1 :
名無しさん@ピンキー:
来たれ神よ
エロパロ板で初めての2get
これ前なかった?
ピエールとクリスをキボン
おいおい、このままじゃ即死だぜ?
保守
8 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/21(土) 05:32:38 ID:khe2rS67
あげ
ジェダとシェリーをキボン
ルカとシェリーキボン
11 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/24(火) 10:46:12 ID:2F/Wgdh8
age
キャロル凌辱ハァハァ
ああそれは見たい
漏れはネ申にゃなれないからネタだけ落としていくよ。
王道ですまそ。
キャロル陵辱なら一番簡単な展開は野盗系だよな?
センメツ作戦かなんかをトチって捕縛されるのが無難かと。
原作と絡めたければツヨーインやらハヤーインやらがでて来た回を参照とかね。えーと7巻?(曖昧)
ベタ折り続けるなら同じように捕まったエルトの目の前で犯されると美味しいかもなニヤニヤ
私的にはイージス♀陵辱も棄てがたいんだが女体化…スマソ聞かなかった事に
15 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/04(土) 01:08:04 ID:YQGA+s6z
age
16 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/05(日) 04:06:25 ID:dX5vvTeK
age
17 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/11(土) 09:26:08 ID:gYr2hzGD
age
18 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/12(日) 11:30:39 ID:fK9CFv1f
age
神光臨に期待うp
「…朝か」
私が女王騎士となって数ヶ月、従騎士としての生活にも随分と慣れてきた。
「エルト、モーニングティーを淹れてくれ。葉はアッザムで」
当初は、寄宿舎における二人一組での生活において、
私が実は女である、との事実を隠し通すことが出来るだろうかと不安ではあった。
「おい聞いているのか、エルト!」
しかしその心配は杞憂に終わり、
同居人であるエルトには全く気付く様子がみられない。
ヤツの鈍さには本当に呆れかえるが、
そのおかげで秘密がバレずに済んでいることは感謝すべきだろう。
「起きろエル…おや?」
いつものやり取り。
ここで私がエルトを殴って起こし、それにエルトが怒るというのがいつものパターンだ。
しかし今日私が振り上げた拳は、何の抵抗もなく布団に突き刺さった。
「カヅキ、エルトがどこにいるか知らないか?」
「エルトなら朝早くにキャロルに引っ張られてどっか行ったで」
「…なるほど、いつものデートか」
今日は休日。
ここ最近、休日になるとキャロルはエルトを連れて出かけている。
キャロル自身は否定しているが、
傍からみていると、キャロルがエルトを好きなのは明白である。
最もエルト自身が好きなのはアルマ姫だ。
身分違いも甚だしいが、そんな事ヤツは意に介さない。
ヤツが以前、アルマ姫に思いを伝えに女王の塔に侵入したとき、
その率直な想いを聞かされて私は思わず赤面したものだ。
そう、エルトは常に自分の想いに正直である。私とは違って……
「ふむ、ヤツがいないと静かでいいな」
朝食を終えて部屋に戻ってくると、特に何をするでもなく椅子に座っていた。
そうしているとエルトの事が心に浮かんでくる。
私はいつからエルトに心惹かれていたのだろうか。
少なくとも出会いは最悪だった。
それが女王騎士試験が終わる頃には、共に戦う仲間として認め、
またそれ以上の感情を抱いている自分がいた。
しかしブリュンヒルデ家の家訓により、私は成人するまで男として生きねばならない。
ゆえにエルトへの想いを必死にごまかしてきた。
「成人するまで…か…」
舞踏会でキャロルと踊っていたエルト。
それを見たとき、私はキャロルへの激しい嫉妬と共に、
エルトを取られてしまう事に対する恐れを感じていた。
しかし幾ら焦ろうとも、想いをエルトに伝えることは出来ない。
今はまだ男として生きねばならないのだから。
物思いに耽っていた私の目にふと、だらしなく散らかされたエルトの布団が飛び込んできた。
「仕方がないヤツだ」
畳んでおいてやろうと思い、エルトの布団を手で掴み…手を止める。
「…エルトの匂いがする……」
私はそのまま布団を引き寄せ、エルトのベッドに潜り込んだ。
「ここで…エルトが…」
私は無意識のうちに普段は押さえつけて隠している胸(アルマ姫よりは大きい)を、
そして陰部を弄っていた。
「ッ!! 私は何をしているのだ! いけない、こんなこと…」
すぐにベッドから出ようとする。
しかし理性ではやめようと思っても、手が、指が止まらない。
「んぁあっ! くはぁ」
全身が火照る。
アソコが…熱い。すでに秘部は濡れてぐっしょりとしている。
「ああっ! あぁぁぁんっ!」
胸を揉むたび、乳首から脳髄へと電流のように快感が駆け抜ける。
両足を大きく開き、大切な部分をいじる度、全身が痙攣する。
「駄目だ…気持ちいいっ!」
エルトの残り香を感じて、エルトに抱かれることを想像する。
私の想像の中では、エルトは常に私だけをみてくれるのだ。
「んふぅうう! …はひっ、ふあっ、ふくぅぅううん!!」
エルトへの想い。それは決してエルトに知られてはならないこと。
それを自覚しながらも私は終わりに向かって昇り詰めていく。
「イ、イクッ! ふあぁぁぁ、あぁぁ、あぁ、はあぁあああああーっ!!」
そして私は絶頂に達した。
「フッ、無様なものだな…」
快楽の余韻が引き、冷静さを取り戻して自嘲する。
夢の時間は終わり、虚しさだけが残った。
男として生きている限り、現実では決して有り得ない事だからだ。
「さてと、急がねばならんな。」
最初は畳んでおいてやるだけのつもりだったが、既に布団は私の汗と愛液で濡れている。
痕跡を残さぬ為には、洗濯までする必要があるだろう。
エルトがいつ帰ってくるか判らない以上、
干す時間まで考慮に入れると、ゆっくりしている時間は微塵もない。
エルトが帰ってきたのは、深夜だった。
「今帰ったぜ!…あれ、布団干しといてくれたのか」
「感謝しておけ、エルト。それもこれもお前がだらしないから…」
「あ〜、分かった分かった」
成人を迎え女として生きられるようになったら、真っ先にエルトに告白しよう。
だからその時まで、エルトに特定の彼女が出来ないことを切に願う。
「イージース!」
「何だ?」
「町で良い物を見つけたんで、アルマ姫にプレゼントしにいく。女王の塔への侵入を手伝ってくれ!」
「・・・」
私はエルトを蹴り飛ばしながら嘆息する。前途は多難だ、と。
暇つぶしに書きました。
せっかく書いたので、一応投下。
濡れ場は苦手です・・・
>>20 まさか此処に職人さんが現れるとは・・・
良ければまた書いてください。
24 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/20(月) 00:31:42 ID:q6kNgQX3
保守
いつの間にこんなもの立ってたんだ…。気づかなかった。
俺はキャロルが好きだ!
26 :
☆:2006/11/21(火) 00:00:37 ID:9ZUiZ6l7
カヅキ×イヌヲのCPか
シェリー×ルカのCPが見たい!
頼みましたぞ!ロイヤルガード(神)の皆様!
キャロルとクリスを見ていると陵辱輪姦物が書きたくなってくるのはなぜだろう…
あの性格のせいかね
なんとなく書きたくなってきた…ついでにザキヤも入れるか……
「全く、どうしてわたくし達2人だけですの?」
「仕方ないわ。エルトもジェダもアルマ姫とともに世界新人騎士大会に行っていていないんだから」
ブツブツ文句を言いながら、キャロルとクリスは任務地にやってきた。
「ここですわね?」
「ええ、間違いないわ」
二人がやってきたのは、今回の任務地、ハンブルークである。任務内容は最近ハンブルーク界隈を荒らしまわっている野党倒滅である。
とりあえず出だしだけでも投下してみる。
30 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/01(金) 13:08:34 ID:gZEt4+Em
保守
31 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/11(月) 01:29:35 ID:O9ol6JV+
保守
ええいシェリーのSSはまだか
とりあえず続きを。
「こんな任務、さっさと終らせますわよ」
「あなたに言われなくても」
キャロルとクリスは互いに意見が合致したようだ。
二人は夜盗達に気づかれないように、静かにハンブルークへと、崖を降りていった。
ハンブルークはあちこちが荒らされていた。窓ガラスは割れ、いまや殆ど人が住んでいないようにも思われる。
「やけに静かですわね」
「無理もないわね。夜盗達が荒らしまわってるんじゃあ、まともに暮らす人たちなんていないでしょうね」
「夜盗が現れない限り、わたくし達はここから動けないんですのよ? せめて宿屋ぐらい営業しててくれなきゃ困るじゃないですの」
「私に言われても困るわよ。とりあえず、宿屋と、他に人がいないか探しましょう」
「ええ」
キャロルとクリスは二手に分かれた。
野党が荒らしまわったおかげで、殆どの家が略奪や破壊の被害を受けているのが明白だった。
とはいえ、いつ何時夜盗が攻めてきてもいいように、二人ともクイーンセイバーはいつでも使える状態にしておいた。
「誰か、いませんの?」
キャロルの呼びかけに答える者はいなかった。
「仕方ありませんわね。他を探すことにしましょう」
キャロルは路地を移動した。
一方、クリスは宿屋を見つけた。
「すいません、クイーンナイトの者ですが」
しかし、反応はなかった。
クリスは宿に人はいないのかどうかを確かめるべく、宿屋の中へ足を踏み入れた。
その時である。
「!」
キャロルもまた何かに気づいた。
「来ましたわね」
夜盗達が攻めてきたのである。
キャロルは聖騎装に手を伸ばした。
「キャロル!」
夜盗の襲来に気づいたクリスも、聖騎装を装備して駆けつけた。
35 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/22(金) 02:26:23 ID:vOjJ+Zbj
age
ageるぜィ
37 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/07(日) 14:18:46 ID:NiHE4B3V
age
38 :
☆:2007/01/17(水) 22:53:38 ID:hkEpJpfS
あげいん
ジョニー×クリスの需要ある?
マイナーだけどさ…
そうやって聞くの何か意味ある?
ないよって言われたらどうすんの?
41 :
☆:2007/01/18(木) 23:26:51 ID:QegTh1WC
ゴタクはいい…
さっさと投下汁
あっすみません、投下してください。
42 :
☆:2007/01/25(木) 23:23:06 ID:ecdV4Vtt
さっき9巻読んだ。
ジョニー、君は一体ナニをしたんだい?
一国の姫までたらしこんで居たとは、是非とも来て欲しかったな。
ようやくここ向けのネタが!? と思ったら没とは。
せつなすぎるよジョニー
相手の首を切り取って脳味噌を啜ったりとか腹に手刀を突き刺して腸を引きずり出したりとか生きたまま四肢を僅かずつなます切りにして達磨にするとかそういう方向かも知れんぞ。
45 :
☆:2007/01/27(土) 17:21:28 ID:yQqdOlHG
腹に手刀突き刺すなんて技ジョニーに出来るのか?
ジョニーの話は色物しか想像できんわ
てか九巻読んでやっとエルト×アルマ良いなと思ったよ
あとリューガ×アルマ無理矢理モノとか
とりあえずジョニー×クリスまだか?
いや…エルト×キャロルの純愛を…
過去スレはもう落ちてる?
