牧場物語のエロパロスレ3

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1名無しさん@ピンキー
牧場物語のエロSSを書く
もしくは、エロ画像を貼るスレです。
初代、2、HM、ミネなか、3、WL、しあ詩、コロステ、ルーンファクトリー、新作等牧場物語ならば何でもOK

専用うpろだ
ttp://boku002.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/imgboard.cgi
保管庫 (更新停止)
http://members.lycos.co.uk/bokumono/

前スレ
牧場物語のエロパロスレ2
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1131286947/

過去ログ(離散)
牧場物語のエロ画像inエロパロ板
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1025/10253/1025336859.html
牧場物語エロ萌えスレッド2
http://vip.bbspink.com/ascii2d/kako/1020/10205/1020524574.html

関連リンク
公式ホームページ
ttp://www.vis.co.jp/bokumono/
牧物キャラの絵師、まつやまいぐさ氏のHP
ttp://www5e.biglobe.ne.jp/~marucome/top/top.html
ルーンの絵師、岩崎美奈子氏のHP
ttp://homepage2.nifty.com/g-e/
2名無しさん@ピンキー:2006/09/10(日) 13:52:26 ID:kntVNflT
基本ルール
・普段は可能な限りsage進行とするが、人があまりにいない時はageてよし。
・荒らしに反応しない
・作品を投下する職人様はトリップをお付け下さい。


       ,. - ''"´  ̄ `'' .、
     , '"        ヽ、  `ヽ.
    /      i、  , 、ヽ.ヽ.   ',
    ,' ./ / i i ヽ. !_-!''ハ  ',.rァ i
   イ .i i. i-!‐!''":ァi'"`.ゝ!  |´)  |
    i ,ヘ レ'iァヽ!   ゞ-' ,|   |'´ヽ. !  保管庫募集中です♪
   ノヘレ'iハ^ゞ'      "|   |   ハ
      | !、   ヽフ  ,イ i !ヘ,ヘ,! 〉
     〈! |ア`''=r‐r '´7 ./ ,'`''ーァV
   r-、「ヽ./!`',.ァ「イ_「ノ、,ヘ/|ハ ̄
  rヽ:::::::::V:::i//7oo_>=7  i. ',
  `ヽ:::::ヽ:!::/7、r//、_「/`ヽ./i ヽ.
     >'" ̄`ヽ.::::/:::/>r<7ハ、_,ゝ
    iニ ゚д゚  i:::/´   /´
    iヲ、_   r「´ヽ.   ,〈
    `ー>、/i、〉  |__,.イ:::ヽ.
     ,.く:/::::/`r‐'i"ヘ:::ヽ:::::::>、
    / `'ー' l|    'r--'"  ヽ.
3名無しさん@ピンキー:2006/09/10(日) 14:20:38 ID:DxdS2Eb+

つ[カブ]
4名無しさん@ピンキー:2006/09/10(日) 15:09:48 ID:21SPRi1d
>>1
これは褒美だ つ【シークル魔法書全巻】
5名無しさん@ピンキー:2006/09/10(日) 15:17:31 ID:pHcigPrq

つ「雨降り傘」
6名無しさん@ピンキー:2006/09/10(日) 17:50:41 ID:DG70CO7Y
>>1乙!
つ【黒くない(ry】
つ【カブ】
7名無しさん@ピンキー:2006/09/10(日) 18:34:50 ID:HhHaXHzW
   r- 、_,,.. -..─::::-..、 ____,.、
 _r-'、::::::r'二ニ=-・-=、ー-、___::!
 !、;:::`''ー'-ァi::::::/:i:::::i:::::ト,ー'__:::::]
 ノ:::`''ー-ァ'/!‐/-ハ::i i:::_!:ヽ.::::r'_
 ヽ、;:__;:ニ/i ,ァ‐-,、!_! !_ハ`ハヽ::::ゝ   >>1
  _ノ、:::::く/:|`!__r!   'i'!7i/!_,!:::!    なにこのスレ?もうちょっとましなもの立てなさいよ
 !:::`:::::(、|::| "     ' ` !|:::ヽ::ー'ァ    まあせっかくだから乙って言ってあげるわ
  >-::::::;>'|::|>.、.,,_´_,,.イ:iヽ二7´
 `ヽ::r''  |::|'<!'ー r'iァ、|::| 〈::r'
   〉:!  r|:::|  `{`◎'{. |::ト, ヽ〉
  `ン ,イ ヽ! ! } `i^´{ レ' { `
     /    ; { ハ }   ハ
8名無しさん@ピンキー:2006/09/10(日) 19:28:51 ID:gP9d7LHi
ビアンカテラカワイス
9名無しさん@ピンキー:2006/09/10(日) 22:30:16 ID:EaYMYuqE
>>1
乙ルキアディア
10名無しさん@ピンキー:2006/09/11(月) 01:20:02 ID:QLSAmNOS
11タバサの野望(1/3):2006/09/11(月) 04:47:35 ID:NjF9PDbq
  「この変態!!」
  深夜のジャコリヌス邸にビアンカの怒号がこだまする
  「ああっ、ビアンカさまお許しをっ」
  ビアンカが履く黒いハイヒールの下でタバサが懇願する
  「何が最新のファッションよ!嘘じゃない!!」
  そう言うビアンカの服装は確かに異様だった
  肌に食い込むような黒皮の服に黒いハイヒール…俗に言うボンテージ姿だ
  それを着こなすビアンカの顔は怒りと恥ずかしさで真紅に染まっている

  それは今日の朝の事だった
  「ビアンカ様都会で流行の衣装を手に入れました」
  そう、言ってタバサが持ってきた衣装がこれだったのだ
  勿論、タバサはこの衣装がどんな時に使われるか知っていた
  そういう方面の知識がほとんど無いビアンカがそれを知るわけも無い
  「ふぅん、こんな格好が流行っているんだ…」
  勿論変だと思わなかったわけではない、だがそれ以上に
  「フン、まあまあじゃない」
  都会のセンスが分からない田舎者だとは思われたくないという見栄が働き
  異様なこのファッションを受け入れる
  「それではラグナさんに見せに行ってみてはどうでしょうか?」
  「何で、あいつに見せに行く必要があるのよ?」
  「ラグナさん、きっと喜ぶと思いますよ?」
  「あいつを喜ばせる必要なんて無いけれど…まあ田舎者に都会のファッションを
  教えてあげるって言うのも悪くないわね」
  密かに想いを寄せる相手と言う餌に、いとも簡単に引っかかるビアンカ
  「良く似合っておりますよ、ビアンカ様」
  「当然でしょ?都会の最先端の衣装は私にこそ相応しいの」
  そそくさと着替えを済ませビアンカはラグナの居る牧場に出かけていった
  あの格好のまま町の中を歩くのだろう、まあこの時間なら歩いている人間は少ないだろうが
  自慢げにボンテージ姿で町を歩くビアンカの姿を想像し
  タバサは吹き出しそうになるのを必死に堪えビアンカを見送った
12タバサの野望(2/3):2006/09/11(月) 04:48:53 ID:NjF9PDbq

  「何が、都会で流行のファッションよ!?大嘘じゃない!?」
  ヒールで這い蹲るタバサの頭をぐりぐりと踏みつける
  「び、ビアンカ〜そこら辺で許してやってはどうなんだ〜」
  扉の向こうで物音を聞いて走ってきたジャコリヌスがおろおろとした口調でそう言った
  「お父様は黙っていて!…それと入ってきたら殺すから」
  今のビアンカは恐ろしいまでの威圧感を所持している
  服装での相乗効果もあるだろうが、扉越しの声だけでも十分な破壊力を持っている
  グリモアも恐らくその威圧感だけで追い返せるだろう
  …身の危険を感じたのか、ジャコリヌスが遠ざかる足音が聞こえた
  「ふう……」
  ビアンカが一息つく、タバサにとっては怒りが静まってしまっては困る
  全て計算通りに、ビアンカにこの服を着せ怒りを買ったのだから
  「ですがラグナさんは、喜んでくれたでしょう?」
  落ち着きかけていたビアンカの顔に赤い真紅の警戒色と
  うっすらと滲んだ涙が浮かび上がる
  「タバサ、あんた良くそんな事が言えるわね!?
   この、このっ、このド変態っ!!ド変態っ!!」
  「お許しください、ビアンカ様」
  「ふざけないで!!私に対してあんな辱めをして許すわけないじゃない!」
  まあ、どんな結果になったのかは大体予想がつく
  「変態、変態、変態!!」
  ぐりぐりと頭を踏みつけるヒールのつま先に、強く力が入る
  「こんな不埒な格好で外を歩かせて、おまけに体中土埃で汚くなって最低!!」
  「では私が責任を持って、ビアンカ様のお体を綺麗にして差し上げます」
  そういうとタバサは頭に乗っていたヒールを口で舐め始める
  「ちょ、ちょっとタバサ!?」
  急なことにビアンカがうろたえる
  逃げようとも、タバサが足を掴んでいるので上手く逃げられない
  さらにハイヒールからビアンカの足に向って移動している
  「ひゃん!?」
  ついに露出した肌を舐めとられる
  「も、もういいからっ…」
  「ビアンカ様に恥をかかせてしまったのですから、私の気が治まりません」
  そういうタバサは間違いなく嬉しそうだ、一方のビアンカは困惑してる
  最初はヒールだった行為がもう太ももにまで達しようとしている
  「ビアンカ様……」
  「はんっ…やめなさい……も、もういいから……」
  目で懇願するビアンカ立場はすでに逆転している、タバサはあえて気にせず舐め続ける
徐々にビアンカの吐息に熱が籠もり始める
  「(あと一息……)」
  と、その時
  「こんばんは、ビアンカさん居ますか?」
  良く知った声が聞こえる、ラグナだ
  タバサの手が緩む、その隙を突いてビアンカが逃げ出す
  「今回は許してあげるから、もう舐めたりするのは止めなさいよね」
  捨て台詞のように言うと扉に体当たりするように走っていく
  「うわっ!?ビアンカさん、まだその格好だったんですか!?」
  玄関の方でラグナの声が聞こえる
  「後一歩だったのですが……ラグナさんという餌は効果はありますがリスクも大きいですね
   とりあえず第一段階は成功と言うことで次のプランでも練りましょうか」
  そう、呟くとタバサは厨房へと消えていった
13タバサの野望(3/3):2006/09/11(月) 04:53:22 ID:NjF9PDbq

  翌日
  「ねぇ、ビアンカ新しい服を買ったんだって?見せてよ」
  「ろ、ロゼッタ!?」
  「いいじゃん、減るもんじゃないしさ〜」
  「メロディ!?」
  次から次へと人がやってくる、せっかく忘れかけた恥ずかしさが蘇る
  「だ、誰よ!?こんなに速く噂を広めたのは!?」
  牧場まで、人に会った覚えは無い
  「どうしました?ビアンカさん?」
  「ミスト!」
  そういえば牧場にいつも居るんだった、ビアンカの顔はその髪よりも青ざめていた
  「本当に斬新ですよね、私驚いちゃいました都会の人はセンスが違うんですね」
  笑顔でそう語るミスト、見られていたなんて…
  天を仰ぐ、そういえば空も青かったっけ…太陽が嫌味なほどに照っている

  カルディアの町は今日も平和だ




ビアンカのAAが可愛かったんで書いた
一人ぐらいアブノーマルな人間が居てもいいよね?(´・ω・`)
14名無しさん@ピンキー:2006/09/11(月) 07:50:56 ID:6SqsOJKb
>>11-13
《よくやったb》
15名無しさん@ピンキー:2006/09/11(月) 08:42:16 ID:Y+mx523c
いちおつ
16名無しさん@ピンキー:2006/09/11(月) 11:05:15 ID:mn1PEATm
(´・ω・`)タバサさん……黒くなっちゃった………







( ゚д゚ ) 元からか?
17名無しさん@ピンキー:2006/09/11(月) 12:15:13 ID:eeg4Uw58
こっち見んなwww
タバサは獣姦がよく似合う。
18名無しさん@ピンキー:2006/09/11(月) 14:52:31 ID:vQeGQ4tx
セシリ………セシリアのエロSS希望
19名無しさん@ピンキー:2006/09/11(月) 19:35:30 ID:rHbMpAC9
黒ラグナきぼんぬ
20名無しさん@ピンキー:2006/09/11(月) 20:57:13 ID:6fRX1VwG
             _____
         , '"´    `ヽ.
        /  //_/_i _。! ,!ヽ.
        / ゝイl.i ォ-!、ハ!-!ハ,〉
      / / (| l|'ゞ'  lj'i i|
   r-、「〈rヘ./ /| iト、 ー ノ!|i  スーパーカブに乗ってカブを出荷ですよ
  rヽ:::::::::V::ヽrヽ!、|>i`7i´、!ヘ!
  `ヽ:::::ヽ:!::/  /´ k、_7-〉7、
    .>'" ̄ヽ. r'--iー<><>i7'i
    iニ゚д゚_.:i/!  ,.'-‐r-、!-、!__r-、
    | ̄ ̄ !//ゝ、  |r'ニ'´ヽ_ンーr'
    L____,.イ iヽ_/ `ーr'ヽ__「r(◎i
   γ,.-─、!、__!_/'"´ ̄` | l |  l|  ブロロー
   !_//´ ̄/ーァ / _i__,.イ| !ハ_r'ァヽー、
    7/ r'"ヽ∠くr'"ヽ.! ∠l /| l´' ̄ゝi
   C-| [二二三_>-'(_'))/ /i」ヽ○ l|::|
( (   ';'ゝ、_____ノ::ノ ̄`'ー-'" ヽゝ、__ ンノ
     `''ー--‐''"        `''ー‐'"
21名無しさん@ピンキー:2006/09/11(月) 23:12:50 ID:e1Rq6x9k
そういや今日の朝ミストに起こされる夢を見たよ
開口一番「カブ」でしたが。
そんな俺の妄想はミストがカブでラグナをアッー!です。
22名無しさん@ピンキー:2006/09/12(火) 00:26:21 ID:SHcxBtVM
黒ラグナっつーと、グリモアすらじょうろでブチ殺した腕で町の男をブッコロ。
残った女たちをひたすら孕ませプレイなんですね?
23名無しさん@ピンキー:2006/09/12(火) 00:52:56 ID:/pshOlh/
小佐の又にジョウロぶっさしてチャージ5だな
24名無しさん@ピンキー:2006/09/12(火) 01:03:54 ID:TgBiSYgp
少佐SSキボンヌ
25名無しさん@ピンキー:2006/09/12(火) 01:17:17 ID:y0a6vwXJ
ttp://new1314.freespace.jp/log/up/log/1914.jpg
ttp://new1314.freespace.jp/log/up/log/1915.jpg
ttp://new1314.freespace.jp/log/up/log/1916.jpg

某画像掲示板でこんなのを見つけたんだが・・・
ミントコワスwww
26名無しさん@ピンキー:2006/09/12(火) 01:34:04 ID:C9aePPb9
うぉい見れねーのは俺だけですか?
27名無しさん@ピンキー:2006/09/12(火) 01:55:03 ID:dwqZXPJx
俺も見れないよぅ
28名無しさん@ピンキー:2006/09/12(火) 02:15:14 ID:4h3UWcR2
専ブラじゃ無理だけどコピペしたら見れた
前にどっかに貼られた黒ミストの漫画の続きだった
29名無しさん@ピンキー:2006/09/12(火) 17:15:53 ID:b7sueiEs
このゲーム、本当に全年齢対象で良かったのだろうか。
30名無しさん@ピンキー:2006/09/12(火) 17:25:52 ID:z+QUMFLe
>>29
全然大丈夫でしょう。
色々勘ぐれるけど、別段やましいようなとこないし。
31名無しさん@ピンキー:2006/09/12(火) 17:26:13 ID:C9aePPb9
逆に考えるんだ。
エロゲーだったら大して注目されない、と考えるんだ。
ていうかエロゲーだったら牧場生活が微妙なものにしかならない気がする。
性生活メインになっちゃうじゃん。
32名無しさん@ピンキー:2006/09/12(火) 17:49:59 ID:b7sueiEs
俺の心が汚れているだけだったのか。

つまり、女の子に乳しぼり器を使って喜んでちゃいかんのだな?
33名無しさん@ピンキー:2006/09/12(火) 17:57:06 ID:x6nU6bLP
>>25
ダウンロードまでは見られるんだが永久ループするぜ
34名無しさん@ピンキー:2006/09/12(火) 18:00:45 ID:xLyCsRsR
エロでない所があるからエロが映えるんだよな
てか俺も>>25見れない
35名無しさん@ピンキー:2006/09/12(火) 18:29:52 ID:b7sueiEs
>>25が見られないのはリファラの問題じゃないかな?
ノートンが効いてるなら一時的に止めてみたら通るかも。
36名無しさん@ピンキー:2006/09/12(火) 19:03:45 ID:SHcxBtVM
毛刈りで下を剃毛プレイとか。
37名無しさん@ピンキー:2006/09/12(火) 19:14:48 ID:C9aePPb9
>>35
dノートン無効にしたら見れた
そうか、ノートンが過保護というのはこういうことか
38名無しさん@ピンキー:2006/09/12(火) 20:25:34 ID:5fIkqy4x
ローラ姫とラダトームの町娘と3人で宿屋に泊まったら
「ゆうべは3人でおたのしみでしたね」と言われるドラクエの方がエ…もといヤバイ。
39名無しさん@ピンキー:2006/09/12(火) 21:04:30 ID:/pshOlh/
のーとの人の絵に見えるのは俺だけか
40名無しさん@ピンキー:2006/09/12(火) 21:10:45 ID:sYyxbKaa
>>25
俺のシャロンがいない…
41名無しさん@ピンキー:2006/09/13(水) 00:53:17 ID:vD0WxwVK
>>25
>某画像掲示板
ふたばのこと?
42名無しさん@ピンキー:2006/09/14(木) 19:35:48 ID:kAIfx5Cj
ラグナのタケノコで少佐をヨーグルトLサイズのようなものでいっぱいにする
SSを一瞬考えたがさっぱりまとまらなかったよ(´・ω・`)シャローン
43名無しさん@ピンキー:2006/09/14(木) 21:22:18 ID:ON8ykCiJ
シャローンのSSって需要あるかな… (´・ω・`)
44名無しさん@ピンキー:2006/09/14(木) 21:26:52 ID:SYNz9roB
おくれ。うちの嫁はロゼッタだが。

需要を言うなら、俺が書こうかと一瞬だけ思った
カミュ&メロディの方が無いだろう。
45名無しさん@ピンキー:2006/09/14(木) 21:50:12 ID:bWBtRamz
ラグナと結婚してラブラブ新婚生活を送っているメロディ。洞窟に水遣りに出かけたラグナの
留守をついてカミュが忍び込んで強姦NTRなら俺には需要ある
46名無しさん@ピンキー:2006/09/15(金) 00:19:45 ID:vuHjbO8R
やめてNTRやめて
特にメロディはロクなめにあってない気がするから
実際うpする人居たらスルーするから一言言ってね、マジデ!
47名無しさん@ピンキー:2006/09/15(金) 00:21:33 ID:2+BpnSDC
保守
ついでに、Sラグナ×どMロゼッタを激しくキボン
48名無しさん@ピンキー:2006/09/15(金) 00:23:20 ID:2+BpnSDC
↑ミスった
Sラグナ×どMビアンカを激しくキボン !
49名無しさん@ピンキー:2006/09/15(金) 00:26:42 ID:wnkI8E0f
ラグナがひたすら逆レイプされるの見たい。
それか少佐か。
50名無しさん@ピンキー:2006/09/15(金) 01:11:56 ID:tWcAuv3P
確かに、メロディは薄倖属性があるからNTR似あうかもな。やっと手に入れた幸せが、家族が
失われていく〜みたいな
51名無しさん@ピンキー:2006/09/15(金) 03:20:37 ID:vuHjbO8R
>>50
(^ω^#)ビキビキ
メロディは俺が責任を持って幸せにしますお
52名無しさん@ピンキー:2006/09/15(金) 04:31:00 ID:XrLeVW4t
>>51
(^ω^#)ビキビキ
俺が幸せにするに決まってんだろ
53名無しさん@ピンキー:2006/09/15(金) 04:32:23 ID:1XYkgAHL
メロディで争ってる間にロゼッタは貰って行きますね三(  ゚ω。)
54名無しさん@ピンキー:2006/09/15(金) 07:25:19 ID:xLDA+SK2
>>52
違うお、俺が幸せにするお(^ω^#)




でもロゼッタも可愛いお…(´・ω・`)
55名無しさん@ピンキー:2006/09/15(金) 07:56:04 ID:/T5SuyJi
ミストの可愛さがわからん連中が多いようだな
カブ娘といわれようが黒いといわれようが俺はミスト一筋だぜ
56名無しさん@ピンキー:2006/09/15(金) 12:04:27 ID:nZ5CKV33
現在四年目でヒロインの高感度全員10
告白アイテムもすべてあるがみんなかわいくて結婚できないおれガイル
57名無しさん@ピンキー:2006/09/15(金) 12:11:27 ID:cC0QrwCz
>>56
よう、俺。

セシリーと結婚できたなら迷いなどしなかった。
十年とかたったら成長して結婚イベント起きんかね…
58名無しさん@ピンキー:2006/09/15(金) 13:58:47 ID:nZ5CKV33
「教えてください、ミシトさん。
ミストさんが昔やとっと人たちはどこにいったんですか!?」
「いったじゃないですか、ラグナさん。みなさんは『栄養』になったんですよ
ラグナさんはなりませんよね? 『栄養』に」

グリモアのなく頃に

勢いでやった、実は少し後悔している。
59名無しさん@ピンキー:2006/09/15(金) 14:04:52 ID:P6CzxKTJ
>>58
落ち着けw
60名無しさん@ピンキー:2006/09/15(金) 20:40:38 ID:RAlPnIvm
頭の中は白いミスト様系の妄想が渦巻くがまとまりきらない

そこが職人様との差なのか〇| ̄|_
61名無しさん@ピンキー:2006/09/15(金) 20:42:48 ID:k4LDu1AT
まとまりきらんでも、箇条書きにしてみたらどう?
そこから着想を得て書く人がいるかもしれない。
それに、箇条書きでも萌えられるやつは萌えられるのだ!
62名無しさん@ピンキー:2006/09/15(金) 21:22:00 ID:tVL6oSBm
保守
63名無しさん@ピンキー:2006/09/15(金) 21:26:48 ID:RAlPnIvm
>>61
dクス
ぎりぎりまでやってみてダメなら箇条書きかその系統でやってみるよ…
64名無しさん@ピンキー:2006/09/15(金) 22:28:08 ID:f98ClSYb
カミュとメロディとかってNTRに入る?
結構好きな組み合わせなんだけど
65名無しさん@ピンキー:2006/09/15(金) 22:28:43 ID:f98ClSYb
あ、もちろん独身状態でね
66名無しさん@ピンキー:2006/09/15(金) 22:49:22 ID:fCQeiA1x
どうだろ?
投下前に注意書きさえすれば問題ないんじゃないかなぁ?
67名無しさん@ピンキー:2006/09/15(金) 23:04:43 ID:vuHjbO8R
私的には守備範囲だが 主人公=俺 な考えだとNTRっぽいな
何にせよ〜×〜とか表記すればOKだと思う
68名無しさん@ピンキー:2006/09/16(土) 00:22:33 ID:NEiT1ikH
>>56
全員マックスなんて出来るのか
俺も頑張ってみようかな

セーブ領域もっと多ければ悩まなくていいのにな…
69名無しさん@ピンキー:2006/09/16(土) 00:52:13 ID:p1lZ8qUg
がんばれ、誕生日と感謝祭は常にチェックしとけば
けっこう簡単にできるはずだ
70名無しさん@ピンキー:2006/09/16(土) 01:58:28 ID:Y5ixtw8i
つか
アン×ザッハ&ザッハ×トルテ
とかって誰か書いてくれないかな…
71名無しさん@ピンキー:2006/09/16(土) 14:31:31 ID:yB11aqC1
つか、いっそのこと親子どんぶりを
72名無しさん@ピンキー:2006/09/16(土) 15:04:24 ID:r9SU5MOS
前スレ後8k
73dennko-:2006/09/16(土) 18:49:53 ID:4iP+wbD+
74dennko-:2006/09/16(土) 18:50:34 ID:4iP+wbD+
75名無しさん@ピンキー:2006/09/16(土) 23:55:59 ID:p1lZ8qUg
誰かラピスさまのSSを………
キボ
76名無しさん@ピンキー:2006/09/17(日) 08:25:52 ID:oqW6IYLB
俺もキボンヌ
77名無しさん@ピンキー:2006/09/18(月) 01:37:30 ID:aZB2ET7V
携帯から投下なんでアップロードがショボですが、自己満足でトルテを。
初エロ絵なんで体が変ですが…
http://photo.qpd.jp/v.php?f=hsH
78名無しさん@ピンキー:2006/09/18(月) 01:50:47 ID:2ZnNn5MF
GJ!
79名無しさん@ピンキー:2006/09/18(月) 02:42:05 ID:1hS40npw
よし、次はタバサ頼む。
80ラピスの看病(1/3):2006/09/18(月) 03:38:04 ID:YCR8tdee
「まったく、ラグナさんは無茶しすぎです」
ラピスはそう言いながら、ラグナのおでこに濡れタオルをおいた。
ろくに寝ないまま、モンスターの世話や野菜の水やりをした性で
自分の畑で倒れてしまい、それを見つけたミストはラグナを家に運んで
ラピスを呼んできて、今に至る、というわけである。
ちなみに、ミストは「後は若い二人に任せて…うふふー」と
謎な事を言いながら自宅に戻ってしまった。

「もう、秋なんですから、外で倒れると風邪じゃすみませんよ」
「はい…」
ラピスさん、怒った顔がまたかわいいなぁ。
そんな不謹慎な考えを見透かさたのか、また不機嫌な顔をしている。

「とりあえず、風邪薬を飲んでください……お水は…」
「あ、冷蔵庫の中にあります」
ラピスは冷蔵庫の水と錠剤の薬を置くと、
ラグナのタオル用の水を取り替えるために外にでていった。
錠剤とはいえ、最初の口に残る苦みが苦手だ。
ラグナは薬を口に投げ入れると、コップの水を一気に飲み干した。

うわ、なんだこれ。
口にひどく甘い味が広がった。
いつの間にか、この風邪薬は甘くなったのか?と勘違いしそうだったが、
水が入っていた青い瓶を見て納得した。
作りかけの植物用栄養剤はたしか、青い瓶に入れていたなぁ。
材料は知っている、多分、死ぬことはないはずだが…こんな味とは。

水と間違えた栄養剤を飲んでから、変な気分だ。
いつのまにか、水を取り替えたラピスが戻っていたのだが、それにすら気づかなかった。
「水っておもいですね、喉乾きました。この水、もらいますね」
「はい、どうぞー」
え?
言葉の意味も良くとらえず答えてしまった。
その水って、あの栄養剤のことだ。
あわてて止めようとしたのだが、すでにラピスが一口飲んでいた後だった。
ラピスの顔がまた不機嫌にゆがむ…ああ、ものすごい怒っているんだ。
81ラピスの看病(2/3):2006/09/18(月) 03:38:51 ID:YCR8tdee
「ラグナさん、これジュースですよ。
お薬なんだから水で飲まないと駄目じゃないですか」
てっきり、変なものを飲まされて怒られると、
亀のごとく布団に潜り込んだラグナだったが、
見当違いな言葉にちょこっと顔を出してラピスを見た。
「でも、何のジュースです?結構おいしいですね」
思ったより上機嫌だ。
ラピスはこくこくとコップの水をすべてのみ干した。

それから、しばらくして。
ラグナは苦しんでいた。
あの、変な栄養剤の性だろう。
どういう因果か知らないが、ラグナの股間のものがギンギンに勃っていた。
いっこうに萎える気配がない。
手でちょんと触るだけでもとても気持ちがいい。
隣にラピスがいなければ、とっくに自慰行為に耽るのだが、
ラピスはなぜかじーっとラグナを見つめている。
寝返りをうつように、ラピスとは逆の方を向くと、下になった手で股間を刺激する。

途端、がばっと掛けてある布団が取り払われた。
あわてて上を向くと、ラピスが布団を持ってにらんでいた。
服越しだが、下半身の肉棒をしっかり握りしめている光景を見られ、
ラグナの背中に冷たい汗が流れる。

「やっぱり、そんなことを…ラグナさんは病人なんですよ!」
ラピスは持っていた布団をぽいと投げ捨てると、ラグナに近寄り
下半身の服をまとめて脱がした。
ラグナの反り返りは空気にさらされ、ラグナ自身はどうしていいかあたふたするばかり。

不意に、温かくぬるりとした感触につつまれる。
ラピスがラグナのものを銜え、手と口で愛撫していた。
限界近くをさまよっていたラグナにはその刺激だけで精を放出した。
放出した一瞬こそ硬直したものの、じわじわとでてくる度に舌でなめとられ
粘液はこくこく嚥下され、依然と堅さを保つそれへの奉仕は続行された。

二度目の絶頂を体験し、やっとラグナは少し落ち着きを取り戻した。
ピンクの髪がさらさらと揺れている。
「あの…ラピスさん、も、もうやめてください。」
快感からは離れたくなかったが、罪悪感がそれを良しとしなかった。

それを受け入れたのか、ラピスは口を離した。
名残惜しそうに、口と肉棒の間に糸が伝う。
そのまま、ラピスはじーっとラグナを見つめながら言った。
「ラグナさんは、気持ちよかったですか。
私にはなにもなしですか。
でも、ラグナさんは病人だから動いちゃいけませんよ。
じっとしててくださいよ。」
82ラピスの看病(3/3):2006/09/18(月) 03:39:34 ID:YCR8tdee
ラピスはラグナの上に馬乗りになった。
ラグナの勃起したモノに、ぬめぬめとした液体の感触を感じる。
もしかして…脱いでる?布一枚すら隔てずくっついている??
スカートで見えないが、あの中は…と想像すると、さらに血液が注がれるのを感じる。
ラピスは前後に動き始めた。
粘液がまんべんなく塗りたくられる。
「らぐなさん…いきますよぉ」
上から押しつぶされるだけだったモノは、ぐいっと起こされ
やがて全体が締め付けられた。
「ら、ラピスさん、なにを…」
「わかりませんか?こうなってるんですよ」
ラピスは、スカートを持ち上げ結合部をラグナに見えるようにした。
細い割れ目の奥に自分の肉棒が刺さっているのが見える。
「こうすると、もっと見えますよ」
そういいながら、ラピスは自分の身を持ち上げた。
ラグナのモノがラピスの中から徐々に姿を現わす。
そして、ラピスはまた身を沈め、同時にラグナのモノもまた沈み込んでいく。
ラピスはそのペースをあげ、ラグナは来るべき快感を必死に我慢していた。
「あっ」
ラピスは短い声を上げ、ラグナに倒れ込んだ。
ラグナも、その瞬間、強い締め付けを受け、三度目の絶頂に達した。

それから…。
「ラグナさん、こんなモノ作るなんて最低です!」
正気に戻ったラピスはすごい剣幕で怒って言った。
「あ、あ、あの、こ、これはじ、事故で、そ、そんなつもりは…」
剣幕に押され、必死に弁明するが、声にならないラグナ。
「もっと、正々堂々とするべきです!」
「せ、正々、ど、堂々ならいいですか?」
反射的にラグナが言った言葉を聞いて、その意味を理解すると、
ラピスは顔を真っ赤にした。
「もう、変な事言うと怒りますよ!」
そんなラピスを見て、思わずかわいいと思うラグナ。
そんなラグナを見てさらに怒るラピス。

「もう、ラグナさんったら、ほっんとーに怒りますよ!」
83名無しさん@ピンキー:2006/09/18(月) 03:43:01 ID:YCR8tdee
ってことで、ラピスネタ投下

旅行に来たのはいいんだが、台風で外にでられなくて一日中ごろごろしてたら
全然眠れないんで、無理矢理作ってみた
旅館で俺はなにをやってるんだ…orz...

ついでに、読み返すのも恥ずかしげな出来でほかの職人が神に見える
文章組み立てるの、かなり難しいな…
84名無しさん@ピンキー:2006/09/18(月) 08:02:48 ID:Y4nAjXiy
うひゃひゃひゃ!GJ!
看護婦とお薬ネタは大好物!
85名無しさん@ピンキー:2006/09/18(月) 08:36:10 ID:fzUTKISs
GJ!
86名無しさん@ピンキー:2006/09/18(月) 09:34:17 ID:He0kdOb6
イェーイ、GJ!
87名無しさん@ピンキー:2006/09/18(月) 13:14:19 ID:nW6ycWgV
台風GJ!たまには役に立つなオイ
88名無しさん@ピンキー:2006/09/18(月) 13:16:29 ID:nW6ycWgV
あ、もちろん作者さんが一番GJ!
89名無しさん@ピンキー:2006/09/18(月) 13:26:26 ID:kRvCJ4+q
旅館で書き物って文芸作家みたいでいいなw
90故郷を思ふ・前編(1/7):2006/09/18(月) 17:11:21 ID:2cyauQAp
「ととさま! かかさま!」
 轟轟と叫ぶのは煉獄の炎。
 辺り一面は狂ってしまいそうなほどの赤、朱、紅……。それに加え、木の焼ける臭い、肉の焦げる臭い、血の蒸発する臭い。その全てが吐き気をもよおし、一人の幼い少女は口元を覆いながらも、必死に叫び声をあげていた。
 そんな中、その少女に向けられる優しく穏やかな言葉と視線。
「――――。無事だったのですね、良かった」
「か、かかさま!?」
 ゆらりと、まるで幽鬼のごとく現れた女性を見て、少女はそう呼んだ。
 かかさま――つまり、その女性は少女の母親だった。真っ白な肌と真っ黒な髪。そのコントラストは本来ならば見る者を例外なく魅了するほどの美しさなのだが、それら含めた全身が汚れと埃……そして所々が血にまみれていた。
「かかさま、かかさまぁ!」
 だが、そんなことや微塵も気にすることもなく、少女は母親の胸に飛び込んだ。
 母親はその軽い衝撃に少しだけ驚き、少しだけよろめきつつも、優しく抱きとめてその頭を撫でた。
「あ……、そうだ。ととさま。ととさまはどちらに!?」
 その言葉に、今度は少しだけ悲しそうな表情を浮かべてみせた。
「ととさまは……ととさまはこの国の主様。最後の最後まで国の民を守らねばなりません。私たちを逃がすために懸命に戦っておられます」
「やだ! 我も戦う! 我もととさまと一緒に戦う!」
 小さい身体で必死に訴え、きつく握り締められた着物に皺がよる。だが、そんな少女の真剣な姿を見ると、母親はただただ首を横に振った。
「なりません。ととさまは民……そして何よりも貴女のことを守るために戦っておられるのです。そんな貴女が戦いに赴いて、もし傷つくようなことがあれば……ととさまはとても悲しみます」
「あ……ぅ……」
 少女にとって初めて見る母親の怖い顔。いつも優しいはずの母親がそんな顔を見せたことに、緊張以上に怯え、すぐに押し黙ってしまった。だが、そんな顔をしたのも一瞬のことで、すぐにいつもの母親に戻った。
「だからね。ととさまのためにも、今はお逃げなさい。そして、生きて……皆で会いましょう」
「かかさま。分かり……」
 着物を掴む手の力を緩め、少女がふと母親から離れたそのときだった。
 まるで地震が起きたかのように思えるほどに建物が大きく揺れた。
 舞い上がる火の粉とは対照的に降ってくるのは炎を纏った瓦礫。
「――――っ!」
 母親が少女に向かって何かを叫ぶ。だが、周囲の音に邪魔されて、その声は少女にまるで届かない。
「か、か、さま?」
 届かない声に不安と焦りを覚え、少女は再び母親の懐に飛び込もうとする。
 だが、母親は先程と同じような怖い顔をして、でもそれでいてすごく悲しそうな顔をして、近寄る少女のことを突き飛ばした。
「あう!?」
 女性の細腕の力とは言え、少女の身体はまだまだ本当に小さく、それだけで吹き飛ぶように転がっていった。
 しかし、それでも少女はすかさず体勢を立て直し、また母親の下に駆け寄ろうとする。だが、起き上がった瞬間、少女はただただ絶望した。
 母親の周りに、まるで蚊帳のような炎の壁が立ちはだかっていたからだ。
「かかさま!? かかさま――っ!!」
 少女はひたすらに母親のことを呼びながら、懸命に足を踏み出そうとする。するのだが、少女の足は震えるだけで彼女の意思通りには一向に動いてはくれなかった。
「何故? 何故動いてくれぬ!」
 そう自身に叱咤するものの、やはり少女は前に進めない。それどころか、瓦礫の雨と灼熱の壁に圧され、後ずさりしてしまっていた。
「かかさま。我は、我はぁ……」
 そのやるせない感情で満ちた少女の顔を見て、母親は再度表情を和らげた。そして、宥めるような、また諭すようにこう告げた。
「さぁ、早くお逃げなさい。そして、生きるのです。たとえ私たちと離れることになっても、一人きりになっても、それでも生きるのです」
「や、やだぁ。かかさまも、ははさまも一緒に。ととさまとかかさまと、我と……」
 そしてようやく少女が一歩を踏み出せたとき、
「……え?」
 少女の視界を全て覆い隠すほどに大きな瓦礫が目の前の母親の身体を…………飲み込んだ。
 その瞬間、最期の瞬間……この騒がしい轟音の中にただ一言、よく通る愛しい人の声を少女は聞いたような気がした。

「生きて……………………、冥」
91故郷を思ふ・前編(2/7):2006/09/18(月) 17:17:20 ID:2cyauQAp
「あああぁぁ――――っ!!」
 まるで夜を切り裂くかのような絶叫をあげて、『少女』は床の間から上半身を起こした。
 季節はもう秋の月を半ばも過ぎたというのに、額にはじわりと嫌な汗が浮かぶ。それに異様なまでに喉が渇く上に……。
「……う」
 少女は『あのとき』のように口元を押さえる。
 あのときの熱を身体が覚えているかのように熱い。ただひたすらに熱い。その熱さが不快。気持ち悪い。
 そんな風に身悶えていた少女の背にふと誰かの手が触れた。
「え?」
 そこにいたのは……一人の少年。この暗がりでもその少年の表情が分かるほどに彼は彼女の傍にいた。
「……ラグナ、殿?」
「どうしたんです、めい? 何か悪い夢でも?」
 少年の名前はラグナ。そして少女の名前が冥。
 もしこの町、カルディアに住む者以外が見たら、とてもじゃないが、二人が『夫婦』などとは思わないだろう。
 何故か? それは彼女……冥の外見によるところが大きい。彼女曰く「自分はラグナよりもずっと年上」だそうだが、身長のみならず、あらゆる箇所に幼さを残すその外見では、『夫婦』ではなく『兄妹』と言われても仕方のないところもあった。
 今だって、ラグナが背中から彼女の身体を抱きしめると、すっぽりとその腕の中に収まってしまうほどに小さく……そして、華奢だった。
「く、くっつくではない。今の我は……その、汗臭い……やもしれぬから、な」
 などということを冥はいささか不満げに呟くのだが、それを聞いてラグナは離れるどころか、余計にその身を寄り添わせた。
「汗臭くなんかありませんよ。それどころか、すごくいい匂いがします」
「う、うう、うつけがっ! くっつくでない、寄るでない、近づくでない、匂いを嗅ぐでない!」
 それを一息で言ってしまうほどに焦りながら、冥はラグナの身体を懸命に引き離そうとする。
 が、ラグナは呆気ないほどに……と言うよりもむしろ、ラグナ自身から身体を離したのだった。
「……落ち着きましたか?」
「えっ、あ……」
 そしてラグナから出た言葉は、そんな穏やかで優しい言葉。冥にとっては……そう。まるで『かかさま』に言われたような感じだった。
「馬鹿者。そういうのは普通、年長者である我が言うものだ」
「じゃあ、たまに……ならいいんですよね?」
「そ、それは……」
 冥は言い淀んでしまう。
 自分の方が大人、大人……と言い聞かせながらも、ラグナは時折こちらをドキリとさせるくらいの本当に大人びた仕草を見せる。それこそ、この町に住む男連中すらも及ばないほどの。
 頼り甲斐があると言えば、まさにその通りなのかもしれないが、それでもラグナには名状しがたい何かがあるのもまた事実だった。
 カルディアの住人がこれほどの短期間で彼のことを信頼するようになったのもそれが大きな要因の一つかもしれない。そして何より、冥がラグナのことを慕うのも……。
「な、ならん!」
 だが、冥はすかさずかぶりを振った。
「どうしてです? 僕たちは夫婦なんですから、お互いに助け合うのは当然のことだと思いますが?」
「それでも、じゃ! 我が年上であることは変わりはないのだから、お主は我の言うコトを聞いておればいいのじゃ」
 冥はその言った後に自分の失言に気付き、ハッと口元を押さえた。勢いとは言え、自分自身のあまりの身勝手な言い分に恥じた。
 年上だからとか、偉いからとか、力が強いからとか……その他諸々で、他者を抑え、強いることがどれほどのものか、彼女自身は『よく』知っているはずなのに。
「す、すまぬ。今の言いす……」
 と言おうしたのだが、その言葉は最後まで発することもなく途中で遮られてしまった。目の前の……彼女の目の前に佇む彼の唇によって。
「……んっ!?」
 冥は驚きで目をこれでもかというくらいに見開く。とは言っても、その目が目の前の男の姿を見ているわけではない。焦点もずれていれば、意識もどこかずれている。
 突然の行為、感触、味、匂いに冥の心境はもはや動揺などという言葉では言い表せないほどに『動揺』していた。
 しかし、先程の夢で見た出来事、感触、臭い……それら不快な感覚が全てどこかへ吹き飛んでいた。
 幾ばくかして、お互いにその身を離す。冥はラグナのことをただボウとした表情で、ラグナは冥のことを苦笑いを浮かべながら、また暫くの間互いのことを見つめあっていた。
 が、とうとう堪えきれず、冥は笑いをこぼしてしまった。
「……ふふ。お主は本当に、本当に勝手な男じゃな。本当に、呆れるくらいに」
 そんな愚痴をこぼしながらも、どこか嬉しそうだった。

 その夜は二人、手を繋ぎながら再び眠りについた。
92故郷を思ふ・前編(3/7):2006/09/18(月) 17:18:20 ID:2cyauQAp
 翌日のこと。ラグナが目を覚ますと、手を繋いで眠ったはずの人がそこにいないことに気付く。
 さらには、窓の外が今やもう物凄く明るくなっていたことに気付く。時計を手に取って見るも、その針は午前十時などという「完全に寝坊してしまった」と呆気に取らせる時刻を指していた。
 昨日はなんだかんだで寝るのが遅くなってしまったせいだろうか……などと考えるよりも先に、ラグナは床から抜け出していつもの服に着替える。
 その途中でも家中を歩き回って彼女の姿を捜し求めたのだが、彼女はベッドどころか、この家の中にはいなかった。
 「何処かへ出かけた?」と考えるのが至極当然のことではあったし、自分を起こさなかったのも多分彼女なりの配慮なのだろうと思った。でも、言伝の一つもなかったことは少しだけラグナを悲しくさせた。
 そして、それ以上に何か……昨日の彼女の様子を鑑みると、ラグナは言い様もない不安に駆られた。
 あの出来事さえなければ、こんな不安に思うこともなかっただろう。あの冥が……、あんな悲鳴をあげるなんてことは、今まで一度もなかったから。
「…………いや、悩んでいても仕方がない。遅くなっちゃったけど、まずは畑の作業をして、それから捜しに行ってみよう」
 本当ならば今すぐにでも捜しに行きたいところだが、やはりそういうわけにもいかない。彼女と畑を天秤にかけるつもりもないが、やるべきことはきちんとやっておかねばならない。
 特に冥はそういうところにはうるさかった。
 ラグナはそう決心すると、ほんの少しの時間すら惜しむようにすぐさまに外へ出た。

 寝坊していつもと生活のリズムが狂ったせいか、作業に精彩を欠き、いつもよりもだいぶ時間と体力を浪費してしまったようだ。
 とは言え、なんとかお昼を少し過ぎたくらいまでには農作業を終えることができたラグナは、片付けも半ばにカルディアの街中へと足を運ぶ。
 当然のことながら、この近辺で行く所と言えばココしかないし、その上、誰かがめいの姿を見ていれば、それを頼りに捜す手間も省けるというもの。
「……何処に行ったんだ、一体?」
 なのだが、意外と言えば意外。町中を一通り見て回ったが、冥の姿を見たという人が誰もいないという。
 落胆と疲れの色を少しだけ浮かばせながらトボトボと歩いていると、突然背中を思いきり叩かれて、ラグナは前へつんのめりそうになった。
「なーに、そんなに景気の悪そうな顔して歩いてるのよ?」
「えっ!?」
 振り返った先、そこに立っていたのは海の家を営んでいるサラという女性だった。
 そのサラがどんな女性なのか……、それは語るよりは見た方が早い。ラグナが振り返っても尚、バンバンと叩くのをやめないし、ニコニコと笑うのもやめない。
 海の女……とはこういう人のことを言うのか、ものすごく『豪快』な人だった。
「サ、サラさん。そんなに叩かないでください。痛いですって。それに僕ももう子供じゃないんですから、そんな宥める風にしないでくださいよ」
「なーに、言ってんだい。アタシからすれば、アンタもまだまだ子供だよ。結婚しても、この町を救った英雄でも、そのへんはまだまだだね」
「……」
 ラグナは少しだけ膨れっ面になる。
 だが、それと対照的にサラはそんなラグナの表情を見て、太陽のような笑顔を浮かべてみせた。
「そういうところが子供だって言うんだよ。ホントにアンタたち夫婦は大人っぽいんだか子供っぽいんだかよく分からないねぇ。特に今日は二人とも……」
「二人……とも? もしかして、サラさん。めいに会ったんですか?」
 ラグナの表情が急変する。それはサラの言うとおり、大人っぽくもあり子供っぽくもあった。
「え、えぇ」
「何処で!?」
 肩をきつく掴んで激しくその身体を揺らす。
「いつもの桟橋の所よ。あっ、でも言っておくけど、今はもういないわよ」
「何処へ行くとか言ってませんでしたか!?」
「いや、それは……。ただ『一人になりたいから』としか」
「一人に……ですか。なるほど」
 ラグナには心当たりがあった。
 結婚してからはそうでもなくなったが、冥は総じて『一人』で居たがる。人と接することを避けたがるのである。
 確かに冥はこのカルディアの住人ではない。もしかしたら、それ故の引け目などを感じているのかもしれない。それとも他の何か、か……。
 そういう時に彼女が何処に居るか……ラグナにはおおよそ見当がついていた。
「ありがとうございました、サラさん。捜しに行ってみます」
「えっ、あ、あぁ。そうかい。頑張んな」
「はいっ」
 別れの挨拶も早々に、ラグナはその場に背を向けて走り出していた。真っ直ぐ一直線に、迷うこともなくその場所へ向かった。
93故郷を思ふ・前編(4/7):2006/09/18(月) 17:18:56 ID:2cyauQAp
 その場所……というのが、ギガント山。
 天気は清々しいまでの秋晴れ、かつまだお天道様もほぼ真上に位置している。だというのに、高所のせいか風が涼しくて、走ったせいで流れ出た汗がやけに冷たく感じられた。
 そう……冷たいのだ、ココは。
 そういう外的要因だけじゃない。町中とは明らかに違う空気が、冷たく感じられた。
 そんな所に、予想通りに彼女は居た。ギガント山の山頂、その絶壁の上に、一人きりの少女が佇んでいた。
「…………」
 何か近寄りがたい空気をまとっている。むしろ、「誰も近づくな」オーラを放っているような気がした。
 がしかし、だからと言って放っておくことはできるはずがないのは当たり前のこと。ラグナはその物悲しそうな冥の背中にそっと声をかけた。
「……めい。捜しました」
「…………」
 声が届かなかった……ということはないだろう。でも、冥は突然のその呼びかけにもまるで驚いた様子を見せることはなかった。
 そもそも、冥がラグナの接近に気づいていないはずもなかった。気配の察知とでも言おうか。冥はそういうことには非常に敏感だったから。
「めい。どうしたんですか、こんな所で。心配しました」
「そう、か。すまぬ……な」
 ただそれだけ。酷くか細いその声はまるで風に乗るようにして、消えた。
 しかしそれでもラグナは、言葉を紡ぎ会話が消えてしまわないよう何とか繋ごうとする。
「めいはよくココに来るね。好きなんですか?」
 少々わざとらしい質問ゆえに「答えてくれないかな?」などとも少しは思ったが、意外にもそれはすぐに返ってきた。
「あぁ。ココから見る風景は……我の故郷によく似ていて、の」
「めいの……故郷?」
 ラグナもその視線につられてその風景に目をやる。
 水色よりもほんの僅かに灰色がかった空とまるで火事でもあったかのような鮮烈な赤で彩る木々たちの森。そして、藍よりも青い海原。
 どれもこれもが圧倒的に感じてしまう広大な自然。空と海と……大地と。そんな中にぽつりと存在するのが、自分たちの住むカルディアだった。
 ここから見ると、それは本当に小さく、ちっぽけに見える。自然の中の人の存在がどれほどちっぽけなものか……そんな風に思えてしまうほどに。
 それで、冥はこの風景を見て「故郷に似ている」と言った。つまり、冥の故郷もここと同じように自然に溢れた素晴らしい場所だったのだな……と、ラグナは少しだけ感慨深げにその風景を見続けた。
 しかし、今こうして思い返してみると、ラグナは冥のことをほとんど何も知らないことに気づく。結婚した今でも……である。
 それは冥が自分のことを多く語ろうとしないから。まるで何かを隠しているかのように。
 だからこそ、今だからこそ、ラグナは聞きたいと思った。単なる好奇心からではない。冥の夫として、冥を支えられる者として。
「もしよかったら、めいの故郷の話……もう少し聞かせてくれませんか?」
「…………」
 しかし、冥はそれには答えてはくれなかった。
 やはり、言いたくはないことなのかもしれない。
 ラグナ自身、それを聞けないことは少し残念ではあるし、もし万が一それがとても辛いものであるならば、ラグナもそれを共有してあげたいとも思った。
 けれど、当然無理強いはできないし、するつもりもなかった。
「すみません。今のは……」
「いや、そうだな。ラグナ殿には……話しておかねばなるまいな」
 だからこそラグナは前言を撤回しようとするのだが、その言葉はあえなく冥の『肯定』の言葉によって上書きされてしまっていた。
「えっ? 僕がこう言うのもなんですが、本当に……いいんですか?」
「フフッ。本当におかしなことを言うのだな。お主が聞きたいと言ったのだろう? だが、とてもつまらない話だ。単なる我の愚痴だと思って聞き流してもらっても構わんから」
「いえ。ちゃんと……聞かせてください」
「ふむ、そうか。少しだけ長い話になるが、付き合ってくれ」
「……はい」
94故郷を思ふ・前編(5/8):2006/09/18(月) 17:20:31 ID:2cyauQAp
 それは今から……何年前になるだろうか。もうだいぶ前、だいぶ昔、とだけ言っておくことにしよう。
 場所はこのカルディアから東の海を隔ててずっとずっと、そのまたずっと東に行った小さな島国。冥はそこで生まれ育った。
 ギガント山から眺める光景と同じように、その地は空と海と、小さな島国ながらも広大な大地に囲まれた自然の満ち溢れた所だった。
 そんな中には村もあれば町もあり、そして国もあった。つまりは人もとても多かったということである。
「我はその島国を治めるいくつかの国の一つ、『火の国』の主の長女として生まれたのじゃ」
「国の主の……長女? それってつまり、お姫様ってことですか?」
「確かにそういうことにはなるがの、だが我が姫など……似合うまい?」
「そんなことは全然。むしろ、すごく納得と言うか……」
「ま、まあ、それはよい。しかし、本当に我は姫などではなかったのじゃ」
「どうし……て?」
「それはな、ラグナ殿。我が姫などと認識する前、そして民が我を姫と認識する前に我が国は滅びてしまったからぞ」
「なっ……!?」

 国があれば人がいる。人があればそれだけの心が存在する。
 たとえ国が一つであったとしても、そこに暮らす人々はそれぞれ別の考えを持っている。時には協調しあうこともあるが、時には対立してしまうこともある。他人を傷つけてしまうこともある。
 それは悲しくも、当然の摂理……と言ってもいいかもしれないことだった。
 仮にそういう対立が個人、あるいは村レベルであったとしたら、抑えることはできないことではなかった。
 だが、それが町、国……と規模が大きくなっていったら?
 最終的には抑えることができたとしても、多大な被害がでてしまう可能性は非常に大きいと言えよう。
「そんな対立が……争いが、我が国をも巻き込んで行われてしまったのじゃ」
「…………」
「とは言っても、正直な話、我々には対立しようなどという意志は全くなかった。そう考えれば、アレは『対立』と言うよりもむしろ『侵略』と言った方が正しいのかもしれん」
「原因、とかは?」
「うむ。隣国の突然の侵略。それは考えるまでもなく……『力』だった。大いなる『力』」
「力? それは、一体……?」
「それはのぅ……」

 冥の国が『火の国』と呼ばれるのにはとある由縁があった。
 火の国――そこは大いなる火の力の宿った神聖なる土地だったという。地脈、霊脈とでも言おうか……火の国にはその東方国全土を支える源の存在する土地だったのである。
 火の国の民はその源たるモノを『火の神』と崇めてきた。

「そして我々はその火の神のことを『ぐりもあ』と呼んだのじゃ」
95故郷を思ふ・前編(6/8):2006/09/18(月) 17:21:34 ID:2cyauQAp
「何……だって? グリモアって……まさか!?」
「そう。お主ならよく存じているであろう。あの『グリモア』じゃ。だが、我々は知らなかった。グリモアというモノの存在を。
 先ほども言ったように、グリモアは火の神。そして、この地を司る力の源……そういう概念的なモノだと思っていたのじゃ」
「なるほど……いや、待ってください。そういうモノだという認識があったのであれば、その隣国は何故『火の神』を求めようなどとして侵略したのですか? そんな概念的なモノなのであれば、手に入れられようはずも……」
「そうじゃの。だから、我々も彼奴らの狙いは『火の神』と言うよりも『火の国』。つまり、この土地を略奪しようということだったかとも思った。だが……」
「だが……?」
「今のお主であれば分かるであろう。『グリモア』とはそういう概念的な力ではないということを。彼奴らは文字通り『グリモア』を……『火の神』の存在を求めて攻め入ってきたのじゃ」
「――――」
 冥のその言葉を聞いて、ラグナは顔を歪めた。
 そのときのことはラグナの脳裏に今も酷く鮮明に焼きついている。
 今から幾月か前のこと。ラグナはこのカルディアの地で『グリモア』の力を求めて攻め入ってきたモノと戦った。
 それが、ゼークス帝国。『機械』という強大な力を操り、全世界に支配の手を伸ばしている大帝国である。
 そしてその戦いの中でラグナは知ったのである。『グリモア』という存在が本当は『何』であるかを。
「でも、グリモアの力を手に入れる……そもそも『呼び出す』にしても、どうやって? 今回ゼークスが持ち出してきたようなあの機械なんて。それも今からかなり前なら尚更ゼークス以外には……」
 その問いかけに、冥は苦笑した。
「ゼークス、じゃ」
「えっ!?」
「隣国を裏から焚きつけたのはゼークスだったのじゃ」
「そんな、馬鹿な……」
 唖然とするラグナに対し、冥は冷ややかな……冷ややか過ぎる口調で続ける。
「ゼークス以外にはあり得ない。お主もそう思うのじゃろう? その通りじゃった。
 あのときは我もまだ幼かった。それ故に、ただ逃げることしかできなかった。ととさまもかかさまも見捨てて……」
「めい……」
 言葉は冷たいのに、冥の拳はきつく、そして熱く握り締められていた。
「逃げたのじゃ、我は。ととさまもかかさまも、国の民も全て見捨てて……ただ一人、自分が助かるために逃げたのじゃ。皆が傷つき戦っているというのに、我は、我は……」
 言葉が、身体が震え出す。見ているだけでも本当に痛々しく思えてしまうほどに。
 だからか、ラグナは特に意識することもなく、自然と身体が動き出し、冥のその震える身体を背中から抱きしめていた。
「逃げることの、何がいけないんですか? 戦うことを、傷つくことを、血を流すことを怖がってしまうことの、何がいけないんですか?」
「だって、我は、我は火の国の……姫なのじゃから」
「姫だから逃げるなと、姫だから戦えと、誰かがそう言ったんですか? 冥のお父さんが、お母さんが、そして国の民が皆そう言ったんですか?」
 言葉が徐々に荒くなっていくのをラグナは認識していた。でも、抱きしめるその腕は優しく、ただひたすらに優しく……。
「皆……我のことを、逃がそうとして……くれた。ととさまも、かかさまも、民も皆、我に逃げろと。そして……生きろと。生き……ろ……と……っ」
 ポタリ――冥の胸の前に回した腕に数滴の雫がこぼれ落ちる。
「…………」
 それは紛れもなく、涙だった。冥が人前で流す、初めての涙だった。
「めい……」
「う、うぅ。こちらを見るでないぞ、ラグナ殿。今は駄目じゃ。絶対に……駄目……じゃからな」
「……はい」
 そして暫くの間、ラグナはそこから一歩も動くこともなく、冥のその涙がおさまるまでずっと、その身体を抱きしめ続けていた。
96故郷を思ふ・前編(7/8):2006/09/18(月) 17:28:06 ID:2cyauQAp
「落ち着きましたか?」
「…………」
 冥の瞳にはもう涙は残っていなかったけれど、それが流れた跡は頬にはっきりと残っていた。
 が、それには冥も気づいていないだろう。いや、気づいていないからこそ、そんな顔をしててもラグナとようやく向き合えることができたのだろう。
 もし今ここに鏡があったならば、ラグナは冥にこの絶壁から突き落とされていても不思議ではなかったかもしれない。
 しかし、そんなことには全く触れることもなく、ラグナはそんな言葉をかけていた。
「む、むぅ……」
 冥はなにやら随分とご機嫌斜めのようだった。顔のことはともかく、人前で涙したことを彼女なりに恥じているのかもしれない……ラグナはそんな風に思っていた。
 だが、そんな予想はまるで外れていたことを、直後彼女の口から聞かされていた。
「だ、だから、そういうことは我が言うものだと昨日も言ったはずであろう?」
「……はい?」
「だ、だからじゃの。そういう……じゃの」
「……」
 恥ずかしそうに戸惑う冥の様子を見て、ラグナは冥が言ったことをようやく理解し、昨日のことも思い出した。
 確かに昨日の夜、ベッドの中で冥にまるっきり同じ言葉をかけていたことに。
「そうでした。こういうのは『たまに』でしたね」
「そ、そうじゃ。たまに…………いや、すまぬ」
「え?」
「本当はすごく……助かった。ラグナ殿にはいつも甘えてばかりじゃな、我は」
「あ……」
 少し冗談交じりに返答したのだが、思いのほか、冥はひどく真剣に、そしてひどく素直に応え返してきた。
 それがラグナには『冥に頼りにしてもらった』と思えて、なんだかすごく嬉しい感情でいっぱいになった。
「僕でよければ、いっぱい甘えてください」
「……馬鹿者」
「えっ?」
「お主でいいのではなく、お主でなくては駄目なのじゃ。だから……その……、すまぬが、もう少しだけ話を聞いてはくれまいか?」
「でも、辛いなら無理に今じゃなくてもいいですから。話せるときに話してもらえれば、僕はそれで……」
「いや。今、お願いしたいのじゃ。正直、単なる我の自己満足でしかないということは重々承知しているのだが」
 自己満足? 確かに客観的に見れば、言いたいことを吐き出してしまう。愚痴をこぼす……それは自己満足でしかないのかもしれない。
 だがラグナからすれば、先程も感じたようにそれは『信頼』、そして『共有』と思える。
 だからこそ、ラグナはしっかりと首を縦に振っていた。
「聞かせてください」
「すまぬな」
 そしてまた、冥はぽつりぽつりと先程の続きを語り始めた。

 隣国から攻め入ってきた兵たちは、所々に巨大な鉄の塊を設置して回ったらしい。
 冥が後々調べたことによると、それは今回ゼークスが洞窟の中に持ち込んできた物体よりも一回り大きく、もっとゴチャゴチャしていたと言う。それに何よりも、その『機械』にはゼークスの紋章が描かれていたらしい。
「なるほど。でもゼークスの関与はその機械だけなんですか? 兵たちを加勢させたりとかは?」
「いや、攻め入ってくる者たちは皆、隣国の者だけだったそうじゃ。あくまでゼークスはその機械を与えただけ……ということじゃろう」
「何故、そんなことを?」
「恐らくは……『実験』だったのじゃ」
「実験? 一体、何の?」
「それをお主が言うのか? 当然、今回の事件のための実験……」
「つまり、それって……」
「そうじゃ。『グリモア』を召還できるかどうか、そのための実験じゃ」
 ラグナはその今回の事件を思い返した。
 ラグナのことを記憶喪失にし、洞窟に機械を設置して、ラグナのアースマイトとしての力を高めさせ、その地のルーンパワーを向上させることによって、グリモア召還させてしまったという、今回の事件である。
「で、でも、グリモアの召還にはアースマイトが、ルーンの力が必要なはず。そんな戦争の最中にそんなこと……」
「確かに。我も最初は疑問に思った。我が国のときとだいぶ方法が違っていたことに。
 だが、それも当然じゃったのだ。何故なら、呼び出すグリモア自体が今回のとはまるで異なっていたのだからの」
「異なる……グリモア? 一体それはどういう?」
「分からぬか? 我の国は『火の国』。崇めていたの『火の神』。つまり、我が国で召還された『グリモア』は……」
「まさか……?」
 ラグナはカルディアの図書館で読んだ書物のことを思い出した。四種のグリモア……もとい、四種の『ネイティブドラゴン』の存在が記されたあの書物を。
「そう。我が国が崇めていた『火の神』はまさしく『火の神』。
 火幻竜、フレクザィード」
97故郷を思ふ・前編(8/8):2006/09/18(月) 17:30:19 ID:2cyauQAp
 神竜ネイティブドラゴンは四匹いる、とされている。
 地幻竜プロテグリード。水幻竜アクナビード。火幻竜フレクザィード。風幻竜セルザウィード。
 伝説の存在とされてはいるものの、その姿を見たと言う人も少なくはないらしい。実際に書物にはそれらの姿が描かれていたりもするのである。
 ラグナもその絵を見ていたからこそ、今回の事件で現れたグリモアが……と言うか、グリモアという存在が伝説のネイティブドラゴンであることに気づいたのだ。
 今回この地で召還されたグリモアはネイティブドラゴンの一つ、地幻竜プロテグリード。その幼竜だった。
「フレクザィードがどうして召還されたか。調べたとは言え、当時のゼークスの者でなければ詳細を掴むことはできん。
 だが、我は思うのじゃ。火の力は言うなれば『破壊』の象徴。それから鑑みるに、あの戦争が……あの絶対なる『破壊』をもたらした戦争が召還の礎になってしまったのではないか、とな」
「…………」
 冥の言うことはあながち間違ってもいなかった。
 地の力が『生命』の象徴。育まれた生命――その結晶たるルーンが今回の事件の礎になったことと比較すれば。
「まぁ、その真偽は分からぬ。だが、我が国に火幻竜フレクザィードは確かに召還されてしまったのだ。
 それからの惨劇は恐ろしいものじゃった。我が走っても走っても、目の前に広がるの火と血の骸の広がる大地。同じように赤く染まった空には人々を震撼させる恐ろしく巨大な黒い影。
 彼奴が吐き出す炎はただただ『破壊』を生んだ。そしてその地に残されたものは『絶望』以外何物もなかった。
 恐らく無事に逃げられた者もいない。ととさまが命を賭して守ろうとした民も皆、全てが滅びた」
 ラグナは明らかに言葉を失っていた。
 今回召還されてしまったグリモアはまだ幼竜だった故に、事前に何とか抑えきることもできた。
 だが、冥の国で召還されてしまったのは正真正銘のネイティブドラゴン。まさに神。人が神に抗う術などどこにもなかったのだ。
「で、でも、めいはこうして生きてるじゃないですか? だったら、他の人もきっと……」
 そんな微かな希望、どちらかと言えば、冥のことを思っての詭弁なのかもしれないが、それでもラグナはそう口にせざるをえなかった。
 だが、冥は首を横に振った。少しも考えることもなく。
「お主は多分信じられないだろうが、我もまた……死んだのじゃ」
「なっ!? そんな馬鹿なこと……」
 あるわけがない。死者が生きているなど。死者が蘇るなど。
「そう思うのも仕方がない。我とて何故今こうして生きながらえているのか……正直自分でもよく分かっておらん。でもこうして生きている。ラグナ殿の肌の温もりをこうして感じ取ることもできる」
「分かってます。僕だってこうやってめいの肌の温もりを感じられる。だからそれは生きているっていうこと。死んでないってことじゃないですか!」
 声を大きく荒げるラグナに対し、冥はひどく落ち着き払っていた。そして今度は冥がラグナのことを落ち着かせるように優しく言葉をかける。
「そうじゃな。我は死ななかったのかもしれぬ。もしかしたら、かかさまの願いが我を救ってくれたのかもしれぬな」
「めいの……おかあさんの、願い?」
「そうじゃ。かかさまは火の国の巫女。火の神に唯一通ずることのできる存在。それ故に、かかさまの願いが火の神に通じたのかもしれぬ」
 それは半ば本心であり、半ばラグナのことを納得させる嘘だった。勿論、冥の母が巫女であり、火の神と通じることのできる者であることは本当である。
 だが、その願いを果たして火の神が受け入れてくれたかどうかは……不明である。
「そ、そうですよ! きっとそうに違いありませんよ! めいのお母さんが、そしてお父さんも皆、めいに生きてほしかったのでしょう?
 だから、きっとそうです。国の皆の願いだったからこそ、火の神は受け入れてくれたんですよ」
「……そう、じゃな」
 ラグナは慰めでもなんでもなく、心の底からそう思っていた。彼自身もそう願っていた。そしてその思いを冥も感じ取っていた。だからこそ、冥もそう応えた。
 ラグナ殿がそう思ってくれるのであれば、我もそう思うことに、そう信じることにしよう……冥はそう心に誓った。
 たとえ事実がどうであれ。こんな身でありながら、ラグナより、またカルディアの住人の誰よりも長い年月生きてきたという事実があったとしても。

「火の力。『破壊』……そして『再生』の象徴、か」

 隣のラグナにすら聞こえないような小さな声でそう呟くと、冥は再び目の前の風景を見やり、懐かしき故郷に想いを馳せた。
98名無しさん@ピンキー:2006/09/18(月) 17:33:05 ID:2cyauQAp
妄想が炸裂しすぎて、エロまで入れなかったorz
エロパロスレなんだからさっさとエロ入れろって感じなんだろうけど、
どうしても前置きが長くなってしまうな……。
99名無しさん@ピンキー:2006/09/18(月) 17:48:38 ID:LYzsX3HS
>>98
おお、長編おつかれ〜
てか、そんなに書けるなんて羨ましい…
俺だったら書いてる途中でどこか破綻するorz

>エロパロスレなんだからさっさとエロ入れろって感じなんだろうけど
まあ、そんな事いってもイキナリ濡れ場から始まってはい終わりってのも
なんか味気ないし良いんじゃないの?
100名無しさん@ピンキー:2006/09/18(月) 18:25:02 ID:tufj+JGl
>>98
GJ
殆ど使われてないゲーム内の設定を上手く取り込んでる良い文だと思う。
俺も長文は何処かで破綻するorz


文と一緒に絵も描き始めるとどっちも半端…と言うかどっちも進まない(ノ∀`)
101名無しさん@ピンキー:2006/09/18(月) 18:31:05 ID:lxLZ9MM1
エロ書ける人、ほんとすげえよ。俺は書けねえ。
102名無しさん@ピンキー:2006/09/18(月) 20:56:31 ID:A3qInB/E
公式設定と見紛うた
103名無しさん@ピンキー:2006/09/18(月) 21:25:40 ID:P+ANOBFe
GJ!

エロ無しでも全然おk!
しかし公式にあっておかしくない設定だな。
そういやルーンファクトリーって続編の伏線だらけに思える
104名無しさん@ピンキー:2006/09/18(月) 21:43:01 ID:ZxXEAFUL
こんな面白いストーリーなら、エロなくても許せる。
MMV、これを公式採用してくれ。
105名無しさん@ピンキー:2006/09/18(月) 23:17:28 ID:aZB2ET7V
タバサの髪ってどうなってるかな?
今タバサ描いてるけど悩んでる(´・ω・`)
106名無しさん@ピンキー:2006/09/19(火) 00:57:30 ID:v8jW6CnV
さっき起きたらなぜかルーンファクトリーのエロ妄想が浮かんだ
正直文章力あんま無いから微妙だが今度書いてみるわ
107名無しさん@ピンキー:2006/09/19(火) 02:19:20 ID:A5CEjzv1
がんばれ!がんばれ!
108名無しさん@ピンキー:2006/09/19(火) 02:48:07 ID:yC4e3g62
俺かかさまに誓ってトロスクリアする前にめい嫁にするよ!
109名無しさん@ピンキー:2006/09/19(火) 04:39:40 ID:LJE+a1Ur
うちのラグナ
・まだ独身
・酒をあげたのでセバスチャンと仲が良い
・究極カレーをあげたのでピザとも仲が良い
・雑貨屋には金を投資しまくってるのでジェフとも仲が良い
・セシリアの一件以来、ラッセルから感謝されている
・セシリアの一件以来、二コルからも慕われている
・ホワイトストーンの一件以来、リュードとは親友
・鍛冶や大会、剣技で成長するラグナをレオは一目置いている

・ダンジョンを制覇していく姿にトレジャーハンターとして純粋に尊敬するようになったザッハ
・雨の日も雪の日も来るイヴァン
・エドには良く体調を診てもらって、懇意にさせて貰っている
・神父からロザリオを貰う。ロザリオ=薔薇=花言葉
・カミュ「メロディのことどう思う?」 ラグナ「特別な感情はないです」 カミュ「ならいいんだ…」
・ゴドウィン「発展させるにはどうすればいいんでしょうか」
・ノイマンの良き相談相手、中は良い。サラとは再婚している
・皇帝その他。ラグナの力を狙っている

逝けそうだが
110名無しさん@ピンキー:2006/09/19(火) 07:55:07 ID:GJspN5Mm
ミストが「ラグナの新婚生活をかき乱すのが好き」という設定が追加されてから
脳内ミストが暴れ放題ですよ!

