406 :
アスカガ:
曖昧なネタバレがもとになっているので階級等間違っているかもです。
「実に計画性のある未来予想図だ。」
にこにこ笑いながら話すアスランに、カガリはおもわずその拳をあげ、大声をも出しそうになったが、それをしなかった。
…深く、ため息。
「……ザラ一佐、ここでは私語厳禁だ。それに独り言なら余所でいえ。」
「…いえ代表、国家問題です。」
アスランが一歩つめよる。
十分な間合いをとりたいが、すぐ後ろには執務の机がせまっていた。
笑っているのは顔だけで、彼は、ひどく怒っているのだった。
先の会議後に、質の悪いマスコミから受けたバッシング。軍部にいた彼は風の噂とやらでききつけた。
「本当のことだろう。わたしが、女が代表としてつとめる最大の意味は跡目を産むことなんだろ。」
ふつふつと上がる熱にたいして、以外と言葉はあっさりでてくる。
さきほど、アスランから皮肉を聞いたときもそうであったが、もはや彼女は何も知らない少女ではない。
「なら…っ」
「ちがう、私は誰かの母になりたいんじゃない。つとめを果たしたいだけだ。」
とうとう距離がつまる。
まるでいつかの逆だな…
視界がひっくりがえるとき、なんとなくそう過ぎった。
(続きます)
優れた小説は一行目から読者を引き付けると言うよな
走れメロスなんかは、その代表らしい
俺、普段は人の書いたSSにはあんまり目を通さないんだけど
>>406のは冒頭の一行目で引き付けられちまった
しかも、二行目以降の引っ張り方も
「あぁ、そういう事か」と納得させるタイミングも、全て秀逸
超続きが気になる
>>407 同感。文学的な入り方で、久々に読ませるSSが投下されそうでwktk
できればトリかコテをつけていただけると続きがわかりやすくなります
406です。ご提案ありがとうございます。トリのつけかたまちがってたらすみません(>_<)久々なもので…
例の、一部の職人だけが奉られてる気味の悪いスレの住人にも読んでもらいたい作品だな
あいつら、自分達の常駐してるあのスレだけが「まともなガンダムスレ」だと思ってるらしいし
あ、でもあいつらがこれ読んでも、どこが良いのか理解出来なさそうだけど
410みたいな住人が一番いらない
彼の肩越しに、そのたいそうきらびやかなシャンデリアを見つけて、カガリは我にかえった。
「触れるな、人をよぶぞ。」
久しぶりだった。ほんとうに。もうこうして両の手を重ねることすら、二人にはずっとできなかった。
カガリは歓喜のあまりに、アスランのしっとりとした(もしくは彼女が乾ききっていたのか、)掌の熱に、身を委ねたくなる。
…だけど、それはしない。
「呼べばいいんだ。君が、ほんとうがどうしたいのか、どうされたいのか、教えてやればいい。」
「おまえ、」
喉の奥で声がつっかかる。
彼が望んでいることは、きっとカガリがぎりぎりのところで堪えている、おそらくそれは母性あるものとして当然とも言えよう感情で、いま最も邪魔なものだ。
呆れてものが言えない、とはこのことか。
「ザラ一佐、今なら何もなかったことにできる。さあ、この手を話してくれ。背中がいたくてたまらん。」
「何も……何もなかった、だって…?!」
アスランの膝が足の間に割って入ったのを感じ、思わず肩がビクリとうごいた。
「おれがこわい?」
彼をどんな目でみつめていたのか。彼が眉を八の字にしてカガリをみた。
「まるで、初めて抱き合ったときのようじゃないか?」
言葉の意味を解し、その顔を真っ赤にさせたが、すぐに蒼白にかわる。
ついにカガリは自由の効かない両手に代わって、全力で足をばたつかせた。
「おまえ、そんな…ッ」
冷静を装うのを忘れるほど、カガリは必死だった。ここで自分が折れれば、もう取り返しがつかない。
彼女の心には、まだ彼が在きていた。
「わたしは、今後誰のものにもならない!たとえ、跡目を産むことを正式に言い渡されたとしても、それはわたしの職務であって、誰かに抱かれるとかそういうのとはっ…」
自分でも目茶苦茶な言葉だと思っていたら、鉄の味が口内にひろがった。
そのあとに頬にヒリヒリと痛みを感じる。同時に生理的な涙が目に浮かんだ。
相手を睨みかえそうにも、視界が滲んでよくみえない。
「う…あ」
アスランは自分の手とカガリの顔を交互に見つめ、あからさまに動揺をしていた。
「お、れは…謝らないぞ…俺は…、君が…!!…言うから…」
