1 :
クマトラと名無しさん:
マザーかマザー2でも可能
おらおら、WWF(World Wide Fund for Nature:世界自然保護基金)の
愛くるしいパンダ様が
>>2ゲットだぜ! 頭が高いんだよ、ボケ!
. ,:::-、 __ >1 クソスレ建ててんじゃねーよ。ビンスみてーに裁判で潰しちまうぞ。
,,r 〈:::::::::) ィ::::::ヽ >3
>>2ゲットも満足にできねーお前は、俺の着ぐるみ着てプラカード持ってろ(プ
〃 ,::::;r‐'´ ヽ::ノ >4 お前はカキフライのAAでも貼ってりゃいいんだよ、リア厨ヒッキー(プ
,'::;' /::/ __ >5 汗臭いキモヲタデブは2ちゃんと一緒に人生終了させろ、バーカ。
. l:::l l::::l /:::::) ,:::::、 ji >6 いまさら
>>2ゲット狙ってんじゃねーよ、タコ。すっトロいんだよ。
|::::ヽ j::::l、ゝ‐′ ゙:;;:ノ ,j:l >7 ラッキーセブンついでに教えてやるが、俺はストーンコールドが好きだぜ。
}:::::::ヽ!::::::::ゝ、 <:::.ァ __ノ::;! >8 知性のねーカキコだが、お前の人生の中で精一杯の自己表現かもな(プ
. {::::::::::::::::::::::::::::`='=‐'´:::::::::/ >9 つーか、自作自演でこのスレ盛り上げて何が楽しいんだ?
';::::::::::::ト、::::::::::::::i^i::::::::::::/ >10-999 WWEなんか見てるヒマがあったら、俺に募金しろカスども。
. `ー--' ヽ:::::::::::l l;;;;::::ノ >1000 1000ゲットしたって、WWF時代の映像物に販売許可は出さねーよ。
`ー-"
3 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/21(木) 05:43:52 ID:A//ewtXc
age
sage
前の総合エロパロスレも落ちちゃったし、盛り上がってくれると嬉しいんだが。
・・・・・・・・・この様子じゃ無理か。
マザーシリーズは…難しいな。妄想できん
7 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/22(日) 20:15:04 ID:fiFOTBT4
◆ネスは バナナをとりだし コンデスミルクをかけて
ポーラに たべさせた
8 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/30(月) 23:40:16 ID:bL1sA1uH
ポーラのppが50回復した
ダスターとクマトラ・・・ではどうでしょうか。
変な気持ちになったクマトラがダスターに高級バナナ食らわせてた
逆じゃねえかとか突っ込んだ俺もまあどうかしてるとは思う
うん
今は待つ時、か。
クマトラ×クラウスって道よ
まあいいんじゃね?
俺は興味ないけど
保守
捕手
小説版MOTHERはどうだろ?
あれ超すき
19 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/23(木) 14:21:48 ID:dIYCYkdW
今だったら発売できないんじゃないのかな?
あの小説は生理的に母親というものを見すぎてキモイ
主人公とアナがいちゃいちゃしてるとこが濃密に書かれてるんだってな
アナのスカートの中にネズミが入ったりな。
_一 7ヽ
_一 ̄_一 l |
. l_一 ̄、__, | |
\ ノ丶 -‐。 !|
\¨´|_,rヽ 、 i `l、 どうせボクじゃネタにもなりゃしないんだ・・・
∧ lニ> | i |\
. / / \. | i |ヽ,ム
___/ / /`>、_| i |'´__,. \
/¨ィ n ヽ〈__'_/¨ィニl¨'ぐヽ〕L.ノ
└'└'└┘  ̄ └‐^ー'
こんにゃくの方がまだ使えるな
パッション様もの読みたい
25 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/07(木) 14:27:08 ID:CLsAF7mt
あえてハゲドしておく。
ステキじゃないか!
_一 7ヽ
_一 ̄_一 l |
. l_一 ̄、__, | |
\ ノ丶 -‐。 !|
\¨´|_,rヽ 、 i `l、 ボクがクマトラたんを陵辱するSSきぼんぬしても
∧ lニ> | i |\ どうせ誰も書いてくれないんだ・・・
. / / \. | i |ヽ,ム
___/ / /`>、_| i |'´__,. \
/¨ィ n ヽ〈__'_/¨ィニl¨'ぐヽ〕L.ノ
└'└'└┘  ̄ └‐^ー'
27 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/08(金) 06:34:43 ID:A1oy5BMa
ほす
28 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/18(月) 00:23:13 ID:qj2/oVxf
クマトラもの激しくキボンヌ
29 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/20(水) 22:15:33 ID:6/4MJ9IX
どうしましょ
どうしましょ
どうしましょ
うちのピッピがにんしんしてしまったの
マザーズデイにいくんだったらピッピをびょういんにつれていってやってくださいな
>>29 いいのか?本当にいいのか?
ネガティブマン×クマトラ陵辱SSなんつー需要なさげなもの。
クマトラ×ネガティブマンだったら多少想像がつく
マザー3のクマトラ×ダスターって絶対アリ!・・・ではないでしょうか。
34 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/21(木) 22:31:39 ID:gbq00vLX
むしろ誰か、リュカと絡ませてくれ。
そういえばマザー3って女性比率シリーズ最低じゃねーか!カマ率はぶっちぎり最高水準だけど!
最終章の途中で中断してそのまんまだから結局どうなったのか知らないけど。
女体化という手段を用いてもやっぱり無理がある。
マザーシリーズって・・・エロも何も子供なんだからムリじゃんか。キスは普通にアリとして。奴ら一体何歳?
ネス12くらい
リュカ10くらい
ダスター31くらい
あれ?
>>35 そこは、こう、子供だからこその純愛ですよ。
まぁ・・・・・・・・・あんまり、イメージは湧かないけど。
38 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/23(土) 02:35:27 ID:g2fZUnaS
1に出てきた女性型アンドロイドタイプの敵、ジェニーだかキャロラインだか・・・いるじゃない。
アレ使ってエローリできないだろうか。せくさろいど。
41 :
22:2006/12/31(日) 16:41:15 ID:2CREJhdc
>>40 アレが女役か………これまた結構な妄想力が要りそうだな
スージーに一度も勝てたことが無い
無理だよあれ
ダスター×クマトラ 投下していいかな。
エロ無しだし、恋愛かどうかも微妙だけど・・・;;;
>43
投下してね。みんなあなたの事が好きなんだから。
45 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/04(木) 13:41:17 ID:2Epw6khE
支援
>>43 投下希望!
エロなしでも全然おk!
是非読ませてくだしあ
遅くなってスマソ
投下します
古びたベッドにぼんやりと、座っていた。
開けっ放しになった窓の外からはうるさいくらいに音楽や喧騒が響き、
何だかわからないにおいの、むっとした空気も流れ込んでくる。
ボロアパートの一室だった。
リダの話を聞いて、そのまま時間が遅いのもあって
彼が拘束されているアパートに泊まることになった。
それなりに汚れているものの一応は雨露がしのげるし、
何より野宿よりは随分ましだった。
ぼんやりとベッドに座って考え事をしていると、突然部屋の扉が開いた。
経験というのは怖いもので、その必要がないとわかっていても
反射的に構えを取ってしまう。
「なんだ、ダスターか」
入ってきたのは、見慣れすぎたほど見慣れた人だった。
ダスターは、その構えを見てやや後じさったが、
よう、と片手を軽く上げた。
「隣、いいか?」
「ああ」
そう言うと、隣に腰を下ろした。
「何してたんだ?」
特に隠す理由もないため、正直に答えた。
「リダの話を、考えてた」
リダは言った。
この世界は、作られた物語の世界だと。
タツマイリに住む人々はこの島で生まれた人間ではなく、「前」の世界から船に乗ってやってきた。
そして。
「ウエスは、もともと俺の家臣じゃなかったんだな」
ウエスがオソヘの王家に仕えていた、ということも、
全て、記憶を変えた結果だった。
「そうだな」
「じゃあ、ウエスもダスターも、本当は俺と会うことはなかった」
記憶が変えられなかったら、世界が変わらなければ、
ウエスと出会うことはなかった。その息子のダスターとも。
いや、ダスターがウエスの息子であったかどうかもわからないのだ。
「でも、俺は…ウエスは本当の親だと思う。」
「…そうかも、しれないけど…けど
今、こうして俺の隣にダスターがいるのも、本当はあり得ない事なんだ」
「クマトラ」
クマトラは俯いた。
「俺、さ。結構楽しいと思ってたんだ。
リュカやボニーやダスターと旅して、戦うのも大変だけど。
けど、それも嘘だったんだろ。マジプシーに育てられたのだって、本当ならあり得ないことだった」
一度話し出すと、止まらなかった。
「本当なら俺は、どっか里親だか孤児院だかに行ってたはずなんだ。
もしかしたらどこかで死んでたかもしれない。
PSIなんて習わずに、前の世界がどれだけ悪かったか知らないけど、そこで暮らしてたはずなんだ
ダスターとも、きっと会わなかったし、それに」
「クマトラ」
突然名前を呼ばれ、初めて横を向いた。
ダスターが真っ直ぐにこっちを見ていた。
「もういい」
それっきりダスターは黙った。
クマトラも黙った。
沈黙が流れた。
しばらく経って、ダスターが口を開いた。
「今、クマトラはここにいるだろ」
「…ああ」
「俺もいるだろ。リュカも、ボニーも」
「…ああ」
「別に、今の自分が嫌いでもないだろ」
「…まぁ、それなりに気に入ってる」
「ならいいだろう。
そんな途方もないこと、考えたって仕方ないさ」
そう言うと、ダスターは立ち上がった。
薄く笑うと、クマトラを見て言った。
「弱気なクマトラなんて、珍しいものが見れた」
「てっ、てめぇ!」
「じゃ、また明日な」
クマトラの拳を軽々とかわすと、痛めた足でよくもと思うほどの俊足で部屋を出て行ってしまった。
「ダスター」
一人部屋に残されたクマトラは、しばらく呆然としていたが、やがてぽつりと呟いた。
「ありがと」
しばらく経って、ダスターが口を開いた。
「今、クマトラはここにいるだろ」
「…ああ」
「俺もいるだろ。リュカも、ボニーも」
「…ああ」
「別に、今の自分が嫌いでもないだろ」
「…まぁ、それなりに気に入ってる」
「ならいいだろう。
そんな途方もないこと、考えたって仕方ないさ」
そう言うと、ダスターは立ち上がった。
薄く笑うと、クマトラを見て言った。
「弱気なクマトラなんて、珍しいものが見れた」
「てっ、てめぇ!」
「じゃ、また明日な」
クマトラの拳を軽々とかわすと、痛めた足でよくもと思うほどの俊足で部屋を出て行ってしまった。
「ダスター」
一人部屋に残されたクマトラは、しばらく呆然としていたが、やがてぽつりと呟いた。
「ありがと」
うわぁ最後二重投稿になった・・・
とりあえず以上です。
吊ってくる。
>>52 GJ………鬼GJです!
これを期に、こう、盛り上がってくれると良いなぁ。
PKアゲΩ
55 :
ダスクマ 0:2007/01/14(日) 22:17:16 ID:OfPzKCFm
ダスター×クマトラ小説投下します。
エンディング後の捏造話なので、嫌いな人は注意願います
56 :
ダスクマ 1:2007/01/14(日) 22:18:43 ID:OfPzKCFm
全てが終わったあの日以来、俺はタツマイリに住んでる。
ニューポークに行っていた人もだんだんと戻ってきているし
復興も着々と進んでいて、タツマイリは…いや、島は元の姿を取り戻しつつある。
死んだ人は帰らないけど、それでも前ののどかな村に戻りつつある…と、思う。
と、思うっていうのは、前の状態を知らないから。
リュカやダスターが戻りつつあるとか言ってるから、そうなんだろうなと思う程度。
とりあえず、そこで俺はリュカの家の近くに小さい家を建ててもらって
一人で暮らしている。
これは自分で決めたことだった。リュカは一緒に暮らそうかと誘ってくれたし、
リュカのおやじも歓迎してくれるみたいだったが、俺はこの暮らしを選んだ。
別段寂しくはない。
毎日村の人と会えるし、リュカだってしょっちゅう遊びに来る。
57 :
ダスクマ 2:2007/01/14(日) 22:19:38 ID:OfPzKCFm
それに、夜に訪ねてくる奴もいるから。
奴が来るようになったのはいつだったか、よくは覚えていない。
多分、全部終わった後から数ヶ月たったくらいだと思う。
初めはそういう関係じゃなかった。
村の人が一緒のときもあったし、多分一人暮らしの俺を気遣って遊びにきてくれてたんだろう。
けど、だんだんと一人でやってくることが増え、
ある日を境に奴は、夜は一人でしか来なくなった。
思い出にふけっていると、ドアをノックする音がした。
俺ははやる気持ちを抑えてドアに近づいて、開ける。
立っているのはやはり、奴…ダスターだった。
俺は笑顔で迎える。
「よう」
ダスターは軽く手を挙げて答える。
俺が家に入ると、そのまま着いてくる。いつもこういうパターンだ。
そして俺はいつも通り、椅子を指して言う。
「座れよ。コーヒー淹れるから」
「いや…それより、酒を持ってきたけど飲まないか?」
俺は自分の顔が熱くなったのを感じた。
こいつが酒を持ってくるときは、そういうサインなのだ。
それが、この短期間でできた不文律だった。
「…飲む」
俺はグラスを二つ出した。
58 :
ダスクマ 2:2007/01/14(日) 22:20:28 ID:OfPzKCFm
ベッドの下に散らばった、二人分の服。
俺はベッドの上でダスターを見上げている。
初めてこうしたときに、奴の体に残る大量の傷跡を見て驚いた。
PSIで怪我を治していると、傷跡は残らないはずなのに。
それをたずねるとダスターは、残っている傷跡はすべて、
旅を始める前にドロボーの修行をしていた頃のものだと教えてくれた。
ダスターの手が伸びて、俺のわき腹をなぞる。
ゆっくりとその手が上に上がってきて、胸に触れる。
ごつごつした手だけど、動きはかなり繊細なほうだと思う。ドロボー術というのは手先の器用さがものを言うそうだ。
突起をつままれると、自然と声が漏れた。
「んんっ」
ダスターは、そのまま指先で転がしたり、押しつぶしたりと好き勝手に、だけど優しく扱ってくれる。
その動きにつられて、俺のそこも潤んでくる。
「ああ…ぁ」
声が漏れる度に、俺はあわてて口を閉じる。
ダスターはそんな俺を見て言う。
「いつもクマトラはそうするけど…もっと声出してくれてもいいのに」
そうは言うけど、やっぱり恥ずかしい。
それはもうダスターも知っているだろうしあえて黙っていると
何故かダスターはちょっと笑った。そして。
59 :
ダスクマ 4:2007/01/14(日) 22:21:30 ID:OfPzKCFm
「ひゃっ」
突起を口に含んだ。
指と違う刺激。ぬらぬらとした舌が、他よりも敏感な部分をなぞっている。
「んあっ、ふ…んぅ、あっ、ああっ」
やがて、舌が突起から離れた。
俺の体に舌を這わせたまま、頭は後ろに下がっていく。
ちょっと待て、このまま進むと…
「ダスター、待…あぁあっ」
閉じようとした足が押さえられ、初めての刺激を感じた。
最も敏感な部分が、舐められている。
内壁を舐め、奥に舌を伸ばし、そのまままた戻ってくる。
「待てよっ、汚いだろ…、ああっ」
なんとかそれを言うと、ダスターはそこから顔を離して言った。
「汚くないさ」
そういうとまた行為に戻る。
俺は視線を天井に向けた。
正直、自分のそこが舐められているところなんて恥ずかしすぎて見てられない。
「ん、やっ、あああ、あぁっ、う、ん、んぁっ」
肉芽に舌が触れると、体が跳ね上がった。
「ひゃぁっ、ダスッ、ああああ、うぁあっ、んぅう、うんっ あああっ」
快感の波に押されて、それが大きくなればなるほど思考がきかなくなってくる。
俺は身をよじって、その快感に耐えていた。
が、やがて限界が来て
「う、やぁ、やあああああ、あ・・・ああああああぁぁっ!!」
嬌声を上げ、俺は絶頂に登りつめた。
60 :
ダスクマ 5:2007/01/14(日) 22:22:32 ID:OfPzKCFm
ベッドに寝そべって荒い息をしていると、ダスターが聞いてきた。
「大丈夫か?」
「大丈夫…。と言うか、お前どこでこんなこと覚えたんだよ…」
最初に寝た時も、やたら慣れている様だった。多分どこかで経験があるんだろう。
「聞きたいか?」
「うん」
「教えない」
なんて奴だ。
「それより…いいかな、クマトラ」
何のことを言ってるのかすぐにわかった。
ダスターのそれは既に大きくなっている。
もう我慢なんてできないだろうに、いつもこいつは律儀に聞いてくる。
「いい」
俺はダスターに抱きついた。
キスをすると、ダスターが入ってきた。
結構な圧迫感を感じる。最初の方…特に初めてこうした時なんかは、痛くて仕方なかったけど
今は快感の方が大きい。
「動くぞ」
そう言うと、ダスターはピストン運動を始めた。
「んっ、あ、あああっ、あ、やぁっ ああああっ、ああああああっ」
水音と、自分のものとも思えない喘ぎ声。それから、ダスターの荒い息とシーツの擦れる音。
それが聞こえる音の全てで、その全部が俺の性欲を助長させてるような気がする。
同時に、理性や性感以外の感覚も奪われて行くようだ。
「ひゃああああああああっ、ああああああっ!」
ダスターの動きもどんどん激しくなって、
俺はもう喘ぎ声くらいしか出せない。
61 :
ダスクマ 6:2007/01/14(日) 22:23:12 ID:OfPzKCFm
「うあああああああっ!、んっ、ダスター、ああっ!俺、もう…あ、あああああああっ」
「うっ…クマ、トラっ」
俺は今日二度目の絶頂を味わい、一拍遅れてダスターも達した。
熱いものが、体の中に入ってくるのを感じた。
俺とダスターは、ベッドに並んで寝転がっている。
いつもダスターは泊まっていくのだ。そして早朝に起きて、出て行く。
心地よい気だるさに包まれて、ダスターと抱き合ってて、俺は幸せだ。
ふいに、ダスターが言い出した
「そうそう、さっきクマトラが聞いたことだけど」
一瞬何のことかわからなかったけど、すぐにわかった。
ダスターがどこでこんな経験を積んだか、だ。
「何、教えてくれるのか?」
「ああ。あれはおやじに教わった」
62 :
ダスクマ 6:2007/01/14(日) 22:24:29 ID:OfPzKCFm
「うあああああああっ!、んっ、ダスター、ああっ!俺、もう…あ、あああああああっ」
「うっ…クマ、トラっ」
俺は今日二度目の絶頂を味わい、一拍遅れてダスターも達した。
熱いものが、体の中に入ってくるのを感じた。
俺とダスターは、ベッドに並んで寝転がっている。
いつもダスターは泊まっていくのだ。そして早朝に起きて、出て行く。
心地よい気だるさに包まれて、ダスターと抱き合ってて、俺は幸せだ。
ふいに、ダスターが言い出した
「そうそう、さっきクマトラが聞いたことだけど」
一瞬何のことかわからなかったけど、すぐにわかった。
ダスターがどこでこんな経験を積んだか、だ。
「何、教えてくれるのか?」
「ああ。あれはおやじに教わった」
63 :
ダスクマ 7:2007/01/14(日) 22:25:00 ID:OfPzKCFm
………………………
俺は固まってたと思う。
「どうした?」
「えっと、どういう意味だ?」
「だから、おやじに教わった…というか、そういう本やらを見せられたわけだが」
えーと。
それって、つまり。
「ウエスじいは、俺たちの事、知ってるのか?」
「そりゃもちろん。俺が今ここにいることも知ってる」
「………」
「酔うと結構ひどいぞ…自分は何年前にどうだっただの、こうするといいだの」
……何かまずかったか?」
まずいも何も。
何でこうズレてるんだろうか。こういうのはあまり公言するものじゃないと思わないのか。
久々にPSIを使おうかとか、殴り飛ばしてやろうかとか思った
が、やめた。
「いや、何も」
ウエスじいはああ見えて感の鋭い奴だし、遅かれ早かればれてただろう。
考えてみれば、ダスターが、今まで一度もウエスに見つからずに帰宅するのは不可能に近い。
本当にどうしようもない奴だ。絶対にどこか抜けてるんだから。
でも、やっぱり好きなのだ。
「好きだぞ、ダスター」
そう言って、抱きついてやった。
顔は見えないけど、真っ赤になってるんだろう。
そして言うのだ。
「俺も、クマトラが好きだ」
俺は、幸せだ。
以上ですー
>>58の名前欄、番号が間違ってました…脳内補完お願いしますorz
超乙!やっぱダスクマ萌えるわー
この調子で職人さんカモン!
このスレではリュカクマはダメそうですな…
〉〉67
うん。リュカクマ禁止。
>>67 前スレじゃ普通にリュカクマもありましたし、無問題でしょう。
というか数が少ないので、むしろウェルカムです。
>>68 どこにも書いてないし、そんな流れにもなってませんね?
テキトウなこと言わんように。
67みたいな誘い受けぷんぷんな書き込みさえしなけりゃなんでもいいです
そうだな。か・・・漢は黙って投下。
読み手からの具体的なシチュの提案とかあったほうが良いのだろうか…
>>73 書き手の中で話が具体的に固まってる場合と、漠然と「こういうカプで書きたい」
という程度の場合があるからなぁ。
「なんかネタあります?」と書き手から聞かれたら、答えてみるといいと思われ。
>>74 把握した。
というわけで職人さんを正座してお待ちしております(`・ω・´)
>>74 把握した。
というわけで職人さんを正座しながら待ってみる(`・ω・´)
連投orz
>>74 なるほど。
ということは、何書くか詳しく決めてない職人さんは試しにシチュ募ってみるといいと思われ?
