい声の主は、そう言った。
 肩をそっと抱き寄せられ、広い胸におでこがこつんとぶつかる。

「……おめえが泣いてるのなんて、見てらんねえ。俺なら……おめえをいつも笑顔にさせといてやる」

 静かな声だった。
 でもその言葉からは、初めて聞く、真剣で真摯な思いが伝わってきて。
 何て答えていいのかわからないまま、胸に顔を押し付けていると、いつの間にか涙は止まっていた。
 薄いシャツに染み込んだわたしの涙。そこからあたたかく滲む体温が頬に感じられる。

「汚ねえって思うだろうな。傷ついてるおめえにやさしいこと言って、つけこんでるみてえに見えるだろうな」
「そ、んな……」

 弱々しく否定するわたしの言葉を遮り、冷たい唇がおでこに押し当てられた。
 ひんやりした唇から漏れる、熱い息。

「でもよ、俺には他にどうしようもねえ。泣いてるおめえを抱きしめてえんだ。ここに、おめえを好きな俺がいるって……伝えてえんだ。それだけだよ」

 囁くように小さな声なのに、抑えきれない情熱がそこから溢れ出てる気がする。
 そっと背中を撫でていた手が、強く強くわたしを抱きしめた。

「俺に……おめえを守らせてくれ」
「トラッ……プ」

 暗闇の中、初めて彼の名を呼んだ。
 トラップはわたしの声にぴくりと反応すると、腕を少しだけ緩めた。
 身を屈めるようにして、わたしの顔を覗き込む。
36トラ×パス 片思い連鎖編 4:2006/10/26(木) 15:34:07 ID:/XZnRI+k

「パステル」

 呼ばれると同時に、キスが降りてきた。
 壊れ物にさわるみたいな、そおっと近付く、おそるおそる触れるようなキス。
 かたく結ばれたトラップの唇からも、その緊張が伺える。
 しばらく身じろぎもせず唇を合わせていた彼は、わたしの唇を割るようにして、そっと舌を滑り込ませてきた。

「ぁむっ……」

 探るように口の中を蠢くトラップの舌。
 トラップはわたしの舌を探し当てると、自分の舌と絡ませ、何度も吸い上げた。
 ぬめっとしてて熱くて、知らず知らずのうちに半開きの口から吐息がこぼれてしまう。

「……は……ぁん……」

 わたしの声を聞いたトラップは、そっと唇を離した。
 蜘蛛が紡ぐような透明な糸が、わたしたちの唇を繋ぐ。
 その糸が切れたか切れないかのうちに、トラップは吐き出すように囁いた。

「ダメだ……止まんねえ……許せ。マジ許せ、パステル」

 その時、細く開けられていたらしい窓から、一陣の風が吹き込んだ。
 風はカーテンを揺らし、暗闇に包まれていた部屋の中に月の光が斜めに差し込んでくる。
 月明かりに浮かび上がったのは、辛そうで、苦しそうで、目元に切なそうに思いを滲ませた、トラップの顔。
 わたしは何も言わなかった。ううん、言えなかったんだ。
 大好きだったはずのクレイへの気持ちも、今はここにはないような気がした。
 消えてなくなったんじゃなくて、もっと大きな何かに、心のほとんどを覆われてしまったような。

 いつもの自信ありげで尊大な態度からは想像もつかないトラップ。
 彼のそんな表情を見ていると、言葉にならない言葉が胸の奥からこみ上げてきて、わたしは何も言わずに彼の胸元をきゅっと握った。
 わたしの涙で湿っていたそこは、トラップの体温でもう乾きかけていた。
 その部分を掴んだまま、ううん、と首を横に振る。

 許せなんて言わないで。
 わたしのために、そんなつらそうな顔をしないで。
――それだけを心に念じて。

「パステル……俺……ほんとに、おめえが……」

 苦労して言葉を探していたトラップは、あきらめたように目を閉じてそっと頭を振ると、わたしを抱きしめたままベッドに倒れこんだ。
 鼻の先数センチのところにある、整った顔立ち。
 いつも皮肉げに笑うその唇は、さっきみたいに緊張した形のまま、もう一度わたしにくちづけた。
 それは唇から、おでこ、ほほを撫ぜ、耳元を掠めて首筋を伝った。

「んっ」

 思わず首をすくめるわたしに構わず、トラップは首筋から胸元に唇を這わせる。
 ブラウスの胸のボタンを、細くて器用な指が外してゆく。
 恥ずかしくて顔を背けていると、胸がすうすうする感じがして、肌が外気に触れているのがわかった。
 と、そこに熱くて湿ったものが吸い付く感触。
37トラ×パス 片思い連鎖編 5:2006/10/26(木) 15:35:25 ID:/XZnRI+k

「や……ん……っ」

 思わず隠そうとする手を、トラップの腕が押さえた。
 日頃は細身に見えているけれど、それはやっぱり男の子の腕。

「おめえ……すげえキレイだ。隠すな」
「そんなぁ……あ、やっ」

 囁きながらの愛撫。
 舐められ、軽く歯をたてられ、熱い息がかかるたびに喘ぎがこぼれる。
 初めて感じる快感に、気持ちいいのとくすぐったいのとで、わたしは息を飲み込むようにして身をよじった。
 抵抗する気がなくなったのを察したのか、トラップはわたしの腕をそっと離すと、狭いベッドの中で器用に体を移動させた。
 膝を掴んでそっと持ち上げられる。
 立てさせられた膝の間から這いこんできた指が、下着の上からその部分に触れた。

「きゃ……や、やん……っ」

 思わず膝を思い切り閉じるも、その間にはあるのはトラップの体。
 わたしは恥ずかしい格好のまま、彼の手に下着をつるりと脱がされてしまった。
 むき出しになった下半身をトラップがどう見ているのか、そんなことを考えると一気に顔に血が上ってくる。

「ひっ……あ、ぁあ……ん」

 くちゅっという音と共に、わたしの秘部を細い指が動き回る気配。
 その音は静かな部屋の中に思ったより大きな音で響いて、恥ずかしいことこの上ない。
 両手で顔を隠してはみるけど、喉からもれる喘ぎは隠しようがなくて……

「あ、あぁ、ん……ぁん、んくっ」
「パス、テル……」

 やさしく熱く、わたしを呼ぶ声。
 でもその手は裏腹に、わたしの敏感な部分を翻弄する。
 はじめは遠慮がちだったのに、わたしの喘ぎに答えるかのように激しく、めまいのしそうな快感を呼び起こしてしまう、トラップの指。

 不意にトラップはわたしから離れて身を起こすと、手荒く引き剥がすように自分の服を脱いだ。
 あらわになる逞しい体に、トクンと心臓が跳ねる。
 クエスト中は水浴びしたりしてるから、いつも見ていたはずなのに。
 そこにいるのは、知らない間に男の人になっていた、トラップだった。
 華奢に見えてしっかりと鍛えられている、意外に広い肩幅。広い胸。
 サラサラと肩に落ちてくる赤毛を無造作に払うと、トラップはわたしの上に跨るようにして身を屈めた。
 差し込む月明かりが照らし出す、熱を帯びたような瞳。何か言いたげな表情。
 その顔をじっと見つめていると、トラップは目を伏せて顔を背けた。
 くぐもって聞こえてくる小さな声。
38トラ×パス 片思い連鎖編 6:2006/10/26(木) 15:36:19 ID:/XZnRI+k

「俺の気持ちは本物だ。嘘じゃねえ。おめえがつれえ時につけ込むような真似、するつもりなかったんだぜ。でも、その……うまく言えねえけど」

 トラップはそこで言葉を切った。
 短く逡巡した後、今度はわたしの目をじっと見つめて、ささやくように言った。

「おめえが、好きだ。それだけだ。だから、本当にいいのかなんて聞かねえぞ」

 その唇の端が微かに震えるのを見て、わたしはなんだか胸が一杯になってしまった。
 語らずも伝わるのは、この人らしくない、みえみえで精一杯の虚勢。
 そして、その真っ直ぐな想い。

 わたしは返事の代わりに、両手を伸ばしてトラップの首に巻きつけて引っ張り、すんなりした頬に唇をつけた。
 目を見開いて、思い切りびっくりした顔をしたトラップは、ふーっと息をつくと照れたように笑った。
 ゆっくりと腰を進めてくる感触。
 あまりの痛さに思わず悲鳴のような声をあげながら、わたしはさらに力を込めてしがみついた。




 月が随分傾いて、差し込む月光の角度も変わった夜半。
 わたしは窓辺のカーテンを全部開けて、時折雲に隠れる月を見上げていた。
 この部屋に今は、わたしひとり。


 トラップは、やさしかった。
 ……そんな簡単な言葉で済ませちゃいけないほど、普段の彼らしくなく気遣ってくれた。
 何度も何度もわたしを抱きしめて、見たことがないほど真面目な顔をして。

「このまま恋人ヅラして、隣で寝るような真似はしねえ。後は……パステル、おめえがどうしてえのか決めてくれ。今夜は寝ずに待ってる」

 トラップはそれだけ言うと、足音もなく部屋を出て行った。
 わたしはさっきまでの出来事を反芻し、自分の胸の奥に問いかけていた。
 わたしはどうしたいの?
 今までどうだったかじゃなく、今、わたしはどうしたいんだろう?
 長い時間だったような気も、数分だったような気もする。
 ようやくその答えが見つかったとき、わたしは思い切りよく立ち上がり、部屋の扉を開けた。


 わたしを待っている……ううん、ずっと前から、わたしを待ってくれていた人の所へ行くために。



----------------------------
完結です。
39馬車内トラパス前編:2006/10/26(木) 20:15:36 ID:q0dgjmds
懐かしい名前を見て便乗投下。短編書き捨て

 クエストからの帰り。わたし達は、乗合馬車に揺られていた。
 今回のクエストも無事成功! で、結構な報酬ももらえたので、ちょっと贅沢して、いつもなら歩いて帰る道を馬車にした、ってわけ。
 ハードなクエストだったからね。みんな疲れたらしくて、荒れた道にもめげず、馬車の中は盛大な寝息で包まれている。
 他のお客さんがいたら怒られただろうけど。今回は、たまたま馬車がわたし達の貸切状態で。だから、ルーミィやキットンなんかは、座席一つ占領してごろりと横になっている。
 うーん、羨ましいなあ……まあ、わたしの身長じゃあ、あんな風に寝転がるのは無理だろうけど。
「ん……ん」
 かく言うわたしも眠くて眠くて。隣のトラップの肩に頭を預けて、うつらうつらしていた。
 わたしの向かいでは、ノルとクレイがお互いの肩と頭をもたせかけるようにして、くうくうと寝息を立てている。
 ああ、宿まで後どれくらいなのかな。気持ちいいな。まだしばらくは大丈夫だよね……
「ん!」
 なーんてことを思った、そのとき。
 膝の辺りに妙な感触を感じて、わたしは、薄目を開けた。
「……とらっぷぅ……?」
 口調が頼りないのは、眠気のせい。
 上目遣いに見上げる。ついさっきまでは平和な寝息を立てていたはずのトラップが、今、同じように薄目を開けた状態で、わたしを見下ろしていた。
 足元が冷えるから……と、わたし達は一枚の毛布を半分ずつ膝にかけていた。その毛布の下で、どんな鍵でもするりと外してしまう器用な指が、するすると太ももを這っていた。
「ちょっと……」
 こんなところで、と文句を言おうとした途端、「しーっ」と唇に指を当てられた。
 静かにしろ、ってことらしい。みんなが起きるだろ、なんて言われたら、反論できないけど……
「や、やめてよ……」
「……今回のクエスト、結構長くかかったかんなー……」
 トラップの耳にだけ届くように、ひっそりと囁くと。同じように、微かな微かな声が、耳朶をくすぐった。
「俺、もー我慢できね。欲求不満……」
「ちょっ……馬鹿っ……」
 少しずつ、少しずつ這い上がってきた指が、スカートの下をくぐって、下着へと到達した。
 悲鳴をあげそうになってぐっと堪える。もう随分長いこと触れられていなかった「ソノ場所」は、わずかな刺激に、驚くほど敏感な反応を示した。
「んっ……」
 指が、下着をかきわけて、わたしの薄い茂みを撫でた。
 最初はスリットをくすぐるように……やがて、わたしが抵抗しない、とわかったのか、徐々にその動きは大胆になっていった。
「んんっ……や、めっ……馬鹿ぁ……」
 ああ、駄目だ。自分で言うのも何だけど……こんな言い方で「やめて」って言ったって、説得力の欠片もありゃしない……

40馬車内トラパス後編:2006/10/26(木) 20:17:04 ID:q0dgjmds
 何とか、片腕をトラップの背中に回して、つねりあげてやろうとしたんだけど。トラップもさるもので、わたしの動きをさっとかわして……逆に、ぐっ! と身を寄せてきた。
 そりゃ、隣同士に座ってたから、今までだって体温は感じていた。でも、その瞬間、肘を胸に押し付けられて。触れられたその場所が、煙が出るんじゃないかってくらい熱くなって、思わず身悶えした。
 ああ……
 トラップだけじゃなくて、多分、わたしも……なってたんだろうな。「欲求不満」って奴に……
「……とらっぷぅ……」
 ぐちゅぐちゅと、いやらしい音が馬車中に響き渡った。
 その音でみんなが起きるんじゃないかと恐かった。こんなところ見られたら、何て言い訳すればいいんだろう。
 だって、今のわたし、多分頬だって真っ赤に火照ってて、息だってすごく荒くなって……
「はぁ……あ、あんっ……」
「……だーめ」
 長い指が、赤く熟した一番敏感な部分をいじめて、耐えられなくなった。
 もっと……と目で訴えると、意地悪な視線で貫かれた。
「こんなところで、できるわけねえだろ……? 今は、ここまで」
「……いじわる……」
「宿についたら、いくらだって可愛がってやるよ。この二週間分、思いっきりな……今夜は寝かせねえから」
 だから、今のうちにしっかり寝ておけ、と、彼は笑った。
 ぬらぬらと光る指をぺろりとなめあげて。それはそれは色っぽい笑みを、浮かべた。
「……だったら、こんなこと、しないでよ……熱くなっちゃった」
「ふん……二週間、指一本触れさせてもらえねえで。まさか飽きられたんじゃねえかってずーっと恐かったんだぜ? ちょっとしたお仕置きだよ、お仕置き」
 でも、失敗した。俺も辛い……
 毛布の上から軽く「自分」を撫でて自嘲気味に笑うトラップを見て。わたしは、思わず笑い声をあげていた。
 馬車がつくまで、後数時間。たったの数時間がこんなにも待ち遠しかったのは、初めてのことだった。


――――完結

 自分も過去スレにいた某書き手です。今後のスレの発展祈っております。
41名無しさん@ピンキー:2006/10/26(木) 22:47:04 ID:f1vuBJii
ふたつともGJ!!
キュンキュンきました(´д`*)ハァハァ
42名無しさん@ピンキー:2006/10/27(金) 20:54:32 ID:7vTY64uW
御二方!GJ!!!!
43名無しさん@ピンキー:2006/10/28(土) 01:10:45 ID:4yuIBa6X
GJ!GJ!!GJ!!!
お2人とも良いものをありがとう。
44サンマルナナ:2006/10/28(土) 02:47:37 ID:K7RCpvDd
お2人ともドキドキなお話ありがとうでしたー。
トラパスはいいなぁ…

わたしは別カップリングで行ってみたいと思います。
久々にちょっと長めです。
以下注意事項失礼します。

・下手になっていますが温かい目で見守ってください
・後半まで完成していませんのでいいところで次回に続きます
・次回は明日投下予定です
・細かいミスは申し訳ございません
・ギアパスです。他カップリングファンの方、夢壊しちゃったらすいません

それでは投下します。
45サンマルナナ 1:2006/10/28(土) 02:48:46 ID:K7RCpvDd
うっすらと目を開けると、あたりはまっくらだった。
…あれ?
手のひらには硬いベッドのスプリングが軋んで跳ね返る感触、膝には毛布がかけられている暖かさ。
いつの間に宿屋に泊まったんだっけ?
わたしたち、クエストに挑戦してなかったっけ?
えええ…全然記憶がない。どうしちゃったんだろう、わたし。
それにしてもほんとになんにも見えない!どっちを向いても、月明かりさえないなんて。
…明かり。カンテラかなにか、ないかな。
こわごわとベッドから降りようと動いた瞬間、足がなにかにひっかかってしまった!
お、落ちる…!!

ふわっ、と。
肩と背中を支えられる感触。
「パステル、大丈夫か?」
え?
この声。
落ちる一瞬、閉じてしまった目を開けても暗闇はそのままだったけど、わたしは聞き覚えのあるその声の主を探した。
「ギ、ギア?!」


「すみません、パステル、わたしが事前にしっかり調査をしておかなかったから…」
すっかり落ち込んだ声のキットン。
わたしはその声が聞こえる方向に向かって笑ってみせた。
「気にしないで、キットン。どうせ2、3日で治るものなんでしょ」
46サンマルナナ 2:2006/10/28(土) 02:49:40 ID:K7RCpvDd
今回のクエスト。
ある町の町長とキットンがキノコの話題で盛り上がったのがきっかけで頼まれたものだったの。
それは近くにある洞窟から町長の指定した何種類かのキノコを採ってくる、というもので、洞窟まで近いし、かかっても1泊、たぶん日帰りですむだろうと、わたしたちはピクニック気分で出かけていったのだ。
そして、そのキノコ自体はすぐに見つかったんだけど…そのキノコを発見してまっさきに駆け出したルーミィに、キノコの陰から大きな蛾が飛び出してきたのだそう。
「覚えてないか?パステルはルーミィを追いかけて、蛾からかばったんだよ」
「ああー…うん、なんだか、思い出してきた」
チョコレートをあげてすぐだったからルーミィがはしゃいでて、とくに敵にも遭遇しなかったから、気が緩んでたんだ。
大きな、人間の顔ほどもある毒々しい色の蛾がいきなり出てきて、とっさにルーミィを抱きしめて…
そこからなんにも覚えてない。
「あの蛾のりんぷんには、マヒの効果があるようなんだ。最近出現するようになったとかで、俺は別の村から依頼を受けててね。退治しに行っていたんだが、まさかパステルたちに会うとは思わなかったよ」
わっ。
いきなりしゃべらないでほしい…
そう。
そうなの。
わたしを助けてくれたのは、ギア・リンゼイだったの!
わたしがりんぷんを浴びて倒れてしまったあと、ギアが反対側の道からやってきて、蛾を一撃で倒し、目覚めないわたしを心配してついてきてくれたんだって。
それにしても、ギアのひくーい声が、いきなり隣から聞こえるのって心臓によくない…
いちおうルーミィ以外の(彼女は泣き疲れて眠ってしまったそう…あとで、会いに行こう)他のみんなも部屋に集まってくれているようで、声とその位置で座っている位置をなんとなく把握できるようになってきた。
「パステル、ほかの場所で違和感のあるところとかはないのか?」
これはクレイ。優しいなぁ。
「けっ、未熟なんだよ。油断したてめーが悪い」
…考えるまでもなくトラップ。
「パステルしゃん、ボクの血使うデシか?」
このけなげなのはもちろんシロちゃん!ううう、ありがとう。
「…なにかあったら、すぐ言って」
ノル。短い言葉からも優しさが伝わってくるよ。
47サンマルナナ 3:2006/10/28(土) 02:51:05 ID:K7RCpvDd
みんなそれぞれに(まあ、約一名そうでもないような感じのひとがいたけど)心配してくれて、3日間宿屋でわたしの回復を待つことになった。
そのぶんの宿代は、申し訳なく思った例の町長がただにしてくれたので、経理担当としてはかなり大助かり。
いい機会だしのびのびと休ませてもらおうっと。

うーん…
目が見えないってこんなに不便なんだ!!
とにかく、壁にぶつかる、足がもつれる、怖くて階段なんて近づけない!
トイレの場所は聞いたけど、どうやっていけばいいのかな?
手探りでドアノブを探して、開けて、外に出て、締める。
これがもうすでに重労働。のびのびどころじゃないよ!えーん。
「困ったら隣の向かいの部屋にいるから、いつでも呼んでくれよ」
と、クレイは言ってくれたけど…
正直、そんな位置を正確に移動できる自信がない…

立ち往生していると、左肩をぽん、と叩かれた。
「きゃあ!」
「どうしたんだい、パステル」
「…ギア?」
わわわ、またびっくりした…
というか、ギアの声って、耳がぞわぞわする。
「あ、あの…トイレに行きたくって」
「ああ、そうか。じゃあ連れて行ってあげるよ」
彼はさりげなくわたしの肩を抱いて(!!)エスコートしてくれた。
目が見えないからとはいっても、背中に腕を回されるのはドキドキしちゃうよ〜。
わたしのあせりなんて知らずに、ギアは足を止めた。ドアを開ける音。
「ここだよ。パステルが中に入ったらドアを閉めるから、用が済んだら声をかけて」
「ありがとう!」
ううう。ギアにトイレの面倒をみてもらっちゃうなんて…!!
ごめんなさい、ギア、ほんとにありがとう。
48サンマルナナ 4:2006/10/28(土) 02:51:50 ID:K7RCpvDd
ギアは部屋まで送ってくれた。
「目が見えないのは相当不便だろう。早く見えるようになるといいな」
「自分でもここまでとは思わなかったわ。ありがとう、ギア」
ギアのいる方向に向かってお礼を言うと、耳を何かがふっとかすめた。
「?」
手を伸ばすと…髪の毛?
ちょっときしんだ硬い髪。
ギアの髪の毛だ。
と気付いた瞬間、耳に生暖かいざらっとした感触!
「…!!」
ギ、ギア?!

ねじ込まれてくる熱いものが、わたしの唇と舌を絡めとるようにして吸い上げてる。
思いもよらないくらいやわらかいそれ…
「んっ…んんん…っむっ…」
ギアの腕がわたしの身体をしっかりと抱きしめて離してくれなかった。
それが、どんなにちからいっぱい押し返してもびくともしない。
大きな手が背中を這うように撫でていて、それだけでちからが抜けそうだった。
すると。
パチン。
あ、あ、あ…
し、下着の、ホック…はずれちゃったっ…!
わたしの動揺を掻い潜って、その間にギアの左手がわたしの右腰でちいさく動いて、スカートのジップをさっとおろし、腰のホックもはずしてしまってた。
するっ…
パサリ、と、乾いた布が落ちる音が聞こえた。
49サンマルナナ:2006/10/28(土) 02:54:24 ID:K7RCpvDd
ここまでです。

続きは明日〜
50名無しさん@ピンキー:2006/10/28(土) 19:48:28 ID:yOxPTLX5
サンマルナナさん、GJ!!
ギアパス大好物です。
焦らしプレイに耐えてワクテカで続き待ってますよー(´Д`*)
51名無しさん@ピンキー:2006/10/28(土) 20:42:05 ID:oFxFIIzM
サンマルナナさんには
ギアパスなら
ttp://red.ribbon.to/~eroparo/sslibrary/f/fq69.html
これの続き書いてほしい
52サンマルナナ:2006/10/29(日) 00:46:21 ID:kgDAbf6K
こんばんはー。続き投下しに参りました。

>>51
あーーーーーー。
じ、自分でも忘れてました…書きかけだったんですね。
設定が記憶のかなたですが、一応ラストまで覚えてます…。すみません。

結構長い話なので、後日書いてみますね。

それでは投下します。
53サンマルナナ 5:2006/10/29(日) 00:47:02 ID:kgDAbf6K
す、すかする。足がすかすかする…!!!
もう駄目。
頭のなかが混乱しすぎて、怖くて、どうしたらいいのかわかんない…
手探りでギアの服を握り締めると、彼はキスをやめて、ふわりとわたしの身体をつつんでくれた。
…抱きしめ、られてる、のかな。
これって。
背中に回された腕があったかい…
すると、耳のすぐそばで、小さくギアが囁いた。
「嫌だったら、言って」
ぐるん、と世界が揺れるような感覚。
「え?」
柔らかな場所に下ろされる。
ベッド?
確かめる時間もなく、スプリングが大きく軋む音がして、またギアの唇がわたしに合わせられたのがわかった。
54サンマルナナ 6:2006/10/29(日) 00:47:45 ID:kgDAbf6K
「ん、ん、う、むむっ」
ギア、ギア、キスされてたら、なんにも言えないよー!!
息するのもむずかしいくらいキスをされながら、彼の手に身体中をまさぐられてる…!
や、やだ、そんな場所に触らないでっ。
そんな、そんなにこすらないで、こすらないで、こすら…
「…んっ」
「パステル…」
「ん、や、あ、あああっ、ギア、ん、んっ…やあっ…!!」
や、やだやだ、わたしいま、なんて声出してた?!
その声を合図にしたみたいに、ギアの手が、下着にかけられて、
「指、入れるよ」
「え…あ…ああん、んっ、やっ、あっ、はっ…んんっ」
身体中を電流が走るみたいにびりびりする…!
それが出たり入ったりをくりかえすたびに、わたしは恥ずかしい声をたくさんあげてしまってた。
そのたびにぴちゃぴちゃ、ぐちゃぐちゃ、という音…
と。
鼻先に、なにかが触れた。
すごくすごく熱い…なに、これ?
手を伸ばしてそれに触ってみる。熱い。…硬い。え、これって…
「いい子だ、パステル…それを、舐めてごらん」
身体の下の方から声がする。
そして、さっきまで触られていた場所から、さらに大きな音が立てられ始めた。

55サンマルナナ 7:2006/10/29(日) 00:48:18 ID:kgDAbf6K
舐めてって言った?
ギア、無理、そんなの、無理っ。
「やん、やあああっ、あん、はぁん、ギ、ギア、あん、あああっ」
口に押し付けられてる大きな硬い熱いモノがなにか、わたしにだって想像、つくけど!
こんな風にされたら、なんにもできないよ…っ!
足をギアの手が捕まえていて、わたしは逃げられないし。
しばらくわたしの口の前にそれがあったけれども、なんにもできなかった。
ギアが立てるぴちゃぴちゃ、という音がやんで、わたしが息を整えてると、こんどは頭の上のほうからギアの声。
「パステル…」
「ギア…」
「…」
「ずるいよ…いきなりだし…怖かった、のに、嫌じゃないの」
「…パステル」
「やめ、ないで…」
わたしがいうと、やさしいキスが降ってきた。
「ずるいのは、パステルだよ」
「…?」
「視線の定まってないパステル、すごく可愛い」
「…!!!」

ぐい、という熱い感触と鈍い痛みと…快感が、身体のなかに入ってきた。
56サンマルナナ 8:2006/10/29(日) 00:49:25 ID:kgDAbf6K
唇だけじゃなくて耳からうなじにも、唇が触れてる。
上唇と下唇が別のものだということに嫌でも気付く。
…いつのまにか指が、絡まされてた。
思い出したようにわたしの指を、彼の指が愛しそうに組みなおしてる。
揺らされるたびに、こわばってた身体が緩んでくる…
どうして?
どうしてなの?
きゅ、と彼の手を握り返してみると、彼はびっくりしたように動きを止めた。
なにか言おうと思うのに、なにも言葉が出てこないよ。
すぐそばにあるだろうと思って首を伸ばすと、すぐに彼の唇をみつけることができた。
パステル、とわたしの名前を呼ぼうとしたのを、邪魔してみた。
57サンマルナナ:2006/10/29(日) 00:51:44 ID:kgDAbf6K
なんだか尻切れ感がありますが、おしまいです。
やっぱりずっと書いていなかったので鈍っていますね。
あちこちおかしいですけど、設定もおかしいですけど、読んで頂いてありがとうございました。

カプリクもしあればお受けできます。
以前よりペース落ちますが、トピがさびれてるのは寂しいし。
58名無しさん@ピンキー:2006/10/29(日) 03:23:58 ID:AOGXA5WY
何だかいっぱい作品が投下されてて、嬉しいです。
クレパスもトラパスもギアパスも好きです。GJ!!GJ!!
ステキ作品に浮かれてどさくさに紛れて、イロモノを…。


59マリパス1:2006/10/29(日) 03:24:53 ID:AOGXA5WY
自分でも訳がわかりませんが、マリーナ×パステルです。
百合とゆーか、メンタル百合?変身モノとゆーか。
なんかもう、いろいろとスイマセン…。


何で、こんなコトになったかなぁ。
自分がガックリと肩を落とす状況になるだなんて、考えたコトもなかった。
視線が落ちると、自動的に「今」の自分の身体が見える。
実は、自分のスタイルの良さには自信があったんだ。
詐欺の仕事で男を騙すのは、得意中の得意だったし。
でも「今」。この身体で迫って、落ちてくれる男はいないと思う。
探せば、いるのかもしれないけど。
少数派なのは、間違いないはず。だって「今」のわたしの身体は。
細身だけれど、綺麗に筋肉のついた……男の身体だった。
詐欺の仕事の結果なのよね。自業自得と言われてしまえば、それまでなんだけど。
でも仕事は成功したのよ!それに、あの土地神の怒りって、絶っっ対、八つ当たりだと思うし!
細かいことを話すと長くなるから、はぶくけど。
結局、詐欺の仕事に携わったわたしたち――アンドラスとその他諸々は、
性別が逆転するという呪いを受けちゃったんだ。呪われたわたしたちは、当然パニック状態。
だけど依頼主が責任を感じて、呪いを解く方法をすぐに見つけてくれたの。
それはそれでよかったのは、確か。でも、その方法ってのが、また大問題。
呪いを解く方法。それは処女もしくは童貞とヤっちゃうコト。どんな解呪方法なのよ、それはっ!
わたしは頭が真っ白になってしまった。なのに、それを聞くとわたし以外の連中(全員男。今は女)は、
そそくさと夜の街へと消えていっちゃった。そして翌朝には皆、呪いを解いて帰ってきた。
……立派な詐欺師たちだと思うわ。あのアンドラスがどうやって相手をたらしこんだのか、
知りたいよーな、知りたくないよーな…。ま、まあ、それは置いといて。問題は、わたし。
童貞は夜の街をウロウロしてるかもしれないけど。お堅い処女は、そうそういるもんじゃない。
遊んでるっぽい女の子は、わりと見かけるんだけどね。やっぱり、確かめるしかないのかな。
さすがに堅気のお嬢さんと関係をもつのは……問題だと思うしね。
エベリンに帰ってきたものの、この姿で部屋に帰るわけにもいかないから。
とりあえずホテルに滞在しながら、呪いを解く方法をさがすことにした。
見つかればいいなぁと思うんだけど。こればっかりは…運みたいなモノなのかもしれない。
夜な夜な後腐れのない処女を探して、ナンパするだなんて。
あー、何だか最低野郎だわ。自己嫌悪。
そんな憂鬱なときだった。
クレイやトラップたちがエベリンに来てるって情報は、アンドラスから聞いていた。
今回は会うことができそうになくて、残念に思ってた。やっぱり、彼らには特別な思い入れがあるし。
何よりパステルと、女の子らしい話題で盛り上がりたかった。
彼女と話してると、心がすごく和むの。癒し系なのよね。そういう友達って貴重だから。
クレイたちよりも、ずっと会いたくて話したかったのが本音。だけどね。
今の姿で会いたかった訳じゃないの…!
60マリパス2:2006/10/29(日) 03:25:47 ID:AOGXA5WY
夕暮れの残照が全て消え、夜の帳が街を多い尽くした頃。
わたしは憂鬱な気分のまま、夜の街へと繰り出そうとしていた。
悲鳴に気づいたのは、偶然だった。
耳をすませば路地の奥から聞こえてくるのは、女の子にからむ男の声。
助けるためにおこした行動に、下心がなかったとは言えない。だって、こっちにも事情があるし。
見返りを期待してもいいかなー…と思ってたのは、確かだけど。
まさか、助けた相手が彼女だったとは。
「助けてくださって、ありがとうございました!」
無邪気な笑顔で礼をいって、見上げてくるのは――パステル。わたしが親友と呼べる大切な人。
わたしは、彼女を見下ろしていた。だって、男の姿だから。今の身長は、トラップぐらいかな?
体格も細身で、似てると思う。決定的に違うのは、きっと服装のセンスくらい。
だから助けに入ったわたしを、パステルはトラップと見間違えた。
仕方がないことだと思うし、当然だとも思う。だけど、彼女がトラップの名を呼んだとき。
名前をつけることのできない感情が、わたしの中にわきあがっていた。
ねぇ、パステル。あなたは、トラップを見てるのかしら?
クレイを見てあげてねって、わたしが言ったこと、忘れちゃった?
純真で鈍感な彼女を騙すのは、赤子の手をひねるよりも簡単だった。
口先三寸で言いくるめ、ワンショットバーで口当たりが甘いけど度数の高いカクテルをご馳走する。
あまりアルコールに強くない彼女は、あっという間に酩酊状態になっていた。
介抱するそぶりでもって、寝泊りしているホテルに連れ込む。
事情を知らないフロントが顔をしかめるのを無視して、階段を登るふりをした。
部屋に戻ったりはしない。そんな事をしたら、掛けてもいい。
事に及ぶ前に、場所をかぎ付けたトラップかクレイに踏み込まれるだろう。
あの二人は、パステルをとても大切にしてるから。
それを思うと、頬が歪んだ。大切すぎて、触れることもできない臆病者たちを笑った。
あなたたちができないことを、わたしがしてあげる。
そうして、わたしはエベリンで一番安全で邪魔の入らない場所へとパステルを連れ去った。
61名無しさん@ピンキー:2006/10/29(日) 03:27:26 ID:AOGXA5WY
と、とりあえず眠いので失礼します。
続き書けるようでしたら、また後日…。
62名無しさん@ピンキー:2006/10/29(日) 06:07:56 ID:9swriqrr
サンマルナナさん、投下乙です!
強引なギアと健気なパステルにきゅんきゅん…
私も51さんと同じく以前の作品の続きを楽しみに待つひとりです
とは言え急かすつもりはなく、ご自分のペースで楽しんで書いてくださいね!

>>59>>61
GJ!GJ!!
よもやマリパスに萌える日がくるだなんて思ってもみなかった…
新しい世界を知ったですよ
しかもほんのりキティーク風味が漂ってて(*´д`)=3
続き楽しみに待ってるよー!
63名無しさん@ピンキー:2006/10/29(日) 10:39:42 ID:b19RnTU6
皆さんすばらしい。GJ!GJ!!絶叫したい心境です。
つい先日まで、隙あらばオチかねない危機的過疎だったのに、
今はなんと贅沢なスレになったのだろう。
懐かしい神々のお名前も見られたし、新神様方もおわすし。
このスレの住人であったことを感謝しております。
64名無しさん@ピンキー:2006/10/29(日) 22:59:34 ID:iaWs+aD3
>>63に超同意!!
ちょくちょく保守しててほんとに良かった。
65サンマルナナ:2006/10/30(月) 01:11:54 ID:xq3hefI6
こんばんは、サンマルナナです。

明るい新作を書いてみました。
あんまり設定を暗くしないように、複雑にしないようにしようと思ったらこうなりました。
わたしには久しぶりのトラパスです。
しかもエロほとんどなしです。
でも、いちゃついてるのでお許しくださいませ。

66サンマルナナ 1:2006/10/30(月) 01:12:27 ID:xq3hefI6
うー。
ただ道を歩いているだけなのに、顔がニマニマしてきちゃうぞ。
「おい!ぼさっとしてんじゃねぇよ、また迷子になるつもりか?」
右斜め前から、いつもの罵声が飛んでくる。
昨日までだったらここで、ちょっとした口げんかを始めたり、なんてしょっちゅうだったけど…
こっちを振り返った我がパーティのシーフ、トラップの顔。
ああ、ダメだ。我慢できない。
「…なんだよ。なに、笑ってんだよ」
真っ赤な顔と赤毛の彼の、ド派手な服の裾をつまんで、わたしは「なんでもなーい」と答えた。

実はね。
昨日から、トラップと…付き合うことになっちゃったの!
わわわわ…自分で言ってて、ものすごく恥ずかしくなってきた。
彼から告白されたときは、もう、それはもう、大混乱だったんだけど。
まあ…その。
嬉しかった。
ちゃんときちんと考えて、付き合うことにしたよ。
ギャンブル好きなのはちょっと考えてしまうけど、
ぶっきらぼうに見えて実は優しいこととか。
パーティのことを誰よりもよく見ているところとか。
好きだな、って思った。
67サンマルナナ 2:2006/10/30(月) 01:13:22 ID:xq3hefI6
それでね、今日はエベリンに来てるんだけど…
クレイはルーミィとシロちゃんを連れて魔法屋さん、キットンは行きたいお店があるからってふらりといなくなってしまって、ノルも探しているものがあるらしくて。
自動的にトラップと2人。
いろいろと必要なものを買い足しながら、なんだかデートをしてるみたいな気分にひたっているというわけ。
…って、いうか…これって、デートなのかなぁ?
いやいや、そんな色気のあるようなものじゃないって!
でも、でもでも、2人で歩いてるってだけで、なんだかすっごくドキドキしちゃうよ。
やだなぁ。もう。
でもずーっと真っ赤なトラップの横顔を見ていられるのって、それだけでかなりお得かもしれない。

「えーと塩、カンテラの燃料、クッキーと…だいたいのものは買えたかな」
「そっか。…あ、そっちの荷物持っちゃる。かしてみ」
「え?…あ、ありがと…」
うう、なんだかちょっとしたことなのに、ものすごく、照れる!
えーん、右肩が緊張するよ〜。
わたしがひとりであたふたしていると、すべてチェックし終わった買い物リストをポケットにしまいながら、
トラップがそっぽを向いたまま、こう言った。
「…なんか思ったてたよか、あっさりすんだな」
「あ、うん、そうかもね。けっこう時間あまった、かな」
「じゃ、…この荷物、宿に置いてちょっとぶらぶらすっか?」
ぶらぶら…?
言われたことの意味を理解するのに、5秒くらいかかっちゃったかもしれない。
えええええ!
それって、それって…
…デートしようってこと?
その次の瞬間、わたしは大きく大きくうなずいていた。
「う、うん!うん!」
68サンマルナナ 3:2006/10/30(月) 01:13:57 ID:xq3hefI6
気持ち早足で宿に戻って、部屋の鍵をもらい、買った荷物をおろした。
もう、どうしよう…。心臓がドキドキしちゃって、嬉しくって、踊りだしそう。
「トラップ、トラップ、どこ…行く?」
「んー…」
少し考えるようにして。
彼は、わたしの腕を軽く引っ張って…
……!!!
「どうすっかな…」
ぎゅうう、と。
抱きしめられてた。
押し付けられた彼の胸板…熱くて、硬くて。
わたしの髪の毛に、彼のほっぺたが当たってるのがわかる。
背中に優しく回された腕の重さ…
少し身体を離して、トラップはわたしの顔に手を添えた。
…こ、これって…
2度目?
昨日初めてした…
目、目、目、閉じなきゃ。
昨日、それでものすごーく馬鹿にされたんだもん…!!
69サンマルナナ 4:2006/10/30(月) 01:14:37 ID:xq3hefI6
昨日は動揺しすぎて、よくわからないままに終わったんだけど。
今日はいろんなことが新鮮で、ドキドキで、いろんなことをしっかり覚えておこうと思った。
彼のちょっとかさついた唇とか、さらっとした前髪がわたしのまぶたに当たる感じとか。
頬から耳や首筋を撫でてる手とか…
…ん?
あれ?
トラップ?
ちょっと…
それは…
そそ、そこはっ!ちょっとー!
「トラップ!ちょ、ちょっと、ちょっと待ってー!!!」
わたしはトラップの手首を握り締めて、胸からはがした。
胸っていうのは、わたしの胸で、えっと、つまり…
服の上から、手が、胸を。
「あの、ちょっと、あのね、それはね、お願いだから、あの…」
展開が、展開が速すぎるよぅ…
わ、なんか涙が出そう。
これじゃなんか、わたしが嫌がってるみたいじゃない?
そうじゃないんだけど、うまく言葉にならなくて、わたしはトラップの手を握り締めたまま、彼を見上げた。
すると。
「…ばーっか!」

照れ隠しのように笑って、こんどは乱暴にわたしの頭を抱きしめた。
70サンマルナナ:2006/10/30(月) 01:18:02 ID:xq3hefI6
短いですがここまで〜。

普通にカップルしてる2人を書きたかったんです。
でも、なんかエチーなとこまで行きませんでした。
いろいろ考えてたんですけどね。
申し訳ございません。
71サンマルナナ:2006/10/30(月) 01:21:54 ID:xq3hefI6
>>59
マリパス!!!
すごい!!!!新世界ですね。
というかわたしもものすごくドキドキしながら続き待ってます。
倒錯的…わああ。

コメントくださった皆様、読んでくださった皆様。
ありがとうございます〜。
ゆっくり、ギアパスも書きたいと思ってます。
暖かく迎えてもらえて、嬉しいです。ほんとにほんとにありがとう。
72サンマルナナ:2006/10/30(月) 01:22:33 ID:xq3hefI6
下げ忘れてしまいました。初心者みたい。。。すみませんでした(汗
73名無しさん@ピンキー:2006/10/30(月) 11:13:55 ID:dj5tTBBI
サンマルナナさん、投下乙でした!
こんなに短いスパンで新しい作品見れるなんて嬉しいなあ。
初々しいトラとパスにニマニマしちゃいました。
素敵な話を有難う!
74名無しさん@ピンキー:2006/10/31(火) 10:14:41 ID:+zz2tPP1
うあ〜。ラブラブですな。
幸せそうな2人をありがとう!!
75名無しさん@ピンキー:2006/11/01(水) 00:47:25 ID:45R+ehEP
こそこそとイロモノ投下に参りました。
萌えてくださった方、ありがとさんです。
ラブラブなトラパスを読むと、
自分もラブラブなトラパスやクレパスが書きたくなります。
とりあえず、マリパスですいません…。
76マリパス3:2006/11/01(水) 00:49:09 ID:45R+ehEP
そっと髪を撫ぜると、閉じられていた瞳がうっすらと開かれる。
「…だれ…?」
あどけない問いに答えず、ゆっくりと髪を撫で続けると、パステルは再び瞳を閉じた。
安心したような笑みを浮かべながら。
心地よい夢をみているような幸せな寝顔に、苦笑してしまう。
今のパステルの状況は、全然、安全じゃないのに。
わたしたちがいるのは、エベリンのわたしの部屋だった。
トラップやクレイは、わたしが留守だって知ってるから、絶対に此処へはこないはず。
窓から差し込む月明かりだけの部屋はほの暗く、ベッドの上に横たわる裸身はほの白い。
金茶色の柔らかな髪を撫ぜながら、改めてパステルの身体を見つめた。
服を脱がせてて思ったのは、やっぱり彼女は着やせするタイプなんだなーってこと。
ついでに下着も実用本位で、カップとかもあんまり気にしてないみたい。
今度、身体にあった下着を買いにいこうね!って、場違いなことを思ったりして。
だって合わない下着をつけてると、身体のラインが崩れちゃうときもあるんだから。
もったいないじゃない!パステルってば、こんなに綺麗な身体してるのに。
華奢な首筋、くっきりとした鎖骨。薄い肩から伸びるほっそりとした腕。
トラップが「出るトコが引っ込んで…」といつも揶揄する胸は、つんと尖った円錐形。
上下対称で、ほれぼれするほどふくらみのある理想的な形をしてる。
美乳っていうのかしら?カップはC〜Dってところかな。
アンダーが細いから、服を着ちゃうと目立たなくなっちゃうんだろうな。
なめらかな曲線を描いてくびれたウエストは細く、その下の腰も細めでお尻も小さめ。
女として、この細さは羨ましい。それに、これだけ細いと脚も棒っきれっぽくなりがちなのに。
パステルの脚は、これぞ美脚!というべき、脚線美だったりする。
この美脚でもって、ミニスカートなのね……自覚がないって、罪だと思うわ。
慌てて目をそらしてたクレイや、気づかないのをいい事にガン見してたトラップを思い出す。
感嘆と憧憬と羨望をこめて、しなやかな脚にふれた。爪先、足首、ふくらはぎ、太もも。
淡い茂みをそっと擽ると、パステルはむずかるように寝返りをうつ。
うつぶせになったため、顕わになった可愛いお尻をたどり、背骨をたどっていく。
「あ…ん……」
吐息と一緒に、かすかな声がこぼれる。
背中が弱いのかな?本人は鈍感でも、身体は敏感なのかもしれない。
柔らかで滑らかな肌。こんな風に他人に触れることは、女同士だって滅多にできない。
興味津々で、パステルの身体を探っていく。
トラップもクレイも知らない、彼女の秘密を暴いていく。
それは途方もない優越感を、わたしにもたらしてくれた。
77マリパス4:2006/11/01(水) 01:32:39 ID:45R+ehEP
パステルに欲情できるか、というと正直、よくわからない。
ただ彼女と、それ以上に幼馴染であるトラップとクレイに対しては、複雑な感情があった。
愛情と羨望と劣等感と優越感と虚栄心と…説明できないどろどろとした欲求。
その対象として彼女を求めたのかもしれない――呪いの解呪を言い訳にして。
パステルには申し訳ないと思う反面、彼女の甘さに甘えてみたかった。
うなじや背中に口付ける。白い肌には、面白いようにくっきりとキスマークが浮かび上がった。
「や…な、に…?」
まだ酒気に浸されてるパステルの意識は重い。
自分が何をされているのか、よくわかってないらしい。
背後から手をまわして、張りのある乳房を掌にすっぽりと収めた。
「ひゃあっ!」
色気のない悲鳴に苦笑しながら、触り心地のよい乳房をゆっくりとさするように揉みしだく。
背後から腕をまわしてるから、何だか自慰をしてるみたい。
屹立した乳首を転がしながら、もう片方の手は、お臍をたどって薄い茂みをかき分けていく。
「いやっ…なに、やめ…っ!」
悲鳴をあげるパステル。自分が何をされてるのか、把握したのかな?
切羽詰った悲鳴は泣き声のよう。じたばたと抵抗するんだけど、今のわたしの力には敵わない。
罪悪感もあって、自分でするときのように彼女の身体を慰めてあげた。
優しく、気持ちよくしてあげる。茂みの奥は温かくて湿っているけど、まだ濡れてはいなかった。
「痛っ…!」
指でこじ開けると、パステルが痛がる。こればっかりは我慢してもらうしかない。
こういうとき、女の身体って不便かなって思う。痛みから身を守るための、生理現象なんだけど。
硬くきつく閉ざされている場所を、指先で探っていくと熱気が噴出してくる。
お目当てのものを弄ると、びくんと大きく背中が跳ねた。
「ひぃ、あっ、ああっ、んぅ…っ……!」
あ、ちょっと刺激が強すぎたかな?パステルは頭を振り、泣きながら悲鳴を上げた。
でも、ここを刺激するのが一番気持ちよくなると思うんだけど。
ひょっとしてパステル、弄るの初めてだったりして。うわー。何か、ありそう。
瞬く間に、パステルの身体は熱くなり、溶けていくようだった。
体内に差し入れた指先が、その場所の筋肉が震えるのを伝えてくる。
「や、だめ、だめなの、やぁああああ!」
最後の一押しをしてあげると、パステルはあっけなく登りつめていた。
全身を上気させて汗でしっとりと濡らし、それ以上に探る指先を締め付け、しとどに濡らしていた。
イくのも初めてだったらしいパステルは、荒い息のまま呆然としている。
そっと背中からはなれて、彼女を仰向けにした。やっぱり、基本は正常位だと思うし。
こういうとき、男の身体って便利かなって思う。申し訳ないと思いつつ、節操なく元気なんだもん。
どこか虚ろな視線のパステルに、そっと告げた。
「大好きだからね、パステル」
後から、いくらでもあやまるし説明するから。とりあえず、いただきます。
78マリパス5:2006/11/01(水) 02:07:56 ID:45R+ehEP
久々に、自分の部屋で朝を迎えた。
まだ夢の中にいるパステルを残して、ベッドから降りる。
やっぱり、自分の身体が一番だなーって思いながら、足取りも軽く台所へ向かった。
朝食のパンケーキを焼いてると、どんどんと乱暴にドアが叩かれた。
パステルが起きちゃうじゃない。もう少し寝かせてあげたいのに。不機嫌な顔でドアをあける。
そこには何ともいえない顔のアンドラスと、もの凄い形相のクレイとトラップがいた。
「こんなに朝早く、何の用なの?」
「いやー……マリーナ、久しぶり。こっちにパステルがいるんじゃないかと思ってね」
アンドラスの声は妙に白々しかったが、クレイもトラップもそれどころではないらしい。
「昨日の夜から帰ってないんだ!」
「変な野郎と一緒に目撃されてるし、あの馬鹿、一体何を…!」
彼らにとって、ここは最後の頼みの綱なんだろう。
朝まで待ってくれたアンドラスに感謝しつつ、パステルから目を離した大馬鹿者たちに微笑む。
「昨日、パステルは、ここに泊まったわ」
そう告げると、見るからに二人は安堵したようだった。何も知らないって、幸せよね。
「安心したなら、アンドラスの家で寝てくれば?二人ともすごい顔よ。百年の恋も冷めそうな感じね。
わたしの店は、今日は休みなの。お昼をごちそうしてあげる」
そういうとクレイはほっとしたように頷き、トラップは不服そうな顔をした。
わたしの家で仮眠をとりたかったのかもしれないけど、それはダメなの。諦めて貰うわ。
もう少し、彼女と二人だけですごしたいから。結局、お人よしの彼女はわたしを許してくれたし。
これからパステルはいっぱい泣いて、すごく悩むと思う。自分のこと、クレイのこと、トラップのこと。
パステルは、もう逃げられない。望まなくても、女になっちゃったから。
わたしも、ちゃんと責任は取るからね。だから昨日の夜は、二人だけの秘密。

おしまい。
79名無しさん@ピンキー:2006/11/01(水) 02:12:57 ID:45R+ehEP
イロモノな笑い話のつもりだったのですが。
ちょっと方向性が謎になったかも。長々と失礼しました。
できれば精進したいです…orz
80サンマルナナ:2006/11/02(木) 02:04:14 ID:aOJDI6ym
うわわわー。
なんだかドキドキしました。。。
見ちゃいけない世界をみているようなw

投下お疲れ様です!!
是非ほかのカプでも書いてみてください。
81名無しさん@ピンキー:2006/11/03(金) 05:41:28 ID:YDhxraIy
続きキテター!
マリパス作者さん、コメント遅くなってしまいましたがGJ!GJ!!GJ!!!
マリーナ、「責任取る」ってどんな責任の取り方するんでしょ…。
めくるめく百合の世界へご案内しちゃうんでしょーか?
余韻の残る終わり方に続きが気になりつつ、
良い作品を読ませて頂いたお礼を叫ばせてくださいませ。
有難うございました!
82名無しさん@ピンキー:2006/11/04(土) 00:26:31 ID:hcUzDxcH
百合ってあんまり好きじゃないんだけど、今回のマリパスはいい!!
まあ、厳密にいうと百合ってわけでもないからかもしれんが。
ともあれ、作者様乙でした。
83サンマルナナ:2006/11/07(火) 02:17:53 ID:ySvP6jos
新作アンド保守あげします。

・このあいだのトラパスの続きです。
・明るくラブラブ、がコンセプトです。
・今回はちゃんと?エロです。

ではでは投下失礼します。
84サンマルナナ 1:2006/11/07(火) 02:18:45 ID:ySvP6jos
とある村に、ちょっと届け物をしてほしいと頼まれて、わたしたちはこぢんまりとした村にやってきた。
拠点にしているシルバーリーブよりもさらに小さくて、のんびりとしていて、なにより宿代がとっても安いの!
情けない話だけど、とても助かる…。
しかも、部屋は綺麗でごはんは美味しい、村の雰囲気も優しい。
なんていうのかな、素朴なんだよね。

村の子どもたちは冒険者に、とくに戦士であるクレイに興味しんしんで、用事を済ませてからわたしたちが宿を探し始めるとあちらこちらから集まってきて案内してくれ、宿に着くまでの間、
「ちょっとその剣見せてくれよー。だめ?だいじょうぶだよーおとさないよー」
「そのアーマーなにでできてるの?」
「なあなあ、いままでどんなモンスターと遭った?怖かった?」
なーんてずっと質問し通し!
クレイもなんだかとても仲良くなっちゃって、宿に着いてからも子どもたちの人気者になっちゃってた。
でも、クレイは優しいし面倒見がいいから、子どもたちが慕うのもわかるんだけどね。


そして、宿代があまりに安かったので広めの部屋を2つ取り、その夜のことだった…

85サンマルナナ 2:2006/11/07(火) 02:19:17 ID:ySvP6jos
「あらら…2人仲良く、寝ちゃったのね」
「そうなんですよ、ずいぶん早かったですよ」
キットンが図鑑をめくる手を止めて、わたしのつぶやきに返事をくれた。
ルーミィがなかなか部屋に戻ってこないから、男部屋に迎えにきてみたんだけど、クレイとルーミィが仲良くくっついてすやすやと寝息を立てていた。
ルーミィの右足がクレイの喉に乗っかっていて寝づらそうなのに、彼は全然目覚めそうにない。
今日、子どもたちの相手をずっとしてたもんなぁ。疲れたんだね。
ルーミィの足をそっとどけて、毛布をかけなおしてあげた。
「そういえば、トラップはどこにいったの?」
「うーん?わたしは知りませんよ。さっきまで、いたような気がするんですけどねぇ」
「そっか。まったくもう…きっとどうせ、お酒でも飲みに行っちゃったのね」
「この村じゃ、ギャンブルの心配がないだけいいじゃあないですか。ぎゃっはっはっは」
うーん。
それはそうなんだけどさぁ。
わたしはキットンにおやすみを言ってから、自分の部屋に戻ることにした。
もう、トラップってば。
「遊ぶのは控える」…って、約束してくれたのに!
付き合い始めて、もうすぐ1ヶ月。
みんなの目を盗んでするキスも、ドキドキしても慣れてきたけど…
すぐにふらっとどっかに遊びにいっちゃうのは、ちょっと、やっぱり、やだなぁ。
86サンマルナナ 3:2006/11/07(火) 02:19:49 ID:ySvP6jos
ということは、今日。
ルーミィと2人、いつも1人用のベッドを使っているところ、すこし広い部屋に大きめのベッド、という部屋を借りてみたんだけど…
ひとり占めできるんだ!わああ、やったぁ!
クレイに心の中で大きな感謝を捧げて、部屋のドアを開けると…
「よっ。邪魔してるぜ」

?!
とっさにびっくりして大きな声を出しそうになった口を、自分で抑えた。
「と、トラップっ」
小声なんだけど、声が裏返っちゃう。
トラップってば、トラップってば…いつのまに?
彼はいつも結んでいる髪の毛をほどいて、リラックスした服装でベッドの端に腰掛けていた。
うわ、なんか赤面しちゃうぞ。
見慣れてるはずなのに。
「いま、そっちの部屋に行ってきたところなんだけど…」
「ああ、クレイとルーミィ、寝ちゃってただろ?」
「う、うん」
少しだけ唇をとがらせながら、彼はじっとわたしを見つめてきた。
ええと…つまり。
えっと…そういうこと、っていうか、どういうことなのかな、というか。
とりあえずベッドの、トラップの隣に、彼に向き合うように座った。
わたしも見つめ返してみる…
「髪の毛、おろしてんの…いいな」
「えっ」
耳の、後ろ側。
髪の毛を梳くように、手のひらを首にまわされて、そのままぎゅうっ、とトラップに抱きしめられた。
87サンマルナナ 4:2006/11/07(火) 02:20:22 ID:ySvP6jos
耳と髪の毛を彼の鼻先がくすぐってる。
…幸せ。
ドキドキ、するんだけど、ものすごく安心もする。
からだじゅうの力が抜けちゃうよ。
…あっ。
わ、わ…どう、どうしよ…
トラップの手が、背中から服の裾を押し上げて、腰のあたりを触り始めたっ…
わたしが、どんなにどんなに鈍感でもわかる。
彼がしようとしてること…
「…ひゃっ」
胸。や、むね…
彼の手が服の下で、わたしの胸を探り当てて、ふに、と掴んだ。
「あ…あっ」
最初やさしかったその感触が、乱暴になったり、戻ったり、ちょっとだけつまんでみたり…
耳の横でたまにトラップの吐く息の音しか聞こえない。
そのほかの音がなくなってしまったみたい。
ふいに、その手がわたしに触るのをやめて、背中を抱きしめなおした。
「パステル」
…トラップ。
声に出す前に、唇をふさがれた。
熱い吐息と舌が差し込まれて、めまいがするくらいに絡め取ってる。
キスしながらトラップは優しくわたしの背中をベッドに押し付けた。
おなかのあたりをさわさわ、と、さっきとは逆側の手が撫でて…
これって…ああ、あの、トラップ?
「んむっ…」
パジャマのズボンのなかに、するりと忍び込んできた。
88サンマルナナ 5:2006/11/07(火) 02:21:13 ID:ySvP6jos
「んんんんッ…あっ…」
な、なんていえばいいんだろ。
押し広げるようにして、その場所を、トラップの冷たい指が触ると…
ぬるっ、としてた…。
それを広げるようにくるくると、触られているとときどき、自然に声が出てしまって。
こ、これが…「感じる」って、やつなのかな?
「パステル…いいか?」
そこを触りながら、トラップが耳元で囁いた。
って、そんな、いいかって言われても…
「も、や、やっ、いま聞かれても、こま…あっ、る…」
なにに対して、許可を求めてるのよ?
こんなに、こんなに好き勝手してるくせにー!
と、思ったのが先か、後か。
彼の指がぐい、と入ってくるのがわかった。
「ああっ、ああ、や、やっ…」
擦られて、入れられて、そのたびにわたしは声を我慢できなくなっていった。
薄目を開けると。
彼がいままでみたこともないくらい真剣な顔で、わたしを見ていた。
「や、やだ、見ないでよぉ…やだ…」
「…やだよ」
「え…?」
「全部、見たい」
指を引き抜くと、彼はわたしの下着とパジャマのズボンを下ろした。
そして、自分の履いていたハーフパンツとボクサーパンツを脱いで…
「…わりぃ、止まれねぇからな」
大きく硬くなったそれを、わたしの中に突き入れた。
89サンマルナナ 6:2006/11/07(火) 02:22:30 ID:ySvP6jos
「やぁっ…!や、トラ、トラップっ…!!」
い、痛いっ…!
男の子の、これって、こんなに硬くなるのっ…?!
ずん、ずん、と激しく突かれるたびに、おなかが鈍く痛んだ。
トラップを見上げると、彼も眉根を寄せて、苦しそうな表情を見せてた。
「だ、ダメだ…パステル、おれ、もう…っ」
「ト、トラップ…?」
言うが早いか。
彼がそれを引き抜いたと同時に、わたしの太ももになにかが撥ねた。


わたしの、足と足の間…
そこに、白い液体が放出されてた。
トラップは、「いきなりイきそうになって…あっという間に…わりぃ…」と言っていたけど。
わたしは、なんだかほっとしちゃった。
気持ちよかったけど…ちょっと痛かったし。
恥ずかしかったし…
でも、落ち込むトラップがすごく…こんなこと言ったら怒るかもしれないけど。
可愛かったので。
はじめて、わたしからキスをしてみたら、彼はバツがわるそうに、笑った。
「次はもうちっと、頑張るわ」
…ううん?
それは、嬉しいような…困るような。
気が、する。
90サンマルナナ:2006/11/07(火) 02:23:49 ID:ySvP6jos
以上です。

ベタな設定で申し訳ないです。
ではではおやすみなさいませ。
91名無しさん@ピンキー:2006/11/07(火) 19:19:49 ID:abug++RF
初めましてフォーチュンの世界観がでてて良いです

また読みたくなったなぁ
92名無しさん@ピンキー:2006/11/07(火) 20:33:18 ID:nEiyctox
サンマルナナさん、gooodjooob!!
はつえっちの初々しさがたまらんです。
それと毎度のことながら、サンマルナナさんの書かれるパステルはエロカワイイなぁ。
投下乙でした!

ほんと、ここの職人さんはキャラを壊さずに世界観そのまま書いてくださるから、
あたかも原作の続きでキャラ同士が〜って妄想が…。
ここの住民でよかったー!


あまりにも人が少ない気がして、
くどいくらいに愛を呟いてホシュ…
93名無しさん@ピンキー:2006/11/07(火) 20:34:44 ID:Vh4Yqobi
トラパス!GJですっ!!
ベタでもラブラブでうれしいv
94名無しさん@ピンキー:2006/11/08(水) 11:44:45 ID:gKhuEh0o
>>92
本当に人少ないよね…。良スレなのになあ。

サンマルナナさん、GJでした〜。毎度々楽しませて頂いてます!!
95名無しさん@ピンキー:2006/11/09(木) 22:25:50 ID:3OvFyEkf
保管庫を覗いてもクレパスが少ない…ってことは、
あまり需要がないってことなんだろーか。
人も少なげだしな。
96名無しさん@ピンキー:2006/11/09(木) 23:21:15 ID:FfFbEjcC
>>95
クレパスが少ないのではなく
トラパス作品の数が多いから相対的に少なく見えるだけかと思われ
過去にトラパス専門で毎日作品を落としていく書き手がいたからな。

むしろ需要が少なそうなのはギアパスの方と見た
97名無しさん@ピンキー:2006/11/11(土) 11:16:29 ID:3gBd8Rvq
ルーミィがおらんがな
98名無しさん@ピンキー:2006/11/11(土) 15:41:45 ID:JCS7z1et
エロパロ板にルーミィは不要
99名無しさん@ピンキー:2006/11/13(月) 16:19:59 ID:Zyk+ufCz
まだ大丈夫とは思いつつも、保守。
100書人:2006/11/13(月) 16:34:19 ID:HTcqM5MG
こんにちは。いつもお読み頂き感謝です。
投下に参りました。

御品書きです。
クレパス、前提恋人。甘ったるめにしてみました。
101クレ×パス 盛装編(短編) 1:2006/11/13(月) 16:35:34 ID:HTcqM5MG


 あ、あれ?
 このドアさっきも見たような……
 うん、間違いない。だって、この高そうな花瓶にも見覚えあるもの。
 ということは……じゃあこっちに行っちゃ駄目ってことじゃない??
 うひゃあ……またわたし迷ってる気がする……いや気じゃないな。確実に迷ってるよ……


「パステル? 何してるんだい、こんなとこで」
「え!? あ、クレイ! 良かった、助けてっ!!」

 もう半泣き状態に陥っていたわたしの前に現れたのは、救いの王子様……じゃなくて、クレイ。
 艶やかな黒髪が、廊下の照明の役目を果たしているキャンドルに照らされて美しい。
 クレイはひと目でわたしの窮状を察したらしく、笑いながらわたしを促すように歩き出した。
 響き渡る足音を気にしながら、半歩ほど後ろをついて歩くわたし。
 よしなしことを話して笑いつつ、こっそりと彼の姿を盗み見る。
 貴族みたいにゴージャスな、装飾の多い上着。体にぴったりとあったそれは、精悍な彼の体を際立たせていて、いつものアーマー姿に負けず劣らずかっこいいんだ。
 それに引き換えわたしは……完全に服に着られてると思う。
 お姫様みたいなひらひらのドレスに、首やら耳やらを飾る重いアクセサリー。

 今日は、キスキン王国の建国何周年だか……(いかん、早くも忘れてるぞ、わたし)に、ご招待預かってみんなでお祝いに駆けつけたんだ。
 ミモザ姫がちゃんとパーティ用の服装を全員に用意してくれてたんだけどね。
 着慣れない格好で疲れたのか、乾杯のシャンパンに酔ったのか、なんだか軽いめまいを感じたわたし。
 宴もたけなわってところだったんだけど、まだまだお料理に夢中のルーミィをノルに任せ、早々に退出したんだ。
 まさか、その後部屋まで戻れないとは思わなかったけどねっ!
102クレ×パス 盛装編(短編) 2:2006/11/13(月) 16:36:09 ID:HTcqM5MG


「よ、よかったぁ……たどり着けたよお」
「たどり着けた、って……大広間から階段上がって突き当たりだよ? そんなに難しいか?」

 うっ。そう言われてしまうと身も蓋もないけれど。

「クレイだって、わたしの方向音痴知ってる癖にっ」
「あははは、それもそうだ。ごめんごめん」

 ふんだ。納得されたって嬉しくないんだけどね。
 わたしはちょっとふくれつつ、すっかり重く凝った肩をぐるぐる回した。
 慣れないもの着た上に、こんなずっしりしたネックレス着けてるんだもん。そりゃ肩も凝るよね。
 無意識のうちにネックレスの留め金に手が伸びていたんだけど、なんか……取れないんだけど、これ。
 カチカチ爪を立ててると、髪が絡まってしまう。いたた。

「くー」
「何してるんだよ。ほら、取ってやるからあっち向いてごらん」

 苦笑まじりのクレイに、言われるがままに背中を向ける。
 と、うなじの髪を、クレイのごつい指がかきあげた。
 あらわになったそこに、ほんのりあたたかい唇がそっと触れる感触。

「んっ」

 熱い吐息が敏感な首筋にかかり、思わず首をすくめるわたし。
 クレイは唇を離さないで小さくつぶやく。

「パステルの香りがする……それだけじゃないな。香水?」
「あ……さっきドレス着た時に、メイドさんがつけてくれたの」
「それで、いつもより大人っぽい香りなんだな」

 穏やかで少し低い声。
 耳の後ろから聞こえるその声は、艶っぽくてどことなく熱い。
 わたしはドキドキする鼓動を誤魔化すように、軽く咳払いした。
 ようやく当初の目的を思い出す。

103クレ×パス 盛装編(短編) 3:2006/11/13(月) 16:36:42 ID:HTcqM5MG

「ク……レイっ、そ、のネックレス外してくれない?」
「ああ。わかったけど……冷たいなあ、パステル」
「つ、冷たいって何っ」

 どもるわたしに構わず、クレイは唇を離すと、意外にあっさりとネックレスの留め金を外した。
 鼻先に、しゃらんとぶら下げられる重そうな装飾品。

「はー……ありがと。重かった……」
「確かにずっしりしてるよな、これ。そのドレスも重そうだし」
「そうなのよー。宝石がいっぱいついてるのはキレイだけど、わたしやっぱり、普段の格好の方が楽でいいよ」
「じゃあこれも脱ぎなよ」
「そうだね…………って、え?」

 クレイの手が背中のホックにかかった。と、思う間もなく一気に締め付けられていた胴回りが自由になる。
 あ、クレイがファスナーおろしてくれたんだ……おかげで楽になった……じゃない!!

「ちょちょ、ちょっと、クレイ!」

 首だけ振り返り、裏返った声で文句を言うも、その声には我ながら迫力がない。
 だってだってクレイがいくら恋人だって、今までこんな姿見せたことないんだよ!?
 そりゃあ一応恋人同士らしきことはしてるけど、照れ屋の彼もわたしも、その時はいつもベッドに潜り込んでて、お互いの裸だって見たことないんだからっ。

 ドレスの下には、レースがいっぱいついた下着しかつけていない。
 頭が真っ白になったわたしは、慌てて両手で胸元を隠した。
 そのまま、そおっとそおっと着替えを置いてあるクローゼットの方へ移動を試みる。

「あの、えっと、あ……っち向いててくれない?」
「駄目。パステル、こっち向いて」

 両肩をぐいと掴まれ、否も応もなしにくるりと反転させられる。
 瞬時に顔が真っ赤になるのがわかったけど、目の前にいるクレイの頬も、負けず劣らず赤い気がするんだよね。
 意外と悠長にそんなことを考えていると、目の前の景色の角度が変わった。
 背中に当たる冷たい感触は、大きな机の上に押し倒されたからだってわかるまでは、結構な時間がかかった。
 顔のすぐ上にあるのは、恋しい人の照れたような顔。
 長めの黒髪が肩から落ちて、わたしの頬をくすぐった。
104クレ×パス 盛装編(短編) 4:2006/11/13(月) 16:37:19 ID:HTcqM5MG

「……パステル」

 喉にからまったような甘い声と、キスが上から降ってきた。
 熱くてとろっとしたキスは、少しだけお酒の味。酔ってるのかな? クレイ。
 彼は唇を離すと、上体を起こしてわたしの下着をおへそまでずり下げた。

「やっ」
「隠さないで。……見せてよ」

 隠そうとする腕は、大きな手に軽く握りこまれてしまう。
 うう、顔から火が出そう。
 そんなにじっと見つめないでほしい。

「……かわいいよ、パステル」
「ひゃ……ぁ、んっ」

 クレイのつぶやきの最後は、わたしの肌に吸い込まれた。
 胸元に埋められたクレイの顔。動きにつれてさらさらと触れる髪がこそばゆい。
 彼の唇と指は、いつになく情熱的に、むさぼるように胸を愛撫していた。
 いつものぎこちない動きとは、どこか違う。
 その指は徐々に下へと降りてゆき、長めの下着の裾から忍び込んだ。
 ぴちゃ、という音とぬるりとした感触。

「やん、や……あ……あんっ」
「パステル……もうこんなになってる」

 クレイの言葉に、さらに赤くなってしまったであろうわたし。
 顔を背けてこぼれる喘ぎを逃していると、クレイの逞しい両手がわたしの腰に回された。
 そのままひょいと机の上に載せられ、自然と足を開かされる形になる。

「や、だ……っ、恥ずかし……いよお……」

 下着は脱がされかけの上、膝を折り曲げて、まるで蛙みたいな格好にさせられたわたしは、半べそで文句を言った。
 身をよじって抵抗しようとするんだけど……がっちり押さえ込まれてて、全然身動きできない。
105クレ×パス 盛装編(短編) 5:2006/11/13(月) 16:38:10 ID:HTcqM5MG

「どうして? すっごく……かわいくって、いやらしい」

 弾むような呼吸のクレイ。
 思わずその顔を見やると、彼はわたしと視線を合わせたままで足の間に屈みこんだ。

「ひっ!! ぁだ、めぇ……あ、ああ……っ」

 その部分をなめらかに滑る舌。
 ぴちゃぴちゃいう湿った音はますます大きくなり、溢れた蜜がお尻を伝っていくひやりとした感触を感じる。
 硬い天板の上に横たわらされて始めは痛かった背中も、滲み出るような快感に覆われて、今は全く気にならなくなってしまったみたい。

「パステル、もう……いいか?」

 閉じていた瞼を開くと、ベルトを外しながら遠慮がちに聞くクレイの姿。
 いつもなら何も言わないで頷くだけなんだけど……息を吸って、言ってみる。

「クレイ……欲しいよ」

 クレイは鳶色の瞳を驚いたように見開き、ゆっくりと照れくさそうに微笑むと、立ったままの姿勢で腰を進めた。
 それが、ぬるりと襞を割り込む感覚。
 太くて堅いものがわたしの内で動き始める。
 わたしは今まで感じたことのないほどの快感に、抗うことなく身を委ねた。


 のけぞって甘い声をあげるわたしの目に入ったのは、天地が逆さになった背後の月夜。
 わたしたちの夜は長い。
 まだまだ月は昇ったばかり。
 わたしは、躍動的に腰を動かす恋人の袖を引き、熱い想いのままにくちづけた。


----------------------------
完結です。
106名無しさん@ピンキー:2006/11/13(月) 23:29:12 ID:IIq2VfWE
わーい、クレパスだ!
書人さん、GJ!!
クレパスが読めて、うれしいっす。
盛装なパステルは、やっぱ白のガーターベルト着用かなぁ。
107名無しさん@ピンキー:2006/11/14(火) 02:11:08 ID:zRzclF9S
書き手の皆様、乙アンドGJです!