じんじんほてり、毛穴の開いた頬にしみて、痛い。自分の涙ではなかった。
「ザラ一佐、泣いているのか?」
相手が動揺しだすと、どういうわけか自分は落ち着き払うことができる。不思議な現象である。
殴られた衝撃のせいで、いしきはぼんやりしていたが、いますることは解っていた。
ずる、と肩から背中を引きずり俯せにはい出ようとするが、…捕まった。
それどころか、上半身を完全に押さえつけられ、首長服のスラックスに手をかけられた。
「ザラ…っ」
「アスランだ…、カガリ」
(つづきます。携帯からなので、改行おかしかったらすみません↓)
カガリは俯せになっているので、アスランの表情がよく見えていないのだ。
あくまで想像でしかないが、彼はいま涙を流していながらもひどく落ち着き払った顔に戻っているのであろう。
お互いに大人になってから、カオを作るのがうまくなった。
あのころ、清らかな面立ちで、腹の探り合いをする大人たちが嫌で仕方がなかったが、結局自分たちがなったのも、そういう大人だ。
「しらない…」
「知らないぞ…、誰だ、おまえは…」
彼女は絶え絶えに声を紡ぐが、もはやアスランにはきこえるところではない。
ぎぎ、と金具がいびつな音をだすと、局部がひやりと外気にさらされた。
「…ばっ」
ゆっくりと、下着の上から腰からふとももまでを、さっきは頬を腫らした凶器である掌が行き来している。
そっと、何も言えなくなってしまったカガリの首元にアスランは頭をうずめ、全身で、彼女の日々痩せていく体に触れた。
「俺は、あのあとから、誰も抱いていないんだ。」
息が、湿っている。カガリはとうとう震え出し、それが伝わらないよう必死に絶えた。
「だって、その必要がないだろう?」
彼はいま、笑っているのかも知れない。
同意を求められたのは、彼女も同じだったからだ。
彼女は、あのとき彼と交わったのを最後に、誰にもその身体を許したことがない。
「だめだ…だめだ、…っ今まで、大丈夫だっただろう、私たち」
「全然、大丈夫なんかじゃない、幾度も。君もそうだったろ?」
「アスラン!」
ずっと同じ動きを繰り返していた掌が、その親指が、下着にひっかかる。
「ほら、言えた…」
ひゅ、とカガリが息を飲む。
ついには下半身だけが一糸纏わぬ姿になり、それを凝視される。
アスランに最後に抱かれたのは、ユウナ・ロマとの婚約が政界に流れた日、いまから4年も前のことだ。
その日依頼、こうしてだれかにこのような姿を見せるときなんてなかったし、
数少ない経験の中でさえもお互いに余裕の無い状態のままだったような記憶がある。
カガリは本格的に震え出し、ついには机に突っ伏しているために、こもったしゃくり上げる声が聞こえる。
「っは…まるで、いまにも殺されるみたいだな」
不謹慎極まりないが、アスランはいつも堂々としたその代表首長である風格を見せ付ける彼女の、まるで小動物のような怯えぶりに、愛しさが込み上げる。
思わずカガリの髪の毛をよせて耳から頬にキスを何度か送る、同時に中指で彼女の中央を縦に撫で上げた。
「やめっ…!アスラン!」
「そう、そうだ。カガリ、俺なんだよ…。」
薄い肉に埋もれた中指は前へ、彼女の蕾を目指してすすむ。
カガリは必死に身体を動かし退こうとするが、事務職用の固い机に、おさえつけられた身体がいたくていたくて、思うように動けずにいた。
コーディネータとナチュラルの差なのか、男女の差なのか。
今までだって、こんなふうに押さえ付けられることなんか無かったが、これではあまりに自分が非力過ぎて情けなくなった。
「ぅあ!」
ついに見つけられたそれは押し潰されて、何度も撫でるように擦り上げられる、息がうまくできなくなる。
「声にしないと、息ぐるしいぞ?」
気付かれたようで腹がたつ。絶対に上げるものかと歯を食いしばるが、案の定息が続かなくなってきて、大きく息を吸おうと一瞬顔を上げる。が、失敗した。
「アレックス・ディノ」でなく「アスラン・ザラ」として扱われてるのは
原作カガリの馬鹿っぷりを踏襲したのか、あるいは二人きりだからかと思いきや
舞台設定そのものが原作の数年後だったのか
それだったら「アスラン」と名乗っても問題無いだろうし、納得だな
いや、本当実に秀逸な展開だ
なんかアスラン怖いしw
久々に聞いた甲高い声は、まるで彼の鼓膜を引き裂くように響いた。
濡れそぼつ蜜を中指に絡め、それを蕾にこすりつけ、何度も扱くと、面白いようにカガリがないた。