しかし、思った以上に文章書くのは時間かかるな
書いても書いても全然おわらねぇ
111名無しさん@ピンキー:2006/09/19(火) 15:40:48 ID:StwMzDnr
ルーンの妄想が破裂しそうなんだが、
ミストが真っ黒で正直悩んでいる。どうだろう?
112名無しさん@ピンキー:2006/09/19(火) 16:40:00 ID:v8jW6CnV
>>111
むしろその方が自然体
113名無しさん@ピンキー:2006/09/19(火) 19:17:19 ID:q0y4JyM2
けどゲームやったらミストってやっぱり白いのな
ネタに毒されすぎていて可哀想ではある
114名無しさん@ピンキー:2006/09/19(火) 20:19:56 ID:kEHRjvAG
>>108
あえて釣られると
めいの結婚に必要なトキメキタイは、その3つ先の洞窟でしか取れない。
115名無しさん@ピンキー:2006/09/19(火) 20:22:15 ID:E23YuBtE
メロディに源泉探しに付き合わされるラグナ、下心見え見えで付いてくるカミュ
覗きの前科があるため、無理やり連れて来られたザッハ

というシチュを突然思いついた
エロよりもギャグを妄想するほうが好きみたいだ、俺
116名無しさん@ピンキー:2006/09/19(火) 20:26:14 ID:QKCXW89P
洞窟の奥で倒れてるラグナを見つけた少佐が、ラグナ回復のため寝袋で寝せていると、蔓のモブがでてきて油断してた少佐がいやん馬鹿ん
なお話を


いいところでラグナが起きて、モブ倒してしまって
「しょうがないですね、続きは僕がしてあげますよ」
な展開だったらとても嬉しい
117名無しさん@ピンキー:2006/09/19(火) 21:49:10 ID:wJfPJZhx
俺のパソコンが壊れている間にとてつもなく盛り上がっててなんだか…くやしいっ!
118名無しさん@ピンキー:2006/09/19(火) 22:58:22 ID:gLOSfCuc
俺が思い付いたのは、早朝、ミストの家で小佐と一発抜いてから畑に水やり。
洞窟前にいるシャロンを組み伏せて強姦プレイ。のちやってくるメロディを加え3P。
図書館の陰でトルテを縛ってマゾ調教。その足で病院でラピスを孕ませプレイ。
桟橋に行き、めいを強引に引きずり倒しアナルプレイ。ついでにサラの体のうずきをとってあげる。
その後ビアンカ宅でタバサを縛ったビアンカの前で奉仕させ、我慢できなくなったビアンカを二人で攻めぬく。
五時過ぎ、出荷物を取りに来たロゼッタをミストに視姦させながらセックス。
夜、呼び出したフィルとセシリアにレズプレイ。その後加わり二人に膣内射精。
深夜、寝静まった宿屋に忍び込み、アンとねっとりとしたセックスでラグナの一日は終る。

な、ハーレムというかRPいくらあっても足りそうにないハードモードを妄想している。
119名無しさん@ピンキー:2006/09/19(火) 23:21:57 ID:+I1glv+m
ミストは見てるだけか
120名無しさん@ピンキー:2006/09/19(火) 23:36:10 ID:yC4e3g62
>>114
さらに釣られると壁抜けやwifiを駆使する手もある

壁抜けは目をつむるかwifiはやらないよ!
121名無しさん@ピンキー:2006/09/20(水) 00:03:55 ID:FW+hKFyb
ミストがもともとの意味での『主婦』というわけか
122名無しさん@ピンキー:2006/09/20(水) 02:39:25 ID:QwMzHiwN
>>120
とは言え、wifiしないでめいを落とすのは困難極まりないけどな。
123名無しさん@ピンキー:2006/09/20(水) 02:51:48 ID:E/Md6Nx5
>>117でも…
>>118何も言わずにそれでSSを書くんだ。
いや、書いて下さい。お願いします。
124名無しさん@ピンキー:2006/09/20(水) 03:43:31 ID:UrygWukB
俺のぼろのキーボード+文章SkillLv1では
二日かけてもまだ終わりやしねぇ

とりあえず、疲労は確定だがもう寝る

ついでに、ゲーム本編が終わってないのでこれも終わらせないといけないんだが…
夏の10日、次はミストブルーム、かなりマンドイ('A`)
125名無しさん@ピンキー:2006/09/20(水) 10:52:15 ID:7ajL9vOq
ミストがフタナリでロゼッタを犯すとか
考えたんだけどここでフタナリはOK?
126名無しさん@ピンキー:2006/09/20(水) 12:19:19 ID:7qZEnrhz
特殊なのは冒頭で断っといてくれればありがたい。
127名無しさん@ピンキー:2006/09/20(水) 15:07:42 ID:E/Md6Nx5
>>125
事前にキチッと予告しとけばokかと。
てなわけで、カマン。
128名無しさん@ピンキー:2006/09/20(水) 19:04:07 ID:+x9W8h2v
むしろフタならビアンカ×タバサではないでしょうか。
生えてるのはタバサだけど、上なのはビアンカ。
129名無しさん@ピンキー:2006/09/20(水) 19:30:13 ID:bsQ8eguF
    ×.     _,,.. -─- 、.,
  ×     ,. '",. '",.. -─‐- `'_、 ×
      , ' //´       `ヽ.  ×
     .,' //   /´     ヽ.   ',
     i  !,'   ,'_/__ /  i.  i ',  i
      !___'i   ,' / /`i ハ ./_ハ   i
     ,'ゝ、.|  .i' "´ ヽレ' レ' !`i  |
    ,'   .|  |."    .  ´`ヽ!  !フ  セシリー、オチンチンだーい好きだよ。
    /  / ',.  |、   r‐ 、   "ハ ,'ハ
   ノ、ヘ/、__,ハ .|ン>.、., __,,.. イ |/、,.ゝ
     /:::/ヘ〈rイ、ヽi / 'i:7ヽヘ〈ゝ、
    rく:::::/}>r〉<{ヽ、ト、__7 i::`}><{:::〉
    `ーヘ_r_ンムヽ:::::l |`'ー'i |::::ゝムヾ'
      ./    i::::ノl |  | |、:::i ヽ.
      /    |:::::::l | /l |:::::::i  \
     /、_    |- 'ァ'┘ └'--'r  r'>
    ,とゝ7ヽ.  ,'     ハ    Y-く_/ヽ.
   ヽ、__>くヽ、./ /   / ',  ', ',rー^'-'
     `'ーァ'  /    /  i   ', ヽ、
130名無しさん@ピンキー:2006/09/20(水) 20:01:17 ID:XLCZ1t/8
  ,..、_      _  __  ..,,__         _,, ,,_  _           __
  l ./====/ \| .l ,、| ./ , 、    \''゙ <.| i=' `l ヽ\     _  7 フ,、
  / /.l`‐- ゙、| |=| .i- l ./= ,>   /,_、.ノ| |.| !∧.| l'    !、`'゙ _,,,..ゝ_,、
. /  |.| || | | |.|`' __'`ノi、l / /    二| /'゙∠,,> = '゙l .|     ゙7 .l ∠~_,,,,.)
 ~| |.| !! |.| .|.| | | .|ヽ. ./     .フ  <'ヾフ / .| .|    /!./ /_  ゙
  | .|.!-'`二l  .|| |._| .|/  `‐-   /,、 |゙、ノ.>  '-┐、 `.-‐'' .// ./ ヾ‐---‐、
  |_,,,|   \_丿!-‐'>,.-'゙~`、/   ` |_,,l/-‐'゙‐、_| `‐- -‐' ヽ_/  `‐- - ‐'
131名無しさん@ピンキー:2006/09/20(水) 23:10:44 ID:f4DwkbsV
ラグナの女装ものとかいいかもと思った俺マジド変態
132名無しさん@ピンキー:2006/09/20(水) 23:47:50 ID:7qZEnrhz
一発ネタ。

ある晴れた祝日。

イヴァン「やぁラグナさん」
ラグナ「商品を見せてください」
イヴァン「今日のオススメは、これですね」

 セーラー服Mサイズ
 メイド服Mサイズ
 猫着ぐるみ

ラグナ「このMって」
イヴァン「メンズのMです」

つづ…かない。
133名無しさん@ピンキー:2006/09/20(水) 23:51:32 ID:Cg7wN++n
カルディアの町に不意に現れた謎の美少女。
彼女は手に持ったカブで現れたモンスターを倒し、疾風のように去っていった。
少女の正体は誰なのか、町の誰もが噂する中、
少女の噂を聞くたびに、何故かラグナはびくっと震えるのでした。

こうですか?
134名無しさん@ピンキー:2006/09/21(木) 00:28:20 ID:SLILRzUw
命 名 : ラ ナ
135名無しさん@ピンキー:2006/09/21(木) 00:37:21 ID:+R+ER+OO
>>118
早朝ミストの家で少佐にヨーグルト責めにされ、天然肥料で畑に水やり
洞窟前にいるシャロンにグリモアの装剣の柄で強姦プレイ。
後にやって来るメロディにリラックスティーをたっぷりと(ry
図書館の陰でトルテに二次元ドリーム文庫的マゾ調教され、
ラピスに傷ついた性器に薬草を(ry
桟橋に行くとめいに釣った魚でぬるぬると(ry サラにはイカで(ry
ビアンカ宅ではタバサに生とうもろこしを(ry ビアンカには「なあに? こんな(ry」と言葉責めされ
ロゼッタにはひんやり冷たいホワイトストーンを突っ込(ry
(ry

こうですか? わかりませ(ry
136名無しさん@ピンキー:2006/09/21(木) 00:48:54 ID:AYOH19oa
流れぶった切ってすまんが、
リオンSS投下予告した神たまマダー?
137贈り物の指輪(1/9):2006/09/21(木) 01:20:59 ID:eX/2EKrE
結構自信作だったんですけどね」
「自信作ですか?…あの指輪はラグナ様がお作りになられたのですか」
そういうとなにやらタバサは考え込む表情になった。
「ああ、いや、作るといっても僕が未熟だし、片手間で作ったものですし、
本当は街で何か買ったほうがいいんですが、
売ってるものでは、ビアンカさんは喜ばないでしょうしね」

あと二言三言ほど会話をして、ラグナを見送る。
ラグナが見えなくなると、タバサはそっとつぶやく。
「お嬢様にも気づいてもらわないといけませんね」

そしてお昼過ぎ。
ビアンカはバルコニーでつまらなそうしていた。
手には先ほどの紫水晶の指輪。
そこに、タバサが洗濯物を干しにやってきた。
「あら、お嬢様、こんなところにいらしたのですか」
指輪を太陽に透かしてみると、石の中の細かな不純物がはっきりと見える。
「それは、ラグナ様の贈り物ですか。」
「そうよ、まったく何度見ても安物だわ。
素材も悪いし、カットも悪いし、いったいどこに売っているのかしら」
ビアンカの見るからに不機嫌そうな声がする。
「せっかくの頂き物なのに、ご機嫌斜めですね。
ラグナ様と会っているお嬢様は嬉々としてましたよ」
タバサは会話をしながらも、洗濯物を干す手を止めることはない。

「別に、そんなに嬉しそうにしてないわよ」
反射的に口が出る。
何で嬉しいのか、理由がないんだもの。
タバサったら、いったいどこを見ているのかしら。
138贈り物の指輪(2/9):2006/09/21(木) 01:21:28 ID:eX/2EKrE
洗濯物をすべて干し終えて、タバサがつかつかとこっちにやってきた。
「お嬢様は何か欲しいものはないのですか」
「そうねぇ…」
ビアンカはぼーっと外を眺めながら考えはじめた。

なにがいいだろう、欲しいものは街そのものだったりするけど、
あいつには無理だし、あ、そうだ、あの公園に立てる私の銅像!
って、私の銅像はもっと有名彫刻家に彫ってもらうべきよ。
そもそもあいつが彫刻なんて彫れるわけないし。
大体、あいつがなにができるのよ。
「ラグナ様って笑顔が素敵ですよね」
そういえば、あいついつも笑顔よね、悩みないのかしら。
素敵って…まぁ、かわいいとは思うわよ。
なんだかんだいっても、私好みなのかもしれないし。
「贈り物は、ラグナ様の愛…なんて…」
ラグナの愛かぁ。
そうね、愛。いいかもね。
まんざら、あいつのこと嫌いじゃないものね…。
ラグナが好き…。
す、好き? ラブ??
って、え、え、ええ?私、変なこと考えてなかった???
「ちょっと、タバサ、何、何、何言っているのよ!」
真っ赤になって振り返ったが、タバサはすでにいなかった。
「タバサの、ばかぁーー!!」
ビアンカの大声がバルコニーにこだました。

部屋に戻ると、ポケットから先ほどの指輪を取り出した。
「こんなもの、いらないわ」
いつもどおり、机の上のオルゴールの中に放り込む。
その時に気がつく。
オルゴールの中にはすでに5つの指輪が入っていた。
いずれもラグナからもらったものだ。
「そういえば、あいつ、こんなにも持ってきていたのね」
最初にもらった銀の指輪はいびつな形をしている。
それから比べると、今日もらった指輪はずいぶんまともなものに見える。
139贈り物の指輪(3/9):2006/09/21(木) 01:21:52 ID:eX/2EKrE
もしかして、これはあいつが作っているの。
「まったく、暇な人ね。なんで、こんなもの作るのかしら」
私のことが好きとか?
好き…ってことは…
「ビアンカ、僕は君が好きだ、結婚しよう」
結婚…結婚…ってことは、あ、あいつと夫婦の営み…
え、な、なに考えているの、タバサよ、タバサが変な事言うからだわ。
でも、そ、そのキ、キスとかして…。
そ、そしたら、わ、私の、こ、ここに、ら、ラグナのそれが…

ビアンカの秘部を覆う布は湿り気を帯びていた。
ベッドに倒れると、服越しに自分の秘部を触り始めた。
寝そべったビアンカを覆うようにして、目の前にラグナがいる。
そして、ラグナの男性を示すものが、自分の女性の部分を狙っている。
もうすぐ、ラグナが自分の中に押し入ってくるのだ…。

想像はとまることはない。
ビアンカの中から汁があふれ出し、下着はそこを中心にジュクジュクになっていた。
そのぬれた部分を軽く押してやると全身がしびれるような快感が走る。
気持ちいい…

「お嬢様、寝衣をお持ちしました。」
タバサの声を聞き、ビアンカははっと正気を取り戻す。
「タタタタタタタバサ、ノノノックぐらい…」
先ほどまで火照っていた身体が、冷や水を浴びたように冷たくなる。
あまりにも突然のことで、うまく声が出せない。
「申し訳ありません。ノックはしたのですが、お気づきになられなかったようで」
タバサのいつもどおりの口調は、ビアンカとは対照的だ。
140贈り物の指輪(4/9):2006/09/21(木) 01:22:18 ID:eX/2EKrE
「ええっと、なに?あ、ああ、寝巻きね、そ、そうね、早く着替えさせて頂戴」
そういうと、ベッドから飛び降り、タバサの前に後ろを向いて両手を広げた。
後ろ釦のワンピースを着ているときの、いつもの動作。
タバサが釦をいくつかはずすと、ビアンカの服は肩口からすとんと床に落ちた。

いつもどおり、服を着せてもらうのを待つのだが…一向にその気配がない。
「タバサ、どうし…ひゃぅ」
ビアンカが振り返ろうとしたとき、予想外の感触に小さな悲鳴を上げた。
タバサが、ビアンカの下着の濡れている場所を擦りあげたのだ。
「な、何をしているの!」
「いえ、こちらのほうが濡れてますから…どうなさったのかと」
ビアンカは先ほどの行為を思い出し、言葉に詰まった。
「湯浴みをされた後、身体をちゃんとお拭きになってないのですか」
「そ、そうよ、きょ、今日は雑に拭いたのね」
「そうですか、下着もお取替えしたほうがよいですね」
タバサは、そういって箪笥から新しい下着を取り出した。

「身体をお拭きしますから、ベッドに腰掛けてください。」
裸にされたビアンカは、タバサに言われたとおりベッドに腰掛けた。
なんだか、変な事になっちゃった。
一人で出来るから、と言って早く追い出そうかと思ったが、
変に勘ぐられるのも困る。
いつもどおりにしていれば、すぐ済むことなのだから。
いつもどおり、いつもどおり…。
141贈り物の指輪(5/9):2006/09/21(木) 01:22:46 ID:eX/2EKrE
ぬるり。
「あ…ひゃん…タ、タバサ!!」
タバサはビアンカの股間に顔をうずめ、敏感な部分をなめていた。
「ちょ、ちょっと、や、やめ…あ」
タバサの頭を引き剥がそうと、両手で力いっぱい押したのだが、
それも、タバサの舌がビアンカの敏感な突起を擦り上げると、
力が抜け、腕はタバサの頭に添えるだけとなってしまった。
「お嬢様も、いつのまにか立派に成長されたのですね」
タバサは舌と指を巧みに使い分け、ビアンカに休憩を与えない。

「な、何へんなこと言ってるのよ!」
相変わらず腕には力が入らない。
「ラグナ様はお嬢様にこんなにも想われているのですね」
ラグナ、という言葉を聞き、心臓がドクッと強く躍動する。
同時に自分の中から、一塊の愛汁が流れ落ち、
あふれ出した汁はタバサに丁寧に舐め取られる。
「あいつは…な、なんでもないやつよ…」
「お嬢様…素直にならないと、ラグナ様も離れてしまいますわ」
タバサは言葉を発しながらも、ビアンカの攻め続けている。
「い、いいもん、べ、別にあいつなんてどうでもいいわ…」

そういうと、ビアンカの腕からタバサの抵抗が消えた。
タバサが刺激をやめ、すっと離れたためだ。
142贈り物の指輪(6/9):2006/09/21(木) 01:23:28 ID:eX/2EKrE
「素直でないお嬢様に、おしおきです」
にこやかな声。
タバサはビアンカから少し離れた位置で、傍観を始めた。

タバサの刺激から開放され、安心したビアンカだが、それも一瞬だった。
その余韻は痒みのような感触としてじわじわと身体を蝕む。
身体をよじるが、決して衰えることはない。
観念して、タバサが舐めあげた部分を自らの手で擦り上げるも、
タバサが与えていた快楽にはまったく程遠い。
部分的には和らぐものの、足りない物が積み重なっていく速度にはぜんぜん足りない。
「タ、タバサ…」
ビアンカは涙目になりながらタバサに助けを求める。
そんなビアンカをよそに、タバサはそっと呟く。
「お嬢様が好きな方は誰ですか」

こ、こんな時に何を…タバサの意地悪…。
どうしても、あいつのことを…。
…別に、な、なんでもない…やつなのに…な、なんで。

胸がぐっと締め上げられるような想いに駆られる。
さっきとは違う涙があふれる。
気がつくと、手で擦り上げる速度が速くなっている。
身体を覆っていた、くすぶるような鈍い感覚はすっかり取り払われ
ただただ、快感に向かって疾走していく。

気持ちいい。
さっきはあんなに苦しかったのに。
やっぱり…私は…。
「ラグナの、ことが、好きなんだ…」
ビアンカは喘ぎながら、小さな声で呟いた。
143贈り物の指輪(7/9):2006/09/21(木) 01:23:53 ID:eX/2EKrE
「はい、よく言えました」
タバサは、その小さな言葉を聞き逃さなかった。
そして、ビアンカの背中に回ると、後ろからビアンカの右乳首を舐め始めた。
「素直になれた、ご褒美です」
左手はビアンカの左側をこね回し、右手は下の陰核をつまみあげる。
本領を発揮したタバサの前に、ビアンカはあっという間に達した。
しかし、タバサは愛撫をやめようとはしない。

タバサは愛液でべとべとになった右手を口に持っていくと
それを舐め上げ、唾液と混ぜ合わせる。
「初めては…ラグナ様のものですから…」
タバサがそう耳元で囁くと、ビアンカの愛液があふれ出した。
「こちらで我慢してください」
タバサはそう言葉をつなげ、ぬるぬるになった右手を
ビアンカの後ろの穴に塗りたくる。

ビアンカはタバサの意図に気がついたが、何も言葉が発せない。
タバサの上手すぎる攻めの前では、ビアンカの言葉は喘ぎ声へと置換される。
そして、指で前の穴から出る愛液を掬い上げては後ろの穴に搬送する。
たっぷりと潤滑油が塗られた。

「では、お嬢様…そろそろ…」
そういうと、ビアンカの乳首に歯を立て、つねり上げた。
「ああっ!」
ビアンカはその痛みにビクリと痙攣し、その瞬間にタバサは指を差し入れた。

ビアンカはおぞましい感覚に襲われたが、それも一瞬のことで、
ヒリヒリとする乳首を舐め上げられると、意識はそちらに集中する。
そして、差し込まれた指は、ビアンカのお腹の奥のジンジンと疼く場所を
的確に捉え、後ろから刺激した。

呼吸が荒くなり、ろくに酸素がすえない。
背筋に電撃が走り、目の前が真っ白になる。
涙を流し、涎をたらし、愛液をほとばせて、
ビアンカは二度目の更なる高い絶頂に達した。
144贈り物の指輪(8/9):2006/09/21(木) 01:24:27 ID:eX/2EKrE
うっすらと目を明ける。
月明かりに照らされ、ほんのり明るい部屋が見える。
ビアンカが身を起こすと、掛け布団がばさりとめくれあがった。
掛け布団を全部はがして調べるが、目立ったしわも、染みもない。
ビアンカ自身もちゃんと寝巻きを着ている。
まるで、変な夢を見たように。

部屋を照らす月に誘われ、窓へと歩み寄る。
まだ月は高く、夜明けまでにはほど遠いらしい。
もう一度、寝なおさないと。
ベッドに戻ろうとした時、机の上で何かが光った。
ラグナからもらった紫水晶の指輪。

そっと、指にはめて、月にかざす。
月の光に照らされ、ぼぉっと光る紫水晶を見て、「きれい」とつぶやいた。
「ラグナは明日も来るのかな…」
寝不足の顔をあいつに見られるのは癪だわ、とベッドにもぐりこんだ。

次の日。
「…こんな小さいルビーじゃ見えないわよ、ダメね」
ラグナの指輪は、またもやビアンカの酷評にさらされていた。
「ビアンカさんの眼鏡は厳しいですねぇ」
あはは、と笑うラグナ。

そんな中。
「あれ?その指輪…」
ラグナが声を発した。
ビアンカが不思議そうな顔でラグナの視線をたどる。
視線の先にはビアンカの指、紫水晶の指輪がはまっていた。
昨日の夜、そのまま外さずに寝てしまったらしい。
145贈り物の指輪(9/9):2006/09/21(木) 01:24:48 ID:eX/2EKrE
「あ…」
見られた。
どうしよう。

一瞬、沈黙が流れるが、ビアンカはその間を嫌って何かを言おうとする。
「ああ、あの、えっと、これは…」
ビアンカの言葉を待つラグナ。

「ラグナがくれた物だからつけているの」
そういってしまいたいのだが、声が出ない。

「そ、そうね…まぁ、考えようによっては、
パパにねだっても買ってもらえないものなのよね」
ビアンカはラグナから視線をそらすように続ける。
「だ、だから…その、あの、あれ
えっと、そう、合格よ、でも、これで合格と思ったら大間違いよ」
悪役の捨て台詞のようなことを思わず言う。
「あの…それって合格なんですか?」
そうラグナに聞かれて、ますますしどろもどろになる。
「そ、その…でも、ともかく合格なんだから、つけているのよ、悪い?」
ビアンカの曲がりくねった論理が出来上がった。

「じゃあ、今日の指輪は合格ですか」
そう聞かれて、ラグナの方を見た時、
ずっと奥でこちらの様子を伺うタバサを見つけた。
タバサがこっちをみてる…どうしよう。
「こ、これもパパには買ってもらえないから…おまけの合格よ」
ビアンカの視線は中を泳ぐ。
でも…こんなのでは駄目だというのは分かっている。
最後に、しどろもどろに消えそうな声で口を動かした。
「あ…あの、でも、ラグナが作ったものなら、な…何でもいいのよ」

「あれ?」
視線を戻すと、ビアンカの前にはラグナはいなかった。
「ラグナ様はお帰りになりましたよ。
今度はおまけじゃない合格をもらうって、意気込んでました」
洗濯物を抱えたタバサがビアンカとすれ違いざまに声をかけ、通り過ぎた。
その言葉を聞いてビアンカは力が抜け、へなへなと座り込む。
「なによ…もう…」

「一応合格ですけど、これで合格と思ったら駄目…ってところですよ、お嬢様」
タバサは一人になると、悪戯っぽく微笑みながらそう口にした。
146名無しさん@ピンキー:2006/09/21(木) 01:29:07 ID:mc7LDPBJ
>>137
GJ!
147名無しさん@ピンキー:2006/09/21(木) 01:32:10 ID:eX/2EKrE
さらに流れをぶった切って投下
やっと終わった…疲れた…
てか、エチシーンで明らかに筆の進みが遅いぞ、俺

当分えろいのはお腹いっぱいかも
148名無しさん@ピンキー:2006/09/21(木) 02:02:52 ID:9KW7jt0Q
すんばらすいいいいいい!!!ツンデレとはこういうものね、GJ!
149名無しさん@ピンキー:2006/09/21(木) 03:04:51 ID:+R+ER+OO
ビアンカ好きにはたまらないGJぶり。
150名無しさん@ピンキー:2006/09/21(木) 03:21:26 ID:xJhQ8Y3W
タバサ好きにもグッと来るGJぶりだ。
151名無しさん@ピンキー:2006/09/21(木) 03:22:53 ID:v9sZv4PZ
やはりツンデレに対してはこの言葉で称賛を贈りたい。
ワッフルワッフル!!
152名無しさん@ピンキー:2006/09/21(木) 03:24:43 ID:EQE4EVyt
エロ妄想浮かぶし文章に起こしたい話も浮かぶのに
DSもルーンファクトリーもまだ持ってません
ところでDSってまだ品薄?
153名無しさん@ピンキー:2006/09/21(木) 03:31:19 ID:9KW7jt0Q
もう余裕で手に入るだろ
154名無しさん@ピンキー:2006/09/21(木) 03:42:55 ID:hpCqXVFl
いや、まだ無理でしょ。
手に入れるとしたら、今週末。
あるいはビックタイトルのために多く入荷されそうな来週末か。

しかし、絵ならともかく未プレイでSSを書こうとするその心意気……。
155名無しさん@ピンキー:2006/09/21(木) 03:44:37 ID:EQE4EVyt
なんか近所にないんだよね・・・ってスレ違いだねゴメンマジゴメン
156名無しさん@ピンキー:2006/09/21(木) 05:34:15 ID:v9sZv4PZ
>>155
その気持ち、痛いほど解るよ。
俺だってDS持ってないけどルーン予約して発売日に買ったもん。黒の発売日に秋葉へ始発で並びに行ってようやく手に入れた時はマジ嬉しかった…
イノセントと違って面白かったから更に喜び倍増したもん。
まぁ、何が言いたいかって言うと。
信じる気持ちが大切だよ。

早く手に入るといいな。
157名無しさん@ピンキー:2006/09/21(木) 10:12:55 ID:0aAMp53f
土曜にトイザらスに行くと入荷してるかも。
158名無しさん@ピンキー:2006/09/21(木) 12:44:37 ID:+R+ER+OO
965 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日: 2006/09/21(木) 00:10:12 ID:XmD7mjP+
       ______ ,. -──- 、.,   /\
      `>::::::::::::::::::::::::::::::::::`'く/ ) \
     ./:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ::::',/::::::::::\
     /::::::/:::ハ::::::::::::i::::::::::ヽ::::::::i::::i\__;::-、ノ\
   ,.イ:::::::::!::/-ヽ::::::::ハ-レ'-!::i:::::::|:::|  \    /
    |::::i:::::!rァ-'、ヽ::::iァ;--!、ヽ!:::::!:::|   ヽ/
    ヽ!ヘ:ァ! ト_,ノ  ヽ! ト,_,.ハ!::ト./:::::|
      i:::!ハ"   .      "ハり::::::ハ
     .ノ::!:::ハ、   ー   ,.イ::|::::::/_;;:ゝ    さて、残り少ないこのスレ耕しますか。
      `ヽレ'!:::`>r、-=i'´::::!/レ'´
      //く:::::! r'' ̄ ̄7__
    .//ヽ、_ijヽ/__,,.. -'´ >、
  /´ ̄ヽ.7、イ/ヽ|//---─ァ'"´::::::::ヽ.
 ァ、  `ンi::::/! : : レ' ̄ ̄´i |:::::::::::::::::::i
' /-'´ン '〈/: : : \ : : : : : ゝ!::::::::::::::::〈

このラグナの可愛さは異常
159名無しさん@ピンキー:2006/09/21(木) 20:47:14 ID:X5A7Bpfn
意外とデパートなんかにある罠>DS
色やライトとかにこだわらなきゃそこらにあるぞ。

ところでお前さんらの中のラグナはS?M?
俺は断然S派だが。
160名無しさん@ピンキー:2006/09/21(木) 21:21:44 ID:urKfx2dr
俺の中ではM
161名無しさん@ピンキー:2006/09/21(木) 21:23:48 ID:vQbrNa8T
前スレは埋まったらしい。乙でした。

>>159
相手によって変わる。ロゼッタにはSだがミストにはM、みたいに。
162名無しさん@ピンキー:2006/09/21(木) 21:55:38 ID:mfiSr4rn
ラグナ以外で書きたいけど、どーも動かしにくいんだよな
使えそうなのは、ザッハ、リュード、カミュぐらいか?

セシリア×ラッセル…いやいや、なんでもない
163名無しさん@ピンキー:2006/09/21(木) 21:57:55 ID:cel++1R9
ラッセルは兵隊時代に色々とやってるかもな
164名無しさん@ピンキー:2006/09/21(木) 22:02:24 ID:EQE4EVyt
デパートとかも見てるんですけどね、予約受付ってのばっかなんすよね。
未プレイでSS書きたくなるのは普段から絵が書けない分文章で補充してるからかと。
ただキャラの口調とかに違和感出るだろうから書けないのよね。
愚痴はここらにしてDSを求めて旅に出ることにするよ。
俺、DSが見つかったらメロディにプロポーズするんだ・・・。
165名無しさん@ピンキー:2006/09/21(木) 22:33:32 ID:gvEVue65
>>164
死亡フラグには悪いが貴様はSS投下まで死ぬことは許さん
166名無しさん@ピンキー:2006/09/21(木) 23:05:59 ID:Xzb+vRyf
なあ、ここってエロ以外も需要あるか?
>>115っぽい設定で何かおバカ系のSS考えてみようかと思ったんだが

SS総合スレとか無いのかな(´・ω・)
167名無しさん@ピンキー:2006/09/21(木) 23:15:29 ID:MM7r4xo/
エロだがパロでもある訳で、別に投下しても問題無いと思う。


追い出して過疎って消えたスレも知ってるしな…orz
168名無しさん@ピンキー:2006/09/21(木) 23:17:39 ID:o0VXLZAb
他のスレだとエロ無しもわりとあったりするな。
俺はまあいいんじゃねえかと思う。
169名無しさん@ピンキー:2006/09/21(木) 23:18:15 ID:Dt9FWT/F
実は、あまりエロくならずにパロとして優秀なSSの方が多いしなw
170名無しさん@ピンキー:2006/09/21(木) 23:34:33 ID:X5A7Bpfn
ぶっちゃけ面白ければエロ無しでもおk。
カブ神様の活躍とか見たいわぁ。カブでモンスター殲滅とか、カブでボスクラスを抹殺とか。
武器、農具は魔法かかっててはじまりの森に返すけど、カブで倒されたモンスターは(ry
171名無しさん@ピンキー:2006/09/22(金) 00:09:49 ID:txJ1nJdS
エロ無しでも俺は歓迎する。
というわけでカマン
172名無しさん@ピンキー:2006/09/22(金) 00:10:09 ID:GzHWzANu
自分なんかは【エロもOKなパロ】ぐらいに拡大解釈してる感があるからエロ無しはどんとこい。

なお自分が行ってるもう一つのスレでは、職人様が属性を自主的に申告する形でほとんど問題無し。
レベル表記という考え方も検討されている。(いやそこまでいってないか?)
173名無しさん@ピンキー:2006/09/22(金) 00:30:06 ID:EkgDIqhX
レベル表記ってなんだ?エロレベル?

でも、エロはエロで気を使うんだよな
どこまでなら許されるんだ?とか…
174名無しさん@ピンキー:2006/09/22(金) 01:42:24 ID:B71T/gb+
注意書きさえしてあればどんなに暴走しても個人的にはまったく問題ない。
好みじゃなかったらスルーすればいいし。
猟奇を予告無しで投下された時はさすがに凹んだが
175名無しさん@ピンキー:2006/09/22(金) 14:08:57 ID:GzHWzANu
>>173
レベルというか、和姦エロ無し近親猟奇グロ微エロ甘凌辱とか多岐に渡るものを
住民側がまとめてグループ分けしたもの。
0がエロ無しで7が凌辱や輪姦、9が猟奇とか。
(↑レベル高いほど色々な意味で強烈で、好まぬ人が増える)
176名無しさん@ピンキー:2006/09/22(金) 14:46:44 ID:yjgZDKrl
>>175
流石にそこまでする必要は皆無だろうね。統一も困難だろうし。
投下される量も多くはないんだし、言われているように少し特殊なのだけ記載してもらえるだけで十分かと。
177名無しさん@ピンキー:2006/09/22(金) 14:58:24 ID:Rwvy1R+p
>>164
近所の個人経営ぽい店に置いてあった。
19800円だったけどな!

早く品薄解消されねえかなあ。
178名無しさん@ピンキー:2006/09/22(金) 15:38:33 ID:L+6tdG+/
来週はポケモンもあるから、
当分DSLは出た端から売れていくと思われる・・・

まあ、量販店の出荷情報をゲー速の当該スレで調べ、
狙い撃ちして行けば大抵買えるとは思うがな
179カイ×クレア@ししまる ◆440.V/COZU :2006/09/22(金) 16:21:23 ID:Btoyw5e5
こんにちは。再び供給のみの俺が通りますよ。
ルーン目的の奴は飛ばしてよし!ていうか、どいつもこいつも飛ばしてよし!
でもなんか気がついたら長くなってたから、飛ばすの大変だろうけど。ごめんな。
専ブラ入れて、ししまるをNGワードにすればいんじゃないかな。
俺はマカエレ。なのでできないけど!
だって駄文なんだもんよ!投下して言うのもなんだけど、駄文なの!
えっと、でも読んでもらえて楽しんでもらえたら嬉しいです。
-----------------------------------------------------------------------------------------------
夏が来る。春の作物を全部刈り取って、畑を綺麗にしよう。
そう思いながら起きたクレアの家のドアをノックする音。
こんな朝早くから誰なのよ、と思いつつ、ドアを開けると初めて見る顔だった。
紫色のバンダナ。日焼けした顔が健康そうな笑顔を作っている。
「初めまして。俺、カイっていうんだ。夏の間、ミネラルビーチで海の家やってるから、良かったら来てくれよ。」
それだけ言って、帰って行った。

とりあえず、クレアの家の犬はまだ子犬なので、フリスビー大会には
出られないらしい。
「つまんないの」
海開きの日、ミネラルビーチでクレアはフリスビー大会を眺めながら呟いた。
「じゃ、俺とイイコトしよ」
「うわー。ナンパの文句にしちゃ最低ね」
振り向くと、日焼けした顔に、白い歯ののぞく笑顔。カイがいた。
「俺んトコ、基本的に海の家だからさ、美味いモン作れるし」
カイが顎で示した方向には白い小屋があった。
180カイ×クレア@ししまる ◆440.V/COZU :2006/09/22(金) 16:22:08 ID:Btoyw5e5
カイの作る料理は簡単なもの、いわゆる屋台メニューだったが、どれも美味しかった。
「他に誰か呼ばないの?」
クレアが尋ねると、
「ま、今はほら…あれだし」
と、窓を指さす。まだ外では犬のフリスビー大会が盛り上がっている。
「クレアんとこの犬は…あ、呼び捨てでいいよな?」
意外なことに気を遣うんだな、と思ってクレアは思わず笑う。
「いいよ。まだ子犬なの。今日はお留守番」
「ふーん。で、何だっけ…あ、他に誰か呼ばないかっていう話し」
急にぐっと顔を近づけられて、クレアが目を見開く。
「そういうのが好きなら、誰か誘ってもいいけど?」
カイがクレアの唇を吸う。
なんだやっぱりそういうことね、とクレアは思う。
「二人でいいよ」
そう言って、カイに腕をまわす。
その瞬間、なぜか鍛冶屋の青年のことをちらり、と思い出した。
彼のことを頭から追い出し、カイにキスをする。
「イイコトってこのこと?ごはんのコト?」
そう聞くとカイは悪戯っぽく笑って
「クレアの好きなのは、どっち?」
と聞き返して来た。
「ん、もう。意地悪なのね」
とクレアが応じてカイのシャツのボタンを外す。すでにクレアはシャツ一枚にされている。
クレアのシャツを脱がせながらカイが呟く。
「俺のこと…誰かから何か聞いた?」
そういえば、誰かが何か言っていたような気がする、とクレアは記憶を辿る。
リックだ。リックが何か言っていた。
「夏だけ来て町を引っかき回して行く…だったかな」
ブラも外され、再びキスされてそのまま押し倒される。
「リックだ」
白い乳房を弄びながらカイが笑う。乳房の頂点にあるピンク色の突起が赤みを帯び、
堅くなる。そのままカイが指で突起を優しく挟む、と、突起はつん、と膨らみを増す。
「この町は好きだけど、少し…閉鎖的だよな」
敏感になった乳首に唇を這わせる。口に含んで、舌先でくりくりと舐める。
「ん…そう…かもね…」
クレアは快感に身を任せている。
「でも…こういうところだけ…開放的っていうか…んんっ」
カイが乳首を甘噛みした。
「ここに来て、開発された?」
「心境の…変化…かな…」
カイがクレアのショーツを下ろすと、クレアは自然に脚を開く。
外は良い天気。光が反射するクレアの白い肌にすっと指を落とす。
そのまま、そっと肌をなぞって脚の間に手を入れる。
「どうすんのが好きなの?」
とう言いながら、クリトリスを探る。小さな突起に触れると、クレアが反応する。
「んっ…」
再び、クレアの乳房に舌を這わせ、左手でもう片方の乳首を、右手でクリトリスを捏ねる。
181カイ×クレア@ししまる ◆440.V/COZU :2006/09/22(金) 16:23:33 ID:Btoyw5e5
「あ…ん」
ばら色の唇から切ない吐息が漏れる。
思い出しているのだろう。これまでのことを。しばらく間を置いて、
「意地悪しないで…優しく、して…?」
と潤んだ瞳で見つめて答える。カイはそれに答える代わりに、クレアの耳の後ろに
口を寄せる。そのまま、首筋にキスを落とす。
金色に光る髪の毛は、青草の香りがした。爽やかな、鮮やかな新緑の香り。
思わず、クリトリスを触る指に力が入る。
「やん…」
首筋から、丁寧に余すところ無くクレアの身体に舌を這わせる。
クレアの感じる場所に空白はなく、舌で肌に触れる度に反応する。
カイのバンダナにクレアの手が触れた。はらりとバンダナが落ちる。
ちょうどそれがクレアの顔にかかった。カイは「そうだ」と呟いて
「ね、クレアちょっといい?」
と一応言ってから、紫のバンダナでクレアに目隠しをした。
「やっ…」
「大丈夫、俺優しいから」
そう言って、丁寧な愛撫を続ける。鎖骨から腋へ舌を移し、丁寧に舐め上げる。
「やっ…そこ…恥ずかしい…」
そう言って慌ててクレアが腕を降ろそうとするのを止める。
クレアの身体は、石けんの香りが染みついている。
自然についた香りなのだろう、と思ってカイはいっそう気持ちが昂ぶる。
女の香水の香りは本当は苦手だと思う。女性は女性のそのままの匂いが一番良い。
「俺クレアのこと気に入ったよ」
そう言って、いったん、唇にキスした。
再び、乳房からその頂点にかけてねっとりと肌を湿らせる。
自分の唾液でクレアの肌が濡れている。
「ん…ね…カイ…こっち触るの…やめてくんないと私…」
そう言って、クレアが脚の間に挟んでいる方の腕を握る。
察して、わざとカイは指の動きを速くする。
「やだ…んっ…ね…こっちにも入れて…?」
クレアが腕を握ったまま、指の場所を少し下へずらす。
スリットからはすでに蜜が溢れ、入ってくるモノを期待している。
「じゃ、ちょっと待って…目隠しはずしちゃダメだよ」
ふと、カイがクレアから身体を離す。そして、間。
「きゃぁっ」
予想とは裏腹に、冷たい固体がクレアの中に押し込められた。
「カ…」
慌ててバンダナを取ろうとするクレアの肌に、汗ばんだ肌が密着する。
カイが服を脱ぎ、ついでに氷を一粒、クレアに入れたらしい。
「だーめ」
「意地悪しないって…言ったじゃ…」
抗議するクレアの口をカイが唇で塞ぐ。
「クレアが可愛いからしょうがないよ」
そう言って、みぞおちに再び唇を落とす。
「やだ…カイって口が上手い…」
クリトリスを再び刺激されて、快感が押し寄せてくる。
口からは喘ぎ声しか漏れない。
182カイ×クレア@ししまる ◆440.V/COZU :2006/09/22(金) 16:24:18 ID:Btoyw5e5
そのまま、カイはへそを丁寧に舐め、茂みに顔を埋める。
「やん…今日はそこ…汚い…」
そんなことはないと思う。そここそが、クレアの匂いのする場所。
脚を両手で広げてクリトリスを舌で突くと、クレアが背を反らせた。
「ね…お願い…下も…かまってぇ…」
小さな氷はすぐに溶けていて、クレアの粘液が少し水っぽくなっている。
スリットに口をつけ、舌を差し入れる。
「これじゃだめ?」
ぶんぶんとクレアが必死に首を振る。
顔は見えないのに、両手で顔を覆っている。
まるで初めてみたいだな、とカイは思う。
「他のモノがいいの?」
クレアは首を今度は縦にこくこくと振った。あんまり、こういうことしたことないけど、
と密かにカイは思いながら、身体をずらしてクレアに密着させる。
自分のモノはすでに屹立していて、自分も入れたいのはやまやまなんだけど、
クレアの口からその言葉を聞いてみたいと、むくむくと悪戯心が沸き上がる。
下腹に、それが入るべき場所の外側に押しつけながら、クレアに囁く。
「何がいいの?」
クレアは両手で顔を覆ったまま答えない。
「じゃないと、また氷だよ?」
いやいやとクレアがかぶりを振った。
「私のおなかに当たってる…」
「何?」
「カイの…」
カイがすっと手を伸ばして、スリットに指を入れる。
もうぐっしょりと濡れているのに、まだ泉のようにさらさらと溢れ出している。
ねっとりとはしていない。思ったよりさらさらしてるのかな、とカイは考える。
自分も入れたくてしようがないのを我慢して、指を動かす。
「これ?」
一瞬沈黙した後、クレアが思いきったように、顔から手を離した。
「もっと太いの…これ」
そう言って、カイのペニスの先をそっと触る。
「ん…」
一瞬やばいな、と思うが必死に我慢して、カイは続けた。
「ちゃんと名詞で…」
クレアがカイの首に腕を巻き付け、ぐいと自分の口を近づけて囁いた。
183カイ×クレア@ししまる ◆440.V/COZU :2006/09/22(金) 16:24:51 ID:Btoyw5e5
「…おちんちん…」
それだけで、カイは至ってしまいそうだと思った。
必死でクレアの唇にむしゃぶりつき、クレアのスリットにペニスをあてがう。
我慢の限界だったのはお互い様だ。
そのままずぶりと液体で溢れているクレアの膣にペニスを挿れる。
「あ…ん」
クレアも思わず腰を浮かせる。
一瞬、脳裏に違う青年とのことが思い出された。比べている。
あの時は、入れてからが気持ち良かったけど、今回はもう気持ち良い。
カイが腰を振るのに同調して、クレアも自然に腰が動いている。
「や…ん…ん…っ」
カイとクレアの身体がぶつかる音が白い壁に響く。
「あん…あ…あぁ…イク…最高…んんっ…」
声が漏れているかもしれないなど、二人とも考えなかった。
クレアの一番奥の、身体の中で最も敏感な場所をカイが何度も突き、
その度にクレアが嬌声をあげる。
「俺…出るよ…?」
その言葉を聞いて、クレアも絶頂で快感を掴む。
カイも「んっ…」と一声あげてから、クレアの中で果てた。
「頭の中…真っ白…」
緊張から解き放たれたクレアがぐったりとして微笑む。
「俺も…サイコー…」
そう言って、クレアにキスをして、クレアの目隠しにしていたバンダナを取った。
まだ、カイはクレアとつながったままだ。
クレアの腕を取って自分の脚の上にクレアの脚を乗せる。
「ほら、まだつながってるよ」
そう言って、クレアに結合している部分を見せる。
自分の日焼けした肌と、透き通るような白い肌が密着している。
下生えの色も、違う。
「やん…」
そう言ってクレアは目を逸らし、見ようとすまいとカイに抱きついた。
しかしそれは逆効果で、今力を使ったばかりのペニスを再び刺激される。
思わず、再び手は乳房をまさぐり、唇をクレアに寄せる。
長い長いキスをする。クレアの胸の突起も再び膨らみ堅くなり、敏感になる。
ふいに、前触れもなく、カイが呟いた。
「グレイはまだなんだよなー。多分だけど」
快感に身を任せていたクレアの頭が一瞬にしてクリアになる。
184カイ×クレア@ししまる ◆440.V/COZU :2006/09/22(金) 16:25:55 ID:Btoyw5e5
「え?どゆこと?なんでそんなことわかんの?」
「いや、今回はまだあんま話してねーから、俺がいない間どうだったかわかんねーけど、
変わってなさそうに見えたし…あいつ信じらんないぐらい興味がなくてさ」
クレアの心臓が音をたてた。
「なん…でそんなこと知って…」
言葉が出てこない。
「俺、グレイとは仲良いんだ」
いきなり、まだ自分に入っているカイのペニスがとても大きくなった気がした。
「こういう話も…するの…?」
「いや、あいつ全然ダメなんだよ」
そう言って、ふと、カイが訊ねる。
「あれ?クレアってグレイのこと好きなの?」
そんなことないよ。そんなことないよね。クレアは自問自答する。
心の中で何回も練習してから、言葉にした。
「そんなこと…ない」
そんなことないよね。クレアの脳裏にちらついたグレイの笑顔に思わず訊いた。
「そっか。…ま、ここじゃそんなこと関係ないみたいだから大丈夫だよ」
カイがよくわからないことを言って、クレアの乳房を優しく撫でる。
「それとも…もうやめる?」
そう言って、クレアから自分を引き抜こうとした。
敏感になってしまったクレアの身体はその刺激にも反応してしまう。
さっきカイのペニスが大きくなったと思ったのは気のせいだったみたいだけど。
「やんっ…感じちゃう…」
クレアが思わず呟いて顎を反らせると
「クレアが可愛いのが悪い…」
とカイが一息に言った。
「俺…また元気になっちゃったから…」
そのまま、腰をゆっくりと動かす。カイのペニスは確かに硬く大きくなっていて、
再び、クレアは快感に堕とされる。
「んっ…またイッちゃう…」
クレアが言葉を発する度に、カイは自分が興奮するのを感じた。
思わず腰を前後に動かしている。
「やぁっ…あん…イイよ…」
クレアの膣がカイのペニスをぎゅっと締め付ける。クレアの襞に肉棒を擦り付け、
再びびくびくと律動するクレアに刺激されてカイもまた吐精した。
クレアの中が弛緩した隙に白い粘液をまとわりつかせてカイはペニスを引き抜いた。
脚の筋肉がひくひくと震えている。
185カイ×クレア@ししまる ◆440.V/COZU :2006/09/22(金) 16:26:44 ID:Btoyw5e5
「おなか、空いたんじゃねぇ?一休みしたら、メシ作るから」
そう言って、またクレアにキスをした。
フリスビー大会は終わったようだった。それにも気づかなかった。
そして。

二人が快楽の只中にいる時に、海の家のドアをノックした人間がいたことも
知らなかった。
彼女は中から漏れ出る声が聞こえたのだろう。
すぐに扉を叩くのを止めて、足音を忍ばせて海の家を離れた。
ピンクのウエイブが、その切なげな顔にかかっても、払おうともしなかった。

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やっと終わったぞコノヤロー!でもやっぱ稚拙です。スマヌよ。
でも反省してもなかなか上手くならないんだよぅ。
ていうか、今回はイイトコで切って、しばらく離れてたんで、
放置プレイでカイとクレアは大変だったんじゃないかなっていうか、
最初のへんと最後のへんは雰囲気とかもろもろ違和感かも。
この程度でも投下する恥知らずもいるんで、他の人もどんどん投下するといいよ。
なんかししまる態度でかくなってね?と思った人は気にしないでくれぃ。
もうちょっと、地で行くことにしただけだから。こんなんが素で地なんだよ!
悪ィかコノヤロー!不快な人はししまるをNGワードに(ry
そういうわけで、懲りずにまた来る。かもしれない。

あと、余計なことかとも思ったけど、保管庫まとめようかーとか思ってるんで、
そっちはもう少し時間かかるかもなんだけど、一応ご報告。じゃーな!

ていうか最初下げ忘れてるし…死なせてくれ…orz
186名無しさん@ピンキー:2006/09/22(金) 17:22:02 ID:Ydqjqzlc
以前言ったフタナリもの完成。
やっと投下できる、嫌いな人はスルーしてください。
187名無しさん@ピンキー:2006/09/22(金) 17:22:48 ID:Ydqjqzlc
僕がこの村にきた早数年。
ロゼッタというかわいいお嫁さんをもらい毎日楽しく過ごしてます。
時々近くに住んでいるカブ姫が遊びにきたりとロゼッタも楽しそうな毎日をすごし

ています。
さて、僕の毎日は畑を耕すことから始まります。
朝起きたらお弁当をもらい(この焼きとうもろこしはどこから調達してくるのでし

ょう? あんまりとうもろこしつってないのに一年中くれます。正直飽きた)外に

でて、水をやり草を刈り、モンスターの世話をしたりと忙しいです。
そして時々洞窟に行きます
行ってなにかを手に入れてきます。
そして今日もそういう日でした。
「じゃあロゼッタ、行ってくるよ」
「いってらっしゃい、気をつけてね。本当に気をつけてよね」
心配をしてくれる彼女の顔はとてもかわいいので思わずキスをしてしまいました。

これって死亡フラグ?
「………もう、はい。お弁当」
顔を赤らめながらお弁当を手渡してくれます。
お弁当はもちろん焼きとうもろこし。カブ姫もろこし姫と
昔から村ではいわれているそうです。
正直飽きた、でもそんなこと言えばとんでもない目にあうと村の人が震えながらい

うので何もいえません。いったい何をするというのでしよう?
「ああ、そうだ。今日は洞窟で過ごすから今晩のご飯はいらないですから」
「ん、わかった。気をつけてね。怪我とかしたら無理しないですぐに戻ってきなさ

いよ?」
「いってきます」
本当にいいお嫁さんをもらったと思いました。もろこし以外は。家をでて少し歩く

とカブ姫……もといミストさんが、歩いてきます。
188名無しさん@ピンキー:2006/09/22(金) 17:24:39 ID:Ydqjqzlc
「あら、ラグナさん。おはようございます」
「おはようございます、ミストさん」
ミストさんは僕がこの村に過ごすきっかけをくれた人です。彼女がいなければ僕が

ロゼッタと結婚することもなかったでしょう、ちなみにロゼッタとは幼馴染です。
「今日はダンジョンめぐりですか?」
「はい、ちょっとギガント山まで」
「そうなんですか、気をつけてくださいね」
「はい」
そういって別れるため歩き出そうとした時、
「今晩はいつお帰りになるんでうすか?」
と、聞いてきたので、
「ああ、今日は帰れそうにありません。よろしければロゼッタの所にいってあげて

ください」
「わかりました」
今晩のご飯はミストさんのお腹に収まることになりそうです。ロゼッタは僕が今日

は帰ってこないといってもご飯を用意してくれているのです。本当にいいお嫁さん

です。もろこし以外は。
なのでそういう時のために時々ミストさんにお願いをしていたりします、ちなみに

他の人にも時々おねがいします。ラピスさんとかトルテさんとかめいさんとかリネ

ットさんとかフィルさんとかタバサさんとかビアンカさんとかメロディさんとか、

シャロンさんは「嫌われていますから」と行って来てくれません、そんなことは無

いと思うのですが。ちなみにトルテさんとザッハとアンさんに頼んでリュートをそ

ういう時は監視してくれるように頼んであります。
あのクソ吟遊詩人は人の嫁に手ぇ出しやがるから。
おっとすいません、まあ村のひととも結構仲良くやっています。
189名無しさん@ピンキー:2006/09/22(金) 17:25:33 ID:Ydqjqzlc
ギガント山に登り。
モンスターを倒しながら歩いているとだんだん暗くなってきました。ノルマの半分

もこなしていないのにこんなに暗くなるとは。
今日はあまり日がよくない見たいですね、じゃあその辺の洞窟で野宿でも、と思い

歩いていると。
ザッハがモンスターにアナルを攻められていました。
「アナルだけは! アナルだけは!」
とか言いながらモンスターの馬乗りになられてケツを振られています。家族がみた

らどんな顔をすることやら。
そういえばこの前シャロンさんが同じようにモンスターとしていましたね、助けた

ら「いい所でしたのに」と服を乱し塗れた瞳で言うものですから全身全霊を込めて

中に出しました。
あのときのシャロンさんは本当によかった。
風の結晶五個で口止めを頼みました、安いもんです。
とりあえずギガント山で野宿はやめましょう、モンスターがザッハの声を聞いて集

まり始めました。モンスターによるザッハ陵辱ショーは村の隠れた名物です、弱い

のに無理するから。
ギガント山を降り別の洞窟に行こうと思うと、セシリアがいました………ってちょ

っと待て。
「なんでこんな所にいるの?」
僕が声をかけるとセシリアはビクッと震え、こっちを見ます。
「さ、僕と一緒に家に帰ろうか?」
セシリアは「う〜」とうなっていましたがやがて、
「わかった」
と、答えてくれました。
さあ、お兄ちゃんと一緒に行こうか、大丈夫変なことしないから、ハァハァ。
冗談だよ? だからその目はやめて。
「それで、ニコルはどこにいるの?」
ニコルとセシリアはとても仲良しです、ニコルは餓鬼の癖に色気づいてやがるから

、セシリアを狙っているようです。あの野郎。
「ううん〜今日は〜セシリ〜一人できたの〜」
めずらしい、あいつがセシリアといないなんて。
「今日は〜家族で〜町にお出かけしてるからセシリ〜一人なの〜」
お出かけ? ああ、そういえば今日はサラさんとノイマンさんが再婚して一年か、

そういえば出かけるとか言ってた気がするな。
なるほど、それでニコルも一緒に連れて行かれたということか、サラさん。その選

択は間違っていません、最近のニコルは妙にセシリアの匂いを嗅いでいるところを

よく見ます。ニコルをひとりのこしたらどうなることやら。
190名無しさん@ピンキー:2006/09/22(金) 17:26:28 ID:Ydqjqzlc
「セシリ〜ニコルがうらやましい」
うらやましい?
「ニコルには〜お父さんと〜お母さんがいるんだもん」
………そうか、そういえばセシリアは図書館のラッセルさんが何故か面倒を見てい
る子なんだったな、昔なにかあったらしいしな。あの人も。
おとうさんとお母さんか、うらやましくなるのもわかる気がする、僕もいまだに記
憶が戻らないから時々恋しくなる、そういう時は思わずロゼッタに中だししまくっ
た気がする。もうできない。とか言って僕を見つめた時かわいかったなぁ、それで
さらに三回しちゃったっけ。
ってそんこと考えてる場合じゃないな。
「やっぱり、セシリ〜変なのかな〜耳は長いし。変なのついてるし」
耳が長いのはエルフだからです、ラッセルさんもそれぐらい教えればいいのに、と
ころで変なのがついてるって?
「ん〜とね〜本当は見せちゃいけないっていわれてるけど〜おにいちゃんだったら
いいかな〜?」
と、セシリアはいきなりスカートに手を突っ込み、パンツを脱いで、え? えええ
ええええええええええ!?
「これ〜」
とスカートを引っ張り出てきたのは、本来女性はには絶対になくて男には無くては
ならなくて僕が毎晩ロゼッタに使っている。
男の証ともいえる。まあぶっちゃけチンコ。が、出てきた。
「これはね〜絶対に見せちゃいけないんだって〜なんでかな〜?」
ああ、ああ、あああああそれはね、それは、て言うか教えろよラッセル―――――
――!!!!!!!!!
「ねえ〜お兄ちゃん、これなぁに〜?」
そ、そんな無邪気に聞かないでくれ。答えられない。
191名無しさん@ピンキー:2006/09/22(金) 17:27:34 ID:Ydqjqzlc
「これね〜すごい大きくなるんだよ〜知ってる〜?」
え? 大きく? いや僕もなるよ? 大きく。ビックマグナムになるよ? 毎晩ロ

ゼッタが咥えてるよ?
「見ててね〜」
セシリアがいきな自分の物を握り始めた、しばらく握っていると。
あ、ああああ大きくなる。大きくなる。大きく……なりすぎじゃない? 僕より大

きくない? それ。こんな子が? 明らかに僕より年下の、それも女の子が。
………死のう。
男のプライドがめった刺しにされた、グリモアの攻撃だってこれより痛くない。
僕がギガントさんからはるか下降を目指し始めようとすると。
「でもね〜大きくなるとなかなか小さくなってくれないんだ〜」
僕もだよ、時々暴走するんだよこいつ、まあそういう時はロゼッタが咥えてくれる

からいいんだけど。
「でね〜そうなると立ち上がれないから〜時々ニコルが『スカートに何か隠してる

な!』って言ってみようとするから〜セシリ〜嫌なんだよね〜」
あの、クソ餓鬼、サラさんに報告しなければ、ついでにめいさんにも報告し去勢し

てもらおう。
「ねえお兄ちゃん、これ小さくする方法しってる〜?」
知ってるけど、僕の口からはいえない。
「え〜教えて〜」
無理、ごめん。
「教えてくれないと〜お兄ちゃんにスカートの中を見られたっ言う〜」
僕を脅迫するというのですか君は? 末恐ろしい子供だ。
最初に知らないといっておけばよかったな、どうしよう?
う〜ん、まあいいか。教えよう。
「じゃあちょっと後ろ向いて」
「? うん」
セシリアが後ろを向いたので僕はしゃがんでセシリアの物を掴みます、当然自分以

外のものを掴んだのは初めてです。
わーい、うれしくねぇ。
192名無しさん@ピンキー:2006/09/22(金) 17:28:44 ID:Ydqjqzlc
「お兄ちゃん、何してるの〜?」
まあまあ、いいからいいから。
僕はセシリアの物をしごきはじめました、当然始めてです。うれしくない。
しばらく動かしているとセシリアが反応し始めました、
「んっ……お、お兄ちゃん。なに、してるの?」
うん、いい感じで感じ始めているな、
「あっ、うん……あ!」
そろそろイクかな?
「あっあっ……や、やめて」
もう一押し、
「ん、……っあ、ぅあああ!」
………出ました。当然自分以外の人間のが手にかかるのは初めてです、わかると思

うけどうれしくねぇ。
「ふぁ………」
セシリアが僕に倒れ込んできました、僕はそれを受け止めて。
「どうだった?」と、
「……ん〜とね……変な感じだった」
そう、でも小さくなったでしょ?
「うん、ありがとう」
「これからはあれを週一回ぐらいするといいよ。あ、それから僕が教えたことは誰

にも言っちゃ駄目だからね?」
「うん………わかった」
「それから誰かが見ているところでしちゃ駄目だよ?」
「………うん」
「それから………セシリア?」
「……すぅ…すぅ……」
寝ました、まあ仕方が無いとは思います。でも、
「僕は生殺し?」
ギンギンです、ビックマグナムです。
「どうしよう?」
193名無しさん@ピンキー:2006/09/22(金) 17:30:05 ID:Ydqjqzlc
セシリアにパンツを履かせ服を正して背中に背負います、
しょうがないので図書館まで運びましょう。
さて、今日はもう家に帰るとしよう。我慢できない。
ロゼッタ、待っていてくれ。


同時刻
ジャコリヌス邸
タバサの部屋
「どうしました? お嬢様」
部屋に突然入ってきたお嬢様、モジモジしながらこっちを見てきます。
かわいいです。食べたいぐらい、でも今は我慢します。
もう少しじらしたほうがおいしくなりそうですから。
「あ、えっと……」
言いにくそうに言葉を濁しております。
「その、ね」
スカートを掴み下を向きながら顔を赤らめて私に話しかけてくるお嬢様、ああ。本

当にかわいらしい。
「その、ほ、ほしいの」
「なにを欲っしているのですか?」
「だ、だから。その」
すいませんお嬢様。正直かわいすぎです。
「だからぁ……タバサの…………が、ほしいの」
「私の? なんです?」
泣きそうなぐらい顔をゆがめてもじもじもじもじ。
あ、鼻血がでそう。
「タバサの! ん〜〜〜」
言えませんよね、だってお嬢様の性格がそれをゆるしませんから。でもだからこそ

そういう風にしているお嬢様がかわいくて仕方が無いんですよ?
「お……チン…が欲しいの」
あとすっこしー♪あとすっこしー♪
194名無しさん@ピンキー:2006/09/22(金) 17:31:48 ID:Ydqjqzlc
おちんちんが、欲しいの」
最後のほうはほとんど聞き取れませんでしたがやっとはっきり言ってくださいまし

たね、いいものが見れました。
もう少しじらしたほうがいいでしょうか?
「わかりました、では」
といってスカートを掴み上に、
出てくるのは私の自慢のショットガン。
「あ、ん、んん」
お嬢様がフラフラとした足取りでにじり寄ってきます。
そして私のそばに来たところで、
「あ、いけません」
と言ってスカートを下ろす。
「あ!」
「申し訳ありませんお嬢様、まだ食器を洗っていませんでした、少々お待ちくださ

い」
と言ってお嬢様を無視して食器を洗い始める。あらあらお嬢様呆然としちゃってま

すね。
「ちょ、ちょっと!」
「すぐに終わらせますね」
とか言ってますがかなり時間をかけるつもりです。
ええ、我慢してください、我慢しまくってください。
そして、そして、うふふふふふふふふふふふふふふ。
あ、鼻血が。
しばらく洗い物をして、はい終わりです。
「終わりましたよお嬢様」
そういってお嬢様を向くと、あぁらぁ〜
なぜでしょう? 水溜りができてますね。
「は、早くしなさいよぉ」
なみだ目で訴えてくるお嬢様、その顔がいけないんですよ。
「はい、では」
そう言ってスカートをまくりあげる、けど途中で降ろします。
「あら、いけません。明日の朝食の仕込をしなければ」
195名無しさん@ピンキー:2006/09/22(金) 17:33:38 ID:Ydqjqzlc
「あ、あんた!」
「すみませんお嬢様」
もっと水溜りを作ってください、
あ、鼻血。もうでてますよね?
ジャコリヌス様はたくさんたべますからね、けっこう時間がかかりますね、
ふ〜んとお嬢様を無視しながら鼻歌を歌いながら仕込みをする。
さてさて、お嬢様は?
指がゆっくりと自分のスカートの中に導こうとしているじゃありませんか。
そんなに我慢できないんですか?
「ご自分でなされるなら私が手伝う必要はありませんよね?」
もちろん嘘だ、ついついお嬢様がしてしまってもベットで苛め抜くだけです。
「うっ………ううっ………」
お嬢様が指を引っ込めて私をにらんできます。もうおまたがすごいことになってお

ります。
鼻血がなべに入ってますけどいいですよね。
はい、終了です。
ああ、お嬢様、ハァハァ。うん涎が。
お嬢様の真下には何故かできていしまっている水溜り。
さ、水漏れを修理しないといけませんよね、さあ。
「お嬢様、どうぞ」
スカートを巻くりあげ椅子に座る。
「はっ……はぁ、はぁ」
お嬢様が私の上にまたがると、
一気に私を迎え入れてくれます、ああ、お嬢様。すごいですよ。
「あ、あああうん、あっ。もう逝く」
と言ってお嬢様は背筋を反らせます、少し我慢させすぎたでしょうか?
「あっ、あああ。はぁあ」
「お嬢様、大丈夫ですか?」
「あ、だ、駄目よ。あんたが……我慢させるから……」
だってかわいいんですよ? かわいすぎなんですもの。
お嬢様は世界一かわいいですぅぅぅぅぅ。
196名無しさん@ピンキー:2006/09/22(金) 17:34:18 ID:Ydqjqzlc
「も、もう一回」
お嬢様は私に肩に手を置いて動きはじめます、お嬢様。早いです。
ちょっと私がつらいです。いつの間にこんな動きを覚えたんですか?
「た、タバサぁぁ」
「あっあっあっお、お嬢様ぁぁ!!!」
だしてしまいました、でもお嬢様は私が出しているのにもかまわず腰を動かし続け

ます。痛いです。
「た、タバサ。はっ……もっとぉぉぉ」
「は、はい……」
お嬢様の締め付けは本当にすごいです。
死んでしまうかもしれません。
お嬢様がジャコリヌスさまに聞かれるどころか村に聞こえるんじゃないかと言うぐ

らい大きな声を出しながら私の上で腰をふり続ける。
あ、ま、また出ます。
「おじょうさまぁあ。私ぃぃぃ」
「頂戴、頂戴ぃぃぃぃ」
お嬢様がすごい締め付けでわたしのなかからすべてを
しぼってしぼって………あぁぁぁぁ。
私、生きてます?


「お嬢様、すごかったです」
「はぁはぁ、うん」
「どうしてこんなにできるんですか?」
「はぁ……あんたのせいでしょ」
そうでした、あまりにもお嬢様がかわいくてかわいくてついつい襲ってしまったの

が初めてでしたね。
あのときはシーツに赤いシミを作りながらも私のショットガンに夢中になってくれ

ましたね。はぁ………
「タバサ」
「はい」
心地よい疲れを体中に感じながら答えます。今日はよくねれそうです。
「もっと、しよ」
え? 
「もっとさせて頂戴」
ま、待ってください。これ以上絞られたら私、死ぬんじゃあ?
ど、どうしましょう?
「ぎゃああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
そこに切ない悲鳴がこだましました、これラグナさんの声ですよね?
「な、何今の?」
「ラグナさんの声ですよね?」
「そうね………じゃあしよ」
「! ああ、私見てきますね。何かあったら大変ですから」
「え、」
いまのうちに退散しないと死にます、気持ちよすぎて死にます。
「じゃあ私も行くわ」
………はい。
197名無しさん@ピンキー:2006/09/22(金) 17:34:56 ID:Ydqjqzlc
ラグナ邸
これは現実なのだろうか?
セシリアを図書館に送ってロゼッタを、もうすごいことしようと思い、家に帰ると


なぜかミストさんといたしていました。
ロゼッタが。
どういうこと?
「あら、ラグナさんおかえりなさい」
「あ、あ、ら、ぐな」
ミストさんがロゼッタの割れ目の中に手をいれクチャクチャと音を立てている。
それえがなんとも卑猥な。
「実は私とロゼッタって幼馴染なんですよ」
いや、知ってますが。
「昔からこういう関係なんですよ」
………どれぐらい前?
「う〜ん忘れましたね」
話をしながらもミストさんの手は止まらない。
それどころかスピードアップしている。
「あ、あああうん。ミスト、やめ、やめて」
「まあまあいいじゃないですか? ラグナさんとはもうしてますよね?」
ええ、何度も。
「で、でもぉぉぉ」
ロゼッタが汗を流しながら荒い吐息を響かせている。
正直、たまりません。
「う〜ん、ラグナさん。ロゼッタの口をふさいでくれますか?」
え?
「わかりますよね? じゃ、お願いします」
一瞬ミストさんの顔に黒いものが見えた気がした。
よくカブを落としたときとかカブを作らなかったときとかカブを枯らしてしまった

ときとかカブをつけものにしてしまったときとかに見られる顔だ。
このときミストさんに逆らうと殺される。
比喩じゃない。本当だ。
この人はカブでグリモアを一撃で葬り去る人だ。
と言うわけで逆らうことできません、じゃあはい。
ロゼッタの口の中に僕のビックマグナムをねじ込む。
198名無しさん@ピンキー:2006/09/22(金) 17:36:05 ID:Ydqjqzlc
「ら、ぐな。やめ。ん! んん〜」
ロゼッタの口の中は気持ちいいです。
「ロゼッタも気持ちよさそうですね。じゃあわたしも」
そういいながらミストさんはスカートを巻くりあげ、
コルトパイソンが出てきた。
この町に二人目(自分で確認した人の数)の拳銃持ちだった。
「実はロゼッタはここが好きなんですよ」
と、いいながらお尻の穴にそれを押し込んで。
それはすんなり入った。
「んんー! んーんんー!」
ロゼッタがうんうん言いながらそれを受け止める。
押し込まれたためロゼッタの口の奥に僕のマグナムが入っていく、のどにからんで

気持ちがいい。
「じゃあ動きますね」
とミストさんが動き始めるとロゼッタの体が動き始める、そのたびに僕の物が凄い

刺激される、これ気持ちいい。
「んふふ。もっと早くしますよ」
「んぐ! んん!」
ああ、もう駄目。
「出る!」
ロゼッタの口の中に精液を吐き出す、気持ちよかった。
「ん〜! あっああ」
ロゼッタが口の端から精液を垂らしながらそれを吐き出そうとしているのか飲み込

もうとしているのか口をモゴモゴ動かしているがミストさんに刺激されているため

うまくできない。
「じゃあ、私もいきまますね」
と、言い。ミストさんが動きを止めると、
「あ、ああ、ああ」
ロゼッタがグッタリと倒れてしまった。
「ああ、すごかったです」
「はぁ、はぁ、はぁ」
どうしよう? 正直足りない、ロゼッタの中に入れたい。
でもミストさんがいて邪魔だ、どいてくれないかな?
「実はですね、今日の目的はこれなんですよ」
そういいながら、ロゼッタの秘密の部分へとコルトパイソンを入れる
199名無しさん@ピンキー:2006/09/22(金) 17:37:04 ID:Ydqjqzlc
「は、初めては。好きな人だっていうから、あ、待ってたんです」
「あうぁ、みす。とぉぉ」
「こ、ここに、してみたかったんです」
そして腰を動かしながらとてもきもちよさそうに乱れている姿が、マグナムが復活

する。
「あ、ああ、やめ。て。ミストぉぉ」
「はっはっ、ら、ラグナさん、ロゼッタの口を。塞いじゃって下さい」
それもいいけど、
僕はミストさんの後ろに回り、
「え?」
「ごめんなさい!」
ミストさんの秘密の場所へとマグナムを撃った。
「うあああああ!」
中から赤いシミが出てくる、やっぱはじめてだったんだ。
「あ、ラグナさん! あっ! あっ!」
「らぐ、な、ちょっと。な、なにしてるのよ」
ロゼッタがなにか言っているが頭には入らず腰を動かし続ける、ロゼッタ以外は初

めてだから、ちょっと気持ちいい。
「あ、あははは。ラグナさん、き、気持ちいいです」
「あっんあ」
僕が腰を動かすたびにミストさんの腰が動いてロゼッタにも刺激がいって、なんだ

ろうこの体制。
でもすごい気持ちいい。
「あ、ミストさん、僕。出ます」
「は、はい、私も」
「う、ああ、うああ」
三人いっぺんにいってしまいました。
200名無しさん@ピンキー:2006/09/22(金) 17:38:02 ID:Ydqjqzlc
僕がミストさんの中から出して。ぐったりとします。
僕の動きにあわせてミストさんもロゼッタの中から引き抜きます。
すごい気持ちよかった。
でも、
「ら〜ぐ〜な〜。ミストとした〜」
そうです。
勢いあまったとはいえミストさんの中に思いっきりだしてしまいました。
どうしましょう?
「私はきにしませんよ? ラグナさんのことは好きですし」
「そう、じゃ、ないのよ」
僕はこの後どうなるんでしょう?
「あ、じゃあいい考えがありますよ」
「え?」
何を考え付いたか知りませんが助かるのであればなんでもいいです。
「じゃあロゼッタに入れてください」
よくわかりませんがいうとおりに入れます。
「う、んん」
僕がロゼッタの中に入れるとロゼッタがかわいい声でをだしてくれます。
やっぱりロゼッタが一番かも。
「それでですね。
ミストさんが僕の後ろに回ると、
「私がここを奪えばいいんですね」
と言って、僕の、お尻に。
「これで万事解決です」
え? え? ま、待ってください。
「ぎゃああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
村中に響く切ない悲鳴が木霊した。
201名無しさん@ピンキー:2006/09/22(金) 17:39:59 ID:Ydqjqzlc
長々とすいません。
タバサとビアンカは要望があった(俺にはそう聞こえた)ので
セシリアはAAをみたらなんとなく思いつきました。
エロ下手ですいませんorz
202名無しさん@ピンキー:2006/09/22(金) 21:36:54 ID:haygRJaa
SUGEEEEEE!GJ!エロいなー。
しかしなんだ、フタナリ村ですか?w
ラグナ「アッー!」を実行する人が居るとはなwww
あとセシリアのその後が気になってしょうがない
203名無しさん@ピンキー:2006/09/22(金) 21:37:37 ID:RqEyNWcT
何で改行イカれてるのん?それだけが残念。
204名無しさん@ピンキー:2006/09/22(金) 22:53:15 ID:A1lmSkk8
キョンがいたのは気のせいか
205名無しさん@ピンキー:2006/09/22(金) 23:13:34 ID:AMi/Hp6R
ししまる氏エログッジョブ!!
密かに貴方のファソだったりする。
次回も楽しみにしてるよ!

