1 :
名無しさん@ピンキー:
待望のまとめサイトがついに!!
★まとめサイト
http://www.geocities.jp/mitamehaonna/ ★「外見は女だけど男友達」 避難所
http://jbbs.livedoor.jp/otaku/7619/ ★登場人物
男:友の友達。キャラは職人それぞれ、普通・イケメン・喧嘩強い・デレ・エロ設定等多々。(3班)
友:男の友達。外見が女。本当の性別は謎。キャラは大人しめから普通・小悪魔・不良・猫等。(3班)
友2:男の親友。熱いキャラ。(3班)
友3:クラスの人気者。お笑い担当。(3班)
友4:真面目君。友に気がある。一度告白の機会逃す。(3班)
友5:ピザ。キモイ。友には嫌われている。(3班)
女:ハキハキした性格の姉御肌。酒に強い。男が好きだったが友のことで諦めた?
小:友に似て外見が女の子。男が小学校の時の友達。男を友から奪おうとする小悪魔キャラ。
やおい:男と友のBL(?)にハァハァする変態腐女ストーカー 。二人のやりとりを盗み見。カメラに収める。
従弟:男の従弟。田舎に住む。夏休みで遊びに来る。まだ小さい(小?中?)。友の魅力にどぎまぎ。
母:男の母。友が男の彼女だと思っている。
星野先生:某漫画を執筆しながら教師もこなす。
店員:出張してきたッスwwwwwwサーセンwwwwwww
おらおら、WWF(World Wide Fund for Nature:世界自然保護基金)の
愛くるしいパンダ様が
>>2ゲットだぜ! 頭が高いんだよ、ボケ!
. ,:::-、 __ >1 クソスレ建ててんじゃねーよ。ビンスみてーに裁判で潰しちまうぞ。
,,r 〈:::::::::) ィ::::::ヽ >3
>>2ゲットも満足にできねーお前は、俺の着ぐるみ着てプラカード持ってろ(プ
〃 ,::::;r‐'´ ヽ::ノ >4 お前はカキフライのAAでも貼ってりゃいいんだよ、リア厨ヒッキー(プ
,'::;' /::/ __ >5 汗臭いキモヲタデブは2ちゃんと一緒に人生終了させろ、バーカ。
. l:::l l::::l /:::::) ,:::::、 ji >6 いまさら
>>2ゲット狙ってんじゃねーよ、タコ。すっトロいんだよ。
|::::ヽ j::::l、ゝ‐′ ゙:;;:ノ ,j:l >7 ラッキーセブンついでに教えてやるが、俺はストーンコールドが好きだぜ。
}:::::::ヽ!::::::::ゝ、 <:::.ァ __ノ::;! >8 知性のねーカキコだが、お前の人生の中で精一杯の自己表現かもな(プ
. {::::::::::::::::::::::::::::`='=‐'´:::::::::/ >9 つーか、自作自演でこのスレ盛り上げて何が楽しいんだ?
';::::::::::::ト、::::::::::::::i^i::::::::::::/ >10-999 WWEなんか見てるヒマがあったら、俺に募金しろカスども。
. `ー--' ヽ:::::::::::l l;;;;::::ノ >1000 1000ゲットしたって、WWF時代の映像物に販売許可は出さねーよ。
`ー-"
3 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/25(月) 23:02:43 ID:6czTJRWr
>>1 乙華麗!!!
これで続けられるな!
ちょっと追加
登場人物
女委:女学級委員長。話し合いの進行に邪魔が入ると先生でも容赦なく叩き切る気迫と統率力を持つ。
一応
・友がメインです。他キャラもどんどん使っていいですが一人歩きに注意。
・SSは1レスでも長編でも。絵師さんも歓迎しましょう。
・友の性別やキャラの性格など職人の設定には文句言わないようにしましょう。
・神には常に感謝を。
乙!
6 :
女委員長:2006/09/26(火) 06:58:38 ID:3uSDWDA1
過疎ですなw
エロパロ的には男と友に名前が欲しいのだが……
10 :
女委員長:2006/09/26(火) 20:12:06 ID:ZNKzxF3z
>名前
要るのか・・友は友だぞ
11 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/26(火) 20:14:36 ID:PXKI7cmy
友と書いてゆうと読む!!(多分w
12 :
女委員長:2006/09/26(火) 20:19:15 ID:ZNKzxF3z
友はゆうっていってたよね?初代スレ辺りからずっと。
13 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/26(火) 20:21:44 ID:PXKI7cmy
14 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/26(火) 21:09:58 ID:HQ/40zo8
おれずっと「とも」って読んでた…
15 :
女委員長:2006/09/26(火) 21:14:53 ID:4zqeNzyM
I LOVE YOUも友とかけてあるんだよな。
16 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/26(火) 21:28:45 ID:akqa5n89
アイラブユウでオンリーユウってやつか
仮にそう呼んでた訳じゃないのね……
っていうか似たようなスレなら男装スレやボーイッシュスレがあるからそっちでやれば?
18 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/26(火) 21:32:36 ID:PXKI7cmy
似てるだけで違うべw
友は友で名前としてアリだけど
男は(´・ω・)カワイソス
20 :
女委員長:2006/09/26(火) 22:28:13 ID:4zqeNzyM
じゃあ男の名前・・考えようか?
21 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/26(火) 23:17:15 ID:OpiTB1Vp
それじゃ男気勃雄(おとこぎ-たつお)で
22 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/27(水) 00:51:14 ID:kenAWRQF
落ちないというのは素晴らしいな
23 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/27(水) 01:31:01 ID:KvH+kf00
エロもまったりもwktk
方向性がよく分からん
ストップひばりくんみたいな奴?
>>24 vipのオリジナルっぽ
素直クールと同じ
27 :
アルティメットオナニー ◆9gGr.9xjCs :2006/09/27(水) 19:30:26 ID:rCoR3S5u
28 :
女委員長:2006/09/27(水) 19:39:11 ID:jXvLDyDF
>>27何だコレww
みんなは見るんじゃねぇぞ!特に女はな・・
男「さてさっそくだが、友、俺たちが引っ越してきたここはなんという板か知ってるか?」
友「ん? え、エロパロ板…だよな」
男「その通り。 つまり、晴れておおっぴらにエロいことができるようになったというわけだ」
友「…はぁっ!?」
男「と、いうわけで… 友といるだけでギンギンになってしまったこの俺を慰めてくれないか」
友「ばっ、ちょっ、いきなりズボンを脱ぐなっ! な、何考えてんだよっ、この変態!」
男「変態ぃ〜? こないだ慰めあったときにあんなに感じまくってたのは誰か忘れたのか? んん?」
友「わぁっ!言うなっ!
そ、それは、そう…だけど… でもそれは二人きりだったからでっ、こんなおおっぴらに…っ」
男「だが困ったことに俺のマグナムが今すぐ友に慰めてほしいと言って聞かないんだ」
友「うぁ… な、なんでそんなに、お、大きくしてんだよ…」
男「こうなったらおさまりつかないって、お前も男だったら…わかるだろ?」
友「うっ… わ、わかったよ… 今回だけ、だからな…?」
ギュッ
男「うぉっ…! す、すげ… 友… 気持ちいい」
友「… うわっ、熱っ…」
男「ハァハァ… は、早く、しごいてくれ…」
友「う、うん…わかった… こっ、こう…か?」シュッシュッ
男「うっ、い、いいぞ、ハァハァ、上手いぞ友… うぅっ」
友「…はぁ…(男の、すごい固くてビクビクして…って、何ドキドキしてんだ、オレ…)」
男「うっ… ゆ、友」
友「な、ななっ、なにっ?」
男「お前の、顔真っ赤にして、俺のチンポ見つめながら手コキするとこ、すげーエロい」
友「〜〜〜!! ばっ、バカぁ…」
31 :
矢追:2006/09/27(水) 22:57:18 ID:xGGj79aM
男「うっわ、その恥ずかしがってる顔たまんねぇ… うっ…! ゆ、友っ!」
友「えっ? ひゃっ…!
ちょっ、いきなり出すなよぉ… 顔にかかっちゃったじゃん」
男「…」
友「ほっ、ほらっ、これで満足したろ? …って、なんでまだギンギンのままなんだよ…」
男「い、いや、精子ついた顔でそんな恥ずかしげな顔されたらもうさ、性欲とまんないねって感じで…」
友「こっ、このっ、どスケベっ、ヘンタイっ、エロ魔人!」
男「んで、その、よかったら、今度はフェラしてくれないかなー、なんて…ハハ」
友「……」
男「や、やっぱ…駄目?」
友「…… いいよ…」
男「えっ、い、いいのか? じゃ、じゃあさっそく…」
友「…がっつきすぎだ、バカ…
ん… ちゅっ…れろ…れろ…」
男「うっ…うぉっ…! ハァハァ…」
友「れろっ、れろっ… ちゅっちゅっ…ちゅるる… ど、どう? 気持ちいい…?」
男「す、すげーいいよ… ハァッハァ… でも、舐めるだけじゃなくて、くわえてくれたらもっと嬉しいけど…」
友「… んっ… はむっ… んぐ…んう〜っ… (ジュルル…ジュッポジュッポ)」
男「うぅっ… な、なぁ…友」
友「んぐっ…んふ…?」
男「お前さ… 興奮してるだろ?」
友「!! ぷはっ… そっ、そんなことっ! あるわけ…」
男「隠しても無駄だって。 顔真っ赤だし、息荒いし、エロい指示にも素直に従うし」
友「…それは…っ…」
男「…… 勃起してる?」
友「……
して…る…」
男「どうして興奮したのか… 教えてくれるよな?」
友「そっ、それ、は…! そんなの、言えなっ… ひゃああっ!!」
男「ちゃんと言えたら友のコレも気持ちよくしてやるんだけどなぁ…」
友「うぐっ… おっ、男のっ… ギンギンのチンポいじって、しゃぶってたら…
いやらしすぎて、ドキドキして… オレ…オレ… うぅ…」
男「…よく言えました。 ご褒美に思いっきり気持ちよくしてやるからな… 嬉しい?」
友「…… こくっ」
ちんこ勃った・・・
とkろで男の名前何にするんだ
作者の自由でいいじゃん
初代
>>1へたれだからそういいそうwwwwwwww
作品投下GJ!!!!!!!!!!!!!!!11111
ここはやっぱVIPと違うからsage進行かな?w
とりあえずvipは他のスレロムって板の空気読め
そうすりゃここの人間も来るから
みんなageてたからage進行だと思ってたんだぜ?
えろいの読みたいよーw
ぼぼぼボキもエロいの読みたいです(;´Д`)ハァハァ
エロ無しは絶滅してしまったのか…
学校でのドキドキはどこへ・・
エロ有りが読みたいからこの板に来たんじゃないのか
それともvip板はss書くの禁止?
エロパロはエロ「パロ」だからな
吐き違えてるヤシもいるがエロは必須ではないよ
長編投下のときは一年半エロなしの前置き投下されるときもある
vipだと保守大変だからこっちに来たのでは?
まー書き手さんがエロでも萌えでもお好きなの投下してくれれば俺はそれだけでいいけどw
友人たちのキャラがわりとしっかりしてるからそっちの話はかけるが
肝心の友君がまったくかけねぇ(´・ω:;.:...
>>44 自分の好きな友はどんな奴なんだぜ?
それを書けばいいと思うんだぜ
どんな友でも受け入れる覚悟はできている
vipの自動保守さんも止めてvipのスレ落ちちゃったね
48 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/29(金) 23:09:34 ID:0ZCOIlFf
vipのスレも落ちたのでちょっくらまとめてきますよと
ここは神が多かったと思うんだ。
落ちちゃった時に引っ越しの案を出さなかったことを悔やんでいる
50 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/30(土) 13:27:10 ID:3ympOh5i
こりゃ・・ひどくないか?
:.,' . : : ; .::i'メ、,_ i.::l ';:.: l '、:.:::! l::! : :'、:i'、: : !, : : : : : :l:.'、: :
'! ,' . : i .;'l;' _,,ニ';、,iソ '; :l ,';.::! i:.! : '、!:';:. :!:. : : : :.; i : :'、:
i:.i、: :。:!.i.:',r'゙,rf"`'iミ,`'' ゙ ';.i `N,_i;i___,,_,'、-';‐l'i'':':':':‐!: i : : '、
i:.!:'、: :.:!l :'゙ i゙:;i{igil};:;l' ヾ! 'i : l',r',テr'‐ミ;‐ミ';i:'i::. : i i i : : :i
:!!゚:i.'、o:'、 ゙、::゙''".::ノ i゙:;:li,__,ノ;:'.、'、 :'i:::. i. !! : : !:
.' :,'. :゙>;::'、⊂‐ニ;;'´ '、';{|llll!: :;ノ ! : !::i. : : : : i :
: :,' /. :iヾ、 ` 、._. ミ;;--‐'´. /.:i;!o: : : :i :
: ; : ,' : : i.: <_ ` ' ' ``'‐⊃./. :,: : : O: i. :
: i ,'. . : :', 、,,_ ,.:': ,r'. : , : : !: : 書けばいいのか!!
:,'/. : : . :;::'、 ゙|llllllllllllF':-.、 ,r';、r': . : :,i. : ;i : :
i,': : : :.::;.'.:::;`、 |llllH". : : : :`、 ,rシイ...: : ; : :/:i : i:!::i:
;'. : :..:::;':::::;':::::`.、 |ソ/. : : : : : : ;,! ,/'゙. /.:::: :,:': :./',:!: j:;:i;!;
i. : .:::;:'i::::;':::::::::i::`:.、;゙、';‐ 、,;__;,/ノ . :,/.:::: :/. : :/.:::i. j:;;;;;;;;
l .:::;:'::;':::;':::::::::::i::::i::`:,`'-二'‐-‐''゙_,、-.':゙/.:::: ;ィ': : :/.:::::i: j、;;;;;;;
.:::;:':::;':::;'::::::::::::::i:::i:::::..`'‐、、、-<゙.::::::::/.::: ://. : /.:::::::i :j::.'、:;;;
53 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/30(土) 23:24:54 ID:h/I4c/Ws
男「いやーずいぶんさっぱりしてんのな」
友「人、減っちゃったのかな?」
男「なーに、心配はいらないさ」
友「どうして?」
男「ここはスレが落ちないからな」
友「落ちないのはいいよ。でもみんなに会ないのはいやだよ」
男「逆に考えるんだ。
保守する必要がないからみんな
かくことがないだけと考えるんだ」
友「そうなの、かな…?」
男「ああ、そうだ。みんなは影から見守ってくれている!
だから心配はいらない」
友「うん・・」
男「まぁそれでも心配か?大丈夫だ。俺はずっとおまえのそばにいてやるから」
友「男・・ありがとう!」
男「よしよし」
_ -───- _
, '´ `ヽ
/ \
/ ヽ
/ __, ィ_,-ァ__,, ,,、 , 、,,__ -ァ-=彡ヘ ヽ
' 「 ´ {ハi′ } l
| | | |
| ! | |
| │ 〈 !
| |/ノ二__‐──ァ ヽニニ二二二ヾ } ,'⌒ヽ
/⌒!| =彳o。ト ̄ヽ '´ !o_シ`ヾ | i/ ヽ ! われわれは現在だけを耐え忍べばよい。
! ハ!| ー─ ' i ! `' '' " ||ヽ l | 過去にも未来にも苦しむ必要はない。
| | /ヽ! | |ヽ i ! 過去はもう存在しないし、
ヽ { | ! |ノ / 未来はまだ存在していないのだから。
ヽ | _ ,、 ! , ′
\ ! '-゙ ‐ ゙ レ'
`! /
ヽ ゙  ̄  ̄ ` / |
|\ ー ─‐ , ′ !
| \ / |
_ -‐┤ ゙、 \ / ! l |`ーr─- _
_ -‐ '" / | ゙、 ヽ ____ '´ '│ ! | ゙''‐- 、,_
俺はしっかりと見守っているぞ。なぁ、そうだろ!?みんな!!
そうだ、とたった一言のレスがほしいのです。
みんなの声がききたいのです。ただ、それだけなんです。
すこしおしゃべりが過ぎました。ROMにもどります。
とりあえず・・
夏も終わってそろそろ肌寒く感じてくる季節の変わり目。
そんなある日のことだった。
本日の授業も終わり、男はいきようようといつもの声を友にかけた。
「友帰ろうぜ!」
いつ頃からかはわからないが(たしか文化祭の頃だったとおもう)
男と友はいつも二人一緒に帰るようになっていた。
出会いというものは不思議なもので、人生何がおこるかわかったもんじゃない。
先が見えないからこそ、人はその一生を楽しむ事ができるし、その逆もある。
楽しむか恐れるかは個人で違う物で、人は何故生まれてくるのかだとか、
そういった考えは誰にでもあると思う。
感じる事も人それぞれ違う。見るもの、聴くもの、全てが違う。
生きるために他人が必要なのは当然な事で
生きるうち様々な人の心に触れる事で変化していく。
そして、触れあう事は出来ても知る事はできないのが心である。
仲のいい友人であってもそれがかわることはない。
男は、かつて友達との下校にこれほどの喜びを実感できたであろうか。
いや、答えは決まっている。
男にとって友のそばは心地よいものであり、
誰にもこの位置を譲りたくはなかった。
他の誰かがここに立てるのだとしたら、
そいつを許さない自信だってある。
友の隣は俺のもの。
男はそう思っていた。
友とふれあううち変化していたその感情に、
男はまだ気付いていなかった。
「あ、男ノ。ごめん今日は友4くんと帰るんだ。だからノ。」
いつもと変わらないはずの友の返答は意外なものだった。
こんな時ばかり言葉は耳をすり抜けていってはくれない。
スカスカの脳は拒否する前に友の言葉を吸い込んでしまった。
帰らない?俺と?
言いづらそうにする友への、苛立ちにも似た焦り。
男は、放課後のうるさい周りの声すら聞こえなくなった。
「ーらせない。帰らせない!」
冷静に考える事も無く、男はとっさに手を伸ばした。
「え!?男っなにすっ」
男は痛いくらいの力を込めて友の腕を掴んで教室を出て行く。
力の加減などできていない。
ただ脳の送る信号の通り腕を掴んでいるだけである。
女みたいな華奢な腕だ、もしかしたら後で赤くなっているかもしれない、
今の男にそんなことを気にしている余裕はなかった。
男は少し冷静になり考えた。
今のこの感情は、友達に対するものではないと。
友達の域を遥かに越える友への感情に、
男はこのとき気付きはじめていた。
「痛いよ、男っ」
友の苦しそうな小さな叫び。
ふと我にかえった男の手は力が抜け、自然にほどけた。
激しい感情の沸き上がりも静まったようだ。
「どうしたんだよ男、なんかヘンだぞ?」
友は心配そうに男の顔を覗き込む。
いま痛い思いをしたのは自分の方であるのに、
男に優しく声をかけた。
「わ、わりぃ」
友の行動に、胸を締め付けられるような気分になった男は、
ただ謝る事しかできなかった。
「いや、どうかしてたよ。
そっか、わかった。
じゃあ、また明日な!」
男はスッと友に背を向け歩き出した。
どことなく足取りがぎこちない感じで、
強がっている雰囲気である。
続きじゃなくてすまん(´・ω:;.:...
5「女委員長と3て幼馴染みなんだろ?」
3「ん、そんな事きいてどうする?」
5「いいよなぁ、幼馴染みって・・」
3「いたっていいモンじゃないぞ。
あいつは昔から口うるさい。
それにいつも俺のコロコロぼっしゅーするしな」
5「・・気付いてほしいんじゃないか?」
3「あん?何だって?」
5「今時好きなやつにいじわるするヤツなんていないと思ったが・・やれやれだ」
3「さっきから一人で何言ってんだ」
5「委員長とはよく遊んでたか?」
3「今日は何だ、委員長の調査か」
5「イヤ、これは自分のためにきいているんじゃあないからな」
3「?」
5「まぁいい、質問に答えよ」
3「あぁ、昔は結構遊んでたほうだよ。
それにな、頭だっていいほうじゃなかったんだぜ?」
5「なに、それはちょっとおばかだったと言う事か」
3「まぁそうだな。木のぼりとかよくしたよ」
5「で、なんで今の彼女はああなんだ?」
3「勉強してたんだろ」
5「だんだん話が読めてきた。
その頃からあまり話す事も
なくなっていっただろう?」
3「あぁ、そうだな。
またあいつとバカやりてぇ気持ちはあるが
あんなおりこうさんになったんじゃなぁ」
5「・・・・」
男「おはよう」
友「おはよう」
男「……」じーっ
友「何?」
男「友」
友「何」
男「可愛い」
友「はいはい」
男「愛してる」
友「変態」
男「ひどいな」
友「ぼくは男だよ」
男「関係ない」
友「なくない」
男「なくなくない」
友「なくなくなくない」
男「愛してる」
友「変態」
男「じゃあ愛してない」
友「それは少し寂しい」
67 :
65:2006/10/02(月) 00:00:35 ID:A4tNnXz0
3「・・・・・」
5「・・・(お互い心残りがありそうだ。あとはきっかけだな)」
男「おぅ、お前ら何の話してたんだ?」
5「他愛の無い話さ。なんのことはない」
3「あ・・」
男「ん、なんだ3、このハンカチがどうかしたか?」
3「ん。ソレどうしたんだ?」
男「拾ったんだよ。落とし物だからあとで星野先生に」
3「持ち主は分かってる。かしてくれ」
男「あ、そうなの?じゃあほれ、返してやってくれ」
5「それ、委員長のだろう」
3「お前なかなかわかってるじゃないかw」
5「まぁなんだ、委員長と話すきっかけが出来たんだ。
ひさびさに懐かしい話でもするんだな。」
3「あぁ。朝とられたコロコロも返してもらう」
5「かえしてもらえるか・・?」
3「コロコロがないと授業が辛い。
なんとしても返してもらう」
見ない間に作品がいっぱいwwwwwww
70 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/02(月) 20:12:54 ID:dlEeDY9J
神ktkr
71 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/02(月) 20:40:16 ID:6NdLQzh6
72 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/02(月) 20:43:58 ID:6NdLQzh6
また皆ですこしずつできないのでしょうか。
ここにきたなら一言だけでも言ってほしい
みんな!!みてるんだろ!?手ぇ上げてくれぇぇ!゚。・(ノД`)。゚・
73 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/02(月) 20:52:20 ID:sM+l2xSp
75 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/02(月) 21:02:12 ID:6NdLQzh6
何だ、けっこういるじゃないか。
.。::+。゚:゜゚。・::。. .。::・。゚:゜゚。*::。.
.。:*:゚:。:+゚*:゚。:+。・::。゚+:。 。:*゚。::・。*:。゚:+゚*:。:゚:+:。.
.:・゚:。:*゚:+゚・。*:゚ ゚(ノД`)゚ ゚:*。・゚+:゚*:。:゚・:.
。+゜:*゜:・゜。:+゜よかったよぉ〜 ゜+:。゜・:゜+:゜*。
.:*::+。゜・:+::* *::+:・゜。+::*:.