キャロルがエルトに逆レイプを…
エルト×キャロル×姫キボンヌ
闇からキャロルの意識が浮かび上がる。
「・・・うん・・・。・・・・え?」
ボーッと目に映るものを見る。見慣れない天井、それだけで不安になる。
「ここは・・、!」
瞬時に意識が切り替わる。
そうだ。最近各地で盗賊の動きが活発化しているため、ある村の警備に来て
いたのだ。現れた雑魚を蹴散らし、首領を追い詰めたところで――
そこからの記憶がない。
自分の体を確認する。外傷などはないようだ。動くことも支障はない。大き
な窓があり、そこから差す光で今が昼だと分かる。
「おや、お目覚めですか?」
突然響いた声に振り向くと、そこには忌々しいあの男の姿があった。
身長は2m近くありかなり大柄であるが、顔には気持ち悪い笑みが浮かぶ。
「あなた・・・くっ!よくも!?」
ぬけぬけと目の前に来た男に、手近にあったランプを投げつけようとした時だ。
「動かない・・・!?」
「昨日この『魔眼』を使って、貴方に暗示をかけたんですよ。一つ目はすぐに
眠りに落ちること。二つ目は僕に危害を加えられないこと。三つ目は僕の許可
なく逃げられないこと。以上の3つをね」
左目を指差しながら、面白そうにアッシュが言う。
俄かには信じられない話だが、混乱するキャロルには十分な衝撃だった。
「そんな、馬鹿な!」
「本当だって。1、2は実証されているんだし、3だって僕が入ってくるのが
あと1秒遅かったら体感できたはずだよ」
「まさか・・・。・・・っ、だからこんな部屋に私を・・!」
「そりゃね。僕はずっと前からこの時を待っていたんだから、保証がなければ
こんな所に君を置いていかないよ。全国で起こってる盗賊の事件、あれは君を
捕まえる為だけに僕らが仕組んだことなんだよ。知ってた?ホント手間掛かっ
たんだから」
国民的関心事であるクイーンナイト入団試験では、合格者は新聞発表される。
今年も例に漏れずそうであり、キャロルの写真も載ってはいた。だが、キャロ
ルとしてはそんな戯言には付き合いきれない。
「ホントだってぇ。今年の試験合格者が新聞に乗って君の写真を見た時、ビビ
ビっと電気が走ったんだから!」
(全国の事件が私を捕まえるためだったなんて、そんな嘘をついてどうするつ
もり?・・・誠実に話をする気がないのは確かみたいですけど)
「一体何のためにこんなことを?結局逃がさないのなら、どこかに閉じ込めれ
ばいいだけですわ!」
「なんでって、そりゃ君のことが大好きだからサ。もっと仲良くなりたいから、
こんなことをしてるんだよ?」
ゾクッと背筋に寒気が走った。
(理解できない)
よほど凍りついた顔をしていたのだろう。アッシュはおかしそうに笑う。
「僕がどれほど君に魅せられたか分かるかい?」
と言ってキャロルのそばに近寄り、その髪を掬う。
「!!」
嫌悪感から突き飛ばそうとするが、腕が止まる。
「盗賊達と戦う姿・・・・・・あれは最高だった。凛とした表情、白い四肢、松明の
光に揺れる金髪、スカートから覗くガーター、目を奪われたよ。部下が倒され
ていく中僕はどうしていたと思う?膨張させて、ズボンを押し上げてたんだよ?」
身の危険を感じる。今までは意識しなかった種類の危険を。
「でも、安心して。騎士団の人が心配するといけないので、まず帰してあげる
から。僕としても、いきなり突っ走って君に怖がられたくないしね」
「!それは本当ですの!?なら、早く私を帰しなさい!」
彼女の手からランプを取り上げながらアッシュは言った。
「いいけど、一つだけ条件があるよ?」
「それを穿いて帰る・・・ですって!?」
男の手にあるグロテスクなショーツ。内側なんて見たくもない。
「うん、そいつは宿主を見つけると自発的にその体内へ入っていくからね。僕
と同じ精液出すから、妊娠するかも知れないけどまぁいいよね」
とんでもない申し出に当然反対しようとして、思いとどまる。相手には魔眼
がある。下手に逆らって首枷を増やされるより、従順に見せかけた方が良くは
ないか。
かくして少女はアルシリア城へ帰ってきた。股間から牡液を垂れ流しながら。
唯一の救いは今が安全日だということ。化物の仔を妊娠など絶対にしたくない。
どうにか姫や上官へ報告を終えたところで、ドレスの下のスパッツはぐしょ
ぐしょだった。歩く度に汚液が膣から漏れ出す。一歩ごと、とろりとろりと。
嫌悪感だけだった魔生物の責めは、キャロルに肉欲の渇きをもたらし始めた。
彼女の意識は桃色の空間を漂い、膣からは白濁色の本気汁が流れている。彼女
の願いは唯一つ。いかせてほしいということ。
淫生物の責めは浅瀬のみのため、処女膜は破られていない。だが、飽くまで
も「調教用」なのか、彼女を決していかせてはくれなかったのだ。
もう秘部を中心としてまるでおもらしをしたかのように濡れぼそっている。
歩く時、膣から垂らさないようにと自然と内股になるため、両足の内側はまる
で白い川ができているようだ。
我慢できずに、スパッツを交換するため自分の部屋へ向かおうとした時だ。
「キャロル!おい!」
「え?」
廊下の向こう側から見知った姿が駆けてくる。悲しさがこみ上げる。会いた
くなかった、そう思った。
「あ、あら?エルト?」
気付かれてはいけない。気付かれてはいけない。ピンク色の霞がかった頭で
そう繰り返す。心拍が早くなる。
エルトはキャロルの前で急停止すると、まるで怒っているかのように捲くし
立てた。
「『あら?』じゃねーよ!一体今までどこほっつき歩いてたんだ!」
「ふん、ちょっと盗賊、ッ、退治に手間取っただけで、大袈裟で・・・・・・うンッ!」
言葉を発すれば異変が顕著になってしまう。とろけきった膣肉は悦びに打ち
震えるが、わずかに残る理性が現状の危機に怯える。
「?どうかしたのか?」
そわそわし始めたキャロルの様子を見て、エルトが近付いてくる。下半身の
力が抜け、壁に背中で寄りかかる。どうしよう。打開策が浮かばない。乙女の
頭が不安でいっぱいになる。
(いまは、いまはダメですわ・・・!おねがい・・・!エルトの前でだけは・・・・!)
打つ手なく最後にそう願った時、どういうことか運良く生物は動きを止めた。
「!?」
瞬間感じたのは、深い不満だった。秘肉が快楽を求めて疼く。明らかな欲求
不満だ。だが、少女は何とかそれを脇に追いやる。
「な、何でもありませんわ!気にすることはありません!」
自由になった体でエルトを制する。
「お前がいなくなって、こっちは大騒ぎだったんだぞ!」
ずずりうぅぅっ!ぬるるっ!!ずりゅううぅ!
「・・・・・・!!・・くぅ!・・わ、悪かったと・・・思っていますわ・・・・・・」
突然動きが再開された。膣壁は肉茎をギュッと挟み込む。牝器官は歓喜の声
を上げ、待ち望んだ刺激にアドレナリンが放出される。四肢がまたしても震え
出す。
一方のエルトは、素直に謝罪の言葉を述べるキャロルに毒気を抜かれていた。
「本当にどうしたんだ?お前らしくないっていうか、なんかその・・・」
色気が漂っている。それもそうだろう。生きたバイブに1日中犯されぬき、
しかもいかせてもらっていないのだ。
色白の美少女から発せられるフェロモンはエルトにも作用していた。
「な、なんでも・・・ありません、うぅ!昨日の疲れが、残っているだけ
ですわ。んぁっ・・、そ、そろそろ、休みたいのですけれど・・・?」
お願いだから一人にして、心の声が聞こえてくる。私が私でなくなる前に。
「あ、ああ、そうだよな、悪ぃ、ひき止めちまってさ。・・・ゆっくり休めよ。お
前がそんなじゃ、張り合いがないぜ」
願いが通じたのかエルトは申し訳なさそうにそう言って、来た道を引き返そ
うとする。
(――あ)
「ま、待って!」
知らずに声が出ていた。浅瀬への責めはいよいよ激しさをまし、射精衝動は
近い。火照った身体。溶けかけの思考。自分は何をやっているのだろう。帰し
てしまったほうが絶対に良かったはずなのに。混乱しているのが自分でも判る。
どうしよう。何も言えないのに。言えるはずもないのに。どうして、どうし
て、こんなことに。
知らず両目の端に涙が溜まり、一筋頬を伝ってゆく。
エルトは驚いて何か言おうとするが、それを遮るようにしてキャロルが言葉
を発した。
「も、もし、はぁっ!私が何かの危機に・・・あったとき、ぅんっ、・・・あなたは、
・・・助けてくださる・・・?」
キャロルは紅潮した顔で上目加減にそう聞いた。もしかしたらそれは、彼女
なりの精一杯のSOSだったのかもしれない。
エルトは、いやエルトも混乱していたが、彼女へ向き直った。きっとこうす
るのが一番良い様に思えたのだ。いつものようにニカッと笑って、
「あったり前だろ!こんな手ぐらい、困っている仲間がいりゃいつでも差し出
してやらあ!!」
嬉しかった。ただ嬉しかった。もう言ってしまいたい。ここで全てを言って
しまえばどんなに楽だろう。恐らく彼は戦ってくれる。でも――
そしてその時がやってきた。今日一日で何度も味わった感触。汚生物の逼迫
した脈動で、それが起こることが判った。
きて。こないで。だして。だしちゃだめ。相反する声が頭で鳴り響く。一際
強く、グンと突き上げられた瞬間――
ビュルッ!!ビュルッ!!ビュルルルッ!!!
「だから判ったな、余計な心配しないで、今お前がやることはしっかり休むこ
とだぜ?」
出されている。彼の目の前で。いやだ。本当に孕んじゃう。絶望の帳が下り
る。だが、心の片隅でこんなにも興奮するのは何故だろう。
(ご、ごめん、なさい、・・・エルト・・・、私・・・いま・・・、射精・・・されてるの・・・)
じゃあなと言いエルトが去る。キャロルの目から押し留めていた分の涙がさ
らに流れ出す。同時にぐちゅっ、ぐちゅっという抽出音が聞こえてくる程に下
腹部は大洪水になっていた。大量の精液と愛液が混じり合い、中に入りきらな
いものが続々と流れ出てくる。
ビュルルッ!ビュルルルッ!!ビュルルルッ!!!
(いやぁ・・・!んん・・・・・・。もう、いやぁ・・・)
最後にもう一度おぞましい生物の先端が弾け、新たな精液を注ぎ込んでくる。
もはやスパッツを通り越して、白濁液は廊下の床へベチャベチャと垂れ流され
ている。今までで一番大量の精液を吐き出し、ようやくおぞましい生物はその
動きを止めた。だが、寄りかかった壁に張り付けられたように身体を動かすこ
とが出来ない。
何分か経過し、なんとか身体を離し部屋へ行こうとした時、ドレスのスカー
トで隠されていた床が目に入った。一面の白、白、白。溶けたアイスクリーム
のように、床いっぱいに広がっている。自分が汚された証拠を、これ以上見て
いたくない。キャロルは泣き腫らした目のまま、急いで部屋に向かった。
翌日、キャロルはアッシュのもとへ引き返した。誘われるままに部屋に入る。
そこがベッドルームだと気付くと同時に、キャロルは唇を塞がれた。驚く少
女を押し倒すようにして、ベッドへ転がり込む。仰向けで寝かされるキャロル
の上に、四つん這いのアッシュの姿があった。
「それじゃ脱いで貰おうか」
乙女は赤くなった顔に精一杯の眼力を込めて、軽蔑するように相手を見下す。
(こんなのが、ファーストキスだなんて・・・!)
「・・・・・・この、はぁ・・・はぁ、外道が!」
「誉め言葉?」
キャロルはロンググローブ、ロングブーツを脱ぎ、クイーンナイトの制服の
前をはだける。白い肌と対照的な黒いアンダーウェアがあらわになり、次にガ
ーダーを外す。
ようやくといった気持ちで忌々しい下着を脱ぐ。それは2日間で恐ろしい位
ぐちゃぐちゃになっていた。呪縛から逃れると同時に、膣に喪失感が走る。疼
きはなくなったが、そう感じるまでに身体が変わってしまったことが悔しい。
「ハハ、初めて見るけど思ったとおり無毛なんだね。嬉しいよ」
アッシュはアンダーウェアをずり上げつつ、局部をみつめてそう言う。
キャロルのヴァギナは期待通りの美しいものだった。発達した陰唇に無毛の
秘裂からは、膣肉がかすかに覗く。しかし過酷な凌辱を受けていることなど微
塵も感じさせない、鮮やかなピンク色をしている。清廉な割れ目からゴプリと、
白濁液が漏れ出す光景は、倒錯したエロスを醸していた。
「こんなことをさせるなんて、大した変態ですわね!」
漸く落ち着いた呼吸を取り戻し、相手を罵倒する。制服を出来る限り残すよ
うな面倒臭い脱ぎ方を命令したのは、勿論アッシュである。制服を着ていると、
このはしたない姿が騎士団にも知られるような気がして落ち着かなくなる。
アッシュは無言のまま無骨な手が局部に近づけ、人差し指と中指で陰唇を左
右へゆっくり開いてゆく。
「ひゃうっ!」
男の指の熱が伝わる。敏感になっている膣は、これまでと違う感触を鋭く少
女に伝えた。
執拗なる蹂躙で膣肉はとろとろに崩され、むせかえるような牝臭が立ちこめ
ている。そこに新鮮な空気が入り込むことで、新しい刺激を期待する身体はだ
んだんと熱を帯びていく。
「この状況でおマンコがこれだけ濡れ濡れになってる君の方こそ、変態だと思
うけど。調教はよく効いたみたいだね。前戯は・・・いらないか。そんなのやっち
ゃったらすぐいっちゃうだろうし。初めては僕のモノでいって欲しいしね」
そう言うとズボンを脱ぎ、男性器を露出する。それはあまりにも巨大な異形
だった。普通の男性の倍近い大きさがあるそれは赤黒く血管が浮き出ていて、
無数の肉いぼが全体を覆っていた。
「ひぃっ・・・・・・!い、一体なんなんですの・・・・・・それ・・・!!」
あまりの異形に目が釘付けになる。幾ら準備ができているとは言え、あんな
ものが入るのか。
「君がこれからずっとお世話になるものを、それ呼ばわりは良くないなぁ。ま
あその辺も含めこれから教育していくけどね」
アッシュは腰を前に出し、亀頭と膣洞を密着させた。目の前につき付けられ
た貞操の危機に、膣肉は恐れからか収縮する。
「や、やめなさい!それ以上のこと・・・・っあ、ああああぁぁ!!」
ずるっ・・・ずずずず・・・・・・
結合部からは一筋赤の曲線が引かれ、シーツに小さな染みを残す。
想像と異なり、破瓜の痛みは無いに等しかった。むしろ予想以上の感覚が流
れ込んでくる。
遂に最深部に到達した。その衝撃に息が止まる。
「っと、ここが子宮の入り口か。かなりキツいね・・・油断してるとすぐ果てちゃ
いそう。キャロルちゃん、大丈夫?」
「ひゃふっ・・・・・・!!う、動いてる・・・!!」
ふむ、痛くはなさそうだ。それを確認し目が細まる。
前後運動が始める。スピードはゆっくり目で、キャロルの中をじっくり楽し
もうという考えが見て取れた。
そのように粘膜をこね回される内、少女に異変が起こった。驚きに包まれた
未知の感覚が、強烈すぎる快感へと変貌していく。
「!??」
キャロルにとっては全く想定外のことだった。下腹から伝わる悦楽はじわじ
わとその勢いを増していく。2日間焦らされ続けた膣肉が、遂に挿入されたペ
ニスに歓喜し始めたのだ。調教下着を脱いでから少なくなっていた愛液が、再
び分泌される。
「よしよし、こなれてきたみたいだね」
そう独りごちると、左手を豊かな双乳の先端部へ伸ばし硬くとがった乳首を
弄り始める。だがその手つきは想像と違って柔らかで、壊れ物を扱うような優
しい愛撫だった。
「んあっ!・・・・・・ぅん!」
思ってもいない責めに嬌声が出てしまう。アッシュは同時に、右手を結合部
の上で膨らみ始めた肉真珠へと向け、その包皮を指で転がし始めた。こちらは、
牡の本能のままに激しく動く。
「あうぅっっ!!こ、これ以上は・・・・・・ゆ、許しま・・・・・・ああああぁぁぁ!!」
(なにこれ・・・!なにこれ・・・!なにこれぇぇ・・・・・・!!)
