1 :
名無しさん@ピンキー:
spで復活を祝い、雪×安で…
お願いしまつ
おらおら、WWF(World Wide Fund for Nature:世界自然保護基金)の
愛くるしいパンダ様が
>>2ゲットだぜ! 頭が高いんだよ、ボケ!
. ,:::-、 __ >1 クソスレ建ててんじゃねーよ。ビンスみてーに裁判で潰しちまうぞ。
,,r 〈:::::::::) ィ::::::ヽ >3
>>2ゲットも満足にできねーお前は、俺の着ぐるみ着てプラカード持ってろ(プ
〃 ,::::;r‐'´ ヽ::ノ >4 お前はカキフライのAAでも貼ってりゃいいんだよ、リア厨ヒッキー(プ
,'::;' /::/ __ >5 汗臭いキモヲタデブは2ちゃんと一緒に人生終了させろ、バーカ。
. l:::l l::::l /:::::) ,:::::、 ji >6 いまさら
>>2ゲット狙ってんじゃねーよ、タコ。すっトロいんだよ。
|::::ヽ j::::l、ゝ‐′ ゙:;;:ノ ,j:l >7 ラッキーセブンついでに教えてやるが、俺はストーンコールドが好きだぜ。
}:::::::ヽ!::::::::ゝ、 <:::.ァ __ノ::;! >8 知性のねーカキコだが、お前の人生の中で精一杯の自己表現かもな(プ
. {::::::::::::::::::::::::::::`='=‐'´:::::::::/ >9 つーか、自作自演でこのスレ盛り上げて何が楽しいんだ?
';::::::::::::ト、::::::::::::::i^i::::::::::::/ >10-999 WWEなんか見てるヒマがあったら、俺に募金しろカスども。
. `ー--' ヽ:::::::::::l l;;;;::::ノ >1000 1000ゲットしたって、WWF時代の映像物に販売許可は出さねーよ。
`ー-"
1乙。
たしかに雪×安はエロじゃなくても読みたい。
ドラマ最終回がアレだっただけに…orz
雪平×安本なんて見たくない
5 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/18(月) 12:36:39 ID:DpVJTgDy
確に安本さんはいやですが、雪平×安藤は読みたい。
エロくなくてもいいから…
ネ申職人、いないか?
6 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/20(水) 16:30:30 ID:GXCR0vL2
再放送やってるし読みたいね
7 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/20(水) 20:03:06 ID:7SYNf0e/
なんかもう、諦めちゃいそう。
自分で書くのも良い手かも。
age
9 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/22(金) 18:20:58 ID:eI6t97qo
雪平が安藤を攻め抜く
10 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 08:10:27 ID:yA3vs1ay
雪平攻めで安藤受け?
11 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 09:11:55 ID:yA3vs1ay
じゃあ書いてみます。
12 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 10:50:55 ID:yA3vs1ay
設定としては、安藤は木村多江に撃たれて雪平の家で療養中の設定です。
雪平とはお互い好きだが、安藤の気持ちに気付いている雪平が少しじらしてる感じで、
安藤が自癒しててそれを雪平が見ちゃう。的な話しでもっとエロくしようとも思ったけど、第一弾なんで試供品ってことで。
取り合えずネ申がくるまでの前座としてお読み下さい
牧村に撃たれ、表向きは死んだことになった安藤は処置を施され、前より格段に綺麗になった雪平の家で一人、時間を持て余していた。
テレビをつけても、真相を知らない癖に、勝手な意見を述べている放送番組や元〇〇という肩書きだけで出てくる評論家気取りの番組しかやっていないし、掃除・洗濯も、終わらせた。
ベッドに戻った安藤はパソコンを開いた。 新着メール―1件―
「メール?」
安藤は疑問に思いメールを開いた。
「今日は早く帰る
雪平」
安藤はメールを消去した。
13 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 11:51:48 ID:yA3vs1ay
―かなり、嬉しい―
しかしまだ3時だ。
安藤はまた暇になり、パソコンを閉じた。
「ん…」
安藤が目を覚ますと、隣では雪平が新聞を読んでいた。
「雪平さん…?」
「…あたしが薫ちゃんに見える?」
「そうじゃなくて、服……きません?」
「別に安藤に迷惑かけてないでしょ?」
雪平は安藤を試すような視線で見つめた。
「いや、その、目のやり場に困るんです…」
「もしかしてやりたくなった?」
「違いますよ、でも、何かの間違いが起きちゃうかもしれないじゃないですか」
「…起こせるものなら、起こしてみれば?」その雪平の一言をきき、安藤は雪平を自分のしたに組敷いた。
「その前に、怪我人はおとなしくしてた方がいいんじゃない?」
雪平は訳ありのような顔をした。
「今更負け惜しみですか?雪平さんらしくないですね」
そういうと雪平の唇に触れ、
「僕の勝ちです」
と言った。
「…バカかお前は」
「はい?」
突然のことに驚いた安藤は逆に雪平に組敷かれた
「これで傷口ひらいたら面倒でしょ?」
「だからと言ってこれは…」
普段と正反対の体位になると、いきなり恥ずかしくなった安藤は、どうにかしようと必死だ。
「その台詞は女の下になって感じてるひとの台詞じゃないんじゃない?」
雪平は意地悪そうな顔をして安藤自身を服の上から撫でた。
14 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 19:27:21 ID:dqmAJ5Fq
うわっ!神が(^^)続きよろ!
ガンガって!!
15 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 02:54:26 ID:zGsg+23l
期待
16 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 10:02:20 ID:VIeU0hB4
「ちょっ、待って下さい」
安藤は雪平の手を止めた
「…何?」
「あの…かなり、恥ずかしいんですけど」
「猫耳とか付けられるよりはましでしょ?」
「それはそうですけどそんなもの雪平さんがもってるはずがないじゃないですか」
「薫ちゃんに貰った」
「三上さんはどんな趣味なんですか?」
雪平は安藤を納得させると自身を口に含んだ
「っやっぱ、無理です」安藤は雪平の与える快感に悶えながらいった
「今更、遅い」
「喋らないで下さい」
雪平は安藤のことなど関係無い、というようには苦いものを美味しそうに舐めていた。
外で雨が降り続く音と、猫がミルクを舐めるような音が雪平な部屋に響いた。
「っそろそろ…ヤバいかもしれないです…」
安藤がそう呟くと雪平は上目使いで一段と強く吸いあげた。
「んっ…」
そう小さく呟くと同時に雪平の形の良い口で白濁色の液体が飲み込まれた。
「…すいません、雪平さん」
安藤は雪平の顔色を伺うために急に上半身を起こした。
「痛っ」
「だから起き上がるなって言ったでしょ?」
雪平は勝ち誇ったように言った。
「僕、雪平さんのその表情、大好きです」
「何?誘ってんの?」雪平は安藤の上に馬乗りになったまま笑った
17 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 10:26:08 ID:1RXFDsAM
ううっ、ハアハア・・!もっと安藤攻めて〜!
18 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 11:22:11 ID:VIeU0hB4
「先、進めていい?」
雪平は安藤の胸元に手を置いた。
「雪平さんには、絶対逆らえませんよ」
雪平は安藤の頬に手を添え、深めのキスをした。
「安藤」
白い腕を安藤の首に絡ませ耳元で囁いた
「…何ですか?」
「―」
雪平は首筋から唇を離した。
19 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 12:47:48 ID:VIeU0hB4
安藤にしか聞き取れないような小さな声で囁いた後、雪平は、安藤自身を優しく包みこんだ。
「熱っ」
雪平は少しだけ笑うと、安藤自身を更に奥に入るように、体位を少しだけ変えた。
「雪平さんの中、っキツイです」
「仕方ないでしょ?」
そういうと雪平は安藤の傷口に負担が掛らないように様に優しく、だが、ねっとりとした動きを始めた。
部屋の中に重い水音が響いた。
「どうして今日、雪平さんは、そんなに平気な感じなんですか」
安藤は雪平が与え続ける快感の合間に雪平に聞いた。
「…だって、恥ずかしいじゃない?」
雪平はそういうと、顔を赤くし、動きを早めた。
安藤は下から、雪平に自身を押し上げた
「っん、はあっ」
雪平は不意に声を上げた。
「普段、雪平さんを下から見ることないんでなんか新鮮です」
イキかけている雪平に安藤はいった
「確に安藤を見下ろすことは絶対ないけど」
雪平はそういって腰を深く下ろし、安藤に口付けた。
「安藤が怪我してる間は…頻繁に見るかもね」
安藤は、深い刺激と煽情的な表情と言葉に耐えきれずに雪平のなかに白濁色の液体を出した。
それと同時に雪平もいき、安藤の上に倒れこんだ。
心地良い倦怠感が二人を包んだ。
20 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 12:56:22 ID:VIeU0hB4
一応終りましたが、文才なくてすいません
orz
誤字脱字は…目をつむってください
なんかネタ書いてくださればまた書きたいとおもいます
お口には合わないと思いますが…
>>20 乙! 最初の作品投稿トンクス!
安藤怪我はいいシチュだな〜
次回作も期待。
もつ兵衛で酔いつぶれた雪平に誘われる安藤とか?安藤攻で。
22 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 16:38:09 ID:VIeU0hB4
>21さん
期待にそえるか微妙ですが一応、話は考えつきました。
つぎのカキコで始めます。
23 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 17:12:32 ID:VIeU0hB4
いつもの3人は早々と仕事を切り上げ、もつ兵衛に来ていたが既に十二時五十分。
六時間も飲んでいる
「安藤も飲め!!」
既に酔っている雪平はロックの日本酒を片手に安藤にもたれ掛った
「雪平さん。今日5回目ですけど言わせて貰いますよ?日本では飲酒運転は禁止されてるんです!!」
安藤は雪平を少し押し退け、一息ついた。
「刑事のくせに」
「無駄だ、安藤」
三上は、雪平に進められ、既にウィスキーを3杯、焼酎を2杯飲んでいた。
「大体、車で来なきゃいいじゃん」
「もつ兵衛まで乗せてけっていったのは誰でしたっけ?」
安藤は負けじと言い返した
「じゃあ車を置いてけばいい」
雪平は1+1=2と答えるように平然と言ってのけた。
「じゃあ何で帰るんですか?」
「タクシー」
雪平は注文した焼き鳥(レバーの塩)
を頬張っていった。
「雪平さんと僕、方角違いますけど?」
「じゃあうちに泊まればいい」
―そういう問題じゃない!!―
「それより、そろそろ帰らないとここの閉店だろ?」
三上は腕時計をみて焦った。
「金は俺が払っとくから、安藤は雪平をどうにかしてくれ」
「…はい」
安藤は、千鳥足の雪平を支え、こうなることを予測して駐車場の入り口に停めておいた車に雪平を座らせた。
24 :
サラ:2006/09/24(日) 18:01:05 ID:VIeU0hB4
(↑いきなり名前ありにしてすみません)
安藤は運転席に乗り込み、車を運転させた。「っ安藤…」
「なんですか?」 しかし雪平からの返事はない。
「雪平さん?」
聞こえてくるのは微かな寝息だけだ。
「…寝言…?」
その後は何もなく、無事に雪平の家の前までついた。
「雪平さん、起きて下さい」
こんな生ぬるい起こし方では起きないことをしっている安藤は、助手席のドアを開け、雪平の頬を殴った。
「起きて下さい、雪平さん」
…起きない。
安藤は雪平を殴り続けた。
そして十四発目。
「…なによ?」
「取り合えず、家の玄関まで歩いて下さい」
「無理」
「…どうするんですか?」
「…だっこ」
「はぁ!?」
「バカかお前は、冗談だ」
「びっくりした…」
だが結局、安藤は泥酔して歩けない雪平を背負ってい羽目になった
自分の家の鍵と一緒になって付けられている雪平の家の鍵を使って安藤は部屋を開けた。安藤は一刻も早く雪平を下ろしたかった。
別に重いわけでもないし、酒臭いわけでもない。
だが、雪平の腕がしっかりと自分の肩を抱き締めているのと、胸があたっているのとで、安藤の頭に少しだけ、邪な考えがよぎった。
安藤はそんな考えを振り払い、雪平をベッドまで運んだ。
「安藤、水」
安藤は言われるがまま雪平に水を持っていった。
―水渡したら帰ろう―
安藤の持っていった水を飲み終えた雪平は、安藤を隣に呼んだ。
「今度は何ですか?」雪平は手を伸ばし安藤の腕を掴みベッドの上に乗せた。
「雪平さん?」
雪平は安藤のネクタイを掴むと自ら形の良い唇を安藤に押し当てた。
「安藤さ、これで帰ったら相当なヘタレだよ?」
雪平は意味深に笑った
25 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 19:45:00 ID:NCBwBppf
キタ―――(・∀・)――――――!!!
乙です!続き楽しみにしてます!
27 :
サラ:2006/09/24(日) 22:38:46 ID:VIeU0hB4
「帰りませんよ」
安藤はそう言って面倒くさそうにネクタイを外した。
「…よろしい」
安藤は口の端をあげ、雪平をベッドの上で押し倒し、先ほど外したネクタイで雪平の細い腕を傷つけない様に、しかし外れない微妙な力加減で頭の上に縛り上げた。
「バカかお前は!何で縛ってんだ!!ほどけ!!!」
「それが人に物を頼む態度ですか?」
「…何て言って欲しいの?」
「さぁ?…」
「…ほどいて下さい」
「…」
「安藤…くん」
「もう一声…」
安藤はベッドの縁に腰掛けていた
「か…」
「か?」
「か…一之」
「良くできました」
「ほどけ」
「嫌です、ほどきません」
「約束違うだろ!」
「頼んでも、ほどくとは言ってないです」
安藤は雪平の服のボタンを外し始めた。
「や、っぁ」
「まだボタン外しただけなのに何で感じてるんです?」
安藤はワザとゆっくりとボタンを外した。
「っあ、安藤、早く」
安藤がワザとゆっくりボタンを外していくと段々と豊かで美しい胸が露になりはじめた。
28 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 23:50:49 ID:1RXFDsAM
おおっ!安藤が攻めてる!
黒安藤、GJ!
30 :
サラ:2006/09/25(月) 21:29:27 ID:17eaVcxf
※薬が少しでてきます
「何回みても綺麗な体してますね」
安藤は全てのボタンを外し、上半身全てを脱がした。
「っんあ、見るなぁ、」
安藤は片手では溢れ落ちそうになる雪平の胸に口付けた。
「っんやぁっ」
「雪平さん、今日、どうしてこんなに感じてるか分かりますか?」
「…さっきの…水?」
「さすが雪平さん、当たりです。ちょっと強めのやつ、入れちゃいました」
安藤は、胸から、手を下げていった。
「雪平さんって意外に淫乱ですね」
安藤はいつもの可愛らしい笑顔でいった。
雪平は何か言おうとしているが、もうあまり話せなくなっていた。
「んっ、そ…なに、はぁっ触らな…で」
「こんなに濡れてるの初めて見ましたよ」
安藤は白くて長い脚を押し広げ、雪平の中に舌を入れた。
雪平の体はすぐに反応し、少し震えたあとあっけなくイッてしまった
「…ぁんどぉっ、」
雪平は充血し、生理的に出た涙で潤んだ目を安藤に向けた
「口で言ってもらわないと、分かんないです」
安藤は顔を上げ雪平と目を合わせた。
「あんどぅっのが、欲…しいっ」
「本当はもっとジラしたいですけど、もう我慢できないんで、また次にしますね?」
安藤は雪平の中に自身を埋めた。
乾いた肌のぶつかり合う音がする。
「んぁあ、っ安藤」
安藤は雪平の腕を縛っていた自分のネクタイをほどいた。
「っキスして?」
言われる儘に安藤は深く、ついばむ様なキスをした。
雪平は苦しくなり、安藤の背中に爪を立てた。
安藤が唇を離すと、別れ惜しそうに透明な糸を紡いだ。
「あんどっもぉ、無理っ」
雪平は絶頂を向かえ、安藤の肩に頭を寄せた。
「雪平さんっそんなに締めないで下さい」
安藤は雪平の中で達した。
―――――――――
先ほどの行為から30分、安藤は、自分の腕の中で寝てる雪平を起こさないように、浴室に向かった。
雪平のつけた背中の傷に気付かずにシャワーを浴びた安藤が痛みに苦しむのは書くこともない。
続きキタ――――(・∀・)―――――!!!!!
乙です!めっちゃ良かったです!
32 :
サラ:2006/09/25(月) 21:37:01 ID:17eaVcxf
一応、終りました。
アンフェアが映画化してくれるのは嬉しいですが、江口と篠原がくっつくとか嫌です。
最近、書くこと自体が楽しいので、(非エロでも◎ですが、主なものは雪平×安藤で…)どんな物が読みたいか書いて貰えたり、感想を貰えると非常に嬉しいです
21です。
こんなにすぐ書いてもらえるとは思わなかった…!
トンクス!!
34 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/25(月) 21:52:30 ID:k3V8t5Xp
乙です!安藤からあの雪平を攻めるのって本当に酒や薬いりそうだから(^^)・・。
リクするとすれば30の続きとして2人が目覚めてからの2回戦かな。
35 :
サラ:2006/09/25(月) 22:05:32 ID:17eaVcxf
33さん、ありがとうございます!!
他のことを少し力抜いてるOLなんで…
34さん、二回戦ですね…話は今、大体出来たんで、次から書いてみます。
これからもヨロシクお願いします。
(^_^)v
36 :
サラ:2006/09/26(火) 07:21:57 ID:nF1ycfIh
安藤は浴室で一人、痛みに耐えていた。
「痛っ」
かといって、雪平一人を責めることはできない。
浴室から出ると、独特の香りと共に、雪平はまだ、ベッドの中で眠っていた。
37 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/26(火) 14:25:24 ID:hPStcMM4
雪平と蓮見の百合ものもキボン
続きキタコレ!
wktkして待ってます
39 :
サラ:2006/09/27(水) 07:05:17 ID:rSCFPvFa
―たしか…今日は捜査があったはず…―
「雪平さん?」
安藤はできるだけ優しい声をかけ、雪平の側に座った。
「起きません?」
雪平は安藤に合わせるように、こちらを向いた。
「雪平さん?」
無駄に美しい雪平の寝姿に安藤は少し、見とれていた。
「起きないんですか?」
雪平の剥き出しになった白い肌。
安藤は雪平から目を離し、雪平に近付いた。
「雪平さん?」
流石に今日は叩かないようだ。
そのかわり安藤はその白い首筋に口付けた。
唇を離すとそこには、小さな紅い跡が付いていた
「っん」
雪平は恥ずかしがるように身を背けた。
「雪平さん?」
安藤は雪平を見つめた「っ…安藤?」
安藤は名前を呼ばれ、照れたように雪平にキスした。
二人の口から聞こえる水音に紛れ、雪平は声をあげた。
どちらの物ともつかない唾液が安藤の手によって毎日洗濯されているシーツに溢れた。
40 :
サラ:2006/09/27(水) 13:32:00 ID:rSCFPvFa
「目ぇ覚めました?」
安藤はいつもの人なつこい笑顔で雪平を見つめた。
「バカかお前は」
雪平は顔を少しだけ赤くして目をそらした。「なんか」
「何よ?」
雪平は安藤に不信な目を向けた
「今日、仕事行きたくなくなってきちゃいました」
「は?」
安藤はその笑顔のまま雪平を抱き締めた。 「お前、」
「昨日、背中すっごく痛かったんでそのお礼に…」
「ゃっちょっと」
41 :
サラ:2006/09/28(木) 06:22:56 ID:C50OsoT3
ゆりはちょっと…
ごめんなさい
42 :
サラ:2006/09/28(木) 07:01:00 ID:C50OsoT3
安藤は雪平に体重をかけないように、移動し、再び雪平の首筋に口付けた。
「それ、見えたらどうするんだ?」
「…そのときは、そのときです」
安藤は自分で作った紅い印に触れた。
そしてその手を段々と下に下げた。
「お前、今、朝だろ?」
「それが何です?」
「…触んなっ」
「雪平さんのここ、もうこんなに起ってますよ?
そういって雪平の胸をもて遊びはじめた。
「もう薬きれてるはずなのに感度高いですね」
「ぃやぁっ」
「雪平さん、普段のときよりも、今の方が可愛いです」
安藤は、下腹部に手をのばした。
そこは、前のこともあり、既に十分すぎるほど濡れていた。
安藤は、そこに口付けた
「さっきよりもドロドロになってますよ」
「んっ、あぁ」
感じている雪平をみて安藤は、いじめたくなり、口付けたままワザと音を立てて舐めはじめた。
「っ汚っいからぁ」
「汚くないですよ?」
しばらく安藤が続けていると雪平は安藤の頭を撫でた。
「離して」
「嫌です。イクならこのままイッて下さい」
ガンガって!
44 :
サラ:2006/09/29(金) 07:08:27 ID:p2QVeWih
「ん、もぅ、無理っ」
安藤の頭を離そうとしている雪平の手を安藤は押し退け、限りなく溢れでてくる液体を粗方舐めとった。
「雪平さん、こんな姿他の誰にも見せないで下さい」
安藤はその言葉を言い終わると、すぐに目をそらし、服を脱いだ。―安藤は、誰に嫉妬してんだ?―
賢い雪平は口に出さずに考えた
安藤は雪平を後ろから抱き締め、自分の上に座らせた。
「イキたかったら、自分で入れて下さい?」
安藤は後ろから囁いた先ほどとは違い、何も考えられなくなっている雪平は少し戸惑いながらも、自分に当てがった
「んっ」
その雪平の姿に興奮した安藤はいきなり雪平の腰を押さえ、深く入れた。
「ん、やぁぁぁん」
安藤は雪平の細い腰を激しく動かした
既に今日何度目か分からない絶頂を向かえた雪平は安藤をみた
「安藤っ」
45 :
安藤×雪平:2006/09/29(金) 13:00:32 ID:s8Ai2RR4
サラさんのが一段落したら投下してみたいと思います
お、二人目の職人が登場!
期待してます。
おおお、いつの間にか盛り上がってきてる!wktk!
>>45氏も楽しみにしてます!
48 :
サラ:2006/09/29(金) 21:15:36 ID:p2QVeWih
45さん
ぶっちゃけ、初めは、他の方が書いたのが見たかったので…
ありがとうございます楽しみにしてますね
49 :
サラ:2006/09/29(金) 21:44:31 ID:p2QVeWih
安藤は、目があった雪平に首筋にもう一度別の印をつけた。
雪平の記憶は、そこで途切れた。
数時間後、雪平と安藤は何事もなかったかのように半日遅れで意味のない捜査会議に出席した。
そしていつものように雪平の意見にヒヤリとさせられたまま、会議も終了、雪平と安藤は今回の殺人事件の現場へと向かうために、駐車場へと歩き出そうとした。
「雪平」
名前を呼ばれた雪平が振り返ると蓮見が、何かの紙束を持っていたのだ。
「このまえ言ってた、容疑者リスト出来たよ」
そういって、その束を雪平に渡した。
「それと雪平、その首筋の紅い跡、どうしたの?」
いつもは絶対に揺れない雪平の表情が少しだけ、変わった。
その場にいた誰もが―といっても、山路、三上、蓮見、そして雪平と安藤だが―その変化を見落とさなかった。
三上は安藤に視線をうつした。
そして安藤も三上に視線をうつした
三上は、少しだけ雪平に視線を送り、また安藤に戻した
安本と山路は何事もなかったかのように目をそらした。
同時刻、蓮見は雪平の紅い跡を見つけたときとは、明らかに違う表情で仕事に戻った。
三上も安藤から視線を外し、ゲームに集中したが、既に画面にはゲームオーバーの文字がでていた。
その状況はまるで、今の三上を表しているようだった。
そんなことを気にせずに雪平は、安藤をひきつれ部屋から出ていった。
その場にいた誰もが、雪平と安藤が遅刻した理由も、雪平があまり動かず、大人しい理由を推理せずとも分かった。
そして、安藤が少なくとも自分の味方ではないことが分かった二人を除いて、他の一課のやつらは純粋に雪平と安藤を応援するだろう。
しかし雪平は、そんなことを気にも止めず、お気に入りの部下と共に、新しい、結婚式でおきた殺人事件の捜査を始める。
50 :
サラ:2006/09/29(金) 21:53:35 ID:p2QVeWih
適当ですが、終りました。
37さん、百合は無理だったのでせめてもの償いで、最後に少しだけ、蓮見さん出しました。
(設定は雪平への気持ちに少し気付いている蓮見と三上が安藤に…みたいな感じです)
最後に出てきた、結婚式の殺人事件の話は、一段落したら書いてみたいです
それでは、読んでいただきありがとうございました。
51 :
安藤×雪平:2006/09/30(土) 01:18:28 ID:3fBQmb5t
※怪我してる安藤・・・結構元気ですがお許しを※
<みおが戻ってきて良かった・・・それから安藤も・・・本当に、本当によかった・・・>
牧村に腹部を撃ち抜かれた安藤だったが、幸いにも弾丸は内臓を傷つけることなく、着実に快方へと向かっている。
そして、みおも無事元気で戻ってきた。・・・牧村と一緒にいることは、やはり不安ではある。
しかし最近は、父親である佐藤も早々に帰宅しているはずだった。
<まだまだ謎は山積み・・・でも、今日は・・・のんびり休めそうかな>
雪平は冷蔵庫から水を取り出すと一気に飲み干しながら、ベッドに横たわる安藤の安らかな寝顔に目をやる。
そっとベッドサイドに近づきしゃがみこむと、
「それにしても、のんきな寝顔だね〜こいつは」
雪平はそっと安藤の髪を撫でた。
・・・突然、安藤はパチリと目を見開いた。
「のんきとはなんですか雪平さん」
「おまえ・・・!!寝たふりなんて・・・悪趣味だよ」
愛おしげに髪を撫でていたことを気づかれまいと、雪平は慌てて立ち上がろうとした。
その瞬間、安藤の大きな手のひらが、ぐっと雪平のか細い手首をつかんだ。
「雪平さん・・・服くらい着ましょうよ」
いたずらっこのような笑顔で、安藤はじっくりと雪平の全身を見つめる。
そう、雪平はいつものように何も身に付けてはいなかった。
「ちょ・・・何言ってんの!おまえは馬鹿か。手を離しなさい!!!」
「だめですよ。雪平さんいっつも言ってるじゃないですか。僕の前では裸でも平気なんでしょう?」
「そうよ。だから・・・手を・・・きゃっ!!!」
いきなり安藤は雪平の手首を離した。必死で手首を離そうと力を入れていた雪平は一瞬にしてバランスを失う。
安藤はそんな雪平を両手でぐいっとベッドにひき寄せると、そのまま体を開かせるようにして手首をおさえつけた。
生まれたままの姿で、雪平は自らのベッドに押さえ込まれている。
柔らかな黒髪は乱れ、豊かな乳房は先ほどのやり取りではぁはぁと上下している。
きゅっと締まったウエストから下腹部にかけてのラインはぞくぞくするほどになまめかしい。
思わず、安藤はごくりと喉を鳴らした。
52 :
安藤×雪平:2006/09/30(土) 01:21:35 ID:3fBQmb5t
怪我をしているとは言え、やはり安藤は男だ。
しかも自分よりもずっと若い・・・
雪平は逃れようともがくのをやめた。
「・・・?」
不思議そうに安藤が雪平を見つめる。
「・・・いいよ。」
「え・・・」
「だから、いいよ。安藤の好きなようにして」
「え・・・っと。あの・・・すみません、僕・・・」
半分冗談のつもりだったのか、安藤はおずおずと雪平の手首をつかんでいた手の力を緩めた。
しかし、雪平はベッドに横たわったままで優しく微笑んでいる。
「どうしたのよ。さっきの元気は?」
うってかわって、しょんぼりした様子の安藤。
「じゃ・・・」
にやりと唇の端で笑うと、雪平は身体を起こす。
「私から・・・いこうか?」
安藤の耳元でそっとささやくと、優しく安藤をベッドへと押し倒した。
「ちょ・・・えぇっ?!」
髪に手を差し込みながら、雪平は柔らかでぽってりとした美しい唇を安藤の薄い唇に重ねる。
こじあけるようにして舌をさしこむと、安藤の舌を絡め取るようにして吸い上げた。
「んん・・・っ!!!」
安藤はまるで女の子のように喉の奥で喘いでいる。
じゅっちゅっと唇同士のたてるいやらしい音。スウェット越しに感じる豊かな胸の柔らかさ。
安藤は次第に力が抜け、雪平の舌の動きに自らもあわせ始めた。
ねっとりしたキスに雪平も安藤も、次第に頭の芯が蕩けはじめている。
「・・・ゆき・・・ひらさん・・・僕・・・でいいんですか?」
かすれた声で安藤が聞く。
「馬鹿かおまえは」
普段からは想像もつかない天使のような笑みで雪平が笑う。
安藤は体を入れ替えると、最初のように雪平を組み敷いた。
「馬鹿・・・ですね、僕。・・・雪平さんのこと・・・」
雪平は両手を伸ばすと、ぐいっと安藤のスウェットを脱がせようとする。
「能書きはいいから!早く!」
照れくさそうな雪平の顔を見ると、嬉しそうに安藤は自ら裸になった。
ぐるりと巻かれた真っ白な包帯が痛々しい。
雪平はそっと手を触れると
「へいき?」と心配そうにつぶやいた。
「こっちの方は、全然平気じゃないです。」
安藤は、熱く湿り気を帯びた肉塊を雪平の内腿にこすりつけるようにした。
ぎんぎんに屹立した安藤自身は、スレンダーな彼の体に似つかわず驚くほど猛々しい。
53 :
安藤×雪平:2006/09/30(土) 01:32:38 ID:3fBQmb5t
雪平は潤んだ瞳で安藤を軽く睨む。
ちょっとはぐらかすように瞳から目をそらすと
「雪平さん・・・ほんとに綺麗ですね・・・」
雪平の体を見つめ、うっとりと安藤が呟く。
「・・・無駄に?」
雪平はやっぱり照れくさそうだ。
安藤は雪平の体に覆い被さると、今までの思いをぶつけるかのように激しいキスをした。
ねっとりと雪平の唇を舐めると、唾液をすいとるようにじゅるじゅると雪平の唇をすいたてた。
「んっんっ〜〜〜っ」
雪平が切なそうな喘ぎ声をあげる。
安藤は激しいキスを繰り返しながら、そっと雪平の豊かな胸に手を伸ばした。
「すごい・・・柔らかい・・・」
下からすくい上げるようにすると、か細い身体からは想像もできないくらいの豊かな乳房が安藤の手のひらに合わせて形を変えていく。
揉みこむように愛撫しながら、思わずその先端のいやらしく尖った薄いベージュの乳首に舌を這わせた。
「はぁんっ!」
雪平の腰が跳ね上がる。
安藤は夢中で乳房を揉みながら、乳首への愛撫を続けた。
口の中に乳首を収めるとコロコロと舌で転がしては、ちゅっちゅっと優しく吸い上げる。
安藤の指で舌で唇で、雪平の乳首はびんびんに感じさせられていった。
胸への愛撫と交互に繰り返される濃厚なキスで、喘ぎ声は遮られ
「・・・ふぅっんっんっ」と鼻にかかったうめき声しかあげられない雪平は、早くも我慢の限界に達しようとしていた。
どろりと膣奥からあふれてくる蜜を感じ、雪平は腰をうごめかせていく。
柔らかな唇からそっと安藤がその唇を離すと、ぬめっと糸をひく。激しいキスの余韻だ。
そのまま安藤は雪平の首筋に口付けると、つつっと唇で耳まで愛撫した。
「・・・僕の太もも・・・びしょびしょですよ・・・?」
吐息のまじったいやらしい声で囁かれ、雪平は耳まで赤くなる。
「そ・・・そういう安藤のも・・・濡れてる・・・?」
「・・・我慢してるってことです。」
54 :
安藤×雪平:2006/09/30(土) 01:35:09 ID:3fBQmb5t
こんな感じです
もう少し続きます
>>54 すげー!!
続きも楽しみ。ガンガって!
56 :
サラ:2006/09/30(土) 08:20:39 ID:XGqBd2j+
かっ神だぁ〜
凄いです!!!
雪平も安藤もがかなりかわいいんですけど!
続き楽しみにしてます!
57 :
安藤×雪平:2006/09/30(土) 12:41:50 ID:3fBQmb5t
すこし苦しそうに、安藤は雪平の側に体を横たえた。
「あっ!!そうか傷・・・痛いよね。」
その我慢じゃなくて・・・と思いながら、安藤はそっと雪平の頭を自分の胸にのせる。
「こっち怪我してないほうなんで平気ですよ。」
そのまま右手を雪平の背中から回し、ぐっと尻の方から股間へと指を差し込む。
「ひゃっな・・・なに・・・」
「利き腕、こっからじゃないと使いずらいんで・・・」
そう言いながら、安藤は雪平のどろどろに濡れた秘所を優しく愛撫し始めた。
「・・・っあぁっあっん・・・い・・・ひ・・・んっ!」
いきなりの刺激に驚きながらもすぐに感じ始める、雪平の切なげな表情を見つめながら安藤は指の動きを激しくした。
耳元に唇を寄せ
「きもち・・・いいですか・・・?」
「ば・・・言わせな・・・いで」
「じゃぁ、やめちゃいますよ・・・?」
そんな気もないのに、安藤が囁く。
「ふぅっあぁ・・・んっっ!!!」
安藤の指は、雪平の一番敏感な部分をこりこりと撫でていた。
真っ白な尻の間に挟まれた安藤の手首は雪平の愛液でべっとり濡れている。
「そこ・・・はっんんっ!!!あぁ・・・き・・・」
「ん?なに・・・?」
「きもち・・・はぁっ・・・い・・・いっ!!!」
目の端がほんのり涙で濡れている。
安藤の胸にすがるようにして喘ぐ雪平の姿は、普段からは想像できないほど愛らしかった。
びしょぬれの柔らかな陰毛の間からぬめぬめと光る赤い粘膜が見え隠れしている・・・
汗ばんだ胸に顔をうずめ、必死で何かを堪えるような表情の雪平に、安藤も我慢の限界を感じていた。
そのまま、中指で雪平の突起した肉芽をこすりあげながら、激しく唇を奪う。
もう片方の手は、びんびんになった乳首を親指で刺激しつつ、やわやわと乳房を揉み込んでいく。
声すら出せなくなった雪平は、いやいやするように首をふりながら、腰をうごめかしていた。
雪平の濡れそぼった秘所からはぬちゃぬちゃといやらしい音が響いている。
激しいキス、乳首への刺激、そしていやらしく執拗な秘所への愛撫・・・
雪平は一気に終焉へとかけぬける。
無理やり唇を引き剥がすと、
「あん・・・どうっ!!!やだっ!!!イ・・・イッちゃうっ!」
小さな叫び声をあげ、雪平は腰をびくんびくんっと痙攣させながら達した。
そして、雪平の締め付けを指で感じ、安藤は例えようのない幸福感に包まれていく・・・
58 :
安藤×雪平:2006/09/30(土) 12:42:42 ID:3fBQmb5t
肩で息をしていた雪平は、上気した顔を上げた。
「安藤のも・・・させて。」
そう言うと安藤の足の間に、猫のようにもぐりこんだ。
「えっいや!もう準備できてますから!!ていうか、お風呂も・・・ちょっと入ってないし・・・」
匂いを気にしてか安藤の声がうわずる。
雪平は嬉しそうに、安藤自身を優しく手のひらで包み込むと
「・・・気にしない!!ふふっおおきくなってる。」
つんっと来る男の汗の匂いが雪平の女をさらに刺激する。
グロテスクなまでにそそり立つ肉塊にそっと舌を這わせると、そのまま安藤の目を見つめ、亀頭の部分を一気に口へ含んだ。
「・・・っ!!!」
いきなりの直接的な快感に、安藤の腰がひける。
逃げるような安藤の腰をぐっとつかむと、雪平は唇だけで安藤のモノをしごきはじめた。
じゅぶっじゅぷっ・・・
流れ出る涎をぬぐおうともせず、安藤の瞳をいやらしく見つめながら雪平は顔を上下させる。
美しい雪平の唇に、自らの荒々しいまでに勃起した肉塊がくわえ込まれ、濡れた大きな黒い瞳は挑発するような視線をなげかけている。
出し入れされる度にずりゅっずりゅっといやらしい音が響いていた。
ねっとりと舌を絡め先端の亀裂や裏筋をちろちろと刺激されると、腰の方からかけあがる快感に安藤は危うく果てそうになる。
「ちょっ・・・まじでっ・・・まじで出ちゃいますからっ!」
必死で雪平の肩を抑え、かろうじて可愛い唇からペニスをちゅぽんっと引き抜いた。
唾液で唇のまわりをどろどろにしながら雪平は飴玉を取り上げられた子供のようにすねた声を出す。
「出してもよかったのにぃ・・・」
ふっと微笑むと安藤は、雪平の小さな体を自らの上に乗せた。
雪平の唾液でべちょべちょになったペニスを、愛液でどろどろの雪平自身にあてがうと、先端で軽くなぞっていく。
「はぁ・・・」切なく雪平は吐息をもらした。
「だって・・・もったいない・・・じゃないですか」
そう言った瞬間、安藤は思いっきり腰を突き上げた。
59 :
安藤×雪平:2006/09/30(土) 12:43:36 ID:3fBQmb5t
不意をつく素早い挿入に、雪平は息をのみ、そのまま激しい突き上げに身を委ねる。
「すみません・・・っちょっと・・・傷が・・・この体勢しか無理そうだったんで・・・」
ぐちょぐちょに濡れそぼった雪平の締め付けに耐えながら、何故だか安藤は言い訳している。
「って・・・ゆきひらさん・・の・・・きついっ・・・!!!」
「あぁっあっはぁっんっ!!!きもち・・・いぃぃっっ!!!」
安藤の言い訳も聞こえないようで、雪平はただひたすら快感にうち震えていた。
四つん這いにさせられ、下から突き上げられる状態の雪平の乳房は、ぶるんぶるんと安藤の目の前で揺れる。
安藤はわざと舌を出して雪平に見せつけるように、乳首を舐めあげた。
「やぁっん!!」
更なる快感に、雪平は安藤自身を締め付ける。
「ま・・・たっ・・・きそう・・・」
唇の端からは、つーっと唾液が流れ落ちていく。
腰には鈍い快感がずんずんと杭をうちこまれるがごとく襲ってくる。
「ゆきひら・・・さん?すっごいぐちょぐちょですよ・・・また・・・イける?」
両手で雪平の小さな尻肉を掴み、欲望をたたきつけるように腰を使いながら安藤が聞いた。
雪平は声も出せず、はっはっと息をつきながら幼女のようにこくこくっと頷いた。
「ぼ・・・僕も・・・もうっ!」
その瞬間、雪平は安藤の唇をふさぎ激しく舌を差し込んだ。
全身を密着させた2人は、お互いを貪り合い感じあい、1つになろうとしている。
舌を絡ませながら、激しく出し入れをくりかえす。
重なりあった唇と、密接した性器はぐちょぐちょと交互にいやらしい音を響かせていた。
「あ〜も・もうっだめだっ!!!出しますよっ」
「ふぅんっもうっだめっっっ!!!イっちゃうぅぅぅ〜〜〜っっ!!!」
2人はほぼ同時に叫ぶと、びくびくと痙攣する雪平に突き立てたまま、安藤は膣奥に向かって思い切り吐精した。
60 :
安藤×雪平:2006/09/30(土) 12:44:23 ID:3fBQmb5t
どれくらい、繋がったままだったのだろう。
ずるり・・・と自然に安藤のモノが雪平から抜け落ちるまで
2人は意識を失っていたようだった。
「あ・・・」
雪平の秘所からは、安藤の吐き出した白い液がごぼりと溢れ出す。
「安藤・・・ちょっと!中出ししていいって言ったっけ?!」
「え・・・ご・ごめんなさい・・・あんまり気持ちよかったんで・・・」
「はぁ〜・・・ったく!馬鹿かおまえは。あたしがピル飲んでなかったら、どうするつもりだったんだ?」
「す・すみませんでした・・・でも・・・それでも僕・・・」
ぽりぽりと頭をかきながら、安藤はもごもごと謝っている。
「大体ね〜おまえ怪我してるんだから、こんなことしていいと思ってんの。ほんっとに・・・」
安藤を睨み付ける雪平だが目はちっとも怒っていないようだ。
「ま、気持ちよかったから・・・今日は許してやるか。」
雪平はそう言うと、安藤の唇にもういちど優しく口づけた。
以上です
読んで下さった方、ありがとうございました
すごい職人技だ…GJ!!!
