/ / ゙i, ヽ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
j ,ィ/ | | <私はムスカ大佐だ。
lィ' ,ィ/j/ | iリ |緊急事態につき私が2getする!
| /l / '"` | j |
リ! /,ノ _,、-''''` /リ |>3事を急ぐと、元も子もなくしますよ。
| _.._ l/ ,.--;==ミ 、 ___,.ノ /{.○-゙‐rV |>4これは、私の機関の仕事です。
ヽ,/`ヽヽト、 ´ {,.○-`‐‐ 、,.-ト| ,ノ |>5バカどもには、ちょうどいい目くらましだ。
∧ ゙i, `ヽ,r'´ ノ. ゙、--‐''´| |>6・・・言葉をつつしみたまえ。
,,.く ヽ ゙i ヽ、 __,,、-'" 〉 / | 君はラピュタ王の前にいるのだ。
ハ'´ | ゙i | ' ' iヽ'" ̄|
>>7君のアホ面には、心底うんざりさせられる・・・。
゙、゙i,_r'シニZ`ー┬ト'i _____ , | \ |>8ひざまづけ!
_゙V ヽ,.レ''ヽヽ `ー─''''"´ / |>9命ごいをしろ!!
/./ ヽ/ ,」ヽ __,,、-─‐-、j |>10小僧から石を取り戻せ。
/ r'´ --‐‐'''"´ ヽ \ (.r‐'''""゙゙`ヽ,`) |>11 3分間待ってやる。
l .| __,,、--`ヽ \ ___ヽ /´| |>12 時間だ
j | ,⊥`ー 、 ゙! レ' | | >13 あぁ〜、目が・・目がぁぁぁー
| | -‐''"´ ヽ、⊥ヽ| |彡'| |
4 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/21(月) 12:53:32 ID:YiIiqbP1
乙。
>>1乙乙
あーサイトになってルイズにご奉仕されてぇ
おつおつおつ
サイトになれたら、みんなは何をしたい?
俺はキスした相手女全員とチョメチョメしたいぞ
シエスタさえ貰えれば何も望まない。
ルイズは殺しゃしないだろ
ただし本人が寂しくて氏ぬ
今現在連載継続中のSSってどんなのがあったっけ。
ふと思ったんだけど
ゼロのAAって、あるのけ?
14 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/21(月) 22:17:10 ID:VGSLx1tv
保守だってばよ!
感想レスが2つと感想っぽいレスが1つ・・・
もうちっと欲しいでつ。ここは直せ、とかでも。
前スレの最後でサイト×アン書いた人だと思う
そんな人いたっけ?
や、GJですよ。とてもよかったですよ
でも、このスレにいるくせにアライブの漫画しか読んでない俺には分からn(ry
まあ、スレが1000になる直前に投下されたものだったし、しょうがないんじゃね?
あと、いいたかないけど、感想を無心するのは見てて見苦しい。
ついでみたいで気分良くないかもしれないが、悪くなかったよ。
コンスタントに書き続ければやがては神になれる素質あるよ。
>>16 甘々なのは好みだ。もっとやってくれ。
誰かシルフィ(人間Ver)のエロ書いてくれる方はおらぬか
>>16 今度はもっと激しい放尿プレイきぼんぬ
もちろん、サイト×アンで
前スレ1000は無茶を言った。
25 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/21(月) 23:43:30 ID:bACM5epm
>>8 寝てるルイズに襲いかかって調教に決まってるじゃないか。
杖なし、剣ふってる男のサイトに腕力カテネじゃどうあがいても勝てないしな。
バックで尻肉ぐにぐに揉みまくりながらルイズがイっても腰とめないでアヘらせまくりたい。
でも犯して調教もいいが、犯す直前にコクって和姦も捨てがたい。
まぁともかくフェラしてほsy=-( ゚д゚)・∵;; ターン
そして一緒に風呂入ってイチャイチャしたい。
風呂上りにルイズをバスタオルで受け止めて抱きしめたい。
こんな俺の希望をSSにしてくれるネ申が現れることをせつに願います(´・∀・`)
いい妄想だ、それでこそエロパロ板住人
ルイズはいつでも襲ってオッケーむしろ襲いなさいよ!なので抵抗なんてしないさ
俺は逆に、ルイズの誘惑に気のあるような振りをしつつも一切誘いに乗らず、
じりじりと焦らし続けて、向こうから逆レイプさせたい
寝てる間に両手足を拘束されて、我慢できなくなったルイズに好き放題されるサイト
「あんたが悪いのよ、あんたがいつまでも襲ってくれないから・・・」とか目をギラギラさせて迫ってくるルイズたん(;´Д`)ハァハァ
いいスレだ。
>26 >27
俺で良ければやってみていいか?
>>26 俺もドラム缶風呂でルイズとイチャイチャしたいぜ
そして、色々な体液交換にハッテン!
前戯がエロくていいですね!すばらしいですね!
けど突っこんでからもうちょっと引っ張って欲しかった。激しくなくていいから。
突然ピロートークになって慌てて読み戻ったら既に発射しててがっくりw
>>29 神!あなたは神ですか!
ついでに、鬼畜なサイトが召還された夜にルイズを襲ってしまうのとか、
逆に鬼畜ルイズの顔面騎乗位で犬犬言うやつとか書いてくれませんか(;´Д`)
サイト×アニエスとアニエス×サイト
どっちが読みたいですか?
どんなシチュが希望か、もよろしく!
37 :
26:2006/08/22(火) 08:54:52 ID:Z6Uz1iof
予想以上にレスがついててワロタ
>>29 あ、あなたが神か…?
>>29にWAFFURUせよ!
>>29にWAFFURUせよ!
期待してるZeeeeeeee!!!
>>8 ルイズを輪姦させて、やれやれもう見て(ry
ツンデレアニエス希望
だんだん快感を覚えていくような感じで
ごめん。全部集めた話にすると
1.ルイズの尻をいじって
2.サイトにいきなり襲わせて
3.最終的に和姦にして
4.ルイズに逆レイプされて
5.風呂場プレイをする
全部は無理....特に2と4の両方(T_T)
じゃんじゃん書いていくけどまずは風呂場から。
wkwkwkwkwkwkwkwkwkwkwwkwkwkwkwkwkwkwkwkwkwkwkwkwkwkwkwkwkwkwk
dkdkdkdkdkdkdkdkdkdkdkdkdkdkdkdkdkdkdkdkdkdkdkdkdkdkdkdkdkdkd
tktktktktktktktktktktktktktktktktktktktktktktktktktktktktktkt
>>16 レスを要求するのはあんまりよくないとは思うが。
レスがない=良くも悪くもないという感想 って捕らえ方もあるわけだしね。
ただ、個人的には良い作品だったと思うよ。
確かに書き手さんからしたら反応ほしいのは当然だし、レスくれくれって思うのも分かるから難しいとこだね。
色んなエロパロスレ見てきたが、1レスすらついてないものもあるわけだし、おまいさんは結構ついてるほうだとおもうぞ。
めげずに頑張ってみてくれ。期待してるZeeee!
44 :
サイト×ルイズ:2006/08/22(火) 14:57:12 ID:V/qaKaX9
「は、早くしなさいよ!」
「あ、ああ。」
信じられない情景だった。
風呂だ。女だ。時代劇以来だ。
つい混乱してしまうが目の前の光景。それはドラム缶風呂に入る主人の姿。
この状況に至る話は長くなるので簡潔に言うと、
「一緒に入ってあげてもいいわ。」
「ドラム缶風呂で宜しく!」
以上。重ねて言うが経緯は長くなるので省く。
「ふぅ....案外気持ちが良いわね....」
体にタオルを巻いたまま入るのは日本の流儀としては失礼だがこれ以上は望むまい。
湯加減を見ると言って先に浸かった彼女であるが本音は裸で外にいるのが寒いからであろう。
「湯、湯加減は良いようね....」
「そ、そうなんだ....」
そして冒頭に至る。
「ア、アンタが誘ったんだからちゃんと入りなさいよね...」
「わ、わかってるって。」
スキンシップにしてもやりすぎた感がお互いにあったが、慎重にサイトはその中に脚先から浸けていく。
無論、腰にタオルを巻いて。
この中身を晒してみたい気もするが、まだ早いようである。
ザパァー
全身を浸けた時、その体積から湯が溢れだした。
実は、密着を密かに望んだサイトは以前より小さなドラム缶風呂にしていた。
シエスタの時より更にスペースに余裕がないのだ。
45 :
サイト×ルイズ:2006/08/22(火) 14:58:30 ID:V/qaKaX9
思惑通り、全身を浸けたと同時に体が触れあった。
やりすぎであったが。
「ア、アンタなんでこんなに狭いお風呂にしたのよ!」
「まさか俺もココまでとは....」
「ココまでって何よ!」
確かにやりすぎたのだ。
望み通り密着はしている。問題はその面積。
後ろを向いていたルイズの後ろに浸かってみたのだが、すでに体の前半分が完全に密着していた。
胸板や腹筋は背中に、太ももは太ももに。そして一番問題だったのは....
「な、何か当たってるわよ!」
「いや、これはどうしようもないって言うか....」
既に着水前からサイトの股間はとんでもないことになっていた。ここまでルイズに気づかれなかっただけ奇跡である。
ルイズの入浴姿はサイトを反応させるのに充分であった。
通常のアレならば当然そそり立ち、天を突く角度になる筈である。
しかし今サイトのソコがつついているのは
ルイズの白尻である。
弾力を持つその白尻を変形させる程、サイトのソコはルイズの白尻を突き強く食い込んでいたのである。
「早くそれをしまいなさい!」
「これはしまえるもんじゃねーよ!」
46 :
サイト×ルイズ:2006/08/22(火) 15:00:26 ID:V/qaKaX9
「何でそんな事になってんのよ!」
湯のせいもあり頭に血が登ったか、ルイズが顔を赤らめてこちらを向く。
「わっ!バカ!」
無理やり体をねじらせてこちらを向いたルイズだったが、
大誤算。
「あ....」
「あ....」
二人の声が重なる。
サイトのソレは見事にルイズの秘部に食い込んでいた。
柔らかな立てスジの形を歪ませて、亀頭が彼女の下半身の突起を捉えていたのだ。
赤く勃起したルイズのソレはまだ皮を被っていたが、サイトの亀頭の溝はソレを挟み込むようにして触れていた。
「へ、変態!遠慮を知りなさい!」
「遠慮って何だよ!大体お前が無理矢理こっちに体を向けたからじゃねぇか!」
「いいから早くソレを退けて!」
サイトは出来るだけお互いに触れないように動いてみる。
が。
「う...動けねぇ...」
「何ですって?」
「さっきお前が動いたせいで上手くはまったらしくて....」
「え....じゃあ...」
「誰かに助けてもらうまでこのまんま....」
「....」
「....」
「嫌ー!!」
絶叫も後の祭り、しっかりとクラッチしたお互いの体は丁度ドラム缶にはまってしまったようである。
「ど、どうにかしなさいよ!」
バタバタともがこうとするも、スペースの無さに体が殆ど動かせない。
47 :
サイト×ルイズ:2006/08/22(火) 15:01:59 ID:V/qaKaX9
「わー!動くな!これ以上ハマったらどうするんだ!」
この状況ではサイトが正論である。
ルイズはもがくのを止めた。
しかし、状況は最悪なのだ。
前半分の体がお互い密着し、ルイズの未発達な胸、及びその桃色の突起はサイトの胸板を押しサイトの股間を更に反応させた。
しかも、下半身の状況は変わらない。
単純に言えば亀頭にルイズのクリトリスが触れている。そう言う事なのだ。
「ん....」
下半身から伝わる快感に思わずルイズは反応してしまう。
勿論サイトも例外ではない。
「くっ....」
思わず腰を動かしてしまいそうになったが後が怖い。懸命に耐える。
いつしか二人の息が荒くなり、のぼせそうになったそんな矢先。
「ねぇ....」
「...何だよ....」
「少し....だけ....動いてみて....」
ルイズの言葉に困惑してしまう。
「そ...んな事したら....」
「いいから....早く....」
我慢の足りない発言かも知れなかったが、サイトの理性の糸が切れそうになっていた事もあり、素直に従っていく。
「少し....だけだからな....」
「うん....」
ルイズの言葉の本質はあくまで脱出の為の言葉と思っているため、出来るだけ刺激を与えないように動いてみる。
48 :
サイト×ルイズ:2006/08/22(火) 15:03:52 ID:V/qaKaX9
勿論、不可能。
「ああっ....」
「ごめん.....」
「つ....続けなさい」
動く事は刺激になるため、実際に不可能なのだ。
いつしか、二人の行動の主旨は変わっていった。
「う....んん」
「くっ....」
夢中でお互いの性器を擦りあわせている。
サイトがルイズの敏感な突起をその肉棒の先でこすり付けていく。
サイトが休めば、ルイズは懸命にサイトの性器の先へ自らの豆を擦り付け、皮を剥き、快感を感じようと必死に触れあわせていく。
アンタ(お前)なら。
そう言う考えが二人の頭をよぎる。
もしお互い素直になれたらこれ程最高に幸せな悩みはないだろう。
状況を打破したのはルイズだった。
「ね....ねぇ...」
「ん....?」
「アンタのソレ....もう少し下にずらせないの....?」
もう少し下へ。
ルイズの割れ目に沿って下へずらしていけばどこに入るかは想像に難くない。
意味を理解したサイトは応対する。
「そ....そんな事したら....」
「そのザマで....よく言えるわね....。」
「いいのかよ....」
「わざわざ私が....アンタの相手になってあげるのに....不満?」
「....知らねぇぞ?」
49 :
サイト×ルイズ:2006/08/22(火) 15:05:43 ID:V/qaKaX9
コクリ
ルイズが頷いたのを確認すると、サイトは懸命に自分のソコをずらしていく。
「ん....んん」
今触れあっている場所は、ルイズの割れ目の中。
湯の中では感じ難いかも知れないがルイズのソコはしっかりと粘液を放出し、サイトのソコを導いていく。
しっかりとサイトは膣の入り口を目指していき、そして。
「こ...こか?」
「....」
ルイズは顔を赤らめたまま目を合わせない。
しかし、水中ではしっかりとサイトはルイズの入り口を捉えていた。
サイトのモノはルイズの膣にその先をあてがい、ルイズのソコはサイトのソレを受け入れようと準備万端のようである。
「い、いれていいの?」
この場において不適切な質問だが、実は女性の経験等存在しないサイトなら当たり前であろう。
仕方なくルイズは答える。
「今更辞めないでよ...」
最後までこの口調ではあるがルイズらしい受け答えに、サイトは安堵し、慎重に自らを侵入させていく。予定だった。
「!」
待ちきれなかったのかサイトは一気に挿入する。
「い....いきなり女の子になんて事するのよ...」
「ご....ごめん....」
そうは言うものの、ルイズのソコはサイトのモノをしっかりと飲み込み、余すところなく包み込んでいた。
50 :
サイト×ルイズ:2006/08/22(火) 15:08:01 ID:V/qaKaX9
サイトのそれを締め上げ、絡みつき、サイトに快感を与えていく。
サイトもルイズに快感を与えるべく、出し入れを狭い中で懸命に繰り返し、自らの存在を大きくしていく。
「ひぐっ....」
サイトの抽送が繰り返される度にルイズは下半身をそこに打ち付けていく。
「あんっ....あっ...。」
ルイズのソコは何度となくサイトを飲み込み、そして、
「あっ....あぁぁぁぁ」
気付いた時にはサイトの首に手を回し、彼の胸に頭を預けている。
「出...出てる....出てるのぉ....」
しっかりとルイズの中に欲望をぶちまけているのだが、ルイズの中は拒む事なく飲み込んでいった。
「ルイズ....」
「サイト....」
しっかり繋がったまま口づけを交わし、お互いの唾液を飲み干し合う。
「サイト」
「ん?」
「いい加減抜いてくれない?」
ルイズの体力は平均程にはある。しかしここは風呂の中、長風呂は疲れを溜める一方であり、その中で事を起こしたためルイズの体力は限界に近い。
ところが。
「いや....実は...」
「?」
「動けないんだよな....」
「え....じゃあ...」
「抜けない。」
「.....」
「.....」
「嫌ー!!」
絶叫するも時既に遅し。誰かが助けてくれるまで繋がったままという事になる。
51 :
サイト×ルイズ:2006/08/22(火) 15:10:46 ID:V/qaKaX9
「アンタ!何やってんのよ!」
「いや〜男の夢と言うか....」
「このままじゃ私のお腹大きくなっちゃうじゃない!」
ギャーギャーと騒ぎ立てるも手段なし。結局その後、通りすがりのギーシュとモンモランシーに助けてもらうハメになる。
その間、サイトとルイズは繋がったまま、なんやかんやで楽しんでいたようだ。
「やれやれ、お前達は何をやってるんだか....。」
「主人が主人なら使い魔も使い魔ね。」
確かにドラム缶に細工をしたのはサイトであるが、その後リードしたのはルイズである。よって、どちらのせいかは一概に言えない。
「全くもう....」
「....今度は広い風呂でやろうな...」
「バカ........その内ね...」
その内この二人は場所を選ばなくなるかも知れない。
ー完ー
すまない。期待させておきながら時間がかかってしまった。纏めて投下すべきと思ったので。
期待通りの作品になったかは自信がない。どうか許して欲しいorz
次はサイトがルイズ強姦かその逆、俺で良ければ書かせて欲しいが、どうだろう?
とりあえず風呂場編完です。読んでくれた方に感謝します。m(_ _)m
>>52 GJ!
大丈夫、足りない部分は脳内変換できるから。
次回も期待
>>52 超おっきしたお!
俺のモノはパンツに押し付けられてますが('A`)
ちょっとビニール袋に湯入れて押し付けてくるλ....
ルイズ用の風呂が俺の妄想だったんだが、ドラム缶のがいいなw
強姦wktkしつつ待ってるお( ^ω^) 尻揉みも入れてくれると嬉しい
>>52 ちくしょう、ムラムラしたw
GJすぎるぜ旦那
シエスタに見つかってたら・・・(((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
その時は一見さほど堪えてないように見えるんだが、
後でルイズがいない時にもっとすごい事をサイトに迫る、と予想w
>>52 お疲れ、マジよかったよ
巨大鍋じゃなくドラム缶ってのがミソだなw
「さ、サイトは私だけのものなんだから」とか言いながら
動けなくしたサイトの全身にちゅっちゅちゅっちゅとキスの嵐を浴びせるような同人が見たいぜ
自分が襲われる分にはまだしも、逆に自分が男を襲う場合はどうしたらいいのか分からず、
とりあえずサイトの身体のあらゆる箇所をくんくんぺろぺろしてみたり、自分の身体を一生懸命擦り付けてみたり
アンリエッタを従軍慰安婦にする話が読みたい。
国のために脱げよ能無し女王
すまない。本当にすまない。
もう一度皆の希望を聞かせて欲しい。書くと言っておきながら整理しきれずイメージが作れないんだorz
ルイズの尻苛めをしたい。
顔面騎乗をルイズにさせたい。
サイトがルイズをレイプする。
全部最高の意見だが何だか混乱してしまって....
もう一度書いてくれないか?出来れば具体的にm(_ _)m
混乱した52
>>65 じゃあ、これで。
ギーシュにNTRるルイズ。それを見て妬くモンモンが参加3P。
ショックと興奮を抑えきれないサイトにせまるシエスタで5P。
「いけません。実にいけませんなぁ」こっそり覗いてシコってるコルベール。
魔女狩り編へ続く・・・なのが読みたい。
サイトをさんざん誘惑してるのに襲ってこないことにやきもきして
サイトがルイズに逆レイプされるんだが途中からサイトが超絶テク攻めるようになって
最後には日常関係でのルイズとの力関係が逆転する
しかしそれはサイトのハーレム物語の序章にすぎなかった
これキボン
>>65 尻のもんだが。
>>67のハーレム部分を分けてもらえるなら他は同意ってかんじかな。
バックで尻もみたおしながらルイズ犯して、ルイズがイってもそのまま動き続けたり、
対面座位で尻揉みながら乳首ナメたりすったりしながらガンガン突き上げたり、
69で尻をこねまわしながらルイズのクリに唇押し付けて顔ブルブルしつつ吸い上げたり、
ルイズがイったあと放心してるとこにいきなり口にチンコ挿入して苦しそうにするルイズを横目に腰動かして口に出して残りを顔射したり、
ルイズが挿れるのちょっとイヤがるから騎乗位の状態にして、チンコを割れ目にあてたまま拒否るルイズをくすぐって腰が徐々に落ちてきてアッ!だめ…あっ…みたいになったり、
俺の妄想はレヴォリューションだ!
正解です
>>65 鬼畜をリクしたもんね。
根本的に勘違いされてるようだけど、鬼畜サイトも鬼畜ルイズもひとつの話に繋げなくていいっすよ。
全く別の話で実現されるならそれでいいス(・ω・`)
改めて具体的に要望を出すと、
鬼畜サイト→胸にルーンが刻まれ、召還された夜に欲望に身を任せてルイズを犯っちゃう感じで。
ただハーレム物にはして欲しくないかな。猛烈なルイズへの恋心が胸のルーンのせいで歪んだとか。
ルイズオンリー奴隷化計画。
鬼畜ルイズ→サイトを性処理使い魔として扱うルイズキボン。でも、体を重ねていくうちにいつの間にか
サイトに掘れちゃう。でもやっぱり犬扱いな鬼畜ツンデレなストーリでお願いしたいです。
ルイズの性格の豹変は上と同じくIF世界での設定でもいいし、モンモンの薬でもおk
自分が望むのはこのようなもんです。お暇なときにじっくり練って書いてくだされば幸いです。
怒りのタバサがジョゼフを…
逆レイプは俺も読みたいぞ
逆レイプはネタがなくなってからで、いいんだよ
この泥亀土豚が!
寝取られ最強
「今までの仕返しに、イザベラ王女を舞台で裸踊りさせるタバサに笑った」というのがものすごく気になるんだが……
なんでFOMAだけなんだよ。
79 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/23(水) 19:28:12 ID:I0xYf08r
なんでジョゼフはタバサを陵辱させなかったの?
ルイズのサイト好きが高じて、我慢できなくなって襲っちゃうようなシチュがいいなー
自分ではしたない女だと思いつつも止められない、みたいな
モンモンの媚薬で暴走するルイズがサイトを襲うってのも、いいかもー
愛深き故の逆レイプ
ルイズがシエスタに寝取られ
85 :
鬼畜サイト誕生:2006/08/23(水) 21:36:23 ID:9f+GrpTd
「何でアンタが使い魔なのよ!」
「他の女の子ばっかり見て...種まきに精が出るわね」
「犬は犬らしく言うことを聞きなさい!」
「いいわよ!ワルドに守ってもらうから!」
何でだ。急に俺にとって不快な言葉が頭をよぎる。
ルイズ。
俺はアイツが好きなんだ。
なのにアイツは....そういう言葉しか掛けてこない。
急に不安になる。
何時も俺の側にいて、俺が側にいる。
当たり前の時間なのに、それがもし失われれば。
いつかは他の男の所へ行って、その男と幸せになるだろう。
今までは、そうなったとしてもルイズの為ならと思っていた。ルイズが幸せなら。
何がおきたんだ?
急に止まらなくなる感情。
ルイズを渡したくない。
ルイズと離れたくない。
それを思ったとしても、ルイズが振り向かない限り俺の思いは一生届かない。
でも、俺がどんなに守ってやっても、ルイズの態度は変わらない。
こんなに考えてるのに。
ルイズが....欲しい。
ルイズを支配したい。
柄にもないな。
自分の感情を抑えようと決めた筈だった。
じゃあ、何で今俺は
こういう状況を作り上げたんだ?
86 :
鬼畜サイト誕生:2006/08/23(水) 21:37:22 ID:9f+GrpTd
「うん....」
カチャ
ルイズの目覚めは自然であった。
その間何が行われていたかは知らない。例えそれが体の自由を奪う事だとしても。
カチャカチャ
伸びをしようとする手に違和感。そして金属と金属が触れあう音。
「何....」
眠い目を開け、周りを見渡す。
違和感を感じた方を見れば、両手首がそれぞれベッドの両端に金属製のリングで繋がれていた。
つまり、大の字の体勢でベッドの上に転がされ、身動きがとれない。
眠気の覚める思いで周りを見渡す。
傍らに立つのは、使い魔の姿。
「ちょっと....何なのコレ?」
「....」
「ねぇ!アンタがやったんでしょ!どういうつもりなの?」
沈黙を続ける。
底知れぬ不安を感じつつも問いかけていく。
「な、何か言いなさいよ?」
「煩い。」
抗議の声は遮られた。
但しそれは、今までになかった欲望的な口づけ。
唾液を残らず飲み干す様に喉まで舌を進め、その後には、ルイズの可憐な下唇を噛んでみた。
少しだけ広がる血の匂い。
飽きたらず唇そのものを舐めとり、吸ってみる。
引き締まった唇はぽってりと腫れ上がり、蹂躙の後が見て取れた。
87 :
鬼畜サイト誕生:2006/08/23(水) 21:38:38 ID:9f+GrpTd
「い....いきなり何すんのよ....」
潤んだ瞳と上気した頬でルイズが聞く。
「お前が悪いんだからな....」
呟くように言うとルイズの寝間着(下着)に手を掛け始める。
「ちょっと!何すんのよ!」
「お前は胸がないんだからココの布が無くてもいいんじゃないか?」
「何をふざけて....」
キラリ
「え....」
目に入ったのは金属の輝き。サイトはそれを右手に持ち、左手でルイズの下着を持ち上げている。
「な....何」
サイトはその「一部」をつまみ上げ、そして。
「い....いやぁ!」
ハサミを入れていく。もう一カ所も。
「コレがお前の正しい下着だろ?」
二カ所に入れたハサミ。それはルイズのネグリジェの胸の部分を切り取った。当然、突起が真下に存在する二カ所を。
ルイズの乳輪周りの布を切り取り、そこだけ露出させたのだ。
ネグリジェの穴からは申し訳もない程の隆起と白い肌。その隆起の頂点には彼女の髪の色と変わらないような色の突起が存在していた。
「何を考えてんのよ!」
「お前の胸に下着は要らないだろ?」
そう言うとサイトはその桃色の突起に触れていく。
「さ....触らないで...」
人差し指と親指でつまみ、指の腹で転がす。
88 :
鬼畜サイト誕生:2006/08/23(水) 21:39:51 ID:9f+GrpTd
「痛い!」
サイトはそのままルイズの突起を引っ張る。ギリギリと音が立つくらい乳房を引き伸ばし、その先の突起は握りつぶされている。
「これ位胸があったら良かったのにな。」
「痛い!早く離して!」
「いや、もうちょいか。」
更に引き伸ばす。
胸の皮膚が引き延ばされ申し訳程度の乳房が悲鳴を上げる。
今度は爪を立ててみる。痛々しい程ルイズの胸が弄ばれていく。
漸くサイトは手を離した。
「痛い....痛いじゃないのよぅ....」
既にルイズは半泣きになり、その姿はいつも気丈さを感じさせず、まるで幼子のようだった。
少しだけ反省したのかサイトは、先ほど痛めつけた乳首に唇を当てる。
「あ....」
ルイズの声に色が入る。
傷を癒やすように舌で舐め、吸い込み甘咬みしていく。
「ん....んん....一体...何が起きたの...アンタ変よ...」
「洗濯板の癖にしっかり感じるんだな。」
しっかりと唾液に浸してやった後は、下半身の純白の絹に目をやる。
将来、他の男に。
なんとなくそんな言葉がよぎると、サイトは益々この白絹の下を支配してやりたい衝動にかられた。
再びハサミを手に取る。
「え?」
サイトのハサミが向けられた場所を見てルイズは顔色を変えた。
89 :
鬼畜サイト誕生:2006/08/23(水) 21:40:56 ID:9f+GrpTd
「い、嫌.....」
サイトは徐々にハサミを進める。下着の股下の部分を切り、ゴムの部分を残して側面に切り込みを入れた。
ヒラリとその絹がめくれあがる様になり、サイトはルイズが大事にしてきた場所を目に捉える。
「見ないで....見ないでぇ....」
バタバタと股を擦りあわせて中を隠そうとするも、簡単にサイトは開脚させる。
「い、嫌ぁ!」
サイトはついにルイズの秘所をこの目で捉えた。
白肌の隆起。柔らかな肉が二つ密着しているタテスジは男の進入を許していない証である。まだ産毛しか生えておらず、おおよそ発達しきっていない印象を与える。
「何だお前、まだ生えてねえのか。」
ふにふにと、その肉を人差し指でつつきながら。
「う...うう」
「ま、関係ないけどな。これからその中身を思う存分俺の物にするんだし。」
「....」
そっとそのタテスジを割る。
クパァ
その中は正にルイズの秘部であった。
桜色の粘膜は今まで外気にすら触れた事が無いほど優しさを持つ色であり、男を知った事が無いのは明らかである。
上方に付いている筈のクリトリスはまだ皮を被っており、おそらく自慰にすら使用した事がないだろう。
いや、
もしかしたら自慰の経験すらないのではないか。
そう思う。
90 :
鬼畜サイト誕生:2006/08/23(水) 21:42:09 ID:9f+GrpTd
だとしたら初めての快感をサイトが教え込む事になるだろう。
信じられない事にルイズのソコは男を受け入れる準備が出来ていた。
潤いをもつ粘膜、滴る愛液。
その奥に存在するルイズへの入り口は小さいながらもヒクヒクと何かの到来を待っていた。
サイトは更に顔を近づけ、二本指で押し広げる。
処女の証を確認する。一気に突き入れる予定だったのだがそのままルイズのソコへ口づける。
グチュ
「ひぁっ....」
初めての感触。
箱庭育ちの、このお嬢様にこの快感を教えていくとどうなるか想像に難くない。
「サ....サイト....ソコ....汚い....」
「俺の物なんだから好きにさせてもらうぞ。」
「そ....そんな....汚いトコ...止めて....」
「止めて?こうしてもか?」
膣に舌を伸ばす。サイトはそこから分泌される液に唾液を混ぜ込んでいく。
「はぁん....あっ....ひゅっ....」
「淫乱なんだよ。お前。」
「....いん....らん....」
「俺が欲しくてたまらない体だって事だよ。」
「そんな....バカな事が....」
今度はそっと突起の皮を剥いてやる。
中に存在したのは乳首より大きな突起だった。
徐々に硬さを帯びてきたようで、充血した具合がみてとれる。
「狂うんじゃねえぞ。」
91 :
鬼畜サイト誕生:2006/08/23(水) 21:43:49 ID:9f+GrpTd
そう言うとサイトはその豆を口に含んだ。
「!」
その豆を吸い上げる。
「あああっ!」
想像を絶する痺れ。甘い痺れがルイズを襲う。
今度は舌で転がしてみる。
「あんっ!」
敏感すぎるかも知れないが、ルイズの感度は信じられない程良いようだ。
「良いの....良いの....気持ちが良いの...」
病的にその言葉を繰り返す。
しかし、これでイカせてもサイトは何も面白くない。
「ルイズ、もっと気持ち良い事があるんだぜ。」
クリトリスから離れたサイトを見て、少しだけ正気に帰る。
「な....何....」
「して欲しかったら俺の言うことを聞け。」
「.....」
沈黙を肯定と受け取り、サイトは馬乗りになるようにして自らのモノを取り出した。
「これ....ドコに入るものかわかるよな?」
「....」
「アレは凄く気持ち良いけど、最初は凄く痛いんだぜ。」
「....」
ルイズは顔を赤らめ、じっとそれを見つめる。
「だからお前の口で準備させてくれよ。」
「準備....?」
可憐な桃色の整った唇。この中に自分のモノを入れる事を考えるだけでサイトは興奮していた。
「ほら、口開けて。」おそるおそる口を開けていく。
ズッ
サイトは意表を突き一気に突き入れた。
92 :
鬼畜サイト誕生:2006/08/23(水) 21:44:59 ID:9f+GrpTd
「むぅっ!」
喉の奥まで突き入れんばかりに飲み込ませていく。
ルイズの舌使いなど期待出来ないが歯を立てないだけマシというものだろう。
何度も抽送を繰り返していく。
程なくしてルイズの唾液で濡れ、そそり立つサイトの肉棒が完成していた。
「けほっけほっ!無茶苦茶よ!」
ルイズの言葉に拒否の言葉が存在していない事にサイトは気付かない。
しっかりルイズを開脚させると、何故かサイトは手を出さなかった。
「....サ....サイト....」
「ルイズ」
「....?」
「お願いも出来ないのか?」
「な....なんで....私がっ....」
「そうか。じゃあ....」
ルイズの杖を手に取る。
「な....何をする気...」
「お願い出来ない奴の処女なんてこれでいいだろ。」
杖の丸い方をルイズのソコにあてがう。「ま....まさか....」
「お前の始めてはこれで決まりだな。」
「待って!」
「まずは謝らないといけないんじゃないかな....」
少しずつ握る手に力を込めていく。
「い....嫌!」
「俺と杖。どっちがいい?」
すでに杖の先はルイズの液で濡れる距離まで近づいていた。
「サイト!ごめんなさい!あなたがいいの!」
「頼めっていったよな?」
93 :
鬼畜サイト誕生:2006/08/23(水) 21:46:29 ID:9f+GrpTd
今度は杖の尖った方をルイズの豆に向けた。
「こんなので貫かれたら....」
「ごめんなさい!ちゃんとお願いするから!」
サイトは手を止めた。
「言ってごらん。」
「....」
下唇を噛みしめ、目を涙で腫らしながらルイズは言う。
「サ....サイト様....どうか....私の処女を...奪ってください....」
「そんな言葉より、もっとハッキリ言えないのか?」
「ハッキリって....」
「私のココをどうして下さいとかな。」
「.....」
足りない性知識で考える。
予習が足りないのは仕方がないがこんな所で困るとは思ってもみなかっただろう。
「何だ。思い付かないのか。」
「....」
「じゃあ....」
ルイズの手の拘束具を外し、足を開脚したまま拘束する。
これで今度は足を閉じる事が出来ない。
手が自由になってもルイズはなぜか反抗する気にはなれなかった。
今までの言動。
それを考えるとサイトの豹変もやむなしと漸く感じ始めたからだ。
「....どうするの」
「自分でその小さな胸を弄りながら言ってみな。」
指したのは穴の開いたネグリジェから露出した乳首。
「ここを触った事なんて....」
「ただいじってりゃいいんだよ。」
渋々ルイズは自らの胸に触れる。
「脚も大きく開いてお願いしな。」
94 :
鬼畜サイト誕生:2006/08/23(水) 21:47:27 ID:9f+GrpTd
ようやくサイトの望む体勢を見せた。
赤らめた頬。
恥ずかしそうな瞳。
悔しそうな唇。
両乳首はシャツから露出され、その乳首を自らの人差し指と中指でつまむ。
脚を開脚させ、割れ目をしっかりとサイトの前に晒す。
処女でありながらルイズはサイトの言いなりになっていた。
ゆっくりと口を開く。
「サ....サイト様....どうか私の穴に....あなた様の肉棒を恵んで下さい...」
上出来である。
そんなルイズを見て、サイトは更に興奮し、漸く粘膜に自らのモノを触れさせる。
実はサイトも経験がない筈なのは触れないでおこう。
少しずつ、じっくりと侵入させていく。
「んん....」
「痛いぞ。力を抜け。」
異物感を感じサイトはここで一気に押し込んでいく。
「い.....たぁ....」
「お前は淫乱だからすぐに感じるようになるさ。」
奥まで到達しても大した声を上げずルイズは体を任せていく。
「はあっ....はあっ」
「こんだけ具合がいいなら....」
思い切ってサイトは激しく動いてみせた。
「あんっ!あっ!」
想像以上にルイズの順応は早い。もう感じ始めていた。
サイトの限界こそ徐々に近くなるがここは堪える。
95 :
鬼畜サイト誕生:2006/08/23(水) 21:49:09 ID:9f+GrpTd
「お前.....ここも好きだろ....」
そういうと寂しがっていたクリトリスを摘む。
「あっ!」
ルイズの膣は益々キツく締めあげていく。
「ルイズ....お前は俺だけのモノだ...」
「サ....サイト....」
「唇も....髪も....胸も....ココも全部誰にもわたさねぇ.....」
「わ....私も....サイトがいいの....」
「今更言ったっておせぇよ....お前を支配するって決めたんだ....」
「ア...アンタが支配する?....やってみなさいよ」
「やってやるよ.....お前は丸ごと俺専用だ.....」
「アンタが....私専用なのよ....」
「これが....最初の挨拶だ....」
サイトはルイズの中に自らの液体を注ぎ込む。
「ああっ!」
ルイズはその液体を感じると同時に痙攣していく。
「サイト!サイトぉ!」
はぁー
静かな部屋の中で荒い息だけがこだまする。
結局サイトはルイズの中に全て注ぎ込んだ。例えそれが将来どうなろうと構わなかった。
ルイズは俺の物だから。
それが全ての結論。それでルイズが孕めば俺専用の要素が一つ増えただけだ。
「まだまだ....これからだからな....お前を俺専用にしていくのは....」
「アンタなんかが....私を好きに....できるのかしら....」
そう言うルイズの奥底にある感情。それは
アンタに溺れられるなら壊れてもいいわ....
こうである。
本当に溺れていくのはどちらだろうか
ー続くー
96 :
↑を書いた奴:2006/08/23(水) 21:51:37 ID:9f+GrpTd
時流が変わって投下すまん。纏めて投下しようとするとこうなってしまう。
とりあえず鬼畜サイト誕生編。
「続く」にしたのこの後の話からルイズ調教→皆の希望に繋げて行きたいので。
兎に角、鬼畜サイト誕生編完。読んでいただいた皆さん、ありがとうございましたm(_ _)m
なんかもうね?
ここまですごいの読ませてもらうと、逆に何も言えなくなるよ。
リアルタイムGJ。 もういっそ神と呼ばさせて下さい。
神は存在した!!
>>神
GJすぎるよ
あんたはこのスレに無くてはならない存在だ。
神
クオリティに脱帽
( ゚д゚)・・・・・・
神。俺の願いを叶えてくれてありがとう。
世がハルケギニアだったらアン様からシュヴァリエの爵位を賜るに違いない。
次回作も期待しています。
( ゚д゚ )
こっちみんな
( ゚д゚ )
あるよく晴れた昼下がりのこと。一人広場をぶらぶらしていた才人の耳に、吐息のようなかすかな声が聞こえてきた。
なんだろう、と思い、耳をすまして声の方向に歩いていく。声は一本の木の木陰から聞こえてきていた。
修行で培った力を無駄に発揮しつつ、才人は足音一つ立てずに木に密着。そっと裏側を覗き込む。
まず見えたのは、薄い青色の頭だった。これはタバサだな、と才人は推測する。
ということは木陰で本でも読んでいたのかと思って、才人はさらに首を伸ばす。そしてぎょっとした。
タバサの細い手が伸ばされている先は、どう見ても自分の胸と、股間であった。
後ろから見るだけではよく分からないが、一方の手で服の布地越しに胸を責め、
もう一方の手を下着の中に突っ込んで、己の陰部を弄っているらしい。
木の葉のせせらぎのようなかすかな喘ぎ声を漏らして、タバサは一心不乱に自慰に没頭していたのだ。
(ちょ、おま、待てよ。なんでこんなところで)
慌てる才人だったが、タバサが気付いた様子はない。
こんなことなら忍び足など使うんじゃなかった、と才人は後悔した。
この光景を見てから何気ない顔で挨拶するなどという真似は、才人にはとてもできそうにない。
だからと言って、立ち去ることもできなかった。
こんな風に集中力を欠いている状態では足音を立てないように歩くことなど不可能に思えたし、
それ以上に乱れきったタバサの姿があまりにも刺激的で目をそらせなかったのだ。
そして何より、股間の暴れん坊将軍が凄いことになっているのだ。
(えーい、気持ちは分かるが静まれマイサン)
だが、才人の必死さとは裏腹に、股間の聞かん坊はますます己を奮い立たせていく。
それと同時に、タバサの喘ぎ声も徐々にはっきりとしたものになっていく。
今では、荒い吐息に混じって切ないかすれ声がはっきりと聞こえてくるほどだ。
そして、タバサは一際激しい声を漏らしたかと思うと、一瞬だけ背をのけぞらせて硬直した。
(こ、これ、イッたってやつだよな?)
誰に確認するでもなく、胸の内に問いかけてみる。さすがに実物を見たのは才人も初めてだった。
(いいもん見せてもらいました、と言っとくべきなのか)
複雑な思いに捕われながら、才人はそっとその場を後にしようとした。
今ならそこそこ冷静だし、タバサもまだ自慰の余韻でぼんやりしているようだったので、おそらくばれないだろうと踏んだのである。
だが、その目論見は、一瞬後に響いた小枝の割れる音でもろくも崩れ去った。
「だれ」
今まで一度も聞いたことのない、悲鳴のような声を上げて、タバサが振り返る。顔を隠す暇もなかった。
「あなたは」
「よ、よう」
才人は顔をひきつらせながら片手を上げて挨拶した。それ以外にどうしようもなかった。
タバサはいつもの無表情が嘘のように、呆然と目を見開いて口を開閉していた。あまりのことに声も出ないらしい。
「それじゃ」
いたたまれなくなった才人はまたも片手を上げて去ろうとしたが、パーカーの左肘の部分をつかまれてしまった。
「待って」
低い声音である。だが、いつものような淡々とした口調ではなく、必死に感情を隠そうとして隠しきれていない、乱れた声音だった。
「なにかな」
「見てたの」
短く、端的な問いかけ。さすがに、「何を」などと言ってすっとぼけられる状況ではない。
(ああ、終わったな俺の人生。このタバサって奴もキレたらかなり過激なことしそうだ。
一体何されるんだ。つららで串刺しか、それとも裸で氷付けになってさらし者にされるのか)
絶望的な想像を抱きつつ、才人はやぶれかぶれで土下座した。
「ごめん、覗くつもりじゃなかったんだ。このことは誰にも言わないから氷付けだけは勘弁」
必死に叫びながら、頭を地面にこすりつける。しかし、返事はない。
まさかどう料理するか考えているのか、とおそるおそる顔を上げた才人は、またも信じられないものを見ることになった。
タバサが、あのいつも無表情な顔を痛々しく歪ませていたのである。青い瞳には大粒の涙が溜まっていた。
呆然とする才人の前で、タバサはそのまま泣き出してしまった。
激しくしゃくりあげるタバサを放り出して逃げる訳にもいかず、才人は十分ほど必死に彼女をなだめる羽目になったのである。
「ごめん」
十分ほどしてようやく落ち着いたタバサが、最初に言った言葉がそれだった。
二人は今、先ほどの木の根元に並んで腰掛けていた。もちろん密着している訳ではなく、少し距離を置いてである。
「いや、謝るのは俺の方だって」
どう答えていいか分からず、才人はとりあえずそう言っていた。頭にそういう言葉しか浮かばなかったというのもあるが。
タバサはそれ以上何も言わなかった。才人は居心地の悪さを感じて身じろぎする。
「あの」
何か、決心したような声だった。才人が思わず振り向くと、タバサはいつもの無表情をかすかに赤く染めて、真っ直ぐにこちらを見ていた。
「本当に、黙っててくれる」
「ああ、そりゃもちろん」
才人は間を置かずに頷いた。そもそも、誰かに話したところで、才人には少しも得することがない。
それに、と才人は心の中で呟きながら、安心させるようにタバサに笑いかけた。
「誰だって隠しておきたいことぐらいあるし、ああいうことしたくなるときだってあるって。
あんま大きい声じゃ言えねえけど、俺だって結構するし」
よし、完璧。才人は心の中で自分に声援を送った。
お前がしたことは別に恥ずかしいことじゃないと説得しつつ、それに自分はお前よりもっとやってると言ってさらに安心させる。
ひょっとしたらタバサに軽蔑されるかもしれないという恐れがあるにはあったが、彼女の不安を減らせるのなら別にいいかとも思う。
(どうせモグラだしな俺)
と、一応罵倒に備えて心の中で予防線を張っておく辺りが才人らしいと言えば才人らしいが。
そんな才人の笑顔を、タバサはいつもの無表情に赤みをプラスした表情でじっと見上げていた。
だが、やがて何かを決意したようにわずかに口元を引き締めると、突然ブラウスのボタンを外し始めた。
才人はまたもぎょっとする。今日はなんだかぎょっとしてばっかりだと思いながら、慌ててタバサの手を止める。
「ちょっと、早まるなお前」
「なにが」
タバサが驚いたように目を見開く。才人は軽く咳払いして、
「いいか」
とタバサの両肩をつかみ、彼女の青い瞳を覗き込んで言い聞かせるように言った。
「いくら男にああいう場面を見られて恥ずかしいとは言え、自棄になっちゃいけない。
俺は別に『黙っててやるからお前の体を寄越せ』とか言っている訳ではなくてだな」
必死に説得する才人を、タバサは珍しくきょとんとした顔で見つめていたが、やがて口元に小さな微笑を浮かべて首を振った。
「わたしもそういうこと言いたいんじゃない」
「あれ、違ったのか」
「ただ、見て欲しかっただけ」
「ばっ、何言ってんのお前、俺が紳士的な男だったからいいものの、他の奴だったら間違いなく」
「いいから、見て」
自分でもよく分からない弁解をする才人にもう一度微笑みかけてから、タバサは三つボタンを外したブラウスの肩口に手をかける。
「きゃっ」
何故か乙女チックな悲鳴を上げて、才人は手で顔を覆う。しかし指の隙間からしっかり覗いている辺りがやっぱり才人である。
「あれ」
才人は顔から手を外して、目を瞬いた。
タバサはブラウスを完全に脱ぎ去ってはいなかった。ただ、少し下げて背中を露わにしただけである。
しかし、一瞬がっかりしかけた才人は、タバサの背中を見直して息を呑んだ。
服を着ていても小柄なタバサは、脱いでもやっぱり小柄だった。小さな背中は頼りなく見えるほど細く、白い。
だが、その可愛らしい背中に、一目でそうと分かる異物が埋め込まれていた。
それは、指先でつまめるほど小さな宝玉だった。だが、少しも美しくない。
ガラス玉とは明らかに違う滑らかな表面を持つその宝玉は、見ていて気分が悪くなるような、禍々しい紫色の光を放っていたのだ。
「これ、何だよお前」
才人呆然としたまま呟いた。才人に背中を向けたまま、タバサが肩越しに自嘲的な微笑を浮かべる。
「マジックアイテム」
「魔法で作られた道具ってやつか」
「そう。その宝玉から、首に向かって筋が浮いているのが分かる」
才人はタバサの背に顔を近づけた。宝玉は彼女の肩甲骨の間あたりに埋め込まれていたが、
確かに宝玉から首にかけて、白い肌が薄らと細長く浮き上がっているのが見えた。血管のようにも見えるが、色はついていない。
その気色悪さに、才人は吐き気のようなむかつきを覚えた。
「なあ、これもしかして」
「そう。首を通って、わたしの頭の中まで伸びている」
淡々と言ったあと、タバサは服を着直した。それから、才人に向き直って言う。
「これが、わたしがああいうことをしていた原因」
わずかに頬が赤い。ああいうこと、というのが何なのかは言うまでもない。
「ときどき、性欲が高まってどうしようもなくなる」
「誰が、何のためにそんなこと」
心底疑問に思って聞いたが、タバサは首を振った。
「それは言えない」
「どうして」
「どうしても」
その声はいつものように淡々としていたが、いつも以上に他者の追求を拒む頑なさがあった。
だが、あんなことを聞いてしまって放っておける才人ではなかった。
「そんなこと言わずにさ。誰かに脅されてるのか」
タバサは一瞬鋭く息を吸い込んだあと、首を横に振る。あくまでも話す気はないらしい。
才人は苛立ちまぎれに頭を掻き毟りながら問う。
「別に、俺に助けてほしいとかじゃないんだな」
タバサは首を縦に振る。才人の苛立ちはますます強くなった。
「じゃあなんでそんな秘密を話したんだよ」
するとタバサはわずかに顔を伏せ、目をそらしながら小さく言った。
「誤解、されたくなかったから」
「誤解って」
「わたし、本当はあんなことしない」
それは小さな呟きのような声だったが、才人の耳にはしっかりと届いた。
頬を染めて返事を待っているタバサをまじまじと見下ろしながら、才人は慎重に聞く。
「つまり、なにか。俺に、エッチな子だと思われたくなかったってことか」
「そういうの、はっきり言わないで」
もうタバサは耳まで真っ赤である。才人は慌てて手を振った。
「わ、悪い。いや、だけど思ってないよそんなの。さっきも言ったけど」
「本当」
タバサは少し縋るような視線で才人を見上げてくる。元々女の子には弱い才人のこと、これには顔が熱くなった。
「本当だって。タバサは全然、いやらしくもなんともない」
「良かった」
タバサの口元に微笑が浮かぶ。才人はほっと胸を撫で下ろしたが、ふと疑問を覚えた。
「なあタバサ、何で俺に誤解されるのがそんなに嫌だったわけ」
別段、それ程タバサと親しい訳でもない才人である。
そういう人間の誤解を解くために、わざわざ素肌まで晒してみせるというのはどうにも納得のできない話に思えた。
するとタバサは、びしりと才人を指差して、一言。
「いい人」
簡潔な表現に、才人は何故だかむずがゆいような気恥ずかしさを覚えた。
こういうストレートな褒め言葉にはどうも慣れがない。
相手が、普段あまり喋れないタバサであればなおさらである。
「いや、俺は別にいい人じゃないって」
タバサも負けずに言い直す。
「すごくいい人」
才人の顔面はいよいよ沸騰しかねんばかりに熱くなってきた。
悶えて転げ回りたいような気恥ずかしさを隠すように、才人は激しく手を振る。
「違うってばもう。今だってタバサを食べちゃいたい欲望で脳がはちきれそうなんだぜ?」
言ってしまってから、何を言ってんだ俺はと内心焦る。
脳が熱くなりすぎて普段なら絶対言えないような下ネタを言ってしまった。
しかし、どう弁解するかと焦る才人とは逆に、タバサは悪戯っぽく笑ってこう言った。
「さっき『俺が紳士的な男だったから』って言ってた」
的確な突っ込みである。才人は言葉に詰まった。そんな才人を見て、タバサはくすくすと笑う。
(ちくしょー、こんな子供にいいように遊ばれてるぞ俺)
内心少々悔しかったが、そんな感情はすぐに消えてしまった。
いつの間にか、才人はタバサに見惚れてしまっていたのだ。正確には、タバサの笑顔に。
それは、今まで才人が想像したことすらなかった、子供らしい自然な笑顔だった。
黙りこんでしまった才人を不思議に思ったのか、タバサはふと笑顔をおさめて小さく首を傾げた。
「どうしたの」
「ああ、いや。お前、そんな風に笑えるんだな」
才人にとっては何気ない言葉だったが、それを聞いたタバサは何故か沈んだ表情を浮かべて顔を伏せてしまった。
あの後すぐに別れる気分にはなれず、結局二人はまた木の根元に座り込んで、ただ黙っていた。
二人の距離は、先ほどよりもずいぶん近くなっていた。かと言って、密着というほどでもない。
少し無理すれば手を繋げる距離だな、と才人は何となく思った。
「なあ」
呼びかけると、タバサはこちらを見て「なに」と言うように小さく首を傾げた。
「タバサってさ、本名なのか」
前に、誰かが「タバサというのは変わった名前だ」という内容のことを言っていたのを思い出したのだ。
タバサは首を振った。
「そうなんだ。本当の名前は、なんて言うんだ」
聞いてはいけないことかもしれない、と思いつつも、才人は自然とそう口にしていた。
何故か、目の前の小さな女の子のことを、少しでも多く知りたい気持ちになっていた。
タバサは目を伏せて少し躊躇う様子を見せたが、やがて口元に手を当てて、小さな声で答えてくれた。
「シャルロット」
シャルロットか、と、才人はタバサの本名を口の中で転がしてみる。響きのよさそうな名前だと思った。
才人は頬を赤くして横目でこちらの反応を窺っているタバサに微笑みかけた。
「可愛い名前だな」
タバサの顔がぱっと輝いた。
「うん。わたしも、好き」
「シャルロット」
「なに」
二人は小さく笑いあう。ふと、才人は何気なく聞いた。
「誰がつけてくれたんだ。お母さんか」
「そう。母様がつけてくださった、大切な名前」
先ほどまで嬉しそうだったタバサの表情が、また暗いものに変わる。
聞いてはいけないことだったか、と才人は内心後悔しながら、話題を変える。
「ところで、何でお前いっつもあんな無表情なんだ」
そう言うと、タバサは何を聞かれたのか分からないような表情で、こちらを見た。
「ほら、お前、あんな風に笑えるじゃん。いっつも無表情でいるの、勿体無いぜ。
いろんな表情を見せた方が、その、か、可愛いと思うしさ」
さすがに、意識しながらストレートに可愛いなどとは言えず、
才人はどもりながら何とか言い切った。
そんな才人をじっと見つめて、タバサは透けるような淡い微笑を浮かべた。
「ありがとう」
そう言ったタバサの表情は、いつもの無表情よりは断然魅力的だった。
だが、才人には何故か、今のタバサの微笑がとても痛ましく、悲しいものに感じられてしまう。
109 :
96:2006/08/24(木) 01:20:58 ID:AN04Mr8j
またも意見具申、すまない。
とりあえず評価に感謝ですm(_ _)m
鬼畜サイトを書いていきたいのだがその前に純愛も書いてみたい(これは完全に俺の趣味)
んで、エロパロとしては6巻の小舟(今手元にないので記憶だが)
8巻(284ページ12行目参照)のティファニアの家
ここでベタベタのサイト×ルイズを書きたいのだがどうも迷っている。
書くからには全力で書くので、どちらが良いか誰か意見求むorz
「でも、ダメ」
タバサは首を振った。
「今は、楽しいの、ダメ」
タバサがそう言う理由を、才人はあえて聞かなかった。
単なる顔見知り程度でしかない自分に教えてくれるほど軽い理由だとは、とても思えなかったからだ。
そして、その想像がおそらく事実であろうことに、才人は深い苛立ちと悔しさを覚えた。
「それに、いつも無表情でいた方が都合がいい」
才人の苦悩を理解したのか、どこか冗談めかした口調で、タバサが言う。
その好意に感謝しながら、才人も微笑を作って聞き返す。
「どうして」
「いつも無表情を保つ訓練をしておけば、ああいう状態になったときも誤魔化せるから」
そう言って悪戯っぽく笑うタバサの表情に、才人は彼女の素顔を見た気がした。
本当は、こんな風に冗談を言って笑うのが好きな、明るい女の子なのだろう。
そんな女の子が、どこかの卑劣漢のせいで笑うことすらできないとは。
「なるほど、そりゃいい考えだ。お利口さんだな、シャルロットは」
内心の怒りを無理矢理押さえ込みながら、才人は無理に笑った。
「うん」
タバサもまた、にっこりと笑ってみせる。
才人はタバサを思い切り抱きしめてやりたい衝動に駆られた。
そんなことをする権利は自分にはない。しかし、胸に溢れる切ない愛しさを無視することもできず、
才人は仕方なく、手を伸ばしてタバサの頭を軽く撫でた。
タバサは一瞬目を見開いたあと、困ったように才人を見上げてきた。
「嫌か」
問うと、タバサは才人の手の下で小さく首を振る。
「嫌じゃない」
「じゃあ、しばらくこうさせといてくれよ」
タバサは小さく頷いてくれた。才人は目に浮かんでくる涙を堪えながら、無理矢理笑った。
「ありがとな、シャルロット」
タバサはまたにっこりと笑う。幼いとすら表現できる、あどけない笑顔だった。
才人はいよいよ涙を堪えることができなくなり、それを誤魔化すように、少し乱暴にタバサの頭を撫で回す。
タバサは困ったような視線を送ってきた。
「ちょっと乱暴」
「我慢しろ。これが男の愛情ってもんだ」
「変」
「大人になれば分かる」
無茶苦茶な言い草だと、自分でも思う。
それでも、タバサは楽しそうに笑ってくれる。それならいくらだって馬鹿なことを言ってやると、才人は思う。
しかし、今は何も浮かばなかった。だから才人は、ただ黙ってタバサの頭を撫で続けた。
「お兄ちゃん」
突然、タバサが甘えるような声で言った。
妙な慨視感に襲われ、才人は思わず目を見開いてタバサを凝視してしまう。
するとタバサは、また悪戯っぽい笑みを浮かべて問いかけてきた。。
「びっくりした」
「ああ。なんだよ突然」
「別に。ただ、お兄ちゃんがいたらこういうのかって」
はにかむように首を傾げながら、タバサが聞いてくる。
「迷惑」
「いや、全然。何なら本物のお兄ちゃんにだってなってやるぜ」
「嬉しい。お兄ちゃん」
冗談めかした声で、タバサが言う。
もちろん、本気で言っている訳ではあるまい。
だが、こうやって気楽に冗談が言える状況を、タバサが楽しんでいるのは間違いなさそうだった。
それならお兄ちゃんだろうが召使いだろうがやってやる、と才人は思った。
やがて、天高く燦々と輝いていた太陽が半分以上地平線の向こうに沈み、周囲が黄昏の赤に染まりかけたころ。
才人とタバサは、ただ黙って夕焼けを眺めていた。
二人の距離は、ほぼ完全にゼロになっていた。才人はいつしか、無言でタバサを胸に抱いていたのである。
タバサも特に何も言わずに、黙って才人に抱きしめられていた。
才人としてはいつまでもこうしてタバサを抱きしめていてやりたかったが、もちろんそんなことはできない。
「シャルロット」
才人は、胸の中でじっとしているタバサに優しく囁きかけた。
「ほら、そろそろ戻らないと、叱られるぜ」
しかし、タバサは答えない。
まさか眠ってしまったのか、と思ってタバサの顔を覗き込んだ才人は、息を呑んだ。
「お兄ちゃん」
タバサが、潤んだ目でこちらを見上げていた。
頬がはっきり分かるほど上気し、息も荒くなっている。よく見ると、太ももを擦り合わせてもいた。
(まさか、例の宝玉が)
才人は歯噛みした。これほどまでに短い間隔で、性衝動が襲ってくるものだとは。
(糞野郎め)
才人は、この世界のどこかにいるのであろう悪漢に、心の中で悪罵を叩きつける。
だが、今はそれよりも目の前のタバサのことが気にかかる。
才人は、タバサに刺激を与えないように小さな声で呼びかけた。
「大丈夫か、シャルロット」
「ダメ、離れて」
手を突っ張って体を離そうとするタバサを、才人は反射的にもっと強い力で抱きしめていた。
「離して。このままじゃ、迷惑かける」
目を潤ませながら必死に懇願するタバサを、才人は冗談めかした口調で叱りつけた。
「馬鹿、俺はお前のお兄ちゃんなんだろ。迷惑とか、気にするなよ」
「でも」
「頑張れ、シャルロット。そんなくだらねえ物に負けるな。俺がついててやるから、な」
タバサの性欲を昂ぶらせている宝玉を外すことは、門外漢の才人にはできない。
だからせめて、自分の欲望に抗おうとするタバサの助けになりたかった。
タバサは病的なまでに赤くなった顔で才人を見つめ、小さく頷いた。
「うん、頑張る」
そう宣言したものの、タバサの顔の赤みはさらに増し、吐息も苦しげに聞こえるほど荒くなっていく。
どうすることもできない自分の無力さに苛立ちながら、才人はタバサの下半身に目を移す。
性衝動をこらえるためだろうか、タバサが絶え間なく擦り合わせている太股の間から、
夕日を照り返す透明な液体が筋を描いて流れ落ちていた。
才人は音がするほど強く歯を噛み締める。
おそらく、タバサの体を襲っている衝動はほとんど暴力的とすら言えるものなのだろう。
タバサはそんなものに抗おうとしているのだ。
だが、そんなものに勝てる人間がどこにいるというのか。
「お兄ちゃん」
甘い声で呼びかけられてタバサの顔を見た才人は、思わず目を逸らしそうになった。
タバサの顔が真っ赤に染まり、その青い瞳からはほとんど完全に理性が失われていた。
虚ろな瞳でこちらを見つめるタバサの口元はだらしなく半開きになり、
小さな唇の隙間から垂れ下がった舌からは、絶え間なく唾液が流れ落ちている。
「お兄ちゃん、我慢できないよう」
媚を売るような切ない甘え声で呟きながら、タバサはほとんど膨らみのない胸を才人の体に押し付けてくる。
とても見ていられない、と才人は思った。
(ルイズ、ごめん)
許されぬことと知りつつ、心の中で主に詫びる。才人は無理矢理笑みを作ってタバサに微笑みかけた。
「よく頑張ったな、シャルロット」
「本当」
「ああ、偉いぞ、シャルロット」
「お兄ちゃん、お兄ちゃん」
嬉しそうな顔で、自分の胸に頬をこすりつけてくるタバサの頭を撫でてやりながら、才人は彼女の耳に囁いた。
「来い。お兄ちゃんが、満足するまでお前を受け止めてやる」
それを聞くや否や、もはや止めるものもなく、タバサは背中を伸ばして才人の唇にむしゃぶりついてきた。
タバサはきっとジョゼフにエロイことされてたに違いないからそれを書こうと思ったら何故かこんなことに。何故だ。
いろいろと設定がアレだけどまあパラレルってことで見逃してください。
>>113 ...| ̄ ̄ |< で、続きはまだかね?