私は妄想は膨らみまくりなのに、いざ書こうとしても上手に文章にならない
へたれなので投下することができません。
なんだかちょっぴり淋しいw
108名無しさん@ピンキー:2006/11/14(火) 08:49:11 ID:31t9qp1c
クレパス乙です!すてきです

補給!
109名無しさん@ピンキー:2006/11/17(金) 09:54:36 ID:4fG96F84
この年になって『盛装』の意味を調べた…OTL



いや、だいたいは予想ついてたけど、正装との違いをね。…といういいわけ。
110名無しさん@ピンキー:2006/11/18(土) 08:36:25 ID:cchb+o7Q
おそばせながら11、12読み終わりました。あのネックレスパステルにあげるんじゃないかとわくわくしていたが。13で…と妄想。
111名無しさん@ピンキー:2006/11/18(土) 11:16:57 ID:/asxSUld
パステルの胸元を飾るのは、天使ではなくドラゴンなのか?
ありえないとおもいつつ、ロケットも悪くないよな〜と妄想

後れ馳せと遅蒔きが、見事にフュージョンしてるぜ
実は自信がなくて、辞書を引いたんだけど orz
112名無しさん@ピンキー:2006/11/18(土) 15:46:46 ID:cchb+o7Q
>>111さん
両方知っているはずなのに…間違えたー恥
とりあえず、トラップがパステルになにかあげるっていうシーンを期待なんですわ。
113名無しさん@ピンキー:2006/11/21(火) 01:46:52 ID:1d6NMvOD
一応、保守。

ついでに、パステルのドレスの下を妄想。
やっぱプライダルインナーみたく、
スリーインワン+ショーツ+ストッキングなのかなぁ。
あ、ペチコートつけるならビスチェか。
ガーターベルトも捨てがたいが、ガーターもいい。
踊ってる最中にうっかり落として、拾ってもらったら、なおいい。
114名無しさん@ピンキー:2006/11/21(火) 06:50:08 ID:R6PbrG3i
パステルの記憶喪失モノってありました?
115名無しさん@ピンキー:2006/11/22(水) 00:17:23 ID:qIQ5+Jff
どーだろう?あったような気もするし…。ここじゃないとこで読んだかもしれないし…。
もし、投下なら気にせずお願いします!!
116名無しさん@ピンキー:2006/11/22(水) 01:18:49 ID:rdAdx3sN
投下作品ではなかったような。トラップの記憶喪失ものはあったけど
ここじゃない場所でも、ってことなら某サイトで見かけた。
まあベタなネタだし<記憶喪失
117名無しさん@ピンキー:2006/11/22(水) 02:13:09 ID:GXArLL+u
ベタでも、好みなテーマっす。
118114:2006/11/22(水) 08:57:31 ID:cUE/k30/
言葉足らずですみません自分もそれを読みたくて(携帯から探しているのですが見つからなくて)
119名無しさん@ピンキー:2006/11/22(水) 11:45:29 ID:qIQ5+Jff
パソコンあるならフォーチュン 二次創作とかでググればそのようなサイトが出てくると思うので、探してみてくれ〜。
ここはいい人ばっかりっぽいけど、さすがにURLは貼れないからさ。

携帯からだとちょっとわからん。
120名無しさん@ピンキー:2006/11/22(水) 12:36:10 ID:cUE/k30/
>>119さん
ありがとう!ネカフェに行って探してみます

最近このスレにきたのですが、確かにいい人ばかりですね
121書人:2006/11/22(水) 13:08:11 ID:7EQgYlgq

こんにちは。お読み頂きありがとうございます。

下着のこと、私も妄想していたのにサラっと流してしまいました。
クレイが脱がせるあたりの詳細を、ちょっと書き足してみます。

--------------------------------


「ねえ、パステル。どうしてこんなに脱がせやすい下着なんだ?」
「ぬ、脱がせやすい下着って、何っ」

 そりゃあね、ビスチェには肩紐なんてないから。
 ショーツだって、ガーターベルトで吊ったストッキングの上から履いてる訳だから、脱がせるなんてお茶の子でしょうけど……
 い、いやいや、もともと自分で脱ぎやすくするためのガーターベルトなんであって、えっと……

「何モガモガ言ってるんだよ。よいしょっと」

 クレイはビスチェの胸元に手をかけるとぐいと引っ張り、おへそまで一気にズリ下げた。

「きゃんっ、や、見ちゃ……」
「だーめ。隠さないで」

 覆うもののなくなったあらわな胸元。
 撫ぜるように、つまむように、そこを這い回っていたクレイの大きな手は、徐々に下へと降りてゆく。
 その手は裾の長めのペチコートをそっとまくりあげ、レースで飾られたショーツに伸びた。
 ぴちゃ、という音とぬるりとした感触。

「やん、や……あ……あんっ」
「パステル……もうこんなになってる」

 あ、だめ……真っ白なショーツが染みになっちゃう。
 これ、きっと絹だよね?
 わたしは下着を庇うように、脚の間からじんわりと漏れてくる液体に身をよじった。
 薄い布の上からその部分を弄り回していた指が、ショーツの隙間から忍び込んでくる。

「ぁあ……ん、んっ……だ、め……ぇっ」
「何が、駄目なの? こんなに、濡れてるのに……」

 耳元に聞こえるのは、いつになく熱を帯びた、囁くようなクレイの声。
 その色っぽさに思わずぞくっと背中を反らせる。
 クレイはわたしの耳にキスしながら、じっとりと湿ってしまったショーツをずるりと引き下ろした。
 襞にぴったり張り付いた布地が、引き剥がされるような感触。
 丸まった下着は一旦滑り落ちかけて、白いストッキングの太ももあたりにひっかかって止まった。


--------------------------------
行間はこんな感じだったということで……
肩紐なしのビスチェにペチコート。
ガーターベルトで吊ったストッキング、ショーツ、色は全部白!というイメージでした。
122名無しさん@ピンキー:2006/11/22(水) 17:45:13 ID:cUE/k30/
ぐっじょぶ!ガーターパステルに萌え死にそうです
123名無しさん@ピンキー:2006/11/22(水) 23:51:55 ID:GXArLL+u
GJ!! GJ!! やはりショーツはベルトの上に履くべし!
白レースのガーターベルト&ストッキングは、脱がさずそのまま!
萌え萌えで、鼻血ふきそう…。クレイ、よく我慢したな。
124名無しさん@ピンキー:2006/11/24(金) 01:40:39 ID:AcpkYPhe
>>121
そこだけ読むとアルパスっぽい感じw
激しく萌えました。GJ!
125名無しさん@ピンキー:2006/11/24(金) 06:45:23 ID:+ShgXwML
アルパスもいいな
《いいおもちゃ》
126名無しさん@ピンキー:2006/11/26(日) 23:06:56 ID:YkJpcUkm
TVで佐○藍○が「身長164センチ、体重49キロ」と言っていた。
パステルと同じじゃん、と思ったので、スリーサイズを調べて見た。
B80、W58、H83だった。パステルもこんなものかもしれん、と思った。
アンダーが65と仮定すると、Cカップだし(自分はパステルCカップ希望)。
アンダー65、W58、H83とスリム体型なら、
ボン!キュ!ボン!を夢見てるトラップあたりに
寸胴と勘違いされてしまうかも…などと、妄想中。
127名無しさん@ピンキー:2006/11/27(月) 09:18:41 ID:es0i25Ro
パステルCカップ自分もそう思ぉっ!しかも美乳。
脱がせたらビックリみたいな感じで。
128名無しさん@ピンキー:2006/11/27(月) 10:47:12 ID:es0i25Ro
そういえば、旧6巻でパットでも入れたか?と聞かれていたけど、彼の想像より大きかったってことか
129名無しさん@ピンキー:2006/11/27(月) 18:09:04 ID:HEjbOGv4
トラップは、胸囲=胸(カップ)の大きさ、という
男性にありがちな勘違いをしてるよーな気がする。
電撃のバイト編にあった着せ替えだと、普段のパステルは
スポーツブラ着用っぽい。小さく見えててもしかたないのかも。
あと初対面(14才)のときの印象を、いつまでも引きずってたりして。
130名無しさん@ピンキー:2006/11/28(火) 19:15:11 ID:VQJ5lztz
L3買ったんだけど、カラーイラストのパステルに萌やりとしました。
投げキスをつかんで捨てたくもなるよ。
131名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 17:46:18 ID:LuIFwCCX
ところでみんなの背が高めなのは外人だから?
132名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 19:56:40 ID:mA8Yf+Vl
ファンタジーだから、っつーコトで納得してみた。
個人的に、ふと気になったのはトラップの体重。
新10巻で60キロだったのが、新11巻で65キロに。
身長は1センチしか伸びてない。何があったんだろう。
筋トレでもしたんだろーか。つーか時間もそんなに経ってないのに…。
133名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 23:31:00 ID:DQd8JxJE
昔なにかの雑誌に書いてあったんだが、
男子高生は好きな子ができるととりあえず筋トレをするらしいからそういうノリじゃないかと。
134名無しさん@ピンキー:2006/11/30(木) 05:59:46 ID:oYcbrV3U
よほど好きでかなり筋トレに励んだか

>>133 おしい!DQか
135名無しさん@ピンキー:2006/11/30(木) 11:58:36 ID:M8dqS4et
密かにビールの飲み過ぎで太ったのかと思っていたが…。
そうか、筋トレか。
136名無しさん@ピンキー:2006/11/30(木) 13:17:57 ID:oYcbrV3U
パステルに対する冒険には筋力が必要だから?
137名無しさん@ピンキー:2006/11/30(木) 16:19:48 ID:gH/ZgLy7
確かに筋力は必須かも。
案外、10巻でパステルがクレイの上半身を見てたのを勘違いしてたりして。
138名無しさん@ピンキー:2006/11/30(木) 17:29:31 ID:oYcbrV3U
ちょっとした冒険その1
パステルを筋トレに誘ってみる=腹筋する足を持つ係
139名無しさん@ピンキー:2006/12/01(金) 03:14:22 ID:L28rSeLq
そういえばトラップの半裸は見慣れたか(旧2巻あにみてんだよぉーとか)
140名無しさん@ピンキー:2006/12/01(金) 11:19:08 ID:BNM+Fr2F
トラップは肋骨がういてるイメージがあったけど、65kgでようやく消えたカンジ。
クレイもあと5kgほど筋肉をつけてくれると、好みな体型になるんだが。
141名無しさん@ピンキー:2006/12/01(金) 13:53:16 ID:L28rSeLq
(既出かもしれないけど)細身の人ってモノが大きい?
142名無しさん@ピンキー:2006/12/02(土) 02:07:22 ID:YeWZttGx
又聞きなので確かではないが、国産の平均標準サイズは直径35mm、US輸出用は直径44mm、
EUのあたりは平均直径55mm、北欧出身の人はそれでも小さかったりするそーな。
これをみるに体格とブツは比例するのでは。
同じサイズでも太めと細身だと、細身の方が大きくみえるかも。
143名無しさん@ピンキー:2006/12/02(土) 11:51:40 ID:CDJzYI0+
直径から想像すると難しい…計算してみる
それでいうと見た目で…… それぞれ妄想中
144名無しさん@ピンキー:2006/12/03(日) 17:45:23 ID:Gk+bHGfK
DSのエロパロないんですね
145名無しさん@ピンキー:2006/12/04(月) 17:22:20 ID:y6kGTaQ/
保管庫にランド×ミスティがあったよーな。
146144:2006/12/05(火) 19:39:34 ID:Y6V2kd0V
>>145さんThankst見てくる
147名無しさん@ピンキー:2006/12/06(水) 12:09:48 ID:H7adF/4L
キャミソールの上にレザーアーマー装備したら外を歩けない
148名無しさん@ピンキー:2006/12/06(水) 18:04:59 ID:UnH2w9TN
レスター女史はそんな感じじゃなかったっけ?

確か袖はついてたけど、胸元が激しく食い込んでて
あれ下に付けてるの下着みたいなもんだろ。
149名無しさん@ピンキー:2006/12/06(水) 18:58:53 ID:H7adF/4L
パステルタイプのアーマーだと素肌にアーマーみたいに見えそうかなと思って。
アーマーのタイプにもよるか。
150名無しさん@ピンキー:2006/12/07(木) 09:10:40 ID:pyFPpktG
そういや以前,ギアレスターという希少中の希少みたいな話があったな。
最近はスタンダードカプしか見ないので,たまにはああいうのも読みたし。
151名無しさん@ピンキー:2006/12/07(木) 17:52:14 ID:fm1nt959
キッスグは?
152名無しさん@ピンキー:2006/12/08(金) 14:04:47 ID:vx93dV3L
>>151
ほのぼのなら興味があるが、エロは想像ができん。
153名無しさん@ピンキー:2006/12/08(金) 15:32:29 ID:YeMrN/qt
10巻後11巻前で仕込んで最終巻で子供が産まれたりして
154名無しさん@ピンキー:2006/12/11(月) 13:49:15 ID:6xkgwz8S
>>143
参考になるかもしれんニュースがあった。

「各国男性のサイズに関する公式的な統計は少ないが、スペインの医療会社が最近、
15カ国の男性計約2000人を調べた結果によると、勃起時の長さは
フランスが平均約16センチと調査国の中で最長で、最も短いのは韓国の同9・6センチ。
インドは韓国の次に短い同10・2センチだった。」
155名無しさん@ピンキー:2006/12/11(月) 17:21:16 ID:9yu/t9fz
こんなのもあった
ttp://www.excite.co.jp/News/odd/00081165718516.html

国際基準で定められたサイズで作られたコンドームが、インド人男性には大きすぎることが明らかとなった。

インド医療評議会が行った2年間の調査によると、ムンバイ在住のインド人男性の60%は、ペニスが標準サイズのコンドームより約2.4センチ短いことが分かったという。

さらに30%の男性は、ペニスがコンドームのサイズより約5センチも短いことが明らかになり、これでは使用時に破れたり、ずれたりしてしまう結果になるという。
156名無しさん@ピンキー:2006/12/11(月) 19:49:38 ID:6xkgwz8S
>>155
同じニュースネタだv 反応したのが自分だけでなく安心。自分が参照したのは
ttp://www.nikkansports.com/general/p-gn-tp0-20061211-128793.html
これによるとコンドームの国際標準サイズは長さ16センチ程度らしい。
157143:2006/12/11(月) 21:00:18 ID:B0R/veKB
フォーチュンのキャラはどこの国系なんだろう
ヨーロッパ系かな?

アジア系で最短なんて事はなさそうだよね
158名無しさん@ピンキー:2006/12/12(火) 00:08:45 ID:Hs9jlaVc
こんばんは。職人さんたちがお忙しいそうなで、自分で書いてみました。
普段は読み手専門なので、色々すみません。
題なし、トラパス恋人設定です。
私も希少カプ読みたし…職人さんに期待w
159158:2006/12/12(火) 00:12:10 ID:Hs9jlaVc
「はぁっ…ふぅ…っ」
「…おいパステル、もっと腰使えって」
「そっ…そんな事…言ったって…んんっ……」

白昼堂々と、わたしとトラップが二人きりで何をしているかというと。

「痩せたいんだろ?これ位できなくてどーすんだよ?」
「ばかぁ…っ…結構…つ…辛いんだから…」
うー、腹筋ってこんなに大変だったっけ?!

実は、最近ちょっとだけ太ったかな?と思って、腹筋を始めることにしたんだ。
でもこれが、思ったより辛い。
冬はあんまりクエストにも出られないから、身体が鈍っちゃってるのかも。
いや、だからこそこうしてトラップに手伝ってもらいながら、頑張って引き締めようとしているのだけど…

「ほれほれ、あと25回」
「………」

やっぱり、トラップに頼むんじゃなかった。
いくらわたしがトラップの彼女とはいえ、甘やかすような人じゃないのは一番解ってたはずなのに!
とほほ、既に腹筋がキリキリ痛くなってきた。

「ちっ、しゃーねーなぁ…んじゃ、これならどうだよ?」
「…!」

トラップはそう言うと、右手はわたしの足首を押さえたまま左手を伸ばしてきた。
これって…

「ちょっ…こんな時に…何、やってるのよ」
「いいからいいから。ま、そのまま続けてみろって」

彼の指は、わたしの下着にぴったりと張り付いている。
触られただけなのに、なんか身体の奥がムズムズしてくる。
言われた通りに腹筋運動を再開すると。

「あ……」

別段トラップが何かしたわけじゃないんだけど、
わたしが起き上がる動きに合わせて、下着と肌が擦れ合う。
控え目だけど、けっこう気持ち良いかも。
160158:2006/12/12(火) 00:15:30 ID:Hs9jlaVc
「ふん、どうだよ?」
「ん…ちょっと、気持ち良いかも…」
「だろ?」

そう言ってトラップは、添えている指に少し力を込めた。
下着と一緒に、わたしの肌にわずかに食い込む。
身体を起こすと強くなり、戻すと弱まる刺激。
僅かな時間だけ与えられる快楽に、もどかしくなってさえくる。

「やぁ…っ、あ…んッ」
「あと10回」

…ほんとはもっと、触ってほしいのに。

「パステル」

私が起き上がる隙をみて、耳元で囁く。

「おめえの腰…すげぇ、やらしー」

だって、自然に動いちゃうんだもん。
こればっかりは仕方ない。

「トラップが…さ、触ってくれないから…だよっ」
「あと5回、出来たらな?」
「意地悪…あ、あぁっ!」
「ほーれ、頑張れ。あと、4回」

ついにトラップの指が下着を掻き分けて、すっかり濡れているわたしに直接触れた。

「だ、だめっ…いやぁ……おかしくなっちゃうよぉ……っ」
「いいんだぜ?おかしくなってみろよ…あと、3回」

部屋中にトラップの指とわたしが触れ合う音が響いて、かなり、恥ずかしい。
でももっと恥ずかしいのは、その音にも増して大きい…わたしの喘ぎ声。

「あぁぁ…も、もっと……」
「あと2回」

罠を解除するときのような、繊細な指の動きに、もう我慢できなくて。

「あっ、あぁっ!も…もうだめ………っ、トラップぅ…」
「…ラスト、な」

そう言うと一気に指の動きが速くなった。

「や……あぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」

起き上がったところで、わたしは果ててしまった。
……ゆ、指だけでイッちゃった…

気まずくて、そっとトラップの顔を見る。
彼はそれはそれは嬉しそうな顔で口の端を上げると、

「よく出来ました。じゃ、ご褒美な」

そう言って、わたしを抱きしめた腕に力を込め、そのままわたしを押し倒した。


おしまい。
161名無しさん@ピンキー:2006/12/12(火) 09:49:49 ID:rBURjF+K
グッジョブ!!腹筋からエロシチュエーションってすごい良かった
162名無しさん@ピンキー:2006/12/13(水) 00:38:20 ID:JkNmh6DR
GJ!!トラップがエロくて好みです!
163名無しさん@ピンキー:2006/12/13(水) 16:37:10 ID:5by7DoNe
GJ!!腹筋でこんなエロが生まれるとは…。
素晴らしい。
164小ネタ?:2006/12/16(土) 09:45:40 ID:uizQLy6X
>>126を見て思った

「ぱーるぅー、しーかっぷってなんだぁ?」
ルーミィの質問に紅茶を吹き出すわたし
男性陣がみんなわたしを見ている
「おねーしゃんは胸が綺麗なカタチだってお店の人が言っていたデシ」
ルーミィやシロちゃんの悪意のない発言に顔を真っ赤にして
「なっなんでもないの」とは言ったものの何のことか男性陣も察したのか、クレイは顔を赤らめながら剣のお手入れを続け、キットンとノルはいそいそ立ち去り、トラップは一瞬意外な顔をして二ヤニヤしながらこっちを見ている

今度からルーミィとシロちゃんを連れて下着を買うのはやめよう
165名無しさん@ピンキー:2006/12/16(土) 13:48:19 ID:E+o8q1Te
>>164
さりげないエロさがいい!
普通に面白いし。トラップ以外の反応が可愛い。
>二ヤニヤしながらこっちを見ている
某焼肉コピペ思い出した。
一瞬意外な顔してっつーのが良い感じだね。
166164:2006/12/16(土) 15:00:49 ID:uizQLy6X
自分も読み手専門でしたが、パステルCカップに触発されて書いてみました。初めて書いたのですが読んでいただき光栄です。

書き手さんが増えるのを期待しながらROMに戻ります。
167名無しさん@ピンキー:2006/12/16(土) 17:09:58 ID:E+o8q1Te
弓道やってると胸筋鍛えられて胸大きくなるよね
クロスボウの場合はどうなるか知らんけど。
パステルCくらいあっても不思議じゃないよなー
それなりに鍛えてるし
168名無しさん@ピンキー:2006/12/16(土) 17:51:28 ID:GDv9wkT5
クロスボウはどこの筋肉使うんだろう?
胸筋が鍛えられるなら腕前上達とともにC→Dと成長するかも。
ところでパステルはカワイイとか言って使用してるけど
クロスボウって殺傷力の高い危険な武器だよな…。
169名無しさん@ピンキー:2006/12/16(土) 22:20:57 ID:aS89wIWN
「虐ヲタが好んで使う凶器」というマイナスイメージが強い>クロスボウ
170名無しさん@ピンキー:2006/12/16(土) 22:33:10 ID:uizQLy6X
ボウガンつり道具屋に売っていたけど狩猟用かな。パチンコも売ってたよ。

元弓道部員ですが、引き方が悪くて育ちませんでした。
上手い先輩は乳大きかった!
171名無しさん@ピンキー:2006/12/17(日) 10:55:01 ID:aDEKcckT
まあ、個人的に「でかくなる」というより
「形が良くなる(胸筋UP → きっちり支えられて垂れない)」
だと思うので、気にしないでいいと思うよ。

なので、Cカップ美乳説に俺も1ピョー。
172名無しさん@ピンキー:2006/12/17(日) 12:14:27 ID:B/U7p2ws
んだな、でかくなるだけより
筋肉も一緒に鍛えてる方が美しくなるよね

パステルが小さい言われてんのは、
トラップが出入りするような場所の女の人が極端に大きくて
それと比べてるだけなんじゃないかなーとかなんとか。
なんとなくパステルは、20歳越えたあたりから
すっごいスタイル良くなりそう。
173名無しさん@ピンキー:2006/12/17(日) 13:16:58 ID:RV3x1eTE
良スタイルな20代パステル・・・・・・


女子の私でも鼻血吹きそになったw
やべーわ、そりゃww
174名無しさん@ピンキー:2006/12/17(日) 14:24:15 ID:/qp/txVl
パステル二十代良スタイルを餌に妄想したが詳細エロ描写が書けない

自分のボキャブラリーの少なさが忌々しい!
175名無しさん@ピンキー:2006/12/17(日) 15:52:29 ID:GgI4235t
鍛えられた(?)バンビのような脚に
ふわっと魅惑の乳が装備されるのだな。

レスター女史や、トラップに言い寄ってきた
シーフの娘(キムだったっけ?)みたいな
"女豹"なスタイルが好みなんだけど、
パステルのスキだらけのお色気っていうのも、
攻撃力高そうで、いいな。
176名無しさん@ピンキー:2006/12/17(日) 17:13:37 ID:JbcBmIgY
清楚に見えて、脱いだらスゴイ。
ばばーんと見せるよりも、無意識なチラリズムに萌える。
気が付いて恥らってくれたら、なおよし。
でも20代冒険者なパステルの服装が、イマイチ想像できない…
ミニ+生足は止めてほしいんだが、それに変わるものがなぁ。
一番して欲しい服装は、素肌にぶかぶか男物シャツなんですが。
177名無しさん@ピンキー:2006/12/17(日) 19:01:43 ID:/qp/txVl
>>176
パステルの事だから二十代でもドジって、水とかかぶって着替えが無くて、乾くまでシャツを借りたりとか髪をほどいたり。
もう色っぽくてドッキドキだ!

というか、書き手さんの光臨を切実待っています
178名無しさん@ピンキー:2006/12/17(日) 19:36:05 ID:aDEKcckT
20代パステルの衣装…。

美脚を魅せるならば、断然スリット入りの
タイトなレザースカート(膝丈くらい?)とか、
スキニーなパンツがいいと思う。

パステル自身、あくまでもスカートに
こだわりがありそうだが、>>176 も言う通り
20過ぎてミニフレアーはちょっとキツイよな。


179名無しさん@ピンキー:2006/12/17(日) 21:13:55 ID:/qp/txVl
パステルはスカートであって欲しい!やっぱ膝丈かな

下は?毛糸のパンツかなそれとも普通の下着?
180名無しさん@ピンキー:2006/12/17(日) 22:09:19 ID:JbcBmIgY
スカートの下は季節に左右されるもんだろ。
寒ければ防寒グッズ、暑い時は涼しい格好で。

冒険者を引退して作家生活するなら、ロングスカートもいいな。
パステル、フェミニンな服装が似合うと思うし。
しかし冒険者を続けるならミニフレアはちょっと…。
タイトな女豹路線は似合わないし。やはりスキニーパンツ+ブーツかな。
チュニックとか長めのセーターをあわせてミニスカ風?
181名無しさん@ピンキー:2006/12/18(月) 00:11:02 ID:6Lkve7lB
こそこそと投下しに参りました。クレパスです。
何かマジっぽいですが、所詮は飾りです…。
182クレパス1:2006/12/18(月) 00:11:40 ID:6Lkve7lB
パステルと二人きりで行動するのは、久しぶりだった。
ここ最近、俺は彼女を避けるようにしてたから。
でも、いろんな事が重なって、二人だけでお使いクエストに出かけた。
ヒポで日帰りの予定だったけれど、天候が悪化たため一泊することになった。
飛び入りで入った村に一軒しかない宿屋は、同じように宿を求める人で溢れていて。
俺たちは、シングルの一部屋しか取れなかった。
シングルの部屋は、ベッドと小さな机と椅子がひとつだけの簡素なものだった。
夕食の後、部屋に引き上げたとき、パステルは机に向かって何かをメモしていた。
原稿の下書きかな、と思ったけれど、話しかける勇気がでなかった。
パステルと二人きりの部屋は、息苦しかった。
俺にとってパステルは、もう妹とかパーティーの仲間じゃなかったから。
ぼんやりと、何も考えないようにして荒れる窓の外をみていた。
窓枠を風がガタガタとゆらし、ガラスには雨が幾筋も流れている。
季節外れの嵐は、まるで俺の内心を映してるみたいだった。
そのままじっと立ち尽くしていると、背後から近づく気配があった。
「…クレイは、私のこと、どう思ってるのかな?」
「え…?」
振り向くと、真剣な眼差しでもってパステルが俺を見つめていた。
「最近、わたしを見ると、クレイは何処かにいっちゃうよね。わたし、何かしたのかな…」
肩をおとして、なお告げる彼女から俺は視線をそらした。
そして視界の端にうつるベッドを締め出すように首をふった。
「気のせいだよ。あと俺は今夜、ここで寝ないから。ベッドはパステルが使ってくれ」
「じゃあ、どこで休むの?」
「…パステルは、気にしなくていい」
俺がそう言うと、彼女の表情が歪んだ。まるで泣き出す寸前のように。
つかの間、唇をきゅっと結ぶとパステルは決然と言った。
「わたし、わたし、クレイが好きなの!」
聞こえた言葉が、信じられなかった。
驚いて見おろしたパステルの瞳には決意と、不安と、俺が憧れてやまない光があった。
それは輝く星のように、闇に迷う俺をいつも照らしてくれた優しい光だった。
183クレパス2:2006/12/18(月) 00:12:19 ID:6Lkve7lB
「パステルを見てると…思い知らされるんだ」
そう言うと、はしばみ色の瞳に悲しみが宿るのがわかる。
君が思ってるようなことじゃないって、どう告げればいいんだろう。
「自分が、とっても情けない男だって」
笑みを浮かべながら白状すると、パステルは首をかしげた。
言葉の意味が上手く捕らえられなかったらしい。そんな風に小首をかしげる姿は、愛らしかった。
誰よりも愛しい姿をみつめながら、俺はベッドに腰を下ろす。もう、後戻りはできないだろう。
「俺も、君が好きだよ。パステル」
名前を呼んで、手をさしのべる。
息がつまりそうな沈黙があった。
パステルは、どう反応していいのか迷っているみたいだった。
それでも、ゆっくりと彼女は俺の手をとった。導かれるままに、俺の膝の上に身を置いた。
それがどういう行為をもたらすものか、理解してると信じたい。
俺は、パステルを横抱きに抱きよせた。
彼女の首筋に顔をうずめた。触れ合った肌は温かく、柔らく、甘い匂いがした。
パステルは小鳥のように震えていた。けれど逃げなかった。
おずおずと上げられた腕が、俺の背中に回される。
告白されたのに、なおもおびえてる自分を白状するのは情けない。
でも告げなければ、彼女を手にすることができないと思った。
「君といると、俺は俺でいられる。迷っても、為すべきことを選ぶことができる。
それなのに、今は――どうしていいのか、わからないんだ」
「クレイは…どうしたいの?」
囁かれる優しい声。そこに軽蔑の響きは微塵もない。
「パステルが好きだって自覚したときから、俺は、君が欲しかった。心も、身体も、全部。
我慢しようって、思ってたんだ。でも、やっぱりダメみたいだ。俺は、君が欲しい。
情けないって思ってくれていい。俺は、君を独占したい。君を見るたびに、そう思ってるんだ…」
「……情けなくなんか、ないよ。わ、わたしも、クレイを独占したいって、思うもん…」
震える声が、心底嬉しかった。視線を交わすと、パステルは真っ赤になりながらも頷いてくれた。
184クレパス3:2006/12/18(月) 00:13:08 ID:6Lkve7lB
肩の線にそって手をすべらせ、ボタンを外したブラウスを落とす。スカートも下着も、
膝の上にのせたまま剥いでいくと、パステルも頬を染めながら、俺のシャツのボタンを外した。
そうして腕をのばして互いを抱きしめた。裸の胸が密着し、指を金茶色の髪にからめる。
パステルもまた応えるかのように、俺を抱き返してくる。
誘われるように唇を重ね、彼女を求めていた。
「…クレイ…」
熱に浮かされたような声が聞こえた。あおられるままに、細い肢体をまさぐる。
「や、あぁ…っ…」
揃えられていた足の片方を抱え、俺をまたぐような体勢をとらせると、
小さな悲鳴をあげて、パステルが上体をのけぞらせてわななく。
密着していた胸から、形のよい乳房が離れて、冷たい空気を感じた。
片手をパステルの腰に手をあてがうと上体を引き戻し、つんと尖った乳首を口に含む。
もう片方の手を伸ばし、指先で淡い茂みをかき分けて湿った秘所を探り出す。
中指をあてがい滑り込ませると、そこは熱く潤んでいた。
「あっ…ふ…」
のけぞったために、突き出された乳房。薄紅色の乳首を舌で転がし、かすかに歯をたてる。
きつく吸い上げれば、指先で感じる箇所が、さらに濡れていく。
「ふぁ…あん、あ、ク…レイ…!」
指の本数を増やし、かき混ぜれば粘着質な水音が聞こえた。パステルの吐息は、なお熱くなり、
しとどに濡れた指を引き抜くと、無意識に俺の腰に濡れた谷間を押し付けてくる。
そっと彼女の腰をつかむと細い肢体を持ち上げ、微調整を加えた。
彼女を欲してやまない先端に、熱い蜜を感じるように。
「パステル…君が、好きだ」
「クレイ…」
熱に浮かされた瞳をみつめながら、一気に腰を突き上げた。
細い悲鳴が聞こえても、止められなかった。
破瓜の抵抗を若干感じたけれど、十分な潤いに導かれて根元まで彼女の中に飲み込ませた。
初めて男を迎え入れた場所は、痛いほど締め付けてくる。
だけど彼女の痛みは、俺以上なんだろう。
パステルは俺の首にすがりついたまま、固まっていた。
185クレパス4:2006/12/18(月) 00:13:42 ID:6Lkve7lB
「痛い…?」
「うん…で、でも、大丈夫だから…」
心配になって問いかければ、泣きそうな顔で彼女が微笑む。
睫毛がふれあう距離で見つめあい、吐息を感じ、身体は熱く深く結びついている。
夢中になるのに、他に何が必要だろう。
パステルの身体がひくりと震えた。痛みのせいか、他の何かなのかは、わからない。
けれど身体の震えは内側の微妙なうねりになって、刺激を与えてくれた。
それを何とかやり過ごして、俺はゆっくりと腰を動かした。
「あっ…やっ、あん…っ!」
パステルの内側は狭く、きう、と吸いつくように締め付けてくる。
思わず、息を吐いた。ぞくぞくするような衝撃が駆け登ってくる。
とても耐えられそうになくて、俺はパステルの腰をつかむと、激しく腰をゆすっていた。
「あ…っ、クレイ、クレイ…っ!」
俺の名を繰り返しながら、パステルがすがり付いてくる。
頭を前に倒して、突き上げられる衝動にあわせるように。
泡立つような水音が聞こえた。絡みつき滑る内側に、何度も根元まで埋めた。
「ふぁ、やぁ、だ…だめ…っ…あ…――っ!」
「パステル…っ!」
加速する大きな波に、飲み込まれるみたいだった。
パステルの内壁がびくびくと波打ち、きゅうっと収縮する。
頭の中が、真っ白になる。限界、だった。

波が通り過ぎて、余韻をかみしめる。
そっと目をあければ、俺にすがりついて、ぐったりと目を閉じているパステルの姿が見えた。
乱れた金茶色の髪がまとわりつく彼女の姿は、とても綺麗だった。
視線を感じたのか、まぶたが震える。
ゆっくりと瞳を開けたパステルは、とても満ちたりた表情をしていた。
それを見ていると、凪いだと思っていた波が、また高ぶってくるのがわかった。
「あ、あの、クレイ…?」
繋がったままだから、それはダイレクトにパステルに伝わっていた。
熱っぽい瞳のまま戸惑う彼女に、答えるかわりに口づけを落とした。
そうして、優しくベッドに押し倒していく。
窓の外の嵐がおさまった気配はない。夜は、まだ始まったばかりだった。

おしまい。
186名無しさん@ピンキー:2006/12/18(月) 00:15:57 ID:6Lkve7lB
クレパス初体験なのに、対面座位。
ども、失礼いたしました…orz
187名無しさん@ピンキー:2006/12/18(月) 01:22:32 ID:6Ag1pdIK
GJ!
控えめだけどエロい、そんなクレイが素敵です。

ちなみに158です、やっぱROMたのしー。
これでよく眠れそうです。おやすみなさい。
188名無しさん@ピンキー:2006/12/18(月) 09:43:51 ID:mctkPSWU
GJ!朝から萌やっとさせてもらいました。
補給!!
189名無しさん@ピンキー:2006/12/18(月) 12:19:15 ID:SRibwPUa
パステルかわいい!クレイかっこいい!!
前半の切なさと後半の色っぽさがものっそい好みです
すげーいい感じのバランス

>>158
シチュエーションがすっごい好みだったんで
また何か思いついたらやってホスィ!

>>180
スカートじゃないけど、20代になったら
マリーのアトリエのマリー風な格好も似合いそう。パステル
190書人:2006/12/18(月) 16:28:47 ID:O6uPAv5d
こんにちは。投下に参りました。
シーズン限定ネタなので、どうにか間に合わせようと急ぎで書いてきました。

以下御品書きです。
トラパス、クリスマスものです。
エロ以外の部分も少々長くなりました。
191トラ×パス クリスマス編 1:2006/12/18(月) 16:29:47 ID:O6uPAv5d


 その日は朝から雪が降っていた。
 静かなシルバーリーブの町は、一面に白いベールをかけられたよう。
 わたしは、暖かな湯気に曇った窓越しにその雪景色を眺めながら、台所で奮闘していた。
 かき混ぜていた仕上げのクリームをお味見。

「よし、いい味!」

 ほんと、我ながら美味しくできてるんじゃないかな。
 みすず旅館の大きなダイニングテーブルには、わたしの作ったケーキ。
 壁の時計を一瞥してパーティまでの時間を確かめ、いそいそとバスケットを取り出す。
 と、台所の入口からクレイが顔を出した。

「お、うまそうじゃん。もう行けるのか?」
「うん。後は仕上げだけだからね」
「じゃあ、準備できたら呼んでくれよ」

 クレイはにっこり笑って姿を消した。
 階段を上がる足音を聞きながら、せっせと準備の追い込みにかかる。
 バスケットの蓋を閉めると同時に、今度は勝手口の扉が勢い良く開いた。
 暖かな台所に、一気にひんやりとした冷気が流れ込んでくる。

「ぱーるぅ! 見て見て!」

 駆け込んできたのは頬っぺたを真っ赤にしたルーミィ。
 全身雪まみれにして、小さな雪だるまを両手に抱えている。

「ルーミィが作ったの? 上手に出来てるじゃない」
「のりゅが手伝ってくれたんだおう!」

 勝手口の外には、ルーミィと遊んでくれていたらしい、にこにこしているノルがいる。

「ルーミィ、雪だるま、玄関に飾ろう」
「うん!」
「ルーミィ転ばないようにね! もうすぐ猪鹿亭行くよ!」

 踵を返して駆け出していくルーミィに、慌てて声をかけるけど……聞こえたかなあ。ま、いいか。
 急いで台所の片づけを済ませ、部屋に戻る。
 いつもの服を脱ぎ捨てて古ぼけたタンスから取り出したのは、今日の為に奮発したワンピース。
 赤色で、襟と手首とボタンは白いファー付きっていう、どこをどう見てもサンタクロースです!ってデザイン。
 この前エベリンに行った時、マリーナに「絶対パステルなら似合うから!」とお勧めされて、ついつい買ってしまった。
 いやいや、クリスマス以外いつ着るんだ?と疑問に思いつつも、あまりの可愛らしさに、思わず買ってしまったわたしを責めないで欲しい。

 そんな購入事情に思いを馳せながら、苦労して背中のファスナーをあげる。
 ふたつ結びにした髪には、リボンだけは沢山あるわたしの自慢の、白いレースのリボン。
 いつもの白いブーツを履けば出来上がり。
 ルーミィ用におまけにつけてもらったサンタ帽を持つと、わたしは深呼吸して部屋を出た。
192トラ×パス クリスマス編 2:2006/12/18(月) 16:30:20 ID:O6uPAv5d

「きゃ!」
「うわ! す、すみませんパステル」
「あぁ、びっくりした。そろそろ出かけようよ」
「そうですね」

 ドアのすぐ外を通っていたキットンと鉢合わせ。
 キットンは、ボサボサ前髪の間からわたしの服装を眺め、口元に笑みを浮かべて言った。

「パステル、クリスマスらしくていいじゃないですか」
「あ、え、と……に、似合うかなぁ?」
「私は似合うと思いますよ。その帽子はルーミィが被るんですか?」
「そうそう! きっと可愛いと思うんだ」

 話しながらクレイたちの部屋まで行き、ドアを叩く。顔を出したクレイは楽しそうに笑った。

「あはは、似合ってるよ、パステル。サンタクロースみたいだな」
「でしょでしょ?」
「ほらあれ、プレゼントの白い袋は担がなくていいのか?」
「うーん、貧乏だからねぇ……ケーキで勘弁してもらいたいなぁ」
「パステルは料理上手ですからね。十分それがプレゼントですよ」

 キットンの言葉に思わず顔をほころばせつつ、長身のクレイを見上げて尋ねる。

「クレイ、そういえばトラップは?」
「あいつ、昼間から姿が見えないんだよな。どこ行ってるんだか」
「ふーん……じゃあさ、もう猪鹿亭に行ってるんじゃない? わたしたちも早く行こう!」

 玄関の扉を開けると、さっきまで降り続いていた雪は小休止し、あたりにぼんやりと薄闇が降りてきていた。
 入口の傍には、小さな雪だるまが幾つも並んでいる。
 しゃがみこんで、一番大きな雪だるまの形を整えていたルーミィを、ノルがひょいと抱き上げる。

「ルーミィ、手が、冷たいな」
「だいじょーぶだお! ぱーるぅ、こえ、皆いるんだお!」
「皆って……あ、ほんとだ! すごいね、ルーミィ皆のぶん作ったのね」

 誇らしげにルーミィが言うとおり、雪だるまは全部で7つある。
 小さいのが5つ、飛びぬけて大きいのがひとつ。
 あはは、この大きいのがノルのつもりなんだろうなぁ。

「ルーミィ、これ、ひとつ横になっちゃってるぞ」

 ほんと。お団子がふたつ並んだ状態の雪だるまを指差したクレイに、ルーミィは首をブンブン振った。

「そえはしおちゃんだもん!」
「なーるほど。おや、尻尾まである。ルーミィ、なかなか芸が細かいですねぇ」

 キットンの大笑いが、静かな町に響き渡った。

193トラ×パス クリスマス編 3:2006/12/18(月) 16:30:54 ID:O6uPAv5d

「おっせぇーよ! おめえら」

 猪鹿亭のドアを開けた途端、出迎えてくれたのはトラップの大声。
 一番大きなテーブルに陣取って、偉そうにふんぞり返っている。

「お前が気が早すぎるんだよ」
「しゃーねーじゃん。カジノはクリスマス休みとかだしよ」
「トラップ、こんな日までカジノ行くつもりだったのぉ!?」
「るせーよ。って……お!?」

 呆れたわたしの説教調子の言い方に、反射的に言い返そうとしたトラップは、目を丸くして言葉を止めた。
 椅子から半分立ち上がって、嬉しそうにこちらを指差す。

「おめえ、いーじゃんそれ! サンタがいやがんの!」
「ふふん。マリーナが選んでくれたんだもんね」
「もーちょっとスカートが短けえほうが俺好みだけどよ」
「ばかもの!」

 ごん!と派手な帽子頭を殴りつけておいて、クレイからバスケットを受け取る。
 厨房に入ると、リタとルタとおやじさんが、大量のグラスやらお料理やらの準備に追われていた。

「あらいらっしゃい、パステル! やだ、その服可愛いじゃない! マリーナんとこ?」
「そうだよ。けっこうお安くてね、またリタにも何か見繕ってこようか?」
「うん、その時は頼むわ。さ、ケーキ用意してきてるんでしょ? こっちで広げて頂戴」

 バスケットから取り出したケーキの大皿を捧げるように持ち、グラスを載せたお盆を運ぶリタの後姿を追いかけようと厨房を出ると。
 耳元に、足音もなく近付いてきた気配がした。

「すげえ可愛いぜ、それ」

 甘やかな少し低い声。
 わたしは、思いがけなく近くから聞こえた声に驚きつつ、お皿を取り落とさないように気をつけて振り向いた。
 そこにいたのは、いつの間にかテーブルを立って、こちらへ来ていたトラップ。
 見たこともないほど、うんとやさしい笑顔。
 トラップは何を思ったか、ぽかんとしているわたしの頬に素早くキスすると、身を翻して席へ戻ってしまった。
 な……んだったんだろ、今のは。
 お皿を持ったまま考え込みかけたわたしに、遠慮のない大声が飛んできた。

「おーい、ケーキ係! あにボサッとしてんだよ。早く持ってこいっての!」

 んもう、誰のせいだと思ってるのよ!?
194トラ×パス クリスマス編 4:2006/12/18(月) 16:31:39 ID:O6uPAv5d

 あー、よく食べたし飲んだ……
 わたしは、隣のベッドで眠るルーミィとシロちゃんを見て、大きく伸びをした。
 クリスマスパーティは盛況だった。
 美味しい料理にお酒、わたしの作ったケーキも好評で、遅くまですっかり盛り上がって。
 椅子に腰掛けたまま舟を漕いでいたルーミィに気付いたクレイが、「お開きにしよう」と言った時の、皆のつまらなそうな顔といったら……もちろんわたしもそうだったけどね。
 たっぷり騒いでおなかもいっぱいで、軽くお酒も入ってる。
 コトンと眠ってしまってもおかしくないのに、今夜はなんだか目が冴えて眠れない。
 サンタクロースを待ってるわけじゃないよ? 一応ルーミィと一緒に、枕元に靴下は吊るしたけどね。ふふふ。

 そうじゃなく。
 気にかかってるのは、猪鹿亭でのこと。
 トラップの、あの行動の意味はなんだったんだろう、って…………
 思い出すと頬が熱くなる。
 特別な意味なんてあるのかな……いや、ないよね。
 いつだって女の子にモテモテで、毎日取り巻きを引き連れて歩いてるトラップだもん。
 同じパーティのわたしなんて今更女の子としてなんて見てないだろうしね。
……ま、気の迷いってとこかな。気まぐれでしてみたかったんでしょ。
 そう考えると、なんだか気が楽になった。
 お茶でも飲んでから寝ようかなと、起き上がってスリッパに足を突っ込んだ時。
 カチャリと小さな音がして、ドアノブがゆっくりとまわるのが見えた。
 え? 誰? こんな時間に。まさか……泥棒?

「……誰?」

 思わず震える声で、音もなく開いたドアの外へ問いかける。
 暗い廊下に佇んでいた、細身のシルエットが答えた。

「ちぇ、あんだ、起きてんのかよ」
「……トラップ……びっくりさせないでよ」

……心臓が止まるかと思ったじゃないの。
 こんな時間に、部屋に入ってくる人がいるだけでもびっくりなのに。
 口をとがらせるわたしを無視し、足音もなくトラップは部屋に滑り込んで来た。

「こんな夜中に何の用なの?」
「ちょっとな」

 トラップはニヤっと笑うと、眠っているルーミィとシロちゃんをまとめてベッドからすくい上げた。
 ぐっすりと寝入っている1人と1匹は、全く起きる気配がない。

「ちょ、トラ……」

 慌てて問いかけるわたしを目顔で制したトラップ。
 彼はまた静かにドアを開け、部屋を出て行ったかと思うと、すぐに1人で戻ってきた。
195トラ×パス クリスマス編 5:2006/12/18(月) 16:32:23 ID:O6uPAv5d

「これでよし」
「何がよしなの? ルーミィとシロちゃん、どこに連れてっちゃったのよ?」
「騒ぐなって。男部屋のクレイの隣に置いてきた」
「何のために?」
「クリスマスプレゼントに決まってんだろ」
「……」

 訳がわからない。
 クレイにルーミィとシロちゃんをプレゼントするっていう、その発想が既に意味不明。
 不審げな顔をしているわたしを見て、トラップは可笑しそうに笑い、わたしの隣に腰掛けた。
 その距離の近さに、猪鹿亭でのことを反射的に思い出してしまう。こら静まれ、心臓!

「まーそっちはついでだ。俺が本当に用事があんのは、こっち」

 そんなことを言いながら、わたしの頭をぽんぽん叩くトラップ。

「おめえ、プレゼント欲しくねえ?」
「プレゼント? 何かくれるの?」

 うわー珍しい。ケチなトラップがわたしに何かくれるだなんて。
 期待に目を輝かせていたわたしに、トラップはニヤっと笑うと、親指で自分を指差した。

「俺」
「……いらない」
「あんだとー!?」

 だってねぇ、あんたみたいなトラブルメーカー、もらっても面倒見切れないよ。
 ギャンブルばっかりしそうだし、すぐ揉め事起こして来そうだし。

「いらないってば」
「な、なんでそうなるんだよ! 俺みてえないい男、そんじょそこらに転がってねえぞ!? もったいねぇとか思わねーのかよ?」
「うーん……別に」
「…………」

 がっくりと頭を垂れたトラップ。
 そのしょんぼりとした様子がなんだかかわいくて、わたしは思わずその赤毛頭をなでた。
 さらさらした細い髪が手のひらに心地いい。
 下を向いたままの赤毛頭が、くぐもった声でぼそぼそと問いかける。

「なぁ……おめえ、好きな奴いんのか」
「好きな人? ……別にいないけど」
「クレイとか」
「そんな風に考えたことないなぁ」
「じゃあ俺でもいーじゃん」
「どうしてそうなるのよ!」

 わたしの抗議に、トラップは勢い良くがばっと顔を上げた。

「俺っていい男だろ? 連れて歩きたくなるだろ? それは認めるよな?」
「あ……まぁ……そうかもね」

 不承不承頷くわたしに、満足そうなトラップ。
 まぁ確かに彼はモテるし、決してかっこよくないとは言わない。
196トラ×パス クリスマス編 6:2006/12/18(月) 16:32:58 ID:O6uPAv5d

「身長はクレイに負けちゃいるが、まだまだ伸びる。筋力だって今鍛えてるとこだ」
「ふーん……そうなの」
「つまんねぇ反応だな……まぁいい。そしてこの交渉能力と金銭感覚! 俺がいねえとパーティの財政は全滅だろ」
「……何言ってんの、既に壊滅的よっ! あんたのせいでどれだけうちが貧乏してるかっ!!」

 思わず立ち上がりかけたわたしに、たじたじとなったトラップは、慌てて作り笑いで取り繕った。

「ま、まぁそれは置いといて。最後に、冒険者として、盗賊としての腕は問題ねえよな?」
「そうだね」
「よーし、じゃあ問題はもう何もねえ! しかも」
「いやあの……しかも、何よ?」

 トラップは、ものすごーく何か企んでますよっていう顔でにたぁっと笑うと、ひょいと腕を伸ばしたかと思うと。
 あっと思う間もなく、わたしの体は彼の腕の中に抱き取られていた。

「きゃ、ち、ちょっとぉ!!」

 パジャマ代わりの薄いシャツを通して感じる、意外に厚い胸板。
 細いけれどしっかり鍛えられた腕はわたしを抱きすくめ、もがいてもびくともしない。

「パステル」
「な……によ、離し……」

 わたしの反論はそこまでだった。
 斜めに覆いかぶさってきた、いつになく真面目な顔のトラップ。
 気がつくとふさがれている唇。
 ほんのり熱をもったトラップの薄い唇を自分の唇の上に感じて、わたしの頭は真っ白になってしまった。
 思い切り至近距離にある、目を伏せたトラップの顔。
 意外と長い睫毛に、整った顔立ち。
 確かにかっこいいとは、思うよ。思うけど、これって……えっと……
 目を見開いたまま固まっているわたしから、少ししてトラップはそっと唇を離した。
 いたずらっ子みたいにキラキラしてる瞳。

「もう、俺に惚れたろ?」
「そ、そんなわけないでしょっ」
「嘘つけ。心臓バックバクじゃん。ほれ」
「ん、んーーー!!」

 また降ってくるキス。ぎゅううっとさらに抱きしめられて、もう何がなんだか。
 唇をあわせたまま、トラップはつぶやいた。

「もう俺のこと、男としてしか見らんねえだろ?」
「……」

 悔しい。すっごく悔しいけど、否定できない。
 抱きすくめられた腕も、胸も、今までになく間近にあるトラップの顔も、わたしを見つめる薄茶色の瞳も、ひやりとした唇も。
 視界に入る何もかも全てに、心奪われてしまった気がする。
……知らなかった。この人って、男の子だったんだ。
 恋って……こんなに簡単に始まるものなんだ。
 トラップは唇を離すとそっと腕を緩め、わたしの瞳をまっすぐ覗き込んだ。
 わたしは慌てて横を向く。トラップは人の気持ちを読むことに、とっても聡い。ポーカーフェースのできないわたしなんて、表情から全部読み取られちゃうよ。
197トラ×パス クリスマス編 7:2006/12/18(月) 16:33:33 ID:O6uPAv5d

「きゃ!?」

 突然視界が90度回転したかと思うと、状況が把握できないでいるうちに、わたしはベッドの上に押し倒された。
 両手首はぐいと掴まれ、倒れこんだ枕から細かい埃が舞い上がる。
 目の前には肩から細い髪を垂らしたトラップの顔。

「な、な……」
「……パステル」

 三たび、彼の唇が降りてきて、ぬるりと舌が差し込まれた。
 反射的に身を引こうとするも、動き回るトラップの舌はわたしの舌を捕らえて絡め取り、深く吸い上げて離してくれない。
 どのくらいの時間がたったのか、やっと彼の唇が離れた時、わたしは思わず吐息をもらした。
 その吐息を掬い取るように、口の端に伝った唾液を舐め取るトラップ。
 舌と唇は、そのまま頬を滑り、耳たぶをつるりと舐めあげる。

「……は……ぁっ……やっ」

 トラップはわたしの両手首を片手にまとめて握りこみ、空いた片手をパジャマの胸のボタンにかけた。

「やだ、やめて……ねぇっ」
「認めろよ。俺のこと、好きだってよ」
「……」

 なんとも意地悪な駆け引きだ。
 ものすごくわたしが不利なのが悔しいじゃない?
 だって、きっとさっき瞳を覗き込まれた時に、この人は全部わかってしまってると思う。

「なあ」
「……」

 一番上のボタンが、外れた。

「正直に言えって」
「……」

 ふたつめ。首元がすうすうする。
 みっつめにかかった細い指。駄目だってば、それ以上外すと……見えちゃうじゃない!!

「いいのか?」
「……」

……負けた。大きく息を吸うと、目をつぶってコクンと頷く。
 みっつめのボタンの上で、ぴくりと止まった指。
 恐る恐る目を開けると、それはそれは嬉しそうな表情のトラップがいた。

「おーっし、俺の勝ちっ!」
「え? ……きゃあ!? ……ん! んんっ!!」

 一旦止まったはずのトラップの指は、目にもとまらないスピードで、残り全部のボタンを引き剥がすように外した。
 叫びかけたわたしの声は、咄嗟に抑えた彼の手のひらに阻まれてしまった。
198トラ×パス クリスマス編 8:2006/12/18(月) 16:34:14 ID:O6uPAv5d

「叫ぶなって。夜中だぜ?」

 今まで聞いたことがないほど甘い声が囁いた。
 むき出しになった胸の上を、生暖かい唇が這い回り、胸の先端に吸い付いた。
 指と同じくらい器用なトラップの舌が、転がすようにその部分をしゃぶる。

「ん……ぁあ……んっ」
「気持ちいい……か?」

 口を塞いでいた大きな手のひらはいつの間にか外されていて、わたしは無防備に喘ぎをこぼしてしまう。
 恥ずかしくて胸を隠してしまいたいのに、握りこまれた両手には力が入らない。
 トラップは抵抗しないわたしを見てとると、そっと手首を解放した。
 わたしの両胸へと伸ばされた大きな手が、ふにふにと胸を転がすように揉みしだく。

「やぁ……あ、ん……ひぁっ」
「ほれ、暴れねーの」

 突然、足の間にビリッと何かが触れた。慌てて下半身に目をやると、知らないうちにパジャマのズボンが脱がされてしまっていた。
 ぜ、全然気付かなかったよ、わたし……いつの間にそんな器用なことをっ!
 内心叫んでいるんだけど、喉から出せるのは噛み殺せない喘ぎばかり。
 下着の上から一番敏感な部分を撫ぜる指に、感じたことがないほどの快感が走る。

「あ……や、ん……あん、あ……っ」
「もう濡れてきてんぜ? ここ。気持ちいんだろ?」
「は……ずかしい、よぉ……」

 彼はそのまま体を下へずらした。
 手品師みたいな手つきに、抵抗むなしくあっさり脱がされてしまう下着。
 トラップは閉じようとするわたしの脚を掴み、やすやすと大きく開かせた。
 開かされたあらわになったその部分に、痛いほどトラップの視線を感じて思わずぎゅうっと目を閉じると、初めて見るぜ、なんて口の中で呟いている声が聞こえてくる。
 恥ずかしさに思わず目尻に浮かんだ涙を、トラップの唇が吸い取った。

「おめえ……すげえ色っぺえ」

 喉にからまったようなとろっとした声がしたと同時に、脚の間に電流が突き抜けたような気がした。
 その部分に直接触れているのは、トラップの細くて長い指。

「……ひっ……ぁあ、や、あっ」

 一番敏感な芽がぷくっと腫れたように堅くなってしまっていて、ちょっとの指の動きにも、強い刺激が走ってしまう。
 トラップは、そこをこねるように摘むように、指先で思う存分弄くった。
 ここを弄るとこんなに気持ちがいいんだ……。そんなこと、わたし初めて知ったよ……

「すっげえ溢れてきた」
「や、だ、言わ……ない……でよぉ……」
199トラ×パス クリスマス編 9:2006/12/18(月) 16:35:10 ID:O6uPAv5d

 そんなこといちいち声に出さないでほしい。
 言われなくたって、脚の間がずくんずくん熱くて疼いて、お尻を何か液体伝ってるのはわかるんだもん。

「ぁうっ」

 ぬぷん、と襞を押し分けるような感触があり、体の奥に感じたことのない異物感。
 秘部に差し込まれた指を、奥まで差し込んだり抜いたりするトラップ。
 その動きにつれ、ぬちゃ、ぬちゃっといやらしげな音が静かな部屋に響いて、例えようもなく恥ずかしい。
 なのに、恥ずかしさと同じくらい気持ちよくて、もう頭がぐちゃぐちゃ。

「あぁ、んっ……や、だ……め、ぇっ……あ……っ」
「ここか? 気持ちいいのかよ?」

 涙混じりにうんうんと頷く。
 トラップの指の動きが早く、小刻みになった。

「ト……ラップ……や……あぁ、も、だ、め……だめえぇっ」

 電流で弾かれるような感触に、一気に頭が真っ白になったわたし。
 自覚なく悲鳴をあげていたらしく、気がつくと喉がひりひりと痛かった。
 知らないうちにしがみついていたトラップの腕には、くっきりとわたしの爪を跡が残っていて。
 さっきの余韻でぼんやりしているわたしの瞳に、痛そうにひっかき傷をさすりながらも、満足そうに微笑むトラップが映る。

「よもや初めてでイッてくれるとはなぁ」

 嬉しそうに呟きながら、彼はおもむろに裸になった。
 暗闇に浮かび上がるのは、普段は着痩せして見えるけど、意外に逞しい体。
 今までなら、水浴びしてようが着替えてようが何も感じなかったのに、今はただただそれが眩しい。

「できるだけ、痛くねえようにすっからよ」

 トラップは意外に真摯な顔で、そんなことを言いながら、わたしの脚の間に腰を落とした。
 さっきの名残でまだぴりぴりしている秘部に、初めて見る男性器があてがわれる。
 熱をもったソレの不思議な感触に思わず背中をびくっとさせると、トラップはわたしの髪をやさしく撫ぜ、ゆっくりと体を進めた。
 体の真ん中を、ぐぐぐっと押し開かれているような、痛みと熱。

「く……あ……い、た……ぁっ」
「やっぱ……きっつい……な」
200トラ×パス クリスマス編 10:2006/12/18(月) 16:36:11 ID:O6uPAv5d

 歯を食いしばるように、小さな声が呟く。
 彼はわたしの腰を両手で掴むと、探るように腰を動かし始めた。

「んん……ん、く……っ」
「い……てえ……か?」

 荒い呼吸の中から、気遣うように問いかけてくるトラップ。
 痛いは痛いんだ、確かに。
 でも……トラップのものを受け入れているその部分が、ねっとりしてすべりがいいからなのか、痛みが徐々に薄らいできている気がするんだよね。
 痛みと二重奏でじわじわと体を覆ってきたのは、熱くてぬるっとした快感。

「すげ……気持ちいい……くっ……そぉ」
「トラ……ップ……や、あ……あぁ……」

 痛いのに気持ちいい。
 トラップはわたしの体をしっかりと抱きしめて、低く呻いた。

「だめ、だっ、も……イッちまうっ」
「や、やぁ……あっ、トラップ、トラップ……ぅっ!!」

 あそこがぎゅぎゅぎゅっと勝手に痙攣するのがわかって。
 受け入れているトラップのものはそれと同時に一気に膨れ、弾けるように熱い飛沫を放出した。



「怒ってんのかよ」

 わたしは狭いベッドの上で、トラップの腕に抱かれていた。
 さっきから無言のわたしに、機嫌をとるように、顔色を伺うように、しきりに話しかけてくるトラップ。
 時々横目でちらっと見るけれど、わざと何も言わないで反応を見てみるわたし。
 怒ってるかって? もちろん怒ってますよーだ。
 だって、さっきまでただのパーティの仲間だったのに、突然勝手にわたしの気持ちを押し流して。
 一気に意識させたあげく…………ほんとに好きにさせちゃうなんて。
 いくら彼が盗賊だからって、わたしの恋心まであっさり盗んでっちゃうなんて、ずるすぎると思わない?