またネタが降りてきたら是非書いてほしい。期待してる。
好みでなければスルーでお願いします。
「雪平さん!!ちょっと・・・しっかり歩いてくださいって!!!」
もつ兵衛で呑み過ぎた雪平の足はほとんど地面から浮き上がり、安藤はよろけながら彼女を担ぎなおした。
「・・・ちょっと!三上さんっ!!!ちゃんと持ってますか?!力いれてくださいよ〜ほんとに!」
「入れてるよ!安藤こそ・・・ほらもっとしっかり担げよ!」
いつもの3人で、色気のない飲み会を終えた頃には雪平はすっかり出来あがっていた。
「ん〜〜〜も一軒・・・」
呆れたように安藤と三上は2人の間にぶらさがった雪平を見つめた。
「・・・疲れてるんだよ。」
少し優しい声で三上は言う。
「この事件で・・・こいつは大事なものを沢山失ってるから・・・」
安藤は少し考えるように眉間に皺を寄せ、また黙って歩き出した。
「雪平さん・・・着きましたよ・・・鍵は?鍵!出して下さい!!」
ほとんど眠っているような雪平の頬をぺちぺちはたいていると、ドアのあたりでガチャリと鍵の開く音がする。
見ると三上がドアを開けていた。
「・・・?」
「・・・あいかぎ。」
ちらっと見せるその姿に、安藤は言いようのない悔しさで胸が苦しくなった。
もう1度、2人で雪平を抱えるようにすると、三上は少し笑う。
「送ってくるため・だけ・の合鍵。」
嫉妬を見透かされ安藤は顔を赤らめた。
「なっ!!!」
「ほら、せーの。」
雪平をベッドに放り投げると、2人はいっせいに肩を回した。
「・・・案外重いですよね。」
安藤は無邪気な笑みを三上に投げかけた。
「華奢なんだけどなぁ・・・胸かな。」
「あっ!!そうかも・・・かなり大きいですもんね!」
「あんどぉっ!!!」
突然雪平の怒鳴り声が響く。
「はいっ!!!ご・ごめんなさいっ!」
安藤は思わず身をすくめる。
「・・・馬鹿か・・・おま・・・え・・・は・・・」
むにゃむにゃと口を動かす雪平は、完全に夢の中にいるようだ。
「なんだ・・・おどかさないで下さいよ・・・」
三上は冷蔵庫を勝手にあけて缶ビールを2つ取り出すと、1本を安藤に手渡した。
2人は黙ってソファに腰掛け、静かに乾杯する。
しばらく、今までの雪平の活躍や酒癖の悪さ、口の悪さなどをネタに談笑していた2人は、元夫の話になると思わず口篭もった。
「・・・佐藤・・・さんでしたよね。なんか・・・かっこいいですよね、あの人・・・ちょい悪おやじって感じで。」
「・・・ん・・・」
三上は苦そうに、少しぬるくなったビールを飲み下す。
思い切った様子で、安藤は口を開いた。
「三上さんは。」
「?」
「三上さんは、雪平さんのこと・・・どう・・・思ってるんですか。」
突然の質問だが、三上は全くうろたえる様子がなかった。
「・・・好きだよ。もちろん。」
「!!!」
安藤は目を見開く。
「そういうお前はどうなんだよ。雪平のこと・・・どう思ってるんだ。」
反対に三上が安藤を問い詰める。普段の明るい調子では、ない。
「・・・僕は・・・僕もです。僕も、雪平さんのこと、好きです。」
はっきり区切って言う言い方に安藤の思いの深さが表れているようだった。
「そうか・・・」
ほっと息を吐くと、三上はうつむいた。
「なに・・・何の話してんのよ・・・」
はっと2人は同時に頭をあげた。雪平が立っている。
「誰が誰を好きだって?!」
頭をぽりぽりと掻きながら、雪平はスーツを脱ぎ捨てていく。
さすがに裸にはならずキャミソールとボクサータイプのショーツ姿でとめておいた。
まだ酔いからはさめていない様子で、冷蔵庫から水を取り出しごくごくと喉をならして飲み干す。
「ん?どした?!」
ぽかーんとした様子の2人に雪平は少し困った顔で聞いた。
「いやっ別になにも・・・」
安藤が慌ててかぶりをふった。
どうやら、先ほどの話は全部聞こえてはいなかったらしい。
ほっとしたような、それでいて少し悲しい気分で2人はビールをちびちび飲んだ。
「な〜に・・・まだ飲んでんの?ったく好きだね〜2人とも・・・!仕方ない、あたしも付き合うか!」
いかにも嬉しそうな様子で冷蔵庫からビールを取り出すと、雪平はプルタブをひく。
「で?なになに?何の話してたわけ?」
「・・・おまえの悪口。」
「っちょ!なによ〜薫ちゃん!!!」
2人の間にどんっと座り込むと、美味しそうにビールをあおる雪平。
艶のある長い黒髪、きめ細かい肌・・・キャミソールの下で豊かに揺れる胸。くびれたウエストから腰にかけてのラインが美しい。
すっと伸びた足は長く、締まった足首までしっとりと手入れされている。
安藤と三上は思わず同時に、喉を鳴らした。
「・・・雪平さん。」
安藤が口を開いた。
「さっき・・・僕達は雪平さんの話をしていました。」
「なぁに・・・ほんとに悪口言ってたわけ??安藤までさ〜ほんとやめてよね。」
冗談まじりに雪平は安藤を軽く睨む。
「悪口じゃありません。」
「安藤!」
三上が安藤を制しようと口を挟んだ。
「三上さんは黙っていて下さい。雪平さん・・・僕は・・・」
雪平は何が起こっているのか全く想像もつかない様子で安藤と三上を交互に見やった。
「僕は・・・雪平さんのことが・・・好き・・・です・・・?」
緊張のあまり、最後がなぜかクエスチョンなのでいまいち締まらないものの、安藤は雪平に思いをぶつけられて満足そうである。
「好き・・・安藤が・・・?あ・・・たしを?」
三上は思わずぐっと身を乗り出した。
「雪平。」
「・・・あっ!えっ???」
真剣な表情の三上を見ると、雪平はさらに戸惑ったような表情になる。
「俺も・・・なんだ。雪平のこと・・・前から・・・その・・・好き!・・・なんだ。」
もごもごとではあるが、三上も思いの丈を告げるとほぉ〜〜〜っと脱力している。
「えっえっ???何・・・ちょっと・・・何のどっきりよ?これ・・・」
安藤と三上は、真剣な表情に戻り、雪平の答えを待つ。
「聞かせてくれ、おまえの正直な気持ちを・・・!」
「聞かせてください!雪平さん!!!」
2人に詰め寄られ、雪平は心の底から困り果てている。
「ちょ・・・ちょっとちょっと〜〜〜待ってよ2人とも!!!って・・・マジ?マジだ・・・ね・・・」
爪を噛むようにしながら、雪平は膝をかかえこむ。
「〜〜〜っ!あたしっは・・・え〜〜〜っとそうだな・・・2人とも!!!」
安藤と三上は驚きと疑問で今にも叫びだしそうな表情だ。
「ふ・2人とも・・・好き?かなぁ〜なんて・・・いやっほら全然違ったタイプだし?2人とも・・・あたしにとってなくてはならない存在って言うか・・・」
困惑する2人の肩をぐっと抱くように両脇に抱えこむと、雪平はことさら明るい声で言う。
「そ・そうっ!!!二股でいいなら、付き合ってもいいよ!」
がくっと肩を落とすと、安藤と三上は目を合わせ、決心したように頷く。
2人は同時に雪平を抱えあげた。
「きゃっちょっと!!!何すんの!おろしてっ薫ちゃんっ!!!」
2人は声を出さず、黙ってベッドに向かう。
「安藤っ!馬鹿かおまえはっ!離せっ離しなさいっ!!!」
雪平は精一杯暴れるが、2人がかりではどうしようもない・・・
どさりとベッドに押し倒され、そのまま両サイドから2人に抑えこまえた。
「雪平さん・・・真剣なんですよ、僕達・・・」
安藤は雪平の瞳を見つめながら、そっと囁いた。
「雪平・・・」
三上は眼鏡を外すと、雪平の頬をなぞりながら懇願するように下から覗き込む。
真剣な表情の2人を見ると、観念したように雪平は目を閉じた。
「・・・わかった。」
一言だったが、優しい決意の言葉を耳にすると、安藤と三上は子供のように嬉しそうに雪平へと欲望の手を伸ばした。
雪平の柔らかい唇を、安藤の形の良い唇が優しくなでるように愛撫しはじめた。
三上はひじをついた状態で、そんな2人を見つめながらそっと豊かな乳房を刺激していく。
シルクのキャミソールの下につけたブラは柔らかな薄い素材で、既に固くなりはじめた乳首が浮き上がってくるのがわかる。
「ふっぅ・・・んんっ・・・む・・・ぅんっ・・・!!!」
安藤に唇をふさがれている雪平は、喉の奥で切なげに声を漏らし始めた。
男らしい分厚い舌が雪平の口を犯すように舐めまわす。
自然と雪平もその可愛い舌を絡めていった。
ちゅっ・・・じゅちゅぅっ・・・
部屋には、3人の醸し出す淫靡な空気が充満していく・・・
三上はキャミソールの上から雪平のブラを外すと、片手でそっと抜き取った。
もう片方の手で、自らのシャツを脱ぎ捨てていく。
それに気づいたのか、安藤も口づけながらシャツを脱ぎ去った。
三上の細く締まった体は、年齢よりもはるかに若くみえる・・・
安藤はその姿を横目で見ると、三上さんって・・・実はかっこいいんだ・・・とのんきなことを考えていた。
安藤の思いのほか筋肉質な胸に、雪平は思わず手を伸ばす。
そっと触れられただけなのに、安藤はびくっと体を震わせた。
ずっと思いつづけた人に触れられるだけでこれほどまでの快感を生むということに、安藤は素直に感動している。
唾液を交換するような濃密なキス・・・優しく揉みこむようにしながらコリコリと繰り返される乳首への刺激・・・
雪平の酔った頭は、次第に快感で蕩けはじめていく。
三上は細い腰をぐっとつかみ、雪平の胸をそらせて乳房を突き出すようにさせると、キャミの上から乳首をペロペロと舐め始めた。
「〜〜〜〜〜っっ!!!・・・んん〜〜〜っっ!」
下着がこすれ乳首へ与える甘い刺激と、薄い生地を通して感じる三上の熱い舌の感触に、快感が腰へと突き抜ける。
安藤はすっと体を横にずらし、今度は耳へと甘い吐息はふきかけはじめた。
「ゆきひらさん・・・好きです・・・ずっと・・・こうしたかった・・・」
湿り気を帯びた声で、頭の中を刺激されているようだ・・・
「はぁんっやっやっ・・・!!!ふ・・ぁっっぅ・・・んん〜〜!!!」
普段の雪平からは想像もつかないほどの甘い喘ぎ声で、安藤も三上もすでに男性自身を痛いくらいに屹立させている。
続きます
夜にでも投下できるかと思います
我慢できない様子で、三上はぐいっとキャミをずり上げた。
ぶるんっっ
何度か目にしたことのある雪平の乳房・・・しかし今日はいやらしいまでに乳首がたちあがりひくひくと揺れている・・・
2人は思わず生唾を飲み込むと、両脇から顔をさしこんで同時に乳首をなめはじめた。
全く違った感触の唇と舌・・・同時に両乳首を舐められる快感に、雪平のショーツはどろっと愛液で汚れていく。
じゅぼっちゅっちゅっ・・・
安藤は乳首をいやらしく吸いたてる。
くりゅくりゅ・・・ぶりゅっ・・・
三上は突き出すようにして舌先で乳首をころがす。
「やだっやっやっ・・・!!いいっすっご・・・く・・・き・・・も・・・ち・・・ひぃっ・・・ん・・・!!!!」
あまりの快感に雪平の目尻からつぅっと涙がこぼれた。
2人はそんな雪平の顔を見上げ、喜びと愛しおしさで更に膨らみを固くする。
そっと内腿に指を這わしたのは、三上だった。
下着に手をやると、上からでもぐちゅりと音がするほど濡れそぼっているのが分かる。
乳首への刺激を続けながら、ショーツを脱がそうとすると、安藤も気づき2人で一気にずりさげた。
「・・・!」
恥ずかしさと期待で雪平の顔が朱にそまる。
安藤がぐいっと雪平の脚を持ち上げるようにすると、三上もそれにならった。
秘所をさらけだし、両側から乳首を刺激されている雪平はあまりの恥ずかしさに首をいやいやと振る。
「やっ・・・はずかしぃ・・・!!!」
三上はそっと顔をあげ、腕枕をするように雪平の顔をもちあげると、広い胸板に優しく持たれかけさせる。
髪をなでながら、もう片方の手を雪平の秘所へと這わせた。
ぬりゅっ
びしょびしょに濡れた、雪平の大切な部分をこねるように三上の細い指が刺激しはじめる。
中指をぐっと膣内に突き立て内側へと押しこむように刺激し、手のひらで恥丘全体を擦りあげた。
自らを慰めるときに雪平がするやり方だ。
思わず、三上の顔を見上げる。
ちょっとおどけたように首をすくませると、三上は雪平の唇をふさいだ。
安藤とは違うぽってりと柔らかい唇の感触に、雪平はまた感じはじめている。
安藤は三上の指で刺激される雪平自身に目をやると更に興奮を高ぶらせ、豊かな乳房を思い切り揉み上げはじめた。
親指でくりくりと乳首を弄び、そのまま痛いくらいに激しく指をくいこませる。
うってかわっての直接的な、そして強引とも言える刺激を、秘所と乳房両方に感じ雪平はもはや限界に近づいていた。
「ん・・・!!!だ・・・め・・・いく・・・いく・・・」
全く力が入らず、だらんと弛緩した手足を震わせ、下腹部にしこったような快感を感じた雪平は小さな声で呟いた。
「ぃっ・・・はっぁぁぁああああ〜〜〜〜〜〜〜っっっ!」
一瞬白いのどをのけぞらせるように震わせ、雪平はがくがくと腰を痙攣させながら、あっというまに1回目の絶頂に達した。
2人をそっと指を離すと、もう1度両側からはさみこむように雪平を包む。
三上は髪を撫で、安藤は華奢な白い肩に優しく口づけた。
胸を大きく上下させ、しびれるような快感の余韻を味わっていた雪平は、ふと何かに気づいた。
「ふ・・・ふたりとも・・・すっごい・・・」
両側からこすりつけられる2本の怒張の固さに、雪平は思わず声をうわずらせた。
三上は、驚くほど長く先が張り出すように大きく膨らんだ欲望の塊を、雪平の細いわき腹にこすりつけるように押しあてている。
安藤自身は三上のモノより少し短いが、そのあまりの太さに雪平は思わず腿をぎゅっとすりあわせた。
先端から溢れるとろっとした透明な我慢の証が、雪平の美しく白い太ももに塗りつけられていく・・・
安藤は三上に向かって、小さく頷いた。
三上は少し戸惑いを見せながらも、やがて決心したように雪平をそっと起き上がらせる。
四つんばいにさせられた雪平の秘所は、まだびしょびしょに濡れていた。
後ろに回ると、三上はいきなり雪平の尻肉をひらかせるように掴み、思いきり吸い付くように雪平自身を舐めはじめた。
「・・・っ!!!」
驚きと快感で、思わず雪平は息をのむ。
安藤は雪平の向かいに座ると、雪平の髪をそっと撫でながら自らの足の間へと導いていった。
雪平の唇からは、つつーーっと細い涎がたれ落ちている。
呆けたようにうつろな目を安藤のモノに向けると、何の迷いもなく美しい唇を先端へと近づけた。
ぐっと片手で熱い棒を握り締め、唇をすぼめて先端にすべらせる。唾液を絡ませるようにして亀裂に濃厚なキスをしていく・・・
安藤はぐっと尻に力をこめ、快感に耐えるように歯を食いしばった。
三上は雪平の後ろから、激しく陰核への刺激を続けていく。
ぶりゅぶりゅと唇ではさむように愛撫し、舌先をとがらせるようにして弄ぶ。
後から後からごぽりと吐き出されるどろどろの愛液が、雪平のこたえのようで、ただ、嬉しい。
ふっと目を前にやると、たわわに揺れる乳房の向こう側に、眉間に皺をよせて一心不乱に安藤に奉仕する雪平が見える。
安藤・・・太いな・・・
ぼんやりそんなことを考えた三上は、すっとかぶりを振るとまた舌と唇で雪平を悦ばせ始めた。
安藤の肉塊をほおばり、根元を指で上下にしごきあげる。
雪平は完全に感じきっており、しょっぱい我慢汁も心の底から美味しいと感じはじめていた。
ぶ・・・ちゅっちゅっ
安藤は苦しそうに天を仰ぎ、雪平の髪をぐしゃぐしゃとかき回す。
乱れた黒髪が頬にはりつき、秘所への快感に息をあらげながら奉仕する雪平はあまりにもいやらしかった。
「んんっん〜〜〜〜〜〜〜っっ!!!」
突然、雪平の喉がぐるぐると鳴り、更に安藤を感じさせる。
はっと目をやると、三上が雪平の上に覆いかぶさり、腰を使い始めていた。
三上は嬉しそうに、ゆっくりと抜き差ししている。
「・・・はぁ・・・あ・・・」
男の安藤から聞いてもいやらしい吐息をあげ、三上は雪平の白い小さな尻肉に指を食い込ませる。
「ゆ・・・ゆきひら・・・すっごい・・・ぞ・・・」
「ふぅ・・・む・・・ぅん・・・っ!」
それでも雪平は安藤のモノを咥えて離さない。
先端でぬるぬるの陰唇を楽しむようにしたかと思うと、ぐぐっと張り出した亀頭をのめりこませ愛液を描き出すように入口を出し入れする。
まだ半分も埋め込まれていない三上のものは、雪平の滴る蜜でねっとりと濡れそぼっていく・・・
雪平が安藤の怒張を喉の奥まで飲み込んだ瞬間を見計らうように、三上は思い切り腰を前に突き出した。
子宮口と喉の一番奥を同時に押し込まれ、まるで自分が串刺しにされたような快感が雪平を狂わせる。
思わず、口から安藤のものを引き抜き、頬に押し当てるようにしながら雪平は大きな喘ぎ声をあげた。
「あぁぁぁ〜〜〜っっっ!!!やっはぁっんっ!!!」
「ゆきひら・・・さん・・・気持ちいい??きもちいいの??」
安藤がうわずった声で聞く。
うんうんと今度は声も出せずに雪平は頷く。
「ゆきひらっ俺もっきもち・・・よすぎる・・・ぞっ・・・!」
三上も同じくらいうわずった声で小さく叫んだ。
安藤はすっと、雪平の体の下へとすべりこみ、三上の突き上げによってブルンブルンと揺れる乳房を思い切り頬張るように愛撫しはじめた。
太い指を結合している部分へと伸ばすと、雪平の固くしこった敏感な部分をクリクリと刺激する。
「ひゃっ!あ・・・あん・・・どぉ・・・だめっやっはぁ・・・っ!」
長年の欲望をたたきこむようにして雪平を犯している三上は、後ろから耳元で囁いた。
「ゆきひら・・・すきだ・・・ゆき・・・ひらっ!!!」
じゅぽっじゅぽっ・・・
自らの秘所が立てるいやらしい音と三上の切なげな告白を聞きながら、雪平は2度目の絶頂の予感に腰をふるわせた。
下から乳首を責めていた安藤は、嫉妬のためなのか、有り得ないないほどの興奮のためなのか、息つくひまもないほどに激しく舌をつかっている。
柔らかな髪に顔をうずめながら、荒々しく息をはきだし三上はいっそう激しく出し入れを繰り返す。
・・・長い先端がひときわ深く差し込まれたその瞬間、雪平の腰から乳首から激しい高まりが脳へと突き抜け、全身をしびれるような絶頂感が駆け巡る。
「!!!いっいくっイっちゃぅ〜〜〜〜〜っっ!!!」
三上の怒張を食いちぎるような激しい締め付けと、膣奥から膣口までうねるような蠢きに三上はこらえ切れずペニスをぶるんっと引き抜くと、
白く細い背中に、どろりとした自らの欲望を思いっきりぶちまけた。
びゅぅっびゅっと何度も吐き出されるそれは、快感に比例した濃厚な男の匂いをふりまいている。
三上はハァハァと息をつきながら、ベッドサイドのティッシュペーパーを抜き取ると、丹念に背中をぬぐい首筋へと優しくキスをした。
安藤は体を上へとずらすと、何も言わず雪平の唇を激しく奪った。
細く汗ばんだ腰をぐっと掴むようにし、自らの太く張り詰めた肉塊を雪平の秘所にあてがう。
またしても、挿入される悦びに、膣奥からは新たな愛液が吐き出されてくる・・・
先ほどまで激しく出し入れされていたにも関わらず、先端が簡単にのめりこむことはない。
ぐっと腰に力を入れ、可愛い唇に激しく舌を差込みながら、安藤はゆっくりと太い亀頭を挿入していく。
「き・・・きついっすね・・・」
「やぁ・・・ん・・・あっお・・・っきぃ・・・!」
安藤のモノを見た時から想像はしていたが、実際に秘烈に押し入られるとあまりの存在感に、雪平ははぁっと悦びと苦痛の混ざり合ったため息をつく。
ぬるぬるの雪平自身が肉棒を全て飲み込んだと思った瞬間、安藤はすぐに腰を引きもう1度思いっきり激しく怒張を突き刺した。
ごぼっと言う音がしそうなほどに、勢いよく蜜が飛び散る。
「ひゃっ!!!ぁぁっ!!!はあっ・・・はんっあっ!!!」
苦しげな表情で甘い吐息を含んだ嬌声を上げる雪平は、愛おしげに安藤の瞳を見つめる。
「あ・・・あんど・・・ぉっ!」
「ゆきひらさんっ・・・!!!すごいっ!!!」
ずぼずぼと太い安藤の怒張を抜き差しされ、雪平の白い尻の間から濡れた赤い肉がめくれあがっているのが見える。
全てを埋め込まれると、嬉しそうに膣穴がぴくぴくと締め上げているのまで後ろから見ている三上には分かるような気がした。
思わず、三上はすっと手を伸ばすと、後ろから出し入れを手伝うように尻を揉みはじめた。
自分の意志とは違う出し入れの感覚に、安藤も雪平もすぐ夢中になっていく。
三上は雪平の背中に自分の胸板を押し当てるようにし、膝立ちになる。
そのまま左手は雪平の乳房を揉みしだきながら、右手は可愛い尻をつかみ2人の出し入れをリードしていく・・・
必然的に三上のペニスはすべすべとした雪平の背中に押し当てられ、否が応でも固さを取り戻しつつあった。
「みかみさんっそれっ!・・・そ・・・それされると・・・ぼく・・・出ますから!!!」
ぐりぐりと子宮口を先端にこすりつけられるかのような腰の動かし方に、安藤は射精感を必死で堪えながら、雪平の膣内からぐちょぐちょの肉塊を引き抜いた。
「じ・・・自分で動きをコントロールできないのって・・・なんか・・・やばいっすね」
安藤の爽やかな笑顔は、この場には似つかわしくない。なのに、雪平も三上も思わずふっと優しい笑顔になる。
安藤はさっと気を取り直したように、雪平を横たえると足を大きく広げさせた。
膝をまげるようにし、三上に見せつける角度で怒張を赤い秘肉にあてがう。
大きな手のひらで細い足首を持つと、腰をじっくりと繰り出していった。
じゅぷ・・・
めり込む度に、雪平の白濁した汁が安藤の肉棒に流れ落ちてくるのが、2人の男の目に映っている。
「やらしぃな・・・」
心から嬉しそうな安藤のつぶやきが、雪平のわずかに残る羞恥心に火をつけた。
「い・・・やっやだっはっ・・・はずかし・・・ぃぃ・・・っ!」
涙をにじませて、いやいやと首をふる雪平は、今までに見たことのないほどに愛らしく、安藤自身を咥えこんでいる濡れた肉びらとのギャップに2人は腰をふるわせた。
三上は喉を鳴らして、ひざ立ちのまま雪平の頭の方へと移動した。
雪平が目を向けると、またもやびんびんに屹立した長い怒張が柔らかな頬に押し当てられている。
「み・みかみさん・・・わかいっすね・・・」
出し入れの快感に顔をしかめながら、安藤が少し嫉妬の混じる声で呟いた。
三上は照れくさそうに安藤を睨みながら、雪平の唇を犯そうと、柔らかな髪をぐっと引き寄せる。
雪平は安藤を見つめながら、ゆっくりと三上の怒張を口に含んだ。
挑発するような潤んだ眼差しが、雪平を急にいやらしい大人の女に変えていくようだ。
じゅっちゅぼっちゅぼっ・・・
三上は嬉しそうに腰を揺らしながら、ぽってりとした雪平の唇と舌の動きを楽しんでいる。
右手で雪平の髪を撫でながら、左手は雪平の左手に指を絡め、しっかりとお互いを確認しあっている・・・
安藤は腰を繰り出しながら、自らの左手を雪平の右手に伸ばす。
雪平も安藤の意図がわかったようすで、優しく瞳だけで微笑むと指をしっかりと絡めてくれた。
「ゆき・・・ひらさ・・・んっ!!ゆきひらさんっ!!!」
安藤はもはや何も考えられない。頭の中にあるのは高みにのぼろうとする欲望と雪平への愛情だけだった。
「ゆきひらっ!お・・・俺も・・・もぉっだっ・・・だめだっ」
雪平は潤んだ瞳を交互に2人に向けると、菩薩のように微笑んで舌を三上の亀頭へと絡ませた。
右手はしっかりと安藤の手のひらを握り締めていく。
「ぅ・・・いいですかっ???ぼくもっ出して・・・いぃっ??」
泣き出しそうな表情で安藤が問う。
こくこくと頷くと、雪平も絶頂が近いのか膣の締め付けが更に激しくなっていく。
「んっぅぐっっ!!!むぅ〜〜〜〜っっ!!!」
安藤がはげしく奥を刺激した瞬間、雪平のなかがぐにゅりっと蠢いたかと思うと、ぎりぎりと根元を締め上げた。
呻き声がさらに刺激を加えたのか、三上は声すら出せず、思い切り雪平の舌の上に2度目の精を吐き出した。
身体を大きくのけぞらせながら、雪平はのどをならして三上の欲望を飲み下し、頬をすぼめて肉棒をすいあげる。
「〜〜〜〜っ!!!だめだっでるっ!!!」
じゅぼんっと引き抜き、雪平の美しい縦長の臍をめがけて、安藤は思い切り吐精した。
どこに溜まっていたのかと思うほどの、白くどろりとした欲望に雪平の滑らかな腹が汚されていく・・・
雪平は肩で息をしながら、
「・・あんどぉっきてっ!!!」
大きく口を開いて安藤のペニスを懇願している。
安藤は嬉しさのあまり、ばっと体を移動させると雪平の柔らかな唇にまだ白い液の滴る自らのペニスをねじこんだ。
「む・・・ぅぅんっ!」
ちゅっぶちゅっ
音をたてて吸いたて、残った精をしぼりとるようにペニスを吸う雪平は、娼婦のようにも天使のようにも見える・・・
先端にしびれるような快感を感じ最後の液を吸い取られると、安藤はそのままばたんと倒れこんだ。
三上はとうの昔にベッドに倒れこみ、ハァハァと息をついている・・・
しばらく、そうしていただろうか。
「み・三上さん・・・すごいっすね。」
「なぁに・・・安藤こそ・・・若いのにテクあるなぁ・・・」
「いやぁ・・・それほどじゃないですよぉ・・・」
2人で誉めあっている姿は、あほらしくも可愛らしい。
「雪平さん・・・」
「雪平・・・」
愛のこもったまなざしで、2人は体をおこしながら雪平の顔を見つめた・・・
目を閉じていた雪平は、そのままの状態で小さく叫んだ。
「安藤!明日の・・・捜査会議の資料・・・今晩中にプリントアウトしておくように。20部だぞ・・・忘れんなよ。」
「薫ちゃん!朝7時目覚まし。あと朝ごはんはパンで。卵は半熟・・・忘れないでよ。」
「!?」
「・・・???」
「じゃ・・・お疲れ!!」
そう言うと、雪平は黙り込んだ。
「え・・・」
「・・・はぁ・・・」
もう1度、2人は雪平の顔を覗き込む。
既に雪平は夢の中。愛らしい表情ですぅすぅと寝息をたてている。
2人は顔を見合すと、急にばつが悪くなったようだ。
「服・・・パンツ・・・」
三上はあせあせと下着をさがしている。
「あっ三上さん。コーヒー入れましょうか?」
安藤はいち早くパンツを見つけ、情けない格好で履きながら三上に尋ねた。
「そ・そうだな・・・コーヒー・・・もらおうかな・・・」
まだまだ2人の片思いは続く・・・しかないようだ。
以上です
読んでくださった方、ありがとうございました
大作乙!!
こんなレベルの高いパロをアンフェア板で見られるとは…
リクばかりですまんが、風呂場での安藤×雪平とか
捜査中の安藤×雪平(車内・倉庫・警察署etc)も誰か書いてくれると嬉しい。
あくまでも希望なので、ピンとこなかったらスルーしてくれ ノシ
74 :
72:2006/10/03(火) 01:56:58 ID:W4O7QgZL
あまり需要がないかもしれませんが、佐藤×雪平 を作成中です。
明日、投下します。
>>73 さん
励みになります。ありがとうございます。
75 :
佐藤×雪平:2006/10/03(火) 18:15:25 ID:W4O7QgZL
好みでなければ、スルーでお願いします。
牧村が死んだ。
そのことを伝えに、久々に足を踏み入れた懐かしいこの家・・・
3年前・・・喧嘩別れするように飛び出したまま、もう2度とこのソファに腰掛けることなど・・・ないと思っていた。
「・・・みおには・・・言わないでほしいの。」
弾かれたように、佐藤が顔をあげる。
「牧村が・・・死んだことも。もちろん・・・誘拐犯の一味だってことも。」
奥歯を噛み締めながら、佐藤和夫は頷いた。
疲れている・・・目の下の隈を見れば誰でも分かることだ。
この前倒れた時は、もっと顔色が悪かった。・・・今は怒りと哀しみのために頬に朱がさしているだけかもしれないが。
理由は簡単。
「牧村が・・・死んだから・・・」
小さな声で雪平夏見は呟いた。
「・・・?」
佐藤は少し訝しげに夏見の目を覗き込む。
「・・・なんでもない・・・そういえばどう?体調・・・」
佐藤の脳裏に、先日の病院での朝が思い浮かんでは消えた・・・
朝まで、自分の看病をしてくれた夏見・・・
そっと髪に触れると、あの頃のままの愛しさが自らの胸に広がったこと・・・
しかし沈黙を拒絶と感じた夏見は、そっと立ち上がる。
「じゃ、あたしは帰るね・・・」
事務的につぶやきながら、玄関へと向かう。
思わず責めるような口調で、佐藤は夏見をひきとめた。
「みおに・・・みおに何と言えばいい?」
「?」
今度は夏見が首をかしげる番だ。
「みおは牧村さんのことを、心から信頼していた・・・そんなみおに・・・俺は何と言ってやればいい?」
次第に怒りをにじませながら、佐藤は夏見の肩をつかむ。
「みおは・・・っっなんでっ!!!なんで・・・みおだけがっ!・・・こんなに・・・苦しまなければ・・・っ!」
夏見の肩を揺さぶるようにして、佐藤は感情を叩きつけていく・・・
夏見は何も言えず、ただ俯いている。
「おい・・・何とか言ってくれよ・・・頼むよ・・・っ!なつみっ!!!」
涙の混じった声で佐藤が懇願した瞬間、こらえていた夏見の激しい感情が噴出していく。
「あたしだって・・・!みおの・・・みおの側にいてっ!!!あのこの辛さを少しでもぬぐってやりたいっ!!!」
一度噴き出した感情はとどまるところを知らず、夏見の頬を濡らした。
そして、その涙をぬぐうことさえ今の夏見には、出来ない。
「あたし・・・あたしだって・・・あの子に・・・愛してるって・・・伝えたいよぉ・・・!!!」
ひざから崩れ落ち、佐藤の足元にすがりつくようにして小さく叫んだ。
76 :
佐藤×雪平:2006/10/03(火) 18:16:07 ID:W4O7QgZL
「じゃぁ・・・なんで・・・何であのときっ!出て・・・いったんだよ・・・?!」
「それは・・・」
「俺も、あの子も・・・全て捨てて。出ていったのは、おまえの方じゃないかっ」
「それはっ・・・だって・・・あのとき・・・!!!」
思わず、本当の理由を口にしそうになり、慌てて夏見はうつむいた。
「・・・何だ。なんか・・・理由が、あったのか・・・?」
はっとして夏見の肩をつかみ、佐藤は揺さぶる。
夏見はうつむいたまま、唇をかみしめている・・・
その横顔を見た瞬間、佐藤は自分の心に嘘をついて、夏見を責めたことを恥じた。
「・・・ごめん」
夏見の肩を抱き、立ち上がらせながら佐藤はつぶやいた。
「ごめん・・・なつみ・・・ごめん。俺・・・おまえのせいにした。」
涙でびしょぬれの頬を、夏見は佐藤に向ける。
「俺・・・怖いんだ・・・」
不思議そうに佐藤をみつめる夏見の目から涙は消えている。
「俺・・・一人で・・・怖いんだよ。あの子の・・・みおの将来を・・・こころを救って・・・やれるのかって・・・」
遮るように夏見は、佐藤の瞳を見つめながら言った。
「あたしはっ・・・あたしは、怖くなんかない・・・あの子は・・・あたしとあなたの子よ・・・?」
佐藤は夏見の目をじっと見返した。もう彼の瞳に盛り上がっていた涙も、ない。
「あの子は・・・みおは・・・あたし達の・・・娘なのよ・・・」
夏見は意を決したように、静かに語り始めた。
「あのとき・・・未成年の犯人を・・・射殺したとき。マスコミや世論から激しいバッシングをうけた・・・そんなこと・・・あたしには何てことなかったけど・・・」
佐藤は固唾をのんで、震える夏見のまつげに視線を注いでいる。
「・・・手紙がきたの。出したのは、未成年犯罪加害者支援団体という名のカルト集団。その関係者だってことまでは、調べがついた。でも・・・決定的な証拠がなくて・・・個人の特定までは出来なかったの・・・」
最後をさえぎるようにして、佐藤は問い詰める。
「内容は・・・?手紙の・・・内容は・・・!!」
「・・・殺すって。」
「!!!」
「あたしじゃないわよ・・・あたしの・・・家族を・・・みおとあなたをめった刺しにして・・・殺してやるって・・・そう、書いてあったわ。」
「・・・!!しかしっそんな・・・単なる脅しかもしれないじゃないか・・・」
長い髪を振り、雪平は唇の端で苦笑した。
「それでも・・・あたしは、あなた達を守りたかったの。」
「じ・じゃぁ・・・なんでっなんで言ってくれなかったんだよ?!」
「言ったら?・・・あなた、私を引き止めなかった・・・?」
佐藤は悔しそうに、うつむくと痛いくらいにこぶしを握り締める・・・
「おれも・・・みおも・・・誤解していたのか・・・いや!みおは・・・まだお前に捨てられたんだって・・・そう、思ってる・・・」
77 :
佐藤×雪平:2006/10/03(火) 18:17:17 ID:W4O7QgZL
長い沈黙のあと、ふっと吐息をもらした佐藤は、優しい笑顔を夏見に向けた。
「はら・・・減らないか?」
「・・・何・・・?」
「だから〜! 腹減ったよな・・・」
そういわれれば、夏見は昼から何も胃に入れていないことに気づく。
「そ・・・そうね・・・」
急に胃が痛くなるような空腹を覚え、夏見は顔をしかめた。
「何か・・・食ってくか?・・・って言っても、この時間だからな・・・寿司・・・取れるかな・・・」
照れくさそうに佐藤がつぶやきながら、居間へと戻っていく・・・
そっと追いかけるようにして、夏見は微笑んだ。
「ま〜た、デリバリーかぁ・・・だめだって言ってるのに・・・」
自らの怠惰を棚にあげると、夏見はキッチンへと足を踏み入れる。
冷蔵庫のドアを、思い切ってバタンと開けた。
「牧村・・・が買ってくれたもの・・・かな・・・」
小さく呟きながら、中身をあらためていく。
「・・・結構・・・そろってるよ・・・?」
佐藤は少しきまりが悪そうに、頷いた。
「じゃ・・・チャーハンでもい?」
明るく・・・可愛らしいしぐさで夏見が佐藤を振り返る。
どきんっと胸を弾ませるが、それを悟られるわけにはいかない・・・
佐藤は渋い顔で頷く。
「おまえ・・・レパートリー・・・増えてないんだ・・・ね?」
軽く睨むようにしながら、夏見はい〜っとくちびるを歪ませる。
ダイニングで2人、夏見の作ったチャーハンと中華スープで空腹を満たしていく。
「味はほんっとに美味い!!!味だけは!」
軽く叩く佐藤の憎まれ口も、何だか夏見の心をほぐしていった・・・
「・・・ありがと。」
「・・・なに。」
もぐもぐと口を動かしながら、佐藤は夏見を見つめる。
「・・・っとビール・・・もらっていい?」
夏見は心の内を読まれまいと、急いで立ち上がった。
何年ぶりだろう。
佐藤と2人、ビールを飲みながら笑いあう・・・
みおと公園で遊んだ話・・・近所のおせっかいおばさんの話。
たま〜に見た深夜番組の話題ですら、2人は笑い転げながら報告しあっている・・・
このまま・・・あの頃に戻れたら・・・
そう思った瞬間、夏見は現実を思い出す。
みおはあたしのせいでことばをなくした
さとうはあたしのせいでまきむらをなくした
78 :
佐藤×雪平:2006/10/03(火) 18:17:59 ID:W4O7QgZL
「・・・そろそろ・・・帰んないと・・・」
「あっそう・・・そうだよ・・・な・・・」
引き止めて欲しい・・・引き止めてしまいたい・・・
2人の本音は闇に包まれ、ただ口先だけの関係に戻ろうとしている・・・
「今日は・・・ありがとう・・・な。」
夏見はかぶりをふり、佐藤の瞳をまっすぐに見詰めた。
「それ・・・あたしのセリフ・・・ほんとにありがとう。」
小さく頭を下げながら微笑む夏見は、あの頃と何一つかわわない。
夏見が顔を上げたその瞬間、佐藤は夏見を胸に抱いていた。
「かえるな・・・よ・・・俺を・・・ひとりに・・・しないでくれ・・・」
か細い夏見の肩・・・柔らかな長い髪・・・
自分に必要なものは何か・・・ようやくそれに気づいた佐藤は懇願するようにささやく。
「なつみ・・・なつみ・・・俺の・・・そばにいてくれよ・・・」
寂しさが言わせている・・・それでも、佐藤のそばにいて、彼を慰めたい。
夏見の心は、とうに決まっていた・・・
佐藤に手をひかれて、1階にある彼の書斎へと向かう・・・
この部屋で愛し合う・・・そう決めたのは彼だったのだろうか・・・それとも、みおが生まれてから夏見が作ったルールだった・・・?
高鳴る胸を押さえて、夏見はそんなことを考えていた。
ドアの締まるのももどかしく、佐藤は激しく夏見の唇を吸った。
ちくちくと無精ひげが夏見の肌を刺激する・・・
「ぅ・・・ん・・・ふぅむ・・・!!!んっ!!!」
簡単にキスであたしを蕩けさせていくのは、やっぱり和夫さんだけだな・・・
佐藤の無骨な指が夏見の小さな頭を引き寄せ、自らの唇に夏見の柔らかな唇をぐりぐりと押し付けるように激しく口づける。
柑橘系の香水と、かすかな汗のまじる佐藤の匂い。
キスの合間に親指でそっと唇をなぞる癖も、そのままだ。
額同士を合わせ、右の親指で夏見の唇をなぞりながら、佐藤はシャツを脱ぎ捨てていく。
79 :
佐藤×雪平:2006/10/03(火) 18:18:44 ID:W4O7QgZL
夏見はそっと細い指を伸ばし、浅黒い胸に触れた。
少し痩せたみたいだ・・・
佐藤は思い切ったように、夏見のブラウスに手をかけ、もどかしげにボタンをはずす。
豊かな乳房が黒い総レースのブラからはみ出すように現れ、佐藤の目を刺激した。
そのまま夏見を下着だけの姿にしていく。白い腹、美しく伸びた艶やかな脚・・・あの頃よりも美しくなった気さえ、する。
優しくソファベッドに横たえながら、佐藤は分厚い手のひらを夏見の胸に伸ばしていった。
下から持ち上げるようにして、両手ですくい上げると更に乳房のふくらみが目立つ。
「・・・はぁ・・・」
嬉しそうなため息をもらしながら、佐藤は夏見の柔らかな双丘を揉む手に力をこめた。
「あっっんん・・・」
夏見は切なげに甘い声を漏らしていく・・・
親指でくりくりと乳首を刺激しながら、佐藤は苦しげな表情で自らの股間を夏見の内腿に押し付けた。
スラックスの上からでも、熱く脈打っているのが分かる・・・
「っも・・・ぉ・・・おっきく・・・なってる・・・?」
吐息まじりに夏見が佐藤を見上げる。
快感のために目が潤み、乱れた髪がさらに美しく夏見を彩っていた。
照れたように雪見を見つめかえし、佐藤はベルトを外し下着とともにスラックスを脱ぎ去った。
弾けながらぶるんっと佐藤自身が姿を現す・・・締まった下腹部にぶつかりそうなほど屹立して反り返っていた。
「・・・!!!」
夏見は驚きと嬉しさの入り混じった様子で、息をのむ。
「仕方ないだろ・・・3年ぶり・・・なんだから。」
夏見の隣に体を横たえ、少し怒ったような調子で佐藤がつぶやく。
「じゃ・・・最後って・・・あたし・・・?」
無言で夏見に覆い被さる姿が、肯定のしるしだ。
もう1度、激しく夏見の唇を奪いながら、佐藤はブラを押し下げ、ひねり上げるように乳首を刺激していく。
可愛くとがった先端を、人差し指と中指に挟み込みくりくりと愛撫する。
大きな手のひらにも収まりきらない夏見の白い乳房は、痛いくらいにはりつめていった。
「んん・・・んっふぅっ・・・!」
舌を突き出すようにし、ちろちろと絡めあう。
また、佐藤の全てを感じることができるんだ・・・そう思っただけで、夏見の腰は鈍い快感で震えた。
むずむずと蠢くか細い腰にそっと手を添えると、佐藤は唇から耳へとキスの雨を降らせていく。
形の良い耳に湿った吐息をふきかけると、佐藤は舌をさしこむように耳への愛撫を始めた。
「ひゃぁっ!!!ふっぅぅん〜〜〜〜っっ!!!」
軽く耳朶を甘噛みし、鼻にかかった声で佐藤は囁く。
「なつみ・・・きもち・・・いいのか・・?」
こくこくと夏見は素直に頷く。
「いいこだ・・・かわいいよ・・・」
ちゅっちゅっと優しいキスを首筋にしたかと思うと、唾液をしたたらせるようにして耳のすぐそばをジュルジュルとしゃぶりたてる。
首筋を刺激する無精ひげが、ちりちりとした痛みと快感を同時に夏見へと与えていく・・・
80 :
佐藤×雪平:2006/10/03(火) 18:25:49 ID:W4O7QgZL
「・・・!!!はぁっはっふぁっ・・・!!!」
あまりにも懐かしい快感に、夏見は佐藤の背中に手をまわしすがりつくようにして喘いでいる。
佐藤の唇は首筋から鎖骨、柔らかな白い肩にやさしい刺激を加えながら、夏見のびんびんに立ちあがった乳首へとようやく到達した。
ひと呼吸つくと、唾液を乳首へと垂らし尖らせた舌でいやらしい乳首をくりゅくりゅと舐め上げていく。
「ふぁんっ!!!やぁっやっだ・・・だめっ!そ・・・そんなに・・・や・らしく・・・しないでぇっ」
涙の混じった可愛い喘ぎ声は、佐藤しか知らない夏見の姿だろう。他の男に抱かれても、夏見はこんな声を出さないはず・・・
少なくとも佐藤はそう信じている。
「なんで・・・やらしいのは・・・なつみの・・・ここ・・・だろ?」
舌で乳首をぴんっと弾くように愛撫する。
すでに夏見の豊かな両乳房は、佐藤の唾液でどろどろに濡れている。
ブラを外さず、乳房はひねりあげられた状態のまま、佐藤はショーツに手をかけた。
ぐっと下にずらすと、太もものあたりでとめる。
ねとっとした愛液が糸を引いて下着と夏見の肉びらをつないでいるのが見えた。
「ほんっとに・・・なつみは・・・わるいこだな・・・こんなに濡らして・・・」
そのまま、両太ももを持ち上げるようにしてどろどろの夏見自身をさらけださせていく。
尻の肉をぐっと左右に開くと、濡れ濡れになった亀裂がぱっくりと口を開け、涎を垂れ流すように密を滴らせた。
「・・・や・やだぁっ!!!やんっや・・・」
首をいやいやさせながらも、さらにどろりと愛液を溢れさせていく。身体は正直だ。
じっくりと濡れ光る秘肉をのぞきこみながら、佐藤は愛おしげに舌を伸ばした。
蜜をすくいとるように陰核にこすりつけ、自らの唾液と混ぜ合わせるように唇全体で刺激していく。
「・・・!!!」
夏見はもはや、形ばかりの拒絶すら口にできなくなっている。
ぐりゅ・・・ちゅっぶちぅっ・・・ちゅっ・・・
いやらしく執拗な、そして誰よりも的確な刺激に、夏見の絶頂はもうすぐそばまでやってきていた。
「だ・・・め・・・イっちゃうぅ・・・」
夏見の小さな呟きを聞くと、佐藤は嬉しさで怒張を震わせる。
無言で、大きく膨らんだ突起を激しく舌でしごきあげるようにすると、夏見の小さな膣穴に無骨な指を一気に突き立てた。
「〜〜〜〜〜〜っっ!!!イっ!ぃいぃ〜〜〜〜〜〜っ!!!!」
腰を天に突き上げるように浮かせると、夏見は佐藤の指と舌であっけなく絶頂に導かれていった。
81 :
佐藤×雪平:2006/10/03(火) 18:26:50 ID:W4O7QgZL
可愛く腰を震わせる夏見の姿に、佐藤は3年ぶりの興奮を押さえることができない。
「もう・・・」
それだけ呟くと、太ももを締め付けていたショーツを荒々しく片脚だけ抜き、そそり立つ欲望の肉を夏見自身に押しあてた。
ぐっと腰に力をこめ、まだ微かに痙攣している夏見の膣内へとめりこませていく・・・
どろっとした蜜にまみれた秘裂は、太く固い佐藤の怒張を嬉しそうに飲み込んでいった。
「〜〜〜〜っ!っふっ」
あまりの快感に、佐藤は思わず声をあげた。
夏見はそんな佐藤が愛おしく、そっと手をのばすと優しく髪を撫でていく・・・
潤んだ黒い瞳。やさしく微笑む唇。
何故、自分はこの女を手放してしまったのか・・・後悔と自分自身への怒りで胸が熱くなる。
「なつみ・・・」
そっと唇をかさね、優しく抜き差しを始めた。
にゅるにゅると膣内が蠢く。夏見のそこは佐藤の突き入れを歓迎して打ち震えているかのようだった。
「・・・っあっはぁっんんっっ!」
美しい眉間に皺を寄せ、夏見は佐藤の怒張をじっくりと味わっている。
「き・・・きもちっい・・・い・・・です・・・」
涙の筋がつっと目尻を伝っていくのが見える・・・
ぐちょぐちょとかき回すように腰を使うと、佐藤はすでに果てそうな悦びを先端に感じ、慌てて腰をひいた。
さっと体を横たえ、夏見の身体を横向きにさせると後ろから抱くようにし、片脚をもちあげる。
柔らかな背中に、ぴったりと厚い胸板をこすりあわせ、首筋に優しく口づけながら佐藤はもう1度腰を前に突き出した。
「あっ!!!」
夏見が息を呑む。彼女の一番好きなかたちだ。
「っんんっ・・・?なぁに・・・どうしたっ・・・?」
佐藤は息を弾ませながら腰を使い、乳房を思い切り揉みしだいた。
そっとブラのホックを外すと、ようやく豊かな乳房が自由になる。
やわやわと全体の感触を手のひらで楽しむように愛撫し、中指でくりくりと乳首を転がしていく。
「あっあっ!!!」
激しく出し入れされる肉棒が夏見の子宮口をぐりぐりと刺激し、乳首から突き上げる快感とともに夏見を狂わせる。
「はっはぁっ」
佐藤のこらえるような息遣いが、夏見の耳と頭の中を蕩けさせていった・・・
82 :
佐藤×雪平:2006/10/03(火) 18:27:45 ID:W4O7QgZL
「か・・・和夫さ・・・す・・・ごぃ・・・」
「ん〜っ?な・・・なにがすごいんだ・・・?」
いやらしく、いじめるような言葉遊びが、夏見の下腹部を更なる快感でうずかせる。
「やっやぁっんん・・・い・いわせ・・・ないっ・・・でぇっっ!!!」
佐藤は我慢の限界を感じながら、もう少し夏見を感じさせたい・・・その思いだけで射精感をこらえるように目を閉じた。
「んっ?・・・い・・・わないと・・・やめちゃう・・・よ・・・?」
いやらしく腰をこすりつけ、首筋にねっとりと舌を這わせながら佐藤は囁く。
「やっ・・・やめないでっそのままっ・・・!」
既にもう2度目の絶頂がひたひたと近づくのを、夏見の腰は感じでいた。
ぐりゅっちゅぼっ・・・
結合した部分からは、いやらしい隠微な音とともに夏見の白濁した液がぴちゃぴちゃと飛び散っている。
「おもらし・・・しちゃったみたいだな・・・ここ・・・」
嬉しそうに佐藤は呟くと、太い肉を突き刺された夏見の肉びらに手をやった。
「ここ・・・そんなにいいのか・・・?」
「・・・!っんんっ・・・!!!い・・・いいのっすっごく・・・き・・・きもち・・・ぃいっ!!!」
「・・・っなつみっなつみっ・・・・・・あいしてる・・・」
最後は消え入るように小さく囁く・・・夏見の耳には届いているのだろうか。
下腹部からこみ上げてくる痛みにも似た絶頂の合図に、夏見はもう我慢することが出来なかった。
「来る・・・一夫さぁんっ!!く・・・くるよぉ・・・・もぉ・・・だ・だめっっ!!!」
「お・俺もだっ!で・出るっ・・・なつみ・・・このまま・・・?」
仕事柄、夏見はピルを常用している。そのことを尋ねているのだ。すぐに、夏見は頷きながら叫ぶ。
「き・来てっこのままっなかっ・・・で・・・出してぇっ!!!」
ぐっと顔を後ろに向け、佐藤の首に手を回すと激しく唇を求める。
佐藤は尿道をかけ上がる精液を必死でひきとめるように尻に力をこめながら、全てを喰らい尽くすようにして夏見の唇を吸った。
「ふっ!!!むぅ・・・んっ!!!んんんんん〜〜〜〜〜〜〜っっっ・・・!」
佐藤の髪をかきむしるようにしながら、夏見の肉壁がぐにゅぐにゅとうねり、激しく佐藤自身を締め上げた。
「っ〜〜〜〜〜!!!」
激しく唇を合わせたまま、佐藤は3年分の思いを夏見の最奥へと吐き出した。
ぐっぐっと腰を突き上げ、いつまで続くのかと思う程、大量の精液が飲み込まれていく・・・
83 :
佐藤×雪平:2006/10/03(火) 18:29:21 ID:W4O7QgZL
繋がったまま、2人は唇の力を弱め、優しく慈しむような口づけを交わした。
名残惜しそうに唇を離すと、少し照れながらじっと見詰め合う。
何度も愛し合った2人だが、今までで最高のセックスだったことはお互いの目が物語っていた。
「あっ・・・シーツ・・・汚しちゃう・・・」
既に夏見の愛液でどろどろになっているのだが・・・佐藤はちょっと微笑んだ。
「いいよ・・・今は・・・もう少しこうしてたいんだ・・・」
かすれた声でつぶやき、夏見を後ろからぎゅっと抱きしめていく。
夏見は佐藤の太い腕に顔をうずめるようにし、そっと彼の手のひらで自分の頬を撫でた。
「夏見・・・覚えてるか・・・?」
「ん〜?」
「みおの名前・・・病院で一緒に考えたよな・・・」
「そうね・・・最初、和夫さんたら・・・<和見>でいいんじゃないか、なんて単純なこと言うんだから・・・悩んだのよ・・・」
夏見は遠い目で、笑いながら呟いた。
「そんなこと言ったっけ?」
とぼけるように言う佐藤の声も、笑いを隠し切れないようだ。
「ふふっ」
「・・・美しい心を持ち、皆の中心となるように・・・美央。」
「・・・」
夏見は黙って頷く。
「俺達・・・美央に・・・もう1度、つないでもらったのかもしれない・・・」
夏見はそっと目を閉じる・・・
「まんなかに美央がいて、その周りに・・・俺と・・・お前がいる。」
佐藤は静かに続けた。
「もう1度・・・家族に・・・戻れないかな・・・」
夏見は溢れ出す涙を止めることが出来なかった。
黙って小さく頷き夏見は顔だけで振り返る。
涙で頬を濡らし少女のような素顔の夏見は、佐藤が今までに見たことのないくらい、晴れやかにそして嬉しそうに笑っていた・・・
以上です
読んでくださった方、ありがとうございました
Gj!感動しますた!!今日のSPたのしみですね^^
85 :
83:2006/10/03(火) 20:00:32 ID:W4O7QgZL
安藤×雪平で、事件以前の話を作成中です。
長くなりそうですが、近日中に投下させてください。
>>84さん
ありがとうございます。
SP、本当に楽しみですね。
うれしい^^
またアンフェアはじめから見たくなりました!
