女の子が魔界へ拉致・迷い込む その2

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53奪われた花嫁:2006/09/20(水) 20:55:41 ID:TiqHqiMa

返事が聞こえたときは痛みから逃れるために自分に都合のいい幻聴が聞こえているのだと思った。
「遅くなってごめん。」
聞きなじんだその声と共に部屋の中へ明かりがともった。






今日はここまでです。
続きは月末ごろに書きあがるかと
54名無しさん@ピンキー:2006/09/25(月) 22:33:59 ID:NXS7ocGc
投下きてるがな!支援age
55名無しさん@ピンキー:2006/09/26(火) 21:06:58 ID:4kkLCqqF
GJ、待ってました。

植え付けられたものが孵らない程度でお待ちしております。
56名無しさん@ピンキー:2006/09/27(水) 23:43:56 ID:YEHr8O1y
私 結構ホオズキの話 好き
57堕ちた姫君 ◆TwQqqusRXM :2006/10/03(火) 15:57:13 ID:vNhPMvu+
前スレの奪われた花嫁さんの悪魔、無事新スレに辿りつかれたようで
良かったです。御迷惑おかけしました。
続き楽しみにお待ちしております。

さて、間が空きましたが少し投下させていただきます。
推敲しているとキリがないですね。なんだか長くなりそうなので、
とりあえず早くスレタイ通りになるように進めたいと思い、エチがあっさり
めです。
でも、よろしくおつき合いくださいませ。
58堕ちた姫君 ◆TwQqqusRXM :2006/10/03(火) 16:00:02 ID:vNhPMvu+
部屋に入るなり服を脱ぐように命じられて、アニエスは胸に抱えていた大事な
聖典を落としそうになった。