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.|| ゙ヽ i ハ i ハ i ハ i ハ | し'_つ
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くっそう、初めてタバサに萌えちまった(;´Д`)ハァハァ
GJですお
アンリエッタはワインを一気に飲み干すと、ベッドに腰を下ろし、そのまま後ろに倒れて横になった。
ため息が漏れてしまう。身体が熱く、重たいのはワインのせいだろうか。
連日の激務の疲れもあるが、ここまで深く落ち込ませるモノではない。
アンリエッタを深く悩ませる事件が起きたのは、今日の夕方のことであった。
かねてより城下の情報収集は続けていた。政治について平民たちのあいだでどのような評判になっているか地道な調査を続けていた。
評価は益々厳しくなってきたようだ。税金が高い、役務が辛い、兵役には行きたくない……などどれも理解できない話ではなかった。
戦時中とはいえ、たび重なる重荷に平民たちも嫌気が差し始めている。貴族のあいだにも厭戦気分を持つ者が出始めた。
そこでお忍びで街の様子を見てみたくなった。平民たちはいったいなにを求めるか、どうすれば不満を少しでも解消できるのか
それが知りたかったのだ。
貧民街の外れに酒場がある。店の名前は「プロスパー亭」という。
最下層の貧民や傭兵くずれ、犯罪者まがいの連中が粗悪な安酒でくだを巻いているような場所だ。
店内は、すえた臭いとアルコール臭が充満し、下品な笑い声や怒声といった喧噪に包まれている。
まともな市民がやってくるような場所ではない。
その酒場へフードを目深にかぶった2人組が入ってきた。アンリエッタとアニエスである。
カウンターでラム酒を頼むと店の隅に陣取って、男たちの話に耳を立てた。
ある男が愚痴をさんざん披露した後、イヤらしい笑みを浮かべながら言った、
「あの姫さんによ、俺たちの苦労をよ、ねぎらってもらいてぇもんだ、あの若い身体でな」
「肖像画でみたが、たいそうな上玉じゃねぇか……げへへへ」
「俺はパレードでちらっと見たぞ、おっぱいも相当デカいなありゃ」
「あれだけでけぇ胸だ、淫乱に違いねぇ……揉みてぇなぁ〜」
男たちはアンリエッタをネタに下卑た話を延々と続けている。アンリエッタは顔を赤らめてうつむいてしまった。
すると男がこういった、「淫乱女王め、あの身体を味わえるなら、日頃の苦労も許してやらねぇこともねぇがな!!」
ギャハハと下品な笑いがわき起こる。そうだそうだとはやし立てる声が続く。
いたたまれなくなってアンリエッタは店を飛び出し、アニエスも後に続いた……。
アンリエッタはそんなことをベッドの上で思い出していると、身体が熱くほてり、自然と下腹部へ手が伸びてしまう。
最初はネグリジェの上から触れるだけであったが、だんだんと意識して膣の周りをなで回した。
快感が広がると同時に安堵感に満たされた。日々の心労もゆるゆると溶けていくような気がした。
「そんな、んん、あぁん……わたくしがあのような連中と?……んぁ……だめぇ……」
胸の先端を指でつまんだとき、ふと「身体を味わえるなら許してやらねぇこともねぇ」といった言葉が浮かんできた。
甘い声が漏れるのを抑えながら、そんな言葉を反芻したのだった。
アンリエッタは自慰もすんで、心地よい疲れに身を投げ出した。
平民の苦労への罪悪感と、それを許してもよいという言葉ばかりを思い出す。
「んふぅ……しかし、報いるところが……なくてはなりませんね……」
アンリエッタは火照る身体を興奮に浸して、ある決心をしたのだった。
-つづく-
>>61的な話にする予定です。
鬼畜系ですか? 処女はたぶん守る予定。
鬼畜は見たくねぇという感じだったらやめときます…
酒場の名前に吹いたwww
やれやれもう見t(ry
鬼畜イクナイ(・A・)
りきっどのにほい
輪姦だけは回避できないものか・・・
ていうかそんなごく一部の人間(しかも最底辺)に
体で奉仕したところでどうなるというんだ
さすがにそれだと頭悪すぎるんじゃアンリエッタ
>>109だが、神に乱入してすまなかった。
俺の趣味で純愛を書いてはいけないのだろうか?鬼畜サイトの続きの方が望まれるならその続きを書かせて頂きたい。
時流がタバサやアンリエッタに傾く中のレス、申し訳ないorz
>>113 GJ!
なんていうか原作でありえなそうな組み合わせの場合
今回の作品みたいにありえるって思えるところまでの過程もきちんと書かれてる作品は
個人的にはものすごく好き。
>>123 全然書いてください
純愛好きの俺にとってはむしろそっちの方がw
どちらも捨てがたいが個人的にはティファニア家希望
楽しみにしてますよ〜
あの世界に、あの城に水洗トイレはあるのでしょうか?
かつてない最良の流れだね。
作者の皆さんお疲れ様です。
反対が多そうなのでやめときます。 輪姦スレかえるどー
やれやれ見ていられないな、そういって部屋を後にした。
( ^ω^)輪姦も輪姦で、読みたいお
130 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/24(木) 14:55:07 ID:XIYZuyqv
もうこの際両方書いちゃいなYO!
8巻284ページ12行目からのパロディです。原作の雰囲気を壊されたくない方は注意して下さい。
「ねぇ..サイト?」
「何?」
「あの....ね?」
腕の中のルイズはサイトの胸板に「の」の字を書き、頬を赤らめている。
その口ぶりからすると何か告白があるのだろうが、今のルイズの顔を見ているだけでサイトは言うことを聞いてしまうだろう。
ましてやそれがこんな問いならば。
「アンタは....何がしたいの....?」
「えっ?....何がって?」
「私今なら....何でも許してあげるから....あの...その....」
徐々に口ごもっていき声が聞こえなくなる。
サイトは不審に思うのだが、問い詰める事が出来ない。
「だから....私に言わせないでよ...」
「言わせる?何を?」
こういう時サイトは天然である。据え膳食わぬは何とやらだが彼の場合据え膳に気が付かない場合が多かった。
ここでルイズが積極的にならなければルイズの下心など到底伝わらないだろう。
「もう!ホントアンタって鈍いわね!」
「鈍いって言ったって、言ってくれないとわかんねえよ!」
「私を好きに出来るんだから、好きにしてみなさいって事よ!」
「え....」
「あ.....」
偶然なのだがルイズは、初めて本心を具体的に語ってしまった。
「も....もう嫌...ぐすっ」
「え....ちょっとルイズ?」
「ひっく....ひっく...」
再開の感動の涙とは違う涙を流す。
自らの本心を告白したのに伝わらなかった事に対しての涙。
サイトには今一つその涙の訳がわからなかったが先程の言葉はしっかり耳に入っていた。
「好きに出来るんだから好きにしてみなさい!」
ようやく気付いた。ルイズの言葉の意味に、その本心に。
俺はそれなら今まで何回勘違いして、何回ルイズを悲しませたんだろう。好きな女の子を悲しませて。
「アンタは私の使い魔なんだからね!」
そうだ。俺はお前の使い魔だ。
「踊ってあげてもよくってよ。」
最初にお前が信じてくれたんだよな。他の世界から来たって。ありがとう、ルイズ。
「サイト!助けて!」
ワルドに殺されそうになった時、命の危機に呼んだのは俺の名前だったよな。
「い、一週間もどこ行ってたのよ!もう!バカ!きらい!」
ごめん。俺が大人気なかったんだ。
「どど、どうして大事なの?」
お前が好きだから。言えなかったんだ。俺。
「もう、ちゃんとエスコートしなさいよ!」
俺ってお前以外とこんな事したこと無くってさ。今度行くときはしゃんとするよ。
「ここによく隠れていたの。」
小舟の上。貴族だからって好きに出来たんじゃなかったんだな。
「誓いの言葉、言わなくちゃ。」
俺も誓いたかった。でもそれよりお前を生き延びさせてやりたかったんだ。
そうだ。ルイズは俺の事ばかり考えてた。俺は何回も勘違いしてた。
最低なんだ俺。またお前を泣かしてる。
腕の中の少女の泣き声は偲ぶような声。
大声で泣いてくれた方が楽なのに、今までこういう泣き方しか出来なかったのだろう。
俺は.....
「ルイズ」
「?」
ふっと顔を上げた所に唇を重ねる。ただ長く触れあわせた、それだけのキス。
慰めてやるのに、獣のようなキスは絶対に出来ない。
ルイズは無抵抗。それだけ。
唇を離す。
俺の言葉を待っているようだった。
「ごめんな....」
「....」
「俺、今まで全部お前に任せっきりで....鈍感で....」
「....」
「俺って女の子と付き合った事なんて無かったから、お前の事よくわかんなくて....」
「....」
「でも今なら...」
ルイズの瞳に光が灯った。
「俺は世界中、いや、次元も超えて誰よりもお前が好きだ。」
「...!!」
「お前以外の女の子なんか見ない。俺はお前だけの物だ!」
ルイズの瞳から再び涙が溢れ出す。
それを袖で拭いながらルイズは答えた。
「ま....待たせすぎよ....せ、せっかく私が誘っても....」
「ごめん。」
「い...意地悪なのよ....私は寂しかったのに....」
「ああ。」
「淋しくってぇ....淋しくってぇ....」
語尾が消えていく。
耐えきれなくなったかサイトは再びルイズの唇を塞ぐ。
「ん....」
「ん....」
キスの態勢からルイズは囁いた。
「もう少し....このまま....」
「お前が泣き止むまでこうするよ。もう泣く声は聞きたく無いからな。」
「....バカ....こういう時だけ色男なんだから....」
長いキスを終えた後、ルイズは恥ずかしそうに口を開いた。
「ねぇ....?」
「?」
「私って胸もないし....女らしくないけど....サイトは私と....したいの?」
「え?」
「ほら....好きしていいって....」
「でも...そんな事したら....ルイズも経験ないんだろ?」
「....うん」
「....俺も」
気まずい沈黙。
両方とも異性に裸を晒すことすら躊躇うのだ。経験などある筈がない。
「で、でも始めては一番好きな女がいいな、俺。」
声がうらがえっている。しかしココは男としてサイトがリードせねばならない。
「私も....」
ルイズはすでに蚊の鳴くような声量しか出ない。
今俺が。
サイトは勝負をかける事にした。
ルイズを押し倒し、見下ろす。
桃色の髪、甘い色の唇、白い肌、鳶色の瞳、誘うような香り。
冷静にサイトは言葉を吐いていく。
「俺、ルイズがいい。」
サイトを見上げる形でルイズが言う。
「サイトがいい。」
初めてかみ合ったやりとり。双方の瞳は真剣そのものである。
「ん....」
しっかりと口づけを交わす。今度はしっかりとルイズの口の中を楽しんで。
舌が触れあう感触は何とも快感で相手の存在を知る。又、お互いの唾液を飲み込む事で相手を感じていく。
ゴクッ
ルイズが飲み込むとサイトも飲み干した。
唇と唇を繋ぐ唾液を見て二人は更に収まらない。
「サイト....」
「....」
「脱がせて....」
「ああ....」
敢えてサイトは自らの上半身の服を脱ぎ、ルイズのシャツのボタンに手を掛ける。
今まで何度か触った事があるが、今度は本人公認で自由に出来るのだ。シャツの前をはだけさせ、下着の裾に手を掛ける。
「ちょっと....待って....」
「何だ?」
「やっぱり....私胸無いし....」
顔を背け、目を瞑る。
「関係ないよ。俺ルイズの全部好きだし。」
「....こういう時卑怯よね....アンタ。」
下着の裾をめくりあげた。
確かに隆起は小さい。だが確かにそこは女性の胸だった。
なだらかな胸は女性にとっては屈辱的かもしれないが、ルイズのそこは白い肌と、その上に乗る突起二つのコントラストが美しい。
膨らみ始め程度の胸だが、白い乳房に桃色の乳首はサイトを充分に誘惑していく。
サイトは壊れ物を扱うかのようにその突起に指を触れさせる。
クリクリ
少しずつ指の腹で転がしていけば、そこは徐々に硬さを帯びていく。
しかしルイズは恥ずかしいのかソコを見ようとしない。
「ルイズ?」
「ん....?」
「嫌なのか?」
「そ....そうじゃなくて....何か変な気持ち....」
「そうか?」
今度は口に含み、唾液をしっかりと舌で塗る。
「あっ....サイト....私口に入る位胸が....」
「いいんだ。ルイズの胸。最高だよ。」
「もう....」
声さえ上げないがルイズの息が荒くなっていく。口を離すとその突起は立派に自らを主張していた。
「いや....私....」
「可愛いよ。」
もう一度指の腹で転がしていく。
「あっ.....あっ....」
徐々に瞳を潤ませ、虜になっていく。その姿はサイトを更に興奮させていく。
スカートに手を掛ける。もはやルイズは何も言わない。爪を咬みじっとこちらを見ているだけである。
スカートを捲りあげればそこは贅沢な純白の下着が守っていた。流石にこの下はどうなっているかサイトには想像もつかない。
ただエロ本で予習しただけである。
これを取り除けば。
ルイズが今まで誰にも見せなかった場所を自分が最初に手を付ける。貞操観念の強い彼女なら、一生サイトに尽くすだろう。そうなると....
急にサイトは緊張してしまう。
ルイズを?
俺が?
この絹の下は間違いなく誰も手を触れた事がない筈だ。そこを蹂躙するなど考えられない。
「どうしたの?」
耐えかねたルイズが声を掛けてきた。
「いや....」
「?」
「俺が....してもいいのかな...」
「どうして?」
「どうしてって.....一番最初に俺がお前を....」
「いいじゃない。」
「へ?」
「アンタ、他の男に私を取られたいの?」
「それは....」
ルイズは上体を起こす。
「今はアンタ以外考えられない。」
「俺も。」
「なら.....これ以上恥をかかせないで....」
やはり力関係はルイズに分がある。サイトは今回は男らしく行こうと思っていたが、先に主人と犬の関係が強いようだ。
再びルイズは上体を寝かす。
「じゃあ....」
サイトはついに
ルイズのソコを捉えた。
ルイズの性器。
柔らかな白い肉でその周辺は構成されていた。
まだ陰毛の気配は感じられないが、間違いなくルイズの女性器である。
ふっくらとした下腹部から割れ目がお尻まで走り、柔らかな肌がその周辺を守っている。
たわわな二つの肉がピタリと張り付いてルイズの最深部を守り、男どころか自慰の形跡もない。皮を被ったクリトリスは小さな小さな豆で、桃色の女芯をその中に秘めていた。
サイトは接近して慎重にソコを確かめる。
「サ....サイト...」
「あ...ああ....」
「恥ずかしい....」
「ご、ごめん。」
謝って所で手の施しようもない。
慎重に柔らかな肉に手を触れ、プニプニとしたその皮膚から、慎重に開いていく。
「すごい....」
「....やめてよね....」
クチュ
サイトはついにその中身を見た。
小さなビラビラは大陰唇と言う筈だが、ルイズのそれは「大」と言う言葉が付く割には余りにも小さく、また紅色だった。
その中の粘膜は桃色。本当に鮮やかな桃色の粘膜が潤いを保ち、ヌラヌラと妖しく光る。小さな穴が二つ存在し、下の穴はヒクヒクと微かな鳴動を見せた。
まるでサイトを待ち構えているようである。
パックリと割れ目に沿って開いた粘膜は本当に外気に始めて晒されたようだった。
微かにルイズの入り口から液が滴る。
たまらなくなりサイトは思わずソコに口づけた。
「ひゃん!」
ゆっくり舐めていく。
「サイトぉ....ソコぉ...汚いぃ....」
「俺はルイズの体ならドコにでもキスをするよ。」
「....あっ」
「ルイズの中.....甘い....」
「....本当に....バカ...」
舌先でクリトリスをつつく。
「ひゃあ!....ソコ.....何なの....」
「ルイズの可愛いトコ。」
淫靡な水音を立ててサイトは口づけ続ける。
充分にソコを慣らした後、サイトは全ての服を脱ぎ捨てた。
ルイズも残っていたスカートと、シャツを脱ぎ捨てる。
「サイト....ソレ...」
ルイズが指したのはサイトのモノだった。すでに怒張し準備万端のようである。
「あ....ああ。」
頭を掻きながら応答する。
信じられない事にルイズはサイトに近づき、ソレを掴んだ。「わっ!」
じー。
興味深そうにソレを眺めている。
「な、何?」
「お・か・え・し!」
無邪気な笑顔を見せるとソレに口づけて行く。
「ル、ルイズ....」
「なぁに?気持ちよくないの?」
「い....いや」
桃色の唇がサイトのソコに何度も触れていく。柔らかな感触にサイトは耐えられない。
「も....もうやめてくれ....」
「え?サイトはこれに弱いのね。」
異世界の日本人と貴族。二人が漸く交わる。
ルイズはベッドの上に仰向けになり、足をM字開脚している。
一方サイトは自らの分身を握りしめ、あてがっていた。
「.....」
「.....」
「い、行くぞ?」
「う、うん」
慎重に進めていけば手応え。
「お、お前やっぱり始めて....」
「ア...アンタだって....」
力を徐々に入れていき、深く突き進む。
少しずつルイズのソコからは血が滲んでいた。
「い.....たぁ....」
「大丈夫か?」
「いいから....続けて....」
続けるも何も、サイトは既にキテいた。ルイズの中はそれ程サイトにとって具合が良いらしい。
「ル....ルイズ....」
「....ん」
「温かくて.....柔らかくて.....気持ちいい....」
「わ....私も....熱い」
ゆっくりと出し入れをしてみる。
「サ....イト....もっと激しくてもいいわ....」
「そうか....じゃあ」
少しずつ強めに腰を打ち付けていく。しかし、壊さないように。
「ね....ねぇ....サイト?」
「ん....?」
「もっと....声を出してもいい?」
「ルイズの声.....もっと聞きたい....」
徐々に達して行くにつれ、二人の声に遠慮がなくなってきた。
「サイトぉ!気持ちいいのぉ!」
「最高だ....ルイズ.....!」
「何か気が変になりそうなの!」
「俺も....壊れちまいそうだ!」
「サ....サイト....」
「ああ!」
「切ないの....お乳摘んで....キスして....」
腰を緩めず唇を奪い、乳首を捻る。
「もっと私をモノにして!この中も、胸も、唇も全部アンタにあげるからぁ!」
「俺も全身....お前に捧げる!」
「赤ちゃんが出来てもいいから....中で....」
「わかった!」
サイトは腰を打ちつけ、そして。
「サイト!好き!大好き!」
「ルイズ!大好きだ!」
サイトは存分にルイズの中に注ぎ込んだ。
ルイズはサイトの肩に手を回し、抱きつく。
「ま....まだ....」
「このまま....まだまだイケる。」
そのまま二回目に突入した。
「サイトぉ....好きぃ....好きなのぉ....」
六度目の絶頂を超え、ルイズは失神した。
サイトも同様。二人はベッドに倒れ込み、そのまま眠りにつく。
「ん....」
先に朝日で目を覚ましたのはルイズである。目を覚まし、起き上がろうとすれば、使い魔の腕が離さない。
夕べの狂乱を思い出す。
一糸まとわぬ姿で抱き締める愛しい男。寝顔は健やかに、寝言で何度もつぶやかれるのは自分の名前。
素肌と素肌で触れ合えば新たな興奮。ルイズは彼の体温を感じた。
「サイト....」
指で胸板をつつく。厚い胸板。ここに頭を預けて寝ていたのだ。
「浮気なんかしたら.....許さないんだから....」
頬をつついてみる。。が、反応はない。
ふと自分の下半身に違和感を感じれば、サイトの液。
「....赤ちゃんか....」
本当にできたらどうしようかとも思うが、サイトの子なら、と安易な考えも出てきてしまう。
「いつか....帰っちゃうの....?」
返事は無い。
ただ寝息が聞こえるだけである。
「そうなる前に....思い出沢山つくらなきゃ....ね。」
そう呟くと、ルイズも再び眠りについた。
サイトは夢を見た。普通の家。しかしこの世界のものではなく、日本の家である。
玄関を開けると、愛しい家族。
何人かの子供が足元に群がると、奥から出迎えたのは肩までかかる桃色の髪、端正な顔立ち、細く長い手足に白い素肌。長袖のセーターにスカート、ストッキング。それにエプロンがよく似合う。
当たり前の挨拶。
「お帰りなさい。あなた。」
「ただいま。ルイズ。」
旅路は続いていく
ー完ー
三作も書いてしまった....。読んでくれた方に感謝しますm(_ _)m
かなり原作の要素を盛り込んだので激しい嫌悪を感じたなら申し訳ない。
後、俺が書いた作品は最後にトリップをつけて後書き(っぽいの)をこれから付けていくので、これで誰が書いたかわかってもらいたい。
長い文で亀投下なのだが、途中で切る、又は寸止めが嫌いなのでこれだけかかってしまう。どうか許してくれorz
兎に角、三個目ルイズ×サイト、読んで頂けて感謝致しますm(_ _)m
名無し曰く?
145 :
名無し曰く:2006/08/24(木) 17:46:06 ID:d8vkfrhc
悪いが違う。そいつは俺じゃねぇよ。
俺はもう書く気ねぇや。
あんだけ叩かれてまだここに居たら、ただのしつこい奴になるしな。
悪いが、あの途中小説は忘れてくれ。別にいらねぇだろ。
「キャラが違う」って言われても・・・前後の文脈からしたらもっと違和感出るのに・・・
それをわかって批判してくれてたらいいのに・・・とか思ってたりしたな。あの頃は。
まぁ職人さん達よ、頑張って叩かれないようにしなよ。
・台詞文に句点は要らない
・3点リーダ多すぎ
次書くとき、気をつけて
俺はルイズメインのは基本的に読んで無いけどさー。
こう…感想が一言も無くて、粗探しみたいなのだけポンと置かれるのもキツいね。
どうでもいいことだけど。
>>146 三点リーダではなくピリオド連打みたい
まあ、どういうつもりで使っているのかわからんが
149 :
名無し曰く:2006/08/24(木) 18:01:06 ID:d8vkfrhc
粗探しは基本的にしたくない。
トコトン嫌っている奴ならまだしも・・・
自分の汚さが浮き彫りになる。
空気を読まずに次より投下開始。
151 :
裏タバサ:2006/08/24(木) 19:02:09 ID:ZynJC1xb
私はよく本を読んでいる。
自分でもいつも読んでる理由はわからない。当たり前のことだから。
ちなみに普段は魔法関係の本を読んでいる。
勉強してないと、いつ困難な任務でガリアに呼び出されるかわからないから。
けど、それは人前でだけ。
例えば寝る前とか、起きたばかりとか、虚無の日あたりは誰も近くにいない。
なぜかというと部屋にいるから、たまに先生とか友達のキュルケが来るけど、たいした問題じゃない。
ノックされてから入ってくるまでに、ベッドの下に隠してある魔法の本と入れ替えればいいだけ。
私が普段読んでる本の一部は・・・・・・
『恋愛の方程式〜男の子に好かれるためには』
『理想の男性と結婚するための35の法則』
『男が「大切にしたい」と思う女性の50のルール』などの恋愛系の本。
これは、私だけの秘密。
今日、キュルケに呼び出してもらった。ルイズの使い魔を。
任務のたびに彼を助けてきた。彼の気を引くために。
本でいろいろ勉強してきた。彼を手に入れるために。
私が本で経た知識を元に、彼のことを分析してみたりした。
キュルケなどの大きい胸をよく覗いているようだけど、他の男子生徒も皆見ている。
よって彼だけが特別、ということはない。
ルイズとの様子を見てると胸が無くても大丈夫なのがわかる。
これは重要なこと、彼は受け属性にちがいない。
一回だけアルヴィースの食堂で、犬みたいに耳と尻尾、鎖まで付けていた。
しかも鞭で叩かれていた、普通ならとっくに逃げ出しているに決まってる。
でもキュルケの話だと、彼はルイズのことが好きらしい。もう受けしかありえない。
ただ女王様と下僕、というのは彼も望んでいないだろう。きっとハードよりもソフトが好み。
来週から夏季休暇に入ってしまう、作戦を実行するなら今日から。
一週間で彼は私の虜にする。
愛しの彼は、お母様のように・・・・・・
「それにしても何の用だろ」
夕方、使い魔の仕事が無い時間、才人はタバサの部屋の前にいた。
つい先ほど、キュルケに来るように言われたのである。
あの無口のタバサに呼ばれたのだが、理由は皆目検討が付かない。
「まさか俺のことを・・・・・・ありえないか」
うんうん、と一人でうなずく。
いくらシエスタやキュルケの例があってもさすがにタバサは無いだろう。
自惚れが強すぎる、と心にセーブをかける。
ただ、キュルケは去り際に気になることを言っていた。
「がんばってね」
コンコン、ドアを叩く音がする。
「タバサ、才人だけど」
彼が来たようだ、作戦を開始する。
私は本をベッドの脇に置いて杖を構えた。そして魔法の詠唱を開始する。
「おーい、いないのか?」
そのうち中を確認しようとするだろうから無視する。
詠唱完了、魔法待機に入る。あとはドアが開くのを待つだけ。
「おかしいなぁ、入るぞ」
ガチャ、ドアが開いて彼が視界内に来た。
待機していた魔法を発動させる。
風をドアの外、廊下にあつめて大きなかたまりにする。
「うぎゃ!」
彼は部屋の中央に吹き飛ばされた。
計算どおり、私は『ウインドハンマー』の呪文を彼に背後から直撃させたのだ。
そして詠唱の時間がほとんど必要ないコモンマジックを連続して唱える。
まずは『ロック』ドアと窓の鍵を開けられないようにする。
そして『サイレント』部屋の壁にかけることにより外から余計な音が入ってこない。内から音が漏れない。
これで部屋は密室状態、作戦が終わるまでの間彼は逃げられない、誰も邪魔に入れない。
「いってーな、何しやがる!」
彼が勢いよく起き上がる、そして私の肩をつかんできた。
「何のつもりだ!」
彼はそうとう怒っているようだ、でも気にしない、なぜなら予想通りだから。
私は右足でおもいきり股間を蹴り上げた。
「ぎゃ!」
彼は大事なところを両手で押さえながらうつむいた。
間髪いれずに横から杖で叩き、床をころげさせる。
丁度仰向けになったところを足で思い切り踏みつける。
半開きになった股の間にすばやく入り込んだ。
「うぐっ」
もちろん踏みつけたのは彼の大事なところ。これで準備は完了。
「私のものにする」
「ざっけんな!」
彼は体をよじって逃げようとする。
これも予測済みなので、早急に足の動きを開始する。
まずは体重を少しだけかけて、さするようにやさしく、ゆっくりと上下させる。
「うっ、あっ」
足の下で彼の物が徐々に大きくなる。まだ痛みが残ってるだろうから、たいした快感は無いと思われる。
「く、くそ」
彼が手のひらを床に置いて上半身を起こしてきた。
それを顔に杖を向けることによって牽制する。
その間も決して足を止めることはない、快感を与え続ける。
「あっ、はぁ」
彼の出す声に若干余裕が感じられてきた、痛みがひいてきたようだ。
足にかけている体重を少し強めることにした。
「あっ、あう、やめっ」
その願いは残念だけど聞き入れられない。行為を続行する。
上下だけでなくたまに左右にも動かす。そのたびに彼は弱々しく声を出す。
なんとも可愛く見える。かつて始祖ブリミル様に仕えた伝説の使い魔、ガンダールヴの力を持つとは思えない。
そのギャップが私を強く興奮させてくる。
でも正気は失えない、これは彼を手に入れるため、私の元から離れないようにするためだから。
怖がらせては意味がなくなってしまう。
「あっ、はぁ、タ、タバサッ」
自分の世界に入りそうになっていた、危なかった。名前をよんでくれて助かった。
どうやら足の力は強くなっていなかったようだ、よかった。
「変態」
高ぶった気持ちを抑えることを含め、私は軽めの罵声を浴びせる。
「う、うるさ・・・・・・あうっ!」
足にかける体重の比率を上げることにより彼の言葉をさえぎった。
彼は涙目になり、手が小刻みに震え始めた。本格的に快感が脳を支配し始めたようだ。
こうなれば完全にこっちのペース、もう逆らう余裕はほとんど無いはず。
私は足の動きを止めることにした。
「はぁ、はぁ、タバサ、はぁ」
私は今まで彼に向けていた杖を床に置く、これからする行為は精神力を使うから。
彼は体を引こうとする。でも思考が曖昧なせいでほとんど動かない。
「無様」
「くそっ」
当初の予定では、この行為を終えたときに目的が完了するはず。
私に与えられた快感を忘れられなくなる。
つまり彼は私のことが頭から離れなくなる。
わたしのことを、忘れなくなる・・・・・・。
逃げようとしてるせいで、股間から足がずれてしまったのでもう一度踏みなおす。
「タバサ、もう、やめて」
正気を取り戻しつつある彼が私を見つめて懇願してくる。
「無理」
やめることはできない、もう失いたくない。
私は膝を使って足に適度な弾力を加える、そして細かなリズムで揺らし始める。
「タバ、あああっ!」
彼はいきなりの行為に力を失ったのか、ふたたび倒れこむ。
この技は『電気あんま』快感は弱めだけど長時間続ければ、肉体的にも精神的にも強い衝撃を与えることができる。
「んんんっ、ああああっ!」
なんともいえないもどかしさ、これを彼が達するまで加える。
休みは挟まない、情けは絶対にかけない。
「やっ、やめっ、うあああっ!」
左右に転がりもがき続ける、でも私の足は彼の膨張した物をホーミングし続ける。
「私のものになる」
「や、やだ、ああああっ!」
「私のものになる」
彼は承諾せずに、苦しい叫びをあげ続ける。
ふいに足に力を込めて物にめり込ませる。そして左右に捻りを入れる。
「うあっ! それは、やめて!」
必死の思いに答えるつもりはない、 再び膝を使い踏みつけの往復を始める。
これで耐える気力は完全に消えたはず。
「ひあ、あっ、はあああ!」
彼に、もう一度問いをぶつける。
「私のものになる」
「あああんっ、わかった、なる、なりますううぅ!」
ようやく彼は堕ちた、でも果てるまで足を止めるつもりはない。
私はスパートをかける、彼の全身が揺れるほど激しく。
「あいっ、変になるうぅ、やめってええっ」
彼が一段と強くのたうちまわる。その姿もいとおしくて仕方がない。
「ひああああぁ!」
部屋一帯、悲鳴にも似た喘ぎが響いた、射精したのか股間部が痙攣している。
「これでもう、あなたはわたしのもの」
今日の記憶は、彼の精神を侵食する。
私が何もしなくても、彼が求めてくるようになる。
彼は私を、忘れない、悲しませない。
「サイト、ずっと・・・・・・そばにいて」
精根尽きてぐったりしている彼にお願いした。
短時間で書いた代物ですが読んでいただけたら幸いです。
(読める作品かどうかはわかりませんが)
他の作者の皆様、楽しく読んでおります。GJです。
お、終わりかw
GJ!
できたら続きが欲しいよ
ちょっと淡々とし過ぎかも。
タバサだからって言われればそれまでだが。
でも乙、続きに期待。
GJ !
乙、続きに期待
>>131 くっそう、萌え萌えした(;´Д`)ハァハァ
サイトの回想がいい感じですねーGJ!
原作でルイズが気にしてた通り、サイトはルイズの事恨んだって不思議はないのに、
本人は至って前向きなんだよね。サイトいい子だサイト
>>151 (((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
少女の苦悩〜のタバサとは真逆の鬼畜っぷり
だがそれがいいw
少女の苦悩〜
裏タバサ
激しく続きに期待
>>143 GJ!特に違和感はなかったっす。
最後のシーンが結構好きw
>>157 GJ!でも自分はMっけがないから評価しづらいw
名無し曰く結構待ってたんだけどな・・・
俺もだ。悪い創作は書いてないと思う。
スレが良スレになりかけた時に限って粗探しはキツいし、
>>143は過疎になりかけて作品が消えそうになった時にわざわざ盛り上げに来たんじゃね?
それに
>>146は次を書けと?それとも書くなと言っているのかがわからない。
>名無し曰く
アンタまだこのスレを見てるって事はまだ書きたいんじゃないか?叩いた奴もいるがアンタに贈られたGJの数も多かったのを覚えてる。復帰宣言を待つ。
>>146はアドバイスだろ。悪いところを指摘してるんだから。叩きではないと思う。
アドバイスか?
批評にしろ感想にしろ少しでも書くならまだしも、
粗探しだけして投げっぱなしにすんのは、やる気削ぐためだけに来たとしか感じられんが。
確かに
>>146は乱暴な感じは否めないけど。
具体的な指摘をせずにグダグダ書き連ねるよりはよっぽどマシかと。
無論、きちんと感想を書いていけば、それに越したことはないけどな。
まぁ、今後はくだらん粗探しで荒れんように、「文章作成のアレコレ」でも貼っておけばいいだろ。
SSの内容以前の問題で叩き叩かれってのも、不毛だからな。
171 :
名無し曰く:2006/08/25(金) 14:52:09 ID:E9Tkc3JK
>>166へ
もう別のところで書きはじめてるから復帰は絶望的だと思う。
ぶっちゃけ、今傷心中。
>名無し曰く
アンタだったらどの板でも重宝される職人。
ここの空気は確かにキツかったかも知れんが>>159-
>>165みたいに純粋に作品を待ってくれる奴もいるし、>>167-
>>170とかまともに見てる奴もいて、何度か良スレの流れも引き寄せた筈。
その度に中身のないレスが職人を叩いた(つか荒らした)からこうなった。
そんなにひねくれたレスじゃなく、書くつもりがあるなら作品を待つ。
良スレの流れを↑の奴らが引き戻そうとしてるんだから、盛り上げてやってもいいんじゃね?
173 :
名無し曰く:2006/08/25(金) 15:45:10 ID:E9Tkc3JK
つーかどんなシチュだったか忘れちゃったんだよね
書いたら書いたで結果は見えてるし
なんか気分が乗らない。多分、自分は書きたいんだろうけど・・・
>>171 この程度でダメージ受けてるようなら、どの板行ってもおんなじ
もの書き止めたほうがいいよ
175 :
名無し曰く:2006/08/25(金) 16:07:32 ID:E9Tkc3JK
自分の力を込めたモノを否定されるって、相当ダメージくるよ。
自信とか今までやってきた何から何まで壊れていく感じがするから・・・
>名無し曰く
頼む。もうヒネくれたレスは辞めてくれorz
アンタに問題があるとしたらソレだ。そのヒネたレスだけ直してくれ。「気分が乗らない」なんて書いたら俺以外の人間からすると叩かれてしまう。
書きたいなら書けばいい。反応が嫌なら頃合いを見計らって名無し曰くを外して書けばいいだろ。ここは好きに書いて良い板だし。
他の板で職人やってる俺としちゃアンタの考えが信じられねぇ。傍観がアンタは嫌なんだろ?アンタはその筈だよ。
だから甘ったれるなって
よそのエロパロなんざ、こんなもんじゃないぞ
178 :
名無し曰く:2006/08/25(金) 16:19:19 ID:E9Tkc3JK
わかった。過去を引きずるのはやめにするよ
悪かったな。もうひねくれたレスはしねぇ。
さてどうしようか・・・・
書きかけのを仕上げるか、新しいのを書いてみるか?
正直、名無し曰く氏本人か、名無し曰く氏の話が出てるたびにスレがこじれているような気がする。
21歳以上なら、精神年齢もその通りに振る舞おうぜ。
ひねくれたり、誘い受けのレスばっかり書いていたら、どこのスレ行ったって爪弾きされるぞ。
180 :
176:2006/08/25(金) 16:58:41 ID:kg7sIl/M
>名無し曰く氏
職人は多くを語りすぎると叩かれるし、誘い受けしすぎても叩かれる。正直、今回アンタに向けられたレスは全部当たってるんだ。
だからアンタは作品以外のレスをかなり控え目にした方がいいかもな。
キツいのもあったけど皆中身のある感じだったし、荒らしっぽいのはなかったと思う。
書くなら一回コテハン外して書いてみた方がいいだろう。
時流を見てコテハン外して投下したらいいんじゃないかな。
アンリエッタはまだ大成したSSは無いし....
とりあえず、荒らし以外はよくレスを見る。
>>174、
>>177、
>>179なんかはわざわざ書いてくれてるけど、お前さんの為とも思えるレスでもあるし。
被害者的なレスだけはするなよ。
それじゃこれから完全復活目指せ。
じゃそろそろ俺も帰るかな(-.-)ノシ
このスレ、些細なことで叩き過ぎなんだよ…
作品が世に出れば必ず叩く人いるし
しかもその殆どが無意味なもの
ためになる意見なんて殆ど無いよ。
意見の中に良いと思ったものを自分で選んで身につけるべき。
反応してここに書き込む時間があるなら
創作に専念した方が有意義と思う。
183 :
名無し曰く:2006/08/25(金) 17:46:44 ID:TCcBfCFE
わかった。ムダ口は叩かないように心がける
聞くけど、放棄した作品。ちゃんと完結させたほうがいいか?
それともこのまま放置でいいか?
好きにすればいいんじゃないかな
一部の叩きなんて気にするな、とは言えるけど
どうしても気分が乗らない作品を書け、とは言えない
185 :
180:2006/08/25(金) 18:01:05 ID:kg7sIl/M
>名無し曰く氏
本当にすまないが、今のレスがムダ口にあたるかも....
>>182氏の意見が的確なんだ。
好きに書けばいい。俺だったら例えば
「アンリエッタの胸良いなぁ」
とか見れば勝手にアンリエッタ投下して行くし、
「〜の続きキボンヌ」だったらその続きを書く。
後は俺が書いてるスレじゃ女体化の論議で大変な流れがあるからじゃあ正当に男×女の作品とか。希望とか書いてるレスが多いからそれを見て勝手に投下するのが大体良い。
毎回お伺いを立てると鬱陶しがられる。俺もそれで忠告された。
それに気を付けてくれ。
改名時のいさこざからこっち、見かける回数減って、改名したはずのHNを再使用していたんで、てっきり語りか偽かと思ったよ。スマン。(-.-;)
>>184氏が言うように、気分一新して新しい作品を書くも良し、気になるようであれば過去の作品を書き上げてから、心置きなく新作にとりかかるも良し。
作品内容も自分で決めていいと思うよ。
あくまでも読み手の「希望」だからね。
なにかNGワードがあれば前以て書いておけばいいし。
いろいろあったが、上の方々のようにカキコミしてくれる人もいる。
今後もいざこざがあるかもしれないが、応援している人もいるってことを忘れないでがんばって欲しい。
前スレから見てるけど、名無し曰く氏は「SS書き>読者」みたいに思ってるんじゃない?
言動から「俺がSS書いてやったぞ、ありがたく読め」みたいな雰囲気がぷんぷん漂ってくる。
でも、読者だって面白くないものに対して「面白くない」と言う権利はあるわけで。
作者の方に「折角書いてやったのに批判しやがって」って理屈が成り立つなら、
読者の方にも「折角貴重な時間割いて読んでやったのにつまんねえ物見せやがって」って理屈が成り立つでしょ。
上の方に投下されてるSS見てみなよ。面白い作品を叩いてる人なんていないでしょ?
それぞれ話の好みはあるにしても、標準レベル以上に達してれば、よほど荒れてるスレでもない限り叩きなんてなくなるもんだよ。
逆に言えば、あれだけ多くの人から叩かれたってことは、やっぱりなんか問題があったんだと思う。
その辺よく考えて、これからも頑張ってみてくれ。謙虚さと向上心を忘れずにな。
そもそも、叩かれたらすぐに
「自分の力を込めたものが否定されるなんて耐えられない」
なんて言いだすようじゃ先は見えないと思う。
言い方はキツいけど…書き手としてのレベルはそこから上がらない。
だって読む人のことを考えずに書いたんならただの独りよがりでしょ?
それでいい反応が帰ってくるのだけを待つなんて、自慰と同じだよ。
>>182氏の言うとおり、俺のこのレスも含め、
レスの殆どは中身も意味もないゴミみたいな落書きだけど。
その中から少しでも何かを読み取ろうと努力して。
それを活かそうとする姿勢も大事なんじゃないかな?
ゴミはゴミだと思ってるうちはゴミだけど。
使おうとする意思があれば使えるものもあるかもしれない。
多くの意見は──ただ頭ごなしに叩くだけの無為な叩きでないものなら、
それはきっとその作品をきちんと読んだ上で。
「ここをこうしたらもっと面白くなる筈、作者さん頑張ってくれ!」
っていう気持ちを抱いたから、厳しくも期待を込めた激励をしてるんだと思う。
もし誰もどうでもいいと思うなら、少し読んで無視されて終わりだと思う。
賞賛のレスどころか、批判も感想もつかなくなったら。
そんなの、投下したことすら無意味だったって言われるような気になるんじゃないかな?
俺は、出来ればこれからも書き手であり続けて欲しい。
何もここで書き続けろとか無理強いするつもりはない、他で続けるのもいいと思う。
だけど、批判から目を背けてるようじゃ、また同じ気分を味わうことになるとは忠告しておく。
一連の流れに便乗して、かなり乱暴に、過激に叩いてしまったことは謝ります。
ただ、ここの皆は貴方が嫌いなわけでなく、
よりよい作品を書ける人になって欲しいと思って、応援を込めて意見したこと。
それだけは覚えていて欲しいと思います。
では長々と失礼しました。俺個人はこれからも貴方の投下を待っています。
すごいねこれだけ書けるなら
エロパロ書けばいいのにねみんな^^
良スレへの布石....荒れ→過疎の流れからやっと来るかな。
サイトを好きなあまり、無理やり気味に初めてを奪ってしまうシエスタ
酒と媚薬で思考力を奪い、介抱と称して服の中に手を突っ込みさわさわ、耳をはみはみ
微かに残った意識で必死に止めるよう訴えるものの、シエスタのテクニックの前になす術もない
という夢を見t(ry
お説教タイムはもう飽きたわ。
次のサイト×アンリエッタSSどうぞー
>>191 「サイトさん、大丈夫ですか」
「う〜、気持ち悪い」
昨晩、料理長が持ち込んだとっておきのワインを
飲みすぎたサイトは二日酔いに悩んでいた。
「はい、お水と酔い覚ましの薬草です」
「ありがとう、シエスタ」
と水を飲もうとするも手が震えて距離感もわからない。
「シエスタ、悪いんだけど飲ませてくれない?」
「いいですよ……んっ……」
「!?」
シエスタがとった行動にサイトの思考は停止してしまった。
自分が飲んだものを相手に直接流し込む、いわゆる口移しだったからだ。
「んっ……サイトさん、飲めましたか?」
わずかに朱に染まる頬で、天使のような微笑を見せてくれた。
「あ、ありがとう」
「今日は一日徹底的に看病してあげますね」
シエスタがサイトのベッドの中に入ってくる。
「えーと、シエスタ? なんでベッドに入るの?」
「徹底的に看病するためです」
「何か柔らかいものが当たってるんだけど?」
「当ててるんですよ」
「何で服の中に…あっ?」
「さっき飲ませた薬、媚薬の原料でもあるんです。
女の人の唾液を混ぜると、その人に対してとっても感度がよくなるそうですよ」
服の中に柔らかい手をいれ撫で回し、耳元で息を吹きかけ甘く囁いてくる。
「シエスタ、だめだって……」
「ふふ、いっぱい『看病』してあげますね」
こうですか? わかりません!
>>193 はげしくおっきした(*゚∀゚)=3
わっふるわっふる!
