牧場物語のエロパロスレ3

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691名無しさん@ピンキー:2006/11/04(土) 01:58:09 ID:mfU9VGIa
ロゼッタは分類的には幼なじみキャラだよなぁ
ちょっと世話焼きのお隣さんぽいイメージ。
実際はお隣でも幼なじみでもないけど。

なんかロゼッタはラグナとくっついてミストにいびられるイメージが定着してて困る
692名無しさん@ピンキー:2006/11/04(土) 02:00:26 ID:2c5Pg6cB
だがそれがいい。
693名無しさん@ピンキー:2006/11/04(土) 02:08:28 ID:dZAUkjSB
2週間くらい、そんなロゼッタが書ききれずに話が進まない俺が通りますよ
694名無しさん@ピンキー:2006/11/04(土) 07:52:21 ID:2c5Pg6cB
>>693
待ってるから…私、待ってるから!
695名無しさん@ピンキー:2006/11/04(土) 13:42:08 ID:sVfiTGEp
徐々にラグナを好きになっていくと同時に、過去に自分がラグナにした事を引け目に
一人悩んで、結局思いを自分の内に秘めておくリネット。
っていうのを書きたかったけど文章力がな…
俺が書くと無理矢理書かされた感想文みたいになってしまう。
まあゲーム内では微塵も気にしてないけどな、少佐は。
そんなリネットかわいいよリネット。
696名無しさん@ピンキー:2006/11/04(土) 14:20:48 ID:CoA46M3r
>>688
早くSSを書く作業に戻るんだ
697名無しさん@ピンキー:2006/11/04(土) 14:23:23 ID:pXdmqCdk
少佐が出て来る所まで進んでない俺ガイル

全コンプしたセリフ集でもあれば…
698名無しさん@ピンキー:2006/11/05(日) 15:01:29 ID:CW9tY+MC
少佐ネタがないのって、少佐と結婚出来るとこまでやってなかったり
そこまでやっても既に他の娘と結婚してたりするのかな。
699名無しさん@ピンキー:2006/11/06(月) 00:01:44 ID:SYpiY9AI
少佐と言われてもタメ軍人しか思い出せなかった俺ガイル
700540:2006/11/06(月) 01:03:59 ID:KcI4Cdjb
>>699
よう俺
701ビアンカ後編 1/6:2006/11/06(月) 01:43:09 ID:EgJ+OFr8
先週書いた奴のつづきです。
結局肝心な部分は全く書けませんでした。期待してた方すいません。
ほとんどエロなしみたいなものになりましたが、それでも構わない方、読んでやって下さい。





雨は静かにその勢いを増し、地面を覆うようにしぶきが立つ。
雨音は街を包み、街の住民達はそれぞれに雨音を聞きながら、あるいは窓から雨の様子を窺いながら、静かに物思いにふけっていた。
ラグナの家に閉じ込められたビアンカもまた、椅子を勝手に窓際まで運び、窓にもたれるようにして、窓の外、雨に煙る街の門の向うをじっと眺めていた。
外套も脱がないで、雨足の弱まるのを待っている。
しかし、その気配はない。
「はあー、タル……」
調理台に向かうラグナに聞こえないよう、小声で愚痴った。
ラグナは、何を作るのか、野菜を並べたり、オーブンを温めたり、いそいそと作業している。
作業しながら、床に空いた穴を足で探ってみたり、合間合間にこちらを気にしたりしている。
「そこ、寒くないですか?」「ええ」
ラグナはひたすら気を遣っているが、ビアンカの方は、ついさっきラグナに抱き付いたのが嘘のように、全く意に介さないといった風だった。
ビアンカは、とにかく帰ることを考えていた。
さっきまでの感情の波は過ぎ去って、平静を取り戻していた。
そして、自分があそこまで行動的になっていたのに、今になって驚いていた。
それは確かにラグナには申し訳ないことをしたとは思っていた。
けれど、だからといって、後を追いかけてそのまま彼の家に飛び込むだなんて。
いや、結果的にそういう事になってしまったのだけれど。
しかし、これでは、よほど一途か、でなければヒステリックな女のよう……。
違う。断じて。
そんなものではないし、大体ラグナとはそんな関係ではない。
……いや、違う。男だとか、女だとか、付き合うとかが。
ほとんど勢いのまま、そこに陥ろうとしていたのか。