76 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/02(月) 21:06:49 ID:dlEeDY9J
チラチラとはみんな覗いてるんだなw
77 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/02(月) 21:08:44 ID:6NdLQzh6
( ;∀;)・・・ 同志ですから
みんな、一応sage進行らしいww
「男!今日遊びに行っていいか?」
「ほぇ?」
突然のその一言に不意を突かれ、
男は気の抜けた声を漏らした。
「お前、ホントに大丈夫か?」
「あ〜、大丈夫だ」
「で、いいのか?」
何がいいのか分からない。何をきかれているのかも分からない。
男は今の友の呼び声に反応しただけである。
「え〜と、何だ?もっかいたのむ・・」
申し訳なさそうに調子の低い声で男はきいた。
「おい、しっかりしろよw今日遊びにいっていいかってきいたんだよ」
男の中で何かがつながった。
「あ、あぁ〜はいはい!どうぞどうぞ、いらしてくださいな」
「じゃ、友4君が待ってるからさ、またあとでな」
「ぉぅ」
男ははっきりと、しかし小さく返事をした。
廊下を早足で駆けていく友の後ろ姿を眺めながら。
男は友と遊ぶ約束をしてしまった。
今自分の部屋は足の踏み場も無い惨状だというのに。
そうだな、急ぎで帰ろう、さっさとかたせばいい事だ。
そう思った男は、急ぎ足で階段を降りようと廊下を走り出した。
が、ちょうど勢いをつける瞬間、男の腕が掴まれた。
そのせいで突っかかり、男はつんのめって前に倒れた。
「いって〜誰だよいきなり!?」
「ごめ〜ん!でもいきなり走り出すんだもん。転ぶなんて思わないよ」
「なんだ小か・・何かようか?」
男は用があるなら声をかければ済むじゃねぇかなどと思いながら
小にきいた。
「今日は一人みたいだからさ、一緒に帰ろっ」
「いや、生憎だが急ぎの用があってな、たらたら帰ってる暇はないんだ」
「ふ〜ん、そっか」
「んじゃ、また明日・・」
男はこいつがそう簡単に納得するわけがないなどと思いながら
階段を降りはじめた。
「じゃあぼくもついていくよ!一緒にいれればいいもん」
「はぁ?まったくこいつは・・わかったよ。ついてこい」
あきれ顔の男はもうあきらめた様子で、溜め息をついた。
そして、走り出した。
「え?ちょ。まってよ男!もうっ」
小は意外と足が速く、男のあとにしっかりついていった。
wktk
バーローはドラマになるとやっぱり金田一っぽくなるな。
BGMはそのままだし。
じゃ続きをいじるね
これはwktk
友と友4は、帰り道を話しながら歩いていた。
「友4君はさ、ゲームとかする?」
友はたわいない質問をした。
「え?いや、あまりやらないです」
「そっか。あ、じゃあさ、このあと男の家でゲームしようよ」
「え、いいんでしょうか」
「男なら平気だと思うよ二人くらい。いつもはもっといるし」
「そうですね。じゃあぼくもおじゃまさせてもらいます」
「うん。先に行ってるね」
有は元気よく駆け出した。
友の通り過ぎた木の裏に影が一つ。
うすい茶色の髪、ふくよかな身体。
「ゲームか・・やってる最中なら何気なく触れる事ができる。
それに・・盗撮だってできる。この新しいカメラで・・ふふ
男の家にいったんだ。追いかける必要は無いな」
男5の眼鏡が、木陰にきらめいた。
自分には速さが足りない(´・ω・)
/ _,,.-''゙/
//,.-‐''"´,.-'゙:/ _,,..,
<.r'゙___,,..'r":::/ ,..,__,.r'"ノ:::/ `ヽ.
l、_,.-''゙、.r‐゙''┬'"::::j::::`´,-''、 l,
'-、''j 〉! |:::-‐'''"´:< ゙l l ,.、--――--、
`j゙/‐'-、 '‐-、:::::::::::::`ヽ、_l._l _,.、‐''",.:-‐‐'''‐=‐-、ヽ,
´ ヾ、''゙´`'‐---、 r'-、/`''"::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/`
ヽ‐''‐-、゚ ゚ `'‐゙uulj:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l ――
``''‐、.__ `ヽ、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l
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__/ __/ `ヽ、 ``ヽ、:::::::::::::::::/
/ ̄ ̄ ,.:-'" ―― `ヾ、-、 `'‐-、:;;/ ――
―――‐‐/――,.-'"___,,,,,..lヽ__ \::`''''‐-、/
三三' _,.-'"´` ̄、,.、,.、_ //゙:::l ― \_:::::::::`ヽ、=――
ヽ、‐''゙_,,.、-‐‐‐‐‐‐‐-、.i,i,r'"´`''‐-、 `ヽ、:::::::::\≡≡=―
 ̄ ――――― `ヽ‐-、‐-ヽ、 `ヽ、::::::\
――――― `'''''''゙―― \::::: ===―――――
おまえに足りないものは―、それは!!
情熱思想理念頭脳気品優雅さ勤勉さーーー
そして何よりも
速さが足りないー!
↑これか
それよりもGJなのです
男の家ではすでに、部屋の片づけは終わっていた。
ふたりだと案外早く終わるもので、
男は小がいて助かったと思った。
「ほんとにもー。なにをやったら部屋がこんなに散らかるのさ」
「わりぃな小。片づけ手伝わせちゃって・・」
「そんなことないよ。男の部屋に入れたし」
「そりゃよかったなぁ。ああぁそれにしてものどがかわいたぁ」
「ボクがコンビニ行って飲み物買ってきてあげるよ」
「あ、そう?悪いね色々。それじゃあ頼むわ。」
「じゃぁ行ってきまーっす」
「ふぅ、いったか」
部屋に一人になった男は、
今週は親がいないと言う事を思い出した。
そして、友が遊びに来る事も。
「友と小が一緒に部屋に部屋にいたんじゃ気まずいな・・
それに俺がなんか辛い・・友2でも呼ぼう」
寝る。みんなおつさま。
デジャビュなのは俺だけ?
続きではないってそうゆう意味?
書き直しかな?
91 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/03(火) 11:22:31 ID:RK9PvEcX
ところでマンガの人もwktkで待ってるぜ?
92 :
sage:2006/10/03(火) 11:23:01 ID:RK9PvEcX
あげちゃったorz
なんてこった!
94 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/03(火) 11:43:35 ID:T7BI9G9e
ほしのさん...おなにぃしましたね...?(*´Д`*)=3
おなにぃ〜しましたね!?
http://geinou.erv.jp/hoshinoaki/
(半角で)
95 :
女委員長:2006/10/04(水) 05:32:06 ID:N4qHPs+m
p://geinou.erv.jp/hoshinoaki/
これはいただけませんね星野先生
不死鳥がー舞い降りーたらー
7P目の構図が思い浮かばない上に
パソコンが巻き添え規制くらった\(^o^)/
マンガの書き方をさっぱり知らないド素人が言うのも何ですが
ぶっちゃけ人以外は手抜きでいいと思うます。
きっと神には神のこだわりがあるんだよ
100 :
秋の交通安全週間:2006/10/04(水) 19:56:01 ID:B+IcrJBO
男「なぁ、どうして車は事故るんだろうな」
友「・・無茶な運転する人がいるからね」
2「遮断機吹っ飛ばしたりな。だが、そんな奴に限って事故らないんだ」
小「え、なんで?」
男「あぁなんでだ?、強引で乱暴な運転してんだから事故るだろ?」
2「そーゆーのは事故の原因になりやすいタイプだ。全く関係ないヤツを巻き込むんだな。
そりゃ事故りもするだろうが、そうなっても知らん顔で走り去ったりするんだ」
友「なんとなくわかる・・」
2「これは個人的な見方だ。お前らがどう解釈しようと自由。
だが苦情は受け付けない。その他一切の質問も受け付けません」
小「おk」
2「まぁ、調子乗ったやつに気をつけろってこった」
男「あとよ、絶対事故りそうなとこってあるよな」
友「狭い道とか?」
男「そうだな。ギリギリまで寄らないと二台通らないとことかな」
2「ところがどっこい、いがいとそーゆう所で事故は起きていない」
男「えぇ!?○○の◇◇の道路めっちゃ危ないぞ?」
2「狭いからこそ事故らないんだよ。事故らんように神経使ってるからな。
逆に広い大通りとかだと事故るわけないと余裕ぶっこいたやつが
お 陀 仏 に な る ん だ」
友「そっか、たしかにそうだね」
3「車運転するやつが気ぃ抜いたらアウトだ。そこんとこわかってないんだよな」
小「あれ、いつからきいてたの?ずっとコロコロみてたのに・・」
3「いや、委員長が近くにきてるもんでな、みたくてもみれねぇ」
男「でもよ、
2「これは個人的な意見だ。お前らがどう思おうと勝手だ。
だが苦情は(ry。その他一切の(ry」
小「おk」
2「まぁ、運転するときは常に気を抜くなってこった」
流れ星よ 降り注げ
甘いユメ叶えて きっと!
何があっても どんな時も
俺だけ見てろよ!
あの日2人で いっしょに見上げた
思い出の星が あのな?
俺の中の だいじなX2一番星
「好きだ」「大切だぜ」
「友だけ」「俺のモノ」
100万回 もっと くりかえす
だって好きだからな!
ココロだけじゃ足んないだろ?
強く抱きしめるよ ぎゅっと!
離さないから どんな時も
俺だけ見てろよ!
やさしいだけじゃ切なくなるの
もっと特別にするよ
俺だけに光っていろよ
一等星 ずっと
ワガママ 泣き虫とか
強がりも おねだりも
なんだって許してやるぜ
だって好きだからな!
キミに「好き」を全部あげる♪
だからもっといっしょに ずっと!
何があっても どんな時も
俺だけ見てろよ!
涙も 吐息も
甘い甘いキッスも
俺だけに欲しいんだ
だって好きだからな!
ココロだけじゃ足んないだろ?
強く抱きしめるよ ぎゅっと!
離さないから どんな時も
俺だけ見てろよ!
流れ星よ 降り注げ
甘いユメ叶えて きっと!
何があっても どんな時も
俺だけ見てろよ!
わりといい感じだと思うんだけどな。
変えるとことか指摘してくれるならたのむ。
>>102-103 wwww
いいかんじだ。俺からはなにもない。
みんなもコロコロ見よーぜ
≡ (・(・(・∀・)
≡ 〜( ( ( 〜□
≡ ノノノ ノ サッ
106 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/05(木) 19:47:22 ID:hNIuD1xH
お、知らない間に100越えてるんだw
てす
お!規制解除された!ホッ
ヘ('A`) ねこにゃんダンス
( )ゝ
((( < ̄< ))))
ノシ
(((( ( ) ))) ねーこにゃんだんす
ρ('A`) ヘLL
ヘ(゚∀゚) ねこにゃんダンス!ぃぇぃ!
( ) ゝ
|し
AA listにこんなのしかなかった
リビアAA張っておきますね。擦れ違いゴメス
アンパーンはアンッパン♪
\ アンパーンはアンッパン/
♪\(^o^) ♪
_ ) > _ キュッキュ♪
/.◎。/◎。/|
\(^o^)/.| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | \(^o^)/
) ) .| |/ ノ ノ
(((( > ̄ > )))) \(^o^)/ ((( < ̄< ))))
) )
((( > ̄ > ))))
誤爆だろwww
114 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/08(日) 21:27:05 ID:xctJR9fI
友みたいな友達ほすうううううううういいいいいいいいい
と最近病気のように思っております
それは当然ほしいですが
男の嫉妬(仮((続きではない)))
ここは男の家から一番近いコンビニである。
3「アンパーンはアンッパン♪
\ アンパーンはアンッパン/
♪\(^o^) ♪ アンパンはどこかなー?」
ちょうど友3がアンパンを買いにきた所だった。
3「うん?これはコロコロ!しまった!発売日は今日だったか!
保存用とあわせて2冊買わなければ・・
しかしアンパン代しか持っていない・・・」
3「でんじゃらすじーさんさいこーだぜwww」
小「あ、3君偶然だね。なにしてんの」
3「そういう君はジョナサン・ジョースター」
小「あ、コロコロだ。これでんじゃらすじーさん?
まだやってるんだね」
店員「昼間っからコンビニでコロコロ立ち読みッスかwww」
3「アンパン代しかもってきてなくてよー、買えないんだわ」
店員「アンパンッスかwwサーセンww売り切れちゃってるッスwww」
3「え、マジ?アンパン無いの?そうか、ならしゃーない。
ところで小ちゃん、何の用でここに?」
小「んにゃ、男がのど渇いたって言うからさ、
ジュースかなんか買ってあげようと思って」
3「なに、遊んでんの?俺もまぜてくれん?」
小「いいよ。男なら二人くらい平気だよ」
3「おっし、ならスナック菓子かなんか買っていこう」
男は、2に電話をかけていた。
男「…というわけで、お前これから家へこい。
2『まったくめんどくせーやつだなぁ。わかったよ。20〜30分くらい待っててくれ』
男「あぁわかった。ありがとう」
これで気まずいふいんきは避けられそうである。
2はうまく取次いでくれたりはしないだろうが
いてくれるだけで充分だと男は思った。
しかしさっきのあの感情は一体なんだったんだろうか。
思わず体が動いてしまった。
友の隣は俺のもの・・それは確かなんだ。間違ってるのか?
そうかもしれない。いやそうなんだ・・
友の好きにさせてやるぐらいいいじゃないか。なぁ俺。友を縛り付けるのはよくない。
それは解ってるんだ。心で理解しているはずなんだ。
男「あぁ気分が悪い。精神科医んとこでも行くかなぁ」
<ピンポーン
ドアを開けると友がいた。一人ではなかったが。
友「おじゃましまーす」
男「よくきたな。お、4も一緒か。OK、入りな」
4「はい。どうも……」
友「ねぇ男、ゲームしてていい?」
家に上がるなり、友は言った。
男「あぁ、勝手にやってていいぞ」
男は友と4が一緒にきたのが少々気に入らない様子だが、
頭では2を呼ばなくてもよかったかな、と思っていた。
そしてドアの鍵を閉めようと思い玄関に向かったときだ。
<ピンポーン
男「あれ、2の奴もうきたのか…」
ドアを開けるとピザがいた。
ピザ「やぁ、お邪魔させてもらうよぉ」
男「・・・・は?」
ピザこと5が、ふてぶてしく言った。
ところでこの『ふてぶてしい』と言う言葉であるが、
変換すると分かるように漢字だと『太々しい(太太しい)』と書く。
意味も字もまさにこいつに相応しい。
ピザ「……?」
男の「は?」に5は不思議そうな顔をして
首ーどこが首かはわからないがーをかしげた
男「なに?遊びにきた?」
ピザ「うん」
男「(||・A・)・・しかたないな、ゲームでもやってろよ」
今週は3のコロコロのくだりの矛盾点をなくせた。
こいつは今はもうコロコロよむのをはずかしがったりはしないキャラだから。
122 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/08(日) 22:59:01 ID:iGRVbQ7I
>>119 投下中に失礼ですが
男の嫉妬(仮 の元の作者さんですか?それとも別の作者さんによる書き直しですか?
後者の方だとしたならどうまとめたがいいんでしょうか?
ごめん
またあげちゃったよ
>>122 自分はあとからマリオカートだのやってたほうです。
まとめかたか・・どうしましょう。迷惑かけてすいません
しかし友が4を連れてくるとは思わなかった。
男の嫉妬は醜いもんだぜ。わかってるよな、俺。
普段通りだ。普段通り接すればいいんだ。
友「うわ、こいつ強いぞ」
4「力を合わせれば勝てます!」
友と4は楽しくゲームをしているが、ピザはじっとしている。
ゲームでもやってろと言ったが何もしていない。
こいつが動き回らないでいてくれるのならソレはソレでいいのだが
こうまで動いていないとさすがに怪しいもんである。
そして男は、5がデジカメで友を撮っている事に気付いた。
男「5よ、影でコソコソ友の写真を撮ってんじゃねぇ」
5「ぬゥ、何故ばれたのだ」
男「お前、ゲームなんかしてないじゃねぇかよ。
ドンとかまえて何やってやがるんだ・・」
5「く、写真を撮るのに夢中すぎて
かえって不自然さが目だってしまったか・・」
男「汚ねぇ野郎だ……カメラは没収させてもらう」
男はピザの手からカメラを奪い取ろうとしたが逆に手を掴まれた。
5「2とアミーゴしてて地元じゃ負け知らずだったらしいが、たいしたことはないんだなぁ」
男「なめんな」
男は一本背負いでにやけていたピザをベッドに叩き付けた。
友と4は相変わらず楽しそうにゲームをやっている。
こちらの人悶着に気付く様子は全く無い。
う〜う〜唸っているピザの手から男はカメラを奪い取った。
男「こんなやらしいことするもんじゃねえぜ」
5「ぶふふふ」
男「何がおかしい」
5「ぼくがお前に本物を渡すと思うのかぃ?」
ピザは無気味な笑みを浮かべながらベッドから立ち上がった。
男「多趣味だな。マジックもできるのか?」
男は呆れ顔だ。どうやら本当に偽物のカメラらしい。
これは電気屋の店頭においてあるアレか。
5「ふふん。残念だったね。
しかしこのまま友君の写真をもらっていくというのも味気ないね。
どうだろう。せっかく遊びにきたんだ。僕の持ってきたゲームで勝負しないか?
一対一だ。勝者がこの写真を手に入れる、というのはどうだい?」
男「暇な野郎だ。おれがそんな賭けにのるとでも……
しかし男は思った。こいつにゲームで勝てば友にいい所をみせられるし、
写真も独り占めできる、と。まさに一石二鳥というわけだ。
それにこいつにおめおめ友の写真を渡したくはない。
男「いいだろう。受けて立つぜ」
5(のってきたな…こいつを精神的にとことん追いつめ
ゆくゆくはかわりにこの5が友くんの心も身体もうばってやる!
男「おい友、悪いんだが俺いまからこいつとサシでやるからちょいとテレビを占領させてくれ」
男は自信に満ちた声で友に言った。
友「占領って…ここは男の家でしょ。じゃ、がんばってね」
4「がんばって…ください」
男「おう。(友の写真がかかってるからな。負けるわけにはいかないのさ…)」
5「さぁ男、この中に入ってるゲームから選んで下さい」
ピザは背負っていたリュックサックからケースを取り出した。
友「あ、64のソフトだ。懐かしい!」
わざわざ持ってきたソフトが64というあたりに、
男は5が本気でくるであろう事を悟った。
男「ゲームはこの「マリオカート64」で……対戦を希望したいが…」
5「よーし、この僕が負けるわけが無い」
男「……ピザ、お前が負けた場合友の写真を本当に渡すという保証は?」
5「約束は守るよ。だがも一度言う。僕は絶対に負けるはずは無い。
男「この世に絶対ほど信用できない言葉はねーぜ。勝つのは俺だ」
┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”
4「約束って何でしょう?」
友「さあ、「飯一杯おごる」とかじゃない?」
友と4は男と5のただならぬ闘志に気付いていない。
小の帰りが遅いわけだが、不良に絡まれていて帰れる状況ではなかった。
3「まいったねぇこりゃ。まさか昼間っからコンビニ前でタムロしてるとは…」
重いのをもらって倒れている3はあきれ顔で言った。
小「ちょ、やめろよ。警察呼ぶぞ!」
悪「い〜ね〜その強気な態度。そそるよ〜」
3「小ちゃん、警察呼ぶはないでしょが…」
小「だって女の子だと思われてるんだよ?うれしいなぁ」
3「客観的に自分が見れるなんてうらやましいヤツだ…」
小はこんな状況であると言うのに楽観的である。
邪「てめぇ〜何くっちゃべってんだコラァ」
3「ぐへっ」
邪「へぇ、腹筋わりとかてぇじゃねぇかぁ」
今度のは鳩尾にはいってしまった。3はその場に突っ伏した。
小「あぁっ、3君!」
悪「へへへ、俺らと遊びにいこうぜぇ」
小「うわ、ちょ、二人掛かりはっ…らめぇ…!」
ヤンキーはふたりで小の肩を引っ張りはじめた。
3「チョップ!!」
邪「おぶぇっ」
後ろから腰にチョップを食らった邪は前方にふっ飛んだ。
悪「この野郎、やろうってのか!?」
3「なんだそれは。ダジャレか?」
小「3君すご〜い!」
3「ふ、パクったコロコロコミックのおかげで助かったぜ」
悪「んなあほなノノってかコロコロかよノノ」
邪「ぐぅ、こんなヤツにノノ」
3「次はコロコロの角で一発決めてやるぜぇ」
3はこれ見よがしにコロコロを持つ手を振る。
店員「コロコロ返してもらうっすwwwwサーセンwww」
3「(゚д゚)」
3「ごめんなさいお家帰ります/(^o^)\」
小「3君のばかぁ〜!」
悪「このスカポンタン野郎がっ」
3「いたいいたいいたいいたい骨折れる!リンチヒドス」
邪「うるせぇ!それじゃあ家帰ってママのおっぱいしゃぶってな!」
3「ママいません!残念でしたぁ!」
まさにめった打ち、医者行った方がいいくらい殴る蹴るの荒らしである。
それでも3は威勢よく憎まれ口をたたく。
邪「そうかよ!」
3「コロコロがっ……コロコロさえあればっこんなやつらにっちくしょぉぉぉぅ」
3は蹴飛ばされてボロ雑巾のようにコンビニの傘立てに引っかかった。
店員「あざーすwww」
ガーー
店員のよく響く声に、コンビニの自動ドアの開くおと。
3「ン?」
小「ハイ、コロコロ(ニコッ)」
小はコロコロを3に渡した。
┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”
3「てめーら、覚悟は出来てんな?」
`∧_∧ そして寝る。ありがとう。
(ォ・ω・) オヤスミー
( つ旦O 明日も書き直す
と_)_) 旦旦旦旦旦
邪「あ!?」
悪「なに、まだ動けるだと……!?
3「コロコロは俺に教えてくれた……ヨーヨーの秘められた危険性を…!!」
ヨーヨーはするどく空を切る。
実際こういう物を当てる気満々で向けられると
とても恐ろしいものである。
悪「うおぉぉっ、おもちゃは正しい使用法以外の事につかってはいけなー」
3のヨーヨーが悪の右手親指をベギッとへし折った。
3「しゃらくせぇぇぇぇ!喰らいやがれコロコロチョップ!!!1!1!!」
そしてコロコロの角が額にあたる鈍い音。
悪「ぐぅぅぁ……強ぇ……!」
ドサァッ
邪「悪ぅぅぅぅぅ!!?」
小「……なんでコロコロなのぉ?」
3「子どもの夢がつまってるからさ……
救急車はよんでやらないぜ。まだまだ足りないからな?」
2は男の家にいく途中、コンビニによろうと思った。
そして来てみれば、3がよく分からん連中を
玩具でナブっているではないか。
邪「お前……さいてー……ぐふっ」
2「(・・ビー玉?)小よ、お前男の家にいるんじゃなかったのか?
であいつはなにをやってるんだ………?」
小「あ、2君。質問は一つずつで」
2は何がなんだか分からない様子で
その異様な光景を眺めていた。
3「ワイルドワイバーン最高っっ!!」
2「なんであいつと一緒にいるんだ?