>>193 そのとおりだ、わかってるじゃないか(*゚∀゚)=3
>当ててるんですよ
で吹いた
涼やかな風が梢を渡り、木の葉がさざ波のようなかすかなざわめきを立てる。
木陰に揺り椅子を置いて編み物をしていたその夫人は、ふと手を休めて頭上を見上げた。
生い茂る枝葉の隙間に、晴れ渡った青空が見えている。
「いい天気」
目を細めて呟き、編み物を再開する。手馴れた手つきである。
しばらくして、夫人は不意に顔を上げた。遠くの方から、慌しく駆けてくる小さな靴音が聞こえてきていた。
「母様」
泣き喚きながらこちらに向かって走ってくるのは、小さな女の子だ。
上品な仕立ての服を着ているが、桃色の長い髪を乱して駆ける姿は少々品がない。
夫人はため息を吐き、膝の上に編み掛けのマフラーを置く。
そして、鳶色の瞳一杯に涙をためて飛び込んできた女の子を、優しく抱きとめた。
「母様、母様」
「どうしたの。貴族の娘がそんな風に泣き叫ぶもんじゃありません」
「だって、だってね」
女の子は鼻をすすり上げながら顔を上げ、自分が駆けて来た方向を指差した。
「お姉様が、わたしのことゼロ、ゼロって馬鹿にするの」
「あら、それはいけないわね」
「ちょっと、お母様に告げ口するなんてずるいわよ」
息をからして走ってきたのは、夫人の膝の上にいる女の子をもう一回り大きくしたような、可憐な少女であった。
こちらも、上品な服装の割には動作が乱暴と言うか荒っぽい。
夫人のすぐ前で止まった上の娘は、数回呼吸したあと、夫人の膝の上の妹を睨みつける。
下の娘は悲鳴を上げて夫人の体にしがみついた。上の娘が地団太を踏む。
「いっつもそうやってお母様のお膝に逃げるんだから」
下の娘は夫人の胸にしがみついたまま姉の方に振り返り、思い切り舌を出した。
「このっ」
上の娘が手を振り上げると、下の娘はまた夫人の胸に顔を埋める。夫人は小さく笑った。
「その手はなんですか、はしたない」
上の娘は、顔を赤くして、振り上げた手を背中に隠す。
夫人は娘の気の強そうなつり目をじっと覗き込みながら、たしなめるように言った。
「ゼロ、なんて言ったんですってね」
「いえ、お母様、わたしは」
「言ったじゃないの」
上の娘の弁解に、妹が割って入る。が、姉に睨みつけられるとまた顔を隠してしまう。
姉は歯を剥いて怒鳴った。
「卑怯よあんた」
「ほらほら、またそうやって唾を飛ばして怒鳴って。そんな風では、お嫁にいけなくなりますよ」
「だって」
「嫉妬してるのさ」
不意に、もう一つの声が会話に割って入った。落ち着いた感じのする、男の声である。
夫人は、上の娘の背後に現れた人影に微笑みかけた。
「お帰りなさい、あなた」
「ただいま」
夫も、口元に微笑を浮かべて答える。
そうしてから、肩に乗せていた女の子をそっと地面に降ろしてやった。真ん中の娘である。
「母様の膝の上は、ちょっと前までお前の場所だったものな」
悪戯っぽく言う父親に頭を撫でられて、上の娘は顔を赤くする。夫人は大げさに驚いてみせた。
「まあ、そうだったの。ほら、あなたもいらっしゃいな」
夫人が誘ったが、上の娘は顔を赤くしたままそっぽを向いた。
「いらない。わたし、もうそいつみたいなお子様じゃないもん」
また嫌味な口調で言ったが、下の娘はそのときすでに母親の膝から飛び降りて、真ん中の娘に駆け寄っているところであった。
「ちいねえさま」
突進するような勢いで抱きつく妹を、真ん中の娘は少しよろけながら抱きとめる。
気の強そうな顔立ちの姉妹と違って、穏やかな目に優しい光を湛えた少女である。
そのままお喋りをし始めた二人の娘の横を通って、夫は夫人のそばに歩み寄ってきた。
夫人は黒い髪をした長身の夫を見上げながら、穏やかに問う。
「森の中はどうだった」
「別に、いつもと変わりないさ。オーク鬼もいないし、至って平和なもんだ」
夫は大げさに肩を竦めてみせる。
「全く、あんなだだっ広いところを定期的に視察しなくちゃいけないんだ、公爵領なんて面倒くさいもんだな。ああ、そうそう」
不意に、夫の顔に苦笑が浮かんだ。
「途中、リスの親子がいたもんだから、あの子がはしゃいで馬から落ちそうになったよ」
「相変わらずねえ」
夫人が小さく笑う。
夫も笑みを返したが、ふと彼女の膝の上にあるものを見て、片眉を少しだけ上げた。夫人は腕を組んで首を傾げる。
「あら、どうしたのかしら」
「いやなに」
夫は慌てて、ぎこちない微笑を浮かべた。
「ずいぶんうまくなったもんだな、と」
「どういう意味」
「ちょっと昔を思い出しただけさ」
誤魔化すように言ったあと、夫は後ろを振り返る。
彼の視線の先では、上の娘と下の娘が、喧しく喚きながら追いかけっこをしていた。
その中心に立たされた真ん中の娘が、楽しそうに微笑みながら二人を見ている。
「また、ゼロって言葉を聞いたわ」
夫人の言葉に、夫はため息を吐く。
「子供のことだからな。止めろと言っても止めるもんじゃないだろうが」
「そうね。まあ、別に、あの子の未来を心配してるわけじゃないんだけど」
夫は、興味を惹かれたように妻の顔を覗き込んだ。
「どうして」
「予感がするのよ」
夫人は自信ありげな声で答える。
「あの子もきっと、いつか最高のパートナーを得ることになるわ」
そのとき、遠くから黒髪のメイド長が大声で呼ばわったので、公爵一家は昼食を取るために連れ立って屋敷の方へ歩いていった。
「さて」
と、赤毛の教師は気だるげな声で言った。
「『火』系統の特徴を、誰かこのわたしに開帳していただけるかしら」
返事はすぐに返ってきた。
「情熱と破壊が『火』の本領ですわ」
勢いのある答えである。教師は答えた少女に目を移した。
誇らしげに胸を張っているのは、金色の見事な巻き毛の少女だった。
教師はため息を吐いた。金髪の少女が顔をしかめる。
「なんですか、ミス」
「ううん、別に」
「私の答えが間違っていたとでも」
「いいえ。ただ、やっぱり似てないなあって思っただけ」
あくまでもやる気のない教師の声音に、巻き毛の少女は顔を真っ赤に染めた。
その理由は、この教室にいる全員がよく知っている。彼女の父親と母親がそれぞれ『土』と『水』だったからだ。
「まあ、どうでもいいわねそんなことは」
自分で爆弾を破裂させておきながら、赤毛の教師はあっさりと話題を変える。
「情熱と破壊が『火』の本領っていうのはまあ間違いではないけど、それだけじゃ寂しいじゃない。よく解んないけど」
「よく解らないのはこちらの方なんですけど、ミス」
まだ頬に赤みを残した巻き毛の少女が、苛立ったような口調で言う。赤毛の教師はぴらぴらと手を振った。
「別に解んなくてもいいからとりあえず見てなさい」
言いつつ、いかにも面倒くさそうに、小さな杖を持った手を上げる。
そして、机の上に乗った奇妙な装置に、無造作に杖の先端を突っ込んだ。
何かが爆発するような音がして、奇妙な装置に取り付けられていた円筒の扉が開き、中から赤い蛇がぴょこんと顔を出した。
そのまま前後運動を始めて出たり引っ込んだりするヘビを、赤毛の教師はどこか懐かしそうに見守っている。
しかし、生徒の方は教師が何をしているのか少しも理解できなかった。全員が、ぽかんと口を開けているだけだ。
やがて、巻き毛の少女がたまりかねたように手を上げた。
「ミス」
「なに」
「これはなんですか」
赤毛の教師は髪を掻きながら素っ気なく答えた。
「愉快なヘビ君」
「なんですかそれは」
「ほら、ここに火をつけるとヘビ君がご挨拶」
ぞんざいな口調で説明したあと、赤毛の教師は肩をすくめる。
「『火』の違う使い道って訳」
巻き毛の少女はまだ前後運動を繰り返しているヘビを気難しい顔で数秒睨んだあと、唸りながら聞いた。
「それで、これは何の役に立つんですか」
「知らない」
即答であった。教室中の生徒が疲労を覚えて机に突っ伏す。赤毛の教師は教室中を見回して、一人の少女を杖で指した。
「あんた。やってみなさい」
「え、わたしですか」
指された少女が、自分を指差して顔をしかめる。桃色がかったブロンドの、長い髪の少女である。巻き毛の少女の顔が青くなった。
「ミス、止めてください。彼女はゼロの」
その単語を聞いた途端、桃色の髪の少女が表情を固くして立ち上がった。
「やります」
「はい、頑張ってね」
どうでもよさそうな口調で言って、赤毛の教師が立ち上がる。
生徒たちが固唾を呑んで見守る中、少女はゆっくりと装置に杖の先端を突っ込み、短く呪文を唱える。
その瞬間、教室中の全ての物を吹き飛ばすほどの、凄まじい大爆発が起こった。
同時に、渦巻く悲鳴と怒声など完全に無視して、終業のチャイムが鳴り響く。
「はい、それじゃ授業おしまい。全員で片付けといてね」
いつの間にか教室の外に退避していた赤毛の教師が、欠伸混じりに言いながら去っていく。
大惨事に見舞われた教室の中、桃色の髪の少女はゆっくりと立ち上がると、服の汚れを払いながら素っ気なく言った。
「失敗したみたいね」
「みたいね、じゃねーよゼロ!」
煤塗れで倒れ伏していた生徒たちが、顔を上げて一斉に怒鳴る。桃色の髪の少女はそっぽを向いて黙殺した。
「あ、そうそう」
と、去ったはずの赤毛の教師が戸口から顔を出した。
「午後はあれよ。例年通り使い魔召還するあれやるから。準備しといてね」
「ほら、とっとと片付けるわよ。全員動いた動いた」
金髪巻き毛の少女がせきたてる様に両手を叩くと、教室中の全員がのろのろと起き上がってため息混じりに片づけを開始する。
クラス内での自分の地位を再確認して満足げに頷いた巻き毛の少女は、ふと教室の片隅を見やった。
桃色の髪の少女が、口をへの字に結んで立ち尽くしている。
巻き毛の少女は「やれやれ、また落ち込んでるわあの子ったら」と内心呆れながら、級友に近づく。
そして、両手を腰に当てて高圧的に言った。
「全く、いっつもあんたの失敗に付き合わされて、こっちはいい迷惑だわ」
「別に、付き合ってなんて頼んでない」
桃色の髪の少女は、そうやってすぐムキになって反論してくる。
意外に落ち込んでいないことにほっとしつつ、巻き毛の少女は周囲に誰もいないのを確認して、級友の耳に顔を寄せる。
「あんた、こんな調子で大丈夫なの」
「なにが」
「今日の午後、来るんでしょう。あんたのご両親」
すると、桃色の髪の少女は唇を噛み締めながら顔を伏せた。力いっぱい握り締められた両手の拳が、小刻みに震えている。
と思ったが早いか、彼女は突然駆け出し、教室を出て行ってしまった。
「なんだよゼロのやつ」
「自分がこんなにしたくせに」
教室中の生徒から、一斉に不満の声が上がる。
それが収まりかけるタイミングを見計らって、巻き毛の少女は大げさに肩をすくめながら言った。
「いいじゃない、知ってるでしょ、今日あの子の両親が来るの。せいぜいおめかしした上で恥をかいてもらいましょうよ」
生徒たちは顔を見合わせて、意地悪げな微笑を浮かべる。
「そりゃいいや」
「楽しみだな」
生徒達は笑いあいながら、掃除を再開する。
桃色の髪の少女への非難がそれたことを確認し、巻き毛の少女は内心ほっと息を吐いた。
(ったく、なんでこうやりすぎなぐらいに気を遣わなくちゃいけないんだか)
そう思っても、つい周囲が気になってしまう性格なのである。
全てはだらしない両親のせいだ、と、巻き毛の少女は苦々しい思いで奥歯を噛むのだった。
晴れ渡った空に、高らかにラッパの音が響き渡る。
「デルフリンガー公爵の御成りである」
ヴェストリの広場の中央に設えられた高い壇の上で、兵士が高らかに宣言した。
壇の後方で、大剣を象った紋章が縫い付けられた旗が、数枚風にはためいている。
やがて、壇の上に二人の貴族が案内されてきた。
一人は黒い髪の長身の男性で、もう一人は桃色の長い髪を風なびかせる、小柄な婦人だった。
数ヶ月ぶりに見る両親の顔を、少女はヴェストリの広場に並んだ生徒達に混じって、遠目に見つめていた。
(お父様とお母様がきてる)
少女は、両手に持った杖をぎゅっと握り締める。
(もしも今日、失敗したら)
胸の奥に浮かぶ不安を、少女は首を振って追い払った。
(ううん、絶対、成功させるんだ)
儀式は滞りなく進んでいた。生徒達が呪文を唱えるたびに、様々な動物が召還され、使い魔のルーンを刻まれていく。
「懐かしいわね」
隣に座った妻が、目を細めて呟いた。公爵の口元に、自然と苦笑が浮かんでくる。
「ま、オールド・オスマンに無理言ってまで割り込んだ甲斐はあったかな」
「あら、あなただって娘の晴れ姿が見たかったんじゃないの」
「そりゃまあな。お、あの子の番だぞ」
広場の中央に、桃色の髪の少女が歩み出てきた。どこか、ぎこちない歩き方である。隣で夫人が吹き出した。
「あの子ったら、あんなに緊張しちゃって」
「昔の自分を見てるみたいか」
からかうように問いかけると、夫人は懐かしむように目を瞑った。
「そうね。だから、この先どうなるかもちゃんと解ってるの」
公爵は無言で微笑み返した。
娘の儀式は、最終段階を迎えていた。白く輝く鏡のようなゲートが、娘の前に開いているのだ。
(先生がいたら、カメラなんて作ってもらえたかもしれないんだけどなあ)
残念に思いながら、ふと、公爵は夫人の顔に目を向ける。夫人は、どこか不安げな顔で、息を詰めて娘を見つめていた。
公爵は、無言のまま、妻の右手に自分の左手を重ねた。妻が驚いたようにこちらを見る。
「大丈夫だよ」
安心させるような口調で言ってやると、妻も口元に微笑を浮かべてゆっくりと頷いた。
その瞬間、ゲートが一際強く輝き、広場中が白い光で満たされた。
反射的に目蓋を閉じた二人が再び目を開いたとき、広場の真ん中には、想像どおりの光景が広がっていた。
「誰よ、あんた」
混乱しきったような娘の叫び声が、ここまで聞こえてくる。妻がほっと息を吐き出す音が、かすかに聞こえてきた。
「よかった。これであの子も安心だわ」
妻は素直に喜んでいるようだったが、公爵の方は心底から喜ぶ気分にはなれなかった。顎に手を当てて、低く唸る。
「どうしたの。嬉しくないの」
不思議そうな声で問いかけられて、公爵は「ああ、いや」と首を振ったあと、また気難しげに唸った。
「一つ問題が減った代わりに、また一つ問題が増えたと思ってな」
妻が納得したように頷いた。
「ああ、そういうこと。確かに、あの子が歩む道は平坦ではないと思うけど」
「いや、違うよ」
妻の言葉を遮って、公爵は肩をすくめた。
「ただ、娘を取られないように注意しなけりゃならんと思っただけさ」
苦々しげな公爵の言葉に、妻が口に手を当てて笑い出す。
黒髪をかきながら、公爵も黙って苦笑した。
かくして、また新たな時代が始まる。
高く澄み渡った青空に響き渡る、少女と少年の怒声を祝砲にして。
205 :
187:2006/08/25(金) 23:45:58 ID:LyLecGaJ
>>189の言葉に、くやしい……でもその通り! と思いながら書きました。
「いやあ、先月完結したゼロの使い魔って傑作だったよね。思わずSS書いちゃったよ」
みたいなノリで。気分は未来人。
え、どこがエロいんだって? それはほら、三人も娘がいることから察してくださいよ旦那うへへへ昨夜はお楽しみでしたね。
……すいません、今度はちゃんとエロいの書きますから見逃してくだせえ。
俺的にはこういう話大好きだよ!人妻になった〇イズも見てみたい俺は変態か……?
とにかくGJ!
GJGJ
一瞬、冒頭の婦人が未来のルイズかと思ry
これで最終的にルイズでなくシエスタとサイトが結ばれたら
お母さん(ノ∀`)アチャー だなw
208 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/26(土) 01:01:41 ID:yxeNoNpc
叩かれるのを承知で書き込むが
なんかよくわかんないから誰か説明してくれ
理解能力に乏しいのだよ俺は。
GJ!
一瞬最近似たようなのを他所で書きたくなってたのは貴方の才が
憑依してたのかもしれんって思えるくらいツボったよ。
おかげでモチベーションUPしたよ、ほんと書いてくれてありがと〜
これって2〜30年後くらいの話って事なんじゃないの?
先生がキュルケ、金髪巻き毛がギーシュとモンモンの子、公爵と婦人がサイト&ルイズで独立した新しい家を作ったのか?
巻き毛が何でキュルケっぽいのか気になったが俺もこういう話は大好きだ、GJ!
はずかしながら
>>203 まで構造に気づきませんでしたーGJ!!!!
で、あらためて読み返すと「黒髪のメイド長」ってそういうことなのね!
メイド長オソロシスwwwww
なかなか面白かったよ。少し和んだ。
たまにはこういうのもいいね。
すごく今更で恐縮なんだけど
ドラム缶風呂の話、助け出されるまでに何回出したのか気になる(;´Д`)ハァハァ
そりゃもう、いっぱい出してるはず
やっぱりベタであろうと、こういったハッピーエンドで締めて欲しいなぁ。
ともあれGJ!微笑ましくて良かった!
>>214 射精→抜けないからそのまま→膣の締め付けですぐにおっきする
→またムラムラしてくる→どちらともなく動き出す→絶頂、射精→抜けないから(ry
を延々と繰り返すわけですな
サイトは、何度も出せばさすがに硬化速度が落ちてきて少しは楽になるだろうけど、
ルイズたんはずーーーっと膣内を犯されたまま、延々と中出しされ続ける格好になるわけで・・・何回イカされちゃうんだろうな(;´Д`)ハァハァ
初めてでそんな刺激的なセックルをしちゃったら、もう普通のプレイじゃ満足できないかも
お互いの腰を拘束具で連結して、決まった回数出すまで抜かないプレイとか・・・w
という煩悩が一日中抜けなくて困ります。病気でしょうか先生
病気ですね
この病気は完治しませんが折り合いをつけて生活することが可能です
とりあえずお薬三日分出しておきますから窓口で受け取ってください
性的な接触は一時期避けていただきます
へんに興奮したりすることがありますが
きにしないでいいです
>>216 お前が感じている感情は精神疾患の一種だ。
治し方はノボルが知っている
>>205 GJ!!純粋にすばらしいと思った。
なんかこれはこれで長編ものが書けそうな設定ですなw
>>216 えーと。まぁドラム缶風呂とか鬼畜サイト誕生とかルイズ×サイト8巻のエロパロを書いたもんっす。
なんか8巻のエロパロ書いたときに空気悪くしたんで昨日引っ込んでたんだけど、鬼畜サイト編まだ続けたいんだよな…。
まぁネタバラしするとルイズを騎乗位の状態で拘束してやっぱり抜けなくなってしまって仕方なくサイトのものを受け続けて肉奴隷に一歩近づくルイズとか。続き書いてもいいんかね?
>>220 ...| ̄ ̄ |< まだかね?
/:::| ___| ∧∧ ∧∧
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.|| ゙ヽ i ハ i ハ i ハ i ハ | し'_つ
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じゃあ、私のシエスタ×サイトの看病編も書いていいか?
無論です
>>95の続き
「サ…サイトぉ…」
「ん?」
「私やっぱり前がいいのぉ…」
「前?」
「もう…意地悪」
「こんなに具合が良くなったのに」
バックの態勢から強く突いていく。
「ああ!」
「折角俺が仕込んでる穴なんだからここでいいだろ」
あれから数日。
サイトは毎夜の如く。いや毎夜ルイズを犯し続けている。いかに歪んでいようが元々相思相愛なのだ。二人が体を求め合うのに時間は掛からなかった。
ルイズの処女を奪った次の日の晩にはもう一つの穴の開発にサイトは走った。
当初は「人じゃない!」「けだもの!」などと嫌がっていたルイズであったがサイトが何度も肛門にこすりつけた結果、最終的にはサイトが望んだ形となった。
「最初より随分柔らかくなったよな」
「アンタみたいな変態の為の体にされるなんて貴族の恥よ!」
「ああ!?変態は俺だけじゃねぇよ!」
ルイズの尻を抱えたままサイトが言う。
ルイズの白尻は小ぶりでよく引き締まり、また、その肌の美しさは触れたらすぐに汚れてしまいそうな程美しかった。勿論、この中のモノは全てサイトの手に落ちた形となる。
「お前!こういう事されるのも好きな癖に!」
サイトは両手でしっかりとその二つの肉の塊を掴んだ。
「あっ…」
その肉の形が変形するほど揉みしだく。きめ細かな肌はサイトの手に吸い付き、その弾力はしっかりとサイトの指の隙間から覗く尻が物語っていた。
「貴族の体だ?俺の前じゃ尻いじられてよろこんでるだろ」
「い…言わないで…」
この角度では顔が見えないが相当な恥をその言葉に込めているのがわかった。
「こうするとお前はもっと興奮するんだよな!」
白い肌を人差し指と親指で掴む。
「いたっ!」
少しずつ捻り上げていけば痛々しい程その尻の肉は引き延ばされ、手を離すとそこは赤く染まった。
それを繰り返しサイトは幾つもの赤い跡を残して行く。
「痛い痛い痛いぃ!」
「そういう割にゃ…」
寂しそうに涎を流すルイズの秘所に指を伸ばす。
既に潤いは充分であり、こちらもサイトの登場を待っているようだ。
「あん!」
「充分気持ちいいってここが言ってるぜ!」
尻穴に打ち付けられる腰は止まらない。
「ア…アンタ勿体無いわよ!」
「どういう意味だよ?」
「私のアソコが折角こんなに待ってあげてるのに何もしないなんて!」
「俺のモノは一つしかねぇんだよ!」
「もう!私のココを使ってみたい人間は山程いるのに…ココだけ浮気してもいいの!?」
「浮気?お前のソコは俺だけのモンだろうが!」
「もう!バカ!私のココが寂しがってんのよ!こっちに入れなさいよ!」
「今日は駄目だ!今度ソコは俺のモノが擦り切れる位犯してやるぜ!」
「…あーん。誰か可愛がってくれないかしら」
そうは言うもののルイズのソコはしっかりとサイトを飲み込み離さない。徐々にサイトがキツくなって来ていた。
「…くっ」
「ああっ…!」
「ルイズ!そろそろ胸弄んないとイケないんじゃないか!?」
「言わないでよ!」
しっかりルイズは自らの乳首をイジり始めている。勃起したそこはサイトに触れてもらえば一番なのだが、片手がアソコ、片手でクリトリスを触れてもりっているので期待できない。
「ルイズ!イクぞ!」
「アンタどっちにしても中でしょ!」
「ああ!」
「バカー!」
白い液体をルイズの新たな穴にぶちまける。サイトがモノを引き抜けば怪しく蠢くそこはヒクヒクと痙攣していた。
「…サイト」
「…あ?」
「や…約束…」
「あ…ああ」
ベッドの上に転がした彼女がねだるような瞳でこちらを向く。そっとサイトは唇を落とした。
「ん…んふ…サイト好きぃ…」
「お…俺も好きだ…ルイズ」
「さ、淋しがりなんて思わないでよ」
「わかってる」
ルイズとサイトの約束。それは如何にサイトが酷い事をしても最後にキスを交わす事。この希望は勿論ルイズからの物であったがサイトはこれだけはきちんと守るようになっていた。余程サイトの唇の感触が気に入ったと思われるルイズの為、この時貪られるのはサイトの方が多い。
これがサイトの頭を悩ませる理由でもある。それは…
「ん…ふぅ…」
桃色の髪がおでこに貼り付く。上気した頬。赤く染めた頬が何とも可愛らしい。唇は自分が触れたばかりなので妖しく光り熱を持つ。何よりサイトの理性を打ち砕くのは、潤ませ、次を期待しているかのような鳶色の瞳である。
じー。
その目を見ればわかる。おねだりの目だ。ここで止めてもルイズは文句を言わない筈だが、サイトの理性が止まらなくなる。
これを繰り返した結果、一晩にR3、翌日が休日ならば朝昼晩計R8、脅威的な勢いでサイトの体力を奪う原因であった。
サイトの理性も緩いが。
答えはわかっているのに一応宣言する。
「ルイズ…もっかい行くぞ」
「…うん」
こうして翌日寝不足の二人が出来上がる訳である。
どちらが主なのかはまだはっきりしないらしい。
漸く満足した所にサイトが囁く。
「なあルイズ?」
「ん?」
「今度……やってみないか?」
「え?難しいわよ。忍び込めるかもわからないのに」
「嫌とは言わないんだな」
「アンタどうせ聞かないでしょ!」
サイトの提案が何かはまた次回位に。
ー続くー
四作目まで書いてしまった…鬼畜サイト×ルイズの続き。
鬼畜度が緩くなったかも…申し訳ないorz一応風呂、誕生編とリンクしてるかな。次はちゃんと拘束具使うので許して欲しい。「ツンデレ奴隷ルイズ」無いなと思った方にはすまない。
兎に角、鬼畜サイト×ルイズ、尻調教編(実はあまり尻について書いてない)完 。読んで頂いた皆さんに深く感謝致します。m(_ _)m
女の子みたいに目潤ませたサイトを美味しく頂くシエスタ・・・(;´Д`)ハァハァ
>>229 GJですよー
ルイズ…ハァハァ
wktk!!
メイド長から苛められるシエスタきぼん
>>229 尻を希望したもんだが…最高(*´Д`*)
あのむにゅむにゅ感がしっかり思い描けますた!
次も楽しみにしてるyp!
貴族やメイジ、魔獣相手にも物怖じしないサイト
姫や公爵令嬢のハートを鷲掴みなサイト
そんな強くて格好よくて可愛いサイトを、自分の手で好きなようにしてやったら、どんなに・・・
みたいな妄想を逞しくしてるシエスタ
237 :
193:2006/08/27(日) 03:54:39 ID:KhNZzrw8
誰もいない…
投下するなら今のうち…
>>193の続きです
調子に乗って酒の勢いで書いちゃいました。
「でもその前にちょっと待ってくださいね」
シエスタが外に出て戻ってくると、白衣の天使、ナース服に着替えてきた。
しかし白衣というよりはほんのりとピンク色をしていて、
サイズが小さいのか、シエスタのプロポーションがくっきりとあらわれ、
裸でいるよりもむしろ危険な香りを漂わせていた。
シエスタはサイトの服をたくし上げると
「まずは脈を計りますね」
サイトの胸に直接耳を当て、直接鼓動を聞き始める。
胸にのしかかる軽い重みと髪の香り、積極的な行動で
サイトの心臓は早鐘を打ち、身体が熱くなっていった。
「熱がありますね、冷やしてあげます。ふ〜、ふ〜」
息が胸にかかり逆にますます熱くなってしまうサイト。
感度の上昇もあいまって
「うっ、はあっ、ああっ」
「こうしたほうがいいですか?」
胸板に舌を這わせ、テラテラと光る唾液を満遍なく塗りつけ、もう一度息を吹きかけ始める。
「ふ〜、ふ〜、ふ〜」
唾液の温かさと蒸発することによる冷たさの二つの快感がサイトに襲い掛かっていた。
「ふふ、腫れてますね、鎮めてあげないと」
立ってきた乳首を口に含むと舌で転がし、もう片方を手のひらで撫で回し、
指先でコリコリともてあそんでいく。
「や、やめ…」
「やめないでほしいんですね、安心してください。
ちゃんと面倒見てあげますから。 そ れ に 」
ズボン越しに大きくなっていたサイトのモノを軽く握り
「この腫れの毒素を抜いてあげませんと」
シエスタは緩急をつけサイトの分身を上下にしごき始め、
「毒を抜くための治療ですから我慢しないでくださいね」
顔を耳に近づけ息を吹きかけながら、胸を腕に押し当て、
足を絡め、全身でサイトを陥落させようとしてくる。
「だ、だめだって、シエスタ」
最後の理性で訴えかけようとするも
「患者さんは私に身を任せてください」
小悪魔的な笑みの前にサイトの我慢は崩壊していった。
「ふああ…気持ちいいよ…シエスタ…」
「うれしいです、サイトさん。もっと…してあげますね」
ズボンをずり下ろすとサイトの剛直が天を突き刺すように立ち上がる。
「元気いっぱいですね、サイトさん」
シエスタの献身的な奉仕で我慢汁がドクドクと流れ出し、
その汁が潤滑液となりニチャニチャといやらしい音を立てながら、
サイトを確実に追い詰めていく。
「あっ、あっ、あっ」
「きゃっ!?」
一度目の爆発。かわいい女の子に囲まれながら、自分の欲望を解放することが
できずにいたサイトにとっては久しぶりで、火山の噴火のように大量のものが
シエスタに降りかかっていった。
久しぶりの爆発はもともと少なかったサイトの体力を奪い、もはや一歩も動けなくなっていた。
しかし、欲望をぶちまけたシエスタの姿を見ると、あそこがまた元気を取り戻していった。
「まだ毒が抜けきってませんね
毒を抜くには…口…ですよね」
シエスタは間髪いれずにサイトを咥えこんだ。
シエスタの口内は熱く、ざらりとした感触を持つ舌がサイトを嘗め回す。
先、裏筋、くびれた部分など丁寧に嘗め回す。ひとつひとつの動きは快感をつむぎ、
蓄積させ、サイトを射精へと導いていく。
体が一瞬痙攣したと同時に二度目の暴発。
先ほどと遜色のないほどの量はシエスタの口内にとどまりきらず、あふれてこぼれだす。
それを指ですくい再び口内に戻すしぐさがひどく艶かしい。
ゆっくりと飲み込み終わるとシエスタは馬乗りになり口を開いた。
「サイトさんがいけないんです。サイトさんの笑った顔、怒った顔、さびしそうな顔、
困った顔、照れた顔…全部全部、素敵過ぎるんです。
だから、欲しくなっちゃうんです。私だけのものにしたくなっちゃうんです。
サイトさん、『私』をあげます。だから、『あなた』を私にください」
シエスタは前のボタンをはずし、大きな2つの果実をはだけさせる。
そして、サイトの顔を見ているうちに濡れていた自らの秘所をいまだにそそり立つ
サイトの男根に押し当てる。
「サイトさん、いきますね」
腰が落ちる。何かにぶつかり引き裂かれる感触。結合部から出る血液。
サイトの初めてを奪った瞬間であると同時に、サイトに初めてをささげた瞬間でもあった。
ポロポロと零れ落ちる涙。
「シエスタ、大丈夫? 無茶しなくても」
「違うんです、痛いのもあるんですけど、それ以上にサイトさんとひとつに
なれたことがうれしいんです」
まだ痛みの残る身体で腰を使い始める。
「サイトさん、私を感じて。あなたを感じさせてください」
サイトは最後の力を振り絞ってたわわにゆれる果実に手を伸ばした。
「あっ…サイトさん…上手……」
キュルケのように大きすぎず、ルイズのように小さすぎないそれはちょうど
サイトの手の大きさにフィットし、全体を優しく揉み込んでいく。
「シエスタの中…気持ちよくて、もう……」
「サイトさんのも、固くて奥まで来て…私も……」
サイトがシエスタをえぐり、シエスタがサイトを締め付ける。
与え、与えられる快感の虜になった二人は腰を振り続ける。
「シエスタ!」「サイトさん!」
二人は強く抱き合うと天国へと上り詰めた。
その後、先に目覚めたシエスタは、ベッドを直し、シーツを取り替え、
何ごとも起こってないような状態に戻して、
「ありがとう、サイトさん」
そっと頬にキスをすると顔を赤くして部屋から出て行った。
朝、完全に寝坊したサイト。
朝食を取りに食堂へ向かうとまだ生徒たちは食事中だった。
そんな中やたら豪勢な食事がサイトに用意される。
「いくらなんでもこんなに食えないんだけど?」
「いやー、今日はめでたい日だからな! 俺たちの精一杯の祝福だ!!」
「何のことだよ!?」
「とぼけるな。今日シエスタがやたらともじもじしてたからな。
時おり上の空になったりしてたしな!
で、男なら責任は取るんだぞ。ガーハッハッハッ!!!」
食堂の空気が凍りついた。
終わり?
>>194-195 これでよかったのでしょうか? わかりません!
>>224 応援サンクス
>>231 遅れてすまん
本当にこれでよかったのでしょうか。
教えて、エロイ人!
続き?
サイトの仕返しくらいしか思いつきません。
>>243 あの世界にナース服とかあるわけねー、ってのが萎え要素だが
おおむねGJだ
更なる精進に励んでくれたまい
>>243 おっきがとまらない(*´д`*)ハァハァハァハァ
すぐにティムポに行かず、胸からじっくり攻める辺りよく分かっていらっしゃるw
シエスタのサイトを欲しいって気持ちが、台詞の一つ一つから伝わってきて萌え狂いました(*´∀`)
つか、サイトの喘ぎ声に性欲を持t(ry
GJ過ぎてうまく言葉にならないー
>>244 何を言ってるんだ?
異世界からの贈り物『癒しの羽衣(仮称、防+12)』に決まってるじゃないか
あ、言い忘れた
>続き
わっふるわっふるわっふる!
>>201 ミスって事は、キュルケはまだ独身なのか!?
才人のことが気になって結婚せずにいたのなら萌える。
>>247 この展開だとコルベールに惚れてるんじゃ?
今、引き裂かれし者がひとつになろうとしている。
私の役目は終わろうとしている、もはや消えるのを待つだけ。
なぜ、消えたくないと考えてしまうのだろうか。
神に与えられし存在意義であり私の使命、それが無くなるだけだというのに。
アダムとイヴが別々の人間界に追放されたとき、私は神によって造りだされた。
私の存在理由は、二人の監視。二人の行動を余すことなく神に報告する、それだけだった。
終わりは罪が完全に浄化されて再び二人が出会うまでだった。
そして今、二人は生まれ変わった、そして出会った。
アダムとイヴ、人間界ではキリストとブリミル、現在の名で言えば平賀才人とルイズ・フランソワーズ。
本来ならば出会うことのない二人が天命によって、同じ道を歩むことになる。
もう神の干渉を受けることはない、二人は自由の身になった。
しかし神よ、もし許されるのならば私の命、伸ばしてはいただけはくれないだろうか。
アダムとイヴを、生まれ変わった二人の物語を見ていたいのです。
それが私の存在理由であり、生きがいなのだから・・・・・・
皆も二人の物語、見ていたいだろ?
何これ
アニメスレでちょろっと話題になったんですけど
惚れ薬、二人が飲み合った場合。両方ともデレデレてのはどうなるんでしょう。
やっぱりただ単に貪るだけで面白くないか…
>>251 ...| ̄ ̄ |
/:::| ___| ∧∧ ∧∧
/::::_|___|_ ( 。_。). ( 。_。)<ご主人様がワッフルワッフルのこと
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>>251 他のキャラならともかく
ルイズだと嘘くさくていけねえや
255 :
1/16:2006/08/28(月) 01:51:42 ID:HYTIBxGR
ジュリアンは始めてみる大きな門の前に立っていた。
「本当に来ちゃってよかったのかなぁ…」
今更なことを思いつつ知った顔を捜す、すぐに見つかった。
「おぉ、良く来たなレドウタブールを降りて以来だから何ヶ月ぶりかな?」
丸い肉…ではなく、マリコルヌ・ド・グランドプレだった。
「すいません、お招き戴き有難う御座います、ミスタ・グランドプレ」
苦笑いしながら答えるマリコルヌ。
「マリコルヌで良いさ、戦友だろう?それとも、そちらは友達と思ってくれてないのかな?」
貴族にからかわれる事に慣れていないジュリアンは真剣に慌てた。
「そんなっ、恐れ多いです。我侭を聞いて頂いているだけでも、申し訳ないのに。」
バタバタと手を振り釈明する。
「まぁ、いいからこっちにこいよ…立ち話もなんだしね。」
「す、すいません。」
招かれた門のほうに走り出すジュリアン。
門の中でマリコルヌは待ち言った。
「ようこそ、ジュリアン。ここがトリスティン魔法学院、貴族の子弟が通う、誇り高き学び舎だよ。」
256 :
2/16:2006/08/28(月) 01:52:13 ID:HYTIBxGR
そもそもの始まりは、ジュリアンが姉のシエスタが働いているところを見てみたいと、従軍中にマリコルヌに語ったのが発端だった。
ジュリアン自体も忘れていた話だったが、突然マリコルヌから招待の手紙が届いたのだ、しかも、交通費や宿泊費込みで。
世話になったから、と手紙にあったが、そもそも世話をしたのは仕事であって、感謝される筋合いではなかったが…
(お姉さんが働いてるところを見学する程度、命がけで戦った褒美にしては安いだろう)
と、熱心に勧めるマリコルヌの誘いに押し切られる形で、ジュリアンはトリスティンの中に居た。
(うわぁ…綺麗な建物、しかも広い、通ってる生徒の方々も皆綺麗な格好されてるし…姉さんはこんな所で働いてるんだな…)
熱心に周りを見回すジュリアンにマリコルヌが話しかける。
「すまないけど、一つ頼まれてくれないか?」
周りに夢中になっていた、ジュリアンは慌てて返事をした。
「はい、お招き戴きましたし、僕に出来るとこなら何でも。」
「そうか、助かるよ、何、たいした事じゃない」
マリコルヌが話を続ける前に、ジュリアンは信じられないものを目にした
257 :
3/16:2006/08/28(月) 01:52:44 ID:HYTIBxGR
「そんなの、サイトさんの勝手じゃないですか、ミス・ヴァリエールはサイトさんを束縛しすぎです。」
姉が……生徒の制服を着た娘に……すなわち貴族に怒鳴っている。
しかも、整った容貌を強張らせている……押しているようだ。
ジュリアンは停止した。
「ア、アノ、アレハ・・ドウユウコトデショウカ?」
「ん、あぁルイズとあのメイドか、いや、どうって事は無いさ、何時もの事だしね。」
イツモノコト・・・アネハ・イツモ・キゾクト・ケンカ
「アノ・アノセイトノカタハ」
「ルイズ・ド・ラ・ヴァリエール、ほらヴァリエール領ってあるだろ、ゲルマニアとの国境沿いの公爵家で、あっこの三女だよ。」
気絶するかと思った、ショックで返って正気になった。
「あの、大貴族ですか……なんで、それが喧嘩なんて。あっ」
胸を押さえながら、何かを怒鳴った姉に押されるようにミス・ヴァリエールが走り去った。
ジュリアンには泣いている様に見えた……。
「お、またメイドの勝ちか、流石ゼロのルイズ取り柄無いな。」
「ゼロ?」
「あぁ、彼女なんでここに通ってるんだ?って位魔法が下手でね…あ、そうそうそれで頼みなんだけど、ちょっとクラスメートの前で戦争のときの話などを……色つけて……」
ジュリアンは既に聞いていなかった。
「すいません、ちょっと行って来ます。」
ルイズの走り去った方向に、ジュリアンは駆け出す。
「んでだね、僕が活躍したということに……」
マリコルヌは一人取り残されていた。
258 :
4/16:2006/08/28(月) 01:53:25 ID:HYTIBxGR
ジュリアンは暫く追い、何か建物に入ろうとしているルイズを呼び止めた。
「すいませんっ、ミス・ヴァリエールっ」
立ち止まったルイズが、勢い良く振り向き睨み付ける。
「なに?」
僅かに赤くなった目じりと、その視線に押されるように頭を下げる。
「すいませんっ」
勢い良く叫ぶ。ルイズの驚く気配が下げた頭の向こうに感じられた。
「先ほど喧嘩してた相手、僕の姉なんです。」
「シエスタの?」
貴族の令嬢が姉の名をきちんと覚えているのに驚く。
「はい、何があったのか存じませんが、姉の無作法をお許しください。」
いきなり呼び止められ、驚いていたルイズが落ち着いて返事をする。
「心配しなくていい、ただのケンカだし、私にも悪いところは有ったの。
平民だからって、シエスタを苛める様な馬鹿なことはしないわ。」
姉のことを心配している様子の少年を見下ろしながら続けた。
「貴方、名前は?私の名前は知っているようだけど?」
驚いた、話をする相手の名前を平民でもきちんと気にする人だった。
まるで妖精のようだった容貌を思い出す。
「ジュ、ジュリアンです、ミス・ヴァリエール」
「ジュリアンね、心配しなくても、シエスタには命を助けてもらったことも有るのよ、私がどうしようもなく落ち込んでいたときは、ハッパ掛けてくれたしね、如何こうする気は無いわよ。」
戦艦の中で同乗していた一部の貴族を思い出す。
……今目の前に居るのは天使か何かに違いない。
「いえ、こちらこそ失礼いたしました。そう言う事でしたらこんな心配することが失礼でした。申し訳ありません。」
ルイズが笑いながら放す。
「そろそろ、顔を上げなさい?こんな所でシエスタの弟に頭下げられていると苛めているみたいだし。」
「し、失礼しました。」
慌てて頭を上げる。
「いいわ、別に。でも、シエスタにちょっときつい事言われたわ。」
「すいません、小さい頃から体ばっかり育って……」
259 :
5/16:2006/08/28(月) 01:53:56 ID:HYTIBxGR
ふ、とルイズの表情が凍り付いていた
「そう……そういえば、貴方小さいときからシエスタと一緒だったのよね?」
ジュリアンは背中を這い登る寒気を堪えながら。
「はい、姉弟ですから。」
なんだか怖い、ここに居てはいけない気がする……でも、足が動かないっ。
「ジュリアン……ちょっとこっちについてきなさい。」
(あぁっ、ミス・ヴァリエールが名前覚えてくれている)
足が勝手についていった。
入ろうとしていた建物は寮だったようで、私室に通された。
(学生寮なのに部屋広いな…)周りを見回す。
(あぁぁ、下着落ちてる、着替えがオキッパナシィィ)
「ジュリアン?」
ルイズに掛けられた声に反応したジュリアンは、ひいおじいちゃん以来我が家に伝わるセイザなる姿勢をとった。
「……なんで床?」
不思議そうにルイズが尋ねた。
「いえっ、この方が落ち着くでありますっ。」
今見たもの、見た事を悟られてはならないっ。
ジュリアンは床の上で身を硬くした。
「聞きたいことが有るんだけど……?いい?」
なにか聞きにくそうにルイズが切り出した。
(あぁっ、モジモジするミス・ヴァリエール サイコー)
「はいっ、何なりとお聞きください」
ジュリアンは張り切った。
「…む…ぉぉぉ…………ぃ…」
「?もう一度お願いできますか?」
赤くなったルイズがもう一度繰り返した。
「…むねぉ…ぉ…くし…ぃ…」
「もう少し大きく、お願いできませんか?」
半泣きになったルイズが震えながら繰り返した。
「…むねをおおきくしたい……のっ」
今度は聞こえた。
260 :
6/16:2006/08/28(月) 01:54:28 ID:HYTIBxGR
「はっ・・・?」
聞えなかった訳ではないが、ジュリアンは聞き返した。
涙目のルイズが睨み付ける。
「聞こえたでしょう?ずっと一緒だったんなら、何かあるでしょう?何かっ」
あの・・・僕姉の胸の成長を追うほどの危険人物に見えますか?
とても聞きたかった……危険な香りがしたので聞かなかった。
「しっ、知りませんよ、普通姉にどうやったら胸が育つかなんて聞きませんよっ。」
「わっ私は聞いた事有るわよっ、なんどもっ」
姉妹でならともかく、弟が聞くのは犯罪です……多分。
「ちょ、まっ……真面目に聞いてるんですか?」
「私は何時でもまじめよっ。」
なんだか、姉との喧嘩内容が解った気がした。
しかし……ミス・ヴァリエールはこっちを睨んでいる……
背中に『不退転』の文字が見える気がした……
何か言わないと、この部屋を脱出できそうに無い……
何か……なにか……ナニカ……
その時、追い詰められたジュリアンの脳裏に記憶がフラッシュバックした。
「あっ、そうだ」
「なっ、なにっ?」
つい声が出てしまったらしい……ミス・ヴァリエールの喜色に満ちた顔が心に痛い。
「あ、いえ、姉に聞いた話ではないのですが……」
「何?なに?なになになにぃぃぃ?」
食い付いてきた。
「乗っていた戦艦の、上官に伺った話なのですが……」
「うんうん」
そこで息を止める。良く考えるとこんな事ゆーと殴られるかも…でも何か言わないとだめそうな上に、他にネタが無かった。
「男に揉まれると、女性の胸は大きくなるらしいですっ。」
ジュリアンの両手が何かを包むような形になっていた。
「えぇぇぇぇぇっ、って」
その手を見たルイズが胸の前で手を交差し、体を後ろに下げた。
261 :
7/16:2006/08/28(月) 01:54:59 ID:HYTIBxGR
なにか、誤解を受けた気がするジュリアンは慌てて続けた。
「あ、違います、僕が〜ではなく、あ〜好きな人、好きな人が揉めばっですっ」
「えぇぇぇっっ、サイトにぃっ!!」
思わずルイズは怒鳴り返した。
「あ、サイトさんって仰るんですか?」
「えぁ、う…違うわよっ、サイトなんか全然そんなつもりは無いわっ。」
答えながら、ルイズの頭は高速回転していた。
新規情報に対する検証。
サンプルA シエスタ
大きい……胸…サイトはきっと今までに何度か揉んでる、アレだけ見てるのだし、機会なら幾らでも有りそうだ、うん、犬はきっとたまに揉んでるに違いない。
断定・後でオシオキ
サンプルB キュルケ
かなり大きい……好きな相手にもませる機会は多そうだ。そもそも、好きな相手が多い。揉みまくられているに違いない。
一筋の光明が見えた気がする、しかしまだ早まってはならない。
検証を続けなければ……
サンプルC タバサ
私より(重要)小さい……そもそも、好きな相手居るのかな?そして…小さい(私より)
ルイズは感動に包まれた。
「でかしたっ!!」
ジュリアンに告げた。
「今までの姉の行いを全部清算して、お釣が来るわっ、無罪っ、勝訴っ、おめでとうっ」
いきなりテンションの上がった、ルイズにちょっと引き気味なジュリアンだったが。
退室を許され、よろよろと姉の元に向かった。
262 :
8/16:2006/08/28(月) 01:55:29 ID:HYTIBxGR
偶然通りかかった食堂で、姉に会った。
「あら、ジュリアン?何でこんな所に居るの?」
「………ねぇさん……ぼく……もぅ…つかれたよ……」
「えぇぇぇぇ????ジュリアーン どっどうしたの?」
なぞの寸劇を繰り広げていた。
「シエスタ〜なんか、食べ物分けてくんない?」
サイトがフラフラと裏口から入ってくる。
「あら、サイトさん」
シエスタの呼び掛けにジュリアンが反応する。
「おーちょっと腹減っちゃって……」
がばっ、と立ち上がるとジュリアンはサイトの手を取った。
「なんだか、良く分かりませんでしたが、凄い迫力でしたっ。
良く相手できると思いますっ。これからも頑張って下さいねっ。」
「・・・・は?はぁ?」
???
「あ、すいません、サイトさん、これは弟のジュリアンです。何時もはこんな変な子じゃないんですけど、ここ貴族の方が多いから、舞い上がっちゃってるみたいです。」
(・・・・ねーさんは、貴族を怒鳴るほど馴染んじゃってますけどね・・・)
「あ、いたジュリアーン、ちょっと話頼むよー。」
マリコルヌが現れた。
しかし、ジュリアンは最早貴族を恐れない。
「いっすよー、おっけー、もーなんでもしゃべるっすよー。」
「おっおぅ……頼む……けど……お前、そんな性格だったか?」
「いや、もーこわいもんないっすよ。」
ジュリアンはゆらりと立ち上がった。
パカーン
シエスタの一撃・フライパンは痛い。とても痛い。
「ね、姉さんいきなり何するんだよっ。」
「貴族の方にその口の聞き方は何ですっ!!」
「ねーさんだってっ……」
姉弟喧嘩が始まった。
「なぁ…?」
サイトはマリコルヌに聞いた。
「ん?」
「なんなわけ?」
「俺も解らん……」
口論はジュリアンが更生するまで続いたと言う主にフライパンで。
263 :
9/16:2006/08/28(月) 01:56:31 ID:HYTIBxGR
その日の夜、サイトが部屋に戻ると……
ベッドの上でルイズが睨んでいた。
(え〜〜っと、今日俺なんかしたっけ?)
「犬、来なさい」
(犬キターーー)
「はい、ご主人さま、何でしょうか?」
「犬はご主人さまが、大事よね?」
言葉は強気だが、目がそれを裏切っていた。
(あーこりゃ、どっちが犬だ?)
捨てられた子犬のような目で、サイトを見ていた。
「だ、だいじよねぇ?」
見惚れたサイトが黙り込んだだめ、不安になったらしい。
「おっおぅ、大事だよ、何回も言ってるはずだけど……まだ信用ねーのな…。」
サイトが答える。
「ちっ、違うの、信じてる、うん。でも、ちょっと位変なこと頼むから。」
「おー、何だルイズの頼みなら何でも聞くよ、出来る事ならなんだってする。」
何時もと違う空気を感じ取ったサイトが、真剣な目で答える。
「信じてくれるまで、何遍でも大事だって言うし。頼まれたら全力を尽くすよ。」
ルイズは嬉しそうだ。が、
264 :
10/16:2006/08/28(月) 01:57:01 ID:HYTIBxGR
サイトが戻るのを部屋で待つ。
毎日の事だけど、結構好きな時間だ。
部屋の前を足音が通り過ぎるたびにドキドキする。
いつもだってそうなのに、今日はいつもの倍くらいドキドキする。
教えてもらった胸を大きくする方法は、いろいろ完璧だ。
次にメイドと言い合いになったら、「ワタクシ、サイトに胸を触られましてよっ」
って答えよう。サイトだって、ひょっとしたら………浮気しなくなると思うしっ。
サイトとキスするだけでも、ドキドキして周りが分らなくなるのに、胸なんて揉まれたら私どうなっちゃうんだろうっ。
…………サイトが帰って来たら言うのよ。
「さぁ、サイト私の胸を揉みなさいっ!!」って
……あれ……だめじゃない……これじゃ、私変な子だっ。
ばばばっば場合によったら、きききき嫌われるかもぉぉぉぉ
しまった、なんて切り出そう。
あぁぁぁぁぁ、足音が、しかもこの音サイトだしっ。
うぁぁぁぁ、下手に出たら、絶対付け上がるしぃぃぃぃっ。
ああぁぁぁぁあああぁ、ドアが開く。
私はとりあえずサイトを睨みつける。
サイトの怯える気配(違うのー、怯えて欲しいんじゃないの)
「犬、来なさい」私の口が勝手にサイトを呼ぶ。
(あぁぁぁぁだめだ。)
「犬はご主人さまが大事よね?」念のための確認。
……なんで返事しないのぉ……『いや?シエスタの方が大事だよ?』とか『ティファニアの胸は人類の至宝だよ』とか言われたらどぉしよぉぉぉ。
「だ、だいじよねぇ?」
慌ててサイトが返事をする。私の望みどおりの返事を。
よ、良かった……
でも…真面目に返事しすぎぃぃ。これじゃ切り出せないよぅ…
265 :
11/16:2006/08/28(月) 01:57:49 ID:HYTIBxGR
ルイズが何か言いにくそうにしている。
よっぽど大変なことがあったに違いなかった。
「また姫様からの依頼?」
フルフルと首が横に振られる。
「誰かとけんかした?」また同じ。
そんな感じで、思いつくことをどんどんぶつけるが……ルイズの首が縦に振られることは無かった。
そのうち恐る恐る、ルイズが切り出した。
「あのね……あのね、あのねあのねサイト。」
「お、おう」
やっと、お願いが始まるらしい。
「……胸って揉むと大きくなるらしいの。」
頭の中のどこかが白くなった………
「あの……聞いたことある?」
つい返事をする。
「ん、あぁ有るよたまに聞くね。」
ほぅっと息をついたルイズが言った。
「だからね……揉んで欲しいの。」
……モンデホシイノ ムネヲ
とルイズが言った。
「おぉぉぉっけぇぇぇぇいっ」
サイトは張り切った。目は輝き全身に力が満ち溢れた。
ルイズの肩をつかんでベットに押し倒す。
「えっ、ちょ、サイトォ………」
「ルイズぅぅぅぅぅ」
思いっきり引いたルイズを無視して、サイトが圧し掛かる。
胸を揉まずに、キスを求め唇に殺到する。
「またんかあぁぁぁ、くぅおぉのいぬぅぅぅぅ。」
「げはっ」
サイトの切ないところが、切なくなった。
266 :
12/16:2006/08/28(月) 01:58:25 ID:HYTIBxGR
ベットの下で這いつくばったサイトを見下ろしながらルイズは言った。
「犬?私の話が聞こえなかったのかしら?」
「滅相も御座いません、ご主人さま。」
「犬?」
「はいっ、どうすれば、お行儀良く、む・むむむむねを揉めるのかしら?」
「ご主人さまの、お顔を見ながらだと、犬めは辛抱たまりません。」
切ない所の切ない痛みを耐えながら、サイトは答えた。
「胸だけで我慢なんて、犬めには不可能で御座います。」
褒められていることに機嫌を良くしたご主人様は聞いた。
「ご主人さまを見てると我慢できなくなるのね?」
「はい、ご主人さまの愛らしいお顔を見ながらだと、無理です、胸だけじゃなくもっと色々させて下さい。」
嬉しいことを言ってくれているが、それはそれ、胸の件は別の戦いでもあるのだ。
「犬、では顔が見えなければいいのね。」
「え?そっちすか?」
「ん?」
ルイズが笑いかける。
「いえ、そうでごさいますです、ご主人さま。」
「じゃ、ここに寝て」
ルイズのベットに寝かされるサイト。
「よっっ、と」
サイトの腕の中に、ルイズが飛び込んでくる。
ただし、背中向けで。
「これならいいわね?犬」
「………がんばります」
サイトはそっと、ルイズの胸に手を回す。
うわ、柔らかい。うあぁぁぁ髪の好い匂いがする。
すっぽり手に収まって……
「あ、ご主人さま、どっからどこまでが胸ですか?」
(意訳・どこまで触っていいですか?)
『ルイズ脳内翻訳・どこが胸か分りません』
「ふぬぅぅぅぅぅうぅぅぅ」
鉄拳制裁!!
サイトが行動不能のため一日目はこれで終了した。
267 :
13/16:2006/08/28(月) 01:59:25 ID:HYTIBxGR
2日目
「昨日みたいなふざけたことは言わないわね?」
「はい、ご主人さま犬めは真面目に尽くします。」
「あまり、ふざける様だと、他の犬を探すわ。」
「えっ、ちょ、マテ、ルイズそれはゆるさ……」
「あ?」
睨みつけるルイズ、でも流石にこれは引けないサイト。
「浮気はだめだっ!!」
(……どの口がっっっ、まぁもとからそんなつもり無いけどね)
「では、犬、がんばりなさい。ご主人さまが満足するようにね。」
結局答えず、ルイズはサイトにもたれ掛かる。
流石に気が気で無いサイトは、揉みながら話を続ける。
「本気か?」
「どうかしらねぇ?犬はあっちこっちで……だしねぇ……」
「いや、俺はっ……」
「あっ、ちょっ、痛い、もっと優しく。」
「あ、わりっ。こ、こう?」
「うん、痛くは無くなったから……続けて。」
結局、ルイズの体の前に話をそらされるサイト。
うぁ、昨日も思ったけど、柔らかい、細いけど……腕の中に納まる感じでっ。
軽くて、小さくて、あんまり肉がついてるわけでもないのに柔らかい。
男と骨のつくりが違うのかなぁ……
「いぬっ、段々強くなってるっ、痛いっ。」
「はっ、犬は気を付けるであります。」
くそぅ、でも俺も気持ちいいなぁ。
誰に頼む気かしれんがっ、この位置は譲れん!!
死守だ、ルイズに怒られる様な事だけはすまいっ。
そ〜〜っとだ、そっと……そう、ルイズが胸にキスしてきたときのことを思い出して、良かった所をそ〜っと。
「ひゃぁぁぁぁんっ」
「今の何よ、馬鹿犬ぅぅぅぅ」
ガスッ
ルイズの肘打ちが決まった。
「ぐはぁ」
油断しまくってたサイトが悶絶している。
「きょっ、今日はここまでよ、明日何したか教えなさいっ」
ルイズは、布団をかぶってベットの反対端に行った。
………サイトは……ベットでゴロゴロ悶絶していた。
268 :
14/16:2006/08/28(月) 02:00:06 ID:HYTIBxGR
3日目-1
「ルイズさん」
「な、なによぉ」
昨日と立場が逆だった。
「昨日みたいな感じのときに、揉んでる効果が出るのです。」
「え…そ、そうなの?」
「そうなのです、ルイズさん……貴方は昨日とても惜しいことを……」
この世の終わりといった風情でルイズは聞いた。
「も、もうだめなの?私の胸ずっと・・・こ、このまま?」
「いえいえ。」
ルイズの顔が希望で輝いた。
(あーくそ、やっぱルイズ笑うと反則気味にかわいーなぁ)
「ルイズさん、あの時気持ちよかったですか?」
「え?いえ、なんか初めての感じで、良く分りません。」
(ルイズのハジメテェェェェ)
「はぁはぁ」
「ど、どうしたのサイト、大丈夫?」
「な、なんでもない。」
「あ、でも……」
「でも、なに?」
何か思い出した様子ルイズにサイトは尋ねた。
「あ、あのね、惚れ薬飲んだときのねっ、サイトのキスみたいな感じだった、キスのほうがずっと強かったけど……」
(ふぉぉぉぉぉぉぉぉ)
「サ、サイトほんとに大丈夫?」
「ダ、ダイジョウブダ ルイズ、キョウハニゲテハイケマセンヨ」
「う、うん……でも……」
「デモ?」
「痛くはしないでねっ?」
「ハイ、サイトサン、イタクシマセン。」
「ん、じゃぁ、お願いね」
「はぁはぁ」
269 :
15/16:2006/08/28(月) 02:00:38 ID:HYTIBxGR
3日目-2
ちょっとした教育の成果で、ルイズは大人しく俺の腕の中に居る。
はっきり言って、これだけで気持ちいい。
早く揉み始めたら、早く終わる気がして、腕の中の…そして腹や足に当たるルイズの体の感触を楽しむ。
「サ、サイト、触らないの?」
ふぉぉぉぉ、ルイズの顔が至近距離で、しかも上目遣いに俺の顔を覗き込む。
「あ、そのぉ………」
泣きそうなルイズが尋ねてきた。
「それとも、胸………無いから、昨日で飽きた……の?」
「決してそんなことはぁぁぁ」
自分が感触を楽しんだせいで、ルイズにちょっぴり切ない顔をさせてしまったあぁぁぁ。
『重犯罪者だサイト、懲罰として握力の限界に挑戦を命じるッ』
脳内のサイト裁判官の判決は絶対だった。
そっと触りながら、罪を軽くするために自白する。
「ごめん、ルイズ、その……ルイズの体が当たってるところが気持ちよくて……動くのが…その……もったいなかったんだ。」
赤くなったルイズが黙り込んだ。
「あ、あぁぁぁぁそ、そぅなの……じゃじゃじゃぁ仕方ないわね。」
昨日の感じを思い出して、ゆるゆる、やわやわと胸を触る。
「サ、サイトォ」
ルイズが問いかけてきた。
「昨日も思ったんだけど……なんか、いきなり上手くない?その……怒らないから……怒らないから、どこで……」
「え、違うよ、ルイズが教えてくれたんだよ?」
「え?どゆこと?」
「ほら、惚れ薬のときルイズがしてくれたキス、アレがお手本。」
「え、えぇぇぇぇぇぇ」
「あれって、ルイズが自分が気持ちいいところしてくれたんだよね?」
「どどどどどど、どぉぁしらぁぁぁ、覚えてないわぁぁぁ」
「だから、ゆっくり感じてね。」
「う……うん。」
270 :
16/16:2006/08/28(月) 02:01:29 ID:HYTIBxGR
3日目-3
サイトの指が胸の上で蠢いている。
かれこれ、1時間は続いていた。
もう、最初の話しなんてどうでも良い気がしてきた。
サイトが触ってくれているってだけで、泣きたいくらい嬉しかった。
サイトの息が首筋にかかる、荒い、大丈夫か心配になるくらい荒い。
興奮してるみたいだ。
少なくとも、今は、今この瞬間はサイトの目には私しか映ってない。
シエスタもティファニアも良い子だ。綺麗だし、胸だってずっとあるし、家事だって得意だ。
私がサイトにして上げられることって、実はあんまり無いと思う。
サイトがこの世界に来たのは、私の無理やりの召還。
き、嫌われたってしょうがない位なのに、何度も命を掛けてくれる。
今だって、一生懸命胸を触ってる、きっとティファニアのとかの方がサイトだって気持ち良いに違いないのに。
アレくらい大きくなったら、サイトは私をもっと好きになってくれるのかな?
そんなことを考えてる間にも、サイトの手は止まらない。
たまに身体が勝手に跳ねるような反応をする。
そうゆうときはちょっと気持ち良い。
しかも、そうゆう所はサイト全部覚えるつもりみたい。
たまに復習してる。なんだかちょっと身体が熱くなってくる。
でも、サイトがちょっと心配な位汗かいてる。
サイトの手の汗で、私の肌がしっとりしてくる。
乾いてるときよりも気持ちいい感じがするのは気のせいかな?