保管庫完成待ってる!
206名無しさん@ピンキー:2006/09/22(金) 23:16:24 ID:txJ1nJdS
二人とも乙。
そうか、エルフの血にはふたなりになr)
207名無しさん@ピンキー:2006/09/22(金) 23:47:49 ID:pOf+2dpR
保管庫は携帯じゃ行けないのか…
208名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 01:04:43 ID:BrNX3MLL
>>207
ttp://fileseek.net/proxy.html
これを使えば?
209名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 01:19:36 ID:hBGhowO9
>>208
激しくd
おかげで見れますた
210名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 01:40:52 ID:DpUZp1iN
改行ヘンだよなー他は面白かった。マグナムとか久々に聞いたw
211成長セシリア→ラッセル 1/6:2006/09/23(土) 03:51:15 ID:SNDFo8EP
ちょっと切ない系?になってます。
成長セシリー→ラッセルのおなです。

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トン、足に体重をかけるごとに、古く痛んだ階段はギシギシと小さな悲鳴を上げる。
ゆっくりゆっくりと階段に足を降ろし、すっと軽く手すりに細い指を滑らせた。
体重をすこし移動させるだけで、耳には重い木の悲鳴が聞こえてくる。
数年前とはまるで違う音。
あのころから、自分は随分成長した。
その証拠が、こんな日常生活のひとつにも表れる。
階下には、自分と違いあのころとほとんど変わらぬ父の姿。
図書館兼本屋を経営している父は、机にいくつか本を並べて伝票の確認をしているようだった。
階段を鳴らしそうになった足を戻して、父を見つめた。
本を扱っているとき、本に囲まれているときの父の表情が、とても好きだった。
大好きな父が、それは嬉しそうに本に触れ、瞳は優しく細くなる。
そうして、ほんの少し眺めていると。
「おや、セシリー。どうしました?」
父は自分に振り向き、先ほどよりも優しく、瞳に自分を映して微笑んでくれる。
その瞳を受け、セシリアは胸が鳴るのを感じた。
「ううん、…なんでもないよ、……パパ」
212成長セシリア→ラッセル 2/6:2006/09/23(土) 03:51:45 ID:SNDFo8EP

一歩外に出ると、土の匂いと涼しい秋の風がセシリアの首筋とエルフの特徴である長い耳を撫でてゆく。
ふふ、と昔と変わらない、あのころのままの微笑みをこぼして、
セシリアは撥ねるように歩き出した。
雑貨屋の角を曲がると、小さな小屋が7つと大きな一軒屋が見える。
その先には大きめの畑が広がっており、
まだ芽は出ていないようだが、サツマイモ、ピーマン、茄子など、
様々な野菜の葉が朝の光りを受けて青々と輝いている。
「ラグナお兄ちゃん、おはようー」
「ああ、おはよう、セシリー。散歩かい?」
「うん。お仕事あるから、ちょっとだけ」
「ラッセルさんにばっかり任せてちゃダメだぞ。今は二人だけなんだから」
ついとラグナは我が家の方へと首を回した。
箒を手に落ち葉を集める金色の髪の女性が一人。
後ろ姿で顔は見えないが、長い三つ編みは今でも変わらないようだ。
ふっとラグナの口元が緩む。
その姿を、セシリアはなんともいえぬ、例えるなら“羨ましい”そう感じる瞳で見ていた。
だがそれも一瞬で隠し、すぐに元通りのセシリア得意の笑顔になる。
「ラグナお兄ちゃん、幸せそうだね〜」
少し意地悪のつもりで言ってみた言葉だった。
「…ああ、幸せだよ」
だがあたりは外れたようで、照れくさそうに笑う顔が帰ってきた。
セシリアの横に伸びていた口元はすっと戻り、つっと軽く頭を垂れた。
「いいなぁ…お嫁さんに…なりたいな…」
「え?」
小さく呟いたつもりだったが、あたりは静かだったためか微妙に聞こえてしまったようだ。
セシリアは頬を赤くさせて、「なんでもないよ!」と叫んでまた町へ戻っていってしまった。
クワを肩に担ぎ、ラグナは茫然とセシリアの背を見送った。

213成長セシリア→ラッセル 3/6:2006/09/23(土) 03:52:18 ID:SNDFo8EP

雑貨屋の角を曲がり、腕を大きく振って慌てたように走った。
はっはっと息継ぎをするたびに冷たい空気が体内に入って、
のどが渇いてしまう。
ドキンドキンと緊張しているときのように胸が鳴り、変な汗まで背中に浮かぶ。
(バレてないよね?バレてないよね??)
病院を通り過ぎ、図書館のドアの前でセシリアは急停止した。
走った距離は短いものだが、どうしてか不安のようなものが渦巻く胸の所為か息が続かない。
たまらず膝に両手を当てて、一生懸命呼吸を整えた。
数秒そうしていると、呼吸の乱れは落ち着いたものの、起こり始めた不安はいまだ治まってくれそうになかった。
ドアノブに手を掛け、ギィィ…重いドアを引いて首だけ覗かせた。
そうするとすぐに鼻腔をつく墨の匂い。そして、いつも優しい父の姿。
「おかえりなさい、セシリー」
そうしていつもの通り向けられる、優しい笑顔。
セシリアは思わず手で口元を覆った。
そうでもしないと、泣き出してしまいそうだったのだ。
その様子にやはり父は気づく。
「どうかしたのですか?顔色が悪いですよ」
机から回って、セシリアに近づく。
せっかく父が心配してくれているんだ。
セシリアは何か言わなくてはと震える口を開こうとするが、
声を出してしまうと、今度こそ涙が溢れてしまう。
口元の手をきゅっと握り締め、父の横をすり抜けるようにしてセシリアは駆ける。
「…ごめんパパ」
ギシギシ大きく階段を鳴らし、セシリアは階段を駆け上がっていってしまった。
「……セシリア……?」
薄暗い図書館に、途方に暮れたように父は階段を見上げた。

214成長セシリア→ラッセル 4/6:2006/09/23(土) 03:52:53 ID:SNDFo8EP

部屋に入り、いつからかできてしまった自分と父との部屋を隔てる扉を閉め、
セシリアはその扉を背に崩れ落ちてしまう。
涙が溢れて止まろうとしてくれない。

「……パパ…っ」
小さいころから、大好きだった。優しくて、温かい。
いつもパパが見守ってくれているってわかってたから、安心できた。
あの、小さな自分を迎えてくれる大きな腕と胸に飛び込むのが、何より好きだった。

あるとき、パパの着替えを見てしまった。いつもはたくさん服を着ているから気づかなかったけど、
服の下にはノイマンさんくらいある筋肉と、痕になってしまっているアザや傷の数々。
とても図書館の館長をしているとは思えないその体に、見惚れてしまったんだ…。
いつも飛びついていたパパの胸、服の下はあんな男らしい胸板が隠されていた…。
そこでなんとなく、気づいてしまった。パパが、戦士だったこと。
そして、パパに感じた、感情も。

「ぅっ……パパの…本当の子供じゃない…なんて、ひっぅ…知って、る。
…だってパパ、ウソつくの…下手」
試すように、ママの話をふった。そのたびにパパは困ったように首の後ろを掻いた。
ちょっとつついたらすぐにボロが出るんだもん…。
わからないフリするの、大変だったんだよ…?

よろよろと覚束ない足取りで、ベッドに倒れこむ。
枕の下に隠してある一枚の古びた写真を取り出し、そこに映る人物にくちづけた。
「……パパ…すき。…すき。パパ……っ」
膝丈の柔らかいスカートを太ももを撫でながらめくり上げてゆく。
薄いショーツに触れ、硬い部分を指で弄る。
「ん…んん…」
つー…と下に下りてゆき、割れ目に細い指を這わせて強く擦った。
じわじわと愛液が真ん中に染みを作っていく。その湿った感触を確かめると、
スカートをさらに捲くり上げる。そうすると象牙のようなすべすべとした腰が現れ、
そこに引っかかるようにしてあるショーツの紐に手をかけ少しづつずらしていった。
腰骨の下あたりで止めて、今度はヘソから手を差し込んでいく。
(図書館のお仕事、一人でさせちゃってごめんね…終わったら、すぐにお手伝いに行くから…)
階下では、きっと父は自分を心配して階段を見上げながらも、
一人本の整理に追われているだろう。
トルテが嫁いでしまってからは、セシリアがトルテの代わりに図書館の仕事を手伝っていた。
遊べなくなる、という意識は少なかった。
パパのお仕事のお手伝いができる。役に立てるからと、それが嬉しくて
セシリアは毎日の仕事をしっかりと覚えていった。
なにより、そう。お客さんのいないときは、パパと二人っきりなのだ。
家などではあまり見られない姿の父を見るのが、なにより楽しかった。

215成長セシリア→ラッセル 5/6:2006/09/23(土) 03:53:27 ID:SNDFo8EP

くちゅ、くちゃ…もうすでに口を開いて待っている膣に、セシリアは指をゆっくりと差し込んでいく。
「…ぁ…はっ…パパぁ」
こんな細い指なんかじゃ、到底物足りない。
迷わず三本目の指が侵入してくる。
パパのあの節くれだった太い指がほしい。
動きが早くなり、慣れた手つきでセシリアは膣内を擦り上げ、クリトリスを素早く弄った。
戦士だったというパパの、あの固い指で…!
──ぐちゅちゅっ!
「ふ…ぅぅん…!…あ、はぁ…」
ぎゅっと寄せられていた肩から力が抜け、差し入れたときとはまた少し違った
ゆっくりさでショーツから手を引き抜いた。
「はぁ…はぁ…は…」
上気した頬を手の平で包み込んで、その熱さをぼんやりと感じる。
もう片方の手はベッドの上に投げ出され、力が抜け切ってしまっていた。
首を傾け、腕、天井、そして、写真を次々と目に映していく。
写真に写っているのは、小さかったころの自分と、
その自分と手を繋いで照れくさそうに変わらぬ笑顔を浮かばせている父の姿。
眉が寄せられて、目の端からは温かい雫が零れ落ちてゆく。
父とは違う、長い耳にも雫は落ちる。

大人になんてなりたくなかった。
あのときのまま…素直に『パパがだいすき』って誰にでも言えたあのときが、一番幸せだった。
もう、これ以上大人になんてなりたくない。
「……だって、大人になっても、パパのお嫁さんになれるわけじゃない……」
大人になるってことは、認めてしまうことでもある。
子供のまま、“パパのお嫁さんになりたい”なんて無邪気に思っていたかった──。
ぐすっと鼻をすすって、枕に顔を押し付けて涙を吸い取らせる。
顔を上げて、パタパタと手で顔を仰いでから、もう一度写真を手にした。
「……ごめんなさい、パパ」
唇を軽く触れさせ、写真は再び少し湿った枕の下に隠される。
「………」
セシリアは瞳を閉じ、ゆっくりと立ち上がり、部屋をあとにした。

216成長セシリア→ラッセル 6/6:2006/09/23(土) 03:55:34 ID:SNDFo8EP

トン、足に体重をかけるごとに、古く痛んだ階段はギシギシと小さな悲鳴を上げる。
ゆっくりゆっくりと階段に足を降ろし、すっと軽く手すりに細い指を滑らせた。
体重をすこし移動させるだけで、耳には重い木の悲鳴が聞こえてくる。
朝と同じ、耳に心地好い音。
階下には、本棚と資料を見比べてはペンを取る父の姿。
ギシィ…わざと体重をかけて、大きく音を鳴らして父を見つめる。
そうすると父はふっと顔を上げ、心配そうにこちらを見上げる。
写真と同じ、優しい瞳。
「セシリア、もう大丈夫なんですか?」
その瞳を受け、セシリアは胸が締め付けられるような錯覚に陥る。
「うん、大丈夫。…心配かけてごめんね……パパ」
セシリアは、今自分ができる精一杯の笑顔を父に送る。
父は、安心したように、目を細めて微笑んだ。

セシリアの瞳に陰が落ちる。
暗い図書館の、照明から少し離れた階段の上部に立つセシリアの瞳の色までは、
彼には判断できない。
ぽつり、きっと服の擦れる音より小さな声で、セシリアは言葉をこぼす。

「……パパ……あなたが…すき」



end

217名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 03:57:34 ID:DpUZp1iN
ガキに取られるのは許せんがwこれはすごいアリ!個人的にストライク、すばらしいです。
近親つーか義理とはいえ禁断ものはやっぱり萌えるなあ、GJ!!
218211−216:2006/09/23(土) 03:58:32 ID:SNDFo8EP
マジでエロ下手で申し訳ない…orz

ラッセルから実子じゃないって初めて聞いたときは、これしか頭に思い浮かばなかったww
219名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 07:35:52 ID:OftkfqX+
gj!
しかし、見事なまでにニコル立場ねぇwww
220名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 09:14:09 ID:UtKIhUKY
ここで成長したニコルが一言。

「あまり私を怒らせない方がいい」
221ししまる ◆440.V/COZU :2006/09/23(土) 10:10:01 ID:qTL8xpEH
>187->200
GJGJ〜
需要に対して供給できるって素晴らしい。
改行は、もしかして、携帯から投下したりしたのかな?とオモタ。違ったらスマソ。
俺、他板なんで違うかもしれんが、携帯からカキコしたときにおかしな改行入ったことあるよ。

>211〜216
GJGJ〜
いいな。すげーな。おいしくいただきますた。

文章が上手で二人ともうらやましス。

>205
そういうことは心の奥底に封印してずっと密かにしとけ!
すっげー嬉しいけど、俺は恥ずかしがり屋さんなんだよ!
そゆこと言われると、ワンピースのチョッパー(わかんなかったらごめん)ばりの
反応しかできねーから、やめれ!
でもありがとうだ!ちくしょー!ダッシュで逃げてやる!

みんな大好きだ!
222名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 22:02:01 ID:7hce/i51
ラグナがアンのこと呼ぶ時って「アンさん」だったっけ。
何か微妙に違和感なんだが、ゲーム中で見た記憶が無い・・・。
223名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 22:24:39 ID:y3VjN7oi
ラグナの口調もニコルに対してはタメなんだよな
他にタメになる相手っている?

会話シーンが少なくてこの辺わかんねぇ…
224名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 22:44:16 ID:LFmt6P1s
白ミスト需要ある?
225名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 22:45:20 ID:qr0odb+l
最初からカブ中毒の俺にはOKさ、ミストかわいいよミスト
226名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 23:02:58 ID:+UX8crfo
ミストが黒いのはネット補正…普通にやってて意識しない。
てなわけでカモーン。


ちなみに自分は前のほうで箇条書にしたらとアドバイスを受けた者だが混沌としてきた。
227名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 23:10:31 ID:LFmt6P1s
なんとかかいてみますね。
今日中にできるかどうか微妙です
228名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 23:32:11 ID:m4OrxPMW
カブは黒くないけど毒電波。
これだけは譲れない。
229名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 23:57:54 ID:OftkfqX+
どんなに土汚れて黒いカブでも。
中は真っ白なんだよ。
230名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 00:05:14 ID:qU+xsWmn
根腐れというものがあるのでh(ry
231166:2006/09/24(日) 01:50:44 ID:gID3069X
OK、>>115のSS考えてる時に出来た副産物を投下してみる。
先に副産物落としてどーするよ。といったツッコみは無しの方向で

……SS書くの自体初めてなんで、スゲー緊張するわ…

*注:エロ描写は一切ありません。ゴメンなさいっ。
   :某漫画の影響を多大に受けているため、全体的にキャラがぶっ壊れています。
   :主人公の存在感が希薄です。
   :メロディに愛の手を。
諸君、バレンタインデーをいうものを知っているか?
牧場物語の世界では冬の感謝祭と呼ばれているこの日は、女性が意中の男性にチョコレートを送り
想いを告げる日として有名だ。
そして、その前日には全国のデパートでチョコレート戦線ができるという。
そこはまさに女たちの領域。
己のために欺き、裏切り、昨日までの親友にも敵意を向ける。
それはここ、カルディアでも同じであった。



こんな日に寝坊するなんて!
メロディは焦っていた。
今日は冬の月5日。
明日の感謝祭のため、朝一番でチョコを買おうと思っていたのだが、うっかり寝坊をしてしまったのだ。
肩で息をしながら酒場の扉を開けようとする。
が、しかし……
「あ、あれ……?」
開かない。
鍵がかかっている。
今日は木曜日なので、この時間なら店は開いているはずだ。
先日ろ過機が故障してしまったため、
風呂の湯を温泉の素でごまかしていたのがバレてしまったのだろうか?
……いや、違う。
(そういえば、マスターが風邪ひいてて……)
そうだ。マスターが風邪をひいて寝込んでしまったため、今年は雑貨屋でチョコを販売をするのだった。
メロディは踵を返し、雑貨屋へ猛然と走った。
雑貨屋へ入ったメロディは、ロゼッタへの挨拶もそこそこに商品棚へ向かった。
チョコレートは……
「……あった!」
最後の一個。
よかった、間に合った。
安堵の息をつきながら手を伸ばそうとしたその時。
何者かの手が、視界に割って入ってきた。
「……ん?」
思わず顔を上げると、そこにいたのは……
「あ、メロディさん。こんにちわー」
ミストだった。
ミストは屈託の無い笑顔でメロディを見つめる。
「メロディさんも、チョコですか?」
「へ? ……ああ、うん。そうだけど…ミストも?」
「はい。でも困りましたね、一個しかありません。どうしましょ?」
「ホント、まいったわね〜。どうしよ?」
あごに手を当てて黙考するメロディ。
そう、既に戦いは始まっているのだ。
相手の思考を読み、いかにして出し抜くか。
それはミストも同じだったようで、二人とも背後からどす黒いオーラが出ている。
冬の月5日12時現在、雑貨屋の片隅に小さなバトルフィールドが形成された。
これは演習ではない。繰り返す、これは演習ではない。
「……本当にまいりましたね」
最初に沈黙を破ったのはミストだった。
「実はですね、ジョニーがどうしてもチョコが食べたいって言ってて……あ、あたしの従姉弟なんですけど。今年4才の」
ウソだ。
小さな子供を引き合いに出して、相手の同情を誘おうという作戦だろう。
その手には乗るかと言わんばかりに、メロディも言い返す。
「あたしはねぇ、ダニエルが死ぬ前にどーしてもチョコが食べたいって……あ、あたしのおじいちゃんなんだけど」
「あなた家族いないでしょ」
痛恨の一撃。
カウンターで、しかも一番触れて欲しくないところにクリティカルヒットを叩き込まれてしまった。
ミストの容赦ない一言でメロディのハートは既にボロボロ。
と同時に、彼女の中で何かがキレた。
「大概にしなさいよ、カブ電波。頭からカブ引っこ抜いてただの電波にしてやろーか?」
思わず語気を荒げるメロディ。
この一言がトリガーになってしまったらしく、ミストもプッツンしてしまう。
「そっちこそいい加減にしてくださいね、アバズレ魔女。
 どうせ夜は風呂場で運動会なんでしょう。人には言えないサービスで生計立ててるんでしょう」
「違いますぅ! 昼間に地道に採掘で稼いでますぅ!
 でも許可証はフィルに偽造してもらいました! ゴメンなさい!」
「あら、じゃあ、未だに乙女なんですか?
 ダメダメですね」
「アンタだってそーでしょーが!! いちいち腹立つわね!!」
と、まあこんな感じで二人がキャットファイトを繰り広げていると
突然背後から新たな声が聞こえてきた。
「あの……お二人とも、何をしていらっしゃるのでしょうか?」
声の主は、先ほどこっそり話題に上がったフィルだった。
手には、いつの間にか商品棚から持ち出したチョコを持ち、心なしか嬉しそうな目で二人を見ていた。
「あたぱぁぁぁ!!!」
突然ミストが奇声を発しつつ、フィルの手からチョコを取り上げ商品棚に戻す。
「きゃっ! い、いきなり何を……!」
「つかぬ事を聞くけど……フィル、あのチョコどうするつもりだったの?」
「それは……明日は感謝祭ですから。ラグナさんのためにチョコを作ろうかと……」
ぽっ、と顔を赤らめるフィル。
そんな彼女に向けられた言葉は、あまりにも無常だった。
「ダメ、却下、ゴーホーム」
おまけで親指を下に向けるメロディ。
「ど、どうしてですか〜!?」
「どうしても、です。カブ神様の名にかけて、チョコを譲るわけにはいきません」
「あたしも。風呂屋の主人として、チョコを譲るわけにはいかないわ」
「わ、私も、ラグナさんに病気を治してもらった恩があります!
 ですから……」
その言葉を聞き、ミストとメロディは冷ややかな目をフィルに向けた。
「病弱じゃないフィルさんなんて、フィルさんじゃありません」
「そうね。病弱じゃないフィルなんて、福神漬のないカレーみたいなものよ」
「勢いに任せて言いたい放題ですね……
 というか、カレーは単体でも美味しいですよ?」
「分かってないわねぇ。いい? カレーっていうのは、寂しがり屋なのよ。だからいつもご飯と一緒にいるわけ。
 そこに福神漬が入ってくることで三角関係のもつれが発生。有り得ない超反応によって絶妙なハーモニーが奏でられるのよ」
「そんなギスギスしたハーモニーなんていりません」
そしてメロディのカレー談義(八割はカレーうどんの話だったが)が始まって20分が経過しようとした頃。
またしても新たな声が三人にかけられた。
「……さっきから何をやってんですか? 三人とも…」
「何って……え? あ、ラ、ラグナ!?」
声の主は、なんとラグナだった。
彼は困ったような顔で彼女らを見、そしてその手にはしっかりと

     チ ョ コ レ ー ト が

握られていた。
「あー、えっと、ラグナ。そのチョコは……?」
恐る恐る尋ねるメロディ。
それに対するラグナの答えは、あまりにも簡潔だった。
「ああ、これですか?
 いや、急に甘いものが食べたくなって……はは」
「……もしかして、もうお会計済ませちゃった…?」
「ええ、もう終わりましたけど……あの、もしかして、マズいことしちゃいました?」
不安そうに聞いてくるラグナ。
「……いや、いい。もういいの…」
先ほどまでの覇気はどこへやら。
負のオーラに包まれてしまったメロディは、そう答えることしか出来なかった。
「……?
 えーっと、それじゃ、仕事の続きがあるので、僕はこれで」
何か釈然としないものを感じたまま、店を出るラグナ。
それと同時にその場にくずおれる三人。
来年は絶対早起きしよう……。
そう心に誓う三人なのであった。



「ふぅ……自分用のチョコ、キープしといてよかったわ…」

第一回チョコレート争奪戦
勝者:ロゼッタ
237166:2006/09/24(日) 02:02:17 ID:gID3069X
以上です。
まあ、その、なんつーか、あれです。

お目汚しスンマセンでした
238名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 02:03:26 ID:Px+MWy8N
超・G・J!
ていうかメロディ結局気の毒なまんまじゃねーか!w
ラグナが買うと聞いて「ウホッ」とか思ったのは俺だけですか
239名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 02:04:18 ID:lEo8PuRd
お疲れサマー、読みやすくて笑えていい感じでした。これで初作品かー上手い。
主の方もできたら投下してくださいね、待ってます
240名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 03:30:12 ID:ZcX6n5uu
よいですねー
私もこういう作風で書きたいけど、妙にマニアックな知識が入る…
241白ミスト 1/5:2006/09/24(日) 05:13:29 ID:M0ZVEkn+
注意:このssには白いミストが出てきます。
白ミストが苦手な方はご注意下さい。

すいません、書くって言っておいて肝心な部分が書けませんでした。
妄想で補っていただければ幸いです。

──もう月がだいぶ高い。
ラグナは家で調理台に向かっていた。
この頃は、毎日、一通りの仕事が済んだ後に料理の練習をしている。
料理は楽しい。
食べてもらいたい人がいると、やっぱり心の込もり具合が違う。
一つ一つの作業を、彼女に告げる言葉のように、心を込めて、丹念に。
彼女に、おいしい、と言ってもらえたら、こんなに嬉しいことは無い。
だから毎日料理の練習をしている。
こうしていると、時間の感覚がちょっと無くなってくる。
それでときたま窓の外を、
──月を見る。

今夜は満月だ。いつにもまして、白くて、ちょっと冷たい感じがする。
星から離れて、物静かで、頑な感じ。

ガタン、と窓が鳴った。
その音で我に帰った。
いつもと感じが違うものだから、だいぶ長いこと眺めてしまっていたのか。
月は一層高く昇っている。
もう一度窓が鳴った。
「ラグナさーん」
ミストが窓の外からこちらを覗いていた。
さっきから呼んでいたらしい。気付かなかった。
あ、変なとこ見られた。
ラグナが気付いたのを確認すると、にっこりと、いつもの笑顔を送ってくれた。
窓の外のミストは、光を浴びて、白く、眩しかった。
ラグナが頷き返すと、ミストは窓から離れ、ドアを開けた。
「こんばんは、ラグナさん」
「ええ、こんばんは」
「……ああ、ここはあったかいですね」
「外は、まだ寒いですか?」
「ええ、ちょっと」
そう言ってミストは、ラグナに笑いかける。
「もう少しで片付きますから、待っててくださいね」

ラグナは、ここに来てから何度もミストの世話になっている。
随分気に掛けてもらったし、町のことも教わった。
「寂しくしてませんか?」なんて言って遊びに来てくれたりもする。
242白ミスト 2/5:2006/09/24(日) 05:20:27 ID:M0ZVEkn+
本当にお世話になりっぱなしで申し訳ない。
これからは、何とか恩返しもしたいと思っている。
ミストも、自分の料理で、喜んでくれるだろうか。
……そういえば、今日は彼女が大人しいような。
いつもは「何作ってるんですか?」なんて言って肩の辺りまで近付いて来るのに、今日はどうしたのだろう。
元気が無いのだろうか。
振り返ると彼女は、ベッドに腰掛けて、月を見ている。
冬はとっくに終わったが、空気は未だ済んでいて、薄まらずに、本当の光に近い光が降りている。
急いで片付けを済ませる。


「ミストさん?どうしたんですか?」
ラグナはミストに歩み寄る。
ミストはラグナを見つめている。
「ラグナさん……」
「はい?」
「こっちにきてください」
やっぱり、どこかおかしい……。
言われるまま、ラグナはミストの隣に腰掛ける。
ミストは腰を上げ、ラグナの方に向き直る。
その顔は、見たこともない程真剣だった。
そう、今までこんな顔は見たことが無かった。
彼女はいつだって笑っていたから。いつもの優しい笑顔で。
それが今日は、一体何があったのか。
彼女の真意を測りかねながら、こうして自分は彼女と見つめ合っている。
アクアマリンを清流で磨いたような、その、深い、青い瞳を、これほどじっくりと見たことは無かった。
笑顔に隠され、見えなかったんだ。
「ラグナさん……、あたし、もうここには来ません」
「え?」
え……それって……
「どうして……?」
彼女はなかなか話そうとしてくれない。やがてゆっくりと、
「ラグナさんは……、迷惑じゃ、ないですか?」
迷惑?そんなことないのに。「そんなことありませんよ。ミストさんと話すのも本当に楽しいですし……」
ラグナの言葉を遮るように、ミストが、今度はしっかりした口調で言った。
「好きな人がいるんですよね?」
あ……。
そのことを、知って、気にしていたのか。
自分は、どのくらい困った顔をしていただろうか。
ミストの声が、どんどん小さくなっていく。どんどん俯いていく。
「あたしは……、やっぱり、できない……です……ね。好な人が……いる、なんて……知ったら」
少しずつ、分かってきた。
「楽しく、ないです……」
そして、ミストは、絞り出すように、
「苦しい……」
243白ミスト 3/5:2006/09/24(日) 05:25:37 ID:M0ZVEkn+
まさか。あのミストが、苦しいなんて。自分のせいで、こんなに辛そうにしているなんて。苦しいなんて。
うなだれた彼女をみながら、ラグナは、どうすればいいのか分からず、口を開きかけ、慰めようとしたが、一体どんな言葉をかけてあげればいいのか、分からなかった。
その時、ミストが顔を上げた。
再び真剣なまなざしで見つめられ、ラグナは何もできなかった。
「だから……お願いが……あるんです」
ミストは、両手をゆっくりと伸ばし、ラグナの首に腕を回す。
その手は、ラグナの首の後ろで、そっと結ばれる。
顔が近付く。
深い、青い瞳の奥は、光が届いていないかのように、暗い。
「ね……きっと……最後の……」
唇が触れる。
そして、ミストは、抱き締める力を強め、ラグナを引き倒した。








──今何時だろう……。
少し寒くなってきた。布団は……足下だ。
ミストを起こさないようにベッドから降り、電気を消す。
月は、窓から逃げていた。
布団を引き上げ、再び横になる。
二人で寝るには、ベッドも、布団も、ちょっと狭い。
布団は、ミストにあげる。
そっと掛けてやる。
「ありがとうございます」
「起きてたんですか?」
「優しいですね」
二人は、背中合せでくっついている。
「そんな……」
「ラグナさんはすごく優しいですよ」
ミストが笑っているのが背中から分かる。
「そんなことありませんよ、僕は。だから、こんなに、ミストさんを……」
「それは仕方ないです。それでも、あたしを気にかけてくれるラグナさんは、やっぱり優しいんです」
そう言いながらミストは、もぞもぞと体を動かしている。
そうして、ラグナの方を向いた。
額を、ラグナの背中にあて、目をつむった。
「あたしは、幸せです。……こう、……こうして、ラグナさんと、こういう風に……っ」
そこで、言葉に詰まった。
それから、かすれるような、囁くような声で、
「眠く、なってきました。もう寝ましょう」
「……ええ、分かりました。おやすみなさい、ミストさん」
そうして、ラグナは眠りについた。
「……っ、う……」
ミストは泣いていた。
声が出ないように、必死に我慢しながら。
すっかり、話を終わらせられたことに安心したら、どんどん涙が出てきた。
零れる声も、涙も、必死に両手で押さえた。
ラグナに気付かれないように。
あの人は優しいから、知ったらきっとまた悩むだろう。
244白ミスト 4/5:2006/09/24(日) 05:30:51 ID:M0ZVEkn+
両手はぐしょぐしょに濡れたけど、それでも押さえ続けた。
「ラグナさん、今夜はいい夢を見て……。そしてこれから、きっと幸せになって……。
あたしには、今まであなたからもらった幸せがあるから……」
芽吹きを、二人で、感じたり。
暑いねって、本当にって、笑ったり。
紅葉の進むのを、毎日眺めたり。
痛いくらい寒いのに、延々、寄り添って、流れ星を待ったり……。







──窓から入ってきた朝日が眩しくて、目が覚めた。
まだ陽は現れたばかりだ。
……布団が掛かっている。
ミストはいなくなっていた。
一体どこに……。
不安になって探しに出た。
ミルクのように濃い霧が牧場に溜まっていた。
陽の光は、それを貫いてオレンジの線を何本も伸ばしていた。
始めは光にたじろいだが、天国のような牧場を、霧を掻き分けながら、ラグナはミストの家に走った。
ミストは、家の前で柵に腰掛けて、ぼーっと、深い霧の向こうに視線を送っていた。
「ミストさん!」
ラグナの声に気付いたミストは、あの、いつもの笑顔で応えた。
霧に囲まれた彼女の笑顔は、美しく輝いていた。
「ミストさん!」
霧の中の彼女に、もう一度呼び掛ける。
「見てー!すごい!綺麗!」
そう言って、彼女は、笑顔で、両手を広げた。
その拍子に、バランスを崩して柵から落っこちそうになったのを、ラグナが抱き止めた。
「もう……、探しましたよ」
「ラグナさん、よく眠れました?」
「はい、お陰様で。」
「あ、なんかエッチですね」ミストが茶化す。
ラグナは赤くなる。ミストは笑っている。
「心配したんですよ」
「散歩してただけです。あたしもぐっすり眠れましたよ」
「僕はてっきり、どこかにいなくなってしまったかと……」
「いなくなるわけないじゃないですか。あたし、大家ですから。それに、ここ以外に行きたい所なんてありません」
「……そうでしたね。ですからミストさんの家でもあるんです。いつでも遊びに来ていいんですよ」
ミストは困ったような顔をしたが、
「いえ、いいんです。決めたん、ですから……もう……」
ラグナは、その声に、いつもと違う震えが混じった気がした。
そのとき、だれかのお腹が鳴った。
ミストが俯く。
245白ミスト 5/5:2006/09/24(日) 05:33:36 ID:M0ZVEkn+
「あ、お腹空いたんですか?僕、何か作りますよ!じゃあ、サンドイッチにしましょう!それで、ここで食べるんです。それならいいでしょう?」
ミストは黙って頷く。
「じゃあ、すぐにつくりますね!」
そう言って、ラグナは嬉しそうに走って行った。
俯いたミストの頬から、朝露のように透き通るしずくが一粒零れた。
「え……また?もう……っ」そう呟いて、ミストは両手で顔を覆った。
昨晩あれだけ泣いたのに……。
あの人が優し過ぎるから……。
涙はいくらでも出てきた。
あんまり泣いたからか、喉が渇いてきた。
一度家に入って、お茶を飲もう。
そして、いつものあたしに戻ったら、あの人を待とう。
そして、サンドイッチだけいただこう。そのくらいは、いいよね。
そう思って、ミストは家へと歩いた。
昇り始めた太陽から、泣き顔を隠すように俯きながら。


おわり
246名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 05:40:35 ID:XQoLDpob
あれ…なんでだろう。何だろう、この気持ち?
ラピス狙いだったのに…急にミストを嫁にしたくなってきた。
今は彼女が…とても愛しい。
247名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 05:49:14 ID:YayqP0h0
結婚しても 毒の粉 を貰うのはうれしいですね
248名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 06:04:02 ID:EbATkyOC
こんなにも、こんなにも白いカブ神様を好きにならないラグナはどうにかしてるぞ!
だから俺が嫁にもr
249名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 10:42:14 ID:dU15uRwE
    ∩
    ( ⌒)     ∩_ _
   /,. ノ      i .,,E)
  ./ /"      / /"
  ./ / _、_   / ノ'
 / / ,_ノ` )/ /
(       /  good job!
 ヽ     |
  \    \

皆が黒黒言っている中、癒されたぜ
250名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 12:33:43 ID:OYU819ih
好きな人が居るんですね→それは貴方ですよ展開かと思いきや……
切ねぇ
251名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 12:55:53 ID:Px+MWy8N
ちょっとマジ泣くわ
ごめん黒なんて言ってごめん
うわああぁぁ
252名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 14:25:24 ID:lEo8PuRd
うわー俺も「あなたが好きなんです」展開かと思ってたら、いいねコレ。GJ!!!!
253ししまる ◆440.V/COZU :2006/09/24(日) 15:18:01 ID:ZpWM7My/
だーっ!GJGJ!!>232->236&>241->245
ヨダレが出た。

ハイハイ。ヨダレを垂らした俺が再び空気を読まずに通りますよ。
ちょっと、昨日調子に乗って書いてたら、
週一で落とすのめんどくなったので、まとめて投下。
ルーン組さんは飛ばしていいよ。ていうか、全員飛ばせ。
駄文なので読まなくて良し!
多分多いと思うんで(自分でよくわからない)、ししまるをNGワードに(ry
254グレイ×マリー@ししまる ◆440.V/COZU :2006/09/24(日) 15:20:31 ID:ZpWM7My/
マリー好きの人はより一層読まない方がいいです。俺も好きなんだけど。
駄文ですが、暇つぶしにでもなれば幸いです。
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「んっ…」
本をぱたんと閉じてグレイが背伸びをする、午後四時。図書館が閉まる時間。
夏になってカイが来て、宿屋に帰ってもゆっくり本が読めないとわかっていても、
読みかけの本を借りようかどうしようかとグレイは迷っていた。
マリーが手元のノートを片づけて、図書館を閉める準備をする。
グレイに本を持って帰るかどうか聞いて、グレイを先に送り出す。
…いつもなら。

かちゃり、と図書館のドアの鍵が閉まる音がした。

本棚の前で読みかけの本を書架に戻そうか借りて帰ろうかと迷っていたグレイが、
顔をあげる。
すぐそばに、マリーがいた。
「あれ?ごめん。俺、すぐ帰るから…」
手を伸ばせば触れられる位置にマリーは立っているのに、
床を見つめていて、顔が見えない。
「どうしたの?」
「…今日は…」
うつむいたまま、マリーが声を絞り出す。
「…まだ、帰らないで…」
そう言って、一歩、グレイに近寄り、身体を寄せる。思わず身を引こうとしたグレイに
腕を回し、ぎゅっと身体を押しつけた。
…これって…
マリーとはそんなんじゃないって言ったのに。あの人に。
ただの友達だって、言ったのに。あの人に。あの時に。
「グレイ」
名前を呼ばれてグレイが我に返る。
「違うこと、考えないで…私を…見て…?」
マリーが眼鏡を取って書架に置いた。そのまま、グレイの顔を寄せ、キスをする。
「俺は…あの…」
グレイが身体を捻り、一歩、出口に近づく。マリーの腕がグレイの首に絡まっている。
マリーがグレイの肩に顔を埋めて、片手でグレイの手を取る。
「私、グレイのことが好きよ…」
あ、決定打だ、とグレイは観念する。そのままグレイの手はマリーによって、
マリーのスカートの中に導かれ、ショーツの中に入れられる。
255グレイ×マリー@ししまる ◆440.V/COZU :2006/09/24(日) 15:21:02 ID:ZpWM7My/
「ここ…恥ずかしいの…グレイのこと考えると…それだけでこんなになっちゃうの…」
マリーのそこはすでに濡れている。
「グレイが一生懸命本読んでる時…後ろでこんなになってるの…」
「ね…触って…」
グレイは必死に逃げ道を探す。
「でも、マリーはドクターのことが…」
「違うわ」
即座に否定される。
「グレイだって、わかってるくせに…」
そう言ってマリーがグレイのモノをつなぎの上から触る。
思っていたよりも身体は正直で、察知したグレイは腰を少し離していたつもりだったのだが、
普段は大人しくて物静かな黒髪の少女の方がグレイの何倍も聡かった。
グレイのモノは既に準備を始めていた。
逃げ道を塞がれた。
せめてマリーの腕から逃れようとグレイが足を引く。がん、と、書架が背中にあたった。
傾斜のある棚に足をしたたかに打って、グレイは声にならない叫びをあげた。
そのまま書架に背中を預けてしまう。
マリーはグレイの手を離し、グレイの顔を両手ではさんで、再びゆっくりとキスをする。
「…好きなの…」
マリーの舌がグレイの舌を掴まえる。何度も角度を変えて、何度も口づける。
あの人の感触とは少し違う。ぼんやりとした頭でグレイは思う。
することは同じなのに、何が違うんだろう。
マリーがつなぎのチャックを下から器用に開けて、グレイの本能を取り出す。
…情けねーかも…グレイはそう思いつつ、もうどうすることもできない。
ペニスにちゅっ、とキスをして先端を銜える。
「んっ…」
グレイがびくっと反応する。
先端を丁寧にねぶられる。口に含んだまま、舌で割れ目をちろちろと刺激する。
ちゅばっと音をたてて、漏れ始めた先走りを吸う。そのまま、ちゅばちゅばという
音をたてながら、何度も何度も口から出し入れする。
指を添えて、そっとしごかれる。まるでグレイの中から精液を吸い出すように、
マリーの指と口が動く。それに合わせて思わず、グレイの腰が動き、
どくり、と白い液がマリーの口に広がった。
マリーは一滴も漏らすまいとグレイの精液をそのまま飲み込み、
ペニスを丁寧に舌で拭き取った。
グレイの腰は抜けている。ずるずると書架を背にしてへたり込んだ。
256グレイ×マリー@ししまる ◆440.V/COZU :2006/09/24(日) 15:21:39 ID:ZpWM7My/
「マリー…あのさ…」
言葉を探すが、頭が真っ白になって何も言えない。
「つなぎって着るの大変そうね」
何事もなかったかのようにマリーが笑う。そして今度は上からチャックを降ろし、
グレイの前を全開にした。そのまま、マリーはへたり込んだグレイの足に跨る。
「私ね、グレイの後ろでグレイのこと考えてると、こんなことしちゃうの…」
膝を立て、スカートを捲り上げ、ショーツを自分でずらした。
「…知ってた…?」
自分の下生えに指を差し込み、動かし始める。
「グレイのこと考えながらすると、すごく幸せなの…
今まで、声を出さないようにって気をつけてたのよ?」
そう言いながら、指をくりくりと動かしている。
頬は少し上気して、いつもよりピンク色になっている。
「んっ…
でもね、もう限界なの…我慢できないの…」
グレイは必死で目を逸らす。
どうして自分でもこんなに必死にマリーから逃げようとしているのか、わからない。
カイにもいつものように、早く脱出しろよ!と言われたし、
こういうのを据え膳って言うんだろうし、貰ってしまえばいいんだろうけど。
いや、もう脱出してるんだ。でも、あの人と何か約束をしたわけじゃないし。
なにか約束していてもこうなったら、この町の人間なら、抵抗無く行動すればいい。
…約束を。したかった…?…あの人と…。
マリーが空いている方の手で、グレイの顔をぐい、と自分の方に向ける。
「…ちゃんと…見て…私…んんっ…」
そこにも良いところがあるのか、とまた明後日なことをグレイは考える。
「ここに…グレイの…入れて欲しいの…」
そう言って、指で自分の割れ目を押し広げる。
「ここ…自分の指じゃ…足りないの…グレイのが…欲しいの…」
グレイの手を取って、自分の脚の間に差し入れる。
柔らかい茂みにグレイの指が入る。意志とは無関係に指も動く。
さっき一度触った時よりもっと、そこは熱を持ち、濡れている。
黙っていればわからないだろう。知られてもそんなものよねと言われるだけかもしれない。
…あの人に…
思わず、指に力が入る。マリーはジャンパースカートの中から手を入れて、
今度は自分の胸を触っている。切なげな吐息が漏れる。
マリーが煩わしそうにジャンパースカートを脱ぎ、その下に着ているブラウスのボタンも外す。
257グレイ×マリー@ししまる ◆440.V/COZU :2006/09/24(日) 15:22:22 ID:ZpWM7My/

ショーツも脚から抜いた。ブラももう外れていて…グレイは初めて前にホックがある
ブラジャーがあると知った…いつもはわからないがそれなりの大きさだと思える乳房と
固くなったピンクの突起が見えた。
再び力を取り戻し始めたグレイをマリーは見逃さなかった。
ブラジャーはまだ引っ掛かったままだったが、グレイのペニスに手を伸ばし、
そっと触れる。今度は、下着をずり降ろして、全てを手にする。
「ね…いい?」
良いも悪いもマリーが足の上からどいてくれない限りないもんだと思うが、
触られて喜んでいる自分がわかる。
答えを待たず、マリーが腰を浮かせ、自分の脚の間にグレイのペニスを挟む。
そのまま、そっと自分でグレイが自分の中に入るように導いて、腰を落とす。
「んっ…」
やはり、熱い。この熱を持つ肉襞にペニスが埋まると理性が飛ぶ。
マリーがゆっくりと腰を上下に動かして、奥へ奥へとグレイを誘う。
「んんっ…グレイ…好きよ…」
腰を動かしながら、マリーがグレイにキスをする。
グレイの手を取って自分の胸に当てる。
「…触って…」
グレイの手は抵抗しない。柔らかい乳房の感触を確かめる。
頂点の突起は固くなり、膨らんでいる。そこをつまむと、マリーが声をあげる。
マリーの片手は再び自分の脚の間に入れられ、クリトリスを触っている。
「ん…っ」
びくり、と肉襞が収縮する度に、グレイの意識が持って行かれる。
マリーが腰を上下に動かすのに合わせて、自然に腰が動く。
「あん…グレイのすごいイイ…やっぱり…好きな…人と…」
こんな状態でもしゃべっているマリーはすごいな、とまたおかしな感心をする。
好きな、人と…?
「…一番…気持ちイイ…」
好きな人とするのが?そのモノの大きさや長さや形や向きではなくて?
飛びそうになる意識の端に、その言葉が突き刺さる。
「私…グレイのこと…好き…」
マリーが腰を落としては浮かせ、喘ぎながら伝える。
「あっ…んん…イッちゃいそう…」
とりあえず、現状から解放されようと、グレイも答える。
「いいよ…イッて…俺も…出る…」
二人の腰の動きが速くなり、ぐちゅぐちゅと言う二人のこすれあう音が大きくなる。
「ん…グレイ…グレイ…グレイ…あぁっ…あぁーんっ」
258グレイ×マリー@ししまる ◆440.V/COZU :2006/09/24(日) 15:23:07 ID:ZpWM7My/
マリーが何度もグレイの名を呼び、
いつもの彼女からは想像もできないような声をあげて頂点に達した。
熱い彼女の中でグレイも自分を解放した。
グレイが果ててもマリーは腰を落としたまま、グレイに腕を絡めてくる。
「…大好き…」
そう言って、力の抜けたグレイにキスをする。
「ちゃんと、明日も図書館に来てね…」
わかってる。この狭い町でいつもの習慣を変えることは難しい。
すぐに人の口にのぼり、あれやこれやと推測されて、まわりまわって噂が走る。
それを、聞かれたくはない。…あの人に…
「わかってるよ。俺本好きだし」
力なく笑って、グレイは答えた。
マリーはにっこり笑ってやっと立ち上がり、グレイも自由になった。
身体とは裏腹に、心に重い、鎖がついたような気がした。
------------------------------------------------------------------------------------------------
ハイ終わり!余韻なんか与えねー!
いんだよ、読み終わったら、忘れろ!
今回のテーマは(いつもそんなんないけど)つなぎとジャンパースカートと
フロントホックでした。
特につなぎは、あれ、どうなってるかわかるかな?と思いつつ書きました。
俺は何気にマイつなぎを二着持ってる人間なのですが。どうだろ。
フロントホックについてはわかりません。わかりたいけどわかんねーよ!
マリーのことも大好きなんだ。こんなに今はさせちゃってるけど、
書きながら、マリーごめんと思ってた。
グレイがすごいアホの子だが、まーそれはしょうがねー。
ところで、ねぶる、って使ったんだけど、方言?誰か教えてプリーズ。
259リック×ポプリ@ししまる ◆440.V/COZU :2006/09/24(日) 15:27:01 ID:ZpWM7My/
兄妹モノです。露骨なので、苦手な人は飛ばしてください。苦手じゃなくても飛ばして下さい。
リック好きな人ごめん。俺の脳内は昨日リック祭りだったんだよ…
思わず読んでしまって暇でも潰して頂ければ幸いです。
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自室のベッドの上。ポプリは一人考えこんでいた。
…あの時。海の家で。カイの店で。カイとクレアさんは何をしてたのかな…。
やっぱり、オトナにはオトナの…。
本で読んだ知識を思い出して、ポプリはぶんぶんと頭を振った。
…気持ちイイのかな…どんなのかな…?
スカートの中に手を入れる。触ってみたい…
でも、あそこって汚いところよね…?でも…
ショーツの上から自分を触る。…気持ちイイ…かな…?
布越しに自分で自分をまさぐった。布一枚がもどかしい。
後で手を洗えばいいのよね、と思い、ショーツの中に指を這わせる。
ポプリだってもうこんなに…オトナなのに…まだダメなのかな…?
ぴくん、と身体が反応した。あ、ここ、気持ちイイ…
ポプリは夢中になってクリトリスを指でつついた。…ダメ…足りない…
指先で捏ねる。
「ん…あんっ…」
思わず声が出て驚いた。でも気持ちイイ…
「…カイ…」
カイのことを考えるともっと気持ちよくなるような気がした。
自分の指ではなくて、これがカイの指だったら…そう思うと興奮した。
目を閉じて、自分の前にいるのはカイだと想像する。
カイの指がポプリのクリトリスをつまんだりつついたりしてくれる。
カイがポプリの大事なトコロをいっぱい触ってくれている。
「ん…あん…っ…カイ…」
背中がぞくぞくっとして、気持ちが良くなってきた。
「カイ…もっと…」
「ん…ああっ…」
今まで感じたことのない感覚がポプリを襲う。…気持ちイイ…
夢中になって続ける。ショーツは足首までずり落ち、脚は開いている。
思い切って身体を倒す。上に、カイがいたら幸せかも…そう思いながら
自分の手を動かしていた。
「あ…あ…あん…」
ふーっ、と息をつき、ふと、ドアの方を見てポプリは凍り付いた。
260リック×ポプリ@ししまる ◆440.V/COZU :2006/09/24(日) 15:27:36 ID:ZpWM7My/
兄が。そこにいた。目が。合った。
いつの間に入ってきたのか、オナニーに夢中になっていて気が付かなかった。
優しくて頼りになるけど、心配性なお兄ちゃん。
「お兄ちゃ…ん…?」
リックはいつもの顔だった。良かった。怒ってない。
いつものように笑っている。
「いいよ。ポプリ。続けて」
「やだ…お兄ちゃん、いつから見てたの?」
リックは答えないかわりに近寄って来た。
「まさか、カイとやったんじゃないよな?」
起きあがったポプリの肩を押し、再びベッドに押し倒す。
「やったって…何を?」
黙ってポプリの脚の間に手を入れる。さっきまでポプリが自分で触っていたところに
指を伸ばす。
「あっ…お兄ちゃん…そこはダメ…っ」
「こういうこと」
ポプリのクリトリスをリックが捏ねる。
「やっ…お兄ちゃん…」
リックは眼鏡を外し、可愛い妹に口づけた。
唇を重ね、舌を押し込んでポプリの唾液を絡め取った。
「んん…っ」
ポプリの力が抜ける。リックは妹の耳の後ろや首筋に何度も何度もキスをした。
「カイとは…何にもしてないよ…」
そう言えば、止めてくれると思った。
「そう」
と言って、リックが顔をあげる。良かった、止めてくれるんだ、と思ったポプリの脚を
ぎゅっと掴んでその間に素早く顔を埋める。
「やだっ…お兄ちゃん…そんなコトしたら汚いよぉっ…」
大人になったとさっき思ったばかりのところに、兄がキスをする。
ぺろぺろと舌を這わせる。
「あん…お兄ちゃん…止めてぇ…」
「一人でするより、気持ちがイイんだよ」
「でも…でも…んんっ…」
言い返そうとする度に、兄が刺激を与えて、ポプリの言葉は続かない。
「あんっ…どうしてっ…いやっ…んんっ…」
自分で触ったときより何倍も気持ちいい。
261リック×ポプリ@ししまる ◆440.V/COZU :2006/09/24(日) 15:28:10 ID:ZpWM7My/
ちゅっ、ちゅっとリックがポプリのクリトリスを吸う音がする。
それがまたポプリにはいやらしく思えて、一層興奮してしまう。
「お兄ちゃんのエッチぃ…あぁっ…んっ…」
背中に再び、電流が走る。さっきより、もっとエッチな気持ちになって、
ポプリは思わず背を反らせてしまった。
それを確認して、リックが顔をあげる。
「しょうがないだろ。ポプリがあんなことしてるから」
やっぱり怒ってたのかな、とポプリはびくりとする。
リックがポプリのベッドに上がってくる。
「お兄ちゃんのここ…触ってごらん?」
そう言って、ポプリの手を取り、自分の股間に押し当てた。
熱くて、固いモノがあるのが服の上からでもわかる。
「きゃっ」
おもわずポプリが叫ぶと、リックがポプリに覆い被さって来た。
「ポプリは可愛いね…」
そう言って、器用にポプリの服を脱がせてしまう。
「どのくらい大きくなった?」
笑ってそう言って、白い乳房に顔を埋める。ピンクの突起を口に含み、舌で突く。
「やだ…お兄ちゃん…ダメ…」
本で読んだことと、今兄が自分にしようとしていることを照らし合わせて、
ポプリが蒼白になる。
「ダメって言われてもなぁ…ポプリはさっきは気持ちよくなかった?」
「だってあれは…」
リックがエプロンを外し、ズボンを脱いで屹立した自分自身を取り出した。
「お兄ちゃんのおちんちんもこんなになってるんだよね」
「やっ…」
「ポプリがあんなことしてるの見てたらさ…」
そう言って、ポプリの手に自分のペニスを握らせる。
「おっきい…」
思わず、ポプリが呟くと、リックはにっこり笑って
「おいしいよ」
と言った。
「だって…ここって…」
ポプリはためらう。初めて間近で男性器を、しかも勃起したものを見た。
好奇心に、負けた。
兄のペニスから袋までこわごわとではあるが、くまなく触った。
その不慣れな手つきがリックには愛おしかった。
262リック×ポプリ@ししまる ◆440.V/COZU :2006/09/24(日) 15:29:48 ID:ZpWM7My/
「ポプリ…お兄ちゃんの…口に入れても大丈夫だよ…」
抵抗はいつの間にか消えていた。
優しい兄が優しくそう言うのだから、きっと大丈夫だと思って、
ポプリは兄のペニスを口にする。
ちゅっちゅっと最初は吸ってみる。次に、ぺろぺろと舐める。
先端から、くびれの周り、伸びているところもくまなく舐めて、ずっと下に降りる。
袋の表も裏も余すところ無く舐めた。
「ん…ポプリ…上手いな…」
リックが呻く。
ポプリは、兄の下生えに顔を突っ込み、兄の性器を貪った。
ペニスの先端からじわりと液体が滲んでいるのを目ざとく見つけて、それも舐める。
「お兄ちゃん、これ、なぁに?」
「ポプリが可愛いから、ポプリにおいしく食べてもらえるように出たんだよ」
リックが笑う。ポプリもつられて笑顔になった。
「うん。おいしいよ」
そう言って、またペニスを銜える。一瞬、歯が当たり、リックが思わず叫んだ。
「痛っ」
ポプリがびっくりして、顔を上げる。
「ごめんなさい…とってもデリケートなのね?」
そう言ってからは、より丁寧に、ペニスに口を当てている。
そんな妹が堪らなく愛おしくなる。
「ポプリ…ポプリ…?」
思わず名前を呼んだ。
「なぁに?」
新しい玩具を弄ぶ無邪気な妹の唇を吸う。
再び、ポプリをベッドに押し倒し、その脚の間にむしゃぶりつく。
「お兄ちゃん…いやん…」
もう本当に嫌がっているとは思えない。
クリトリスを舌で転がし、その下から僅かに出てくる蜜を吸う。
じゅぱじゅぱと音をたてて、ポプリを責める。
「んん…あぁんっ…」
「ポプリ…これで終わりにする…?」
妹の快楽のスイッチが再び入ったことを確認してから、リックが聞いた。
「やだ…もっと…お兄ちゃん…お願い…」
もちろん、そのつもりだった。
上の服も脱いで、ポプリに肌を密着させる。
乳房を優しく揉みしだきながら、自分を受け入れるポプリの下の口を確認し、
ペニスをあてがう。
263リック×ポプリ@ししまる ◆440.V/COZU :2006/09/24(日) 15:31:13 ID:ZpWM7My/
「お兄ちゃん…」
ポプリがしがみついてくる。
「お兄ちゃんのあんなおっきいの入れるの?」
「大丈夫だよ、ゆっくりするから」
「うん…優しくして…」
リックは我慢ならずに、ポプリに自分を押し込んだ。
少しずつ、少しずつ押したり引いたりを繰り返す。
「お兄ちゃん…痛い…」
「最初はみんなそうだよ。すぐに慣れるから」
さすがに、狭い。ぎゅっと締め付けてくるのではなく、最初から狭い。
その身体を文字通り開いていると思うと、リックは今にも射精してしまいそうだった。
必死でポプリにキスをして、我慢する。
「お兄ちゃん…お兄ちゃん…」
ポプリも必死になってしがみついてくる。
唇と唇を合わせ、舌を絡ませる。互いに唾液を啜りあう。
一瞬、リックのペニスに普通は感じない妨害が感じられた。
行き止まり、ではない。ポプリの中にまだ誰も入っていないという証。
リックは思わず興奮して、ポプリに何度もキスをして、囁いた
「ちょっと、痛いけど我慢して」
一息にそこを貫く。
「いたぁいっ」
ポプリが思わず叫び声をあげる。
「お兄ちゃん…痛い…」
涙目になったポプリの目にキスをする。舌で涙を掬う。
「ごめんね。でももう痛くないはずだから」
「そう…なの…?」
涙目になっているのは、痛みのせいだけではないかもしれない。
リックはそれまでより大きく腰を動かした。
「お兄ちゃん…お兄ちゃん…やだ…や…やぁん…っ」
まだ、快感より痛みが先に立つのだろう。
しかし何もかも初めての感覚の中で、ポプリは確かに快感を感じていた。
「一人で触ってるよりすごく気持ちイイよぉっ…」
「それなら良かった」
と、リックが微笑む。その額に汗が滲んでいる。
「お兄ちゃんもポプリに気持ち良くしてもらったから」
「ポプリ、お兄ちゃんのこと大好きだもん…」
264リック×ポプリ@ししまる ◆440.V/COZU :2006/09/24(日) 15:32:04 ID:ZpWM7My/
普段他の人には心配性で困るのなんて言っているけど、本当は
「お兄ちゃん…大好き…」
こんなことまでするとは思わなかったけど、でも平気。
小さい頃から、パパがいなくなってからずぅっとポプリたちを守ってくれてる
お兄ちゃんだから、このくらいいくらでもしてあげられる。
「お兄ちゃんもポプリのこと大好きだ…」
そう言うと、リックの動きは一層速くなり、ポプリの部屋にリックとポプリの身体が
ぶつかるぱんぱんという音と、肉体のこすれ合うぐちゅぐちゅという音が響く。
「ふ…あ…あん…お兄ちゃん…すごいよぉ…」
お兄ちゃんの前では素直でいたい、とポプリは思った。
「ん…んんっ…」
リックがぶるっと身体を震わせ、ポプリの中に温かいものが流れる。
「あ…ぁ…お兄ちゃん…」
ふーっと息をついて、リックが息を整える。
ポプリに優しくキスをして、ペニスを抜いた。
ペニスには赤い血と白い精液が着いている。
それを確認して、リックは再び興奮する。
「ポプリも最高だよ」
と、リックが微笑んだ。優しいお兄ちゃん。ポプリの大切なお兄ちゃん。
カイと同じコトしたら怒るのかな。
でも、お兄ちゃんだって、他の人と同じコトしてるのよね。
そう、ぼんやりした頭でポプリが考えていると、リックが言った。
「ポプリもこれで少し大人になったんだから、これからは好きな人とすればいいんだよ」
ポプリはびっくりして一瞬目を見開いたが、すぐにわかった。
「うん。でも、お兄ちゃんのことも大好きだから
お兄ちゃんもまたしてね」
嘘ではなかった。
二人は何年ぶりかに同じベッドで子供のように戯れることになる。
ただその玩具と遊びが、幼い頃とは違うけれど。
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すいませんすいません。じゃ、次行きます。もっとえげつないです。
265リック×ポプリ@ししまる ◆440.V/COZU :2006/09/24(日) 15:34:59 ID:ZpWM7My/
やってはいけないのかもしれない。母子モノです。
全ての人にスルーすることをおすすめします。
じゃあ投下すんなよってか。ごめんなさい。
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「リーック」
少女のように微笑む母に呼ばれる。
夕食の後、一息ついている時。この時間に呼ばれる用事は決まっている。
いつから始まったのかわからない、親父がいなくなった後ではあるんだろうけど。
母の部屋に入り、後ろ手に鍵をかける。
「…リリアさん…来たよ」
この部屋に入り、母と二人っきりのときは、母さんと呼ばずにリリアさんと呼ぶ。
「うふふ」
長い髪を揺らしてリリアが笑う。
部屋は暗いが、月の光が柔らかくリリアの姿を浮かび上がらせている。
ポプリとそっくりだ、とリックは思う。
夏なので、薄い木綿の夜着を着ている。真っ白で裾が長いそれを着る母は、
昔童話に出てきた時を止められたお姫様のようだと思う。
それか、妖精の踊る輪の真ん中に座っている女王だ。
病弱なのは周知だが、無理をしない分、年齢が容姿に表れていない。
リックの方が少し背が高い。
リリアが腕をリックの首に絡めて少し背伸びをする。
リックがリリアの腰に腕を回し、身を屈める。
「今日もお疲れ様」
まるで恋人のようにそう言って、唇を重ねる。
抱き合い、何度もキスをして、ベッドに倒れ込む。
リックが先に服を脱ぎ、下着だけになってリリアの夜着を捲り上げる。
風呂上がりのリリアは石けんの香りがして、リックを誘う。
今日は、先にこっちからかな、と考えてリックはリリアの脚の間に顔を入れる。
「やん…いきなりなの…?」
と言いながらも、リリアは脚を大きく開く。ショーツを引きはがし、
もう既に場所を覚えているクリトリスをつまみ、弾き、丁寧に捏ねる。
「あ…ん…」
リリアの口からため息が漏れる。リリアは自分で胸に手を当て、乳房を揉んでいる。
「リリアさん…我慢できないの…?」
リックが苦笑して、リリアの夜着を脱がせ、乳房の突起も同時につまむ。
「…だってぇ…」
その口から漏れる言葉は少女のままだ。
「私もリックのしたい〜」
そう言って、リリアが体勢を入れ替える。
二人とも、ベッドの上に身体を投げ出し、お互いの性器に口づける。
リリアがリックの下着を降ろし、ペニスを取り出してぺろりと舐める。
リックがリリアのクリトリスを舌で転がす。
266リック×リリア@ししまる ◆440.V/COZU :2006/09/24(日) 15:35:45 ID:ZpWM7My/
「やぁ…ん」
どうしてこの女性はこんなに煽情的な声を出すのか。
リリアの喘ぎ声を聞く度にリックのペニスに血液が集まる。
この声をいったい何人の男が聞いているのか。
自分が面差しを受け継いだという男は、どんな声をリリアに出させたのか。
そう思うと、リックはもっとリリアを鳴かせたくなる。
リリアのクリトリスからさらに奥へと舌を這わせ、スリットに向かう。
片足を持ち上げて、深いところを探る。
クリトリスを指で捏ねながら、スリットに舌を差し込む。
そこはもう甘い蜜が溢れていて、じゅるっと音をたてて啜る。
「やん…リックのエッチ…」
ペニスを喉の奥まで銜え込みながら、エッチと言われても、とリックは思う。
リリアも、じゅぷじゅぷと音をたててリックのペニスを吸っている。
「あ…ん…リリアさん…すげーイイ…」
「だってリックのいっつもおいしい…」
丁寧にペニスの先端にある切れ目から膨らみ、くびれまでリリアは舌で確認する。
「これ…アソコに入るともっとイイの…」
アソコに入れる前に一回吸い出されてしまいそうだとリックは思う。
リリアの口はそのくらいいやらしい。
出す声も、その行為もどちらも暗がりの中では男を虜にする。
自分は昼間のことは知らないが、大陽の光の下でも同じだろうと思った。
そのことは、海辺に住む男が知っているかもしれない。
魔性の女とはまさにこの女性のことか、とふと思った。
案の定、くびれを吸われ、裏筋をしゃぶられて、リックの方が先に音を上げる。
「リリア…さん…っ俺…もう…」
「イイよ〜。お口に頂戴…」
その一言で、リックがリリアの口の中に吐精する。
リリアはしっかりとそれを口に含んで、ごくりと飲み込む。
「かわいい…大好き…」
そう言って、まだ少し液体が垂れているリックのペニスをもう一度舐める。
堪らず、リックが体勢を変える。
リリアの唇に自分の唇を重ねる。
そのまま、少しずつ身体をずらす。耳たぶを甘噛みし、耳の後ろにキスをし、
鎖骨を吸う。片手で乳房の突起をつまんで捏ねながら反対側の乳房に口づける。
きっと昔も同じことをしたんだろうけど、と頭の片隅で考える。
今は目的が違うのに、とおかしくなる。
乳首を舌で転がしては捏ねていると、リリアがぴく、と反応する。
267リック×リリア@ししまる ◆440.V/COZU :2006/09/24(日) 15:36:41 ID:ZpWM7My/
「あん…リック…下のお口が寂しい…」
もう一度、脚の間に手を差し入れる。
クリトリスを軽く弾くと
「ひゃんっ」
とリリアが鳴いた。
「リリアさん、ここ触られんの好きだよね」
「ん…大好き…」
「でもこっちの方がもっと好きでしょ?」
そう言って、スリットに指を入れる。
ぐりぐりと指を動かす。
「今日はどこがイイの?」
「あんっ…どこ…でも…好き…リックに触られるとこはどこでも気持ちイイ…」
リリアの答えにリックの血液が再び集まってくる。
「だって…リックとするの大好き…だもん…」
リリアの手がリックのペニスに伸びる。
「うふふ…ちょっと元気になった…?」
そう言って、先端を軽く撫でる。その指先が余計にリックを刺激する。
「ね…頂戴…?」
迷いなく、リックがリリアのヴァギナにペニスを挿れる。
「あ…あんっ…」
さすがに、経験豊富なだけあって、感度が良い。
経験値とは関係ないのかもしれないけど、とにかくリリアは感度が良かった。
まだ先端しか挿れていないのに、もう反応している。
「リック…いっぱいして…」
リックが腰を前後に振る。
「あぁ…ん…あ…んっ…やん…気持ちイイよぉ…」
リックの腰の動きにあわせて、リリアの腰も動き始める。
ふと思いついて、リックがリリアに口づける。
「ね、今日はもう一つやってみようよ」
「ん…なぁに?」
すでにイキかけているリリアがぼぅっとして答える。
リックがリリアをいったん抱きかかえ、くるりと後ろを向かせて四つん這いにさせる。
「やぁん…これ…いつもより感じちゃうの…」
そう言いながらも、リリアは膝をついたまま腰を突き出す。
もう一度、ヴァギナを確認して、リックがペニスを挿れる。
「違うところに当たるんでしょ?」
「そうみたいなのぉ…」
前後に腰を動かしながら、リリアにペニスを挿れていく。
リリアも前後に腰を振る。
268リック×リリア@ししまる ◆440.V/COZU :2006/09/24(日) 15:38:40 ID:ZpWM7My/
「やん…奥まで…奥までクルよぉ…」
長いピンクの髪が背中を覆っている。
その上にリックは覆い被さり、リリアの両手を握って、頭を下げさせる。
「やぁっ…もっと…もっと…」
リリアが顎を反らせてリックに強請る。
奥を突くたびに、リリアの口からよがり声がでる。
「すごい…リックのイイよぉ…頭が…変になっちゃう…」
リリアの身体が揺れるたびに乳房が揺れ、その乳房を後ろからリックが掴む。
「やぁんっ…あん…リック…やめてぇ…っ」
もうリックは止まらない。
「そんなにイイの…?このままイク…?」
「うん…良すぎて…気が遠くなっちゃう…でも…イクときはリックの顔見てたいのぉ…」
迷わず、リックはリリアの顔が見えるようにリリアを動かした。
「ちゃんと、脚あげててね」
リリアは少女のように素直に従う。その方が快楽に溺れられると知っているから。
脚を大きく開いて自分で持ち上げ、リックを迎える。
リックは一気にリリアを貫く。
「あ…あ…あぁああんっ…!」
脚は上げたまま、手を離して、腕をリックの首に絡める。
リックが動くたびに、リリアの指がリックの背中に食い込む。
「あっ…あんっ…」
リリアがリックの唇にむしゃぶりつく。
激しいキスを交わしながら、リックがリリアの奥を突く。
「やぁっ…イクぅ…っ…イッちゃうぅ…っ」
ついに、リリアの背中に電流が走る。思わず唇をリックから離して、仰け反る。
リリアの中がかっと熱くなって、どくん、と収縮し、リックのペニスから精液を絞り出す。
リックはリリアの中で、自分が通って来た場所に、再び自分を解き放つ。
二人が同時に弛緩する。
「リックぅ…」
譫言のようにリリアが呟く。
「なぁに、リリアさん」
そう答えるリックも息が上がっている。
リリアは、文字通り、男の精力を吸い尽くす。
「今日も素敵だったぁ…ん…」
そう言って、キスをせがむ。
「リリアさんも最高だよ…」
リックがリリアの唇に自分の唇を重ねる。
269リック×リリア@ししまる ◆440.V/COZU :2006/09/24(日) 15:40:11 ID:ZpWM7My/
まるで恋人同士のように、また何度もキスをする。
そのまま、しばらく裸で抱き合ってキスを交わす。
永遠のお姫様。妖精の女王。魔性の女神。…なんでもいい。
生まれたままの姿のリリアは美しく、その存在感はタブーも倫理も簡単に超える。
きっと、この女性からは逃れられない。
この部屋で、この暗がりの中での関係は、白日の下では違うものになるのかもしれない。
それでも、リリアが存在し、この部屋がある限り、この関係は続く。
リックは満ち足りた気持ちでリリアの部屋を出る。

次の朝、日の光を浴びれば、この想いが霧散し、重い罪の意識となって襲ってくるのに。
それでもいいと、刹那的な幸福感にその身を浸す。
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終われ!
しかも最初名前欄のカプリング間違えたよ…orz
でもまだあるんだな、これが。
俺の脳はどうなってたんだろう。
270リック×カレン@ししまる ◆440.V/COZU :2006/09/24(日) 15:43:00 ID:ZpWM7My/
大丈夫です。これはまだマシなはず。(カプリングだけなら)。
とりあえず、駄文ですが、暇が潰れれば幸いです。
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「私ね、泉には女神様がいるって信じてるの」
普段は、酒を酌み交わす幼なじみ。
姉御肌でさっぱりした性格のカレンが、いつか言っていた。
泉にいてもいなくても。
朝の光を浴びて、罪の意識が襲ってくるリックにとって、カレンは救いの女神だった。
何気ない会話と健康的なやりとりが、リックの救いになっていた。
よく考えてみれば、妹の処女を奪い、母親とは姦通している、とんでもない男だと、
リックが落ち込んでいると、カレンがいつもの笑顔で現れる。
「おはよっ」
どうしたのかな。と、リックが落ち込んでいるのを察する。
でも言葉には出さない。だいたい予想はつくからだ。
リリアさんとのことは知っているし、夏になってカイが来てからというもの、
リックがポプリのことを話さないことはなかったのに、ここのところ名前も出さない。
「海、見に行かない?夜の海。私、大好きなんだ」
なんとなく、誘ってみた。
リックが力なく笑って「わかった」と言った。