西日が廊下の窓からさすころ、ミミにつれられて、アニエスは城の最上階に
ある王子の室までやってきた。そこは通常の来客用の寝室ではなく、この城の
部屋の中でも一番上等な、亡くなった伯爵が使用していた部屋だという。白と
クリーム色を基調とした落ち着いた内装がなされていて、賓客を迎えるのに
相応しい贅沢な部屋だった。
王子は、金糸の縫い込まれた、乳色の織り物が張られた長椅子にアニエスを
誘った。ドレスを脱いで、そして腰掛けるようにと。
「わ・・・わたくし頼まれた、ほ、本を持って参っただけですので。」
アニエスは、しどろもどろになりながら、言い訳になるようなならないような
事を言った。
王子の部屋に行ったら、また何をされるか分らない・・・だが、私が端女でない
ことが分ってもらえたなら・・・そう無体な事ももうされないのではないか。
女官長や伯爵夫人の手前、無下に王子の申し出を断る事もできず、流されるままに
やってきたアニエスだった。
だがいきなりこんな事を言われるとは想定外だ。
立ち尽くすアニエスに、王子は長々とため息をついた。
「面倒な。おい、ミミ。」
呼ばれた猫娘は、予め用意してあったのか、茶器が乗ったワゴンを押してこちらへ
向かっているところだった。
大きな猫が無理矢理人間のドレスを着込み、エプロンをかけたようなその姿が、
ころころと銀のワゴンを押す様は、まるでおとぎ話の絵本の挿し絵のように
冗談じみていた。
59堕ちた姫君 ◆TwQqqusRXM :2006/10/03(火) 16:02:01 ID:vNhPMvu+
「ンニャー。オヒメサマ、また痛くされちゃうにゃよー?? 素直に言う事を
聞いたほうがいいんにゃー。」
そう言いながら、一客分だけテーブルにカップを置き、ミミは香り高い花茶を
注いだ。それから、アニエスの後ろに回って、うなじから腰まで一直線にいくつも
並んだボタンを器用な手付きではずしていく。
「ま!まって!」
あわてて振り向き、ミミから後ずさるアニエス。手に分厚くて重い聖典を持った
ままでは抵抗できないが、まさかそれを床に投げるわけにはいかない。どこにも
本を置けぬまま、ボタンを外させまいと、かろうじて片手を背中に手をまわし、
逃げまどうアニエス。楽しそうに追い掛けるミミ。ミミは遊び半分だが、
アニエスは本気で怯えている。彼女は部屋から出ようとして、ドアにかけよったが、
「その格好で外でるの!?」
とミミが嬉しそうに声をあげたので、さすがに思いとどまった。
結局、笑いながら見ていた王子が、なおも逃げるアニエスに足をひっかけ、倒れ
込んだところを膝の上に抱き取ったのだった。
両手を掴み、王子はじっとアニエスの目を覗き込む。
「姫君。ドレスを破られ、結い髪もほどけたしどけない格好で、あの栗毛の侍女の
待つ部屋に帰りたいかね?」
口元は幽かに微笑んでいるが、目はいら立ちを帯びて険しい。
本気だ。
アニエスは急に体から力が抜けてしまった。
60堕ちた姫君 ◆TwQqqusRXM :2006/10/03(火) 16:04:09 ID:vNhPMvu+
両手をつなぎ止められたまま、床にへたりこんだアニエスのドレスを、ミミは
鼻歌を歌いながら脱がせて行った。濃い青紫の絹地をアニエスの体から剥がし、
白い下着の紐をゆるめて、胸元まで一気にはだけさせる。
真っ白な肌には、肩と言わず胸といわず、血の滲む傷跡と、強く吸われた為に
できたバラ色の痣が、花びらのように彼方此方に散っていた。
夜の湯殿は暗いのが幸いしてニナにはばれなかったようだが、昼間にドレスを
着つけられる時には、アニエスは彼女らの目からそれを隠すのに随分苦心した。
「んニャー。随分可愛がられちゃったんニャー。・・・可哀想、痛そうニャー。」
「うらやましいのだろう、ミミ。」
「んふふ、んニャーん。」
王子の揶揄に曖昧に返事をして、ミミはそーっとアニエスについた傷の一つに
舌を這わせた。傷をザラザラした猫舌でこれいじょう痛めないように、たっぷりと
唾液を滴らせて、上下に舌を使う。子猫がミルクを嘗めるような、ピチャピチャ、
という音が部屋の中に響きはじめた。
苦痛に耐えるような、小さなため息がアニエスの口からもれた。
熱を持って疼く傷跡の上を、ぬるぬるした感触が這い回る。少しピリっとひきつる
ような痛みがあったが、舐められているうちに、やがて、熱と痛みがひいていく
のが分った。
固く目をつむっていたアニエスは、そっと自分の胸元を見下ろした。
ミミの嘗めた傷の赤みが消えている。
「あ・・・」
61堕ちた姫君 ◆TwQqqusRXM :2006/10/03(火) 16:06:35 ID:vNhPMvu+
「ミミがヒーリングの技を心得ているのは本当の事だ。
うるさがたの女官長や可愛い侍女に見つかる前に、ミミに全部消してもらうと
良い。」
アニエスの顔が真っ赤になった。少し変わった方法ではあるが、どうやら王子の
好意らしい。アニエスは、おかしな想像をして、必死に抵抗した自分を少し恥じた。
「大人しくするか?アニエス?」
アニエスはおずおず、とうなずいた。
そのまま、アニエスは暖炉の前に敷かれた、白い大きな毛皮の敷物の上に
横たえられ、ミミの唇の癒しを受けた。
ミミは、アニエスの肌着の紐をそっと解いて、徐々に肌を露にしていった。
濡れた唇と舌とで、ゆっくりと、アニエスの肌に癒しを施して行く。母親が
わが子の額に祝福を与えるように、やさしく、丁寧に。時々、柔らかい猫の毛が
素肌にこすれて、うっとりとする快さをアニエスは覚えた。
だが、王子の気配が側から無くならないので、漏れそうになる声を必死に
我慢しなければならない。恥ずかしさと快感に、アニエスの肌がうす桃色に
染まって行った。
だが、ミミが、傷付いてひときわ濃いバラ色になった胸の先にくちづけた時、
とうとう堪え切れずに声が漏れ出てしまった。
「・・・うぅ」
「うにゃーん?」
62堕ちた姫君 ◆TwQqqusRXM :2006/10/03(火) 16:10:50 ID:vNhPMvu+
ここがイイのんにゃー?そう言わんばかりに、ミミが喉の奥で鳴いた。
てろてろと、唾液をたっぷりと絡めた舌先で、腫れ上がった乳首の先端を
ミミが円を描くようになめまわす。すると、火照った傷跡がすっと楽になり、
アニエスは、どうしても甘い疼きを感じてしまうのだ。
そうやって丹念に乳首を舌で愛撫しながら、ミミは手の甲をつかって、乳腺の
流れに逆らうようにアニエスの乳房をなであげた。ミミの手の甲に生えた銀色の
柔毛が、敏感な皮膚に与えた刺激は思いがけぬ快感であった。
「ふあっ」
唾液に濡れたアニエスのバラ色の蕾が、ツン、と立ち上がって震えた。さらに
ミミは優しく手のひらで、乳房ごと、蕾をこねまわして追い討ちをかける。
アニエスは息が乱れぬ様必死に抑えていたが、先程声をもらした後は、諦めて啜り泣くような、切ない吐息を途切れ途切れに漏らしていた。明らかにもう、ミミの
それはヒーリングの域を出ている。
既に、アニエスは全身がしっとりと汗ばむほど、体が火照っていた。まだ癒えぬ
両足の間の傷も、じくじくと滲み出す己の蜜で、甘く、痛んだ。そんなアニエスの、
絹の靴下を履いた足の指がきゅっ、と伸びているのを、王子は長椅子にゆったりと
腰かけながら満足げに見下ろしていた。
63堕ちた姫君 ◆TwQqqusRXM :2006/10/03(火) 16:13:38 ID:vNhPMvu+
「これで上のほうは全部オワタにゃー。」
といってミミが体を起こした時には、アニエスは上半身を完全に露にされて、
肩で息をしながら、頬をバラ色に染めて横たわっていた。
せめて、王子に表情をみられまいと顔を背け、固く目を閉じている。
「御苦労。」
と、短く王子が答えた。
「後は・・・とぉ」
とミミは再びアニエスの体に被いかぶさると、唯一まだ身につけているフリルの
たっぷりとついたペチコートの中に手をいれようとする。
「や、めて、ミミ、そこは大丈夫よ・・・そんなところ、・・・ニナにだって
見せないわ」
焦って、身を起こし、ペチコートを押さえようとするアニエス。
ここまできて、抵抗されたことに、キョトンと目を丸くするミミ。
「オヒメサマ、ちゃんと治しておかないと、このあと王子とスルとき痛いにゃよー?」