息も荒い。身体が熱くなってきて、いつまでも続けて欲しい気もするけど……
「サイト?」
「おっおぉぉぉぉうぅ」
なんだか、熱中してたみたい。ちょっと……ううん、かなり嬉しい。
「息……荒いよ」
「ご、ごめん…いやか?」
まさか、うれしいよ。
「今にも死にそうなのよ、私のベットで死なれると迷惑だから今日はここまでよ。」
「えぇぇぇぇぇぇええぇぇ」
この世の終わりみたいな顔。
嬉しい、まさかこんなに嬉しいことがあるなんて知らなかったって位嬉しい。
私は身体を返して、サイトと向き合う、『大好き』心の中で囁いて。
その唇にキスをする。
「ル、ルイズッ」
「はい、ここまで……でも…」
「でも?」
「面倒だから、今日はこのまま寝るわよ」
『今夜はどこにも行かないでねっサイト』
するりと、サイトの腕の中に忍び込む、そのまま寝たフリ。
「おやすみ」
「ちょ、ルイズ、俺このままぁぁっぁ?って もう寝てるよぉぉ」
バカサイト、寝れるわけ無いじゃない。ぶつぶつ言うサイトの声を聞きながら。
サイトが眠るまで、私はサイトの鼓動を聞いてた。
ごめんなさい、エロまで持ってくことが出来ずに暫定で投下。
てか、長くなりすぎる気がしたので、続きイラネーヨってなら。ここまでで。
たぶん現状で半分くらいです(長すぎだろ・・・自分)
>>271 ちょwww茶吹いたwww
長くても良いから最後まで続き書いてくれ!マジ楽しみだ!
>>271 読むのもいいなぁ…久々にグッと来たっていうか…ルイズ×サイト以外自分の中にはあり得ねぇ!ルイズ×サイトが最高のCPだ。俺ん中では。続きみたいな。見たいな。
GJ!神よ!これからもルイズ×サイトを布教してくれ!
サイトが襲い掛かるのを金的で封じるルイズ様カッコヨスw
ツン度の高いルイズたんもいいなー
>>271様
素晴らしい・・・素晴らしすぎるので続きお願い致します。
是非、是非にっ!!
>どこまでが胸ですか>意訳・脳内翻訳
の流れに和んだ
どろどろの濡れ場もイイがこういうじゃれついてるようなのはもっとイイ!
ってわけでGJ!!
>>271 超GJ!
すばらしい、流れがものすごく自然だったw
原作にもありそうだと思えるくらいにw
278 :
271:2006/08/28(月) 08:00:50 ID:HYTIBxGR
>>272-277 起きて出掛けに見たら何か褒められてたっ。
最近このスレ読み始めて、書きたくなった。
人に読んでもらうための文章なんて始めて書いた、褒められると感激です。
ありがとう、今日明日中くらいに続き書くよっ。
前半、2時間半位掛かったので、3時間ほど時間取れれば、がんばる。
>>193 サイトがシエスタに仕返し?
うおおおーーーっwwww是非書いてくれ!(*`∀´*)
コレハキタヨ
カミコウリンダヨ
モウモエシニソウダヨ…わっふるわっふる
「はーあ」
自室で鏡に向かい溜め息一つ。緩く巻かれた金髪は胸元までかかり、軽く浮かんでいた。水色に近い瞳には憂いの色を帯びらせ、寝間着に着替えてお風呂上がりに鏡と挨拶。最近の日課である。この溜め息までも。
「ギーシュったら…」
一応の恋人の事を考える。間違いなく二枚目のプレイボーイ。貴族の二枚目は今までに付き合った女の数がステータスなのだろうか。今宵も他の女子と逢い引きをしているかも知れない。その癖こちらが冷たくすると犬の様に泣きついてくるのだ。
「ゼロ」の使い魔と変わらない。いっそのこと私の使い魔に出来たら…最近はそう思ってしまう。
「私ってそんなに魅力ないのかしら…」
ちょいちょいと髪をいじってみる。が、見慣れない自分を見て嫌気が差した。
「ゼロほどじゃないけど…私も胸がないのよね」
自らの胸に触れてみる。明らかに発展途上の隆起、自分より大きなバストの同級生が目に付き始めたのは最近だ。
「キュルケ程もいらないけど…せめてもうちょっと欲しいな」
あまり触れると気持ちが高ぶるので程ほどにしておく。今考えるとゼロに飲まれたあの薬が惜しい。あれほどの効き目なら当分ギーシュを虜に出来たであろう。
彼女の目論見はこうだった。
ギーシュに薬を飲ませる→虜にしてギーシュにある程度好き勝手にやらせる→その内正気に戻す→今までにしたことを突きつける→後に引けないギーシュ→私の物。
自分が大変な事をしたと思えば幾らあの男でもハッキリすると思っていた。結果的にはお互いの愛を深める事が出来たのだが劇的な変化が見られない事に苛ついていたのは事実だ。
「私もバカかもね…」
鏡台の引き出しを開ける。中に入っているのは妖しい色の液体。
様々な手段を講じて手に入れた新たな惚れ薬だが、何故か実際に使うのは躊躇した。あの二人を見ていて気が変わってしまったのだ。
ぼーっと鏡を眺め、時間が経った。
「くしゅん!」
どうやら湯冷めしたらしい。軽い寒気を感じベッドに向かう。肩の上に乗った新たな存在は、使い魔のロビンだった。本音で語れる数少ない相手である。
「ロビン。あなたも大好きよ」
軽く口づけてやる。しょっちゅうしている事なので何の違和感も感じない。
この時はロビンが新たなキッカケを作ってくれるとは思わなかっただろう。
「お休み…」
灯りを消して呟く。モンモランシーは眠る事が余り好きではない。何故か淋しさを感じるからだ。
自らの故郷では眠る時に人の気配があった。それに安心感を覚え寝ていたものだが寮に入ってからは人の気配がなく、結果不眠気味となっている。お陰で夜に強くなっていった。
「ギーシュ…」
あくまで寝言なのだが、淋しい時に彼の名前が出るのは彼女の本当の姿なのかもしれない。
続く?
流れぶった切って投下したけどまずかったか…?
いやいや、とてもいい感じですよ。GJ!
モンモン主役なんて滅多になさそうだし、是非続きが見たいですわっふるわっふる
>>243 シエスタ攻め似合い杉だよシエスタ(;´Д`)ハァハァ
だが相手のサイトも彼女に負けず劣らずの助平さん、仕返しが気になるw
287 :
名無し曰く:2006/08/28(月) 18:46:20 ID:wUu9+ieA
「ねぇ?アンタの国では、どんな事を勉強してるの?」
こんなことを聞かれたのは、ある休日の昼。
ご飯がすんでルイズの自室に帰ってきたところだった。
「なんでそんな事を聞くんだ?」
いきなりの事で才人は疑問を覚えた。
だから逆に聞き返してみたわけなのだが・・・
「別にいいじゃない。聞いて減るもんでもあるまいし」
何故いきなりこんな事を聞くのだろう?と思いながらも、
(たいして深い意味はないんだろうな・・・)
と楽観視する才人だった。
「ねぇったら!」
「ん、ぉお。え〜とな・・・まずは国語だろ、数学、化学、・・・・そして英語だな」
主要5教科を述べてみた。
するとどんな内容か知りたくなったのだろう。ルイズは目を輝かせて、才人に聞き返した。
「化学ってのは何よ?」
「コルベール先生の授業みたいなもんだ」
「数学は?」
「計算とか・・・図形とかを学ぶ教科かな?」
「国語は?」
「文の中から推理して答えを出したり・・・そうだな、文法とかもそうだ」
淡々とルイズの問いに対して、答えていく才人。
だが、次の教科が少し問題があった。
「英語って何?」
「英語ってのはだな・・・外国の言葉?」
「外国って何よ?」
288 :
名無し曰く:2006/08/28(月) 18:46:51 ID:wUu9+ieA
「あ・・・そうか・・・お前らの国は他の国の言葉ってのが無いんだな」
「当たり前よ。で、英語ってなに?」
これは説明するのは骨が折れそうだ・・・と思いながら、説明を始めていく。
「まずはアルファベットっていうものを用いてだな・・・」
「アルファベットってどんなの?」
「AからZまである英語の基本となるもんだ」
「え〜からぜっと?」
「気になるか?」
「気にならない・・・て言えばウソになるわね・・・」
「じゃあ、少しだけ教えてあげようか?」
「うん、教えて!」
このときのルイズの目といったら・・・
宝物を手にした子どものような目だった。
そして、才人は紙とペンを借りてアルファベットを黙々と書いていった。
「はい、これがA」
指をさしながら発音まで詳しく教えてやった。
ルイズも熱心に才人の教授に従っている。
「え〜」
「これはB」
「びぃ〜」
「これはC」
「しぃ〜」
どんどん才人先生による授業は済んでいった。
一通り終わったあと、アルファベットのチェックが行われていた。
289 :
名無し曰く:2006/08/28(月) 18:48:28 ID:FljLptuG
「える、あ〜る」
「やっぱりこの辺がはっきりしねぇな・・・」
「ダメなの?」
「いや・・・本場の人でも難しいっていうし、いきなり上手く発音するほうがすごいって」
「でも、やることはキッチリやっとかないとダメなのよ!!」
このクソ真面目な性格は、誰からの遺伝なのだろう・・・とか、しょーもないことを考えながらレッスンを再開した。
「はい、じゃあもう一回。L,R」
「える、あ〜る」
「ん〜?なんだかなぁ・・・そうだ!」
才人は思いつくと、ルイズの手をとった。
「ちょっと!なにす・・・」
「いいから黙ってろ」
真摯な才人の声に圧倒されたのかルイズは押し黙る。
才人は握った手を開かせ、ルイズの人差し指と中指だけを掴み自分の口へと持っていった。
そしてその指を口の中に含む。じかに舌使いを教えてやろうという魂胆だ。
「おい。いふゅぞ」
「うん・・・」
「える」
「うひゃぁっ!」
「あ〜る」
「ひゃん!!」
ルイズは指先をなめられる事でくすぐったがっているのだろう。
ビクビクと震えているのが舌を伝って才人に知らせていた。
「おい、大丈夫か?やめようか?」
「なっ、なによこれしき・・・全然いけるわ!!」
「それじゃあ・・・える」
「んはぁぁん!」
「あ〜る」
「あぁぁん!」
290 :
名無し曰く:2006/08/28(月) 18:50:02 ID:hr0++HTl
どんどん出す声がおかしくなっていくルイズ。
頬はだんだんと上気し、体自体も熱くなっているようだった。
「おい、やっぱやめ・・・」
言葉が途中で止まった。いきなり抱きつかれて、続きの言葉を紡ぐことができなかった。
身長が低めのルイズは、才人の胸の辺りに顔をうずめていた。
「おい、ルイズ・・・なにやってんだよ」
すると、ルイズは顔を上げこちらを向きながらこう言った。
「サイト・・・お願い・・・こっちでして」
ルイズは自分の口を指差しながら才人の目をじっと見ていた。
才人の目に映るルイズの目には決意の色がにじんでおり、本気であることがうかがえた。
才人も意を決してルイズの期待にこたえようとした。
「いいんだな?セ、セカンドキス・・・貰っちまうぞ」
「かっ、勘違いしないでよッ!これはあくまで練習なんだから・・・練習、なんだからぁ・・・・・」
もう練習など、どうでもよくなっていた。
そんなのは、ただの口実にすぎないことは両者ともよくわかっていた。
そして、そっと才人はルイズの唇にふれた。
さわるようなキス。ただそれだけなのに、とてつもない興奮に見舞われていた。
「んふぅ」
ルイズの口からそんな声が漏れる。
才人はじわじわと舌を侵入させていった。
そして、ルイズの舌と絡ませあいレッスンを開始した。
「れふ」
「ンぅぅぅッ!」
「あ〜ふ」
「んぁふぅぅッ!」
291 :
名無し曰く:2006/08/28(月) 18:50:40 ID:hr0++HTl
才人の舌はルイズの口腔内を蹂躙していく。
いつの間にか、レッスンなんで関係なく2人は舌を絡ませあっていた。
時折、唇の隙間から漏れ出る音が淫靡さを高めていった。
ふいにルイズの方からキスが中断される。
そして、ルイズは才人にこう申し出た。
「あ、あのね・・・テスト・・・してほしいの」
「テスト?」
「ちゃんと、『える』と『あ〜る』が言えるかどうか」
「それはいいけど・・・なんでいきなり」
「やっぱりね、サイトにテストして貰うわけだから、一番敏感なトコロがいいと思うのよ・・・」
「いや、だから舌で・・・」
「もう!バカ!これ以上言わせないでよ!!敏感なとこなら別にあるでしょう!!」
ルイズの視線は才人の下半身に向けられていた。
そこには、雄雄しくテントを張った才人のマイジュニアが・・・
「え!?もしかしてこれで!?」
「そうよ。なにか悪い?」
(悪いもなにも・・・俺的には合格というか・・・)
「じゃ、テストを始めましょ。ね?」
「え、あ、うん・・・」
そう言うとルイズは才人のズボンを脱がしにかかった。
ズボンをずらし、トランクスまでもずり下げようとする。
そして、才人の逸物はルイズの目の前に露出させた。
外気に触れた瞬間にビクリと逸物が動いた。
「これが・・・サイトの・・・」
しげしげと見つめていたルイズだが、いきなり才人の息子に喰らいついた。
あたたかい口内の感覚に、才人は武者震いした。
292 :
名無し曰く:2006/08/28(月) 18:51:21 ID:hr0++HTl
久方ぶりの投下です。
どうでしょうか?
>>272GJ
まさか、これで終わりなんて事はないよな?
いち早く、続きを投下することを願います。
>>292 お、俺をおっきさせてどうするつもりだ(;´Д`)ハァハァ
ルイズのサイト好き好きっぷりが素晴らしいです、GJGJ
で、続きはまだかね(・∀・)
ちくしょう、最近寸止めしか読んでないような気がするよ(;´Д`)ハァハァ
最近投下が多くていいね
むはあああああっ!?両者GJによりTKOされちまいますうううううっ!?
298 :
920:2006/08/28(月) 20:12:49 ID:HNYrXXbD
初心者ですがよろしく。 今日は少しだけ
目撃(シエスタXサイト)
「ハァ・・・ハァ」
暗闇から荒い息が聞こえる。
「な、何」
怪しい声の方向に彼女は足を進める。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
少年はたまっていた。
それは仕方ない、さらに美少女と同棲(なのかな)しているからたまらないだろう。
しかも、回りはかなり高レベルの美女だらけである。
しかし、たまる一方であった、それで、人目のつかないところで自分を慰める事にした。
「ハァ・・・ハァ・・・・」
『がさ』
その音のするほうへ顔向けると、見覚えのある、少女が・・・
「サ、サイトさん」
「こここ、これは!!!!!そのアレアレ」
アソコ剥き出しでうろたえている。
かなり焦っている、まあ無理もない。俺も経験あるし・・・
シエスタは限界が来たらしく、叫ぼうとした。
「ヤッベ」
思わず、少女の口をふせぐ、アソコ剥き出しのままで・・・・・
続く
今日はここまで、です。 レベル低くてすいません。
ルイズ×サイトで、モンモン×ギーシュ。お初です。
「モンモン、ちょっといいか?」
サイトが突然、授業前の教室でモンモランシーに話しかけた。
平民ごときが話しかけるな、と言いたいところだったが、前回の惚れ薬の件もあってか、モンモランシーは普通に返答した。
「何?」
「お前の使い魔、カエルだったよな。」
「そうだけど、何?」
サイトがモンモランシーに手を合わせて懇願した。
「頼む!あの不気味なカエルを貸してくれ!」
「不気味って言わないでよ!」
とりあえずそう怒鳴ってからモンモランシーはコホン、と咳払いし
「どうしてよ?」
「・・そんなことはどうでもいいだろ!とにかく貸してくれ!」
「どうでもいいことにロビンを使われたくないわ。ワケを教えてくれるなら、考えてあげてもいいけど。」
サイトは考え込んだが、わかった、と呟くとモンモランシーの耳元で、こう呟いた。
「ルイズの寝床に仕掛けたいんだ。」
「ハァッ!?」
思わず、モンモランシーは声をあげてしまった。
サイトはそんなモンモランシーの唇の前に人差し指を突き出し、し〜っ、と呟いた。
そしてモンモランシーを人の目に付かない場所へ連れて行くと、またこそこそと話し始める。
「カエルに驚くルイズ・・それを支える俺・・で、大人の世界に・・トレビア〜ン・・。」
「何それ・・意味わかんないし・・。」
「とにかくなーそういうことだ。カエル貸してくれ!!」
「いやよ!そんな不純なことに誰がロビンを貸すもんですか!!・・あ、でも、あんたが協力してくれるなら・・。」
「は?」
モンモランシーはにやり、と微笑んだ・・・
一方そのころ、モンモランシーの彼氏でありながら浮気性のギーシュは一人教室で薔薇を見つめ、はぁ、と憂いのある溜息をついた。
先ほどまでいた彼女、モンモランシーがいつのまにかいなくなってしまったからだ。
「ああ・・僕のモンモランシー・・どこへいったんだい・・。」
「あら、モンモランシーまで行方不明なわけ?」
ギーシュは驚いて顔をあげた。
目の前に、褐色の大きな胸があった。
思わず触りたくなるような胸だ。・・・これは・・
「キュルケ。何か用かい?僕は忙しいんだ。」
「サイトがいないのよね。あなた、どこかで見た?ルイズが必死に探してるんだけど、メイドのところにもいなかったらしいのよ。」
「・・あいにく僕はルイズの使い魔なんかより、モンモランシーのことが気になって仕方がないんだ。」
「モンモランシーねぇ・・もしかして、サイトに襲われちゃってたりして・・。って、あら?」
目の前にいたギーシュの姿がなくなっている。
キュルケはうふふ、と微笑んだ。
「モンモランシー!僕のモンモランシー!どこだい!?」
モンモランシーは何が僕のモンモランシーよ、と思った。いつも浮気ばっかりしてるくせに。
モンモランシーの目の前にいるサイトはギーシュが来たのを見ると、モンモランシーを抱きすくめた。
「モンモランシー、これでいいのか?」
「・・ええ。」
正直、ドキドキした。
ギーシュ以外の男性に抱きしめられることなんてほとんどなかったから。
本当に、これでいいのかな・・・とモンモランシーは思いなおし、サイトを引き剥がそうとした・・が。
「も、モンモランシー・・。」
ギーシュのその小さな呟きが聞こえた。
相当ショックをうけているようだ。
モンモランシーはやっぱりこれでいいのよ、と思った。
モンモランシーがサイトに頼んだこととは、こうであった。
「ギーシュに焼き餅を妬かせるのよ!ギーシュの前で、私を抱きしめて。そしたら、ロビンを貸してあげる。」
「そんなことしたら、俺がルイズに殺されるだろ・・。」
「じゃあ・・惚れ薬。惚れ薬もあげるわ。これは前のやつとは違って、簡単に解除できるし、その間の記憶はないわ。どう?」
「・・わかった!」
・・という具合で、どうしてもルイズと大人の世界へベットインしたかったサイトは、承諾したのであった。
どれもいい
わっふる!わっふる!
そういやゼロの使い魔SSのまとめとかないのかな?
誰か保管庫を作ってくれ!
前スレの作品が過去ログという腐海に飲まれてしまうぞ!
みんなGJ!
でもある程度の量が書きあがってから投稿してくれませんかね
って
前スレは既にもう腐海に呑まれとるがな(´・ω・`)ショボーン
このライブ感を楽しみたい者としては、数回に分けて投下されるのも結構好きだったりするw
>>299 モンモン!モンモン!(*゚∀゚)=3
あれ…?じらされるのが快感になってきたよ?
306 :
205:2006/08/29(火) 00:58:32 ID:weFLKaFO
皆様、感想ありがとうございました。
冒頭の部分は引っ掛けるつもりで書いたので、引っかかってくださった方が数名いらっしゃったようで非常に嬉しかったです。
エロなしなんで投下するときかなり怖かったのですが、受け入れてくださって本当にありがとうございました。
で、それはそれとして
>>103の続きを投下いたします。
タバサは才人の首に両腕を回し、自分の唇を才人の唇に押し付けてきた。
経験則から言って舌をいれてくるものかと思っていたが、違った。
タバサは才人の上唇と下唇に、交互に吸い付いてきたのである。
この世界に来てから幸福にも数度違う女の子を相手にしてキスしたりされたりしてきた才人ではあったが、こんな風にされるのは初めてであった。
まるで赤子が母親の乳房に吸い付くように、タバサは才人の唇を自分の唇で挟み込む。
最初こそ、
(せめて俺がリードしてやらなきゃ)
などと思っていた才人だったが、この予想外の攻め手に圧倒され、頭が真っ白になってしまっていた。リードするどころかされる形である。
思う存分才人の唇を味わったらしいタバサは、才人の頭がまだ回復しない間に、いよいよ彼の咥内に舌をいれてきた。
これも、才人が以前経験したディープキスとは似て非なるものだった。
タバサは最初才人の反応を窺うように、彼の舌先と自分の舌先を触れ合わせてきた。
それによって、まだ才人の準備が十分にできていないと悟ったらしい。タバサの舌は才人の舌の横に滑り込み、彼の頬の裏側を強く撫で始めたのである。
さらに、タバサの舌は才人の前歯の裏や口蓋を這いうねるように舐め尽し、息が苦しくなった才人が視界をぼんやりさせ始めたころ、ついに彼の舌に絡みついた。
タバサの舌使いはここでも絶妙だった。ただ舌同士を絡めるだけでなく、才人の反応を窺いつつ舌の裏や側面にまで滑らかに入り込む。
予想以上のテクニックに、才人は既に悶絶寸前であった。無論、その理由は口が塞がれて息が苦しいからだけではない。
(これじゃ、立場が逆じゃねえか)
才人とて男である。性交では男が女をリードすべきだという考えが、漠然としたものながらも心の奥底にあったのだ。
しかし、これでは優位に立つどころか反撃することすらままらない。ほとんど犯されているも同然の状態である。
そうして、キスだけで才人が意識を失いかけたとき、タバサはようやく自分の舌を才人の口の中から引き抜いた。
二人の唇に涎の橋がかかり、沈みかけた夕日を浴びて鈍く輝く。
口を半開きにしたまま荒い呼吸をする才人の、涙で滲んだ視界の向こうに、タバサの小さな顔が見える。
間近で見るとさらに幼さが増したように思えるその顔は、そのあどけなさに反して興奮のために赤く染まり、口元には獲物を嬲る猫のような妖しい笑みが浮かんでいる。
「お兄ちゃん」
優しく囁きかけながら、タバサは才人の頬に手を伸ばす。まだキスの余韻が抜けない才人は、タバサが自分の頬を撫でるのを黙って見ているしかない。
「かわいい」
お気に入りのぬいぐるみを抱きしめるように、タバサは全身で才人の体にしがみつく。そして、彼の胸に頬擦りしながら言った。
「わたしのものにする」
どこかで聞いた台詞だなあ、と才人はぼんやり思った。どこで聞いたのかはよく思い出せないが、確かつい最近だったように思う。
だが、そのときの口調と、今のタバサの口調はまるで違っていた。
先ほどのタバサの声音は、嗜虐的でもなければ悪戯っぽいものでもなく、ましてやただ興奮しているだけの口調でもなかった。
もっと真剣で、聞く者の胸に痛みをもたらすような切実な声だった。
ふと、タバサは才人の胸から顔を離すと、何かを恐れるような不安げな顔で才人を見上げてきた。
「お兄ちゃん、わたしのこと、見える」
何を言われているのか、一瞬理解できなかった。才人は困惑しながらも、ようやく回復してきた意志の力を集めて無理矢理笑顔を作る。
「何言ってんだ、可愛いシャルロットのことが見えない訳ないだろ」
冗談めかしてそう答えたが、タバサは唇を噛み締めて俯いてしまう。そして、小さな声で言った。
「母様、わたしのこと見えなくなっちゃった」
しゃくり上げながらそう言うタバサの顔は、まだ興奮に赤らんではいたが、そこには先ほどの妖艶さはまるで感じられなかった。
才人の胸に抱きついている内に、性衝動以外の感情が胸の内から湧き上がってきたかのようだった。
タバサはいつしか大きな瞳からとめどなく涙を流して泣きじゃくっていた。
「話しかけても答えてくれない。前みたいに笑ってくれない。頭撫でてくれない。抱き締めてくれない」
時折声を詰まらせるタバサの姿は、目をそらしてしまいたくなるほどに痛々しい。
「母様、わたしを置いてどこかにいっちゃった」
才人はどうすることもできずに、ただ眉根を寄せてタバサの泣き声を聞いているしかなかった。
(ああ、この子は迷子になっちまったんだな)
才人は心の中でそう呟いた。同時に、ずっと昔の思い出が蘇ってくる。
それは、家からずっと離れたところに出かけた際、両親とはぐれてしまった記憶だった。
見知らぬ風景、見知らぬ人々。
誰かに声をかけることもできず、誰かが話しかけてくれることもなく。
もしもこのまま両親に置いていかれたらどうしようと、ただただ不安で泣きじゃくっていた思い出だ。
あのとき、両親は必死に探し回って、何とか才人を見つけ出してくれた。
だが、タバサの場合は違ったのだ。事情を知らない才人にも、そのことだけはよく分かった。
タバサの低い慟哭が、才人の胸を静かに、だが強く揺さぶる。
「シャルロット」
はっきりとした呼びかけに、タバサが顔を上げる。その涙に濡れた顔を見たとき、才人はほとんど衝動的に彼女のことを抱き締めてしまっていた。
「大丈夫だ」
途切れ途切れの震えるような息遣いと、小さく弾んでいるタバサの鼓動を胸に感じながら、才人は努めて優しい声で呼びかける。
「俺がそばにいてやる。ずっと見ててやるからな」
それは、単なる口約束に過ぎなかった。その言葉どおりにできないことは、他でもない才人自身が一番よく分かっていた。
だが、それでも言ってやりたかった。
誰にも思いを吐き出せずにずっと泣き続けてきた女の子のために、たとえ嘘になるとしても言ってやりたかったのだ。
「本当」
躊躇うように、あるいは縋るように、タバサが問いかけてくる。
「本当に、ずっと見ていてくれる」
「ああ」
「わたしのこと、忘れないでいてくれる」
「ああ」
「わたしのこと、置いていかない」
「ああ」
「わたしのこと、わたしのこと」
それ以上は何も言えずに、タバサは才人の胸に顔を埋めてまた泣き出してしまう。
才人は、黙ってタバサの頭を撫で続けていた。
だが、しばらくそうしている内に、タバサの体に変化が起き始めていた。
そのとき、タバサはすでに泣き止んでいた。その代わりにまた頬を上気させ、はっきり分かるほどに呼吸も弾ませていた。
(やっぱり、まだ収まってなかったのか)
才人は心の中で舌打ちする。タバサだって、本来こんなことを望んでいる訳ではないだろうに。
(一人きりで泣いてる女の子を、こんな卑劣な手で苦しめやがって)
全身に怒りを滾らせる才人の前で、タバサは徐々に気分を昂ぶらせてきているらしかった。
いつの間にか才人の太股に跨り、股をこすりつけるように小刻みに動かしている。そうしながら、タバサは潤んだ瞳で才人を見上げてきた。
「お兄ちゃん」
「なんだ、シャルロット」
荒れ狂う内心を無理に抑えつけて、才人は微笑みながら問い返す。
タバサは才人にも分かるぐらいはっきりと、ほんの一瞬だけ躊躇した。
そのとき、顔をそらしたタバサの瞳に過ぎった様々な感情の色を、才人は一つ一つ注意深く、大切に拾い上げた。
一つは欲望だった。一つは躊躇だった。一つは憧れであり、一つは恐れだった。
一秒にも満たないわずかな時間に、タバサの瞳の中で感情と理性とが激しくせめぎ合った。
タバサが理性的な性格なのは、元々あまり彼女と親しくはなかった才人だってよく知っていた。
数年もの間、鉄の意志で自分自身の感情と、卑劣な罠によってもたらされる快楽の波とに抗ってきた少女なのだ。
しかし、このとき勝ったのは感情の方だったらしい。
「お兄ちゃん」
タバサは、一粒の涙を零しながら才人を見上げてきた。
「証拠を刻んでほしい」
そのときのタバサの表情を見て、才人は理解した。
「お兄ちゃんがずっとわたしを忘れないでいてくれるっていう、証拠」
この子がそんなことを言ったのは、決して欲情に負けてしまったからだけではないということを。
一瞬だけ、才人は目を瞑った。
(ルイズ)
大好きなご主人様の顔が、才人の脳裏を過ぎる。
本当なら、拒絶するべきなのかもしれない。今から才人とタバサがしようとしていることは、間違いなく取り返しのつかないことだ。
だが、才人にはどうしても出来なかった。
数年に渡る一人ぼっちの彷徨の果てに、ようやく安堵できる場所を見出そうとしている少女を、冷たく突き放すことが。
才人は覚悟を決めて目を見開いた。視界に、不安げな表情で返事を待っているタバサの顔が映る。
(たとえ罵られても、軽蔑されても、憎まれても。いや、殺されたっていい)
覚悟は決意に収束し、全ての躊躇を消し飛ばした。
(俺は、シャルロットの全部を受け止めてやりたい)
血を吐くような思いと共に、才人はタバサに笑いかけた。
「分かった。証拠、刻んでやるよ」
タバサの顔に、泣き笑いが浮かんだ。
「お兄ちゃん」
短く叫びながら、タバサは再び才人の唇に自分の唇を押し付けた。
それから先のことは、あまりよく覚えていない。わずかな時間は脳を焦がすほどの濃密だったのだ。
二人は周囲が闇に落ちるまで、獣のように交じり合った。
才人としてはせめて妊娠の危険性を排除したかったが、タバサの責めはキスのとき以上に激しく、そんな余裕はすぐになくなってしまった。
才人が上になることもあったし、その逆もあった。獣のように後ろからタバサの体に押し入ったこともある。
タバサの気がようやく落ち着いたのは、もうすぐ学院寮の門限になろうかという時刻になってからだった。
夕暮れどきに並んで話したときと同じように、二人は木に背中をもたれさせてただ黙って座っていた。
言葉は、ない。
タバサはあの濃密な時間が終わってからずっと、どこか呆然とした表情で俯いていたし、才人もそんな彼女にどう声をかけていいか分からなかったのだ。
だから、静かな夜の闇の中、ただ黙って彼女の言葉を待っていた。
不意に、静寂の中に音が生まれた。才人は黙って傍らを見る。
それは、俯いたタバサが小さな嗚咽を漏らす音だった。
「ごめんなさい」
激しい後悔と自己嫌悪に染まった声を、タバサは無理矢理絞り出した。才人は首を振る。
「シャルロットは悪くねえよ」
「ごめんなさい」
「謝らなくていいって。こんな可愛い子抱けて、むしろ幸せだぜ俺は」
そんな冗談しか言えない自分に、どうしようもなく腹が立つ。タバサは泣き止まなかった。泣きじゃくりながら、首を横に振った。
「わたし、知ってた」
「何をだ」
「お兄ちゃんが」
そう言いかけて、タバサは一度口を噤んで言い直した。
「才人が、誰を愛してるか」
また冗談を言おうとして、失敗した。それは本当のことだったから、才人には何も言えなかった。
「知ってたのに、わたし、あんなこと」
タバサは圧迫するように頭をかかえる。小さな手の下で、柔らかい青い髪がくしゃくしゃになった。
さすがに見ていられなくなり、才人はタバサの右手をつかんで首を振った。
「そりゃ違うよシャルロット、お前は悪くない」
「わたしが欲望に負けたから」
「止めろ、自分を責めるな」
「全部ぶち壊しになった」
「そんなことないって」
才人の必死の説得にも、タバサは耳を貸さなかった。ただ、自分自身を嫌悪するように、激しく頭を振り続けた。
そうしている内に、遠くの方から鐘が打ち鳴らされる音が響いてきた。
「門限の鐘」
呆然とした声で呟きながら、タバサがフラフラと立ち上がる。今にも倒れてしまいそうなその様子に、才人は思わず立ち上がって彼女を支えようとした。
「触らないで」
突然、タバサが叫び声を上げた。激しい拒絶に、才人は思わず手を引いてしまう。その間に、タバサは才人の手の届かないところに行ってしまった。
「才人」
闇の向こうで、タバサが振り返る。
「ありがとう」
(ああ)
才人は心の中でため息を吐いた。
「今日のことは、全部忘れて」
(遠い)
二人の間に立ちふさがる闇が、密度を増したように感じる。
(なんて、遠いんだろう)
どんなに必死に手を伸ばしても、弾かれてしまいそうなほどに。
「黙っていれば、きっと秘密にできる」
いつもの淡々とした口調を取り繕って話すタバサの顔すらも、今は見えなかった。
「明日からは、また何でもない二人に戻る」
堪えきれなかったのか、後半はほとんど涙声になってしまっていた。
「さよなら」
必死に感情を押し殺した声で言い残して、タバサは駆け足で去っていった。
闇に押しつぶされてしまいそうなほどに小さく、頼りない背中が、闇の奥に聞こえていく。
引き留めることも追いかけることも出来ずに、才人はただただその場に立ち尽くしていた。
「ちくしょう」
タバサの姿が完全に見えなくなった瞬間、胸に湧き上がってきたどうしようない感情を吐き出すように、才人は木の幹を思いきり殴りつけた。
「なるほどなあ。そんなことがねえ」
いつもの気楽な口調で、デルフリンガーが言う。
あの後、才人は最初にタバサと話していた時点で木陰に放置していたデルフリンガーを鞘から引き抜き、全ての事情を話した。
本当はタバサと交わったことは伏せておきたかったが、細部を話そうとすると結局全てを話さなければいけなかったのだ。
「いやあ、さすが相棒だ。よっ、この色男」
デルフリンガーは茶化すような口調で言ったが、才人はにこりとも笑わなかった。
ただ、じっとデルフリンガーの刃を見つめながら問うた。
「デルフ、聞きたいことがあるんだ」
「いやあ、俺としてはあのちっこい嬢ちゃんとの情事をもっと詳しく」
「デルフ」
「なんだね」
どうにも気乗りのしなさそうな口調で、デルフリンガーが問い返してくる。才人は刃に映る自分の顔を見つめながら訊いた。
「シャルロットの体に埋まってる宝玉のことなんだけどさ」
「ああ。下品なマジックアイテムもあったもんだよなあ。それに比べて見てくれよ俺様の高級感あふれる」
「あれ、ルイズの魔法で解除できないのか」
「どうだろうね」
とぼけるような口調だった。こいつは知ってて隠してやがる、と才人はさらに問い詰める。
「教えてくれ、頼む」
デルフリンガーはしばらく答えなかったが、やがて観念したように言った。
「難しいと思うね」
「どうして」
「実際見てないからよく分からんけど、それ体に直接埋まってて、その上脳まで達してるっぽいんだろ」
「ああ」
「そういうもんは、何ていうか無理矢理引き剥がすの難しいんだよね。下手すりゃ精神に悪影響が出る」
「シャルロットが狂っちまうかもしれないのか」
「そういう危険性もあるだろうねえ」
才人は唇を噛んだ。もしも可能なら、ルイズに頼むつもりだったのだ。
「それに、これに関わるのはあんまお勧めできないね俺としちゃ」
「なんでだよ」
デルフリンガーは一瞬間を置いてから、苦々しげな声で続けた。
「どうも、先住魔法の臭いがすんだよ」
「先住魔法」
才人は鸚鵡返しに呟いた。その言葉には、あまりいい思い出がない。
強く優しい男だったウェールズ王子を、呪われたゾンビとして蘇らせた魔法も、確か先住魔法だったはずだ。
「こりゃ完全に俺の勧なんだけど、あんときのと今回の、多分使ってる奴一緒なんじゃねえのかな」
「つまり」
「ミョズニトニルン」
才人は息を飲んだ。
ガンダールヴである自分と同じ、ゼロの使い魔。
神の頭脳、ミョズニトニルン。
「懐かしき先住魔法の連発だ。そう考えるのが一番合理的だわな」
「要するに、今回は他の虚無と対決する可能性があるってことか」
「そういうことだねえ」
気楽な口調で答えるデルフリンガーを前に、才人は数秒黙考した。そして、問うた。
「デルフ」
「なんとなく嫌な予感がすんだけど、なんだね」
「マジックアイテムってのは、術者から魔力を供給されて動くもんなんだろ」
「そうだよ」
「なら、ミョズニトニルンを倒せば、シャルロットの体に埋まってる宝玉は力を失うんだな」
確認するような問いかけに、デルフリンガーは数秒沈黙を保った。才人は少し苛立ちながら問う。
「そうなんだな」
「そうだよ」
観念したような声で、デルフリンガーが答えた。
「少なくとも、ディスペル・マジックで無理矢理引き剥がすよりゃずっと安全だと思うね」
「そうか」
「あのなあ相棒。俺はお前さんの考え方はかなり理解してるつもりだから、何をしようとしているのかも分かるんだよ」
才人は、デルフリンガーの刃にじっと目をこらす。自分の鏡像は、実際に物を斬れそうなほどに鋭い視線を返してきた。
「俺はよく知ってんだ、その目」
ため息のような声だった。
「そりゃ人殺しの目だぜ、相棒」
(ああ、そうさ)
今まで一度も抱いたことのなかった感情が、凄まじい勢いで才人の全身を駆け巡っていた。
(あの一人ぼっちの女の子を助け出すためなら)
濁流のように激しいその流れは、一つの決意となって収束する。
(俺は、この世界で殺人者にだってなってやる)
そうして透徹された殺意は、他のどんな感情よりも冷たく、同時にどこまでも熱かった。
315 :
205:2006/08/29(火) 01:11:51 ID:weFLKaFO
今回はここまでです。
非常にアレな展開かつ強引な設定捏造をやらかしておりますが、
このSSは「どうせ原作じゃこうはならんだろうし、多少好き勝手やっても大丈夫だよね?」という
実に後ろ向きな開き直りの下に構成されております。
言うなれば原作がルイズルートならこれはタバサルートといいますか。あくまでもパラレルです、パラレル。
原作よりも話が進む予定ですので、「変なイメージを頭に植え付けたくない」という方はタイトルをNGにしてください。
それではまた。
みんなもうGJ過ぎてお股も奮い立たずに涙が出そうだ。
クソ〜、おもしれ〜!!!!!
タバサルート激しく乙!!!
続き期待!!!!!
超GJ。
本来ルイズ派だけど、こういうサイトもカッコいいと思うなー
しかしここがエロパロ板である事を忘れてしまいそうな熱さだ。
319 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/29(火) 02:56:04 ID:QU6SPhq8
ktkr!!もはやGod Jobといっても過言ではない完成度!!
>>315の才能にShitしながらただただwktkするしかない俺!!
>>255-270 の続き
15日目
「おいで、」
ベットの上でサイトが手招きする。
「………」
もう日課に成ってしまったその行為に、かえって赤面してしまう。
「ルイズ?……こないの?」
サイトが笑いながら……ニヤニヤと問いかける。
ここ暫く、ちょっと私の立場が低下してる気がする。
「行かなくても良いの?」
ちょっと反抗する。
「ちょ、え、イヤそれは……」
慌ててる、可愛い。これなら行ってやらない事も無い。うん。
「なんて言うの?犬」
久しぶりの呼びかけ、犬。最近部屋の中……というか、ベットの中だとずっとサイトだ。
この辺で手綱を絞らないと、ちょっとヤバイ予感がする。
「こ、此方にいらして頂けませんでしょうか?ご主人さま。」
あら、案外素直。
「いいわよ、仕様が無いわねー。」
嬉しい、サイトに近づく一歩づつがスキップしそうな感じだ。
サイトの前で、ゆっくりと半周。背中を向けて座ってるサイトに飛び込む。
「つかまえた。」
あれ?サイトが何か言ってる。
「いっつも、ベットに入るまでは生意気だよな、ルイズ。」
えーっと、何か悪い予感がする・
「さーってっと、今日の教育開始だね、ルイズ。」
ちょっ、ちょっとまてぇぇぇ、さっきのご主人さまはっ?
「なっ、サイトどうゆうつもりっ?」
サイトの方を向いて怒鳴りつ……け…る。
「んっ、んんんっ、いきなりっ。」
キスで口がふさがれる。
腕の中でルイズが暴れる。
でも、こうなったらこっちのものだ。
「離しなさいよっっ犬ぅぅぅぅっ。」
暴れてる、でも解ってる最近こうなったルイズは簡単に手を上げない。
………あ、でも肘が入るな……たまに。
ルイズの動きを封じるように片手で肩を抱きかかえる。
「あ………」
力が抜ける、そしていつも黙り込んでこっちを見る。
「サ、サイトォ……」
この、脱力したルイズが大好きだ、(いや、いつも好きだけど)
今からどうやって料理しようって感じ。
そっと、胸に手を這わせる、最初は服の上から。
ピクンとルイズの身体が跳ねる。髪の中に顔を埋める。
「犬?」
そっと語りかけると、ルイズはまた震えた。
最近知ったんだけど、ルイズは俺に話しかけられるのが好きらしい。
話し掛けるだけで喜んでくれるなら安上がりだけど……。
話すだけだとこっちが満足できないし。
「えっと、だって……使い魔だし。」
「ふーん、そう。」
肩を抱いていた右手でルイズの髪を撫でる。
「俺って、単なる使い魔だったんだね。」
「えっ、違うっサイトはっ。」
キスでまた口を塞ぐ、あえて言わせない。
舌を絡める、最近はいきなりでも驚いたりしない。
ルイズの方からも舌を絡め返す、その間にも身体を触り続ける。
ずっとキスをしたまま、ルイズの目を見る。
今どんな感じなのか、身体の震えや目の潤み、体温なんかで段々解るようになってきた。
あー俺もイヤらしくなって来たなぁ、何もかもルイズの所為だな。
ルイズの身体が原因なんだから、今日こそ責任を取ってもらおうかっ。
俺は燃えていた、今日こそっ今日こそ未だ幾つか残った関門を突破する。
そう心に決めていた。
サイトのキスを受けながら、サイトを見ている。
身体にはサイトの手、実はメイドにはまだ自慢してない。二人の秘密っ、って感じで喋るのがもったいない。
……サイトまで黙ってるのが、あの娘に未練が有るみたいでイヤだけどっ。
「ふあっ、んんっ、あんっ。」
サイトが息もさせてくれない、なんだか目が邪悪だ。きっと、何かやらしいことを考えてる。
でも……多分今の私は抵抗できない。
サイトにそうゆう風にされたと思う。
この間私は『いった』らしい。サイトのキスと身体を這いまわる手の感触に何がなんだかわからなくなった。
その状態をそういうらしい、怖かった。
………怖かったのにっ、この犬はっ、
「キスと胸だけでいったんだねぇ、ルイズってHな子だったんだねぇ」
とか言うから、ついその日はサイトを謝るまで枕でポコポコ叩いて躾をした。
実は立てなかったのはサイトにばれただろうか?
それに、Hな子に成ったのは全面的にサイトの所為っ。
でも、……サイトはHな子嫌いなのかな?それがちょっと怖い。
サイトが慣れた手つきで、ネグリジェを捲り上げる。
そのまま、胸にキス。
「っっっくっ、」
『いった』日から私は出来るだけ声を我慢する様にしている。
サイトには不評だけど……Hな子って思われて嫌われるより良い。
サイトが一生懸命私の胸を吸う、片手は背中に回ってる。
この体勢は好き、サイトの頭を撫でてあげれるから。
一生懸命胸を吸うサイトを見て思う、いつかサイトの赤ちゃんが出来たら、こんな感じなのかなぁ……自分の想像にちょっと恥ずかしくなったけど。
「ひゃぁっ、……あっ。」
そっと私の胸を撫でていた方の手がいきなり乳首をつまみあげる。
強めの刺激に声が出る、最近私の身体はおかしいと思う。
半月前……サイトとこれを始める前なら、間違いなく今のは痛いだけだったと思う。
今は……痛くない。痛いけど……それもりもっと気持ち良い。
段々気持ち良い所が増えてくる、サイトはそれを全部知ってる。
なんだか恥ずかしいけど、嬉しい。
「ふあぁぁんっ、きゃうっ。」
背中に回ってた手も、優しくゆっくりなで上げられる。
背中に触られるだけで、声が出るほど気持ち良いなんて、想像した事も無かった。
段々反り返ってくる体が限界に達したところで、サイトはまた胸に、
「きゃっ、サイトォ……歯は怖いぃよぅ。」
そっと、胸に歯を立てるサイト、あっこれはっ。
「ああぁぁっ。」
歯を立てたまま、胸に吸い付いたサイトが周りの肉ごと乳首を吸い上げる。
サイトにぎゅっっってしがみ付いた。
これ好きだけどっ、刺激が強すぎると思う。
ルイズが夢中で俺にしがみ付いてくる。
可愛い、涙目だよおぃ、誰ともなく話しかけたくなる。
駄目だ、今日の俺には幾つかのミッションがあったのだった。
ルイズが先日いってから、声を控えるようになった。
納得いかない、何より嬉しくない。
また、思いっきり感じてもらってルイズの可愛い声を思う存分聞くこと。
これが一つ目(でもこれは実は簡単、いつも最後の方はルイズ声押さえられなくなって来るし。)
二つ目からの難易度が高いのだっ、
二つ目はルイズの『女の子の部分』に触ることだ。
ドサクサに紛れて、こっそりパンティの上からなで上げたりは有るがっ、直接触らせてくれない。
触ってるのに気がつくと、
「怖いの……サイト……おねがぃぃ……やだぁ……」
強行しようとすると、
「やだぁ…、サイトやめてぇ、おねがい……」
と、はっきりいって抵抗できない。
(因みに、さらに強行した時に食らったのが最後の肘だったりする、痛くなかったけど。)
惚れた弱みは強力すぎる。
何より、『他の犬を探すわ。』の脅しが恐ろしかった。
ルイズが可愛いのは知っていたが、最近のルイズは犯罪だ。
なんだか毎日機嫌がいいし、ふと切なげな表情で窓の外とか見てるしっ、たまぁぁぁに色っぽい溜息ついたりする。
そうゆうときの周りの野郎どもの目付きをルイズは知らない。
ルイズに嫌われるのが、俺ほど怖い奴じゃなかったら絶対に無理やり最後までする。
俺ならする。間違いなくする。イヤ今だって……はっっあぁぁ
あ、危ない、暴走するところだった。
まぁそうゆうわけで、ルイズの女の子の部分を触る+出来れば観察する、さらに言えば舐めるっ。
それが今日のミッション二つ目だっ。
そしてっ、最後にして最大のミッションは、ルイズに入れる。
入れて、動かす、出したり入れたりする。
そう……、ここまでやってんのにルイズはまだ入れさせてくれない。
いや、正確に言おう。多分入れるとか知らない………。
トリスティンには保健体育が無いらしい……誰か教えとけよぉぉぉぉ。
ナニカする、ってことは知っているが、実際ににをするか知らない、そんな感じだ。
いくときなんか、星になりそうだって言ってた……どんな表現だよぉぉぉ。
そうわけで、ルイズに思う存分触れる幸せの代わりに、欲求不満がたまっていた。
もちろん、ルイズから触ってくることも無い。色々お願いしたかったが…
迂闊な言動が今の幸せすら奪う危険性が、強行を封じ込めていた。
ルイズの息が段々荒くなってきている。
(ここで無理やりやれればぁぁ、くそっカンバ〜〜ック二巻の頃の俺っ)
サイトの手はまるで別の生き物みたいにずっと休まず私を触っている。
また……いつもみたいに考え事が出来なくなってくる。
なんだか、最近お腹の奥がジンジンする。
サイトがソコに触ろうとしたことがあったけど、怖くて泣いちゃった……。
まるで、自分が無くなりそうな感じだった。『いった』時みたいな感じ。
すごく怖い。つい「おねがい」した。
サイトは優しいから、それからソコに触ろうとしなくなった。
でも、…
(今日も触ってくれないのかなぁ、)
実はサイトが居ないときにこっそり触ったことがあった、気持ちよかった。
胸は自分で触るより、サイトが触るほうがずっと気持ちよかった。
(ココだと……どうなるんだろう?)
ただでさえ早くなってる鼓動が、もっと早くなってる感じがした。
優しいキスと、激しいキス。
胸と背中を這い回る手。最近は足やふとももやお知りも触ってくれる。
どこだってサイトが触ると気持ち良い。
「ふぁあ、」
ソコをサイトに押し付けるように身体が勝手に動く。
なんだかもう限界だ。
サイトの身体が震えた……私が感じている時みたいだ。
サイトも気持ちよくなるのかな?
………解らなかったら試そう!!うん。
動かない頭で決心した。
サイトの服を剥ぐ。
力が入らないから、押しのけるように捲り上げた。
サイトの胸が見える。可愛い、流石に私のほうが有る。うん。ちょっと優越感。
幸せ。サイトがいつもするみたいに、そっとなで上げた。
「うわっ、ル、ルイズ?」
びっくりしてる、か〜わいぃっ。
なんだか、もう頭が回ってない、それか、周りごとぐるぐる回ってる感じ。
いつかの薬のときみたいに、サイトの胸にキス。
「ほぁああああああ………」
どこかで聞いたことが有る悲鳴、楽しい。
サイトの足にぐいぐい押し付けると、ソコも気持ちよかった。
「え、ちょ、ルイズさん?」
サイトがびっくりしてる。私もびっくりだ、自分がこんな事をしてる。
サイトが今までしてくれたことをサイトの胸に返した。
「うひゃぁぁぁ、うおぅ。」
「ぐにゅぉぉぉぉ」
サイトの悲鳴は楽しい。
ルイズに持ってた不満がばれたかのように、ルイズが俺を攻め始めた。
右腿の上に、何か柔らかい感触が当たってる。
うぉぉぉぉ、重要拠点である。攻略をっ
「うひゃぁぁぁっぁあ。」
俺の声は情けない、いやルイズみたいに可愛い声を出したら気色悪いけど。
ル、ルイズの手が背中に回る、ズルズルとキスを求めて俺の身体を這い上がってきた。
あんまりびっくりして、下になってしまう。
どうやらルイズは立てないらしい、そのまま胸にキスや甘噛みしながらゆっくりと上がってくる。
そっちも大変だけど、もっと大変なところがあった。
(うあぁぁっぁ、ルイズの太腿がっ太腿がっ、チンポ撫で上げてくるぅぅぅ。)
力が入らないらしいるいずが、俺の身体を這い上がる以上、それこそルイズの身体全体が俺の身体に密着する。
ルイズの胸がぺったり俺の胸に張り付く。
お互い服がはだけている所為で、直に。
「ふにゅおぇぇぇぇぇ」
こ、これは駄目だ、狂う。多分。
ルイズがクスクス笑ったまま。俺にキスをする。
ルイズも気持ちが良いらしく、グネグネと全身を押し付けたままだ。
(うぁぁぁ、二度とルイズの胸馬鹿にできねぇぇぇぇ)
舌をルイズに吸い取られながら、ルイズの小さい胸が舐められて敏感に成ったサイトの胸にくっつく。
ピタリと止まった。
「ル、ルイズゥ……」
無意識のうちに、後で聞く機会があったら死にたくなりそうな情けない声が出る。
にっこりとルイズが笑った。
惚れ直した。
何の悪意も無い、そんな笑顔だった。
「サイトォ……」
甘えた声が出る。『ソコ』がジンジンする。
さっきは上に擦ったから、今度は下に向かって擦り付ける。
「うあぁぁぁぁぁ、うあっ、ひゃぁぁぁ」
サイトが何か叫んでる。手がばたばたしてる。
私を気持ちよくしてくれる手だ。
頭が回らないまま、サイトに聞いてみた。
「ね〜ぇ、サイト」
「はっ、はいっ」
?なんで、いぬもぉーどぉ?ま、いいや。
「どうしてぇ、」
気持ちよくなるように、さっきみたいに身体をこすり付ける。
サイトがビクビクしてる。楽しい。
「るぃずにぃぃぃ」
背中に回した手をひきつけて、胸をサイトの胸に押し付ける。
なんか、サイトがパクパク口を動かしてる。息が出来なのかな?
でも、いいよね?いつもサイトそのまま触るし。
「いじわるするのぉぉぉ?」
また口まで這い上がって、キスをする。
舌もきもちいぃけどぉ、くちびるがすきだなぁるいずはぁ。
なんだかサイトが、ビクビクしてる。
「うぁ、でた……」
?
「さいとぉ?でたってなに?」
「え、いやそれはっ……」
なんだかサイトが赤い。かーわいっ。
ル、ルイズがこわれたぁぁぁ。
まじめに怖いっ、このまま絞りつくされそうな気がする。
「ねぇぇぇ、なぁにぃぃ?」
ズボンの中の違和感を悟られるのは負けのような気がした。
「なっ、なんでもないっ、それより、意地悪って何だよっ。」
苛められてるのはこっちだと思う。
「あのねぇ、あのね、あのねっ。」
ルイズが俺の右手を取った。そのまま、腕に抱きついてくる。
胸がぁぁぁぁ、ももがぁぁ、気持ち良いよぉぉぉ。
「だって、さいといじわるなのぉ。ここを。」
指先がルイズの『女の子』に触る、柔らかくて下着の上からなのに、湿っているのが解った。
「ふわぁぁぁぁ。」
ルイズがひとしきり、喘いでから続けた。
「さわってくれないのぉ。」
「じっ自分が触るなってっ。」
「うん、ごめんなさいぃぃ、でもいまはさわってほしいのっ。」
ぎこちなく、俺の手にソコを押し付けてくる。
「きもちよすぎてこわかったのっ」
ぐらっと来た。
「ずっと、ずっとぉ、さいとにさわってほしかったの。がまんしてたんだよぉ?もうげんかいなのぉ、ごめんねぇ……」
サイト脳内法廷の開廷です。さて、皆さんルイズさんは有罪ですか?
もちろんです。けしからんです。おしおきです。
満場一致だった。
「ルッルイズっ、」
「ひゃっ、ひぁっ、くあぁぁぁぁ。」
身体を入れ替えようと腕に力を入れたときに、ルイズの『女の子』を押し込んでしまった。
それだけで、ルイズはガタガタ震えだした。
「あっあぁぁっ、あぁぁあん。」
ルイズが俺の指にまたグネグネと押し付ける。
震えてるのは、いってるみたいだ。
でも、ルイズの身体は止まらずに、俺の指を貪り続けている。
自分の指がルイズに引き起こした反応に、俺は感動していた。
まるで、ルイズて言えない様な知性の消えた瞳に、線は変わらないのに柔らかく跳ねる身体、ほっそりとした腕は俺の身体に巻きついている。
え、巻きついて?
またルイズが俺の身体に自分の身体を押し付けている。
俺の腕に、こすり付けられる、まだ見たことの無い柔らかい感触。
押し付けられる唇。ルイズがまた震える。
「ふぁぁぁあぁぁぁ。」
って、え?
ルイズが動かなくなっていた、気持ちよさそうに眠っている。
「えと・・・?ルイズさん?またこのオチですか?」
よっぽど激しくいったんだろう。ぴくともしない。
「あぁぁぁ、ず〜〜っと触ってなかったし、そんなつもり無くても焦らしてたのかぁぁぁ。」
すぴょすぴょと小さな寝息が聞こえる。
満足げなルイズの寝顔は可愛かった。
「あぁぁぁぁ、くそっ、平和そうにねやがってぇぇぇ。」
このまま犯してやろうか?
