オリジナル魔法少女陵辱スレ

このエントリーをはてなブックマークに追加
593魔法少女杏 第6話 BAD END(4):2007/08/21(火) 19:57:34 ID:Nq5YvGiV
「うぁっ…」
透が葵の乳首から爪を引き抜くと、その痛みに葵は小さく声を上げた。
透は葵から少し離れると、沢山の触手を葵の体に絡ませた。
「ひああっ!!!ううううぁぁっ!!痛いいいいぃぃぃぃっ!!!」
いくつかの触手が葵の胸を絞るように強烈に締め上げる。
その胸はやわらかく幾重にも形を変えながら、葵に刺激を伝えた。
「くあああぁっ!!!!」
また別の触手が両胸の乳首に噛み付き、引っ張る。
葵の両胸は多くの触手に覆われ、ほとんど見えないほどになっていた。
「んっ!!!むううぅぅぅぅっっ!!!」
また別の触手が、葵の口内へと侵入した。
先程の魔族と異なり、そのサイズがは巨大で、葵の喉を強く圧迫した。
「おごぉぉっ、うぐぅうぁあああっっ!!!」
どう考えても狭すぎる喉へと強引に割り入ろうとする触手。葵はその強烈な痛みに大きく呻く。
一方、葵の秘所にも触手は迫っていた。他のものよりも一際大きく、ごつごつとした表皮に覆われている。
それは躊躇い無く葵の秘所へと思い切り突入した。
「ん゙ん゙ん゙ん゙ん゙ん゙ん゙ん゙ん゙ん゙ん゙ん゙っっっ!!!!!!」
葵は喉に入り込む触手のせいで声にならない声で、それでも目一杯に叫んだ。
葵の膣壁は触手の硬い表皮でずたずたに引き裂かれ、ぼたぼたと血が垂れ流れている。
594魔法少女杏 第6話 BAD END(5):2007/08/21(火) 19:58:23 ID:Nq5YvGiV
葵の意識は途切れかけていた。目は虚ろにどこか遠くを見ている。
葵に対して絶え間なく、凄まじい責めをする触手はしかし、精を吐き出すことはなかった。
透はその魔力を存分に蓄えていた。最後の時に一度に放出するのだ。
そうでなければ、葵の力を打ち破ることは出来ない。
一度でも精が吐き出され、潤滑油としての働きをすれば、葵の痛みも少しはマシだったかもしれない。
「ん゙むううぅぅぅうっ!!!!ごげぇぇぇええええっっっ!!!!」
しかし、それはなく、葵の膣壁を容赦なく削り取る触手は、葵の回復も追いつかないほどに葵を傷つけていた。
その傷口から溢れ出す出血だけでは、潤滑油の役割は十分に果たせない。
胸へ、乳首へと噛み付いた触手も、常にその歯を食い込ませているため、血はいつまでも流れ続け、葵の胸は真紅に染まっていた。
そして、触手は最後の仕上げとばかりに、葵のアナルへと近づいた。
「んむっ!!!むぁぁぁぁっっ!!!!むぁぁぁぁぁっっ!!!!!」
葵は何か叫んでいるが、言葉にはならない。だが、その表情から相当な恐怖が読み取れる。
触手は葵のアナルへと割り入った。その触手は膣壁を抉る触手同様の形をしている。
「うああああああああああああああああああああっっっっ!!!!!」
とたん、葵の喉を責めていた触手が何を思ったのかその身を引いた。
葵は自由になったその喉から、ゴリゴリと腸壁を抉られる痛みを叫びに変えて思い切り吐き出した。
「うがああああぁぁぁあああっっっ!!!!ぎゃあああああああぁぁぁぁあ゙あ゙っっっ!!!!!」
葵は前と後ろの両方の穴から触手を突き入れられ、中を抉られ、血を流していた。
そして、止めとばかりに、アナルへと入り込んでいた触手がさらに奥へと突き進む。
「あがああああああぁぁぁぁぁ!!!ぎぃああぁぁぁぁぁああああああああ゙あ゙っっっ!!!!」
葵の中を上へ上へと強引に突き進む触手に葵は体を貫かれる痛みを感じた。
(何…これ以上何を…?ま、まさか。まさかまさかまさかっ!!!)
葵のおぞましい想像は、不幸にも当たっていた。触手はなおも上へ上へと昇っていく。
一瞬、葵を凄まじい吐き気が襲い、次の瞬間、触手が葵の口から勢いよく飛び出した。
「っっっっっっっっっっ!!!!!!!!」
その触手に喉をズタズタに引き裂かれた葵はもう声を上げることもろくに出来なかった。
ただその痛みに気を失いそうになり、その恐ろしさに心は逃避を求めていた。
595魔法少女杏 第6話 BAD END(6):2007/08/21(火) 19:59:18 ID:Nq5YvGiV
