5 :
小ネタムフウ:2006/09/17(日) 18:55:04 ID:qYvspAbZ
「じゃ、次は本番すっか」
けだるくって頭がぼやっとして
ムゲンが何を言ってるのか理解できない。
そうするとムゲンは無遠慮に私の中心に、指を這わせてきた。
「!!!??っあっっちょっちょっとやだ、ヤメテ!!」
痺れが残っているところに、また強烈な刺激。
敏感なところを執拗に触られてけだるさもふっとび
必死に逃れようとじたばたしたけども。
ムゲンは蹴り飛ばされた経験から学んだのか
脚を振り回しても手を振り回しても
ひょいとかわし、やすやすと押さえ込まれてしまった。
「ちょっ!!ひやっ!!!ひやあああんん!!」
体中敏感なのに、胸の突起を吸われ、指は私の中に潜り込んでるし、
体の芯ががくがくする。
なにこれ??さっきと同じことなはずなのに!!
ムゲンがすこし指を動かすだけで、舌で転がすだけで。
さっきと全然違う!!????
強烈な刺激、こんなの快感だなんて思えない!!??
でも!!でも!!これ!!!気持ちいいの????
「ひやあぁぁぁあん・・・。はぁあん・・・・。」
「お〜すっげえ反応」
抵抗する力なんてとっくになくして、ムゲンにされるがままだ。
「おい。痛いか?」
「へ・・・??あぁん。・・痛くないケド。」
「お。そうか?」
ニヤリと意地悪そうに笑うムゲンと目が合う。
6 :
小ネタムフウ:2006/09/17(日) 18:55:58 ID:qYvspAbZ
私の脚を割り開き、ムゲンは自身をそっとこすり付けてきた。
指以外の何かが、しかも今から私に入ってこようとしてるモノが、
ゆっくりとした刺激を与えてくる。
でかすぎるでしょ・・・・ホントにこんなのはいんのかな・・・・
先端が割って入ってきて皮膚が引っ張られてるのがわかるケド
さっきみたいに痛くない。
ムゲンがゆっくり腰を押し付けてくる。
引っ張られる、痛い!!痛い!!いたタタタ!!
・・・でも、体の奥まで触れてほしい。
ぎゅっと目を閉じ、痛さに耐える。
「・・・大丈夫かよ?」
「うん・・・痛くないよ。」
さっきよりかは・・・・だけどね。
奥のふれてほしい部分に、ムゲンがたどり着いたのがわかる。
ソレと同時に、体を走りぬける、新たな快感。
うわ!!なにこれ!!???全然違う!!???
ムゲンが腰を降りはじめた。
痛い!!でも・・・気持ちいい??ふわふわする。
「っっああああんん!!は、はああん。」
ゆっくりだったムゲンの動きが、だんだん激しくなる。
ムゲンの腰の動きにあわせて私の奥から快感が体を波のように
押し寄せ、絶え間なく押し寄せ続ける。
「ひやぁあぁあああん!!ム・・ムゲン!!!!!」
「ふっっ!!あっっ!!・・・フウ!!」
ひときわ大きな波が私の体を包み込み、意識が飛びそうになる。
さっきイッた時より比べ物にならないくらい大きな波だ。
頭ではじけ、体が痙攣するのがわかる。
なんにも考えられない!!!
7 :
小ネタムフウ:2006/09/17(日) 18:56:33 ID:qYvspAbZ
ふと気づくと、さっきまでムゲンの頭を無我夢中で
抱え込んでたはずなのに、ない。
すでにムゲンは私から体を離していた。
そしてお腹の上を見ると、ムゲンが出した白いモノが。
はて・・・いつの間に??
ぜんっぜん気づかなかった・・・・・。
それよりもなによりもけだるくて
思考がまとまらず、ぼんやりしてるとムゲンがお腹のを
ふき取ってきた。
大きく肩で息を吐きながら、丁寧にきれいにしてくれた。
そうして私を抱きしめながら寝そべってきて、
そのまま高いびきをはじめちゃった。
この状況で、すぐねるってどういうこと??
ちょっとムっとしたけど、私もすッごく眠たくて・・・・。
すぐ横にあるムゲンの寝顔を見てたら
いつの間にか寝入ってしまった。
おしまい。
8 :
小ネタムフウ:2006/09/17(日) 18:58:54 ID:qYvspAbZ
うーんおいらなんぞのSSが2スレ目初っていうのも
なんだか申し訳ないが、本番編かいたので投下してきます。
さっそくキタ━━━━ヽ(´д`*)ノ━━━━!!!!
何か実際にこんなやり取りがありそうだこの二人。ムゲンがちゃんとフウを気遣ってるげで萌えでした。
有難うございます!初GJ!!
>>8 乙様!
しっかしおまえ、前スレから思っとったがこれ小ネタか?
俺を躍らせ過ぎだww
おいおい〜眠れなくてちょいとのぞいてみたらえれぇことになっちまってんなぁほんとに眠れねーじゃねーかよ どーしてくれんだWWWW
>>8-9サンクス
笑えるエロを目指してみたらなんか長くなった・・・かんじ?
でもまあエロシーンしかないからやっぱ小ネタかと。
新スレ立った早々GJです!
ここの職人さん、みんな見事だなぁ〜。
ムゲフウもジンフウも、何かすごくありそうなんだもん。
…ところで、前スレにあったちょっとフウ攻めっぽいのにも烈しく萌えたのですが…。
どなたか書いてみては頂けないでしょうか。
相手はフウムゲでもフウジンでも。
「いつもあたしばっかり気持ち良くなっちゃうから、今日はあたしから…」みたいな可愛いげ編でも
「いつも好き勝手して〜!今日はお返しだー!」みたいな逆襲編でも。
もし気が向けば、でよろしいんで…。
いつのまにか新スレ!
ふた夢か。次のスレにいった時どうするんだか非常に気になる。
ムフウもジンフウもその他でも何でも楽しみにしております。
強引にふた夢、三夢、四夢…て続けるか、ちょっと変えてふた夢、夢ノ三、夢ノ四…
てな感じに続けるとか。
>>13 可愛げ編、逆襲編、どっちに転んでも可愛いフウが見られそうでいい…!職人さんがた、ワクテカしてお待ちしておりますノシ
おいらが思いつくフウムゲの限界・・・
こんなカンジか・・・??
・・・眠れん。
ムゲンのいびきがうるさくて眠れん。
すっかり目がさめちゃったよも〜う。
すぐヨコには幸せそうなムゲンの寝顔。
にくったらしい。
こっちはアンタのいびきで寝れないっつーの。
トーゼン、ムゲンはすっぽんぽんで・・・・。
いたずら心が起きちゃった。
ムゲンの胸の突起をちょんとつついてみる。
・・・・・無反応・・・・・。
ちょんちょんと突付きまわしてみる。
・・・・・・無反応・・・・・。
なんかムカつく。
そっと舌を近づけて舐めてみる。
とムゲンの手がいきなりぶんと動いて頭ぎりぎりをかすっていった。
ちょっ私は蚊??蚊なの????
うるさいだけの存在なワケ??信じなれない!!
起きるまで、いじめてやろうじゃないの!!!!
つづく・・・・
ぎゃーん、攻めフウ!!!
は、早く続きを・・・・尿道攻めとか。
尿道攻めてww
ムゲンが裸って事はフウとの事後?
起きても抵抗できなくなるまで、色んなところを苛めて嬲って弄んでやって下さいw
いつも足腰たたなくなるまで啼かされるフウたんが逆襲に出るんだね!
毎夜、寝たふりして気遣ってやってるジンも旅に支障がでると我慢の限界!
参戦、ならぬ三Pか!?
ごおーっ、ぐおーっ・・・
ムゲンは高鼾ですっかり眠り込んでいる。
先程の茶屋でフウはこっそりムゲンの酒に眠り薬を忍ばせておいた。
ひょんなことからムゲンと関係を持ってしまったフウ。初めの内こそ貧相だ、胸が小せえとガタガタうるさかったが、フウの素直な身体の反応にすっかり夢中になっていた。
今まで数え切れぬ程女と寝てはきたが、全て行きずり…。一人の女と何度も身体を合わせる事のなかったムゲンはフウを抱く毎に花開いてゆく女の性に夢中になっていた。
およそ雅びなこととは無縁なムゲンだが己が与える快楽に、フウの恥じらいからか耐えるように切れ切れと上がる声音に奏者とはこのようなものかと雅びでない頭で考えていた。
強弱をつけて弦を弾く、息を吹き込む、音色が変わる面白さ。それが女を愛する喜びだとは気付かずに…。
フウの方も以外と優しいムゲンの愛撫に夜毎快楽は高まる一方ではあったが、こう毎夜では身体がもたない。
ましてや近くにいるジンに聞かれはしないかと気が気ではなかった。
そのせいで必死で声を押さえようと袖を噛んで耐えているのを知ってか知らずかムゲンに執拗に攻められ意識が飛ぶまで啼かされることもしばしば。
いくら気持ちがいいとはいえ、こんなの狡い、ムゲンの奴!と報復に出ることにした。
フウは腰紐を解くと握り締め、眠りこけているムゲンを見下ろした。襲い掛かろうとしたその時
「なんだ?おめえ、抱いて欲しいのか?」
ぱちりと目を開けたムゲンは開口一番そうのたまった。
「っ!!!」
フウは驚きのあまり言葉がでない。
「何持ってんだ?紐かー、いいねぇ縛りプレイ。おめえもわかるようになってきたじゃねーか」
がばっと起き上がるとそのままフウに襲いかかり易々と組み敷いた。
「ち、ちがっ」
頭上で両手を一つに纏められあっさりと奪われた紐で嬉々としてムゲンがフウの手首を縛りにかかる。
なんでこうなるのよー!!予定外の展開に今夜もまた…そう諦めかけた時フウを押さえ付けていたムゲンの手が離れた。
「てめえ、何しやがる!!」
「フウ、早く後ろ手に縛り上げろ!」
見るとジンがムゲンをはがい絞めにしていた。
すっかり襦袢の前がはだけ胸もあらわなフウは
「きゃ、やだジン!寝たふりしてたんだ。何よムッツリ!!」
と悪態をつく。
「ムッツリとは心外な。助太刀するというのだ」
「あ、助けてくれたんだ〜」
「てめえらごちゃごちゃぬかしてんじゃねー!離しやがれっ!!」
フウは跳ね起きニヤリとほほ笑むとジンに押さえ込まれたムゲンをしっかりと後ろ手に縛った。すかさずジンが両足首も念のためとガッチリ縛りあげる。
すっかり動きを封じられたムゲンは芋虫のようにもがきながら罵声を吐く事しかできなかった。
つづく・・・かどうかはわからないw
尿道攻めに触発され書いてしまった。携帯から失礼しました。
21 :
20続き:2006/09/20(水) 21:14:27 ID:A0zOf5kE
「フウ、ムゲンは動けまい。好きにしろ」
散々わめきどなり散らすムゲンを見下ろしジンは冷ややかに言った。
「何てめえが仕切ってんだよっ!…あ〜めんどくせ。おめえの好きにしな」
往生したのかフウにむかってそう言った。
「その代わりちゃんと気持ち良くしてみせろよ」
と注文をつける。
「う、ん。わかった」
いざ好きにして良いと言われても何をすればいいのやら…何も考えていなかったフウである。頭をもたげ始めたムゲンのものに恐々と指を這わせ、ゆるゆると扱いてみた。
「ばーか。こんなんじゃお天道さん昇っても終わりゃしねーぜ。おいっそこのムッツリ!見てるんなら金払いやがれったくよー。やだね、ムッツリは」
フウのつたない手技に余裕でうそぶくムゲン。
ピキっ
その言葉に反応したのはジンであった。
「おい、フウ。衆道とは何でも尻の穴に男のものをつっこむらしいぞ」
「ゲっ!なにそれ!?」
「ある一点に男根があたると己のものには触れてなくともあっと言う間に果てるとか」
「きゃ、やだ〜、ホント??」
「試してみろ」
「えーーっ!?ジンやってよー」
「私は男の尻に突っ込む趣味はない」
「てめえ何、気色わりぃことほざいてんだ、経験者かぁ?何にしたってよーこいつなんかに簡単にイかされる俺様じゃねーってんだ」
「失礼な!私は後ろは生涯誰にも許さんと決めている」
「あ゙ーっわかった!よーくわかった!!あたしなんかにイかされないのよね、あたしなんかにっ!」
ムゲンの言葉に今度はフウが青筋をたてる。何よ散々あたしのこと好きにしといて!よーし見てなさい!意を決してフウが指を…
「げっ、こいつホントにいれやがった!馬鹿っぬけっ」
身を捩って逃れようとするムゲンの動きがフウの指を締め付ける。。
「痛っ、もーおとなしくしなさいよ!好きにしていいっつったのあんたでしょ。ここかなぁ〜それともここ?気持ちいいとこどこ〜?」
いざ入れてしまうとさほど嫌悪感もなく、思いのほか温かい肉を掻き分けジンの言うその一点を探りだそうと真剣に挑むフウであった。
「知るかよっ!抜けってんだろうがこらっ」
そんな二人の様子を人の悪い笑みを浮かべ眺めていたジンが
「もっと奥まで入れないと駄目なのではないのか?」
いい加減な事をいってフウを煽る。
「うん、わかった」
ゆるゆると指を進めていく…とその時
「うおっっ」
ムゲンの身体がびくんと跳ねた。みるみる男根が硬さを増していく。
「あ、ここ?」
ムゲンの反応に合わせて掠めたあたりを探ってみる。「お、お、お、やめっ、ろっフウっ!」
「あ、初めてあたしの名前呼んだじゃん」
怒張した先端からはしとどに透明なものが溢れだしてきた。
「うわぁぁぁぁぁぁっ」
触れられてもいないのに急激に込み上げてきた射精感に流石のムゲンも戸惑いを隠せない。
「ちょっと待て」
そういってジンはフウをさえぎった。
助かった…危なくぶちまけてしまうところであった。お互いああは言ったものの、やはり男同士通じるものはあったか…とジンに感謝しかけた。
そんなムゲンを尻目に、ジンは髪を結んでいる紐を解くとおもむろにムゲンのものに巻き付け根元にきつく結わえた。
「これでよし。さあ続けろ」「な、なにがよしだっ!つか、てめえ何考えてやがるっ」
「あまり早く終わってしまってもお互い楽しめまい」
「た、楽しめまいって男ならわかるだろーがよっっ!」
「さあな。私はムッツリだからな」
そう言うとニヤリとほくそ笑むジンであった。
22 :
21続き:2006/09/20(水) 21:24:23 ID:A0zOf5kE
天国と地獄とはこのことか。とめどなく続く快感、吐き出せない欲望…まさに言葉のとおりムゲンは天国と地獄を同時に味わっていた。
フウはジンの指導のもと男の弱点、もとい男の敏感な部分を熱心に研究していた。
先端を舌でこじ開けチロチロといたぶり深く口に含む。裏筋を舐めあげ再び先端から吸い込む。
「あっ・ぁ・ぁ・ぁ・やめっ、頼むっ」
たえまなくムゲンの口からあふれる言葉はもう悪態をつくどころか甘ささえ滲んでいた。
「くっ・う・ぅ・ぅっ」
およそ普段のムゲンからは想像もつかない切なげなその呻きにフウの子宮がズクンと疼いた。
そうか…声聞いてるだけでも気持ちよくなるんだ…ムゲンもあたしの声聞いてて気持ち良かったのかなぁ…だからあんなにしてたのかなぁ…。
フウは瞳を潤ませ頬を染めムゲンを口いっぱいに頬張るのに夢中になっていった。
「んっんっんっ…」
自然と息遣いが荒くなる。その時はらりと背中から襦袢が落とされ、うなじに冷たいものが触れた。
「んぐっ、ひゃぁ!ちょっとジンっ」
冷たく感じたのはジンの唇だった。
「夜毎おまえたちの睦みあう声を聞かされていてはたまったもんじゃない。いや、たまっているのだ。許せ」
背中にひんやりとしたジンの髪がかかりうなじに肩にと唇が落ちる。手がそろそろと前に回されフウの乳房に辿りつく。
「ぁあんっ」
ムゲンを攻める事ですっかり身体に火が点いてしまったフウは甘い声を洩らした。
「てめえ、俺の女に何しやがる!!」
フウの口から解放されたムゲンが吠える。
「おまえの女?いつからフウはおまえのものになった?私もフウの用心棒だ。おまえとは同等だと思うが」
ムゲンの言い分など歯牙にもかけずもう一方の手でフウの薄い茂みを掻き分けてくる。溢れるばかりに濡れた泉にゆっくりと指を沈め中をかき回す。
「私では嫌か?」
耳元で囁かれフウの膝ががくがく震えた。
「調子こいてんじゃねーっ!てめえ覚悟しろよ、ぶった斬ってやる」
「望むところ」
もーわけわかんないよーっ!!!フウは叫んだ。
「とにかく喧嘩はだめーっ!いい?あたしがムゲンを気持ちよくするっ!だからジンはあたしを気持ちよくしてっ!これでおあいこ」
いささか乱暴なフウの提案に
「承知した」
ジンは短く答え
「納得いかねーっ」
ムゲンは憤懣やるせない様子だ。
「いいのっ決めたのっ」
そういうと再び喉の奥までムゲンを飲み込んだ。
「うぁっ」
再びフウにくわえ込まれたムゲンにはもう反対する術もなかった。
「あ・あ・あぁっ…」
ぐぐっと後ろからジンに貫かれ快感がフウの身体を突き抜ける。
…ずっとずっと三人でこのまま旅を続けられたらいいなぁ…
快楽に沈みゆく意識の隅でフウはぼんやり思った。
おわり
ムゲンも大好きなんだけど根っからのジンフウもののせいかジンが絡まにゃ話が出来ない。
尿道攻めに触発されたのにいざ書き続けると、尿道に何いれたらいいんだ!?かんざし…太いよな…藁か?藁落ちてないか〜っ!
気付くと指つっこんじまったorz
アナル攻め嫌いな人スマソ。
おまけに可愛いエロ書けないし…。
ぜひ
>>16タンに可愛いフウ攻めの続きを書いて頂きたい!
最後にフウたんの指を穢してしまったことをお詫びします。
お目汚し失礼おば。
GGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJ!!!
尿道攻めふった者です。こんなすばらしい絡みになって
帰ってくるとは。さすがにかんざしは痛そうっすよね。
神〜〜〜〜。久々3P萌えたぜ。
>>20GJ。
なにやらムゲンが凄ぇことに。責められてんのはムゲンなのに、ジンが不憫……毎晩聞かせられてたのかよw
次はジンフウものでお願いしたい。フウジンでも…
>>16 待ってる。
26 :
>>16:2006/09/21(木) 22:26:43 ID:khgKB75y
そのまま続けようと思ったけど、また叩かれそうになったらいやすぎる。
ちょっと・・・いやかなりのいたずらを思いついちゃった。
そっとムゲンの手に手ぬぐいを結ぶ。
ゆっくり、ムゲンが起きないように片手ずつそっと。
手ぬぐいをいくつか結んで、ぎゅっと縛ればいいだけの状態にして
ムゲンの様子を伺ってみた。
相変わらずいびきはかいてるし、熟睡中だ。
っていうかなんか危機感なくない?寝首かかれたらどうすんだろ?
意を決して手ぬぐいをぎゅっと縛る。
「・・・??なんだ??」
さすがにムゲンが起きたみたいだけど、その頃すでにムゲンの両手は
頭の上で縛りとめられちゃってる。
うまくいったなあ。
ムゲンの顔を逆さに覗き込む。
機嫌の悪い三白眼と目が合った。
「・・てめ。こりゃーなんの冗談だよ?」
残しておいたてぬぐいで今度はムゲンの目を覆う。
「おい・・フウ。なにふざけてんだよ。」
まだ、ムゲンの抵抗はない。余裕しゃくしゃくだなー。
その余裕今に失くして見せるから!!
いやまて、ムゲンは手を縛っただけでは安心できない。
なんたって変態みたいに体軽いからなあ〜。
ムゲンの手を縛ってる手ぬぐいにさらに細い帯を結んで
柱にくるっと縛り付けた。
これで腕はほとんど動かないでしょ。
27 :
>>16:2006/09/21(木) 22:27:48 ID:khgKB75y
この間買ったばかりで、まだ新しい筆を手に持ち
手を縛られて目隠しされてるムゲンを見下ろした。
あ〜いま、私すっごいいじわるなかおしてるだろ〜な。
目隠しされてるのに不機嫌そうな私を小ばかにした表情が
しっかりムゲンの顔にでてる。ふふん今に見てなさい。
「わっオメ!!な??ふっふっふえっくしょい!!」
「あははははは〜」
筆でムゲンの鼻をこしょこしょするとくしゃみがでた。
おっもしろい!!
「オイオメーいい加減にしろ!!マジで怒るぞ!!」
脇をこしょこしょ
臍をこしょこしょ
みぞおちをこしょこしょ
「あっひゃっひゃっひゃっひゃうわっやめろ!!」
「あ〜はっはっはっはムゲンおっもしろ〜い」
「俺は全然おもしろくねって!!うひゃっうひゃひゃ!!」
「ムゲンだって笑ってんじゃ〜ん」
「イー加減にしねーとまじで怒るぞ!!」
ムゲンのアレを筆ですっとなでる。
ムゲンはビクッと体を震わして、留め止めなく吐いてた悪態がぴったり止まった。
「ふーん・・?そーいうプレイかよ?」
なるべくじらすように首筋から胸へ、突起へ、みぞおちへ、臍へ。
そしてムゲンのアレの先端にゆっくり筆を走らせた。
ムゲンは歯を食いしばって耐えてる。
・・・・さっきまでと大して変わらないことしてるようなきがするんだけど
なんでここまで反応かわんのかしら・・・??
ムゲンの顔を覗き込んで額に、頬に、鼻先に、唇に、細かい口付けを
たくさん落とした。いつもされるから、ちょっとしてみたかったんだよね〜。
首筋に、鎖骨に、みぞおちに、胸に、お腹に、臍に。
筆の代わりに唇で触れる。
28 :
>>16:2006/09/21(木) 22:28:54 ID:khgKB75y
ムゲンが浅く息をついてる。カンジてんのかな?
ああ・・・感じてるみたい。下の方見れば一目瞭然だもん。
アレをきゅっと握るとまたムゲンの体がビクッと跳ねた。
そして先端を筆でこしょこしょこしょこしょ。
「っっ!!っく!!・・」
筆の先端が湿ってきた。そうとう気持ちいいみたい。
「っっはっ・・・・おうフウ。いい加減ほどけよ。」
「は?何いってんの?ほどかないもーん。」
「テメ!!」
「あのねえ?こっちはアンタのいびきがうるさくて寝れなかったの!!
だからあんたの目をしっかり覚ましてあげたのよ。」
そうして手をぱっと離す。
そしていそいそと私は布団にもぐりこんだ。
「じゃね?ムゲン。おやすみなさ〜い。」
「なっっ!!????テメェ!!!!ふざけんな〜!!」
夜のしじまにムゲンの声がこだました。
さ〜てとねよねよ。
いびきよりムゲンの悪態のほうがよっぽど子守唄になるわ〜。
つづく・・・・かな?
29 :
>>16:2006/09/21(木) 22:36:59 ID:khgKB75y
>>19 時間でいえば事後寝た後の話だな。ちなみにジンはここにはいない。
何でいないかまでの設定は考えてない。小ネタってことで。
>>20 GGGGGGGGJJJJJ!!堪能した〜
かわいいフウを目指したが撃沈だ・・・・・。
30 :
20:2006/09/21(木) 23:12:03 ID:Sw3ijRwx
>>24>>25>>29 GJd。楽しんで貰えたようでよかった。
>>29 G〜〜〜〜J〜〜〜〜!!バロス〜!フウ可愛いよフウ!
しかも、つづく・・・かなって焦らしプレイw
ムゲン続きで恐縮だが沙羅編みてたらマジなムゲフウ書いてみたくなった。
予定では需要なさげなジン沙羅書くつもりだったのにw
とりあえず投下させて貰います。
31 :
― 邂 逅 ―:2006/09/21(木) 23:15:52 ID:Sw3ijRwx
「おめえ…」
「うん?」
「あん時、なんで俺をかばった?」
岬の小屋に差し込む光はギラギラ容赦なく照りつける真夏の日差しから和らいだものへと変わってきた。日に日に空が高くなっていく。
小屋を通り抜ける心地よい風が夏の終わりを告げていた。
「かばった?かばってくれたのムゲンじゃない…こんなにボロボロになって…」
「…?ああ、これか。体したこっちゃねー」
「体したこっちゃねーって!あたしのせいで刀捨てて…ば、爆発した時は…もうダメかと思った…」
言葉につまり涙ぐむフウの髪をくしゃりと掻き混ぜ、ムゲンはふっと笑った。
確かにあの時は勝算があったわけじゃない。ただこいつだけは死なせたくない。そう思ったのだ。
誰かの為に命を賭けるなど、ついぞ考えたこともないムゲンだ。刀向けあったからには殺すか殺されるか。それが全てだ。そうやって生きてきたはずなのに…。
「あいつは?」
「ジン?寝てるよ。まだ傷が痛むみたい」
「そうか。ちょっくら散歩でもすっか。こーじっとしてちゃ体がなまっちまう」
「まだ無理よ!」
「ほら、行くぞー」
ムゲンはフウの制止も聞かず小屋の外へ出ていった。
「ちょっと待ってよ。善吉さんにジンのこと頼んでくるから」
フウが小屋の裏で薪割りをしていた善吉に断りを入れて戻ってくるとムゲンは岬の先端から浜を見下ろしていた。
「行ってみっか」
背後のフウに一声かけるとよろよろと歩きだした。だがまだ思うように体が利かないのか小石に足を取られて態勢を崩す。すかさずフウが体を支えた。
「ほら、あたしに掴まって。言いだしたら聞かないんだから」
ムゲンの辛うじて傷の少ない右側に回り込みそっと手をとる。いくら強がっていても満身創痍だ。今こうして歩いていることすら奇跡に近い。
ムゲンは黙ってフウの薄い肩に手を回した。
こんな小せえ身体投げ出して…俺をかばってたな。
ムゲンは月の煌々と輝くあの夜に思いを馳せていた。
あの盲目の瞽女、沙羅が刺客だったのには驚いたが、刀を合わせてみてその並々ならぬ強さにうち震えた。久々に凄い相手と殺り合える喜びに、身体の奥から沸き起る闘志が全身を駆け巡る。
だが沙羅の強さは桁違いであった。ムゲンの刀はあっさりと弾き飛ばされ、今度ばかりは年貢の納め時かと覚悟を決めた。
しかしそれでも陶酔感は覚めなかった。
「やだよ…いやだよーっっ」
死への甘美な誘惑からムゲンを現実に引き戻したのは、小さな身体を盾にしてしがみつき泣いているフウの温もりだった。
沙羅に負けたことよりも、情けをかけられたことよりも、フウの行動に衝撃を受けた。
まるで心の臓を鷲掴みにされたような痛みを覚えたが、それがなんであるのかムゲンには分からなかった。
32 :
― 邂 逅 ―:2006/09/21(木) 23:26:00 ID:Sw3ijRwx
「大丈夫?やっぱり痛む?」
黙りこんで歩くムゲンを気遣ってフウが声をかけた。心配そうに下から顔を覗き込んでくる。
ちくり
また、胸が痛む。
「あーあー。すっかりぶっ壊れてんなぁ。もともとボロだったけどよ」
フウの問い掛けには答えず、目の前の跡形もなく崩れ落ちた教会を見てムゲンが言った。
「あんたがぶっ壊っしたんじゃない。加減を知らないんだから」
ムゲンのいつもと変わらぬ様子に安心したのかフウが憎まれ口をたたく。
「ったくよー。誰のせいでこーなったんだぁ?」
「…うん。あたしのせいだね。あの時…あんたが来てくれて…嬉しかったんだ」
ムゲンはまた、くしゃりとフウの髪を掻き混ぜると
「生きててよかった」
ぽつりと呟いた。
いつになくムゲンの真剣な声音に驚いて顔をあげると、声と同じく真剣な目をしたムゲンがフウの瞳を捕えた。
「それはこっちの台詞じゃない!」
ムゲンの眼差しに居心地の悪さを覚えたフウがまくしたてる。
「あんたみたいのに死なれたら夢見悪いったら!ジンなら迷わず成仏してくれそーだけど、あんた背後霊になって一生あたしに付きまといそーじゃん」
「誰がこんな色気もそっけもねーガキに付きまとうかよっ。死んだって、ご・め・ん・だっ」
「もう!あんたねーっ…!?」
フウが拳をふりあげた瞬間ムゲンは自由に動く片腕で思わずフウを抱きすくめていた。
一瞬何が起きたのか理解できず固まってしまったフウであったが、振り上げた拳を開くとおずおずとムゲンの背に手を回した。
「とうとう着いちまったな」
「そだね」
「旅も終わりだな」
「うん」
とくん、とくん、とくん、とくん…
フウは小さく頷くとムゲンの胸に顔をうずめ力強く脈打つ鼓動に耳を澄ませた。
生きていてよかった…。
鼻の奥がつんと熱くなった。
つづく・・・・かな?w
まじなムゲフウ初なんでエロパート書けるかどうかわからない…orz
ちょっとした投下ラッシュだな!いろいろ読めて嬉しい限り。幸せだ…
>>16 GJ!!! おまいさんの書くフウはほんっと可愛いなー。煽っといて放置とは萌ゆる。
続きも楽しみにしてます。こっちも焦らされプレイだw
>>20 最終回あたり思い出してこみ上げるものが…。切なくていい…!!エロパート期待大で待ってる。
携帯から本とGJ様です。
34 :
― 邂 逅 ―:2006/09/23(土) 19:09:24 ID:qZamYnNy
「流石にちぃっとばかし疲れたな」
フウから身を離すとそう言って倒れた梁に腰を下ろした。
自分を包んでいたムゲンの温もりから解放されたフウは、なんとなく身の置き所に困り辺りを見回した。
「げっ!これまだ残ってるよ!」
自分が縛り付けられていた朱塗り十字架がやや傾いてはいるものの、しぶとく建っているのを見て忌々ましげに言った。コツンと小さく蹴りを入れ、十字架に背をもたせぽっかり広がる空を仰いだ。
「でうす様ってほんとにいるのかなぁ」
「さあなー」
どこまでも続く青い空、潮の香りをはらむ風が頬をなでる。こうして無残な姿を晒す教会の残骸を見ていても、つい先日起きた惨劇がなぜか現実のこととは思えなかった。
向日葵の匂いのするお侍…たったそれだけの手がかりで捜し求めた父。怒り、憎しみ、恨み、そして思慕…全てがこの教会と共に崩れ去ったかのようであった。
「死んだらみんなでうす様の国へ行けるのかなぁ」
「さあなー。異国の神さんだしなー」
「あたし…父さんって呼んであげなかった」
目の裏に焼き付いている真っ赤な血飛沫。その残像を消し去ろうとフウはぎゅっと目をつむった。
「泣くんじゃねー」
ムゲンの立ち上がる気配がする。
「…泣いてない」
フウは後悔ともつかぬ父へのこの思いを許容することができずにいた。
めまぐるしく起きた一連のあの出来事が、生々しく映る血の色となって脳裏に浮かぶのをただ消し去りたいと思った。すると閉じた目蓋から血の色が消えた、刹那、温かいものがフウの唇に触れ、離れた。
「いやか?」
目を開けるとムゲンが十字架に片手をつき体を支えフウを見下ろしていた。
慰めたい、労りたい、フウの悲しみを癒したい、そんな思いはムゲンにはなかった。例えあったとしてもムゲンには自分のそのような感情を理解できなかったであろう。
ただ衝動的にフウの唇を奪っていた。
「い、いやじゃない」
自分の唇に触れたものが何であったか理解したフウの口から思わぬ言葉が零れた。思わぬ言葉…いや以前から求めていたのかもしれない。
再びムゲンの唇が触れた。今度は深い口付けだった。
35 :
― 邂 逅 ―:2006/09/23(土) 19:14:09 ID:qZamYnNy
ムゲンは慣れた様子でフウの唇をこじ開けた。熱い波がフウの身体を駆け巡る。
思わずムゲンにしがみつき導かれるままに口を開いた。ムゲンは角度をかえここぞとばかりに舌を滑り込ませてくる。フウはその衝撃に震えた。
口付けするのに舌を使うなんて今まで知らなかった。口の中をやんわりと愛撫され舌を絡めとられると骨抜きになり身体が熱くなるなんて初めて知った。
このまま口付けされていたい、そうフウは思ったがこの胸の高鳴りをムゲンに知られるのが恥ずかしく逃げごしになる。
初めての経験だけにどうしていいのか分からず、次にムゲンが何をするのか予想することも出来なかった。
そんなフウの首をムゲンはしっかり捕え引き寄せ、思う存分フウの口腔を貪るとゆっくりと唇を引いた。
そのままうなじに唇を這わせフウを解放した手で帯を解きにかかる。
「ほどけねぇ」
ムゲンのつぶやきに濃厚な口付けに放心していたフウが我にかえる。
「あ、あたしがやる」
フウの言葉にムゲンの手がとまる。
とっさに口からついて出た自分の言葉にフウ自身も驚いていた。だがこのままムゲンに全てを委ねてしまいたいと思ったのだ。
小さく震える手で帯を解いた。
ムゲンはそっとフウの乳房を大きな掌で包み込んだ。
「やっぱ小せぇな」
「もうっムゲンっ」
「でも、やわらけぇ」
やわやわと感触を楽しむように揉みしだきながら親指で中心をこね、うなじから鎖骨、胸へと這わした舌がもう片方の乳房の中心にたどり着いた。
「ぁ・あんっ」
なんとも言えない甘美な刺激にフウの口から思わず声がこぼれた。
「いい声だな」
「な、何言って…」
涙の滲んだ瞳でムゲンを睨みつける。
「もっと啼けよ。声聞かせな」
乳房を弄ぶんでいた手が腹から下へ滑り下りていく。
「おめぇの声聞いてっと体の奥から熱くなってきやがった」
柔らかな恥丘を掠め内股へたどり着いたムゲンの手は遠慮なくフウの身体の奥を目指す。
「や、やめっ」
「やめていいのかよ?やめっと気持ち良くなんねーぞ」
フウはふるふると首を振ってうなだれた。
ムゲンはニヤリと笑うとフウの秘所に指を這わせた。そこはもう溢れんばかりに蜜をたたえていた。
36 :
― 邂 逅 ―:2006/09/23(土) 19:23:56 ID:qZamYnNy
ムゲンの太くざらっとした指がフウの花芯を捕らえた。円を描くように軽くこすりあげるとみるみる固くなるのがわかる。同時にフウの口からも絶え間なく甘い喘ぎが零れだした。
ムゲンは探るようにゆっくり指を沈めていく。溢れる蜜に助けられムゲンの指はなんなく飲み込まれていった。
柔らかく指を締め付ける感触にムゲンの股間ははち切れそうになった。一気に指を引き抜くとフウの片足を抱えあげ己自身を熱い蜜壺へとあてがった。
十字架に背を預けムゲンの肩にしがみつき痛みに備え固く目を閉じているフウを見るとムゲンの胸はうずいた。
怯えているに違いない…。
だがあいにくムゲンには安心させてやる言葉も忍耐も持ち合わせていなかった。やわらかな割れ目に熱くたぎったものを押しあてるとフウの口から小さな悲鳴が漏れた。
「痛っ!」
我慢には努力と激しい葛藤を伴ったがそれでも何とか挿入をとどめた。
フウの怯えて不安げな目を覗き込むと容赦なく告げた。
「俺ぁもうやめらんねーぞ」
「うん、いいよ…して」
その言葉にわずかに残っていた自制心が弾け飛んだ。腰を突き出し自分のものを押し込んでいく。男を受け入れたことのない狭い膣が押し広げられるのに抵抗しているのが分かる。
壁がムゲンを拒んできつく締めあげてくるのに歯を食い縛って耐えた。
激しく腰を突き動かしたい衝動を押さえたのはフウへの気遣いよりも、まだ引きつれる脇腹の痛みと自由の利かぬ体のせいかも知れなかった。
それでもかつて感じたことのない快感が体中を駆け巡り、一点に集まる熱を解放したい要求がムゲンを支配する。
ムゲンはそのまま昇りつめ、フウの中へと精を放った。
一瞬視界が真っ白になり全てが輪郭を失い不確かなものへと移ろう中、フウの温もり、フウのやわらかさ、フウの匂い、フウの息遣い、そしてフウの涙。
鮮明なのはフウの存在だけだった。
二人は倒れた梁に背をもたせ座り込んでいた。
どちらからともなく繋いだ手は互いの指を絡めあっている。
かわす言葉もなく、ただ黙って潮騒に耳を傾けどこまでも続く空を見ていた。
やがて来る別れを惜しむかのように繋がれた手を解くことが出来なかった。
おわり
>>33 GJどうもです。エロパートなんとか書きあがったのでご期待にそえるか分かりませんが投下します。
誰じゃい!?ってムゲンになってしまったorz お許しくだせー
38 :
33:2006/09/24(日) 06:55:43 ID:rNo1kpoM
>>20 萌 え ま し た。 GJ!!!!
十分ムゲンらしかったですよー。自覚はしてねぇんだろうが、所々に垣間見える優しさが萌えでした。
カプはどんなんでもかまわないので、また書いてくだせい。お待ちしております!
39 :
ムフウ:2006/09/26(火) 06:31:18 ID:eSB6XVL/
短くてエロなしですが、投下させていただきます。
他の職人さんのエロ待ちにでも読んでください。
40 :
ムフウ:2006/09/26(火) 06:35:21 ID:eSB6XVL/
「ねぇちょっと……」
フウが少しだけ先を歩くジンの袖を引き、声を潜めて話しかける。
「ムゲンの様子、やっぱりなんかおかしくない?」
「……うむ……」
ジンがフウに合わせてく歩く速度を落とし、隣に並んで首肯する。
「昨日怪我して帰ってきてから覇気がないっていうか……。理由聞いても、“強ぇやつを斬って来た”としか言わないし」
フウが、そのときのムゲンの様子を真似てボソリとつぶやいた。
それぞれが考え込み、二人の間に短い沈黙が降りる。
先に口火を切ったのはジンのほうだった。
「……強いやつを斬って来た……か。ヤツにも何か思うところがあったのだろう。そっとしておいてやれ」
「んー…、でもさ……」
途中、逗留した宿で、行き先も告げずにムゲンがいなくなった。
一日ぐらいなら今までも帰ってこなかったことはあったが、それが二日になり、三日になった。
流石に心配になり、ジンと二人で探し回ったのだが結局見つけられず、ムゲンが帰ってきたのは昨夜だった。
刀傷と、返り血と。
その姿を確認したときは心臓が止まるかと思った。
傷はたいしたこと無かったものの、フウが叱咤して問い詰めても、いつもの威勢も反論も無く、のらりくらりとかわされる。
「もー、人の気も知らないで……」
やるせない気持ちでついた言葉は、溜息と共にムゲンの姿に向って消えた。
どくどくとフウの鼓動が早くなっていく。
街道を行けども行けども次の宿場町に出る気配が無く、ジンにはもう少し先の方まで道の確認をしに行って貰った。
もうすぐ夕暮れ時で、行きかう人も絶えた。
このまま進んでも宿に着かないのなら、今日は野宿になるだろう。
今はムゲンと二人きり。
ムゲンは腕を組み、考え込むように目を閉じて木にもたれて休んでいる。
何事かを決意したフウが、すっと息を吸い込んでムゲンに歩み寄る。
「……ムゲン!」
「……あ?」
ムゲンに向かい合い、視線を合わせる。
思ったより遠くて、益々心臓の音が高くなる。
「……ちょっとかがんでよ」
いぶかしげに膝を折ったムゲンの胸元を掴み、フウが爪先立ちになる。
思い切って、ムゲンの唇に自分のそれを重ねた。
「……っ」
少しかさついていて、それでも柔らかな感触がする。
確かめるように、ゆっくりとムゲンの唇を食んだ。
───ああ、ムゲン、だ。
伝わる熱に、胸の奥がじんとする。
「………ン……」
息苦しくなり、唇を離す。
ちゅっと音を立ててしまい、フウの鼓動が一気に跳ね上がった。
長くそうしていたように思えるが、実際はほんの一呼吸の間。
41 :
ムフウ:2006/09/26(火) 06:45:26 ID:eSB6XVL/
顔が熱くて、きっとはたから見たらゆでタコみたいになっているに違いなかった。
顔を上げることが出来ず、下を向いたままでムゲンに話す。
「し、心配してたんだかんね、あたしも、ジンも……」
ムゲンが無事だったことの安堵や、自分がとってしまった行動に対する後悔やら、いろいろな感情がごちゃまぜに溢れて止まらない。
(やだ、あたし、なんで、こんな……きっと、ムゲンも呆れてる……)
涙が滲んで、フウの瞳が赤く潤む。
「ムゲンのバカ……もう帰ってこないんじゃっ……理由とか、話したくないんならいいけど、いまのあんた、らしくないってか、元気、出しなさいよ……ッ」
ムゲンの手が伸び、フウの体を捕らえるように抱きこむ。
いきなりの事に、フウが鋭く息を呑む。
「っひゃぁ!?ちょ、ヤだムゲン、ひ、人とか来たら……」
先ほどの行為の気恥ずかしさも手伝って、フウがムゲンの腕の中でじたばたともがく。
背に回された腕が、フウの体をまさぐる。後ろの木に倒れるように体を預け、フウを抱いたままずるずると身を沈ませる。
木陰に座り込む形になり、ムゲンがフウの体を包むように抱きしめ直す。
「……フウ」
ムゲンの、深い声。名前を呼ばれて、びくりと体が反応する。
「しばらくこのまんまで居やがれ……」
「うん……」
ムゲンの言葉に、フウが抵抗をやめる。
心地よい温かさにひたされながらぼんやりと思う。
───自分から、ムゲンにこんな口付けが出来るようになったのはいつからだっけ。
思い出そうとすると、引きずられるように夜の情事やら気配やらが蘇り、熱の上がった頭がさらにパンクしそうになった。
打ち消すように、ムゲンの胸に抱かれたままふるふると首を振る。
「……どうしたよ」
静かな声が問う。
「なな、なんでも、なんでもないわよ!!」
反射的に顔を上げて反論する。収まりかけた熱が再びかぁっと上昇し始め、フウはまた泣きそうになった。
とたんにムゲンの顔が意地悪げに歪む。
「……てめぇ、今エロいこと考えていやがったろ」
「ち……違うわよ!あんたと一緒にしないでくれる!?……だいたい、嫌だって言っても、ムゲンが、あたしにいやらしいことばっか……するから……」
しどろもどろにうろたえるフウを、ムゲンが面白そうに観察する。
「ほーう、嫌だってか」
にやりと笑い、フウをからかうムゲンは完全にいつもの調子だ。
耳元に唇が寄せられ、低い声音でムゲンに囁かれる。
「それに感じてよがってんのはどこのどいつだよ」
あまりの物言いに、フウが絶句する。
「なっ、なっ……ッ!もう、信じらんない!ムゲンのバカ!エロヒゲ!このっ……変態!!」
ほとんど図星なのが癪に障る。ムゲンの胸をぱたぱたと叩くが、ムゲンにとってフウのそんな抵抗など、可愛らしい物でしかないだろう。
「あ〜あ〜煩ぇ……」
くっと軽く顎が押さえられる。
「てめぇは少しぐらい黙ってろ……」
ムゲンはずるい。ふだんは乱暴なくせに、重ねられた唇は優しく丹念に動く。
「……ン……っ!」
上唇と下唇を挟み込むように柔らかくついばまれる。
ちゅっと軽く吸い立てられ、含まれた唇の合わせをざらついた舌がなぞってゆく。
進入しそうになった舌が引かれ、ムゲンの唇が離れた。
見つめられ、また優しい口付けが降る。
フウに抗うことなど出来るはずはないのだ。
深まってゆく宵闇の中、お互いの体温だけが確かなものに感じられる。
ひどく安らいで、静かな気持ちなのに、同時に湧き上ってくるこの痛みは何なのだろう。
ムゲンとこうしていることが、こうされていることが────
されるがままになっていたフウが身じろいで、ムゲンの背に腕を回してぎゅっと抱きしめ返す。
体を擦り付けるように密着させて、とくとくと刻むムゲンの心臓の音を聴く。
ムゲンの大きな掌が首筋を伝ってフウの髪を乱し、柔らかな感触を楽しむように梳き始める。
道の確認から戻ったジンの声に呼び醒まされるまで───甘やかな時間はゆっくりと、流れていった。
42 :
ムフウ:2006/09/26(火) 06:47:00 ID:eSB6XVL/
誤字脱字、おかしなところは脳内保管でお願いします。
それでは失礼しました〜
おおっ!ムフウ祭りだ〜
職人様がたGJで乙
萌をありがとう!
44 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/29(金) 17:24:40 ID:nEu3gNGM
保守
沙羅ジン書いたのでコソーリ投下。いらない人はスルーして下さい。
46 :
―浮草―:2006/10/01(日) 01:27:32 ID:6YbPkJ4B
「これが運命(さだめ)なの」
女は杖に仕込んだ三戟を、慣れた手つきで操ると鋭い突きを繰り出してきた。
「そろそろ暗くなってきたな」
先を歩いていたジンは、足を止めると懐から折り畳んだ提灯を取り出した。続いて火打ち石を探して懐をさぐっていると、ふと指先に硬いものが触れた。
フウの小刀についていた賽コロの根付だ。今までのお礼にと渡された。こんなものを貰っても仕方がないと思ったが黙って受け取ったのだ。
(顔が引きつっていたな)
成り行きで長らく共に旅してきたフウとムゲンと別れたのは数刻前のこと。「また会えるといいね」そう言ってぎこちなく笑うフウの顔を思い出し、ジンの口元に微笑が浮かぶ。
「何を笑っているの?」
ジンの背に沙羅が声をかけた。
「いや、火打ち石を…」
盲目の瞽女、沙羅はジンがほんの少し頬を緩めたに過ぎない僅かな変化も見逃さないようだ。いや、見えていないのだから気配を察知するということか。
「明かりはまだ必要ないわ」
見えない目を彷徨わせ、ジンに向かって手を差し出す。
「まだ…といっても私には永遠に必要のないものだけれど。…来て」
沙羅はいつもと変わらぬ抑揚のない声でそう告げると、ジンの手を引いて歩きだした。
東の空には白くぼんやりとした月が薄蒼い夕暮れの空に溶け込んでいる。近くに川があるのか、かすかに水音が聞こえてくる。
辺りが闇に包まれるのはそう遠くはない。
「どこへ行く?」
ジンは問うたが沙羅は何も答えずに、草を踏み分け木立の奥へといざなって行った。
半歩前を探るように杖を滑らせ歩く姿は、張り出た小枝が見えているのかと疑いたくなるほど迷いのない、しっかりとした足取りであった。
「ここにしましょう」
沙羅は立ち止まると笠をとり、荷を下ろして振り返った。
「楽しみたいの」
何も映さぬ双眸は妖しい光を宿していた。
47 :
―浮草―:2006/10/01(日) 01:30:57 ID:6YbPkJ4B
沙羅はジンの首に手を回すと、微かな笑みを口の端にのせ唇を寄せてきた。
「何を?」
ジンは微動だにせず、女の真意を推し量ろうと沙羅の顔を凝視する。
「男と女、することなんて決まっているじゃない」
そう言って沙羅は喉の奥でくっと笑った。
そして再び寄せた唇が挑むようにジンの唇に重ねられた。軽く開いた隙間から沙羅の舌が侵入し、誘うように動き回る。
ジンはすうっと目を細めると、女の背に手を回し、沙羅の舌を己の舌で絡めとった。
互いの舌を吸いあい、口腔を貪り、もつれあうような接吻を交わす。唇を引いた後には互いの間を糸がつたった。
沙羅は乱れた呼吸を整えながら自ら帯をとくと、流れるような動きで着物を一枚、また一枚と落としていく。ジンは黙ってその様子を見ていた。
夕闇の中、一糸纏わぬ白い裸体が艶めかしく浮かび上がる。
「男たちは…私の上を通り過ぎて行くだけ…。それが運命なら私は今を楽しむことにしたの」
外気に肌を晒しているためか、はたまた別の理由からか、小さく震える沙羅の手がジンの袴に伸び、紐をといた。そしてひざまづくと下帯の上から形を変え始めた男のものを確かめるように指でなぞる。
焦らすようにやわやわと刺激され、ジンは思わず息をつめた。
その反応を楽しむように、沙羅は何度も指を行き来させる。そしてジンのものを引き出すと手のなかに包み、そっと口に含んだ。
舌を絡め先端から根元まで、吸い込みながらじんわりと愛撫する。男根はみるみるうちに熱を帯び、いきりたつと沙羅の口を圧迫した。
すると今度は強い刺激を与えようと、喉の奥まで飲み込んでは先端まで、頭を上下させてジンを追い上げ始めた。
「よせ、もういい」
沙羅の頭を抑えつけ、強引に女の口から己のものを引き抜いた。キツク目を閉じ、肩を震わせ熱を散らそうと懸命にこらえる。
ジンは押し寄せる波が通り過ぎると息をつき、静かな瞳を沙羅に向けた。そして顎を掴むと上向かせ、指先で左右に唇をなぞった。艶やかな沙羅の唇は、どちらのものともつかぬ唾液にまみれて光っている。
ジンは己の口でその唇を塞ぐと、ゆっくりと沙羅の上へ覆いかぶさっていった。
48 :
―浮草―:2006/10/01(日) 01:33:27 ID:6YbPkJ4B
強く舌を吸い上げながら、女の柔肌をジンの手がまさぐる。細い身体に似合わぬ豊かな乳房は柔らかく、弾力があった。
硬く立ち上がった中心に軽く歯をたてると、沙羅は細い首を仰け反らせ小さな悲鳴をあげた。
光の届かぬ目を見開き、遮に無に両手を伸ばすとジンの首と背に巻き付けてきた。そして下肢を腰と太腿に絡み付け、誘うように押しつけてくる。
ジンは堪らず身体をずらすと女陰へと手を這わせた。しっぽり濡れたそこは、男の侵入を待ちわびているようであった。
「きて…」
耳元で沙羅が甘い吐息と共に囁きかける。
ジンは熱くたぎる己のものを女の秘所へあてがうと、肉を掻き分けながらゆるゆると収めていった。
沙羅の中は温かく絡み付き、別の生きもののように蠢いては締め付け男を翻弄する。より大きな快楽を求めジンは沙羅を突き上げ揺さ振り始めた。
(あの者の中もこのように温かいのだろうか…)
身体の隅々まで支配する熱に侵されるなか、ジンの脳裏には慣れ親しんだ面影が、残照のように浮かび上がっては拡散していった。
「誰…のことを…考えているの…」
己のうちを見透かすような沙羅の言葉にジンの動きが思わず止まる。
「いいのよ…お互いさまだもの」
そう言って沙羅はジンの下肢に絡ませた足に力をこめ、腰を揺らした。深い接触を求め奥へ奥へといざなってゆく。
肌と肌、肉と肉とがぶつかりあい獣のように求めあう男と女。
尽きることのない衝動――。
悦楽に喘ぐ女の嬌声と、男の荒い息遣いが、夜のしじまを揺るがせる。
やがて二人の欲望は、一つに溶けあうと、狂乱の淵へと沈んでいった。
ジンは放心しているのか自分の胸に身体を預け、身じろぎ一つしない沙羅の髪を撫でながら、己の内に潜む不明瞭なものへと思いを巡らせていた。
「優しいのね」
そう言って沙羅は気だるげに身体を起こした。
「あなたみたいな人に想われて、あの人…幸せね」
ぽつりと呟いた。
静寂を取り戻した闇の中では、草木を揺るがす風の音に虫の声、身仕度を整える衣擦れの音がやけに耳につく。
そしてそれらに溶け込むような声で沙羅が語り始めた。
「似ているのかもね、あたしたち。流れに身を任せて漂う浮草。今じゃ…淀みに囚われて抜け出せないでいるわ。諦めて…ただ、ぷかぷか浮かぶだけ。だけど心の奥では綺麗な流れを求めてやまない。あなたは――見つけたのね。…でも…」
そこで言葉が途切れたが、ジンはあえてその先を促すことをしなかった。
49 :
―浮草―:2006/10/01(日) 01:35:31 ID:6YbPkJ4B
街道に戻ると二人は言葉を交わすこともなく、歩き続けた。辺りはすっかり闇に包まれている。
谷川に架けられた橋にさしかかる頃には、月が頭上で煌々と輝いていた。
突如、空を切る気配にジンは振り返った。
沙羅の投げた小刀が、ジンの掲げもつ提灯を弾き飛ばす。
提灯は炎を揺らめかせ谷底へと落ちて行った。
「誰の差し金だ」
沙羅を見据えてジンは問う。
「あなたたちのかなう相手じゃない」
杖に仕込まれていた三戟が、不気味なうなりをあげて飛び出し、闇のなかで煌めいた。
「ほんとならこんな事したくないけど…これが運命なの」
沙羅は慣れた手つきで三戟を操ると、鋭い突きを繰り出してきた。
右に左に沙羅の素早い猛攻がジンの顔面を掠めていく。
「なるほど。どうやら遠慮は無用らしいな」
ジンは心のどこかでこうなる事が分かっていたような気がした。
大切なものを守りたい―。
自分は“流れ”を見つけたのだろうか…。
全ての五感を磨ぎ澄ませ沙羅に向ける。
だが、その目には戦意だけではなく、ジンの中で息づき始めたある想いが滲んでいた。
おわり
ぎゃー!切なくてエロくて最高でしたー!
すごく自然に本エピソードに繋がってて、萌え倍増でした。
神の再来待ってます!
神の後に投下する無礼をお許しくださいorz
ジンフウ書きかけです。
需要あったら続きかこうかな、とか。
(…あーあ)
妖しい光を放つ遊廓に囲まれた安宿の一室で、フウは深く溜め息をついた。
時を遡ること数分前―――
「じゃあな。」
ムゲンは今日の稼ぎを9割がた持って夜の街へ消えてしまった。
(どうせ廓で女遊びしてんだわ)
窓の手摺にもたれかかり、ぼんやりと今日たらふく食べる筈だった物をひとつずつ、
名残惜しそうに思い浮かべてみる。
ジンは風呂に行って帰ってこない。モモさんは、旅に出てしまったようだ。
(つまんないの)
++++++++++++++++++++++
ぎしっ。ぎっ、ぎ、がらり
戸が開く音でフウは眼を醒ました。いつの間にか寝ていた様だ。
「…すまない。起こしてしまったか。」
「ふぁ、ん、あ…おかえりぃ。」
「…ただいま」
そっけなく、しかしちゃんと返事をしてくれた事に嬉しくなり、
フウはジンの隣に座ってムゲンの愚痴を溢し始めた。
「………近い」
「へ?」
それまで完全に聞役だったジンが口を開いた。
「………………年頃の娘が、やたらと若い男に近づくものでは、ないだろう」
いきなり父親が言うような台詞を言い出したので、フウは思わず吹き出してしまった。
「…笑うところではない」
「だって…くひひ」
「俺も一応男だ。お前を襲わないと、誰が保証できる。」
「ジンはムゲンみたく獣じゃないじゃない。」
「………」
「でもさぁ、どうせ襲われるならジンのがいいって女は言うと思うよ!」
笑いながら楽しそうに少女は言う。
「美男子だし、眼鏡だし、無口だけど優」
ジンが腕を動かしたかと思うと、フウはその躯に抱きすくめられていた。
「ちょ、ちょっとジン?!」
顔が、躯が急激に熱を帯て行くのがわかった。
「――――すまない。抑えが…」
ジンは更に腕に力を込める。
「だからあまり近付いて欲しく無かったというのに」
あぁ、意識がぼんやりしてくる。
「…今まで、何度も言おうとして、止めた。お前が、ムゲンと楽しそうに話すのを見ていると、言うことができなかった」
「―――ぇ」
抱き締めるのを止め、互いの顔が見えるようにする。
「お前が、好きだ。―――…もう、限界だ…」
そう言ったかと思うと、ジンはフウの小さな唇を貪り始めた。
「んっ…」
柔らかい唇の感触を楽しむかのように、また、その酷く脆い何かを壊さないように―――
(ジンの唇、柔らかい…)
一旦口を離すと、フウは腕をジンの背中に回す。
顔を見合わせると、ふたりとも顔が赤く熱っている。
「ジン…」
二度目の口付け。
ジンの舌が唇をなぞり、徐々に中に入ってくる。
そんな事をした経験の皆無なフウは、内心どうすれば良いかわからずパニック状態だった。
(すっごいいやらしくジンの舌が動いてる…)
初めて味わう感触、快感。
――――気持ちいい。
フウも、おずおずと自分の舌を動かし始めた。
スンマセン_| ̄|●
GJ!続きも期待期待!