「すまねえ……強引……すぎたかな。俺」

 初めて見る、しょんぼりしたトラップの表情。
 いつも傲慢で偉そうな俺様な彼からは、想像もつかない気弱な態度に、わたしはすっかり溜飲が下がった気分になった。
 まぁ、こんなトラップ見たことあるの、わたしだけだろうしね。ふふん。
 そろそろ……許してあげようかな。
 わたしは答える代わりに、トラップの首ったまにしがみつくと、えいっとばかりに頬にキスした。
 みるみるうちに、嬉しそうにほころぶ笑顔。

「も、俺のだ。誰にもやーらねっ」
「く……るしいってば、トラップ!」

 ぎゅうぎゅう抱きしめられて、苦しい息の下から視界に入ったのは。
 いつの間に履いたんだか、わたしが枕元に吊り下げた靴下を、無理矢理履いたトラップの右足だった。
 はぁ……えらいプレゼントもらっちゃったよ。
 もうすぐクリスマスの朝が来る。
 このはた迷惑で人騒がせなサンタ兼プレゼントを、そろそろ部屋に追い返さなくっちゃ。

 わたしは困ったような幸福なようななんとも不思議な気分で、ため息をついた。


---------------------
完結です。
201名無しさん@ピンキー:2006/12/18(月) 17:20:08 ID:2n4YxxWj
GJGJGJ!!!!!
クリスマスシーズンに合わせたこんな良いものが読めるとは。
すっごい面白かったです。
パーティーの部分も良かったよ〜。前半があった分尚更萌えた。
強引で、かつパステルの機嫌をおそるおそる伺いってる感じが
トラップっぽくてすごく良かった。

パステルの2つ結びはやっぱツインテールですか!?
202名無しさん@ピンキー:2006/12/18(月) 19:30:48 ID:mctkPSWU
GJ!いいねぇー
サンタパステル
恋泥棒(!?)トラップ

二つ縛り自分も気になる
203名無しさん@ピンキー:2006/12/18(月) 23:59:44 ID:6Lkve7lB
GJ! GJ!! 読んでると嬉しくなりましたv
トラップ、さすが盗賊ですね!よくやった!
204158:2006/12/19(火) 05:37:08 ID:eVJixVib
>>189
ドモありがとー。
なんか思いついたらまたコソーリと投下するよ。

>>書人さん
GJGJ!
トラップ、すっげかわいい!!
最初のルーミィとのやりとりにも和んだよ。
205名無しさん@ピンキー:2006/12/21(木) 11:58:45 ID:gBUHDbfC
ランド×パステルが見たい
ランパス少数派?
206名無しさん@ピンキー:2006/12/21(木) 23:16:21 ID:sQrdiNKW
作品が違うから接点がないし、時代も違うしなぁ…。
タイムスリップもいいけど、タイムパラドックスにはまり込むと
トラップが生まれなかったりするかもしれない。
マジに考える必要はないんだけど、何となく考えてしまう。
207名無しさん@ピンキー:2006/12/22(金) 10:02:17 ID:TRKbsJLf
作品書いてくれる皆さんいつも乙です。
どれもすっげー面白いです。

>>206
どういうタイプの話にするかによるよね
ギャグ混じりのパロとか、非シリアス系のパラレルとかなら問題なさそう
208名無しさん@ピンキー:2006/12/22(金) 22:42:25 ID:rhfWdTB/
自分は、クレイ・ジュダ×パステルに興味がある。
クレイに自分の名をつけて欲しいなんつってるから
「生まれ変わって、君に逢いにいくよ」みたいなロマンスを
一瞬、想像してしまった…ありえないけどさ。
209名無しさん@ピンキー:2006/12/24(日) 00:27:14 ID:zY51Medy
>>208
それだとミルダの立場は?ってなことに
なっちゃうけどな。

でも、確かにちょっと見てみたい。
210205:2006/12/24(日) 07:28:36 ID:gK5fJoYf
>>206
話考える人には、タイムスリップとかつじつまをあわせたり…すごいことです!
それを考えるから深い作品が産まれるんだろうなと思いました
>>207
ジャンルというか、カテゴリによってということですね
自分もなんとか頑張って、チラシの裏に書いてみようかと!自給自足(非シリアスギャグで)
>>208
クレイジュダパス!
生まれ変わって君に会いに行くって萌え言霊いいですね
パステルが元の世界にもどったら…とか、妄想してしまいますよ
211名無しさん@ピンキー:2006/12/24(日) 12:28:54 ID:/pGiVsCq
クレイ・ジュダとパステル
すごいドラマチックな感じになりそう。王道大好き。

>>210
複雑に話作って、かつ小説の方の設定・状況に矛盾してないのとか
多くてすごいよね。作品を大事にしてるんだなあと思う。
(もちろん敢えてそこを外してるやつも好き)
チラシの裏なんてもったいない!完成したらぜひ読ませてホスィ
ランドとパステルでギャグ込みなんてすごい面白そうじゃん
やっぱ明るくて力強いキャラは楽しいし。
ランドとトラップの共演とかもいいなー
212名無しさん@ピンキー:2006/12/28(木) 16:18:57 ID:4DDu/JrY
保守。
最近、二次創作で読んだのか、作者本人が書いてた話なのか訳が分からなくなってきた。
エロはわかるが。
末期だ。
213名無しさん@ピンキー:2006/12/28(木) 19:38:10 ID:Pf9D4j7Z
そんなときは旧1巻〜最新刊まで読み返そう!
読み返す→妄想する→二次創作を求める→さらに妄想する→何か区別がつかなくなる→
また読み返す→…無限連鎖。最近、それにハマッたのは自分。
やっぱ、エロはわかり易くていいと思う。
214名無しさん@ピンキー:2006/12/29(金) 08:17:40 ID:4Caw8jAh
>>212こんなところに俺ガイル
215名無しさん@ピンキー:2007/01/01(月) 13:41:24 ID:U34/PQUx
あけましておめでとう
パステルの姫はじめを妄想
216名無しさん@ピンキー:2007/01/03(水) 00:42:28 ID:S9/mZzGt
あけましておめでとうございます!
今年も妄想するぞー
217名無しさん@ピンキー:2007/01/03(水) 01:48:51 ID:5abekjph
新しい年に、新たなる妄想を!
しかし、相変らず人が少ない気がする…。
218小ネタ?トラパスあんまりエロくないかも:2007/01/04(木) 17:16:08 ID:pjdk3fB5
俺の隣にはパステルが寝息をたてて寝ている

そう、俺たちはそういう関係になった………




わけではなくて、久しぶりにシルバーリーブに帰ってきた俺たちパーティは、
自分達の家に寝泊まりするのにまだ部屋ができていないから雑魚寝をしている
左からパステル、ルーミィ、俺、クレイ、キットン、ノル、シロという並び順で
俺がトイレに行っている間に寝相のわりぃルーミィがクレイとくっついて寝ているから必然的に俺がパステルの横になるという寸法だ
ルーミィはクレイから離れねぇし(俺も外す努力はしてねぇし)

まんまと、パステルの隣をgetした俺は意気揚々と横たわる
パステルは寝返りをうって俺と向かい合わせになる
普段だとあり得ないくらい接近する顔と顔
間近で見るパステルは暗闇に浮かぶ白い肌、伏せられた長い睫、薄紅色の唇
毛布の隙間からパステルのパジャマが見えて、寝返りして着崩れた襟からちらりと谷間がのぞかせる
「ぱーるぅ、しーかっぷってなんだぁ?」
チビエルフが言っていた言葉を思い出した
出るとこ引っ込んでとかからかったものの、こうして見るとしっかり出ているんだな
219名無しさん@ピンキー:2007/01/04(木) 17:20:25 ID:pjdk3fB5
ごめんなさい忙しいから後で書きます(内容はあんまり期待せずに…)
220名無しさん@ピンキー:2007/01/05(金) 02:14:10 ID:XS1xv2NW
超楽しみにしております
どういう方向に転んでも面白そう。がんがってねー!
221小ネタ?トラパスあんまりエロくない:2007/01/05(金) 12:35:30 ID:g+ouztxc
吸い寄せられるように手を伸ばす
俺もそういうお年頃だ。
寝ているパステルのパジャマのボタンを一つ外す苦しいのか一番上のボタンはしていないから二番目胸元のボタンだ
寝ている間に自然に(?)とれてもわかんねーよな?
宝箱の鍵をはずすかのようにプチンと胸元のボタンを外すとさらに胸が露わになる
ブラジャーしていない
すげっ綺麗だ…
触りたいという衝動に駆られてそっと手を伸ばすと、寝ぼけてルーミィと勘違いしたパステルは俺の頭をぐいと引き寄せ、頭を抱き寄せるから俺はパステルの胸の感触を顔で受ける
パステルのにおいっつーの?男どもや、ケバケバしたねーちゃんと違ってそれはそれは…
わりぃ…パステル、今までバカにしていたけど…
今や存在感たっぷりの胸のふくらみを前に、でるとこ引っ込んでって言うのはやめようと思う
今できる事を堪能していたが、
この状況で朝を迎えてしまった俺の結末は
言うまでもなかった

終わり
222名無しさん@ピンキー:2007/01/05(金) 12:47:08 ID:g+ouztxc
既出ですか?こういう感じのは

書くの不慣れで(しーかっぷ以来)読みにくいと思います…スミマセン
正月もあけたことだから、職人さんが書いてくれることを期待しています
では!
223名無しさん@ピンキー:2007/01/05(金) 13:33:01 ID:ukZK6ikE
ぱふぱふだ!トラップ、初ぱふぱふ、おめでとー!
いい夢を見られて良かったねvってことで、GJ!
224名無しさん@ピンキー:2007/01/06(土) 18:23:02 ID:ljLuw0JE
GJ!面白かったYO!俺はこういうののほうがすきだわーw
225名無しさん@ピンキー:2007/01/07(日) 17:27:15 ID:PYe1JbSW
リミテッド2巻3巻で、パステルが着てるアーマーが好きだ。
あのジッパーみてると、下ろしたくなる…。
226名無しさん@ピンキー:2007/01/07(日) 17:54:42 ID:zlAkHCl9
>>225
思う思う!確かに開けたい。
三つ編みも可愛いし。つーか髪フェチなので髪を触りたい。
227名無しさん@ピンキー:2007/01/08(月) 03:20:19 ID:hltjyGCK
ジッパー下げられ三つ編み振り乱すパステルか、いいなあ。


職人さんの光臨を心よりお待ち申し上げます。
228クレパス1:2007/01/09(火) 21:23:25 ID:eGame9At
初めての上、携帯からですが投稿させて下さい。
改行が変だったり、設定ミスが多々あると思いますがお許し下さい。


クレイ×パステル

んもうっ!なんでこう上手く行かないんだろう…
私は何度目がわからないため息をついた。

お互いに好きあってるとわかり、付き合い始めた
私とクレイ。
最初は二人で話したり、出かけたりするだけで
とっても幸せだった。
クレイは本当に優しい。私を大事にしてくれる。
でも…
でもね!私たち恋人らしい事っていうか…
大人の恋人みたいな事に無縁なんだ。
まったくそんな事がないのは、もしかして私に
魅力が足りないのかもしれないって不安になる。
リタに恥ずかしながら相談してみると
「うーん…パステルから誘惑してみるのは?」
……………
誘惑ってどーすりゃいいのよっ?
ない頭で真剣に考えた私なりの「誘惑」とやらを
今日早速実行してみた。
229クレパス2:2007/01/09(火) 21:25:17 ID:eGame9At
クレイと二人で公園を散歩したんだけど…
上目使いでクレイを見つめて「クレイ…寒い…」
精一杯甘えた声で。

ここでクレイが私を抱きしめて「俺が温めてあげるよ」
てな想像をして、恥ずかしい!なんて
ニマニマしていたのだが…
実際は
「パステル、寒いの?なら早く帰ろう。
そうだ!走って帰れば体温まるよ!
パステルも体力つくし、ねっ」
と、満面の笑みで言われた。その笑顔にドキドキした
のもつかの間…20分ほどのマラソンをするはめに…
クレイったら張り切って遠回りして。

誘惑なんて上手くいかないものだね。
トラップとキットンはバイトなので、ノルが気をきかせて
ルーミィとシロちゃんを預かってくれたのに…

おっといけない!グダグダ悩んで時間を忘れてた。
今日はみすず館のご主人とおかみさんがでかけて
いるので、台所をお借りしてみんなに夕食を作る
予定なんだ。こんな時は料理に集中して、気分を晴らそう。
なにも大人の恋人みたいな事がすべてじゃない!
そう言い聞かせて台所へ降りる。誰もいないみすず館
はシーンとしている。うん!料理に集中できる。
230クレパス3:2007/01/09(火) 21:27:25 ID:eGame9At
私はとりあえずエプロンを手に取る。赤のギンガムチェックのエプロン。
肩のところにひらひらのレースがついててすっごく
かわいーんだ!リタと一緒にショッピングした時に
奮発して買ってしまった。エプロン着ける機会は少ない
んだけど、欲しかったんだもん!
材料はみすず館のおかみさんが野菜や肉くずを少しずつ
分けてくれたからあったかいシチューにしよう。
私はクレイのマラソンのおかげでぽかぽかしてるけどね…


ザクザク、トントン…
無心に料理をしていたせいか、誰かが台所に入って
来た事に気がつかなかった。
「パステル…」
呼ばれて、びっくりして振り返る。そこにはクレイがいた。
クレイは庭で剣の練習をしていたはず。
「わっっ!クレイ!びっくりした!」
危うく包丁を取り落としそうになる。クレイの頬は少し
赤くなっていて、なぜか気まずそうに床を見つめていた。
「クレイ?」
どうしたんだろう?何か言いたそうなのに…
231クレパス4:2007/01/09(火) 21:30:32 ID:eGame9At
私が一歩近づいたその時
「寒くない?」
クレイがこっちを見つめてきた。
そうだった!マラソンのおかげでぽかぽかしてた私は
ホットパンツにキャミソールというなんとも寒々しい
格好だった。そう言われてみれば少し寒いかも!
「クレイのマラソンのおかげで熱くて!」
アハハハと大げさに笑ったけど、クレイは相変わらず
気まずそう…うぅ、こんな格好な自分が恥ずかしくなってきた!
「ふ、服!着てこよっかなっっっっ!!!?」
一瞬なにが起こったか理解できなかった。
気がつくと私はクレイの胸の中に収まってた。
クレイの筋肉質な胸板に顔がギュッと押し付けられる。
「く、クレイ?」
心臓がものすっごくドキドキなる。クレイは苦しそうにため息を
吐いて、私の頭のてっぺんに頬を乗せた。
「クレイ?大丈夫?」
クレイを見上げてみるが顔は見えない。
今、私はクレイに抱きしめられてる。さっきからクレイは苦し
そうだし…もしかして具合いが悪いのかな!?
そんなこんな考えていた時、クレイのつぶやきが降ってきた
「パステル…ずるい」
へっ?ず、ずるい?なんの事かわからず困っていると
私を抱きかかえていた腕が緩まった。
232クレパス5:2007/01/09(火) 21:32:31 ID:eGame9At
そしてクレイは
私のおでこに自分のおでこをコツンとぶつけて
「パステルのエプロン姿…かわいすぎる…」
顔がボッと熱くなる。かわいい!?嬉しいし、恥ずかしいし
頭がクラクラする。クレイの整った顔が目の前にあって…
たまらない!
私はクレイの頬を引き寄せ、思いっきり口づけした。クレイは一瞬びっくりした
みたいだが、私の背中に手を回して抱きしめてくれた。
クレイの唇から舌が私の口内に入ってくる。
「んふっ……んっ」
頭がボーっとする。クレイの舌が生き物みたいにうごめいて
私の舌を絡めとり、吸う。さっきまで少し肌寒かった
はずなのに、体が熱い。長いキスが終わり唇が離れる。細い銀の糸が引く…
「クレイ…」
「パステル…もう我慢できない…」
クレイの手が優しく胸に触れたかと思うと、クニクニと揉む。
「やっ…私、胸小さっ」
散々トラップにバカにされた胸。けれどクレイは
「パステルの胸柔らかい」
エプロンの脇から手を入れ、直接胸を揉まれる。
233クレパス6:2007/01/09(火) 21:34:54 ID:eGame9At
初めての快感に声が出る。胸の先端をクレイの指が摘む。
「んあっ…はぁ」

「パステル、ここ固くなってるよ。気持ちいい?」
クレイの甘く低い声が耳を撫でる。
なんか下半身がジンジン熱い。勝手に腰がくねる。
「!く、クレイっ…」
クレイは私のソコに手を伸ばし軽く触れる
「パステル…濡れてる…」
「いやっ…恥ずかしい…」
クレイの指が上の豆の部分にを摘む
「ああっ…きゃっ!」
今までに感じた事のない快感に悲鳴を上げる
「ここ…?ここが気持ちいいの?」
「んあっ…はぁ…き…もちいっ」
クレイはいきなり指を止めた。そして私を抱き上げ
るとキッチンのシンクの上に座らせた。ホットパンツと
ショーツを一気に脱がされた。
「ひゃぁっ…」
冷たい空気に触れたソコは自分でもわかるくらいに溢れている。
クレイは私の前に膝立ちになった。クレイの目の前に
私のソコが露わになる。恥ずかしくて足を閉じようとする
でもクレイがそれをさせてくれない。
「クレイ…見ないで…」
恥ずかしいはずなのに言い表せない快感がする
「パステル、舐めたい…」

「えっ!だ、だめだめ!汚いしっ…ひゃぁんっ」
私の抗議はクレイの舌がソコを舐め上げたため消えた。
234クレパス7:2007/01/09(火) 21:37:25 ID:eGame9At
ぴちゃぴちゃ…
クレイの舌がソコの奥まで入ってくる
意識が飛んでしまいそうになる。
クレイは下を脱いで準備をしている。
その大きさにびっくりした。そんな…アレが入るの…
「パステル、すごく魅力的な格好だね」
クレイに言われて自分を見てみてビックリ!裸にエプロン同然の姿で
股を大きく広げていた。うわぁぁ恥ずかしいー!クレイのに見とれて
自分の格好を忘れていた。慌てエプロンの裾を引っ張る。
クレイは優しく微笑んだかと思うとたくさんのキス
をしてくれた。そして私の足を腕にかけると、かたくなった
ものを私にあてがう。両足をかかえられシンクに手をついた
格好はすごく恥ずかしいけど、なぜかすごく興奮する。
「あっきゃぁぁあ!」
痛いっ!痛みのあまり悲鳴をあげてしまう
「ハァ…パステル…ごめん」
クレイは呟くとズンと腰を深く沈めた。
痛い…んだけど何か奥で疼く。
パンパンと肌がぶつかり合い音を立てる
みすず館の古いシンクも動きに合わせギシギシと音を出す。
痛さが薄れ、快感が襲ってくる。
235クレパス8:2007/01/09(火) 21:39:50 ID:eGame9At
「あっあっあん…」

「ン…パステル…ハァ、す…き…だよ…」

クレイの嬉しい言葉を聞くか聞かないかの瞬間
頭が真っ白になった

「ぁ…パステル!出る!」クレイが私の中ではじけた
とても大きな声を出してしまったらしい
クレイの口が私の口をふさいでいた
「パステル?大丈夫?」
クレイはシンクに私を座らせると後始末をしてくれた
「本当にごめん…パステル…もっと優しく、あの…いい雰囲気
でと思ってたんだけど」
クレイが申し訳なさそうに言う。
「パステルの格好がさ、裸にエプロンに見えちゃって…我慢が…」

一生懸命考えた「誘惑」はうまくいかなかったけど結果オーライかなっ!
もう一度クレイと口づける。優しい温かいキス…


ガタガタッ!
「パステル!クレイ!貴重な薬草を手に入れましたよっ!!」
突然のキットン帰宅に二人で飛び上がった。


。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
「おい、パステル!このシチューの具、切れてねーぞ」

「ご、ごめん!」

「ったく、あにやってんだよ。変な事でもやってたんじゃねーの。」

ブハッ!!

「くりぇー!ぱぁるぅ!きちゃない!」





以上です。
お目汚しすみませんでした。
236名無しさん@ピンキー:2007/01/10(水) 06:37:45 ID:OT7Ik4pD
グッジョブエロス!
マラソン笑った!
キャミソールとホットパンツパステルいいなー
237名無しさん@ピンキー:2007/01/10(水) 16:22:14 ID:mFLSjJk3
GJ!裸エプロン萌えv
そりゃあ、クレイも欲情するだろう!
238名無しさん@ピンキー:2007/01/10(水) 21:36:31 ID:t8SWYpvU
最近色んな人が書いてくれて楽しい。
初めての人でも、上手いし!!
人少ないけど、なんかもしかしたらそれがいいのかもと思ってみる。
239名無しさん@ピンキー:2007/01/11(木) 13:49:13 ID:fhlpx6Gx
人が少ない→コアなのが残る、なんだろか。
しかし、実はスレの位置が気になってる。
保守ageすべきか、もう少し我慢するべきなのか。
240名無しさん@ピンキー:2007/01/11(木) 23:30:04 ID:n+u1bM5/
圧縮の際に落ちる基準は書き込み日付だから、
スレが下層にあるのはあまり気にならないが、
新しく人を呼ぶなら、一度ageてみるのも手かもしれないね。
241名無しさん@ピンキー:2007/01/12(金) 13:45:07 ID:fMQ1OaKw
>>228
激しくGJ!!!
赤ギンガムチェック+ひらひらレースで
裸エプロン(に見える)パステル可愛いwww
イラストで見てみたい。
マラソンとオチにワロス
242名無しさん@ピンキー:2007/01/13(土) 01:49:22 ID:kZvk9CF1
ギアパス読みたい
243名無しさん@ピンキー:2007/01/15(月) 00:42:34 ID:hfQCi/ka
>>228
すっごい良かった!ボケとエロがいい感じのバランス
またなんか思いついたら書いてホスィ!

>>225
あのアーマーだけでも脱がせたいけど
その下に着てる服とセットでものすごい破壊力
襟元のリボンひっぱりたい。
三つ編みをほどいたら細かいウェーブになるんだろうな。見てみたい。
あんな可愛いのが横にいてクレイもトラップも大丈夫なんだろうか。
ルーミィとお揃いのボンボンも可愛い。
というかルーミィ可愛すぎ
244名無しさん@ピンキー:2007/01/17(水) 19:10:00 ID:bwjANedM
L3のパステルにチューしたい
245名無しさん@ピンキー:2007/01/20(土) 23:31:26 ID:WN2i2LDH
やばい。また人がいなくなってる!!
あげてもダメなのか……?
246名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 12:55:24 ID:dBGKAbQL
漫画版だとパステルのミニスカがいかに大変かわかりやすいね
あの格好のまま動かさなきゃならないからいろんなポーズが出てきて、
マントがなかったら丸見えなんだとよーくわかった。男衆はほんとに大変だね。
クレイが見ちゃって赤面してるところもあったし。

それにしても、マントをつけてるのをパステルとクレイだけだから
なんか全員いるシーンでも、2人がすごい目立つというか、映える。
おそろいみたい。
247名無しさん@ピンキー:2007/01/22(月) 00:29:33 ID:v8zy3l7r
こないだ「ハケンの品格」ってドラマを見て、小泉孝太郎のノホホン具合がクレイみたいで萌えた。
そして大泉洋が篠原涼子に憎まれ口叩きまくりながら惹かれていくのがトラパスみたいで萌えた。
248名無しさん@ピンキー:2007/01/23(火) 07:58:38 ID:rOGMi/EI
保守というか、時間があるとき投下予定
トラパス
ヨウグス蛾の後、ドーマ
あんまうまくかけないけど、賑やかしになれればと
249名無しさん@ピンキー:2007/01/23(火) 13:17:53 ID:3PvccuhR
うおおおおおおああああああああ
てことは12巻の後か!?
ドーマね!トラップの自宅出し放題ですね!
上手くとか気にしないでいいよ〜、気楽に書いてクレ!
250小ネタ?じゃないかも―トラパスinドーマ:2007/01/23(火) 14:07:04 ID:rOGMi/EI
>>249 ありがとうございます。なんとかやってみます

携帯につき改行が読みづらいかも

トラップがヨウグス蛾の毒から完治までの一週間わたし達はトラップの家にお世話になっていた。
トラップはもちろん安静にして(毒が消えたから心配はないけど)クレイも傷が治るまで安静にしているようにとユアン先生に言われたので同じく部屋に缶詰
ノルやキットンは、また病院沙汰になると困るからお金を貯めておくためのバイトをする。もちろんわたしもね
考えたくもないけどまた誰かが負傷して治すお金がないから治せないじゃシャレにもならないから
クレイは「俺もバイトできる」とは言っていたけど「また無理して傷でも開いたら迷惑なんだよ」とトラップが言うと渋々引き下がったまあウチの大事なファイターだから治ってもらわないと
バイトはノルは大工ノルは手先が器用だからいい仕事するので大工さんに気に入られている、キットンはもちろん薬剤師最近調剤にさらに磨きが掛かっているよね
私はは印刷屋のバイトがないので他探しているんだ
ルーミィは?というと、トラップのお母さんのおいしい料理やお菓子が気に入ってくっついて歩いて離れないからバイト中見てくれるんだってありがたいよね
251長くなりそうかも―トラパスinドーマ:2007/01/23(火) 14:10:21 ID:rOGMi/EI
わたしは、ここのところバイト探しが終わってトラップの家の手伝いも終わると、トラップの家にいる人たちにショートソードの修行をしてもらっている
機械の鳥にルーミィがさらわれたときもしも剣をまともに使えたらと思うとルーミィにも怖い思いさせずにすんだし…なんて思うと修行しなくちゃと思うのよ
でもクレイは安静なので彼らに頼んだって事
(クレイに話したらきっと無理して練習につきあいそうだし)
さすが盗賊一家の衆だけあってタダで教えられないっていうので(トラップが育成されるだけある)彼らの夜食を作る代わりに教えてもらえることになった
レッスン料は現金でっていわれると思って覚悟していたのに(なけなしだったから助かったのは本音だけどね)
252長くなるかな?トラパスinドーマ:2007/01/23(火) 14:36:52 ID:rOGMi/EI
朝からバイトを探し回り夜は剣の稽古ヘトヘトだけど、役にたちたいと思うと頑張れるんだね
何日か探しやっと見つかったのがウエイトレスだった
リタの手伝いで何度かやったことあるので、全くの初心者ではないにしても支給される制服が…大魔術教団のレオタードよりはマシだけど、だけど…形としてはメイド服
でも胸を強調したラインひらひらのエプロン、膝ぐらいのスカート、なんでかなーガーターベルトまで制服として着けるんだって
説明だけじゃぁ、さもないようだけど
はたしてわたしが着たら似合うのだろうかそんなデザイン
誰かさんは必ず「出るとこ出ないで」なんて言う事は想定できちゃうもん
トラップの家に帰り「ウェイトレスの仕事があったんだ」と言うと
「おめぇみてーなドジに務まるのかー?」
だって!失礼しちゃうわねベッドの上でトラップは意地悪そうに言う
病人じゃなきゃ背中でもバシッと叩いてやりたい
「リタの仕事を手伝ったことあるもん」とはいうものの眉をひそめながら「ホントは皿洗いやら裏方仕事を希望したけど定員でこっちしかなかったんだーちょっと自信ないかも」というと、キットンは
「パステル、あなたは仮にも小説家なんでしょ客のなりとメニューを物語として覚えておけば失敗も少ないんじゃないですかギャッハッハッハ」
助言ともつかないような助言に少し自信がもてた「制服も貸してもらったしがんばるわ」というと
「ぱーるぅせーふくってなんだぁ?」
ルーミィはトラップのお母さんが作ったドーナツをぽろぽろこぼしながら聞いてきた
「病院のお医者さんとか看護婦さんが着る服みたいに仕事によって服があるんだよ」
クレイが優しく答えると、
「ぱーるぅおいしゃさんになるんかぁ?」とシロちゃんと無邪気にはねまわっている
「制服ってどんなのなんだい?」クレイは爽やかな笑みを向けながら聞く
254トラパスinドーマ:2007/01/23(火) 14:47:10 ID:rOGMi/EI
恐る恐る配給された制服をだすと、この場は言葉を失った
「ドーマにもこんな服を着る店があったんだね」クレイは目をそらしがちに言う
「なんだよおめぇー出るとこ引っ込んで出ないとこ出てる奴が着れんのか?」
予想通りの言葉に怒る気もしなかったがやっぱりムカつくわ
「パステル…きっと似合うよ」
とノルが言うと
キットンも、
「ギャッハッハ馬子にも衣装っていいますからねぇ以外と似合うかもしれませんね」
わたしは「ありがとうノル、キットン」
というと、トラップにはベーッと舌をだしてやった
しばらく服の話が続き、わたしはみんなを爆笑の渦に巻き込んだ服を部屋にかけると、動きやすい格好に着替えて稽古場に向かった



また、時間のあるときに書きます
うまくまとめられないしボキャブラリーがないから読みづらいですスミマセン
255名無しさん@ピンキー:2007/01/23(火) 19:23:45 ID:3PvccuhR
うおおおキタキタキタ〜
続き楽しみに待つです
256トラパスinドーマ:2007/01/23(火) 21:40:11 ID:rOGMi/EI
「また宜しくお願いします」
わたしは、トラップの家にいる盗賊団の人に剣を教わっている
その時手の空いている人に頼んで相手をしてもらうんだ
基本的に気のいい人ばかりで文句も言わず相手してくれる
「おっパステルちゃんまた着たね」
二回り上の髭を生やした、すらっとしたおじさんが今日の相手
わたしは修行用の木刀でおじさんは細い竹ひごみたいな棒でやるんだけど……
これで普通はおじさんが不利みたいだけど、まともに当てたことがないのよ
おじさんのくりだす攻撃が見事にあたる
これでも手加減しているらしい(これでおじさんが修行用木刀持ったらただではすまないからね)
「パステルちゃんは剣先ばかり見ているから、ちゃんと視線や踏み出す足も見てごらん?」
おじさんは涼しい顔でアドバイスするが対照的にわたしの方は息がかなりあがっていた
「はい!」
と答えると、剣を構えた
予備校でロドリゲス先生にも言われたっけなあ
剣の稽古を二時間くらいやると、へとへとだけど、ここ数日やっているからかなり慣れてきた
稽古前に仕込んでとろ火でかけていた鍋を夜食として出すと、
「だいぶ良くなってきたね」と言われて嬉しくなった
257トラパスinドーマ:2007/01/23(火) 22:00:09 ID:rOGMi/EI
それが多少の成長だとしてもなにもしないよりずっといいもんね
その夜はバイトだから早めに寝ることにした

翌朝、トラップのお母さんの手伝いをしつつトラップの部屋に朝ご飯を運ぶ
だいぶよくなって憎まれ口をたたくせいか忘れがちだけど一応病人だからね
「なんだおめぇーか」
トラップの部屋は相変わらず散らかっている
「悪かったわねわたしで」というと、置き場所もないからベッドの上に朝ご飯をおいてやる
「おめぇーは食ったんか?」トラップはフォークをぷらぷらさせながら聞く
「珍しートラップが人の心配するなんて」熱でもあるんじゃないの?なんていったら
「バッカだなおめー食いすぎて更にでっぱったら制服着れなくなると思って心配してんの!」
にやにやしながらいうトラップを睨むと
肩をすくめてご飯を食べ始めた
258名無しさん@ピンキー:2007/01/23(火) 22:01:31 ID:rOGMi/EI
また時間ができたら書きます
一括で投下しなくてスミマセン
259名無しさん@ピンキー:2007/01/25(木) 20:37:56 ID:rZ5kydBg
続き楽しみにしてるよ!!
260トラパスinドーマ:2007/01/25(木) 21:41:45 ID:HIz39iYO
トラップは肩をすくめ食べ始めた

「じゃあ、わたしバイトあるから行くね」
トラップの部屋を後にすると、制服を持ってバイトに出かける
キットンやノルはもうとっくにバイトに行ってしまった
ルーミィはトラップのお母さんにくっついて歩いているので、
「じゃあルーミィ、おりこうさんにしているんだよ」というと
「わかったおう!ぱーるぅがんばっておう」
「ワンでし」と二人でニコニコしながら見送ってくれる

初日から遅刻したらまずいから、バイト決まってから何回も目印を確認したからなんとか迷わずたどり着いたバイト先

ドーマのはずれに最近できたこのお店
町外れとはいえ、制服が可愛いからという口コミでお客さんの入りもいいみたい
ウェイトレスが一人急にこられなくなって短期でわたしが偶然バイトに入ることができた

お店で着替えると、見たことない自分が鏡の前にいるってかんじ
髪は耳の下で二つ縛り
うーん…自分だと似合っているのかわかんないなぁ

猪鹿亭で手伝いしたり、キットンの言うとおり覚えてやると、大きな失敗はなく、なんとか仕事をこなせられた
261トラパスinドーマ:2007/01/25(木) 22:09:54 ID:HIz39iYO
五日もやると、慣れてくるもので、お客さんもだいたい覚えられた

こんな制服を着ているから、ウェイトレスの子は声をかけられたりして困ることもしばしば
わたしも例外ではなかった

店も終わり、人気のなくなった外で若い男性二人組に声をかけられた
冒険者の格好なら声をかけられたりはしないのに服でこんなに違うんだなと感心していたら、
感心している場合ではなかった
「おねーさんこれからいいことしない?」
二人組はあやしげな笑いを浮かべると、わたしの方ににじりよってきた
「みんなが待っているからもう帰りますので」
話して通じればと思ったがそうではなかった
「いやなら無理にでも従ってもらうまでさ」
二人組の一人はナイフを取り出し、もう一人はわたしを捕まえようと手を伸ばす
怖い…怖くて足がふるえてる
町のはずれだから叫んでも閉店したから誰も来ない
逃れようと思わずよろけて膝をついてしまった
「ひゃっはっおねーさんパンツ見えたよ」
男はニタニタしたがら迫る
偶然足下にあった棒を拾うと端を持ちしゃがんだ姿勢から男の臑めがけてなぎ払った
「痛ってぇー」
泣き所とはこのこと大男でも弱点はある痛みに悶えてわたしをつかまえるどころじゃない
262トラパスinドーマ:2007/01/25(木) 22:37:24 ID:HIz39iYO
油断してくれたお陰で一人はうずくまっている
「やってくれんじゃねーか!この女ァタダじゃすまねぇー」
ナイフを持った男がナイフを構えじりじりと近づいてくる

《お願いします自分の身ぐらい自分で守れるようになりたいんです!みんなに守ってもらってばかりで…》

稽古のことを思い出し気を落ち着かせた

《間合いを読みとれ!》
男の手の長さからナイフが届かなそうな位置ぎりぎりまで間合いをつめる
《剣先ばかり見ないで視線や足に気を配るんだ》踏み込んでナイフを横振りするのをかわす
避けられ頭にきたのかナイフで突き出すのを一歩相手の斜め左側に踏み込み、つきだした腕の関節に棒を振りおろすとナイフが落とされる
こちらは背を向けた状態から
《力がなければ反動を利用しろ》
振り向きざまにバックハンドで男を凪ぐ
263トラパスinドーマ:2007/01/25(木) 22:57:39 ID:HIz39iYO
なんとか、男から逃れほっとしたら、うずくまっていたはずの男が隙をついてわたしを羽交い締めにする

「オイ女、さっきはよくもやってくれたな…お礼をしなくちゃな」
そのまま押し倒されのしかかられるとどうにもできなかった
わたしの血の気が引く
両手を頭の上で押さえられあいた手で服をたくしあげられる
「いやぁ…やめてぇ」
こうなると女の力ではどうにもならない
「さっきまでの威勢はどうした」
露わになった胸を乱暴に揉む
こんなの恥ずかしい…痛い
もうやめて

「助けて…
トラップ!!」

彼は安静にしなければならないから来るはずないのはわかっている
でも、いつもわたしを助けてくれた
迷子の時もいつも探しにきてくれた
だからまっさきに口をついて出てきてしまった




時間ないからまた明日
だらだら長くてすみません
264トラパスドーマ:2007/01/28(日) 15:53:01 ID:TOaxyqTh
あきらめかけたその時、頭の上で声がした
「おい…そいつから汚ねぇ手を放せよ」
聞き慣れた声がする方をみるとトラップが男を睨みつけて立っていた
「小僧いまいいところなんな殺されたくなかったら消えろ」
苛立ちながら男はわたしから離れトラップの方に行くと瞬間トラップ男の鼻めがけてデコピン(鼻だけど)
バチンってかなりすごい音がしたんですけど
男は声にならない悲鳴を上げて鼻を押さえてしゃがみ込んだ
鼻血をだしながら殴りかかってくるのをなんなくかわして鳩尾に一発でのしてしまう
265名無しさん@ピンキー:2007/01/28(日) 17:09:43 ID:TthR6MJ9
続き来てたんですか!
楽しみにしてます!!
266トラパスinドーマ:2007/01/29(月) 10:14:02 ID:YAb2l35y
奮闘したわたしが虚しくなるくらいあっさりと
呆然とトラップの方をみていたら
「あにボサってしてんだとっとと帰るぞ」
って手をひっぱってどんどん家に向かう
うぅ…なんか機嫌悪そう
そうだよね安静のはずなのに助けにきたからかな

トラップの家まで来ると安静なのにウロウロしているとうるさく言われるからトラップは窓から自室に戻ってしまった

わたしの擦り傷や汚れた格好をみて皆が心配していたが
迷って転んだって説明したらみんな納得してしまった
余計な心配かけなくないから丁度いいけど迷って転んだで納得されるのもなんだかね…

トラップにお礼をいわなきゃと思い、彼の部屋にいく
ノックをして部屋に入るベッドにすわってまっすぐわたしをみるトラップ
「トラップあの…」まだ機嫌悪いかな…と思い恐る恐る声をかけると
すくっと立ってつかつかわたしの方に来るから何を言われるのかと構えていたら
無言でわたしを抱きしめていた
突然のことにどうしたらいいか戸惑う
顔の横にトラップのさらさらな赤毛の感触
意外とたくましい腕や胸の感触
普段なんとも思わなかったのに抱きしめられるとトラップも男なんだと思った
267トラパスinドーマ:2007/01/29(月) 11:08:52 ID:YAb2l35y
顔を真っ赤にしながらも本来の目的を思い出した
「あの…トラップありがとう」
そっと上を向いてトラップの顔を見るとトラップは怒ったような悲しげな顔でわたしの傷を見ながら言った
「すまねぇもう少し早く着いていれば…」
それって心配して探しに来てくれてたってこと?「わたしね、いつも助けてもらってばっかりだったから自分で何とかしようと思ったけど
…やっぱりダメだった」
さっきまでのこと怖くて気を張っていたのに抱きしめられているせいかだんだん緩んでくる
「トラップいつも助けに来てくれるけど、今回は気にしないで寝ていられるように頑張ったんだけど
誰でもなくトラップに助けてもらいなんておかしいよね」
そういうと、トラップの顔がだんだん近づいてきてわたしの唇をそっとふさいだ
「おめぇが帰りが遅かったから家を抜け出して様子を見に行ったんだ
一人倒れていたのはおめぇがやったんだな」
トラップはわたしの腕をとると血が滲んだ痕の傷口に舌を這わせた
268トラパス inドーマ:2007/01/29(月) 20:57:40 ID:YAb2l35y
トラップの温かい湿った舌が通るたび変な気持ちになる
わたしどうしちゃったんだろう
さっきの男に触られたときは嫌だったのにトラップに触られていてもちっとも嫌じゃない
「わりぃ…パステル俺これ以上やると止められねぇから…あんなことあったあとなのに」
トラップは苦笑いをしながら唇を離す
「いいよ…トラップだったら」
真っ直ぐ見つめていうと、それに応えるようにトラップは深いキスかわす
わたしの口の中に入ってくる舌にそっと触れるとわたしの舌を絡めとるような熱い口づけながら
器用にわたしの服に手をかけ脱がせる
あっと言う間に下着とガーターだけになったわたしを改めて見ていた
「ごめんね胸小さいでしょ」
いつも出るとこ出てる女がいいと言うのでこういうと
「ばーかおめぇが思っているほどおめぇの胸は小さくなんかねぇよ
ま、好きな女の胸がどうだろうと好きには変わりねぇからな」
そういって笑うとわたしをベッドへ横たわらせブラジャーを取り去る
綺麗だ…とつぶやくと首筋から胸にキスを降らせる
くすぐったいような気持ちいいような感覚に思わず息が荒くなってしまう
割れ目からぬるりとしたものが出ている
あれ?これって…
269トラパスinドーマ:2007/01/29(月) 21:12:36 ID:YAb2l35y
わたしの異変に気がついたのかトラップはわたしの足の間に膝を割り込ますとスルリと下着を下ろすと
彼の細長い指がわたしの中に入ってきている
くちゅりとイヤラシい音をたてながらゆるゆるとわたしの中をかき回すと次第にあふれて出てくる
はじめは荒かった息も自分が出したことないような声がでてしまう
「…っは…ああッ」
徐々に指を増やし器用な指先でぐいぐいと刺激され頭の中がぐちゃぐちゃになってしまうくらい
わたしはこの感覚に酔いしれていた
270トラパスinドーマ:2007/01/29(月) 21:47:54 ID:YAb2l35y
トラップは熱くいきりたった彼のモノを取り出すとわたしの割れ目にあてがった
ぬるぬると蜜を彼のモノに塗り付けると、ぐいとわたしの中に押し込める
痛みはするけど、かなり濡れているせいか何とか入った
指とは違った圧迫感
「動くけど大丈夫か?」
覆い被さるトラップにこくりとうなずくと、徐々に腰を動かす
動いていくうちにだんだんと快感が生まれ快感に耐えるべくトラップにすがりつく
「やべっ俺もう限界」
抜き差しされる彼のモノとわたしの中はぐちゅぐちゅと音をたて体のぶつかり合う音が聞こえてくる

トラップは腰の動きを早めるとわたしの中で果てた
同時にわたしは頭がまっしろになった後しばらく事の余韻にひたっていた
そういえば借りた制服をちゃんと洗って返さなきゃとふらりと立ち上がると血とトラップの放ったものが太股をつたう

そんな様子に思わず目を合わせて笑ってしまう
271トラパスinドーマ:2007/01/29(月) 22:01:51 ID:YAb2l35y
後から聞いた話、わたしの帰りが遅いたび部屋を抜け出ては様子を見に行っていたそうだ
照れくさくて隠していたけど、トラップのお母さんは判っていたみたい

きっとトラップの部屋での事も…ばれているんだろう


おわり

ホントお粗末様でした…ホントすみません精進が足りませんでした

口直しに、職人さん、書き手さんの次の投下を正座して待ってます
272名無しさん@ピンキー:2007/01/29(月) 23:45:26 ID:FEBwLVsT
GJ、GJ!!
エロもだけど、個人的にパステルの描写好き!
(チンピラと闘ってる意思の強いところとか)

なによりリアルで更新追えたの初めてで、嬉しい!
一緒に正座して次を待ちます。
273名無しさん@ピンキー:2007/01/30(火) 00:02:30 ID:Hy2zb6qv
>>272さん
どうもありがとうございます

共に正座(座禅も可)で待ちましょう
274名無しさん@ピンキー:2007/02/01(木) 19:04:35 ID:5id4Mwcp
そういえばパステルが剣で戦うのって四巻だけだっけ?
275名無しさん@ピンキー:2007/02/02(金) 10:05:44 ID:PK2dwAXH
>>271
乙です!
これからゆっくり読みます

>>274
確か6巻でチンピラに絡まれて戦ってた
たまに剣を使うシーンあるけど、剣術で戦うのはその2つだけ?かな
凛々しくて好きだからまたやってほしいなー
276274:2007/02/02(金) 12:46:35 ID:x4KB8nU6
>>275
そうでしたか6巻もっかい読み返してみます
277名無しさん@ピンキー:2007/02/02(金) 12:53:25 ID:x4KB8nU6
パステルが剣で戦うとこ、自分も読みたいです
クロスボウ強化したら剣があんまり登場しなそうで

で、戦うところを書いたんだけど…(苦)

職人さんに期待して正座します
278名無しさん@ピンキー:2007/02/03(土) 23:18:01 ID:ga5JmBZ2
こんばんは。前に腹筋ネタで投下した者です。
小ばなしが思いついたので、また書かせてきます。

しかしながらありがちな話なんで、ガイシュツだったらすみません…
279名無しさん@ピンキー:2007/02/03(土) 23:20:33 ID:ga5JmBZ2
あれえ?
なんか、おふとんがいきなし、しゃむくなったお??

しおちゃん、いなくなっちゃったんかぁ?
・・・ううん、しおちゃんはちゃんとまあるくなって寝てるんらあ。

あ、ぱぁーるがいないお!ぱーるぅ、おしっこかなあ・・・
うー、ルーミィ、ひとりじゃねむれないお。

「ねえ…」

あっ、ぱぁーるの声らぁ!
んとんと、れも、となりのおふとんから声がするお。
おしっこ終わって、おふとんまちがえたんかぁ?
ぱーるぅはほんとに「ほーこーおんち」らね。
またとりゃーやきっとぉんにわらわれるんらよ。

「ちょっと…だ、駄目だってば、こんな……」
「いいから…今日だけ。…な?」

あえ、ほかにもだれかいるんかぁ?
おふとんの中だから、よく聞こえないんだおう。

「もお…っ」
「パステル、可愛い…」

しょおしょお、ぱぁーるはすっごくかわいいんら。ルーミィのじまんなんら!

「…あぁん」

ぱぁーるぅ?

「やぁっ…あ、あぁ……っ」
「…はぁっ…ぱ…パステル…っ」

どおしたんらお、ぱーるぅの声、なんかへんだお。

「ぱぁーるぅー」
『!』

ルーミィ、ぱぁーるのちゅらいところは、見たくないお。

「おなかいたいんかぁ?」「ち、違うよ!ルーミィ」

やっぱり、ぱぁーるぅがとなりに来てくえると、しゅごくあったかいお。

「ルーミィ、心配かけてごめんね。わたしは大丈夫だからね?」
「しょかしょか、しょれなら、よかったお」

ぱぁーるがルーミィの頭をなでなでしてくえた。

…あ。風しゃんもいるのかぁ?
おへやのどあが、すこぉしあいちゃったお。

れも、やっとルーミィ、よくねむれそうだお。
280278:2007/02/03(土) 23:24:28 ID:ga5JmBZ2
以上、小ばなしでした。

読みづらくて申し訳ないです。しかもエロくないし。
ルーミィの言葉遣いは思いのほか難しい…

あ、ぱーるぅの相手は想像にお任せってことで。
281名無しさん@ピンキー:2007/02/04(日) 01:27:03 ID:2Fa7cZ2j
ぐっじょぶー
それ見て11巻のルーミィは絶対起きねーから俺が保証する!って必死な(?)言葉を思い出した
282名無しさん@ピンキー:2007/02/06(火) 10:17:54 ID:CZIJVjCa
ルーミィ語りってちょっと斬新な感じする。GJ!!
あ〜、早く新刊でないかな。そしたらちょっとは活気づくだろうか。
283名無しさん@ピンキー:2007/02/06(火) 10:18:40 ID:CZIJVjCa
すまん。あげてしまった。
284名無しさん@ピンキー:2007/02/09(金) 21:21:10 ID:yuzIn1/h
>>283
あげてもらったおかげで、この素晴らしいスレに辿り着く事ができました!有難うございます!

このスレ最高!神が棲んでる!!
285名無しさん@ピンキー:2007/02/10(土) 21:27:14 ID:ft54iX4A
確かにこのスレはいいよね。
倉庫のオーシ×リタ読んだ。良かった。
自分の中のオーシのイメージが変わりました。
そーいえば10巻では気前がいいし。
286名無しさん@ピンキー:2007/02/12(月) 00:29:16 ID:QCt2n/A0
>>284
それはあげたかいがあって良かった。
間違ってだが。
ここは確かに良スレだ。だが………
人が少な過ぎるんじゃ〜!!
287名無しさん@ピンキー:2007/02/14(水) 07:55:43 ID:lsx/fWWX
クレパスで剣の稽古の話からエロとかあったらイイナ
288284:2007/02/14(水) 20:05:12 ID:sUYzs0Ac
>>286
間違いなんて言わないで下さい。確実にここに一人、住人が増えましたよ…!

今、過去作品を読んでます。どれも名作で悶えてますwww
289名無しさん@ピンキー:2007/02/14(水) 20:13:25 ID:ELtn15XW
共有編と4P話が好きだ。
なぜか1対1より原作らしさを感じるのが不思議。
290名無しさん@ピンキー:2007/02/14(水) 21:49:23 ID:sUYzs0Ac
同感!共有編イイ!
291名無しさん@ピンキー:2007/02/15(木) 11:12:45 ID:Ya9CODAQ
>>279
激しくGJ!!ルーミィ可愛いwww
相手がどっちでも科白に違和感なくて面白い。
肩を落としてこそこそ部屋を出て行く姿が想像できるw

>>289
自分も共有編大好き。なんか和む
確かに何でだか原作っぽい。
続編見たいなあ。
292名無しさん@ピンキー:2007/02/17(土) 00:58:59 ID:rA80zETJ
共有編自分も大好きだ! 同士がいっぱいいて嬉しい
>>289
4P話ってどれ?? 保管庫に収録されてます?
ずっとスレ追ってたはずなんだけどなあ。
293名無しさん@ピンキー:2007/02/17(土) 14:51:56 ID:MZBQf8kN
あー確かに続き見たいな<共有編
その後の3人の反応とか面白そう。
3人仲良いのがいいよねあの話。

>>292
多分クレとトラが悩みを相談?し合うやつじゃないかな
4人で絡むわけじゃないけど、どこが悪いのか見てもらうっていう。
パステルが可愛いやつ。自分もあれ好きだ
294名無しさん@ピンキー:2007/02/19(月) 15:12:06 ID:8mO7kYgj
新作期待正座侍
295名無しさん@ピンキー:2007/02/23(金) 16:55:50 ID:CF7CRfyb
とりあえず保守。
296名無しさん@ピンキー:2007/02/25(日) 18:33:13 ID:W3AWgvka
捕手
2971/16:2007/02/26(月) 12:31:22 ID:/3nP2MAJ
凄く久しぶりにトラパス熱が再燃してスレ探してやってきました
保管庫いったらたくさん名作が上がってて嬉しい(´∇`)
自分も書きたくなったので投下
FQにブランクがあるのでおかしいとこがあってもヌルーでオネガシマス

**********

「あ、あれれっ?」
扉を開けてまた同じ光景が目に映った瞬間、背後から一斉に
「はぁあ〜…」とため息が響いた。
「おめぇさ、一体何回この部屋に来れば気が済むんだよ」
なかでもひときわ疲れた声を出したのは、わがパーティーの盗賊・トラップだった。

わたしたちは今、あるクエストに望んでいた。
レベルもまあまあ、距離的にはシルバーリーブから少しあるけど、
(珍しく)わたしたち向きのちゃんとしたクエスト、のはずだった。
ダンジョンは魔法仕掛けの部屋がいくつも廊下でつながっていて、
罠があれば解除して進む。
ただ廊下が入り組んでて、開ける扉を間違えると通り過ぎたはずの部屋に
逆戻りしてもう一度進み直さなければならなかったりして。
で、その無限ループにまんまとおちいっている最中なのだ。ううう…。
2982/16:2007/02/26(月) 12:32:06 ID:/3nP2MAJ
「ごめん!ほんっとごめん!もう一回だけ…」
「いや、もういい」
あわてて書き込んだマップを見返した瞬間横からトラップがそれを取り上げた。
つらっとマップ全体を見回して、視線をクレイに向ける。
「この分じゃあ永久にクリアできそうにねぇよ。今日は帰ろうぜ」
「ん…、そう、だな」
私に配慮しつつクレイも同意した。
そうだよね、人工のダンジョンだから今のところモンスターは出てきてはいないけれど、
扉があるたびに罠外しをしてるトラップだけは精神的負担が大きいと思う。
それをおなじとこ何度もくり返されちゃあ、ねぇ。
「先には進めなくても、戻るのには支障なかったよな。
とにかく一度さっきの村まで戻ろう」
「そうだな」
「わかりました」
リーダーであるクレイの決定に他のみんなもうなずいた。

「みんな本当にごめんね。えーと、じゃ、どの扉だっけ…」
帰り道を見ようとしたわたしにトラップはマップを突き返すと、
そのまますたすたと歩き出した。みんなも彼についてゆく。
「え?あれ?」
「ぱーるぅ、かえんないんかぁ」
「パステルおねいしゃん、いくデシ」
一瞬で取り残されそうになって、わたしもあわてて後を追う。
ええっ!?トラップ今ので道おぼえたの?
はあ、わたしっていつまでたってもお荷物だなぁ。とほほ。
2993/16:2007/02/26(月) 12:32:54 ID:/3nP2MAJ
そうしてそのまま、一度も迷うことなく進んだわたしたちは無事に宿まで帰り着いた。
そこはシルバーリーブより少し小さいのどかな村で、みすず旅館と同じように
部屋を2つ取って(ノルはやっぱり馬小屋で寝てもらって)休むことになった。

宿の作りもみすず旅館によく似てて(といってもどこの宿屋もたいてい似てるけど)
階段を上がったとこがわたしたちの部屋。
途中にあった食堂ですでに夕食は終えていたから、ここで解散することになった。
「それじゃあおやすみ」
「うん、ごめんね、迷惑かけて。明日はがんばるね」
すっかり寝こけてるルーミィを抱っこしてるクレイから受け取ろうとしたとき、
わたしをさえぎってトラップがルーミィの上にさらにシロちゃんを押し付けた。
「は?」
「今晩チビたち頼むな。
パステル、おめぇはおれが一晩みっちりマッピング教えてやるから来い!」
言いながらずるずるとわたしを女の子部屋の中へ引きずっていく。
「お、おい、トラ…っ」
静止するクレイの声も聞かず扉を閉めると、ガチャリとカギのかかる音。
「ちょ、え、やだ、トラップ!」
「やだじゃねぇよ、いいからさっきのマップ出せ」

結局わたしの抵抗もむなしくトラップからマッピングを教わることになってしまった。
なにしろ今日のマップのひどさは自分でも認めざるをえないから拒めないんだよね。
おまけに一番疲れているはずのトラップが直々に教えてくれるって言うんだから、
むしろわたしにとって大変ありがたいお話なわけで。
口は悪いし乱暴だけど、やっぱりトラップって優しいかもね。
クレイたちも「トラップ頼むな」なんて言って部屋に入っていった。
3004/16:2007/02/26(月) 12:33:37 ID:/3nP2MAJ
冷たい床にじかに座って、マップを見てるトラップの前で正座してるわたし。
なんかこれって学生時代、先生に怒られてる時みたいだなあ。
「ひでぇな」
がくりと頭をうなだれる。
自覚してます。スミマセン。
「だいたいなぁ!何でこんなに部屋の大きさがバラバラなんだよ!
廊下の長さもむちゃくちゃじゃねーか!!」
言って強く拳を床に置いたマップに叩きつける。
ひぃっ!今何時だと思ってんのよっ。
「ちょっとトラップっ。静かに!」
あわてて床の拳を持ち上げると、すぐさま乱暴にその手を振りほどかれた。
「………」
一瞬間があって、
「おめぇさ、自覚あんのかよ」
ぽつりと言われたことの意味を確かめようと顔を見ると、冷たい視線で見下ろされていた。
うう…怒ってるなぁ。

「わぁーった。じゃ静かにやる。
おれが口でダンジョンの形状を言ってくから、頭使ってマッピングしてけ」
ええ〜、見てないものをマップにしてけっていうの?
それってすごく難しいことじゃない?
「ちなみに1コ1コ確認してくからな。まちがってたらペナルティ…そうだな」
部屋中をすみずみまで見回して、ついでにわたしを上から下まで見て、にやりと笑う。
うわ、ヤな予感。
「ブラウスのボタン、外してくってのはどうだ」
3015/16:2007/02/26(月) 12:34:20 ID:/3nP2MAJ
ゴツ…ッ!
思わずげんこつをお見舞いする。
「ってーなあ!」
「痛てーなじゃないでしょっ。何考えてんのよ、やらしいわねっ!」
まったく普段、出るとこがどーの引っ込むとこがどーの言ってるくせに!
ちなみに今はブラウスにミニスカートという格好なんだけど、
このブラウス上から下まで5ヶ所2つずつボタンが付いてるから
10回間違ったら全開しちゃうじゃない。
「たとえおめぇがはだか踊り始めたとしても変な気起こさねぇ自信があっから安心しろよ。
それともやめるか?明日も一日中おれらを引っ張りまわしておんなじとこ回るつもりかよ」
ぐ…っ、反論出来ないのが悔しいっ!
「いいから始めるぞ。イヤなら間違えなきゃいーんだから。
とっとと新しいマップ出せ」
あーもうーも言えずトラップのマッピング教習は始まったのだった。

「焦んなくていいから正確に描け、正確に」
「ちげぇよ、この廊下は5歩だっつたろ。コレじゃ長すぎ」
「なんだこの長細い部屋は。隣の部屋とクロスしてるじゃねーか」
「だぁらこの扉はこっちとつながってんだよ。おめぇほんっと距離感ねぇなあ」
「何本も線を描くなって何度言やーわかんだ、このバカ!」
3026/16:2007/02/26(月) 12:34:51 ID:/3nP2MAJ
間違えるたびひとつひとつ確実にボタンが開けられていく。
手首のとこにある4つも含めていいって言ってくれたけどそれもとっくに全開してて、
前は上から2つ、下から6つまで開いていた。
つまりもう胸元の2つしか残ってない──。

「はああああ……」
何度ため息をつかれたろう。もう始めてから何時間経つのかもわからない。
トラップに言われたとおりにイメージしてるつもりなんだけど、
すでにオーバーヒートしてる頭じゃ冷静に言葉を理解するなんて努力も無理で、
こうかな、でもやっぱりこうかもと考えてるうちにさらに混乱の悪循環。
トラップは約束したとおり必要以上の大声を出さないようにかなり我慢して
付き合ってくれてるのに。
「ごめん…」
また一つボタンをはずすのかぁ。
この分じゃ最後の一つも簡単に開きそうだなぁ、はあ〜。
突然、胸元にかかった手がぐっとつかまれた。
ビックリして顔をあげると、ぎょっとするほど近くにトラップの顔。
「…っ」
「おまえさぁ、もしかして誘ってんの?」
3037/16:2007/02/26(月) 12:35:37 ID:/3nP2MAJ
………………。
はあ?な、なななに言って……っ。
顔が赤くなるのが自分でもわかる。
心臓なんか飛び出しそうなくらい早く打ってて痛い。
トラップは真面目な、いや少し怒ってるみたいな恐い顔で、
つかんでいた手をピストルの形にすると、人差し指の先端をわたしの胸元に伸ばした。
胸の谷間の肌に爪の感触が直接あたる。

「そんな簡単に脱いでて、おれに抱かれてーわけ?」

だだだ、だって、じぶんが、言ったんじゃない。
そう言いたくても言葉にならない。身体も動かない。
恐かった。
急に目の前にいる人が、全く知らない人に見えて。

「大して考えもせず間違えてひょいひょいボタン外してっけど、今の状況わかってる?」
状況…。
真夜中で、年頃の男女がふたりきりで、……胸元が、こんなに、あらわで。
背筋をすーっと冷たいものが流れた。

……わたし、なにしてんの……。
3048/16:2007/02/26(月) 12:36:23 ID:/3nP2MAJ
「最後も、間違うつもりか?」
囁くみたいに言われて弾けるように首を横に振った。
ついでに身体を引いて開いた胸元を閉じる。
「じゃあ、次」
トラップも体勢を元に戻して、次の部屋の説明を始めた。
冷静に、よく聞いて、正確にイメージしするのよ、パステル。
廊下の幅、長さ、このくらい。
部屋の大きさ、あ、これじゃ少し小さい。
今書いた線をぶれないように慎重に伸ばしてく。
そうか、そうするとここの通路とつながる?
注意されたことを思い出しながらゆっくり書いていく。
落ち着いて。落ち着いて。

「ん、まあ、いいんじゃねぇ」
その言葉に身体中の力が抜ける。
よ、よかった……。
こんなに集中してマッピングしたのなんか、もしかして生まれて初めて?
でもなんか冷静に正確に描くってのがわかった気がする。
予備校でちゃんと習ってたのにつかみきれてなかった感覚がようやく。
「だいたいおめぇは変に焦ってばっかでなにがなんでも間違えねぇって気合も
真剣みも足んねーんだよ。
正しいマップが描けなきゃ、出口わかんなくなってダンジョン内でのたれ死ぬ
っつーこともあるんだぜ。
パーティー全員の命預かって進路を決めてるってこと、ちったぁ自覚したか?」
3059/16:2007/02/26(月) 12:37:06 ID:/3nP2MAJ
「あ……」
そっか。そうなんだ。
そしてこの先もっと危険なダンジョンに挑んだ時にようやくそれに気付くんじゃ遅いんだ。
「おめぇだってちゃんと落ち着いてやりゃーできんだからな」
「うん、ありがとトラップ。…大好きだよ」
さらりと言葉が出た。

──そうだ。
わたしはいつだってわたしのことを誰より考えてくれるこの人が
ずっと好きだった──。


トラップは面食らったような顔をして、それから凄い勢いで目をそらした。
「ば、バカ。さっきおれが何言ったか覚えてんだろ」
「うん。でも好きなの」
何言ったか、と言われて再びよみがえる言葉。それに反応する身体の奥の熱。
心臓はずっと壊れた速さのまま。
でもさっきとは真逆の温度を示していた。
恐かったのは本当。
わたしに緊迫感を持たせるためにトラップが作った空気は刺さるほど冷たかった。
でも今は…。
トラップはそらした瞳をゆっくりとわたしに戻した。
「わかってて言ってるんだよな。じゃあ礼でももらえるわけ?」
かすれるような小さな声に熱が上がる。
30610/16:2007/02/26(月) 12:37:42 ID:/3nP2MAJ
ちらりと視線が胸元に降りたのに気付いて心臓がさらに大きくはねたけど、
わたしはうなづいた。
「……おれはおめぇがただの礼やなりゆきだけでこういうことするような女じゃ
ねぇって思ってるんだけど、あってる?」
もう一回うなづく。それから、
「わ、わたしもトラップは軽々しく仲間にこんなこと言う人じゃないって
思ってるんだけど、あってる?」
「当たり前だろ」
両腕が優しくわたしの身体を抱きしめた。


「ねぇ、変な気起こさない自信はどうしたの?」
ちょっといじわるしてみたくて言ってみたけど、
「んなもんはおめぇのマッピング能力のなさと一緒に駆け落ちした」
やっぱり口では敵わなかった。
30711/16:2007/02/26(月) 12:38:23 ID:/3nP2MAJ
「…っ、ふっ…」
月明かりだけの静かな部屋。
何度も角度を変えて重ねられるかさついたくちびるから漏れる微かな音。
ベッドに横たえられたわたしは進入してくる舌についていくのが精一杯だった。
思っていたより重くて熱い身体が気持ちよくって、わたしから思考能力を奪う。
やがてくちびるの端からこぼれた唾液を追うように
トラップの舌が首筋へと移動していく。
ぞくぞくというか、ぞわぞわというかトリハダにも似た感覚に身をすくませてると、
トラップの片手がお腹からブラウスの中にもぐりこんできた。
「…んんっ」
「ずいぶん肌が冷えてるな。わりぃ」
うん、でもトラップが暖めてくれるんでしょ。
なんて思っても言えなかったけど。
まるで心の声が聞こえたみたいにニヤリと笑ってその手を胸へと這わせた。
「ひゃ……っ」
ブラジャーの上からさするように動き回ってるかと思うと、もう片方の手が背中に
まわされる。
わ、わ、わっ、せ、背中が〜。
撫であげれらる指にぞくぞくがいっそう強くなって背筋をそらすと、
これ幸いとばかりにホックが外された。

あまりに素早い動きに翻弄されっぱなしの心がちくっと痛んで。
「………」
「な、なんだよ?」
急に動きを止めたわたしにトラップが怪訝そうな顔をする。
「ねぇ、なんか慣れてない?」
30812/16:2007/02/26(月) 12:38:57 ID:/3nP2MAJ
そりゃあトラップはもてるし、こういうこともしたことあるんだろうけど。
あ、やだな、変なこと気付かなきゃよかった。
一瞬落ち込みかけると、トラップの手がわたしの右手を捉えた。
ルーミィをあやす時みたいな顔。
そのまま手を自分の胸に当てる。
「?」
「わかんだろ、心臓」
言われて手のひらに意識を集中する。
ううん、集中なんかしなくても十分早い鼓動伝わってくる。
「あ……」
「慣れてなんかねぇよ。おれだって、初めてだよ」
「本当…?」
なんて、つい口から出ちゃったけど、心臓の速さで嘘をつける人なんていないよね。
「…ごめん、わたしってばつまらないヤキモチ…」
「つーことで」
わたしが謝ろうとするのを塞ぎ、すぐに離した口元はまた余裕の笑みを浮かべてる。
「お互い初モノなわけだし、おれとしてはそれを免罪符に欲望のままもっと性急に
してーとこなんだけど?」
ぼんっと脳みそが爆発しそうになった。
あわてて激しくお断りする。

「だだだめ、えと、あの、ゆっくりで!」
30913/16:2007/02/26(月) 12:39:37 ID:/3nP2MAJ
って必死に言ったのに。
「却下」
の一言で片付けられてしまう。
「ええぇ〜」
「わりぃけど、おれ持ちそうにねえし」
言いながら片手はすでにスカートの中に入れられている。
舌を胸に這わせると先端に吸い付いてくる。
「……んっ、や…ぁっ」
「へえ、思ったよりいい声」
悦んだ色を声に出しながら、止まらない太ももを撫でさする手と胸元の舌の動き。
ど、同時は…やだ……っ。
びくんびくんと身体が勝手にはねるのを止められない。
ふわっ、ゆ、指が、トラップの指がぁっ……。
「あ…っ、やっ」
静かに下着に進入した指は、すぐに無遠慮に動き回った。
「うっわ、とろとろだぜ」
………っ!
耳元で囁かれる。
指と舌、息と、言葉。それだけでわたし…っ。

身体がさっきより激しくけいれんする。
嵐の海にただよう木っ端が岩に叩きつけられたみたいな衝撃。
ぐるぐるになって、ふわってなって、びくんってなって、真っ白になって。
そしてそれが終わると、身体中の力が吸い取られたみたいだった。
31014/16:2007/02/26(月) 12:44:10 ID:/3nP2MAJ
「イった?」
優しいような、いじわるいようなどちらとも取れるような顔でトラップが聞いてくる。
多分今の感覚をそういうんだろうけど、わたしはまばたきさえも億劫なくらいで、
半開きの目のままうなづくこともできなかった。
そんなわたしを満足そうに見て、トラップは身体を起こしてわたしの足から
下着を抜き去る。
そこが急に冷たくひえて、濡れているんだっていやでも自覚してしまう。
やだ、はずかしい…っ。
抵抗したくても足を数cm動かすのがやっと。
次に彼が何をしようとしてるのかわかったけど、動けなかった。
でも本当は、抵抗する気なんかないってバレてると思う。

「ゃ、ああああぁあぁ……っ」
焼けた鉄の棒が入ってくるような痛み。
身体はまだがくがくしてる。
つまさきから髪の毛の一本一本まで電流が通ってるみたい。
無我夢中でトラップの肩に手をかけた。ううん、きっと爪をかけてる。
「くっ、せめぇ…」
眉根を寄せながら侵入者が奥へ奥へと進んでいく。
おぼれてるみたいに息苦しくて、のどを開いて呼吸しようとすると伸ばした首筋に
トラップのくちびるが寄せられる。
今はどこを触れられても、だめっ……!
31115/16:2007/02/26(月) 12:45:22 ID:/3nP2MAJ
きつく結んだまぶたから涙がこぼれてくのが分かった。
するっと耳の中へ落ちていくのさえ刺激的で。なのに。
「痛ぇだろ、…やめるか?」
そんなわたしの様子に遠慮がちな声が響く。
わたしはすばやくかぶりを振ると、腕を背中に回して強くトラップにしがみついた。
「だめ、いかないで…」
わたしの一番深いとこに、いて。

ゆっくりといたわるような律動が始まる。
粘着質な音。きしみをあげるベッド。抑えきれない声。
「…ふっ、……んんっ、…っ」
「パステル……っ」
かすれた声で呼ばれる名前。
それ以外の音が静か過ぎて、世界にわたしたち二人しかいないような
そんな錯覚さえしそうになる。
「声、出せよ。聞きたい」
「だ…って、……聞かれちゃ…」
「誰も、…起きてねぇよ、こんな時間」
でも、とためらう。なのに意に反して声はのどの奥からどんどん溢れてくる。
「ふぁ、あ、…っあぁ、んっ…、とら…っ」
はすかしいのに止められない。
「……ん、も…、やべぇ…っ」
加速してくトラップとともにわたしは再び嵐の海に引きずりこまれた。
31216/16:2007/02/26(月) 12:46:24 ID:/3nP2MAJ
あれからまるでさかりのついた動物のようにわたしたちは求め合って。
当然のように翌朝起きるなんて出来なくて、結局あのダンジョンの最奥へ
たどり着いたのは翌々日の夕方のことだった。
そこで見つけたのは空になった宝箱。
「はぁ、この様子じゃあとっくの昔にこのクエストは終わってたってかんじだな」
クレイがため息をつく。
あーん残念。せっかくがんばってここまで来たのに。
「これだけほこりかぶってりゃ悔しい気も失せるな。
終わったクエスト売りつけるたぁしょせんはオーシってとこか」
うう、このクエスト代請求しても無理かなあ。
「お前が空の宝箱見てけろっとしてるなんて珍しいな。
ま、しょうがない。帰ろう」
「かえるおう!」
「帰るデシ」
やれやれ、今回はマッピング能力が上がっただけでもよしとしなきゃね。
クレイの声に、背中を向けて歩き出したみんなの後を追おうとして
目を盗んで寄ってきたトラップに肩を抱かれる。
「な、なに?」
どぎまぎするわたしに顔を寄せて彼は満面の笑みを見せた。

「まあ、おれたちはなによりのお宝をいただいたわけだし?パステルちゃん」


おわり
途中エラーでてあせった(;´Д`)
長くなってスミマセン
お目汚し失礼しました><
313名無しさん@ピンキー:2007/02/26(月) 16:58:01 ID:JuH113uP
正座待ちしていた甲斐がありました
グッジョブトラパス!
314名無しさん@ピンキー:2007/02/27(火) 01:07:10 ID:2HskiNUl
>>297-312さま
GJGJGJ〜!!!萌えました!
原作まんまのキャラや口調、上手いですねぇ。
またの投下もお待ちしてます!
315297:2007/02/27(火) 08:50:56 ID:2ggyLe1T
>>313>>314
読んでくれてありがとう
エロパロなんてほとんど書き上げたことないから酷評されないか
どきどきしてましたw

それにしても何度も見返したのに1/16であっさり誤字があったのはヘコむorz
316名無しさん@ピンキー:2007/02/28(水) 01:08:35 ID:WepdO1/4
よかったです!また書きにきてください
317名無しさん@ピンキー:2007/03/02(金) 16:42:56 ID:X3/WlaIL
半裸パステル見て我慢できなくなったトラップが襲いかかる、
て展開かと思ったら、冒険者としてのプライドのないパステルを
真面目に怒ってて感動した。
マッピングの指導も具体的で読みごたえあったし
パステルのけなげさ、トラップのストイックさがよかった。
最近忘れかけていたがフォーチュンって冒険者たちの物語なんだな、
と改めて思った。ほんと面白かったです。
318名無しさん@ピンキー:2007/03/02(金) 21:53:54 ID:gFgOfrX5
トラパスはやっぱいいな

ずいぶん前だけど>>39-40とかもすごく好みだ
319297 1/2:2007/03/04(日) 11:23:33 ID:EgfrDsbZ
感想ホントにありがとう
ここは暖かいインターネッツでつね(´Д⊂
お礼に短編おいときます 微エロでゴメン

**********

ん…重……?

わき腹に圧迫感を感じて目が覚めた。
まぶたを開けても真っ暗。
でもよく凝らせばすぐそこにトラップの寝顔がある。

うう、起きたらそこにトラップ、なんて初めてのことじゃないけど
なんか慣れないなぁ。
心臓をどきどきさせつつ圧迫感の元に気を向けると、
トラップの腕が乗っていた。
これかあ。まああの寝相の悪いトラップと寝てるんだもん、
蹴落とされなかっただけでもマシって感じ?

起こさないようにそ〜っと腕を下ろそうとすると、
それを振り払って今度はしっかり腰に巻きついてくる。
あ、あれ起きてるのかな?
顔を見てみるけど、う〜ん、寝息といいほんとに寝てるような…。
ま、いっか。まだ暗いし、もう少し寝よう。
320297 2/2:2007/03/04(日) 11:25:00 ID:EgfrDsbZ
そうして目を閉じると、腰にあった手がゆっくり動き出した。
「…っ」
出かけた声をすんでのところで飲み込む。
だ、だって冷たい指が背筋をなで上げるんだもんっ。
その、は、はだかの背中を。
「トラップ、起きてるの?」
小声で聞いてみるけど、反応はない。
でも絶対怪しい!怪しい!
「寝ないと明日に響くよ。ね、もう少し寝よう」

「…寝てる」

起きてるじゃない!