79 :
sage:2007/01/26(金) 13:53:03 ID:Vc+eza1B
タメヨシ投下。苦手な人スマソ
「……こんばんは」
「……ああ」
タメキチは、いつものように、無造作にオレを片手で抱き寄せると、もう片方の手でタバコを灰皿に押し付ける。薄暗い部屋の中、灰皿から白い煙がゆらりと立ちのぼる。
そしてタメキチは、オレをゆっくりと解きはじめる。
もう、何度目になるだろう。
明け方近く、オレがこうしてタメキチの部屋にやってくるのは。
暗闇の中、屋根裏を歩くのにも、すっかり慣れた。
来れば、こうして、何も聞かずにあいつは抱いてくれる。
でも、それだけだ。今のあいつにとってオレは『ウエイトレスのヨシコシ』でしかない。
言葉もないし、もちろん、……気持ちも、ない。
いつだって、後悔する。
それでも、また来てしまう。
こうしてあいつの腕に、抱かれていたいから。
いや、違う。
ただ、あいつの寝顔が、見たいから。
今夜も、寝たふりをするオレにきつく腕をまわしたまま、あいつは眠りに落ちてゆく。
あいつが眠り込んだのを確かめてから、オレはそっと体を起こす。
その額。瞼。頬。鼻、そして唇。
その無防備な寝顔は、まちがいなくダスターのものなのに、な……。
「ダスター」
「……ん」
「ダスター」
いくら耳元で囁いても、『ダスター』は、目を覚まさない。
あいつは寝返りをして、広い、傷だらけの背中を向けるから、オレはその背中を力いっぱい抱きしめる。軽く汗ばんだ背中から、オレよりずっと遅いあいつの鼓動が、オレの体にじかに伝わってくる。
胸が、ぎゅっとする。たまらなくなってあいつの肩に歯を立てる。くやしいから、ほんの少し強く噛む。この身体に、オレを記憶させたい。
だけどあいつは、目を覚まさない。規則正しい寝息だけを繰り返す。
不意に、鈍い痛みが胸を貫く。
――コノママデハ、イラレナイ。
そんなこと、わかってる。
早くあいつの記憶を取り戻させなきゃ。
でも、『ダスター』に戻ったあいつは、絶対に、こうしてはくれないだろう。
――イツマデ コウシテ イラレルダロウ?
一ヶ月先?半年先?一年先?
それとも……もう、これが最後なのか?
オレは身震いをして、もう一度、腕にありったけの力を込めて強く抱きつく。
あいつとオレを隔てるどんな空間も、もどかしい。このまま、一つになってしまえたらいいのに。
オレも、運命なんて、全て忘れてしまえたら。
今が、永遠に続けばいいのに。
以上です。ageてごめん。
もうここダスクマオンリーでいいんじゃない?
>>82 以前あったスレに投稿された作品を見てたら、お前もそんなことは言えんだろうよ………
>>79さん
おつつです〜。
久々に燃えた。(「萌」じゃなくて)
でも切ない。
>>75 ちなみにどんなシチュがご希望ですか。
参考までにうかがいたい。
どせいだにでネスとポーラが機械化する前にいたす話
やっぱり2が人気ですか
正直子供は想像しにくいっす
>>75 ここであえて空気を読まずにリュカクマ
・・いや、本気で頼む
ダスクマの初モノ、勢いで書きました。
リュカクマは挫折。
>>88さんスマソ
ED後、オソヘ城跡? の設定です。
「……きれいだ」
最後の一枚をオレからはぎとったダスターは、そう呟くと、もうたまらない、というようにオレを抱きしめた。
傷だらけの広い胸にきつく抱かれた瞬間、オレは思わず溜息をついた。
身体のこわばりも、怖さも、全部どこかへ消えていった。
こうしているのが自然で、幸せで、何よりもこれが欲しかった、ずっとこうして欲しかった、そう思った。
ダスターの呼吸が、浅く、早く、耳元で繰り返されているのに気づいたオレは、からかうようにダスターに訊ねた。
「ダスター、緊張してるのか?」
「してないさ」
「嘘。初めてなのか?」
「バカ言え」
「じゃ、なんで?」
ダスターはオレから突然身体を離して微笑んだ。
「俺が、どれだけ待ったと思ってる」
その時そのダスターの目の奥に、嵐のように強烈な欲望が押さえつけられているのに気がついて、オレはドキリとした。
そんなダスターは、見たこともなかったから。
オレは不意に怖くなって身を引いたけど、ダスターはもう遠慮しなかった。
ダスターがオレに覆いかぶさり、耳たぶを軽く噛むと、オレの全身を甘い電流が走り、もう身体を支えていられなくなった。
「っっっ!」
ダスターはそのまま舌でオレの耳たぶを玩んだ。
「……ま、って、ダスター、……ん……!」
ヒゲが耳に触れるたびに身をくねらせるオレを楽しむように、ダスターの動きは勢いを増す。
ダスターの指が、オレの胸に触れる。そしていつしか、オレの中心にも触れる。
優しく、激しく。
頭の芯がぎゅっと絞られたように、もうなにも考えられない。
恥ずかしさも、恐怖も、オソヘ城の高い天井も、ダスターの傷だらけの身体も、どんどん遠ざかっていく。
不意にオレの奥深くから、大きな衝動が浮かび上がり、体が自然に震え始める。
止めようとしても、止まらない。
「ダスター……ダスター……!オレ、おかしいよ」
「そのままだ、我慢するな」
「っっっ!」
ダスターの言葉が終わらないうちに、突然、目の前が白くなって、ダスターも、オレも、何もなくなって、オレの輪郭がすっかり溶けて、ただ甘い痺れだけが、引きつるように、何度も何度も打ち寄せてくる。
つま先から頭まで、体中が、震える。音が遠ざかる。
そして快楽の海を漂っていたオレがふと気づいて目を開けると、そこにはさっきと少しも変わらない、ダスターの熱い瞳があった。
「ずっと、見てたのか?」
まだ荒い呼吸をくりかえしながらオレが訊ねると、ダスターは
「かわいいな」
と笑った。
「よせやい」
頬が、一気に熱くなった。
オレが意識を取り戻したのをしっかりと確かめて、ダスターは再び真顔になった。
「……いいか?」
オレは一瞬ためらってから、頷いた。
ダスターは熱い息を吐くと、オレの中に入ってきた。
「っ痛……!」
焼けるような痛みに思わず声を出したオレを、ダスターは心配そうに覗き込む。
「大丈夫か」
「ん」
「やめるか」
「……やめないで」
本当は、大丈夫なんかじゃなかった。でも、痛みより、恐怖より、ようやくダスターと一つになれたことが嬉しくて、幸せで、ダスターの背に手を回して、自分から強く抱き寄せた。
「クマトラ」
ゆっくり時間をかけて奥まで入ってくると、ダスターはオレの頭を包み込むように腕を回した。
「クマトラ。……好きだ」
いつものダスターからは想像もできないほどの甘いささやきに、オレの中心で再び何かが疼き始める。
あいつがオレの痛みを気遣って、自分の興奮を抑えて、ゆっくり動いているのが分かるから、『オレもお前が好きだ』と言いたいのに、胸がいっぱいで言葉が出ない。
言葉の代わりに、オレは、あいつの背中に指を這わせた。
そのうちに、オレの中心にあった鋭い痛みが鈍くなり、少しずつ別のものに変わり始めていた。
オレが細く息を吐くと、ダスターはそれに気づいて、体中の緊張を一瞬ほどき、オレに深くキスをした。
「ちょっと、我慢、してくれ」
それから、急にダスターは動きを早めた。
「っっっ!……あっ」
オレの中で、ダスターが熱くなる。
どれだけ口を閉じても、勝手に、声がこぼれそうになる。手足が震えだす。
さっきは、何もかも遠くなっていったのに、今度は、全てがダスターに埋め尽くされ、塗り潰されてゆく。
「ダスター、ダスター……オレ……もう」
「ク、マトラ……!」
ダスターが、拡がって、膨らんで、オレはその情熱のなかに飲み込まれてしまう。
流されて、乱されて、沈んでしまう。
オレが弾けたのとほとんど同じ時、ダスターも身体を震わせた。
そしてオレの上にあるあいつの身体が、急に重みを増した。
オレは、そのまま眠ってしまったらしい。
目を覚ますと、そこにはダスターの笑顔があった。
「……寝てた」
オレは思わず照れ笑いをした。
こっちを見つめるダスターの目が、あまりにもまっすぐに、『幸せだ』と語っていた。
あいつがこんな風に笑うことなんて、旅の間、一回でもあったっけ。
オレたちはこれからも、何度もこういう風に抱き合うんだろう。
旅をしていたころとは違う二人になって。
でもその二人の真ん中には、いつだって、あの旅をしていたころの、切実で、重苦しくて、命をかけて必死で戦っていた、オレたち二人と、リュカとボニーにしか共有することができない、真摯な思いが確かに存在しているんだろう。
友情だとか、愛だとか、そんな手垢のついた言葉では表現できない、深いところで繋がるあの感覚を、いつでも思い出すのだろう。
今、生きて、こうして二人で穏やかな時間の中にいることを、幸せに思いながら。
あるいは、もう二度とあの時のような気持ちに戻れないことを、ほんの少し切なく思いながら。
「ダスター」
「ん?」
「……調子にのんなよ」
ダスターは一瞬ぽかんとした顔をしてから、オレの精一杯の照れ隠しに気づいて、大笑いした。
――本当は、『ダスターを愛してる』って、言いたかったんだ。
以上です。
失礼しましたっ。
GJ
ダスクマはやはりいいv リュカクマはNGワード決定
>>83 あれは許せなかった。捏造するんじゃねぇよヴォケが
き、90です。なんかリクに答えてもらえたみたいで感激です。感涙です。そして萌え尽きますた。
本当にGJです。ありがとうごじました。
>>99 あのなぁ一言言っとくが・・
ダスクマ小説投稿してきたとき、リュカクマ派のやつがけなした事あるか?
リュカクマ小説投稿してきたとき、ダスクマNGとか言った事あるか?
大人だろ?
我慢しろよな・・
スルーしろよ・・・
>>91さん
ありがとう〜、gj!!
くすぐったくて優しいSSでしたよ〜。
クマ→リュカなSS投下します。
クマトラの自慰ネタです。暗いです。
いつからだろうか、まだ子供とも言える年齢のリュカを、男として意識するようになったのは。
普段は明るいのに、時折ふっと見せるそこらへんの大人以上に落ち着いた表情だとか
物憂げな顔だとか、それら全部に、俺は惹かれていった。
気がつけば、俺はリュカとの情事を想像しながら自分を慰めるようになっていた。
こんなこと、良い訳がないと自分に言い聞かせてみても体の火照りを抑えることなんてできなくて、
俺は今日も一人、野営地から少し離れた所に座り込んだ。
そっと、下着の中に手を入れる。
「ん…」
目を閉じて、リュカにいじられているのを想像しながら、
段々と水気を帯びてくるそこを触る。
肉芽に触ると、痺れるような快感を感じる。
最近はよくやっているので、どこに触れば快感が大きいかわかっている。
緩急をつけて、そこを擦るようにすると快感が増していく。
同時に、少しだけ感じる罪悪感も俺の快感を高めていくみたいだ。
「リュカ…ッ リュ…はぁ、はぁっ」
俺はリュカがここにいて、俺を抱いてるような錯覚に陥る。
しばらくそうやって肉芽を擦り続けて、じきにそれだけでは我慢できなくなり
俺は自分の指を秘裂に押し込んだ。
十分濡れそぼってるそこは、難なく俺の指を受け入れる。
そのまま抜き差しする。
「う、ぁ……んんっ、リュカ…リュカぁ…」
指の動きが止まらない。
俺は、快感と、罪悪感と、
絶頂を味わった。
服を整えて野営地に戻る。
リュカもダスターも、ボニーまでもが熟睡しているようで、
俺が起きているのには誰も気がつかない。
俺はそっとリュカの頬に触れる。
「リュカ…」
小さい声で名前を呼ぶと、僅かに身じろぎした。夢でも見てるんだろうか。
俺がこのまま、ここでこいつを抱いてしまえばこいつはどんな表情をするんだろうか。
勿論そんなことはできない。
母親も、兄弟もなくして、そんな悲しみに付け込むような事はできないと
十分すぎる程にわかっている。
「…リュカ…」
もう一度名前を呼ぶと、リュカの口がもぞもぞと動いた。
起こしてしまったか、と危惧したが、そうでもないようだ。
リュカは目を閉じたまま、寝袋にくるまっている。
だが、俺はその目に涙が光っているのを見つけた。
「おかあさん…」
リュカがぽつりと言う。おそらく寝言だろう。
俺はリュカの頬をもう一度、軽く撫でると自分の寝袋に戻った。
その中で、俺はさっきのリュカの姿を思い出す。
きっとリュカの中には、異性が入り込むなんてできないんだろう。
今のリュカの心には、いなくなった母親と兄しかいない。
リュカが俺を慕ってくれるのも、きっと母親の代わりみたいなものなんだろう。
いつだったか、リュカを抱きしめたことがある。
どうしても眠れないからと、俺の寝袋に入ってきた時だ。
リュカの柔らかい体が腕の中にあって、俺は幸せだった。
けど、リュカは言った。俺にとっては残酷な一言を。
『クマトラ、お母さんみたいだ』
リュカは俺を通じて母親を追っている。
リュカの心の中には、"俺"はどこにもいないのだ。
ひどく泣きたい気がした。
――俺のこの気持ちを知ったら、リュカはどうするんだろうか
ふと自問する。
喜んでくれることはまずないだろうな。
嫌悪のまなざしを向けるんだろうか。俺に比べて、今のリュカはまだまだ子供だ。
俺がそんな目でリュカを見てると知れば、今のままではいられない。
――知らない。今は、何も考えたくない…
これが、答え。
それが単なる逃げだとしても
何も、考えたくなかった。
以上です。
なんか空気読めてなくてごめん(´・ω・`)
ぐ、GJ!! 切ない。
最近ここ盛り上がってて嬉しい。
乙
後にリュカはリュカで「お母さんみたい」発言を後悔しておんなじ事をしてそうだ
>>105 ヤバいです………ビックリするくらいトキメきました。
でも、切ねぇ………。
>>109 その発言で、切なさ更に2割増。
109のカキコした者だけどスマソ。大事な事を書くの忘れてた
おんなじ事って言うのはオナ(ry
いや、それぐらい、わかる
クイズダービーww
ま、リュカクマはダメだと言ういい見本だ罠
>>116 孤軍奮闘、御疲れ様です。
共存という発想なんて、そのお頭じゃカケラ程も湧かないんだろうね。
ライタテッシーとかはダメなん?
何気に好きなんだけど。
新しいな もちろん歓迎
リュカナナ見てみたいなー。
ニューポークの遊園地でデートみたいな可愛らしい感じの。
ダステシはありだと思う
テシダスクマだとさらに燃え
>>121 充分あり
チチブーでの雰囲気だとダスターに惚れてるとしか…
3はホント名作だな…
最初は叩かれてたような気がするけど。
1と2のように長い年月の間で熟成されて数十年経っても名作として皆の心に残り続けるんだろう。
2とちがって日本って感じだし。
>>123 本当にそう思う
Mother3iもいい
ゲームの世界が蘇って涙がとまらん
>>124 ブックレットの特別画像、感動して死ぬかと思った
>>125 あんたのきもち、わかるよと……いいたい。
ブックレットの特別画像見て、唐突にダス←クマ書いたんだけど投下していい?
エロはないんだが…。
ぜひ頼む
129 :
ダス←クマ:2007/02/10(土) 14:04:14 ID:djfcJhQe
それじゃ、お言葉に甘えて投下します。
ダス←クマでエロなし、時期は特に考えてないです。
旅の途中立ち寄ったタツマイリ村の西に広がるオオウロコ海岸。
美しい海が眼前に広がり、カモメたちは空高く鳴いている。
たまにはここで息抜きしようと主張するクマトラに、他の2人と1匹もにべもなく同意した。
太陽が燦々と照りつける波打ち際を走り回るリュカとクマトラの楽しげな姿を、ダスターとボニーが木陰で見守っている。
「ダスターも遊ぼうよ!」
そう言って駆け寄って来たリュカの頭を優しく撫で、俺は良いからボニーを構ってやれ、
とダスターは先程から尻尾を振って、まだ幼い主人を愛らしい目で見上げている犬に視線を向けた。
「分かった。行こうボニー!」
駆け出したリュカのあとを追って、ボニーも木陰から飛び出して海に向かって一目散に走っていった。
普段は何かと表情を曇らせることの多いリュカだが、今の彼はクマトラやボニーとかけっこをしたり、
水をかけあったりしてとても楽しそうだ。
その隣では、クマトラが服が濡れるのもお構いなしに海に飛び込んでいる。
始めは波におっかなびっくりだったボニーも、二人に遊んでもらっているうちに恐怖心が
吹っ飛んだのか、大興奮で海に突撃したり蟹に勝負を挑んでいる。
元気で何よりだと思いつつ、ダスターはふっとため息をつきながら左足を摩った。
130 :
ダス←クマA:2007/02/10(土) 14:07:28 ID:djfcJhQe
実のところ、一緒に海辺で遊んでもいいのだが、昨晩からダスターは左足の調子が余り良くない。
無理による不調ではなく、時々訪れる疼きによるものだ。
障害を負ってからこの疼きは起きるようになったが、別にしばらく放っておけば勝手に収まるので
父のウエスにも言ったことはなかった。
元々ダスターは、普段は左足を引きずっている程度で、それ以外の点では健常者と全く同じ生活を送っている。
しかし、やはり障害を持つ人間なのだ。
そのことは仲間たちは気にしていなくとも、当の本人は密かに迷惑をかけないか心配している。
おまけに、年長者である自分が不調を訴えて足を引っ張ったとなれば
面目もたたないし、パーティの不安感も増してしまう。
それも考えて、今回ダスターは海に入るのを遠慮して荷物番を買って出たのだった。
明日には疼きもなくなっていつも通りだろう、と考えていると、
「ダスター!全身びしょびしょになっちゃったー!!」
全く困った様子も見せずに、頭のてっぺんから爪先まで、濡れネズミと化した子供達がダスターの目の前に立っていた。
遊び疲れたのか、リュカはすでに夢の世界へ行ってしまっている。
そのすぐそばでボニーも、丸くなってぐっすり眠っている。
「こいつら熟睡してるよ。まだ夕飯前だってのに」
呆れたように言うクマトラだが、決して咎めるのではない優しさを含んだ言葉に、ダスターも笑った。
「遊び疲れたんだろう。夕飯まで寝かせてやろう」
夕飯の準備を手慣れた手つきで進めながら、ダスターは少年の寝顔を眺める。
「あーあー。ダスターはホント、リュカに甘いよな〜」
少し不満げに感想を漏らしながら、クマトラもダスターを手伝う。
実のところ、ダスターはリュカだけでなくクマトラにもボニーにも甘い。
それだけ大切に思われているのだろうし、彼にしてみれば自分達は弟妹のような存在なのだろう。
それはそれでとても嬉しいのだが、少し寂しいと思っている自分がいることも、クマトラは自覚している。
ちょっと口臭がして足も臭いし、どこかぼんやりして抜けているこの年上男が、時々格好よいと思うのだ。
こうして料理の手伝いをするのだって、多少は彼の気をひきたいという下心あってのものなのだ。
今まで女らしいことなど殆どしてこなかったクマトラだが、
クラブ・チチブーで働くようになってからは、少しだけ料理を身につけた。
それがひそかな自慢であり、ちょっとした女性らしさのアピールだったりする。
しかし当人は全く気付いていないのか、クマトラは手先が器用で助かるよ、と感謝される程度だ。
少しはオレの気持ちにも気付けよバカヤロウ、と思いながら黙々と手元を動かす。
131 :
ダス←クマB:2007/02/10(土) 14:17:58 ID:djfcJhQe
「なぁ、足大丈夫か?」
「うん?」
「だってさっき、足摩ってただろ。お前キックで敵倒してるくせに、足悪いもんなあ」
海に飛び込んで遊んでいた間も、こっそりとクマトラはダスターの様子を盗み見していた。
その時彼が、少し憂い顔で左足を見ていたのに気づいたのだった。
それに、リュカは気づいていないだろうが朝に会った時、顔色が優れなかったことも気づいていた。
きっと足の調子が悪いのだろうと思いながら尋ねると、弱ったなあとダスターは頭を掻いた。
「まあ、明日には良くなるさ。いつものことだし」
「ふぅん。ま、悪くなったらオレに言えよ!お前もうすぐ三十路のオッサンで、若くないんだからな!」
「痛いところをつくなあ」
悪態をついたクマトラに、ダスターはますます弱ったように背中を丸めた。
そういえばダスターと二人きりで話すなんて久しぶりだな、とクマトラは気づいた。
そう思った瞬間、顔が火照っててきた。
おまけに、もしかして心臓の音がそこら中に響いているんじゃないか、と
思うくらい心臓もドキドキしてきてしまった。
ヤバイ、これは気づかれてはならないと、頭をフル回転させてごまかしの言葉を探す。
「ま、まぁ、もう歩けませーん、なんて泣き出したらライフアップくらいかけてやるよ!」
何とか出た言葉は、いつものひねくれた可愛げのないものだった。
もし、もっと女らしかったら、相手の気を引くようなことを言えるのに。
そんな言葉が一つも浮かんでこない自分に歯痒さを覚える。
そのまま口をつぐんでしまったクマトラの様子に気づくこともなく、
ダスターは手際よく料理を皿に盛りながら話を続ける。
「クマトラこそ、今日は楽しかったか?」
「……うん」
「そうか」
「…お前は見てただけだったけど、楽しかったか?」
「ああ、楽しかったよ」
「…あ、のさ」
「うん?」
ぼそぼそと俯きながら喋るなんて、全くもって自分らしくない。
でも顔が赤くなっているんだから仕方ないじゃないか、と胸の中で言い訳をする。
「今度は、お前も一緒に海に入ろうぜ」
できれば二人きりで、なんて言えなかったが。
「そうだなあ。次は水着もちゃんと準備して、ビーチパラソルとか持っていこうか」
次回を想像して微笑むダスターの横顔を見上げながら、今度は言えなかった後半部分を伝えよう、とクマトラは心に決めた。
以上です。
お目汚し失礼しました。
133 :
名無しさん@ピンキー:2007/02/10(土) 23:33:37 ID:ATaho9Df
やっぱりダスクマ最高v
リュカクマ氏ねw
>>129 うひょーGJGJ!!