>>45 ぬをー何時もすばらしい萌えと燃えを有難うございます…!触発されてネタが…。
しっとりとした描写とか、沙羅の心情とかフウを想うジンの気持ちとか、萌えポイント突かれまくりです。
ジンフウも二人の行動がらしくて余計萌ゆる…。
続きも楽しみにまってます。神ぐっじょぶ!!!
すまねぇ、勘違いしてたようですorzもう一回読んでて気付きました………。
>>45、
>>51、両神様ともGJです。
すいません吊って来ます;y=ー(´Д`;)・∵. ターン...
58 :
51:2006/10/01(日) 23:38:24 ID:3nKYTPEJ
ジンフウ続き書いたので投下してみる。かなり長くなってしまった(´・ω・)
携帯からなので見にくいかも。スイマセン
59 :
続ジンフウ 1:2006/10/01(日) 23:43:02 ID:3nKYTPEJ
ふたりの舌が絡み合い、静かな水音を立て始める。
ちゅ、くちゅ…ぴちゃり
(ジン、慣れてるんだ…)
唇の味も初めて味わうような初々しい少女は、この後行われるであろう行為に、興味と羞恥と、そして若干の恐怖を抱いていた。
ジンがゆっくりと顔を離す。
糸を引いた唾液がフウの細い顎を汚す様子が、ジンの眼には酷くなまめかしく映った。
肩で息をながら、とろんとした眼でフウが此方を見てくる。
―――――――あぁ、我慢するなど、無理だ。
首にも唇を落とす。
「ひぁっ」
少女の躰は小さく跳ねる。
「首筋が、弱いのか」
「う、ん。そうみたい…」
「それは良いことを聞いた。」
「え」
何かを問おうとして開いたフウの口からこぼれたのは、言葉ではなかった。
「ん、ぁあっ!」
ジンが首筋に舌を這わせる。
ちゅ、ぺろり
「弱いって…言った、じゃない」
かすれる声で文句を言ってみるものの、その甘い声は男の欲情を煽るだけに終わった。
次は耳だ。
「ゃ、やんっ」
はむっ。
耳飾りの付いた耳たぶを甘噛みしてやると、更に良い反応が帰ってくる。
「耳まで赤くなっているぞ」
「ジンが、そんな事ばっかりするからよ!」
少し涙目になりながら睨む。
優しく髪を撫でてみる。もう片方はしっかりとフウを抱いたまま。
とくん。
今までずっと手が届かないと思っていたその顔が、至近距離で此方を見ている。
どくん。
「…続きをしても、いいだろうか」
静かだが、強く言うその声。
あまりに近くて、遠すぎたその声。
鼓動が、更に速まるのがわかる。
声が、上手く出ない。
「………嫌か…?」
ぶんぶんと首を横に振る。
「ジンとなら、…恐く、ないから」
そう言って涙目ではにかむフウは、今までとは違うふうに見えた。
―――――嗚呼
自分はかけがえのないものを一つなくし
これまで知らなかったものを一つ手に入れたのだ
++++++++++++++++++++++++++
布団の上で、ふたりが呼吸する。
フウはジンの下で、ぎゅっと瞼を閉じてこれから行う行為の恐怖と恥ずかしさに耐えていた。
60 :
続ジンフウ 2:2006/10/01(日) 23:48:28 ID:3nKYTPEJ
その小さく震える躰は、窓から差し込む光でしか見ることが出来ない。
もっとナイスバディだったら、別に灯り消す必要も無かったのに、と自分の胸に行かない栄養を憎んでみたりしたが、今更何が変わる訳で無し。
「フウ…」
そっと頬に触れると、ジンの長い髪もフウの頬を擽る。
「ちゃんと髪乾かさないと、風邪ひくよ?」
まだ少し湿った髪を頬にくっつけ、ふふと笑う。
フウもジンの頬に触れる。
「あ、ジンも顔熱くなってる。」
「…フウ程では無い」
少女の腕が、男の首に回る。
フウが、さっきの感触を忘れない内にとでも言う風にキスをする。
少女のたどたどしい舌の動きに応えながら、ジンは首へと手を伸ばす。
「っふ…」
くすぐったさに口を離そうとするが、男は其れを許さない。
長い接吻のあと、ジンは首筋に赤い跡をつける。
それはまるで子供が自分の物だ、と主張するかの様だ。
段々と、唇を落とす位置が下へと降りてゆく。それとは真逆にフウの頭に血が昇って行く。
異性の眼に晒したことの無い小さく細い躰。
長い男の手が、着物の間から滑り込んでくる。
「ぁ…ん」
(…凄いやらしくなかった?今の声)
あぁ、少女は不幸にも又しても男の性欲に油を注いでしまった。
「っ…!やぁ、ん!」
着物の袂をずらされ、胸を露にしたフウは小さな胸を余す所なく揉まれていた。
「小さいから揉みやすいぞ、フウ。」
「へっ、変態ッ!っ…きゃうぅ!」
胸の頂を指の間で挟まれ、またフウは甘く鳴く事になる。
「小さいと感度が良いとも言うな」
「っふ、み、耳触んないでぇっ…あっ…ん」
「断わる。」
桜色の乳首を舌で転がしながら、耳や首筋を撫でる。
「こんなにして、そんなに良いのか?」
意地の悪い笑みを浮かべながら、痛い程に固く立ったそれを軽く指で弾く。
「やっ…やぁっ」
自然と涙目になる。
気持ちいい。しかし、同時に切ないと思うのは何かの錯覚だろうか?
胸を揉みながら頂を舌で攻めたりと、徐々にジンが変態になってゆくにつれ、お互いの息遣いが荒くなってゆくのがわかる。
唾液で汚した胸を、見下ろしながら、ジンは我慢の限界点が近付いてくるのがわかった。
フウの着物の帯をほどく。
61 :
続ジンフウ 3:2006/10/01(日) 23:54:13 ID:3nKYTPEJ
「やぁっ」
普段異常な程の量を喰べるのに、こんなに細いのは何故なのだろうか。
そんなことを考えながらジンはフウの着物を脱がしていく。
「だ、だめぇっ」
手で秘部を隠そうとするフウの手を掴み、濃厚なキスをする。
もう空いた方の手で太股をなぞる。
「〜〜〜〜〜!!!」
何か言いたげだが、口は塞がれている。聞こえない事にしよう。
徐々にジンの手が秘部へと向かう。
くちゅり
「大分濡れているぞ…感度が良いな」
「そんな事言わないでよ…あっ」
くちゅ、ぐち
「あ…あぁん」
誰にも触れられた事の無い場所。
ジンの指が優しく其処をなぞる。
「さて…」
ジンが自分の着物を素早く脱ぎ始める。
「ちょ、ななな何してんの?!」
思わず起き上がる。
「何とは何だ」
「いやいやだってさぁ、って…うわー!!!」
男に躰を見せた事が無ければ、当然男の躰を見たこともない。
「え、えーと、このサイズは、入らなくないデスか?」
「案ずるな。意外と入るモノだぞ。」
上体を起こしかけたフウを再び押し倒すと、ジンはにやりと笑うのだった。
++++++++++++++++++++++++
はぁっ、はぁっ
ふたりとも息が荒い。
胸や首を愛撫しながら先端で入り口を馴染ませる。
「…そろそろ、いいか?」
こくりと、フウが頷き、ジンの背中に腕を絡める。
「…行くぞ」
くちゅ…ずっ、ずぷっ
「っつ…」
「…痛いか?」
心配そうにジンが顔を覗き込む。
「い、いよ。続けてっ…」
62 :
続ジンフウ 4:2006/10/01(日) 23:57:42 ID:3nKYTPEJ
極力痛みを感じさせないようにと、腰をゆっくりと沈めてゆく。
今まで男を知らなかった躰は、追い出そうと抵抗する。
「くっ…」
気持ちいい。快感で抑制が効かなくなりかけて来ている。
フウは無理と言った一物は全て収まり、更に大きさを増そうとしていた。
(ジンのが、脈打ってる…)
必死でジンが動かすのを我慢してくれている為か、大分痛みにも慣れてきた。
(凄く、熱い…)
背中に入れる力を込め、大好きなヒトと繋がれた歓びを噛み締める。
(―――幸せ…)
フウが幸せを噛み締める一方、ジンは快感との戦いで息が切れかけていた。
(………心なしか締め付けがキツく…)
はぁっ、はぁっ
「フウ…もう限界だ…」
「え」
今まで我慢したぶん、もう歯止めが効かなかった。激しく腰を打ち付け始める。
「きゃうっ!」
じゅぷっ、じゅぷっ
忽ちに安宿の一室は俾猥な音で一杯になる。
(ジンが動く度に段々気持ちよくなってきてる…?)
「ジ、ジン…」
ずぷっ、ずぷっ、ずちゅっ
「フウッ…!」
ふたり共の絶頂は近い。腰の動きが更に早くなる。
「――――っ」
ジンが精を放ち、ふたりはほぼ同時に果てた。
+++++++++++++++++++++++++
「ん…」
フウが布団の中で目覚めると、外はもう朝だった。
隣には、誰も居ない。
驚いて部屋を見渡すと、入り口の戸の前でジンが寝ていた。
63 :
続ジンフウ 5:2006/10/02(月) 00:01:06 ID:jYJL8D5x
「…何でそんなとこで寝てんのよ…」と一人でくすくすと笑っていると、軈てジンも眼を醒ました。
「おはよう」
昨日の事を思いだし、少し照れながら言う。
「……おはよう」
赤くなるジンと顔を見合わせ、ふたりで吹き出してしまった。
「ねぇ、何であんなとこで寝てたの?」
「…フウの裸を、ムゲンに見せたく無かった」
そう言われて、自分が裸だと言うことに気付く。
慌ただしく身支度を整える少女を見ながら、もう少しだけでもこの幸福な時間が続けば良いと男は想った。
(完)
64 :
51:2006/10/02(月) 00:05:09 ID:jYJL8D5x
以上です。
ジンが只の変態になってしまった点とか色々ダメダメです('A`)
このスレの繁栄を祈りつつROMに戻ります。
ジンフウGJ!
イイヨイイヨー
フウがめちゃかわいかった。
ジンは変態でおkw
GJGJGJ!!
ジンフウキター!!ムフウ祭りのあとはジンフウ祭り??
>>45 しっとりして切ない、いいエロですなあ。GJ!
ただ、改行にも工夫していただけると
もっとありがたいー。
>>51 おお、ジン続きで嬉しい限り。
フウ可愛いよフウ。
そして、そんなフウを独占したがるジンも可愛い!
職人さんがたくさん投下してくれて幸せ!
GJです!
69 :
45:2006/10/02(月) 02:27:24 ID:YbHm9mAs
皆様、読んで頂いた上に感想まで頂き嬉しいかぎり。
。・゚・(ノ∀`)・゚・。
ありがとうございました。
また、妄想を形に変えて、お目にかかりたいw
>>67 改行、少ないっすか?ご教授くだされ〜!
>>51 可愛ええフウ大好物です!美味しく頂きました。
ゴチ!
おお!?
油断してたら続きがキてた────!
>>51 ジンとフウのやり取りがほほえましくて、癒されるエロでした。
まだ初々しいカップルっぷりが堪りません。グッジョブ……!
保守
「おい!!フウ!!テんメぇー!!」
ムゲンの悪態なんて聞き飽きてる。
それを子守唄にうつらうつらし始めた頃、なにかがどかっとぶつかってきた。
「いったああ!!」
「けっざまーみろ!」
振り向くとムゲンの足の裏が目の前に。
むかっちいいん!!コイツ私を足蹴にした!!??
足をむんずとつかみ、足の裏を思いっきりくすぐる。
「ひゃっっ!!はっはっはっはっは!!!テメ!!ヤメロ!!」
「あんた。とことん私にいじめられたいみたいねぇ??」
足の裏をもっとくすぐろうと思ってさっきの筆を掴んだ瞬間
ムゲンの脚がくるりと私を捉えてすごい力で引き寄せられた。
「わああっ!!」
緩んだ目隠しの隙間から片目がのぞいていて、わたしとばっちり目が合った
胸がどきんと高鳴る。
腰にムゲンの両足が絡んで動けないし、片目だけで私を見つめるムゲンは
・・・・・・なんかせくしいに見える。
「なあ。つづきしてくれよ。」
ムゲンにそういわれて、私はなぜか吸い寄せられるようにムゲンに口付けた。
今までそんなことしたことなかったのに、自分から舌を入れて
ムゲンの舌を絡みとる。いつもされてることを思い出しながら
必死でムゲンの唇にしゃぶりついていた。
自分から着物を脱いで両手をムゲンの背中に回して抱きしめる。
広すぎて抱き締めれないけど・・・・。
胸をぴったりムゲンの胸に押し付けると
ムゲンのアレが硬くなっていくのが伝わってきた。
「・・っフウ!!手ぇ・・解け」
ずっと吸い付いて離れない私の唇の隙間から
ムゲンの声がダイレクトに私の体に響いた。
でも・・ほどいたらムゲンの好きにされてしまう。
もうちょっと・・ムゲンを好きにしたい。
自然に両手はムゲンの胸の突起をこねくり回し
腰を動かしてお腹でムゲンのアレを刺激する。
「っっッフウ!!手ぇ・・解け!!」
無視した。
私を捉えていたムゲンの脚の力が抜けていく。
ムゲンの頬は上気してとっても色っぽい
ムゲンが反応するのをもっと見たくなって
ムゲンの顔を見ながらムゲン自身の先っぽをそっと口に含んだ。
体がビクっとして、ムゲンの目と目が合う。
口の中のものはより硬く、大きくなった。
ゆっくり含めるところまで含んで、唇と舌で必死に擦る。
「っっ!!ハアッッあっ!!!」
しばらくその行為に没頭しているといきなりムゲンに肩をつかまれ
くるりと組み敷かれた
んん!!??あれ??
「やあっと解けたぜ」
いじわるそーにニヤニヤ笑うムゲンがそこにいた。
すぐに顔を伏せ、私の中心に舌で触れ舐めまわし、差し入れてくる。
「いや!!あああん!!はあ!!あああんん!!」
私が濡れたのを確かめるとすぐに、ムゲン自身をあてがい
いっきに侵入してきた。
「んはああ!!ああああんっっ!!!」
ムゲンは激しく動き、私を揺さぶり、突き上げる。
ムゲンが与える刺激に翻弄され、ムゲンでいっぱいになる。
体の奥から快感が上がってきて体中を包み込み、はじけた。
「ひやああああんんん!!!」
私がイったのを確認したのか、
ムゲンは引き抜いて、私のお腹の上にぶちまけた。
けだるい気分の中ぼんやりと
次こそは最後までムゲンを好きにしよう
そう 思った。
おしまい
すんごい時間があいてしまったがつづきです。
待ってる人がいなくても勝手に投下しときます。
目汚しスマソ!!
>>72 ググググGJ!!!!
フウたんリベンジ偏も期待して待ってるw
↑GJ!!!
GJサンクスゥ!!
あ〜最近過疎ってるから読む人いるかヒヤヒヤしてましたが
よかったよかった。まだまだこのスレはつづくね!
>>72 GJ!!!!
書いてくれて有難うございます。最後のほうでムゲンが攻めに回るがそこがまた良かったw
GJ!!
漏れもロムってるよ〜全裸でw
>>79 >>80 さんくす!!
最近ずっとムフウ書いてたんでちょっとジンフウにシフト予定
いや、それとも3Pに走るか・・・・・・
自分は3Pが読みたいがアンタの小説はすばらしぃ!お好きなように。
ダレモイナイ…
投下するならイマノウチってことで
>>72神に触発されて書いたフウムゲ。
正確にはフウムゲ←ジンです。
エロまで辿りついてませんorz
一体この状態は何だ?
その少女は悪戯っぽい表情でこちらを見ている。
「フウ…てめぇ、なにしてやがる」
ムゲンの腹の上にフウがちょこんと座っていた。
「…重いから早くどけろ」
フウは思っていた以上に軽く、腹筋はしっかりとその体を支えていたがムゲンは何故か嘘をついた。
「そ、そんなに重いわけないじゃない!」
顔を赤らめ首を大きく振るフウだったがそこを退ける様子はない。
躰が妙な程に熱を帯びている。何故か、息が荒くなる。
「あ、やっぱムゲンでも薬は効くんだー」
くすくす笑いながらフウが顔を近付けてくる。
「おいこら…薬ってなんのことだ」
「――――ムゲンが、悪いのよ?」
================================
「ムゲーン!!!」
食べ物屋の前で何を喰べようか、と眼を輝かせながらお腹を鳴らしていたフウだが、瞬間その夢は崩れ去った。
「あばよ」
あああ、またやられた。
あれが、最後の一食分のお金だったのに。
出来るだけ回数を多くご飯を喰べる為にフウがその食欲を十二分の一、いや百分の一位に押さえに押さえて、我慢して来た努力は、ムゲンのお酒になってしまうのだろう。飲みたい飲みたいと零していたから。
いつものこと。そう割り切ろうとしてもその度に感じて来た『いつもの』耐え難い空腹感がフウを襲う。
三人分、頑張って残しといたのになぁ。
ひどい。ひどいよ。
「…ご飯、三人で楽しく食べたかったのに」
何故か今日はタフになれない。
空腹なのもあるけど、何よりその機会を一回失ったことがひどく悲しかった。
―――――もうすぐみんなでご飯食べれることも無くなるのに。ムゲンのばか。ばか。ばか。
柄にもなく目頭が熱くなるのがわかる。
だめだ。止められない。ぽろぽろと涙が零れ落ちる。
「………泣くな」
顔を手で覆い声を殺して泣くフウを、ジンはそっと自分の腕の中に入れる。
「ジン…?」
フウが困惑するのはわかっていたが、理性で考えるより先に腕が伸びてしまっていた。
手に入る筈などないというのに。
フウがムゲンに惹かれているのも、ムゲンもフウを想っているのも、ふたりが何度も肌を重ねているのも、知っていた。
ふたりが共に夜を越す度に胸の苦しさが募っていくのも知っていた。
手に、入らない。
入る筈なんてないが―――今、いや、もう少しだけ、こうしていたかった。
「ねぇ」
そんなことを考えていた時、泣きながらフウが小さく口を開いた。
「あとどのぐらい、一緒にご飯食べて、一緒の場所で眠って、一緒に笑えるのかなぁ?」
三人の旅も終わろうとしていた。それが、堪らなく淋しく、哀しかった。
さわさわ。ざわざわ。町をゆく人と風の音が交ざりあう。
「………旅は、いつか必ず終わる」
どこかで咲いているキンモクセイの香りを、風が運んでくる。
「だけど………どんなに年老いたとしても、俺も、ムゲンも、一緒に食べて笑って過ごした事は何があっても忘れないし、忘れられない。」
人々の喧騒がジンの静かな声を書き消しそうになる。
「俺も、あいつも、お前が好きだから」
え、と言いかけたフウを見るともう涙も止まっていて、ジンは酷く安心した。
腕を元の状態に戻し、フウに薬の入った小さな袋を渡す。
「…?」
「…一種の媚薬だ。………媚薬、らしい。体が熱を帯び、力が抜けて、敏感になる。………らしい」
今までの会話の延長の様なまじめな顔でそんなことを言うので、フウは盛大に吹き出してしまった。
「いつかは終わる旅だ。――――一度ぐらい鳴かせる側を鳴かせても罰はあたらないだろう」
ジンの声はもう完全に笑っていた。
「ふふふ、ありがとジン!そうよ!食べ物の怨みは怖いのよ!」
くるっと向きを変え、フウは今日の宿へと向かっていった。
「ご飯食べれなかったし、宿に戻って寝とくねー」
薬を持った手をひらひらさせながらフウは宿へ向かう。
良い夜を。
行く当ても無く、男は町を歩き始めた。
======================
続く。 ………らしい。
86 :
83:2006/10/15(日) 23:18:33 ID:0w7IX0c/
なんでジンがそんな薬持ってるかてかはスルーで。
どうしてこうジンは変態になる('A`)
需要あったら続きかくらしいです。
87 :
ぴこ:2006/10/15(日) 23:36:02 ID:I1IDWjJT
続き読みたいです!
全裸でまってる〜!!
続きよみて→!!
新スレでも全裸w
新スレでもケツの穴開いて待ってる
>>86 ジンは変態だよ うん。
んで ムゲンは野獣。
↑同意
続きはまだだろうか
楽しみにしてるんだが
うん。オレも同意↑。ジンは変態だ。むっつり眼鏡で毎晩ムゲ×フウが
いちゃついてるトコ、盗み聴いてたのかね・・・。つれぇなぁ。
続き、カモ〜〜ン ハァハァ
まだなのか…
いまちょこっとSS書いているが投下するのは
>>83をまってからにしたいと思う・・・・。
楽しみにしてますんでヨロシクお願いします。
97 :
83:2006/10/22(日) 23:13:12 ID:jN7yQCZM
続き、やっと書き終わったんで投下させてもらいます。
ホント長い間放置でスマソorz
「いっつも私が鳴かされてるんだから、たまには良いじゃない」
ムゲンに跨がるフウは意地の悪い笑みを湛えている。
いつもとは違う立場に、興奮を覚えてしまう。―――熱い。
「今日だけでいいから…ムゲンの体、私の好きにさせて…」
フウは何かを言いかけたムゲンの口を塞いだ。
柔らかいその唇は媚薬のせいだろうか、いつもよりも熱く感じる。
フウは自分から舌を絡め、執拗にそれを味わい始める。
ぴちゃぴちゃ、くちゅくちゅ
歯列をなぞり、ねっとりと舌を絡める。絶え間なく動くそれはまるで別の生物の様。
お互いの唾液が溶け合う音が、酷くいやらしい。
ちゅっ、ちぅっ
…口が済んだら次は首かよ。
フウはいつも自分がされている様に口付けを落とし、首筋に紅い跡を残してゆく。
はむはむ
コイツ、甘噛みまでしてきやがる。やめろ、くすぐったい…。
「っ、ふぅ」
思わず声が漏れる。―――しまった。
「ムゲン、気持ちいいの?」耳飾りを弄りながら耳元でフウが囁く。
「ばっ…」
「ねぇ、気持ちいいんでしょ?」
ぺろり。顎と首の境を舐める。
その熱い感触に身体が大きく反応し、揺れる。
耳たぶを甘噛みするのを止めると、今度は耳の後ろに舌を這わす。
びくっ。
にやり。
…コイツ絶対おもしろがってやがる。
「もっと気持ち良くさせてあげるからね」
にこりと笑ってそう言うと、フウはムゲンの上着をたくしあげ、筋肉質な胸に手を滑らせる。
焦らすようにゆっくりと移動させる。胸板も腹筋も万遍なく、指に僅かな動きを付けながら。さわさわ。
「やめ…ろ」
「ムゲン、息、荒くなってるよ?」
指でくりくりと頂をいじくる。
「くっ…、ふぅ…ゃ、めろっ…!」
これはヤバい。下半身に血液が集結していくのがわかる。
「やーだもーんねー」
ちゅうっ
「っ…!」
歯を食いしばり、何とか声は出さなかったものの、それが裏目に出たらしい。フウは声を上げさせようと更に吸い付き、それを舌の上で転がす。
………こいつ、いつからこんな上手くなった?
ムゲンはそのテクニックに驚いているが、それは他でもない彼が毎晩フウを鳴かせていた成果である。
ぼんやりとそんな事を考えている間に、フウの標的は下部へと定められてしまった模様。
するりと手をズボンのに滑り込ませると、既に熱を帯びて硬くなったムゲンの一物にそっと触れる。
「ムゲンの…もうこんなに大きくなっちゃってるよ?」
その輪廓を指で何度もなぞる。熱い。
フウもまた、興奮している様だ。眼が潤み、顔が紅潮している。
「ねぇ…下、脱いでよ」
確かに今となっては衣服など只躰に纏りつくだけのものだった。
「おまえが先に脱いでからな」
息を荒めながら、フウの着物の帯を掴む。
「やっ、あ、自分でやるから…っ」
薬が効いているとはいえども、男の力には敵わない。離して、と腕を掴んで押してみてもムゲンが帯を離す様子は無い。
にやっ。
瞬間、フウはムゲンから転がり落ちた。畳にしたたかに体を打ち付けてしまう。
「いったあぁ!何すんのよぉっ!」
今までのムードが音を立てて崩れ去った。その隙にムゲンはずりずりと移動し、壁に凭れかかる。
「脱げよ。」
悪ぃな。攻められっぱなしは、性にあわねぇんだ。
顔を紅く染め直しながら、フウは蝶々結びの帯に手を掛ける。
何度も見られていると言っても、ここまで凝視されていると恥ずかしくて仕方が無い。
「…早くムゲンも脱いでよ」
「おう」
そういうとムゲンは恥ずかしげもなくさっさとズボンを取り払ってしまった。
「早く脱げって言ってんだろ。今度は俺が気持ち良くさせてやる。」
嗚呼…結局、私って鳴かされる運命にあるのかしら。
ゆっくりと帯を解き、身に付けていた物を落としてゆく。
足袋は…ああもう脱ぐのももどかしい。そのままでいいや。
「ムゲン…」
壁の前の男の元へ、熱に浮かされた様に歩みよる。
脚を開き、だらりと投げ出していたのでその間に膝立ちする。
「もっと近付けよ」
長い腕を背中に回すと、自分の方へと寄せる。
骨張った手が優しく胸を掴み、揉み始める。むにむにと、執拗に、リズムをつけて。
「ゃあ、ん、ぁん」
眼を瞑り熱い吐息を漏らす姿は、男の欲情を強く煽る。
切ない程に硬く尖った先端を、指で押す。
「ひぁっ」
びくびくと反応するその様子があまりにも可愛らしくて、更に刺激を与えてみる。
もっともっとこの女が喘ぐ姿を見ていたい。
ふたりの荒く熱い息が部屋に充満している。
「そうだ、さっきのお返しをしないといけねぇな」
「や、だ。そんなのいらな…きゃうっ!」
ちゅうっ
ムゲンが、赤ん坊の様に乳首に吸い付いてくる。
「やめっ、頭、おかしくなっちゃう…っ」
途切れ途切れに言うその声はもうどう聞いても喜んでいるようにしか聞こえない。
「もう、こっちもだいぶ良くなったな」
茂みを掻き分けてゆくと、とろりと指に蜜が絡まる。
「びしょ濡れじゃねぇか。そんなに良かったのか?」
「違っ…」
「おいおい、太腿にまで汁が垂れてるぞ。」
フウは顔を真っ赤にしてふるふると首を横に振る。
その液体を指で掬い、舐める。
「いやらしい汁、こんなに出して…感じ過ぎだろ」
ぴちゃぴちゃとわざと音を立てて、聞かせてやる。
「か、感じてなんかないもん…」
「ふーん?」
指で割れ目を擦ると、甘い喘ぎ声と蜜が流れ出す。
そろそろ、良いか。
俺ももう限界だ。
「ムゲン…」
「あ?」
「もっかいだけ…仰向けになってもらって、いい?」
大きな瞳がこちらを見て言う。
「…なんで」
「私が、ムゲンを気持ち良くさせてあげたいの…だめ?」
―――ここで拒否する男が居たら、顔を拝みたいものだ。
素直に仰向けになる。
再び上に乗ると、入口を指で拡げる。
「それじゃ…、いくね?」
「ああ。」
腰を上げ、そそり立った物の先端に口をあてがう。
くちゅ、つぷ
「っあ」
一気にウェイトを落とすと、ぞくりと背筋に電流が走る。
どくんとそれが中で脈打つ。
「ムゲンの…いつもより大き…!」
じゅぷっ、じゅっぷ
何も考えられない。ただひたすらにフウは腰を打ち付ける。
「はっ…はぁっ…、フウっ…!」
小刻みになったり、大きく振ったり、フウの腰遣いは不安定極まりなかったが、それがまた快感だった。
「きゃうっ! ムゲっ、これ以上大きく、しないでよおっ」
―――無理言うな。
ぢゅぷっ、ぐぽっ、じゅぷっ、じゅぷ
「フ、フウっ…も、限界」
「い、イッちゃうっ」
高く腰を掲げたフウの腕を掴む、下に落とす。
「っ、く!」
「はあああん!」
どくっ、どくっ
ムゲンは精を吐き出した。
フウが脚を痙攣させながらそれを抜くと、ふたりを繋いでいた部分から白濁色の液体が溢れ出る。
「はぁっ、はぁっ………ねぇ、ムゲン」
「なんだよ」
「私の中…、気持ち良かった?」
男は言葉で答える代わりに愛しいその少女を強く抱き締めた。
終
101 :
83:2006/10/22(日) 23:24:25 ID:jN7yQCZM
以上です。
>>96のSSを全裸で待とうと思う。
いつか変態ジンフウも書きたいとオモタ。
GGGGGGGGGGJJJJJJJJ!!
楽しみに待ったかいがありました!!!
>>83 グッドジョォブ!!待ってて良かった!フウ、ムゲンに完全勝利ですな。あーフウがエロ可愛い…(*´д`*)
導入部も、最終回前で三人の仲が煮詰まってる感じで大変に萌えますた。
変態ジンは好物wなので是非!
>>96 ワクテカして待ってます。全裸で…!
>>95 おまはんIDにサSムライチCャンプルー
一気に人が少なくなったな〜ホス。
悲歌慷慨で、ムゲンはジンの眼鏡が伊達だって事を知らなかったが、フウは知ってて、
多少モエっとした。何時どんな状況で知ったんだ…
確かに少ないなぁ〜
誰か書かねぇかなぁ。
読みたいなぁ〜。何でもいいから。
誰かヨロシク!!
期待に答えたいが、プレッシャーには弱いダメ人間です。
長い上にころころ視点が変わる上、書く速度は遅いです。
なのでトリップつけてみます。
3P編:ムゲン
あいつがあんな変態だったとは思いもよらなかったぜ・・・。
いやーまったく、まいったまいった。
あーなにがきっかけだったかもう忘れたが
オレとフウと・・・・余計なジンの3人で
ヤっちまって以来、なんとかフウとヤる機会を探してんだがー・・
あのあほ「ジンも一緒じゃなきゃいやー」とか抜かしやがる。
フツーオンナがそんなことゆーもんじゃねーだろ?
なんかいもなんかいもいっそのこと無理やり犯してやろーとまで
思うんだが・・・そのたびにあのアホは・・・・
ヘンに大人びた、こっちがうろたえる目で見てきやがる。
あんな眼するやつに手ぇだせるかよ。
景気付けにヨソのオンナ抱きにでも行くかと思っても、
俺のいない間にジンのヤローが手ぇ出しやがったら
ハラ煮えくり返っちまうしなー・・・。
あれ以来2度目はなく、夜出かけることもなく、
規則正しいせーかつしてるなんざ・・・・悪夢だろ。これ。
宿への道をぶらぶら歩いてんだが、
やっぱ あれしかないよな?
ジンを斬っちまえばいいんだ。
3P編:ジン
しかし困ったことが起きたものだ・・・・・。
いつのこと、かれこれ数週間になるだろうか。
私とフウと・・・・邪魔者ムゲンの3人で・・・その・・・
してしまってから。
きっかけがなんだったかもはや覚えてはいないが
あれ以来なんとかフウと二人きりになろうとするのだが
なかなかその機会に恵まれぬのに、やっと訪れたそのときには
フウに悲しげな眼で「3人でじゃないと・・・ヤなの・・」などと言う。
フウはもともとへんた・・・いやそういった趣向の持ち主だったのだろうか?
しかし、あの時までフウは未通だったのだ。
では・・・私とムゲンのせいなのだろうか?
フウは3人一緒でならしても良いという。
しかし、私もムゲンも3人一緒で・・などという性癖の持ち主ではない。
あの時、たまたま・・・なぜか・・・・なぜゆえにか・・・・
そうなってしまっただけだ。
バイトの帰り、フウがまつ宿へと少し足早に歩いていると
前方に人影が見えた。
・・・・・ムゲンだ。
キタワァ(n'∀')η゚*。:*!!
続きも期待してます。GJ!
>>96 急かせてしまったようで申し訳ない。
良いもんが読めるんだったらいくらでも待ちますぜ。焦らず96のペースで投下してくだされ。
続きもワクテカGJ!!
3P編:フウ
あ〜困ったこまったこまったこまったああああ
な〜んであんなことになっちゃったのかしら?
まさかあ・・・あんな・・・3人で・・・だなんて!!?
あいつらの目的はこのかわゆいフウちゃんの体だったっていうのに?
なんであの時許しちゃったりしたんだろう??
あぶない!あいつら目的果たしたらさっさと消えちゃうんじゃない?
向日葵の匂いのするお侍さん探してくれる約束なんて
あいつらぜんっぜん守る気なんてないのに!!!
・・・でも・・の割にはあいつらまだいるのよね・・・・。
あの時は3人だったからか、二人ともことあるごとにわたしと
二人になろうとして、二人になったら速攻迫ってくんの!!
だ〜れが させるかって言うのよ・・・ねえ??
こんど許したが最後、あいつらは逃げちゃうに決まってるじゃない・・ねえ?
だからやむなく「3人じゃないと」なんていって逃げてるんだけど
実際3人でなんてねえ?そりゃ・・・こないだは3人だったけど
だってあれだって・・なんというか・・・不可抗力?みたいなもので
本心じゃないし・・・・。
とにかく!!なんっとか向日葵の匂いのするお侍さんが見つかるまでは
うまく交わしつつ二人を逃がさないようにしないと!!
宿への道を歩きながら、そう決意を固めていると
前方に人影が見えた。
ムゲンとジンだ。
二人は宿の前から歩き出し、町の外に向かっていった。
なに?あいつら
逃げる気かしら??
そっと後をつける事にした
うまいなw
確かにフウの考えそうなことだw
3P編:ムゲン
ジンが後ろからついてくる。
今日こそはコイツ斬ってやるぜ。
しかし・・・なんであんなことになったんだっけ?
その日の宿の廃屋で、なぜか3人で酒盛りしてた記憶がある。
フウのヤローはからっきし酒に弱いくせに
せっかくの酒を甘水で薄めて飲んでやがった
だからかやけに酔っ払っいやがってケタケタ笑って
ジンのヤローもつぶれることなく
あ〜なんだ、楽しい酒だった記憶があるなあ。
・・・・・あんなことになるまでは。
3P編:ムゲン
確かフウが「おーさまゲームするぅ!!」
ろれつの回らなくなったしゃべりでそんなことを言い出した。
「おーさまゲーム?なんだそりゃ?」
「くじびきで王様を引いたら命令できるというゲームだな。」
「なんだそりゃ?王様になったらなんでも命令できんのか?」
「まあ・・・そうだな。いや・・・どうだろう。」
ジンとそう話していたらフウが急に
「じゃー私おーさまっていうことで。」
「オイ!!」
「オイ」
二人のつっこみが飛んだがお構いナシだ。
ますますフウがハイテンションになってんのだけはわかった。
「ふたりはぁ〜斬りあいしちゃだめ〜。」
「そんでもってぇ〜二人は私のボディガードなんだから〜ちゃんと守ること!!」
オレはしら〜となって
「なあ、これって一方的に命令してるだけだよなぁ?」
「・・・うむ。しかしこうなったフウは止められまい。」
「二人わあ・・ムゲンとジンわぁ・・・・・」
急にフウのテンションが下がった。
涙ぐんでやがる
「私を置いていったらダメなんだからね!!」
「ずっとずっと一緒なんだから!!」
そう言い放つとオレとジンのクビにすがりつき、泣き出した。
その後起こったことは・・・・オレも酔っていた。
酔ってたに違いねーんだ。
投下遅くて申し訳ない。でも視点が変わるからあんまり
連続投下すると混乱するから・・・とかもったいぶった理由で言い訳してみるorz
GJサンクス!!
GJ!
JG!
続き楽しみにしてる。
3P、というか、三人が仲良くしてるのが一番好きだ。
これからっつーとこで切りますか。
焦らされながら待ってますwぐっじょ!!
3P編:ジン
ムゲンが私に話があるという。
・・・・フウの話だろうか。
どこに向かうやらわからぬままムゲンについて
歩く間に、あの夜のことを思い出そうとした。
確かあの夜は・・・・なぜか3人で飲んでいた。
弱いくせに酒を飲みたがったフウに、甘水で薄めて薦めた記憶がある。
その宴は、我々3人にしては、めずらしく楽しかった。
フウがげーむをはじめると言い出し、
ムゲンがため息をついた記憶の後は・・・・・。
フウが私に抱きついてきた。
片手を必死に私の首に絡ませ、泣きじゃくり始めた。
はて、もう片方の手はどこにあったのか・・・覚えてない。
泣きじゃくるフウが妙に愛しく思え、思わず口付けた。
そのまま舌で唇を割り、深く舌を絡ませた。
「んんんっっふう」
私の唇で塞いでるせいでフウの吐息はくぐもっていた。
ふとムゲンがいたことを思いだして視線だけで探すと、
なんと、ムゲンはフウの胸を揉みしだいていた。
嫉妬なのか、何なのかわからぬが、激情が体を駆け巡り、
フウをムゲンから離そうとしたがかなわず、
フウを押し倒す形になってしまった。
私とムゲンは、もう止まらなかった。
仕事で留守してる間に神来てたー!
続き! 続き!
おや?久しぶりに来たら静かだね
ネタを思いつきましたです。
ジンに恨みを持った雪丸に捕らわれるフウ→
刀で着物を切裂かれたりしてやられちゃうフウ
ジンにより救出→のち、ジンとあんな事そんな事
とか、どうでしょう。
書いて頂ける職人様どなたか・・・
おや、かきこめない?!
126 :
ジンフウ:2006/11/07(火) 18:19:11 ID:yrhDz4cO
初投下させていただきます。
むっつりジンを酔っ払いフウが無意識に煽ったら
ジンがぷっつんきて押し倒しちゃいました、なラブコメです
127 :
ジンフウ:2006/11/07(火) 18:20:18 ID:yrhDz4cO
「なぁによ〜?あたしの酒が飲めないって言うの?!」
フウに据わった目で睨みつけられ迫られて、ジンは思わず目を逸らした。
ジンは理性の男だ。
本能のまま獣のように生きるムゲンとも、食欲ばかり特化しているフウとも違う。
…と、本人は自負している。
だが、今ジンは目の前の赤い顔をして呂律の回らないフウについ手を伸ばしてあらぬことをしてしまいたくなって、途方に暮れていた。
本人は最近まで道連れの娘にそういう感情を持っていることを否定してたが、
長崎が近づくにつれ「そういう感情」は彼自身が無視できないほど大きく膨らんでしまっていた。
襖に背中を押し付けながらジンは目の前のフウから目を逸らす。
が、逸らした先がフウの胸の谷間だったためにジンは呻いて目を閉じた。
夕食後、ジンの酒をいつのまにかフウが盗み飲みしていたのに気づいたときにはもう遅かった。
絡み上戸と知っていれば、決して飲ませはしなかったのに。
後悔先に立たず。フウの胸の感触
を肩に感じながらジンは心の中で過去の自分をなじってみたが、事態は一向に解決しそうになかった。
三人一部屋で取った旅籠の一室、いつの間にかムゲンは部屋から姿を消していた。
十中八九遊郭に行ったのだろう。
フウに圧し掛かられながらジンは心の中で思いつく限りムゲンを罵った。
「フウ、お主もうその辺にしておけ。明日の道行きに障る」
「なによージンってば、ほんっと堅物なんだから。ちょっとは楽しそうな顔しなさいよ」
すっとフウの指がジンの眼鏡を取り上げる。
伊達眼鏡のはずなのに、ゆらりと視界が揺れた気がしてジンは目を瞑った。
フウの息遣いが耳元で聞こえる。
ほんの熱燗一本で酔えるほど弱くはなかったが体がほてり意識が酩酊していく感覚をジンは感じていた。
フウが人の気も知らずけたけたと笑っている。
ジンの中で、理性がはじけた。
フウの方にそんな気はさらさらないことはわかっていた。
だが、仄かな片思いを胸の端で暖め続けてきた男の前でこんなに無防備になるほうが悪い、
と全国の乙女から下駄を投げられそうな理論を展開し、ジンは腹をくくった。
据え膳食わぬは男の恥。きっちり、一口も残さず平らげようではないか。
128 :
ジンフウ:2006/11/07(火) 18:21:07 ID:yrhDz4cO
「ジーン?急に黙っちゃってどしたのー?ねー?」
黙り込んだジンの横顔をフウが覗き込む。
肩に触れる柔らかな胸の感触を密かに味わってから、ジンはそっと首を振った。
「フウ、お主が悪い」
「は?なに?ジン、目が据わってちょっとこわ……ぃぃ?」
ジンはけらけらと笑うフウの腕を取って畳みの上に押し倒した。
「んんっ、な、にっ?」
何が起こったのかわかっていないとろんとした目つきで見つめられる。
それだけで己の欲望が大きくなったのがわかり、ジンは自らに小さく苦笑した。
フウには答えず、むき出しの首筋に唇を這わせる。
フウの肌は、甘ったるく柔らかく、ジンの劣情を大いに誘った。
「やっ、ちょっと、んんっ、くすぐったいんだけどっ?」
ジンに圧し掛かられて身をよじりながらも、フウの抵抗はまだ本気ではなかった。
それを確かめながらジンはフウの柔らかな胸に手を這わせた。
着物の合わせ目を大きく開くと、フウの小ぶりながら形の良い胸があらわになる。
冷たい指の感触に、フウの目が大きく開かれる。
「んんっ、ちょっと、ジン、あの、ジンさん?」
さすがにおかしいと酔っ払いのフウも感じたのだろう。
起き上がりかけたのを肩を抑えて制しながら、ジンはフウの胸の頂にそっと舌を這わせた。
「ひゃっ、んっ、んんっ?」
舌先で頂をなぶると、つん、と乳首が立ち上がる。
それを押しつぶし、乳輪をなぞると、フウの体が切なげに震えるのがジンに伝わってきた。
「ジ、ジン!んんーっあ、はっ、んんっ」
フウが酔いとは違う、艶めいた赤ら顔で自分に圧し掛かっている侍をにらんだ。
空いた手でもう片方の胸を揉みしだき、舌先でふっつりと立ち上がった乳首を舐めているジンと視線がかち合う。
生娘のフウにとっては、壮絶にいやらしすぎる光景だった。
口をぱくぱくと空けて言葉を探すフウに構わず、ジンの片手がフウの足元に伸びる。
「んっ、ちょ、ジンっ」
着物の裾を割ってジンの手がフウの足元を割って太ももに進入してくる。
これはまずいんじゃない?とフウの脳内警報が本格的に鳴り始めたが、とき既に遅し。
酒と遊郭で鍛えたジンの手管の前に、フウの体は陥落寸前だった。
唇から零れる静止の言葉も、甘い響きでは説得力がまるでない。
ジンの剣客らしい骨ばった指がフウの秘所に触れたとき、そこはすでに愛液で溢れていた。
「濡れている」
「や、い、言わないでよっ、あ、んんっ」
恥らうそぶりでジンから顔を背けるフウの姿は、男心をくすぐるもので、ジンは股間の苦しさに思わず呻いた。
まったく、一事が万事この娘に振り回されている、と思いながらも、それが心地良いとさえ思えるのだから恋の病は重病だ。
お医者でも草津の湯でも治せはしまい。
フウの押し殺した喘ぎ声を聞きながら、ジンは片頬だけを上げて小さく笑った。
「フウ」
ジンに煽られた熱を持て余すフウの上に圧し掛かり、男はいつもより熱のこもった声で娘に囁いた。
「お前が嫌と言うのなら、止める」
今ならばまだ、酒の席の戯れで済ませられるぞ。
ムゲンあたりに見られれば確実に「甲斐性なし」とあざ笑われること間違いなしだが、ジンはやっぱり、どこまでも理性の人だった。
どうせやるなら合意の上、と数分前の意気込みは何処へやら、ジンは目を伏せ、フウを見下ろした。
むき出しのうなじに零れた後れ毛を指で撫で付けると、フウの体が小さく震える。
フウの柔らかな頬に一筋涙が伝うのを見て、ジンの胸は痛んだ。
129 :
ジンフウ:2006/11/07(火) 18:21:39 ID:yrhDz4cO
「泣くほど嫌だったのか」
「……の、……!」
「何だ?聞こえなかった」
「朴念仁の大馬鹿!!って言ったの!!」
「フ、ウ?」
「嫌だったら最初から言ってる!っていうか、ここまでしといてそういうこと言うのってありなのっ!?」
涙目でにらまれて、ジンはその勢いにたじろいだ。
「こんなこと、女の子に言わせないでよぉ……」
頬を赤らめながら睨まれて、これで落ちない男がいるだろうか。いや、いない。
ジンは無言でフウのぬれそぼる秘所に指を這わせ、こねくり回した。
「えっ、あっ、ジ、ジン!」
「嫌か」
「い、嫌じゃないってば……でも恥ずかしいの!」
「私しか見ていない」
「ジンだから恥ずかしいんでしょ!」
「そういうものか」
言いながらもジンの人差し指はフウの中に入りこみ、肉壁をなで上げていた。
「そういうもの、な、のっ、あんんっ」
冷たい指が体の中でうごめく感触に、フウは体を震わせた。
フウの濡れそぼった入り口を行き来する指が一本から二本に、二本から三本に増える頃には、成されるがままのフウはもう息も絶え絶えになっていた。
男を受け入れたことなどないのに、ジンの指によって開発され、フウの体はジンを待ち望み、濡れそぼった入り口をひくつかせていた。
「ジ、ジンっ」
焦れた声でフウが呼ぶ。そんな風にさせた張本人はいつも通り、涼しい顔だ。
「ジンってば!」
物足りなさに内股をこすり合わせながらフウが強請る。
己の指でぐちょぐちょになった秘所をさらに指でかき回しながら、ジンは首を傾げて見せた。
「何だ?」
「な、何って……その、」
もう指では物足りないのであなたのものをいれて欲しい、とは経験値ゼロのフウに言えるわけもなく、
フウは顔を真っ赤にさせて涙目で自分に恥ずかしい思いをさせながらそ知らぬ顔をしている男を睨んだ。
「……れ、て」
「聞こえない」
もはやフウにもジンがわざとそう言っているのは分かっていた。
フウは一瞬口ごもってから、震える唇で言葉を紡ぐ。
「入れて!私に、ジンの、そ、それ……いれて欲しいの!言わせないでよバカ!」
「私で良いのか?ムゲンではなく?」
「なんでここにあの男が出てくるのよ!ジンが良いって言ってるのに……って、あ、ぁ!」
黙り込んだジンが唐突にフウの腰を掴み足を肩にかけさせた。
あそこがジンに丸見えになる体勢にフウは目を見開いたまま固まった。
その隙に、硬くそそり立った肉棒を袴から取り出し、ジンはフウの柔らかくほぐれた入り口に宛がった。
くっついたジンの先端をいざなうようにひくひくとうごめく入り口の誘惑を何とか堪えながら、ジンは体を倒してフウの上に多いかぶさった。
「フウ、本当に私でいいのか?」
「……ジンが良いって言ってるでしょ」
バカ、とフウに甘く罵られ、ジンは小さく笑い、フウの中に身を浸した。
「あぁあああっ、入ってくる、ジンのっ、あ、ぁっ」
首を逸らせて圧迫感に耐えるフウの姿は健気で、色っぽかった。
フウの中はきつく、うごめく壁が肉棒を締め付ける快感は凄まじかった。
初めてでは何かと辛かろう、とフウが慣れるまでは動くまい、とジンは己の忍耐力と戦いながらジンはじっと待った。
どこまでも理性の男だった。
額に汗を滲ませ、腰を打ち付けたい衝動を堪えながらジンは息を整えているフウの首筋に顔を埋める。
「動いても良いか?」
「聞くなって、言ってんでしょ、ムッツリ助平」
涙を浮かべ息も絶え絶えに甘く罵られる。
あまりに幸せなこの状況に、ジンの最後の理性はあっけなく陥落した。
ジンはフウの柔らかな尻を掴み、最初はごく控えめに、そして徐々に速度を上げていった。
130 :
ジンフウ:2006/11/07(火) 18:22:30 ID:yrhDz4cO
肉と肉がぶつかり合うみだらな音が宿屋の一室に響き渡る。
着物は絡み合ううちに乱れ、フウのあられもない姿を隠してはくれなかった。
酒の匂いと青臭い匂いでむっとする部屋で、フウは息も絶え絶えに喘いでいた。
初めて入れられてから、抜かずの三戦目であった。
四つんばいにされ、後ろから突かれるたびフウからは甘い声が零れる。
あわ立った液体がフウの秘所から零れ太ももを伝い畳にしみを作っている。
「ジ、ジンっ、も、だめ、っあたしまたいっちゃう、よ。あ、んああっ、はっ、あっ」
「くっ、私も、いく。出るぞっ、フウっ」
打ち付ける音がやみ、どくどく、とフウのの中にジンの精液が注ぎ込まれ、溢れた。
フウは言葉もなく、背中を逸らせて達した。
達した余韻でびくびくと震えるフウの肉壁に刺激され、ジンのそれはまた硬さを取り戻していく。
「はっ、も、もうだめっ……」
抜いて、とフウが振り向いて懇願すると、ジンは眼鏡などしていないというのに眼鏡を押し上げる仕草をしてから無情に首を横に振った。
腰をつかまれ、ジンのものを突き入れられると、フウはもう喘ぐことしかできなくなる。
二人の熱い夜はそうやって更けていった。
真面目な人をあまりあおってはいけません、という話。
131 :
ジンフウ:2006/11/07(火) 18:23:13 ID:yrhDz4cO
以上です。お粗末さまでした。
ジンフウキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!
GJ!GJ!
理性の人ジンカッコヨス
でも結局理性が負けちゃうところがまた良し!w
フウのかわいい憎まれ口もイイ!
ごちでした!
GJ!
ジンフウ好きだー!二人とも何か可愛いなw
一度は勝手理論展開しつつも、
泣かれると止めちゃうジンにモエス
そして、フウちゃん可愛いよフウちゃん
3P編:ムゲン
ジンがいきなりフウにキスしやがった。
慌ててジンからフウを引きはがそうと引っ張るが
ジンがしっかりフウの顔を掴んでてはがれやしねえ。
しょうがねえからフウの体をもっとしっかり掴もうと
腕を回しらたら・・・・・触れちまった。
あのこんまいムネに。
そしたらなんでか・・・理性が飛んじまってよぉ・・・・。
フウを仰向けに押し倒し、
ジンと二人がかりで好き放題した。
着物を剥ぎ取り、あの白い肌に触れるとそれだけで
痛いくらいにオレが反応しやがった。
こんまいムネにかぶりつき、フウのアソコに触れると
・・・一丁前に濡れてやがった。
ジンの野郎はフウの唇にかぶり付いたまま離しやがらねえ。
そのせいでフウの表情はわからなかったが
濡れてるぐらいだ、感じてんだろう。
挿れると何かがぷちんと切れる感触があった。
動かすたびに血が出てきて、
さらになんか理性飛んだなあ。
その後、ジンと入れ替わりで・・・何回しただろう。
フウはずっとよっぱらってへろへろしてたっけな。
日にちがあいてスンマセン。
待ってる人がいなくても勝手にどんどん投下していきます。
待ってましたよ!待ってましたよ!!!
同じく全裸でロムってたー!連載で小分け投下だと、なにやらいちいちGJ付けんのも
アレかと思って控えてましたが、続きを楽しみにしてました。
次回投下も寒風に耐えつつ待ってまつ。
>>126 おお、ジンフウだ……!ジンさん責めすぎですてwぐっじょぶです!!
3P編:フウ
二人はどんどん町外れに向かっていく。
バレないようにこそこそ後をついてっている・・・私。
なにしてんだろ?
そもそもな〜んであんなことになっちゃったのかな。
ん〜と、確かお酒飲んでたのよね?
なんか口当たりよくってどんどん飲んだのは覚えてる。
・・・・・・
・・・・・・・
・・・・・・・・。
気が付いたら朝だった。
しかも3人で川の字で寝てた。
私はすっぽんぽんだった。
体中がなんか痛くって、違和感アリアリだった。
どう考えても・・・ナニが起きたわけよねぇ?
ぜんっぜん覚えてないから、ま、いっか。
二人は町外れについたのち、おもむろに向き合った。
ナニ企んでる気だろ?
このかわゆいフウちゃんをどうにかする相談をしてるに
違いない。あったまくる。
キイン!キィイン!!
金属音が鳴り響く。
えっ????
ナニしてんの アイツラ!!??
斬りあってる!!??
無我夢中で二人の所に駆け出した。
3P編:ジン
「今日こそテメーを斬る。」
「なに・・? ・・!!」
そう言い放ち、ムゲンがいきなり私に斬りかかってきたので
やむなく応戦する。
おもしろい。
なにが原因か・・・恐らくあのことが原因なのだろうが。
ムゲンを斬り損ねていることは事実。
無用な殺生は好まないが、果たしてどちらが上なのか
常々確かめたいと思っていた。
例によって型もなにもない斬り込みをしてくるムゲンを
いなし、そらしざま斬りかかる。
するりとかわされ思いもしない方向から刃が飛んでくる。
紙一重でかわし、背中を合わせ振り向きざま斬り付ける。
「ちょっとまった〜!!アンタ達!!なにしてんのよ!!」
ムゲンはとまらない、ムゲンの刃を弾き間合いを取り、
対峙するが、ムゲンの殺気は治まらない。
フウが見ている前で、とことんやるつもりなのだろうか。
「オメーは黙ってそこで見てろ。」
さすがに下がりすぎなんで一回上げます。
>>96 殺陣の中ででジン、ムゲンが斬り合ってるシーンが好きなんで(一話とか)ウレシス!
ジンフウ増えた?
>>126あらためて初投下GJ!!!次もラブいやつでお願いします。フウ可愛ぇ…
3P編:ムゲン
本気で斬りかかったがあっさりかわしやがる。
まったくムカツク野郎だぜ。
受身一方かと思えば斬りこんで来るし
あーマジでむかついてきた。
「あんたたち!!何してんのよ!!」
ち、フウの奴つけてやがったのか。
「オメーは黙ってそこで見てろ。
オレはこいつとケリをつける。」
「ナニばかなこと言ってんのよ!!?約束破る気!??
斬りあい禁止だっていってるでしょ!?」
勝手なことをわめいてやがる。
「うっせーな。コイツさえいなけりゃ何も問題ねーんだよ。」
「待て、ムゲン。」
ジンが構えを解いた。
「もしかして、あの事が原因なのか?」
「ああ?あの事ってなんだよ?」
「あの夜のことだ。」
3P編:フウ
「あの夜のことだ」
そのジンの言葉でピンときちゃった。
あの夜以来、二人はそれぞれ私に迫ってくる。
でも、二人そろって来たことは実はない。
業を煮やしたムゲンは・・・手っ取り早く・・・
ジンを斬ろうと思ったわけ!!???
なんっつ〜単細胞なの!!?バカ!!??
ジンを斬っちゃって私とその・・したら
その後いなくなっちゃうつもりだろうに。
「もお!!なんでそんなあの夜のこと引っ張ってんの?
二人そろって私の旅に付き合うって約束忘れないでよね!?」
「オメーがあれから拒否ってるからじゃねーか。この変態オンナ。」
「なっ!!ヘンタイ??なんですって!!」
「確かに・・・フウの嗜好は尋常ではないな・・・・」
「はっ!!??ジン??」
「3人がいーとか俺はそんな変態嗜好の持ち主じゃねーんだ。」
「私もそんな嗜好はちょっと・・・好まぬ。」
「オメーが変態だから俺らがこんな振り回されんだ。」
「ムゲンに同意するのは少々酌だが、一理ある。」
「もおおおおお!!うるさ〜い!!!」
なんっでこんなときだけ息ぴったりで責めてくるわけ??
普段すっげー仲悪いくせに!!
でも結局二人が言いたいのは・・・・・・・
要するに私とシたいってことよね?
なにコイツラ・・・このフウちゃんを欲望のはけ口にしたいってこと?
冗談じゃないんですけど!!
「わかったわ!!チェンジよ!!チェンジ!!」
わはは、一人前に三人じゃイヤとか言ってる野郎共にワロタ
フウちゃんは甲斐性あるなあ。
え、チェンジて三人離れ離れですかい!?