じたばた暴れるわたしを気にも留めず、もう片方の腕も腰に回してきて、
強く引き寄せられた。
トラップの胸にわたしの胸を押し付けてるみたいな格好になる。

「ひゃ、ちょ、ちょっとっ」
「いや〜、目が覚めたら抱きまくらが遠のいてっからさぁ」
「わたし、抱きまくらじゃないよっ」
「…あったけぇ」

とか言いつつ、首筋にっ、お、おしりに〜っ。


結局、翌朝寝坊してみんなに迷惑をかけることになるのでした。
321名無しさん@ピンキー:2007/03/04(日) 16:03:48 ID:kdoF6f93
GJ!
抱きまくらパステル!!
ウチにもいて欲しい
寝ながら髪をさわりたい〜
322名無しさん@ピンキー:2007/03/05(月) 22:20:57 ID:sRkaiT89
トラップはツンデレですか?
323名無しさん@ピンキー:2007/03/08(木) 13:36:56 ID:OnQts4Fc
保守

クレイとトラップがパステルをサンドイッチみたく
抱きまくらを妄想してしまった
324小ネタ:2007/03/08(木) 14:50:31 ID:45HhyVt5
ありがちなネタでごめんなさい

パステル「痛ックレイってば、もうちょっと優しくしてよ」
クレイ「ごめんなパステル俺つい力が入って」
クレイ「そうそう、もっと腰使って」

がちゃり
トラップ「おめぇら何やってんだ?」

パステル「剣の稽古だけどクレイったらもうちょっと加減して欲しいのに」
クレイ「パステルは足だけで踏み込んでるからもっと腰使った方がいいんだけどな」
トラップ「どうでもいいけど、部屋の中でやるなよ紛らわしい」
クレイ・パステル「?」
325名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 19:32:53 ID:WlT5AhB6
ありがちなとこがいいんですよ。
むしろ。
またお待ちしてますよ〜!!
326名無しさん@ピンキー:2007/03/15(木) 07:18:02 ID:FMwmiQs5
11巻で変装の時、髭をのばすだとか言っていたけど、ひげ剃りが必要な歳か
無精髭クレイ
327名無しさん@ピンキー:2007/03/18(日) 18:56:23 ID:mIp8Keph
保守
328名無しさん@ピンキー:2007/03/22(木) 07:56:15 ID:H0MT66Ut
意外と似合うかもクレイの無精ヒゲ
329トラパス:2007/03/22(木) 22:27:52 ID:H0MT66Ut
あんましうまく書けないので、すみません


それはお使いクエストをしている時であった
占い用として、泉の水を汲んで帰るだけという簡単なクエストで、シルバーリーブから近いともあり資金が底をつきそうだった彼らに、丁度良いタイミングで舞い込んだクエストだった
「しっかし、単なる水が結構な値段になるなんて詐欺クセぇよな」
トラップは悪態をつきながら泉を覗き込む
「確かに、これじゃ手入れされていない池だよな」
日も傾き疲れて眠っているルーミィをおんぶしながらクレイは言った
「何でも、7年に一度の満月の今日が魔力が高まるから価値があるそうですよ」
キットンは鞄をひろげ薬草を整理しはじめる
他愛もない話をして満月がでるのを待っているところだった
雲の切れ間から月の光が煌々と泉に降り注ぐ
「きれいデシー」
シロちゃんがぴょこんと覗き込む
さっきまで手入れされていないため池のようだった泉がなんとも神々しく見える
330トラパス:2007/03/22(木) 22:40:00 ID:H0MT66Ut
「確かこの水を使って占うと七年後の姿が見えるんでしょ?そのころのわたし達ってどんな感じなのかな」
パステルが泉をウットリ眺めながらいう
「さあな!まあーおめぇは七年後も出るとこ引っ込んで、引っ込むとこ出たまんまじゃねぇのか?」
「なんですって!?」
パステルはトラップをひっぱたこうと腕を振りあげるが、ヒョイとかわされ空を切る
「甘い甘い!そんなん当たるほど俺は鈍かないぜ?」
ドボン!!直後に何かが落ちる音がした
トラップは水音がする方を見ると、パステルが泉に落ちていた
さっきトラップがよけた時にバランスを崩してそのまま落下したのだった
泉は思いの外深くパステルは一度沈んだが、浮かび上がったところを
「パステル掴まって」
とノルが引っ張りあげた
「ゲホっゲホっ」
かなり水を飲んでしまったようでパステルはうずくまって噎せている
「大丈夫か?ほらタオル」
クレイがタオルを差しだした
顔をあげたパステルの顔に違和感を感じる
「なんかおめぇ…様子が変じゃねぇか?」
「大人っぽくなったというか色っぽく見えますねぇ」
「そういえば…そうだな」
皆口々に言うが当のパステルはそれどころではなかった
331名無しさん@ピンキー:2007/03/22(木) 23:04:50 ID:H0MT66Ut
じかんないから後で刀さ時益
332トラパス:2007/03/23(金) 05:56:02 ID:34HIlmtR
「もう!誰のせいだと思っているのよ!あの水飲んじゃったじゃない」
びっしょりのレザーアーマーを取る
勿論服もずぶぬれでぴったりと体のラインを強調するが、明らかに大きくなった胸がボタンホールを圧迫している
きゅっとしまったくびれも濡れた服でわかりやすい
必然的にパステル以外の目線はそこに集まるわけで
「きゃああ!みっ見ないでー」
パステルはもらったタオルで隠し木陰に向かう
「なぁ、これって七年後のパステルの姿なんじゃあ」
あり得ないって顔をして木陰を指さすトラップ
「それはあり得るでしょうねぇなんたって魔力が高まる日なんですから!ぎゃっはっはっは」
キットンの馬鹿笑いがパステルのいる方まで聞こえてくる
パステルは着替えをするが、服は胸がキツいし、ミニスカートをはくと今の容姿には似合わないと不評だった
「俺の服貸そっか?」
と、泉に落ちた原因の張本人トラップは申し出るが
「イヤよ!派手だから」と言うことでクレイの服になったのだ
ズボンの裾を何度も折り、ベルトでウエストに合わせる
333名無しさん@ピンキー:2007/03/23(金) 10:10:37 ID:8aq6hmjJ
神サイトはもう1ヶ月も更新なしなのか…修羅場でも心配だなぁ。
サラの挿絵発見。まったく覚えてなかった(笑)サラ可愛いよサラ。
334名無しさん@ピンキー:2007/03/23(金) 10:11:42 ID:8aq6hmjJ
うお;;誤爆しました!!ごめんなさい!
335名無しさん@ピンキー:2007/03/25(日) 20:08:20 ID:ny72i9zJ
>>329
続きマダー?楽しみにしてるから頑張ってー
しかし23歳ぐらいのパステルっていい体してるんだろうな〜。
336329:2007/03/26(月) 07:29:21 ID:8RZRwp4L
書いて貯めたのが消えてしまったのでもっかい書きます
遅くなって申し訳ないです(あんまり期待せずに)
337トラパス:2007/03/26(月) 13:38:14 ID:8RZRwp4L
クレイの着替えの服は意外と似合っていた
「うぅっまだ鼻が痛い」
パステルは鼻を押さえながら水を小瓶に入れていくが、ある事に気づく
「ちょっとまって!わたしずっとこのままなの?」
思わずキットンの肩をつかんでガタガタ揺らす
「水がこぼれます、落ち着いてください」
掴みかかるパステルを制してキットンは続ける
「たぶん一時的なものだと思いますけど、、まぁとりあえず、調べてみますよ」
どちらかというとこの状況に興味津々なキットンを横目にがっかりしながら水を汲んでいく
「大丈夫きっと戻るさ」
「そうデシ、大丈夫デシよ」
励まされてパステルは少し元気を出した
頼まれた分汲み終わるとノルの荷物に入れて、帰り支度をすませ、帰ろうとした時だった
「ちょっと待っててくれ」
トラップは泉の方へ消え、間もなく戻ってきた
「わりぃ、待たせたな!さぁ行こうか」
「シルバーリーブに着く頃には日が昇っているだろうな」
爆睡中のルーミィをおんぶしてクレイは言った
338トラパス:2007/03/27(火) 14:13:26 ID:e4MGVi0o
案の定、シルバーリーブに着いたのは朝だった
「あんた達、今回の冒険は帰りが早かったね」
みすず旅館の女将さんが声をかけてくれる
「ところで、そこの綺麗な女性は誰なのかい?パステルはどこいったんだい?」
疲れもあり、地面に突っ伏してしまいそうなパステル
女将さんに事情を説明すると目を丸くして驚いた
「女は変わるもんだねぇ私も若い頃は…」
女将さんの話が長くなりそうな予感がして急いで部屋に向かった

このパステルの変わりようで事が起こったのだった
339トラパス:2007/03/27(火) 14:22:43 ID:e4MGVi0o
「ぱーるぅなんらけどぱーるぅじゃない」
目が覚めて、今までの事の成り行きを見ていなかったルーミィはクレイにしがみついてパステルの側にこない
「まあしょうがないよパステルの変身を寝ちゃっていて見ていなかったからな」
仕方なく、元に戻るまでクレイがルーミィの面倒を見ることになる
パステルがルーミィの事でしょんぼりしていると
「今まで出るとこ引っ込んでいたからなー」
いつものトラップの毒舌に「誰のせいでこうなったと思ってるのよ!」キッと睨むパステル
二人のやりとりを眺めながら
「あれだけは変わりませんねぇ」
と、オーシの所に向かって報酬をもらい、
猪鹿亭へと朝ご飯兼昼ご飯を食べにいくのであった
340トラパス:2007/03/27(火) 14:25:20 ID:e4MGVi0o
「パステル!ホントに変わったわねー」
リタはパステルへと駆け寄る
「あはは…いろいろあってね
今着れる服がなくて困っているんだ
報酬は入ったけど、すぐ元に戻るなら服を買うのはもったいないし…」
そういいながらパステルは、テーブルに付いた
「それじゃあ着れなくなるわね」
リタはパステルの胸元を見ながら言う
「でもスカートは、はけるのに似合わないから止めろって言われたんだけど、そんなに似合わない?」
釈然としないパステルにリタは説いた
「あのね、パステル…ハッキリ言って今のあんたがミニスカートはいたらエロイのよ」
おもわず水を噎せるパステル
「ちょっとリタ…エロいって何なの」
リタはため息を一つつくと続けた
「やっぱり中身は変わらないのね
まあいいわ、あたしのはかないスカートあげるからそれはきなさい」
いったんリタは奥に姿を消してパタパタと戻ってくるとスカートを二枚渡した
「ありがとうリタ助かったよ」
「どういたしまして!
そうそう、シルバーリーブ中に噂広まっているわよパステルの事
今だって店にいる男みんな見ているし…あんたの彼氏になる人は大変ね」
意味深な顔を誰かに向けているリタ
341トラパス:2007/03/27(火) 14:26:54 ID:e4MGVi0o
「ケッ!田舎じゃ他に話題もねーのかよ」
食べ終わったトラップは毒づいて一人で行ってしまった
トラップがああやって行ってしまうのは、たまにある事だからパステルは見送るとそのまま話を続けた
「うーん、、みんなもの珍しいから見てるんじゃないかな」
色恋沙汰に疎いこの子には通じない…
とリタはあきらめ
「じゃあ、仕事戻るからゆっくりしてって」
といい厨房の方へ行ってしまった
342トラパス:2007/03/27(火) 16:53:44 ID:e4MGVi0o
猪鹿亭から出ると、みんなそれぞれの場所に解散した
パステルは今回のクエストをまとめようと部屋に戻った
ルーミィはクレイと一緒なので一人でぽつんとしてしまうし、疲れた気だるさでなかなか進まなかった
ガチャリ
ノックもしないで無遠慮にドアが開く
だいたいこの場合該当者は一人しかいない
「なんだ、おめぇ原稿書いていんのか」
開いた途端いつの間にか真後ろからのぞき込んでいるトラップ
「もー!ノックぐらいしてよね
今、下書き書いているんだけどなかなか進まないんだーところで、何か用なの?」
椅子から立ち上がりトラップの方へ向く
「おめぇクレイの服借りたままなのか?」
クレイの服の裾を引っ張るトラップ
「着るものがないし…買うのももったいないじゃない?クレイが暫く貸してくれるっていうし」
裾を引っ張る手を払いのける
「用事はそれ?クレイ困っているの?
…だったら自分の服に着替えてこれ返すよ」
あわてるパステルに、
だんだん用事とかけ離れそうなのでトラップは意を決した
343トラパス:2007/03/27(火) 17:13:38 ID:e4MGVi0o
「いや、そうじゃねぇよ
これをおめぇにやろうと思って」
差し出された袋を開けると、ブラウスが出てきた「どうしたの、トラップがプレゼントなんて珍しい」
驚きながらも、プレゼントにニコリと笑みがこぼれるが、ふと訝しげな表情になる
「あ、もしかして…何か企んでる?」
やはりというか予想通りの反応をしたパステル
「ちげぇよ!」
「後で、請求するんじゃ…」
パステルは鈍いとはいえ、こうなるとトラップもだんだん苛ついてくる
「だぁら!好きな女が他の男の服を着てるから買ったんだっつーの」
勢い任せの告白にパステルは顔が真っ赤になる
「すっ…好きって…」
まだ信じられないって顔のパステルに畳みかけるように続ける
「だぁら!パステル、おめぇが好きだっつってんの!」
344トラパス:2007/03/28(水) 21:41:30 ID:rI+sIKO3
「で…でも、わたしがこのまま元に戻らなかったらどうしよう
元に戻る保証はないんだし…」
好きだと言われうれしい反面、体は年上になったパステルはこの先も好きでいてもらえる自信がなかった
「何歳年上だろうと下だろうと俺は構わねえ!パステルだから好きになったんだ
でもよ、俺はおめぇと同じ時間を過ごしてぇんだ」
トラップは男部屋から水筒を持ち出した
「これはあん時汲んだ水だ
おめぇかなり水を飲んだっていったよな」
帰り際にトラップは泉を汲んでいたのだった
水筒の水を一気に飲むとトラップの顔がみるみると大人の顔つきになり、体格もより男らしくなっている
「トラップ…」
様子を見守っていたパステルは自分の為にそこまでするトラップに心を開くまで時間はかからなかった
345トラパス:2007/03/28(水) 21:43:52 ID:rI+sIKO3
トラップはパステルを抱き寄せるとそのふっくらとした唇に深く口づけた
クレイに借りたシャツを脱がせると、白い肌が露わになる
ブラジャーをとり綺麗なお椀型の胸が目前に晒され手を触れるとはっきりとした弾力
突起を指で転がしながらもみしだくと次第にパステルの甘い吐息が漏れた
ズボンを下ろすと艶めかしい脚に魅了される
すべすべと触り心地のよい脚を撫であげ、パステルの脚の中心にたどりつくと、芯はすでに下着の上からも判るくらい湿り気を帯びていた
「んっ」
秘裂に差し入れるときつく指に肉が絡み付く
まだ誰のものも受け入れたことのない様子にトラップはパステルならあり得るだろうと思いつつもほっとする
最初はゆっくりと、徐々に律動をつけて指を動かすとくちゅくちゅと秘裂が音を立て潤っていく
「あっ…あぁんっ…」
パステルは、トラップの肩をしっかりつかみ、今まで体験したことのない快楽に耐える
同時に舌で秘豆を刺激すると指をぐいぐいと締め付けパステルの下半身は痙攣し、登りつめた感覚が弾け飛んだ
「パステル…」
優しく声をかけると、パステルの閉じた瞳が徐々に開く
346トラパス:2007/03/28(水) 21:45:35 ID:rI+sIKO3
ここまでくればもう止まる事はなく、トラップ自身をあてがうとゆっくり挿入れていく
ほぐしたもののまだきつく、痛みに顔をしかめるパステルを、胸の突起を舌でなぞった
トラップのさらさらの赤い髪が胸元をくすぐる
秘豆を愛撫し、痛みの感覚を緩和する

奥まで入るとゆっくり出し入れする
「っん…ああんっ」
パステルの方も最初は痛いもののやがてそれは快感に代わり喘ぎ声をあげる
トラップは自分が恋い焦がれ思っていた女が乱れているのを見ているだけでもイッてしまいそうだった
「…イくぜ」
激しく突き上げパステルの中で精を放った
347トラパス:2007/03/28(水) 21:47:43 ID:rI+sIKO3
ベッドの上で抱き合いながらいつの間にか眠ってしまった

もう夕方になり、とび起きた二人がお互いの顔を見合わせると元の姿に戻っていた
「よかった…元に戻ったんだね」
ほっとするパステルを抱き寄せるとトラップはニヤリとしながら言った
「今おめぇとやってねぇから…第二ラウンドといこうか」
「何いってんのよ!」
非難の声をあげたものの結局逃れられないのであった


終わり
348名無しさん@ピンキー:2007/03/28(水) 21:54:30 ID:rI+sIKO3
駄文ですみませんでした

次の書き手さんに期待しながらロムに戻ります
では!
349名無しさん@ピンキー:2007/03/30(金) 01:47:22 ID:2bQrhVOQ
>>348 GJ!!
色恋沙汰に無頓着な年上パステルも萌えるなぁ〜w
350名無しさん@ピンキー:2007/03/30(金) 20:31:36 ID:bNR2VD9i
>>348
投下ありがとうございます。読んだら、幸せな気持ちになりました。
ほんわり〜
351名無しさん@ピンキー:2007/04/06(金) 01:05:42 ID:BuuoMrID
保守。
352名無しさん@ピンキー:2007/04/09(月) 06:41:15 ID:V7uCgY7g
保守
353名無しさん@ピンキー:2007/04/13(金) 08:37:32 ID:8jdL/XSA
保守
354名無しさん@ピンキー:2007/04/15(日) 23:28:51 ID:jyB2cjbZ
拙いですが保守投下させていただきます。



・クレパス
・微エロ

です。
355クレパス1:2007/04/15(日) 23:35:25 ID:jyB2cjbZ
今日はまだかなぁ・・・・・・


ベッドの中で何度も寝返りを打ってみる。
時刻は…時計がないからわからないけど、たぶん真夜中すぎ。
さっき、トラップが酔っ払ったままカジノから帰ってきたみたいで
隣の男部屋で、ひとしきりドスンバタンと物音がしてたから。
そのまま寝ちゃったんだろう、今はしんと静まり返っている。
すぐ隣で寝ているルーミィとシロちゃんの規則正しい寝息だけが聞こえてくる。

そろそろだと、思うんだけどな・・・
356クレパス2:2007/04/15(日) 23:43:18 ID:jyB2cjbZ
そのとき、小さいけれど鈍い音が響いた。
次いで聞こえてくる、僅かな衣擦れの音とスリッパの這う音。


「パステル…?」

遠慮がちに、声を掛けられる。
ううん、そうやって、わたしが寝ているか確認しているのだけど。
今夜も一生懸命、寝たふりを決め込む。
酔い潰れてる誰かさんなら、一発でタヌキ寝入りだってわかっちゃうんだろうけど、
この人には…クレイには、たぶんバレてないだろう。


しばらく間があって、おでこに柔らかくて温かいものが振れた。
357クレパス3:2007/04/16(月) 00:00:56 ID:jyB2cjbZ
「パステル……」

もう一度、さっきよりも少し強い(それでも、夜だから抑え目だけど)トーンで呼びかけると
そのまま部屋を出ていってしまった。


ここでやっと、目を開けて大きく溜め息をつく。


や、やっぱり今夜も来た・・・


実は、もうこんな夜が一週間くらい続いている。


最初こそは、髪に触れたり口づけたりだけだったのだけれど、
ここ3日くらいから、それがおでこに変わっていた。

相手が相手なら、叫んで張り倒すくらい出来ると思うんだけど、
どうしてかな、クレイにそういうことされても、
全く「嫌だ」って思わないんだよね。

むしろ、最近はちょっぴり楽しみでもあるんだ。
358クレパス4:2007/04/16(月) 00:17:04 ID:G4geriDF
「はいお待ちどうさま!そうそうパステル、頼んでた小包、昼過ぎに届いてたわよ」


猪鹿亭の看板娘、リタがビールジョッキを人数分ドンドンッと置きながら言う。

「こじゅちゅみー?」
ルーミィがジョッキを手に(ルーミィとわたしはジュースね)首を傾げる。

「パステル、ケッコー通販で何か買ったんですか?」
「つーか、なんでリタ経由なんだよ。さてはおめぇ、やましいモンでも注文したんじゃねーの?」
「ななな、なに馬鹿なこと言ってんのよトラップ!!!」
いつもみたいにトラップとやいのやいのやってると、

「パステル、でも何を買ったんだ?クエストに必要なものなら、俺達に相談してくれれば金銭面でも少しは協力できるんだしさ」
それまで黙っていたクレイが口を開いた。

「ちっ、違うの!執筆に使う文房具で新しいのが出たみたいだから試そうと思って!なんかね、腕に負担がかからないペンなんだって!最近肩が凝って凝って」

私の言葉を聞いて「そっか」「それは興味深いペンですね」と、みんな納得した様子だった。
まぁ…「なんだ、つまんねーの」とか宣ったのが一名ほどいたけどそれは無視して。
359クレパス5:2007/04/16(月) 00:39:52 ID:G4geriDF
夜。

皆が眠ったあと(トラップは相変わらずカジノだ)リタから受け取った小包を開ける。


「うわ・・・可愛い・・・」


中身は水色のナイトドレス。
薄い生地をふんだんに使っているから、ギャザーがたっぷり入っていて
そのお陰で肌は透けないようになっている。

胸元は大きく開いていて、レースやリボンで飾りつけられている。
色が色なら、デコレーションケーキみたいな華やかさ。

ケッコー通販の下着専用カタログに載っていたんだけど、結構高くついたなぁ…
こりゃ、当分他の私物は買えないかな…トホホ。
リタとお揃いの新しいバレッタ、欲しかったんだけどなぁ。

・・・おっとっと、早いとこ着替えないとね。

そう、毎晩やって来るクレイがこの姿を見たらどう思うかなーって
単純に興味があったんだ。
そそくさとドレスに着替える。
ううっ、足元と胸元がスースーするよぉ。
すぐにベッドに潜り込む。
ルーミィ、ちょっと寒くなるけどごめんね。


目をつむって今か今かと待つ。
今夜は満月だから、目を閉じていても少し眩しく感じる。
しばらくして、いつもの物音がした。


「・・・パステル」


ここまではいつもと同じ。
クレイがわたしの顔にかかった毛布を手に取ってずらした。

「…!」

クレイの喉を鳴らす声が聞こえた。気が、した。


「パステル…もしかして」


あ、寝たふりしてたの、バレちゃったかな?
不意に息が苦しくなった。
唇を、クレイの唇が塞いでいた。
360名無しさん@ピンキー:2007/04/16(月) 22:56:44 ID:X6+Eu4LZ
夜這いクレイGJ!
そして待ってるパステルもGJ!
つ、つづきをおねがいします。
361354:2007/04/17(火) 00:21:24 ID:4nQdkwa1
>>360さん

ありがとうございます。
まさかこんな中途半端にしておいて感想頂けるとは。

昨夜は寝ながら投下していたので寝落ちしてしまいました…

今夜もちょっと怪しいので、つづきは明日投下します。
362名無しさん@ピンキー:2007/04/17(火) 08:05:54 ID:9vLfUEIh
投下GJ!お疲れ様です!クレイ可愛い(笑)
続き待っております。
363名無しさん@ピンキー:2007/04/17(火) 12:24:04 ID:bD1s7TGO
待ってます!
364名無しさん@ピンキー:2007/04/18(水) 11:53:15 ID:AVKf+wpp
正座待ちしてます
365クレパス6:2007/04/20(金) 12:03:31 ID:eHya9o2V
頭のなかは大パニック。

とっとにかく、寝たふりは続けなきゃ。

幸い、唇に触れていたのは一瞬だったから息は乱さずに済んだ。

「……考えすぎか」

クレイの声。
そのまま、部屋を出ていってしまったようだ。

その夜を最後に、クレイは部屋に姿を見せなくなった。

「今夜さぁ、ルーミィをそっちの部屋で寝かせてもらってもいいかな?」
「げぇー!チビと一緒かよ、勘弁してくれよぉ」
「ルーミィ、チビじゃないもん!」
「お前はどーせ帰ってこないだろ。いいよパステル。原稿でもあるの?」
「あはは…実は〆切りが近くてさ。日中はなんだか根詰めちゃって書けなくて」
「そういう理由ならもちろん引き受けるよ。ルーミィ、今日は俺と一緒に寝ような?」
「わーい!くりぇーと寝うの、ひしゃしぶりらー」
「大変だと思いますけど、無理だけはしないようにして下さいね」

理由はわからない。
会話だって、いつも通りにできている。
うーん、あのナイトドレスがいけなかったのかなぁ…
クレイが来なくなって3日経つけど、一応毎晩着るようにはしている。
って、私は一体何を期待しているのだろう…


その夜に事件は起こった。

366名無しさん@ピンキー:2007/04/20(金) 15:31:20 ID:9mCmbv3+
GJ!
し、しかしぶつ切りはつらい…
ちょっと時間かかってもいいから
ある程度まとめて投下して欲しいっす。
367クレパス7:2007/04/22(日) 12:42:57 ID:zNvFz067
ルーミィをクレイ達の部屋に預け、原稿に向かう。
うーん、やっぱり集中できない!
頭の中で浮かんでくるのはクレイのことばかり。
それが原稿に生かせればいいんだろうけど、残念ながら今書いてるクエストの話、クレイはあんまり登場しないんだよね…
キットンとトラップが美味しいとこ全部もっていっちゃったからなぁ。

いやいや、早く真面目に原稿書き上げなきゃ。
パーティーのお金だってもちろんだけど、自分の財布も寂しい状態だったんだ。

「買わなきゃよかったかな・・・」
買って間もないナイトドレスを見つめる。
いや、着るものとしてはすごく可愛いんだけどね。
野宿の多いクエストにはとても持って行けないし。
着れるときに着て、少しでも元を取らなくちゃ。

ナイトドレスに袖を通すと、何だかやる気が湧いてきた。
「よーし、ミルクでも温めて気合い入れようかなっ」

キッチンへ行って鍋の準備をしていると、玄関口から派手な音が響いた。
きっといつもの如くトラップなんだろうけど、今回は様子が違った。
明らかにトラップとは違う男性の声がしたから。

「トラップ!」
慌ててキッチンを飛び出して玄関口へ向かう。
酔っ払ってべろんべろんになったトラップと、半分怒り・半分呆れ顔の…たぶん、この人はカジノのオーナーさんだったかな?
あちゃー、この調子じゃトラブルか何かかな。
「すっ、すいません!トラップが、また何かご迷惑をおかけしましたか?」
「迷惑も何も…今日はちょっとやりすぎだな。酔っ払うのは勝手だが、うちの大切なお客様に因縁つけたりするのは、あまり宜しくないとは思うけどね」
「ほ、本当にすいませんでしたっ!明日、本人と一緒に一番にお詫びに伺いますので、今日のところは勘弁してください」

もー、トラップのアホ、バカ!
オーナーさんに向かって深々と頭を下げる。

「……ま、可愛いくて色っぽいお嬢さんがそう言うなら。うちみたいな小さいカジノじゃ、彼も一応、常連ではあるからね」

およそ言われたことのない台詞。
こんなときにお世辞だなんて。でも、話のわかるオーナーさんでよかったぁ・・・

368クレパス8:2007/04/22(日) 12:45:53 ID:zNvFz067
「もう、トラップ!ついて行ってあげるから、明日、あなたからもちゃんと謝ってよね!」
隣でぐったりしているトラップの背中をビシバシ叩きながら声をかける。
トラップは目を開けて私を見ると、一瞬びっくりしたような顔をしたが、
すぐにトロンとした酔っ払いの目に戻った。

「おぉー、おめぇー、なんちゅーカッコーしてるんだぁー?」
「はあ?」

言われてやっと気付いた。
あのナイトドレスを着たままだったんだ!!

「わ、わわっ、これは、その…あのっ」
慌てて上手い言い訳を考えたけど、そんなのは勿論浮かんでくるわけがなく、しどろもどろになっただけ。

そんな私を見て、トラップはニーッと笑って(酔っ払ったままではあるこど)私の頭をゴシゴシ撫でた。

「でぇーじょーぶらって!んな、おめぇーらしくねーカッコして頑張んなくてもー、クレイはおめーのこと好きだぁらよぉー」

馬鹿でかい声でそう言うと、そのまま私にもたれ掛かるようにぐったり倒れてしまった。
どうやら言いたいだけ言って眠ってしまったようだ。

「……何よ…」

勝手なこと、言わないで。
そう言いたかったけど、言う前に涙が一粒落ちた。
今まで認めたくなくて、ずっと考えてこなかった。
自分が誰が好きとか、そういうこと。
そうだ、私はきっとクレイのことが好きなんだ。
きっかけは半月くらい前の夜のことだったかもしれない。
いや、あそこで嫌だって思わなかったんだ、本当はずっと前からクレイのことが、好き。
叶うわけがないって解ってるから、ずっとずっと、心の底にしまっておいたこと。

「おい、トラップ!飲み過ぎて騒ぐのも大概にしとけよ!……パステル?!」

あれだけトラップが大声出していたんだ、クレイも玄関口に駆け付けた。
今は来てほしくなかったのに、でも、涙が止まらない…

「パステル、トラップに何か言われたのか?」
ぶんぶんと首を振る。
「…待ってて」
クレイはそう言うとトラップを担ぎ上げ、男部屋に運んで行った。
369クレパス9:2007/04/22(日) 12:48:21 ID:zNvFz067
…駄目、こんな顔でクレイに会いたくない。
急いで部屋に戻り、枕に顔を埋める。
そんなことしたって、優しいあの人は追い掛けてくるってわかってるのだけど。

「パステル、俺、君に謝らなきゃいけないことが」
ドアを開けるなりそう言うと、私の元へやって来た。

「俺、パステルにすごく酷いことしてた。君が寝ているのをいいことに…」
「知ってる…」
首を振りながら答える。
「でも…まさか俺だとは思わなかっただろ?だから、毎晩、部屋を訪れてるのがトラップだと思われていたのかもしれない、と思うようになってから、急に、行くのが怖く」「わたし」
クレイの言葉を遮って、深呼吸する。
「あなたを待ってたの、クレイ…」
そこまで言うと、背中ごとぎゅーっと抱きしめられた。

「パステル。…好きだ」


クレイは私を仰向けに向かせると、ベッドの脇に腰掛けた。

「パステル…いい?」
コクンと頷くと、正面にクレイの顔が迫ってきた。
ちゃんと「起きている」ときのキスは、これが初めて。
私の顔の横に両腕を置いて、何度も唇に触れる。
温かい舌が口の中に入ってくると、息が急に苦しくなった。

「…はぁっ…っ」
クレイは顔を上げると、すごく優しい笑顔のまま、両手を胸の膨らみの上に宛った。
「パステル、この服も…俺の、為に?」
す、素敵。こんな顔見たら、みんなイチコロだろうなぁ。
その顔を、今、私だけが見ているんだ。
「そうだよ。クレイが毎晩来てくれるの…楽しみだったの…あっ」

言い終わらないうちに、両手が胸の上を這い始めた。
はじめはドレスの上からぎこちなく、次第にドレスの胸元から手を入れて直接胸に触れるように。
「あっ…やぁ…っ」
「パステル、可愛い…すごく可愛いよ…」
「ん……あ、やぁぁぁんっ」

ク、クレイったら、左手で胸を揉みながら、唇を胸元へもってきた。
クレイの舌が、胸の突起をなぞっている。ぴちゃぴちゃ、と湿った音が部屋に響いた。

「ごめん…俺、止まらなくなりそう…」
完全にベッドの上に乗り、両脚をクレイの膝で割られた。
370クレパス10:2007/04/22(日) 12:50:14 ID:zNvFz067
ドレスだから、裾が腰のところまでたくし上げられる。
下着にクレイの膝が当たっている。すごく熱くて、もどかしさが込み上げてくる。
もどかしさを何とかしようと、腰を動かしてみる。クレイの膝と下着が擦られて、更に熱を帯びた。

「あ…あっ…クレイ…っ」
「パステル、どうしたの?ここ、こんなになっちゃってる…」
「え?…あ…やぁ、あんっ……あぁぁッ」

クレイの人差し指と中指が侵入してきた。
下着の中は、クレイの指と、濡れてしまったわたし自身が触れ合って、ぐちゅぐちゅといやらしい音を立てている。
いつの間にか、私のドレスは胸の上まで上げられていて、クレイもパジャマを脱いでしまっていた。
腰の下にそそり立っているのは…いや、恥ずかしくて直視できないんだけど。

「パステル…いい?」
「い、いいって…」
「やった。サンキュー」
「って、ちょっ…」
何も言ってないのに、クレイったら。
下着も脱がされて、足がいよいよスースーしてきた。
ここから先は、雑誌とかガイナの友達との噂話でしか聞いたことない。

「クレイ」
少なからずある恐怖を払うように、名前を呼んでみる。
相変わらずの優しい顔。その顔を見ていたら、自然に口から零れていた。

「私も。クレイのこと、好きだよ」
クレイは見たこともないくらい最高の笑顔を浮かべて、私を抱きしめた。
鈍い痛みに耐えるべく、私はぎゅっと目を閉じた。




「パステル、ごめん。痛かった…よな?」
いま、クレイに後ろから抱きしめられている状態。
私は緊張と痛みと嬉しさとで、何だかよくわからず、しゃっくりを上げて泣いていた。
「…パステル〜」
いい加減、困った様子のクレイ。あんまり困らせることは、したくないんだけどな。

「…明日もまた、来てもいい?」
ちょっと甘い声で、耳元で囁く。思わずクスッと笑ってしまった。
「あ、やっと笑った」「だって、心配してくれてると思ったら。あきれた」「あきれてくれて結構」
後ろからほっぺたにキス。もー、いちいちキマっちゃうから、こっちは参っちゃうよ。

…結局、次の日の夜はすっかり忘れてた原稿と過ごすことになったんだけどね・・・
371名無しさん@ピンキー:2007/04/22(日) 12:54:48 ID:zNvFz067
以上です。

寝ながら携帯から投下してたんで、
寝落ち、サーバー落ち等で焦らしてしまいすいませんでした。

スレ保守と活性の願いをこめて投下させて頂きます。
372名無しさん@ピンキー:2007/04/23(月) 22:36:34 ID:UHyv96wc
GJ&乙!
パステルのナイトドレスハァハァ

携帯メールで未送信としてメモしたのをコピーすると便利さ
373名無しさん@ピンキー:2007/04/24(火) 17:11:14 ID:/SnHyMdU
GJです!!!

クレイ、優しいな〜
ほのぼのエチーイイヨイイヨー!
374名無しさん@ピンキー:2007/04/30(月) 09:48:46 ID:5Fiad1gt
保守。さらにあげ。
375名無しさん@ピンキー:2007/05/02(水) 03:15:17 ID:lQSyMvpK
>>371
乙かれさまですたー!!! すっごい面白かったです。読み進めるのもったいなかった。
何度も言われてるけど、
クレイってこんなかっこよかったのかと、このスレ来てから何度も思うわ
ナイトドレスのパステルすごいそそるです。冒険中はリタにあずかってもらうのかな。
あと最後の一行、クレイカワイソスwwwやっぱ不幸なんだな

これも何度も思うけど、くっついた後のその後の性活とか
続編読んでみたいな〜と思う
書かれた部分だけじゃもの足りないとかでは全然ないんだけど
面白いと欲が出るよー 贅沢すぎ?
376371:2007/05/03(木) 04:43:17 ID:5DLqZSab
皆さんありがd(^_^)/~~ ←原作調

>>372
携帯メルコピペ技、ぶつ切り投下中に気付きました…
次書く機会があれば最初からやりますね

>>373
激しい話も好きなんですが
自分の文才ではほのぼのエチーが限界…

>>375
375さんのカキコ見てひとネタ思い付いたんで、後でオマケ投下しときます〜
377クレパスオマケ1:2007/05/03(木) 05:22:55 ID:5DLqZSab
「あ〜〜今日も疲れたぁぁ」

パチパチと静かな焚火の音に、わたしの小さなため息が合わさる。

わたし達貧乏パーティーは、数日前からまたクエストに出ている。
トラップがオーシから「入りの良いクエスト」ってのを安く買ってきたんだけど…
やっぱりうまい話には裏があるよね、とにかく移動時間が半端じゃない。
今日もざっと9時間は歩いたと思う。
毎日簡単な夕食をとって野宿の支度を始める頃にはもう全員ヘトヘト。
ひとりを除いては…

「パステル」

ほら、寝たと思ったら起きてきた。
我がパーティーのリーダーで、ちょっと前から恋人…のクレイ。

「もー。明日も早いんだから、ちゃんと休める時に休まないと」
よいしょと身を起こすと、毛布にくるまったままわたしの隣に座る。
ちなみに、今日の見張り当番はトラップ・キットン・クレイ・わたし・ノル・の順。
「うん。でもさ、ここんとこずっと移動だったからさ。パステルと二人きりで話す機会もなかったし」
「うー…」
その言葉には素直に嬉しかったよ、でもさ、ファイターなんてパーティーの要じゃない?うちみたいなひよっ子パーティーなら尚更。
だから、あんまり無理はしてほしくないんだよね。
378クレパスオマケ2:2007/05/03(木) 05:35:13 ID:5DLqZSab
わたしがうんうん唸っていると、クレイは端正な顔を耳元に寄せてきた。
不規則にはぜる炎に照らされて、すごく綺麗。思わず見とれてしまう。
「俺がいいって言ってるんだからいいの。ところでさ、パステル、あれはちゃんと持ってきてくれた?」
「持ってきたけど…まさか今、着るのぉ?」
「今着なかったら、いつ着るんだよ?またこうして当番が前後するとも限らないし」

クレイが言ってるのは、あの水色のナイトドレスのことね。
あれ、すっかり気に入ってくれたみたいで。
そのう……夜、一緒に過ごすとき、って言うんですか?その時は、なるべく着て欲しいってお願いされている。
でも、クエストにまで持ってくるつもりはこれっぽっちも無かったよ。
だから、リタに頼んでクエストの間だけは預かっててもらうことになってた。
その代わり、彼女の超リアルな数々の質問攻めにもあっさり負けたのになー。

「わ、わかったよ。着てくるから、あっち向いててよね」
「あはは。そんな、今更隠すものでもないだろ」
「いーのっ」
もう、その積極性を少しでも実戦で生かせればいいのに。って、本人に言ったら絶対傷つくから言わないけどね。

森の隙間から見える夜空には、満天の星。
ノルと交代するまではあと1時間半弱…くらいかな?
荷物の入ったリュックを抱えてふり返ると、大好きな人が静かに手を振りながら微笑む。
思わずつられて顔が緩む。
明日の心配をしつつ、いそいそと茂みへ向かうわたしだった。



〜〜〜
375さんの「クエスト中はリタに預け〜」のくだりを読んで思い付いた即興作です。
このあと二人はバレないように苦労しそう。

そういえば今日はトラップの誕生日でつね
トラパス投下期待してます!
379名無しさん@ピンキー:2007/05/03(木) 19:41:40 ID:8DpAkov9
グッジョブ
仕事で休みがなくてクサクサしていたけど、和んだよ

トラップハピバスデイ
380小ネタトラパス:2007/05/03(木) 21:23:32 ID:8DpAkov9
今はクエストの最中
運悪くトラップの誕生日が重なった

バースデイパーティーはクエストが終わったら派手にやろうねって事にした

わたしは夜の見張りでたき火にあたるトラップへと、コーヒーを差し入れた
「クエスト中でなんにも用意できなくてごめんね」
コーヒーを手渡し、トラップとたき火にあたる
不意にトラップがこちらを向くと手を突きだしてきた
この間ドーマのトラップの部屋ではつい《お手》をしてしまって、手をはたかれたけど、また何か捕まえたのかな?

トラップ方へ手をだすとその手は体ごとぐいと引き寄せられ、トラップの唇がわたしの唇に触れる
なっ…何なの!?
「今日のプレゼントはこれでいい」
ニヤっと笑うトラップ
クレイが交代で起きてきたので、トラップは行ってしまったのだった


終わり
381名無しさん@ピンキー:2007/05/03(木) 22:56:28 ID:vtjkiXOd
>>380
GJ!!!!!!!
ナイスプレゼント!!!www

トラップ誕生日おめでとう〜
382名無しさん@ピンキー:2007/05/03(木) 23:09:11 ID:5DLqZSab
期待しててよかった!!
GJです!

「〜でいい」ってのがなんともトラップらしいですね、ほんとは「〜がいい」のクセにwww

>>379
自分もGW関係無しに仕事でクサクサ…
オマケクレパスは出勤中に投下しますた
383名無しさん@ピンキー:2007/05/04(金) 08:28:03 ID:CpqCi3eN
読んでくれてありがとう
トラップは今18歳だっけ?19歳だっけ?
本が手元にないからわからない…
なんか11巻の「部屋においでよ」あたりをトラップ目線からみてみたい
384トラパス小ネタ:2007/05/05(土) 01:43:24 ID:OzM3gTIO
トラップの誕生日を祝いそこねたので思いついたSSです。

----------------------------------------------
「ごめん!ほんっとうに、ごめん!」
トラップは不機嫌な顔で横を向いたまま、わたしの方を見ようともしない。
「覚えてなかったわけじゃないんだけど、プレゼントを用意するひま、なくって。
原稿の締め切りが近くて、その…
いいわけなんて、しちゃいけないよね?ほんとうに、ごめんなさい!何でもするから…」
「冒険時代」の仕事がたてこんでいて、トラップの誕生日プレゼントを用意するのをすっかり忘れちゃっていたのだ。
さっきから謝り続けているけど、トラップが許してくれる気配はない。
ふえーん。
わたしが泣きそうな顔をすると、トラップが口を開いた。
「…いま、なんでもするって…言ったよな?」
「へ?あ、うん!する!わたしにできることだったらなんでもするよ!」
誕生日をきちんと祝えなかったのはわたしだもの。
しかもほかのみんなはそれぞれちゃんとプレゼントを渡していて、わたしだけ忘れてしまっていたという…
「じゃあパステル。いまから5分間」
「う、うん」
「胸を揉むから抵抗するなよ?」
「は?…きゃああ!」
な、な、いきなり、何をするの?!
トラップがいきなり、わたしの胸を右手でがっしりと掴んだ。
「うーん、なんか雰囲気でねぇな…あ、逃げんなよ。なんでもしてくれんだろ?」
そそそ、そんなこと言われたってっ。

そしてトラップはわたしの背後に座りなおし、後ろからたっぷり5分間胸を揉んでいた…
こ、こんなプレゼントで、よかったのかな…


-----------------------------------------------------------------------
以上です。
なんかトラップがオヤジのようだ…すみませんです。

385サンマルナナ1-1:2007/05/07(月) 01:22:18 ID:qssctgVg
またものすごく間が空きました、サンマルナナです。
新作を投下に参りました…が。
ものすごくものすごく偏った内容です。
なので、注意書きをよくよく読んでください。

-----------------------------------------------
◎注意書き◎
・一応トラパス?のつもりで書きましたが、トラップ視点です。
・テーマが「自慰」なので、夢が壊れる可能性があります。そのあたりは各人でご判断のうえ、お読みください。

---------------------------------------------------------------
パステルの頭を、左手で撫でる。
この体勢じゃ表情はうかがえないが、それに応えるかのようにこいつの舌はおれの先端をぐるり、と舐め回した。
「…!!」
何度繰り返しても、慣れるということも飽きるということもないこの行為。
パステルもいろいろ考えているのか、毎回同じ手順、というのではなくてその都度いろいろ作戦を変えてくる。
そのたびに俺は、こいつの口の中を犯し続けている。
俺が最高潮に近づいたのを敏感に察知して、パステルは激しく頭を上下させ、舌を絡ませながら吸い上げてきた。
そんな責め方に俺が耐えられるはずもなく。
激しい快感を、また今日も、吐き出した。

パステルが丁寧にちからの抜けた俺自身を舐め取ったあと、(じつは終わったあとのこれが、俺は苦手だ。パステルはそれをよーく知っていながら、毎回丁寧に丁寧にそれをする)背中を向けて紙に…その、俺の精液を吐き出した。くちゃっ、とそれを丸める。
その後ろ姿を抱きしめたい衝動にかられて、俺はなんとかその欲望を抑え付けた。
触らない。キスしない。それ以上の行為はしない。…それが約束。
「…じゃ、トラップ。わたし、先に戻ってるね」
「ああ。俺も…もうしばらくしたら行くわ」
…くそ。
脱力した下半身を晒した間抜けな姿のまま、おれは夜空を仰いだ。
386サンマルナナ1-2:2007/05/07(月) 01:23:29 ID:qssctgVg
きっかけというか、発端というか、原因は…。
ある夜、野宿をしていて皆が寝入り始めるころ、焚き火の番をしているキットンに目配せをしてそっとその場を離れた。
理由?そんなもん、このパーティじゃすでにわざわざ申告する必要もねぇことだ。
パステルやルーミィに気付かれないように細心の注意を払いながら、俺たちはうまくやってきた。
そう、その…なんだ。自己処理ってやつだな。いわゆるオナニー。単純にいうと自慰を、だ。

いつもいつでも女が一緒っていう共同生活にも、無理が生じないわけじゃない。
まあ、女の方もいろいろとあるみてぇだが、男ってやつは困った生き物で、
たまにどーしても、抜かないと気がすまない、抜かないとイライラしてしょーがねぇ、ってときが来る。
我慢できなくもねぇが毎度毎度ってことになると、これがシャレにならないくらい、つれぇんだ。
それで俺たちは、暗黙の了解を作り上げた。
したくなったら、そっとパーティの輪を抜けて各自処理をして、戻ってくる。
それについては誰も何も干渉しない、というものだ。
もちろん確認し合ったわけじゃないが、ノルも、キットンも、もちろんクレイも、定期的に一人の時間を作り、
どこかに行き、どうにかして戻ってくる。
どこでどんなふうにナニをしているのかっていうのは、知らねぇ。
聞きたくもねぇし。

それで、だ。
俺は辺りにモンスターの気配がないかしっかり確認し、大きな岩を背にして座り込んだ。
本当は横向きに寝転がってするのがいちばんイイんだが、野外ではさすがに抵抗がある。
ごそごそとイチモツを取り出すと、…おお、元気元気。
こんな俺を責めねーで欲しい。…しょーがねぇだろ!パステルみてぇな無自覚女がそばにいたら!
クエストのちょっとしたタイミングで、ふわりとめくれるスカート。から伸びる脚。
タイツが汚れちゃったからって川で洗うんじゃねぇ!
替えぐれぇ持ち歩いてろ!
素足で裸足でミニスカでしゃがんで川で洗濯をするな!
「あ、トラップ、ついでに洗うものがあったら洗うよ?」ふざけんな!
真っ白なふとももしか見えてねぇなんて知ったら、おめぇ、引くだろうが!!!
もちろん俺の妄想は、この日見たパステルの太ももから始まっていた。
その脚を掴む。撫でる。もっちりした感触を想像する。下着を取り払ったら。そのまま。
なまなましく展開されるその想像と同時に、おれは自身をこすりあげていた。
先端から、我慢のきかねぇヤツがたらりと落ちてきた。
太もも。シャツを捲り上げる。都合のいい想像で、下着はつけていねぇときている。
見たこともないパステルの乳を想像する。触り心地を想像する。
「…うっ…」
あと少しで、イきそうだった、そのときだ。
砂利を踏む音。
「!!」
モンスターか!?
慌てて音のするほうを見遣ると、その想像を完膚なきまでに裏切り、
「ト…トラ、ップ…」
顔を真っ赤に染めた、さっきまで妄想で犯し続けていた、わがパーティのマッパー…
パステルの姿があった。
387サンマルナナ:2007/05/07(月) 01:24:04 ID:qssctgVg
説明なんてできねぇ。
言い訳もきかねぇ。
しなしなと一気に勢いが抜けていくそれを慌てて隠したが、もう遅かった。
「な、なに、してるの…?」
そう尋ねる顔は、その「中身」をなかば察しているような表情だった。
わからねぇ、ということは、そりゃあないか。コイツも一応女で、ガキじゃねぇってことだな。
俺はそんなことを馬鹿馬鹿しくも冷静に観察しながら、まったく動けずにいた。
どうする。
どうする。
…と。
パステルがゆっくりと近づいてきて、俺の目線まで膝を落として、何か一大決心をしたかのように喉をごくっ、と鳴らした。
「…て、手伝ってあげる」
あ?
俺がその言葉の意味を問いただすよりも早く。
パステルが恐る恐る、まだはみ出していた俺を掴み上げ、きごちなくしごきだした。
「…!!!!!」


俺は、あっという間に果てた。
パステルの前髪を汚して、勢いよく欲望を放出した。

それから、だ。
あいつはおれがしようとするとやってきて、「手伝い」をしてくれるようになった。
「わ、わたしにみんなすごーく気を遣ってるんだって、マリーナが、言ってたから…」
みてぇなことをごちゃごちゃ言っていたが、マリーナに感謝の念なんざ沸くはずもねぇ。
パステルは、ルールを設けたのだ。
触らない。
キスしない。
それ以上の行為はしない。
それでよければ、手伝ってあげる。
だから俺は、好きな女を目の前にして、大きく膨らむ欲望を抑え切れそうになる理性をなんとか繋ぎとめるのに必死なんだ。
断ることもできた。が、そのときの俺には、それは無理な相談だった。
甘い甘い、誘惑だった。

「俺も、ヤキがまわったかな…」

深く深くため息をついて、俺はズボンを引き上げ、みすず旅館への道をゆっくり歩き始めた。
388サンマルナナ:2007/05/07(月) 01:32:02 ID:qssctgVg
以上です。
たぶんものすごく好みの分かれる内容だと思います。

好みじゃなかった、って方には申し訳ありませんでした。吊ってきます。
389名無しさん@ピンキー:2007/05/07(月) 03:10:49 ID:ndoa+BVJ
GJ!
こりゃたまらんねぇ!
390名無しさん@ピンキー:2007/05/07(月) 13:07:11 ID:FxxUEBQ0
GJ!!!

サンマルナナさんといえばエロカワイイパステルが大好きなんですが
新しい視点でこれもまた良いです!
391名無しさん@ピンキー:2007/05/09(水) 11:23:45 ID:XA/KgrxV
オーシ×パステルって無いですか?
392名無しさん@ピンキー:2007/05/09(水) 17:02:35 ID:gjtDf6hc
>>391
倉庫にはなかったような…
393391:2007/05/10(木) 02:42:05 ID:zXtxchy5
>>392thx!
394名無しさん@ピンキー:2007/05/11(金) 19:08:55 ID:Ct86AXc8
保守

それにしても書き手が減ったなぁ…
新刊出るまで過疎るのか
395名無しさん@ピンキー:2007/05/12(土) 10:40:58 ID:+aFjWww1
再来月に新刊でるよね確か
396名無しさん@ピンキー:2007/05/12(土) 12:27:50 ID:k7PQQce4
マリーナが消えるってやつだったっけ。
半分楽しみ半分不安…
397名無しさん@ピンキー:2007/05/18(金) 08:00:53 ID:KlutYQhE
マリーナ消えたら…
是非ともクレイに頑張って貰いたい、クレマリ派の私が通りますよーw
398名無しさん@ピンキー:2007/05/20(日) 10:58:14 ID:40LA1GFo
ここは一つパステルに戦闘面で頑張ってもらいたい自分が通りますよ
(ショートソードで)
399397:2007/05/23(水) 17:48:51 ID:geCtWQcY
保守ついでに想像してみました。

マリーナが大ピンチ!
そこを助けるパステル…!(ショートソードで)
二人の友情が深まる…

だったら…クレイに…ガッカリだ!!www
クレイがんがれ。
400名無しさん@ピンキー:2007/05/23(水) 22:14:29 ID:TkZbv+Fv
やばい…そんなマリパスが読みたい…

401名無しさん@ピンキー:2007/05/24(木) 03:14:56 ID:gJ3K2mqN
>>377-378
うおおおすごい!!続編無茶苦茶嬉しいです。
すごい、ほんとに読めるとは。どうもありがとー!
ナイトドレス気に入っちゃってるクレイがかわいいwww
リクエストしといて遅レスになってすいませんでした。

原作で、クレイがマリーナとくっつく方向で行くかどうかは
新刊で決まるのかな。
どっちにしてもクレパス妄想は続けるし、クレマリも楽しみますが


あと>>2の保管人様のサイトが今繋がらないみたいなので
一応貼っときますね。
http://sslibrary.gozaru.jp/
402399:2007/05/25(金) 00:24:31 ID:xc9W3/Us
>>400
その設定でマリパス、少し書いてみたんですが需要ってありますか…?

初投下なので自信無いのですが…
403名無しさん@ピンキー:2007/05/25(金) 00:36:18 ID:blQoR5i7
スゲー読みたい!

wktk
404399:2007/05/25(金) 00:52:54 ID:xc9W3/Us
マリパス投下します。
微友情もの。エロ無しです。


【マリーナのコイゴコロ】
405399:2007/05/25(金) 00:55:35 ID:xc9W3/Us
「きゃあぁぁっ!」
マリーナの悲鳴が響く、彼女の前には毛むくじゃらのモンスター。

「…あ……」
盗賊団の中で育ち、危ない橋も渡ってきた。けれど、自身に襲い掛かるモンスターに放心状態になってしまっていた。

突然モンスターの動きが止まった。目の前に翻るマント。
「!?」
「ガウゥ…!」
『マリーナ大丈夫?ともかく私の後ろに!』
パステルの放ったクロスボウがモンスターの足に刺さっている。
「ガアァァッ!!」
荒々しい叫びと共に襲い掛かってきた。
ザシュッ!!
ショートソードの一閃。
モンスターが倒れた。

『もう大丈夫だからね!』
いつもの明るいパステルの笑顔に、安堵とそれとは違う気持ちが生まれたのはこの時だった。

…………それからは、エベリンに彼女が来るのが、今まで以上に楽しみになった。
私の知らない貴女を少しでも多く、見たい。
そう思う様になっていた。
406399:2007/05/25(金) 01:15:42 ID:xc9W3/Us
以上です。
拙い文章でスイマセン。
407名無しさん@ピンキー:2007/05/25(金) 01:32:59 ID:blQoR5i7
GJ!
パステル凛々しい!

萌 え た
408399:2007/05/25(金) 07:41:07 ID:xc9W3/Us
>>407
有り難うございます。
書いた甲斐がありました(感涙)
409名無しさん@ピンキー:2007/05/25(金) 07:48:16 ID:iZTXOoMQ
戦うパステル!カッコイイ
自分も笑顔で大丈夫?って言われたい!
そんなパステルがくるのを楽しみにしているマリーナも可愛い
グッジョブ!!
410名無しさん@ピンキー:2007/05/27(日) 00:01:46 ID:PmtgKdaC
>>405
マリーナかわえええええええええええええええ
パステルカコエエエエエエエエエエエエエエエエエエ
GJでした!!ごちそうさまでした!!!


パステルは、半魚人とギアの2人にしか
告白されたことないみたいなこと書いてあったけど、
それ以外の奴らにはクレイとトラップが邪魔してるんだと思うんだ。
でも2人だけでも充分だよね。
あの半魚人も、単身で助けに来てくれた良い奴だったなあ。
411405:2007/05/27(日) 00:18:06 ID:D/N2c2mf
>>409
>>410
グッジョブ有り難うございます…!(号泣)

クレイとトラップが害虫駆除してるのは同意!w

…けれど…もしマリーナがクレイとトラップを上手く操作しているのだとしたら…と想像してしまいます…
412名無しさん@ピンキー:2007/05/27(日) 06:41:33 ID:Ug/TGENI
エベリンに着いて、マリーナの古着屋の前でナンパされているパステル
マリーナ「…もしかしてパステル、普通に声をかけられていると思っているんじゃないかしら…」
パステルの背後に立ってパステル見えないように男に凄むトラップ
若しくは凄みはしないけど、存在だけで男が立ち去る美形のクレイ

パステル「聞いてよ、さっきね一緒に食事でもどうか?って何度も言われたけど、なんだか急に行っちゃったのその人!おなか空きすぎたのかな…」

一堂ため息

こんな妄想してみた
413名無しさん@ピンキー:2007/05/27(日) 07:31:42 ID:D/N2c2mf
>>412
妄想GJ!!

一堂ためいきw
あとマリーナからの重圧が怖い。だが、それがイイ!!
414名無しさん@ピンキー:2007/05/27(日) 08:36:05 ID:0xGsVLWu
やばい、前あったマリーナ男体化SSといい今回の流れといい
クレ/トラパスよりマリパスの方が好みかもしれんwww
415名無しさん@ピンキー:2007/05/27(日) 09:46:34 ID:D/N2c2mf
たしかに!!
クレ/トラパス派だったんだけど…どうしよう萌えます。>マリパス
416名無しさん@ピンキー:2007/05/27(日) 21:57:44 ID:gkijgS0l
マリパス書いてみてもいいかな?

実は百合はだめかと思って我慢してたw
417名無しさん@ピンキー:2007/05/27(日) 22:30:22 ID:D/N2c2mf
>>416
それは私も悩んでたw
…エロ無しなら…OK?
418名無しさん@ピンキー:2007/05/27(日) 23:33:32 ID:gkijgS0l
お、同士発見。

百合は苦手な人多そうだから、エロ無しで書いてみる。
でもあんま期待しないでw
419名無しさん@ピンキー:2007/05/28(月) 00:33:42 ID:OpWACDXo
マリパス楽しみ!ワクテカしてまってますよー

420名無しさん@ピンキー:2007/05/28(月) 07:02:02 ID:X0BsdPtx
期待…!wktk!!!
421名無しさん@ピンキー:2007/05/28(月) 12:56:18 ID:+z+6FeNN
正座待ち
422マリパス418:2007/05/28(月) 16:54:49 ID:T9srB33e
418ですw
取りあえず途中まで投下します。

※注意

マリパスです。
エロなしですがチューありなんで、百合嫌いな人はまるっとスルーお願いします。

あと無駄に長いです…すみません
423マリパス418:2007/05/28(月) 16:56:43 ID:T9srB33e
「マリーナぁ!」
今日の仕事も一段落。お店の入り口に出した、とっておきのコーディネートを着せたトルソーを片付けようとした時、その声は聞こえた。
驚いて階下の通りを見下ろすと…懐かしい顔!

「パステル!」

彼女は眩いほどの笑顔で走りよってくる。
私も思わず階段を駆け降りて、彼女の手を取った。

「どうしてここに?!」
「クエストに出てたのよ!近くまで寄ったから、シルバーリーブに帰るまえに、マリーナの顔を見に行こうかって事になったの」
ぜいぜいと息を切らして、パステルは言った。
彼女の後ろを見れば、クレイ、トラップ、ルーミィ、シロちゃん、ノル、キットン…にこにこ笑いながらこちらにやってくる。

「よかったぁ、みんなで、マリーナ仕事に行ってたらどうしよう、って話してたんだよ〜」
「嬉しい…クエストは終わったのね?」
「へへ、まーな!」
トラップがパステルの後ろから顔を出す。
「といっても、おつかいなんだけどね」
クレイが整った顔を泥で汚して、頭を掻いた。
424マリパス418:2007/05/28(月) 16:57:42 ID:T9srB33e
「それにしてもあそこは素晴らしい!様々な種類の野草の群生地で、しかもほとんど手付かず!」
私なら二、三日あそこに野宿しても大丈夫なんですけどね、ぎゃはははは!
キットンが一際大きな声で爆笑したかと思うと、パステルは自分の体を抱きしめて震えた。
「絶対やだ!あんなじめじめしてスライムとか、わけのわかんない虫がいっぱいいるところでなんか眠れないよ!」
「ねむぇないおう!」
パステルの真似をして、ルーミィも震えてみせる。
相変わらず楽しそう。
「さあさあ!話は後でじっくり、晩御飯を食べながら聞かせてもらうわ!その前にみんなシャワーを浴びて着替えて。まだ宿もとってないんでしょ?ほらさっさと入った入った!」
「うわーん!マリーナ、ありがとう!」
パステルが飛び上がって喜ぶ。話を聞いた様子では女の子にはきつい環境だったみたいだし。ふふ、嬉しそう。それにしても…。
「…なんかクレイだけやけに泥だらけね?」
私の一言で、パステルとトラップが、急にうつ向いた。肩がぶるぶる震えてる。
ぎゃはは!とキットンが笑うと、クレイがきっ!と睨みつけた。
「いやぁ、それがですねぇ」
「言うなぁ!!」
425マリパス418:2007/05/28(月) 16:58:39 ID:T9srB33e
クレイはキットンに飛びかかるようにして、口をふさいだ。
「ぎゃあああ!泥だらけの手で!ふが!」
パステル、顔真っ赤にして笑いこらえてる…。
クレイの身に何が起こったのかはわからないけど…。なんだか今日は、とっても楽しい夕食になりそう。




「はぁ、…もうお腹いっぱぁい」
私イチオシのダイニングで夕食をたっぷりとった後、飲み続けるクレイとトラップを置いて、家に戻ってきた。パステルを連れてね。キットンは今日の収穫である野草をいじりに、ノルは眠ってしまったルーミィとシロちゃんを送りに、それぞれ宿に戻っていった。
「それにしても、クレイの話笑っちゃった!」
「ほんとにびっくりしたんだよー!いきなり転んだと思ったら、ひー!って言いながらごろごろ転げて…」ごろごろ転がりながらパーティから遠ざかっていきクレイを思い浮かべて、爆笑してしまう。
「だっぱーん!って凄い音がしたから急いで駆け寄ったら泥水に浸かってるんだもん。クレイの周りにはちっちゃいスライムがたくさん浮かんでて…」
「も、やめて、息出来な…」
「そのまま泥水の中をスライムに運ばれてくから、ちょっと焦ったけど」
「はぁ、もう、お腹いたい…」
426マリパス418:2007/05/28(月) 17:00:40 ID:T9srB33e
泥の中に潜み、通りがかる人の足を掬うそのスライムを私もさっき見せてもらった。
キットンが薬で動けなくさせて、小瓶に入れて持ち帰ったものだ。
明日その新発見のスライムを冒険者支援グループに見せに行くとウキウキしているキットンは、「もし名前を付けさせて頂く機会があるなら、クレイの名前を頂くことにします」と心から嬉しそうに語っていた。
その横でクレイは心から苦々しい顔をしていて、それを見てみんなで大笑いして…。
「今日はみんなに会えて嬉しかった!」
「私たちもだよ!」
女の子同士でこんな風に楽しくお喋りすることなんて、今までの人生のなかでほとんどなかった。
パステルとは、今までお互い妙な嫉妬心を抱いてしまっていたけど、今はもうなんだか、気のおけない仲という感じ。
女の子同士でしかできない話もあるしね。前はクエスト中に生理がきちゃった話を聞いて、女ならではの苦しみを語り合ったりした。男は楽でいいよね〜、なんて。

「あ、そうだ、マリーナにね、相談があるの」
「なに?恋の相談?」

「んもう、違うよ!ほら、春じゃない?この機会に、マリーナに春服をみたててもらいたいんだぁ」
427マリパス418:2007/05/28(月) 17:01:36 ID:T9srB33e
冬の間のバイト代貯まったからさ!と、パステルが微笑む。
「任せて!かわいい春服たくさん入荷したから。アクセサリーもいろいろあるよ」
やっぱり女同士の楽しみといえばこれ。おしゃれの話なんか女同士じゃないとそうそう盛り上がらないしね。
「ほんと!?…でも、アクセサリーはいいかな」
なのに、パステルはつれない返事。なんとなく理由はわかるけど…ちょっとつっこんでみよう。
「パステル、アクセ興味ない?」
「ううん、欲しいけど…クエストに出るとき邪魔になったり、なくしたりしそうで。それに、貧乏パーティだから、ね」
「自分でバイトして稼いだお金なんでしょ?少しくらい自分のために使ったって、誰も文句は言わないわよ。…ねぇ、せっかくだから、明日二人でおしゃれして、エベリンの街デートしようよ!」
ふふ、パステルの目が輝いた。これはもうひとおし!
「それに、貸すだけなら、タダだしね」
「…いいの?」
「お化粧品も貸してあげる!うーんとかわいくして、いろんなお店冷やかしにいこう!」
パステルはとびきりの笑顔でうなずいてくれた。
428マリパス418:2007/05/28(月) 17:05:59 ID:T9srB33e
別にパステル相手に服を売りつけたいなんて思ってない。
ただ、パステルだって一日くらい、女友達とおしゃれを楽しんだっていいでしょ?冒険者だって、普通の女の子なんだから。
クレイもトラップも、パステルが我慢してるの気付いているのかしら。思い知らせてやらなきゃ!
…なーんて、ほんとはパステルと遊びたい私の口実かもね。
パステルも楽しそうだから、ま、いいか!
「じゃあ、今から明日の準備しようか!」
「うん!」





取りあえずここまで…
携帯からなんで読み辛いかもしれない&えらいキャラ崩れすんません。

ここまで投下しちゃったんで、夜にでも残りを投下しにきます。赤面しながら。
429マリパス418 つづき:2007/05/28(月) 21:52:44 ID:T9srB33e
さてさて、パステルにどんな服を着せてみようかな。
せっかくだから、いつもパステルが着ないような服にしよう。
と、その前に…。
「パステルって、お酒飲んだことある?」
「え?…ほとんどないなぁ。一回トラップにビールもらって、舐めてみたことはあるけど、苦くて飲めなかった」
「わかった、OK」
「マリーナ?」
私はキッチンに行くと、甘い木の実を使ったリキュールを取り出す。グラスに氷を入れ、ジュースを注いで、そこにそのリキュールをちょっとだけ。
「はい、どうぞ。これもお酒なんだけど、飲んでみない?」
「…いただきます」
薄く開いたくちびるから赤い舌がちらりと覗いて、カクテルを舐める。
…ちょっと今のは、エッチだわ。トラップの目の前でもこんなことしたんだろうか。
きっとあいつドキドキしたんだろうな。ふふ、想像するとちょっと楽しい。
「あまーい!おいしい!」「でしょ?さて、飲みながら明日着る服探そう!」
パステルはグラスを両手で包んで楽しげに頷いた。



二人で飲みながら、洋服の品定め。
これかわいいとか、これはちょっと太って見えそうとか、二人できゃあきゃあはしゃぎながら、部屋じゅうに服をひろげた。
430マリパス418:2007/05/28(月) 21:54:17 ID:T9srB33e
でも実は、もう頭に思い浮かんでるの。
いつもパステルは、全体的におとなしめの服装が多いから、今回はちょっと違う路線にチャレンジしてもらうつもり。
そのために、パステルには大胆になってもらわなくちゃ。
そこでちょっとお酒の力を借りて…

「パステル似合う!」
「へへ、そうかなぁ」
私の作った簡単なカクテルは、どうやらパステルに気に入ってもらえたみたいで、もう五杯め。
特別薄く作ったけど、お酒を飲み慣れていないパステルにはちょうど良かったみたい。
さっきからふわふわ、上機嫌で、うっすらほっぺを赤くして、私の指定した服を何の抵抗もなく着てくれた。
もー、すっごくかわいいの!
デニムのサロペットなんだけど、ボトムの部分はぴったりお尻を包むくらいの長さ。パステルは美脚だから、足は見せないとね。
それに、空色のチューブトップを着てもらったんだけど、体にぴったりした服を着せてあげると、いつもはあんまり目立たない胸がちゃんと自己主張するの!
胸あての横の部分から胸元が覗いて、思わずつつきたくなっちゃう。
髪の毛もアップにしてところどころ垂らすと…
「パステル、凄くセクシー!」
「ほんと!?」
431マリパス418:2007/05/28(月) 21:55:59 ID:T9srB33e
「トラップがみたら、きっと、変なところに連れこまれちゃうわよ」
「もー、やだ!」
パステルは笑って私の腕をぺちぺち叩く。パステル…結構酔っ払ってるかも。
「じゃあ、今度はお化粧するね」
「いまからぁ?」
「きっとクレイもトラップもまだ飲んでるから、大変身したパステルを見せに行きたいの!」
きっとすっごくびっくりして、慌てちゃうだろうな。
ちょっとはあの二人を煽らなきゃ、パステルがどっかの知らない馬の骨に連れてかれちゃうんだから。
私はパステルをベッドに座らせると、お化粧道具を掻き集めて隣に座る。
コットンに化粧水を含ませてから、顔をさっと拭いてあげて、軽く下地を乗せる。
パステルは肌が綺麗だから、ファンデーションはごく薄く。
アイラインをしっかりいれて、ブラウンのアイシャドウをぼかす。
お化粧をしていると自然と顔が近づくから、パステルの吐息の甘さがわかる。
一度手を止めて、床に並べた二つのグラスを取ると、片方を目を閉じたままのパステルのくちびるに当てた。
グラス越しにパステルのくちびるがつぶれる。


432マリパス418:2007/05/28(月) 21:57:31 ID:T9srB33e
うっすらと目を開けて、パステルはグラスを受け取ると、それを半分ほど飲んだ。
私はわざと、パステルの残りを飲み干す。
なんだか、私も酔ってるかも。
二人でくすくす笑って、私はパステルのあごに手をかけた。
彼女は静かに目を閉じる。
先を促されているのはわかるんだけど…。
「なんか私たち、キスするみたい」
「私も思ったぁ」
パステルはまたうっすら目を開けて、私を見てへにゃっと笑う。
うーん、変。なんかちょっと…。
いやいや、気を取り直して。
「マスカラつけるから、そのまま目、開けててね」
「はーい」
睫毛を伸ばして、うっすらチークもつけて。
ここまでくるとパステルは目を開けているから、なんだかそれが気になってしまう。
「…じゃあ、くちびるはグロスだけね。ちょっと口開けてて…」
薬指にグロスを付けて、パステルのくちびるをゆっくりなぞる。
指先に、パステルの柔らかいくちびるの感触。
「…はい、出来上がり」
とろんとした目が、私を見る。パステルの目の前に手鏡を掲げると、それを除きこむパステル表情がぱぁっと輝く。
「こんなにきちんとお化粧したことなんて、あのマジックの時くらい…」
433マリパス418:2007/05/28(月) 21:58:23 ID:T9srB33e
艶やかなくちびるが、笑みの形になる。
「マリーナ、ありがと」
あー、もうだめ。
私は薬指に残ったグロスで自分の唇をなぞると、パステルのほっぺを両手で包み、キスをした。
「…んー!」
「やっぱりやめた!」
「え?え?マリーナ?」
真っ赤な顔で目を見開くパステルを思い切り抱き締める。
「なんかもったいなくなっちゃったから、やめーた」
いたずらっぽくパステルに笑いかけると、もう何が何だかわからないという風なパステルの顔。

クレイやトラップにはみせてあげない。なーんだ、一番パステルを馬の骨にあげたくないのは、私だったんだ。まだまだクレイにもトラップにも、あげたくない。
こんなかわいいパステルを今日は、…今日くらいは、独り占めしてもばちはあたらないよね。





おしまい。
434名無しさん@ピンキー:2007/05/28(月) 22:21:39 ID:qv3QsinQ
GJ
435名無しさん@ピンキー:2007/05/28(月) 22:45:01 ID:ure5sW2q
マリーナ、旧時代の気っ風がよくてとびきりチャーミングな女の子!
って印象が強いんで、こういうSSすごく嬉しい。
このふたりのソフト百合はいいなぁ。激しく萌えた。
GJ!
436名無しさん@ピンキー:2007/05/28(月) 23:00:59 ID:+z+6FeNN
グッジョブ〜
女の子同士キャアキャアいいながら服選んだりとか可愛くて良かった
437名無しさん@ピンキー:2007/05/29(火) 00:10:13 ID:E5IBHOjM
GJ&乙です!マリーナもパステルもカワユ!!!

全体的に爽やかで、マリーナ視点なのが何だか新鮮ですた。
438名無しさん@ピンキー:2007/05/29(火) 05:08:37 ID:xsa8eruQ
GJ!!!! 二人ともかわえええええええええええ
マリーナの性格、旧と新で印象違って
いまひとつわかんなかったんだけど、
これはなんかはっきりイメージつかめてすごく良かったです。
そんでめさめさ可愛い。計画的なとこがたまらん
パステルの格好と酔っ払い方もテラモエス

ラストが気に入ったけど、
パステルを見たクレイとトラップの反応も気になるwww
439418:2007/05/29(火) 14:30:52 ID:5E85MoOk
GJしてくれてありがとう(´;ω;`)


あんまり投下したことないから、すごくドキドキしたw

このスレの人たちって、あったかい
440名無しさん@ピンキー:2007/05/29(火) 14:40:33 ID:hDCl42Op
いやいやGJ、メインのマリパスはもちろん
パーティがわいわいやってる前半も奴ららしくて読んでて楽しかったよ。
またネタ浮かんだらぜひ投下してくれ。
441名無しさん@ピンキー:2007/05/31(木) 16:00:35 ID:8rVr4Pv8
このお洒落したパステルを絵で見てみたい…
服とかわからんから絵で見たいです
442名無しさん@ピンキー:2007/06/01(金) 00:43:41 ID:OHp50pNV
見たい見たいwwww
あと少し前にあった、ナイトドレスのパステルも絵で見てみたい。
というか絵で見たいのいろいろあるwww


倉庫を読み返してたんだけど、
ダンシングシミター×パステルにすごい萌えた。
新5巻に少しだけあった、2人の会話の雰囲気がなんとなく好きだったんだけど、
やっぱダンとパスは相性が良いような気がしてきた
でもダンシングのあの頭なんとかなんないかな。スキンヘッドなら萌えるんだけど。
あと名前なんとかしてくれないかな。
443サンマルナナ:2007/06/01(金) 02:05:31 ID:Nq6A741l
またもやお久しぶりです。
マリパス可愛い…ぜひ次作あれば読ませていただきたいです。
もちろん他カプでも!