87 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/04(水) 00:06:35 ID:7wrITvDR
皆さんGJです
レベル高いな〜
スペシャル面白かったw
安藤との絡みもよかった
映画見に行きそうです。
安藤以外信じられる人いない雰囲気になってきたな・・と。安藤いないけどw
引き続き楽しみに待ってます。
スレ違いで申し訳ないが、
スペシャルの安藤&雪平コンビはよかった。
このスレも長く続くといいな。
エロいだけでなく感動も与える作者は神!!
近日中と言いましたが、完成したので投下させてください
好みでない場合は、スルーでお願いします
11月25日 20:26 雪平・蓮見・三上・・・もつ兵衛
23:12 蓮見・・・帰
23:58 三上・・・帰
11月26日 00:03 雪平・・・帰
携帯に打ち込むと、安藤一之は自宅PCへとメールを送る。
雪平への憎しみと豊への思いをこめて・・・
夜、雪平の尾行をするのは5年前からの日課である。嵐の日も、雪の日も・・・
もちろん雪平の行動を把握するためでも、ある。しかし最も重要なのは・・・
「憎しみを、風化させないため・・・」
小さくつぶやくと、安藤は一歩足を前に出した。
雪平夏見は左右にふらふらと体をうごめかせ、タクシーを呼ぶために手をあげる。
その姿を確認しながら、安藤は携帯をもう一度覗き込んだ。
と、安藤の目の前に突然大きく光る何かがはじけとぶように穿孔をきらめかした。
瞬間、安藤の体は浮き上がり、近くの茂みへと投げ出されていく・・・
遠くなる意識のなかで・・・雪平の叫び声が・・・聞こえたような気がした。
・・・
・・・
・・・ここは新宿の小さなコインロッカー・・・
赤ん坊のぼくは必死で泣き声をあげる・・・
・・・タスケテ・・・ボクハココニイルヨ・・・
雑踏に飲み込まれ、ぼくの声は誰にも届かない・・・
「大丈夫よ・・・ちゃんとここにいるわよ!」
誰かが優しく僕の腕をさすりながら叫ぶ。
「先生・・・目が・・・動いています!」
だれだ・・・
「もう心配ないようです・・・両腕以外に特に外傷はありませんから・・・」
ゆっくりと安藤は目をあけた。まぶしい光と共に、誰かが覗き込んでいる。長い髪がかすかに揺れた・・・
「・・・ぼく・・・?っここは・・・???」
思うように声が出せない。
次第に焦点が合ってくると、女の安心したような笑顔が瞳にうつる。
「もう大丈夫よ・・・君・・・事故にまきこまれたのよ。突然で・・・怖かったでしょう。でも、もう大丈夫。」
小さい子供に言うように、その女・・・雪平夏見はゆっくりと安藤に語りかけた。
「両腕でとっさに頭をかばったのね。・・・痛む?」
ふっと両手に目をやると、包帯でぐるぐる巻きにされていた。
「あの・・・あなたが・・・ついていて・・・くれたんですか?」
優しく頷きながら、雪平はそっと立ち上がった。
「・・・携帯電話はぐちゃぐちゃに壊れてしまっているし・・・あなた、身分を証明するもの・・・何も持っていなかったから。」
そう、安藤は免許証や学生証などの素性を知られるものは持ち歩かないようにしていた。いつ、復讐の機会が訪れるかもしれない・・・そんな思いで。
「あの・・・ぼくっ・・・ぼく・・・なにも・・・思い出せない・・・」
「それは、仕方ないわよ。誰だって事故の瞬間のことなんて・・・」
遮るように安藤は小さく叫ぶ。
「ちがうんです!・・・ぼくは・・・いったい・・・だれなんですか?」
「!!!!!」
「一時的なものだと思いますよ。脳波にも問題はないし・・・とにかく、うちとしては、両手の怪我くらいではそう何日も入院させるわけにいかないんです。」
「でも!彼は何も覚えていないんですよ!」
「とにかく!あなたが付き添っていらしたんですから・・・お願いしますよ。」
事故の翌日精密検査を受けた安藤だったが、脳に何も問題はなかった。突発性健忘症・・・ほんの一時的なもので、すぐに全て思い出すだろう・・・医者はそう言う。
はぁっとため息をつくと、雪平は振り返って笑顔を見せた。安藤を不安にさせてはいけない。
「とりあえず・・・行きましょうか。」
病院の外に出ると、雪平は安藤を気遣ってゆっくりと歩きはじめる。
「・・・すみません・・・ぼく・・・なんとかなりますから・・・」
「なに。何か思い出した?」
小さく頭をふる。
「なにも・・・でも、あなたにこれ以上ご迷惑をおかけするわけには・・・」
「・・・乗りかかった船。って知ってる?それに・・・」
あごで安藤の両手をさしながら、
「そんなんで・・・なんとかなるも何もないでしょ。」
雪平は優しく微笑んで、安藤の目を見上げた。
「大丈夫!すぐに何もかも思い出すって!ほら行くよ!」
タクシーをとめ、乗り込みながら雪平は安藤に尋ねた。
「そうだ・・・きみのこと・・・なんて呼べばいいかな・・・?」
「・・・か・かず・・・」
「?」
「誰か身近な人に・・・そう呼ばれていたような気がします・・・」
雪平は嬉しそうに、安藤の背中をどんっと叩く。
「ほらっ!もう、ひとつ思い出したじゃないっ!」
安藤はちょっと照れくさそうに、笑った。
雪平の部屋に来て4日が過ぎ、安藤の包帯も小さなものに変わった。
まだ入浴は許されていないが、雪平が今日は髪を洗ってくれるそうだ。
ほんの数日、そばで過ごしただけだが・・・雪平は安藤にとってかけがえのない存在になり始めていた。
口は悪いし、部屋は汚いし、酒癖は悪いし、裸で寝るし・・・
思いながら安藤はくすっと笑う。
・・・でも、本当に心の綺麗な人だ・・・
みおの描いた楽しそうな家族の絵を、寝る前に必ず見ている。
安藤が悲しそうな表情をしていると、いつも明るい声で冗談を言う。
罪を心の底から憎んでいる。
父親を殺した犯人を、この手でつかまえると心に決めている。
数年前に犯人を射殺したときのことを・・・今でも時々夢に見ている・・・
安藤は小さく頭をふると、冷蔵庫へと向かった。
本当は料理もしてやりたいが、この手では掃除機をかけるくらいしか出来ない。
缶ビールを1本取り出すと、怪我をした手で必死にあけようと苦戦している。
玄関の鍵がカタリと外れ、少し疲れた表情の雪平が顔を出す。
安藤は嬉しさで、思わず大きな声を出した。
「おかえりなさいっ!!!」
雪平も嬉しそうに微笑む。
「・・・ただいま。」
どさりと荷物をソファに放りなげ、雪平はコートを脱ぐ。
「なんか・・・いいね。」
「???」
安藤はもう1本ビールを取り出すと、雪平に手渡しながら首をかしげる。
「誰かがうちにいて・・・お帰りなさいって・・・言ってくれるのって。」
安藤は、このまま雪平のそばで毎日彼女の帰りを待って暮らす自分の姿を思い描く。
悪くない空想だ・・・
「何か・・・あったんですか?」
雪平は明らかに悲しげな表情を浮かべている。
「・・・なんでもないっ・・・あっ!!!そうだぁ〜今日は髪。洗ってあげるって約束してたね。お湯たまってる?」
「あっ・・・でも・・・ほんとにいいんですか・・・?」
「なに遠慮してんのよっ!ほら・・・お風呂場行くよっ!」
もじもじする安藤を引き立てるようにして、雪平はバスルームへと向かった。
「ほら・・・さっさと脱ぐ!」
自らもシャツを脱ぎ捨て、キャミソールとショートパンツ姿になった雪平は、長い髪を束ね上げながら安藤に命令する。
「え・・・だって・・・髪を洗うんですよね?」
「なに言ってんの・・・?服着てどうやって頭だけ洗うの・・・?」
「いや、えっと・・・何とかなるんじゃないですか・・・?最悪濡れても着替えればいいし・・・」
「おまえ・・・男だろ?!ごちゃごちゃ言ってないで・・・ほら、早く!」
無理やりスウェットをずり降ろそうとする雪平の手から必死で逃れると、安藤は背中を向けてしぶしぶ脱ぎ始める。
「・・・見ないでくださいよ・・・」
雪平の視線を感じて、安藤がくぎをさす。
と、のぞきこむような雪平の気配を感じ、とっさに股間を隠した。
「・・・馬鹿か、お前は。」
雪平は笑いながら言うと、さっさと浴室へ消えていった。
バスタオルを腰にしっかりと巻きつけるようにし、安藤は意を決してドアを引いた。
暖かい湯気が立ち上っている。
「風邪ひくといけないから・・・ほら、湯船につかって。」
「はい・・・」
消え入りそうな声でつぶやき、暖かい湯に体を浸すと、心地よさに思わず声を漏らした。
「んん〜〜〜〜〜っ」
「気持ちいいでしょ?久々だもんね・・・」
優しい母親のような声に、安藤は身も心もゆっくりと解きほぐされていくのがわかった。
雪平はその笑顔を見つめ、優しく微笑んだ。
勢いよく、シャワーを出すと安藤の髪を優しく流し始める。
たっぷりとシャンプーを手にとると、頭皮を刺激するようにゴシゴシと洗う。
「気持ちいいです・・・」
目を細めて安藤が呟く。
「・・・最後にみおにシャンプーしてあげたのって・・・いつだったかなぁ。」
雪平は遠い目で語り始めた。
「今日ね・・・みおに・・・会いにいっちゃったんだ・・・」
「え・・・会えたんですか?」
うっとり目を閉じていた安藤は、その瞳を慌てて雪平に向ける。
「ん・・・会えた・・・けど・・・」
「けど?」
「会えたけど・・・みおは・・・あたしのこと見て・・・走って逃げてっちゃった・・・」
安藤は小さく息をのむ。
「・・・笑っちゃうでしょ。娘に逃げられる母親って・・・そうはいないよね。」
「笑いません・・・僕は笑いませんよ。」
「・・・」
「だって・・・雪平さん・・・泣いてるじゃないですか・・・」
「っ!!泣いてないよっ」
安藤は目を閉じている。雪平の目に小さく浮かんだ涙は見えないはずだ。
「僕・・・わかるんですよ・・・雪平さんが・・・泣いてるときって。涙は、流れていなくっても・・・泣いてるんだって・・・」
数日前に初めて会った、この若い男に・・・何故こんなにも心を開いているのか・・・雪平は自分でも不思議だった。
「・・・ありがと。」
小さく口の中で囁くと、涙を振り払うように、勢い良く泡を流した。
「体も・・・洗ってあげようか・・・?」
「え・・・」
「せっかくだし・・・気持ち悪いでしょ・・・?」
「・・・そ・そうです・・・ね。たしかに・・・」
雪平は無言で安藤を立たせる。かろうじて、巻きつけられたタオルはとれていなかった。
「じゃ・・・ここ座ってごらん。」
洗い場に置いてある小さな椅子に安藤を腰掛けさせると、しっかりと泡立てたバススポンジで意外と広い背中を洗い始めた。
優しく首筋を洗うと、安藤は心地よさそうに目を閉じている。
男らしく締まった腰のあたりに手を伸ばしながら、雪平の胸がざわざわと騒ぎ立てた。
「つぎ・・・こっち向いて・・・」
動揺を隠すように、事務的に言う。
安藤はゆっくりと雪平の瞳を見つめながら、体をこちらに向けた。
優しく泡を滑らせるようにしながら、丁寧に安藤の体を磨きたてていく・・・
柔らかな刺激が、次第に安藤の男性自身に固さを与えていった。
筋肉質な肩、締まった腹・・・意外に毛深い下腹部にまで雪平の白い手が伸びる。
見ないように見ないように・・・と思うと、何故か股間に視線がいってしまう・・・
雪平は雑念をふり払うように、丁寧に安藤の引き締まった足を洗った。
全ての泡をゆっくりと流すと雪平はふぅとため息をついた。
「さ・こんなもんかな・・・」
「・・・雪平さん・・・まだ・・・ですよ?」
優しく、しかし湿り気を帯びた声で安藤がつぶやいた。
「え?」
「洗ってないとこ・・・あるじゃないですか・・・」
「えぇっ・・・そんなとこ・・・そこは我慢しなさいよ・・・」
ばっと安藤はバスタオルを取り去った。
「!!!」
思わず、雪平は息をのみ、安藤の体の中心にそそり立つ肉の塊に目を奪われていく。
「すご・・い・・・」
びくんびくんと脈打つように立ち上がるそれは、安藤の優しげな表情からは想像できないほど大きく荒々しかった。
「ちょ・・・やだ・・・」
雪平は急いで立ち上がろうとする。
安藤は無言で立ち上がると、ドアの前に立ちはだかった。
「責任・・・とってくださいよ・・・こんなに・・・したの・・・雪平さんですよ・・・?」
さっきまでの恥じるような様子は、全くない。
ほら・・・とでも言うかのように安藤は自身を突き出して雪平におしつけようとした。
「ま・・・ちょっと・・・まって・・・やだ・・・」
雪平は首を振りながら後ずさりする・・・しかしそう広くない浴室に、雪平の逃げ場はどこにもなかった。
「雪平さん・・・僕じゃ・・・僕じゃだめですか?」
「?」
真剣な表情で安藤は続けた。
「雪平さんのそばにいるの・・・僕じゃだめですか・・・?」
「何・・・言ってんの・・・まだ・・・会ったばかりじゃない・・・」
安藤は首を小さく振る。
「僕は・・・雪平さんのこと・・・もしかしたら誰よりも知っている・・・そんな気がするんです・・・」
そう、雪平も同じことを思っている。この青年は自分を誰よりも理解してくれている・・・そして自分も・・・彼のことを全て・・・知りたい。
安藤の瞳を見つめると、うっすら涙が浮かんでいる。
そして多分・・・自らの瞳にも。
思わず、雪平は安藤の裸の胸にすがりついた。
「・・・だめじゃないっ」
安藤は激しく雪平を掻き抱き、雪平の髪に顔をうずめた。
「だめじゃないよ・・・かず・・・あたしの・・・あたしのそばに・・・いて。どこにもいかないで・・・あたしから・・・逃げないで・・・」
最後は泣き声になり、雪平は安藤に懇願するよう叫んだ。
「どこにも行きません。僕は・・・あなたのそばにずっと・・・ずっと一緒ですよ・・・」
体を引き離し、安藤は少しかがんで雪平の唇を激しく奪った。
雪平の心にも、もう迷いはない。
舌を絡め、唇をこすり合わせ、まるでお互いを貪るように激しく口づけを交わしていく・・・
そっと唇を離すと、肩で息をつきながら、雪平は黙って髪を下ろしキャミソールを脱ぎ去った。
豊かな乳房が弾むように現れる。直接刺激をしていないにも関わらず、乳首は痛いくらいに立ち上がっていた。
「きれいだ・・・」
こうして間近で見る雪平の裸体は、あまりにも美しく、安藤は思わず呟いた。
そっと洗い場に安藤を横たえるようにすると、雪平は優しく体を重ねていく・・・
「手・・・大丈夫・・・?」
もちろん安藤の両手はまだ完治していない・・・無理させないようにしなきゃ・・・
「痛くないですよ・・・?」
雪平の優しい気遣いが、心の底から嬉しい。
「あたしが・・・するから・・・」
雪平はバスソープを少し片手にとリ出すと、そのまま安藤自身に手を伸ばした。
ぬるぬるとした泡の感触と、雪平の細い指が絡まる刺激に、安藤は女の子のようにびくっと体を震わせた。
「んっ!」
可愛い喘ぎ声に雪平も思わず、腰をうごめかす。
そのままゆっくりとしごき上げるように指をうごかしながら、激しく安藤の唇を吸う。
ぽってりとした柔らかな唇が、安藤の男らしい唇をこじあげ、ねっとりと舌をさしこんでいく。
「・・・!!!んん〜〜〜っ!」
太い怒張に添えられた雪平の柔らかな指・・・押し当てられた豊かな乳房・・・その先端でいやらしく尖りきっている乳首が安藤の乳首をこりこりと刺激していく。
唇には小さな舌が差し込まれ、安藤の口の中でくちゅくちゅとうごめいている。
「ゆ・ゆきひら・・・っさんっ!!!僕・・・ごめんなさいっ!!!もぉっ!!!」
片手で揉みこむように睾丸を刺激しつつ、ぬるぬるの指で激しく肉棒をしごき上げられた瞬間、安藤はどろりとした精を思い切り吐き出した。
どくんどくんと睾丸が脈打ち、先端をぴくぴくと震わせながら、安藤ははぁはぁと息をあらげている。
「ご・・・ごめんなさい・・・ずっと・・・処理もしてなかったんで・・・」
確かに両手を怪我してから、もう1週間がたっている。若い安藤にとっては刺激的すぎたのかもしれない・・・
「いいよ・・・すっきり・・・した?」
安藤の吐き出した白い液で汚れた手のひらと、まだ少し固さの残る安藤のモノをそっと洗い流しながら、雪平は微笑んだ。
「・・・まだ。」
「えっ?!」
「まだ・・・です・・・ちゃんと・・・雪平さんの中に入るまで・・・すっきりなんてしません。」
少し照れくさそうに、しかし真剣な表情で、安藤は言う。
雪平は安藤を立ち上がらせながら、小さく頷く。
「じゃ・・・ベッド行こうか・・・」
浴室を出ると、雪平は優しく安藤の体を拭いていく。
手を伸ばして髪をごしごしと拭いてあげると、ふっとみおの小さかった頃が脳裏をよぎる。
安藤は黙って気持ちよさそうに、雪平のされるがままになっている。
安藤にとって、髪を、体を、優しく拭いてもらった経験など・・・あるはずもなかった。
まるで捨て猫のような表情で、安藤は雪平の瞳をじっと見つめている。
「・・・?」
目で問い掛けると、安藤はいきなり雪平の腰をひじで押さえるようにしながら乳房に吸い付いた。
じゅぽっちゅっ・・・
突然の刺激に、雪平の膝ががくんと砕け落ちそうになる。
「やっ!!!あっあぁっ!!!いっはぁっ!」
小さく嬌声を上げる雪平は、一心不乱に乳首へ舌を這わせる安藤の頭を思わず掻き抱くようにする。
安藤はほぉっとため息をつくと、雪平の背に手をまわしてベッドへと歩きはじめた・・・
シーツにそっと腰をおろし、クッションにもたれかかると、雪平の細い体を自らの上にまたがらせるようにして座らせる。
そのまま激しく唇を奪い、舌を絡めて唾液をすすりあげていく。
「ふっぅぅ・・・んっ」
鼻にかかった喘ぎ声を聞くだけで、安藤のモノに固さが蘇っていった。
「ゆ・ゆきひら・・・さん・・・すきだ・・・ゆきひらさん・・・」
柔らかな長い髪に顔をうずめ、安藤はかすれた声でうわごとのようにつぶやいている。
雪平は嬉しそうに微笑むと、安藤の首筋に舌を這わせていった。
太い首筋から大きな愛らしい耳にそっと息をふきかけ、そのまま柔らかな唇で吸い上げるようにしてしゃぶる。
ちゅっちゅっと優しいキスをしたかと思うと、耳に舌をさしこみ直接脳を刺激するように甘い吐息を聞かせていく。
「か・・・か・ず・・・?き・・・もち・・・いい・・・?」
細い指で乳首をこりこりと刺激しながら、安藤の耳に優しく問い掛けた。
こくんと子供のように、安藤が頷く。
「ふふっちくび・・・かたくなってる・・・おんなのこ・・・みたいだよ?」
ずきっと鈍い快感が腰を走り、安藤自身の亀裂からどろりと我慢の証が滴り落ちた。
「ゆ・・・ゆきひらさん・・・きもち・・・いっ・いい・・・それっ!」
雪平は顔をゆっくりと下へと移動させ、優しくついばむように安藤の乳首を舐め始めた。
くりゅっくりゅっ・・・
大きく舌を突き出して、安藤のびんびんに立ち上がった乳首を愛撫する。
豊かな乳房が安藤の怒張におしつけられ、安藤は苦しそうに天を仰いだ。
そのまま、ゆっくりと唇を引き締まった下腹部へと這わせながら、雪平は安藤の快感に苦悩する顔をじっと見つめている。
先端をちろっとなめると、しょっぱい先走り汁がどろりと雪平の舌を汚す。
「おいし・・・」
恥ずかしさのあまり、安藤は顔を赤らめた。
大きく口を開くと、雪平は一気に安藤自身をしゃぶりたてる。
じゅぼっじゅっじゅぽっ・・・
亀頭に舌を絡め、安藤の瞳を優しく見上げながら、うっとりと肉棒を味わっていく。
先端を吸うようにしながら、根元を指でぬちゅぬちゅとしごきあげると、安藤はたまらず叫んだ。
「〜〜〜っ!!!だ・だめですっ!!って・・・ゆ・ゆきひらさんっ・・・!!!」
急いで腰をひくと、安藤は肩で息をつく。
「ぼく・・・ぼくが・・・雪平さんを・・・感じさせたいのに・・・」
ちょっぴり悔しそうに唇を噛む安藤が、たまらなく愛おしく、雪平は思わず泣き出しそうになった。
「・・・あたしは、かずの・・・そんな顔見てるだけで・・・」
またいでいた安藤のひきしまった腿に、そっと自らをこすりつけた。
「・・・ね?」
既に、雪平の秘所はどろどろの濡れそぼっていた。
にゅるりとした愛液がこすりつけられると、太ももにすら性感帯があったことに安藤は素直に驚いた。
「ん・・・すっごい・・・です・・・ね。ぐちょぐちょだ・・・」
恥ずかしそうに安藤の唇をふさぐ雪平は、もう我慢できないというように激しく舌を差し込んでいく。
「ん・・・んんっ・・・」
安藤は雪平の陰核をこすりあげるようにして、ぐりぐりと腿を秘所へと押し付ける。
「ん・・・っも・ぉ・・・い・いれて・・・?」
安藤の怒張は痛々しいまでに反り返り、引き締まった下腹部を叩くようにぴくぴくと震えていた。
無言で安藤は、雪平をそっと横たえ、顔の横に両肘をつくようにして覆い被さっていく。
「あし・・・ひらいて・・・」
一瞬小さく息を吸い込むと、安藤は静かに腰を繰り出した。
手を添えずに、腰だけでぐぐっと挿入していく。先端がぐちょぐちょの秘所をこじ開ける感覚に雪平は静かに息をのむ。
「・・・んっふっんんっぅ・・・っん・・・!」
張り出した太い先端がのめりこむと、ごぽりと奥から愛液が吐き出され、安藤の肉をねっとりと濡らしていった・・・
「あぁぁ〜〜〜〜・・・すっごい・・・き・きもち・・・いいっ!!!」
思わず安藤はうわずった感嘆の声を漏らす。
「ゆきひらさんっ・・・すごい・・・すごいです・・・熱くて・・・すっごいぐちょぐちょ・・・してます・・・よっ!!!」
「や・だ・・・いわない・・・でぇっ・・・っ!!!」
「だって・・・すごい・・・ほんと・・・めちゃめちゃ・・・きもち・・・いいっ!!!」
あまりの快感に安藤は苦しそうに、しかしそれ以上に嬉しそうに叫ぶ。
ぐりゅっじゅっじゅぼっ・・・
はぁはぁと雪平の髪に顔をうずめ、必死で腰を振る安藤は、狂おしいまでの快感に必死で耐えている。
「はぁっ・・・あっあっ!!!す・・・・きもち・・いいよぉ・・・っ?」
雪平もこらえきれないような喘ぎ声をあげ、安藤の背中に腕をまわした。
お互いの胸がぴったりと密着し、まるで1人の人間になったような、奇妙な錯覚を覚える。
「ゆきひらさんっすきだっすきだっ!!!」
激しく腰をうちつけながら、いつしか安藤の声がかすれ、哀しげな響きを含んでいく・・・
「か・かず・・・?・・・泣いて・・・るの・・・?」
そっと顔をあげると、安藤は子供のようにぼろぼろと涙をこぼしていた。
「ど・・・した・・・の?」
激しく抜き差しをしながら、安藤はまだ頬を濡らしつづけている。
「かず・・・泣かないで・・・あたし・・・ここにいるから・・・」
安藤は涙に濡れた瞳で静かに雪平の瞳を見つめ返した。
「雪平さん・・・」
「ね・・・ずっと・・・ずっといっしょ・・・だから・・・ね?」
優しく髪に手を伸ばし、よしよしと頭をなでる。
長い髪がベッドに広がり、大きな瞳は安藤を優しく見つめる。
上気した頬が柔らかな線を描き、形の良い唇は安藤自身の唾液でぬらぬらと濡れていた。
無防備なまでに、安藤に体を開いた雪平は、何も言わずに彼の欲望を受け止めてくれている・・・
安藤は荒々しく雪平細い喉に唇を寄せ、そのままがぶりと首筋に噛み付いた。
「痛っ・・・!んっあっ・・・」
一瞬ちくりとした痛みを感じるが、安藤はそのまま優しく甘噛みを始めた。
ちゅっちゅ・・・
優しく首筋へと刺激を与えながら、ぎんぎんに屹立した怒張は雪平の膣奥を激しく突き上げている。
安藤は顔を上げ、今度は雪平の左の乳房に吸い付く。
ちょうど心臓のあたりに激しいキスの雨を降らせ、安藤はさらに激しく腰を繰り出した。
「んっんっはぁっ・・・あっぁぁ!!」
「ゆきひらさん・・・すきだ・・・ぼくは・・・あなたが・・・すきだ・・・」
ぐりぐりと子宮口を刺激するように腰を揺すると、心の底からの叫びを安藤はあげた。
「すきだっすきだっ・・・!!!」
「〜〜〜〜っ!!!か・・・ず・・・もぉっあたし・・・イっちゃぅ・・・っよっ?」
「ぼくもっ・・・もうっ!!!」
「な・なかに・・・なかにしてっなかでっいっぱい・・・だしてっ・・・!!!」
うんうんと小さく頷くと安藤は一際大きく腰を突き上げる。
「んっで・出るっ!!!」
「イっ!!!〜〜〜〜っイ・・・イっちゃぅぅう〜〜〜〜っ!!!」
同時に叫ぶと、安藤は思い切り2度目の精を雪平の最奥へと吐き出していく・・・
ぐっぐっと尻がすぼまり、美味しそうに安藤の精液を吸い取る秘裂を更に犯すようにねじ込みながら、2人は同時に果てた。
「ね・・・ずっと・・・いっしょ・・・だから・・・ね・・・どこにも・・・いかないで・・・ね・・・」
うとうとと眠りに落ちながら、雪平は小さな子供のように安藤に囁く。
雪平の小さな頭を抱えるようにしながら、やさしく髪をなでていた安藤はおだやかに笑った。
いつしか、雪平は夢の中にいる。
小さい頃、父の胸で眠りにつくとき・・・歌ってもらった歌がどこからか聞こえてくるようだ。
きらきらひかるおそらのほしよまばたきしてはみんなをみてるきらきらひかるおそらのほしよ
久しぶりに訪れた深い安らかな眠りに、今日は悪夢も遠慮してくれるだろう。
次の朝・・・雪平はひとり冷たいベッドで目覚めた。
安藤はそっと雪平の部屋を見上げる。
小さな鍵をポケットで握り締め、白い息を吐きながら一歩足を踏み出した。
1週間ぶりにがらんとした自らの部屋に足を踏み入れる。
部屋中に貼ってある×マークで汚された雪平の写真を見回すと、安藤はおもむろに一枚、また一枚とむしり取るように写真をはがし始めた。
はぁはぁと肩で息をつきながら、全ての写真をはがし終わる頃には安藤の頬は涙で濡れていた。
PCの電源を入れると、ブーンと言う無機質な音をたて罰サイトが立ち上がっていく・・・
安藤は届いたメールを開くこともせず、すべてゴミ箱へと削除していった。
ふと誰かがこちらを見ているような気がして横に目をやると、小さな写真たてから豊が優しい笑顔を安藤にむけていた。
濡れた瞳で、豊に問い掛ける。
「ゆたか・・・ぼくはっ・・・ぼくは・・・もう・・・ひとりじゃない・・・ごめん・・・ゆたか・・・ぼくにはまだ・・・しあわせになるけんりが・・・あるかな?」
いつもと変わらず安藤を見つめる豊は、最初から・・・安藤の幸せだけを願って微笑んでいた。
「・・・おはよう。」
「ゆきひら〜〜〜っまぁた昨日も朝まで飲んでたんだろう?」
三上の派手なベストが、雪平の二日酔いの頭をさらにずきんと刺激する。
あれから数日がたった・・・雪平はまだ安藤を失ったショックを癒せず、毎晩浴びるように酒を飲んでいた。
「・・・薫ちゃん・・・朝からテンション高いね・・・」
「おぉ〜!今日は新人が来る日だからね〜〜っどんなやつか楽しみなんだよ・・・!」
「おはよう、雪平!なんか新人くん・・・結構可愛いらしいよっ!」
またもやテンションの高い蓮見が大きな声で耳元で言うと、雪平の頭がさらにがんがんと音をたてた。
「〜〜〜〜〜っちょっと・・・あたし・・・コーヒー飲んでくる・・・」
「だぁめだって!!あっほらほらっ!!キターーー!!!ほらっ可愛い!」
蓮見が嬉しそうに雪平を肘でつつくと、雪平は顔をあげる・・・
「今日から捜査一課に配属になりました。安藤一之です。どうかよろしくお願いします。」
雪平は驚きのあまり、声もだせずに目を見開いた。
「・・・っ?!」
「将来は、雪平さんのような・・・フェアな刑事になりたいと思っています。」
ほんの少しはにかんだような安藤の笑顔を見ると、雪平は思わず盛り上がる涙を隠すようにすっと目をそらした。
・・・と、山路管理官の怒声が飛ぶ。
「新宿区下落合2丁目コープ山岸103号にて男性の変死体を清掃会社職員が発見。全員ただちに急行せよ!!雪平ァ!!」
「は・はいっ・・・!!」
現実に引き戻された雪平は、はっと慌てて山路を振り返った。
「そこの・・・新人・・・おまえが面倒見ろ。」
「えっ」
「ほらっ早く行けっ!」
「・・・っはいっ・・・い・行くよっ!!」
出かかった文句を飲み下すようにすると、雪平は安藤に声をかけた。
「はいっ!!!」
雪平と安藤は肩を並べて歩く。
「雪平さん・・・雪平さんってば・・・!」
ほとんど駆けるようにして雪平はずんずん進んでいく。
「ちょ・・・雪平さんっ!!!今晩・・・何が食べたいですか・・・?」
「?!」
慌てて足を止め、安藤をきっと睨みあげるようにして雪平は唇を噛んでいる。
「・・・今日・・・家・・・行ってもいいですか・・・?」
「来ても入れない。」
「・・・じゃ・・・勝手に入ります・・・」
「???」
ポケットから小さな鍵を取り出して、雪平の前にかざすと
「合鍵。これからは毎日・・・ずっと・・・いっしょですね。」
子供のように無邪気な笑顔を浮かべて、安藤は囁いた。
「馬鹿かおまえは・・・っ安藤っ!!」
「は・はいっ!!!」
「行くよ!」
雪平はそっと微笑むと、すぐに厳しい表情に戻りまた、歩き出す・・・
でも・・・もうひとりではない。
隣には、安藤が、いる。
以上です
読んでくださった方、ありがとうございました
>でも・・・もうひとりではない。
>隣には、安藤が、いる。
ちょ…、昨日のSP効果も相まって泣きそうになっちまった…
ドラマの最後でもこういうエンディングを見たかったよ…。
GJ!!!!
やっぱ安藤は雪平の側にいるのが似合うよなあ。
また次回作、期待してる。
104 :
102:2006/10/04(水) 17:28:32 ID:s+upN/L3
再放送から見始めたドラマで、思わずたくさん投下してしまいました。
スレを独占してしまったようで・・・大変申し訳ありません。
また、読み返すと誤字なども気になりますね・・・重ねてお詫びします。
何か新しく思いつきましたら、また投下させていただきたいと思っております。
>>103 さん
ありがとうございます。
励みになります。
>>102 GJ!職人がスレを独占て素晴らしいじゃないか
二人のやりとりや雰囲気が浮かんでくるような描写だし、
違う結末をみた感じだ。
また、作品投下待ってます。
昨日のスペシャル観て
小田切×雪平とかありかなーと思った。
自分じゃ書けないけど。
小久保×雪平キボン!これもアリかな、と思う。
ネ申・・・安藤×雪平最高だった(´∀`)b!
次の作品楽しみにしてる。
やっぱ安藤×雪平が一番だな!
>104
GJGJ!
次回作も期待してる!
雪平なら何でもいいとさえ思ってる、末期だ。
ここの職人の雪平はおっぱお描写が上手くていいな!
おっぱお!おっぱお!
>>109 落ち着けw
しかしこのスレがこんなに充実するとは…
このまままったり続いて欲しいものだ。
111 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/06(金) 03:11:33 ID:HuPoT0mP
えっちな気分で安藤と妄想セックルできた。
職人ありがd。
事件前の話に泣けました(つД`)
容易ではなくても、復讐心を捨てる事ができたら
こんな風な幸せな未来があったかも知れないのにな
これは牧村さんにも言えるけど…
牧村を使った話もよみたくなってきた!いつかおねがい・・!
雪平x安藤最高!
エロパロなのに切なすぎて涙
瀬崎x雪平のとろけるような一夜も読みたいです
115 :
104:2006/10/07(土) 13:38:02 ID:84EUOw1r
沢山の方が読んでいただけたようで、大変嬉しいです。
ありがとうございます。
時間が出来たら、また書いてみます。
個人的には 小田切×雪平 か 瀬崎×雪平 かな・・・と。
やっぱり需要が多いのは安藤×雪平のようですね。
また投下させていただいたときは、読んでいただけると嬉しいです。
安藤×雪平乙!泣きましたよ!
いつになってもいいので佐藤X牧村なんて・・と言ってみる・・。
佐藤&牧村はげど!
エロくなくていいから、
みおちゃんが安藤に淡い恋心を抱く設定のかわいらしいSSもキボン!
自分はかけないのにスマソ・・・。
絶対安藤×雪平派、もっと安藤×雪平読みたくて死にそう
なのに、なのに小田切×雪平もちょっと読んでみたいゲスな私
119 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/09(月) 19:26:26 ID:akLeBmXe
やっぱ安藤×雪平でしょ!
よかったぁー
>50遅レスになりましたが、サラさん、蓮見の登場ありがとうございました。
このスレは雪平がモテモテでうらやましい・・・
このスレ見てからSP見て、三上と雪平のツーショットで照れた・・
あるあるwww
映画版で薫ちゃんが犯人でない事を祈ってたりする
三上X雪平
「ゆ・・・ゆきひら・・・すっごい・・・ぞ・・・」
「ふぅ・・・む・・・ぅん・・・っ!」
を思い出し、照れたww
124 :
サラ:2006/10/12(木) 21:43:55 ID:ax5aIkfz
雪平→←安藤←未央
未央は雪平のいない食卓で安藤の手料理を食べる
「未央ちゃん、もし僕が…」
「僕がパパになったら嫌だ?」
未央の表情が曇る
「ごめん。へんなこと聞いちゃったね」
『ママと結婚するの?』
「わかんない」
『…ずっといっしょ?』
「ずっといっしょだよ」
安藤は、食べ終えた皿を片付け、未央といっしょにソファに座った。
タイミングよく安藤の携帯が鳴る。
ディスプレイに表示された、雪平さん、の文字を見てから電話をとった。
「未央ちゃん、ママから電話だよ」
125 :
サラ:2006/10/12(木) 22:40:32 ID:ax5aIkfz
今まで読み専門だったんで、久しぶりに書いてみたいなぁ…と。
雪平→←安藤←未央ちゃんです
エロは無いです。
「未央ちゃん?でないの?」
安藤は、携帯を差し出した。
『パジャマに着替えてくる』
「…いってらっしゃい」
「安藤?」
「どうかしましたか?」
「今日はもう帰るから、私の分の夕食お願いね」
「そういうと思って取って置きました」
流石安藤。
完璧な主夫だ。
安藤は着替えた未央を寝かしつけ、コートを着て外にでた
同時刻、一課
「なんだ、雪平もう帰るのか?」
三上は電話をきった雪平を寂しそうに呼びとめた。
「未央、待ってるし」
「未央ちゃんとそれと新妻もな(笑)」
「馬鹿かお前は」
満更でもなさそうに雪平は答えた。
「いいなぁみんな」
三上は一人温かい牛乳に口つけた。
既に外はひんやりとした空気に包まれている。
自動ドアの隙間からロビーに入ってくる空気で鼻がツンとする
安藤は車を入り口の少し脇にとめた
人恋しくなる冬独特の香り
雪平は足を早め、外に出た。
安藤が助手席のドアを開く。
何事もなかったかのように助手席に乗り込む雪平。
外とは違い、車のなかは暑すぎず、寒すぎず丁度良い
完璧。
126 :
サラ:2006/10/12(木) 23:03:48 ID:ax5aIkfz
雪平→←安藤←未央です
エロは無しです
かといっていつも時間が合うわけではない。
安藤の帰りが遅いときもある。
雪平が飲みに行くときもある。
雪平もいつ安藤を呼ぶか解らない。
でも、安藤の迎えは、いつもピッタリだ。
これは、三ヶ月間での実績。
「お帰りなさい」
安藤は、雪平に顔を近付け、キスを促した。
「ただいま」
雪平も、それに答える。
暫し互いを味わい、堪能し、感じる。
そして、これも実績。
サラさんありがとう
なんかもう
安藤が生きてるだけでいやされます
同じく。切ないです・・!