これからの展開wktk
3P編:ムゲン
「チェンジよ!!チェンジ!!」
いったい何を言い出すんだコイツは?
そんなに3Pがしてーのか?
マジ変態だな。
「あんたたちの気持ちはよ〜くわかったわ。
結局このアタシをそんな目でしか見てないってことね?
ずっと一緒に旅してきて、なんかこう、絆っていうか
仲間っていうか、とにかく!!そんな気持ちだったのは私だけって
ことね?アンタたちはずっと私を好きにすることしか考えてなかった
っていうことね?そんな用心棒いらないわよ!!チェンジ!!」
「はあ?」
なんか・・・すっとんきょうなことわめいてやがる。
ジンも間の抜けた、あほ面さげてやがる。
オレがずっとフウを好きにしたかった・・・?
オレが節操のない、女に飢えたヤローのように言われてる気がするんだが。
今は、否定はしねぇが。
一回オトコとオンナになったら、その後はずっとそうなるだろうが。
フウだってやることには反対してなかったじゃねえか。
ずっと「3人がいいの」なんていってやがったくせに、
なんか話かわってねえ?
ふと隣を見ると、ジンも困惑顔だ。
「フウ、お主なにやら誤解していないか?」
3P編:ジン
「何か誤解していないか?」
フウの言い分はなにやら不可解なところがある。
私とムゲンがフウを好きにしたい?
それ自体は否定せぬが、フウがソレに対して嫌悪感を持っているように見える。
確か・・・フウが「3人でしたい」といっていたはず。
今このように責められているのが少々不可解だ。
「フウ、私に抱かれるのはいやなのか?」
「なっ!!!??なっなっなっ!!」
「テメー!!オレがヤるんだっての!!」
フウが顔を真っ赤にして口をぱくぱくさせている。
「フウは、私に抱かれるのは嫌がってるようには見えなかったが・・・
ずっと3人がいいと言っていたのはお前だったと思うが?」
「何よ!!アンタ達の魂胆なんてわかってるんだから!!
許したが最後、私を置いて消えちゃうつもりでしょ?
そんなことさせない!!向日葵の匂いのするお侍さんが
見つかるまで、絶対付き合ってもらうんだから!!」
・・・・なるほど・・・・。
3P編:ムゲン
なんだあ?コイツ。
チェンジといったり、ずっと付き合ってもらうって言ったり。
とうとう頭いかれたか?
ぜんぜんわけわかんねえ。
ジンはなんか納得したみてえで一人うなずいてやがる。
さ〜ぱりわかんね。
「オメー結局何が言いてえんだよ?」
「私をはけ口にしようなんてこと、絶対許さないから!!」
「はああああ?」
「ムゲン、ちょっとオマエは黙ってろ。」
「バカ!!あんたたちなんて知らない!!」
そういって、フウは駆け去りやがった。
ったく、あんで、あいつの行動はこう・・・べたなんだ。
つきあってらんねぇ。
すっかりジンを斬るがなくなっちまった。
とりあえず、刀、納めとくか。
前フリが異様に長くて申し訳ない。
やっとエロシーンへ入れそうです。
GJGJGJ!!!
全裸で待ってる(*゚∀゚)=3
96氏の投下を待ちつつ自分も妄想してみようかなとか思います。
>>96 Good Job!!! 前フリも面白かったー
エロも今からテカテカします。
>>152 期待。wktkwktk
最近更新が早くて嬉しい限り!!GJ!!期待してます!
3P編:ジン
「よお。なんだアイツ?」
ムゲンが刀を納めたので、私も納めることにした。
「センチメートルというやつだ。」
「はあ?」
「西洋で発見された女の感情だ。
フウは不安になっているのだろう。
我々がフウを置いて、去るのではないかと。」
「はあ?んな、くだらねえ。そもそもくだらねえ約束
してきたのはアイツからじゃねーか。今更何不安になるってんだ。」
ふむ、ムゲンは旅が終わるまでちゃんと付き合う気らしい。
私は・・・旅が終わったらどうするのだろうか。
いや、しかし今はフウだ。
フウが駆けていったのは宿のほうであろう。
後を追おうと足を進める。
「てめ、どこいくんだ?」
「もちろん、フウのところだ。オマエは来ないのか?」
「ったく、アイツはどーしてこう、めんどくせえんだ。」
といいつつ、ムゲンもついてくる。
しかし、今更何をフウは不安になっているのだ。
そんなに3Pがいいのか。
ならば、フウの希望をかなえるしかあるまい。
3P編:フウ
あ〜ばかばかばかばか!!
自分で作戦台無しにしてどうすんのよ!?
宿の部屋に駆け込んで、丸くなりながら自分を責めた。
もう絶対二人は戻ってこないわよ。
私が二人の魂胆を知ってるってばらしてどうすんのよ?
うまく乗せてつき合わせるつもりだったのに!!
私が3Pをしたがってる?そんなばかな!!
そりゃ、あの夜のことは覚えてないし、
3人でしたんだな〜とはなんとなくわかるんだけど。
じゃあどっちとしたいのかって聞かれたら・・・
・・・・・選べないけど・・・・・。
そりゃ、一度はしたんだし、もう一度シタっていいのかもしれないけど
そもそも一回目はまったく覚えてないんだし、なんか実感ないっていうか。
3人の関係に、変化なんて・・・とりあえず今は起きてないって思ってた。
そりゃ二人がそれぞれ迫ってきたけど。でもそんな・・・受け入れたら
どうなるかなんて・・・怖いよ。
一緒にいられなくなるなんて・・やだし。
後ろで部屋のふすまが開かれる音がした。
振り向いたら、二人が揃ってこっちを見てた。
戻ってきたんだ・・・。
スンマセン・・エロまでたどり着けず・・・・orz
続きは明日・・・・。
お疲れ様です!神!!
ジンがセンチメートルとか訳知り顔で言ってるのかと思うと萌えるw
これは良い3pになりそうなヨカーン!!
二人と離れたくない…とか悩んでるフウ可愛すぎ。
3P編:ムゲン
案の定部屋で泣いてやがった。
こっちを見て、一瞬ぽかんとしたバカ面した後、
・・・笑いやがった。
ばかばかしい、やってらんねえぜ。
ただ、なんでか。久しぶりに見るフウの笑顔で、
なんかほっとしたっつーか、気が抜けた。
ジンと全く同じタイミングで部屋に入る。
ち、気にくわねえ。
だが、あいつがいーっつーんだ、しゃあねえか。
座り込んでるフウの傍に座りつつ、フウの頭を抱え込む。
「ひゃっ?」
驚くフウにかまわず、耳にそっと唇を押し付けた。
「なあ、みんな一緒だったらいいんだろ?」
フウの耳まで赤くなった。
気にせずフウの唇に覆いかぶさる。
強引に舌で割って入り、フウの舌を絡みとる。
「んんんん!!」
なんか抵抗してやがるが、知るか。
こっちはずっとはぐらかされて溜まってんだ。
3P編:ジン
泣いていたフウが笑顔になった。
久しぶりに笑顔を見て、ずっとフウが笑っていなかったことに気付いた。
フウが望むなら、そうしようではないか。
何を不安になっていたのか。
交わした約束は果たすまでは約束だ。
この旅が終わる時、どうするべきかは今はまだわからぬが、
今フウが、不安になることなどなにもないはずだ。
3Pがいいというのは本心かどうかはわからぬが、
私も・・・限界だ。
ムゲンと同時に部屋に踏み込む。
唇はムゲンが奪ってしまった。
仕方がない。
腰から脚を撫で回し、そっと帯を解く。
あらわになった、まぶしいくらいの白い肌にそっと手を這わす。
未発達の小ぶりな胸は私の手にぴったり吸い付いてくる。
あの夜以来、久しぶりに触れるフウの肌。
欲望が体から沸き起こるのを感じたが
フウを怖がらせぬよう、そっと扱うことにした。
163 :
152:2006/11/15(水) 00:52:09 ID:ZjFOC4Vd
>>96 キタ――(゚∀゚)――!!!
続きテカテカしながら待ってます。今宵もGJ!
ジンフウを一応書き終えたので投下させて貰おうと思います。
枯れ木も山の賑わいってことで。
終始ジンが壊れてますのでご注意を。
ひとことでいうとGJです!!!
足を止める様子も無く、二人は路地裏を進む。
「ちょ、ちょっ」
時刻は丁度午の時。昼食時の今、フウの空腹はピークに達そうとしていた。
表通りからの食べ物のいい匂から段々と遠ざかって行って、どうしようもなく哀しくなる。
「ジンってばッ!!!」
フウの手を引きながらジンは更に奥へと進んでゆく。
時折角を曲がり、きょろきょろと辺りを見回していた。
この様子じゃ暫くご飯にはありつけないな、とフウは大きく長い溜め息をついた。
「………よし」
何度目の曲がり角を曲がった頃だろうか、いきなりジンは歩みを止めた。
今までの加速のせいで、フウは前の背中に軽く衝突してしまう。
「…何がいいんだか、全然わかんないんですけど」
其所は行き止まりで、不必要となったらしい大きな木箱や棚などが、ごろごろと無造作に放置されて居るだけの場所。
薄暗く、人気がないためか心なしか温度が低い。いやだなぁ、と背中に身を預けかけてからフウは食べ損ねたご飯の事を思い出した。
「おなか、すいたぁ」
急激に空腹感が襲って来た。
ジンの整った顔をきっ、と強く睨む。
「何でこんなとこ連れて来るのよぉ…」
「何、簡単だ」
「…?」
あ、なんかヤな予感する。
「ただ、お前に欲情しただけだ」
あまり陽が当たらない場所の筈なのに、ジンの眼鏡が光った気がした。口端は上に持ち上がり、嫌な笑みを浮かべている。
「そんなの、ご飯食べてからでもいいじゃん!!!」
「嫌か…?」
…子犬みたいな眼しやがって。
無垢な眼と目を合わせたまま、一歩ずつ、壁へ追いやられて行く。
やがて、これ以上逃れられないと背中の感触が告げた。
…手ぇわきわきすんな、この変態め。
「変態…」
「変態で結構」
「人に見られたりしたら、どおすんのよぉ」
「それも又良しではないか。いつもと違う状況というのも燃えると思うしな。」
「………へんっ」
唇を合わせ、罵声の続きを塞ぐ。
舌を差し込むとジンは貪るように絡めてくる。
くちゅっ、ちゅぱ
いつもよりも長い口付け。
時折顔の角度を動かし、万遍なく口の中を味わっている。
甘く、長い口付けに段々と苦しさが募り、フウは顔を離そうともがく。
「んーっ、ぅう」
胸板を叩かれ、ジンは仕方なしに両頬を掴んで唇を離した。交ざりあったふたりの唾液は、つつ、と糸を引き、いやらしく光る。
はぁはぁと呼吸を整えるフウの体は既に、壁とジンの体で逃げ場を失っていた。
「性欲を満たせば、食欲も少しは収まろう」
濡れた唇を頬へ落としながら言う。
「………」
この変態が言う事はイマイチ腑に落ちないが…、体が疼き始めたのも又確かだ。
「…わざと音立てたりしないでよね。」
「…了解」
そう言った男の眼が、一瞬残念そうな表情をしたのをフウは見逃さなかった。やはり変態だ。
・ ・ ・ ・ ・ ・
ジンは首筋に指を這わせながらフウの甘い馨りを楽しむ。
首筋への刺激に弱いフウはそれだけでも顔が紅潮してくるのが分かった。
「くふっ、ちょ、耳に息かかってくすぐったいんですけど。てか、何でそんなに息が荒いのよー!変態ーっ!」
「気のせいだろう」
良い事を聞いたとばかりに耳を苛め始めた。
唇で耳飾りのついた耳たぶを挟み、刺激を与えてやる。時折舌で舐めあげる。
その度に体は大きく跳ねる
「何度やっても慣れない様だな…」
フウは潤んだ目でこちらを見つつ、首を縦に僅かに動かす。
「まぁ、面白いからいいが」
徐々に唇は下へと下がってゆく。
やがて、細く長い手の狙いは胸へと移る。が、何故かジンの手は着物の袂へと侵入していった。
「?!ちょ、ジン!」
予期せぬ行動にあわあわとしている間にも手は逆流してくる。
「これなら見られても何をしているか判り辛いだろう?」
意地悪く微笑みながらも標的に向かって進むことは止めない。
「いやいやいや、ヤってる事に変わりは無い訳だし!ってちょっ…」
ごそごそと動いていた手は動きを止め、僅かなふくらみを包む込んだ。
柔肌の感触、とくんとくんと速いテンポで動く心臓。全てが愛しく思えた。
その温もりを確かめるように、やわやわと掌全体を使って揉みしだく。
「やぁ…」
小さく声が出る。
「…何だ?そんなにイイのか?w」
顔を近付けて言うと、その紅い頬の熱が感じられる様だった。
「違……ッ!つか『w』とか使うなあっ!」
「違うと言う割には」
つん、と指先で胸の頂へ刺激を与える。
168 :
変態ジンフウ 4:2006/11/15(水) 01:00:47 ID:ZjFOC4Vd
「!」
「此所はこんなにも固くなっているぞ」
揉んでいた時間はそう長いものでは無かった。しかし、フウのそこは既に痛い程に勃ち上がって、甘い刺激を待ち望んでいた。
「人の事を変態呼ばわりするが、お前も十二分にその素質を持っているではないか」
うぐ、と言葉に詰まるフウを見てジンは嬉しそうに笑う。
「それは…っ」
胸に手は密着させ続けているものの、今までの様な刺激は与えない。頂も、ただ指と指の間に置くだけだ。
「………多分」
「多分、なんだ?」
フウは何度か口をぱくぱくとさせ、声を発した。
「多分………ジンが毎晩毎晩ヤるから…その、前より…感じやすく、なっちゃったみたいで………」
顔を背け、目を合わせない様にしながら言うその女の顔は羞恥の為に真っ赤になっていた。
「なに、本当か?w」
「…あんたのせいで私まで変態になっちゃったじゃない」
その潤んだ目や更に熱を帯びて行くフウの体に、ジンは自分の嗜虐心がむくむくと音を立てて増長してゆくのを感じた。
「なるほど…。ならば」
きゅうっ
「ひあっ!!?」
「喜んで責任を取ってやろう」
いきなり胸への攻撃を再会された上に、指を挟んでの乳首へ与えられた刺激による快楽。
ジンはむにむにと胸全体を揉み、たまに指の腹で固いそれをいじくってやる。
徐々に堪えていた甘い声が口端から漏れて行く。
「ふやっ、あっ、あぁん」
「フウ、声が漏れて来ているぞ」
「っ…!」
耳元で囁く甘い声に、また感度が上がってしまった。…気がした。
やられっぱなしも癪に障ってきたので、フウはジンを引き寄せると深くキスをする。
舌でジンの中を強く掻きまわすと、胸からの快感も大きくなって行った。
ぐにぐにと強くを揉みしだいてみたり、指で乳首を押してみたり弾いてみたり摘んでみたり捩じってみたり。
「くふっ…あぁん!」
その度に敏感なフウはびくびくと痙攣し、垂れた唾液は顎を汚す。
「全く、いやらしい女だ」
「あっ…」
ジンが袂から手を抜くと、フウの口からは意外だと言う様な少し残念そうな声が漏れた。
「まだまだ、弄られ足りないんだろう?」
ジンは自分の人さし指を唾液で濡らしながら言う。
「舌で出来ない代わりにこれで我慢しろ変態」
熱に正常な判断力を失っているフウは、その手をそっと取ると口へ運んだ。
フェラチオで鍛えた舌がいやらしく長い指に絡まり、水音を立てる。
「…この程度でいいだろう」
ちゅぽんと指をフウの口腔内から抜くと、しっかと襟を掴んで濡らした指を滑り込ませた。
「あぁっ…!」
唾液で濡れた指先が、固くなったそれをくりくりと弄る。
「流石に真昼間から路上で裸にはさせられないからな…」
外側から円を描いていき、執拗に山の麓をなぞる。
濡れた指は滑りが良く、水の冷たい温度に更に体が震えた。
「やあぁっ…、だ、めぇ…」
別にその要望に答えた訳では無かったが、ジンは手を襟元から抜いた。
指を舐めながら目の前のフウを見ると、喘ぎ疲れたのか壁にもたれかかりって荒く呼吸をしていた。
「ふむ」
長時間にわたる胸への刺激と人が通る恐れのある場所でヤる事に対するスリルのせいか、フウの体は普段の性交の時よりも熱くなっていた。
(熱い、よぉ)
この疼きを解決する手段は最早一つしか残ってはいない。
「ジン…」
その名を口にすると、更に体の火照りが増した気がする。
この様子だと下の口からはだらしなく蜜が溢れている事だろう。
「欲しいのか?」
悪魔の笑みを浮かべながら着物越しにその小ぶりな尻の感触を楽しむ。しかしそれはあくまで触れるだけ。
フウは少しの間を置いてこくり、と小さく頷いた。
その言葉を待って居たと言う風にジンは着物の中に手を入れ、少し汗ばんだ太ももを撫ぜる。
付け根へとなぞって行くと、途中で流れ出て熱い液体が指に絡まった。
「太腿にまで流れている」
すでに水浸しになり、役割を果たしていなかった下着は邪魔だと言って下にずりさげられた。
服の下で露になった秘所。
ジンからは見えていないと言うのに、なんだかいつもよりも恥ずかしい。
やがて、指は蜜壺の入口へと到着した。
くちゅっ
「あぁっ!」
軽く割れ目をなぞられただけだと言うのに、頭の中を一気に電流が走る。
「やはり貴様も変態だ」
割れ目を拡げてやると、とろりと蜜が溢れて指を汚した。
「どんどんと溢れてくる」
「やぁっ…、ふあぁっ」
くちゅくちゅと蜜を掬っては、固くなった小さな豆粒になすり付ける。
「やっ、そこやだぁっ!」
そんな事は耳に入れず続行。
ぬるぬるとする指の腹でこすられると、また熱いものが零れゆくのを感じた。
・ ・ ・ ・ ・ ・
フウが意識を取り戻すと、真っ先に長い布切れを持った男が目に入る。
「起きたか。」
…あぁ、ちょっとの間失神してたんだ。皮を剥かれて、直接敏感な…あそこを擦りまくられたんだっけ。
力が抜けて立ってられなかったからそこにあった箱に寄り掛かってて。
しかし、そんな事今の状況の説明になりはしない。
「ん"、む"ーっ!!?」
口には布が噛ませられ、声が出ない様にされていた。
「お前が失神している間に数度通行人の足音が聞こえたのでな。こうすればあまり大きな声では鳴けまい。」
ただ単にやりたかっただけじゃないかとジンに小一時間問い詰めたい気持ちでいっぱいだったが、異議を唱えられる口はない。
確かにこれを見られたら非常にマズい。声を押し殺す自信もない。
「ふぐぅ、うぅ」
嫌な予感を感じながらジェスチャーで手のそれは何かと問う。
「何でもいいだろう」
そういうと、ジンはフウの体の自分の方に尻が来る様に変えた。
(ジン、後ろからするのほんと好きだなぁ)
ぼんやりとしていたために少しの間気付かなかった。
(あ、後ろって事は…)
そんな事を考えている間に着物の裾はするすると上がって来ていた。
「んー!んーっ!!!」
抵抗するには気付くのが遅すぎた。素早く箱の上に組み伏せられ、目隠しをされる。
「!!!」
露になったそこは外気と欲情した男の前に晒され、てらてらと淫妖に濡れ、光っていた。
空気が揺れて真っ暗にした奴が楽しそうに笑うのを感じる。変態変態変態!
「行くぞ」
ずちゅ、と熱く硬いジンのそれに中を突かれる。
肉壁を押し分けながら奥へ奥へとそれが入ってくる。
今まで以上の快感に流され無い様にと、堪える。
視覚を閉ざされている今、他の場所へと感覚が集中しているのだろうか?すぐに意識を失ってしまいそうな勢いだ。
「フウ…いつもよりキツいぞ」
ぴすとん運動…?とかいうのをするジン。
声と息でジンも気持ち良くなってるんだとわかる。
「ふっ、ん、んんっ」
ぐちゅっ、ぱん、ぱちゅん
もう周りの音なんて聞こえない。
そこにあるのはただ私とジンが立てるいやらしい音だけだ。
不意に口の布が解かれ、取り去られる。
「ジ、ンンッ…」
勢い良く中を突かれて、掻き混ぜられる。
その度に淫水が溢れ、潤滑油となって運動の激しさは増した。
「んん、んんんんっ!!!」
段々と息も切れ切れになり、快楽にショートして思考が停止を始める。
ジンの尻を掴む指にも力が入り始め、爪が食い込む。
「ジンっ、き、もちいいっ、気持ちイイよおぉっ!!!」
そろそろ、限界だ。
「さぁ、存分に鳴け、フウ」
耳元で低く囁くと大きく腰を引き、絶頂を目指して強くフウの中を貫いた。
「あああああぁっ!!!!!」
女の大きな嬌声が響く中、ふたりは同時に果てた。
どく、どく、と中に白い精を注ぎ込む。
「愛しているぞ、フウ」
意識を手放して荒く息を吐いている女の耳元で、小さくそう囁いた。
・ ・ ・ ・ ・ ・
気がつくとそこはどこかの宿の床で、体は不自然な程に動かない。
「…?」
ぎちっ
「うわっ、ちょ、な、何コノ縄ぁ!!!!!」
「起きたか」
「これ、ジンの仕業でしょ?!早く解いてよ!」
「ご存じ菱縄縛りだ」
「知らないし!てか私まだご飯食べてないんだけど?!」
「性欲を満たせb(ry」
「(ryとか使うなぁー!」
「第二試合開始だ。」
「ちょっ、そんな悪意のこもった笑み浮かべてこっち来ないで!!!てか何そこの怪しい器具の山!!!!」
「目の錯覚だ」
「嘘つけ――――!!!!!っやああああっ!」
結局フウちゃんはその日ご飯にありつけずに朝まで鳴き通しだったとさ。
「とさ、じゃねぇー!」
終われ。
175 :
152:2006/11/15(水) 01:21:02 ID:ZjFOC4Vd
着物の構造とかほとんど知らないから色々変だとオモ('・ω・`)
以前書きたいと言ってた変態ジンが書けて満足。
96氏の流れをぶった切ってしまってたらすいませんorz
GJ!!!!!!!
ちと腹黒入った変態ジンワロス。
フウ可愛いよフウ。
リアルで堪能させてもらいました。
リアル投下にぶち当たるとは思いませんでした(*;´Д`)
眠れなくなっちゃったじゃねーかどうしてくれますかグッドジョオォォブッ!!
うん、いろいろ想像できて萌えますた。怪しい器具の山てwww
変態ジンワロスw
好きだああああああああああああああああああああああ
変態ジンキタ!!
GGJJ!
>>175 ちんたらあっぷしていっててこちらこそ申し訳ないorz
残りあと少し、一気にあっぷします。
書きおわるまでもう少し・・・。
>>96 バッチカモ━━━━щ(*´Д`щ)━━━━ン!!!! 全裸で待機しております…!
>>96 全裸でお待ちしております(*゚∀゚)=3ハァハァ
一体今どのぐらい全裸の奴がいるんだろ…w
3P編:フウ
つかつかと私に近づいてきたかと思うと
二人掛りでのしかかって来た。
ちょっと!!?
抗議の声を出そうとしてもすぐさまムゲンに唇をふさがれ
うなることしかできない。
ムゲンの舌が入ってくる。かき回され、強く吸われる。
体中を快感が突き抜け痺れる。
な、なんでいきなりなんかはじまってんの!?
しかも二人同時に来てるし!??
身頃がはだかれ、ひんやりした空気が直の肌に触れる。
そっと、胸に角ばった手が置かれる。
ジンの手だろうか?
目を開けても、超どアップのムゲンの目がそこにあるし、
何されてるのか、よくわからない。
えーと、なんかやらしいことがはじまってるよね?
ずっと3人でなんかイヤダーっていってた二人がどういうこと??
あっ!!
そういえば私、「3人じゃないといやだ。」とかいって
迫ってくる二人をかわしてた気がする。
ヤダ。真に受けたわけ!!?しんじられない!!
でも・・二人からされるのは、全然いやじゃなくて・・・・。
こんなことでも、3人一緒っていうのが、なんか・・・安心する。
3P編:フウ
執拗に舌を絡めてくるムゲン。
繊細な手つきで体を触ってくるジン。
ちょっ・・どうしよう、気持ちいい。
はしたないほど、あふれてるのがわかる。
胸の突起がつままれ、こねられ、押しつぶされる。
何をされても、びりびりとしびれ、中心からあふれてくる。
「フウ、すごく濡れているぞ。」
「ホントテメーはへんたいなんだな。」
「あっああん、誰が・・変態よ・・はあん・・」
四つんばいにされて、口にムゲンのを咥えさせられ
必死で舌を絡めていると、唐突にジンが侵入してきた。
緩やかな動きが、口の中のムゲンにも伝わる。
ジンに突かれるたびに、体の奥底から波が起こる。
快感が押し寄せては引き、引いては押し寄せる。
やだ、なんか、なんかくる!!
ジンが動く速度がだんだん速くなってくる。
するとムゲンに頭を掴まれた。
喉の奥にムゲンのアレが押し込まれる。
息ができない。
でもそれよりも、体の中から湧き上がってくる快感で
ジンの、ムゲンの動きに合わせて、上り詰めていくのがわかる。
体ががくがくして、指の先まで痺れが走る。
「んっっっ!!!んん!!!」
頭が真っ白になって、意識が跳びそうになると同時に、
ムゲンが口の中ではてるのがわかった。
喉の奥にどくどくと流れてくるものを、無我夢中で飲み込む。
ジンが私の中から離れて、背中に何かをかけている。
ああ・・・これがイクってことなんだ・・・。
3人同時にイったんだな・・・・。
こんな時まで、3人一緒なことは
喜んでいいのか、どうなのか・・・。
でも、なんか幸せな気がする。
終わり
うう・・ながながとすみませんでした。
やっと終わりました。
前フリ長い割にはエロがエロエロしくない
しかし、これが限界でしたorz・・・・・。ヘタレ。
185 :
152:2006/11/17(金) 23:07:58 ID:7K0spq31
>>96 GJ…!!!
三人皆かわいくてしょうがなかったです(*'∀`)
萌えと燃えをありがとう。
3Pもいいなぁ…
GJ!!そして乙!幸せなエロ萌えサンクス。
やっぱこの3人の3Pは幸せになるなぁ…
こんな長いものにGJ下さった方 サンクス!!
もっとこう3人の思惑が入り混じったカンジを目指したかったが
限界だ・・・・orz
>>152氏の3Pを全裸で待ちます!!
>>96 長いもんを本当にグッジョブ!!!様でした。逆にこれからちと寂しくなりますな…楽しませて頂きました。
カプはどんなのでもかまわないのでまた読みたいです。
>>152 |´д`*)wktk
(*´Д`*)ハァハァ
保守
ほしゅ
保守
保守
保守
保守
萌えがなくなったわけじゃない。
時間がなくなっただけなんだー……
他の職人さん方もそうであることを願うよ。ホシュ
Tシャツが何万枚と売れたら続編はあるんだろうか。いろんな意味で無理だ。
外国のほうが人気高?逆輸入的にあっちで続編つくって、こっちで放送───は、ありえんかやっぱり。
……れにしても、ほんと知名度ないよなー。
>>196同意
萌えがなくなったわけではないが
まったくネタが思いつかん・・・・・。
>>196 構想中のネタはあってもいかんせん時間が('A`)
>>196 萌はあり余ってるんだけどなー
ネタもあと一つあるんだが昇華せんww
思ったより人がいた つД`)・゚・。・゚゚・*:.。..。.:*・゚
そろそろ温めてるネタが腐りそうです…萌えを形にできなくてorz
正月までには何とか書きたいッ…!ワカメ酒でwww
>>202 IDに3Pを書けとお告げが出てるぞw
ワカメ酒全裸で待ってる(*'Д`)
さんぴー、か………。
これ以上ネタのデットストックが増えると呪われそうな勢いですYO…
愛ある鬼畜な攻めジンが読みたー
205 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/21(木) 08:52:11 ID:xvuoFX8X
ジンフウもムゲジンもイイ!
ところで前スレの作品倉庫とかってないんでしょうか??
激しく読みたいんですが…
206 :
ショート・ジンフウ1/2:2006/12/21(木) 09:38:12 ID:xvuoFX8X
野宿の小屋は里からは遠く、夜の闇の中で月だけが白い。
満月に一歩近づくその不完全な円を見上げながら、少女は息を弾ませる。
剥かれ散らかされた着物と帯に仰向けになって、さらに視界に覆い被さる広い肩。
「もうっ、やめようよぉ…、ジン」
「それは本心か、それとも建前か?本心だとすれば、お前はまだ、自分のことがよく分かっていないと見える」
普段無口な男は夜の闇の中ではやたら饒舌になる。長い指を這わせ、割り入った少女の脚の付け根へ潜り込ませた。
「お前の蜜壷は、まだ斯様に私を求めているぞ。浅ましい嘘は身の為にならん」
じゅぷりと指を付け根まで沈める。少女はなすすべもなく激しく頭を強く横に振る。
きゅうとなる下腹の呻きを我慢しようとするが、男の指は刺激を与えることを止めない。
指が円を描き、捻られ、肉芽を摘み、奥と入り口とを行き来する。
既に何度も貫かれてほとほと疲れ果てた少女の膣を、まだ足りないと言うように執拗に攻める。
「お前のためにやっていることだ、フウ」
嘘吐きの鬼畜のド変態ムッツリ助平と少女はこの夜何度目かの悪態を吐くが、それも胸の内だけでの事。
ふと、端正な顔の男の切なそうな瞳が自分の瞳と噛みあうと、思わず思考が止まってしまう。
…そんなキレーな目で見つめないでよう。
207 :
ショート・ジンフウ 2/2:2006/12/21(木) 09:38:47 ID:xvuoFX8X
急に膣の中で曲げられた指が、少女を突き上げた。
「本来の自分を知ることが、おまえ自身の成長になる。」
中の最も感じる箇所を蹂躙され嬌声を上げる少女には、この屈辱的な行為も既に自分の悦びであることは分かっていた。
完全に抵抗の気力も失せた脚を肩に担がれ、少女の花芯が男の分身を捕らえた。
先端をあてがい、なお男は少女の後ろに隠された菊弁を弄ぶ。
少女の愛液で濡れた指は難なく滑り込みその暖かな肉壁をノックする。
激しい快感に頭を朦朧とさせながら、少女は男の首にすがり付いた。
好き勝手に自分の身体を支配するこの暴君を許すように。
「ジ…ン、本当の、私って?」
「今、私が愛している、この美しい生き物のことだ」
じゅぶっじゅぶっと音が大きいのは、腰を沈める男がわざとそうしているからだ。
普段静かなくせに、こういう時は遠慮が無い。
そして過剰な演出で、痴態を恥ずかしがる少女の顔を更に楽しむのだろう。
しかし、何十回と挿れては勃たせるこいつの方が別の生き物なんじゃないかと少女は思ったが、
次第に上り詰めていく快感の波の中でその疑問も弾けて消えた。
ただ男の体温と、長い指と、大きな熱の塊を感じて真っ白な光に溶ける。
精を放った後、大きく肩を上下させると男はちゅうと音を立てて気絶した少女の口を吸う。
ふと我に返った少女に男はにっこり笑いかける。
「も…う、らめえ、限界〜」
「そんなことはない、人間には限界などない、フウ、お前もそれを知るべきだ」
生真面目に答える男に、少女はうえ〜と顔を顰めたが、それには構わずに男は少女の細い身体を抱きしめた。
208 :
ショート・ジンフウの人 :2006/12/21(木) 09:47:07 ID:xvuoFX8X
可愛いフウちゃんの開発に勤しむ絶倫野郎ジンのイメージで。
神々の作品が面白かったんで、勢いです!
自分まだ5話までしか見れてませんが!
ところで海外にいて友達が面白いよーとこのアニメ見せてくれたんですが、
海外のアニメオタクも物凄いです。奴らに感謝です。ほんと面白いー!
209 :
ショート・ジンフウの人 :2006/12/21(木) 09:58:25 ID:xvuoFX8X
>>205 ムゲジンじゃあねえよオーー!
ムゲフウです、失礼しました。
あああ怖いことしちゃった…
ふぉぉ!GJ!!
最近過疎ってて寂しい限りだったのですが、久々に神降臨!
絶倫野郎ジンwwwwww
うわああん!! GGGGJ!!
いいよジンフウ!!
久しぶりの神!!
萌えをありがとう〜
>>208 久々にいい萌えを拝ませて貰った。ありがとう。
GodJob!!!!
>>208 おおぅGJGJ!!
ご新規さんいらっしゃい熱烈歓迎!今度はもっと長いのをよろ〜
ひさびさだったんで逆に物足りなさに火がついたwww
保管庫は残念ながら無い。にくちゃんねるも見れなくなってるしなー…
214 :
ショート・ジンフウの人 :2006/12/22(金) 03:10:01 ID:zR0mRjln
>>210-213 さん
ありがとうございます!
そうか、保管庫はないんですね、ムゲン、じゃねえ無念。
放送時の神々の熱いエロが読みたかった…
偉大なる神待ちのお茶請けに
>>206-207 の続き投下します
ムゲン参戦です
215 :
>>206+ムゲン 1:2006/12/22(金) 03:15:09 ID:zR0mRjln
温かい少女の内壁に包まれながら、男はか細い手首に口付ける。
柔らかく腰を動かすと少女が甘くさえずる。
やはり、まだ、優しく扱った方がいいのか。
そんな事を考えながら身を屈めて少女の柔肌に吸い付き、
赤い印しを残そうとしていると少女がおかしな声を上げて震えた。
驚きに見開いた大きな瞳は自分のではなくその向こうにあるものを見ている。
「どうした、フウ、やはりこのくらいではまだ足りないか?」
「ちがーう!充分です!ってそうじゃなくって、あの…ムゲンが…」
戸口で仁王立ちしているのはもう一人の旅の仲間(といっても三人しかいないが)。
突然の第三者の出現に動揺した少女に対し、男はまったく持って冷静であった。
「知っている、気にせずに、続けよう」
そうして行為を止めようともしなければ振り向きもしない。
しれっと答える男に、知ってたのかよ!と突っ込む代わりに、
少女は目を丸くしもう一方の男は舌打ちをした。
216 :
>>206+ムゲン 2:2006/12/22(金) 03:15:57 ID:zR0mRjln
「夜鷹には会えず戻ってきたか、甲斐の無いことだ」
「…るせえ、何やってるかなんて野暮なことはきかねえが、
てめえこそこっちが気ぃ効かせてやってんのに図に乗って、
いつまで乳繰り合ってる気だぁコラ」
(え、じゃムゲンってば、もしかしてずっと外で聞いてたの?)
いつの間にかいなくなっていたから存在を忘れてたけど、
そういえばこの辺は遊郭も酒屋も何も無いのだ。
それに気が付いて少女は頭が沸騰しそうになった。
ジンとの(強制的な)睦み合いを見られて尚更恥ずかしい。
だがかの男は殊更に落ち着いてる。
「早漏のお前より、ずっと長くフウを悦ばせられるというだけだ。」
「ンだとコラぁ!」
「も…ン…うっ!やあーぁん、めなさいィってばぁん…」
貫かれたままの姿勢で更に深く侵入されて、せっかくの叱責も甘く溶けてしまう。
気色ばむムゲンを尻目に再び男は少女に意識を戻した。
「いい声だ、もっと啼かせてみたくなる」
ずんずんと腰を打ちつければ、細い喉から思わず甘い声が漏れる
第三者に、それもムゲンに見られてることが余計に少女の意識を煽った。
「や…もう、見ないでぇってばぁ、あぅーっ!」
いっそう締めつけがきつくなった肉壁に促されて、身悶える少女を更に責める。
高まっていく快感に夢中で少女が背中に回した腕は折れそうなほど細い。
「くっ、可愛いぞ、フウ…」
後ろで思わず生唾を飲むムゲンを無視してジンは少女に甘く囁く。
「無粋な獣に抱かれるより、私と愛し合う方がずっとイイと思わないか?」
「斬るぞ、テメー…」
刀に手を掛け額に青筋を立てて凄むムゲンを、少女の火照った顔がジンの肩越しに睨み付ける。
「ら、から、らめえってばぁ、二人とも、はぁん…仲良くぅ、するのぉ!んんっ」
必死に怖い顔を作りいつもの台詞で怒るのだが、
男に揺さぶられたまま大きな瞳を潤ませてでは、
まったく別の妖しさを帯びてムゲンを捕らえた。
217 :
>>206+ムゲン 3:2006/12/22(金) 03:31:39 ID:zR0mRjln
確かにこの辺りはしけていた。
ぶらぶらと田んぼや畑を回ったところで若い女などいるはずがない。
いても半世紀前は美人でした系のばあさんくらいだろう。
それなら夜鷹でも会わなくて逆にありがたいくらいだ。
あーあほくせーとムゲンが小屋まで戻ると、既にジンが事をおっぱじめていた。
すぐに小屋に入れなかったのは、何も二人に遠慮したからではない。
ジンのような堅物の、小娘への執心を茶化し邪魔することも出来たはずだ。
ただ、甘く啼くフウのよがり声が異様に美しくて、
それを止めてしまうことが憚れた。それは紛れもない、女の声だった。
暫く小屋の外で聞いていたが、月が傾いたと分かるほど時間が経っても
フウを放そうとしないジンに、いい加減痺れが切れた。
だが本当は、自分の雄としての本能の方が限界だったのだ。
(こいつ自分が何言ってっか、分かってんのか?)
半分呆れながら、少女の痴態に魅入られるように前に出る。
ちょうどフウとジンはその睦み合いに最高潮を迎えていた。
「ジ…ン、もうだめえ」
何度も男の名を呼び一際高い声を上げると、仰け反ってガクガクと小さな身体を震わせる。
「ぅ…」
同時にジンも身を抜き、少女の腹の上にどろりとした熱を放つ。
「んああ…あ、あ…」
絶頂に達してぐったりと力の抜ける身体を、刺青の入った腕が支えた。
胸の中にもたれかけるように少女の薄い肩をぐっと抱き寄せる。
「…ムゲン?」
「仲良く、しようじゃねえか」
にやりと嫌な熱を帯びた笑顔でそう言われ、
少女は一瞬呆けたがすぐに意味を理解した。
「いや違うし!そういう意味じゃないって、ちょ…」
顎を捉えて自分の顔に向き合わせると、そのまま唇を吸った。
反論を封じるために舌を捻じ込み、フウの幼い舌を絡め取る。
肩を抱いていない方の手で胸に触れると、硬くなった蕾を摘む。
吸い付くような柔らかさに夢中になって揉みしだく。
(やべ、たまんねえ…)
ガキだガキだと思っていたのに、少女の身体は思いのほか気持ち良かった。
いや、ガキだと思い込むことで、自分の欲望を抑制していたのかもしれない。
本当はずっとこうやってフウに触れたくてしょうがなかった自分に初めて気が付いた。
218 :
>>206+ムゲン 4:2006/12/22(金) 03:40:25 ID:zR0mRjln
フウが、好きだ。
ふと少女の薄い肩越しに、不機嫌なジンの白い顔を認める。
殺意と嫉妬とが双方の眼を通じて激しく切り結ぶが、それは一瞬のことだった。
間に少女の身体を置いてではそれも野暮と言う物だろう。
「先に言っとくがなあ、前は俺に譲れよ」
ぎらぎらと光る野生の闘志を目に宿し、
てめえは充分楽しんだだろうが、と牽制する。
「では私はもう一つの花を開かせるとしよう。
せっかく開かせた花を貴様に渡すなどとは、はなはだ不本意だが」
切れ長の瞳が目線を流し、刃物より鋭い殺意を見えなくする。
重くため息を吐くと、早速少女の白い尻に手を伸ばす。
抱き寄せてひと撫ですると、再び硬さを取り戻した自身をあてがう。
少女の菊花は先ほどの戯れで充分に解れていた。
「や…ジン?ちょっとぉ、そんなのムリぃー」
「ムリと思うことを乗り越えてこそ、人は新たな境地を知るのだ、フウ」
論語でも読むようにぴしゃりと言い放つ。
「だが安心しろ、お前独りではいかせない」
身を屈めて背中から腰への線に舌を走らせる。
ぶるぶると身を震わせる少女をたまらなく愛おしいとジンは思った。
219 :
>>206+ムゲン 5:2006/12/22(金) 03:42:17 ID:zR0mRjln
「おいコラ、てめえに先越させるかよ」
フウの肌の感触を確かめるように前戯に耽っていたムゲンが、
ぱっぱと着物を脱ぎ下帯も取り払って競うようにその細い腰を抱き寄せた。
目指すべき花芯は変態野郎のせいでしとどに濡れそぼり、
ムゲンの膨張したそれを迎えようとヒクついていた。
(うわ…ムゲンのもおっきー…)
我に返って見下ろした新たな参入者に素直に感心しながらも、
二人に攻められたらきっと壊れてしまうかもという不安と
同時に甘い快感への期待でフウは小さく身震いする。
(あちゃー、ジンの変態がうつっちゃった)
一日でこれだけ肌を合わせてれば無理もないなぁと苦笑する。
でも、とフウは思う。
何だか必死に見えてこんなムゲンも可愛いし、
なんだかんだ言ってジンも一緒だし、悪くないね。
片足を持ち上げられると、身体はバテバテだけど…と付け加えて、
向かい合うムゲンの唇に軽くキスをしてその肩に抱きついた。
少女の身体を挟んで三つの体が一つに絡み合う。
「貴様の足が邪魔だ…せっかくの、フウの柔肌を味わおうと言うのに」
「るせえ!オレだっててめえがいる分、気色わりいんだ!」
すぐに臨戦態勢に入る二人の男を遮る様に、少女が大きく頭を振る。
「もおっ、こんな時まで喧嘩しないでよう!
いいから、皆で仲良く…しよ?」
前後に振り返りながら頬を膨らませるが、最後の方は少し恥ずかしそうに上目遣いになる。
その様子があまりにもフウらしくて実に可愛らしく、二人の侍は互いの敵を忘れた。
「おうよ」
「承知」
こんな時だけは息が合うのね、とこっそりとフウは笑った。
それぞれに少女の中に身を沈ませると
あとには少女の嬌声と水音だけが響いた。
月が空に溶けるまで何度も何度も。
220 :
>>206+ムゲンの人:2006/12/22(金) 03:58:10 ID:zR0mRjln
以上です!異常です!
読んでくださった方お疲れ様でした、そしてありがとうございました。
>>206-207で、ムゲンはどこへ行ったのよ?という
自分突っ込みを消化させるために3Pに。
チャンプルーはやはりムゲジンの二人とフウちゃんがいてチャンプルー。
ところでド変態ジンが書きたいのに、フウちゃんを苛めたくなくて
余り変態になりません。ネ申様、どうしたらいいですか?
さあて年末年始の御光臨を待つか、放置のレポートやりながら…
GJGJGJ〜!うはージンもムゲンもどっちも萌える!いまだ新規さんが増えるのは嬉しいなあ。
ただ、誰も言ってないから言うが、sageを覚えたほうがいい。
ここの住人すげえ優しいけど叩かれる板なら叩かれるぞー。
まあ気にせず、次の投稿も楽しみにしとります!
GJGJGJGJ!!!!!!!!!!
新たな神の3Pまで拝めるとは!!!
萌エロありがたく頂戴しました。
>ド変態ジンが書きたいのに、フウちゃんを苛めたくなくて
なんかこの一文に禿萌えた、自分テラキモス。
>>221-222さん
喜んでいただけて何より嬉しいです
真の神の光臨も待ち遠しいですね
わわわ、失礼しました
自分だけ名前が緑なのがハテ?と思ったらこれでしたか!
ご親切にありがとうございます
フウが推定年齢15歳と知って、ああ、ロリコンで
充分変態なんだなあジン(推定年齢20歳)と妙に納得。
そんな小娘にツンデレなジンフウを、誰か…!
ムゲフウは狼と子犬のじゃれあいのイメージが。
がうがう×きゃうきゃうみたいな。
そんな妄想にはまった自分アチャー
224 :
ジンフウ 1:2006/12/22(金) 20:38:55 ID:zR0mRjln
先を越された。フライングと言う奴だ。
寄りにもよってあの男にと思うといっそう腹が立つ。
いつから狙っていたのか知らないが、牽制を掛ける前に食いついた。
まったく、これだから野犬は油断も隙もない。
フウはフウでまだ子供。
娘が一人で旅する危険性は何となく分かっていても、身近な男が自分を襲おうなどとは考えても見なかったらしい。
突然の凶行自体、何が起こっているかちゃんと理解できたのだろうか?
まったく、うぶと言うか何と言うか。
その幼さを思うと胸が苦しくなる。
その場に居合わせなくても、ほんのりと色香を纏った少女の変化を見れば大体察しはつく。
あの野郎、やりやがったのか、と。
…いかん、これではあやつのようではないか。
馬鹿がうつっては困るが、このまま傍観するしかないのは辛い。
ああ、だから、私も自分で手折るしかないのだ。
欲しくてたまらなかったあの花を。
225 :
ジンフウ 2:2006/12/22(金) 20:40:21 ID:zR0mRjln
やられちゃったー…。
まさかあんなことになるとは思わなかったのよね。
イカ焼き取り合ってじゃれあっていたつもりが、いつの間にかひっくり返されて、口吸われて、
ああ〜その後の事は恥ずかしすぎてもう思い出したくないよう、頭沸騰しちゃう!
まだ陽が高くてカアカア鳴くカラスを見上げながら、私も何度も啼かされちゃった。
ひ、人が見てたらどうすんのよ!と今思い出しても腹が立つけど、
あの時は何だか一生懸命なムゲンの顔みたら何も言えなくなっちゃった。
だからヒイヒイ呻くだけで、あいつの好きにさせちゃったわけだけど。
いてててぇ…あーもう体辛いなあ。
あいつってばほんと無理させ過ぎなんだから!
そういえばムゲンに取られちゃったイカ焼き美味しそうだったなあ。
あいつ事の前に一口で食ってたけど、私ならもっとゆっくり味わって食べるのになあ。
く〜〜〜となるお腹がいっそう切なくなる。
私もモモさんみたいに木の実とかで満足できたらいいのに。
お腹を膝で抱えるようにして蹲る。
ふと昔食べたお母さんのおにぎりを思い出してちょっと涙が出た。
その肩を優しく叩かれた。振り返ると、ジンだ。
「大丈夫か?」
ちょっと泣き顔になってるのを誤魔化すため、えへへへと笑ってみせる。
「大丈夫じゃないよぉ、お腹空いちゃった〜」
するとジンの心配そうな顔が少し緩んだ。ぁ、笑ったぞ。
最近、ジンが笑ったり、困ったり、喜んだり、そういう変化がわかるようになった、気がする。
最初は無表情で怖い人かと思ってたけど、不器用なだけかもしれない、気がする。
気がするだけでホントは違うかもしれないけど、前より近くなれた気もする。
「バイト代が入った。飯に行こう」
「え、おごってくれんの?やったー!」
ぁ、でもムゲンがいない。ま、いっか。
どうせまたカツアゲでもして勝手に飲んだりしてんだろうし、
それに今は正直、ちょっと顔見るの恥ずかしいんだよね。
歩くとまだ体のあちこちが痛むけど、美味しいご飯が待ってるとなれば無問題!
わ〜いと先に歩くジンのあとをパタパタついて行く。
226 :
ジンフウの人:2006/12/22(金) 20:46:13 ID:zR0mRjln
くれくれといっても始らない
ならば始めてみせようホトトギス
と言うことで、
>>223のネタでジンフウです
続く…気がする。
zR0mRjln神、すげー速筆ですな。
しかも、GJ!
続きも楽しみにしてます。
ふぉぉぉ!!!
最近よい感じで活気づいてますな。ありがたや、ありがたや
続き…全裸(靴下装備)でおとなしく待ってます。
229 :
ジンフウ 3:2006/12/22(金) 22:22:14 ID:zR0mRjln
蹲る小さな背中にも充分動揺したが、それより大きな衝撃を覚えたのは少女の泣き顔だった。
泣くほど辛かったのか…。
それはそうだろう、無理やり手篭めにされたのだ。辛くないわけがない。
ふつふつと湧き上がる怒りを隠し、何も知らない風を装って少女を食事に誘う。
無邪気に喜んでみせるその笑顔が健気でいじらしく、男の胸を締め付けた。
私なら、お前を泣かせたりはしない。
少女の歩く様子には少しぎこちなさがある。
歩くというか、足を動かすのが億劫なようだ。
きっとアレか、破瓜の痛みの後遺症と言う奴か。
そう思い当たってぎりりと奥歯を噛み締めた。
速度を落としてゆっくり歩くと、隣にぴったりと少女の小さな体が並ぶ。
フンフンとなにやら鼻歌を歌っている。上気した頬が愛らしい。
そうしていつも通りの溌剌した元気な姿を見せる少女が不憫でたまらなかった。
その肩を抱き寄せたい衝動を抑えてあくまで黙々と飯屋の暖簾をくぐった。
230 :
ジンフウ 4:2006/12/22(金) 22:23:33 ID:zR0mRjln
「ぷあ〜〜五臓六腑に染み渡る〜〜!」
カツ丼を豪快に掻っ込みながら、食の幸せに浸る。
あ〜ほんと幸せだわ、今日も何も食べらんないかと思ってたけど、
飢餓地獄にジン様様ね!
ふと見ると、ジンは箸を置いてじっと自分を眺めて茶を啜っていた。
彼が頼んだのは一番安いもり蕎麦だが、まだ半分は残っている。
「あれージン、もう食べないの?蕎麦のびちゃうよ?」
「いや、私はもういい。お前の食べてる姿を見てるだけで充分だ」
生真面目な顔で言われては冗談とも嫌味とも分からず、素直な少女はそのまま受け取った。
「じゃーもーらい!やったー!おそばもおいっしーい!」
ニコニコと本当に嬉しそうに蕎麦を啜る。
食べ物を残しちゃ罰が当たるって旅の坊さんも言ってたしね。
人の分まで食べるなとは言われてなくて良かったなあ。
ひとしきり味わって、ご飯の一粒まで平らげると手を合わせてちょこんと頭を下げる。
「ご馳走様でした。あー美味しかった」
「本当に満足したか?足りぬのではないか?」
口角を上げて問う男に、フウはにっこり笑った。
食と言う幸せに満たされた、向日葵も恥じ入るような満面の笑みである。
「大丈夫!いくらおごりでもそんなにたからないわよう。
案外、腹が減っても戦は出来るし」
うんうん、自分も強くなったもんだなあと一人感心してそう言うと、
なぜか目の前のジンがむせた。
「どしたの?」
「グ…いや、何でもない」
手ぬぐいで口元を拭いながら食べた分の代金を置くとジンが立ち上がった。
「行こうか」
「うん!」
口の中で味わっていたたくあんをお茶で流しその背中を追う。
あ〜幸せ!これで今日は気持ちよく寝れる〜とルンルンなフウだった。
231 :
ジンフウの人:2006/12/22(金) 22:26:32 ID:zR0mRjln
とりあえずここまで
>>227-228さん
ありがとうございます!
いや大したもんじゃないんで全裸はまずいですよ!
風邪引かないようにおこたで待ってて下さい…
フウ可愛いよフウ(*´д`)
お気遣いありがとです。んだば、おとなしくおこたでwktkしとります。
賑わってきましたな。
職人の皆様の投下をワクテカしながら待ってます(*'Д`)
234 :
ジンフウ5:2006/12/24(日) 13:41:57 ID:oM8hkqpe
はむはむと食事に夢中になる少女は、男の視線に宿る熱に気付かなかった。
蕎麦を啜る少女の首筋に、箸を動かす華奢な腕に、男は自分でも知らずのうちに赤痕を探していた。
飯屋の灯は細く、着物が上手く隠しているのでそう分かる物ではない。
だが男の鋭い目には、点々と残るそれがうっすらと浮かび上がって見えた。
更には手首に細い縄らしき痕までも。それを見ると少女はきつく縛められたに違いなかった。
何ということを。
店を出ると空には鈍色の雲が流れていた。ごろごろと遠くで雷が聞こえ、風も強い。
「急ごう、どうやら一雨来そうだ」
そう告げると少女も可能な限り付いて来ようと早足になる。
だがやはりまだ痛みが残る体のせいか、ともすると足が縺れそうになる。
少女に合わせて大股に歩いていたが、遂に頬を水滴が濡らした。
ぽつぽつとしたかすかな感覚があっと言う間に勢いを強める。
「きゃー!やだやだ!」
雨の冷たさに思わず悲鳴を上げる少女の手を掴んで引き寄せると、
男はそのまま小さな身体を抱き上げた。
「きゃう!?ジン、何してんの!」
「失敬、だが、この方が早い」
少女が濡れないように背を被せ傘にして走る。
ぱしぱしと水飛沫を飛ばし、男は全力で駆けた。
腕に抱く少女の柔らかさと軽さがいやと言うほど感覚に訴える。
降りしきる雨は冷たいけれども、少女が彼を暖めてくれる。
顔を真っ赤にして黙っていた少女が声を上げる。
「あ、ジン、あそこ、お社がある!」
そこそこと少女が指した方には林に隠れる形で確かに神社らしき物があった。
崩れそうな古い小さな社殿はそれでも中に入れば辛うじて雨から守ってくれる。
「雨が止むまで、ここで待つしかあるまい」
やっと降ろしてやると、少女がほっと息を吐くのがわかった。
「ありがとう、重かったでしょ?」
「走るのに、そう問題ではない」
素っ気なく言って床に散乱している木っ端を集める。
「わあ、ジンの背中、凄いびしょびしょ!早く乾かさないと風邪引いちゃう!」
背中を向けられてやっと気が付いた少女が慌てて脱がせに掛かるので男は思わずぎょっとした。
「…フウ、はしたないぞ」
「え?わあ、ほんとだ、ごめんごめん!失礼しました!」
飛び跳ねて壁へと逃げる。
まったく、と小さくため息を吐き引っ張られて乱れた着物を直す。
再び集めた木っ端に向き合うと、懐から出した火打石で小さな焚き火を作る。
まさか少女の前で濡れた着物を脱ぐわけにも行かず、男は背中を向けて焚き火に当たることにした。
「お前も当たれ、温まる」
そう呼ぶとやっと隅っこにて膝を抱えてしまった少女が恥ずかしそうに寄る。
ちょこんと火を挟んで反対側に座った。
「あったかーい」
「やはり冷えたか?」
手をかざして火に近づこうとする少女を横目で見る。
「ちょっとね。でもジンのおかげで濡れずに済んだよ、ありがとう」
「…どういたしまして」
一瞬の間を置いてぷぷぷっと少女が笑った。
「何か、おかしいか?」
「ううん、ちょっと嬉しいの。だって、ジンがそういう風に普通に返してくれるのが新鮮だったから」
「そうか」
235 :
ジンフウ6:2006/12/24(日) 13:43:09 ID:oM8hkqpe
ジンが「どういたしまして」だって。
意外だなあ、こういう反応。ジンの声がすごく優しく聞こえる。
いや分かってるけどね、本当はジンが優しいの。少なくとも前に思ってたほど怖くないもん。
あ〜しかし我ながら恥ずかしいことしちゃった。
単に濡れた着物で風邪引いちゃ悪いと思って焦っちゃったんだけど。
それにしても、とフウは向けられた背中を見る。
細身に見えるけど、こうして見ると逞しくてちゃんと男の人なんだなあと思う。
遠い記憶の中の面影を少し重ねる。あの背中もこうだっただろうか?
小さな焚き火に翳していた手をそのまま火を越えて背中へと伸ばした。
「まだ濡れてるねえ」
着物の乾きを確かめると、その下の身体にもそっと触れた。
それはフウにとっては無意識のことだった。
私も少し寒いけど、ジンの方が冷えちゃってる。
無理もないよね、私の分も雨被ってくれたんだから。
何か申し訳ないなあと思いながら
ごそごそと自分の懐を探る。
乾いた手ぬぐいを差し出そうと立ち上がってジンが顔を向けている壁の方へ回った。
「ジン、これ使って拭いた方がいいよ?髪だけでもさ」
ジンは返事もせず目線を落としたままだった。
ちょっと、聞いてるのかしら?