3点への同時責めにより、キャロルの身体はふわふわし始める。3箇所から
全く違う光が照射され、中枢である頭は真っ白になってしまう。視界に靄がか
る。限界が近かった。
妊娠するかもしれない、頭では判っているが、もう止められない。渇きを、
疼きを、早く鎮めて欲しい。エクスタシーの前兆か、少女の身体が震え出す。
「ん、もういっちゃう?でもだめ。まだいっちゃだめだよ」
「だめ・・・・・・、来る、もう来ちゃうぅ!」
そうして登り詰めようとしたその時、突然アッシュの動きがストップする。
またいけなかった。それだけで胸に切なさがこみ上げる。
「ど、どうして・・・・・・」
「僕の言う事を聞かなかったから。まだだめだって言ったよね。言うことを聞
けない子にご褒美はあげられないなぁ」
結合部が切なさを訴える。今までさんざん焦らされてきた。やっと満たされ
そうだったのに、こんな仕打ちは――
「再開して欲しかったら、2つ条件がある。1つ、僕と同時に絶頂すること。
2つ、その時は『いく』と言うこと。判った?」
確認するように腰を一押しする。
「はんっ・・・ぅぅ・・・」
それだけで悦びの波が全身に駆け巡る。いつもなら一笑に付すふざけた条件
だったが、冷静な思考ができないこの状態では、そうしろという方が無理である。
「・・・わ・・・判りましたわ・・・」
「『お願いします、いかせてください』」
「お、お願いします・・・、いかせてください・・・・・・」
少しの躊躇いはあったが、ほとんど反射的に言ってしまう。ニイと笑うと、
大男はそれまで以上の猛烈な勢いで突き上げる。
ズブッ・・・ズブッ・・・・・・ズブブブッ・・・・
「ふぁぁぁぁぁ!!!だめ、死んじゃう、しんじゃうぅぅぅっ!!」
頭の中で赤い炎が一斉に燃え上がる。亀頭で子宮口を突き上げられ、肉いぼ
を淫襞の一つ一つに馴染ませられる。
アッシュはさらにクリトリスの包皮を突くタイミングに合わせて剥いたり被
せたりを繰り返し、悶えて金髪を揺らす女騎士に濃厚なキスをする。
「んんんんっっ・・・!ん、ん・・・んん・・・・・・・・・」
もう顎に力が入らない。されるがままの状態で、一気に頂上へと登りつめる。
ジュブ!ズブブ!ズブブ!ジュブ!ズブ!
「ぷはっ・・・!も、もう・・・!」
「いいのかい?僕のを出されたら、赤ちゃんできるかもよ?」
「いいから!赤ちゃんできてもいいからぁ!!だして、いかせてぇぇ!!」
「よし、出すよ!」
「あ!あぁぁ!!い、いく、いくぅぅぅーーー!!」
ドビュルルルルルル!!ビュゥゥゥ!!ビュゥゥゥ!!
散々押さえつけられていた精神が、遂に天高く舞い上がる。途方もない多幸
感、魔悦感。欠けていたピースがかちりと音を立てて嵌る。今までに感じたこ
とのない満足感だった。
(す、すごいぃぃぃっっ・・・!!これ・・・、すごぃぃぃ!!)
ドビュウウウウウウ!ドクドク!!ドビュゥゥゥゥ!!
その間も不浄の液体は蜜壷を犯し続け、ビチャビチャと中に出される感触で
また頂上へと到達させる。
「うぁぁぁぁ!!ま、また・・・来て・・・・・・あぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
白い背中がビクンと反る。小さな震えが全身まで行き渡ったころに、秘園か
らは収まりきらなかった汚液がドロドロと漏れ出した。
「あぁ・・・・・・?」
少し飛んでいた意識がクリアになった途端、胎内のモノがズンッと動く。
「・・・え?」
「何を呆けてるんだい。1回や2回など数のうちに入らないよ。まだまだ付き
合ってもらうからね」
言ってることが信じられない。これだけ大量に出しておいて、まだ足りない
というのか。アッシュは女騎士のお尻を正面に向けさせると、抽出を再開する。
「ま、待って・・・!うくっ!す、すこし、や・・・はぁっ!休ませて・・・・・・!!」
ズブッ・・・ズリュッ・・・ズブブブッ・・・!
上半身に力が入らず、前に突っ伏すような形になっている。それでいてお尻
だけが男を誘うように持ち上げられ挿入されている図に、キャロル自身がより
興奮してしまう。
(・・・な、なんでこんな格好で・・・!気持ち良く・・・・!?)
更に、肉襞の動きが変化する。これまでは、一体となって男を包んでいたが、
ここにきて幾つものイトミミズが別々の刺激を与えているかのようにうねうね
と蠢きだしたのだ。
「!?ハ、ハハハ!!最高だよ!キャロルちゃん!」
「ふぅー・・・!ふぅぅっ・・・・・・、ふぁぁあああ!!」
更にバックになったことを良いことに、アッシュはGスポットにペニスを擦
り合わせてきた。右手は今もまだすっかり膨張してしまったクリトリスにあて
がわれ、指先で転がされ続けている。表と裏両方からの快感の波に、女騎士の
紺藍の瞳でバチバチと火花が散る。絶頂のすぐ後であり敏感になっていたこと
もあるのだろう、程なくやってくる魔悦の大波の予感に彼女は身を震わせた。
「はひゅっ!はひぃっ!わ、わらひ・・・も、もう・・・・・・!!」
「ハハ!キャロルちゃん、敏感すぎ。まいいや、一回いっといで!」
「んひいいいぃぃぃぃ!!はぁっ!!ふぁぁあああ!!」
腰の動きが一気に激しくなる。膣の裏側から発生する絶え間ない享楽に自我
はとっくに流されている。女騎士はシーツに顔の左側を押し付けて身悶え、そ
の桜色の唇からはだらしなく涎が垂れる。
大男の手の動きが強いものになり、一気にクリトリスが締め上げられる。
「いく、ひぁ!あ、あ、ひ、いくぅぅぅぅぅぅぅ!!!」
プッシャアァァァァァッッ!!
その瞬間、絶頂の階段を上ると同時に潮まで吹いてしまう。ビクビクとした
震えが下半身を中心に広がっていく。暫し桃色の頂を彷徨っていたが、
「君が見るべきは天使様じゃなくて僕だよ」
そう言うアッシュの言葉と激しい肉茎の動きでまた現実へ呼び戻される。絶
望と悦びが蘇る。どちらが本当の自分なのかもう判らない。
ただ少しの間本当に気を失っていたらしい。いつの間にか男のものは膣深く
まで侵攻し、先端が膣壁の最奥を叩くのを感じる。身体はベッドから起こされ
ており、背面座位の形になっている。下から突き上げられるため、その度にぼ
やけた視界が揺れる。
「ひゃふぅ!!お、おへがい・・・!ふぁっ!あ、もうやめへ・・・・・・」
「自分だけ先にいっておいて何勝手なこと・・・・・・うおぉぉ!?」
キャロルが意識を取り戻したことで、蜜壷では更に変化がおきた。最奥を叩
く男を逃すまいと、ペニスの根元で、カリ首で、さらに尿道付近でギュウっと
締める動きを始めたのだ。男へ伝わる快感の差はそれまでと較べようもない。
「ハ、ハハ!全くすごいな君は!どこまで淫乱なんだい!?こことまでとは、
予想以上だよ!」
大男は嬉しそうにそう言うと、膣全体を味わうかのように動きを早める。男
根を絞りつくすように襞はうねり、初めての男となったアッシュの形に合わせ
て馴染みつつある。加えてこの3段締め。堪らない、と正直思った。
目の前で揺れるキャロルのカールする長髪に顔を埋める。健康的な少女の匂
いと男を求める雌の臭いが混じりあいえもいわれぬ背徳感を生み出す。女騎士
の顔をこちらに向け、無理矢理にキスをする。最初こそ抵抗する素振りを見せ
たが、とろとろの身体はすぐに陥落し男を受け入れる。
「んん!!んふぅ!ふぁぅん・・・!んぁ!!はぁ、うん・・・・・・!」
(イヤなのに・・・キモチいい・・・!い、いきそう・・・!)
螺旋階段を降りていくように、少女は淫獄に堕ちつつあった。
ズリュウ!ズブブ!ズズズ!グチュウゥ・・・!
キャロルは上下左右に激しく揺さぶられ、一突きごとに快楽のパルスが背筋
を登り上がる。肉体はコントロール不可能だった。唇を塞がれての酸欠も手伝
い、興奮はいよいよ高まっていく。
ジュバッ!ジュブゥッ!!グチュッ!グチュッ!!
(本当に、できちゃう・・・!赤ちゃんできちゃうぅ・・・・・・!!)
射精が近いことを秘園は悟り、男根を締め付ける動きに変化する。根元から
亀頭に向けて、輸精管を絞り上げるように。強烈な牝の本能と言っても良かった。
「んふぅっ!!んぷぁ!!ひぁん!!・・・ん・・・んんんんん!!」
キャロルが目尻から涙を流し、なにかを訴えようとした次の瞬間。
「んんんんんんんんんんんーーーーーー!!!!!」
ドピュッ!!ドピュピュッッ!!ドピュドピュドピュッッッッ!!!
2回目とは思えぬ濃厚な獣精がキャロルの最奥へと浴びせられる。
頭に浮かぶことはもう快感のこと、それにそれをもたらす男のことしかない。
自動的に口が開く。
「ぷふぁっ!あっしゅ、好きぃ、ドピュドピュ、すきぃ!!」
遂に心までが悦楽に乗っ取られる。無論根本から屈服したわけではないだろ
うが、アッシュとしてはそれで十分であった。
「ぷはっ、凄すぎだよ、キャロルちゃん!」
舌で流れた涙をふき取る。その涙を舌で転がし、
「あんな動きは反則でしょう?でも、気持ちよかったからもっと出してあげる」
そう言うと、
ビュククッ!!ビュクッ!!ビュクッ!!ビュクククッ!!!
「はぅぅぅ・・・!ン、い、いくぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!」
茫然自失の体で肩で息をするキャロルの中へまた新たな粘液を送り込む。そ
の感触で強制的に、もう一段高い絶頂を向かえさせられる。
少女は、どこかそれを自分のものではないような目で見ていた。手の一本も
動かすことができない。まるで傍観者だ。だが――
子宮だけは違った。ずっと飢えていた分を取り返すように硬く閉じていた子
宮口が緩み、膣内に溢れる生暖かい精液を啜り始めたのである。そしてその源
である亀頭を見つけるや、密着しちゅぱちゅぱ啜る。
「ふぁ・・・・あ・・・・・・・・・」
「僕を干からびさせる気?すごいな、コレ・・・」
アッシュは心底感心したように暫くの間その感触を楽しみ、キャロルをもっ
と味わいぬくように、休憩なしに淫らな宴を続ける。
キャロルは覚めない夢を見るように、上塗りされた愛欲幻想の海をいつまで
も漂っていた。
もうどれ位たったのだろうか。
大きな窓から差し込む光が、そばに置かれたダブルベッドを照らす。掛け布
団だけがもぞもぞと蠢いている奇妙な光景。そしてベッドをよく見てみれば、
シーツも掛け布団も男女の交わりを示す染みだらけのひどい有様だった。そん
なベッドの中で行為をすることで、どれだけの淫臭がしているのか。
グチュ・・・グチュ・・ジュク・・・
小刻みな振動により掛け布団がだんだんとずり落ちていく。そこから現れた
のは汗にまみれながら、なお結合を続ける2人の姿だった。
正常位で犯されるキャロルの表情は虐悦に歪み、目前の男のみを捉えている。
アッシュは満足気に抽出を行い、専用の肉穴と化した膣洞に自分の形を最後
まで叩き込む。膣内はこれまでに受け入れた精液でいっぱいになっているため、
抜き差しの度に白濁液が漏れ出す。
「あっひゅ、あっひゅ、きて、いかへてぇぇぇ」
夢見心地にそう言う少女。交わりが始まった最初から一突きごとに理性が剥
がされていき、もう一欠けらも残っていない。
「よしよし、もう出してあげるからね」
ジュブッ!ジュブッ!ジョブッ!ジュブッッ!!
「らめ、らめぇぇ・・・!しゅごすぎへぇ・・・、いく、いくぅぅぅぅぅぅぅ!!」
ドピュルルルルルル!!ビュルルゥゥゥゥゥ!!ビュクンッ!!ビュクッ!!
人間の持久力とは思えない大量の精液が迸った。
ビュクククッ!!ビュクッ!!ビュクンッ!!!