129 :
サラ:2006/10/13(金) 18:59:16 ID:B9ponRKz
雪平→←安藤←未央です。
「未央ちゃんが待ってるんで、急ぎますか?」
安藤は寂しそうに離れると、運転を始めた。
「未央、最近何かあったの?」
「え?何でですか?」
「いや、何と無く最近……」
「…僕は違和感ないですけど?」
「…例えば、目が笑ってなかったり…」
「…やっぱ、お父さんのことじゃないですか?」
「え?」
「いや、やっぱ僕じゃ受けつけないとか…?」
130 :
サラ:2006/10/14(土) 14:24:34 ID:zl+TMi1C
「…佐藤和夫か…」
「未央ちゃんにとっては、たった一人のお父さんですからね」
「…」
何も話さずに只運転する安藤。
何かをずっと考え込む雪平。
何も話さない
誰も、喋らない。
雪平は、真剣に未央のことを考える。
考える
考える。
「最近さ、」
雪平が沈黙を破る。
「最近、未央のことが分からない」
「雪平さん…」
「前とは、違う…。未央が、…怖い」
「…」
「どうすればいい?」
珍しく安藤に弱い面を見せた雪平に、安藤は只ならぬ何かを感じた。
「僕には、頼っちゃだめですよ?」
「え?」
「僕だって、いついなくなるか分かんないじゃないですか…」
「…バカかお前は」
「…そうかもしれないです」
「…」
二人が雪平の家に入ると、未央が怖がらないように安藤がつけていった電気が消えていた
131 :
サラ:2006/10/14(土) 15:49:38 ID:zl+TMi1C
「未央…?」
寝ている未央の頭を雪平は撫でる。
「ごめんね…」
「雪平さん、ご飯できましたけど…食べます?」
「いま行く」
雪平は未央にかかっていた掛布団を直し部屋を出た。
「頂きます」
「どうぞ、」
「ねぇ、安藤」
「なんです?」
「今夜、家に帰る?」
「…帰りませんよ」
「…そう」
普通の家庭よりかなり遅めの夕食をとったあと雪平は、山路に断りを入れず、無断で持ってきた捜査資料を読みふけっていた。
「雪平さん、家にいるときぐらい仕事しなくていいんじゃないですか?」
安藤はコーヒーを持って赤いソファに腰かける雪平の隣に座った。
「…安藤らしいよ」
安藤から受け取ったコーヒーに口をつけ、雪平は一息ついた。
勿論、ブラック。
「雪平さん、」
「ん?」
「僕がいなくても、雪平さんなら未央ちゃんと上手くやっていけますよ」
「バカかお前は」
「すいません」
安藤は、雪平の手を握った。
「…何?」
「僕は…ずっと側で応援してますからね」
132 :
サラ:2006/10/14(土) 16:17:01 ID:zl+TMi1C
雪平は照れたように安藤から顔を背けた。
「雪平さん、こっち向いて下さい」
「…」
安藤は抵抗する雪平の顔を自分の方に向け、頬に手を伸ばした。
「…この先、何があっても、泣かないで下さい」
「…分かったから、手離して」
安藤は、雪平に軽くキスをした。
「…バカだお前は」
未央が自分のことを好きだとも知らずに。
雪平は、安藤のキスを受けた。
安藤が黒幕だとも知らずに。
未央は、今のキスを見て安藤と雪平の関係に気付く。
それが、束の間の幸せだとも気付かずに。
安藤は雪平、未央、二人の寝顔を眺める。
この世で一番、大切な二人を。最愛の雪平を。
しかし皮肉にも陽がのぼり始める。
それは、次の殺人の合図。
その陽を背に安藤は歩いて行く。
アンフェアな者に罰を与えるために。
この事件に幕を引くために。
そしてその幕を雪平に引かせるため。
今にも部屋を出ようとしている安藤に雪平は気付かない。何も知らずに眠り続ける。
次に目が覚めるときは、被害者が増えている。そして、安藤の温もりはきえている。
これから、数回目の殺人を犯しに行く者、フェアを信じる者、何も知らず、純粋に育つもの。
太陽の光は、誰にでも、平等に差す。
「雪平さん、さよなら」
133 :
サラ:2006/10/14(土) 16:47:22 ID:zl+TMi1C
これで終ります
「安藤ーっ!!!」
踊らされていた雪平は、安藤の温もりを感じたその手で、安藤を撃つ。
躊躇うことなく。
「未央…安藤ね、外国に行っちゃった」
未央は、気付いているだろうか?
雪平の笑顔が少なくなったことに。
そして、自分の気持ちに。
「ママ、大好き…」
これは、未央の本心。でも、同時に安藤を好きでもいる。
佐藤和夫の家で暮らしていく未央は、安藤をこれからも想い続ける。
安藤の復讐は成功した。
残されたものは、悲しみの涙をながす。
雪平は、誰もいない家で一人。
未央は、佐藤家の自分の部屋で。
「雪平さん、約束守りませんでしたね」
誰もいないはずの背後から、かつて一番愛した男の声がする。
いや、『愛している男』の声が。
「…安藤?」
「何があっても泣かないでって言ったじゃないですか」
「……安藤」
雪平が一筋の涙を流した。
あの日と同じ様に安藤は雪平の頬に触れようとする。
すっっと空気が通っていく感覚。
触れられない。
これが現実。
ゆっくりと目を閉じる。
安藤が……ゆっくりと消える
消える。
私は後悔しない。
もう泣かない。
もう揺れない
安藤を想って、行きていく。
だから時々、あなたに頼って良い?
未央とのことも…も頑張るから。
リクに答えてくださったんですよね・・
泣けました!職人さんお二人ともすばらしいSSをありがとう!
135 :
サラ:2006/10/14(土) 18:32:00 ID:zl+TMi1C
134さん
一応リクに答えてみましたが、こんなのですみません。
これからは雪×安が中心ですが、掲示板の様子を見つつ、いろんなcpを書いていきたいと思います。
これからもよろしくお願いします。
>135めちゃくちゃ嬉しかったです!
他のも楽しみにしてます!
>135期待!!
職人さんお待ちしております!
139 :
サラ:2006/10/17(火) 18:12:45 ID:g1WAK1d6
小田切→雪平×安藤
で、雪平が、小田切にヤラれちゃったり、安藤と小田切の共存という有り得ない設定の話ですが、読んで下さる方がいらっしゃれば明日あたり書きたいと思います。
140 :
小田切×雪平:2006/10/17(火) 18:57:44 ID:P9Qjjgsc
お久しぶりです。
途中までですが、出来たので投下します。
明日には完成するかと思います。
好みでない場合はスルーでお願いします。
「この女どうするんすか?」
小田切が、舌なめずりするように雪平を見て言う。
「・・・絶対に変なマネするんじゃないぞ。」
安本が小田切をにらみつけるようにして釘を刺す。
・・・小さな倉庫の一室。
警察を内部から破壊しようとする組織の中心人物は、雪平が誰よりも尊敬し、そして父のように慕っていた安本だった。
小田切の嘗め回すような視線から逃れるように、雪平は体の向きを変える。
「・・・痛っ!」
背中で縛られた手首が痛む。
「ねぇ〜ゆ〜きひ〜らさんっ何してんのぉ〜?」
チロチロと舌を雪平の耳に這わせるようにしながら小田切が近づく。
「小田切っ!!」
安本が大声で制した。
「安本さん・・・どうして・・・?どうしてあなたが・・・」
涙交じりに雪平が問い詰める。
「信じてたのに・・・」
「君の・・・お父さんを殺した奴らだよ?」
雪平は首を振る。
「そんなの・・・正義なんかじゃない・・・」
少し心外だとでも言いたげな表情で、安本は椅子から立ち上がる。
「君の言う・・・正義とは?」
「?」
「機密費を流用し、それを知った仲間をなぶり殺しにするのが正義か。」
「・・・」
「それを黙って見ているのが正義かっ!?」
「安本さん・・・」
小田切が黙っていられないかのように声を上げる。
「ちょっとちょっと〜ドラマじゃないんだからさっそ〜ゆ〜のナシで!!」
2人はじろっと小田切を見る。
「シリアスなのは勘弁だよ〜おもしろけりゃそんでい〜んじゃん?」
ピロロロ・・・ピロロロ・・・
安本の携帯が鳴る。
ため息をついて、安本は携帯のディスプレイを見て言った。
「山路さんからだ・・・ちょっと・・・外に出る。多少、時間がかかるかもしれない。」
小田切がへらへらしながら言う。
「警察にはまだバレてないんだろ?あんたが黒幕だってコト!」
安本は小さく頷いた。
「・・・あぁ、雪平がいなくなった・・・って、その、知らせだろう。」
雪平の目を見つめ返すことが出来ず、安本は俯いた。
「小田切。絶対に・・・絶対に、この子を傷つけるようなマネはするなよ。」
小田切は鼻で笑って答える。
「わ〜ってるって。そんなマネしたら、俺の命も危ないもんな。」
安本は頷くと、雪平に向かって静かに言った。
「雪平。分かってくれ、とは言わん。ただ・・・邪魔だけは、しないでほしいんだ。」
「安本さん・・・」
「これは・・・正義だ。」
踵を返して、安本の足音がドアの向こうに消える。
141 :
小田切×雪平:2006/10/17(火) 18:58:38 ID:P9Qjjgsc
・・・小田切が、ニヤリ・・・と笑ったような気がした・・・
ブーツのつま先でそっと、雪平の足をなでる。
全身があわ立つような嫌悪感を声にださずに雪平は静かに言う。
「・・・なに・・・」
「ねぇ〜・・・俺がさ。」
「・・・何よ。」
「あんなおっさんの言うこと・・・聞くと本気で思ってる?」
「・・・聞きなさいよ。ボスの命令でしょ。」雪平は冷たくあしらう。
小田切はニヤニヤと笑いながら、ぐっと雪平の髪をつかんで引き寄せた。
「俺さ・・・おまえみたいな女・・・泣かせるの・・・ちょっと得意なんだよね。」
雪平はどうにかして逃げ出す方法を考えている・・・しかし、両手首を後ろ手に縛られた状態ではどうすることもできなかった。
不意に、小田切は手を離した。
「・・・な〜んてっ。冗談だよ冗談!んなことしねぇって。」
雪平はほっと息をつく。
「ねっ何か食う?結構いろいろあんだぜ、ここ!」
がざがさとダンボールを漁る小田切は、何だか幼く見え、雪平は警戒心を少しゆるめた。
「・・・何があるの?」
小田切は菓子パンの袋をくわえて、振り向く。
「おっ!なになに〜すげ〜こんな状況で食欲あんだ?さすが〜」
無邪気に笑う小田切の姿に、雪平も思わず微笑んだ。
「・・・食べないと、逃げ出す気力もわいてこないでしょ。」
小田切はにっこり笑うと、2個のパンを持って雪平のそばに駆け寄る。
小田切は惣菜パンをあけると雪平に食べさせ始めた。
片手では自らもパンをほおばる。
しばし無言でパンを食べる2人。
「・・・ねぇ。小田切・・・君?」
小田切は三個目のパンに手を伸ばそうとしながら、雪平を見た。
「なんで・・・この組織に?」
小田切はしらけた表情で、新しいパンを食べ始めた。
「・・・単純なハナシ。」
「・・・?」
「昔むかし、シアワセな家族がいました。オトンとオカンとボクと弟、妹。」
雪平は黙って聞いている。
「ある日、ケイサツという悪の組織がやってきて、オトンを連れて行ってしまいました。」
雪平は首をかしげる。
小田切は淡々と続ける。
「オトンが殺人事件の犯人だと言うのです。でもそれは間違っていました。冤罪でした。」
雪平は息をのんだ。
「5年後オトンは帰ってきました。」
雪平は少し安堵する・・・
「・・・でも、オカンは自殺、弟は行方不明。そして、妹は犯罪者のムスメだからとレイプされ、精神病院に入ったあとでした。」
「・・・!!!」
「ははっ良くある話。」
雪平は涙のもりあがった目で小田切を見つめた。
「・・・んな顔すんなよ。」
「・・・でも・・・だからって・・・他に・・・」
ダーン!と言う音をたてて、そばにあった椅子を小田切は思い切り蹴り飛ばす。
「他になにがあんだよ・・・あ? 犯罪者の息子だっつって、中学もロクに行ってねぇ俺に。他に何があんだよ?」
雪平はじっと小田切の目を見る。
「見んなよ・・・なんだよ・・・文句あんのかよっ!!!」
小田切は雪平を思い切り床に叩きつける。
142 :
小田切×雪平:2006/10/17(火) 18:59:51 ID:P9Qjjgsc
「っ!!!」
小田切は、そのまま馬乗りになって雪平の首をしめていく・・・
ほんの少しの時間が流れる・・・しかし雪平にとっては永遠の長さに思えた。
涙を流し首を振る雪平を見て、小田切ははっと我に帰り、手を離した。
ごほごほと咳をしながら、雪平は小田切を睨み付けた。
「・・・っほ、他にっあったはずだっ!なにか・・・あん・・た・・・は・・・逃げてる・・・だけよっ!!!」
小田切の顔が一瞬青ざめる。
そのまま、今度は静かに雪平に向けて手を伸ばした。
「教えて・・・くれよ・・・」
雪平は小田切の思いつめた眼差しを見て、彼よりもさらに青ざめた。
・・・どうしよう・・・本当に・・・殺される・・・?
小田切は伸ばした手を首から雪平のブラウスの襟元に降ろすと、力をこめ、一気にそれを引き裂いた。
臍のあたりまで、白い雪平の肌が露になる。
「へぇ〜捜査一課の刑事さんでも、そぉんなヤらしい下着つけるんだぁ・・・」
小田切はもう既に残忍さを取り戻している。
そのまま、手をもう一度伸ばし、総レースのピンクのブラに手をかける・・・
「・・・中身はどうかなっ!?」
ぐっと力をこめると、細い体に似合わないすごい力で、雪平のブラを引きちぎった。
「〜〜〜っ!!!いやっ!!!」
雪平の白い乳房がはじけるように飛び出す・・・
小田切はニヤニヤと舌を出しながら、乳房を舐めるように見ている。
「ふぅ〜ん・・・すっげ〜やらしいオッパイなんだ・・・」
「イヤッ!やだ・・・見ないで・・・やだ〜〜〜ッ!!!」
顔を近づける小田切から必死で逃れようと、雪平はもがく。
「・・・いただきま〜すっ!」
心の底から嬉しそうに、小田切は小さくつぶやくと、一気に乳房を口に含んだ。
グチュグチュ・・・プチュ・・・
いやらしい音が、誰もいない倉庫に静かに鳴り響いている・・・
「やっ・・・やだぁ〜〜〜ホントに・・・やめてぇっ!!!」
涙をこぼしながら、悪寒に耐えるように体を震わせて雪平が叫ぶ。
激しく両乳房をもみしだきながら、プリプリと乳首を舌で転がす小田切に、雪平の叫びは届かない・・・
ジュボッジュボッ・・・
雪平の乳首はいやらしいまでに尖らされ、小田切の唾液でヌルヌルにされていく。
「・・・っやだ・・・やめてよぉ・・・助けて・・・誰かぁ・・・っやめてっ・・・!!!」
その言葉を聞いた瞬間、小田切がガバッと雪平の乳房から顔をあげた。
「あいつらは・・・やめてくれたのかよっ!!!」
涙のにじんだ声で雪平をまっすぐ見つめながら小田切が叫んだ。
143 :
小田切×雪平:2006/10/17(火) 19:00:16 ID:P9Qjjgsc
雪平には何のことだか分からない。
「あいつら・・・妹が助けてって・・・言ったらやめてくれたのかよっ!!!」
「!」
雪平は次第に冷静になる頭で、瞳で、小田切の顔を見つめている。
「親父が・・・やめてくださいって・・・そう言ったとき・・・警察はやめてくれたのかよ・・・」
小田切は静かに涙を流している。
「鬼みてぇな取り調べ・・・やめてくれたのかよ・・・」
ぽたぽたと冷たい小田切の涙が雪平の柔らかな頬を濡らしていく・・・
雪平の心にあった恐怖は、すでになかった。
小田切は子供のようにボロボロと涙をこぼしている。
「・・・苦しかったね・・・」
優しい声で、雪平は呟いた。
「一人で・・・ずっと。ずっと・・・苦しかったね。」
小田切はそっと目をあけ、雪平を見つめる。
「泣いていいよ・・・気がすむまで。」
「・・・同情すんなっ!!!」
涙をこぼしながら、小田切が叫ぶ。
「同情・・・させてよ。あたしにも・・・家族・・・いるから。だから・・・わかるから。」
「!」
小田切はじっと雪平を見つめる。
「・・・あたしも・・・家族を・・・たった一人の・・・お父さんを・・・殺されてるから。」
小田切は必死で雪平の黒い瞳を覗き込む。
自分はどんな顔で彼女の話を聞いている・・・?そんな風に。くいいるように。
「あたし・・・あんたの気持ちなんか・・・わかんないけど。それでも・・・あんたの悲しみを・・・わかりたいって。そう、思うよ?」
小田切の目からもう一筋涙が零れ落ちた。
「だから・・・」
雪平の優しい言葉をさえぎるように、小田切は自らの唇で柔らかな彼女の唇をふさいだ。
144 :
小田切×雪平:2006/10/17(火) 21:02:38 ID:P9Qjjgsc
先ほどまでの荒々しい行為とは真逆の、優しくついばむような口づけ・・・
小田切の涙が直接、雪平の頬を濡らしていく。
悲しみを秘めた小田切のキスを、雪平は次第に受け入れていった。
クチュ・・・チュ・・・
唇がたてる優しい音楽と、縛られた手首から来るしびれるような痛みが、不思議と雪平に快感をもたらす。
「んんっ・・・ん〜っ・・・」
小さくあえぎ声をのどの奥でもらすと、小田切が顔をあげる。
「ごめん・・・苦しい・・・?」
子供のように雪平の瞳を慌てて覗き込む。
雪平はそんな小田切を愛おしく思いはじめている自分自身に驚きながらも、微笑んだ。
「ううん・・・大丈夫だよ・・・」
ほっとして、小田切は笑う。
「あ・・・手・・・痛いよな・・・体の下にあるもんな。」
そう言うと、ぐいっと雪平の背を向けさせ、手首の縄を解いた。
そのまま、両腕を頭の上に持ってくると、雪平のずたずたになったブラウスを脱がす。
そして、さっきまでよりは優しく・・・頭上で両手首を縛った。
「ごめん・・・外すわけにはいかないっしょ?」
笑って言う小田切に、雪平は何故だか怒りを感じない。
そのまま、小田切は雪平のつややかな首筋に唇を這わせる。
激しく吸うように愛撫され、軽く歯をたてられた瞬間、雪平の身体の奥からドロリとした液が吐き出されるのがわかった。
「やぁ・・・んっんっ・・・」
甘いささやきがぽってりとした唇からこぼれると、小田切は喜びで体をふるわせた。
耳元に薄い唇を寄せささやく。
「なに・・・きもち・・・よくなってきた・・・?」
「やぁんっ・・・そん・・・な・・・ことっ!」
小田切の神経質そうな細い指がコリコリと乳首に刺激をあたえている。
「やっんん〜〜〜〜っ」
小田切は白い雪平の脇下に舌を這わせていく・・・
「な・・・んか・・・すっげ〜やべ〜・・・超・・・興奮してきた・・・」
くんくんと鼻をならしながら、雪平の脇に顔をうずめ、うわずった声で小田切がつぶやく。
「やっだ・・・はず・・・かしい・・・よぉ・・・・んっ!!!」
ベロベロと白い脇の下を舐めまわされる快感に、雪平はもはや何も考えられない。
「あ〜〜〜っすっげ〜やべぇ・・・」
チャブッチュッチュッ・・・
小田切は我慢できないように、Tシャツと革パンを脱ぎ去った。ブーツで苦戦している姿は愛らしく、雪平は微笑む。
「何・・・」
照れたように、怒った口調で小田切が言う。
雪平は黙って首を振る。
小田切は、そっと、雪平のパンツとショーツを脱がしていった。
145 :
小田切×雪平:2006/10/17(火) 21:03:27 ID:P9Qjjgsc
「・・・いい?」
無理やり襲いかかった男とは思えない・・・国家を揺るがすテロをしかけている男にも・・・もちろん。
雪平の前で、小田切は一人の・・・悲しい過去を持つ男になっていった・・・
雪平は潤んだ瞳で小田切を見上げ、静かに頷いた。
ほっとしたように微笑むと、小田切は体を雪平の足の間にねじ込む。
「ごめん・・・ちょっと・・・我慢できなくって・・・」
雪平は優しく微笑む。
小田切は恥ずかしそうに笑って、腰に力をこめる。
ボクサーパンツに包まれている小田切自身は、驚くほどに固く張り詰めている。
雪平の既にグチョグチョと湿った秘所は、下着の上からでも彼自身を飲み込みそうなほどグニュグニュとうごめいている。
「あ〜っ!!!すっげぇ・・・まじ・・・やべぇ・・・入れたい・・・」
のどをそらして小田切が叫ぶ。
雪平は微笑みながら、小さく頷いた。
少し驚いたように、雪平の愛らしい瞳を覗き込むと、小田切はかすれた声で聞く。
「い・・・いい?ほんとに・・・いい?」
雪平はもう1度小田切の澄んだ瞳を見つめながら、ゆっくりと頷いた。
小田切は、雪平の乳房にもう一度激しく吸い付いていく。
細くくびれた腰に手をそえ、乳房をくわえこむようにしながら激しく乳首に舌を這わせる。
ジュッ・・・ポッ・・・ジュチュゥッ!!!・・・チュ・・・
乳首と唇の立てる、いやらしい音に雪平はさらに狂わされていく・・・
「ヤッ・・・はぁぁんっ!!!あっす・・・ご・・・い・・・き・・・もち・・・いっ・・・いぃぃぃ〜〜〜〜っっ!!!」
涙をこぼしながら、首をふりたてて押さえつけられた腰をいやらしくうごめかしていく。
小田切は激しく舌を使いながら、我慢の限界を感じていった。
「い・・・入れる・・・よ・・・」
ばっと下着を脱ぎ去ると、優しく雪平自身に自らの欲望を押し当てる・・・
ぐちゅり・・・
いやらしく膨れ上がった小田切の先端が、雪平の濡れそぼった秘唇をこじあけていく。
「あっ・・・!」
あまりの固さ。そして熱さに、雪平は既に激しい快感が腰に走るのをとめられなかった。
ごぼっと溢れる愛液に、小田切は喜びの笑顔をうかべながら静かに腰をしずめていく・・・
「あっあ〜〜〜〜っあ・・・すご・・・超・・・きもち・・・いいっ!!!」
眉間に皺をよせ、苦しそうに、そして嬉しそうに小田切が叫ぶ。
ニュル・・グチュッ・・・
雪平は自らの秘所が、そこまで濡れそぼっていることに羞恥と喜びのまざりあった表情で恍惚として喘いだ。
「ぅっふぅぅ〜〜〜〜っ!!!んっ!!!あっはぁぁ〜〜〜んッ!!!・・・やぁん・・・」
小田切は腰の動きを自分自身でコントロールできない。
「あっどうしよぉ・・・超〜〜〜〜気持ちいいっ!!!」
涙をにじませて必死で射精感に堪えるように、小さく小田切が喘ぐ。
はぁはぁと息を弾ませながら、雪平が小田切を優しく見上げた。
「っいいよっ・・・出して・・・いいよ?」
小田切はそんな雪平の優しい言葉に、自らの悲しみが少しずつ癒されていくのを感じていた・・・
146 :
小田切×雪平:2006/10/17(火) 21:05:09 ID:P9Qjjgsc
「〜〜〜〜っ!!!いいっ??ほんっ・・・とに・・・?」
怒張の先端をを雪平の再奥にこすりつけ、左手の親指で雪平のコリコリと尖りきった陰核を、右手は激しく豊かな乳房を揉みしだきながら、小田切は雪平の耳に問い掛ける。
はぁはぁと湿った吐息に耳までも犯され、雪平は痛みに似たうずくような快感が下腹部からかけあがってくるのを感じた。
こくこく頷くと
「んっいっちゃう・・・からっ!!もぉ・・・あたしもっ・・・!!!」
小田切は嬉しさで、目に涙がにじむのが分かった。
更に腰をこすりつけるようにして、雪平を犯していく・・・
「もっ・・・いっく・・・よ・・・?」
耳元で泣きそうになりながら囁く。
「んっ・・・ん・・・いって・・・中で・・・いい・・・よぉ?」
涙をにじませているのは雪平も同じだ。
はげしく腰をうごめかせながら2人は同じ高みに上り詰めようとしている。
「あ・・・も・・・っぉ・・・!!!」
小田切は小さく叫ぶと、腰を押し付けるようにしながら、自らの悲しい欲望を雪平の膣奥に吐き出していく・・・
ごぼごぼと吐き出される小田切の思いを受け止めるように、雪平の白い尻はすぼまり、美味しそうに彼の欲望を飲み下していった。
小田切は思い切り吐精しながら、激しく雪平のぬめった唇を吸う。雪平も激しく駆け抜ける絶頂感に頭の芯を蕩けさせながら、自らの愛らしい舌を絡めていった・・・
ほんの少しだと・・・思う。
2人は安らかな、そして穏やかな休息の時間に癒されていた。
ブブブブブ・・・
携帯のバイブが鳴る。
小田切は、雪平の柔らかな髪にうずめていた顔を静かにおこした。
悲しげに体を引き離すと、小田切は電話に出る。
「もしもし・・・あぁ・・・うん・・・わかった。今晩・・・だな。了解。ボスは今警視庁だ・・・あぁ。」
雪平はそっと裸の体を起こす。
そんな雪平を横目で見、さっと体を翻して背をむける小田切。
「あぁ・・・大丈夫だよ・・・うん。今夜・・・全てが終わるよ・・・」
小田切は静かに電話を閉じる。
悲しい負の連鎖を、雪平の優しさは断ち切ることができたのか・・・
それは、誰にもわからない。
小田切は振り返ると、雪平に悲しい微笑みを向けた。
以上です
読んでくださった方、ありがとうございました
147 :
小田切×雪平:2006/10/17(火) 21:17:45 ID:P9Qjjgsc
明日までと言いながら、思わず一気に書いてしまいました。
誤字脱字があったら、申し訳ありません。
あまり時間がなく、投下できないかもわかりませんが、
また何か出来たら読んでいただけると嬉しいです。
>>147 GJGJ
少し切ない空気間が文から伝わってくる感じが
いいよいいよー
雪安?安雪?はこれの続き?
とにかく次の投下期待〜
149 :
147:2006/10/17(火) 21:32:41 ID:P9Qjjgsc
>>148 すみません・・・サラさんとは別なので、安藤は全く関係ありません。
サラさん、148さんのリクエスト、叶えてあげてくださいね。
ごめん、ごめん
リクなわけじゃなかったんだ。
同じ人かと思った。
>>147さんが書く小説が好きなので、次も期待してますよてこと。わかりにくくてすいません。
サラさんの小説も勿論、期待してる
つか職人の投下wktkです
切なかったよ!エロなのに切なくさせる作者さまは読ませ上手!
152 :
瀬崎×雪平:2006/10/18(水) 13:00:56 ID:D4bEiZVS
好みでない場合はスルーでお願いします
瀬崎はそっと、雪平の柔らかな唇から顔を離した。
薄暗い部屋に、雪平の白い頬と黒く潤んだ瞳がぼぉっと浮かび上がっている。
無言で雪平を立ち上がらせながら、ぐっと体を持ち上げるようにする。
「きゃ・・・」
雪平が照れたように小さく叫んだ。
瀬崎はそっと微笑むと、ゆっくりベッドへと彼女を運ぶ。
途中足を止め、瀬崎はくすりと笑った。
「・・・??」
「いや・・・案外重いね。」
優しくからかうように、雪平の瞳を覗き込み呟く。
「ばか・・・」
雪平も甘えるように笑った。
ベッドにそっと雪平を横たえると、瀬崎は目をそらさずに黙ってジャケットを脱いだ。
シャツのボタンをゆっくりと外しながら、雪平を欲望に潤んだまなざしで見つめる。
思いのほか筋肉質な裸の胸があらわれると、雪平は思わずのどを鳴らした。
上半身裸になった瀬崎は、そっと雪平の横に体をすべりこませる。
雪平の髪に顔をうずめるようにしながら、かすれた声でつぶやいた。
「こんどは・・・雪平さんの番だよ・・・?」
雪平は無言でたちあがり、瀬崎に見せつけるようにしてジャケットを脱いでいく。
ブラウスのボタン一つ一つがもどかしく、破り去ってしまいたい衝動を押さえながら肌を露にしていった。
ゆったりとしたパンツのボタンを外すと、ストンっと足首まで落ちていく。
雪平は黒いレースの下着姿になると、髪をかきあげる・・・まだキスしかしていないのに、頬が上気し、普段よりも生めかしく美しかった。
瀬崎が軽く体をおこし、片手を伸ばす。
「おいで・・・」
雪平は黙ったまま、そっと瀬崎のそばに四つん這いで近づく。しなやかなその動きはまるで猫のようだ。
瀬崎はぐっと彼女の小さな頭を引き寄せ、自らの唇に押し付けるようにして唇を奪った。
裸の逞しい胸が、ブラ越しに雪平の豊かな胸を押しつぶすようにして刺激していく。
唾液を絡ませ、小さな舌を吸い上げるように自らの舌で愛撫する。
クチュクチュといやらしい水音が、雪平の雑然とした部屋に響いていった・・・
瀬崎は柔らかな唇を味わいつくすかのように、激しいキスを繰り返す。
「・・・んん・・・っふぅっ・・・む・・・んん・・・」
雪平はキスだけで、乳首がびんっと立つのが分かった。腰に甘いうずきも走っていく。
永遠に続くかと思われた長いキス。そっと唇を離すと、キラリと2人をつなぐ唾液が光った・・・
瀬崎は雪平の頬をそっとなでると、髪に指をさしこみ、愛おしそうに彼女の瞳を覗き込む。
雪平はそっと微笑むと、彼の胸にやさしく手をあてた。
その細く白い手を、瀬崎の男らしい無骨な指がとらえ、そのままベッドへと押さえ込む。
不意に訪れた、激しい愛撫の予感に、雪平は高鳴る胸を押さえることができない。
153 :
瀬崎×雪平:2006/10/18(水) 13:01:53 ID:D4bEiZVS
「・・・きれいだ・・・雪平さん・・・」
「はぁっ・・ん・・・いっ・・・あんっ・・・」
片方の手では、雪平の滑らかな腹の感触を楽しむかのように、そっと指で愛撫している。
「せ・ざき・・・さん・・・あっあっ・・・そ・・・こ・・・」
ぬめぬめと光る唇に手をあて、こらえるように雪平が喘ぐ。
瀬崎の指は、細い腹から豊かな胸へと愛撫の矛先を変えていた。
ブラの上から親指で乳首への刺激を始める。
コリコリとレースの上からでも分かるほど、雪平の乳首は固く尖っていた。
「・・・ゆきひらさん・・・もぉ・・・こんなに・・・?」
雪平は恥ずかしさのためなのか、瀬崎の顔をまともに見ることができない。
そんな雪平の頬をもどかしそうに、瀬崎がぐいっと自分の方に向ける。
「僕のこと・・・見て・・・感じてる顔・・・ちゃんと・・・見せて・・・?」
雪平は涙のにじむ瞳で、そっと瀬崎を見上げる。
瀬崎の、欲望のために潤む瞳は、優しく微笑んでいるようだった。
・・・と、いきなり瀬崎はブラを奪い取ると、激しく乳首への愛撫を始める。
親指と人差し指でクリクリとしごき上げたかと思うと、手のひら全体でびんびんの乳首の感触を楽しんでいる。
「〜〜〜〜!!!あっ!!!やぁ・・・んっはぁっい・・・いいっ!!!」
鼻にかかった嬌声を上げながら、ぐねぐねと腰をうごめかせる雪平は、普段からは全く想像もできないくらいに淫らだ。
瀬崎に言われた通り、しっかり目を開き、瀬崎の優しい瞳を見つめ返している。
瀬崎は嬉しそうに舌を伸ばす。雪平も感じ取って自らの赤い舌を突き出し、それにチロチロと絡めた。
腰の奥からはどろりと愛液が吐き出されていくのが分かる・・・
それに気づいたかのようなタイミングで、瀬崎はぐいっと腹の方からショーツに手をさしこんだ。
「!!!」
いきなりの直接的な秘所への愛撫に、たまらず目を閉じる雪平。
瀬崎は柔らかな茂みをかきわけるように指をはわせ、ドロドロの亀裂をそっと撫でた。
優しく髪を撫でながら、雪平の耳に唇を寄せる。
「ゆきひらさん・・・ここ・・・どうしちゃったんですか・・・?」
小さく可愛く囁く瀬崎の声は、どんな意地悪なセリフよりも雪平の頬を赤らめていく。
「やっ!!!」
雪平は涙声で首を振り、瀬崎から逃れるように顔をそむける。
瀬崎はそれを許さない。
もう1度、しっかりと視線を絡ませるようにしながら、ぐいと腰を前に突き出し、スラックスの上からでも分かるほどぎんぎんに屹立した自らを雪平の腿に押し当てた。
「大丈夫・・・ゆきひらさんだけじゃ・・・ないから。」
少し照れくさそうに、瀬崎は微笑む。
雪平の羞恥は喜びへと変わっていった・・・
「せざきさん・・・すごい・・・」
瀬崎は秘所への優しい愛撫を続けながら、片方の手で雪平の細い指を自らのベルトに添えさせる。
雪平はもどかしそうに、ベルトをはずし、びんびんに尖りきった陰核からの快感をこらえるようにしながら瀬崎のズボンを脱がしていく。
下着をずりさげた瞬間、締まった下腹部を叩くように瀬崎の怒張がブルンと弾け出た。
「・・・!!!」
ひくひくとうごめくそれは、穏やかな瀬崎から想像もつかないほどに、激しく立ち上がっている・・・
雪平は我慢できず、そっとやさしく怒張に触れていく。
「んっ・・・・」
瀬崎は快感にびくんと腰を震わせる。
・・・彼も感じてくれてるんだ・・・
雪平はそっと微笑むと、さらに指に力をこめていった。
グチュ・・・クリュッチュチュ・・・・
お互いの性器を手で刺激しながら激しく舌を絡めていると、刑事と容疑者ではなくただの女と男に戻っていくのが、分かる。
154 :
瀬崎×雪平:2006/10/18(水) 13:03:38 ID:D4bEiZVS
「〜〜〜〜っ!んっんんっんっ!!!」
切なげな雪平の声が合図だった。
瀬崎は体を少し離すと、雪平の下着をぐっと取り去っていく。そのまま自らの下着も脱ぎ捨てる。
体を半転させるようにしながら、雪平のドロドロの秘所へ顔をうずめていった。
激しく唇全体でふさぐようにすると、尖らせた舌を亀裂にさしこみ、自らの唾液と雪平のあふれ出る蜜を絡めながら味わっている。
「はっああんっ!!あ〜〜〜〜っあっぁっあぁぁ〜〜〜!!!」
唇の端からあふれてくる涎をとめることも出来ないほど、雪平は体の芯から蕩けている。
思わず、顔のそばにあった、瀬崎の痛々しいまでにそそり立つ肉棒をにぎりしめ、すがりつくようにして唇を這わせていった。
自らの唾液でぬるぬるになった棒を片手でニュルニュルとこすり上げるようにしながら、先端に柔らかな唇をこすりつける。
小さく出した舌で、先の小さな穴をつつくようにすると、瀬崎は思わず腰をひく。
愛液でドロドロになった瀬崎の唇から、小さくうめき声が漏れるのを、雪平は蕩けた頭で聞いている。
グジュブチュッ・・・チュボッ・・・
睾丸をやさしく持ち上げるようにしながら、亀頭のくびれに唇をひっかけるようにして激しく頭を上下させると、瀬崎は思わず腰にかけぬける射精感に、慌てて腰をひいた。
指で柔らかく半剥きにしたクリトリスに唾液を滴らせ、舌と唇で優しくこすりあげる。
雪平の膣奥から白濁した蜜が、ゴボリと音をたてて吐き出されていく・・・
限界を感じ、瀬崎は顔をあげる。
我慢ができないのは雪平も同じだ。
何も言わず、荒々しい仕草で、逞しい腰を雪平の白い足の間にねじ込んでいく。
優しく雪平の瞳をのぞきこむと、長い黒髪をそっとなでながら、ゆっくりと腰を前に繰り出していった。
先端がグチョグチョの亀裂にあたると、嬉しそうに秘唇が震える。
ぐぐっとめりこむ快感に、2人は優しく微笑みあっている。
言葉は何もいらない。今、2人は、この小さな部屋でひとつになろうとしている・・・
全て埋め込んだ瞬間、2人は同時にほぉっと息をつく。
結合した部分から、体中に広がる快感を静かに楽しんでいるのだろう。
瀬崎は一呼吸置いたあと、いやらしく唇をゆがめ、激しく抜き差しを始めた。
亀頭を入口にひっかけるようにして、クリュクリュと出し入れしたかと思うと、雪平の細い足首をぐっとつかんで思い切り両足を広げる。
繋がった部分が全て丸見えになる形に、雪平は羞恥と快感で小さく叫ぶ。
「やぁっんんん〜〜〜〜〜っっ!!!」
こすれあう肉の感触をただひたすら楽しむかのように、瀬崎は無心に腰を振っている。
グッチュチュボッグリュッ・・・
形ばかりの抵抗はむなしく聞き流され、雪平も瀬崎と同じく快感だけをむさぼりはじめた。
「いいッ!いっいよぉ・・・っ!きもち・・・い・・・ひぃっんっ!!!」
「ぼ・・・ぼく・・・もっ・・・すっごく・・・いい・・・よ・・・?」
「もっと・・・っもっと・・・いっぱい・・・グリグリ・・・してぇっ」
膝を曲げてイヤらしい愛液まみれの結合部分を晒しながら、雪平は潤んだ瞳で瀬崎に懇願している。
瀬崎はそんな雪平を見て、またしても駆け上がる吐精感を必死でこらえている。
155 :
瀬崎×雪平:2006/10/18(水) 13:04:47 ID:D4bEiZVS
グッチョグリュッリュッチュブッ・・・
飛び跳ねるように愛液がかきだされ、瀬崎の固い腿までびしょぬれだ。
「すっごい・・・ゆきひらさんって・・・すっごい・・・ヤらしいんだ・・・」
意地悪な囁きも、今の雪平にとっては快感をうむ小道具でしかなかった。
こくこくと頷くと
「うん・・・そぉ・・・だよっ・・・?すっごい・・・すきなのぉ・・・これ・・・っ!」
小さく叫びながら、細い指を結合部分に伸ばすと、突き刺さった肉棒を嬉しそうに撫でている。
「〜〜〜〜〜っ!!!」
瀬崎は我慢の限界がちかづいているのを感じる。
雪平に怒張を埋め込んだまま、雪平の上体を起こし、びんびんの乳首を舌でブルンッと転がす。
「んっはんッ!!!」
雪平の絶頂も、もう、すぐそこまで来ている。
乳房を吸い上げるように、愛撫しながら、瀬崎は雪平の一番奥まで届くほど腰をぐっと押し付ける。
そのまま先端で子宮口をグリグリと刺激しながら、雪平の白い尻を掴み、激しく揺する。
「〜〜〜ッ!だめっ!!それ・・・い・・・いっちゃうぅ・・・っ!」
泣き出しそうに小さく叫ぶと、雪平の腰から脳天まで甘いしびれが突き抜け始める。
「ぼくもっも・・・ぉ・・・っ!」
「一緒に?いっしょに・・・いく?」
子供のようにあどけない様子で、雪平が瀬崎に問いかけながら唇を寄せていく。
瀬崎もうんうんと頷き、そっと唇をあわせた。
優しく、愛情のこもったキスを繰り返しながら、腰をこすりつけあう・・・
「ふっんっんんん〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!!」
「んんん〜〜〜〜っ!!!」
一際激しく奥がうごめいた瞬間、瀬崎も激しく突き上げてくる精液を思い切ってぶちまけていく。
ぬるぬるの膣全体がグニュリと蠢いて、瀬崎の怒張をこすりあげるようにして精をすべて吸い上げている。
ドクドクと脈打ちながら、瀬崎は欲望の全てを雪平の膣奥へと注ぎ込む。
唇同士はやさしくお互いを慈しむように、そっと口づけをかわす。
長い吐精が終わると、雪平の奥からゴボッと精液が逆流してくるのがわかる。
繋がった部分からつーっと一筋零れ落ちていく・・・
2人は唇を離すと、おでこをくっつけてお互いを瞳に写し、少し笑った。
以上です
読んでくださった方、ありがとうございました
職人様乙!いつも楽しませてくれてありがとう!
157 :
サラ:2006/10/19(木) 20:49:31 ID:g6VryqLI
小田切→雪平×安藤
です。
読んで下さる方は、宜しくお願いします。
安藤が生きてて、小田切が出てくるという、本編なら有り得な設定です。
「雪平さん、小田切の現在地が分かりました!」
雪平が、夜も遅い署内に残っている所に、安藤は息を切らし入ってきた。
雪平の相棒であり、恋人である、安藤一之。
その安藤は雪平に一枚の紙を差し出した。
「…いくよ安藤」
「はい」
雪平は安藤の運転する車に乗り込み、安藤に詳細を聞いた。
「なんで安藤がこれ知ってるの?」
「三上さんが、データが発信された小田切のパソコンと携帯の位置を探索して見付けました」
「そう」
「安本さんもそこにいると思います」
「…」
小田切がいると思われる場所に着いたときには既に辺りは夜明け前の一番暗い時間になっていた。
「雪平さん、山路管理官に連絡した方が良いんじゃないですか?」
「そんな時間どこにあるの?」
「こんな土地感のない暗い場所に二人だけでいって安全なはずがないじゃないですか」
「じゃ、安藤は戻ってな」
「それは駄目です………行きますよ」
安藤のその返事を聞くか聞かないか、雪平は銃を構え、街灯の明かりが少し入ってくるだけの、暗い倉庫に入っていった。
「小田切!」
雪平の声が辺りに木霊する。
「安藤はそっち探して」
「はい」
雪平は、安藤に指示した方向とは正反対の方向に向かった。
誰もいない…?
雪平がそう思ったそのときだった。
ガッッ、と何かを重いもので殴る、鈍い音が雪平に届いた。
「誰!?」
返事はない。
雪平は、鈍い音がした場所に向かった。
さっき、雪平自身が、安藤に命令をだし、安藤が向かったであろう場所。
158 :
サラ:2006/10/19(木) 21:25:04 ID:g6VryqLI
小田切→雪平×安藤
「安藤!!」
ほの暗い場所で倒れている人影を見付ける。
血は出ていない。
だが、近くに転がっている鈍器を見る限り、重症なのは間違いなさそうだ。
雪平は辺りに気を付けながら急いで携帯を取り出す。
そのときだった。
「…雪平サン」
呼ばれた方向に振り帰ると、今警察が血眼になって探している小田切が、楽しそうに現れた。
「お前が安藤を?」
雪平は携帯を下に置き、銃の中心を小田切に向けた。
「そんなに心配しなくても大丈夫、あんたの大事な大事な安藤君は死んじゃあいないよ」
小田切は雪平に舌を出し、携帯を遠くに蹴り飛ばした。
「何のつもり?」
「別に」
小田切は、さっき安藤にふりかざした鈍器を雪平の後頭部へ殴りつけた。
雪平が、気を失い倒れていく。
ゆっくり
ゆっくり
次に雪平が目を覚ましたのは、違う部屋だった。
「痛っ」
さっき小田切に殴られたところがズキズキと痛む。
段々と意識がはっきりしてくる。
そして、背後の気配に気付く。
「おはよう、雪平サン」
小田切は、普通より大きめの一人用の椅子に腰掛けていた。
朝なのに夜と変わらないほど暗いのは、日が当たらないせいか、それともこの閉めきった空気のせいか。
小田切が椅子から立ち上がり雪平に近付く。
「まだ、頭の悪い仲間は来てないみたいだね…」
小田切が楽しそうに笑う。
雪平の拘束された手足を見て。
ボタン二つまで開けられた白のブラウスを見て。
そして、これから起きることを考えて。
支援
サラさんいつもありがとうございますm(__)m
続き楽しみにしてます!
まってるよ!