ジンが微動だにしないので、フウは勝手にジンの髪から滴る水を拭き取る。
額の辺りを回る手ぬぐいは普通うっとおしいだろうから、少しは顔に動きがあってもいいのに
ジンは表情さえ止めてしまっている。あれれ、どうしたのかな?ひょっとしてさっきのアレかな?
「ジン、ひょっとしてお腹空いてる?さっき私ジンの分まで食べちゃったもんね。
ごめんごめん、重い物持って走ったら辛いよね、何か食べたい物ある?」
確か少し先に農家があったから、頼めば干し芋くらい分けてくれるかもしれない。
もう少し雨が止んでくれたらそこまで行けるんだけど。
でもまだ雨音は勢いを弱めようとしない。更にゴロゴロとやな音も聞こえる。
「フウが、食べたい」
「は?」
ジンの声が呟いた時、一瞬稲光が走って堂の中が白く浮かび上がった。
ジンの目が真っ直ぐ自分を見つめているのが分かった。
その瞳のただならぬ色と聞こえたはずの言葉に、フウの頭の中も真っ白になった。
「フウ、私も、お前が欲しい」
もう一度繰り返された言葉は更にはっきりと聞こえた。
同時にどこかに落ちた雷様の音より、ずっと強くフウを揺さぶった。
236 :
ジンフウ7:2006/12/24(日) 14:57:56 ID:oM8hkqpe
フウが欲しい。
その笑顔がくれる幸福だけでも良かったのに、一度意識してしまうともうどうにも逃れられない欲求となって男を蝕んだ。
あの笑顔を泣かせてみたい、小さな幼い身体を汚してしまいたいとも熱望する自分は、きっと頭がおかしいに違いない。武士としても、男としても、畜生以下だ。
それでもたぎる思いが溢れ出せばもう止める事はできない。
あいつがいけないのだ、と男は思った。
あの男が少女に触れさえしなければ、自分もこんな想いを抱きはしなかった。
この少女もまた、と男は思った。
あまりに無防備な接触に、男の耐えていた本能は嫌でも刺激された。
否、全て己の未熟なり。
激情に身を任せているのは自分自身だと、最後に男は悟った。
現に今も自分を制御することができない。
手ぬぐいを差し出していた腕を取りそのまま少女の身体を掻き抱く。
少女の身体を膝の上に乗せて腕の中に閉じ込めるのはいとも容易い事だった。
身を縮め込ませた少女の顎を捉えると唇を重ねる。柔らかい唇の色を脳裏に思い出す。
ゆっくりと唇をついばむ。少女の吐息が苦しくならないように、そっと唇を舌先で舐める。
舌をそのまま口へと差し入れようとしたとき、遂に少女が暴れた。
自由の利かない身で必死になって男の胸を叩く。身を捩って逃れようとする。
懸命な拒絶の態度に、男の中の何かが弾けた。
少女の動きを押さえ込むように床へと押し倒す。
「っいやあ…!」
圧し掛かられ手足の自由が奪われた今、唯一自由になった口から零れたのは悲鳴だった。
両手の手首を纏め上げても、男の手なら片方で足りてしまう。
もう片方の手を衿から差し入れ、肌をまさぐる。
思いの他滑らかな感触が触れる指先にまるで貼り付く様だ。小ぶりの乳房に手を這わせる。
この胸にも、あいつは触れたのか。
「っ…!」
一瞬痛みを感じ思わず手を引く。衿の合間からモモンガが威嚇の姿勢で顔を覗かせる。
自分の指に噛み付いた獣を反射的に払いのけそる事を少女の声が邪魔した。
「やめて、モモさんにはひどい事しないで!」
その言葉がずきんと刺さった。
ひどい事と、少女はそう言った。確かに、と自分の中の小さな声も言った。
私は、一体何をしているのだ?
この子を組み敷いて、自分の欲望を果たそうと言うのか?
嫌がるのを無理やり力づくでか?
気が付けば押さえつけていた手首には、自分の手形がはっきりと現れている。
それはあの男がしたことと同じ事だ。
押し倒されたままの少女は、必死で友達を守ろうと前を掻き合せて歯を食いしばっている。
その着物も髪も、完全に乱れていた。
それは少女が受けた凶行を思って、自分が頭の中で描いた光景そのままの姿だった。
のろのろと少女から身体を離すと床に手を着いて座り込む。
何と言う浅ましさだ、本当は自分はあの男が羨ましかったのだ。
男は惨めな敗北感に打ちのめされていた。
「ジン…?」
「ムゲンにならば抱かれるが、私では、嫌か」
全てが惨めに砕かれたその欠片を探し集めるように、男は床に俯いたままだ。
その声はからからに乾いた底なしの井戸を思わせた。
「後で泣くほどの扱いを受けた男でも、私に抱かれるよりはましか」
犬畜生よりも最果てまでに自分は堕ちていると、絶望の中で男は思った。
237 :
ジンフウ8:2006/12/24(日) 15:54:12 ID:oM8hkqpe
自分の身体を弄るジンの手は氷のように酷く冷たかった。
それ以上に、ジンが気付いていたことでフウは真っ青になった。
自分が、ムゲンに抱かれてしまったことを彼は知っていた。
どうして?私さえ黙っていればいいと思ったのに。
もう一人の当事者であるムゲンは何を考えてるかなんて分からないけど
私が騒いだりしなければ、またすぐいつも通りに戻れるってそう思ったのに。
でも、ジンには気づかれていた。一番知って欲しくない人が知っていた。
もう、だめだぁぁ……とじわーと胸が締め付けられて心と身体から搾り取られた水分が目からどんどん零れていく。
悲しくて悲しくて、見る見るうちにあふれ出し、ついにはふえーんと声を上げて泣き出してしまった。
「フウ?」
驚いた声で呼ばれた名前の響きが優しく、フウは更に激しく泣いた。
「ふぇっ、だって、、ふ…、どうしようもなかったもん、ふ、、ふ、
ム、ムゲンも、同じ事訊いたもん、嫌いかって、俺のこと、嫌いかって、
嫌いならやめるって、でも、でも私が嫌いなわけないじゃん!
二人とも、好きだもん、いっつも私の事守ってくれて、付き合ってくれてて、
一緒にご飯食べて、旅してて、嫌いになんかなれないもん!」
そこまで言うとまた声を上げて泣きじゃくる。
フウは自分が凄く情けなかった。ジンはムゲンとのことをどう察したか知ってて、心配してくれた。
それなのに、自分はそれが解っていなかったことが悔しかった。
いつもこの人達の足手まといにはなるまいと思ってるのに、上手く行かないことがもどかしかった。
こんな自分が子供っぽいと分かっているからこそ、涙はどうやったって止まらなかった。
「…それでは、無理強いされたわけではなかったのか?」
ジンがポツリと呟く。
「泣いていたから、てっきり…」
それを聞いてちょっと顔に血が上る。
「そ…れは、本当にお腹が空いてたからと、あとちょっとセンチになってただけ。
私、ジンが思ってるような子じゃないよ。能天気で、自分のことばっかで、何もいいとこなんか、ないもん」
本当のことを自分で言って少々自棄気味にふてくされてしまう。
ジンがこちらを見てる。あれ、目が真ん丸だ。
「でもこんな私でも二人とも守ってくれるの、凄い嬉しかったぁ…」
そして同時に、不安でもあった。二人が去ってしまうことが。
一緒にいる時間が長くなるほどに、二つの思いも強くなっていった。
「ジンもムゲンも、大切なの。ごめん、こんなのずるいよね、わがままだよね。
自分でも呆れちゃうよ。でも、ごめん。どっちかなんてムリ…」
そう言って顔を押さえてまた泣いてしまう。
くぐもった嗚咽が指の間から零れる。その手に、冷たい何かが触れた。
え?と思って手をどけると、すぐ間近にジンの顔があった。
思わず目を閉じると、涙を舌で舐め取る。
「…からい」
「…ジンさん、何やってるんですか?」
「腹が減ったので、お前を食べてる。だが、からい」
いつもの静か声で呟く。それが可笑しくて、フウはふふふと笑った。
「何それ…」
忍び笑いを続ける少女の顔に被さる男の顔も揺れる。
あ、これ、ジンが本当に笑ってる。ジンがふと笑うのをやめて囁いた。
「今一度聞きたい、私が嫌か?」
「ううん、嫌じゃない」
「もし、またムゲンがお前に迫ってきたら?」
「多分、また許しちゃうと思う」
「そうか…」
はあとジンがため息をついた。
自分が無茶苦茶言ってるのは分かってるよと、フウもため息をつく。
「…では、今私がお前を抱きたいと言ったら、今だけは私だけのフウでいてくれるだろうか?」
ああ、なんて真っ直ぐ人を見るんだろう、この人は。
この目の前ではどんな欺瞞も建前も意味を成さない。あるのは、素直な言葉だけ。
「うん、分かった、約束する」
そう言うと、ジンの表情がふっと緩んだ。
「お前がそう言うのなら、私もそれで、構わない」
そう言うと、そろそろと再び唇を重ねられて、でも今度は逃げなかった。
238 :
ジンフウの人:2006/12/24(日) 15:55:37 ID:oM8hkqpe
とりあえずここまで
読んでくださってる方、
メリークリスマス!
エロいサンタさんキタ━━━(゚∀゚)━━━!!!!
萌えをありがとう。
全裸で待ってる。
ジンフウサンタさんからのプレゼントキタキタ━━━(゚∀゚)━━━!!!
この萌えでクリスマスを乗り切るぜ。
サンタさんありがとう!
おおうGJ様ですめりくり〜〜!!
続きも待ってます。至福至福(*´д`*)
圧縮警戒注意報。ホス。
冬コミのサークル少なくて凹んだ。
しかしいい本あったんで上がった。
オフの職人さんも乙です〜
>>243冬コミ乙
オフの活動はここ数年していないが大盛況だったようで。
245 :
152:2007/01/03(水) 01:48:57 ID:DSLdQL4U
>>174より続きの様なもの。
三人対戦でないです○| ̄|_ スンマセン
ジンフウ導入部のみ。
続きは近い内に必ず●| ̄|_
246 :
導入 1:2007/01/03(水) 01:50:39 ID:DSLdQL4U
冬の空気は冷たいと決まっている筈なんだけどなぁ。
あつい。
用途不明の怪しい道具。
精力絶倫ド変態野郎ジン。
どちらか単体でも頭が痛んでくるっていうのに、どうして私はこんな絶望的な組み合わせが共に存在する場所にいるんだろうか…。
「こんなの、やだよぉ…」
生まれたままの姿に張り巡らされた縄が、フウの自由と理性を奪う。
足下に転がっているフウを満足げに眺めると、ジンは小さく意地の悪い笑みを浮かべた。
「いい恰好だぞ…フウ」
…絶対恥ずかしい恰好の間違いだ。
これ以上こんなとこは見られたくないと身をよじるが、縄はぎちりと嫌な音をたてて更に柔肌に食い込むだけで。
鈍い痛みが走り、思わず声が漏れる。
「っふ、痛…」
フウが単純な痛みだけを感じている訳ではない事を、男の眼は逃がしはしさない。
解けはしないと感じながらも、羞恥とこれから与えられるであろう快感から逃れようと必死でもがく。
そんなフウの抵抗も、変態ドSジンにとっては理性を蝕むだけの姿だった。
247 :
導入 2:2007/01/03(水) 01:52:27 ID:DSLdQL4U
「やぁっ!」
もがくフウの上に強引に跨がると、布地越しに熱い肌と縄の感触を感じる。
「フウ、顔を背けるな」
紅潮した顔を拗ねた様に逸らす姿はどこか幼さを感じさせた。
「ジン…こんなの、やだよぉっ…!」
「何故だ?」
唇を耳元に近付け、問う。
「は、恥ずかしいし!縄痛いし!お腹空いてるし!」
「頑張って縛ったんだが…」
「そんな頑張りいらないからッ!」
急いで縛った為に所々弛みはあるものの、やはり多少は痛みが伴うのだろう。
潤んだ眼でじっと見られていると、解かなくてはならない気になるのが不思議だ。
しかし、ここで解いてしまっては本を睨みながら縛った甲斐が無い。
今だけは鬼に、いや鬼畜になろう。
「…まぁ快感が勝れば、痛みなど気にならなくなるだろう。」
決意を新たにしたせいだろうか、黒い何かがふつふつと沸いて来る…気がした。
「?!やだぁっ!解いてぇっ…!」
「五月蠅い」
「んうっ」
248 :
導入 3:2007/01/03(水) 01:58:04 ID:DSLdQL4U
フウの柔らかい唇に幾らか荒れた自分の唇を押しつけてみると、下でもがく気配が止んだ。
代わりにおずおずと、ジンの唇をわって舌が侵入してくる。
…良い傾向だ。
長い舌を絡ませ、唾液を流し込んで、かき混ぜてやる。
執拗に続け、フウが酸欠で苦しくなるだろう頃を見計らってゆっくりと離す。
「ジン…」
だらしなく口を開けて荒く息をするその顔は、いつも酷く淫らだ。
思わず口の端が意地の悪い笑みを作る。
さぁ、楽しい調きょ…
いや、楽しい時間の始まりだ。
-----
とりあえずここまでで。
初夢繋がりで異物挿入とかが頭を掠めたけど無理だたよ('・ω・)
おお!キタ━━━━(°Д°)━━━━!!!!
新年も早よからGOODなジンフウです。ありがたやありがたや。
コミカルだがちゃんとエロいし。
それとその初夢の内容を詳しくww
続きも頑張ってくだされー
おくればせながら、あけおめです!
と、早速のお年玉がキテタ━━━━(°∀°)━━━━!!!
神様方、昨年はたくさんの萌えでエロな幸せをありがとうございました。
今年もひっそりとよろしくお願いします。
素敵だーー!新年あけおめです!
「江戸の性愛術」とかいう本に当時の器具が山ほど載ってて
こちらのジンを思い出しました。
「精力絶倫ド変態野郎」ってどんどん肩書きが増えていくのが凄いっす、ジン
252 :
152:2007/01/07(日) 02:26:43 ID:uMOWSSY6
壁lω・`)ダレモイナイ…
続き投下。
長いくせに中身は薄ーいカルピスのような感じでorz
>>251 その本、猛烈に欲しくなりました。
首の辺りを拘束する縄とその下の肌の境を指先でなぞる。
感度が良いせいか、フウはいつまでたっても首附近への攻撃に弱い。
指の腹や爪先で刺激を与える度にフウの体は小さく震え、熱い息が漏れてきていた。
「フウ、気持ち良いのだろう?」
「気持ちよくなんかないもん!…こそばいだけ!」
「では何故眼を逸らす必要がある」
「う」
「本当はもっと触って欲しいのではないのか?」
「ちがっ…!」
視線がぶつかる。
羞恥心、いつもとは異なる快楽への戸惑い、快楽を与える私への期待の様なもの。
そんなものが、睨み付けてくる眼から伺うことができた。
良い。
実に、実によい。
べろりと鎖骨の窪みを一舐めすると、ジンの口から熱く甘い息が漏れた。
「ひゃあ!」
いきなりの生暖かいそれに、フウは思わず声が上げる。
「ジン…?な、何を…」
端が上がった口からは唾液が滴り落ち、フウのささやかな膨らみを汚していった。
「折角筆があるのだから、これ位は、な」
筆に垂れた唾液を吸い取らせると、うすく色付いた輪をくすぐる。
胸の頂きは周を重ねる毎に充血し、硬度を増して行った。
「ここまで硬くなっていると、見ていてこちらが痛いぐらいだぞ。フウ」
ならばその笑みは何だと小一時間問いたい。
痛い程勃起した乳首を、ひっくり返した筆の先で軽く潰す。
「ふぁ、やぁああああん!」
フウの頭は上を向き、眼は固く閉じられていた。
今ジンと眼を合わせれば途端に理性など吹飛び、はしたなく男を求めてしまいそうだったから。
こりこりと乳首を弄る冷たい竹の感触だけにも蜜が溢れるのがわかり、更に眼など合わせらたものではない。
必死に理性を繋いでいようとしている。
いっそそんな下らないモノ全て、手放してしまえれば…
心にフウを刻みこまなければ。
いつ終るか知れない旅と命。
毎回の性交が必要以上に長くなるのは、フウの表
心にフウを刻まなければ。
いつ終るか知れない旅と命。
毎回の性交が必要以上に長くなるのは、フウの表情やらを捉える刹那が残酷なまでに短い所為だ。
その為に変態だの絶倫だのと罵られるのも事実なのだが。
どうしようもなく、愛しい。
「脚を開け。フウ」
その言葉に、ぴくんと折り曲げられた脚が震える。
何度肌を重ねていても、脚を開いて秘所をさらけ出すのには若干の抵抗があった。
ましてやジンにとって願ったり叶っただろうこの状況。
拘束してあるのをいい事に、奴は何をしだすかわからない。
「…やだ」
「…何故だ」
やはりフウは眼を合わせない。
手の動きを止め、フウに顔を近付ける。
「ジン、変態だもん」
「お前も淫乱ではないか」
ううと小さく唸り、ちらりとジンの方を伺うと、伊達眼鏡の奥から熱っぽい眼がこちらを凝視していた。
しまった、と思いながらも眼が離せなくなる。
ジンが更に顔を近付けると、髪があたってきてこそばゆい。
「………そもそも私だけ裸なのがおかしい」
「脱げばいいんだな?」
そう言うとジンはさっさと服を脱捨て、身を割り込ませようとフウの脚の前に就いた。
「………」
「…開かないと言うなら、開かせてやる」
そう言うと膝に手を置き、力を込めて内股に固く閉じた脚を徐々に開いていく。
「あ、あ、止め…」
「止めない」
完全に開ききると、既にぐっしょりと濡れそぼったそこが露わになる。
「いやぁ…っ!」
「身体は嫌だなど言ってはいないが?」
濡れて妖艶に光るクリトリスを指先で弾く。
「こっちも固くなっているな」
「やぁぁ…やぁ…」
顔を覆い隠す手は拘束されていて、フウは唯唯首を横に振るしか成す術がなかった。
「ジン…!」
「何だ…?」
何が狙いかぐらい、わかってる。
フウの言葉を嬉嬉として待ちながらも豆を弄る指は止めない。
愛液でくりゅくりゅと滑るその感触は更にフウの糸を途切れさせる。
「言わなければ伝わりはしないぞ?」
「わかってる、くせにぃっ…!」
「どうして欲しい」
「欲しい…のぉっ!いれ、てぇ…」
涙が滲んでくる。
恥ずかしい。
自分から求めることなど、した事が無かった。
これまではジンがフウを求めるだけだったから。
絶倫なジンがフウを求めるだけだったから。
「淫乱め。そんなにしてまで欲しいのか」
苦しいまでに熱くなった身体をどうにかしたい。
火照った顔がこくりと小さくうなづいた。
「…これをくれてやろう」
「ひあ、な、何…それぇ…」
「ばいぶ、とかいうものだ。西洋の機関を取り入れた玩具で威力抜群だとか。」
男性器を象ったそれが、羽虫の様な音を立てながら小刻みに振動している。
ジンも自分のそれが狂おしい程にフウを求めている事は分っていた。
だがこんな絶好の機会を逃してなるものかという好奇心の方が、その欲望より僅かに勝っていたのだ。
「や、やだっ!」
「嘘は吐くなと言った筈だ。ここをこんなにしてまで吐く嘘に意味などあるのか?」
肉の襞に付いて光る愛液を筆で絡めとる。
「掬いとってやっているというのに、一向に止まる気配が無い…。全く、お前は淫乱だな」
バイブを軽く入口にあてがうと、くちりと音を立てて先端が飲まれてしまった。
「ひっ、冷た…」
ジンのじゃないこんな異物、不快なはずなのに。
毎晩の成果か、それは卑猥な音を立てながらフウの中に納まって行く。
「あ、あ、ああああ…」
なんでこんなのに感じてはしたなく声なんか出してんのよ、私!
「すべて入ってしまったな。日々の鍛練のお陰か」
「やあ…ああァ」
バイブの振動とジンがそれでかき混ぜるせいで、酷く感じてしまう。
気持ち良い。
でも、違う。
いつもと同じように、神経が全部下腹部に集結した様な感覚。
刺激に酷く敏感なそこは今も同じようになっていて、凄く気持ち良い、はずなのに。
いつもは心地良い筈の心臓の音も、今は唯がらんどうな身体の内部で響くだけで、五月蠅い。
心の奥が苦しくて堪らない、こんな快感なんか、いらない。
ジンが欲しい。
ジンだけが欲しい。
「ジン…もお、やめてぇ」
溢れた涙が、熱い頬を伝って髪を濡らす。
ジンは動かす手をとめ、少しばかり眼を大きくしてフウを見た。
喉が震え、子供みたいにひっくひっくと情けない声が漏れてゆく。止まらない。
破瓜の時も、痛くてしょうがなくて涙が出た。
でも、あの時のは喜びを孕んだ涙だった。
今流れるのは、切なくて、苦い涙。
「ジンだけが、欲しい、の…!
こんな苦しいの、もうやだぁ…っ」
「…フウ」
振るえる瞼の上に、優しく唇が落ちる。
「少し、悪ふざけが過ぎた…本当に済まない」
玩具がゆっくりと引き抜かれる。
「頼むから、泣かないでくれ」
困っ
困った様な声が聞こえた。
「…泣くな」
しかしややあって、普段の声色が耳に入ってきた。
ジンにいきなり上体を起こされて、抱き竦められる。
「ふわぁっ!?」
背中に回った腕が、強くフウを抱擁する。
「ちょ!苦し」
「私も、フウが欲しい。」
「……ずるいよ、ジン」
でもそんな一言じゃ、到底足りない。
もっと欲しい。
「フウ、好きだ」
「私もよ」
何故だか、笑いが零れた。
肩を掴まれ、貪るようにキスをされる。
…本当にずるい。
床に座るジンの脚の間で膝立ちをする。
「おっきい…」
いつ見てもそう思う。
小さな突起を両唇で挟むと、柔らかくなっていたそれはすぐに硬くなった。
もう片方の膨らみを角張った指でやわやわと揉みながら、赤子の様にそれに吸いつき舌で転がす。
自分の荒い息の音だけが響いて恥ずかしい。
でも、ジンの鼻息も早い速度でこっちに当たってきて何だか安心する。
「はうぅ!」
固くなった頂きを軽く噛まれ、鈍い痛みが走った。
しかし、今はその痛みすらも快感となる。
「気持ち良いか?」
長い舌を出しながら問うジンに、ただ頷く。
肌を撫で回しながら、針路を秘部へと移動させる。
「あ…ぁ」
ぴちゃりといやらしい水音が立つ。
「先程よりも濡れているようだが」
「!…」
割れ目に指先を沈めると、不揃いな襞や豆が既にびしょびしょに濡れているのがわかった。
「ジン…も、だめ」
「そうだな。こちらももう我慢がきかない」
硬く聳え立つそれは透明な液で濡れ、欲していた。
フウを上に座らせる様な形にし、勢い良く下から突き上げる。
「ひっ、ああ、ああああっ!」
肉棒が狭い中を割ってずぶずぶと侵入してくる。
「そんなにキツく締めるな」
奥まで突き上げる頃には最早ふたりに理性など存在せず、そこにある快感のみを渇望した。
この手が自由だったら自分で胸を揉みしだいていたかもと思うと少し縛られていてよかったと感じる。
中をぐちゃぐちゃにかき回され、突かれ、鳴く。
もう、果てるのが近い。
「ジン…ジン…!」
きゅうきゅうと収縮する腟は射精を促す。もう、無理だ。
強く、強くフウを抱き締める。
「フウ……!!」
果ててからずっと眠っていたフウが起きると縄は既に無く、暖かい布団の中だった。
眼の前には、静かに寝息を立てて眠るジン。
フウを包む様に腕が回されていた。
「あったかい…」
穏やかな寝顔。
旅の初めに見た顔は、こんな柔らかい顔だったっけ?
額にかかった幾筋かの長い髪を整え、寝ている隙に、と小さく唇を触れさせる。
「大好きよ、ジン」
言ってから熱くなる頬が酷く憎らしかった。
うっすらと眼を開いて着物を着るフウを眺めながら、ジンは苦く笑っていた。
…これでは私がフウに拘束されているようなものではないか。
……まぁ、良い。
快いゆるい拘束を感じながら再び男は眠りについた。
終
263 :
152:2007/01/07(日) 02:59:06 ID:uMOWSSY6
途中何回かちぎれててすいません…ノ゚ノ乙
西洋の力を借りてしまった自分はまだまだ未熟者_no
このスレが2007年も賑わう事をひっそりと祈ってます。
>>249 「一富士二鷹三茄子」が引っ掛かっただけですw
まぁ、来年にでもwww
は、禿萌えた━━━━!!!!
GGGGGGGGJJJJJJJJJJJ!!!!!です、神様!!
精力絶倫ド変態野郎だけどフウにベタ惚れ、なジンがたまらんでした。
そしてフウ、相変わらず可愛いよフウ。
ジンフウで萌エロ、ありがとうございました!1
茄子………い、いや!なんでもありませんよ!!
ジンフウキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!
GJGJ!!
萌えますた!
変態だけど愛があって最高!
謝っちゃうとこに愛を感じました
あー可愛いー可愛いよー変態弩Sジンーー!
フウちゃんもよく頑張ったー!
ほんとGJです!
267 :
ジンフウ9:2007/01/09(火) 01:03:40 ID:mxdbZwVz
「先ほどは、すまないことをした。あのような事を、お前にしていいわけがなかった」
そっと、跡の残る細い手首に手を取る。痛かっただろうに。
「でもジンも、血出てるよ」
少女の小さな指が傷に触れる。げっ歯類の牙は深く男の指を傷付けていた。
「モモさんに代わって、ごめんなさい…」
当のモモンガは素知らぬ顔でどこかへ飛んで行ってしまった。気を利かせているつもりなら大した物だ。
「気にするな、唾でも付けて治すさ」
雰囲気を和ませようと軽くそう言うと、自分をじっと見つめていた少女が目線を落とす。
血が滲む男の長い骨ばった指を柔らかな小さな指と絡ませて持ち上げると、その口に含み傷を慰めた。
赤い火に照らされ自分の指をしゃぶる少女の様に、身体の奥から再び熱が込み上げる。
「これで大丈夫かなあ?」
口を離すと、つと少女の唾液が糸を引く。己の指との間で糸が切れるとき、男の意識の中でもぷつんと切れるものがあった。
少女を胸の中に抱きしめ唇を塞ぐ。激情が取った行動をなぞりながら、それでも今度は決して怯えさせまいと力を込めず、少女の自由に任せる。
すると重ねた唇に、少女の舌先が触れた。驚いて顔を離すと、少女がはにかんで笑う。
「真似しちゃった」
たまらず再び唇を被せる。小さな舌を吸い、己の物と絡ませる。
「ん…んんっ…」
少女が漏らす吐息に己の限界を悟りつつ、密かに握り締めた手綱を放すまいとする。
もう傷付けはすまい。
「…いいのか?」
少女が頷く。
「一つ、リクエストがあるんですけど…」
「聞こう」
「あの、ムゲンとの時凄い混乱しちゃってたの…だから何も覚えてないけど、ジンとは、ちゃんと全部感じたいの。」
顔を真っ赤にして俯く。
「言っとくけど、誰でもいいわけじゃないんだから」
少女は新たに涙を零しながら首にしがみ付いて、小さく「ジンも、好き、なんだから」と呟いた。
また泣かせてしまった。
どうにもこの少女の前で自分は失態ばかりだ。先ほどは己の中に飼っていた獣の性に慄然とし、男は自己嫌悪に吐き気がした。今も少女の想い一つ満足に汲み取ってやることが出来ない。まったく、どちらが年若だか分からない。
それでも少女は自分を受け入れてくれた。その小さな胸の中でせめぎ合わせていた罪悪感を曝け出してまで、逃げず畏れず正直に自分と向き合ってくれた。
それとて罪と呼ぶのも憚られる、あまりに純粋で深すぎる愛情ゆえの物で、利己的な肉欲に走りかけた自分の方がよほど重い。この醜態にまで手を差し伸べてくれたのも少女だった。出会った時と同様、傍にいることを望んでくれた。
到底、かなうものではない。
多少、自分は勘違いを重ねていたようだが、ここにきても少女への想いに変わりはない。
色気のない洗濯板でもいい、宇宙と繋がる底なしの胃袋でもいい、子供っぽい悋気持ちでも大した事ではない。
フウは、フウだ。剣を持ち私の仕える主がいるとすれば、それはお前一人。
内に長く巣食う殺伐とした己の闇を照らし、暖められてくれたお前を誰よりも愛おしく思う。
一つ問題があるとすれば、今彼女の心が自分の物だけでないと言うことだが、少女がそうありたいと望む以上、今はその立場に甘んじよう。少なくとも今の自分には役目がある。彼女を守り、その全てを分かち合うことができる。
ムゲンよ、お前は私に先んじたつもりだろうが、所詮獣は獣。フウを満足させるのは、この私だ。
「承知した」
先ほど粉々に砕かれたヤる気を再び取り戻し、いやに力強く頷いた侍に少女は嬉しそうに笑った。
268 :
ジンフウ10:2007/01/09(火) 01:22:42 ID:mxdbZwVz
ああ、ジンはやっぱりお侍だ。濡れた着物を脱いだ彼の身体を見てフウは思った。
いよいよと言う時を前にフウが息を吸ったり吐いたりを繰り返してる内に、ジンはその装備を解いて臨戦態勢に入っていた。
細く引き締まった身体は思ってたよりずっと筋肉質で、でも色白でその差が妙に妖しくて眼のやり場に困ってしまったフウはきゅっと目を瞑る。
「フウ、お前もだ」
そう言うとジンはするすると帯を解いていく。照れ隠しにあ〜〜れ〜〜と声を上げてみると
「…私は悪代官か」
と突っ込まれた。裃付けたジンが悪役らしくニヒルに笑う様を想像して、美形で結構いけるかもと目を閉じたままで想像してみる。くつくつ笑いが込み上げても、まだ目の前の最大試練に立ち向かう勇気にまでは至らない。
ムゲンの時といい、なんでこう「カラダの御付合い」になっちゃうんだろうなぁとは少し思った。
でも、自分が女に生まれていて、ジンが男だからそうなると言うのは大きな発見で、実はそう嫌ではない。
「いつまでそうしてるつもりだ?」
そう言われておそるおそる目を開けるとついに裸のジンと向かい合った。灯を受けてくっきりと浮かび上がる自分の身体は彼にどう見えてるんだろう?
「何か、凄く恥ずかしいんですけど…」
何しろ自分の身体は「貧弱」系みたいだし、胃袋に吸い取られた栄養があまり上手く行き渡っていないみたいだし。
つまらない物ですがってよく言うけど、本当につまらないんですぅ…と揶揄してみても何だか胸が今以上にしぼんでしまう。
「構うな、すぐ慣れる」
そういうもんかなーとフウは思ったが、ジンが優しくそう言うのだからきっとそうなんだろう。
ジンの長い腕に支えられてゆっくり床に寝そべる。この腕にいつも守ってもらってるんだなあと思うと何だか安心した。くすりと笑ってフウが彼の顔に手を伸ばす。
「ジン、忘れ物」
メガネを外すとジンが少しむつりとなる。
「…失敬」
あらら、ジンも緊張してるのかな?
「…ムゲンは相当好きにやったと見えるな」
確かに体中にムゲンが吸い付いて残した跡が残ってる。点々と散らばるそれは特に胸の周りで一際華やかに咲いていた。
やっぱり、気にしますよねー…と申し訳なくなって目を閉じると、突然首筋に冷たい感触が触れた。
「きゃっ!」
思わず声を上げて目を開けると、ジンが残る跡に重ねるように口付けていた。途端にジンの動きが止まる。
「嫌か?」
「いえ、あのどうぞ気にせず…」
続けてくださいとは続けられず口を噤んでしまうと、ジンがふと笑った。
「まずは清めからだ」
そう言って身体のあちこちを辿り、キスの雨を降らせる。縮こまっていた身体はくすぐったいような感覚に次第に慣れていく。
その間に大きな手が触れるか触れないかの軽さで肌を滑る。腕から、うなじ、首、脚からお腹、胸へ。
その動きはとてもゆっくりで丹念で、触られてるうちにまるで雲の上にいるみたいな気持ちになる。これ、キモチいいー…
ムゲンとは全然違う柔らかさでジンが胸に触れた。片方の掌であっさり収まってしまうのが悲しい。
「うう…小さくってごめん」
「気にすることはない、想定内だ」
それってどういう事よ!?という内心の突込みにはお構いなしに、大きな手で包み込んだ乳房をゆっくり揉み回す。
ジンが黙って乳頭に口付けると、びりりと痺れが走った。相変わらずゆっくりと手のひら全体で暖めるように形をなぞる。
彼の冷たい指先が時折乳首を弾くと、ぶるっと首筋が震える。
「はぁ…ん」
思わず漏らした吐息は我ながらエロかった。それに反応したようにジンの手が背中に回る。
背筋をなぞられると一層痺れが強くなる。恥ずかしさも忘れて腰を浮かせると今度はお尻を包みこむ。
決して急ぐことのないリズムで、私の身体はどんどん熔かされていった。
269 :
ジンフウ11:2007/01/09(火) 01:35:40 ID:mxdbZwVz
男は少女の身体をなぞりながら己の内なる獣と戦っていた。
身を貫く熱望はもっと激しく、もっと熱く、もっと、もっとと求めようとする。たぎる欲望は少女の身体を貪ろうと舌を伸ばす。
パチパチと火の爆ぜる音、屋根を叩く雨の音、その中でくっきりと浮かび上がる少女の甘い吐息の音、聴覚からも理性への誘惑は止まない。
だが私は獣には堕ちない。今度こそ負けてはならない。未熟な己を斬り、そしていつか必ずあの男を斬る。
熱を帯びた肌に這いつくように指を走らせる。少女はすっかり身を解いて快感の波間にいる。その姿、その声、その仕草一つ一つが男を酔わせる。
そろそろかと腹部を這っていた手を少女の脚の付け根へ回す。じっと耐えていた蜜壷は指にぬるりと絡みつく。
「フウ、随分と気持ちいいようだな?」
耳元に顔を近づけて囁くと朱を浮かべた頬が更に真っ赤になる。
「ジンの…せいだもん」
「ああ、すまない。責任は取ろう」
そう言って指を立てる。ここに来てやっとの直接的な攻撃に出る。
ぷつりと少しの抵抗を押し返して指を沈めようとすると、ふと少女の表情に気が付いた。
それまでの陶酔感を失い眉を顰めて、青ざめるほど自分の指を噛んでいる。しまったと、指を抜く。
「痛いか?」
「ん、ちょっと」
野獣に膣内を荒らされた傷はまだ少女にとって生々しいものらしい。
指一本でこの反応では肝心の行為は無理だろう。どこまでも迷惑な男め。
思案する男の表情を見て少女が慌てた。
「でも、大丈夫だから!ジンとっても上手にしてくれたから気持ち良かったし、あの、ちゃんと続けていいから。」
「いや、無理はやめよう。続け様ではお前の身ももつまい」
「…ごめん」
「フウが謝る事ではない」
「…でもやっぱり、ごめん」
しょんぼりと俯く少女に口付ける。
「安心しろ、私は肉棒で貫くだけが能の野獣とは違う」
「へ?」
少女の投げ出された足元に身を屈め、つま先をそっと手に取る。口付けて足の指を一本ずつ舐める。
そのまま膝へ向かい脚を辿り腿の内側に蛇のように這い進んでいく。
「あ…ふぁっ、んっ」
そうして辿りついた蜜壷にふっと息を吹きかける。潤った花芯に受けた風に少女が息を詰めた。
蜜壷に鼻を近づけフウの香りを吸い込む。充分感じていたことが己の征服心を刺激する。
薄い茂みに口付けると、舌を伸ばして割れ目をなぞる。柔らかな肉襞に忍び込み、少女の愛液を啜るように音を立てて吸い付く。
「くうぅぅんっ」
フウが啼いた。その声だけで己の分身がたぎるのを感じる。ちゅぷちゅぷと侵入させた舌で肉壁を舐めていく。
あの男の痕跡を全て消し去ろうと丹念に動かす。ざらりと舌が動くたびにまるで押し寄せるように肉壁が迫ってくる。フウが腰を揺らし私の頭を掻き抱く。フウも私を求めている。
更に奥へ、または入り口へと舌を出し入れし、合間肉芽を舌先で転がして歯を立てる。ぷくりと膨らみ上がったそれを指で捏ねるといっそう激しく揺れた。
「ああん、ジン、もう、おかしくなっちゃうようっ…」
まだだと言う代わりに頭を横に振る。もっと感じさせて、狂わせてやろう。
舌はあくまでねっとりと穏やかに、代わりに肉芽を攻める指に勢いをつける。もう一方の空いた手を乳首に回して摘み上げ捻る。
それに応じて、押し付けるように腰を揺らす少女の波間がだんだん短くなる。奥から溢れてくる愛液が舌を伝い咽喉へと流れ込む。
「やぁん、もう、ダメぇ…あ、やっ、」
最後のとどめに、後ろの菊弁に指を指しいれ、肉芽を思い切り吸った。
「嗚呼!」
短く鋭い声で啼くと、少女の体が弓なりに仰け反る。びくんびくんと咽喉まで揺らし、少女が果てた。
男も口を離し、荒く息を吐く。気を失った少女の顎を取り、唇を重ねる。舌を絡まらせると、気がついた少女が応じる。
「…変な味」
「お前の物だ。極上の味、しかと頂いたぞ」
そう言われて恥ずかしさに視線を落とした少女がふと声を漏らす。
「…ジンの、大きいままだねえ」
しげしげと見つめられた自身のそれは、大きく天を仰ぎ試練に耐えていた。
仕方がない、あとで自己処理するとしよう。
「…ね、ジンも気持ちよくしてあげよっか」
「なっ…?」
270 :
ジンフウ12:2007/01/09(火) 02:21:55 ID:mxdbZwVz
どうするかなんて知らない。けど、このままじゃ苦しそうなことくらいは分かるよ。
ジンがしてくれたようにそのまま同じことをしてあげた。膝をついてジンの…なんて言ってたっけ、「肉棒」(?)を口に含む。改めて大きさにビックリしてしまうけど、このままじゃ可哀想だもんね。
ぬるっと先が濡れてる棒に戸惑いながら、それでも口いっぱいにジンで満たすと、何だかほっとした。えーと、この後どうすればいいんだろう?ジンを咥えたまんまで固まってると、観念したようにジンが息を漏らした。
「…フウ、私が言うとおりに動いてくれればいい」
「ふぁーい」
「…それから、答えなくていい。頼むから、腹が減ってても、噛み千切らないでくれ」
何よー失礼しちゃう。お返しにぶら下がってる物をちょっと押してみる。するとジンの身体がびくりと反応した。
「…そこは、まだ早い」
え?これ気持ちいいの?ふーん、そうなんだ。私もジンのおかげでとっても気持ちよかったよ。だから頑張るね。
もっと優しい力でもう一度撫でてあげる。口の中で少しジンの物が動く。
おお、感じてらっしゃる!確かにこれって快感だわ。
口に含んでいた分を浅く戻り、先っぽに唇で吸いつく。まずはキスのお返し。
そそり立つ茎の部分にも余すことなく小さく細かく吸い付く。裏のスジが気持ちいいみたい。
歯を立てないように気をつけながらもう一度咥え込む。
口の中をいっぱいにしながら舌を使うのは大変だけど、ツボらしきところを舌先でつつくとジンが素直に反応してくれるので面白い。
思い切り吸い込んだり、深く潜ったり浅く舐めたり、所々ジンがくれるアドバイスに合わせてやってみると、指示を出す声も段々と息が上がってるのが分かる。
我慢しなくていいよ。気持ちいいんでしょ?
ただ喋れないので、代わりに彼の弱いところを付いて、口元に垂れる袋を揉んで上げると、張り詰めた分では足りないようにジンの腰が動き始めた。
動きは止まらない勢いで早くなって喉の奥まで突かれて正直焦るけど、ここで放しちゃ女が廃るわ、と必死で応じる。
いいよジン、もっと動いて。もっと好きにして。
引いてまた入ってくるタイミングを捕まえてきつく吸い上げる。
世の中持ちつ持たれつっていうけど、こんなのもありかね。だって、気持ちよくしてあげてる側の自分まで、何だか気持ちよく感じちゃってる。ジンが好きって気持ちがずんずんと込み上げてくる。
「…うっ」
低いうめき声を上げてジンが止まった。急いで私の口から抜こうとするのを押し留める。
大丈夫、頑張るって決めたんだから。
次の瞬間口内に発射されたジンの精を、それこそ精一杯飲み込んだ。
顎はガクガクで、精の青臭い匂いと変な味で頭がくらくらしたけど、そうするのが当然のように思えたから。
全部飲み込んで、ようやくジンを放してあげた。
「無理にせずとも、良かったのに」
「無理じゃないよ、したかったからしたんだよ」
「…ありがとう。すっきりした」
ふふふと笑って、ずくんと体の奥がまだ熱いのに気づいた。え、なんか自分おかしくない?
知らず知らずのうちに着物に手を伸ばすジンの股間を目で追ってる。
…やだ、ジンの嘘吐き。まだ勃ってるじゃないよ。
気が付いたら余計体の熱は狂おしいくらい高まっていた。思わずジンを捕まえてしまう。
背中に抱きつくと、その温かさが気持ちいい。
「フウ?」
「ジン、私なんかおかしいよ…もっと、もうちょっと、気持ちよくなりたいの」
自分何言ってんのよ!と頭に残る冷静な部分が騒いでるけどこの熱は止められない。
「私、ちゃんとジンに抱かれたい」
脚の付け根から湧き上がるこの熱を鎮めてくれるのは、あなただけ。
もう破瓜の痛みも忘れて全身がジンを欲しがってた。
271 :
ジンフウの人:2007/01/09(火) 02:31:15 ID:mxdbZwVz
神の流れに変態が通りますよ。
>>237の続きでした。
>>271 GJGJGJ!!!
しかしそんないい所でおあずけとはΣ('Д゚*)
お礼返そうとする初々しいフウも我慢してしまうジンも素敵すぎますネ申様。
続きテカテカしながら全裸で待ってる。
ジンフウの人キテタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!
萌えありがとうございます!
フウ、可愛いよフウ(*´Д`)
ジン、アマイよジン(*´Д`)
>>272 風邪ひくなよ…
274 :
ジンフウ13:2007/01/09(火) 22:36:36 ID:mxdbZwVz
「…どうして欲しいと?」
意地悪でとぼけている訳ではない。本気で自分の聞いた事が信じられなかったのだ。
「だから…」
すっかり熱の上がった顔で目を潤ませる。呆けた顔をして何も言えないでいる男に、もどかしげに切なげに訴える。
「ジンの、大きいそれ、ちゃんと私に入れて?」
義理堅い子だとは思っていたがこんなところにまでそれが発揮されるとは思いもしなかった。
吹っ飛びそうになる意識の中で、初めての出会いの時の少女を思い出した。
ああ、花火だ。あの時、この子は花火と共に私の前に現れた。目を眩ませる鮮やかな火の花が脳裏に浮かぶ。
多分、あの時から既にこの恋は始まっていた。
耐え切れなくなった衝動に任せて少女を抱きすくめる。だがまだだ、まだ、堪えなくては。
「…壊してしまうかもしれないぞ」
「うん」
とくとくと肌を介してこだまする心の音はどちらの物だろう。
「…もう止めることは出来ないぞ」
「うん」
指に絡みついた粘液は少女の愛液と唾液と、自分の精液とが交じり合っったもので半分乾いている。
「…本当にここに、欲しいのだな」
「あっあ…うん!」
はやる指が再び探り当てた塗れそぼる秘所にはもうなんの躊躇いもない。
「欲しいの、ジンのそれ、私に入れて頂戴」
もう再び少女の気持ちを確かめることはしなかった。小さな体をくるりと四つん這いにさせて、綻び始めた花芯を開かせる。だが、真っ赤な花が今自分のものになろうとしているその瞬間でさえ、男は理性で堪えた。
「力を抜け、フウ」
びくりと震える細い腰を掴み、ゆっくりと亀頭をあてがう。
「ひぃっ、やぅんっ」
一気に貫きたい衝動を必死で堪えて先だけで入り口をゆっくり擦り付ける。
豆腐だ、豆腐を抱くと思え。
頭の中は必死なあまりそんなことを考える。
真っ白い、ふよふよしたとても柔らかい上等な絹ごし豆腐だ。乱暴に扱えばすぐに崩してしまう。
壊さぬように、大切に、ゆっくりと丁寧に。
「あっっ、入ってくるぅぅ…ジン、おっきいいぃ」
舌で責めた時の記憶を手繰り、どこが少女にとって感じる部分か、逆に痛みを覚える部分かに意識を集中させる。
そろそろと時間を掛けて、時に行きつ戻りつ掻き混ぜつの動きを加えながら奥へと進む。
「…全部入ったぞ、フウ」
遂に少女の薄い茂みと自分の根元とが合わさる。さわさわと重なり合うたびに揺れて、陰毛までお互い絡み付きたいと欲しているようだ。布団代わりに敷かれた着物の端を噛んでいた少女がほうっと息を吐いた。
「私も、やれば出来るでしょ?」
後ろを振り向いて汗を浮かべた顔で笑う。長い睫毛が影を落として、桃色の唇が艶やかに光る。
ああ、欲しかった花が今この手に落ちた。否、私の方が落とされた。
きゅうと締め付ける膣に促される様に腰を動かす。最後までゆっくりと感じさせてやりたいのに、本能はもう限界だった。
引いて突くその勢いが拍車を掛けて制御の手綱を引き千切ろうとする。
275 :
ジンフウ14:2007/01/09(火) 22:38:17 ID:mxdbZwVz
「あっっ、ぁあっっ!ひぃいっ」
甘いだけではなく、時折苦痛を滲ませた悲鳴も上がる。
それでも腰の動きを止めることはできなかった。
「…フウ、すまない」
後ろから少女の顎を掴み上を向かせる。
絡み合った視線で、男の目に宿った怪しい光に気づいた少女が訝しげに眉を寄せる。
「ジ…ン?」
「分かるか、フウ、お前の中が私に絡み付いて放さない。肉壁がもっともっとと言っている。
中は、お前の愛液でいっぱいだ。凄く、凄くいやらしいぞ。」
囁くと耳たぶを甘く噛む。一生このまま繋がっていられたら。
だがその願いは虚しい物なので代わりに歯形をつける。
「や、実況中継はいいですぅー!って、あああん!」
快楽と羞恥にもがく少女を放すまいと一層腰を打ち付ける。
「肉芽だ、分かるか?先ほどお前はここだけで逝ったのだ。
今もコリコリと硬くて、当たると痛いほどだ。余程感じているらしいな」
膣を目茶目茶に突きながら、皮を剥いたそこを指の腹で押しつぶすように責める。
「ひぃあああ…!」
「ここもだ、ムゲンはここにも触れたか?教えろ、あいつには何度逝かされた?」
菊門をつつく。少女はああ、と声を漏らすと恨めしげな目線を送る。
「お、覚えてないよぉ…」
「…なに?」
「最初の方で気絶しちゃってたから、よく覚えてないのぉ」
つまり、最初は合意の上でも意識がない状態でガンガンやられてたと言うわけか。
あの獣、即斬ろう。
腹の底から湧き上がる激情に任せて少女を突き上げる。
顎を捉えていた手が少女の垂らす涎で濡れる。
「ひゃああん、ジン、凄いよう、おかしくなっちゃうぅっ!」
「…私は、とっくにおかしくなってるさ」
腰を振って乱れる少女と熔け合い、体中を幸福感に浸して、男は遂に己の獣を解き放った。
276 :
ジンフウ15:2007/01/09(火) 22:41:50 ID:mxdbZwVz
バラバラにされちゃう、身体も、心も。
収まったジンの分身はどんどん膨らみ上がってるのが分かる。動きが激しくて制御してるのかも分からない。
正直、膣はかなりきついし、痛い。でも身体を貫くのは痛みだけじゃない。
愛しい人に自分も愛される甘い悦びだ。それが血をめぐり、脊髄を駆け抜け、肌から匂い立ち、私の全てを支配していく。身体の心から溢れて止まない熱は悦びの涙だろうか。ジンとの繋がりを潤して零れ落ちる。
くちゅくちゅと可愛らしく始まっていた水音が、もうずびゅずびゅと実に卑猥に鳴り響く。その音を作ってる半分は、自分がくねらせてる腰のせいなんだけど。
はしたなくていい、淫らな女でいい、ジンにもっと愛されたい。切ないほどそう願う。
「ジ、ン…もっとぉ、もっとちょうだぁいっ」
「望みのままに」
繋がれたまま、くるりと身体を引っ繰り返された。その動きに伴う捻じ込む様な感触に仰け反る。
「あぁ、あああぁん!」
脚を大きく開いてジンを迎える。薄い胸に張り付くようにジンが舌を使い乳頭を責める。
ジンの肩にしがみ付いて、ガクガクと力が抜ける身体を辛うじて支える。
汗ばむ肌に彼の長い髪が絡みつく。全てをがんじがらめにされてお互いの熱を貪りあう。
「フウ、気持ちいいか?」
ジンの少し自信の弱い問いに夢中で頷く。
「良すぎて、もう、ダメぇ…!」
「もう少しだ」
そう言うとジンは強く腰を掴んで更に激しく抽送に打ち込む。ただただ、その衝撃に身を任せてフウは自分と一つになった相手の顔を見つめる。
汗を浮かべた額、熱を浮かべた綺麗な顔、澄んだ瞳が青い炎に燃えている。端正な口元がごく近くまで寄せられ言葉を紡ぐ。
「フウ、お前を愛して、いいだろうか?」
ああ、私ってば、三国一の幸せ者だわ。
言霊の契りを果たす前に押し寄せる高波が遂にフウを呑み込んだ。打ち付けられる快感が高まった果てに、フウは意識を手放した。
277 :
ジンフウ16:2007/01/09(火) 22:47:22 ID:mxdbZwVz
「フウ、大丈夫か?」
どのくらい気を失っていたのかしら。ジンの声に目を開けると、まだ裸のままの彼がいた。
なのに自分の身体には彼の着物が掛けてある。ジンのいつもの匂いがすぐ側にある。
「あ、だ、大丈夫…」
人の気も知らずにかーかー寝てたかと思うと、恥ずかしくなって起き上がろうとする。
が、途端に身体から力が抜けて床にへたり込んでしまう。
ああ、目が回る〜。
「…すまない、やはり無理だったな」
しょんぼりと肩を落として何だか小さくなってしまうジン。
「ううん、違うの、これは…」
言い終える前に、ぐうううううううぅっとお腹の音が鳴った。しかも、でかい。絶対聞こえた。
恥ずかしさに言葉も出ず固まっていると、ふっとジンが笑った。そしてすぐに腹を抱えて俯いてしまう。
「…そんな爆笑しなくてもいいじゃない」
「いや、すまない…くっ、お前らしいと、思って、安心した」
あ、私またジンに心配させてたんだ。優しいんだから、本当に。
「お腹、減ったねえ」
でも雨はもう止んだみたい。ここから出て、食べ物でも探そうかな。
寝っ転がったままぼんやり考えてると、床に肘を突いて頭を支えたジンが覗き込む。
指先で頬っぺたを辿り、唇までなぞられる。つんつんといじってる時の顔はまるで子供みたいだ。
「もう一度だけ、できるか?」
「う〜〜ん、さすがにもう無理だよ、お腹ペッコペコだし」
「腹が減っても戦は出来る、のではなかったか?」
あれ、何かどっかで聞いた言葉…あ、さっきの御飯屋さんでだ。って、私が言った言葉じゃん。で、確かあの時ジンは何でか噴き出してたような…ってことはジンってば、あの時既にそんなこと考えてたわけ?信じらんない!
「ジンってば、超ムッツリ!どスケベ!」
「よく分かっているじゃないか」
ジンの逞しい腕が伸びて肩を抱かれる。顔を引き寄せられて口付けられる。
すっぽりとジンに抱え込まれて、それだけで身体が熱くなってしまう。
「ジン…?」
「あまり可愛らしい声で鳴くな。本当に抱きたくなってしまう」
「でも、そうしたいんでしょう?」
「いい、今はこうしてお前と、寝ていたい…」
そう言うと暫くして規則的な呼吸が聞こえてきた。
ジン、寝ちゃった。
ほうと息を吐いて彼の胸の辺りに子犬のように頭を寄せる。
そっと着物を引き寄せて自分とジンとに掛かるように直す。肌を伝わるぬくもりが気持ちよくてフウも瞼が重くなるのを感じた。
―お前を愛して、いいだろうか?
そう自分に問うた男。兄とも父とも頼りに思っていた男。
でもそのどちらでもない事に、今は感謝している。彼に比べたら自分はまだまだ子供だけど。
私も、貴方を愛していいですか?
そう胸の中で小さく訊いて、閉じられた瞼に口付けた。
278 :
ジンフウの人:2007/01/09(火) 22:57:28 ID:mxdbZwVz
>>272さんが風邪を引く前に!とりあえずここまで。
>>273さんもありがとうございます。
ジンがアマイのはアレですか、やはり責め方が温いですか?
鬼畜も甘甘もと思ったら、精神分裂症気味になりました。
二重人格サイコーです。
ところで湯豆腐美味しいっすよね、じゅるり。
リアルタイムで拝めて風邪どころじゃ無いですよグッジョブ!(*'Д`)=з
温いことはないと思いますが愛のある鬼畜だからじゃないですかね。
非常に美味しく頂きました。ごちそうさまです。
なんか湯豆腐食べたくなってきた。
280 :
ジンフウの人:2007/01/09(火) 23:47:32 ID:mxdbZwVz
ありがとうございます!
つ□←湯豆腐
神−−−−−ー!!!!!
むはぁぁぁ〜〜萌えでエロで幸せなジンフウ、ありがとうごぜいます!!
今日は良い日だ…。
>豆腐だ、豆腐を抱くと思え。
めっさ、ツボりましたwww
>ジンがアマイ
あ、あれは、アマイヨオザワサァァン!的アマイの意でして、責め方を指してた訳ではなかたです(汗
責め方、温くなんてないですよ!
粘着的な愛撫とか!ソフト鬼畜入った言葉攻めとか!じゅ、十分にエロでした…御馳走様ですた。
さて、明日は湯豆腐にするかな…
続きが来てるかなーと覗いてみたら、なんか二つもあったよ!!
相乗で倍モエ━━━━(°Д°)━━━━!!!!
甘々鬼畜は大好物です。萌えさせていただきました。GJ!!!
……何か湯豆腐がエロイ食い物に思えてきたwww
283 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/11(木) 00:43:29 ID:cSvQK7do
age
何とかムフウ萌えを形にしたいが、その前に差押えられてしまいそうだOTL
>>284さん、勢い勢い!頑張って下さい!
自分も何とか湯豆腐のラストをどうにかしたかったり、
前レスの作品を何とか読みたかったりするが、
その前に差し押さえられてしまいそうだ…
ここ2ちゃんじゃないから、大丈夫じゃね?
祭りに乗ってるのかと思ってマジレスしなかったけど、
ここは2chじゃないし、所有者別人だし、ドメインも違う。
だから差し押さえくらうことはない。
心配するとすれば、システムのほとんどをあっちと共通化してるから、
あっちが一時的にでもダウンするとその影響が及ぶのは避けられないってこと。
288 :
284:2007/01/17(水) 16:12:09 ID:kFcAV/nx
>>287 説明どうもありがとうございます。
こちらが差押えられないと知って一安心しました。
向こうはどうなるんですかね…('・ω・)
あっちも差し押さえなんてねーよwwwwwwwwwwwww
じゃ安心してネタが書けるってことですね
神様ありがとう!