でワイルドワイバーンてなんだ……?」
小「質問は一つずつだってばさぁ2君〜」
2は溜め息をついた。
そして3のほうをみてもう一度、
溜め息をついた。
小は2に事情を説明した。
2「ほぅ、ジュースを買いにきただけなのにこんなバカどもにからまれたと言うわけか…
しかし小よ、男だと言えばこんな事には…まぁ言うだけ野暮だな…今度から気ぃつけるこった」
こんなのがべったりでは男もさぞ難儀だったろう。
なんぎは難儀と難義があるが、難義の意味は単純だ。
そこに人が絡むと途端にややこしくなる。
難儀。まるで人生のようだ。漢字は実にうまくできてる。
日本語は難しいもんだな。
小「てへへ、だって絡まれたの初めてなんだもん♪」
楽観的にもほどがある。3がいなけりゃどうなっていたことか。
2「はぁ……それはよかったな…しかし全然よくないことなんだからな?」
小「ちょっとぉ、それぐらい僕だって分かってるよぉ。今日のは…
2「はいはい。そーゆうのは言い訳だぞ。
で、男のいえはどっちだったかなっと」
言い訳なんかを聞くのはめんどくさいので
2は軽く流した。
小「こっちだよ」
ガンッ
3「いでぇぇっ」
3は電柱にぶつかり尻餅をついた。バカ丸だしである。
2「コロコロを読みながら歩くのはやめろ…」
2は3と一緒にいるのが恥ずかしくなってきた。
3「うぅ……」
3は情けないうめき声を上げ
よろよろ歩いている。
だがコロコロをよむのは止めなかった。
男「ヨッシーでいかせてもらう」
5「ではクッパを」
男「ブロックとりででガチンコ対決だぜ。」
5「フン…」
カチカチカチ
男(連打か…急スタートか?いやちがう!ロケットスタートで突っ込んでくるつもりだな!連打しなくてもいいんだぜ…)
ブルルルル
ドォォォン
カチ
5「男のやつAB同時押しだと!こ…このテクニック
スピンターンで体当たりをかわしたァ━━━━!!」シュバァァァ
5「男きさまこのゲームやり込んでいるなッ!」
男「答える必要は無い」
5「ふふ、この僕の相手だ。こうこなくては張り合いない」
5「最初の一撃を決められなかったというのはむかつくがまぁいいや」
男(アイテムさえよければ勝てるさ。暫く逃げさせてもらうぜ…)
ぴんぽーーん
男「ほぇ?………あ、2か!?」
どかーーん
男「ウワァァァぁぁ!!!せこいぞ!?」
5「君がよそみをしてるからさ」
男「ストップだ!客人がきたんでな!勝手に動かすなよ!?」
5「そんなことはしないよ。
友君たちが見てる手前、そんな事できるわけないからね」
ドアを開けると2がいた。横には小もいる。
男「あれ……小と2はよしとして3はおよびでないんだが」
3「コロコロ読むだけだからあげてくれよ。な?」
3は上目遣いで言った。だからといってどーというわけではないが。
男「人の家きてする事かそれは…もういいや。あがれよ…」
3「よしゃーっ」
家に上がると、友のほかに4と5がいる。
2「聞いた話と大分様子が違うじゃないか男…こりゃ飛んだ無駄足だ。
今日泊めてくれるというなら咎めはしないがな」
男「最初っからそのつもりだったろうが…勝手にしてちょうだいよ…」
2「マリオカート、か。どれ、これでも見るか。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%AA%E3%82%AA%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%88 5「さあ続きといこうじゃないか」
男「あぁ……ぶっ潰してやるぜ
小「うわー、大集合だ…」
友「そうだね」
4「みんなといっしょだと楽しいからうれしいです」
3「やっぱマリオくんおもすれーーー!11!!!」
2「3、おまえトイレにでもこもってろ・・」
2「おい男、みんないるんだからさっさと終わらせろよ…?」
男「うるさい。今夜のおかずがかかってるんだ…」
2「おまえというやつは……俺がいる横でそんなことをするつもりか…?」
男「……いまのは聴かなかった事にしろ」
男「よし、風船はお互い一つずつだ……一気に終わらせてやる!
緑こうらをまとって体当たりだぁぁぁ!!!」
5「くぅぅうッ負けられない!このアイテムボックスにかける!」
男「無駄無駄無駄無駄無駄ァ!!!1!」
5「あ、スターだ」
スター。言わずもがな、無敵アイテムである。
男「なっ…!!!」
どかーーーーん
男「うぐおおおああああ!?なああにィィイイイッ!」
5「写真は……ぼくのものだよ…」
男「ば、ばかな…こ、このおれが……この俺がぁぁぁぁ!!!」
3「うるせぇぇぇえええ!!!
(#・A・) たかがゲームで負けたぐらいでわめいてんじゃあねーーー!!
( つ□O コロコロ読むのにしゅうちゅうできねーだろーが!!!」
と_)_)
2「だからトイレいけっていったろーが・・」
男…敗北
写真…5がお持ち帰りしました。
今日のはほとんど変えてない。
お粗末様でした(´・ω・)
友く〜〜〜〜〜〜ん!111!
大好きだぁぁぁぁ!!11!
いまここ
. ↓
◎ . * .
. * \\
.
・ .
. _ ,.... -‐‐
,...- ' ゙゙
, '´ヽ ヽ _/
/ j´ `'ー、_ j
/ /`´ !ノ
/ '!.j
147 :
矢追:2006/10/11(水) 11:36:32 ID:Wg7opMYe
>>146 あらぁいいわねぇ。
いろいろ妄想できるわねぇ
書いてる人は大変だとは思いますが
漫画の続きがみtttttttttttttttttttttttttttttあああああああああああ
>>152 7pのネームでもうpすれば光の速さで描いてくれると思うお( ^ω^)
ネームってなーに?
コマ割のことですよ
なるほど!
ド素人の俺でもそれはちょっと分かるzうぇ!
だがしかし
俺にそんな能力は無い!ウハyッホイ
夢見すぎたよな
過疎wwwwwwwwwwwwwwwww
夢じゃなかった!
漫画wktk
159 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/14(土) 18:45:53 ID:RUE+X8Kr
漫画の話の続きの需要とかある?
アリアリ大アリ
161 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/14(土) 19:04:25 ID:RUE+X8Kr
じゃあがんばって書いてみるかなぁ…
>>161 マ、マ、マンガーマンガー♪
\ マンガキターコレ♪/
♪\(^o^) ♪
_ ) > _ キュッキュ♪
/.◎。/◎。/|
\(^o^)/.| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | \(^o^)/
) ) .| |/ ノ ノ
(((( > ̄ > )))) \(^o^)/ ((( < ̄< ))))
) )
((( > ̄ > ))))
あのマンガが本で出たなら1000円出しても買うアルよ
/⌒ヽ, _ー ̄_ ̄)’, ・ ∴.' , .. ∧_∧ ∴.'
/ ,ヘ ヽ∧_∧ --_- ― = ̄  ̄`:, .∴)' ((( #)゚Д゚)
i .i \ ( ´Д`)ヽ, _, -'' ̄ = __――=', ・,‘ r⌒> _/ / ・,‘
ヽ勿 ヽ,__ j i~"" _-―  ̄=_ )":" . ’ | y'⌒ ⌒i .' ∴.'
ヽ,, / / __,,, _―  ̄_=_ ` )),∴. ) | / ノ |∴.'∴.'
ヽノ ノ,イ ―= _ ) ̄=_) _), ー' /´ヾ_ノ
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丿 ノ ヽ,__,ノ = _) / / /∴.' ∴.'
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i .i \ ( ´Д`)ヽ, _, -'' ̄ = __――=', ・,‘ r⌒> _/ / ・,‘
ヽ勿 ヽ,__ j i~"" _-―  ̄=_ )":" . ’ | y'⌒ ⌒i .' ∴.'
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丿 ノ ヽ,__,ノ = _) / / /∴.' ∴.'
j i / / ,'
巛i~ / /| |
!、_/ / )
授業中ですか?
だとしたら書いてる暇があるならちゃんと授業受けましょう。
仕事中ですか?
だとしたら書いてる暇があるならまじめに働きましょう。
休み時間ですか?
だとしたら書いてる暇があるなら友達と息抜きしましょう。
休日ですか?
だとしたら書いてる暇があるなら外へ出かけましょう。
外出中ですか?
だとしたら書いてる暇があるなら歩きましょう。
病気ですか?
だとしたら書いてる暇があるなら寝てましょう。
無職ですか?
だとしたら書いてる暇があるなら仕事を探しましょう。
引き篭りですか?
だとしたら書いてる暇があるなら学校へ行きましょう。
上記のいずれにも当てはまりませんか?
だとしたら書いてる暇があるなら社会のために自分ができる事をやりましょう。
あとあなたがどんな人であろうとこれだけは言っておきます。
ス レ 違 い で す 。 よ そ へ 逝 き ま し ょ う 。
168 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/14(土) 20:17:25 ID:RUE+X8Kr
漫画って、ただの原作のことだけどねw
ちんこたった(;´Д`)
172 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/15(日) 21:27:59 ID:OzK8r8jG
>170ってどんな画像?
友がブルマ?(体操服)着て恥ずかしそうに前を隠してる
その隣に男がいる
そして友の後ろでピザが喜んでる画像
あ、ほんとにもう消えてる、早えーな
さて、まとめの人は保存しているのだろうか?
ていうかそれ以前にまとめの人まだいる?
何気に俺のIDスゴイ?
俺は見損なったからまとめに期待
>>179 その通り
まとめも読んどくにこしたことはないが
単純にうpろだ.orgはやけに流れるのが早い
いつも使ってる所がたまたま調子悪かったんです(´・ω・`)
うpろだ.org使うのやめようぜ
うpして数時間で流れてなくなっちまうとかマジありえねぇ
184 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/20(金) 02:51:36 ID:ZMUdEGm4
漫画の絵師にはもうみすれられたんだろうなwwww
俺も始めそう思ったけど微妙〜に違う気がする
本人さんだったらスマンです。。
みれなかったからすごく悔しいです。
…ゴメンヨ、俺が不甲斐無いばっかりに
>>170=漫画の人です、もっと精進するわ
さあ早く友を書く作業に戻るんだ。
191 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/22(日) 20:58:46 ID:BHk/ZFQ0
女委員長とかなかなかうまいな・・
居残り補習を終えて学校を出ると、外はすっかり暗くなっていた。
視界が悪い帰り道、何かにつまづいて転んだ。
鼻をさすりながら振り返ると、直径10センチほどの棒が2本、草むらから突き出ていた。
じっと目を凝らすと、その棒は靴を履いていた。足だった。
恐る恐る近付いてみると、草むらで女の子が倒れていた。
クラスの女子と同じくらいの背格好。
首筋に触れる。温かく、脈があった。生きていた。
男「あ、あの…」
声をかけてみる。救急車を呼ぶべきだろうか?
女「ん…」
女の子が目を覚ました。ホッと胸を撫で下ろす。
女の子は体を起こし、キョロキョロと辺りを見回して、僕を見て、
女「ここは、どこ…?」
……これはもしかして記憶喪失というヤツか? 初めて見た。
女「…ぼくは、だれ?」
ぼくっ娘?
続かない。
193 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/23(月) 13:26:18 ID:rxprcOvZ
続けい
釣りでしょ
あったとしてもこのスレなら変のが早いしw
197 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/27(金) 21:54:01 ID:IU7Sn1QV
過疎すぎだよ・・orz
あー、準にゃんスレでもみてくるか・・・・
友「パン買って来たよー」
友2「おー来た来た」
女「悪いわね」
友「はい、友2くんのコロッケパン」
友2「サンキュー」
友「はい、女さんのメロンパン」
女「ありがとう」
友「はい、男くんの――
……はは、やだなあ…、ついうっかり…
男くん…もう、いないのにね………」
友2「いやいやいや、男超生きてるし。今トイレ行ってるし」
女「友君はすぐ男君殺しちゃう」
203 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/31(火) 01:20:14 ID:RUZrs9EW
エアギアのアキトで抜いてくる
>>204 うめえ!
このスレが生きてるのはあんたのおかげだ
男「ふぁぁ眠ぃ……やっと体育か」
友「急がなくちゃ、また怒られちゃうよ」
男「そだな」
友「スポーツの秋っていうけど……」
ゴソゴソ
男「……」
友「バスケ苦手なんだよなぁ……」
ぬぎぬぎ
男「…………」
友「な、なに見てんの?」
男「やっぱりカラーの友は最高だな……」
友「いつもカラーだよ!!!」
先生「それじゃチームごとに分かれて片方はゼッケン(?)つけろー」
友「うっ…これ汗臭いんだよなー…」
先生「はじめー」
ダムダム ガコン キュッキュッ
先生「はーいちょっと休憩したらもう片方にゼッケン(?)渡してー」
友「ふぅっ、はい」
友5「フヒヒッ友の汗が染み込んだゼッケン(?)ハァハァ」
ズバァーーンッ!! デイン デイン…
友5「ト 友 コレ バスケ ドッチボール チガウ……」
友「あ、ゴメン! つい手が滑って…。 はい、男、ゼッケン(?)」
男「あ、ああ…………………………ハァハァ」
友「男の馬鹿ーーーーっ!!」
ズバァーーンッ!!
男「ト 友(ry」
ピンポーンピンポーン
男「なんだよこんな時間に…」
カチャ
友「トリック オア トリート!」
男「うお! ま、魔女っ娘?」
2「よ! 遊びに来たぜ!」
男「ジェイソン?!」
3「しゅごー…しゅごー…お菓子くれ」
男「エイリアン?!」
4「前が見えないんですが…」
男「貞子?!」
5「いたずらしちゃうぞお、ぶふふ…」
男「お前……普段着なのに化け物だな」
5「うはwwwwwwwwヒドスwwwwwww」
男「もうお菓子やるから帰れ!」
ポイポイポポイッ
2「さんきゅ〜」3「ふ、怖気づいたか」4「ありがとうございます」5「やったあぶふふ…」
男「友、お前は…」
グイッ
友「わあっ」
バタン!!
友「どうしたの? お菓子くれないの?」
男「ああ、あげない。だから『いたずら』してくれよ」
友「……うん……でも何されたら嫌なのか分かんないよ」
男「……とか」
友「え? 聞こえないよ」
男「フェラ……とか」
友「……分かったよ」
ジィー
男「え? ほんとにやんの?」
友「うん、むしろお菓子よりこっちの方が欲しかったんだ。あむ……」
ピチャピチャ…
男「うあ……」
友「あ、勃ってきた……気持ちいい?」
男「気持ち……いい……」
チュパチュパ…ジュルル…ジュプ…ピチャピチャ…
男「う……ぐ……友……上手いな……」
友「おいひい…」
グチョグチョ…ジュッパジュッパ……
男「やばい……でちまう……」
友「ほりっふ おあ ほりーほ!」
男「は、は、はっぴぃはろうぃーーん!!!!」
びゅっびゅっびゅるるるっ
男「はぁ…はぁ…はぁ……」
友「ふふ、とっても美味しかったよ。ジュルリ…」
―――――――――――――――――――――――
男「という妄想をしたんだ」
友「最低…」
>204
GJ!!
ここはもう4人ぐらいしかいないなwwwwww
,. -――--- ... _
,.. --――/: : /´ ̄ ̄ ̄``゙`丶、
,. -‐ ''''''´: : : : : : : : !: :/: :``丶、
/: : : : : : : : : : : : : : : :!: :!: : : : : : : 丶
, ': : : : : : : : : : : : : : : : : : :',: !: : : : : : : : : :ヽ
/: : : : : : : : : : : : : : : : : ,: : : ヾ: : : : : : : : : : : :ヽ
. /: : : : : : : : : : : : : : : :/: : :/: :|、: : : : : : : : : : : : :ヽ
/: : : : : : : : : : : : : : : / : : : : !: : ! |: : : ',: : ヽ : : : : ヽヽ
/: : : : : : : /: : : : : : : /: : : : :/|: :/ !: : : ',: : : ',: : : : : :ヽヽ
/: : : : : : ,./:/ : : : : : /:/: : /-!:/、 || ', : l: :', : ',: : : : : ',:',ヽ
!: : : : : //,イ: !: : : : ://: /_,.-=!'ー、``|:||:|:l',: :', : l: : 、: : :',:', ヽ
|: ,|: : : i〃/: ! : : //イ イ{_,...バヽ |:!|!|| ',: :! : !: : !: : ! | !
l !||: : :/、/: :l: : : : : : : :', ヾニン リ l!リ _|:||: : | : l!: :|: | !
リ !|: : : : i : |:/: : ヽ: : ヽヽ ノ /ノ!|:| : !: /|: :!: ! |
リ| : : : ! /!:| : : : ト、: : ヽヽ 、゙'イ:l!|:!: :l/ |: l/ ノ
|!: /:l|:! | |: : : : :!: lヽ: :ヾヽ、 _, !: :!|l :/ ノ!/
ノ!/!/| !、i ! : : : : ト ! ヽ : ', -、-、_ ´, ' : !イ//´/
// l! ヾ、|:!l : : : : l ヽ ヽ: ! ー`´ /ヽ: //
/ ヽ l:!'、: : : : :ト、 ヽ ヾ ,.イ',: : : ヽヽ
. / ヾ ヽ: : : :', 、```; ー- ' ! ',: : : : :ヾ:、
/``::ー-- 、 ヾ:、: ヽ、`i/ ',:ト、 : : : i ヽ
::::``丶、::::::::::::`丶、 ``ヽ/ ヾ \: :!
::::``丶、::``丶::::::::::`丶、 |
>>204 また見れるなんて・・・!ハロウィンの奇跡だぜ!!ヾ(*´∀`*)ノ
>>207 >友「ほりっふ おあ ほりーほ!」
>男「は、は、はっぴぃはろうぃーーん!!!!」
久々に吹いたwwwwwwww
212 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/03(金) 17:52:36 ID:PbJ6KafV
214 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/09(木) 03:17:56 ID:XlMQ781p
age
>>212 ネットで顔晒せるって、ある意味スゲー。
216 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/09(木) 17:32:29 ID:d64cEqw1
キモいなwww
なんの動画だったの?
>>217 エロ動画と思っただろチンポ出して待ってたんだろキモイよ
見たいな内容だったと思う
そんなことよりまとめの人ももう見放した?
まとめの人頑張ってくれよ
もうここは終わりなのか?
まだまだ俺がいる!
何もできないけどな!
職人もいない事だし、これまで書いた事ない奴みんな何か書いてみないか?
今ならハードル低いぞ
なら俺が
大学で男とはちがう青年と飲み会で仲良くなった話
を書いてみよう
>>222 薄っすらと期待
退避先がエロパロってのが悪かったよな…
なんか書いても誰も見てなさそうで寂しいんだよな…
次はパー速にでも立てるか
228 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/13(月) 21:19:28 ID:7qCmtO4S
水泳の授業中みんなに視姦されて
思わず勃起しちゃう
友にゃんかわいいよ友にゃん
230 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/14(火) 00:17:40 ID:yEd+FmZ4
231 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/14(火) 23:50:04 ID:8J3DWPhQ
公衆トイレに入っておしっこした後、普通に手を洗って普通にトイレから出ただけなのに、
たまたま出口ですれ違ったおっさんに「あれ?ここ男子トイレだよなぁ?」とつぶやかれ
トイレの外側についてる「男用」の表札をわざわざ外まで確認しに行かれるも、
何も言わずその場を立ち去っちゃう
友にゃんかわいいよ友にゃん
232 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/15(水) 18:04:28 ID:CwpitMN4
233 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/16(木) 13:52:53 ID:yqdX6dHj
234 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/20(月) 19:19:44 ID:JK3pXJ/t
235 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/21(火) 02:15:02 ID:2tD+xBru
236 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/23(木) 00:42:32 ID:/kq5SwbD
きっと絵師がまた来てくれる。
信じるんだ。
俺はまだあきらめない!
237 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/25(土) 01:03:46 ID:pIPhmqCh
絵師さん漫画の続き描いてるなら書き込みしてくれ・・・
描いてるとゆうか
バイト始めたせいで、描く時間無いんだぜ?
それにこの時期はゲームが大量に出るんで、時間がな・・・
・゚・(つД`)・゚・
久しぶりに漫画原作の続き書いてみたので、投下してみるぜ
文化祭が終わってから一ヶ月が過ぎた。
「おーい友〜!!おーいおーい待って〜っ!!!」
「わっ!! …なんだ男か…ビックリさせるなよ…」
「おはよう!!」
「……おはよう」
「いっしょに学校行こうぜ!! なっ!!」
「う…うん別にいいけど………なんか男、最近テンション異常に高いね」
「そうか?前からこんなもんだったろ」
「いや……前はもっとこう…ほら、クールっていうか」
「そんなことないって!!いや〜友は今日もかわいいなー!!」
だきっ
「うわっ!!!」
「は…離せってバカ!気持ち悪いだろ!!」
「なんで?いいじゃん友達だろ?」
「………」
友はこう言われることに弱い。友達というセリフを出すと、すぐに黙り込んでしまう。
だからこっちは触り放題だ。
「ああ〜……いい匂い……」
眼前にある友の頭のつむじに、顔を埋ずめる。
サラサラの髪と、香水なんかを使ってるわけでもないはずなのに漂う自然な香りが心地いい。
なんでこいつ男のくせにこんないい匂いがするんだろう。
すーっ、と鼻で匂いを嗅ぐと、抱きしめた友の背筋がゾクゾクッ、となるのを俺は後ろで感じた。
「や、やめろってばもう!!」
「ん〜……」
「ほら、早く行かなきゃ学校遅刻するだろ!!」
あの屋上でハッキリと自覚した、俺は友が好きだということ。
そう気付いてからの毎日は、とても新鮮で幸せだった。
好きな人と毎日いっしょにいられる……なんて素晴らしいことなんだろう。
たとえそれが、女じゃなかったとしても。
……こんな気持ちになったのはいつ以来だろうな。
今までだって何度も人(女ね)を好きになったことはあるし、付き合ったこともある。
だけど、いつも気持ちが冷めてしまう。
そしていつの間にか、女と付き合うこと自体がめんどうになっていた。
……だから、いっしょにいるだけで、
こんなにフワフワして、地面に足が付かないような感覚になるのは…初めてかもしれない。
いや、そういえば昔にも、一度だけこんな気持ちになったことがあった。
小学3年の時、担任の女教師を好きになった時。
あの時の感情に、今の気持ちは似ていた。
かなわない恋……そんな時に人は、こんな気持ちになるのかな、とか考えていた。
─────
最近、男が変だ。
いや、前からもたしかに少しおかしなところはあった。
でも、最近その勢いが増してきている。
気のせい……じゃ、ないと思う。
いつからだろう……
多分、学校祭が始まったあたりくらいから……?
性格も変わった気がするし、オレに急に抱きついてきたり。
……いったい何があったんだろう。
後ろでニコニコ笑いながら歩いている男の気持ちは、オレにはさっぱり分からなかった。
学校についてもオレ達一年生には、まだ四階まで上る作業が残ってる。
散々学校までの昇り坂を登ってきた後、さらにこの階段を上がらなきゃいけないというのは、
学校が始まって四ヶ月くらいたった今でもまったく慣れない。
でも、急がなきゃ遅刻する……
そう思っていたら、後ろから男が背中を押し上げながら走って上ってくれた。
おかげでオレは全然疲れずに、1−1の教室まで着くことが出来た。
「ありがとう……男」
「はぁ…はぁ… なになにw」
息を切らしながら笑う男の笑顔がおかしかった。
ガラガラガラッ
「あ、おはよう。友くんに男くん」
「あ……お、おはよう、優さん」
「はよー」
優さんがクスッ、と笑った。
……よかった。今日も挨拶してもらえた。
そう思った後、自分のこの態度が顔に出ていないか、他の誰かにばれていないかが、急に気になった。
でも、辺りを見回しても、誰もこっちを疑わしげな目で見ている人はいなかった。
もちろん、後ろにいる男も。
「………」
「……ん、どうした?友」
「あ、いや……」
……男にだったら、話しても大丈夫だろうか……
優さんのことを好きになってしまったのは、ちょうど一ヶ月ほど前のことだ。
文化祭の最終日、パフェの材料をオレがまとめて床にこぼしてしまった時。
みんなは白い目をしてこっちを見てた。男はその時教室にいなかった。
クラスの全員に謝って、一人ででも全部片付けようと思った時だ。
優さんはたった一人、雑巾を持ってオレのことを手伝ってくれた。
「あ、ありがとう……」
そうやってオズオズとお礼を言ったオレに彼女は、背中をポン、と叩いて、
「元気出しなよ」
そう言ってくれた。
それ以来、毎日優さんのことを考えている。
学校で授業を受けていても、家に帰ってきて眠ろうとしても。
会話することはほとんどなかったけど、朝のたった一言の挨拶で、胸がいっぱいになるほど幸せになれた。
……でも、その分胸が苦しかった。
優さんはかわいいし明るいし、勉強だったできる。
何より、誰にだって優しい。
そんな子にきっと彼氏がいないはずはないだろうと思う。
もしいなかったしても、オレには高値の花だってことも……
でも、きっぱり諦めてしまうことは、とてもできそうになかった。
胸が痛い。
この気持ちを、誰でもいいから聞いてほしい。
相談に乗ってもらいたい。
……だけど、オレは昔、そうやって自分の気持ちを話したことで、
友達に裏切られたことがあった。
小学校5年の時だった。
その時も本当に大好きな子ができてしまって、毎日胸が潰れそうなくらいに苦しかった。
だからオレは、たった一人親友だと思っていたヤツに、その気持ちを打ち明けた。
絶対に他の人には言わないで、と言って。
……だけど、その翌日には、そのことはクラスの全員に知れ渡っていた。
もちろん、オレが好きだった子にも。
信じられなかった。
オレは、その子にオレの気持ちがバレてしまったことよりも、
親友にあっさりと約束を破られたことの方が大きなショックだった。
絶対言わないって…約束したのに……!!