ダンシング・シミターは本名なのでしょうか?
なにかしら呼び名とかあったりするんじゃないかと推測…
そうじゃないといちいち呼びづらいですもんね?ギアも「奴」だったしどうなんだろう。


そんな流れをぶったぎってトラパス投下しに来てみました。

注意書き…
・このスレの最初のほうで書いていたラブラブトラパスの3話目?です。
・続いていますが単発でも読めるように注意したつもりです。

では投下しますー
444サンマルナナ1:2007/06/01(金) 02:06:21 ID:Nq6A741l
ううう、なんだか変な感じ。
わたしは馬車に揺られながら、鈍く痛むおなかをこっそり押さえた。
べつに病気とかじゃない、もちろん月の…っていうのでもない。
なんだか、まだなかになにか入っているみたいな気持ち。
「どうしたんですか?パステル、変な顔して。悪いものでも食べましたか?」
「ええ?あ、…ああ、なんにもないよ?元気、元気っ」
「そうですか?まあ、具合が悪くなったらいろいろ薬草の用意もありますから、言ってくださいね」
「うん、キットン、ありがとね!」
わたしは内心の冷汗を隠しながら、キットンに精一杯の笑顔を向けた。
もおお…
わたしはその痛みの原因であるところの彼をじろっと睨んだ。

はす向かいの席で変な顔をしているのは、わがパーティの盗賊でありトラブルメーカーのトラップ。
付き合ってやっと1ヶ月の、わたしの恋人。
夕べ、わたしとトラップは、その…いわゆるオトナの関係っていうやつに、なったんだけど。
今思うと、なんとなく勢いだったかなぁとか。最初だし拒むべきだったかなぁ、とか。
でも、トラップとだったら後悔しないし、結果オーライだよね!とか。
いろいろ、考えちゃった。
考えすぎて、夜、眠れなかった。
寝るときはさすがにまずいだろうってことで、トラップは男性陣の部屋に戻っていったんだけど…
どきどきしちゃって、目を閉じても思い返して恥ずかしくなっちゃって、ダメ。
あと…。
その、その…最中から我慢してたんだけど、終わってからもずっと、おなかが痛い…。
いちばん奥の方が、ほんの少しだけ…でも。
どうしてなの?これって。
…あ、あああ、あああ。わたし、いま、ものすごい想像しちゃった…!!!
もしかして、トラップって…大きいの?
や、やだ。なんてこと考えてるの、わたし。
それに、実際にちゃんと見たわけでもないのに。
見たわけでも…
見た…
きゃあああああああああ。
ひとり混乱していると、隣に座っていたクレイがわたしの顔を覗き込んで、
「どうしたんだ?パステル。やっぱりキットンのいうとおり、具合でも悪いのか?」
「へ?あ、ああ、そんなことないよ!元気だってば!」
「それなら、いいけど。無理するなよ?」
う、ううう…
もう、もう。やだぁ。えーん。
445サンマルナナ2:2007/06/01(金) 02:07:11 ID:Nq6A741l
シルバーリーブに帰ってくると、いつもの日常が帰ってきた。
ここのところ出かけてばかりだったから、なんだかほっとしちゃう。
しばらくバイトしてお金を貯めようってことになって、男性陣はみんな昼間は働いてる。
わたしは頼まれていた小説にとりかからないといけなくて、ルーミィとシロちゃんの面倒をみながら
みすず旅館の部屋に備え付けてあるテーブルに向かっていた。
うーん…腕が痛い…いちばん痛いのは親指のつけねあたりかな?
まる3日、集中して文章を書いていたら、当然といえば当然かも。
3日かぁ…
そういえば3日、トラップと2人になってないんだなぁ。
もちろん食事のときとか顔を合わせてはいるんだけど、2人で、となると、3日。
…ううん、馬車で帰ってきた日も2人で話したりする時間はなかったから、もう4日、会ってない。
原稿が終わったら、会いたいなぁ。
なんだか、急に寂しくなってきちゃった。
ようし、あとちょっとで原稿書き終わるし、頑張ろう!
わたしはぐーん、と腕を伸ばして、硬くなったからだをほぐすようにまわした。
あちゃあ…ぽきぽき鳴る。おばさんみたいになっちゃってるなぁ。
と、ベッドのほうに身体をよじると、ルーミィが昼寝をしながらタオルケットを思いっきり蹴飛ばしているのが見えた。
「ルーミィってば…おなか、丸見えよ?」
「んむぅ…るーみぃ、おなかぺっこぺこ、だおう…」
乱れた服を直してやり、布団をかけなおしてあげる。うふふ、寝顔がかーわいい。
ちょこん、とぷくぷくのほっぺをつついて、テーブルへ戻ろうと振り返った。…ん?
テーブルの脇にある窓の桟に、なにか置いてある。
ほんのすこしだけ開けてあった窓から風が流れ込んできて、それをぱたぱたぱた、と揺らした。
紙?…に、石が載せてある。
石をどかして、紙を手に取った。4つ折にしてあったそれを開いた。

『原稿終わったか?
終わって印刷屋に行ったら帰りに納屋で待ってるから来い トラップ』

走り書きで、見覚えのある字。
最後の名前を見るまでもない。ト…トラップ、いつのまにー!
うん、まあ確かにもうすぐ終わるけど、原稿。
手紙なんて、書くんだ?トラップってば。
うわー、顔がにやける…
付き合ってても、こういうの…ラブレターって、いうのかな?
446サンマルナナ3:2007/06/01(金) 02:08:23 ID:Nq6A741l
最後の仕上げと推敲をすませて、戻ってきたキットンにルーミィを見ているよう頼んだ。
印刷屋さんに原稿を持ち込み、やっと肩の荷を降ろせた気分。
はあ、間に合ってよかった。評判、悪くないといいな。
そしてわたしはトラップからの手紙のとおり、納屋へと向かった。
納屋っていうのは、たぶんだけど、ノルが寝させてもらってる納屋のことだと思う。
みすず旅館には彼の寝られる部屋がないから、貸してもらっているんだよね。
日ごろからあんまり使っていないから、っていうので、好意に甘えてしまっているんだけど…
わたしはなんとなく音を立てないようにして、納屋のドアを押し開けた。
…いた。
ふかふかのわらの山に寝転がるようにして、わたしの好きな人。
トラップ。
目を閉じて、眠ってしまってるみたい。あ、いまちょっとだけまゆげしかめた。
…ルーミィには負けるけど、かわいいかも。
足音も立てないようにゆっくりと近づいて、おでこをすこしだけ撫ぜた。
すると寝転がったまま、彼のまぶたがぱちぱち、とまたたいた。
「…あ、わりぃ。寝てた…」
「あはは、いいよ。バイトおつかれさま」
「おめぇも、原稿おつかれ」
はれ?
わ、わわっ…
トラップに抱き寄せられてバランスを崩し、彼の胸に体重を預けてしまう。
わらの山が、がさ、と沈んで戻る。ふわっといい香り。
彼の腕が背中をぎゅう、と抱きしめて、ふっ、とその力を緩めた。
「あー…、やっと、触れた」
「え、ええ?」
「ええ、じゃねぇよ、ったく…いいから、触られてろ」
さ、触られてろ、って。
とっさに彼を見上げると、至近距離で目が合ってしまった。
…ひさしぶりの、トラップだ。
心臓をつかまれたみたいにきゅん、となってしまう。
トラップも照れくさそうに、笑った。そのまま、顔を近づけてくる。
え、えっと…もう。もう大丈夫。わかってるよ。
キス。
447サンマルナナ4:2007/06/01(金) 02:09:33 ID:Nq6A741l
小さなキスを繰り返して、また抱き合った。
…幸せって、こういうことなのかな。
好きな人が、わたしを好きで。一緒にいられる、って。それって、すごい。
トラップの前髪を指で弾いて遊んでいたら、彼がいつになく神妙な面持ちで口を開いた。
「なあ、パステル」
「なに?」
「その…身体、だいじょうぶなのか?」
「え?…なんで?」
「いや、その…帰りの日、調子悪そうだったろ?おめぇ」
「…??…あ、ああ!」
わたしが、おなか痛かった日…だ…。
気にしてくれてたんだ。
ど、どうしよう。なんて説明すればいいんだろ。
じつはあの日だけじゃなくて、翌日もほんの少しだけ痛かったんだけど。
いまはもう、なーんにもない。
…たぶん、はじめてだったからだよね?
トラップに変な心配させるのもやだし、言わないでおこう、うん。
「大丈夫だよ、気にしてくれて、ありがとう」
「…そっか?ならいいんだけどよ」
トラップはバツの悪そうな表情で口をモゴモゴさせ、続けた。
「なんつーか…うん、あれだ。おれも、イロイロと頑張ったんだけどな」
「?」
「おめぇに、無理とかさせたくないんだけど…我慢、できねぇ」
「…ひゃあっ!」
くるり、と視界が反転した。天井が見える。
トラップがわたしの上に覆いかぶさって、それをさえぎった。
そのまま声を出す暇も与えられずに、唇を奪われてしまった。さっきまでとは全然違うキス。
448サンマルナナ5:2007/06/01(金) 02:11:06 ID:Nq6A741l
…首筋を、わらがちくちくと刺してる。
だけどそんなことに構っていられないくらい、トラップは激しくキスを求めてる。
口の中をかき混ぜるように、息をするのも苦しいくらい。
彼は服の上から胸をまさぐって、舌先で強引に口の中を責めて来る。
(トラップ…!!)
「…嫌じゃ、ねぇか…?」
キスの合間に、…そんなこと聞かれても。
わかんないよ。頭がぼおっとして、どうしたらいいかわかんない。
わたしはなにも答えられずに、トラップの瞳をじっと見つめた。
彼も、わたしをほんのすこしだけ、だけど強い視線で縫いとめて、またキスをしてくれる。
髪の毛を撫でて、梳いて、睫毛とくびすじのあごのラインにキス。
…なんだろう、これ。なんだか…変な気持ち。
切ないだけじゃない、愛しい、淋しい、大事、いろいろな気持ちがないまぜになってる。
理由はわからない。どうしてだろ?
たまらなく不安な気持ちになってしまって、わたしは思わず、トラップにたずねた。
「…わたしのこと、トラップ…好き?」
いきなりの、わたしの質問に。
彼は一瞬躊躇して、だけどはっきりと答えてくれた。
「すげぇ…好き」

頬をなにかがつたい落ちる感触。
あれ?…わたし、もしかして泣いてる?

スカートのしたに手のひらが差し込まれて、わたしのふとももにひんやりした感触を残した。
下着の上からそこを刺激して、やさしく愛撫してくれる。
「ん…やっ…」
「パステル…」
わたしが身体をよじって身体を浮かせると、彼は下着をブーツの位置までおろしてしまった。
わらがちくちくとお尻を刺す。…や、やだ、地味に痛いかも、これ…
「と、トラップ…お尻、痛いよ…」
わたしの首筋にキスを移動していた彼は、ん、と首を傾げた。
「…ちょっとパステル、うつぶせになれっか?」
「う、うん…」
膝の位置にある下着でちょっと動きづらかったけど、なんとかうつぶせの体勢に近いような状態になれた。
すると。
…きゃあ!
わたしのお尻はぐい、と持ち上げられ、膝を立てさせられて…お尻を突き出すような格好にさせられてしまった。
「や、やだやだやだっ。こんな格好…あっ…」
指、指。
指が入ってるよ…!!
身体にちからが入れられなくて、顔をわらに埋めてしまう…
やわらかい陽射しが、納屋の壁の高い位置にある小窓から差して、暖かい。
ふわ、と鼻腔をくすぐるわらの香りと、自分の状況がなんだかかみ合わないみたい。
わたしの中を大きくかきまぜるようにしてから、トラップはそこに熱くて硬いものをあてがい…ぐい、と押し付けた。
449サンマルナナ6:2007/06/01(金) 02:12:42 ID:Nq6A741l
「…んんっ…くぅ…」
や、やっぱり痛い…
彼が動くたびに、おなかの奥のほうが押されて、痛い…みたい…。
だけどその部分は、わたしの気持ちとは裏腹にすごくいやらしい音を立てて、トラップを締め付けてしまってる。
彼は背中にのしかかるようにして、腰を押し付けてる。
動きが激しければ激しいほど、耳元でわらが軋むような音を立てた。
「やべ…すげぇ、気持ちい…パステル…」
「トラップ…?」
首を捻って、彼を見上げる。
トラップ…トラップ。トラップ。
見たこともないような表情の彼が、そこにいた。
なんて言えばいいのかなぁ?一瞬思ったのは、迷子になった子供みたい、っていう感じ。
それを見た瞬間、…胸が痛くなっちゃったのかってくらい強く、思った。
どうしよう、トラップが好き。大好き。
痛いのも、触ってくれるのも、気持ちよくなっているのも…わたしだけのもので、いいかな?
わたしだけのものに、していい?
「…あっ、やあ…!!」
や、やだ。なんか、やっ…いままでと、なんか違う…!!
わたしが見ているのに気付いて、彼が身をかがめ、唇をかすめて合わせるようなキスをしてくれて。
それで、熱いそれが、ある場所に触れて。
わたしはいままで感じなかった感覚に、小さな悲鳴をあげてしまった。

「わっ、てめ、パステル、いきなり締め付けんな…!!」


はあ、はあ、はあ、はあ…
いつのまにか肩で息をしなくちゃいけないくらい、鼓動が早くなってたみたい。
後ろからも、トラップの息遣いが聞こえる。
「…はあ、はあ…くっそぉ…」
「…え、?」
「こんどはもうちっと、…頑張る予定だったんだよ…」
「…」
ト、トラップってば…頑張るって…何を?
いや、その。…わかるよ。わかるんだけど…ええ?
思わず口をおさえたけど、先にふきだしちゃった。だってー。
「あ、てめぇ笑ってんじゃねぇぞ?こら!」
「あは、あはは。ごめん、とまんないみたい」
なんだか、さっき感じてた不安みたいなものが、すっかり消えちゃった。
実際のとこ、ちょっとおなか、痛いんだけどね。
でも、大丈夫。
下着を引き上げて振り返ると、真っ赤になったトラップ。
ぷい、とわたしから顔をそらして、機嫌のわるそうなふりしてる。

…変な、顔。

その横顔も、全部全部抱きしめたくなっちゃって、
とりあえず、彼の手のひらをぎゅ、とにぎりしめてみた。
450サンマルナナ:2007/06/01(金) 02:18:01 ID:Nq6A741l
以上です。
拙くてもうしわけございません。。。

451名無しさん@ピンキー:2007/06/01(金) 03:19:08 ID:zx6oZTao
うわ、トラップ可愛い!
パステルを好きでたまらない気持ちが伝わってくる。

さすがサンマルナナさん。
GJです!
452名無しさん@ピンキー:2007/06/01(金) 06:42:28 ID:maheOIl8
GJ!!!!!!ほんとサンマルナナさん凄いっす。萌え神様っす!クオリティー高い。
トラップもパステルもイイ!
453名無しさん@ピンキー:2007/06/01(金) 12:30:09 ID:Z52Xodmf
ナイストラパス!!
置き手紙イイ
454名無しさん@ピンキー:2007/06/01(金) 19:10:02 ID:kOdUDqef
パステルかわええええええ
トラップたまらんな
トラップもパステルを大事にしてる感じがすごく良い
サンマルナナさんGJですた。

あと自分は442ですが、ダンシング・シミターは通り名っすね
本名出てきてないので、ダンパスと言うしかないかなと。

最中を読むのも楽しいけど、その後の2人とかも読みたいので
冒頭の馬車シーンすごく良かったです。
455サンマルナナ:2007/06/04(月) 00:11:26 ID:NqhFBX05
みなさまレスありがとですー。

コンスタントに文章を書いているわけでもないから、たまにとりかかるとかなり苦戦。。。
でも喜んでもらえてよかったです。


>>454さま
ああ、そういえばそんな設定ありましたね?
そうですか…でも、そうすると最中の会話が書きにくくなりそうな。

「ちょっと、…やめてくれませんか、ダンシング・シミターさん」
「ん?なんのことだ?」
わたしの斜め後ろに立っている彼の表情が、わたしからは見えない…
だけど。だけど。
「み、右手です。お願いですから、離して。…あ、やっ、やっ…!!」
「ふふ…さっきのグラスに入れておいた薬が、効いたかな?」
「!!」


…それ以前にダンシングシミターの性格がおかしいことになりそうなのでやめておきますorx
456名無しさん@ピンキー:2007/06/06(水) 21:42:35 ID:6L/xsvG3
保守
457名無しさん@ピンキー:2007/06/12(火) 07:43:19 ID:1amxsimA
保守
458名無しさん@ピンキー:2007/06/15(金) 23:41:34 ID:sleHeX3k
>>455 レスくれたのに遅レスになってごめんなさい。
モエェ(*´Д`*)ェエ工
意地悪なダンシング・シミターいいのう
パステルは反応可愛いし

普段固そうな人がイジワルすると激しく萌える。
あと普段優しい人のイジワルとかたまらん。
たま〜にあるクレイのイジワルとか、もう妄想がひろがりんぐ。
459名無しさん@ピンキー:2007/06/17(日) 22:40:18 ID:XjJ/O2Uo
あげ。
460名無しさん@ピンキー:2007/06/19(火) 00:44:50 ID:Bw+sZdGd
このスレのSSすごい好きだよ。
すごく雰囲気あって面白くてイイ。
あと個人的な好みだけど、極端に残酷なものとかがなくて、
このキャラは確かにこういう行動しそうだと思えるようなのが多くて萌えやすい。
悲しい系の話でも、心情とか丁寧に表現してて好き。

職人さんたちいつもありがとうです。
461名無しさん@ピンキー:2007/06/19(火) 00:45:48 ID:Bw+sZdGd
書き忘れた

あと笑えるネタ話とかも大好き。みんな上手いなー
462名無しさん@ピンキー:2007/06/19(火) 19:54:57 ID:1AsEoYqt
いやぁ、ほんとにそうだよね。
どんなカプで書かれていても楽しく読めるのって凄いよ。

このスレ大好きです
463名無しさん@ピンキー:2007/06/22(金) 18:08:08 ID:OqTEG5/M
たしかに!
ここは書き手様は神だし、住人様も暖かいし。
ホント、居心地が良いスレです。
464名無しさん@ピンキー:2007/06/23(土) 01:07:31 ID:6cYorrCx
今週このスレを見つけて小躍りしてしまいました。
携帯でしかみれないのですが
ドキドキしたりほのぼのしたり忙しかったです。

今はまた寂しくなってるみたいだけど
もうすぐ新刊も出ることだし盛り上がるのかな?
ここのほのぼの暖かい住人さん達と盛り上がれる事を楽しみにしてます^^
465名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 07:04:07 ID:o70g8QF2
>>464
いらっしゃーい!自分もここ見つけた時はすっごい嬉しかった。
ドキドキもほのぼのもできていいですよね。
466サンマルナナ:2007/06/28(木) 01:32:45 ID:L7MN7z80
こんばんは。明日も仕事ですが新作小品投下します。
ここしばらくのマリパスがあまりにもかわいくて萌えてしまったので便乗・・・
書いててめちゃくちゃ楽しかったです。ほんとに。

467サンマルナナ1:2007/06/28(木) 01:34:10 ID:L7MN7z80
その事件は、おれがマリーナの家でのんびり昼寝を楽しんでいるとき、起こった。

…ん?
きゃあきゃあと甲高い声がふたつ、近づいてくる気配がする。マリーナとパステルだな。
今日は女の子どうしのショッピングを楽しむのよねー、とか言ってなかったか?
ったく、安眠妨害もいいとこだ。だがまあ、暇だと思われて荷物持ちやらやらされたらたまらんからな、
寝たふりするにかぎる。

「…で、でも!あんなところで知らないひとになんて!無理よ!」
「だけどそうやってみんな買ってるのよ?パステルってばもう…」

あー、やっぱうるせぇ。…にしても、なんの話だ?知らないひと?

「ま、いいわ。じゃあ測るから、ちょっと服脱いでくれる?」
「う、うん」

がさごそ、と布のすれる音。おいおいおい。まさか。測るって…
ちょっとちょっとちょっと待て?!おれが寝てるのに気付いてないのか?

「やっぱりいまの下着サイズ合ってないわねー」
「そうなの?」
「そうよー。はみだしちゃってるっていうか、浮いてるというか」
「うー。わかんない…」
「女性として当然の知識!まずサイズを把握しなくちゃ。それ、取っちゃって。測りづらいから」
「う、うん」

うおおおおおおおおお!
べたべたした汗がせなか中から発せられてるのがわかる。
取っちゃって。だぁ?
おれがいるって気付いてねぇのか?
い、いや。開けるな。目を開けたら負けだ!耐えるんだ!ブーツ家の名にかけて!
468サンマルナナ2:2007/06/28(木) 01:35:49 ID:L7MN7z80
「はい、ちょっと脇あげてね。…あ、あげすぎ。自然でいいから。
やだ、パステルってばアンダー細いのね。羨ましいわぁ」
「えー、そんなことないよ。やせなきゃなぁ、って思う」
「パステルはこれ以上やせる必要なんてないわよ!体を壊しちゃうから、ダイエットなんてしないことね。
栄養バランスが崩れると、肌も荒れるし。はい、じゃあ次はトップね」
「う、ううう…うん」
「照れない、照れない。…あ!ほらやっぱり!パステル結構サイズ大きそうよ?」
「そ、そう?」
「そうよ!ほら、さっきもらった表あったでしょ?ここか、ここのどっちか」
「えーーーー?!そそ、そんなに大きくないよ、わたし…!!」
「あら。わたしはちゃあんと測ったわよ?…えい!」
「え?きゃあ!マ、マリーナぁっ!」

パステルの叫び声を聞いて、とっさに。
いいか、とっさにだ。びっくりして、だ。わざとじゃねぇ。
ぎゅっと閉じていたまぶたを、開けてしまった。
「……☆×◎…!!☆…★…!!」
でかい鏡に映った、いつものスカートにブーツを履いてる、だけど上半身裸のパステルの、乳を。
後ろから羽交い絞めにするようなカタチで、細い指でつかみ持ち上げている…マリーナ。
真っ赤な顔であせっているパステルを、意味深な笑顔で鏡越しに見ているようだ。
パステルのピンクの乳首。ピンクの乳首、ピンクの乳首!

「寄せてあげる、これブラの極意」
「ちょ、ちょっと…マリーナ!」
「パステルの肌って触り心地いいー。なんていうのかなぁ、吸い付くみたいにしっとりしてて」
「マリーナってばっ!」
「いいじゃなーい、女の子どうしなんだし。それにしても触るとわかるわね、ボリューム」
「ぼ、ボリュームって…あ、ああっ」
「全然小さくなんてないわ。ちゃんとした下着で支えてあげないと将来タレちゃうわよ?」
「や、ちょ。ちょっと、マ、マリ」
469サンマルナナ3:2007/06/28(木) 01:37:28 ID:L7MN7z80
おいおいおいおい。
マリーナのやつ、そ知らぬ顔してパステルの胸を揉みしだいてねぇか?
パステルの声がなんだか少しだけ甘い響きになってきているような…
それを聞いて下半身がものすげぇ勢いで元気になっていきやがる。なのに身動きが取れねぇ。
く、くそ。マリーナ!!代われぇぇ!!!

「マ、マリーナ…、あぅ、もう…」
「うふふ。じゃあそろそろ、下着屋さんにいきましょうか?」
顔をまっかにして目に涙を浮かべたパステルの耳に、マリーナがそっと唇を寄せて…
舐めた。
マリーナのやつ、舐めやがった。
あわれパステルは硬直しちまってる。そんなパステルの胸をようやく開放し、マリーナはうーん、と伸びをした。

「じゃ、続きはまたこんど、ね。」

小さな声だったが、確かに聞こえた。
そしてマリーナは意味ありげなウインクを投げ、「さ、服着て早く出ましょ」とパステルをせかす。
…何もなかったかのように。

そして2人の気配が完全に消えて。
「クレイじゃ、なかったのかよ…あいつが好きなの…」
完全に不意打ちだった伏兵の登場に、おれはぼやくしかなかった…

470サンマルナナ:2007/06/28(木) 01:41:37 ID:L7MN7z80
おしまいです。
微エロですみませんでした。
471名無しさん@ピンキー:2007/06/28(木) 01:50:01 ID:aufeiguA
うおー!

最高だよー!

GJGJGJ!サンマルナナさん、素晴らしい…


やばい、マリパスにどっぷりはまりそう…www
472名無しさん@ピンキー:2007/06/28(木) 16:23:19 ID:lEGTluCT
なんて素敵!
サンマルナナさんGJ!!!

マリーナも良いけどトラが可愛くて良いデス。
有り難うございましたー
473名無しさん@ピンキー:2007/06/29(金) 00:34:16 ID:bAzW440X
うぁーっっ
サンマルナナさん素敵な話をありがとうですっ

か、顔がニヤけっぱなしだ…
474サンマルナナ:2007/06/30(土) 00:40:27 ID:LNF5KD07
レスどうもありがとうございます。

わたしもこのスレにはかなり初期からおじゃましてますが
(たぶん1スレ目から…だったような)
原作の雰囲気を壊さないようなドキドキした作品がたくさん読めて
とても居心地よくいさせていただいています。

これからも細々と投下させていただきたいです。よろしくお願いします。
475名無しさん@ピンキー:2007/07/02(月) 06:12:50 ID:D/F9BfQM
すす素晴らしいー!
サンマルナナさんGJGJ!!!
マリパス楽しいなぁ、月曜の朝からごちそうさまでした。

自分も割と初期からロムっていて最近はぽつぽつ投下もしていますが
このスレはほんと雰囲気いいですね、大好きです。
476名無しさん@ピンキー:2007/07/04(水) 07:52:59 ID:3agRrHLN
ここで聞くのも申し訳ないんですが、補完庫の見方を教えて下さい!!

久々にフォーチュンの補完庫のSS読もうとしたら、読めなくなってた…。
ちなみに、携帯です。
最近、補完庫の見方変わりましたよね?
477名無しさん@ピンキー:2007/07/04(水) 08:12:15 ID:neLvHDpE
478476:2007/07/04(水) 16:15:12 ID:3agRrHLN
>>有難うございました!!
479476:2007/07/04(水) 16:18:41 ID:3agRrHLN

>>477さん
480名無しさん@ピンキー:2007/07/07(土) 12:56:30 ID:q6D911Ke
そろそろ新刊がでますね〜
481名無しさん@ピンキー:2007/07/07(土) 14:42:16 ID:KSgQyTNq
>>480
10日発売のはずなんだけど、一昨日売ってたので購入しましたよ〜。
なんですかね…?
482名無しさん@ピンキー:2007/07/07(土) 19:18:14 ID:q6D911Ke
>>481
マジですか?探してみます
483名無しさん@ピンキー:2007/07/07(土) 23:39:26 ID:yeKonWGb
今月の電撃文庫は6日発売に早まったからだよ。
夏と年末はまれにある。
484名無しさん@ピンキー:2007/07/08(日) 00:17:49 ID:VqllKf/l
早速読みました
書きたいところだけど、ネタバレしちゃうからもうちょっと後にする
485名無しさん@ピンキー:2007/07/08(日) 00:48:59 ID:VqllKf/l
思ったのですが最初の方にある¨これまでの話¨ってトラップとパステル二人そろった挿し絵が多いね
486名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 14:05:33 ID:Mz7G98Hr
保守
487名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 01:04:31 ID:LQPGjY0B
そろそろ…ダメですかね〜?
>>484
488名無しさん@ピンキー:2007/07/20(金) 01:32:49 ID:ZND3COa6
>>487
いいんじゃないかと。484じゃないけどもう発売1週間だし。
489名無しさん@ピンキー:2007/07/20(金) 10:44:12 ID:qJojdJ03
今書き始めた
書き終わったらアップします。
そんなにネタバレじゃないけど、出来は期待しないでください。ホント。
490名無しさん@ピンキー:2007/07/20(金) 13:39:12 ID:+jdUmour
おk!期待しないで超wktkしてます!
どうもありがと〜!
491トラパス:2007/07/20(金) 22:10:48 ID:qJojdJ03
間違いとか、読みにくいとかあり申し訳ないです。
まだそれぞれの部屋ができあがる前で雑魚寝をしていた頃の話。

とあるダンジョンのワープトラップで彼らはダンジョン内でバラバラにされた。
トラップが気がつくと一人でダンジョンの行き止まりに立っていたので、とにかく合流しようと仲間を捜しに駆け回った。
小一時間ほど探すと、パステルとルーミィを見つけた。
「きゃあーこないでー!!!このぉ!!」
叫びながらも、パステルの手にはショートソードが握られていてルーミィをかばいつつモンスターと戦っていた。
レベルの低いモンスターとはいえ、五体を相手に戦ってパステルはかなり息があがっていたが丁度1体倒したようでモンスターが倒れた。
彼女が横移動しながら構えたのでトラップは間を縫うようにパチンコを放った。
バチン
鈍い的中音
「加勢するぜ」
と彼も参戦する。今の一撃で弱ったところをパステルがショートソードで切りつける。
残りもなんとか退治し終わった頃に他のメンバーがやってきた。
後で話を聞くとモンスターがいる場所はパステルとルーミィがとばされた所だけで、後はほとんどいなかった。
モンスターのいた奥には宝箱があり、小さいながらも宝飾品が入っていた。
このクエストでパステルとトラップだけ経験値を得たが二人とも疲労していて、シルバーリーブの彼らの家につくと爆睡してしまった。
492トラパス:2007/07/20(金) 22:12:31 ID:qJojdJ03
朝になって他のメンバーは起きてバイトやら家財道具づくりをする。
昨日活躍した二人は起こすのが可哀想だから寝かせといてあげようと気遣ってそのまま起こさないでみんな出払ってしまった。

トラップが寝返りをうつと何かに触れた。
クレイか…と思ったがクレイの体からほど遠いようなやわらかな感触に思わず眠気が吹っ飛ぶ。
「なっ?!」
目を開けるとさっきの寝返りのおかげなのか、彼の手がしっかりとパステルの胸に乗っていた。
出来心というか、ほぼ本能で五本の指に力をいれると、ムニュとマシュマロのようにしっかりとした手応えを感じる。
どうやらブラもしていないようなので、パジャマの上からうっすらと主張する突起に彼はわき上がる感情を押さえ込むのに必死だった。
散々馬鹿にしてはいるが、初めて出会った14才から比べたら体つきもだいぶ女らしくなってきている事をその手で実感した。
493トラパス:2007/07/20(金) 22:13:46 ID:qJojdJ03
「よお!」
トラップはニタニタしながら声をかけるが
事態が把握できずにパニック状態のパステルは、パクパクと口を開けては思わずトラップの頬を引っ張った。
「あだだだ!あにすんだよ」
「わっゴメン!」
パステルは我に返って手を離すが、またからかわれると覚悟してとりあえず謝った。
「みんな出払っちまったみてーだな。まあ戦闘したの俺らだけだから奴ら気を使ったんかな
あんた昨日かなり頑張ったしな」
からかわれると思いきや、意外な事にあのトラップがらお褒めの言葉をいただいて、パステルは拍子抜けした。
「トラップ…何か変なものでも食べたの?」
わざとらしく心配するパステルをコツンと小突くとトラップはつづけた
「出会った頃から比べたらちゃんと戦うようになったしな。まだまだだけどちったあ冒険者らしくなったんじゃね?」
「自分じゃわからないけどね。出会った頃からと言えばトラップ、
背が伸びてるし、いつの間に髭なんか生えてるしびっくりしちゃった」
パステルはさっきの手触りが髭だったんだと思わずじっくりトラップの顔を見た。
「いや、びっくりしたのはこっちだぜ?パステルちゃん。あんた寝ぼけて顔は触るわキスするわ、あんな事も」
パステルが寝ぼけていた事をいい事にある事ない事パステルにいうと、
「なっ!嘘ー!?」
真っ赤になって後ろに後ずさる。
寝ぼけた時の記憶をたどろうと唸ったりブツブツいったりする彼女をニヤニヤと見るトラップに気がついて、パステルは絞めにかかる。
494トラパス:2007/07/20(金) 22:15:53 ID:qJojdJ03
「ところで、トラップは何にもしていないでしょうね?」
ヘッドロックをしながら疑問をぶつけるパステル
「ばっ馬鹿そんな事…」
思わず上擦った声で答えるトラップをジト目で見る。交渉の時にポーカーフェイスで振る舞う彼とは思えないほどの同様ぶりに絞めるのをやめてしまう。
トラップの冗談に対抗して聞いてみたのに瓢箪から駒というのか意外な反応にパステルは怒るどころか興味を持った。
「だってトラップは色気がないとか出るとこ引っ込むとかいうから、そういう対象じゃないと思ってた」
トラップは気まずそうに頭をガリガリ掻きながら答える。
「最初は寝返りしたら胸に触っちまったんだ。でも好きな女だったらもっと触りたいのが本音だ
俺、出会った時からずっとアンタの事好きだったんだ」
最後に真剣な眼差しを向けられ冗談ではないと鈍感なパステルにも理解できた。
思い起こせば、ピンチの時に文句言いながらもいつも助けてくれるのがトラップだった。
彼と気まずかった時は本当に辛かった。
「……私もトラップの事が好き」
ようやく自覚した彼女自身の気持ち。
トラップはパステルの両頬にそっと手を添えて深いキスをした。
495トラパス:2007/07/20(金) 22:19:22 ID:qJojdJ03
>>492>>493の間にこれが入るはずでした

「う〜ん」
パステルが動いたので、急いで手を引っ込めるとゴロリとトラップの方に寝返ってくる。
パステルはトラップの顔に触れると寝ぼけたままニヘラと笑った。
ルーミィの顔に触っているつもりらしい。

彼女はルーミィのぽよぽよするほっぺたに触れているはずなのだが、やけに骨っぽいようなチクチクするような妙な感覚に眠さを堪えてえいやと目を開けると、顔に触れたままトラップと目が合う。
496名無しさん@ピンキー:2007/07/20(金) 22:22:10 ID:qJojdJ03
携帯で書いてたんですが切り取りミス(;´д⊂)ホントすみません

アダルトパート書けたらまた今度書きます
497名無しさん@ピンキー:2007/07/22(日) 17:25:00 ID:aCTGpoH3
保守。

>491
お疲れ様でした!
498名無しさん@ピンキー:2007/07/23(月) 00:20:26 ID:iNzWmqAF
GJでした!
2人でじゃれてんの可愛い。
ヒゲ周辺も萌えた。胸のあたりも
なんか色気あるのに嫌らしくなくて可愛くてイイヨイイヨー
戦うパステルと加勢トラップもいい、こういうのすごい好みです。
あと「あんた」呼び好きなので入れてくれて嬉しかった
ほんと仲良いなこの2人は
アダルトパートはこの続き?あると嬉しい。
出来る時でいいんで楽しみに気長に待ってます。
あと展開速くてもったいないんで、もそっとゆっくりした方が
雰囲気出て個人的に好み。
書き込み長くなっても大丈夫だからぜーたくに行使いまくってホスィ
499名無しさん@ピンキー:2007/07/28(土) 13:06:26 ID:a4SufGTC
おおー来てたのね
>>491-495
おつかれさまですた!楽しませてもらいますた!
2人共カワユス
500名無しさん@ピンキー:2007/07/28(土) 23:52:55 ID:McXou9ea
ほしゅ
501名無しさん@ピンキー:2007/08/03(金) 14:03:24 ID:9AyghmDv
ほしゅ
502名無しさん@ピンキー:2007/08/07(火) 15:40:19 ID:UH4kFNvS
ほっす
503名無しさん@ピンキー:2007/08/10(金) 13:39:33 ID:E6WmKjps
保守
504名無しさん@ピンキー:2007/08/10(金) 22:33:28 ID:oxXqPJhp
うーん、さみしい。
何か書きたいけど…


やっぱり、百合は抵抗ある人多いですかね?
エロいマリパス書いてみたいんですが…
505名無しさん@ピンキー:2007/08/11(土) 11:16:27 ID:cxrA3ytw
ぜひどうぞ!超読みたい
大抵、自分に合わないと思ったらスルーすると思うから
大丈夫だと思うです

ところで百合はわりと歓迎されるけど
ホモは毛嫌いされるよね まあ両方専用板あるけど
フォーチュンでは考えたことないけどやっぱグロいのかなホモは
506名無しさん@ピンキー:2007/08/13(月) 01:27:25 ID:UtL9qRq+
…あんまり読みたくないかも。
507名無しさん@ピンキー:2007/08/13(月) 07:19:56 ID:XoSPJa1o
うん、じゃあやめとく。


スレ汚しスマソ
508名無しさん@ピンキー:2007/08/13(月) 08:50:25 ID:z1JvMo1i
自分は前の方で読んでからマリパス気に入っています
509名無しさん@ピンキー:2007/08/14(火) 09:41:23 ID:NKpl86jk
自分も読みたいよ
505さんも言ってるけど、苦手な話だと思ったらスルーするので
書くだけ書いてみてホスィ

ただスレ違いかな?っていうのはあるかもしれないけど
510名無しさん@ピンキー:2007/08/15(水) 11:10:36 ID:igJ2ULAH
>>504
マリパス大好物です!
511名無しさん@ピンキー:2007/08/16(木) 22:56:11 ID:kp+xF4hK
age
512名無しさん@ピンキー:2007/08/19(日) 22:10:41 ID:bE4bPdkj
初めてきましたが、ここって保管庫はありますか?
513名無しさん@ピンキー:2007/08/20(月) 01:19:18 ID:LAszLFl+
>>512
こんにちは〜。
いろんな作品をまとめて管理してくださってる方がいて、
その中の一つに保管されてます。
>>2のから行けますよ。
514名無しさん@ピンキー:2007/08/20(月) 22:06:23 ID:GnYa2oMm
ありがとうございます。すみません。過去スレだけかと思って見逃してました。
今度からちゃんと見るようにします><
515名無しさん@ピンキー:2007/08/24(金) 07:40:09 ID:HjrIJ4Eb
保守
516名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 10:24:29 ID:D+NB+2eM
保守2
517名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 15:14:42 ID:oDcNVEeG
すみません、こちらに投下しろと言われたので投下させていただきます。
クレ×パスです。
518名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 15:15:16 ID:oDcNVEeG
この少女の拠り所は、もう自分しかない。
多くを占めるのは、意図していなかったとはいえ、追いつめた自分にあるという罪悪感。
だが、優越感のようなものが無いとは言い切れなかった。
そこにあるのは確かな独占欲。
自分がこれほどまでに誰かに対して貪欲になれるとは夢にも思わなかった。

「・・・大丈夫」

溜息のような低い、少しかすれた声。
クレイの重みが加わり、ギシリ、とベッドが小さく軋む。
目を閉じても開いても脳裏に焼きつくその端整な顔を見つめながら、パステルはコクリと小さく喉を鳴らした。
クレイはそんなパステルを安心させるかのようにうすく微笑むと、その白い額に唇を落とした。
体重をすべて預けてしまわないように気をつけながら、額から瞼に、瞼から頬に口付けの雨を降らせる。
その度にパステルの身体がピクリと撥ねる。緊張しているのだろう。無理もない。
だがそれは態度に出さずともクレイとて同じだ。
あれほどまでに欲した少女が今、己の手中にあるのだから。
一度は勢いのまま押し倒したこともあった。
その時は結局未遂で終わったが、今はお互いに確信している、この先に何があるかを。
519名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 15:16:15 ID:oDcNVEeG
「・・・ん」

吐息のような儚い声を残して、パステルの唇がクレイのそれによって塞がれる。

「ん、・・・んっ・・・」

パステルの身体が小さく強張る。
クレイの舌がパステルの唇をめくり、うすく空いた口内に侵入したのだ。
ギアと口付けを交わしたことがあっても、深いキスは未経験のパステルはただ戸惑うしかない。
クレイはパステルを驚かせないようにゆっくりと舌で歯列をなぞっていく。
それから怯えるように引っ込んでいたパステルの舌を絡めとリ、小さく音を立てて吸い上げた。
少女の咥内はまるで砂糖菓子のように甘い。

「んんっ・・・ふ・・・ぅ・・・」

お互いの舌が絡み合うたびにくちゅっと湿った音が響く。
パステルにはまだ戸惑いが感じられる。
しかし拒絶するような素振りは一切ない。

「・・・ふあ、・・・やっ・・・」

一端唇を離すと、顔を紅潮させたパステルがほっと息をついた。
お互いの唇を繋いでいた唾液の糸がぷつりと切れる。
520名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 15:18:03 ID:oDcNVEeG
「嫌だったか・・・?」

熱く潤んだ瞳をじっと見つめながら問いかける。
パステルはぼうっとした表情でクレイを見上げていたが、ややあって恥ずかしそうに首を左右にふった。

「今のがディープキスだよ」
「ディープ・・・キス・・・」
「そう」
「・・・ん・・・。な、なんか・・・」
「ん?」
「なんか・・・ぼーっとする・・・感じ・・・」

クレイは頷くと、再び顔を近づけてパステルの唇を奪った。
今度は先程とは違い、激しく舌を絡めながら咥内を蹂躙する。

「んんっ・・・ん!」

パステルのくぐもった悲鳴が鼻を突き抜けた。
服を着たままのパステルの胸元をまさぐっていたクレイの掌が、ちょうど乳首の当たりを布越しに掠めたのだ。
反応のあった場所を爪で軽く引っ掻くと、びくびくと上半身が撥ねる。
まだ一枚も服を脱がしていないというのに、この上等な反応。
クレイは知らず口角を吊り上げた。
521名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 15:19:23 ID:oDcNVEeG
「や、やだ・・・そこ・・・」

ようやく口付けから解放してやれば、ひどく媚態を帯びた反抗の声がもれた。
拒むようにクレイの胸板を押し返しているが、そこに込められる力は微弱なものだ。
クレイは熱を帯び紅潮したパステルの頬をゆるりと撫でると、
左手はパステルの頬に触れたまま、右手で上着の前を開け放った。
布のかすれる音と、パステルの小さな抗議の声を残して、少女の素肌が露になる。
やがてあらわれる蜜のようになめらかな肌。
クレイは吐息を漏らすと、その肌に手を滑らせた。

「・・・・っ・・・」

パステルが息を呑む音が暗闇に溶ける。

「ンッ!」

頂点に色づく二つの赤みを指で軽く摘み上げた途端に喉を突くような声を漏らした。

「ここはどうだ・・・?」

わざとパステルの耳に唇を寄せて吐息を吹きかけながら低い声で囁く。
パステルは口元に手を宛がうといやいやするように頭を振った。

「・・・んっ・・・ふ・・くぅ・・・・」
「うん?嫌かい?」
「ふ、あ、やん!」

耳朶を噛みながら摘んだ乳首をこりこりと扱く。
その度に上がる喉を突くような嬌声に、クレイはニィと笑った。
522名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 15:20:27 ID:oDcNVEeG
「う〜・・・その顔やめてよぉ・・・」
「なんで?」
「んっ・・・や、やらしい・・・よ、クレイっ・・・・」
「やらしい?やらしいのはパステルの方だろ・・・?」

乳首を甚振っていた手がパステルの下肢を弄る。

「ひあ!」
「・・・こんなに濡らして・・・ん?」
「あうう・・・ちが、違う・・・!」

あまりの恥ずかしさにパステルはいやいやするように頭を振った。
目尻に浮かぶ涙が彼女の羞恥心を物語っている。
そしてそれがクレイの嗜虐心を煽った。
愛しい。優しくしてやりたいのにいじめたい。
そんな不埒な感情が彼の手の動きに表れる。

「違わないさ」
「い、やっ・・・あっあ・・・!」

クレイは小さく笑うと、パステルのスカートを捲り上げ下着を一気にずり下ろした。
523名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 18:14:13 ID:hrYsnoal
す…寸止めとな!?
524名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 20:08:15 ID:U8ZT/jHF
「うう・・・ぃや、見ないで・・・ぇ」

見るなと言われれば見たくなるのが人間の性というものだ。
クレイは勝手に自分を正当化して、震えるパステルの股間を凝視した。

「いやらしい女の子だな、パステルは。もうこんなにして・・・」
「やあんっ・・・」

きれいな色の恥部は、割れ目から溢れる蜜でしとどに濡れている。
嫌がるような素振りを見せているが、パステルも興奮しているのだろう。
滲み出る雫を掬い取るように、割れ目に指を滑らせるだけでくぐもった喘ぎを漏らした。

「んんっ・・・くぅ・・・!」

人差し指を噛んで声を我慢する仕草が愛らしい。
クレイは小さく笑うと、背後から抱き竦むようにパステルを抱え上げた。
パステルの頭が調度クレイの肩に持たれるかたちになる。
抵抗はあったが微々たるものだった。
クレイはパステルの性器に指を添えると緩急をつけて愛撫し始めた。
525名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 20:09:44 ID:U8ZT/jHF
「ひゃん・・・あ、あっ・・・や、だめ・・・んんっ」
「何が駄目なんだ?」

チュクチュクと濡れた卑猥な音が響く。
その音が自分の下半身から発されているのをパステルは知っている。
だからこそ顔から火が出るほど恥ずかしい。
それなのに背後のクレイは耳元に唇を寄せて、
その耳ざわりの良い低音で、いやらしいことばかりを囁いてくるのだ。

「・・・本当は俺にずっとこうされたかったんだろ?」
「ちがう、ちがうよぉ・・・ぁはっ・・・やぁあん」

くちゅくちゅくちゅくちゅくちゅくちゅ・・・

「んっん・・・!あんんっ、そ、そんなっ・・・そんなにしたらだめだってばぁ・・・
ふあっあ、イヤ・・・!」
「―――そうか、嫌か。そりゃあ、残念だ」

驚くほど呆気なくクレイは手を離した。
高められた感情を置き去りにされたような気がして、パステルは戸惑いがちに目を大きく見開く。
振り返って背後のクレイを見上げても、クレイはただうすく笑うだけで何もしてくれない。
526名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 20:10:55 ID:U8ZT/jHF
「・・・ぁ・・・・」
「どうしたの? そんな顔して。・・・嫌、なんだろ?」
「・・・・うう」

パステルの息は荒い。
高められるだけ高められてそのまま放置されたのだから無理もない。
クレイは暫く薄目でパステルの様子を観察していたが、
しばらくするとパステルを抱きすくめ、再びベッドに押し倒した。
軽く口付けてから、再びパステルの濡れたクリトリスに触れる。

「ひぃぃんっ・・・」
「素直じゃない子にはいろいろしてやれないなぁ・・・?」

ぺろりと赤い耳たぶを舐めながら、いたずらっぽく囁く。
クレイの手はクリトリスに軽く触れるだけで、まだ何の動きもみせない。
焦らされている。疎いパステルでも、ほぼ本能的にそれを悟った。
けれど―――

「うぅ、でも、でも・・・」
「正直に言ってごらん。どうして欲しい・・・?」
「く、クレイの意地悪ぅ・・・」
「あれ、知らなかった?俺が意地悪いのはとっくにご存知だと思ってたけど?」
「・・・っ・・・うぅう〜」
527名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 20:11:58 ID:U8ZT/jHF
パステルはしばらく唇をきつく噛んでいたが、
流石に今の状況では肉体の欲求には勝てなかったのだろう。
クレイから目を逸らし、もごもごと口を動かした。

「・・・・し、て・・・」
「何を?」
「そ、そこ・・・い・・・ぃじっ・・・て・・・・」
「そこ・・・?俺は頭が悪いから名前も言ってもらわないとよく分からないな?」
「ひゃ、ああんっ!」

触れていたクリトリスを指先でぴんと軽く弾く。
それだけでパステルはびくんと身体を痙攣させた。
頭が悪いなんて戯けた嘘だ。白々しいにも程がある。
快楽に潤む目をひたすら吊り上げて、パステルは必死にクレイを睨みつける。
それでもクレイは確信犯的な笑みを浮かべるだけだ。

「言うんだ、パステル」
「や、いやよ、そんな・・・い、言えないわよっ・・・!」
「言わないとこのままだぞ・・・?」
「・・・・・!!」

パステルはぶんぶんと頭を振る。そんな仕草でしか抵抗を示すことが出来なかった。
528名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 20:13:45 ID:U8ZT/jHF
「・・・わからないのか。仕方ないなぁ」

ふいにクレイが小さく息をついた。
パステルはほっと胸を撫で下ろす。やっとこの意地悪な問答から解放される―――

「じゃ俺が教えてあげるからちゃんと覚えるんだぞ」
「え、ええぇっ!?」
「いいか、ここはな、マンコっていうんだ」
「―――っ!!」

パステルは絶句した。
端整な顔立ちの、優しくて、誠実そうな雰囲気をもつ、クレイが、あのクレイが。
その存在に全くと言っていい程そぐわない卑猥な俗語を、ためらいも無く口にしたのだ。
パステルは自分の顔がみるみる赤に染まっていくのを感じた。

「覚えたな。さぁ言うんだパステル。どこを、どうして欲しいのか・・・」

容赦なく突きつけられる選択。
・・・いや、最初から選択の余地などないのだろう。
パステルはあまりの羞恥心に泣き出しそうになった。
529名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 20:14:23 ID:U8ZT/jHF
>>523
書くのが遅くてすみません!
もう少し続く予定です。
530名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 20:27:42 ID:8/Ic8z0k
書きながら投下してるのか…?
できればまとまった分量書いてからにして欲しい
531名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 20:29:21 ID:U8ZT/jHF
>>530
わかりました。すみません!
長くなりそうなので完成してからまた投下します。お目汚し失礼しました。
532名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 20:34:11 ID:8/Ic8z0k
ノシ
533名無しさん@ピンキー:2007/08/28(火) 07:43:48 ID:MIEhwAIZ
>>531楽しみにしてるからね
534名無しさん@ピンキー:2007/08/29(水) 21:34:01 ID:07ctGkIy
潤してくれて、ありがとぅよ〜っ。
535名無しさん@ピンキー:2007/08/30(木) 02:18:40 ID:sOTbnnCy
>>529
超楽しみです、ゆっくり待ってるからがんがってねー!
536名無しさん@ピンキー:2007/08/30(木) 20:43:08 ID:R/+U7PBC
意地悪クレイきたああああああああああああ
優しいクレイのイジワルと翻弄されるパステルがすっごい好き
続き楽しみにしてます!
537名無しさん@ピンキー:2007/09/05(水) 02:08:11 ID:pgbRNJQt
続き待ち保守!
538名無しさん@ピンキー:2007/09/05(水) 10:09:45 ID:gyjnZ5tS
…日にちがあくと、ちょっと>>530を恨みたくなるね。
意見はもっともなんだけど、早く読みたいなぁ。
539名無しさん@ピンキー:2007/09/05(水) 23:53:03 ID:EPdStjol
細切れ投下はどのスレでもマナー違反だし。
>>531は完成したら投下すると宣言したんだからまったり待とうよ。
540名無しさん@ピンキー:2007/09/08(土) 15:20:00 ID:Dm3CbjE9
保守
541名無しさん@ピンキー:2007/09/08(土) 18:34:05 ID:WTY6vxlx
それでも不思議とクレイに対する嫌悪感は沸いてこない。
言いたくない言葉を無理矢理言わされる恥ずかしさよりも、
先刻までの快感を再び与えて欲しいという気持ちと、
何よりクレイを好きだと思う感情が勝っているからだ。
パステルはコクリと小さく喉を鳴らすと、観念して口を開いた。

「クレイ・・・」
「うん?」

こんなに恥ずかしい目にあわせられても、名前を呼べば、当たり前のように返事をしてくれる。
優しい瞳が自分だけを映してくれる。
それが何よりも嬉しい。
自分はクレイ以外のすべてを失った。
いや、自ら棄てたのだ。
トラップとの楽しかったやりとりも。
マリーナとの友情も。
クレイだって―――そのすべてがパステルのものになった訳ではない。
その立場。その身分。その存在。
パステルが独り占めするには大きすぎるのだ。
これからのことを考えれば考えるだけ不安な気持ちだけが胸を埋め尽くす。それでも。
こんな自分を受け止めてくれたこの男を失いたくない。
542名無しさん@ピンキー:2007/09/08(土) 18:35:33 ID:WTY6vxlx
「好き・・・」
「・・・あぁ」

好き。好き。好き。
何度口にしても足りない、むしろ口にすればするだけ、満たされないもどかしさが大きく、強く。
それでも思わずにはいられない。
クレイが好きだ。大好きだ。

「さわっ・・・て」
「ん・・・?」
「わ、わたしの・・・わたしの・・・・お・・おまん・・・こ・・・いじって・・・・・」
「・・・パステル」

クレイの目がほんの少しだけ意外そうに見開かれる。
恥ずかしくて死にそうなのはパステルだ。
でもクレイが自分にそれを求めるならば、こんなちっぽけなプライドや、
無駄に溢れてくる羞恥心なんか全部棄ててもかまわない。

「わ・・・私の、お・・・おマンコ・・・きもちよく、して・・・・クレイ・・・」
「―――いい子だ。よく言えたね」

穏やかな声と、頬を撫でてくれる大きな手。
その感触にほっと瞼を伏せるパステルの目尻から、ぽろりと涙が零れ落ちる。
だがクレイによって与えられる快楽は手の動きによるものではなかった。
543名無しさん@ピンキー:2007/09/08(土) 18:38:18 ID:WTY6vxlx
「ひゃ、あっ・・・!?」

両の膝裏を取られ、大きく下半身を露出させられる。
驚く間も無くクレイが脚の間に身を滑らせ、
顔を屈めてパステルの震えるクリトリスに舌を滑らせた。

「くぅぅん!」

ぴちゃぴちゃ・・・くちゅくちゅ・・・

クレイの舌がクリトリスをはじくように動くたびに、卑猥な水音とパステルの嬌声が部屋に響き渡る。

「ひ、やっ・・・だめ、そんなとこ、汚いよぉっ・・・」
「汚いも何も・・・パステルは気持ちいいんだろう?」
「ふああああんっ!」

確かに今までの快感とは桁違いだった。
指で弄られる感触も凄かったが、舌で唇で与えられる快楽はパステルにとって未知の領域だ。
自分で出しているとは思えないほどのいやらしい嬌声がパステルの耳をうつ。

「ん・・・あんんっ・・・や、あンっ・・・ああんっ!」

ふいにパステルの腰が浮く。
唾液で湿らせたクレイの指が、ヒクヒクと震えるパステルの花芯を刺激したのだ。
クレイはパステルのクリトリスを舐め回しながら、
パステルのヴァギナに指をゆっくり挿れ込み、やわらかく掻き回しながらGスポットを擦っている。
掻き回すように動く指と、クリトリスを甚振る舌に翻弄され、パステルは激しく身を捩った。
544名無しさん@ピンキー:2007/09/08(土) 18:41:16 ID:WTY6vxlx
「ひぃん!やあっ・・・あ、もう・・・!」

シーツに食い込む爪先がひどく悩ましい。

「やあっ、クレイっ、だめ、だめぇっ・・・もうイ・・イッちゃう・・・イちゃ・・・よぉおっ」

パステルの限界を悟ったクレイは、促すようにコリコリとGスポットを刺激し、
クリトリスの包皮を舌で穿るようにいたぶりまくった。

「あひぃぃぃぃぃ〜〜〜〜〜っ!?」

ビクッヴィクンッ!

少女の切なげな悲鳴が響き渡ると同時に、クレイの喉奥にパステルの聖水が迸る。
クレイは無味無臭の滴りを当然のように飲み干すと、顔を上げて放心状態のパステルを見た。

「・・・あ・・・あぁ・・・・は・・・・vv」

パステルは肩で呼吸をしながら、ぐったりと力の抜けた体をベッドに沈ませている。
唇の端から零れ落ちる唾液が艶かしい。
顔では冷静さを装っているが、クレイはもう限界だった。
今まで散々見せ付けられてきたパステルの媚態にかなり狂わされている。
痛いほどに自己主張している己の欲望を解放すべく、
ジッパーを乱暴に下ろして窮屈すぎるズボンから大きく怒張したペニスを引きずり出す。
545名無しさん@ピンキー:2007/09/08(土) 18:45:27 ID:WTY6vxlx
「パステル」

クレイはパステルを優しく抱き倒し四つん這いの格好をさせると、その可愛らしい尻を優しくわしづかみにした。
双丘の奥に見える濡れまくった卑猥な割れ目に、熱く硬い亀頭を押し当てる。

「クレイ・・・」

これから何をされるか悟ったのだろう。
パステルは自分に覆い被さるクレイを振り返り涙目で見つめた。

「・・・お前にこんなひどいことをする俺でも、好きか?」

クレイの静かな問いに、パステルは小さく頷いた。

「これから辛い思いをさせてしまうこともあるかもしれない。それでも・・・好きでいてくれるか?」
「うん・・・」

パステルは緊張に震えている。
それでも、クレイの問いに答えるその表情、その声色に嘘偽りは感じられない。

「クレイ、好き・・・」
「あぁ・・・ありがとう」
「わたしにはもうクレイしかいない・・・クレイだけなの・・・」
「パステル・・・」
「だ・・・だか、だから・・・」

シーツを掴むパステルの手に力が込められる。
そこから伝わる微妙な振動は、パステルの感情を表しているようにも思えた。

「だから・・・わ、わたしのこと・・・」
546名無しさん@ピンキー:2007/09/08(土) 18:49:08 ID:WTY6vxlx
見捨てないで・・・・。


胸が締め付けれる。この感情を何と言うのだろう。
―――あぁ、そうか。これが・・・

「愛してるよ、パステル」

クレイはパステルのうなじにそっと口付けると、熱い昂ぶりを沈み込ませていった。

「・・・ひぎぃィっ・・・痛っ・・・!」

あまりの激痛に息を呑むパステルだが、
シーツを両手でしっかりと掴み、太ももと膝で踏ん張り、逃れようとはしなかった。

「パステル、力を抜いて・・・ほら、大丈夫だから・・・」

クレイは怒張をパステルの花芯にゆっくりと押し込みながら、
腕を前に回し、パステルの濡れたサーモンピンクのクリトリスを優しく揉んだ。

「あんっ・・・」

パステルが顎を逸らし小さく声を上げる。
少しでも痛みから意識を逸らせることに成功したらしい。
クレイは左手でパステルの乳房を揉み上げながら、
パステルのクリトリスを包皮ごとクリクリ刺激し続けた。
そのたびに少しずつではあるがパステルの膣の圧迫感が抜け、クレイの肉棒は奥へ奥へと進んでいく。
547名無しさん@ピンキー:2007/09/08(土) 18:54:31 ID:WTY6vxlx
「ひゃ、あ・・・クレイっ・・・」
「パステル、がんばったな」
「んんんっ・・・はひぃ、あひぃ、あ・・・ふぅ」
「わかるかい、パステル?・・・ほら・・・全部ハマったよ」
「あん・・・クレイ、クレイ・・・」
「よしよし、いい子だパステル・・・」

蕩けるような声で名前を呼ばれるたびに気が狂いそうなほどの衝動に駆られる。
愛液とともに滴り落ちる、まさに破瓜の証明である血液は痛々しかったが、
ゆっくりと律動を繰り返すたびにパステルも苦痛を感じなくなったようだ。

「パステル、つらくないか?」
「う、んっ・・・へ、へいき・・・う、あ、ああんっ!」

腰を捻り、子宮の奥を抉るようにペニスを突き上げれば、ピンと背筋を曲げ嬌声をあげる。
湿ったやわらかい膜に肉棒全体を擦られるたびにクレイもまたジンジンと痺れるような快感を得た。

「・・・っくぅぅ、パステル・・・」
「ひぃぃぃぃぃ!っ・・・やァ、そこ、らめぇ、そこはらめぇぇ・・・!」
「ん・・・? ここ、か?」

荒く息を吐きながら、腰を回してパステルの感じる部分をペニスの先端でぐりぐりと刺激する。

「あ、やあぁあっ!おチンポだめぇぇっ!」
「気持ちいい、パステル・・・?」
「ああんっ、い、イイ、気持ちいいよぉっ、クレイのチンポでオマンコきもちいいのぉっ・・・
あっ!?あぁぁぁぁっ!!あっあっあっあっあっあっ!!」
548名無しさん@ピンキー:2007/09/08(土) 19:03:31 ID:WTY6vxlx
パンパンパンパンパンパンパンパンパン!!

がくがくと身体を揺さぶられてパステルは快楽に翻弄されている。
その振動に合わせてプルプルと上下に揺れる程よい大きさの乳房。

「ひぃぃぃ・・!クレイっ、わたし、も・・もう・・・ヘンになるっ・・頭バカになっちゃ・・・!」
「うん・・・す好きなだけ・・・感じていいんだよ・・・可愛い俺のパステル。・・・ォラアッ!」
「んあぁぁあぁ!やあぁっ、やああぁぁぁん!もう許してぇぇ! 
 そんなにズポズポしたらオマンコ広がりまくっちゃうぅぅーっ!!」

クレイはパステルの尻を掴み直すと花芯への肉棒の出し入れを早めた。
そのたびに結合部からクチュクチュと卑猥な粘着音が漏れ、
またクレイの指先によってパステルのクリトリスが激しく擦られる。
花芯と陰核、いっぺんに与えられる刺激にパステルは息も絶え絶えに喘いだ。

「っ・・・パステル、そろそろ、いくぞ・・・」
「ンヒィィィ!?クレイ、クレイぃっ・・・!イク、おマンコイクっ!わたし、もう、もう・・・・イッヒ・・・っ!」
「パステル・・・!・・・おっ、おっ、おおっ!」
「オマンコイっちゃうぅぅっ!んほおぉぉぉっああぁぁイヒィィィィィアァァーっ!!!??」

クレイは最後の力を振り絞って一際強く突き上げると、パステルの膣に熱い白濁を叩き付けた。

「パステル・・・・・うっ!」

パステルの痙攣が止む頃、クレイは荒い息を整えながらヌポッと肉棒を引き抜いた。
途端に、広がった花芯からクレイの精液とパステルの愛液と血が混じった液体がコポリと溢れ出す。

「ん・・・は・・・はぁあ・・・はぁ・・・クレ・・イ・・・・・」

涙に濡れた大きな瞳は、ただクレイだけを見つめていた。
クレイは優しく微笑むとパステルをかき抱き心を込めて口付けた。
549名無しさん@ピンキー:2007/09/08(土) 19:07:48 ID:WTY6vxlx
ふと、トラップとマリーナの顔が思い浮かんだ。

これからパステルにつらい思いをたくさんさせることになるだろう。
パステルを悲しませることも少なくないはずだ。
でも、とクレイは思う。
たとえこの先何が起きようともパステルを手放しはしない。
―――見捨てたりなどしない。絶対に。
そのために俺は強くなる。
パステルを守るために。
必要ならば俺はいくらでも羅刹になってみせよう。
それが、こんな俺を選んでくれた、好きだと言ってくれたパステルへの精一杯の誠意だ。

月明かりが漏れる薄暗い部屋の中、パステルが小さな寝息を立てている。
その幼く、そして愛らしい寝顔を見つめながらクレイは固く心に誓った。

ふと、窓の外を見る。
見事な星空だった。
その輝きに、クレイはパステルの瞳を見たような気がした。
550名無しさん@ピンキー:2007/09/08(土) 19:08:55 ID:WTY6vxlx
完成するのが遅くなってしまい大変申し訳ありませんでした。
また、無駄に長くなってしまってすみません。
駄文ではありますが、最後までお読みくださりありがとうございました。
この続編もまたいつか投稿させていただきたいです。
551名無しさん@ピンキー:2007/09/08(土) 23:17:10 ID:byV75X0l
き…きた……
激しく乙かれさまでした!!!
これからゆっくり読ませていただきます。
552名無しさん@ピンキー:2007/09/09(日) 13:24:10 ID:NA+RZ+yt
おおおおおおおおおおお激しくGJ!!
こんな激しいの読めるとは思わなかった。
クレイとパステルは制約多くて切なくてやっぱいいなああ
くっついていろいろ失った後の2人が見れて嬉しかった。
すっごい良かったです。乙かれさまでした!
トラパスも書いてみてほしいなーと贅沢を言ってみます
553名無しさん@ピンキー:2007/09/10(月) 06:13:58 ID:8HQQtbLK
GJエロス!
クレイも好きな人の前では意地悪っていうのがいいね
554名無しさん@ピンキー:2007/09/13(木) 03:13:13 ID:rchzYbgu
おおおーーもう保管されてる。
管理人さんいつも乙です。
555名無しさん@ピンキー:2007/09/16(日) 12:38:21 ID:XKFyKFWF
ホッシュ
556550 「マリーナ、その想い」:2007/09/18(火) 00:32:47 ID:aXaZbJZz

ドアの隙間から部屋の中を覗きながら、
マリーナは凍てついたかのように身動き一つできずその場に立ち尽くしていた。
目の前の光景から目を話せない。
まるで現実味の無い空間。
けれどもそれは間違いなく事実で、今現在起こっている事なのだ。

クレイがパステルに自分から口付けをした。
パステルがクレイを好きだと口にした。
クレイは・・・・・・・・


マリーナの顔色は蒼白を通り越して、殆ど血の気が失せたかのような不気味な色に変化していた。
空気という空気が凍りついたかのように、ただ寒さと冷たさしか感じられない。
唇は震え、見開いたままの瞳は乾きを訴えている。
逃げ出したい。これ以上見ていたくない。
それでも、身体は自分の意思に背くかのようにぴたりとも動いてはくれなかった。
数センチのドアの隙間の先にある光景は、容赦なくマリーナの心の闇を暴いていく。

激しくベッドが軋む音。
延々と響き渡る卑猥な粘着音。
パステルの甘く激しい嬌声。
クレイの吐息、時折最中に囁かれる熱っぽい睦言。

耳を塞ぎたくても塞げない。
そして目は信じられない光景を網膜にしっかりと焼き付けている。
ぶつかり合う男女の身体、飛び散る汗、撓る女体、高速で動く男の腰。
二人が絡み合う姿は、あまりにも卑猥で、あまりにも美しく、あまりにも羨ましかった。
557550 「マリーナ、その想い」:2007/09/18(火) 00:35:01 ID:aXaZbJZz
(クレイ・・・!)

激しい眩暈がマリーナを襲った。
クレイが、ドアの前に立つ自分の気配を悟っていないとは思えない。
ましてやドアは少し開いている。
それに気付かないなんてことがありえるのだろうか?
よもやクレイは自分にあえて見せ付けるために今こうしているのでは・・・いや。
・・・これは、悪夢なのではないだろうか。
何かの拍子に目を醒ますのでは。
現実に、早く現実の世界に戻りたい。戻りたい、戻りたい。
そう思いつつも、目の前の光景から目が離せなかった。
パステルは何度もヒィィィッと悦びの声を上げ、ガクガクと身体を痙攣させる。
おそらくは短い間隔で達しているのだろう。
それだけ彼女が感じやすいのか、クレイの技巧によるものなのかは、マリーナには判別できない。
パステルが達するたびに、クレイは体位を変えていく。
最初は正常位。側位から後背位、騎乗位・・・
そして、クレイの射精し終えたペニスが抜かれる毎に、
パステルはゆっくりと身体を起こし、その濡れた肉棒を愛しげに口に含むのだ。

「クレイ・・・おチンポしゃぶらせて・・・・」
「・・・ん」

最初はペニス全体を舌でまんべんなく舐め上げ、それから立派な亀頭にしゃぶりつく。
そのまま舌を動かしてペニスに絡みつく自分の愛液とクレイが吐き出した精液を、
ピチャピチャという濡れた音と共に綺麗に舐めとっていく。
そして頬一杯、喉奥の限界までペニスを咥え込みディープスロートを開始する。
時間をかけることなくクレイの猛りは復活した。
まるでそれが本来の姿であるというかのように。
558550 「マリーナ、その想い」:2007/09/18(火) 00:38:14 ID:aXaZbJZz

「あっ、あうっおうんっ・・・きゃはあああああんっ!」

蜜の溢れる淫穴にズボズボズボ・・・と肉棒が埋め込まれていく。
今度は背面座位だ。
長身のクレイが背後からパステルの肢体を抱きかかえ、下から繰り返し突き上げている。

「!!」

マリーナは思わず息を呑んだ。
今までマリーナに背を向けるようにして行為に没頭していた二人が
今度はまるで自分たちの痴態を見せびらかすようにこちらを向いたのだ。

「おほぉぉぉ・・・い、やん、やだぁ、はずかしいよぉ」
「ん・・・どうして・・・?」
「いや、映って、わたしたちっ映・・・あっあっアピィィーーーーーーッッ!!?」

言葉途中でパステルの悦びの絶叫が響き渡る。
偶然にもドアがある方角の壁に姿見の大きな鏡が立てかけてあり、
それに映る自分の淫らな姿が嫌だと彼女は訴えていたのだ。
だが部屋の外に佇むマリーナにはそれが分からない。

「いいよ・・・見せ付けてやればいい、俺たちのセックスを」
「やだ、何言ってるのよクレイっ・・・ひぃぃぃぃっ!そ、そんな強く突いちゃ・・・!」
「そらっそらっ」

自分に見せびらかしているようにしか思えない・・・
もう、限界だった。
マリーナは身を翻すと、自宅へ向かって駆け出した。
涙の粒が、数滴、廊下に敷かれた絨毯に落ちた。
559550 「マリーナ、その想い」:2007/09/18(火) 00:40:53 ID:aXaZbJZz
「はぁ・・・・はぁ・・・はぁあ・・・」

湿った空気が部屋に篭もっていた。
涙に濡れた顔に、思い切り水をぶつけても熱が引かない。
マリーナは洗面台に映る自分の顔を確認した後、目を瞑ってぶんぶんと首を振った。

(いや・・・こんなの、もういや・・・)

どうして・・・
そんな意思とは裏腹に、彼女の足は自然とベッドに向かってふらふらと歩き出す。
ぽすり、とシーツの上に投げ出される身体。
自分ではない、他の誰かのものであるかのような感覚だった。
ショックだった。
それなのに、その違和感はマリーナの身体に変化を齎していた。
体が熱っぽく疼き、足の付け根がジンジンする。
実は数ヶ月前からこんなことが繰り返されてきた。
正確に言うならば、クレイとトラップがパステルや仲間達と共に地元に戻ってきてからだ。
アンドラスにレイプされたという過去があっても、少なくともマリーナは幸せだった。
今まで自分の想いに気付いてくれなかったクレイが初めて抱きしめてくれたからだ。
確かに、それは決して彼女が思い描いていた理想の初体験ではなかった。
処女はアンドラスに奪われてしまったし、キスよりもフェラチオが先。
そう。自分はクレイにフェラチオしただけで、キスも、セックスもしてもらってない。
そのフェラチオだってクレイの返事も聞かずに、半ば勢いで強引にしてしまった。
本当なら、こんなふうに居心地のいいベッドの上で、ロマンチックな雰囲気の中、
優しく、甘い言葉を囁かれながら初めての体験に身を委ねたかった。
それは少女のささやかな願いだった。
今となってはそれは叶わぬ夢・・・それでもマリーナは幸せだったのだ。
「嫌なことは俺が忘れさせてやるから」とクレイが強く言ってくれたことが。
クレイは自分を必要としてくれている。
単なる思い込みかもしれないが、それでも物凄く嬉しかった。
だからアンドラスに犯されたことは忘れようと思った。忘れることが出来ると思った。
560550 「マリーナ、その想い」:2007/09/18(火) 00:43:43 ID:aXaZbJZz

だが・・・あれ以来、クレイは一度たりとてマリーナに触れてはくれなかった。
それどころか口をきいてすらくれなくなった。
不自然なほどにマリーナを避けている。そんな気がした。
そしてそれとは逆に、マリーナの身体の違和感は少しずつ大きくなっていったのだ。
マリーナはついに観念した。

自分は男根をこの上なく求めている。

クレイを見つめているだけで身体が疼き、秘所がやんわりと濡れていくのが分かる。
なんてはしたない女だろう、とマリーナは己を詰った。
そして同時に恐ろしくなった。
思い出されるのは、クレイとのささやかな楽しいやりとりの記憶でなく・・・
荒々しくアンドラスにレイプされた時の記憶だったからだ。
初めて花芯を肉棒でぶち貫かれた時の衝撃。
そして電流のように体中を駆け巡った激しすぎる快楽。
ズボズボと執拗に抜き差しされる怒れる肉棒、涎を垂らして淫らに受け入れる花芯・・・
あの時の自分は自分ではなかった、とマリーナはすぐに脳裏で否定する。

(いや!いや!ちがう・・・!)

うつ伏せに寝転がり、枕に顔を埋めながら、マリーナは頭に浮かんだ不穏な考えを振り払う。
だがすぐに先程のクレイとパステルのセックスが脳裏に浮かんできた。
その瞬間、どくん、と心臓が大きく脈打つ。
561550 「マリーナ、その想い」:2007/09/18(火) 00:45:05 ID:aXaZbJZz
(クレイ・・・どうして・・・)

ずっとずっと私の想いに気付いてくれなかったくせに。
どうしていきなり現れた女なんかに・・・。
しかもマッパーのくせに方向音痴だっていうし、肝心な時に使えない役立たず、ごくつぶし女じゃない。
私の方が美人だし、グラマーだし、短剣の皆伝も持っているし、料理も上手いのに。
あんなブス女なんかよりずっと・・・・・・・!!

(・・・悔しい!)