真剣に考え始めるサイトだったが。
コテン、とうたれたルイズの寝返りを見てへにゃっっと目じりが下がった。
「はぁぁぁぁ、もう、本気で、こうゆうのって惚れたモンの負けだなぁぁ。」
ルイズの身体を拭いて、布団を被せる。
布団から出た、ルイズの髪を撫でる。
「おやすみなさい、お嬢様。」
「さいとぉ……」
ビクッとサイトが震えるが……
「寝言?」
「だいすきぃ。」
苦笑いする。少なくとも、今日は良く眠れそうだ。
329 :
271:2006/08/29(火) 03:31:34 ID:rmXnXJ/z
ごめんなさい、日付飛んだのは仕様です。
実は単に段々感じ始めるルイズ書ききる筆力が無いだけですが。
むちゃくちゃ長くなるのもありますけどねっ。
しかも、これさらに続きます…見込みより長くなりました。
思ってたのの半分しか進んでません。
読むのも楽しいですけど、書いて反応いただけるものひとしおです。
中盤は前半ほど自然な感じにならなかったかもです。
流れが自然とか、和んだ方にはちょっと申し訳ないです。
(元非エロだし無理出るのはしょうがないけど、言い訳だし)
傾向そのものも、前半と違うしっ、もっと純粋な続きを期待した方ごめんなさい。
あと、前半、読み返すと誤字が〜、」「抜けが〜、改行漏れが〜
のた打ち回りました。
いいなぁ…改めてルイズ×サイトが好きになるっていうか…やっぱり王道だよな〜。あ、忘れてた。GJ。とりあえずアンタの作品イイ。
デレデレ状態だけどいいよ。サイトもなかなか襲わないし。濡れ場もしっかり期待してるけどね。ルイズをしっかり孕ませ…(ry
>>329 GJ! 上手い。
原作の雰囲気を壊していないし、責め方も俺の好みでよかった。
一つだけ、気になった点。
「そうゆう」「こうゆう事」は「そういう」「こういう」が本則。
幼さを出すためにあえてセリフの中で「そーゆー」「こーゆー」と表記するのはギリギリありだと思うけど。
自分が直された事があるんで、ちょっと引っかかってしまった。
ところでツクツクホウシの鳴き声が
「突く突く奉仕!突く突く奉仕!とっても良いよぉ!とっても良いよぉ!あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!」
って聞こえる。
何か必死で怖い。
>>315 やっべ、サイトカッコよすぎ。惚れた!超惚れた!
>>315 GJ!可愛そうと思いつつも、事後のシャルロットに萌え狂った(*´д`*)
これはもう是非完結させて貰わんとw
>>328 ま た 寝 落 ち か !w
くっそぅ、そろそろ焦らされるのが癖になってきた(;´Д`)ハァハァ
>>332 怖ッ!w
「うーん…」
朝日を感じて目を覚ますも、体にけだるさを感じる。そう言えば寒気がする。これは…
夕方
「モンモランシー!」
いきなり部屋のドアが開け放たれた。
来たか。
「愛しの君が学校を欠席したと聞いて飛んできたんだよ!」
このテンション、病人には辛い。何の事はない。昨日の湯冷め、そしてロビンに口づけた時に悪い菌をもらったようで風邪を引いたのだ。
同じクラスのギーシュの耳に入らない訳がない。簡単に愛などと語れるのは彼らしい所だが今は鬱陶しくて仕方がなかった。
「うるさい。ギーシュ」
上半身を起こして彼を見る。本心としてはとても嬉しいのだが私のメンツもある。この男には悪魔でも厳しい態度で望んでやらなければ。
「ご、ごめんよモンモランシー…」
しゅんと縮こまる。手にしているバラもしなびてみえるこれで私のメンツは保たれた。
「何しに来たの?」
「あの…その…見舞いに…」
「ふうん」
「す、少し位ココにいてもいいかな?」
時計を見る。まだ日が落ちきってはいないがこの時間は…
「ギーシュ?」
「はい?」
「今は夕食の時間じゃないの?」
そう。本来なら食堂に集まっての食事の時間である。
「抜けてきたんだ」
「え?」
「その…食事も喉を通らなくて…」
少し照れた表情は彼の本心の証である。良くも悪くも長い付き合いなのだ。彼が悪い人間でない事位はわかっているし、今回の言葉は口説き文句ではない。その健気さに免じて許す事にした。
「まあ…少し位なら居てもいいわよ」
「ほんとかい?」
「ええ。私は寝てるけど」
「構わないさ!」
つくづく上下が激しい男である。しかし居ても悪い気はしない。再び上半身を横にした。
「あ、ギーシュ」
「なんだい?」
「薬がその引き出しに入ってるの」
「これかい?」
指されているのは豪奢な鏡台。ギーシュの部屋にあるものより立派である。幾つかの引き出しが存在しているがギーシュは一番使い易そうな引き出しを開けてみた。中には水色の小瓶が二つ。
「モンモランシー、この小瓶かい?」
「ええ、私の体に合わせて調合したの」
調合?だとしたら両方混ぜるのか。
とんでもない勘違いである。
「水薬だから、そこの水差しに混ぜて」
「ああ」
適当にコップに水を注ぎ、数適垂らしていく。
「ではモンモランシー」
「?」
!
ギーシュの顔が眼前に迫る。
どうやらこの体でも平手打ちのキレは落ちてないようだ。
パシッ
「ぷウッ」
「何考えてんのよ!」
「いや、口移しで…」
案の定下心が、いや、ギーシュの悪い癖が始まったようだ。彼は粋な演出を好む。例え相応しくない時でも。
やっと良くなりかけた体調が台無しになった気がした。
「もう…」
仕方なく自らコップに手を伸ばし飲み干す。
最早伝家の宝刀となった平手打ちはギーシュの頬を正確に打ち抜き、簡単にのびさせる事ができた。
大の字になって目を回す彼を見る。
確かに良いムードなら許してもよいがもう少し遠慮が欲しい。
そう思って再び横になる。何故か高鳴って行く胸の鼓動を感じて。
「イタタタ…」
体を起こせば自分の方向とは逆に向いて横になった彼女の姿。痛い頬をさすりながら近づく。
「すまないモンモランシー。少しふざけてみただけだ」
彼女は沈黙している。窓を見れば既に薄暗く、夜の到来を象徴していた。最早彼女の返事は期待できないと思い、ドアに向かう。
「また明日来るよ」
ドアノブに手を掛けたその時だった。
「行かないで」
?
聞き慣れないセリフ。ベッドの方に再び目をやる。
「モ、モンモランシー?」
「また他のコのトコに行くの?」
彼女はやきもちを持ったとしてもそれをおおっぴらにしない。彼女の言葉は今までに聞いた事のない言葉だった。
「まだ僕にココにいて欲しいのかい?」
勿論冗談半分の言葉。いつもなら厳しい言葉が返ってくる筈。
「うん」
明らかに通常とは違う様子だ。
おかしいと思い彼女のベッドの傍らに立った。
戸惑いを感じながら彼女の様子を伺う。
「寝られないの」
「どうしたんだ?気分が悪いのかい?」
「ううん」
「どうして寝られないんだい?」
「一人ぼっちじゃ寝られないの」
「…モンモランシー?」
「ギーシュ。寒い」
布団から伸びて来た手に引きずり込まれる。大きめのベッドは二人で寝ても充分な広さがあり、ギーシュの全身はスッポリとその中に入った。
何故こんな状況なのか。モンモランシーはこんなに大胆だったのか。心落ち着く暇もなく、モンモランシーは頭を擦り寄せてくる。自分の胸元に見えるのは金髪。仄かなシャンプーの香りがギーシュを誘惑していく。
「こうしたら…よく眠れるわ」
まるで子供のように頭を胸の中に預けている。その表情は安心しきった安らかな顔。
「私の…ギーシュ…」
そう呟くと彼女からは寝息しか聞こえなくなった。
「一体…何なんだ…」
今後ギーシュはサイトと同じ体験をしていく。
続けてみたいけどベタすぎるか?実は少しだけ惚れ薬を飲んじゃったギーシュはその内襲って…ただのデレデレだな。
いいじゃないか。
続きまだー?
GJ!
がんばって下さい
誰かルイズ×サイトでハードSM書く奴いないのか?
黒コゲになり、縛りつけられている才人
「またなの…あれほど言ったのにまた他の女に手を出したね…許さない…今日こそ絶対に許さないんだから…」
引き出しからハサミを取り出し
「こんなモノがついてるからダメなのよね…去勢よ…きょ・せ・い」
才人の表情がみるみる青くなる
「ご、ごごごめんなさいごめんなさい、もう二度としません!
他にならどんな罰でも受けますからご主人様どうかそれだけは……」
「そう………他の罰ならどんな事でもするのね?…」
こんなかんじ
去勢!?Σ(-o-;)ノノ
コワァ・・・コワァァ・・・。
おもわず両手で大事な所押さえちまたよ。
ハサミというのがまたオソロシス(-.-;)
夢に見そうだ・・・。
かといって見たくないのかといえばそうでもないんだがw
過去スレだったか今スレだったか忘れたが、前確かアンリエッタの輪姦ネタしようとしたときはすぐストップが入ったし、誰かがルイズ拘束ネタを投下した時には萎えた奴がいた。
ルイズ×サイトのハードSM…うーむ。
需要と拒否者の両方がいるから少し難しいかな?もう一つ板があれば書けなくも…
「ごめんなさい…サイト」
全裸の少女が四つん這いで頭を下げている。桃色の髪は振り乱されていた。見下ろすのは冷えた目をした少年。
「わかったなら早く」
「…」
観念したように仰向けになり、自らの陰部を広げて見せる。嫌がっていた割りにはしっかりと涎を垂らすそこは更に少年の欲望を掻き立てた。
「首輪をしても言うことを聞かないんだから…仕方ないぞ」
「う…」
彼が取り出しのは透明な糸。現在のピアノ線である。
「ほら、剥け」
「うん…」
彼女は恐る恐る陰部の頂点の突起に手を伸ばし、その包皮を剥いて赤い肉芽を露出させた。
「勃たせろ」
「…グスッ」
片手で涙を拭いながら彼女は自らの陰部を弄り始める。人差し指でしっかり頭を撫で、親指と中指で擦っていく。
その内にソコは、サイトの望み通りしっかりと勃起した。
「お前はこの紐の方がいいんだよな?」
その突起にその透明な糸をくくりつけ、充分な長さを持たせる。
クイッ
「あんっ!」
「今度言うこと聞かなかったらこれを引っ張るからな」
惨めにも起立させられた彼女の股間から伸びるのは一本の糸。サイトはそれを再び引っ張る。
「痛い…」
「すぐこっちにこないからだ」
「俺がヤリたいときにはコレを引っ張るから、お前はすぐあの体制になれよ」
「…」
「返事は?」
クイッ
更に豆が絞られる。
「あっ…はっ…はい」
試しに書いたサイトが調教。
思いつきで五分位で書いたけど萎えるだろ?まあどっちがヤラレルにしても。
作風からしても、どうもハードな系統が受け付けられる感じではないかも
普通にエロい読者は沢山居そうだけどね
「ごめん…ルイズ」
全裸の少年が四つん這いで頭を下げている。黒髪は振り乱されていた。見下ろすのは冷えた目をした少女。
「わかったなら早く」
「…」
観念したように仰向けになり、自らの陰部を晒して見せる。嫌がっていた割りにはしっかりと天を突くそこは更に少女の欲望を掻き立てた。
「首輪をしても言うことを聞かないんだから…仕方ないのよ」
「う…」
彼女が取り出しのは透明な糸。現在のピアノ線である。
「ほら、剥きなさい」
「うん…」
彼は恐る恐る陰部の頂点の突起に手を伸ばし、その包皮を剥いてサーモンピンクの亀頭を露出させた。
「勃たせなさい」
「…グスッ」
片手で涙を拭いながら彼は自らの陰部を弄り始める。
以前ルイズスレで見た、サイトDV亭主ネタは俺的にすごくツボだった
もしサイトがルイズを本当に憎んでしまったら、て感じの内容で、
サイトに踏まれ蹴られ、それでも泣きながらサイトに尽くすルイズの姿が可哀想すぎて萌えた
>>335 モンモンかわいいよモンモン(*´∀`)
>>345 やめろ、サイトに萌えちまうw
ルイズDVカカア天下ネタなら俺的にすごくツボだが
もしルイズがサイトを本当に憎んでしまったら、て感じの内容で、
ルイズに踏まれ蹴られ、それでも泣きながらルイズに尽くすサイトの姿なら可哀想すぎて萌えるな
萌えるんかい
>>341 どうして、サイトは私の所には来てくれないんだろう…。
毎日待ってるのに、サイトはめったにこない。
あっちこっちで夜を明かし、帰ってくるのはいつも朝。
…そりゃあ、あれは気持ちいいけど、私ならそんなことなくても、ずっとそばにいるのに。
ずっと側に居たいのに。
いっそ……
そんな事を考えていると、「書」が輝きだした。
えっ…?
サイトが帰ってきた。
「お帰りなさい、サイト」
「ん?おぉ………」
最近は会話もない。
「あ、あのね」
迷いを振り切るように切り出す。
「昨日、書を読んでいたら虚無の回復魔法を見つけたの…疲れているようなら……」
「おぉ、そりゃ効きそうだな、たのんでいいか」
「うん」
私は詠唱を始める。そして…サイトに魔力を解き放った。
パン
乾いた音がする。
一瞬後に恐る恐る下を見たサイトが絶叫する。
「ぎゃぁぁぁぁぁぁ」
血に塗れた下半身。
もがきまわるサイト。
私は薄く笑う。
……これで今日からサイトは私一人の物。
私だけが、そんな物なくても貴方を愛するの。
こんなの?
包○手術の魔法か!
便利そうだなw
なんかSMどころか猟奇に片足突っ込んでないか?正直…ゼロの使い魔じゃ…
>>351 だねー、書いてから後悔したよ。
5分で打った、頭の中で一話ごとに四肢を吹っ飛ばされる続編が構築されていくー
助けてくれ誰か。
いつもはこんなことないのだが、眠いのかもしれん。
正直悪かった
そんな物 → サイトが異世界から持ち込んだエアーキャップ(プチプチのあれ)
血に濡れた下半身 → シエスタからお裾分けで貰ったトマトが潰れた
と脳内補完して読めば大丈夫、問題n(ry
続き読みたいと思った俺は異端ですかそうですか。
ルイズを悲しませるようなサイトは逝ってよし。
>>354 後半には同意。(でないとこんな話書かないか)
前半は・・・止めとけ、頭の中で達磨になったサイトがとうとうエロ展開。
だれかとめてーー
うん、猟奇はあるなしにしても
切な萌え路線でひとつお願いしたい
猟奇は猟奇専用のスレに投下して、ここで紹介だけしたらいいんじゃね?
とうとう心中しちゃいましたよ。
やっと寝れるのに、ろくな夢見そうにない。
このスレ内でお勧めを教えてくれ。それ読んでから寝る・・・
>>258 漫画食堂でベルセルク読みながらマーボー喰ってた俺に言えた義理じゃないが
そのままじゃ流石に寝付きが悪そうだな。
個人的には205のifエピローグ読んで、そこまでの過程など思い浮かべながら
夢世界に入ってくれ。
そして次は爽やかな脳汁を沸かせて帰ってきてくれw
360 :
329:2006/08/29(火) 22:29:33 ID:rmXnXJ/z
>>330さん えと、自分宛ですよね?あ、忘れてた。ありがとう。がんばります。
>>331さん そう思って頂けたなら幸いです。記載間違い文法の指摘は助かります。
あと、書き込みとか、創作とかほぼ初めてですので、マナー違反やルール違反等も指摘して頂けると助かります。
>>334さん ごめんなさい、最後まで書ききるつもりだったんですが、思ったより長くなりました。
次で最後ですが……
ごめんなさい、リアルで焦らしかもです。
投稿時間遅かったので、リアル寝坊+遅刻寸前。
しかも、仕事効率落ちまくり。残業だーっ。
エロ小説書いて、リアルに影響って社会人としてどうよ?ッて感じなので、今日続きかけません(正確には書きません)ごめんなさい。(マッテネーヨとかいわないでね。)
明日開始で、明後日以降に成るかもですっ。
理由・書いて解ったけど、濡れ場ムズイ・・・中盤、前半より時間掛かってあの文章量です。
このスレのほかの人たちすげーって思っちゃいましたっ。
最終にも濡れ場有るので、時間掛かるかもです。
因みに構成としては、1/3から半分ほどが前半みたいにキャラ動かす予定です。
(あくまで予定ですが。)
今日は寝ます。おやすみなさい。
と、思ったけど、もう一個だけ書きます。
361 :
359:2006/08/29(火) 22:49:10 ID:FuISeovA
ぐぁ・・・アンカミスった・・・。>358宛てだったのに恥ずい
侘びがわりにキュルケ辺りで一つ書けるよう頑張ってみるんで勘弁ね。
362 :
329:2006/08/29(火) 22:50:28 ID:rmXnXJ/z
>>349さんごめんなさい。勝手に続き。起きたら読んでねっ。
ルイズはもう一度杖を向ける。
「もういっぽん……有るね。」
残った片足を狙う。
「ルイズっ、なんでっっっ。」
サイトがルイズを見つめる。
「足が……無ければどこにも行けないでしょうぅ?」
当然よねっ?と空ろな瞳でサイトに尋ねた。
「毎日、まいにちねっ、シエスタにっ……キュルケにっ、姫様にっ。もう……私待つのイヤだよ……サイト。」
「ちょっと、まて、ルイズ。」
多量の出血のため、蒼白のサイトが言う。
「誤解だ……それはっ。」
「?いいわけ?うそ、だって会いに行ってるの見たもの」
抑揚のない声でルイズは言った。
「違うって、だからっくそっ」
サイトはそっと大切なものを取り出す。
「俺、こっちの金もうほとんど持ってないから……シエスタにバイト紹介してもらったり、姫様やキュルケに死後tもらったり……っくっ…」
ルイズに小さな箱を渡す。
「誕生日おめでとう、ルイズ。前に姫様にもらったお金とバイト代でやっと買えたんだ。」
ルイズが見る見るうちに真っ青になる。
「ちょっときついバイト多くてさ、ルイズの相手全然出来なくてごめんな…」
サイトの息が荒い。
「ご、…ごめんなさ……あっあぁぁあ、モンモランシ・モンモランシー呼んでくるっ、ちょっと待っててサイトっ、ごめんなさいっ。」
「待てよっ!」
駆け出そうとするルイズをサイトが止める。
「えっ、だだだだっって、すぐ止血しないと。」
「まだ、もうちょっとは大丈夫だから……それ、開けて、ルイズ…お願い。」
躊躇するが、サイトに見つめられ箱を開けるルイズ。
「これ……指輪?」
「そうだよ…ルイズ……」
荒い息のままサイトが続ける。
「俺の育った地球じゃちょっとした風習があって……」
「サイトそんな場合じゃっ。」
「いいから最後まで聞いてルイズ。……結婚を申し込むときには、指輪を送るんだ。」
「けっこ…ん?」
「そうだよ、ルイズ、ちゃんと責任を取りたいんだ、返事を聞くまで、行かないで欲しいな。」
ルイズが泣き始めた。
「だって、私こんな酷い事したっ、嫌われてると思ってたっ。」
「ちょっとした誤解だし、妬いてくれて嬉しいよ。」
「でもっ、サイト…故郷がっ。」
「これから暮らすハルゲニアの申し込み方は、ルイズが教えて欲しいな……。だめ?」
ルイズは答えられない。
「だめ……かな?」
「私で………いいの?」「ルイズがいいんだ。」
「……我侭だよっ。」「知ってるよ。」
「ヤキモチ……焼くよ。」「「それこそ身をもって知ってるよ。」
暫くの沈黙…
「……は……ぃ……お受けします……サイト、……ううん、アナタ。」
「ハルゲニアの風習の前に、ちょっとお願いがあるんだ、ルイズ。」
「なぁに?アナタっ」幸せそうなルイズ。
「ごめん、そろそろ限界、誰か呼んできて、死ぬ……。」
ダクダク流れている血。
「きゃぁぁぁぁぁ、サイトっ死なないでぇぇぇ。」
「えと……だから、誰か呼んできて………」
駆け出すルイズと、見守るサイト。
前途多難な結婚生活の幕開けだった。
363 :
329:2006/08/29(火) 22:54:30 ID:rmXnXJ/z
おやすみなさーい。
人の話の続きを書くの最低だ〜とかって可能性もあるのですけど……
ごめん、なんかほっとけなかったのっ。
マナー違反なら勘弁してください。
テキストエディタでなくて、専ブラでかいたの初めてでしたけど、残り行数の把握がし易くて良かったです。
他の人が何使って書いてるのがちょっと気になりました。
教えていいよーって人がいたら教えてください。あ自分のテキストエディタは秀丸です。
行数でていい感じなのと、メモ帳より使いやすい感じです。
ではではっ、おやすみなさい。
みんな、妄想大爆発なスレはココですか?
投下する人、暴走しすぎwwww
>>362 コワッ!! ルイズこわっ!!
浮気疑惑のたびに四肢が新調されるサイトが目に浮かぶ(-−;
だがそこがいいwww
>>362 GJ! 足吹っ飛んでも割と平気そうなサイトすげぇ(; ゜Д゜)
あれか、ルイズは足もいだつもりだったが、手元が狂って風穴空く程度で済んd(ry
自分はメモ帳や専ブラにだらだらーっと書いてます
長くなってくると、確かに行数あった方が楽かなーと思ったり
>>360 乙彼ー、無理せずゆっくり書いてくだされ
ルイズは好きな人を傷つけられるような子ではないから、
逆上しても何だかんだで後遺症が残るような攻撃はできなさそう
だから、直前までは足を取るつもりだったものの、発射の瞬間
思わず狙いを外してしまった、などと脳内補完してみる
で「私またサイトに取り返しの付かないことを」と塞ぎこむw
>>365 ルイズも相当怖いが、一番怖いのはきっと
その事件(ルイズがサイトを傷つけた件)を知ったシエスタ だと思われ・・・ルイズ逃げてルイズ
おいおい、少し馴れ合いの度がすぎてるぜ!
>271
感動した!!!!!
ルイズ可愛いよルイズ!
シエスタもいいけどルイズのデレは天下一品だね!
続きを超期待!!!!!!
っていうか
ちょっとキツかったり特殊そうな作品は
作品のあたまに注意書きさえしておいてくれれば
個人的にはなんでもばっちこーーいって感じなんだが。
いろんなの読みたい
372 :
329:2006/08/30(水) 08:09:43 ID:5FWiAMvJ
>>362 死後t>仕事
返事を聞くまで>返事を言うまで
ハルゲニア>ハルケギニア
……死にたい……
人の話に手出した挙句これですよ……
もうすまい…
なんか久々に来たらなんか全体的にレベルが上がってるな。
荒れたあとスレが良い方向に来るってのはマジなんだなw
374 :
920:2006/08/30(水) 18:41:02 ID:GbLUPCh8
298 続きです。
それから、数分過ぎた、そこにはメイドの少女と土下座している少年がいた。
「すません、すいません、すいません・・・・・」
「サイトさんがあそこ出したままで、迫ってきた事をみんなが知ったら・・・」
「ホントにすいません」
「特にあなたの主人とか・・」
ルイズに知られたら、鞭打ちどころか去勢されるに違いない・・
「じゃあ、今から言うことを聞いてくれたら、秘密にしますよ」
「ほんとか!」
希望の光が見えてきた・・・しかし、すぐに陰ってしまうことになる。
・・・・・BOSO・・・・BOSO・・・・BOSO・・・・・
「っえ〜〜〜〜〜〜〜、Hしろだって〜〜〜」
「しっ、声がでかいですよ」
「すまん・・・・」
少年の運命は如何に!?
続く
375 :
359:2006/08/30(水) 18:49:40 ID:fESvXxMR
>>329 被弾部分を「サイトのせつない部分」と解釈してしまった自分にしてみれば
「片脚」というオブラートに包む機転は良いと思いましたよ。
でもってアンカミスの茶濁しに一節投下。
メイジは生前の得意属性に準じた葬られ方を最後の演出とすることもある。
とはいっても大半が貴族であるメイジが屍を醜く朽ちさせるはずもなく
荼毘にふした後、火属は死火山の火口・風属は強風の渓谷・水属は故人ゆかりの水辺などに散骨される
といった辺りだが土属のように特段場所を選ばない例もあり土式が選択されることも少なくない。
そして今また一人のメイジの墓標がこのゲルマニアの地に作られた。
墓石の前には紅髪と蒼髪の少女が2人佇むのみ。見送りが少なくは有るが珍しい例でもない。
墓の主がトリステインという異郷で倒れた身より無き異邦人である、ということを除いて。
自分よりは幾分に興味薄げに感じられつつも付き合ってくれている蒼髪の友人から手前へ
視線を向け直し、墓の主に語りかけ始める。
「ミスタ・・・以前『火の本質』について私にお訪ねになりましたわね。
そして私の答えにこうも返されました。
情熱はともかく『火』が司るものが破壊だけでは寂しい≠ニ、そしてだがそのとおりだ≠ニも」
先生が二十年かけても明確に見つけられなかった火の寂しさを補うもの・・・ラ・ヴァリエールの
使い魔の彼がそのヒントをもたらしてくれた矢先での戦争と学院への襲撃・・・心残りがあったか
どうかまでは勘繰るべきではないかもしれない。
少なくとも彼は過去の因縁に区切りをつけて逝ったのだから。
「でも、それでも私は探しますわ。そして今度こそ胸を張って『火の本領』を開帳してみせます。
この宿題が達成できた暁にはあの指輪を形見分けしてもらっても宜しいですよね、ミスタ・コルベール」
彼の遺品、というよりも研究小屋の一切合財は再調達可能なものは処分、再入手困難であるうちの経年劣化しそうなものには固定化呪文がかけられ墓地近くの祠兼保管庫に収められている。
そう、あの指輪も。
一節GJ、今後本編で書かれそうな展開ですね。
これから投下を開始します。
≫151-≫157の続きです。
『王』それは国の最高権力者を意味する言葉。
私の故郷にも王は存在している。
ガリアを治めるのは『無能王』の異名を持つ男。
名前を呼ぶにも値しない罪深き男。
王位継承問題で実の弟である、お父様を殺害した。お母様に呪いをかけた。
無能王はガリアの民を裁く権利がある。それなら誰が罪深き権力者を裁く。
偉大なる女神、始祖ブリミル様?
違う、裁くのは『雪風』そして・・・・・・『ガンダールヴ』
でも勘違いしないでほしい、彼への愛は本物。
私は彼を、本気で愛している。
「ベッドに行く」
さきほどの足コキによる疲労感のせいか、相変わらず床に転がっている彼に言った。
「えっ? そ、それはちょっと」
彼の顔が赤くなっていく、いまさらあわててもしょうがないのに。
「ベッドに行く」
「そんなことしたら俺、逮捕されちまうよ」
何か問題でもあるのだろうか、別に彼は責める権利なんて無い。
将来的にはもちろん対等にする、けど今はダメ。
ルイズに向いている心を私に引き寄せないといけないから。
夏季休暇になれば会う機会が無くなってしまう。残りは1週間だから。
「タバサってさ、年齢はいくつ?」
「15」
「15、か」
彼は「う〜ん」と唸っている。
聞かれてつい答えてしまった。そういう理由、私はそんなに幼く見えるのかな。
確かに同学年では身長は一番小さいのは知っている。
だけど年齢は問題ない、現在あなたに決定権は無い。
それをわからせないといけない。次が穏便に済ませる最後のチャンス。
「ベッドに行く」
私は足を彼の股間へと近づけていく。
「それはやめて!」
彼は活きよいよく立ち上がって、少しふらふらしながらもベッドの方に歩いていく。
そして許してくれと言わんばかりに弱々しくこっちを見つめている、とても可愛い。
最初から素直でいてくれれば楽なのに、それにしても可愛い。
土くれのフーケが作り出したゴーレム、アンリエッタ女王とヴェールズ皇太子。戦いのときはものすごくかっこいいのに。
普段はなんか情けない。ルイズにこき使われているせいでやる気が萎えているのかもしれない。
さて、私もベッドに向かうことにしよう。
「あの犬はどこに行ったのかしら」
才人はタバサの部屋で大変なことになっているとは露知らず、ルイズは学園中を探し回っていた。
授業が終わった後、広場のベンチでセーターと存分に格闘して部屋に戻ると、才人はいなかったのである。
この時間は部屋の掃除をするように命令しているはずなのにいない。
ルイズはまず厨房が怪しいとにらんだ。乳メイドに会いに行ったと考えたのだ。
しかし、外に出ていざ窓の外から厨房内部を覗いてみると、メイドはいたが才人はいなかった。
次にキュルケが怪しいとにらんだ。誘惑して部屋に連れ込んだと考えたのだ。
しかし、いざキュルケの部屋に踏み込んでみると別の男といちゃついていた。ちなみに悪いのは才人なので謝らなかった。
前例があるところは回ってみたものの捜し人は見つからなかった。
仕方がないから部屋に戻ろうとすると、たまたまモンモランシーとすれちがった。
ルイズはいちおう捜し人について尋ねてみた。
「うーん、ちょっとわからないわ」
ルイズはガクッと肩を落とした。
ほかに誰がいるって言うのよ、想像もつかないわ。
私は約束を取り付けた。あの時彼は間違いなく「なります」と言った。
これはとても大事なこと、その言葉はルイズの命令にも匹敵する。
一時期の気の迷いとかでは片付けられないもの。
でも、先ほどの責められたときの乱れ方が頭から離れない。
だから本来であれば終わりにするべき場所で終わりに出来なかった。
彼の感じる姿を見て私自身も快感を得ることを望んでいる。
当初の予定とちがってしまう。止まらない、止められない。
あなたは私のもの、だからこそ・・・・・・思いをかなえさせてほしい。
「服を脱いで」
そう彼に告げた。
「えっ?」
彼はまた慌て始めた。
学ばない人だってわかって少し残念に思う、空気を読んでほしい。
私は足を少し上げて警告した。また電気あんまをするという警告。
「わ、わかったよ。あんまり見るなよ」
受け属性なのだから、本能的には見られたほうが後に快感を得られやすいはず。
それにしても、胸の鼓動が早くなる。普段見れない彼の体を、一糸纏わぬ姿を責めるのだから。
彼はもじもじしながらゆっくりと脱ぎ始める。
最初に上着、次にシャツ、彼の上半身があらわになる。
まだ半分だというのに私の気分はかつてない高騰をしている。
彼がズボンに手をかける。でもなかなか下ろそうとしない。
じれったさが私を襲ってくる。これだと逆に私が彼に我慢しろと命令されてるような感覚だ。
思わず彼を視界からはずしてしまった。
「早く脱いで」
なぜ私が恥じらいに耐えられない、なんて錯覚しないといけないのか。
彼が恥ずかしがるべきであり、私はそれを見届けなければならないのに。
その積み重ねによって、彼の頭に私という存在を焼き付ける予定なのに。
視界を彼に戻す。すでに彼はズボンを脱ぎ終わっていた。
たださすがに下着も、とはいかなかったようだ。
「本当に、脱がなきゃダメ?」
彼の蚊も止まるような小さな声が聞こえてくる。
「脱がせる」
「脱が、って、うおっ!」
私は彼をベッドに押し倒した。
いつまで私の理性に対して拷問を続けるつもりなのか、逆の立場になっているような気がして我慢できない。
彼が混乱してるうちに彼の下着に手をかけた。先ほどの射精のせいでそこらじゅうが湿っているのがわかる。
私は情けをかけず、一気に下ろしす。
その瞬間、彼の性器が元気に飛び出してきた。
「大きい」
「ちょちょちょ、ちょっと」
足で擦ってたときにもその大きさは感触から確認できていた。
でも実際に目の前で見てみると、こんなにも大きいなんて。
これは我慢できなくさせた彼の責任。ここからは好きなようにあなたを、逝かせる。
私は彼の胸の上に座り込んで自分の服に手をかけた。
女の子の部屋、ベッドの上、抵抗できない裸の俺、のしかかって服を脱いでいるタバサ。
これを簡潔にまとめて説明できるやつがいたら耳にささやいてくれ。
どうして、こんなことに
タバサが服を脱ぎ終えた、上も、下も。
胸なんかルイズよりも無いじゃないか、本物の板だし、下半身のあそこだって毛が一本も生えてないようだし。
顔はほんのり赤くて、照れてるという表情が前面に出てて、可愛い。
いつもとちがうタバサから目を離せない。鼓動がありえないくらいに高まる。
俺が好きなのはルイズのはずなのに、どうしてこんなにドキドキしてるんだ。
無理やりなんだぞ、レイプと例えてもいい行為をされているのに。
上から静かに俺のことを見下ろすタバサ、手で俺の体中をまさぐり始めた。
「ふっ、うぅ」
動く手にあわせて快感が身に走った。
くすぐったいようなもどかしさも加わりつい声が漏れてしまう。
「やめて、くれ」
嫌なはずなのになんで強い声が出せないんだ。どうしてタバサを跳ね除けることができないんだ。
さっきの足コキのせいなのか、タバサのものになると言ってしまったからなのか。
「あ、うっ、はぁ」
タバサが裸体を俺にかぶせて首筋にキスをする。
全身から力が抜ける、思考がうまくまとまらない。
「あなたがいけない、我慢できなくさせたあなたが・・・・・・」
そう言うと胸まで顔を持ってきた。
「俺が」
「本当は何日もかける予定だった」
タバサは胸先を舐めてきた。
「ふあぁ」
「でも、今日中に屈服させる」
突起に噛み付いてきた。口の中でたっぷりと痛みつけ、もう片方は親指と人差し指でそれ以上に嬲りものにする。
「あうっ、あっ」
「情けない声」
嬉しそうにタバサは微笑んでいる。
「ふあぁ」
電気あんまなんかとは比べ物にはならない、声が止まらない。
空いていた片手が下半身のはげしくたぎるものをつかんだ。
「耐えなくてもいい」
タバサが後ろに下がっていき竿を口に含んだ。
さきほどの胸攻めとちがい、やさしく舐めまわしていく。
「うっ、んん」
タバサの口使いは巧みだった。ねっとりとからみつくように舌を這わせる。
片手で袋を揉みほぐし亀頭を吸い上げてくる。
ランダムに責め方を変えてくる。逝かせるためだけの動きだ。
「あああっ、もう、出る!」
膨張しきったものがビクン、と跳ねあがる。耐え切れずに口内射精をしてしまった。
「んぐ、んぐ、ぷはぁ」
2回目だというのにすごい量の精液だったらしく、タバサは飲みきることが出来ずに口からあふれさせた。
「すごい量」
「はぁ、はぁ」
俺は一回目の射精と違った、快感だけによる余韻に浸っていた。
しかしタバサはそれを長くは許さない。
「まだ終わらない」
タバサは俺の腰をつかんだかと思うと体をひっくり返してきた。そして膝を立たせる。
仰向けになってお尻を突き出している状態だ。
「お、おい、タバサ」
俺が顔を反転させて様子をうかがった。タバサはお尻を両手でつかんでいて顔はよく見えない。
逃げようとしても、逝ったばかりで力が入らずに跳ね除けられない。
「次はこっち」
それって、まさか・・・・・・
「そこはやめてくれ!」
俺は情けない姿のままでタバサに必死に説得する。
「無理」
次の瞬間、穴に舌を差し込んだ。それから出し入れを繰り返す。
「うっ、あっ」
反射的にシーツを強くつかんでしまう。
タバサはそんな様子を見て手を片方離した。そして空中にぶら下がっていた竿をしごき始める。
「あいっ、あああ!」
しばらくしごきを続けたかと思うと今度は亀頭に爪を立ててやさしく引っ掻く。
「んんんっ!」
もう2回も出しているというのに、変幻自在の責めで竿はすぐにビクビクし始める。
しかし手は離れ、舌も穴から出て行った。
「はぁ、はぁ、タバ、サァ」
「早漏れ、でも出させない」
そう言うと次は指を肛門に挿しこんできた。
「あうっ」
ゆっくりと指を上下させながら先の方で回りをなで続けてくる。
その責めのやさしさは、3回目ということもあり、逝きそうにもかかわらず才人に射精を許さない。
気持ちいい 「もう、やめ、て」
もっとしてくれ 「こんな、こと」
感じさせて 「あぁ、ゆ、ゆるして」
「堕ちて」
そう言ってタバサは2本目の指を入れてくる。
逝かせてくれ 「もっ、いか、いかし、てぇ・・・・・・」
その願いを聞き入れたのか指の動きが徐々に強くなっていく。
才人の消えゆく理性が最後に小さな呟きを捉えた。
「本番は、これから」
責めは続いていった。
今更ながら>>151-
>>157の続きです。
>>160の助言もあり、今回は途中で視点を変えて淡々とし過ぎてないようにしました。大丈夫・・・・・・なはず。
補足
タイトルにある「Crazy For You」の意味は「私はあなたに夢中」です。
決して「あなたはやばい」ではないです。英語は難しいので念のため。
続きは書いています。時間が取れずに遅くなる可能性大ですが許してください。
サイトのストリップに焦らされるサバサ可愛いよタバサ
女の子が男にムラムラする描写は大好物です、GJw
少女の憂い のサイトに泣いて詫びるタバサもいいが、
寝取る気満々で押し倒すタバサもいいなぁ(;´Д`)ハァハァ
サイトに悶えた
GJ!!
徐々にレベルが高くなってるのをひしひしと感じる
そういやまとめの話どうすんの?
前回に比べてすごく良くなってます。
GJ!
マターリがんばってください。
夜中に突然目が覚めた。
ちぃねえさまに教わった日課を欠かした所為だ、きっと。
今日召還したところの使い魔を見た、良く眠っている。
……これなら大丈夫かな?
起きたらすぐ気づくように、そっちを見ながらそっと手を伸ばす。
下着の上からそっと撫でる。ちぃねぇさまみたいに上手くないから、何度もゆっくりと繰り返す。
少し充血してくる、気持ち良い。ソコに込める力をゆっくり増していく。
唇を舌で少し濡らす、濡れた唇にそっと指を当てて、ちぃねぇさまのキスを思い出す。
その片手を胸に伸ばす。ちぃねぇさまのおっぱいと違って、
胸って感触だけど……ちぃねぇさまが好きって言ったから、私はこれでいい。
両手を動かすと声が出そうになる、同室に平民が居るのがちょっと不快だ、声が出せない。
ちぃねぇさまとの時は、喉が嗄れるほど鳴かされたっけ、
泣いてやめてっていっても絶対やめてくれなかった。
ビクンって身体がなった。
ちぃねぇさまを思い出したからだ。
ちいねぇさまのことを考えると、いつも体が熱くなる。
ちぃねぇさまが私を後ろから抱きしめたときの、背中に当たるおっぱいの感触がすき。
ちぃねぇさまがしてくれる内緒のキスの感触が好き。
ちぃねぇさまの指が、わたしのっ……
「………んっっっつっっ。」
声を我慢しないといけないのは、本当に不満だ。
動物の使い魔なら良かったのに。
……もういいかな?
下着の中にそっと手を差し込む、硬くなったところに手が当たる。
(あぁぁっぁんあぁぁっぁ)
声が出したいよ、ちぃねぇさま。自分の魔法の下手さが、こんな情けない事態になるなんて、
魔法も優秀なちぃねぇさまの妹で居られる自信がなくなるよ……。
尖った所の方が気持ち良いけど、ちぃねぇさまの言い付けだから指をゆっくり差し込む。
湿った感じが好き、ちぃねぇさまがここを触ったときは、狂うかと思ったけど……やっぱり私はまだまだちぃねぇさまに敵わない。
うれしい、ちぃねぇさまは完璧だと思う。身体の調子の良いときは、
一晩中でも可愛がってくれる。ルイズは敏感ねっ、て笑いながら、決して手を止めない。
思い出してちょっと赤くなる。ちぃねぇさまだって敏感だ……感じてくれる所は皆覚えた。
ちぃねぇさまが好きなのは、ココとココと……
「ひぃっっっっつっあっ。」
大切な復習中なのにっ、使い魔が寝返り打った所為で強く触って声が漏れてしまう。
泣きたい、私の時間も身体もみんなみんなちぃねぇさまのモノなのに……、こんな使い魔に邪魔されるなんて。
ちぃねぇさまになんて言おう、私の使い魔は平民の男ですって言ったら……
怒るかな…呆れるかな……でも、もし……嫌われたら……どうしよう……。
ううん、ちぃねぇさまはそんなことで私を嫌いになったりしない。
でも……考えるだけで身体が震える。
怖いことを考えて、自分が可哀想だと思うだけで、どんどん気持ちよくなってくる。
指を曲げて……伸ばす。外にある指を押し付けて、そのまま左右に動かす。
「……っ……っっ……ん〜っ。」
ちぃねぇさまに捨てられるかもしれない、可哀想な私はどんどん気持ちよくなっていく。
頭の中は一つのことでいっぱい。
ちぃねぇさまっちぃねぇさまっちぃねぇさまっちぃねぇさまっっっっ。
何かが私の心を押し流す。力が抜ける。
ぼんやりと……周りを見る。
使い魔はまだ良く眠っているが……かえって不安、
こんな鈍いのが使い魔って……私この先大丈夫なのかしらねー。
人事のようだ……でも、それは当たり前。
私にとって大事なのはちぃねぇさまだけ。
こんな使い魔なんてどうなってもいい。
魔法が駄目だって別に問題ない。
友達なんて要らない。
家に帰っても絶対結婚なんてしない。
ずっとずっとちぃねぇさまといるの……。
でも、そんなことを考えるのは止めよう。夜更かしして目を赤くしてるとちぃねぇさまは良く笑ったし。
ちぃねぇさまのためにある、小さな胸を両手で抱いて今日はもう眠ろう、夢でちぃねぇさまに会えるかも知れないし。
幸せな予感に、まどろむ私は微笑んだ。
ちょw ちいねえさま何やってんのw GJ!
392 :
329:2006/08/30(水) 23:15:41 ID:5FWiAMvJ
>>364 ご、ごめんなさぃぃぃ
書いてると楽しくなってきちゃうもので…
>>367 そのつもりなんですけど、なんか返って書かないと落ち着かない気分ですよ。
大丈夫か自分?……まぁ道踏み外し始めてるのは間違いないです。
メモ帳も軽くていいですね。
>>370 ルイズかわいーですねー苛めたいですねー鳴かしたいですねー…さて、がんばります。
>>375 こういう話も好きです。てか362書いて気がついた……エロ抜きの方が書きやすかったり。
でもがんばります。
って、思ってたんですけど、エディタ空けたら手が勝手に390書いちゃいました。
書きたかったみたいです。
書いてる分最後のが遅くなるよーとか思いつつ止まらなかった…
ちいねえさま登場しないのにすごい存在感GJ
こういうのを天才肌と言うのだそうだ。
395 :
359:2006/08/30(水) 23:54:08 ID:uKqZo5WB
>>376-
>>385 なんだか自分が濁す必要なかったんじゃないかと思えてしょうがないくらい
GJっす。これからにも期待してます。
>>392 エロを絡めなきゃいけない、っていう思考さえ取っ払ってしまえば抜きの
ほうが書きやすいってのが自分ですが、ここ的には異端だと思うんで
箸休め的に機を窺わせてもらうとします(後2構想あるけどエロ折込が未完)
つか、「泣かしたい」じゃなくて「鳴かしたい」辺りがエロスですね
なんかグロ系作品が連発されてる…
グロが苦手な人間としてはNGに入れやすいように最初にグロとか入れてくれると助かります…
このスレタイちょっといじったほうがよくね?
【ゼロの使い魔】ヤマ…
って専ブラだとなってるから、初めての人はヤマジュンスレと勘違いするんじゃ?
何使ってるかによるんじゃないか?
そんなんでいちいち変える必要は無いと思うけどな
>397
しねーよw
>>397 【ゼロの使い魔】が表示されている時点で勘違いするような奴はお前ぐらいなものだ。
ディスプレイ買い換えろ。
NGワードは便利だなw
402 :
名無し曰く:2006/08/31(木) 10:36:03 ID:fUdA+nkX
>>291の続き
ルイズの舌が自分の逸物を這いずり回る感触といったら、
それはとても気持ちがいいものだった。
「ふぇ?さいふぉ。てひゅと、はひぃめまひょ?」
口の中で喋られると、振動が直に伝わって刺激を与え続ける。
コレだけで才人はもう達しそうだった。
「う、ん。はじめようか」
才人はルイズの髪をそっと撫でながらこういった。
だが、ゆっくりしていられるのはこの時だけで、次の瞬間には耐え難い快感の波に襲われることになる。
「えふ、あーふゅ」
「くぅ・・・んぁぁあッ!」
舌は、才人の裏スジを往復しカリ部を刺激することも忘れない。
単調な動きだが、才人を射精に導くには容易いことだった。
ルイズの一生懸命な姿を見ていると、征服したい欲求に駆られる。
理性を保とうとしたが、それはもう遅かった。
「ねぇ、サイト。どう?合格?」
一旦ペニスから口を離して才人に問う。
才人は『合格』と言うつもりだったが、口をついて出てきた言葉は別の言葉だった。
「・・・いや、不合格」
「な!?なんでよ?」
「別に・・・次のテストまで『補習』を受けてもらおうともらってさ」
「補習?」
「そうだ。お前言ってたよな?敏感なトコロでテストして欲しいって」
「・・・言ったけど、それがどうしたのよ?」
「じゃあ、俺の補習も敏感なトコロで受けてもらうぞ」
403 :
名無し曰く:2006/08/31(木) 10:36:38 ID:fUdA+nkX
そういうと、才人はルイズの体をひっくり返しベッドにたずさえる。
股の間に割り込み、ルイズに自由を奪ってしまう。
そして、ショーツをするすると下げていく。
「ちょっと、何してんの!?」
「何って・・・補習」
才人はショーツを取り去り、ルイズの秘所を目下にさらす。
ルイズにとっては、耐え難い恥辱なのだろう。必死に腰をくねらせて我慢していた。
だが、その動きは才人を誘っているようにしか見えなかった。
「じゃ、補習始めるぞ」
「ちょ、待って!」
「待てない」
才人は、ルイズの秘所に顔を近づけると、下から上にゆっくりと舐め上げた。
ルイズはその口を押さえ、必死になって声を押し殺していた。
「くふぅぅぅッ!」
「別に我慢しなくてもいいんだぞ」
「我慢なんて・・・してないわよッ!!」
「あっそ」
才人は適当にあしらったあと、舌の動きを再開する。
次は、LとRの動きを入れながら。
「える」
「ンんぁぁぁぁあ!」
「あーる」
「ひぐぅぅぅッ!」
発音しているのは口だけで、舌の動きは別の動きをしていた。
中に差し入れてかきまわしてみたり、周りの花びらを楽しむなどしてルイズを責めたてていった。
ふいに才人は、ある突起を見つけてしまう。
キレイなピンク色で、皮を剥いて自己主張していた。どちらにせよ、クンニをする前には見つけられなかったシロモノだ。
それが、勃起したクリトリスということに気づくには、たいして時間はかからなかった。
404 :
名無し曰く:2006/08/31(木) 10:37:08 ID:fUdA+nkX
才人はその突起を一舐めしてみる。
その、直後だった。ルイズが悲鳴をあげたのは。
「ンはぁぁあぁぁん!!」
プシュっと少量の潮を吹き、しなやかな体躯がベッドの上で踊る。
体中が痙攣しているのが、才人からでもよくわかった。
「あっ、ルイズ。ゴメン!」
「・・・・」
「ほんとにゴメン。お詫びになんでもするから」
「・・・・・・・・再テスト・・・・・」
ルイズがつぶやいたのは、とてもじゃないが聞こえたものではなかった。
まるで、独り言を言うようなボリューム。
なので、才人の耳には届いておらず、再度聞き返してしまうのであった。
「今、何て?」
「・・・再テスト・・・それで、コレをテストして欲しいの・・・」
直接的な単語は恥ずかしくていえないのだろう。
顔を手で覆いながら、ボソッっとつぶやく。
才人にはその意味がよく通じていた。
「いいのか?」
「うん」
この言葉で十分だった。たとえ言葉が足らなくても、伝わるものはたくさんある。
そして、才人は自分の逸物をルイズへとあてがう。
ぺちゃりと性器をくっつけただけなのに、背中へ快電流が流れる。
「ほんとにいいのか?」
「初めては・・・・・サイトって決めてたから・・・・・」
才人は反則的なかわいさに、反射でキスをしてしまう。
ルイズの緊張をほぐすには、ちょうど良かったかもしれない。
「ん・・・じゃぁ、いくぞ」
405 :
名無し曰く:2006/08/31(木) 10:37:56 ID:fUdA+nkX
腰を抱きかかえ、自分の逸物をじわりじわりと侵攻させていく。
ルイズは痛みに顔をしかめながらも、才人を受け入れていく。
「ん、んぎぃぃぃッ!・・・痛っ・・・・」
「悪いッ!あと、あとちょっとで入るから・・・ぅぁっ!」
およそ3分の2ぐらい入った逸物は、残りのとっかかりを突破しようとしていた。
とっかかりは、紛れも無くルイズが処女である証。
才人は、ルイズを少女から女にしようとしていた。
そして、才人は最後の砦を突破した。
ルイズからは、喜びとも痛みともとれる涙が出ていた。
「ルイズ・・・大丈夫か?」
「へーきよ・・・痛くなんてないわ!」
この調子を見る限り、ルイズは大丈夫そうだった。
そう、判断した才人は前後運動を始めた。
「痛・・・くぅぅ・・・・」
「やっぱ痛いんじゃねぇか。ちょっと待っとくから」
「、誰がッ、や、めていいって、言ったのよ・・・ご主人様の命令よ、今すぐ再開しなさい」
「でも・・・」
「でも・・・じゃない!私を誰だと思ってるの!?」
プライドは人一倍高いルイズだ。
気を使われるというのは、逆に気に障ることだったらしい。
だから、才人は本能のままに腰を動かしていった。
「くはっ・・・やべっ・・・気持ちよすぎる・・・・」
5回ほど往復したときだった。ルイズに劇的な変化が訪れたのだ。
さきほどまでの、ただきついというわけではなく、包み込み締め上げるような膣内になっていた。
そして、微かではあるが喘ぎ声も混ざってきているようだった。
「ル、イズ?もしかして・・・感じてる?」
「わかんない・・・なんか、痛いのに気持ちいいってカンジ」
「でも、よかった。俺だけ気持ちよかったら、それはそれで卑怯だもんな」
「そうよ、やるからには最後までやりなさいよ・・・」
406 :
名無し曰く:2006/08/31(木) 10:38:47 ID:fUdA+nkX
頬を朱色に染めながらそっぽを向く。
ルイズへの愛しさが、より一層増した瞬間でもあった。
気づけば、才人の腰は本人の意思に反して勝手に動いていた。
「ンぅぅぅッ!!サイトっ!ちょっと・・・激し・・・」
「ごめん・・・もう、とまんねッ!!」
スパートをかけるように、才人はドスドスと腰を打ちつけ荒腰を使い始める。
ルイズもそれに応じるように喘ぎ声をおおきくしていく。
「もッ・・・耐えられそうに、ないッ!!」
「私も、あぁぁッ!イ、イっちゃうよぉ!!」
「もう・・・ダメだぁ!!!」
「ああぁぁぁあぁッ!!!」
才人はありったけの白濁液をルイズの中にぶちまけた。
ルイズもそれに呼応するかのように、同時に絶頂を極めた。
「はぁ、はぁ・・・」
「んふぅ・・・」
ぐったりとルイズの上に倒れこんだ才人は荒い息をはいていた。
ルイズも、あのすさまじい快感が体から抜けておらず、ときおりぴくぴくと震えていた。
しばらくたって、ベッドの中で抱き合って横たわっていた才人にルイズはこう言った。
「また・・・英語の勉強してよね」
才人は困った。
次は真面目にやれという意味なのか、それとも・・・・
(まぁ、いいか・・・・)
2人がいるこの世界に、新しい風が吹きぬけようとしていた
〜終わり(?)〜
>>名無し曰く氏GJ!!!
∩
( ⌒) ∩_ _ グッジョブ!!
/,. ノ i .,,E)
/ /" / /"
_n グッジョブ!! / /_∧ ,/ノ'
( l ∧_∧ / /*´∀`)//∧_∧ グッジョブ!!
\ \ (*´∀`)( / (*´∀`) n
ヽ___ ̄ ̄ ノ ヽ |  ̄ \ ( E)
/ / \ ヽ フ /ヽ ヽ_//
>ルイズの舌が自分の逸物を這いずり回る感触といったら、
>それはとても気持ちがいいものだった。
とても気持ちがいい、ではなく才人の行動で快感を表現して欲しかった。
ありきたりだが、シーツを思わず握り締めていた、とか。
>次の瞬間には耐え難い快感の波に襲われることになる。
快感の波に飲まれていったとか、できれば未来形で終わらせるのでなく、
過去形で終わらせたほうが違和感がなくなると思う。
舌も使わずにL,Rの発音なんてできねーよとか突っ込むところもあるが、
シチュエーションは面白かった。乙。
うん、名無し曰くさんGJ.
名無し曰くさんGJでしたーwまた描いてくださいーw
411 :
349:2006/08/31(木) 20:05:18 ID:d0QH9T1k
なにか人の妄想が捻じ曲げられてるような
ここは俺の純正妄想を・・・
>>359 やめとくか・・・
>>396 感謝
412 :
349:2006/08/31(木) 20:06:46 ID:d0QH9T1k
アンカ逆か?