だからソイツを問い詰めた。
そしたら彼は悪かったの一言も言わないで、平然とした顔をしながら、あっさりとこう言った。
「おまえみたいな気持ち悪いヤツ友達じゃねーよ」
……それからオレは、一時期誰も信じれなくなった。
誰が何を言ってこようと、しゃべろうとも思わなかった。
そんなだったからか、当然、友達もまったくできないままで、小学、中学と卒業した。
だから、オレにとって男は、心を打ち解けて話し合える本当に久しぶりの友達だった。
「……」
「……? なんだよさっきから。言いたいことがあるならハッキリ言えよ」
「べっ、別になんでもないよ」
キーンコーンカーンコーン
授業開始のベルが鳴る。もう席に座らなくちゃ…
「…友!! もしなんか悩んでるなら、なんでも相談乗るぞ!!」
「……!!」
そう背後から、大きな声が聞こえてきた。
「………」
……あいつは……男は……
……あんなヤツとは違う……
昼休み。
「友〜〜〜!!!」
「わあっ!!」
「一緒に弁当食おうぜ!!弁当!!」
「わかった、わかったよ!!わかったから抱きつくなって……!」
「ふふふ」
横から静かな笑い声が聞こえた。
「友くんと男くん、ホントに仲いいね。なんか恋人みたい」
「え……!」
優さんだった。
まずい。こんなことをしているの、ただでさえ恥ずかしいのに、優さんにまで見られてしまった……
な、なんとかしなきゃ……
「恋人……に、見えるか?俺たち」
「うん。しかもラブラブ」
「そっか〜w あはははは!!!」
男がよくわからないところで盛大に笑っている。いったいなんなんだ。
「ちょ…ちょっと、男……来て…」
「ん?なになに?」
「何?どうした?」
「あ……あのさ……」
男の身長は結構高い。だから、顔がオレの目線よりだいぶ高い場所にある。
そこにある顔が、ニコニコと嬉しそうに笑っている。
なんだかその顔がかわいく見えた。
なんか……申し訳ないな、こんなに嬉しそうな男にこんなこと言うの……
でも、言わなきゃ……
「あの…さ」
「うん?」
「…男最近、オレに抱きついてきたり、よくするじゃん」
「あーゆーの……その、止めてほしいんだ……恥ずかしいから…さ」
そう言った瞬間、目に見えてわかるくらいの激しさで、
男のニコニコとした笑顔が、一瞬にしてグシャッと潰れた顔に変わった。
そして、下を向いて黙り込んでしまった。
「……」
「……」
「……ごめんなさい……」
「え?」
「…すいませんでした……調子こいてました……」
「……ごめん……もうしない……だから……許してください……」
「……う……」
そ…そんなつもりで……オレ、言ったわけじゃ……
「いや…あの、別にいやだとか、そういうわけじゃなくて……その……」
……そうだ……
いい機会だから、優さんのこと、男に話してみよう。
男なら、きっと真剣に相談に乗ってくれるはず……
「……優……さんに…」
「……?」
「優さんに、見られたくないんだ。ああいうところ」
「……優…に?」
「……うん……」
男が顔をフッ、と上げた。
「……」
その顔は、たしかに真剣なものだったけど、心配だとか好奇心だとかを含んだ顔ではなくて、
どこか怒気を含んだような顔だった。
「……どういうことだ……それ」
「え……?」
「なんで優には…見られたくないんだ……?」
「……」
「……もしかして……」
「好き…なのか……? アイツのことが……」
「………」
「……うん……」
「……!!!」
「……そ……」
「……そうか……」
そう一言つぶやくと、男はヨロヨロと後ろに後ずさり、そのままオレに背中を向けた。
「……? お、男?」
「……」
そしておぼつかない足取りで、フラフラと廊下を歩いて行った。
「………」
……な、なんで……?
オレ、なんか気に障るようなことでも言った…かな……?
いや、別に男が怒るようなことはなにも……
廊下の奥のほうで、男が柱に頭を打ちつけているところが微かに見えた。
わけ……わかんないよ男……
次の日、男はオレに話しかけてこなかった。
なぜかはまったくわからないけど。
朝、教室で話しかけても、「ああ……」と一言返されただけだった。
だからオレも、なかなか話しかけることができなかった。
昼休みになっても。
チャイムが鳴って、いつもなら走ってこっちにやって来るのに、男は自分の席を動こうとしなかった。
無言で購買で買ってきたパンをかじっている。
しかたないから、オレも窓際の席で、一人こっそりとお弁当を食べた。
……どうしよう。
男、絶対怒ってるよな……
よくわかんないけど、オレから謝った方がいいんだろうか……
「あー!!しまったすっかり忘れとった!!」
放課後になって掃除の時間、オレたちの前で担任の教師が小さな悲鳴を上げた。
「どうしたんですか?」
「いやな、今日ウチのクラスが理科室の掃除の担当だったんだよ。
それでそのことをおまえらに頼もうと思っていたんだが……すっかり忘れとったわ」
「…そうですか」
「……しかたないから友、おまえちょっと今からやってきてくれんか?」
「ええ!? オレがですか!?」
「一人でやるのはさすがにキツいだろうからもう一人……そうだな、優!!」
「はーい」
「!!」
「友と二人で、ちょっと理科室の掃除してきてくれ。頼むぞ」
「わかりましたーっ」
「同じ名前同士仲良くな。はは」
「……」
「ついてないね。二人で、しかも理科室の掃除なんてさ」
「……うん……」
薄暗い理科室で、優さんと二人きり。
実はオレは、全然ついてないなんて思っていなかった。むしろ、信じられない幸運だった。
「よし。それじゃあパッパとやってパッパと終わらせようか!その方が早く済むよね!!」
「そっ、そうだね!」
そう言って、優さんが笑顔でせっせと机の雑巾がけを始める。
……このまま時間が止まってしまえばいいのに……
「そういえば、友くんと男くん、今日はどうしたの?」
「えっ?」
そんなことを考えていたら、優さんに突然突拍子もないことを尋ねられた。
「な、何が?」
「んー。いっつもずっといっしょにいるのに、なんだか今日は話してないように見えたから」
「そ、そう?」
「うん。だからもしかして、ケンカかなんかしたのかなあ、と思って」
女子ってホントに見てるんだな……
「……うん。実は。でもケンカした、ってわけじゃないんだ」
「どういうこと?」
「……オレにもよくわかんないんだ。なんか確かに怒ってるみたいなんだけど、いったいなんで怒ってるのか……」
「そうなんだ……でも、不思議だね。男くんが友くんに怒るなんて」
「え、どうして?」
「ふふふw」
「男くんって、友くんのことが好きなんじゃないかなーと思うから」
「は……?」
「え……え?それ、そういうこと?」
「そのままの意味だよ」
「好きって……」
なんだそれ?
「あはは。友くん顔真っ赤w」
「……やめてよ、変な冗談言うの……」
「冗談じゃないよー。あたし、男くんの気持ちわかるなー」
「え?」
「だって友くん、こんなにかわいいんだもん。ホント、女の子みたい」
………
「ほら、髪とかサラサラだし、肌なんてこんなに白いし、
眼もパッチリしてて、まつ毛も……うわーすっごい長い!!うらやましいつっw」
「………」
「文化祭の時、あたしメイドの格好した友くん見て、ビックリしちゃったよ」
………
……そっか……
やっぱりオレは、男として見られて…ないのかな……
「友くんはどうなの?」
「……え?」
「男くんのこと、好き?」
「え……いや、好きって……」
「……そりゃあ、友達としてはいいヤツだと思うけど、そんな……」
「あはは。そっか。そうだよね」
「……」
「……優さんは……」
「ん?」
「いないの?好きな人……」
聞いてしまった。
「あ、あたし?」
「……うん……」
「……あたしはねー……」
もし、これで彼女の口から、クラスの誰かの名前や、
オレの知らないようなヤツの名前が出てきたら……
オレはどうなってしまうんだろう。
でも、どうしても聞かずにはいられなかった。
「……いるよ。好きな人」
「ほ、ホントに?」
「うん」
「……だ……誰……?」
「……それはちょっとまだ、教えられないかなー。だってまだ誰にも言ったことないんだもん」
「……」
ほっ…
「そ、そっか」
「うん。ごめんね」
「ううん。いいよいいよ」
なんだか、悔しいような、でも安心したような。
だけど、彼女に好きな人がいるということだけはわかった。
それだけでも大きな収穫だ。
「…よし。こんなもんかな。友くん、そろそろ終わろう」
「うん。そうだね」
「よいしょっと」
優さんがタップリと水の入ったバケツを持ち上げた。
「あ、いいよ!オレ持っていくから!」
「本当?ありがとう。友くん」
「いやいや…」
「優しいね」
「そ、そんな……」
何も持っていなかったけど、優さんは水のみ場までオレがバケツを運ぶのに付き合ってくれた。
「友くん。早く男くんと仲直りしなよ」
「あ……うん」
「ふふ。それじゃあね」
別れ際にそう、にっこりと笑って、彼女は階段を駆け下りていった。
それはまるで、花のように可憐な笑顔だった。
「………」
戻ってきたら、もう教室には誰も残っていなかった。
掃除ももうとっくに終わっていたんだろう。
男も、いつもならどんなことがあっても必ずオレを待っていてくれるのに、今日はやっぱりいなかった。
話、聞いてもらいたかったな……
あの最後の笑顔を見て、今日オレは、優さんのことを今までよりももっとずっと好きになってしまったらしい。
今も胸が張り裂けそうなくらいに痛い。
優さんが言っていた、好きな人……
可能性は限りなく低いだろうけど、それがオレだってことも、あるかもしれない。
諦めたくない……
このことを、どうしても男に聞いてほしかった。
なのに……
「……帰っちゃったのか……」
「……」
窓から見える空は茜色に染まっていて、夕日が遠く向こうにハッキリと見えた。
雲ひとつない空に、綺麗な夕焼け。
いい眺めだなー……
「あ……」
そう考えていて、思い出した。
「もしかしたら、屋上にいるかもしれない……」
文化祭の初日。
男と二人で屋上に行ってから、あの場所はアイツにとってもお気に入りの場所となったらしい。
天気のいい日で暇な時なんかはよくあそこに一人で上がる、と言っていたのを思い出した。
行ってみようかな……
でも、もし男が屋上にいたとしても、アイツ、怒ってるんだった。
なにが理由で怒ってるのかもわからないから、オレから謝るのもなんだか変だし……
でも……
「……よし」
いろいろ考えた末に、やっぱり屋上に行ってみることにオレは決めた。
ガチャン……
階段上のドアを開けると、外から心地のいい風が吹き込んでくる。
屋上はその場所がまるごと夕日の色に染まっていて、どこか神秘的な雰囲気をかもし出していた。
「男……」
男はやっぱり、ここにいた。
向こう側の手すりに寄りかかりながら、静かに町を眺めている。
その姿からはなにか哀愁すら感じられた。
「………」
すっ……
変に神妙に声をかけて気まずくなるのも嫌だから、後ろからそっと近づいて、わき腹をくすぐってやった。
「おわっ!!」
「わっわっ!!あはははは!! ちょっ……!!」
ドテッ
「だれ……あ」
「あはははは。ビックリした?」
「……友……」
「お、おまえ、なんでここに?」
「ん…なんとなく。ここにきたら男いるかなーっと思って」
「友……」
「……ねえ、まだ……怒ってんの……?」
「え?」
「今日、朝からずっと機嫌悪かったじゃん。オレ、なんか悪いこと言ったかな?」
「……」
「……別に。怒ってなんかいないよ」
「嘘だ。絶対怒ってたって」
「怒ってないって。今はもう怒ってない」
「あ、じゃあさっきまではやっぱり怒ってたんじゃんかー」
「あはははは。まあまあ」
……よかった。やっと話してくれた。
いつもどおりの人懐っこい笑顔。普段と変わらない男の顔だ。
「……よかった」
「ん?」
「おまえ、いきなり口利いてくんなくなっちゃうんだもん……オレ、凄いあせったよ」
「……」
「ちょっと……怖かった」
「ごめん」
「いや……」
太陽が山の向こうに消えようとし始め、いっそうその赤い輝きを増す。
男は笑顔だったけど、何もしゃべろうとはしなかった。
……言っても……大丈夫だろうか……
「あの、さ…男」
「何?」
「ちょっと……相談したいことがあるんだけど……」
「おお。なんだ?なんでも言ってみんさい」
「……その……」
「……優さんの…ことなんだけど……」
「………」
「今日、掃除の時間ね、ちょっと二人っきりになれたんだ」
「………」
「でさ、その……好きな人の話になっちゃって」
「………」
「それで……なんか、優さんにも、好きな人がいるんだって」
「………」
「……優さん、モテそうだし、きっと誰か他のカッコいいやつのことが好きなのかもしれないよ……でも」
「………」
「……オレ、まだ諦めなくても……いいと思う……?」
「………」
「ねえ……男?」
「……うるせえな……」
「…え?」
「うるせーっつってんだよ……!!」
「……!!!」
……お……
……男……?
「知ったっこっちゃねーよ……おまえの好きな人が、何考えていようがよ……!!」
「そ……」
「そんな言い方って……」
「うるせえ!!!」
なにこの新展開、心臓痛ぇーーーwwwwwwwwww
続きwktk(*´д`*)
wkwktktk
wktkwktk
「なんで俺がそんなことわかるってんだよ!!そんなのわかるわけねーだろ!!!」
「……」
「ふざけんじゃねえっ!!クソッタレ!!!」
ガンッッ!!
男がおもいきり側にあった手すりの鉄柵を足で蹴飛ばした。
静かな屋上に、その派手な音は大きく響き渡った。
「………」
………
……なんで……?
その言葉が、頭の中をぐるぐると旋回し続けた。
オレ……別におまえを怒らせようと思って…こんなこと言ったんじゃないよ……
男の顔を見た。歯を食いしばりながら、凄い形相で下を見つめている。
今度は昨日と違って、ハッキリと怒りをその顔に出して表していた。
そして、くるりとオレに背中を向けて、屋上の出口へと向かって歩き始めた。
……待って……
……男……オレ……
……オレ……
ポロ… ポロ…
気がついたら、自然と涙がこぼれ落ちていた。
「うっ……」
止めようと思ったが、無理だった。
後から後から、次々に壊れるように溢れ出してくる。
「……?」
涙で霞んでわずかにしか見えない男の背中が、オレの方に向かって振り向いたのがわかった。
「……うっ…グスッ…うえ……あ…グスッ…」
「……!!」
「うっ…ぐ…グスッ……え…えっ…」
「……泣くなよ……」
「……グスッ…うあっ…うっ……ズズッ…」
「泣くな!!」
男が叫んだ。
……オレ、男の前で、いっつも泣いてる……
もう、こいつに泣いてるところを見せたくない……
でも……
……そんなの、無理だよ……
「グスッ…グスッ…うああああう……」
止められない……
どうして……?
オレが本当に親友になれたと思った人は……みんなオレのことを嫌ってしまう……
どうして……
男の姿すら、もはや涙で見えない。
……いやだよ、オレ……
オレ、おまえとまで……離れたくないよ……
もう……一人ぼっちになるのはいやだよ……!!
「うっ、うっ、うっ……」
「………」
……いつの間にか、足元に黒い影があることに気づいた。
男が目の前に……いる……?
「……わかったよ……」
「わかったよ!!言うよ!!言うからもう泣くな!!泣かないでくれ!!!」
「……え……?」
……言うって……
……何を……
「……俺……」
「……俺、おまえのことが好きなんだよ!!だからおまえの好きな人の話なんて聞きたくなかったんだ!!!」
…………
「……」
……は……?
wktkwktk!!!
─────
言ってしまった。
目の前で、涙目の友がキョトンとした顔をしている。
……言う気なんか無かった。
もし言うんだとしても、こんな場面で打ち明けるつもりじゃなかった。
でも、勢いで言ってしまった。
これ以上泣いている友を傷つけることはできなかった。
本当の気持ちを、知ってほしかった。
「……な……」
「何…言ってんの……?」
「だから……」
「……俺は……友のことが好きなんだ」
ここまできたら、もう後には引けない。
夕日の色に染まって、友の顔色は、赤なのか青なのかもわからなかった。
ただ、固まったように黙って何も言わなかった。
涙はもう出ていなかった。
「……」
「……じょ……」
友がようやく静かな声でしゃべり始めた。
「冗談……やめろよ……」
「冗談じゃない……」
「……友達と…して……?」
「違う」
「……嘘……なんだろ……?」
「嘘じゃない!!」
「……お……」
「……オレ……」
「……男だよ……?」
「………」
「……関係ない……!!」
ガシッッ!!
「…!!!」
友の細い両肩を、俺は両手に力をこめて握った。
体がビクッと怯えたように震えたのがわかったが、それでも俺は止まらなかった。
抱き寄せて、無理やり自分の唇に友の唇を押し付けた。
「……!!!」
電流のようなものが体の中を突き抜けていく気がした。
……あれ?
……この感触って……
そこに俺は、何か違和感を感じた。
友……おまえ……
眼前で友の大きな瞳が、さらに大きく見開かれている。
突然のことでどうしようもできなくなっているのかもしれない。
俺はその違和感の正体を確かめようとして、友の胸にそっと手を当てた。
「……!!」
その瞬間。
バチンッッ!!!
「ぐわっ!!!」
強烈な平手打ちが俺の左頬に炸裂して、俺の身体は後ろへ大きく弾き飛ばされた。
「はあっ……はあっ……」
肩でゼイゼイと息をしながら、友の身体はわずかに震えていた。
顔には恐怖とも怒りともとれない複雑な表情を浮かべて、俺のことを睨んでいる。
そして、そんな表情のままの瞳から、一度は止まったはずの大粒の涙が、
再びボロボロとこぼれ落ちていた。
「友……」
「………」
ダッッ!!
「友っ!!!」
友は勢いよく屋上の出口へと向かって走り出した。
俺の方へは一度も振り返ろうとはしなかった。
ガチャーーン……
「………」
友が学校の中へと消えて、誰もいなくなってしまった後も、俺はずっと黙って出口のドアを見つめていた。
陽はいつのまにか完全に沈み、頭上の空は紫色へとその姿を変えていた。
「………」
……俺は、キスをすればなんとなくだが、その相手のことがわかる。
変な能力……とまではいかないが、だいぶ前からそうだった。
……でも…友は……友の身体は……
293 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/28(火) 09:27:29 ID:0Bo41jvi
ヤベェ…
何この超絶wktk感
>>293 見てくれてありがとう
さみしかったぜwww
勘違いかもしれない。
でも……友の…あの唇は……
……あの柔らかさは、絶対に男のものなんかじゃなかった……
わからなかった。
だから、胸を触って確かめようとした。そしたら
わずかにだが確かに、そこに柔らかい小さな感触があった。
……ような気がした。
「………」
わからない。ただの思い過ごしかもしれない。
いや、もしかしたら、それは俺の願望なのかもしれない。
だけど……
「友……もしかしておまえ……本当に……」
─────
何も見えなかった。
それでも階段を駆け下りた。
頭の中が混乱して、どうにかなってしまいそうだった。
「うっ…うっ…うっ……」
男に、嫌われたと思った。
そう思っていたら、今度は男に好きだと言われた。
そして、男にキスされた。
わけがわからなかった。
誰もいない廊下を走りぬけ、オレは薄暗い男子トイレへと駆け込んだ。
「ぐっ…うっ……グスッ…グスッ…」
いくらどんなに泣いても泣いても、涙はとどまることなく溢れ出てくる。
それでもなんとかオレは涙を止めようと思った。
「……ズズッ……」
「………」
前を見た。
目の前の鏡に映っていたのは、情けなく目をパンパンに腫らした、女々しい「女」の顔だった。
「だって友くん、こんなにかわいいんだもん。ホント、女の子みたい」
「おまえみたいな気持ち悪いヤツ友達じゃねーよ」
「……うっ……」
……自分というものにここまで嫌気がさしたのは、生まれて初めてのことだった。
第三部、告白編終わり
もし需要があったら第四部も書いてみようと思う
299 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/28(火) 09:44:15 ID:0Bo41jvi
ここで終わらせるなんて許さないぜ
許さないぜ!
301 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/28(火) 09:52:55 ID:0Bo41jvi
以前見た時より文章力が飛躍的に向上してる気がするんだが
気のせいか?
何にしても友を泣かせたままで逃げるなんてあってはならないことだぜ
おk。こんな朝っぱらからありがとうよ!!
>>301 自分じゃわかんないけど、vipでいろいろ小説書いたりしてたからかもしれん
なんにせよありがとう。がんばるよ
まとめの人このSSを更新する時
今のまとめにあるこのSSの奴の線と投稿者名とか消してくれ
線とか消してもいいと思う
てかまとめ人ってまだいるのかな
>>298 gj超GJ!!
二人の関係が変化してきてるよ、wktkが止まらない!!
>>295のあたり、男は他の男とキスしたことあんのかとか邪推してしまったwwww
GJ!
優を好きになるってことは、身体は女、ココロは男、みたいな感じなのかな?
ともあれwktk!
四部は『人の心の弱さ』をテーマに描いてほしい。
>>305 最近まとめの更新報告のあとに
>>227が書き込まれてるから
多分
>>227がまとめの人だと思う
しばらく見ないと思ってたら外国にでもいったんじゃね?
そして四部にwktk!!!1
>>307 蓋なりだったらいいなw
4部wktkwk
311 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/30(木) 23:25:45 ID:uqs2tpzY
友「お邪魔しまー……暖房強くない?」
男「そうか? いつもこれくらいだけど、下げる?」
友「いや、大丈夫…(パタパタ)…まるで夏だね」
男「寒い冬に暖房効かせた部屋でアイスを食う。これ最強」
友「さいで…。服脱ぐかな(ぬぎっ)」
男「(来たッッツ!!)」
友「ふー、涼し」
男「あれぇ!?もう脱いじゃったのぉ?」
友「へへ、速いだろ」
男「そんなのやーだー、1枚ずつゆっくり脱げよー、つまんねーじゃんよー、もー、お前もっかい服着ろよー、そんでまた脱げよー」
友「何言ってんだ変態ッ!」
ほす
313 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/03(日) 17:06:50 ID:edS9Eymi
「なばりの王」って漫画に友とそっくりなキャラがいるw
315 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/04(月) 19:21:23 ID:5Jz5zGJ9
/ ̄ ̄ ̄丶 ____
. / : 「男 ・ ヽ / `丶、
| : の. ・ ! |. : よ ヽ
| : 世. ・ | |. : う. |
| : 界」・ | |. : こ |
ヽ. : へ __/ 丶 : そ |
` ――-へ| ) /
ヽ、 / // ̄ ̄ ̄ ̄
゙i '! li,/X -t=、 メ、 /'′
,イ /},! l,ノ} / ,!=ェ、ヽ'i, ,}l!