葵を襲う触手たちは、なおもその勢いを緩めはしない。胸を、秘所を、そして尻から口までを貫き、蹂躙する。
葵を貫く触手はその体の中を行き来し、葵の体をボロボロに引き裂いていく。
葵の目はもう何も見えていなかった。半分白目をむき、涙がボロボロと流れ落ちていた。
そして、ついにこの陵辱の終わりのときがやって来る。
唐突に触手たちはその動きを止めた。
葵を貫き口からその先端を覗かせていた触手は、葵の喉元までその身を引いた。
透はその左手にありったけの魔力を詰め込んだ。この魔力を放てば、ほとんど空になってしまうだろう。
一体何故、自分はここまでするのだ、という疑問が頭をよぎるが、今はそれを考えている余裕など無い。
その魔力を触手の精へと変え、思い切り葵へ向けて放出した。
(あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああっっっ!!!!!)
もう声を上げられない葵は、心の中で絶叫した。
爆発が起きた。
全ての触手から触手ものすごい勢いで白濁液が吐き出される。
腕を拘束していた触手から吐き出されたものは、葵の全身を穢した。
胸を責めていた触手からのものは、葵の胸や腹を真っ白に塗りつぶした。
葵の周囲を漂っていた触手は、葵の背中を、腕を、足を、肩を、首を、顔を白濁液まみれにした。
葵の秘所を抉っていた触手から吐き出されたものは、葵の子宮を限界まで膨張させ、葵の腹はありえないほどに膨らませた。
そして、葵を貫いていた触手から吐き出されたものは、葵の喉を通り、葵の口からホースが水をまくように噴出した。
葵の魔力をかき消す力と、透の魔力がせめぎ合う。しかし、葵の力は打ち砕かれた。
一度、葵のからだがビクンと大きく跳ねる。葵を恐ろしいまでの喪失感が襲った。
魔力だけではない。命そのものを奪われるその感覚に葵は恐怖と共に安堵した。
触手は葵を貫くもの以外、その身を引いた。
吊られていた力を失った葵の体はズルズルと、ゆっくりとその触手を伝い降りてくる。
地面にその尻を突いたとき、触手は勢いよく引き抜かれた。
葵の内臓の傷から溢れ、触手にこびり付いた血が飛び、ピッと床に血飛沫の曲線を描く。
そのままくず折れた葵の体は真っ白な精液に包まれ、
その股間と肛門からは、血と精液が混じりあい、暗いピンク色をした液体がドロドロと流れていた。
こうして、葵はその短い一生を終えた。
596魔法少女杏 第6話 BAD END(6):2007/08/21(火) 19:59:55 ID:Nq5YvGiV
透は葵の魔力、そしてその能力を自分のものとしていた。
自分の魔力は失ったため魔力の全体量は減っているのだが、それで得た能力は失った魔力よりも価値が高いはずだ。
しかし、いま透を包んでいるのは達成感でも、万能感でもなく、喪失感だった。
もう動きはしない、ボロボロで精液まみれになった葵の亡骸。その顔を見つめる。
直前までその痛みに叫び、歪んでいたはずのその顔は、不思議なほど安らかな顔に包まれていた。
自ら望んだ死、それが達成されたからなのか。
透は酷く動揺していた。自分は一体何をしているのだ。
生にしがみ付き、自らの欲望のままに人を襲う。魔法少女を襲う。
一体何故自分はこんな存在になってしまったのか。
ずっと、闇の魔法使いになってしまったからだ、そう信じていた。
しかし、目の前で死んだ少女は闇の魔法使いになっても、人の心を失ってはいなかった。
では何故か。あの時、ヴァイスに魔力を奪われたあの時、本能のままに襲い掛かり、魔力を奪って殺した女性。
あれが全ての始まりだったのか。人を殺したことでもう戻れなくなってしまったのか。
もう取り返しはつかない。でもせめて、自分に出来ることは…。
透は今手に入れたその力を思い切り爆発させた。廃工場を白い光が満たす。
光が止んだとき、そこにいた魔族は全て消え去っていた。
そして透は、静かに自らの胸に手を当てる。
そこから放たれた魔力が透の心臓を貫き、透自身の魔力を粉砕した。
透の体は力を失い、倒れた。無惨に横たわる葵の亡骸に寄り添うように。
透は最後に人間であったころの心を少しだけ取り戻し、そして死んでいった。