702ビアンカ後編 2/6:2006/11/06(月) 01:45:54 ID:EgJ+OFr8
そんなことを考えながら、腕をさすりながら、ビアンカは不安な面持ちで窓にもたれていた。
思えば、心の内の、色々な所が揺いでいた。
ずっと忘れていただるさも再び僅かに現れていたし、なのにここが他人の家だというのもビアンカを不安にさせていた。
──雨、止むかしら……。タバサきっと心配してるわ……
「ビアンカさん」
「えっ?」
「ご飯にしましょう」
振り向くと、ビアンカの後ろにラグナが立っていた。
気付けば、料理が出来上がっていて、家の中はシチューの香りで満ちていた。
「え?私は別に……」
「たっぷり作りましたから、食べて下さい」
雨は相変わらず激しい。
ビアンカは食欲は無かったが、体が栄養を欲しがっているのは感じていた。
「……じゃあ、分かった」
「そうだ、イス」
「あ、いい」
ラグナが椅子を運ぼうとしたが、ビアンカが自分で椅子を抱え、引きずらないよう難儀しながらよたよたと運んだ。
テーブルにはシチューが二皿。
ビアンカはコートを椅子に掛け、座ったが、ラグナはまたキッチンに向かった。
オーブンが開けられ、湯気が立った。
ビアンカは、手を膝に置いたまま、大人しく待っている。
シチューは、ふわふわと湯気と香りを放っている。
──冷めちゃう……
オーブンから出てきたのは、グラタン。
皿に載って、一つずつテーブルに運ばれた。
「どうですか?見た目は結構いいと思うんですけど……」
二つ目を運びながらラグナが言った。
自慢げに、皿をそっと置いた。
それで小さなテーブルはほとんど埋まってしまった。
「見た目って、シチューとグラタンじゃない」
まあ、シチューは丁寧に注がれているようだけれど。
困りながらも、ビアンカは料理を眺めた。
しかしまあ、この、シチューとグラタンの香りの、暖かいこと。
「んー……、シチューとグラタンなのに、何だか見た目慎ましいわね」
「あれ、そうですか?何でだろ……」
「白いのよ、両方」
「あ」
確かに、テーブルの上はだいぶ大人しい感じではあった。
そうは言っても、ビアンカはあまり気にしていなかった。
シチューもグラタンも結構好きだったし、二つを一緒に食べたことなんて無かった。
何というか、嬉しい気分になっていた事は認める。
多分、それで、気が緩んだのだろう。
703ビアンカ後編 3/6:2006/11/06(月) 01:48:05 ID:EgJ+OFr8
勢いがついてしまって、ちょっと失礼な感じに、口数が増えてしまった。
「どうせちょっと手の込んだもの作ろうとか、そういえば小麦粉沢山買っちゃったんだとか、そんな事でしょ」
「あはは……」
残念そうに笑うラグナを見て、そこでビアンカははっとした。
言い過ぎた、と思った。
言わなくていい事まで言ってしまった。
……まるで、タバサにじゃれるみたいに?
いや、そんな事はないだろう。
とにかく、ビアンカは、場を繕うことにした。
「い、いいわよ、食べましょ」
「あ、そうですね」
いただきますを言って、食べ始めた。
ラグナがシチューを一口食べたのを見て、ビアンカもシチューを食べ始めた。
体が、喉の辺りからじんわりと温まる。
そして、グラタンを一口。
それを見て、こっそりとビアンカの様子を窺っていたラグナは、恐る恐る声を掛けた。
「どうですか」
「一口じゃわからないわ」
「あ、すいません」
そうして、もう一口、丁寧に口に運んだ。
顔をしかめるようなことはないが、ビアンカの食べるのを、ラグナは不安そうに見ている。
「うーん……」
「ど、どうですか?」
「そうね、やっぱりどちらも、タバサのには遠く及ばないわ」
「ああ……、そうですか……」
「当たり前でしょ。タバサのより美味しかったら困るわ。そこで落ち込まないの」
「は、はい……」
「でもね」
「え?」
「何ていうかね、タバサの料理とおんなじような……、うーん、暖かみ?みたいなものがあった、かな」
「本当ですか!?」
「うん」
そう言って、無意識に笑顔を向けた。
「あ……、いや、ありがとうございます」
「何よ、本当にそう思ってるわよ、私」