アッシュはキャロルのくびれた腰を抱き、より子宮口と亀頭が密着するよう
に仕向けながら最後の一滴まで出し切る。
キャロルはこのオルガによって体力が切れたのか、最後にアハ、と笑い十数
回目の気絶をした。
「2日間ぶっ通し、か・・・。流石に疲れた・・・か・・・」
男も限界が近かったため、ヴァギナから自身を引き抜こうとする。だが、軽
い違和感を感じた。
キャロルの膣が流石に弱くなってはいたが、淫茎を離すまいと健気に締め付
けてくるのである。まるでこの美少女が別れを惜しんでいるかのように。キャ
ロルへの愛しさが爆発しそのおでこにキスをすると、もう少し余韻に浸ろうと
する。が――
敵意。
すぐに来る、という訳ではないがこちらへ向かってくる敵の存在を感じる。
(無粋な客もいたもの・・・・・・いや、待てこいつは・・・・・・)
認識が進むに連れ、口の端が徐々に吊上がってくる。キャロルの中からペニ
スを引き抜くと、瞬時に戦闘の準備を終える。これまでの疲れなどないかのよ
うな、恐るべき体力。
「よく来た!よく来た!よく来た!」
アッシュは嬉しさの余りそう叫ぶと、まる1日は目覚めないであろう乙女を
そのままに来客の歓迎へ向かった。
キャロルが目覚めた時、またも天井は変わっていた。無機質な石作りの天井。
薄暗いそこは壁に一定間隔で蝋燭が灯されており、出入り口は鉄の扉一つし
かない。自分は柔らかいベッドの上に寝かされており、その姿は衣服など何も
纏っていない生まれたままの状態だった。身体は痛くなっているところなどは
ない。疲れが残っていることは確かだが。
そこまで考えたところであの忌まわしい記憶が甦る。快楽に飲み込まれてい
く自分。あの肉棒の虜と化していく自分。途中からは自分から求めて――。後
悔の念に押し潰されそうだ。
もう一つ心に浮かび上がるものがあった。エルトだ。涙を止められなくなる。
「エルト・・・ごめんなさい・・・。お願い・・・助けて・・・・・・・・・」
身体はすっかり洗われた様で凌辱の痕など微塵もないきれいなものであった
が、彼女にはとてつもなく汚いものに見える。ベッドの上で両足を抱き、膝へ
顔を埋めるようにして乙女は静かに泣き続けた。
それから暫くたった頃。扉をノックする音に続いて入ってくる人影があった。
2人いる。1人はアッシュ。もう1人は――
「エルトッ!!?」
驚きの声が出る。次に喜びが爆発しそうになるが、そこで様子がおかしいこ
とに気付く。全身を覆うおかしな黒いマントは。どうしてこの男の後ろを大人
しくついて来るのか。それにあの虚ろな瞳――
「・・・・・・エルトに、なにをしましたの!!?」
「察しが良くて助かるよ。ちょっと魔眼で自我を封じさせてもらった。今では
僕の言うことを聞くかわいい人形さ」
「そんなっ・・・!くっ、エルトが、どうしてここに・・・」
「どうやらさ、君を助けに来たみたいなんだよ。泣かせるネェ〜!この!この!」
いつも以上に機嫌がいいのか、男の軽口が止まらない。エルトへの申し訳な
さで胸が締め付けられる。
しかし何とか気力を振り絞い、アッシュに対峙する。
「エルトを、一体どうするつもりですの!!?」
「んん〜いい質問だヨ。さあさあお立会い、ここに愛する2人がめでたく再開
を果たしたわけであります、拍手〜。パチパチ。燃え上がる2人の愛情、もう
誰もそれを止めることなどできない!そこで心優しい僕は考えた、この子達に
何をしてやれるのかを。そうだ!2人の交わりを生暖かく見守ってあげればい
いじゃないか!そう!そのためにこの席を用意したんだよ」
「ば、馬鹿も休み休み言いましたら!私達で交わりなど・・・!!」
考えてもいないというふうにキャロルは言うが、その頬には赤みがさしている。
「つれないこと言わないでよぉ。エルト君の方はこんなに準備ができてるって
言うのにさ」
ニヤニヤ笑いながらエルトのマントを脱がせる。そして現れたのは、キャロ
ルと同じように裸の少年騎士の姿だった。少年の身体で一際目を引くのが上向
きにはちきれん限りに勃起した男根である。そうは言っても、エルトのそれは
先端まですっぽり皮が被さっており、大きさもアッシュのものの半分かそれ以
下しかなかったが。
「エルト君には自我を封印する代わりに、一つの暗示を受けてもらった。君を
見ると性欲が止められなくなって、オマンコに自分のを突っ込みたくって堪ら
なくなるっていうやつをね。ほら、こんなに腫らして可哀想に」
「なんていう、ことを・・・・・・」
それはこう言った方が正しかっただろう。「なんでこんなことを」するのか。
どんな理由があるのだ。この男が何を考えているのか、判らない。この男の狂
気に飲み込まれてしまいそうな恐怖を覚える。だが――
(許せない・・・・・・!!)
人の心を弄ぶやり方、個人の尊厳を踏みにじる行為。何より、エルトにまで
手を出した!!復讐を誓うその目には、さん然と意思の炎が灯る。
その様子にアッシュは舌なめずりし、次の瞬間エルトの身体が苦しそうに震
えだす。性欲が今までより高められたのだ。
「な!?エルト!?」
「いや、これは(僕が)もう我慢できないってサインだよ。よっぽど君が好き
なのかな?・・・よし、もういいぞ」
大男の力によって動きを封じられていたらしい少年は、その言葉を聞いた途
端に自由を取り戻す。そしてベッドまで駆け寄ると、一気にキャロルの上に飛
び乗ってきた。
「きゃあっ!!エルト!」
少女は身体を丸めるが、幾らクイーンナイトと言えども女性の力で男に敵う
はずもない。ベッドに組み敷かれ、閉じた両足をこじ開けられそうになっていた。
「エルト!!聞こえますの!?エルト!!」
キャロルとは対照的にエルトの表情に感情はない。自我が消えているのか、
自我はあっても表に出せないのかは窺い知れないが、アッシュの支配がよく効
いているということだけは確かだ。
両足が開かれ、無毛の恥丘が顕わになってしまう。エルトはそこへ自分のペ
ニスを合わせようとするが、なかなか上手くいかない。性について興味を持ち
始めたばかりで、知識はほとんど持ち合わせていないのだろう。
「あーそうそう、殺精子剤をさっき挿入しといたから存分に中出ししてもらっ
ていいよ。僕謹製の特別なヤツだし。キャロルちゃんに彼の子供なんか生ませ
ないから、安心して!」
足を組んで悠々とこちらを見るアッシュの声が響く。
(どこまで侮辱すれば気がすみますの・・・・・・!)
そちらへ目だけでありったけの敵意をぶつけつつ、少年に絶えず呼び掛ける。
「お願い!目を覚まして!エルト!操られているのが判りませんの!!?」
少年騎士はそんな声には耳をかす様子もなく、乙女の女陰に何とか包茎棒を
入れようと躍起になっている。何度も入れようとしては外れ、入れようとして
は滑り、そんな調子で見ている方が可哀想になってくる。
「目を覚まして!!2人で、力を合わせなければ!そうすれば、あいつを
・・・いいいぃぃぃっ!!」
その時少年の欲棒がようやく胎内へと挿入された。キャロルは前回アッシュ
に犯された時は生体バイブにより十分すぎる下準備がされていたが、今回は濡
れてなどいない。そこへ小さいとはいえ男のものが入れられたのである。まる
で局部が裂けるかのような激痛が彼女を襲った。
「い、痛い!痛いですわ!と、止まって・・・!!」
苦痛に顔を歪めながらキャロルは懇願するが、初めて体験する女の感触に酔
いしれる少年にそれが届くはずもない。
ズッ・・・ズリッ・・・ズリッ・・・・・・!!
(くぅ・・・痛い・・・!エルト・・・気付いて、痛い・・・・・・!)
苦痛が彼女を覆いつくしたその時、
ドピュッ!!ドピュッ!ピュッ!
「え・・・・・・??」
少年が達したことが、膣内にかかる温かな液体の感触から判る。一方的すぎ
る肉交。そこには苦痛しかなく、余りに短く、余りにあっけない。
「ふぅーっ!ふぅーっ!はぁっ!はぁっ!」
彼女は呆然とした表情で息を荒げる少年を見上げる。なんで勝手に挿入し勝
手に果ててしまうのか、自分は痛みをこらえているのに――。相手が操られて
いることは判っているが、どうしてもそう考えてしまう。
そしてもう一つ胸にあるのは、漠然とした物足りなさ――
そんな淫らな考えに気付き、振り切るように頭をぶんぶんと左右に振る。
(今考えるべきは、そんなことじゃないはず!まずエルトを正気に戻さないと!)
「エルト!!エルト!!お願いですわ聞いて!私あなたに伝えたいことがある
の!だから、早く正気に戻って!」
だがその叫びを無視して、エルトはピストン運動を再開する。自らが出した
白濁液、そしてようやく分泌され始めた愛液が潤滑油となり、先程よりはスム
ーズに出入りするようになった。徐々にキャロルの痛みも退き始めている。
「あなたと同じクイーンナイトの、キャロル=ルナハイネンですわ!喧嘩もそ
りゃあしまけたけれど、あなたのこと結構認めてますのよ!?」
ズブッ・・・ズブッ・・・ズビュッ・・・ズブッ・・・!!
悲しい光景だった。セックスは男女の騙し合いと言う人もいるが、騙し合い
すらない。互いに別のことを考え決して交差しない、獣のような交わり。
「だから、早く目を覚まして!大切な女性がピンチの時、クイーンナイトなら
守ってくれるのでしょう!?」
気の強さがすっかり影を潜めた、懇願する目。でも止まらない。それどころ
かスピードを増していく。
「エルト・・・!お願い、お願いだからぁ・・・!」
ズン・・・ズン・・・ズンッ・・・ズンッ・・・!
エルトが例え正気だったとしても、ここで止められはしなかっただろう。ア
ッシュのものより小さくとも、キャロルの膣肉は肉棒を咥え込み、すっかりう
ねりの虜にしていたのだから。
「どうして・・・・・・!そんな暗示ぐらい、どうして破れませんの!!」
業を煮やしたキャロルがそう叫ぶ。そうは言うものの、魔眼で掛けられた暗
示はまず破れるものではない。身をもって実感しているはずだが、それでも言
わずにいれなかった。エルトなら――そんな淡い期待の反動なのだ。
お腹の中に響くリズムの間隔が短くなってきている。膣から溢れる分泌液も、
その量を増している。でも、物足りない。相手が勝手に盛り上がっていて、こ
れは何のオナニーなのだ?刺激が欲しい。あの男だったら――そこで正気に戻る。
「フゥッ!フッ!ハッ!ハッ!」
頭上では少年がまだ一人相撲を続けている。腰付きからフィニッシュが近い
ことが判るが、少女に快感と呼べる衝動は沸きあがってこない。信じていたの
に、世界にそんな絶望の色が広がり始める。ああ、まずい。このままじゃ。彼
に罪はない。それは判っているのに・・・。でも、このままでどうする?この行為
に、報いはあるの?気が付けば思考は何故かあの男へ飛んでいる。そんな無限
ループに、キャロルは嵌りこんでいた。
ドクッ!ビュッ!
泥濘としかけた思考が多少クリアになったことで、射精されたことに気付く。
2回目で精液の量自体かなり少なく、勿論キャロルは絶頂など迎えることは出
来なかった。
「うん、この辺かな」
何かが動く音が地下室に響く。そちらを向くと、アッシュが椅子から立ち上
がりベッドへ寄って来るところだった。
「ここからは僕も混ぜてもらおうか」
「一体、何をする気・・・?」
宿敵を捉えたことで、意識がはっきりしてくる。アッシュはふん、と鼻で笑
うといけしゃあしゃあと言ってのける。
「大分退屈しているようだったからね、お2人のために僕が一花を咲かせてあ
げようと思ったのさ」
男はエルトの動きを止め、キャロルから離す。そしてキャロルの身体を少し
持ち上げると、自分はその下に潜り込んで来た。
(こいつ・・・・・・今度は何を・・・・・・!)
アッシュは既に勃起したペニスで少女のアヌスをくいっと押す。その瞬間、
じゅん
心に新たな感情が生まれる。
「!!?」
(な、なに・・・・・・!?)
驚愕に目が見開かれ、身体は硬直する。
「昨日、いや一昨日だったかな?君が僕のもので前後不覚になっている間に、
魔眼を使って一つ暗示を掛けたんだ。『アナルがしあわせスイッチになる』っ
ていうね。」
言っている意味がわからない。排出器官がこの恥辱にどう関わるのか。
「な・・・!?そんなふざけたこと・・・・・・うああぁぁぁぁ!!?」
キャロルを遮るように、アッシュは窄まりの皺に沿って自身の先端部を小さ
く1周させた後、肛門へ亀頭部を押し込んだ。その瞬間えもいわれぬ幸福感が
背筋を駆け上る。
(ひ・・・!!な、なにこれ・・・・・・!?)
じわじわと広がっていく謎の感情。自分の気持ちが変わっていく・・・そんな理
不尽な責めにキャロルは恐怖する。
少女はアナルセックスなど勿論初体験だが、通常尻での性交には相当な慣れ
が必要である。痛みや苦しさがなかったのは、暗示の副作用だろう。
そしてまたいくら痛みがないとはいえ、初めての肛虐で傷ができないのは驚
異的だった。後ろでも相当な素質を持っていることに、男は喜悦を隠せない。
同時に横に退いていたエルトが、乙女の前に来て秘裂へ陰茎を挿入した。海
綿体は2度の射精によって大部分の膨張力をなくしているが、それでも行為を
続ける姿は、少女の目に憐れに映る。
しかし前後から責め立てられる快感は、これまでの比ではなかった。括約筋
はぎりぎりまで押し拡げられ、肉いぼだらけの魔根を飲み込んでいく。それに
つれ、じわじわと幸福感がキャロルを侵して行く。
「ああああぁぁぁぁぁっっ!!・・・・・・いや、いやぁ!」
入れられると、心が温かくなりほっとする。抜かれると、嫌悪と怒りがこみ
上げる。絶対的な安心に頬は緩み、次の瞬間には驚愕で引きつる。
「うん!・・・違う、これは違うのぉ!!」
男は巨根を半分程埋め込んだところで一旦ストップし、その深さで前後運動
を始める。
「ひゃぁああああぁぁ!!怖い、でも・・・でもぉ・・・・・・!!!」
ぐちゅ・・・!ぐちゅ・・・!ちゅ・・・!!ぐちゅ・・・!!
こんな侮辱を、許さない。嬉しい。
殺す、こいつだけは殺してやる。しあわせ。
相反する感情が乱れ飛んでいたが、徐々に法悦が大きく育っていく・・・。
(・・・違う、それは私の思いじゃない・・・!)