今度はアニエスが目を丸くする番だった。
ちょっと形は変わっているが、王子の好意だと思って・・・いや思い込もうと
していたアニエスは、縋るように彼を見上げた。
「んー? 別に俺はかまわんが。アニエスが、傷がなおりきらぬまま、俺に
抱かれたいのであれば。」
「そんな・・・」
アニエスは急に寒気を感じて慌てて、はだけた下着で胸を被う。
「痛いのは 俺ではない」
「王子はホントに・・・」
ミミの好みにゃ・・・ 小さく呟いてミミはアニエスを同情の目でみた。
64堕ちた姫君 ◆TwQqqusRXM :2006/10/03(火) 16:16:44 ID:vNhPMvu+
少しでもエアハルドの善意を信じた自分が愚かだったのだ。アニエスは下唇を
噛んだ。
(王子は本当に悪魔なのだわ。良心のかけらもない)
「今さら何を。男の目の前で肌も露に、ミミの愛撫をうけいれていたのは、ほか
ならぬアニエス自身ではないか?
あのように淫らに体を開いておいて、男に抱かれるのとどう違うと言うのだ。」
王子の指摘に、アニエスは真っ赤に頬を染めた。
だが、昨日迄処女だった世間知らずの娘を手玉にとることなど、エアハルドや
ミミには至極容易いことではあったのだが。だが王子は、まるでアニエス自身が
望んで体を開いたかのように彼女を責めた。
「まぁ、選ぶが良い。俺は余り気が長くないゆえ、早くな。
傷ついたまま俺に抱かれるのか
ミミに傷を治させてから抱かれるか、だ。」
アニエスは途方にくれた幼子のような表情で、床の上でポロポロと涙を
流し始めた。
そんな同性の泣き顔にうっとりと見愡れながら、ミミがアニエスの側に
しゃがみこみ、そっと頬を伝う涙を嘗め取って、慰めるように目蓋にキスをした。
「オヒメサマ、そんなに泣いちゃだめにゃー。目が痛くなっちゃう。
ミミがキスしてもキスしても、おっつかないにゃー。
それに・・・泣いてると王子が・・・余計喜ぶんにゃん・・・」
65堕ちた姫君 ◆TwQqqusRXM :2006/10/03(火) 16:18:01 ID:vNhPMvu+
「泣いて嫌がるのを無理矢理犯して、新たに傷を上書きするのもまた一興。」
さも嬉しそうに、長椅子から二人を見下ろす王子の顔は、ミミが見てもぞっと
するほど邪悪な笑みを浮かべていた。
「もぉ!・・・王子、あんまり泣かせちゃだめニャン・・・ほん
とに目が赤くなりすぎたら、ミミがいくら頑張ってもすぐになおらないよ」
「ねえ、オヒメサマ、こっちおいで?」
ミミはそっと、アニエスの肩を抱くと寝室のほうへいざなった。
アニエスはなんだか良く分らないまま、王子から遠ざかれるのと、優しく
扱われたのが嬉しくて、こくん、とうなずく。
「お前、何を勝手に・・・」
「王子は本当にオニャノコの事が分らんのんニャー・・・しばらく来ちゃ駄目!」
びしっと言いおいて、ミミはさっさと寝室に入ってしまった。
「面倒な・・・本当に面倒だ。」
ぶつぶつとエアハルドが独りごちていると、部屋のドアが控えめにノックされた。
「お夕食をお持ちしました。」
若い給仕の声が聞こえた。
66堕ちた姫君 ◆TwQqqusRXM :2006/10/03(火) 16:20:07 ID:vNhPMvu+
続きの間の寝室も、先ほどの部屋と同じ色調の調度品が並べられ、大きな
天蓋つきのベッドにはクリーム色のカーテンがかかっている。
ミミはアニエスをベッドの上に座らせると、もう一度涙で潤んだ目にキスをした。
「オヒメサマ、何もこわくないよ。目を、つぶって。」
アニエスは素直に目をつぶる。
(あきれた、本当に素直なお姫様なんだわ)
悪魔になったとはいえ、多少残る良心にチクリとした痛みを覚えながら、
ミミはそっとアニエスの唇を啄むように優しくくちづけた。
ピクっと一瞬体を震わせたアニエスだったが、じっとそのキスを受け入れている。
ミミはそのままアニエスをベッドに、そっと押し倒して、またもう一度全身に
微かに残る傷跡にキスを始めた。
「さっきの、続き・・・ニャン」
ミミは今度は小鳥のようなキスをアニエスの胸乳全に降らせながら、ゆっくり、
ゆっくりと腰紐をゆるめていく。抵抗されれば、それ以上は押さない。
またキスからやり直し。
相手が根負けするまで、弱点を徹底的に責めるのだ。
昔、ミミが処女を捧げたとある貴族の息子は、名うてのプレイボーイだったのだ。
この手のテクニックは良く知っている。
結局アニエスの秘所が、ミミの目の前に晒されるまで、そう時間はかからなかった。
「本当に可哀想、ここも、真っ赤にゃん、ミミが治してあげる。」
するり、と細いアニエスの脚からペチコートを抜き取ると、ミミは顔を彼女の
足の間にうめた。
67堕ちた姫君 ◆TwQqqusRXM :2006/10/03(火) 16:25:52 ID:vNhPMvu+
昨夜踏みにじられた花園はルビーのように充血し、先程からの愛撫で蜜を
沸せてふるふると潤んでいた。見るからに敏感そうなその傷跡を、先程と
同じように、優しい舌使いで、ミミは癒しはじめた。
最初はスリットの始まりにある小さな真珠に。それから、つつましく閉じた
スリットにそって、舌を動かし、唾液でたっぷりと潤す。ミミが少しずつ舌を
進めていくと、内側はすこし血の味のする粘膜だった。
「ちょっとだけ、我慢してニャ?」
ミミは中指にたっぷり自分の唾液をまぶすと、そっと傷付いた粘膜に
差し込んでいく。
「いや・・・いた・・・」
「大丈夫、すぐ痛くなくなるニャ。」
ミミはゆっくり中指をアニエスの中に納めると、ルビー色の顔をのぞかせ始めた
小さな真珠を舌先で一心に転がしはじめた。舌を尖らせて、下から上へと何度も
嘗め上げる。
「あ、は・・・・あぁ・・・」
しばらくすると確かに痛みは消えたが、痛みのように強烈な快感が襲いはじめ、
アニエスは喘いだ。
「ん、んふぅ・・・ん、ん、ん、ん!」
リズミカルなミミの舌の動きに、アニエスは体が勝手に跳ねてしまうのを
止められなかった。ゆっくりと出し入れされるミミの指にも、昨日王子のモノを
迎え入れた時には激しく痛んだ粘膜が、くちゅくちゅと嫌らしい音を立てて
悦んでいる。ミミの指と舌の間で、一番敏感な部分が容赦なく責め立てられて、
アニエスは、頭が一瞬真っ白になった。足の筋肉がピクン、と小さく痙攣した。
68堕ちた姫君 ◆TwQqqusRXM :2006/10/03(火) 16:32:38 ID:vNhPMvu+
「きゃうん!」
だが鳴き声をあげたのはミミだった。
二人がレズプレイに耽っている間に、音も無く寝室にはいってきた王子が、
アニエスの足の間に身をかがめて尻をもたげているミミの秘所を、スカート越しに
なであげたのだ。
「イったのか?」
王子が、顎でアニエスを示しながら尋ねる。
びっくりしてベッドから転げ落ちそうになったミミは、スカートの裾をなおし
ながら王子を軽く睨んだ。
「んーニャ。軽くいったかも。でもチャンとはイってないと思うニャー。 
今王子がシたら、イっちゃうかもぉ・・・」
「や・・・」
さっきまで、うっとりとした表情だったアニエスが、また泣きそうな顔になる。
だが、ベッドに力無く横たわったまま、抵抗するそぶりは無かった。
「だいじょぶ、ミミがついてるにゃ」
「お前は邪魔だ、あっちいってろ」
王子はそう言いながら脱いだシャツを、ミミに投げ渡す。
無下に扱われて、半分嬉しそうに、半分恨めしそうにミミは鳴いた。
「うにゃーん・・・」
69堕ちた姫君 ◆TwQqqusRXM :2006/10/03(火) 16:34:46 ID:vNhPMvu+
とりあえずここまで。
続きはまた明日くらいに。