自分は・・・代わり、だったのだろうか。
クレイがパステルと出会うまでの・・・

「クレイ・・・」

涙が溢れては枕のシーツに吸い込まれて消えていった。
ひどい。ひどすぎる。
あんまりな仕打ちだ。
私が何をしたっていうの?
クレイを裏切った覚えはない。
だって自分はクレイに初めて出会った時からずっと恋し続けていた。なのに。

「・・・・っ・・・!?」

ふいに浮かんだ考えに、マリーナはぞっとした。
もしかして・・・クレイは知っているのだろうか。
アンドラスに犯されている時の自分の痴態を。見ていたのだろうか。
確かにレイプされたのは不可抗力だ。
だが、あの時の自分は、アンドラスの盛った媚薬のせいとはいえ、間違いなく悦びに狂っていた。
それを知ったクレイが幻滅して・・・?
562550 「マリーナ、その想い」:2007/09/18(火) 00:46:44 ID:aXaZbJZz

「ちがう・・・ちがうのクレイ・・・私は、いつだって、あなたに、あなたに・・・!」

独り言を呟きながらも、彼女の右手は自然に下半身に伸ばされていく。
ミニスカートを割って、下着の上から熱い花芯にタッチする。

「あぁ・・・vv」

そこからじんと痺れるように伝わってくる快楽に、マリーナは思わず甘い吐息をもらした。

(だめ、だめよマリーナ!)

頭の中のもう一人の自分が、それ以上はいけないと自分の行為を制止しようとする。
だが何もかももう遅かった。
今までどんなに「違和感」により身体が疼いても、マリーナは決して自分で慰めようとはしなかった。
一度でも自慰をしてしまえば、誰かの陰謀に嵌ってしまうような気がして。
しかし、今触れてしまった途端にそんな葛藤は霧散してしまった。
マリーナの手は、下着の上からクニクニと花芯のクリトリスの辺りを刺激していたが、
ややすると熱い溜息とともにするりと下着を剥ぎ取った。
花芯から溢れた粘液が、ピンクのショーツにくっつき、淫らに糸を引いている。
小さく丸められたパンティは、マリーナの手を離れると、ころころとベッドの端まで転がっていった。

「あぁあ・・・・こんなに、こんなに濡れてる・・・♪」

独り言を呟くと、余計にじゅん、と蜜が溢れ出す。
563550 「マリーナ、その想い」:2007/09/18(火) 00:48:27 ID:aXaZbJZz
空気に晒された花芯に指先が再び触れると、電撃のような愉悦が脳天を貫いた。

「ひぃぃぃん☆」

思わず顎を仰け反らせて、空いている方の手で乳房を鷲掴みにする。
すると服を突き破って乳首が固く勃起しているのがわかった。
マリーナは上着をブラジャーごとペロンとめくると、むき出しになった乳房を再び揉みだした。
充血したピンクの乳首をコリコリと扱きながらも花芯への刺激はやめない。
割れ目から溢れ出す愛液をローション代わりに人差し指に塗りつけると、
包皮から飛び出し痛いほどに自己主張しているクリトリスをコロコロと転がし出した。

「クレイ・・・あぁんクレイ・・・私はこんなにあなたを愛してるのに・・・」

クレイにそうされていることを妄想しながら、クリトリスをいじめ抜く。
クリクリクリクリ・・・・☆

「ひぃぃっ、ひぃぃぃぃっ!イイっ、クリちゃん気持ちいいのぉぉっ!
もっと、もっとクリクリしてぇぇ・・・♪♪」

激しくクリトリスを擦りながら、足をだらしなく投げ出す。
そこにクレイが立っていることを想像しながら、
マリーナは挑発するかのようにM字開脚し、ゆらゆらと腰を動かした。

「あぁ見てぇ、オマンコ見てぇ!いやらしいマリーナの濡れ濡れオマンコ見てぇぇっ!」

卑猥な言葉を口にすると、余計に快楽が高まる。
わずかばかり残る理性が激しい羞恥心を後押ししたが、
それも今のマリーナにとっては詮無き事だった。
564550 「マリーナ、その想い」:2007/09/18(火) 00:50:36 ID:aXaZbJZz
「ウホッ☆ オホォォッ☆ オマンコ弄るのタマんなぁぁぁい!
やあん、やあぁん、わ、わかる?
あなたの極太カリ高チンポが欲しくて疼いてるのぉ、マリーナのドスケベオマンコぉぉっ!」

もうクリトリスだけじゃ物足りない。
マリーナはおもむろに四つん這いになると、
人差し指と中指にまとめて愛液を塗りたくり、腕を回して濡れた花芯に二つの指を突き入れた。

ヌチャッ・・・☆

「はぁぁあんっ! イイっ、こうするともっとイイのぉぉっ♪
ねぇ見える!?マリーナのズブ濡れエロマンコよく見えるぅぅぅっ!?」

クレイがそこに釘付けになっている姿を想像しながら激しく指を出し入れする。

ニチャッ、ヌチャッ、ニチャッ、ヌチャッ、ニチャッ、ヌチャッ☆

「ヴヒィィッィイィィィッ!?」

マリーナはもう正気じゃなかった。
脚を大きく開き、四つん這いになり、激しく花芯に指を突きこみながら、悦びに身悶える。
自分の指をクレイの珍棒だと脳内変換しながら、サルの様に浅ましく自慰に耽る。
蕩けきった脳裏に浮かび上がるのは、先刻のクレイとパステルの愛のセックスだった。
パステルの濡れそぼった花芯にぶち込まれるクレイの太く大きな肉棒。
忙しなく出し入れされるペニス・・・摩擦によって空気にさらされ白く濁った愛液が泡となり、
ぷちぷちとはじけ飛びながらもズッピョ、ヌッピョといやらしい音を立てる。
マリーナはクレイもパステルの顔も想像しなかった。
ただ結合部だけをクローズアップし、エンドレスで脳裏に再生していた。
565550 「マリーナ、その想い」:2007/09/18(火) 00:53:09 ID:aXaZbJZz
「あぁんっ♪ チンポ、おチンポぉっ☆ おチンッ・・・チンポぉぉぉーっ☆★☆」

だが花芯が満たされることはない。
どんなに指を肉棒に見立てたところで、どんなに卑語を叫んだところで、それは指でしかないからだ。
彼女の細い指では役不足なのだ。
マリーナは激しく指を出し入れしながら、突き出した桃尻をブンブンと左右に振った。
そのリズムに合わせて可愛らしいお下げが揺れ動く。

「チンポ、チンコ、チンポコ、オチンチン、ペニス、とにかくチンポが大好きぃぃぃぃ〜〜〜っ♪♪」

虚しい。わかってる。
こんなことをしたところで、クレイが抱いてくれるはずはない。
だって今彼はパステルと情事に没頭しているのだから。
虚しさに泣きそうになるマリーナだったが、高められていく肉欲が
それを少しでも誤魔化してくれるなら、と今は素直に自慰に耽ろうと思った。
そこに本当にクレイがいると想像して・・・

「ダメッ!ダメぇぇっ!こんなんじゃ全然オマンコ満足できないぃぃ!
ハメハメ、ハメハメしたいのっ、クレイのデカチンポで狂いたいのっ、オマンコ狂わせてぇぇ!
お願いぃ!お願いよぉぉ!今すぐハメてっ、おチンポ奥までハメてぇぇっ!
精子が溜まりに溜まったでっかいキンタマ袋でマリーナの恥骨ペチペチしてぇぇっ!
マリーナのドスケベ変態マンコにチンポブチ込んで思う存分ズボズボしてぇぇーっ!!」

指での自慰はやはり物足りなかったが、それでもマリーナの興奮は着実に高まっていった。
卑語を絶叫することで快楽を少しでも呼び覚ました結果だろうか。
そして近付く絶頂を促すために、最後の強烈な一突きを自分の寂しい花芯にお見舞いしてやろうと
一端花芯から指を引き抜いた時のことだった。

(えっ・・・?)

ふと、自分ではない、別の誰かの温もりが尻に触れたような気がした。
次の瞬間―――
566550 「マリーナ、その想い」:2007/09/18(火) 00:56:39 ID:aXaZbJZz
ズボッボォォォォッ!

「ギョヘェェエェェエェエェェェーーーーーーーッッ!?」

突然の衝撃に、マリーナは眼球が零れ落ちそうなほど目を見開いて絶叫した。
限界までに大きく広げられた口から舌が飛び出し、ボタボタとシーツに涎が零れ落ちる。
同時にマリーナの花芯からプシャーッと聖水が噴出す。達したのだ。
花芯はピクピクと痙攣し、その度にどっと多くの愛液を吐き出す。
その上では菊門が物欲しそうにヒクヒクと疼いている。
銀と金の光がチカチカと明滅する思考の中、マリーナは白目をむきながらも
指ではない、はっきりとした男根が自分の花芯を貫いていることを悟った。
その時の衝撃は、アンドラスに無慈悲にも処女を奪われた瞬間と同じだった。
それほどの快感だった。
挿入しただけで達してしまうほどの・・・

「あ・・・あぁぁあぁ・・・・・☆」

シーツを愛液と聖水でビチャビチャと汚しながらも、
マリーナは絶頂の余韻でブルブル震える尻をくいっと上下に動かしてみた。

「あんっ♪」

その瞬間、甘い快楽が達したばかりの花芯に伝わる。
確かに、肉棒は今も花芯にしっかりと嵌められている。
だが一体これは誰の・・・
四つん這いのまま頭だけを動かし、マリーナは恐る恐る背後をふり返った。

「―――――!!」

自分の尻を両手で鷲掴みにし、腰を目一杯突き出して、肉棒を挿入している男。
マリーナの膣内で耐えずペニスに刺激を送られてくるのか、その面には明らかな悦楽が浮かんでいる。
うすく空いた口から舌を出し、よだれをダラダラたらしながら、「おお・・・おぉぉお・・・」と
どこか遠い目をしながらブルブル震えているその男は。

「ト・・・トラップ・・・・・」

呟くマリーナの声が震える。トラップは、返事をしなかった。
567550:2007/09/18(火) 00:58:06 ID:aXaZbJZz
マリーナ編は一先ず終了です。次はトラップ編を予定しています。
実験的に多少H度を上げてみたのですが、これは許容範囲でしょうか・・・
随時精進します。
ここまで読んでくださってありがとうございました。
568名無しさん@ピンキー:2007/09/18(火) 04:19:35 ID:iWJd0hl3
>>550
すごーーい!!楽しく読ませていただきますた。上手いなあ。
トラップ編もすごく楽しみです。登場する経緯とかが読みたいけど、そのへんでしょうか。

>H度
激しいのも好きなので自分は全然おkです
こういうのも読めて嬉しい。
569名無しさん@ピンキー:2007/09/18(火) 05:23:37 ID:bLL8dd9p
ヒいた…
きもちわるい
アンドラスがレイプとか、なんだよそれ
570名無しさん@ピンキー:2007/09/18(火) 21:25:24 ID:whAsI3I+
>>569>>1も読めない文盲
571名無しさん@ピンキー:2007/09/18(火) 22:05:14 ID:08BAvzde
>>570
言い方はもっとあると思うけど、550さんは許容範囲ですか?って問いかけてるから、>569的な答えも有りでは?


>>550
卑語は逆に萎えたけど、お話は神+ですVvV
572名無しさん@ピンキー:2007/09/18(火) 22:16:51 ID:bLL8dd9p
つーかアンドラス好きだから、そういった役回りなら前注が欲しかったね、心から。
>>1読めっつーならそれも注意してこうや。
573名無しさん@ピンキー:2007/09/18(火) 23:12:25 ID:GmVFL7ys
エロパロ板なんだから一々めくじら立てるなよ両者とも…

ちなみに俺は卑語全然おk
こういうタイプの展開はここではあまり見ないから続きがあるなら楽しみだな
つかトラップクソワロタwww
574名無しさん@ピンキー:2007/09/18(火) 23:13:40 ID:GmVFL7ys
>>572
お前も注意しようや
575名無しさん@ピンキー:2007/09/18(火) 23:34:07 ID:EK7R8eTk
つうか、原作に準拠するならキャラ同士がガチでセクロスすること自体ありえないんだから
○○が好きだからとか○○のキャラに合わないとかって口汚く罵るのはお門違いだと思うんだけど。
トラップがパステルを強引にやるのはよくて、アンドラスが駄目ってことはないでそ?
同じフォーチュンの登場人物なんだから

ま正直>>550さんも投下する前に注釈くらいはしてほしかったところ。
次からは気をつけてもらえるとありがたいです。続きも楽しみにしているので。
576名無しさん@ピンキー:2007/09/19(水) 09:49:04 ID:HoGCux2s
純愛もの以外は、どんなカップルの組み合わせでも性格が黒くても仕方ないもんなぁ。
577名無しさん@ピンキー:2007/09/19(水) 12:54:57 ID:5X0hVsGA
読者が読んだ感想言うのは自由ではあるけど、
収入になるわけでもないのに作品書いて投下してくれた人のことも
考えて言い方とか気をつけようぜ
ヒいたとかいきなり書くのもヒくぞ。
578名無しさん@ピンキー:2007/09/19(水) 14:55:39 ID:y1+um6R5
>>567
少し気になった点があるので聞いて貰えると嬉しい。

マリーナがパステルのことを罵ってたり
アンドラスがレイプをしている点で注意書きが欲しかった。
二次創作とはいえ余りにもキャラが離れていると
辛く感じてしまう人も多いからです。
これからは出来れば気を配って頂けるようお願いしたい。

あと卑語を喋るのは全然いいんだけど
効果音でも地の文で「☆」とか使うのはよくないかな。
それと台詞の中で「♪」や「v」を使うのも
壊れてる感じは出るから悪くはないけど
小説として考えるとあまり多用するのはどうかと思った。
地の文が知的な語り口なので違和感があるというか。
喘ぎ声はもう少し普通のものを選んだ方がエロいし萌えるよ。
アピィーやギョヘェーは見た瞬間ビックリした。

でもこの辺りは個人の趣向なのでスルーしてくれてもいいです。
小説自体はお上手で文句をつけるところがない。
楽しんで読めたので続きを心待ちにしてます。
579名無しさん@ピンキー:2007/09/19(水) 15:33:58 ID:0+ovD6s6
自分も続き楽しみに待ってるです。
この流れだと投下しづらいかもしれないけど、悪意があるわけじゃないんで
ぜひ読ませてほしいです。

あと578さんの言う書き方の方が確かにエロいし萌えると思う
H度は全然問題ないと思う
このスレでは卑語や激しいのって珍しいけど、こういうのも読めて嬉しかった。

上でも出てるけど、実験的に書くときは
最後じゃなく最初に注意書き書いとけばおkだと思うです。

本当に上手なんでまた読ませてほしい。マジで。
580名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 14:20:51 ID:t7k91JPE
>>567
GJですた!
切ない描写と激しいエロの差が面白かった。
つーかクレパスの時もそうだったけど、切ない描写もすごい上手いね。
トラップ編楽しみです。このままマリーナと進むのかな?
期待してます。トラパスも見てみたい
581名無しさん@ピンキー:2007/09/28(金) 18:38:30 ID:6Bnle9LQ
続編待ちほしゅ
582名無しさん@ピンキー:2007/10/03(水) 23:38:00 ID:9yOor3xx
あげときますよ
583名無しさん@ピンキー:2007/10/03(水) 23:40:27 ID:ZCC5FuI9
腐女子が自分のカプ・嗜好に合わないからと
SS投稿者を袋叩きにして追い出すスレはここですか?
そりゃ過疎るわwwwwwww
584名無しさん@ピンキー:2007/10/04(木) 11:28:11 ID:xw1lq3KT
腐女子って決め付けるのやめてくれよお
やっぱ追い出しちゃったのかなあ。
今か今かと毎日チェックしてるんだけどもう無理なんかな
585名無しさん@ピンキー:2007/10/05(金) 14:05:47 ID:FYfs0U4O
今読んだけどかなり好きだよー
原作のキャラ描写と違う話は過去に結構あったし気にならない。
というかマリーナの感情(嫉妬)はアリだと思う。納得できた。
最後の注意書きを最初に回せば全然問題ないよね
すごい上手いんでもっと読みたい。トラップ編楽しみにしてます。

>>583
作品の量のわりに感想少ないかなとは思う
過疎ってるってコメントよく見るけど、結構コンスタントに作品上がってる方だと思うなこのスレは。
しかも一つ一つ丁寧だし、すごくありがたい。
586名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 03:00:19 ID:ugvQKHsV
つーか叩いてんのってものすごい少数じゃね?
ライノベ板の方のスレにこっちのアドレス貼り付けた馬鹿と同じ人じゃないかね。
最悪のルール違反してる奴はスルーしていい

今までいろんなタイプの作品が上がってきたけど、
こんな拒絶ってあったっけ?なんか変なの。
読む方は、合わないとわかった時点で読まなければ済むけど
書く方はかなりの手間と時間をかけてるんだもんなー
なんか納得いかない
587名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 21:05:19 ID:SYBTalRJ
同意。

つかあそこまで激しいのは
ここじゃ初めて読んだから自分は結構好きだったんだけどw
588名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 13:23:15 ID:+Vcsr6qY
激しいのは全然いいんだけど
それより描写がちょっと…キモ…なのが問題かと
589名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 14:04:11 ID:Xexssgxg
今まで、たまーに抵抗あるものもあったけど、
個人的な好みの問題だから、スルーすれば済むからそうしてた。
書き手がスレの中で暴走するとかなら問題あるけど
全然そんなことないし、わざわざ文句つけるほどじゃなかった。
なんで今回だけこんな風になってるのか不思議。
590名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 14:14:29 ID:Xexssgxg
IDちょっと素敵じゃね?
591名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 14:38:24 ID:sYThUmoJ
だよなー。
感想なんか人それぞれだけど、
作者によっていろんな作品があっていいし
このスレではいろんなタイプの作品があるから
自分の好きなものを探して読めばいいじゃん。
しかも567は模索段階で、意見を自分で聞いてるんだから
直した方がいいことがあったらここを直してって言えば済むのに
いきなりキモいとか切り捨てて、そっちの方が引いた。
592名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 21:51:32 ID:wl0fPp2M
>>588みたいなのがいるから…
593名無しさん@ピンキー:2007/10/11(木) 08:16:59 ID:SKQrzD4i
好みじゃないSSに対して寛容であれ、というのは
他人の感想に対しても同じことが言えるんしゃないかな。
好意的でないレスがひとつついただけで
10人がかりくらいで非難するのもピリピリしすぎだと思う。
職人さんへのフォローがあるのはとてもいいことだけど、
今の空気はちょい窮屈…
594名無しさん@ピンキー:2007/10/11(木) 11:02:59 ID:3YAZ99UZ
凶暴化した住人、繰り返される論争、広まる不穏な空気…

そうか!これは行商人の罠だ!
595名無しさん@ピンキー:2007/10/11(木) 22:24:35 ID:xz3t1vX8
ここで無邪気なルーミィが、スレの空気を和ますために一言↓
596名無しさん@ピンキー:2007/10/11(木) 22:48:42 ID:3ans+DvR
マリーナは死ぬべき
597名無しさん@ピンキー:2007/10/17(水) 21:12:11 ID:BvA3a/a5
では行商人の罠ということでひとつ。

>>593
好意的じゃないレスは、単に書き方の問題だよね
非難のレスももっともな内容だと思ったけど、
数は問題だね、確かに。最初の1、2人が書いたらあとは自重でもいいかもね
あと、ピリピリしてるのは567の続き?が読めなくなりそうで
苛立ってるのもある気がする

頼むから読ませてくれ!
598名無しさん@ピンキー:2007/10/23(火) 03:30:08 ID:twzJiMvL
続き期待age
599名無しさん@ピンキー:2007/10/23(火) 10:23:50 ID:618Bkgba
続き待ってるよおおおおおおおおおおおおおお
今か今かと

関係ないけど、新4で別行動中にパステルの手料理を食べられない
パーティメンバーの心情を考えるとちょっと萌える
600名無しさん@ピンキー:2007/10/23(火) 11:05:34 ID:da6a+pq9
(でもクレイの飯もうまいんだよな…あいつマジで生き方間違ってねーか?)
601565続き:2007/10/23(火) 22:19:39 ID:vhuxzS7f
イき方まちがってるだなんてそんな!
602名無しさん@ピンキー:2007/10/23(火) 22:20:22 ID:vhuxzS7f
名前欄まちがえたーっ!!!
603名無しさん@ピンキー:2007/10/24(水) 07:13:03 ID:YpbJRN1A
原作ではトラパスがいいねと思ってたんだが
ここの投下物見て、クレパスもいいな!と気付かされた。
萌えをありがとう。
604名無しさん@ピンキー:2007/10/24(水) 10:21:52 ID:TucAU3i5
髪の毛おろしたパステルが見たい
605名無しさん@ピンキー:2007/10/24(水) 11:04:14 ID:xDA3QYjx
>>601
お前の常駐スレ特定したw

このスレでマリパスの良さに気づいた。職人さんありがとう。
606名無しさん@ピンキー:2007/10/24(水) 18:31:10 ID:KktO3NGX
>>603
自分もこのスレでクレパスの良さに目覚めた
あとトラクレパスにまで萌え出した
あとマリパスってジャンルを知った
マリパス色っぽくて良いよねえ。

個人的に、マリーナはちょっとキャラがつかめなくて
なんか中途半端な印象だったんだけど、
だからどんな方向にでもイメージ出来てイイなあと思った。
607名無しさん@ピンキー:2007/10/30(火) 07:15:51 ID:2Y84dSqB
保持
608名無しさん@ピンキー:2007/10/31(水) 03:15:31 ID:UXdBOrt7
PCの保管庫にどうしてもいけないのですが・・・、>>2からいくと変なリンクに飛ばされるし、どなたか場所をお教えくださいませんでしょうか?
609名無しさん@ピンキー:2007/10/31(水) 09:05:11 ID:EHk29ETw
フォーチュンクエストの部屋
ttp://red.ribbon.to/~eroparo/contents/lightnovel-fortunequest.html

トップページ(ミラー)
ttp://red.ribbon.to/~eroparo/contents/
610名無しさん@ピンキー:2007/11/07(水) 06:14:14 ID:KOjxzUDj
保守
611名無しさん@ピンキー:2007/11/07(水) 12:47:23 ID:6C+gy5Vh
デュアン・サークのSSってここに投下していいのでしょうか?
612名無しさん@ピンキー:2007/11/07(水) 17:57:47 ID:G5dCcliE
>>611
ぜひお願いします。
613名無しさん@ピンキー:2007/11/08(木) 06:20:54 ID:OKIbiAaZ
お願いします
614名無しさん@ピンキー:2007/11/08(木) 21:40:46 ID:GtWRuLjw
デュアン×ルルフェ、デュアン×アニエス、鬼畜クレイ・ジュダ×アニエス辺りお願いします。
615名無しさん@ピンキー:2007/11/08(木) 22:02:59 ID:LPJaw9lT
キットン×サラディーの土地

「さて…では最初にこの辺りをあらかた耕すことにしましょう」
「ひいいっ! あうっ…!いやあ…! 激しいのぉ…ひっ、う…そんな深く掘っちゃダメぇ!」
「と…あらかた出来ましたか。では早速種まきと行きましょう」
「いやあっ!? やめ…やだやだやだ!! 赤ちゃん出来ちゃうよぉ!!」
「ふぅ…出来ましたか。では成長促進剤を使いますよ。そりゃ」
「いやああそんなの…そんなの注ぎ込んじゃダメえええ!! ああううっ」
「これでよし、と…後はしばらく待つとしましょう。どれくらい収穫できるかは分かりませんけど…」
「うっ…あう… は、あ…あ…お腹がいっぱいなのぉ…どんどん赤ちゃん出来ちゃってるのぉ…」
616名無しさん@ピンキー:2007/11/09(金) 10:10:39 ID:OMwrHuhB
キットンひでえwww
よく思いつくなあ。

>>614
激しく見たい

>>609の保管庫から読める?
別のサイトにつながっちゃうんだけども
617名無しさん@ピンキー:2007/11/09(金) 10:20:14 ID:JJwBKJHS
自分は普通に読める
618611:2007/11/09(金) 12:12:32 ID:0x4/BFXX
デュアンサーク
陵辱
オルバ×アニエス



「服をぬげ」
「はぁ!?」
 雪豹を昏倒させ、その四肢を拘束したオルバは目の前の少女に
命令した。
「そ、そんなオルバ…冒険者だろ?そんな酷いこと…」
「いけない、いけないんだギィーッス」
チェックが騒ぎ立てる。デュアンは「静かに」とグリーニアの子供を掴むと鞄に押し込んだ。
気絶している雪豹の首筋にダガーを突きつけるオルバにデュアンは言った。
「俺はな冒険者の資格を持ってる傭兵だ。これを持ってりゃ得な事が多いんでな。
傭兵の間じゃあ持ってねぇ奴はいねぇよ。それにデュアン、お前バカか?」
「え?」
 呆れた顔をしてオルバは続けた。
「こんな上玉な娘だ。さぞかしいいところのお嬢様なんだろうよ。おまけに雪豹まで
連れてやがる。魔女の館なんざ行くより、雪豹共々売っぱらった方金に換えた方がよっぽど儲かる。」
「誰が貴方みたいな男の言う事なんてきくもんですか。それよりクノックを離しなさい。
今なら許して上げるわ、二人とも5千Gで雇ってあげる。私は魔女の館に行かなければならないの」
 少女がオルバに向かって言った。さすがにタイミングがタイミングなだけにデュアンは
眉を潜め、まずい…と胸中で毒づいた。
「…で?」
「だからお金が欲しいんでしょう!?私が雇って―――」
 苛立ちを抑えきれなくなったのか少女が声を荒げた。
 大声を上げてしきりに笑ったオルバはダガーをデュアンに渡し、目の前の少女に近づいた。
「おい、魔法使いのお嬢ちゃん…どこの生まれかしらねぇーが、ちと世間様舐めすぎてんじゃねぇのか?」
 乾いた音が森に響き渡った。
「オ、オルバ―――」
 少女は真っ赤に腫れた頬を抑え、キッとオルバを睨んだ。
「痛ぅ…な、何を――――ぐっあ…あ…かはっ」
 気丈にも叫ぼうとした少女の喉がオルバの武骨な手によって締め上げられた。
「魔法使いは杖と口を封じ…こりゃ鉄則だ。へぇ、フィアナ王国…アニエス=R=リンク…
レベル3の初心者か。大方、国元じゃあ王族の分家か貴族の娘ってトコだな…
妾の娘って事もある。大漁だなこりゃ」
 オルバの平手を頬に食らい、首を締め上げられたアニエスは杖と冒険者カードを奪われた。
それもそのはず戦場で鍛え上げられたオルバだ。その力は半端ではない。
「オ、オルバ…もうこの辺で――――」
「ん?ああ、そうだな…」
 オルバはアニエスの首から手を離した。途端に地に崩れ、激しく咳き込むアニエス。
「けほっげほっ…かは…はぁ…はぁ…」
「さて、デュアン…ここでお前には2つの選択肢がある。」
 オルバは震えるアニエスに背を向け、ニヒルな笑いを浮かべデュアンに問いかけた。
「1つ目、自分の良心に従って、そのダガーで俺と殺り合い、この娘を救って魔女の館に行く。
2つ目、俺に協力して、さらに金を手に入れ、冒険を続ける…さぁ、どっちを選ぶ?」
「オ、オルバ―――そ、そんな…ぼ、僕は…」
「選べ。」
 オルバのドスの聞いた声と鋭い眼光。
「そんな…ぼ、僕は…」
 震えるアニエスの縋るような眼とはだけたスカートから覗く脚に首から胸にかけての
ほんのり紅がのった白い肌。淡く膨らんだ胸、花弁のように形の整った瑞々しい唇。
緋色に輝く凛とした瞳はデュアンの情欲をかき立てた。
「ぼ、僕は……」
619611:2007/11/09(金) 12:19:25 ID:0x4/BFXX
それからデュアンは目の前で起こる暴行を意識のない雪豹の首筋にダガーを沿わせながら
見ていた。
オルバがアニエスを押し倒し、胸元を開いて、股を割らせる。
そして下着をはぎ取り、胸と尻を露わにさせ、蹂躙する。手慣れたものであった。
戦場で何度もそうした経験があるのだろう。
半裸のアニエスは必死に抗ったが自分とさほど変わらない年齢の少女が敵うハズはない。
紅い髪に木の葉がまとわりつく頃にはオルバは怒張を取りだし、アニエスに埋め込んだ。
「痛い痛い痛いあああああ!」
アニエスは必死に抗った。が、膣を強引にこじ開けられ、削り取られる痛みは尋常ではない。
「ほらほら、もっと抵抗してくれよ。じゃねーとヤリ甲斐がねぇ」
 オルバがアニエスの腰を掴み、下から抉るように突き上げた。処女の証であった鮮血がアニエスの
太股とつたい、地に赤い雫をしたたらせた。
「かはっ!」 
アニエスの身体が仰け反り、淡い胸から汗が飛び散った。
「貴族の女は良い身体してやがる…そんじょそこらの娼婦とは大違いだ。」
オルバが嬉々としながらアニエスの淡い膨らみを持った胸にむしゃぶりついた。
肌に舌を這わせ、乳首から母乳を吸うように食らいつく。
「はっ…い……あ、ああっ!う、うう…お、覚えて…なさ…あ、あとで…か、必ず…」
『殺してやる』とアニエスは緋色の瞳でオルバを射るように睨んだ。
「あとで?後なんかねぇよ、俺が満足したら次はアイツだ。」
 オルバはデュアンを顎で指した。
「なっ――!?」
 アニエスはオルバの言葉に愕然とした。
「アイツの童貞貰ってやれよ。なぁ?」
「な…や、やだ…そ、ん…ぐう!」
アニエスは激しく突かれながら唇を噛みしめた。
母の呪いを解きに城を抜け出して、冒険者の資格を取り、魔女の森にたどり着けたまではよかった。
クノックが警戒してオルバに跳びかかるまでは―――。
こんな森の中で、こんな蛮族のような男に、純血を奪われた。
その上滅茶苦茶に犯されている。傍から見れば間抜けだろう。
世間を知らないフィアナ王国の妾の娘が己の情熱だけで道は切り開けると思っていたのだ。
それがこの結果を招いた。悔しい、悔しい、悔しくてたまらない。涙が自然と溢れてくる。
「お、へへっ、泣いてんのかい?悔しいだろ?ええ、こんなヤツに犯されてってな!」
「だ…誰が…くふ…は…う」
「三ヶ月ぶりだからな…たっぷりと濃い子種汁を注いでやる。孕むかもしれねぇなハハハッ」
「はら…い、いやっ!わ、私はまだ子供なんて―――ぐううっ!!」
オルバは絶頂が近いのか、腰の動きがよりいっそう激しくなった。アニエスを組み敷き、問答無用で
膣内に射精するつもりなのだろう。逃れようとするアニエスに身体ごとのし掛かり地に押しつけた。
「俺の顔をよぉく見ておけ、は…お前の膣内に最初に射精した人間だってな!お、おおう!だ、出すぞ!」
「や、やだ…やめて!お、お願いだから!だ、誰か!誰か助けてええ!いやあああっ!」
びゅるどぴゅびゅるるるるびゅびゅううう――――
オルバが最後に力強く突き上げてきたのと同時に身体の奥になま暖かいモノが排出された。
う…うっとオルバが腰を振るわせる度に、アニエスは身体の再奥が熱くなっていくのが
やけにはっきりと感じた。
「ん、んうう…い、いや…中に…中に…どうしよう…お母様…私…う、うう…」
「…さぁて…今度はデュアンの相手をシテもらうか…」
 オルバはそういってすすり泣くアニエスを俯せにするとぐにゅりと尻肉を鷲掴んだ。



と、こんな感じで続きます。
次はデュアン×アニエスで。
デュアンの兄ゲイルの事が好きだった女の子の名前が思い出せない。
知ってる方、申し訳ないですが教えて下さい。
ルルフェは名前だけ知ってるんですが、詳細設定がわからないので
できればこれもお願いします。
620名無しさん@ピンキー:2007/11/10(土) 00:53:14 ID:UIqIFBu8
GJ!
621名無しさん@ピンキー:2007/11/10(土) 08:09:35 ID:54dOOkMZ
続きwktk
622名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 19:41:47 ID:95DG3GDW
あのー、>>518のクレパスと、>>550のマリーナと
まんっま同じ話を他で読んだことがあるんだけど…。エロパロってパクリおkなの?
623名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 20:10:24 ID:pDo7ZPC1
あるサイトさんのちゃんとストーリーのある小説から
エロシーンだけ切り取って、名前と性別をすげ替えて。
地の文も改行も台詞も擬音もそのまま。
>>550はこんな事して、パクッたサイトさんにも
何も知らずここで読んで感想くれた人達にも恥ずかしくないの?
624名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 20:17:55 ID:dAadP/cY
え?
マジパクリなの?
すげーがっかりなんだけど
625名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 20:36:24 ID:pDo7ZPC1
純情そうなヒロインがエロになるとのりのり実況調で放送禁止用語連発。
中でも「ウヒィーッ!」「ぽうぉあぁぁー!!」「グヒャアィッ!?」と
秀逸なあえぎ声は2ちゃんでも話題になった、専スレもあるサイトさんだ。
それだけ特徴的だから誤魔化し様がない。
>>550>>567のさも私が一所懸命書きました!て言い草には
どの口が言ってるのかと思ったよ。
626名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 22:56:07 ID:yUtH1Yo6
627611:2007/11/13(火) 00:28:19 ID:E5gVLLfP
デュアンサーク
陵辱
デュアン×アニエス


おら、デュアン、何やってんだよ。!」
「え…あ、は、はひゃい!」
デュアンは短い悲鳴のような返事をすると、地に伏せるアニエスの腰を抱き上げた。
「う……」
 自然と尻が持ち上がり、尻を後ろに突き出す四つん這いの姿勢になった。
満身創痍といったアニエスの抵抗はなく、なすがままにされている。
「はっ…は…はん…はっ…」
デュアンは四つん這いになっているアニエスの尻が見えるよう
スカートをまくった。血と精液に汚された色白の尻が外気にさらされ、デュアンの腕が止まる。
年頃の女の、アニエスという美少女の尻を眼の前にズボンの中の肉棒は天を向き、
ガチガチに反り返っていた。
「はっ…はあ…!」
「ほら、やれよデュアン。このお嬢ちゃんがお前の童貞欲しいってさ」
 デュアンに代わり、クノックにダガーを突きつけるオルバからアニエスは目をそらした
 下手な抵抗はこのオルバの加虐心を煽るだけだ。
「さっきまで処女だったからな…やりやすいようにゆるめといたぜ」 
デュアンはアニエスの震える腰を手で掴み、肉棒をズボンから取り出すとその膣口にあてがった。
「はー…はァ…はァ…ご、ごめん…ごめん」
――ぶちゅ…ずにゅうううう――
「く…う…んんんん…!!」
アニエスの膣口がデュアンの肉棒によって再度開かれた。
アニエスは唇を噛みしめ声が漏れないように必死に耐えた。
「うぅぅ…あ…ああ…はあ…う」
とろけるような快感が電撃のように肉棒の先端から下腹部まで駆け抜けた。
前線にいた兵士が捕虜の女兵士をよってたかって犯す姿がデュアンの脳裏に映った。
調理班に配属された自分は汚らわしいとしか思わなかったが……
今、初めて彼等の行動が理解できた。
(これが女の…女の子の膣中…気持ちいい…気持ちよすぎる。)
 肉棒が狭い膣内のヒダヒダに絡め取られ、腰を押し出すたびに底なし沼に肉棒が埋もれていく。
 そして引き抜こうとすると未練がましく、ねっとりと絡み吸いついてくる。
ぬちゃぬちゅう…ぐちゅうう…ぬりゅう…
「あ…き……う…ううう」
アニエスの苦痛に耐える声が己の情欲をさらにかき立てた。
この美しい少女を己が支配している。己が犯し、子種をつけさせている。
デュアンがいくら中性的な顔立ちをしていようが、そこは『雄』の本能であった。
「あ…ああ…ごめん、ごめん…で、でもき、気持ちよくて…ああ…が、我慢できな…あ」
背後から覆い被さり、アニエスの淡い胸をこね回しながらデュアンは喉を反らせて悦びの声を上げた。
左右にぷるんと張った尻肉の腰を打ちつけ、パンパンパンと音が弾ける程、デュアンは
激しく腰を振り始めた。
「あっ、ああっんんんっ、はっ、はっ…ご、ご、ごめんなさ…ごめんなさい、ごめんなさいい!」
「あぐッ…く…ん!」
「気持ちいい、気持ちいいよ!あっああっ…はっはっん、くうううう」
「ぐ……っや…は!」
涙を散らしながらアニエスをいやいやと頭を左右に振った。
628611:2007/11/13(火) 00:31:06 ID:E5gVLLfP
再び男に犯されている自分がどうしょうもなく情けなかった。
こんな事になるくらいなら…国にとの後悔の念を必死に否定し、アニエスは耐え続けた。
「あああっし、締まる…ぼ、ぼくの…僕のが締め付け…あ、ああああっ」
デュアンはアニエスの背に密着し、首筋に舌を這わせながら乱暴に腰を叩きつけ、
ピストン運動を繰り返す。
アニエスの尻が震えデュアンの腰が上下に動く度にアニエス押し殺した苦悶の声が口から漏れる。
「ははあ…すげ、きつすぎて…ごめんなさい、ごめんなさい…ぼ、僕…僕…もう!」
覆い被さったデュアンが謝罪の言葉を述べながらアニエスのうなじに頬をよせ、乳房を乱暴に
鷲掴んだ。そして狂ったようにピストンを繰り返し、腰を叩きつける。
その度にぬめった結合部から血と走り汁の混合液が垂れ落ち、森の草のベッドを汚した。
「ああ…出る出る…僕の…僕の…しゃ、射精…はあああっ、ゾクゾクって…あ、あーーー昇って」
デュアンが猛烈な勢いでアニエスの尻に腰を叩きつけ、パンパンパンと音が響く中、
本能のまま腰を振るデュアン、否、『雄』が甘い声でわなないた。
「あああっ出る出ちゃうう僕の僕の出るううううう!」
「いやっ…いや、もう…いやあああっ!」
 アニエスが泣き叫んだ瞬間
ぶりゅ、ぶりゅるるどぶぼどぼどぼどぶにゅうううう!
デュアンがアニエスの濡れそぼった膣に限界まで肉棒を埋め込んだ肉棒からドロドロの
白濁が鈴口を裂く勢いで射精され、アニエスの中に精をぶちまけた。
長い禁欲生活を強いられてきたデュアンの精液の量は半端ではなく、白濁のゼリーのような塊で、
アニエスの尻が震える度に膣口からドロリと垂れ落ちてきた。
射精絶頂の余韻にデュアンは喉を痙攣させ、背筋がおれるくらい仰け反らせた。
「あ…ん…んんん…ふ…」
アニエスの尻にデュアンは腰を振り続け、残った精液を吐き出し続けている。
こんなオルバに、こんな男の子に、雄に陵辱され、精を受け入れてしまった。
アニエスは己の浅はかな考えに、絶望し、顔を伏せ涙した。
オルバは終始デュアンの陵辱劇をにやにやと鑑賞していたが、アニエスの態度に腰を上げると
赤い髪を荒々しく掴み、その耳に囁くように言った。
「感傷に浸ってる暇なんざねぇぜお嬢ちゃん、次は顔だ。その生意気な面を俺の精液で飾ってやる。」
アニエスへの陵辱は終わらない。
この陵辱が終わることには自分は正気を保っているだろうか…
アニエスは閉ざされていく心に、己の人生の終わりを告げた。
END


BOOKOFF行ってもデュアンサークUないし、
ルルフェの詳細設定教えて下され。3サイズとか特に。
629名無しさん@ピンキー:2007/11/13(火) 01:30:54 ID:nxqwmxEN
パクリは保管庫から削ったほうがよくね?
630名無しさん@ピンキー:2007/11/13(火) 01:47:46 ID:qS4L5MVU
同感。

皆、間違ってもパクられ元に迷惑かけるんじゃないぞ。被害者なんだから。
表現が好みじゃないと叩いた人もいるだけに、ちょっと心配。
631名無しさん@ピンキー:2007/11/13(火) 02:33:52 ID:EZxyRFLC
え、そうなのか。好きだったので残念だ。
保管人さんもせっかく置かせてもらってる上にいつも仕事早いのに
すみませんでした。

>>622-623>>625
乙でした。

>>630
拒否反応起こしてた人は、キャラと合わないって理由だったし
大丈夫だと思うけど、でもホント悪いことしたなあ。全然気付かなかった。
632名無しさん@ピンキー:2007/11/13(火) 20:45:45 ID:xLugd7LU
 611さん熱心&GJ!!
 本家DS板で「ゲイルの事が好きだった女の子の名前」聞いてる。
 ルルフェは森で育った子で、その森でなんか事件があって、デュアンが解決したんだよ。
 妖精だかに育てられ、人間にはほとんど接触が無く、デュアンに初恋。
 んで、デュアンとチューしたけど捨てられそうな勢い。
 モジモジな萌系の子。
 アニエスの当て馬っぽいのがかわいそう。
 
633611:2007/11/13(火) 21:29:02 ID:O52DADZ1
632氏、ありがとうございます。もう少し資料集めて、書き足したらルルフェ陵辱投下します。
634名無しさん@ピンキー:2007/11/16(金) 22:57:52 ID:FGslbz7j
お待ちしてます。
635611:2007/11/17(土) 23:07:16 ID:9+5pOyux
デュアン×ルルフェット
鬼畜・調教・陵辱
ルルフェのファン要注意






「ル、ルイーザ…んっ…デ、デュアン…とお話…す、するから…先に寝てて」
眉を歪め、何かに耐えるようにルルフェットはルイーザに告げた。
ルイーザは、顔が赤い、大丈夫?というように首を傾げたが、ルルフェの『大丈夫』と
いう返事に頷き、再び目蓋を閉じた。
「ん…あ…んん」
部屋を出て、隣のデュアンの部屋へと向かうルルフェットの唇から漏れる甘い吐息。
両脚を内股に、ルルフェットはデュアンの泊まる部屋のドアを開けた。
「やあ、よく来たね。ルルフェ」
「デ…デュア…はっ…ぬ、抜いて…か、鍵を…外し…」
「ははは、ダメダメ、まだ早いよ。」
「そ…そん…な…ふ、んんん」
壁を支えにルルフェはスカートの上から股間を押さえつけ、目をつむった。
「ルルフェ…さ、僕にスカートを捲ってその中を見せてくれる?」
「え…?で、でも…い、今は…その…」
 ルルフェットの閉じられていた目が見開かれた。
「パンティ履いてないから?大丈夫だよ、森にいた頃は履いてなかったんでしょ?
あの頃を思い出せばいいよ。ね、ルルフェ?」
「で、でも―――」
「捲ってくれる?」
「デ…デュアン…わ。私は……」
「ルルフェは僕の事、嫌い?」
 ルルフェットの心臓を射抜くようなデュアンの黒い眼光。ルルフェはビクッと震え
観念したようにスカートの裾を持ち、おずおずとめくり上げた。
あらわになる少女の幼い女性器。子供から大人へと成長しつつある胸、腰つき、太股、尻そして
髪の赤茶色の陰毛が僅かに茂り、その下の股間へと続く線。
が、その下腹部には皮で出来たバンドが装着されており、そのバンドの中心、つまり装着した折りに、
女性器にあたる部分に縫いつけられている円形のモノがルルフェットの女性器に突っ込まれていた。
デュアンの視線を感じたからか、その隙間から粘着質の液体がツツーと太股を伝い、垂れ落ちてきた。
「ははは、もうグショグショ。大洪水だねぇ…この事を森のみんなが知ったらどう思うかな?
パンティ履きもしない娘がバイブくわえて旅してるなんて知ったら」
「はぁ…デ、デュア…ン…わ、私…」
「はは、ねぇルルフェ、今朝から付けてて何回イッた?」
「はぁ…ふ…わ、わからな―――」
「聞こえないな?『何回』イった?」
 デュアンの声が鋭く、そして重くなった。
「あ…わ、私……な…7回…馬に乗ってる時と…さっき店に行った時と
その…つ、ついさっき…じ、自分の部屋で…」
「へ〜ルルフェってそんなに感じやすいんだ。」
「デ、デュアン…も、もう…か…鍵…は、はずし」
 ルルフェットは顔を伏せながら、消え入りそうな声で呟いた。
636611:2007/11/17(土) 23:08:41 ID:9+5pOyux
「そうだね〜じゃあさ、わかるよね?人にモノを頼むときのお願いの仕方をね。」
「あ…ん…あんな…こと…あ、んんん…ま、また…」
 デュアンの言葉にルルフェットの顔が真っ赤に染まる。
「恥ずかしすぎて言えない?じゃあ、さよならだ。ここで別れようか。ルルフェも立派なレンジャーだし、
ルイーザがいるから、もう1人でも平気だよね。」
「や…やだ。わ…私は…デ…デュアンと…その…い、一緒に…一緒がいい」
「だったらその口で言ってくれるかな?ルルフェのどこに僕の何を欲しいのか。
ちゃんと声に出して。」
「……だ…だけど…そ、そんな…わ、私…」
「言ってくれるよね、ルルフェ?」
デュアンは凄味のある笑みをみせた。断ればその場で殺されるような深淵の笑みであった。
「デ…デュ…アンの……」
「僕の?」
「その…た、猛々…しい……チ…」
 ルルフェは戸惑った。姿を見られているだけでも恥ずかしいのに、スカートの中を覗かれて
その淫具を見られた上、この言葉の音読……それでもルルフェはデュアンが全てだった。
「チン…ポ…で…う…ううめ…雌犬…ルルフェの…
オ……マン…コにせ…い…えきを…そ、注いで…」
「お願いします。は?」
「お、お願い…し、します…」 
637611:2007/11/17(土) 23:12:15 ID:9+5pOyux
「よく言えたね。ハハッ、ルルフェ。」
デュアンは皮で出来た淫具を取り外すと
「それじゃ…こっちもね?」
笑顔で己の肉棒を取りだした。それは天を向き、180度の角度で反り返り、
熱い脈を打っていた。
デュアンはルルフェットの胸元をはだけさた。
上着から覗く二つの肉の膨らみ。
ブラジャーは城で貰ったはずだが胸元が苦しいのだろう、
ルルフェットはいつもノーブラだった。
その乳房の先端の突起は固く勃起し、ルルフェの戸惑いの吐息が漏れた。
「綺麗なピンク色……きれいなおっぱいだね」
「…み…見ないで」
ルルフェは咄嗟に胸を隠そうと腕を上げた。ぷると触れる乳房にデュアンは素早く吸い付いた。
「ん…」
「あ…はぁ…や、やめて…く…れ…」
ジンっと熱を感じる乳房にルルフェットは眼をつむる。
「いつも思うんだけどルルフェって森にいた時、オナニーよくしてたでしょ?」
「お…おなにぃ…?」
そう言いながらちゅ、ちゅと軽く吸い、乳首をしゃぶり、
くわえるデュアンにルルフェットは頭を抱え、甘く喚いた。
「や…やだ…す、吸わないああ」
「わからない?一人で胸やオマンコを弄ることだよ。ん、ちゅ」
感極まったようにデュアンはルルフェットの胸を吸い、
その手で弧を描くように淡い乳房を揉みしだく。その度に胸はプルッと逃げ惑うように揺れた。
「は…あ…はあ…あ」
ルルフェットの甘い悲鳴と共に幼い身体が硬直し、ふるふると震えた。
爪先までピンとのばし、途端にくたぁと脱力し、床に膝をつくルルフェット。
「ふう…ん…とってもおいし…ね、ルルフェット…今度は僕に…ね?」
その姿に満足したのか、涙と汗に濡れたルルフェットの額に軽く口づけするデュアン。
「あ…ん…デュアン?」
「僕のチンポ舐めて」
その悪魔のような囁きにルルフェットは視線をそらしながら微かに頷いた。
638611:2007/11/17(土) 23:15:42 ID:9+5pOyux
「あ…ん、レロぴちゃんちゅちゅんん」
デュアンはベッドに腰掛け、足下に踞るルルフェットの頭を抑えながら、天を仰ぐ。
「はは、あのルルフェがフェラチオだって…。」
「はふ…デュアン、んん…デュアン…」
 しかし、その眼は笑ってはいなかった。
「ルルフェ、口を開けて」
「えっ!?」
咄嗟の事に反応ができず、なすがままにされるルルフェット。
そしてその口に射精寸前の肉棒がたたき込まれた。
「んぶっ!?んむううううううっ!」
「ルルフェのフェラ…下手すぎ。だから仕方ないよね?」
そしてデュアンはルルフェットの頭を掴み、激しく前後させる。
当然デュアンの肉棒はルルフェットの小さな口に収まるはずもなく、
ルルフェットは眼に涙を浮かべながら必死に口を開け、空気を吸おうとする。
そこに叩き込まれる肉棒。
「むぐっふぅんっはっ!んぐっ!むううっううっ!」
あまり強烈な突きにルルフェットはたまらずカリッと歯を立てた。
「……っ!」
それが引き金をなったのか、デュアンはルルフェットの頭を掴み込み、腰をかがめた。
次の瞬間、ルルフェットの口内でデュアンの肉棒が爆発した。
ぶびっ!どばどばどぼぶびゅるるるっどぶ…どぴゅ……どぴゅるる……
「んぐ…んん…げふ!う…げふっうええ!えっげふっ!おええ!」
デュアンの射精がおさまり、頭を掴む手がゆるんだ途端ルルフェットは口を手で覆い、
白濁液を口から吐瀉した。精子特有の臭いがルルフェットの舌を麻痺させ、喉に絡まり激しく咳き込む。
639611:2007/11/17(土) 23:18:02 ID:9+5pOyux
「あーあ…汚い。まぁいいか…ルルフェ…こっちにお尻を向けて四つん這いになって」
「げふッ…ケホ…ケホ…も、もう…デュアン…やめ…」
「僕はお願いなんてしてないよ?それともこう言おうか『四つん這いになれ、雌犬』」
「―――っ!?」
 デュアンの恐ろしいまでの双眼にルルフェットは小さな悲鳴を上げた。
「さ、四つん這いになって、ルルフェ。」
「………」
ルルフェットはギュッと眼をつむり、四つん這いになった。
犬の性交の様に後ろに尻を突き出す羞恥極まりない屈辱的な体位である。
「やっぱりさ、森で暮らしてた君にはその格好がお似合いだよ。そう思わない?」
「………」
 恥ずかしすぎて何も言えないルルフェットをデュアンは気にするわけでもなく、
デュアンはズボンから己の肉棒をさらし、背後からルルフェットに覆い被さった。
激しくルルフェットの上着を剥き、白い背中を露出させると小振りな乳房がぷるんと零れ落ちてきた。
「さて、いい声で鳴いてね…ん、うう…」
 デュアンは反り返った肉棒をぶちゅうううとルルフェットの幼い膣に突っ込んだ。
「あっあ…い、痛い…痛いよデュアン!」
「んっ…ぼ、僕は気持ちいいよ…ルルフェ…もっと鳴いてよ、ほら、ほら、ほら」
ぷりんと柔らかい尻肉を掴みこみ、デュアンは腰を叩きつける。
半裸のルルフェットは床に四つん這いの格好で、バックから突かれる度に苦悶の声を上げた。
その光景はまるで野良犬の性交。
雄犬の獣じみた情欲を貪り尽くす、荒々しい性交であった。
パンパンパンと背後から力強く、腰を突き出すデュアン。
それに呼応しぷるんっと震えるルルフェットの尻肉。
そして張りのいい乳房がぷるんっと跳ねまわる。
「さすが…ん、狭いだけあっていいねルルフェ…ん」
「あっ…いっ…痛…デュ…アン…や、優し…して」
640611:2007/11/17(土) 23:22:46 ID:9+5pOyux
いつからだろうか、こんな関係を続けているのは。
 初めてキスした辺りからデュアンは変わり始めた気がする。
 いつも距離を置いていたデュアンが急に自分に近くなった。
いや、デュアンから積極的に声を掛けられるようになった。
 どこかよそよそしい喋り方から、身近な
…例えて言うなら恋人と話す様な喋り方になった。
 はじめはとても嬉しかった。デュアンがアニエスよりも自分を選んでくれたと
思い、何においても勝てないアニエスに初めて勝利した余韻に酔っていた自分。
 そしてデュアンに言われるまま処女を捧げ、毎晩のようにセックスをして
 段々と過激になっていく性交に微かな違和感を感じ始めた頃にはもう遅かった。
641611:2007/11/17(土) 23:29:33 ID:9+5pOyux
「ね、ルルフェ…もっと喘いでくれないと楽しくないんだけど?」
「あ…うん…ごめ…デュア…ン…あ、あは…い…」
 始めから自分など愛されていない。アニエスに勝ったなどと浮かれていた自分…
実際は始めからアニエスと同じ土俵にすら上がれなかったのだ。
『アニエスの代用品』
としてしかデュアンは自分を見ていない。
またアニエスにできないような過激な性交をルルフェットという『女』で試し、遊んでいるだけだ。
アニエスが戻ってくれば自分は捨てられるかもしれない。いや、確実に捨てられる。
自分は代用品、デュアンの性欲を満たすだけの『穴』の価値しかない。
それでもルルフェットはデュアンを愛していた。叶えられない恋でもこの瞬間だけは、恋人の営み
を疑似体験できる。本物でなくてもいい、例えそれが偽物でもよかった………そう、最初は思っていた。
「アニエスならもっと喘いでくれるのにさ…しらけちゃうんだよね、ねェ聞いてる?」
642611:2007/11/17(土) 23:30:14 ID:9+5pOyux
『ウ…ザ、ザボザエラウ…』
【あ…ふ、ふざけないで…】
「ルルフェ?」
『アチイハウアインオエナノ、ダデヨウイヒンデウナイオンウネ!』
【私はあんな女の代用品じゃない!】
 ルルフェットの目つきが変わり、涙を浮かべながら一気にまくし立てるように
喋りだした。
 この言葉は―――――。
 デュアンは思い当たる節があった。
『アチイアチデラウテクレヨウルエオグラタカ、ゲコハジカカバロコダウシテンネトル!』
【私は私で愛してくれると思ったからこんな恥ずかしい事だってしているんだ!】!」
 ルルフェットが喋っている言葉は、森の中で妖精達が囁いていた言葉に似ている。
ひどいなまりだが言葉の端々の意味は理解できた。
『ジランケヤデアンバトツイイヤツテジアニエスアニエスタカ!」
【だけどデュアンは何時だってアニエスアニエスって!】
 デュアンは泣き喚きながら言い放つルルフェットの言葉に耳を傾けた。
『コゲラドエグセラデケナ…アチイハウヨチキノノラハチハ!?アチイハウヨチキノノラハチハ
カケガヘヨグロゼカムサワガキガナヌナ!?』
【こんないやらしいことばかり毎日毎日…私の気持ちは!?私の気持ちは考えてくれた事はあるの!?】
 ルルフェットの本心にデュアンはこみ上げてくる怜悧な殺気を抑えながら耳を傾けていた。
『デアンツテダカテチヤヤウイネガロナ?エナ!アチイテアラトケンハナミ――――』
【デュアンだってわかってるんでしょ?ねぇ!私の事、ちゃんと見――――】
 我慢の限界だった。デュアンはルルフェットの口に手を当てその眼を睨み付けながら言った。
「調子に乗るなよ、お前がアニエスの代わりだと?いいか、よく聞けウジ虫。
彼女は何物にも代え難い僕にとって神聖な女性なんだ。お前みたいな肥溜めで生まれたウジ虫とは
神とミジンコほどの差があるんだよ。そんな事も理解できないクソが代用品だと?」
 デュアンはルルフェットを思い切り突き上げた。
「かはっ!!」
「身の程を弁えさせてやるよ、よがり狂えクソが」
 デュアンはルルフェットにある魔法を掛けた。

「あは、あん、ああっ…デュアン…いい…いいよ…ああ…い、…いや…出して、私のオマンコに出してぇ!」
デュアンの力強い突きに限界を感じたルルフェットが卑猥な言葉でいなないた。
「はは、ルルフェ…ルルフェのエッチな言葉可愛いよ。ははははっ!」
パンパンパンパンッデュアンはこれ以上ないくらい激しく腰をルルフェットの尻に叩きつけ、言った。
「いいのっ!デュアン、デュアンンンン!!ルルフェのルルフェをデュアンのザーメンで
妊娠させてえええんん、妊娠、妊娠んおおおっ!」
「で、出る…出る出るよ…ア、アニエス!!」
デュアンの呻き声と共に叩きつけた腰がビクンビクンと痙攣した。
ぶりゅっ、びゅるるるるっぼどぼどぼどぼどぼどぼどぼっ!
「あああっ、デュアンッデュアンううううう!」
少し遅れてルルフェットが背を反らせ、甘い声をあげ、身体を痙攣させた。
「うっ…うっ…うう…」
「あひあっあああっイク、デュアン……イクウウウウッ!」
最後に大きくルルフェは喘ぐとぐったりと床に倒れた。
デュアンは短い呻き声を漏らしながら、ルルフェットの背にのし掛かり「うっ…う…」と
短い呻きを漏らしながら射精を続けている。

今日の分、投下完了。
もう少しだけ続きます。
643名無しさん@ピンキー:2007/11/17(土) 23:52:10 ID:cUHr2ROs
激しエロス
続き待ってます
644名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 19:02:56 ID:QzJXGW1n
あぁ、いい…こういうの大好きだw
続きwktk
645名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 21:33:50 ID:WaKKS4yT
メラGJ!
ルルフェ陵辱!!…でもあんま不幸にはしないであげて欲しいかも。
646名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 22:59:16 ID:vgpjrcat
>>645
余計な一言はいらんから。
647名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 23:50:24 ID:XOMh4bDm
>>656
でもソレも余計。
648名無しさん@ピンキー:2007/11/19(月) 00:14:44 ID:mLJPWWZI
未来パスktkr
649611:2007/11/20(火) 17:47:02 ID:MN+0Jsjw
そしてルルフェットをさんざんに犯し尽くしたデュアンはズボンを履き、
未だ床に倒れているルルフェットに声を掛けた。
「あんまりこの魔法掛けすぎると、ルルフェが使い物にならなくなるからね…これくらいで
いいと思うけど…そろそろ効果が切れてるだろ、起きてよルルフェ」
 顔に、髪に、身体に、まき散らされた白濁液。
 ルルフェットの秘部と尻からは未だに精液がドロリと付着し、時折ルルフェットの
身体が震える度にぶりゅぶびゅっと逆流した精液が吐き出されている。
「あ…かは…はあ…ん…う」
 荒い息をつき、放心状態だったルルフェットが床に手をつき、身体を起こした
「すごいヨガリ具合だったよ、ルルフェ。気分はどう?」
「…………」
 デュアンの言葉に顔を背けるルルフェット。
「つれないなぁ…でも可愛かったよ、ルルフェ。やっぱり君じゃないとダメだ」
「………?」
「僕って何てバカだったんだろ…ね、ルルフェがこんなに近くにいるのに」
「……デュアン?」
 ルルフェットの瞳に光が宿り始めた。
 まさか、デュアンの今の言葉って…とルルフェットは思った。
 毎晩毎晩デュアンと肌を重ねて、身体の中に熱い精を受け続けてきたけど
 それが功を成したのか?
 信じられないといった表情でルルフェットはデュアンの言葉を待った。
「確かにアニエスは僕にとって神聖な存在だよ。でも僕にはルルフェが―――」
「デュアン……」
 ルルフェットは思わず呟いた。
「いつでもシテくれる無料の娼婦がいるんだって事に。」
「え……?」
「だってそうだろ、いくら中出ししてもルルフェって妊娠しないよね。たぶん妖精がたくさんいる森で
暮らしてきたから、その影響があるんじゃないかって思って…子供が出来たら捨てるつもりだったけど、
それがないんなら捨てる必要はない、いつまでも飼い続けてあげる。嬉しいでしょルルフェ。」
「…………」
 ルルフェットの瞳から光が消えた。
 唯一の灯火が消え、残ったモノは空っぽの心だけだ。
 雌犬…身体を差し出すだけの女の身体を持った自分。
 森から出た世界はこんなにも残酷で壊れた世界なのか…とルルフェットは思った。
「そうだ。ルルフェ、君にこれあげるよ。」
 デュアンが差し出したのは皮のチョーカーと小さな箱。
「こっちは首輪みたいにデザインされたヤツで君にぴったりだろ?君は僕の犬だし、それでこっちは
金属のピアスなんだ。耳につけるより、ルルフェには乳首に付けて欲しいな。これをつけたルルフェは
誰よりも綺麗になると思うんだ。」
 デュアンは屈託なく笑った。
ルルフェットは最期の思考でこう答えた。
「……そうかな?」

END

ここまで読んでいただいた方、ありがとうございます。
そして長々と失礼しました。
650名無しさん@ピンキー:2007/11/20(火) 19:12:41 ID:EeZi2q1Z
おおお乙でした。
こういうダークなのも大好物だったりするw
個人的にはアニエスも絡めてもっと鬼畜に攻めて欲しかったりもw
651名無しさん@ピンキー:2007/11/21(水) 00:27:23 ID:1YR/vZoH
>>632
>デュアンとチューしたけど

あれ、確かそれ以上いったんじゃなかったっけ?
違うの?
自分の中ではかなりの衝撃だったんだけどなーw
652名無しさん@ピンキー:2007/11/21(水) 10:01:10 ID:4M09XM85
>651
その論議、深沢スレでもあったな。
仕舞いにその人たちお互いを房呼ばわりしてたしwww

当時はヤッただろ派でしたが、だったら闇魔の取っ憑かれたデュアンに乗っかられても、あんな拒否んなかったよね。
653名無しさん@ピンキー:2007/11/25(日) 08:53:30 ID:6Kxlrv1J
あげ
654名無しさん@ピンキー:2007/11/28(水) 02:05:50 ID:/4tBKESx
ほしゅ
655名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 01:27:05 ID:WF2InIQh
クレイ萌えだったあの青春時代
俺男だけどクレイは何故かかなり好きだった
656名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 16:31:07 ID:Wf78kEFk
初めまして!
先ほどこのスレ発見して興奮気味ですwオイラ近々投下させて頂きますね!
657名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 16:33:22 ID:Wf78kEFk
興奮しすぎて誤字った…
オイラも投下させて頂きますに変換お願いします><
デュアン×アニエスになる予定です
658名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 14:35:39 ID:KJ1YcDY0
おー嬉しいありがとう!いらっしゃいませ!
楽しみに待ってますね。
659名無しさん@ピンキー:2007/12/16(日) 00:22:24 ID:mikyfBVN
ここ見つけて懐かしさのあまり一気にフォーチュン全巻読んだ。
・・・いつの間にマリーナが先にドーマを出た事になってるの?
660名無しさん@ピンキー:2007/12/21(金) 22:37:09 ID:tzr9nH4J
デュアン×アニエスマダ-?