頭では否定するが、本当はどうしようもなく幸せだった。
アッシュは面白そうに少女の顔を覗き込むと、ゆっくり語りだす。
「最初に会ったとき、魔眼を使ったって言ったよね。僕に手出しできないのと
逃げられないことだったっけ?実はあれってすぐに効果を消したんだ。つまり
君はいつでも僕を殺せたし、どこへでも行けたのさ。なのに『暗示があるから』
を枕詞にしちゃうなんて、君はちょっと言葉に飲まれ過ぎたんじゃない?」
事実そうだった。抵抗できないと思い込み淫らな調教を受け入れてしまった。
嫌だったはずのそれを心と身体は渇望し始め、今は排泄のための穴まで犯さ
れている。自分の適応力は、想像していたよりもずっと上だった――
「そんな、あぁっ、それなら私は何のためにこれまで・・・・・・!!・・・・・・あ、ん
あああぁぁあああああっ!!」
自分のやってきたことが無駄だった、そんな絶望感さえ幸福感に飲み込まれ
る。それなら今から殺してやる、そんな殺意さえ幸福感に包まれる。怒りや憎
しみならまだいい。そこから復讐することもできるのだから。この気持ちは、
全てを飲み込み満たしてしまう――。
「だめぇっ・・・・・・!!ふぁっ・・・!・・・でも、しあわせぇ・・・・・・!!」
とてもアナルセックスが初めてとは思えない程の腸液が溢れ出し、膣でもそ
れに釣られるように牝蜜が大量に湧き出す。表情はとろんとしていて、それは
まるで愛しい人との幸福な一時を思わせる。
グチュ・・・!ブチュ・・・!チュブ・・・!ブチュ・・・!!
憎しみも悲しみもそこにはなかった。怒りも寂しさもない。彼女が感じた唯
一つの真実は、本当に何もかもが幸せであるということ。それだけが紛れもな
いリアルだった。
「んん〜〜っ!!も、もっと突いて・・・!お願いだから・・・・・・!」
抜く時の排泄にも似た悦楽。
入る時の幸福感。
肉いぼだらけの巨根でそれを繰り返されるうち、快楽の波紋で女騎士の理性
は瓦解し、その背徳行為にのめり込んでしまっていた。
「いぃ!!き、きちゃう・・・!もういっちゃうぅ〜〜っ!!」
「よし、一緒にいこうね」
汚らわしくも淫靡な音を立てながら、キャロルのアヌスが不潔な勃起を磨き
立てていく。ペニスを食いちぎるような括約筋の収斂に、射精衝動がピークに
達する。
「くっ!出すよ!!」
ドピュルルッッッ!!プビュルルルルル!!ブピッ!!
「んああぁぁぁあ!!いく、い、いくうぅぅぅぅぅ〜〜っっ!!!」
びちゃびちゃと男の熱い粘液が、腸壁内を白く染めていく。それがより大き
なしあわせとなって少女に刻み込まれる。
「うあ・・・・・・。あひ・・・・・・・・・」
(し、しあわせ・・・・・・。これさえあれば、何にもいらない・・・・・・。これだけ
・・・・・・)
法悦の境地でまどろむキャロルから、突然ペニスが引き抜かれる。
「え??」
幸福感、安心感が怒り、憎しみに一変する。あまりの感情の落差に、どちら
が本心なのか判らなくなりそうだ。
そして同時に感じるのは、大きな空虚感。信仰にも似た、絶対的なものが消
えたのだから、その空虚さ、虚脱感はいか程か。
だが、「正気」に戻れたことで何とか元の自分に立ち返ることができた。
「・・・・・・・!!」
今の乱れた姿が脳に焼き付いている。あの幸福感に抗うことはできないが、
それでも淫らに男を求めてしまった自分が嫌になる。キャロルは涙を流しなが
ら、エルトのことを思い浮かべる。だからどうと言う訳ではないが、その姿を
捜し求めてしまう。
(エルト・・・どこ・・・。・・・そうだ、彼は今・・・・・・)
そしてその姿に目を見張る。彼は今も、キャロルの膣穴に己を押し込んでい
た。既に2回射精したペニスはなんとか勃起している程度で、硬さも弱くなっ
ている。長い間振られ続けた腰は疲れ果て、勢いなどとうにない。
停止した思考回路で、誰かの声が響く。
・・・そんなもので、私を満足させている気?そんなもので、満足できるの?そ
んなもので、私を幸せにする気なの?
(・・・・・・違う・・・)
つまらないものでも見るような目で、キャロルの口が動く。自動人形のように。
「違うの!!こんなんじゃ満足できないの!!もっと大きいので、ぐちゃぐち
ゃにしてぇ!!私を、幸せにしてよぉーーーー!!!」
ズブン!!!
「はひぃ!?いひゃあぁあああぁーーーーーーっ!!!」
巨根がアヌスへ根元まで挿入された瞬間、果てた。牝器官から大量の潮を吹
き出しながら、待ち望んだ、いやそれ以上の幸せが彼女を祝福する。アッシュ
は腰の動きを止めながら呟く。
「いいかキャロル、これから僕のことは『ご主人様』と呼ぶんだ。判ったか?」
少女の身体はビクビクと痙攣し、絶頂の波がまだ去っていないことが見て取
れる。もうエルトのことなど、頭から消え去っているだろう。見も心もアッシ
ュに依存するように叫んだ。
「はひぃ!判りました、ご主人様ぁ。判りましたから、動いてくださいぃぃぃ!
!しあわせにしてくださいぃぃぃぃ!!」
信じていたものに「裏切られた」ことは彼女の何かをがらがらと崩壊させた。
隙間を埋めるように、絶対的なご主人様が侵入してくる。
「『しあわせに』・・・か。それには一つ条件がある。目の前で腰振るこいつと、
結婚しな。そうしたら、これからもかわいがってやるよ」
思ってもいない条件にぎょっとする。結婚・・・?こいつと・・・・・・?
「な!?こんな、こんなヤツ顔も見たくありませんわ!まして・・・結婚なんて!!」
ふむそうか、と言うと、シーツの隅を引き裂きエルトの頭に巻く。意思を消
され、顔まで隠された無様な姿がそこに出来上がった。
男はクックと笑い、女は恐いねぇなどと言うと、
「嫌だろうが何だろうが結婚しろ。そうしないなら、お前はもういらない」
凍てつくような視線を少女に向ける。
いらない――その言葉は、恐怖となってキャロルの心に突き刺さる。
「ご、ごめんなさいご主人様!!!します!結婚しますからぁ!私を、捨てな
いで下さいぃぃ!!!」
泣きそうな表情で訴える。にっこりと、アッシュの顔に優しい笑みが浮かんだ。
「判ったならいいんだ。これからもよろしくね、キャロルちゃん」
腰の動きが再開する。奥まで挿入し、一気に引き抜く大きなストローク。も
う無理だ。心が犯される。双臀全体が赤く染まり、膣にあるエルトのものと両
方から擦りあげられる。挟まれた形の膣壁が、バチバチと快楽の火花を散らす。
にちゅ・・・!ちゅぷ・・・!ぷぷ・・・!ぶちゅ・・・!
「あぁぁぁぁ!!おしり・・・・・・おしりがいいのぉ・・・・・・!!」
上半身は完全に脱力しているが、尻だけは男の動きに合わせる様にリズムを
刻む。後ろの穴でもこの男の形を覚えこもうと、腰をくねらせて前後させる動
きを何度も反芻する。
「うおぉ!くっ、もう出るよ、キャロルちゃん!」
アッシュが驚きの声を上げる。少女の尻穴はぴくぴくと痙攣し、それが締め
付けと相まって男へ至上の快楽を送っていた。一気に輸精管に精液が充填される。
キャロル自身強すぎる刺激、溢れる感情に何も考えられない。判るのは眩い
きらめきがすぐそこまで迫っているということだけだ。
「さあ!いけえ!!」
「はひぃ!いぐ・・・ひぬ、いくうぅぅぅぅぅぅ!!」
ビュルルルルルル!!ドクドクドクドク!!!
腸内で白濁液が渦巻く。直腸へ精液が染み込むのがとてつもなく心地良い。
「いぐ・・・いっへるのひ・・・いく・・・いく・・・」
ビュク!!ビュク!!ビュルル!!ビュクン!!
長い射精が続く。そしてその度にエクスタシーに達する。ピクピクと痙攣す
る少女は、肛門射精を受けるごとに幸福の階段を1段また1段と登っていく。
口からは泡を噴き出している。意識があるのかさえ怪しい。頭は力なくアッ
シュにしな垂れかかり、男はそれを愛しそうに抱き止めた。
限りなく広がっていくしあわせの波紋にキャロルは粉々になる。まどろみの
中、光輝く未来ともう戻れないことだけを漠然と感じていた。、
【エピローグA】
蒸気が吹き出す音がして、列車のドアが閉まる。
4人掛けのボックス席からは、周りの人達がどうしているのかは見えないが、
小さな子がはしゃぐ声が聞こえてくる。新しい出発に心を躍らせているのだろ
うか。私もあんな風であれたらなと思う。
列車が動き始め、その慣性で身体が後ろに押される。周りの人の頭の中では、
私達はどんなストーリーを持っているのだろう?駆け落ちでもしているのだろ
うか?それでもいいかななんて思いながら、隣を見てみる。
彼を私の家に招いたのは、特別な理由があったわけじゃない。ただ放ってお
けなかっただけなのだ。
1ヶ月前、彼――エルト=フォーエンハイムの故郷トアル村は、ダークギア
を纏った何者かによって壊滅させられた。住民全てが死亡か行方不明という凄
惨な事件の果て、彼は復讐を誓う。だがクイーンナイトとして、そんないつダ
ークギアに取り込まれるか分からない者を登用するわけにはいかない。かくし
て彼はお役御免となり、ひとまず私の所へ身を寄せることになったのである。
「なあお前・・・」
窓際に座る彼の目は、スピードを上げて流れていく景気を、面白くもなさそ
うに見つめていた。いつもと同じように見つめていた。
「なんで俺なんか引き受けたんだ?」
人はこんな彼を見てどう言うだろう。角がとれたと言うだろうか?優しくな
ったと言うだろうか?私は、変わっていないと言うだろう。
「あら?犬を飼うのに理由がいりまして?なんとなく気になったから、それだ
けですわ」
いつもの癖でひねくれた言い方になってしまったが、嘘は言っていないつも
りだ。クイーンナイトに未練がない・・・わけでもないが、こんな生活も悪くない
んじゃないかと、結構本気で思っている。
彼はふん、と鼻を鳴らすと沈黙に立ち戻る。視線につられるように窓の外を
見てみる。天気は曇りで、私達にはお誂え向きだった。けれど、だから、この
短い移動の間に晴れ間を見せて欲しい。こんな天気で列車に乗ると、感傷的に
なりすぎてしまうから。
クイーンナイトからの除隊が決まった時、彼は当然猛抗議した。止められる
ものなら、俺を止めてみろ、と。その事実上の決闘に答えたのは、意外にもイ
ージスだった。イージス=ブリュンヒルデ。彼と最も辛苦を共にしてきた親友。
イージスは悟っていたのかもしれない。これは自分の義務だと。逆の立場だっ
たら、彼ならこうしてくれるだろうと。イージスの誇りをかけた一撃は、彼の
クイーンセイバーを真っ二つに叩き折った。そしてそれだけで、勝負は終わった。
思えばその時からだ。怒りで猛っていた心がその行き先を見失い、内側に閉
じこもるようになったのは。今はまだ、動かない。動けない。
自分の着ているドレスをなぞる。着慣れているはずなのに、なぜだろう。他
人の衣服のように感じるのは。・・・彼はどうなのだろう?やっぱりそうなのだろ
うか?ここからでは、その表情を窺い知ることはできなかった。
列車が市街地を抜け、見通しの良い平原に出た時だった。
この線路からはかなり遠い、草原と林の境目あたりに動くものが見える。何
とはなしに見ていると、それがハーレードラゴンだということが判ってきた。
そしてそれに乗っているのは――
「「みんな!?」」
思わず声が重なる。入団試験を合格し、共に戦った仲間がそこにいたのだ。
本来1人用のハーレードラゴンに、2人3人乗ったりして。あんなの1匹借り
るだけでも、凄い数の承認が必要なのに。
彼は思わず列車の窓を開ける。立て付けの悪いそれは、ガタンという音と共
に一気に全開になった。突然吹き込んできた風に、驚く乗客の声が聞こえる。
彼が何か叫ぶが、それが向こうまで届いているのかは判らない。ただ、先頭
を行くイージスらしき人物が頷いたかに見えた次の瞬間、そいつはこっちに向
かって大きな塊を投げ付けてきた!
予想外の大きさのそれは、よく見ればナガシゲだった。ナガシゲはどうにか
して列車と並ぶと、私達の前まで泳いできて彼に何かを手渡す。そして意味不
明なポーズをとったかと思うと、流れる景色に吸い込まれていった。
彼に手渡されたものを見てハッとする。それは補修されたクイーンクロスだ
った。素人が直したのか、断面でぴったりくっつかずにずれてしまっている。
一度真っ二つになったのだ、クイーンセイバーになる力などもう無いに違いな
い。いびつにくっついているだけの、紛い物と言えばその通りだった。
受け取ったものを一目見ると、彼は窓から身を乗り出すようにして仲間の方
に首を突き出す。既に彼らは止まっており、こちらへ向けてそれぞれ手など振
っている。誰かがハーレードラゴンから振り落とされるのが見え、こんな時に
まで何をやっているのよといらぬ心配をしてしまう。そして突然目の前に現れ
た木々により、彼らの姿は掻き消される。短い邂逅は緑色の向こうへ退いていった。
乗客からのクレームを受け、私は窓を閉める。途端に暴風と轟音は空気に溶
け、何事もなかったかのように単調な走行音だけが響き渡る車内が甦る。
喧騒が落ち着いた後、彼は暫くぼーっとクイーンクロスを眺めていた。
彼らは一体、どうやってこれを直したのだろう?そんな設備あっただろうか?