さっきから照れくさそうにしていたラグナが、視線を下に逸らした。
それで、ビアンカは、自分が、信じられない事だが、ラグナにどんなに熱っぽい視線を送っていたかに気付いた。
──え?私……え?
そんなばかな。
だって、そんな。
どうして?
こんな事になるはずではなかった。
ビアンカは明らかに動揺していた。
男性に対して、自分が、そういう、いわゆる、女の子らしい態度を取った事に。
動揺して、顔が赤くなる。
ラグナが思い切ったように立ち上がる。
ビアンカに近付く。
ビアンカは驚いてそれを見つめた。
ラグナはビアンカの前、テーブルに身を乗り出すようにして、顔を近付ける。
704ビアンカ後編 4/6:2006/11/06(月) 01:50:33 ID:EgJ+OFr8
「え、あの、ラグナ、や……」
そして、ラグナは、ビアンカの口を塞ぐようにやわらかくくちづけた。
ビアンカは硬直し、近付くラグナを遮ろうとして中途半端に持ち上げられた手も、空中で止まった。
目は開いたまま、自分の顔がさらに真っ赤に染まっていくのが感じられた。
「う……、く、ちょっと!」
ビアンカは強引にラグナを引き離した。
立ち上がり、後ずさった。
口元を押さえる。
「な……っ、なにしてんのよ!」
思い切り叫んだ。
雨音はその声さえも飲み込んでいった。
僅かな沈黙が訪れた。
雨音は耳に流れ込むように入ってきた。
顔が熱い。
いたたまれなくなって、両手で顔を覆う。
そのまましゃがみ込む。
「……すいません」
「あやまらないでよ!」
即座に怒鳴り返す。
心臓が、雨音に負けず大きく響いていた。
そこから動けなかった。
顔も上げられなかった。
「ビアンカさん……」
──だめ……呼ばないで……
膝の間に顔を埋める。
ラグナはビアンカに歩み寄り、支えながら立たせた。
ビアンカはラグナにもたれながら、顔を覆ったまま立ち上がった。
「ビアンカさん……?僕は、本当に、ビアンカさんのこと……」
「嫌!私、そんなの!」
手を振りほどき、ラグナを辛そうに睨み付けた。
顔は真っ赤になっている。
──恥ずかしいんじゃない。照れてるんじゃない。そうだ、ショックだったんだ。
「私は、付き合うとか!好きだとか!そんなのいらない!」
自分の体が、人並みにそういう事に反応した事に。
「そういう事のためにあんたと仲良くしたんじゃない!」
そこで、ラグナは、俯きながら、微笑みながら、口を開いた。
「僕は……、ビアンカさんとそういう風に仲良くなりたかったから……いつも会いに行ってたんです」
くらくらする。
「……」
「いつも淋しげだったビアンカさんを、ちょっとでも喜ばせられたらいいな、と思って……」
「うん……」
「いつか幸せにしてあげたくて、幸せになって欲しくて……」
「うん……」
──ああ、わかった。
彼は、ラグナは、タバサに似ているんだ。
本当は、初めて彼の焼いたクッキーを食べた時からわかっていた。
私のために突然焼いてきてくれた……。
下手くそで、味も見た目も全然だったけど。
暖かさみたいな、こもった思いみたいなものを感じた。
彼に触れて、やっぱりそうだ、と思った。
私の反発するのをものともしない。
705ビアンカ後編 5/5:2006/11/06(月) 01:57:06 ID:EgJ+OFr8
それごと、両手で抱き上げて、あたためてくれるような優しさ。
それに触れると、私は、どうしようもなくなるんだ。
ただの気の迷いだったかも知れない。
ビアンカは、俯いたまま、ラグナの腰に手を回し、体重をかけるようにして抱き付いた。
ラグナもそれに応え、同じような格好をした。
ベッドに運ばれ、寝かせられた。
ラグナは、上から覆いかぶさるようにして手をついた。
ここに来て怖くなったのか、ビアンカはラグナを睨み付けていた。
「僕のこと、嫌いですか?」
尚も睨み付けている。
が、両手でラグナを強く抱き寄せた。
それで、ラグナは、ビアンカに、さっきよりも深いキスをした。
今度はビアンカも目をつむった。
涎が糸を引いた。
吐き気がした。
──ラグナはいいけど、これはやっぱり好きになれないわ……
うっすらとそう思い、ビアンカは、天井を見ながら目を閉じた。