/第6話 BAD END
597名無しさん@ピンキー:2007/08/21(火) 20:01:14 ID:Nq5YvGiV
はい、以上です。
どうでしたでしょうか。楽しんで頂けていたら光栄です。
それでは、また第7話でお会いできることを願って。
598名無しさん@ピンキー:2007/08/21(火) 20:22:23 ID:fgNzD58F
GJ!あんたとは上手いタブクリアが飲めそうだな
もう骸とかはっきり書かれちゃうと凄いバッド感が湧き出て脳汁が煮えちまうよ



ところで神が連続降臨でスレの容量が良い感じになってるな
まさかこんな幸せな事になるとは…
どうしちゃったんだよこのスレwww
599名無しさん@ピンキー:2007/08/21(火) 20:32:53 ID:SBHsXIh+
504kまでだっけ?
600Htare:2007/08/21(火) 20:47:30 ID:OILmry05
>>580さん
六話&バットエンド読ませてもらいました。
バットエンドいいですね(しみじみ
私も考えてみたいかと思いつつ妄想中です。

こういったジャンルで『良い』というのは少し不思議な感じですが
お互い良い物を書いていきましょう。


601編集部より:2007/08/21(火) 20:58:45 ID:SBHsXIh+

おかげさまでまもなく一周年
ここまできたのも皆さんの熱い支援のおかげでね
今後ともよろしく願います
602名無しさん@ピンキー:2007/08/21(火) 21:25:56 ID:wwse+kQU
呪一周年
次スレ
オリジナル魔法少女陵辱スレ2
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1187699066/l50
603名無しさん@ピンキー:2007/08/21(火) 21:47:43 ID:F7Q7MnTY
早くね?・・・と思ったけど容量ピンチだったっけ。
604名無しさん@ピンキー:2007/08/21(火) 22:11:44 ID:6/RoVTMc
GJ!GJ!ボーイミーツガール!ボーイミーツガール!
(透はボーイって年でも無い気がしますが)ところで、
>保管庫の役割も果たせるしいいかなぁと
このスレの保管庫まで!?
605名無しさん@ピンキー:2007/08/22(水) 03:11:52 ID:5gJHE/XF
感想等dです。
とりあえずblog作ってこれまでの分載せてみました。
他で書いたのもついでに。
ttp://magicalaz.blog117.fc2.com/

>>604
いえ、自分のってつもりだったんですが。
もし要望と作者さんの許可があれば保管しますが、
継続的に、十分に管理できる自信はちょっと無いです。
それでもよければ。

>>600
エロだろうが陵辱だろうが、良いものは良いものだと思うのです。
誰かを傷つけていない限り、誰かを喜ばせるものは、きっと良いもの。

>>602
スレ建て乙です。呪ワロスw

このスレもうじき一周年なんですね。
新参の癖にでしゃばってますが、盛り上がってきているようですし、
住人みんなでもっと良スレにしていければいいなぁ。
606名無しさん@ピンキー:2007/08/22(水) 04:20:47 ID:fXjqYyyK
>>605
仕事の出来る書き手さんだなw
乙としか言いようがない
607名無しさん@ピンキー:2007/08/23(木) 01:38:07 ID:yGY0c0w/
「魔法少女杏」第7話更新しました。以下のページでご覧になれます。
ttp://magicalaz.blog117.fc2.com/blog-entry-14.html
今回はBAD ENDなしですが、どんどん過激になっていっているので、
苦痛系が苦手・嫌いな方は回避をお願いします。

こうやって更新情報とアドレスだけずっと投下するのはなんなので、
そのうち、ゆったりした更新頻度で、BAD END一直線な外伝でも投下しようかと思ってます。

なんにしろ、とりあえずなんとか書き上げた第7話。少しでも楽しんでいただけたら幸いです。
それでは、また第8話でお会いできることを祈って。
608名無しさん@ピンキー:2007/08/24(金) 19:25:01 ID:UuMhyN6S
埋め代わりに雑談でもしようか

触手に孕まされる陵辱ものが一番好きなんだが、ゴスロリやらの様々なコスに身を包み、
ステッキや剣、対戦車ライフルなどのそれぞれの得物を所持した魔法少女達が
譲れない願いを掛けて互いに戦い合うような激しいバトル物とかもあっていいよな?
負けたら淫靡な陵辱などで魔力を剥奪というペナルティとかあったりして
609名無しさん@ピンキー:2007/08/25(土) 08:46:22 ID:hBqfXCkh
>>608
昨日から書き始めたSSがモロにそんな感じになりそうな俺が通りますよ
ヤバい。まさかネタが被るとは……
610名無しさん@ピンキー:2007/08/25(土) 10:26:06 ID:t0uPbjXh
>>609
マジで!?
いやいやただの雑談ネタなんで気にしないで頂きたい!
投下されるの楽しみに待ってるぜ!
611名無しさん@ピンキー:2007/08/31(金) 01:16:49 ID:KMzuDS20
age
612名無しさん@ピンキー:2007/09/12(水) 22:19:24 ID:+CVbYo0t
前スレでも言ってた人がいたけど、魔法少女って何歳までオッケーなんだろうね。
19歳ならギリギリセーフかな?