「ひっ、わ、やっ、ああ!」
先ほど殴られた方ではない、片方も、ほてったせいであつい。
机に頬をくっつけると、つめたく、気持ちがいいことを発見したカガリは、最近めっきりインドアで白くなってしまった頬を机に押し付け、目をつむり、ただひたすらに絶える。
おとなしくなったカガリを少し不安になり、アスランはその瞼に口づけを落とす。唇にも…と思うと、目が開かれて、明らかな拒絶の色を表す。
「健気すぎるだろ…」
ため息と同時に、思わず呟く。
彼女自身は、こんなにも潤っているのに。
アスランは一度手を離し、机の上の筆縦に手をのばす。
一度手が離れたことに安心する暇もなく、感じたのは異物感。
「つめた…っ!」
「ああ、ごめん…」
謝ると、一度引き抜き、そのとき不覚にも反応してしまい、穴をすぼめてしまった。
抜き出したそれを、自らの舌で唾液に浸す。そのアスランの様子をちらりと横目で確認できた。
手にしていたのは、いつも書類審査につかっていた赤ペン。
「な…に」
ここまで書いといてなんですが、某スペエディのせいで、アスカガの未来に明日がないとか、くだらないダジャレしか浮かばないほど不安です。いいなあ、キララクは器用に生きられて。
乙。連投支援カキコ…って必要だっけ?
アスランがオーブ軍残留で出世してるようだしそう悲観するものでもないと思われる
支援ありがとうございます(´`)あっ、やっぱオーブ残留でいいんですよね?最後の一瞬ヒヤっとしました(*_*)
続きゆきます。
するりと固いプラスチックが壁面にぶつからないぐらいの間合いをとって侵入した。
数センチ入ったところで行き止まる。
やがて、ゆるゆると中を徘徊しだした。
「やめろ…っ」
片腕をなんとか後ろに回して止めさせようとするが、両の手首を頭上で拘束されてしまった。もはや、口で凄んでもなんの意味もない。
「君は、自分が非力だと嘆いているかもしれないが、そうじゃないんだ。」
挿入されたプラスチックの先端には、キャップを開けた際に突っかけるグリップがあって、それを何度も内側の壁に擦りつけられた。
「く、うぅ…」
「俺達は、まだ続いてる。」
トントンとペン先を突いてやると、そのまま腹部がノックをされているような感覚に陥る。
屈辱感を十二分に味わった彼女の表情は、悲観をとおりこし、もはや乱れていた。
「すごいな…、ペンをつたってきてるの、わかるか?」
カガリはふるふると小さく首を左右にふった。
何故かいまのところだけ従順な彼女に、おもわず笑みがこぼれた。
稚拙な文章だな
>>422 GJです。
続き投下しようと静観してたんですが、どうやら2,3日続きそうですね
ブラウニー先生や269氏あたりの神作品もあまり評価されていないし
需要供給、住民層にマッチしてない作品投下し続けていたようです
気をよくしたアスランはある程度、奥までいれてやると、一度手をはなしてやった。
プラスチックはおさまったままの状態である。
離した手先は、再び執拗に花園前面をあらす。さっきので濡れた親指と人差し指で蕾をつまんでやると、カガリの背筋がしなる。
「いっ!!…ばかっ、止めろ、止めてくれ…っ、お願いだ、」
言葉は徐々に弱いものへとなる。この哀願されていることすらが、アスランをひどく優越感に浸らせた。
何度か、つまんでははなし、繰り返してやると微々たるものではあるが、身体を動かし暴れていた カガリがピタリととまる。目をつむって無言になる。
そのとき、力んだのか、突き刺さったままであったペンが抜け落ち、カラコロと床を転がる。
アスランはつかさず、栓をするようにして、中指で異物が無くなったそこにふれた。
「ふ、ぁ…」
ぎゅっ、ぎゅ、とまるで口で会話しているかのように、その穴は何度か伸縮を繰り返していた。
「いったのか、…ああ。カガリみてくれ、こんなになった。はは。」
ペンを拾い上げ、突っ伏して目も合わせない彼女のそばに転がした。
てらてらと濡れた赤いプラスチックのより奥えと進んだ側には白濁のねばりけのある、それは男性から分泌されるのにもよくにたものも絡まっていた。
「もぉ…、いいだろ…」
カラカラに渇いた声だった。
だがしかし、アスランはというと、まるで水を得た魚のように、実ににこやかにつとめている。
「代表、ここからが責務ですよ」
おどけて言う彼が、不覚にも懐かしい。
もとよりふざけあったりするのは特定の人間にしか見せなかった彼である。