いつものことだ。リックがカレンの身体を求めるのは、落ち込んでいるときが多い。
だから、海を見に行くというより、海でしようよ、と言ったようなものだ。
夜、ミネラルビーチに現れたリックを抱きしめる。
自前のワインを持ってきていたので、それを勧める。
誰かが置きっぱなしにしているレジャーシートの上で二人でワインを一本あけた。
リックの隣にぴったりと身体を寄せて座って「疲れてるね」と言った。
「疲れてはいないんだけどさ…」
「そぉ?私が調べてあげよっか?」
悪戯っぽく笑って、カレンがリックの股間に手を伸ばす。
「私で良かったら、遠慮しなくていいんだよ?」
「俺は…」
今度はリックがカレンに縋り付いた。
そのまま、カレンにキスをする。
「やん…そんなにがっつかなくても大丈夫だよ…?」
カレンが一応抵抗してみせる。
こうすることでしか、リックは救われないのかな。ふとそう思う。
「俺は…」
カレンをレジャーシートの上に押し倒し、カレンにキスをする。
リックが涙目になっているような気がした。
「リック…私は大丈夫だから…好きにしてイイよ」
同情でセックスするわけじゃないけど。ほっとけないと思う。
271リック×カレン@ししまる ◆440.V/COZU :2006/09/24(日) 15:43:48 ID:ZpWM7My/
カレンのシャツを捲り上げて乳房にむしゃぶりつく。
「やだ…乱暴にしないで…」
いつものカレンのキップの良さがだんだん色気に変わっていく。
「カレン…ごめん」
何について謝られているのかはわからなかった。
「もうっ」
と言ってリックの顔をぐいと引き寄せ、キスをする。
「エッチするんなら、気持ち良くして…?」
波の音と風の音が気持ちいい。潮風と汗で二人の肌はじっとりとしている。
「ごめん」
「謝らない!」
カレンそう言うと、リックが笑った。
「じゃ、俺がご奉仕します、お嬢様」
冗談めかしてそう言って、カレンにキスをした。
「よろしい」
カレンはリックに身を委ねる。
服を上から全部脱がされた。自分は胸はあまりある方ではないとカレンは思う。
下もショートパンツとショーツを一緒くたに脱がされて、あっという間に裸にされた。
最初は、乳房を揉まれる。片手で揉みながら、反対側にはキスをする。
ちゅっ、ちゅっ、と胸の突起を吸われる。
「やぁん…」
すぐに気持ちよくなって、思わず脚を開いてしまう。
脚の間にリックの指がすっと入る。
指を一本、スリットに入れられる。ぐちゅぐちゅと掻き回される。
「あぁんっ…」
そういえば、ザクとホアンがすぐそこにいるんだっけ、と思うが、
まぁいいか、とカレンは思う。
「もうちょっと頂戴…」
指が二本に増える。一本の時より、中でいやらしい動きをする。
「やぁっ…いやん…でも…気持ちイイよ…」
こういうところでするのも楽しいかも、と密かに思う。
指が三本に増えた。
「あぁっ…」
よがり声をあげて、思わずリックにしがみつく。
腰が自然に動く。
「指より…リックの…がいいよぉ…」
慣れた手つきでリックのペニスを取り出す。
「ほらぁ…もう元気じゃん…」
272リック×カレン@ししまる ◆440.V/COZU :2006/09/24(日) 15:44:48 ID:ZpWM7My/
「早くない?」
リックが訊ねる。いつもはもっと丁寧に体中を愛撫しろとか言うのに。
「いいの…今すぐ欲しいの…」
そう言って、自分の指で自分を開いてリックに見せる。
「ここに入れて…」
そのまま、リックはカレンに覆い被さり、言われた通りにする。
「あんっ…」
もう、慣れた身体だ。イイところも簡単にわかる。
ずんずんとカレンの奥を突き、カレンを思う存分よがらせる。
「あぁっ…あぁん…イイっ…リックって上手…」
そのままカレンに腰を打ち付ける。
「やん…イッちゃう…リックも出してぇ…」
腰の動きを速くする。カレンの腰も自然に浮いて、リックの動きに同調する。
カレンの中がびくびくと痙攣して、ぎゅっと収縮し、リックもその中に精を放つ。
「んふ…」
一回イッて二人でぼんやりしていると、カレンが笑う。
裸のままで、四つん這いになって、リックの股間に顔を埋める。
「キレイにしてあげる〜」
酔いも回ってきているらしい。それはリックも同じだけれど。
リックをあぐらをかいて座らせて、さっき力を出したばかりのペニスを弄ぶ。
最初は指でちょんちょんとつつく。
ぴく、とペニスが反応する。
次に指ですっとなぞる。先端を、くびれを、カレンの細い指がくまなく触れる。
ペニスが次第に力を増す。
「元気〜?」
カレンはペニスに声をかけ、ぱくり、と銜えた。
いつも一方的に、そして暴力的とも言えるようなセックスばかりしていた気がする。
一方的にリックが求めてきた。カレンは何も言わずされるがままだった。
だから、こんなことは今までなかったんじゃないか、とリックは思う。
「私がご奉仕してあげる〜」
ついさっきとは逆のことを言って、リックのペニスを舌で責める。
「んぁっ…」
今度は、リックが声をあげた。油断していた。
カレンは、思っていたよりずっといやらしい舌の使い方をした。
ちゅぱちゅぱと音をたててペニスを吸い、
「おいしい…」
と呟いてはまた貪った。
いつの間にか、リックのものは再び力をとりもどし、屹立している。
273リック×カレン@ししまる ◆440.V/COZU :2006/09/24(日) 15:45:32 ID:ZpWM7My/
じゅるっ、じゅるっ、とペニスを吸う。
指を添えてしごきながら、先端をしゃぶる。
「カレン…あの…」
リックが、しまった、と思った時にはもう衝動を止められなかった。
「ん?」
と一瞬カレンが口を離した瞬間、精液が発射された。
カレンの顔にもろに白い粘液がかかる。
「やだぁ…反則ぅ…」
カレンは一瞬むっとした顔をしてみせたが、すぐに
「いーこと思いついちゃった」
と、言ってリックの服も脱がせ始めた。
精液のかかった顔をそのままにして、リックも裸にする。
「ね、せっかく夏だし、海にはいろ」
そう言って、リックの腕をひっぱる。
ざぶざぶとためらいなく、生まれたままの姿で、カレンが海に入って行く。
リックもそれにつられて海に入る。
顔をざぶざぶと海で洗い、カレンが笑う。
リックも思わず笑顔を返す。
「一回裸で海に入ってみたかったんだ」
カレンは海が好きだ。特に夜の海が。
「ね、こうしてると、自然に一つになれそう…」
そう言ってカレンがリックの首に腕を回す。
二人とも素っ裸で、海の中で、抱き合った。
「もう一回頑張れるかな」
思わずリックが呟く。カレンの美しい肌の感触と、胸の膨らみを
直に肌で感じて、リックの中心は再び頭をもたげている。
「やん…立ったまま…?」
抱き合ったまま、カレンが見つめる。
「んふふ…いいよ…でも、それだったら、後ろからにして…」
そういって、リックの腕の中でくるりと後ろを向く。
リックはカレンの脚の間に指を入れ、場所を確かめてから、ペニスをあてがった。
「入れるよ?」
「…来て…」
カレンが心持ち腰を落とす。リックの腰の動きに合わせて、カレンも動く。
「あァ…っ」
自分で胸をまさぐりながら、カレンが切ない声をあげる。
「すごい…イイかも…」
274リック×カレン@ししまる ◆440.V/COZU :2006/09/24(日) 15:46:58 ID:ZpWM7My/
ずん、ずん、とリックがカレンの中に進入する。
リックがカレンの脚を抱える。海の中なので重さは感じない。
「やだぁ…このカッコ…恥ずかしいよぅ…」
「誰も見てないから大丈夫」
そう言って、リックは一気にカレンの中に自分を入れる。
「あァん…っやっ…イク…あ…はァん…」
「俺がイクまで何回イク?」
「いやん…リックの意地悪…んっ…あァッ」
この体勢ではカレンはすぐに達してしまうらしい。
何度も何度も背を仰け反らせ、あンあンとよがり声を海に響かせる。
「あ…俺もイク…」
「早くしてぇ…」
リックが、カレンの中に吐精する。
「あァ…ッ」
もう一度、カレンが絶頂に達した。

海から上がり、お互いを弄びながら、身体を乾かし、服を着た。
「カレン…ありがとう…」
リックがカレンを後ろから抱きしめて囁く。
「いいよ、そんなこと。私も気持ちよかったし。今日はすっごいたくさんイッたわ」
こんな形でしか、リックを救えないのかなと、カレンは思ったが、
それでもいいかと、口には出さなかった。
「また、エッチしよ」
また、しんどい時には頼ってね、という意味を込めた。
「…ありがとう…」
リックには、その意味がちゃんと通じたようだった。
---------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
ハイハイ。すぐに忘れてね。
常識を疑うよ…自分の…orz
そんじゃー逃げます!
275名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 16:01:22 ID:W9vSRAbi
獅子丸氏GJ!
しかし腰が低過ぎるw
276名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 16:01:39 ID:UfaIGCuA
保守age
277名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 16:23:35 ID:jDvw9nG0
なんだこの冬の性夜祭。
ルーンの作品の性夜祭にも期待!
278ししまる ◆440.V/COZU :2006/09/24(日) 16:49:19 ID:ZpWM7My/
腰が低いんじゃなくて、恥ずかしがり屋さんなんだよ!
でもありがとうだ>275
279名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 16:53:50 ID:StEIrsxH
中の人がツンデレキタコレ
280名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 17:00:16 ID:cLin799t
すげえ連投w
溜めといて小出しにするって手もあるんだぜ?
ちなみに「ねぶる」は「なめる」の同義語であって、別に方言ではないぞう。
281ししまる ◆440.V/COZU :2006/09/24(日) 17:04:33 ID:ZpWM7My/
>280
トン
いや、今までは溜めといて小出しにしてたんだけど、
このままだと溜まる一方だと思ってよぅ…
落ち着いたら週一投下とかにするんだけど。

さらに、「ねぶる」ありがトン。
方言が素でわからない俺ダメぽ。

282名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 17:13:05 ID:i3+UgVvh
ラグナ×ミスト(黒)
ラグナ×ミスト(白)
ラグナ×ロゼッタ
ラグナ×メロディ
ラグナ×タバサ
ラグナ×フィル
ラグナ×ラピス
ラグナ×めい
ロゼッタ×フィル(黒)
ビアンカ×タバサ
タバサ×ビアンカ
ラグナ×ミスト・ロゼッタ
トルテ(セルフ)
セシリア(ギリでセルフ)


(´・ω・`)シャローン
283名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 19:57:02 ID:NCBwBppf
騙しリンクや広告の少ない優良アダルトサイトリンク集
http://geocities.yahoo.co.jp/gl/frontire1017
284名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 20:14:20 ID:3Y8BxyTa
>>282少佐の事も時々思い出してあげてください。
285名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 23:35:14 ID:wA9DTPpS
逃げないよう、捕獲しとけばいいんじゃね?w

つ【縄】
286名無しさん@ピンキー:2006/09/25(月) 01:15:54 ID:YFVwZ6AJ
ししまる氏グジョーブ!!
今後のクレアとグレイが気になって仕方ない・・・。

沢山のSS投下もいいけど、定期的に読みたいから
小出しにしてくれればもっとイイ(・∀・)!!
でも、今回は贅沢な思いをさせて頂きました。
287名無しさん@ピンキー:2006/09/25(月) 01:22:39 ID:qeMQeSrz
すげぇハイペース
リックも大変だなw
288名無しさん@ピンキー:2006/09/25(月) 06:28:43 ID:mk500WgI
リックとししまるとメロディは俺の嫁
289名無しさん@ピンキー:2006/09/25(月) 06:46:43 ID:lI5TPAfc
アッー!
290名無しさん@ピンキー:2006/09/25(月) 21:41:44 ID:ZjLWsRDS
勢いに任せて書いてみたが、出来上がったテキストファイルが30KBとかもうアフォかと。
15レス以上とか馬鹿かと。
291名無しさん@ピンキー:2006/09/25(月) 21:44:58 ID:QLJUnGJP
>>290
構わん。投下するんだ
俺も現在進行形で頑張ってるから
292名無しさん@ピンキー:2006/09/25(月) 22:09:52 ID:XrRV9Utd
長文用に避難所あったら便利かなあ。
293名無しさん@ピンキー:2006/09/25(月) 22:15:33 ID:02ITIXef
俺のいるもう一つのスレじゃ30KBとかざらにあるけどな

100超えたこともあった
294名無しさん@ピンキー:2006/09/25(月) 22:22:26 ID:YG3GzPo9
とにかくまず投下するんだ。
295名無しさん@ピンキー:2006/09/25(月) 23:51:06 ID:QLJUnGJP
>>290氏の作品が投下される気配が無いので
たった今書き上げた作品を投下してみる。

……俺はいつになったら>>115を仕上げることが出来るんだ。

*注:やっぱりエロ描写は一切ありません。ゴメンなさいっ。
  :某ラノベの影響を多大に受けているため、心理描写がちょっとアレです。
  :改築してないのに普通に鍋があったりしますが、そこは気にしないように。
  :フィルさんが好きです。でもメロディはもっと好きです。
怪談。それは夏の風物詩。
ここスプリングラビットでは、トルテ主催の怪談大会が行われていた。
「これは……ラグナさんがこの町に来る……前に起こった話なんですけど……」
これでもかと言わんばかりに顔の影を強調して話を始めるトルテ。
心なしか嬉しそうだ。
「あれは……今日のように……蚊の多い夜でした……。
 お兄ちゃんと……川原で花火を…しているうちに……いつの間にか…暗くなってて……」
固唾を呑んでその話を聞くのは、ラグナ、ミスト、ロゼッタ、メロディ、フィル。
特にフィルとメロディはこの手の話には極端に弱いらしく、先ほどからラグナの服の裾を掴みっぱなしだ。
「ラ、ラグナさん……勝手にどこか行っちゃダメですよ…?」
「ラグナぁ……いきなり消えたりしたら、承知しないわよ…」
「いや、その……僕、ちょっとトイレに行きたいんですけど…」
『我慢しなさい(してください)』
涙目でそんなことを言われては、勝手に動くわけにもいかない。
しかしこちらも既に暴発寸前だ。
既に顔が青ざめてきており、嫌な汗もかいている。
店主のセバスチャンに援軍を頼もうかと思ったところで、おもむろにロゼッタが口を開いた。
「くだらないわね……。どいつもこいつも怪談なんかにハマっちゃって。
 幽霊なんているわけないでしょ」
「ロゼッタさん、服が変色してるんですけど」
速攻でツッコミを入れるラグナ。
平静を装っていたロゼッタだが、内心穏やかではなかったらしく、大量の冷や汗を吸った服は
有り得ない色に変色していた。
「みなさん怖がりですねー。まだ話は始まったばかりですよ」
と、にこやかに言うミスト。しかし――
「……じゃあなんで、さっきからあたしにくっついてるのよ」
「ロゼッタを一人にしておくと、あまりの怖さに泣き出しちゃうんじゃないかと……」
「それはアンタでしょーが!!」
黒カブだのカブ電波だの言われているミストだが、やはり彼女もオンナノコ。
怪談には弱いようだ。

======
タイトルが字数制限に引っかかったorz
そんな彼女らをよそに、トルテの話は続いていく。
「急いで帰ろうと……今の…ラグナさんの家の前を……通ったんです…。
 そうしたら……突然辺りが明るくなって……ふと牧場を方を見ると……
 無数の青白い光が……」
服を握る手に力を入れるメロディとフィル。
一方ラグナは股間に全神経を集中させた。
ヤバい。そろそろ限界。
持って30秒か。
今まさにデッドオアアライブを彷徨っているラグナだが、そのことにトルテが気付くはずもなく
怪談は続いていった。
「よく見たら……光の真ん中に……誰かいるんです……。
 わたくし、怖くなって……すぐ離れようと…思ったんですけど……
 どうしても気になって……聞いてみたんです…何をしているのかって……
 そうしたらその人……ニヤッと…笑って……こう言ったんです……」

あ ま り わ た し を お こ ら せ な い ほ う が い い

『いやぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!』
ついに我慢できなくなったのか、泣き叫びながらラグナに抱きつくフィルとメロディ。
しかし辛抱たまらん状態になっていたのはラグナも同じであり、二人を引きずったまま猛然とトイレへ向かう。
「放して! 放してください二人とも!! もう限界なんです! 爆発しそうなんです!!」
「あたしも限界ぃ!! もうダメぇぇぇ!! 心臓爆発するぅぅぅ!!」
「ラグナさんっ!!! 行かないでくださいラグナさん――――っ!!!」

「……若いっていいですねぇ…」
カウンターから一部始終を見ていたセバスチャンが、微笑みながらそう呟いた。
「……はぁ…」
ようやく家に着いたラグナは、深いため息をつく。
ヒドい目に会った。
ここまでサスペンスな気分を味わったのは、初めてグレーターデーモンと対峙した時以来だ。
未だに痛む股間を押さえながらキッチンへと向かう。

  コンコン

「……ん?」
寝る前にホットミルクでも飲もうと、鍋に火をかけたところで誰かが玄関をノックしてきた。
こんな時間に誰が?
ふと、先ほどのトルテの話を思い出す。
(急いで帰ろうと……今の…ラグナさんの家の前を……通ったんです…)
(よく見たら……光の真ん中に……誰かいるんです……)
「……いやいや、無い無い無い」
必死にその可能性を否定するラグナ。
しかしこんな時間に人が尋ねてくるのは、あまりにも不審だ。
先日洞窟で拾ったロングソードを手に、最大限の注意を払い玄関を開ける。
「……あ…。こ、こんばんわー…」
不安げな目でこちらを見るメロディが居た。



「とりあえず座っててください。飲み物は、ホットミルクでいいですよね?」
テーブルに着くよう促されたメロディは、無言のまま椅子に腰掛け、帽子を取る。
(……どうしよう)
ここにきて、メロディは自分があまりにも大胆なことをしていることに気が付いた。
トルテの話があまりにも怖かったため一人で眠ることが出来ず、ついついここへ来てしまったのだが……。
よくよく考えれば、こんな時間に一人暮らしの男の家へ来るという行為の示す意味……。
それが分からないほど、彼女は無垢ではなかった。
自然と顔が赤くなってくる。
というか、件の話の舞台はこの牧場だったのだ。
そのことを思い出すと、今度はどんどん顔が青ざめてくる。
一人で勝手に赤くなったり青くなったり、大変である。
しばらくすると、マグカップを二つ手にしたラグナがやってくる。
「はい、どうぞ。……それにしても、こんな時間にどうしたんです?」
そう尋ねるが、メロディは一向に答える気配が無い。
手にしたマグカップをじっと見つめるだけだ。
「…………。
 あの……もしかして、膜は取らないほうがよかったですか?」
「え? ……あ、ううん。違うの。
 ……まあ、来た理由なんてどうでもいいじゃない。なんとなく来たくなっただけよ」
そう言って微笑んだメロディは、何故か少し苦しそうだった。
その顔を見て、ラグナは一つの結論に至る。
「えーっと、もしかして……。
 さっきの怪談話、まだ引きずってるとか……?」
メロディの表情が強張る。
どうやらビンゴだったようだ。
「し……仕方ないでしょ…。一人じゃ怖いんだから…」
「……ぷっ」
思わず吹き出してしまった。
「ち、ちょっと! 何も笑わなくてもいいでしょ!」
「ゴ、ゴメンなさい。そういうつもりじゃ……」
こんな時にこんな感情を抱くのは、いささか不謹慎ではあったが……
普段のアグレッシブな彼女からは想像できない今のメロディを見て、つい可愛いと思ってしまった。
「……大丈夫ですよ」
優しく微笑みかける。
「幽霊なんていませんから。それに……」
そっとメロディの髪を撫ぜる。
「何かあったら、僕が護ってあげますよ」
「……っ」
胸の鼓動が高鳴り、顔が紅潮してゆく。
不思議な感覚がメロディを襲った。
暖かい、柔らかい何かが胸の奥を締め付けるような……そんな感覚。
何かが体の奥からこみ上げてくるような気がした。
「……なーんて…今の台詞は、ちょっとクサかったですね。あはは…」
急に気恥ずかしくなったラグナは、メロディから手を離そうとする。
「あ……待って!」
とっさに声を上げるメロディ。
「え……?」
「……もう少し…」
消え入りそうな声で、彼女は言った。
「……もうしばらく、このままでいて…」
「……分かりました」
再び彼女の髪を撫ぜる。
言いようのない安らぎを感じながら、メロディは目を細めた。



どれほどの時間、そうしていただろうか。
不意にメロディが口を開いた。
「あの……ね…。ラグナ……」
「はい?」
ラグナの位置からではメロディの表情は窺えなかったが、何やら緊迫した雰囲気だけは伝わってきた。
「あたし……その…。
 もしかしたら、ね……ラグナのことが……」
  コンコン

突如、ノックの音がした。
来客のようだ。
「……ちょっと見てきます」
名残惜しそうにラグナはメロディから手を離す。
先日強化してもらったばかりのシルバーハンマーを手に、ゆっくりと玄関を開ける。
「こんばんは、ラグナさん」
そこには何故かフィルがいた。



どうやらフィルも、トルテの怪談のせいで寝付けなくなってしまい、ここへ来たようだ。
(何で僕の家なんだろう……)
そんな疑問を抱きつつも、フィルをテーブルへ着かせ、彼女の分のホットミルクを作りにキッチンへ向かう。
一方メロディはというと……。
「…………」
「……あ、あの…。なんでしょうか……?」
ものすごく不機嫌そうな目でフィルを睨んでいた。
「……最悪…」
「え?」
「空気読んでよ……もう」
「はぁ……。よく分かりませんが、申し訳ありませんでした」
すっかり興が冷めてしまった。
もはやホットではなくなったホットミルクを口にし、メロディはふと窓の外を見た。

……見なきゃよかった。

そう思ったが、時既に遅し。
先頃のトルテの言葉が思い出される。
(急いで帰ろうと……今の…ラグナさんの家の前を……通ったんです…。
 そうしたら……突然辺りが明るくなって……ふと牧場を方を見ると……
 無数の青白い光が……)
見様によっては幻想的に見えるかもしれないその光景は、彼女にとっては恐怖以外の何者でもなかった。
フィルもその光景を目の当たりにしてしまったらしく、二人して声にならない悲鳴を上げる。
「ど、どうしました!?」
ラグナが血相を変えて飛び込んできた。
「いいいいい今、ひひひと、人魂が……っ!」
声を震わせながら、メロディが窓の外を指差す。
しかしそこには人魂などは無く、吸い込まれそうな闇が広がっているだけだった。
「……何もいませんよ?」
「で、でも今確かに……っ!」
そこまで言って気付く。
フィルがキッチン側の窓を見たまま固まっていることに。
恐る恐る、二人はキッチンのほうを見た。

……見なきゃよかった。

まず最初に、ラグナはそう思った。
青白く、巨大な光が、確かにこちらへ向かってきている様が見えてしまったのだ。
「―――〜〜っ!!!」
もはや悲鳴すら上げることが出来なくなっていたメロディはラグナにしがみつく。
と、そこでラグナはあることに気が付いた。
(……? あれって、もしかして…)
その光に、ラグナは見覚えがあった。
徐々に疑惑が確信に変わっていく。
「ごめんなさい、すぐ戻ります!」
そう言い残し、ラグナは家を飛び出す。
メロディとフィルも、必死になってラグナの後を追った。
(間違いない。あれは……)
ラグナは先程の光の位置へ向かう。
……居た。
人一人包み込めそうな青白い光が、ふわふわとその場に留まっていた。
ラグナはその光に向かって叫んだ。

「……コラ! 勝手に小屋から出てきちゃダメだろ!」

やっとの思いでラグナに追いついたメロディとフィルは、その光景を見て首をかしげた。
「……小屋…?」
「ねえ、フィル。あれってもしかして……」
人魂の正体。それは……
『……ツンドレ?』
最近、トロス洞窟によく出没するようになったモンスター、ツンドレ。
なるほど、確かにあのモンスターを、夜中に遠くから見れば人魂に見えないことも無い。
幽霊の正体見たり枯れ尾花、といったところだろうか。
二人は安堵の息を漏らした。
「そ、そうよね……。幽霊なんているわけないわよね……あはは…」
「そうですよね……。ふふ…人騒がせな子ですね……」
これで、幽霊騒動は無事に解決するはずだった。
はずだった。
フィルが、余計なことさえ言わなければ……。
「それにしても、ラグナさんはモンスターが好きなんですね。
 あんなにたくさんのツンドレを飼って……」
「……なんのことですか?」
メロディとフィルの表情が凍りついた。
「何って……その……。この子以外にも、ツンドレ飼っていますよね? ラグナさん…」
「いえ、ツンドレはこの子だけですよ。というか、モンスター自体この子しか飼っていませんし……」



数拍置いて、怒声とも嬌声とも人の声ともつかない声がミスト牧場に響き渡った。
304名無しさん@ピンキー:2006/09/26(火) 00:07:47 ID:plncElrt
あー、もう自分でも何がしたかったのか分かんねー
とにかくメロディをナデナデしたかったんだYO!
305名無しさん@ピンキー:2006/09/26(火) 00:10:11 ID:rsCh3FCk
    ト、.,____
  _____,.ゝ     ̄ `ヽ(
 _> o ()       `ヽ ,
´              Y
        ()   () i
        、_________,  7 ドーモ、お騒がせしました
⌒ゝ/ /   ヾ---'  ノ
  〈 ヽ,へ、.,_________,.r' 〉
   \ 'ー、     ! /
     V、ハノ   〈ヘハ)
306アン「性欲を持て余す」 1/11:2006/09/26(火) 00:21:04 ID:0/DytoGa
「何、泊まってく?」
いつものように冗談を言うレディ・アンに、ラグナは苦笑いで返す。
「はい、お願いします・・・今日は、本当に。」
「ん?どーしたの。ミストちゃんと喧嘩でもした?」
「いえ、別にそういう訳ではないです・・・ていうか何か変な勘ぐりしてませんか?」
「ハハハ。ごめんごめん。冗談。で、何かあったの?」
「昨日の台風で飛んできた倒木で、屋根に大穴が開いてしまって。
夜中にそれで目が醒めたんですけど、風がすごいから応急処置も出来なくて。
結局家中水浸しになってしまいました・・・。」
「あらー。それは災難だったねぇ。」
「えぇ。ノイマンさんに修繕をお願いしましたけど、しばらくかかるみたいです。
いつもは寝袋で仮眠とかもしてるんですけど、ちょっと昨夜の寝不足のせいで
調子がよくないので、今日はご厄介になります。」
「はいよー。今日と言わず屋根が直るまでご厄介になってくれていいんだけどね。
・・・お客さん来ないし。」

・・・そして深夜・・・
(ふぅ。ミストさんの事根掘り葉掘り訊かれたってそんなに知らないよ、僕だって。
ていうか、カブ好きって事すら教えてもらえてないって、不憫を通り越して面白いな。
・・・結局11時か。早く寝ないと明日また辛いな。)
ザッハから開放されて、暗い廊下でウーン、と背伸びをする。
階下の自室に戻って寝ようと足を動かそうとした矢先、耳慣れない音が耳に入った。
やけにくぐもった、苦しそうな声・・・のように聞こえるそれは、奥の部屋から漏れてきていた。
(アンさんの部屋から・・・?ドアが少し開いてる。まさか不審者とか・・・。)
しっかり者のレディ・アンがドアを開けっ放しにするとは考えにくかった。
ゼークスが何やらきな臭い行動を取っているらしい、というゴドウィン町長の言葉が頭をよぎる。
(武器は・・・自分の部屋だ。どうしよう・・・)
そうこうしている間も音は止むどころか次第に激しさを増しているようだった。
一度アンの声のように意識してしまうと、もうそうとしか聞こえなくなる。
ゼークスの剣士に縛り上げられて転がされ、責め苦を受けているアンの姿が脳裏に浮かんだ。
(取りに戻る時間はない・・・早くどうにかしないと!)
足音を忍ばせて近づき、隙間から様子を伺う。
極度の緊張で口の中がカラカラに乾いていた。唇を湿し、唾を飲み込む音がやけに大きく聞こえる。
(敵が一人なら不意をついて・・・アンさんだけでも何とか・・・)
307アン「性欲を持て余す」 2/11:2006/09/26(火) 00:22:03 ID:0/DytoGa
常夜灯に照らされた薄暗い室内。
暗がりの中、ベッドの上に誰か居る。何やらもぞもぞと動いているが、何をしているのかはよくわからない。
部屋に居るのは、その独りだけのようだ。
(・・・?)
「んっ・・・ふ・・・ぁぁ・・・んん」
くぐもった声は尚も続く。
先ほどよりも近い分、はっきりと聞き分ける事が出来た。
アンの声だ。
部屋に独りだけ。当然拘束もされていないし、責め苦を受けているでもない。
(これって・・・え?)
目が慣れてきた。
ベッドの上のアンは、下着姿だった。
うつぶせになって、お尻を突き出すように膝を立て、股間に手を這わせている。
角度的に、こちらにお尻を向けている格好だ。
(アンさんが・・・オナニー、してる・・・)
はっきりとそう認識した途端、先ほどまでとは違った意味で口の中がカラカラに乾く。
部屋中あちこちに向けていた意識が、ベッドの上のアンの痴態に一気に集中する。
洞窟のわずかな光でも周囲を見分ける夜目は、常夜灯に幽かに浮かぶアンの肢体をはっきりと捉え、
遥か彼方のシフト装置の動作音を聞き逃さない地獄耳は、アンの口から漏れる喘ぎを的確に拾い上げる。

アンは下着の上から秘部をこすり上げている。
もうそれなりの時間続いているのか、下着はぐしょぐしょで秘部に張り付いており、
その下の陰毛や秘肉を浮かび上がらせていた。
時折下着を巻き込みながら指を奥に突っ込んでは、淫らにお尻をくねらせる。
いつもはスカートに隠されているそのお尻や、スリットからチラチラ見える
ふとももが魅力的なスラリとした脚が、今はただただいやらしくうごめくそのギャップに、
ラグナは自分でも不思議なほどの興奮を覚えた。
(あのアンさんが・・・こんな風にいやらしくなって・・・エッチな声出してる・・・)

残念ながらその表情は見えないが、アンは枕に顔を押し付けて声を抑えているようだ。
それでも大分昂ぶっているようで、漏れてくる声は段々大きく、激しいものになっていく。
「ふぅっ・・・ふっ・・・あくぅ・・・んむぁ・・はぁ」
胸をまさぐっていた片方の手を口元にやり、指を2本、口に含む。
「ふぅぐ・・・ピチャ、ピチャ、ジュブ、ジュル・・・んぷぁ」
念入りに、淫靡な音をたてながら指を湿らせて、股間にやる。
待っていた方の手で下着を脇にずらし、2本の指を絡ませて秘部に挿入した。
「・・・んぁっ!ーーーーっ!・・・ふぅ、ふぅ、ふぅ」
背筋を反らせて短く啼き、慌てて枕に顔をうずめ、息を整える。
その間も腰はクイクイと小刻みに振られ、突っ込まれた指はグチョグチョと水音を絶やさない。
「あぁあ・・・もう、駄目、我慢できないよ」
308アン「性欲を持て余す」 3/11:2006/09/26(火) 00:22:47 ID:0/DytoGa
熱に浮かされたような口調でそう呟くと、突っ込んだ指を猛然と動かし始めた。
空いた方の片手はまた口元に持っていって、自分の愛液にまみれた指を舐めしゃぶる。
「やらしい味・・・ペチャ、ジュルル・・・レロォ、ジュプ、ジュプ」
そのまま上下の手指をピストンさせて、激しい水音を口と股間から上げさせる。
昂奮しすぎて息が続かないのか、最早枕に顔をうずめる事もなく、嬌声を響かせていた。
「あっ!んっ!んっ!ふっ!・・・んっ!・・やぁ、指曲げると、イイよぉ・・・ここ、イイ・・・」
そう呟くとアンはゴロンと仰向けになり、上体を起こすとパンティに手をかけた。
「・・・っ、ンもう、邪魔だね」
脚から抜いてベッド脇に落とされたパンティは、板の間にべちゃっ、と音を立てた。
「濡らしすぎだよ、全く・・・こんなに溜まってるのも、全部アンタのせいなんだ・・・」
そう呟いたアンの表情は、一瞬哀しみの色を帯びたようにラグナには見えた。
(亡くなった旦那さんのこと・・・思い出してるのかな・・・)
何となく覗いている自分が酷く情けない存在に思えてきた。
アンの大切な想いを勝手に踏みにじっているような、そんな罪悪感。
しかし、その罪悪感すら、背徳感ともども昂奮の燃料にしかならないところにまで
ラグナは昂ぶりきっていた。目が離せない。少なくともアンがイクまでは・・・。
あらわになった股間を思うさま弄り回すアンの両手。
手慣れたその動きは、独り慰める夜が長い間続いている事を想像させた。
クリトリスを押しつぶしながら秘部に突っ込んだ指をぐりぐりと回す。
いつの間にか指は3本に増えていた。
「ぅあぅ!あぅっ、あ、あ、あ、うんっ、ん、ふぅあ、あ!」
首をぶんぶん左右に回しながら、嬌声を上げ続ける。
「んやっ、やぁ、腰、跳ねちゃう、よぉ、あなた、あなたぁあ!あ!!」
記憶の中の亡夫に身体を委ねて昂ぶっていくアン。
ラグナは瞬きする事さえ忘れている事に、目がヒリヒリと痛みを訴えてからやっと気が付いた。
「んあ、あ、あ、あ、あーーー、ふう!うぁ、あっ!あぅっ!ああ、ああああああ、イキそ、
あ、イクよ、ねぇ、あなた、イク、イクっ・・・」
ぐぐっと腰をせり出して、四肢を緊張させるアン。絶頂が近い。
だが、腰がせり上がっているせいで上体はベッドに沈み込んでいる。
(イク顔・・・見たいかも・・・)
ラグナは、思考が完全にぶっ飛んでいる事を自覚していなかった。
無意識に半歩前進し、顔が見えないかと首を伸ばす。
薄く開いていたドアの隙間は、ラグナの身体が通り抜けられるだけの幅はない。
自然、ラグナの身体で押し広げられるようにドアが開いていく。
少々ガタが来ていたそのドアは、ぎぎぃ、ときしんだ鳴き声を上げた。
家主様、ここに覗き魔が居ますよ・・・そう告げるかのように。
「・・・っ!!だ、誰だいっ!!」
慌てふためいた声を上げながらも、アンは足元に蹴り寄せてあった毛布で身体を隠してドアの方をにらみ付ける。
絶頂間近で真っ赤に染まったその顔と潤んだ瞳で射すくめられたラグナは
(色っぽいなぁ・・・)
などと、ぶっ飛んだ思考のまま、ぼんやりと見惚れるのだった。
309アン「性欲を持て余す」 4/11:2006/09/26(火) 00:24:02 ID:0/DytoGa
「・・・いつから見てたんだい。」
「・・・ごめんなさい。」
「だから、いつから覗いてたんだって訊いてるんだよ、ラグナ?」
「い、いつからでしょう。ちょっと解らないです。途中からなのは確かなんですけど。」
とりあえず軽く身支度を整えて、ラグナを室内で詰問する。
汗や愛液のにおいが残っているが、居間で問い詰める訳にもいかないし、散々覗かれた後に気にしても仕方がない。
「まっったく!とんだ出刃亀泊めちゃったもんだよ。そもそもどうしてこんな時間に二階に居るんだい。」
「いえ、それはかくかくしかじかで・・・」
「ザッハの馬鹿か・・・。それにドアが開いてた?・・・確かに閉めたはずなんだけどねぇ。
まぁウチも大概ガタが来てるしね。昨日の台風で立て付けが悪くなったのかもしれないけど・・・。」
そう呟いて考え込むパジャマ姿のアンをぼーっと眺めるラグナ。
下着を替えて、軽く身体を拭いただけだから、乱れた髪やうなじに貼りついた後れ毛はそのままだ。
まだ赤いままの頬も、火照りが引いていないように見える。
(アンさん、結局イケてないんだよなー・・・僕が邪魔しちゃったから)
一度ぶっ飛んだ思考は中々戻らないらしい。見当外れな事を考えながらアンを見つめていると、ふと顔が上がる。
「・・・なんだい?思い出してるのかい?」
怒ったような、照れたような、拗ねたような、微妙な表情でにらみ付ける。
ラグナの目には、化粧の施されていない素顔のアンは、にらみ付ける表情も可愛らしく映った。
「だっ大体、こんなおばさんのいやらしいところ見て喜ぶなんて、悪趣味もいい所だよ。
トルテが知ったら世を儚んでギガント山から身投げしちまうよ?」
「な、なんでトルテさんが出てくるんですか。」
「・・・あーあーそういう奴だったねこの朴念仁。じゃあミストちゃんならどうだい。」
「いやだから、別にミストさんとは何でもないですって。母子揃って勘ぐりすぎですよ。
ていうか、アンさん全然おばさんじゃないですから。バリバリ現役ですから。」
「・・・あのねぇ。今そんな事言われたって、自分の趣味を正当化しようとしてるだけに聞こえるよ?」
そもそも覗きがバレて怒られている所で「貴方は魅力的です」などとのたまうのはどうなのさ、と
頭の片隅でツッコミながら視線を下げると、ラグナの股間が目に入った。
(・・・おっきくしたまんまじゃないか、全く・・・。)
ゆったりめのパジャマの上からでもハッキリと解るほど勃起したそれを想像しようとするが、
実物を見たのなんて何年前の事やらで、ちっとも思い描けない。
(そういえば、結局アタシイッてないんだよね・・・ラグナに邪魔されたから)
頭をよぎる亡夫の顔。じくじくと内側から責め立ててくる甘い疼き。
ラグナが一生懸命に褒めちぎっているのを聞き流しながら、悶々と考え込むアン。そして。
「・・・ねぇ、ラグナ。アタシだけ見られたんじゃシャクだからさ。アンタのも見せてよ。」
まともな思考が出来なくなっているのは、寸止めされたアンも同様であった。
「・・・はい?」
「はい?じゃないよ。アタシの散々見といて、自分だけ見せないのは卑怯じゃないか。見せな。」
「な、なんですかその理屈〜!?」
「ていうか理屈がどうとか言い返せる立場かい、この出刃亀。
お互い恥ずかしい思いをしてチャラにしてやろうって言ってるんだからありがたく脱げばいいんだよ。」
「いや、あの、でも・・・」
今更前かがみになってもじもじしているラグナを見ていると、トルテの部屋を掃除している時に
机の上にあった本を思い出した。
(「ショタ」とか言うんだっけ、こういうの)
何の気なしに読んだその本は、幼さの残る少年と淫靡な行為にふけるという内容で、その時は
何とも思わなかったが、こうして恥ずかしがるラグナを見ていると、
なるほどこれはこれでグッとくるものはあるかもしれない、と娘の趣味が少し理解できた。
310アン「性欲を持て余す」 5/11:2006/09/26(火) 00:25:03 ID:0/DytoGa
散々愚図るラグナを脅してみたりなだめてみたりするうちに、ようやく覚悟が決まったらしい。
「じゃぁ、脱ぎ、ます・・・!」
そう言って目をぎゅっと瞑り、ズボンとパンツを一緒に引きおろした。
パンツのゴムにひっかかったペニスがばちんっっと反動でラグナの下腹部を叩く。
「っ・・・ふーん。結構立派なもんだねぇ。」
適当だ。夫のものしか知らないし、その記憶すら最早薄れていて比較なんて出来ない。
それでも、勃起した男の下半身をじかに目にした衝撃は、アンの女の部分を疼かせた。
「先っぽから何か漏れてるよ?そんなに昂奮してたのかい?」
顔を真っ赤にしながらアンの言葉に耐えるラグナ。見られていることを意識してか、ペニスは時折ひくひくと自己主張する。
「しょうがないねぇ。こんな状態で廊下歩かれたんじゃ他のお客さんに迷惑だ。
小さくしてあげるからおとなしくしてるんだよ?」
そう言ってラグナの前にしゃがみこむアン。
「ちょ、ま、見るだけじゃないんですか!?」
「だってアンタずっと大きくしたまんまじゃないか。待ってたらいつ収まるか分かったもんじゃない。
こんなになってる所、めいさんあたりに見られてごらん?その場で切り捨てられるよ?」
しゃがんでしゃべるアンの呼気がペニスにあたる。
見上げるアンの表情は今まで見たどの時よりも昂奮しているように見えた。
ラグナは素直になる事にした。
「・・・分かりました。お願いします・・・。」
「ん。じゃ、触るからね・・・。」
自分の声が自分の声じゃないみたいにかすれている。
そっと竿の部分に指を伸ばし、上から下につつーっとなぞる。指先から伝わる熱気にアンは身震いした。
根元まで来たところで、そのまま軽く竿を握る。
掌全体が灼けるように熱い。ペニスがどくどくと脈打っている。
ほぅ、とため息が漏れる。亡夫のモノがどうだったか、やはり明確には思い出せないが、
これをどう扱えばいいのかは、ちゃんと思い出せた。
軽く握ったまま手を上下させてシュコシュコと竿を擦る。
ラグナの口から押し殺したうめき声が漏れ、ペニスがどくんと大きく脈打った。
先走りの雫が更にふくらみ、遂には亀頭部から滴り落ちる。
手に絡む粘液の感覚に陶然としながら、擦るスピードを徐々に上げていく。
「先走りで少しはすべり良くなるかと思ったけど、ラグナのが熱いからすぐ乾いちゃうねぇ・・・。」
「ご、ごめんなさい」
「仕方ないから、湿らせるよ・・・んっ」
そう言って竿に舌を這わせる。最初は舌先でくすぐるように、次に舌全体で舐め上げるように。
顔を近づけると鼻を突く、男のにおい。掌から、舌から伝わる、ペニスの熱さ。
記憶の奥底に亡夫の感触を探す余裕は、もうなくなりそうだった。
311アン「性欲を持て余す」 6/11:2006/09/26(火) 00:25:52 ID:0/DytoGa
「唾もすぐ乾いちゃうよ・・・ホントしょうがないねぇ、このやんちゃ坊主」
「だって・・・アンさんの手とか舌とか、気持ちよすぎて、痛いくらいなんですよ、これ。
こんなになったの、初めてかもしれません。・・・記憶失う前の事は分かりませんけど。」
何となくカチンと来た。ラグナの過去の相手よりも劣っている可能性がある、とわざわざ言われたような気分だ。
ショタの本では、焦らしに焦らして自分からおねだりさせるような展開だったが、それはもういい。
「銜えるよ・・・ぁむ」
「え・・・ぅわぁ!アンさん、ちょ、待って・・・んはっ」
亀頭部を口に含み、舌でエラ回りをチロチロとなぞる。唾をタップリと垂らして、竿をしごく掌のスピードを更に上げた。
「アンさん、アンさんてば、激しすぎですよ〜!?うあぁあっ、んっ」
「ンジュル、ジュプ、んぷぁ・・・ごめん、止まんない」
「止まんないって、何で、うぅぅ・・・キクなぁ、これ・・・」
粘膜で直接ペニスを感じて、もうどうにも我慢が利かなくなってしまった。
(・・・んー、こんなにおしゃぶり好きだったっけなぁ・・・)
わずかに残る理性で、亡夫との営みを思い出そうとしてみるが、やはり無駄だった。
とにかく今は、口の中のペニスを堪能したくてたまらない。
舌を亀頭に絡めながら唇をすぼませてピストンする。併せて手では竿の下部をしごきたて、
あまった方の手では睾丸をやわやわと揉みしだいてやる。
「・・・っ!アンさん、アンさん・・・」
うめくように名前を呼びながら、アンの頭部に両手を回してそのまま行為を続けて欲しい事を暗に伝えるラグナ。
「ぅむぅっ、んむ、ジュルル、んむぁ、ぷふぅ、んっんっんっ・・・んぁあ」
口の中に広がる先走りの味が濃くなってきた。
「ンジュ、ジュブ、っぷあ、はぁ、はぁ、もうイキそうかい?」
「・・・は、いっ!」
「りょーかい、いつでも好きなときに出していいからね・・・んむ」
再度銜え込み、今まで以上に強く擦りたてる。ラグナの腰もアンの頭のピストンに合わせてクイクイと前後する。
喉の奥を突かれてえづきそうになるのをこらえながら、ラストスパートをかける。
頬がへこむほど強く吸い上げながら、竿をごしごしと擦り上げると、乗せられていたラグナの手が、
ぐいっとアンの頭を引き寄せた。喉の奥の奥までラグナのペニスに犯されて、ふんふんと鼻で啼くようにして
かろうじて呼吸しているところで、発射の時が来た。
「ア、ンさ、出、っっ・・・!っ!」
「んぶっ、ん!んぶ、ん、んぐ、んく、ん・・・ふぅー、んふぅ、んふぅ」
ペニスが震える度に補給される精液を次々に嚥下していく。喉の奥に迸りがたたきつけられる度に目の裏が白熱する。
飲み下す時の何ともいえない感触。鼻から抜けていく青臭い性臭。
飲みきれずに口から零れ落ちた白濁がつつ、と顎を伝って膝の上に落ちた。
それを追って目をやると、自分の股間の下に大きな水溜りが出来ているのに気が付いた。
(・・・アタシ、ラグナの飲みながら、イッっちゃったんだ・・・)
312アン「性欲を持て余す」 7/11:2006/09/26(火) 00:26:48 ID:0/DytoGa
ようやく全てを出し切ってラグナが脱力したところで、ペニスから口を離す。
「っぷはぁ!いっぱい出したねぇ〜。精液で溺れ死ぬかと思ったよ。」
「・・・ぁ!ごめんなさい!僕、頭無理矢理・・・」
「ん、大丈夫大丈夫。それより、キレイにしたげるから、もう少しジッとしてるんだよ。・・・んちゅ。」
「うあ!ちょ、アンさん!?」
亀頭に吸い付いて、残っている精液を吸い上げる。白濁にまみれたペニスに舌を這わせて、舐め上げて掃除してやる。
エラの裏側まで、舌先でこそぐようにして徹底的に。舌で感じる精液の味に、アンは身体がまた疼きだすのを
自覚していた。もうそれを否定する気にも、押さえ込む気にもならなかった。アンの「女」は「男」に飢えていた。
掃除が終わる頃にはラグナのものは再度屹立していた。
「あらら、ホントしょうがないねぇ、ラグナは」
「いや、しょうがないってアンさん・・・わざとでしょう?」
「んー?何がだい。とりあえずこのままじゃ部屋まで帰れないし、もう一度だねぇ。」
「・・・ねぇ、アンさん。このままじゃ僕だけ気持ちよくしてもらって悪いですし、
今度は僕がアンさんにしてあげたいんですけど。」
そうだ。元々はラグナがアンの痴態を見たのだからアンもラグナの恥ずかしいところを見ておあいこ、という話なのに
ラグナは今こうしてアンにイカされてしまった。これではまた不公平だ。そういう理屈。
この場でしかまかり通らない、ぶっ飛んだ思考の理屈。
「ん・・・じゃぁ、ベッドに行くかい?」
「は、い。・・・行きましょう。」
アンにすんなり受け入れられた事に、ラグナは身震いした。
「じゃあ、服を脱いで横になりな。」
「え、でも」
「いいから、早くする。」
とりあえず素直に上も脱いで、ベッドに仰向けに横になる。
「アンさん、言うとおりにしましたけど・・・あ」
とアンの方を見ると、アンも裸になっていた。オナニーしていた時とは違い、下着も上下共にはずしている。
「じゃ、はじめようか。」
ラグナの視線を照れたような笑いで受け流し、ラグナの上に覆いかぶさる。が、頭の向きが逆だ。
「え、と、アンさん?」
「気持ちよくしてくれるんだろ?こっちもやってあげるから、頑張りな。」
あむ、とラグナのペニスを頬張り、舌で歓待する。そろそろラグナの弱点も分かってきた。
舌先で鈴口をくじりながら唇を締め上げてカリも刺激してやる。
「ぅああ・・・アンさん、それ駄目です・・・」
「ンジュ、レロ、チュポ・・・ホラ、そっちも、ね・・・んむ」
「あぁ、もう・・・わかりましたよぅ」
ラグナの手が腰をなで上げ、お尻を揉みしだき、太ももを鷲掴む。
火がつきっぱなしのアンの肢体は、それら全てを快感として受け止めて、秘部から滴る蜜へと変える。
ついにラグナの指がアンの股間へ到達し、指で秘肉を割り開いた。
アンの内部がラグナの視線に晒されるのを最後まで防ごうとするかのように、粘り気の濃い愛液が糸を引きながら左右に別れた。
313アン「性欲を持て余す」 8/11:2006/09/26(火) 00:27:41 ID:0/DytoGa
「アンさんの中、すごい事になってますよ・・・」
「し、しかたないだろ・・・こんな事、久しぶりなんだから・・・ていうか、見てるだけなのかい?」
「んー、見てるだけでもアンさんのヒクヒクして、ドンドン蜜出てくるんですけどね。」
「アンタねぇ・・・アタシを焦らすつもr・・・ぃあう!!」
唐突にラグナが指を突き入れた。
「コ、ラぁ・・ぁあ!い、きなりィ・・・んあ、あん・・・んっ!ああ!あ!」
「確かさっき、こんな感じでやってましたよね?アンさん」
「んあ!あ!あ!駄、ぁ目ェ!そ、れ駄目、駄目、クイクイしちゃ駄目だって、あぅん!」
膣内で指を折り曲げて、襞を弄ぶ。アンがオナニーの時にやっていた事を真似してみたが、反応がものすごい。
嬉しくなって、ラグナは更に続けた。
(ちょっと・・・人にされるのって、こんなに違ったっけか・・・!?)
アンはあまりの快感の強さに恐怖すら覚えた。夫と死別して以来、独りで慰めてきた時のそれとは文字通り桁違いだ。
ラグナの指が3本に増えた。指を絡ませて奥までピストンしたかと思うと、3本バラバラに滅茶苦茶に蠢かしたりする。
予期できない刺激に翻弄されていた。軽い絶頂感が延々と続いていて、頭がおかしくなりそうだ。
「ああああ、んひっ、ひあう、あん、あん、ん、ん、ンジュル、むぷぁ、ジュジュジュ・・・」
必死に目の前のラグナのペニスを愛撫する。頬擦りして、銜え込んで、すすり上げて、男の味を堪能する。
秘部からの刺激は若干弱まるものの、自分が口腔愛撫で昂ぶってしまうので、プラマイゼロだ。
針が振り切れる寸前のラインから一向にテンションが下がらない。
互いの秘部から上がる淫らな水音と喘ぎ声だけが、しばし場を支配する。
「んむ、ジュル、アンさんの蜜、濃くなってきましたね・・・エッチな味、しますよ。」
ラグナの舌が襞を直接舐め上げて、どろりとした愛液をこそぎ落とすが、次から次へを溢れ返ってくるのできりがない。
「んあ、んふぅ、ん、レロォ、ラグナのも、ヒクヒクして・・・イキそうなんだろ?ぁむ」
「んっ・・・そうですね。・・・でもアンさん、まだ僕、触ってないところあるんですけど・・・」
「んーんー、んむぁ、はぁ、はぁ、・・・んぇ?」
思い至った時には手遅れだった。
「ちょ、ヤダ、待って、今クリ触られたら・・・やあああ!」
「あ、簡単に剥けるんですね・・・真っ赤に腫れてて、敏感そう。」
「や、やぁ、駄目ェ、いっ、あああ、駄目ェ、駄目ェ、触っちゃやだってば・・・」
「さっきはたしか・・・こう」
そういいながらラグナは首を持ち上げるとアンの秘部に吸い付いて舌を出来るだけ奥まで突き入れると同時に、
真っ赤に腫れあがったクリトリスをぐっ、と押しつぶした。
「!!ヤ!イッちゃうって、これイクの、イク、イク・・・・んううううううううううううう!!」
腰をラグナの顔にぎゅうぎゅう押し付けながら絶頂に打ちのめされるアン。
無意識に手の中のペニスをぎゅう、と強く握り締めた。
「ぅあ!・・・ぐむ・・・んっ!」
顔中にアンの愛液を浴びながら、予期せぬ刺激をペニスに受け、ラグナも2度目の射精に至った。
(−あー・・・精液、喉で受け損なっちゃったな・・・)
ペニスからどくどくと吹き上がる精液を顔で受け止めながら、朦朧とした意識の中でそんなことを残念に思うアンだった。
314アン「性欲を持て余す」 9/11:2006/09/26(火) 00:28:22 ID:0/DytoGa
「んちゅ、ん、ペロ・・・んく」
当然のようにラグナのものを掃除し始めるアン。飛び散った精液を舐め上げ、舌の上で転がしてから嚥下する。
ラグナもアンの愛液を舐め上げては飲み下していく。
そうこうしているうちに行為は後戯から前戯へと変わり、ラグナのものは三度屹立した。
(結局、いくところまでいかないと満足しないんかね、あたしは)
まだ躊躇する理性が今の自分に残っている事が少し意外で、アンは苦笑いした。
「大概タフだねぇ、ラグナも。まぁたこんなになってるじゃないか。」
「アンさんだって、舐めても舐めてもドンドン垂れてきて、きりがないですよ。・・・満足できませんでした?」
「なんでそう微妙に癇に障る物言いするかねアンタは・・・。」
ラグナの上からゴロンと転がり、横に仰向けになる。
これは自分で言わなくてはいけない。ラグナから言わせては、言い訳が出来てしまう。
目を瞑り、亡夫の顔を心の奥にしまい込み、カギをかける。口を開く。
「・・・しようか、ラグナ。」
「はい。アンさん。」
ラグナはいい子だ。アタシの中の色々なものを、きちんと汲んでくれてる。アンにはそう思えた。

ラグナはアンにのしかかり、唇を重ねる。さっきまで互いの秘部を舐めしゃぶっていた舌が、
新しい粘膜同士の交歓に悦び、夢中で絡み合い、吸い付きあう。
「んちゅ、んぐ、ん・・・ぷぁ。ゴメンね、ラグナ。アタシ胸小さくてさぁ。あんまり楽しくないだろ?」
胸に手を這わせるラグナに、苦笑いしながらそう告げる。ラグナはにこりと笑って
「いえ、触っていて気持ちいいですよ、アンさんのおっぱい」
そう言って慎ましやかな膨らみに指を沈める。ふよふよと優しい手応えの中で、乳首だけが声高に自己主張していた。
「・・・ここも、ぷっくりして可愛いですし。」
乳首をつまみあげて、軽く押しつぶす。もう片方の乳首に口を寄せて、舌先でコロコロ転がした後に強めに吸い付いた。
「んんっ、ホント、物好きだねぇ・・・ん、ちょっ、強いってば・・・んあ」
今までの行為では受けていなかった新鮮な刺激が頭を痺れさせる。それでなくても前戯は済んでおり、我慢の限界だった。
胸に吸い付いているラグナの頭をかき抱き、耳元でささやく。
「・・・ね。もうさ、いいかい?」
「・・・分かりました。」
アンの膝を割り開き、腰を進める。
先端を軽くめり込ませたところで、視線を上げて目を合わせた。
「行きますね。」
「ん・・・おいで。−・・・っあー・・・んっんんん!」
一気に奥まで挿入する。散々ほぐしているので大丈夫だろうと思ったが、意外に強い抵抗を感じる。
「大丈夫・・・でしたか?ごめんなさい」
「んっ・・・久しぶりだからねー。ちょっとビックリした。はは・・・」
そう言ってアンが身じろぎするたびにキュッキュッと締めつけてきて、最初はきつかった膣内は
いつの間にか程よい圧迫感になっていた。
「もぅ・・・大丈夫だから。ラグナのしたいようにしてくれていいよ。」
「じゃ・・・動きますよ・・・ん」
315アン「性欲を持て余す」 10/11:2006/09/26(火) 00:29:09 ID:0/DytoGa
「んふっ・・・ん、あ、ん・・・」
ゆっくりと動き出したラグナの腰は、徐々に激しさを増していく。アンもそれに合わせて腰を
振りたくり、いつしか激しい水音と腰を打ち付けあう音が響き渡るようになっていた。
「んぁあ!ぁあ!あ!これ!これぇ!これ・・・ぇえ!」
熱く脈打つペニスを奥底まで突っ込まれる感触。
力強くかき回される腰の動き。
組み敷く上半身のたくましさ。
耳元で聞こえてくる激しい息遣い。
体中で男を感じて、長い間眠っていたアンの女の部分が完全に目を覚ました。
「イイよぉ・・・ラグナ・・・気持ちいい・・・っ!それ、あ、今のそれ、もっと・・・んん」
両脚をラグナの腰に絡みつかせ、突き入れられるタイミングに合わせてぐっと引き絞る。
これ以上入らないところまでペニスが到達し、その感触に髪を振り乱して泣き叫ぶ。
口から淫らな啼き声が迸るのを抑える事が出来なかった。声高らかに快感をアピールし、
もっと攻め抜いて欲しいとおねだりする。
「んやぁ、あん、耳噛むの気持ちいい・・・んふあ、んあ、あっあっあっあっ」
コリコリと耳を甘噛みされながら短いストロークで奥を連打される。
(ショタとかどうとか、そんなの見た目だけじゃん・・・トルテじゃ荷が重いね、ラグナは)
逞しく激しく攻め抜いてくるラグナにすっかり身を委ねて、思う様快感をむさぼりながら、
我が娘の初恋相手の品定めをこんな形でしている自分はなんなんだろう、と少しだけトルテに申し訳なく思った。
「っ、ねっ、ラグ、ナ、も、イク、から、ね、ねぇ?んんっ、あ、あ、あ、あ、あ」
濃密過ぎて、時間の感覚が曖昧だ。あっという間なような気もするし、長い事こうして
腰を振っているような気もする。いずれにしても、もう持たない。
「ふっ、は、はい、僕、も、もう、出し、ます、から、ん、ん、ふっ、ふ」
「ラ、グナ、ね、口、ふさいで、ね、声、出すぎ、ちゃうから、さ、ね、イク時、ね」
「わかり、ましたっ、いつでも、どぞ・・・ふ、ふぅ、うん」
大きめのストロークを何度か繰り返した後、一気に奥まで突っ込んで小刻みに突き上げる。
このままアンをイかせるつもりで、息を止めてひたすら腰を振りたくる。
「あっあっあっ、ラグナっ、イク、イキそ、んあ、あぃ、うあ、あ、あ!!」
ラグナの背中に回されたアンの両手が、背中をかきむしる。
腰に回された両脚は今までで一番強い力で締め上げてきた。
キスをして、アンの背中に回した両腕にぐっと力を込めた。
「ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!ー!・!!・・・」
腕の中でびくんびくんと痙攣するアンの四肢。
組み付いた両腕両脚は更に強く締め上げる。
そして絡みつくとも吸い付くとも締め付けるとも名状しがたい膣内の動き。
散々耐えてきたものを手放して、アンの最奥に白濁をぶちまけた。
一際強く痙攣したアンの四肢が脱力し、くてん、と頭が落ちた。
316アン「性欲を持て余す」 11/11:2006/09/26(火) 00:30:13 ID:0/DytoGa
「ん・・・」
「あ、気が付きました?」
「−あー・・・ラグナ。・・・ん。凄かったよ。今何時だい?」
「はは・・・どうも。時間は・・・ちょっとこっからじゃ時計見えませんね。」
「・・・で。何でまだ中に入ってんの、アンタ。」
「あ、いや。アンさん気持ちよさそうに失神してるんで、何か動いたら悪いかなーって・・・。」
「ふーん。そうこうしてる内に、また回復しちゃったと、そういう訳ね。」
「・・・はい。ごめんなさい。アンさんの中ひくひく締め付けてくるもんだから、気持ちよくて。」
「どーすんのよ、これ。」
「できれば、その、もう一回協力していただけると・・・」
「・・・ハァ。そんな子供みたいな顔しといて、どんだけタフなんだか、全く・・・」
そう言いながら上体を起こし、ラグナの首に腕を絡める。
「んちゅ・・・ん。このまま、するかい?」
「今度はその・・・後ろからしたいんですけど・・・駄目ですか?」
「調子乗ってまぁ・・・。」
軽くねめつけてから、腰を離す。ちゅぽん、と妙に可愛い音がしてラグナのペニスが抜けた。
何だかお腹が寂しく感じる。早くまた埋めてもらないと・・・。
四つんばいになって、腰を持ち上げる。
「これで、いいかい・・・?」
「はい・・・いきますね?」
アンの腰を両手でがっしりと掴んで、ずぶりとペニスを突き入れる。
そのまま猛然と腰を振ると、アンも膝と腰を使ってテンポを合わせた。
行為に急速に馴染んでいる自分に少々呆れながらも、快楽に身を委ねてラグナのものを堪能するアン。
ポニーテールが別の生き物のように踊りまわる。

見えないところで、時計は午後1時を指していた。

-------
結局屋根の修繕が終わるまで、ラグナは1週間程宿屋の世話になった。
居心地が良かったので、折角なので・・・と周囲に説明するラグナの顔は
いつも寝不足で疲れているようだったので、周囲の者は首をかしげるばかりであった。



そして修繕が終わった後も・・・
「何、泊まってく?」
アンの冗談は、別の意味を持つようになった。
317名無しさん@ピンキー:2006/09/26(火) 00:31:29 ID:0/DytoGa
おちまい。推敲の結果ちょっと圧縮した。

未亡人モノが書きたくなってやった。
今は反省している。


フランス書院の読みすぎですねハイごめんなさい。
318名無しさん@ピンキー:2006/09/26(火) 00:32:45 ID:YhOYxoTC
>317
リアルタイムktkr
GJ!!!
未亡人っていいなぁ
319名無しさん@ピンキー:2006/09/26(火) 00:42:29 ID:3/PjWndS
>>304
GJ!
夜中に笑わせてもらったw
個人的にこういう話は大好きだw
>>317
GJ!
未亡人いいなぁ
結婚の対象にならないのが残念
320名無しさん@ピンキー:2006/09/26(火) 00:46:27 ID:3O447bC3
ひとまずお二方激しくGJ!


…しかし未だに文にもならぬ自分と比較しちまうなorz
321名無しさん@ピンキー:2006/09/26(火) 02:43:54 ID:OWIbY6me
>>304
メロディーかわいくかけてますね、俺ほのぼの系好きだから全然おk、GJ。

>>317
エロ未亡人サイコー、ラグナにおぼれるアンさんよすぎ。個人的にバック好きだから
最後のシーンもっと書いて欲しかったかも。でも十分エロかったです
322名無しさん@ピンキー:2006/09/26(火) 06:33:50 ID:TWbyN54I
うおーどっちもすげえ面白かった!
GJ!気が向いたらまた書いてくださいな。
323名無しさん@ピンキー:2006/09/26(火) 17:31:01 ID:Jf/w2nxc
ルンファクはホントSSに向いてるなw
お二人の神作品ご馳走様でした(*´д`*)b
324名無しさん@ピンキー:2006/09/26(火) 21:27:10 ID:DKbnFszh
ところでルーンファックの予約特典って買い?
なんかアマゾンとかで高騰してるから気になってきたんだが
325名無しさん@ピンキー:2006/09/26(火) 21:38:08 ID:J9VQdaav
前半の設定資料はほとんど公式絵と同じ。
特別に入ってるのはラグナとミストの背中くらいか。
後半はマンガ。女性キャラはミストとメロディが中心。

初回特典としては充分だと思うが、プレミアものかどうかは…
手に入らなければ後悔するかもしれないが、
高値で手に入れればそれはそれで後悔するかもしれない。
326名無しさん@ピンキー:2006/09/26(火) 22:25:32 ID:UGl6z6lz
予約特典を今見返してて気付いた。
…ノイマンがいない。
327名無しさん@ピンキー:2006/09/26(火) 22:47:28 ID:j9TaFdoW
ラグナの誕生日が不明(少佐も)
それでなにかネタにできないだろうか?
328名無しさん@ピンキー:2006/09/26(火) 23:05:47 ID:RMrysg1T
>>325
>後半はマンガ。女性キャラはミストとメロディが中心。
>女性キャラはミストとメロディが中心。

>メロディが中心。

通常版買っちゃったヨorz

>>327
ミスト辺りが、勝手に春の一日あたりを誕生日にしてると予想<ラグナ
329名無しさん@ピンキー:2006/09/26(火) 23:35:06 ID:rsCh3FCk
>>328
そりゃ何てシティハンター?
330名無しさん@ピンキー:2006/09/26(火) 23:57:31 ID:tjMF+CtM
ミスト「この花が咲いた日をラグナさんの誕生日にしましょう」
ラグナ「いいですね。で、これなんの草です?」
ミスト「カブですが」
331名無しさん@ピンキー:2006/09/27(水) 00:34:52 ID:C6HbNzHE
>>328
メロディがチロリの餌をネコソギ奪ったあげく
けんかして餌を返すという話だけどな
332名無しさん@ピンキー:2006/09/27(水) 01:03:32 ID:EwItMhbf
あの漫画、よく見ると、ところどころに暗黒魔法の名残が…メロディたん(ノД`)
でも、どちらかというと魔法使というより、魔女寄りなきがするわw
アヤシイ薬精製したりとか。
333名無しさん@ピンキー:2006/09/27(水) 01:33:05 ID:EwItMhbf
お?
「アヤシイ薬っていったら……やっぱりアレよねぇ♪」
と、メロディの声が頭の中で聞こえてきた。
なんかインスピ沸いてきたぜ!