14歳で魔法少女として目覚めたけど、敵との戦いが長期化しすぎてとうとう20歳になっちゃった女の子を妄想した。
やっぱりそれくらいの年頃になると羞恥心が強くなるんだろうなあ。フリフリの可愛い衣装を着ることに抵抗を感じるようになるとか。
613名無しさん@ピンキー:2007/09/12(水) 22:20:59 ID:wawaj4SP
>>612
ちょっと面白そうだな
エロというよりはギャグネタとして
614612:2007/09/12(水) 22:34:32 ID:+CVbYo0t
>>613
こんな小説があるよ。
携帯電話専用有料コンテンツで、書籍化の予定が無いのが残念だけど…。


>魔法淑女ミオン(小説:栗栖ティナ)
>かつて魔法少女として活躍し、魔物たちを封印した美音。
>十年後、彼女は初々しくも麗しい人妻となり幸せに暮らしていたが、魔物たちが再び地上へ現れる。
>美音は成熟した身体には小さすぎる魔法少女の衣装を纏い闘うも、敵に捕まり夫の前で淫らに喘ぐことに!
615名無しさん@ピンキー:2007/09/12(水) 23:29:42 ID:fMdEENQK
なに、その美少女戦麗舞
616名無しさん@ピンキー:2007/09/18(火) 13:26:46 ID:zYD5Qvkh
俺はヒトヅマン(だっけ?)の方を連想した
魔法少女になった影響で成長が止まり一箇所に留まれなくなる展開はやだなあ
フリフリのコスがいやな一心でパワーアップによるコスチュームチェンジを
成功させる魔法少女
617名無しさん@ピンキー:2007/09/18(火) 19:06:22 ID:XWPHx9sE
それフリルがもっと凄い事にならね?



パワーアップの代償に変身をする度に脳細胞が組織崩壊を起こし、記憶を失っていく元魔法少女
だが彼女はもはや立ち止まる事は許されない
そう悪の秘密結社を滅ぼし尽くすその時まで…


フリルの下の愛液を拭え
618名無しさん@ピンキー:2007/09/19(水) 00:12:36 ID:NRVN7OIY
テラテッカマンw
619名無しさん@ピンキー:2007/09/19(水) 00:35:35 ID:GBnu75jA
お股が濡れて力が出ないよぉ〜
620名無しさん@ピンキー:2007/09/19(水) 01:09:13 ID:fkKNSYK9
>>619
1 行 14 文字で俺を撃墜。
あなたが神か
621名無しさん@ピンキー:2007/09/20(木) 12:15:32 ID:9xQ7yicP
アンパンマンwwww
622名無しさん@ピンキー:2007/09/20(木) 18:38:45 ID:7+LC/jNX
いやあこれ埋まんねえやw
あと何Kつかわなあかんねん無理
623名無しさん@ピンキー:2007/09/20(木) 20:33:46 ID:/0b4BAYV
ウルトラマンエースやバロム1みたいに二人で一人の魔法少女に
合体ってのはどうだろう
624名無しさん@ピンキー:2007/09/20(木) 20:58:07 ID:9xQ7yicP
というよりも仮面ライダー電王をイメージすると掴みやすいかも
異世界の女王候補やら妖精やらを憑依させて変身するとか
625名無しさん@ピンキー:2007/09/20(木) 21:11:14 ID:/0b4BAYV
仮面ライダー竜騎というかGガンダムなノリで魔法の世界の各国の
お姫様がそれぞれの国の守護獣との契約で変身して戦うという電波が
陵辱展開が思いつかんからやっぱり魔法の国の王位継承争いという
定番の方がいいか
626名無しさん@ピンキー:2007/09/20(木) 21:22:07 ID:7+LC/jNX
太った男の子とがり勉の男の子が腕をクロスさせると誕生・魔法少女に変身するのだ
627名無しさん@ピンキー:2007/09/21(金) 12:01:45 ID:aMf5EJOD
>>625
なんか、昔読んだ雑誌記事でそんなエロゲがあった希ガス
628名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 10:42:11 ID:QmU0yDGM
プリンセスワルツじゃね?
629魔法少女 ぼでぃどーる:2007/09/24(月) 04:12:52 ID:TBSAdXUE