(゚ε゚)キニシナイ
414 :
349:2006/08/31(木) 20:15:05 ID:d0QH9T1k
>>413うむ、鳥食った後の歯の間位 (゚ε゚)キニシナイ
415 :
205:2006/08/31(木) 23:27:47 ID:bYY80l+o
続き投下。今回またもやエロなしなんで興味ない方はスルーよろです。
背後から聞こえてくるルイズの寝息が規則的なものになったのを見計らって、才人はそっと声をかける。
「ルイズ」
声の大きさを少しずつ大きくして、二度、三度。反応はない。
ルイズが間違いなく眠っていると判断して、才人はそっとベッドから抜け出した。
(今日は離しててくれてよかったな)
才人は心の中でほっと息を吐く。
アルビオンから帰還して以来、ルイズは夜寝るとき必ず才人の服をつかんで離そうとしなかった。
また才人がどこかに行ってしまわないかと不安なのだろう。
だが、今日は違った。服をつかむどころか、少し距離を置き、こちらに背中を向けて寝ていたのだ。
(まあ仕方ないか、かなり怒ってたし)
タバサと別れて部屋に戻ってきた才人を、ルイズは激しく怒鳴りつけた。
門限を過ぎてもなお連絡一つ寄越さなかった才人にご立腹だったらしい。
実際悪いのはこちらだったし、タバサとあんなことをした後だったこともあって余計に罪悪感がつのり、才人はルイズのなじりを甘んじて受けたのだ。
才人は足音を立てないように注意しながら、部屋の壁に立てかけてあるデルフリンガーのもとに向かう。
静かに鞘から引き抜くと、剣はやたらと陽気な声で喋り出した。
「よう相棒、元気してた」
「馬鹿、大声出すな」
自分も十分に大きな声で怒鳴りつけてから、才人はおそるおそる振り返る。
ベッドの上のルイズは、声に反応したように寝返りをうってこちらを向いたが、目覚めてはいないらしかった。
月明かりに青白く照らされた寝顔は、今も健やかな寝息を立てている。
才人はほっと息を吐いた。
「良かった、起きてない」
一瞬間を置いて、デルフリンガーが答えた。
「みてえだね」
「っつーかお前、俺が鞘から抜くたびに大げさに反応すんの止めろよ」
「だってモテモテの相棒に構ってもらえなくてデルフ寂しかったんだもん。くすん」
才人が無言で鞘に押し込もうとすると、デルフリンガーは慌てたような声でそれを止める。
「待て待て待て、冗談だよ冗談」
「一瞬本気で捨てようかと思ったぜ」
「いやん。相棒ったらいけず」
「えーと、剣ってのは何度ぐらいで溶けるんだっけかな」
「ごめん、マジごめん。だからさり気なく微熱のねーちゃんの部屋の方見るのは止めて」
「ったく。今はお前の冗談聞きたい気分じゃないんだよ」
無意味な疲れを感じつつ、才人はデルフリンガーを完全に鞘から引き抜く。
月明かりを浴びて、刃が青く輝いている。その冷たい光に、才人は無言でじっと目を凝らした。
「なあ、相棒よ」
デルフリンガーが、どことなく気まずそうな声で言う。才人は視線を動かさずに返した。
「なんだ」
「マジでやるつもりなのかい」
「やらなきゃいけないならな」
才人は淡々とした口調で答えを返す。しかし、その実内心では激しい葛藤が渦を巻いていた。
タバサに対する仕打ちを考えれば、相手は最低の人間だ。犬畜生にも劣るクズという奴である。
だから、殺せるはずだと。躊躇いなどないはずだと。
そう心に言い聞かせるのだが、やはり恐れにも似た感情が消えてくれない。
(ちくしょう、なんで)
才人は苛立ちまぎれに舌打ちする。デルフリンガーはそれを聞いていたはずだが、特に何も言わなかった。
ただ、苦悩する才人の内心を推し量るかのように、似合わぬ沈黙を保っている。
目を瞑り眉根を寄せ、才人は何度も何度も心に「俺はミョズニトニルンを殺すんだ」と言い聞かせ続ける。
しかし、どれだけ繰り返しても、心の隅に引っかかっている躊躇いは消えてくれなかった。
才人は肩を落とした。剣の腹に軽く頭を当て、刀身に映る自分の顔をぼんやりと眺める。
その瞳からは、つい数時間ほど前に人を殺すことを決意したときの鋭さが幾分か失われていた。
(別に、怒りが消えた訳じゃないんだけどな)
時間が経って、幾分か気が落ち着いてきたせいだろうか。怒り以外の感情が、心の隅から湧き出してきたのだ。
そのせいだろう。「本気でぶちのめしてやる」とは思えても、「本気で殺してやる」とはどうしても思えない。
何とかして殺意を回復しなければ、と思い、才人は再度目を閉じた。
頭の中に、殺すべき相手の姿を思い浮かべる。黒いローブに身を包んだ女。
顔はフードで見えなかったが、口元に終始薄気味の悪い微笑を浮かべていたのを覚えている。
「得体の知れない奴だったな」
才人は、さらに深く思い出す。少し前、サウスゴータ付近の森で遭遇した、もう一人の「ゼロの使い魔」のことを。
「シェフィールド、だったっけか」
「本名じゃないらしいがね」
「俺がガンダールヴ、あいつがミョズニトニルン」
「伝説の使い魔同士のガチンコバトルって訳だね。わーい、楽しみだなあ」
あからさまに茶化しているデルフリンガーの口調に、才人は想像を中断して顔をしかめた。
「おいデルフ、お前なんだって今回はそんなに反対すんのよ」
「相棒よ」
不意に、デルフの声が低くなった。
「こりゃ俺の見立てだがね」
「なんだよ」
前よりは幾分か真剣な声音に、才人は少したじろいだ。
デルフリンガーは、意志を持った剣として存在してきた長い年月を想像させるような、重みのある声で続ける。
「お前さん、このまんまだとまた死んじまうね」
才人は目を見開いた。「まあ冗談だけど」などとデルフリンガーが笑い出すのを期待したが、剣はひたすら沈黙を保っている。
「なんでだよ」
黙っているのに耐えられなくなり、才人は何とか声を絞り出した。
「やってみなきゃ分かんねえだろそんなの。前と違って、今の俺はガンダールヴなんだし」
「そんなもんは問題にならん」
デルフリンガーの言葉は実に断定的だった。まるで、分かりきった事実を指摘するかのように。
その声によって、自分の未来が決定されたかのような錯覚すら覚えてしまう。
「相棒。隊長さんの言葉、覚えてるか」
不意に、デルフリンガーが訊いてきた。隊長、と言われてすぐに思い浮かんだのは、刃のように鋭い目をした女の顔だった。
「実戦では、負けると思った方が負ける。結局のところ、技も、術も、自信をつけさせるだけのものに過ぎない」
思い出させるように、デルフリンガーが言う。確かにそんなことを言われたな、と才人は小さく頷いた。
デルフリンガーは、一語一語を強調した、言い聞かせるような口調で続ける。
「それと同じことだよ。相棒の心には、まだ人を殺すことへの躊躇いがある」
「だから」
「今まではそれでも良かった。ガンダールヴの力を得た相棒に勝てる奴なんざ、普通の人間どころかオーク鬼みてえな化け物の中にも
まずいねえからな。手加減して、殺さないように戦うことだって不可能じゃなかっただろう。だが、今度は違う。
ミョズニトニルンだ。性質が違うとは言え、相手も同じゼロの使い魔なんだぜ。その上、前に見た感じじゃ、
奴は何でだか相棒にかなりの敵意を持ってるみてえだからな。あらゆる手を使って殺そうとしてくるに違えねえや」
「あらゆる手って」
「ミョズニトニルン。ありとあらゆるマジックアイテムを使いこなす神の頭脳」
詩でも読み上げるような調子で言ったあと、デルフリンガーは苦々しげな声で続けた。
「ちっこい嬢ちゃんに使われたのも、相当えげつねえもんらしいがね。
相棒が想像もつかねえほど胸糞の悪い効果を持ってるマジックアイテムなんざ、この世には数え切れないほど存在してるんだ。
相手は、そういうものをほぼ無制限で使える」
「俺だってありとあらゆる武器を使いこなせるんだろ」
「力だけじゃ、知恵には勝てんよ。それに、さっき言った問題がある。
相手を殺すことに躊躇いがある奴とない奴と、どっちの攻撃がより強いかなんざ、子供だって分かる話さ」
結局のところ、ただそれだけの話なのだった。
決定的に、殺意が足りない。
無論、殺す気満々で戦ったところで、勝てるとは限らないのだが。
「でもよ」
才人は喉に詰まったものを無理に吐き出すような口調で言った。
「だからって、放ってはおけねえよ。勝ち目がなかろうが殺意が足りなかろうが、そんなことは実際あんまり関係ないんだ。
俺はあんな風に弄ばれてるシャルロットを放っておけない。ただ、それだけだ」
才人の言葉をただ黙って聞いていたデルフリンガーは、やがて深いため息をもらした。
「言っても聞かねえんだもんな」
「馬鹿だからな」
才人は頭を掻きながら苦笑した。
「違えねえや」
デルフリンガーもまた笑い声で答える。
ようやくデルフリンガーの雰囲気が元の調子に戻ってきて、才人は内心ほっと息を吐く。
「相棒よ」
不意に、デルフリンガーは再び声を低くして言った。
今度は、先ほどのような言い聞かせる口調ではなく、ただ真剣に自分の思いを語りかけようとしている口調だった。
「前にも言ったが、俺はお前さんの妙にまっすぐなところが好きだ」
「ああ」
「だから、出来る限り長生きしてもらいてえのさ。
俺から見りゃ相棒と過ごす時間は一瞬だが、楽しい時間ってのは少しでも多い方がいいからね」
「そうだな」
「いいか。躊躇うなよ、相棒。今回ばっかりは、敵に情けをかけようなんて思ったら、間違いなく死ぬぜ」
断定的な言葉を、才人はただ黙って聞いていた。
デルフリンガーの言っていることが真実であるのは、才人にもよく分かる。だから、小さく頷いた。
「ああ。安心しろ、俺は躊躇わねえよ」
何も答えない剣の刀身を青白い月明かりにかざし、才人は己に言い聞かせるように口を開く。
「そうさ。相手は、あんな小さな女の子にひどいことした糞野郎なんだ。死んだ方が」
言いかけて、才人は首を振った。死んだ方がという言い方は、今は相応しくないように思える。
だが、正しい言葉を吐き出すために、才人は何度か息を吸い直さなければならなかった。
「殺した方が、世の中のためになるってもんだ」
デルフリンガー以外誰も聞いている者などいないというのに、その声は自分でも分かるほどに硬く、ぎこちなかった。
そして、このときになってようやく理解できた。
結局のところ、たとえどんな理由があろうとも、現実に自分自身の明確な意思で他人を殺めるということ自体が、平和な日本育ちの才人には考えるだけでも苦痛なのだ。
(でも、それじゃミョズニトニルンを殺せない。シャルロットを助けられない)
しばらくの間、才人は唇を噛み締めて、窓から差し込む淡い月光の中に立ち尽くしていた。
静寂の中、様々な思いが胸中を掠めていく。
怒りは、ある。あの瞬間感じた怒りは、今もまだ心の中で燃え続けている。
だが、心の中にある躊躇いや迷い、あるいは恐れを全て忘れさせてくれるほどには、激しくないらしい。
「くそっ」
小さく吐き捨てて、才人は剣を下ろした。
憂鬱な気分で肩を落とし、鞘にデルフリンガーを収めようとしたとき、不意に剣が言い出した。
「焦るなよ、相棒。今はミョズニトニルンの居場所だって分かんねえんだ」
「そりゃそうだけど」
「ちょいと散歩でもしてきたらどうだね。気分転換にはならあな」
才人は、肩越しに振り返って窓の外を見た。満天の星空に浮かんだ月が、柔らかな光を地上に投げかけているのが見える。
確かに、散歩をするのにはちょうどいい夜かもしれない。
「そうだな。ちょっと、歩いてくるかな」
「そうしなよ。ああ、俺はこのまま置いてってくれや。
間違って嬢ちゃんが起きちまったら、散歩行っただけだって言ってやらなきゃいけねえだろ」
それもそうか、と思って、才人はベッドの上のルイズに目を移す。
愛しいご主人様は、先ほどと全く変わらない穏やかな寝顔を見せていた。才人の胸の奥に、突かれたような鋭い痛みが走る。
アルビオンから戻ってきたあとにギーシュやモンモランシーから聞いた話によると、
才人が死んだと思い込んでいたルイズはほとんど死人のような状態で日々を過ごしていたらしい。
再会した直後以外は、才人に対してそんな素振りなど微塵も見せなかったルイズである。才人はひどく驚いた。
しかし、夜寝るときに才人の服の端を強く掴んだり、時折才人の存在を確かめるようにひどく深刻な顔で軽く触れてきたりと、
彼女が不安に思っている印は確かにあるのだ。
「ごめんなルイズ。お前を不安にさせたい訳じゃないんだけど」
才人はベッドの傍に立ち、ルイズの頬を軽く撫でた。
かすかな震えが手の平に伝わってきて、どうしようもない愛しさが胸の奥から溢れ出した。
今日のことで、タバサのことを何とかしてやりたいと思ったのは事実だった。
だが、やはり自分が好きなのはルイズなのだと、才人は改めて実感する。
(ルイズを巻き込む訳にはいかない)
不意に、そんな言葉が脳裏に浮かんだ。
(ミョズニトニルンやら、そいつの主人の虚無やら、下手したら戦争以上に危険かもしれねえもんな)
仮にどこか遠くに出かけることになっても、ルイズは連れて行けない。
そんなことを考えながら、才人は部屋を後にした。
「さて、そろそろ狸寝入りは止めにしたらどうかね」
才人が出て行ってしばらく経ったころ、不意にルイズの部屋にデルフリンガーの声が響き渡った。
しばらくして何の反応もないことを知ると、声色を変えてこう続ける。
「才人ったらわたしに隠れて何話してるのかしら。また他の女の子と仲良くしてるの。
もう、わたし、こんなに才人のこと好きなのに。わたしだけを見てくれないと拗ねちゃうんだから」
気色の悪い声音でルイズの真似をするデルフリンガーにとうとう我慢できなくなり、ルイズは布団を蹴り上げながら叫んだ。
「ええそうよ起きてますよ、起きてて悪い」
「別に悪かないよ」
瞬時に口調を戻して、デルフリンガーが答える。
この剣、絶対いつか売り飛ばしてやるなどと考えながら、ルイズは床に下りて腕を組む。
「で、一体あの馬鹿犬今度はどんな馬鹿なこと考えてる訳。
ホントにもう、帰ってくるなり余計なことに首突っ込んで、あの馬鹿はホントに馬鹿なんだから」
「そんな馬鹿な才人がわたし大好きなの」
「吹き飛ばすわよ」
「いやごめんなさいマジで勘弁してください」
速攻で平謝りしたあと、デルフリンガーは苦笑混じりに言った。
「そんな心配するこたねえよ」
「わたしが起きてること知っておきながらあんな深刻な話しといて、心配するなとはなによ。あんま馬鹿にすると本気で吹き飛ば」
「いやだから俺を脅すためだけに祈祷書開くのは止めてってば」
大きく息を吐きながら祈祷書を閉じ、ルイズはイライラと唇を噛み締める。
「とりあえず、事情を説明しなさい。ミョズニトニルンがどうとか言ってたでしょ。わたしに関係ないとは言わせないわよ」
「いや、関係ないよ」
「あんたね、ふざけてると」
「真面目だよ、俺は」
言葉どおり、デルフリンガーは急に真面目な口調になった。その声の静かさに、ルイズはつい黙ってしまう。
「悪いことは言わねえ、今回ばっかりは相棒のことを放っておいてやんな」
「なんで、使い魔のことで主人が遠慮しなきゃ」
「相棒が苦しむぜ」
端的な言葉に気勢を削がれて、ルイズは口を噤んだ。それ以上は何も言わないデルフリンガーに苛立ちながら、親指の爪を噛む。
あちこちに視線をさまよわせたあと、ルイズは躊躇いがちに訊いた。
「ねえ、ボロ剣」
「なんだね」
「あの馬鹿、またわたしに黙って死んじゃうようなことしてるんじゃないでしょうね」
溜まっていた疑念を口にすると、胸に垂れ込めていた不安はもっと色濃く、重くなった。
脳裏に、数ヶ月前の光景が蘇る。
残酷な命令。
二人だけの結婚式。
霞んでいく微笑。
目を覚ますと、才人はどこにもいない。
あのときの恐怖が再び蘇ってきて、ルイズの全身を大きく震わせた。
心胆を凍らせるようなその悪寒に、ルイズは自分の肩を抱きしめる。
「不安になるのは分かるがね」
デルフリンガーが、幾分か優しい口調で語りかけてきた。
「相棒はもう死なねえさ。お前さん一人、残したままじゃな」
「どこにそんな根拠が」
「あれで馬鹿がつくほど真っ直ぐな相棒だぜ。
七万の軍隊に突っ込んでいっても、最後は好きな女のところへ帰ってきた野郎だ、ちょっとは信用してやんなよ」
好きな女、という言葉は、ルイズの胸に暖かい何かをもたらした。
小さな胸を重くしていた不安を、少しだけ軽くしてくれるような、甘い匂いを漂わせる何か。
その暖かさに少しだけ胸を高鳴らせながら、しかしルイズは拗ねたように目をそらしながら訊く。
「どうだか。さっきの話聞いてると、また他の女の子絡みの問題なんでしょ」
「まあね」
「やっぱり。なによ、好きだとか何とか言っておいて、他の女の子のところばっかり」
「分かりやすく嫉妬するようになったもんだねお前さんも」
感心したような言葉に、ルイズの顔面が熱くなった。その熱さを誤魔化そうとして、ルイズは拳を握り締めながら怒鳴る。
「嫉妬なんかしてない」
「面倒くさいからもうそれでいいけどさ」
呆れたようにため息を吐いてから、デルフリンガーは諭すような口調で言った。
「だけどさ、そういうのを含めて、一度だけ相棒を全面的に信頼してやったらどうかね」
「どういう意味よ」
「さっきも言っただろ。相棒は何やってたって、最後は好きな女のところに戻ってくるのさ。
そういう男だ。そんな男が惚れた、ただ一人の女なんだぜ、お前さんは」
揺るぎない確信の込められた言葉だった。何となく気恥ずかしくなって、ルイズは視線を床に落とす。
それから、ちらりと上目遣いにデルフリンガーを見ながら、小さな声で問う。
「つまり、他の女の子にデレデレしてても、最後はわたしのところに戻ってくるって言いたい訳」
「そうそう。結局のところお前さんが一番だからね相棒は」
「本当にそうなの」
「見てりゃ分かりそうなもんだがね」
「見てて信用できないから言ってんでしょ。あの馬鹿ときたらいっつも他の女の胸とか胸とか胸とか胸とか。あと胸とか」
「相棒は単にいい奴なのさ。女に迫られても強く拒絶できない程度にはね」
「何よその都合のいい言い訳は」
「そんぐらいの優しさがなきゃ、とっくにお前さんに愛想尽かしてると思うけどね、相棒は」
確かにそうかも、と一瞬納得しかけて、ルイズは慌てて首を振った。デルフリンガーが楽しげに笑う。
「ま、相棒がお前さんに愛想尽かさないのは、別に優しいってのが理由じゃないがね」
「じゃあなによ」
「お前さんのことが好きだからさ」
結局そこに行き着くんだから、とルイズはため息を吐いた。
(信用する、か)
ふと、その言葉が頭に浮かび、心がぐらついた。
(確かに、わたし、あいつのことちゃんと信用したことって、一度もなかったかも)
デルフリンガーの言葉ではないが、七万の軍勢に突撃しても帰還した男なのだ。
信じてやってもいいかもしれないと、思わないでもない。
(だけど)
ルイズの目元が引きつった。
(それと他の女とイチャついてるのとは話が別よ。そりゃ確かに今まではわたしのとこに戻ってきたけどね、
だからってこれからもどんどん浮気しなさいなんて言える訳ないじゃないの)
ルイズの苛立ちを見透かしたかのように、不意にデルフリンガーが言ってきた。
「ほらあれだ、ここらでご主人様の余裕ってもんを見せつけておいたらどうかね」
急に予想もしていなかったことを言われ、ルイズは眉をひそめた。
「誰によ」
「競争相手に決まってんだろ。特にあのメイドとかな」
メイド、という単語を聞いたルイズの脳裏に、一瞬にして意地悪く笑う黒髪巨乳のメイドの顔が描かれる。
顔をしかめるルイズに、デルフリンガーはなおも言った。
「『あんたがどんなに誘惑したって、才人の心はもうわたしのものなのよ、残念だったわね』ぐらい、
笑いながら言ってやったらどうかね。それで相手が何言ってきても『ふーん、それで』って澄まし顔で返してやるのさ」
その提案は、実に巧みにルイズのプライドをくすぐってきた。微妙に、口の端が引きつる。
「で、ムキになってなおも相棒との情事をぶちまける相手を、お前さんは哀れみの目で見下ろしながら言ってやる訳だ。
『哀れな女ね、遊ばれてるとも知らないで』と。カーッ、こりゃいいや、完全勝利って奴だぜお嬢ちゃん」
実際にそんな風に振舞ったとき、あのメイドがどんな顔で悔しがるか。
それを想像するだけで、ルイズの胸に心地よい満足感と優越感が広がってくる。
ルイズは口元がひきつるのをこらえつつ、努めて澄ました顔で頷いた。
「そうね。あの犬も少しは忠誠心って物が分かってきたみたいだし、ちょっとは信用してあげてもいいわ」
「あー、そう」
「でも」
不意に、また不安が胸に垂れ込めてくる。ルイズは念を押すように訊いた。
「本当に大丈夫なんでしょうね」
「心配すんなって。少なくとも、お前さんに黙ってどっか行ったりはしねえよ、相棒は」
デルフリンガーの口調はあくまでも頼もしい。ルイズはため息を吐いた。
「結局事情もよく分かんないし」
「時期が来たら、相棒本人の口から直接聞かせてくれるだろうよ。その方がいいだろ」
その言葉に完全に満足した訳ではなかったが、どちらにしろ今は才人本人が不在なのだ。
問い詰めるとしても、彼が戻ってきてからにしなくてはならないだろう。
ルイズが再び布団に潜り込んだとき、出し抜けにデルフが言った。
「なあお嬢ちゃん」
「なによ」
「これから何があっても、これだけは忘れんじゃねえぜ。相棒は、お前さんのことが一番好きなんだ」
「しつこいわよあんた」
怒った口調で言いながら、ルイズは目を閉じる。そして、ふと心の中で呟いてみた。
(才人は、わたしのことが好き。他の誰よりも、わたしのことが一番好き)
何度も何度も繰り返している内に、自然と口元に微笑が浮かんでくる。
ルイズは暖かい気持ちを抱きしめたまま、安らかな眠りに落ちていった。
しばらく経って、ルイズが完全に寝てしまったことを確認したデルフリンガーは、ぼそっと呟いた。
「まあ、お前さんが実際にそんな風に振舞えるかどうかは全くの別問題なんだけどね」
もちろん、ルイズは聞いていない。今も微妙ににやけた顔で幸せ一杯夢の中である。
「やれやれだねえ。さて相棒、これでお前さんの愛しいご主人様がこの問題に巻き込まれることはなくなった訳だ。
相棒の気持ちを汲んでやった俺ってばなんて頭のよくて気が利く剣なんでしょう。そんじょそこらのなまくら刀とは訳が違うね。
さすが伝説の剣だ。いよっ、男前」
デルフリンガーは不意に押し黙った。一人で騒いでも空しいだけだ。
「とは言え」
ぼやくように、言う。
「本当ならご主人様の虚無も当てにした方がいいと思うんだがね。
このまんまじゃマジで相棒一人でミョズニトニルンとぶつかることになるんだぜ。
下手すりゃもう一人の虚無の使い手とも戦うことになるしなあ。
そんでもって、相棒はまだ心に迷いがあると」
一人でぶつぶつと状況分析したあと、デルフリンガーは大げさにため息を吐いた。
「うわあ、こりゃダメだ、負ける要素しか思い浮かばねえよ相棒。
あー嫌だ、今のミョズニトニルンってかなり底意地の悪そうな女だったかんね。
相棒が死んじまったら俺マジで溶鉱炉行きなんじゃない、ねえ」
もちろん、答える者はいない。分かっていて一人で騒いでいるのである。
「お前さんの性格じゃ難しいだろうが、何とか覚悟決めてくれよ相棒。
俺たちの命運はそれにかかってんだからさ」
そんな風に一人で格好つけてみても、やはり空しいだけだった。
426 :
205:2006/08/31(木) 23:50:36 ID:bYY80l+o
ここまでで。また次もよろしくー。
リアルタイムに読ましてもらいました〜
もう安定的にGJっすね。
一つ浮かんだのは「一番に好き」で納得してくれる辺りできた娘だなぁとw
「〜だけ愛する」じゃないと収まらなかったモンモンのほうが実は怖い?
GJです。続きをニヤニヤ(・∀・)しながらまってます
>>427確かにモンモンは惚れ薬まで作っちゃう子だから恐いね
>>426 ヨイ!!
やっぱ職人が良いとエロなしでも萌えますな。
>>426 なんて神作品なんだこれは…もはやヤマグチ仕事しろと言いたくなる
この話完結してもこの設定で書き続けてほしいな
神様が居るスレはここですか?
神 を 見 た
>>426 神過ぎ。
本編って言われても違和感ないマジで。
最高
GJ!
前の件がすっかりトラウマってるルイズたんモエス(;´Д`)ハァハァ
タバサといい、傷心好きにはたまらんですわw
>>426 気がついたら何故か勝手にプリントアウトされてた
実はノボルとかいうオチ
437 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/01(金) 13:53:25 ID:fVaMYfLV
>>436 それはそれで大歓迎!\^o^/
アリエナイガナ
恐る恐る頬に触れてきた時に、寝ぼけた振りして手に頬擦りしたい
さらに物欲しげにルイズの名を呼びドキドキさせたい
キスしようとして顔を近づけてきたら、唇が触れた瞬間抱きしめてそのまま食(電波が遮断されました
439 :
920:2006/09/01(金) 19:50:24 ID:sVUA1iES
つづきです。
深夜に怪しい音が響く・・・・
裸の少女と少年がいた・・・・・椅子に座るサイトの前にシエスタがいた。
まず、掌でサイトの・・・をさすったりもんだりし
そして、股間に顔をうずくめて、袋をなめ始める。
「・・・シエスタ・・・・」
袋から陰茎、そして亀頭へとあがっていき、少し戸惑って、
少女の口は少年のアレを包み込んだ。
少年は、いままで経験した事のない、快感に絶頂を迎えようとしていた。
「シエスタ・・・・ぅう・・・デル」
そうして、少女の口に精を放った。
少し、口からこぼし・・・
「これが・・・・サイトさんの味・・・」
口に残るのを飲み込み、口の周りを拭いてきれいにして。
椅子に座ってる少年の膝へ少女が腰を落とす・・・
ゆっくり、ゆっくりとシエスタの中に飲み込まれていく。
そのとき、結合部分から血が出ていることにサイトは気づいた・・・
「大丈夫?」
サイトは、優しく尋ねる 。
「サイトさんとなら・・・」
440 :
920:2006/09/01(金) 20:12:15 ID:sVUA1iES
少し時間がたった・・・
(締め付けと、くすぐられるような感覚が・・・)
シエスタが、ゆっくり動き始めた、サイトは動きに反応しているようだ。
なれてきたのか、段々と動きが速くなっている。
「シエスタ・・・・」
「サイトさん・・・」
互いに名前を呼び合い、サイトの上に寝るような姿勢になり唇を重ね合わせる。
「シエスタそろそろ・・・」
そういった、サイトを抱きしめ。
「いいですよ。中で出しても・・・・」
サイトは、シエスタを抱きしめ、
「ふ・・ ぁああ・・」
そして果てた・・・・
「シエスタどうしてこんなことを知ってるの?」
「曾おじいさんの持っていた、この本を読んで・・・」
なるほど、これは勉強になるがこんなもの読ますなよじいさん。
「ところで、初めて奪ったけど・・・」
「いいですよ、さいとさんなら」
「中に出したけど・・・・・」
「サイトさんのの子なら産んでもいいですよ」
「・・・・・・・・・」
「普通ならどうしてこんなことを・・・・」
とか聞くのだが、どうでもいいのだろう。
サイトがシエスタのことが好きでこうなることを望んでた
のかもしれないし・・・・
441 :
920:2006/09/01(金) 20:18:27 ID:sVUA1iES
この先、いろいろと二人には問題があるだろう・・・
『ぅうんぅ』
例えば・・・忘れられている桃色の少女に見られていて。
さらにオカズにされているとか・・・
ようやく書き終わりました。力不足で考えてたのが、変わってしまいました。
駄文ですいませんでした。
☆
/ ̄| ☆
| |彡 ビシィ
| | / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
,― \ | >>920
| ___) | ∠ Good Job!
| ___) | ∧_∧ \______
| ___) |\___(´Д` )_____
ヽ__)_/ \___ _____, )__
〃 . / / / / 〃⌒i
| / ./ / / .i::::::::::i
____| /⌒\./ / / | ____|;;;;;;;;;;;i
[__]___| / /-、 .\_. / Uし'[_] .|
| || | / /i i / | || |
| ||____|____/ / .| .|\_ノ______..| || |
|(_____ノ /_| |_________..| || |
| LLLLLL./ __)L_| |LLLLLLLLLLLLLLLL. | ||_____」
| || (_/ / i .| || | ||
|_|| / .ノ |_|| |_||
(_/
443 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/01(金) 20:33:02 ID:f8EhMp+m
>>920 (・∀・)イイヨイイヨ−
シエスタ好きなので美味しく頂きました、GJ
このスレの保管庫ってどこでしょうか?
>>445 ...| ̄ ̄ |< ちみが作ってみないかね?
/:::| ___| ∧∧ ∧∧
/::::_|___|_ ( 。_。). ( 。_。)
||:::::::( ・∀・) /<▽> /<▽>
||::/ <ヽ∞/>\ |::::::;;;;::/ |::::::;;;;::/
||::| <ヽ/>.- | |:と),__」 |:と),__」
_..||::| o o ...|_ξ|:::::::::| .|::::::::|
\ \__(久)__/_\::::::| |:::::::|
.||.i\ 、__ノフ \| |:::::::|
.||ヽ .i\ _ __ ____ __ _.\ |::::::|
.|| ゙ヽ i ハ i ハ i ハ i ハ | し'_つ
.|| ゙|i〜^~^〜^~^〜^~^〜|i~
447 :
392:2006/09/01(金) 21:32:10 ID:jUPQJDKm
>>395 でも、エロも楽しいので、練習〜
鳴かすはあえて探しました、変換順下の方だった、最優先で変換になるくらい使いたいですね。
>>415 実は唐突に書き始めたのって、205さんのお話読んだからだったりしますっ。凄い好きです。
これからも頑張ってください。
自分は今ちょっと迷走中ですが。
長いのの続きちょっと詰まってます。
お詫びに練習兼ねて一個書いてみました。
長い野の続きの方が書くの難しいのですね。(いいわけ…)
待てる人、もーちょっと 待って下さい…
448 :
1/4:2006/09/01(金) 21:32:41 ID:jUPQJDKm
アンリエッタもウェールズもトライアングル以上の魔法の使い手と確認した、
ロマリアは王家が無いため、逆に絞り込めないが、
20年前の段階で虚無が居なかった以上使い手は居ても、虚無の魔法は使えない。
今や虚無の魔法が使えるものはジョゼフさまのみ。
虚無を持たぬ他の国などおそるるに足らず。
ガリアが全ての国を、いやジョゼフさまが世界を手に入れるというのに。
なぜ未だ、国内の叛徒共にかかずらわねば成らぬのか……。
此処まで舞台が揃っていると言うのに……
国内が落ち着かねば、私の不在が長期間にわたるのは望ましくない……。
少し目を離しただけでこの有様。
もっとも、各所に仕掛けられた盗聴・監視装置の為この城で私に隠し事をするなど実質不可能なのだが……。
それでも監視に穴というものは必ず存在する。
偶然とはいえ、此処での密談は痛かった。
(くそっ、狭いな此処は……)
一人づつ顔を覚える。
(よくもまぁ、人の主を悪し様にっ。)
楽には殺さぬ事を決める。
いよいよ実行方法と時期を話し始めるようだ。
『我がミューズよ』
『ジョゼフさま!』
使い魔たるミョズニトニルンの私と、主人たるジョゼフさまは感覚が共有できる。
私にとって至福の瞬間だ。
『ジョゼフさま、叛徒共をご覧になりますか?』
もしも、実力行使に訴える場合、目標のジョゼフさまが相手の顔を知ってるかどうかは、随分安全に差が出る。出来れば見て欲しかったが。
『いや、人がおるのでな、そちらに視界を回せぬ。』
一度に幾つもの物は見れない、何よりいきなり空中を見出せば不審人物だ。
『分りましたでは、私の方で確認しておきますゆえ、ジョゼフさまは……』
『いやいや、ミューズお前にも用事があるのだよ。』
ジョゼフさまの用事……最優先だ。
449 :
2/4:2006/09/01(金) 21:33:14 ID:jUPQJDKm
『では、時期・方法を確認次第そちらへ…』
『いや、それには及ばぬし、そんなに待てぬよ、今とて待たせておるしな。』
いきなり、ジョゼフ様の視界が私に開かれる。
見えたのは牝豚。モリエールだ。
自らがどれだけ恵まれているか悟らぬ愚か者。
ジョゼフさまにその肉体を愛していただける幸せをその価値の数分の一も悟らぬ愚物。
それが全裸で横たわっている、熱っぽい瞳で私を……いや、ジョゼフさまを見ている。
嘆かわしい、暗愚との仮面を被り続ける為、昼間から淫蕩に耽らねば為らぬ。
本来英明であるあの方にはどれほど苦痛であられるか。
『我がミューズよ』
『はっ、ジョゼフさま』
『汝は、モリエールが嫌いだろう』
まったくもってその通り。
『はい、ジョゼフさまの夫人である幸せを理解しない愚か者です。』
ジョゼフさまに嘘は吐けない。
『だから……少し仲良ぉしてもらおうとな。』
ジョゼフさまの身体が私と一つになる。
視覚と触覚が共有されるとまるで私がジョゼフ様になったよう……
幸せを感じるままなく、ジョゼフさまは動き出す。
『ジョ、ジョゼフさまっ 何をっ。』
ジョゼフさまは黙ったまま腰を進める。
自分にはない何かが、暖かい何かに包まれる。
受けたことのない快感に頭が真っ白になる。
『ジョ、ジョゼフさ……ま……』
自分にはない器官が勢いよく快感を送り込んでくる。
(うぁぁぁぁあぁぁぁ)出そうな声を押し殺す。
板を一枚隔てた向こうでは、未だ密議が進んでいる。
声を上げるわけにはゆかない、それに密議の内容も聞かねば……。
だが、
(がぁぁぁっ、くあっ、くあぁぁぁっぁあ)
乱暴に送られてくる快感に物が考えられなくなる。
『ジョゼフさま、今しばらくお待ちください。』
快感に耐え、暫しの許しを請う。
『それより、我がミューズ?』
ジョゼフさまは腰を止めてくれない。
『はいぃぃ。』
身体が熱くなってくる。
『モリエールの中は気持ち良いかね?』
目の前が真っ黒になる。
そうだ、今この快感を送り込んでくる穴は、唾棄すべき物だった。
『くっ、いえ、このような事、どうという事は有りません。』
私はジョゼフさまに嘘を吐いたかもしれない。
『そうか、では、続けてもかまわぬな?』
………この方は…分ってっ……
羞恥で更に身体が熱くなる。
慣れない快感に身体が震え始める。
有り得ない快感に、あっけなく達するのが分る。
もうそんなに時間はない。
『ジョ、ゼ……フ…さ……まぁ……』
何も答えてくれない。
このままでは、下に気づかれる。
声を殺す為、服ごと腕に噛み付く。
息を詰め、喉が鳴らない様にもう片方の手で押さえ、音が洩れないように出来るだけ小さく丸くなる。
(んあぁぁぁっぁ、くふうぅぅぅ、うあぁぁぁんんん)
呼吸が苦しくなる。身体が高まり、限界を超える。
丸まったままビクビクと身体が震える。
(あいつの身体でイカサレタ……)
でも、それはまだ始まり。
450 :
3/4:2006/09/01(金) 21:33:53 ID:jUPQJDKm
達しても変わらない快感に私は直ぐに恐ろしい事実に気がついた。
(あぁぁぁ、いったのジョゼフさまじゃないっっっ)
ジョゼフさまは、動き続けて……いや、私がいったのが分ったのだろう。
動きが変わる。真直ぐではなく、捻る様に、モリエールの腰に自分の腰を押し付ける。
(うあぁぁぁぁ、先が、先っちょがぁぁぁ)
快感の受ける場所が変わり、また未知の快感に酔いしれる。
呼吸が苦しくなる。
喉を押さえていた手が一生懸命腰の辺りで何かを止めようとしているが……
私にはない、止めるところは此処ではないのだ。
(またぁぁぁぁ、くるぅぅぅ、きちゃうよぉぉぉぉ)
『我がミューズ』
ジョゼフさまの声が聞こえる。
『じょぜふさまぁぁぁ、もうゆるしてぇぇぇぇ、わたしっ……わたしこわれるぅぅぅぅ』
私は必死に許しを乞う。
『我がミューズ、君は何も悪いことはしていないだろう?』
ジョゼフさまの声がいつもより優しい。まるで何かを楽しんでいるよう。
『れ……れも、れもぉぉぉ』
『そうそう、我がミューズ、私の暗殺計画の実行場所は分ったのかね?』
私は慌てて残った理性をかき集める。
耳をそばだてる、良かった……まだはなっっっ
快感は相変わらず送り込まれてくる。
駄目だ、このままでは聞き漏らしてしまう。
震える手で袖の仕込みナイフを取り出す。
そして自分の腿を目掛けて……
『そうそう、我がミューズ』
ジョゼフさまの声
『先ほどから、手が痛い、噛み付くのは止めてくれないか?』
意味を理解する。
絶望した。
足を刺して、快感をそらすことも、嬌声を押し殺す為に手に噛み付くことも、ジョゼフさまを傷つける。
『らめぇぇぇ、じょぜふさまぁ、やめてやめてやめてぇぇぇぇ』
『頑張って耐えてくれよ、我がミューズ。』
また腰の動きが変わる。掻き回しながら出し入れしている。
よくほぐれた熱い肉が、私を締め上げる。
(くあぁぁぁっぁっ、うあぁぁぁぁぁぁ)
モリエールが私に……ジョゼフさまに抱き付いた。
熱い胸が、ジョゼフ様の胸板に当たった。でも…そこは、
(あぁぁぁぁ、そこ、おっぱいのなかぁぁぁぁぁ)
私には当たる筈のない場所に、暖かく柔らかい肉が優しく当たる。
多分私はまた達した。
でも、叫びすぎて声が音に為らなかった様だ。
451 :
4/4:2006/09/01(金) 21:34:42 ID:jUPQJDKm
ひくひくと、喉が動く。
辛うじて私は呼吸している。
でも、頭の中は……
『ジョゼフさまやめてやめてやめてぇぇぇぇ』
達した直後はまだ少しだけ物が考えられる。
『どうしてだい?よく働いてくれる我がミューズにご褒美だよ?』
『いっいぃぃぃのぉぉぉ、いやなぁぁぁっっ』
でも、達した直後の身体は快感に流されやすい。
でも、やっとジョゼフさまにお願いが出来た。これで……
『そうか、ミューズそんなにいいのかい?』
え?
『では、本気でいくよ』
ちがっ、ジョゼフさまそれちがっ……
私は、苦しい呼吸をしながらヒクヒクと動く肉の塊になった。
(らめぇまたいくっ……いくいくいくぅぅぅぅぅ)
ジョゼフさまが、モリエールを抱きしめ胸を擦りつけながら腰を振る。
(もぉむりぃぃぃぃ、むりなのぉぉぉ)
抱きしめたまま、モリエールが上になる。全身が柔肌に包まれたようだった。
(ぐぁあぁぁぁ、……あっ
神の頭脳は焼ききれた。
快感が止まったのがいつのことか知らない。
声が出たのかどうかも分らない。
そんな時間か随分すぎたと思う。
私はゆっくり意識を取り戻す。
まだジョゼフさまの視界を持ったままだ。
密議のメンバーの一人がジョゼフさまに場所と時間を説明している。
初めから、複数のルートで情報を集めていたんですね、ジョゼフさま。
それでこそ我が主……
そこまで考えるのが限界で、私はぐったりと意識を手放した。
452 :
0/4:2006/09/01(金) 21:35:49 ID:jUPQJDKm
密議が滞りなく進んでいる。
天井裏の狭いスペースに入り込んだ私はそれを見つめている。
密議の内容は我が君の殺害。
その後にオルレアンの娘を傀儡に仕立てる……。
実験を握るには簡単な手段だろう、守るべき親もあの娘にはもう居ない。
だが、
ジョゼフさまを殺す?
愚かな事だ。
最早道は見えているというのに!。
アルビオンに仕込んだ操り人形は良く踊っている。
トリスティンも敵ではない。
私がミョズニトニルンの力で秘密主義のロマリア以外に配した魔法装置たちは、今も情報を私に送り続けている。
人形には虚無を名乗るように仕込んである。
まもなく、ロマリアも動き出すだろう。
そうなれば、隙など幾らでも出来る。
はりそこねたです。
……恥ずかしさのあまりどうにかなりそうです……
>>453 GJ! ミョズニトニルンに萌えるとは思わなんだ
>>441 eroはいいが、投げっぱなしの落ちはイヤン
456 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/02(土) 02:44:28 ID:Q6fqd6+f
『少女の苦悩、少年の怒り』まだーー?(AA略)
458 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/02(土) 08:19:17 ID:VuWbwIMW
アンリエッタを希望する
同意の方は挙手をお願いします
ノノノノノノ
461 :
453:2006/09/02(土) 09:42:28 ID:Yn9i0LZf
土曜日は携帯触れるのが救い。
出先から失礼します。
>>458さん
自分がここに初めて書いた以前に試しに書いたのがアンリエッタなんですけどっ。
ちょっと個人的に微妙な出来なんですけどっ、希望して頂けるならっ、
仕事終わったら、投下します……
読んで貰えますか?
462 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/02(土) 09:51:54 ID:VuWbwIMW
463 :
460:2006/09/02(土) 09:57:46 ID:F/Xd8xuX
シチュの希望キボンヌ広く募集。どうかよろm(_ _)m
464 :
453:2006/09/02(土) 10:06:59 ID:Nb8HeNZs
打ってる間に引き受けられてるー
頑張って下さい。
希望があったら投下はしますけど。
何時間も先ですし。
>>460さん
楽しみですっ
>>462さん
多分十時間後位に……
携帯てかPHSなんですけどっ、そのせい?
なんかID変わってますが両方自分です
453
464
466 :
463:2006/09/02(土) 10:28:31 ID:F/Xd8xuX
>>465 0時過ぎるとID変わる
裏タバサの人まだかなー?期待してます
468 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/02(土) 12:26:55 ID:VuWbwIMW
471 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/02(土) 14:35:23 ID:VuWbwIMW
8巻読んでないがルイズと姫様は争って欲しくない
サイト争奪戦はシエスタとルイズで十分
9巻の告知見る限り姫様参戦っぽいぞ
474 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/02(土) 15:16:48 ID:VuWbwIMW
>>472 それだと
苺100%だな。
作者はやってはいけないことをした
>>463さん
まだいいですか?
ストレス解消にアルコール入ったアンリエッタの誘い受けが見たいなー。
とストレス貯めながら言って見る。
476 :
205:2006/09/02(土) 15:38:27 ID:ynHsIYIK
皆様たくさんの感想ありがとうございます。
とりあえずこの後も1シーンずつぐらいの区切りで投下していこうと思います。
全体的に見てもエロは少なめになりそうですが、見守っていただけると幸いです。
ってな訳で続き投下。
暦の上では春に近いとは言え、空気はまだまだ肌寒い。
深夜という時刻のせいもあって、夜気は身を切るように冷たかった。
その分大気は澄み渡っており、頭上を見上げれば夜空一杯に散りばめられたような星々を見ることができる。
異界の夜空も地球の夜空と同じで、見ているだけで胸がじんわりと暖かくなってくるようだった。
(星の配置なんかは当然違うんだろうけどな。ええと、北斗七星とかはあんのかな)
立ち止まって探してみるが、大小様々な星の中から目当ての星座を見つけるのは、思ったよりも骨が折れた。
結局見つからずに、慣れないことはするもんじゃないな、と苦笑する。
(そういや昔、こんな風に星座を探したことがあったっけかな)
ふと、才人は数年前のある夜のことを思い出す。
小学校の理科の授業で、星座観察の宿題が出されたのである。
真夜中に外に行かなければならなかったので、一応両親に報告したら、何故か父がやたらと張り切り出した。
物置からオペラグラスを引っ張り出してきてみたり、あれはオリオン座だ小熊座だのと無闇に解説してみせたり、
そんなに背が小さいんじゃよく見えないだろうと才人を肩車してみたり。
結局、最後はほとんど遊び半分になってしまって、家に帰ったのは十二時過ぎ。
当然ながら、父子揃って母親の大目玉を喰らうことになったのだった。
(今思うと、俺の性格って父さん譲りなのかもしんないな)
母親が用意していてくれた夜食を食べている最中、母親に見えないように口元に人差し指を当てて「またいつか行こうな」と言ったときの父親の顔を、才人は今でもよく覚えている。
結局、その約束は果たせずじまいになってしまっているが。
今ではもう遠い昔のことのように思える思い出に浸りながら、才人は当てもなく魔法学院の敷地を歩き続ける。しっとりと夜露に濡れた芝生を踏みしめるたび、足の裏に柔らかい感触が伝わってきた。
そうしてアウストリの広場に足を踏み入れたとき、才人は広場の片隅に置かれたベンチに、誰かが座っているのを発見した。
月と星の光以外は何の照明もない暗闇の中にあっても、その少女の髪は燃え盛る炎のように鮮烈に浮き上がって見える。
その見事な赤毛を見ただけで、才人は彼女が誰かを理解した。
キュルケだ。黒いドレスのような夜着に身を包んだキュルケが、頬杖を突いてベンチに座っていたのだ。
「よう」
軽く手を上げながら近寄っていくと、キュルケが少し驚いたように笑い返してきた。
「サイトじゃない。どうしたの、こんな時間に」
「それはこっちが聞きたいよ。女の子がこんな夜中に出歩いてたら、変な奴に狙われるかもしれないぜ」
「そんな奴が出てきたら」
キュルケは肩をすくめた。
「明日、この広場に消し炭が一つ転がるだけね」
「怖いこと言うなあ」
才人は苦笑しながら、「ここいいか」と一言断って、キュルケの隣に腰掛ける。
「帰ってたんだな」
出し抜けにそう言ったのは、アルビオンから帰ってきて以降、キュルケの姿を見かけなかったからだった。帰省中だと聞いたのは、ついニ、三日前のことである。
「ええ。ちょうど、今日の夕方についたのよ」
今日の夕方という言葉を聞いたとき、才人の脳裏に浮かんだのは、卑劣な責め苦に耐えるタバサの苦しげな顔だった。
胸中に苦い思いが蘇ってきて、才人は唇を噛む。
(そう言えば)
ふと、気付いた。
(キュルケなら、シャルロットのこといろいろ知ってるんじゃないか)
たとえば、タバサの故郷のことなど。そういう情報が得られれば、そこからミョズニトニルンの居場所を推測することが出来るかもしれない。
おそらく、今のタバサに何か聞こうとしても、何も教えてはくれないだろう。
それならば、多少失礼なことになろうとも、得られるところから出来る限りの情報を得なければならない。
それに、タバサを助けるためならば、キュルケも快く教えてくれるだろう。
(聞いてみるか)
そう決意したものの、内容が内容だけにどう話を切り出したものだか皆目見当がつかない。
才人は悩みながら、横目でちらりとキュルケの様子を窺う。そして、驚いた。
キュルケは、普段の活動的な彼女からは想像もつかないほどに静かな表情で、遠くの方を見つめていた。
目を細めた横顔には、見ている者の胸を突く憂いが漂っている。初めて見る顔だった。
そんな表情で何を見ているんだ、と才人がキュルケの視線を追っていくと、火の塔と本塔の間に行き着いた。
才人にとっても馴染み深い場所である。そこには、掘っ立て小屋という表現が一番よく似合う、コルベールの研究室があるのだった。
コルベールは今、戦争中に従軍しなかったということもあって、戦後の事後処理に駆り出されているということだった。
才人は、ギーシュとモンモランシー、それにルイズからも、そう聞いていた。
「変な人だよな」
才人は笑いながら言った。とりあえずコルベールをダシにして、関係ない雑談から始めようと思ったのだ。
するとキュルケは、少しばかりの驚きが混じった訝しげな表情でこちらに振り向いた。
「サイト、あなた」
「え、なに」
てっきり「そうよね。少なくともあたしの趣味じゃないわ」という類の答えが返ってくるものと予想していた才人は、想定外の対応に面食らってしまった。
キュルケはそんな才人の顔をまじまじと見つめたあと、どこか物悲しげな微笑を浮かべた。黒い夜着のせいもあって、泣いているようにすら見えた。
「そう。知らないのね」
その言葉と表情に、才人は何故か胸騒ぎを覚えた。何か、とても重大なことを言われているような気がする。
しかし、その疑問を口にするよりも早く、キュルケが小首を傾げて聞いてきた。
「ところで、わたしに何か聞きたいことでもあるの」
口元には、先ほどとは打って変わって悪戯っぽい微笑が浮かんでいる。
その変化がほとんど一瞬の内に起こったため、さっきの悲しげな表情は自分の見間違いだったかと疑ってしまったほどだ。
動揺しながらも、才人は「ああ」と慌てて返事をする。
(そうだ。今は、とにかくシャルロットのことを聞き出さなけりゃ)
なんと訊いたものかと考える内に、さっき感じた胸騒ぎのことなどすっかり忘れてしまった。
(あんまり、深く話す訳にはいかないよな)
虚無のことにまで話が及ぶのはまずいし、タバサがあんな手段で苦しめられていることを話すのも論外だ。
タバサ自身知られたくないことだろうし、何故これだけ一緒にいて気付いてやれなかったのかと、キュルケが自分を責めないとも限らない。
大体、キュルケがどれだけタバサのことを知っているか、まだ分からないのだ。
(とにかく、その辺を避けつつ、キュルケが知ってることを聞き出さなきゃな)
考えに考え抜いた後、才人はキュルケの瞳を見つめながら、慎重に言った。
「シャルロットのこと、教えてくれないか」
それを聞いたキュルケは、わずかに眉をひそめた。才人の瞳を見つめ返し、探るような口調で訊いてくる。
「どこまで知ってるのかしら」
面白半分に聞いているのだったら、絶対に何も教えないと言わんばかりの口調である。
だから才人も、気をつけて言葉を選びながら答えた。
「そんなには知らねえよ。ただ、あいつの本名がシャルロットだってことと、
無理矢理母親と引き離されてるってことと、誰かに苦しめられてるってこと。それだけだ」
それ以上は言えなかった。キュルケも詳しくは聞いてこなかった。
ただ、両腕を組んで才人の顔をじっと見つめたまま、静かな表情で何事かを考えている。その内に、短く問いかけてきた。
「それ以上のことを聞いてどうするつもりなの」
「助けてやりたい」
才人も、一言だけで答える。それで十分、こちらの気持ちは伝わると思った。キュルケは小さく息を吐いた。
「あの子の直面してる問題は大きすぎて、とても一人の人間の手に負えるものじゃないわ」
「それでも、放っておくことはできないんだ。あいつの泣き顔、見ちまったからな」
才人が目を伏せながら言うと、キュルケは一瞬驚いたように目を見張った後で、苦い笑いを浮かべてみせた。
「妬けるわね」
どういう意味かと問う前に、キュルケは横を向いた。才人に横顔を見せたまま、目を合わせずに言う。
「分かったわ、話してあげる。でもそれは、あの子のことを救ってほしいからじゃない。
あの子のことを少しでも多く知っておいてほしい、支えてあげてほしいと思うからよ。
本当はあの子の口から聞かされた方がいいんだろうけど、きっと、強がって何も話さないでしょうから」
長い前置きの後、キュルケは静かに自分の知ることを語り出した。
話を聞き終えた才人の背中が、暗闇の中を遠ざかっていく。
彼の向かっている先がタバサの部屋の方角であることは、いちいち考えるまでもなく分かる。
「思い立ったら即行動って、嫌いじゃないけどね」
微笑を浮かべて呟きながら、キュルケは目を瞑って考える。
「タバサはきっと、わたしが知っている以上のことをサイトに打ち明ける。
ひょっとしたら、助けを求めるかもしれない。あの子が泣き顔まで見せた、たった一人の男の子になら。
サイトもきっと、全力でそれに応えるはずだわ。たった、一人で。そういう人だもの。
そのときタバサの友人として、わたしにできることは」
キュルケはそっと目を開いた。主のいなくなったコルベールの研究室が、暗闇の中に頼りなく佇んでいるのが見える。
「ミスタ・コルベール。あなたは直接杖を振るいはしなかったけど、わたしには理解できない不思議な道具を使って、サイトやルイズのことを助けていましたわね」
頭の禿げ上がった男が、巨大な機械の周りを忙しく動き回っている光景が脳裏に浮かぶ。
「わたしに、同じような戦い方ができるとは思えないけど」
キュルケは、ベンチから立ち上がって歩き始めた。闇の中に佇んでいる、コルベールの研究室に向かって。
主がいなくなって実に数ヶ月ぶりとなるこの日、コルベールの研究室はようやく、以前のように終夜絶えない明かりの炎を取り戻した。
481 :
205:2006/09/02(土) 15:44:20 ID:ynHsIYIK
ここまでで。次回はようやくタバサの出番。
なお、読んでくださった方にはお分かり頂けると思いますが、
今のところ一応生死不明のコルベールは、このSSでは間違いなく死んでいる設定となっております。ご了承ください。
>>481さん
GJ
続きが楽しみです。
どうも、書くたびiD変わる模様
ファンの者です、頑張って下さい。
483 :
463:2006/09/02(土) 18:34:01 ID:F/Xd8xuX
争奪戦→長編になりそう(ゴメンヨ書く自信ないヨ)
ルイズと争奪→ルイズが主軸になるかも(俺は流れで書いてしまうorz)
宿屋→○
アルコール→○
宿屋とアルコール。これで行きましょう。
484 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/02(土) 18:46:33 ID:VuWbwIMW
☆
/ ̄| ☆
| |彡 ビシィ
| | / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
,― \ |
>>483 | ___) | ∠ あんた最高
| ___) | ∧_∧ \______
| ___) |\___(´Д` )_____
ヽ__)_/ \___ _____, )__
〃 . / / / / 〃⌒i
| / ./ / / .i::::::::::i
____| /⌒\./ / / | ____|;;;;;;;;;;;i
[__]___| / /-、 .\_. / Uし'[_] .|
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|(_____ノ /_| |_________..| || |
| LLLLLL./ __)L_| |LLLLLLLLLLLLLLLL. | ||_____」
| || (_/ / i .| || | ||
そろそろ、サイトXジェシカを〜
シチュは何でもいいので〜
>>150-157 >>377-384の裏タバサの続きを投下します。
>>465 同じタバサの話である「少女の苦悩、少年の怒り」という同時連載があるので、内容が被らないように様子を
見ながら書いてるので・・・・・・これからも遅くなると思います。読者の皆様も、別の意味で205様もまことに申し訳ありません。
部屋を照らすものが月明かりしかなくて薄暗い中、才人は目覚めた。
「もう、夜なのか」
確か、キュルケに伝言聞いて、タバサの部屋に来て・・・・・・襲われて、う〜ん。
途中から記憶がないな、気絶でもしたのかな。そうだとすれば我ながらまったくもって情けない。
「サイト」
ビクッとしちゃったよ、なんだよ。
「サイト、私のことを忘れないで」
ふいに聞こえたその言葉、それを発したのは横で寝ているタバサだった。
押し寄せる闇の中で一人、ひざを抱えて座り込んでいる。
木から落ちた果実のように、生きていくのに必要な栄養が取れなくなる。
自分の中の自分を呼び醒ますために振り返らずに進んでいく。
でも結局はベッドさえも抜け出せていない。
築き上げてきた砂のお城は、繰り返す波で脆くも崩れる。
偽りを捨てたときこそ、真実が見える。真に愛してもらえる。
「陛下、そのような詩を本にお書きになって、何か意味はあるのでしょうか」
「おお、モリエール夫人。この詩は私の知り合いのことを書いたのだ。はかなくかわいそうな女性のことなのだよ」
「まぁ陛下ったら、私という人がおりながら不謹慎ですわ」
「怒らないでおくれ、私が愛しているのはモリエール夫人、あなただけだ」
「私もでございます陛下、愛しております。ところで陛下、そのお知り合いとやらはどんなお方なのですか?」
「国外に留学してまで学びの場を求めてな、まったく勉強熱心で秀才な女性なのだよ」
本当は邪魔だから留学させたのだがね。私のかわいい姪よ、しかしこんな形で役に立つとは私も計算していなかったよ・・・・・・。
私に話があるなんてどういう風の吹き回しかしら」
「ごめんなさいね、どうしても他人の意見が聞きたくて」
広場のテーブルにて、キュルケとモンモランシーは向かい合って座った。
「別にいいけど。で、何なの話って」
モンモランシーが話すように促す。
「実は知り合いの子のことなんだけどね、その子恋をしてるのよ」
「キュルケ、恋なら貴方のほうが詳しいのではなくて」
モンモランシーはキュルケのはちきれんばかりの胸を見て、唇を尖らせて茶化した。
「ふざけないで」
キュルケの雰囲気が普段と違うのにモンモランシーは気づいた。
普段は、つかみ所のないひょうひょうとした感じに比べて、今はものすごい真剣だというのがひしひしと伝わってくる。
「悪かったわ、さっ、話を続けて」
「でもその子は恋を勘違いしてるみたいなの」
「勘違い?」
「そう、本当の恋ってのはお互いが納得しないとダメなのよ、わかるでしょ?」
モンモランシーはギーシュのことを頭に思い浮かべた。
浮気性があるから難しいのよね、って何考えているのかしら。
「だから一方的に、相手を押さえつけるような恋はうまくいかない。我慢もいつかは限界がくるわ」
キュルケは悲しげに少しうつむいた。
「間違ってることは間違ってる、そのことをきちんと伝えるべきかしら、親友だからって踏み込んではいけない領域がある、それを越えていいものかしら」
「親友・・・・・・」
あれから三日経った。
ついさっき授業が終わり、ルイズは裁縫道具とセーターらしきものを持ってどこかに行ってしまった。
そして俺はどうしているかと言うと、実はタバサの部屋に向かっている。
あんなことされてまた行くの? と誰かに突っ込まれそうだ。
でも、自分のことはちゃんとわかってるつもりだ。
今回、行く理由は二種類ある。
一つ目は、タバサのことが頭から離れないことだ。
時間が経ち、体力が回復していくほどに、あの日の出来事が頭に浮かぶ。
体が疼いて仕方がない。あの快楽を忘れられない。
ダメとわかっててやめられない、まるで悪い薬でも始めたかの様な感覚だ。
二つ目、こっちがメインなんだけどタバサの寝言だ。
「サイト、私のことを忘れないで」
忘れないで、なんでこういう表現をしたのか、それがわからない。
俺のことが好きなら「愛してる」や「捨てないで」らへんが妥当じゃないだろうか?