/'i′ __,,ィシノ/"イツ /三ニ,フ l}=ァ',イ_, ィ
ll |zテ三う'´ム彡',ィイュニ=' ≦=-<__l /´
,ィ!l |ィ彡'"zニ'"ニ-‐f:Zニ==ニ"´ ̄フブ
. ,イ/ リl,,ノ{/-三r_,三ニ=、y‐、-ミヾミ三ア
/ '′ノ,!ニィ"チシ/;f'r-一'ニ''゙:: ー゙"''"´!ノ
/ /ノ/彡ノィ'/:::ヒ,zィ哉、: ,; ,ッ | /`ァ=‐t、
ノ / ,:' ,r''/イ;;;/...::'´;ェ゙f^´::. 丶_'"_:-ム / __ `'"⌒ ヽ
彳イ /f,ノ,ノ^フ:.:: 、 ノブ,ィニ^ゞ、 / くニ、 ヽ
,ケ ゝiァ〃;;し'{' :.:.:..... i´,i゙,イム=‐'´,)  ̄`丶ミミ、, ヽ
t,_,ィZ/i;l fイy'゙r'シ" ::::::. l, ヾ'´ィ::r''。"・ヽ 〉:.:lヾ;;t ヽ
ハ;f´ , `':.゙'^ ヽ 丶. ゙ーt_nッ'ヽ ,:イ:.:,j:.:.:.ヽ 丶
{ ヾニに 丶 ゝ ,, :: 、) /:.:,ッ'':.:.:..:.:.゙i, 、
゙ト、 ``ー- 、>、,, ,r'^,`ィ"´:.:.:.:ツ′ ,/:.:/:.:.:.:.:.:.:.:人 ヽ
'i,!`''ー-‐''":.:.:.:.:`丶、 , - '":.:.:.:.:.:.:./ _ , ィ":.:.:.:.:.:r、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ ト
ヾ トヽ:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:.:.:.`'ー-‐'":.:.::.:.:.:.:.:.:./ _,, .ィ".:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,f〉!:.:.:.:.:.:/:::::゙i, t、
ヾ ヽ、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.,rくr''":.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:.:.:/i リ:.:.:/:::::.:.:.:.:.〉 il
:.:.: `丶、``三ミz'ヽ:.:.:.:.:.:.:-‐ ''"~ ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/y'/:.:.:.:.::.:.:.:.:.:.:.:/
ヾ-=ミ、 `ヾヾミ)ヽ〉 `'::.. '´`ヽ、、:.:.:.__:.:.:// { --―‐-- 、{!
丶、 '::.. :::::... `ヾ´ _, ,;ク,ィ';;/ ヾ、
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`ヾ^、 `ニ二´っ `ヽ、、 `' l
4月
男「高校からはブレザーか。…ネクタイめんどくせえ」
友「男くんおはよー」
男「友もついに高校生か。なんだか感無量だな」
友「男くんもでしょ。うわっ、男くんネクタイ滅茶苦茶じゃん! みっともないなー」
男「結び方知らねーんだよ。なんでお前そんな上手く結べてんだよ」
友「練習しときなよそれくらい。もー、ちょっとじっとしててね」しゅるるっ
男「悪ぃな」
友「ゆっくりやるから覚えてね? まず前で交差して…」しゅっしゅっ
男「けっこう複雑なんだな…」
友「慣れれば楽だよ。で、最後にキュッと締めて出来上がり、っと」きゅっ!
男「おー出来た出来た。サンキュー」
友「帰ったら練習するんだよ?」
男「ああ。でも、なんだかアレだな」
友「ん? きつく締めすぎた?」
男「いや、これって新婚夫婦の朝みたいじゃねw?」
友「…………#」ぎゅうっ!
男「うっ! ぐ、ぐるじぃ…」
友「行くよっ!」
317 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/07(木) 21:52:45 ID:MtMaP8QN
00
佐藤くんか
ああ、10年振りだな・・・・。
番外編でも投下するわ
「かんぱーい!!」
俺から見て一番向こうはじの席に座っていたガタイのいい上級生が、盛大な声で乾杯の音頭をあげた。
しかたなしに俺も目の前に置かれたジョッキを手に取り、ビールを一口だけ口に入れる。
……めんどくさい。
一斉に料理を食べながらゴチャゴチャとしゃべりだした数十人の男女を見て、俺はそう思った。
やっぱり来るんじゃなかった。昔から知らない人話すのは苦手なんだ。
横で楽しそうに、中央の席の会話に参加している友達を見た。
こいつがどうしてもと言うから、俺はこの新入生歓迎会に参加してやったのだ。
予備校時代からの友達で、共に第一志望の大学に入れた仲間だった。
その友達が思い出したようにこっちを振り向いて、目が合った。
「……なんだよ辛気臭いな。おまえもなんかしゃべれよ」
「……いいよ俺は」
「なんだよ暗いなー。 そんなんじゃ一生彼女作れないぞ!!」
そう言うと、再び向こうに振り返り、会話に参加し始めた。
友達はななめ向かいの席に座った、大人っぽい、いかにも大学生といった感じの女と仲良さげにしゃべっている。
……けっ。自分一人でお楽しみですか。
横から聞こえてくる笑い声が腹立たしく感じてきた。
馬鹿らしいや。なんか用事ができたとでも言って、一人でこっそり帰ろう。
俺は、別に着信が来たわけでもない携帯をポケットから取り出して、メールを見ている振りを始めた。
「……あ」
その時俺は、目の前の席を初めて見た。
そこには自分と同じように、笑いながら話しているやつらを疎ましそうに見ている、一人の女の子がいた。
「……」
立ち上がりかけた席に、もう一度座り直す。
前の席で肘をついて気だるそうにしている、彼女に見とれてしまったからだ。
……か……
……かわいい……
率直にそう思った。
どうして今まで気づかなかったんだろう。
イライラして前すらちゃんと見ていなかったからか。
真っ白い肌、サラサラなショートヘアの黒髪、大きくて潤んだ瞳。
ぜんぜん化粧をしているようには見えなかったが、それでもその子は、ここにいる他のどの女の子よりもきれいだった。
「あ……ねえ」
思わず勢いで話しかけてしまった。
「……え?」
「あ……お、お酒、飲んでる?」
彼女は少しこっちを見つめた後、小さく顔を横に振った。
ドキリとした。
「……なんか退屈そうだね。もしかして、飲み会とか苦手なの?」
彼女はまたこっちを見つめた。
ちょっとでしゃばったこと言ったかな、そう思って、少し不安になった。
「……うん。実は」
だけど彼女は、ニコッとかわいらしい苦笑いを見せて、俺の言葉に頷いた。
「そっ、そうなんだ」
「ホント言うとね、来たくなかったんだけど、あそこにいる人に無理やり誘われちゃって……」
「あはは。実は俺も。そこで馬鹿笑いしてるやつに無理やりさあ」
親指で横の友達をクイクイと指す。
彼女はそれでまたクスリと笑った。
ほ、ホントにかわいいな、この子……
「あ、俺、良って言うんだ。よろしくっ」
「あっ、お……」
「……あたし……は、友っていうの。こちらこそよろしく」
ゆうちゃん……か……
いい名前だな……
俺は彼女のかわいらしさと、どこか普通の人とは違う、影のある雰囲気に魅せられていた。
それから宴会は進み、何時間かが経った。
俺と彼女はすっかり打ち解けて、いろいろなことを話していた。
「えっ、それじゃあ友さんも浪人生だったの?」
「うん。一昨年はなーんも勉強してなくてさ。ひどかったよ。合格点の半分しか取れてなかった」
「あはは! 俺といっしょだ!」
「ホントに?」
……いつもなら初めて会った女の人といきなりしゃべることなんて、とてもじゃないけど俺にはできないことだ。
緊張してしまって、笑うこともまともにできなくなる。
でも、なぜか彼女との会話は弾んだ。時間の流れが速く感じるほど楽しかった。
中央の席の大勢とはまったく話をしていない。だから俺たち二人だけまるで別世界にいるようだったが、そんなことはどうでもよかった。
……なんでだろう。俺は思った。
彼女があまりナヨナヨとした、いかにも女といった感じではないからかもしれない。
服装もジーンズにTシャツといった、ラフなものだ。
だけど、それにしても不思議だった。
もしかして俺たち、相性がいいのかも……
目の前で微笑む彼女に、俺は何か運命めいたものを感じて、一人で興奮していた。
「ごめん。ちょっとトイレ行ってくるね」
「あ、うん」
そう言うと彼女は立ち上がり、店の奥へと歩いていった。
「……」
ゴツッ
「いてっ」
「おいっ!」
隣の友達だった。
「なんだよ」
「なんだよじゃねーよてめー! ちゃっかりあんなかぁわいい子と仲良くなりやがってこのヤローは!!」
「ちょっ……苦しい苦しい!!」
首に食い込むゴツイ指を、俺は無理やり引き剥がす。
すると、友達は皮肉めいた口調で、ブツブツと文句を言い始めた。
「なんだよー……なんかしゃべんの嫌いっぽかったから、遠慮して声かけなかったのに……
なんでこんなやつといい感じになってんだよー」
そう言いながら、口に入れてた箸の先端で、俺の腕をつついてくる。
くそ、この酔っ払いが。
「う、うるせーな。別にいい感じになんかなってなってねーよ」
「あー? 嘘言うなよおまえ。好きになっちゃったんだろ?」
「な……」
「顔がデレデレだったぞ」
「……」
顔に出てたって……
……ま、マジか……恥ずかしい……
そんなことを話していたら、友さんが奥から戻ってくるのが見えた。
「……おい」
「な、何」
「しっかりやれよ」
「……うん」
「よいしょっと」
「あ……お、おかえり」
「……? ただいまw」
「早かったね」
「そう?」
な、何言ってんだ俺……
「ねえ、えっと、友さん?」
「!!」
いきなり俺たち二人の間に、横から友達が首を突っ込んできやがった。
その顔は、ヘラヘラと間の抜けた、いやらしいものだ。
ま、まさかこの野郎……友さんにまで手を出す気じゃないだろうな……!
「はい?」
「あ、俺、こいつの友達なんだけどさ。こいつのことよろしく頼むね」
「……!!」
「……え?」
「いや、こいつ彼女とか全然できないからさ。ホント仲良くしてやってよ」
「おいっ!」
俺は小さな声で叫んだ。
いったい何を言いだすんだコイツは……!!
彼女の方をチラッ、と見た。
もしかして今の一言で、女にがっつく最低野郎だと思われて、嫌われたかもしれない。
そう思ったけど。
「……うん。わかった」
「……!!」
彼女は微笑みながら、そうやって友達の言葉に頷いた。
「……え? え……あの、それって……」
ドンッ、と、わき腹を突付かれた。
「やったなおい!! あはははは!!」
友達が、俺と彼女を交互に見比べながら、豪快に笑っている。
「あはははは」
彼女もお酒を飲みながら、静かな声で笑っていた。
……俺だけが何もしゃべらないで、ただ黙って下を見ていた。
顔が焼けるように熱かった。
……深夜12時。
歓迎会はようやくお開きを向かえ、その場で一同解散ということなった。
「……おえっ」
「だ、大丈夫……?友さん……」
「うん……ちょっと……飲みすぎたみたい……」
ちょっと、どころじゃなかったよな……
なんだかんだで飲みまくってたから……
彼女はかなり泥酔していて、まともに歩くこともできないような状態だった。
顔色はすでに赤を通り越して、土色のようになっている。
「……おい」
俺がどうすればいいかわからず、路上にへたりこむ友さんを黙って見つめていると、
また後ろから友達に声をかけられた。
「何やってんだおまえは! さっさと肩貸してやれよ!」
「え、か、肩……?」
「そうだよ。そんで家まで送っていってやれよ」
「家までって……」
「あたりまえだろうがこの馬鹿!」
お、俺が?
目の前の彼女は、とても一人で歩いて家まで帰れるような雰囲気ではない。
……やっぱり、俺が送っていってあげなきゃダメかも……
「そんじゃな良。俺、先帰るから」
そう言った友達の横には、さっき楽しそうに話していた大人っぽい女の子が立っている。
そうか。こいつも二人で帰るのか。
「……わかった。俺もちゃんと、彼女を送っていくよ。それじゃあな」
「おい、良」
友達が俺の肩に手を置き、囁く。
「チャンスだぞ。しっかり決めろよ」
「は……?」
「チャ……チャンスって……なんの」
「ばーか」
友達はにやりと笑みを浮かべると、彼を待っていた女性を連れて、夜の街へと消えていった。
まだ少し肌寒い風が、俺の背中を駆けていく。
俺の頭の中は、少しばかり混乱していた。
友達の言葉が、必要以上に頭の中を響きまわっていた。
「……」
「……友さん」
「え……?」
「立てる?肩、貸すよ」
「……ありがとう……」
俺の肩に巻きつくように掴まる友さんと、それを引きずるように歩く俺。
今、この人通りの少ない路地裏道を歩いているのは、俺たち二人だけだった。
誰もいない、真っ暗な道。
道を示しているのは、まるで遠慮しているかのようにポツポツと立っている、僅かな街灯の明かりだけだ。
「……ねえ」
「んん……?」
「やっぱりタクシー使ったほうがよかったんじゃないかな?」
「大丈夫大丈夫……もうすぐ着くから……」
そう言った友さんの、すぐ横にある髪から、甘い匂いが漂ってくる。
香水か何かを使ったような感じではない、自然なシャンプーの香り。
細い腰を支える左腕からは、彼女の体温が伝わっきた。
「……」
理性が、ぶっ飛びそうになった。
だけど。
「あ……ほら、着いたよ。ここ、あたしのウチ」
「え?」
「ここ……が?」
「うん。変かな?」
「いや……」
そこに建っていたのは、築三十年以上といった感じの、
古めかしいボロアパートだった。
所々、塗装が剥げ落ちているのがここからでも見てわかる。
ちょっと意外だった。
偏見かもしれないが、女の子といえばいい家に住まなければ気がすまないといったイメージがあったからだ。
「……もしかして、一人暮らししてんの?」
「うん。今年大学受かったから」
「へー……」
「だから、ここに来てからまだ一ヶ月くらいしか経ってないんだけどね」
「そうなんだ……でも、えらいね。女の子で一人暮らしなんて」
「……」
「……そんなこと……ないよ」
そうやって、彼女のアパートを見上げながら、俺は思った。
ひ、一人暮らし……?
……ってことは、もしかして……
「チャンスだぞ。しっかり決めろよ」
………
「ありがとう。もう大丈夫」
「あ……」
そう言って彼女は、俺のよこしまな考えを見抜いたのか、
逃げるようにして俺の肩から腕を解いて離れた。
足元はまだ少しふらついている。
「……本当にありがとうね。わざわざこんなところまで……」
「そ、そんな。いいよいいよ。気にしないで」
「……ありがとう」
「……それじゃ……」
「……」
……なんだ。やっぱりこれで、お別れなんじゃないか……
まあ、それが普通だよな。
初めて会った男を、いきなり自分の家に入れる女の子なんていないでしょ。
そう思った。
友達のにやりとした顔を思い出す。
くそっ。おまえのせいで変な期待を抱いちまったじゃねーか。
「……うん。それじゃあ」
……もしかして、これでもう一生会うこともないのかな。
俺のことだから、もし会っても話しかけれないだろうな。
せっかく仲良くなれたのにな。
そんなことを考えていたら、涙が溢れそうになってきた。
いや、実際に、少しだったが目から涙が出てきていた。
は、恥ずかしい……
俺が顔を見られないように、彼女に背を向けた、その時だった。
「ねえ良くん。寒くない?」
彼女の優しい声が、後ろから小さく聞こえてきた。
「……え?」
「風……寒いでしょ?」
「寒い……です。はい」
「そっか……」
「じゃあさ、ちょっとうちで暖まっていきなよ。お茶だしてあげる」
「……!!!!!」
心臓が、口から飛び出そうになった。
「え……え? い、いいの?」
「うん。どうせ誰もいないしね」
「そ……」
そ、それって……
「じゃあ、おいでよ。部屋二階だから」
「う……」
「うん……」
ゆっくりとふらつきながら歩く、彼女の後ろをついて歩く。
こ、これはもしかして本当に……
ガチャリ……
彼女の部屋のドアが、軋んだ音をたてながらゆっくりと開いた。
「どうぞー」
「おじゃま……します」
……女の人の家に入るのなんて、何十年ぶりだろう。
いや、二人っきりになることなんて、よく考えたら初めてだ。
しかもこんなにかわいい子と……
いったいそこにどんな世界が広がっているのかと、緊張と興奮でドキドキしながら彼女の部屋に入ったわけだが、
実際にはたいしたことはなかった。
まるでこのアパートと同様。殺風景な部屋。
オシャレな置物や女の子らしい花のあるものは、いっさい見当たらない。
あるのは机とテレビ、それにベッドとタンスだけ。
ちょっと唖然とした。
俺が持っている女の子という概念が、崩れてしまいそうだ。
「ふうー……」
「……」
……でも、横で伸びをする友さんを見て、
周りに流されそうにない、彼女らしい部屋なのかな、とも思った。
「はい。コーヒー」
「あ、ありがとう」
小さなティーカップに暖かいコーヒーがなみなみと入って、俺の前へと置かれる。
俺がそれを息で冷やしながらすすっていると、
隣で友さんは、冷蔵庫から持ってきたペットボトル入りの水をラッパ飲みしていた。
「あー……疲れたなあ……」
そして、彼女は水を飲みほすと、ペットボトルを机の上に置き、ベッドの上にゴロンと寝転がった。
「うーん……」
「……」
……彼女のTシャツが寝転がった勢いでまくれて、白い素肌が少しだけあらわになっていた。
「……」
友さんは……寝転がったまま何もしゃべろうとはしない。
目をつぶっている彼女の身体が、やけに生生しく見える。
……これって……誘っているんだろうか……?
「チャンスだぞ。しっかり決めろよ」
あいつの言葉が、頭の中で何度も何度もリピートされる。
……わかってるよ。俺だってできるなら今すぐそうしたい。
実際、下の息子は今にも破裂してしまいそうな状態だ。
……でも……決心が……
「……ねえ」
「……え?」
ベッドから、甘い声が聞こえてきた。
「何か……しないの……?」
「……な……」
「何か……って……」
「……」
友さんはそれ以上、何も言葉を発しようとしない。
だけど、その表情が、何かを待っているようには見えた。
「……」
……彼女の方から誘ってくれたんだ……
……ここまできて、何もしなかったら……
……男じゃない……!
意を決した。
俺はベッドの、寝ている友さんの横に静かに腰をかけて……
そっと彼女の身体に向かって手を伸ばした……
友さんの細く白い肩に、ゆっくりと手を回して、触れた。
……や、柔らかい……
その瞬間、ほんの少しだけだが、彼女の身体がビクッと震えたのがわかった。
目はつぶったままだったけど、俺が眼前まで迫ってきているということは、もうわかっているのだろう。
「あ、あの……」
……我ながら情けない、震えた声を出してしまった。
それでも俺は、そんなことにはかまわずに先を続ける。
「キス……してもいいですか……?」
「……」
「……いいよ」
「……!」
や、やった……!
ついに俺も……念願のファーストキスを……!
「そ、それじゃあ……」
「うん……」
俺はゆっくりと自分の唇を、彼女のそれに押しつけた。
「んっ……」
「うっ……!!」
瞬間、全身に電流のようなものが走る感覚に襲われた。
信じられないような柔らかさ。
彼女の温もりが、直接自分の口を通して感じられる。
そして、絡み合う舌と舌。
ネトネトといやらしい感覚が、身体中にまで広がるのがわかった。
……気持ちいい……!
……キスが……こんなに気持ちのいいものだなんて……!!
「……ぷはっ」
いったん離れて、距離を取る。
眼前には彼女の濡れた唇と、トロンとしたような綺麗な瞳だけがあった。
優しい香りと温かい体温、それに、少し荒い息遣いが同時に伝わってくる。
……俺……こんなにかわいい子とキスしたんだ……
たまらなくなって、俺は勢いよく彼女のことを抱き締めた。
壊れてしまいそうなくらいに、細く柔らかい身体だった。
「友さん……俺……友さんのこと好きです……!!」
本心を、直接伝えた。
これも初めてのことだった。
「……あたしも……」
「え……?」
「あたしも……良くんのこと、好き……」
「……友さん……!」
嬉しかった。
友さんもやっぱり、俺のことを好きだったんだ。
好きな人から好きと言ってもらうことも、俺には初めてのことだった。
俺、やっと巡り逢えたんだ……運命の人に……!
本心から、そう思った。
俺は再び彼女の身体に触れ、ゆっくりとその全身に手を這わせていった。
「……」
「……あれ?」
その時何かその身体に、俺は違和感を感じとった。
……いや、違和感どころの話じゃないぞ。
……え?
……こ、これって……
「……ぷっ」
「あはははは!よし、この辺で止めておこっかな」
「えっ……?」
彼女は突然噴出して、イタズラっぽく笑いだすと、その小さな手で俺の腕を掴んだ。
そして、俺のことをじっと見ながら、
おかしそうとも、申し訳なさそうとも、どっちともとれない顔をしながら、言った。
「……ごめんね良くん。実はオレ……」
「男なんだ」
「……は?」
「いやーホントはこんなに騙すつもりはなかったんだけど、良くんホントに勘違いしてるだもん。おかしくってさ、つい……」
「……」
「ごめんね」
な……
何を言ってるんだ、この人は?
男だって?
「……あっ、はははははっ」
「?」
「もー……止めてよ。こんな時に変な冗談言うの……」
「冗談じゃないよ」
「……だ、だって友さん、実際に、女じゃないか」
「だから違うんだってば。ほら」
ペロンッ
「!!!」
「ね?」
「……そん……な……」
嘘……だろ……
「最初はね、ちょっとからかってやろうかなー、くらいの気持ちだったんだよ」
「……」
「すぐバラすつもりだったんだ。でも、なんか面白くなってきちゃって……」
「……」
「……ショックだった?」
「……」
……信じられない。
目の前が、真っ白に見える。
力がまるで入らない。
頭の線がどこか一本、プッツリと切れてしまったような感じだった。
「……良……くん?」
「……うっ」
……気が付いたら、自分の目から涙が零れ落ちていた。
「あ……」
「うっ……グスッ……ぐっ……ひぐっ」
止まらなかった。
止めようと、自分を抑えようとすればするほど、涙は勢いを増して溢れた。
くそ……
こんなヤツの前で……泣きたくない……!
「りょ……」
「ちくしょおおおおおおおおお!!」
バンッッ!!
俺は彼女……いや、「彼」の家から、
コートもカバンも何も持たずに、逃げだすようにして飛び出していた。
良くん(´・ω・)カワイソス
……いったいどれくらい走ったのだろう。
それが分からなくなるほど、俺はひたすら走り続けた。
途中、さっき飲んだ酒が回ってきて、全部路上に戻してしまったけど。
それでも俺は、ひたすら止まらず走り続けた。
「はあ……はあ……」
気が付いたら、すぐ傍に海の見える、大きな公園の中にいた。
久しぶりに走ったせいか足が痛くて、もうとても走れそうにない。
……寒い。
コートを置いてきてしまったことを、俺は今更になって後悔した。
「……」
俺はその場に手を着いてへたりこんだ。
「……くそう……」
……本当に悲しかったのは、騙されたことなんかじゃない。
友が、男だったという、その事実だ。
「なんで……」
大げさじゃなく、俺は本当に友のことを、運命の人なんじゃないかと思った。
それなのに……どうして。
「うう……」
「うああああああああああ!!!!」
俺は泣いた。
生まれて初めて、死ぬほど泣いた。
声が嗄れても、あたりが次第に明るみ帯び始めても。
かまわずその場で泣き続けた。
……春の風は、冷たかった。
終わり。
番外編2に続く
一応、上にある男と友の話と繋がってます
完結したらリンクする予定。そこまでいくかわからないけど
楽しみにしてます
ありがとう。人いなくて寂しいぜw
wkTKしてるお!
大変GJでございました
友が男だってわかる話は久しぶりだな・・
どちらかと言うと女派の俺だがこれは期待せざるを得ない
いつの間にか進んでる!?
最後まで女だと思ってたなー見事に騙されたw
>>361もGJ
おお、まだ見てくれてる人結構いるんだな。ありがとう
しかし、
>>361が見れない……
IEでミロ
見れた!!って、漫画の人じゃん!!
描いてくれたのか!相変わらずうめええええwwww
同一人物だとすると時間軸がだいぶ先だな
友が自分と折り合いつけられた後の話かな
いや、なんでもない
368 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/13(水) 23:44:44 ID:bsxP6bQj
同一の人物なのか。友の性格がなんか変わってる気がするが……
というか、男はどうしたんだ?