162 :
サラ:2006/10/21(土) 09:43:13 ID:/itJxudM
「安本さんと安藤、どこに行った…?」
少なくともこの部屋にはいないだろう。
この薄暗い部屋には、今、小田切が座っている椅子と大きな木の机が一脚だけがある。
他にはなにもない。
雪平は辺りに視線を巡らす。
人一人が出られそうな出口は、今、小田切が立っている後ろのドアしかない。
雪平の頭は、全速力でここからでる方法を考えた。
人が来るのを待つ…。
しかし頭の悪い警察がここにたどり着くことはないだろう。
今、目の前にいる小田切を倒す…。
銃などもないし、勝てる確率はあまり無いだろう。
「雪平サン、そんなに怖がらないでよ。安本さんは外で仕事中だし、安藤君はムカつくから、雪平サンより何倍も強く殴ったけど、多分生きてるよ」
雪平の肩に手を伸ばした小田切は、雪平を自分の方によせた
「触るな!!」
危険を察知し、小田切という人間を本能的に寄せ付けない雪平は小田切の腹にパンプスのまま、ありったけの力をつかい蹴りをいれた。
「――ったいな雪平サン、」
「近寄るな!!」
「…安藤君ならいいんだ」
「―っ」
少し怯んだ雪平に向け、小田切は数百枚ある写真を投げつけた。
「何、これ……?」
写真の全てに雪平と安藤が写っている。
その殆んどが捜査の写真だが、中には安藤が雪平の家まで入って行くものや、どこから撮ったのか、雪平の家の中の写真まである。
「お前、…」
「雪平サン、そろそろだよ…」
「何が……?」
小田切は、雪平を机に押し倒した。
「離せ!」
雪平は、精一杯の抵抗を示す。
が、力で小田切に勝てる筈もなく、小田切のキスを拒むことは出来なかった。
雪平の口の中に長い舌を絡める。
小田切のどんな行為も雪平の快感には結びつかなかった。
163 :
サラ:2006/10/21(土) 11:45:04 ID:/itJxudM
―小田切の口調は本編と少し違うかもしれません―
雪平は、今この男を心底殺したいと思った。
口腔内の舌、歯、その全てを舐めとる様なキス。
好きな男ならまだしも、タイプでもない男に許してしまう自分にも嫌悪感を抱いていた。
それでも雪平は小田切の体を押し退けようとする。
「雪平サン、そんなことしても俺をそそってるだけだってこと、気付かない?」
小田切は雪平の口元から離れた。
雪平の拘束された両腕は、小田切の左腕によって動きを封じられた
僕は、大きな音と、誰かと誰かが言い争う声で目が覚めた。
それと後頭部と腹部の激しい痛み。
「……この声…雪平さん?」
たった数時間前まで一緒にいたはずの雪平さんの姿が見えない。
でも、声は聞こえる。この部屋の外から。
上半身を起こすと、今までもずっと痛んでいた腹部にさらに激しい痛みが走った
しかし、今は体が痛むとか、頭に血が回らないとか言ってる暇はない。
「雪平サン、顔に似合わずエロイ体してんだね」
小田切は、白いブラウスを破りとり、雪平のブラウスと同じぐらい白く、汚れない体を舐め回すように見つめた。
その変質的な目線と口許に雪平は身をすくませた。
そして、その白い肌にあるものを見付けた。
赤い跡。それが三つ。
「やっぱり安藤君とできてたんだ」
「だったら、……なによ?」
「やっぱあのとき殺しておけばよかったなぁ」
小田切は雪平の髪を掴み右手で雪平の無駄に美しい顔を思いきり殴った。
「人の幸せって、見ててムカつくよね」
「…」
「そういうのって、なんか壊したくなる」
雪平は近くに口のなかに溜った血を吐きだした。
「でも雪平サンをゆっくりと味わってからにしようかな?」
164 :
サラ:2006/10/21(土) 13:27:06 ID:/itJxudM
小田切は、雪平の黒いパンツスーツを脱がせ、黒々とした茂みに骨張った指を這わせた。
「痛っ…」
全くと言っていいほど濡れていないそこは、小田切が無理矢理指を這わせたせいで、血がでていた。
この男は佐藤和夫とは違って、余裕のない行為をする。
この男は、瀬崎一郎とは違って、子どもっぽい、なにも感じないレベルの低い行為をする。
この男は、安藤とは違い、愛されてると感じない、優しさをのない行為をする。
嫌だ、嫌だ、嫌だ、
小田切の手が胸を触る。
佐藤和夫でも瀬崎一郎でも安藤でも、これだけで快感を覚えたのに、この男には何も感じない。
小田切は自身をまだ血が流れ出る雪平のそこへと押し入れた。
「イヤだ!!!痛いっっっ!!!やめろっっっっ!!!」
雪平は普段からは考えられないほど涙を流し、堕ちていった。
「雪平サン、静かにしないと……聞えちゃうよ?」
「だ…………れに?」
「そろそろ、安藤君、目ぇ覚ましてるんじゃない?…」
雪平は、今の状態を考え顔を赤らめた。
―無理矢理とはいえ、他の男に犯され、弱い姿を晒してる―
プライドの高い雪平には屈辱的だった。
安藤と二人のときなら未だしも。
しかも、快感がなくても、血の他にも生理的に濡れてきていた。
「それにさ……段々と頭が働いてきて余計なことしちゃうから、これが終ったら…会いに行かなきゃね〜」
「安藤には手を出さないで…」
「さぁ?」
「…」
165 :
サラ:2006/10/21(土) 16:03:59 ID:/itJxudM
小田切は雪平のことなど全く考えず自分の快感のためだけに腰を打ち付ける。
そのせいで、雪平のそこは破れ、傷付き血で溢れていた。
雪平のそこから流れ出る血は、机の縁を滴り落ち、下に血溜りをつくっている。
雪平はもうこれ以上、痛みに耐えきれなくなっていた。
「ってか、ずっと言おうと思ってたんだけど、雪平さんの中ってキツイね」
小田切は乾いた肌がぶつかる音が響くなか、雪平に囁いた。
「…」
小田切は、雪平の中から流れ出る血を指で絡め、舐めとった。
「雪平サン、痛い?」「………っだったらなに?」
「もっと……苦しんでよ」
小田切は、雪平のなかにはいっている自身を更に激しく出し入れする。
「いやぁぁぁぁ!!」
雪平は、かすれた声で叫んだ。
ミリッという音と共に、下腹部に、激痛が走る。
「…もぉ、………やだ」
雪平の意識が消えていく。
小田切は、雪平の中で達すると、ゆっくりと自身を抜いた。
「仕事、もうひとつ残ってたね」
小田切は、雪平を机から血溜りのなかに落とした。
その衝撃でさらに雪平の中から、小田切の体液で薄まった血が流れでる。
痛みに耐えながら上半身を起こすと、隣の部屋から、雪平さんの声が聞こえてきた。
「……え?」
雪平さんの声が一度聞こえなくなる。
「雪平さん!?」
多分、ここからどんなに呼び掛けても、雪平さんと小田切には届かないだろう。
そのあとすぐに、雪平さんの声で
「やめろっっっ!!」と何かを必死で嫌がる声がした。
僕は、上着のポケットに携帯が入っていたのを思いだし、とりだそうとした。
「無理だよなぁ」
手は後ろに縛られているし、足も同じ状態だ。
ましてや、ロープを切る道具なんて物もない。
相変わらず、肋骨の辺りが痛い。
取り合えず、急いで連絡しないと危ない。
僕も雪平さんも。
166 :
サラ:2006/10/21(土) 16:15:47 ID:/itJxudM
多分、携帯を取り出すのは簡単だろう、上着を動かせばおちる。
携帯をおとし、後ろ手で電話をかける
「だれか…でて」
ガチャ
「なんだ?」
小久保係長がでた。
「安藤です。小田切を発見しましたが、雪平さんが危険な状態なので急いできてください場所は―」
「分かった。直ぐに向かう」
小久保係長に連絡すると、誰かが歩いてくる音がした。
「小久保、誰だ?」
「あ、山路管理官。何でもありません……」
「そうか、ならいいが?」
足跡が扉の向こうで止まる。
僕は急いで携帯をしまった。
167 :
サラ:2006/10/22(日) 16:18:29 ID:7SBOOfrD
小田切は、安藤が電話を切ったすぐ後、ドアをあけ、部屋に入ってきた。
「雪平さんは、無事なんですか?」
「さぁ?」
小田切は、足元にいる安藤に向け、全力で蹴りを入れた。
「―ってぇ」
肋骨を折られた上、このまま小田切からの暴行を受けていたら、唯では済まないだろう。
「お前ら、ムカつくんだよ!!お互い心配しちゃってさぁ!!」
小田切は、暫く安藤の顔や体全身を殴りつけていた。
そしてもう、生きているのかどうかも分からない、只、意識だけがある安藤を引きずり、雪平の元へと連れていった。
「ゅ……き…平さん……?」
安藤が、目のあたりにした雪平は、安藤の知っている雪平とは似ても似つかなかった。
意識のない雪平の無駄な美しさはきえ、大量の出血とともに、微かな呼吸のまま倒れていた。
服を全くきていない様子から、さっきの悲鳴の前後に行われていた行為が想像できる。
小田切は、雪平の脱力しきった体をもう一度机の上にのせ、脚を開いた。
安藤は思わず目をそらした。
小田切は、その様子を楽しむように、先ほど自らで傷だらけにした雪平のそこに長いしたを絡ませた。
さっきより少し明るくなった室内に水音が響く。
小田切は、雪平のそこにローションをたっぷりと、したたる程つけ、今までの行為とは裏腹な行動をとる。
まず、雪平のそこを優しく撫で始める。
…安藤に見せつけるように。
そして、その長い舌を今度は雪平の口の中に侵入させる。
くちゅ…ぐちゅ…と、安藤の耳にも確にその音が届いた。
何でこんなところで死にかけて、好きな人が他の男とキスしてんの見てなきゃいけないんだ?
しかし、小田切はそんな安藤の気持ちを踏みにじるかのように雪平の全身をたっぷりと時間を掛けて愛撫した。
168 :
サラ:2006/10/22(日) 17:01:11 ID:7SBOOfrD
長くなって申し訳ありません…
次で終ります
雪平への愛撫を続けていると雪平の意識がゆっくりと戻り始めた。
「ん………やぁっ…ひゃあ…」
雪平は、小田切からの愛撫から逃げようとした瞬間、床に倒れている安藤を見付けた。
「……んっゃあんど……」
雪平は、先ほどとの小田切のギャップへの快感から、声にならない叫び声で安藤を呼んだ。
「雪平サン、今あんたは俺としてるんだよ?」
小田切は、更に雪平に快感を覚えてもらうために、手を下へと伸ばした。さっきのローションとは違うもので雪平のそこはぐちゃぐちゃになっている。小田切は、その柔らかく溶け出すような部分に口つけ、安藤から見えるように舐めとった。
「ひゃぁっん……んゃっ……あんどっ……見ないでぇ!!」
その雪平は、普段、佐藤和夫、瀬崎一郎、そして安藤にしか見せない表情と声をしていた。
次第に安藤は、小田切に嫉妬のような殺意を覚え始めた。
小田切は、口つけた雪平のそこの中にもう一度、長い舌をいれわざと音をたてて全てを飲み込んだ。
「……ぃゃあああっ…んあっ……はぁっ……」
雪平は、もう、最初の絶頂を向かえてしまった。
「…雪平サン、安藤君が側にいるのにそんな声だしていいの…」
小田切はわざと雪平の快感を仰るように囁いた。そして、優しく自身をそこへと進める
激しい水音が辺りへ響く。
小田切は、腰を激しく動かし、雪平の中の最奥をついた。
「んやっあぁ…も、むりぃ!!」
そんな雪平の叫びを聞きたくないという様に小田切は雪平にキスした。雪平の口に収まりきらなかった唾液が床に溢れ落ちる。
169 :
サラ:2006/10/22(日) 17:34:16 ID:7SBOOfrD
これで終ります。
※安本さんが黒いです。
「…ひゃっっ……んぁっ…だめぇぇっ!!…だ、か…助…け、て…ぇ」
それでもまだ、小田切は腰の動きをとめず、雪平の中を掻き回した。
小田切が行為を終え、雪平のそこは自身を抜くと、微量の血と、二人の体液でドロドロに汚れていた。
小田切が、それをまた丁寧に舐めとった。
誰かの足音が聞こえてきた。
走ってくる。
誰だ?
仲間か…?
敵か…?
正義か…?
悪か…?
「小田切!!」
扉を開けて走ってきたのは、雪平の父代わりであり、小田切の飼い主である、安本だった。
「…やすもと、さ」
雪平は、肩で呼吸をしながら呼び掛けた。
「お前、雪平には手を出すなとあれほど!!…」
安本は、雪平を見て唾を飲んだ。
「どうする…安本さん?…」
「安本さ…ん?」
助けに来てくれたと思っていた雪平と安藤は、耳を疑うことになるだろう。
「計画を変更する」
「そうこなくちゃ」
「しかし小田切、まだひとつ仕事を忘れている」
安本は安藤を見た。
「…?」
「あぁ、余計なことを知っちゃったからね」
安藤の顔が恐怖に歪む。
火薬の香りと硝煙が辺りに立ち込める。
「安藤っ!!!」
私は、崩れ落ちた最愛の人の名を呼んだ。
かつて、煩いほど私の名前を呼んだ口はもう動かない。
覗き込むと漆黒の瞳の中に私だけを写した瞳はもう開かない
そして私は、安藤という名の恋人の死体の前で、父親の様に慕っていた人と、恋人をその手で殺した男に犯される。
アンフェアなのは…誰?
す・救いがないっすね・・・
ドラマではまず見れない話、投下期待あげ
172 :
三上×雪平:2006/10/25(水) 14:35:31 ID:AVvzrlUH
好みでない場合はスルーでお願いします
「お〜いっ雪平! ホラ・・・しっかりしろって・・・」
三上は雪平を担ぎなおし、もう一度顔を覗き込む。
「ん〜ん・・・あんどぉ・・・」
泥酔状態の雪平に三上の声は届いていないようだ。
気を取り直して、さらに耳元に問い掛ける。
「雪平っ! 鍵・・・! 出してっ着いたぞっ!」
「う・・・んっ・・・安本さん・・・どぉしてぇ? どぉして・・・ん・・・」
雪平のぎゅっとつぶられた瞳から、一しずくの涙が頬を伝って落ちた。
「雪平・・・」
親友・蓮見の裏切り・・・愛する安藤一之を自らの手で射殺・・・
そして父のように慕っていた安本にまで・・・
自分自身の正義とは一体なんだったのだろうか・・・
三上は、雪平の苦悩を、悲しみを、ただそばで見守ることしかできないでいた。
「おいっ! じゃ〜鞄の中勝手にみるぞっ! いいな? 見ちゃうぞぉ〜」
つとめて明るく三上が雪平に笑いかける。
「ん・・・うん・・・みお〜・・・」
三上はそっと微笑むと、雪平の鞄をあけ鍵を探す。
「・・・あれ・・・ないぞ・・・おい雪平・・・ほんとにないぞ? 」
「ない? ん〜・・・ない・・・あんどぉ・・・鍵・・・」
三上はため息をつくと、雪平を抱えあげるようにして立たせ、大通りまでまた歩き始めた。
空車待ちのタクシーに雪平を押し込めるようにして乗せ、自らも乗り込む。
行き先を告げる。
「雪平っ仕方ないから・・・うち行くぞ! いいな? 」
「う〜ん〜んん・・・焼酎おかわりぃ・・・」
運転手がそっと笑顔になり、バックミラー越しに三上に話し掛ける。
「彼女すっごい酔ってるね〜」
三上は慌てて首を振る。
「いやっ!!! 彼女なんて・・・ど、同僚ですよ! いやだな〜恋人同士みたいに見えます? や〜ん照れるなぁ・・・」
運転手は笑っている。
と、急にわれに帰ったように体を起こし、雪平は口元をおさえ青い顔をしている。
「かおるちゃん・・・き、もち・・・わる・・・ぃ・・・」
「え〜っ!!! 雪平っちょ・・・! う、運転手さんっととめてとめて・・・吐いちゃうっ!」
「お客さんっ! 窓っ窓あけてっ中はダメ〜〜〜〜〜ッ!!!」
173 :
三上×雪平:2006/10/25(水) 14:36:09 ID:AVvzrlUH
ようやく三上のマンションに着き、雪平はシャワーを浴びていた。
三上は、ため息をつきながら汚れた雪平のシャツを洗面台で洗っている。
「雪平〜気持ち悪いのなおった〜?」
シャワールームと洗面所のすりガラス越しに雪平の裸体が写っている・・・
三上はちらりと視線を投げかけるが、慌てて首を振り洗濯に没頭する。
「ん〜ごめんね〜薫ちゃん。 薫ちゃんのベスト汚しちゃったね・・・」
「いいよ。同じ柄の一杯もってるから」
「いっぱいもってんだ・・・」
雪平は少し元気を取り戻したように、シャワーを浴びながら鼻歌を歌っている・・・
−良かった。少しは自分でも・・・雪平のためになっている。
三上は嬉しさで、小さく口笛を吹く。
「薫ちゃん・・・ありがとね。」
「な〜にが? 」
「いっつも、付き合わせちゃって・・・」
「珍しいね〜おまえがお礼なんて・・・気にすんなよ。好きでやってんだから」
「・・・薫ちゃんだけだからさ」
「えっ!」
三上は慌ててすりガラスに目をやり、また急いで洗濯物に視線を戻した。
「薫ちゃんしかいないから・・・信頼できるのって」
三上は落胆の混じる声でつぶやく。
「あ〜。仕事の話ね・・・」
シャワーのコックをひねる音がし、雪平の優しい声がより一層はっきりと三上の耳に届く。
「仕事だけじゃなくて・・・その・・・あたしの・・・今の支えだからさ」
ふっと顔を上げ前にある備え付けの鏡に目をやる。
シャワールームのドアがそっと開き、雪平の火照った顔がちらりと覗いた。
雪平は少し照れくさそうに笑顔になり、鏡越しに三上に語り続ける。
「今・・・あたしには・・・薫ちゃんしかいないから・・・」
三上はごくりと喉をならす。
「ゆきひら・・・」
雪平はそっと手を伸ばしてくる。
三上はゆっくりと雪平に振り向いていく・・・
「薫ちゃん・・・」
三上は雪平を引き寄せようと、手を伸ばした。
「タオル」
「へっ? 」
「タオルとって。あと、着替え持ってきて」
雪平はにっこりと笑顔で言う。
三上は拍子抜けしたように伸ばした手を慌ててひっこめると、バスタオルを渡す。
「あと・・・着替えね・・・なんかあるかな」
頭を描きながら出て行く三上を見て、雪平はくすりと笑った。
174 :
三上×雪平:2006/10/25(水) 14:36:49 ID:AVvzrlUH
ベッドに横たわると雪平はすぐに寝息を立て始めた。
三上はそっと雪平の髪をなで呟く。
「おやすみ。今日はゆっくり眠れるといいな」
微笑んで立ち上がると居間へと向かった。
ノートパソコンの電源を入れ、なにやら仕事を始める。
ふと思い立って、立ち上がりキッチンに歩いていく。冷蔵庫から冷たいミルクをとりだす。
一息に飲み干すと、またパソコンへと向かった。
何時間たったのだろう。
仕事に没頭していたはずが、いつのまにか居眠りをはじめていたらしい。
ふと顔をあげると、雪平が窓のそばにたって外を眺めていた。
「ゆきひら?」
雪平は振り向いて、小さく微笑む。
「ごめん・・・起こしちゃった?」
「いや・・・もう・・・朝か?」
三上は携帯電話を確認する。ディスプレイには3時の文字。
「まだ夜中だよ・・・雪平、眠れないのか・・・?」
三上は立ち上がると、暗い部屋に立ち尽くす雪平のそばへと向かう。
「ん・・・目、覚めちゃった」
悲しげに微笑む雪平は、やはり悪夢にうなされたのだろう・・・
目には疲労と恐怖の色が強く残っている。
「雪平・・・」
三上は我慢できず、そっと雪平の肩に腕をまわした。
瞬間、雪平の体が崩れるように三上の厚い胸へと吸い寄せられる。
「雪平? 」
「ごめん・・・ちょっとだけ・・・胸貸して・・・? 」
初めて聞く、雪平の悲しい願いに三上は胸がおしつぶされそうになった。
「・・・ちょっとなんて・・・言うなよ」
雪平は三上の胸に顔をうずめ、深く息をすいこむ。細い腕をしっかりと三上の背にまわし、温かい体温を体中で味わっている。
−雪平はひとりぼっちなんだ。
そんな思いが頭によぎった瞬間、三上はぐっと体を離し、雪平の瞳をのぞきこむ。
「薫ちゃん・・・? 」
小さく呟く雪平の柔らかな唇を、激しく奪うようにして自らのそれを重ねた。
「ん・・・んッ・・・」
雪平は戸惑いながらも、そっと唇を開き三上を受け入れていく。
唇を離すと、三上の瞳から涙がこぼれていく・・・
「雪平・・・俺がいるよ? 俺がずっと・・・おまえを見ててやるから・・・だからっ」
雪平はその心からの叫びをさえぎるように、小さく背伸びをすると三上の唇に、もう1度優しく口づけした。
それが雪平の答えだ。確信した三上は、さらに激しく雪平の細い体を折れるほどに抱きしめながら、グチュグチュと舌をさしこんでいった。
もうずっと我慢してきた、雪平への思い。
封じ込めたままだった愛と欲望をたたきつけるかのような激しいキスに、雪平の頭も蕩けさせられていく・・・
「雪平・・・ゆきひら・・・」
髪に指をさしこんで、愛しげに柔らかな頬に唇をはわす。
「かおる・・・ちゃんっ・・・あっ・・・」
三上は雪平のつややかな白い喉に舌をからみつけるような愛撫をはじめた。
ジュプジュプと白い肌を吸い上げると、小さく紅い愛のしるしが浮かび上がる・・・
「ゆき・・・ひらっ・・・きれいだ・・・」
激しい愛撫をくりかえしながらうわごとのように三上が囁く。
雪平はそっと微笑むと、三上の背を軽くたたいた。
はっとわれに返り、雪平の顔を覗き込む。
照れたように小さく唇をかむと、三上を見上げながら、雪平はそっと囁いた。
「ベッド・・・いこ? 」
三上は思わずほっと安堵の息をつくと、雪平の肩を抱くようにして歩き始める。
175 :
三上×雪平:2006/10/25(水) 14:37:25 ID:AVvzrlUH
ベッドの前にたち、三上はスウェットを脱ぎ捨てる。
ほどよい筋肉の盛り上がった胸と腕。そしてしっかりと締まった腿が男らしい。
下着だけになると、雪平をそっとベッドに押し倒していく。
雪平は柔らかなピンクのキャミソールと三上が貸したハーフパンツだけの姿だ。
下着は洗って干していたので、その下には何もつけていないことを三上は思い出す。
ごくっと喉がなるのが、自分でも止められなかった。
何も言わず、そっと豊かな胸に手を伸ばしていく。
三上はまるで初めてのときのように、いやそれ以上に自分が緊張しているのがわかった。
雪平はそんな三上を優しくみつめ、三上の大きな手のひらの上から自らの白い指を重ねた。
「薫ちゃん・・・もっと・・・いいよ・・・? 」
その言葉を聞いた瞬間、三上の中で何かが弾けた。
こわれものに触るかのようなさっきまでの手つきとは違い、荒々しく欲望のこもった指づかいが雪平の乳首を刺激する。
激しく両手でもみこむようにしたかと思うと、親指でクリクリと敏感な突起をこすりあげていく。
「ん〜っんんっあんっあっ・・・や・・・はぁっ」
雪平はじっと三上を見つめながら、乳首への甘い刺激に感じきっていた。
鎖骨のあたりに優しく口づけながら、太ももを雪平の細い足の間にすべりこませる。
下着をつけていない雪平の秘所にハーフパンツがじかにこすりつけられ、いつもと違った痺れるような快感を生んでいた。
雪平は小さく喘ぎながら、細い指を三上の裸の肩から背にすっとすべらしていく。
すべすべとした肌が内側から突き上げるような熱を帯びているのが分かる・・・
−ずっと・・・見ててくれたんだね・・・
雪平の心に、もう一度だけ。誰かを・・・信じたい。そんな思いが広がっていった。
三上は我慢できないように、荒々しくキャミソールをずりあげる。
「んっ!!! 」
温かい安らぎのような思いは、乳首へのいやらしい舌使いによって次第に甘美な快感へと変わっていった。
グチュグチュとほおばるようにして乳房を刺激し、口の中では激しく舌で乳首を転がしていく。
「あっんんっ!!!・・・ふっん・・・ああんっ! 」
乳首だけでイキそうになるほどの快感に、思わず雪平は首をふる。
「やぁっんっあ・・・やっ!!! 」
三上はそっと唇を離すと、雪平を見上げた。
欲望に潤んだまなざしが、切なげにとろんと雪平をみつめる。
その大きな優しげな瞳を見つめ返すと、雪平の体の奥からドロリとした蜜が吐き出されスウェットパンツを汚していくのがわかった。
「・・・やなの・・・? 」
切なそうに三上が囁く。
「・・・や・・・じゃない・・・」
嬉しそうに子供のような笑みを浮かべると、もう1度さらに激しく乳房に顔をうずめていく。
両手で絞り上げるように両乳房をつかむと、唾液でドロドロになった乳首をクリュクリュと舌を出して舐め上げる。
自分の乳房のあまりにいやらしさに、雪平は羞恥で顔が赤らむのを感じた。
「や・・・ぁっ!!!はっんん〜〜〜〜!!!き、きもち・・・ぃひぃっ!!! 」
瞳だけで雪平を見上げると、嬉しそうに三上はさらに激しく舌を使う。
「やだっぁ〜〜〜〜!!!イっちゃいそぉっ!!! おっぱい・・・だけで・・・イっちゃぅよ・・・ぉ・・・!!!」
チュッチュと乳首を吸い上げながら、三上は息を荒くする。
雪平の鼻にかかった喘ぎ声と、乳房に舌を這わしているだけで、三上の肉棒ははちきれそうな程に勃起していた。
「あっ!!!あ・・・っあぁぁぁぁ〜〜〜〜〜〜!!!んっ・・・」
体を弓なりにそらせ、雪平は体をびくんっと震わせている・・・
「ふ・・・んんっん・・・」
額に汗をにじませ、痙攣する体はほんのりピンクに染まっているようだ。
そっと乳房から顔をあげ、三上は雪平の瞳をのぞきこむ。
唇は唾液でドロドロだ。
雪平は微笑んで、三上の唇を指でなぞる。
「・・・イっちゃった・・・」
照れくさそうに微笑む雪平を見ると、三上は自らの心と体は雪平のためだけに存在している気がしてくる。
176 :
三上×雪平:2006/10/25(水) 14:38:41 ID:AVvzrlUH
「ゆきひら・・・かわいいよ・・・」
汗のにじむ額にそっと口づける。
・・・と、下着越しに雪平の細い指の感触を感じた。
慌てて腰をひこうとする三上の尻に、もう片方の手をまわし、雪平は逃げられないようにしていく。
三上の耳元で雪平の湿った声が囁く。
「かおるちゃんのも・・・ぐちょぐちょだね? 」
下着を汚している我慢の証には、とうの昔に気づいていた。
恥ずかしげに、雪平の指から逃れようとするが、雪平はもう一度耳に吐息をふきかける。
「だめ・・・かおるちゃんの・・・はずかしいとこも・・・みせて? 」
おもむろに下着の上から手をさしこむと、びんびんの怒張を優しくこすりあげはじめた。
「あっ・・・!ゆき・・・ひらっそ・・・あ! 」
厚い胸板にそっと舌を這わせながら、ズリュズリュと肉をこすりあげる感覚が三上の腰を震わせる。
「あっ・・・ちょ、ちょっと・・・待っ・・・て」
雪平は耳をかさない。
柔らかい唇をぴんと立ち上がった乳首におしつけ、唾液を絡めていく。
下着をずりおろすようにしながら、両手で三上の睾丸と肉棒を激しく刺激する。
先端の先走り液をこすりつけるようにしながら亀頭を上下させ、尿道口を親指でこねられると、三上は思わずこみあげてくる射精感を必死でこらえた。
雪平はそのまま唇を、下腹部から毛深い股間へと移動させていく。
三上は慌てて雪平の肩をつかむ。
「ゆきひらっ口でしなくて・・・いいから・・・」
雪平はそっと顔をあげると、にっこり微笑む。
そのまま三上の顔をじっとみつめたまま、ゆっくりと亀頭を唇に含んでいった。
「くっ・・・! 」
三上は思わずのけぞるように天を仰いだ。
ジュボジュボと吸い上げられる快感。唾液をからめるように亀頭に舌をからめる刺激。
息をあらげながら、尿道をかけあがる精液を必死でひきとめるように腰に力をこめる。
そっと雪平を見ると、愛おしげに自らを見上げる視線とぶつかった。
「あぁ・・・ゆきひら・・・きもち・・・いいよ・・・」
「ふぉんと・・・?・・・っふれひぃ・・・」
可愛く微笑みながら、自らの怒張を口にくわえ込んだままで雪平が言う。
豊かな乳房はひざのあたりに押し付けられ、ひしゃげているのがチラリと見えている。
慌てて三上は腰をひき、雪平の唇から肉棒をジュポンッと引き抜いた。
はぁはぁと三上は肩で息をつく。
雪平も、それ以上無理強いはしない。
黙って三上を見つめながら、キャミソールとハーフパンツをゆっくりと脱いでいく。
「雪平・・・」
暗闇に浮かぶ雪平の白い裸体は、神々しいまでに美しい。
三上はがばっと起き上がり、雪平を引き倒すようにしてベッドに押さえつけた。
大きな黒い瞳をじっと見つめ、もう一度唇を重ねる。
体を起こし、雪平の足をぐっとつかむと思い切り体を開かせていく。
薄い茂みの間から、ヌメヌメと光る陰唇がぴくぴく蠢いているのが見えた。
177 :
三上×雪平:2006/10/25(水) 14:39:11 ID:AVvzrlUH
大きく膨れ上がった亀頭を押し付けるようにすると、グチュ・・・と小さないやらしい音が響いていく。
先端で感触を楽しむようにズリズリと前後させる。
ビンビンに立ち上がった突起に亀頭が触れると、雪平の細い腰がビクっと跳ね上がった。
「あっ・・・ん〜・・・もぉっはっ・・・はやくぅ・・・! 」
じれたように腰をうごめかし、自ら怒張を飲み込もうと雪平は秘所をおしつける。
ふっと笑みをこぼすと、三上ははちきれそうな怒張で、雪平の濡れそぼった秘部を突き上げた。
飛び散るように愛液がかきだされ、結合部分からはヌッチャヌッチャと言ういやらしい水音が聞こえてくる。
「・・・!!! んっひゃっんっあっはっ・・・あっ!!! 」
最奥まで犯し尽くすような肉の感触に、雪平は小さい叫び声をあげることしか出来ない。
三上は目を閉じて、あまりの快感にただ腰を動かしつづけている。
「ゆ・・・ゆきひら・・・すごいっす・・・ごい・・・っ」
「かお・・・るちゃん〜っ!!! だめっだめっ!!! もっやだぁ〜〜〜! 」
自らの細い腰を逃がすまいと押さえつける三上の腕に、必死ですがりつくようにする雪平。
長い黒髪が頬にかかるのも構わず、涙の混じる声で雪平が喘ぐ。
「だめっ!! やだぁ・・・またっ・・・もぉ・・・っ」
三上は必死で腰をおしつけ、子宮の入口のコリコリした感触を尿道口でじっくりと味わっている。
「んっどぉ・・・したっ・・・? ま、たっ・・イ・・イク? 」
突き上げてくるような快感に、声を上ずらせる。
雪平は黙って小さく頷き、口に手をあてた。
体の力が抜け、呆けたような表情で三上を見上げる。
「ん・・・うん・・・・っ!! もっだめ・・・かも・・・」
とろんとした可愛い瞳で見上げられると、三上も自分の限界が近いことを知る。
「お・・・おれもっ・・・いぃ・・・かな? 」
雪平は嬉しそうに笑うと、こくんと頷く。
三上の腰がいっそう激しく動き、結合部分からの隠微な音もさらに湿り気を帯びていた。
ニュチュッジュチュッ・・・
「ゆ、ゆきひらっ!!!んっ・・・でっでるっ!! 出していいっ?? いいっ? ゆきひ・・・ら・・・!!!」
細い腰をつかんでいる手に力をこめ、叩きつけるように腰を繰り出しながら三上が叫ぶ。
「んっんっんんんんん〜〜〜〜〜〜っ!!んっ!あっく、来るっ!!! かおるちゃ・・・来るよぉ〜〜〜〜っ! 」
三上の背に回していた細い指を、男らしく締まった尻に移動させグチュグチュの秘所をさらに三上の怒張におしつけるようにして雪平が激しく体を痙攣させた。
搾り取られるような激しい締め付けを感じ、そのまま雪平の深い所に、三上は長年の欲望を注ぎこんでいく・・・
激しい吐精の感覚を絶頂に打ち震える膣奥で感じた雪平は、そのままそっと優しく微笑んだ。
そして、一つに繋がったままの状態で、静かに深い眠りへと誘いこまれていった・・・
三上ははぁはぁと息をついて雪平の髪に顔をうずめている。
もう少し・・・あと少し・・・このまま雪平と一つになっていたい・・・
そんな思いをふりきるかのように、ゆっくりと顔を起こした。
名残おしそうに体を離すと、枕もとにあるティッシュで自らと雪平自身を丁寧にぬぐっていく。
そっとシーツを雪平にかけると、安らかな寝顔を見つめ、汗ばむ額に優しく一つ、口づけをした。
178 :
三上×雪平:2006/10/25(水) 14:40:18 ID:AVvzrlUH
ゆっくりとベッドから起き上がるとそばにあったスウェットを身につけ、三上はベッドから少し離れたところにあるオープンラックに近づく。
小さく鳴るジーっと言う音。
そっと手を伸ばすと、ビデオカメラの録音ボタンをOFFに切り替えた。
ほっと息をつき、ベッドを横目で見る。
雪平は静かな寝息をたてている。
三上は静かにキッチンへと向かい、冷たいミルクを飲み干した。
居間にあるパソコンの電源は入ったままだ。
ふと、窓から外を見ると東の空が少し白んできている・・・
夜明けが近いようだ・・・
三上はパソコンの前に腰掛けると、静かにメールを打ち始める。あて先は・・・多摩警察病院内の個人PC・・・
− To.蓮見 −
三上は無言でキーボードを叩く。
本当に・・・アンフェアなのは・・・
三上はそっと、唇の端で笑った。
以上です
読んでくださった方、ありがとうございます
179 :
178:2006/10/25(水) 19:19:16 ID:AVvzrlUH
以前のものから読み返してみると、一つの作品で色々なパターンを作ることの難しさを感じました。
初めて投稿したにも関わらず、優しく励ましてくださって本当に感謝しております。
しばらく思いつきそうにない・・・かなと思うのでROMに戻ります。
サラさん、また何か斬新なSS楽しみにしていますね。
180 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/27(金) 19:59:16 ID:3pyAkayi
安藤×雪平
181 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/27(金) 20:10:52 ID:3pyAkayi
リレー小説とかやんねぇ?
乙!また書いてね!
>172
好みでない場合はスルーでお願いします
って作品の傾向も書かずにスルーできるかい!!
そう書くなら傾向くらい書くのが筋だろ。
と思った次第、、、しかしSSはGJでした。
あ、スマン。
三上×雪平が好みじゃない場合ってコトか。
スマンスマン。
職人さんがたいつも乙です!思いついたら書きにきてね!
>「いいよ。同じ柄の一杯もってるから」ワロタ。
映画で三上が黒くないことをひたすらに祈る!
乙!神スレ!
188 :
サラ:2006/11/02(木) 17:50:25 ID:p78LjpWk
遅レスすいません。187さん、ネタが降りてきたらまたカキコお願いします。
187さんの書かれる小説が大好きなので。
私も一応次投稿しますが、187さんの足元にも及ばない駄文ですいません。
189 :
サラ:2006/11/02(木) 17:55:25 ID:p78LjpWk
雪×安です
お祭りと浴衣という、恐ろしく季節外れな話ですが、読んで頂ければ光栄です。
雪平さんや安藤、蓮見さん、薫ちゃんまでが浴衣を着ています。
では、次から始めます
190 :
サラ:2006/11/02(木) 18:53:39 ID:p78LjpWk
雪×安
真夏の蒸し暑い夜、安藤の運転する車の中。雪平、三上、蓮見は、話し始めた。
「雪平、お前…明日の夜空いてるか?」
「なによ?薫ちゃんらしくない」
「いや、明日の夜この辺りでお祭りがあるから……」
「ほんと!?みんなでいこうよ!!」
蓮見は酔った体を起こし、雪平をみた。
「じゃあ、三人で行ってきなよ。あたしはそういうの遠慮しとく」
「そんなこと言わないで雪平さんも行きましょうよ?」
安藤は雪平を三上の提案に乗せようとした。
「…明日になったら決めとくよ…」
雪平は面倒くさそうに話を終えた。
そして翌日の夕方。
安藤は雪平の家によった。
勿論、雪平をお祭りに連れていくため。
「雪平さん、みんなで行きましょうよ」
「バカかお前は、行かない、って言ってるだろ」
「でももう雪平さんの分も浴衣買っちゃいました」
「…浴衣なんて誰が着るっていった?」
「これお揃いなんで高かったんですよ?」
「知るか、そんなこと」
「……雪平さんと一緒に、お祭り行きたいです」
安藤はバッグから黒っぽい浴衣を取り出した。
黒地の裾の方ににパステルピンク(男性用は藍色だが)のドット柄がついていて、生地全体に銀色のラメが散りばめられている
「……着替えるから違う部屋でお前も着替えてろ」
「はい」
安藤は嬉しそうに顔を緩ませた
191 :
サラ:2006/11/02(木) 19:47:02 ID:p78LjpWk
「雪平さん、着替終りました?」
安藤は部屋の外から呼び掛けた。
「終わったけど…?」
雪平は髪をアップにすると、返事を返した。
「入りますよ」
安藤は、ゆっくりと雪平に近付いた。
そこに立っている雪平は、安藤の想像していた雪平より何倍も美しかった。
「雪平さん、似合ってますよ」
安藤は雪平をそっと抱き寄せた。
「バカかお前は」
「馬鹿じゃありません。……何かお祭りに行きたくなくなってきました」
「はぁ?今更何言ってるの?」
「…外にいって、その姿、知らない人に見せたくないです」
「バカだお前は」
安藤は雪平を抱き寄せたまま、雪平にキスをした
最初は触れるだけのものから、段々とディープキスに入る。
「…んっ…ふぁ……ひゃあっ…ん」
雪平の口から声が洩れる
苦しくなったのか、安藤の胸元を数回叩く。「雪平さん、顔真っ赤ですよ?」
少し切なそうに唇を離した安藤は、雪平をからかった。
「……お前がいきなり、!…」
雪平は安藤に言い返したが、安藤に手を掴まれ、やめた
安藤が雪平と手を繋いだ
「行きましょうか」
「…」
192 :
サラ:2006/11/02(木) 20:24:30 ID:p78LjpWk
「…それと雪平さん…」
「何?」
「…なんか、今日の雪平さんってイジメたくなります」
「はぁ!?」
待ち合わせ場所に着くと、三上と蓮見は既に来ていた。
「雪平!!」
三上と蓮見は二人に向けて手を振った。
蓮見はオレンジ色の浴衣。
三上は……何色とは一口では言い表せないような複雑な柄のものを着ていた。
「薫ちゃん、それオーダーメイド?」
普段着ているベストと同じ柄を指差して雪平は訊いた。
「いや、ハンドメイド」
「…手作りなんだ…」
三上は、どこからかマイクを取りだし、一番近くにあった射的に近寄った。
「ちょっと、薫ちゃん。ライフル撃てる人が射的すんの?」
蓮見は、店の店主を哀れむように見つめた。
「現役刑事が四人がかりで射的なんて、迷惑な話ですよね」
安藤はそう言いながらも袖を捲り、代金を払った。
「あたしたちも、やろっか」
蓮見も乗り気だ。
四人は百発百中とまでは行かないものの、ほとんど狙った景品を落としていった。
中々、取れ過ぎてもつまらないものだ。
その後、四人は様々な出店を楽しんだ
お〜サラさん!
続き待ってます。
194 :
名無しさん@ピンキー :2006/11/03(金) 13:34:21 ID:cve0nbEA
期待!
195 :
サラ:2006/11/04(土) 14:34:26 ID:9h6eyXRF
「あと、なんか見るのあるか?」
ほとんど遊びたおした中、三上は三人に訊いた
「後は…花火ぐらいじゃない?」
蓮見は時計をみた。
「じゃあ、花火見に行くか」
「でも、この人だかりじゃあ、見えないんじゃないですか?」
三上と安藤は見れても、平均的な身長の二人には見れないだろう
「…でも、大丈夫。穴場しってるから」
三上は三人を案内した
「薫ちゃんなんでそんなの知ってるの?…」「まぁいいじゃん見れれば」
蓮見と機嫌よく三上と安藤の後をついていった
曲がりくねった道を歩いていく三上
勿論、ここは例に漏れず雪平と安藤は、三上たちとはぐれる。
お約束だ
探し回ったが、どこにもいない
二人は、神社の境内まで探しにきた
「雪平さん…どこいっても見付かりませんね…」
「まぁ、この騒がしさじゃ、携帯にかけても気付かないだろうし」
「花火が始まったら、余計分かりませんよね」
雪平は黙って空を見つめた
先ほどまではいちゃつくカップルでいっぱいだった境内も、今は花火を見に行ってるのだろう
辺りはしんと静まり始める
「でも、雪平さんが予想外でした。雪平さんが浴衣きてくれるなんて」
「着たくはないけど」
安藤は、雪平を壁に押し当てた
「おい、ここ外だぞ!!」
雪平は安藤を怒鳴る
196 :
サラ:2006/11/04(土) 15:10:13 ID:9h6eyXRF
安藤は雪平に一度キスし、微笑む
「イヤだなんて、言わせませんよ?」
もう一度唇を重ね、雪平の舌を絡めとると、雪平の足がガクガクと震え始めた
「…んっ…ふぁっ…、や、めろ!!」
「無理なことを言わないで下さい」
浴衣の裾を捲り、雪平体重を支えるの震える白い脚を下から上へと、すっ、と撫で上げる
それを合図に安藤は雪平の浴衣を半分だけ脱がせた。その姿はいつもより三割増しでエロイ
「雪平さん、やっぱさらしで潰してましたね」
安藤は雪平の大きな胸を潰しているさらしをほどいた。
「いや、雪平さんの体型だと、浴衣似合わない筈なのに、似合うのはおかしいと思ったんですよね」
雪平の白い胸が苦しそうにこぼれ落ちる
「人……来たらどうするんだ」
「今は花火の真っ最中なんで多分来ません」
安藤は実にあっさりと答えを導き出した
そして、固くとがったピンク色の頂点を舌で転がす
手は雪平のそこのヒダを押し広げ、透明な蜜をもて遊んだ
「…っ…んふぁ!!…外は…やだ、」
安藤は顔をあげ、雪平を見る
「雪平さん、いくら花火中でも、あんまり声出すと、聞こえちゃいますよ?」
雪平は口を必死で押さえた
だが、絶え間なく与え続けられる快感に、雪平は自分の声さえも押さえることは困難になりかける
安藤は、その様子を楽しみ、雪平の中に四本の指を入れた
擦るというよりは、掻き回すように
四本の指がバラバラに動く
残った親指で、安藤は雪平の肉芽を弾いた。そして、ときには強く押し、転がす。
197 :
サラ:2006/11/05(日) 13:54:12 ID:DNeQ8i1N
安藤がさらにそれを強く擦ると、雪平は脚に力が入らなくなったのだろう。小さく声を上げ、床に滑り落ちた。
「――あんどっ、―早―く!」
「それ、さっきまで嫌がってた人の台詞じゃないですよ」
安藤は雪平のそこから手を抜き、その代わりに自身を深く埋めた
「―熱っ」
雪平はそんな安藤の呟きも聞こえぬまま、ゾクゾクするような感覚に背筋が跳ねた
「ひゃ!…ゃぁぁあん!!!」
「だから、静かにしないと聞えちゃいますって」
安藤は雪平の反応を楽しむようにゆっくりと動き始めるが、その度に今までの倍以上の透明な蜜が、中からどろどろと溢れだしてくる。
「雪平さんの中、凄い絡みついてきます」
更に腰を深く沈めていく。
中の膣壁がぬるぬると生き物の様に安藤自身を吸い付いて離さない。
床に溜った透明なものが、少し遠くにある沢山の屋台の光をキラキラと反射させていた
最初は体に力が入らずにいた雪平も、段々と安藤の動きに合わせ、腰を振れるようになり、安藤の首に手を回した。
安藤が前よりさらに近くなり、雪平のそこに入っているものも、より深くなる
安藤がまた深く埋めると、雪平の最奥にあるザラザラとしたところにふれた
「―ん、ぁぁあああ!!…んん―そこ、だめぇ」
「駄目なんですか?じゃあ止めちゃいますよ?」
安藤は今更止められるはずがないのに、あえて雪平の中から抜き出した。
198 :
サラ:2006/11/05(日) 15:00:09 ID:DNeQ8i1N
その反動で二人のものが混ざった白濁色の液体が流れでる。
「―ゃめないでぇ!!」
「駄目なんでしょ?」
雪平は、安藤はこういう時だけつくづく意地悪だと思った。
普段は私に逆らえない癖に、いや、だからこそ、今このキャラなのか…?