70名無しさん@ピンキー:2006/10/03(火) 17:39:47 ID:itJTrCYA
・・・久しぶりに散策してみればこんな良スレがあったとは・・・

久しぶりすぎてageそうになったのは国家機密だ。
71堕ちた姫君 ◆TwQqqusRXM :2006/10/06(金) 14:17:15 ID:hWcyDqZJ
また明日!とかいってちょっと遅くなりました。もし待っていた奇特な方が
いたらごめんなさい。では、続き投下させて頂きます
↓↓↓ ↓↓↓ ↓↓↓ ↓↓↓


 王子が寝台を軋ませて、近くによってくるのを感じ、アニエスは目を固く
閉じた。
 今のいままで、ミミの技巧によって開かれ火照らされていた、アニエスの体が
寝台のシーツの上で小さく震えて居た。うす暗い部屋の中で花びらのようにごく
淡いピンクの肌が浮かび上がり、王子の目のまえに余す所無くさらけだされている。
手足も首も細いが、体全体にほんのりまろみを帯びており、けして痩せ過ぎという
訳では無い。ウエストも無駄な肉がほとんどなく、男なら誰でも両手でつかめそうな程
薄いが、蓮のような、女性の円熟したくびれにはまだまだ程遠い。だが、小さな胸の
頂きと下腹の儚い翳りの下の花の蕾は、淫らに色付き、濡れ光っている。
 王子は暫し己に供せられた生け贄を検分していたが、やがて、身をかがめ、その
小さな唇に口付けた。アニエスはぴくりと身を竦ませたが、素直に王子の舌を素直に
受け入れる。王子は遠慮なくその瑞々しい舌を吸い、甘い唾液を味わった。
 ミミのそれとは違う、息苦しいような口付けに、アニエスのきつく瞑った目の端に、
早くも涙が滲み始める――――
 その眉間に深く皺をよせた、苦悶の表情は、王子の嗜虐心に昏い火を点す。
(だが、せっかく開いた扉を閉じることは、あるまい。少なくとも今日は。)
 彼は、アニエスにゆっくりと被いかぶさった。肌を合わせ、獣の毛の生えた手を、
耳朶、うなじ、胸、そして下腹へとすべらせていき、白い肌の滑らかさを楽しんだ。
しっとりと汗ばんだからだが、王子の浅黒い肌と指先に吸い付くようだ。どこを触れても、
アニエスは泣き声を飲み込むように、息を吸い、ピクリと身を震わせた。
「ふぅ……ん!」
 王子の冷たい指が、アニエスの熱い肉の合わせ目に潜り込む。
 指で確認するまでもなく、アニエスの蜜の場所は蕩けきって、男の欲望を待つだけになっている。それを理解できないでいるのはアニエスのみだ。王子はアニエスの足を膝で割ると、己の肉をゆっくりと埋め込んでいった。
72堕ちた姫君 ◆TwQqqusRXM :2006/10/06(金) 14:20:47 ID:hWcyDqZJ
「……うくぅ」
 アニエスの喉からもれる悲鳴を、吸い取るように口付けたまま、王子は腰を進めた。
流石にまだ二度めとあって、狭隘な道が異物を押し出そうと、王子をきつく締め付た。
ミミの愛撫で十分に潤ってはいたが、熱さを感じるほどの圧力に、思わず思うさま腰をうちつけて、快感を貪りたくなるほどだ。
 意外と早く高ぶった己に、苦笑しながら、彼は膣奥まで深く挿入した欲望を引きだし、
ゆるゆると、また埋めて行く。肉の抽送が激しくなるにつれ、クチャクチャという
濡れた肉が擦れる浅ましい音が大きくなって行く。
 結局アニエスはまた涙を流し始めた。啜り泣くように苦し気に息をするアニエスから、
王子が唇を離すと、悲し気な嗚咽が漏れ始めた。
「俺としては……最大限に優しくしているつもりなのだが」
 王子の問いかけに、アニエスは目を開いた。だが、視線を王子と合わす事はせず、
どこか遠くへ焦点を合わせているようにぼんやりしている。
 枕の上で乱れた金髪に縁取られた、青白い小さな顔。
 その中で目だけが大きく、ブルーグレイの瞳は涙にぬれて黒ずんで見える。
 ふと昨日覚えた違和感を、王子は思い出した。