ラストの姫モエス
>>133 自分もダスクマ派だが
二行目みたいなこと書くやつと同類とは思われたくないな
>>129 GJ!GJ!
このSS読んで思わずブックレットの画像をもう一回見直したよ
>>129 GJ!!!
キャラがみんならしくってイイ!!
片思いなクマトラたんかわええ
>>133 いい加減よぉ、ココにお前の居場所が無いことくらい理解できんもんかね?
>>113 お前、迷惑なんだ。党派問わず、全ての住民にとって。
それはそうと、ダスクマ鬼GJでございます・・・・・・・・・!!
>>129さん
おそばせながらgj〜〜〜。
カプ論争は無しの方向がいいなぁ・・・と独り言。
では話をぶった切って
ジェネッタくん×マシュマロちゃん希望、と言ってみる。
無機物同士の純愛モノを見てみたい。
もしくはブックレットの画像からキングP様←マシュマロちゃんとか。
遅刻しましたが、バレンタインということで投下します
途中でダスクマ、リュカクマの2パターンに分岐します
その日、三人と一匹はタツマイリに戻り、思い思いに過ごしていた。
男性陣とは対照的に、忙しく動きまわっていたのはクマトラだ。
朝から出かけたリュカかダスター、ボニーとは離れて、あちこち忙しく駆け回っていた。
そして夕方、彼女は一つの包みを抱えていた。
クマトラの恋人に贈るものだった。
クマトラは、包みをカバンに入れて、仲間たちを探して駆け出した。
クマトラはすぐに、広場を横切ってくるリュカ、ダスター、ボニーを見つけた。
「クマトラ、一人で何してたの?」
「秘密秘密」
聞いてくるリュカに笑って、それからクマトラは言った。
「ダスター、ちょっと飲みに行こうぜ」
>>145(ダスクマ)
「リュカ、ちょっと話があるんだ」
>>151(リュカクマ)
「かんっぱーい」
数十分後、二人はオソへ城にいた。
埃だらけのテーブルを適当に片付けて、今はそこには数本の酒瓶がある。
酒場はもうないので、タツマイリで、この二人が落ち着いて話ができるのはここだった。
クマトラは一応未成年だが、クラブチチブーにいたときは、ダスターとクマトラは飲み友達だった。
なのでダスターもあまり気にせず、酒を飲むクマトラを見ている。
「あ、そうそう。これやるよ」
早くも酒を一杯飲み干したクマトラが、カバンから包みを取り出した。
「今日はバレンタインだろ、俺の手作りだからな」
ダスターは包みを見て目を細めた。
恋人であるクマトラが一生懸命自分のために、と思うと嬉しくなる。
「開けていいか?」
「当たり前じゃん、むしろ開けろ、そして食え」
多少乱暴な物言いだが、これがクマトラなりの照れ隠しだと知っている。
クマトラが選んだとは思えないほど派手な包装紙をはがすと、小さな箱があり、
その中には丸めたチョコレートがたくさん詰まっている。
「トリュフっていうんだ。丸めるの、苦労したんだぜ」
確かに、手製のせいか形もいびつで、苦労のあとが見てとれた。
ダスターは一つをつまんで、口に運んだ。
「…美味いな」
「なんだよその意外そうな顔は。」
「いや、何でもない」
クマトラに料理ができるとは思わなかった
なんて言えば、炎か氷のどっちかを食らうのは目に見えている。
「感想はいいから、さっさと食え」
なぜそんなに勧めるのか疑問を抱いたが、単にせっかちなだけかと思い
ダスターは酒を飲みながら、一つ、また一つと口へ運ぶ。
そして、異変が起こった。
「なあ、今って夏じゃないよな」
「馬鹿言うなよ、二月だぞ」
クマトラに一蹴されるが、ダスターはかなりの暑さを感じていた。
体が熱を持つ。特に、体の一部がとても熱くなるのを感じた。
顔も、酒のせいとは言えないほど紅潮してるのがわかる。
「…クマトラ…もしかして、チョコに何か入れたか?」
「入れた」
あっさりと答える。
二の句がつげないでいる内に、クマトラは言った。
「だって、ダスター、俺をガキ扱いばっかするじゃないか」
ダスターは一瞬何の事かわからなかった。黙っていると、クマトラが続ける
「俺達恋人なのに、キスくらいしかしてないし、いくら誘っても襲ってこないし」
「襲っ…て…?」
確かに何度か酒に誘われたことはあったし
その後、クマトラがやたらキスを迫ったり、もたれかかってきたりしたことはあったが、
ダスターは全て酔いのせいだと思っていた。
「…あれ、誘ってたのか?」
チョコのせいで息まで荒くなりながら言うと、クマトラは目を丸くした。
「気付いてなかったのか?」
ダスターがうなづくと、突然怒鳴られた。
「このっ、鈍感男!アホッ、気付け馬鹿!」
そう言うなり、クマトラは立ち上がると、やおら服を脱ぎ出した
「クマトラ、やめろ。俺、我慢する自信ないから」
「しなくていい、抱け」
ダスターは数秒固まっていた。
「さっき言っただろ、俺をガキ扱いしてないなら襲えっての」
「してない…けど、さすがに…」
「うるさいうるさい!俺がいいって言ってんだよ」
そう言うと、クマトラはダスターに抱きついた。全裸で。
ダスターは、頭のどこかで何かが切れるのを感じた。
気付けば、クマトラを埃だらけの絨毯の上に押し倒していた。
そのまま、小ぶりな胸に口をつける。
クマトラが何か言ったが、意味はつかめなかった。そのまま片手を、下に伸ばした。
「ひうっ」
そこは少ししか濡れていなかったが、肉芽を手探りで軽く擦ると、すぐにぐしょぐしょになった。
「ふあっ」
クマトラの声を聞きながら、しばらくそのまま手を動かしていたが、我慢の限界がすぐに来た。
起き上がって、ズボンを下ろす。
やや虚ろな目をしたクマトラに、我慢できないとわかりながら尋ねる。
「入れていいか?」
クマトラは頷いた。
ダスターはそれを見ると、クマトラを抱き上げて椅子に座らせた。
「床だと辛いからな、倒れないように気をつけないといけないけど」
「…ありがと。それより、そのー…、俺一応初めてだから…さ」
「わかってる、辛くなったら言え」
そう言うと、クマトラはダスターの背中に手を回した。
それが合図だったように、ダスターは一気にクマトラを突いた。
「うわっ!痛ぇーっ!!」
「大丈夫か?」
そう言いながらも、ダスターはもう腰を動かしている。
「痛いっ、ホントやめろ、マジ痛いって!」
「悪い…自制が、きかない…」
やっとそれだけを言い、動きを緩めない
クマトラが泣き叫ぶのを聞きながら、そのうちダスターは熱いものをクマトラの中に放った。
「すまん、クマトラ大丈夫か!?」
行為を終えた後、ダスターは床にクマトラを横たえた。
そこからは血が流れている。
クマトラは恨みがましくダスターを見つめた
「痛い。死にそう。」
「悪かった、本当に悪かった」
「"辛くなったら言え"とか言ったくせに…」
「それは…その…けど、これでわかっただろ」
ダスターは明るく言った。
「本当に子供扱いしてたらこんな事しない」
クマトラは虚をつかれて、モゴモゴ言っていたが、やがて身を起こして言った。
「まあ、今回は薬なんて盛った俺も悪かったしいいけど…」
「どっちもどっちだな」
ダスターはそう言うと、クマトラの服を拾ってきた。
クマトラはそれを受け取って身につけた。
ダスターは放りっぱなしになってたグラスを適当に拭いながら言う。
「まあ、ああやって叫ぶクマトラも良かったけどな」
クマトラの顔がまた真っ赤になった。
「……知るかアホッ!あーっ、畜生っ!もう帰るぞ!」
そう怒鳴ると、クマトラは立ち上がった。が、ふらついてテーブルに寄りかかった。
「どうした?」
「痛くて歩けない…」
ダスターはこの時初めて、真剣に後悔した。
「ダスターのせいだ…背負って帰れ」
さっきは薬を盛った自分も悪かったと言ってたくせに
ダスターはそう思ったが、確かに自分のせいでもあるので背負って帰ることにした。
この後、二人がリュカに意味深な目で見られたというのはまた別の話
「話って何?」
テリの森に少し入ったあたりで、リュカはクマトラに聞いた。
「ホラ、これ作ってやったから渡そうと思ってさ」
クマトラはカバンから包みを出すと、リュカに渡した。
リュカは目を輝かせながら聞いた。
「開けていい?」
「もちろん」
リュカは包みを乱暴に破いた。少し大人びてるといってもまだ子供。待ちきれないのだろう。
「うわーっ、おいしそう!」
包みに入っていたのは、色とりどりの包み紙に巻かれたチョコだった。
「手作りにしたかったんだけどさ」
クマトラが少し困った顔になりながら言う。
「ほら、俺って」
「クマトラ、料理できないもんね〜」
一瞬炎を飛ばしてやろうと思ったが、リュカの邪気のない顔を見て思い止まった。
これでいいんだこれでいいんだと自分に言い聞かせる。
「ねえ、食べていい?」
「いいぞ、好きなだけ食え」
リュカはやった、と言うと、その場に腰を下ろしてチョコを食べだした。
クマトラもその隣に座る。
そんな無邪気なリュカを見つめて、クマトラは自然と顔が緩むのを感じた。
「美味しいなー、クマトラも食べる?」
「俺はいいよ。リュカが食べな」
リュカの食欲は素晴らしく、大量にあったチョコがものの見事に空になった。
「んじゃ、帰ろうか。ダスターが心配しても困るし」
クマトラは立ち上がったが、はたと気付いた。
「…リュカ、どうした?」
リュカの顔が真っ赤になっている。
「なんだか…頭がぼーっとする」
クマトラはしばらくポカンとしていたが、一つの可能性を浮かべて、リュカからチョコレートの箱を引ったくった。
――アルコール入り―
しかも、パッケージを見るに、相当量が入っているようだった。
なぜ買うときに気付かなかったのかと、クマトラは頭を抱えた。
「リュカ、悪い。これ、アルコール入りだったみたいだ」
「……え?」
リュカが酒に弱いのか、アルコール度数が桁外れに高かったのか、
リュカはすっかり出来上がってしまったようで、ロクに聞こえていないようだ。
「だから、酒が入ってるんだって……あーくそ、立てるか?とにかく帰るぞ」
腕を引っ張って立たせようとするも、リュカは思ったより重い上、なかなか立ち上がらない。
そればかりか、リュカがクマトラを引っ張ったせいで、クマトラはリュカの上に倒れ込んでしまった。
さらにリュカが抱きついてきたため、起き上がれない。
「リューカー、離せよー」
「んー…、クマトラあったかーい」
「いいから離せったら」
もがいてみても、思いの他リュカの力は強く、あまり意味がなかった。
小柄とはいえ、やはりリュカは男で、
クマトラの背中に回された腕もクマトラのものとは違い、ややごつごつとしている。
前回は緊張のせいで気付かなかったんだな、とクマトラは思い、
そしてそれどころでない事に気付いた。
しかも。
「…リュカ、お前なあ…」
クマトラの腰に、すっかり立ち上がったリュカの一部が当たっていた。
「このマセガキ、いい加減」
それから先は続かなかった。リュカに口を塞がれたせいだ。
キスは初めてではないが、リュカから舌を入れてくるのは初めてだった。
「…くふっ」
やっと口をはなされると、視界が回転した。
リュカが抱きついたまま転がり、リュカが上に、クマトラが下になった。
リュカから漂う酒の香りのせいで、クマトラまで頭がぼんやりしてきていたようで
気付けば、リュカに下着を下ろされていた。
抗議する間もなく、リュカはそこに触り出した。
クマトラは背中を粟立てた。リュカとは一度だけとはいえ、行為に及んだ事があるので、この際これは問題ではない。
問題は、ここが野外であること、村人が通る可能性があることだ。
「んっ、リュカ、人が来た、らぁ、どうすんだよ…」
「んー」
抗議しても、ロクに聞いてないようで、容赦なくそこをいじっている。
不思議なもので、人が来るかもしれないと危ぶめば危ぶむほど、クマトラは自身が興奮するのを感じた。
拘束がかなり緩んでいるのだが、
それに気付くころにはクマトラも匂いに酔ったせいか、または快感のせいで
リュカ程ではないにせよ、まともな判断ができなくなっていた上に体に力が入らなかった。
リュカは片手で自分のズボンをずらすと、そこにあてがった。
「クマトラー、大好きー」
「ばっ、バカ!」
クマトラに軽くキスすると、そのまま腰を進めた。
「う…あっ」
初めてではないとはいえ、決して慣れることのない異物感に声が上がりそうになり、あわててとめる。
リュカはそんなクマトラなどおかまいなしに、抜き差しをはじめた。
「んくっ、ぐぅっ」
声を抑えようとすればする程、それも難しくなっていく。
クマトラは声を抑えようとして、無意識の内に自らの腕をかんでいた。
これはなかなかに有効で、声は出なくなったが、見られると困ることには変わりない。
熱に浮かされてぼんやりした頭で、
見られるかもしれないという危機感が、自身の快感を後押ししていることに気付いて、
クマトラは自分が変態じゃないかと思った。
幸運なことに、森には誰も入って来なかったが、
もし誰かがいたとすれば、クマトラが声を押し殺していても聞き付けただろう。
水音や、二人分の荒い息だけでもかなりの音量になっていたからだ。
じきに、クマトラが背筋を反らした。
その拍子に腕を強くかんだが、どちらも気付かなかった。
その後に、クマトラの中でリュカの一部が跳ね、白いものを中に放った。
クマトラは、呼吸が落ち着くとすぐにぐったりしているリュカを振り払い、自分の下着を戻した。
リュカのズボンも上げて、それでようやく一息ついた。
疲労のせいかひどく眠いが、寝るわけにはいかない。
天を仰げばもう真っ暗になっているし、ダスターも心配しているだろう。
ここまで遅くなった言い訳と、腕の噛み傷についての説明を考えなければならない上、
すでに眠っている酒臭いリュカをどうにかして運ばなければならない。
再び炎でも放ってやろうと思ったが、リュカがあまりにも幸せそうなので、やめた。
以上で終わりです。
表現について、
年齢はリュカ15才、クマトラ17〜19才のつもりで書いてます。ダスターは考えてません
あと、ダスターverだとクマトラは処女だけど
リュカverだと非処女だということになってます
言い訳ここまで
>>156 乙です!!!
ダスクマver鈍感ダスターと襲い受けのクマトラがイイ!!
リュカクマver身体は大人中身は子供なリュカワロスww
両方萌えさせて頂きました!
>>156 Good−JobっていうかむしろGod−Job?
とにかく惜しみないGJを申し上げたい!!
ダスターverのアクティブな姫が誠に素敵でした。
リュカverのなすがままな姫も非常に素敵でした。
159 :
注意書き:2007/02/16(金) 01:03:17 ID:4wDmhwEr
神作品の後で恐縮ですが、自分も1つ書き始めたので投下させて頂きます。
まだ未完ですが、近いうちに完成させたい所存です。
念のため、注意書きを添えておきます。
※陵辱アリ
※キャラのイメージを著しく破壊する可能性アリ
迂闊だった。リディアの家から離れなければ大丈夫、と思っていたのが、甘かった。
「まさか、こんな所を1人でうろついているとは………。」
月明かりが積もった雪を青白く照らす中、オレは、両手足と腰をがんじがらめにされたまま、
空中にぶら下げられていた。
「決行は明日の予定だったが………ちょっと視察に来てみたら、コレだ。」
「………………。」
すっかり夜が更けてから、オケラホールを抜け、リディアの家に辿り着いて。
1晩休んでいくはずが、なかなか眠れなくて。
こっそり散歩に出掛けたところを………まんまと、さらわれて。
助けを求める間も無く人気の無い場所に引きずりこまれて、この様だ。
「自分達が狙われてることくらい、理解できるだろ?ちょっと、無用心だと思わないか?」
「………うるせぇ、とっとと離せよ。」
目の前の、鉄の仮面を被った男を睨みつける。男、と言っても、背丈はそれほど大きくない。
リュカの背丈と、大差無いだろう。
機械を通したような曇った声で、男はせせら笑う。
「それなら、勝手にそいつらを振り解いて行けばいい。お前のチカラなら、朝飯前だろう?」
全てを知った上で、自分で全てを仕組んだ上でそう言って、男はオレに歩み寄る。
「どうした、行かないのか?」
「………クソ野郎が。」
オレは必死で手足を絡め取る鉄の触手のようなものを振り解こうとするが、それは一向に
オレを解放しようとしない。前に1度、ライオンの頭に似たような機械がくっついたキマイラ
と戦ったが、今度のはあのときとは比べ物にならない力で手足を締め付けて来る。
そして………さっきから必死で念じているのに、PSIも全く発動しない。どうも、何かに
意識が掻き乱されているような、そんな感じがする。十中八九、これもこの男の仕業だろう。
「口が悪いな………自分の立場が、解かってるのか?」
「知らねぇよ。とっとと解けっつってんだろ、ブッ飛ばすぞ!?」
オレが叫んだ直後、白い手袋に覆われた手が、オレの頬に一撃を加える。首が右に振られる。
「………テメェ………。」
「口の聞き方に気をつけろ。」
かなり強烈な平手だ。女だから容赦して貰う、なんてことは初めから期待していなかったが、
それでもかなり痛い。口の中に、薄い血の味がする。
「いくらなんでも、理解できるだろう?」
男は、冷たいマスクに覆われた顔を、オレの顔にぐい、と近づける。平手を放ったのとは逆の、
大砲のように改造された腕をオレに突きつける。そして。
「この状況で俺に逆らったら、どんな………。」
ベチャ。
威圧するような調子で迫ってきたそのマスクに、オレは、唾を吐きかけてやった。
一瞬、男の声がフリーズする。
「ハハハッ。」
「………どんな目に遭うか………解かっていない、らしいな。」
「だから、ンなこと知らねぇって。いいから、解けよ。何べん言わせりゃ気が済むんだ?」
男は手袋で、マスクの眼の部分に張り付いた唾を拭う。
「………実際にやってみるのが、1番手っ取り早いな。」
「へぇ?どうしようってんだ?」
「だいたい、想像はつくだろう………お前だって一応、女なんだろう?」
「………………!」
『女なんだろう?』
その言葉を聞いた瞬間、オレの背筋を、何か冷たい物が駆け抜ける。
「………………。」
「どうした、声も出ないか?今なら、考え直してやらないこともないぞ?」
これから、自分がされるであろう行為を想像し………一瞬、ゾッとする。
脳裏に、あいつの………リュカの顔が、よぎる。
あいつの、無邪気な笑顔。泣き顔。戦いに挑む、男らしい横顔。さっき、最後に見た、寝顔。
そして………あのとき。
独りぼっちだったオレに、その存在を刻んでくれたあのときの………どこまでも、ひたすら
たくましくて、優しくて、心の底から愛しい、向日葵みたいな笑顔。
「………………。」
「さっきまでの威勢はどうした?身体を蹂躙されるのは、怖いか?」
こうして捕えられたときから………その可能性には、薄々感付いていた。
男はまたオレに近づき、そして………手を、オレの首に回す。手袋の滑らかな生地が、オレの
首筋を撫でる。ピク、と身体が反応する。
「泣いて謝るなら、」
手は、そのまま首筋から鎖骨の上を通り、胸元に辿り着く。
それに合わせるように、鉄の触手が………オレの服を、ギリギリと締め上げていく。
「まだ、考え直してやっても、」
次の瞬間。青い上着の腰から上が、触手の力で無残に引きちぎられる。
男は、露わになったオレの胸に1度手を置いて………そして。
「いいんだ、ぞ!?」
片方の胸の先端を容赦無く摘み、捻り上げた。
「ぁぐっ………!!」
快感の伴わない純粋な痛みに、オレは思わず声を上げる。男は再びオレの胸に指を押し当て、
先端をグリグリと捏ね回す。
「………く………はっ………。」
捻り上げられてジンジンと痛む先端に、オレの意思に反して、少しずつ快感の波が押し寄せる。
オレは下唇を千切れるほどに噛んで、声を押し殺す。
「はっ………良い眺めだな。」
男はそう言って、指に込める力を強くする。手足を縛っていた触手も、だんだんと、這うように
身体の中心に近づいて来る。
どうやら………もう、逃げ場は無いらしい。
そのことを悟って、オレは1度きつく眼を瞑る。真っ暗な闇の中で、可能な限りあいつのことを
考える。リュカがオレにしてくれたこと、囁いてくれた言葉を、繰り返し頭の中で再生する。
そして。
「………………よ。」
「何?」
「やってみろよ………。」
「………何だと?」
意を、決する。
「好きにしろ。何したって、お前は………アイツには、勝てねぇんだ。」
「………………。」
「オレは………ココロも身体も全部、あいつのもんだ。お前なんかに、くれてやるもんかよ。」
そう言って、オレは目の前の男を、睨み殺すつもりで睨みつける。
男は、しばらく無言でオレの視線を受け止めた後。
「………いい度胸だ。」
一言、そう言った。
ひとまず、ここまでで。
最近は愛に溢れた作品ばかりで、こういうのは異端っぽくて恐縮ですが………しばし、
お付き合い頂けたら幸いでございます。
また来ます。それでは。
これはこれでいい。乙
ひょっとして前スレの方ですか?