「此の宝石を差し上げるざんす」
ジュエリーショップの一番奥から赤い宝石箱が持ち出された。新規開店の記念にわざ
わざ
立ち寄ってくれた可愛い姪娘に贈り物を上げたい。オーナーの重松の心底には其のよ
うな
気持ちも確かに少しあった。結わいたリボンを震える指で丁寧に紐解く。
「さあ、見るざんす」
「わあ、いいの。こんなに高そうなの、これってサファイアですよね?」
学校帰りの新堂ゆかなはピカピカのショーウィンドに小柄な体を乗せるように何度も
飛跳ねる。
制服の上からでも分かる立派な胸の膨らみはガラスで潰れて、重松も目線のやり場に
困った。
短いスカートから覗く脚は低い身長の割には太くて逞しい。陸上部で頑張っている話は
本当のようだ。
そんな、高級店に場違いな女子高生と人気オーナーが親しげに会話しているのが気に
成るのか、
回りの女性客がこちらを見ている。ゆかなは首からその首飾りを巻いて留めた。
「どぉ、似合う?重松」
「ああ、似合うざんすよ」
かきあげる大人びた髪の横から銀のチェーンが胸元に流れる。サファイアのアミュレットは
開いたシャツから中へ滑り込んでいった。
「ふふ、冷たくてくすぐったい」
汗で蒸れている胸の谷間に宝石が潜り、ゆかなは体を小さく震わせた。
背は小さいが自然と谷間の出来る胸には自信があった。
周りにいる化粧づいた女たちにも見せて羨望させたいぐらいだった。
「いい、ゆかなちゃん。一寸だけ聞いてくれる」
重松は回りのお客の視線を窺いながら、メキシカンぽっく整えた口ヒゲに触れると、
ゆかなの耳そばへ掌を立てた。
「何、何、なによ?」
ガラスの上へ腰を乗り上げて体のラインを誇示するのでショーケースに亀裂が入らないか
少し心配になる。
「此れをゆかなちゃんにプレゼントするけど、一つだけ注意して欲しいことが
 有るざんす」
「まさかなんか訳ありなの」
「ちっちっちっ、この宝石は中世から伝わる由緒正しきアミュレットなんざんす」
重松が指を振って唇を鳴らす。
「アミュレット…」
「そう、なんでも女性騎士が所有者だったらしく、高尚な魔導師が莫大なる魔力を石に
蓄積させたと言われているざんす。
 その女性騎士はこのアミュレットを肌身離さず装着し、戦国乱世を1人で戦い抜いた
 という伝説があるんざんすよ」
「へぇ女騎士かあ、私も此れを付けていれば強くなれるかな?」
丁度、夏の大会に向けて陸上部で100mリレーのレギュラーを争ってるゆかなにとっては、
とても勇気付けられる伝説だった。
「もちろんざんす。その為に、ゆかなちゃんへ差し上げるざんすから」
優しい笑みを浮かべ、重松がタキシードの襟を正しながら頷いた。
630魔法少女 ぼでぃどーる:2007/09/24(月) 04:14:41 ID:TBSAdXUE
「行ったか」
「ハイざんす…」
カウンター奥に拡がる赤いカーテンを背中に、重松は背後の黒い影と話をしていた。
指の爪をしきりに噛んで少し落ち着きが無い。
「女騎士マーカスの超魔力を手中にする為にはそのアミュレットが認める代行者に
 一旦、凝縮した力を全身に開放させる必要がある」
「まさか姪娘のゆかなちゃんにそんな資格が…」
「彼女は背が低いが最高の体をしている。あれなら自然と我々の仲間が増えるだろう」
「ちょっとなんで体の事で解るざんす?まさか裸を…」
影の男はそれについては何も答えなかった。
「よし早速、試してこようか。真の代行者の力とは果たして如何ほどか…」
影は流れるように移動し、隣室へと消えた。
「どうぞ御自由にざんす…ハァ…」
膝に手を当てながら重松は大きな溜め息をひとつ突いた。

電車は溢れる乗客の熱気で充満していた。目の前に座るメガネのサラリーマンは新聞
に夢中なのか足の位置を変えてくれる気配がまるで無い。
「失敗したなあ。もう少し早く店を出ていれば…、このサラリーマンラッシュとは
 重ならずに済んだのに」
ゆかなの自宅まではこちらのターミナル駅から私鉄線で4駅。
だが夕暮の電車は既に通勤客の帰宅時間と重なり、朝の満員電車並に混み合ってしまった。
「くく…」
吊り革に掴まるにしてもゆかなの身長だとつま先立ちしないと届かない。
隣の普通の背丈したOLが、頭ひとつ小さいゆかなを鼻で笑っているのが暗くなった
車窓ガラス越しに見えた。
「な、なによ…」
このメガネ男があと少し横に足を避けてくれれば、まだ楽に掴まれるのに…。
だがサラリーマンは新聞で顔を隠したまま、まるでこちらの状況に関心が無いようで
ピクリとも動かない。
「おっとっとっと」
長いカーブに入ったので電車が徐行し、車体の軋む音が線路を伝って響いた。
吊り革に掴まる乗客たちが一斉に傾き、ゆかなの背中に激しい荷重を架けて来る。
「ちょっと痛い痛い、重いっ」
背後から押蔵饅頭のように圧され、身体がブリッジ状に反り、ジャケットを胸が押し
上げてしまう。鼻で笑っていたOLは其のチビ高校生の隠し持っていた自分の倍ぐらい
有りそうな立派なバストに気づき、文庫本で顔を隠して大人しくなってしまった。
「へへん、ざまあみろ。貧乳OL」
窓に写る自分の格好に赤面しながらも、ゆかなは電車が曲り終えるのをじっと耐えた。