「気に入らないかね」
 陵辱者が被害者にするには滑稽なその問いかけに、アニエスは生真面目にも
何か答えようとした。
(酷い、やめて、痛くしないで、もう帰して……)
(でも、帰るってどこへ……?)
(修道院にはもう帰れない。よりによって悪魔に汚されたこの体では。自分をここに
送り込んだ父や継母のいる故郷へも。)
 問いかけは優しいが、王子の責めは苛烈だ。深く、肉奥を悪魔の器官に穿たれたまま
では、痛みで考えがよくまとまらない。いや、痛みだけではなく……重ねられた王子の
体が秘肉の敏感な部分にこすれて、ピリピリとした鋭い感覚が這い昇ってくる。先程
ミミに手ほどきされた時から、その部分にずっとわだかまっていた熱が、解放を求めて
自己主張しているのだ。絶頂一歩手前の苦痛と、心と肉の裂かれる痛みに、半ば混乱
してアニエスは言った。
「……殺して……いっそ、殺して、ください」
 アニエスは再び目をきつく瞑った。
73堕ちた姫君 ◆TwQqqusRXM :2006/10/06(金) 14:22:53 ID:hWcyDqZJ
 淫蕩な女が吐く殺し文句のようなその台詞に、一瞬王子は虚をつかれて動きをとめた。
が、ニヤリ、と唇を歪めて笑うと、やにわにアニエスの足首を掴んで大きく開き激しく
肉を突き入れはじめた。
「ヒイァッ、アッ……アぁあ!」
 クチュクチュと、肉が蜜をかき出す音と、アニエスのかん高い悲鳴が部屋に響く。
「お望み通り、殺してさしあげよう、アニエス」
「ただし、肉体ではなく魂を。」
「いずれ俺の前にひざまづき、俺に肉の快楽を乞うように。姫が神とやらに祈るようにな」
 王子の声が聞こえているのか聞こえていないのか、激しい突き上げに合わせて、
アニエスは切れ切れに声をあげるのみだ。
「や、あ、あ……」
 王子はアニエスの右足を肩に背負い、腰を押し付けながら右手を肉の合わせ目に
 伸した。その指先がアニエスの敏感な真珠を捕らえた時、始めて抵抗の素振りを
 彼女は見せた
「や、いや!い……あ!」
 親指の腹でこねるように真珠を愛撫すると、秘肉がヒクヒクとひくつき、粘膜が
ニュクリニュクリと王子の欲望を刺激する。さらに腰使いに合わせて、何度も親指の
腹を押し付けると、抱え上げられたアニエスの足先がピクン、ピクンとその度に
痙攣した。
「も、も、やめて……」
「これは姫が望んだ事だ」
 さすがに息を弾ませながら、王子は答え、なおも右手の悪戯をエスカレートさせていく。
 軽く肉芽をつままれ、二本の指でやわやわと押しつぶすように揉まれて、アニエスは
恥ずかしさと快感で、頭がおかしくなりそうだった。だが、足の間の肉を貫くそれが、
段々と質量をましてくると、ついに、何も考えられなくなってしまった……。
「…………ぁあ!」
 アニエスが全身を硬直させる。王子が一瞬呼吸が止まったアニエスを更に突き上げると、ひゅう、と彼女の喉が笛のように鳴った。
 アニエスが堕ちたのを確認した王子は、自分の欲望も解放すべく、ヒクヒクと震える
肉体をなおも突き上げた。人形のように揺れるアニエスに腰を激しく打ち付け、最後の
一滴迄、その体内に白濁した液を注ぎ込んだのだった。
74堕ちた姫君 ◆TwQqqusRXM :2006/10/06(金) 14:29:35 ID:hWcyDqZJ
 アニエスが気を失っていたのは、ごく短い時間だった。
 むしろ微睡んで居たといったほうがいいかもしれない。
 アニエスは半ば混濁した意識のまま、何か柔らかい物が唇に押し付けられているのを感じた。
 (だれ?)
 と問おうとしてアニエス口をわずかに開くと、何か甘い液体が口の中に流し込まれる。
 蜂蜜と水で割った野葡萄酒だ。
 素直に受け入れてこくん、と飲み干す。
 アルコールが喉を滑り降りていき、ポッと火がともったように熱くなった。
「ニナ……?ミミ?」
「どちらでも無くて 悪かったな」
「あ……」
 目を開けると、そこには氷のような冷たいエアハルドの瞳が有った。
 彼は自分の口の端についたぶどう酒のしずくを、ペロリ、と舌を出して嘗め取ると、
アニエスの上にかがめて居た身を起こした。
「今日はもう戻るがいい」
「…………」
「それとも、もっと何かお望みか」
「いえ!」
 アニエスは弾かれたようにベッドから降りた。
 途端に、足の間からどろりと何かが流れるのを感じた。
「ひ………」
 バランスを崩して、床の上に座り込んだアニエスを、冷ややかな視線で見下ろすと、王子は隣の部屋のミミを呼んだ。
 「はいはーい、おまちくださいですニャーん!」
 ミミが開け放った寝室のドア越しに、隣の部屋の隅に放りだされた聖典が、呆然としゃがみこんだアニエスの目にうつった……


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

本日はここ迄です。
75名無しさん@ピンキー:2006/10/06(金) 18:39:03 ID:0SViiqCC
イイヨーイイヨー。
いつも楽しみにしてる。
続きもよろしく!!
76名無しさん@ピンキー:2006/10/12(木) 20:51:18 ID:Tp8zEXG7
良スレハケーソ!
続き楽しみにしています(;´Д`)ハァハァ
77奪われた花嫁:2006/10/14(土) 22:15:35 ID:HSf0Sh5W
遅くなりました。
今日は最後まで投下。