俺はちょっと友と散歩してくる。
はやくかえってこれるとおもうが
友がいっしょだからな。まぁ一人で
がんばってくれ。勝手に何かしても
大丈夫だから。まぁそれはいつもの事か
好き勝手やってていいぞ。俺って字すごく
きれいじゃないか?これ書いてて思ったが。
これ立て読みだったのか
>>369 そうじゃない?同じ作者でしょ文からして
男とはあのままケンカ別れしてしまったんだろうかね
VIPにあった頃からMGvKX2iW(
>>298)は実は女派の最後の砦だったというのに…
>>373 まだわかんなくね?貧乳の胸を見せただけなのかもよ
第一部 仲直りは缶コーヒー
第二部 はじめての女装体験
第三部 友と男の告白と失恋
番外編 新キャラ登場 ←今ココ
番外編2
第四部(?)
>>375 いや、男と友の物語が完結したら繋がるってことは、
時間の流れ的には今回の話はもっと後のことなんじゃないの?
いつのまにか大学生になってるし
そうだった、勘違い
さあ、まいった
まとめページのパスワード忘れちゃいました
まあ更新に障害はないから別にどうでもいいんだけどね
379 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/17(日) 12:07:59 ID:s4X11Mgc
そうなのえすか
ほ
友「あうー、なんかすっげーねたようなきがするー」
06/12/23 18:29
友「( ゚д゚ )」
hosyu
383 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/28(木) 06:50:05 ID:F3U4V4yw
ほしゅすんぞー
誕生日保守
>>384 おめ
君にはプレゼントとして友5君を上げよう
387 :
384:2006/12/30(土) 18:27:55 ID:JNPBoBMW
389 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/02(火) 02:11:15 ID:ia2dIsHD
ageおめ
390 :
伊南屋:2007/01/02(火) 16:18:03 ID:i14bsTlA
「男……」
友が、熱に浮かされたみたいな顔で俺を見つめる。
今日は金曜日、明日は土曜日で休み。
泊まりで朝まで出来る。
場所は俺の自宅。二階にある俺の部屋。枕元のデジタル時計が指す時間は午前1時。
家族は、寝静まっている。
「なあ、もう良いだろ?」
切なげに友が、俺に身を擦り寄せる。
俺も、我慢の限界だった。
「ん……」
キスをする。唇を重ねるキス。
キスする度に、友の唇の柔らかさに驚かされる。
「ふぁ……」
僅かに友の唇が開く。俺はゆっくりと其処へ、自分の舌を差し込んだ。
「ふむ……っん」
友の口の中は熱い。基礎体温が高いのかも知れない。抱き締めると暖かいし。
「んちゅ……ちゅぷ」
舌が絡められる。友は、唇と同様舌も柔らかい。しかもなんか甘い味もする気がする。
丹念に、互いの唾液を交換し混ぜ合わせ、それを舌で味わう。
キスだけで気持ち良くなれることを、俺は友とのキスで初めて知った。
「ちゅ……っ、ちゅぱっちゅっ……」
俺から、友から、どちらからともなく。舌は絡められる。
時折友は、口の中の唾液を咽を鳴らし飲み下す。
友の体はたまに震え、俺の胸元を掴んだ手がぴくりと動いた。
「ちゅ……っ、ふはっ」
唇が離される。唾液が糸を引いて、千切れた。友の口の端を唾液が伝う。
「男……激しすぎっ」
息荒く友が言う。顔が真っ赤で、すげぇ可愛い。
てか、やたらエロい。
「友……」
視線で訴える。友は直ぐにそれを理解し、ベッドに腰掛けた俺の前に跪いた。
「友が脱がして」
俺の言葉に友が頷く。
ベルトに友の手が掛けられる。
金属の擦れる音を鳴らし、ベルトが外されていく。その動きは淀みなく、手慣れていた。
同じ男物の服でも、脱ぐのと脱がすのは全く違う行為だ。
その手慣れた動きは、俺と友が体を重ねた回数が、決して少なくないことを示していた。
俺の、興奮に張り詰めた性器が取り出された。
「ったく、こんなデカくさせんなよな」
「無理」
「なんで?」
「友が可愛すぎるから」
「……バカ」
それ以上何も言わず、友は俺の性器にきゅっ、とその細くて白い指を絡めた。
「うっ……」
「感じた?」
無言で首肯する。正直、声を出す精神的余裕が無い。
そんな俺を見て、友は悪戯な笑みを浮かべた。
「そっか〜。じゃあこんなのはどうかな?」
言って、舌先を俺の尿道に捻込む。
「――っ!」
391 :
伊南屋:2007/01/02(火) 16:19:14 ID:i14bsTlA
鋭い快感に、思わず背が仰け反る。
「あはっ、今ので先走り出たぞ?」
指先を尿道にあてがい、カウパーを先端に広げる。
その動きすら俺を追い立てる。
「すごっ、どんどん溢れてくる……」
先端だけでなく、幹全体にまでカウパーは引き伸ばされていく。
あっと言う間に、俺のペニスは自らの粘液にまみれてしまった。
それを、友の掌が包む。
「いくぞ」
相変わらずの悪戯な笑みを浮かべ、友が囁く。
同時、友の掌が俺を扱き始める。
「うっ……!」
にちゃにちゃと卑猥な音を立て、友の手が激しく上下する。
与えられる刺激に俺は、頭が真っ白になりそうだった。
「くっ!」
絶頂が近い。それを意識した途端、友の手が止まった。
「あ……?」
「おあずけ」
友がにんまりと笑ってみせる。
「まだイったらダメだかんな。もう少しガマンしろ」
「友……」
「男の……ビクビクしてる」
呟く友は、ゆっくりと唇を俺の亀頭に近付ける。
「……ちゅ」
先端に軽いキスが成される。
「ちゅ、ちゅ、ちゅっ」
啄むようなキスが何度もされる。その度に背筋に電流が流れた。
「……んむっ」
押し付けられた唇が薄く開く。徐々に俺の性器が友に呑み込まれていく。
友の口の中は、さっきのキスの通り熱くて、俺は性器が溶かされそうな快感に身を震わせた。
「んちゅっ、ちゅっちゅるっ、んむ……じゅるっ」
熱い口腔の中で、友の舌が縦横無尽に這い回る。
雁首、裏筋、尿道。感じる部分を中心に俺を責め立てる。
「ちゅっ……じゅるる。ふむっ……ん、ちゅうっ」
まるで精液を搾り取ろうとするかのように吸い立てる。
右手は人差し指と親指で輪を作り、根元を扱いている。
左手は優しく俺の睾丸をマッサージしていた。
幾重もの快感に、俺は絶頂に打ち上げられ。
「――友っ!」
大きくペニスを跳ねさせ、俺は友の口内に精液を思いっきり吐き出した。
友はそれにえずく事などなく、しっかりと受け止めた。
びゅくびゅくと射精するペニスを、更に友の舌が撫で回す。
腰が浮くような快感に射精が止まらない。
「ゆ、友! ストップ、ストップ!」
俺の懇願にようやく友は舌を止める。
最後に一つ、大きな精液の塊を射出して、俺の射精は収まった。
「ん……ん〜」
唇を根元まで沈め、きゅっ、と絞る。
そのまま尿道に残った精液を吸い出しながら、友の唇は亀頭に向かい上がっていく。
392 :
伊南屋:2007/01/02(火) 16:20:56 ID:i14bsTlA
最後にちゅぽん、と場違いに間抜けな音をさせ、友の唇が離された。
友の唇の端に、俺の精液が一筋垂れていた。
「へへっ」
友が、口を開いて中の精液を見せつける。両手でお椀を作り、そこに精液を流し込んだ。
「かなり出たな、男」
そりゃあ実に六日振り――先週以来の射精なのだ。大量に出て当然だった。
一度始めると俺達は朝まで止まらないので、翌日が休日の日にしか“しない”と定めている。
俺はその“する”日にしか射精しないと決めているのだ。
「ほんと、一杯」
両手をねちゃねちゃと擦り合わせ、それを離し、糸を引かせて遊ぶ友。
無邪気なその表情と行為のギャップに、俺の股関が再び猛る。
元よりたった一度の射精で収まる訳もないのだ。
相変わらず精液で遊ぶ友に声を掛ける。
「友、もう一回」
それに、友は笑って応える。
「分かった」
また、俺の足元に跪く。
「なあ男、デコレーションしてやるよ」
言うと、友は性器にまみれたその両手を、俺のペニスに擦り付ける。
瞬く間に俺の性器は自らの精液にまみれた。
「男のホワイトチョコバナナ〜」
語尾にハートマークを付けそうな調子で友が馬鹿な事をのたまう。
しかし、確かにそれは俺を興奮させた。
「んじゃ、いただきま〜す」
わざとらしく大口を開け、あ〜ん、なんて声を出し俺の性器――友の言うところのホワイトチョコバナナにしゃぶりつく。
友は幹に絡んだ精液を舌で舐めとる。
「ん、んくっ」
舐めとった精液を、喉を鳴らして飲み干す。
友の貪欲な舌の動きで、俺のペニスはすぐに綺麗にされた。
「ん〜、もう一回」
言って、両手にまだ付いていた精液で再びデコレーションする。それに友は嬉々として再びしゃぶりつく。
「美味そうに飲むんだな」
俺の言葉に、友は首を傾げた。
「……ぷはっ。ん〜、なんつうか最初は不味いって思ってたけど、慣れたらなんかクセになっちゃってさ」
最後に「もう舐めて良い?」と聞いて来たので頭を撫でながら「良いよ」と言ってやった。
しかし、友のやつはフェラが好きだ。最初にお願いした時は渋々だったから二回目は遠慮してたんだが友の方からフェラをしてきた。
それ以来、友は進んでフェラするようになった。
そして、恐るべき勢いでテクニックが上達している。
「ちゅ……っ、ちゅぱっ、じゅるちゅぷ。じゅるるっ、ん〜っ」
エロ描写ばっかでこのスレのキャラである理由が見当たらないな
394 :
伊南屋:2007/01/02(火) 16:22:04 ID:i14bsTlA
頬の内側で亀頭を扱き、舌先は敏感な部分を容赦なく責める。歯ですら絶妙に掠らせる事で快感を与える。
「友……っ、もう出るっ」
「ちゅっ……ぷはっ、良いよ? 男の精液、おかわりさせて」
迂闊にも、友の淫靡な表情と台詞に射精しそうになる。抑えつけるので気が狂いそうだった。
「はむっ、ちゅっ……ふむっ……んん、じゅぷ、じゅるっ……ちゅうぅっ!」
「友、友っ!」
頭が真っ白になる。背筋を駆ける電流のような。腰が抜けそうなまでの快感。
俺は友の口に再び、盛大に射精していた。
二度目のはずのそれは、むしろさっき以上の勢いで噴き出した。
流石に余裕が無いのか、友はさっきのように溜めることはせず、受け止めるそばから喉を上下させ、精液を飲み込んでいた。
しかし、遂に耐えきれず口を離してしまう。友の顔に、俺の精液が降りかかり、白く染める。
それでも。友はまた唇を近付け、精液を受け止めた。
やがて、長い射精が収まる。
「んく、んくっ、んっ、こくっ……。ぷはっ! はあ、はあ、男……マジで、出し過ぎ……」
「悪い。抑えられなくて」
「謝んなくて良いけどさ……」
ああクソっ! 可愛いな。
友の腕を取り抱き締める。友の細い躰が、俺の腕の中に収まる。
「今度は俺の番だな」
耳元で囁いてやる。友は精液にまみれた顔を真っ赤にさせ、小さく肯いた。
「気持ち良くして貰ったからな。お返しだ」
言って、友をベッドに横たえる。
俺は、友の服。その胸元のボタンに手を掛けた。
続
395 :
伊南屋:2007/01/02(火) 16:23:31 ID:i14bsTlA
エロネタが小ネタ程度しかなかったので書いてみました。
>>395乙カレー
友が激しく淫乱な気がするが
これはこれでエロくて好きだ。
397 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/04(木) 19:49:26 ID:Ht3sb7e4
おっきしたぜGJ!
398 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/06(土) 13:47:36 ID:xn1PXCUO
イインダヨー
399 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/06(土) 21:51:17 ID:bSrfOhoB
グリーン(ry
ほしゅ
ほ
閉鎖マジなんだろうか
あとちょっとで最後まで話が完成するんだが
無駄になってしまう……
それならVIP避難所なりなんなりに引越せばいいだろ
とういかまとめサイトあるじゃないか!
ほ
し
そ
う
い
ち
ろ
う
っ
ho
伊南屋さんマダー?
ほ
し
おぉ久しぶりながらGJ!
しっかしほとんど人来ないな・・
いっそ早めに引越した方がいいんじゃね
424 :
名無しさん@ピンキー:2007/02/02(金) 21:57:36 ID:tA8uc061
毎度レスありがとう、それだけで描いて良かったなぁと思う
漫画の方はまだ諦めてないんだぜ?
マンガ楽しみにしてますよ!
428 :
名無しさん@ピンキー:2007/02/05(月) 16:02:14 ID:guV8Ei5y
GJ!!!漫画楽しみにまってるよ!
ほ
し
えろいのきぼんぬ
ほ
434 :
名無しさん@ピンキー:2007/02/17(土) 21:09:36 ID:wuLgfpA1
し
上に書いてた話なんだけど、リメイクして全部完成させたから、
火曜日からでももう一回初めからvipに投下しようと思ってる。スレタイちょっと変わってるかもしんないけど
暇だったら見に来て
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!!
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!!
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!!
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!!
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!!
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!!
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!!
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!!
誰かvipという名の夢の国への
片道切符を恵んで下ちい><
439 :
名無しさん@ピンキー:2007/02/19(月) 18:26:32 ID:Q73nj1v6
誘導してちょ
>>435で火曜日って言ったけどちょっと無理だった…
でも今週中にはなんとか投下する
441 :
名無しさん@ピンキー:2007/02/21(水) 02:02:05 ID:tEzL1kYB
>>440 こっちにも投下してくれるか、誘導を是非ともたのむぜ、読みたいから!
今日の夜中にでもスレ立ててみる予定…
ムリだったら代わりに立てるよ!
たぶん大丈夫だよ!レス早いねこんな過疎スレに!
うほ!明日入試だってのにwww
これは早起きしてチェックしなきゃなw
立てようと思ったらあまりにも荒しがひどいからもう少し待つww
結局建ってたのか?
多分建ってない
てか今のVIPの状態じゃ確実に荒らされそうだよ
なんであんなに荒れてんの?
詳しくは知らないけど、鯖移転と同時に規制が一秒になった上に、
狐の人が「VIPにT-Bananaは落とせない」と煽ったからとかなんとか
452 :
名無しさん@ピンキー:2007/02/24(土) 21:46:11 ID:xlz+lJkJ
今日の夜こそたてる
期待してたがここの元スレとは違う方向でやりたいようだな
失望した
すまん
まあ気が向いたら見てってくれ
漫画の人…来てくれたら嬉しいな
呼んだ?
おおっ!!
あら、VIPのスレ落ちた・・・
おちてないぞ
あら、ホントだ
何か専ブラおかしかったみたいスマン
また絵描いてくれないかな…漫画の人…
どうやら来てくれなそうだ…サミシス…
見たかったぜあの絵がもう一度…
いや居るよここにもあっちにもwww
俺は空気を読もうと努力している
いるのか!!いたのかよぉ
でしたらお願いだから一枚絵を描いてやってくださいよおーーーッ
467 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/03(土) 00:00:13 ID:iuVFthaP
何かVIPがおかしいせいでスレ見れない
このまま落ちそうで怖い・・・
VIPでやってたのか・・・・
DATください
どこ?誘導してくれ
dクス
漫画の続き描くためにバイト辞めてきたぞゴルァ!
ところで、どっち方向で描けばいいんだ?
外見〜のと女男の方で若干内容違うわけだが
>>474 KTKR!!てかバイト大丈夫なん?w
1はリメイクして続き書いたっていってたから、
女男のストーリーで描けばいいのだとおもうお。
>>474 本当に描いてくれるんすか!!うはwwwwwwwww
できれば、俺的には女男の方で描いてほしいです
バイト辞めたって…休んだだけだよな?w
把握なんだぜ!
あとは気力と睡眠時間と相談します
漫画の前に一枚絵の方があるから、そっちが先かな
バイトの方はなに、気にするな。元々遊ぶ金欲しさだから
>>477 本気かwwwwwwww
こ、こんな話のために……申し訳ない……
俺の中の最優先事項
睡眠>>>>>ゲーム>>>絵>>>>越えられない壁>>>金その他
だからあまり期待すんなwwww
がんばってくれ〜!!!
がんばれ!!!!オレも睡眠大好きw
486 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/04(日) 04:26:53 ID:6d/xVrKA
>>485 vipの方から誘導されてみたら・・・・・・・うわっぎゃああああああああ!!!!!!
487 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/04(日) 04:32:07 ID:6d/xVrKA
いい意味でな
>>485 これは…イメージピッタリ!GJ!愛してる!
489 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/04(日) 04:54:38 ID:TSPhQxWq
490 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/04(日) 04:59:59 ID:RNbqvUfT
>>485 ちょwwwwwwww光速の1000000000倍の速さで100000万ボルト保存したwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
アニメ化キター
ちょwwVIPで携帯見て泣いてたオレだけど
この板異次元だな
でも、
>>1継続キボン!!!
>>485 これはヤヴァイ
確実に保存した
ところでVIPのスレに誘導してくれないか
thx
>>485 え、おいまじでアニメ化!!!!????!?!!!ホアア!!!!!
497 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/04(日) 13:22:46 ID:QZQJ3UBh
やっと追いついた(・ω・)
15日までにどれだけやれるかが勝負
500 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/04(日) 19:02:37 ID:6d/xVrKA
>>498 期待しとります!!
頑張ってください!!
501 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/04(日) 19:18:29 ID:QZQJ3UBh
>>498 俺は応援しかできなくて、不慨無いですが
頑張ってください!!
15日になんかあんの?
FG?
フライングゲット?
>>485はマンガ描いてる人の絵?
505 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/04(日) 22:22:48 ID:6d/xVrKA
>>232の画像凄いな・・・あれが・・・男とは・・・
>>232 やべぇ可愛い…
近くにこんな子いないだろうか…いないか
>>232 ・・・・・・・・俺はノーマルを辞めるぞッ!
WRYYYYYYYYY!
これエロくね?ふんどし最高じゃん!
こういう子にどうすれば出会えるのだろうか・・・
>>509 俺もまだ未成年だしおkじゃね?
未成年同士もアウトだっけ?
早いうちに目覚めるといい事が多いなぁ・・・
512 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/05(月) 00:47:21 ID:/bG4wA4C
お前らあんな画像見せられてまだそんな奇麗事をぬかすか・・・
今までは女?って疑問だったがなぜか今は男?って疑問が頭によぎってしまった。
もう戻れない
俺も未成年だからセーフ?
こんな可愛い子がいたら巧いこと仲良くなって…アッー!
516 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/05(月) 22:59:45 ID:/bG4wA4C
堀りてえなあああ!!あの子ァォォ!!
どうやらVIPの女男は投下の最中に3日ルールで落ちたようだな…
3日ルールかぁ・・・
判ってはいたが…
また立てる?
もうこっちでいいんじゃない?
俺もこっちで良いと思う
今新しくスレを立てても中途半端になりそうだし
3日ルールを知らず半泣きの状態で
スレを探し回った俺って一体‥‥‥
てかすげえいいところで落ちたなさっきw
俺が最後に巡回してから落ちるまでの間に投下されてはいないかと冷や冷やしてる
526 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/07(水) 11:57:48 ID:xuCv7c8C
そして誰も居なくなった・ ・ ・
いるぜ
いるよ!
529 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/07(水) 23:47:18 ID:+QMO2HBR
>>223は…残念ながら女だ
山笠は女がふんどしになることで有名な祭だから…
530 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/07(水) 23:56:32 ID:xuCv7c8C
>>529 でも女の子なら食い込むよな、食い込むよな!?
532 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/08(木) 00:06:31 ID:su8nOYcv
ゴメン…
夢が壊れても後悔しない猛者は山笠ってイメージ検索してみてくれ…
山笠ってペドが集まる祭りとして有名だから俺は知ってたんだ
地元の俺は…
でも最近女の子の褌は減って来たって聞いたけど…
今度の山笠は久しぶりに担ぐか…ノシ
某板で漫画の人の絵をzipで拾ったんだが
あの人はメーターかなにかか?
>>535 くやしくといわれても
このスレの絵とか漫画とか、アニメの絵
無くなっちゃったぜちくしょう!!
オワター
またこっちでよろしく
これからはこっちでまったりニヤニヤさせてもらうよwwww
あー、最後の459見られんかったなぁw
541 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/09(金) 03:19:37 ID:dvj/Z9ZZ
すまんsage忘れた…
>>540 俺と同じ事を書こうとした奴がいたとは…
544 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/09(金) 04:04:59 ID:lU1m08z8
今ネットが使えないんだが、書いてみた
直ったらアップしてみようと思う
今度はグッグルに捕まらないようにしなきゃな…
ところで文才無くてもアップしていいの?
いいんじゃないか
オリジナル?それともvipの男と友の続き?
ファイナルのDATください
547 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/09(金) 14:40:06 ID:1leD/Rgk
前スレ300ちょいいまでしか居なかったんだけど・・・
あの後何か進展あった?
548 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/09(金) 15:51:40 ID:lU1m08z8
>>24どちらかというとガンツの奥さんの変HENっぽい
今北んだがこのスレの絵全部消えてる…?
なにとぞ再うpを… 神よ…
あったのかよォ・・・
誰か!一体何が起こったのか教えてくれ!!!!
続き・・・投下されたのか・・・最悪だ畜生・・・
>>485の画像持ってる方いたらうpしてもらえませんか
いや続きではないしエロの部分も使いまわしだ
使いまわしってのはどういった意味で?
もともと投下した奴を改変したって事・・・?
ここのまとめにある「男と友のからみ」のまんま使い回しだったw
分かっていながらwktkしまくってた
何だwwwwww
じゃあまあ・・・良いやwwwww
どうも感謝しますww
559 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/10(土) 00:57:03 ID:czCpAgJd
うはww
やっと変 読んだwwww
なんじゃこりゃwww素晴らしすぎるwww
つかこのスレまんま変のパクリじゃねーかww
やべぇwwwっうぇwww佐藤ゆうき可愛いすぎてビックリマンチョコ吹いたwww
準にゃんとかより確実にかわいいのにな
知名度が低いよな
ペン入れ終わったから、多分明日には7P目いける予感
誰か
>>485持ってないかな?間違って消しちゃってさ・・・(´Д⊂
あと俺は準にゃんも好きだ
>>562 おおお!!ありがとう!マジ助かったわ!
あれ?ってことは漫画の人と描いてる人違ったのか…
567 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/10(土) 21:45:34 ID:czCpAgJd
俺は準にゃんはちょっと小悪魔すぎてな…
なんかノリノリで男にエロいこと仕掛けてるし、「どう?可愛いでしょ」みたいのがあんま好きじゃない
まあ実際にはぴねすやったことはないから良くは知らんけど
佐藤ゆうきは教師から痴漢されたり、超絶イケメン二人に取り合いされたり散々可愛いがられるんだけど、
全員つっぱねて「俺は男なんだから可愛い可愛い言わないでよ!」みたいにキレてるのがイイ
んで女の子に惚れて告白を考えるんだけどその女の子は鈴木に惚れてて、ヘコんでる…みたいな
良くありがちな「駄目だよ…男同士なのに…アンアン大好き」みたいなのに落ち着くことなく最後まで「男なんだから変なことしないでよ!」ってスタンスを貫いてたのも良かったと思う
とは言いつつ結局何回も無理やりキスされてるし佐藤から抱きついたりしてたこともあったが
>>562 GJ!