ー 其の女に性的興味を抱いた男は全て魔神エロスの導力が働き、即座に魔獣人となる ー

「ううぅぅっ」
突然、前に座っていたサラリーマンがうなり声を上げる。握りしめる新聞の隙間から
携帯のレンズがこちらに向いていた。
新聞を読んでいるフリをして実はゆかなを盗撮していたのだ。
…という事は乗車してからずっと私のことを!
ゆかなは太腿を反射的に内側に閉じた。
だが、真下で踞って苦しむ男性をとりあえず心配してみる。
「だ、大丈夫ですか」
すると鋭い爪を持った手がゆかなの腰を左右からガッシリと掴んで捕らえた。
「きゃああっ」
先に悲鳴を上げたのはゆかなでなく隣のOLだった。
「ば、ば、化け物よおっ」
631魔法少女 ぼでぃどーる:2007/09/24(月) 04:17:02 ID:TBSAdXUE
カーブする満員の電車内なのに若い女はその場を逃げようと暴れ出す。
「シュルルルゥッ」
「え?え?」
メガネのサラリーマンのスーツがビリビリと裂ける。体が大きくなっていき、
全身に鱗のような物が生えてきた。まさしく…これは化け物っ!トカゲのっ!
「ニシャアアァッ」
化け物に変貌したサラリーマンは掴んでいるゆかなのスカートを思いっきり横に
引張った。
「いやぁあああっ」
細切れに成ったスカートが舞い、小ぶりながらも肉感的な下半身をショーツ一枚で
晒してしまう。
陸上で鍛えた引き締まった太い脚を折り曲げながら、少しでも見られたくない部分を
隠そうと必死に頑張る。
「おぉぉおっ」
背後にいた何人かの男達も化け物の出現した恐怖よりも、ゆかなの見事な下半身に
声をあげた。

ー 其の女が外部に性的刺激を与え続ける限り、魔獣人は増え続ける ー

「エロォォオスゥゥッ」
「え、え、え?」
吊り革に掴まりながら驚くゆかなの背後で更にスーツやシャツの裂ける音が…。
「ううむむむぅ」
「うぐぐぐぐぅ」
まるで恐竜の孵化のようにトカゲ男があちらこちらから次々と出現し始めた。
「助けてくれえ、この車両!化け物車両だあ」
パニックになった女性や変身していない男性が将棋倒しのように隣の車両へ向かって
浴びせ倒れて行く。
「プッシィィ」
「プッシャアアッ」
ゆかなが捕まった吊り革を中心に、車内は左右にパックリと人波が割れて、
トカゲ人間の群れに半裸の少女が1人という異様な空間が出来てしまった。
「プッシュウゥゥッ」
トカゲ男たちが自身の千切れ残ったズボンのベルトを外し始める。
「ちょ、ちょっと一体どうなってるの」
どのトカゲ男も野球のバット並に巨大なペニスを反り立たせて興奮していた。
標的は明らかに自分に向けられている。
青い鱗の有るペニスの先端は粘着の有る液体で濡れしきっており、どれも脈動を
繰り返し、明らかに危険な雰囲気だ。
「た、助けてえぇっ」
ゆかなは腰を掴まれたまま体を揺すられ、必死に叫んだ。
632魔法少女 ぼでぃどーる:2007/09/24(月) 04:17:55 ID:TBSAdXUE
「あれ?」
シュゴゴン…シュゴゴン…
電車が減速せずそのまま通過して行くので、ホームに立った勤め帰りの社会人や
学生が
思わず駅の電動掲示板を見返す。確かにこれは急行では無い。各駅停車のはず…。
「なんだなんだ?おーい」
騒然とするホームを突き抜けて電車はそのまま過ぎ去って行った。

「フフフフ、代行者の資質を見極める為だ、人間共よ。もう暫く我慢しておいてくれ」
駅の銀傘の上にバランスよく立つ黒コートの男が小さく成って行く電車を見送りながら
ほくそ笑んだ。

「こちら、第一管制室。普通電車フ407号!応答せよ」
「おい、407!おうと…ブツッ」
「エロォオスッ」
異常ダイヤで爆走する運転室に本部からの無線が繰り返し受信された。
が、操縦士帽を冠ったトカゲ男がスイッチを切ってしまった。そのまま、運転席
側部に設置された車内モニターで、同士の群がる車両の様子を息も荒く見つめる。
半裸のボディを晒した少女を見ながら己の巨大ペニスを乱暴にしごき続けていた。

「んぐぐっ…んん…んぐぅっ…」
一方、ゆかなは四肢を掴まれて車内の床に大の字に寝かされていた。
興奮したトカゲ男たちが替わる替わる其の巨大ペニスを傍に持ってくる。
制服のジャケットも白いブラウスシャツも既に脱がされて上半身は純白のハーフカップ
ブラ姿にされていた。カップサイズが大きいからか太いブラジャーの紐が生々しい。
そのアンバランス加減がまたトカゲ男達の興奮を煽った。体中を生臭い舌先で
まさぐられてブラジャーも肩紐が半分以上外れてしまい、小さな体に似つかわしく無い
豊かな乳房と卑猥な形に凝固した乳首が顔を覗かせていた。そこも容赦なく舐め回される。
「んん!…っっん!」
くすっぐたさと恐怖に声を荒げたいのだが、手足を抑えられて口の中には強引に極太の
ペニスを押し込まれているので声が出せない。太腿にも無数の手が伸び、無理矢理に
開脚させられそうになるが、そこだけは必死に拒む思いで、腰を渾身の力で床に沈めて
ショーツだけは脱がされないように抵抗する。
だが、全身に走る悪寒と恍惚に似る痺れが蔓延してきたので其れも時間の問題だ。
トカゲ男たちの顔がグルグルと目の前を回る。
633名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 09:58:15 ID:EOQLwglJ
良SSキター!
なんか当たり前に出てる重松のキャラの濃さに吹いた
そしてゆかなのムチムチぶりもなんか目新しくて良い!
続きは次スレですか?
634名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 12:32:55 ID:pxWd3JME
GJ!!
これは良作の予感
期待大!
635名無しさん@ピンキー:2007/09/28(金) 23:07:43 ID:8+cDktBf
突然だが魔法少女と巨大ロボットを組み合わせるとしたらどんなのが考えられるかな?
636名無しさん@ピンキー:2007/09/28(金) 23:29:22 ID:qaEpZCpR
ミンキーモ(ry
637名無しさん@ピンキー:2007/09/29(土) 07:43:09 ID:PV0EJNvN
デモンベイ(ry
638名無しさん@ピンキー:2007/09/29(土) 09:46:38 ID:stkZPdD0
マジレン(ry
639名無しさん@ピンキー:2007/09/29(土) 12:10:45 ID:K9nPxLWd
巨大ロボットなのかゴーレムなのか巨神像なのか
640魔法少女 ぼでぃどーる:2007/09/30(日) 12:55:00 ID:PmpM67ls
「局長、ダメです。通信を切られました」