どことなく雰囲気似てたんで間違ってたらすみません
(続き投下します)
男はまた、オレの胸に手を当てる。乱暴に揉みしだいて、絞り上げて、先端を押し潰す。
片腕でしかオレの胸を攻められない男の代わりに、オレの身体を拘束していた鉄の触手の何本か
が、氷のように冷えたその先端でオレの胸を刺激する。冷たさと、もう1つ別の感覚が、オレの
身体を否応無しに反応させる。
「………身体は、正直だな。」
徐々に隆起してくる先端を見て、男が馬鹿にするような口調で言う。外気に晒されてピクピクと
震える様を楽しんでいるように、男の手と触手は、胸を刺激し続ける。
「………寒ぃからだ、よ………。」
その言葉に、男は答えない。やがて、男は胸への攻撃を止め、手を引く。手袋を外す。
「ココは、どうなってる?」
「ッ!!」
男は、まだ成長しきっていないような小さな手で、腰から下だけが残されたオレの上着を、捲り
上げる。触手がその裾を受け取って、男の手が更にその奥へと進む。
そして、オレの下着の上から………1番敏感な箇所を、ぐい、と押す。
「んん………ぁ。」
「………………ハッ。」
男が、せせら笑うように、言う。
「どういうことだ、コレは?」
男がそう言うのと同時に、オレの身体が無理矢理前屈みに折り曲げられる。上着の裾が更に捲り
上げられ、オレの眼からも、男に触られている下着の様子が見えるようになる。
そして、その下着の中心、男の指が置かれている周辺が………灰色に、湿っているのが解かる。
「ココロも身体も、か。」
「………………。」
「よく言えたもんだな。オレの手やそんな機械で、濡らしておいて。」
「うるせぇ………汚ぇ手で、触んな。」
「汚い、か。大いに結構だ。」
男は楽しそうな声でそう言いながら、オレの下着の湿った部分に指を掛ける。指で下着を乱暴に
引っ張り上げて、オレの秘所に下着を擦りつける。
「人にそんなこと言えるってことは、さぞかし綺麗なんだろうな、お前の身体は。」
下着を引っ張る指が、左右に振られる。その度に、下着がオレの身体を弄る。
「………っふ、ぅ………ッ。」
やがて男が………下着を、引き摺り下ろし始める。冷たい空気に直に晒されて、オレの背筋を、
ゾクゾクという震えが駆け抜ける。
オレの秘所が………露わになる。
「っ………………。」
男は無言で、問答無用にオレの中に指を進入させる。くちゃ、という水音と共に、いきなり2本の
指がオレの中を掻き混ぜ始める。
「ん………ひ、ぁっ………!」
1番敏感な部分を容赦なく攻め立てられ、思わず熱い吐息が漏れてしまう。それでも男は攻めること
を止めず、指を曲げ、開き、オレの中を激しく蹂躙していく。掻き混ぜられる度に、オレの秘所は
水音を立てて、愛液の雫を吐き出す。それが男の手を伝い、積もった雪に落ちてそれを溶かす。
「んん………くぅ………!」
「見てみろ。身体は、悦んでいるようだが………?」
オレが耐えかねて眼を逸らそうとすると、男がその様子に気付き、1度舌打ちをする。そして直後、触手
達がオレの頭を捕えて、オレの頭を無理矢理下に向けさせた。目の前で、更にもう1本の指が挿入される。
「だ、から………ぁ………さ、触んなって、言って………んッ………!」
「安心しろ………綺麗だの、汚いだの、そんなことはすぐに気にならなくなる。」
指3本で中をメチャクチャに掻き回され、透明な愛液が滴り落ちるのを見せ付けながら、男が言う。
「そんなことなど、考えられなくなるように………ドロドロに、穢してやる。」
その言葉と同時に、男の指が突然引き抜かれる。
「はぁ………ぁ………ッ!」
絶頂への階段を昇りかけていたオレの秘所は、目の前の男を忌み嫌うオレの心境とは裏腹に、名残
惜しそうにヒクヒクと痙攣を繰り返していた。この反応だけは、いくら相手を殺したいほど憎んでいた
としても、どうにかなるものではない。
「………ッ………。」
男が、透明な液体の絡まった指を、オレの目の前に突きつける。そのままの手でオレの頬を撫で、
生暖かい愛液をオレの顔に擦り付け、また顔を近づける。今度は、唾を吐きかける余裕は無かった。
「覚悟しろ。」
オレの耳元まで顔を近づけて、男が囁く。
「少しでも逆らおうとしたことを、存分に後悔させて………。」
だが。
「………言っただろ。」
「………………何?」
この程度で………折れてやるつもりは、無い。
「どんだけ、身体弄くり回そうが………お前じゃ、アイツには勝てない。」
「………………。」
感覚の余韻に声が上擦りそうになるのを、必死で抑える。
「オレの身体は、何されたって………。」
この先何をされようが、どんな目に遭わされようが。
「お前なんかに………穢されたり、しない。」
オレは………リュカのことを、考えてやる。
「オレの身体は、アイツのもんだ。お前なんかに、やらねぇよ。」
「………………。」
「ココロも、な。」
今考えられる全ての想いを、目の前の男にぶつける。
例え、どんなに絶望的な状況だろうと………屈することだけは、絶対に、しない。最後まで、抵抗してやる。
「………………。」
男は、しばし無言でオレの言葉に耳を傾けて。
そして。
「ハッ。」
オレの言葉を、鼻で笑う。
「この状況で、そこまで言えれば大したもんだ。」
「………………。」
「解かった。望み通り、抵抗する気も失せるまで、穢しつくしてやろうじゃないか。」
オレは返事をせず、視線だけでその言葉に答える。
すると。
「………ただし。」
「………………?」
男は、そう言って………おもむろに、顔を覆ったマスクに手を掛ける。
「こいつを見ても、その姿勢を貫けるかどうか………見物だけどなぁ………!」
被っていたマスクを取り外しながら発せられたその台詞は、男の頭からマスクが離れていくに
つれて、機械に変換された音から、生の声に戻っていく。それに合わせるように、口調も少し
ずつ変わっていく。
そして、マスクが完全に取り外されて………。
「ッ!!?」
その下から出てきた顔を見て………オレは、絶句した。
「やぁ………クマトラ。」
聞きなれた声が、オレの名を呼ぶ。
はい。ここまでです。
そういえばリュカクマ前提ってこと言ってなかったんで、ここで追記しておきます。
>>165 や、今回が初投稿に御座います。神作品の後で緊張しっぱなしです。
コメント頂けると、なんというか、ホントに救われます………有難うございます。
また来ます。では。
>>156 か、神…!
分岐という手があったか。すばらしい。
それにしても
どの作品でも入れる前に許可を求めるダスターワロスwww
>>170 乙。双子ならではの展開で、上手い。
>>171 確かに。
ダスターはオクテそうなイメージがあるからかな。
>>141さんに捧ぐ ジュネッタくん→マシュマロちゃん→P様
エロなしです。
こんなに空がきれいな日の午後は、僕はこのイカヅチの塔の最上階で、いつでもじっと待っている。
階段を上るあの軽やかな足音が聞こえたら……ほら、マシュマロちゃんが、ちょっとはにかみながら、扉から顔をのぞかせる。
「ジュネッタくん、こんにちは!今日もいいお天気デスネ!」
マシュマロちゃんは、今日もくるくるよく動く瞳を輝かせながら、うっとりした表情で、キングP様の様子を事細かに話してくれる。
「――それでね、キングP様がこうおっしゃって」
マシュマロちゃんはずいぶん長い間、キングP様に夢中だ。
僕はいつも、うんうん、と頷きながらいつまででも彼女の話を聞いてあげるんだけど、今日はどうしたはずみか、急にいじわるな気持ちになって、つい彼女の話を遮ってしまったんだ。
「マシュマロちゃん、P様と僕たちは違うんだ。僕たちには始まりも終わりもない。この身体が錆び付いても、回路さえ移植すればいつまででも僕たちは行き続けることができる。でもP様は違う。P様は、人間なんだよ」
マシュマロちゃんは、頬を膨らませてむくれた。
「あら。P様はただの人間なんかじゃアリマセン。死ぬことなんてアリマセン。私たちと一緒デス!」
「違うよ」
「一緒デス!」
マシュマロちゃんが僕を見下すように、顎をあげてそう言ったから、思わずむきになって言い募ってしまった。
「じゃ、あの赤いヨーヨーは?どうしてP様はあれだけをあんなに大切にしてるんだ?あれは人間のオモチャじゃないか。いつだってP様は、本当は自分以外の人間を求めてる。僕たちじゃ、人間の友達の代わりになんかなれない!」
「嘘、嘘!」
「だからいくらマシュマロちゃんがP様のことを好きでも、P様は……」
「もうやめてクダサイ!」
彼女は急に泣きそうに頬をゆがめ、僕に背中を向けて走り出した。
だから僕は思わず……彼女を後ろから力いっぱい抱きしめてしまったんだ。
「……ごめん。言い過ぎた」
「ひどい。ジュネッタくんはいつも私の気持ちをわかってくれる親友ダト思ッテイタノニ」
「ごめん」
僕の腕の中にすっぽりおさまって泣きじゃくるマシュマロちゃんは、気が強そうでもやっぱり女の子で、その肩があまりに細くて、どうにかして叶わぬ恋に悩む彼女の心の空白を埋めてあげたくて、僕は言うつもりの無かった気持ちを思わず言葉にしてしまったんだ。
「僕じゃ……だめかな」
僕の囁きを聞いたマシュマロちゃんは、あまりの驚きに泣くことを忘れてしまったみたいに、黙り込んだ。
「ずっとずっと、君だけを見てきたんだよ」
マシュマロちゃんの細い肩が、震えた。
彼女は、答えない。
僕は、彼女の頬にそっとキスをしようとしたけど、その瞬間彼女が身体をぎゅっとこわばらせたから……やめにした。
長い長い沈黙の後、彼女は
「ごめんなさい」
と、ほとんど聞きとれないくらい小さな声で、呟いた。
僕の腕に抱かれたまま、振り返って僕を見上げるマシュマロちゃんの潤んだ瞳。
そこに映る僕は、ひどく情けないやつに見えた。
『親友』なんて言葉、今の僕には残酷なだけだった。
でも彼女をこれ以上困らせることなんて、できるはずない。
僕は――彼女を、自由にした。
マシュマロちゃんは部屋の扉のところまで走って行って、そこで振り返り、僕を見つめた。
彼女は何も言わなかったけど、
『あなたを、好きになれたらよかったのに』
そんな言葉が、聞こえた気がした。
マシュマロちゃんは、またコツコツと音を立てながら、階段をゆっくりと下りていった。
しばらくして、突然足音が止まった。
その瞬間、あることを想像して、僕の胸は高鳴った。
でも、またすぐに規則正しい足音が聞こえ始め、そしてそのうちに、聞こえなくなった。
――わかってたよ。そんなこと。最初から。でも、言わずにはいられなかったんだ。
彼女は、もう二度と、ここに来てはくれないんだろうか。
そんなことなら、……何も言うんじゃなかったなぁ。
いつまでも『いい人』のふりをして、にこにこあの子の話を聞いてあげていればよかったのかな。
いや。
でもマシュマロちゃんのことだから、明日、もし晴れたら、すっかりなんでもなかったかのようにやってくるかもしれないな。
「ジュネッタくん、こんにちは!今日もいいお天気デスネ!」
って。
僕の大好きな……あの、笑顔で。
以上です。
>>141さんの斬新な発想に感謝です。
>>178 GJです!!
涙が、止まらないんだよ………切ないです。
180 :
141:2007/02/18(日) 23:54:04 ID:PIJ1bwDj
自分の頭の中にしかなかった拙い妄想を
こうして素晴らしい作品にしていただいて感謝です。
アンドロイドの悲恋モノとか好きなタイプなので。
もしリュカ達がヨーヨーを取らなかった場合、
マシュマロちゃんはタワーの爆発の際に
P様の命令を守って身を挺してヨーヨーを守ったりしたのかな。
なんかあの子はそんな一途なイメージがあるんだ。
>>僕たちには始まりも終わりもない。この身体が錆び付いても、
回路さえ移植すればいつまででも僕たちは生き続けることができる。
>>いつだってP様は、本当は自分以外の人間を求めてる。
もしかしたらポーキーが身の回りにメカしか置かなかったのは
これが理由なのかな?
キマイラは基本的に生物だからいつか自分を置いて逝ってしまうけど
メカなら部品さえ換えればずっと傍にいてくれるもんなぁ。
それだけ孤独だったのかなポーキーは。
(続きを投下。
この先、こう………軽く尿とかあるので、苦手な方はご注意ください)
………どうやら、オレの顔から視線を外せなくなったらしい。
無理も無い。ついさっきまで、憎悪と敵意を剥き出しにして睨みつけていた忌むべき相手が………
自分の最愛の人間と、まるっきり同じ顔をしているんだから。
「クマトラ。」
「ぁ………っ。」
出来る限り甘い声で、その名前を呼んでやる。女はどうやら、一瞬オレの姿に見惚れてしまった
らしい。ハッと何かに気付いて、自由の利かない頭を精一杯に振って、何かを振り払っている。
「クマトラ………。」
オレは、そこに追い討ちを掛けてやる。名前を呼び、耳に口付けをする。下で、その中をなぞる。
まだ愛液の絡まった手で、頬を、首筋を、撫でてやる。その手足を締め上げた鉄の触手が、女の身体
のゾクゾクという震えを関知して、そのデータを逐一オレに告げてきた。
「………止め、ろ………。」
「どうしたんだよ、クマトラ?」
「止めろ、その顔で………ッ、その声で………喋んな、クソ野郎………ッ!!」
「そんな、酷いじゃないか………ボクだよ、リュカだよ。」
「違うッ!!お前は………リュカ、なんかじゃぁ………んッッ!!」
女は、言葉ではオレの事を完全に拒んでいる様子だったが………しかし、その口調には、それまで
の冷徹なまでの力強さは、もはや微塵も感じられない。身体が意思に反して反応してしまうのを、
どうにか悟られまいと躍起になり、冷静さを欠いているのだろう。
………思った通り、この外見は強力な武器になるようだ。
「大丈夫………怖がらなくて、いいんだよ………?」
「や、止めろっ………ふ、ん………ッ!!」
オレは、キスの標的を耳からその唇へと移す。女はしばらくの間、頑なに口を閉じてオレを拒んでいた
が………オレが空いた左手で軽く胸を愛撫してやると、やがて、オレの舌を受け入れた。
自分の舌で、女の舌を絡め取るように、濃厚な口付けを交わす。無意識のうちにだろう、女もそれに応え、
やがて眼を閉じ、貪るようにオレの舌をしゃぶり始めた。
長い口付けの後、唇が離れる。透明な糸が、名残を惜しむように舌と舌を繋ぐ。
その後しばらく待ってみたが、女はそれきり、まるで夢の中に居るような眼で、オレの顔を見つめ続けて
いた。どうやら頭が惚けて、オレとリュカの区別が曖昧になってきたらしい。
「クマトラ………。」
「やぁ………リュ、カぁ………。」
女が、その名前を呼ぶ。この場に居ないあいつに助けを求めているのか、オレの姿を見て無意識にその名前
を呼んでいるのかは解からないが………どちらにしても、堕ちるのも時間の問題だろう。
「愛してる………愛してるよ、クマトラ………。」
オレは、催眠術を掛けるような声で、その言葉と、女の名前を呟き続ける。秘所に指を置くと、そこは口付け
の前よりも更に潤いを増していて、オレの指をすんなりと受け入れる。女は抵抗する意思すら見せず、今は
頭を拘束されていないにも関わらず、オレの指が自分の中に飲み込まれていく様を自ら見つめている。
「あ………ふあ、ぁッ………!!」
「こんなに、濡れてる………気持ち良いんだね………。」
「ん、んッ………うぁ、んっ………!!」
オレの言葉に女はふるふると首を横に振り、必死の抵抗を見せる。だが、その眼は既に完全に蕩けきっていて、
もはや焦点すら定かではない。オレがわざと水音を立ててやると、顔を真っ赤にして、また首を振る。
徐々に、女の意識が侵食されていくその様子に………オレは、言い様の無い充実感を覚えた。
「クマトラ………。
(………ざまぁみろ。)」
口では女の名前を呼びながら、オレは心の中で、あいつに………リュカに向かって、そう呟く。
「可愛いよ、クマトラ………ボクの、クマトラ………。
(お前が、悪いんだ………お前ばっかり、なんでもかんでも手に入れやがって。)」
女の中を掻き回す指の動きを、加速させる。リズミカルな水音が、辺りに響く。
「うあぁ、あ、あ………ひぃッ………!!?」
「もっと、気持ち良くしてあげるからね………。
(家族、仲間………愛する女。オレは、自分の命すら失ったっていうのに………。)」
「や、ぁ………ひぁ、ん、んんッ………!!」
「ほら、もっと………声、出してもいいんだよ………?
(オレを差し置いて、ぬくぬくと過ごしやがって………これは、その罰だ。)」
女の秘所から溢れる液体を掻き出すように、オレは差し込んだ指でその中を容赦なく擦り、掻き回す。
やがて、触手のセンサーが………女の身体の震えが大きくなり、身体が強張り始めたことをオレに告げる。
………絶頂が近づいてきたのだ。
「クマトラ………怖がらないで。我慢しなくて、いいんだよ………。
(お前が手に入れた物なんて、オレが全部………壊してやる。奪い取ってやる。)」
「やっ………もうッ、んん、うぁぁッ………!!」
指を、更に激しく動かす。より深く、より早く、指で女の秘所を掘り回していく。
「ほら、もうすぐだ………ボクが、イかせてあげる………。
(この女が、その手始めだ。お前が悪いんだ。お前のせいで、この女はオレに………。)」
「い、嫌だッ!!あッ、あッ、ちょっと………待ッ………んやぁッ………!!?」
そして。
オレは、差し込んでいた指を引き抜き。
「行くよ………ッ!?
(ブチ壊されるんだ………ッ!!)」
愛液に濡れた、肉芽を………捻り上げた。
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッッッ!!!??」
瞬間、身体全体が痙攣し、女は、声にならない悲鳴を上げる。
そして、その直後………オレは掌に、何か、生暖かい物が浴びせられるのを感じた。
黄金色の飛沫が、女の股間から流れ出している。
「あ………ァ………。」
女はぐったりと触手にぶら下がったまま、蚊の鳴くような声で何かを呟き、時折身体をひくひくと震わせる。
流れ出す物が止まっても、女はしばらくの間、絶望的な表情で、雪上に残る跡を見つめていた。
「や………嫌だ、違ッ………。」
オレは掌に残る雫を振り払い、女に顔を近づける。
そして、再び………リュカの声ではなく、オレ自身の声で、呟く。
「………やっちまったな?」
女は、脅えた視線をオレに向けた。
今日はここまで。
自分の中では、クラウスは、間違った記憶を植えつけられているというか、人格を操作されてるような、
そんなイメージで書いてます。後付けっぽくなっちゃいますが、一応、クラウスの名誉の為に。
ラブラブ路線も良いが、こういうのも良いな………GJ
乙。
黒いクラウスと言うのもなかなか…v
クマトラえろいよクマトラ
えろいです。GJ!!
どせいさんもみてるです
ぽえ〜ん
感情の無いロボット設定が
>>189 いや、アンタ………2次創作なんだから。
いちいち、そんな野暮なこと言わんでも。
基本的な設定は出来る限り押さえた方がいいと思うよ
あれ、なんか変な空気になってんな
とりあえず期待sage
>>182 ◆!!!
◆(つ・・・つづき!?)
◆ぼく
>>170 の
「ここまでです」でさ、
◆「リュカがしきかんどののコスプレしてたオチ」で
ENDだと思ってたんだよね・・・
◆ぼくだけ?
◆・・・
◆・・・
◆・・・そうか。
もしかしたらキングP様が遠隔操作してたってオチかも。
………ちょっと、問題あったようで。(汗)
説明不足だったですかね………お騒がせして申し訳ございません………。
クラウスに関して、自分の中の勝手な設定を先に説明させて頂くことにします。
概要は
>>185に書いた通り、というかそれが全てと言っても過言ではないのですが。
遠隔操作とまではいきませんが、キマイラとして改造される際に、記憶や人格をいじくられてて、
リュカに対する憎しみ(嫉妬心?)を極端に増大させられているような、そんな感じです。
イメージとしては、洗脳とか、催眠状態に近いですかね。歪んではいますが、自我はあります。
ゲーム内では確かに、「感情の無いロボット」という設定なんですよね………そこに関しては、
「設定無視して申し訳ありません」としか言い様がありません。(汗)
書き始めるに当たって、一応考えたんですが。
>>159の2つ目の注意書きには、その部分も含めて
いるつもりでした。が、伝わらなかったら意味ありません。すいませんでした。
こんなこと言うのも厚かましいかも知れませんが………割り切って読んで頂けたら、幸いです。
本編の方はまだ続いてます。迷いましたが、このままの形で進めさせて頂くことにします。
それでは、また後程。
>>195 真面目なやっちゃな・・・・・・・・・
それはそうと、ツヅキマダー?
