天使な小生意気エロパロPart4.5

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81名無しさん@ピンキー
寸止め源めぐ。
初書きなのでイロイロおかしいと思います。


放課後の、屋上。
グラウンドからは部活中の連中が発する様々な音。
珍しくミ一人なめぐの後を追って、ゲンゾーめぐの隣にやってきた。

「なぁ、めぐ〜」
何気ない風を装ってそっと彼女の髪に顔を寄せる。
ベシッ!
「寄るなケダモノ」
小気味よい音とともに、彼女の鞄が俺の鼻面にヒットしてそれ以上の接近を拒まれてしまう。
「ひどいょ〜めぎゅ〜」
「ひどくない!お前、隙あらばちゅ、ちゅーしようとか言ってくるじゃねーか!」
『ちゅー』と言う単語を口にするのすら恥ずかしいのか、頬を染めているめぐ。
ああ、めぐ…。なんて純情可憐な俺の天使…!
「めぐー!可愛いよめぐー!」
俺のもとより少ない理性に、ただでも多い野生が勝った瞬間だった。
思わず、少し緩くなった鞄の隙をかすめて、俺は彼女に抱きついてしまった。
「なっ!何すんだこのバカッ!!」
いつもなら、この時点で拳かチョーパンか金的が飛んでくるのだが、今日の俺様はひと味違うのだ。
めぐに抱きついたまま、その細い体を抱え上げて攻撃を防いだ。
「コラ!ヤメロ!下ろせってば!!ゲンゾー!!
不安定な体からは大した攻撃も繰り出せず、めぐはおろおろと身を捩らせた。
逃げようのないこの状況に、不安げに瞳を揺らすその様も本当に可愛い。
潤んだ瞳がこれから怒ることへの恐れを滲ませていて、正直言えば少し可哀想にも思った。
だけどなー、めぐ。
今日の俺は本気なんだ。
いつものように逃がすわけにゃいかんのだ。
たぶん、このチャンスを逃したらもう二度とこんな機会はないだろう。
「めぐ…」
俺が抱き上げているため、少し目線が上のめぐを見上げて名前を呼んでみた。
渋い声でばっちりキメようと思っていたのに、実際出てきた声はちょっと掠れて情けなかった。
「今日は泣いても喚いても逃がしてやんねーから…───」
俺はめぐの体をもう一度ぎゅうっと強く抱きしめた。