それにこの十字架のみすぼらしいこと。他人が見たら、2つに別れている方が
まだ良かったと言うだろう。
力を失った紛い物。行き場を失くしたクイーンクロス。
手元にあった彼の視線が窓の外へ移る。天気は曇り。晴れ間なんて見えてこ
ない。すると、突然こんなことを言い出した。
「俺さ、来年また試験受けるよ」
さっきとあんまり変わらない静かな口調。でも、決定的に違っていることに
私は気付いた。ああ、エルトだ――。私は表情を悟られないように、風で乱れ
た髪を直すため、といったふうに鏡を開く。
「それじゃあ私も受験しようかしら?」
「な!?なんでだよ!?」
「下僕の面倒は主人が見るものですもの。はぁ、やれやれですわ」
通路側に視線を逸らすと、小さな女の子がやって来るのが判った。そしてさ
っきの風で入り込んだのだろうか、一輪の花を突き出してくる。
戯れにそれを受け取ると、嬉しそうにして他の乗客の方へ向かっていく。新
しい出発に心を躍らせているのだろうか。私達もあんな風であれたらなと思う。
鼻腔に抜ける優しい匂いは車内に残る草の息吹の残り香と共に、やがてやっ
て来るであろう春の足音を思わせた。
【エピローグB】
ダークギアを纏える者の数は決まっている。素質を持つ絶対数が少ないから
だ。「彼ら」としても仲間は多ければ多いほど良い。
そんな時現れたアッシュは特別な存在だった。ダークギア「魔眼」が同調し
すぎたためか、彼の身体に取り込まれた為である。生身でギアが使える。それ
は「彼ら」に新たな進化の予感をもたらした。身体が変化したアッシュに子供
を作らせれ、その子に更にダークギアを与えれば強大な力を持つのではないか、
と。しかし、元来の天邪鬼さのため、その目論みはストップしていたのである。
だが――
広大な敷地を持つルナハイネン邸。王国でも有数の優雅さを誇るその家でも、
とりわけ豪華なキャロル=ルナハイネンの部屋からは、嬌声が絶えず漏れてくる。
「ひゃん・・・!あ!ご主人様ああ!すごい、すごいいぃぃ!!」
女は男を跨ぐようにして腰を振っている。午後の麗らかな陽気に全くそぐわ
ない、艶を帯びた熱気。階下には彼女の母親や使用人達がいることだろう。だ
が、彼らは「いつもの」日常を過ごしており、ここから発せられる卑猥な響き
に気付くことはない。
部屋の主、キャロルの膣穴にはアッシュと名乗る男の巨根が深々と飲み込ま
れており、泉のように溢れ出る愛液がそれをスムーズにしている。
ジュブ!ジュブ!ジュブ!ジュブッ!!
「旦那さんがいないのをいいことに、こんなことしちゃって。キャロルちゃん
てすごい淫乱だよね」
「い、言わないでください、あんな男のことなんか・・・!はんっ!!」
あんな男――妻にそうとまで言われる男は、今傭兵としての仕事に出ている
エルト=フォーエンハイムのことである。
1ヶ月前、彼をルナハイネン家へ連れて来たはいいが、母からクレームがあ
った。未婚の娘が男を連れて出戻ってきたと言うのではルナハイネンの名に傷
がつく――と。ならばいっそ結婚しませんこと、そうキャロルが押し切る形で、
2人は夫婦になったのだ。意外にもエルトのことを気に入ったらしい母から反
対の声は出ず、結婚生活は滞りなくスタートしたかに見えた。だが――
「ご主人様のがいいのぉ!あんなのじゃだめなのぉ!あんなのじゃ気持ち悪い
のぉ!!」
夫婦である以上、それも新婚ともなれば必然的にセックスは行われる。無論
エルト達もその例に漏れない。淡白なセックスを好む夫のために、したくもな
いが貞淑な妻を演じている。エルトの精液など受けたくもなかったが、殺精子
剤を使って何とか耐えている。夫の前では、清楚なかわいい奥さんだ。
「彼を嫌うのはいいけどさぁ、別れないでよ?それとか、もし僕のことを彼に
知られたら・・・」
みなまで言う必要はなかった。結婚しないならいらない――あの時突き刺さ
ったイメージは、強烈にキャロルの心に根付いている。
「んあ!別れません・・・!そんなミスもしませんからぁ!!ひぐっ・・・捨てない
でください!えっく・・・。ひとりに、んん!ひとりにしないでぇ!!」
ちょっと釘を刺しただけで泣き始める。アッシュに捨てられる――彼女にと
ってそれは、死よりも耐えられないことだった。
これだけ言っておけば大丈夫だろう。家庭崩壊した人妻では、うまみは半減だ。
「よしよし、それならいかせてあげるよ」
グチュ!グチュ!ズチュ!ズチュ!
待ち望んだ刺激に、新妻の腰は一層激しく動き、空中でのの字を描く。まる
で精子を早くくださいとおねだりするかのように。下からの振動の度に最近よ
り大きくなった豊乳はプルプルと跳ね、見るものを楽しませる。
「ひゃふ!!あん!はぁ!!あぁぁ!!」
形にも、カリにも、肉いぼの一つ一つにまで愛着が沸く程に慣れ親しんだ魔
根の弱点を、キャロルの牝壷は的確に締め上げる。まるでどうすればご褒美が
貰えるのか判っているかのように。
「はぁ!はぁ!キャロルちゃん!出すよ!!」
「はひっ!ごしゅじんしゃま!!きて!!きてええぇぇぇ!!」
射精の瞬間、アッシュは人差し指と中指を新妻のアヌスへ一気に差し込んだ。
ズブウウゥッ!!!
「ひぃ!!いく、いく、いくうぅぅぅぅ!!!」
ビュク!!ビュビュビュク!!ビュクククク!!ブビュッ!!!
肛門から背筋を駆け上る圧倒的な幸福感。そして子宮を満たす熱い体液。
「いってる、いってるのに!ま、またいきゅうぅぅ!!」
がくがくと痙攣するかのように、快楽の波が全身を襲う。ビクビクと小刻み
な絶頂をなんとか耐え終わると、体力を使い果たしたようにぱたりとアッシュ
の上に崩れ落ちる。
「よく頑張ったね。子供、できるといいけど」
震えながら息を切らす小さな身体を片手で抱きしめ、微笑みながら囁く。
「はぁ・・・はぁ、はひ。私も、見たいです・・・。はぁ・・・はぁ、ご主人様の子供。
私達の、しあわせのしるし・・・」
もはや少女から女へと完全に脱皮を果たした彼女は、しあわせを刻み付けら
れながら、しるしを刻み付けられながら、新世界に微笑んだ。
(了)
===========================================
長いですが、もし楽しんでもらえたら幸いです。
最初はクリスもいましたが、量が倍くらいあったので割愛しエロだけに。
こないだコミックス初めて読んで、勢いだけで書いたため趣味全開、
世の多くのエロゲの影響受けまくってます。黒虹さんごめんなさい。
===========================================
GJ!!
なんという超大作…
量を見ただけで発射してしまった
これで間違いなく1ヶ月は保つ
キャロルは良いな、やはり。
GJ!
次はエルト×アルマ姫の純愛を…
このとき、姫は処女ということで…
72 :
名無しさん@ピンキー:2007/02/12(月) 19:18:31 ID:FYHJ89Cx
GJ!!!
73 :
名無しさん@ピンキー:2007/02/12(月) 22:13:18 ID:wdEo+5N5
これなんて催眠学園?
じゃあ、キャロルがエルトに逆レイプシーンを希望。
このとき、キャロルは処女ということで…
75 :
☆:2007/02/13(火) 23:09:43 ID:j2bSqkoJ
いつの間にか投下されとった…
GJ!
キャロルがエルトに逆レイプをするところを見たいと思うのは俺だけか?
逆でもなんでもないじゃね?
と思った俺末期
コスプレイヤー使ってシェリーに変身したジェダがルカに押し倒……いやなんでもないっす。
たまには純愛ものを書いてみては?
たとえばエルト×アルマ姫とか…
誰か書かないの?
イノヴェイターが余りに傑作なので圧倒されてるのだろう。
あば! 接続トラブルでネットが出来ない間にいつの間にやらなんか投下されている。
ところで、だれか
>>34の続き読みたい人います?
キャロルがエルトに逆レイプするところが読みたいです
>>84 だからそれは逆レイプでもなんでもなくただのレイプ!
え、女が男をヤるのは逆レイプでしょ?
エルトがキャロルに逆レイプされる
>>87 それが見たい!誰か書いてくれないかな…
イノヴェイターさんに書いてくれと頼むかな…
もう少ししたら投下します。
90 :
エロト受け:2007/03/01(木) 03:42:59 ID:rCv5Ed35
「ん?」
随分寝ていたようだ。いや、気絶していたのだろうか?
その少年――こと、エルト=フォーエンハイムは主君に忠誠を誓う女王騎士団の一人だ。
そんなエルトだが、何故か目が覚めたら壁に大の字に固定されていた。
しかも固定されているのは手足だけでなく、首輪まではめてある始末だ。記憶もはっきりしない。
「なんだこれ。……外れねー!」
無理に外そうとするものの、全く外れる気配が無い。
「……何がどうなってんだ?」
エルトは誰もいない小部屋の中で一人呟いた。
―――その時、小部屋のドアの奥に人影らしきものが映る。
「だ、誰だ!」
「あら?目覚めましたの?」
部屋に入るなり開口一番、何食わぬ顔でその少女はエルトに声を掛けた。見下したようにうすら笑いを浮かべたまま――
「てめー!笑ってないで助けろ!」
エルトは命令口調で言い放った。部屋に入って来たのはキャロル・ルナハイネンだ。しかし、キャロルは笑ったまま助けようとしない。
「フフ……助ける訳ありませんわ。」
「なんでだよ!」
エルトの必死な表情を見てもただ嘲笑うかの様に彼女は微笑んでいる。
「だって私(ワタクシ)が縛ったんですもの。」
キャロルの口から告げられた意外な一
91 :
エロト受け:2007/03/01(木) 03:45:09 ID:rCv5Ed35
言。その意味を知るのはもうすぐであろう。
「テメー!何考えてんだ!?」
「安心なさいな。今に分かりますわ。」
キャロルはエルトに歩み寄り、身動きの取れないエルトの顔を自らの手で撫でる様にして話しかける。
「ホントはもう気付いているのではなくて?」
「な…なんの事かな?」
ようやくエルトも事を察したようだ。一気にさっきまでの
威勢はどこかへ飛んでしまっている。だが、今さらどうする事も出来ない。
キャロルは目を反らすエルトの視界に無理矢理入ってくる。
「な、なんだよ!」
「フフ、わざととぼけたって逃がしませんわよ♪」
高鳴る鼓動。キャロルとて例外ではない。彼女もここまで来たら退くことは出来ない。
「喜びなさい、エルト。貴方の初めての女になってあげますわ。」
数秒の沈黙の後、口を開いたのはキャロルだった。
前からこの時を待っていた。前からこの時を。そして、言ってしまった決定的な一言。
「な……(俺はどうすればいいんだ?いや、どうなるんだ?)」
有無を言わさずキャロルはエルトに抱きついた。
それと同時に唇を奪う。
だが今回のキャロルはそれだけでは済ませないだろう。
つづく?
GJ
続きに激しく期待
乙。続きマダー?
エロト受けの続きが読みたい!途中でアルマ姫が加わったら面白いかも?
>>91誰か続きを書いてくれ!この先読みたい!そしてヌキたい!!
大分遅れました。もうすぐ投下します。
「じゃ、始めましょ。」
キャロルは何の躊躇いも無く自分の衣服を脱ぎ始める。
「待て・・・心の準備が・・・」
「貴方は何もしなくて良いのよ?」
手足の自由を奪われ、いきなり接吻を交されたエルトは動揺していた。
対象的にキャロルは落ち着いた口調で制する。
「とりあえず落ち着こうぜ!?」
「私(ワタクシ)は落ち着いてますわ。むしろ落ち着きが無いのは貴方
ではなくて?エルト=フォーエンハイム。」
手足を壁に固定されて落ち着いていられる者がいるだろうか。
「良いモノを見せてあげますわ。」
やがて彼女は全裸になると、目の前にエルトがいるにも関わらず自分の恥部に手
をやった。
いや、エルトがいるからこそだろう。
「〜〜〜〜〜!」
エルトは顔を真っ赤に染めて視線を反らす。
「・・・んっ・・・あっ(・・・初ね。)」
キャロルはそんな事お構いなしに淫らな音と声を出す。
初めは目を反らしていたエルトだったが、いつの間にか
彼女の自慰行為に釘付けになっていた。
(こ、これが女の子の・・・じゃなくて落ち着け、俺。)
しかしそれだけでキャロルの欲求が満たされる
はずもなく、ゆっくりと彼女はエルトの方へ近寄っていく。
「そろそろ我慢出来ないのではなくて?」
そう言うと彼女は、自分の愛液で濡れた手をエルトの口元に差し出した。
「な、何だよ。」
「分かっているでしょう?舐めなさい。」
エルトは一瞬キャロルを睨みつけるが、自分の性欲と彼女に圧倒された
エルトは彼女の指先を舐める事しかできなかった。
それに、逆らったところで助かるとは到底思えなかったからだ。
「フフ・・・。」
キャロルは満足そうに微笑むと、エルトの下半身の衣全てを下に降ろした。
「ちょっと・・・」
「あら?レディにだけこんなはしたない格好させるつもりでしたの?」
「・・・・・・。」
といっても彼女は自分から進んでその格好になった訳だが・・・。
「微妙ですわ・・・」
「そんなことないもん。」
エルトの恥部について感想を述べると、不意に彼女は自らの股間をエルトの股間
に擦りつけた。
「うっ!?(やばい)」
キャロルの自慰行為を見て射精寸前だったのに
加えて、不意を突かれたエルトは迅速に射精を迎えた。
「あら?どうかしまして?」
キャロルはわざとらしく尋ねた。
「・・・何も言うな。」
実際、エルトは耐性が低く早漏の部類に入る。
「ちょっと早いんでなくて?」
「う、うるさい!」
いつからだろうか。キャロルはエルトの全てを奪ってやりたい、
自分のものにしたいと思うようになっていた。
唇を奪い、体の自由を奪い、心も奪いたいのだ。
それと繋がってか気性のためか、彼女はエルトの絶望、苦痛、落胆等
負の表情を見てみたいと感じた事もある。
泣かせたい・・・悲鳴を聞きたい・・・
キャロルは先ほど自分の体に付着したエルトの精液を
すくい出し、再び彼の口元に差し出した。
「どうぞ♪」
「やだよ。」
かつてエルトはアルマ姫を強姦するという妄想で抜いた事がある。
その時に性欲余って自分の精液を飲んだ際、とても後悔した事を覚えている。
それから精液を口にした事は一度もない。
「嫌ですの?」
「当たり前だろ。」
「嫌 で す の ?」
キャロルはもう一度確認を取る事にした。
「じゃあテメーが・・・うぇ!?」
一瞬の出来事。答えが否と分かった途端、キャロルの
膝蹴りはエルトの恥部に直撃していた。
しかし壁に固定されたエルトは倒れる事すら許されなかった。
(な・・・んで?)