197 :
ダスクマ 0:2007/02/25(日) 02:23:07 ID:3jRDkk8x
流れ切ります
>>195さんの続き待ってる人スマソ。
以下ED後ダスクマ。シチュは微エロだが内容はエロくない。
198 :
ダスクマ 1:2007/02/25(日) 02:24:19 ID:3jRDkk8x
大人たちは古い『せかい』の記憶を取り戻し、
子供たちは作られた物語であるところの、彼らの過去を取り戻した。
みんなみんな、真実の過去を手にした。
だけどオレは……
オレは……?
闇に響く狂った鐘の音。
くぐもったリダの声がオレを追い立てる。
「何もかも 何もかも」
「嘘だ」
「崩壊した」
「物語」
「役割を」
「嘘ばかりだ」
「終末だ」
調子外れの鐘の音がいくつも重なり響きあう。
逃げて逃げて逃げて、振り切ったと思えばすぐそこで待ち構えるリダの奇妙な笑顔と耳障りな鐘の音。
「姫なんかじゃない」
「姫なんかじゃない」
「愛されない」
「誰にも」
「誰にも」
「誰にも」
199 :
ダスクマ 2:2007/02/25(日) 02:25:46 ID:3jRDkk8x
「や、めろ……!!」
叫んで、オレは目を覚ます。
「……夢、か」
オレは溜息をつく。
まだ震えは止まらない。
くり返し見る夢だ。
リュカが針を抜き、新たな世界が生まれ……ダスターとの平和な暮らしが始まった今になっても。
「どうした」
真っ白なシーツごと抱き寄せられて、ダスターも目を覚ましていたと気づく。
「なんでもない」
顔を背けて表情を隠す。
「嘘つけ」
こんな時、あいつは無理に話をさせようとはしない。
ただ抱きしめて、黙っているだけだ。
だから話してしまう。いつだって。
「……ダスター。お前たちは古い『せかい』の記憶を取り戻した」
「ああ」
「そして、リュカたちは、新たな物語の暮らしに戻った」
「あいつらは物語の中に生まれた。だから物語は、俺たちにとっては作りものでも、あいつらにとっては『真実』だからな。そこに戻るのはあたりまえだ」
「わかってる」
「それがどうかしたのか」
200 :
ダスクマ 3:2007/02/25(日) 02:26:50 ID:3jRDkk8x
オレは俯いた。
そうだ。ダスターの真実は古い『せかい』の中にある。
リュカの真実は、新しい物語の中にある。
「じゃあ、オレは?オレは、どこに戻ればいいんだ。
オレは、古い『せかい』に生まれながら、それを覚えていない。
ダスターとリュカとの間、『せかい』の記憶と新たな物語との間の空白。
どこにも拠りどころの無い、宙ぶらりんの存在。それが、オレなんだ」
「……クマトラにとっては、過去がそんなに大事なのか?」
ダスターがぼそりと呟いた。
「俺が記憶を失ってチチブーにたどり着いた頃、OJが言った。『過去なんて、物語だ』ってな」
『なぁ、タメキチよ。過去なんて、所詮ただの物語なんだぜ。
流れ去った時間は記憶の中でどんな風にでも形を変えちまう。
きれいになったり、反対に目も当てられねぇくらい醜くなったり……物語を紡ぐ人間の思うがままだ。
それによぉ、確かに見える未来だって、実体なんかねぇ。幻だろ。
過去は物語、未来は幻、とくれば……俺たちがアテにできるのは、今、この瞬間、それだけだ。
なぁ、そうだろ?タメキチ。
だから今この時を信じてりゃ、それでいいんだぜ』
201 :
ダスクマ 4:2007/02/25(日) 02:28:06 ID:3jRDkk8x
「あいつらもみんな記憶喪失だった。だけど誰一人、悲観するやつはいなかった。過去のことも未来のことも、一言も語らずに、その夜の、その曲、その音だけを聞いて、最高に楽しんでいた」
語り終わって、ダスターはオレの頭を掌で包み込んだ。
「そうか」
胸が熱くなった。
チチブーで働いていたころ、よく不思議に思った、DCMCの男たちのあの無理のない明るさの理由。
それを初めて知ったから。
――過去は物語、未来は幻。そして、オレ達の真実は『今』。
「明日は、久しぶりにチチブーに行ってみるか」
「……うん」
ゆるやかに眠気が訪れる。
ダスターの体温を受け止めながら、オレは瞼を閉じる。
「クマトラ、まだ起きてるか」
「んー……」
まどろみ始めたオレの耳元でささやく声がする。
「クマトラが、『今』の俺の……」
眠りの引力が強すぎて、もう、何も聞こえない。
以上です。おそまつ。
GJッ!ものっそいトキメかせて貰った。
あと、最後の1文に惚れた。同じ物書きとして(というのも厚かましいが)、見習いたい。
>>197さん
gjです〜。
ロム専だけど何か書きたくなってしまいました。
206 :
名無しさん@ピンキー:2007/02/25(日) 22:12:45 ID:3mJ3blQ5
やはりダスクマこそ究極、ダスクマこそ神!!
リュカクマには死を!!!!!
>>197 GJGJ!!
二人のシチュや会話やら途中のOJまで隅から隅まで萌えました。
で、でもリダさんはそんな悪い人じゃないぞとリダ好きでもある自分は思っちゃったりする。
>>205 さぁ、恐れることは何も無い!!今こそ、立ち上がるのだ!!
タネヒネリ島での幻覚モノとか希望、と言ってみる。
心の奥に潜む願望を見せるキノコを食べて〜、な感じで。
>>207 リダはクマトラにとって「残酷な真実」の象徴なのかもな。
もちろんリダ本人は何も悪くないのを知っているけど。
211 :
永遠の夢 0:2007/02/28(水) 01:30:16 ID:ZoJKbTJa
>>209の、タネヒネリのキノコネタで書いてみました。
※暗いです。バッドエンドです。
キノコに関して、原作にはない設定入れてます。
ちなみに、リュカクマです。
212 :
永遠の夢 1:2007/02/28(水) 01:33:08 ID:ZoJKbTJa
頭が、痛い。
足がふらついて、真っ直ぐ歩けない。
周りの風景は奇妙にねじれ、湾曲し、ゆがんでいた。
頭は不思議にはっきりしていたが、だからこそ目の前の光景が恐ろしかった。
自分が全くうごかなくても揺れる木。刻々と色を変える風景。
こうなったのも、あの妙なキノコを食べたせいだ。
仕方がなかったといえばその通りだ。
あんな状態で、道をふさいでいるゾンビダケを倒すことなんてできるわけないし、海に入るのは尚更だった。
確かにキノコを食べたら元気になった。
しかしあれから目の前の光景はおかしいし、敵はリュカのおやじやウエスじいに見えてしまうし……
とりあえず、皆を探さないと。
俺はこの混乱の中で、リュカ達とはぐれちまったらしい。
確か敵に吹き飛ばされて、気をうしなって……それではぐれたんだ。
「リュカー!」
名前を呼ぶ。
「ダスター!ボニー!」
返事はない。
俺はひとつ舌打ちをすると、その場に座り込んだ。下手に動かない方がいい。
とりあえず周囲に気をくばりつつも横になった。頭がひどく痛かった。
その時、背後でがさが
213 :
永遠の夢 2:2007/02/28(水) 01:35:51 ID:ZoJKbTJa
「ちくしょう、偽物だったのか」
悪態をついた。
どうも今までとは種類が違うらしく、今までのどの偽物よりも本物に似ている。
「僕はリュカだよ」
偽物は言った。
「僕はリュカ。クマトラを愛してるリュカ」
明らかにおかしいと分かりながら、身動きができなかった。
本物のリュカはこんなこと言わないと、わかってるのに。
「クマトラを…」
「来るなっ」
俺は立ち上がり、後じさる。が、逃げることはかなわなかった。
辺りの風景が歪み、もうそこは森の中ではなかった。
黒とも紫ともつかない色が、渦をまいている体が動かない。
すぐに偽物に押さえ込まれた。
PSIを使っても、手が動かせないためにしっかり狙えず、炎も氷も、あさっての方向に飛び去るだけだった。
何をどうしたのか、一瞬で服が破られる。
「愛してる」
「やめ…ろっ」
押さえ込まれた俺、破られた服、乗し掛かるリュカの偽物……何をされようとしてるのか、わかってしまった
214 :
永遠の夢 3:2007/02/28(水) 01:38:04 ID:ZoJKbTJa
「嫌だ!離せっ」
叫んだが、どうにもならない。リュカの偽物は胸をもみだした。俺は唇を噛んで耐える。
硬くなった突起に爪を立てたり、しゃぶったり…
顔が近付いてきた。金髪が頬にこすれる。耳にぬめりとする感触。
「やぁ…やめろ…」
そのまま背中に手を回され、上体を起こされる。
偽物は背後に回り、また胸をいじりだした。その手が、下降し始める。閉じた足を広げられる。
既に体に力はない。それでもなんとかあらがうが、抵抗むなしく、俺の秘所は外気にさらされた。
俺の足と足の間に偽物の足が挟まれ、身動きがとれない。
「や、やだっ!」
ぬるり
「ひあっ」
奴の指が、秘所に入る指で、中やら外側の突起やらをいじられる。
「うあ、やめろ、やめ…」
数本の指が、入れられる。中をかきまわされ、突起もくにくにと切れ目なく触られる。
「ひい…あ…あぁぁっ!」
既に抵抗する余力は失せていた。快楽に耐えるしかできない。
すぐ後ろには偽物の顔があって、リュカの声でささやく。
「ねえ、君はこれを望んでたんだろ?」
熱の篭った頭で、ぼんやりと聞いた。
その通りだとわかる自分が情けなかった。
215 :
永遠の夢 4:2007/02/28(水) 01:39:38 ID:ZoJKbTJa
くちゅくちゅと水音が聞こえる。
「本当は旅なんてどうだっていいんだ、僕の側にいられれば」
肉芽を擦りながら、ささやく。
「うぁ……そん…な、わけ…」
口ではあらがっても、全てその通りだった。
旅は辛い。できることなら、やめてしまいたかった。
旅を続けるのはリュカの側にいたいから。
けど。リュカは振り向いてくれるかはわからない。
しかも自分は今、リュカの偽物に犯されて、あえいでいる。
――何もかも馬鹿馬鹿しい。
ぼんやりとそう思い、そして俺は絶頂を味わった。
弱った頭に、リュカの言葉が響く。
「このままここにいればいい。もう傷つかずに、僕と一緒にここに…」
俺は振り向いた。
やさしく微笑むリュカだ。それが例え偽物でも、このリュカは俺だけを見てくれる―
倒れてるクマトラを見つけたのはボニーだった。
意識の戻らないクマトラをダスターが背負い、なんとか森を抜けた。
そして、リュカとダスターはマジプシーに幻覚を解いてもらった。
だが。
「ミク…ミッシー、クマトラは」
リュカが尋ねた。
クマトラだけが、夜になっても目を覚まさない。
マジプシーは言った。
「キノコを食べてからあんまり長いこと経ったんで、幻覚が進行したみたいね」
土気色の頬に触れる。
「この毒は、ほうっておくと人間を夢に引きずり込むの。
自分の願いを叶えてくれる夢に、ね」
「で、クマトラは治るのか?」
ダスターが落ち着かない様子で聞いた。しかし
「治らないわ」
マジプシーの宣告は非情なものだった。
「ここまで来たらもう手遅れ。治るとしたら、意識を無くしてすぐに起きてるわ。」
青ざめるリュカとダスターを見ながら、彼女は続ける。
「この子は、辛い現実よりも甘い夢を選んだ…」
どうだっていいんだ。
全部、どうでもいい。
辛い現実から目を背けて
俺は、幻のリュカと共に永遠の夢を――
暗すぎでごめんなさい。
あれだけの威力のキノコなら、放っておいたら相当ヤバイことになるんじゃないかという妄想でした。
しかしクマトラはもっと強いよなあ…
お粗末でした
(なんかもう、ぐずぐずしてる間に神作品目白押しになってて恐縮千万ですが。
>>184の続き〜最後まで、投下します。無駄に長いですすいません。)
「汚いだなんだと言ってたのは、どの口だ………ッ?」
自由の利かない女の身体が、月明かりに照らされて揺れる。
「我慢できなかったか?えぇ?」
「ッあ、はぁ………う、ぐっ………ッ………!!」
どろどろに濡れた秘所を何度も突き上げながら、オレは、女の耳元で呟く。
もう、リュカの声で甘い言葉を囁いてやる、なんて真似はしない。
「止めろ………離せ、このッ………くぅッ………!!」
「よく言えたもんだ。こんなに、咥え込んでおいて………なぁ?」
「あぁッ………!?」
隆起した肉芽を刺激すると、女はビクビクと身体を震わせ、オレのモノが一際強く締め付けられる。
「男みたいな、性格の割には………良い身体してるじゃないか。」
オレは眼の前の胸に吸い付き、下腹部と、胸の先端の突起を同時に攻め立てる。
「気に入った………何なら、生かして連れて帰ってやってもいいが………?」
「ふ、フザけんなッ………死んじまえ、この、ッ、クソ野郎が………!!」
この期に及んでまだオレに罵声を浴びせ、必死の抵抗を見せる女の姿に、オレはやがて、それまでとは
別の感情を抱くようになっていた。
身体と精神を、徐々に、しかし確実に快楽に蝕まれながら、最後まで抗い続けるその姿に………オレは、
自分の中の欲望が掻き立てられるのを感じていたのだ。
この顔から、怒り、憎しみ、オレに対する全ての敵意が消える瞬間を、見てみたい。
この身体を、快楽で、骨の髄まで征服してやりたい。
リュカという存在に支えられている、この女を………根こそぎ、奪い取ってやりたい。
「くそッ………ふ、ぁっ………いぎぃッ………!?」
「せいぜい、抵抗してくれよ………その方が、楽しみが増える。」
オレは、そこに居る理由も、眼の前の女を捕えている理由も全て忘れて、ただ、女の身体を貪り続ける。
胸の先端を指で弾き、押し潰し、軽く噛み付く。休むことなく、硬く膨らんだモノで女の中を掻き回す。
「止めろ、それ以上………触んな、この………ぉッ………!!」
「安心しろ………じきに、その嫌悪感も無くなるだろう………ッ!」
女の身体は、確実に、オレという存在を受け入れつつあった。
その眼に宿っていたオレへの敵意が、徐々に薄くなっているのが解かる。オレを頑なに拒んでいた理性が、
オレの身体を、快楽を求める本能に、流されつつあるのだろう。
「(堕ちるのも………時間の問題か?)」
やがてオレは、自分の中で何かが高まっていくのを感じ、更に激しく腰を打ち付ける。
「時間はあるんだ、じっくり染め上げてやるさ………行くぞ………?」
「ッ!?」
その動きで、気配を感じ取ったのだろう。女は眼を見開いて、どう足掻いても抜けられない束縛から逃げ
出そうと、必死で身体をよじらせ始めた。
「てめ、この………んんッ………止めっ………んんっ!?」
女の腰を力ずくで押さえつけて、オレは………女の口を、塞ぐ。舌で唇をこじ開けて、その奥の舌に貪る
ように吸い付く。そしてそのまま、より深く、限界の近づいたモノを女の中に埋める。
そして、次の瞬間。
「ぐッ!!」
「ふ、あッ………熱っ………ッ!!」
女の中に、熱い迸りが吐き出される。ビクビクと波打つモノを押し付けながら、オレはしばし、女と繋がった
ままの体勢で硬直する。身体の中に流れ込むそれを感じながら、女はがくがくと身体を震わせていた。
やがて、オレの1度目の絶頂の波が去る。軽い倦怠感が、身体全体を包む。
「はぁ………っ。」
「う、ぁ………ッ………。」
オレは、女の顔を見つめる。女は、繋がった部分から白い液体が少しずつ逆流する様子を、眼に涙を浮かべ
ながら、呆然とした顔で見つめていた。口元から伸びた唾液の糸が、オレの唇まで繋がっている。
しばしの沈黙の後、女が………蕩けきった瞳で、オレの顔を見つめる。
「は………あ、ぅ………ッ。」
その眼は、もはやさきほどまでの女のものでは、無かった。
「ん、ふ………ッ………v」
完全に、オレと繋がる快楽に陶酔している、敵意の欠片も無い、眼差し。
「(………………やった。)」
堕とした。陥落させた。征服した。
根こそぎ、奪い取ってやった。
「………ハ、ハッ………!」
目の前の得物を仕留めた達成感に、オレは思わず、その場で狂ったように笑い出したくなる。
と、そのとき。未だ衰えを見せないオレのモノに、微かな刺激が与えられる。
「あッ………んぅ………。」
「っ!」
オレは、目の前の女の姿を見て、唖然とした。
女は、両腕と頭を縛られてほとんど身動きが取れない状況にも関わらず………自由になる範囲で精一杯に
その腰を動かし、新たな快楽をオレに要求していた。
「なんだ、あれだけ拒んでおいて………今度は『まだ足りない』か………!?」
「………ふ………うぅ………。」
女は言葉にならない声を漏らしながら、小さく首を縦に振った。
オレは自分の身体の中に、更なる欲望の波が押し寄せるのを感じる。
「よし………いいだろう。望み通りにしてやる………ッ!!」
「あ………………v」
一瞬頬を赤らめた女の口を、再び唇で塞ぐ。もはや抵抗する様子が無いことを改めて確認し、オレは、女の
身体の自由を奪っている触手達から、その身体を解放してやった。
思った通り、女はさしたる抵抗も無いまま、その身体をオレに預ける。愛しい者にすがるように、腕を首の
後ろに回し、顔を摺り寄せる。
そして。
耳元で、囁く。
「………覚悟、出来てんだろうな?」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
オレが囁いた瞬間、男の全身が強張るのが解かった。
「なッ………?」
「言っただろ………テメェなんかにくれてやるモンは、1つも無ぇんだよ………!!」
「くそっ!!」
その瞬間、背後でオレを捕えていた触手が、再び動き始める音がする。
オレは、男の身体を捕まえたその状態のまま、意識を集中し………そして。
「PK・サンダーッ!!」
『ズガァン!!』
「!!?」
雷を、呼んだ。
「ぐっ………!!」
瞬間、全身を激しい震えと鋭い痛みが駆け抜ける。まるで、自分自身が雷に打たれたみたいに、全身が痙攣
して、思わず男の身体から滑り落ちそうになった。目の前で、白い光が点滅する。
「お前………正気か………ッ!?」
「………へへっ………。」
なんとか踏ん張って、オレは男の首を、震える腕で力一杯抱き締める。触手たちは、もう動き出す気配すら
見せない。
「何も知らなくても、感じているはずだ………今、PSIを使ったら………!!」
「知るかよ………どうだっていいんだよ、ンな事………。」
「マスクの装置から、精神を乱す波長が発せられている………次は、どうなるか………。」
「へぇ………やっぱりテメェの仕業か。って事は、テメェも条件は同じってことだ………。」
「ッ!!?」
オレは、再び掌に意識を集中する。腕全体が、徐々に熱を帯びていく。
「今の一撃で解かったはずだ!無理に発動すれば、お前の身体も無事じゃ済まないぞ!?」
「知ったこっちゃ、ねぇよ………リュカの顔作って、好き放題してくれやがって、こん畜生め………!!」
痺れ始めた舌で、精一杯男への憎悪を吐き出しながら………オレは、より一層強く、男の身体を抱き締める。
その頭と、丁度胸の後ろに当たる背中に、炎で焼かれているように熱くなった掌を置く。
男が、片手で髪を掴んでオレの身体を引き剥がそうとする。それでもオレは、絶対に離れてやろうとはしない。
「吹っ飛べ。」
「くそっ………!!」
「PK・ファイヤー………!!」
男の顔が、引き攣る。
その顔を見つめながら、オレは、
「オメガァァッッ!!!!!」
掌に溜まった熱を、放出する。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「(あの、女………ッ!!!)」
臓物が煮えくり返るような思いで、オレは、女のもとを後にする。
上手く、飛ぶことが出来ない。最後の一撃で、かなりダメージを負ってしまったようだ。
「(しかし、危なかった………コイツが無ければ、今頃は………。)」
間一髪で装置の出力を上げて、女のPSIの威力を最小限に留めることは出来たが………己の身体を保護する
ことすら忘れて暴走したチカラは、下手をすれば致命傷になりかねなかった。
結局、あの女の命も救ってしまった形になったが………背に腹は代えられない。道連れなど、まっぴら御免だ。
女の顔を思い出し、冷静さを欠いて女の演技に騙された自分の愚かさを呪い、オレは奥歯を噛み締める。
「(覚えてろ………次は、最後まで容赦しない………。)」
怒り狂って叫びだしたくなるのを、必死で抑え込む。
「(徹底的に、ブチ壊してやる………!!)」
安定しない軌道を描きながら、オレは、部下達の潜む場所へと向かった。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「いって………!!」
オレは、ふらつく身体を引き摺りながら、なんとか温泉のある場所まで辿り着いていた。
お湯を被ると、男に滅茶苦茶に攻め立てられた場所と、火傷で赤くなった腕が染みる。
「あの野郎………無茶苦茶しやがって………ッ。」
まだ身体の中に残っていた男の名残を、出来る範囲で徹底的に洗い流し、オレは湯船に身を沈める。また、体中が
じんじんと痛む。
「………………はぁ。」
温泉の効能で、徐々に身体の痺れが取れて、痛んでいた傷も気にならなくなる。
何がそんなに身体に良いのだろう。いつもながら、本当に不思議だ。
「………………。」
………しかし。
いくら、身体の傷が、痛みが癒されても。
「………………あれ?」
現実は、変わらない。
男に身体を蹂躙され………心に負った傷は、決して、癒されることは無い。
「ちょっ………なんだよ、コレ………。」
涙が、溢れてくる。
「………なん、だよぉ………。」
もちろん、あんな奴に負けたつもりは無い。あいつの身体を、受け入れたつもりも無い。
今も、オレは………身も心も、リュカだけの物だと思ってる。
「フザけんな………止まれよ、オイ………っ………。」
思ってる、けれど。
身体を穢された、という現実は………それだけで支えるには、余りにも、重い。
「………う、ぇ………。」
嗚咽が漏れる。
涙は、止まってくれない。
「リュカぁ………ッ!!」
無意識に、その名前を呼ぶ。
と、次の瞬間。
「クマトラっ!!」
「!!?」
声が、聞こえる。
その瞬間………オレの身体が、オレの意思に反して、ガチガチに強張る。
『愛してるよ、クマトラ』
あの男が耳元で囁いた声が、頭の中で再生される。
「どこ行ってたんだよ、クマトラ!」
月明かりが青白く照らし出す雪の上を、軽やかな足音が近づいて来る。
リュカは、オレの顔が見える位置に来てから、はっと何かに気付いて顔を背けた。
「う、わ………ご、ゴメン………!」
薄暗い中でも、その顔が赤くなるのが解かる。
「お、おう………なんだ、何か用か?」
「あ、いやその………夜中に起きたら、居なかったから………どうしたのかな、って。」
背中を向けたままで、リュカが言う。
オレの脳裏に、一瞬だけ、『真実を伝えようか』という想いがよぎる。
そして………一瞬よぎったその考えを振り払って、オレは、笑いながら答えた。
「ちょっと、散歩したくてな………ついでに、温泉入りたくなって。」
「そう、なんだ………あれ、でも、服………?」
「あ………い、いや、それがよ。なんか、入ってる間に、狼やらなんやらに持ってかれちまってさ。」
「え!?ど、どうするの!?」
「ハハ、参ったぜ、マジで………あ!丁度いいや、リュカ、お前リディアのトコから何か貰ってきてくれよ。」
「え?あ、うん、解かった!ちょっと、待ってて!」
オレの言葉に素直に従って、リュカは、温泉を後にした。リディアの家の方へと、足音が遠ざかっていく。
結局リュカは、最後までオレの姿を1度も直視しないままだった。
「(………いつになっても、慣れねぇのな。)」
1度は、裸どころじゃない姿を見られているのだが………やはり、まだ子供ということだろうか。
「(全く、あのときは男らしかったのにな………。)」
オレは湯船に浸かりながら………ぼんやりと、さっきの顔とはまるで違う、リュカの顔を思い出す。
初めて………オレを、抱いてくれた………。
「………………っ。」
その途端。また、身体が震える。
リュカの声とは別の声が………聞こえる。
「(………畜生。)」
オレは、この先ずっと。
この影に、この傷に、苦しみ続けなければならないんだろうか。
あいつを………リュカのことを、想う度に。
不意に、そんな絶望的な疑問が頭をかすめる。生まれて初めて、心震え上がるような恐怖を感じる。
そして、リュカの声を聞いて、顔を見て、少しでもそんなことを考えてしまった自分が………心の底から、嫌になった。
また、目頭が熱くなる。揺れる水面に映った顔が………くしゃくしゃになる。
「………畜生………っ!」
その顔はやがて、涙で滲んで見えなくなった。
END
はい、以上です。お粗末様でした。
暗くてすいません救われなくてすいませんレス消費し過ぎてすいません。
>>217 「こんなエンドも良いかも知れない」と思った自分は、何か病んでるのかも知れません。
辛い現実と甘い夢………どちらが幸せだろう、とか本気で考えてしまいました。
良い物読ませて頂きましたありがとうございました。
乙
リュカクマは救われないのがデフォか
>>227 「辛い現実と甘い夢………どちらが幸せだろう」
記憶を改ざんしたタツマイリ村の住人全てに当てはまるなその疑問は。
んで結局甘い夢を選んだ、と。(ED後はどうなったかは知らんが)
家族との思い出とか大切な記憶もあったはずなのに
それらを全部捨ててでも夢を見たかった住民たちはどんな辛い経験をしたんだろう…
暗い話でも、そこに愛があれば無問題。素敵、という言い方もどうかと思うが、
◆すてきだった
がしかし、ここらでひとつ甘ぁーいのも補給したい気分。
>>212と
>>213の間です
>>218 指摘ありがとうございます
俺は慌てて振り返った。
「あ、クマトラこんな所にいたの?」
そこにいたのはリュカだった。親しげに近付いてくる。
「探したよ。行こう」
俺は一瞬で考える。
今まで見た偽物はみんな無表情で、会うなり耳障りなことを言ってきた
このリュカは表情もあるし、…本物だ。
俺はリュカのもとに近付こうとして
そして後ろにつきとばされた。
「な…」
混乱しながらリュカを見た。
張り付いたような笑顔。
そこでようやく気が付いた。偽物だ。
>>227 長い間乙でした
一途なクマトラカコイイよクマトラ
クラウス×クマトラの人gj!