と、いうわけで、ありがちなあのネタを近いうちに投下するのでよろしく。
334名無しさん@ピンキー:2006/09/27(水) 02:04:00 ID:s3D5aB5e
>>333
ガンガってくれ!
335名無しさん@ピンキー:2006/09/27(水) 02:14:45 ID:L51om9PS
基本は大事だ!待ってます!!
336名無しさん@ピンキー:2006/09/27(水) 03:01:15 ID:LmZlGo4D
とりあえず時事ネタ?一発投下。
一応 ミスト x メロディ。エロは期待しないでください。
337どきどき魔女裁判! 1/5:2006/09/27(水) 03:01:53 ID:LmZlGo4D
「メロディさん、貴女魔女ですね?」
「・・・はい?」
11時過ぎ、営業終了後のお楽しみの入浴タイム。
服に手をかけた格好でメロディは固まった。
「いきなり何よ、ミスト」
「他の人たちの目はだませても、このあたしの目は誤魔化せませんよ」
得意げにほくそえんで、ずびし、と指指す。
「その服装は、何処からどう見ても魔女です!」
「・・・今更何言ってんの?昔っからこの格好でしょ?
まぁ、確かに魔法使いにはなりたかったけどさぁ、結局お風呂屋やってるし。
そもそも魔法使えて何か問題あるの?」
「魔女は魔女でも貴女は悪い魔女です。」
「は?」
「ここに匿名の投書があります。
カルディア在住、牧場手伝い、10代男性からのお便り」
「ラグナじゃん」
「カミュさんかも知れませんよ?こんな時でも思い出してもらえないなんて報われないですねカミュさん」
「いや誰でもいいけどさ」
「『その日は疲れてたので、早くお風呂に入りたくて、3時になるのをお風呂屋の前で
待ってたんですよ。で、さぁ3時になったと思ってすぐさま入ったら、まだカウンターに
誰も居なくて。さすがに急ぎ過ぎたかなーって思ったその瞬間!
今まで誰も居なかったカウンターに突然メロディさんが現れたんですよ!
やー、びっくりしました。メロディさん、魔法使えたんですね。』・・・以上です。」
「やっぱラグナじゃん」
「いや誰でもいいんですよ。問題なのは貴女が瞬間移動の魔法を使える事を
ひた隠しにしているという事です!何かよからぬ事を考えているに違いありません」
「それは仕様よ!アタシと結婚したらお風呂に入れなくなるのも仕様よ!アタシのせいじゃないわよ!!」
「ホラ、だんだん本性を現してきましたね。何を言ってるのか全然わからない」
「あたしも何言ってるのか良く分からないけど、アンタに言いがかりを付けられてる事だけは分かるわ。」
「そ、し、て。誰も見たことが無いとまで言われるこの魔女っ子帽子の中には・・・っ!」
「あ、こら!」
「ホラ、魔女っ子アンテナが」
「只の寝グセよ!」
「またまた。妖気に反応してるんですよね?」
「だとしたらアンタの方指してなきゃおかしいと思うんだけど」
「そこから針を飛ばしてあたしを亡き者にして口封じをしようと言うのですか。怖いですね」
「ホントに飛ばせたらそうしてやりたい気分になってきた・・・」
「このまま押し問答をしていても埒が明きませんね。仕方ありません。
本当はここまでしたくなかったのですけど。」
よいしょ、とリュックを下ろして、中を物色するミスト。
「メロディさん、貴女を魔女裁判にかける事とします。」
ずびし、とメロディを指差すミスト。今度はその手に鳥の羽を持っていた。
338どきどき魔女裁判! 2/5:2006/09/27(水) 03:02:52 ID:LmZlGo4D
「・・・はぁ?」
仕事終わりの楽しみを邪魔され、ミストの変なお遊びにつき合わされて、
メロディの苛立ちは最高潮に達していた。
「魔女はその身体に契約の刻印を持っているそうです。この羽で、貴女の身体に
隠された刻印を暴いて見せましょう。」
「それ、単なる鳥の羽よね?」
「はい。ラグナさんからお借りしました。他にも色々魔女審判グッズを用意してありますよ。」
「また勝手に家入って物色してきたんでしょ?いい加減ラグナも怒るよ?」
「平気ですよ。私大家ですから♪」
にっこり笑ったミストは次の瞬間、目にも止まらぬ早業で距離を詰めメロディの両手を拘束する。
「わ、ちょ、痛いって!」
「丈夫なツルです。いくら魔女でも簡単には切れませんよ〜」
「今のアンタの身のこなしの方がよっぽど人間離れしてるんだけど」
「ごめんなさい、毛糸の方がお肌には優しいとは思ったんですけど、すぐ切れそうだと思って」
「そんなことで文句言ってるように聞こえた?」
「魔女の言う事は聞きません。さーて、始めますよ。」
心底嬉しそうに羽を構えて、
「どーこーにーあーるーのーかーなー・・・?」
ぎりぎり当たらない位置で、あちこちに動かす。
柱にくくりつけられたメロディに出来る事は、身を捩る事がせいぜいだ。
「ちょ、ちょっと〜。もうホント勘弁してよ〜・・・ぅひゃあ!」
ブーツを脱いだ素足の指をこしょこしょと撫で付けられる。
「とりあえず、下からいきますね」
そう言いながらも、羽を動かす手は休めない。
脛、ふくらはぎ、膝、膝の裏、太股・・・。
時に強く、時に弱く、行きつ戻りつ、フェイントも交えて、絶妙な責めを展開するミスト。
「うひゃ、や、くすぐったいってば、ちょ、あはっ、ははははっ」
「まだ余裕がありますねぇ。もう少し上まで・・・」
「ちょ、ヤダ変なところくすぐらないでよ、あひゃっ、くくくくっ、ひ〜」
内モモを責め上り、スカートの内側、パンティラインを何度か往復させたところで羽は離れていった。
「んー・・・ここは後回しにして・・・」
「は〜〜、は〜〜、は〜〜・・・死ぬ・・・」
「大分弱っているようですね。これが利くという事はやはり魔女で間違いありません」
「だから〜、ホントもう、冗談キツイってば・・・」
「まだ白状する気になりませんか。強情ですね」
鎖骨、首筋、耳と縦横無尽に這い回る羽。
疲れ果てて身もだえする気力すらなくなってきたメロディは、時折びくっと身体を振るわせるだけだ。
「顔、赤くなってきましたね。そろそろですか?」
羽を持ち替え、棒状の根元を鼻先に突きつけながらミストが問う。
「ふ〜、ふぅ〜・・・な、何がよ・・・」
「刻印、浮かんできたんじゃないですか・・・?こ・こ・と・か!」
そう言って、硬い根元をメロディの乳首辺りに検討をつけて突き立てる。
「ぃいったあああ〜い!」
「あら、ホントに当たっちゃいましたね。よ〜しよ〜し痛くないですよ〜」
「ちょ、やめてよ・・・指でそんな風に・・・やっ」
優しく乳首をなでさするミストの指を、押し上げるかのように乳首がツン、と立ってきた。
339どきどき魔女裁判! 3/5:2006/09/27(水) 03:03:24 ID:LmZlGo4D
「むむ。これは更なる審問が必要のようです。」
そう言ってリュックを漁るミスト。その手に取り出したのは
「じゃーん。毛刈りバサミです。」
「ひぃっ!ちょっと・・・そんなもの使ってどうする気よ・・・?」
「こうするんです・・・よっと!」
ミストの手が閃き、あっという間にメロディの着衣がパンティ一枚残して切り刻まれる。
「こ、こぉらあ〜〜!なんてことすんのよぉ!」
「大丈夫ですよ。帽子だけはあちらに残しておきましたから、アイデンティティーの維持もバッチリです。」
そう言いながらハサミから羽に持ち替えたミストが半裸のメロディに歩み寄る。
「では、引き続き羽による審問を行います」
「・・・うっうっ。あたしが何したっていうのよぉ」
着衣に隠されていた部分を重点的に責めていくミスト。
腰骨、脇腹、ヘソ、指の間から腕を辿って、二の腕、脇の下。
いい加減くすぐったさよりも変な気分の方が強くなり、変な声を出さないように
堪えるのにメロディは必死だ。
「ぁは・・・っ、んーー・・・くぅ、ははっ、はぁ・・・んっ!」
「そろそろ白状したくなってきたんじゃないですか?メロディさん」
顔を近づけ、乳首を羽でサワサワしながら囁く。
「はぁ、んく、な、何も白状することなんて、ないって、ばぁ・・・んん」
「むー。羽じゃあ決定力に欠けますね。どうしましょう。」
顎に指をあて、ん〜、と考え込むミスト。メロディの胸をちらっと見やり
「搾乳器・・・は使い甲斐なさそうですし」
「アンタに言われたくはないっ!!」
「あ、元気になった」
「どー考えても
サラさん>(中略)>アタシ>ロゼッタ>フィル>アンタ>めいさん=セシリア
でしょうがぁ!」
「何ですかその主観と希望が入り混じった適当なランキング。公式設定ないからって言いたい放題ですね」
リュックに戻ってごそごぞし始めるミスト。
「とうとうあたしにこれを持たせてしまいましたね・・・後悔しますよ。」
そう言って振り返ったミストの手には
「・・・何それ」
「ラグナさんの釣竿の先っぽです。捨てられたから、強化する時に余ったんでしょうね」
竿を両手で弄び、びよん、びよんとしならせながら説明するミスト。
「・・・で、それで何しようってのよ」
恐る恐る訊ねる。
「プランBに変更です♪」
「・・・は?」
「プランAが真綿で首を絞めるようにじわじわなぶる、
プランBがハード路線でビシバシ責め立てる、
プランCが言葉責め、放置プレイなどのマニアック路線、などをご用意してきました。」
「どれだけ念入りにあたしをいじめるつもりだったのよアンタ・・・」
340どきどき魔女裁判! 4/5:2006/09/27(水) 03:03:56 ID:LmZlGo4D
「こういうの初めてなので、力加減分からないんですけど、痛かったら我慢して下さいね?」
「何よその覚悟しろよ的な宣言は・・・」
「『痛かったら言ってください』って言っておいて『痛い』って訴えると
『もうじき終わるから我慢してください』って返してくるエド先生よりは良心的じゃないですか」
「ちょっと納得しちゃったけど、とりあえず今あたしが痛い目に遭う理由はないのよね・・・」
「理由ならありますよ。メロディさんが悪い魔女だからです。」
ヒュンッ、と風を切る音を立てて、竿が振り下ろされる。
ぴしぃっ!
軽い、乾いた音が響き渡り、メロディの脇腹に赤い筋が浮かび上がった。
「・・・ぃいいい〜〜!」
「んー、見た感じ、出血もしていないし、今くらいでいいみたいですね」
「や、いや・・・」
涙目でフルフルと首を振るメロディを無視して、続けざまに竿で打ち付けるミスト。
叩かれた部分が熱を帯び、じんじんと疼く。
「ここは、手応えが違うのかな・・・よっと!」
「いたぁっ!」
「あ、やっぱりちょっと柔らかい感じ。薄くても胸は胸ですねー」
「・・・また乳首当たってるっての・・・うぅ」
「あら・・・ごめんなさいねー、ん」
赤く腫れあがった乳首に吸い付いて、舌で転がす。そのまま、他の叩いた跡にも舌を這わせていく。
「ぅあ・・・やぁ」
じんじんと火照る肌が唾液で冷やされて心地よい。舌のヌメヌメとした感触が、
晴れ上がって敏感になった肌に快楽を刷り込んでいく。
舌の通った後が唾液でてらてら光っているのがいやらしい。
「・・・と油断させたところで釣竿でどーーーん!」
びしぃっっ!
「いたぁああああああ!」
内モモを痛打されて絶叫する。脱力していた所に、肌の弱い部分への一撃。強烈だ。
「んふふ〜、分かってますか?メロディさん。これは魔女裁判なんですよ?」
竿の柄で乳首をぐりぐり押しつぶしながら、パンティの上からメロディの股間をこする。
「こんな風に濡らしちゃって、あんな扱いされて感じるのは魔女の証拠ですね♪」
「だ、だから魔女じゃないっつうの・・・」
「んー、口の利き方がなってない魔女ですね〜」
下着ごと指を割れ目にぐいっと押し込んだ。
「ひゃあ!あ、あたし魔女なんかじゃありません〜!」
そのままぐちゅぐちゅと下着を巻き込んで秘部を刺激し続けるミスト
「うーん、背中にもないし、いよいよここ以外刻印がありそうな場所はないですね。」
そう言ってパンティに指をかけるミスト。
息を荒げたメロディは抵抗する余力もなくされるがままだった。
341どきどき魔女裁判! 5/5:2006/09/27(水) 03:04:31 ID:LmZlGo4D
「あの〜・・・、何、してるんですか?」
耳に入ってきたのは、毎日聞き慣れた彼の声。
がばっ、と顔を上げて、視界にその姿を捉える。
そう言えば、作業が立て込んだ時などは11時過ぎに訊ねてくる事もあった。
そういう時も常連のよしみで、風呂を使わせてあげていたのだ。
お風呂の神様は私を見捨てていなかった。
「・・・ラグナっ!助けてぇ!このカブ女が、カブ女があああ!」
顔を真っ赤にして視線を逸らすラグナ。
「あ、ラグナさん。今悪い魔女のメロディさんを懲らしめているところです。」
「何だかミストさんの方が悪い魔女に見えますけど・・・。」
「あら。酷いですねラグナさん。毎日寝起きする家とお風呂、どちらが大切ですか?」
「いや、そういう怖いネタはいいですから。早くメロディさんを解放してあげてください。」
「もう、折角『SM』ってやつが分かってきた感じだったのに、残念。」
「・・・は?」
「トルテさんがこっそり図書館で読んでたんです。『百合』とか『SM』とか。
何が楽しいのかなぁって思って実践してみたんですけどね。SMはともかく、百合はいまいちですね。」
「じゃ、じゃぁ魔女がどうとかって・・・」
「言いがかりに決まってるじゃないですか。メロディさん、詐欺とかに気をつけて下さいね?」
ツルを解き、荷物をちゃっちゃとリュックにしまいながらしれっとそんなことを言うミスト。
メロディはへなへなとその場にへたり込んでしまった。
(・・・トルテ・・・アンタ趣味広いね・・・)
「さ、帰りましょうかラグナさん。」
「え、あの、はい・・・」
あられもない姿のメロディを直視できないラグナは、顔を背けたまま
「あ、あの、メロディさん、また明日来ますから・・・その、お休みなさいっ!」
ミストに背中をおされるまま、お風呂屋を後にするのだった。


「・・・結局、プランCまで実行してるし」
中途半端に火をつけられて疼く身体を持て余しながら、柱にもたれかかるメロディ。
風呂に入ったらミミズ腫れ染みるだろうなー、等とぼんやり考えながら、
明日トルテに「そっち系の趣味の本読む時は回りに気をつけろ」と忠告してやろう、と心に誓うのだった。
342名無しさん@ピンキー:2006/09/27(水) 03:06:59 ID:LmZlGo4D
いじょ。

元ネタはタイトルです。
343名無しさん@ピンキー:2006/09/27(水) 04:25:34 ID:us5C6Zq6
ちょ、なんかごっつええかんじ入ってないかwwww
344名無しさん@ピンキー:2006/09/27(水) 07:05:38 ID:s3D5aB5e
よし。
GJ!
345故郷を思ふ・後編(1/10):2006/09/27(水) 08:18:29 ID:1uzbV0Se
>>90-97の続き

 冥にとってこの地を訪れたのは、この地に辿り着いたのは『復讐』のためと言っても過言ではなかった。
 だが、この地に立ち、この地を見て、この地に触れることによって、それに疑問を感じるようになった。
 この地は東方の火の国ととてもよく似ていた。建物の様式や文化などは異なるものの、空が、海が、大地が……とてもよく似ていたのだ。
 そんな地で自分は一体何をしようとしているのか――それを考えると、とても悲しくなる思いで胸が一杯になってしまった。
 特に、ラグナの……冥にとって今一番愛しい人のことを想うと余計に。

 ラグナは、彼にとって見知らぬ土地であるここで一人で戦った。
 素質や力があったから、とも言えるかもしれない。だが、そんなものがなくてもラグナは戦っただろう。
 偶然……いや、必然なのかもしれないが、行き倒れていた己を救ってくれたカルディアの人々のために戦った。あそこまで無理する必要が果たして本当にあるのか……そんなことすら考えてしまうほど。
 そんな姿を見ていたら、冥は『復讐』という行為が酷く空しいものに思えてきてしまったのだ。
 そもそも、復讐するにしても何に復讐すればいいのか。それすら疑問に思えてきたのである。
 隣国を影から焚きつけたゼークスを? それとも対立し、互いを斬り合った隣国を? それとも全てを焦土と化させた火幻竜を?
 それがもう、分からなくなっていたのだ。
「我は一体……何のためにこれまで生きてきたのであろうな?」
 半ば呆れたような、空虚な口調でそんな言葉を漏らす。
「めい……」
「いや、違う。違うな。『生きてきた』のではない。『生かされてきた』のだ、我は。
 かかさまの願い……それは本当かもしれぬ。かかさまの『我に生きてほしい』という願いを『火の神』は確かに受け入れてくれたのかもしれぬ。
 だが、火の神の力はある意味強大すぎたのじゃ。大いなる火の力――その『再生』の力によって、我は今もこうして生き続けている。
 そう。生き続けているのじゃ。あのときの姿のまま、歳も取らずにずっと……」
 冥は己の震える手を見つめていたが、堪らずに自分の顔を覆ってしまう。
 絶えることのない命、成長しない身体。そんなのはもはや人間ではない。化け物である。彼女はひたすらその事実に苛まされてきた。
 今回は自分にだけでなく、彼女にとって愛しい人にもそれを打ち明けた。自分が化け物だということを打ち明けた。
 怖かった。愛しい人にそんなことを伝えるのは。
 嫌われたくない。見捨てられたくない。
 でも、もしかしたら……そんな願望もあったから。
「ラグナ殿は……嫌じゃろう? 自分の妻がこんな者だなんて。
 本当は……本当はお主と結婚などするつもりはなかった。あ、いや、結婚したくないということではなくて、してはいけなかったのじゃ。
 でも、お主なら……ラグナ殿なら、こんな我でも受け入れてくれるかもしれない。甘えさせてくれるかもしれない。
 一度そう思ってしまったらもう駄目じゃった。ラグナ殿の告白を断ることなんてできなくなっていた」
 いつもの冥からは想像もつかないほどの弱々しい声での悲しいまでの独白だった。
 それに対し、ラグナは驚きもしなかった……なんてことは流石にない。むしろ、驚かされっぱなしだった。内容は勿論のこと、何より冥の今のその弱々しいまでの様子に。
 しかし、それでもラグナはその驚きを表情に出すことはしなかった。
 驚かずにラグナの真剣な表情で応えてくれるのは冥にとって嬉しいことのはずなのに、まるで自分の傷を抉るような言葉を続けてしまう。
「ラグナ殿と出会って、まだ一年少々。今ならまだいいかもしれぬ。
 だが、このまま五年経ったら? 十年経ったら? 三十年経ったら?
 そのときもラグナ殿は今と変わらぬ思いでいてくれるだろうか。多分それは無理なことじゃ。我だって、歳を取ってどんどん離れていってしまうラグナの姿は見たくない」
「それは……」
「じゃから、もしラグナ殿が嫌なのであれば、我は……」
 その言葉を聞いた途端、ラグナは全身の毛が逆立つの感じた。そして無意識に、身体が自然と動き、冥のその左頬を張ってしまっていた。
 パンと乾いた音が二人の間に響き渡る。
 その痛みに冥は一瞬呆然とするものの、それでもすぐにキッと鋭い視線でラグナのことを睨み返した。
346故郷を思ふ・後編(2/10):2006/09/27(水) 08:19:14 ID:1uzbV0Se
「我はラグナ殿のためにっ!」
 さらにもう一つ。ラグナは冥の右頬も張った。
 と言っても、今度は先程とはまるで異なり、痛くもなければ音も立たない。優しく触れる程度。そして頬に当てたその手でゆっくりと撫でた。
「僕のためだと言うならば、そんなことは言わないでください」
「し、しかし! 我はこれまでに何人もそういう人を見てきたのじゃ。だから我は、極力人を避け、一人きりでいるように……」
「なら、これからもずっとそのままでいるつもりですか? そのまま人との距離を置いて、『生かされ続ける』んですか!?」
「だって、だってぇ……。それが我の運め……い……」
 自然と涙がこぼれていた。ぼろぼろと、まるで堰を切ったかのようにこぼれだしていた。
 ラグナはその涙を止めようと、ただきつくその身体を抱きしめていた。
「甘えていいって言ったじゃないですか。頼ってください、僕を」
「でも……」
「僕ならきっとその『運命』にだって勝っちゃいますよ。なにせ、あの伝説のグリモアにすら勝った『英雄』ですからね、僕は」
 冗談交じりに、力こぶなんかをわざとらしく作ってみせる。
 それがラグナなりの慰めだということは冥も気づいていた。内容は少しおおげさすぎるところもあったが、真剣に想っていてくれているということも。
 それなのに……いや、それだからこそ、冥は笑ってしまっていた。
「馬鹿者……ほんに、お主は馬鹿者よの。ホント…………プッ、ククッ。お主という奴は……アハハッ、ハハハハハ」
 そして冥は、しきりに笑った。今まであまり笑ってこなかった分、まとめて全て吐き出すかのように笑った。大笑いした。涙すら出るくらい、本当に笑ったのだった。
 甘えてみよう。頼ってみよう。
 この人となら、これからもずっと一緒にいられる……心の底からそう思えるほどに。
「めい……」
 そんな彼女の姿を見て、ラグナもふと微笑んだ。
 外見が幼いからと言うと、冥は激怒するだろうが、それでもやはり、冥は寡黙であるよりも、大笑いするくらいの笑顔の方が似合っていた。


 ひとしきり笑った後、まるで笑い終えるのを待っていたかのようなタイミングで冥のお腹が可愛らしい音を立てて鳴った。
「な――っ!?」
 咄嗟にお腹を押さえて身を屈ませるのだが、そんなことをしたところでどうにかなるわけもなく、無常にもその音は再度漏れてしまう。
 そんなことをあたふたする冥の姿がよほど可愛かったのか、ラグナは子供をあやすときみたいに「よしよし」と頭を撫でた。
「こ、こども扱いするでない! これはだな。その……、昼から何も食べてないし、長々と話もしてしまったし、笑い疲れてしまったのもあるしだな」
 そう懸命に指を折りたたみながら、原因を探っていく。どうやら何が何でも自分のせいではなく、他の何かのせいにしたいようだ。
「分かってます。僕だって何も食べてませんから、実はお腹すいて仕方がなかったんですよ」
「う、うんうん。そうであろうそうであろう? それに腹が減っては戦はできぬ、とも言うしな」
「へぇ、そんな言葉があるんですか?」
「わ、我の国の言葉じゃ。嘘ではないぞ?」
「誰も疑ってなんかいませんよ。それよりも早く帰りましょうか。朝から何も食べてないと流石にちょっときついんで」
 そこまで言うと、冥は手のひらをひっくり返したかのように態度を変える。腰なんかに手まで添えて、その堂々たる態度たるや……。
「ふむ。ラグナ殿がそこまで言うのであれば仕方あるまい。急ぎ帰路につくことにしようか」
「え? ちょ……」
 ラグナの返事も聞かずにその場に背を向けた冥は、軽快な足取りでどんどん山を下りていってしまった。
「やれやれ……」
 何とか彼女に対しての言い繕いはできた、といったところだろうか。
 恐らく冥はラグナのそんな思惑には気づかなかっただろう。
 だが、ラグナもまた、冥の思惑には気づいていなかっただろう。
 空腹の音など所詮はきっかけ。冥が本当に隠したかったのは、誰にも語ることのなかった過去を、自分自身の弱さを初めて自分以外の誰かにひけらかしてしまったこと。
「ラグナ殿。早くせぬと置いてゆくぞ」
 そんな恥ずかしさと嬉しさの……照れ隠しだったということに。
347故郷を思ふ・後編(3/10):2006/09/27(水) 08:19:47 ID:1uzbV0Se
 本日の夕食は随分と豪勢だった。と言っても、いつもより質が高いというわけではなく、量が多いという意味で、である。
 いくら双方重度の空腹だったからとは言え、作ったラグナ自身も「作りすぎたかな?」と思ってしまうほどだったのだが、今こうしてテーブルの上を見てみれば、皿の全てはすっからかん。見事二人で完食を果たしたのだった。
「うむ。本日も馳走になった。ラグナ殿は相変わらず料理も得意じゃの」
 冥はお腹も満ちて、顔も笑顔で満ち足りたとても幸せそうな顔を浮かべていた。そしてそのままベッドの上にダイブ。布団の柔らかい弾力をクッションに、冥は飛び跳ねるようにベッドの上を転がっていた。
 こうして見ると、ホント外見相応の子供にしか見えないのだが……。
「むっ? 今なにか言ったか、ラグナ殿?」
「あぁ、いや。別に何も……」
 ラグナはその鋭さに苦笑しつつ、冥の方へ歩み寄り、そしてラグナもまたベッドの上に腰を下ろした。
 その重みで布団が傾き、冥の身体も傾く。とは言え、大した重みでもないはずなのに冥の身体はそこをコロリと転がり、ちょうどラグナの身体に支えられるようにして止まった。
「……ぁ」
 冥の身体が仰向けのときに止まったせいか、ラグナの見下ろす視線と視線がちょうどぶつかりあってしまう。
 チクタク、チクタク――。
 食事中の会話や後片付けのときの食器の音などが騒がしかったせいで、今流れる時がとても静かに思える。普段気づくこともない時計の秒針の音すら聞こえてくるほどに。
 しかし、それほどに音がないと、意識は当然他のモノにいく。むしろ目の前にこれほどのモノがあっては他のモノに意識が向こうはずもない。
「ラグ……ナ……」
「あ、はい……」
 そこで会話は途切れる。それはもう、食事中の会話の盛り上がりが嘘だったかのように。
「あ……っと」
「うん」
 互いが互いに何とももどかしい声しか出すことができない。
 「なんでこんなに緊張してるんだ?」そう思うのはラグナであり、また冥だった。
 結婚してから一年はまだ経っていないが、それでもそれなりの月日は経った。なのに、今の彼らは新婚初夜のそれと同じ表情をしていた。
 どういう心境の変化かと問われれば、やはり先程のギガント山での出来事が原因なのだろう。
 冥にとって、冥という存在は冥以外だれも知らないものだった。それを生まれて初めて打ち明けたのが今日であり、その相手がラグナなのである。
 それはまるで、裸の自分を見せてしまったかのようで冥は戸惑いを隠せなかった。そして、そんな戸惑い、あるいは恥じらいを見るのを初めてのラグナもまた、戸惑いを隠せなかったのである。
「そんなに見られると、恥ずかしい」
「えっ、あ……。す、すみません」
 そんな言葉にラグナは咄嗟に目を背ける。だがそう言った冥は冥で、自分自身の失言に少しだけ苛立った。
 恥ずかしい……のだけれど、目は背けてほしくなかった。むしろ、見ていて欲しかった。ラグナには自分の全てを見て欲しい。
 そんな葛藤が今の冥の心の中には渦巻いていた。
(ラグナ殿……ラグナ殿……ラグナ……)
 だが、それは次第に内から外へ渦巻く竜巻のように激しさを増していき、ついには抑えきれなくなってしまう。
「ラグナ……殿」
「はい?」
 その呼びかけに反応するよりも早く、ラグナの顔は持ち上げられた冥の両手によって固定されてしまう。
 とは言え、別に力が強いわけでも何でもなく、振り払おうとすれば簡単にできるのだが、ラグナはそれをしなかった。そして、冥の手の導くままに顔を動かしていき……。
「……ん、んぅ」
 ごく自然に二人の唇は重ね合わされていた。
 息を吸うのも忘れてしまうほどに長い長い口づけ。角度を変えたり、唇をなぞったり、舌を入れたり……その他なにか特別な技巧もないただお互いの唇をくっつけあうだけのもの。
 それ故に感じられるのは互いの唇の弾力と唇の隙間から微かに漏れ出す吐息ぐらい。
 でも、今はそれだけで良かった。互いの温もりを、存在を感じることができれば……。
348故郷を思ふ・後編(4/10):2006/09/27(水) 08:20:24 ID:1uzbV0Se
「ラグナ殿。すまぬな」
 互いの唇を離して少しした後、急に飛び出たその言葉にラグナは目を丸くした。
「なんで謝るんですか? 特に謝られるようなことは何も……」
「そうではない。我はこういうときいつも思うのじゃ。このような貧相な身体……ラグナ殿を酷く落胆させているのだろうな、と」
「そんなことないです」
 少し怒るような口ぶりで、そして少しの間も置くことなく、ラグナはそう反論する。
 予想してない応対。それに対し、今度は冥の方が目を丸くした。
「そんなことは絶対にない。冥の身体は……その……、すごく魅力的ですよ。僕が保証します。
 ……と言っても、僕の保証なんかじゃ当てにならないかもしれませんけど」
「いや、我にとってはそれが何よりの保証じゃ。ラグナ殿がそう言ってくれるだけで、それで十分じゃ」
 少しだけ潤んだ瞳。ラグナはその瞼にそっと唇を寄せた。
「……んっ」
「ここも、ここも、ここも……どれも綺麗で、可愛らしくて、そして魅力的です」
 そう囁きながら、ラグナの唇は頬や顎、鼻の頭などを滑っていく。また、手は彼女の黒くしなやかな髪を梳き、その間に覗く小さな耳をくすぐった。
「ぁ……ん。や、やめ…………あぅ」
 冥はその軽いスキンシップをくすぐったそうに受け、もぞもぞと身をよじらせる。その合間に漏らす声が可愛くもあり、妙に色っぽくもあって、ラグナの行為を増長させてしまう。
「は……ぁ。んぁ、……ひぁ、う」
「ほら、すごく可愛らしいですよ」
「ば、ばかものぉ。こんなこと……させておいて、可愛い……などと、申す……な」
「でも、可愛いのは本当です」
 そう言って、ラグナの手が服の胸元あたりに伸ばされる。
「ま、まて。まだ我の心の準備が……」
「今更遅いです」
「む、むぅ。今日のラグナ殿は少し意地が悪いぞ」
「それは、今日の冥が少し……どころじゃなく、可愛すぎるからです」
「――――」
 その硬直の隙を見逃さず、ラグナは冥の服をはだけさせた。勿論、途中でその行為に気づかれてしまうのだが、冥はもはや観念したかのように両手を上げ、結局はラグナが服を脱がせるのサポートしてしまっていた。

「……うぅ」
 現れたのは、眩しいくらいの白い肌。触ってしまうと汚してしまうのではないかという懸念すら浮かぶ。
 また、唸り声を上げながら冥が恥ずかしそうに腕で隠そうとするのは胸元。腕どころか手のひらだけで覆い隠せてしまうのが冥にとって悲しすぎるところだったが、ラグナの興奮の度合いは高まるばかり。
 ちなみに、ラグナの趣味がそっち系……とかそういうのでないことを先に断っておく。
「ど、どうせ我のなど見ても触っても何の面白みのないものじゃから」
「そのことにはいつも言ってますよね? 小さいからとか大きいからとかじゃなくて、僕は冥のだからいい、と」
「でも、じゃな? よくよく考えてみるとやはり……」
「……どうしたんですか、今日は? なんかやけに初々しいと言うか」
 などと言うラグナではあったが、実のところ、何故か彼も今日は心臓がいつも以上に激しく鼓動を繰り返しているのを感じていた。恐らくその初々しさに火をつけられたせい、と言えるのかもしれない。
「それは……その……じゃな。だから、えぇと……」
「うん?」
 冥は戸惑っていた。言えようはずがないのだ。本当のことなんて。
 自分の過去も身体のことも全て曝け出してしまったことが、『自分自身』を曝け出してしまったことが恥ずかしいのだ、などと。
 しかも、今はそれと同時に己の裸身する曝け出している。その二つが単純な和算ではなく、乗算となって冥のことを羞恥に駆り立てているのだ、などと。
「めい。いい……ですよね?」
「えっ、あ? だから、まだ心の準備がと言うておるに……」
 そんな言葉は冥の国の言葉で言えば、馬耳東風。耳から耳へと通り抜け、手はみるみる内に冥の胸との距離を縮めていく。
 一方、冥はその手を止めようと胸に当てていた手を伸ばす。だが、それが逆に仇となり、無防備になった胸に手の侵入を許してしまっていた。
「ひあ……ぅん!」
 ラグナがその微かな膨らみに手をやると、身体がビクリと驚いた。
 初めて触るわけではないというのに、その信じられないほど柔らかな、滑らかな肌の質感。その奥から伝わってくるドクンドクンと激しい鼓動。
 その感触がとても心地よくて、ラグナの指がその胸の上で折れ曲がった。
349故郷を思ふ・後編(5/10):2006/09/27(水) 08:21:58 ID:1uzbV0Se
「あ……んぅ。あ……ぅ……」
 それはラグナの手のひらの中に丸々すっぽりと収まってしまう程度の大きさ。
「やはり……こんな胸とも呼べぬ胸、触っても面白くなかろう?」
 冥は目を背けながらそんなことを言うが、とんでもない。
 もしかしたらラグナがこの胸以外を知らないというせいなのかもしれないが、自分の手にフィットするそれは、その全てを手のひら一つで味わえるということ。また、手のひら一つで自由にできるということでもあるのだ。
 そしてラグナはその手一つで、胸全体を回すようにしながら揉みしだいていく。
「んっ、ん……ぅ」
 次第に胸の先端部が強まっていき、手のひらの中心部分をツンと押し返してくるようになる。
 するとラグナはその先端部もまとめて転がすように円を描かせると、そこは手のひらの中でコリコリと向きを変え、その小さな感触がラグナを余計に興奮させた。
「や……ぁ、め。そんなに……されたら……おかしく……なってしまう」
「なら、存分におかしくなってください。僕なんてとっくにおかしくなってますよ」
「んっ……ん、ん」
 己の快感を他人に示してしまうのが恥ずかしいのか、冥は必死に声を出さないようにする。
 だが、そんなことは今は無意味。むしろ逆にラグナのことを掻き立ててしまうだけだということを冥は気づいていなかった。
「それにね、めい。聞く話によると、胸は揉めば揉むほど大きくなる……とか」
 『大きくなる』――その言葉に冥は一際大きな反応を見せる。成長しないのではなく、成長できない身体ゆえのコンプレックスはどうやら冥にとって相当大きな問題らしい。
「ま、まことか!?」
「え、えぇ。以前サラさんが確かそんなことを言っていたような覚えが」
「そ、そう……なのか。ならば、その……嫌ならやめなくてもいいぞ?」
 ラグナはクスリと失笑してしまう。
 その言い回しのなんとも健気なことか。自力が無理なら他力で……安易なことではあるが、そうまでしたい冥の姿はラグナの目にとても可愛らしく映った。
「……はい。じゃあ、続けますね」
「う、うむ」
 許可が下りたところで、ラグナは円運動を再開する。しかも、今回は先程とは逆回りで。
「きゃぅ……は……ぁ。あん……うぅ」
 その行為が加速していくことによって、確かに大きくなっていっているのをラグナは感じていた。その……中心の先端部分が。
「こんなに……勃ってきちゃってますよ。痛くはないですか?」
「し、知らぬっ! 我の知ったことではない。それは身体が勝手にやっていることじゃ」
「そうですか。なら、何をやっても大丈夫ですね」
 冥のその頑なで反発的な態度が可愛らしすぎて、ラグナはついつい嗜虐心に駆られてそんなことを言ってしまう。
「そろそろこっちも大丈夫ですよね?」
「な――っ!? そこは!?」
 胸から腹部、そして下腹部へと肌を撫でるように手が滑っていく。そしてその谷間に辿り着いた瞬間、ラグナの手は左右をがっちりと冥の太股によって挟まれてしまっていた。
「……んっ、はああぁっ!?」
 だが、その圧迫が彼の手と彼女の下腹部との距離を縮めてしまい、指がそこに触れてしまっていた。
「濡れて……る?」
 ついこぼしてしまった言葉に、冥の顔が一気に真っ赤に茹だつ。
「こ、これも……違うのじゃ。これも身体が勝手に……で……」
「そうですか」
 すると、今度はその圧迫から手を引き抜いて、ラグナは冥から離れてしまった。
「えっ? あ……。どうか……したのか、ラグナ殿?」
 ラグナはそれに残念そうな顔で答える。
「僕は『めい』に感じてもらいたいと思ってるんです。でも、めいは『感じているのは身体が勝手にやっていることで自分の意志とは違う』なんて言うから。だから、やめました」
「ぁ……」
 冥はシュンとなってしまう。本心ではなかったけれど、恥ずかしさゆえに言ってしまった言葉がラグナにそんな風に思わせてしまっていたなんて……そう後悔していた。
 そして何よりも、ラグナのことを悲しませたくはなかった。こんな自分のことをあそこまで言ってくれるほどに想ってくれているラグナを。
「あぅ……その。い、いまのは……嘘、じゃ」
 だから、恥ずかしさで押し潰されそうになりながらも、小さな声でなんとかそれを口にした。
350故郷を思ふ・後編(6/10):2006/09/27(水) 08:22:29 ID:1uzbV0Se
「何と言うか……。いわゆる、あれじゃ。すごく……気持ち……良かった……から」
 自分は何を言ってしまっているのだろう――冥は恥ずかしさのあまり、死んでしまいそうにもなる。だが、その言葉に後悔はなかった。
「そうですか。よかった」
 ラグナがそんな安堵した表情を見せるから。
 本当はラグナのただの意地悪なのかもしれない。そう思いもしたが、それでもラグナが喜んでくれたから、冥も嬉しかった。
 そして思うのである。
 ラグナが喜んでくれたら嬉しい。また、ラグナが気持ち良くなってくれたら嬉しい、と。
 勿論それは以前からも思っていたことではあるが、今夜の思いは特に一入だった。
「ラグナ殿も……一緒に……」
 だから、そんな大胆なことすら口にしてしまう。
 ラグナもそれには一瞬驚きはしたものの、すぐに笑顔を浮かべなおす。勿論、故意にではなく自然と。
「めい。いいんですか、ホントに?」
「い、いいも何も……、いつもしていることじゃろ? それに今日は我がラグナのためにしてあげようと……思うのじゃが」
「ぇ」
 だが、次に出てきた言葉には流石に驚きを隠しきれなかった。
 今までラグナが冥と身体を重ね続けてきても、冥の方から積極的に求めてくるようなことはなかった。
 その心の変化は何か……それは考えるまでもないことではあったが、その新鮮な態度はラグナの心をくすぶった。
「無理はしなくてもいいから」
「無理などしておらぬ! 見ておれ!」
 すると、冥は突然身体を起こして、逆にラグナの身体を押し倒す。
「…………」
 馬乗りになってラグナのことを見下ろす冥。対照的に、ほとんど重さも感じないほどの冥のことを下から見上げるラグナ。
 新鮮ということもあるだろうが、ラグナはこうやって下から見上げるのもいいなぁ……などと考えてしまっていたりした。
「す、すこし待っておれ」
 ラグナの身体を跨いだまま、冥はスッと立ち上がる。何をするのかとジッと見ていると、冥は己の下半身――そこを覆っているスパッツに手をかけた。
「あ、あまりじろじろと見るでないぞ」
 などと言うものの、こんな目の前で……しかも真下から見上げるような体勢ではじろじろと見ないというのも難しい。
 冥は恥らいつつも、堂々と……『見せつける』かの様子でスパッツを下着と一緒にずり下ろしていく。
 それが下ろされていくにつれて、密着していた『その場所』と下着との間に空間ができてそこに薄い糸が引かれていくのが見えた。その糸も一度切れてはまた上から下へとこぼれ落ち、絶えることもない。
(……ゴクッ)
 そんなものを見せられてはラグナも男。興奮せずにはいられずに、大きく唾を飲み込んでしまっていたりした。
 下着は下腹部から太股を通り、膝、脛、踝を経て、ようやく冥の身体と分離する。そして手にもったそれをベッドの横に放り投げると、再び冥はラグナと視線を合わせた。
 ……がその瞬間、ボッと着火音が聞こえてくるほど急に冥の顔が真っ赤に染まる。
「い、いい……い……」
「い?」
「いざ……となると、やはり恥ずかしいもの……だな」
 なんて言われてしまうと、ラグナ自身も顔が火照ってしまうのを感じていた。
「やっぱり僕が……」
「な、ならぬ。今日は我がしてやるともう決めたのじゃ。ラグナ殿はのんびりとしておるがよい!」
「……は、はい」
 そう気圧されてしまうものの、「のんびりとしていろ」などという言葉にはついつい吹き出してしまう。これがまさか冥なりの緊張の解し方だったとしたら、それはかなり驚きなのだが。
「では、ラグナ殿のも」
「いや、それは自分で……」
 と言おうとするのだが、時すでに遅し。ラグナのズボンも先程と同様に下着ごと一気にずり下ろされる。
「うぁ」
「……ふぇ?」
 突然外気に晒されたソレは、円弧を描いて反り返った。
「な、なんと……」
 ソレは既に限界まで膨張していた。反り返りすぎて、上方を向くのではなく腹部に張り付いてしまうほどに。
「ご、ごめん」
「何故謝るのじゃ? 我はむしろ嬉しいぞ。ラグナ殿もこんなになってくれていたなんて」
「う……」
 ラグナは言葉に詰まる。こんな痴態を見せてしまっていては、反論のしようもないから。
「それでは、失礼する」
 冥の小さな手がその屹立したモノを優しく掴む。
「……うぅ」
 ただそれだけでもラグナの身体には電撃が走るよう。それにつれて脈動が加速する。
「こ、これは……すごいの」
 不思議そうに、あるいは面白そうにソレを掴み、手を開いたり閉じたりを繰り返しながらソレをじっと眺めていた。
351故郷を思ふ・後編(7/10):2006/09/27(水) 08:24:14 ID:1uzbV0Se
「こんなモノが……我の……中に……」
 冥はしっかりとその幹を掴み、張り詰めたラグナのモノの先端を己の入り口へと誘導する。
 そして、そのままゆっくりと腰を下ろした。
「んっ……うぅ、あっ」
「……っく」
 ラグナのソレが冥の体内へズブズブと肉を割っていくように埋没していく。
 その光景たるや、なんとも淫靡なことか……。ラグナはその二つの性器の重なる様に魅入ってしまっていた。
「やっ……ああぁ。やめ……てくれ、ラグナ……殿。そんなに……見ないで……、んんっ、あぁはっ」
 その様を隠そうと足を閉じようとすることによって、逆に内部がきつく収縮してしまい、冥の快感を貪ってしまった。
「はぁ……っ……」
 どうやらそれが冥のことを軽く達せさせてしまったらしい。冥はラグナの胸の上で拳をきつく握り締め、歯を食いしばってその快感に耐えていた。

「だい……じょうぶ?」
 ラグナ自身にも強烈だったその快感が引いて落ち着いた後、自分の上で肩を激しく上下させる冥に声をかけた。
「あ、あぁ、平気……じゃ。それよりもすまぬ。ラグナ殿のを全部受け入れきれなかった」
 ラグナは最初それが何を意味しているのか分からなかったが、目線を再び二人の結合部にやったところでようやくそのことに気づいた。
 ラグナの先端部は確かに冥の膣内の最奥部に達している感触を得ている。しかし、ラグナのそれは冥の中へ根元まで収まりきっていなかったのだ。
 だが、体位のせいもあって、今更そんなことに気付くくらい、ラグナにはどうでもいいことだった。そして、そのことをまるで歯牙にもかけずに言う。
「そんなの関係ないです。何と言うか、めいの中があまりに気持ちよすぎて、そんなこと言われるまで思いもしなかったくらいですよ」
「ラグナ……殿」
 冥の表情がじんわりと緩む。
「そうか。我でもラグナ殿のことを気持ちよくしてあげることができるのじゃな。それなら……」
 そうして冥はぎこちなくではあるが、ゆっくりと身体を上下させ始めた。
「……ふっ、ん、んぅ。あ……ぁ……」
 腰を持ち上げては、また沈める。その振幅は確かにあまり大きくはないものの、細かい律動と狭すぎる膣内の締め付けがラグナの快楽へといざなっていく。
「どうじゃ? 気持ち……よい、か?」
「あぁ。めいの中……すごく、気持ち良い……」
「ホ、ホントか? よか……った」
 特に言い繕うこともしない正直な感想に、冥はとても嬉しそうににっこりと微笑む。
 この締め付け具合もだいぶ反則気味だが、涙まじりに見せるその笑顔はもっと反則だ。そして、それがラグナの心に火をつけた。
「……え? あ……きゃぅん!?」
 ラグナは冥の太股を突然掴み、腰を突き上げてみせた。
 再び最奥部を突くのと同時に、脳天を突き抜けるかのような鋭い快感が二人を同時に襲う。
「や、あ……はぁ。やめ……よ。今回……は、我が……する番……」
 快楽に押し流されないようにするためか、首をフルフルと必死に振りながら、ラグナのことを離そうとする。
 しかし、それでもラグナの動きは止まらない。それどころか、目の前の穏やかな双丘に手を伸ばし、その先端部を刺激する。
「やっ……は、あ、ああぁ! む、むねは……だ……あぁ」
 二つの乳首を同時に摘んだ瞬間、冥の膣内の襞がラグナのソレにさらに強く絡み付いてきた。
「うっ、くぅ……ぁ」
 包まれているというよりは、もはやしごかれているというほどの強烈の快感にラグナの口からも言葉が漏れる。
「ううぅ、んんっ……はぁ、んあっ」
「めい。めいも……気持ちよく……なって……?」
「う、うぅ……んっ。ラグナ殿……のが、我の中を満たして……くれているだけで、それだけで我は……」
 こぼれる熱い吐息。卑猥で粘着質な水音。痛々しくも聞こえる肌と肌との衝突音。
 それらがまるで甘美な音楽となって、二人を包み、酔わせていく。
「んうっ……あっ、やぁっ! 腰が……勝手に……あぁぁ……!」
 慣れてきたというのもあるせいか、冥の動きが少しずつ滑らかに、そして速くなっていく。
だが、身体とは違い、心の方はそれにまだついていっていないのか、自らの動きに戸惑いを見せていた。
「め……い……。すご……い」
 冥はただただ激しく身体を上下に動かす。一方ラグナはその動きを支えながら、前後の動きを加え、互いの快楽を増させていく。
 冥の額からは殊玉のような汗がいくつも飛び散り、その黒く長い髪は跳ねるように空に舞った。
 ラグナはその幻想的かつ美しい光景に見惚れながらも、身体の動きだけは止めることはできなかった。
352故郷を思ふ・後編(8/10):2006/09/27(水) 08:24:57 ID:1uzbV0Se
「ラグナ殿のが……我の……中で……今、大きく……」
 下腹部に痺れるような快感を覚える。どうやらラグナの限界が近いらしい。
「これ以上は……だめ、じゃ。おかしく……なってしま……はああっ!」
 同時に冥も限界を訴える悲鳴を上げる。
「めい!」
 すると、ラグナはすかさず上半身だけ起こし、冥の身体をギュッと抱きしめた。
「ラグナ……殿?」
 そして、彼女の小さなお尻を掬い上げ、互いに真正面に座るような体位をとった。
「めい。一緒に……」
 ぐっと近付けた冥の耳元でラグナがそう呟くと、一気に感じてしまったのか声も出せずに、コクコクと頷くことしかできなかった。
だが、それだけで二人の間の意思疎通は十分だった。
「はうっ……、はあああっ!」
 冥の腕がラグナの首回りにきつく絡みつき、また動きにあわせて冥も激しく身体を揺さぶった。まるで彼女自身から快楽の高みを求めようとして。
「だ、だめ……じゃ。我は……もぅ……っ」
「僕もあと……少し……」
 ラグナも冥の身体をきつく抱き返し、一気にラストスパートをかける。
「やっ、はっ、あ、あん、あああぁ! はや……く、はやく……」
 真正面に見る冥の表情はもう泣きそうなくらいに強張っていた。ラグナと一緒にイきたい……ただその思いだけのために必死に、ただ必死に耐えているようだった。
「めい、めいっ、めい――っ!」
「あぁ。ラグナ、ラグナぁ……んあっ!」
 首に巻きついた冥の手が爪を立て、首筋に赤い傷跡を作る。
 だが、そんな痛みすら今の快楽の前では感じる余裕すらなく、二人はただただ高みに達するために互いの身体を最後の最後まで貪りあった。
「めい、行こう。一緒に、行こ……!」
「うむっ、う……んっ!」
 最後に二人で確かめようとどちらともなく近づきあい、熱く接吻を交わした。
 そして……
「めい。……っは、ぁ。もう……イク……」
「我も、我も……。あ、あ、あ……ああ、ああああーーーーっ!!」
 ラグナのソレを千切らんばかりの強さで締め付ける冥の膣内。
 それと同時に、ラグナは己の欲望の塊をその中に何度も何度も迸らせていた。
 ビュク、ビュク、ビュルル……。
 いつのまにかラグナの腰に冥はがっちりと脚を絡みつかせ、吐き出される精液を一滴残らず吸い取るように、膣内を脈動させていた。
「はぁ……ぁ……はぁ……」
「……っ、……はぁ」
 互いに言葉はない。ただただ荒い呼吸を繰り返すのみ。
 力を使い果たしたかのようにぐったりとなる冥の身体を支えつつ、その重みと伝わってくる胸の鼓動を感じながら、ラグナは余韻をゆったりと味わった。
353故郷を思ふ・後編(9/10):2006/09/27(水) 08:25:39 ID:1uzbV0Se
「ラグナ殿? まだ起きておるか?」
 行為の後、二人はベッドの上で心地良い疲労感に意識をまどろませていると、冥がふと声をかけた。
「ええ。どうかしましたか?」
 ラグナの肩を枕にしている冥とは首を傾けるだけでもう目と鼻の先ほどの距離に至る。
 二人の目と目が合った瞬間、冥はもぞもぞと毛布の中に潜り込んでしまった。でも、顔の上半分だけは布団から覗かせており、その愛らしさと言ったら、まるで小動物のそれを思わせた。
 しかも、そこで出た言葉というのが……、
「よ、呼んでみただけじゃ。他意はない」
 そんな姿を見ているだけで、ラグナの頬は緩んでしまう。
 そこでラグナはふと、こんな言葉を口にしてした。
「なぁ、めい? めいは今、幸せか?」
「……幸せ?」
 もぞもぞと蠢いていた布団がピタリと動きを止める。
 冥は少しだけ考えた後、こう口にした。「分からぬ」と。
 だが、その言葉には続きもあった。
「正直なところ、我はいまだに『幸せ』というものを計りかねておる。
 今この瞬間が幸せだ……そう言うのは容易い。じゃが、それが壊れてしまうと、幸せだった記憶よりも悲しみの方が勝ってしまって、『本当に幸せだったのか?』と疑ってしまうのじゃ」
 ポツリポツリと呟いていくのはまるで懺悔にも聞こえてくる。それは当然、先に語られた冥の過去の出来事に起因しているのであろう。
「だから、我は怖い。『幸せなのかもしれない』と思っている今だからこそ。
 もしラグナ殿に嫌われたら。もしラグナ殿がいなくなってしまったら。もしラグナ殿の本来の記憶が戻り、我のことを忘れてしまったら。
 そう思うと、『幸せ』が揺らぐ……揺らいでしまうのじゃ」
 きつく握り締められた毛布に大きな歪みが生じる。
「…………」
 その痛々しい拳の上に、ラグナは無言のまま、そっと自分の手を重ねた。
「めい。それでも……信じて欲しい」
「わ、わかっておる。我はちゃんとラグナのことを……」
 だが、ラグナは首を振る。横に。
「それだけじゃないんです。信じて欲しいのは……己自身。めい自身が『自分は幸せになれる』と、そう信じて欲しいんです」
 冥の拳から強張りが解けていく。張りつめた筋肉から、いつもの小さくて柔らかな手に戻っていく。
「揺らいでしまうのなら、必ず僕が支えます。でも、自分から『幸せ』を放棄することは絶対にしないでください」
「…………」
 冥はゆっくりと瞳を閉じて、その瞼の裏に残る記憶に思いを馳せる。

 様々な出会いがあった。別れがあった。
 でも、その中で『幸せ』なことなんてほとんどなかった。
 何故なら、冥自身がそうなることを諦めていたから。
 もう二度と大切な人を失いたくないから、と。こんな身体の自分を誰も好きになってくれるはずがないから、と。
 そうやって自分で決め付けて、誰かと深く接しようともせず、ただ一人きりで在り続けたのだから……。

「……フフッ。まさかずっと年下のお主にそこまで言われるとはな」
「す、すみません。偉ぶったことを……」
「いや、よい。それよりもいいものじゃな」
「え?」
 重ねられていた手を取り、指の一本一本まできつく絡み合わせる。
「『一人じゃない』ということが、これほどまでに『幸せ』なことだったなんて……な」
「めい……」
「本当に……、本当……に……」
 ラグナは冥の頭をそっと自分の胸に寄せて、その表情を隠させた。
 そして何度も何度も、長く艶やかな黒髪を撫で続けた。胸元に滲む熱い衝動が収まるまで、ずっと……。
354故郷を思ふ・後編(10/11):2006/09/27(水) 08:36:32 ID:1uzbV0Se
epilogue

 あれからどれだけの年月が巡っただろうか。
 あまりにも早すぎて、また忙しすぎて、のんびりと年月を数えている暇もなかった……かもしれない。
 そして今、ラグナと冥はカルディアとは異なる大地に立っていた。
「ここが、めいの故郷……」
 カルディアの東の海を幾千里も隔てた辺境の島国。その中の『火の国』と呼ばれていた地を訪れていた。冥にとっては、もう意識が遠くなるほどに久しい帰還であった。
「…………」
 目の前に広がるこの故郷を見て、冥は一体何を思うのだろうか。この一面に広がる『荒野』を見て……。

 そこには何もなかった。
 森もない。川もない。当然、町や村もない。在るのは、ただひたすらの荒野のみ。
 これが火の神――火幻竜フレクザィードの所業。
 冥曰く、「この国もカルディアと同じような豊かな大地だった」ということから察するに、この変貌はまさに『神の裁き』と呼ぶに相応しかった。

 ラグナはその場に跪き、土を掴んでみる。
 それは、土が痩せこけている……とすら呼ぶこともできないほどに乾ききっており、土と呼ぶよりもむしろ砂、あるいは石の塊に等しいものだった。
「一度完全な焦土と化したのじゃ。幾星霜隔てようとも、死んだモノはもう……生き返らぬ」
 そう自嘲気味に呟く冥のことを、少し強めに小突いてみせた。
「な、なにをするのじゃ!?」
「めいは本当にそんな風に思っているんですか? この大地を見て」
「し、しかしじゃな……」
 そしてまたそんなことを言ってくる冥の頭に、ラグナはもう一発お見舞いしてみせた。
「ずっと前に言いましたよね? 諦めるなって。それに、この土地はまだまだ死んではいませんよ」
「何故そんなことが分かる?」
「僕は一応アースマイトの端くれですよ。この地の息吹を感じることくらいできます。それに……」
 ラグナはとある方向へ向かって指をさす。
 360度どこを見たところで何の変わり映えしないこの光景に指をさす意味などあるのだろうか…………そんな風に思いながらもそちらに顔を向けたとき、冥は驚愕すべきモノを目の当たりにした。

「ととさま! かかさま!」
 大声をあげながらラグナたちの下へ駆け寄ってきたのは…………一人の少年。
 とは言っても、その少年はまだまだ幼く、そのトテトテと頼りない足取りは駆け寄るというのとは似ても似つかない感じがした。
 その代わりに、呼ばれた二人が少年の下へと駆け寄っていた。
「あまり遠くへ行ってはいけないと言っただろ? それに……随分と汚れてるじゃないか。怪我とかはしてないか?」
 ラグナは再び跪き、その子の頭を撫でながら、身体についた土を払ってやる。
「ごめんなさい、ととさま。でも、ととさまのマネしたかったから……」
「僕の……マネ?」
 そうして少年は後ろに抱えていた何かをラグナたちの前に出してみせた。
 それが……それこそが驚愕すべきモノ。
「そ、それ……は……」
355故郷を思ふ・後編(11/11):2006/09/27(水) 08:39:42 ID:1uzbV0Se

 ……雑草だった。

 何の変哲もない、何処にでも生えていそうな普通の草である。本来ならばそんなモノに驚くこともなければ、価値を見出すこともない。
 だが、この場では違うのである。
「生きて……た……?」
 全身の力が抜けたかのように、冥はその場に膝をついてしまっていた。
「あ……あぁ、ああ……」
 その……自分の『母親』の止め処なく溢れる涙を見て、少年もぼろぼろと泣き出してしまう。
「ごめん……なさい、かかさま。ぼく……ぼく……」
 恐らく「自分がいけないことをしてしまった」とでも思ったのだろう。
 だが、そんな少年の姿を見た『母親』は、泣きながら笑って、あるいは笑いながら泣いて、その子のことを抱きしめていた。
「……っ。いいのじゃ。本当に、……っ、本当に……」
 嗚咽が混じり、声はほとんど言葉にならなかった。
 そうして抱き合う二人の姿を見て、ラグナもそっとその身を寄り添わせた。

 この大地は力に満ちていた。
 たとえその身を焼かれ、焦土となろうとも、ソレは懸命に生きようとした。
 『火の神』の力。それは『破壊』。だが、決してそれだけではない。
 火の象徴は『破壊』…………そして、『再生』。
 そう。この大地はまさに『再生』しようとしているのである。たとえ幾星霜の年月を重ねようと、決して諦めずに……。

「ラグナ殿? 我はまだ、やり直せるのかの?」
 その問いに、ラグナは笑って答える。
「ええ、勿論。自分で自分を終わりにしない限り、いつでも」
「そう……か」
 冥は空を見上げた。大きかった。いつか見たときの空と何も変わっていなかった。
 そして手を握った。温かかった。いつか父と母とで繋いだときの温もりと何も変わっていなかった。

 ――生きよう。この大地と共に――

 そして、冥は自分自身からこの一歩を踏み出した。
「ただいま……」



<あとがき>
……長っ。
それと、ルーンファクトリーの続編が出るらしいですね。
正直、出るとは思ってなかったので…………やりすぎましたw
356名無しさん@ピンキー:2006/09/27(水) 08:44:25 ID:ebG3Dfg6
大作お疲れ!
すんごい読み応えのある作品でした。ラグナカッコいいしめいは可愛いしいい話です。
357名無しさん@ピンキー:2006/09/27(水) 09:43:53 ID:TO+8nfyZ
>>355
大作乙!読み応えバッチリでしたよ。

ところで続編出るって本当?ソースは?
358名無しさん@ピンキー:2006/09/27(水) 10:24:45 ID:bj5V6vCT
>>342
「タバサさん、あなた魔女ですね?」
「はぁ」
「タバサ、なんて名前の人は魔女に決まってます。」
「はぁ」

こうですか?わかりません!
359名無しさん@ピンキー:2006/09/27(水) 10:38:15 ID:N4zw4yve
>>357
ニュースサイトぐらいみれ
360名無しさん@ピンキー:2006/09/27(水) 10:43:45 ID:cRajt1DT
単にニュースサイトなんて言ったら星の数ほどあるぞ
361名無しさん@ピンキー:2006/09/27(水) 11:30:05 ID:jPqY58pY
結婚カワイイスレにあった。

ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060924-00000010-zdn_g-sci
ルーンファクトリーもさらに独自路線ということで続編を予定している
362名無しさん@ピンキー:2006/09/27(水) 19:36:45 ID:emdBVVgI
今日の仰天ニュースのラインナップを見てふと思った。
ラグナは実は既婚者。という可能性もあるんだよなぁ……
363名無しさん@ピンキー:2006/09/27(水) 20:11:13 ID:jPqY58pY
どうかな?
もし既婚者だったなら、帝国は奥さんを人質にしたような気もする。
364名無しさん@ピンキー:2006/09/27(水) 21:49:42 ID:IcvVQYVj
続編ではラグナを探しに来た奥さんがヒロインに加わるとか。

でもそれだったらイヴァンのんきにダブルベッド勧めるなよww
365名無しさん@ピンキー:2006/09/27(水) 22:05:53 ID:QunxEJY+
そこはそれ、昔のことは忘れて辺境で幸せに暮らしてくれと言う親心
366名無しさん@ピンキー:2006/09/27(水) 22:16:12 ID:4ZtjTT7T
続編ではラグナの妹が登場します。
お兄ちゃんが大好きです。
しかも過去に何かあったようです。

とかいったりして。
367名無しさん@ピンキー:2006/09/27(水) 22:32:07 ID:26v9qi+w
記憶喪失前に嫁や子供とかいたりしてな・・・
さっき丁度世界仰天ニュースでそんなのやってたな
368名無しさん@ピンキー:2006/09/27(水) 22:48:11 ID:L51om9PS
もう実は寝取り済み、帰ってこられると困るから・・・
369名無しさん@ピンキー:2006/09/27(水) 23:11:34 ID:ilv/Hp6E
>>340
「ひゃあ!あ、あたし魔女なんかじゃありません〜!」
ワロシwwwwwwww
370名無しさん@ピンキー:2006/09/27(水) 23:16:41 ID:GAibkZam
もうどきどき魔女裁判とのコラボが完成したのかw
SNK、今回はすげーぜw

それはそうと前スレで、フィルの鮮血の結末を書くと言ったものですが、
PC壊れた、ルーンセーブデータ壊れた、リアルが忙しいなどの理由で
今月中に投下でそうにないです。
wktkしてた人、ごめんなさい。
いつか必ず書き上げ、スレに載せますので。
371名無しさん@ピンキー:2006/09/28(木) 00:42:36 ID:4evzmPOK
今までで一度も主役張ってないRFのヒロインて、あとはシャ(´・ω・`)ローンくらいか?
あ、少佐とサラもかな。
372名無しさん@ピンキー:2006/09/28(木) 01:37:23 ID:nXeKCUq2
ルーンファクトリーSSの保管庫ってないの?
373名無しさん@ピンキー:2006/09/28(木) 02:22:16 ID:33MAtDy3
ルーンだったら、2スレの後半からだし、まだスレも落ちてないから
直に見に行けばいいと思われ
374名無しさん@ピンキー:2006/09/28(木) 04:14:52 ID:tmAIIFvL
セシr
375名無しさん@ピンキー:2006/09/28(木) 04:31:32 ID:dSky4Rx6
保管庫もう少し暇になったら作るつもりだから、
待てれば待っとけ!
待てなかったらてめぇで作って良し!
ていうかおまいらなんだよ最近のペースはよ。
保管作業が大変だけど楽しいだろうが!
もし、スレ2が落ちても俺の手元にはあるから心配すんな?
密かにまだルーンに手をつけてないんだが(今はFF3、次はポケモンかな)
ここ読んでるともうキレイな気持ちではプレイできないと思う。
おまいらのせいだぞ!
大好きだ!
376名無しさん@ピンキー:2006/09/28(木) 09:30:08 ID:VqQC462Y
>>375
ゴメンね。メロディへの愛が止まらないんだゴメンね。
ネタのストック二つ程あるけどゴメンね。

とりあえず頑張って書いてみる
377名無しさん@ピンキー:2006/09/28(木) 14:29:14 ID:fE0JOf8G
>>376
そんなあなたのメロディさんに「ひゃあ!」とか言わせてごめんなさい。
378名無しさん@ピンキー:2006/09/28(木) 15:21:45 ID:Xs69WFxM
とりあえずししまる、少しだけ落ち着け。
379ししまる ◆440.V/COZU :2006/09/28(木) 17:41:32 ID:4nsuzpWg
まったく反省しない俺が通りますよ。
供給すらする気がネーヨ。
落ち着かずにらくがきしてたんだが、こんなかんじはどうなのと思って。
キャラの頭身から何からかなり変えているので、誰かすらわからんと思うんだが、
こういうのは、20禁サイトにおいとくのか、通常サイトにおいてもいいのかね、と。
それ以前にお前の胸にしまっとけぐらいの勢いなのか。
何にも具体的なものは描いてないんだけどさぁ。
しかも鉛筆でちょーラフ画で汚くてごめんね。文字通りチラシの裏に描いてる勢いなんで。
ttp://boku002.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/img-box/img20060928173007.jpg
ttp://boku002.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/img-box/img20060928172928.jpg
ttp://boku002.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/img-box/img20060928172604.jpg
ちょっと聞いてみたくてなー。
おめーは絵を描いたらダメだ!と言われたらこっそりにする。

昨日の夜は落ち着いてなかったヨー。>378
なんで俺ってわかんだよ。ちくしょー。
しかも最近ネットから落ちかけてるんで、携帯からだったのさ。
みんなのSS大好きだから、がんがって保管庫作るからなー。多分。
無理だったら無理っていう。
そんじゃー今日もこれだけ投げて落ちるぜ俺は。デハ!
380378@PC:2006/09/28(木) 18:58:30 ID:PBy8x4Ff
絵的には間接表現とはいえエロだから十五禁は少なくともしといた方がいいと思うぜ、ししまるさん。
まあぶっちゃけエロいんで18禁でも十分だけど。あ、余計だめか。
通常サイトに置きたいなら、隠しページを作って、十五禁とか十八禁とかやったらどうだろ?
二十禁サイトだと、ここみたいに未成年が来辛いし…っていうか来ちゃダメなんだがな。21にならないと。

とりあえず、文章も絵もエロさはアンタにゃ十二分にあるんだから、また卑屈になるなよ。
かといってテンパリすぎもよくないけど。自然体が一番だよ。あ?俺?あー…俺もテンパってんな。よくないな、治すか。
381名無しさん@ピンキー:2006/09/28(木) 19:49:09 ID:iVR/admR
意味不明に素敵な流れだなw
382名無しさん@ピンキー:2006/09/28(木) 20:15:05 ID:rethMBli
合体してたら18斤じゃなかったっけ?
ま、どうでもいいけどね
エロパロスレだし
383名無しさん@ピンキー:2006/09/28(木) 21:43:19 ID:UF6qD3C+
ししまる氏に期待
上手い下手以前に線画だからなぁ
知り合いの絵上手い人が言うには線を描きすぎると
自分に理想的な線を拾って見てしまうから上手くなりにくいそうだ
なので余分な線を出来るだけ書かないようにしてみるのはどうか。
俺自身は絵を描けないからよくわからないんだがな。
384過去462 ◆MlASmWsLOk :2006/09/28(木) 22:32:26 ID:cKZ0qmfb
http://boku002.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/imgboard.cgi [511]

空気とか流れとか読まずタバサ×テイルの変則百合。
385名無しさん@ピンキー:2006/09/29(金) 12:09:48 ID:8RhdZ5JG
GJ!妖精サイズって良いよね
でも俺は体コキがみt(ry
ところでルーン公式携帯サイトの待ち受けにメロディが無いのは何故なんだぜ?
386名無しさん@ピンキー:2006/09/29(金) 13:39:02 ID:us/iUJEI
携帯が破壊されるから
387名無しさん@ピンキー:2006/09/29(金) 19:07:08 ID:G372CVBo
牧場物語(18禁)
388名無しさん@ピンキー:2006/09/29(金) 19:07:39 ID:G372CVBo
うおっ誤爆っ
389名無しさん@ピンキー:2006/09/29(金) 21:20:36 ID:8RhdZ5JG
>>388
君、どこに書き込もうとしたのだね
390名無しさん@ピンキー:2006/09/29(金) 21:31:28 ID:G372CVBo
>>389
VIPの「語尾に(18禁)とつけるとやべぇもの」のスレ
391名無しさん@ピンキー:2006/09/29(金) 21:45:33 ID:+IsrSOML
若本規夫(18禁)
392名無しさん@ピンキー:2006/09/29(金) 21:50:35 ID:8RhdZ5JG
俺が聞いといてスマンがVIP毛嫌いする人も居るからそういう場合表明しなくて良いぞ
いや俺は気にしないんだけどね
393名無しさん@ピンキー:2006/09/29(金) 21:53:38 ID:GVbgDP6/
そんなことよりししまるたんは可愛いなぁ
間違ったリックは可愛いなぁ
394ししまる ◆440.V/COZU :2006/09/29(金) 21:54:37 ID:5Awedo8B
おはこんばんちは。眠いですよ。限界です。
でもとりあえず、最近テンパってたのでおいておいたお礼を。

>286氏
気にして下さい。そんで俺は期待に応えません!
悶々といろいろ妄想しようぜ!そんで一緒にSSを…

>287氏
リックは毎日卵を飲んでいるので大丈夫だと思いました。

>288氏
何気に俺を挟んでんじゃねェェ!
エロリックを連れて行くのでまとめて面倒みてもらえますか。
俺は犬以下の駄文しか書きませんが。

>380氏
卑屈なのか。そうか。それすら自分でよく分かってねーんだ俺は。
そんでどんなんがエロいと思ってもらえるのかもサッパリだ。
ここでいろいろ言ってもらうのが一番よくわかるトン。
俺的には、通常サイトの裏、ではなくて、20禁エロパロサイトを作って、
そのおまけに健全があるのがいいと思っている。でもまだできない。

>382氏
ここに投下する以上は20禁でいいと思ってる。でも合体してるって証拠がドコにあるんだよ!
と、開き直りたくなったらそうする。

>383氏
だから俺は期待を裏切るのが大好きだ。
なんかとりあえず、頭身とか顔つきとかがどんくらいかけ離れてもいいのかと思ったんだ。
どんくらいのものを描いたらエロスを感じるのかとか。マイペースは崩しませんですよ。

そして個人的には牧場物語(20禁)でw>390
みんなトン。
395クリフ×ラン@ししまる ◆440.V/COZU :2006/09/29(金) 21:58:49 ID:5Awedo8B
うぉう!人が一生懸命カキコしてる間にトンでもねーこと
口走ってんじゃねェェ!>393
おー。素で吃驚したぞ。ドキドキするだろうが!