何だそんなにいいのか
ちょっと古本屋言ってくるノシ
569 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/10(土) 22:40:36 ID:ICxHAILv
>>567 分かる
めちゃくちゃ可愛らしいいのに頑張って男っぽく振る舞おうとしてんのがイイんだよな
つかあの漫画は普通に笑えるよな
イケメンなのに佐藤の前だとバカ丸出しな鈴木が最高
570 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/10(土) 22:56:08 ID:tQr82YuC
変って、結局最後どうなったっけ?
俺の記憶が正しければ○婚したような…
571 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/10(土) 23:16:39 ID:czCpAgJd
俺が見た文庫版の最後は彼女になるって決めて付き合うことになったけど、結局キスとかさせてくれないからいつも通り変わらないじゃん…みたいな感じだったよ〜な
結婚すんの??マジで??
みんな森博嗣の「黒猫の三角」は読んだことある?超可愛い男の子が出てくるぞ。
まあどっちかってと準にゃんに近いタイプの可愛さなんだけど
573 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 01:57:45 ID:j782Z9fa
だんだんただのホモスレになってくるな
575 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 09:20:22 ID:l2Ocyn7m
変って確かドラマもやってたよね
佐藤寛子が佐藤ゆうき役のやつ
変置いてねえエエェェェェェェ!!!!!
変はガチでおもしろい
超シュール。鈴木くん最高
うめえええええええええ
でも男かっこよすぎじゃね?
サーバーが見つかりません
>>579 それは絵が変わってるとゆうことか、それとも男自体が池面とゆう意味か
前者ならすまんだが、後者は最初顔なしでやろうと思ってたけど
当時女性住人が結構いたため、今の形になった
しかし先の事知ってると、男描くのがつらいな(つД`)
全部完成したらうpるのか?
>>584 すまんVIPのまとめしかみとらんかった
>>578 これなにに連載してんの!!????うめええ!!!!!!
せっかくエロパロ板なんだからエロいのが見たいぜ
590 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 21:41:24 ID:0h8tE7lv
まとめ見てきたけど漫画の人やばいくらい絵うまいな!
友GJすぎww
>>587 まずは本編を書き終えることが先決だろうが!!
貴様は本編のあの感動を忘れたのか!?
>>578 ずっと聞きたかったんだけどプロとかじゃないの?
これくらいうまいなら十分金取れると思うけどなー
この本出たら1500円くらい出すよw
>>594 同人もやらないうえに、サイトもつくってない
ほんとなんで絵描いてるのかわからん
もったいないなぁー
何故絵を描いているのか・・・答えは簡単!!
自分のためだ!!
何でお前らこんな急に過疎よwwwwwwwwwwwww
ファイナルの過去ログがほしい
絵を描くのが好きならそれでいいじゃない
本人も見る人も楽しめるならそれでいいじゃない
>>599 俺も欲しい・・・400でとまったorz
これは…あのときの難民?
606 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/14(水) 09:56:50 ID:YXtfQfqJ
607 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/15(木) 01:22:58 ID:W4hrAh9C
サマンサ(●´ω`●)モスモス
608 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/15(木) 01:54:12 ID:6RPXLG1A
610 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/15(木) 16:14:19 ID:Q5RUWCvn
この作品を手放しで楽しめなくなった
友の気持ちが分かった気がする
もう前のように作品を投稿することもないだろう
ヒント:アッー!
え?ええええええ!!!???????
612 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/15(木) 17:12:02 ID:8BOf2Fhj
一体何があったんだアッー!?
狙われてるって事ですかい
このスレにまだ男が残ってた事の方に驚いた
>>614 俺は男だが…やっぱ男あんまいないのかな?
はいはい
ガチウホな俺も残っておりますよ
>>610 え!?あなたは
>>1!?それとも漫画!?
っていうかkwsk!!!!
むしろ男の方が多いものだとばかり思っていたが…
それも友男性派の
俺友女性派ね
俺も絶滅寸前ぽい女性派男
ワシも漢じゃぁ!
友が女になってしまったら男や友の葛藤が無意味になってしまって
物語が薄くなっちまうぜ?
しかも女だったら内気スレと被っちまうしよ
読んだけど・・・俺そこまでおかしな事いっちゃったかな?
テンプレだけじゃわからんか…
VIPにあった頃から本当の性別の話になると荒れるから
書き手含めそれぞれの判断に任せるって事になってた
そうだったのか・・・
あの頃はまだ目覚めてなかったからコッチには来てなかったからなあ・・・
ごめん、以後気をつけるよ
なんかそこまで下手に出られると罪悪感が沸いてくるな…
脳内性別は違えど同じ子に惚れた仲だ
仲良く行こうぜ
まあそうだな
同じ子にほれた仲だもんなww
周りには絶対言えんがwww
631 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/16(金) 23:46:52 ID:sw5DxLtk
変を全巻買って読んだ
確かにチョー面白かったし萌えたが…
このスレってまんまパクリじゃね??
設定もキャラもほぼ同じなんだが
まぁいいじゃん
俺はこのマンガ書いてる人の絵が好きだからこっちの方がいいわ
>>631 変は変だし、こっちはこっちじゃね?
変じゃ鈴木死なないしこっちは友が盲目にならないし。
634 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/18(日) 00:25:10 ID:GNDwRjHH
そこまで一緒だったら終わりだろww
確かに変はおもしろい
が、こっちも十分おもしろいから問題ない
最近ここ知ってまとめとか読み終わってちょっと疑問
死にエンドじゃない男と友の話も見たいと思ったんだけど
新しい職人さんが別の話投下してもいいのかな?
読みたいとか言ってもここ的におk?
もちろんおk!
俺が決める事でもないけど・・・
>>636 良いと思う
もともと色んな職人さん達が思い思いにやってたわけだし
書いてくれないのかな〜
自分で書け
>>637 いいのかよ!俺がやるか・・・?
やっぱむりぽ
642 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/20(火) 15:46:47 ID:LfoUSR46
やっとパソコン治ったから今から投下するぜ
643 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/20(火) 16:01:09 ID:LfoUSR46
「なぁ俺の兄がおまえの話したら会いたいって言い出したんだけど」
「どうする?」
男は食べていたアイスキャンディーを撒き散らしながら答えた。
「行く行く、行きます! 行かせて貰います!」
「汚いな。そんなに慌てるなよ」
「あ、わりぃわりぃ、え、行っていいの? ホントに?」
「ああ、兄が一緒だから問題ないだろ」
「何? それは俺一人だと心配っていいたいわけ・・」
「だっておまえ最近スキンシップが過ぎてるんだよ」
「愛情表現じゃないかー!」
「男の愛情なんかいらないんだよ」
「じゃあ誰の愛情が欲しいんだよ」
「それは・・・」
「何々? 何の話してるの?」
「優さんっ」
「何でもない!」
「聞いてくれよ、優、俺、友の家に呼ばれちゃったんだよ〜
あ、友と優って紛らわしいな。ワロスw」
(余計なこと言うな〜、しかも、優さん呼び捨てにして〜、男の奴・・)
「へ〜、ホント仲良いわね」
「全然! こいつがひっついてくるだけだよっ」
「ふふ」
「なぁ、それ何時来れば良いんだ?」
「あぁ、明後日、兄が仕事休みだからその日に」
「へ? 明後日? その日、あたしの誕生日なんだよ〜」
「まじで? そりゃおめでとう」
(7月3日、メモしておこう)
「あ、そういや、優、明後日誕生日だったね〜、お祝いしなくちゃ」
横から優の友達、梨花が話しかけてきた。
「その日、優家大丈夫?」
「今、家塗装中で大丈夫じゃないのよ〜」
「え〜まじで〜、うちも今、兄貴の友達が家出
みたいなことしちゃってて忙しいんだよ」
設定が漫画版とは若干異なるのは勘弁して
644 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/20(火) 16:11:45 ID:LfoUSR46
「んじゃ、明後日、優の家で祝えば良いんじゃねぇの?」
素っ気ない顔で男が言った。
「あ、それいい〜。友君の家一回見てみたかったんだ〜」
「え」
「え、でも、いいの? 友君」
「え、俺は、そっの勿論良いけど、いいの? 俺んちそんなにでかくないよ」
「みんなで祝おうぜ〜、セブンティーン同盟〜♪」
「よしっ、友、一緒に誕生日ケーキ買いに行こうぜ!」
「いいな」
「恋人同士で行くと、10%割引してくれるんだよ」
「対象外だろっ!」
そんなこんなで当日。
「何というか」
「俺は一軒家を想像してたぜ」
「狭いところだけど」
眼前に広がるのは連なる団地の中の一つ伊瀬ヶ谷団地3号館。
数年前の塗装塗り替えで、幾分かは新しく見えるものの、その
佇まいからは長久の歳月を匂わせた。
「おじゃましマース」
「おお、こんにちは、男く・・・・!」
「あれ、後ろの友達は・・・?」
「えー、いってたじゃん、誕生会するよって」
「聞いてないぞ」
「なんか雑誌見てたとき」
「バイク雑誌見てるときは、上の空って事位承知の上だろー」
「知らないよー、そんなこと。だから、昨日、パーティーの食事の
材料買ってきたんだろー」
「もしかして、私たち邪魔だった?」
「いや、そんなことないよ、友の友達だったら大歓迎」
「じゃ、御邪魔しまーす」
645 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/20(火) 16:20:51 ID:LfoUSR46
「ああ、そこ右ー!」
「えっ、こう?」
「友ー!! もっと爆弾用意しろー」
「えっ、また落とし穴!?」
ギューン、ドカーン。部屋には1980年代風レトロゲームミュージック
が鳴り響いている。コミカルなキャラクターが一つの画面で鬩ぎ合っている。
「しかし、友ゲーム下手だなーw」
「俺、ビデオゲームなんてしたことないから・・」
「あはっ、私も苦手ーw」と優。
「しかし、梨花、上手いな」
「兄貴の影響さ! 昔はゲーセンの女王って呼ばれたこともあるんだぜっ」
「どんな昔だよ」
「そういや、今日親は?」
「んー、俺の親どっちも働きにでてて遅いんだ」
「へー、大変だねー」
「うん・・・」
「よし、じゃあそろそろケーキ買いに行こうか、友」
「まだ言ってんのかよw 無理だよ、諦めろ」
「ってかさ、優と友君がいけばいいんじゃない?」
「え」
(うおお! 梨花さんGJ! GJ! 優さんと2人き・・・)
「でも、私と友君じゃ、友達同士ってかんじじゃないかな?」
(ええー!!)
「大丈夫、大丈夫、友君見ようによれば逞しいとこあるよ」
(GJ!!!)
「じゃ、行こっか、友君」
「よし、梨花、デュエルモードで対戦だ」
「私のアレキサンダーに勝てると思ってるのー」
646 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/20(火) 16:34:44 ID:LfoUSR46
(なんか、話題は・・・)
「学校外でこうして歩くなんて新鮮だねー」
「うん、友君、いつも男君と居るから」
(え、それは、俺が男と友にいなければ学校でもいちゃつきたい
発言ってことでおk?^w^/////////?????? フラグキタよ!)
「ええー、そんなに俺とあいつつるんでるかなー」
「慕ってるように見えるわ」
むー。
「そう言えば今日のスクランブルエッグ見た?」
「ああ、今日楓君がスイス人に言い負かされていたわよねー」
「そうそう、で出鱈目なフランス語でごまかして」
ああ、幸せだな、好きな人とこうして並んで話せるのって。
ああ、そうだ最近仕入れたあのこと話すか。
「知ってる? あれの番組名の由来?」
優は首を横に振った。
「教えて」
「もともと、番組プロデューサーが朝毎日、スクランブルエッグ
食べてて、愛着があったんだって」
「で、OKOKTV局の頂点にでっかい卵のモニュメントがあるじゃん?
あれによじ登る」
「つまり、OKOKTVの頂点に立つぞって意味でスクランブルエッグ
なんだって」
「へ〜、面白いねー、何処で知ったの?」
「いや、ネット喫茶で調べただけなんだけどね、おれんちパソコン
ないから」
「へ〜、ネット喫茶か、私行ったことないな〜」
「楽しいよ? 雑誌も一通り置いてあるし、あ、パフェも美味しかったな」
すると、優は微笑み言った。
「じゃあ、今度、行ってみる?」
(きゃー!!! デートフラグキター!!!!)
「そっ、もっ、勿論、ご一緒させてくだしあ」(ああ、何言ってるんだ俺)
「あ、あれね」
「洋菓子屋・リュプレラ」
647 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/20(火) 16:41:00 ID:LfoUSR46
「なぁ、もうゲームしないの?」
「いいよー、あんた強すぎるし」
画面は一人プレイモードになっていて、男の選んだキャラ・ラムスラ
が所狭しと暴れ回っている。
梨花(りんか)はテーブルに俯せになっている。
「おっ、爆炎の魔法ゲーット」
梨花は何を考えるわけでもなく、テーブル上のオレンジジュースを見詰めていた。
友のだ。友は炭酸が飲めないので、一人だけオレンジジュース。
「なぁ、お前さぁ」
「ん?」
「最近、悩んでね?」
「悩んでるよー」
「オーラ出てるぞ」
「・・・」
「あぁ、負けたわ、終わろっと」プチッ。
男はテーブルに向かった。
「あ、それ友君のでしょ!」
「いや、コーラ飲むと骨溶けるっていうじゃん、オレンジジュースで
相殺しようと思って」
「オレンジも糖含まれてるから溶けるよ」
「マジレスすんなよ〜」
「あのさ、あんた」
「ん?」
「いや、なんでもない」
648 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/20(火) 16:53:09 ID:LfoUSR46
「はい、いらっしゃいませー」カラン、コロン。
「うっわー、凄い綺麗だね。優さん、もはや芸術の域だよ」
「これ、美味しそう、私ライチ好きなんだー」
(優さんはライチ好きっと)
「あー俺も好きだよー、あと、みかんとかも」
「梨花はガトーショコラが好きなのよね、男君は何が好きかな?」
「うーんと、あいつ俺が弁当作ってやったときに入ってた、ブドウを
『俺、ブドウ好きなんだよー、よく俺の好物がわかったなー』って
言ってたから、ブドウかな」
本当はその後、「愛してるぜー」も付いて、ほっぺにちゅうされかけたのだが
黙っておこう。
「男君はブドウね」
「じゃ、これとこれとこれ下さい」
「男、よく食べるからな〜、一個じゃ足りないかも」
「じゃ、一人二個ずつかってこっか」
「お会計、2780円となります〜」
(あれ、安くなってる、ってことは俺、優さんの恋人として見られてるんだ〜
感動!)
「じゃ、行こっか」
「うん」ギクシャク。
(道行く人の目には俺たち恋人同士に見えてるのか、なんか緊張するというか・・)
「男君達、まだゲームしてるのかな」
「あれ、キャラクターが全部歴史上の有名人物になってるのね」
「えっ、えへ、いいあ、ああ、男の歴史の点数が良いのは、あれのおかげ
なんだな〜」
「男君歴史得意科目だもんね」
「俺はギャ、逆に歴史の年表覚えとかは苦手なんだよな〜、英語は好き
なんだけど」
「この前の、数学のテストなんてさんざんだったよ、男に教えてもらお」
「私も物理系なら得意だから、力になれるかもね」
(一緒にお勉強フラグきたqあwせdrftgyふじこlp;@:「」)
「でも男君すごいよね、遊んでそうに見えて、毎回学年40位以内だもん」
「・・・」
649 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/20(火) 17:05:30 ID:LfoUSR46
「男、ポン酢出して」
「はいよっ、ポン酢」
「これ、千切りしてて」
「だが断る」
「何でだよ」
「千切りってのは匠の技だろ、一般人の俺には無理だ」
「簡単だよ、貸してみ」
サクッサクッ。
(ああ友の匂い。抱きしめたい)
ボカッ。
「いてぇ」
「何、腰に手回してんだよ」
「いや、微力ながら力添えを」
「なるか、もういい、向こういってろ!」
「なぁ、友、お前、一つ大事なこと忘れてるぞ」
「なんだよ」
「エプロンをつけた方が絶対萌える」
「向こう行ってろ!」
「やれやれ、追い出されちまったよ」
「友君、料理も上手なんだねー」
「ふっ、あいつに料理は俺が教えたのだ」
「ああ、反面教師ってやつか」
「卵くらい割れるさ」
「そりゃ、誰でもだっつーの、あと脈絡がねぇ」
「あ、そーだ、優ケーキ何買ってきた?」
「ん、梨花には、ガトーショコラとウィスキーピーク」
「おお、優、私をわかってるー」
「で、男君にはガトー・デ・グレープとフィニッシュいちごオ・レ」
「おおっ、オレブドウ大好きなんだよ」
「コーラと合うよね」
「そもそもブドウってのは、聖書にもたびたび引用されるように神聖な
フルーツなんだ」
「聖書とか見るんだ」
「オレ、ワインも好きだし、前世はきっとローマ人だね、ローマの貴族だ」
「前世とか信じてるの、あんた? まぁ、私もだけどね、ローマはないな」
「男は、愛し合っていた女性が居たが、ヴィスヴィオ山の噴火により、
儚くもその恋は灰に埋もれてしまった。男は、現代に返り咲きも、その
女性を捜しているのだった。終わり」
「・・・なんだよ、そのエセ妄想昔話は・・・」
「男君ってロマンチックね・・・」
「え」
「きっと、友がその・・・」
「はい、出来たよー、みんな」
「おっ、飯だ飯」
wktk
651 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/20(火) 17:15:12 ID:LfoUSR46
「もう食えねー」
「ごめん、作りすぎちゃった、材料いっぱいあったし」
「うちのママのより美味しかったー!」
「ホント、友君ってマルチタレントだよね」
「いやー、ガキの頃から、料理だけは好きだったんだよね、それが
原因でいじめられもしたけど」
「・・・」
「男君」
「へ? なんすか?」
「ちょっと外で話があるんだけど、いいかな」
「? ええ」
「じゃな、友、ちょっと話してくる」
「え、ここで話せばいいのに」
「ちょっとマニアックな話だから、な」
「じゃ、行ってらっしゃい」
「友達もくつろいでてね」
「はーい」
「・・」
「いやー、もう本格的に夏だねー」
「そうっすねー、いよいよ、クーラーが必要になってきましたねー」
「ははっ、いいな。うちは専ら扇風機だよ」
「ああ、オレも地球温暖化に貢献してるんだなぁってちょっと自己嫌悪
になっちゃいますね」
「やっぱ、夏はプールですよね、そう言えば今年が友との初めての夏だなー」
(友のビキニ姿とか・・・)
「ああ、いっぱい遊びに連れて行ってやってくれ」
「知っての通り、あの子は、昔ッから、男友達がいなかった」
「ああ、それは友から聞いてます」
「虐められてたこと、知ってたんだけどな。昔のオレは弱くて、手が出せなかった」
「はぁ・・・」
「さんざん自己嫌悪に陥ったよ。もし、あのとき少しの勇気が出せていたなら
友は・・・」
「辛いっすね」
「でも今は安心してるよ」
「男君、君のような友達が出来たからだ」
652 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/20(火) 17:33:16 ID:LfoUSR46
「任せてください。友はオレが守ってみせますよ」
「ああ、期待してる」
「最近は、友も男友達結構多いっすけどね、まぁ中には変態的なやつも
いますけど」
「それなんだよ」
「へ?」
「ちょっと言いにくいんだが」
「はぁ」
「友の話を聞く限りじゃ、君」
「その、なんだね」
「・・・・なんっすかね」
「友を」
「いやらしい目で見てないか」
「!!」
「いくら友が可愛いからって、変な関係・・・」
「それは違いますよお兄さんっ! 僕たちは何ら怪しい関係でも
不純でもありません!」
「友情ですよ、友情、固い絆で結ばれています! 友が腹を空かせれば
僕は1000円を渡し『これで、ロイホのステーキ定食といちごエンブレムパフェ
を注文しな』と言いますし、もしも、勉強で壁にぶち当たれば、一緒に図書館で
勉強し、眠くなった友に優しく上着をかぶせ『ふふ、頑張りやさんだな』
とその横顔に見とれます。もしかしたらチュウもするかもしれません。
友が、高校生クイズ大会に出たいと言えば、友4を説得し、数々の苦難を
乗り越えて見事オリエンタルラジオに君こそが真のチャンピオンだ
と言わしめてみせましょう」
「1000円じゃステーキとパフェは両立できなん! 2番目は論外だ!
且つ、オリエンタルラジオは去年のパーソナリティだ!
話がずれたが、じゃあ君、」
「友が寝てる隙にキスを迫ったり、後ろから抱きしめたり、愛してるぞ
と言ったり、お前、本当は女なんじゃねぇの、と疑ったりするのが
友情か?」
「あは・・・」
「君にとっても大事な問題だ。切実な」
「はぁ」
「オレの今の彼女は笑顔が可憐でちょっと大人っぽくって、その割には
背なんかはちょっと低めで、幼い感じだが時折見せるその儚げな瞳には
どんな男でも落とせるような魔力があって・・・」
「・・・」
「まぁ、なんだ。男より断然女の方が良いぞ」
「世の中」
「おにゃのこなんて、この夜空にきらめく星の数ほどいるんだ、それこそ
様々だ。なかには、激しい女、りりしい女。守りたくなるような女。
たくさん居る。」
「その中に必ず君の運命の人がいる。どうしても惹かれ合う、まるで
地球と月のような関係」
「友達なら大歓迎だ。あの子の成長にもなる」
「関係を大事にしてくれ」
「でも、オレは友が好きです」
「・・・」
「愛してます」
「・・・」
「あんな感覚、ほかになかった、今まで女の子を好きになったことは
つきあったことはあったけど、それとはまた違う、異次元の感情」
「オレにとって友は特別です」
「これまでも、そしてこれからも変わりません」
「節度を守ってくれ」
「あんまり遅くなると友が心配する、先に帰っててくれ、オレは一服していく」
653 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/20(火) 17:39:45 ID:LfoUSR46
「お帰りー、兄貴なんだって?」
「ああ、ちょっとバイクのモーターの調子が悪いんだと、で相談に
乗ってたわけ」
「へー、男、バイクもってたのか、うちバイク登校禁止だもんね」
「オレのフェンリル1号はかっこいいぜぇ。街を走らせれば、付いてこれる
車は居ない、森を走らせればその美しいマフラー音に小鳥たちも囀り始める
毎日ピッカピカに磨いて休日はいつもそいつと音速のひとときを過ごしてるんだ」
「へー、意外、あんたは絶対、ちゃりんこでウィリーの真似事派かと思ってたよ」
「・・・はは、それが許されるのは中学までだろ・・・」
「あ、そうそう、優さん達門限があって、帰らなきゃいけないんだって、
送ってやってよ、オレ洗い物あるから」
「そうだな」
テキスト、PC内にデータ無いから、手打ちで移してる。
レスが遅いのはそのため。
654 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/20(火) 17:45:12 ID:LfoUSR46
「楽しかったねー、誕生会」
「友君、料理上手すぎー、ホント、あれは立派なお嫁さんになるよ」
「そんな、言い過ぎだよ」
「何故、あんたが照れる」
「男、あんた、ゲームチョイスセンスいいね」
「あれは、オレの中でも最近じゃ10点満点ヒット作だな」
「今度なんか貸してよ」
「いいよ、PS2もってる?」
「X−BOX360°まであるよ」
「おお、マニアだな。ブルードラゴンした?」
「勿論、あたし、植松信夫好きだから」
「オレもDQより断然FF派」
(痴漢男と一緒だな)
「あたしPSからしかしたことないんだよねー」
「ファミコンのもストーリー性あって面白いぞ」
「優はゲームとかしないんだよね?」
「うん、あたし兄弟いないしなー」
「あ、じゃあ、あたし、用事あるから、この辺で」
655 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/20(火) 18:04:43 ID:LfoUSR46
「あのさ、今度じゃあソフト貸してくれる?」
「ん? FF? いいよ、オレはやっぱり6がおすすめだな、ファミコンで
あそこまでやったってのは凄いよ」
「そうなんだ」
「んでもハードは持ってるの? 無ければ貸すけど」
「私の知り合いがゲームのシナリオライターしてて
その人と仲いいから、ハードは持ってるの。プレゼントされちゃった」
「でもゲームやったことはないの?」
「あはは、アクションとか見てるだけでも苦手で、今日初めてやったけど
やっぱり向いてなかったかなー。クラシックはわかるんだけどなー」
「クラシック好きなんだ」
「うん、9歳の頃から、ヴァイオリンもやってるし」
「ヴァイオリン、すげぇ」
「今度聞かせてあげるよv」
「おお! 楽しみにしとくわw」
話はとんでもない方向へ。
「でさぁ、オレは人生ってのは前進はないものと思ってるわけよ。
なんていうのかなぁ。こう循環してるっていうかさ、こう毎日も
繰り返していくわけじゃん」
「うん」
「まるで、惑星が恒星の周りを回るように、人生も循環していく。
絶えず前進しなくちゃって思ってると気持ちが疲れちゃうじゃん
だからオレはそう思ってんの」
「人生に置いてもっとも大事なもの・活力を太陽として、
もっとも大事な人・伴侶・月と共にただそこにあるわけよ
それが幸せっつうか、まぁわかりづらいよな、オレ、自分でも
よくわかっていってねーもんw」
「あははw でも私もよくあるよー、人生の意味を考えたり」
「でもさぁ、それって結局・・・」
「何?」
「いや、何でもない気にしないで」
「あっ、じゃあ私ここまでで良いから、お疲れ様」
「おお! 明日学校でなー」
(やっぱり、事実は真実より脆い。私は彼を・・・許してる・・・)
「あっ流れ星。男達無事に帰り着いたかな」
「あっ兄貴、お帰り」
「どう、参考になった? 男の知識は?」
「は?」
「は? ってバイクのことで悩んでたんでしょ?」
「・・・ああ、バイクね。ちょっとエンジンの調子が悪くてね」
「いいよなー、バイク。オレも背がもうちょっと高ければなー」
「なぁに、そのうち伸びるさ」
「ほれ、牛乳飲め、牛乳」
「牛乳ってカルシウムの吸収率意外なほど低いの知ってるのー?」
(僕たちの日常は滞りなく進んでいるように見えた。
しかし、記憶の鎖は私たちを再び縛る。あの頃の、草の香り
と共に)
意味深に言ってるけど意味は全然無いです。雰囲気、雰囲気(゚ω゚)b
ID:LfoUSR46 GJ!!