ここ数年、オーブ軍人としての籍をおくようになったアスランは、カガリと顔を合わせたとしても、互いに上司と部下の顔だった。
それが、正しい接し方だと、カガリは考えていたからだ。
これからもそうだと。思っている。
「お前に…抱かれたところで、この国の、何が救える?」
我ながらに卑怯な質問だと、どこか冷静な自分がまるで大人だと自惚れ、自嘲ぎみに笑った。
特に答えは要求していない。時間稼ぎにでもなればいいと。
そ、と背後から抱きすくめられた。
「何も救えなくていいんだ、俺が、いま救われたい。」
実に簡潔で切実で、彼にしてはそれはとても正直な答えではあるが、それは一生叶わないことだ。
「わたしじゃお前をあいしてやれない。」
言いながら、涙が止まらなかった。
いくら大人になったとはいえ、嘘をつくことに慣れたわけでは、決して無いのだ。
先ほど痙攣したばかりのふとともに、アスラン自身を押し付けられていることに気付く。
けだるさこの上ないその細い身体をどうにかして彼から離そうとするが、うまくいかない。
「やめよう、もう終わったんだ。わたしたちは…!」
何度も、自分にいいきかせた言葉だった。
ユウナ・ロマとの結婚が決まったとき、アスランが重傷を負って運ばれて着たとき、AAがそらにたつとき。
彼が、オーブの軍人としてこの国に留まることを決めたとき。
「おまえの傍には、優しくしてくれる人がきっといるだろう?」
たった一度の恋だったのだ、風化する自信はないが。そのほうが幸せだと、判っているのならそれでいい。
「お願いだ、離してくれ…っ!!」
レス気付かなくてすいません(>_<)今日はここで自重いたしますので、もしここみてたら、どうぞおかまいなく!m(__)m
GJです!
大人になった二人っぽくて良いですね
GJです。
今回の総集編改変見てどう解釈したもんかと
思ってた。
umz44GjBsさんのアスカガ読んでると、
少し腑に落ちた気がする。続きも待ってるよ。
>>427 お気遣いなく。このスレにはもう投下しません
シンカガ以前投下された方ですか?
>>430 需要供給、住民層とか気にするのはのは安置だけ。振り回されるな。
できるならまた投下して欲しいんだが…続き待ってる人もいるので
2ch閉鎖って、マジかよ!
続き大丈夫ですか?ものかきさん他にきてなければ投下します。
あっ、シンカガは違いますよ。そもそも人様に文章見せるのも殆ど初めてなので…
普段過疎ってるんだし投下できる時にはどんどんされるがよろし
続きです。
さきほど達したせいで、しっとりと僅かばかり発汗した肌は空気にあたり、表面はじつに冷ややかだ。
そこに、彼の熱をあてられては流石にたまらなかった。恐怖や絶望感もある。なにより、その熱は、彼女と彼の温度差を表しているようだとカガリは比喩するが、実際のところ、ふたりの愛にたいした差はないので、事実、あてはまらない。
「ぅわっ…」
カガリは胸元に腕を回された後、両の足が中に浮くのを感じた。
地に足がついていないほど、恐ろしいことはないが。
そのままアスランの先端があたったと思うと、柔らかな肉壁は驚くほど素早く、彼自身を飲み込んだ。
「はあ、…ぃ、やだ!…ぬけ…よ、」
「ああ、ほら…カガリが力むから、動けないじゃないか…。」
満足気に目を伏せながら囁くと、机と自分らの体重に潰されていた乳房に手をかける。
服の上からやわやわと掴み、やがてはブラウスのボタンを開け、隙間から手を差し入れた。
いまだ繋がっているだけの感覚に、慈しみすら覚えたアスランは心が高まり、思わずつよく握ってしまう。
「いたっ!いたいっ」
強く握られたり、頂きを爪先でもてあそばれたりするたびにカガリは痛がるが、アスランはやめない。
カガリはすっかり身を固くしてしまい、アスランをくわえ込んだまま、身動きがとれなくなる。
「ああ…、なんだかカガリに引き止められているようだ。」
意地の悪いことを言う彼は、
いま至極幸せだと、思っている。
打ち止めか?
とりあえず乙
ひ!爆睡してしまった!
続きはまた帰って来てから…
GJです。続き楽しみにしてます
>>430 未完の小説はどれも続き気になってるので
できれば投下してほしいです…
>>438 爆睡?
まさかPCの前で?
と思ったけど、ケータイからの職人様でしたっけ
お疲れ様です、ご無理をなさらずに
アスランの意地悪っぷりがたまらないです