今日もまた、供給のみですよ。>393のせいでここに書くこと全部忘れたので、
もういい。駄文だけど読みたかったら嫁。
----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
「あの子のこと、よろしく頼みますよ」
そう、カーターさんが優しく笑った。
だから、というわけじゃないけど、クリフのことは気にしてた。
毎日何をするでもなく教会に行っては宿へ戻ってくる。
「今日は何してたの?」
と聞いても、あまりはっきりとした答えは返ってこない。
ただ、教会に一日いるだけみたいだ。
そういう人もいるのね、とランは妙に感心した。
ランは町でも有名な元気娘で、一日中動き回っている。
中でも、ダッドの店の二階は宿になっていて、若者が何人か下宿にしていたから、
そこの掃除はなかなか手強いものがあった。
春にクリフが来て、夏にカイが来て、掃除をする端から汚れていく。
いくらランが掃除が好きで…というより、その後のお風呂が好きなんだけど、
と言っても、思わず
「もー!いい加減にしてよ!」
と、呟きたくなることもあった。

ある日、クリフが部屋に入らず、廊下でぼんやり猫と遊んでいたので、声をかけた。
クリフは、ちょっと困ったように笑って
「グレイとカイは仲良いから、ちょっと入りにくくて」
と言った。
そっか、三人部屋だもんね、とランは思う。
ちょうどいいや。カーターさんにも言われてたことだし。
「ね、ちょっと手伝って欲しいことがあるんだけど」
と、クリフに声をかける。
ダッドの店は外にもテーブルとチェアが置いてある。
ついさっきまで雨だったので、汚れてしまっている。
それを全部どかして、床のタイルをごしごしと洗う。
「ごめんね、汚れるけど」
「いいよ」
とクリフが笑って手を動かす。ざばざばと水で流すと、あっという間にテラスはきれいになった。
「他にもどっか手伝うところある?」
とクリフが聞いてくる。
「ううん。ないよ。ありがと!」
とランが極上の笑顔で答えるが、どうもクリフは何か他に用事を探している。
もしかして、とランが勘付く。部屋に鍵がかかってるんだな…。
396クリフ×ラン@ししまる ◆440.V/COZU :2006/09/29(金) 21:59:20 ID:5Awedo8B
「困ったな…」
と、同時に呟いた。クリフが、はっと顔を上げて
「ご、ごめん」
と慌てて訂正しようとする。あはは、とランは笑って、
「違うの違うの。私も今から」
せっかく大掃除した後だから、泉の温泉に行こうと思っていたのよね、と
言おうとして、言葉を飲み込んだ。
掃除手伝ってもらったんだから、お風呂に入りたいのはお互い様よね。
だったら。どうせなら。
「泉の温泉って知ってる?」
と聞いた。案の定、クリフは知らないと言う。
夕焼けになりそうだ。露天風呂なんて最高かも、とランは思いを巡らせる。
「温泉があるの。一緒に行かない?」
かぁっ、とクリフが赤くなった。何を考えたのかな、とランは思う。
「でも、ダッドさんの手伝いとか…」
クリフがしどろもどろになるので、またランが笑う。
「大丈夫だよ。行こ行こ。」
そう言って、無理矢理ぐいと腕を掴んだ。
「早くしないと暗くなっちゃう」
掴んだクリフの腕は思ったよりも筋肉質で、がっちりしていた。
その腕をひっぱり、温泉の方へ向かう。
タオルや石けんは温泉に一揃いあるので、手ぶらでも平気だ。

湯船は一つしかないことをすっかり忘れていた。ふりをした。
「ま、いっか!」
あっけらかんとそう笑ってランが服を脱ごうとする。
「ラ…ランさん、ストップ、ストップ!」
そう叫んで慌ててクリフが脱衣所から出ようとするのを、後ろから引き留めた。
わかっててやってみたんだけど。ランは心のなかで悪戯っぽく笑う。
「冗談だよー。ごめんごめん」
そう言ってえーと、と考える。
「私が出てるから、クリフが先に入って。」
「じゃ、ランさんは…」
「後から入るから」
クリフにとっての後、とランにとっての後、は違うんだろうな、と
ランは思うが、クリフは気付いていないようだ。
397クリフ×ラン@ししまる ◆440.V/COZU :2006/09/29(金) 21:59:51 ID:5Awedo8B
「じゃ、入って入って」
と、クリフをぐるっと回して脱衣所に押し込み、自分は脱衣所から出る。
衣擦れの音がして、脱衣所から温泉に通じるドアが開閉する音がする。
ざぶざぶとクリフが湯船に入った音がする。
ランはそっと脱衣所に戻り、自分も服を脱いでからきちんとバスタオルを巻いて、
足音を忍ばせ、温泉に通じるドアを勢いよく開けた。
「わっ」
飛び上がるほど、クリフが驚いた。
「あはは、本当に飛び上がった!」
と、ランが笑う。やっぱり。クリフが慌ててタオルを腰に巻く。
「ランさん、後って…」
「うん。今が、後!」
屈託無くランが笑う。かぁっとクリフが赤くなり、そそくさと湯船を出ようとする。
「だめだめ!」
しかめ面を作って、脱衣所に通じるドアの前に仁王立ちになり、首を振る。
「でも…」
「背中流してあげるから!お礼だよ!」
そう言って、クリフを回れ右させて、背中を押す。
「なんでそんなに元気なんですか…」
と、クリフがぼやいた。
にこにこと笑いながら、クリフを洗い場の椅子に座らせる。
「そうだ」
と言って、夕焼けの方が見えるように向きを変える。
案の定、空は燃えるような夕焼けだ。
クリフの背中に回って自分も椅子を引き寄せ、そこに座る。
「夕焼け。キレイだね」
「そう…ですね」
クリフが消え入りそうな声で答える。
「明日は晴れだね。暑くなるね」
「明日…」
クリフが繰り返す。明日。また明日が来るのかと、心が沈む。
タオルを濡らし、石けんを泡立てながらランがふと尋ねる。
「クリフは、今日は楽しかった?明日は楽しみじゃないの?」
「僕は…」
蝉の声が煩い。クリフの声が時々聞こえなくなる。
明日なんて来なければいいのに、とクリフが呟いたような気がした。
こんなに空はきれいなのに。明日はきっと良いお天気なのに。
ランは石けんの泡をたくさんつけたタオルでクリフの背中を洗う。
クリフは何を思っているんだろう。心が、とても遠くにある気がした。
398クリフ×ラン@ししまる ◆440.V/COZU :2006/09/29(金) 22:00:45 ID:5Awedo8B
…仲良くなる方法は…
クリフは、教会で囁かれたことを思い出している。
あの日。白い肌。金色の髪。ばら色の唇。
教会で祈っていても、宿で横になっていても、ふと思い出される。
…この町で仲良しの人は…
ばら色の唇が上気して朱が差していた。
…この空の下で何をしているんだろう…
彼女の牧場はここから目と鼻の先だ。会いたい、会って話をしたい、と思った。
ふいに、ランの手がクリフの脇腹をすり抜けた。
背中にタオルの感触が押しつけられている。その向こうに。控えめな凹凸を感じる。
「クリフは…悩みがあるの…?」
耳元でランが囁く。細い腕がくるりと曲がってクリフの腹を掴まえる。
「私には話せない…?」
クリフの首筋にランが顔を埋める。クリフがはっと我に返る。
「ちが…ランさん…離れて…」
慌てて逃げようとする。
「いや」
きっぱりと、ランが断り、その腕にぎゅっと力を入れる。
「なんにも、するつもりなかったの…でも…」
夕焼けがあんまりきれいで。ランにとっては、とても美しい世界だったのに。
一番近くにいる人はそうは思えなかったみたいで。
それがとても悲しくて寂しくて。
一緒にきれいな夕焼けを見て一緒に楽しいねって笑いたかったのに。
それだけで良かったのに。
クリフの寂しさだけがどんどん伝わってきて。同情なんかじゃなくて。
「本当に、背中を流すだけのつもりだったの…」
必死で言い訳を考える。
クリフがランの手を握り、そっと口づけた。
「…わかってます…」
言い訳をしないで、とクリフは願う。
「…だから、これは、僕が悪いんだ…」
絡まった腕をそっと外し、ちゅっ、ちゅっ、と音をたてながら丁寧に指にキスをする。
「僕が、したいから…」
そう言って、ランの方へ身体を向ける。夕焼けを背にする。
「…ランさんは、夕焼けを見ていて」
そっとランの顎を指でつまみ、唇にキスをする。
最初は短く。
「もう…見れないよ…」
そう、ランが言って、目を瞑る。薄い唇がクリフを誘う。
399クリフ×ラン@ししまる ◆440.V/COZU :2006/09/29(金) 22:01:15 ID:5Awedo8B
丁寧に丁寧に唇に唇を合わせる。鼻の頭、頬、瞼、額。
ちゅっ、ちゅっと音をたてて、顔に隙間無くキスの雨を降らせる。
顔を両手で包み、唇を重ねる。舌を絡めて唾液を啜る。
耳に舌を差し込み、くりくりと動かすと、ぴくりとランが反応する。
首すじに軽く歯をたてる。
ランが巻いているバスタオルをそっと外す。
控えめだが形の良い乳房の先にピンク色の突起がちょん、と立っている。
細いウェストに腕を回し、抱きかかえるようにして、乳房にキスをする。
ピンクの突起に舌を這わせると、再びランが反応する。
「クリ…フ…」
切なげに名前を呼んで、クリフの頭に腕を回す。
そのまま、クリフがランを抱えると、ランがクリフの腰に脚を絡める。
茂みがクリフの腹に当たり、下から突き上げるもののせいで、
クリフの腰に巻かれたタオルがはらりと落ちた。
ゆっくりと丁寧にランを洗い場の床に座らせる。脚はまだクリフに絡まっている。
そのまま、頭を打たないようにとクリフがランの後ろに手を差し入れて、
ランの身体をゆっくりと倒す。クリフもランに覆い被さり、再びキスをする。
クリフの首にランが腕を絡めてくる。
ランの茂みに指を入れる。クリトリスを探り、軽くつまむ。
「やん…」
そのまま指をくりくりと動かすと、ランが仰け反る。
「やだっ…あん…そこ…感じちゃう…」
クリフはランにキスをしながら、クリトリスを責める。
「やぁ…んっ…んっ…んんっ…あぁ…っ」
「ここだけでイっちゃう?」
クリフが囁くと、ランが潤んだ瞳で見つめながらうなずく。
指を動かすのを止めるつもりはない。
「いっ…やぁぁ…んっ」
振り絞るような声を出して、ランが達する。
「やだ…クリフって上手…」
そのまま、指を滑らせてスリットに侵入しようとすると、ランが止める。
「ま…待って…ね。私にも…させて…」
そう言って起きあがり、クリフのペニスを口にする。
ちゅば、と音をたててペニスの先を吸い、
「クリフだけじゃなくて、私もしたいの」
そう言って銜え込む。クリフを座らせ、四つん這いにいなって、
クリフのペニスを口に出し入れする。ちゅばちゅばと卑猥な音が響く。
「ランさん…もう…」
ペニスの先からたらりと汁が流れている。
400クリフ×ラン@ししまる ◆440.V/COZU :2006/09/29(金) 22:01:48 ID:5Awedo8B
クリフが眉根を寄せてランに頼む。
「もう…いいから…」
ちろ、とランの舌先がクリフの先端の切り込みを撫でる。
「んっ…」
クリフが必死で我慢しているのを見かねて、ランが自分から身体を横たえ、
「ごめんね」
と悪戯っぽく笑ってクリフをぐいと引き寄せた。
そのまま、耳に口を寄せ、囁く。
「ね…クリフの…入れて…」
クリフがランのスリットを指先で探り、ペニスをあてる。
ランが自分で脚を持ち上げ、クリフの腰に再び絡める。
ぐっ、とクリフのモノがランの中に侵入する。
「あんっ…」
ランが呻く。優しく、丁寧に、クリフが腰を前後に揺する。
「んんっ…あんっ…」
クリフが腰を動かす度に、ランの口から切ない喘ぎ声が漏れる。
その声を聞く毎に、クリフの腰に力が入る。
「あぁんっ…んんっ…イッちゃいそう…やぁ…ん…」
それでもまだ、奥へ奥へとクリフは己を進めて行く。
ランがクリフにしがみついてよがり声をあげる。
「クリフの…おっきいよぉ…早く…はやくぅ…」
ランにせがまれてクリフの動きが速くなる。
ひぃひぃと声にならない叫びをあげて、ランも腰を振る。
「奥に当たってるぅ…!やぁん…!すごい奥までキてる…すご…い…!」
必死で言葉を紡ぐ。必死なのは、クリフも同じで。
熱を持って絡みついてくるランの肉襞にペニスが締め付けられている。
「もうそろそろ…出そう…」
と呻いた。ランが思わず声を上げる。
「出してぇ…中に…中にちょうだぁい…!」
「ん…出すッ…」
あぁッ、とランが声にならない叫び声を上げて仰け反った。
ぶるっと全身が震え、クリフはランの奥深くに吐精する。
温かい感触がランの奥に広がる。
ふーっと息をついて、ランがぐったりと身体を横たえる。
「クリフ…すごい…」
そう言って、ぼんやりと膝をついているクリフににじり寄る。
401クリフ×ラン@ししまる ◆440.V/COZU :2006/09/29(金) 22:03:09 ID:5Awedo8B
「え…あの…」
いつものクリフと変わらない。ふふ、とランは笑った。
クリフに身体をぴったりと寄せて、キスをする。
「今度は、私の身体をキレイにして…?特に…」
ここ、と囁いて、再びクリフの指を自分の中に導いた。
もう周りは暗くなっている。
「今日は、温泉に来て良かった…」
そう呟く。
「これだけでも、私にとってはとっても良い日だったよ。ありがとう」
クリフに囁いて、クリフも同じように思ってくれますように、と願う。
まだ、今日はもう少し残っているし、と思いながら。
-------------------------------------------------------------------------------------------

以上!どうもすみませんでした!
ランちゃんも好きです。みんな好きだよ悪いかコラ!
ていうか風呂(浴槽)の中にしようかと思ったんですが、
公衆浴場でどうなのと今更ながらモラリストぶったりして、
実際やったら痛ぇだろうなぁと思いながら書きました。
その上、どうも俺の話はどんどん女の子が強くなってる気がします。
なにこれ?トラウマ?何かの後遺症?
次があれば次はもっと女の子がしたたかだと思います。
もう俺は寝る!デハ!
402名無しさん@ピンキー:2006/09/29(金) 22:14:22 ID:7qt39YO3
SSの内容はもちろんグッジョブなんだが
ししまるの態度がスレてきてることの方に感動を覚えてしまった
403名無しさん@ピンキー:2006/09/29(金) 22:32:07 ID:yqPvtSDQ
君島にツンツンキャラが出てきたぜオイ
ししまる、頼む大好きだからかぃてくり
404名無しさん@ピンキー:2006/09/29(金) 23:09:35 ID:N/lx2UQs
ししまるさんGJ!ヤパーリミネなかはいいですねぇ。うん。
・・・まだリオンも諦めてないけどさ。
405名無しさん@ピンキー:2006/09/29(金) 23:19:02 ID:yqPvtSDQ
ごめん、抜けてた。
グジョ-ブ!!
君島の方も宜しく
406名無しさん@ピンキー:2006/09/30(土) 01:20:10 ID:rHLsEYKn
>>401 
GJ!!
一般に、女の強さ(又は社会的地位)と貞操概念のゆるさは比例しているようなので(例:日本と韓国
古代アテネと中世都市等)。獅子丸氏のミネラルタウンの設定上、女の子が強いのは当然の帰結かと。
407名無しさん@ピンキー:2006/09/30(土) 11:27:46 ID:c51Xfrjs
ししまるGJ

>442違うんだぜししまるはスレてきたんじゃなくて
かなりのツンデレなんだぜ。
最近俺たちにずいぶん心を開いてくれてるんだぜ。

作家がそんなキャラ立ちしてんのは反則だよな…
408名無しさん@ピンキー:2006/09/30(土) 11:34:49 ID:c51Xfrjs
間違い。
>402にししまるのかわいさを伝えたかった。
あんまりこういうところで中の人のことを詮索すると
荒れるんでこれ以上は脳内にとどめておく。
409名無しさん@ピンキー:2006/09/30(土) 12:56:13 ID:q29xMSLT
>442に期待
それはともかく俺はししまるがスレてきてるのは良い事だと思って書いたんだ
誤解があるような書き方だったらスマン
ルーンファクトリー未だに出来ない俺はスーファミでもやり直すかな・・・
410名無しさん@ピンキー:2006/09/30(土) 18:30:55 ID:c51Xfrjs
>409
わかってる。誤解したつもりはないんだ。
それにかこつけて俺の気持ちを言いたかっただけなんだ。
俺もスーファミ出すよ。
411名無しさん@ピンキー:2006/09/30(土) 19:02:00 ID:Imtk17VG
Wiiでスーファミ版もできるといいなー。
412名無しさん@ピンキー:2006/09/30(土) 22:03:54 ID:hJSRhYgi
全裸のタバサさんにハチミツかけたい
413名無しさん@ピンキー:2006/09/30(土) 22:51:02 ID:WoubYPa/
じゃあ俺はロゼッタにミルクぶっかけてきますね
414名無しさん@ピンキー:2006/09/30(土) 22:53:07 ID:ZzB0bAam
じゃあ俺はリネットをヨーグルトまみれにしてきますね。
415名無しさん@ピンキー:2006/09/30(土) 23:23:16 ID:B82zXzkC
…夫婦漫才でもみてくるか。
416名無しさん@ピンキー:2006/10/01(日) 00:11:31 ID:RCer3phD
メロディのSSがみたいな
417名無しさん@ピンキー:2006/10/01(日) 00:13:44 ID:LgGqisOw
>>412
「きゃあっ!ジャコリヌス様、おやめ下さい!」
「ほほ〜。黒い肌に蜂蜜の黄金が美しいですぞ〜」
「あっ、ふぁ…む、胸ばかり…」
「んん〜テイスティ〜。口の中で甘さと柔らかさが絶妙のハーモニーを奏でていますぞ〜!」
「ああっ!や、舐め回さないでください…!」
 
な電波を受信。
418名無しさん@ピンキー:2006/10/01(日) 00:44:34 ID:1E9hbgpw
>>417
腹が立ったが股間も勃った
419名無しさん@ピンキー:2006/10/01(日) 00:52:01 ID:3erRJ3s2
というかどんな嫁が居たんだろうかジャコリヌス
嫁の母乳飲んで「マズイですなぁ〜」とか言って離婚されてたりとか
420ミルク大会優勝後のめいのコメントより:2006/10/01(日) 01:48:54 ID:Q6U9T+v6
ミルク大会優勝の夜・・・・

「メイサン、ナニヲシテラッシャルンデスカ?」
「昼間言ったであろう?我はミルクは好きだと」
 ハグ ハグ 
「ダカラッテ、ナゼコンナヨナカニ?」
「それも昼間言ったぞ。『お主の作ったミツク、一度のんでみたい』とな」

シカシ、ソレハ”ミルク”チガイ・・・

「ラグナさん、めいさん、早くしてくださいね。
 後がつかえてるんですから」
「ミストさん、あなたもですか・・・・・」
「ちょっと、ミスト。めいさんの次はあたしでしょ!」
「仕方ないですね。その後が私ですね〜」

ロゼッタさんまで・・・・

「では、四番目はお嬢様ということで。
 私はお嬢様の後にさせていただきますね」
「タバサ、ドコにミルクがあるのよ?」
「ほら、そこにあるじゃないか。
 まあ、お嬢チャンには分んないだろうけど」
「サラ、あんたノイマンのことほっといていいの」
「お、お母さん・・・も、ココに・・・いちゃだめ
 だと・・・・おも・・・・う・・・」

追加でタバサさんに、ビアンカさんに、サラさん、
アンさん、トルテさんもですか。

「ふふ〜ん、ココで”ミルク”ができるんだ〜」
「そうですよ、さらにここをこうするとですね・・・・・」
「あっ!今動きました」
「性感帯をしげきすると、そうなるみたですよ」

何時きたんですか?
メロディさん、ラピスさん、フィルさん、シャロンさん。

「細かいことは気にしないで、はやく”ミルク”を遣しなさい!
それとも、あまりに濃すぎて”ヨーグルト”になってるのかなぁ?」

・・・・図星です。リネットさん。

「ラグナさん、とりあえず一人あたり、”三杯”はご馳走してくださいね」

鬼ですか、ミストさん。



その後、ラグナは小屋のコケホッホーが鳴くまで、
ミルクをみんなに振舞ったという。
421名無しさん@ピンキー:2006/10/01(日) 01:53:31 ID:GNMYJLXP
>>420
おっきしたぉ( ´ω`)
422名無しさん@ピンキー:2006/10/01(日) 02:00:11 ID:rgYH9aoA
最後の方は苺ミルクになってそうだ
423名無しさん@ピンキー:2006/10/01(日) 02:04:43 ID:3erRJ3s2
苺ミルクはセシリアの好物ですね
424ミルク大会優勝後のめいのコメントより:2006/10/01(日) 02:31:25 ID:Q6U9T+v6
セシ「お兄ちゃん、苺ミルク作って〜」
ラグ「いいよ、じゃあ、家の中にいこうか」

ラグナ×セシリ−=苺ミルク⇒卵

みたいな式が出来ましたけど。
425名無しさん@ピンキー:2006/10/01(日) 03:28:46 ID:BvE4Kgic
ポットとキュアとRP回復用の料理が大量に必要だな。
最後は草食ってたに違いない。
426名無しさん@ピンキー:2006/10/02(月) 09:07:35 ID:lSwk8ZC1
だがちょっと待ってほしい。
最初にラグナのミルクを味見するのはあのジャコリヌスではないのか。
カミュのミルクと飲み比べをするのはあのジャコリヌスではないのか。
427名無しさん@ピンキー:2006/10/02(月) 16:25:04 ID:rkQzrb9f
アー!!
428名無しさん@ピンキー:2006/10/02(月) 19:04:13 ID:qdo2OmiG
メロディ「ラグナっていい体してるよねぇ」

ってもしメロディが言ってたら、覗かれてるよね、きっと(´・ω・)
429名無しさん@ピンキー:2006/10/02(月) 20:58:47 ID:Hrx1xU3r
うむ、番台の特権ってやつだ
430名無しさん@ピンキー:2006/10/02(月) 21:22:55 ID:wXboD4zX
ああ、ラグナが入った後、何故かいつも前屈みになってるのはそれでか

……あれ?
431名無しさん@ピンキー:2006/10/02(月) 22:14:27 ID:oPczzSYq
         ,. '"´ ̄`''ー-、.,_,,.へ
       /         _,./ヽ〉
      /         Y´
     r'ヽ、___      i
 r─ ''"´ヽ、.,_  ̄''' ー◎''┐
  ヽ、., _____   ̄'''ー--‐O'"ヽ、_
   ,イ ヾ,ハ,ァ'-、‐-..,,_____     `ヽ
   i i  !〈'ト_!   ァ;‐-、7'r---r--''"´ <あたしを わ ぁ い にするのは止めてくれない?
   レ;ヘ. !"  ,   !._,rリ !ン /!
    .ハ :iヽ、 r‐┐ "/ /  ./,.-‐ァ
    r-ゝ!/`>-r :''//、_r'ヾ:::/
  <´::r';ンく  ノo「i/  ̄ `>ヘ>
    `フ i/´ ヽ.!/  _,,. - '`ヽ.!`ヽ.
    /ノ'i (><)┐      \、,ゝ
   ´  ノ r/::::::ヽ.-'┐  ` ー-ト、
432名無しさん@ピンキー:2006/10/03(火) 02:32:09 ID:ZEkCxEb5
えー、それではいつもどおり駄文投下させてもらいますね。
真面目な話書くのしんどい…orz


*注:毎度のことですがエロ描写は(ry
   :メロディが(フィル+ロゼッタ)÷2化してる気がする今日この頃。
   :真面目な恋愛話なんて書けません。
   :二人に幸あれ。
「……ズバリ言います。
 メロディさんは……押しが弱すぎます」
身も蓋も無いトルテの言い分に、メロディは狼狽した。
「お、押し……?」
事の発端は1時間ほど前。
前の幽霊騒動以来、ラグナのことが気になってしょうがないメロディは
恋愛に教科書は無いと知りつつも、何か参考になりそうな書物はないかと図書館に足を運んだのだが
うっかりトルテにそのことを相談してしまったのが運の尽き。
小一時間ほど恋愛についての講釈(ほとんどが書物からの入れ知恵のようだったが)を延々垂れ流された挙句
最後に「押しが足りない」と言い切られてしまったのだ。
「そうです……押しです。
 普段は…積極的なのに……ラグナさんのことに…なると……
 途端に消極的に…なっているように……見えます…」
「そ、そうかな……?」
「はい……。それに加えて…ラグナさんは……その…
 こう言うのも…なんですけど……かなりの…朴念仁です。
 もう少し…大胆に行かないと……多分…気付いてもらえません……」
「あー……やっぱり。前々から、そうなんじゃないかなーとは思ってたんだけど……」
やはり自分から攻勢に出るしかないのか。
メロディは深くため息をつく。
そもそも、今まで恋愛の経験が無かったメロディとしては『大胆に』と言われても、具体的に何をすればよいのか分からなかった。
強引に唇でも奪って来れば良いのか?
「……そうですね…既成事実を作るというのも……一つの…手かもしれません」
「いや、あっさり肯定しないでよ」
トルテは将来大物になるだろう。いろんな意味で。
メロディは心からそう思った。
「……そうですね…いっそ、今から…告白してきます?」
「そうねぇ、告は……って、えぇ!!?」
思わず椅子から転げ落ちそうになる。
確かにあの時は、その場の勢いでしそうになったが、あんなもん相当ノリノリな時でないと出来ない。
なんてことを言うんだ、この娘は。
「それくらいの……気負いがないと…ダメってこと…です
 それに……早くしないと…他の人に……とられちゃいますよ?」
「そうですね。僕もトルテと同意見です」
突然ラッセルが話しに割って入ってきた。
「ラ、ラッセルさん!? い、今の話、聞いて……」
「あれだけ大声で話されていては、自然と耳に入ってきてしまいますよ。
 ああ、口外はしないのでご心配なく。それはそうと……」
いったん言葉を区切る。
「最近のラグナくんを見ていると……こう、男の顔になってきたような気がするんですよね。
 僕の勘ですけど、あれはいますね。好きな人」
「…………」
一瞬、自分の顔から血の気が引いたのが分かった。
ラグナに? 好きな人が?
いや、ありえない話ではない。
彼の側にはいつもミストがいるし、病気を治して以来、フィルとは随分親しげだ。
最近ではロゼッタとも仲が良くなっている。
他の人たちは……知らん。
いや、知らないからこそ、余計に不安だ。
「多分、メロディさんが思っているより状況は悪いと思いますよ」
「…………」



「あー……なんか、上手く乗せられたって感じ…」
ミスト牧場の入り口で、メロディは佇んでいた。
ぶつぶつと独り言を言いながら、先ほどのラッセルとのやり取りを思い出す。
(いいですか。告白するにあたって、一番重要なのは雰囲気作りです。
 怒号と銃弾が飛び交う戦場のど真ん中で思いの丈を打ち明けられても、嬉しくありませんからね)
(あの…あたし、そんなところには行くつもり無いんですけど…
 って言うか、もしかして経験者ですか?)
(いえ、例え話ですよ。……丁度明日は聖夜祭ですし、どうでしょう?
 ラグナくんを誘って、クレメンス山頂にでも行ってみてはいかがですか?)
……とまあ、こんな感じでなし崩し的にラグナを、季節外れのお月見に誘うことになったのだ。
それにしても……。
メロディは思う。
(聖夜祭……か。すっかり忘れてたな……)
恋人はおろか、家族すらいない彼女にとって、聖夜祭は自分の惨めさを再確認するだけの行事でしかなかった。
いつしか、聖夜祭という日そのものを忘れるようにしていた。
しかし、今年は違う。
(……そうよね。感謝祭の時はチョコ渡せなかったし、この辺でバッチリ決めておかないと…!)
ぴしゃりと自分の両頬を叩き気合を入れ、牧場へ一歩を踏み出し――。
そこで異変に気付く。
モンスター小屋のほうが妙に騒がしい。
(……何やってるんだろ?)
小屋の影から顔を覗かせる。
「いだだだだ!! 割れる割れる!! スンマセン、僕が悪かったです!
 許してくださーい!!」
何故かコケホッホーの集団に頭を突付かれているラグナの姿があった。



「……これでよし、と」
ラグナの右頬に消毒液を塗り、絆創膏を貼る。
思ったより傷は少ないようだった。
「カッコ悪いところ見られちゃいましたね……はは」
恥ずかしそうに鼻の頭を掻くラグナ。
「それにしても、どーしたのよ? なにかモンスターに嫌われるようなことでもした?」
「それが……うっかり餌の用意を忘れてて、おまけに出荷しようとした卵を転んで割っちゃって…」
「あはは……そりゃ襲われても仕方ないね」
思わず苦笑いをするメロディ。
「それはそうと、何か用事ですか? わざわざ牧場まで来るなんて」
「え? ……あ」
危うく本来の目的を忘れるところだった。
「あー、うん。そうなんだけど……
 えーっと…その……」
二の句が出ない。
どうしても緊張してしまう。
「え……と…」
「……メロディさん?」
不審に思ったラグナがメロディの顔を覗き込む。
二人の顔が近づき、わずか10数センチの距離になる。
「あ…う……」
顔を真っ赤にし硬直する。
今にも気絶してしまいそうだった。
……いや、待て。今、目の前にはラグナの顔があるわけで、もし気絶して前のめりに倒れてしまった場合
つまり、その……ああ、せめて倒れるときは後ろ側に倒れよう。
などと考えながらも、体は前のほうへ傾いていき……。
唇が触れ合う寸前で、何とか踏みとどまる。
首を振り、両頬を叩いて気合注入。
今だけは、煩悩と雑念を振り払え。
ラグナが驚いたような顔でこちらを見ているが、そんなもん知ったことか。
「ラグナ!!」
「は、はい!!」
並々ならぬ気迫を感じ、気を付けの姿勢で固まるラグナ。
「あ、明日あたしとデートしてくだひゃい!!」
…………。
噛んだ。
裏声出た。
死にたくなった。
「…………」
ラグナは目を点にしたまま動かない。
ああ、やっぱりダメか。
「ゴ、ゴメン。やっぱり迷惑だよね」
そう言い残し、牧場を去ろうとする。
「え……っと…僕で、いいんですか?」
一瞬、耳を疑った。
「え……?」
「いや、その……僕なんかでいいのかなって…」
ほんのり顔を紅くし、頬を掻くラグナ。
「う、うん! むしろ他の人じゃイヤって言うか、ラグナじゃなきゃダメって言うか……
 あぁぁ……あたし何言ってんだろ…」
小動物のような動きで、必死に弁明するメロディ。
その様子があまりに滑稽だったのか、ラグナはくすりと笑った。
「それじゃ、明日はどこに行きましょうか?」
「あ……もう、場所は決めてるんだ。18時頃に、クレメンス山の頂上…で、どう?」
「18時にクレメンス山頂……ですね。分かりました」
「……必ず来てよ」
「ええ、大丈夫ですよ。雨が降っても槍が降っても、必ず行きますから」
「うん。……それじゃ、また明日…」
手を振り、町へと駆ける。
気分が高揚し、足も軽い。
自宅へ入り、鍵をかける。
「……ぃやっほう!」
今夜はいい夢が見れそうだ。



「なんだかご機嫌ですね、ラグナさん」
翌朝。
牧場の様子を見に来ていたミストが、不意にそんなことを言った。
「そうですか?」
「そうですよ。見ているこっちまで、ご機嫌になっちゃいそうです。
 何か良いことでもあったんですか?」
「そうですねー。ちょっと、あったかもしれません」
昨日のことを思い返す。
自然と笑みがこぼれそうだった。
「ラグナさんも、隅に置けませんね」
全て見透かしたかのように、いつもどおりの笑顔で言うミスト。
だがその顔には――おそらく気のせいだろうが――ほんの僅かに、影が落ちているように見えた。
「それじゃ、あたしはそろそろ帰りますね」
「え? もう帰るんですか?
 もう少しゆっくりしていっても……」
「いえ、あまり長居しても迷惑になるでしょうし……今日は、そういう気分ではありませんので。
 ……では、さようなら。ラグナさん」
今日一日のうちで一番の笑顔を残し、ミストは去っていった。
「ミストさん……?」
何か、彼女を怒らせるようなことでもしただろうか?
ラグナが頭をひねっていると、後ろから聞き覚えのある声がした。
「おはようございます、ラグナさん」
「へ? ああ、フィルさん。おはようございます。
 珍しいですね、フィルさんがこっちへ来るなんて。何か用事ですか?」
「ええ。今日はラグナさんにお願い事があってきたのですが……」



「う゛あー……」
結局、昨日は一睡も出来なかった。
自室でテーブルに突っ伏し、メロディは唸る。
「あの……大丈夫…ですか?」
様子を見に来たトルテが、心配そうに尋ねる。
「……これが大丈夫に見えるなら、病院行ったほうがいいわよ」
「メロディさんこそ…病院……行ったほうが…いいと思い…ます」
確かにそうかもしれない。
先ほどから頭が痛むし、若干気分も悪い。
一日寝なかっただけで、こうまでなるものなのか。
「わたくしが……留守番…していますので…」
「んー……じゃあ、お言葉に甘えようかな…」
ここで寝込んでしまっては元も子もない。
素直にトルテの意見を聞き、病院へと向かうべく部屋を出る。
「……本当に…大丈夫……なんでしょうか…」
本当に心配そうに、トルテは呟いた。



「あー、ヤバい。本気で倒れそう……」
頭を押さえながらメロディはぼやく。
まったく、何でこんな日に限って。
重い足を引きずりながら病院へと向かう。
己の自己管理能力の無さを呪いたかった。
――いや。
最も呪うべきなのは、こんな時間に外を出歩いてしまった、自身の間の悪さだ。
不意に、一組の男女の姿が目に入った。
呼吸が止まった。心臓も止まりそうだった。
その男女は楽しげに会話を交わし、軽く寄り添いあい、そして――本当に仲睦まじく笑っていた。
ああ、寝不足で幻覚でも見てるんだな。
出来ることなら、そう思いたかった。
だが、それは紛れも無い事実だった。
後頭部を金槌で殴られたような感覚に陥ったメロディは、逃げるようにその場を去った。
なぜ逃げなければならなかったのか、分からなかった。
ただ、自分はその場に居ていい人間ではないのだと――漠然とそう思った。



「すいません、買い物に付き合せてしまって」
「いえいえ。これくらい、お安い御用ですよ」
楽しそうに談笑しながら、肩を並べて歩くラグナとフィル。
「それにしても、結構買いましたね」
「ええ。今日は聖夜祭ですから、いつもより豪勢な夕食にしようと思ったので。
 本当は昨日のうちに済ませておきたかったんですけど、用事が入ってしまって……」
そう言いながら、ラグナの腕に自分の腕を絡ませる。
「え…あ、あの、フィルさん……」
「あの……それで、よろしければ…ですけど……」
ためらいがちにフィルが言う。
「今日のお礼も兼ねて…その……今夜…私の家に来ませんか…?
 あの、今日は聖夜祭ですし、その……ラグナさんと、一緒に過ごしたいです…」
首まで真っ赤にし、フィルは俯く。
ラグナは一瞬だけ逡巡し――はっきりと、こう言った。
「……すいません。今日は先約があるんです」
「……そう…ですか…」
俯いたまま答えるフィル。
しばらく待ってみても、顔を上げる気配がない。
「……あの…フィルさん…」
もう一度謝ろうとしたところで、不意にフィルが顔を上げた。
「残念ですけど……仕方ありませんね…」
儚く、弱々しい笑顔。
彼女の頬を涙が伝う。
「フィルさん……」
いや、違う。彼女が泣いているわけではない。
「……雨…ですね」
天を仰ぎながら、フィルが呟いた。
ぱらぱらと小粒の雨が降り注ぐ。
まるで、彼女の心境を表しているかのようだった。
「じきに本降りになりそうですね……。
 早く戻りましょうか、ラグナさん」
そう言って帰路に着く彼女の背中は、やはりどこか悲しそうだった。



昼前から降り始めた雨は未だに止む気配は無く、
それどころか勢いを増すばかりだった。
「はぁ……」
ため息をつきながら、ラグナは壁にかけた時計へと目を向ける。
17時30分。
約束の時間まで、後30分だ。
しかし――
(……今日は中止かな…)
吹き荒ぶ雨を見ながら思う。
きっと、記憶を無くす前の自分は、とんでもない悪党だったんだろうな。
そんなことを考えていると、突然家の扉が激しく音を鳴らした。
来客だろうか?
それにしては、随分急いでいるようだが。
不審に思いながらも扉を開ける。
「ラグナ…さん……! た、大変…です…!!」
玄関先には、意外な人物が立っていた。
「トルテさん? どうしたんですか、こんな大雨の中……」
「メロディさんが……家に、帰って…こないんです…!」



トルテの話では、メロディは昼前――丁度フィルと買い物に行っていた頃だ――に病院に行ったきり
家に戻っていないとのことだ。
おまけに病院に行ってみても、エドもラピスも『今日は誰も病院には来ていない』と答えるだけだった。
町の広場や海岸なども探してみるが、一向に見つかる気配は無い。
おそらく、町の中にはいないだろう。
「……洞窟…か」
片っ端からあたっていくしかない。
雨だけじゃなく、風も強くなってきた。早く見つけないと。



カーマイト、トロス、クレメンス洞窟を隅々まで探してたが、メロディは見つからなかった。
辺りはすっかり真っ暗になってしまった。
向かい風のせいで使い物にならなくなった傘を放り捨てる。
先程より幾分かマシにはなっていたが、未だに雨は強く降り注いでいた。
「ああ、もう……どうしてこんなことに…」
珍しくラグナは苛立っていた。
鬱憤晴らしに、手近な石を蹴り飛ばす。
どうして。
……そうだ。
どうして自分は、こんなに苛立っているのだろう。
どうして自分は、ここまで必死になっているのだろう。
どうして自分は、これほどまでに彼女のことを心配しているのだろう。
……理由は分かっていた。
ただ、それを認めたくなかった。
認めることで、自分の中の何かが音を立てて壊れてしまいそうだったから。
(何かあったら、僕が護ってあげますよ)
……護る? とんでもない。
自分は、己の心を偽り、自身を守るだけで精一杯の――ただの、臆病者だ。
そんな自分が、彼女を護れるわけがない。
護る資格など、あるはずがない。

疲労はピークに達していた。
町中を駆け回り、洞窟では何度もモンスターに襲われ……加えてこの天気だ。
足取りが覚束ず、眩暈もしてきた。
(他に……他に、メロディさんが行きそうな場所は…)
今にも思考停止しそうな頭で、必死に考える。
(……まさか…)
いや、まさか。
そんなはずはない、と心の中では思うが……可能性は捨てきれない。
「…………」
一縷の望みを胸に、ラグナはその場所へ向かった。



無様な姿だ。
雨に濡れた自分を見やり、そう思った。
雨は既に止んでいた。
ふと空を見上げる。
雲の隙間から、月が見え隠れしていた。
「…………」
本当は彼と一緒に、この場所で、この夜空を眺めたかった。
だが、それはもう叶わぬ願いだろう。
彼のそばには、彼女が――フィルがいるのだから。
そう思っていたから
「――――さん―」
彼が来てくれるなんて
「メ――ィさん」
ラグナが来てくれるなんて
「メロディさん」
……思ってもみなかった。
「……ラグ…ナ…?」
「…探しましたよ……メロディさん」
いつも通りの彼が、そこにいた。
……いや。
全身ずぶ濡れで、傷だらけだった。心なしか、顔色も悪い。
(……あたしの…ために…?)
そう思うと、自然と目頭が熱くなった。
「……本当に…来てくれたんだ…」
今すぐにでも、彼の胸に飛び込みたかった。
でも……。
――ああ、やっぱり病院には行っておくべきだった。
目が霞み、足元も覚束無い。
彼に向かって歩みだしていたはずなのに、気が付けば目の前には地面が迫っていた。
――人前で泣くなんて、何年ぶりだろう。
薄れ行く意識の中、あたしはそんなことを思った。



「――ん…」
「あ…ごめんなさい。起こしてしまいましたか?」
……いつの間にか、ラグナの家に運び込まれていたみたいだ。
今は、何故か悪趣味なカブ柄のパジャマを着せられ、彼のベッドで寝ている。
聞いてみたところ、ミストがわざわざ持ってきて着替えさせてくれたらしい。
「病院には連絡しておきましたから。もう暫くしたらラピスさんが来てくれるそうですよ」
そう言いながら、彼はそばの椅子に腰掛けた。
……情けない。今日のあたしは、どうかしている。
不意にこみ上げてきた涙を隠すため、布団を目深に被った。
ラグナはずっと黙ったままだ。
あたしが顔を隠すから、気を使って声をかけないでいてくれてるんだ。
でも、今はそんな彼の優しさが嬉しくて、悲しくて……辛かった。
その優しさは、あたしだけに向けられている訳じゃないと知っていたから。
「ねえ、ラグナ……どうして、あたしにそこまで優しくしてくれるの…?」
自然と、そんな言葉が口から出た。
ラグナは答えに窮しているみたいだったけど――
一言。
一言だけ、こう言った。
「……なんとなく、気になって」
……そこが限界だった。
これ以上、苦しい思いはしたくなかった。
これ以上、自分を偽ることは出来なかった。
「……あのさ…あたしって、いっつも笑ってるし、割と大雑把な性格だって思われてるけど…」
自分でも、何を言っているのか分からなかった。
「…………本当はさ……寂しいんだ」
ただ、彼には……
「……物心付いたときから、親はいなかったし…」
彼には、本当の自分を知ってもらいたかった。
「でも、そんな境遇に負けたくなかったから……余計に明るく振舞ってきたんだよ…。
 ……泣きたいときほど、笑うようにしてきたんだ…」
彼には、本当の自分を、さらけ出したかった。
「…………」
ラグナは、ずっと黙ったままだ。
「あ……やだな、あたしったら…。……なに話してるんだろう。
 ごめんね、こんな話聞かせ――」
突然、ラグナが視界から消えた。
同時に、暖かく優しい何かがあたしを包んだ。



……もう、自分を偽りたくなかった。
(でも、そんな境遇に負けたくなかったから……余計に明るく振舞ってきたんだよ…)
彼女のそばに居たいと思った。
(……泣きたいときほど、笑うようにしてきたんだ…)
彼女のことを抱きしめたいと思った。
(…………本当はさ……寂しいんだ)
彼女のことを、本気で護ってあげたいと思った。
「ラグ……ナ…」
メロディの体を優しく抱きしめる。
「ごめんなさい。……僕、嘘ついてました。
 ……なんとなくで…ここまでするわけ無いですよね…」
一旦深呼吸。
自分はもう、臆病者じゃない。
この想いを、全て彼女にぶつけるんだ。
「……メロディさん」
「は……はい…」
「僕は……あなたのことが…す」

  ガチャ

玄関の扉が開いた。
「……あの、お薬、ここに置いておきますね」
その一瞬で状況を把握したラピスは、玄関脇に風邪薬を置いてそそくさと退散していった。
「…………ちょ、ラピスさぁぁぁぁん!!!! 違うんです! これはごか…
 いや、誤解じゃないですけど! 誤解じゃないですけど誤解なんですってばぁぁぁ!!!」
もう、この上ないくらい慌てふためくラグナ。
そんなラグナに、ちょっと不機嫌そうに声をかけるメロディ。
「……誤解…なの?」
「う……いや、その…。
 ……誤解じゃ、ないです…」
「それなら……」
少し子悪魔っぽく微笑む。
「言葉じゃなくて……態度で示して欲しいな…」
「…………」
ああ、そうか。
何も言葉にする必要は無い。
二人の心はもう、繋がっているんだから。
二人はそっと、唇を重ねた。



今宵の月は雲の中でもなお、美しく輝いていた。

Fin...
446名無しさん@ピンキー:2006/10/03(火) 02:47:43 ID:ZEkCxEb5
えー、まあこれにてすごいよ!メロディさん(略してすごメロ)も、一応の決着ということで。
適当に思いついた話を書き足していくことはあるかもしれませんがね。
ん? >>115
いや、半分ほど書いたところで「ああ、これはつまらんわ」と思って…
諦めました。ゴメンなさいorz

あーもう心理描写なんて大っ嫌いだ
447名無しさん@ピンキー:2006/10/03(火) 03:04:18 ID:lsYrP+aB
ヤバイ最高
マジGJ!
この時間まで起きてて良かった・・・
噛んじゃうメロディ可愛いよメロディ
是非またメロディモノを書いて欲しい次第であります
448名無しさん@ピンキー:2006/10/03(火) 04:06:56 ID:FjxufQGP
俺、充電が終わったらメロディにプロポーズするんだ。
449名無しさん@ピンキー:2006/10/03(火) 12:27:04 ID:IWyB2Ixz
バイアグラと亜鉛を摂取して充電してるんだな
450名無しさん@ピンキー:2006/10/03(火) 12:34:12 ID:MOaGvOSb
あぁもう!!!!
GJだこの野郎!!!!
せめて聖夜祭を見てからと思ってたのに……。

ちょっとメロディと結婚してきま(ry
451名無しさん@ピンキー:2006/10/03(火) 15:15:41 ID:gq8qfLMX
おまいらムーン好きだなー
俺は女の子はWL派なんだが・・・

WLで書いてもいい?
452名無しさん@ピンキー:2006/10/03(火) 15:46:57 ID:FjxufQGP
>>451
カマン。
待ってるぜ!
453名無しさん@ピンキー:2006/10/03(火) 16:37:46 ID:UFQ+fXq7
>451
最新作だし勢いあるのは当然だな。
総合スレなんだし、どんどん投下しちゃってOKだと思うぞщ(゚Д゚щ)カモォォォン
454名無しさん@ピンキー:2006/10/03(火) 17:44:05 ID:zwE+yBVm
新作ファンと旧作信者がいがみ合う某RPGのスレとは違い暖かいな、ここは。
455名無しさん@ピンキー:2006/10/03(火) 18:27:27 ID:GEnSBX6X
基本的に殺伐がないからな。牧場シリーズは。

さて家改装ダブルベッド購入したから誰を嫁にしようか。
全員愛情度10あるから迷っちまうぜフゥハハハー!!
456名無しさん@ピンキー:2006/10/03(火) 18:57:00 ID:Z6TYxd63
ムーンと聞いて、ハーベストムーンを思い浮かb(ry
457名無しさん@ピンキー:2006/10/03(火) 19:22:02 ID:Jjoyr1zK
>>451
大いにおk!俺もWL好きだ。
458名無しさん@ピンキー:2006/10/03(火) 20:08:35 ID:FjxufQGP
後日、>>455は消息を絶った。
ただ、ミスト牧場の墓場に真新しい墓が一つ増えていたという…
459名無しさん@ピンキー:2006/10/03(火) 20:18:26 ID:hlbiORZ0
>>456
俺もw
460名無しさん@ピンキー:2006/10/03(火) 21:29:04 ID:q2PD1y6a
>>454
ぺ3か

それはそうと、未だに誰と結婚しようか迷ってる俺ラグナ
微妙に人気なさそうなシャローンにしようかな
461名無しさん@ピンキー:2006/10/04(水) 00:03:23 ID:O0T4V9C8
白ミストの何が難しいって、キャラが立たない事だ。
あのクセの強い言い回しを白として再現するのは難しいな・・・。
全然筆が進まない。
462名無しさん@ピンキー:2006/10/04(水) 00:12:22 ID:+RecXwLs
正直ミストって人気あるのか・・・?
463名無しさん@ピンキー:2006/10/04(水) 00:15:41 ID:yu0J+oIh
>454
おまw俺あそこも見てるw
悲しくなってくるよな(´・ω・`)

>462
志村うしろうしろー!カブqswrfふじkl;
464名無しさん@ピンキー:2006/10/04(水) 00:25:14 ID:/4q/XV0a
>>461
黒ミスト:自分で黒いことをしていると自覚してる
白ミスト:真面目にやってるつもりが、周りから見れば滅茶苦茶黒いことしてる

俺はこんな感じだと思ってたんだが…
465名無しさん@ピンキー:2006/10/04(水) 00:32:04 ID:+L8YZrE8
白くねーじゃねーか!
それ天然なだけだぁー!
466名無しさん@ピンキー:2006/10/04(水) 07:12:57 ID:2fxNUaNf
ミストから天然抜いたらカブしか残らんじゃないか。
467名無しさん@ピンキー:2006/10/04(水) 10:22:50 ID:X8/emmMq
カブは白いからそれでイイジャマイカ
468名無しさん@ピンキー:2006/10/04(水) 12:35:26 ID:5lH1Keye
>>467が良いこと言った
469名無しさん@ピンキー:2006/10/04(水) 16:06:04 ID:sYDOusRA
やった俺うまいこと言ったw

そんで、保管庫をまだキレイにはなってないけど、
前スレの分はとりあえずここで読めるようにしたんで、
http://farmer.h.fc2.com/
もう少しいじくるんで仕様は変わるよ。
んで、一人隔離した香具師は生意気にも
ttp://geldingfarm.h.fc2.com/
こっちにあげてあるんで、コピー本なんか買わずに自分でプリントアウトしろ。
オパーイのおねえちゃんがぼいんぼいんだが今んとこどうにかするつもりはねぇ。

ほなまたな。
470名無しさん@ピンキー:2006/10/04(水) 16:18:25 ID:sYDOusRA
戻ってきた。餅つけ、俺。
検索避けとかまだつけてねーんだが、なるべく早めにつける。
朝は携帯からのカキコだったので、>467が俺っていう証拠がなくて悔しい。
それが言いたかった。
471名無しさん@ピンキー:2006/10/04(水) 17:28:43 ID:pcuBhauA
このスレ的にミスト×ザッハの逆レイプは需要ある?
472名無しさん@ピンキー:2006/10/04(水) 17:38:31 ID:bYXP6uQF
>>471
どんなものでも職人さんの書きたいものを投下してくれればいいと思います。

ただ、特殊っぽいシチュエーションは事前にその旨明記してくれると
それが不快に思う人が回避できるので、より無難です。
473名無しさん@ピンキー:2006/10/04(水) 18:45:50 ID:146y8MEX
ラグナがミストにこきつかわれまくるストレスの捌け口に
収穫したての蕪をレイプする話キボン

474名無しさん@ピンキー:2006/10/04(水) 19:12:19 ID:bZY1ICkY
>>473
蕪がうぉれを呼んでいりゅぅぅぅっ!


ttp://www.teatime.ne.jp/infor/lovedeath/h_sys/h_sys.htm
475名無しさん@ピンキー:2006/10/04(水) 20:12:02 ID:+L8YZrE8
はじめてみた
なんだこれwwwww
476名無しさん@ピンキー:2006/10/04(水) 20:53:46 ID:kArHLVnK
カブをヤっちゃったのがばれたら
浮気するよりもヒドイ結末が見えるんだが
みんな、そんなラグナが見たいのか?
477名無しさん@ピンキー:2006/10/04(水) 21:09:09 ID:+L8YZrE8
ミストさんマジギレ?
笑顔の仮面も無く怒号が響き渡る?
478名無しさん@ピンキー:2006/10/04(水) 22:20:46 ID:Xy1rpVpr
   r-、「ヽ./!__
  rヽ:::::::::V::::/
  `ヽ:::::ヽ:!::/
     >'" ̄ヽ.
    iニ::゚д゚ :i  らめぇ、らめぇぇえぇ〜おかひく、おかひくなっちゃう
     \  :::/   にんしんしちゃうにょお゙ぉおォおんんもぉ゛お゛お゛ぉぉよお゛お゛お゛ぉ
      ∪∪
479名無しさん@ピンキー:2006/10/04(水) 22:40:00 ID:6b4H0d1N
ラッセル先生も戦いに勝ったときは、敵さんの親子犯してただろうなー


と、いうわけで、ラッセル×アントルテ親子丼をたれか
480名無しさん@ピンキー:2006/10/04(水) 23:03:14 ID:lKQUY2UM
ミスト「嘘だっ!!」
481過去462 ◆MlASmWsLOk :2006/10/05(木) 00:22:14 ID:3nV6Kjkm
唐突ですがカレンでもおひとつ。

ttp://boku002.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/imgboard.cgi [512]

>>469
乙です。
CG俺のでよければいくらでも。
482名無しさん@ピンキー:2006/10/05(木) 00:35:36 ID:Oc6VgWsJ
>>478カブなどレイプしてくれるわ〜!
レイプレイプレイプレ
イプレイプレイプレイ
プレイプレイプレイプ

>>481ぐっじょぶ。やわらかい線がやたらにエロイ。
483名無しさん@ピンキー:2006/10/05(木) 01:58:43 ID:R7ks6oEJ
「……どーしよ、コレ」
ラグナは困り果てていた。
これというのも、全てあの人のせいだ。


すごいよ!メロディさん番外編
 〜一寸のカブにも5mgのビタミン〜


「おはようございます、ラグナさん」
早朝、いつも通りミストが牧場の様子を見にやってきた。
……いや、今日はいつもと違う。
何が違うかと言うと……。
「あ、ミストさん。おは……って、何ですか、それ?」
背中に巨大なリュックを背負っていたのだ。
具体的に言えば、体育座りをしたミストが丸々一人入りそうなくらいの大きさだ。
「これはですね、いつもカブを貢いでもらっているお礼です」
言いながら、重そうにリュックを地面に下ろす。
「いや、貢いでるわけじゃないんですけど……」
「ささやかなものですが、どーぞ」
ずずい、とリュックをラグナの前にやる。
……まあいいか。断る理由もないし。
そう思い、リュックの中を見……
ラグナは絶句した。
「……あの…ミストさん?」
「はい、なんでしょうか?」
「これ……カブのお礼なんですよね…?」
「ええ、そうですよ」
「…………」
もう一度、リュックの中を見る。
お礼の品。それは『カブ』だった。
「……カブのお礼にカブ?」
「はい。お礼のカブです」
「…………」
「あ、ラグナさん。何ですかその目は。カブをなめちゃいけませんよ。カブは命の源なんですから。
 これだけのカブがあれば、世界中で飢餓に悩まされている人たちを救うことが出来るんですよ」
「たったこれだけで救えるんなら、今頃僕は救世主になってるはずなんですが……」
「ラグナさんのカブなら、あたしが毎日おいしくいただいてます」
「なんですか。出荷される端からミストさん家の食卓に並んでいくんですか?」
「いえ、出荷される前にこっそり……」
「犯罪じゃないですか」
「カブのためならなんでもしますよ」
「なんなんですか。カブの国からやってきたカブ姫ですか? あなた」
「カブ姫とは失礼ですね。カブの戦乙女、カブキリーと呼んでください」
「戦乙女っていうより堕天使ですけどね、ミストさんは」
「三段変形も出来ますよ?」
「いや、意味が分かりませんって」
どうやら、これ以上の対話は無意味なようだ。
ラグナは深くため息をつく。
仕方ない。今更いらないなんて言えるはずもないし、大人しく頂いておこう。
しかし、これだけのカブを一人で食うのはあまりにもキツい。
どうしたもんかと腕を組んで考えていると
「あ、間違っても出荷したりしないでくださいね」
……どうやら彼女は読心術の心得があるらしい。
仕方ない。酢漬けにでもして保存を……
「あ、食べるときは、なるべく生でお願いしますね。特に酢の物は絶対ダメですから」
……本当に、なんなんだろうか。この娘は。
484名無しさん@ピンキー:2006/10/05(木) 01:59:42 ID:R7ks6oEJ



こうして、現在に至るわけである。
「……どーしよ」
さすがに、これだけの量を一人でたいらげることは出来ない。
保管するにしても、あまり日持ちはしないだろう。
一瞬、こっそり酢漬けにしようかとも考えたが、リスクが大きすぎる。
もしバレたら、何をされるか分かったもんじゃない。
「……お裾分けだな、うん」
そう呟いて貰ったカブを半分ほど袋につめ、メロディ宅へと向かった。



「お帰りなさい、ラグナさん」
家に帰ると、何故かミストがいた。
あれほど勝手に上がり込まないでくれと言っていたのに。
「カブが気になってしかたないので、来ちゃいました。迷惑でしたか?」
迷惑です。
心の中で叫ぶ。
「ところでラグナさん、どこに行っていたんですか?」
「さっきのカブを、メロディさんにお裾分けに行ってたんですよ。
 さすがにあの量を、一人で食べきるのは無理ですから」
「…………」
何故かミストの表情が固まった。
何だ? 何か悪いことでもしたか?
「……これは予想外の事態ですね」
ミストは呟く。
「あ、あの……ミストさん?」
「実はですね、あのカブはただのカブではないんですよ。
 いつまで経ってもメロディさんとウフフな展開にならないラグナさんを、
 こっそり寝取るために用意したカブだったんです」
「さり気なく恐ろしいこと言ってませんか? というか、そういう展開にならないのは僕じゃなくて作者のせいですから。
 見えないところでは色々やってますから。
 ……というか、一体どんなカブだったんですか? アレ」
「正式名称は忘れましたけど……通称、絶倫カブです」
盛大に吹いた。
とりあえず、残っていた絶倫カブをミストの頭に叩きつけて家を飛び出る。
丁度今は昼食時だ。はっきり言って、かなりマズい。
カブを回収すべく、メロディの元へ猛然と突っ走るラグナなのであった。



翌日、ラグナが朝帰りをしたのは言うまでもない。
485名無しさん@ピンキー:2006/10/05(木) 02:01:46 ID:R7ks6oEJ
おまいらがカブカブ言うから、即席で書いちゃったじゃねーか
今では猛省している。

今更気付くのもアレだけど、投下する時ってトリップ付けたほうがいいんですか?
486名無しさん@ピンキー:2006/10/05(木) 02:08:06 ID:U7jGc254
んー、とりあえずGJ!
トリップはつけた方がなんかあった時にいいから、つけた方がいいと思う。
後書きの時だけでもいいから。
487名無しさん@ピンキー:2006/10/05(木) 10:04:25 ID:4C4nYhuP
カブキリー吹いたwww
488名無しさん@ピンキー:2006/10/05(木) 12:32:33 ID:Tzi3MD2B
見えないところでは色々やってますから。ってラグナさらっと言うなとw
ミストさまのキャラやっぱ素敵だわ
489名無しさん@ピンキー:2006/10/05(木) 13:30:26 ID:c2KOR7JB
トリップというか題名なりを名前欄に入れてくれると読むとき楽でいい
490名無しさん@ピンキー:2006/10/05(木) 14:22:11 ID:4pwikVQe
メロディの家のドアを急いで開けるラグナ
「大丈夫ですか?!メロディさん!」
「ラグナ〜、何なのこのかぶわぁ・・・」
「いや実はさっき渡したカブは・・・ってちょ」
ラグナを押し倒すメロディ、ラグナにのしかかったまま彼女はラグナの着てる服を・・・

って妄想が
491名無しさん@ピンキー:2006/10/05(木) 15:21:31 ID:vlFLRiqx
ミストって、「どんな発言しても許される(イメージが崩れない)」って
印象あって、書きやすそうなキャラだと思った。
492名無しさん@ピンキー:2006/10/05(木) 21:38:36 ID:WIKIGPgV
三段変形と聞いて

そりゃ、堕天使ってより廃棄王女だとさっくり連想したオレはダメかもしれない('A`)
493名無しさん@ピンキー:2006/10/06(金) 01:05:09 ID:UuDLS1id
戦闘機の方を思い付いた俺も駄目かもしれんね(´・ω・`)
494名無しさん@ピンキー:2006/10/06(金) 01:05:58 ID:I4YbKrk/
スカルリーダーより各機へ
495名無しさん@ピンキー:2006/10/06(金) 02:24:08 ID:m5YIMTLN
ミスト「柿崎ぃいいいい!!」
496名無しさん@ピンキー:2006/10/06(金) 02:43:34 ID:YBUxWXVX
普通は戦闘機の方だろ。カブ。
497名無しさん@ピンキー:2006/10/06(金) 11:29:22 ID:NdBw+toG
なぜかフリーザ様
498名無しさん@ピンキー:2006/10/06(金) 11:31:19 ID:NdBw+toG
orz
499名無しさん@ピンキー:2006/10/06(金) 11:57:32 ID:kz9O0xU3
「だからフィルさん。貴方がゴドウィンさんに会えたのは
ゴドウィンさんが失踪した後でしかありえないんです!」
「くけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけ」

グリモアのなく頃に

また勢いでやってしまった・・・
500カイ×ポプリ@ししまる ◆440.V/COZU :2006/10/06(金) 16:25:43 ID:nXX4tjQi
ハイハイ需要を顧みないどころか、供給ですらなく、
脳内垂れ流しの俺が通りますよ。
もういいんだ。駄文だから。ごめんね。暇潰しにでもなれば嬉しいス。
-----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------波打ち際を風が通る。ビーチパラソルの下で毎年のように会話をする。
夏の初めにミネラルタウンに来て、ひさしぶりに声をかけたときには、
何か思い詰めて緊張していた少女が、ふわり、と笑う。
「カイ、他の町の話を聞かせて」
ピンクの髪が、ゆらり、となびく。
背が伸びたかな、と思う。
毎年、する話は同じようなものだ。他の町の話。他の人の話。
毎年、聞く話も変わらない。秋から春の間にミネラルタウンであったこと。
体つきが女性らしくなったかもしれない、と思う。
かっちりとしたビスチェがそれを隠している。
「クレアさんには…もう…」
そう口にしながら、夏の初めと同じ表情をした。
それには気がつかない振りをして
「挨拶したよ」
と、軽く返す。
「それより、またここに来てるとリックに叱られるぞ」
と話題を変える。
ポプリが、うふふ、と婀娜っぽく笑う。こんな笑い方をいつ覚えたのかと思う。
「お兄ちゃんは、もう大丈夫なの」
「あれが大丈夫になるわけないだろう」
もしかして、とカイの中に嫌な予感が沸き上がる。
大丈夫に、なるとしたら。それは大丈夫とは、真逆だ。
ポプリの幼さがふと苛立たしくなる。大人なら。大人の女性なら気がつくだろう。
独占欲と嫉妬という言葉の意味を知っている人間なら。
例えば…夏の初めにこの海の家で白い床で、身体を重ねた彼女なら…
ポプリの笑い方に色気が重なる理由がわかった。気がした。
別に処女であることに価値があるとは思わないからいいけど、と自分に言い聞かせる。
…確かめたい…
「だからね…カイ」
ポプリがカイを見つめる。視線が熱を帯びている。
「あのね…カイの海の家で…海開きのフリスビー大会の日…」
さすがのカイも一瞬、ぎょっとする。
「クレアさんとしたのと同じコトを…して…?」
声でも聞かれたのか、と思う。…さすがに見られてはいなかったと思いたい…
「わかって言ってんの?」
ひきつった笑顔を作る。
「…わかってるよ…ポプリ、もう子どもじゃないもん…」
そう言うのが子どもの証拠なんだけどな、とカイは思う。
501カイ×ポプリ@ししまる ◆440.V/COZU :2006/10/06(金) 16:26:38 ID:nXX4tjQi
…何をもってして子どもじゃないというのか…
自分の方が、まだ余裕があるとカイは考える。
「本当に?」
ともう一度訊ねる。今度は自然な表情だと自分で思う。
きっと、少し意地の悪い、余裕のある笑顔だと。
「うふふ」
とポプリがまた艶っぽく笑う。
「だって、ポプリもしてもらったもの。いっぱい、いっぱいしてもらったの」
がん、と、頭を鈍器で殴られたような感覚に襲われる。
相手をナメてかかるから、このザマだ。だから、女は恐ろしいんだ。
だから、リックが許可を出した。
だから、ポプリが色気を出した。
だから、子どもじゃないと…
「ね…カイにもしてもらいたいの…」
そう言って、ポプリがカイににじり寄る。
一瞬、ポプリがまるで知らない女性に見えた。全身から色気が漂ってくる。
「…ポプリもいっぱいしてあげたいの…」
初めて、ポプリのビスチェがいやらしいものに見える。
ポプリがカイの手を握る。引き寄せて、フレアスカートの中に導く。
スカートの中はペチコートが幾重にも重なり、ポプリを守っている。
本人はいとも容易くそれをかき分ける。守りなど、内側からは何の意味もない。
柔らかい太股にカイの指が触れる。そっと内側を指がなぞる。
「うふふ」
ポプリがカイを見つめて微笑む。指を握り、布の隙間から誘う。
柔らかい毛の感触と。ぶくりと膨らんでいる突起。そして。
しっとりと濡れている口を確認する。
「…ね?」
そう微笑んで、ポプリがカイに口づける。
「…ずぅっと我慢してきたの…」
カイが慌てて理性を引き戻す。
それは自分も同じだし、今年はいただけるだろうと思っていた。
こういう形だとは全く予想していなかったけど…
気を取り直す。こんな時に理性が必要になるとは思いもしなかった。
そのまま、今度は自分の意志で、指をくちゅくちゅと動かす。
「あん…」
ポプリが嬉しそうに笑う。反対の手でポプリの腰を引き寄せ、キスをする。
唇を吸い、ポプリが差し出した舌を吸う。ちゅっちゅっと音をたてて唇を何度も重ねる。
せめて場所を変えるべきかと思い、ポプリに海の家においでと言おうとした。
502カイ×ポプリ@ししまる ◆440.V/COZU :2006/10/06(金) 16:27:12 ID:nXX4tjQi
「うふふ」
また、ポプリが笑う。
ズボンの上からカイのペニスを触る。
こいつは意志とは関係ないのかとカイは思わず自分の息子が情けなくなる。
ポプリがベルトを抜いてカイのズボンと下着を一緒に下ろす。
いつの間にこんなんなってんだよ、とカイは心の中で悪態をつく。
カイのペニスは天を向き、力強くそそり立っている。
温かい粘液に包まれる。ポプリが迷い無く、カイを口にした。
ちゅっ、と音を立てて先端にキスをする。そのまま舌を這わせ、くびれまで
口に含んで舌でつつく。口に含んだまま、舌が動く。
ちゅば、と音を立ててポプリが顔をあげた。
また、笑う。
「…うふふ…おいしい…」
再び、俯いてカイのペニスを口にいれる。
今度は、奥まで口に含み、上下に動く。手を添えて、指で柔らかくこする。
舌を伸ばし、根元まで銜え込み、袋を弄ぶ。
「ちょ…ポプリ…イキそう…」
カイにとっては最後の理性でポプリを自分から引き離す。
「最初は、ポプリの中でイカせて…?」
ギリギリでポプリに囁く。
「やん…カイの…お口に欲しかったのに…」
そう言いながらも、自分でショーツを脱ごうとする。
たまらず、カイがポプリの脚からショーツを引き抜く。
フレアスカートを捲り上げ、ペチコートを掻き分けてポプリを探す。
痛んだレジャーシートにポプリを押し倒し、脚を持ち上げて、
一気に押し込む。
「やぁ…ん…」
挿入した刺激でポプリが喘ぐ。
やはり、無い。あると思っていた抵抗が無い。誰かが先に通っている。
…多分…考えるのが嫌だった。いくらこの町でも、そんなことがあるのかと思った。
顔面から血の気が引いているのが自分でわかる。
腰をゆっくりと前後に動かしながら、ポプリに覆い被さる。
「うふふ」
ポプリが幸せそうに笑う。
耳たぶを軽く噛んでから、囁く。
「…誰と…練習した…?」
「お兄ちゃん…」
迷いも躊躇いもなくうっとりとした表情でポプリが答える。
503カイ×ポプリ@ししまる ◆440.V/COZU :2006/10/06(金) 16:27:50 ID:nXX4tjQi
「どのくらい?」
どうでもいいことを訊いた、と思った。訊くんじゃなかった。
答えるな、答えるんじゃない。
「いっぱい…あのね、海開きの日からずぅっと」
…最悪だ、と思った。今日は何日だっけ。思い出せない。
せめてペニスを抜ければいいのにと思ったが、萎えるわけでもない。
頭とは正反対に、腰は快楽を求めて前後に動き、ペニスは一層力を増した。
ずぶずぶとポプリに引き摺り込まれる。
違う。リックの妹だが、リリアさんの娘なんだ、と思う。
「あん…ッ」
と刺激を受けてポプリが絡みついてくる。舌を伸ばし、唇を重ねる。
「やん…やっぱりカイの…すっごくイイ…」
キスをしながら、ポプリが強請る。
「…こっちも触って…」
茂みの中の突起に指を導く。そのままクリトリスを捏ねる。
「んっ…はぁっ…」
カイの下でポプリがビスチェを外し始める。時々、ため息のような喘ぎ声を出す。
その合間に、口を開く。
「…海開きの日にね…聞いちゃったの…」
思わず、カイの動きが速くなる。
「やぁ…んっ…ふぁっ…」
それでも黙ろうとしない。
「おうちに帰ってから…すっごくエッチな気分になって…」
ビスチェが外れる。ブラウスを捲り上げ、ブラジャーを自分で外す。
「一人で触ってたの…カイのこと考えながら…」
自分で薄いピンクの乳首をつまむ。
思わず、カイがもう片方の突起にキスをする。
「あ…ん…そう…こうして…欲しかったの…」
そこから先は、聞きたくなかった。
「…そしたら、お兄ちゃんにみつかって…」
ポプリの口を自分の口で塞ぐ。
「んん…っ」
とポプリが舌を吸う。カイがポプリの舌に自分の舌を絡めて引き寄せる。
一気にポプリを突き上げる。
「やぁっ…ん…んん…あんっ…あんっ…」
カイの動きに合わせてポプリがよがる。それが声にならなくなった頃、
ポプリの内側がびくびくと動き、ぎゅっとカイを締め付けた。
「んっ…」
504カイ×ポプリ@ししまる ◆440.V/COZU :2006/10/06(金) 16:28:40 ID:nXX4tjQi
そのまま中に精液を放つ。
ポプリの脚がひくひくと痙攣している。ペニスを挿れたままそっとポプリを抱き締める。
「…そう…こうしてもらうの…大好き…」
力の抜けた声でポプリがうっとりと言う。
誰に、とか聞くのも面倒で、カイがポプリの乳首を指でぴんと弾く。
それなりに成長している乳房の先は、刺激に対しても正直で、ぶっくりと膨らみ、
堅くなっている。
「うふふ」
とポプリがまた笑って身体をくねらせる。
カイをじっと見つめ、キスをする。
「…もっと…もっと触って欲しいの…カイに…」
そんなに短期間で感じるようになるほどリックとやってんのに、まだ足りないのかと思う。
「…カイに…」
ポプリが言い直す。
「お兄ちゃんじゃなくて…カイに…たくさん…してほしいの…」
ああ、男は現金だと思う。
自分の名前が口から出た途端、力が戻る。
頭がはっきりと動くようになる。
夕暮れの風を感じて、ポプリからペニスをそっと抜く。
抱きしめたまま、囁く。
「じゃ、そろそろザクが出てくるからさ、海の家に入ろう?」
ポプリがカイの首に腕を回してキスをする。
「うふふ」
と、また笑う。そして。
「…嬉しい…カイ…大好き…」
と囁いた。
これは魔法の言葉。お兄ちゃんに言ってもすごく喜んでたもの。
そう、ポプリが心で呟いていることなど、カイは知るよしもない。

--------------------------------------------------------------------------------------------

終われ!これ以上やるとカイがかわいそうだ!
というわけで、カイはヘタレ(他にも似たようなのがいたな)になりそうだし、
やっぱり女の子の方がしたたかになりました。多分なんかどっか俺の問題。
ポプリちゃんも大好きなんだが。
リックとヤらせた時点で信じてもらえませんかそうですか。(ヤらせたってお前…)
ビスチェとペチコートという単語を覚えたので、うれしかっただけなんです。
すみませんすみません。また出直してくるかもしれません。
デハ!
505ししまる ◆440.V/COZU :2006/10/06(金) 16:38:48 ID:nXX4tjQi
ギャー!最初に改行入ってねェ…orz

>402氏
ありがとうございます。スレているというよりグレてきた。

>403氏
ありがとうございます。君島と聞いて全然違う人物が思い浮かんだんですがそれでもいいですか。

>404氏
ありがとうございます。あきらめたらそこで試合は終了だそうです。頑張ってくだちぃ。

>406氏
ありがとうございます。ほうほう。勉強になりました。拍車がかかりそうです。物知りだな!