体中の血全てが湧き上がるほどの怒りをジゼルは感じた。
少しだけ家を開けていただけだというのに、愛しい少女が帰ってみれば害虫に蹂躙されているのだ。
なんという迂闊。
しばらく使っていなかったこの家を隅々まで確認しておかなかった自分の責任だ。
長い間留守にしていた家だ。
張ってあって結界が弱まって何かが入り込んでいてもおかしくはなかったというのに。
「遅くなって、ごめん。」
彼女がこのような目に会う前に戻って来られなかったことを彼は悔やんだ。
部屋に明かりが灯る。
そして彼の目に痛々しい少女の姿が映った。
巨大なスライム状の虫が体に張り付き、触手を伸ばして彼女の膣穴と肛門へ、入り込んでいた。
魔界ではよく見かける暗がりを好む害虫だった。
普段は他の生き物の前には姿をあらわすことはない。
特定の場合――
つまり産卵期をのぞいては。
それは他の生き物の中に子種を仕込む生き物だった。
仕込まれた子種は宿主の細胞と融合して成長する。
そして完全な成長体となったときには宿主の体は全てその生き物の体へと取って代わられるのだ。
(触手を伸ばしているということはもう子種を植えた後か)
厄介だと彼は思った。
せめて中で孵化が始まってなければいいのだが。
とにかく今すぐこの害虫を彼女から引き剥がさねば。
ジゼルは少女の傍に駆け寄った。
「じぜる・・・・・」
弱々しく少女が呟いた。
「じぜる、来てくれたんだ。」
彼は息を飲んだ
弱々しかったが、彼女が彼に微笑みかけてくれたのだ。
次に彼女が自分を見たときには憎しみにあふれた目で見られる覚悟さえしていたのに。
「サシャ。」
感極まって彼は彼女を抱きしめた。
「遅いよ。何処行ってたの?私を一人にしないでよ。」
「うん。」
「体、毛深いのね。ちくちくする。これが本当のジゼルなんだね。」
「黙っていて、ごめん。」
「そうだよ、酷い。嘘をついて、私をこんなところに連れてきて、痛い目にあわせて。」
少女の声が彼を責め立てた。
「そうだね。」
「だけど私はやっぱりジゼルが一番好き。裏切られたのに、
とおさまでもかあさまでもなくて貴方の名前ばかり呼んでしまうの。
酷いよ。こんなに大好きなのに何で裏切ったのよ。」
その言葉は彼を二つの感情で震わせた。
大好きだといわれた歓喜と、彼女の心を苦しませたことによる苦悶。
思えば今回のことは感情に流されすぎた。
もっと慎重に、そして行動だけでなく言葉を多く使っていれば彼女がこんなに傷つくことは避けられたのかもしれない。
「本当に、ごめん。」
もっと伝えたいことがあるのに今の彼の口からは謝罪の言葉しか出なかった。
なんともどかしい。
言葉のかわりにより強く彼女を抱きしめた。
78奪われた花嫁:2006/10/14(土) 22:19:40 ID:HSf0Sh5W
「いたい。」
その言葉が耳に入り、彼は慌てて腕を緩めた。
「あ、ごめ・・・・・・・。」
「ひぁっ、あ゛、あぐっ」
少女の体が痙攣した。
「サシャ!」
下を見れば彼女に張り付いていた害虫が触手を引き抜こうとしているのが見えた。
(そうだった。)
自分は一つの感情に流されると周りまで見えなくなってしまう。
そんな自らの性質を呪いながら彼は害虫に手を延ばした。
「この虫けらが。」
まず触手を虫の体から引きちぎる。
そして体を爪で八つ裂きにした。
「じぜっ・・・・。」
サシャが叫ぶ。
見れば触手は体から離されてなお動き続けていた。
「ちっ。」
彼は彼女に刺さったままの二本を忌々しげに見た。
「こんなもののために使う気はなかったのに。」
そう呟きながら彼はその手に何かを持っていた。
「ジゼル?」
サシャの目に映ったのは虹色の花びらの美しい花だった。
「何、すごく綺麗。」
ジゼルは少女の鼻へ花を近づけた。
「嗅いで。」
少女が息を吸い込む。
かぐわしく甘い香だった。
同時に体が暖かくなり、宙に浮かんでいるようにふわふわな気分になる。
(きもちいい。)
サシャはうっとりとした顔つきになった。
(それに、痛いのが消えた。)
今少女が感じているのは暖かな気持ちよさ、それだけだった。
「抜くよ。」
ささやかれた彼の言葉に、夢見心地に彼女はうなずいた。
「ひ、ひゃっ、あ。」
ずるりと自分の中から引き出されるのを感じ、彼女は声をあげた。
それは痛みではなく快楽だった。
(さっきは壊れるかと思うほど痛かったのに)
今度はそれが気持ちよくてたまらない。
ずっ。
サシャの中から触手を引き出し終えた彼は膣穴を指で広げて中をのぞいた。
「んあっ。」
新たに感じた快楽に彼女は思わず体をよじらせた。
「ジゼル、何をしてるの?」
彼が自分の股の間をまじまじと見ているのを知り、少女は顔を赤くした。
「へ、変なところ見ないでよ。」
「変じゃないさ。それに、中に植えられたものがどうなっているか確認しないと。」
ジゼルの瞳は猫のように爛々と光っていた。
その目にかかれば自分の中にあるものが全て見えていそうで、彼女は恥ずかしかった。
「孵化はしていない。だけど子種を消さないと。」
彼は部屋の隅にいくと、何かを探し始めた。
「あった。少し古いが十分だ。」
彼が持ち出したものは酒瓶だった。
「そうそう、いいかげんこれははずした方がいいね。」
天井から吊るしてあった少女の鎖を解き、彼は彼女を両手で抱き上げた。