291 :
フウの独白:2007/01/20(土) 04:00:06 ID:xuo33RAe
霞む山際を映えさす太陽を、私は恐れている。
紫の陽光が辺りをつつむ。陽は暮れているのか、登っているのか。
それとも。
何もかもが終わって、何もかもが始まろうとしてる。
長いようで短かった旅の思い出は全部、
やっとの思いで溢れ出すのをこらえて全部胸に詰まってる。
晴れの日も雨の日も、何があったって歩くことは止めなかった。
色んな人たちに会って、泣いて笑って笑って泣いた。
なんだか感慨深くなる。
だってかけがえのない人に会うために、
かけがえのない人達を見つけてしまったのだから。
夕焼けの空のようなひと、夜明けの空のようなひと。
彼らがいたからこそ、私は形振り構わず突っ走ってこれた。
無茶もしたし、迷惑もかけた。何度礼を言っても言い足りやしない。
太くたくましいその腕たちは、いつも私を守ってくれた。
無力な自分に唇を何度も噛んだことを思い出した。
なんて私はワガママで足手まといだったんだろう。
でも彼らの前では、口が裂けても弱音なんか吐けなかった。
私のために傷つくこともあった彼らの前で、
たとえ死んでも、泣き言なんか言いたくなかったから。
かつて父が息絶え絶えに暮らしていたあの小屋で、
彼らは安らかな寝息を立て、今まさに訪れようとしている朝を待っている。
別れの朝。ううん、別れなんかじゃない。
私達はどうしたって繋がってしまうんだから、きっとどこかで会える。
道はどこまでも続くし、行き止まりの道なんかない。
旅の目的なんてものは、またあとで見つければいいのだ。
もしかしたら肩を並べて喧嘩しながら
同じ道のりを歩む日が来るかもしれない。
たまにはそんな浅はかな希望を胸に抱きながら、
いつも必ず訪れる夜明けを待ったっていいじゃないか。
付いて来てって言ったら、また一緒に来てくれるかな。
辛くも楽しかったこれまでみたいに、同じ道を歩めるかな。
同じ夕焼けを、朝日を見れるかな。
私の勝手な頼みで、何度も命を落としかけてくれた。
ここで負った深い傷は消えても、
皆での思い出は、きっと消さないでおいてよね。
霞む山際を映えさす太陽を、私は恐れている。
最近やっとこさ最終回を拝めましたので、萌えの勢いで書きました。
本当は3人ともまた一緒に旅がしたかったんじゃないかな。
ただ、誰も言い出せなかっただけで。
フウちゃんは追手から逃げる旅になるんでしょうか。
彼らがいなくても、大丈夫なのかと気が気じゃないw
続編出ないかなーと思う2007年です。おしまいです!
293 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/20(土) 15:41:07 ID:/RtLecQ7
フウたん………(;つд`)
ふうたん切なすぎ…
295 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/24(水) 00:40:48 ID:8S91fiMo
保守あげ
「〜〜〜〜んなのよこれわああ〜〜〜!!」
夜のしじまに少女の金切り声が響く
「だーから、持ち物には名前を書かなきゃいけねえだろーが?」
「…問題は、なぜフウの肌にお前の名前が書かれているか、なのだが」
額に青筋を浮かべたジンを無視してムゲンはあっけらかんと笑う
「結構気持ち良さそうにしてたぜ、まっ、いーんじゃねえの」
それより2人に肌見られてるこの状況が何なのと言いたいフウちゃんでした
ちゃんちゃん♪
以上、18話を見て思いついた小ネタでした
こーいこーい
神様バッチコーイ
フウとジンがいちゃいちゃしてるの隠れて聞いて自慰しちゃうムゲン
フウとムゲンがいちゃいちゃしてるの隠れて聞いて自慰しちゃうジン
もしくはフウが自慰してるの隠れて聞いて、それぞれ自慰しちゃうムゲンとジン
どれ好きよ?
>>296 おおっ、こういう小ネタも萌えるなー
なんかほほえましい(*´д`*)
>>297 多少方向性は違うが、丁度フウ自慰ネタでエロ萌えしてるとこだったYO!
だから三番目か?それぞれなんであんな小娘に…なんて葛藤しながらヤッてくれると更に好き。
299 :
野獣ムゲン:2007/01/26(金) 00:45:50 ID:xK/JewWq
月の光も届かぬ納屋の奥で
フウは一体何が起きているのかわからず
迫り来る恐怖にただ怯えていた。
一体なぜこうなっているのか。
両手首をまとめてつかみあげられ、ぎりぎりと痛む。
顔の至近距離にムゲンの粗い吐息がかかる。
その、熱のこもった息遣いにムゲンが冗談ですますつもりがないことを悟り
フウの全身を恐怖が駆け巡る。
日が暮れる前までは普通だった。
ジンとサラの二人と別れ、ムゲンとの旅がはじまった。
しかしフウはまだジンが戻ってくることを期待し、
それはムゲンを苛立たせたようだ。
宿を求めた民家の納屋で。
月が一番高いところで光っているのを格子越しに見えて。
フウはポツリともらした。
「ねえ、ジン戻ってくるよね?」
刹那、ムゲンはフウを組み臥して荒々しく手首を押さえ込んだ。
恐怖からかフウの目には涙があふれている。
ムゲンの手がフウの胸に触れたと同時に
フウはあらん限りの力で抵抗した。
「やだ!!ムゲン!!やめてよ!!」
脚をばたつかせても、手首を離そうと抗っても
やすやすと押さえ込まれてしまい、体は全く動かなくなる。
至近距離で見たそのムゲンの野獣のような目に
フウはぞっとして思わず顔を背けた。
「・・・ジンっ!!」
その瞬間ムゲンの目に浮かんだものをフウが見ていれば、
自分がいかにまずいことを口走ったのか容易に知れただろう。
フウを拘束する手にいっそうの力が込められる。
「っいた!!」
その痛みに顔をのけぞらせたフウの唇に
ムゲンは貪るように自分の唇をかぶせた。
300 :
野獣ムゲン:2007/01/26(金) 00:47:26 ID:xK/JewWq
300ゲットかな?
いや〜ひっさしぶりに萌え復活。
野獣ムゲン・・・・需要ある?
あるならつづきガンバリマッス。
需要ノシ!!ノシ!!!
読みたかったよムフー!続きガンバッテクダサイ(*´Д`)
エロエロエロエロエローーー!
待ってます、全裸wktk正座で待ってます
ネ申様ー!
303 :
野獣ムゲン:2007/01/26(金) 22:23:45 ID:xK/JewWq
しゃくりあげるフウの泣き声は荒々しく咥内を荒らす
ムゲンの口内に吸い取られる
乳房をきつく握られその痛みにまた悲鳴をあげるが
けしてフウの唇を開放しないムゲンのせいで、
くぐもったささやきにしかならない。
ムゲンの脳裏に去りゆくジンとサラの姿が見えなくなるまで
立ち尽くしていたフウの後姿がひらめいた。
そんなにあいつがいいならおれをあってにやればよかったじゃねえか。
おれはあっちがいいと言った。
それを拒否したのは
「オメエだ、フウ。オメーが悪い。」
フウの唇を開放し、そうつぶやいた。
驚愕に見開かれたフウの目をただ睨みつける。
「・・なんでよっっん!!・・・」
フウの問いに答えるつもりもないムゲンは、また深く唇を貪る。
フウがジンを見てるのを見るたびに、胸にチリリと暗い感情が沸き起こった。
サラが現れてからは特にそうだ。
サラを抱けばこの気持ちも収まるかと思ったが、隙がなくかなわなかった。
とどめは昨日だ。
浮かない表情のフウに、ジンがそっと寄り添う姿を見て
胸がざわざわと落ちつかなかった。
なのに今朝になって。
ジンをサラにつけやがった。
オレを選んだと、そう思った。
真意がわかったのは二人と別れた時。
オレを手元に残して、ジンを想うフウに何かがキれた。
すべてを壊して、奪えばいい。
304 :
野獣ムゲン:2007/01/26(金) 22:24:48 ID:xK/JewWq
暴れていたフウの体から徐々に力が抜けていく。
口をふさがれる息苦しさからか、しゃくりあげる力も弱まる。
帯をはずすのももどかしそうにムゲンは一気にフウの身頃を開いた。
暗闇にかすかに浮かぶ白い肌。
口を開放したとたんにフウは大きく息を吸い込む
抵抗するよりも空気を肺に送り込むことに夢中になっている間に
フウの小ぶりな胸に、ムゲンはかぶりついた。
小ぶりな胸を力いっぱい掴み揉みくだし、歯を立てる。
とうてい愛撫とはいえないその痛みにフウは顔をしかめる。
「痛い!!ヤダ!!やめてよムゲンっ!!・・っ!!」
ムゲンの大きな手がフウの顔下半分をがっちり掴んだ。
あごに鈍痛が走り、痛みのあまり声もでなくなる。
その痛みに気を取られてる間にムゲンが膝を割り
フウは自分の中心に生暖かい強烈な刺激を感じた。
ムゲンの舌の動きは荒々しく、決して愛撫とはいえないそれは
フウのそこに湿りを与えるには十分だった。
フウは顎をつかむムゲンの手を払おうと抵抗するが
ムゲンの手はびくともしない。
そして自分の中心に押し付けられるソレを感じたときには
もう手遅れで。
一気に貫かれた。
痛みで泣き叫ぶフウの声をすべてその手のひらに吸い取りながら
ムゲンは果てるまでフウを揺さぶり続けた。
動く気配のなくなった暗い納屋の中で
フウのすすり泣く声だけが、やむことなく響いていた。
305 :
野獣ムゲン:2007/01/26(金) 22:28:09 ID:xK/JewWq
>>301-302 需要アッタ よかったよかった
って期待させといてこんなんで申し訳ない・・・orz
アニメ何話にあたるころだっけ・・・とにかくジンとサラと別れた
その晩の出来事デスYO!
原作汚してもうしわけないです。
>>305 もへた(*´д`;)=3ハァハァ
ムゲン一方通行的なのがせっつないですなー…。そこら辺が好きなんだが。
あぁもう無風あざーっした!
うわあああああああ!
もうですね、ムゲンが切ないやらキてるやらね、
フウちゃんが可哀想やらでもヘイヘイカモンって感じでね、
一言で言えば素晴らしかったです、GJ。
またサムチャお書きになったら是非見せてほしいですね
硝子細工を触るように、慣れない手付きでやきもきするムゲンでもいいなあ
たとえいつも最後に喧嘩が勃発しても(笑)
保守
ああ神様、こんな素敵なスレがあったとは
保守あげ
保守
皆さん風邪には気をつけて下さい。
最近ハマってしまいました……
昔の作品なのでこういうスレ無いかと思ってましたが
保守られてるのが嬉しいw
良スレを保守すべく
>>277の続き物です
ムゲンの側から
そぼ降る雨をムゲンは香ばしい香りを供に眺めていた。
しかしよく降る雨だ。晴れていたから油断した。
雨が降り出したのも構わずぷらぷらと小屋へ戻る道で、昨日のイカ焼き屋に出会った。
屋台には爺が一人。真っ白な髪は薄く、辛うじて小さな髷を結っている。
足を止めてイカ焼き美味かったぜと声を掛けると、少し驚いたように顔を上げてそれから慇懃に腰を折った。
「これはご丁寧に、ありがとうございます」
声はしわがれているが、物腰には町人らしからぬ品がある。さては元は武士かも知れない。
奇妙なもんだと思いつつ泥を跳ね飛ばして駆け出そうとすると、静かに呼び止められた。
「降りが収まるまで休まれてはどうです?」
ムゲンにとって土砂降りの中を走るくらいなんと言うこともないのだが、
よろしければどうぞと差し出されたイカ焼きの串を受け取ると自然と屋台の屋根の下に納まる。
焼きたてのイカ焼きはやはり美味かった。しかし昨日食った物とは少し違うような気もした。
昨日は代金を払って買ったものだ(その金はその辺の歩く財布から頂戴したが)と言う以外、何も違うところはないはずなのだが。
鼻腔に抜けるイカの焼けた匂いを感じながら、ああとムゲンは思い当たった。昨日はあいつの匂いがあったからだ。
あいつ、生意気小娘、食欲魔人のクソガキ、正式名称はフウ。
それが昨日、俺の女になった。
きっかけはどうもよく思い出せない。
ちょうど何本目かのイカを手に貪りながら歩いてるところでフウに行き会った。
きょとんとした目がムゲンの手元を見たら、途端に大きく輝いた。
「イカ焼きじゃーん!」
ムゲンとしては胃袋は充分満たされていた。それなのについ天邪鬼な性格が顔を出して残りのイカをさっと取り上げるように天にかざした。
「え、何すんのよ、ケチケチケチ!」
「うっせーお前のじゃねえ!ちっとは遠慮ってもんを知れ!」
フウはイカを捕まえようと手を伸ばす。ムゲンも取られまいとあちこちへイカを逃す。
なにせそれが最後の一本だった。早い話、2人ともとてもムキになっていた。
そして、どうしても、何が何でもと必死になるフウに呆れること半分、からかうのが面白いの半分、ムゲンは実に愉しくなってきた。
強い剣客と斬り合うのとは違う、ガキの時分に子犬相手に遊ぶような妙な愉しさだった。
体中のあちこちがワクワクしてる感じだ。
「あっ」
その2人のどちらかが先に言ったのか覚えていない。もしくは2人同時だったかもしれない。
海から上げられて弄ばれてたイカが、嫌気が差しての最後の抵抗のように串から逃げた。否、抜け落ちた。
持ち前の機敏さでムゲンの手が地面に落ちる前にイカを受け止めた。
「…セーフ!」
ふっと笑って、ふと自分の体勢に気づいた。左手でイカを掴み、地面に座り込んだまではいい。
その上に被さる様に、フウの体があった。イカを求めていた彼女の両手がそのまま自分の左手に重ねられている。
フウの間の抜けた顔と見つめ合う形になった。鼻先をフウの匂いが擽った。
並んで歩く時、見下ろしていた時、相手はいつも自分より低いところにいた。だからムゲンは今まで気付かなかった。
イカの匂いは香ばしい。だが少女の匂いは芳しい。そしてどちらも、実に美味そうな匂いだ。
間近で見たことで、更にムゲンはフウの大きな目を縁取る長い睫毛と、珊瑚色の唇に気付いた。
髪の色は少し抜けて肌も多少陽に焼けてはいるが、どちらも柔らかそうである。
マズイ、と思った。咄嗟に手にしたイカを口に頬張る。
「あーーー!」
フウは悲鳴に近い失望の声を上げた。次はきっと批難轟々の嵐だろう。これでいつもの距離に戻れる、
はずだったのだが、世も恐ろしきは食い物の恨み。フウが予想もしなかった行動に出た。
ゲソー!と叫んだかと思うと、ムゲンの口からはみ出していたイカの脚部分に食いついた。
動揺に息を呑むと同時にムゲンが吸い込んだ少女の香りは、先程とは比べ物にもならない強烈さだった。
本当は香りなんて物はなかったのかもしれない。あったとしてもそんな上等な物ではなかったはずだ。
だがほとんど密着に近い濃厚な距離で、ムゲンはしたたかに酔ってしまった。それは酒よりもっと甘かった。
「何か楽しい事でもございましたかな」
老人ののんびりした問いに、まあなと曖昧にムゲンは答える。
自然頬が緩むのは、やはりあれが愉しかったからだろう。
フウがイカを口に出来たのは一瞬だった。
ムゲンが押し倒した時に口を放してしまったからだ。
「いったー!ちょっとーなにすんの!?」
地面に押し倒されたフウが批難の声を上げてるうちに、ムゲンは口の中のイカを完全に飲み込む。
勢いでフウの顔を捉え口付ける。柔らかい唇が抵抗も出来ずにいるうちに、口内にイカの味を残るままに舌を差し込む。
色気も何もあったもんじゃない。だが、この時ムゲンは非常に楽しくなってしまっていた。
唇をずらすようにして何度も貪るように口付ける。
フウはすっかり動転してしまったのかされるがままだったが、暫くしてムグーだのフゴーだのと口付けの中でもがき出した。
口を離してやると荒く息を吐きながらフウが涙目で見上げる。顔を真っ赤にして、でも何も言えないでただ見つめている。
「何で泣くんだよ…」
その様子に、さすがのムゲンも体中を支配していた愉しかった気持ちごと萎えてしまう。
昔もこんなことがあった。島の子供で女の子がいた。
浮浪孤児の自分と違って、ちゃんと親のいる子供で赤と紺の縞織の着物を着ていた。
遊び相手のいないムゲンが、子犬とじゃれているところへ寄って来た。
ムゲンが投げた棒切れを犬が拾いに行く様子を最初は恐る恐ると言う感じで眺めていたが、でも次第に打ち解けてムゲンのすぐ側まで近づいてきた。
(ねえ、あたしにもやらせてー)
にっこり笑った顔が愛らしく、ムゲンにはとても暖かいく思えた。
差し伸べられた手は小さくて、渡しかけた棒を思わず引っ込めてしまうくらいに真っ白だった。
(ねえってば)
再度ねだる子につい意地悪がしたいと言う気持ちが起きて、ムゲンはそのまま棒を放り投げた。
犬が取ってくればいい、そうしたら次はやらせてあげよう。しかし、何故かこの時子犬は座り込んだまま動かなかった。
きょとんとした顔で、気まずくなった2人の子供を眺めていた。
何だかじれったくなったムゲンが自分で棒を拾い、差し出しても今度は女の子は受け取らなかった。
怒ったようにもう一度突き出すと、泣きそうな顔をして頭を横に振る。
せっかく愉しかったのに、何だよ。
無理にでも受け取らせようとムゲンは更にもう一度突き出した。
途端女の子が駆け出す。それをムゲンも追う。
ぐるぐると同じところを回ってるうちに女の子はわっと泣き出した。その時、そこへ村の大人が現れた。
棒を持ってた自分は乱暴しようとしたと思われ、散々に殴られ蹴られた。
泣きべその女の子は子犬を抱いてどこかへ行ってしまった。それからはいっそう、ムゲンは独りだった。
「俺は、嫌か?」
その問いは掠めた思い出へのものか、今のものか。
自分は独りなんだ。分かりきっていたことだ。でも、結局そうなのか。
嫌われ者、鼻つまみ者、はみ出し者、どこに行ってもよそ者の自分。
それで結構、上等じゃねえかと思っていた。
なのに、フウもそう思ってるかもしれないと気付いたのはこれが最初だった。
それはちっとも結構ではなかった。
「失礼ですが、旅の方ですかな」
そういうあんたは侍か、と返すと老人はにこりと笑った。
「はい。でも今はイカ焼き屋の親父です」
恥じ入るように言葉を切った。うめえからいいんじゃねえか、ムゲンは思ったままに口にした。
「そう仰って頂けるとありがたいですな。」
空を見つめる老人の表情に厳めしさはない。
黒い雲は雷を呼んでいる。雨もまだ止みそうにない。
「御取潰しで元より少ない扶持と、騒動を起こした主君とを失っても、まだ2本差しでいる自分が全てでしたよ。
でも今では、この串イカより重い物は持てませんな」
だが、隠居した武士が屋台の親父なんて聞いたことがない。奇妙な思いを見て取ったか親父はまた笑った。
「ガックリ来て、後は何もすることが出来ませんでした。信じられないでしょうが、私が武士だったのは30近くの事です。それからは茫洋としたままただ過ごしておりました」
なげえ話になりそうだと、ムゲンはこっそり欠伸を噛んだ。そしてひょいと屋台の裏側を覗いて一瞬ぎょっとした。
小さな小さな老婆が屋台の影で座っていた。古い着物をきちんと着て人形のように動かない。
「家内ですよ、今は寝ておりますが」
確かに良く見ると寝息を立てている。ごくごく静かでまったく気配がないが。
「耳が聴こえないもので、どんなところでも寝てしまうのです。まあそれも、長年私の代わりに生計を立ててくれたのですから何もいえませんが。」
妻が体を壊してようやく一念奮起した老人の話を聞き流しながら、この夫婦の絆と言うやつをムゲンは笑うことはなかった。
以前なら鼻の先で笑っていただろう。そんなものありはしないと、人は生まれてから死ぬまで独りなのだと。
自分を頼みとして生きてきた、その考えには今も変わりはない。
だが、ごく最近になって思うようになったことには、この手は剣を握り飯を掴むだけでなく、もっと他の物も取ることができるのではないか。
それが分かったのは、自分より小さな暖かい手を握り締めた時だった。
「ムゲンこそ、なんか泣きそうだよ?」
この時ムゲンは決して泣きたかったわけではない。
ただ、組み敷き、腕に閉じ込めたままの少女を自分がどうすればいいのか分からなくなってしまった。
自分が嫌われてるなら、楽しかった遊びもここまでにしておかなければならない。
そうしないとまた惨めなことになる。本当に泣かせれば、フウもまたどこかへ行ってしまう。
でもその前にどうしても確かめたかった。
「お前、俺、嫌か?」
精一杯の言葉は拙すぎていかにも不味かった。まるでガキの頃の繰り返しをしてるようだ。
子供っぽさに物凄く恥ずかしくなって最終的にムゲンは腹が立った。
フウの身体を一刻も速く放して遠ざけてしまいたくなった。
だが反対にもっとフウの匂いを感じていたいという衝動もある。
二つの思いにどうにも身動きが取れなくてムゲンはほとほと困ってしまった。
するとフウがふるふるっと震えるように頭を横に振った。
まるで風に吹かれた風車のように華奢な動きだった。
大きな瞳は潤んではいるが怯えてはいない。
ただ、いつもと調子の違うお互いに戸惑う色がある。その瞳が真っ直ぐ自分を見つめていた。
「あのね、いつも言わなきゃと思ってたんだけどね、ムゲン、いつも…ありがとう」
ありがとうの言葉はとても小さかった、が、ムゲンにはちゃんと聴こえた。
耳で聞いたはずが、その音は深くムゲンの胸の奥を打った。
途端に体中に何かが走り出すのをムゲンは感じた。
それは普通の感覚に当てはめれば喜びだったのか、感動だったのか、嬉しさや驚きだったのか、ムゲンは知らなかった。
ただ再び湧き上がった楽しいという感情に任せてフウの首筋に思い切り顔を埋めた。
そうしてずっとしたかったままにフウの芳香を思う存分吸い込んだ。
「あなたにもおられますか、大事な方が?」
別に、とはぐらかすと老人は意味もなくうんうんと頷いた。
「相槌だけでも爺の話にこれだけ長く付き合ってくださる。さぞ頭の中は他の事でいっぱいに違いない」
思ったよりいやらしい爺だと舌を打つ。
「いかがです、面白いでしょう、誰かがいるというのは」
ムゲンは答えなかった。どう答えていいか分からなかったからだ。
人と人が寄れば何より面倒なことの方がある。
ただ、独りよりいくらか楽しいのは知っていた。
思ったようにフウの肌は柔らかかった。髪を手で梳くとそこからもフウの甘い匂いがした。
フウにもっと触れようと、ムゲンは襟元を思い切り開いた。襦袢の薄い布越しに乳房を確かめる。
今まで抱いたどんな女とも比べようがない薄い胸。それでも掌に包むと柔らかくて気持ちいい。
触れているとぷくりと乳首が薄布を立ち上げる。
赤子が母に吸い付くようにそれを口に含み、ざらざらと布越しに舌を擦り付ける。同時に脚を割って身体を開かせる。
ムゲンの性急な行動にフウは理解の暇も抵抗の隙もなく、ただ息を上らせる。
本当はもう一つ二つムゲンに言ってやりたい事があったりするのだが、この状況がその余裕をフウに与えてくれなかった。
今組み敷かれている場所が外なのも、まだ陽があって明るいのも、どうしようもなくフウを落ち着かせてはくれなかった。
草が高いとはいえ、こんな寂しい場所とはいえ、もし誰かが来たら絶対に困る。それがもしジンだったら尚更だ。
考えが嵐のように吹き荒れ目まぐるしい上に、ムゲンの愛撫は全然そういった事を知らないで来た身体にも大きな波紋を与え続けている。
こう身も心も忙しくてはたまったもんじゃない。わずか15ばかりの少女にはただただ翻弄されるよりない。
熱く疼き出す下腹部に気付き、暫くして月の物に似た感覚が脚の間の箇所を通った。
だがそうした変化の一つ一つに注意してられないほど、フウは快楽の波間で参っていた。
腰巻を捲くり上げ開脚させたその中心に顔を近づける。薄い茂みの奥から溢れてくる香りにつんと女の匂いが混じった。
指で触れると僅かながら愛液が指先を湿らせた。
濡れてやがる、ますますおもしれえ。
舌を伸ばし肉芽を転がすとフウが声を漏らした。
「んだよ、我慢すんなよ。声上げていいんだぜ。」
フウは落ち着かない顔で慌てて頭を振る。恥ずかしさのあまり口も利けないらしい。
「まあ、これからじゃんじゃん啼かせてやるんだけどな。」
脚を持ち上げ肩に掛けると、不安が爆発したようにフウが何も声にならないまま口をパクパクさせた。
いんや、もう止めねえ。
衣から取り出した息子も楽しくて仕方ないと言っている。最高潮の波に乗ったまま、ムゲンはフウの花芯に己を沈めた。
きつくきつく押し返されながら、ずぶずぶと奥へ進んでいく。
フウの中は柔らかくて、温かくて、その甘さに全てを忘れたムゲンは、甲高い悲鳴も聴こえなかった。
ただ気持ちよく押し寄せる温かい波に身を任せて何度も腰を打ちつける。いっそう強くなるフウの芳香に身を埋める。
フウの名前を呼びながら、その音の響きすら心地良いと思った。
その相手が気絶しているのには絶頂を向かえ、己の吐き出した精に混じった赤い血を見るまで気付かなかった。
GJ――!
やっぱり文章上手いですね、引き込まれます。
続きあるよね?よね?
片側裸で待ってますよ(*´д`*)
久々に覗いたら今度はムフウ祭りキテタ━━━━(°∀°)━━━━!!!
GJGJ!
野獣なムゲンがイイ!!
そしてやっぱりフウ、可愛いよフウ(*´д`)
自分も続きをひっそり待ってる。全裸で(靴下装備)。
それからもムゲンの調子は上がる一方だった。精は果てても果てても尽きることがない。
どうしてこんな小娘が今までになく自分を燃えさせるのかが知りたくて、何度も何度も突き入れた。
その度に同じだけの快感を得て、ひょっとして自分はこいつに惚れているのかもしれないと思った次第だった。
だがその考えはすぐ打ち消した。理由がわかんねー、ありえねーと。
そうでもしなければまたあのどうしていいか分からない状態になりそうだったからだ。
それにどちらにしてももうこいつは俺の物だ。
あれこれ思い巡らすこともない、そう結論付けてしまえばこれ以上面倒なことはない。
陶然とまた何度目かの結合に自身を捻じ込むと気絶したままの身体が身を捩る。
うるさい物を払うかのように、もしくは掛けすぎて重くなった布団を押し退けるかのように、フウの腕がムゲンの胸を叩く。
動きは酷くのたりとして、う〜〜んとうなされるように顔を顰める。が、意識はまだ戻りそうにない。
暢気だよなあ、と可笑しくなってムゲンは笑う。
でもこれで目を醒まされて暴れだしでもしたらまた面倒だろうなあ、そう思って辺りに目をやると少し先の草の上に古びた荒縄が落ちてるのを見つけた。
よし、これでいいや、縛っちまおう。
ひょいと刀で手繰り寄せたそれで、フウの細い手首を二つまとめて頭の上で纏める。
手に取ると、いつも袖に隠れている腕は存外白く華奢なことに気付く。
皮を剥いたばかりの白木のようだ。幹と違ってその柔らかい表面に唇で吸い立てると点々と痕が出来る。
腋の下まで辿るとつんと濃い汗の匂いがしたが、それすらもムゲンには甘く感じられた。
フウの全てを味わっている征服感がどこまでもムゲンを高めていく。
全部、俺の物だ。抱きしめたりすれば壊れそうな腰も、肉の薄い未成熟なままの尻と胸も。
他の誰が見てもつまらない物でも、これは自分のためだけにあるという気がした。
力の抜けた身体を抱き上げて膝の上で支え、首筋にも吸い付く。
白玉のような耳たぶを甘く噛みながら、もしこんなことをされていると知れば一体こいつはどんな顔をするだろうと想像する。
きっと怒る。それはもう激しく、真っ赤な茹蛸みたいになって怒る。
でもそれすら自分にはいい酒のつまみだ。醤油よりもっといいものをぶっ掛けて食ってやる。
きっと極上の味がするだろう。ねっとりと絡みつく粘着感は蛸以上だ。
最初はきついばかりだったが淫行に戒めを解いた膣がじゅくじゅくと汁を溢れさせる。
フウ自身の意識はまだない。だが身体はムゲンに応えている。
その証拠に繋がりの主軸への反動とは違う動きが腰を揺らす。
フウ、それはどこにでもある名前なのに、この名前が自分を捕らえて放さない。
フウ、口にすれば溜息のようででもどこか温かくて、意味もなく何度も呼びたくなる。
フウ、そう呼べばお前はすぐに振り返ってくれる。なぁに? そう首をかしげて見てくれる。
フウ、フウ、フウ、俺は今、めちゃめちゃ幸せなんだ。
うっすら紅潮した喉を仰け反らせ痙攣する身体を支え、夢中でムゲンはその温かさを抱きしめた。
縛ったまま首に掛けた腕から、小さな指が僅かに背中に立てついた。
結局雨が止むまで一刻はたっぷり掛かった。
もういいだろうと弱まった雨脚を見て屋台を出ようとすると、老人が作り置きの商品をたっぷりと包んで持たせた。
「この雨では今日も終いですし。これは商売抜きで、どうぞお連れの方に」
ご縁があったらまた、と笑って見送る老人の側で、いつの間に目を覚ましたのか老婆が自分を見て申し訳無さそうに手を小さく手を合わせた。
夫の長い話に付き合った客にいつもすることなのだろう、そうしてペコリと腰を屈める。丁寧なお辞儀は夫とよく似ている。
話は長かったが、ムゲンはそれほど嫌な思いをしたわけでもなかった。
静かな静かな老夫婦が零した歴史。声が届かなくなっても二人で育んだ物。
あの枯れきった侍と聾唖の婆が知っている温かさを今は自分も持っている。
小さくても暖かな誰かの手。幸せと言う物は自分が思っていたよりもそう遠い物ではない。
フウの肌の感触や香りを思い出しながらぬかるんだ道を歩くとやがて小屋に着いた。中を覗いたがフウはいない。
あいつもどこかで足止められてんのかと貰ったイカ焼きを頬張りながらぼんやり考える。
そういえば(今まで存在を忘れていた)ジンの奴もいねえ。どこに行ってやがんだ。
ふと楽しかった気持ちがここに来て少し翳った。二人ともいない、そのことが妙に気に障った。
何となく横になっていられなくなり、立ち上がって戸口へ向かう。
「きゃっ!」
ちょうど戻ってきたフウと鉢合わせになり、驚いて避けようとしたフウはそのまま勢いよく戸の角に頭をぶつける。
「いった〜〜〜!」
思わず固まってしまったムゲンがワリィと謝る前に、後ろからのそっとジンが顔を出した。
「大丈夫か?」
ムゲンより先にすっと手を伸ばしてフウがぶつけた部分を撫でる。
それは当然ながら物凄くムゲンの神経に障った。それが分かってるのかいないのかジンはつと身を離す。
にわかに不機嫌になったムゲンが二人してどこ行ってやがったと突っかかるとジンは飯だと応える。
表情はつるりとしてまことにつかみどころがない。いつもどおりだ。
そう、いつもどおりの三人だ。ブーブー言いな口調で文句たれるフウも。仏頂面のジンも。
だが、何か二人で見つめ合って妙に親しげに見えるのは、果たして気のせいだろうか。
フウを手に入れたのは自分だ、とそう小さくはない自信がムゲンにはある。
それが妙に揺らぐのも、やはりただの自分の気のせいだろうか。
「あれ、何か良い匂いしない?」
フウがふんふんと鼻を空中に鳴らす。はっと思い出してムゲンは懐の中の包みを取り出す。
今度こそイカはまだ残っていた。イカの刺さった串をフウに差し出す。
土産だ、の手短な言葉に目を丸くしたフウがイカとムゲンの顔を交互に見比べる。
かーっと血が昇り恥ずかしくなったムゲンがイカを隠すより、フウが顔を輝かせる方が早かった。
おかげで見惚れてしまったムゲンは再び子供っぽい悪戯に走らずにすんだ。
「えー!!あっりがとーっ、ムゲン!」
素直に喜び串を受け取る。しげしげと串を眺めてそれから嬉しそうに口を付ける。
一本しかないイカを愛おしむように、ゆっくりと小さな白い歯を立てる。
にこりと笑って、美味しいようと感想を漏らす。それでもうムゲンは満足だった。
再び襲いたい衝動もあるにはあったが、今は(少なくともジンと言う邪魔がいるうちは)我慢することにした。
322 :
おまけ:2007/02/08(木) 04:42:56 ID:eYDqxQXS
その様子を眺めながらジンは黙々と考えていた。
道場でも良い、仕官するでも良い、将来必ず食い扶持を得よう。
この少女の色気を凌駕する食い気を補うだけの扶持を持った男になろう。
そうでもなければあっと言う間に誰かに奪われてしまう。
その相手が焼きイカでも、汚い野良犬でも、自分には我慢ならない。
だが今は何としても理性で抑えなければ。
少女が今までとなんら変わりない図形上に三人とも残しておきたいと願う以上は。
「あ、おめーの分、ねえな。ワリワリ」
最後の一匹を口に飄々と笑うムゲンに、今度こそジンは剥き出しの殺意を放った。
が、すぐに引っ込めた。
「はい、ジン。ゲソあげるよ」
寄って来たフウが、自分の串から丸々とした脚を千切るとにっこり笑って差し出す。
笑ったえくぼの側にタレがポツンと付いているのを、そっと顔を近づけて舐め取る。
ぼっと顔を赤くするフウの後ろで、見てしまったムゲンが別の意味で顔を赤くしていくのをよそに、
フウの手から摘み上げてゲソを口に放り込み、一拍の間を置いて口の端を上げてぼそっと呟く。
「御馳走様です」
「…てんめぇーーーっ!」
「もう、喧嘩しないのぉ!」
こうしていつもの三人のいつもの夜が更けていく。
…まあ、ちょっとの波紋はあったけどね。byフウちゃんでした
PS:イカ焼き、美味しかった!
=============
以上で、イカと湯豆腐、完結です。
長々と失礼しました。
GJ下さった方どうもありがとうございます!
GJ!!!!!!!!!
理想の三人がここにいた!すげー満たされました。
書いてくれてありがとうございました!
老夫婦の描写もすごくよかったです。
あの三人の関係も、いつまでも変わらないのでしょうね。
続きキタ━━━━(・∀・)━━━━!!!
湯豆腐もイカ焼きも両方美味しく頂きました。ありがとうございます。
ほんとこの三人の関係が大好きなんで、どっちも萌えでたまらんでしたよ〜。
グッジョ――!!!
フウ可愛いなあ・・・「ゲソあげるよ」って。
ムフウの中にこそりとジンフウなおまけも満足でした!
mjd GJ!
お、やっぱ続きあったか!待ってた待ってたGJ!!!
イカ焼き屋の親父がいいキャラでした。おまけもGJ!三人がいい感じだ〜
gj!
328 :
お初投稿:2007/02/10(土) 21:39:41 ID:PtypwJDe
ゲーム版で妄想しちゃいました3P投下します〜
329 :
蝦夷版1:2007/02/10(土) 21:40:43 ID:PtypwJDe
「通行の証を……」
「持ってねえよ」
隙間から見えている刺青顔の男の鼻辺りを、剣の柄で殴る。
ゴキッという小気味良い音と共に、
「ぐふっ」
男は後ろに倒れて見えなくなった。
次の瞬間には、扉が剣の風音と共に切り刻まれて崩壊する。
扉の残骸が地に落ちるに、斬った張本人のジンは既に刀を納めていた。
これで、行く手を阻んでいた道は開けた。
「……つーかよ、ずっと思ってたんだけどよ」
「何だ」
柄でまず殴った男・ムゲンが、
仰向けに倒れて気絶している男――扉を閉ざしていた者の顔を、
足先でチョイチョイと蹴飛ばしていた。
「コイツは何なワケ?」
「知らん」
「どっこにでもいるしよ、小判ばっか要求しやがって。
てめえは小判マニアかっつの」
「……そういえば、燃えている屋敷にまでいたな」
「焼け死んでも小判集めたいってか、アホが」
今まで律儀に小判を払い続けていたムゲンは、「あーすっきりした」と
呟きながら、残骸と同じように男の体も乗り越え、ジンと共に廊下の先を見据えた。
330 :
蝦夷版2:2007/02/10(土) 21:41:30 ID:PtypwJDe
松前藩の侍やら黒天狗やら、半分動物のような化け物やら。
「そもそもこの城、敵いすぎだっつの!」
斬って斬って斬りまくり、目指さねばならないのは天守閣。
その天辺に、フウがご大層にくくりつけられているのを見た。
あのアマは本当に捕まるのばっかり得意だな、と呆れたのはついさっき。
ことの始まりは、長崎への道中に何を間違ったか蝦夷に来てしまい、土地の戦いに巻き込まれながら
銀髪男と電波女にまとわりつかれたり
ムゲンは変な魔女に蛇を飲まされたり
ジンは変なロシア人と死闘を繰り広げたり
ノコギリ万蔵が死んだりしたことである。
色々あったがとにかく、この城で松前藩を潰せばオールオッケイ、
拉致られたフウを取り戻して早くこの地を離れたいと、
珍しくジンとムゲンの二人の意見は一致していた。
怒涛のように敵をなぎ倒し、ほぼドサクサな勢いで現れたキングコングを倒し、
意味の分からない銀髪頭を横目に、ムゲンはフウの場所まで駆け上がった。
「遅〜〜〜い!!いつまでかかってんのよ!」
フウは縄でくくりつけられている身をよじりながら、がなった。
「うっせーな、このままほっといてやろうか」
「何よ、そんなことしたら一生、夜枕に立ってやるんだからね!」
「へいへい」
ムゲンは刀を取り出して、ズバッと下段を斬った。
「ひゃっ!?」
フウが縛られている柱は根元を失い、フウごと前に倒れてきた。
「よっ」
ムゲンはそれを担ぎ、
重さを厭うこと無く、軽々と屋根の下に降りた。
地に付いてからやっと何が起きたのか分かったフウは、また怒鳴った。
「ちょっとあんた、今私の足まで切ろうとしてたでしょ!」
「別にいーじゃねえか、足の1本や2本」
「んなっ……」
「フウ、無事か」
「ジン!」
ジンは、巨大ヒグマの毛を払いながらフウの前に立つ。
「熊の毛が……」
「ったく、手間ぁかけさせやがって」
331 :
蝦夷版3:2007/02/10(土) 21:42:01 ID:PtypwJDe
二人が覗き込んできて、フウはやっと自分が酷く安心していることに気がついた。
「……用心棒なんだから助けてくれるのは当然なんだけど、
い、一応お礼は言っておくわ」
あんなところに長時間立たされて、不安だったのは否めない。
こいつら二人なら、たった二人きりでの城攻めでも
絶対負けないだろうとは思ってはいたが……。
一応、礼は言葉にしておいた。
「ああ?可愛くねーな。俺らが戦わなきゃ
てめえはさっきの有り得ねえコングに焼かれて仕舞いだったろうによ」
「ムゲンもちょっと焼かれてたじゃない」
「あんなんガードでどうにかなる域じゃねえ!」
「どうにかなってるがな」
とにかく有り得ない戦いをどうにかした二人、
フウも助け出したし、後は腹を満たすのみ……。
だが、どうにもさっきから気になっていたことがある。
「ところで、フウ。お前、松前藩の輩に何かされたか」
ジンが静かに尋ねる。
「え?」
「その格好」
「お〜お〜、俺も気になってたぜ、イイ格好じゃねえか」
「え?」
言われて改めて自分の姿を見てみると、
「きゃあ!?」
着崩れ、などという域を飛びぬけて、着物の袷が開けっぴろげ状態になっていた。
胸の見せたくない部分がかろうじて隠れている程度……。
同じように腿の部分もサービス全開になっていた。
おそらくは、何とか縄から抜け出そうと多大な努力をした結果なのだが。
「やだ、何よこれっ」
直そうと身をよじろうとすると、さらにズレて危険な状態になっていく。
「ちょ、ちょ、早く縄解きなさいよ!……ああっ」
かろうじて動く手先で、落ちていきそうな着物を抑えるが、案の定ほぼ無駄。
その様子からして、松前の奴らに何か破廉恥なことをされたというわけでは無さそうだ。
ムゲンとジンは安心半分に、ちらりと視線を交差させた。
互いに言わんとしていることは分かっていた。
「手間賃はいただかねーとな」
「全くだ」
ムゲンはニヤリと笑い、ジンは目を閉じて息をついた。
332 :
蝦夷版4:2007/02/10(土) 21:42:39 ID:PtypwJDe
「ああもう、ムゲン、ジン!早く縄を……ッ」
「やーだーね」
「はっ?」
怪しい笑顔のムゲンがふらりと近づいて来て、
フウはがしりと顎を掴まれた。
「――ッん!?」
そのままムゲンの顔は異常に近くなり、荒々しくかぶりつかれた。
「んんんっ」
戦いの後のせいか、ムゲンの口は熱く、少し鉄の味もした。
普段なら張り手の一発でも試みてやるのだが、
今は如何せんぐるぐる巻き状態、何も出来ない。
「ん、ちょ、ム、ムゲン!?」
口が離れた隙に、抗議する。
「たまにはこういうのもいーだろ」
「よくない、場所考えてよ!――んぅっ」
ダメだ、ムゲンは完全にヤル気だ。
フウは助けを求める視線をジンのほうへ向けてみた……。
何故か刀を抜いている。
何をするのか、ムゲンを斬ってくれるのかと思えば、
「ここは邪魔だな」
彼は涼しげな顔をして、ご丁寧に腰と膝下辺りの縄だけを斬った。
フウは、こいつがマトモそうなくせしてえらく助平なことを思い出して、ガックリした。
しゅるりと帯が解かれた。
後ろから伸びてきたジンの手が、半ば肌蹴ていたフウの襟をグイと広げた。
333 :
蝦夷版5:2007/02/10(土) 21:43:21 ID:PtypwJDe
「んっ」
ジンは胸を撫でながら、
「本当に松前には何もされていないな?」
耳元で確認してきた。
ちゅぱ、と口を離したムゲンがにやりと笑う。
「されてたらこの城完全にぶっ壊してやろうぜ」
「うむ……」
「おい、君たち!ここはカムイである私たちの城になったのだぞ!」
響いた声に、フウは、
あ、そうだ、あの銀髪の人もいるんだった!
と、さらに泣きたい気分になった。
よりによってこんなところを見られるなんて……。
「うっせーな、電波は黙って見てろ!」
微妙に仲間のような関係になったとはいえ、
今ここでウォルソが邪魔をしたら二人は彼を容赦なく斬ると思われる。
それくらい自分の欲にはひたすら忠実な迷惑侍二匹だ。
口内の音が直接耳に響いて、頭がボーッとする。
フウはもう半ば諦めて目を閉じていた。
ジンの指先が胸の頂を押しつぶしてくる。
彼の手にフウの胸は酷く余るが、ムゲンと違って彼曰くそれが良いらしい。
柱を支えるムゲンの片手の余りの手が、腹から腰へとするりと伸びてきた。
熱いそこを撫でられると、
「……ハ」
不覚にも吐息が色を帯びてしまう。
何度か行き来して、無骨な指が中に侵入してきた。
「あっ」
「濡れてるじゃねーかよ……」
「知らな……あんっ」
相変わらずムゲンは容赦の無い手つきだ。
胸から降りてきたジンの片手は尻に回って、割れ目をなぞっていた。
334 :
蝦夷版6:2007/02/10(土) 21:44:01 ID:PtypwJDe
「んんっ」
2人分の手の動きには、ただただ翻弄されるしかない。
「どうやら何も跡は無いようだな」
ここまでくると、耳元の静かな声にすら感じてしまうほどになっていた。
加えて、ムゲンの荒い掻き混ぜに水の跳ねる音がし始めて、フウは顔を真っ赤にした。
「き、ゃああ……ああっ」
「おらおら〜」
ムゲンは嬉しそうにフウの中を二本の指で捏ねる。
「あん、いあっ!」
「……ムゲン、手荒にするな」
「うっせえ、こっち来てから全然やってねえから溜まってんだよ」
「……」
するとジンの指まで加わって、
「やんっ、あ」
ほんの数秒、
「ぃあああ〜〜〜」
フウはいとも軽々と達してしまった。
ムゲンが濡れた指を、荒い息をするフウの口に差し入れる。
「おめえも溜まってたんじゃねーの?」
「むっ……そ、そんなことないもん」
ちゅぷちゅぷと口内を指で漁るムゲンに、
フウは「下品」とでも言いたそうな視線を向けるが、
勿論彼はそんなこと気にしない。
ジンが前に回ると、柱ごと後ろにゆっくり倒された。
ハァハァと息をしながら見上げると、大きな影が二つ。
一つの細長い影はメガネを放り投げていた。
何でこんなに助平な奴らに用心棒なんか頼んじゃったんだろう……
かなり今更なことを働かない頭で考えていると、
「おら、いつもの」
目の前に差し出された、7割方持ち上がった一物。
335 :
蝦夷版7:2007/02/10(土) 21:45:02 ID:PtypwJDe
「う〜〜……」
涙目で見上げても、この不良男は不敵に笑うだけだった。何か悔しい。
と、敏感な部分に何かが触れた。
「ひゃあんっ」
見るとジンの顔が自分の一番恥ずかしい部分に埋まっていた。
「や、ジ……むぐっ」
驚いた隙にムゲンのブツが口の中に入る。
ムゲンの匂いが喉の奥まで流れ込んできた。
「イイ格好だぜえ、フウちゃんよお」
「ん――ッ」
ムゲンが前後に動き出す。
「ふ、んぅっ、ん」
ジンは舌で至るところを嘗め回し、その指でさらに敏感な場所を摘んで捏ねていた。
そして飽いたか、一瞬涼しくなったかと思えば、勢い良く彼の根がフウの中へ入りこんだ。
ムゲンの匂いと、ジンの熱さ。
気の遠くなるような揺さぶりの中、いつだったか身を拘束していた縄が斬られて
自由に動くようになっていた。
しかしどうせ二人の意のままになっているだけで、フウは動くようになった腕で
ジンの背中をきつく抱いていた。
336 :
蝦夷版8:2007/02/10(土) 21:45:38 ID:PtypwJDe
――――
「立てるか?」
「ん……」
着物を調えたフウは、ジンの腕に捕まりながら立ち上がった。
何処からとも無くモモさんも飛んで帰ってきた。
「ん?何だ?」
ムゲンがスッキリした顔で欠伸をしながら首を回していると、
すっかり存在を忘れられていたウォルソが寄ってきた。
そういえば彼はずっと見ていたのだろうか。
フウは冷めかけていた顔を再びボッと赤くした。
ウォルソは俯き加減に、ボソッと呟いた。
「……感動した」
「あ?」
「この地では1対1が当たり前……いや、それ以外考えたことなどなかった」
「……」
ムゲンとジンとフウ三人は、興奮気味の銀髪男を見た。
「南でこのような神秘的なことが行われていたとは……」
男は肩を揺らしながら、
「私も入れてくれ!」
高らかに言った。
フウは顎が落ちるかというほど口を開いた。
ジンは「あ?」という顔をしたが、すぐに笑った。
「お〜、いいんじゃねえの?1対1は許さねえけどよ」
「ふむ、4ぴいというやつか……」
ジンまで何やら呟いた。
「あ、あ、あんたら……」
「今見ていて思ったのだ、出来るはずだ!次は私も……」
「ん?待てよ、穴足りるか?」
「……まあ、一応足りるが」
「ギリギリか」
「ちょっと、あんたら」
「お前たちカムイがこの地にもたらす神話が、まだあるということだ!」
「問題は体勢か……」
「ますます色気が分散されて、足りなくなる問題もあるぜ」
カラカラと軽く言ってくるムゲンに、
「あんたらああ!」
頭の中でプチッという音を聞いたフウは。
「無理に決まってるじゃないのよ――ッ!!」
自分の縛られていた柱を担ぎ上げ、男三人に向かって投げつけた。
おしまい
337 :
蝦夷版8:2007/02/10(土) 21:48:01 ID:PtypwJDe
長々と置いてすいません。
今まで楽しませて貰っている小説書き手様に感謝をこめて!
さてチャンプルゲームやってきますノシ
GJです!!!!!
4P・・・ドキドキ。
今日初めてこのスレにたどり着き、素晴らしい作品に沢山出会えて感激してます。
サムライチャンプルー大好きなんですがアニメも漫画の方も続編がなさそうなので、サイドストーリー的なこのスレに出会えて本当に嬉しいです。
素晴らしい神々に盛大な拍手を送らせてください!これからも楽しみにしてます。
皆さまに触発されてヘタレ文投下してしてしまいそうですが、素敵スレを汚したくないので大人しくロムらせていただきます。
感激のあまり長々と書いてしまった・・・すいませんでしたorz
な、なにをするだああああああvvvvvGJですネ申様!
素晴らしいです、柱ブン投げる力が残ってるフウたんには是非4Pまで頑張って頂きたいものです。
338さんも恐れることなくどうぞ書いていただきたいものです
LOVE is ALL!!
アゲ
GJ!
もがいて胸元チラリズムになっちゃうフウたん萌え(*'Д`)
ゲームがやってみたくなったw
>>338氏の萌えが作品に昇華するのをワクテカしながら半裸で待ってる。
グッジョー!!!
sage
ほっしゅ
保守
ホシュ
保守
ほしゅ
奴らに会いたいホシュ
会いたいさ会いたい
ちぃっと寂しくなりましたな…
書きかけですが、ムフウで投下させていただきます。
///////////////////////////////////////////////////////
夜の静寂が耳に痛いくらいだった。
何だか、体が熱い。
「あーもー!眠れないぃ……」
ごろごろと寝返りを打ち、しまいに布団を跳ね除けて大の字になる。
節約にと、二部屋ではなく大部屋を借りたのだが、フウ一人には広すぎた。
ここ十日ばかり、二人には会っていない。
フウは住み込みのバイト、ジンとムゲンは芝居小屋の用心棒。
今日が丁度、示し合せた待ち合わせの日だった───のだが。
「なんっっで二人とも居ないのよー……」
呟いた声は存外に大きく響き、元の静けさに飲まれるように消える。
遅れるなら遅れるで、何かしら連絡があってもよさそうなものだ。
まさか、とは思うが、二人にとんずらでもされてしまったのだろうか。
慌てて考えを打ち消す。が、旅の当初に前科があるだけに無いとは言い切れないことが悲しい。っていうか、軽く怒りがこみ上げて来た。
────そりゃあ、忙しそうにしてたけど……
何度かちゃんと稼いでいるか心配になって、二人が用心棒をしている当の芝居小屋まで行ってみたのだが、乱闘に巻き込まれそうになったり、人気役者の護衛で出かけていたりと、会うことは出来なかった。
大通りをはさんで差し向かい、人気を二分する芝居小屋があって、喧嘩や諍いがしょっちゅうらしい。
それがまた人を呼んで、そこら一帯の店は繁盛しているらしかった。
一度だけ、楽しそうに乱闘に加わっているムゲンと、遠目からでもはっきりと分かるほど不機嫌なジンが、それをたしなめているのを見たが、姿を見たのはそれっきり。
最初は煩い奴らが居ないうちに、存分に羽が伸ばせると思っていたのだが、一人でする食事は味気ないものだった。
ムゲンにおかずを奪われる心配をしながらの食事の方が、ずっと美味しい。
そんなことに気付くが、何だか癪に障って胸の内のもやもやが増す。
「うー……」
呻いて、無理やりにでも眠ってしまおうと頭から布団を引き被る。
やっぱり、体が熱い。バイトの疲れが溜まっているんだろうか。
ぎゅっと目をつぶると、夜の気配が質量を持って押し寄せてくる。
しんとした静けさと闇の中。
───────フウ
不意に現実のような声が耳元に響き、体中がざわりと総毛立つ。
普段は絶対名前でなんて呼ばないくせに、欲情を滲ませた低い声音が落とされる。
向けられる強い眼差しに捕らえられ、なけなしの抵抗力が奪われていく。
衣擦れの音。
触れ合う肌の感触。抱きしめられる腕の強さ。
ムゲンのにおいがする。
次第に荒くなっていく吐息。いやらしい水音。
高く響く声は、紛れもなく自分の────
「〜〜〜ッ、だぁーも────!!」
一向に眠気は訪れず、どころか、とんでもない記憶が脳裏に浮かび、がばりと起き上がってまた布団の上に倒れこむ。
火照った頬に当った布団の冷えた感触が気持ちいい。
「……ムゲン……」
呟くと、もやいだ塊がフウの胸を締め付ける。
上向きになって、顔を覆う。
ジンとムゲンと三人で、バカやって笑いあってた日常がこんなにも遠い。
一人になって改めて、二人の存在のかけがえの無さを知る。
ムゲンが時に無茶をして、ジンがたしなめて、結局フウも巻き込まれて。
なんだかんだ言いながらも、窮地の時には二人ともが助けに来てくれるのだ。
現実に会って、触れて、声が聞きたかった。
そうして、腹立たしい事に、ムゲンの声や仕草がやけに鮮やかに浮かんでは消えていく。
こんな気持ちになるのはきっと自分だけなのだろう。
当のムゲンは、口煩い小娘が居なくなった程度にしか思っていないはずだ。
それが悔しくてやるせなかった。
「……ムゲンのばぁーか……」
涙が滲みそうになり、大きく息をすって衝動を落ち着かせる。
自覚してしまった熱は一向に下がってくれず、考えないようにしようとするほど、余計なことを思い出す。
うずくような感覚にもぞりと太腿をすり合わせる。
殊更熱が集まっているように感じるのは胸と、お腹の下から足の付け根の部分だった。
自分の鼓動が煩い。
「……っぅん!」
ためらいつつも、熱の所在を確かめるように懐に手を差し入れて乳房に触れる。
少し汗ばんでいるのか、掌に吸い付いてくるような未知の感触と、もたらされるじんわりとした甘い痺れに声が漏れる。
「……やだっ……こんなの……」
自分の胸はこんなに柔らかかったろうか。もっと硬かったような気がする。
「─────ふぁ、」
指先が乳首を掠める。強い刺激でもないのに、それだけで体が跳ねた。
乳首を中心に快感が広がり、フウの中の欲望を増していく。
「ムゲンの……せいだ……っ」
フウをこんな体にした張本人を思い浮かべる。
無性に腹立たしくて、恋しくて、殴ってやりたいくらいだ。
「ダメ、やめな………きゃ」
明らかな自慰行為。その意味を知っているわけではなく、初めてのことだったが、フウの中に本能的な罪悪感が生まれる。
してはいけない、恥ずかしいこと。
理性と欲情がない交ぜになって、フウの指の動きをぎこちないものにする。
はあぁ、と熱の篭った吐息が漏れる。
「ムゲンっ……」
言葉に出して名前を呼ぶと、一層会いたくなって、痛いほどの恋情が募る。
ムゲンがここに居ないことが寂しかった。
何時もそう、こっちの都合はお構い無しに、気付けば強く抱きしめられている。
貪るような口付けは、フウが蕩けてしまうまで執拗に続けられる。
口付けの合間に、節の浮いた大きな掌がじっとりと体を撫で回し、しゅるりと帯がとかれる。
押し倒され、また唇が出会う。
フウが応えるように舌を絡ませると、倍以上の激しさで口腔内が掻き回される。
ようやく離れた唇が素肌を辿り、胸へと下る。
口付けほどの性急さは無く、ごく柔らかく揉まれ、周囲にもまんべんなく口付けが落ちる。いつか、フウが痛いと言ったからだ。
────まだおめぇにゃ早ぇか。
ムゲンの舌打ち。潤んだ目じりを舌先がなぞっていく。
────気持ちよく感じる神経がねーんだよ。俺が育ててやるから手前ぇもちぃっと我慢しときな……んな顔すんじゃねぇよ……フウ。
優しくなんか、しないで欲しい。
そうやって焦らしに焦らされ、ようやく先端を指先が擦る。
「……んっ、ぁ」
ムゲンの指の動きを真似て軽く乳首を摘んでみる。
じんとした快感が広がり、硬く芯が通っていく。
じゅぷりと立ち上がった先端に吸い付かれ、口の中で転がされる。
思い切り尖った舌先が乳首を掠め、押しつぶされてまた口腔内に含まれる。
「……だめっ……ムゲ、」
揉みこみ、ムゲンの甘噛みの代わりに、乳首に軽く爪を立てる。
少しばかり残った羞恥心に、フウがいやいやと首を振る。
こんなことをしている自分が信じられなかった。
くくっと、ムゲンが愉悦を滲ませた声で笑う。
────口付けて、胸ぇ弄ってやったぐれーでぐちゃぐちゃだぜ?