何かに脅えているかのように俺を求めていた、何かあるんだ。
きっと俺の知らない理由があると思う、何か重大な裏が存在する。
俺は真実を知る権利がある、知る必要がある、そんな気がするんだ。
念のために背負ってきた、デルフを抜かなくていいことを願う。
「ふぅ〜」
深呼吸を一回、精神を落ち着かせてドアノブに手をかけた。
その瞬間、俺の中で二つの思いが交錯する。
あの快感を得られるという期待感。
真実を知らないといけないという責任感。
これらは複雑に絡み合い、その原因であるタバサが心を支配し続けている。
もしかしたら俺は、タバサの手のひらの上で踊らされているだけなのかもしれない。
「タバサ、入るぞ」
先手必勝、魔法を詠唱されないうちに部屋に入る。
部屋を見渡す、タバサはベッドの上で本を読んでいた。
俺に気づいて本を床に置いた。少し笑顔になった気がする。
「来てくれたの?」
タバサは甘い声で囁きながら、手でベッドをポンッと叩いた。
「こっちに来て」
「悪いけど、それは出来ない」
「こっちに来て」
そっちに行ったら、何かされた時に抵抗できるかどうかわからない。だから近づけない。
俺がベッドに行く気がないことを察知したのか、目つきがキツいものへと変わっていく。
「お仕置き」
タバサが杖を構えようとする。
俺はデルフに手をかけた、右手に描かれたルーンが光り出す。
「タバサ、俺は戦いたいわけじゃない、できたら杖を置いてくれ」
杖を才人の方に向けたところでタバサの動きが止まる。
魔法を放つには詠唱が必要だ、この距離なら発動の前に止めることが出来る。
ガンダールヴの力はタバサほどの実力者なら計れるだろう、魔法が間に合わないこともわかるはずだ。
「どうして」
「俺は話し合いに来たんだ」
タバサからの返答はない。
「真実を話してくれ、タバサ」
俺が前に出ないと、心を開いてくれないだろう。
「俺は戦いに来たわけじゃなければ、拒みに来たわけでもない」
タバサ、いったい何を考えているんだ。
「ただ、悩みがあるなら話してほしいんだ」
俺は心の底から力になりたい。
「タバサ!」
俺は叫んだ。『雪風』じゃなくて、仮面の下にある本当のタバサに届いてくれ!
「・・・・・・から」
タバサは何かを言ったようだが、蚊の鳴いたような声だったので聞こえない。
「何?」
「あなたが好きだから」
やっぱり俺のことを、当然予想はしてた。
「だから、私のそばにいて」
こわばった表情を崩さないタバサ。嘘を言ってないのはわかる、でも・・・・・・。
「それだけなのか」
「っそう」
タバサが一瞬口の中で言葉を溜めた、これは嘘に違いない。
「それだけじゃないんだろ、悩みがあるんだろ」
普段の学院では、ルイズの魔法で教室が爆発しても動じない。
ゴーレムとの戦い、姫様を救出するときにだって表情の変化は微々たるものだった。
でも今は、表情のこわばり、一つ一つの言動、誰が見てもわかるほど大きく変わっている
普通じゃない、俺の知ってるタバサはこんなんじゃない。
武器を構え、見詰め合う二人。緊張状態のまま時間が過ぎていく。
この部屋では呼吸以外何も動きがない。まるで名のある絵師が書いた一枚の絵画のようだった。
しかし、それは意外な来訪者によって崩れた。
コンコン、突然窓を叩く音が聞こえた。
俺とタバサは同時に目線をそらして窓の様子をうかがう。
だが目線を戻したのは俺一人だけだった。タバサは顔ごと窓に向けていた、瞳には驚愕が写っている。
「どうして、こんなときに・・・・・・」
窓にはペリカンがいる。この世界では宅配便みたいなものだった。
この時、私は突然の来訪者を歓迎できなかった。
留学生の私に手紙を送るなんて、今まで一人しかいなかった。
私は窓を開けてペリカンから手紙を受け取った。
ペリカンが飛び去る、窓を閉める、差出人を確認する。
やっぱり『ガリア国王勅命』・・・・・・なんで今なの。
彼を手に入れるために、努力してきたのに、勅命なんて。
あと四日経ったら夏季休暇。
国境越えの許可を申請したら下りるのに一日、それからガリアへ行くのに一日、勅命に一日、帰るのに一日。
帰ってきた頃には、ルイズの帰郷によって彼と会えなくなる。
「どうしたんだ」
無能王、どこまで私を苦しめるのか。
そしてサイト、どうして私を拒むのかわからない。
「誰からの手紙だったんだ、タバサ」
うるさい、今のあなたには関係のないこと。
それにしてもガンダールヴ、三日前にあれだけのことをされても私に剣を向けられるなんて。
もう時間がない。精神力がまだ残っているなら、今すぐにでも崩してみせる。
現在私は窓に体を向けている、彼からは背が見えている。
よって口の動きが見えることはない。私が先に攻撃できる。
彼に、私のものだということは忘れさせない、離れさせない。
手紙を見ているフリをして、小声で魔法の詠唱を開始する。
「この気は、相棒! このメガネの娘っ子魔法を詠唱してるぞ!」
「本当か! デルフ」
インテリジェンスソード、余計なことを。
魔法を唱えるのが早いか、彼の踏み込みが早いか、一か八かの勝負。
「何を迷ってやがる相棒!」
「くそおぉ!」
私が振り向いた瞬間、彼は目にも止まらぬスピードで剣を喉元に突きつける。
「相棒! そんなんじゃダメだ、柄で気絶させろ!」
インテリジェンスソードの言うとおり、そんな脅しには屈しない。
『ウインドハンマー』の魔法を発動させる!
「・・・・・・なんで」
魔法が消えた、失敗? そんなことはありえない。
私は確かに『ウインドハンマー』を発動した、風は確かにここに集まったはず。
「残念だったなメガネの娘っ子。おりゃあ、魔法を吸い込んで無効化したんだよ」
剣なのにそんなことが可能なんて、伝説相手なんて、無謀だったとでもいうの。
「タバサ・・・・・・」
彼が悲しい顔をしながら杖を取り上げる。私を哀れんでいるの?
「俺はお前を助けたいんだ。話してくれ、頼む」
私は悲しくなってうつむいた。哀れみなんて何も意味がない。
本当に助けたいなら、ただ言うことを聞いてくれればいいのに。
おとなしく私の後にくっついていればいいのに。
「信じてほしい、デルフはしまうから」
「おい相棒! やめてお」
話さなければいけないの。もう同情を誘うことぐらいしか方法がないというの。
もう終わ・・・・・・今の彼の言葉「デルフはしまうから」確かにそう聞こえた。
私は顔を上げた。彼はインテリジェンスソードを背中の鞘に収めていた。
右手のルーンが光を失っていく、そして私の杖はまだ手に持ったまま。
まだ、勝機は残されている!
「愚か」
私は手紙を彼に投げつける、彼がそれをはらっている間に手を伸ばして杖を掴んだ。
「おい、タバサ!」
彼が杖を奪われまいと手に力を込める。かまわない、奪い取る必要はない。
掴んだまま杖に冷気を発生させる、この程度なら詠唱は不要。
「冷たっ」
彼が杖から手を離す。私から一瞬気が逸れる。その一瞬を見逃さない。
全身を使っての体当たりをして無理やり押し倒す。
そして両手で彼の肩を押さえて身動きでないようにした。
こうすれば力が劣ってても男は動けないと本(男を虜にする責め方大全)に書いてあった。
「くそっ」
彼が逃げようとジタバタする、力の差があるからさすがにつらい。
私は彼の耳を口に含んだ、プニプニした耳たぶを甘噛みする。
「あぁ」
彼は力を失っておとなしくなっていく。
次に唇を強烈に重ねる。舌を無理やりねじ込み彼の舌を絡めとる。
「うっ、うん」
彼の目付きがぼんやりしてくる。
すでに高まってきたみたい、でもそれは当然なこと。
彼の頭では三日前の行為が急激に覚めているだろう。
もっと快感を、その言葉で徐々に思考は埋め尽くされていくはず。
「んっ、はぁ」
私は唇を離した。両方の口が糸でつながっている。
それを丁寧に舐めとっていきもう一度軽いキスをする。
もうあなたを放すことは無い。
また責め続けて気絶しても、前みたく終わらせずに目覚めたらまた責めてあげる。
こないだはしなかった本番だってしてあげる。
国境越えの申請なんて、彼の気絶中に手早く終わらせればいい。
ガリアに帰るために学院を発つ二日後まで彼はこの部屋から出られない。
「真実を話してくれ」「悩みがあるなら話してほしいんだ」「俺は助けたいんだ」
ふいに彼の言葉が脳裏に響く。
余計なお世話、勘違いしないで。
私は自分の力ですべてなんとかする、あなたも手に入れる。
助けなんて・・・・・・いらない。
「信じてほしい」
私のことを、私を、どうか惑わさないで。
今回の見せ場はエロではなくて駆け引きでしたが・・・・・・うまく描けたかどうか不安です。タバサの心情も。
行初めのスペース入れ忘れが多いなぁ、精進します。
書いてくれる作者様が増えてきて嬉しい限りです、これからも頑張ってください。
二人ともGJ!
二大タバサに挟まれて昇天したい(;´Д`)ハァハァ
>>498 GJ!アンタ最高だよ!
>[男を虜にする責め方大全]にマヨ吹いたw
501 :
453:2006/09/02(土) 21:36:07 ID:JJ7ySQW7
>>458さん
帰宅しましたので、アンリエッタの送ります。
書いてみたくなって、唐突に書き始めたので個人的には……ですが、感想もらえると嬉しいです。
むー、と思ったので、初投稿こっちやめて、サイト×ルイズにした……
ちなみに、オマイこのシチュ遣りたかっただけだろ。
とか、設定が変わってないか?
とかセルフ突込みが入ったとだけ先にお断りましす……
では、出来ればお楽しみをっ。
>>463さん
のが楽しみ
>>486さん
裏タバサも好きです。
205さんのも無論好きです、ってか両方好きすぎてタバサに手が出せないです。
このスレのは全部読んで、ほぼみんな好きです。
いちいち打ってると、のべつ幕無しに、すき〜すき〜って
惚れ薬ルイズ見たくなるのでいつもは言いませんけどっ。
(しかも相手が不特定多数……)
>>498 増えた作者として、きっかけの205さんにご挨拶したいなーと、慣れない賛辞を送ったのですっ。
読者の一人としては、両方お待ちしておりますと、深々と頭を下げたいです。
>>461,464.
>>465,482みんな自分です。
家のPHSネットにつなぎに行くたびにダイヤルアップの様で、毎回IP変わってる様子…
502 :
1/13:2006/09/02(土) 21:37:19 ID:JJ7ySQW7
二つの月が輝く頃、王宮の奥で嬌声が響いていた。
そこは本来誰の立ち入りも許されない場所、王の寝室だった。
ましてや、今の王はまだ未婚であり…浮いた噂の一つも無いと言うのに。
最も、今聞こえている声は、女王アンリエッタのモノではなく…。
「サイト・・・サイトォ・・・」
女王の信任の最も厚い女官のものだった。
アンリエッタはベットから離れたところで、ソファに深く腰を掛け、無感動な瞳でソレを見続けていた。
その間にも使い魔を下敷きに、白い裸体が妖しくくねっている。
いとおしそうに使い魔の唇に触れながら、濁った瞳でその顔を見つめる。
「あぁぁっ、もっと…私を見て…うぅん、私だけを…」
幼女の様な薄い胸と、それに似つかわしくない妖しい腰の動きが倒錯的でまるで現実感を伴わない…そんな光景だった。
しかし、現実感を伴わない最大の理由は、使い魔の目にまるで光が無いことにあった。
暫く見物を続けたアンリエッタだったが、飽きたように立ち上がり。
「そこまで…、ルイズ止まりなさい」
低い声で呟くとまるで、スイッチが切れたように動きが止まる。
それと共にかすれた声が響いた
「なんでぇ…陛下ぁ 意地悪しないでぇ…もっと…もっとサイトとするのぉ…
だって…私…まだぁ…まだ…」
焦れた様な声が響く中アンリエッタは意に介さず続ける。
「起きなさいサイト」
ルイズの息を呑む音と共に、使い魔の瞳に光が灯りだす。
「まって、陛下まってぇぇ待ってくださぃぃ」
ピクリとも体を動かさず、声だけ枯らしたルイズ
ふと、
「黙りなさい、ルイズ」
優しげな声でアンリエッタは囁いた。
やっと回りを認識しだしたサイト
「あ・・・れ・・・?なんだ?これ?」
自分の真上に涙に濡れた主の顔と…周りを見回し、視線を下げると。
「って、えぇぇえぇぇぇ」
しっかりと繋がって快感を送り込んでくる下半身。
そして何より…
「おはようございます、サイトさん。よく寝れましたか?」
極上の笑顔で、そんな様を見つめてる美しい女王だった。
503 :
2/13:2006/09/02(土) 21:37:50 ID:JJ7ySQW7
真っ白になったサイトは、混乱した頭で、自分が最優先でやるべき行動を検索。
すぐさま実行に移した。
「ごめんなさい、もうしわけありません、何がなんだか分りませんけど、悪いのはこの犬めですぅぅぅぅ」
自尊心のかけらも無かった…
「あら?何を謝っているのかしら?」
小首をかしげながら、なんなことか分らないという風に訊ねる。
「えって、だって、これ見たら…ここ姫さまの部屋だし。」
「えぇ…ですから私の許可無く入ることも、ましてベットを使うことも…出来ませんわね?」
何かおかしい事に気がついた、サイトが息を呑む。
「あ、でも近衛を呼ぶのも楽しいかもしれませんねぇ
王の寝室に無断侵入の狼藉者ですもの…、いかに公爵令嬢といえどもただでは…」
「なっ…ルイズは関係ない、悪いのは俺だ、何か罪があるなら俺にっ」
アンリエッタの台詞を遮ってサイトが叫んだ。
くすくす楽しそうに笑いながらアンリエッタが続ける。
「冗談です、そんな事しませんよ、それに悪いのは私なのですしね。」
事態をまったく理解していないサイトにアンリエッタは説明を続けた。
504 :
3/13:2006/09/02(土) 21:38:43 ID:JJ7ySQW7
「よー相棒、気持ちよさそーだな、うらやましいねぇ」
本来自分の手に有るべきデルフリンガーが女王の手から語りかける。
「彼のお陰で、この城に残されたちょっとした遺産が手に入ったのですよ。」
ブリミルの遺産、其れはゼロの秘宝達だけではなかった、そもそも其れを伝えるための王家が途絶えてしまっては意味がない。
「王家を途絶えさせないための仕組みは、幾つか有る様なのですが、其れが発動するまもなく、絶えたアルビオンを見てデルフリンガーさんは直接私にその存在を教えてくれたのです。」
人心も離れ、わが王家も危ないですしね…小さく続けた。
トリスティンには水の魔法が伝わっていたらしい。
「本当は、城内の人間の意識を操り、情報収集や簡単な尋問を行う魔法だったんですよ」にこにこと、アンリエッタは続けた。
「それだけでもずいぶん役に立ったんですけどね」
叛意を持つ貴族を絞り込み、企みを聞きだす、確かに効果的に使えば統治に大きな力になる魔法だろう。
「でも、ここにはサイトさんがいた、魔法に頼らぬ文化圏からの異邦人」
アンリエッタは笑い続ける。
あなたは覚えていませんが、と続ける
「催眠術という魔法を使わない技術を、貴方は話したことがあるのですよ。」
王家伝来の秘法とはいえ、本来時間と共に解けてしまう魔法だった。
だが、催眠術と併用することで、その欠点を補ったらしい。
「随分実験したんですよ…習熟するまで、随分貴族達は壊れてしまいましたけどね。」
怖いことを言っている。
505 :
4/13:2006/09/02(土) 21:39:23 ID:JJ7ySQW7
「ソレはルイズの希望なんですよ」
繋がっているところをじっと見ながら言った。
「責任を取れないからって、ルイズに手を出さなかったらしいですねぇ〜
そういう、残酷な優しいところは本当にあの人に似ていますね」
あの人というときだけ、目の光が優しくなる。
「実はこれで、3回目ですのよルイズとの…」
サイトは真っ白になった
「さて、これで貴方はチキュウ?に帰ることも出来なくなったのですよね?
ルイズの望みは叶えたのですから、次は私の番です。」
優しかった目が見る見るうちに細められる。
無造作にルイズを押しのけると、アンリエッタは言った。
「無意識のまま抱いてもらってもよかったのですけどね、少しお願いがあるのです。」
サイトは自分の上で服を脱ぎ始めた、アンリエッタから目が離せない。
「今から私は、自分自身に魔法と術を掛けます…貴方がウェールズさまに見えるように…。」
泣き出しそうな声で続けた。
「だから貴方はそのつもりで私を抱いてほしいのです。」
サイトは潤んだ瞳に魅入られたように目が離せない。
「こんなこと……貴方意外に頼めませんし…」
ついに下着だけになったアンリエッタが、サイトに一瞬口付ける。
目をそらさないままに、訊ねる
「………嫌…?ですか?」
サイトはガクガクと左右に頭を振った。
「うれしい…」
何の下心もないような笑顔を見せる。
目を閉じ、小さく詠唱と自分に対する暗示を掛ける。
506 :
5/13:2006/09/02(土) 21:39:53 ID:JJ7ySQW7
「一つだけお願いが…」
「はっはい」
サイトは自分の理性が殆ど溶けているのを自覚していた。
「愛していると……」
アンリエッタが目を開いた、サイトの理性が砕けた。
「あいしてるぅぅぅぅぅぅ」
自分の上に乗っていた、アンリエッタを引っくり返す。
貪る様に唇を吸い、舌を絡める。
「あっ、はぁっ…ウェールズさま…ウェー…」
サイトは自分以外の名前を紡ぐ唇を力ずくで塞ぐ様にキスを繰り返す。
「うんっ…うあっうぅぅぅ」
ろくに息も出来ない状態で、アンリエッタは空気を求めてあえいだ。
サイトはキスをしたまま、もどかしげに胸をまさぐる。
興奮したサイトの手は、過剰に力が入ってアンリエッタの顔が苦痛でゆがむ。
「いたっ、いたいですぅ、ウェールズさま…もっとや…
サイトがまた口を塞ぐ、その間も胸を触り続けるが、サイトにこの時代の下着の外し方など分るはずもない。
興奮した様子のサイトを見てアンリエッタは
「これ・・・・ですか?これは・・・こう・・・」
自分でゆっくりと煽るように下着を外した。
「さぁ、どうぞ……」
優しくサイトの頭を抱き寄せる。
507 :
6/13:2006/09/02(土) 21:40:35 ID:JJ7ySQW7
サイトは加減も技も無くむしゃぶりついた。
「きゃっ…ちょっ……あぁっ、いたっ……」
目を血走らせたサイトが胸の谷間に頭を埋める。
両手は左右が別々の生き物のように、其れでいて力強く揉み続ける。
「くぁっ…ひぅぅぅっ…」
涙目になったアンリエッタがサイトの頭をゆっくり抱き、頭の高さまで動かす。
びくっと体を震わせたサイトが、起こられる寸前の子犬のように怯える。
アンリエッタは一瞬サイトの目を見た後、ゆっくりと口付ける。
そして、サイトの体を自分の横に倒すと。
「もう少し…優しく…お願いしますね……こんな風に」
サイトの胸にその手を沿え、優しく乳首啄ばんだ、柔らかな胸をぴったりその体に押し付けながら、何度も何度もサイトの乳首を舐め、吸い、時にはそっと歯を立てた。
女王の奉仕という、世にも稀な行為を受けたサイトは興奮の極みだったが、同時にその優しい愛撫を自分に与えてくる柔らかい体を情欲による興奮でなく、ひたすら愛しく感じ始めた。
そして、さっきまでの自分を省み、別の意味で赤くなった後、自分の胸の愛撫を続けるアンリエッタの髪を撫でた。
アンリエッタは嬉しそうに視線のみを上げたが、その唇も手も止めようとはしなかった。
508 :
7/13:2006/09/02(土) 21:41:05 ID:JJ7ySQW7
ついさっき自分がされたように優しくその頭を抱きよせ、耳元に囁いた。
「愛してる、アンリエッタ」
アンリエッタの体からすべての力が抜けた、ずっと欲しかった宝物を貰った様に、
「愛してる、アンリエッタ」
サイトは、まだ続けた、ぽろぽろと子供のようにアンリエッタが泣きじゃくっている、それを見ながら、アンリエッタが落ち着くまで赤くなりながら囁き続けた、ある意味抱きしめるより、愛していると囁くほうが恥ずかしかったからだ。
どれくらい時がたったろう、涙が止まった。
いまだ潤んだ瞳をアンリエッタはサイトに向けながら
「私も…………」
全身を丸ごと預けるようにキスをした。
それが自分に向いたものではないことに寂しさを感じながら、サイトは舌を絡めた。
二人の息が続かなくなるまで何度もキスを続けた、お互いの息が切れたことを目で苦笑を交わしながら、行為を続けた。
サイトがそっとアンリエッタの上になった、ちょっと怯えを含んだ目でサイトを見つめるアンリエッタがいる。
苦笑いしながらサイトは胸を触る、今度はそっと………触れるたびに、アンリエッタの反応を見ながら、
「あっ……んんっ…ふぅっ…」
ちょっとづつ力を込める、少しづつ痛がるポイントと気持ちよさそうな加減が分ってくる。
「はあっ、はぁっ、きゃっ………くぁっ」
先ほどのお手本を思い出し、乳首を吸い上げる。
「くぅっっ、急にっ」
「さっき、お手本を見せてもらったからねぇ」
意地悪そうな目でサイトは続ける。
「あの通りが、アンの気持ち良いところなんだよね?」
「えっ……あっ、違います、そんなつもりでしたんじゃ……」
「隠さなくても良いよ、すぐに解るしね」
楽しそうに、サイトは何度も胸を苛めた。
509 :
8/13:2006/09/02(土) 21:41:36 ID:JJ7ySQW7
身をもって知ったポイントを利用して、サイトは容赦なくアンリエッタを追い詰めた。
「きゃぁっ……んっ……いやぁっ……」
急に声を抑えようとするアンリエッタ、しかし体はやっと待ち望んだ刺激に反応を止めない。
声と、びくびくと震える体に調子に乗ったサイトは段々と力を込めていく。
「気持ちよさそうだね声も止まらないし、いやらしい胸のほうが俺の口に押し付けられて来るよ」
「やぁっ………いやなのっ、やめてぇっ」
びくびくと反応する、体と裏腹に流れている涙を見てサイトは手を止める。
「あ、ごめん、俺また……調子に…」
「ちがうのぉ……」
ふるふると力なく頭を振るアンリエッタ、涙を流し続けながらサイトに囁いた。
「……えっちなこだとおもわないでぇ………
からだ……とまらなくてぇ………ごめんなさいぃ……」
びっくりしたサイトは、納得して行為を再開する。
「うん、ごめんね、アンが悪いんじゃないよね」
涙に濡れたままの、瞳でアンリエッタがもの言いたげにサイトを見る。
「ひとつは俺が悪いよね、調子に乗りすぎで」
ふるふると、[あなたはわるくないですよ]と頭を振るアンリエッタ
「もう一つは俺の言い忘れだね」
首をかしげて、サイトを見つめるアンリエッタ。
両手を胸に添えたまま、サイトは耳元に口を寄せ言った。
「いやらしい体のアンリエッタも愛してるよ」
耳を舐め上げながら続けた。
「だから、思い切り感じてよ。」
「きゃっ、ひゃあっ、うあぁぁぁぁっ」
510 :
9/13:2006/09/02(土) 21:42:07 ID:JJ7ySQW7
本気で攻め始めたサイトは胸にこだわらなかった。
左手は胸に当てたまま、右手で秘所を探った、どうやらルイズとの経験値が無意識に刷り込まれていたようで、的確に攻め始める。
「えっ、ちょっ、なんでそっちはそんなにっ……きゃあぁぁっっ」
「上手なの?って?」
喉の奥で笑いながらサイトは手を動かし続けた。
「お二人のお陰で、どうすればいいのか、なんとなく解るんですよ」
そっと、表面を撫で、反応を見ながら、一番感じるところで手を止める。
「可笑しなことに、胸の攻め方はさっぱり解らなかったんですけどね」
無言で、アンリエッタは納得した。サイトの右手が細かな振動を始めた。
「ひゃあぁぁ、くうぅぅ。ああぁぁっ」
「ひょっとして、自分のお友達を馬鹿にしましたかね?」
「あんっ、ち、ちがうのぉ、えっと……」
「言い訳はいいですよ、言い訳しないなら…オシオキですけど…」
手を止めたサイトが、アンリエッタを見つめる。
何かに気がついたアンリエッタは酔った様な瞳で囁いた
「はぃ………言い訳しません。わるいこのアンにオシオキを下さい。」
サイトは楽しそうに
「頭のいい相手だと、話が早くて嬉しいですよ……いいこだ」
胸に顔を埋めながら、両手の運動を再開した。
511 :
10/13:2006/09/02(土) 21:42:47 ID:JJ7ySQW7
「あんっ……あぁぁぁぁぁっ、きゃぅぅ」
サイトの我慢も限界に達しつつあったが、それでもアンリエッタを攻め続ける。
背中を舐めながら右手はクリトリスを摘みあげる、どくどくと脈打つ自分のものではなくなったような分身を尻に押し付ける、もちろん左手は胸を堪能している。
オシオキを始めてからどれくらい経ったのか自分でも解らなくなっていた。
「ひゃ…くぅっ、うぁ あぁぁ」
「おねがいしますぅぅ、やすませてぇぇ」
「ん〜、でもねぇ…オシオキだし」
狂いそうな自分の焦燥を隠しながらサイトは、背後からピッタリとアンリエッタを抱きしめる。アンリエッタの背中を自分の胸で刺激しながら今度は右手で、胸を絞る。
肩の上に自分の頭を持っていくと、この短時間で決まったルールのように首を傾け頤の下を貪る。
その時サイトはアンリエッタの視線が下に向いているのに気がついた。
アンリエッタの太ももの間から、自分の先が顔を出していた。
「ほしいの?」
「えっ………あっ……」
視線を辿られた事に気がついたアンリエッタは目をそらす。
(はい っていえぇぇぇぇぇぇぇ)
サイトはもう限界だ。
「あの…でも…ひとつだけ………」
(ごくり)
「前から……あの…お顔を見ながら……おねがぃ……」
段々小さくなる声に、にやつきを押さえれないサイトだったが、正面からと聞いて顔を引き締める。
512 :
11/13:2006/09/02(土) 21:43:20 ID:JJ7ySQW7
サイトの両腕の下にアンリエッタが居た。
恐る恐るサイトは場所を合わせる、さっきまで指で中を触っていたが、そこに入れるとなるとうまく場所を合わせるのも大変だった。
潤んだ瞳でじっとサイトを見つめるアンリエッタを安心させるように
「愛しているよ、アンリエッタ」
また呟き、ほぅっと力が抜けた瞬間を見計らって、突き込んだ。
「きゃぁぁぁぁぁっ、んあぁぁっ」
背中に回されたアンリエッタの腕に力が入る、抱きすくめられたサイトは快感に震えながら快感を伝えてくる結合部を見た……赤い印が見えた、驚くサイトの耳元でアンリエッタの声が響く。
「ウェールズさま……やっと……」
サイトの中で何かが凍りついた。
(そーいや、俺代わりだったんだよな…興奮しすぎて忘れてた…)
呆然とするサイトだったが、破瓜直後のアンリエッタには動かないことが優しさのように感じられた…
「ウェールズさま………良いのですよ、お好きなように為さって下さい。貴方が気持ちよいと私も嬉しいのです。」
痛みを堪えながらの囁きが、サイトには辛かった。
(あーくそ、こんなに気持ちいいのに、この人は俺みてないんだ)
軋む心を抑えながら、精一杯優しく頬を撫ぜ、また何度目かになる囁きを返した。
「愛している、アンリエッタ」
513 :
12/13:2006/09/02(土) 21:44:00 ID:JJ7ySQW7
体が伝える快感は大きかったが、心が伝える悲しさのお陰でサイトはアンリエッタの様子を感じながら、ゆっくりと動いた、負担にならないように、感じるように、なにより、今この一瞬だけでも彼女が幸せを感じられるように。
「はぁっ、ああぁっ、段々痛みが薄れてきましたよ」
薄く笑うアンリエッタ、サイトはその片手が痛みを堪えるように握り締められているのを見逃していなかった。
ゆっくりと、馴染ませる様に動き続けていたが、アンリエッタが本当に気持ちいいのか解らないままに、サイトの限界が近づいてきた。
「あくっ、あぁぁぁっ、良いですよウェールズもうちょっと…」
「ごめん、アンもう限界だぁっ」
サイトがその動きを早める、背中に回されていた腕が首に回され、引き寄せられる。
「えっ」
唇が寄せられ、長いキスが始まる。
「んっ……」
サイトがアンリエッタの中に白濁を放つと、アンリエッタの体が震えた。
(いった?)真偽がわからぬまま、サイトはぐったりと体を預ける。
「ありがとう、おつかれさま、サイト」
アンリエッタの声が聞こえた気がするが、サイトは心地よいまどろみの中に落ちていった。
514 :
13/13:2006/09/02(土) 21:44:32 ID:JJ7ySQW7
ふとんやわー
地球でも使ったことの無い高級寝具に包まれてサイトは目覚めた。
「あーゆめ・・・じゃないんだなぁ・・・」
じっと自分を見つめる瞳に気がつく
誰かを認識したサイトが赤くなりながら挨拶する。
「おはようございます、姫さま」
女王だが、一度馴染んだ呼称はとっさに出てしまう。
「さみしいわ、もうアンリエッタとは呼んで下さらないのかしら?」
悪戯っぽく頬に口付けながら、慌てるサイトを観察しながら、アンリエッタは体を起こした。
「うわぁぁ、姫さま服・服」
サイトが妙な悲鳴を上げている。
「あら、昨日あれだけ……なのに?」
笑いを含んだ瞳で訊ねる。
「えぇぇぇぇと、それとこれとはぁぁぁ」
楽しげに振り向きながら、
「また、いつか・・・ね」
「・・・はいっ」
いい返事をするサイトに、付け足すように言った。
「もう動けるわよ、・・・・ごめんね、ルイズ」
サイトの周りの空気が凍りつく。
背後で何か恐ろしい存在が生まれようとしている・
「み・て・た・わ・よ・ ずっ〜と」
ガタガタ震える体を抑えられない。
「おぉきぃぃぃむねがすきなのねぇぇ さぁぁぃとぉぉ」
背後に居るのはきっと、死の権化に違いない…
サイトは死を覚悟した。
「あ、そうそう」
ひょい、とアンリエッタが帰ってくる。
「ルイズ、お詫びに今日この部屋好きに使って良いわよ……夜までね」
死の気配が徐々に収まるが……
どの道無事にすまないことを覚悟しつつサイトは振り向いた。
「この犬めは何をいたしましょうか?」
515 :
501:2006/09/02(土) 21:57:13 ID:JJ7ySQW7
上の方で似た展開があるのは勘弁を……
送り始めてから、あ〜って思った。
書いてみるぞーって意気込んで、3連作位のつもりで書いて、
……これはなんか違う…っておもた……
だから死蔵でした…
>>458さんが、アンリエッタ〜言わなかったら忘れてました。
いつもに増して拙い作品ですが、読んでいただければ幸いです。
長いのの続きは、今日出来れば今日ですけど、たぶん明日。
明日は一日休みですので、間違いなく明日には完成するかと……。
引っ張るからには……とかって思われてたら、ちょっと怖い……。
なんだか躓いてる感じなだけで、(多分)長くも、質が高いわけでもないです。
今週色々書き散らしてみたので、長いの片付いたら自分がどんな方向で書くか決めようかなと。
どうせなら、需要が有る物か、楽しんでくれるものが多いのが良いかなと、色々実験中です。
今の所は、一作目の方向かな?原作を極力残して、エロは少なめでも〜って感じ。
ゼロ味のあるキャラ多いから作りやすいかなっ。
それはさておき、タバサすきじゃぁぁぁぁ
どっちも好きやぁぁぁぁ
SS書き始めるくらい好きやけどっ、なんか手が出せないよぅ。
(名作二本の他にも、キャラ掴めてない自信がっ……やな自信だ)
GJ!
アンリエッタかわいいよアンリエッタ
「今日はありがとう…」
「いいえ、俺も楽しかったです」
夕暮れ時。人々の別れの挨拶と夕餉(ゆうげ)の香りが漂う街に、訳ありのカップルが今別れを告げた所である。
ボーイッシュな服装に身を包んだ彼女の正体は、女王。
それに対峙しているのは異世界の使い魔。
二回目があるなんて思わなかった。
サイトは思う。わざわざルイズの目を盗んで寄越した手紙だ。内容は薄々感づいていた。
またお会いしましょう。
その約束を果たさせたのは彼女の手紙。こちらも此処に来るまでは命がけで、何度ルイズに殺されかけたかは覚えていない。用を言わずに出ていくのは本能的に逢い引きと感じたのだろう。五体満足で来た事は奇跡だ。
一日だけのカップル。
恋人の死はサイト自身が目撃している。この女性をサイトは置き去りには出来なかった。
そしてお互い命を賭けた二回目のデート。彼女の幸せそうな顔に、何度か涙腺が緩みそうになった。
彼女の苦悩は分からないが、少しでもこの顔に笑顔が戻るなら…
そう思っていたら一日はあっという間に過ぎ、別れの時に至る。
「次は…ないかもしれませんね…」
「そん時は俺を呼んでください(命がけで)。直ぐに飛んでいきますから」
「サイト…」
「少しだけ…目を瞑っていて…」
「あ…はい」
何をするかはベタなので言わないが、そっと顔を近付けたその時だった。
「おーい!大変だ!橋が落ちたぞ!」
「あれじゃ王宮に行けねぇ!」
「魔法学院の方もだ!」
「「ええ!」」
「また…ですね」
「また…ですわ」
上記の説明的な市民の発言により何が起きたか。
単刀直入に言う。
帰れなくなった。
宿を取った。
予想外にお互い路銀が少なかったので同室になった。
以上。
「すみません…相部屋で…」
「いや、俺は構いませんけど…」
全く二人きりの空間になると会話が続かないのは分かっていた。
デートの合間も身分を隠す意味もあって人混みに紛れていたのだ。
この空間はサイトにとって未知の領域と言っても良い。
ダブルベッド。
風呂付きの部屋。
女性と二人きり。
沸騰しそうなまでに赤らんでいるお互いの顔。
これはマズイ。
本能でそう悟ると必死に理性を総動員していく。隣に座る彼女の顔見れない。
「あの…」
「何ですか?」
「ベッド…」
一番避けたかった話題。
次いで出た「女王陛下」の言葉。
「一緒に寝ても良いですか?」
ごめん続きはまた今度…他のSSも引き受けちゃってorz
ハッキリいって
>>501のアンリエッタ作品に見劣りする。自分でそう思う。
二流でもよければ今度続きを書いたときに読んでくれ…では!
wktk
狙い済ましたように一斉に落ちる橋GJw
で(・∀・)続きはまだかね
>>501 GJGJ
521 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/03(日) 08:30:40 ID:56DTEvQj
wktk
522 :
458:2006/09/03(日) 13:14:53 ID:KN7wZDf2
予想GAIです
そしてGJ
>>502-514 アンリエッタキタ━━━(゚∀゚)━(。A。)━(゚∀゚)━(。A。)━(゚∀゚)━━━!!!!
身代わりというのが悲しいが…
>>517-518 これもGJ!
投げっぱなしにならないことを祈ろう
>>520 ルイズが八つ当たりで魔法を使って落ちたと思ったよ。
525 :
501:2006/09/03(日) 23:27:11 ID:5+CXH/oI
>>255-270 >>320-328 の続き、や、やっと完成……
昼まで寝てた+かなり書き直した所為もありますが、時間掛かりまくった……
今から、送ります。
>>518さん
自分は好きですけどっ、読みやすいし。
続き待ってます。
>>523さん
身代わりとか、その辺が今ひとつ未整理な感じなので……
(ぶっちゃけいらん設定とか多い)
ちょっと納得いかなくはあります。
次にアンリエッタ書く機会があればがんばります。
526 :
1/20:2006/09/03(日) 23:27:55 ID:5+CXH/oI
今日もいつもより早い時間に目が覚める。
最近は毎日だ、サイトはまだ寝てるけど、しょうがないからほっぺにキスをして許してあげる。
昨日は途中で分けが分らなくなってしまった、ちょっと反省。
だってその分サイトとの記憶が減ったってこと、もったいない。
あ、そうだ後でサイトに話してもらおう、名案だと思う。
サイトは夜は色々するくせに、昼間に話を聞くと真っ赤になる。
恥ずかしがるサイトも可愛い。
サイトを起こさないようにそっとベットから出る。
今の時間ならお風呂に入ってから授業に行けるかな?
生徒用のお風呂はいつでも入れるようになっているけど……
流石に、連日朝風呂は変かしら?
みんな大体入る時間が決まっているから、大体似たメンバーになるんだけど……
最近のルイズはお風呂好きだった。
正確には、入る理由が増えたため、頻繁に利用するのだ。
だって……夜入っておかないと……サイトに嫌われたら……だしぃ……
あっああああんなに、汗かいちゃったら、朝も入らないと……
もちろん休日はいつもよりたくさん入った、理由が有って。
変に勘ぐられそうで厄介ねぇ…、
実際は勘ぐられる所では無いのだが。
部屋にお風呂作ろうかしら?サイトは外に作ってるのよね?
………メイドと一緒に入ったらしいけどなっ
ルイズの背中から一瞬何かが立ち上ったが、無視。
あっ、部屋にお風呂があったらサイトと一緒に入れるわね。
一瞬考えた自分の意見に赤面する。
うぅぅぅぅ、駄目だ私、最近凄く駄目な子だ……
サイトを見つめる、
サイトの所為だからねっ。
睨む、サイトがよく寝ているのを暫く見てると胸が温かくなってくる。
もぅ、手間ばっかり増やすんだから。
替えの下着に着替えてから普段着に着替える、脱いだものは纏めて洗濯籠へ。
サイトが起きる前にお風呂上がれるかしら?
手早く用意を整える。
凄く手馴れていた、連日の朝風呂の成果だ。
最近はお風呂から返った頃にちょうどサイトが起きてくる。
昔は『ご主人様に起こされる間抜けな使い魔には罰を』とかやっていたのが嘘の様だ。
一昨日に、ふざけて罰を……とやったら、一日従順だったくせに、ベットで反撃された。
何度も謝ったのにっっ思い出すとちょっと怒りがこみ上げる。
……気持ちよかったけどっ。
今日はちょっと早めに帰ってこれそうだから……サイトが寝てるところを観察しようっと……
ルイズはうきうきと部屋を出て行く。
527 :
2/20:2006/09/03(日) 23:28:26 ID:5+CXH/oI
寝返りを打つ、手がベットに当たる。
ものすごい喪失感に慌てて起きる。
あ、……今日はルイズもう風呂に行ったんだな。
いつもは先に起きて寝てるフリをする。
ルイズの着替えを覗くのはそれはそれで楽しい。
夜思う存分見れるとはいえ、日の光の元で見るルイズの身体も美しい。
「さってっと、」
部屋を見回す、目的のものを見つける。
今日はやめとこうか?と一瞬思うが……
日課は続けてこそだよなぁ……と洗濯籠に近づく。
「着々と変態さんだなぁ、俺も。」
苦笑いする。
昨日までは、行為の最中に一度もイって無いサイトは自分で処理していた。
「抜いとかねぇと、我慢できねぇよなぁ……。」
ひそかに4日目の朝からの日課だ。
ネグリジェを抱きしめ、ルイズの香りに酔いしれる。
ベットに横になり昨夜のルイズを思い出す。
熱くなってる自分の分身に、自分も未だ直接触って無いルイズの秘所を包み込んでいたパンティに擦り付ける。
昨日の痴態を思い出す。
ゾクゾクした、ルイズの新しい側面を見た感じだ。
力を込めていた右手だったが、力を抜いていき、昨日のルイズの感触を思い出した。
「こんな感じで………柔らかく……」
ビクビクと反応する。
ルイズのベットで、ルイズの服を抱いて、ルイズの下着を擦り付ける。
「全開で変態だな……」
ルイズの枕に頭を押し付ける。
胸の中がルイズの香りで一杯になる。
まるで此処にルイズが居るようだ。
「ルイズ……ルイズ………ルィズゥゥッ……」
あっという間に限界が近づく。
「ルイズ……ルイズ…」
も、もうすぐっ……くあぁっっ
ルイズのパンティがじっとりと重くなる。
ネグリジェで残りをふき取りながら、余韻を楽しんでいると…
扉の隙間にルイズの髪が見えた。
528 :
3/20:2006/09/03(日) 23:28:58 ID:5+CXH/oI
今日のお風呂は空いていた、時間が早かった所為もあるし、他のクラスの授業の兼ね合いとかもあるようだ。
結構ねらい目よねー。
どの日のどの時間のお風呂が一番空いているのか、大体把握し始めていた。
(ま、人に言えない理由だけどねっ)
思ってたよりかなり早めに部屋に戻れそうだ。
早めに着いたらどこかに隠れてみようかな?
サイトが寂しがって泣いたりしてー。
くすくすと、恋する乙女特有のハイテンションで取り留めない思考が暴走する。
(ルイズ……どこに行ったんだっ)
とかぁ、
(ルイズ、さみしいよぉぉぉ)
とか、言ったら私隠れてるの我慢できないかなぁっ。
あ、一人起きて、私が居ないのに気がついて〜寂しげに「ルイズ……」
とかも良いわねっ
もしそうなら、ごほうびよねっ、
おっおっおおおおはよぅぅぅのキッキキス
とかっ、
あ、もうすぐ部屋ねー
と思っていると、自分の部屋の方からサイトの声が洩れ聞こえた気がした。
「……ルイズ……」
確かにそう聞こえた。
自分の妄想と直結。即座にルイズは覗きになった。
こっそりアンロックを掛ける。
細くドアを開けて……
ルイズは石に成った。
529 :
4/20:2006/09/03(日) 23:29:29 ID:5+CXH/oI
ルイズが無言で部屋に入ってくる。
「あの……ルイズさん?」
無言で今日の授業の荷物を纏める。
「お、お嬢様?」
ベットの方は見ないように、忘れ物が無いかチェック。
「ご、ご主人さまぁぁぁぁぁ?」
頷いて、部屋を出て行く。
「ちょっとまって、何か言ってぇぇぇ。無言は怖いっ、無言は怖いよぉぉぉルイズぅぅぅぅ。」
走り去る足音だけが部屋に響く。
………
暫く固まっていたサイトだが、むっくり起き上がり壁際に向かう。
のろのろとデルフリンガーを抜く。
「よぉ、久しぶりだなぁ相棒。そろそろ寂しくて泣き出しちゃうかと…、
無言でデルフリンガーを見つめていたサイトが、ポツリと言った。
「一緒に死のう……デルフ……」
「は?」
530 :
5/20:2006/09/03(日) 23:30:00 ID:5+CXH/oI
走りながらルイズの頭は一つの事に埋め尽くされていた。
(下着に負けた、下着に負けたっ、下着に負けたぁぁ、うわぁぁぁぁぁあん)
サイトが気持ち良さそうだった。
私を触ってるときよりも気持ち良さそうだった。
なんだかそれが悔しくて、許せなかった。
サイトは私のなのにっ!
そう思った。
あんなにたくさん私を触ったのにっ。
流石に息が切れてきた。
壁に手を着いて、息を整える。
少し落ち着く。
…ひょっとして、男の子も触られると気持ち良いのかな?
ひょっとして、サイトはそれをずっと我慢して、私を気持ちよくしていてくれたのかな?……もし、そうだったら……
サイトは私を馬鹿にしてると思う。
早急に調べて……たしかめ……
どうやって調べよう?
男の子の事ならキュルケに……駄目だ聞けない、何より今居ないし。
シエスタ………なんだか凄いことになりそうな気がするからやめておこう。
いつも本世読んでるタバサは何でも知ってそうだけど、キュルケと一緒みたいだし。
姫さま……こんな内容でお城まで行ったらアニエスに撃たれる……。
モンモランシー……ギーシュと付き合ってるし……
そうね、モンモランシーに聞きましょう……選択の余地少ないな私。
決定。
でも、休み時間に聞くのにはちょっと時間が掛かりそう。
……今すぐじゃ駄目かな?
まだ一時間以上あるし……朝食まで。
ちょっと悩む。多分かなり迷惑だし……
でも、もう起きているはずだ。女の子の朝は早い。
……話聞いてもらうだけならっ、今でもいいかな?
くるりと振り向き、今度はモンモランシーの部屋に向かって駆け出した。
広いとはいえ学生寮、部屋の前にはまもなく着いた。
………暫しの逡巡。
コンコン
「モンモランシー?ごめんなさい起きてる?お願いがあるの。」
寝てるときのために、小さめの声で声をかける。
「きゃぁぁぁぁ。」
なぜ悲鳴?
「ル、ルィズゥゥ?」
声が上ずってる、なんで?
「えぇ、私よモンモランシー、こんな時間に迷惑なのは分っているんだけど……
ごめんなさい、少し時間をくれないかしら?」
「あ、あの……後じゃ駄目かしら?」
やっぱり忙しいのかな?
「うん、じゃあ後で……。」
「そ、そう?わるいわねぇ。」
なんだかほっとしてるモンモランシー。
あ、でも部屋に帰れない。
「ここで待ってるね。」
行くとこないし。
なんだか、モンモランシーが黙り込んで、部屋の中でどたばたする音がしてる。
暫くするとドアが開いた。
「どうぞ、ルイズ。」
モンモランシーもなぜか支度は終わってた。
531 :
6/20:2006/09/03(日) 23:30:31 ID:5+CXH/oI
「朝早くにごめんなさい。」
ちょっと困った様子のモンモランシーに言った。
「どうしても早く聞きたいことが有って……。」
モンモランシーは溜息を吐きながら。
「まぁ、ルイズが唐突なのは今に始まったことじゃないけどね……
で、使い魔がどうかした?。」
びっくりした。
「なぁっ、なんで、サイトの事だってっ。」
「あんたが他人頼るなんて、他に理由思いつかないだけだけどね。
反応見ると、あってるみたいよねー、最近仲良さげだったのに、どしたの?」
モンモランシーは鋭い。
「言っとくけど、誰でも分るからね。」
ぱくぱくと口が開閉する、
(な、なんでっ?)
言葉にならない。
「傍から見てたら丸分かりよー、最近あなた変だし。」
どどどっ、どう丸わかりだったのよぉぉぉ、サイトに変な子と思われてないかなぁ…
「ま、大丈夫じゃない?使い魔もアナタに劣らず鈍そうだし。」
そっか……大丈夫なんだ……
安心する。
「全然喋んなくても、話が繋がるくらい貴女わかり易いのにね。」
モンモランシーが笑ってる。
私にとったら笑い事じゃないのにぃ、はっ。
「わ、私っ、別にサイトの事なんてっ。」
意地を張る。
「じゃ、それ本人に伝えていいわね?」
「ごめんなさい、嘘です。」
あっさり張れなくなった。
「で、何が有ったの?」
優位を確立したモンモランシーが話を聞こうとしてくれる。
ちょっと意地悪だと思う。でも、他に当てもないし。
「あのね……モンモランシーちょっと聞きたいんだけど……。」
どこから話そう?ちょっと悩む。
「長くなってもいいから最初から話なさいな、貴女話下手なんだし。」
モンモランシーがズバっと切り込んできた。
……どうせ下手ですよ……
仕様がない。
「あのね……。」
私は、話を始める
>>255-270 >>320-328 そして今朝のこと。
最初笑いながら話を聞いていたモンモランシーだったけど、なんだか段々赤面してきた。
やっぱり、何か私変な事してたのかな?
「そ、それでね、あの……男のこってぇ……」
本題を切り出そうと思った、その時。
「凄いぞ我が親友っ。」
モンモランシーのベットの下から、ギーシュが生えてきた。
532 :
7/20:2006/09/03(日) 23:31:03 ID:5+CXH/oI
「な、なんでそんな所に居るの?」
モンモランシーのベットの下に住んでいるのだろうか?
「帰ろうと思ったら、ルイズが此処に来て、話を始めたんじゃないか。」
なんか、モンモランシーがばたばた踊ってる。なんで?
「それよりもっ。」
ギーシュが私を睨んでる。
「それはちょっとあんまりだぞっ、ルイズ。」
な、何か問題あったんだっ、やっぱり。
「どゆこと?どゆこと?何が問題っ?」
どういう事なのか、はっきりさせたかった。
「そんな寸止めで、男が我慢できるかぁぁぁぁっっ。」
なんだかギーシュが凄い迫力。
「はぇっ?」
間抜けな声を上げてしまう。
「つらかったろぉぉぉなぁぁぁ、さいとぉぉぉ。」
なんか、ギーシュ泣いてるしっ。
「えっと、な、何がっ?」
ギーシュがベットの下でこぶしを握って言った。
「男は出さんと満足できないんだぞっ、ルイズ。」
「だ、出すって何を?」
「えっと、そ、それはだなぁぁ………。」
力強く出てきた割には言いよどむ……ギーシュだなぁ…
「そ、それに、だなっ、その…サイトが朝してたのはだな……人に言うなどもっての外だぞっ。」
「あれって、なんなの?」
ギーシュが黙り込む。むー、肝心なことには役に立たない…ギーシュだ…。
でも、何かは知ってるらしい。
「何でも良いから教えて欲しいの。私……どぉすれば、いぃのかなぁ……。」
「そもそも、貴女はどうしたいわけ?」
モンモランシーが助け舟を出してくれる。
「そうだぞっ、あんまりほっとくと、幾らサイトでも浮気するぞっ。」
私の身体がビクッて震える。
……考えるのも怖い…。
「大体だなぁ、僕がサイトならそんな事態になったら、まず間違いなくあのメイドの所に行くぞ。」
「えっ…………」
「そりゃ、本人が一番いいんだろうけど、どうしても駄目なら、自分で……って辺りがサイトだよ、僕なら二番目に走るねっ。」
「……ギーシュ…。」
「なんだ、ルイズ、今更サイトに悪いことをしたと……」
それもそうだけど、ちょっと違う。
「モンモランシーが怖いよ。」
音もなく、ギーシュの横に現れているモンモランシー。
ギーシュの顔が引きつった。
「や、やぁモンモランシー。」
「あなたの考え方はよぉぉぉく分ったけど、ルイズに話があるの。出てってくれない?」ガクガクと頷くギーシュ、出て行くだけで済むなら、良い方なのだろう。
慌てて、ドアに向かう。
「待ちなさい、ギーシュ。」
モンモランシーが止める。そして、詠唱。
「そっちは人間用のドアよ、貴方はぁぁぁ。」
杖を振る。
窓からギーシュが勢いよく飛び出していった。
「そっちよ。」
ギーシュの悲鳴が小さくなっていく。
モンモランシーが振り返って
「さ、ルイズ、ちょっと話をするわよ。」
「……いいの?」
「大丈夫よ、ギーシュだし。」
「そっか……ギーシュだしね。」
なんだか納得できた。
533 :
8/20:2006/09/03(日) 23:31:34 ID:5+CXH/oI
椅子に座らせたルイズが、大人しくこっち見てる。
いつもこれだけ素直なら、相談する友達に事欠くまいに。
寂しそうなくせに、魔法使えないことを気にしていつも虚勢を張ってるルイズ。
誰にも話しかけられなくて、キュルケがいつもからかってる。
自分で嫌われる損な役回りする辺り、あの子は優しいと思うけど……。
(そんなルイズが頼ってくれるのって、かなり嬉しいわねー)
「あの……。」
私が黙ってるのが不安になったようで、ルイズが話しかけてきた。
「あ、ごめんね、ちょっと話し方を考えてたのよ。」
嘘だけど。
ほっとした様に、座り直す。かわいい、ギーシュよりこっちの方がいいかも。
「で、ね…その…貴方たちがしてた事なんだけどね。」
説明しにくい。ごめんなさいお母様、
小さいときに赤ちゃんがどこから来るのか聞いたモンモランシーは悪い子でした。反省。ルイズが私を見つめる。
「最後までしちゃうと、子供が出来ることなの。」
ルイズがびっくりしてる。
「それでっ、貴女気持ちよかったって言ってたけど、オトコノコもイったらその……朝見たそれが出るのよ。」
こんな事毎年説明してる、上級生の先生、凄いです。尊敬します。
「じゃっ、じゃぁっ、サイト今まで気持ちよくなかったの?」
まだ続けないと駄目みたい……ダレカタスケテー。
「嬉しくは有ったんじゃない?少なくとも私は、好きな相手以外に触られたくないし。」
「わ、私……襲われる、ってアレで終わりかかと思ってた……男の子を気持ちよくするのってどうするの?」
わっ、私が説明するのかー。
「えっと、その……ねぇ……来年に成ったら授業で習うわよ。」
これは本当、最もやり方じゃなくて、出世しそうな殿方の誘惑方だけど。
貴族用の学院なんだし、女子にはそういう課程も有ったりする。
「………らぃねんまで……待てないよぉ……。」
そうでした……厄介ねー。
仕方ない、朝っぱらからY談かっ。
「あのね…ルイズ……これは、先輩から聞いた話なんだけど……。」
「うっ、うん。」
目をキラキラさせて話を聞くルイズ。
今日は授業サボリかなー、まぁたまには良いか。
私の話は昼まで続いた。
534 :
9/20:2006/09/03(日) 23:32:05 ID:5+CXH/oI
「なぁ…相棒、何があったんだよぉ?いい加減に教えてくれやぁ」
ビクッとサイトが震えた、思い出しているらしい。
泣きながらサイトは言った。
「聞かないでくれ……俺はもう駄目だ……死にたいでしゅ。」
モグラになり始めている。
傍らにはもちろん、ヴェルダンデ。
鳴れたもので、肩に前足の爪を掛けたりしていた。
「ヴェルダンデェェェl、お前は分ってくれるのかぁっぁあ?」
しかしモグラは喋れない。
此処はなぜかヴェストリの広場に有った深い穴のそこだった。
サイトの心境にぴったりだった。
「相棒よぉ……もう夕方だぜぇ〜。」
穴の底から見える空は、見事な茜色に染まっていた。
今までずっと、デルフリンガー片手に穴の底で三角座り。
人格歪みそうな所業であった。
「なぁ、相棒そろそろ部屋にけぇろーやぁ。」
デルフリンガーの言葉にビクリと怯えるサイト。
「何しでかしたのか分らんが、きっと娘っ子も許してくれるって。」
サイトはますます丸くなった。
(絶対無理)
態度がそう言っていた。
そんな時、穴の壁面から……ギーシュが生えてきた。
「よっ、っと」
サイトの横に着地する。
「おや、サイトこんなところに。」
「よー坊主、なんか知らんが、相棒を慰めてくんね?なんだか、どん底なんだ。」
サイトが喋らないので、デルフリンガーが返事をするが。
「あぁ、ルイズに見られたんだっけ?」
サイトが跳ね起きる。
「お、おまえぇ…それ……どこで?」
「ん?あぁ、モンモランシーの部屋で。」
固まるサイト。
「どうした>相棒っておぃっ。」
いきなりデルフリンガーを自分の腹に向ける。
「しっ、しなせてぇぇぇぇぇ。」
「ちょっと待ちたまぇぇぇぇぇ。」
大騒ぎするデルフリンガーとギーシュだが、錯乱したサイトを取り押さえるには力不足だった。
「ギーシュゥゥゥゥウ。」
「なっ、何だ?何でも言え、サイト。」
「介錯、頼む。」
「介錯ってなんだぁぁぁぁ、止まれ、サイトォォォ。」
「殿中で御座る。殿中で御座るぞぉぉぉぉ。相棒ぉぉぉ」
デルフリンガーは結構余裕だ。
結局、この騒ぎはヴェルダンデの突っ込み(前足によるサイト取り押さえ)まで続いたという。
535 :
10/20:2006/09/03(日) 23:32:36 ID:5+CXH/oI
しくしく泣き崩れるサイトを眺めながら、デルフリンガーがギーシュに尋ねた。
「そーいや、坊主、なんで壁から生えてきた?」
「あぁ、今朝ルイズがモンモランシーの部屋に来てね、」
サイトが泣き止み、ギーシュの話に耳を傾ける。
「モンモランシーに相談事をしてたのを聞いてたんだが、途中で窓から放り出されてね。」
「……物騒な話だな。」
「まぁね、しかしただでは起きなかったよ、僕は、レビテーションが間に合わないと思ったので、地面を柔らかくしてみたんだが……。」
「ほぅ?」
「ヴェルダンデと同じ視点に立って、よく分ったよ……ローアングルって素晴らしいっ。」
色に関する統計データがー、と語りだすギーシュ。
「あの……ギーシュしゃん?」
モグラになりたいギーシュに、モグラに成りかかっているサイトが聞いた。
「えと、じゃあ、もう学院中みんなが知ってるとかではなくて?」
「あぁ、ルイズには一応口止めしたぞ。」
がばっ、起き上がったサイトはそのままの勢いでギーシュに抱きついた。
「ありがとぉぉぉ、親友。」
「はっはっは、水臭いぞ親友、流石になぁ……ほっとくとあっちこっちで言いそうだったし。」
「うんうん、ルイズある意味怖いよなー。」
盛り上がる二人。
「おーい、どっちでもいいから、説明してくれないと泣いちゃうぞ。」
デルフリンガーは寂しそうだった。
しかし無視。
「だがサイト、よく我慢してたなー。」
「げ、ルイズそんな事まで言ったの?」
「おぉ、モンモランシーに相談してたぞ。」
「……もう、モンモンに頭あがらねー…。」
頭を抱えるサイトに、ギーシュは聞いた。
「なんで、メイドの所とかに行かなかったんだ?」
「あぁぁぁぁぁ、その手があったぁぁぁぁ。」
単に思いつかなかっただけらしい。
良い意味で馬鹿だなと、ギーシュは言葉を続ける。
「ま、ルイズ貴族だし、関門多いだろうな。」
ぐ、とサイトが詰まった。
「知ってるか?ルイズ狙ってる貴族多いぞ。」
「……だろうな、可愛いしな。」
予想通りのサイトの答えに、ギーシュはサイトの予想と違う答えを投げる。
「違うよ、サイト。」
「…?いや、ルイズかーわーいーだろ?」
苦笑、サイトは本当に分ってない。
「ルイズの実家、ヴァリエール家、大貴族だろ?」
「知ってるよ。」
「ルイズは三女だけど、長女は家を出てるし、次女は身体が弱くて婿も取れない……、子供が産めない位弱いらしいからな。」
「?それが?」
「ルイズは、ヴァリエール家のおまけだって、貴族の次男、三男が狙ってるのさ。」
ゆっくり立ち上がったサイトが、ギーシュに目を向ける。
壮絶な目だった。
「どこの馬鹿だ?そんな事言ってるのは?」
ギーシュは答えない。
「言っとくが、結婚したらちゃんと幸せにする気の奴も多いぞ。
例のワルド卿みたいなタイプも居るしな。」
へこむサイト
「で、でも、ルイズをそんなっ、物みたいに扱うやつらっっ。」
サイトは怒っていた。
536 :
11/20:2006/09/03(日) 23:33:07 ID:5+CXH/oI
「でもな、そいつらがどんなにいい男でも関係ないと思うぞ。」
ギーシュは喋り続ける。
「そこに、塔が有るだろ?」
「あ?あぁ、それが何か関係……」
「この間ルイズがそこから落ちた。」
「っ!なんで?いつ、ルイズは無事かっ!」
ギーシュに詰め寄ったが、そのまま淡々と喋り続けた。
「お前の所為だよ。」
「いつだ?俺の所為でも何でもいいからっ、ルイズは無事なのかっ?」
「お前がアルビオンに居た頃だよ、死んだと思われてた頃だ。」
「え…?」
「ルイズはお前の後を追おうとしたんだよ。」
「俺、……生きてるぞ?」
「あの時は死んだと思われてただろ?死ななくてよかったよな。」
「ルイズ、怪我は?大丈夫だったのか?」
「ん、まぁ色々有って無傷だったよ。」
「……何が有ったんだ?」
「……秘密だ。」
ギーシュは黙った。僕も死んだと思ってたから像を作ってました……言い難かった。
誤魔化す様に続けた。
「あの、頑固なルイズが、そこまで好きになる相手が、これから別に出来ると思えないな。」
サイトが赤くなっていた。
「だから、君はもうちょっと自信を持ちたまえよ。」
「な、何にだよ?」
「愛されている、だよ。」
サイトは更に赤くなる。ギーシュの独壇場だった。
「ルイズは最早、君の愛無くば生きていけないと、そう言った様な物なのだよ。
自信を持たなくてどうするね?もっと強気で行き給えよ。
そうそう嫌われはしないさ。」
「そ、そかな?」
「そうだとも、親友。」
サイトの背中を軽く叩くギーシュ。
「部屋に帰り給え、ルイズがきっと待ってる。」
「あぁ。」
いい笑顔だった。
手の中でデルフリンガーが泣いている。
「……ないちゃうからぁ………。」
537 :
12/20:2006/09/03(日) 23:33:38 ID:5+CXH/oI
部屋でサイトを待つ。
もう日が暮れそうだけど……サイト帰ってきにくいのかな?