「お分かり?」
「・・・いた・・・い。なんでこんな・・・がぁっ!?」
鈍い音と共にもう一度エルトの股間に激痛が走る。
二度に渡る激痛によりエルトの目に涙が浮かんだ。
そうだ。この顔が見たかったのだ。
「お分かり?」
「・・・わ、分かりました。」
あっさりと恐慌状態に陥ったエルトの声は震えており、
口調も敬語になっていた。
肉体的にも精神的にも追い詰められたエルトは、
キャロルの指先・・・もとい自分の精液をただひたすらに舐めさせられた。
とても屈辱的だっただろう。だが、彼女は優越感に浸ったような
笑みを浮かべていた。
「興ざめですわね・・・。明日こそ初めての女に
なってあげますわ。ではご機嫌よう。」
そう言うと最後に口付けを交し、衣服を着てキャロルはさっさと部
から出てしまった。これが彼女の愛し方なのだろうか?
「キャロル・・・どうして・・・」
部屋に残されたエルトは不安と絶望に駆られて一人泣いていた。
エルトがキャロルの奴隷と化す三日前の事である。
完
本番はないの?
誰かエルト×アルマの純愛書いてくれない?
鬼畜キャロルにおっきした。
いいよ、キャロル(*゚∀゚)=3ハァハァ
103 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/16(金) 01:15:37 ID:uAbZ/Eu5
ほしゅ
じゃあ…エルトがアルマ姫を強姦するというシーンを書いてくれれば…
>>104 「姫っ…お、俺もう我慢出来ませんっ!」
「あっ…エ、エルト!?」
忠実な騎士であった筈のエルトに突然牙をむかれた。
「や、やめて…っは、激しすぎますっ」
値が張るであろうドレスはびりびりに引き千切られ見るも
無残な状態。圧し掛かってくるエルトにアルマは恐怖と
怯えを見せていた。
「…っ、高嶺の花…何時か俺にも手が届く日が来るって
信じてた時期もありましたっ。従者×姫っていうフラグが
立つかもって信じていた時期もありましたっ!!
でも、でもっ…現実は……」
切なげに眉を寄せながらも、腰を動かすのはやめない。
突き刺さった陰茎はアルマの奥深くまで届く。
前後される度ぐちゅぐちゅと淫靡な音が奏でられる。
「…エルト…貴方、そんなにも…っ苦しんで…」
こんな感じですか?判りません><
>>105 姫を処女に…最初ッから最後までが一番わかりやすい
誰かエルト×アルマ姫を書いてくれ!
じゃあ…カヅキ×キャロルの百合を…
109 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/25(日) 08:38:04 ID:GWKQStO7
誰もアルマを書かないのか・・・
110 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/25(日) 08:40:37 ID:GWKQStO7
すまん 書いてるな 気づかんかった
ルカ×シェリーはまだかああぁぁぁぁ!!!!!!!
エルトとキャロルでハッピーなのを是非
ていうかエルトとアルマ姫を書いてほしい!ジャンルは何でもいい!
イノヴェイターさんに頼んで、エルト×アルマ姫を書いてもらおうかな?
誰か絵も描こうぜ
誰かエルト×アルマ姫を書いてくれ!
ジャンルは何でもいいから書いてくれ!
エルト×キャロルの純愛物語書いてくれ!アブノーマルなのはかんべん!
おっぱいいじり描写満載なら何でもいい
うんこぷ
ていうかエルトとアルマ姫を書いてほしい!ジャンルは何でもいい!
122 :
67:2007/04/08(日) 19:05:10 ID:24tlmvKl
どうも67です。アルマ姫物を書いてみました。
前回のが突っ走りすぎてて、あれだけではあまりにもアレなので…。
新人選抜トーナメントでエルトが負けて、の話になってます。
エロなしなのでご注意ください。
短くも、濃密な眠りから目が覚めた。
時計を見ると30分程度眠っていたようだ。たったそれだけなのに、世界はガラリと印
象を変える。周りは何も変わっていないのに、自分だけがそこに現れてしまったような不
思議な感じ。まるで海の底で知り合いを探すような孤独感。
ベッドから抜け出し、深夜の街を見下ろす窓へ近づきカーテンを開ける。どこまでも遠
く暗い闇に吸い込まれてしまいそう。物音一つしない見知らぬ部屋に一人でいると、世界
が崩壊しているかのような幻覚が私を襲う。
窓一面に映るエルムガンドの街。ざあざあとうるさいくらいに降り続けた雨はいつの間
にか上がっており、ところどころに大きな水溜りが見える。名残のように街には薄っすら
とした細く長いヴェールがかかっていて、その色に私はすっかり染められてしまっている。
こんな日は昼間どんなに晴れても、どれだけ星が瞬いても、心のどこか深いところは取り
残されたままだ。
世界新人騎士大会――「騎獣」を使うというレース。アルシリアだけ通達が違っていた
ということは、何者かの陰謀が働いていることになる。先日はリューファイナル公王の計
らいに助けられたものの、これからもそうだとは限らない。我が国代表のジョニーが騎乗
するドラゴンを探してはいるが、まだ吉報は届かない。決して彼を信用していない訳では
ないのに、この胸騒ぎは何なのか。
こうした状況で異国にいるからか、周りの人間全てが敵に見えることがある。海に面し
ていること、多くの大国と境を分かつこと。アルシリアは交易では成功が約束されており、
軍事的には要所になる。祖国が狙われる理由は十分すぎるほどあるのだ。無論相手によっ
て程度の差はあるだろうが、私の直感が外れているということはまずないのだろう。
幼い頃から、偉大な母を見て育ってきた。小国アルシリアが他の大国と同等に立ち回る
ことができたのも、その政治手腕があったからこそだ。生まれたときから母の幻像は私の
心の奥の澄んだ場所に留まっていて、私はそこでいつでも2人でいるような気がしていた。
母といるとどんなつまらないことでもすごく大切なことのように思えた。
だから母が亡くなったと聞いた時、言葉通りどうすればいいのか分からなかった。身体
の自由がなくなったように、ずっとぼんやり窓の外を見ていたのを覚えている。いつまで
も泣きそびれて、ただ心にぽっかりと大きな穴ができた。
愛とはつまり狂信だ。見返りはない。もう、私は死んでいるのだろう。母という名の蛇
は私のひとつひとつをゆっくり犯していき、私は私で「失いたくない」と願っていた。
雨が降っている間、まるで水槽の中にいるような気がしていた。私にとって、母の死は
イコールアルシリアの死だ。このまま誰にも見つからずに消えてしまいたいという欲求が
頭をもたげる。もしかしたら、雨はまだ止んでいないのかもしれない。いや、止まないで
ほしい。ずっと閉じ込めていてほしい。
――コンコン!
澄んだ音が突然響き、そのため部屋が凛とした静けさに包まれる。突然意識が呼び戻さ
れ、びっくりした私は化石のように固まってしまった。
コンコン!
2度目のノックでやっと辺りを見回す。どうやら音はカーテンを閉めたままの窓の右側
からしてくるらしい。恐る恐るカーテンを開けてみるとまず見えたのは手、視線を上にず
らしていくと、子供にわざと見つかったサンタクロースのようなわくわくした笑みを浮か
べたエルトがいた。その時は私は口をぽかんと開けたまま、色気のない顔をしていたこと
だろう。
「姫っ!エルト=フォーエンハイム、ただいま参上仕りました!」
着ているのはいつもの制服だが、ぐっしょりと水をかぶったように濡れている。砂があ
ちこちにくっついているのは、どこかで転んだからだろうか。
「エ、エルト!?どうやってここに来たのですか?貴方達は確か、王=道と強化合宿中の
はずですよ?」
「本当ですよ、ここから正反対の場所を選んでくれちゃって!お陰でここまで来るのが大
分遅れてしまいました。こんな時間じゃ姫に会わせてくれないと思って、ジョニーに一芝
居打ってもらったんです。その間に外壁を登ってきたので、こんな姿になったことを許し
てください。」
「…どうしてこんなことを?」
「うーん、あは、よく分かりません。王=道おすすめの店で夕飯食べたらそこのうな重っ
ていうのがすごくうまくて、これは絶対姫にも食べさせなきゃって思ったんです。そした
らもう居ても立ってもいられなくて。ギィ、あ、こいつは竜なんですけど、ギィに乗って
ここまで来ちゃいました。とにかく今日行かないと絶対後悔するって、そんな直感だけな
んです。」
エルトは右手に袋を提げていた。染み一つない綺麗なそれは、ボロボロのエルトと面白
いくらい対照的だった。滑って転んで泥にまみれても、袋だけは守り通したのだろうか。
躊躇しているエルトを部屋に招き入れると、裾からぽたぽたとしずくが落ちる。彼は私か
ら渡されたタオルでそれを拭くと、恥ずかしそうに笑った。
「オレがクイーンナイトになってから、姫は初めての外訪です。ただ、前から姫の顔が思
い出せなくなるときがあったんです。姫はいつも通り笑顔なんだと思うんですけど、別の
ところに心が引っ張られていて、ここには残っていない、そんな風な。姫が出国される前
はそれが特に強くなって…。」
エルトの話はひどく感覚的だけど、言おうとしていることはどうしてかすぐに分かった。
「だから思い切って来たんです。あー、こんな言い方じゃ絶対伝わらないですよね」
「いいえ、ちゃんと分かりますよ。」
「よかった。それじゃあ、温かいうちに食べてください。」
エルトは袋から異国風の容器を取り出し、近くのテーブルにそれを置いた。私はその正
面に座って、蓋を開けてみる。ふわっとした蒸気が立ち昇り、温かで濃厚なソース(?)