79奪われた花嫁:2006/10/14(土) 22:20:36 ID:HSf0Sh5W
「んっ。」
鎖のあった箇所に空気が触れるだけで感じてしまい、少女は身悶えた。
彼が彼女を下ろしたのは、柔らかいシーツの上。
今まで立っていた疲労を吸い込みそうなほどの柔らかさで、この中にうずまって眠ってしまいたいとサシャは考えた。
しかしジゼルは腰を上に突き出した、休みにくい体勢を彼女にとらせた。
「我慢して。早くしないと君の体が危ないんだから。」
そう言われれば仕方がない。
辛い体勢だし、恥ずかしいところを全て晒すようで嫌だったが彼女はその通りにした。
ジゼルは酒瓶の栓を抜くとサシャの二つの穴に口を突っ込んだ。
体の二箇所に冷たい液体が流れ込む。
「あっ、んあっ。ひっ。」
冷たくて、しかしその冷たささえも心地よさに変わってしまう。
二つの穴には酒瓶の口がねじりこまれているのに、先程の触手が入ってきたときのようには痛くない。
むしろ気持ちいい。
「ジゼル、私おかしいよ。痛いはずなのに気持ちいいよ。」
自分の体がおかしくなってしまったのではないのかと思い、彼女は涙目で訴えた。
「大丈夫、おかしくない。」
毛深いごつごつとした手でジゼルがサシャを優しくなでた。
「これのせいだよ。」
ジゼルは先程サシャに匂いを嗅がせた花を取り出す。
「その綺麗で珍しい花が?」
「そう。酷いことをしたからおわびにとって来たんだ。」
「おわび・・・。」
サシャの目がますます潤んだ。
「あなたが私を裏切ったその償い?」
「違う。君を泣かしたことへのおわび。これだけは信じて欲しい。僕は君を泣かしたくはなかったんだ。」
「だったらなんであんなこと!」
一番いいたかった言葉をサシャが叫んだ。
「何でこんなことしたの。」
「今はまだ分からないでいい。」
ジゼルは首を振った。
「時間をかけてゆっくり教えるから。」
サシャは当然不満げだった。
80奪われた花嫁:2006/10/14(土) 22:21:09 ID:HSf0Sh5W
「さあ、そろそろいいだろう。」
はぐらかすようにジゼルは少女の体から酒瓶を抜いた。
「んっ。」
サシャの気が快楽へと流れる。
ジゼルは彼女の体を起こし、後ろから抱きしめるような体勢で座った。
「じぜっ、ごまかさない・・・・」
気を取り直して不満を口ずさもうとした少女に再び強い快感が襲ってきた。
「いやっ。」
羞恥の混じった顔で彼女は自分の腹部より下を見つめた。
そこからはまるでお漏らしのように液体が流れ出ていたのだ。
「うそ、恥ずかしいよ。や、ん、あっ。」
恥ずかしながらも感じてしまう快感で、少女は顔を覆いたくなった。
自分のはしたなさが情けなくて仕方がない。
「大丈夫。これはさっき僕が君の中に入れたお酒。気味の中にあった悪いものを溶かしてくれたんだ。」
「だけどこんなの汚いよ。」
「汚くないさ。」
恥ずかしがって目をそらすサシャのあごを手にとって、彼は自分の顔に引き寄せた。
「恥ずかしいなら忘れさせてあげよう。」
唇が重なる。
そしてサシャの口内に舌が割りいれられた。
「ん、ふ。」
息が苦しかった。
しかし自分の舌と彼の舌が絡み合うととても気持ちがいい。
サシャはすぐにそれに夢中になった。
81奪われた花嫁:2006/10/14(土) 22:23:00 ID:HSf0Sh5W
「あぅ、ジゼル、早く起きてよ。」
数日後。
一糸まとわぬ姿のサシャがぐっすりと眠る半獣の魔物を揺り動かしていた。
「ばか、もう意地悪しないって、言ったのに。」
口をとがらせてサシャは眠るジゼルを眺め回した。
その目がいたずらを思いついた子供のように光る。
「そうだ、あはは、起きないジゼルが悪いんだよ。」
そう言ってジゼルを揺り動かすことをやめた彼女の手は、彼の下腹部に伸びた。
そのまま彼の股間にあるいち物を手にとり、口にほおばり始めた。
「ん、ふっ・・・・。」
拙い舌さばきで彼女が舐めはじめると、それまでびくともしなかったジゼルの体がピクリと動いた。
「・・・・、あれ?」
寝ぼけ眼で間族の目が開く。
そして違和感を感じた彼は自分のものを懸命に咥えているサシャの姿を見つけた。
「サシャ、いったい何を・・・っ」
起き上がったジゼルを見てサシャは顔を輝かせた。
「やっと起きてくれたのね。もう、何やっても起きないんだから、私退屈でどうにかなりそうよ。」
「だからってこんな・・・。」
数日前までは処女だったとは思えないその大胆な彼女の行動にジゼルは頬を赤く染めた。
「ねえ、ジゼル、早く一緒に遊ぼうよ。今日は海に連れて行ってくれるって約束したよね。私、海を見るの初めて。」
期待に満ちた目で彼を見るサシャの顔。
攫ってしまった直後ではもう二度と自分に見せてくれないかもしれないと思っていたその顔を見て、
ジゼルは本当にこれが自分の見ている夢ではないのかと疑いたくなった。
あれから、ジゼルは彼女を傷つけたくないこと、泣かせたくないこと、それだけは彼女に理解してもらった。
何故彼女を攫ってしまったのか、それは時間をかけてゆっくり教えてゆこうと思っている。
ただ、ジゼルは彼女に結婚して欲しくなかったのだと伝えた。
そんなことを彼女がしてしまったらジゼルは彼女と会えなくなるのだと。
そう伝えた途端に彼女は泣き始めた。
それは嫌だと。
父や母に会えないこともそれなりに辛いが、ジゼルに会えないのはもっと嫌だと。
だからここで共に暮らしてくれと彼が申し出ると彼女は少しためらいながらも受け入れてくれた。
ためらった理由は恐らく両親のことだろう。
彼女の育った環境は多少人間にしては特殊でもともと彼らにも彼女はめったに会えていなかったのだが、
それでも別れは辛いようだった。
そのうちこっそり様子を見せてやれないかとジゼルは考えている。