設定なんざ
>>1と大まかにあってりゃ構わないからガンガンやってくれ
今までとはひと味違っていいな!
楽しみにしてるよ!
読みにくい
>>661 これって完璧なふたなr・・・おっと誰か来たな、こんな遅くに誰だこのやろう
663 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/20(火) 23:55:47 ID:G3C07t9Y
>>655ホワイトルーファウスと名乗りなさい いやIDがそれっぽい
>>655GJ!!
がっついてる男イイヨイイヨー
ゲームが話題に出てるとテンション上がる俺
すごく・・・面白いです・・・
668 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/22(木) 18:51:26 ID:3Fm2bz8c
保守
670 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/24(土) 16:55:40 ID:O0WTRm7w
↑うほっじゃないことを祈る
漫画のひとは今でも描いてくれているのだろうか
VIPから離れた途端ものすごい過疎だな・・・w
俺に文才あれば書きたいんだけど
673 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/27(火) 14:28:49 ID:nNjLFAr8
↑シナリオ形式のセリフのみ構成で書けばいいんじゃね?
俺も文才ねーからそうしてる
いまから文とか画像とかを出す神もいないだろうな・・・
文才無くてもいいから誰か書かないかなあ・・・
おれは書かないけどさ
675 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/29(木) 23:52:31 ID:49FlspB2
なんでこんなに元気なくなってしまったん?
変読んだら萌え死んだよ
佐藤は俺史上最高のヒロインかもしれん
変が家の近くの本屋に全然置いてねっぇぇぇぇぇぇぇ!!!!
近くじゃないところにも置いてねっぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!
678 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/31(土) 21:20:35 ID:B4qHu+ZE
>>677 探す場所が悪かったりして。
俺もはじめは文庫ってこと忘れてて見つけられなかったよ。
普通のコミックスでは無いの?
>>680 新品探すのであれば文庫版しかないだろうから、その辺を探してみては
682 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/01(日) 00:42:25 ID:P3AR6RxM
うちの家の近くの大手古本屋だと
コミックス……全巻セット500円
文庫版(綺麗)……全巻セット2500円
だった。
GANTZの絵は嫌いじゃないけど
あの人の昔の絵ってあんまり好きになれんなぁ・・・
けど買ってみる事にしよう
変「HEN」とHENがあるんだけど変の方でいいんだよね?
変は確か1〜3巻が短編集で、それ以降が本編
そういやここ最近変の話しかしてない
まあ・・・もう職人が一人残らず去ってしまったんだからそりゃあしゃーないよ
ははは。
兄の目の前で見ちゃった。
終わった。
>>689 またおまいか
とりあえず兄と自分のスペックで一作書くんだ
てんぽっていやがる
てんぽっていたのが幸せだったと思う今日この頃
投下するよ。
男の名前が男じゃなんだから、一男(かずお)にしてみた。
友は友(ゆう)のまま。
友2→友二(ともじ)、友3→友三(ともぞう)、友4→友四(ともし)、友5→友五(ともご)。
女をどうしようか、悩み中。
「あ、あの…… 一男(かずお)くん、ちょっといいかな?」
高校に入って約三ヶ月。
何でか知らないが、こうして呼び出されては人気のない所に連れていかれる俺。
案の定、連れていかれた場所は、突風が吹き荒ぶ人一人いない屋上。
そして目の前には、サラサラストレートのショートの髪を押さえ、
赤い顔をして俯く、美少女が一人。
またか…
溜息を吐きたくなるのを押さえて、その時を待つ。
「ええと… か、一男くん、僕と………」
「ゴメンナサイ」
「え?」
しまった。フライング気味だったか… いやでも、どうせ断るんだし、いいか。
「悪いけど、今誰とも付き合う気ないから」
「ちょ、ちょっと待って! 付き合うって…?」
美少女は首を傾げて不思議顔。あれ? 違うのか?
「じゃあ何? 用件は?」
面識もない美少女に呼び出される憶えは、俺には全くないんだけどな。
「ぼ、僕と、友達になって下さい!」
「……………は?」
聞き間違いでなければ、友達になってくれと言われたような?
お友達からよろしくお願いしますってやつか?
「いや、友達からって言われても困るし」
「“から”じゃなくて、友達になって欲しいんですけど…」
意味が解らん。
「俺なんかと友達になったって、しょうがないんじゃねぇ?
それよか友達だったら、同じ女の方がよくねぇか?」
僕っ娘美少女のお友達ゴッコに付き合う気はねぇ。
「ちょっと待って! まさか… 僕の事、女だと思ってる?」
「………は?」
「何で同じ制服着てて、僕の事“女”だって思うんだよ!?」
「そういえば、俺と同じ男物の制服着てるな」
「解ってるなら、何で僕を女だと思った訳!?」
「顔?」
「疑問系なの!?」
「まー、落ちつけ。勘違いして悪かった、すまん」
「え、あ、う、うん。こっちこそ、ごめん…」
うーむ…
確かに半袖シャツにスラックスという男物の制服を着てはいるが、顔を真っ赤にして
照れてるその姿は、男装の美少女にしか見えない。
「あの、それで… 僕と、友達になってくれる?」
「あー… 無理?」
「だから、何で疑問系なのさ!?」
「まー、落ちつけ。というか、何で俺なんだ?
自分で言うのもアレだが、俺は人に好かれるタイプじゃない」
愛想だって、人付き合いだって、悪い方だ。
「そんな事ないよ!」
いや、そんな顔を真っ赤にして力説してくれなくても、なあ…。
「あー… 友達だったら、同じクラスの奴の方がよくないか?」
「……僕たち、同じクラスだよ」
「………すまん」
「いいよ。まだクラスメイト全員、覚えきれてないんでしょ?」
図星。ま、興味がないから覚える気もないしな。
「…本当にすまん」
「じゃ、友達になってくれる?」
「それは無理」
「どうして!?」
「どうしてって… 俺と友達になってもつまらんぞ?
他のヤツの方がいいと思うし。ほら、クラスのヤツだったら、
友三(ともぞう)なんか、面白くていいんじゃないか?」
「見てる分にはいいんだけど、お笑い系はちょっと…」
「じゃあ、友四(ともし)は? 真面目君だから、静かだぞ?」
「僕あんまり真面目じゃないから…」
「じゃあ… 友五(ともご)は…」
「ヤダ!!!!」
「…そうだよな、あいつキモイしな」
他のクラスのヤツはよく知らないしなあ…
どうしたもんか。
「っていうか、僕は一男くんと友達になりたいの!」
「いや… それは無理」
「だから、どうして!?」
あー、面倒くさくなってきた。
「友達って、なりましょうって、なるもんじゃないだろ?
だから無理。他当れ」
三十六計逃げるに如かず。
「あ! 待ってよ!」
引き止める声を無視して走って屋上のドアをくぐり抜けると、俺は階段を数段飛ばしで
美少女モドキを振り切って、逃げる事に成功した。
++++++++++
「一男くん、おはよ! 友達に…」
「無理」
「一男くん、次移動だよ! で、友達に…」
「間に合ってる」
「一男くん、お昼…」
「遠慮しておく」
『屋上呼び出しお友達になって下さい』から、美少女モドキこと、友(ゆう)の
『お友達になろう大作戦』は日に日に回数としつこさとを増していった。
その度にばっさりと切り捨てているのだが、友は全くめげずいつも笑顔で俺に話しかける。
「一男くん、友達…」
「却下」
「うぅー…」
うぅー、じゃねえよ。涙目で上目使いで睨んでくるな。
コイツがやると似合いすぎてて、男だと解っているが、危うく可愛いなどと思ってしまう。
「それより今日の数学、大丈夫か?」
理数系が苦手だと騒いでたので、つい心配になってしまった。
順番からして今日、友が当るのは間違いない。
しかも、出ていた課題は理数系が得意な俺でも、少々手子摺ったモノだ。
「え? 数学??」
「お前当るぞ」
「嘘っ!?」
やっぱり解ってなかったのか、コイツは…
「マジだ。課題やってきたのか?」
「やって… ない…」
やっぱりやってなかったのか…
オロオロとどうしようと焦る友の姿は、何でか知らないが手を差し伸べたくなる気にさせる。
俺ってこんな、お節介キャラじゃなかったハズなんだが。
「ノート持ってこい、教えてやるから」
「本当!? ありがとう! すぐ持ってくるね!」
俺のその一言で一気に笑顔に戻った友は、パタパタという擬態語が聞こえてきそうな足取りで
ノートを取りにいくと、俺に向かって駆け寄ってくる。
ご主人様の元へ大喜びで駆け寄る子犬か、お前は…
「? どうしたの、一男くん?」
机の横にちょこんとしゃがんで、上目遣いで小首を傾げるのが、こんなにも似合う
男子高校生って反則じゃなかろうか、と。
いやいやいや、似合っちゃマズイだろ。可愛いとか思っちゃマズイだろ。
「いや、なんでもない。それよりさっそく課題やるぞ」
「はーい! お願いします、先生!」
だから、何でそんなに嬉しそうなんだ、お前は。
++++++++++
「おっはよう、一男っ!」
「おー、友二(ともじ)。もういいのか?」
「バッチリ治ったぜぇ!!」
無駄に元気に朝の挨拶をかましてきたのは、親友でもある友二。
ここ一週間ほどインフルエンザにかかり、学校を休んでいた。
「なあ、一男。今日の帰り、マックに行こうぜ!」
「マック? いいけど、まさかお前…」
「察しがいいな! ハッピーセットのおもちゃ狙いだ!!」
やっぱり… 食頑やら集めるのが好きだもんな、コイツ。
「一男も頼めよ! そしておもちゃは、オレによこせ!」
「はいはい」
高校生の野郎二人がハッピーセットか… 寒い図だな。
「何ため息なんか吐いてるんだ? ちゃんとナゲットやるから安心しろっ!」
「いや、そうじゃねぇよ」
「何だ、じゃあポテトを…」
「だから、違ぇよ」
「やれやれ… この一週間で、すっかり我が侭になっちまったな、お前…」
「何で俺が我が侭認定されてんだかさっぱりだし、我が侭ならお前のが数段上だろうが」
「ははははは。一男とのトークは相変わらず面白いな」
「まぁな。でも、面白はお前だけだけどな」
「いやいやいや。
オレ一人じゃ、友三じゃあるまいし、ここまで面白トークはかませないぞ?」
「友三に比べればそうだろうが」
ぽんぽんと飛び交う言葉の遣り取りは、友二が学校に居なかった間なかった事だ。
久々の友二との会話は、何の気兼ねもなく楽しい。
友二と肩を並べ、くだらない会話を続けていると、校門を抜け下駄箱に着いていた。
「おぉ! 久しぶりの我が下駄箱! 元気にしていたか!?」
「お前の下駄箱じゃねぇし、下駄箱が元気とか意味解んねぇぞ、友二」
「ウルサイ一男。オレと下駄箱の逢瀬を邪魔するなぁ!」
「はいはい。いっその事、下駄箱と熱い抱擁でも、かましてみたらどうだ?」
「できるかぁぁ!」
全く面白いヤツだよな、友二は。
ふと目線を遣れば、こちらを見ながら佇んでいる友がいた。
「よう、友。…どうした?」
いつもの無駄に笑顔な友じゃなく、何だが微妙に顔が歪んでいるような…?
そのまま見詰め合っていると、ぼろぼろと友の大きな瞳から涙が零れ落ちた。
「なっ!? どうし…」
友は俺の問い掛けに何も言わず身を翻すと、校門に向かって走っていってしまう。
残された俺は、何が何だがさっぱり解らない。
ほっとけばいい。別に俺とは何の関わりもないんだから。
けど………
「何か知らんけど、いいのか? 一男」
ちゃらけた雰囲気はなく、友二が下駄箱に寄りかかりながら、じっと俺を見ている。
いい。その一言でこの一件は終る筈だ。しかし…
「悪い友二。今日の約束、無理かもしれん」
「それでこそ、我が親友(とも)一男だぜ! 早く行けよ!」
「おう」
親指を立てたサムズアップを俺に向け、ばちこーんと片目を瞑った友二に軽く頷くと、
友が走った方角へと走り出した。
校門を出て左に曲がった事から、通学路とは反対方向の土手に向かった事が予想される。
足には少々、自信がある。これでも中学時代は、陸上部に勧誘されていた。無論断ったが。
全速力で走りながら、目を凝らす。
見えた! 間違いない、友の後姿だ。
声を掛けるか迷ったが、やめた。取敢えず、捕まえるのが先だ。
土手に掛け上がり、減速し始めた友に全速力で追い付き、その腕を取った。
「やっ! え!? か、一男… くん? 何で?」
驚いて振り向いた友は、まだ泣いていた。
「解らん」
「解らんって… 手、離してよ…」
「無理」
この手を離したら、また逃げるような気がする。だから離さない。
「無理って何それ。変だよ、一男くん」
「変なのはお前だろ。急に泣きやがって」
「だって……」
そう言うと、友は俯いてしまった。
「俺は察しがいい訳じゃないから、言ってくれないと解らん」
「だって… 一男くん、笑ってた」
「は? 俺が笑うと泣くのか、お前は?」
意味が解らん。どういう理屈だ、それは。
「そうじゃなくてっ! …僕と一緒の時には、あんな風に笑ってなかったもん…」
「そう、か?」
よく解らん。あんな風って、どんな風だ?
「そうだよっ! 僕… 僕じゃ、ダメなんだよね…」
今度は本格的に泣き出してしまった。
ぼろぼろと涙を溢れさせながら、泣き続ける友。
「なぁ、よく解らんのだが、ダメって何のことだ?」
「一男くん、の… 友達… 僕じゃ、ダメなんだよ…
一男くんには、友二くんが… 友達が… いるもんね」
しゃくりあげながらも、ちゃんと答えてくれたお蔭でようやく解った。
コイツが泣いている訳が。
「なぁ友。前にも言ったと思うが、友達って、なりましょうってなるもんじゃないって」
「……うん」
手を離して友の頬を流れる涙を、ぐいぐいと拭ってやる。
どんだけ涙が出てくるんだか。
「俺も何でか解らんが、お前が泣いてるのを見て、ほっとけなかった。
だから、追いかけた」
涙腺が壊れたのか、友の涙は止まらない。
「それにな、友達って一人に限定されるもんじゃないだろ?」
「それって…」
涙は流れっぱなしだったが、友は顔を上げると、期待に満ちた目で俺を見た。
「解るだろ?」
みなまで言わすな。察しろ。
「解んない。ちゃんと一男くんの口から聞きたい!」
陽の光が当ってキラキラと輝く瞳で俺を見上げながら、じっと俺の言葉を待っている友。
うわっ、俺のキャラじゃねぇ。友二なら臆面も無く言えるだろうが。
「解れって」
「解んない!」
「解ってんだろ」
「解んないってば!」
どうしても言わせたい気か、このヤロウ。
言うのも恥かしいが、言われた方だって恥かしいだろうがっ!?
「ねぇ、言ってよ一男くん! ねぇ、ねぇってば!」
どこの駄々っ子だ、お前は。人のシャツの裾を掴んで、揺らすんじゃねぇ。
「減るもんじゃないし、いいでしょ!」
「減る」
「何が減るんだよ!?」
「確実に俺の中の何かが減る」
「むぅ… じゃあさ、『はい』か『いいえ』で答えてよ」
それぐらいなら、いいか。譲歩案に乗ってやろう。
「わかった」
「えっと… 僕と一男くんは、友達…… だよね?」
涙は止まったようだったが、友は不安そうな顔でじっと待っている。
何でそんなに、自信なさ気なんだ?
雨に濡れた子犬みたいな雰囲気出しやがって、それは反則だろう。
しょうがない。大奮発だ。一緒に恥かしい思いしやがれ。
「そうだ、友達だ」
ぐわーーー! 恥かしい! 死ぬ!
「一男くん…!」
キラキラ120%の笑顔な友。やっぱりコイツは笑顔がいい。
泣き顔は、もうこれっきりだ。
「嬉しい!」
「え?」
まさかそうくるとは予想だにしなかった所為で、見事に押し倒された。
普通、抱きついてくるか? それもタックル並でだぞ。
土手で良かった。芝というか雑草のお蔭で無事だった。
そんな危機的行動に何ら気付いてない友は、がっしりと人の胴に手を回して抱き付いている。
「うぅっ…」
は? まさか…
「友、お前泣いてんのか!?」
「だって… 嬉しくて…」
なんじゃそりゃ。
でも、ま、いいか。友達になった記念特別大サービスだ。
上に乗られているのに、ちっとも重く無いし、泣き止むまで待ってやろう。
抱き付いてシャツに顔を埋め、ぐすぐすと泣く友の頭を撫でてやる。
ああ、いい天気だな。学校サボっちまったな。今何時なんだろうか。
どうでもいい事を考えながら、友の頭を撫でていると、視線を感じた。
視線…
慌てて顔をそちらに向けると、小型犬を連れた見知らぬおばさんと目が合った。
良く考えなくても、この状況は非常にマズいんじゃなかろうか?
男同士で土手に寝転び片方は泣きながら抱き付いていて、もう片方はソイツの頭を撫でている。
ヤバイ… 凄く、ヤバイ…
何か言い訳をしなくては、と口を開こうとしたその時、タイミングの悪い事に友が顔を上げ、
俺の目線を追っておばさんのいる方向を向いてしまった。
「あらあら、ダメよ、彼女を泣かしちゃあ。それに午前中の土手っていうのは、ねえ?
そういうのは人目の無い所でしなくちゃねえ〜? あら! おばちゃん邪魔しちゃった
かしら〜? ごめんなさいね〜 もう行くわね。ごゆっくり〜
それにしても、若いっていいわねえ〜 オホホホホホホ」
マシンガントークに口を挟む隙も与えず、おばさんは言いたい事を言うと、さっさと
犬を連れて立ち去ってしまった。
友と俺は無言でノロノロと立ち上がると、服に付いた草を払ったり髪を直したりした。
「取敢えず… マックでも行くか?」
「うん」
「ハッピーセット1セット、ノルマな」
「え!? あれって子供のでしょ?」
「俺のもう一つの友情と、お前の友達増やすためだ」
「うー… でも高校生の男二人が、注文するものじゃないよね?」
「俺は友二とよく頼むぞ。だから、お前も頼め」
「えぇ〜」
こうして、俺は友と友達になった。
(続く)かな?
馴れ初め編は以上。書けたら続きを書くかもしれん。
すごいうれしそうにドキドキニヤニヤしながら読んでる俺きめぇwwwwww
# ついうっかり友三を「ともぞう」と読んでしまっておじいちゃんが…
久しぶりの作品だァい!!
まだこういう人が残っていたのが凄い嬉しい!!
そして面白かった!!次も期待してやるから書きやがれゴルァ!!!!
705 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/04(水) 22:58:00 ID:9E3wO2sC
なんと言う面白さ…
思わず勃起してしまった
この俺は間違いなく変態
これはいい
わっふる置いときますね
( ´ω`)つ【#】
久しぶりのwktkだぜ!!
久しく神が現れなかったこのスレの救世主だッッ!!!!
YJの特別編みたいなやつに佐藤くんと鈴木くんの書き下ろしが載ってた
佐藤くんがあんまりかわいくなくなってた…
710 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/07(土) 18:01:26 ID:sZRxFuob
>>709 分かる
なんかHENにたまに出てくる佐藤とかは普通の可愛い女みたいな顔になってる
しかもキャラがちょっと小悪魔に傾いてて…orz
変中盤の気の強そうな美少女って感じの佐藤が好き
キャラも普通の男子高校生だし
711 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/07(土) 23:59:49 ID:tXPH19OF
なんか文体がちょっと谷川流っぽくないか?
>>710 そうじゃなくて、今週のYJの増刊号みたいなのに佐藤くんたちが新しく書き下ろされてたんだよ。見てみな
たしかにHENは女化しすぎだが
713 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/08(日) 22:37:23 ID:TSDmvH96
見た…
誰だよあいつ…
もう書き方忘れたんだろ〜な奥浩哉…
なんかこのスレの漫画の友にそっくりじゃね??
佐藤はもっと可愛いよ…
714 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/11(水) 22:55:25 ID:PAcunlco
>>713 >なんかこのスレの漫画の友にそっくりじゃね??
漫画の人=奥浩哉説、急 浮 上 。
715 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/18(水) 00:09:18 ID:mOciK3o7
kaso
なにを今更
今保管庫読んできた
男に泣いた
保管庫のやつとは違うが乗っ取り計画中
悪くないと思うぞ!!
719 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/26(木) 03:33:01 ID:KJzbcHoK
あげ
720 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/08(火) 14:43:46 ID:4uplmJvz
あげ
722 :
717:2007/05/17(木) 19:23:57 ID:YPa2DRlK
乗っ取りにも時間がかかるんだ
他所書いて一段落したら来る
ファイッ!!
そういや絵描いてくれるって言った人は何処だろうか
724 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/22(火) 13:57:04 ID:pn7igF0T
あげ
>>723 それは絵本がどうとか言ってた俺か?
デッサン勉強中だぜ!
726 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/27(日) 22:15:18 ID:m0HRIw7G
最近全然まとめサイト更新されてないな…
727 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/28(月) 01:04:25 ID:QQHCZGLW
結局、第四章はどうなったんだ
728 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/30(水) 15:05:37 ID:mtJLrGuj
>>727 全部vipで完結したぞ。もしかして見てないのか?
729 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/04(月) 04:04:42 ID:9wOYZiis
ちょい質問。
今度学校の行事で近くの山を登るんだが、友人に何かドッキリ仕掛けたいのでねた なにか たのむ
林間学校と言えば動物ネタだろ
毒蛇に噛まれて吸出しイベントとか、狸に化かされイベントとか
熊に扮して脅かすイベントとか・・肝試しなんかもアリか