「もっと…、シて…」
雪平は、恥ずかしさで顔を赤らめながらも、小さな声で囁いた
それを合図に、安藤は雪平のそこの浅い部分にあて、一気に突き刺した
そして、先ほどよりキツく締め付けるなかを更に濡らしていく。そして、ザラザラの部分を激しく擦り上げる、一度では無く、何度も。
「んっ、やぁ、だめぇ!はぁっ、イッちゃぅぅ!!」
雪平のピンク色に染まった肩が震え、体が弓の様に反り返った。
「――はぁっ、ん。ァァアあああ!!!」
その瞬間、辺りに透明なものが飛び散った。
「…そんなに締め付けないで下さい」
急な締め付けに驚いた安藤は、動きを早めた。
「―っ雪平さん、中に出しても、いいですか?」
安藤はぐったりとした雪平に声をかけた。今までははっきりしなかった意識が、一瞬で鮮明になるが、前の快感と、今の安藤の動きで雪平は頭の働きが少し遅くなっていた
「…っ中は、」
「―っ」
「ひゃっぁあ、やぁ、安どっ、熱い!!」
「雪平!!」
その行為の後、着替えて直ぐにその場を立ち去ると、三上たちが遠くで手を振るのが見えた
「どこ行ってたんだよ!!」
「いや、ずっと探してたんですけど、見付からなくて」
安藤は平然と嘘を吐いた。三上と蓮見も全く疑っていない
「そっか…ねぇ雪平、もう一回お化け屋敷いかない??」
蓮見は楽しそうに笑って言った
「…うん」
また三上と蓮見は歩き出した
「雪平さん、」
安藤は不意に雪平を呼んだ。
「…何?」
「今日、雪平さんの家、寄りますから」
安藤は妖しく微笑む。
「バカかお前は、勝手に決めるな!!」
「あ、そんなこと言っていいんですか?」
「…」
「嘘ですよ、こっちの雪平さんも好きなんで大丈夫です」
「馬鹿だ、お前は」
199 :
サラ:2006/11/05(日) 15:26:48 ID:DNeQ8i1N
大変見苦しいものでスレ汚し失礼しました。
一応、終りましたが、酷い出来でしたね。
文法的にもおかしいところが沢山ありましたし。
書きたいcpはいくつかあるんです。山路×蓮見や、雪平×蓮見、佐藤×牧村…しかし、どれも私の文才では……という感じで。
とにかく、読んで下さっていた方がいれば幸せです。
200 :
名無しさん@ピンキー :2006/11/05(日) 18:21:06 ID:74isWRcs
>199GJ!ぜひ他のカプも書いていただきたい!
201 :
佐藤×牧村:2006/11/05(日) 23:11:48 ID:ByHkEPaI
>>188 サラさん、もしかして自分宛のレスかな〜と図々しく解釈して・・・
ありがとうございます。サラさんのも楽しみに読ませていただいてます。
まだ途中までですが、近日中に完成予定です。
好みでない場合はスルーでお願いします。
みおと牧村が無事に帰ってきた。
そのことだけで、佐藤の心は天にも昇る喜びで埋め尽くされていた。
犯人は誰なのか、今回の募金型誘拐と瀬崎の起こした予告小説型連続殺人の関連性は?
そして何よりもまず考えなければならないのが、自分自身の進退問題・・・
全てを後回しにして、今晩だけは笑顔で過ごす。
2人の笑う声を聞くと、佐藤は頷いた。
「・・・佐藤さん? 」
「? 」
「佐藤さん? どうしたんですか? 」
みおと牧村は笑って佐藤を見つめている。
「え・・・なにがですか? 」
「なんか・・・真剣な顔でぶつぶつ言っては、にやにやしてましたよ? 」
思わず声がもれていたらしい。
「いやっえっとあの〜あの・・・これ! 美味いな〜! こんな美味いから揚げはじめてです! 」
慌てて目の前に並んだ牧村の手料理を頬張る。
「それ・・・先週も作りましたけど」
笑いながら言う牧村のセリフに、佐藤は頬張った肉の塊をのどに詰まらせた。
「ぶほっぐ・・・ん・・・」
「きゃ・・・ほら〜佐藤さん慌てるから! 」
牧村が手元にあったビールを急いで佐藤に手渡した。 一点の曇りもない笑顔が佐藤には眩しく感じられる・・・
みおも笑いながら、佐藤の背中をとんとんと叩いている。
手渡されたビールを一息に飲みくだすと、肩で息をついた。
「す、すいません・・・ここんとこロクに食ってなかったんで・・・つい」
牧村が真剣な表情に戻り、頭を下げる。
「ほんとに・・・ご心配おかけして」
「いやっそんな・・・牧村さんのせいじゃないです」
「でも・・・私が・・・勝手にみおちゃんを・・・そのせいでみおちゃんを危ない目にあわせて」
「違いますよ? 」
牧村が不思議そうに、佐藤をじっと見つめる。
「僕が心配していたのは、みおだけじゃない」
牧村が小さく息を呑む。
「僕は、みおと、あなたの心配をしてたんですから」
牧村はうつむいて肩を小さく震わせた。
みおは微笑んで、牧村の手に自らの小さな柔らかい手のひらをそっとのせる。
「本当に・・・無事・・・帰ってきてくれて・・・よかった」
佐藤の心からの呟きは、牧村の頬を静かにぬらしていった。
202 :
佐藤×牧村:2006/11/06(月) 00:04:23 ID:rSHXB6uL
「みおちゃん寝ました。やっぱり疲れてたんですね、ベッドに入ってすぐ」
2階から降りてきた牧村が佐藤に言った。
洗い物をしていた佐藤は振り向く。
「牧村さんも、お風呂入っちゃって」
「やだ! 何やってるんですか! 私がやりますって言っておいたのに・・・」
「牧村さんこそ何言ってるんですか」
シンクに向き直って洗いものを続ける佐藤の瞳は優しく微笑みをたたえていた。
「今日は・・・ゆっくり。な〜んにも考えないで、ゆっくり。眠って下さい」
「佐藤さん・・・」
きゅっと水を止めると、手を拭きながら佐藤が振り向く。
「僕がいますから。絶対。僕が守りますから。だから・・・なんにも考えないで、ね? 」
「・・・佐藤さん? 」
「みおを一人で。一生懸命守ろうとしてくれてたんですもんね・・・」
牧村は小さく首を振る。
「あなたは本当に優しい・・・心のやさしい人です。でも・・・もう・・・一人で頑張らなくていいんですよ? 」
・・・どうして? どうしてこの人は私の一番欲しい言葉を言ってくれるんだろう・・・
牧村は声にならない思いに一筋の涙を流した。
「さ! あたたかいお湯で・・・体、あっためて。 ね? 」
優しげににっこり笑うと、佐藤は書斎へと消えていく・・・
温かい湯に体を浸していると、自らの罪も消えていくような気がする。
・・・いや、やはり幻だろう。現にあの安藤とか言う若い刑事は・・・
静かに首をふると、牧村は勢い良く湯船から立ち上がった。
優しく体を泡で包んでいく。
・・・さっきまで・・・彼もここで・・・そう佐藤もここで同じようにして体を洗っていたんだ。
ぼんやりそんなことを考えると、何故だか牧村は胸がしめつけられた。
「ばか」
小さく呟いた瞬間、脱衣室のドアのノックされる音が響く。
「牧村さん・・・ごめんなさい・・・あの、タオルないと思うんで・・・ちょっと持って入ります」
どきんと跳ねる胸を押さえて、牧村は言う。
「あっ! すみません・・・確認せず入ってしまって。 もちろんどうぞ・・・」
静かに脱衣室のドアが開く音が聞こえる。
「あの・・・目つぶってますから」
すりガラスとは言え、きちんとドアで遮断されているというのに・・・
くすりと牧村は笑う。律儀なヒトだな・・・
「佐藤さん。 あの、さっき・・・」
「は、はい? 」
ちらりとすりガラスに目をやると、佐藤の背中が見える。ぼんやりとだが、目を手で覆っているようだ。
かわいいなぁ。牧村の胸には、ほのぼのした思いと同時に突き上げるような愛おしさが広がっていく・・・
203 :
佐藤×牧村:2006/11/06(月) 00:05:13 ID:rSHXB6uL
「ありがとう・・・ございました」
「え? 」
「さっき、守るって。そうおっしゃってくださったとき・・・私、ほんとに嬉しかったです」
「牧村さん・・・」
「私・・・ずっと一人だったから。誰かに守ってもらうなんて・・・そんなこと・・・考えてみたことも、ありませんでした」
佐藤は黙って背中で聞いている。
「ずっと・・・一人で歩いていくんだって。そう・・・」
さえぎるように、佐藤が言う。
「僕が一緒に歩いちゃだめですか」
牧村はじっと、目をこらすようにして佐藤の背中を見つめる。
「牧村さんのこと・・・守っていっちゃ・・・だめですか」
牧村はじっと、黙って聞いている。
「もう、一人で泣かないでください・・・」
牧村の瞳からはまた、新しい涙がこぼれ始める。昨日までとは違う、喜びの涙が。
ふっと一つ息をつくと、佐藤は明るく言った。
「お風呂でたら、ちょっと飲みませんか? 美味しいワインがあるんですよ」
牧村も小さく笑う。
「はい・・・あ、先週美味しいチーズ買ってあったのに・・・佐藤さん冷蔵庫あけてなかったんですね〜」
佐藤は頭を掻いている。
「すぐ・・・出ますから」
「はい。あ、じゃタオル。洗濯機の上に置いてます」
「はい」
佐藤が出て行くのを見送ると、牧村は急いで髪を洗い始めた。
「だから〜ほんとなんですって」
佐藤が笑って牧村に言う。
牧村は目の端をぬぐいながら笑って佐藤の肩をぽんと叩いた。
ワインとチーズ。そして佐藤の失敗談に笑い合っていると、まるでずっと前から2人一緒にいたような錯覚さえ覚えてくる。
牧村は自分の罪そしてこの後に待っているかもしれない罰のことを頭の端から消し去りたい気分だった。
佐藤はワインを一口飲むと牧村をじっと見つめた。
「やっぱりだ」
牧村もワインを飲みながら瞳だけで問い掛ける。
「やっぱり笑顔の方が、いい」
牧村は真剣な表情に戻り、佐藤を見つめる。
「牧村さんは・・・笑っていてほしい。いや・・・僕が。あなたを笑顔でいさせてあげたい」
牧村はグラスを置いて、微笑みながら佐藤を見る。
佐藤もそっと笑顔になり、牧村に語りつづけた。
「僕とあなたと・・・みお。もし・・・三人でいられたら」
「・・・いられたら? 」
「僕は・・・いや僕とみおは・・・きっと、笑顔でいられる気がするんです」
牧村は小さく息をのむ。 失った家族と失った笑顔。
「そしたら・・・なんか、牧村さんもそうなんじゃないかなって」
佐藤は頭を掻き照れくさそうにワインをぐっと飲み干した。
「ずっずうずうしいですかね」
牧村は涙を浮かべて首をふる。
・・・この人は何もしらない・・・私の罪も私の嘘も。
「一緒に生きてほしい」
牧村は笑顔で涙をこぼしていく。
・・・あなたは罪を犯した私を知らないから・・・そして、その罪は絶対に消せない・・・
牧村の脳裏に崩れ落ちる安藤の姿が浮かんでは消える。
「僕は・・・あなたが好きです。多分・・・初めてあなたの笑顔を見た、その瞬間から」
牧村は静かに泣いている。
・・・犯した罪を消し去ることはできない・・・でも・・・もしかしたら・・・償うことは・・・できる?
204 :
佐藤×牧村:2006/11/06(月) 11:24:18 ID:rSHXB6uL
佐藤は牧村の涙の真意を測ることができずにいた。
しばらく続く沈黙をやぶるように、佐藤の携帯が鳴る。
「もしもし・・・あぁ・・・うん」
佐藤は牧村の視線をさえぎるように、背をむけた。
「え・・・そうか・・・いやよかった・・・うん・・・わかってるよ・・・もちろん。ん・・・はい」
ほっと息をついて、佐藤は携帯をとじた。
「雪・・・平さん? 」
佐藤は少しばつが悪そうに頷く。
「はい・・・あ、あの安藤って言う撃たれた警官」
牧村がごくりとのどを鳴らす。
「彼・・・命に別状はないようです。オフレコですけど」
牧村は、体中の力が抜けるのを感じる。
・・・生きてるんだ・・・私・・・ヒトゴロシにならずにすんだ・・・
その瞬間、自分自身が最も忌み嫌っていた、あの男の顔が浮かぶ。
そうだ。自分はあの男に最愛の家族を奪われた・・・なのに、自分自身が誰かの愛する人を奪おうとしていたんだ・・・
「まき・・・むら・・・さん? 」
心配そうに覗き込む佐藤の瞳を見た瞬間、牧村は佐藤にぶつかるようにして体を預ける。
驚きながらも、佐藤はそっと牧村を抱きとめた。
明日・・・そう明日になれば彼は自分を許しはしないだろう。
でも・・・その前に・・・1度だけでも・・・
「私もです・・・私も・・・佐藤さんのこと」
佐藤は荒々しい仕草で牧村の顔をもう一度覗きこみ、そのまま牧村の薄く美しい唇を激しく奪った。
「んんっ・・・」
キスなんて何年ぶりだろう・・・
無精ひげとシャンプーの香り。男らしい胸板がぐっと牧村の豊かな胸を押しつぶすその感触・・・
佐藤は牧村の柔らかな髪をそっと撫でたかと思うと、ぐいっと彼女の小さな頭を自らに押し付けるようにして激しく唇をすり合わせていく。
こじあけられた唇の間から、ぬるりと差し込まれた舌はいやらしいくらいに熱く牧村の口内を犯していった・・・
唾液を吸い取られるような激しいくちづけ。
牧村は体の奥底から湧き上がる、自らの欲望に驚いていた。
・・・生きたい。この人のそばで・・・
佐藤はそっと唇を離すと、牧村を立ち上がらせる。
にっこり微笑むと、彼女の手をひいて書斎へと向かった。
205 :
佐藤×牧村:2006/11/06(月) 11:24:54 ID:rSHXB6uL
ドアをあけると薄暗い部屋に小さなソファベッドが浮かび上がる。
そっと、牧村を横たえると、牧村を見つめながら佐藤はスウェットを脱ぎ捨てる。
牧村はじっと佐藤を見つめている・・・
男らしく締まった胸や腕を見ていると、牧村は自らの涼しげな瞳がじわりと潤んでくるのがわかる。
早く・・・
思わずもれる小さな懇願を佐藤は聞き逃さなかった。
そのまま、激しく牧村の唇をもう一度奪うと、おもむろにパジャマのボタンを外し始める。
彼も我慢できないんだ・・・そう思うと牧村の体の奥からどろりと熱い欲望が漏れる。
「んっんっふっんん・・・んっ」
唇の立てるぴちゃぴちゃと言ういやらしい音と牧村の鼻にかかった喘ぎ声が静かに響いている。
そっと唇を離すと、佐藤は愛おしげに牧村の瞳をのぞきこみ親指でやさしく牧村の唇をなぞった。
「ずっと・・・こうしたかった」
欲望のこもった吐息が牧村の耳にささやきかける。
「牧村さん・・・ずっと・・・こう・・・したかったんだよ? 」
「あっ」
耳にふきかけるような吐息と熱いキスをくりかえされ、牧村の頭はすでに何も考えられなくなっていた・・・
「あっはぁ・・・あ・・・」
小さく、小さく牧村は喘ぐ。
うわごとのように佐藤はくりかえす。
「牧村さん・・・綺麗だ・・・牧村さん・・・ずっと・・・そばにいてほしい・・・ぼくの・・・」
牧村はこくんと頷いた。
「んっはっあぁ・・・さ・・・とぉ・・・さんっ」
佐藤の分厚い手のひらはゆっくりと牧村のベージュのブラに近づいていく。
そっと触れるようにしたかと思うと、次の瞬間、荒々しい仕草でブラを奪い去った。
「あっ! 」
佐藤は体を離し、ねっとりとした視線を牧村の乳房に這わせていく。
真っ白い豊かな胸の先には薄いピンクの乳首が恥ずかしげに立ち上がっている。
「佐藤さん・・・やだ・・・そんなに・・・」
目をそむける牧村の頬にそっと手を添え、ぐっと自分自身の瞳に絡ませていく。
「綺麗ですよ・・・ほんとに・・・」
優しい微笑みとは正反対のいやらしい手つきで、牧村の豊かな乳房をじっくりと揉みあげる。
やわやわと手のひらで先端の感触を楽しみ、親指でくりゅくりゅと的確な刺激を与えつづけていく・・・
「んっんっ」
まるで苦痛に耐えるかのように、牧村は唇に手をやり眉間に皺をよせて快感を押さえ込もうとしている。
佐藤はそっと微笑むとベッドに仰向けになり、牧村の細い体をまたがらせる格好で自らに乗せた。
「えっ」
そのまま、豊かな乳房をほおばるようにして舐め上げはじめる。
「やっやだ・・・あっあ・・・」
佐藤は牧村を見上げる。
「僕がしてるの見てて・・・ほら・・・こんなにびんびんになってる・・・」
牧村は必死で乳房に吸い付く佐藤を見下ろす。
息をあらげて自らの胸に顔をうずめる佐藤は幼くまるで子供のようだ。
目だけを牧村に向け佐藤は激しく舌を突き出して乳首への刺激を続ける。
もう、豊かな乳房は佐藤の唾液でぬらぬらになっている・・・
「あんっはっんっ・・・んっ」
「美味しいよ・・・すっごい・・・牧村さんの・・・おっぱい・・・」
軽く甘噛みするようにしながら、いやらしく呟く佐藤の鼻にかかった声をきくと牧村の腰がびくんとはねる。
佐藤はその腰を逃がすまいとつかみ、そのままズボンとショーツを一気にずりさげた。
「やっあん・・・!!! 」
206 :
佐藤×牧村:2006/11/06(月) 11:25:29 ID:rSHXB6uL
乳首への愛撫を続けながら、ぐっと牧村の股間に手をのばしていく。
「ん・・・あれ・・・すっごい・・・ぐちょぐちょじゃないですか・・・」
「やだっ・・・やだぁ・・・」
いやいやするように首を振る牧村の顔は快感と極度の羞恥のため、ほんのり赤くそまっている。
「やだって・・・こんなに・・・なって・・・るのに・・・? 」
くりゅくりゅと陰核を指でこねると、さらに膣奥からどろりとした白濁液が吐き出される。
「・・・んっや・・・だぁ・・・」
次第に牧村の声に甘えた調子が加わる。
「や、じゃないでしょ・・・もっと・・・でしょ」
いつのまにか乳房から顔をあげ、佐藤は牧村の耳元で囁く。
指では的確な刺激をつづけながら、もう片方の手で自らのスウェットと下着を脱ぎさっていく。
既に固くなった肉棒がぴくぴくと佐藤の股間でゆれている・・・
佐藤の締まった腹の上でひざ立ちになった状態の牧村は必死で声をこらえている。
佐藤は上体を起こし、牧村の唇を激しく奪った。
甘く激しいキスを繰り返しながら、指ではいやらしく尖りきった突起をコリコリとこすり上げる。
牧村の柔らかな太ももには佐藤の熱い欲望の塊がおしつけられていった。
「さ・・・とうさん・・・も・・・? 」
小さく可愛い声で牧村が佐藤の耳に問い掛けた。
佐藤の肉がさらに脈打つ。
「んっ牧村さんが・・・やらしい・・・から・・・ぼくもっ・・・」
牧村はそっと佐藤の顔を覗き込むと嬉しそうに微笑む。
そのまま、牧村はおずおずと佐藤の唇に口づけた。
牧村からの優しいキス・・・佐藤は喜びと優しい愛で胸が熱くなるのを感じる。
彼女を一生・・・自分が守りたい。彼女の・・・笑顔を。
その思いが佐藤の体をかけぬけた瞬間、牧村の細い指が佐藤自身をそっと撫でた。
「あっ・・・」
女の子のように小さなあえぎ声を佐藤はもらす。
牧村は途端にいやらしい大人の女になっていった・・・
「佐藤さんの・・・すっごい・・・熱い・・・かちかちですよぉ・・・? 」
「んっ・・・」
逆手でこすりあげるようにねっとりと指を絡ます。
「あ・・・それっ・・・あぁ・・・」
佐藤は目を閉じると、のどをそらして快感を楽しんでいる。
牧村はそっと体を佐藤の股間にすべりこませる。
じっと佐藤の怒張を見つめ、舌なめずりするとおもむろに唇をよせた。
先端に優しく口づけたかと思うと、一気に亀頭を唇に含む。
「んっ・・・ん〜・・・」
じゅぼじゅぼと吸いたてられると、腰のあたりから突き上げるような快感がかけあがるのを感じた。
そっと牧村を見つめると、うっとりと目を閉じて肉棒を味わっている・・・
207 :
佐藤×牧村:2006/11/06(月) 11:27:44 ID:rSHXB6uL
佐藤はゆっくりと牧村の豊かな乳房に手をのばす。
牧村は咥えこんだままで、潤んだ瞳を佐藤にむけた。
「ふっんん・・・んんっふ・・・」
こりこりと乳首を転がされる快感に、次第に怒張への奉仕にも熱が入っていく。
じゅっぽじゅっぽと顔を上下させ、根元をぐりゅぐりゅと擦りたてると佐藤はあまりの快感に天を仰いだ。
「あ〜っ・・・牧村さん・・・こっちに・・・」
牧村の白い尻を自らのそばに引き寄せる。
赤い肉の裂け目がどろりと濡れそぼっているのまで見えた。
牧村は切なげに腰をうごめかしながら、肉の塊を離すことはない・・・
じゅぅっと先端を吸うようにしながら、親指と人差し指でわっかをつくり激しく竿の部分を上下させていく。
「あっあ・・・」
息をあらげながら、佐藤は牧村の小さな膣穴に指を突き立てた。
「〜〜〜〜!!! 」
思わず、牧村は唇から唾液でぬらぬらの怒張を引き抜き、佐藤の毛深い腿に頬をすりよせる。
「もうっ・・・や・・・あ・・・さとうさ・・・ん・・・おねが・・・いっ」
嬌声を上げながら、牧村は佐藤の怒張を見つめ懇願する。
じゅぼじゅぼと指で犯していた佐藤は、小さく頷くと牧村の体を開かせるようにして押さえつけた。
優しく髪をなでながら、牧村を見つめる。
牧村は涙のにじんだ瞳でそっと見つめ返す。唇はてらてらと光り、半開きのままだ。
佐藤は手をそえず、腰だけをゆっくりと前に出していく。
ぐぐっと亀頭がのめりこみ、でろりとした秘唇が美味そうに佐藤を咥えこんでいった・・・
「・・・! んっんんっ」
指を絡ませあい、じっと見つめあいながら一つになる。
佐藤はあまりの快感に、苦痛に耐えるような表情で牧村に微笑んだ。
「すっごい・・・ですね・・・どろどろで・・・あついっ・・・」
「や・・・ぁ・・・さ・・・とぉ・・・さんっさとう・・・さんっさとう・・・さんっ」
牧村はつっと涙を一筋こぼしながら、激しく腰を動かし始める。
「ちょ・・・あっまっ・・・て・・・そん・・・な・・・にしたらっ」
牧村は濡れそぼった肉壁で佐藤の怒張をほおばるようにして味わっている。
最奥からはとめどなく白濁した愛液がはきだされ、佐藤の睾丸までどろどろに濡らしていく・・・
「さとうさんっすき・・・です・・・わたし・・・あなたが・・・ずっと・・・」
佐藤は快感に耐えながら微笑むと、牧村の唇に優しく口づける。
そのまま、牧村をきつく抱きしめながら激しく腰を使いはじめた。
「ぼくも・・・です・・・あい・・・して・・・るっ・・・」
2人はお互いの体温を体中で感じながら、あっという間に訪れた絶頂がすぐそこに迫っているのを必死でひきのばそうとしている。
「あっあっあっ・・・」
膣奥のこりこりとした感触を楽しむように腰をこすりつけたかと思うと、亀頭をひっかけるようにしてぬらぬらの秘唇を味わう。
締まった下腹部が一番敏感な突起をこすりあげ、最奥を押し込まれる感覚に牧村の頭は蕩けきっている・・・
「もっだ・・・めぇ・・・い・・・くっ・・・」
体中の力が抜け、とろんとした表情で牧村が囁く。
佐藤は必死に腰に力をこめる。
「んっいっしょに・・・いっしょに・・・! 」
こくこくと2人頷き合って、同じ高みにのぼりつめていく・・・
「さとうさっ・・・んっ・・・あっあっあっあぁぁぁぁ〜〜〜〜〜!!! 」
「まきむらさんっでっ出るっあっ・・・」
牧村の肉壁がぐにゅりと蠢き、はげしく吸い上げるように佐藤自身を食らいつくしていく。
彼女が達したのを肉棒全体で感じると、佐藤は怒張をひきぬき、思い切り尻をすぼめて牧村の白い腹の上に欲望をぶちまけた。
どびゅっと音がしそうな勢いで白い液がなめらかな肌を汚していく・・・
牧村は呆けたように、先端から飛び散る液を愛おしげに見つめていた。
208 :
佐藤×牧村:2006/11/06(月) 11:28:36 ID:rSHXB6uL
そっと2人身をよせあってシーツにくるまっている。
しんとした闇が、ただ、心地いい・・・
「佐藤さん・・・」
「ん? 」
優しく牧村の髪を撫でていた佐藤はそっと尋ねる。
「私は・・・あなたのことが・・・本当に・・・好きです」
「僕もですよ? いいかげんな気持ちで・・・こんなことしたんじゃない」
牧村は裸の胸に顔をうずめ深呼吸する。
「何があっても・・・その・・・気持ちだけは・・・本当ですから」
佐藤は牧村の言葉の本当の意味がわからず、ただ牧村の髪をゆっくりと撫でていく。
「もし・・・私のことを嫌いになっても・・・それだけは・・・信じてくださいね・・・」
佐藤はそっと微笑む。
「僕って結構、しつこい男なんで」
「? 」
「あなたが殺人犯でも・・・多分嫌いにならないんじゃないかな」
冗談めかして言う佐藤のセリフに牧村の胸がどくんと鳴る。
「世界中があなたを悪者だと言っても・・・僕はあなたの味方ですから・・・だって」
佐藤は体を離し、牧村の瞳を覗き込む。
「だって・・・人を愛するって・・・そういうことですよ? 」
優しく笑う佐藤の笑顔に、牧村も笑みを浮かべる。
「ほら・・・」
「? 」
「やっぱり笑顔の方が・・・綺麗だ」
そう言って、佐藤は優しく牧村に口づけた。
以上です
読んでくださった方、ありがとうございました
209 :
名無しさん@ピンキー :2006/11/06(月) 15:37:46 ID:5EJCH6sD
乙でした!牧村リク答えてくださってありがとうございます!(泣)
その後を思うと切ない・・!
210 :
208:2006/11/06(月) 16:02:01 ID:rSHXB6uL
>>209 さん
ありがとうございます。
実はこの話の続き〜安藤×雪平を考えています。
長くなるかもわかりませんが、近日中に投下させて下さい。
211 :
名無しさん@ピンキー :2006/11/06(月) 16:05:09 ID:5EJCH6sD
ぜひ!ぜひ!
激しく期待しています!!
近日中と言いながら完成したのですが・・・
需要はあるのでしょうか・・・??
誘い受けはいやなので、特にやめてという声がなければ本日中に投下しますね。
212様。まだ起きていらっしゃいますか?
雪安すごく読みたいですっ!
すみません。
うっかり眠ってしまいました。
好みでない場合はスルーでお願いします。
安藤一之は焦っていた。
・・・まさか、牧村紀世子が自首するとは。まさに晴天の霹靂とはこのことだろう。
佐藤和夫・・・あの男に付き添われて・・・
そして、そのまま蓮見杏奈も緊急逮捕となった。
警察内部の者による犯行。センセーショナルな幕引きを迎えた募金型誘拐。
しかし、蓮見の証言により新たに浮かび上がってきた罰サイトの存在・・・
佐藤和夫名義で立ち上げたことが何の意味も示さなくなってしまった・・・
安藤は奥歯をぎりっと噛み締める・・・
しかも・・・牧村と佐藤は愛し合っているようだ。
雪平と佐藤をもう一度親密にさせる。そんな計画も全てが水泡に帰した。
しかし、そんな安藤の心に何故だろう?
ほっとしたような、そんな喜びにも似た気持ちがわきあがっては消える・・・
安藤はかぶりを振った。
・・・最近の僕は・・・ちょっとだけ混乱しているんだ・・・
そう。豊を射殺した雪平夏見への復讐。それだけが僕の生きる意味。
大幅に予定は狂った・・・しかし・・・
安藤はPCを開いて静かにメールを打ち始めた。
雪平がそのメールに気づいたのは、父の命日の前日深夜11時30分・・・
残務処理は山積し、罰サイトの真の管理人をつきとめるまでは家には帰れないかもしれない。
みおに会いたい・・・しかし、まだ・・・それは出来ない。
「雪平夏見
おまえの父親を殺した犯人を知っている。
教えてほしければ、明日正午、父親の死んだあの場所に来い。
罰サイト管理人・X 」
何度も目で読み返す。
はったりだ。そうに決まっている・・・しかし。
この犯人はきっと、警察内部に詳しい知識を持っている人物。
しかも、知能はずばぬけて高い・・・
瀬崎一郎・牧村紀世子・蓮見杏奈・・・聡明な3人を手玉にとり、自由に操ることの出来る人物。
Xが父の死の真相を知っている・・・ありえなくは、ない。
「蓮見・・・」
蓮見杏奈の名を思い浮かべた瞬間、雪平は頭を抱えた。
なぜ? ずっと一緒に闘ってきた仲間ではなかったのか? もしかして・・・彼女は自分を・・・憎んですらいた・・・?
「雪平さん」
不意に安藤の声がする。
慌ててメール画面を閉じる。誰にも見られてはいけない・・・これは自分自身の問題だ。
動揺を押し隠すように安藤を振り返る。
「どした? 」
安藤はにっこり笑って、サンドイッチとコーヒーを目の高さに掲げる。
「また何も食べてないんでしょ」
「安藤・・・」
2人並んで腰掛け、サンドイッチを頬張る。熱いコーヒーが雪平を心底ほっとさせた。
「雪平さん・・・蓮見さんのこと」
「・・・ん。はは・・・ばっかみたいだよね。おまえに前・・・言われたとき。あたしあいつは仲間だって・・・そう言ったのにね」
「雪平さん・・・」
「あたしのこと・・・嫌いだったのかな・・・憎んでたのかな・・・だからっ」
安藤の太い腕が雪平を掻き抱くようにして引き寄せた。
「もう・・・いいですから」
「だって・・・だって・・・ずっと一緒に・・・いつだって・・・頑張ってきたのに・・・なのに」
最後は涙声になる。
「蓮見は一番の友達で。仲間で・・・それで・・・」
「僕がっ・・・僕がいますから・・・! 」
「・・・!!! 」
そっと体を離しながら、安藤は優しく続ける。
「僕が。僕がそばにいます。僕は絶対・・・どこにも行きません」
涙を流しながら雪平は安藤の瞳を見つめる。
「あんどう・・・」
にっこりと微笑みながら、そっと唇を雪平の頬につける。
涙を唇でぬぐうように・・・
「僕・・・雪平さんが好きです」
雪平は涙のとまった瞳で驚いたように安藤を見上げる。
「気づいてなかったんですか? ・・・はぁ〜鈍感な人だなぁ・・・」
「馬鹿かおまえは・・・」
そっと安藤の腰に手をまわすと、雪平は安藤の胸に顔をうずめた。
静かに時が流れていく。雪平は久しぶりに訪れた幸福な安堵感にただ癒されていった。
「ゆ、ゆきひらさん・・・あの・・・ちょ、ちょっと・・・はなれてもらえませんか・・・」
目をあけると、安藤が腰をもじもじさせている。
「あ、あの・・・ちょっと・・・まずいかんじになりそうなので・・・」
雪平は思わず吹き出した。
「おまえ・・・わかいね・・・」
「いやっわかいとか関係ないんじゃないでしょうか。やっぱり好きな人と2人でこうしてたら・・・男なら・・・自然な」
最後までは雪平の唇が言わせない。
そっと優しく慈しむかのような口づけで、安藤の可愛い言い訳を遮っていく・・・
安藤は思い切ったように、雪平を引き寄せ、今度は自分から激しく唇をおしつけていった。
ちゅ・・・っじゅ・・・
唇をこじあけるようにして、舌をねじ込むと激しく口内を刺激していく。
次第に息を荒げ、雪平の長い髪に指をさしこみ柔らかな唇の感触を楽しんでいる・・・
雪平も安藤の激しい愛撫にだんだんと蕩けさせられていった。
そっと唇を離す。名残惜しそうに潤んだ瞳で安藤は雪平を見つめる。
細い指で安藤の形のいい唇をなぞりながら雪平は囁く。
「知ってる・・・? ここ・・・12時を過ぎると誰もこないの・・・」
「え? 」
「廊下のシャッターが閉まっちゃうの。最新セキュリティーって・・・やつ? で中からしか出られない・・・」
2人、PCのモニターに表示される時計をそっと確認する。
0時・・・03分。
そっと見詰め合うと、もう一度激しく唇を合わせる。
「ゆ、きひらさん・・・このまま・・・? 」
雪平は安藤の髪をぐしゃぐしゃとかき回すようにしながら、小さく頷く。
安藤はおもむろに雪平のブラウスのボタンを荒々しく途中まで外すと、無理やり黒のシンプルなブラからひねり上げるようにして豊かな乳房を曝け出させる。
そのまま激しく揉みしだき、先端の突起にむしゃぶりついた。
「はぅっ・・・んんっ・・・」
安藤の頭を胸に掻き抱き、雪平は乳首への刺激に小さく喘ぐ。
じゅるじゅると大きな音をさせて乳首をすいあげる安藤。
雪平の小さな尻をパンツの上からぎゅむぎゅむと揉みこむようにする。
「あぁんっ・・・やっん・・・」
かすれた喘ぎ声を安藤の大きな耳に直接聞かせていく。
安藤はぶるりと腰を震わせると、慌ててジャケットを脱ぎシャツをはだけさせる。
そのままズボンのジッパーに手をやり、弾けそうなほど熱く屹立した自身を取り出した。
軽く手でこするようにして雪平に見せつける。
「あんどう・・・すごい・・・」
欲望に潤んだまなざしで長い髪をかきあげる雪平・・・さらけだした乳房は安藤の唾液でてらてらと光っている。
「雪平さんっ僕っもう・・・」
涙声でうわずった叫びをあげる安藤を見ると、雪平は自分自身の本当の気持ちに気づく。
そう・・・もうずっと前から・・・
雪平はそっとかがむと、椅子にこしかけた安藤の足の間に体をさしこむ。
荒々しいまでに立ち上がる安藤自身をねっとりと舐め上げていく・・・
安藤は天を仰いで、雪平の頭をぐっとつかんだ。
雪平はうっとりと亀頭をしゃぶりたてたかと思うと、根元を横から咥えるようにしながら先端を手のひらでしごきあげる。
「〜〜〜〜〜!!! あぁっ! ゆきひらさんっそれ・・・あ〜っ! 」
安藤は雪平の髪をかきむしるようにして感じきっている。
先端をちろちろと舐めながら、雪平はゆっくり体を起こしていく。
名残惜しそうにちゅっと尿道口にキスすると、そのままパンツとショーツを脱ぎ捨てる。
雪平はゆっくりと安藤をまたいでいった。
安藤の怒張は痛いくらいにそりあがり、ぴくぴくと蠢いている。
雪平は自らの濡れそぼった秘所をみせつけるようにして、椅子に片足をかけ、ゆっくりと腰をおろしていく。
安藤は雪平自身に目をやると、苦痛に耐えるかのように吐息を漏らす。
「あぁ〜〜〜っ!! あっ! ゆ、ゆきひらさんっあっ・・・はい・・・っちゃいます・・・」
舌なめずりしながら、雪平はじっくりと先端がのめりこむ感触を楽しんでいる。
腰をぐりぐりと回すように埋め込む雪平の陰唇からはぬちゃぁっといやらしい音が聞こえた・・・
「あんどう・・・ちゃんと目・・・あけて・・・こっち見て? 」
安藤はそっと目を開けると雪平の瞳を見つめる。
「ね? 入れ・・・るからね・・・? 」
こくこくと安藤は少年のように頷く。
「あ・・・んんっ・・・」
太い怒張を飲み込む感触に、雪平はゆっくり息を吐く。
「お・・・おっきぃ・・・ね・・・」
ごぼりと白濁した愛液が太い竿を伝っていく・・・
「ゆ、ゆきひらさん・・・やばい・・・僕・・・すぐ・・・」
雪平も小さく頷きながら、腰を沈めていく。
「ん・・・あたしも・・・多分・・・」
照れくさそうに笑う雪平を見ると、我慢できなくなったように安藤は下から思い切り突き上げた。
ぶちゅっと音がして愛液が飛び散るように吐き出された。
「!!!ひゃっ・・・はっあぁぁっん・・・! 」
小さく叫び声をあげる雪平は、安藤の瞳をじっと見詰める。
「だめ・・・も・・・すぐ・・・いっちゃうよ・・・? いい? あんどう・・・いいぃ? 」
可愛く首をかしげる雪平を見つめ、安藤は腰からかけあがる射精感を必死でこらえるように雪平を抱きしめ豊かな乳房に舌を這わせた。
「・・・!!! あっあっあっあっぁぁああああ〜〜〜〜!!! だめっいくっごめ・・んっいっちゃうぅ〜〜〜!!! 」
安藤は乳首をしゃぶりたてながら、何度も頷く。
雪平は体をのけぞらせるようにしながらがくんがくんと体を脈打たせていく・・・
肉壁は安藤自身を食いちぎりそうなくらいに激しく痙攣している。
乳首から慌てて口を離すと安藤も小さく叫ぶ。
「ゆ、ゆきひらさんっぼ、ぼくもっ・・・! 」
雪平は体を小刻みに痙攣させながら、安藤の唇をふさいだ。
「ふっむっぅんっ〜〜〜〜!!!! 」
安藤は雪平の唇を激しく吸いながら、子宮口めがけて、白い欲望の液を注ぎ込むようにして激しく射精していく。
ごくごくと美味そうに吸い上げる膣のうねりに一瞬気が遠くなりそうになる。
何度も何度も続く吐精感に安藤はぴくんぴくんと小さく体を震わせた・・・
しばらくそうしていただろう。
「あんどう・・・ごめん・・・」
「え? 」
安藤はそっと顔をあげて雪平の大きな瞳をのぞきこむ。
「これ・・・じゃ・・・帰れない・・・ね? 」
雪平は照れくさそうに繋がった部分を見つめた。
安藤のスーツは自身の吐き出した精と、雪平の愛液でびしょびしょに濡れている。
「へへ・・・ごめん・・・ね? 」
困ったように笑う雪平の笑顔を見ると、安藤は心の底から誰かを・・・生まれて初めて愛おしいと、そう思った。
父の命日である今日。
みおの誘拐計画を影で操っていた人物に会う。
父の仇を教えてもらうために・・・?
何だか出来すぎているような気がする。
恐ろしいような・・・それでいてワクワクしてくるような。
自分自身が根っからの刑事なのだと、痛感する瞬間。
現れるのは・・・一体?
時計の針が丁度真上をさした瞬間。じゃりっと足音が聞こえる。
誰・・・? あたしを恨んでいる人間・・・多分・・・この世界中の誰よりも。
ビルの影から一人の男が静かに現れた。
逆光の中から黒いスーツが見える。
まさか・・・いや・・・彼であるはずがない・・・
だって・・・彼は・・・
「安藤・・・」
安藤一之は小さな拳銃を構えた状態で現れる・・・
昨日の夜、雪平を優しく愛したその、右手で。
「なんで・・・おまえが・・・」
「・・・5年前・・・」
安藤は静かに語り始めた。狂気といくばくかの悲しみのこもった声で・・・
5年前の事件。雪平が射殺した犯人・・・豊とは安藤にとって一体どんな存在だったのか。
涙を流しながら静かに語りつづけている。
雪平の頬も次第に涙に濡れていく・・・安藤への愛と、彼の憎しみの深さを知った・・・哀しみで。
「僕は少し混乱しているんです」
「・・・? 」
「昨日だって・・・ほんとは・・・あなたを悲しませるために・・・」
「安藤・・・」
「信頼して身をまかせたはずの僕が・・・Xなら・・・それを知ったらあなたが・・・苦しむんじゃないかって・・・そのために・・・だけど」
雪平はじっと安藤の言葉に耳を傾けている。そうだ・・・昨日の安藤の気持ち・・・あれが嘘じゃないことは自分が一番よく、知っている。
「だけど僕は・・・」
安藤は唇をかみしめながら、雪平を見据えている。
「いいよ」
雪平はそっと微笑むと拳銃を投げ捨てる。
「いいよ撃って・・・それでおまえの・・・気がすむなら」
「・・・!!! 」
「撃って・・・いいよ」
安藤は涙の滲んだ目でじっと愛する女を見つめた。そして彼女を撃つために、そっと安全装置を外す・・・
・・・5年間。
短くはなかった・・・辛かった・・・一人で。悲しくて。憎くて・・・憎くて憎くて憎くて・・・なのに・・・! ぼくは・・・
「みお! 」
慌てた調子で雪平が叫ぶ。
安藤が振り向くと、驚いたような表情でみおが立っている。
急いで拳銃をしまうと、みおに向き直ってしゃがみ優しく声をかけた。
「ど、どうしたのみおちゃん・・・車の中で・・・退屈しちゃった・・・? 」
みおはうつむいて何かを書いている。
安藤はそっと覗き込んだ。
−−−ないてるの
みおは顔をあげて、安藤の頬に手をやる。
もう一度うつむいて何かを書く。
−−−なかないで
安藤はそのままひざから崩れ落ちていく・・・
「あんどう・・・」
雪平はそっと安藤に近づく。
「あたし・・・」
安藤はさえぎるようにして叫んだ。
「僕は・・・僕は5年間・・・あなたのことだけを考えて生きてきました」
みおと雪平は安藤を囲むようにしてじっと聞いている。
「でも・・・憎しみだけで・・・生きるのは・・・もう・・・疲れました・・・」
みおはそっと何かを書く。
安藤と雪平に見せながら、みおは曇りのない晴れやかな笑顔になる。
−−−ずっといっしょ。ままとあんどうとみお
「みお・・・」
安藤はみおを抱きしめると、そのまま泣き崩れていった・・・
がらんとした捜査会議室に、安本と三上がコーヒーとミルクを片手にたっている。
「蓮見の件がありますからね・・・上層部は安藤一之の精神鑑定を要求したようです」
「ん・・・」
苦々しげに安本はコーヒーを飲む。
「2人も犯罪者が出たとなっては警察の信頼も地におちます。是が非でも無罪に持っていくでしょう」
「あぁ・・・確かにサイト運営によってアドバイスをしていただけだからなぁ・・・黒幕というには物的証拠も弱すぎる」
「牧村はどうなりました」
「ん・・・蓮見が首謀者ということでほぼ決着がつきそうだ。情状酌量、雪平への娘への態度・・・何より佐藤自身が告訴しないって言ってるからなぁ」
「刑事の方では執行猶予3年ってところですか」
安本は小さく頷く。
「あれ・・・そういえば雪平は」
「安藤の病院だろう・・・精神鑑定ってやつは結構時間がかかるそうだからな・・・」
「みおちゃんと? 」
2人は頷き合って、そっと息を吐いた。
多摩警察病院。
ゆったりとした個室のベッドには安藤が腰掛けている。
「みおちゃん・・・寝ちゃいましたよ・・・」
コーヒーを手に戻ってきた雪平に安藤は小さくささやきかける。
見ると、みおは安藤の足元につっぷすようにしてスヤスヤと眠っている。
コーヒーを安藤に手渡すと、雪平はみおにそっとブランケットをかける。
「ありがとね」
安藤は熱そうにコーヒーを吹きながら雪平を見る。
「みお・・・おまえのおかげで・・・元気になってきてる」
安藤は小さく首をふると、雪平をそっと笑顔で見つめている。
その瞳にはほんの小さな闇も見当たらない。澄んだ美しい瞳だ。
「雪平さん。僕考えたんです」
「? 」
「まず、僕多分1ヵ月後に精神鑑定でグレーになって。そのまま不起訴で無罪確定です」
「う・・・ん。まぁそうなるだろうね」
安藤は屈託なく続ける。
「で。半年・・・んん〜1年・・・やっぱ半年かな。で。ここ出ます」
雪平は怪訝な表情で聞いている。
「で・・・探偵事務所でも開こうかと思ってるんです」
「たんていじむしょぉ? 」
雪平は呆れた表情で安藤を見つめる。
「だって、僕かなりの天才ですから。ハッキングはプロ級だし、なんせ5年間も一人の人を追いつづけたんですよ? 相当タフですし」
「安藤・・・」
微笑みながら雪平は聞いている。
「それに、射撃の腕も結構いいんです。多分、雪平さんより」
「探偵に射撃は関係ないでしょ」
腕を組んで雪平は微笑む。
「で。雪平さんより先にお父さんを殺した犯人・・・見つけます」
雪平はそっと頷く。安藤のくれたヒント。公安部にまつわる謎・・・
「っと、それが僕の復讐。検挙率ナンバーワンの捜査一課の刑事が長年追いつづけた謎をうら若き探偵が解明する! かっこいい〜」
「馬鹿かおまえは」
雪平は笑顔で安藤をにらむ。
「・・・あっそれか〜」
「? 」
「みおちゃん・・・もしかして・・・僕が初恋なんじゃないかと思うんですよね〜みおちゃんと僕15歳しか離れてないし? 」
雪平は少し真顔で安藤をにらみつける。
「夏見おかあさんっみおちゃんを僕にくださいっなんて・・・」
思いっきり真顔で雪平は安藤の頭を殴る。
「いてっ・・・! ・・・って・・・」
2人はそっと顔を見合わせると笑顔になる。
「あ・・・もう一つ思いつきました」
「なに」
「雪平さんに逆プロポーズしてもらうんです。プライドの高い雪平さんにとってはかなりのダメージがありそうな・・・」
呆れた顔で雪平は笑う。
「馬鹿だおまえは」
2人はもう一度顔を合わせて小さく笑った。
「あ・・・ん・・・ど」
みおが寝顔で小さくつぶやく。
「みおっ・・・」
「みおちゃん・・・」
2人は驚いた顔で見詰め合う。
声がもどった・・・みおに・・・自分のせいで失った声が・・・
雪平は泣き出したいような喜びで、安藤に頷きかける。
安藤は笑顔でうんうんと頷き雪平の手にそっと自らの大きな手を重ね合わせた。
「あんどう・・・」
「はい? 」
「もしかしたら遠くないかもね」
「ん? 」
「最後に言ってた復讐・・・果たせるの」
慌てて安藤が姿勢を正す。
「えっ・・・な、なんですかっもっぺん・・・もいっぺん言ってくださいっ」
照れくさそうに頭をかきながら、ぶっきらぼうに雪平は言う。
「ば〜かかおまえは。そう何べんもプロポーズできるかっつ〜の! 」
安藤と雪平は顔を見合わせて笑う。
安藤。そして牧村。
哀しみから生まれた冷たい復讐の心。
その心の闇を照らしていったのは、権力でも・・・ましてや暴力でもなかった。
それはただ・・・
ただ・・・愛の力で・・・
赤く大きな夕日が全てを染め上げていく。
佐藤と牧村が笑う。
安藤と雪平が笑顔でみおを見つめている。
全ての人の哀しみを癒すことは出来ないかもしれない・・・
それでも・・・今日も・・・夕日は沈む。
明日という日に、希望を託して。
以上です
読んでくださった方ありがとうございました
すごい!!!!!涙なしでは読めなかった!思い描いていたラストだ!!