82奪われた花嫁:2006/10/14(土) 22:23:45 ID:HSf0Sh5W
「ところでサシャ、起こすのはいいけど、こんな起こし方をされら僕が辛いんだ。」
ジゼルは完全に起き上がっている自分のものをサシャの目の前に差し出した。
「海には連れて行くけど、その前に鎮めてもらうからね。」
「うん。」
サシャはジゼルの胸元に抱きついた。
「ジゼルが遊んでくれるなら何だってするよ。」
その少し幼い体獣のような腕がまわされた。
白い肌にいくつもの口付けが落とされた。
少女のあどけない喘ぎと半獣の魔物の荒い息づかいが重なった。
獣の手が少女の砂丘に伸びる。
その手が踏み荒らすようにそこを蹂躙すれば、少女は切ない声をあげた。
「あっ、はあ、んんぅ。じぜるぅ。」
うっとりとした表情のサシャはジゼルの頭を手にとって自分に引き寄せると貪るように口づけた。
「んちゅっ、んん、っあ・・・・・」
この数日で性の快楽さえしなかった少女は眼を見張る速さでその心地よさに溺れていた。
今日に至っては彼女からこんなに積極的になっている。
そういう風に変化させたのはジゼル自身だ。
彼はそして彼女のそういった変化が嬉しかった。
「入れるよ。」
彼がささやくとサシャは潤んだ目でジゼルを見上げ、肩に手を回した。
ジゼルは彼女の腰を掴み、秘所に自身のものをあてがうと一息に挿入した。
「ふああっ・・・んああっ。」
ジゼルの動きにあわせてサシャが夢中で腰を振っていた。
貪欲な動きだった。
これは一回や二回ではすまないな、とジゼルは考えた。
果たして今日中に彼女を海にまで連れて行けるのやら。
しかしそれでもいい。
自分たちにはまだ時間がたくさんある。
彼らの行動を邪魔するものはここにはいないのだから。




この蜜月はきっと、死が二人を分かつまで。




おわりです。
83名無しさん@ピンキー:2006/10/14(土) 22:42:35 ID:nLxV9pIf
(;´Д`)ハァハァ
激しくGJであります!!
84名無しさん@ピンキー:2006/10/14(土) 23:13:33 ID:vrz3qiEN
萌えました…… (;´Д`)ハァハァ
85名無しさん@ピンキー:2006/10/17(火) 19:00:10 ID:qSCDfmpW


     :::::::::::::::::::::::::ヽ
  /:::::::::::::::::::::::::::::::::::\
 / ::::::::: /| ||:::::::::::::::::::::::ヽ    恋も二度目なら  すこしは器用に
(((((((  | ||(((::::::::::::::::::::i    甘いささやきに  こたえたい...
 )::/  ̄ 、  ̄` \:::::::::::::::l      前髪をすこし  なおすフリをして
 |::|´ ゚̄./   ゚̄` |::::::::::::::|      うつむくだけなんてぇ...  歩道にのびた
 |::l ´´ ( _ .、``  .|:::::::::::::::\      貴方の影を  動かぬように止めたい
.丿:ヽ  :─-    丿::::::::::::::::::|     
彡:::::::\ ` _ 彡:::::::::::::::::::::/   抱きあげてぇ  時間ごと  からだごと
 ヽ::::::::::: ̄ i__l彡:::::::::::::ノ      わたしを  さらって欲しぃ....  ♪
     ̄ /|/!ヽ/ |\ ̄           切なさが  クロスするさよならに....
     />.| /。| ̄    \         追いかけられるの.....   イヤょ...
    /| \|//.__ l⌒i
    | |   |  | | |  |  メグミ


86名無しさん@ピンキー:2006/10/26(木) 01:22:17 ID:vzHPvDUD
ほしゅ
87名無しさん@ピンキー:2006/11/03(金) 01:27:28 ID:vYBEkayf
ほっしゅ
88名無しさん@ピンキー:2006/11/03(金) 01:31:15 ID:ki1INkSB
前スレ、どっかで見れないん?
89名無しさん@ピンキー:2006/11/03(金) 12:07:32 ID:Q6iLZpYC
にくちゃんねるでも見れないみたいですね。
ログアップしときました。
ttp://www.uploda.net/cgi/uploader1/index.php?dlpas_id=0000165746.htm
DLパスは「makai」
90名無しさん@ピンキー:2006/11/03(金) 19:30:04 ID:ki1INkSB
>>89
神!!!!
ありがとう、wktkしながら読んで来ます。
91名無しさん@ピンキー:2006/11/07(火) 03:53:09 ID:CGaZGSE9
ちょ、今頃前スレが落ちてたのに気付いたよ…
誰も書き込まないしもうだめかと思ってた
92名無しさん@ピンキー:2006/11/13(月) 15:50:03 ID:uXFXymWC
ほすほす
続きマダー?wktk
93名無しさん@ピンキー:2006/11/15(水) 21:00:24 ID:RF9WGLm0
チックタック(ネイブル)って、このスレタイまんまじやない?
94名無しさん@ピンキー:2006/11/16(木) 18:17:14 ID:OJe01vKL
 
95名無しさん@ピンキー:2006/11/16(木) 23:11:26 ID:7r+lzJ57
続き読みたさにage
96名無しさん@ピンキー:2006/11/24(金) 18:17:56 ID:XDennJOZ
ほす
97名無しさん@ピンキー:2006/11/30(木) 22:43:25 ID:CGeQBYAK
続きこいー
98名無しさん@ピンキー:2006/12/10(日) 15:34:27 ID:YKASdjEm
前スレのログどなたかあげて貰えませんか?
99名無しさん@ピンキー:2006/12/18(月) 08:14:45 ID:t+e/n9mO
保守
100名無しさん@ピンキー:2006/12/19(火) 22:37:38 ID:/hiJUyFD
萌えるシチュエーションだなあ。
101名無しさん@ピンキー:2006/12/20(水) 00:06:55 ID:2Xbs3GPa
102名無しさん@ピンキー
hosyu