乳房への刺激に甘く痺れている体に別種の快感の波が伝う。
おそるおそる自らの秘所へと手を伸ばすと、そこはもう滴るほどの蜜で濡れていた。
指を動かすと熱く柔らかな肉がまとわり付いてくる。平常時とまったく違った感触。
聞けよ、とわざと音が出るように潤んだ花弁を乱される。
「……ぁ……っ」
胸を弄るよりも直接的で大きな快感に、唇を噛み締めて身震いする。
ムゲンによって、どこが気持ちよくなる部分なのかをフウはもう知ってしまっている。
更なる快感を得ようと、上部にある花芽を中心にちゅくちゅくと指を擦りつけた。
────欲しいんだろ?なぁ。聴かせろよ、その口で。
ムゲンの声。ムゲンの感触。今触れている手がムゲンのものだと想像する。
────フウ。
高くなる水音。秘部を掻き回す指の動きが激しくなる。
「…あ、ぁ!……んっ、ぁ、あぁ!あぅ…や、いっ…ムゲン……!」
高まった快感がはじける寸前、正面にある部屋の襖ががらりと開いた。
飛び込んできたのは、名を呼んだムゲン当人だった。
次回はムフウで本番予定。
エロと萌えはあるのに文章が来ないため、筆が進みやがりません (((´・ω・`)
続きは本当に気長にお待ちください。
GJGJ!!!!
本番も期待してます(;´Д`)ハァハァ
グッジョ〜〜〜ッヴ!!!!切ないフウたんカワイイ!(゜Д゜)
飛び込んでくるムゲンイイですね!
いつまでも続き待ってますよ! フルチンで
GJGJGJ!!!
つづきを全裸でまってます!!
>>351以下。
すいませっ……タイトルにナンバー付け忘れとりました。だらだら長いのに追いにくくて申し訳ない。
他、次回投下の参考にいたしますので遠慮なくツッコミよろしくドーゾ。
>>358リアルでは風邪ひかんよーにしてくだされ つカイロ
GJ、感想どうもでした。もう少し気張ったら寝ます…
ホッシュ
kami!
ホシュ
保守
俺、モモさんになる!
まて、俺も。
保守
モモさんは俺のもの
My name is モモさん.
>>370 ちょwwwおまwww
モモさんの存在は気にしない方向でwwそういやすっかり忘れてた……
っつーわけで
>>351-355からの続きです。遅くなって申し訳ない。
番号は前に投下したものを含めてカウントしてます。
///////////////////////////////////////////////////////////////
開けたのと同じ乱暴さで襖が閉められ、勢いのままに背の刀が畳に放られる。
混乱した頭で上半身を起こして逃げようとするが、先ほどまで快感に浸っていた下肢は思うように動いてくれない。
たいして移動もしないうちに、背後に回ったムゲンにがっちりと抱き竦められる。
「……や、やぁ!……やだ、やだ、離せ、離してぇ……!」
諦めず、身をよじって逃れようともがく。
ムゲンに見られた。
自分で自分を慰めているあさましい、いやらしい、無様な所を見られてしまった。
死んじゃいたいくらい恥ずかしい。
今すぐこの場から消えてしまいたかった。
「誰が離すかよ……!」
暴れるフウの跳ねる体を抱き止めるため、自然とムゲンの腕にこもる力が強くなっていく。
フウの体が軋む。苦しさに悲鳴を上げると、その力がふと緩んだ。
「…っデェ!!」
腹に肘のいいのが入ったらしい。
「てめッ…暴れんのもたいがいにしやれッ!!」
「なによ、あんたこそなんでこんな時間に帰って来んのよ!!」
後ろのムゲンを振り仰ぎ、涙目で問い詰める。もう、訳が分からない。
恥ずかしさに摩り替わるようにふつふつと怒りが込み上げてくる。
「…だいったい、遅れんならちゃんと連絡くらい寄越しなさいよ!!ジンは!?今までの稼ぎは!!あとあんた酒臭いしおしろい臭いしまさか遊郭にでも行って来たんじゃないでしょーね!?」
関を切ったように言葉が溢れ出て止まらなかった。
ムゲンが大きく溜息をつく。
「あったくてめぇは……。おしろいの匂いは役者と居ると嫌でも付くんだよ。酒はまぁ…振舞い酒ってやつだ」
「じゃあ、ほんっとに遊郭とかには行ってないわけ」
「へーえ、焼餅かよ」
ムゲンににやにやと笑われる。
「……ちっ、違うわよ!!誰が、あんたなんかに……」
否定するように言ってしまい、口ごもって下をむく。
ムゲンがからかうせいで、フウはいつも素直になることが出来ない。
「……今やってる演目が評判いいとかで、公演が一週間延びたんだよ。んなわけでもう暫く用心棒も続けることんなった。ジンの野郎は仇討ちの助っ人とか言って出てったぜ」
「仇討ちって……」
詳しい事情までは知らないが、ジンも自分の師匠を斬って、それから旅をしていたらしい。
「父親が斬られて、道場が潰れちまったんだとよ。母子二人に泣きつかれて、あいつも複雑な面ぁしてやがったな……」
「そっか……」
─────しばしの沈黙。背後でパサリと軽い音がする。
「……って、なにやってんのよ!?」
「何って、ナニするにきまってんだろーが」
振り返ると、ムゲンが服を脱いで上半身裸になっていた。
「っ……やだ……!」
抜かりなく前に回された足に腰を押えられ、逃げられないことには変わりない。
当然の如くに言い切ったムゲンが、再び己の腕の中にフウの体を抱き込む。
「いや、だぁ?」
愉しげな、ゆっくりとした動作で耳に掛かる髪が掻き揚げられ、耳の裏側を舌が這う。
「てめぇ、いま自分がどんな格好でどんな顔してんのか分かってんのかよ」
耳裏に唇を押し当てられたまま喋られ、言葉の振動とムゲンの吐息にぞくりと甘い痺れが走る。
低く挑発するように促され、改めて自分の置かれている状況を確認する。
もとより肌蹴ていたものが、ムゲンに捕まって藻掻いために太腿は完全に露出し、あまり豊かではない胸までもが半ば見えている。
そして、拘束するように回されたムゲンの腕。
淫らがましく羞恥を煽られる格好に、フウはひるんだように身をこわばらせる。
「………ッん!」
ちゅ、ざらりと耳に口付けられ、ムゲンの責めが開始される。
「俺をおかずにやってやがったんだろ……?」
言葉の合間に耳を食まれ、熱い息を吹きかけられる。
びくりと逃げるように体を震わせたフウは尚更縮こまり、結果ムゲンにその体を押し付ける事になる。
快感と恥ずかしさに浸食されていく精神を少しでも保とうと、フウは唇を噛んでただ堪えた。
「まさか、てめぇがなァ。離れてる間、今まで何べんこんな事したんだ?てめぇで胸ェ弄くって、指突っ込んでよ……なぁ?」
「……っ……そ、んな、したことなっ…あ……んっ、初め……」
腕の一本で器用にフウを押えたムゲンが、もう一方を自由に遊ばせ、白い太腿を付け根のきわどいところまで撫で回す。
乱れきった襦袢の合わせに手を差し入れ、こぼれかけた胸を掬い上げて鷲掴む。
強めに握り込まれ、頭頂を摘まれる。
「へーえそうかよ……勃ってるぜ?」
そのままくりくりと指の間で乳首を転がされる。
「………んく…………!」
もれそうになった喘ぎを堪え、ぎゅっと目を閉じる。
そんなフウの様子に焦れたムゲンが、きつめに乳首を摘み上げる。
「………ひぁぅっ!!…………ンっ!………」
痛みを感じるほどの強い刺激にフウが悲鳴にも似た喘ぎを漏らす。
慣らされた体が快感として捉え、じんじんと痺れが広がっていく。
連動するように、中途半端に刺激を受けて放置されたままの秘部に、もどかしい感覚が集まっていく。
「気持ちイイんだろぉ?こらえてねーで、さっきみてぇに鳴けよ……」
やわやわと乳房をもまれるたび、フウの体が熱く疼く。もう胸全体がとろとろに蕩けてしまいそうだった。
「……ぅぁ……きっ、ん……さっきっ……て、いつから……聞いて……」
ムゲンの責めに陥落しそうになりながら、ずっと引っかかっていた疑問を口にする。
「は?“ムゲンのばぁーか”辺りからか?」
事も無げにムゲンが言う。
ほぼ最初から、全部。
「堪能させて貰ったぜェ。てめぇの声も、悶えてる姿もよ」
道理でタイミングよく踏み込んできたと思ったら、覗かれてもいたらしい。
「………ッも、しんじらんない………!」
「いいじゃねーかよ。もっと見せろよ……」
「んぁ、や………っ!!」
首筋に口付けが落ちる。気を取られた隙にはもう、フウのぬるんだ秘部にムゲンの指が忍び込んでいた。
くち、という粘性の水音。
擦り付けられるムゲンの指。声を抑えてなんか居られなかった。
高まって行く快感に、ムゲンの膝に置いた手にぎゅっと握るように力を込める。
「ん、あっ、あっ、あ!やっ……だぁ……きもちっ…ん、ン…………っ!」
今まで施されていた愛撫の蓄積のせいで、フウの体は容易く絶頂に導かれてしまう。
「────ハ、もーうイっちまったかよ。いやらしい汁こんなに出して、まだひくひくしてんぜ?」
達した余韻に痙攣するそこを、またぐちゅりと掻き混ぜられる。
体は甘く痺れ、抵抗しようにもまともに力が入らない。
帯が解かれ、完全に着物の前がはだける。
肌を軽く食まれ、口付けられて、首筋から肩口までを辿られる。
方袖を脱がされ、露出した背にも口付けが降る。
前から着物に差し込まれた腕が、肩のまろみを撫ぜ、そのまま腕を伝ってもう片方の袖を脱がしにかかる。
腕が露になったところから口付けられ、肘裏の皮膚の薄い部分を舌が舐め回す。
「……………ぁ………」
ざわざわと這い登ってくる快感に、フウが小さく喘ぎを漏らす。
脱がされた着物が放られ、ムゲンに抱きしめられる。
直接触れ合う肌の感触。心地よい熱が染んで、フウの心までを溶かしていく。
「……十日もてめぇに触れてねーんだ。嫌だっつっても止めてなんざやるかよ」
何か凄く理不尽なことを言われた気がする。そもそも、ムゲンに嫌だと訴えても止めてくれたためしはほとんど無い。
「それに自分でやっちまうぐれーだ、てめぇも相当溜まってんだろ……」
ムゲンの掌がフウの手に重ねられ、指が絡む。
口元まで持ち上げられ、これ見よがしに指をしゃぶられる。
「随分と、いやらしい味がするぜ?」
べろりと根元から指先までを舐め上げられ、口の中に含まれる。
軽く歯を立てられ、指先を吸われる。
ぬめる舌が指先から腹までを往復する。
吐き出され、吸い付くように口付けられて指の股の間までを舌が這う。
羞恥を煽られる行為なのに、その光景から目を離す事が出来ず、惚けたように舌の感触を受け入れた。
一度高みに達した体が、もっと貪欲にムゲンから与えられる快楽をを求め始める。
「……んっ、ムゲン……ぁ……別なとこも……触って……よぉ……」
眉をしかめ、堪える様だったフウの表情が次第にとろりとしたものに変わっていく。
愛しげに手の甲に口付け、ムゲンがほくそ笑む。
「そういやさっき、邪魔しちまって自分じゃイってなかったよなぁ……?いいぜ、ほら続けろよ」
「……なっ、やだ……ちが………」
拒否の声など聞こえないというふうに、今まで散々舐めていたフウの指先を花弁にあてがう。
見られてしまったとはいえ、ムゲンのまん前でするのは流石に恥ずかしすぎる。
指を動かさないフウに、ムゲンが更に追い討ちをかける。
「……ゃ……むねっ、………んんっ!」
胸を揉まれ、乳首を指の腹が擦る。耳朶を甘噛まれ、殊更低い声音が響く。
既に感じやすくなっている体は、それだけの刺激で甘く震えた。
「手伝ってやるからさっさと弄れよ……じゃねーとずっとこのまんまだぜ」
達するのに決定的な刺激は与えられず、ずっと、このまま。
そんなのは堪えられない。
「………ム、ゲン、のっ……ばかぁ………!」
「あーあぁ、馬鹿で結構。おら、もうこっちも硬くなってんだろーが」
ムゲンがフウの手を取り、花芯に触れさせる。
強引に促され、快感に引きずられるようにフウが指を動かし始める。
「どうなってるか言ってみろよ……」
フウを責める声はかえって優しく、抗うことを赦さない。
「………ん………、あつ……くて………」
ちゅく、ちくと花弁を指で探る。とろりとした蜜が溢れ、柔らかな肉ごと指に絡みつく。
「………熱くて?………指、いれてみろよ……」
ムゲンに言われるまま、つぷりと浅く指を進入させる。
「……んっ……ざらざらしてる……あつ………ぁ」
充血した花芯を中心に、入り口まで浅く指を差し入れながら秘部全体に指を往復させる。
「……ゃ……とまんなっ……あぁっ…!いっ…あ…!…ムゲンんっ……!」
腰からじんと痺れていくような、なにかが満ちていくような感覚。
乳房を弄られる快感が、耳からの刺激が、全部そこへと集中していく。
「んあッ…んぅ!あぁ、んっ、も、ぅあ……!だめッ………!」
このままでは、ムゲンの前で自分で弄りながら達してしまう。
「いいぜ、ほら、イっちまえよ……────フウ」
フウの意識の最後の砦を、ムゲンの声が決壊させる。
白い閃光が走り、びくびくと体が波打つ。
達した後の虚脱感に浸りながら、詰めていた息を吐きだす。
途中で番号振り間違えました。6が二つもあるよ(;´∀`)
終わりませんでしたorz
なにやら薄めすぎたカルピスのよーな内容になっちまいました……
次回こそ本番でラストです。
ぐっじょぉぉぉぉぶ!!!!!!
も、最高!フウ可愛すぎ!ムゲンエロすぎ!!
ホンッとGJです!!!
いや〜〜ん、エッチーvv
と、モモさんが言ってたよ
エロイ!!GGJJ!!
つづきを全裸でまってます!
↑だが、すみませんリンクが何か変になってしまった
1段目と2段目をそのまま選択してコピペすればちゃんと見れるはずです
〃〃∩ _, ,_
⊂⌒( `Д´) < ヤダヤダ!
`ヽ_つ ⊂ノ
ジタバタ
レスがずっと止まってるのやだー
〃∩ _, ,_ /) 〃∩ _, ,_ /) 〃∩ _, ,_ /)゛
⊂⌒( `Д´)ミ( ⌒ヽつ ⊂⌒( `Д´)ミ( ⌒ヽつ ⊂⌒( `Д´)ミ( ⌒ヽつ
`ヽ._つ⊂ノ⊂( ,∀、)つ.`ヽ._つ⊂ノ⊂( ,∀、)つ.`ヽ._つ⊂ノ⊂( ,∀、)つ
ムフウジンフウのこと語ってくんなきゃヤダアアアアアァァアアァァアアア!
∩ _, ,_
⊂⌒( ゚∀゚) <新ネタないけどな
`ヽ_つ ⊂ノ
GJでございますよ!!
ちょっと
>>382にときめいてみたwww
>>380最初っからコピペって普通に行けた。リンク変か…?
みんなちゃんと見れたんだろーか。
| 〃∩
|゚) ⊂⌒( ゚д゚)
| `ヽ_つ⊂ノ
| ∩
|゚)二つ⊂⌒(゚д゚ )
| `ヽ_つ⊂ノ
| _, ,_
|⌒( ゚д゚ ) ))
|`ヽ_つヽ_つ ))
|
|゚д゚ ) ))
|つヽ_つ ))
| アッー!
|
|
逃げてええええ!
387 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/22(木) 15:04:03 ID:/LhsCd4K
ほしゅ
ミ○チル の「掌」がムフウでムフウで聞くたびいまだにモエモエするよ……!
ジンフウ該当曲は今のところ無し。ホシュ。
紅白で聴いた
また会いましょう、また会いましょう
って奴が自分的にはサムチャでした
ムフウジンフウどっちにもはまるな、と
今まで見たことない泣き顔を
見て僕は君の手を握ってた
この手を放せば、もう会えないよ
君と笑顔でまた会いたい〜♪
だっけか
ムフウジンフウのエロ画キボンヌとか言ってみる。
チョットォォォォッ━━━━━━!!!!
ほんとに来るとは思いませなんだ…
>>391-392 保存しました。GgggggJッ!!!!
394 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/29(木) 11:09:52 ID:aRIYdYAR
うひゃぁ!
ジンが好きなので、ジンフウのも見たい!!
保存しようとしたら、もう消えてました……。
もう一度お願いできませんか?
可能ならば今度はもっと長持ちする場所に……。
保存させて貰ったが、もう一回見てきた。
フウの表情とかほんとエロいわ〜
398 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/30(金) 11:00:10 ID:w+CNtf88
あげるよ〜
歌探すの楽しいね(;´д`)
ジンフウは宇多田の「プレイ・ボール」かなと思う。
まだまだ探してみるか………!
>>396 久々にきたらものすごい良いもん見た
保存して不安になって再び保存した。超GJ
400 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/31(土) 23:16:05 ID:2RbTrFPF
質問なんだが、最終回のあとフウたん狙われたりせんのん?
>>400 そこで三人がまた鉢合わせになるわけですよ
エロ画に反応くださった方有難うございます。また描いたら投下しますね^^
>>398 聞いてみたモヘテみた。
確かに楽しいなー
>>401 幸せすぎだ。産まれたままの姿で待ってる…!
保守
わーヒトイネー
ほしゅ
いるよ!
ジンフウムフウもえほっしゅ
>>406 ネ申〜!GGGGっJっ〜!!!
もうパーフェクツですわー!
ジンの素っ裸に足袋には鼻血ふきました!ありがとうw
>>406 のォ────────────────────────────!!!!
朝っぱらからモエモエムラムラするよ………ッ!!
エロいよ……感じちゃってるげな表情のフウが可愛いよ………!!
>>407 も観賞ポイントをd!そうか……裸足袋か……
409 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/13(金) 12:34:04 ID:1GxdJ66f
>406
喘ぎ声とかまで聞こえてきそう・・・!!
エロすぎるーー!!!
ジンは本当に足袋履いたままやりそうだしw
410 :
391:2007/04/14(土) 13:52:09 ID:TT//k7Q1
>>410 もぐっぢょぶだーーーーーーー!!
なんだ……最近幸せすぎるぞこのスレ…(;´Д`)スバラスィ
>406様ので
ジン→スネ毛なし足袋付き
ムゲン→めっさバリスネ毛
がドツボでしたわ
ええ、ええ
ほーし
414 :
406:2007/04/23(月) 00:32:44 ID:d5t5Akrh
おお、感想ありがとうございます
スネ毛と裸足袋への反響があって嬉しいですwフェティッシュを織り交ぜましたw
391さんもGJでございますよー
職人さんが増えてくれるとより嬉しいですなーー
そして351さんのムフウの続き
全裸で待ってます
415 :
351:2007/04/24(火) 02:25:54 ID:s4kKvjuG
一ヶ月以上放置してしまって申し訳ない(;つД`)
黄金週間中には時間を見つけて書き進めたいが…
待っててくれる人には謝罪の言葉しか見つからんです。待たれてなくても書くさ!
こんな状況なんで、他の職人様の投下の歯止めになってたらすんません。
気にせずばんばん投下してください。つうかぶっちゃけ読みたいです。
>>391ならびに
>>406様
好きだ───────────────────────────ッ!!!!
半端じゃなくムラムラしました。素晴らしいモノを有難うございました(*´д`*)ノパッション!!パッション!!
>(*´д`*)ノパッション!!パッション!!
にテラ萌えたvv
続き自分も楽しみにしてますv
連休に神のなさる業に期待大v
自分はまだ途中のアニメ最後まで見届けるかな、全裸で。
保守
今回も無事に圧縮を乗り切りましたな…
善哉善哉。
保守
hoshu
保守 保守!
423 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/08(火) 00:48:38 ID:jtd78eq8
age
絵描きなので文字投下できないのがモドカシス!
ほっしゅほっしゅ
ホッシュ!!!
いまさらだが録画していたBLOOD+を見ていたら
アンガールズやらレーザーラモンとかの懐かしいタレントが出ているCMにまぎれて
サムライちゃんプルのゲームのCMを見てしまったよ。
・・・ただそれだけ。
hoshu
ほっしゅほっしゅ
430 :
351:2007/05/16(水) 23:17:57 ID:O9Nufc/j
>>429 本気で好きです。
続きですが、GW中はほぼ書けませんでしたさー
やっと本番かと思いきや、このまんま行くとフウ攻めも入りそうです。
書くよりケズる量のが多いくらいなんで、まだ当分終わりそうもありません……
もう本当にすいませっ・ ゚・。* 。 +゚。・.。* ゚ + 。・゚・(ノД`)
せめてもにエロなし小ネタと、なりそこなってるその後ムフウ断片置いてきます。
誤字脱字時代考証等、細かい突っ込みは胸の内にそっとしまっておいて下さい……
SS、とても楽しみにしております。
のんびりゆっくりと保守しながら全裸でお待ちしております。
ですので削らないでいてやって下さいっw
着物の上から触れることに飽き足らぬ手が、懐にまで差し入れられる。
袷が乱され、そのままジンの細身ながら筋肉の付いた胸板の感触を確かめるように這い回る。
「……っ……ッく」
思わず腰の愛刀に手を伸ばしかけ、今更ながらそれが奪い去られていることを再確認する。
抵抗することなど、出来ようはずもなかった。
無防備に晒されたそこへ、更に多くの女の手が集中する。
「あらぁ、お兄さんいい体してるねぇ。ウチの亭主に負けないくらいだよ!」
撫で回す手が、ジンの胸の突起までを擦る。唇を噛み締め、漏れそうになる声を押し殺す。
「ま、本と。やっぱり若い体はちがうわ〜」
頬擦られ、女の生暖かい息が肌に掛かった。
「綺麗な顔してること。んー♪」
間近で見つめられ、あげく顔にぶちゅりと接吻が降る。
もうこれ以上は堪えられない。
そう思った時、助舟のようにフウの声が響く。
「はーいお時間でーす。お代はこちらにお願いしまーす」
かんかんとどこからか拾って来た割れ鍋を流木でたたきながら、フウがジンに群がる海女達を散らす。
もっとも、ジンをこのような状況に追い込んだ張本人はフウだったのだが。
若返ったわ〜……などと、口々に笑みかわしながら浜へと戻っていく海女達に反し、ジンが崩れるように膝を付く。
「……甚だ不本意だ……ッ!」
「んんもう、しょーがないでしょー?あんた達が乱闘したせいで、せっかくの割のいいバイト先が出入り禁止になっちゃったんだし。
それに、明日には質草になってるジンの刀が流れちゃうし」
「……ッだからと言ってこの様な……本当に他に方法は無いのか?」
かすかに息を乱して、呻くようにジンが問う。
「他の所も当たってみたけど、顔知られちゃったみたいで断られたじゃない。あの時やじ馬も結構集まってたし。
かといって博打もねー……」
フウの言葉に嘆息を付いたジンが、ぎっとムゲンを睨め付ける。
「……元はと言えば、貴様がっ……!」
「……ア?………あんだよ」
当のムゲンは『イイおとこさわりほうだい!!』『二十文ぽっきり!!』などと書かれた看板を退屈そうにぶらつかせている。
きっかけはほんの些細な事だったのだが、例によってムゲンが悪戯に相手を煽り、周囲を巻き込んでの大乱闘になった。
結果ジンも刀を抜かざるを得なくなり、バイト代も入らなくなってしまった。
「はいはいそこー、喧嘩しないの。ムゲンもちゃんと持って宣伝してくんなきゃ駄目じゃない。
今日のご飯と、ジンの刀の行方がかかってんだからねー!」
フウが、何度目かの収穫の勘定をしながら二人を制す。
最初はムゲンも一緒にやらされていたのだが、逆に海女達の乳やら尻やらを触りまくり、とっくにお役ごめんになっていた。
「……っと、ん〜、順調だけど、まだまだ足んないなー……」
渋面を作って考え込むフウに対面してしゃがみ、ムゲンが諭すように提案する。
「だぁーから俺が稼いで来てやるって。この時期、漁から帰ってこねェ亭主を待ってる海女が多いんだろ?手っ取り早く一発幾らでヤってよ」
言葉の意味を察したフウの顔が、一瞬でぼっと真っ赤に染まる。
「なっ……!なに洒落にならない事言ってんのよ!そんなん却下よ却下!!」
「……んだよ。俺も気持ちイイし、向こうも気持ちイイし、金も儲かるしで一石三鳥じゃねーか。俺のテクなら、多少吹っ掛けても満足させる自身はあるぜ?」
顎に手を掛け、ムゲンが不敵に笑う。
「〜〜ッ馬っっ鹿じゃないの!?あーやだ、やぁらし!!あんた、この可愛いフウちゃんに手出し出来ないからって、性欲だけ満たそうって魂胆でしょー!」
しばし息を呑んで絶句したフウが、頬を染めたまま声を張り上げる。
「ッハァ!?だっれが手前ェみてーな小娘相手に欲情するかよ!!可愛いだァ?乳もねーわ喧しいわ、これっぽっちもイイところなんざあるかよこのド貧乳が!」
「……何であんたにそこまで言われなきゃなんないのよ!見たこともないくせに!だいたい、大きさより形だもん!」
「はッ!!じゃーあ見せてみろよ。ってあー悪ィ悪ィ、確認できるほどもねぇだろそれ」
「なによ!!ちゃんとあるわよ!!」
ぎゃんぎゃんと言い争う二人の姿にジンが深く深く嘆息を吐く。
刀は武士の命。己の刀の行方が掛かっていなければ、到底このようなことは出来なかったろう。
いつまでこの責め苦が続くのか。
盛大に痴話喧嘩をする二人の声に頭痛がし始め、ジンはこめかみに手を当てた。
「───────っきゃあぁぁ!!!」
フウの悲鳴が響く。
何事かと顔を上げると、一拍置いてそれは泣き声に変わった。
「ジ〜ン〜、ムゲンが、ムゲンがぁ……」
泣きべそをかきながらフウがこちらに歩み寄ってくる。
「……どうした、フウ」
呆れつつも、ジンがいつもの調子で静かに問うた。
「あたしの胸を〜、」
「胸を?」
「ガシって、掴んで、揉っ……」
「ロリコンだったのかお前」
言って、ムゲンを見やると、流石にばつが悪そうにしている。
「ちっげーよ!!売り言葉に買い言葉ってやつで、だいったいそいつが……」
一つ溜息をつき、まだ泣いているフウの背を、あやすように優しく撫でる。
「……子供をからかうものじゃない」
「…っ子供じゃ、ない、わよ。も、あんた達が乱闘するからっ……、あたし、考えて、頑張ってたのに、もー……」
「……悪かったよ。だからいい加減泣き止めっつーの」
珍しく素直に謝ったムゲンが近付き、フウの顔を覗きこんで頬を手のひらで軽く挟む。
何をするかと思えば、そのままフウの頬をにゅいにゅいと軽くつねった。
………逆効果だ。
「〜〜〜なぁに、すんのよ────!!」
案の定フウが怒声を上げ、また喧嘩が再開される。
あながち効果が無かったわけでもないらしく、フウの目からはすっかり涙が引いていた。
元の木阿弥という気がしないでもないが、よくこれだけ喧嘩が出来るものだ。
喧嘩するほどなんとやら……の部類に入るのだろうが。
また一つ溜息が出る。
暫く続きそうな気配の中、二人の声に負けないぐらい威勢の良い笑い声が響いてくる。
「あ、新しいお客!」
「っしゃぁ!カモ発見!」
二人の声が重なる。
海女の一団が浜へと降りて、こちらへ近付いてくるところだった。
どうしてこんな時は息ぴったりなのか。
「ジン、行こ!」
溌剌と笑うその顔には、もう涙の跡も怒りもない。
「おぉら行くぜー」
抵抗する間も無く、ジンの体にがしりとムゲンの腕が回される。
そのまま引きずられていきながら、何度目か知れない溜息をつく。
ムゲンが起こす面倒も、時にフウが巻き込まれる厄介ごとも、結局は自分にお鉢が回ってくるのだ。
どうしてこんなやつらと一緒に旅をしているのか。
今更ながらに悲しくなってくる。
まったくもって、本当に──────
「……………………最悪だ」
------了------
その月は夜を知らない。
満月から一日を経たとろりとした蜜色の月が懸かっている。
一晩中沈むことのないその月の光が障子越しに降り注ぎ、快楽に喘ぐ華奢な体を照らし出す。
無残、といってもいいだろう。ほの白い肌に刻々と朱が散り、乳房の周りや、口元には殊更ぬめりを帯びた光が反射した。
「……っあッ」
覆いかぶさった影が強く肌に吸い付き、また一つ己の所有の印を刻む。
肉食の獣が、捕らえた獲物の生肉を食んでいるようだった。
月光の中で全てをさらけ出されたその姿は、憐れでもあり、そして何より美しかった───。
437 :
351:2007/05/17(木) 00:22:46 ID:+iNkDXJ2
ってなもんでした。
その後ムフウの落ち着く先は、家族になろうよとかそんな感じで。
あー……、やっぱ適当なところで改行入れたほうが読みやすいですかね。
それだと、携帯なんかでは変なところで自動改行が入って読みにくくなると思うんですが……
>>431 勢いに任せて余計な文が多いというか、なかなか納得できる表現で書けなくて。
一発でぴったり来る文章が書ければいいんですが、なにぶん無い脳みそを萌えでふり絞って
かいてるもんで、一進一退状態です。お待たせしてしまって申し訳ないです(;´∀`)
>>436 GJ!!!
も、萌えました。落ち着く先の文面にも萌えました
機会があったら続きを…と言いたい!
>>351 GJ!萌えを有難うございます!!
なんだかんだで大事にされてるフウが可愛いな〜〜〜
440 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/18(金) 19:32:08 ID:z8mMYGuO
sage忘れごめん
何回も出てきてごめんあと改行もしてないです。
読む人はコピペしてメモ帳かなにかで改行してください。
かいてるひとにはいつも感謝
これからも頑張ってください
hoshu
444 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/23(水) 23:55:12 ID:ngLpVPSW
ほっしゅ
ほしゅ
446 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/26(土) 23:21:48 ID:XwSLCS11
エロいGJ!
>>446 っつうわあぁぁぁさんぴーだよエロいよ!フウの腕にちょっと縄っぽいのがみえるYO!!Σ(*゚Д`;)
いつも…本当に…ゴチです…GOOD JOB!!!!
>>442 あんたいいひとだな……
449 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/31(木) 23:14:28 ID:IJ7jdru2
ほっしゅっしゅ
hoshu
ほしゅ
ほっしゅ
hoshu
保守
捕手
456 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/19(火) 01:34:44 ID:Oc8ABT49
ほしゅ
ほしゅーネタ的にサムチャでジューンブライドは無理か…。
いいよいいよー
ジンフウもムフウも期待
ジューンブライドって言うと、ウエディングドレスのままセッ……
とか婚礼の席に乱入して白無垢姿のフウを掻っ攫ってきてそのままセッ……
うんごめんなさい。
ほしゅほしゅ
ほしゅー
ほしゅ
hoshu
ほしゅ
ほしゅ
hoshu
保守
468 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/21(土) 07:19:05 ID:vo5emEnU
保守&下がりすぎage
せめてネタでもと思うが何にも思いつかねえぇぇぇ
ホ
シュ
471 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/24(火) 18:47:29 ID:ADRirBAV
気になっていたDVDを参巻まで観た
そしたら此処に辿り着いてしまった
思った以上にはまってしましました
で、感動した勢いで人生初の書き込みまでしています
神様方に感謝
何処までもついていくよ!
いつまでも待ってるよ!!
>>471 その勢いで何かかいてみないか?
ハマってココにきた気持ちはもんのすごくわかる!
473 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/26(木) 00:17:49 ID:pdhIeIEN
ご、ごめんなさい!
とりあえず全編観て書けそうなら・・・多分、無理??
で、残りの全巻借りる勢いでレンタル屋行ったら、
中途半端に歯抜けで4巻しか借りれなかた・・・
無念・・・
いまだハマってくれる人が居て嬉しいぜホス
思えば自分もアニマでハマって此処にたどり着いたな。
勢い余って人生初のエロを書いて、書いて、書い(ry…ネタがキレたorz
フィギアでも眺めつつ、また一話から観るかw
今頃チャンプルはまてしまった
もう出つくしたネタかもしれんが河原でジンがフウに何か言おうとしたトコ、イイな
しかしエロワードは浮かぶけど繋がらん/(^o^)\
>>476 ガンガレ!
自分もココがエロパロ初投下だったな〜。
アホみたいに書いてた。ココはスレの雰囲気最高だから
新参SS書きには天国だったさw
取り合えずOPの曲聴いて萌え復活させてくるわ。
ほす
しゅ
ほしゅほしゅ!
保守
482 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/19(日) 11:43:22 ID:ts0r8TUP
保守age
保守
毎日、暑いなー。今頃3人はどのあたりかなー。
昔はクーラーどころか扇風機すらなかったから、さぞ汗やら何やらにまみれて、なさってたんだろうな・・・と朝から妄想。
涼を求めて川原でとか、アオカンが日常かww
あ、なんかネタ浮かんできた・・・が暑くて頭が回らんorz
あいつの名前ばかり呼ぶくせに、こいつは俺の後を離れない。
何だってんだ、ムゲンはぐしゃぐしゃと頭を掻く。
ジンがいなくなってずっと泣いていたフウが泣き止んだのは日が落ちてしばらく経ってからだった。
ムゲンはたまらなく不機嫌だった。
沙羅とは自分が行くと言ったのにそうならなかったからではない。
ジンに行けと言っておきながら、泣きじゃくっているフウが面白くなかった。
だから道中は無視して歩いた。手も貸さず言葉も掛けなかった。
かといってイラついたのは確かだが、俯きながらも遅れまいと自分に付いて来る少女には憐みも感じた。
それが今度は妙に黙りこくってしまって、うるせえよりは良い筈なのに嫌に張り詰めた空気が肌に刺さる。
今日はお互い腹が減ったとも言わない。
ムゲンは板張りの床にだらしなく寝っ転がっているが、フウは力が抜けたように小屋の壁にもたれてる。
その目線は窓の外の暗闇を映していた。
「ジン、どこまで行っちゃったのかな」
ポツリと呟いた。
「てめえが決めて行かせたんじゃねえか」
返しに出た言葉は我ながら無機質な声だった。
「ムゲンもどっかいっちゃうの?」
少女がどこを見てるのかは暗いのでよくわからない。
それでもようやく自分を見てる実感があって少し気持が綻ぶ。
柄にもなく優しい言葉が出る。
「安心しな、長崎までは一緒に行ってやんよ」
「でも、その後はやっぱり行っちゃうんだ」
こういう会話のめんどくささを感じて、ムゲンは狸寝入りを決め込む。
そんな事最初から決まってたことじゃねえか、今更何言ってやがる。
小屋の中でゆっくりとフウが動く気配がした。
ムゲンの側まで近づいてくるとそこで止まる。
かさこそと衣擦れの音がして腰に何かが触れた。
ムゲンが薄目を開けると帯を解いて着物を肌蹴たフウが自分にまたがるように覆い被さっている。
ムゲンが動揺したのはその体勢にではなかった。自分を見下ろすフウの容貌にだ。
見間違いではなく少女の丸い頬が削げ、思い詰めた眼差しが深い影を落としている。
「ねえ、行っちゃうんだよね?」
フウが腕を伸ばしムゲンの首に触れた。
その時ほんの一瞬、戸惑ったように手を止めたのをムゲンは認めた。
おずおずと頬を撫でる手つきが遊郭の女と比べ慣れていない。
「なんのつもりだよ」
覚悟が付きかねた小さな手が肩に置かれる。なのにフウの目はまだ暗いままだ。
「私、大人になるから。もう我侭言わないし、ちゃんと言う事聞くから…」
ずっと、一緒にいてよ。ずっとっずっと、一緒にいてよ。
愛撫のつもりなのだろう、ぎこちなく衣の上からムゲンの胸に触れ、ムゲンの腕に触れ、不器用に体を折り曲げて顔を近づける。
重ねようとする唇は硬く引き結んだままで。
もう少しで届くという距離で、ムゲンは掌でフウの口を封じた。
「むごごっ?」
驚いたフウの目に、一瞬元来の色が戻った。
非難と戸惑いと羞恥とが入り混じった瞳を覗き込んで、ムゲンは一瞬瞠目する。
そしてきっぱりと言い渡す。
「そりゃあ大人じゃねえ、ただ生きるのを諦めた人形だ」
突き放すでもなく上から言い聞かせるでもなく、思ったままを口にする。
そうしてぼうっとしていたフウの瞳の中でがゆっくりと焦点があっていく。
「…だって、ムゲンがいつも言うんじゃん、ガキガキって。
いっつも遊郭に飛んでくし沙羅さんの方が良いって言うし」
ぽつぽつと毀れる言葉と一緒に冷たい雫がムゲンの手を濡らす。
ほうら、すぐに泣きやがる。やっぱガキじゃねえか。
「だからっててめえに人形になれとはいってねえ」
お前はいつだってじゃじゃ馬だ。御し難くて無鉄砲で。
頑固で男に媚びることも出来なくて。
そんな事は分かっているんだ。
そんな事は俺もあいつも十分承知してるんだ。
決してお前が嫌いなわけじゃない。ただ、時々とてつもなく辛くなるんだ。
大事だけど逆に触れられない女の側にいるのがどれほど辛いかは分からないだろう?
あいつは生真面目だからな、そういう男は思い詰めてしまう物なんだ。
惚れていればなおさらなんだよ。
気が付くとフウは口を噤んで嗚咽を堪えている。
ムゲンは自分の手にすっぽり収まってしまう小さな顎を放してやった。
フウは顔を手で覆って泣きじゃくる。
ムゲンは肩まで落ちかかってるフウの着物を無言で直してやる。
小さな頭の乗る細い首と肩、その下の胸も腰もまだまだ薄い。
お前はガキで、それ以上のことはこれからいくらでも知るようになるさ。
だから今はそんな事しなくてもいいんだ。
「…フウ、おめえ重いぞ」
「な、何よ!失礼ね!!」
「んだよ、無事に育ってんじゃねえか。喜べよ。」
くしゃくしゃとフウの頭を乱暴に掻き乱す。
ううーっと頬を膨らませてうなる少女をよそにごろんと再び寝転がった。
「もっと育ちたけりゃ、おめえもさっさと寝ろ。寝る子は育つっつうだろ。」
そしてかーかーっと鼾を掻く。勿論狸寝入り再びである。
暫くして黙ってたフウがポツリと呟いた。
「ムゲン、寝ちゃった?」
かーかーっ。
「ほんっとーに寝ちゃったのよね?」
かーかーかーっ。
「…ありがとうね」
ふっと息を吐くように小さく笑って、今度こそムゲンは眠りに落ちた。
寝ちまえ寝ちまえ、面倒な想いに振り回される前に。
どうしようもねえことやつまんねえことは皆夢に溶かしちまえ。
俺たちの旅はまだ続くんだろうがよ。
<完>
神様の恵みの雨待ちに、ふと書きたかったフウムのようなジンフウ気味のムフウ。
これぞチャンプルーって言ったら、やっぱ斬る?
>>487 分かる!分かるよ!!ジンフウ、ムゲフウで固定するのも好きだけど、三人の微妙なバランスも大好きだ!!
GGGGJ〜〜〜!!!
切なげなフウたんの後に、こんなんで悪いんだけど書けたから投下。
携帯からなんで、読みにくかったら申し訳ない。
「あつーい!」
フウは闇の中で手足をばたつかせると勢いをつけて半身を起こした。
「せっかく宿屋に泊まれたのに、こう暑くちゃ眠れないよー」
辻斬りにかかっていた賞金のお陰で、懐は豊かだ。こうして、野郎達と別の部屋をとる事が出来た。
谷川に面する小さな宿屋だったが、主人の採ってくる山菜に川魚は新鮮で、素朴なもてなしに舌鼓を打ったのは先刻のこと。
昼間の疲れもあり早々に床に就いたフウであったが、あまりの暑さに目が覚めてしまった。
「あいつら寝てんのかなー」
フウは起き上がると襖で隔たれた隣の部屋に声をかけてみた。
「ねえ・・・」
・・・返事はない。
「寝てんの?」
・・・耳をそばだててみるが、静まり返った隣室からは、何の気配も感じなかった。
業を煮やしたフウは思い切って襖に手をかけた。
「あいつらー!!」
部屋はもぬけの殻だ。布団は隅に積まれたまま、眠った形跡もない。
「あたしに黙ってどこ行ったのよー!」
フウは窓辺に走りより、身を乗り出すと目を凝らした。
月が出ている。
お陰で河原で動く人影を認める事ができた。フウは乱れた寝巻を整えると部屋を後にした。
流れる水音と虫の声に混じり
カチャ。ビュン。カチャ。
カチャ。ビュン。カチャ。
と一定のリズムと間を刻む音がする。川原の人影はジンだった。
「フウか」
振り向きもせずジンが言った。
「こんな夜中に何やってんのよ?」
フウが問う。
カチャ。鯉口を切り、
ビュン。刀を抜く。
カチャ。すっと刀を鞘に収める。
「稽古だ」
一連の動作の後、ジンは答えた。
「ふーん。で、あいつは?」「女を買いに行った」
「あ、そう」
(あのバカ、ちょっと目を離すと直ぐ好き勝手して)
フウは毎度のことながら自分勝手なムゲンに苛立ちを覚えた。
川原に転がる手ごろな石を見つけると、どさりと乱暴に腰を下ろした。
「どうした?眠れないのか?」
ジンは手を止めフウを見た。
「女がそのような姿で外に出るものじゃない」
と綺麗に整った眉を寄せる。
「何堅いこと言ってんのよ。浴衣みたいなもんじゃない。こう暑くっちゃ眠れなくてさー、目が覚めちゃった。そしたらあんたたちいないじゃん」
悪怯れず嘯くフウにジンは呆れた様子で何か言いかけたが、ため息をつくと再び刀の柄に手をかけた。
目を閉じしばし集中すると、静から動。再び静へ。流れる動作を繰り返す。
フウは見るともなくジンを見ていたのだが、いつしかその姿に心を奪われていた。
諸肌脱いだジンの白い肌が月明かりに照らされ、浮かび上がる。
鍛えぬかれたその身体には、無駄な肉はないのだが、しなやかな筋肉のせいか、硬質な感じはなく、どこか艶めかしい。
刀という物騒なものを振り回しているにもかかわらず、妖しく惑わす舞でも見ているようだ。
ジンは一区切りついたのか、懐から手ぬぐいを取り出すと、汗を拭いはじめた。
首を傾け、うなじを肩を鎖骨をと流れる汗を追ってジンの腕が動く度、肩、胸、腕の筋肉が隆起する。
フウはその姿からどうしても目が離せずにいた。
(触りたい・・・)
フウは自分の思わぬ衝動に驚いた。
(だーっ!あたしってば何考えてんのよ)
スックと立ち上がるとジンから目を逸らし川辺りへと歩いていった。
(この暑さのせいよ)
川の流れにそっと足を浸してみる。
「ひゃー!冷た〜い」
夏とはいえ流石、山間部ともなると流れる清水は肌を刺す。
しかし、フウの火照った身体には水の冷たさが心地良い。
思い切って川中へ入っていった。
「何をしている?」
ジンの問い掛けに、自分のやましい心を悟られまいとフウは
「冷たくて気持ちいいよ。ジンも入んなよ」
寝巻の裾を濡らさぬようたくし上げ、ジャブジャブと水を蹴りあげてみせた。
ジンはまた、ため息をつくと
「滑るぞ」
太腿も露にはしゃいでいるフウを嗜めた。
「大丈夫、大丈っ、きゃっ!!」
言ってる傍から水苔むした川底の石に足を取られ、派手にすっころんだ。
川は浅く溺れるような深さではなのだが、フウが悲鳴と共に一瞬視界から消えた瞬間、ジンは袴が濡れるのも構わず駆け寄っていた。
「痛たー」
「まったく、呆れた女だな。立てるか?」
ジンは咎めながらも手を差し出す。
「あ…ありがと…」
フウは自分の失態が恥ずかしく、おずおずとジンの手を掴んだ。
軽がるとフウを助け起こすとジンはいつもの抑揚のない口調で言った。
「なかなか、そそるな」
「はい?」
フウは我が耳を疑った。
「透けている」
言われてみると、濡れた寝巻が肌に貼りつき、フウのささやかな胸の膨らみどころか、中心の突起の形まで露になっている。
「ど、ど、ど、どこ見てんのよ!変態!!」
「変態とは心外な。そのような格好で出歩くなと言ったはずだが」
ジンは手を伸ばすと濡れた寝巻の上から、乳房を包みこみ、その中心を親指で円を描くように弄りはじめた。
(え?え?えーーー!?)
フウは突然のこの事態に半ばパニック陥った。抵抗するどころか抗議すら出来ず硬直してしまった。
目の前に、先程見惚れていたジンの逞しい胸がある。
異性との経験が皆無なフウにとって、この状況は刺激が強すぎた。
膝がガクガクして力が抜けていく。思わずジンにしがみ付いてしまった。
「川の水は冷たい。このままでは風邪を引く」
そう言うと立っているのもおぼつかないフウの腰に片手を回し支えると、もう片方の手が寝巻の紐へたどり着いた。
濡れて堅くなっているはずの結び目を難なく解き、フウの肩から寝巻を落としにかかる。
(な、な、なんなのよー!この手慣れた様子はっ!!ただの剣術バカじゃなかったのーっ!?)
ジンは寝巻の前を掻き合わせ、肌を見せまいと抵抗するフウを尻目に、今度は自分の着物を脱ぎ始めた。
(た、確かにさっきはジン見てて変な気持ちになっちゃったけど!初めて合った時はちょっとイイ男かなーって思ったけど!!)
フウはもう何が何だか解らない。
(心の準備ってものがーっ!!!)
完全に我を失くして焦りまくるフウの顔にジンの顔が近づいてきた。
(接吻されるっ!)
フウはこれから味わうであろう未知の体験に備え思わず堅く目を閉じた・・・
が、ジンの唇はフウのそれを掠めることもなく、耳元へ。
「帰るぞ」
そう囁くとフウの肩に自分の着物を掛けスタスタと歩き始めた。
「???」
フウはこの状況が直ぐには理解出来ず、ただ呆然とジンの背中を見つめていた。
「・・・からかわれた?」
漸く事の成り行きに気付いたフウがジンに抗議しようと口を開きかけた時、こんな姿を見せたくない、もう一人の男の声がした。
「いい所で止めるってかぁ?」
突如現われたムゲンの皮肉めいた言葉にジンが足を止めた。
「女を買いに行ったのではなかったのか」
ジンは含みのある男のもの言いをさほど気にする風でもなくムゲンに問い返した。
「けっ、こんな山奥にオレの相手出来るようなイイ女がいるかよ!ムカついたから一杯引っ掛けて帰ってきたら面白…」
「振られたんだ」
「振られたんだな」
ムゲンの話もそこそこに、口を揃えるフウとジン。
「だぁー、人の話聞きやがれ!おめえ、これからってとこで何で止めんのかって聞いてんだよ!」
ムゲンの怒気を含んだ問い掛けに
「おまえのように女なら見境なしという訳にはいかん。私には理性というものがある」
「どうゆー意味よ!」
「どうゆー意味だ!」
今度はフウとムゲンが口を揃えて異を唱える。
「誰がこんなガキに手ぇだすかよっ!」
「ちょ、ムゲン!ガキとは何よ!ガキとは!失礼な!」
「前から気にくわねーんだよ、このムッツリは!そろそろカタぁつけようぜ」
「望むところ」
フウの抗議をまったく無視して、二人は刀の柄に手を掛け間合いを取ると睨み合った。
「ちょっと、あんたたち、乙女の柔肌無視して何やってんのよ!?」
「うるせー!」
「それどころではない!」
ぶちっ。フウの堪忍袋の織が切れた。果たしてこれで何度目か?
「あー、分かったわよ!もー、いいわよ!あんたたちが泣いて謝ったって、絶対、ぜーったいに相手なんかしてやんないんだからぁーっ!!!」
フウのお叫びが虚しく夏の夜空に響いていた。
おわり
キキキキタワーーーーvvvvvvv
超GJ!素敵過ぎますネ申様!!
フウちゃん可愛いよフウちゃん
神が連続で降臨なさった!!
ありがとう!!すばらしい!!実にすばらしい
この三人だとつかず離れずのエロなしでも萌えるからイイネ
二人とも大事だからこそ手を出さないもどかしさ。
うわあああ 神!!ありがとう!!
やっぱ3人がイイヨイイヨ!
結局どっちとくっくつくんだよ?っていうやきもき感がたまらんw
ちょ、ネ申!!!
もゆる…!エロ無しでも萌えました。
あえて手を出さないムゲンにも、フウをからかうジンもイイ。
それとフウたん(*´д`*)ハァハァハァアハァ
496 :
491:2007/08/25(土) 01:40:58 ID:5apWOWrt
住人の皆様、読んで下さり有難う。
心優しいレスに感謝です。
投下してからエロどころかキスすらしてなかったことに気付いた。
エロ無しと前振りせずにごめんなさいorz
暑さのせい…にしてみる。
そこで3P書き始めたんで、自分にプレッシャーをかけるためにも、途中ですが置いて行きます。
タイトルは適当です。
3P嫌いな方はスルーの方向でお願いします。
「そんでよー。長崎まで後どのくらいなんだよー」
焚き火の前でだらしなく横になっていたムゲンは地図を広げて思案顔のジンに聞いた。
「うーむ。長崎はもう通り過ぎた」
「えーーっ!?」
ジンの思わぬ答えにムゲンとフウは驚きの声をあげた。
「生月島は長崎より少し北に離れているんだ。この山を抜けるともう目の前だ」
「なんだよー。散々苦労したってのに、いつの間にか来ちゃてんじゃねーかよ」
長かった旅の終着点まで後わずかだと知り、ムゲンはすっかり拍子抜けしたようだ。
「そっかー。なんか嘘みたい。ずっと着かないような気がしてたのに…。とうとう着いちゃうんだ…」
フウの為の旅であったのに目的地を前にして、何だか元気がない。膝を抱えて座り込んでいる姿はいつもより小さく頼りなげに見えた。
「でもよ。そのー、なんとかって島へ行ったって向日葵侍に会えるとは限んねえだろ」
そんなフウを気遣ってかムゲンは励ますように言った…いや、生月島に向日葵侍がいないと、それはそれで困るはずだが。
「そりゃ…そうだけど…」
ムゲンの言葉にフウの返事は歯切れが悪い。何か言いたげだが言葉を濁す。
三人はこれまでの旅にそれぞれ思いを馳せ、しばし無言でパチパチと音を立て燃え続ける炎を見つめていた。
「あのさ、なんか不思議じゃない?」
フウが切り出す。
「何がだぁ?」
とムゲン。
「だってさー、こんなにずっと旅して来たのに、あたしたちお互いの事、全然知らないじゃん…」
「はぁ?」
「それはそうだが」
「じゃあさー、お互いの事もっと深く知り合うってのはどーかな?だってさー、ひょっとして、もうこんな機会ないかも知れないじゃん」
フウの訳の分からぬ提案にムゲンはジンに小声で聞いた。
「なんだぁ?あいつ」
「せんちめーとるだ」
「せ…んち…めーとる?」
「西洋で発見された女の感情だ。恐らく気持ちが昂ぶっているんだろう」
ジンの解説は当たらずとも遠からず…だがフウの真意はせんちめーとるで片付けてよいものかどうか?
「ありがとう…ここまで一緒に来てくれて」
改めてフウに礼を言われ、何やらしんみりするジンとムゲン。
しかし次の言葉にしんみりもせんちめーとるも跡形もなくふっとんだ。
「あんたたちにお願いがあるの。あたしを女にして欲しいの」
言うだけ言うと、真っ赤になって俯くフウをジンとムゲンはバカみたいに口を開けたまま凝視している。
驚きのあまりずり落ちた眼鏡を直すと、ジンはこの気まずい沈黙を破った。
「だそうだ。任せた、ムゲン」
「オレかよ!」
突如ジンに振られ、自分にも口があると言うことを思い出したようだ。
「オレぁ、どっちかつーと、こう乳のデカイ女が好きなんだ」
と自分の胸の前で手振りで大きさを強調してみせる。
「オメェーがやれよ」
とジンに振り返す。
「いや、私はどちらかと言うと年上が好みだ」
「…もう…いい」
女の自分が(しかも処女が)死ぬ思いで言ったのに、男二人が自分を押しつけあっている。
恥ずかしさと怒りでフウの目に涙が込み上げてきた。「…父さんが出ていってずっと母さんと二人で生きてきた…」
俯いたまま、震える声でフウは言った。
「…男なんて、信じられないと思ってた…」
フウの目から涙が溢れ頬を伝ってポタポタと零れ落ちた。
その様に、ちくりと胸が痛んだ…ような気がした男二人。
「でも、あんたたちと出会って…ずっと旅をしてきて…ひっく…」
しゃくりあげるフウ。
「あんたたちなら信用出来ると思ったぁ!だから、だからぁ…」
ここまで言うとフウは、どうにもこうにも自分が情けなく思えて逃げ出したくなった。
スックと立ち上がり、走り出そうとするフウの手を掴んだのはムゲンだった。
「わかった、わかったから泣くなっ」
「あーーーんっ!!!」
泣くなと言われると余計泣けるものだが、いつになく優しいムゲンの声音がフウの涙に拍車をかけた。
「覚悟は出来てんだな?」
フウがひとしきり泣いて落ち着いたのを見て取るとムゲンが言った。
フウはコクりと頷いた。
「じゃ、脱げよ」
つづく
wktk
支援
ちょっ、お預け…?!!