>407氏
ありがとうございます。でも中の人などいません。

他の職人さん方もGJです。
最近毎日来れないので、感想つけられなくてごめんね。
おまいらのせいでルーンに手が付けられないということにしておきます。

506名無しさん@ピンキー:2006/10/06(金) 16:51:00 ID:I4YbKrk/
女の子がしたたかって黒なイメージあるけどこういう感じだと許せるなぁ
507名無しさん@ピンキー:2006/10/06(金) 18:00:02 ID:xCPC0i0Z
ししまる!丁寧な御返事でさえGJ!!君島なら、なんでもいいから
かいてくれ大好きだ!!
508名無しさん@ピンキー:2006/10/06(金) 18:29:12 ID:I4YbKrk/
>>507
お前のメ欄は何なんだ?
509名無しさん@ピンキー:2006/10/06(金) 20:31:33 ID:YxAs0n9q
そろそろロゼッタ分を補充したい。
510名無しさん@ピンキー:2006/10/06(金) 21:16:21 ID:oZIQCqI1
下に同じ
511名無しさん@ピンキー:2006/10/06(金) 22:27:45 ID:NxwEGfU9
セシリアちゃんとちゅっちゅしたいよぉ〜
512名無しさん@ピンキー:2006/10/07(土) 06:24:50 ID:UsROnOD1
今日、こっそりリアルししまるを見に行くつもりだったが行けなくなったorz
イベント楽しんでこいよー。
513ししまるin台場:2006/10/07(土) 12:42:39 ID:0Z5wCx+5
来たら殺ス!
514名無しさん@ピンキー:2006/10/07(土) 14:31:06 ID:oC5DvBCO
ばれないようにコスプレするか。
515名無しさん@ピンキー:2006/10/07(土) 14:43:44 ID:rrxy0oIg
YAMANOTE LINE
… → Ueno → Uguisudani → Nishi-Nippori → Nippori → Tabasa → Komagome → …
516名無しさん@ピンキー:2006/10/07(土) 14:45:26 ID:rrxy0oIg
orz 西日暮里より日暮里が先だった…
517ししまるin台場:2006/10/07(土) 16:21:39 ID:0Z5wCx+5
おにゃにゃのこがいっぱいで楽しかったぞ!
でもあからさまに発行物が浮いていた俺…orz
518名無しさん@ピンキー:2006/10/08(日) 02:15:59 ID:iJRdSISz
カイ好きにはたまらないスレですな
519白っぽいミスト ギガント山編 1/2:2006/10/08(日) 14:22:17 ID:coBn7rfW
連休中の人の少ない時を狙って書きます
すいませんが、完全エロ無しです。あと、ロゼッタ分無いです。
それでも構わない方は、どうか見てやって下さい。




注意:このssには、白っぽいミストが登場します。白っぽいミストが苦手な方はご注意下さい。

陽がいくらか傾き始めただろうか。
ギガント山から見下ろす街は、これから少しずつ、夕陽の朱を受け取って、僅かな間だけ、熱を持ったような赤に染まる。
ミストは、山頂でそれを待っていた。
天気の良い日は、どうしてもその景色が見たくて、こうしてギガント山に訪れる。
そうして、ぼんやりと山頂に立ち、景色の変化を眺める。
やがて太陽が赤みを帯びてゆく。
その光が雲を染めてゆく。
街を染めてゆく。
周りの山々は、影の度合いを濃くしてゆく。
その光景に感動してか、あるいは夕陽を受けたせいか、ミストの頬も赤く染まっていった。
「あれ、ミストさん」
その声に振り向くと、丁度ラグナが釣り橋を渡ってくるところだった。
ラグナはギガント山の探索の帰りだった。
夕景に見とれながら、自らも夕陽に染まるミストの立ち姿が絵画の様で、声を掛けたものか悩んだが、素通りはできないし、気付かれる前に、と、結局話しかけたのだった。
「こんばんは」
ミストは、言葉少なに挨拶で返した。
ラグナはそれに笑顔で応える。
そのままミストの隣りに立って、しばらく一緒に、そこからの景色を眺めた。
不意にミストが目をつむり、はあ、と、ため息を漏らした。
そこで、ラグナは、話してもいいだろうか、と思いながら、ゆっくりと話しかけた。
「ミストさんは、いいですね。こういうのをよく知ってるんですね」
「ラグナさんも、これから見つけられますよ」
ミストはそう応えながら、一歩、二歩と前に進んだ。
「見ててください」
振り向いてそう言うと、山頂を囲む山脈の方を向いて、
「やっほー」
と大きな声で呼び掛けた。
その声は、山々に跳ね返り、二回、三回とこだました。
ラグナは、やまびこなんて初めて聞いた、と思った。
少なくとも、今のラグナにとっては初めてだったし、そう思わせるだけの大きな感動を、体が感じていた。
ラグナがその声に聞き入っていると、ミストが振り向き、笑いかけた。
「ラグナさんもやってみてください」
「僕も……やっほーって言うんですか?」
「ええ」
「それはちょっと恥ずかしいような……」
「他の言葉がいいですか?」ミストは何か考え始める。
520白っぽいミスト ギガント山編 2/2+1:2006/10/08(日) 14:28:25 ID:coBn7rfW
ラグナはそわそわし始める。夕陽は稜線に掛かり、いよいよ赤みを増してゆく。
と、何か思い付いたのか、ミストの瞳がこっそりと輝いた。
ラグナの横まで来る。
にやにやしながらラグナを見る。
「それじゃあ、好きだー、って」
夕陽に照らされたミストの頬は、赤かった。
「えっ!?」
「嫌なんですか?」
「そうじゃなくて、だから恥ずかしい……」
「大丈夫です、あたしが一緒に言ってあげます」
ミストは楽しそうだ。
困るラグナ。
「いいですか?いきますよいきますよー」
ミストは山脈に向き直る。完全にその気だ。
「ええっ、ちょっと!」
「せーのっ!」
「好きだー!」
ラグナの振り絞った愛の言葉は、反響を繰り返しながら山々を渡って行った。
聞こえたのはラグナの声だけ。
「あれ!?」
見るとミストは、口を押さえて嬉しそうにしている。
「あっ、え!?え!?」
「うふふふふ」
笑い声が、手の間から漏れ出ている。
「ずるいですよー!」
「うふふふっ」
「ミストさんもちゃんと言ってくださいよー!恥ずかしいじゃないですか!」
「いえ、あたしはもうお腹いっぱいですから。うふふ」
あまりにもミストが嬉しそうにしているので、ラグナももうどうでもよくなってきた。
恥ずかしいのなんて今だけだし。
そのまま二人は、夕陽が沈むのを見届けた。
「ミストさん、そろそろ帰りましょうか」
「そうですね。あっ、そうだ」
ミストがまた何か思い付いたのかと、ラグナはうろたえたが、
「じゃあ、送ってあげます」
ミストはそう言うと、ラグナの手を取り、歩き出した。
ラグナはちょっと驚いたが、そのまま、二人並んで帰っていった。
牧場に帰ると、丁度ロゼッタが来ていた。
「あら」
「こんばんは、ロゼッタさん」
「……仲いいわね」
と、ロゼッタは二人をからかった。
その言葉で、二人のどちらともなく手を離した。
が、その後ミストは少しラグナに寄り添った。
「別にいいけどね。あと、もうちょっと仕事がんばってよ」
そう言ってロゼッタは笑いながら、空の収穫箱を閉じた。
そして、帰る前にもう一言、
「あと、別にいいんだけど、あんまり恥ずかしい騒ぎ方しないでよ」
「え?」
「じゃあ、またね」
そう言ってロゼッタは帰っていった。
「今のって……聞かれてた……?」
521白っぽいミスト ギガント山編 3/2+1:2006/10/08(日) 14:31:14 ID:coBn7rfW
次の日からラグナは、街のみんなから、からかわれたり、ちょっと引かれたり、それとなく諭されたり、あるいは怨めしい目で見られたりしたという。




おわり




すぐに分かったと思いますが、パクリです。もこみちがやってたやつです。
522名無しさん@ピンキー:2006/10/08(日) 14:36:04 ID:NWwy5tPt
いいねー好きだこういうの。GJ。
で、なんで白っぽいミストが出ると注意書きが出るんですかw
523名無しさん@ピンキー:2006/10/08(日) 14:52:23 ID:coBn7rfW
早いレスありがとうございます。
いや、書きましたが、恥ずかしいですね。ここで書いてる人はみんなうまいですし。ボリュームありますし。
ミストは見る人のイメージとかけ離れてるような。
あと、目方がちょっとオーバーしちゃってすいません。
524はえてるよシャロンさん!1/4:2006/10/08(日) 20:41:43 ID:I8rozWxs
 流れを読まずに投下。微妙にふたなりなので、耐性無い方はスルーでお願いします。


「シャロンには、絶対すごい秘密があるに違いないのよ」
 風呂に入りに行ったら、メロディさんにつかまって思いっきり語られました。
「はぁ…」
「なに、その投げやりな返事! ラグナは、あんな風に他人と離れて暮らしてるシャロンのこと、気になら
ないっていうの」
「そりゃ、まぁ・・・・・・」
 気にならないと言えば嘘になる。シャロンさん、美人だし。だがそれよりも…
「……そんなにシャロンさんのこと心配するなんて、メロディさんって本当に友達思いな……」
「だって、私のお風呂に入らないのよ? どこかに私も知らないすっごい穴場な露天風呂を隠してるのか
も」
「……そっちの心配ですか」

 そんなこんなで、シャロンさんを拉致って尋問することに。
「って、手段が著しく不穏当なのですが!?」
「いいのよ。目的の為なら手段も正当化されるって言うし」
「メロディさんってマキャベリストなんですね……」
 というわけで、現在僕とメロディさんの目の前には、ロープでぐるぐる巻き&猿ぐつわなシャロンさん
が。ちなみに監禁現場は僕の家。
「ラグナの家は村外れにあるから、こういう違法行為をするには便利よね」
「全然うれしくないです」
 お風呂絡みのネタのせいか、メロディさんのテンションが激しく変だ。
 そして現在やや放置気味なシャロンさんはと言うと、とても不安そうな表情でこちらを見つめている。そ
んなシャロンさんに、メロディさんは指を突きつけながら高々と言い放つ。
「さあシャロン、本当のことを言いなさい。そう、あなたが秘密にしている幻のシンゲンの隠し湯の在処
を!」
 その言葉で、シャロンさんは思いっきり怯え顔。まあ、あんなテンぱった事言われちゃ当然ですが。って
言うか、シャロンさんの秘密が隠し湯とは限らないと思います。

「むむむ……流石に口が固いわね、シャロンいいわ。本当の事言わないなら……ラグナにゴーカンさせ
るから!」
「〜〜〜っ!?」
 その言葉にびくりと震え、声にならない悲鳴をあげるシャロンさん。 

 ってか何言いやがりましたか、このエセ魔法少女?
「ふっふっふ、ラグナのはすごいわよ〜? そこらの男のモノとは違うんだから〜。初めてだと、泣くほど
キツいわよ〜?」
「ちょ……メロディさん、なに言ってるんですか!?」
「本当は嫌だけど、これもシンゲンの隠し湯の為だもの。ラグナ、一回だけなら許してあげるから、やっ
ちゃって!」
「ちょ、ちょっと待った! それと、さっきから出てるそのシンゲンって誰ですか!?」
「あ、でも中出しだけは絶対駄目よ? それは私だけの特権なんだから……」
「話を聞けぇっ!」
 テンぱったメロディさんは、人の言うことを聞く気は微塵も無い模様。
525はえてるよシャロンさん!2/4:2006/10/08(日) 20:42:13 ID:I8rozWxs
「しかし、シャロンってうちのお風呂に入って無い割には肌きれいよねぇ〜」
 妖しく笑いながらメロディさんはシャロンさんの太ももをなで回す。シャロンさんは頬を赤くしながら体を
強ばらせ、その感触に耐えている。
「ほらほら、本当のこと言わないと大変なことになっちゃうわよ〜?」
 いや、今でも十分大変なことになってると思いますけどね。
「ほらほら、奥の方も触っちゃうからね〜」
 その言葉に、シャロンさん青ざめて足をぎゅっと固く閉ざす。しかし、その間にねじ込むように、メロディ
さんの指がするすると動いて……

「あれ?」
 メロディさんの動きが止まった。なぜか、顔には思いっきり困惑の表情。
「……ちょっとラグナ。シャロンの足押さえて」
「えー」
「いいから早く!」
 怒鳴られたら、思わず動いてしまう体。ごめんなさい、シャロンさん。
 そう心の中で謝りながらも、僕は言われるがままシャロンさんの背後から膝を押さえつける。
「……」
 メロディさんは開かれた股間をまじまじと見つめた後、シャロンさんを見つめる。すると、シャロンさんの
体からなぜか力が抜け落ちた。

「……あの、メロディさん」
「ラグナ、これ何だと思う?」
 ちょいちょいと指さす先にあるのは、シャロンさんの純白の下着からひょっこり顔を出した……

「おち○ちん!?」
「…だよねぇ…」

 僕が猿ぐつわを解くと、シャロンさんはゆっくり語り出した。
「……こういう体なんです。生まれた時から、男の性器がついていて……」
 僕ら二人に股間を見つめられる羞恥に目を瞑って耐えながら、シャロンさんはそう説明する。
 それって……
「つまり、両性具有……半陰陽ってことですか?」
 僕の言葉に、シャロンさんはこくりと頷く。その横で、メロディさんも感慨深げに頷く。
「なるほど、これじゃ男湯と女湯、どっちに入っていいかわかんないものねぇ。うちのお風呂に入りに来な
いわけだ」
「知られた以上……もう、この村で生きてはいけません……」
 シャロンさんの目からぽろぽろとこぼれる涙。
「な、なんでですか!?」
「こんな醜い体をした女を、誰が受け入れるてくれると言うのです……私の両親でさえ疎んだというのに
……」
 静かに、涙だけ流して泣くシャロンさんに、僕はかける言葉が無かった。しかし、メロディさんは毅然と言
い放った。
「大丈夫よ、シャロン!」
「え?」
「たかがおち○ちんが生えてるくらい、私は気にしない! そんなもの、人より背が高いとか、足が大きい
とか、その程度のことじゃない! むしろ、両方あるってことはすごいじゃないの!」
「メロディ……でも……」
「ええい、問答無用!」
 言うなり、メロディさんは自分の纏っていた服を脱ぎ捨てる。

「って、なぜ脱ぐ!?」
526はえてるよシャロンさん!3/4:2006/10/08(日) 20:42:45 ID:I8rozWxs
「ふふん、この体のすばらしさを教えてあげるんだから」
 そう言うなり、メロディさんはシャロンさんの男性器を舐めあげた。
「ぺろ……」
「きゃっ!?」
 驚いたシャロンさんの反応を確認すると、メロディさんは舐めあげていく。
「はむ……ちゅ……」
「だ、駄目、メロディ! そんな、汚い…!」
「れる……汚くなんかないわよ。ちょっと臭いはするけど、ちゅぷ……美味し……あむ」
「あ、ああああ……」
 シャロンさんのものをしゃぶりながら、メロディさんは右手で自分の股間を弄っている。そして、シャロン
さんの男性器が屹立したのを確認すると、満足げに頷いた。
「……こんなものかな。それじゃ、こんどはこっちで」
 そう言いながら、メロディさんは自分で性器を広げてシャロンさんの上へとまたがる。
「ラグナ以外のおち○ちんって初めてなんだよね〜」
「そ、それは駄目です! 絶対、駄……っんん!」
「……うふふ、ラグナより小ぶりだけど、固くて熱いよシャロン」
 ゆっくりと腰をくねらせるメロディさん。
「く……ん……!」
「シャロン、遠慮しないでもっと自分から動いていいよ?」
「あ……う………!」
 促されるまま、シャロンさんの動きが変わる。自分から腰を打ち付けるようなその動きにあわせて、 二
人の体位はシャロンさんがメロディさんにのし掛かるような形へと変わってゆく。
「……そろそろかな」
 と、いきなりメロディさんはシャロンさんのおしりをわしづかみにして動きを止めた。
「……なんで……止めるの…?」
 メロディさんは切なげなシャロンさんへ微笑みかけると、ずっと放置プレイ扱いだった僕にこう言った。
「ラグナ、シャロンの女の子の方にいれてあげて」
「っ!?」
 絶句し、怯えながら僕の方を振り向くシャロンさん。
 ……いや、まぁ、普段なら自制も効くのですけど。目前でこんな光景繰り広げられたら、ねぇ?
「ごめんなさい、シャロンさん」
 謝罪の言葉をつぶやきながらも、僕は痛いくらいに張り詰めた分身で
「ま、待って、ラグナさ……ああああっ!」
「く……きつ……」
 痛みに震えるシャロンさんと対照的に、僕は締め付ける快感にもだえる。
「ラグナ、私とどっちが気持ちいい?」
「……その質問は黙秘権を行使させてもらいます」
「えへへ、ちょっと意地悪だったかな。それじゃあ、二人でシャロンを精一杯喜ばせてあげようね」
 そして僕ら二人、シャロンさんを責め始める。
「ひ……ひゃ……ああ!」
 シャロンさんの口からは甘くて切ない声があふれる。本当のところ、僕に貫かれている方は痛みばかり
だろうけど、メロディさんが包み込んでいる方から溢れる快感の方が強いのだろう。

 やがて、快感の頂点はやってきてしまった。
「く……出る!」
 腰を突き出すようにして、僕はシャロンさんの奥へ精を放つ。
「ひゃああっ!」
 それとほぼ同時にメロディさんは腰を逃がすように動かし、抜き放たれたシャロンさんはびくびくと震
えながら白濁液を放出した。
「あ……シャロンの……熱い……」
 白い飛沫を体中で浴びながら、メロディさんは恍惚とつぶやいていた。
527はえてるよシャロンさん!4/4:2006/10/08(日) 20:45:31 ID:I8rozWxs
「じゃあ、この件は私たち三人だけの秘密ってことで!」
 事の後、諸々の処理も終えて、ようやくリラックスティーで一息つける余裕ができた頃、メロディは高々
とそう宣言した。
「……そうしていただけるなら、私としても依存はありません」
 シャロンさんは頬を赤らめたままうつむきながらもそうつぶやく。

 まあ、僕としてもそれで別段問題は無いのだけれども。 
 ただ、その結論に至る上で、先ほどの行為を行う必要性が全然無い気がするのは、気のせいでしょう
か。

「ともかく、これからは気兼ね無くうちのお風呂に入りに来てね、シャロン。営業時間外なら男湯でも女湯
でも、どっちでもおっけーだから!」
「……有り難う、メロディ」
 手を取りあい、笑いあう少女二人。まあ、これで二人の友情が深まったのなら、それはそれでいいのかもしれ
ない。特に、メロディさんにとっては風呂屋の常連がまた一人確保できたわけだから万々歳であるし、うんうん。

 ……そんな感じで綺麗に終われると思った矢先……
「それはそうと、ラグナ」
「はい?」
「……シャロンに中出しは駄目って言ったわよね?」
「え……?」
 妙に据わった目でこっちを見つめてくるメロディさんの手には、なぜか僕の愛剣・天ノ群雲ノ剣。

「ぎゃーー!」

 教訓:メロディさんの言いつけは守りましょう。

<どっとはらい>



 ……一人称は難しいです。あと、シャロンといいつつ、ほとんどメロディメインなことをお詫びします。
528名無しさん@ピンキー:2006/10/08(日) 20:53:27 ID:o9euUoMn
何言ってんだ?普通にGJなんだよ。
詫びるくらいなら最初から書くなよこの職人が。
529名無しさん@ピンキー:2006/10/08(日) 20:55:10 ID:hGpEcQL3
GJ!
メロディのテンションによる話への絡ませ方としてはいいと思うぜ!
ていうか俺はメロディ好きだから全然OK。
530名無しさん@ピンキー:2006/10/08(日) 22:40:50 ID:uLqQ4bGY
ところで前スレにいたメロディの生殺し職人はどこにいるんだろか
名無しに潜伏?
531名無しさん@ピンキー:2006/10/09(月) 00:26:07 ID:mFEZjrVK
>>530
どういったないようだったっけ?
お風呂?感謝祭?
532名無しさん@ピンキー:2006/10/09(月) 02:08:30 ID:HSAF6NeV
GJ−いいねいいね。シャロンさん出て来たの初めてじゃない?
533名無しさん@ピンキー:2006/10/09(月) 03:59:30 ID:dVhFO4EU
GJ!

あと>>528
ツンデレ乙
534名無しさん@ピンキー:2006/10/09(月) 14:51:49 ID:0P5Qq2ax
ラグナXフィルきぼん
535名無しさん@ピンキー:2006/10/10(火) 12:05:30 ID:Yc3Kr+UP
らいのっとか
536名無しさん@ピンキー:2006/10/10(火) 13:54:43 ID:u2W/9Y6G
後は少佐だけか。
537名無しさん@ピンキー:2006/10/10(火) 20:35:44 ID:YG2FLAa/
 ミストのもとに居候し、穏やかな日々を送る少佐。
 しかし働きもせずに食っちゃ寝するのは、リネットの性に合わない。
「私に出来る仕事は無いだろうか?」
「それでしたら良い仕事がありますよ」
 ミストから紹介された仕事。なんと、それは村の男達のために体を売ることだった。


 ってな妄想したけど、まだ少佐が出るほどプレイしてないんで書けないや……
538名無しさん@ピンキー:2006/10/10(火) 21:54:47 ID:i2TSDBgJ
少佐を肩車したい(*´д`*)
539名無しさん@ピンキー:2006/10/10(火) 22:13:50 ID:+MY9fgmP
さて
俺が少佐を書くと、某相良軍曹みたいになっちゃう件について
540名無しさん@ピンキー:2006/10/10(火) 22:16:04 ID:lDsZWh8k
さて
俺が少佐と聞くと、某溜め軍人を想像する件について
541名無しさん@ピンキー:2006/10/10(火) 22:25:31 ID:jNZZb5vZ
さて、
俺が少佐を書くと純愛エロ無しにしかならない件について
542名無しさん@ピンキー:2006/10/10(火) 22:34:14 ID:IAGpFgF+
>>539
ミストが畑の様子を見に行くと、地雷を踏むわけだな('A`)
543名無しさん@ピンキー:2006/10/10(火) 22:45:52 ID:5JBoyZUU
>>539-541
何も問題無いジャマイカ。
544名無しさん@ピンキー:2006/10/10(火) 23:34:40 ID:0iyJEJrB
豪腕の錬金術師みたいなのでもいいのだろうか
545名無しさん@ピンキー:2006/10/10(火) 23:36:42 ID:u+T+dA+f
この流れについていけない自分が恨めしい・・・。
546名無しさん@ピンキー:2006/10/10(火) 23:40:13 ID:+MY9fgmP
>>545
「あれ? リネットさん、ここに置いてたホワイトストーン知りません?」
「それなら爆破してしまった」

つまりは、こういうノリだ
547名無しさん@ピンキー:2006/10/11(水) 04:16:00 ID:nmjbqr2J
>>541
非常に興味があるので書いてくれ。
マジレス。
548 ◆iJ3v4UsY9Q :2006/10/11(水) 05:00:30 ID:RHXnkWWN
ここで流れを読まずにトリップ初装備した俺が通りますよ
ちょっと>>524に触発されたんで書いてみた


*注:いつものことですが、エロ描写は……あれ?
   :どんな状況でもボケとツッコミを忘れないのが俺のジャスティス。
   :あれ? ラグナがヘタレっぽい?
   :リリカルまじかる、頑張ります。
「あぅ〜……」
自分の額に手を当てる。
熱い。目玉焼きが焼けそうなくらい、熱い。
間違いなく風邪をひいたな。ラグナはそう確信した。
原因は、おそらくアレだ。
昨日の聖夜祭。
雨の中を駆け回り、衰弱した体を押してメロディを看病をしていたのだ。
風邪にもなる。
ちなみにメロディはというと、今朝方には全快していたので風邪をうつしてしまう前に家に帰した。
我ながらナイスな判断だと思う。
「……今日はゆっくりしよう…」
病院には連絡を入れておいたので、しばらくすれば誰か来てくれるだろう。
ラグナは布団の中にもぐりこんだ。



時間にして1時間ほどだろうか。
うとうととまどろんでいると、突然玄関が開いた。
……あ、そういえば家の鍵かけてなかったなー。と思いながら玄関のほうへ目を向けると
「マジカル☆ナース! メロディさん参上!」
何故か、大き目の救急箱を手にしたメロディがいた。
「ナ、ナース?」
思わず困惑の声を上げる。
「うん。さっき、ラピスさんから連絡があったんだよね。ラグナが風邪で寝込んだから、代わりに看てきてほしいって」
……そういえば、自分がメロディと…その、そういう仲になったのを知っているのは、自分達を除けばラピスだけだ。
彼女なりに気を回してくれたんだろうが、完全にありがた迷惑だ。
わざわざ家に帰した意味がないではないか。
そんなことを考えていると、玄関の鍵を閉めたメロディが、こちらへとやってきた。
「そーいうわけで、今日はあたしが、たっぷりしっぽり看病してあげるからね♪
 リリカルまじかる、頑張ります!」
「何か色々混ざってるんですけど」
「はいはい、男が細かいこと気にしないの!」
そう言いながら、用意してきた濡れタオルをラグナの額に乗せる。
「いや、でもホント大丈夫ですって。これくらい、少し寝てれば治りますし……」
一応気を使ってはみたものの、その程度で引き下がるメロディではなかった。
「だーめ。今日はあたしがラグナの面倒見るんだから。病人は大人しくしてなさいっ」
そう言って、鼻の頭を人差し指で軽く押さえてくる。
お姉さんぶってるつもりなのだろうが、その仕草が妙に子供っぽくて、つい微笑ましい気持ちになってしまう。
「な、なんで笑うのよー!」
少しすねたようにメロディは言う。
「いえ、その……メロディさんが可愛かったもので…つい」
自分でも何言ってんだろなー、と思った。
顔が熱くなってきたのは、きっと風邪のせいだ。
一方メロディは「そんなこと言われたら、怒れないじゃないのよ……」などと呟きながら
顔を真っ赤にして俯いていた。
「…………」
「…………」
なんとなく気恥ずかしくなり、お互い言葉を交わすことが出来なくなる。

  ……くぅー…

暫く沈黙が続いた後、突然妙な音がなった。
「…………」
そういえば、今朝は何も食べてなかった。
「……もしかして、お腹空いてるの? ラグナ」
「え、ええ……実は、朝から何も食べてなくて……」
その話を聞き、メロディの目が輝いた。
「それなら、あたしがご飯作ってあげる!」
「そ、そんないいですよ! 迷惑でしょうし……」
「そんなことないって! あたし、こう見えても料理は得意だし、それに……」
一呼吸置いて、高らかに宣言する。
「あたしはラグナの彼女なんだから、これくらいして当然でしょっ!」
一瞬、「ああ、それもそうだな」と思ってしまったラグナは、案外亭主関白主義なのかもしれない。
「それじゃ、腕によりをかけて作るからね!」
意気揚々と、メロディは台所へ向かった。



「は〜い、お待たせしました〜♪」
そう言ってメロディがお盆に載せてきたのは御粥。
病人の定番食だ。
「ありがとうございます。ちょっと楽しみですね、メロディさんの手料理」
そう言って手を伸ばすが、お盆を渡してくれる気配が無い。
ラグナが不思議そうな顔をしていると、メロディは意味深に微笑みながらベッドのそばの椅子に腰掛け、
「はい、ど〜ぞ」
御粥をすくった蓮華を、ラグナの前に差し出した。
「…………」
黙りこくるラグナ。
そんな彼を見て、メロディは口を尖らせる。
「そのままじゃ食べさせてあげられないじゃないのよー。ほら、あーんってして」
マジでか。
「あの……明らかに昨日までとキャラ変わってないですか?」
「だって、こっちが素だもん」
「いや、素の自分を曝け出してくれるのは嬉しいんですけど……その、これは恥ずかしいですって」
「あたしだって恥ずかしいけど……でも、ラグナの役に立ちたいって気持ちのほうが強いから…」
「う……」
そこまで言われては、彼女の好意を無碍にするわけには行かない。
意を決してラグナは口を開け――
(いや、やっぱ無理)
――ようとして、やっぱり閉じた。
その行動を見て、メロディは落胆する。
「……分かったわよ…」
そう言って御粥を自分の口に含み……
「……? あの、メロディさん何を…んぅっ!?」
そのまま、ラグナと唇を重ねた。
一秒、二秒、三秒。
約四秒ほど経ったところで、メロディは口を離す。
「……なななな、な、なにするんですかいきなり!!?」
顔を真っ赤にして狼狽するラグナ。
「だ、だって……こうでもしないと、食べてくれそうになかったから…。
 ……もしかして、嫌…だった?」
ラグナに負けず劣らず顔を真っ赤にし、メロディは不安げに聞いてくる。
「それは……嫌…じゃないですけど…」
「じゃあ、もう一回♪」
そう言うと再び嬉しそうにラグナと唇を重ねた。



顔から火が出そうだった。
台所に背を向け、顔を手で覆う。
結局、全部口移しで食べさせられてしまった。
別段嫌ではなかったのだが、時折舌まで入れてくるのは本気で勘弁して欲しかった。
おかげさまで、息子さんがすくすくと成長を続けている。
「……どーしよ、コレ…」
などと言ってみるが、どうしようもない。
ひとまず放置プレイだ。
心頭滅却すれば火もまた涼し。
大人しくしていれば、股間のアバレンジャーもなりを潜めてくれるだろう。
……などと考えていると、突然何かが背中のほうでゴソゴソと蠢いた。
上半身だけ、そちらのほうへ向けてみる。
「♪〜」
洗い物をしていたはずのメロディが、いつの間にか布団の中に潜り込んでいた。
「……あの、何をしていらっしゃるのでしょうか? メロディさん…」
「えへへ……添い寝♪ 一人じゃ寂しいでしょ?」
そう言いながら腰のほうから手を回し、胸の前で腕を組んで密接する。
おかげで、控えめな二つの膨らみがラグナの背中に当たり……。
さすがに限界突破寸前のようだ。
下腹部へのエネルギー供給を確認。
爆発までの推定時間、残り三分。
即時撤退を推奨。
様々なアラートメッセージが頭の中で繰り返される。
(消化班! なにやってんの消化班ー!?)
などと心の中で叫ぶが、被害箇所が鎮火される気配は無い。
途中で爆発にでも巻き込まれたか?
今この場で盛大に身悶えしたかったが、抱きつかれてる以上そうもいかない。
だくだくと嫌な汗が出てきた。
そしてこの汗が新たな火種を生むこととなる。
「……あれ? ラグナ、汗びっしょりだよ」
「そ、そうですね……あはは…」
誰のせいだと思ってんだ。
そう思ったが口には出さない。
というか、出せるわけがない。
さて、どうやってこの場を切り抜けようか。
ラグナがあれこれ考えていると、メロディがとんでもないことを言い出した。
「これじゃあ風邪、悪化しちゃうわよ。……そうだ! あたしが着替えさせてあげる!」
「んな!?」
それはマズい。
非常にマズい。
少なくとも、今はマズい。
メロディが布団を引っぺがそうとしてくるが、端のほうを掴んでそれを食い止める。
「あの、ホントぉ! いいですから! 着替えくらい自分で出来ますから!!」
ほとんど涙声で訴える。
が、それが逆にマズかった。
「ほら! もう鼻声になってる! 手遅れになる前に、着替えさせられなさいっ」
「自分で着替えるって選択肢は無いんですか!?」
「病人にそんなことさせれないわよ! それに、今日はあたしがラグナの面倒をみるんだからっ!」
「いや、ホントいいですってば! というか、むしろ勘弁してくださいお願いします!!」
必死の抵抗を試みる。
が、奮闘空しく、ついに布団を取られてしまった。
「あ゛……」
ああ、見られた。
もう最悪。
両手で顔を覆うラグナ。
「ご、ごめんラグナ! あの、その、えっと……と、とにかくゴメンっ!!!」
と必死に謝るメロディだが、ちゃっかり目はラグナの股間のほうへ向けられていたりする。
「…………じー……」
しばしラグナの股間を凝視した後、意を決するように深呼吸する。
そして震える手をラグナのズボンへ伸ばし……
「って、ドサマギで何やってんですかぁ!?」
当然止められた。
「こ、これは…あの……看病しないといけないし…」
「いや、コレ病気じゃないですから! 一応僕だって健康な青年ですから!
 むしろ、こうならないほうが病気ですから!!」
「そ、そうじゃなくて! その……最初に言ったでしょ? たっぷり『しっぽり』看病してあげるって…」
「そんな分かりづらいところに伏線張らんでくださいよ!!」
「それに……あたしの、せいだよね? ラグナの…これ、こんなになっちゃったの……」
「それは……」
一瞬言葉に詰まる。
なんとなく、認めるのは恥ずかしい。
かといって、他に要因がないので、誤魔化すことも出来ない。
「……まあ、そう…ですけど…」
結局認めてしまう。
「だから……あたしが、その、責任持って縮めてあげます!」
「……ぃい!?」
その言葉の意味するところは、ラグナにも理解できた。
股の間に腕を挟んで防御形態に移行する。
「早いですって! いくらなんでも早いですって!
 昨日の今日じゃないですかっ!」
ラグナの貞操概念は案外強かった。
しかし、思考回路がショート寸前なメロディが止まるはずもなく。
「いいから、大人しく看病されなさい!!」
強引にラグナにキスをする。
そしてラグナがひるんだ隙にズボンに手をかけ、下着ごと一気に引きずり降ろす。
「……っは…。あ、ちょっと待っ…!」
こうして最後の牙城は脆くも崩れ去った。
「うわ……」
初めて男性のナニを見たメロディの感想はそれだった。
「あの……『うわ……』は無いんじゃないですか?
 結構ショックなんですけど……」
もはや抵抗の意思を失ったラグナが力なく答える。
「あ……ゴメン。男の人のって、初めて見るから……」
そう言いながら、ラグナの男性器に触れる。
「ぅあっ…!」
「きゃっ!?」
切なげな声を上げながらのけぞるラグナ。
「あ、あの……結構敏感になってるんで、もうちょっと優しく…」
「ご、ごめん……」
申し訳なさそうにしながら、モノを優しく包み込むように握る。
「えっと……確か、こうすると気持ちいいんだよね…?」
慎重に、手を上下させる。
「ん……ぅ…!」
「あ…また大きくなった」
動きを止めてラグナのモノをじっと見つめる。
「いや、実況しなくていいですから。聞いてるこっちが恥ずかしい……」
書いてるこっちも恥ずかしい。
「すごい……わんぱく小僧の夢より大きいかも…」
「いや、具体的な大きさが分からないんですけど……。
 というか、こんな時にまで笑いを持ち込もうとするメロディさんの度胸に脱帽です」
「……ごめん、あたし、ちょっとテンパってるかも…」
止まっていた手を再び動かし始める。
「っ!?」
既に限界突破寸前で、完全に油断していて、おまけに何の前触れも無く動かされては、たまったものではない。
必死になって快楽に耐える。
「……ラグナ?」
「だ、大丈、夫です……ええ、大丈夫ですとも…」
全っ然大丈夫じゃなさそうな顔で、無理に笑顔を作るラグナ。
その苦しげな表情は、メロディには別の意味に捉えられてしまったらしい。
「……そっか…手だけじゃ、気持ちよくなれないよね…」
「え……」
何を言っているのだお前は。
何故か、険しい顔でこちらを指差す外国人の顔が脳裏に浮かんだ。
が、そんなことは今はどうでもいい。
「ん……」
メロディは意を決したような表情をして――
「あむ…」
ラグナ自身を口に咥えた。
「うあぁ!!」
情けない声を上げるラグナ。
未知の感覚に快楽というよりはむしろ、言いようの無い戦慄を覚えた。
体中に電気が走ったような感覚に襲われる。
絶頂までの時間は、もう残されていないようだ。
「んぐ……ちゅ…はふ……」
が、メロディはそんなことを知るよしも無く、慈しむようにラグナ自身を愛撫していく。
「く……っ! メ、メロディさん、離れて…!」
「んん……ふぅん…!」
しかしメロディは離れるどころか、むしろ先程より激しくラグナ自身に吸い付いてくる。
「は……ぁ…出る…!」
全身を震わせ、メロディの口内に精を放った。
「あ……あぁ…」
……やってしまった。
射精の余韻など感じている場合ではなく、ラグナは大慌てでティッシュを探す。
都合よくベッドの脇に置いてあったのを発見し、メロディへ渡す。
「は、早く吐き出してくださいっ」
しかしメロディはティッシュを受け取らず、代わりに小さくこくんと喉を鳴らした。
口を押さえながら、ほんのり紅葉色に染まった顔を上げる。
「えへ……飲んじゃった…」
「飲ん…!?」
軽いカルチャーショックを受けた気分だ。
一瞬眩暈がしたが、何とか意識を留める。
「飲んでどーするんですか!? 汚いですよ!!」
思わず語気を強めてしまうが、メロディは特に悪びれた様子も無く
「ん……汚くなんか…無いよ」
ラグナのモノに優しくキスをする。
「ぅあ……も、もう…やめて、ください……」
慣れないことをされてしまったせいで、正直なところ精神的に限界だった。
メロディもそのことを察したのか、大人しく愛撫を止める。
「ラグナぁ……」
そして甘えるような声を出しながら、マウントポジションを――
「……え? あの……」
「ごめん……あたし、もう止まれないよ…」
どうやらアクセル全開で、しかもブレーキがぶっ壊れてしまったようだ。
下着を脱ぎ捨て、自身の秘所にラグナ自身をあてがう。
「!? や、やめ……!」
ラグナが制止の声を上げるが、そんなものはどこ吹く風。
メロディは自分自身を貫いた。



「……だからやめたほうがいいって言ったのに…」
「うぅ……」
覆いかぶさるように倒れこんできたメロディを、優しく撫でる。
「初めてなのに無茶するから」
「だ、だってぇ〜……あんなに痛いなんて思わなかったから…」
半泣きで抱きついてくるメロディ。
余程痛かったらしい。
よしよしと何度も頭を撫でてやる。
しかし平静を装っているものの、実はこっちも既に限界近い。
さっき出したばかりだというのに、全く、なんてわんぱく小僧だ。
(うぅ……)
このまま一度も動かずに果ててしまうのは情けなさ過ぎるし、
かといってメロディがこれでは動くわけにもいかない。
理性と本能のせめぎあいに頭を悩ませていると、不意にメロディが腰を動かし始めた。
「ふぅ……ん…っ!」
「!! メ、メロディさん!?」
「ラグ、ナぁ……気持ち、いい…?」
苦しそうな表情でメロディが聞いてくる。
「い、いいです、けど…! メロディさん、まだ、痛むんじゃ……」
「う、ん……痛い、けど…ラグナに、気持ちよく、なって、ほしいから…」
そう言いながらゆっくり、徐々に激しく腰を動かしていく。
いつしか、彼女も甘美の声を出し始めていた。
「く…あぁ……!!」
前言撤回。
気持ちいいなんてものじゃない。冗談抜きで意識が飛びそうになった。
「メロディ、さん…! 僕、もう……!」
「ラグナ…! ラグナぁ!!」
お互いを強く抱きしめあい、二人は絶頂を迎えた。



「ね……ラグナって、もしかしてM?」
「なんでいきなりそーなるんですか!!」
事の後、二人でベッドで寝ているといきなりとんでもないことを言われた。
「だって、ほら……結局、動いてるのあたしだけだったし…」
メロディの言葉はラグナのハートに深い傷を負わせた。
「い、言われてみれば……」
「もしかしたら、責められるのが好きなのかなぁーって」
「そ、そんなことは断じて……!
 ……ある、かも」
少し、いやかなりバツが悪そうに言う。
正確には責められるのではなく、奉仕されるのが好きなわけだが。
「そっか……そうなんだ…」
感慨深げにうなずくメロディ。
「うん……あたし、頑張る」
「はい?」
「頑張って、ラグナに満足してもらえるようになるからっ!」
ベッドの中で小さくガッツポーズをとる。
目が本気だ。
(変な勘違いされてないといいけどなぁ……)
「だから……」
ふっと微笑みながら、メロディがこちらを向いた。
「これからも、よろしくね。ラグナ」
今までで最高の笑顔を見せる。
「……ええ。こちらこそ、よろしくお願いします。メロディさん」
そう。
まだ、始まったばかりなんだ。
これから彼女と一緒に、最高の思い出を作っていこう。
そう心に決めたラグナだった。



「バカですか。あなた達」
『すみません……』
翌日、ラピスから風邪薬を受け取る二人の姿が目撃されたという。
556 ◆iJ3v4UsY9Q :2006/10/11(水) 05:15:52 ID:RHXnkWWN
絶望した!自分の文章力の無さに絶望した!
エチシーンなんて書くの初めてなんで勘弁してくださいorz

書いてる途中で何度死にたくなったことか。
やっぱりおれにはギャグのほうが向いてるらしいorz
557名無しさん@ピンキー:2006/10/11(水) 08:00:28 ID:jbViB5ag
>>556
お前は何を言っているんだ



もっと書いてください
558名無しさん@ピンキー:2006/10/11(水) 09:23:38 ID:kYzZxHcJ
>>556
全く、許しがたい変態だな君は。

いいぞー、もっとやれやれー!
559過去462 ◆MlASmWsLOk :2006/10/11(水) 10:09:52 ID:fZGOwqoV
560名無しさん@ピンキー:2006/10/11(水) 22:02:58 ID:wtERb6G3
>>556
やりおるわ。GJ!!
561名無しさん@ピンキー:2006/10/12(木) 01:30:42 ID:N/w9ztfs
>>556
乙ーエロもちゃんと書けてると思います。りりかるGJ!
562@440:2006/10/12(木) 20:29:27 ID:FabKjg3i
みなさまGJ裏山。
俺は愛林檎がブッ壊れて
書きかけの駄文も鳥もサルベージ中なので、
一回休み。
朝起こしに行ったら冷たくなってた…みたいな壊れ方だったぜ…
(どんなんだ)
みんなも気を付けてな〜ノシ
563名無しさん@ピンキー:2006/10/12(木) 21:50:02 ID:LIjx4YUi
ヒロイン全員孕ませて搾乳機で絞りとって出荷するSSキボン。
564名無しさん@ピンキー:2006/10/13(金) 01:00:46 ID:v7w4PMKm
>>556
GJ!!たっぷり萌えた上に、随所のネタに散々笑わせてもらいました。
>>559
いつもながらGJ
>>562
朝起きたら林檎が冷たくなってましたか・・・臓器摘出頑張ってください。
565名無しさん@ピンキー:2006/10/13(金) 02:43:37 ID:k+XlD3QF
今処女作を書いている所なんだが
ビアンカが攻めの逆レイプって大丈夫なんだろうか?
そういうの苦手な人がいたら教えて
566名無しさん@ピンキー:2006/10/13(金) 03:25:38 ID:BpE3IhKR
( ゚∀゚)o彡゚ 逆レイプ!逆レイプ!
567名無しさん@ピンキー:2006/10/13(金) 04:56:44 ID:k+XlD3QF
「今日から僕達、夫婦なんですね」
式場の喧騒の只中、ラグナが新婦だけにしか聞こえない程の小さな声でつぶやき微笑む。

「・・・そうね」
ビアンカも同じように新郎に微笑み返す。


今日、ラグナとビアンカは結ばれた。
これからは喜びも悲しみも2人で分かち合ってゆく。
もちろん困難も待っているのであろうが、そんな事も気にならない程2人は今幸せだった。

_____________________________________


新婚初夜。



一つのベッドの中で寄り添いあう2人。
ビアンカの横にはすやすやと寝息を立てるラグナがいた。

「〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ」


ふっ、普通、こんな日はあんな事やこんな事をするものじゃないの!?
ビアンカは明らかに苛立っていた。と言うよりも、
「あんな事やこんな事」に期待していただけに性欲を持て余している状態だった。

結婚式での疲れも溜まっている事だろう。
しかし、日常習慣となっている畑やモンスターの世話も決して欠かさなかったラグナ。
体力は限界に達しているのかもしれない。
現に今こうして熟睡してしまっているわけなのだから。

しかし街一番の「わがままお嬢様」がそんな事で妥協もとい我慢が出来るはずもない。
しかも無防備なラグナの寝顔を見ていると今までに覚えたことのない感情が湧き上がってくるのだ。
ビアンカ自信にも今のところ、「それ」の正体はわからなかった。




とりあえずビアンカはラグナを叩き起こすことにした
568名無しさん@ピンキー:2006/10/13(金) 04:57:34 ID:k+XlD3QF
バッチィィィィィィィィィン!!!!!!



家の外にまで漏れそうな程の凄まじい音が響く。
ビアンカがラグナの頬を思い切り張ったのだ。

「うぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」

悲痛な叫び声を上げてラグナが飛び起きる。
頬にはくっきりと赤い手形が浮かび、目には涙まで滲んでしまっている。
「な、何をするんですか!!;」

そして頬に手をあてがいながらきょろきょろと辺りを見回し、

目線の先に自分の頬に強烈な一撃を見舞った張本人を発見した。
・・・まるで鬼のような形相を浮かべたビアンカだ。
頬の痛みも忘れ、思わずすくみ上がってしまうラグナだった。

「・・・あんたがしっかりしないからいけないのよ!!」

訳の分からない状況に訳の分からない事を言われ、きょとんとするしかないラグナ。
次の瞬間にはビアンカに押し倒されてしまっていた。



「あの・・これってもしかして」
「この体勢から私のしたがっている事が分からないの?」
「ちょっと・・あの、僕今日は疲れてるから無理ですって・・・」

必死に訴えてみる。


「そんなの知ったこっちゃないわよ!!」

無駄だった。


569名無しさん@ピンキー:2006/10/13(金) 04:58:50 ID:k+XlD3QF
あれよあれよという間にビアンカに身包み剥がされ、
ラグナは一糸纏わぬ姿となってしまっていた。
男にこの表現を使うのもどうかと思うが。
当のビアンカも衣服を全て脱ぎ去ってしまっている。


「ちょっと・・恥ずかしいですよ・・・」
ラグナがベットの上にあるタオルケットを身に纏おうと必死に手を伸ばす。
しかしビカンカがその手を叩き落とす。
「私達は『夫婦』でしょーが!!このくらいどうって事無いでしょう?」
理性も吹っ飛び訳の分からないセリフと共に何とも言えない威圧感を放ち始めるビアンカ。

「・・・・・・」
完全に尻に敷かれてしまっているラグナであった。



「でも大丈夫よ、疲れているのなら私が初めから終わりまで全部やってあげるわ」
「え!?」

そう言うや否や、早速ビアンカはラグナのペニスに手を伸ばししごき始めた。
「え、ちょっと・・・!」
「ふぅん、結構いいモノ持ってるじゃないの」
口も動いているが手も休むことは無い。
「やめ・・てくださ・・・あっ・・・」
声を上げ仰け反り、その勢いのまま仰向けに倒れこむ。
疲れが溜まっているせいか些細な事で大袈裟な反応をしてしまうようだ。
そんなラグナを見ているだけで快感のようなものを覚えてしまうビアンカだった。


「・・じゃあ やーめっ」
ビアンカの言葉に一息つくラグナ。
しかしその休息も束の間だった。

ビアンカは今度は手でしごくのでは無く、ラグナのペニスを直接舐め始めたのだ。
「そんな所っ・・・舐めちゃ・・きたな、い、です・・よ・・・?」
「何言ってんのよ。好きな人のモノなんだもの、汚いなんて思わないわよ」
一旦行為を中止し、顔を上げ照れながらも微笑むビアンカ。
その笑みを見てラグナの心臓がドクンと跳ねる。

「ちょっとクサいセリフを言っちゃったのかもしれないわね・・・・」
自分の口にした事が今更恥ずかしくなってしまい、
ビアンカは先程までの行為に集中して気を紛らわすことにした。

570名無しさん@ピンキー:2006/10/13(金) 04:59:25 ID:k+XlD3QF
「あっ・・・うっ・・・・・」

口内にラグナの性器を出し入れし、ピストンのような行為を繰り返すビアンカ。
それのせいですっかり顔を上気させているラグナ。
限界も近いのか先走りの液も滲み出ている。


「気持ちいい?」
ビアンカがラグナに問う。
しかしラグナの耳に声は届いていないのか、それとも返事が出来ないのか。
もちろんそんな事など見れば分かる。
それでもあえてビアンカは少しすねた口調で「・・・無視しないでよ」と言ってみる。
その言葉に反応したのかラグナが口を開きかけたが、

「・・私を無視した罰よ」

わざとそう言ってビアンカはピストンの速度を一気に速めた。
ラグナの少し苦しげな喘ぎ声がより一層大きくなる。

ラグナの声に反応したのか、自分の肌にぞわぞわと鳥肌が立つのを感じる。
その瞬間ビアンカは理解した。
自分は何故かこの青年を苛めると快感を感じてしまうタチなのだと。


「っ!出、・・・・・」


ラグナのペニスがどくんと大きく脈打ち、精液を吐き出た。
ビアンカは発射の寸前にペニスを口から解放し、わざと精液を顔にかぶった。
精液特有の匂いが鼻につく。
ラグナは疲れきって脱力し、目を閉じ四肢をだらしなく投げ出している。
その様子を見、ビアンカは頬を緩めた。



「ねぇラグナ」

ビアンカがラグナの顔の近くまで這い寄り、静かに話しかける。
ラグナは相当疲れているのか目をうっすらと開けただけで返事すらしようとしない。

「見てよ、私の顔・・ラグナのせいでこんなに汚れちゃったじゃない?」

もちろんビアンカ自身がわざとやったわけなのだが。
ラグナは申し訳無さそうな表情を浮かべ口を開き何かを言おうとする。
しかしビアンカがそれを遮り、

「私の気分を害した罰。アンタの事、おしおき・・しなくちゃね」

とぽつりとつぶやいた。
ラグナはその瞬間不安とも戦慄とも取れない表情を浮かべる。
その顔を見ただけでビアンカはこれまで以上の快感と興奮を覚えた。

571ビアンカ×ラグナ:2006/10/13(金) 05:03:04 ID:k+XlD3QF
名前欄に題名を入れ忘れてしまった・・・分かりづらいな。すまん

何か最後の方なんてただのSMモノみたいだ。
そういうのって苦手な人もいそうだから反応を見て続きを出すか考えようと思う。

それでは駄文失礼
572名無しさん@ピンキー:2006/10/13(金) 07:05:13 ID:KUkSCHs3
GJ!いいよ強気ビアンカいいよ!
SMもソフトなもので、気にするほどハードなSMではないと思うよ。是非続きを!
573名無しさん@ピンキー:2006/10/13(金) 07:08:06 ID:s/hp7ngb
 _、_ ∠構わん…続けろ
( ,_ノ` )y━・~~~
574名無しさん@ピンキー:2006/10/13(金) 08:22:40 ID:1sS8ZqGG
目くるめくハードSF・・・!
575名無しさん@ピンキー:2006/10/13(金) 10:37:28 ID:G3SHoAtB
SF…
Sex Farm?
576名無しさん@ピンキー:2006/10/13(金) 12:19:06 ID:crLs5P1L
それってなんてエロゲ?
577名無しさん@ピンキー:2006/10/13(金) 13:48:54 ID:G3SHoAtB
SeminaI Function of You
578名無しさん@ピンキー:2006/10/13(金) 16:55:31 ID:blCjpGsY
ビアンカ逞しいなwww
ていうか最近やけにラグナ受身だね
女顔で敬語だからか?w
579k+XlD3QF:2006/10/13(金) 16:58:51 ID:k+XlD3QF
ありがとう!ありがとう!!。・゚・(ノД`)

ってなわけで続きを貼る事にするよ。2話だけしか進んでないけど・・
すまんな、俺には長編を一気に書いたり書き溜めるなんて力量は無いみたいだ・・・
でもなるべく早く終わらせられるように頑張るよ
580k+XlD3QF:2006/10/13(金) 17:01:06 ID:k+XlD3QF
>>578
すまんな、多分これからもっと逞しくなると思う(汗
女顔で敬語・・それもあるな
581ビアンカ×ラグナ5 ※逆レイプっぽい:2006/10/13(金) 17:04:55 ID:k+XlD3QF
「ふふふっ、おしおきとは言っても痛い事だけはしないから。まぁ安心なさい」
そう言ってまたビアンカはラグナの性器に手を伸ばす。

これからされるであろう事を悟り、
「もう僕・・限界ですよ・・・・。無理、です」
ラグナは力無い声で拒否の意を表した。
が、それはますますビアンカの興奮を煽る材料にしか成りえない。

「それに明日の、モンスターの世話や・・・農作業が出来なく・・・なっちゃいますから・・・」
「・・・私よりもモンスターや畑の方が大事だと・・・そう、言いたいのね?」
珍しく悲しげな声を出すビアンカ。もちろん演技だ。
しかし、滅多に見ないそんなビアンカの表情がラグナには相当応えたようだ。
「いや・・そんな事は・・・・」

「じゃあ、いいじゃないの」

まるで先程の声音からは想像もできないような楽しげな声でそう言い放ち、ビアンカはラグナを弄びはじめた。


裏筋を舐め上げる。太ももの付け根に舌を這わす。
亀頭の先を舌の先でつついてみたり、先程のようにピストンまがいの行為をする。
そして時折性器を根元から軽く握り締めてみたりする。

ビアンカが何か行動を起こす度にラグナは切なげとも苦しげとも取れる喘ぎ声を発し、身悶える。
その行動一つ一つが何とも言えず、ただただビアンカは興奮するばかりだった。

そんな最中、ラグナが二度目の絶頂を迎えた。
今度はそのまま性器を咥えたまま口から離さず、頬張れるだけの精液を口内に溜め込んだ。
582ビアンカ×ラグナ6 ※逆レイプっぽい:2006/10/13(金) 17:05:30 ID:k+XlD3QF
やはりラグナは先程と同じように目を閉じぐったりとしている。息も荒い。
ビアンカはラグナの上に覆いかぶさり、相手の体を柔らかく抱きしめた。
ラグナも弱々しくではあるが瞼を閉じたままそれに応じる。
そしてビアンカはラグナの唇に自分の唇を重ね、
一気に自分の口内の精液を、相手の口の中に送り込んだ。

「!!?」
ラグナの閉じられていた瞳がかっと見開かれる。
そして自身の精液だと思われる液体を吐き出そうと躍起になるが、ビアンカは未だにラグナの体にしがみ付き離れようとしない。
あろうことか口もビアンカの唇によって密閉されたままだ。
「〜〜〜〜〜っ」
声にならない呻き声を上げながら、今現在自分にできる精一杯の抵抗をする。
しかしラグナが必死に体を動かそうとする度にビアンカはより一層強く体に抱きついてくる。
いや、締め付けると言った方が正しいのかもしれない。
酸欠なのだろうか。頭がくらくらしてきた。

ラグナの瞳が焦点を失いかけている。
ビアンカはその様子を見ると、さっと自身とラグナの身体を離した。
「ゲホッ・・・・・ゴホッ、ゴホッ!!・・」
ラグナは唾液混じりの精液を吐き出し、身体を丸め咳き込んだ。相当苦しそうだ。
その様子を見ているビアンカはたまらない快感を覚えてしまう。

半ば怯えるような目付きでこちらを見てくるラグナに対して
ビアンカは優しく、申し訳無さそうな笑みを浮かべてみせた。



ビアンカはラグナの身体をそっと仰向けにし頭を自分の太ももの上に乗せ、
近くにある手頃な布・・タオルケットしか無かったのでそれで汚れた口周りを拭ってやる。
ついでに汗ばんだ額や身体を拭いてあげ、優しく声をかける。
「ごめんなさいね、ついつい『おしおき』だなんて言ってしまって・・・。嫌だった?」
「そんな事は・・・無い、ですよ。
 最後・・のは、さすがにちょっと・・・・アレ・・でしたが。・・・はは」
ビアンカを見上げ、弱々しい笑みを浮かべる。
こんな状況でも相手の事を気遣おうと、言葉を選び喋るラグナ。

ビアンカはそんな青年に言いようの無い愛しさを覚え、
そして同時にもっともっと追い詰めてやりたい、とさえ思てしまっていた。
583ビアンカ×ラグナ7 ※逆レイプっぽい:2006/10/13(金) 17:07:10 ID:k+XlD3QF
_____________________________________


「・・・大分落ち着きました。ありがとうございます。ところでこの格好、何とかならないんですか・・?」


そう、二人は全裸で膝枕というとんでもない格好をしているのだ。
ラグナがビアンカの顔を見ようと目線を上げれば嫌でも彼女の乳房が目に入ってしまう。
しかもビアンカはそれを隠そうともしない。
そして就寝前に入浴したせいなのかビアンカの太ももからは石鹸のようないい香りが漂い、それが彼女の存在をより一層意識させた。
ラグナは自分の置かれている状況を考え直し、思わず頬を赤らめる。

「嫌なの?私は別に平気なんだけど。それに私達、夫婦じゃない」
「・・ビアンカさんがこのままでいたいのなら僕も我慢します」
「我慢って何よ!・・・でも、このままの方がいいかな。何となく・・、安心する」


そしてビアンカはラグナを膝枕したまま思い出話を語り出した。
ちゃっかりラグナの頭まで撫でてしまっている。

実は一目見た時からラグナの事が好きだったという事を。
毎日毎日ラグナが豪邸を訪れる時間が待ち遠しくてたまらなかった事。
ラグナの事が好きなのにつっけんどんな態度しか取れない自分に飽きるほど自己嫌悪した事。
それが原因で来る言いようの無い負の感情をメイドのタバサにぶつけてしまい
しまいには彼女に母親のようにあやされたという少し恥ずかしい話。
そして、今日の結婚式。


ラグナは眠ってしまわないように頑張りながらも静かにビアンカの話に聞き入っていた。
「僕と結婚するまでに・・・そんなたくさんの事があったんですね」
「そうね・・。まったく。早く気付けってのよ、この鈍感男」
そう言ってラグナの頭を軽く小突く。
「はは・・・・」
そう二人で笑いあう。ラグナはこの時、確かに幸せだった。
584ビアンカ×ラグナ8 ※逆レイプっぽい:2006/10/13(金) 17:08:40 ID:k+XlD3QF
しかし、ビアンカはと言うと喋りながらも頭の中はラグナを苛める計画を練っている真っ最中であった。
器用というか何と言うか、まったくどうしようもない女である。
しかし、ついさっき前から誰かに試してみようと思っていた『とっておき』
を使ってしまったためにあまり良い案は浮かんでこない。残念だ。
しょうがないのでビアンカはラグナを自分の体力が尽きるまで犯しぬく事に決めた。
もし相手が気を失ってしまっても得意技のビンタでまた起こしてやればいい。


「・・・欲しくなっちゃった」
ビアンカがかすかな声でぽつりとつぶやく。

「え?」
「そんな話をしてたら私・・・ラグナが欲しくなっちゃった」
「も・・・もう今日は無理ですよ?」
「そんなの知ったこっちゃないわよ」

ラグナは絶望した。
ついさっき交わしたやり取りをもう一度する事になるとは。しかも先程よりも状況は悪い。
少し休んで回復したとは言え、それもまともに喋れるようになった程度だ。
・・・もう泣きたくなってきた。


ビアンカがラグナの頭をそっと下ろし、彼の腰の辺りまで這って移動する。

「え、本当にするつもりなんですか」
「・・・ぇえ。悪い?
 って言うか今までのは私がラグナにしてあげてただけよ。それじゃあ不公平じゃないの」

ビアンカは満面の笑みを浮かべていた。
585k+XlD3QF:2006/10/13(金) 17:11:10 ID:k+XlD3QF
文字数の関係で当初の予定の倍になってしまった

最後の方なんてギャグと言うか、ぐだぐだすぎると言うか・・すみません。
出直してくる
586名無しさん@ピンキー:2006/10/13(金) 17:20:35 ID:kWC6itHi
秋の月6日

・タバサはずいぶんお腹が大きくなった。乳の出も順調。毛色が違うから子どもが楽しみだ。
・メロディはまだそれほど目立たない。それでもたっぷりお湯を使って体中をほぐしてやると、充分な量の乳が出た。
・ビアンカは念入りにブラッシング。ちょっと目を離すとすぐに機嫌を損ねるが、かまってやるとすぐトロトロになるあたり現金で可愛い。
・トルテは生理が止まっていた。種付けに成功したらしい。いつも静かで気づかなかったので余分に種をまいてしまった。
・めいに種付け。体が小さいので控えていたが、昨日調べたかぎりでは充分に妊娠可能だった。
・ラピスから搾乳。あんまり気持ちよさそうにするのでつい絞りすぎた。
・フィルの乳の出が悪い。どことなく具合も悪そうだ。ラピスを休ませるついでに面倒を見させようと思う。
・ロゼッタの子どもが生まれた! 乳離れまで休ませようと思う。しばらく休ませる分、今日はたっぷり絞った。
・ミストの二匹目も順調。胸もお腹も大きく張って、『カブみたいだ』と思ったら通じたのか嬉しそうだった。

明日はシャロンかリネットを捕まえに行こうと思う。どちらも良い乳が採れそうだ。

母乳L×6入手
587名無しさん@ピンキー:2006/10/13(金) 19:05:02 ID:crLs5P1L
何その展開!?
裏技!? 裏技なのね!?
588名無しさん@ピンキー:2006/10/13(金) 20:52:05 ID:lpro/lbx
なんでどこまでもカブなんだミストwwww
589名無しさん@ピンキー:2006/10/13(金) 23:24:50 ID:KUkSCHs3
>>585
GJ!!エロ部分が好きだなぁ。なんというか、氏が描く嫌がるラグナが、攻めるビアンカよりもエロく思えてきて、新たな属性がつきそう…アッー!
あと、ビアンカの思い出話がしっかり書かれてるのも良かった。続きがあるなら是非もっと書いてくだされ!
590名無しさん@ピンキー:2006/10/14(土) 00:36:16 ID:/JviCq+9
>>586
GJwサイコー
591名無しさん@ピンキー:2006/10/16(月) 08:12:17 ID:7rQi2WhI
むぅ…セピリア分が足りない。
補充キボン。
592名無しさん@ピンキー:2006/10/16(月) 14:13:48 ID:tCTS+Qca
むぅ…ナミさん分が足りない。
補充キボン。
593名無しさん@ピンキー:2006/10/16(月) 14:21:17 ID:dWIMKOLa
むぅ…射精す。
594名無しさん@ピンキー:2006/10/16(月) 20:56:58 ID:96AfPLQN
 もしもイヴァンが女性だったら。


 祝日の朝。村長宅の傍らに佇むイヴァンに歩み寄ると、彼女はいつものように柔らかく微笑んで挨拶してきた。

「おはようございます、ラグナさん」
「商品を見せてください」
「どうぞ。どれがいいですか?」
「…………」

 並べられた鍋や包丁、その他の調理器具は目に入らない。ラグナ自身意識
せぬまま、彼の手は身振り手振りで商品の説明をするイヴァンの手に重ねられていた。
 イヴァンが驚いた様子でびくりと震え、顔を上げてラグナを見つめる。

「僕が欲しいのは、イヴァンさん。貴女です」


 なんか……二人の関係が関係だけに、イヴァンの内心の葛藤とかが
メインに据えられそう。それをラグナが、無邪気さと真摯な心で
バンバン追い詰めていく、みたいな。
 選択肢を一つでも間違えれば、ただでは済みそうにない。バッド
エンドで村一つ消滅することになりそうで怖い。ギャグでもシリアスでも
いいから、誰か書いてみてくれないかな?






595名無しさん@ピンキー:2006/10/16(月) 21:26:56 ID:7rQi2WhI
むしろ住民全員女性に(ry
596名無しさん@ピンキー:2006/10/16(月) 21:31:55 ID:96AfPLQN
 ノイマンとサラの関係が本編よりさらにキツイぞ、それ。
597名無しさん@ピンキー:2006/10/16(月) 23:57:01 ID:WgA3pkuo
>>591
よし
ちょっとセシリー書いてくる


でも課題が結構残ってるから2,3日待ってね(´・ω・`)
598591:2006/10/17(火) 00:04:14 ID:Ta3GkwiD
>>591
名前間違えた…
誰だよセピリアってorz
ラピスが混じってんのか?
>>597
wktkして待ってます。
…あなたのおかげで名前の間違いに気付けました。
599名無しさん@ピンキー:2006/10/17(火) 08:47:46 ID:tuTGPJRn
ワンダフルライフでね
600名無しさん@ピンキー:2006/10/17(火) 17:58:09 ID:72Ilm4Um
601名無しさん@ピンキー:2006/10/17(火) 19:24:50 ID:Ta3GkwiD
ワンダフルライフって何?
602名無しさん@ピンキー:2006/10/17(火) 20:04:34 ID:GU3127PB
ここは牧場物語のエロパロスレ
牧場物語 ワンダフルライフ
とかでまずぐぐってみようぜ
603名無しさん@ピンキー:2006/10/17(火) 20:43:35 ID:hO4Ntu0V
>>600
既出なんだが自分はそれ取りのがしてたんだ。ありがとう。
中々ググっても引っかからない。元はどこのなんだろ…
604名無しさん@ピンキー:2006/10/17(火) 21:34:52 ID:Ta3GkwiD
>>602
すまん。
…しかもセピリア、それにいるね。

むぅ…セピリアもあったら読んでみたいなぁ。
605597:2006/10/17(火) 21:39:55 ID:EnqE9l1T
セピリア実在するのかよw
GC持ってないから知らんかった
606名無しさん@ピンキー:2006/10/18(水) 21:04:15 ID:IMGpYTvl
少佐はまだですかー?
607名無しさん@ピンキー:2006/10/18(水) 22:49:49 ID:F5beWpHA
自分で書くんだな、お前にも家族がいるだろう・・・
608 ◆iJ3v4UsY9Q :2006/10/19(木) 01:13:31 ID:lPJIvBsb
とりあえずセシリー分投下。
ぶっちゃけ、ミストよりもフィルよりも、この子が一番腹黒な気がしてならない

*注:ちっちゃい子に手を出しちゃいけません。犯罪です。
   :ちっちゃい子に手を出されたら、全力で抵抗しましょう。
   :チクショー。なんだよ最近のガキはよー。
   :結論・ラグナは相手が誰であろうと受け。
悪夢だ。
ラグナはそう思った。
ひとまず、現在の状況を確認してみよう。
「…………」
右では、やたら不機嫌なメロディが腕を絡めている。
「えへへ〜♪」
対して左では、上機嫌なセシリアが背伸びをして腕に抱きついてきている。
「…………」
うん。おかしい。
ありえない。
一体何をどうしたらこうなるんだ?



事の発端は冬の月、30日。
気まぐれでトロス洞窟に行ったのが、そもそもの間違いだったのかもしれない。
「……ふぅ。そろそろ戻ろうかな」
モンスターをばっさばっさとなぎ倒し、収集品をたっぷり集めたラグナは自宅へ戻るべく、
エスケープのスペルブックを開く。
「……ん?」
その時、足元で何かが煌めいた。
腰を下ろし、それを拾い上げてみる。
「うわぁ……」
思わず感嘆の声を上げる。
それは石だった。
宝石と見紛うほどの白を蓄えたその石は、雪の中でもなお映え、美しく輝いていた。
「綺麗な石だなぁ……。なんて名前なんだろ?」
どこかで見たことがあるような……。
そう思ったのだが、結局思い出せない。
大方、この村に来る前に、どこかの宝石店で見かけたりしたのだろう。
「……あ。だとしたら、何か記憶の手がかりになるかも…」
本人も最近忘れかけているのだが、彼は記憶喪失なのだ。
何か記憶につながりそうなものであれば、是が非でも詳細が知りたい。
「うーん……せめて名前さえ思い出せれば…」
ウンウンと唸るが、思い出せないものは思い出せない。
「……あ、そうだ!」
と、そこで閃いた。
いるじゃないか、石好きの純情天使が。
「セシリーなら、何か知ってるかも……」
そう呟き、エスケープを唱える。
目指すはカルディア図書館だ。
――これが、ラグナが犯した二つ目のミスだった。



「セシリーなら、外で遊んでくると言っていましたよ」
ラッセルにそう言われたラグナは、セシリアに会うべく公園へとやってきた。
「え〜っと……あ、いたいた。おーい、セシリー」
「あ、ラグナお兄ちゃん〜!」
いつも通りの無邪気な笑顔で、セシリアがとてとてとやって来る。
「……あれ? 珍しいね、セシリーが一人でいるなんて。ニコルは?」
「ニコルはね〜、風邪ひいて、ずっとおうちで寝てるの〜」
「あらら、そうなんだ」
「ねね、ラグナお兄ちゃん。一緒に遊ぼうよ〜」
絶好の遊び相手を見つけたセシリアは、心底嬉しそうにラグナの腕を引っ張る。
「ああ、いいよ。でもその前に、セシリーに聞きたいことがあるんだ」
「うん?」
ごそごそとポケットの中をまさぐる。
「えっと……ああ、あった。この石なんだけど、セシリー、知ってるかな?」
そう言って、先程拾った石を見せる。
「え……っ?」
突然セシリアの動きが止まった。
顔を紅潮させ、おずおずとその石を手に取る。
「…………セシリー?」
「あ、あのあの、ラグナ、お兄ちゃん……?」
ひどく動揺した様子でセシリアが尋ねる。
「これ……セシリーに…くれるの……?」
「え……?」
ラグナは少し逡巡し――
そして最大の大ポカをやらかした。
「……うん。セシリーが欲しいのなら。
 でもその代わり、その石のこと教えて――」
「うれしい〜! セシリー、ラグナお兄ちゃんのお嫁さんになれるんだね〜♪」
「……へ?」
さすがにラグナも、まさかそれがホワイトストーンだとは思っても見なかった。



そして勘違いをしたセシリアが家に押しかけてき、それを聞きつけたメロディが突撃を敢行した結果がこれである。
「人生って、どうなるか分からないですねぇ……」
「自業自得でしょ」
むすっと顔を膨らませたメロディがぼやく。
「そもそも、なんであたしじゃなくてセシリーちゃんなのよ……。
 フツー、真っ先に彼女に渡すものなんじゃないの? そーいうものは…」
「いや、だから。何か記憶の手がかりになるかと思って……」
「そんなものどーだっていいのよ。今は前を向いて歩いていけばいいの」
「すいません、人の過去を全面否定しないでください」
随分な物言いである。
子供相手にやきもちとは、大人げない。
「ね〜ね〜、メロディお姉ちゃん〜」
しかし、セシリアはそんなことなど知ったこっちゃない。
上機嫌でメロディに話しかける。
「な、なにかな……?」
引きつった笑顔で応対するメロディ。
この時の彼女は、まさか直後に核弾頭級の爆弾を投下されるとは、微塵も思っていなかった。
「えへへ〜。この丸いの、いいでしょ〜」
そう言ってセシリアが取り出したのはホワイトストーン。
なめとんかこの小娘。
情け無用でセシリアに掴みかかろうとするメロディを必死にラグナが押さえる。
「ストップストーップ!! 落ち着いてくださいメロディさん! 相手は子供ですよ!!」
「止めないでラグナ! この女だけは、この女だけわぁぁぁぁ!!!!」
鬼のような形相で喚くメロディ。
さすがにセシリアも脅えて、泣き出しそうになりながらラグナから離れる。
「そもそも、原因はラグナなのよ!! なんなの!? もしかしてロリコンなの!? そうなの!?」
「Mでロリコンって一体何なんですか僕は!? 人として最悪じゃないですか!!!」
「最悪よ!! ふたまたなんてかけて!! あーもうドメスティックバイオレンスぅぅ!!」
「あだだだだ!! もげるもげる! 腕もげる!!」
ラグナの腕をへし折らんとばかりにパロ・スペシャルをかけるメロディ。
しかし、愛しい夫(仮)がそんな目にあっているのを見て、セシリアが黙っているわけがなかった。
「メロディお姉ちゃん。ラグナお兄ちゃんをいじめたら、めー、だよ」
「めー、はアンタの方でしょ! 人のもの取ったら泥棒なんだからね!」
ラグナから飛び降り、セシリアに向かって怒鳴るメロディ。
本当に大人げない。
「ふえ〜ん! ラグナお兄ちゃん〜、メロディお姉ちゃんがいじめてくるよ〜」
と、泣きながらセシリアはラグナにしがみつく。
「大人げないですよ、メロディさん。相手は子供なんですから……」
「騙されちゃダメよラグナ! その子、下心丸出しでハァハァ言ってるわよ!!」
「何を言ってんですか。セシリーがそんなことするわけ……」
「ラグナお兄ちゃぁん……はふぅ…」
「…………」
何も言わずにセシリアを引き剥がす。
「……そういうことは、あと十年経ってからニコルにしてあげようね?」
「え〜」
不服そうな声を上げるセシリア。
ラグナはため息をついた。
「……ところで、メロディさん。お店のほうはいいんですか?
 もう三時になりそうなんですけど……」
「……今日は休業にする…」
膨れっ面でメロディは言う。
「……いや、休業ってあなた…」
「いいの! 休むって言ったら休むの! 店主はあたしなのよ! 文句ある!?」
びしっ、と人差し指を突きつける。
ラグナはありません、と答える代わりに首を横に降った。
「でも、せめて休業の看板くらい出してきたほうがいいんじゃないですか?
 何も知らない人が来たら、困るでしょうし……」
「う〜……分かったわよ…」
妙なところで、きっちりしているメロディであった。
「で、でも! あたしが居ないからって、ラグナに変なことしたら許さないからねっ!」
ずびしっ、とセシリアを指差して家を出て行くメロディ。
幼女相手に「変なこと」と言うのもおかしな話ではある。
「……はぁ…」
改めてため息をつくラグナ。
今日は厄日だな。
そう思った彼だが、まさかこの後、さらなる災難が降りかかるとは思ってもみなかった。
「えへへ〜」
嬉しそうに、セシリアが抱きついてくる。
「ラグナお兄ちゃんと二人きり〜♪」
「……セシリーも、そろそろ帰ったら?
 ラッセルさんも心配してると思うよ?」
「大丈夫〜。今日は〜、ラグナお兄ちゃんの家に泊まるって言ってあるから〜」
「ああ、なるほど。それなら安心ってオィぃぃぃぃぃぃ!!!?」
思わずノリツッコミをするラグナ。
何考えてんだあの人は。自分の娘がどうなってもいいのか?
「ダメ! 絶対ダメ! 十年早い!」
家へ送り返すため、セシリアの手を引こうとしたその時。
「――!?」
突然左半身が動かなくなった。
右肩から倒れ、仰向けに転がる。
「え……?」
何が起こったのか分からなかった。
とりあえず身体を起こそうとするが、何故か力が入らない。
「えへへ〜」
何故か笑顔でラグナの顔を覗き込むセシリア。
手に何か持っている。
(……針?)
裁縫針くらいの大きさだろうか。
それをセシリアが持っているのだ。
「……あの、セシリー? それなに?」
「これはね〜、めいさんが『ごしんよう』にって、くれたの〜。どんな男でもイチコロなんだって〜」
「……うん、間違えてるね。『イチコロ』の意味、取り違えてるね。あと『護身用』の意味分かってないね」
先程抱きつかれたときに刺されたのだろうか。
こちらに気付かれること無く、このような事をやってのけるとは。
(セシリー……恐ろしい子…っ!)
いや、一番恐ろしいのは、こんなとんでもないものを子供に渡すめいの方だな。
などと考えている間に、ついに全身が動かなくなってくる。
毒が周りきってしまったか。
「ラグナお兄ちゃん」
セシリアが声をかけてくる。
ラグナがこんな状態になっているにもかかわらず、彼女は――何故か、少し嬉しそうだった。
「セシリーね、セシリーね、トルテお姉ちゃんと一緒に、お嫁さんになるためのおべんきょう、いっぱいしたんだ〜」
……なんとなく、言い知れぬ不安がよぎった。
「だからね〜」
セシリアが顔を近づけてくる。
うん。とりあえず、トルテは後で極刑に処そう。
ラグナはそう心に誓った。
「ラグナお兄ちゃんも、だいまんぞくしてくれると思うんだ〜」
子供というのは、時に残酷なものである。
こちらの事情など、お構いなしなのだから。
「……っ…。……………っ!?」
いや、それ以前に――。
(……ち、窒息する…っ!)
何故か鼻を摘まれた上でキスをされてしまった。
もちろん呼吸は不可能。
なんとかそのことを伝えようとするが、身体が動かない。
大ピンチである。
(あ、コレ殺されるな……)
死を覚悟したその時、ようやくセシリアが離れた。
「えへ〜。ラグナお兄ちゃんと、ちゅーしちゃった〜」
「……どっちかと言うと、人工呼吸に近かったような…」
ぐったりしたラグナが呟く。
うん、大丈夫。今のは人工呼吸だ。
キスなんかじゃあ、決して無い。
そう自分に言い聞かせる。
「それじゃ〜次は〜、ごほうししてあげるね〜」
そう言って視界から消えるセシリア。
頭に血の回りきっていないラグナがその言葉を理解したのは、既にズボンを半分ほど下ろされた頃だった。
「……って、ちょっと待ったぁぁぁぁぁ!!!」
「ふぇ?」
と不思議そうな顔をしながらも、服を脱がす手は止めない。
仕事の出来るタイプだ。
結局、下半身を真っ裸にされてしまう。
「うわぁ……」
顔をほんのり紅く染めたセシリアが呟く。
「あれ!? なんかすっごいデジャヴ!! っていうかマジでやるの!?」
「だって〜。もうラグナお兄ちゃんとセシリーは、めおとなんだよ〜?」
「だーかーらー! それは勘ちが――」
「えいっ」
 キュッ
「うわわっ!!?」
根元を力強く握られ、上擦った声を上げる。
「うわ〜、ラグナお兄ちゃんすごい〜。どんどんおっきくなってくよ〜」
ラグナのモノを握り、無邪気に弄ぶセシリア。
子供は加減を知らないから困る。
「や、やめ……ぅあぁ!」
ある程度身体の自由は戻ってきたものの、酸欠にもかかわらず大声を出してしまったせいで
意識が薄れ、まともに身体に力を入れることも出来ない。
最早、されるがままだ。
「えへへ〜。もっと気持ちよくしてあげるね〜」
ラグナのモノが半勃ちになったのを確認すると、セシリアは彼の股間に顔を埋めた。
右手で亀頭を執拗に責めつつ、根元の部分を重点的に舐る。
「ぁ……はぁ…っく…!」
自然と漏れてくる声を、必死に抑えるラグナ。
(……これ…メロディさんより……上手い…!?)
本人に聞かれたらぶっ飛ばされそうな意見だが、明らかにセシリアの方が技術力は上だ。
伊達に「おべんきょう」してきたわけではない、ということか。
(というか、なんて事教えてんですかトルテさん!!)
怖い。あの眼鏡の下に隠された素顔が。
そうこうしているうちに、限界が近づいてきたようだ。
「んむ……ちゅ…ふぁ。……すごい…、ラグナお兄ちゃんの、びくびくしてるよぉ…」
そう呟き、スパートをかける。
先程より激しくモノをしごき、先の部分を舌で責め立てる。
「ふぁっ!? ぁ……出…っ!」
激しい背徳感に苛まれながら、ラグナはセシリアの顔に精を放った。
「あぅっ!? ……ぁ…ラグナお兄ちゃん…すごい。
 いっぱい、気持ちよかったんだね……」
「……ぅ……うぅ…」
正直、泣きたい気分だった。
好きな人以外にこのような行為をされてしまったこともだが、それ以上に
こんな小さな子供に、好き放題にされてしまった、ということにだ。
「随分とお楽しみのようね」
「楽しいわけ、ないじゃないですか…むしろ屈辱……って、え?」
聞き慣れた声。
ラグナは錆びたブリキの人形のように、そちらへ顔を向ける。
「…………」
鬼神がいた。
「ず……随分と、遅いお帰りでしたね……」
「……頭に『カ』のつく牧場主がね。何故かあたしの部屋に入り込んでたから、ぶちのめしてたのよ。
 それはそうと……」
後ろ手に玄関の鍵を閉め、メロディは言う。
「……これは、どーいうことかしら?」
「ああああああ、あの、メロディさん!? こ、これは事故なんです事故!!」
必死に現状を否定しようとするラグナ。怯えるように部屋の隅に退避するセシリア。
しかし、例え事故でも事実は事実。
やったことには変わりない。
「………リ………れ……ん……」
ぶつぶつと呟きながら、何故か自分の服に手をかけながらラグナの元へ迫るメロディ。
「あ、あの、メロディさん? お、落ち着いて、落ち着いてください。話せば分かりますから。
 というか、なんで脱いでるんですか? なんか物凄く嫌な予感がするんですが……」
「今セシリーちゃんにされたこと……全部忘れさせてやるんだからー!!」
「う、うわぁぁぁぁぁ!!! …………アッ――!」



翌日、ミストがラグナ宅を訪ねると
焦燥しきったラグナ、顔を真っ赤にして目を回しているセシリア、
そして何故か無駄に肌の張りが良いメロディが居たとかなんとか。
「ふんふ〜ん♪ やっぱり、ラグナを満足させられるのはあたしだけね〜♪」
「……はぅ〜…大人って、すごい…」
「うぅ……僕って、こういう役ばっかり…」

終われ
615 ◆iJ3v4UsY9Q :2006/10/19(木) 01:26:17 ID:lPJIvBsb
ゴメン、セシリーマジ外道。
本番をさせなかっただけ良心的だと思ってくださいっ!