赤い光が点滅しながら線路を示す黒い帯を左方向に移動する。
普通電車フ407号の位置を示すランプは、黄色に種別された急行電車の光に
どんどん接近していた。
「いったい何が起きとるんだ、あの中で…」
帰宅時間のダイヤは秒単位で管理された超過密スケジュール。
もし激突すれば、数百人規模の大惨事になる事は誰もが想像し得た。
「いいか、各駅長に乗降客をホームから遠ざけるように指示せよ!」
管制室の局長が耳からかけたワイヤレスマイクで声を振り上げる。
「全運転手には、即座に最寄りの回避ポイントへ運行車を退避するよう伝えろ」

窓の外には夜の街が流れている。暴走電車は止まる気配が無い。隣の車両に逃げ
込んだ乗客達は今にもこちらに崩れ出てきそうだ。
「おい、マジであの子助けないとやばいって」
車両の連結通路で大学生の男2人が小声で話す。視線の先でトカゲたちが1人の
少女を貪るように群がっている。
「待って、こいつを武器に使おうよ」
優しい顔をした男が、肘でプラスチックボックスを壊し消火器を取出した。
大きい男にそれを渡す。2人は覚悟を決めて勢いよく走り出した。
「んんん…んん!」
顎が外れそうなほど肉棒を頬張らされるゆかなにも2人が見えた。
懸命に抵抗を続け、体力に自信があるとはいえもう限界に近かった。
「おいっ化け物共っ!其の子から離れろぉ」
消火器の底がトカゲの後頭部を直撃し、鈍い音が響き渡る。
「ピキュ…」
トカゲ男が振り向いた。
「う?」
無惨に凹んだ鉄の鈍器を持つ男は化け物の丈夫な体に言葉を失う。
「あ…あ…」
「ニシャァァッ!」
「きゃぁぁあああっ」
太い尻尾が空を斬り隣の車両から悲鳴が立った。瞼を閉じたゆかなの顔に血飛沫が
飛び散る。
「田中くん!」
上半身と下半身が別々になった相棒を見て、優しい顔の男が取り乱す。
「ギニャア」
だがトカゲ達に腕を掴まれると、ボロボロのゆかなの上へそのまま投げ出された。
「シュゥウゥッ」 
「ギャッギャッ」
ゆかなの体を一旦その男に譲ったトカゲたちが後ろに下がり何かを言い合っている。
「あ、どうも…」
小さいながらも出るとこは出た高校生の眩しい体の上で、男は悪いことする訳でも
無いのに目を泳がせてしまう。胸の谷間に挟まった赤い宝石がゴムまりのような
白い体にアクセントを効かせ、この子の体を神々しくさえ思わせた。
641魔法少女 ぼでぃどーる:2007/09/30(日) 12:57:41 ID:PmpM67ls
「ごく…」
大きくて形のいい乳房と汗をかいている乳首にどうしても目が止まってしまう。
その何度もチラチラ見る視線が恥ずかしいので、ゆかなは左肘で胸を隠し眉を
しかめた。
「あの…あんまりこっちは見ないでくれません?」
「あ、ご、ごめんね…助けるつもりが…」
トカゲ男達の残した生臭い粘液を口から何度も吐きながらゆかなが体を起こした。
「ぺッぺッ。でもおかげであいつら一旦引いてくれたし、ありがとうございます。それでも…」
傍に広がる血の海からあえて2人は目をそらしていた。
「ああ…た、あの田中くんが……あの田中くんを…」
友人の名前を連呼し、男が狼狽を始めた。
「あ…、お気持ちはわかりますがここは…」
「うわああ、オレたちも抵抗すると…いやしなくても」
「あの…まずこの状況から…なんとかすることを」
「どしよ、どうしよ、殺されるぅ」
とうとうゆかなの手が飛び出した。
「しっかりしてよっ!」
左腕で胸を隠し、年上の男の頬を右平手で痛烈に打ち抜いた。ゆかなの利き手ビンタを
まともに喰らった男は、顔が煎餅のようにひね曲り真っ赤に腫れた頬を手で抑えた。
「な、なにするんだよ!い、いきなりいっ」
高校生のゆかなが大学生の彼に向かって聞く。
「ねえ、あなた、何ていうの?」
「え?」
「名前よっ!」
「あ、あ、オレ?俺、今井。君は?」
「私はゆかな。ねえ、今、せっかく逃げるチャンスなんだから早くどいてくれない?」
「あ…」
ゆかなが起きあがろうとするので今井も腰を上げる。だが再びゆかなを押し倒して
しまう。
「ちょ、ちょっとぉ!」
「ち、違う、おれじゃない。後ろから」
「プシュルルルゥッ」
「ニシャァァッ」
何か決まったのか、鳴き合っていたトカゲ男たちが今井の後頭部を掴み、ゆかなの
乳房に顔を押し込む。
「いたぁっ!」
暴走電車の床にゆかなは背中をぶつける。
「ギニシャァァ」
「うぷぷぷぷっ」
今井の顔が右に左にゆかなの胸を舐めるように動く。
「あ…ぁぁ、だめ…そこであんまり頭を動かさないでぇ…」
「だ、だから…むぎゅうっ…お、おれじゃな…むぎゅ」
「あぁぁ、だから、うごかさな…」
両腕で今井の頭を抱き締め、ゆかなは自分の胸に挟んで動くのを抑えた。
「うぷっ、ゆ、ゆかなちゃん…息が苦し…」
思いもよらぬ抱擁に顔を赤らめる今井。それでも後ろからトカゲ男はその腕力で
頭を激しく出し入れする。
「あ…あ…当たってるから…や…やめて…」
今井の耳や柔らかい髪の毛が、乳首に当たるのでゆかなは首を振って堪える。
642魔法少女 ぼでぃどーる
「あ、あ、あ…ふかふかして軟らかい…おっぱいだだだだ」
暴れ回る今井の顔がピンク色に変わってきた。そして我慢続けた今井の男性自身が
猛烈な速さで大きく膨らみ、固くなった。
「なんでこんな時に固くなるのよっ」
「そうは言うけど…これじゃ…」
そう言うゆかなもショーツを濡らしている。
「うぷぅ、ゆかなちゃん!ごめん!俺のせいで」
「ちがう、これはそういう意味じゃ…」
「ううう…」
「ぁぁん、お願いだから頭を動かさないでぇ」
「うぐぐぐ…」
「だ…、だ…め…ぇ…ぁぁぁ…」