661名無しさん@ピンキー:2007/12/22(土) 21:34:07 ID:/KdQf+Qn
マン汁スレッド
662名無しさん@ピンキー:2007/12/24(月) 00:53:56 ID:6LaAWQMx
>>659
あれ俺がいる
663名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 18:24:49 ID:AUDJPsNf
 
664名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 21:13:26 ID:M+useQKk
hssh
665名無しさん@ピンキー:2007/12/27(木) 02:57:41 ID:qD+t3Rsr
保守
666名無しさん@ピンキー:2007/12/30(日) 23:48:16 ID:3n0os75m
>>662
おれがもうひとりいる
667名無しさん@ピンキー:2008/01/03(木) 00:52:05 ID:N39NHjUS
あけおめほしゅ
668名無しさん@ピンキー:2008/01/08(火) 02:36:13 ID:G9W3FCQn
新刊まで二日
669名無しさん@ピンキー:2008/01/10(木) 13:48:58 ID:/yNsfpk6
新刊かったー
読む暇がなくて絵をパラ見したけど、
メイド!!
670名無しさん@ピンキー:2008/01/10(木) 22:52:41 ID:k82HDfce
新刊最悪ー…。
…てか、予想通り過ぎ。
671名無しさん@ピンキー:2008/01/11(金) 15:36:47 ID:W6GloMFE
ラノベだから小中学生対象でしょ
672名無しさん@ピンキー:2008/01/11(金) 17:26:12 ID:IAggg318
そう思ったら楽に読めるようになった俺。
風呂敷もちゃんとたたんでくれる気があるみたいなのでマッタリ妄想しつつ続きを待つ。
原作でメイドが拝めてうれしい。
673名無しさん@ピンキー:2008/01/14(月) 18:37:34 ID:3fR4Bz/+
次の巻はルーミィの話っぽいな
674名無しさん@ピンキー:2008/01/15(火) 18:32:24 ID:ZW2tnVuP
マリーナ死ね
675名無しさん@ピンキー:2008/01/15(火) 20:09:44 ID:Yuhu/LZI
クレパス派にはきついな。

角川時代がなつかしい。
676名無しさん@ピンキー:2008/01/15(火) 23:46:58 ID:7Nh9HZwu
サラクレ派にもきついんだぜ
677名無しさん@ピンキー:2008/01/16(水) 18:34:21 ID:uYEG5BOL
マリーナ好きだったんだけどな・・・
ここ数年で一気に嫌いになったな
昔クレマリ派だった頃が懐かしい
678名無しさん@ピンキー:2008/01/16(水) 19:53:17 ID:x2v4XOBf
俺クレ派はどうすれば

マリーナはフォーチュンの癌
679名無しさん@ピンキー:2008/01/17(木) 00:22:53 ID:ObFzIZgQ
角川の頃の恋愛とか関係ない仲良しパーティー時代のがいいな

ファンタジーなのに何だか妙に現実臭くて悲しい
680名無しさん@ピンキー:2008/01/17(木) 10:22:36 ID:hcrEm64M
今の小中学生に合わせてるんじゃないの?
昔の子供はそうでもなかったけど、今の子供恋愛に積極的だから。
681名無しさん@ピンキー:2008/01/17(木) 11:13:00 ID:TebFzSVl
13、14の表紙でトラップとクレイの顔がやたら大人びてきた

メイド姿のパステル達の顔もそうだが、おぱいのサイズにちゃんと差があってワロタ
682名無しさん@ピンキー:2008/01/17(木) 20:30:07 ID:2HEmaVE7
最近新刊は買ってないんで気になってラノベスレ見てきたらショック受けた
マリーナってなかなか出てこないからよかったとか思ってたのに、今は出ずっぱりなのか
683名無しさん@ピンキー:2008/01/19(土) 17:55:32 ID:vF18fw/J
トラップ×マリーナ調教もので少し長いやつ投下します。
ややハードでプレイも変態っぽいので、嫌な人はスルー推奨。
684名無しさん@ピンキー:2008/01/19(土) 17:59:17 ID:vF18fw/J


 「おー、よく来たな。マリーナ。」

 トラップは部屋に入ってきたマリーナを見て妖艶に微笑んだ。

 「今日は一体何のようだ?」
 「あ、あの・・・」

 マリーナは上気した顔をして恥ずかしそうにうつむいている。

 「どうした?マリーナ。黙りこんじまってよ。」
 「あぁ、解ってるくせに・・・」

 マリーナは潤んだ瞳でトラップを見た。トラップの思惑はわかっている。
 自分の口から恥ずかしいお願いをさせるつもりなのだ。
 そしていつものように恥知らずな女だと、自分のことをさげすむのだ・・・
 だがマリーナは変態と蔑まれる己を想像して確かに興奮していた。
 マリーナの秘所はその想像とこれから行われる行為への期待から既に濡れており、
 クリトリスと乳首はいたいほど勃起していた。
685名無しさん@ピンキー:2008/01/19(土) 18:01:04 ID:vF18fw/J
 「あの・・・その・・・わ、私に・・・・し、して・・・・」

 ニタリ、と口元をいやらしく歪めてトラップはさらにマリーナの自尊心を貶めにかかる。

 「えっ?何をして欲しいって?
  よく聞こえなかったからもう一度でかい声で言ってくれよマリーナ。」

 そう言いつつトラップは通りに面した部屋の窓を大きく開け放つ。
 トラップの家はシーヴズギルドを営んでいるのだから、当然その通りの人通りは少なくない。

 「っ!?・・・い、言うから・・・ま、窓を閉めてよトラップ!」
 「あん?別にいいじゃんか、だってお前恥ずかしい目にあうのが大好きだろうがよ。
 いっつも俺に弄り倒されて、発情した豚みてーなよがり声あげてるくせに・・・・
 今さら普通の人間のフリしてもなぁ?
 ドーマ中の人間にマリーナのこと知ってもらういい機会じゃねぇか。
 ほれ、マリーナ言ってみろ、もう我慢できねぇんだろぉ?」

 トラップが言うようにもはやマリーナには自分の身体を襲う欲望の疼きを
 抑えることはできそうになかった。そして・・・・・
686名無しさん@ピンキー:2008/01/19(土) 18:10:02 ID:vF18fw/J
 「あ、あぁ・・・おか・・して・・・私を調教してぇっ!!!」

 聞かれただろうか?
 通りを歩いている見知らぬ人に自分の恥知らずな言葉を聞かれてしまっただろうか・・・・・
 マリーナは瞬間、大勢の人達に蔑みの目で見られる自分の姿を想像し身体を熱くし、
 ショーツの股間部分には一目で解るほどの大きな染みができていた。

 「相変わらずヘンタイだなぁ、マリーナ。え?おい。
 調教してくれだなんてよ、まともな女だったら口がさけても言えねぇぞ?」

 トラップはマリーナを辱める言葉をなげかける。
 その両眼にはサディスティックな喜びの光が宿っていた。

 「へへ、調教を期待してクリトリス起たせてるような変態は
  世界中捜したってお前くらいいなもんだろうなあ・・・。
  俺も今までのクエストで色々な変態を見てきたけど
  マリーナほどの変態マゾ豚は初めてだぜ。さすがの俺も呆れっちまわぁ。」
 「そんな・・・私をこんな風に調教したのはトラップじゃない・・・・」
 「ハァ?たとえ調教したって素質がなきゃここまでにはならねぇよ。
  おめぇが変態マゾなのは、調教されたからじゃなくて、お前がもともと
  どうしようもねえ恥知らずな豚女だからだよ。言い訳してんじゃねぇ」
687名無しさん@ピンキー:2008/01/19(土) 23:58:34 ID:yE2SJKXP
つ、続き…
688名無しさん@ピンキー:2008/01/21(月) 23:35:14 ID:45oR97XC
アルパスの続きを切望しています
689名無しさん@ピンキー:2008/01/24(木) 23:41:57 ID:HkyYKhJe
保守
690名無しさん@ピンキー:2008/01/27(日) 00:07:48 ID:dqWIjZuK
>>678
フォーチュンの癌は作者本人。
マリーナはむしろ被害者だと思う。
691名無しさん@ピンキー:2008/01/28(月) 00:53:55 ID:ARcWyDQb
でもマリーナが出てきてから明らかにおかしくなってったよな
692名無しさん@ピンキー:2008/01/28(月) 02:50:13 ID:FDrZUVhI
俺は「待っていたクエスト」あたりからずれてきたと思ってたんだが。
これは個人的な感想だけど。

クレパス派としては逆転サヨナラホームランを待つしかない。
693名無しさん@ピンキー:2008/01/28(月) 17:28:00 ID:Alkzc56L
新刊買おうと思ってたんだけど、なんか買うの怖くなってきたな。
でも、上巻持ってるしな…。
694名無しさん@ピンキー:2008/01/29(火) 05:14:11 ID:yyIpQB5t
>>691
マリーナが悪いわけじゃないけど、
話も周りのキャラもマリーナを中心にどんどん歪んでるんだよなー
マリーナ自身も、中途半端でどう解釈したら良いのかわかんないキャラだし
というか作中の行動とかセリフとかを、そのまんま解釈すると性格悪くなる
695名無しさん@ピンキー:2008/01/29(火) 05:15:36 ID:yyIpQB5t
>>693
クエスト自体は面白いよ 自分は好き
メインのマリーナも好感持てた(ラスト以外)
696名無しさん@ピンキー:2008/02/05(火) 17:25:33 ID:SK+oDjTA
パステル誕生日?
697名無しさん@ピンキー:2008/02/13(水) 11:46:34 ID:UUIpSrGZ
これは?携帯だけだけど
ttp://courseagain.com
698名無しさん@ピンキー:2008/02/13(水) 23:17:50 ID:puwayPMW
>>697
マルチ乙
699名無しさん@ピンキー:2008/02/19(火) 08:10:35 ID:i3dmGfAT
692

わかるわかる。何か釈然としない感じがしたんだよね。
読み応えがいまいちだったかな?そしたら、ふってわいたような話だし。多少時間がかかってもいいから練ってほしい
700名無しさん@ピンキー:2008/02/20(水) 19:38:54 ID:wrO0AlBp
なんつーか。
パステルのファンがパステルを誘拐・監禁して
ねっとりじっとりパステルを味わいつくす。

そんなのを読みたいぜ。
701名無しさん@ピンキー:2008/02/21(木) 19:44:13 ID:U2ezpRbE
701だったらマリーナ爆死
702名無しさん@ピンキー:2008/03/03(月) 00:07:31 ID:3hp9NYtB
短編書いてみたので投下

・クレパス←トラ トラ視点
・半端なところで終わり
・ほかのメンバーについては気にしないでください


703:2008/03/03(月) 00:08:09 ID:3hp9NYtB
「や…っ」

小さくうめく声。その声はまだ、壁一枚隔てた場所にいるほかの仲間達を気遣うように、抑えられている。
もちろんオレとしてもこんな場所でこんな声を聞いていたくなんて、ない。
だが。
だが!
耳が、いや全身が、壁の向こうから聞こえる音を聞き漏らすまいと緊張してしまっている。
壁の向こうで聞いたこともない響きで吐き出される、…聞き違えようもないパステルの声を。

「あ…、やっ…だめ、声、でちゃ…」
「…我慢して、パステル」
「や、だめ…それなら、やめてよぅ…」


相手は、わかってる。
ときおりひそめるような低い声でパステルの名を囁いているのは、これも間違いようもねぇ、クレイだ。
…くそ、あいつら、いつの間にそういう関係になってんだよ!
クレイは、普段のぼやっとしたあいつからは想像もつかないほどサディスティックにパステルを責めている。
まあ、あいつの兄ちゃんたち…アルテアやイムサイたちのプレイボーイぶりを見れば、もしかしたらクレイにも素質あるんじゃねぇか…なんて思わないでもなかったが、それを思いついてすぐにオレはそれを否定したね。
あのクレイに限って…と。
704:2008/03/03(月) 00:08:40 ID:3hp9NYtB
「胸も感じるの?パステル」
「んっ…」
「こう、揉まれるのと…こうするの、…どっちが好きなんだい?」
「あぁ…んぁ…」

こうするの、というセリフのときに、何をしたかなんて想像しなくたってわかる。
オレはどうしようもなく想像しちまっていた。…柔らかく、暖かいパステルの胸。
それをこの隣にいるヤツは、手のひらのなかで弄び、唇で味わっているんだ。
胃の中がひりつくような気分とは裏腹に、そう考えたときにはもう、オレの手は下半身に伸びていた。
…この部屋にはキットンもいるってのに。
だが冷静に欲望を押しとどめるには、隣室からの声はあまりにも扇情的過ぎた。

「そろそろ、…パステル」
「ん…」

ひんやりとした外気に、衣擦れの音もなるべく立てないように俺自身をゆっくりと服の外に出した。

「来て…クレイ…」

…呼ばれたのがオレだったらよかったのに。
きっと終わったら苦しいのはわかりきっていたが、オレはその欲望に身を任せた。
705名無しさん@ピンキー:2008/03/03(月) 00:10:13 ID:3hp9NYtB
おしまいです

久々にエロを書いた…というかSSを書きました
なので読みづらかったらすいません

ではロムにもどります
706名無しさん@ピンキー:2008/03/03(月) 01:54:45 ID:59KZ4/LQ
>>705
GJ!
ロムに戻るだなんて勿体無いな
トラップ視点というのが新鮮というか、語り口調もらしくてよかった。

でも横でオナニーされるキットン想像してワロタw
707名無しさん@ピンキー:2008/03/10(月) 22:35:09 ID:5CYmJ77Z
ほしゅあげ
708名無しさん@ピンキー:2008/03/11(火) 01:05:55 ID:Omh99lI4
>>705
すごい良かった!切な萌え
トラップにもパステルにもクレイにも萌えた
この3人の三角関係すごく好きだ
良いもの読ませてくれてあちがとうございました!
709名無しさん@ピンキー:2008/03/11(火) 01:06:15 ID:Omh99lI4
あちがとう→ありがとう
ごめん…
710名無しさん@ピンキー:2008/03/11(火) 04:32:17 ID:n+CsBS4s
クレイ好きなやつは多いけどトラ派はすくない?
トラップに萌えに萌えた小学時代…。やつは俺の王子様だったよ
711名無しさん@ピンキー:2008/03/11(火) 07:39:44 ID:/5g21RcJ
タイツ(笑)だから
712名無しさん@ピンキー:2008/03/11(火) 08:05:00 ID:n+CsBS4s
タイツだからいいんだよ!
パステルの水浴びとか見ちゃって
「そんな貧相な身体見たくもねぇよ、ばぁか」
とか言ってるのにガチガチなのがバレバレなんだぜ

かわいいよトラップかわいいよ
713名無しさん@ピンキー:2008/03/11(火) 11:42:43 ID:eCTWseqW
リア時代はタイツであるがゆえにどうしても抵抗が拭えずクレイ派だった
しかし今となってはタイツさえ愛おしいww
クレイももちろん好きだけどな
714名無しさん@ピンキー:2008/03/12(水) 18:19:32 ID:zwje/jHE
>>710
倉庫見るとトラパスの作品がかなり多いから
やっぱ人気はあるんじゃね?
715名無しさん@ピンキー:2008/03/13(木) 19:15:20 ID:Mn62D/c7
クレパス好きだけどここのクレイはなぜかサディスチックなのが多い。
嫌いじゃないんですけどね!w

たまには原作クレイ重視の甘々なのも読みたいなーとリクエストしてみる。
716名無しさん@ピンキー:2008/03/14(金) 23:29:50 ID:SRlcTZV6
甘めなクレパス投下させてください。
初なので緊張する…けど、お目汚し失礼します。
クレパス、クレイ視点、エロ無しですが…
717クレパス@:2008/03/14(金) 23:31:06 ID:SRlcTZV6
薄く開いたカーテンの隙間から、青く透明な月明かりが差し込んでくる。
部屋の中も、青い静寂に包まれて、まるで海の底ようだ。
窓際の机の上には、溶けて消えてしまったロウソクと
マス目の埋められた原稿用紙。
そして、その原稿の上に広がる、柔らかな髪。
昼間は、それこそ陽だまりのように明るいその色も
月明かりを受けて少し冷たい色に見える。

その髪の毛の主は、静かに寝息を立てている。
〆切間近だと切羽詰まっていた原稿は、何とか仕上がっているようだ。
原稿に追われたせいか少し疲れ気味なようで
長いまつげがくっきりと影を落としている。
頬にかかる髪の毛を耳にかけてやると、その皮膚の冷たさにぎょっとする。
「これじゃ、風邪を引いてしまうな・・・」

肩を抱いて体を起こし、頭を自分の肩に乗せ
そのまま背中と膝の裏を持ち上げる。
よほど疲れているのか、目を覚ます気配はない。
718クレパスA:2008/03/14(金) 23:31:53 ID:SRlcTZV6
首筋にかかる寝息が少しくすぐったいが、抱き上げた体は冷え切っている。
ベッドに運び、毛布をかけると、机に戻り原稿を整える。
いちばん上のページにちょっとヨダレが落ちているのに苦笑しながら
文字が滲まないよう気をつけながら拭きとっていると
「・・・クシュン!」と小さなくしゃみが聞こえる。
あんなに冷えていては無理もない。

ベッド近づくと自分も隣に潜り込んで、冷えた体を柔らかく抱きしめる。
「・・・・・クレイ・・・・・」
ポツリと小さく呟いて、体を摺り寄せてくる。
起こしてしまったか?とちょっと申し訳ない気持ちになったが
すぐに密やかな、しかし安心したような深い寝息が聞こえてきた。

その寝顔を見つめていると幸せな気持ちになる。
「おやすみ、パステル」
額に口付け、目を閉じた。
719名無しさん@ピンキー:2008/03/14(金) 23:33:31 ID:SRlcTZV6
エロなくてごめんなさい。
疲れて寝てるパステルをクレイが襲うとは想像つかなくて。
早朝、目を覚ましてからだな、きっと。
今度チャレンジしてみます。
720名無しさん@ピンキー:2008/03/15(土) 02:54:53 ID:hHq/jRBz
クレパスきたああああああ
やばい読むのがもったいない これからニヤニヤしながら読ませていただきます

>>719
イイヨイイヨー
キャラを大事にしてる作品はすごく好き
721名無しさん@ピンキー:2008/03/15(土) 02:56:54 ID:hHq/jRBz
>>715
優しくて甘々なクレイも結構ある気がする というかそっちのが多いような?
ちょっと意地悪とかは萌えて良いよねw
722名無しさん@ピンキー:2008/03/15(土) 07:38:09 ID:KSqrKgGg
イイネー!!
723名無しさん@ピンキー:2008/03/15(土) 17:34:48 ID:D3ld0C1K
>>716
甘々クレパスキター!
エロが無くても萌えにもだえました(*´Д`*)
724名無しさん@ピンキー:2008/03/16(日) 16:13:37 ID:sGXAt7hn
>>720,722,723さんありがとうございます(>д<)
エロ編も書く勇気がでました
うまく書けたら投下いたします…
725名無しさん@ピンキー:2008/03/20(木) 11:21:02 ID:uujzk0bh
クレイ萌えカワイイ
応援しています
726名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 11:14:11 ID:YIfwo7AM
>>724
おおやったー!早朝編ですか?
楽しみにしてます
727名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 11:16:30 ID:CCZ0AWcw
早朝編、なんとか書けました…
投下させてくださいませ
拙い表現の上に無駄に長くなってしまいました
クレパス、パステル視点、エロあり
お嫌いな方はスルーしてくださいませm(_ _)m
728クレパス早朝編@:2008/03/22(土) 11:17:53 ID:CCZ0AWcw
あたたかいお湯の中にふんわりと浮かんでいるようで、とても心地が良い。
なんだろう、この安心感。
お母さんのおなかの中にいる赤ちゃんってこんな感じなのかな…?
なんてまどろんでいると、おでこにすぅすぅと小さく風が吹いている。
おでこにだけ風が吹くなんて…?と疑問が浮かぶと
頭がゆるゆると現実に向かって覚めていく。
そういえば、私、昨夜は原稿書いてなかったけ…?
〆切は…!?

ぱちくり、と目が覚める。まだ夜明け前らしく、薄暗い。
原稿の事を思い出して飛び起きようとした私は、
何かに邪魔され、それが叶わずちょっとパニックになる。
え、何?なんだか身動きが取れない…?

「ん…おはよう、パステル」
頭の上から聞こえてきた声に顔を上げる。
薄暗いけどわかる。そのやさしい声も間違いない。
「ほえ?…クレイ?何してるの?」
「何してるの、て…パステル…」
クレイは、なんだかガクッとうなだれながらそこまで言うと苦笑を浮かべた。
「〆切間近でヤバいから、原稿書き終わる前に寝ちゃってないか
様子見に来てくれ、て言ってたろ。
案の定、机につっぷして寝てたんだけど、原稿はちゃんと仕上げてあったよ」
ああ、そうだった、そうだった!頼んでおいたんでした。
律儀に様子見に来てくれたんだ、クレイ。ありがとう!
で、机で寝てた私がベッドにいるってことは運んでくれたのね…
「ごめんね、クレイ。重かったでしょ?」
「や、鍛えてるからね。」
…こういう時はお世辞でも「軽いよ」と言ってほしいんだけど、そこがクレイよね。
729クレパス早朝編A:2008/03/22(土) 11:18:42 ID:CCZ0AWcw
「寒くなかった?」
「ううん。クレイ、ずっとこうしてくれてたんだ、暖かかったよ」
でも、よく考えたらすごい恥ずかしい図じゃない?これって。
誰かに見られたら…て、こんな時間に誰も起きないよね。
いつもは一緒のルーミィも、昨夜は私の邪魔をしないようにと
男部屋で預かってくれている。狭かったろうな、申し訳ない。
でも、クレイとこうして二人きりで抱き合ってるって状況、ほんと久しぶり。
「久しぶりに、二人きりだな」
クレイはポツリと言うと、私を抱く手に少し力を込めた。
「そうだね…」
おんなじことを考えてたんだ。なんだか恥ずかしいな。
赤くなった顔を見られないように、照れ隠しにクレイに抱きついて顔を埋める。
あ、まだ暗いからバレないかな…なんて考えていると
ふと、私の太もも何かが当たった。
「…!」
ソレが何かに気づいて、一瞬、体が固まってしまう。
「あ、ゴメン、パステル。違う、これはそうじゃなくて…」
クレイは私の肩に手を置いて、大慌てで体を離そうとする。
男の子の体が朝そういうことになるって、私だって知らないわけじゃないんだけど
あんまりクレイが慌てているから、ちょっと意地悪したくなってしまった。
「そうじゃないって、じゃあ何?私、そんなに魅力無い?」
クレイはハッと目を見開いて、何かを言いかけたけど、言葉は出てこなかった。
「………」
あれ?黙っちゃった。ちょっと怒らせちゃったかな…?
730クレパス早朝編B:2008/03/22(土) 11:19:36 ID:CCZ0AWcw
突然、クレイは、片手を私の頭に添え、唇を塞いできた。
唇を吸われ、舌を入れられる。優しいけど、激しい。
「ん…っ!んん…っっっ!」
頭がじんじんと痺れてくる。空いた片手は体に回される。
やっと、唇を離してくれたけど、私はもう息が上がってしまっている。
「パステル、俺だって結構、我慢してるんだぞ…」
ちょっとだけ怒ったような鳶色の瞳。
さっき太ももに当たったソレは、さっきよりももっと、熱く堅くなっているのがわかる。
「クレイ…」
私はもう、それ以上何もいうことができない。
頭のしびれは、身体にもうつっている。体が熱い。
風邪で発熱した時のように、涙目になっているのがわかる。
そんな私を見て、クレイはまた唇を合わせてきた。
私は目を閉じて、クレイが与えてくれる熱を逃さないようにするけれど
浅くて速い息遣いとなって、口から逃げていってしまう。
…ううん。逃がしていかないと、頭がおかしくなってしまいそうだ。
小さな熱は、首筋、鎖骨を伝い、下へと下へと下がっていく。
トレーナーをめくり上げられ、ブラをずらされ…
クレイの大きく温かい手が、優しく揉み上げる。
クレイの舌が、胸の先端を吸い、転がす。
「…っ!っ!…っ!」
刺激を受ける度、声にならない声が上がる。
声は出せない。隣の部屋には、みんながまだ寝てるんだから。
それが苦しくてたまらないのと、熱を逃がしきれない体は、どんどん熱く痺れてくる。
731クレパス早朝編C:2008/03/22(土) 11:20:25 ID:CCZ0AWcw
クレイの手は、暖かい生地のスカートをめくり上げ、私の身体の一番熱い部分に触れた。
「ゃ…っ!」
すでに濡れてしまっている下着をずらし、直に触れてくる。
「すごいよ、パステル」
クレイの指は、その中心になんなく潜り込み、ゆっくりとこすり始め
別の指がその上にある小さな突起を優しく撫でる。
舌は、胸の先端を転がし続けている。
どんどん溢れてくる蜜でクレイの指が濡れていくのがわかる。
でも、指だけじゃ足りない…
「クレイ、お願い…もう…」
「うん…」

私の熱の中心に、更に熱くて堅い、クレイが入ってくる。
まだ、そんなに経験がない私たちは、その瞬間はまだお互いに遠慮がちだ。
「パステル、大丈夫…?」
クレイは気遣ってそう聞いてくれるけど、私には答える余裕がない。
それでも優しくクレイが動くたび、一段一段階段を登っていく感覚。
「パステル…っ」
クレイの動きはだんだん速くなってくる。
私はもう、熱を逃しきれずに、体の中心に引っ張られ、どんどん高い所に昇り詰めていく。
「ぁ、ぁ、クレイ…、もう…、…っ、っ、ゃぁ…っ!!!」
「パステル…、…っ!!!」
二人で一緒に昇り詰めたところで、ひと際大きな火花が散って、
お互いの熱が拡散されていく。
二人とも、身体からはぐったりと力が抜けていたけれど
それでもクレイは私の体を優しく抱きしめてくれた。
「このまま、もう少し眠ろうか。夜が明けるまで」
鳶色の瞳が微笑んでいる。そして、ふんわりと優しい接吻をくれた。
732名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 11:24:45 ID:CCZ0AWcw
投下しちゃいました。誤字脱字あったらごめんなさい
あと、イメージ壊してしまっていたら…申し訳ないです
読んでくださった方、どうもありがとうございましたm(_ _)m
733名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 11:41:39 ID:7JocNJKR
どっちも可愛い〜〜〜〜!!
すっごい優しい感じで良かったです。
ほんとに書いてくれてありがとう!面白かったよー
734名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 12:52:45 ID:De9A3urQ
イイヨイイヨー(*・∀・)
クレイらしさがすごく出ててきゅんとした!
735名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 15:21:51 ID:6SFqpaqY
GJです!
早朝からおっぱじめるとは二人とも若いなw
読みながらニヤニヤしてしまったw
クレパス最高
736名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 17:19:32 ID:zY5qg9zT
「大丈夫?」って気遣うクレイ。
こういうクレイが見たかったんだよぉ〜〜ありがとーー!!w
737名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 23:21:16 ID:CCZ0AWcw
うわわ…皆様どうもありがとうございます
勇気を出して書いてみてよかった…(;△;*)
738名無しさん@ピンキー:2008/03/26(水) 23:56:15 ID:kMSyXY9e
二人とも初々しくて可愛らしい・・
いいものを拝見させていただきましたっ
作者さんありがとう〜
739名無しさん@ピンキー:2008/04/03(木) 01:11:45 ID:HGnf44z0
緑のタイツを干して保守
740名無しさん@ピンキー:2008/04/03(木) 02:13:09 ID:flFZ1UWQ
ち、チンポ……ハァハァ…
741名無しさん@ピンキー:2008/04/05(土) 22:38:15 ID:yAHyerP+
保守兼ねて、SS投下いたします。
731の続き、クレパス・クレイ視点・エロ無しですが…
742クレパス SS:2008/04/05(土) 22:39:43 ID:yAHyerP+
「ふぁ〜」
歩きながら、両腕を頭上に思い切り伸ばして欠伸をする。
首や腕を回すとゴキゴキと音がする。
「わぁ…すごい音。ごめんねクレイ。
ずっと、変な体勢で寝てたでしょ?」
ちょっと顔を赤らめて、申し訳なさそうに謝ってくるのは
俺の左隣を歩いているパステル。
胸にしっかりと原稿入りの封筒を抱きしめている。
「え?…ああ、ちょっと凝ってるかな?
でも、ストレッチすればすぐ治るよ。大丈夫大丈夫!」
今朝の事を思い出して、顔が赤くなってくるのを見られないように
もう一度首を上に向けてグルグルと回す。

「ぱぁるぅ〜!くりぇ〜!はやく〜!!」
「はやくデシ!」
印刷所に続く道の先でルーミィとシロがぴょんぴょん飛び跳ねている。
「ほら、〆切間に合わないぞ?」
「え?ああっ!そうだね!」
そう言うなり、慌てて駆け出そうとしたパステルは、とたんにつまづく。
「わわっ…!」
「おっと…!しょうがないなぁ…」
パステルの右肘を捕まえて転びそうな体を支えてやると
そのまま右手を握ってゆっくりと走り出す。
「行くぞ?」
笑いながら振り返る。
ビックリした顔をしていたけど、すぐに特大の笑顔がはじけた。
「うん!」

今日は上天気だ。宿に帰ったら、竹アーマーの虫干しだな。
洗濯物を干すパステルの隣で。
743名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 00:38:00 ID:lnD2mOmG
赤面するクレイかわぇぇ(*´Д`)ハァハァハァハァハァh
744名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 17:37:25 ID:IirCFDzI
おおおおおかわいい!
その後のエピソードも書いてくれるのすごい嬉しい、こういうの大好き。
ラスト2行も想像して萌えた

乙でした〜。
745名無しさん@ピンキー:2008/04/13(日) 00:51:52 ID:i2YD+DGg
クレパスも絵
746名無しさん@ピンキー:2008/04/14(月) 00:48:25 ID:wk80oipQ
保守
747名無しさん@ピンキー:2008/04/14(月) 17:54:45 ID:wDz4SnEo
>すぐに特大の笑顔がはじけた。
元気な感じでいいのう
なごなごする
748トラップ独白 SS :2008/04/22(火) 23:49:21 ID:8MlVZwtv
保守兼SS第2弾です。742のトラ視点。エロなし。
742にレス下さった方々、ありがとうございました〜
最近職人さんいなくてさみしす…ですね。
私ばっか書いてて申し訳ない。

「…ったくよ」
窓の外、青空の下に伸びる道を歩いて行くのは
まるで仲の良い親子連れのような3人と一匹。

今朝は自分には珍しく早朝に目が覚めてしまい
それから一睡もできず中途半端な睡眠になってしまった。
それもこれもあの二人のせいだ。
まあ、キットンはずっと大いびきで爆睡していたから
盗賊である自分にしかわからなかったのだろう。
いや、「盗賊だから」じゃなくて…

どんなに声を殺しても、気配までは消せはしない。
壁の向こう、小さなささやき声からはじまった二人の行為。
聞きたくなんか、なかった。
布団と枕を頭にかぶっても
キットンのいびきに意識を向けようとしても。
壁越しに伝わってくる
押し殺した息遣いや、密やかな衣擦れや、ベッドの軋む気配は
無視することができずにびしびしと背中に突き刺さってきた。

「…やってらんねぇぜ」
手を取って走り出す二人の後ろ姿を見ながら
でもほんとお似合いだ、としみじみ思う。
自分が入り込む隙はない。
チクチクと痛む胸をさすりながら
カーテンを閉めてベッドに倒れこんだ。
749名無しさん@ピンキー:2008/04/23(水) 00:12:01 ID:U0lTTnM2
>>748
そんなことないよー
SS投下は嬉しい!
これからも頑張ってください
750名無しさん@ピンキー:2008/04/23(水) 01:42:16 ID:sJDJBaUD
>>798
トラップ切ないのうかわいいのう
良いもの読ませてもらいました

いつもありがとう。
投下した作品の、続編とか視点を変えてとかそういうの大好きなんで嬉しい
751名無しさん@ピンキー:2008/05/02(金) 21:24:35 ID:3c9aCZzx
竹アーマーを磨きながらほしゅ
752名無しさん@ピンキー:2008/05/02(金) 21:37:44 ID:ZhvzGzYy
竹なので湿気に注意
753名無しさん@ピンキー:2008/05/04(日) 01:17:08 ID:JbXOY7Ea
あげ
754名無しさん@ピンキー:2008/05/08(木) 02:41:27 ID:2cPObU22
タイツの誕生日だったの忘れてた保守
755名無しさん@ピンキー:2008/05/09(金) 11:14:06 ID:k5uMhuEm
そーだった五月三日は
太一の誕生日だった
756トラパス 誕生日忘れてごめんねSS:2008/05/09(金) 22:16:20 ID:0AWJJ9xL
「ほんとごめんなさい、トラップ」
「………」
むっつりとした横顔を眺めながら、大きくため息をつく。
猪鹿亭での夕食からの帰り道。星明りがとてもきれいな夜なのに
私はトラップに謝り続けながら歩いている。

夕食を食べ終わっていざ清算、という時に、突然キットンが大声で
「ああーーーっ!思い出した!今日、トラップの誕生日じゃないですか!?」
なんて言い出したもんだからみんな大慌て。
「ごごごごごめん!トラップ!」
「ごめんな、トラップ。改めて誕生会するからさ」
「…すまない、トラップ」
「とりゃー、ごめんなさいだおぅ」
「あんちゃん、ごめんデシ」
「ひゃっはっはっは、すっかり忘れてました」
最後の一人はぶん殴られていたけれど
みんなに謝られて余計気分を害したのか、
「うるせぇ」と言ったきり、ずーっと黙ったまんま。
で、クレイが「パステル、後は頼む!」と言い置いて
みんなは先にみすず旅館に帰ってしまった。
頼むって言われても…はぁ…

「ねぇ、ごめんってば!いい加減に機嫌直してよ、トラップ!」
「………おめぇ、人の誕生日忘れておいてごめんで済まそうってか?」
ああ、やっと口をきいてくれた。
「あの、プレゼントはちゃんと後であげるから…」
「待てねぇ」
そう言うと立ち止まり、怒った顔のまま私の方に向き直る。
その、いつもと違った表情になんだかどぎまぎしてしまう。
「だって、もうお店なんて開いてないし…」
今日は無理、と言いかけた唇はそれが叶わなくなった。
目の前に瞳を閉じたすんごいどアップのトラップの顔。
両肩の上にはちょっとひんやりとした手。
そして、そして、唇のこの感触は…!

私の頭が状況を理解するよりも早く、ぱっと体を離したトラップは
「今日はこれで我慢してやる」と言い捨てると
さっさと先を歩きだした。
けれど。
振り返って、まだ硬直して動けない私を見ると
「だあぁ、早く帰るぞ!」
と手を引いて歩きだした。
「あ、あ、あの、トラッ…」
「うるせぇ。何にも言うな!残りは後でちゃんともらうからな!」
え、残りって…?
さっきの出来事と今のセリフとつないだ手の感触に
私の顔はどんどん赤く、頭はますます混乱するばかりだった。
757名無しさん@ピンキー:2008/05/10(土) 08:48:54 ID:XuVb2juL
トラパス(・∀・)キター
758名無しさん@ピンキー:2008/05/13(火) 18:56:25 ID:4S/A4T23
ここ来て今更気付いた
>>756
めっちゃ忘れられててワロタw
そういえばトラパスって萌えるんだったと読んで思い出した
可愛くて良いです。ありがとう。
759名無しさん@ピンキー:2008/05/14(水) 00:24:39 ID:78FKIWui
パステルはむしろレズエロで輝くキャラだと
760名無しさん@ピンキー:2008/05/16(金) 20:22:57 ID:z0tkoDI6
レズエロは一緒に収録されるけど、
ホモは隔離されるよね
ホモが読みたいわけじゃないんだけどw、住み分けるなら徹底してもいいと思うんだけどな
すごいスレ違いだけどふと思った
761名無しさん@ピンキー:2008/05/19(月) 00:12:38 ID:ki/xCAG5
保守
762名無しさん@ピンキー:2008/05/22(木) 04:03:13 ID:HGqP9zcG
保管庫、>>756がもう入ってる上に
518あたりからの消してくれてる
仕事早いなあ。いつも乙です。
763名無しさん@ピンキー:2008/05/25(日) 07:20:39 ID:GsWbhr4Q
あげ
764名無しさん@ピンキー:2008/05/30(金) 14:45:41 ID:G2m1NG30
☆ゅ
765名無しさん@ピンキー:2008/06/01(日) 23:13:57 ID:Y7zru/kj
>>764
一瞬考えた orz
766名無しさん@ピンキー:2008/06/02(月) 19:05:24 ID:ik5G+Nf9
同じくw
767名無しさん@ピンキー:2008/06/02(月) 19:12:37 ID:ik5G+Nf9
フォーチュン原作は特に色気とかないわりに
こんなにエロパロSSが書かれてるのが面白い
しかもキャラやふいんきが原作通りなのがほとんどっていうのがすごい
768名無しさん@ピンキー:2008/06/04(水) 08:29:11 ID:C9mYY2Lp
>>767
みんな、あの雰囲気大好きだったんだろな
時々、作者以上にキャラがしっかりして見えるときがある
769名無しさん@ピンキー:2008/06/08(日) 01:16:33 ID:F49pUg+j
二次創作のサイトまわって読んでも、
初期の雰囲気を感じることが結構ある
ほんとみんな、好きだったんだなと思う
自分も大好き
770名無しさん@ピンキー:2008/06/11(水) 16:03:56 ID:xtXkPptg
あのぽや〜んとした雰囲気にまた浸りたいものだ
771名無しさん@ピンキー:2008/06/11(水) 19:36:59 ID:wXn//wvq
だがマリーナは氏ね
772名無しさん@ピンキー:2008/06/12(木) 02:06:33 ID:V9UNUGvU
マリーナいるとあんまりぽや〜んと出来ないんだよなあw
キャラ自体はいいと思うんだけど、恋愛押し出してきすぎだ、あの娘は
おかげで雰囲気変わっちゃうんだよな
773名無しさん@ピンキー:2008/06/16(月) 02:23:59 ID:LuxjV2wC
>>771
過激過激
今からはどうかしらんが、服を安く売ってくれて少しは役にたってたじゃないか。
しばらく忘れといてやろうや。もしかしたら役にたつやもしれん。
774パステル:2008/06/16(月) 22:10:20 ID:d4igIKF9
だが断る
775名無しさん@ピンキー:2008/06/20(金) 09:02:14 ID:VBgl602y
補修
776名無しさん@ピンキー:2008/06/20(金) 23:10:32 ID:8F+pv0PU
>>45のギアパスが保管庫に入ってませんよ。
777名無しさん@ピンキー:2008/06/21(土) 13:29:33 ID:OE0urE90
↑入ってます。
778名無しさん@ピンキー:2008/06/21(土) 13:31:10 ID:OE0urE90
そろそろギアパスの新作読んでみたい。
神はいませんか?
779名無しさん@ピンキー:2008/06/23(月) 21:08:25 ID:pPi5rosx
ほしゅ
780名無しさん@ピンキー:2008/06/23(月) 21:10:35 ID:Y/CamWuQ
あげ
781名無しさん@ピンキー:2008/06/23(月) 22:15:52 ID:vPnPgJPK
クレパスー
782名無しさん@ピンキー:2008/06/24(火) 02:05:19 ID:ocAMTfaG
ギアパスー
783名無しさん@ピンキー:2008/06/24(火) 03:09:14 ID:Ik9wsPUR
>>782
士ね
784名無しさん@ピンキー:2008/06/25(水) 00:53:07 ID:GnP+d2XZ
書き始めても書き終わらない
新刊出たら進むかな…

最近ちょっと妄想が足りない

ギアが再登場してもっと絡んでほしいという私はきっと少数派
785名無しさん@ピンキー:2008/06/25(水) 02:41:58 ID:lFrx/cDj
↑最後の二行に同意。
786sage:2008/06/27(金) 02:23:52 ID:+H2U52CI
唐突に始まるギア視点ギアパス(エロなし)
嫌な人はとばしてくれ
(新フォーチュン2・3あたり ウロオボエス)

俺はあの子の何に惹かれているのだろう…

ストロベリーハウスの傭兵達の談話室になっている部屋の一角で、
左手を頬杖してコーヒーを飲みながら、ふと小さなため息をつく。
最初に意識したのはいつだったか。
出会って間もない頃(いまも知り合ってそんなに立ってないが)、
あのキットン族のダンジョンでのことだ。

ストロベリーハウスの用心棒として雇われている俺は、
この日ある冒険者たちの監視を命ぜられた。
抜け目のなさを見込まれてか、ここ最近の仕事は、この手の(つまり
金を返す当てのない輩の)目付け役が多い。
最初は仕事を何時ものように淡々とこなすつもりで
彼らについていったが、聞けばレベルは低いし、女子供犬はいるはで
はたからみてもかなり危ういメンバーだ。
いや、実際彼らは危うかった。
うるさい農夫に、虫も殺せぬ様なつぶらな瞳の巨人、魔法使いらしい子ども、
優男の戦士、派手な盗賊、犬っコロ、そして、普通の女の子…。
おおよそ冒険者らしからぬどこにでもいるような子だ。
まるで、家出してきた子どもたちがそのままパーティーを組んでいるような
…そんな第一印象だった。
だからかもしれない。
あんなことをしてしまったのは…。

「俺が運んでやろうか。」
「ええっ!?」
岩壁が炎に照らされて煌々と赤く染まって視える。
キットン族とやらのダンジョン、炎が噴出す面で、
きのこの階段の様なものがポコポコと現れ、
足場の悪いこの状況を彼らが、どう打破しようかと
会議していたときだった。
実際はおのおので渡るしかない、と彼らの話が
終盤に入る頃(きのこを渡る練習をしていた)、
俺は声を掛けた。
今まで黙って彼らを、そう、ただ「仕事」をしようと
口を挟まず腕組みをして見ていたが、つい言葉が出た。
みな驚いた顔でこちらを見ている。
自分でも内心少し驚いてた。いままで人との係わり合いを避けてきた
自分が思ったことを考えもせず口にしてしまうなんて…。
ふと彼女を見る。彼女は口をあんぐり開けて、目も大きく見開いて
いたが、視線が合い、見る見るうちに頬を紅潮させていく。
「たしかにあの高さは女の子には酷だろう」
足場は狭い、下は溶岩、暑さで体力も消耗しているはずだ。
俺は彼女の返事を待たず、抱き上げた。

                      続くかも
787sage:2008/06/27(金) 02:37:49 ID:+H2U52CI
ギアパス2
「おいっ!勝手なことすんなよ!」
赤毛のシーフが俺の肩をつかみ口を出す。
いや、口を出したのは俺のほうだったか。
横目に彼を見ると、すごい形相で睨んでいた。
どうやらこのパーティ、先ほどから見ていても絆、というのか、
連帯意識だけはやたらと高い。
彼は部外者の俺が口を出したのが気に入らなかったらしい。
「せっかく本人がやる気になってんだから、よけいなことすんじゃねぇよ!!」
派手な盗賊……トラップ、とかいったか。
彼は特に彼女、パステルに気をかけていたようにも見えた。
言いたいことはわかるし、言いたくなる気持ちも分かる。
「そう。じゃ、やめる?」
腕の中でアタフタしていたパステルに声を掛ける。
一瞬、ビックリした表情で固まっていたが、
ぶるぶると首を振るとぎゅっとしがみついてきた。
その様子を信じられない様子で見ていたトラップだったが、
それも一瞬のうちで、今度はパステルを睨みながら
俺の肩から下ろした手をぎゅっと握って拳を作り、
「けっ、勝手にしやがれ!」
と、そっぽを向いた。
その口調に怒りがこめられいることは明白だ。
「じゃあ、行こうか。」
彼女に声を掛けるが、後ろめたいのか、どことなく気まづそうだ。
そんな少し寂しげな彼女をみて、俺は余計なことをしたかも知れないなと
思った。
「つかまって、目を閉じていて。すぐ着くから。」
パステルを安心させるように言う。
こくりとうなずき、首に手を回してぎゅっとしがみついた
彼女の背中をポンポンとたたいて、不意に笑みがこぼれてしまった。
それはなんだったのか。
そのときは気にもしなかった。(第一パステルは目を硬く閉じていた)
今思えば安堵の笑みだったのだろう。
俺はきのこに一歩を踏み出した。

                   続かないかも
788sage:2008/06/27(金) 03:36:52 ID:+H2U52CI
ギアパス3

きのこを渡って中盤くらいまでは来ただろう。
一人ならばとっくに渡り終えているが、腕の中のか弱い少女の
ことを気に掛け、俺は慎重になっていた。
女の子一人くらいたいしたことはないが、なにせ下は溶岩だ。
パステルに不安を与えないペースできのこを登る。
登りながら思った。
さっきは余計なことをしたかもしれないと思ったが、
いくら冒険者とはいえ、このか弱い女の子を「やる気」だけで
危険な場所に放るのは無茶がある。
現に下も見れずに体を震わせ、初対面の男の申し出に
あっさり乗ったではないか。
俺は自分に「正しい判断をした」と思いたかったのかもしれない。
普段ならば絶対にしない行為に、自分が納得できる
理由が欲しかったのかもしれない。
それもあるが、……

「着いたよ。」
足場の安全な所まで来た。
きのこではなく、溶岩が固まってできた地面だ。
パステルを先ほど渡ってきたところから少し離れた所に
(俺なりに気を使って溶岩が視界に入らなくしたつもりだった。)
下ろしてやった。
「うわぁ…」
せっかく安全を考慮したというのに、
パステルは下を覗こうと岩壁に近づく。
「おいおい、せっかく運んだのに落ちないでくれよ」
苦笑して言うと、パステルはキョトンとしている。
そして気を取り直したように
「ギア、運んでくれてありがとう」
と屈託のない笑顔で礼を述べた。

なんだか。
無防備、というんだろうか。
すぐに後のメンバーが来るのは分かっていることだが、
それでも少しの間、知らない男と二人きりになるというのに。
俺は思った。
彼女のまとうやんわりとした空気と、素直さが
力になりたい、と俺を動かしたんだろう。
形は違えど、トラップも同じ気持ちだったに違いない。
自分のパーティを失って数年、暗くふさぎこんでいた自分の心に
日差しが当たるような気分だった。
サニー・デイズを想った時のように必死で相手を
追いかけるのではなく、心を解きほぐされるような、そんな感じだ。

「君たちは仲がいいな。」
顔を合わせる二人。
それを見てまた微笑ましくなった。
パステルもトラップもなんだか分からないといった顔をしている。
俺もあんたらのような家族がいたらな、と心に思い、
この危ういパーティの最後尾を陣取るのだった。
徐々に芽生えつつある秘めたる想いを今は隠して……

                  終わり
789sage:2008/06/27(金) 03:43:48 ID:+H2U52CI
ごめん、めちゃめちゃ眠いから無理やり終わらせた。
明日核。
790名無しさん@ピンキー:2008/06/27(金) 03:44:40 ID:ME/WdwEV
GJ!!お疲れ様でした。
ギア視点で小説の一場面を再現というのは新鮮だし、読んでて楽しかったです。
ありがとうございます。
791名無しさん@ピンキー:2008/06/27(金) 03:47:50 ID:ME/WdwEV
>>789さん 続くんですね!
期待してます。
792786:2008/06/28(土) 02:12:11 ID:4Wz7+hMS
「あぁ、いいぜ。俺もパステル達と行こうと思ってたし。」

パステルたちの借金を返すための偽の王女事件が終わり、
俺はマリーナに呼ばれ、彼女の家に行って、今度は本物の王女を
救うのだと事情を聞かされたところだった。

「しかし、よく似てるな。以前一緒にパーティを組んでた
サニー・デイズもパステルに似ていたけど、ここまでじゃなかった。」
そうなのだ。
今、目の前にいる同じ表情でこちらを見ている少女二人は、
まるで双子のようにそっくりだ。
よく見れば違いはあるが、ドアを開けて入ってきたときは、
正直戸惑った。
しかし、好きな人が王女に似ているというのは、
………うれしくも、恥ずかしくもあった。


「マリーナ、ちょっと…」

パステルがマリーナを呼び出し、なにやら耳打ちしている。
「ごめん、わたしパステルとちょっと出かけるから、
明日の準備に取り掛かって、後はくつろいでいて頂戴。」
と言って、マリーナがパステルを連れて出て行く。

「用意っつってもなぁ、俺ら別に用意するようなものあんまないし。」
「そうだなぁ、どうしてよっか。」
クレイとトラップが言う。
マリーナはギアなら安心だ、と言ってくれたが、この二人はどう思って
いるのだろう。
「じゃぁ、俺はストロベリーハウスに一旦戻るよ。
一応辞めることだけ伝えてくる。」
俺がそう言って出て行こうとすると、
「あぁ、ギア!」
とクレイに制止された。
「なんだ?」
「あの、パステルのことくれぐれも宜しくお願いします!」
クレイはこちらに向き直って、正座した。
部屋にいた他の男どももこちらを向き、みな神妙な面持ちをしている。
(ルーミィとシロは寝ていた)
ただ一人、赤毛のシーフを除いて。
「あぁ、もちろんだ。」
俺はみなを安心させるように言った。
「頼みます。」
クレイの言葉にこくりとうなずき、その場を離れる。
歩きながら、考えた。
パステルがどれほど大切にされているかが、先ほどの短い
やり取りで伺えた。
パステルが偽の王女役をやってストロベリーハウスに
監禁されていた時、俺がパステルに告白したことを知ったら
連中はどんな顔をするんだろう。
肌寒い冬の空の下、そんなことを想像して、
口元が緩むのを感じた。
793786:2008/06/28(土) 02:19:03 ID:4Wz7+hMS
>>786->>789まで名前欄sageになってた(´・ω・`)ショボーン
投下するに当たって話が飛んでしまった(´・ω・`)ショボーン
細かいせりふ忘れてしまった(´・ω・`)ショボーン
では続きをご覧ください。
794786:2008/06/28(土) 02:51:46 ID:4Wz7+hMS
「ギア、ここにいたのね!」


ストロベリー・ハウスへの報告も終わり、メインクーン亭で
一人酒を飲んでいたところに、マリーナがやってきた。
「あぁ、パステルとの話は済んだのか?」
「えぇ、まあね。なんだやっぱり気になる?」
彼女はそういって俺の正面の椅子に手を掛ける。
喉に通っていた途中のビールがぐっと詰まる。
「ぐっ、…ゲホッ」
「やぁね、冗談よ。」
いたずらっ子のような顔でマリーナが微笑む。
「あ、あんたもなんか飲むか?」
俺は気を取り直して、話をそらそうとした。
「ううん、これからすぐにキスキンに向かわなきゃいけないし。
それよりも……」
マリーナはここで一旦言葉を切り、少し寂しげな表情をした。
「5日後なのよ。」
「??」
「パステルの誕生日」
「なっ……」
がたんっと、思わず席を立つ。
マリーナは少し困ったように、言った。
「わたしがあんなこと言い出さなければパーティのみんなと誕生日
迎えられたと思うんだけど。
だからせめてギア、あなた…」
「ああ、分かった!」
俺はあわてて、店を出て行く。
今、後ろでマリーナはどんな顔をしていることだろう。
笑っているかもしれない。
…でも、ここまできたならば。


おれは今、すでにシャッターのおりた知人の宝石屋を、
あわててたたき起こそうとしている所だ。
五日後に控えた、彼女へのプロポーズを決心して。
795名無しさん@ピンキー:2008/06/28(土) 03:33:52 ID:z3HC3XRE


       |
   \  __  /
   _ (m) _ピコーン
      |ミ|
   /  .`´  \
     ('A`) そうだ、諦めよう !
     ノヽノヽ
       くく


796786:2008/06/28(土) 05:34:05 ID:4Wz7+hMS
こっくり、こっくり
がたんっ、ごつ!
「いっ、いったーい!」
目から火花。
どうやら小説書いている間に寝こけてしまったらしい。
思いっきり頭から机にぶつかってしまった。
「パステルおねーしゃん、大丈夫デシか?」
シロちゃんが心配そうに見上げている。
「あ、はは、大丈夫、大丈夫!」
とかいいながら頭をさする。と、こぶができているではないか!
あーぁ、どうりでヒリヒリするよ、もう。
こぶっこちゃんでも貼っておこうかな…
「って、やばっ!今、何時?」
私はあわてて机から立ち上がった。
「もうすぐ5時になります。」
私の質問に答えた主は、たった今ドアから入ってきたジョシュアだ。
「ぱーるぅ、るーみぃおなかペッコペコだおう!」
そのジョシュアに抱っこされて一緒にやってきた我が家の食いしん坊が言う。
「ごめんねー。今から作るから、良い子で待っててね?ルーミィ」
「うん!るーみぃ、しおちゃんと良い子で待ってるお」
「わんデシっ」
うっふふ、二人ともかーいぃなぁ、もう。


もうお気づきの方もいらっしゃると思いますが、ここはわたしの故郷の町、ガイナ。
そう、わたし帰ってきちゃったんです!

あのキスキン国での騒動の後、どうしようか、すごく迷ったけれど、
わたしなりにいっぱい考えて出した結論。

わたし……ギアと、一緒になりたいって、思ったの。

そしてその旨をパーティのみんなに話し、ルーミィとシロちゃんを連れて、
故郷に帰ってきたというわけ。
帰ってきたときは、ガイナのみんな歓迎してくれたし、それ以上に驚いてたかな?
なにせ、だんな様付き、で帰ってきたからね。たはは。
ジョシュアも歓迎してくれて、最初はわたしが結婚したと聞いて、
驚きもしたけど本当に喜んでくれて、気を使って家を出ようかとまで
言い出したんだけど、結局今までどおり一緒に住んで、ルーミィやシロちゃんの
面倒を見てもらうことになった。

パーティはあの後、わたしとルーミィとシロちゃんが抜け、代わりにマリーナが
入ることになった。
みんな喜ぶかと思ったけど、何よりわたし達との別れを惜しんでくれて…。
いけない、そんなことと考えると泣きそうになっちゃう。
後でリタからの手紙で聞いた話だと、みんなはキスキン国からの謝礼で(わたしも貰ったけど)
なんとシルバーリーブに家を建ててしまったんだそうだ!
すごいよねーっ。
みんなには今度必ず遊びに行くと手紙にしたためた。

それから、ギア。今ではわたしの旦那様。
きゃぁー、なんだか照れくさい。
一緒に住んではいるけれど、今は特別警備隊というのに参加していて
(なんでも100年前のモンスターが各地に現れているとか)
ガイナを中心とした周りの村々の警備を任されている。
それからなんと、あのダンシングシミターまで一緒なんだよ!!
なんだか、あのあとよっほどギアのことを気に入ったのか、
ガイナまでついてきて、ギアと一緒に特別警備隊のお仕事をしている。

っと、早く夕飯の支度しないと、ギア達帰ってきちゃう!
797786:2008/06/28(土) 05:57:33 ID:4Wz7+hMS
こんこんっ

ドアのノックする音。
「どうぞ。」
ドアノブがかちゃりと回って、ギアが入ってきた。
「あぁ、ギア。今日もお疲れ様。」
「そっちこそ、まだ仕事中なのか?」
そういって、あつあつのホットミルクを差し入れてくれる。
「あ、ありがとう。」
そうなの。わたしまだ小説かいてるんだよねー。
もちろん昔のパーティの話もまだ書いてるんだけど、今はギアが特別警備隊で
仕事してるから、ギアから見聞きしたことを書いている。
「パステル、こっちおいで。」
ギアは自分が腰掛けていたベットの隣にわたしを座るように促した。
カップを一旦机において、ギアの隣に座る。
すると、わたしの肩をギアがやさしく抱き寄せた。
「…パステル」
ギアの優しい瞳が近づいてきて、そして……
「えっ?」
そう思ったときにはもう唇をふさがれていた。
ギアが今度は両手でしっかりわたしを抱きしめる。
そしてその間も、その薄い唇を決して離さなかった。
「…ん、っむぅ」
わたしもギアの肩に両手を回した。
「…ギア」
「パステル」
互いの名前を呼び合い、わたしはギアと見つめあった。
798786:2008/06/28(土) 06:07:12 ID:4Wz7+hMS
「パステルッ」
「あっ…」
ギアに押し倒される。
でも不思議と抵抗する気にはならない。
「っあ、あのね、ギア」
わたしの上に覆いかぶさるギアの、かっこよさときたら!
「どうした?」
優しい微笑でギアが聞く。
「わ、わ、わたし、ね。こ、こういうの、初めて、で。」
緊張して声が上ずる。
いくらわたしでもこれから始まることは分かってはいるけど、
わたしはしたことが、ない。
そんなふうにわたしが一人アタフタしていると、ふっと笑って、
「大丈夫、優しくするから。」
と、頭をなでてくれた。


「はぁっ…、あ、あんっ」
ギアがわたしの寝巻きを脱がしながら、
首筋を舐め、乳房を揉み、指でわたしの体をなぞった。
「んっふぅ、…あ、…やん」
わたしはあえぐ声と荒くなる息をとめることができない。
エッチって、こんなに気持ちいいものなんだ。
「かわいいよ、パステル」
そう言って、ついにギアが下着に手をかける。
799786:2008/06/28(土) 06:08:03 ID:4Wz7+hMS
眠い、明日また書く。
おやすみ。
800名無しさん@ピンキー:2008/06/28(土) 14:54:30 ID:XYm/mRk2

※完成してから投下して下さい※
801名無しさん@ピンキー:2008/06/29(日) 02:52:20 ID:UcfKS2Th
投下待ち。
未完成でも構わない。
802名無しさん@ピンキー:2008/06/29(日) 02:55:33 ID:n+A2hMB9
>>801
馬鹿じゃないの?
803786:2008/06/30(月) 02:42:48 ID:5FcqmEha
>>798の続き


って、わたしってば、下着の上に毛糸パンツはいてるじゃんよーっ!!
うっわー、なんでさっき寝巻き脱がされたとき気が付かなかったんだろっ!?
超が100個つくほど恥ずかしい!頭グルグルで、顔から火が噴き出そうなほど
真っ赤になってしまった。
「ごっご、ごめん!わ、わたし…」
何に謝ってるのか分からないほど「ごめん」を繰り返し、一人でパニックに陥っていると、
それまで黙ってみていたギアが、いきなり「ぶはっ」と吹きだした。
なんかおなか抱えて、くくっと笑っている。目には涙までためてるし。
へっ?なに、なに??
頭の中にクエスチョンマークをいっぱい作っていると、ギアは涙をぬぐいながら、
「やっぱりいいな、パステルは」
と言って、わたしの後頭部に手を回した。
毛糸パンツのどこがいいのだろう…とか思っていたら、ギアはわたしの後頭部を
引き寄せ、キスをした。
「…っん」
わたしは目をつぶる。
んんっ!?
と、…こ、これは、ギアの、舌!?
夫婦になってまだ一ヶ月ではあるけど、毎日いってらっしゃいとお帰りなさいの
キスをしていたわたし達。だけど、ディープキスって実は初めてだ。
ギアのねっとりとした舌がわたしの口内を犯し、舌に絡まる。
くちゅくちゅっと湿った音が静かな部屋に響く。
「んむ、…ふぅ…ん」
ギアとわたしの唾が口内で絡まりあい、その度わたしは体がだんだん火照っていくのを
感じていた。なんだろう?な、なんか体がムズムズするよ〜っ!
「…はっ」
やっと唇が開放されたときは、ギアとわたしの唇に唾液の糸が引いていた。
ふぅっと、息をついて、ギアの顔がわたしから遠くなる。
そして、…今度こそ本当にわたしの下着を脱がせた(毛糸のパンツもね)。
ギアの眼前にわたしの秘部があらわになる。
804786:2008/06/30(月) 02:53:01 ID:5FcqmEha
どうしようっ、電気消しておけばよかった!
覚悟していたはずなのに、身体見られるのがこんなに恥ずかしいなんてっ!!
そんなわたしの恥ずかしさも無視してギアはわたしの秘部に釘付けになっていた。
「あっの、ギ、ギア?…あんまり見ちゃ、ヤダ」
わたしはそう言って足を閉じようとしたが、それをギアは許さず、わたしの両足を持って
再度カエルがひっくり返ったようなポーズにされた。
「パステル、きれいだよ。もっとよく見せて?」
「やぁ…ん」
ギアのそんな言葉にあそこが熱くなる。愛液?っていうのかな?
なんだかあそこがすごく湿ってるような気がする。
と、ギアがわたしの股間に顔をうずめる。
「えぇ、ギア!?」
しかしもう遅い。
ぴちゃぴちゃと卑猥な音を立てて、ギアが、その、わたしのあそこを、
な、舐めてるっ!
「ギアぁんっ!そんなとこ、あん!き、汚いよぉ、だめぇっ」
ギアの頭をつかんで必死に説得を試みるけど、ギアも快楽も止まってくれない。
しかも困ったことに、ギアに舐められて気持ちよくなると、またあそこが
濡れてくるようなのだ。
「んんっ!も、もう…ダメ…」
気持ちよくなり過ぎてもうどうにかなってしまいそうだった。
するとギアは顔を上げ、ようやく許してくれた。
「パステル、俺のも、気持ち良くしてくれる?」
ギアは少し息を荒げながら、甘えたような口調でわたしに言った。
そして、カチャカチャとベルトをはずし、服を脱ぎ、あっという間に裸になり、
わたしの目の前に……えぇと、こ、これは…
「舐めてごらん?」
男の子のソレを初めて目のあたりにしたわたしだったが、
…こんなに大きくなるものなのっ!?お、おちんちんって。
本でしか読んだことなかったので、びくびくと動く大きなモノにちょっとショックを受けた。
わたしは、はじめて見るものへの戸惑いと興奮を覚えて、赤い顔でギアを見上げる。
相変わらず、そこには優しい笑顔があって。わたしはギアと本当の夫婦になる決心をした。
よしっ!な、舐めればいいんだよね?
ベットに四つんばいになり、右手でいきり立ったモノを持って、口にくわえてみる。
「んんっ…」
け、けっこう大きいっ!!
半分くらいしかはいんないかも。
それでもギアに気持ちよくなって欲しいしね。
舌を動かして必死で舐めた。
「くっ…、う、パ、パステルっ!」
ギアが呻く。えっ、気持ち良くないのかな?
気持ち良いと言うより、苦しそうだ。
わたしは慌てて、本で見たとおり、手も動かしてみた。
「っあぁ、…ハァハァ…い、いいよ、」
いいよ、ってことは、気持ちいいよってことだよね?
だんだん口や手が疲れてきたけど、せっかく気持ちよくなってきてくれたんだもんね、
ギアのためにわたしは一生懸命がんばった。
上下に動かす手を速めてみる。
「あっ、あっぱ、パステルッ!もう、いっい!」
…えっ?どして?
805786:2008/06/30(月) 03:00:21 ID:5FcqmEha
口からくわえていたモノを離す。
ギアはどっとベットの上に膝をついた。
息をさっきよりも荒げて、わたしよりも疲れているようだ。
(おちんちんは相変わらず、びくんびくんと元気よさそうだけど。)
「…ギ、ギア?」
心配になって声を掛ける。
「…パステルっ!!」
「きゃっ!」
勢いよく押し倒される。
「もっ、我慢できない!」
不意をつかれたわたしが抵抗するまもなく、ギアはわたしの秘部に先ほどのモノを
突き刺した。
「…っっああぁんんっ!!」
突然の、これまで感じたことのない刺激に、わたしの身が悶える。
さっきギアに愛撫された時の快楽なんて比にならない。
ギアがわたしの中でゆっくりと動き始めた。
「ひいぃっん!…はぁあっ!!」
こ、こんなに…こんなに、なんてっ!!
「パステル、すごく、…いいよ。気持ちいい…」
わたしの上に体重を預けながらギアが言う。
わたしも……こんなに気持ちいいなんて、知らなかった。
それから、こんなに、入るなんて。
ギアが上下するたびに逃れようのない、電気のような快感が体中を駆け巡った。
「はあぁっ、あん!…はぁんっ!」
この家には、ジョシュアもルーミィもシロちゃんも一緒に住んでいる。
壁を突き抜けて、声が漏れてしまうんじゃないかってくらいわたしの喘ぎ声は
快楽に比例して大きく、そして止まらなかった。
ギアがわたしを突き刺すたび、じゅぷっじゅぷっと濡れた音がする。
実際、わたしからあふれ出た体液は、太ももをツタってベットを濡らしているようだったし、
濡れるほどにギアの動きがだんだん早くなっていっているのを感じた。
806786:2008/06/30(月) 03:55:29 ID:5FcqmEha

「パステル、足上げて」
えっ?なんで?
ギアはぼけっとしているわたしの足を容赦なく持ち上げ、
そして自分の肩にわたしの膝の辺りまでを乗せてしまった。
「?えっ?」
そして、ギアはもう一度ずぶりとわたしの中に進入する。
「っっあ、あぁひいいぃっっ」
ギアのペニスがわたしの膣の奥深くまで到達し、わたしはおもわず身体を
反らせた。
痛みとともに襲い掛かる、脳髄を駆けるなんともいえない快感。
腰が自然と浮き、口からだらしなくよだれが垂れる。
だけど、ギアは唾液を拭いている暇を与えてはくれず、
さっきよりも速いスピードで、ずぼずぼとわたしを最深部まで射抜いた。
そのたんびに、わたしとギアの肌がぶつかり合い、パンパンッと激しい音がした。
「ひぃあああぁぁあっ!あぁっ…あ、はぁああんっ!」
もはや喘ぎとも叫びとも言うような声を上げて、わたしはひらすら
快楽の中におぼれる。
ギアの肉棒と、わたしの膣壁が擦れるたび、えもいわれぬ興奮が頭の中で弾けていく。

どのくらいの間二人でそうしただろうか。
突然、熱い高揚感のようなものが秘部に集中するのが分かった。
「あっあっ、ギ、ギアァーーっ!!あ、熱いよぅ!」
わたしがギアに懇願するように訴えると、ギアは嬉しそうに、むしろいままでよりも
スピードを速めて貫く。
「ああんっ!そんなに、はぁん!…したらぁ、ハァ…お、おまんこがぁっ!
とろけ、ちゃう、よぉーっ!!」
「いいよっ、…パステルッ!!い、一緒に、いこう」
ギアの激しさは増す一方だ。
わたしのあそこは限界に達した。
「あぁーーっ!ギアッ、もっダメん!なんか、あっ、出ちゃうよぉっ!!」
「…くっ、俺も、もうっ!あっ、な、中に出すぞっっ!!」
「っあああぁぁーーーんっ!!」
びゅるっびゅくんっびゅくんっ!ビシャァァッ!
807786:2008/06/30(月) 03:58:57 ID:5FcqmEha

わたしの中で、何かが弾けた。
トロっとしたものがあそこからあふれ出てくる。
これは…ギアから出てきたもの?それともわたしの?
分からない。
行為が終わり、わたしが息も整わないうちにそう思っていると、
ギアが隣に寝そべり、頭をなでてくれた。
「初めてだったろう?痛くなかったかい?」
「…ううん、大丈夫。」
これは嘘だ。本当は痛かったけど、我慢して言わないことにした。
だってそれ以上に気持ちよかったし、何よりギアとひとつになれたことが幸せだった。
「ねぇ、ギア!」
「うん?」
「男の子と女の子、どっちが欲しい?」
「…うーん。」
ギアはちょっと困った顔をしながら、すっかり冷えてしまったミルクのカップに
手を伸ばした。
「女の子かな?」
「へぇー、なんでなんで?」
「うん。」
そして、少し照れくさそうに頬をかきながらギアは言った。
「…子供にやきもち妬かなくて済むからね。」

――1年後。
ギアの意に反して、クレイやトラップと仲良く戯れるその子は
男の子になるわけだが、それはまた、別のお話。

                         終わり
808786:2008/06/30(月) 04:04:38 ID:5FcqmEha
とりあえず、ギアパスオワタ。
なんか日をまたいで迷惑かけちゃって、ゴメソ。
投下長くなりすぎたけど、良いの思いついたらまたくる∈(・ω・)∋
そういえば、深沢せんせ新しいFQ今書いてるんだよね、楽しみー
809名無しさん@ピンキー:2008/06/30(月) 05:24:17 ID:3+QLF24k
GJ!毛糸のパンツwww
次回作にも期待。
810名無しさん@ピンキー:2008/06/30(月) 23:29:08 ID:AhaY2XVX
GJ
次回は是非あらくれども×マリーナの輪姦ネタ希望
811名無しさん@ピンキー:2008/07/01(火) 02:04:49 ID:MnbeD0xg
GJ!
乙でした。
エロなしギアパスの続きも気になる。
812名無しさん@ピンキー:2008/07/03(木) 13:32:05 ID:maXo7c1P
ギア×パス投下します。
1クエスト編(エロなし)
2その後の二人(エロあり)です。
ちなみに携帯からの投下でコピペ作業に挫折しました。。すみません
携帯全機種&PC対応のアカウントに書いたのを置いていきます。
http://m-pe.tv/u/?giaxpasfqparo
どなたか親切なPC使いの方、こちらのスレにコピペしていただけたらありがたいです。
813名無しさん@ピンキー:2008/07/05(土) 03:08:29 ID:8ciQgTS6
>>812さん

GJ!ギアパス最高ですね。
814名無しさん@ピンキー:2008/07/06(日) 19:13:38 ID:7PgqFbMR
あげ
815名無しさん@ピンキー:2008/07/08(火) 01:53:02 ID:H7a74JHH
>>812です。
読み返したらあまりにつたない感じだったので加筆修正しました。
修正前に読んでくださったみなさまありがとうございます。
816812:2008/07/10(木) 21:01:33 ID:zbs9qwiG
投下します。
ギア×パス牢屋編(エロあり)です。
前回と同じく別サイトにアップで申し訳ない。
http://m-pe.tv/u/?giaxpasfqparo
817名無しさん@ピンキー:2008/07/11(金) 02:41:51 ID:m4yn8sC0
GJ!乙です!
818名無しさん@ピンキー:2008/07/13(日) 02:17:06 ID:neTp7HIO
あげ。

>>812
GJ!!!!またギア×パス宜しくお願いします…!!!
楽しみにしてます!!!
819名無しさん@ピンキー:2008/07/13(日) 02:19:17 ID:neTp7HIO
ごめん、あげる必要なかったのか…orz
5・6月でレスが止まってると勘違いした私かなりバカアホだった…

本当ごめん
820クレ×パス  1/8:2008/07/14(月) 20:37:16 ID:4nEcID0m
初投稿 途中で規制かかったらごめんす


最近クレイの様子が変だった、鈍さには定評のあるパステルでさえそう思ってしまうほど。

生ぬるい風が湿気を含んだ指でパステルの頬をなでる。
夕暮れを過ぎても涼しくならないなんてめずらしい。
今夜は熱帯夜になりそうだ・・・ベランダの石塀から身を乗り出してパステルは思った。

ここは海沿いに建てられた白亜の城、城主は今回のクエストの依頼主である。
ベランダからはアビス海を一望でき、暗くなった海と空を水平線がうっすらと分けていた。
昼間のうちにパーティー全員でこの町を見て回ったがそれはそれは美しい町並みだった。
真っ青な海と空、まぶしいほど白い家々には大きくオレンジの家紋がそれそれ刻まれている。
この城も例外ではなく、外壁にはオレンジのフェニックスが踊っていた。

驚いたのはこの城の城主も含め、この町の人々はとにかくお祭好きなのだ。
パステル達一行の為に城主が今夜はパーティーを催してくれた。

ふっと視線がクレイを探す。
パステルは賑やかな広間で器用に人々をぬって歩いた。
居た。
ちょうどこちらに横顔を見せて壁に寄り掛かる長身のクレイ。
黒のタキシードがあまりによく似合っていてパステルは思わず感心せずにいられなかった。
さすがは名家の生まれの男の子だ。

少し長い黒髪を後ろで青いリボンで結んでいる。
くいっとアルコールを口にするその横顔にはどこかかげりが見えた。
視線はどこを見るでもなくぼんやりとしていた。
最近クレイ変、パステルは首をかしげてここ数日のクレイを思い返してみた。
まず、こちらの顔をまともに見ない。
そして妙によそよそしい。
別に特別喧嘩したってわけでもないし、例え失言してしまったとしても
イヤミさえ気づかない鈍感なクレイが気にするはずもない。

私なにかしたかなあ、一生懸命考えてみるがパステルの記憶をかすめる出来事などひとつもなかった。
じっとクレイを見つめているとふいにクレイのさまよった視線がこちらを向いた。
「クレ・・・」
パステルは手を振って歩み寄ろうとした。
しかしはっとするようなクレイの顔はみるみる赤くなっていき、
そして勢いよく顔をそむけるとその場を去っていった。
「なんなのよう・・・」
残されたパステルは頬をふくらませてつぶやいた。

「あつい」
ポツリと呟いてクレイは首のタイを外した。
こんなに暑いのにピッタリと張り付くジャケットなんて苦しすぎる。
もう脱いでしまおうとタキシードの前をあけた時、トントンとドアから小さな音がした。
不甲斐なくも、とある事情でパーティーをさぼってしまったので誰かが心配して訪ねてきたのか。
まさかパステル・・・、そう思って足が止まったがいやいやをして考えを改めた。
変な態度を取ってしまったせいできっと嫌われただろう。
来るはずがない。

立派な城の立派な部屋のドアもやはり立派で重い。
少し力を入れてドアを引くとワインが乗ったトレーが目に飛び込んだ。
「はい、これ持って、落とさないでね」
ぐいっと押しつけられて律儀にも言うとおりにトレーを大事に抱えた。
「パ、パステル!」
少し怒ったような顔をしたパステルが勢いよく部屋に飛び込んできた。
821クレ×パス  2/8:2008/07/14(月) 20:38:19 ID:4nEcID0m
体重をかけてドアを閉めると近くにあったチェストから鍵をあさった。
「ゲストルームにはちゃんと鍵が置いてあるのよ」
カチャリ、ただ茫然と見ているクレイの目の前で鍵をかけてそれをスカートのポケットに入れてしまった。
「さて、これで逃げられないわよ」
パステルはどうだ、とばかりに腰に手をやってクレイを見据えた。
「話しに来たのよ」
「ちょ、ちょっと待ってパステル」
おろおろとクレイは数歩さがるとテーブルにトレーを置く。
「今ちょっと気分が悪くて・・・」
「嘘ばっかり。話してくれないなら帰らないんだから」
キッとクレイを見つめたパステルの顔は怒っているのか泣きそうなのか。
意外に強情なパステルの事だ、ほんとにもう逃げられない。
クレイは観念してテーブルにパステルを招き座らせる。
グラスにワインを注ぐ。

あまり涼しくもないだろうが窓を開けて風を通した。
ちょっとごめん、と言ってクレイはタキシードを脱いでシャツをくつろげた。
ツツーと汗がクレイの首を伝った。
伸びた首筋のそれを見てパステルはどきっとした。
慌てて視線を戻して気を取りなしてクレイに聞いた。
「どうして・・・?」
うん、と曖昧にクレイは答えて腰かけてグラスを手に取る。
「私に怒ってるの?」
「違うよ」
頼りない笑顔でクレイは否定する。
「なんで最近よそよそしいの?」
「・・・・・・」
クレイは今も視線をそらしてワインをあおっている。
「私が、嫌い・・・?」
「違うっ!違うよ!」
これには真っ向から否定した。驚いてパステルの目が見開いた。
「ごめん、大きい声出して・・・」
謝るクレイの伏せた目にパステルのあらわになったデコルテが飛び込んでくる。
「・・・っ!」
クレイの顔が真っ赤に染まった。
こんな、こんなドレス・・・。反則だ。
パステルは淡いブルーのタイトなドレスを着ていた。
細い肩ひもが頼りなくドレスを吊っている。
アップにした金髪がこぼれて風に揺れていた。
「・・・困る」
耳まで真っ赤なクレイはそう言ってまたグラスに口を付けた。
そしてしばらく間を置くと、意を決したようにパステルを見る。

「何も話さなかったらほんとに朝までここにいるんだよな」
挑戦するようにクレイがそう言うので、パステルもパステルも喧嘩を買うような気持ちで言い返した。
「あ、当たり前よ」
「じゃあ話さない」
「なんでよう」
「我慢しなくていいから」
「なにを?」
そう言うと同時にすっとパステルは手を取られた。
そしてその白い手にクレイはキスをした。
「ク、クレイ!」
ええええええ、驚いて顔を真っ赤に染めたパステルは思わず手をひっこめた。
クレイはゆっくりと立ち上がるとまたゆっくりとパステルに詰め寄った。
立ち上がろうとするパステルの肩を上から押さえつけてクレイは耳元でつぶやいた。
「こういう事だから」
低い声で囁かれて頭が真っ白になるパステルの後頭部を持ち上げる。
「んん・・・!」
822クレ×パス  3/8:2008/07/14(月) 20:39:27 ID:4nEcID0m
いきなり不意を突かれてのキス。
柔らかく湿った感触がパステルの唇を覆う。
「好きだ、パステル」
一旦離れた唇がそう告げて片腕でぎゅっとパステルを抱きしめた。
「ク、クレイ?」
もう片方の腕は体重をかけるようにテーブルを抑えている。
パステルはその手が固く握りしめられる瞬間を見た。
「ずっと好きだった。もう止められない」
そう言ってパステルの顔を愛おしげに見つめるクレイの顔は泣きそうな表情をうかべている。
「クレイ、ま、待ってよ」
「待てないし止まらない」
再び唇が落とされる。
今度はじっくりと味わうような長い口づけ。
「んう・・・」
唇を割って侵入するクレイの熱い舌からはワインの味がする。
逃げ惑うパステルの舌をとらえて絡みつく。
ぴちゃ、と音が鳴って角度を変えて口内を侵される感覚。
そのいやらしく動く舌にパステルは頭の中が痺れてしまったようだった。
気持ちがいい、顔が熱い、下半身がジンと甘く疼いた。