これが初めてとかウソだと思うほどネ申だとオモタ
記憶を封印する前のダステシ。
二人は恋人同士だったけど、記憶を封印、改変するため
恋人同士だった事、相手への恋心を失わなければならず、
それに反対して駆け落ち、そこでHする、という悲恋ストーリー
…を誰か書いてくれませんかねぇ。自分には無理だった
>>234 すごいな…!
そこまでプロット考えて「自分には無理だった」っつーのが信じがたい。
>>234 当時十代の少年少女だよなぁ…
だがこの二人ならば記憶改変されてもまたくっつく気もしないでもないな
何かと潔癖な十代だからこそ大人達の欺瞞が許せなくて駆け落ちしたとか。
あとハッピーエンド派なら改変後にくっつくのもアリだな。
くっつかない場合なら、
二人が会話している時にふとかつての記憶が蘇りそうになるが、その度鐘の音が聞こえて
何を思い出したのか忘れてしまい、また今まで通りの生活に戻る二人…って感じか。
>>237の「くっつかない場合」妄想。
………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………
ある日の朝だった。
ダスターは珍しく早起きし、ウエスの使いで、朝食用のパンをさがしていた。
パンならカロリーヌのところに行けば焼いてくれるだろうか、等と考えていると、後ろから声をかけられた。
「ダスターさん」
ウエス以外の村人に声をかけられるのは久しぶりだったため、かなり驚いて振り帰ると、YADOの従業員、テッシーがいた。
「おはようございます」
親しげに笑いかけるテッシーに、会釈を返す。テッシーは持っていたパンかごを差し出すと、言った。
「あの…、パンが余ってしまったんですが、要りますか?」
――………、これ、余ったんだけど食べる?
「どうしました?」
返事をしないダスターをいぶかしんで言う。
「…前にも……」
「?」
「前にも、こうして何かをくれたことがなかったか?」
テッシーははっとした。確かに、いつだったかこうして、何か渡したことが――
テッシーが頷きかけたその時、クロスロードの方角から鐘の音が聞こえた。朝の澄んだ空気に、響きわたっていく。
「…ええと、何でしたっけ」
鐘の音が止み、テッシーは言った。
「…いや、なんでもないんだ」
きっと気のせいだ。ダスターは唐突にそう思った。
「パン…もらっていいか」
「あ、はい、どうぞ」
パンかごを受け取ると、礼もそこそこに自宅に向かった。また、鐘が鳴った。
鐘は鳴る。タツマイリの村人が村人であり続けるために。
………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………
ダステシもなかなかいいと思った今日このごろ
ところどころ描写がおかしくて申し訳ないです
>>238 いやいや、これだけでもGJです。
しかし切ない…(´・ω・`)
GJ
誰か今度はハッピーエンドの方でお頼みします…
241 :
ダステシ 0:2007/03/04(日) 15:13:23 ID:oFyCcZwb
>>240 ハッピーエンドの方、書いてみました。
ダスター反抗期。
242 :
ダステシ 1:2007/03/04(日) 15:14:38 ID:oFyCcZwb
闇夜だった。
夏草が風にそよいでいた。
川の流れる音がかすかに響く中、テッシーは小さな灯をひとつ手に提げて、家への道を急いでいた。
橋を渡りきったところで、暗闇に慣れ始めた目の端を不意に横切るものがあった。
「誰!?」
目をこらせば、川辺に座り込もうとする見慣れた影。
ひょろりと細くはあるものの、少年と呼ぶことを躊躇わせる、よく鍛え上げられたその身体。
ダスターだった。
灯を向けたテッシーは、息を飲んだ。
彼の肩に、背中に、淡い光に照らし出されて幾つもの生々しい傷が浮かび上がったからだ。
「ダスターさん! どうしたの?」
「いや、傷を……洗おうと。たいしたことはない」
「ひどいわ。見せて」
灯を放り出して駆け寄ったテッシーは、血相を変えた。
どの傷も深く、まだ乾いてすらいない。
細い指が傷の辺りに触れるたび、ダスターはくいしばった歯の隙間から微かなうめき声をもらした。
243 :
ダステシ 2:2007/03/04(日) 15:15:28 ID:oFyCcZwb
「今日も、厳しい訓練だったのね?」
「……」
ダスターは肩に置かれた小さな手を振り払うと、ぷいと横を向き、渦を巻く黒い川面を見下ろした。
「ウエスさんは、きっとあなたのことを思って」
「親父の話はするな!」
搾り出すような声に潜む切実さに、テッシーは言葉の続きを飲み込んだ。
ダスターははっとした。
「悪い……怒鳴って」
「いいのよ」
テッシーは微笑んで、提げていたバスケットの中を探った。
「肩の傷を見せて。ここが一番ひどいわ。薬をつけてあげる」
二人は並んで川辺の草の上に腰を下ろした。
「しみる?」
「……」
彼女が身をかがめるたびに、柔らかな髪の束がダスターの肩を、腕を、やさしく撫でた。
夜の川辺の空気が二人を包みこんだ。川はさらさらと流れた。
244 :
ダステシ 3:2007/03/04(日) 15:16:46 ID:oFyCcZwb
そのとき、ダスターの眼前の風景が大きく揺らいだ。
(闇夜。川の音。柔らかな髪。細い指。知っている……いつ……どこで?)
『いやよ。なにもかも忘れるなんて。絶対に』
『大丈夫だ。記憶なんか無くしたって』
『また出会える?そんなこと……おとぎ話だわ。この気持ちは、あなたと重ねてきた大切な記憶のひとつひとつからできている。それを失ったら、もう』
『……』
『例え、またあなたに出会って、恋をはじめることができたとしても。それは、今のこの恋とは別のものなの。こんなに……こんなに、今』
『……』
『お願い……抱いて。一度だけ。強く』
締め付けられるような胸の痛みと共に、遥かな記憶の中に住む面影が浮かび上がり、揺らめきながら、目の前のテッシーにゆっくりと重なった。
幻に導かれるままに、ダスターはふらふらとテッシーの手首を掴んだ。
驚いたように顔を上げたテッシーも、ダスターの焦点の合わぬ瞳に飲み込まれたように、うっとりと目を閉じた。
245 :
ダステシ 4:2007/03/04(日) 15:18:17 ID:oFyCcZwb
ダスターはテッシーの肘の内側に静かに唇をつけ、それから闇にほの白く浮かび上がる彼女の頬を両手で包み、引き寄せられるように……キスをした。
ダスターは知っていた。
ふっくらと紅い唇。ちらちらとのぞく愛らしい舌、甘い息。
頬……白いのど……鎖骨……そしてその下の柔らかな……。
その瞬間、強い風がざっと吹き寄せた。
そして響き渡る、つややかな鐘の音。
繰り返し繰り返し、無情に打ち鳴らされるリダの鐘。
その断固たる音色は、二人を強引に今ここに引き戻した。
二人は、はじかれたように身体を離した。
テッシーは慌てて灯を拾い上げると、もう視線も合わさぬまま立ち上った。
「あの、傷、お大事にね」
そそくさとその場を立ち去ろうとするテッシーを、ダスターは呼び止めた。
「待て」
「……なあに?」
「いや。……あの、ありがとう」
「どういたしまして。じゃあ、おやすみなさい」
「……あの」
「なあに?」
246 :
ダステシ 5:2007/03/04(日) 15:19:11 ID:oFyCcZwb
ダスターは言葉に詰まり、ぐずぐずと咳払いをしてから、ようやく口を開いた。
「明日の夜も、俺、ここに来るよ」
テッシーは目を見開いて、振り返った。
「いや。来てくれとは言わないけど。……俺は、ここにいる」
テッシーは暫く黙り込んだあと、ダスターを真直ぐに見つめ、くすりと笑った。
「わかったわ」
そして、テッシーは駆け出した。
ダスターはじっと見送った。
闇に吸い込まれて見えないはずなのに、彼女の後ろ姿は淡い光の輪郭を残した。
『始めよう。何度でも。最初から』
いつのものか、誰のものかわからない言葉だけが、いつまでもダスターの胸にこだましていた。
以上です。失礼しました。
くっつかない方は、切なくて良い。
くっつく方は、暖かくて良い。
どちらも、締め方が最高だと思った。
職人のお2人並びに原案者の方に、惜しみないGJを捧げます。
感動しました!
それぞれの「幸せ」に向かって生きていく二人もいいし、
記憶を失っても再び巡り会う二人も素敵だった…!
あと何となく「青い鳥」の未来の国の恋人達を思い出した。
ダスのタネヒネリ希望…とかこっそり言ってみる。
タネヒネリは、いろんな意味で宝庫だからな………便乗して希望してみる
幻覚なら擬人化・女体化もOKだしな。同じく希望。
ところでSF小説なんかで、超能力者が感情をコントロールできず
超能力が暴走、ってパターンがあるがクマトラやリュカにもあるのかな?
嫉妬や不安でPKを暴走させてしまい逆に驚くクマトラっていうのも見たい。
>>252 PK暴走………ちょっと前に投下されてた黒クラウスの話にあったような
ともかく、最後の1行に激しく同意
>>252、
>>253にあるクマトラのPSI暴走話を投下します
エロなしリュカクマ。ナナが横入りしてます。
気分が悪い。
オレは音を立てて、ドアノブのないドアを閉めた。
幼い頃に憧れた、暖かみのある家…リュカの家が目に入る。
でも、そこにリュカはいない。
オレたちは久々に村に戻っていた。
ダスターはウエスじいに会いに行ったし、
二人でゆっくり過ごせると思ってたのに。
オレはテーブルについて、額に手を当てた。
二人で出かけようとして外に出るなり、金髪のかわいい娘がリュカを引っ張っていってしまった。
髪の長い、女らしくてかわいい少女。
リュカもまんざらでもなさそうだった。
思えば、告白したのもオレからなら、キスもだいたいオレからだ。
一線を越えたことはないが、ともかく何でもオレからなのだ。
最初は、単にオクテなだけかと思ってたのだが。
…リュカは、もっと女の子らしいヤツが好きなんだろうか
これこそ、今のオレの気分を落ち込ませている原因である。
そもそも…と、オレは目の前に置かれている服を見た。
ここに泊まるにあたってリュカが出してくれた、リュカの母親…ヒナワの服だ。
いかにも女性らしいワンピース。
リュカの女の子の基本が母親なんだとしたら、オレは見事に外れているだろう。自信すらある。
自分より年下の少女に嫉妬なんかして、見苦しいとは思う。
けれど、オレの存在を認めてくれた人間は、少ないから――
ダメだ。
ウジウジ悩んでたら余計にマイナス思考になる。
そう思って、また家を出たが、あまり意味はなかったようだ。
家の周りを歩き回ったが、それでも思考はリュカと、あの少女から離れない。
今、二人で何をしてるのだろう。
あの少女は、どんなふうに、何を話すんだろう。
リュカはあの少女に何を話すんだろう。
…どんな顔で、笑いかけるんだろう。
黒々とした感情がオレを支配する。
醜いと思っても止まらない。
あの少女を憎んで、自分を憎んで、どうしようもなく不安になった。
リュカの声が聞きたかった。でも、リュカはあの少女のところにいる。
その時、突風が吹いた。
辺りが薄暗くなる。
無意識の内に握った拳に、熱がこもった。
「…え?」
雷が、落ちた。
やっとナナから解放されて、僕は家路を急いでいた。
どうもナナは僕を「話を聞いてくれる相手」と認識したようで
今までずっとヤノピがどうとか、時間の使い方だとかいう話を聞かされていた。
ナナと話してるのも悪くはないのだけど、今日はクマトラとゆっくり過ごすはずだったのだ。
二人きりで過ごすのは初めてで、とても楽しみだった。
クマトラはまだ待っててくれてるだろうか。
ロクに話せなかったから、怒ってるかもしれない。
しかも…と、僕は空を見上げた。
さっきから天気が悪くなっている。
もう夕方だし、このまま天気が崩れたら今日はもう何もできない。
…これはクマトラに平謝りするしかないなあ。
そう思って、家に向かう道を歩いていた。
家に向かう坂を登り切ると、家の前にクマトラがいるのが見えた。
…待っててくれた。
自然と顔が緩むのを感じた。
「クマトラー、ただいま…」
「来るなっ!!」
轟音と共に、僕のすぐ前に雷が落ちた。
同時に、突風が吹き付ける。
とっさに顔を覆って一歩下がった。
「え……え?」
驚いたなんてものじゃない。
あたりの様子から、突風はクマトラを中心に吹いているのがわかったからだ。
そして、辺りにも既にかなり雷が落ちてたようで、小さいクレーターがそこかしこにできていた。
やっとPSIだと気付いた。
「さっきから止まらねーんだ!」
クマトラが叫ぶようにして言った。
ひとまずここまでです。
続きは日付が変わるまでには投下したいと思います
………続きが楽しみで仕方ない。
待ってます!
260 :
リュカクマ:2007/03/11(日) 00:23:46 ID:D/KgoCe3
うわ間に合ってない;
自分で言っておきながら遅刻すみません
>>258の続きです。
昔からイオニアに言われていた。
PSI使いは、普段から平静を保たねばならないと。
その意味がやっとわかった。
心のどこかであの少女を憎むたび、リュカを思うたびに雷が落ちる。
わかったからといって収まるわけでもなく、一度芽生えた感情も簡単には引っ込まないものだ収えようとすればするほど力は止まらず、今もあの少女のことを考えてしまう。
しかも悪いことに、リュカその人が戻ってきてしまった。
――こんなこと、リュカには言えない。
「畜生、止まれ!止まれよ!」
叫んでみても、止まらない。
自分の力なのにコントロールが効かない。
リュカをみれば、唖然とした顔でこっちを見ている。
――きっと嫌われてしまう
――呆れて、行ってしまう。
――あの少女の元に?
「うわあっ!」
リュカめがけて雷が落ちた。
まずい。
「サイコシールド!」
リュカの声が響いた。
突風に煽られながら、こっちに歩いてくる。
「く、来るな!!」
――行かないで
リュカに雷が直撃した。
「!!」
サイコシールドをかけたとはいえ、完全に防ぐことはできない。
にも関わらず、リュカは吹き飛ばされそうになりながらも歩いてくる。
距離が少しずつ縮まる。
なんでリュカは、そんなに危険を犯してまで来てくれるんだろう。
こんなかわいくないヤツ、このまま放っておけばいいのに。
どうせそのうち、力を使い果たせば収まるのに。
あと、1メートルあと一歩
リュカが手を伸ばした。
「クマトラ!」
オレは自然に、その手を握った。
その瞬間、すとんと力が抜け、ウソのように雷が止んだ。
オレはリュカの手を握ったまま、ずるずるとその場にへたりこみ、大きく息を吐いた。やっと、止まった。
辺りを見回すと、かなり酷いことになっていた。
あちこち草が焼け焦げて、地面がえぐれている。
リュカの家は潰れこそしなかったものの、屋根の板が何枚かはがれて落ちていた。
これはオレが原因なのである。
リュカに何を言ったものかと考えていると、
リュカが座りこんで、オレに視線を合わせた。
そしてリュカは手を合わせると言った。
「ごめん!」
僕がクマトラに謝ると、クマトラは目を白黒させた。
「…なんで謝るんだよ」
そう言って辺りを見回す。
「わかるだろ、あの雷を呼んだのはオレだ」
険しい顔つきで言った。
言っていることはとにかく…これは本当に怒ってるのかもしれない。
考えてみれば当然だ。
前から、今度タツマイリに戻ったら二人で過ごそうと約束していたし、
ナナのせいとはいえ、完全に約束破りをしてしまったのだから。
「…それって僕のせいだよね」
クマトラは僕を見る。
「ホラ、僕約束やぶっちゃったし、それで怒ってPSIが…」
実は僕にもそういう経験はある。
PSIの力を身に付けてから、村を変えたヨクバのことを考えると
PSIで無意識のうちに何かを壊してしまうことがあった。
クマトラは答えない。
慌てて僕は続ける。
今日はダメになっちゃったけど、明日は少し出発を遅らせよう、
それで、あまり遠出はできないけど村で買いものでもしよう。
考えつく明日の予定を言っていると、クマトラがいきなり言った。
「リュカは…」
「はい?!」
「オレが好きか?」
いきなり予想もつかないことを聞かれた。
「ななな何聞くんだよいきなり!」
「いいからハッキリ言え」
ううう、やっぱり怒ってる…
「好き…です」
なんとかそれだけを言う。
「あのー、クマトラ…怒ってる…よね、やっぱり…」
また雷が飛んでくるかとヒヤヒヤしていると、クマトラはいきなり笑いだした。
ぽかんとする僕をそっちのけで、だけど本当に愉快そうに。
「あっははははは、そっかそっか、うんうん」
「…あのー、クマトラ?」
クマトラは立ち上がると、僕の背中をバンバン叩いた。
「痛い痛い!何なの?」
「いやいやいや、そうかそうか、うん。」
そう言うと、そのままそうかそうかと一人で言いながら、家に入っていってしまった。
一人残された僕は、今度女心についてテッシーさんに相談しようと固く誓った。
265 :
あとがき:2007/03/11(日) 00:47:19 ID:D/KgoCe3
以上です。
分かりづらい部分の補足。
リュカは以前に怒りから力を暴走させた経験があるので、
クマトラの暴走の原因はリュカへの怒りだと勘違いしています。
リュカがクマトラになかなか積極的にならないのは単にオクテだからです
というかクマトラを好きな一方やや怖がってる、みたいな…
最後になりましたが、素敵なネタを提供してくれた
>>252氏、
>>253氏に感謝します
GJ!!