おわり







ページでミスりました。
やっぱりビアンカのキャラが、読む方がゲームで感じてるのと違うかも知れません。
そしたらごめんなさい。

ビアンカは、これ書いてて気付いたんですが一人称が私なので、ミストと違うよさとかがあるような。
706名無しさん@ピンキー:2006/11/06(月) 02:08:47 ID:O5Ayr7WU
GJ!
お疲れ様、また気が向いたら書いてくだせぇ。
あと出来ればキスとかに嫌悪感をなくしていくのとか希望
707名無しさん@ピンキー:2006/11/06(月) 09:57:43 ID:TeTKirQL
ちゃんと完結させてくれるのが一番GJ。
あと、できればコメントとSSは別のものなんだから、もっと改行で間あけるか、SSと区別して投下して欲すぃ。
708名無しさん@ピンキー:2006/11/06(月) 16:43:03 ID:4OxZf3OK
>>701
GJ!
709名無しさん@ピンキー:2006/11/07(火) 03:05:30 ID:f4xap1zo
GJーよかったです。
「しまった言い過ぎた」を連発してるビアンカはかわいかったです。
確かに、後は快楽におぼれていく様を書いて欲しいかも。
710 ◆iJ3v4UsY9Q :2006/11/08(水) 00:53:38 ID:ci5g/9eC
これはいいビアンカさんですねっ
GJ

さて、良作の後にとてつもない駄作を投下しに来ましたよと。
実はダンジョンED見てないんで、wikiと脳内補完だけで某少佐を書いてます。
色々……っていうか、かなり違和感あると思いますが、多めに見てやってください

*注:野郎共!俺たちの目的は何だ!?(殺せ、殺せ、殺せ!)
   :俺たちの特技は何だ!?(殺せ、殺せ、殺せ!)
   :俺たちは牧場物語を、ルーンファクトリーを愛しているか!?(ガンホー、ガンホー、ガンホー!)
   :OK、行くぞ!!
711割と多忙なリネットさんの一日 1/5:2006/11/08(水) 00:55:13 ID:ci5g/9eC
リネット少佐。
元ゼークス帝国第8師団所属、ファーイースト地区特殊先行調査部隊隊長。
二つ名は『破壊神』。
その名が示すとおり、その戦い方はまさに一騎当千。
歩兵一人を倒すのに、わざわざグレネード弾を使うという暴れっぷりだ。(オーバーキルとも言う)
ついこの前も、調査部隊に何故か戦車を編入させるといった暴挙に出たが――まあ、それは置いておこう。
そんな彼女だが、今は紆余曲折を経てカルディア――ミストの家に居候をしている。
今日は、彼女の一日を追ってみよう。