の香りが鼻腔をくすぐる。不意に自分が空腹だったことを思い出した。ここ公王宮でも勿
論3食の食事が出されるが、ほとんど手をつけられずにいたのだ。現金な身体の作用に我
ながら苦笑してしまう。いただきます、と言ってうな重とやらを口に運ぶ。途端に広がっ
ていく柔らかくて脂が乗っていて、大味だけど透き通った味。すごく魅力的だった。嘘も
偽りもなく私は言った。
「おいしいです。」
「あ、やっと笑ってくれましたね。」
そうだっただろうか。でも、どうでもよくなってしまった。孤独に支配された死んだは
ず部屋で、今はこうして月明かりの下2人でご飯を食べているなんて、ひどく奇妙なこと
だ。その軽くもあり、重い一口一口をゆっくりと味わう。
「姫、これからちょっと散歩に行きませんか?」
突然エルトがそんなことを言った。
「本当に散歩するしかないような、いい陽気なんです。」
それは、すごくいい提案だった。
ギィに乗ってこっそりと城を抜け出し、地の底のようにひっそりとした街中へ降り立つ。
お酒を飲んでいるわけでもないのに、妙に2人とも浮かれてしまった。
深夜の街に人影は見えない。がらんとした道には、湿った草の香りが漂っている。まる
で植物園の中にいるみたいだ。
「母が亡くなったことはご存知ですね。それからどうも駄目なんです。母の代わりを務め
ようと必死になって、何とか形だけは整いました。でも、それは今にも瓦解してしまいそ
うな、危ういバランスの上にあるんです。自信がないのです。一国の未来を担っていく自
信が。長い年月をかけて築き上げられてきたこの国を失うことが、母の面影をなくしてし
まうことが、怖い。」
2人で並んで歩く。傍らで黙り込んでいる郵便ポストや噴水が、私達の話にじっと耳を
傾けているような気がした。
「母が死んでしまってから、全ては自動的に進んでいきました。何もできずに、悲しむこ
ともできずにいる間に密葬や実質的な即位まで終わってしまいました。でも眠ると必ず母
の夢を見ます。すごくリアルで、どんなに短い夢でも鮮明に記憶に焼きつくんです。起き
ている間も、寝ている間も、母のことが頭から離れないからか、徐々に混乱してくるんで
すよね。朝夢から覚めて段々母はいないんだと分かってきて、寝ぼけた頭を絶望が占める
んです。だけど、さっきまでの感覚が生々しすぎて、まだどこかに母がいるんじゃないか
と探してしまったりする。その想像が悲しすぎて、今すぐ死んで傍にいってあげたくなっ
てしまいます。」髪を時折直しながら、私は言う。
「今はさすがにそこまでリアルな夢を見ることもなくなりました。だけど、やっぱりやり
きれない思いで目を覚ますことはあります。私は、母を恨んでいるんです。一人だけ取り
残されて、いつまでも先へ進めない。誰にも届かない声を上げる場所からスタートして、
朝になるとそこに戻っているんです。」
石畳を踏みしめて歩く2人の足音だけが響く。街灯を追い越していく度に影があらわれ
徐々に薄まっていくのを見ながら、今まで決して口外しなかった心のうちを話した。まる
で雑談でもするかのように、自分でも驚くくらいするすると言葉が流れた。
「エルト、私には貴方がすごく眩しく見えます。夢だったクイーンナイトになって、望ん
だ力を手に入れた貴方に、世界はどんな風に見えるんですか?私は、それが知りたい。」
エルトは私のこんな卑怯な問いに、言葉を探しながらゆっくりと話し始めた。
「オレの世界は、何も変わっていません。やりたいことを、やるだけの世界です。大きな
力なんか持っていても、正直オレも持て余しているんです。力とか地位とかに振り回され
て、食いつぶされてしまいそうなんです。」一旦言葉を切る。棚引く雲に向けられていた
視線が、こちらへ向く。
「オレは、家族とか大事な人をなくしたことがないから、姫の気持ちは全然分かっていな
いと思います。貴方が死にたいくらい寂しいのにそうやって笑っていたって、かける言葉
すら見つからない。ただ分かるのは一つだけです。姫、あなたは…」
途切れた言葉にエルトの方を向くと、きらりと光るものが見えた。
「よく、がんばりましたね…」
絞り出すような声に心が締め付けられる。エルトは目から零れ落ちる雫をすぐに腕で顔
を隠す。私は泣かないでと言い、ハンカチを取り出そうとしたところで頬を涙が伝ってい
るのに気付いた。涙は伝染するのだろうか。今度はエルトが驚いてうろたえている。だけ
ど、私の涙は止まらなかった。今頃になって、どうしたのだろう。留まっていた涙がまと
めて流れているような勢いで、私は泣きじゃくり続ける。どうしてもできなかったことが、
こんなにも簡単だった。。エルトは肩を抱かないで待っていてくれて、その心遣いが嬉し
かった。真夜中の街中で、突っ立ったままで、澎湃とでてくる涙に身を任せたまま、私は
泣き続けた。
しばらくして泣き止んだ私は、エルトに感謝してまた散歩を再開した。その時の私には
何もかもが妙にくっきりと明るく見えた。
「すみません、急に泣いたりして…」申し訳なさそうにエルトが言った。
「いいえ、こんなにいい夜ですもの。泣いてしまうこともありますよ。」
白い月明かりが木漏れ日のように街を、私達を照らす。
「さっき、自信が持てないって仰ってましたが、姫の力はオレ達皆に届いていますよ。人
に知られてなくても、地下水みたいに地面を緑で満たしてくれてます。…それに、オレが
ついています。人から何言われても、いつまでだって姫をお守りします!ゆっくりでいい
じゃないですか。不器用でもいいじゃないですか。それをやめたらオレがオレじゃなくな
っちゃいます。姫騎士やめたオレなんてオレじゃないです!」
後半は耳を赤くしながらエルトが言った。そのストレートな慰めの言葉は、彼の心の中
の真っ白いところ、誰にも汚されていない綺麗なところから生まれてくるのだろう。そし
てこの私にも、そんな場所はあるのだろうか。ただ一つ分かっていることは、あの食事か
らなんとなく楽しくて、生きていくのもいいかなと思い始めてることだった。
返事の代わりに、私はエルトを抱きしめた。そうなっても、不思議と驚きはしなかった。
そして、背中に触れるエルトの少し大きな手の不思議な感触を味わっていた。エルトから
はどこか懐かしい匂いがして、それは私を混乱させるどころか、より一層切なくさせて涙
が出そうになった。目を上げると、あまりに悲しげな彼の瞳があり、私は目を閉じた。そ
うして私達はキスをした。永遠のように長い口づけだった。
私は嬉しかった。きっと私の人生が動き始めている。このままで、もっと色んなものを
見てみたい。綺麗なものも、汚いものも、未来も、過去も。きちんとこの目で見てみたい
と、生まれて初めて思った。
静謐な青色だった空は白み始め、透明な液体を思わせる涼しい風が襟元をすり抜けた。
公王宮へと続く緩やかな坂道を登っていくと、水溜りは勿論、歩道の手すりもすぐそこの
窓も、雨に濡れてきらきら光っていた。私達は同じように幸福だったと思う。
「今日はありがとう。とても素敵なお散歩でした。」
「いえ。良かったら、また行きませんか?」
今日1番ギクシャクした感じでエルトが言った。
「ええ、喜んで。でも、訓練中に場を離れるのは任務違反ですよ。まずその処分を受けて
もらいますね。」
「…はい。」
(了)
この続きはエロシーンで…
128 :
魅惑の変身願望:2007/04/24(火) 01:39:54 ID:BIn7UW+R
「これは…一体何なんだ?」
エルムガンドから帰ってきたエルトは、改めてその不思議な形状のエンチャントギアを手にとって眺めていた。
そのギアというのは、一言で言うと、魔法少女のステッキの様な形をしていたのだ。
リューガ公子の事件の後、エルムガンドの兵士に声をかけられたエルトに渡されたのが、この謎のエンチャントギアだった。
何故か競技場のトイレに落ちていたらしく、それが人の手を流れ流れて、今はこうしてエルトの下にある。
とはいえ、全く利用法が分からないため、何に使えばよいのか分からぬエルトは悩んでいたのだ。
王道に説明を乞うという手も考えたのだが、没収される可能性を考えると、好ましくない。
「うーん。……そういやコレってエンチャントギアなんだよな。て、ことは……」
握っていた杖にマナを送り込むエルト。
エンチャントギアであるということは、マナを注げば何かしらの反応があると考えたのだ。
しかし、知恵も効果を生まなかった。
「はぁ…、はぁ…。どうなってやがんだ、コレはよ!」
必要以上のマナを使ったためか。エルトは息を荒らげる。
「これって…本当にギアなのか?」
杖を掲げてみせるも、やはり視界に移るのはただのファンシーステッキだった。
「……アルマ姫。そうだ、アルマ姫に聞いてみよう!姫様ならギアにも詳しいし、没収なんてしないだろうしな!」
新たなる知恵を思いついたエルトは、腰を上げ、180度回転してドアへと向き直る。
あの聡明な姫様なら、あの可憐な姫様なら、きっと教えてくださる。
エルトはそんなことを考えていた。
美しいドレスに身を包んだ、自愛に満ちた表情の天使を。
……克明に。
その瞬間、エルトの部屋は光に包まれた。
突然、杖が光を放ったのである。
「なんだ…今の光は。……あれ!?」
そうして次の瞬間、エルトは自分の身体にある異変を感じた。
自分の声が、妙に高かったのだ。
「喉の調子が…。……!?」
更なる違和感がエルトを襲った。
何時の間にか、自分が来ている服が変わっていた。
肌越しに感じる、感触があからさまに違っていた。
上質の絹でできた、流れるように繊細な衣服。
「なんでオレがドレスなんか着ているんだ!?」
それだけではない。
頭が何故か重かった。
視界の端に金色の何かが映る。
「…これは、髪!?」
彼の髪であった。
丁寧に手入れのされた、美しい金色の髪であった。
それも、あまりにも長い。
それと同時に、目元に飛び込んだ物体にエルトは思わず目を剥いた。
二つのなだらかな双丘が、胸についていたのだ。
「ば、バカな……」
震える手で、エルトは自分の胸に手を置いた。
その時、自分の手がいつもよりも小さく、華奢になっていることを知ったが、エルトはそれに対して何の反応できなかった。
柔らかい感触が、手の中にある。
そしてまた、胸に不思議な感覚がある。
「うぎゃああぁぁぁぁああぁ!?」
気付けば、甲高い悲鳴を上げていた。
そして、慌てて机の引き出しを開けて、古びた手鏡を出す。
そのままエルトは廊下を駆けて、トイレに走りこんだ。
恐る恐る、手鏡を自分の顔に向ける。
「………え?」
不自然な、声だった。
鏡の中に映っていた者。
それは、彼が日々想い続けていたアルマ姫の顔だった。
129 :
魅惑の変身願望2:2007/04/26(木) 00:07:35 ID:KAJIofbo
「オレが、アルマ姫……?」
鏡の中では、想い人がいつもと変わらぬ美しい顔を驚愕の色に染めていた。
「姫になっちまったのか……?」
エルトが自分の額をペタペタと触ると、鏡の中のアルマも真似をするように同じ仕草をする。
考えてみれば、妙に高い自分の声も、彼女のそれによく似ているのだ。
しかし、何故このような状態に自身が陥っているのかが謎であった。
「……まさか、これのせいじゃないよな?」
エルトが送った視線の先にあったのは、トイレの片隅に置かれた奇妙なステッキだった。
先ほど、あのステッキが光を放ったのを彼は目の前で見た。
そして、身体に異変を感じたのはその直後だった。
「…もう一度、やってみるか」
ステッキを掴み、もう一度エルトはマナを送り込む。
頭の中に思い浮かんだ人物は、彼の故郷、トアル村に住むユラの姿だった。
ぼやけかかった記憶のフィルムを巻き戻し、鮮明にその姿をイメージする。
―そして光が、エルトを包み込んだ。
「わっ!?」
アルマと同じ、か弱いまるで本当の女性の様な声が思わず口から漏れる。
光はそのまま彼の身体の内に染み込むように消えていった。
「……ん?」
また更なる違和感を感じた。
目を開くと、先程より少しばかり、視線が高くなっていた。
頭に感じた重さも少なくなっている。
服も、だ。肌にさわる生地の感触が全く違う。
それに加えて、先まで足に感じていた、寒さを感じない。
「…もしかして」
続きは言うまでもなかった。
声はやはり高かったが、大人びた声色をしていた。
エルトは鏡を覗き込む。
懐かしい顔がそこにはあった。
「ユラ、姉ちゃん……」
エルトが女王騎士試験のため、村を出た時。
その時見た姉代わりの女性が不思議そうな顔を浮かべてこちらを見ていた。
「これ、変身する力を持ったギアだったのか……」
その事実を知って、エルトは初めて安堵した。
だが、それに続けてある疑問が同時に生まれた。
「だけど、元に戻るにはどうしたら良いんだ?」
セミロングになった黒髪をいじりながら、ユラの顔を険しくさせる。
………
……
…
「…分かんね。まぁ、放っておけば元に戻るだろ」
ガサツに頭を掻きながら、思考を打ち切った。
「部屋に戻って少し寝るか……」
そう考えて、トイレを出ようとしたエルトであったが、その半秒後、彼は自らの足を不意に止めた。
股間に妙な感覚が生じたのだ。
「ま、まさか……」
そう、それは尿だった。
ユラの身体が尿意を催しているのだ。
「…女のション便って、どうやるんだ……?」
スラリと伸びた両足を内側に寄せて、エルトは悩む。
異性の身体に対しての知識の浅いエルトであったが、女性の尿が出るまでの間隔は男性のそれより遥かに短いことは知っていた。
「えぇい、なんとかなるだろ!」
我慢の限界に押され、ズボンを一気に脱ぎ捨てた。
ストライプの縞々の下着が眼下に現れる。
股間にあるべき存在が無いということ自体が違和感を感じさせるのだが、その一方で女性用の下着が当然の様に自分の股にフィットしていることが、彼にとって信じられないことであったのだ。
「悪い、ユラ姉ちゃん!」
パンツの両端に手をかけ、一息に引き下ろした。
こういうシチュエーションは好きだGJ
131 :
魅惑の変身願望3:2007/04/26(木) 20:58:29 ID:KAJIofbo
ストライプのパンツは、彼にとってはまさしく、未知の扉だであった。
エルトはこの時、生まれて初めて女性器をその目で見た。
引き下ろされたパンツの下から姿を見せたのは、自分の股の間を縫うように走る一筋の亀裂と、その裂け目を恥じらっているような薄い茂みだった。
「ここから、シッコが出るのか…?」
二本の指で、股のヒダを広げるエルト。
そうして、並んだ便器の一つに立ち、ゆっくりと身体の力を抜いていく。
「………うぅ」
少しの間をおいて、指で広げられた亀裂から静かに尿が出てきた。
男性の行為とは異なり、女性の場合は排泄物が股下へと流れていってしまうため、パンツが少々汚れてしまった。
「出てる……。オレ、今ユラ姉ちゃんの姿でション便してるんだ……」
ユラの声で言う、ション便という言葉が妙だった
小さな水音を立てていた黄金水は、次第に勢いをなくし、止まる。
「やっぱり、拭き取るんだよな、ココ…」
顔を赤らめながら、自分の陰部をまじまじと見下ろすエルト。
手元にハンカチがなかったため、ワンピースの端を掴み、股間に寄せる。
「なんか…恐いな」
喉元を僅かに震わせた様な声だった。
目を瞑り、ゆっくりと手を動かし、そこに近づけていく。
ヒダに、布が触れたかどうかというその刹那。
「……あぁん!」
自分の口の中から、嬌声が聞こえてきた。
途端、背筋が自然と張ってしまう。
「……な、なんだ、今の!?」
エルトは慌てた。
それは、全く未知の感覚だった。
脳に電気が走る様な、そんな感じであった。
「ココに触れたら、感じたんだよな…?」
恐る恐る、今度は指で触れる。
同じ衝撃は、起こらなかった。
「アレ?今度は平気か?」
亀裂の中に指先を入れてみる。
やはり、ダメだった。
くすぐったい程度だった。
「鏡で見てみるか…」
もう一度、亀裂をめくって、その中を手鏡で観察してみようとしたエルトであったが、彼の行動はある音によって遮られた。
それは何か、金属が鳴らす音に似ていた。
反射的に入口の扉に向き合うエルト。
そして、大きく息を呑んだ。
「…………え?」
…聞き慣れた、男の声がした。
普段は低い声質であったが、その時ばかりは素っ頓狂な、高低の外れた声を上げていた。
同僚のジョニーが、足元に剣を転がしたまま、固まっていた。
ウンコプ・リプリー
133 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/08(火) 00:19:24 ID:TDo18Yud
hossyu
ウンコプ・リプリー
135 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/10(木) 18:29:40 ID:jzzmNK2w
クリスは駄目なのか
冷静気取っててもいざ組敷いてあれやこれややってやれば従順になるでしょう
じゃあ、カヅキとクリスのレズシーンを…
今月号を読んで色々とビックリした
138 :
名無しさん@ピンキー:
hossyu