クマかわいいよクマ
オクテなリュカいいよリュカ
微笑ましい…
リュカクマはあんまり生々しいのよりもこういうのを見ると和みます。
GJでした。
268 :
253:2007/03/12(月) 01:19:33 ID:KIxGvX+Q
>>252さんに便乗しただけなんで、名前出されちゃってちょっと恐縮気味。
それはそうと、存分に萌えさせて頂きました………リュカ可愛いよリュカ。もちろん姫も。
ここでフリテシとか希望してみる
>>269 ,j;;;;;j,. ---一、 ` ―--‐、_ l;;;;;;
{;;;;;;ゝ T辷iフ i f'辷jァ !i;;;;; 4章見るまでは
ヾ;;;ハ ノ .::!lリ;;r゙ そんなふうに考えていた時期が
`Z;i 〈.,_..,. ノ;;;;;;;;> 俺にもありました
,;ぇハ、 、_,.ー-、_',. ,f゙: Y;;f
~''戈ヽ `二´ r'´:::. `!
普通なら「ヒナワを失って悲しみに暮れるフリントを慰めるテッシー」なんだろうけど
思い切ってヒナワが生きている間に起こった一夜限りの過ち、な話を希望してみる。
夜明けのコーヒー、じゃなく夜明けのジャナイカティーを飲む二人。
だがそれがいい
>>272 それじゃぁヒナワ死亡で、フラグが・・・・・・・・・フラグが・・・・・・・・・ッ!
個人的にはフリントの頭の描写がどうなるのか気になる・・・
リュカに言ったのと似たような会話で何とかならないかな
◆そうだよ スキンヘッド だったんだ
フリントの頭を撫で撫でするテッシー。
ヤバイ萌える…!
保守age
保守ついでに
>>254-264の後日談てきなものを貼ります
微妙にダステシ
「…そうそう、今朝はやくリュカちゃんが来たわよ」
「リュカが?起こしてくれれば良かったのに」
「よく寝てたからいいって。
…それで女心について聞かれたの。
女性がいきなり暴力を振るうのは何でかな、って」
「へえ…」
「………。ヤキモチじゃないかと思うの」
「そうかもしれないな」
「………………。」
「じゃ、俺はもう行くよ。リュカ達がきっと待ってる」
「…行ってらっしゃい」
「…はぁ。」
以上。
相変わらず分かりづらくてごめんなさい
(・∀・)イイ!
285 :
ダスクマ 0:2007/03/22(木) 22:25:50 ID:Jc/y1IIf
クマトラ→ダスター で妄想投下。チチブーで働いていた頃のクマトラと、記憶喪失中のダスター=タメキチ
無謀にもギャグでエロ。クマトラのキャラが崩壊。苦手だなーと思ったら目をそらして下さい
286 :
ダスクマ 1:2007/03/22(木) 22:30:12 ID:Jc/y1IIf
ダスターの記憶を、取り戻してやりたい。
いや、取り戻してほしい。
現在、ヨシコシという偽名でクラブ・チチブーで働いているクマトラは、そのことばかりを考えていました。
だが、そのためにはどうすればいいか。
頭をぶん殴るというショック療法がお約束だが、打ち所が悪いと、あほが悪化するという、これもお約束だ。あれ以上あほになったら、救いようがない。
ひどい言いようですが、クマトラは真剣でした。
考えているうちに、あることが思い浮かびました。
過去に起こった出来事を、それと似た出来事を目の当たりにして思い出す、なんてケースが、よくあるよな。
些細なことでもいい。何か思い出すことができれば、それをきっかけに全ての記憶を取り戻すことができるかもしれない!
望みは薄いかもしれないけど、何もしないよりはいいだろう。
「ということで、オレとお前の出会いのシーンを再現する」
クマトラはヨシコシの服を脱ぎ、ダスターと出会った時と同じ姿で、屋根裏を通ってタメキチの部屋に進入しました。
忍び込んでくるなり、唐突にそんなことを言われても、タメキチには何が何だか分かりません。
「何を急に……何のためにそんなことを……」
「決まってんだろ!お前の記憶を取り戻すためだ!」
ベッドに座って困惑しているタメキチをよそに、クマトラは壁に立てかけてあるベースを抱えました。
「おい、それをどうする気だ」
「これがダスター、つまり、お前の代役に使わせてもらうぜ」
どうやらクマトラは、出会いのシーンを再現する際、ダスターの代わりにベースを代用する気のようです。
クマトラはベースを床に寝かせ、少し離れた位置へ移動します。
「それじゃあ、行くぞ。よく見ていろよ」
タメキチは仕方なさそうに、クマトラの様子を頬杖をついて見守ります。
287 :
ダスクマ 2:2007/03/22(木) 22:37:14 ID:Jc/y1IIf
「よ〜い、アクション!!
ガチャン!
うわぁ〜まぬけなワナにかかっちまった〜」
クマトラはヘナヘナと床にへたり込んでしまいました。
オソヘ城で、まぬけなワナにかかったシーンからスタートしているようですが、効果音を自ら口にし、セリフもいかにも説明くさい、みごとな三流役者っぷりです。
実際の場面とはセリフも動きも違い、しかもダスターが見ていないシーンを再現しているので、意味がありません。タメキチも「何やってんの?」と言わんばかりに引いています。
しかしクマトラは真剣です。真剣にパフォーマンスを続けます。
「はっ!そこの美少女よ!大丈夫かー!」
若干低い声で言うと、クマトラは、どこからか投げ縄を取り出し、ベースにひっかけ、グイグイと引き寄せました。
ダスターがワナにかかっているクマトラを発見したシーンを再現しているようですが、おそらくそんなセリフをダスターは言っていません。
というか、ウエスの存在はどうしてしまったのでしょう。
「おい、そのベース、新品なんだぞ……粗末に扱うな…」
早くもバカバカしくなってきたタメキチは、ため息混じりに呟きます。
しかしクマトラは真剣です。真剣なパフォーマンスは続きます。
引き寄せたベースを立てて、再び若干低い声を出しました。若干低い声のセリフは、ダスターのセリフのつもりのようです。
「俺は正義のドロボー、ダスターさ!こんなワナ、俺のテクニックでチョチョイのチョイだぜ!」
どうやらクマトラの再現シーンに、ウエスは存在していないようです。
しかしダスターの記憶を失っているタメキチは、そのことに気づくことができません。
「え、俺はドロボーだったのか?そんな恥ずかしいセリフを言うようなドロボーだったのか?」
タメキチは、そこにショックを受けました。
それでもクマトラは真剣です。真剣にパフォーマンスを続けます。真剣に効果音を口で発します。
「ガチャン!
ありがとう、正義のドロボー、ダスター!ちょっと口臭があるな。オレはオソヘ城のヒメ、クマトラだ。お前、オレをエスコートしろ!」
座ったままベースを見上げ、クマトラは普段の声で、やや違っているセリフを言います。
「いきなりエスコート!?…話が飛躍していないか?他の会話を省いているだろ。そもそも口臭ある奴に何を思ってエスコートを要求したんだ?いや口臭は余計なお世話なんだが……」
そこにタメキチのツッコミが入りました。
しかしクマトラは真剣です。真剣なパフォーマンスは続きます。
「喜んでエスコート致します!美しいクマトラヒメ!
ああ、なんてステキなドロボーなんだ!」
ダスターと自分のセリフを、クマトラは声色を変えて使い分けています。まるで小学生の一人二役劇場です。
「……なあ、俺は本当に、そんなことを言う奴だったのか?違うと思うんだが…」
ここまでくれば、明らかにクマトラの勝手な一人芝居に、タメキチも勘付きはじめます。
というか、聞くに堪えられない恥ずかしいセリフばかりで、もうやめてもらいたくてしかたありません。
しかしクマトラは続けます。真剣に妄想を続けます。
288 :
ダスクマ 3:2007/03/22(木) 22:45:46 ID:Jc/y1IIf
「クマトラヒメ…俺、もうガマできぃぃん!」
突然クマトラが、若干低い声でケ○ッグコ○ボさながら叫びました。そして、「あ〜れ〜」と普段の声で叫びながら、ベースと一緒に床に倒れます。
「あの、ヨシコシさん?何やってんだ!」
「ダスター、だめ、いやぁ〜!
ビリビリビリッ」
ベースの隣で、クマトラは自分の服をビリビリと破き、ブラジャーを掴んで引き、強引に外しました。
どうやら、ダスターがクマトラを押し倒し、服を破いたようです。わざわざ効果音を言わなくても分かりますが、今のタメキチにとって、そんなことはどうでもいいです。
いやぁ〜と言っていた割には、クマトラはベースにしがみつき、露になった胸をベースにグリグリと押し当てています。セリフだけ一人二役で、ベースを相手に盛り上がっています。
「はーっ、はーっ、クマトラヒメ……。
やっ、ダス、ター…、んっ、ふあぁ…ぁっ」
ダスターがクマトラを押し倒しているはずなのに、形勢逆転してクマトラがベースの上に乗っています。
破いた服を邪魔とばかりに脱ぎ捨て、正にパンツ一丁姿となり、一番敏感な部分を下着の上からベースの弦に擦り付けて、クマトラは喘ぎます。
「……新品なんですが………」
いきなり始まったクマトラのストリップショーに、タメキチもポカーンとしてしまい、ツッコミを入れるべきところも定まりません。
屋根裏に追いやられた旧ベースも、覗き見して嫉妬に狂っています。
それでもクマトラは続けます。一人二役行為と妄想を続けます。
ついには下着の中に指を滑り込ませました。
既に溢れていたヌルヌルした液が、中指を奥へと導きます。
「あ、ダメ、いきなりは入らな…、んっ、やあぁ…っ!」
いきなり入れたようです。早いです。ダスクマエロパロの定番を破り、断り無く入れています。
「ちょ、ま、待て、俺、本当にあんたにそんなことをしたのか!?そもそも、あんた今何歳だ?当時は明らかに子供だったろう?子供に手を出して、しかも強姦だなんて、ダブル犯罪者じゃないか俺!
……あ、ドロボーという時点で既に犯罪者だった。トリプルか。し、しかし、でも……」
タメキチは、混乱しているようです。アフロを抱え、自分に自信が持てなくなってきました。
しかしクマトラは妄想します。指と腰を激しく動かします。
ベースが軋む音が聞こえ、タメキチは「……新品…」と、呆然と呟きました
289 :
ダスクマ 4:2007/03/22(木) 22:51:15 ID:Jc/y1IIf
「はぁっ、んんぅっ、ふぁ、ああぁぁっ!も、ぅあ、だめっ、ダスターっ!ダスタぁぁっっ!!!」
とうとう限界がきて、クマトラはベースにしがみつく腕に力を込め、体をぶるっと震わせました。ベースにも限界がきて、亀裂が生じ、弦が二本ほどバチンと切れました。
クマトラは、肩から力を抜き、下着の中から指を抜き、ベースの上に横たわりました。
もはや放心状態のタメキチには、ベースを気遣う余裕もありません。
「はぁっ、はぁっ………どうだ、思い出したか?」
荒い呼吸を整えつつも、そうタメキチに問うクマトラの顔は、上気していますが、やり遂げた感で輝いています。達してスッキリしたのもあるようです。
「…………いや、何も……」
何も思い出せないことに、タメキチは内心ありがたく思いました。あれでは思い出しても拒絶したくなります。
代わりに下腹部が異様に興奮を覚えてしまい、隠すようにタメキチは前屈みになっています。
体は正直です。
それを見たクマトラが、ニヤリと怪しげな笑みを浮かべました。
「そうか………テイク・ツー!!」
クマトラは、その場からジャンプして、タメキチに飛びかかりました。
まるでル○ンダイブの女版です。空中で華麗な平泳ぎを披露します。
タメキチの体は、クマトラに押し倒されてベッドに沈み、アフロがトンダゴッサしました。
「うわあっ!!待て、やめろ!」
「だめ、いやぁ〜!
ビリビリビリッ」
テイク・ツーは、ダスターがクマトラの服を破ったところから始まったようです。
しかし、破かれているのはタメキチの服です。
「これはステージ衣装なんだぞ!ちょ、と、ダメだ!マズイって!」
「はーっ、はーっ、ダスター……」
「さっきとセリフが違うんですが!目ェ血走ってるし!怖い怖いタンマ!スト―――――ッップ!!!」
・
・
・
合掌
以来、リュカとボニーがチチブーを訪れるまで、タメキチはクマトラに夜な夜な襲われ続けたのでした。
めでたしめでたし。
(おわりです)
290 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/22(木) 22:56:01 ID:Jc/y1IIf
以上、ダスクマでした。ダスクマ?
本当に何かもう勢いあまって失礼しました。
GJ!!!!!
超GJ!!
面白くて笑ってしまったよ
クマトラの必死さに萌えた
ドンダコッサwww
GJGJGJ!!!!
>ダスクマエロパロの定番を破り、断り無く入れています。
ちょwww
ちょこちょこ入ってくるギャグ表現がいちいち面白いなw
ほ
297 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/31(土) 07:53:44 ID:+dZU/lpN
新しいのまだ?
299 :
297:2007/04/02(月) 11:39:52 ID:K/VREk1A
話作るの苦手なんだなこれが
「「ぬふぅ」」
リュカとクラウスはこの日も同時に達した
ワハハ ワハハハ
ダスクマ投下します。
強姦に近い描写があるので、そういうのが苦手な方はご注意ください
オレが家に帰ると、ダスターはソファに座ってカベホチの手入れをしていた。
既に日課になっているのか、使うことはなくても毎日磨いている。
だからダスターがこうしているのは特に珍しいわけでもないのだが。
…やっぱり、まだヘソを曲げてるな。
よく見ればその眉間には見事な皺が刻み込まれているし、動きもなんとなくイライラしているように見える。
オレが真正面に立っても何も言わないことから、その予想は鉄壁になった。
「帰ったぞ」
声をかけると視線はそのままだが、やっと、ああ、と返事をした。
オレはため息をつくと、荷物をテーブルに置いた。
ダスターはというと、オレなんか目に入らないかのようにひたすらカベホチを磨いている。
ことの発端は昨日の夕方にさかのぼる。
リュカに、今日の買い物に誘われた。
そして、ダスターを誘ったら、朝早く出るのは辛いからと断られた。
そのときの応酬が原因だ。
『…そっか、わかった』
『悪いな』
『いや、気にしないよ』
そして、オレはつい、言わなくていい事を言ってしまったのだ。
『それに、リュカと二人きりの方が楽しいかもしれないし?』
これが地雷だったのだろう。
怒鳴るようなことこそなかったが、それから寝るまで明らかに不機嫌だった。
寝て起きれば機嫌も直るかと思ったが、どうもそうならなかったらしい。
そういえば、結婚して以来ここまでギクシャクするのは初めてだ。
「言っておくけど」
オレは再びダスターの前に立つと言った。
ダスターは目だけ上げるとオレを見た。
「昨日のアレは」
「楽しかったか?」
せっかくこちらが折れてやろうと思ったのに、話を中断されてオレはカチンときた。
「ああ、楽しかったぜ。陰気な誰かさんもいなかったし」
さすがに言い過ぎたと思った。
ダスターはというと、そのままの姿勢で、視線だけでオレを睨みつけている。
その顔に静かな怒りを感じて
「オレ、もう寝る。おやすみ」
その場から立ち去ろうとした。
だが。
「…んだよ」
立ち上がったダスターに腕を捕まれた。
オレの腕を掴んだのと逆側の手に、カベホチを握ったままなのが目に入る。
オレは視線を上げて、何か言おうとして。
できなかった。
その、射抜くような視線。
ダスターがオレをこんな目で見るのは初めてだ。
…怖いと、思ってしまった。
「…クマトラは」
普段なら考えられないような、冷たい声。
背筋に冷たいものが走る。
「リュカがそんなに好きか」
掴まれた腕が、軽く捻り上げられた。
うめき声が出そうになるのを必死に堪える。
質問の意図はわかっている。そしてその答えもとうに出ている。
オレがダスターがいるこの家に帰ってくるのが何よりの証拠だ。
もし普通に聞かれたらオレは正直に答えただろう。
だがオレは意地を張った。
本心を言えば、威圧に屈するような気がしたのだ。
「だーい好きだぜ。誰かと違って明るいし、足も臭くないし、口臭もないし」
しまったと思ったが、遅かった。
一瞬の早業で、掴まれた腕がカベホチによって壁に縫い付けられた。手首に食い込んで痛い。
ダスターは何も言わず、もう一本カベホチを取り上げ、もう片方の腕も壁に縫い付けた。
静かな怒りが、湯気のように沸きたっているのがわかる。
背筋が粟立つのを感じた。
…ダスターが、怖い。
「…クマトラは」
握った腕を軽く、ごく軽く捻り上げると、クマトラの顔に一瞬だけ苦痛の表情が浮かぶ。
だが、俺は心を痛めたりはしない。
「リュカがそんなに好きか」
自分でも驚く位に冷たい声だった。
もちろん、その問いの答えは聞くまでもなくわかりきっていだが、
「ああ、だーい好きだぜ。誰かと違って明るいし、足も臭くないし、口臭もないし」
腕を捻られ、無理に平静を装ったこわばった顔でクマトラは答えた。
嘘だと、わかっている。
だが、リュカに嫉妬していたところに言われたものだから、怒りを押さえられなかった。
オレは握ったままのカベホチで、クマトラの片腕を壁に縫い止めた。
家の壁に穴が空くが、気にならない。
手入れが済んだばかりのカベホチを取り上げ、もう片方の腕も壁に縫い付ける。
ここでクマトラが痛いだのと泣き言を言えば、俺はただちに冷静になって、カベホチを外したかもしれない。
けどクマトラはそんな女じゃない。
動けなくなったにも関わらずに俺をキッと睨みつける。
「…言いたい事があるなら言えよ。」
俺は答えない。
クマトラは返答を待っているようだったが、返事がないのを見てとって、ニヤリと笑うと言った。
「あーあ、ガキみたいだなあ。あんな子供に嫉妬しちゃってさ」
「うるさい…」
図星を突かれて、言い返す。だがクマトラは黙らない。
「そもそも今日みたいな天気のいい日に引き込もってるからオレもこうなるんだよ。
悔しいならたまには」
「黙れ…!」
俺はそう言うと、壁に繋ぎ止められたままのクマトラに詰め寄った。
クマトラの顔に微かな恐怖が映ったが、すぐにそれも消え、俺を睨みつける。
クマトラはもう口を開かなかったが、その反抗的な顔を見ていると更に怒りは強くなった。
しばらく睨み合ったまま、沈黙が流れた。
オレは体が震えそうになるのをなんとか抑える。
本気で怒る年上の男というのはなかなか怖いもので、普段は温厚なダスターならなおさらだった。
数分にも、数時間にも感じられる沈黙が流れた。
先に動いたのはダスターだった。
服を乱暴にたくし上げられる。
下着も捲り上げられ、胸の膨らみが外気に晒される。
「…!、おい、冗談だろ?」
この状況でやるというのか。
…嫌だ。怖い。
…ダスターが?
…このダスターが怖い
「いっ…」
ダスターは答えず、いきなり乳首を口にふくんだ。
乱暴に吸い付き、強く歯を立てる。
痛みと恐怖とで、涙が滲んだ。
オレの意地は擦り減っていく。
「や、だ……やめっ…いっ!」
制止も、痛みで最後まで言えない。
くわえられていない方も、片腕によって捻られ、つねられる。
「…なん、とか言えよっ……い、あ、……あうっ、ぐ」
何を言ってもダスターは無言でオレの体をむさぼるだけで、それがより恐怖心をかきたてる。
乳首から、顔と手が離れた。
解放されたと思ったのも束の間、ダスターはオレの穿いているものをずらした。
…まさか、このまま。
そのまさかだった。
ぬるりという感触と共に、ダスターのごつごつした指が入ってくる。
いつもはどこかオレを気遣いながらなのに、今日は違う。
溢れるものをかき出すように、音をたててむちゃくちゃに掻き回される
「う…、あ、……はぁ…」
もう無駄な抵抗さえできなかった。
激しい動きに膝が震えてきて、立っていることがどんどん辛くなる。
けど両腕を、やや無理のある形で壁に留められているために、膝を曲げただけでも肩や腕…特に、カベホチに擦れている手首が痛む。
動かなければ大して痛まないが、激しく動く指のせいでそれも難しい。
ダスターはそれを知ってか知らずか、手を緩めない。
「…はっ、うあ……ああっ!」
不意に突起を摘まれ、強すぎる快感がオレを襲う。
「うああぁっ」
不意打ちのせいで、腰がガクンと砕けた。
同時に腕に激しい痛みを感じる。
なんとか足に力を込める
「…う…ぇ」
不自然な格好で半ばカベホチにぶら下がるようになりながら、オレは泣いた。
嫌だ。こんなの嫌だ。
ふと、手首の冷たい感覚が消えた。
ダスターがカベホチを抜いたのだとわかった。
両手を解放され、ふらつくオレをダスターが支える。
…許して、くれた?