すごいよ!メロディさん番外編
 〜割と多忙なリネットさんの一日〜



AM8:00

リネットの朝は早い。
彼女の一日はまず、家主のミストを叩き起こすことから始まる。
「ミスト殿。もう8時だぞ。早く起きるんだ」
「うぅ〜……もう少し、あと5分だけ〜…」
「そう言って5分後にきちんと起きるような人間なら、既に活動を開始しているはずだ。
 さあ、早く」
「あぅ〜……」
そう喚いて、顔まで布団をかけてしまう。
ミストの体をゆさゆさと揺らすが、一向に起きる気配は無い。
「……あくまでも抵抗する気か。仕方あるまい……。
 ミスト殿。これからあなたに3秒の猶予を与える。3つ数えるまでに起きなければ、この場で頭をブチ抜く。よいな?
 では、1」

 ドォン――

雲ひとつ無い青空に、ド派手な銃声が響き渡った。
「……2と3は、どうしたんですか…?」
震える声でリネットに問いかける。
偶然寝返りをうっていなければ、本当に頭をブチ抜かれるところであった。
「はて、なんのことやら」
素知らぬ顔で散弾銃(装填されているのはスラッグ弾だが)を肩に担ぐリネット。
「…………」
ここ数日、彼女と暮らしてみて、ミストはある結論に至った。
リネットは戦争ボケだ。
元軍人なのだから当然と言えば当然なのだが、平和に慣れすぎたミスト達にとっては、あまりにも刺激が強すぎた。
今のようなやり取りは、まだ序の口である。
712割と多忙なリネットさんの一日 2/5:2006/11/08(水) 00:57:11 ID:ci5g/9eC

例えば三日前――
女湯を覗こうとしたザッハが、危うく撃ち殺されそうになった。
(メロディは発砲許可を出したのだが、ラグナが必死になって止めていた)

例えば二日前――
女湯を覗こうとしたカミュが、危うく撃ち殺されそうになった。
(メロディは発砲許可を出したのだが、ラピスが必死になって止めていた)

例えば昨日――
男湯を覗こうとしたメロディが、危うく撃ち殺されそうになった。
(番台の特権なのだから、咎められる理由は無いと本人は言っていた。
 ちなみにラグナが訓練弾による発砲を許可したが、誰も止めに入らなかったそうだ)

よくよく考えてみれば、全て風呂関係である。
彼女には何か、風呂に対する並々ならぬこだわりでもあるのだろうか?
「……どうした? ミスト殿」
不審に思ったリネットが声をかけてくる。
「へ? あ、いえ。なんでもないです。そんなことより朝食にしましょう、朝食。
 今日の朝ごはんは〜っと……」
今日も騒がしい一日になりそうだ。
冷蔵庫からカブを取り出しながら、そんなことを思うミストであった。



AM10:00

朝食後、日課のロードワークをこなしたリネットはカミュズファームへと立ち寄った。
「マスター、いちご牛乳を頼む」
「……いや、マスターじゃなくて、カミュです。
 っていうか、うちは牧場だから、そーいうのは置いてないんですけど…」
「む、そうなのか」
お目当てのいちご牛乳が無いことを知り、心底残念そうな顔をするリネット。
「……分かった。ならばコーヒー牛乳をたのむ、アムロ殿」
「アムロじゃなくてカミュです。
 ……いや、だから。そういうのは置いてないって…」
「そうか。ならばフルーツ牛乳を頼む、ジュドー殿」
「ジュドーじゃなくてカミーユ! ……あ、間違えた、カミュです!
 っていうか、人の話し聞いてる!? ここ牧場だから! 普通の牛乳しか置いてないから!」
「む……そうなのか。それならそうと、早く言ってくれ」
「さっきからそう言ってるっての……!」
「仕方あるまい、酒場にでも行くとするか」
そう言い残し、颯爽と牧場を後にするリネット。
「……つーか、酒場って12時開店のはずじゃ…」
今日も騒がしい一日になりそうだ。
そう思いながら、カミュは机に突っ伏した。
713割と多忙なリネットさんの一日 3/5:2006/11/08(水) 00:59:19 ID:ci5g/9eC