キスをしたままパステルを抱えて立たせると再び抱きすくめてクレイはつぶやく。
「気持ちいい」
低く囁かれてパステルはびくりと背中があわ立った。
クレイの手に背中と腰を押さえられて身動きができない。
この激しい心臓の音はどちらのものなのか。
ふわりとクレイの身体からいつもの彼の匂いがする。
「あっ」
クレイの手が下へと動いた。
膨らんだ魅力的なパステルのヒップが柔らかくなぞられる。
「クレイ!」
ゾクリとしてパステルは思わず力まかせにクレイを突き飛ばした。
「ま、待って。その、私・・・」
一歩二歩と後ずさるパステルにクレイは同じように詰めよってくる。
「クレイの事は好きだけど、い、いきなりこんな・・・。ご、ごめんね、今日は帰るね」
顔を真っ赤にして鍵を探しながらドアに後ずさる。
「あ、あれ?」
入れたはずの鍵がない。ドキドキして震える手は何もつかまない。
焦ってクレイを見ると指にひっかけた何かを無言で揺らした。
「いつの間に!」
トラップ並みの手癖の悪さだ。
「クレイ、お願い、鍵を渡して」
懇願するパステルを楽しそうに見ながらクレイは鍵を揺らす。
「もう、ふざけないで!返して!」
不敵なクレイにパステルはちょっとむうっとして歩み寄る。
掴みかかろうとするがひょいと意地悪くかわされた。
「きゃ!」
よろめいた所をすかさずクレイは抱きとめて、そのまま持ちあげられた。
「ちょっと、クレイ!」
じたばたと暴れるパステルを無視してベッドへと向かう。
まさかそんな!パステルは予感して身を固くした。
「止まらないんだってば」
言い訳するように囁くクレイに押し倒されてパステルはその柔らかなベッドに身を沈めた。
「んん〜、んう・・・」
クレイは乱暴に手を押さえつけてパステルに馬乗りになった。
三度唇を塞がれてパステルの身体が硬直する、が、次第に力が抜けていく。
クレイの情熱的なキスがパステルの体を柔軟にしていくのだ。
「あっ」
くるりと身体をひっくり返されるとパステルの背中のジッパーが下ろされた。
823クレ×パス  4/8:2008/07/14(月) 20:40:12 ID:4nEcID0m
「クレイ!」
現れた白く滑らかな背中にクレイは息をのんだ。
「綺麗だ」
「そんなこと・・・、あん!」
背中をペロリと舐められてパステルの口から思わず声が漏れる。
ちゅ、とキスをされながらあらわになるパステルの肌。
ブラのホックを外し器用に腕からドレスの肩ひもを抜いてく。
そして再びパステルをこちらに向かせ、勢いよくブラとドレスをはぎ取った。
「やだ・・・!クレイ!」
恥ずかしがって抵抗するパステルの両手をひとつにまとめての力まかせの作業だ。
パステルは涙目でクレイを見上げると、そのうつろな視線が自分の身体に落とされているのを知った。
パステルの履いていた靴を脱がせて放り投げ、その手はするすると足を撫でる。
「やっと見れた」
「な、なに」
「パステルのはだか」
眩しそうに眼を細めてクレイは言った。
カアっとパステルの肌が赤くなっていく。
ベッドの脇に置かれたカンテラの淡い光と月明かりが二人を照らしている。
恥ずかしくて全ての光源がなくなってしまえばいいのにとパステルは思う。
「ここの所、毎日想像してたんだ」
罪を告白するように、言葉につまりながらクレイは言う。
のけぞるパステルの首筋に唇を落としながら。
「やっ、クレイ!あ・・・」
「パステルのはだかを、服の中を想像していたんだ、毎日」
唇があらわになったパステルの膨らみをめざして降りてくる。
ああ、ダメよクレイ、パステルはクレイの唇を恐ろしく思って見つめる。
クレイのいきなりの告白に、考える前にこんな事になってしまって。
さっきから身体が熱い。
自分が自分でなくなってしまうようで恐かった。
「パステルを犯す夢を毎晩見てしまう。だから・・・」
だから、クレイは罪悪感でパステルと距離を取ってしまった。

「おれを助けて」
切なげに言ったあと、クレイは自分のシャツを引きちぎった。
ボタンが飛んでパステルの胸に当たって谷間に落ちる。
「ああ、ん」
谷間を舐めあげてボタンを口にふくむ。
横目でパステルを見下ろしながらプッと吐き出した。
揺れるパステルの胸にそっと指を這わせた。
ビクリ、とその身体が跳ねる。
やわやわと揉みしだき、いやらしく唇をひと舐めしたクレイが乳房をなぞった。
「・・・ん、ふっ・・・」
舌が乳輪をなぞる。
パステルはいやいやをするように頭を振って、吐息をはく。
固く突き出たピンク色の乳首が可憐に震えている。
ハラリと落ちたクレイの黒髪だけがそこに触れていて、微妙な感覚にパステルがうめく。
一瞬間をおいて舌がそこに触れた。
「あああ!」
大きく声が漏れてパステルはのけぞった。
ぬるぬるしたものが乳首を弄ぶ。
左右に揺れて乳首はクレイの舌で嬲られた。
腰に、下半身の大事な場所に電流が流れる感覚、パステルはがっちりとシーツを握りしめた。
ん、ん、とクレイは必死に乳房を吸い上げている。
声を出さないようにと耐えるパステルの唇を指でなぞる。
「んう」
不意に開いた唇に、クレイの指が入りこんだ。
824クレ×パス  5/8:2008/07/14(月) 20:41:27 ID:4nEcID0m
「う、うむぅ」
指で口を侵される。
長い節くれだったクレイの指は逃げ惑う舌を追いかけて動く。
パステルの口から溢れた唾液が伝っていて、その卑猥な光景に思わずクレイは見とれてしまった。
本当にもう止められない、さっきから下半身に熱が集中しているのをクレイは感じていた。
張り裂けそうなそこを、ズボンの上からひと撫でする。
「・・・っ」
ダメだ、溢れてしまいそうだ。
毎日焦がれていたパステルを組み敷いている夢のような現実に目まいがしそうだ。
ちゅぷちゅぷと響く唾液の音とぬめる指がいやらしく五感を支配する。
「すごく、やらしい」
ポツリとクレイは漏らした。
空いた片方の手がパステルの乳首を弾くと指を噛まれる。
思わず跳ねたパステルの膝がクレイのちょうど下半身を撫でた。
「あっ、パステ・・・」
急な刺激に顔をしかめ、切なげにクレイはうめいた。
はあはあと荒い息をしてクレイはうなだれた。
情けない事に達してしまった。
じっとりと濡れる下着の感覚にクレイは自己嫌悪に陥る。
「ク、クレイ・・・?」
顔の脇に付いた震える腕ををつかんでパステルは心配そうに見上げる。
汗で濡れた鍛えられた上半身が激しく上下している。
前髪の間からうるんだクレイの瞳が怪しく光った。
「パステルがあんまりやらしくて・・・」
「なっ・・・!」
や、やらしいってそんな事!誰のせいよ!パステルは思わず自分の身体を抱いて隠した。
上半身を起こして逃げるように遠ざかるが、四つん這いになったクレイがそれを追いかける。
最後に残った一枚だけのショーツが濡れているのはパステルは気づいていた。
やらしいのはクレイだよ、パステルはそう言ってクレイを見やった。
普段の彼とは全然違う、強引だし、エッチだし、なにより表情が違う。

「ほ、ほんとにダメだよクレイ」
「おれだってダメだ」
二人の意見が合致する事などなさそうだ。
まず鍵がなければこの部屋を出られない。
余裕の表情を浮かべてクレイは再びパステルを組み敷いた。
「暴れないで、優しくできなくなる」
クレイの熱い眼差しに射抜かれて、パステルは黙ってしまった。
結いあげたパステルの髪が優しくほどかれてた。
ふわりとシャンプーの香りがクレイの鼻腔をくすぐった。
「触るよ?」
返事がないまま手が下半身を触った。
「いやぁ」
下着越しに指がパステルの大事な場所を撫でた。
じっとりと湿った手触り、二人の顔が同時に真っ赤に染まる。
「すごい・・・」
「やだ!クレイ!」
ちょっと動かしただけでにゅるにゅると布地が滑る。
「濡れてるよパステル」
「言わないでよう」
つつつと上下にゆっくりと擦り上げるとパステルの上下の口から悩ましい声がする。
ぷくりと膨らんだ突起を少し強く押してみた。
「やあん!」
どうなっているんだろう、湧き上がる好奇心で勝手に手が動いてるみたいだった。
するりとパステルの下着を下ろしてみた。
つっと透明な糸を引いてパステルはついに一糸まとわぬ姿になった。
固く閉じたパステルの両足をぐいっと押し広げる。
「やだやだやだ」
まだ誰にも、自分でさえよく見た事のないそこにクレイの視線が刺さる。
825クレ×パス  6/8:2008/07/14(月) 20:42:11 ID:4nEcID0m
パステルは両手で顔を覆って首を振る。
ぐしょぐしょに濡れて光るあそこにクレイは目を奪われた。
「やっぱりいやらしいよパステル。びしょびしょだ」
クレイの長い指がそこに触れる。
こんな粘液を吐くモンスターがいた、クレイは変な事を思い出してしまう。
ぴちゃぴちゃと水音を響かせてクレイの指が踊った。
指に絡みつく蜜を突起に拭うように塗り込める。
「ああ!やだやだ・・・、ああん」
よほどそこがいいのかパステルの身体がビクビクと跳ねる。
クレイはもう止まらない。
「聞こえる?パステル、ぐちゃぐちゃいってるよ」
いやらしくクレイが実況し、その言葉にパステルは興奮していく。
「中もトロトロだよ、こんなになってる」
すっと指を差し出して糸を引く粘液をパステルに見せてあげた。
「やだ、恥ずかしい・・・」
羞恥に肌を真っ赤に染めたパステルがまた愛おしくてクレイはキスで口を塞ぐ。
そして見せつけるようにクレイは自分の指を口に含むと、演技がかったように舐めていく。
まるで水飴を舐めるように美味しそうに舐める。
するとどうだろう、悪い薬のようにもっと舐めたいと思ってしまう。
あふれ出るそこにゆっくりと顔を近づける。
「やだ、クレイそんな」
ぎゅううと太ももを閉じてパステルは抵抗する。
が、難なくクレイに広げられてあえなく晒されてしまう。
「自分で足、持って」
クレイは思いついたようにパステルに提案する。
「そんなこと・・・」
できるわけない、パステルは足を抱えた自分を想像して首を横に振る。
恥ずかしすぎる。
「できないなら仕方ない、両手足縛っちゃうよ」
真顔でとんでもない事を言う。
「やだよそんなの」
泣きそうに見つめるパステルに選択を迫る。
「お願いだパステル、言う事聞いて。逃げ場を断ったのはパステルの方なんだから」
夜に欲情した男の部屋を訪れて鍵をかける、襲われないわけがない。
「だって・・・」
こんな事になるとはつゆほども思っていなかった、パステルの主張もわからないでもないが。
今のクレイは聞く耳など持たなかった。

さあ持って、とパステルの足を持ち上げて手で抱えさせる。
自分から誘っているようなその姿にクレイはますます興奮した。
しばらくその姿を目に焼き付けておこう、クレイはじっくりと視姦する。
「恥ずかしいよう、クレイー」
全てをクレイに見られている、トロトロの自分のあそこはますます熱を持って溢れ出ている。
パステルはいやというほど気づかされる自分のいやらしさに目まいがしそうだった。
ゆっくりと、クレイの顔がそこに沈んだ。
鼻につく女の匂いにクレイの頭が痺れる。
ちゅぱ、と音を立ててひと舐めするとびくりとパステルの腰が踊った。
まさかパステルのあそこを舐める日がくるなんて。
クレイは思いきりそこにむしゃぶりついた。
「ああああ、んん、んあ・・・あ!」
「美味しいよパステル」
溢れる蜜をじゅるじゅると吸いあげ、ひだに舌を差し入れる。
同時に指も二本差し入れる。
熱く潤んだそこはきつく指を締め付けた。
蜜をかき出すように指を出し入れし、口の端からこぼしながら夢中で飲む。
「ああ!だめ!なんか・・・へん!」
わけのわからない快感にパステルは恐怖を感じた。
あのクレイが自分の恥ずかしいところを舐めている、下腹部が熱い、どうにかなってしまいそう。
「ダメだよパステル、どんどん出てくる」
舐めても舐めてもなくならない、中はいやらしくうごめいて指を食い千切ろうとする。
826クレ×パス  7/8:2008/07/14(月) 20:42:57 ID:4nEcID0m
「シーツについてる、すごくいやらしいよ」
「ああん、やだ・・・」
ちょっと飛び出た突起が光っていた。
指で皮をむき、ぺろりと舐める。
「あああああ!やああああ」
嬌声をあげるパステルのそこをクレイは執拗に追いかけた。
一番敏感なその場所を優しく舌で愛撫する。
あられもないパステルの声に嬉しくなって、ますますクレイは追い詰める。
ぴちゃぴちゃ、くちゅくちゅ、響く濡れた音と艶のあるパステルの声。
二度目の屹立したクレイの下半身ももう限界だった。
「だめ、だめだめ、へんになるう・・・」
「ん、パステル、大丈夫、おれのほうがへんだから」
「あああああああ!」
パステルに巨大な波が襲い、ひときわ喘ぐとついに達してしまった。
ぐったりとうつぶせに倒れ荒く息を吐く、ビクビクと身体が震えている。
「パステル?」
クレイは濡れた唇を拭うと意地悪に言う。
「気持ちよかった?」
「うう、えっちー、いじわるう〜・・・」
実はトラップより意地悪なんじゃないだろうか。
普段優しい人は実はSだとかいうしね、パステルはため息をついた。
「おれはエッチで意地悪だよ、知らなかった?」
クレイは不敵に笑う。
「もっと意地悪したい」
そして耳元で囁いた。
パステルの顔が染まる、そんな恥ずかしい事言わないでほしい。
クレイは一旦身を引くとカチャカチャとベルトを外した。
そして中から固く屹立自身を取り出して見せる。
「パステルのせいで一度イッってしまったよ」
白濁した液がそこに絡みついている。
赤黒く光るそれを握りしめてパステルを見る。
大きい、それをここに入れるのだと思うとパステルは怯えずにはいられない。
じっとりと汗ばんだクレイの裸は男らしく美しかった。
引き締まった筋肉が影を描いている。
うざったそうにその艶やかな黒髪をかきあげてクレイは言った。
「パステル、これ入れるよ」

うそ、思わず声が出そうになる。あんなの絶対入らないと思う。
心配顔のパステルに苦笑してクレイはベッドに体重をあずける。
するすると白いパステルの足を撫でて大丈夫、と言ってまたがった。
目の前に凶暴そうなペニスを掲げられパステルはゴクリと喉を鳴らした。
「乱暴にはしないから」
とろけてしまったパステルのそこを撫でてクレイは自身をあてがった。
「怖い、クレイ・・・」
「力を抜いて」
先端がぬるぬると立ち往生している。
クレイには立ち止っている余裕などなかった。
ぬぷ、と先端がひだを分け入った。
「うっ」
「パステル」
困った、ガチガチに力の入った彼女の身体は受け入れてくれるのだろうか。
試しにちゅう、とパステルの乳首を吸うと吐息をもらして力が抜けるのがわかった。
瞬間、ぐちゅと音がしてクレイが一気に入り込んだ。
「ああ!」
「うっ!」
二人同時に声があがった。
ついに繋がってしまった。
「きつ・・・」
初めてのパステルにはやはりきつかったようだ。
痛いのとは少し違う、苦しいのだ。
827クレ×パス  8/8:2008/07/14(月) 20:44:55 ID:4nEcID0m
それはクレイも一緒だった。
今まで味わったことのない下半身を襲う感覚。
熱くてぬるぬるとしてぎゅうぎゅうと締め付けられ痛いほどだった。
「な、んだこれ・・・」
うなだれて思わずそんな感想を漏らしてしまう。
「クレイいいい・・・」
パステルの腹の中を鈍痛が襲う。きつい、苦しい。
「ダメ、だ、パステル、動くよ」
何がダメなのかよくわからない。
さらなる快感を求めてクレイは本能に従った。
ぐちゅ、と音が鳴る。
パステルが甘く鳴く。
包み込む快感にクレイは溺れてしまう。

「はっ、はっ、うっ、っく・・・」
あまりに気持ちよくて口を付いて出たクレイの喘ぎがパステルを安堵させた。
クレイも気持ちよくて苦しいのだ。
パステルの下半身の鈍痛がゆっくりと快感に変わっていく。
クレイの先端が中のある部分を突くと知らずに喘いでしまう。
「ああ、あっ、クレ・・・」
「気持ち、いいっ、パステル・・・」
クレイの汗が降り注ぎ、合わさった下半身を中心に濡れた肌がぶつかる音がする。
ギシギシとベッドが踊る音、自分の喘ぐ声。
一心不乱に腰を振り、切なげに目を閉じるクレイが愛おしいと思う。
「あっ、あっ、イッ、く!」
いきなり強く肩を掴まれ下半身が軽くなった。
「あっ、っく・・・」
クレイが取り出した自身を支え震えた。
ぴゅぴゅっと生暖かいものがパステルの身体に飛ぶ。
そしてツンとつく男の匂い。

「クレイ・・・」
はあはあと荒く息を吐くクレイは、ごめん、とだけ言ってパステルの横に崩れ落ちた。
「気持ちよすぎてすぐイッてしまった・・・」
にっこりとクレイは微笑んで言う。
「すごいよパステルのなか」
「ば、ばか!」
「熱くてトロトロで、ぐちゅぐちゅいってて・・・」
「う、うるさい!」
パステルが慌ててさえぎる。
うーこの出したものなんとかしてよー、恨みがましく思ってクレイを睨んだ。
パステルの視線を追ってクレイが苦笑いする。
「ごめん、シャワー浴びてきた方がいいかも」
クレイの提案に渋々うなずくパステルだったが、足腰に力が入らない。
それを見てクレイは言う。
「でもまだ終わらないよ、朝まで鍵は開けない」
828812:2008/07/15(火) 00:43:39 ID:/8uWlDrP
>>818 ありがとう。新作投下します。
ギアパス浮気編(エロあり)です。
今回もこっちに投下で申し訳ない。
http://m-pe.tv/u/?giaxpasfqparo
829名無しさん@ピンキー:2008/07/15(火) 00:44:21 ID:/8uWlDrP
間違って上げてしまった。
失礼。
830名無しさん@ピンキー:2008/07/15(火) 01:54:06 ID:SkqmNs7b
クレパスキタ━━━(゚∀゚)━━━!!
831名無しさん@ピンキー:2008/07/15(火) 03:13:43 ID:2datRXQJ
>>828
GJです!!良かった!!!!
832名無しさん@ピンキー:2008/07/15(火) 06:32:21 ID:SavFk7jH
>>820クレパスGJ!
クレイやらしいしパステルかわいい!!
833名無しさん@ピンキー:2008/07/15(火) 06:33:31 ID:SavFk7jH
828さんもギアパスありがとう〜!
最近ここ賑わってて嬉しい♪
834名無しさん@ピンキー:2008/07/15(火) 20:25:25 ID:qQxuV7U7
トラパス…
835名無しさん@ピンキー:2008/07/16(水) 18:47:18 ID:iQlp1q/9
クレパステラグッジョブ!!!!!!!!!!!11
836名無しさん@ピンキー:2008/07/17(木) 13:56:31 ID:5kd7prWU
クレパス、ギアパスともにGJ!!

クレパスはクレイがSぽいのがよかった。
ギアパスは変化球だったけど、これはこれで。
でも実はメナースの可愛さにテラ萌えた俺。
メナースは可愛いけど相手がさすがに思いつかないぜ……
837名無しさん@ピンキー:2008/07/17(木) 18:11:30 ID:5RuT9Cnp
確かにメナースには萌えたw
ずっと見てたんかwwwってツッコミたくなるところもよかった。
さすがにメナースの相手は思いつかないね。
ドジして波乱を巻き起こすくらいの役割しか思いつかないw
あと今回のギアパスはギアがロリコン言われてるあたりにも萌えたw
838名無しさん@ピンキー:2008/07/17(木) 22:06:38 ID:dyeP9yCb
クレパスGJJJJJJJJJJJJJ!
839名無しさん@ピンキー:2008/07/18(金) 19:03:38 ID:5U6E95R6
クレパス・ギアパスGGGGGGGJ!!!!!!!
840名無しさん@ピンキー:2008/07/20(日) 13:06:23 ID:ygyHjuSx
ギア×ミモザ(エロあり)、またまたこちらにぅpします。
http://m-pe.tv/u/?giaxpasfqparo

保管庫収納ありがとうございます。
もしよかったらですが、
人魚の涙クエスト&その後の二人と浮気編を
加筆修正版に差し替えていただけるとありがたいですm(__)m
841名無しさん@ピンキー:2008/07/21(月) 11:22:35 ID:MGKYZRrt
GJ!!!ギアエロ杉。
842名無しさん@ピンキー:2008/07/21(月) 23:05:44 ID:GCdb51ic
>>841
www確かにギアえろすぎwwwwww

>>840
GJ!!
相手パステルで無理矢理ネタがみたいです。
843名無しさん@ピンキー:2008/07/22(火) 02:27:05 ID:+Bf0UmAo
新刊まだー?
844名無しさん@ピンキー:2008/07/23(水) 07:47:50 ID:l1dC1ugu
トラパスは?
845840:2008/07/23(水) 09:32:40 ID:Pmx7gKoM
保管庫管理人様、ありがとうございます。
感想くださった方々もありがとうです。
嬉しいです!
パステルで無理矢理ネタはもし書けたら投下します。
他の職人さんたちの作品も読みたいな。
>>786さんのギアパスほのぼの好きでした。
新刊もうすぐ出るみたいですね。 楽しみ。
846名無しさん@ピンキー:2008/07/24(木) 15:42:58 ID:LNvvOpLh
投下待ち
847名無しさん@ピンキー:2008/07/24(木) 22:27:16 ID:op+jImth
マリーナ爆死
848書人:2008/07/25(金) 12:37:54 ID:cW35n1SC
実にご無沙汰しております。書人です。
久々すぎて化石化したような書き手がお邪魔致します。

以前書きまして、現在保管庫に入っている、共有編その後を少しだけ書いてみました。
直接的エロはない、短編です。
ちなみにクレイ視点とトラップ視点を以前から書いてみたかったので、受け入れにくい方には申し訳ありません。
849共有編その後短編: クレイ視点:2008/07/25(金) 12:41:03 ID:cW35n1SC
「パス……」

 ノックしようと持ち上げた、軽く握ったこぶしが固まる。部屋の中から聞こえてくるじゃれあうような2人の囁き。
 自分がいない間に繰り広げられている楽しそうな空気に、ほんの少しの嫉妬と仲間に入りたいという気持ちが湧き上がる。でも……途中から乱入ってのも……お邪魔だよなぁ。たまには2人きりにしてやった方がいいのかな。
 そんなことを考えつつそっと回れ右した……のだが。
 がんっ!!

「ってぇっ!」

 すぐ後ろで勢いよく開いた扉は、俺の後頭部をもろに直撃した。うー、目から火が出るとはこのことだ。

「あ、悪りぃ」

 ケラケラと笑う薄茶色の瞳。っておいトラップ、お前上半身裸じゃないかっ。
 部屋の奥にチラリと目をやると、恥ずかしそうにシーツに包まっているパステル。やっぱりな。

「あにボーっとしてんだよ。さっきから様子伺ってたろ?」
「いや、その……」
「俺の職業知ってんなら、立ち聞きなんざ無駄ってぇことよ。入れ入れ、ほれ」

 あっという間に部屋に引っ張り込まれてしまう。床に脱ぎ散らかされた2人分の服。

「すまねぇ、クレイ。おめえ帰ってくるの遅いから、つい先に始めちまってたぜ」
「そうよぉ、トラップったらいくら言っても聞かないんだから」

 ふくれっ面のパステル。どんな表情でも可愛いと思うのは、俺の欲目だろうか。

「決しておめえを裏切ろうとしたわけではねえから!って、あったりめえだろうが。クレイ、おめえの気持ちはよぉーーーくわかってっからよ」

 自分の顔がみるみる赤くなるのがわかる。
 反射的にパステルの顔色を伺うと、彼女は照れたような上目遣いでこちらを見ており、シーツで口元を隠して笑っていた。

「んなこたぁどうでもいい。いつまでんなかっこしてんだよ。ほーれっ」

 まだ俺の背後にいたトラップに、力いっぱいズリ下ろされたブルーのスウェット。
 足首に団子状になるそれと下着……俺の下半身がどうなっているかは言うまでもない。

「きゃあっ」

 目を伏せつつ……しっかりこちらを見ているパステル。っていうか見るなよ!いくら見慣れたからってそのへん察してくれ!!

「っと、トラップ、やめろっ!」
「いちいちうっせえなぁ。脱ぐの手伝ってあげたんじゃーん♪さ、メンツ増やして再開すっぜ」

 パステルの包まったシーツをひっぺがすトラップ。

「やだ、もうっ」

 あらわになった眩しい裸体に、気づかれないように生唾を飲み込みつつ、慌てて服を脱ぎ捨ててベッドによじ登る。
 妙といえば妙な関係だ……よな。いったいいつまでこんな調子でやってるんだろう? 俺たちは。
 自問自答しつつも、可愛い彼女の白い肌の誘惑には耐えられない。
 俺はトラップと争うように、不思議な三角関係に溺れた。明日の朝も、また寝坊しそうだ……
850共有編その後短編: トラップ視点:2008/07/25(金) 12:47:55 ID:cW35n1SC
 カーテン越しに感じる、うっすらとした明け方の気配。
 俺様ともあろう者が、んな時間に目ぇ覚ますとはな。

 薄暗い部屋の中とはいえ、職業柄鍛えられた俺の眼はすぐに慣れる。
 視界に入るのは、傍らでシーツにくるまる2人。
 いつもは洒落っけもへったくれもなく結んでる髪をほどいてるパステルが、やけに色気がありやがる。
 胸元まできっちし隠したシーツを、ぺろっとめくってみたくなるのが人情だが……起きるとめんどくせえのでやめとくか。
 そのパステルを、ごつい腕で腕枕するように寝ている、クレイ。
 なぁ、おめえほど筋肉がついてると、腕枕はされてる方が余計しんどいんじゃねえか?
 そんないらぬ心配をしつつ、2人に気づかれないよう上半身を起こす。
 シングルベッドふたつくっつけてるとはいえ、3人で寝てっと狭めぇんだよ。
 クレイみたいにでかいのが混ざってると余計にな。

 さっきは……いや、もう昨夜だな。昨夜は実に盛り上がった……色んな意味で。
 最近すっかり感度の良くなったパステルが、やたらキャンキャン可愛く喘ぎやがるからよぉ……そうそう我慢なんてできますかっ!? いや、できねぇ。絶対。
 あのちっとばかり潤んだ瞳で、上目遣いに見上げられてみ? もう息子殿は天井知らずってぇヤツよ。
 クレイもそうだったんだろうなー。いやぁあいつも頑張ること頑張ること。スタミナで言えば俺の倍はありそうだもんなぁ。
 パステルが「もうダメ、もたないよぉっ」とか泣き言言ってんのに、「もう1回だけ……無理かな? 無理だったらいいけどさ」なぁんて言ってやがんの。
 ま、クレイに見つめられて哀願された日にゃー、パステルだってイヤとは言わんだろ。
 そこらのオバハンなんざ十把一絡げに全員ノックアウトされること間違いなしだぜ。

 と、いう訳で。昨夜はいったい何ラウンドあったんだ?
 3人揃っていちゃつけるチャンスがこのところ多いから、さすがに俺も身がもたねぇっての。
 次回はちょっと控えめにすっかな……できんのかよ、俺。いや、息子よ。

 そんなこんなで、俺たち3人の関係は相変わらず続いてんだよな。
 だってよ、相変わらずボケパステルがどっちにも決めらんねぇって言いやがるし。まーそれもそうかもしれねぇが。
 どっちかが抜け駆けするでもなく、公平に紳士的に関係を維持してんのが不思議っちゃ不思議だが。
 ま、相手がこのクレイだからな。無理もねぇけど……
 とりあえず、この女を他の男にかっさらわれるのを指くわえて見てるわけにもいかねえし、他でもねえクレイの気持ちを無視るわけにもいかねえし。
……となりゃ、おのずと結果はこうなるってもんよ。深く気にするな、俺!

 ぼけーっと考え事してるうちに、少しずつ部屋の中が明るくなってきた。

「ん……」

 小さな声と寝返りひとつ。
 油断しきった顔で寝ている女は、実に手を出したくなる存在である。
 あー朝っぱらからなんだが、またムラムラしてきたぜ。
 さっき控えめにって自制しようとした気もするが、この際それは置いとくか。
 シーツの下に手を滑り込ませ、少し汗ばんだ体をさぐる。

「ぁん、ん……」

 まだ8割がた寝てるパステルの夢うつつの喘ぎに、クレイが目を覚ました。

「ん? トラップ、おま……」
「しっ」

 寝ぼけ眼で口を開いたクレイを制し、指は休まずやわらかく愛撫を続ける。

「まだ寝てんだよ、こいつ。たまにはこーいうのもいいだろ」
「……」

 目を閉じたままで小さく身をよじって喘ぐパステルに、クレイはすんなり覚醒したらしい。……息子もな。
 しかし、パステルが起きちまったら、「朝なのに信じらんない!」とか騒いで拒否しかねん。
 とりあえずおい、まだ起きんじゃねえぞ。

 メシ前のひと運動。今日も暑くなりそうだぜ。
851書人:2008/07/25(金) 12:48:49 ID:cW35n1SC
以上、各編完結です。

エロがなくて本当に申し訳ない。
次回頑張ります。
852名無しさん@ピンキー:2008/07/25(金) 19:28:34 ID:clnOlUsq
そんなこと言っちゃって下はもう準備オッケーなんじゃないのぉ?
853名無しさん@ピンキー:2008/07/25(金) 23:34:40 ID:2TmkLGHw
書人さま乙です。GJ!
便乗して投下。
ギア×パスご奉仕編です。
http://m-pe.tv/u/?giaxpasfqparo
無理矢理なのは途中で挫折スマソ(´・ω・`)
他の職人さまに託します。
854名無しさん@ピンキー:2008/07/26(土) 00:26:55 ID:MygdYQvg
ご主人様えろいなwwwwwwwww
ギアパスめっちゃGJ!!!!
ありがとうございます!!!!!
855名無しさん@ピンキー:2008/07/26(土) 00:35:14 ID:EgaeWuft
書人様おかえりいやっほう!共有編大好きなので嬉しいw
ギアパスもGJ!やっぱりギアはエロいw

神々のご帰還だw
856名無しさん@ピンキー:2008/07/26(土) 01:07:51 ID:SrtZbtCb
14巻のメイドパステルの挿し絵には萌えた。
誰かエロパロ板の挿し絵を書いてくれたら
いいのにな。。
857名無しさん@ピンキー:2008/07/26(土) 17:55:10 ID:QboPYo7J
>848
共有編大好きで、その後の話が読みたいと思ってたから
すんごい嬉しい。まさかマジで書いてくれるとは。
ほんとありがとう ゆっくり読みます
書人さんの話すごい好き

>>853
いつもお疲れ様です。ほんとありがたいです。
じっくり読みます ギアパスいいよねえー
858名無しさん@ピンキー:2008/07/26(土) 18:07:01 ID:E7uRk9nA
ギアパスはスイーツ(笑)臭がすごくてな
859名無しさん@ピンキー:2008/07/26(土) 18:24:04 ID:kON4p/nq
860853:2008/07/27(日) 01:22:03 ID:ikvbx81T
感想ありがとうございます。
嬉しいです!
ギアパス短編を投下してみる(`・ω・´)
http://m-pe.tv/u/page.php?uid=giaxpasfqparo&id=1
つまみ食い編です。
ホント絵師さんいたら楽しいかも。
861名無しさん@ピンキー:2008/07/27(日) 10:23:26 ID:mC5v696b
>>848
おおぅ、共有編マンセー!!
まさか今頃になって続編が来るとは!
おそらく、読み手皆同じように喜んでいるんジャマイカw

ほのぼの空気の中で、トラップとクレイに挟まれてオタオタしてるパステルがカワユス

書人氏の新作もコソーリ期待。
862名無しさん@ピンキー:2008/07/28(月) 15:05:42 ID:yMaSlOxf
>>860
サクサク書いてくれてて嬉しい
いつもほんとありがとう

>>857>>861
ほんと幸せな3Pは可愛くて萌えるわ
クレイ・トラップ側の視点も読みたかったんで嬉しかった

ここのSSはキャラの感情の動きも丁寧に入れてくれるのが多くて尚更萌える
書き手さん達いつもありがとう
863名無しさん@ピンキー:2008/07/28(月) 18:53:02 ID:eohpmH3E
書人さん復活ktkr!
共有編大好きだったから、続き読めて嬉しい!!
ギアパスもいつもありがとう!!
ここは色んなカプエロが読めて楽しいなぁ。
自分もこのスレの最初のほうに腹筋ネタとかナイトドレスネタとか投下してたんだが…
久しぶりに書きたくなってきたよー
864名無しさん@ピンキー:2008/07/28(月) 19:53:57 ID:pZeyktBl
>>860 GJ!

>>863 腹筋ネタ良かったです!
新作お待ちしています!
865名無しさん@ピンキー:2008/07/29(火) 03:06:37 ID:66M40F/F
ナイトドレスめちゃめちゃ萌えたよ
腹筋も良かった 短編でちゃんと面白いの書けるのはすごいよな
866名無しさん@ピンキー:2008/07/29(火) 21:24:37 ID:QFAZ3pcp
>>860
牢屋編めちゃくちゃ萌えた〜w
ありがとう。
867786:2008/07/30(水) 03:58:23 ID:r9tfCNB2
誰も見ないかな?
ノル×レディ・グレイス(FQ4)書いたので投下してみる。

長くなりそうなので日をまたいだらごめん
868ノル×レディ・グレイス:2008/07/30(水) 04:03:59 ID:r9tfCNB2

「オーゴッド!なんてハンサムなの!?」


ここはサバドの村からちょっと離れた森の中にある古城。
パステルたちは「メハマッドの財宝」の在り処が示された地図を元に、
アンデットたちがウヨウヨするこの場所までいざなわれてしまった。
実はこの城こそが事の元凶であり、もちろん財宝の話も罠であったと
後に判明するのだが……。

アンデットとの休む暇もない攻防を繰り広げ、戦いに疲れたパステルたちが
休憩していた時、その女性は突然に現れた。

レディ・グレイスと名乗る、長い黒髪のレオタードを着たグラマーな女性。
最初はパステルたちを機嫌悪そうに睨んでいたが、寝ていたノルを一目見て
気に入ってしまい、なんと巨人族を軽々と抱き上げてしまった。


「う、うわあぁ!」

目を覚ましたノルが、小さな瞳をしばたかせて、突然の出来事に慌てふためく。
なにせ目を開けるとそこには超ど迫力の美女がいて、体重の重い自分を
持ち上げているのだから。
敵か味方か。
判別はつかないが、とりあえずジタバタと抵抗を試みる…が、
何せ寝起きでうまく力が出ない。
その上、レディ・グレイスはどう鍛えたのかと思うほど筋骨隆々の腕で
しっかりとノルを抱きしめているので、抜け出すことは難しく思われた。
レディ・グレイスはノルを抱いたまま部屋の出口へ向かう。

「あ、待て。待てよ!」

それを制止した人物。
ノルからは姿が見えないが、トラップの声だ。
そのトラップの方を一瞬だけ振り向き、

「命令していいのは、あたしだけだよ!」

と言った、次の瞬間!

「うわああー!」

と、悲鳴を上げながらトラップの声は遠ざかっていった。
(どうやら何かの力で吹き飛ばされてしまったらしい)

その間にレディ・グレイスはノルを抱えたまま、編み上げロングブーツの
踵についた金属のイガイガの飾りをガチャガチャ云わせながら、
廊下を走り、階段を降りていく。
ノルはもはや抵抗することを諦め、おとなしく従った。
やがて、台所の隠し扉を抜け、また急な階段を降りて通路を何度か折れ、
突き当たりの一番大きな扉の前に着いたとき、レディ・グレイスはノルを
ゆっくり降ろした。

869ノル×レディ・グレイス:2008/07/30(水) 04:07:51 ID:r9tfCNB2
「さぁ、着いたよ」

扉を開け中に通されると、高い天井から白い薄い布が幾重にも重なり、
優美に垂れ下がっている。
全体がモノトーンで統一された石壁の部屋の奥。
大きくてゆったりとしたソファーがあり、

「そこに楽にして」

とレディ・グレイスがノルに促す。
こころなしかその声はどこか艶っぽく、純情なノルは照れたような困ったような
顔をしたが、彼女の言うまま素直にソファに腰掛けた。
そのソファの足元にダンベルやら鞭やらが転がっている。

「……ねぇ」

レディ・グレイスはノルにぴったりと寄り添い、そのきわどいレオタードごしに
ノルの腕に豊かな胸を押し付け、赤いマニキュアの人差し指でノルの胸板をなぞった。
甘い声を出す美女を前に、ノルは顔を赤らめ下を向く。

「ふふっ、いきなり連れて来られて戸惑ってるんだろう?
あたしの名前はレディ・グレイス。あんたは?」
「ノ、ノル」
「そう、ノル。良い名前だね。あたしはね、ノル。信じられないかもしれないが、
アンデットなんだよ。前はあんたと同じ人間だったけど…。でも、若くして
死んじまった…事故でね。
だけど、人間だった頃もあんたのような良い男にはついぞ巡り逢わなかったよ。
死んでからも運命を感じたのは初めてだよ。
ノル、あたしの願いを…聞き入れてくれないかい?」

アンデット……と聞いて、ノルは先ほどまで悪戦苦闘を強いられた
ゾンビやスケルトンたちを思い浮かべた。
美しい眼差しを向ける彼女からはアンデッドと言う言葉は出てこない。
が、レディ・グレイスの顔は真剣そのものだった。
こんなに綺麗なアンデッドもいるものなのだろうか…。

「お、ねがい?」

ノルが短くつぶやく様にいうと、レディ・グレイスは視線をはずし
少し気難しい表情になった。

「そう…あたしはね、アンデッドになってずいぶんたつが、それは自由な暮らしを
送っていたんだよ。それこそ縛られるものの何一つなく、ね。
そしてあの時……」

レディ・グレイスはそこでふっと言葉を切り、眉根をひそめた。
遠くどこかを見つめる彼女をノルが心配そうに見る。

「どうした?」
「あ…あぁ、いや。なんでもないよ。
とにかく詳しい事情はいえないが、今あたしはこの城に閉じ込められ不自由な
想いをしてるって訳さ。毎日何の楽しみもなく、アンデッドたちと働き詰めでね。
……ねぇ、ノル。不憫なあたしを…慰めてやってはくれないかい?」

最後は色気に飛んだ声で再びノルに詰め寄る。
ノルは、ドキッとして自分のだんだん早くなる心臓の鼓動を抑えるように胸に手を
当てた。

「ど、どうやって?」
870ノル×レディ・グレイス:2008/07/30(水) 04:10:24 ID:r9tfCNB2
「こうやって」

レディ・グレイスが、ノルの胸におかれた大きな手をとって、自分の胸に押し当てた。
ノルは顔を真っ赤にして「あっ、うっ、」と戸惑った様子だったが、
やがて股間が熱を帯び、ズボンが膨らむのが自分でも分かった。
レディ・グレイスはそれを満足気に見つめた後、

「ねぇ、ブーツを脱ぐの手伝っておくれ」

と、左足をノルのひざの上に乗せてみせる。
そして言葉を付け加えた。

「……あたしを、救うと思ってさ…」

そこには寂しそうな笑顔があった。
何があったかは知らない。しかし、お人好しのノルにこの状況を放っておくことは
できない。もとより、人にお願いされたら断れない性格の持ち主である。
ノルは決心したように、神妙な顔でこくりとうなずいて見せた。
そして彼女のロングブーツの紐をほどき始めた。

ブーツを脱がせると、白く長い足の全貌があらわになる。
レディ・グレイスは、今度は右足をノルに乗せてノルもそれを了解し
慎重に紐解こうとした。

むにゅっ むにゅっ

ノルの股間をレディ・グレイスの空いている左足がまさぐる。

「あのぅ…」

ノルは困惑し汗をかいたが、当の本人は楽しそうに「続けて」と
と言う。
仕方なく、ノルは右のブーツを脱がせる作業に入ったが、その間も
左足はノルの股間をいじめ続け、膨らませた。
871ノル×レディ・グレイス:2008/07/30(水) 04:19:17 ID:r9tfCNB2
そして、ついに右のブーツも脱げ、レディ・グレイスはソファから立ち上がると
羽織っていた黒いマントを床に落とし、身につけていた装飾品も取って、
近くのサイドテーブルの上に置く。
レオタード一枚になった、眼前の美女の一つ一つの仕草にいちいちドキドキ
しながら本当にいいのだろうか、とノルは考え込んだ。
そんなノルの気もお構いなしに、レディ・グレイスはノルの隣に座り

「さぁ、ノル……」

と、ノルの首に手を回し、自分のほうへ引き寄せてソファに仰向けに倒れこむ。
そして、頭を強く手繰り寄せ、唇を重ね合わせる。

「…ん、むぐ」

それはノルにとっては初めてのキス。
まさか最初の相手がアンデッドになるとは思ってもみなかったが、
こんな状況にありながらノルは緊張に混じり、少しの胸の高鳴りと
幸福感を味わっていた。

これが、…キス。

「さぁ、ノル。あたしを抱いて?」

レディ・グレイスも幸せそうな微笑に、少し顔を赤らめながらノルを誘う。
ノルは少し迷ったが、ズボンを下ろし、心とは裏腹に本能に忠実な肉棒を
取り出した。
肉棒はすでに怒張しきっていて天井を仰ぎ、レディ・グレイスの視線に
反応してときおりピクッと動いた。

「ワーォ!ノル、あんた大きいのは身体だけじゃないのね」
「うぅ…」

レディ・グレイスは先ほどやっていたように足でノルの肉棒をしごいてみせた。
それも今度は両足で。
872ノル×レディ・グレイス:2008/07/30(水) 04:42:42 ID:r9tfCNB2
「ほ、本当に、いいのか?」

ノルは苦痛の表情で快楽に耐えながらレディ・グレイスに聞いた。

「…ノルはあたしじゃダメかい?」

誘うような目つきと吐息のような声。そのいやらしい顔の前に、ノルはもう
限界とばかりにレディ・グレイスに覆いかぶさり、まず唇へ、続けて首筋から
鎖骨へ流れるようにキスをする。

「…あぁんっ」

レディ・グレイスが歓喜の声を上げる。
ノルはもう無心でむさぼりたい衝動に駆られ、彼女のレオタードの上半身
部分を両手で剥がしとり、白くて形のいい豊満な乳房をわしづかみにして
激しく揉みしだいた。

「あはぁんっ!い、いいよノル!最高の気分だ……」

レディ・グレイスが悦に浸っている間にも、ノルは二つの小山ほどもあるような
柔らかな乳房の感触を楽しんだ。

 ……これが、女の人のおっぱい……。

ノルは脳裏にパステルやルーミィのことを思い浮かべた。
まだ年端もいかない彼女達も、いずれこんな風に色気を増していくんだろうか…。

そんな卑猥な妄想を打ち消そうとノルは目の前の行為に集中することにした。
淡いピンク色の部分の、頂点の突起物にむしゃぶりつく。

「っっああーーー!!あぁ、ノルー!」

レディ・グレイスは自らの乳首に夢中でしゃぶりつくノルの頭を愛おしく
なでる。

873ノル×レディ・グレイス:2008/07/30(水) 15:43:55 ID:1SGIoxXj
ノルはしゃぶりつきながら舐めてみたり、軽く噛んでみたりと、初めての
乳房を存分に堪能した。
どこかに罪悪感を抱きながらももう止まることはできなかった。


「さぁ、そろそろ…ノル…」

おねだりしている子供のように目を潤ませるレディ・グレイスの言葉にノルが
うなずき、彼女のまだ半身残っていたレオタードを足からすっぽり脱がせた。
一糸まとわぬレディ・グレイスの肉体美の全貌があらわになり、その完璧な
までのプロポーションといやらしい体つきはノルの目にまぶしかった。

「ノル…きて」

レディ・グレイスはソファに寝そべったまま恥ずかしそうに足をM字に開き、
秘所を白い両手でくぱぁっと開いてみせる。
ノルにはまだ未知の領域が現れ、綺麗なピンク色の花弁が花開き、トロトロの
蜜が滴り、光り輝いていた。
ノルはごくりと喉を鳴らすと、先端がぬるぬるになった巨大な男根を
レディ・グレイスの秘所に押し付け、一気に突き上げる。

「ああ、…ぁん!はぁっ」

ハスキーヴォイスだが色っぽくため息交じりのあえぎ声がノルを興奮させ、
本能の赴くまま徐々に腰を動かす。

「ぁはあぁっ!い、いいイーーノルゥ!!もっと……!」

荒い息を漏らしつつ、レディ・グレイスはノルを求め、大きな身体を
抱きしめた。
レディ・グレイスの中で互いの体液が絡み合い、じゅぷっじゅぷっ
と湿った音が石壁に響く。
ノルの肉棒がレディ・グレイスのかき乱すたび、肉ヒダが肉棒に絡みつき
それが二人にえもいわれぬ快感を生み出していた。
ノルの腰の動きも、ぎこちないながらスピードを増してくる。
うっとりと恍惚の表情でレディ・グレイスはノルのつぶらな瞳を見上げる。

「…っん、ハァ、あっ…ん、
ノ、ノルっ!もっと激しく!!もっとぉ…!」
「で、でも、……うぅ…ぼく!も…ぅっ!」

込み上げる解放感と必死に戦うノルだったが、レディ・グレイスが悲鳴のように
あえぐたびノルを締め付け、また目の前ではノルが上下に動くのと同じ
ように、二つの大きな肉の塊がプルプルと激しく揺れていて、ノルの我慢を
さえぎっている。
レディ・グレイスもまた今までにない大きくて太くて硬い巨人族のペニスが
奥まで入ってくるたびに、身体を大きく反らせ、愛液の分泌を感じていた。
みだらに濡れたマンコの上の突起物は赤く肥大し、快楽に到達瞬間を
今か今かと待ちわびているようだ。
874名無しさん@ピンキー:2008/07/30(水) 15:58:49 ID:3UWQTkXa
見ないなんてことはない!
続き楽しみに待ってるよー
875ノル×レディ・グレイス:2008/07/30(水) 16:29:11 ID:1SGIoxXj

「うっ……ああーあぁっ!!」

どぴゅっ、どぴゅん、びゅくっ!

高揚感とともについに限界に達したノルは短い悲鳴とともに白濁の欲望を
レディ・グレイスの中に放つ。

「うぁ、…ぐっ…」

初めてだからなのか、はたまた今までの冒険でたまっていたせいなのか、
白い液体はノルの先端からとめどなく発射される。

「あぁ…あっん、いっ……くっ!!」

ノルがまだレディ・グレイスの中でビクンッと動いていると

「ぁぁあっああーーんんっ!!」

と言う叫びとともに、秘所の小さな突起物から透明の液体が飛び出し、
ノルの腰を濡らした。

「はぁっ…はっ……」
ドサッ

大の男と女二人、ソファに寝そべり体中から汗をかき、
肩で息をしながら何とか呼吸を整えようとする。
先に上半身を起こしたのは、レディ・グレイスだった。

「…ありがとう、ノル。こんなアンデッドのあたしのわがままを聞いてくれて。
冥土にいっても忘れられない思い出になったよ」

彼女はさっぱり、すっきりした顔で笑顔を作った。
ノルもむくっとおきて頭をかく。

「いや、お願い、だから聞いたんじゃない」
「…えっ?」
「ぼくは……」


876ノル×レディ・グレイス:2008/07/30(水) 16:29:48 ID:1SGIoxXj
「グレイス姐さーん!」

ノルの言葉をさえぎるように、白いもやの様なものが天井からやってきた。
いや、正確にはゴーストで、もやの中心に人間の顔が浮かんでいる。

「なんだい?レビ…」

不機嫌に答えるレディ・グレイス。
レビは上司の裸姿に戸惑ったが、(あとで何が飛んでくるか分からないので)
話を続けた。

「へぇ。ゾロとピンが今上にきてて、すぐに姐さんに会いたいって…」

はあぁっ…と大きなため息が出る。

「分かった分かった。こっちに通しな!」
「へい」

レビはふわっと天井に消えていった。

「悪いね、ノル。服を着てておくれ。あたしの部下どもがやってくるから」
「あ…ああ」


…言いそびれてしまったな。

ズボンをはきながらノルは思った。
彼女はアンデッド。
僕達はアンデッドを退治しに来た冒険者。
…きっと。短い付き合いなのかもしれない。
たとえ、ぼくが君に一目惚れしたとしても…。
877ナナハチロク:2008/07/30(水) 16:35:30 ID:1SGIoxXj
投下終わりました。
途中寝ちまったorz

>>874さん、ありがとう!
自分はメインキャラ以外の話も好きなのでまたできたら
書きます。
あと、遅ればせながらギアパス、クレパス、3PGJです!
878名無しさん@ピンキー:2008/07/30(水) 18:50:12 ID:kzs8ctRG
おつかれさんです!

気になったけどノルの一人称ってぼくだっけ?
なんとなくオレだと思ってた。
879名無しさん@ピンキー:2008/07/30(水) 19:50:10 ID:97hkKGSx
ノルグレいいねー!
パステル受ばっかりだったからなんか新鮮だ
次はキットン×マリーナ×トラップ3Pきぼんぬ
880名無しさん@ピンキー:2008/07/30(水) 20:33:22 ID:WOcE5qDe
ノルらしさが出てて すごいよかった!!
4巻でた当時から ノルが連れ去られた後の 微妙な間が気になってたから
謎が氷解した気分だwやっちゃってたんだなw
881名無しさん@ピンキー:2008/08/02(土) 19:24:34 ID:jJfkDJ6h
パス×ギア「秘密の教科書編」投下。
http://m-pe.tv/u/?giaxpasfqparo
投票所ありがとうございます。
なかなか面白いですw

>保管庫管理人さま
いつも乙です。
ギア×パス牢屋編を加筆修正版に差し替えて欲しいです。
よろしくお願いします。
882881 :2008/08/02(土) 19:34:07 ID:jJfkDJ6h
>>786 GJ!
今までありそうでなかったカプですねw
ノルとレディグレイスいいよね。
以前投下されてたギアパス大好きでした。
新作期待してます。

誰か12巻のギアのクレイ救出の話を書いてくれないかなとリクエストしてみる。
もちろんエロなしですが。
アルパスもまた読んでみたいカプです。
883名無しさん@ピンキー:2008/08/03(日) 02:20:37 ID:LIiL9J5t
881 GJ!ドSwww
884名無しさん@ピンキー:2008/08/03(日) 02:21:37 ID:LIiL9J5t
保守あげ
885名無しさん@ピンキー:2008/08/03(日) 15:25:32 ID:fD5BnAVE
>>881
GJです!!!
パステル可愛かったwwww頑張ったなパステル!!!!

886名無しさん@ピンキー:2008/08/03(日) 23:39:34 ID:YqELjkBN

=三≪: : : :. :/     /   ,イ: i |   |    ≪三三三三三三三
=三三|!: :. ://  ,'   ,'   / | i |   |   i   }}三三三三三三=
=三三》: : /,'   i:   i   / | /| :! _ -ーi─'Ti :| !勹}三三三三三三
.三三《 : :i i :  |  i: _厶‐ナ i/  ,rァ≠=≪| | 《三三三三三三=
=三三{{: :| | i   | イ´/___/  ,′   |   :〉 | |  ̄》三三三三三 
=三三{{: :| | l      jf'' ̄〈`       !__/ | |  :}《三三三三三= 中に 誰もいませんよ?
=三三_!| |    \,八   }             jノ| i/ _三三三三三
=三三三》 i ヽ.   \ゝイ´   、         j/|   d三三三三  
=三三三_   \   \     __      /|     《三三三=
三三三三d\.  |\-=≦      ´      イ | i   | }}三三三
三三三三三}} \| |   \、      __..∠r┴-| i   | ii三三三
=三三三三三_ | |   |┴ミ>'´ ̄       _| |   ト、 う)三三
=三三三三三三}_j : |i  :| /     _ -=  ̄ | |   | 《三三三
:=三三三三三三《 ,リ   ! |     /       | |   |  》三三三
:三三三三三三三≫   | |   /     -=.ニ二|ノ   |  _三三=


887881:2008/08/04(月) 00:27:36 ID:7zHsUdJp
感想ありがとうございます。
嬉しいです。
秘密の教科書編の番外編うpしました。
http://m-pe.tv/u/?giaxpasfqparo
888名無しさん@ピンキー:2008/08/04(月) 06:20:23 ID:4+pGX9b+
クレイwwww
889881:2008/08/04(月) 09:53:44 ID:7zHsUdJp
番外編さらに追加しました。
クレイのイメージは新6巻の57ページの挿し絵ですw
890名無しさん@ピンキー:2008/08/05(火) 11:45:17 ID:5Bnlj8no
また変化球を投げてみる。
クレイ・ジュダ×パステル「幻の花編」です。
http://m-pe.tv/u/?giaxpasfqparo
891名無しさん@ピンキー:2008/08/06(水) 01:06:17 ID:RNMqjm2j
>>890
素敵なお話ありがとうございます!!!
なんだか、ちょっとずつですが目から汗が出てきてしまいました…
本当に良かったです。ありがとうございます!!
892名無しさん@ピンキー:2008/08/06(水) 19:41:47 ID:1iNBChMm
>>890
ほんとにほんとに、素敵なお話でした(;ω;)
893名無しさん@ピンキー:2008/08/06(水) 21:34:59 ID:pUVVp7XJ
自演乙
894890:2008/08/06(水) 22:34:29 ID:L5PBakOT
>>891 >>892 ありがとうございます!
895名無しさん@ピンキー:2008/08/07(木) 00:43:39 ID:yOAXybkB
自演乙とかいうやつはどっかいけ

私以外にもそのお話が良かったと思ってくれる人がいてなんか嬉しい。
896名無しさん@ピンキー:2008/08/07(木) 00:57:57 ID:4/sYLE5j
なんというわかりやすい自演w
897名無しさん@ピンキー:2008/08/07(木) 02:35:29 ID:TmtogCqD
898名無しさん@ピンキー:2008/08/07(木) 16:26:14 ID:ZmYbgh96
899名無しさん@ピンキー:2008/08/07(木) 16:28:27 ID:SRB6HfOu
ま、夏だからってことでスルー推奨
900名無しさん@ピンキー:2008/08/07(木) 19:41:12 ID:8rhW1DC3
       ■■■■■■■■
      ■■■■■■■■■
     ■■■■√ === │
    ■■■■√ 彡    ミ │
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    ■■■  ∵   (●  ●)∴│
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    ■■■     ■ 3 ■  │
    ■■■■   ■■ ■■ ■
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        /⌒ - - ⌒\
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   /\/⊃   ∞'   ⊂\/\
  /  /   \_)*(_/   \  \
 |_/                 \_|
901名無しさん@ピンキー:2008/08/07(木) 21:24:49 ID:FqyNiqjY
最近 このスレ見つけて、勢いで書いてみたんだけど
いざ投下しようと思ったらdion規制かかってた orz
携帯から投下しようかなあ
902名無しさん@ピンキー:2008/08/07(木) 23:04:58 ID:ZmYbgh96
投下待ち。
903名無しさん@ピンキー:2008/08/08(金) 00:14:07 ID:gIyeqEAM
>>900はマリーナ
904名無しさん@ピンキー:2008/08/09(土) 00:43:51 ID:AHeha5WY
>>901
激しくお願いします

>>890
いつも乙です
すごい良かった もう二度と会えない系に弱い。
最後のクレイ(竹アーマーの方)にも萌えてしまったよ
905901:2008/08/09(土) 19:32:09 ID:p/WEvnfJ
携帯から投下します。トラパスほのぼのです。

「ぱぁーるーー!もってきたぉー!」
シロちゃんが開けたドアをくぐりながらルーミィが叫んだ。
「はーい、ありがとう」
頭をいいこいいこしてあげると、ぽよぽよのほっぺが嬉しそうにほころんだ。
くぅー、かわいいなあ!
ここは、シルバーリーブ。
実は!もうすぐクエストにでるんだ!わくわくするなあ。
最近バイトばっかりだったからね。ちゃんとしたクエストは、ほんっと久しぶり!
そんなわけで、今はクエストの準備をしてるんだ。
携帯食料だとか必要な備品はこないだエベリンまで買いにいって、
後はちゃんと使えるか点検中ってわけ。
みんなは明日までバイトで、原稿の終わった私は一足先に準備を進めてるんだよね。
そして今はポタカン(ポータブルカンテラの事ね)の燃料を入れていたんだけど。
ルーミィもお手伝いする!ってきかないから、
隣の部屋にいってみんなのポタカンを持ってきてって頼んだんだ。
でも、それだけでもすっごく嬉しそう。
「のりゅのも もってくるぉー!」
「ルーミィしゃん、待ってくださいデシ!」
そう言って元気に飛び出して行って。
ふふふ、はりきってるなあ。
でも、じっとしていられない気持ちは私もおなじ。
そうしてみんなの分の燃料を入れ終わって。ふと。
「・・・あれ?」
気付いたら、どれが誰のかわかんなくなっちゃってた。
と言うか、ルーミィがまとめて持ってきてたからちゃんと見てなかったなあ。
ええと、私のは机の上に置いてたよね?
このキレイなのがクレイで、こっちのへこんでいるのがトラップかな?
まあ名前も書いてないし、別に誰が誰のを持っていたとしてもいいかなあ。
そう思いながら3つ目を手に取ると―
「ん?」
底の部分に何かで引っかいて書いたらしいイニシャルが。TP、トラップかあ。
と言うことはこの凹んだのはキットンでいいかな?
ふむふむと頷きながらまとめて持ち上げると、隣へ返すために部屋を出た。
906901:2008/08/09(土) 19:34:25 ID:p/WEvnfJ
「うぉー、あっちぃー!」
騒ぎながら帰ってきたのはトラップ。今日も郵便局のバイトだったはず。
この真夏みたいな暑さの中をを走り回るのはキツかっただろうなあ。だから
「おかえり!ごくろーさま」
気持ちよく声をかけたのに。だるそうに顔を上げて私を見るなり、
「けっ、あんだよ。おめぇは一日部屋にこもってっからわかんねぇだろうによー。
 ホントにそう思ってんならなぁ、冷た〜いビールのひとつでも用意しとけっての」
返ってきたのはいつもの憎まれ口。
「なによー!あたしだってクエストの準備とか色々忙しかったんだからー!」
「どーだか。案外チビどもと呑気に昼寝でもしてたんじゃねー・・・」
突然、失礼なトラップの口が固まった。え?なに?
見る間に顔がすーっと青ざめ、と思ったら今度は真っ赤になって。
「え?え?ど、どーしたの?!トラップ」
私が手を伸ばそうとするよりも先に、バッと奪い取られたのはポタカン。
「ば・・おめぇなあ!!勝手に人のもん持ち出すんじゃねーよ!!」
怒鳴られたのは、そんな言葉。って、ひっどーい!!
「ちょっと、何その言い方!?人を泥棒みたいに!!
 燃料入れてあげただけじゃないの!!」
「ばぁか!そんなもん誰だってできるっつーの!
 どうせ準備するってんならなあ、マッピングの勉強でもしてやがれ!!」
そういってバーンと扉を閉めて閉じこもってしまった。
何あの態度!!あったまくる〜〜〜!!
追いかけて文句を言おうとして、ドアに手をかけたけど。
それ以上動かなかった。ううん、動けなかった。
あんまりな言われようだけど。
・・トラップも言いたいことも、ちょっとは、わかる。
人の世話を焼く前に、クエスト中に迷子になるなって事だろう。
わかる・・けど。・・悔しくって悔しくって涙が出てきた。
ドアから逃げるように走り出して。
その勢いのまま宿を飛び出すと、出入り口の所でドンと人にぶつかった。
907901:2008/08/09(土) 19:38:15 ID:p/WEvnfJ
「あ、ごめんなさ・・」
あわてて顔を上げると、立っていたのはバイト帰りだろうクレイとキットン。
「あれ、パステル?どうしたんだ?」
「ちゃんと前を向かないと危ないですよぉ?いつ迷子になるかわかりませんし」
クレイのビックリした顔と、キットンの失礼な言葉に、少しだけ頭が冷えて。
「あはは、ごめんね!クエスト前に体力つけておこうかと思って!」
ブンブンと手をふりながら言い訳をした。でもクレイに
「なんかあったのか?目が赤いけど」
そういって顔を覗き込まれて。わわ、大変。こんな顔見せられない!
「なんでもないよ!ね、ちょっと早いけど晩ご飯にしない?」
ムリヤリ話題を変えるとキットンが乗ってくれた。
「はいはい、私たちも今そう話していたところなんですよ」
「猪鹿亭でいいよね?ルーミィたちがノルのとこにいるから」
「あ、でもトラップのやつが・・」
クレイの口からその名前が飛び出すと、またまたさえぎって。
「ま、まだ帰ってないみたいだからさ!私もおなかペコペコだし、先に行っていよう?」
「・・?ま、まあいいけど」
不思議そうにOKしてくれた。
「そうですねえ、トラップなら案外先に一人で飲んだくれていそうですしね」
ギャッハッハと笑うキットン。途中、ノルの小屋を覗いて
そのまま寝ちゃってたらしいルーミィ達も連れて。
トラップをこっそり仲間はずれにして、私達は猪野鹿亭に行くことにした。

「いらっしゃーい!あ、あんたたち。奥のテーブルなら空いてるわよ」
いっぺんにいくつものジョッキを掲げたリタが迎えてくれた。
ううーん、すごい!パワフルだなあ。
「ありがと、リタ」
「ううん、後で注文とりにいくからね」
軽く言葉をかわして席に着く。
そして注文を済ませ、料理が届けられた時に気がついた。
908901:2008/08/09(土) 19:42:36 ID:p/WEvnfJ
「あれ?リタ、そのブレスレット・・」
「ああ、これ?お客さんにもらったんだー」
重いジョッキを運ぶようには見えない細い手首には、皮で出来た編込み風のブレスレット。
「なんかエベリンではやってるって言ってた。恋愛成就のおまじないなんだって」
何でもリングの中央部分に少しスペースがあって、
そこに好きな人と自分のイニシャルを掘り込むんだそうだ。
「でも、相手がいないんじゃ着けててもしょーがないんだけどさ」
カラカラと笑うそのリングには、確かに何も彫られていなかった。
「あのさ、リタはその元のおまじないって知ってる?」
「え?・・ああ!うんうん、ろうそくにイニシャルを書くってのでしょ?
 そんで無事に燃えきったらってヤツ。
 それが、わざわざおまじない専用のアイテムを作るなんてねー」
商売人が言うのもなんだけどガメツイ話だわー、とリタは笑う。
「あ、あれかあ!なんか持ち物でも一番あったかいモノに書くっていう・・」

―――あれ?なんだろう、なにかが引っかかった。

先週エベリンに行ったことを思い出す。
「うわあ、マリーナ!これカワイイね!」
私がそれを手に取ると、マリーナは「ああ」と微笑んだ。
「最近売れてるのよ、恋愛成就のブレスレット。よかったら一本あげようか?」
「え!?恋愛成就?!って、いいよいいよ、悪いもん!」
そんなやり取りをしていると、隣でお茶してたトラップが声をかけてきた。
「けっ、くっだらねー。んなもんに金払うくらいなら俺にくれよ、倍にしてやっからよ」
「なんでそうなるのよ!」
出された手をペンっと叩きかえす。
「だって情けねーだろ?昔っからあるネタにわざわざ踊らされるなんてよぉ」
「あら?あんたコレ知ってたの?」
マリーナの何気ない一言に、トラップは飲んでたお茶を盛大にふきだした。
「うわ!きったなーい!!」
「べ別に知ってただけだろーが!!!」
私の抗議をまるっきり無視してマリーナに怒鳴ったけど、当の本人は涼しい顔。
909901:2008/08/09(土) 19:45:48 ID:p/WEvnfJ
「はいはい、有名な話だしね。別にあんたが知ってても不思議じゃないわね。
 まあ、やってても私は何も言わないわよ」
「やるかあ!!!!」
・・耳まで真っ赤になって否定するその姿見たら、誰だって思うよね?
「へえ〜、トラップもそーゆーことするんだ?」
にんまり笑いながら私がそう言うと、
「うっせえ!!」
すごい勢いで2階の部屋にかけこんじゃった。ちょっとからかいすぎたかな?
とと、そうだった。くるっとマリーナに向き直る。
「それでさ、そのおまじないってどんなの?」
「あ、パステル知らない?あのね―――」
マリーナが口を開きかけた瞬間、バンッとすごい音がして。
「マリーナ!!ずぇっつたい言うな!!そんな奴に教えてやるこたねぇ!!」
再びバンっとドアが壊れるくらいの勢いで閉じこもってしまった。
「あはは、今日教えるのはちょっと無理かも。
 ごめんね、パステル。またにしてくれる?」
苦笑いを浮かべたマリーナにそう言われちゃったらねえ。
そのオマジナイがどういうものか分からないまま、諦めて帰ってきたとこだった。
「ぱぁーるぅ、たべないんかぁ?」
「え?ああ、うん。」
ルーミィの言葉に引き戻される。
リタはとっくにいなくなってたみたい。遠くで元気な声が聞こえた。
―ええっと。どこまで思い出したんだっけ?

910901:2008/08/09(土) 19:47:45 ID:p/WEvnfJ

恋愛成就のおまじない。
ろうそくにイニシャルを書いて火を灯し、
一度も消えることなく燃え尽きたら恋が叶うというもの。
それは私がガイナにいた頃にはやっていたおまじないだった。
すっかり忘れていた。
それが転じて、自分の身近な持ち物にイニシャルを書いて
壊れるまで使い続けると叶うというものに変化した。
大切に使えば使うほど、その恋の絆は深くなる。
そんでそのアイテムは、手で握れるもので、
―なるべくなら人肌に近いもの。―
もちろん消しゴムとかえんぴつでもかまわないんだけど。
人との繋がりを願うおまじないだから。
それは例えば、手袋とか銅製のカップとか、
・・・カンテラ、も?
蘇ってくる昼間の出来事。
真っ赤になったトラップの顔が、エベリンでの出来事と重なった。
そして。
ポタカンに彫られていたTPの文字・・TラッPじゃなくて・・・

 ”Tラップ & Pステル”

という文字が思い浮かんだ瞬間、ぼんっと頭に血が上るのがわかった。
いやいやいや!自意識過剰でしょう!た例えば、パ・・パ・・、
パトラッシュ!・・・犬じゃん!!
ピ、ピートとかポールとか!、って男の子の名前じゃなくって!!うわわわわ!!
「・・どうしたんだ?パステル」
突然百面相を始めた私をクレイが気味悪そうに見ている。
だけど私はそれどころじゃない。どどどどうしよう??
「あんだよ、おめぇーら!先に来てたのかよ?ったく薄情な奴らだなー!」
いきなり後ろから不機嫌そうな声が飛んできて、ドキーンと心臓が跳ねた。
「おー、トラップ。遅かったな、先にやってるぞ」
「んなわけねーだろ、だいたい俺のほうが・・」
ガタンっと立ち上がると、みんなが一斉に私を見たのがわかった。
「・・ごめん!私、先に帰る!その・・ちょっと体調変かも。
 今日はもう休むね!ルーミィ、これ食べていいよ!」
ぜんぜん手をつけていない食事をルーミィに押しやって。
ぽかんとしたみんなの顔と、ルーミィの歓声と。
何よりもトラップの視線から、逃げ出してしまったのだった。

えーん、これから私どうすればいいのー?!!
911901:2008/08/09(土) 19:52:11 ID:p/WEvnfJ
ひとまず終了です。
おまじない等々は創作なので気にしないで下さいw
912名無しさん@ピンキー:2008/08/09(土) 21:29:01 ID:s4PQweL4
とりあえず乙
913890:2008/08/10(日) 12:52:57 ID:JERkPlAq
>>901 乙です!

マリ×パス×ギア投下。
【注意書きです】
エロいだけで、ストーリー、萌え要素等ありません。
作品の世界観もあまり大事にしてません。
それでも大丈夫な方はどうぞ。
http://m-pe.tv/u/?giaxpasfqparo

前回の作品に感想くださった方ありがとうございます!
914名無しさん@ピンキー:2008/08/11(月) 00:34:57 ID:4b175K4n
イイ!!GJ
卑語ありだと尚最高でした
915913:2008/08/11(月) 09:53:43 ID:cXfVkz+p
マリ×パス×ギアの話の後半を追加うp。
http://m-pe.tv/u/?giaxpasfqparo
注意事項は同じです。
マリーナ好きさんは避けた方がいいかもしれません。

>>914 ありがとうございます!
パステルの卑語は難しいが、マリーナは卑語が似合うw
またマリーナを書く機会があったらぜひw
916名無しさん@ピンキー:2008/08/11(月) 23:29:52 ID:LLiO/S0Q
マリーナの淫語に期待!ハァハァ
917名無しさん@ピンキー:2008/08/12(火) 01:53:47 ID:tSelM5zN
最近どんどんSS投下されてて嬉しいよ〜
諦めずにしつこく通い続けて良かった
職人さん本当にありがとうです。
918915:2008/08/12(火) 13:09:06 ID:GFnC7enW
連投スマソ。
クレイ・ジュダ×パステル幻の花編の番外編(クレイ視点)です。
http://m-pe.tv/u/?giaxpasfqparo
919名無しさん@ピンキー:2008/08/14(木) 10:43:14 ID:PMgSwqY3
GJ!!!!!!!!!!!!!
920名無しさん@ピンキー:2008/08/16(土) 22:33:57 ID:amO53kPv
ギアパス初体験編投下。
http://m-pe.tv/u/?giaxpasfqparo
新5巻ラストパラレル設定。
拍手&投票所嬉しいです。
ありがとう。
921名無しさん@ピンキー:2008/08/17(日) 17:19:43 ID:kAAYmcX6
いいからとっととトラ×マリ卑語エロ書けや
922名無しさん@ピンキー
>>771
>>783
>>800
>>802
>>847
>>858
>>893
>>896
>>921

>>1
注意
人によっては、気にいらないカップリングやシチュエーションが描かれることもあるでしょう。
その場合はまったりとスルーしてください。
優しい言葉遣いを心がけましょう。