のろのろと顔を上げてダスターを見た。だがその顔はやはり、最初と変わらず冷たい怒りを滲ませていた。
とっさに逃げようとするオレを捕まえ、そのまま持ち上げられた。
ダスターはオレを抱えると、ソファに座った。
そしてズボンをずらすと、立ち上がったそれの上にオレを下ろした。
「ひぅっ!」
重力によって、奥まで突かれる。
そのままダスターはガクガクとオレを揺すり始めた。
もう恥もなにもなかった。
乱暴に突き上げられ、オレは泣き叫んだ。
「やだぁ…あ、…うぅ!…いっ」
オレの中で、何かが膨れ上がる感覚がする。
思考力が奪われていき、惚けていく頭に恐怖を感じ、逃げようと体を捻る。
その腰をダスターに掴まれ、一層強く突かれる。
「…うぁ、あああぁぁっ!!」
不意に、視界が白熱した。
体がビクビクと痙攣する。
けど、ダスターはオレが達したのを理解しても離してくれない。
それどころか、呼吸を整える間もなく、突き上げを続ける。
そこから先はよく覚えていない。
強い快感と恐怖にオレはパニックになった。
恐怖に涙をこぼしながらあられもない声を上げ、絶頂を何度も迎えて
たまに意識が飛んでも、容赦ない突き上げによってすぐに叩き起こされる。
だが限界はあるもので、じきにオレの意識は途絶えた。
何度めかの射精を終えて、俺は動きを止めた。
全身にどっと疲れが来る。
「はぁ…」
息をついて、そしてやっと、俺に跨ったままぐったりしているクマトラに気付いた。
そうだ。
俺はなんて事を。
無理矢理に、クマトラを…
冷静になると、罪悪感がふくらんでいく。とにかくも身動きひとつしないクマトラをそっと抱き上げ、ベッドに運んだ。
ベッドに横たえてよくよく見ると、クマトラはあちこち怪我していた。
カベホチに擦れただろう手首には血が滲んでいたし、壁に打ち付けた後頭部には小さなこぶができていた。
そして、閉じたまぶたは真っ赤に腫れていたし、涙の筋が何行にもできていた。
自分とクマトラの衣服を整えて、ベッドに腰かける。
そして、そっとその濡れた頬をなぞる。
…俺がやったんだ。
クマトラが泣き叫ぶ声が耳に残っている。
少し顔を見れば本気で怖がってるのがわかったはずなのに。
俺は頭を抱えた。
…これは嫉妬だ。
一緒に暮らすようになっても俺は夜型生活が癖になっていた。
クマトラは昼型で、だから一緒に出かけるとしたらいつもリュカで。
最初はほんの少し脅すくらいのつもりだったのに、嫉妬と怒りに我を忘れてしまった。
…傷つけてしまった。この俺が、クマトラを
クマトラはPSIを使わなかった。
途中からはそんな余力なかったにせよ、最初なら逃げようと思えば逃げられたはずだ。
俺を眠らせるなり、痺れさせるなり、…燃やすなりして。
…クマトラは、どれもしなかった。
「馬鹿だな…俺」
独りごちると、涙が出てきた。
泣く資格はないとわかっているが、とまらなかった。
「ダスター?」
突然後ろから声をかけられ、あわてて振り向いた。
クマトラが、首だけ動かしてこちらを見ていた。
「泣いてんのか?」
答えられずにいると、クマトラは逆側を向いて体を丸めた。
「クマトラ…悪かった」
たっぷり数秒経ってからやっと言った。
「本当になんて言えばいいか、その…」
「…ダスターは、ずるい」
突然静かに言われて、俺は黙る。
クマトラはゆっくり起き上がり、背中を向けたままベッドの上に座った。小さな声で続ける。
「…お前が泣いてたら、俺が泣けないだろ」
返答が思いつかず、
小刻みに震える肩に手を延ばした。
指先が軽く触れた時、クマトラが大きく震えるのがわかった。
微かに嗚咽も聞こえる。
俺はこのまま離れるべきかどうか迷って
気がつけばクマトラを抱き締めていた。
クマトラの震えが伝わる。
「…放せ」
かすれた声で言われた。
胸が痛んだが、俺は放さない。自分のせいとはいえ、今手を離したらこのまま消えてしまいそうな気がしたから。
「ごめんな…」
他に言えることもなく、ただ謝った。
「怖がらせて、本当に悪かった」
返答はない。
何を言うべきか考えあぐねていると、クマトラがもぞもぞと身動きした。
腕を緩めると、体ごと俺の方を向いた。
目を真っ赤に腫らして、また涙を流していた。
何か言おうと口を開いたり閉じたりしていると、クマトラの方から俺に抱きついてきた。
「怖…かった」
ぽつりと言う。
それからクマトラは声を上げて泣いた。
…ああ、俺は酷い奴だな
そう思いながら、俺はクマトラを強く抱き締めた。
クマトラが落ち着くのを待って、俺はココアを入れた。
ベッドに座り、ココアをちびちび飲むクマトラに言う。
「俺は、自分が怖い」
「は?」
クマトラが場にそぐわない声を上げる。
「最初はあそこまでやろうとは思わなかったんだ。けど…リュカにクマトラを取られるかもと思ったら」
一度止まった涙がまた出てきた。
「あーもう、だから何でお前が泣くんだよ。訳わかんねえ」
すっかりいつものクマトラだ。
「まあ、今回はオレも言い過ぎたのは悪かったし」
そして笑う。いつも通りの笑顔で
「引き分けな」
ああ、こいつには全く敵わない。
なんでクマトラはこんなに強いんだろう。
安堵に浸っていると、突然クマトラが声を上げた。
「あーっ!」
大声に驚いて尋ねる。
「な、何だ?」
クマトラは床に落ちたままのカベホチを指さすと言った。
「…壁に穴…空けたよな?」
そうだった。カベホチを使ったときに壁に穴が空いたような…
「声、漏れてないよな…?」
「……………」
「……………」
「……………………」「……………………」
漏れてる。確実に。
カベホチは結構大きい。しかもそもそもは崖に打ち付けるものだから、それなりの強度がある。
それを家の壁に打ち付けたのだから、穴は当然空く。
しかも結構大きいものが。
そこに、クマトラはあれだけの声で叫んでいたのだから…
「…まずい、かもな」
「どーすんだよ、明日から外歩けねーよ」
その通りだ。
少し聞けば無理矢理に行為に及んでたのが丸分かりだ。
本当にまずい。
しかし俺は思い直す。
「ほら、ここって他の家から離れてるし、もう夜だし、多分誰も聞いてないよ」
「そう…だよ、な」
確かに、ダスターの言葉は当たっていた。
今は夜だし、人は村から離れたここをあまり通らない。
が。
夕食に二人を誘いにきた親子が、途中しっかり聞いてしまっていた。
あわてて引き返したのだが、一度聞いたら十分だった。
親子二人、真っ赤な顔で、家に駆け込んだ。
「お父さん…」
リュカが下を向きながら言った。
今にも火がつかん程の真っ赤な顔をしている。
「どうしよう…」
「忘れなさい」
フリントは、なかった事にしようと決意しつつ、きっぱりと言った。
これで終わりです
途中、視点が変わったせいでわかりにくかったかも
氏ねばいいのに
>>317 GJでした!ダスクマで無理やりって珍しいから新鮮ですな。
そして最後のフリント親子は思わぬ災難(笑)。
ところでウエスはどこに行ったんだろ?
>>303さん
gjでした〜。
面白かったですよー。(大満足)
パパは「忘れなさい」って言いつつも
自分が忘れられなくて困っているに違いない。
321 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/07(土) 06:38:57 ID:elibIR2E
もうここはダスクマ専用スレで決まりな
却下
そろそろマジプシーが(ry
324 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/09(月) 11:54:52 ID:GHjpcxnh
大満足
&GJ
325 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/10(火) 20:14:13 ID:1ClY+Blh
326 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/10(火) 20:19:22 ID:1ClY+Blh
ていうかもうリュカ専スレ作るのが一番の解決方法だな
前からダスクマ投下された時にダスクマ最高リュクマ氏ねwwwwとか
騒いでるやついたけど
当のリュクマが投下された時は別に何も言わないってことは
信者装ったアンチなんじゃないの。
スルーだスルー。
ということで、以下何事も無かったかのように続行
あげます
マシュマロちゃんのssキボン
332 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/30(月) 18:10:13 ID:t8XLWHRr
そうきたか
そして何事もなかったようにダスクマあげ
334 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/11(金) 10:42:40 ID:nt18bCC3
そしてリュカクマ
335 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/11(金) 23:05:18 ID:wpwie3Y1
どせいさん
とか
おんなーですよ
336 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/13(日) 22:19:11 ID:J56zy2r0
ブタ「さあ言え!ハリはどこだ!」
どせい「だ・だめでごじま……ぽえーん!!」
ダスタ「やめろぉー!そのひとに手を出すな!」
とか
アッー
「ハリの場所を言え!こいつがどうなってもいいのか」
「やめるでごじます!はなすでごじます!」
「おんなー、おんなにてをだすと こまるです。はなすです」
「いーや、ダメだね!」
保守つもりだったのに変なところで切れてもたってのどうなのよorz
「やめるです、やめ・・・・あ゛あ゛あ゛」
「ひどいです やめるです」
「ハリの場所を言うまでやめないぞ?」
「へーき、です でも、あ。あああっ!」
「早く言わないとワキの下をもーっとくすぐっちゃうからな!」
うんあれだ。くすぐった時の反応ってたまに結構エロいよな。
とりあえずお約束で
ワキってどこwwwwwwwww
見るんじゃない、感じるんだ
ぽてんしゃる!
投下したいと思ってんだけど、ここの人たちの需要って?
あなたが書きたいもの >>需要
名前欄に具体的な内容さえ入れれば
読みたくない人はNGワード指定なりなんなりしてくれるさ
久しぶりの投下wktk
346 :
343:2007/05/29(火) 17:52:11 ID:kfBhG/TS
あんまりてからずにしばらくお待ちください
(´・ω・)っ□ <あぶらとり紙をどうぞ
しばらく後に、そんなにエロくなくそんなに長くないものが参ります
あまり期待なさらず!
◆あげます
348 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 01:59:37 ID:WyX602kS
新話まだー?
そこ、プレッシャーを掛けない
まったり待つのです
350 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/12(火) 08:31:32 ID:OoXpnb4d
言い逃げじゃないの
さすがに遅すぎるだろwww
まつのでごじます
はだか で まちます ぽえ〜ん
◆ おれは 343 ではない。
だが さみしいのは すきではない。
353 :
352:2007/06/15(金) 02:04:03 ID:kWcw18to
◆ だから、すこしだけかいたものをここに おいていこうとおもう。
ダスターとクマトラ、エンディングあとの ねつぞう だ。
かんけつしてないし、みたくないひとはみない。
そういうことだ。
鼓動はもう、止まりそうにない。
体中が熱を孕んでいる。
目の中の存在を自分のものにしたい、その欲に身を流したい。
呼吸をするには、随分な覚悟が必要だった。
息を吸う。甘い匂いは、どこから来ている?
髪だ。赤い、ぼさぼさの、色気のない――触り心地の良い、髪。
考えるな。考えるな――ああ、クソ。
髪に触れる。ベルベットのような手触り。
いつもと同じように、クマトラは無意識に、目を閉じて、その掌に頭を摺り寄せる。
ここまではいつもどおり。
ヨシコシという名の、俺の――タメキチの、ファンだという同僚だった頃から。
やたら近づいてきて親密になろうとする彼女を、まだ子供と大人の中間にいた少女をどうこうする気は持てなくて、そうやって適当に受け流してきた。
事実を思い出して、真実を知って、その頃にはもう、なんとなくいつもの習慣。
違う部屋に。違う場所に。別れ際の「オヤスミナサイ」の挨拶。
ソレがいつから変わってしまったのか。
リュカが最後の針を抜いた後か?
新しい家に住み着いて、そこにコイツが転がり込んできた後か?。
それともその後、マジプシーたちを夢に見るたび、一人すすり泣くコイツの姿を見てからか?
だが、いつからだなんてどうだっていい、今は。
裏切りにもにた罪悪感を黙殺して、その手を彼女の後頭部へ。
驚くだけの時間を与えず引き寄せ、抱き締め、口付けた。
「へ……!? あ、おぃ、ん、むぐ……」
腕の中で暴れる、ちっこいの。
いくら身を捩っても、俺の方が腕力、体格ではるかに勝る。
舌を噛み千切られるかと思うと、唇を合わせることしかできないが。
しばらく暴れて、ようやく、俺が自分を離す気がないことに気がついたらしい。
おとなしくなったのを感じて唇を離し、至近距離で顔を覗き込む。慌てて視線を逸らされた。
「ど……どういう、つもりだよ」
声はか細くかすれている。顔は真っ赤になっている。
「どういうって、まあ、こういう」
細い腕は突き放すでもなく俺の胸に添えられている。
「……意味わかんねーよ、馬鹿」
肢体は小さく震えている。胸元に頭を押し付けてきた。
「欲しいなら盗めよ、ドロボーのくせに」
俺はこのお姫様を、本気で可愛いと思った。
唇を塞ぐ。もう抵抗はない。
下唇を唇でなぞる。ふっくらした唇がわずかに隙間を作った。
舌で唇の輪郭を辿る。眉根を寄せて、目を閉じている。
……。
「……息、苦しくなるぞ」
鼻でしろって。そう言うと、目を開けて、目線だけで睨まれた。
ふんがふんが。
わざとらしい音を立てながら、クマトラは呼吸を再開する。
少しだけ笑って、こちらも口元への攻撃を再開。
弾力のある唇。並びの良い歯列。丁寧に舌でなぞる。
違和感だけが強いのか、困ったような表情を浮かべる女の目を、片手で塞いでみた。
しばらく困ってなさい、じきにわかるから。
356 :
352:2007/06/15(金) 02:08:55 ID:kWcw18to
◆ とりあえずは ここまでだ。
つづきは よる までまて。
◆ ……だれもが 「いらない」 というなら、
おれはここで ひきかえそう。
ここはダスクマ専用スレなんだから遠慮すな
358 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/15(金) 17:15:53 ID:zZv044rR
専用ではないだろ
359 :
352:2007/06/15(金) 20:47:23 ID:kWcw18to
◆ ……すまない。
◆ ずいぶんながく しずかなばしょだったから
まだ 「ねんちゃく」 がいきていたなんて……
しらなかったんだ。
◆ このしずかな もりを
あらしてすまなかった。
おれはたしかに ダスクマがすきだ。
だが、357と どうるい には……
おもわれたく ない。
◆ ちいさなパンを わけあうことも
できないような さみしいヤツ とは……
◆ つづきは このノートに かいてある。
いつか、
……。
そうだな、いつか。
◆ このノートを ひらけることを
……ねがっているよ。
楽しみにしてたのに……
「欲しいなら盗めよ、ドロボーのくせに」
なるほど…!GJ!
続き待ってるから!
>>359 いつでもまた書いてください。
みんなあなたのことがすきなんだから
久し振りに来て見たら
>>352さん、素敵なss投下ありがとう。
未来予知乙
366 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/02(月) 22:26:30 ID:Yr+TyXxa
343マダー?
◆あげます
終焉
369 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 00:45:35 ID:hdr0CT82
あげあげ
370 :
まえがき:2007/08/14(火) 00:35:23 ID:DvYZUsXg
343氏と352氏の降臨を待ちつつ保守がてら投下。
3年前時点ダス←クマ前提のタメヨシです。
自ブログで上げたもののエロ部分の話を抜粋して持って来ました。
それではどぞう。
371 :
まえがき:2007/08/14(火) 00:37:04 ID:DvYZUsXg
もうすぐ明け方だというのに彼女は俺の下へやってきた。
今夜もあの屋根裏を通って、いつもと同じように、静かに入ってきた。
「…タメキチさん。こんばんわ」
「ヨシコシちゃんか。どうだい、酒でも」
このやり取りもいつもと変わらない。
暫くの間、二人で酒を飲んだ。
彼女はほんのり甘いカクテルを。
俺は強目のブランデー。
柔らかく笑顔をかわしながら、いつものように酒を酌み交わした。
372 :
2:2007/08/14(火) 00:38:32 ID:DvYZUsXg
ぽつりぽつりと言葉を交わしながら酒を酌み交わした後、俺はいつものように彼女の服を優しく脱がせた。
可愛らしい白のキャミソールを優しく脱がせると、何もつけていない白い胸が露になった。
彼女は酒のせいか、それとも恥じらいから来るのか、その白い肌をほんのりと紅潮させていた。
「タメキチさん…はずかしい」
「毎晩こうしてるのに…ヨシコシちゃんはかわいいな」
ベッドへ彼女を横たえさせ、俺も服を脱ぐ。
少し恥ずかしがって、うつむきがちになる彼女に唇を触れさせるだけのキスをした。
そして彼女の髪を優しく撫で、もう一度キスをした後、彼女の胸の先をそっと口に含んだ。
舌で転がし、甘噛みする。
もう一方は指で摘んだり、弾いたりして弄る。
「っ…タメキチさん、やめ…」
「やめないよ。現に喜んでるだろう?」
言葉で攻めながら彼女への愛撫を繰り返す。
彼女への愛撫をどんどん胸から秘所へと下ろしていく。
(うわぁ名前欄ミスった。これが2ですorz)
373 :
3:2007/08/14(火) 00:40:03 ID:DvYZUsXg
胸から離れ、手を彼女のもっとも弱い部分に下着の上から触れさせた。
「あっ…や、そこ…」
濡れはじめている指で擦ると、更に蜜を溢れさせた。
意地悪く下着の上から弄り続けると、彼女は息を荒くしながら懇願するように言った。
「た、タメキチさ、ん…。焦らさない…で…んっ…」
「しょうがない子だな…君は」
「だって…」
彼女にまた優しくキスをして、彼女の最後の一枚を取り去った。
蜜を溢れさせるその部分に舌を這わせ、ゆっくりと中へ舌を入れた。
暖かい中を舌で弄り、自身の蜜で濡れた蕾にも舌を這わせた。
気持ちよさそうに嬌声を上げる彼女が可愛くて仕方が無かった。
秘所から顔を離し、息を荒くさせる彼女を見つめ、今度は指を彼女の中へ入れ、動かした。
「ヨシコシちゃん…気持ちいい…?」
「…ん…や、やめ…っ…」
「凄く濡れてる。気持ちいいんだな…」
彼女の中をかき回していた指を、彼女が達する前に離した。
気づいたら自身も昂ぶり、彼女を求めていた。
374 :
4:2007/08/14(火) 00:41:25 ID:DvYZUsXg
「ヨシコシちゃん、いいか?」
「う…ん…。大丈夫、タメキチさん…」
「慣れてきたとは思うけど…やっぱり無理はするなよ?」
「分かっ…た…」
猛った自身を彼女の中に沈めた。
彼女は小さくうめくような声を上げた。
互いに無言のまま深く深くキスを交わした。
唇を離し、少し息を整えた後、彼女に負担をかけないようゆっくりと動き始めた。
375 :
5:2007/08/14(火) 00:42:26 ID:DvYZUsXg
動く度気持ちよさそうな声を上げ、彼女自身も腰を動かしはじめた。
それを合図にするように俺は大きく動き始めた。
最奥まで突き、抜けそうなくらい引き、そしてまた最奥まで突く。
単純な動きだが、それだけでも彼女は悦び、また愛らしい嬌声を上げた。
「んっ…ぁ…タメキチ…さん、私、も…う…」
「…ヨシコシちゃん、俺もヤバイ…な…。イきそう、だ…」
思い切り彼女の中が俺のモノを締め付けた。
それに誘われるように、俺は彼女の中に精を吐き出し、ほぼ同時に達した。
376 :
6:2007/08/14(火) 00:47:45 ID:DvYZUsXg
暗い部屋で俺はベッドに腰掛け煙草に火をつけた。
そろそろ日の出の頃だな、と、時計を見て思う。
事後の気だるい空気のなか、俺は横で眠る彼女にさっき着ていたワイシャツをかけた。
サイドテーブルの上に前々から置いていた小さな箱。
この中の物を彼女に何度渡そうとしたことか。
箱の中の物を出して、掌に載せた。
中に入っていたものは、銀のアンクレット。
彼女がいつも着けているペンダントに合うようなアンクレット。
彼女の細い足首に銀色の小さな鎖をモチーフにしたアンクレットを付けた。
気づくだろうか。
『今』という時間もいつかは思い出になってしまうんだろうか。
できたら思い出にしたくはない、と心の隅で思う。
できれば、このアンクレットで彼女の全てをいつまでも縛れたらいいのに。
以上です。
一応タメキチ視点で書きましたが、ダス←クマなのは
ヨシコシが自分からタメキチの下に通っているって事です。
ブログに上げたのはエロ無しの部分のみで、今回上げたもの一部分でも全部でも
ググっても出ませんのであしからず。
GJ! やっぱタメヨシはオトナの雰囲気が似合うなぁ〜。
379 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/20(月) 22:18:31 ID:G9Mynpvo
あげ
380 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/21(火) 03:41:49 ID:Xm2IFIA2
あげ
381 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/22(水) 13:34:15 ID:7vwhsTvp
あげ
遅くてゴメソ
>>370さんgjだお〜。
なんかかわいい。
そろそろネスポを希望してみる
小説ではアナが「早熟の性」についてあれこれ考えてしまったシーンとかもありましたよね
2じゃないが。
ほしゅ
ほしゅ