PM1:00

リネットは海に来ていた。
今日の夕飯を調達するためだ。
しかし……。
「……まったく釣れんのう」
「そうだな」
偶然会っためいと、並んで釣り糸をたらすが一向に魚が連れる気配が無い。
かれこれ1時間は糸をたらしたままだ。
「……本当に魚がいるのか?」
「魚は気まぐれじゃからのう。気長に待つとしよう」
「むう……」
あごに手を当てひとしきり考えた後、何を思ったのかグレネードランチャーを持ち出すリネット。
「生憎だが、私は待つのが嫌いでな。……すまないが、私の好きなようにやらせてもらう」
「せっかちな女と早過ぎる男は嫌われるぞ。……というか、おぬし一体何をするつもりじゃ?
 そんなものを持ち出して……」
めいの問いには答えず、海面に向かって発砲。
そして数秒後……。

 ボオォ……ン――

激しい爆発音と共に、巨大な水しぶきが上がる。
「……綺麗じゃのう…」
空に映し出された大きな虹を見、めいは呟く。
「うむ、大漁だ」
一方リネットは、満足そうに海面を眺める。
爆発のショックで失神した魚達が、プカプカと力無く浮かんでいた。
「……のう。これは釣りと言うより、もはや漁ではないか?」
「なに、捕ってしまえば同じだ」
「いや、それはそうかもしれんが……その、もっとこう、風情というものが…」
「……すまないが、私にはイマイチ理解できん」
「じゃろうな」
今日も一日、大変だな。
半ば諦めたようにため息をつき、めいはそんなことを思った。



PM4:00

結局、3時間近く釣り(漁?)をしてしまった。
長時間潮風に当たっていたため塩まみれになってしまった身体を綺麗にするため、
リネットはギガントの湯へやってきた。
まずは店の裏手に回る。
――よし、今日は覗きを働く不届き者は居ないようだ。
念のため仕掛けておいたトラップの様子も見る。
――異常無し。
そのことに満足したリネットは、ようやく店の中へと入っていく。
714割と多忙なリネットさんの一日 4/5:2006/11/08(水) 01:02:17 ID:ci5g/9eC
「……あ〜…いらっしゃいませへぇ〜……」
無気力にもほどがあるメロディが居た。
「……どうしたのだ? メロディ殿…」
「あ〜……少佐ぁ〜…こんにちわでありますぅ〜…」
机にあごを乗せたまま、気だるそうに話す。
「随分と疲れているようだが……何かあったのか?」
「……ラグナが…ラグナがぁあぁ〜……」
ぶわ〜っと幅の広い涙を流すメロディ。
「何……? まさか、ラグナ殿の身に何か!?」
「ラグナが、昨日から口利いてくれないんですよぉ〜!」
思わずずっこけそうになるリネット。
「……なんだ、そんなことか…」
「そんなこととは何ですかぁ! あたしにとっては、死活問題なんですよぉぉ!!」
滝のように涙を流すメロディ。
普通なら、多少は同情でもするべきなのだが……。
「自業自得だな。昨日、あんなことをするからだ」
あんなこと。とは、ズバリ覗きである。
ラグナの入浴シーンを番台からコッソリ眺めていたところ、偶然店に入ってきたリネットに見つかり
危うく射殺されかけたのだ。
「ごめんなさいぃ〜。出来心だったんですぅぅ……」
「私に謝られてもな……。そもそも、覗く必要などなかろう。夜になれば幾らでも――」
「……甘いっ!」
バンッ! と机を叩きリネットを指差す。
今にも「意義あり!」と叫びだしそうな勢いだ。
「甘い! 甘すぎますよ少佐! リラックスティーにいちご牛乳投入するよりあまーい!!
 いいですか!? 湯煙に見え隠れする純白の肌! 見えそで見えない禁断の領域!
 これがまたそそるんじゃないですか!!」
「貴様はオヤジか」
「でも……でも禁断の領域に踏み込んだ代償は、あまりにも大きかった……。
 ラグナぁ〜! カムバーック!」
よよよ、と泣き崩れるメロディ。
見かねたリネットはメロディに歩み寄り、そっと肩に手を置く。
「よし、分かった。メロディ殿には特別に、夫婦喧嘩によく効く薬を教えてやろう」
「いえ、まだ夫婦じゃないんですけど……ちなみに、薬っていうのは…?」
「まあ、単刀直入に言うと……性交だ」
「直球ストレート!!!?」
それもかなりの剛速球だ。
「? 何を驚く必要がある。いつものように、ばーっと押し倒してパパッとやればよかろう」
「あれ!? いつの間にやらそんなキャラにされてんの、あたし!!?」
「違うのか?」
「違います! 全っ然違います!!」
「そうなのか。それは失礼した」
深々と頭を下げるリネット。
「お詫びと言ってはなんだが、私も協力しよう。幸い、動きを封じるための道具ならいくらでもあるが……」
「全然分かってないじゃないですか! しかもソレ余計嫌われる!!!」
もうこの人に相談事をするのはやめよう。
心からそう思うメロディであった。
715割と多忙なリネットさんの一日 5/5:2006/11/08(水) 01:04:16 ID:ci5g/9eC