激しく光臨御待ち候。
「バカか。おまえは」
今まで事の次第を静観していたジンが口を開いた。
「なんだとー?テメェ、喧嘩売ってんのかぁ?」
ジンに馬鹿にされイキリ立つムゲン。
「考えてもみろ、フウは初めてなんだ。脱げと言われてはいそうですかと脱げるものではない」
ジンの言い分には一理ある、と納得しかけたムゲンにジンは追い打ちをかける。
「金さえ積めばお前の相手をするような、女たちとは訳が違う」
「いちいち勘にさわるヤローだぜ。じゃ、どーしろっつんだよ」
「女にはムードと言うものが大切だ。初めてならば尚更のこと」
「めんどくせー」
ぷいっとそっぽを向きポリポリと頭を掻くムゲン。
「では、お前は前方から攻めろ。私が後方を引き受けよう」
「だから、何でテメェが仕切るんだよっ!?」
「では、お前が仕切れ」
こうもジンにあっさり譲られてはムゲンも怯む。
相手はフウだ。星の数ほど女と…これは上乗せ過ぎだ…まぁそれなりに経験を積み上げてきたムゲンだが、今までとは勝手が違う。
「…いや、いい」
ジンに主導権を任せることにした。
「では、フウ、始めるぞ」
ジンとムゲンの間でフウは緊張していた。
今更ながら自分はとんでもなないことを言ってしまったと後悔し始めていた。
だが後の祭りだ。
一戦交えるとなると二人の息は途端に合った。
ジンがフウのカンザシを抜き髪を解くと、背後から肩を抱き、耳へ首へと、愛撫を与える。
ムゲンは素早く帯を解くと、着物を一枚一枚剥ぎながら、フウに口付けを与えた。
互いに背中を預けて戦い、共に生死を潜り抜けてきただけはある。
ジンもムゲンも認めたくはないであろうが、二人の間には信頼、或いは絆とも呼べるようなものが確かにあった。
それに女の経験はそれなりにある二人だ。
そんな二人に攻められては、フウなど一溜まりもない。
大体、接吻すら経験がなかったのに、ムゲンに深く口を吸われ、舌を絡め取られ、口腔を蹂躙されると、それだけで息が上がり、クラクラしてきた。
加えて、ジンが巧みにフウの好いところをついてくる。
うなじから背中にかけて、口付けを落とされると、ゾクゾクした。
「あ、やぁ…」
フウの目尻から涙が零れ、同時に口から小さな喘ぎが零れ始めた。
「遠慮するこたぁ、ないぜ。気持ち良かったら声だしな」
ムゲンはフウの口を解放すると、最後の一枚を脱がせながら、ニヤリと笑った。
フウは男二人の前に生まれたままの姿で立たされるという羞恥に、ひたすら堪えていた。
「私もお前の声が聴きたい」
ジンが耳元で囁くと背後から片手でフウの乳房を掴んだ。
そしてやわやわと揉みしだいた。
「ぁぁん…も…だめ」
カクリと崩れ落ちそうになるフウの両手を掴むとムゲンは自分の首に回した。
「なんでぇ。お楽しみはこれからだぜ。しっかり掴まってな」
何も興奮しているのはフウだけではなかった。
ジンもムゲンも、男のものはとうに形を変え臨戦体勢を整えている。
先程は互いに押しつけ合う…もとい、譲り合うような言動をしていたが、もとよりフウの事を憎からず思っていた二人だ。
でなければ、この二人がこのような粋狂な旅に付き合うものか。
確かにフウには借りがあった。しかしそれだけの為に付き合えるような行程ではなかったはずだ。
ましてや好みではない、対象外などとフウに対して男と女という意味で距離を置いてきたのは、自分の心の奥底に芽生えた思いへの防波堤でもあり、互いへの牽制でもあったのだろう。
それが取り払われ、こうして男と女として肌を合わせているわけだ。
例えフウが未経験な為、何の手管も持っておらず、まな板の上の鯉状態だったとしてもだ。
ましてや愛しい女を、ムゲン、或いはジンと共有しているこの状態だ。
互いの与える愛撫に反応するフウを見るだけで嫉妬と興奮が同時に沸き起こる。
何事に於いても常とは違う状態に、人はより興奮を覚えるものだ。
ムゲンはフウの尻を鷲掴みにして逃げられないよう固定すると、空いている方の乳を人舐めした。
「小せぇな」
「…も…う!」
立っているのもやっとであるのに、それでも抗議の声をあげるフウにムゲンは
「でも、旨ぇ」
そう言って乳房の中心でツンと固くなった突起を口に含んだ。
片方の乳をジンにもう片方をムゲンに好きにされ、フウの口から甘い吐息が溢れだす。
手のひらでやわやわと揉みながら親指と人指し指で中心を捏ねられる。
口の中では、転がされ吸い上げられる。
左右同時に与えられるまったく違う刺激に、吐息は荒い息遣いへと、必死で飲み込もうとしていた声はやがて、絶え間なくフウの口から溢れていた。
その口を今度はジンが塞ぐ。
フウの口の中を二本の指でかき回し、親指で濡れた唇をなぞる。
尻を掴んでいたムゲンの手がいつのまにか前に回っていた。
その手が薄い茂みを掻き分け、固く閉じた割れ目に指を這わせる。
フウの身体がビクンと跳ねた。
ムゲンはフウの中からあふれ出た蜜をすくいとり、テラテラ光る指を二人の前でかざして見せた。
「もう、こんなになってるぜ」
「…も、やだぁ…」
フウは恥ずかしさのあまり、思わずムゲンに蹴を入れた。
「ぃってーな!おい、こいつ抱えて座れや」
ムゲンは暴れるフウの足首を捉えジンに言った。
ジンは言われた通り、あぐらをかいて膝の上にフウを抱え上げた。
ムゲンはフウの両腿を自分の肩に担ぎ上げると、未踏の秘所に顔を埋めた。
あられもない姿で自分ですらみたところもない場所に、ムゲンの舌が触れる。
ピチャピチャと音を立てて最も敏感な場所を嘗められフウは、手足をばたつかせ逃れようとするが、二人の男にこうもがっちり捉えられては為す術もない。
フウの全身から力が抜けてゆく。
いつしかフウは完全に男どもに身体を預けていた。
「ぁんっ…あっ、あっ、あんっ…」
フウは与えられる快楽に溺れ、ただただ声を上げるしか出来なかった。
「…ぁあん・あ・あーっっ!!」
一際、甘く高い喘ぎ声を上げたのは、フウの中にムゲンが指を沈めた時だった。
「やっぱ狭いな」
そう言うとゆっくり中をかき混ぜ慣らしてゆく。
ムゲンは指を二本に増やした。
フウの中はキツかったが溢れる蜜に助けられ、二本の指は侵入を許された。
クチュクチュと淫猥な音を立てムゲンが指を出し入れする。
「…あんっあんっあんっあん…」
そのリズムに合わせてフウは喘ぎ続け、ついに腰まで揺らし始めた。
その様子を目をすがめて見ていたジンがフウの顎を乱暴に掴むと自分の方に向け、深い口付けを与えた。
フウの喘ぎはくぐもった音となりジンに飲み込まれていった。
上と下、両の口を同時に犯され、フウの身体はとうに限界に達していた。
押し寄せる絶頂の果て、フウは意識を手放した。
だらんと四肢をのばして横たわるフウを挟んで、二人の男は荒い息を繰り返している。
呼吸を整えジンが顔を上げるとムゲンと目が合った。
「…オメェがやんな」
ムゲンが言った。
「いや…ここはお前が…」
今は押しつけ合っているのではない。
心の底ではとうに気付いていた互いの気持ちを思いやり、譲り合っているのだ。
「ダメだ…オレぁ押さえが利かねー。こいつを壊しちまう」
苦々しげに言うとムゲンは目を逸らした。
暫し目を閉じ考えこんでいたジンが答えた。
「…わかった」
気が付くとジンの顔が目の前に迫っていた。
ジンは軽く口付けを与えるとフウに告げた。
「挿れるぞ」
「力抜いてろ」
耳元でムゲンの声がした。
いつのまにか二人の位置が入れ替わっている。
直ぐにはこの状況が飲み込めないフウであった。
どうやらムゲンの膝に抱えられ、両足はジンの肩に担ぎ上げられているようだ。
ジンはフウの中心に自分のものをあてがうと、ゆっくりと押し入っていった。
先端がほんの少し、身体を開いただけなのだが、先程の指とは違う圧倒的な質量に、フウは怯えた。
「ムリっ、ムリ、ムリ、無理!入んないよっ」
涙を浮かべ身を捩って侵入を防ごうとするが、ジンはそれを許さない。
フウの怯えた瞳を見ないよう、目を閉じ身体を進めてゆく。
「ゃあ!痛っ…抜いて!!」
フウは懇願した。目から涙が零れた。
ムゲンは唇でその涙を吸い取り、そしてフウの口を塞いだ。
「んんん…!」
ムゲンの舌に絡めとられ、抗議の声すら上げられない。
フウはもう観念するしかなかった。
力を抜いたお陰か、フウの一番狭い所をジンの雁が通過したせいか、身体を引き裂くような痛みは過ぎ去っていた。
だが、硬い異物の圧迫感は大したもので、フウは串刺しにされてゆく気がした。
ジンは全てを納めきると動きを止めた。
ムゲンが片手でフウの顎を捉え口腔を貪り続ける。
下半身の痛みとせめぎ合いながらも、ムゲンの与える愛撫は徐々にフウの快楽を呼び起こしいった。
ムゲンは自分に塞がれたフウの口の端から、甘い吐息が零れるのを見て取ると、もう片方の手を秘所へ伸ばした。
ジンのものに開かれて張り切った入り口を指でなぞり、溢れる蜜を指ですくい取ると、むき出しになった陰核を探り当てた。
指の腹で小さな弧を描くように刺激与えると、フウの身体がピクンとピクンと面白いほど呼応する。
「くっ!」
その途端、ジンがキツク眉を寄せた。
ただでさえ狭く絡み付くフウの中が、収縮を繰り返しジンのものを締め上げる。
破爪の痛みを気遣って、動けずにいたジンだが、フウの中が誘うように蠢く様に快楽を求めずにはいられなくなった。
「動くぞ」
そう言ってジンはゆっくりと腰を使い始めた。
闇の中、男達の荒い息遣いに、くぐもった女の喘ぎが交じっている。
己が組み敷いている女はムゲンの腕の中にいる。
自分の腕の中にいる女はジンに貫かれている。
ジンもムゲンもかつて味わったことのない、興奮の渦に飲まれていった。
限界が近い。
「フ…ウ…、出す…ぞ…」
激しくフウを突き上げながら、苦しげにジンは言った。
「ぁぁんっ、あ、あ、あ、あ…」
ムゲンの膝の上でジンに揺さ振られ、二人から与えられる快楽の波に翻弄されフウは答えることも出来ない。
ムゲンから解放されたフウの口が、絶え間なく嬌声をあげ続ける。
他の男のもので喘ぎ続けるフウの悲鳴にも近いその声を聞きながら、いつしかムゲンは自分自身を扱いていた。
密着した身体は汗にまみれている。
柔らかく吸い付くような尻の感触、熱を帯びた身体、重み。
フウの匂い、フウの声。
扱く速度が増していく。
「くっ!!」
「ぉおっ!」
男たちが精を放つと同時に、フウも絶頂を迎えた。
一人の男の名を叫びながら。
東の空が白み始めた。
ジンとムゲンに入れ代わりたち代わり、攻め続けられたフウは精も根も尽き果てたのか、泥のように眠っている。
そんなフウを間に挟んでジンとムゲンも横になっていた。
ムゲンは二人に背を向け丸くなり、ジンはその几帳面な性格のように真っすぐ四肢をのばし空を仰いでいる。
三人は文字どおり川の字になって寝ていた。
今日も暑くなりそうだ。
数刻前、フウが何度目かの絶頂を迎え、再び意識を失くしたので、そのまま寝かせることにしたのだ。
ジンとムゲンも疲れてはいたのだが、二人に眠りが訪れることはなかった。
二人はそれぞれ思いにふけり、夜が明けるにまかせていた。
互いに起きていることは、その息遣いから承知していたが言葉を交わそうとはしない。
あの時、なぜオレ(あいつ)の名を呼んだんだ。
フウが真実欲していたのはあいつ(オレ)なのか?
ジンとムゲンは交叉する思いを抱えながらも、あえてフウに確かめようとはしなかった。
いずれ旅は終わる。
こうして三人でいるのも後わずかであろう。
ならば、今はこのままでいよう。
別れの日が来るまでは。
おわり
ありがとう、神!
極上の読み物でした。
うわあああ!!GJ
結局どっちの名前を呼んだのか、わからないところがイイ!
最高でした!マジGJGJ!
おおおおおおおおお!!
オチまで最高っす!!
超超超GGGGGGGJ!!
潤いをありがとうございました〜
510 :
506:2007/08/29(水) 19:49:09 ID:30OzaOcp
>>507ー509
未だ尽きぬ萌の勢いだけで書いたものを、読んで貰えて感謝です!
いつぞや、画像をうPして下さった神のお許しを頂けるなら、
あの神絵を思い浮かべて読んで頂きたいです・・・
ジンは足袋履いたままやっとりました
うはww 自分いつぞや何度か画像投下したものですが
アレが506神降臨の切っ掛けになったのなら
描いた甲斐もあるというものです
裸足袋バンザイ!
有難うございました!
またなんか描いたら職人さん来てくれるカナー
ほす
514 :
名無しさん@ピンキー:2007/09/09(日) 02:38:33 ID:ef4xCCqQ
保守
515 :
513:2007/09/10(月) 23:42:43 ID:lqJK3q24
カプなネタなんでこっちに。
キャラクターの感情表現で、
ジン:キャラに似合わない芝居が要求されるシーンでは、表情を見せずに表現されることも
しばしば。
喜怒哀楽の哀のサンプル画面が生死流転話のアレ。
河原で三人語り合った後、フウが独り離れて泣いてるのに気付いてジンが慰めに行くシーン。
フウが泣いてジンの胸によっかかる前の一コマで禿萌えた。
おまいそんな無表情だったくせに哀しかったのかと。
ムゲンの楽のサンプルシーンが徹頭徹尾の、ジンが一人だけぼうずなのをネタに、フウとムゲンが笑いあってる
所で、これはこれでキュンキュン来た…
最近また熱が上がったので、久々にここ来た。
最初から読み返すぞー!
>>515 おお〜あの場面は 哀 なんだ〜。
あのシーンが一番萌えたわ・・・。
いい情報ありがd
触発されてイッコかけたよw ジンフウ投下します
518 :
ジンフウ:2007/09/11(火) 21:52:35 ID:fxVxk8w5
ジンが寝付けなくて夜半杉に庭をあてもなく歩いていたら
フウが一人池の傍に蹲っていて、顔を膝に埋めているのが見えた。
「フウ、どうした?眠れぬのか?」
近寄ってそう声をかけたら、フウを急に顔をごしごしと拭いてジンを振り返り。
「う、うん。ちょっとね。ジンも?」
泣いていたような目の赤いフウにジンは少しだけ眉を寄せる。
「フウ・・・。どうした?」
2回目の問いかけに、フウの目に新たな涙見る見る浮かび、目から零れ落ちていく。
「うん。ちょっとね。」
ジンはそっとフウの横に並んで座り込み、ほんの少し目を細めてフウを見つめる。
そんなジンをフウは涙を拭いもせずに見上げて。
「私、ジンの表情大分わかるようになったよ?心配してくれてありがとう。」
言い終わると同時に、フウはジンの胸元に抱きついて、
手を背中にぎゅっと回して、静かに泣き出した。
そんなフウの肩にジンはそっと手を置き、優しく撫でる。
しばらくそうした後に、フウがそっと顔を上げて、ジンの目を見あげて。
「ね、ジン。・・・お願い。」
そういって、泣きはらした大きな潤んだ目を静かに閉じ、ジンの行動を待つ。
ジンの体がゆっくりと傾き、フウの小さな唇にジンの冷たい唇が重なった。
フウの意図よりも、この手に抱ける喜びがジンの心を占め。
小さな身体は力を込めたら壊れてしまいそうで、ジンの動きを知らずぎこちなくさせる。
フウは自ら帯を解き、ジンの手を身頃の中に導いて誘い濡れた瞳で見上げ、
ジンの理性を飛ばした。
ひんやりとしたジンの手がフウの小さな乳房を包み込むように揉み上げ、
覆いかぶさるように重ねた唇の隙間から、舌を差し入れフウの小さな咥内を思う存分蹂躪する。
519 :
ジンフウ:2007/09/11(火) 21:53:06 ID:fxVxk8w5
肩から着物が滑り落ち、月の光の下でフウの裸体が蒼く浮かび上がると。
ジンの手がフウの脚の間に割り入って、秘所を撫で上げかき回す。
「んっはああっつ・・んん・あああ!」
どんどんあふれ出すフウの蜜を掬い取るように指に絡ませ、差し入れた。
そこはやすやすと指を受け入れ、ジンの体温を上げていく。
「ジ・・・ジン。」
名を呼ぶフウの声が合図になったかのように、しゅっとジンは自分の着物を解くと、
一気にフウの秘唇に自らの陰茎をつきたてた。
「っうううう!!いっ・・・。」
フウの顔が苦痛にゆがみ、それでも声を堪え、手を伸ばしてジンに首にすがりつく。
「ジン・・・・ジン・・!」
耳元で名を呼ぶフウの声に、ジンはよりいっそう深くフウに侵入し、揺すり上げる。
小さな肩を両手で抱きしめ、ジンの名を呼び続けるフウを唇で塞ぎ、舌を絡ませ、
フウの喘ぎがあたりに響かぬように声を吸収した。
揺すられ続けたフウの体が大きくのけぞり震えた頃、ジンも陰茎をフウの体から抜いて
傍の地面に欲望を吐き出した。
520 :
ジンフウ:2007/09/11(火) 21:53:37 ID:fxVxk8w5
息も整わないフウが、涙を浮かべてジンを見て。
「ジン・・・。ありがとう・・・。」
とても穏やかな笑顔を見せ、ジンをどこか不安にさせた。
「ジン。沙羅さんについていって欲しいの。」
そのフウの言葉に、ジンは昨夜のフウのお礼の意味を知った。
「わかった。」
返答は、たったの一言。
もう二度と会えないことを覚悟して。
---終わり---
何話か思い出せないけど、沙羅編のジンと沙羅と別れる前の晩の頃。
ちょっと暗いな。
目汚しスマソ。
>>517 わああちょうど投下に遭遇しちゃった嬉しい!
最後の終わり方が切なくて余韻が残って上手いと思ったよ。
GJです!
本のネタ投下したものです。
こんなんが読めるなんて、ほんまにあざーっす!!
フウが健気で(;´Д`)スバラスィ ...ハァハァ
ムフウも良いけどジンフウも良いな!
保守
ほしゅ
保守
ほしゅ
保守
最終回辺りの三人のすれ違い萌え
まさかサムライチャンプルーで三角関係をするとは……
ほしゅ
4GBのメモリースティックが安くなったので、特に好きな16話分入れてPSPで観てる。
ちんまりした画面で観る三人も良いw
ホシュ
野球の回は秀逸だよな。
ほっしゅ
保守
保守
ほしゅ
保守
hoshu
保守
hoshu
ほす
保守
保守
hoshu
今日はじめて漫画の1,2巻を読んでここに来てみたら…
萌えすぎて禿げるかとおもた
ジンフウもムフウも3Pも大好物だが、抜け忍の先輩とくのいちも好き
>>543 漫画版も中々萌え要素が詰まってるよな
全2巻でもったいないようなこれくらいが丁度良いような…
hosu
546 :
ジンフウの人:2007/11/08(木) 07:00:53 ID:fgAa34ND
ジンフウで投下します
以前投下した物の一応その後と言う事で。
もう筋もへったくれもないエロですが、保守代わりに。
547 :
ジンフウ1:2007/11/08(木) 07:01:50 ID:fgAa34ND
例によって二人して消えちゃった夜。
長崎はもうすぐそこだって言うのに!
せっかく三人でゆっくりしたくて宿に泊まってるって言うのに!!
六畳二間続きの部屋は、一人で使うには広すぎて少し寒い。
自分用に部屋の真ん中に引いた布団の上に横になって、ぼんやり天井を見る。
淋しいなぁ。
ポツリと呟くと、ボフンと顔に柔らかいものが乗っかった。
あはは、ありがとうモモさん。
一緒にいてくれるのは君くらいだ。
相棒の小さな身体を両手でぐにぐにと弄る。
柔らかさと温かさで、拗ねてた気持ちがほっこり和らいだ。
いいや、もう寝ちゃえ。
どうせあいつら朝まで帰ってこないでしょ。
朝ごはんあんたらの分も食べちゃうもんね。ばーか。
ま、お漬物くらいは残しておいてあげてもいいけど。
そうして目を瞑ると意外とあっさり夢の中へと潜り込めた。
ひたっと冷たい感触が、降りっぱなしの夢の幕を半分以上押し開けても、
私はまたモモさんかなと思ったくらいで目は開けなかった。
でもって、耳元で低く名前を呼ばれても、夢だからと無視した。
完全に目が覚めたのは急に息が苦しくなって、思い切り鼻から彼の匂いを吸い込んだ時。
空気と汗と、お酒の匂いでぱっちり目を開けると、ほんのり上気した白い顔が視界いっぱいに飛び込んだ。
548 :
ジンフウ2:2007/11/08(木) 07:09:31 ID:fgAa34ND
「ジン、なにしちぇんの…?」
眠気が舌をもつれさせた。唇のすぐ脇を離れる彼の前髪がくすぐる。
「夜這いに」
「は?」
至極真面目な顔に、至極間抜けな声で答えてしまった。
別に一瞬その顔に見蕩れちゃったからとかではありません。
「満月の夜は、夜這いと決まっている…らしい」
はて、そう言えば灯も無いのにジンの顔がよく見える。
障子を開ければ大きなお月様も見れるのかなと思ったが、すぐ急いで怖い顔を作った。
「誰よ、そんな事決めた助兵衛は!それよりジン、あんたムゲンと一緒だったんでしょう?あいつはいったいどうしたのよ!」
起こした腰にぷんぷんと手を当てて睨む。するとジンは何が可笑しいのかにんまりとした。
こいつってば、酔っ払って人をからかってんのに違いない。
何だか本気で腹立たしくなってペチペチと頬っぺたを叩く。
すると大きな手がその手を掴んだ。
「置いて来た。酔い潰してやったから、飲み屋から追い出されればその辺で朝まで起きまい。」
「ええーーっ、ひっどおいー!」
強く握られた手をぶんぶんと振り回すとジンはつまらなそうに口を尖らせた。
「お前と二人きりになりたかった…他に致し方なかった」
しゅんとそっぽを向く様子に、呆れてしまった。
拗ねてる…子供か、こいつは。
怒った顔を作るのが難しくなって、ついに吹き出してしまう。
「ジンったら…」
くすくす笑っていたのがだんだん大きくなって、けらけら声になる。その声を塞ぐようにジンが唇を重ねる。
「む…んっ…ジン、がっつきすぎ!」
挿し入れられる舌から逃れてブー垂れてるとジンがフンと鼻を鳴らした。
「ずっとずっとお預けだったのだ、しょうがあるまい」
威張るなよ、何か今日のジンってば子供っぽいなあ。
ま、可愛いからいいけど。
549 :
ジンフウ3:2007/11/08(木) 07:10:17 ID:fgAa34ND
そう言えば、確かにジンと二人で過ごしたのってあの時だけだ。
雨のお堂で、私はジンと思いがけず結ばれた。
あれからジンとムゲンが妙に張り合っちゃって、(それはもういつも以上に、)三人でドタバタとここまで来た気がする。
袖から伸ばした腕で触れ合っただけなのに、久しぶりの感触に期待して思わず咽喉が鳴った。
うわっ、何よ私ってば、はっずかしいー!
まるで私まで飢えてたみたいじゃない!
断じてそんな恥ずかしい娘じゃないわよ!
「フウ?…すまない、嫌か」
自分突っ込みで無意識に頭を振っていたのを誤解したらしい。
「ううん、違うの!」
その声が異常に大きくて、アチャーと自分に呆れた。
白状します、私も本当は待ってたんです。
飢えてたとは言わないけど。
「ジンが来てくれて、嬉しいよ」
自覚した以上、もう開き直って素直になることにした。
ややこしかったり、余計に待たされるのはもう沢山。
するとジンはまた勢い付いて唇を吸ってきた。
ああ、もう性急だなあ。
挿し入れられた舌を受け入れながら、
つい先ごろ月の物が済んでて良かったなあとちゃっかり考えてる私だった。
550 :
ジンフウ4:2007/11/08(木) 07:11:16 ID:fgAa34ND
甘えられる広い背中と、甘えてくれる太い腕。
どちらも手にして私は幸福に目を閉じる。
閉じれば見えないでしょ、この鶏がらみたいな身体。
ジンも本当にこんなんで気持ちいいのかしら?
まあやっぱり駄目だとしても、まだ若い果実の可愛いフウちゃんのことです、
勝負は三年後よ、見てなさいって。
それにしても、と眉をしかめる。
「ジンってばお酒クサぁあああ〜〜い!」
するとジンは自分の腕に鼻を近づけてくんくんと匂いを確かめた。
犬か、あんたは。
「すまない、あいつを潰すまでに私も呑まざるを得ず…」
しょぼんと首を垂れた様子まで、飼い主に怒られた犬そっくり。
「ジンってば、お酒弱いくせに」
ムゲンと飲んでていつも負かされてるのを知ってる。
そもそも何でお酒って飲むのかなあ。
私も何度か試したけど、大体その後の記憶が朝の頭痛まで飛んでて楽しさが分からない。
結局、まだ子供ってことなのかなあ。
固い顔してたのがばれたらしく、ジンが心配そうに見つめてきた。
「すまない、それほど臭いとは気付かなかった。酔っ払いとでは、やはり嫌か。」
ううん、まあ匂いはちょっとね。
ただ、私はまだジンとお酒飲めないからつまらないなあって、それだけ。
まだジンの世界は遠いんだなあって、寂しいだけ。
「ジン、今日はどのくらい飲んだの?」
「銚子で…八本ほどか」
ひいふうみいと立てられた指を眺めて満足そうに笑う。
うげげ、それは匂うはずだわ。
「よくそんなに飲めるなあ、体中お酒漬けになっちゃうんじゃない?」
「そうかもしれん、面目ない」
決まり悪そうにそそくさと離れようとするジンの首根っこに腕を回して、今度は私から捕まえた。
「じゃあ、ジンからお酒分けてもらうね。いいよね、私も酔っ払ってても」
「…フウ!」
大胆すぎたかしら。
ひょっとしたらジンと分け合う空気で私も酔っ払ってたのかもしれない。
でも眠くはならず、色んな硬い殻が解けて愉快な感じがする。
551 :
ジンフウ5:2007/11/08(木) 07:12:19 ID:fgAa34ND
ジンが手早く帯を解いてしまうと、一枚きりの夜着はあっさり落とされた。
その間、ジンの着物を開いて、鎖骨に、肩に、胸に吸い付く。
体中から立ち上る酒精を取り込んでいくうちに、甘美で濃厚なそれに頭の芯から溶かされていく。
「好きよ、ジン」
夢中になって呟いた言葉に被せるように、腰布を割って入った硬い尖ったものが私の胎内を衝いた。
「あんっ…きゅうっ…あっ凄…ぃぃっ…!!」
今日は本当にせっかちね。
いつもと違うジンの衝動の激しさに驚きながら、その率直さが愛おしくて広い肩に鉤の指でしがみつく。
臀部を硬く掴まれて、この膝の上で何度も突き上げらて、あっと言う間に繋ぎ目から雫が滴り落ちる。
乳首を押しつぶすようにジンの長い指が這い回ると一層腰が浮く。
この感じ、狭い身体の中を走る痛みがそのまま甘く私を引っ張り揚げていく。
太腿を撫ぜながらジンが耳朶を噛んだ。
穴につうっと舌が走り、熱い息を込められて内側から火照る。
「綺麗な脚だ…だがもう私以外の誰にも晒すな」
脚?晒すって…ああこの前のベースなんちゃらって言う過酷な遊びの時の事?
さすがこのムッツリ、黙って見るとこ見てやがったのか。
むらむらっと意地悪したくなってジンの目を覗き込んだ。
「…ジン、それって嫉妬?」
すると急に抽送が激しくなる。ヤバイ、切れた。
「きゃっ…ああああん、だめえぇっ!」
ジンってば、酒乱で脚フェチで嫉妬深い奴だったのか。
気をつけよう。ここから生きて帰れたらだけど。
552 :
ジンフウ6:2007/11/08(木) 07:14:08 ID:fgAa34ND
それでも悦びの波がぐんぐんと強くなって、ふくらはぎの柔らかい部分を
つっと指先で擦られただけなのに、頭が真っ白になるほど震えた。
きゅうっと締め付けて答える身体に、ジンが薄く笑う。
「ここでも感じるのか?ほう、まだ私の知らないフウが見られるとは、これは上々」
自分でだって良く知らないけど、ジンに触られたらどこだって性感帯になっちゃうわよ。
声だけでも感じちゃうもの。
その声で更に聞くだけで妊娠しそうな卑猥な事を耳に吹き込まれる。
「お前の肉襞がひくひく擦れている」だの、
「肉の芽が膨れ上がっているが、吸い付くのと指で潰すとどれがいい?」だの、
本人が喘ぐしか出来ないのをいい事に好き放題言っている。
調子に乗って、もうっ。
ああ、でもそんな声に酔っ払って、ジンにすっかり溺れてる自分がいる。
揺さぶられて振り回されて、限界が近くて耐えられずに下腹に力が入る。
「だ…だめえ、いっちゃうぅ、ジンも…」
来て、と言葉を紡ぐ前に私の指とジンの指が絡み合った。
どちらからとも無く唇を貪る。唾液が顎を伝って太腿に落ちる。
自分で動いていた腰が狂ったように音を上げて、その果てに愛おしい声を聞いた。
ずっと、愛している、と。
そんな事言わなくても分かってるよ、と思ったけど酔っ払いだからしょうがないね。
酔っ払いが言った言葉でも、涙が出るほど幸せなんだから、しょうがないったらないね。
爆ぜる光の中で彼の手を強く握り締めた。
完
553 :
ジンフウの人:2007/11/08(木) 07:24:10 ID:fgAa34ND
以上、御粗末さまでス。
おお、なんていいジンフウ。GJ!
真っ昼間に通りかかった甲斐があったよ。
いやはや萌えた萌えた!はなぢブーーーーーー!!!
職人さんありがとう!やっぱジンフウはいいな。
また書いてくれ。ぜひ。寒いけど半裸で待ってる。
さ、鉄分サプリ飲んで寝よ。いい夢見られそうだ。
フウたんかわゆすvvv
たしかに一球入魂の格好は可愛かった……
涼しい顔して実はムラムラだったんだなwwwあん時www
いやぁご馳走様でした!!
これは良いジンフウ・・・!
ジンはやっぱり言葉攻めとかがよろしいと思いますた
GJ!!!
ジンフウで愛ある鬼畜モノが読みたくなりましたーホス
559 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/16(金) 20:42:53 ID:bLIaUR/W
560 :
559:2007/11/17(土) 07:48:44 ID:okv7C+2e
ごめんsage忘れたorz
夜這いGJ!!!
ごちそうさまでした…!
ほしゅ
ほっしゅ入りまーす
ほっしゅ〜
土6であんなに人死ぬアヌメ続けてんだから、サムチャを地上派で夕方再放送しても良いと思うんだホシュー
っていうかサムチャ続編きぼんホス
職人さまの素敵な絵がうpろだから削除されてて見れない・・っす!!
すみませんが再うpお願いします〜><;
おちてないよね
ほしゅあげ
ほしゅ
ほしゅ
お久しぶりです絵をうpしてた職人です
待ってる人がいるなら
せっかくなので新作かきますぞ 冬のハラシマの後で・・・
それはさておきジンフウ職人様遅ればせながらgjです!
幸せになれる文だなあ いいなあ
>>572 激しく期待してますぞ
+(0゚・∀・) + ワクテカ +
保守
前スレのログってないかな
577 :
576:2007/12/18(火) 21:22:59 ID:tFD0yBg+
ふおっ(;・∀・)
アクセス規制が解けてた……
上、直リンにしちゃって申し訳ないっす。
>>572 まだここを覗いてくださってましたか。
全裸にてお待ち申し上げております………!!!!
保守
>>572 wktkが止まらない…!!
全裸に直足袋でお待ちしておりますw
保守
581 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 15:31:48 ID:TsGEheyK
保守
582 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 16:31:52 ID:tTCCk4p+
保守
583 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 18:14:06 ID:AUDJPsNf
あげ
age
ほしゅ
サムチャ見て年越しすっかー
サムチャ観ながら年越しいいね。
海老天Wの蕎麦食べながら観よう。
あけおめー
ことよろ。
絵職人様、文章職人様、
今年もモエモエ(*´д`*)ハァハァしつつ裸足袋でお待ち申し上げております。
ほしゅ
ほしゅ
590 :
名無しさん@ピンキー:2008/01/06(日) 09:05:27 ID:+bUGbByH
保守
せっかくの新年だから、エロイ初夢を見て戸惑うフウを言葉攻めしつつ
姫初めしてほしいところです。
絵でも書いて神を待つかな
俺はその絵も待つ
えしさまえしさまワクテカするっス・・・!
皆の絵希望をぶった切る感じでムゲフウ投下。
昨日最終回見終わったばかりの初書きなのでエロ無しで許してほしい(´・ω・`)ダメ?
ていうか此処スレの人たちはジンフウプッシュなのだろうか…いや、ジンフウも好きなんだが
フウ→ムゲンっぽい兄妹っぽいのが可愛いなぁと思ったので。 てことで空気読まずにそんな感じで。
「うひゃふへはは、ちょ、もも、ももさん、ひゃあ、だめ、ふはっ」
突然、隣の女が奇声を発したんで目が覚めた。半端で起こされた俺が睨みを利かせても、相変わらず笑いだか悲鳴だか分かんねぇ声を上げてジタバタしている。
あの全然役にたたねぇ目がでっかいばっかの小動物が着物の中を駆け回っているらしい。胸と背をいっぺんに抑えようとして両腕が妙な格好にねじれている。
「ふへ、むげ、ムゲン、とって、とって、だし、ひひ」
ジンは薪を拾ってくるだとかで先程出て行ったばかりで、このぼろっちぃ荒ら屋でこいつが今頼れるのは当然俺しか残っていない。
めんどくせぇことこの上ねぇな、夜行性だか発情期だか何だか知らねぇが、人様が寝てる時くらい大人しくしてろってんだあのネズ公が。
日も落ち掛けて茜色に染まる部屋の内、その色に似合わぬ五月蠅さで半泣きで騒ぎ立てるガキの面は中々面白かったが、どっちかってぇと寝起きの気だるさが勝って、俺は仕方なしに其方に手を伸ばした。
着物の内でくるくると場所を変える膨らみを捕まえようと項から背中に手を突っ込むが、指先に毛が触れたかと思うと次の瞬間駆け抜けていく俊敏さを布で抑えつけられたままひっ捕まえんのは至難の技だった。
「ムゲン、はや、はや、ははは」
「っだぁもーめんどくせぇ!」
加えてこいつが腕を振り回すもんだからろくに作業は進まない。
五分と経たぬ内にその笑い声に付き合うのも飽きて襟の袷を掴んで引き下ろして
漸く、走り回っていたモモンガは勢い飛び出て隅の柱へと張り付いた。木の肌を
器用に駆け上がる様に目を細めてやれ一仕事ついたと息を吐くと、唐突に腕を
殴られた。
「はっ、離してよえっちぃい!」
「んなっ、手前が出せっつったんだろうが!」
「出たんだから掴んだままでいること無いでしょお!?」
モモンガに気を取られて、着物に指を掛けたままであったのにそこで気付いた。
別に全部剥いたわけじゃねぇんだからいいじゃねぇか。気崩れたって言ったって、
谷間とも言い難い胸の膨らみの間と、お情け程度に見える乳房の曲線の端が目に
映るだけだ。耳が痛くなる位の声量で盛大に叫ぶのでその観察すら終えぬうちに
手を離せば、両手で慌てて胸元を掻き合わせる仕草。目尻に涙が溜まってるのは
先程の名残だけじゃあないらしい。
「んな慌てて隠すほど無ぇじゃねぇか」
「っ、あ、あるもん!」
「無ぇよ、せめて谷が出来てから言え」
小指でダメージを受けた耳の掃除をしながら片手を振ると、あからさまに不貞腐れ
顔でフウが顔を伏せる。おいおい、泣きそうな顔で視線伏せて胸隠して、って、俺が
なんかしたみてぇじゃねぇか。人聞きの悪ぃ。
胸を抱えたままそれきり言葉も無く、きっちり拗ねられた。
一瞬掛ける言葉を探して考えてみたものの、思いつかない。
かったりぃ。寝るぞ、俺は。
欠伸を一つ噛み殺してもう一度床へ肘をついて瞼を閉じる。
けれど、思考が落ちる前にまた邪魔が入る。
「ムゲン、はさ」
「……あん?」
「やっぱ、胸、おっきい方が、いい?」
あったりまえじゃねぇか。今更何でんなこと聞くんだ。
そう言ってのけてやろうと視線を上げて、言いよどむ。
相変わらず胸を抱えたままのフウの眉間に、皺が寄っている。
叱られるのを我慢しているガキみてぇな顔で、俯いている。
なんだってんだ。
「……泣くなよ、んなことで」
「泣いて、ないもん」
泣いてんじゃねぇか。鼻水でそうだぞ。
「………ガキに興味はねぇよ」
言い放つと、縮込められていた細い肩が大きく跳ねた。袷を握る手が震えている。
細い指の向こうに見えるのは肉の薄い、骨の近い皮膚の形。お粗末な緩いカーブ。
子供じゃねぇが、女でもねぇ。
女ってのは柔らかくて丸くて、濡れた匂いがするもんだ。
唇が異様に赤くて、絡み付くような甘ったるい声を出す。
触れると、その肉の感触と湿った肌に自分が食われそうなほどの、最近はそういう女の相手ばかりしてきた。
この娘は、あまりにも華奢過ぎる。握れば折れてしまいそうだし、抱けば潰れてしまいそうだ。
「ムゲンの、ばか」
絞り出すような声で一言だけ悪態を吐くと、フウは顔を伏せたまま腕で目元を覆った。
手の甲で一粒一粒涙を払うその仕草だって子供そのものだ。色香と言うには到底足りない。
そう頭で思う一方で、腹の下が疼く感触も、覚えている。
矛盾してんじゃねぇか、俺。
欲が有るなら、それに任せて喰らっちまえばいい。
今までのその定説を思考の端で打ち消す。
だってこいつ、ガキだし。
言い訳にも似た台詞だ。
腹の中が気持ち悪い。吐き出したい物がどれなのか区別がつかねぇ。
寝たふりの背中に降って来る嗚咽が、息苦しい。
一個目改行とか名前記入忘れとかいろいろ失敗しててすいませんorz 一文長過ぎた。
幸せなんだけど可哀想的なフウも可愛いかなーって。虐めっこムゲンとかそんな萌もたまには…(´・ω・`)ヤッパダメ?
絵師様の到来を楽しみにしつつお邪魔しやしたノシ
ケコーンしてくれ!WcYdcxQd!
直球ド真ん中キタコレーーーー!
葛藤するムゲンとフウかわええぇ
つぎはこんな感じでエロありも読んでみたいです先生
あけましておめでとうございます絵師その1です
ハラシマ後と宣言しておいてまだ投下してなくてスンマセン!これから描きます
っていうか文字職人さん有難うございます!GJ
ムゲンの葛藤がいいしフウタンが可愛い・・・・
エロ無しでも反応貰えて調子に乗ってやった。
反省はしていない。 てことですれ違い?ぽいムゲフウエロ付きです。
だって暇だったんだもん(´・ω・`)ダメカナ?
凄く長くなってしまった割にエロ薄めですが投下。
あいつは何時でも普通の女にしちゃ妙な行動が多かったが(何より、肝が据わり
過ぎている)その日は一段と妙だった。賭場の勝ちはトントン、酒を飲んだら
元通りという具合で、俺は機嫌が悪かった。
大体、ああ言うのはばーっと勝つまでやんねぇと気持ち悪ぃだろうがよ。
だってのに、あの糞爺、早々に終いにしやがって。あと一勝負有れば。
軽くも無く重くも無い懐を撫でながら道を行く。此のまま帰ったらあいつ五月蠅ぇ
だろうなぁ、真面目に働けだとか何とか。その辺に小銭持ったごろつきでも
居ないかと裏路地を覗き込んだそこに、フウが居た。あの着物に簪、間違いねぇ。
あのアマ、人にぎゃあぎゃあ言っときながら何してんだ。
「おい」
「ひっ!?」
「お前何………そういう趣味か?」
「ちっ、違う!」
声掛けに飛び上がって振り向いたフウは両手で自分の乳房を着物越しに抑えていた。
……店の影で一人、何してたんだこいつ、ほんとに。
「働けよ」
「は、働いてるわよ!ここバイト先!」
「じゃあなんで一人で無い胸揉んでんだ」
俺の文句に眉を顰めてすぐ右隣りの壁を指す。成程フウの後ろには勝手口と思しき
戸が有って、その脇に何やらの壺やら塵やらが積まれている。かと言って乳揉んでた
理由にはならんだろうと俺が問うと、奴は言葉を詰まらせた。なんだこいつ、胃袋的に
人外なだけじゃなく、発情期でも持ってんのか?
黙りこくってしまったフウの口を割らせようともう一度声を掛ける前に、視線が
伏せられる。胸元で浮ついていた手が小さく握りしめられて、腰の脇まで下ろされた。
「揉んでたわけじゃ……その、凄く、綺麗な人が……来たから」
「ほぉー、どれどれ」
「ちょっと、ムゲン!」
伏せた睫毛を震わせながらぽつぽつと言葉を探す風の小娘を放って戸口から茶店の
中を首を伸ばして覗き込む。脇からどつかれたがしったこっちゃない。厨房の
半暖簾の先に、遊び人風の女が座っている。少し年増だが、口元の黒子に肌蹴た胸元、
袷から零れ落ちそうな白い乳房……あからさまに男を誘うための恰好も、なかなか
どうして、悪くねぇな。
へぇ、と声を漏らした辺りでフウが俺の肩を全体重掛けて引っ張りやがり、裏道の
陰へと引き戻された。痛ぇな馬鹿、肩抜けたらどうしてくれる。肩を押さえてガンを
飛ばしてやろうと顔を向けると、睨む前から涙目だった。
「馬鹿!」
「あんだよ、良い女が居たら見んのが男ってもんだろ」
「私と言うものが有りながら!」
何度か聞いたその台詞。
何度も聞いて、もう聞き飽きた筈の台詞。
こいつに取ったってもうただの口癖なんだろう。
だってのに、何故か、カチンときた。
意味分かって言ってんのか、テメェ。
「じゃあお前が相手してくれんのかよ」
重ねて言うが、俺ぁ不機嫌だったんだ。だから、普段なら馬鹿にして流す台詞を
まともに捉えて、いらついた。
少し大袈裟な音を立てて壁に手を突く。眉間に皺を寄せながら前傾姿勢で睨みを
利かせる。息を飲んだフウの細い肩が壁にぶつかるのが見えた。握った拳を腹の
上で合わせる仕草は、怯えている証拠だった。見開かれた目の上、眉尻は下がり
切っている。それに気付かなかった事にして細い首に顔を寄せると、息が掛かった
だけで身を縮込ませる。
ほら、何も分かっちゃねぇ。
謝ったら許してやろうと、譲歩の位置を考えながら丁度血管が浮いた辺りに軽く
歯を立てて口付ける。――腹の奥が熱いのは賭けに勝てなくてむかついたせいだ。
目の前の女は、関係ない。
「……ムゲンが、」
泣き声でのごめんなさいか、そうでなけりゃ拳が飛んでくるかと思いきや、発せられた
声はいやに冷静で、少し気を取られる。身体を壁に預けたまま、視線を真っ直ぐ
俺の肩越し、正面の壁へと向けてフウが小さな声で、それでもはっきり言葉を続ける。
「興味無い、とか、言うから……気になっちゃうんじゃない……」
視線が合わないまま続けられた言葉の終いは少し震えていた。その一言で溜まった
欝憤が弾けたようで、表情は変わらないままだというのに、瞳に見る見る内に水が
溜まっていく。おい、ちょっと待て、まだ何もしてねぇだろうが。泣くな。
「……泣くことねぇだろ」
「綺麗な人、とか、気にする位、いいじゃないよぉケチぃ……!」
まるで俺の話を聞いちゃいない。ボロボロ粒のでかい涙を溢しながら訴えてくる。
じりじりと腹の底が焼けるような居心地の悪さに溜息を吐いて、合わない視線を
覗き込んで無理やり合わさせる。ひゅ、とフウが喉を鳴らした。そうやってビビる
癖に、どうしてわざわざ掻き回す。めんどくせぇ奴だな。
「誰も胸が無ぇから抱かねぇとか言ってねぇだろうが」
最悪なフォローだ。
其れでも、フウの涙は止まった。馬鹿馬鹿し過ぎて驚いたのかもしれないが。
「んなに抱かれてぇなら抱いてやるよ」
「っ違、そうじゃ……!」
ぐだぐだ考えんのは終わりだ、大体柄じゃねぇんだ。ヤッてる時に一々言葉を交わす
のも面倒臭ぇ。俺の発言を否定しようと顔を振りあげた所を顎を掴んで問答無用で
口を塞ぐ。どうせ図星なんだろ?そう言う事にしとけ。
無理矢理小さな唇を舌で割って歯列を舐めると、むごむが言っていたのがほんの少し
大人しくなった。逃げもせずに震える舌を絡め取る。甘い。こいつ団子かなんか
摘み食いしてやがったな。菓子の甘さが残ってはいるが、女郎の様な頭が痺れる
香の濃い匂いはしない。餡の味と、少しばかり埃臭い日の匂い。匂いが女の色気と
するなら、作り物を付けないこいつの色気はほぼゼロだ。ほんの微か、有るか無しかの
柔らかい匂いを除けば。
暫く乱暴に舌で掻き回してから口を離すと、慣れない様子で噎せ返る。
「っは、……ムゲ、ン、やだ、ぁ」
「うっせぇ」
本当に嫌ならぶん殴って逃げるだろうが。本当に触られたくないなら舌にでも噛みつきゃ
いいだろうが。それをしない癖に、本気で嫌がっている。相変わらず涙を垂れ流しながら
嗚咽と共に首を振って身を捩る。意味がわかんねぇんだよ。どうしたいんだ、お前は。
一度触れると、腹の中で渦巻いてたもんが勢いを増して、喉の奥までせり上がってきて
しまった。そこで今更止めてやれるほど我慢強くも無ければ、優しくも無い。
そうだ、何時ものように無理矢理やりたい様にしちまえばいい。ド貧乳でもこいつだって
女だし、他の女と変わらねぇ。そうやって頭で必死こいて考えているのが可笑しいのだと
気付いて、本当に考えるのは止めにする事にした。
着物の袷から掌を突っ込んで肌を辿る。手に当たる膨らみは平の内に収まるほどで、
重みも殆ど無い。痩せ過ぎだ。飯を食わない事もまま有る道中だ、当たり前かもしれないが
それにしたってこの頼り無さはねぇ。柔らかみは小振りの乳房だけで後は皮膚のすぐ下に
骨が控えている。女特有の余計な肉が、殆ど無い。
「ちっせ」
「う、」
思わずぼやくとフウは身を固くして呻いた。指の間で尖りを挟んで弄るのと同時に
握り込めてしまう胸を着物の内に直接触れられても目を瞑って唇を噛んだだけで
碌に抵抗しない。ただその拒否の表情を視界に入れるのも癪で、肩元に顔を埋めて
首を舐め上げる。左手で裾を手繰ると流石に二の腕を掴まれたが、力の入っていない
掌は無視して着物の中に指を滑り込ませると、ほんの僅かに首が竦められた。
指先に当たる滑らかな肌を伝って、下着の脇から内を探る。申し訳程度に生え揃った
毛の下、指の腹で割れ目を辿ると湿った感触に行き当った。濡れている、とは言い難い。
口を真一文字に引き結んだまま首を振る様を成るべく視界に入れずに爪先で手前の粒を
つつけば跳ねたフウの肩が当たって、壁が音を立てる。此処までされても最初に拒否の
言葉を示したきり、フウは口を開かない。けれど、逃げ出そうともしない。
ただ濡れて目元の腫れた目で、俺を見ているだけだ。
「ん、……」
胸を揉みしだくのと一緒に豆を弄ると、詰まったような声を出して額を肩へ押し付けて
きた。声を堪えているらしい。腕に掛けられた手は既にぶら下がっているだけの様な
もので、俺が適当に指を動かしても、フウから力を掛けられる事は無かった。
指の付け根に当たる乳首がツンと小さく主張を始めた頃に、人指し指で豆を転がしながら
残りを割れ目の奥に伸ばすと、先程よりはもう少しぬめりが有る。押し付けた指先を
曲げて先端を閉じた口の中に押し込めば、フウは適当にぶら下げていた腕で俺の肩を掴んだ。
「ぅ、ん……、」
「……足、も少し開け」
「ふ、……ぇ、っく」
本当に怯えて切っているなら、幾らなんでも濡れはしないだろう。その前に、俺の冷たい
物言いに従う事も無い筈だ。けれども閉じられた唇から呼吸の合間に漏れる音は嬌声より
大人しい嗚咽に近く、時間を掛けて溜まった液体が順番に頬を伝い落ちていく。
思っていたより狭い中に自分の節張った指を喰わせながら耳の下、生え際近くに口付ける。
労わるようなその動きが自分でも気味が悪いくらいに丁寧で、笑えた。
「ん、ぅ、うぁ……っつ、」
塵だか食材だか知らんが俺の胸ほどまで積まれた山の直ぐ向こうに店の口が有る。客は少ない
ようで食い物の匂いもあまりしないが、時折、店主と思しき男が先程の売りの女と言葉を
交わすのが遠くに聞こえる。時折息の苦しさに唇を開いては直ぐ閉じるこの女は、そこに
聞かせたく無いのか、俺に聞かせたく無いのか。どちらでも良く思えてきた。
ぐるりと指で入口近くを掻き回すと分かり易く背が跳ねる。相変わらずきついが、指に絡む
粘液の量は此れで十分だろう。頬が上気しているのは涙の所為だけじゃあない筈だ。耳まで赤い。
息が上がっているからただ泣くよりも口を塞いでいるのが苦しいんだろ?
「しがみついてろ、」
「ふ、ぇ…?……っ、あ、……、!」
快感で泣いてるなら兎も角、泣き顔は萎える。縋りつくにしたってまるで色気が無ぇし、
可愛げも無く突っ立ってるだけの相手だ。胸元を探っても饅頭みたいなサイズの乳。
若いからか肌のきめの細かさで触り心地は悪くないが、其れにしたって、こんな場所で
ギチギチに勃たせるような相手じゃねぇだろ、俺。自分の嗜好を疑うな。
自嘲で口が勝手に笑っても、下半身に溜まった熱が嘘になるわけでもない。一度フウから
手を離して下履きの前を緩めて、キツくて堪んなかった性器を引っ張り出す。目に入った
それの凶悪さに身体を引きそうになったフウの手を掴んで無理矢理肩に乗せてから、両手で
目の前の女の尻を掴んで抱き上げる。着物の裾が割れて白い足と下生えが露になるのを
見ていられないとばかり俺の肩の上で目を隠す格好、その方が、好都合だ。
「っひ、ぃ、た…!痛い、や、入んな、ぁ…っぐ、ぅう……!」
「は、糞……きっつ……」
濡れそぼった女の穴へ先端を当てがって擦りつけると、フウは怯えて首を振った。うっせぇ、
今更止められるわけねぇだろうが。抱え上げた腰を徐々に下して重みで先端を食いこませると
その痛みに耐えきれずにフウが俺の肩に爪を立てる。畜生、俺だって痛ぇよ、馬鹿。
どうやら初めて男を迎えるらしい穴は緩々と竿を食いながらもぎりぎりまで絞め付けてくる。
悦いと言う前に痛い。其れでも無理矢理半分程まで身体を落とさせれば、フウは
苦し紛れに俺の鎖骨辺りに歯を立てた。本気で噛みやがった、この女。
「いた、い、いたい、よぉ、ムゲ、ン……」
俺が息を吐く合間に、ベソを掻きながら訴えてくる。
ああ馬鹿野郎、痛ぇんならそんな風に呼ぶな。
「ムゲン…?…んぁ、いぁあっ!!」
もう一度名前を呼ばれて顔を覗かれると、時間を掛けて広がっていた熱が一気に込み上げて、
その勢いのまま慣れない器を貫いた。僅かに肉が裂ける感触がして、茎を包む肉壁との合間に
温かいものが流れてくる。フウは不意を衝かれて思い切り声を上げて、俺にしがみ付き直した。
動かさなくとも痛みにびくびくと内側の肉が震えている。
「う、うぅ、っん……っく、ふぇ、……」
「……泣くな」
「ぅえ、えっく……ぅ、ぅう……」
生憎両手は塞がっていて、仕方なしに頬を舐めてやるとほんの少し、嗚咽が収まった……
様な気がする。兎に角其れ以上涙に付き合ってもいられず腰を揺らすと、フウはまた口を
引き結んだ。が、さっきよりも泣き方が酷い上に俺が中を抉るもんだから塞ぎ切れずに、
嗚咽と押し出される声とで酷い有様だ。そんな小娘抱え上げて、欲貪ってる俺は其処らの
犬と変わらねぇのかもしれねぇ。また自嘲。今日の俺は頭のネジが数本吹っ飛んでるようだ。
気色悪ぃな、畜生。
破瓜で血が混じったお陰で幾分動きが楽になって、先端近くまで引き抜き奥を突き上げる、を
何度か繰り返すとフウの声にも幾らか甘ったれたもんが混じってきたが、痛みのが数倍強いのか
泣きやみやしねぇ。俺が息を荒げると何故か泣く様も激しくなって、仕方ねぇから適当に
扱いて、最後は地面に向かって吐きだした。
「おい、」
地面に下してやると泣きながら手拭いで血濡れの腿を拭く様をぼんやり見ていたが、互いの
恰好が其れなりにまともになって、涙が止まっても黙りこくったままの相手に痺れを切らして
呼び掛ける。このまま置いて行くのは流石に、忍びない。
声を掛けても暫くはフウの視線が下りたままで時間が過ぎる。濡れた睫毛が揺れている。
殴るならさっさと殴れ、そう言おうと思って下駄で砂を蹴ると、不意にフウが頭を上げた。
視線は此方を向かずに外を向いている。
「おじさんに、早引けするって言ってくる」
「……お、おう」
動くと痛むのか、ふらふらと覚束無い足取りで戸口を潜る背を見送る。数分、取り繕った
明るい声での遣り取りと冗談が聞こえて、暫くもしない内に小さな包みを抱えて戻ってきた。
「……なんだそれ」
「腰打った、っていったら、お見舞い代わりにくれた。お団子」
「……へぇ」
「……一緒に、帰ろ」
「……おう」
相変わらず視線が合わない。一歩進むごとにぐらつくのでせめて包みを持ってやろうと片手を
差し出したら、数秒間を置いてから黙って掌を握られた。
意味分かんねぇと思ったが、此処で突き放すほど嫌味にもなれず、後は言葉を交わさずに、
黙って手ぇ繋いで、帰った。
完?
題ミス多すぎorz
長い割にエロくなくてすいません……っていうか男視点で書いちゃ駄目だと言う事を理解。
伏線とも呼べないが、思わせぶりなとこを拾わないまま終了してしまいました。
出来たらフウ視点か後日談かなんか付けたいなーと思いつつ此処までで
ていうか……・ごめんねフウちゃん初めてなのに野外で駅弁でGO☆KAN紛いで(´・ω・`)ヤリスギチッタ
GJ!!!!!朝から萌えた〜!後日談もお待ちしてます!
萌えたぜバカぁー!
べ、べつに続きが読みたいとか思ってないんだからねッ
なんというツンデレ始めカップル…!(しかも無自覚)
| 冫、)ジー 後日談wktk |)彡サッ
すれ違い両思いwかわええ!
フウちゃんの可愛さとムゲンの素直じゃなさに萌えたよ、GJ。
後日談待ってるー!
あ コメント忘れましたがムゲフウです
続いて他の絵職人文字職人が現れるのを祈って!!
>>618 (*´д`)ハァハァ…
ありがとう絵師様
>>618 萌……!激しい!
これぞ野獣ムゲン。でもフウちゃんが上w
ありがとうございます。ごちです
>>618 絵師様、どうもありがとうございます。
汁!!!、汁!!!!
大変エロぉでございました…
何か見れな〜い
専ブラじゃなくて、普通にIEとかだと見れる
保守
バレンタインネタはどうかとフってみる
ちなみにお決まりのチョコの代わりに私を食べてとか
チョコ塗りたくって変態プレーイ
などとしか思い浮かびませんが、サムチャの世界にチョコがn
ほす・・・・・
>>627 18世紀に長崎にチョコレートがやってきたらしいし・・・・
サムチャンの世界でもどうにかエロ展開に持ち込めるかもw
>>627 超たっかいチョコをなんかの経由で一個だけ貰えて、
フウが食べる←ずりーぞ!ってなことでそのままベロチューから〜
ってのもありがちだなorz
超たっかいチョコを独り占めしようと懐に忍ばせてたんだな
なんか甘い匂いがすると気付くジン(ムゲン)
必死で隠そうと抵抗するフウがひん剥かれて・・・
あらあらチョコは体温で溶けちゃってデロデロ
それを身体中に塗ったくられて舌攻めから甘〜いエロがww
あ、オチも浮かんだ
一戦交えた後
「西洋では女人がちよこれいとを好いた男に送る慣習があるそうだ。確か伴天連体位と言(ry」
すまん…orz 連投してまで書き込むことじゃないなw
>>631 奇才wwww
書いてくれwwwwまたジンが変態だがwww
つーかそれ、故意に間違えてるだろう、ジンwwww
保守
保守
ここってコミックネタも可?