みおちゃんが安藤を・・私も思っていました^^
GJほかに言うことなし!!
223 :
221:2006/11/07(火) 19:20:16 ID:20Ritvbu
>>222 さん
ありがとうございます・・・
自分では結構良いパロが沢山出来たと思っていますが・・・
現実的にはサラさんの方が楽しみにしている方が多いようなので・・・
ちょっと寂しくなったりしていました。
(あっもちろんサラさんのSS楽しみにしてる一人なのですが)
少しでも楽しんでいただけた方がいるようで嬉しいです。
またROMに戻りますね。
サラさんまた楽しみに待ってます!
>>221 GJGJ
こんな結末だったなら、皆深くは傷つかなかったんだろうな
と、思って切なくなったし感動した!
勿論、ドラマの結末も好きだけれど。
個人的に、221さんの作品のが満足度高い!
最後のやり取りも可愛いし、とにかくGJ!
サラさんの作品も素敵だが、221さんの作品つか文章の空気間が好きだ!
次の作品投下wktk!
他の方の作品投下もwktk!
どちらの職人様の作品もそれぞれに個性がでていて好き!
なのでお2方ともずっとここに居ててください!
映画はじまるとまた新しいパロができそうで
楽しみだっ
ドラマ見て
「たとえ安藤が生きてても、今まで犯した罪でずっと刑務所か…
もう二度と雪平とのツーショットは見られないんだな…」と凹んでたので、
221さんの結末に涙、涙…
ありがとう! こういう結末を待っていたんだ…
227 :
221:2006/11/08(水) 20:35:02 ID:Gj8ghYWj
>>226 さん
自分も思ってました・・・
>たとえ安藤が生きてても、今まで犯した罪でずっと刑務所か…
なので、脳内だけでも救いをと思い書いたSSで喜んでいただけて、
こちらの方が嬉しいです。ありがとうございます。
また映画公開あたりで何か浮かんでくれば書きますね。
読んでくださった方々本当にありがとうございました!
>221泣いた!!感動した!!サラさんも221さんも、また新しい職人さんも
ここを素敵に彩ってくれ!
229 :
サラ:2006/11/11(土) 08:06:23 ID:9hUirqms
221様
遅レスですみません
凄く良かったです!!
ドラマでもこんな結末が良かったなぁ、と染々。
spでも、金平糖が雪平さんの隣にいるのには違和感を覚えた人種の奴なので、こういうハナシが大好物です!!
ぜひこれからも書き続けて下さい
それに、221様を楽しみにされてる方の方が多いと思いますので…
では、頑張って下さい
そろそろ新しい職人さんもいらっしゃいませんかね?
230 :
あ:2006/11/17(金) 06:10:35 ID:bxDOmcg7
もっと誰か書いてください!!つぎは雪平×佐藤和夫で
231 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/19(日) 13:02:48 ID:bESe+5su
職人さん待ってるぜぃ。 !(b^ー°)
232 :
サラさん応援団:2006/11/19(日) 23:18:38 ID:HPJtAjsh
やっぱサラさんが一番みたいよ〜!
書いて書いてぇ!
他の職人さんはいいからさっとりあえずサラさん!
自演?それとも真性厨?
厨を装った煽りでいてほしいな。
>232 氏ね。
235 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/20(月) 21:59:10 ID:9cHoETPl
なかなか安藤×雪平がなくて嘆いていたら、ここにあったとは!しかもネ申が!
ハァハァしながら感動しちゃいましたw
これからもガンガレ!
>232他
書けもしない立場から、書き手さん同士を比べて考察したりする気もないし
ただいろんな書き手さん達が書いたいろんなSSを読みたくて
ここに来てるので、みなさんどうか自由にかいてください!
237 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/21(火) 20:45:08 ID:bCL9Kvze
べつに好みの問題だよな。
サラさんみたいな感じなのが好きなのもいるし、もう一人の書き手さん(コテハンなし?)の書くのが好きな人もいる
みんな違って、みんないい
みつを
ただそのために他の職人をけなしているような発言が問題なんじゃない?
この板に来てるってことは子供じゃないんだから。
>237同意。金子みすずだっけ?
中学生じゃないんだから好みの押し付けはよくない。
読ませてもらってる立場なんだし 好みでなければスルーは
この板の鉄則。
リクはいいと思うけど、「絶対〜じゃないと」とかは
わざわざ出てきてかきこむことではないとオモ。
というわけで、何でもおいしくいただくので、職人様方ひきつづき
思いついたら投下お願いします!
240 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/23(木) 15:36:44 ID:i+URrD8R
>239
金子みすゞだったんだ
目には目を 復讐には復讐を
アンフェアには
アンフェアを・・・!
242 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/30(木) 09:06:30 ID:XnwXzsx1
三上がひそかにかっこいい件について。
243 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/01(金) 15:32:22 ID:gklWdgIq
おなかすいた〜。
リクするとすれば 山路x蓮見がみてみたいな。
どなたでもいいのでキボン!
244 :
サラ:2006/12/01(金) 16:51:54 ID:AwlcCbzi
243様
山路×蓮見の話が丁度書きたいと思っていましたので、書きたいと思います。
うまくかけるかは微妙ですが。
245 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/02(土) 14:37:02 ID:Qydfl8g7
久々の投下!楽しみにしてます!!
246 :
サラ:2006/12/04(月) 19:05:29 ID:/AdIU29O
山路×蓮見
「頼まれていた資料、できたけど?」
私は、捜査会議室で一人佇む山路に声をかけた。
勿論、人がいないのを確認してから、だ。
雪平は安藤君と外で捜査をしているし、薫ちゃんも特殊任務中。
「……職場でそんな言葉使いすんな、って言ったろ?」
「誰も居ないって確認したわ…」
「…」
私は、山路の手を握り、自分の胸へといざなった。
「…今夜、会えない…?」
「……分かったよ」
…早く、この男から広田の件について聞き出さなくては。
雪平は何を考えているか分からないから。
その為には、大して愛してもない男にも抱かれる……
そんなことを続けてもう何年になるだろう。
都内、某ホテル。
私は、先にシャワーを浴びることにした。
ピンを外し、一度メイクも落とす。
全てをシャワーで洗い流すと、少しだけ心が晴れた。
私に構うことなく流れ続けるシャワーにあたって山路のことを考える。
初めて抱かれたときには、愛なんて全くと言って良いほど無かった。
けれど、今はどうだろう。
………少なくとも、愛着はある。
これ以上、考えるのは止めよう。
虚しさが私の中を行き交うだけだ。
人に愛されもしなければ、憎まれもしない。
247 :
サラ:2006/12/04(月) 19:48:11 ID:/AdIU29O
雪平には何をしても勝てないのだ。
雪平と私を比べること自体間違っているかもしれないが、比べずにはいられない。
確に雪平は多くの人間から嫌われ、恨まれているだろう。……でも本当に大切な人に、その何倍も愛されている。
安藤君や、薫ちゃん、安本さんに。
私は、考えを振り払いシャワーを止め、バスローブだけを身に付けると髪を軽く束ねた。
そして山路の許へ向かった。
「…、ねぇ」
私は、山路が持っているグラスを奪い、口をつけた。
強い酒が体を暖める。
私がサイドテーブルにグラスを戻すと山路が私に口付けた。
煙草と酒の臭いがする。
その臭いが、何故か私の心を擽った。
酒のせいもあるのかもしれないが、胸が熱くなる。
山路は、私を押し倒した。
このアングルで山路を見るのは、久しぶりだったかもしれない。
そのまま、バスローブの紐を解かれる。
肌が外気に触れ、ヒヤリとし、私は少しだけ息を飲んだ。
山路が服から隠れる場所を選び、強く吸う。
顔を離すと、山路は私の胸に触れた。
そっと辺りを撫で、時々頂点を指で摘み、片方は口に含み、舌で転がす。
私は、体が熱るのが分かった。……段々と頭が白くなる。
「…ん……、はぁっ…」
思わず、吐息を含んだ声が漏れた。
248 :
サラ:2006/12/04(月) 20:26:17 ID:/AdIU29O
山路は、私の足を大きく開いた。
光のもとに晒されることのないそこが、糸を引くのが感覚で分かる。
……まともに山路を見れずに、外を見た。……紅い東京タワーが私の眼を引く。
山路は開いた足の間に顔を埋めた。…吐息がかかるほど近くにある唇が、半透明の液体に触れる。
中に舌が入ると、腰が浮くような感じに襲われた。
「……もっと、」
私の口から思わず本音が漏れる。
正直、もう耐えられなかった。
本能的に山路を求める。
早く、ほしい
249 :
221:2006/12/05(火) 20:09:57 ID:IRvSAG0M
サラさん頑張って下さい。
自分もそろそろ何か書きたいなぁと思っていますが・・・リクありますか?
何でもおいしくいただかせていただきまーす。
投下wktkそしてサラさん乙!
途中送信してしまった…
続きも期待してます。
252 :
サラ:2006/12/06(水) 18:29:42 ID:o5Vs5vx6
その思いが私の中を行き交った瞬間、山路が私の脚を更に押し開いた。
痺れる様な感覚が身体中を駆け巡る。
「、…ん…ねぇ……」
「…何だよ?」
「…早く、」
私は今、情報を得るためだけの愛人に抱かれようとしている。
自ら進んで求めている
特別な愛情などないのに。
愛情はなくとも、愛着ならあるのか…?
………体の奥底から、笑いが込み上げてきた。
好きでもない男のものを自分から求めているのだ
少し虚しくなる
「…っ、」
山路が中に入ってきたことによって、深い圧力が掛った。
中がえぐられる様な快感で満たされ、二人の水音が私の聴覚を刺激する。
中を深くまで擦られ、私の内壁が熱くなるのを感じた。
山路は、中でぐちゅぐちゅと動きながらその骨張った手で私の肉芽をそっと転がす。
あまり暖かくはない手が熱った体に丁度心地良い。
脚を広げられ、只、快感に溺れる私の姿が、漆黒の夜景とともに窓に写りこんでいた。
その羞恥心までもが快感を呼び込む道具に代わり、更に私の潤滑剤になる。乾いた肌の音がひっそりとしたホテルの部屋に響いた。
呼吸が乱れ、苦しくなる
もう、私は精神的にも肉体的にも、自己嫌悪でいっぱいだった。
早く達して終えたい。
山路に早く達してもらうため、私は腰の動きに合わせて自分のそこをきつく締め付けた。
雪平や警察への復讐が済むまでは、山路との関係も……終りそうにない。
私がゲームに負けるのが先か、山路との関係が終るのが先か…。
蓮見視点&自己嫌悪に駆られながらってのがいいね。
乙!!
254 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/08(金) 13:39:08 ID:yLg/FDjO
乙でちた!久々に来たら投下嬉しス!
>249
山路が出てくる(話の内容に絡んでくる)話が読みたいです。
山路×雪平は流石に無理があるかな…;
256 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/09(土) 10:26:51 ID:8cs0YyLE
意表をついて蓮見、雪平の百合ものとか(ハードでもソフトでも)
いっそのこと、蓮見が安藤を誘惑しちゃうとか
無理あるかなぁ・・・
257 :
サラ:2006/12/09(土) 17:10:18 ID:GHZU1Iy9
蓮見×安藤は可愛らしくて、魅力的で書こうと試みても、どうしてもギャグテイストになっちゃうんですけど、>249さんの話なら読んでみたいですね。
258 :
安藤×蓮見:2006/12/11(月) 19:55:06 ID:Rq368z8O
遅くなりました。
需要少ないかな・・・と思いつつ、安藤×蓮見で作成中です。
今日、明日中には投下できるかと思います。
259 :
安藤×蓮見:2006/12/12(火) 18:36:24 ID:M7sde4mm
好みでない場合はスルーでお願いします。
「安藤・・・くん・・・? 」
もつ兵衛のいつものボックス席。
安藤一之は酔いつぶれている。
「ん・・・んん〜」
むにゃむにゃと口を動かして心地よさげに眠っている。
珍しいこともあるものだ、と思った瞬間
「あぁ」
蓮見杏奈は唇の端で苦笑した。
−−−そうか。瀬崎だ。
今日、瀬崎と会う。雪平からメールを受け取っていたのをすっかり失念していた。
きっと2人は今頃、雪平のマンションなのだろう。
赤い顔で突っ伏している安藤のあどけない寝顔を見ると、蓮見は小さく微笑む。
そしてそのすぐ後で、歯軋りしたいような嫉妬の混じる憎しみを胸の奥に感じ、微かに舌打ちをする。
いつだって・・・そう、誰だって雪平のそばにいる男は皆あの女に心を奪われるんだ・・・そして雪平はそれを拒まない。
「毎度! いつもの・・・? 」
顔見知りの店員が暖かいおしぼりを差し出して威勢よく言った。
はっと我に返ると、もう一度安藤を見つめる。
「ん・・・今日は帰るわ。三上は一緒じゃないの? 」
安藤をあごで指して店員に問う。
店員は笑って首を振った。
「じゃ、連れて帰るわ。いくら? 」
安藤は相変わらず、突っ伏したままうなっている・・・
「安藤くん・・・ついたよ・・・」
自らのマンションに安藤を連れてくることが出来たのは、もつ兵衛を出てとうに1時間は立っていた。
嫌がるタクシー運転手に部屋まで抱えてきてもらったのだ。
「ん〜ゆ・・・きひら・・・さ・・・」
ばたんと玄関先で安藤は倒れた。
蓮見は怒りにも似た欲望が自らの下腹部から駆け上がるのをとめることをしない。
そう、多分・・・雪平も・・・この若い新米刑事を憎からず思っている・・・長い付き合いの蓮見には・・・
「・・・ううん。雪平を誰よりも見つめてきた私にはわかる・・・」
小さくつぶやくと、安藤を冷ややかに見下す・・・紅い唇が欲望と憎しみで醜く歪んだ。
260 :
安藤×蓮見:2006/12/12(火) 18:36:54 ID:M7sde4mm
玄関先に仰向けになった安藤の細身のジャケットとシャツを乱暴にはだけさせる。ネクタイを抜き取ると学生のように幼く見えた。
意外に筋肉質な裸の胸をそっとなでると、純粋な肉の欲望だけが体を駆け巡る気がする。
軽く舌なめずりしながら、小さな乳首を細い指先でくりゅくりゅと刺激してみる。
「ふっんんっ・・・」
可愛いあえぎの混じった吐息が、安藤の寝顔から発せられる。
蓮見はごくりとのどを鳴らすと、自らのジャケットとスカートを脱ぎ去った。
ふと思いついて、部屋の暖房をONにする。
玄関先で全裸になるには寒すぎるわね・・・蓮見は自嘲的に笑うと、ベッドにかけてある大きなブランケットを持って玄関に向かう。
安藤と自らに巻きつけるようにすると、安藤のスラックスとボクサーパンツをずるりと脱がせていった。
先ほどの乳首への刺激で、軽く勃ちあがった安藤のそれは思いのほか野太く、蓮見は思わず感嘆の吐息をもらした。
そっと指を沿わせると、びくんと更に硬さを増していく・・・
紫に黒のトリミングをほどこしたレースのブラと同じ柄のタンガー姿のまま、そっと蓮見は安藤の怒張に唇を寄せていく・・・
チロッと子猫のように舌を這わせたかと思うと、その太さにぞくっと腰を震わせた。
・・・すっごい・・・
雪平への憎しみから安藤を・・・そんな思いなど吹き飛んでしまったかのように、一心不乱に安藤の怒張を口に含み、奉仕する。
ずちゅっちゅぼっ・・・
ふんふんと鼻を鳴らしながら、蓮見は安藤の肉塊をぽってりとした唇でしごきあげていく。
そっと目を上げると、安藤は夢と現実の狭間にいるのか苦痛にも似た表情で静かにあえいでいる・・・
いつも・・・山路との逢瀬では自分が男の玩具になったような、そんな錯覚を覚えている。
山路とだけではない。以前からずっと、自分自身へのコンプレックスからなのか、男の満足するようなセックスしか出来ない自分がいた。
・・・だからだろうか? こんな風に泥酔した安藤をもてあそんでいる、そんな状況が蓮見を異様なまでに興奮させていった。
261 :
安藤×蓮見:2006/12/12(火) 18:37:32 ID:M7sde4mm
太い亀頭にぐるりと這わすようにねっとりと舌を絡める・・・
下唇をカリ首にひっかけるようにプリュプリュとしごきあげていくと、安藤は小さくうめき声をもらしている・・・
先走り液をちゅぼちゅぼとすいたてた瞬間、蓮見のでろりと垂れ下がった陰唇からねっとりした白濁液がぶちゅっと音を立てて吐き出された。
ブラに包まれたままの乳房を安藤のきゅっと締まった腿におしつけ、乳首への刺激を自ら加えていく。
自分自身が淫乱な娼婦になったような錯覚さえ、蓮見を興奮させる材料になっているようだ。
ひときわ深く、喉の最奥まで突き刺さるように安藤の怒張を飲み込んだ瞬間、こらえきれない衝動に蓮見は小さなショーツを脱ぎ去った。
ねろり・・・と糸をひいて、愛液がショーツと自らを繋いでいるのがわかる。
安藤が正体なく泥酔しているのに少し感謝すらする・・・こんな自分にもまだ羞恥の心が残っているんだ・・・あたりまえのことに心の中で安堵のため息をついた。
そっと安藤の上にまたがっていく。うっとりと目を閉じたままの彼は雪平との情事を夢見ているのかもしれない。
それだっていいじゃない。
いや、その方がまさに好都合じゃないか。
あの女が想っている男を、あの女のふりをして犯す。
自分自身にはぴったりの復讐なのかもしれない。
小さく首をふり、ぐいっと腰を沈める。あまりの猛々しさに、そっと息をはきながらゆっくりと挿入する・・・
すごい・・・
「んぅっ・・・ふ・・・んんっ・・・」
蓮見のほとんど生えていないかのような薄い陰毛の下では、どろどろの陰唇がぱっくりと口を開き、青筋を立ててそそり立つ安藤の怒張を飲み込んでいる。
腰を振りたてることも出来ず、はぁはぁと肩で息をつきながら、安藤の顔を見つめる。
眉間にシワをよせ、苦しそうにもだえている若い男。
「・・・ごめんね」
小さく唇の中でつぶやくと、ゆっくりと腰を上下させていく・・・
膣奥からどろりとした愛液が後から後から湧き出てくるのが分かる。
普段のセックスでは、どちらかと言えば淡白な方だ。
山路にどんなに激しく責めたてられても、頭の芯は静寂に支配されている。
その静寂の中では・・・あの女が微笑んでいる・・・可愛らしい唇で「蓮見」とささやきかけてくる。
どうしても手に入れられないものならば、それを壊してしまいたい。どこまでも追いかけてくる心の中の笑顔を引き裂いてやりたい・・・
262 :
安藤×蓮見:2006/12/12(火) 18:38:07 ID:M7sde4mm
「!!! ひぁっ・・・んんっ! 」
腰をぐっとつかまれる感覚に驚いて目を開けると、蓮見の骨ばった腰を安藤の太い指がぐっとつかみ下から思い切り突き上げてくる。
目は閉じたままだが、明らかに覚醒した様子の腰使いだ。
「っんあっ!!! ふぅんんっ・・・やっんんっ」
ぐちゅっぐちゅっと隠微な湿った音が、結合部分から響く。
はぁはぁと熱い吐息を蓮見は吐き出しながら、安藤の怒張を楽しむように腰を軽く浮かせる。
安藤は親指を一番敏感な突起に這わせていく・・・
コリコリと小さく弾くように刺激を加えると、疼くような快感が下腹部から腰へと突き抜けていった。
「んぁっ・・・はっぁぁっ」
相変わらず安藤は目を閉じている。相手が蓮見だということに気づいていないのかもしれない。
空いた片手でブラに包まれたままの乳房をぐいっとつかみぐりぐりと揉みはじめる・・・蓮見は思わず安藤の男らしい胸に頬をすりよせるように体を預けた。
安藤はそっと薄目を開けると、小さく微笑んで蓮見の紅い唇を強く吸っていく。
・・・気づいている・・・? 酩酊して何も見えていないのだろうか・・・?
激しく舌を絡めていると、そんなことすらもどうでもいいような気がする。
今この瞬間、自分と安藤は互いに相手を貪っているようで2人きりではないのだ。
・・・2人のあいだには・・・そう、愛と憎しみを同じくらい感じている「雪平夏見」がいるのだ・・・
一際大きく安藤の怒張が突き刺さる。子宮口を先端が激しく押し込んでくる快感に、何の予兆もなく一気に蓮見は絶頂へと上り詰めた。
激しく締め付ける快感に安藤は腰を震わせ、そのままペニスをずるりと引き抜いた。
言葉を発することもなく、がばっと上体を起こすと床に押し付けるようにして蓮見を四つんばいにさせ、もう一度後ろからのしかかる。
ぴくぴくと痙攣する蓮見の陰裂に、ねっとりと濡れそぼったままの怒張を一気に挿入した。
「やっ・・・! ぁぁんっ!!! 」
達したばかりの体に、安藤の激しい抜き差しが早くも二度目の絶頂をもたらそうとしている。
「あっあっあっ・・・いぃっ! 」
両手で乱暴に蓮見のブラをずり下げると、思い切り鷲づかみにして激しく揉みこんでいく。
締まった腰を柔らかな尻に押し付けるようにすると、蓮見は我慢できずに叫ぶ。
「いくっ!!! だ、出してっ中でっ・・・あたしっもぉっ・・・いっ!!! 」
安藤が最奥を激しく突きこんだ瞬間、膣内がうねり激しく痙攣する。
安藤は蓮見の声を無視するように、ぐっと怒張を引きずりだすと体を前に移動させ、蓮見の唇に自らの匂いの残るモノを無理やり押し付けるようにした。
おずおずと唇を開くと、ねじ込むようにして蓮見の口を犯していく。
髪をつかんでぐいぐいと蓮見の頭をゆすり何度か出し入れすると、安藤は声も出さずに思い切り激しく射精していった。
蓮見は苦痛と羞恥と屈辱にまみれた表情で、安藤のむせかえるような男の欲望を飲み下していく・・・
263 :
安藤×蓮見:2006/12/12(火) 18:39:02 ID:M7sde4mm
安藤は最初から気づいていたのかもしれない・・・
もしかしたら・・・蓮見の心の奥底に封じ込めた想いにすら。
いつまで続くのかと思われる長い吐精が終わると、安藤は黙ってペニスを引き抜き、そのまま静かに体を横たえる。
蓮見も何も言わずそっと安藤の胸に顔をのせる。
しんとした空虚な静寂の中。2人は同じ相手を思いながら、浅い眠りについた。
以上です
読んでくださった方ありがとうございました
264 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/12(火) 21:24:27 ID:h75yfboN
GJ!!いろんなシュエーション&登場人物がでてきておもしろいと
思います。
もうひとつのアンフェアを見ているようでイイ!
本当に乙です!
266 :
サラ:2006/12/13(水) 18:09:52 ID:M2fGTsFi
投下待ってました!!連ドラやspではなかった新しいアンフェアでGJです!!!
次回作も楽しみです♪
267 :
263:2006/12/16(土) 19:49:36 ID:7Hg+3DR9
>>264−
>>266 さん
レスありがとうございます! 励みになります。
何かリクなどありましたらぜひ教えて下さい。
エロパロなのでエロ無しは書かないつもりです・・・が、ワンパターンになって困りますね。
シチュリクなどもありましたらお願いします。
268 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/17(日) 14:53:55 ID:HGmjtbF/
牧村って佐藤以外とはむりかなぁ・・
269 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/17(日) 15:58:49 ID:HGmjtbF/
牧村って佐藤以外とはむりかなぁ・・
270 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/17(日) 15:59:44 ID:HGmjtbF/
間違えて二度も書き込んでしまった・・スマソ
271 :
サラ:2006/12/18(月) 18:20:45 ID:h/J5AbWa
百合でも大丈夫なら、牧村×蓮見とか出来そうですよね。
美央ちゃん誘拐事件のとき色々ありましたし……。
ノーマルだと難しいのでは…?
272 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/18(月) 20:06:20 ID:Dp5Kgj8i
牧村の百合も大歓迎!
273 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/25(月) 14:58:15 ID:Oy9x6802
どんな短編でもいい!だれかクリスマスか正月バージョンかいてくれ!
274 :
サラ:2006/12/25(月) 21:52:26 ID:A/S5cYpe
百合も書きたかったのですが…無理っぽいので、X’masバージョンで何か書いてみたいと思います。
cpは何が良いか、カキコ頂けると、ありがたいです
275 :
サラ:2006/12/25(月) 22:30:02 ID:A/S5cYpe
書き忘れましたが、シチュなどもあれば一緒にお願いします。
何度もすいませんでした。
276 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/26(火) 17:44:03 ID:kwahOeoi
安藤×雪平で雪平とケーキ作り。
体に生クリーム塗ったり・・。
ラブラブな聖夜をおねがい!
277 :
サラ:2006/12/26(火) 21:28:27 ID:j19nTTVf
承りました。
今から何と無く書いていきます。
キャラが違くなっとしまっていたらすいません。
278 :
サラ:2006/12/27(水) 05:14:37 ID:3dnqXEDh
今、書き上げたものを誤って全て消してしまったので…もう一度一から書きはじめます。
安×雪
甘々になってるかどうか……
様々な店の辺りの電気料金が高くなる季節。白々しいほどのイルミネーションが街を包み込んでいる
「…雪平さん」
帰りの途中、安藤は、助手席に座る雪平を呼んだ。
「ん〜?」
「今日、買い物してから帰っても良いですか?」
「…いいけど、何するの?」
「一応、調理です」
安藤は、不思議がる雪平を脇目に買い物を済ませている。
「…今日、何食べたいですか?…」
「…美味しければなんでも良い」
雪平は安藤を見て答えた。安藤はそんな小さな動作さえも愛しく感じ、ここが家の中だったら良かったのに、と後悔した
「…」
「雪平さん、」
「何?」
「…この会話、夫婦っぽくないですか?」
「…馬鹿かお前は。夫婦っぽい会話って何だよ」
「…すいません」
安藤は先に行ってしまいそうな雪平を追い掛けた
買い物を終え、雪平の家に帰ると安藤は中から買ってきた材料を取り出し、冷蔵庫にしまった。
「…何作んの?」
「…クリスマスですから、お菓子とか」
「…」
「甘いもの…苦手じゃないですよね」
「…別に」
安藤は、手早く下準備を済ませ、材料を取り出した。
スポンジは買ってきた為、早く終りそうだ。
「雪平さんも手伝って下さいね」
「…」
「…雪平さん?」
「分かってる」
雪平は、ブラウスのボタンを面倒臭そうに外した。
279 :
サラ:2006/12/27(水) 07:32:50 ID:3dnqXEDh
彼女特有の甘い香りが動く度に漂う。
安藤は雪平にあまり視線を向けずに調理に取り掛かった。
目を向けると、ブラウスから時折覗く白い肌の誘惑に負けてしまいそうになる。
あとは生クリームをスポンジに塗り、デコレーションするだけだ。机の前に座る安藤と雪平は、真剣そのものでケーキに向き合った。
近くには銀色に光るボールがおいてある。
「…」
「…」
ソファの前に並んで座り、真剣になったこともあり、完成したケーキの見た目も中々美味しそうだ。
「…」
「あとは味ですよね」
安藤は、隣に座る雪平を見た。
「…多分、大丈夫」
そういうと雪平は、安藤の指先についた生クリームを舌で舐めとり、
「美味いじゃん…」
と笑う。
安藤は、白い歯を少しだけ覗かせて笑う雪平を眺め、唇を重ねた。
雪平は恥ずかしそうに視線を外すと、安藤に腕を回す。
甘える様に腕に力を込める雪平を安藤は汚さない様に抱き締めた。…安藤は雪平の肩に自分の体重をかける
そのとき、雪平か、安藤の体が机に触れたのだろう、机の上に乗ったボールが落ち、衝撃によって雪平の胸元に生クリームが広がった。
「…大丈夫……ですか?」
「…大丈夫じゃないだろ。どう考えても」
雪平は、べたつく体をシャワーで洗い流そうとして、起き上がった。
が、安藤はもう一度雪平を倒した。
「…何?」
「僕は…このままが良いです」
「は?」
280 :
サラ:2006/12/27(水) 10:39:27 ID:3dnqXEDh
安藤は自分の下に寝ている雪平を眺める
「…可愛いです。お菓子みたいで…」
「……」
「食べちゃいたいぐらい…」
「…っ安藤」
雪平はボタンを外す安藤の手を制した。
「何です?」
「…」
ボタンを外し終え、器用に下着を外すと体温で柔らかくなった生クリームを舐めとり、もう一度唇を重ねる。
「…甘…」
雪平は、胸の奥で何かを感じているのが分かった。
安藤に触れられる度にその思いが強くなっていくのが分かった。
普段感じる愛情とも違い、これからに対しての羞恥心とずっと愛されていたいという想いが混ざり合って、欲望になる。
その想いが体を支配し、全てを溶かした。
そして、更に安藤の
体も求めはじめる。
安藤は雪平の口腔内に舌を入れ、雪平の唾液を絡ませる。
甘味の強いその感覚は安藤の舌を痺れさせた。
安藤は舌を抜かず、絡め合ったままで白く細い腰を引き寄せた。
「…安藤」
雪平は唇を離し、安藤の名前を呼ぶ。
「…」
雪平が飲み込みきれなかったどちらのものか分からない唾液が溢れおちた。
「触って……?」
雪平は安藤に押し広げられた白く長い脚を閉じることなく、安藤を見る。
安藤はボールに残った生クリームを手で掬い上げた。
「どうせ…もうべとべとなんですから、良いですよね」
安藤はそう呟くと雪平の其処に手を伸ばした。
281 :
サラ:2006/12/27(水) 12:28:12 ID:3dnqXEDh
「ひゃぁ…ん!…部屋汚れる…!!…」
安藤は、雪平の大きく、美しい胸や細い腰、長い脚にとろとろと溶け出すような生クリームを塗った。
ぬるぬると滑るそれは、まるでローションの様で、二人は、何とも言えない感覚に浸る。
「…どちらにしろ雪平さんは掃除しないじゃないですか……」
既に沢山の生クリームがついている其処は、雪平の中から溢れでるものと混ざり合って白濁色の水溜まりを作っていた。
「…っ」
安藤は浅く腰を埋め、先の部分だけで中を掻き回す。
ふいに、腰が浮くような感覚に襲われ、雪平は安藤に深く抱きついいた。
「…もう……頂戴?」
雪平は艶のある声で呟き、イきそうになっている体を安藤に委ねる。
その声で呼ばれた安藤はこれ以上耐えられる筈もなく、そのまま雪平に深く埋めた。
そして其のまま激しく腰を動かす。
雪平の伸びた脚は、強い快感に耐えることが出来ず、安藤の動きに合わせ揺れる。
「あ、っや…安藤、……イっちゃ…う」
雪平は安藤の首筋に顔を埋めたまま、安藤に限界が近いことを知らせた。
「…良いですよ。イっても」
安藤は一度動かしているものを抜くと、入り口にあてがい、一気に奥まで突く。…そして、雪平の一番良いところを刺激する。
既に、何度も肌を合わせている為、既に分かっていた。
282 :
サラ:2006/12/27(水) 13:05:12 ID:3dnqXEDh
「…ぁ…ぁぁああ!!…安、藤…」
雪平は、びくりと身を揺らし、ゆっくりと安藤のキスを受け入れた。
安藤はそれと同時に雪平の体内からそれを抜いた。
相変わらず、甘いのだろう。雪平はゆっくりと安藤を見た。
「……早くお風呂入んないと…髪、固まっちゃいますよ」
安藤は雪平の髪を撫で、ずっと重ねていた体を離す。
できればずっとそうしていたいと思っていたが……
雪平は、一人シャワーを浴びていた。
「…」
髪を洗い終え、水気をきっていたとき、ふいに扉をあけた。
「…何…安藤?」
「一緒に入って良いですか?」
「馬鹿かお前は…駄目に決ってんだろ」
「じゃあ、…僕はいつまで…べたべたのままでいれば良いんですか?」
「…」
雪平は仕方なく安藤を入れた。
雪平は湯船につかり、安藤をなるべくみない様に視線を外す。
「…」
「…雪平さん」
「…何?」
「…ちょっとあっち向いて下さい」
「…?」
雪平は不思議に思いつつも、体ごと向こうを向いた。
一度扉が開く音が聞え、その後再び安藤が戻ってくる。
雪平の首筋に冷たい感覚が伝わった。
「…何?」
「今日、一応イブですよ?プレゼントぐらい買いましたよ」
「…」
雪平は、首筋に光るものをみた。
その隙に、安藤は雪平の隣に入る。
283 :
サラ:2006/12/27(水) 13:24:41 ID:3dnqXEDh
多分これが最後になります。
では、かきます。
雪平と安藤、二人で入ると浴槽は狭かったが、それさえも幸せだった。
「…それ、…似合って良かったです」
安藤は雪平を眺め、幸せそうに笑う。
「ミニサンタの衣装も着て欲しかったんですけど…理性が働いて、やめました」
「…馬鹿かお前は、」
安藤は、雪平を後ろから抱き締めた。
「……何?」
「雪平さん?」
「…だから、何?」
雪平は後ろから抱き締めている安藤の顔を見る。その瞬間、安藤は雪平に唇を重ねた。
「…ん、…」
雪平は、先ほどの快感が残っている体を安藤に預けた。
「ねぇ、…安藤…」
「はい?」
雪平は、顔を赤く染め、恥ずかしそうに呟いた。
「…背中に…あたって…痛い」
「…なんか、したくなっちゃいました……」
安藤は、悪びれずに雪平の首筋に顔を埋めた。
「ん、…ぁ…あ」
浴室には、雪平の甘い声が響く。
イブの夜は、もう少し、長くなりそうだ。
284 :
サラ:2006/12/27(水) 13:29:12 ID:3dnqXEDh
終りました。
…聖夜っていうより、性夜って感じでしたね。
生クリームplayは、よく分かりませんが。
とにかく、読んで頂いた方、ありがとうございます。
285 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/27(水) 16:21:16 ID:HaSHg4Aq
GJ!雪安かわいかったよ!
何よりこの2人が幸せそうでいい!
286 :
サラ:2006/12/28(木) 17:17:26 ID:t6Ud7ahb
今日、どうしても書きたくなってしまったくだらない薫ちゃん目線のSSです
もはやアンフェアから離れてしまっていますが、読んで下さる方は下へお願いします。
俺は、雪平と安藤を探すため、一人辺りを出歩いていた。
二人とも電話にもでない…。
路地裏の窓、向かいのホーム…などは探していないが、何処にもいなかった。
仕方なく署に戻り、安本さんに尋ねてみると、数十分前に廊下で見たそうだ。……俺は、その廊下を辿っていった。
だが、どこにも二人の姿は見られない。
その廊下の突き当たりまでくると、資料室から話し声が聞こえてくることに気付いた。
「…雪平?」
自分の見解を信じ、壁に耳を付けると、確に雪平の声がした。
「ゃあ、…痛…」
「痛いって言われても……」
「…あっ…」
「もっと開いてくれないと…入りませんよ…」
はぁ?!?!?!?
俺は思わず、壁にぴったりと身を張り付け、中の音を聞いた。
嫌な冷や汗が体を伝い、滴り落ちるのが分かる。
これを、盗み聞きというのだろうか。
何故か、中を覗きたい衝動に駆られる。
俺は、気が付くと扉に手を伸ばした。
「……」
鍵はついてないのだろう。
音もたてずに、1〜2cm程の隙間ができた。
287 :
サラ:2006/12/28(木) 18:04:39 ID:t6Ud7ahb
薄暗い室内には、雪平のものと思われる腕時計と、スーツが脱ぎ捨ててあった。その隣にあるのは、安藤のものだろう、これまた脱ぎ捨ててある。
声の持ち主二人は、昼間からこんなことをする人物には見えないのだが…。
だが、暗い室内から聴こえてくる声を聞いていると、体の中心に全身の血液が集まってくるのが分かった。
何考えてるんだ、俺は。
しかし、体は心とは裏腹で、自身はより一層固さを増した。
「はっ…ん、…」
「…もうちょっと、我慢して下さい…」
俺が暫くそうしていると、ふいに、後ろに気配を感じた。
「…山路、監理官っ」
俺は、声を潜めた。
中の音が鮮明に聞こえると言うことは…
「…お前、…何してんだ?…」
「…えっと……ですね」
「……」
山路は、前を押さえる俺を気にせず、中をこっそり覗いた。
「……」
お願いだ、雪平、今そういう声をあげないでくれ
射精感が、より高まる
「…」
「…ぁ…んどう…」
「はい?」
「…はやくっ…」
「…雪平と安藤…か?」
山路が隣にいるのも忘れて、俺は普段の数倍早く、射精をした。
早く着替えなければ……悲惨なことに。
…この後、捜査会議だが……仕方がない
「雪平、安藤!」
山路は、思いきり扉をあけ、部屋に踏み込んだ。
288 :
サラ:2006/12/28(木) 18:34:32 ID:t6Ud7ahb
今開けたら、全てが見えるだろう……。
雪平のそういう姿は…勿論……見たい……!
だが、この姿を晒すのは…嫌だ。
「…山路、監理官…」
俺は強く瞑っていた目をゆっくりと開けた。
雪平の服は、これといって乱れていないし、安藤も同様に、普段と変わりはない。
「…え?…」
「何、薫ちゃんいたの?」
「…まぁ」
「…いたなら手伝ってくれれば良かったのに…」
「お前ら、…何してたんだ?」
「あぁ、…雪平さんの目にゴミ入っちゃって、雪平さん無器用で取れないんでとってました…」
「…馬鹿かお前は。ったく…一言余計なんだよ」
そう言えば、雪平の目が赤かった様な……。
雪平は、捜査会議に向かう山路の後を一人ついていった。
暗い部屋に戻った安藤は、辺りを片付けている。
「…っ何だよ、…もう少しだったのに……」
吐き捨てる様に呟いた安藤が会議室へと歩いていくのを見届け、俺は、好奇心から二人がいた部屋に入った。
そういう青い臭いはしないが……何か、袋に入ったものが落ちている。
「…ゴム?」
安藤のものか、雪平のものか…もしくは、全く違う他の刑事のものか分からないが…一体…?
…。その前に、俺はトイレへと駆け込んだ。
終りました。
変なSSですみません。
289 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/29(金) 11:12:43 ID:CIfRm6y8
捕手
薫ちゃんウケるw
安雪も可愛いくて、萌ました。コスプレ雪平も見たかった!
また、次回の投下待ってます!
他の書き手さんの投下もwktk
291 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/29(金) 15:12:26 ID:CIfRm6y8
因みに、犬耳と猫耳だったら雪平にはどっちをつけたい?
あえて、白うさぎがいいと言ってみるw
黒猫もいいけどね
293 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/03(水) 16:24:25 ID:aA5JwGIc
バニーゆきひら。
294 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/04(木) 01:43:05 ID:bwOQIDSY
雪平のわかめ酒キボン!
オサーン発見
296 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/08(月) 18:56:15 ID:U1GNai6z
過疎・・なのか
点呼とってみる。
1ノシ
297 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/08(月) 21:15:30 ID:E+NbRqQf
時間があいたが、2
3
映画公開でまた人増えるかな
4
300 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/11(木) 17:31:25 ID:n9rJdO/9
祝300
301 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/12(金) 18:48:23 ID:NqBnww95
安藤×雪平でエロなしですが…もしよければ。
好みでない方はスルーでお願いします。
「あ〜あ〜、真っ黒…」
フライパンの中身を見て雪平は呟く。
その中には、火加減さえ上手く調節すれば、極上のハンバーグになれたであろう、肉塊。
20分前、嬉しそうな顔でやたらとたくさん買ってきて、
10分前、「見よ、俺のこの手つきっ」とか言いながら楽しそうに挽肉をこね、
5分前、丁寧に形を整えた挽肉を自信満々にフライパンに投下し、
そして今、ひどくしょんぼりしている三上のつけた、くまさんエプロンが遠くから見えて、
申し訳ないと思いながらも安藤はくすくす笑った。
「…どうする?」
「どうするったって…」
三上と雪平は顔を見合わせる。
選択肢は彼らの中で合致したが、それを口に出すのは安藤に対してあまりにも申し訳なかった。
「…いいですよ。行ってきてください」
変な沈黙が流れたが、それを破ったのはベッドで寝ている安藤だった。
「…でも…」
「でもったって、仕方ないでしょう。僕なら平気ですから」
「…ごめん」
「行ってらっしゃい」
申し訳なさそうに出て行く二人を笑顔で見送ったものの、
急に静かになった部屋に、安藤は少し寂しさを感じた。
302 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/12(金) 18:49:05 ID:NqBnww95
そもそも自分が雪平家の、雪平のベッドの上にいる理由。
自分が、彼らとともにもつ兵衛に行けない理由。
それは全て、先日の出来事がもたらしたものだった。
牧村紀世子は誘拐犯の一人だった。
警察の謝罪が無いと知った瞬間彼女は倒れ込み、慌てて支えようとした安藤の脇腹に銃口を当てた。
そして、彼が状況を把握したかしないかのうちに、引き金を引いた。
非常に、貴重な体験をした。
あんなにも間近で撃たれておきながら、生還したのだ。
彼は素直に、思う。……ホント、死ぬかと思った。
覚えているのは脇腹から流れていく血の鮮やかさと抜けていく力、それから電話越しに聞こえる声。
気持ち悪さと息苦しさの伴う最悪の目覚めの中で最初に見たものは、雪平の真っ青な顔だった。
彼女は目を見開いて彼を見つめ、それから言った。
「……安藤………この、馬鹿っ!!」
「…雪平、そりゃないよ…」
…この目覚めの中で、その言葉はあんまりだ、と思った安藤の気持ちを代弁してくれたのは、
安堵の色を顔中に出した三上だった。
けれど雪平はなおも続ける。
「いや、馬鹿だね。馬鹿。ほんとに、馬鹿だ、おまえは……」
そう言いながら、彼女は泣きそうな顔で、笑った。
なんだか左手の自由がきかないのは、
雪平が両手で自分の左手を握りしめていたからだ、と安藤はその時初めて気がついた。
「それにしても、ホントよく生きてたなぁ…」
思わず口から漏れる独り言。
あと数センチで内臓を貫通し、ここにはいなかったかも知れなかった。
…当然、あんなところで死ぬわけにはいかなかった。
彼にはあそこで死ねない理由があった。
それはけして、明るく輝く未来のため、などという類のものではない。
もっともっと暗く、イメージで言うならどす黒い紅。
あの日の、あのときの、自分の半身、とも言うべき存在の胸に広がる深紅に、
黒い絵の具を混ぜ込んだような。
撃たれるって、こんなに痛かったんだ。
そう思ったら、怖いと感じるより憎いと感じるより、哀しいとなぜか彼は感じた。
…なんだか今日は、疲れた。
303 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/12(金) 18:50:10 ID:NqBnww95
「じゃね、薫ちゃん」
「おう」
短い挨拶を交わして分かれ、雪平は暗証番号のボタンを押した。
いらない、と言うのに三上はいつも自分を家まで送る。
なんで、とぶっきらぼうに問うと、彼はいつもこう答えるのだ。
おまえも性別だけは女だからな。
3つ並ぶ電気のスイッチをいつも通り平手で3ついっぺんに叩こうとして、寸前でその手を止めた。
人差し指で、なるべく音が出ないように、上と真ん中のスイッチを押す。
ベッドルームを除いて部屋を明るくした彼女は、真っ赤なソファに体をしずめた。
ふう、とため息をついて、事件について考える。
自分の娘を誘拐したのは、他でもない、娘の理解者だった。
動機はきっと、本当はとても優しいであろう、牧村自身の悲しすぎる過去。
目的のために、美央の理解者を装っていた、だけなのかも知れなかった。
それでも美央は彼女を100%信頼し、彼女もまた、美央を傷つけなかった。
確かに、美央が無事でよかった。
…けれど。
彼女はたまらなく悲しい気持ちになって、ベッドルームを振り返った。
安藤は、眠っていた。
軽く目を閉じて、全身でその疲れを癒すように。
病院にいたときよりもだいぶ顔色はいいが、本調子からは程遠い。
…当然か。体に穴空いてんだもんね。
彼女は悲しい気持ちのまま、眠る安藤の傍に座った。
なんとなく不安になって、彼の手に自分の両手を重ねてみる。
彼の手が温かいことが、彼女を少し安心させた。
304 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/12(金) 18:52:34 ID:NqBnww95
「雪平さんの気持ちにもなってあげてください!」
圧倒的な権力の差を考えもせず、山路管理官の肩を掴む彼。
「雪平さんも休んでください!このままだと雪平さんまで倒れちゃいます」
捜査を続けようとする自分に、元夫の傍にいるようにと進路を塞ぐ彼。
「雪平さん。…美央ちゃんのこと、絶対助けましょう」
証拠が見つかった、署に来てくれ、と電話の向こうで早口でまくしたて、最後にゆっくりと言った彼。
真っ直ぐ。
彼には、そんな言葉がよく似合う。
不快になる、無機質な声を聞いた、あのとき。
「蓮見んとこ行って、犯人の居場所突き止めて!」
「はい!」
上司として当然の命令だし、そのあとの彼の行動も、部下として当然だった。
…当然?