PM11:00

帰路に着いたリネットが異変に気付いたのは、ミスト牧場の前を通ったときだった。
ラグナの家から、くぐもったような声が僅かに聞こえてきたのだ。
(……敵襲か!?)
持ち前のぶっ飛んだ思考を発揮したリネットは、散弾銃片手にラグナの家へと突撃を敢行する。
「御用改めである! 神妙にしろ!!」
ドアを蹴破り、銃を構える。
が――。
「はわわわわ!!?」
「ちょ……なんてタイミングで入ってくるんですかリネットさん!?」
ほとんどの人は予想できたと思うが、そこに居たのはラグナとメロディだけであった。
何をしていたかは、あえて語るまい。
「……む、すまない。屋内に侵入する場合は、入り口からのエントリーは避け、
 外壁に穴を開けて突入するのがセオリーだったな」
「いや、そっちじゃなく! っていうか、穴開けたら怒りますよ!!?」
「冗談だ。……いや、まさか実行しているとは思わなかったのでな。本当にすまない」
申し訳なさそうに頭を下げ、玄関口へ向かう。
「しかし……」
不意に口を開き、ぽつりと呟く。
「ラグナ殿が上とは、珍しいこともあるものだな」
「大きなお世話です!! っていうか、何で知ってんですか!?
 普段僕が下って何で知ってるんですか!!!?」
もうこの人ヤダ。
泣きそうになりながらそう思うラグナなのであった。



PM11:40

「ふぅ……」
今日も充実した一日だった。
机に向かって日記を書いていたリネットは、満足そうな笑みを浮かべた。
「今日も随分と暴れてきたようですね、リネットさん」
微笑みながら日記を覗き込むミスト。
「む……別に、暴れていたわけではないぞ。普段どおりにしていただけだ」
「普段どおり……ですか」
普段があれでは、周りの人間はいい迷惑だろう。
ミストはリネットの元部下達に、深く同情した。
「さて、そろそろ就寝せんと、明日が辛いな。
 ミスト殿。明日は2秒で撃ち抜くので、そのつもりで」
「大丈夫ですよ。しっかり目覚まし時計用意しておきますから」
「うむ、良い心がけだ。では、おやすみ。ミスト殿」
「ええ、おやすみなさい」
でもまあ、何の変哲も無い毎日に、多少の刺激はあってもいいかもしれないな。
そう思いながら、苦笑いをするミストであった。

さあ、明日も頑張ろう。

716 ◆iJ3v4UsY9Q :2006/11/08(水) 01:05:14 ID:ci5g/9eC
うっはー。
オチもクソも無ぇorz
お目汚し失礼しました。
717名無しさん@ピンキー:2006/11/08(水) 01:19:47 ID:t4wMZ5AE
ラグナ受けかよ!
受けかよ!
718名無しさん@ピンキー:2006/11/08(水) 01:20:43 ID:EINnjvtS
いいやGJ!