でもラグナはやっぱり総受けだと思います
616名無しさん@ピンキー:2006/10/19(木) 02:05:10 ID:zH4s3LQW
ぼくのなかではラグナは可愛い顔してハードプレイです


そんなことはさておきGJ
617名無しさん@ピンキー:2006/10/19(木) 02:14:18 ID:I3b/BUpR
ヤベェェェwwエロいww
やっぱロリは良い、心が洗われるようだ
メロディは正妻のまま愛人が増えそうな我が牧場です
618名無しさん@ピンキー:2006/10/19(木) 06:25:54 ID:FKsKaqT+
翌日

レオ「こ、これはグリモアのウロコ!これはプロポーズと受け取って良いんじゃな!」
619名無しさん@ピンキー:2006/10/19(木) 10:10:49 ID:13UGzGSW
総受けって…
620名無しさん@ピンキー:2006/10/19(木) 11:01:22 ID:DPRUA3v4
>>頭に『カ』のつく牧場主
また ミ ス ト か!
まあ、そんなことよりこのシリーズ大好きだからまだまだつづいて欲しい・・・


621名無しさん@ピンキー:2006/10/19(木) 13:04:10 ID:laAkY+dn
カミュじゃないのかい?
622名無しさん@ピンキー:2006/10/19(木) 21:32:27 ID:FVbp+pqB
GJ!!!









>:ちっちゃい子に手を出されたら、全力で抵抗しましょう。
>:チクショー。なんだよ最近のガキはよー。

kwsk
623名無しさん@ピンキー:2006/10/19(木) 22:42:52 ID:WlF+hKBr
駄目だ!小さい子に手を出されたら受け入れてしまいそうだ!!


十年くらいやるんでセシリーも攻略可能にしてくだちい。
624 ◆iJ3v4UsY9Q :2006/10/20(金) 00:22:41 ID:rKaTkdfq
うは、予想以上にレスが。
多謝であります、皆さん。

>>620
        i
       _||__
=ニニニ二ロ [∞]ニニ=-
      ̄lニコ二I´       < 騙して悪いがカミュなんでな
        \\\        死んでもらう
         \\\
           〉 | ̄|

        i  ドカァン!!
       _||_(;;;:::+);
=ニニニ二ロ,,从::;;;;∵;;;),
      ̄l(;人 *(;;;;);;§;)
       (,,;;(;#(ζ::)  <ち、ちくしょお…!
         \\\
           〉 | ̄|


いや、まさかこんな作品を好いてもらえるとは思いませんでした。
ありがとうございます。
とりあえず、ネタが完全に切れるまでは書いていこうかなと思ってますよと。

>>622
深読みしすぎは命に関わるぞ
625名無しさん@ピンキー:2006/10/20(金) 05:13:11 ID:f9YE+2qE
タバサたんに罵られたい。
626ドクター×クレア2@ししまる ◆440.V/COZU :2006/10/20(金) 13:53:08 ID:gYqq4ao5
ハイハイ。空気嫁な俺が通りますよ。
相変わらずの駄文…駄文ていうかもう…今回はあれだ…初心に返るつもりが、
薬プレイに挑戦したけど失敗。マジ失敗。エロ足らずだし。うぜぇよ!
悪いのはクラッシュした林檎ちゃんだ。
あと、何気にハマりはじめているルーン。すでに妄想がゲフゲフ。
まぁそれでも許してやるよという心の広い方のみどうぞ。
以下駄文。
--------------------------------------------------------------------------------------------

試そう。ドクターの前には一つの瓶。
初めて見るラベル。成分はどれも書物では見たことがあるが、
実際の効能は試したことがない。ましてや、それを組み合わせたものとなると、
まるで予想がつかない。
一応能書きはついているものの、それをいきなり使うことには躊躇いがあった。
かといって、自分やエリィで試して、万が一のことがあれば、診療に支障をきたす。
そこへ、牛乳と野草を携えて、クレアがやってきた。

クレアは、ちょっと考えてから、いいですよ、と笑った。
そして、瓶の中に入っている液体を一気に飲み干した。
一瞬の、間。
視界がくるりと回って、クレアは闇に落とされた。

彼が笑っている。
彼女が隣にいる。
自分はそれを眺めている。
ああなんて幸せそうに笑うんでしょう。
どうして隣にいるのは私ではないのでしょう。
すぐ近くで見ているのに、
どうして気がついてくれないのでしょう。
どうしてその笑顔をこちらに向けてはもらえないのでしょう。
体の芯が熱くなる。
手を伸ばして、彼に触れた、と思った瞬間、世界が遠のいた。

白い世界。病院の天井だ、と気がつくのに少し時間がかかった。
「やあ、気がついたかい」
ドクターの声。
何か夢を見ていた。夢を見ていたような気はするけれど、内容が思い出せない。
627ドクター×クレア2@ししまる ◆440.V/COZU :2006/10/20(金) 13:54:24 ID:gYqq4ao5
ただ、やるせない気持ちだけが残っている。
「すまない。身体は…大丈夫かい?」
そう言われて、クレアは思い出す。
ドクターに頼まれて、新しい薬を試してみて…倒れたのか。
「大丈夫です」
おうむ返しに答えてから、自分の身体のことを考える。
「もう少し、ここで休んでいってくれないか。もし、痺れとかあれば…」
ドクターが薬の副作用を心配している。
…これは副作用なのかな…
本には時々出てくるけれど、本当にこんな薬があるんだろうか。
身体が熱い。熱を持っている。
ドクターが手を伸ばして、クレアの頬に触れた。ひんやりとした感触が心地よい。
「ドクターが…自分で試せば良かったのに…」
クレアがドクターのもう片方の手を取って、自分の首筋に当てる。
火照っている。
「ドクターなら…男の人なら…一人で始末できるのにね…」
そのまま、顔を少しずらして、ドクターの指を唇で挟む。
目が潤み、頬が上気して桜色に染まっている。
ばら色の唇はしっとりと濡れ、ドクターを誘う。
自分でオーバーオールのボタンを外し、シャツに手をかける。
ドクターがその手を取って唇にキスをする。
「わかった…から…僕にさせてくれないか」
そのまま、さっきまで眠っていたベッドに倒れ込んだ。
クレアのシャツの前を開け、背中に手を回す。冷たい手の感触にクレアが反応する。
「ひゃんっ」
同時に、下に手が伸びる。へそを探り、そのまま指が脚の間に滑り込む。
「あっ…」
ドクターの表情が少し歪む。
「こんなになっちゃう薬だったんだねえ…」
笑っている。
「…いじわる…っ」
少し指で触れただけで、反応が返ってくる。
クレアの芯は膨らんで堅くなり、敏感になっている。
さらにその下で、刺激を受ける度に溢れる泉。
「どうして欲しい?」
潤んでいた瞳が涙目になった。
「どうしてって…ドクター…」
628ドクター×クレア2@ししまる ◆440.V/COZU :2006/10/20(金) 13:55:00 ID:gYqq4ao5
可愛いとつい構っていたくなる。少しでも長く相手の気を引いていたいと思う。
すぐに終わらせて相手を満足させて、それで振り返ってもらえなくなったらどうしよう。
ほら、僕を見て。僕が必要だと言って。僕を欲しいと言って。
クレアが視線を逸らす。上気した頬を一層染めて口を開く。
「…お願い…ドクター…」
そう言って、両手で顔を覆う。
「…して…」
どうして。どうして見つめてくれない。
もっと強請って。もっと甘えて。もっともっと…
指に力を入れてぐっとクレアの中に挿れる。
「んぁあっ」
クレアが仰け反る。
「好きな男でもできた?」
動揺をポーカーフェイスの下に入れ、ドクターが囁く。
「そんなこと…いやぁっ」
最後まで答えさせない。少し指を動かしただけで、声を上げる。
ぐちゅぐちゅと指を出し入れすると、クレアの腰が浮いた。
「やぁっ…ドクター…っ」
「何が嫌なの?これで十分じゃないの?腰が動いてるけど?」
それは薬のせいで。
潤んだ瞳も上気した頬もばら色の唇も。何もかも薬のせいで。僕のためではなくて。
露わになった胸に口付ける。
同時にショーツもオーバーオールごと引きずりおろす。
白い肌は美しいまま。ただうっすらと染まっている。この色は。
ピンクキャット草の花の色。夏に咲く花の色。
胸の突起を丁寧に舌で転がす。つつく度に喘ぎ声が聞こえる。
「誰に惚れたの?」
また聞いてしまう。
「ちが…います…好きな人なん…て…」
いないよね…。飛びそうになる意識の中でクレアは考える。
「そいつはそんなに上手かった?」
そんなことなかった。
…誰が…?
「ちが…う…の…」
声に出していた。
ドクターが手を止める。クレアの上に馬乗りになって、押さえつけたまま、
ネクタイを外し、ワイシャツを脱ぐ。
629ドクター×クレア2@ししまる ◆440.V/COZU :2006/10/20(金) 13:56:35 ID:gYqq4ao5
ベルトのズボンを引き抜いて、聞いた。
「何が違うの?」
唇が歪む。
「そいつはそんなに上手くないってこと?」
クレアが一瞬身を捩る。逃がすまいとドクターが肩を押さえつける。
「今から楽にしてあげるから」
そう言うなり、既に天を向いていた自身をクレアに打ち込む。
「やぁ…っ…んんっ…んんっ…あぁんっ…」
クレアの目は虚ろになり、半開きの口からはよがり声があがる。
こんなに激しく反応する女は滅多にいない。
「何回でもイクといいよ」
この反応が、僕のものだったら。ドクターの頭の冷めた部分が考える。
これは僕のものじゃない。
身体の反応は未知の薬の副産物で。
心は…誰かが持って行ってしまったようだ。本人も気付かないうちに。
それなら。気付かないうちに再び獲ってくればいい。
何度も、クレアがドクターを締め付ける。ひくひくと脚の筋肉が痙攣している。
「僕なら…君をこんなにしてあげられるのに…」
腰を動かしながら、喘ぐクレアにドクターが囁く。
「…気持ちイイ…?」
必死でクレアが頷いて答えた。
最初は、クレアが甘えてきたくせに。同じ顔で同じ身体のくせに。
どうしてもっと僕を求めない…?
まるで、多く飲み過ぎた薬を吐き出すかのように、持て余した性欲だけを吐き出して。
呼吸をする度喘ぐ度それも少しずつ薄まって。
僕はどんどん君に嵌って行きそうなのに。
だいたい、どうして彼女を被験者にしたんだろう。誰でも良かったのに。
彼女の気持ちを確かめたかったから…?
ああ、そうだ。
少しでも自分のことを気にかけてくれていますようにと願っていたから。
そのくらいで良かったのに。
あまりにも無防備で。無防備すぎて。
…捕らえられたのは、自分。
ドクターの胸に氷が突き刺さり、クレアの何度目かの絶頂で、ドクターは果てた。
白い双丘が少しずつ動きを鎮める。
やっと、声が出せるように息が整ってから、クレアが口を開く。
「ドクター…ありがとう…私…どうしていいかわかんなくなっちゃって…」
630ドクター×クレア2@ししまる ◆440.V/COZU :2006/10/20(金) 13:57:48 ID:gYqq4ao5
それ以上のことは言わなくていいのに。
「あのお薬…やめた方がいいと思う…」
「そうだね僕もそう思うよ」
用意していた答えを用意していた通りに口にする。
それでも収穫はあったんだよ。
クレアを抱きしめる。
君は満足したかもしれないけど、僕はまだ駄目みたいでね…
心が、渇いて渇いてしょうがないんだ。
口には出さないけれど。
「ドクター…?」
クレアを抱きしめた腕にぎゅっと力を込める。
「…ドク…ター…?」
心配そうなクレアの声が、今は自分だけのもの。
これから心を獲り返そう。持って行ったのはきっと…彼、だから…。

誰の夢だったんだろう。
ドクターに抱きしめられてクレアはふと考える。
この腕が、彼のものだったなら。
目が覚めたとき、傍にいるのが彼だったなら。

ドアの外で白いレースのエプロンがふわりと揺れる。

--------------------------------------------------------------------------------
ごめんなさい…これが今の俺クォリティでゴメンヌ。
エロくねェェ!
そしてコッパずかしい!なんだこれ!
知らん。もう知らん。林檎がクラッシュして俺の脳もつられてクラッシュということで。
許してくださいころとーく。もういろいろ限界。
ていうか、最初のヤツから全部書き直してェよ。
そんじゃーダッシュで逃げます。そんでポケモンを捕まえに行く。

そうだ。最後で失礼ですが、
イベントにお越しいただいた方、イベントでお会いした方、ありがとうございました。
今でも舞い上がっています。あ、多分脳がクラッシュしてんのはそのせいですね。
期待を幅広く裏切るのですみません。まんべんなく裏切ります。

デハ!
631名無しさん@ピンキー:2006/10/20(金) 19:01:58 ID:PWoV5wFd
GJ!!いいねぇ。なんか薬ネタで和んだ。
632名無しさん@ピンキー:2006/10/20(金) 20:38:19 ID:OLcBt0rZ
  ||     ||     ||
(∀゜ ) ( ゜∀) (     )
(゜∀゜ ) (   ゜) (゜   )
( ゜∀) (    ) (∀゜ )
(   ゜) (゜   ) ( ゜∀゜)              (゚д゚ )
(    )- (∀゜ )- ( ゜∀)〜〜〜〜〜〜〜〜〜ノヽノ |
(゜   ) (゜∀゜)  (   ゜)              < <
(∀゜ ) ( ゜∀) (     )
(゜∀゜ ) (   ゜) (゜   )
( ゜∀) (     ) (∀゜ )
(   ゜) (゜   ) (゜∀゜)
  ||     ||     ||


  ||    ||    ||
 ( ゚д゚ ) ( ゚д゚ ) ( ゚д゚ )
 ( ゚д゚ ) ( ゚д゚ ) ( ゚д゚ )
 ( ゚д゚ ) ( ゚д゚ ) ( ゚д゚ )
 ( ゚д゚ ) ( ゚д゚ ) ( ゚д゚ )                   ( ゚д゚ ) <GJ!
 ( ゚д゚ ) ( ゚д゚ ) ( ゚д゚ )―――――――――――ノヽノ |
 ( ゚д゚ ) ( ゚д゚ ) ( ゚д゚ )                    < <
 ( ゚д゚ ) ( ゚д゚ ) ( ゚д゚ )
 ( ゚д゚ ) ( ゚д゚ ) ( ゚д゚ )
 ( ゚д゚ ) ( ゚д゚ ) ( ゚д゚ )
  ||    ||    ||
633名無しさん@ピンキー:2006/10/20(金) 23:04:54 ID:rb+SkVLq
まったくGJなものだな。





そ、そろそろリネットが来てもいい頃だ…!!
634過去462 ◆MlASmWsLOk :2006/10/21(土) 01:28:15 ID:c6D19sgn
やっぱまつやまキャラが描きやすい。

ttp://boku002.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/imgboard.cgi
[515] ナミ
[516] セシリアとセピリア

635名無しさん@ピンキー:2006/10/21(土) 19:40:01 ID:I5FR73JV
>632
お前は本当に褒めてるのかw
636名無しさん@ピンキー:2006/10/21(土) 23:31:05 ID:ILlOnn/e
>>634
タイプミスまでネタにしてしまうなんて……
恐ろしい子っ!

GJ

>>624
まさか貴様もレイヴンだったとはなっ!
637名無しさん@ピンキー:2006/10/22(日) 21:28:56 ID:6YdIbD8R
おまえらいい加減にしないと明日もまた来るぞ
638名無しさん@ピンキー:2006/10/22(日) 21:51:43 ID:ACEZcIaC
>>637
来なさい
639名無しさん@ピンキー:2006/10/24(火) 03:54:07 ID:unGQVPY1
もう少しで新スレ時ですな
640名無しさん@ピンキー:2006/10/24(火) 17:09:45 ID:60J2ziC/
うむ、内容濃かった
641名無しさん@ピンキー:2006/10/24(火) 22:09:14 ID:DMvFKD8w
すごメロの人新作マダァ-? (・∀・ )っ/凵⌒☆チンチン
642名無しさん@ピンキー:2006/10/25(水) 08:39:06 ID:E0gpDwl2
>>641
一瞬ドワンゴの誤爆かと。
643名無しさん@ピンキー:2006/10/26(木) 03:30:37 ID:Pp9WM9AV
うわああん、久しぶりに来たらドク×クレが!
しかもなんかセツナス。ありがとう。
644名無しさん@ピンキー:2006/10/27(金) 18:06:12 ID:/VaHsXIZ
タバサに罵られたい。
645名無しさん@ピンキー:2006/10/27(金) 18:20:25 ID:ChJYHAr0
俺はメロディに「変態。」と罵られたい
646 ◆iJ3v4UsY9Q :2006/10/28(土) 00:24:10 ID:uWRA5hd4
ちくしょう。規制に巻き込まれた

>>645
「あたしはそんなキャラじゃなーい!!」
と、メロディさんがご立腹です。
ttp://new1314.freespace.jp/log/up/log/708.jpg

正直、無茶をしたと思っている。
とりあえず吊ってくる λ...
647645:2006/10/28(土) 00:35:33 ID:IOtb6Hby
>>646
良いメロディだな、少し借りるぞ


吹き出し書き込んで「変態。」って書いても良い?ダメ?はい
648名無しさん@ピンキー:2006/10/28(土) 07:14:51 ID:cc3mpsyn
うあ、もう404か…
649名無しさん@ピンキー:2006/10/28(土) 12:36:43 ID:zKgsoSGv
ブラウザで開けば見れる。

俺は「異議あり」に見えt(ry
650名無しさん@ピンキー:2006/10/28(土) 14:08:21 ID:undHkqfu
ドククレハアハア
651名無しさん@ピンキー:2006/10/28(土) 22:11:02 ID:maBScy8s
>>646
カワエエな萌える
652名無しさん@ピンキー:2006/10/29(日) 00:35:37 ID:/n0ZOGjR
ビアンカ思い付いてちょっと書いてるんだけどあんまり需要ない?
653名無しさん@ピンキー:2006/10/29(日) 01:02:10 ID:73Si/+OS
>>652
頼んます
654名無しさん@ピンキー:2006/10/29(日) 01:59:15 ID:/n0ZOGjR
そんでは何とか完成させます。
明日の夜投下を目指しますね
655名無しさん@ピンキー:2006/10/29(日) 02:42:20 ID:YhH6aqqP
>>652
(´∀`)wktk
656名無しさん@ピンキー:2006/10/29(日) 15:24:23 ID:BhSnessY
まっとります
657ビアンカ 1/5:2006/10/29(日) 23:38:20 ID:/n0ZOGjR
完成させるつもりだったんですが、長くなってきて終わりませんでした、すいません。
待ってくれてる方もいるので、前半だけですが投下します。
のこりはなんとかできるだけ早めに書きます。





まだ朝だというのに、コオロギがあちらこちらで鳴いている。
上空は青空だが、遠くに灰色の雲が迫っている。
雲はすごい勢いで飛ばされていく。
朱のカーテンは開かれており、窓から弱々しい陽が差している。
ビアンカは、布団を頭まで被り、うずくまる様な格好で横になっていた。
タバサが開けていったのだろう、窓からコオロギの鳴き声が入ってくる。
好き放題にわめくコオロギの声に包まれ、耐えかねたビアンカが辛そうに起き上がった。
下ろされた長い髪を乱暴に背にまとめる。
窓に立つと、辺りの草むらを蔑む様に睨みつけ、窓を閉め、カーテンを引いた。
──こんな朝早くから、そうしてバカみたいに雌を呼ぶのね。恥ずかしいと思わないの?
体が重い。
ベッドに腰掛け、頭を抱える。
誰かがドアをノックした。
「お嬢様」
タバサだ。
ビアンカは口を開けるのもだるかったが、タバサに部屋に入って来て欲しくなかったので、ドア越しに話して済ますことにした。
「何?」
「ああ、起きていましたか。おはようございます」
「何?」
具合が良くないせいで、語調が乱暴になってしまう。
タバサは何も悪くない。
「朝食にしませんか?」
「いらないわ」
言ってから、こんなひどい言い方ってない、と思った。
タバサがせっかく作ってくれたのに。
「ごめんね、いらない。二人で食べて」
「でもお嬢様、嫌でも朝食は食べなければ持ちませんよ」
それきり返事も返さなかった。
タバサが帰っていく足音が聞こえる。
大きなため息をつき、ベッドに倒れ込む。
生理がきていた。
考えはまとまらないし、だるい。
ああしてタバサに邪険にしてしまったのに、大して悪いと思えていなかった。
けれど、それより何より思うのは、自分の体が恨めしい。
658ビアンカ 2/5:2006/10/29(日) 23:41:19 ID:/n0ZOGjR
きちんと生理がくる。
生物として当たり前のことだ。
子供を産める様に。
──バカな虫と何も変わらないわ。私はそんなことしたくて生きてるんじゃないのに。この体は。
ベッドに沈み込んでいくような体を、それでも律し、ゆっくりと起き上がった。
簡単な身支度を済ませて、本を読むことにした。
本棚から手近な小説を数冊取り、椅子に掛けた。
──あんたたちとは違うのよ。私には、できることも、しなきゃいけないことも、いくらでもあるの。
読むのはサスペンスだったり、紀行文だったり。
トルテの様に下らない恋愛物を読みふけったりはしない。
けれど全く頭に入らず、ほとんど文面を睨み付けるだけになり、そうやって午前中を消費してしまった。
本を読む格好をしてはいるが、思考はそこら中に行ったり来たりし、イライラや、由来の分からないフラストレーションだけがたまっていった。
たまらず本を閉じ、背もたれに寄り掛かり、首を曲げて天井を見上げた。
「もう嫌だ。どうして私がこんなものに悩まされなきゃならないのよ」
口を尖らせて、天井に文句を言った。
そう言ったところで、部屋のドアがノックされた。
ビアンカは慌てて姿勢を正した。
さすがに声は聞かれてないだろうが、返事せず、黙って耳をそばだてた。
「お嬢様?」
それでも応対せず、次の言葉を待つ。
「ラグナ様が見えてますよ」
その言葉にはちょっと反応した。
僅かに身じろぎする。
髪も微かに揺れた。
ドアの方に向き直り、タバサの声に集中する。
ラグナは、最近度々家に訪れ、ビアンカに自分の作った料理を振る舞っていた。
料理ならもちろんタバサが毎日作ってくれる。
それでも彼はパンだったり、お菓子だったり、色々な物をもってきてくれる。
味はタバサのにはだいぶ負けるけど。
自分に何を求めているのか訝ったが、男の話し友達というのは新鮮で、忙しいタバサに代わってお茶の相手をしてくれるのもありがたかった。
しかし、今日は間が悪かった。
さっきと同じ様に、無視を通した。
「お昼を一緒に頂きたいそうですよ」
「お腹空いてるでしょう?」
「頂いてらしたらいいのに……」
なかなかねばる。
それだって親切で言ってくれるのは分かっている。
ここまで懇意にしてくれる話し相手は彼の他にいないのも分かっている。
659ビアンカ 3/5:2006/10/29(日) 23:45:13 ID:/n0ZOGjR
そんな彼を、あまり遠ざけないように気を遣ってもいるのだろう。
でも、反射的に言ってしまった。
「いい」
しばらく黙った後、残念そうなため息が聞こえた。
「分かりました。私から謝っておきますから、お嬢様は心配なさらないで下さいね」
タバサの階段を降りてていく足音が聞こえた。
また迷惑を掛けてしまった。
ラグナにも、タバサにも。
自分の具合が悪いのは仕方無い。
気分が不安定なのも分かっている。
だからといって、いつもタバサには迷惑を掛けてしまっていた。
それでも気に掛けてくれる優しいタバサを、本当は、大切にしたかった。
ラグナだってそうだ。
やっぱり気分は重かったけれど、すぐにでも謝りたかった。
それは、体が重くて辛い気持ちより強かった。
意を決して、クローゼットを開く。
短めの、薄手の外套を羽織り、ボタンを留めた。
「よし!」
ドアを開けて飛び出した。
タバサは、玄関で吹き込んだ落ち葉を集めていた。
「タバサ!」
二階の手すりから身を乗り出して、叫んだ。
屋敷の中だというのに、そんなにしなくてもいい、というくらいの大声で叫んだ。
タバサは驚いてビアンカの方を見上げた。
「ごめん!」
それを聞いて、タバサの表情がほころんだ。
ビアンカは階段を勢い良く駆け降り、玄関の扉に、ぶつかる様にして手を掛けた。
「謝ってくる!」
振り向いてそう言ったビアンカを、タバサは笑顔で見送った。
「ええ。風が強くなってきていますから、雨が降る前に帰ってらして下さいね」
通りに走り出ると、風によろめいた。
風が微かに音を立てていた。
それでも走って、ラグナの家へ向かった。
ビアンカ自身、私がこんなに走るなんて、と驚くほど、手を振り、力一杯走った。
途中、草むらでコオロギが鳴いていた。
その声は、力なく風に切れ切れになりながら、ビアンカの耳にも届いた。
足下の草さえも風にバタバタとたなびいていた。
「あんたも大変ね」
走りながら、そう呟いた。

ラグナは、一人家で料理をしていた。
ビアンカにはフられてしまったが、風が強くなってきていたので、結果的にはこのほうがよかっただろう、と思っていた。
だから、ふと見た窓にビアンカが現れた時には心底驚いた。
取り落とした包丁が床に突き刺さった。
ラグナは急いでドアに走り、ビアンカを招き入れた。
660ビアンカ 4/4:2006/10/29(日) 23:51:35 ID:/n0ZOGjR
「ビアンカさん!大丈夫ですか?」
ビアンカは、風に押されるように家に飛び込み、ラグナの肩に掴み掛かった。
「ラグナ、ごめんなさい」
ビアンカは、ラグナを見上げて言った。風で髪は乱れ、本当に疲れた顔をしていただろう。
でも、そこまで弱っていたから、タバサに言うのと同じように本心を言葉にできたのかもしれない。
「お昼のことですか?いいですよ、そんな」
「ううん、ごめんなさい」
ラグナは、ほとんどラグナにしがみつくようになっていたビアンカの手を取って、もう一度言った。
「僕は、本当に気にしてませんよ」
ビアンカは、ラグナの顔を見上げた。
「うん……ごめんなさい」
そして、俯いてラグナの胸にもたれかかった。
それでラグナは、ビアンカの頭に手を添えようとしたが、ビアンカが突然、「あっ!」と言って顔を上げたので、慌てて手を引っ込めた。
「帰らないと……」
そう言うとビアンカはラグナから離れ、ドアに手を掛けた。
「え、もう帰っちゃうんですか?」
「ごめんなさい、タバサにすぐ帰るように言われたの……それじゃあね、また来るから」
そう言って、ドアを開けると、ものすごい強風が家の中に入ってきた。
そして、一緒に、大量の雨がどっと入ってきた。
二人は驚いて、慌てて二人掛かりでドアを閉めた。
外は雨が降り、風は勢いを増し、まるで季節外れの台風のようだった。
──遣らずの雨?
二人は顔を見合わせた。
──どうしよう……
と、ビアンカは思った。






目方をミスりました。これで前半終わりです。
あと、ビアンカの一人称はあれで大丈夫ですよね。
僕の脳内のビアンカが皆さんのとなんか違ってるかも知れません。そしたら本当にすいません。
661名無しさん@ピンキー:2006/10/30(月) 00:04:20 ID:fxpihM98
何だかここは腰の低い職人が集まるのか?
ともかくGJ
後半も待ってるぜ
662名無しさん@ピンキー:2006/10/30(月) 01:29:41 ID:98H9u4Ai
まっとりました、とてもいいです。
遣らずの雨とか、無知なもんで初見の言葉でした。そういうのが出てると文章かっこよく見えて
いいですね。アホっぽいネ俺。
続きもすごく期待しています
663名無しさん@ピンキー:2006/10/30(月) 12:55:08 ID:1TaRqYET
なんか青春って感じがしてイイ。
続き(´∀`)wktkしながら待ってます!
664名無しさん@ピンキー:2006/10/30(月) 19:57:27 ID:8qf7/iWZ
しかし気付くとミストさんが後ろに…
665名無しさん@ピンキー:2006/10/30(月) 21:47:24 ID:S4g5Q/8/
カブを射出しつつ離脱せよ!
666名無しさん@ピンキー:2006/10/30(月) 21:51:03 ID:nIf5TwZC
>>665
嵐の中、何処へ?
667名無しさん@ピンキー:2006/10/30(月) 23:49:51 ID:0FoxnOvt
嵐の中で輝いて
668名無しさん@ピンキー:2006/10/30(月) 23:51:29 ID:fxpihM98
08小隊とはまた懐かしい
669名無しさん@ピンキー:2006/10/31(火) 09:04:53 ID:q/Bj3z3L
ラグナ「俺はリネットと添い遂げるっ!!」
少佐「怯えろ!竦め!アースマイトの能力を活かせぬまま死んでゆけ!!」

・・・あれ?
670名無しさん@ピンキー:2006/10/31(火) 21:58:07 ID:8uGRdX4P
>>669
エアコンというものが苦手だろ?
671過去462 ◆MlASmWsLOk :2006/11/01(水) 01:23:04 ID:AkfsbdW+
ttp://boku002.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/imgboard.cgi  [517]
クレア。もう空気とか需要とか読む気なしです。
672名無しさん@ピンキー:2006/11/01(水) 21:44:56 ID:AOVmm2m5
季節はずれでアレだが。
ハロウィンのカボチャランタンって、もともとは蕪で作ってたんだってな。
…つまり、こういうことかっ。

   r-、「ヽ./!__
  rヽ:::::::::V::::/
  `ヽ:::::ヽ:!::/
     >'" ̄ヽ.
    iニ::゚д゚ :i  
     \  :::/
      ∪∪
673名無しさん@ピンキー:2006/11/03(金) 10:46:15 ID:YmZIhzhd
普通のSSってこのスレに書けばいいのかな。
674名無しさん@ピンキー:2006/11/03(金) 11:12:31 ID:FF8f5Hb7
エド 「これが私の今まで集めてきた100万です
    カミュにふわ毛大会で勝ったらこれをあげましょう
    だがラグナさんにそんな持ち合わせはない
    だからカミュが勝ったら・・・

    ラピスのオッパイを揉む!」

ラグナ「え・・・」
エド 「ラピスのオッパイを揉む!」
   「あなたに・・・ラグナさんに・・・」
   「私の気持ちはわかるまい。
    医者として長い事誇り高く生きてきたつもりだ。
    その私が恥をも捨てる」
   「この気持ち!」
ラグナ「そ・・・それがオッパイ」
   「・・・」
   「なら僕も100万程度じゃ足りません」

   「僕もオッパイで」

エド 「いいでしょう」
ラピス「な、何を言ってるのこの人たち」

すいません、さっきヤンジャン読んで
テンション高かったんです

>>673
いいんじゃないでしょうか?
675名無しさん@ピンキー:2006/11/03(金) 16:59:10 ID:BHukG2ps
>>673
カマン。
676名無しさん@ピンキー:2006/11/03(金) 17:42:27 ID:YmZIhzhd
ありがとう。じゃあちょっと書くね。
初めてのSSなので、ちょっとどきどき。
いろいろツッコミあるかもしれないけど、笑って許してくれれば幸いです。
677彼女がドレスに着替えたら:1:2006/11/03(金) 17:50:27 ID:YmZIhzhd
最近、めいは教会にちょくちょく顔を出すようになった。
結婚式で着るウエディングドレスを見るためだ。

きっかけはサラとノイマンの結婚式に参加してのこと。
サラが着ていたドレスを見て、隣にいたラグナに問いかける。
「サラ殿が着ている衣装はなんと言うんじゃ?」
「あれはウエディングドレスといって、結婚式のときに着られる特別な衣装なんですよ」
「ほう・・・」
「綺麗ですよね、サラさん」
「あぁ、綺麗よのう・・・」
まぁそういうわけで、すっかりドレスの虜になってしまったのである。

ドレスを眺めるめい。
「ウエディングドレスか。一度でいいから、着てみたいのう・・・」
思わず口に出してしまう。そのとき、不意に後ろから声をかけられる。
「どうしたんですか?めいさん」
ラグナだ。ドレスに見とれてて、まったく気がつかなかった。
「!べ、べつに、なんでもないですじょ?」
「何か口調が変な気がしますが」
「ほ、本当に何でも・・・それより、今の話聞いてなかろうな?」
「聞いてませんとも。
 めいさんがウエディングドレスを着たいなんて言ってたこと、僕は聞いてません」
吉○新喜劇か。
「お前の人生さぁ・・・」
何故か現代口調になるめい。
「ま、まあまあ・・・。
 でも女性にとっては一度は着てみたい衣装ですから、その気持ちも分かりますよ」
しばらく無言でドレスを見る2人。やがてめいが、
「・・・我がこれを着た姿、想像できるか?」
そんな質問をしてみる。
「うーん。でも、綺麗な姿だっていうのは想像できますよ」
無難な返答じゃの、と苦笑する。
678彼女がドレスに着替えたら:2:2006/11/03(金) 17:51:32 ID:YmZIhzhd
そんな会話をしていると、2階から話し声とともに、誰かが階段を下りてくる。
ホワイト神父と・・・見慣れない人だ。なにやら困った顔をしている。
「こんにちは」
「こんにちは、お2人さん」
そちらの方は?とラグナが尋ねる。
「あぁ、こちらは写真屋さんなんですよ。いつも結婚式の際にお世話になっていまして」
はじめまして、と挨拶をする写真屋。
「なにやら困った顔をしていましたが、何かあったんですか?」
「実はですね、お店の宣伝ということで、新郎新婦の写真を撮ろうと考えたのです。
 で、モデルさんをお願いしていたのですが・・・」
「急に来られなくなった、と」
「そうなんです。急病で来られなくなってしまいまして」
「まぁそういうわけで、誰か代わりの方がいないかと、相談していたんですよ」
そういえばぴったりの人がいるではないか。
「あ、サラさんとノイマンさんは?」
「尋ねてみたんですよ。でも数日前から留守でして」
「確か2人とも、遠出するのでしばらく帰れない、なんてことを言ってたのう」
「うわ、なんてタイミングの悪い・・・」

神父が口を開く。
「ラグナさん、めいさん。新郎新婦役になっていただけないでしょうか?」
「え」
「ええええっ!」
驚く2人。一番驚いているのはめいだ。
なんせめったに着られないドレスが着れるのだ。
それがこのような形で実現できようとは、思っても見なかったわけで。
「これも何かの縁ということで、お願いしますよ」
写真屋は手を合わせてお願いしている。
「自分は構いませんけど・・・」
ラグナはちら、とめいを見た。
「し、仕方がないのう。誰も代わりがいないのなら・・・」
そうは言っているが、やはり嬉しいらしい。顔が赤いぞ、めい。
「決まりですね。それでは、よろしくお願いします」
「(良かったですね、めいさん)」
「(さっき我が言ってた事、他言無用じゃぞ?)」

「ではわたくしめが、衣装の着付けをいたしましょう」
いつの間にかタバサがいた。
「あ、タバサさん。いつの間に」
「散歩の途中でここに寄ったら、皆さんの話し声が聞こえてきたものですから・・・」
「ちょうど良かった。それではタバサさん、お願いできますか?」
「喜んで。では、早速支度をしましょう」
679彼女がドレスに着替えたら:3:2006/11/03(金) 17:52:26 ID:YmZIhzhd
そしてしばらく後―
ドレスに着替えた自分の姿を見て、目を疑う。
「こ、これが・・・?」
「とてもお似合いですよ、めいさん」
「・・・どうも////」
顔が真っ赤である。

一方こちらは、一足先に着替えを終えたラグナ。なかなか様になっている。
「遅いなぁ、めいさん・・・」
と、そこへタバサがドアを開け、入ってくる。
「お待たせしました、ラグナ様」
続いて、めいが入ってきた、のだが。
「ど、どうかの・・・」
まるで別人のような雰囲気が出ている。
いや、決して今までの格好が綺麗じゃない、というわけではないぞ。
「おおう!?」
その姿を見て、思わず素っ頓狂な声を上げるラグナ。
お前はト○ックのう○だじろうか。
「な、なんじゃ、そんなに似合わぬか?」
ちょっと不満そうな顔をするめい。
「すごい・・・綺麗だ・・・」
「別人に見えますよね。私も驚きました」
タバサも驚いたようで。
「そ、そう言われると照れるのう・・・」
「さあ、写真屋さんがお待ちですよ、行きましょう」
680彼女がドレスに着替えたら:4:2006/11/03(金) 17:53:22 ID:YmZIhzhd
そして撮影現場にやってきたわけで。
「うーん」
写真屋は少々納得がいかない様子。
「?何かまずいところでもありました?」
「・・・もう少しナイスバディの女の子だったら良かったなぁ・・・」
「Σ」
おそるおそるめいを見るラグナ。
「^^」
何故かめいは微笑んでいる。が、よく見ると・・・
「ちょ、めいさん、笑ってるけど目が笑ってない」
しかもいつの間にか刀を握り締めている。
・・・まずい、殺る気だ。
「^^^」
「わーっ、めいさんおちついてやめてー!」
ラグナは切りかかろうとするめいを止めるのに必死であった。

そして、夜。
帰りがけに見かけたロゼッタと一緒に酒場へ行くめい。
ホットミルクを2つ頼み、席に着く。
「えー、そんなことがあったんですか。いいなぁ〜」
ロゼッタは羨ましそうにめいを見ている。
「良くないわ。写真屋は失礼なことを言うわ、恥ずかしいわで大変じゃったよ」
「ふ〜ん」
「な、なんじゃ」
「・・・そう言いながら、うれしそうな顔してますよ?」
「え」
思わず顔に手を当てるめい。そのしぐさを見てロゼッタは笑いながら、
「もう、素直じゃないんですからw」
ホットミルクが2つ、テーブルに置かれる。
ロゼッタがミルクを飲み、つぶやく。
「あーあ、あたしも着たかったなぁ・・・」
「ふむ」
めいはロゼッタの身体を眺め(特に胸)、ため息をついた。
「な、何ですかじろじろ見て、しかもため息ついて」
「おぬしじゃ無理かもな」
「あー、ひどい!それどういう意味ですかー!」

酒場はいつもにぎやかである。
681彼女がドレスに着替えたら:5:2006/11/03(金) 17:54:37 ID:YmZIhzhd
「あのラグナさん。教会の写真に一緒に写ってる方、誰ですか?」
ミストがくいくいとラグナの袖をひっぱる。
あれから数日―。
写真に写っている女性がめいだと気づく人は、ほとんどいなかった。
とはいえ、めいにとっては、その方がかえっていいのだろうが。
「え、えーっと・・・」
説明したほうがいいのか、黙っていたほうがいいのか悩むラグナ。
黙っていたほうがいいかもしれないぞ。

そして数日後、写真屋さんからあの時の写真を受け取る、めいの姿。
「まぁでも、悪くはなかったかもな・・・」
嬉しそうな笑みを浮かべて、大切そうに、懐にしまっておくのでした。
682677-681:2006/11/03(金) 17:57:28 ID:YmZIhzhd
以上です。お茶汚し失礼しましたー。
SS書くのは、楽しいけれど結構大変だなぁと思いました。
683名無しさん@ピンキー:2006/11/03(金) 19:19:21 ID:tiFAf8CW
GJ!めいスキーなんで凄く楽しく読ませてもらいました!
特にに4〜5の話の流れが凄く良かったと思う。是非また書いてくだされ!
684名無しさん@ピンキー:2006/11/03(金) 20:15:01 ID:b39qmKAB
和んだ

こういう話も良い物だ
685名無しさん@ピンキー:2006/11/03(金) 22:07:46 ID:BHukG2ps
ここだけの話。
ラストの株に一番萌えたという秘密。
686名無しさん@ピンキー:2006/11/03(金) 23:38:12 ID:hNRGTRnr
ルーンファクトリー人気オニャノコランキング〜(多分)

一位はメロディとロゼッタ〜(ロゼッタはツンデレ、メロディは風呂ネタが受けたのかと?)

二位はビアンカ&タバサ〜(ビアンカがタバサに苛められる、仕返し?)

三位は多分めいかと(小柄な体と言葉遣いが受けているようです)

思ったんだけど、少佐って全然出てこないよね・・・(´・ω・`)
やっぱ一時敵だったという事もあって動かしにくいのかな?
687名無しさん@ピンキー:2006/11/03(金) 23:43:34 ID:tI97UJ+8
何だかんだいって皆ミスト好きだと思ってたんだが違ったのか
688 ◆iJ3v4UsY9Q :2006/11/04(土) 00:35:52 ID:Sp8Qzx1X
>>687
俺はミストも好きだぜ
むしろ嫌いなキャラなんていない

シャロン?
ああ、マクロスの(ry
689名無しさん@ピンキー:2006/11/04(土) 00:36:29 ID:Sp8Qzx1X
名前消し忘れてタヨorz
690名無しさん@ピンキー:2006/11/04(土) 01:11:45 ID:fla36J9J
前々から思ってたんだがロゼッタってツンデレとは違うよな?
全然ツンツンしてないよな、リュードにはしてるけど。
どっちかっていうとビアンカやめいのほうがツンツンしてたような・・
って書いてて思ったんだが上位3人までツンデレで占められてないか?w
691名無しさん@ピンキー:2006/11/04(土) 01:58:09 ID:mfU9VGIa
ロゼッタは分類的には幼なじみキャラだよなぁ
ちょっと世話焼きのお隣さんぽいイメージ。
実際はお隣でも幼なじみでもないけど。

なんかロゼッタはラグナとくっついてミストにいびられるイメージが定着してて困る
692名無しさん@ピンキー:2006/11/04(土) 02:00:26 ID:2c5Pg6cB
だがそれがいい。
693名無しさん@ピンキー:2006/11/04(土) 02:08:28 ID:dZAUkjSB
2週間くらい、そんなロゼッタが書ききれずに話が進まない俺が通りますよ
694名無しさん@ピンキー:2006/11/04(土) 07:52:21 ID:2c5Pg6cB
>>693
待ってるから…私、待ってるから!
695名無しさん@ピンキー:2006/11/04(土) 13:42:08 ID:sVfiTGEp
徐々にラグナを好きになっていくと同時に、過去に自分がラグナにした事を引け目に
一人悩んで、結局思いを自分の内に秘めておくリネット。
っていうのを書きたかったけど文章力がな…
俺が書くと無理矢理書かされた感想文みたいになってしまう。
まあゲーム内では微塵も気にしてないけどな、少佐は。
そんなリネットかわいいよリネット。
696名無しさん@ピンキー:2006/11/04(土) 14:20:48 ID:CoA46M3r
>>688
早くSSを書く作業に戻るんだ
697名無しさん@ピンキー:2006/11/04(土) 14:23:23 ID:pXdmqCdk
少佐が出て来る所まで進んでない俺ガイル

全コンプしたセリフ集でもあれば…
698名無しさん@ピンキー:2006/11/05(日) 15:01:29 ID:CW9tY+MC
少佐ネタがないのって、少佐と結婚出来るとこまでやってなかったり
そこまでやっても既に他の娘と結婚してたりするのかな。
699名無しさん@ピンキー:2006/11/06(月) 00:01:44 ID:SYpiY9AI
少佐と言われてもタメ軍人しか思い出せなかった俺ガイル
700540:2006/11/06(月) 01:03:59 ID:KcI4Cdjb
>>699
よう俺
701ビアンカ後編 1/6:2006/11/06(月) 01:43:09 ID:EgJ+OFr8
先週書いた奴のつづきです。
結局肝心な部分は全く書けませんでした。期待してた方すいません。
ほとんどエロなしみたいなものになりましたが、それでも構わない方、読んでやって下さい。





雨は静かにその勢いを増し、地面を覆うようにしぶきが立つ。
雨音は街を包み、街の住民達はそれぞれに雨音を聞きながら、あるいは窓から雨の様子を窺いながら、静かに物思いにふけっていた。
ラグナの家に閉じ込められたビアンカもまた、椅子を勝手に窓際まで運び、窓にもたれるようにして、窓の外、雨に煙る街の門の向うをじっと眺めていた。
外套も脱がないで、雨足の弱まるのを待っている。
しかし、その気配はない。
「はあー、タル……」
調理台に向かうラグナに聞こえないよう、小声で愚痴った。
ラグナは、何を作るのか、野菜を並べたり、オーブンを温めたり、いそいそと作業している。
作業しながら、床に空いた穴を足で探ってみたり、合間合間にこちらを気にしたりしている。
「そこ、寒くないですか?」「ええ」
ラグナはひたすら気を遣っているが、ビアンカの方は、ついさっきラグナに抱き付いたのが嘘のように、全く意に介さないといった風だった。
ビアンカは、とにかく帰ることを考えていた。
さっきまでの感情の波は過ぎ去って、平静を取り戻していた。
そして、自分があそこまで行動的になっていたのに、今になって驚いていた。
それは確かにラグナには申し訳ないことをしたとは思っていた。
けれど、だからといって、後を追いかけてそのまま彼の家に飛び込むだなんて。
いや、結果的にそういう事になってしまったのだけれど。
しかし、これでは、よほど一途か、でなければヒステリックな女のよう……。
違う。断じて。
そんなものではないし、大体ラグナとはそんな関係ではない。
……いや、違う。男だとか、女だとか、付き合うとかが。
ほとんど勢いのまま、そこに陥ろうとしていたのか。

702ビアンカ後編 2/6:2006/11/06(月) 01:45:54 ID:EgJ+OFr8
そんなことを考えながら、腕をさすりながら、ビアンカは不安な面持ちで窓にもたれていた。
思えば、心の内の、色々な所が揺いでいた。
ずっと忘れていただるさも再び僅かに現れていたし、なのにここが他人の家だというのもビアンカを不安にさせていた。
──雨、止むかしら……。タバサきっと心配してるわ……
「ビアンカさん」
「えっ?」
「ご飯にしましょう」
振り向くと、ビアンカの後ろにラグナが立っていた。
気付けば、料理が出来上がっていて、家の中はシチューの香りで満ちていた。
「え?私は別に……」
「たっぷり作りましたから、食べて下さい」
雨は相変わらず激しい。
ビアンカは食欲は無かったが、体が栄養を欲しがっているのは感じていた。
「……じゃあ、分かった」
「そうだ、イス」
「あ、いい」
ラグナが椅子を運ぼうとしたが、ビアンカが自分で椅子を抱え、引きずらないよう難儀しながらよたよたと運んだ。
テーブルにはシチューが二皿。
ビアンカはコートを椅子に掛け、座ったが、ラグナはまたキッチンに向かった。
オーブンが開けられ、湯気が立った。
ビアンカは、手を膝に置いたまま、大人しく待っている。
シチューは、ふわふわと湯気と香りを放っている。
──冷めちゃう……
オーブンから出てきたのは、グラタン。
皿に載って、一つずつテーブルに運ばれた。
「どうですか?見た目は結構いいと思うんですけど……」
二つ目を運びながらラグナが言った。
自慢げに、皿をそっと置いた。
それで小さなテーブルはほとんど埋まってしまった。
「見た目って、シチューとグラタンじゃない」
まあ、シチューは丁寧に注がれているようだけれど。
困りながらも、ビアンカは料理を眺めた。
しかしまあ、この、シチューとグラタンの香りの、暖かいこと。
「んー……、シチューとグラタンなのに、何だか見た目慎ましいわね」
「あれ、そうですか?何でだろ……」
「白いのよ、両方」
「あ」
確かに、テーブルの上はだいぶ大人しい感じではあった。
そうは言っても、ビアンカはあまり気にしていなかった。
シチューもグラタンも結構好きだったし、二つを一緒に食べたことなんて無かった。
何というか、嬉しい気分になっていた事は認める。
多分、それで、気が緩んだのだろう。
703ビアンカ後編 3/6:2006/11/06(月) 01:48:05 ID:EgJ+OFr8
勢いがついてしまって、ちょっと失礼な感じに、口数が増えてしまった。
「どうせちょっと手の込んだもの作ろうとか、そういえば小麦粉沢山買っちゃったんだとか、そんな事でしょ」
「あはは……」
残念そうに笑うラグナを見て、そこでビアンカははっとした。
言い過ぎた、と思った。
言わなくていい事まで言ってしまった。
……まるで、タバサにじゃれるみたいに?
いや、そんな事はないだろう。
とにかく、ビアンカは、場を繕うことにした。
「い、いいわよ、食べましょ」
「あ、そうですね」
いただきますを言って、食べ始めた。
ラグナがシチューを一口食べたのを見て、ビアンカもシチューを食べ始めた。
体が、喉の辺りからじんわりと温まる。
そして、グラタンを一口。
それを見て、こっそりとビアンカの様子を窺っていたラグナは、恐る恐る声を掛けた。
「どうですか」
「一口じゃわからないわ」
「あ、すいません」
そうして、もう一口、丁寧に口に運んだ。
顔をしかめるようなことはないが、ビアンカの食べるのを、ラグナは不安そうに見ている。
「うーん……」
「ど、どうですか?」
「そうね、やっぱりどちらも、タバサのには遠く及ばないわ」
「ああ……、そうですか……」
「当たり前でしょ。タバサのより美味しかったら困るわ。そこで落ち込まないの」
「は、はい……」
「でもね」
「え?」
「何ていうかね、タバサの料理とおんなじような……、うーん、暖かみ?みたいなものがあった、かな」
「本当ですか!?」
「うん」
そう言って、無意識に笑顔を向けた。
「あ……、いや、ありがとうございます」
「何よ、本当にそう思ってるわよ、私」
さっきから照れくさそうにしていたラグナが、視線を下に逸らした。
それで、ビアンカは、自分が、信じられない事だが、ラグナにどんなに熱っぽい視線を送っていたかに気付いた。
──え?私……え?
そんなばかな。
だって、そんな。
どうして?
こんな事になるはずではなかった。
ビアンカは明らかに動揺していた。
男性に対して、自分が、そういう、いわゆる、女の子らしい態度を取った事に。
動揺して、顔が赤くなる。
ラグナが思い切ったように立ち上がる。
ビアンカに近付く。
ビアンカは驚いてそれを見つめた。
ラグナはビアンカの前、テーブルに身を乗り出すようにして、顔を近付ける。
704ビアンカ後編 4/6:2006/11/06(月) 01:50:33 ID:EgJ+OFr8
「え、あの、ラグナ、や……」
そして、ラグナは、ビアンカの口を塞ぐようにやわらかくくちづけた。
ビアンカは硬直し、近付くラグナを遮ろうとして中途半端に持ち上げられた手も、空中で止まった。
目は開いたまま、自分の顔がさらに真っ赤に染まっていくのが感じられた。
「う……、く、ちょっと!」
ビアンカは強引にラグナを引き離した。
立ち上がり、後ずさった。
口元を押さえる。
「な……っ、なにしてんのよ!」
思い切り叫んだ。
雨音はその声さえも飲み込んでいった。
僅かな沈黙が訪れた。
雨音は耳に流れ込むように入ってきた。
顔が熱い。
いたたまれなくなって、両手で顔を覆う。
そのまましゃがみ込む。
「……すいません」
「あやまらないでよ!」
即座に怒鳴り返す。
心臓が、雨音に負けず大きく響いていた。
そこから動けなかった。
顔も上げられなかった。
「ビアンカさん……」
──だめ……呼ばないで……
膝の間に顔を埋める。
ラグナはビアンカに歩み寄り、支えながら立たせた。
ビアンカはラグナにもたれながら、顔を覆ったまま立ち上がった。
「ビアンカさん……?僕は、本当に、ビアンカさんのこと……」
「嫌!私、そんなの!」
手を振りほどき、ラグナを辛そうに睨み付けた。
顔は真っ赤になっている。
──恥ずかしいんじゃない。照れてるんじゃない。そうだ、ショックだったんだ。
「私は、付き合うとか!好きだとか!そんなのいらない!」
自分の体が、人並みにそういう事に反応した事に。
「そういう事のためにあんたと仲良くしたんじゃない!」
そこで、ラグナは、俯きながら、微笑みながら、口を開いた。
「僕は……、ビアンカさんとそういう風に仲良くなりたかったから……いつも会いに行ってたんです」
くらくらする。
「……」
「いつも淋しげだったビアンカさんを、ちょっとでも喜ばせられたらいいな、と思って……」
「うん……」
「いつか幸せにしてあげたくて、幸せになって欲しくて……」
「うん……」
──ああ、わかった。
彼は、ラグナは、タバサに似ているんだ。
本当は、初めて彼の焼いたクッキーを食べた時からわかっていた。
私のために突然焼いてきてくれた……。
下手くそで、味も見た目も全然だったけど。
暖かさみたいな、こもった思いみたいなものを感じた。
彼に触れて、やっぱりそうだ、と思った。
私の反発するのをものともしない。
705ビアンカ後編 5/5:2006/11/06(月) 01:57:06 ID:EgJ+OFr8
それごと、両手で抱き上げて、あたためてくれるような優しさ。
それに触れると、私は、どうしようもなくなるんだ。
ただの気の迷いだったかも知れない。
ビアンカは、俯いたまま、ラグナの腰に手を回し、体重をかけるようにして抱き付いた。
ラグナもそれに応え、同じような格好をした。
ベッドに運ばれ、寝かせられた。
ラグナは、上から覆いかぶさるようにして手をついた。
ここに来て怖くなったのか、ビアンカはラグナを睨み付けていた。
「僕のこと、嫌いですか?」
尚も睨み付けている。
が、両手でラグナを強く抱き寄せた。
それで、ラグナは、ビアンカに、さっきよりも深いキスをした。
今度はビアンカも目をつむった。
涎が糸を引いた。
吐き気がした。
──ラグナはいいけど、これはやっぱり好きになれないわ……
うっすらとそう思い、ビアンカは、天井を見ながら目を閉じた。






おわり







ページでミスりました。
やっぱりビアンカのキャラが、読む方がゲームで感じてるのと違うかも知れません。
そしたらごめんなさい。

ビアンカは、これ書いてて気付いたんですが一人称が私なので、ミストと違うよさとかがあるような。
706名無しさん@ピンキー:2006/11/06(月) 02:08:47 ID:O5Ayr7WU
GJ!
お疲れ様、また気が向いたら書いてくだせぇ。
あと出来ればキスとかに嫌悪感をなくしていくのとか希望
707名無しさん@ピンキー:2006/11/06(月) 09:57:43 ID:TeTKirQL
ちゃんと完結させてくれるのが一番GJ。
あと、できればコメントとSSは別のものなんだから、もっと改行で間あけるか、SSと区別して投下して欲すぃ。
708名無しさん@ピンキー:2006/11/06(月) 16:43:03 ID:4OxZf3OK
>>701
GJ!
709名無しさん@ピンキー:2006/11/07(火) 03:05:30 ID:f4xap1zo
GJーよかったです。
「しまった言い過ぎた」を連発してるビアンカはかわいかったです。
確かに、後は快楽におぼれていく様を書いて欲しいかも。
710 ◆iJ3v4UsY9Q :2006/11/08(水) 00:53:38 ID:ci5g/9eC
これはいいビアンカさんですねっ
GJ

さて、良作の後にとてつもない駄作を投下しに来ましたよと。
実はダンジョンED見てないんで、wikiと脳内補完だけで某少佐を書いてます。
色々……っていうか、かなり違和感あると思いますが、多めに見てやってください

*注:野郎共!俺たちの目的は何だ!?(殺せ、殺せ、殺せ!)
   :俺たちの特技は何だ!?(殺せ、殺せ、殺せ!)
   :俺たちは牧場物語を、ルーンファクトリーを愛しているか!?(ガンホー、ガンホー、ガンホー!)
   :OK、行くぞ!!
711割と多忙なリネットさんの一日 1/5:2006/11/08(水) 00:55:13 ID:ci5g/9eC
リネット少佐。
元ゼークス帝国第8師団所属、ファーイースト地区特殊先行調査部隊隊長。
二つ名は『破壊神』。
その名が示すとおり、その戦い方はまさに一騎当千。
歩兵一人を倒すのに、わざわざグレネード弾を使うという暴れっぷりだ。(オーバーキルとも言う)
ついこの前も、調査部隊に何故か戦車を編入させるといった暴挙に出たが――まあ、それは置いておこう。
そんな彼女だが、今は紆余曲折を経てカルディア――ミストの家に居候をしている。
今日は、彼女の一日を追ってみよう。



すごいよ!メロディさん番外編
 〜割と多忙なリネットさんの一日〜



AM8:00

リネットの朝は早い。
彼女の一日はまず、家主のミストを叩き起こすことから始まる。
「ミスト殿。もう8時だぞ。早く起きるんだ」
「うぅ〜……もう少し、あと5分だけ〜…」
「そう言って5分後にきちんと起きるような人間なら、既に活動を開始しているはずだ。
 さあ、早く」
「あぅ〜……」
そう喚いて、顔まで布団をかけてしまう。
ミストの体をゆさゆさと揺らすが、一向に起きる気配は無い。
「……あくまでも抵抗する気か。仕方あるまい……。
 ミスト殿。これからあなたに3秒の猶予を与える。3つ数えるまでに起きなければ、この場で頭をブチ抜く。よいな?
 では、1」

 ドォン――

雲ひとつ無い青空に、ド派手な銃声が響き渡った。
「……2と3は、どうしたんですか…?」
震える声でリネットに問いかける。
偶然寝返りをうっていなければ、本当に頭をブチ抜かれるところであった。
「はて、なんのことやら」
素知らぬ顔で散弾銃(装填されているのはスラッグ弾だが)を肩に担ぐリネット。
「…………」
ここ数日、彼女と暮らしてみて、ミストはある結論に至った。
リネットは戦争ボケだ。
元軍人なのだから当然と言えば当然なのだが、平和に慣れすぎたミスト達にとっては、あまりにも刺激が強すぎた。
今のようなやり取りは、まだ序の口である。
712割と多忙なリネットさんの一日 2/5:2006/11/08(水) 00:57:11 ID:ci5g/9eC

例えば三日前――
女湯を覗こうとしたザッハが、危うく撃ち殺されそうになった。
(メロディは発砲許可を出したのだが、ラグナが必死になって止めていた)

例えば二日前――
女湯を覗こうとしたカミュが、危うく撃ち殺されそうになった。
(メロディは発砲許可を出したのだが、ラピスが必死になって止めていた)

例えば昨日――
男湯を覗こうとしたメロディが、危うく撃ち殺されそうになった。
(番台の特権なのだから、咎められる理由は無いと本人は言っていた。
 ちなみにラグナが訓練弾による発砲を許可したが、誰も止めに入らなかったそうだ)

よくよく考えてみれば、全て風呂関係である。
彼女には何か、風呂に対する並々ならぬこだわりでもあるのだろうか?
「……どうした? ミスト殿」
不審に思ったリネットが声をかけてくる。
「へ? あ、いえ。なんでもないです。そんなことより朝食にしましょう、朝食。
 今日の朝ごはんは〜っと……」
今日も騒がしい一日になりそうだ。
冷蔵庫からカブを取り出しながら、そんなことを思うミストであった。



AM10:00

朝食後、日課のロードワークをこなしたリネットはカミュズファームへと立ち寄った。
「マスター、いちご牛乳を頼む」
「……いや、マスターじゃなくて、カミュです。
 っていうか、うちは牧場だから、そーいうのは置いてないんですけど…」
「む、そうなのか」
お目当てのいちご牛乳が無いことを知り、心底残念そうな顔をするリネット。
「……分かった。ならばコーヒー牛乳をたのむ、アムロ殿」
「アムロじゃなくてカミュです。
 ……いや、だから。そういうのは置いてないって…」
「そうか。ならばフルーツ牛乳を頼む、ジュドー殿」
「ジュドーじゃなくてカミーユ! ……あ、間違えた、カミュです!
 っていうか、人の話し聞いてる!? ここ牧場だから! 普通の牛乳しか置いてないから!」
「む……そうなのか。それならそうと、早く言ってくれ」
「さっきからそう言ってるっての……!」
「仕方あるまい、酒場にでも行くとするか」
そう言い残し、颯爽と牧場を後にするリネット。
「……つーか、酒場って12時開店のはずじゃ…」
今日も騒がしい一日になりそうだ。
そう思いながら、カミュは机に突っ伏した。
713割と多忙なリネットさんの一日 3/5:2006/11/08(水) 00:59:19 ID:ci5g/9eC



PM1:00

リネットは海に来ていた。
今日の夕飯を調達するためだ。
しかし……。
「……まったく釣れんのう」
「そうだな」
偶然会っためいと、並んで釣り糸をたらすが一向に魚が連れる気配が無い。
かれこれ1時間は糸をたらしたままだ。
「……本当に魚がいるのか?」
「魚は気まぐれじゃからのう。気長に待つとしよう」
「むう……」
あごに手を当てひとしきり考えた後、何を思ったのかグレネードランチャーを持ち出すリネット。
「生憎だが、私は待つのが嫌いでな。……すまないが、私の好きなようにやらせてもらう」
「せっかちな女と早過ぎる男は嫌われるぞ。……というか、おぬし一体何をするつもりじゃ?
 そんなものを持ち出して……」
めいの問いには答えず、海面に向かって発砲。
そして数秒後……。

 ボオォ……ン――

激しい爆発音と共に、巨大な水しぶきが上がる。
「……綺麗じゃのう…」
空に映し出された大きな虹を見、めいは呟く。
「うむ、大漁だ」
一方リネットは、満足そうに海面を眺める。
爆発のショックで失神した魚達が、プカプカと力無く浮かんでいた。
「……のう。これは釣りと言うより、もはや漁ではないか?」
「なに、捕ってしまえば同じだ」
「いや、それはそうかもしれんが……その、もっとこう、風情というものが…」
「……すまないが、私にはイマイチ理解できん」
「じゃろうな」
今日も一日、大変だな。
半ば諦めたようにため息をつき、めいはそんなことを思った。



PM4:00

結局、3時間近く釣り(漁?)をしてしまった。
長時間潮風に当たっていたため塩まみれになってしまった身体を綺麗にするため、
リネットはギガントの湯へやってきた。
まずは店の裏手に回る。
――よし、今日は覗きを働く不届き者は居ないようだ。
念のため仕掛けておいたトラップの様子も見る。
――異常無し。
そのことに満足したリネットは、ようやく店の中へと入っていく。
714割と多忙なリネットさんの一日 4/5:2006/11/08(水) 01:02:17 ID:ci5g/9eC
「……あ〜…いらっしゃいませへぇ〜……」
無気力にもほどがあるメロディが居た。
「……どうしたのだ? メロディ殿…」
「あ〜……少佐ぁ〜…こんにちわでありますぅ〜…」
机にあごを乗せたまま、気だるそうに話す。
「随分と疲れているようだが……何かあったのか?」
「……ラグナが…ラグナがぁあぁ〜……」
ぶわ〜っと幅の広い涙を流すメロディ。
「何……? まさか、ラグナ殿の身に何か!?」
「ラグナが、昨日から口利いてくれないんですよぉ〜!」
思わずずっこけそうになるリネット。
「……なんだ、そんなことか…」
「そんなこととは何ですかぁ! あたしにとっては、死活問題なんですよぉぉ!!」
滝のように涙を流すメロディ。
普通なら、多少は同情でもするべきなのだが……。
「自業自得だな。昨日、あんなことをするからだ」
あんなこと。とは、ズバリ覗きである。
ラグナの入浴シーンを番台からコッソリ眺めていたところ、偶然店に入ってきたリネットに見つかり
危うく射殺されかけたのだ。
「ごめんなさいぃ〜。出来心だったんですぅぅ……」
「私に謝られてもな……。そもそも、覗く必要などなかろう。夜になれば幾らでも――」
「……甘いっ!」
バンッ! と机を叩きリネットを指差す。
今にも「意義あり!」と叫びだしそうな勢いだ。
「甘い! 甘すぎますよ少佐! リラックスティーにいちご牛乳投入するよりあまーい!!
 いいですか!? 湯煙に見え隠れする純白の肌! 見えそで見えない禁断の領域!
 これがまたそそるんじゃないですか!!」
「貴様はオヤジか」
「でも……でも禁断の領域に踏み込んだ代償は、あまりにも大きかった……。
 ラグナぁ〜! カムバーック!」
よよよ、と泣き崩れるメロディ。
見かねたリネットはメロディに歩み寄り、そっと肩に手を置く。
「よし、分かった。メロディ殿には特別に、夫婦喧嘩によく効く薬を教えてやろう」
「いえ、まだ夫婦じゃないんですけど……ちなみに、薬っていうのは…?」
「まあ、単刀直入に言うと……性交だ」
「直球ストレート!!!?」
それもかなりの剛速球だ。
「? 何を驚く必要がある。いつものように、ばーっと押し倒してパパッとやればよかろう」
「あれ!? いつの間にやらそんなキャラにされてんの、あたし!!?」
「違うのか?」
「違います! 全っ然違います!!」
「そうなのか。それは失礼した」
深々と頭を下げるリネット。
「お詫びと言ってはなんだが、私も協力しよう。幸い、動きを封じるための道具ならいくらでもあるが……」
「全然分かってないじゃないですか! しかもソレ余計嫌われる!!!」
もうこの人に相談事をするのはやめよう。
心からそう思うメロディであった。
715割と多忙なリネットさんの一日 5/5:2006/11/08(水) 01:04:16 ID:ci5g/9eC



PM11:00

帰路に着いたリネットが異変に気付いたのは、ミスト牧場の前を通ったときだった。
ラグナの家から、くぐもったような声が僅かに聞こえてきたのだ。
(……敵襲か!?)
持ち前のぶっ飛んだ思考を発揮したリネットは、散弾銃片手にラグナの家へと突撃を敢行する。
「御用改めである! 神妙にしろ!!」
ドアを蹴破り、銃を構える。
が――。
「はわわわわ!!?」
「ちょ……なんてタイミングで入ってくるんですかリネットさん!?」
ほとんどの人は予想できたと思うが、そこに居たのはラグナとメロディだけであった。
何をしていたかは、あえて語るまい。
「……む、すまない。屋内に侵入する場合は、入り口からのエントリーは避け、
 外壁に穴を開けて突入するのがセオリーだったな」
「いや、そっちじゃなく! っていうか、穴開けたら怒りますよ!!?」
「冗談だ。……いや、まさか実行しているとは思わなかったのでな。本当にすまない」
申し訳なさそうに頭を下げ、玄関口へ向かう。
「しかし……」
不意に口を開き、ぽつりと呟く。
「ラグナ殿が上とは、珍しいこともあるものだな」
「大きなお世話です!! っていうか、何で知ってんですか!?
 普段僕が下って何で知ってるんですか!!!?」
もうこの人ヤダ。
泣きそうになりながらそう思うラグナなのであった。



PM11:40

「ふぅ……」
今日も充実した一日だった。
机に向かって日記を書いていたリネットは、満足そうな笑みを浮かべた。
「今日も随分と暴れてきたようですね、リネットさん」
微笑みながら日記を覗き込むミスト。
「む……別に、暴れていたわけではないぞ。普段どおりにしていただけだ」
「普段どおり……ですか」
普段があれでは、周りの人間はいい迷惑だろう。
ミストはリネットの元部下達に、深く同情した。
「さて、そろそろ就寝せんと、明日が辛いな。
 ミスト殿。明日は2秒で撃ち抜くので、そのつもりで」
「大丈夫ですよ。しっかり目覚まし時計用意しておきますから」
「うむ、良い心がけだ。では、おやすみ。ミスト殿」
「ええ、おやすみなさい」
でもまあ、何の変哲も無い毎日に、多少の刺激はあってもいいかもしれないな。
そう思いながら、苦笑いをするミストであった。

さあ、明日も頑張ろう。

716 ◆iJ3v4UsY9Q :2006/11/08(水) 01:05:14 ID:ci5g/9eC
うっはー。
オチもクソも無ぇorz
お目汚し失礼しました。
717名無しさん@ピンキー:2006/11/08(水) 01:19:47 ID:t4wMZ5AE
ラグナ受けかよ!
受けかよ!
718名無しさん@ピンキー:2006/11/08(水) 01:20:43 ID:EINnjvtS
いいやGJ!

久しぶりに堪能しました。

…496kbか…
719名無しさん@ピンキー:2006/11/08(水) 01:29:52 ID:t4wMZ5AE
某所に投下されてたシャドウ乳搾りの話も中々良い
720名無しさん@ピンキー:2006/11/08(水) 11:45:01 ID:JO6kakzr
約二ヶ月で完走か。早いな・・・。
721名無しさん@ピンキー:2006/11/08(水) 23:43:10 ID:jOcNbYQB
>>720
今までの牧物スレから見れば国家非常事態級の速度といっていい。
次スレのテンプレつくらんと・・・ いまのやつに新保管庫のURLを足せばそれでイイのかな?
722名無しさん@ピンキー:2006/11/09(木) 01:05:25 ID:+C4CPZhp
しかし保管庫が全然更新されていないな……
管理人氏、かなり多忙だったりするのか?
723 ◆440.V/COZU :2006/11/09(木) 10:21:25 ID:JS/2rMbe
ギリで生きてますがその程度。
エロ分もカスッカスに抜けてんよ。
724 ◆440.V/COZU :2006/11/09(木) 10:29:39 ID:JS/2rMbe
心配してくれてたらゴメンヌ&アリガトソ
保管庫多分もうじきまとめて改造する…つもり。ね…年内目標…orz
あそこで良ければあのまま使うつもりなんだけどオケ?

テメーはトロいんだよ俺がやるよという人がいれば遠慮無くドウゾ

パソの基盤が使いすぎで焼き切れて俺の脳も焼き切れますた。
スレのログは取ってあるのでなんとかなると思いたい。
725名無しさん@ピンキー:2006/11/09(木) 21:08:47 ID:yE8+s6WK
>>719
kwsk
726名無しさん@ピンキー:2006/11/10(金) 00:21:04 ID:41uTyYEl
>>710
GJ!!オチがなくても十分楽しめましたよ
727名無しさん@ピンキー:2006/11/10(金) 00:48:54 ID:mrvhZCcn
誰か次スレを頼む・・。
後3KBしかない・・。
728名無しさん@ピンキー:2006/11/10(金) 07:44:40 ID:l/B9yru0
牧場物語のエロパロスレ4
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1163112190/

たててきたぜ
729過去462 ◆MlASmWsLOk :2006/11/10(金) 10:12:36 ID:EqDXy2m5
730名無しさん@ピンキー:2006/11/10(金) 18:05:11 ID:Kt1TJYKU
>>725
双葉のとっしーが書いたSSよ最近スレ立たないけど発売直後は恐ろしい勢いでSSうpされてた
731名無しさん@ピンキー:2006/11/10(金) 18:35:13 ID:UbEqtdFL
双葉は壷嫌ってるからなぁ
732名無しさん@ピンキー:2006/11/10(金) 19:50:56 ID:mrvhZCcn
>>730
双葉か。
ログどっかに無い?
733名無しさん@ピンキー:2006/11/13(月) 22:00:10 ID:zWDRMHUP
塩辛にまとめがあった希ガス
734名無しさん@ピンキー:2006/11/13(月) 22:25:16 ID:Jwul0pTb
d。
でも塩辛を見たらもう流れてるみたいだった・・。
735名無しさん@ピンキー:2006/11/17(金) 13:24:43 ID:yd+LHQzV
次スレ誘導

牧場物語のエロパロスレ4
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1163112190/
736名無しさん@ピンキー:2006/11/17(金) 13:26:50 ID:yd+LHQzV
次スレ誘導

牧場物語のエロパロスレ4
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1163112190/
737名無しさん@ピンキー:2006/11/17(金) 13:28:17 ID:yd+LHQzV
次スレ誘導

牧場物語のエロパロスレ4
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1163112190/
738名無しさん@ピンキー:2006/11/17(金) 13:36:07 ID:yd+LHQzV
次スレ誘導

牧場物語のエロパロスレ4
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1163112190/
739名無しさん@ピンキー:2006/11/17(金) 14:04:08 ID:yd+LHQzV
あらら…これじゃなかなか埋まらないな。
せっかく埋めるなら最初からちゃんと計算してやればよかったか。
ま、ちょっとみっともないけど、これで終わるはずだが。
740名無しさん@ピンキー
次スレ誘導

牧場物語のエロパロスレ4
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1163112190/l50