女が魔獣に性的欲情を感じてしまった時、玉石は代行者を守り、莫大なる魔力を開放させる

「うぐぐぅぅ…」
「?…い、今井くん。どうしたの?」
今井の優しげな黒目が割れて縦に収縮し、皮膚の下から爬虫類独特の鱗が浮き上る。
背後で傍観していたトカゲ達が無気味な笑みを浮かべ、煮え滾ったペニスを構えた。
待ってましたと言わんばかりに残りのトカゲ達が八方から一斉にゆかなの体に飛び掛かる。
「やめてぇ、そこは……だめぇっ!」
両手でビキニショーツを押さえて抵抗するゆかなだが、腕と脚を外に引き剥がされ、無防備な
状態にされた。眉間に皺を寄せて脚を前後に振って暴れる。
だがここで化け物たちが出現する奇怪な法則に、ゆかなは気付いた。

最初の盗撮オヤジ…背後から私のパンツ姿を見た吊り革グループ…そして私の胸に反応して
あそこを固くさせた今井…みんな…、みんな、私を見て興奮した男が化け物に?
ええ、それってでも困るんですけど…。

「ああああ、ちょっとなにするのよぉ、バカア」
ショーツを剥ぎ取ったトカゲ男がそのまま渾身の力でペニスを押し込み、白い精液を
大量に放出した。両肘をつき、尻を上げてそれを拒む。
其の時、谷間に挟まっていた重松から貰ったサファイアのアミュレットが光を発する。
「なに?…体が…あそこが…胸が熱い…くふぅ…」
全身が性感帯になったかのように疼き出す。ゆかなは乳房をぎゅぅと抑えた。
そして光に包まれていく。トカゲ男たちもさすがに動きを止めてそれを見た。

そうだ、いいぞ熱くなれ。もっと萌えてマーカスの封じた力を解凍するのだ、そして…

シュゴゴォンシュゴゴォンシュゴゴォ…ン

突風に帽子を飛ばされながらホームに立つ駅長が通信機をオンにした。
「本部、ただ今問題の暴走車両が当駅を通過しましたっ、どうぞぉ」
普通電車フ407号の最後尾に灯火された赤いランプが小さくなって行く。3つ目の駅を
通過した。それはつまり前方を走る急行電車にとうとう追い付いてしまった事を意味した。