久しぶりに堪能しました。

…496kbか…
719名無しさん@ピンキー:2006/11/08(水) 01:29:52 ID:t4wMZ5AE
某所に投下されてたシャドウ乳搾りの話も中々良い
720名無しさん@ピンキー:2006/11/08(水) 11:45:01 ID:JO6kakzr
約二ヶ月で完走か。早いな・・・。
721名無しさん@ピンキー:2006/11/08(水) 23:43:10 ID:jOcNbYQB
>>720
今までの牧物スレから見れば国家非常事態級の速度といっていい。
次スレのテンプレつくらんと・・・ いまのやつに新保管庫のURLを足せばそれでイイのかな?
722名無しさん@ピンキー:2006/11/09(木) 01:05:25 ID:+C4CPZhp
しかし保管庫が全然更新されていないな……
管理人氏、かなり多忙だったりするのか?
723 ◆440.V/COZU :2006/11/09(木) 10:21:25 ID:JS/2rMbe
ギリで生きてますがその程度。
エロ分もカスッカスに抜けてんよ。
724 ◆440.V/COZU :2006/11/09(木) 10:29:39 ID:JS/2rMbe
心配してくれてたらゴメンヌ&アリガトソ
保管庫多分もうじきまとめて改造する…つもり。ね…年内目標…orz
あそこで良ければあのまま使うつもりなんだけどオケ?

テメーはトロいんだよ俺がやるよという人がいれば遠慮無くドウゾ

パソの基盤が使いすぎで焼き切れて俺の脳も焼き切れますた。
スレのログは取ってあるのでなんとかなると思いたい。
725名無しさん@ピンキー:2006/11/09(木) 21:08:47 ID:yE8+s6WK
>>719
kwsk
726名無しさん@ピンキー:2006/11/10(金) 00:21:04 ID:41uTyYEl
>>710
GJ!!オチがなくても十分楽しめましたよ
727名無しさん@ピンキー:2006/11/10(金) 00:48:54 ID:mrvhZCcn
誰か次スレを頼む・・。
後3KBしかない・・。
728名無しさん@ピンキー:2006/11/10(金) 07:44:40 ID:l/B9yru0
牧場物語のエロパロスレ4
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1163112190/

たててきたぜ
729過去462 ◆MlASmWsLOk :2006/11/10(金) 10:12:36 ID:EqDXy2m5
730名無しさん@ピンキー:2006/11/10(金) 18:05:11 ID:Kt1TJYKU
>>725
双葉のとっしーが書いたSSよ最近スレ立たないけど発売直後は恐ろしい勢いでSSうpされてた
731名無しさん@ピンキー:2006/11/10(金) 18:35:13 ID:UbEqtdFL
双葉は壷嫌ってるからなぁ
732名無しさん@ピンキー:2006/11/10(金) 19:50:56 ID:mrvhZCcn
>>730
双葉か。
ログどっかに無い?
733名無しさん@ピンキー:2006/11/13(月) 22:00:10 ID:zWDRMHUP
塩辛にまとめがあった希ガス
734名無しさん@ピンキー:2006/11/13(月) 22:25:16 ID:Jwul0pTb
d。
でも塩辛を見たらもう流れてるみたいだった・・。
735名無しさん@ピンキー:2006/11/17(金) 13:24:43 ID:yd+LHQzV
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736名無しさん@ピンキー:2006/11/17(金) 13:26:50 ID:yd+LHQzV
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737名無しさん@ピンキー:2006/11/17(金) 13:28:17 ID:yd+LHQzV
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738名無しさん@ピンキー:2006/11/17(金) 13:36:07 ID:yd+LHQzV
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739名無しさん@ピンキー:2006/11/17(金) 14:04:08 ID:yd+LHQzV
あらら…これじゃなかなか埋まらないな。
せっかく埋めるなら最初からちゃんと計算してやればよかったか。
ま、ちょっとみっともないけど、これで終わるはずだが。
740名無しさん@ピンキー
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