1巻改めて読んで抜け忍夫婦に萌えたので(*´Д`)
>>635 おーるおーけーだ
萌えをはきだしてくらさい
>>635 あの夫婦自分も大好きだ。いいよいいよー
>>635 おけ
自分はナッキー×ジンなども好きだ
…ひさびさに読み返してくら
節分ですね
フウたんの豆をいっ…
ほしゅ
ほしゅあげ
保守
hoshu
643 :
名無しさん@ピンキー:2008/02/12(火) 18:29:40 ID:pjSUy7jz
保守
ほーし
保守
保守
648 :
名無しさん@ピンキー:2008/02/28(木) 18:34:38 ID:jygU8QaO
649 :
ジンフウです:2008/03/01(土) 15:36:34 ID:uLfPrDjr
明け方前、まだ空も夜の名残を残す時間にフウは目を覚ました。
身を起こしてみると、隣で寝ているジンは未だ深い眠りの中にあるようだ。ム
ゲンはいつの間にか姿を消していた。大方、夜中にこっそり遊郭にでも出かけ
たのだろう。
フウは布団から出ると、窓際まで歩いてそっと障子を開いた。昨日洗って干し
ておいた自分達の着物が、もう乾いているかどうかが気になったからだ。
野宿続きで久しぶりにありつく事ができたこのまともな宿に、昨日昼ごろに
着いたフウたちは宿の備え付けの着物に着替えると、大分汚れていた自分達の
着物を洗った。その後は宿のそばにあった温泉で身を清めた。久しぶりに見も
心も清められた気がして、フウは夜というよりは夕に近い時間にはすっかり気
が楽になり、早々に眠ってしまったのだった。
風にひらひらと揺れるフウ達の着物はもうすっかり乾いているようだ。干した
時にはあったはずのムゲンのあの琉球の着物はすでになくなっている。大方、
まだ生乾きのうちにムゲンが着て行ってしまったのだろう。
(ムゲンの馬鹿、風邪ひいてもしらないんだから)
胸中でそう呟いたものの、正直風邪で寝込むムゲンなぞ想像がつかない。
(あいつ自体、風みたいなもんだもんね。いつだってぴゅうぴゅうくるくる)
そこまで考えてから、フウはぶるりと身を震わせた。この時間の風は、襦袢一
枚の体にはまだ冷たい。室内の空気が冷えてはせっかくよく眠っているジンも
目を覚ましてしまうかもしれない。フウは慌てて干していた着物を取り込むと、障子を閉めた。
しまったあげてしまったごめんなさい。
ちなみにこのジンフウはすでに出来上がってる設定で書いています。
需要ないかもしれませんが続けるよー
風に身を晒していたのはほんの少しの間であったのに、フウの体は
すっかり冷えてしまっていた。布団に入って温まろうかと思ったが、
今二度寝してしまうと朝になってから起きるのが辛そうだ。一瞬の
思案の後、なんとなくフウは手に持った自分とジンの着物に目を落と
した。薄紅の自分のものと、濃藍色のジンのもの。
(ジンの…)
フウは自分の着物を畳んで布団の脇に置くと、ジンがまだ寝息をたてて
いることを確認してから、濃藍の着物に袖を通してみた。当たり前だが
自分のものよりかなり大きい。だぼだぼの着物をまとったまま、フウは
その場でくるりと回転した。刀を振るう時のジンのように、そんな気分
で音をたてないように気をつけながら、イメージの中のジンの真似をする。
(ふふふ)
声を立てずに笑いながら、フウは窓際に腰を下ろした。ジンはまだ眠っ
ている。穏やかな寝息が聞こえる。なぜかひどく満ち足りた気持ちだった。
障子から、沈む前の満月の光がごくごく薄く差し込んでいる。座り込んだ
フウは、身にまとうジンの大きな着物に顔を埋めた。あんなにひょろり
と細く見えるのに、ジンの着物はフウの体を包み込んでもまだこんなに
大きい。昨日洗ったばかりの清潔な着物。
(でもジンの匂いがする)
(父さんが向日葵のお侍なら、ジンはなんだろう)
(なんでもいいや、ジンはジンだもん…)
フウは大きく息を吸った。二度寝を避けるために布団に入らなかった
のに、こんなに安心してしまってはこのまま眠ってしまいそうだ。
「…フウ」
「へあっ?」
ジンの声で目を覚ました。眠ってはいけないと思ったのに、いつの間にか
意識を失っていたようだ。
ジンは布団から体を起こしてこちらを見ている。
「あれ、やだ、あたしもう起きてるつもりだったのに」
「いや、眠っていたのは一瞬だ。ほんのな」
「あ、そお?」
ジンはどこか人の悪い笑みを浮かべた。
「ああ、お前がそこで私の着物を着てくるくる回りだしてから、ほんの
少しの間だ」
沈黙。
「おきてたのお!?」
「ああ」
「いつから?」
「お前が障子を開けてからだ」
「ほぼ最初からじゃん!」
「フウ、声が大きいぞ。こんな時間に」
「あう〜…」
恥ずかしい。フウは無性に恥ずかしかった。
「どうしたフウ」
布団から出たジンが、フウの眼前に立つ。
「フウ、どうしてそう顔を隠す」
フウは耳まで赤くして、膝に顔を埋めている。ジンの着物のまま。
「だってなんか…恥ずかしいんだもん」
「恥ずかしい?何がだ。踊りを見られたことか」
「違うし。それに踊ってたんじゃないもん」
フウがそう言うと、ジンは膝を落としフウと目線を合わせた。
「ならばなんだ」
「だってジンの…」
「私の?」
「ジンの着物を…なんていうか…堪能しちゃったと言いますか…」
フウはわずかに顔を上げてジンをちらりと覗き見た。ジンは笑っている。
「着物だけでいいのか、フウ」
ジンの掌がフウの膝に触れた。そのまま覆いかぶさるようにジンはフウに近づいていく。
「着物でなく本体がここにある、フウ」
「うん…」
フウは曲げていた膝を伸ばし腕を開いた。ジンはそれに答えフウの前に
膝をつき、片手をフウの背中に回しもう片手はフウの顔の横の壁に置く。
フウは目を閉じた。唇に、ジンのそれが触れる。
「ん…んうっ…」
口付けは始めから深い。フウはジンの背中に手を回し、ジンもまたフウを
かき抱き右手でフウの頭を固定する。熱い舌の絡まりにフウはジンの背中に
回した手をぎゅっと握った。ジンの白い寝巻き襦袢に皺が浮かぶ。フウの吐息は
すべてジンに持っていかれた。
ジンはそのまま唇をフウの首筋に滑らせた。強く吸われてたまらず深く息をつく。
フウもまたジンの肩口に顔を寄せた。
(ジンの匂い…)
フウの首筋に口付けを落としながら、ジンはフウを抱き上げ布団の方に
連れて行くと、そっとそこにおろした。無抵抗なフウがぼんやりと見上げて
いると、そのまま覆いかぶさってくる。
「するの…?」
「ああ。嫌か?」
「ううん…でも、こんな時間に…」
「『こんな時間』に起き出して踊っていたのはお前だ、フウ」
「だから、踊ってたんじゃないってば…」
フウの言葉をさえぎるように、ジンが再びフウの唇を塞ぐ。
「本当は、昨日の夜のうちにお前を抱きたかった。それなのに早々に眠って
しまったのはお前だぞ、フウ」
「起こしてくれてもよかったのに」
「いや、昨夜はな、お前の幸せそうな寝顔を見たらもうそれでいいという
気分になって、私もお前のあとすぐに眠ってしまったのだ。だが…」
「だが?」
「私の着物を着て幸せそうにしているお前を見たら、また、したくなった」
それを聞いて、フウの顔がまたポッと赤くなった。それを見てジンは笑う。
「もう!笑わないで!」
「ふふ、すまんな」
「もう…。でも、あたしも…ジンの匂いがして…それでなんだか…したくなったよ」
「ああ」
ジンが微笑んだ。
考えてみれば、こうするのはもう久方ぶりなのだった。フウは笑って、
今度は自分からジンに口付けた。
口付けあったまま、ジンはその右手でフウの襟を割る。入り込んできた大きな
手にフウは一瞬びくりと身を振るわせたが、すぐさま口中のジンの舌の感触に
夢中になる。ジンは口付けでフウを翻弄しながら乳房の周辺をゆっくりと撫で
ていたが、そのうちに掌でその頂に触れ、こすり付けるように撫でまわした。
「あ、んっ…」
たまらず、フウは顔をそらしあえぎ声を上げたがジンはその唇を追い再び
口付けた。下から押し上げるようにフウの胸を掌全体で揉むと、親指と
人差し指でフウの乳首をくりくりと刺激する。
「んんっ、んう、はっ、ああ…!」
フウの目じりに涙が浮かぶ。胸への愛撫は止めずにジンは口付けを中断し
その目元に唇を寄せた。フウの乳首はもうすっかり硬くしこっている。
(もう片方はどうかな)
そう思いジンは両手でフウの胸を包み込んだ。触れていなかったほうの乳房を覆う掌には、
触れていた方と同じような感触があり、触れられずとも蕾は立ち上がっていたことを知る。
ジンはその蕾に思わずむしゃぶりついた。
「ああっ…!」
フウが声を上げる。ジンは右手で片方の蕾をこね回し、もう片方の蕾には
吸い付きながら舌先でころころと転がした。左手はしっかりとフウの背中を抱いている。
「ああ、ジン、あっ!はあ…ぁ…」
フウはまだジンの着物を羽織ったままだったが、その細い肩と乳房はすっかり肌蹴られ露出して、
ジンの口付けを受けて濡れていた。
(ああ、どうしてあたし、胸だけでこんなに…!)
久しぶりだからだろうか、異常なまでに敏感な自分の体にフウは戸惑いを隠せ
ない。そんなフウの反応を見てジンはくすりとわらうと、唇を乳首から
乳房、鳩尾、腹、臍とすべり落とさせていく。その間もその両手の指はフウの
乳房に添えられており、時折ジンが両の蕾を指できゅっ…と摘むたびに体をびくりと
震わせて小く悲鳴を上げた。
「ひっ…うう、…ひあっ、ああ、ジン、ジン…」
「フウ」
ジンは顔を上げるとフウの名前を呼び、フウの乳房をその両手から開放した。代わりにそのうっすらと柔らかい肉のついた綺麗な腿に手を添える。そのままフウの股を割り間に入り込むと、フウの秘所にふっ…と息を吹きかけた。
「はあっ…!」
フウは大きく息を吐く。快感にふるふると体を震わせるフウの腿を優しく
撫でながら、ジンはそのままその場所に口付けた。びくん、とフウの体が大きく震える。
れろぉ…と大きな動きでフウの秘所を舐めあげると、フウは顔を真っ赤にして
いやいやをするように首を振った。そんなフウにはかまわずにジンは舌を動かし、
未だ隠れていた花芽を舌先でぐりっ…と掘り起こす。
「ああああっ!」
その途端、フウの腰がびくりと大きく動いたが、ジンはその大きな両手で
フウの腰をがっちりと掴み固定した。
「ああっ!ああ!あ、あ〜〜っ、は、あああ―――」
ジンを挟むフウの脚に力が篭る。びくびくとつま先が震えているところを見ると、
達してしまったのだろう。しかしジンはそれでも花芽への愛撫を止めなかった。フウは何度もジンの名を呼び悶えている。
「ああ、ジン、ジ、ん…はあっ!あ――っ!ああん、じんっ、あああん…!」
「フウ、あまり大きな声を出すと隣の者に聞かれるぞ」
フウの秘所からようやく顔を上げたジンはそう言ったが、フウの方は大きく
息をつきながら、涙目で「だって…ジンが…」と小さく発するのがやっとのようだ。
「私が、なんだ、フウ」
「だってジンが、さっきからそこばっかり…」
「ふむ」
ジンは頷いた。
「確かに、弱点ばかりを狙って攻め続けるのはいささか卑怯だったかもしれんな」
はあ、はあ…と息をつきながらフウはジンを見やる。
「しかしフウ、お前の場合」
「あっ!」
入り口をまさぐる指の感触にフウはまたしても高い声を上げる。
「どこもかしこも敏感なのだから、私としては弱点を攻めざるをえん」
「んああああ…」
膣内に入ってくるジンの長い指の感触に、フウは思わず背筋をそらせ仰け反った。
ぐちゅぐちゅと粘着質な音が部屋の中に響く。中指でフウの膣壁を擦りながら、
ジンは身を乗り出して再びフウの胸の蕾に口付ける。
「ああっ・・・ああぁぅっ・・ひあぁぁっ・・・くはぁっ・・・はああぁっ――!」
ジンは音を立て強く蕾に吸い付き、軽く歯を立てた。フウはもう喘ぐことしかできない。
「ああー!あっ、あっ、ひ、ひあっ…」
膣内に挿入した指を一本から二本、三本と増やしいっそう激しく動かす。そのまま親指で
さっきまでの愛撫を受けて大きくなった花芽をぐりぐりと押しつぶしてやると、フウの体ががくがくと痙攣した。
「あ…あ…は…」
またしても達してしまったのか、フウは完全に脱力してしまった。
読んでくださってるかたがいるかわかりませんが、
ちょっと続きまでに時間があきます
ジン本番前に寸止めさせてごめんね
どうでもいいけど今回のテーマは
匂いふぇちフウ
しつこいジン
和服萌え
でございます
ジンフウイイねえ
全裸蝶ネクタイで待ってます
完全に力の抜けてしまったフウを抱きしめ、ジンはフウの名を呼んだ。
「フウ」
「あ、まって、だめ、ちょっとまって…」
「フウ?」
いざ挿入しようとフウの脚に手をかけたところで、フウが慌てて起き上がった。
「あたしばっかり、してもらうの、嫌だから…」
フウに押し返されるままに胡坐をかいて座ったジンの前に、フウが正座する。
「お預けか…」
「違うって!だからいまからあたしが…ぶっ!」
口でして上げるから!と言おうとして顔をあげたフウは、普段あまり
表情の変化を見せないジンが、切なげに眉尻を下げているのを見て思わず噴出してしまった。
しょぼくれるジンは文字通りお預けを食らった犬のようで、フウは麻呂眉の黒柴が刀をくわえて
しっぽをぶんぶん振りながら『わんわんわわん(武士道とは…)』などと言っている姿を想像して、笑いをかみ殺した。
(かーわーいーいーなあ、もお)
「刀を抜くと、あんなに強いのにー」
笑われたことを察して、静かにむくれているジンにそっと抱きつくと、
フウは右手をジンのものに這わせた。
「ジン…」
顔をジンの肩に埋め、ジンの髪の匂いを吸い込みながら右手を動かす。裸の
胸と胸が触れ合って、たまらないきもちになった。だんだんとジンの息が上がってくるのが嬉しい。
ジンが感じているのがわかるのが嬉しい。
フウは、先ほどジンがしてくれたように首筋から胸へ、腹へ、臍へと口付けを落としていく。
勿論、その間に右手を動かすのも忘れない。
「うっ…」
ジンのうめき声を聞いて、フウはあまり焦らすのも意地が悪いかと思い、右手に
握っていたものにふっ…と息を吹きかけると口に含んだ。
先端に舌を這わせ根元を指でしごき、フウはジンの様子を伺いながら直向に手と口を動かした。ジンのものは大きくて、フウの小さな口にはとても入りきらない。
「んっ…んむ」
くわえながら上目遣いにジンの様子を伺う。眉間に皺を寄せたその表情は
一見苦悶しているようにも見える。しかしこれは快感を得ている証拠だ。
フウにもおぼえがある感覚だ。表情の変化に乏しいジンの、そんな顔を見て
フウは目を閉じて、ますます懸命にジンに奉仕する。
「くッ…フウ!」
「えっ!?きゃあ!」
突然、フウはジンから顔を引き剥がされた。そしてそのまま後ろ抱きに膝の上に乗せられる。
ぐちゅり…と音をたてて、そのまま唐突に挿入された。
「ひうっ……!!」
ジンの動きは最初から激しかった。ぐちゅぐちゅと音を立てて揺さぶられる
フウの小ぶりな胸が律動にあわせて揺れる。
「あっ、あっ、ああん、ああ、ア!」
揺れる胸を両手で多い、掌全体でぐにぐにとこね回すと、フウが感極まった
ようなため息をついた。
「は…ジン、ジ、ン…いきなりすぎるよぉ、ア、あ」
涙声で訴えるフウだったが、ジンはもう止まらなかった。フウの中はきつく
熱く、ジンをどこまでも奥に誘うように蠕動する。
「フウ、すまん…っ」
最早ジンの理性はあまりまともに機能していなかった。膝に乗せたフウから
一旦自らを引き抜くと、布団の上に横たわらせ再び挿入する。
「ああ――っ!」
フウは首を振りながら泣きじゃくるが、ジンはそれにかまわず激しく腰を打ちつけた。
フウの喘ぎとジンの吐く息、フウの蜜がかき混ぜられる音と互いの皮膚がぶつかり合う音が
部屋を満たし、二人は動物のようにただ腰を動かす。
フウはもう、何回達してしまったのか自分でもわからなかった。
「ん、んんっ、あ、ああ、あ、あーーーっ、はあ、は…」
「フウ…っ」
限界が近いジンは、フウの脚を大きく開かせると、今度は抜かずにフウの体を
ぐるりと回転させ、再び後ろ抱きにする。
「あっ…?」
唐突に、無理やり体位を変えられて、フウが喘ぐ。ジンはそのフウの胸に右手を、
左手を花芽に添えて、むちゃくちゃに腰を動かした。
「あああ――――!ア、ア、ア、いや、あ、ひあぁ!ジン、ああー!!」
突き上げるリズムに合わせて胸を弄り、円を描くように花芽をこね回す。
「あああ!ああ!だめ、もうだめえ、ア、あん、ああああん!ああ!」
「ぐっ…!」
きゅう…と強くなったフウの締め付けに耐えられず、ジンはとうとう大量の精をフウの中に放った。
「ア、ああ、はあ、ああああ…」
中に出されたものの熱さに、フウは、泣きじゃくりながら意識を手放した。
フウが目を覚ましたとき、、ジンはもうすでに着替えを済ませてフウの枕元に
座っていた。さっきまでフウが着ていたジンの着物、着たままあんなに激しく
してしまったからきっと皺がよっているだろうし、フウの汗やら
なにやらだって染み付いてしまっただろう。
「ジン…」
「フウ、目を覚ましたか」
「ん…」
フウが顔を傾けてジンの方を見る。
「ジンの着物…せっかく洗ったのに…汚しちゃったね…」
「また今日から旅の暮らしだ。気にもかからん」
「そーゆうもんだいー?」
「なんだ、自分から着ておいて」
「だってさー」
(ジンの匂いがさー)
(好きなんだもん)
(しょーがないでしょー)
フウの体はすでにジンによって拭き清められていたが、せっかく温泉付の
宿をとったのだし、もう一度入っておこうかな…とフウは身をおこそうとした。しかし。
「………」
「?どうした、フウ」
「ジーン…」
「ん」
「腰が全然立たないんだけど…」
「何」
沈黙。
「もう一泊…していくか」
「お金は?」
「大丈夫だ。何とかなるだろう。多分な」
「たぶん…」
「ああ、多分…」
宿代は、ムゲンが昨夜賭場で稼いで来た金でなんとかなった。
しかしムゲンはそのことにマジ切れであったという。
しかし懲りないことに、ジンはその夜の温泉の中でさらにことにおよんだ。
フウは熱い湯の中で揺さぶられながら、この後起きるであろう二人の戦いを止める方法を必死で考えていたという。
相打ちにならなきゃいいね!
完!!
ラブいーーーーー!!
テラGJ!!!!
HEN☆TAIな鬼畜ジン良いですが、こういう甘いのも萌える(*´д`*)
>>663 ありがとうございまーす
当初は鬼畜エロを書き上げる予定だったのですが
書いている途中でフウがかわいそうになって挫折しました…
その後口直し?に文武両道を見直してたら、ラスト近くの同じ部屋で寝てるジンフウに
えらく萌えたので書いてみましたが
鬼畜エロの反動がえらくあまったるくなってしまいました(ノ∀`)
サムチャはつい一週間前に一気見してマッハではまりました
目を閉じるとフウが半裸で(全裸でなくあくまで半裸で)踊っている毎日ですが
いかんせん江戸時代の風俗に疎すぎてなかなか筆が進みません…
日本史の授業は寝る時間でした\(^o^)/
新規ファンがもっと増えることを願うばかりでございます
GーーーJーーー!
いいもの読ませてもろた!まりがとん!
GJ!!
次回作も期待している!
過疎ー ( TДT)
保。
保守
守。
さて、パチンコからアニメに逆流現象起きるかなー
保守
保守
ほ。
ほしゅ
ほッ…………
ぬるぽ。
ガッ
保守
678 :
名無しさん@ピンキー:2008/04/16(水) 21:07:19 ID:DDcGhU9P
予想以上に早い間隔でガッされますた
下がりすぎなんでちょっと上げますよ(´∀`∩)↑age↑
保守
保守
自分に文才があればなな
この脳内妄想を表現できるのに。。。
>>681 無くてもOK!
文才あると思って小説書いてる人はそうはいないよ
それに妄想溜めると身体に良くないぞ
そうそう。
あと、箇条書きでも妄想を熱情の赴くままに書きなぐっとけば、
興がのった職人さんがそれをネタに書いてくれるかもだぞ。
hosyu
保守
保守
687 :
名無しさん@ピンキー:2008/05/10(土) 01:16:53 ID:Oip/9RgT
hosyu
ちなみに保守って?
ジンがフウの操をムゲンから守ること=保守さ
age
690 :
名無しさん@ピンキー:2008/05/10(土) 11:39:46 ID:Oip/9RgT
なるほど
じゃこのスレに保守って書く意味合いは?
なんか素人臭くてごめんw
わたしはジンだ
覚えておくがいい
保守
保守人達は
このスレが落ちないようにしておるのです
半年ろむってろと云うツッコミ人もいないほど
過疎っているからなのです
694 :
名無しさん@ピンキー:2008/05/18(日) 19:46:42 ID:I4dLoZsz
保守
誰もいない?
いるぜー
ノ
ほんと過疎だな。
久々に1話から見なおして今、タギングの話まできた
ぬぉおぉおぉーっ萌え再燃!ジンかっこえー!!
この勢いでこの勢いでこの勢いで・・・なんか書きたい
きたいしておる!
パチンコ化されたせいか、某動画観賞所が賑わっててなー…
同じく再燃して全話観直したクチなんだが、長く好きなせいか、もう萌えネタが
新しく浮かばねぇ…
あれだ、熟年夫婦のような感覚?
同じく期待!ノシ
701 :
名無しさん@ピンキー:2008/05/22(木) 23:05:51 ID:ydQefFCV
ジン紫乃頼む
紫乃が縁切り寺出た後の話を再会して・・・
個人的に紫乃大好きです
保守
ほしゅ
保守
保守人乙
過疎だねえ…
706 :
名無しさん@ピンキー:2008/06/06(金) 21:14:07 ID:fjnMLDft
□□¬ 伊達眼鏡で保守age
パチ効果で俺も今全話見直してる最中なんだが、
やっぱいいな!この作品
ネ申アニメだよ
3人の微妙な距離感や関係SA☆I☆KO☆U☆
といいつつぬるぽ
自分はパチンコからではないけど1話から見て来た!
何でもっと早くこの作品に会ってなかったんだorz
誰か萌える話でも振ってくれ。
所で
>>707ガッ
保守
保守
保守
保守
保守
保守しようと思ってのぞくと、わりかし先に保守されてるこのスレが好きだお前ら
あんま間隔開いてないけど保守ー
ほっしゅ
保守
hoshu
保守させてもらおう
hoshu
ほしゅう
hoshu
ほしゅ
ほす
ほす
ほっしゅ
みんなこのスレ大好きすぎだw
今また本編見直してるけど、フウを女として意識し始めたのはジンが先なんだろうな
以心伝心の回で女郎フウに反応したのもジンだけだし
なんかこの辺を上手く使ったネタが出来そうなそうでもないような
ホシュ!
ほしゅ
自分が書けない人なので保守だけでも…!
捕手
>>728 乙乙!
昔は賑わってたなぁ…とちと寂しくなってしまったぜ
補習
ほしゅ
ほしゅ
ほしゅついでにお好みのシチュとかでも上げてみよう
目隠しプレイで沙羅とジン
手違いで呑んじゃったフウ、はだけまくりで2人ムラムラ
あと、1度は読みたいムゲン八葉
739 :
名無しさん@ピンキー:2008/07/30(水) 10:40:44 ID:ojS1h0vF
↑いいね!!ムゲン×八葉のセックスってやたらテンション高そうだww
アクロバットっぽい感じとかw
>>741 それも悪くないじゃないかww
遅ればせながら
>>728乙
前スレ久々にログって漫画版のナッキー見たいんだと思い出した。攻めで!
ほしゅ
保守
久々に来たらまだ落ちてなかった!ほしゅ
746 :
名無しさん@ピンキー:2008/08/24(日) 13:58:36 ID:IO03/KWl
ほす
ムゲン×八葉待ち保守
保守
そろそろおわりかもしれんね
いいやまだまだ
お わ ら ん よ
ムゲ八は逆にエロ妄想が出来ない
くのいちだし、あの性格だし、そっち方面の技でもって八葉がせめまくりエロなんだけど、
雰囲気的に微塵もエロくならなくてスポーツやってるみたいな…
助けてエロい人
どんなシチュだとエロく感じるようになるんだ…
薬も効かなさそうだもんねw
そう思ったらフウは妄想しやすいなぁ…。
保守なんだからね!
さてとほしゅー
徹頭徹尾で、八葉がムゲに囁いてたことが気になる…
よっぽどえっろい事言ったんだろうか
ほ。
「何が起こるか予測不可能!!スタッフたちが本能で描く、
実験冒険純愛活劇小説アンソロジー「BLOG THE サムライチャンプルー」(仮題)、
今夏徳間書店より発売予定!」
監督インタビューより
「そういえば小説が出ますよ、徳間書店から、小原さんをメインに、高木(聖子)
さんとか佐藤大ちゃんとか『チャンプルー』のライターの人たちを中心にした
短編集みたいな形で出るはずです。僕は最初、現場の作業とダブるので参加しない
方向だったのですが、結局本のほうが遅れに遅れたので(笑)、ちょこっとだけ
手伝おうかなと。短編1本くらいとか。」
さすがにもう出るとは思わないけどさ…
心の中で純愛ってオイwwwと全力でツッコみを入れたあの当時が懐かすいよ…。゜(゚´Д`゚)゜。
何年前に出るはずだったんだっけ……懐かしい
>>755 ロマンアルバム発売当初からだから、3年は前になるね
細々と本スレとここも続いてるねぇ
いつの間にか歴史ゲーム板にあったスレは落ちてたけど
ほしゅ
保守に投下。
リハビリに書いたので文章色々とおかしいですが生温く見逃してやって下さい。
しかも蜜柑です。近々上げたいですが今は眠気が限界(´・ω・`)
ジンフウ前提、ムゲンは気配を察知してドロンという設定で。
最初は壁際にもたれて座ってます。
この体温を私から奪わないで欲しい。
秋の夕べ、旅の途中の安宿で、じっとジンの手を見る。
「…何を考えている」
「んー」
骨張った指をやわやわと握る。
手は男と女の違いだけで無く、いままでの生き様の違いも表している様に思える。
剣に生きるジンの中で、この旅は、私はどういう意味を持っているのだろう?
「…もう秋だね」
「秋刀魚、旨かったな」
「うん。でももっと食べたかった。全然足りない」
「…宿に泊まれなくなっていたろうな。」
ジンの纏っている雰囲気がふわりと緩む。
眼を合わせられない。
(うわ…なんか泣きそう)
いつか来る旅の終わりを考えて不安になっている。それだけだ。
760 :
リハビリジンフウ 2:2008/09/22(月) 02:35:27 ID:nW5uwhpQ
二人との別れは悲しいだろう。想い出を多く作りすぎた。
三人で馬鹿なことをしたし、死ぬかと何度も思った。
色んな場所に行った。色んな人に出会った。
ジンを好きになって、女になった。
いつか終ってしまう時、この手を離した時に、全てを無くしてしまいそう。
「ジン…」
手を強く握って、眼を見る。
今だけでもいいの。
この不安を埋めて。
「抱いて」
何も言わずに強く抱き締められ、軽く口付けてから押し倒された。
「フウから誘ってくるとは珍しいな」
ジンは意地悪げに笑いながら言う。
「そっちがどこででも盛りすぎなのよ!外でとかもう嫌だからね!この変態!」
「お前もなかなかよがっていたではないか」
「うー」
全否定出来なくてふくれる。
旅の間に変な場所でだったり道具使ったりして破廉恥なことを一杯した。させられた。
よくもまあ次から次へとこうも相手を恥ずかしがらせる言葉を思い付くものだと何度も感心させられたものだ。この変態。
「…ジンってムッツリよね」
「何とでも言え」
深い口付けをされる。
歯列をなぞられ、舌を絡めとられる。
いつも、互いに貪っているイメージを持つ。
「んっ…」
唇を離す時に声が漏れた。熱い。
もどかしくなって帯を自分で解いたら、素早く裸に剥かれた。
何だか悔しかったので「脱いでよ」と言うとこれまた早技で裸になっていた。
ジンは首や鎖骨の辺りを啄むようにして、赤い印を付けていく。
「やだ、こんな目立つとこにつけないでよー」
「困ることなど無いだろう」
「そうだけど、見えたら恥ずかしいじゃん!」
「………恥ずかしい、か」
「っひあっ!」
いきなり胸の頂を口に含まれ、びくりと身体がはねる。
「その羞恥は、私にこんな姿を見られるよりも強いものなのか?」
嗜虐心のある眼でそう尋ねながら、指の腹で硬くなりだした乳首をくりくりと弄る。身体の疼きが酷い。
「どっちも、恥ずかしいよっ…!」
「ならば、もっとフウのよがる所を見せてくれ」
申し訳程度にしか膨らんでいない胸をやわやわと揉みながら、耳元で囁かれる。
よがっている私はきっとだらしの無い、雌の顔をしているのだろうなどとぼんやりと思っていると、耳朶を唇で挟まれた。
胸の頂を口に含み、舌で転がし、時たま強く吸う。
もう片方の乳房は、酷くゆっくりと優しく揉んでくる。
ジンの舌の、手の動きがフウの熱を煽る。
「あ…やあっ」
かり、と軽く噛まれ、身体が竦む。
身体が熱い。
「まだ前戯が足りないか?」
分かって言ってるな、こいつ…
「…ジンが欲しい」
「…どうして欲しい?」
普段表情が乏しい分にやにやしているのがよく分かる。この野郎。
「………ジンのを、いれて、下さ、い」
「承知」
手が、愛液で溢れている秘所に触れる。既に迎え入れる準備は整っている。
ジンは脚を持ち上げると、既に猛ったそれを入口にあてがった。
「…いいか?」
脚と腕を絡め、小さく頷いた。
続きは後ほど…とりあえず寝ます
このスレがちゃんとある度にホッとしてるw
活気が戻ってくるのに期待。
久しぶりすぐる……GJ!!!
フウ可愛いよフウ
ジンは変態だよ(賛辞だよ)久々なんで、エロ侍っぷりが懐かしいよwww
>>この体温を私から奪わないで欲しい。
ってのが良かったヨー
∧__∧
(`・ω・´)
.ノ^ yヽ、 GJなり
ヽ,,ノ==l ノ
/ l |
"""~""""""~"""~"""~"
しまったずれたw
続きまってる
GJ!久々の投下いいよいいよー
フウのツンデレっぷりににやにやするな。
>>764-765 お前に萌えた
>>376GJ!
ジンがヘンタイだしフウが切なくて良いわ。
スレも残っててよかった。
久々に来たら神降臨してるー!変態ジン最高です!!!
ほんとスレ残っててよかった…!
ほんとにスレ残っててよかった。
ありがとうございました、眼福です。
ここでこのような高尚な気持ちになるとは思ってもなかったことです。
770 :
名無しさん@ピンキー:2008/10/06(月) 10:10:51 ID:ynPiTQKI
サムチャ好きすぎる
前スレも見たかったなあ
何ていいスレだ
どうもです
てか検索したら普通に出てきた・・・
おっとあまりスレを無駄使いして落としたくないから
ここまでにしよう
職人さんたちGJ
ほしゅ
ほしゅ
まだ結構見てる人がいるってわかったんで、投下がなくても収穫でした
保守。
ほしゅ
ほ
ほしゅ
保守のため投下してみます。
初めて書いたのであんまり萌えませんがお目汚し失礼します。
一応ジン紫乃です。
----------------------------
あの日も雨が降っていた
三人での酔狂な旅を終えてひと月ほどがたっただろうか、
ジンはまだ一人、あてのない旅を続けていた。
静かな部屋で降り続く雨を眺めていると、一人の女を思い出す。
遠い昔、ただ一度肌を合わせただけのはずの女を。
雨音を聞きながら、ジンは目を閉じた。
「この雨が止まなければ、ずっとここにいられる」そう言ったジンを
「今時そんなこと言う人いないよ」と紫乃は笑う。
顔をあげた紫乃の瞳には熱く見つめるジンの顔が映る。
一瞬の静寂のあと、すっと近づいた紫乃の唇がジンのそれと重なった。
後頭部を押さえこみ唇を割り込んだジンの舌は、紫乃の歯列をなぞり舌を吸い上げ口腔を犯していく。
ジンは右手で着物の襟を割ると、やわらかい乳房を包み込むように揉みしだき、屹立し始めた頂を捏ねあげる。
「ぁ・・・」
紫乃の吐息がもれると共に帯が解かれ着物が落とされた。
さらされたその肢体は透けるように白く、
若い女のそれとは違い腰から尻にかけてむっちりと肉がつき、豊潤な色香を漂わせていた。
ジンは真っ白な乳房の中心に舌を這わせ、ゆっくりと舐めあげる。
口に含んだ突起を吸い上げ軽く噛むと、吐息は甘く変わっていく。
左手で豊満な乳房を揉みしだきながら、右手で茂みを掻き分けるとそこはじとりと濡れていた。
「あっはぁ・・あっあああぁぁっ・・・」
指を這わせすでに硬くなった肉芽をそっとつぶすと、今まで耐えていた紫乃が声をあげた。
「紫乃・・・ここがいいのか?」
溢れてくる蜜を指ですくい取ると肉芽に撫でつけ、ジンは耳元で囁く。
蜜壺にゆっくりと長い指を沈めると、ジンは中の感触を楽しむように二本の指を動かした。
紫乃の腰もそれを求めるかのように揺れ始める。
「ひっ、あああぁぁ・・あああっ!あぁんっ」
紫乃の声が高くなる。
ジンは舌を強く吸いながら、人差し指と中指で抽送の速度を上げる。
肉壁が指に絡みつき淫らな水音が雨音よりも大きく響いた。
「っ!!」
親指で肉芽を強く捏ねあげられた瞬間、押し付けるように腰を揺らしていた紫乃の身体が弓なりに反った。
ジンは唇を離すと、荒く息を吐く紫乃をそっと抱き寄せた。
「・・・このままでいい」
下帯に手を掛けた紫乃の手を取り、ジンが言った。
「紫乃・・・あなたを抱いたら、私は金であなたを買った只の客になってしまう」
「そんなことはないわ。ジンは私をコハナではなく紫乃と呼んでくれるじゃないの」
紫乃はもう一度ジンに口づけると、下帯の中で固く滾るジン自身にそっと触れた。
固くいきり立ったそれの先端は透明な液があふれ、紫乃を欲しがっていた。
「紫乃・・・っ!」
まだ濡れそぼる紫乃の中心にあてがい一気に貫くと、中は熱く絡み付き蠢き締め付ける。
ジンは柔らかな尻を掴むと、夢中で腰を打ちつけた。
「ふぁあっ・・ああぁ、あぁ・・・いぃ・・」
揺さ振りながら親指の腹で肉芽を捏ねると、紫乃はさらに甘く鳴き背中に爪を立てる。
ジンの長い髪が互いの汗で湿り、肌に纏わりついていく。
激しい息遣いと水音が響き二人は快楽の波に呑まれていった。
「紫乃・・もぅ・・・・・」
「ああぁ・ジン・・・きてぇ・・!」
抽送は勢いを増し、ジンは何度目か絶頂に達した紫乃の奥深くに大量の精を放った。
雨音が小さくなり、ジンが目を開いた。
下帯の中では自身が窮屈そうにその形を変えている。
「さて、どうしたものかな・・・」
ジンはそう呟くと、颯爽と夜の街へと消えていった。
翌朝には毎度「腰が・・・」となるのを知りながら。
おしまい
次があればジンフウなんかも書きたいです。
このスレがまだあってうれしいです。
良いモン読ませていただいた、乙!
しっとりしっぽりかと思いきや、最後でクスッときたw
ジンフウも楽しみにしてるよー
782 :
名無しさん@ピンキー:2008/11/05(水) 21:25:46 ID:oubcEJ4C
久しぶりの投下!GJ!GJ!
ジンフウもムフウも全裸でお待ちしております
フウ攻めが読みたいな
おお、GJ!!
十分萌えたよ!
しかし、あれだな、ゲームでもそうだったけど、年上でワケありげな女に弱いよなー
ほしゅ
ほしゅ
787 :
名無しさん@ピンキー:2008/11/16(日) 23:36:15 ID:kBZvYS6l
ほしゅ
ほしゅ
ほしゅ
ほしゅ
ほしゅ
ほしゅ
793 :
名無しさん@ピンキー:2008/12/04(木) 09:07:10 ID:J50ggNmt
「オイオーイ。おめーら保守はありがてえけどよォ、そんならちっと上げてくれやー」
「こっこらぁ!何言ってんのあんた!書き込んでくれるだけでもありがたいじゃないよ!」
「ふむ、いわゆる過疎っているというやつだな……寂しいことだ」
「でも最近また、まんぐろーぶの新作が出たじゃん?」
「そうだな、さすればまた私たちがめでぃあに触れる機会もあるやもしれん」
「へっ……馬鹿ヤロウどもめ」
「なにっ」「なによー!」
「古かろうが新しかろうがなあ、いいもんはいいんだよ。俺らがどっしり構えねえでどうすんだァ」
「「…………!」」
「いなくなるやつは引き止めねェし、来てくれるやつは迎え入れる。そんだけだろうがよ」
「…………む」
「まっ、まーあんたも……たまにはマトモなこと言うじゃないよ」
「へっ褒めんなって………でもまァ正直よォ、閑散としてんのはちーっと寂しいけどな」
「年の瀬というのは皆忙しいのだろう。我々と違って時間に追われているのだ」
「ん、そだね……ゆっくり旅できるあたしたちって実は、幸せ者なのかもね」
「…………って、オーイお前らしんみりすんじゃねえよ」
「む。まあ……とりあえず、そうだな」
「おーよ」
「ふたりとも……うんっ!えーっと、2009年もあたしたちをよろしk
「ヤリ納めだな」「無論」
「……………はいぃ?」
「あと一ヶ月は寝かさねえからなァ?覚悟しとけよ」
「我らは所謂にーとと言うやつだからな、寝るのは昼間でもよかろう」
「あ、あははヒマって素敵ね………って何でやねん!っちょ、ちょっとまっ」
「「いただきまーす」」
「きゃああああああ!!皆さん、私を助けるためにもっ、こいつらを抑える新しい小説を投下してくださーい!!!!!」
「「(したところでむらむらするだけだと思うが………)」」
今年も保守、来年も保守!
>>793 なんかもう、お前の書き込みだけで俺は年を越せるぜ……!!
保守
795 :
名無しさん@ピンキー:2008/12/08(月) 07:52:15 ID:kkkU1DmR
>>794 ありがとうwww
そういや、前スレにすっげー素敵な絵がたくさんうpられてたよな。
もう見れないと思うと保存しとかなかった自分が憎くなる
>>793 感謝!
これだけでも悶絶したぜ
そして保守しか出来ないことに申し訳なさが…
それでも保守しておく
>>793 素晴らしいお歳暮をありがとう
そして保守
保守
ホシュ>(;ωノ|柱|。。。
801 :
universality:2008/12/21(日) 22:32:58 ID:A/QO/wS4
――――――――――すこし、ふたりで話をしないか。
「もう年の瀬かあ……なーんかみんな忙しそうだね」
雪がちらつく師走の暮れに、鼻を赤くた少女はぽつりと呟いた。
年末年始はどこも店が閉まっているので、今日はふたりで街に買出しに来たのだ。
大荷物になるから三人で行こうと昨晩話し合っていたのだが、もうひとりの男は朝起きると蛻の殻だった。
恐らく荷物持ちが面倒だからと逃げ出したに違いない……あいつめ。
しかしそれはこちらにとって好都合だった。なぜなら今日はひとつ目的があるからだ。
空っ風が吹き付けるたび、傍らで身を震わせながら歩を進めていく。
そこでふと自分の肩の位置ほどにある、栗色の髪と桃色の簪に白い斑点が彩られていたのに気付いた。
そっと、撫でるようにはたいてやる。
「うおー、雪ついてた?………えへへ、あんがと」
こちらを見上げながら、くしゃくしゃとはにかむ愛らしい笑顔に、少しだけ身が火照る思いがした。
左の鼓動を悟られないように、さりげなく話題を逸らす。
「む……正月まであと十日か、歳末ともなると早いものだな」
「ほーんとねえ!こないだまで紅葉がキレイだったのに、あっちゅーまに雪景色だー」
「がらりと表情が変わる」
「ね。雪解けも早いのかなあ。私は寒いの苦手だからさ……」
802 :
universality:2008/12/21(日) 22:33:58 ID:A/QO/wS4
そうやって真顔になり、目を細めて連なる山々に視線をやった。
彼女の見つめる先には、何があるのだろうか。
自分にはその想いの根底を知る由がない。それを思うと、ちくちくと胸が軋むのだった。
「あー……む、そういえば年越し蕎麦は何玉ほど買うのだ?」
「おっ!それなんだけどさあー!」
さっきまで伏目がちだったのが嘘の様に、一気に顔が晴れやかになる。
こういうところは分かりやすいのだから、なんともおかしなものである。
四季のようにがらりと表情が変わっていく。
「飽きないようにうどんもいいかなーって思ってんのよね!喧嘩になんないように蕎麦と……十八玉ずつ!」
「………逃げたあいつの分も買うのか」
「まーね。でないと後でウルサイしー」
「まったく………今頃遊郭にでも行っているんだろうに」
「羨ましいんでしょー?ふーんだ、私で悪かったわねっ!」
「い、いや、そんなことは言ってな…………」
「ああ……おせちまで手が届かないわ……せめて三箇日は麺類で腹を満たさないと……よよよ」
「あ、案ずるな。まだ雑煮があるだろう。具は……えー……スルメと、青菜と、鰤と、蒲鉾か」
「えええええ!ジンってお雑煮にブリなんか入れるの!?」
「む?私の家や道場では元来から魚肉が入るが」
「まじでー!?普通鶏肉でしょーよ!あとはアナゴと春菊と……」
「雑煮に穴子だと?正気か……穴子自体の味付けが緩くなるだろうが」
「出汁に溶け出すのが美味しいんだって!お客さんにも出したりするしっ!」
「ふうん…………」
「うん……………」
「「………まあどっちにしろ………高くて買えないか」」
声を重ねて、同時に肩を落とした。苦笑いで自分達の身の程を嘆いた。
そうだ、そういえば財布にも空っ風が吹きすさんでいるのだ。
だが、上手く年を越せるかどうか、うんうん頭を抱えている傍らの少女を思うと苦になどならなかった。
一緒に家計を遣り繰りしているのが、なんとなく嬉しかったりもするのだ。
なに、意外と女性的だと?……ふん、何とでも言うがいいよ。
さくさくと白い道を汚しながら跡を作り、平行線を作っていく。
ふとこれまで歩いた道のりを見ると、残した歩幅の違いがたまらなく愛しくなる。
街の喧騒に、ところどころに立ち込めるいい匂い、それでも肌を刺すぴりぴりとした寒さ、乾いた空気が喉に張り付く。
五感全てでこの日の穏やかなひとときを噛み締め、脳に刻みつける。
803 :
universality:2008/12/21(日) 22:34:35 ID:A/QO/wS4
「…………ねーねー、なーんかすっごい寒くなーい?」
「ああ、寒いな」
「…………………」
「…………………」
「寒いよねー」
「そうだな」
「う……むむ……………むー」
「…………………」
ふと、沈黙。
もちろん向こうが何を言わんとしているのかくらい分かる。
何せ久しぶりにふたりきりになったので、少し嗜虐心が湧いてきた。
口をつぐんで向こうの出方を伺ってみる。ほら、赤く膨らんできた頬が今にも破裂しそうだ。
「あーもう!いじわるー!ジンのバカァー!!!!」
「……………ふ、何がだ」
「寒いとお腹が減るでしょお!?」
「意味が分からんぞ」
「分かるのっ!寒いと……こう、ふるふる震えちゃうでしょ?その連続運動でぺこぺこに……なーんて」
「くく……分かった分かった。もう昼時だしな、汁粉でも食おうか」
「………えっ、まじでいいの!?」
「こっそりだからな……あいつには内証だぞ」
「…………うんっ!!」
804 :
名無しさん@ピンキー:2008/12/21(日) 22:35:07 ID:A/QO/wS4
雑踏を踏み分けて、ひとつの茶店を見つけた。煉瓦色の暖簾をくぐって中に入る。
時節も相まって中々に繁盛しているようで、注文を受けに来るのに少し待たされた。
しかし、そうやって一つの品書きを、ふたりでああだこうだと相談しながら見定めるのも楽しいものだった。
嬉々としてうきうきしながら目を動かしているこの少女を思うと、だ。
「あっすご、抹茶あいすの餡蜜和えだって。斬新っ……!」
「それに白玉汁粉とほうじ茶も付けたらどうだ、好きだろう?それに温まる」
「そ、そんないっぱい食べちゃっていいの?」
「構わん」
「えー……じゃあジンは何食べんのー?甘いの苦手だし、やっぱ緑茶?」
「今はそんなに空腹ではないし、みたらしと緑茶でいい」
「そんだけ?」
「それだけ。お前は沢山食べていいぞ」
「……………………」
「………どうした?」
「なんか、今日やさしーね………」
「………いつものことだが?」
「………そっかなー?」
「………そうだよ」
「そだね…………えへへージンあんがとー」
「ふ………………構わん」
何だろうか、このやりとりは。肋間神経痛みたいな……胸の辺りが痛い。
峰打ちをされたが如く痛い………いやもしかしたらそれよりも。
この店にいる周りからは私たちのことをどのように見ているのだろう。それを思うと何故か心が踊る。
やがて注文の品が届いて、食べ始める。たまには甘いのもいいでしょ、と白玉を進められ口に入れてもらう。
いや、もちろん初めは遠慮したのだが、まあ向こうがしたいというのだから仕様がないだろう?
「あーん、どーよ?」
「むぐ…………」
「どーよ、美味しいっしょー?へへん!」
「お前が作ったわけじゃないだろう」
「うっ…………そりゃそうだけどー………」
「ふ……うまいよ、うまい」
「………でっしょー!ならもうひとくち……てか、うふふ湯気、湯気で……眼鏡曇ってる……あっはっは!」
805 :
名無しさん@ピンキー:2008/12/21(日) 22:36:10 ID:A/QO/wS4
………ああ本当に何だろうか、甘ったるいこのやりとりは。これまで二十年以上生きてきてこんなことはなかった筈だ。
これまで経験したことのなかった、何だ、この耳の裏が赤くなるような感じ。
ふわふわと宙に浮くような心持の中で、どこかこの環境を遠くから客観視している自分がいる。
するとどうだろう、何と言うかそこには、そこにいる私たちはまるで……………まるで、
「あー、えっと。なんか恥ずかしっすよねー……?」
「……………え、なに?」
「あはは、ごっめん!はしゃいでアーンとかしちゃったからさー何かゴメン……」
「……………嫌ではなかったが」
「え…………ほ、ほんと?」
「というか、何だろうな、まあ心地がよいのは本当だ」
「なら…………よかったよ……よかった。ありがとね」
そかそか、とぼやきながら少女はもうすでに温くなっているであろう法事茶をさも熱そうに啜る。
自分で水を差してしまったこの空気を少しでもまどろませるように、何度かわざと音を立てながら。
そのぎこちない仕草がとても愛しくて、つい助け舟を出してしまった。
「フウ、実はな…………」
「おっ!なあになあにっ?」
「ええと……む、私はこれまでにな、こういう…………何だ、女子と普通に茶をしばくことがなかったのだ」
「………ぷっ!ジョシて!しばくて!………くっく、あははははオジサンみたい!!」
「………だから、これまでにこういった経験がないのだ………笑うな………」
「ひー、あっはっは………ごめ、ごめ!」
「む………でな、遊郭で花魁やら芸妓をひっかけて、同衾するだけの関係だ」
「あー確かにそうだったねえ…………うん、それで?」
「まどろっこしい駆け引きだとか、ふとした……何だろう、空気感?の図りというかな、そういったものがなかった」
「……………うん、うん」
「ただ入れて出して抜く………失礼、いわゆる簡単で気軽なものだったのだ」
「…………………うん」
「確かに後腐れもなければ、心を痛めることもない。何と楽なことだろうと思っていた……麻痺していたというかな」
「……………………」
「だから、最近になってからだが、お前と居て………考えがまとまったことがあるよ」
「!……………例えば?」
806 :
名無しさん@ピンキー:2008/12/21(日) 22:37:19 ID:A/QO/wS4
「それまではえらく水準が上がっていたのだが……普通とはこういうものなのか、ということだ」
「…………こんなに普通なのか、って?」
「ああそうだ。こうやって飯を食い、買い物に出掛け、喋ったり、無言で歩いたり………」
「ふふ、私は法事茶そっちは緑茶!」
「そうだ。煎れ加減は……お前、濃い目が好きだろう?私は薄いのが」
「あはは、そやって気付くことあるよね、なんちゅーか……癖とか、好みとか……気付いちゃうっていうか」
「気付くのが普通だし、気付かなかったら嘘だろう。私はお前とはそんな薄っぺらい関係を結んでいるつもりはない」
「……………うん、うん」
偉そうなことを言い放ってから、ならば薄っぺらくない関係とはなんだ、そう自問自答してしまった。
こういった会話内容に慣れてないもので、いやに饒舌だ。私は今日どんな話題を出した?
まるで痴話だ、こんなものは。だめだ、こんな回りくどいことを彼女に伝えたいのではない。
もっと、もっと核心的な何か………もっと他の人たちが普通に努力し、経験しているだろう何か。
無意味に高い自分の矜持が嫌になる。もっと素直になりたい、もっと、もっと伝えたいことがあるのに。
「ああ………何だか、真面目な話になってしまったな、済まない」
「あっ!いーよいーよう!私もじっくり語りっちしたかったし…………」
「(語りっち……?)まあつまりは、そういうこと全部ひっくるめて普通を知れたと」
「…………普通ってさ。世間一般の、他の……ひと、たちがしてるみたいな?」
「そうだな、ごくありふれた………」
「ありふれた………なに?薄っぺらくない関係ってこと?」
「ああそうだ。まるで……………」
「なに………聞きたいよ」
「………まるで…………………まるでほかの、
そういいかけたところで若い給仕が、お茶のお代わりはいかがですかあ!と割り込んできた。
一息おいてから、彼女は熱めのやつお願いね、とにこやかに微笑んだ。
私はといえば『何て邪魔を』だとか『ああ助かった』とも思わなかった。
冷めた訳では絶対にないが、なんとなく無感情になってしまったのだった。
そこからはもう、さっきの話題が私たちの会話に上ることはなかった。
別に避けた訳ではない。ただ何となく、お互いに触れることはしなかったのである。
そこから茶店を出て、手打ちの店でうどんと蕎麦を買い、根菜類と餅、そして少しの穴子を奮発してから帰路についた。
街に来た道を戻り、やっと宿に着く頃には、とっぷりと日が暮れていたのだった。
やけに早いなと思ったが、そういえば今日は冬至なのだ。
807 :
名無しさん@ピンキー:2008/12/21(日) 22:37:58 ID:A/QO/wS4
私たちは部屋に入るなり、戦利品をどさどさと畳の上に置いた。
結構な道なりを、結構な重さの荷物と共に徒歩で持っていたのだ、私でさえ腕が痺れていた。
「うおおおう!おーっもい!あは……さっすがに野菜買いすぎたんじゃなーい?」
「腰が………………」
「わーわー!荷物いっぱいになっちゃったもんねー……大丈夫?」
「無論だ………さあ、混み出す前に下に持っていって夕餉を調理してもらおう」
「そーね!あのバカも宵闇でそろそろ帰ってくるだろうしー」
「私は膳と囲炉裏の準備をしておく。お前はほら、この野菜と残りの米で雑炊を頼め。肉の無心は出来るか?」
「そーゆーおべっかはフウちゃんの得意分野っ!じゃー行ってくるー」
「うむ、心強い………多めに頼むぞ」
「あいよーっ!」
そう言ったかと思うと、少女は急いで白菜と春菊を取り出して、米と一緒に腕に抱えた。
襖を開けてやると踊り場に駆け出し、階下へと向かっていく。そして音が遠ざったかと思ったその時、声が響いた。
「………………あ、ねーえ」
「………ん?どうした、何か忘れたか……人参入れるか?」
「やー………さっき言い忘れたんだけどー……」
動悸がとくとくと早くなる。そのことなら今日はもういいのに。だって心の準備には時間がかかるのだから。
なんとなく眼鏡を掛けなおし、姿勢を整え、衣服の乱れを直す。まったく何をやっているのだ私は。
「こほん………あー……何の話だ?」
「あのさ、さっきのことだけどさ」
「あ、いや気にするな。あの手の話題など、これからいくらでも……いやだが、ふたりになるのは稀有……」
「いっぱい荷物持ってくれて、ありがとね!」
「それでなくとも、まだ長崎までは道のりも…………え?」
「腕痺れたっしょ?あたし頑張って台所で愛想振りまいてくるからー!んじゃ!」
「あ……………ああ、頼んだ………」
808 :
名無しさん@ピンキー:2008/12/21(日) 22:39:06 ID:A/QO/wS4
気が抜けていく。ずずず、と足を崩して溜息を吐いた。
まったく相変わらずの調子だな………そういうところにも惹かれる要因があるのだろうか。
彼女には、わざわざこちらが気にしてもいないようなところを気にかけてくれるきらいがある。
もしかしてこのどっちつかずな関わりに気を張っているのは私だけなのか?という疑心にも苛まれた。
それはもう、これから沢山話をしていくことで確信に変えていくしかないのだろう。
あのとき茶店で、腰を上げて私に詰め寄ったのがひとつの種になってくれたことだし。
もっと、もっと君と話がしたい。核心をついた話じゃなくていい。
くだらない、思い出すだけで話したこと自体を笑えてくるような陳腐なことでもいい。
もっと、もっと君と手が繋ぎたい。誰かに見せ付けるような自己満足な形じゃなくていい。
小さく柔かい手のひらを暖めたい。私の細く節くれ立って、醜く血に染まった手でもいいのなら。
もっと、もっと君のことが知りたい。生い立ちからじゃなくていい。
今思って、感じていること、これからしてみたいと考えていることを、私だけに相談してほしい。
もっと、もっと君と一緒にいたい。ずっとこのまま傍らで君を感じていたい。
塗装が剥がれた簪、日に焼けた髪、すぐ赤くなる頬、甲高い声質と、最近色気づいて付け始めた安物のおしろい。
我侭で気の強い物言いと、それでいて調子が良くて臆病で、いつだったか私の胸で泣いたときのあの掠れた声。
私の価値観を変えてくれた君の強さをずっと覚えていたい。
もしいずれ離れるときが来ても、たぶんきっと、忘れはしないだろう。何年たっても思い出す。
だからそのときまで、私に『普通』を教えて欲しい。君のその声でその仕草で、無知な私に教えて欲しい。
一言だって聞き漏らさない、一瞬だって見逃さないよ。だから。だから、
――――――――――すこし、ふたりで話をしないか。
終
809 :
名無しさん@ピンキー:2008/12/21(日) 22:43:15 ID:A/QO/wS4
以上です。ぜんっぜん破廉恥じゃねえwww
実は茶店じゃなくて寝所とも考えたんですけど、ジンの勇気が足りませんでしたサーセンwwwww
>>793を書いたら喜んで頂けたので、調子に乗って投下してみました。
ジンフウは、くっつくかくっつかないか、ふたりでまごついているところも可愛いと思うのです。
先日最終回を見て、ぐああああっと萌えが間欠泉のように吹き出てきたので発散させていただきました(笑)
読んでくださった方、もしおりましたら本当にありがとうございました。
良いお年を。来年もサムライチャンプルー大好きですぜ!
810 :
名無しさん@ピンキー:2008/12/22(月) 14:13:21 ID:syFyuWdI
新作キタ――――(゚∀゚)――――!!!!
お雑煮談義の地域差萌え!
そういう普通の会話たまりませんナァ( ゚∀゚)o彡゜
勇気が足りないジンがイイ!
会話のやり取り読みながら自分もうっかり脈拍上がったwww
この2人がどういう状況で一線を超えるのか楽しみだ
>>809よ、ありがとー良いお年をーっ
ジン視点の日常描写が新鮮だったよ良いお年をー