いや、違う。
彼女は自分の行動を振り返りながら思う。
あのとき自分は自分で犯人を突き止めようとせず、指定された場所に直行した。
あのとき、自分は、「刑事」ではなかった。
このひとがいたから。
このひとがいたから自分は、美央たちがいるであろう場所に、行くことができたのだ。
犯人のことは彼に任せて。
このひとがいたから、あのとき、自分は「母親」になれたのだ。
305 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/12(金) 18:54:40 ID:NqBnww95
けれど。
だから、彼は。
安藤一之というこの若い刑事に一生残る深い傷を負わせたのは、
「刑事」から、うっかり「母親」に戻ってしまった自分自身なのだ、と思う。
誰かに言ったら、絶対に、「それは違う」と言われるだろう。
自分だって、きっとそう言う。
けれど、それでも彼女は許すことができなかった。
謝ることさえできないほどの、後悔。
「必ず証拠を掴んできますから。雪平さんの……」
佐藤の傍にいるように言ったあのとき、彼は言葉を飲み込み、
「美央ちゃんの、ためにも」と言った。
雪平さんの、……の後に続く言葉は、何だったのだろう。
規則正しい安藤の寝息を聞きながら、彼女は目を閉じた。
306 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/12(金) 18:55:23 ID:NqBnww95
…目の前にいるのは、優しい顔立ちの彼。
弟であり、仲間であり、親友だった。
心を許せるたった一人の存在だった、彼。
彼は、哀しい顔をしている。
けれど、何も言わない。
…何でそんな顔してんだよ。
そう言いたいけれど、声が出ない。
やがて、彼の胸に赫い赫い花が咲き、だんだん広がっていって、そして…………
「っ!」
息をのみ、彼は目を見開いた。
荒れている呼吸。じっとりとした、冷たい汗。
…夢だと分かって、ひどく安心した。
額の汗を拭おうとして、安藤は左手の自由がきかないことに気がついた。
顔を向けてみると、ベッドのふちに突っ伏して、座ったままの姿勢で眠る雪平がそこにいた。
自分の左手に、彼女の両手が重ねられていた。
さらさらの髪がひろがり、長い睫毛が白い肌に影を落としている。
…女神のようだ、と思ったあとで、なんて安っぽい表現なんだろうと少し笑った。
307 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/12(金) 18:56:03 ID:NqBnww95
「…雪平さん、風邪引きますよー…」
そう呟いて、ベッドの脇に雑に置かれた毛布に向かって手をのばす。
少し動くだけで信じられないぐらいの激痛が走ったが、自分の腹より彼女の毛布だ。
やっとのことで毛布を引っ張ると、右手だけで不器用に、雪平の肩にその毛布を掛けた。
左手は、動かしたくなかった。
「ん…」
彼女が小さく小さく声を漏らす。
安藤はなんだか哀しい気持ちになって、そっと左手を引き抜いた。
そのまま、雪平の髪に左手をのばし、静かに梳いてみる。
彼女の髪は思ったよりもずっとさらさらで、とても心地よい手触りだった。
手を離すと、彼女の髪の一束が、名残惜しそうに指に絡みついた。
嫌な夢を見た。
そして、その夢を自分に見せるようにしたのは。
自分を一筋の光もない暗がりへ突き落としたのは、雪平夏見というこの女だ。
けれど、今は考えたくなかった。
隣で何も知らずに眠る彼女の顔を見ていると、あたたかくて穏やかな何かが心の中を流れる。
それからその何かは、どんどん熱を帯びていって、熱くなったまま鈍い痛みに変わる。
「切ない」という気持ちは、この痛みのことを言うんじゃないだろうかと彼は思う。
308 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/12(金) 18:57:39 ID:NqBnww95
安藤はただひとつの目的のために、自分自身の感情を殺した。
雪平夏見への復讐、ただそれだけのために。
自分自身が人間でなくなっていくような、そんな喪失感があった。
でも何度も、そんなことどうでもいいと、自分に言い聞かせていた。
けれど。
まだ、自分は感情を持っていた。
それも、「誰かを好きになる」という、尊い感情だ。
そのことに気づかせてくれた。自分に微かな、光をくれた。
それも、確かに、雪平夏見というこの女であるということが、安藤にはよく分かっていた。
大きな窓から、光が差し込んでくる。
朝になればまた、雪平は事件の解明に100%の力を注ぐ。
そして自分は死人でお留守番だ。
それまで、もう少し、もう少しだけ。
そう思いながら、安藤は目を閉じた。
夜が、明けていく。
真実は、もうすぐ光の下に。
終わりです。つたない文章ですみません。。。
一応、ドラマの8話目くらいのつもりです。
GJ! 素敵な文章でしたよ!
>>308 張り詰めた中の、ひと時の安らぎって感じでよかったです!GJ!
また気が向いたら投下してください。
他の方も是非…
ここもすっかり閑古だね。
311 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/16(火) 17:35:16 ID:cIGipAx6
俺はあきらめず覗きにきてるぞ!
312 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/19(金) 17:39:56 ID:uXNKRIwS
313 :
サラ:2007/01/20(土) 19:47:49 ID:3PsJUQjf
今まで雪平のコスプレ談義で盛り上がっていたので、どうせならコスプレネタを書きたいと思います。
何か、雪平に着せたいコスプレがあればカキコお願いします。
314 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 08:05:11 ID:+wuXN8WL
ag=銀
>>313 じゃあ、以前挙がっといた犬か黒ヌコか白うさぎでひとつ!
コスプレって・・・なんかこのスレもおかしくなってきたね。
自演もすごいし、別のスレも荒らして過疎らせたり。
コテハンやめた方がいいんじゃないっすか?
エロパロに「変」だとか「全う」だとかあるか?
エロだったらいいだろ。
↑
あっそ
雪平がコスプレとかキャラ違うじゃん。
サラは西遊記スレで自演したり
西遊記キャラ殺してオリキャラ出したりして叩かれたんだよ。
エロパロだからってただエロが読みたいだけなら他のスレ行けばいい。
ここはアンフェアの魅力的な登場人物達のエロパロを楽しむ場所だ。
過度なキャラ崩壊や捏造はいらない。
>>319 それが言いたかった!
何かあれ?ってカンジのパロが多すぎんだよね。
こっちでも間違いなく自演してると思うよ・・・
キャラとか全く関係なく自分の好みをだらだら書きたいなら、
自分のサイトでも作ってやってほしい。
文章もめちゃくちゃだしね。
読まなければいいだけの話。
書き手さんは投下する、読み手は気に入ったらレスすればいいし、
そうでないならスルー。
某スレからコピペ。
ただひとつ、誘い受けはやめてほしいな。
ネタがないからリクエストを煽ってんのかもしれないけど。
思いついたの好きに書いて気が向いたら投下してください。
でも他で荒らしするような人の作品なんて嫌じゃないか?
せめてコテハンはやめた方がいいと思う(作品読めば分かるだろうけど)
荒らしやってんの?
それはいただけないけど、内容に文句つけんのも違うと思うぞ。
とりあえず、内容とかは気に入らなかったらスルーでいいと思う。
職人さんはきづらい雰囲気にしちゃって申し訳ない。
気が向いたら、また何か投下してください。
西遊記スレさんざん荒らしておいて、同じコテハンのまま
こっちでもキャラの性質もろもろ完全無視すんのかよ!と憤ってしまった。
内容どうこうよりも、その神経が信じられん。
>>315も自演だろ。
325 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/26(金) 02:35:36 ID:QFNWbBNs
投下されたものは何でも美味しくいただいてるが……つまり皆が言いたいのはキャラが全く違ったり
惨殺とかって時点で何もアンフェアじゃなくてもいいじゃないかってことだよな。
書き手にとってネタ振りは原動力になるのはわかる気がする。自演かそうでないかはわからないが
書き手さん達がアンフェアを好きであってくれたらいいや。みなさんが(ストーリーをある程度まで大事にしながら)自由に書いていけるようなスレになればいいな、と思ってる。
562 :名無しさん@ピンキー:2007/01/26(金) 12:53:26 ID:g1gxNMKS
…何か手違いがある様なのでカキコさせて下さい。
まず、謝ります。
すいませんでした。
そもそも、私、サラはアンフェアーのエロパロスレのサラさんとは違います。別人です
…正式に言えば、パクりです。
元々私はアンフェアースレをみていて、何か書きたくなり、偶々上がっていた西遊記スレで同じサラの名前を使ってカキコしました。
そのあと本物が来たのかは私には分かりませんが、オリキャラや殺人シーンを書いたのは私です。
すいませんでした。
いや同一人物でしょ、どう考えても。
つーか、こっちのスレからも消えてくれ。
嘘ついて言い訳して最悪だな
サラには二度と来ないでほしい
こんなことになってまだ投下したらその神経疑う
328 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/27(土) 00:05:27 ID:gXp00eUp
つまり、わかめ酒とかコスプレとか、あまりに違うものは
何もアンフェアでなくていいってことだろう。
好みでなければ自分はスルーするけど、書き手さんがたも投下以外はコテ外したほうが
いいと思われ。
329 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/28(日) 16:26:00 ID:x3V66I1q
雪平×安藤が普通に読みたいよぉ!!!!!
330 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/29(月) 00:43:11 ID:ZNm5TJx2
>>301さん
今更ですが…
本気で涙しました。せつなすぎる。
感動をありがとう
331 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/30(火) 21:06:28 ID:jDRAzZFK
はやくこのスレに活気が戻ってきますように・・南無。
とうとうはじめての保守
333 :
名無しさん@ピンキー:2007/02/04(日) 00:04:55 ID:BQm0DTPa
はやく誰か来ないかな・・・(・・)
334 :
名無しさん@ピンキー:2007/02/04(日) 11:43:21 ID:BQm0DTPa
(・入・)
わかめ酒マダー?
来月の映画でまた活気が戻ることを願って…保守
ほしゅ
バレンタインものが読みたかったんだけどな・・・・
バレンタインものが読みたかったんだけどな・・・・
バレンタインものが読みたかったんだけどな・・・・
バレンタインものが読みたかったんだけどな・・・・
バレンタインものが読みたかったんだけどな・・・・
空しい…(´・ω・`)
344 :
名無しさん@ピンキー:2007/02/20(火) 09:04:51 ID:dzta3+as
(′Α`入
「雪平さん?」
安藤は寝起きのぼんやりした頭で、それが雪平だと認識した。
覆い被さってきた柔らかい身体を反射的に抱きしめる。しっとりと手のひらに吸い付くような肌の感触が心地良い。
ふわりと首筋にかかる長い髪からは微かにシャンプーの残り香がした。
昨夜も二人で飲んだ後、かなり酔ったまま彼女の部屋に転がり込んだ。そこまでは覚えている。
きっとまたいつものように彼女に酒をすすめられ、服を脱ぎ、寝入ってしまったのだろう。
部屋の中が薄暗いところを見ると、まだ夜があけていないようだ。
そんなことを考えていると、柔らかいものが安藤の耳から首筋に押し当てられた。
「え? ちょっと……雪平さん?」
男のくせに、と言われるかもしれないが、耳と首は弱いのだ。
耳朶を甘く噛まれた時、思わず安藤の身体は反応し、唇から情けない声が洩れた。
その短い叫びを聞いた雪平が耳元で小さく笑う。
「安藤、お前可愛い……」
そう言って雪平は耳の後ろのくぼみを舌で舐めあげる。
声を出すまいと安藤が歯を食いしばっていると、雪平は空いている手で安藤の胸板をまさぐり始めた。
その柔らかな指先が乳首をかすめる度、安藤の身体がびくっと波を打った。
すでに下腹部は痛いほどに張り詰めている。
男としてこの状況が嬉しくないとは言わない。しかし、いいのだろうか。
いや、ずっとこの人が好きだった。大好きだった。だから彼女の方から仕掛けてくれるなら大歓迎だ。
でも、こんなに一方的にされるがままになっているというのは、男としてのプライドが許さない。
それにもう興奮はピークに近くなっている。この状況で、もしそこに触れられでもしたらすぐにいってしまいそうだ。
捜査、捜査でずっと禁欲生活をしていたけれど、自分はまだやりたい盛りの若い男なのだ。
それに、すぐ近くに大好きな人がいて欲求不満だったことが災いしているのかもしれない。
すぐに攻守を転じなければ。安藤が上に乗った身体を引き剥がそうとした時、両手が真上にあげられ何か固いもので固定された。
「え?」
外そうと手を動かすが、それはがちゃがちゃと音を立てるばかりで一向に外れる気配がない。
徐々に薄明るくなってきた部屋の中で、それが手錠だということに気づくまでたっぷり三秒はかかった。
「ええっ!」
安藤が驚愕の声をあげると、上に乗ったまま雪平が笑った。
「情けない声だすなって」
「だって、これ……ひどいじゃないですか!」
安藤の憐れっぽい訴えを、雪平はさらりと聞き流した。
「そう?」
「そう、って! いくら僕がまだぺーぺーだからって、刑事に――」
手錠をかけるなんて。そう続けようとした安藤の唇を、雪平が優しく塞いだ。
その唇が思いの外柔らかくて、安藤は文句を言う気をなくした。
雪平の唇に応え始めると、彼女は両手で頬を挟み込んで舌を絡めてきた。
嘘みたいだ。安藤はその幸運にうっとりと身を委ねた。
あれほど夢見た雪平さんとのキスが現実のことになるなんて。もしかしてこれは夢なのだろうか。
欲求不満のまま酔いすぎたために、性的な夢を見ているだけなのではないだろうか。
夢中になって雪平の舌を吸う。唾液が絡まる音と、荒い息遣いだけが部屋の中に響く。
ああ、こんな夢ならずっと見ていたい。そう思った時、急に唇が離れた。
抗議の声をあげようとした時、一番欲しかった部分にその唇を感じた。
嘘だろ? 雪平さんが……僕の――
すでに固くそそり勃ったその先端を、雪平の舌がちろりと舐める。
先走りの液がじわりと染み出ていくのを感じたと思った途端に舐め取られ、また溢れ出しては舐め取られる。その繰り返しだった。
舐められる度に腰が動いてしまう。
だめだ。そんなことをされたらすぐにでもいってしまいそうだ。
先端を舐められながら手で上下に擦られる。うわっと思った途端、それは柔らかいものにくるまれた。
雪平は唇全体を使って唾液で音を立てながら責め立ててくる。すぼめた唇がくびれた部分に引っかかった。
気持ちよすぎる。肉体が感じる感覚と、ずっと好きだった人にそんなことをされているという思いの両方が安藤を追いつめる。
急速に込み上げてきた射精感に、安藤は焦った。
「あのっ、駄目です。雪平さん……僕、もう……」
そう言えばきっと唇が離れるだろうと予測していたのに、雪平は軽く笑って速度を速めた。
347 :
雪平×安藤:2007/02/20(火) 11:27:50 ID:Ot56yu81
「えっ? あっ! 駄目ですって、ほんとに!」
雪平の攻めから逃れようと腰を捩ったが、雪平は離してはくれなかった。
そんな……まだ彼女の中に入っていないのに。
初めて彼女とそういう関係になる時は、どうなるだろうか。ああしようか、こうしようかといろいろ考えていたのに、
これは安藤の想像の範疇を遙かに超えていた。
どうしようもなく責め立てられた安藤はたちまち上り詰め、喘ぎとともに雪平の口の中に放出してしまった。
雪平は鼻にかかったため息をつきながら安藤のものをすべて口の中に受け止めた。
ああ、雪平さんの口の中に僕は――
何分も保たなかった恥ずかしさと、好きな人の口の中に出してしまったことに対する気持ちの狭間で揺れている安藤を見つめながら、
雪平は口に含んだものをごくりと飲み下した。
唾液と安藤の出したもので濡れた口元を手の甲でぐいと拭う。その様が例えようもなくエロティックで、
安藤は射精後の無力感に包まれながらもぞくりとした快感が走るのを感じた。
これ以上は無理だというほど勢いよく出した後なのに、安藤のものはまだ固さを保ったままだった。
それに気づいた雪平は、大きな目を欲望にけぶらせたまま、そっと手を添えてそそり勃った欲望の証に腰を落とした。
「うあ……っ!」
安藤の口から思わず叫びが洩れた。
初めて侵入する彼女の中は熱く濡れていて、するりと入るくせに、ひどくきつい。
入りにくいのか、雪平も息を詰めながらゆっくりと腰を落としてくる。
「すごい……大きい……」
雪平が眉根を寄せながらそう呟く。
すごいのはあなたの方だ、と安藤は思った。
確かに、自分のものが人より少しは大きいという自負はあったが、今まで経験してきたどの女の子達よりも彼女の中はきつい。
その内部に文字通り押し入るといった感じだ。きつくて、ぬめぬめとして、時折ぴくぴくと締めつけてくる。
挿れただけなのに、もういきそうだった。こんなはずじゃなかったのに。
彼女を抱く時は、もっと時間をかけてどれほど彼女のことを思っていたか、じっくりと示すつもりだった。
348 :
雪平×安藤:2007/02/20(火) 11:28:34 ID:Ot56yu81
そんな安藤の心中も知らず、雪平が動き始める。
中のざらざらした部分に擦れる感じや、内部のヒダにひっかかる感じがたまらない。
さっき出したばかりなのに、また出そうだ。安藤は正直に自分の状態を吐露した。
「駄目です。またいきそうです」
安藤はそんな自分を情けなく思っているというのに、雪平は笑みを浮かべ、嬉しそうにさえ見えた。
こうして見上げていると、彼女のプロポーションの良さが際だつ。
彼女が腰を振る度に大きくて形の良い胸が上下に震える。
ああ、あの胸を思いきり貪りたい。彼女の腰を掴んで自分のペースで動きたい。
そして彼女をいかせてから自分も――
そう思ったが、両手の自由が奪われたこの状態では無理な話だった。
雪平の締め付けがいっそうきつくなり、それに合わせて彼女の動きも加速した。
「雪平さん……っ! もう……出ます!」
雪平は興奮の滲んだ声でけだるそうに言った。
「いいよ……出して」
もう限界だった。せめてもの抵抗で、放出を迎えていっそう固く大きくなったもので突き上げる。
二、三度付き込むとその時は訪れた。精を放つリズムとともに声の混じった息を吐き出す。
脳髄まで痺れるような射精の感覚に酔っている途中で、雪平の内部が痙攣を始めた。
安藤にひと呼吸遅れる形で雪平が絶頂を迎えたのだと頭のどこかで認識する。
繋がったままほぼ同時にいったのだということが安藤の絶頂感をさらに引き延ばした。
349 :
雪平×安藤:2007/02/20(火) 11:29:19 ID:Ot56yu81
すべて出し尽くした後の脱力感でぐったりしている安藤の上に、雪平がどさりと身体を投げかけてくる。
しばらくそうしたまま二人は荒い息を整える。
彼女を抱きしめようとしてまた手錠に阻まれる。それがひどく腹立たしかった。
「手錠……取ってください」
何とかそれだけを伝える。自分もまだ動けないのだから女性である彼女も動けるはずがない。
雪平は安藤の首筋に顔をうずめたまま呻いただけだった。
「雪平さん、お願いですから……」
安藤が懇願すると、ようやく雪平が身体を起こした。
「ああ……」
雪平が頭上に手を伸ばした拍子に繋がっていた部分がずるりと引き出された。
敏感になった粘膜はそれすらも感じ取ってしまう。
二人とも震えながら呻き、その余韻が収まってから、ようやく手錠が外された。
行為の最中は気づかなかったが、無意識に暴れていたらしい。手錠の後がうっすらと赤い痣となって残っていた。
安藤がひりひりする手首をさすっていると、雪平がその手を取ってそこにそっと口付けた。
「ごめん。痛かった?」
その言い方がとても可愛かった。安藤の唇に笑みがもれる。
「いえ、いいんです」
雪平はため息をついて安藤の胸に頬を寄せた。
「私、最低――」
「そんなことないです」
雪平はどうやら自己嫌悪に陥っているらしい。
確かに、冷静に考えればある意味これは強姦に見えなくもない。ただし、それはこちらが望んでいない場合だ。
自分としては望むも何も、彼女とそういう関係になることを切望していたのだから、何の問題もない。
結構露骨に好意を示してきたはずなのに、彼女はそれにまったく気づいていないということなのだろうか。
しかし、それはそれで嬉しい。
こちらが追いかけているとばかり思っていたのに、どういう形であれ、彼女の方から求めてくれたのだから。
350 :
安藤×雪平:2007/02/20(火) 11:30:08 ID:Ot56yu81
安藤は自由になった両手で雪平を抱きしめた。
ぎゅっと力を込めると、雪平も同じように抱きしめ返してくれた。
大きくて柔らかい胸が押し潰される感触にまた身体が反応し、みるみる力を取り戻した部分が雪平の腹をつつく。
「うそ……」
驚いたような声をあげる雪平の身体をくるりと反転させ、今度は安藤が雪平の上に覆い被さった。
「どうしてくれるんですか」
悪戯っぽくそう言うと、雪平は意外なことに恥じらうように顔を背けた。
「だって……そんなふうになるなんて……さっきしたばかりなのに……」
さっきはあれほど貪欲に安藤を奪っておきながら、何という可愛いことを言うのだろう。
あなただからこんな風になるんです。そう言おうかと思ったが、安藤の心の中に悪戯心が芽生えた。
「責任、取ってくださいね」
「えっ?」
「もう、あなたでしか反応しなくなったらどうするんですか」
「それは――あっ!」
安藤は雪平に最後まで言わせなかった。
すでに準備のできているそれを素早く雪平の中に滑り込ませ、勢いにまかせて根本まで納めた。
「今度は僕の番です」
そう言って動き始める。ゆっくりと引いては突き、奥を探るように腰を動かすと、その度に雪平は甘い声をあげた。
二度の射精で幾分かは感覚も鈍っているとはいえ、油断するとまたすぐにいってしまいそうだ。
安藤は肘をついて少し身体を起こし、慎重に自分のペースで動きを制御した。
そうすることで雪平の反応をじっくりと観察する余裕も生まれてきた。
351 :
安藤×雪平:2007/02/20(火) 11:30:51 ID:Ot56yu81
安藤が動く度、触れる度に雪平はびくりと反応し、快感をこらえるように目を閉じる。
彼女の頬を指先で撫で、手に余りそうなほど大きな胸を揉み、尖ってきた胸の先を舌先で舐め、吸いあげた。
そのまま白くなめなから首筋や肩を通って耳元に辿り着く。耳を噛むように唇で挟むと、雪平はいっそう大きな声をあげた。
彼女の奥からとろりとしたものが溢れ出し、さらに滑りがよくなってくるのがわかった。
どうやら彼女も耳が弱いらしい。それが嬉しくて何度もそこを責める。
「安藤……」
雪平が切なげな眼差しで安藤を見上げてくる。
鼻先が触れそうなほど顔を近づけ、何かをせがむような雪平の目を見つめながら出し入れを続けていると、
これはただのセックスではなく、紛れもなく愛の行為なのだという思いが込み上げる。
真剣で、親密で、この瞬間がとても神聖なもののような気がした。
「安藤……お願い……」
「どうして欲しいですか」
雪平は、自分の願いを口に出すのは恥ずかしいとばかりに首を振る。
安藤を責めていた時とは別人のように攻守が逆転している。
「言わないとずっとこのままですよ?」
安藤がそう言うと、やっと雪平は口に出した。
「お願い……キス、して」
恥じらいながらの懇願を受け、安藤の胸の中に、雪平を愛しいと思う気持ちが溢れてきた。
腰の動きを保ったまま焦らすようにゆっくりと唇を近づけ、そっと触れ合わせた。
ついばむように噛み、舌先で舐め、上唇を軽く吸い上げると、雪平がか細いため息を洩らして喘いだ。
雪平の手が安藤の背中を抱きしめ、もっと、と言わんばかりに引き寄せた。
352 :
安藤×雪平:2007/02/20(火) 11:31:36 ID:Ot56yu81
ああ、この人が好きだ。好きで、好きでたまらない。
安藤は急速に沸き上がってきた感情のまま唇を深く重ねた。
貪るように口の中を舌で探り、強く吸い、舌を絡める。雪平もそれに応えた。
唇を合わせながら徐々に腰の動きを早める。否応もなく興奮が高まった。
激しく早い動きに、雪平の声の調子が変わり、感極まったものになる。安藤もたまらなくなった。
雪平の背中を抱いていた手をさらに深く差し入れて自分の身体に密着させる。
抑えつけるように細い肩を掴むと、浅く早く突き入れた。
「安藤だめ……いく……」
絞り出すようにそう言った雪平がぐっと背中を仰け反らせた。
声もなく全身を痙攣させる雪平を抱きしめながら、安藤は狂ったように激しく腰を打ち付け、奥に向かって思うさま注ぎ込んだ。
頭が真っ白になるとはこういうことか。
安藤は、生まれて初めて知った強烈な感覚に、しばらく動くことができなかった。
これが本物のセックスだというのなら、今まで経験してきたことはいったい何だったのだろう。天と地ほどの差がある。
出す時の瞬間がすべてで、その瞬間のために突き進むものだと思っていた。
一度出してしまえばもう何もする気が起こらず、行為の後、しなだれかかってくる女の子を鬱陶しいと思ったことさえあった。
今、彼女が自分の腕の中にいて、自分はまだ彼女の中に入っている。
それがこんなにも気持ちよくて嬉しいものだとは思わなかった。
できることならずっとこのまま繋がっていたい。彼女を離したくない。
そう思った時、安藤の下にいた雪平が、ああ、とため息を洩らして身じろぎした。
彼女の上に力の抜けた身体を投げ出していたことに気づき、慌てて身を起こそうとしたが、雪平に引きとめられた。
「もう少し、こうしてて」
そう言って安藤の背中をぎゅっと抱きしめてくる。
「あ……でも、重くないですか」
「大丈夫」
そう言って安藤の肩に頬を寄せた雪平は、安堵したようにため息を洩らした。
彼女も同じ気持ちなのだと知って、安藤はいっそう強く雪平を抱きしめた。
了
353 :
名無しさん@ピンキー:2007/02/21(水) 01:08:58 ID:Rz8+ma9P
ひさびさの投下嬉しいよ!GJ!
神キター
感想の少なさからしてもうここ本当に人いないんだな…悲しい
一度荒れてるしね・・
358 :
名無しさん@ピンキー:2007/02/28(水) 00:43:00 ID:31Uz4ceR
保守
今月は映画封切りでSSも投下期待!
保守
再放送中だね〜
再放送は安藤を見ちゃうよね
犯人なのに、どんどん好きになってるのがよくわかって、泣けてくる
誰か雪平×三上のエロ書いてくれないかなー??
>>362 わかる!ついつい目が安藤を追ってる自分がいる…
あ〜早く映画見たい!どんなアンフェアが待ち受けているのか…
365 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/12(月) 10:13:22 ID:TOPHQcyS
小久保×雪平なんてのも読んでみたいな
もう神はいないのか?
再放送で再び雪平&安藤に萌え!
この二人セクシーだよなあ。書いてくれるひといないかなー。
367 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/13(火) 02:26:43 ID:IyvYPX1c
雪平の部屋に安藤が隠れる回明日ぐらいかな?
かなり萌える!
寝てる雪平にキスする安藤切ない(涙)
>368
もしや藻前、大分県民か?
再放送も今日で終わり。土曜はSP放送だ〜♪
>>369 そう言うお前は大分県民か?
俺は大分県民だ、明日SPあるぞ、忘れるな
372 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/17(土) 00:51:21 ID:h9SkRx6c
今日、本屋でアンフェアのガイドブック見たけど、三上とのショットで雪平のブラがめっちゃ透けてたwww
やっぱ黒なんだな…。
後ろ姿だけではあったけど、あれ良いのか?前は大丈夫なのか?って心配しちゃったよ。
373 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/17(土) 12:28:32 ID:qHNtmj5I
こっちじゃSPは三分割されて、三日間だったよ
今日映画封切りか・・・見に行きたいが赤ん坊いるしな(´・ω・`)
374 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/17(土) 13:59:18 ID:h9SkRx6c
>>372 映画では前もバッチリ透けてました。
雪平やっぱりカッコ良い〜!!!(≧▽≦)
375 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/18(日) 22:52:39 ID:Sk7zpe5J
>>372 おもっきり透けてた。
びっくりしたよ(・o・)
376 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/20(火) 10:54:41 ID:7eBvghXj
本当とは思えない。。。
映画見たらなんか薫×雪平に一気に傾いた俺がいる
379 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/23(金) 11:06:49 ID:GRCeRroz
>>376 最低だな。二度とここに来ないでいただきたい
薫×雪平キボンヌ
381 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/29(木) 11:14:04 ID:Ql1CW27O
安藤生存設定でドラマ続編希望
もうひとつの話みたいに
実は姿隠してましたとか
山路「いいか、おっぱいてのは舐めるもんじゃない
しゃぶるもんなんだよ」
斉木「金平糖みたいな形だな」
三上「おっぱい!おっぱい!」
小久保「揉まないと楽しくないでしょ」
雪平「バカかお前等は」
ちょw
つかこんぺいとうみたいな形てなんすか
山路良いこと言うなぁ
おっぱお!おっぱお!
ゆきひらの背中ヌードで新聞閲覧は良かった!
雪平×安藤の1話の謎の夜が見たい
斉木は鬼畜。間違いない。
蓮見×雪平はアリ?
いや…あるいは山路×蓮見が見たい。
蓮見はあれは萌える。
395 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/08(日) 16:38:32 ID:3LRaFtlD
あの2人には前々から百合を感じてた。。。
百合は苦手。。。
397 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/10(火) 12:15:13 ID:pltfybCe
百合期待!
蓮見とゆきひらのお乳あわせ
映画のパンフ見て初めて知ったけど、雪平と佐藤ってデキ婚だったんだね〜。
雪平のお父さんに付いていた記者が佐藤で、そこから知り合ったとか。
へぇええ!みおちゃんはあの時の子か〜〜〜
401 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/21(土) 22:34:30 ID:YU2GIjTY
雪平×安藤には萌える
職人さんカモン
404 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/06(日) 21:30:50 ID:biCGP3ba
誰か書いてー
405 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/08(火) 13:51:55 ID:OMkASTNy
百合はダメなのですかねぇ。。
406 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/13(日) 17:20:49 ID:uqOb835y
保守
映画では何故か斉木×雪平に萌えた俺がいる
職人はいないのか?
無性に雪平×薫ちゃんを読んでみたいんだがなー
409 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/20(日) 01:27:10 ID:nZai139X
ハゲ同!!!!
車で張り込み中に安藤が雪平を襲っちゃうみたいな...
412 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/21(月) 17:44:21 ID:kdJaOCCu
情事の時は立場が逆転で安藤攻めって萌えるよな。
いつもは雪平の犬なのに。
413 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/22(火) 13:10:59 ID:k9Dp7KiS
銅
薫ちゃんとでも安藤とでも身長差がたまらん
禿同
あんなに強いくせに薫ちゃんや安藤よりちっこい雪平に萌える。
騎乗位、でもイニシアティブは下にいる安藤wみたいな?
おっぱいふるふる、翻弄されまくり雪平の姿が目に浮かぶ。
>おっぱいふるふる
素敵な響きだなおい!
あげちゃる
ふるふるっていいな。
雪平の気だるい感じでそんなん想像したらやばい。
斉木×雪平見たいです!職人様どうかおねがいします!
420 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 00:39:54 ID:MhQrFS9s
保守
ここはドラマ・映画のみ?
原作世界では安藤生きてるから嬉しいわけだが
ホシュ
423 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/20(水) 22:03:22 ID:4ojq86CD
颯爽とageていく
424 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/13(金) 01:02:15 ID:Pgqvumrz
AGEます。
425 :
名無しさん:2007/07/28(土) 09:21:10 ID:YFOsdJkb
歪んだ愛で、限りなく貴方を傷つける。
忘れられないように、私の全てで、貴方の心に刻み付ける。
「ねぇ、雪平。いい加減、起きなよ。」
目の前で気を失う彼女の顔には、無数の傷。
赤く染まった腕からは、ポタポタと血が滴り落ちていた。
数時間かけて殴り、傷つけた体は、ぐったりと力無く横たわっている。
親友の憐れな姿に同情し、そして心底、自らを嫌悪した。
「しょうがないなぁ。起こしてあげる。」
水を汲んだバケツの水を、容赦なく、血に染まった体にかける。
呻き声と共に、その美しい瞳を開いた。
所々に出来た痣も、その美しさを損なう事はない。
さすが、私の雪平。
そう思って微笑むと、この状況にはおおよそ似合わない声が出る。
「おはよう。駄目じゃない、寝たりしちゃ。もっと、遊んでよ。」
定まり始める焦点と共に、強い視線が戻ってくる。
言葉は発しない、けれど真っ直ぐに、私を睨みつけた。
「まだまだ、元気ね。」
「・・・何が、目的なの?」
その視線を間近に感じて、内心嬉しくなってしまった。
殴られ、傷つけられた体から発するその声は、
思いの他、しっかりとしていて。
まだまだ、彼女は彼女のままだ。
こんなに簡単に、屈服されてしまったら、面白くない。
今の彼女にある傷は、体の表面だけのものだ。
心に、忘れられない傷をつけること。
誰よりも気高い彼女の全てを壊し、汚し、手に入れること。
それが私の思いの全て。
受け入れてくれるはずのない、歪んだ思いを
彼女に余すところなくぶつける。
それが何を意味するのか、きっと誰にもわからない。
「知らない方がいいよ。雪平、きっと泣くから。」
平然と言い放つ自分に、彼女は頬を歪める。
もう、とっくに泣いてる。そんな言葉が、ぽつりと聞こえた。
「殺したいなら、
早く殺せばいい。」 低くうめくような声。耳に届いた瞬間、私は大声で笑う。
驚いたように見開いた目には、かすかな怯えが見え隠れしていた。
「殺すのが目的じゃないよ。だから、もうちょっと付き合って。」
そう言って微笑むと、彼女は悲しそうに目を伏せた。
「何、する気?」
「これから、実践してあげる。」
頬を指で辿って笑いかけると、彼女はビクリと体を震わせた。
426 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/28(土) 09:29:46 ID:4Y4KuUfc
支援age
428 :
名無しさん:2007/07/28(土) 11:00:15 ID:YFOsdJkb
殺すのが目的じゃない。だったら、なぜ?
両手を頭の上に固定され、手足さえも縛られる。
まるで磔にされるようにされ、身じろぎさえ出来ない。
残酷な視線が恐くて、私は目を閉じそうになるのを必死に堪えていた。
「恐い?」
不意に彼女の声が、耳に届く。
恐いと言ったら、解放してくれるかもしれないなんて。
私はまだ、心のどこかで彼女を信じている。
微かに頷くと、楽しそうな笑い声と力づくの平手を同時に浴びた。
「本当、甘いよね。・・・まだ逃がしてもらえると思ってるんだ。」
「・・・私まだ、貴方を信じてる。悪あがき、だよね。」
そう答えると、ふっと彼女が真顔になる。
「私ね。雪平の全部を、私のものにしたいんだ。」
楽しそうに屈託なく微笑む彼女に絶句する。
その瞳には、もはや隠れることのない狂気が、はっきりと見えていた。
「ねぇ。・・・どういうふうにするのが好き?」
私を言葉で追い詰めると同時に、彼女が一歩一歩、近づいてくる。
そっと頬に手をやって、唇に口付けた。
深く入り込んだ舌に翻弄され、息をする事さえままならない。
私をどこまで傷つければ、彼女は満足するのだろうか?
息が止まる瞬間、彼女は水を吸って重くなったシャツに手を触れると、
カッターで前を引き裂いた。
「っ・・・!」
熱く、鋭い痛みが、体に走る。
傷ついた肌からは、血の玉が少しずつ、吹き出していた。
その様子を楽しそうに眺めながら、露になった肌を指で辿っていく。
冷たい体温と、体を探るようなその動きに、思わず、体をよじる。
両手首を固定した紐がより深く、食い込んでいった。
「綺麗だよね。女に触られた事はある?」
そう言いながら、流れ落ちる血に、彼女が舌を這わせていく。
ねっとりとした舌が、体を一直線に切り裂くような傷を舐め、動きを下に下げていく。
「うっ・・・あ・・・。」
その焦らすような動きに、堪えきれない声がこぼれてしまう。
いつの間にか取り払われた下着。
上半身の全てが、彼女の前に晒されている。
小さな手が、私の胸に触れていた。
とがった突起に舌を這わせて、軽く歯を立てる。
吸い上げ、舐めあげられ、私の体から、徐々に力が抜けていく。
麻痺していく感覚と必死に戦いながら、濡れていく体を自覚していた。
「っ・・・やぁ、蓮見・・・!いやだ・・・!」
429 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/28(土) 11:03:42 ID:YFOsdJkb
甘くかすれた声で、彼女に哀願する。
もう私は、彼女を煽る事しかできない。
全てを受け止めると決めた、あの月の夜から。
何もかもが、始まっていたのかもしれない。
蓮見が私の全てを剥ぎ取るのをただ遠い目で見つめていた。
430 :
名無しさん:2007/07/28(土) 11:08:49 ID:YFOsdJkb
投げ捨てたスボン。あらわになった彼女の足は白く、柔らかくて。
けれど私の視線は、もっと奥にある部分に向けられる。
薄い布の下に秘められた、彼女自身。
「全部、見せて?」
涙に濡れた瞳からは、ただ悲しみだけが伝わってきてくる。
信じていたのに。
そう、言われている気がした。
下着に手をかけ、一気に引き下ろす。
指でそこを押し広げ、唇を寄せた。
「あぁ・・・!」
今までとは比べものにならないほどの、甘い声。
尖った突起をきつく吸い上げると、甘く濡れた蜜が溢れてくる。
応えてくれている。
そんな気がして、ただ夢中で味わった。
「気持ちいい?」
首を振る彼女をきつく抱きしめると、中に指を入れて掻き回す。
くぐもった声のトーンが徐々に高まっていくのを、心地よく聞いていた。
ぐったりと床に体を預け、雪平は身動き1つつせずに頑なに視線を逸らす。
そっと頬に触れると、体を震わせた。
「・・・気が済んだ?」
押し黙っていた彼女の突然の言葉に、一瞬戸惑ってしまう。
牙を剥いた欲望は、全て彼女にぶつけていた。
今あるのは、褪めたような思いだけ。
苦い後味だけが、くすぶっていた。
「わから、ない。」
正直に答えると、自嘲気味に笑う。
「何かしらの形で、手を出してくるとは思ってた。」
愛用のコートで傷ついた体を隠し、彼女は続けた。
「やっぱり私は、今でも蓮見が好きだよ。貴方が望む思いかは、わからないけど。」
傷ついていないはずがないのに。
心に受けた傷でさえも押し殺して、雪平は笑った。
「許したわけじゃない。諦めが、悪いだけ。」
その髪も頬も、体も。
関係そのものさえ、もう二度と修復出来ないと思っていた。
その相手が、まだ目の前で、自分を優しく見ている。
「もう何も、失いたくないから。」
初めて飲みに行った時、彼女が言ったこと。その意味を、今やっと知った気がした。
頬に触れた手は、まだ少し熱くて。
私が与えた熱のことを、嫌でも思い出させた。
雪平は体を寄せて、私を抱きしめる。
柔らかな何かが、そっと頬に触れた。
「私は、蓮見が好きだよ。」
こんなに簡単に許されたら、また繰り返してしまう。
貴方に、甘えてしまうのに。
「そんな事、言っていいの?」
「・・・わからない。でもまだ、蓮見から離れたくない。」
彼女の言葉を、信じられない思いで聞いていた。
抱きしめられた時の温もりを感じて、ただ私は、こうしたかっただけなのだと。
そう、思った。
431 :
名無しさん:2007/07/28(土) 11:11:21 ID:YFOsdJkb
ども。自サイトにあげられる代物じゃなく、請求にするにも微妙な内容だったので、投下してみた。
百合嫌いな人、スマソ。
GJGJGJ!!!!
GJ!!投下感謝です!雪平蓮見新鮮でした。
最近かなり過疎化してたから嬉しかった!GJ!!
百合もなかなか(´∀`)b
435 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/31(火) 00:59:42 ID:5VlfCQVe
GJ
神キタ―
436 :
名無しさん:2007/07/31(火) 01:21:23 ID:V0x2vtit
皆さま、ありがとうございますっ。
基本は安雪好きなので、書けたら書いてみますね〜。
是非お願いします!!!
438 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/05(日) 18:16:10 ID:e6iFM5sb
誰か斉雪をお願いです!
439 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/18(土) 09:17:45 ID:VFX9bRoz
☆上げ
440 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/19(日) 19:33:14 ID:rVTV+mwp
age
小久保あげ
442 :
名無しさん@ピンキー:2007/09/01(土) 23:24:11 ID:dndfeEXa
アゲ
保守
斉木×雪平〜
445 :
名無しさん@ピンキー:2007/09/20(木) 22:48:46 ID:UYGsWASB
DVD発売記念age
斉木!!
雪平安藤に萌え
448 :
名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 17:08:52 ID:IuK1I8qX
斉木×雪平!!!!!!!!!!
449 :
名無しさん@ピンキー:2007/09/30(日) 22:45:20 ID:q7NW0FtX
あげ
450 :
名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 21:15:12 ID:sYouppMs
保守
451 :
名無しさん@ピンキー:2007/10/24(水) 03:13:57 ID:WD4hikbu
age
452 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/08(木) 01:23:01 ID:5lfXTaZE
篠原さん、おめでたお祝いage
hosyu
薫ちゃんと雪平書いてくれる人はいませんかねえ
過疎ってるし無理かな・・・
455 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/19(月) 20:26:30 ID:pYb9nDa+
誰でもいいから書いてくださいage
457 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/05(水) 02:06:07 ID:8R2S6Fbj
age
hosyu
459 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/19(水) 16:42:21 ID:wW3c0YOJ
誰かー
ほしゅ
安藤のが読みたい