見られると、凄く恥ずかしいことだって言うのは分った。
(我侭よねっ、私の……恥ずかしいところは散々見たくせに。)
でも…、
(男の子も触って欲しいんだね……見たいんだね……知らなかった。)
ドキドキする。
………決めたことがある。
(今日は、私がサイトを……気持ち良くする。)
男の子は、女の子を触って、ほぐして、柔らかくして、突っ込む生き物らしい。
詳細は分らないけど、大多数はそうだって、モンモランシーに話してくれた人のうちの一人が言っていたらしい。
(ま、町まで行って、行商したり、先輩相手に香水売ったり……話し相手多いんだねモンモランシーうらやましいな…)
これからも、まめに情報収集に行こう。
楽しかったし……、モンモンと話しながらお茶するのは、初めての経験で楽しかった。
(それに………サイトに色々してあげたいしっ。)
キュルケも色々知ってそうだ。
……サイト……キュルケとかの方が………いいのかな?
自分の身体を見て、ちょっと悲しくなる。
シエスタとかの方が、サイトを気持ち良くしてあげられるのかなぁ……
暗くした部屋で、一人待ってると段々怖いことを考えてしまう。
(あ…それとも、あんな所を覗いた子の所には……帰ってきてくれないのかな?)
急に部屋が暗くなった気がした。
(サイトにずっと我慢させてた子なんて放って、シエスタの所に泊まるのかな?)
部屋が広くなって、自分がとても小さいものに成った感じがする。
サイトが帰ってこない。
それだけで涙が出てくる。
サイト……
サイトォ……私、サイトが居ないだけで寂しくて泣いちゃう子なんだよ。
サイトが居ないだけで、眠れない子なんだよ。
サイトが居ないだけで、死んでしまえる子なんだよ。
涙が止まらなくなってきた。
真っ暗に成ってしまった部屋は、サイトが死んだと思っていた時を思い出す。
涙が止まらなかった。
……ドアが開いた。
サイトが居た。
538 :
13/20:2006/09/03(日) 23:34:09 ID:5+CXH/oI
部屋が真っ暗だった。
(うぁ……ルイズ怒って顔も見たくないのかな?どっか出掛けてる?)
そっと、覗き込むと、ベットに人影があった。
ほっとする。
(うあぁっぁあ、入りずらっ)
なんて言って入ろう………思いつかなかった。
(くそっ、良いから入っちゃえっ)
ドアを開ける。
ルイズが……泣いてるっ!?
慌てて駆け寄ろうとすると、ルイズが崩れるように微笑んだ。
「おかえりぃ……サイト。」
反則だった。ずるい、強気になろうと思ってたのに、こんなの見たら……
「た、ただいま。」
素直になるしかない。
ルイズがベットから降りる。
もうネグリジェだった
(あ……、あれ…始めてあった日の……)
忘れられない格好だった。
「ごめんね、サイト。」
な、何言われるんでしょう?
「あの……ね、男の子も気持ち良くなりたいんだよね?」
………モンモンGJ!よく説明してくれました。
「だから……今日は……私がしてあげる。」
え、ルイズさんいきなりハイレベルすぎません?
ルイズがそっと目を逸らす。こわごわと自分の腰に手をやるルイズ。
え、えと……ルイズさん?
立ったまま、パンティをするすると脱ぐ。
(ぬぉぉぉぉ!)
右、左と足を抜く。
(み、みえるぅぅぅ!)
脱いだパンティを持ったままサイトに近づいてくる。
(ル、ルイズさん今履いてないぃぃぃぃ)
硬直しているサイトに、まだ暖かいソレを渡す。
「ごめんね、サイト……でも、今からそんな入れ物じゃなくて……
……中身を……あげるね。」
(ふ、ふぉぉぉぉぉ!)
いきり立ったサイトは、もどかしげに服を脱ぎだすが、ルイズがそれをそっと止める。
「サイト、こっち。」
ベットまで手を引き。
何時でもベットに飛び込める距離で言った。
「今日は私が脱がせてあげるね。」
サイトは固まった。
(モンモン、何してくれやがりましたか?)
539 :
14/20:2006/09/03(日) 23:34:40 ID:5+CXH/oI
サイトが大人しくなった。嬉しい。
下着好きなら、最初に上げたら?って言われたから上げてみた。
昔、サイトが着替えさせてくれたから、私が着替えさせて上げたかった。
爛々と目を血走らせたサイトが、私を見てる。
なんだか嬉しい、サイトが私を見てる。
男の子の服って脱がしにくい。
でも段々サイトが裸に近づく。
上半身をやっと裸にする。
…………困った。
「サイト……これどうやって脱がすの?」
サイトが自分で脱ごうとする。
「だーめっ、私がしてあげるのっ。」
渋々、サイトが説明してくれる。
ズボンを脱がす、なんか引っかかったけど……
やっとのことで、サイトの下着姿。
この下に、その……おちんちんが付いてるんだね。
ちょっと、そこまでは恥ずかしい。
「サイト……き……て……。」
ベットに手を引いていく。心臓が止まりそう。ドキドキする。
サイトの息も凄く荒い、心配。
振り向いて、サイトに聞いてみる。
「……大丈夫?……」
「な、ナニガデスカ?」
大丈夫じゃなさそうだ。
「あの……ね、私は……凄くドキドキしてるの。……サイトは?」
サイトは深呼吸してから答えてくれた。
「心臓が止まりそうです。」
うれしいっ!
「……キュルケとも……こんなことした?」
「してません。ご主人さま。」
………
「シエスタとは?」
「してません。ご主人さまっ。」
……たぶん本当だけど、不満があった。
「サイト……」
「はいっ。」
「私は………サイトの何?」
「はいっ……
そのまま答えようとする、サイトにキス、ちょっと冷静になってもらう。
「サイト、お願い、考えて答えて。私は……貴方にとって何?」
じっと目を見た。
理解してくれたみたいだ。
「好きな女の子だよ、ルイズ。」
背中を熱い何かが昇る感じがした。
「じゃぁ、ご主人さまなんて……今は言わないでね……。」
「分ったよ……ルイズ。」
540 :
15/20:2006/09/03(日) 23:35:11 ID:5+CXH/oI
ルイズと一緒にベットに座り込んだ。
いつもみたいに胸に手を伸ばす。
……叩かれた。してあげる宣言はまだ有効らしい。
ルイズのキス。啄ばむようなキスから段々情熱的に舌を絡めてくる。
俺の体をゆっくり押す、抵抗せずにベットに横になる。
いったん離れた、ルイズが俺の身体の上に馬乗りになった。
目を見つめたまま、またキス。
(あの布一枚の下に……ルイズの……)
パンティだって布一枚には違いないけど、見えそうで見えない辺りが更に興奮した。
いつかみたいに、胸にキスの雨を降らせる。
うぁ、これ気持ちいいんだよな。
経験済みの快感だと思っていたら、いきなり快感が強くなった。
胸を、硬く尖らせた舌で、押すように舐めていた。
「ル、ルイズっっ。」
キスより強い快感が、胸を跳ね回る。
限界まで自分が固くなっているのが分る。
あ、ルイズの……あたるっ。
サイトの下着一枚はさんで、お互いの性器が当たる。
ルイズがビクッと震える。
サイトを見つめたまま、右手をゆっくりと、下着の中に伸ばす。
(うぁぁぁ、モンモンのばかぁ、どこまで教えたんだぁぁぁぁ)
下着の中でそっと、ルイズの柔らかい手に包まれる。
そこでピタリと止まる。
「サイト、どぉしてほしぃの?」
(焦らしですかぁぁぁぁ、ルイズさぁぁぁぁん)
「どぉしたらぁ……気持ちよくなるの?」
どうやら知らないらしい。
舐めて、とかって言いたいけど、ちょっとそれは……
「そのまま、そっと包む感じで握って、上下に……」
ルイズは素直に…
「あ、朝見た感じだね?」
……サイトはへこんだ。
「あぁぁぁぁ、ごめんなさい、な、なんでも無いの、うん。」
悪気は無いようだ。舌は動かなくなったが、
ルイズが、自分を……ってだけでイきそうになる。
(なんとか、ルイズの……見たいな…触りたいなぁぁ……あ)
「ル、ルイズ」
サイトの反応を見ながら、やわやわと擦っていたルイズが答える。
「なぁに?」
「恥ずかしいから、後ろ向いて欲しいな。」
ちょっと笑ったルイズが、腰の辺りで反転する。
「これでいいの?」
「う、うん、ありがと。」
(最高です、準備はね)
ネグリジェの裾から、ルイズのお尻が見えていた。
541 :
16/20:2006/09/03(日) 23:35:41 ID:5+CXH/oI
サイトのを、そっと触っている。
硬い、太い、本当に………こんなのが入るのかなぁ?
赤ちゃんが出来るから、そこまではまだ駄目だってモンモランシーは言ってたけど。
男の子が……サイトが気持ち良いんなら、私はしてあげたい。
サイトにお尻を向けたから、握りやすいように、手を持ち返る。
「ルイズ、もうちょっと、身体ずらして。」
?なんでだろ?でも、サイトがそうして欲しいなら。
サイトが動きたがっている方に、私が動く。
いきなりサイトの手が私の胸に伸びた。
「きゃっ、ちょっと、だめっ、今日は私がするのっ。」
サイトに気持ちよくなって欲しいのにっ…
「ごめん、でも、俺が触りたいんだよ。お願い。」
………嬉しい、サイトが触りたいって言ってくれたのが。
黙って、サイトを擦り続ける。
サイトは私の胸を揉むのが上手いと思う。
身体の中が段々熱くなってくる、なんだか私の手が止まってる気がする。
だ、だめっ、きょうはぁぁぁ、わたしがっ。
左手は胸を揉んだまま、右手が離れた。
え………なんでぇ……意地悪……
いきなりそっと、私のお尻に触る。
びくってなった。
「さいとぉ……」
「こんな可愛いお尻がここに有るんだから、仕様が無いって。」
仕様が無いんだ………お尻を這い回る感触……気持ち良い。
でも、お尻だけじゃなかった、そのまま割れ目の方に向かう。
「さぁぁあいとぉぉぉ、きょうはぁぁ。」
サイトの手が、そっと触れる。
「ふぁっ、」
喋れなくなる。
サイトの上で震えてる間にも、サイトはあちこち触ってる。
「さいとぉぉ、お願い、今日はっ。」
私がしてあげたいのに……
でも、サイトはもう私に喋らせる気が無いみたい。
いきなり強い快感が襲う。
「んぁぁぁっ。」
な、何?サイトが私の股間に顔を埋めて舐めていた。
「いやっ、サイトっ、汚い、だめぇぇぇ。」
サイトは何も言わない、それに止めなかった。
さっきまでより強い快感が私を襲った。
サイトが吸う、
「ひゃぁっ。」
舐める。
「あんっ。」
もちろん手も休めない。
「やぁぁぁぁぁ」
身体を起こしていられなくなった。
ずるい、サイト。今日はしてあげたいのに……。
目の前におちんちんが有った。
542 :
17/20:2006/09/03(日) 23:36:12 ID:5+CXH/oI
絶好調だった。
ルイズに触りさえすれば、好きに出来る自信は有った。
思い通りにはまって嬉しかった
(うぁ、エッチな造形、今日は無理だろうけど…いつかっ)
舐め上げる、そのたびにルイズがいろんな反応をする。
舐めるたび、吸うたびのルイスの反応を覚える。
どうすれば、ルイズが高まるか、ゆっくり学習していく。
経験は無かったが、知識だけは大量にある。高校生。
(ふっ、数多のネットを駆け巡り、友達にエロサイトの称号を受けた知識は、伊達じゃないっ)
ルイズのお尻の下で、ルイズの喘ぎを聞きながら、思うさまルイズを追い詰める。
楽しかった、人生の絶頂!!と思っていた。
が、いきなり、下半身を快感が襲った。
え、自分の舌が止まった、ルイズの足の間から自分の下半身を眺めると……
ルイズが舐めていた、咥えていた、吸っていた。
「まて、ルイズっ、汚いっ。」
ちろっと、こっちを見た気がした……
(私もそう言った)心の声が聞こえた気がする。
黙ったまま、吸い上げる。
「うあぁぁっぁぁ」
しまっ……
いい反応をしてしまったぁぁぁぁ。
嬉しそうに、ルイズは吸い続ける。
たまに息継ぎをするが、一生懸命吸っている。
(うあぁぁっぁぁぁ)
これ以上反応するとルイズが止まらなくなる……一生懸命我慢する。
……?ルイズが吸うのを止める。
安心……は、まだ早かった。
あっちこっち舐め始めた。技も無く、ひたすら、犬の様に舐め続ける。
茎も、裏筋も、亀頭も、何も関係も無く、暫くひたすら舐め続ける。
ビクビクと反応する身体を押さえて、じっと我慢する。
やばい、なんか、凄い不利だっ。
いきなりまた吸う。
「ぐあぁっ。」
また勝手に声が出る。
(ふ〜〜ん、そうっ、我慢してたのね。)
あぁぁぁ、また声が聞こえる。
暫く吸って、また舐め始める、但し……今度は、なんで……そんなっ、ポイントばっかりっ。
気持ち良い所を知ってるかのように舐め続ける。
(くそっ、さっきので……反応見てたなっ)
このままでは、日本男児の沽券にかかわるっ。
快感を我慢して、ルイズの身体を責め始めた。
お互いひたすら、相手の反応を伺いながら全力で相手を攻める。
が、サイトが圧倒的に不利だった。
うぁぁぁ、もう我慢できない……
身体がガクガクと震える。
ルイズの勝ち誇った顔が見えるようだ。
一心不乱に吸い上げるルイズ。
(イくのよね?サイト、もっと……もっと私で気持ちよくなって)
ルイズの声が聞こえる気がした。
どっち道限界だ、手も舌も止めてひたすら放出する。
どくどくと、ルイズの口の中にサイトの精液が流れ込む。
口の中にサイトを受け止めたまま、ルイズが身体を起こす。
なんだか凄く自慢げだ。
(気持ちよかった?ねぇ、ほめてっ、ほめてっ)
ルイズのそんな声が聞こえる。
その口の中には、サイトの精液が……どう処理していいのか分らないのだろう。
(凄い……エロィ……)
サイトが生唾を飲み込む……
それを見ていたルイズは、暫く首をかしげて何かを考えると……、いきなり飲み込んだ。
「ル、ルイズっ……」
543 :
18/20:2006/09/03(日) 23:36:43 ID:5+CXH/oI
なんだかよく分らない味だった。
でも、なんかサイトは驚いた様子だった……飲んだら駄目だったのかもしれない。
「……駄目だった?」
聞いてみる、サイトはブルブルと首を左右に振る。
なんだ、問題ないなら良いよね。
サイトのおちんちんはまだ硬い。
これなら出来るかな……私の……濡らさないと痛いらしいけど、
サイトがたっぷり……してくれたし。
サイトに向き直る。
緊張する。
サイトは、なんかちょっとぼーっとしてる……
失礼だと思う、今から女の子の大切な物をサイトに上げるのに。
サイトのおちんちんをそっとつかんで、私に当てる。
「え?ルイズ?」
サイトがびっくりしてる。
ゆっくり腰を沈める。
「ル、ルイズっ!」
サイトのがなんだか一回り大きくなった気がする。
上手く入らない、場所は合ってると思うけど、念の為穴の周りにこすり付けてみる。
なんかサイトがもがいてる。
やっぱり合ってると思う、単に加減の問題かな?
押し込む、……目が眩むかと思った。
痛い。でも、てことは、ここで合ってるんだ……
初めては痛いってモンモランシーも言ってた。
そのまま、腰を下ろす、座るみたいに…でも
(痛い、痛い、痛い、痛い、痛い、いたい、いたい、イタイ、イタイィィィ)
刺される様なって、モンモランシーは言ってたけど、刃が付いてる分刺される方がましかも。
サイトを見る、なんだか気持ちよさそうにもがいてる。
……サイトが良いんなら良いや。
痛みは無視。ゆっくりとサイトを私の中に迎える。
なんか、景色が滲む、涙が出てきたみたいだ。
ぎゅーって押し込む、うぁ痛い……痛いよサイト。
体重を掛ける、裂けそうだよサイト。
サイトのおちんちんに血が滴っている。
あははは、何だ、ほんとに裂けてるんだ。
痛いのに納得する。
無理やり押し込む、さっきまで気持ちよくて出ていた汗が、冷汗に変わってる気がする。
痛い……イタイ……イタイよぉ……
でもサイトにばれない様に、私は微笑む。
サイトの初めては、これで私なのかな?
もうこれで、どこにも行かないのかな?
他の子を………見ないでくれるかな?
でも……痛みが限界……動けなくなる。
……悲しかった。
544 :
19/20:2006/09/03(日) 23:37:19 ID:5+CXH/oI
いきなり包み込まれた快感に驚いた。
ルイズが腰を段々沈めていく。
イった直後の快感に、俺は悶えていた。
「ル、ルイズっ、ルイズゥゥゥ。」
それに答えず、ルイズは腰を沈めていく。
目を瞑って快感に耐える。
ルイズがいきなり止まった。
恐る恐る目を開けるとルイズが泣いていた、血が……出ていた。
「ル、ルイズ大丈夫か?」
フルフルと左右にルイズが頭を振った。
「む、無理するなよ、その……気持ち良いけどっお前が痛いんじゃっ。」
「ちがうの……。」
「?」
「痛くて、動けないのは良いの。」
よくねーよ、突っ込みたかったが、そんな雰囲気じゃなかった。
「ごめんね……。」
「なにがだよ?」
「ごめんね、キュルケやシエスタなら、きっともっと気持ちよかったよね……。」
は?
「私、胸も小さいし、身体も小さいし、まだ…未熟だから……。」
ルイズがゆっくりキスする。
「サイトにもっと気持ちよくなって欲しいのに。」
ゆっくり、俺にもたれかかるルイズ。
「ごめんなさい、でも、私今痛くて動けないの。」
俺の腕の中で、ルイズがごめんなさいって呟き続ける。
可愛かった。
凶悪だった。
でも…、
(あ〜俺、もう絶対こいつから離れられないな……)
「そんな事無いとは思うけど、キュルケもシエスタも関係ないよ。」
腕の中でルイズがモジモジと首を振る。
なんでここまで劣等感が強いかな?可愛いのに。
「ルイズは可愛いよ。」
「ルイズがいいんだよ。」
「ルイズじゃなきゃいやなんだよ。」
何も言わずに、涙をためて、ルイズは俺を見る。
「どうしたら納得してくれる?」
……暫く黙り込んだルイズは
「私の身体をサイトに上げるから……私で気持ち良くなって。」
「おまえ……痛いんじゃ……」
「サイトは知らないの……サイトが私のそばに居ないことのほうがずっと痛いの。」
「サイトが他の子を見ても良いの……、帰ってくるって、私のところに帰ってくるって証を……頂戴。」
ルイズの頭をそっと抱きしめる。
(ここまで、こいつ追い詰めたの俺なんだよな……)
覚悟を決めてゆっくり動き出す。
ルイズが痛みで……快感でなく……悶える様は俺の胸をえぐる。
(他の子見たり………死ぬような真似したり)
ルイズを痛め続けているのに、好きな子の中にいる事実は、俺の快感を際限なく高める。
(もう……怖がらせるようなことをしないよ……)
「愛してるよ、ルイズ。」
囁きながら、ルイズの中に思いっきり出した。
545 :
20/20:2006/09/03(日) 23:37:50 ID:5+CXH/oI
サイトのが、一回り大きくなった気がする。
とても痛い、でも……
アイシテルヨルイズ
言ってくれた。
涙が止まらなくなった。
泣きじゃくる私を、サイトは優しく抱きしめてくれる。
私もサイトが好きだ。
サイトを愛してる。
伝えたいけど言葉にならない。
黙ってキスをする。そっとサイトがキスを返す。
背中を撫でてあげる、サイトも私にそっと触る。
ずっと泣いたまま……この世で一番安心できる場所で……私は朝まで甘えていた。
「……痛かった。」
「ル、ルイズが、自分でっ。」
「痛かった。」
「だからっ……」
サイトがまだ抵抗してる。愛してるって言ったくせに。
枕でボスボス叩いてみる、痛くてあんまり動きたくない。
「痛かった…。」
「………ごめんなさい。」
観念したみたいだ。
じゃぁ、ご褒美っ
ちょっと素直になることにした、私の、最初の一言をサイトに上げる。
「痛くなくなるまで、ちゃんと頑張ってね?サイト。」
なんだか赤くなったサイトが、幸せそうに笑っている。
サイトが笑っていると、私も幸せだ……
いつまで続くか分らないけどっ、サイトを好きなのは本当だからっ、帰るときが来てももう泣かない。
でも……ちょっとは、帰らないことを期待する。
もう自分を騙さない、素直な自分の気持ち。
「サイト……私も愛してるよっ。」
極上の笑顔をサイトに送って、キスするために近寄った。
546 :
501:2006/09/03(日) 23:46:06 ID:5+CXH/oI
最後の方とか、もうちょっと練った方が良い気もしましたが、日付が変わりそうなので…
読み直しもしてないです。誤字は勘弁……
あと、
>>331さん御指摘受けましたが
>>532にて、どゆこと使っちゃいました、セリフの音的にこっちかなと。
言われたこと忘れたわけではないんです。ごめんなさい。
そうとっかえのセリフちょっと悩んだけど、良いのでなかったんです…。
とてもGJ!!これからも頑張って書き続けて下さい!!
ルイズ可愛いな!!!!!
GJ!!!!また投下してくれると
ありがたいです!!!
ベッドの下から生えてくるギーシュに吹いたw GJ!
550 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/04(月) 00:55:13 ID:ElKGQqT/
G.J G.J G.J G.J G.J G.J G.J G.J G.J G.J G.J G.J G.J G.J G.J G.J G.J G.J G.J G.J G.J G.J G.J G.J G.J G.J G.J G.J G.J G.J G.J G.J G.J G.J G.J G.J G.J G.J G.J G.J G.J G.J
G.J G.J G.J G.J G.J G.J G.J G.J G.J G.J G.J G.J G.J G.J G.J G.J G.J G.J G.J G.J G.J G.J G.J G.J G.J G.J G.J G.J
いや〜最高だったね。
>546
>331の中での指摘ですが、セリフで使うのはギリギリどころか、なんの問題もないです。
セリフは、書き言葉で話しているわけではないからです。
地の分であるならアウトです。地の分は、書き言葉を使うものですから。
ら抜き言葉は国語的には間違っていますが、そういうキャラならそういう口調で書くものです。
しかし、地の分でら抜き言葉は誤りになります。
こういうのと一緒。
552 :
546:2006/09/04(月) 01:01:26 ID:2/JIF0ZO
>>551さん
再度の御指摘ありがとう御座いました。
ちょっと安心。
でも、読み返すと、ミスが多いっ
?が>になってたりするし…
ちゃんと言った日付に投下したかったので…要らない拘りだったかもっ。
>>547-550 ありがとう御座います、また投下は確実にしますけど、今週のペースはちょっと難しいので、ぽつぽつと。
月頭だしちょっと忙しいのですっ。ごめんなさい。
>501
ギニャアアア!!!神だ!神が降臨した!!!
ルイズが大変いじらしかわいらしくてステキです。モンモンとの掛け合いも原作っぽくてGJデス。
イイモンよましていただきました!
ところで、次はシエスタとの一戦が読みたいです(w
神様のせいで眠れなくなっちゃった…GJ!!
下着に負けたという発想はなかったなGJ
GJ!!ルイズかわいいよルイズ!
でもギーシュの扱いが最高だった
ごちそうさまでした。
「大図解!これがUltimate Yuichiだ!」編
鈍感で、朴念仁。思った事を無意識のうちに口に出してしまう精神障害。ぐはっ。
絶世の美男子な中性的容姿。髪の長さと色は自由自在、目の色も自由自在、翼の出し入れも自由自在、漆黒、蒼銀、白銀、鮮やかな赤、輝くような金、その他もろもろなんでもござれ。
名前変化、恐怖の眼力、威圧的オーラ、悩殺スマイル、相沢流格闘術、封印された力などの特殊能力。頑張れば歴代ライダー最強レベルのシャドームーンにも素手で勝てる。
ハクオロ以上の神だとか、アムロ以上のニュータイプだとか、国崎以上の法術だとか、耕一以上のエルクゥだとか、海原雄山以上の料理人だとか、
藤原拓海以上のダウンヒラーだとか、冬弥以上のへたれだとか他の作品のフンドシを借りてるくせに、その作品のキャラを見事に踏み台。
作者憑依、料理の鉄人、薬草学、ハーレム構築、全属性魔術、改造人間Ω、元傭兵。
俺理論全開の俺様哲学。ランク申請は面倒だからしないとカッコつける。何の伏線もなしに隠してた力とやらを解放。伏線など飾り、設定集を読まない人にはそれがわからない。
珍走団斃湶の名前を叫んで繰り出される必殺の技、魔法。魔法剣、刀、ピアノ線でカッティング、音速を超える指弾等の黒猫真っ青のユニークスキル。
ビル下逸も真っ青な大金持ち相沢家当主、もしくは次期当主。
恒例行事は転校時の自己紹介にっこりフォーリンラヴ。
読んでいるこっちが何故か無性に恥ずかしくなる2つ名、あだ名、通り名(天使、悪魔、神話関係の名詞と色の組み合わせ)。
--------------------------------------------------------------------------------
さーてU-1・尚SSでも書くかぁ
( ・∀・)〆 北─┼─祐
おっとU-1持ち上げすぎちまったい。こりゃバランス悪いな
祐
/
(;・∀・)〆 /
/ │
北
じゃあ北の方をもっと落としてっと……よっし、これでオッケ
祐
/
〜♪ /
( ・∀・)〆 /
/ |
/
北
俺って公平だよなぁ。バランス取りの天才じゃね?w
祐一さん。ぽっ:KANON及びクロスオーバー先(踏み台)のヒロインがU-1に惚れるときに使われるセリフ
U-1の強さや笑顔に惚れるらしいが過程は省略に近いので読者は置いてきぼりをくらって困惑させられる
大抵のヒロインは同姓同名で全く性格の違うので同一人物とみるのは精神衛生上よくない
なお、「○○さん。ぽっ」はシンジ・アキトでも使われている事がわかりあまりの多さにU-1スレ住人を驚愕させた。
U-1SSのヒロインたち:名前が同じだけの別人。原作における性格や特徴は
作者の考えたシチュエーションのために故意に無視されるか改変される。
これはオリキャラにおいてはさらに顕著。
ヒロインと祐一の間だけの閉じた人間関係を形成し、ヒロイン同士、またはヒロインとサブキャラ、
あるいはヒロインと一般人、といった人間関係が語られることはほぼゼロと言っていい。
祐一による「頭撫で」「キス」「抱きしめ」等に対し異常なまでに執着し、それを巡ってヒロインどうしいがみ合うことも。
彼女達には(他作品ヒロインの場合)原作の主人公と仲よくなったりサブ男キャラと恋に落ちたりする自由は与えられていない。
作中で彼女達に許されている行動はただひとつ「祐一に惚れる」ことのみ。ダッチワイフ型ヒロインの一つの到達点とも言える。
偽りのランク:「本当はSクラスの実力を持つのだがBまでしか取っていない」という文章で
他人には大して強くないと言っているが実際には自分は強いんだぞ
とU-1作家が判を押したかのように使っている設定である
これが本当ならランクを詐称してるから犯罪じゃないか?やひょっとして
自己申告じゃないだろうか?ダメ人間の負け惜しみにしか聞こえない等
スレ住人に色々とツッコマれていてたびたび話題になる
U-1作家自身は水戸黄門の最後に印籠をだすことを意識してるという意見があるが
そこまで考えてないようだ
わかりやすいU-1SSの例
祐一「俺は相沢祐一、17歳、人間の男。使用武器は神剣ラグナロク。属性は無。
二つ名は輝く聖剣士(シャイニング・セイント・ソルジャー)で、ランクはSSSより強いMだけど面倒なのでB」
名雪「何を一人で言ってるんだおー。今はランク測定の練習試合中だおー」
祐一「ぐはっ、また口に出してしまった」
祐一「いきなり決めるぜー。最上級魔法「テラフレア」」
Aランク「うわー。Bランクのどこにこんな力がー」
女性「祐一さん・・・ぽっ」
オリキャラ「そんな下らん試合なんてしている場合じゃないぞ。SSランクの魔族が攻めてきたぜ」
祐一 「SSランクか。暇つぶしにはなりそうだぜ。戦闘だ!」
鍵厨は社会のゴミ
つうか鍵厨ってまだいたんだw
そんなことよりルイズのニーソについて語り合おうぜ!
スレ違いの話題なんかより、胸革命について語ろうぜ!!
なにこいつ
>>563-564 KANONを馬鹿にするでない!あれは結構な良作だ。
今年の10月に再アニメ化するほどにな。俺も前の奴見て思わず泣いてしまった。
>>559-562 とはいえ、板違いは板違いだな。ID:zv4xZ0mJは即刻鍵板に帰りなさい。
サイトを一度失い掛けた事で、すっかりサイト依存症に陥ってしまったルイズたん
常にサイトを自分のすぐ傍に控えさせ、ちょっとでも姿が見えないとオロオロしだす
で、サイトが戻ってくると「どこ行ってたのよ、バカぁ!」と怒りながら抱きついてくる
そんなだから、お風呂ももちろん一緒。サイトに自分の身体を洗わせ、自分もサイトの身体を洗ってあげる
その際、先の戦いで出来た傷痕を見つける度に、ルイズたんは消え入りそうな面持ちで謝りながら、そこに唇を触れてくる
寝るのだってもちろん一緒。同じベッドにサイトを寝かせ、眠る際はサイトの胸にしがみ付いて放さない
夜中にトイレに行くときも一緒。ルイズたんがしたい時はサイトを起こすし、
サイトが用を足しに行こうとすると、ルイズたんも起きてついてくる
たまには一人になりたいサイトだが、そうするとルイズたんが泣くので
仕方なくいつも一緒。でもまあルイズたんが可愛いので悪い気もしない
という脳内9巻
惚れ薬解除しないまま、サイトとルイズやりまくって妊娠させて退学。実家からも勘当されたところで
ルイズが正気に戻る。
死亡フラグだろそれw
>>571 ヤバい。何がヤバいって俺がヤバい。だってそうだろ? もうシンデレラの時間は12時を過ぎたんだから。なんてシンデレラボーイなんだ俺は!
「この、バカッ!!」
ルイズの怒声で我に返る。現実逃避をしたいと思ってしまった俺を誰が責められる? 俺はそんなにの自己嫌悪真っ只中だよ。
「こうなったらサイト、アンタ貴族になりなさい。私の納得の出来る生活を提供しないと許さないんだからね!?」
こうですか?わかりません><
殺されはしないだろう。
「子供に父親は必要だ!」とかなんとかいっていいくるめw
そして、571を読みたい俺ガイル
>>惚れ薬解除しないまま
勘当うんぬん以前に、これ下手するとアン様がウェールズに連れ去られてトリステインが崩壊ENDだ
惚れ薬継続のまま4巻内容をクリアしたとしたら、勘当後。
1.アン様の温情によって拾われる二人。サイトNTRルート有
2.魅惑の妖精亭に拾われる。人目を憚る必要のない放蕩生活。ジェシカ以下妖精亭の女の子との不倫ルート有
3.傭兵に実を落とす。ガンダールブと虚無の使い手の組み合わせゆえ最強。後にドラマタと呼ばれるルイズ。
ザッと思いつくだけ書いてみたが好きなのを選ぶがいい。
そういえば、そもそもアン様から女官の地位を受けてるんだから生活は問題なくね?
4巻の救出があったとすれば、それを理由にシュヴァリエも頂けそうだし。
3番がいいな。
ていうか、アン様直属の隠密みたいな役割がいいかもw
アニエス達銃士隊と組んで戦ったりとかネ
時に、ここじゃシエスタSSは需要はないかね?書いてみたいのだが
>>576 ガンバレ \(^o^)/ ガンバレ
>>575 ツンデレのドラマタ…って偉大な先輩だな…3だとまるっきりアレになってしまう。まあ彼氏が天然か普通の男かの違いか。
ただルイズはゼロが使えても普通の魔法が今一つだから結局サイトだより。故にルイズただの人妻に。
「お帰りなさいサイト!怪我はない?」
「ああ」
「じゃあ今日も家族を増やすため頑張ってね!その為にお料理の腕磨いたんだから!」
「またオークの○○○か…」
「いやならそのままベッドかお風呂かエクスプロージョン!」
「…風呂浸かる前に浴室入ってくる癖に…」
「何か言った!」
「わかった…お前の好きにしてくれ…」
「じゃあここで…」
実は裸エプロンのルイズがお尻を向ける。結局ルイズが好きなのでサイト欲情。
「これで玄関三日目…」
「いいじゃない!それとも私が欲しくないの?」
涙目のルイズが上目使いに爪を噛む。
「…やっぱり好きだ!ルイズ!」
「じゃあ今夜は私を寝かさないでね!」
「お前の言う台詞じゃねー!」
今日もバックの体勢で。お腹の大きなルイズは搾乳可。乳首をつまむとでるミルク。
「胸ちっちゃいけどおっぱいちゃんとでるんだな」
「言わないで…そんなに搾ると赤ちゃんの分が無くなっちゃう…」
「俺にも飲ませ…ガッ!」
何故かフライパンで一撃。
「ダメ!アンタは私のココを可愛がってればいいのよ!」
「お前自身は?」
「それは…」
またキス。
「やっぱり「お前」が好きだ。ルイズ」
「あは…サイトぉ…」
数年後子沢山。ルイズとサイト、搾乳と家の色々な場所でのエッチにハマる。ゼロの呪文はサイト浮気防止用。またはサイトを無理やり絶倫に。
妄想が止まらない…これシリーズに出来そう…筆が進む…ゴメンヨ言ってみたダケダヨお目汚し失礼ダヨ
>>579 お前の所為で萌え死ぬ寸前だぜ…
責任取って全部書き上げな…ガクッ(没)
581 :
205:2006/09/05(火) 02:11:28 ID:+EkAIKRj
この流れで投下するのも非常にアレな感じではありますが。
「少女の苦悩、少年の怒り」続きを投下いたします。
今回も無闇に長くて回りくどいッスー。
幼い頃のタバサは、今のように四六時中本ばかり読んでいるほど読書好きではなかった。
確かに本を読むのは楽しかったが、生来快活で明るい性格だったタバサは、部屋の中で本を読んでいるよりも、
領地内にある森で走り回ったり、湖で泳いだりする方が好きだった。
それが今のようになってしまった一番の原因は、言うまでもなく父親と母親を相次いで失ってしまったことだった。
物語や魔法学の本に没頭していると、一時期とは言え辛い現実を忘れることが出来たのだ。
彼女がまだ十代半ばの、しかも元々外向的な少女であったことを思うと、あまりにも痛々しい現実逃避である。
だが、そうでもしないと気が狂ってしまいそうなほどに、彼女を襲った運命の変転は過酷だったのだ。
そうやって年を重ねるにつれて、タバサはますます本の世界に没頭していった。
休日である虚無の曜日ともなると、一日中誰とも会わずに自室でページを手繰り、
普段も人に話しかけられるのを拒むかのように、常に冷めた目で紙の上の文字を見つめていた。
その内、他人と話すことも億劫に感じるようになった。
自分と違って何の苦労もせずに日々を過ごしている同級生たちを見ていると、
抑え切れない嫉妬ややり場のない怒りが胸に湧き起こってきて、どうしようもなくなってくるのだ。
何故かそういうことを感じさせないキュルケと出会うまで、
タバサは周囲の人間に喋れないのではないかと誤解されるぐらい、口も心も開かない少女だったのだ。
そんな彼女の自室は、当然ながら本で埋もれている。入り口と窓付近を除く壁が、ぎっしりと本が詰まった本棚で塞がれているのだ。
常に紙とインクの匂いに満たされているこの部屋が、今となってはタバサが唯一安らげる場所だった。
授業がないときは大抵部屋に閉じこもり、夜寝る直前まで本を読んでいるのがタバサの日課だった。
本を読んでいないと、どうにもならないことを延々と考え続けてしまうからだ。
だから、タバサが起きている間、この部屋からページを手繰る音が絶えることは滅多にない。
しかし、その夜は違っていた。
ページを手繰る音の代わりに、押し殺されて掠れきった、切ない吐息が静かに響いていたのである。
もちろん、出所は主であるタバサのベッドだった。寝台に敷かれたシーツは乱れて皺だらけになり、彼女が横になったまま激しく動いたことを示していた。
(もう、止めなきゃ)
陰部と乳房を手で弄りながら、タバサはぼんやりとした頭で考える。
既に、この夜だけで数回ほど絶頂を迎えている。にも関わらず、体の疼きは一向に収まってくれなかった。
いつもならば、背に埋め込まれた宝玉の効果で性欲が昂ぶるのは、せいぜい一日一回程度だというのに。
異常ではあったが、不思議なことではなかった。
タバサには、その理由が分かっていたからだ。
(お兄ちゃん)
涙に潤んで熱くなった目を閉じれば、目蓋の裏に一人の少年の姿が浮かび上がってくる。
黒髪に黒い瞳のその少年は、お世辞にも美形とは言いがたかった。
どちらかと言えば三枚目という表現の方が似合うし、主人に怒られている姿は実に間抜けで、情けない。
だが、そんな格好の悪い少年こそが、タバサがどうしても自慰を止められない理由なのだった。
タバサは既に固く尖って上向いている乳首を左手の指でゆっくりとこね回しながら、右手の指先を陰唇の奥に差し入れる。
どういう風にすればより強い快感を得ることが出来るのかは、よく分かっていた。
数年前に背中に宝玉を植えつけられて以来、ほとんど毎日欠かさず行ってきた行為だからだ。
しかし、タバサが長時間自慰に耽ったことはほとんどなかった。
普段なら、この行為はタバサにとって無理矢理高められた性欲を静めるという意味しか持っていなかった。
さらに、同年代の少女たちの中でこういう行為をしているのは自分だけに違いないという羞恥心もあったので、
タバサはより強い快感を求める本能を理性で無理矢理抑えつけて、ひたすら淡白に自慰を終わらせてきた。
少し前までならば、それも苦にはならなかったのである。
だが、最近は違った。
(お兄ちゃん)
タバサの理性を撥ね退けて、想像は勝手に広がっていく。
彼と話がしたい。彼に頭を撫でられたい。彼に抱きしめてもらいたい。彼に抱いてもらいたい。
イメージが次々と頭の奥から溢れ出して、暗闇を埋め尽くす。
ゆっくりと陰核を擦っていた指先の動きを、背筋を震わせる快楽の高まりに応じて少しずつ激しくしていく。
全身が火照り、意識が白濁に飲み込まれていく。タバサは意味不明な高い嬌声を発しながら、背筋を反り返らせた。
絶頂の余韻は静かに引いていき、後に残ったのはシーツと下半身を汚す愛液と、激しい自己嫌悪の情だけ。
タバサは仰向けに横たわったまま、目を腕で覆って泣き出した。自分が情けなくて仕方がなかった。
(誰だって隠しておきたいことぐらいあるし、ああいうことしたくなるときだってあるって)
彼の声が脳裏に蘇り、吐息を零させるような甘い感情が胸を満たす。
その言葉に慰めを見出している自分が、また腹立たしかった。
いつの頃から才人についてあんなことを願い、想像するようになったのかは、自分でもよく覚えていない。
土くれのフーケが起こした事件のときからだったかもしれないし、アルビオンへの旅に同行したときからかもしれない。
気がつくと、彼の姿を目で追っている自分がいた。
気がつくと、自慰のときに彼に抱かれることばかり考えている自分がいた。
しかし、その願いが叶わないものであることは、自分でもよく分かっていた。
彼がルイズのことを心の底から好いているのは端から見ていてもよく分かったし、
なによりも、日常的にこんなことをしていると知ったら、彼は自分を嫌悪するだろうと思っていたからだ。
そうやって諦めていられればよかった。
そうすれば、いつも取り繕っている無表情の下に、彼に抱かれたいという願望を隠したままにしておけた。
だが、今日の昼間、外を歩いているときに不意に性衝動が襲ってきて、
部屋に戻ることも出来ずに仕方なく隠れて自慰をしていたのを彼に見つかったことで、全てが駄目になってしまった。
いや、その時点でも、まだ取り返しはついたのかもしれない。
彼が他人の秘密を言いふらすような人間でないことは、よく知っていた。
だから、いつものような無表情を作って、淡々と口止めして別れればよかったのだ。
実際、そうしようともした。
だが、土下座して詫びる彼を見下ろしている内に、無表情を取り繕うことなどできなくなってしまっていた。
この後、彼が自分を見るたびに嫌悪感の入り混じった軽蔑の表情を浮かべて目をそらすのだと想像すると、
胸が締め付けられたように痛み、堪えようもない涙が目から溢れ出して止まらなくなってしまったのだ。
そんなタバサに、彼は黙っていてくれるとを約束してくれた。
それだけでなく、「お前がやっているのは別におかしなことじゃない」と、優しく慰めてもくれたのだ。
その言葉が本当だとは、とても思えなかった。
いや、それが優しい嘘だと思ったからこそ、タバサの胸ははちきれんばかりの喜びで一杯になってしまった。
そこでお礼だけ言って去るべきだったのだ。それが、最後の一線だった。
しかしタバサは、理性ではそう考えながらも、誤解を解きたいなどと考えてしまった。
自分が最初から淫乱な女だったと思われたくない、と。
その願望をどうしても抑えることが出来ずに、背中の宝玉のことや、母親のことまで話してしまっていた。
そうやって自然に彼と話しているのがあまりにも嬉しくて、そろそろ帰らなくてはと思いながら、ついずるずるとあの場にい続けてしまった。
その結果が、あれだ。
自分がいやらしい欲望に負けてしまったせいで、全てが台無しになった。
そして、その罪悪感に苛まれながら、まだこんなことをしている。
つくづく、自分が嫌になる。
(馬鹿なシャルロット)
タバサは心の中で自分を嘲笑った。
(お前の好きな男の人にはね、もう愛している人がいるのよ)
脳裏に、二人の人間の姿が浮かぶ。
一人は自分が好きな黒髪の少年で、もう一人は、その少年が愛している人。
桃色がかったブロンドの少女と黒髪の少年が並んでいるところを想像するだけで、切り裂かれるような痛みが胸に走る。
今はただひたすら、その痛みに耐えていたかった。
それが、絶対にしてはならないことをしてしまった自分に対する、罰のようにすら思えた。
そのとき、タバサはふと、視界の隅で窓ガラスが揺れていることに気がついた。
何かと思って目を向けると、誰かが外から窓を叩いている。
声が外に漏れないようにと、部屋の周囲に音を遮断するサイレントの魔法を張り巡らせていたために、気がつかなかったのだ。
そしてタバサは、窓を叩いている人物が誰かを知って、目を見開いた。
それは、タバサが心を乱す根本の原因になっている人物、平賀才人その人だった。
(ここ、五階なのに)
混乱しながらも、こんなところから落ちては大変だと思い、タバサは慌てて窓を開ける。
才人は窓枠に片手でぶら下がり、もう一方の手で窓を叩いていた。何故か、赤い顔でそっぽを向いている。
(どうしてそんなところにいるの。落ちたらどうするの)
そんな風に怒鳴ったつもりだったのだが、サイレントの範囲内に入ってしまったらしく、声は音にならなかった。
こんな面倒なものをかけたのは一体誰だと憤慨しつつ、タバサは魔法を解除する。
そして、まだそっぽを向いたままの才人に向かって叫んだ。
「どうしてそんなところにいるの」
「いや、多分正面から行ってもいれてくれなさそうだなと思ってさ」
才人は顔を背けたまま答える。つまり、こちらから登場すれば部屋に入れざるを得なくなると計算したものらしい。
(ずるい)
タバサは唇を噛んだ。実際、いつまでも才人をそのままにしておく訳にはいかないのだ。
「分かった。早く入って」
タバサは才人の腕を取って部屋の中に引き入れようとしたが、何故か才人は慌ててそれを拒んだ。
「いや、ちょっと待ってくれよお前」
「なにが」
両腕で才人の右手を引っ張っていたタバサは、苛立ちながら問う。すると才人は、相変わらず明後日の方向を向いたまま、言いにくそうに言った。
「お前、服」
言われて初めて、タバサは自分がほとんど裸に近い状態であることを思い出した。
小さな悲鳴を上げて両手で胸と股を隠すと、才人もまた悲鳴を上げた。片手の支えを失って落下しかけたのだ。
「大丈夫」
大事な部分を隠したままタバサが問いかけると、才人は顔を出さずに言った。
「とりあえず、服着てくれ」
タバサは顔から火が出る思いで部屋の中に引っ込んだ。
夜着を着直したタバサが、才人を部屋に招き入れて数分。
ベッドの傍に椅子を持ってきて座った才人は、どうにも居心地の悪い気分でタバサの部屋の中を見回していた。
キュルケから、大方の事情は聞き出していた。
タバサがガリアの王弟の娘であること。
その王弟、つまりタバサの父親は、政争に巻き込まれて命を落としていること。
さらに、たった一人の肉親となってしまったタバサの母親ですらも、水魔法の毒によって心を狂わされてしまったこと。
そういった事実を再確認するように心の中に並べていると、才人の胸に怒りが湧きあがってきた。
(許せねえ)
眉根を寄せ、膝に置いた拳を握り締める。
タバサを助けてやりたいという思いは、才人の中でますます強くなりつつあった。
今まで聞いた話をまとめてみると、おそらくミョズニトニルンは今のガリアの無能王を支持する一派に属している。
あんな宝玉を背中に埋め込まれているぐらいだから、タバサとてミョズニトニルンの存在は認知しているはずだ。
ならば、敵の居場所も知っているに違いない。
そういった諸々をタバサから直接聞き出すために、才人はこの部屋に来たのだ。
だが、いざこうしてタバサと向き合ってみると、どう話を切り出していいものだかよく分からない。
(ひょっとしたら、宝玉埋め込まれたときにひどいことされたかもしれねえし、
それに、両親のこととかだってあまり思い出したくはないだろうしな)
タバサの心を大切にしてやりたいと思えば思うほどに、何からどう聞いていいものか分からなくなっていく。
そのタバサは、シーツの乱れたベッドに座って俯いている。暗くても分かるぐらい、沈んだ顔で何やら考えている様子である。
(タイミング、悪かったなあ)
才人は心の中で後悔のため息を吐く。寝ているかもしれないとは思ったが、まさか自慰しているとは思いもしなかったのである。
タバサが何も言わないのは、そのことを恥ずかしがっているからなのかもしれない。
才人がそんな風に考えたとき、不意にタバサが口を開いた。
「ごめんなさい」
出てきた言葉がいきなりこれである。才人は困惑して聞き返した。
「何で謝るの」
「だって」
タバサは泣きそうな声で続けた。
「サイト、部屋を追い出されたんでしょう」
才人は目を剥いた。何がどうなったらそんな話になるのか。
「さっき、わたしがあんなことして、それをルイズに見られたから」
「いや、あの、シャルロット」
「これでサイトがルイズに嫌われたら、わたし、わたし」
後悔と自己嫌悪に満ちた言葉を吐き出しながら、タバサは泣き出してしまった。
才人は慌てて立ち上がり、シャルロットの隣に腰掛けると、彼女の肩を抱いて必死に言い聞かせ始めた。
「違うよ、そんなことにはなってない」
「嘘」
「本当だって」
「でもサイト、怒ってた。怖い顔で、拳を握り締めて」
瞳に涙を滲ませて、タバサが言う。
要するに、タバサが喋らなかったのは、才人が自分のせいで部屋を追い出されて、
そのことを怒っているからだと思っていたかららしい。
才人はタバサに笑いかけた。
「そりゃ勘違いだ。本当に、見られてはいないよ」
「でも」
タバサが涙に濡れた顔を上げる。ここまで言っても、まだ自分のせいで才人が迷惑していると思っているらしい。
(なんで)
才人はやりきれない思いで奥歯を噛み締める。
(なんでそんなに、自分を責めるんだ)
仮に本当にあの場をルイズに見られて部屋から追い出されていたとしても、やはり才人は怒りはしなかっただろうと思う。
タバサがあんな風になってしまったのは背中に埋め込まれた宝玉のせいだし、あのときタバサを受け入れたのは、他ならぬ才人自身なのだ。
だから、タバサには何の責任もない。むしろ、被害者と言ってもいいはずなのだ。
「本当に違うんだって」
才人は必死の思いでそう言った。どう言ったら納得してくれるか分からないから、とにかく何度も言い続けるしかない。
「ルイズに見られたなんてことはない。大体そうなったら、俺が五体満足でここにいられる訳ないだろ」
そう言うと、タバサは顎に手をやって「そうかも」と呟いた。こんな理由で納得されてしまう自分の立場が、少し嫌ではある。
「よかった」
そう言って、タバサはようやく笑顔を見せてくれた。
それは、いつもの冷たい無表情とは比べ物にならないほど年相応に見える、自然な表情だった。
(笑えばこんなに可愛い子なのに)
才人の胸に苦い痛みが広がっていく。
(それに、凄くいい子じゃないか)
王弟の娘と言えば、下手をすればルイズよりも格が高い大貴族の令嬢である。
さらに、今までは無口に無表情だったから冷たい奴だと思い込んでいたが、よくよく思い返してみると、
タバサはキュルケの無茶な要求にもちゃんと応えてやっていたと思う。友達思いなのだろう。
友達思いと言えば、さっきあそこまで才人に対して責任を感じていたことだってそうだ。
そして、今目の前にある、屈託のない笑顔。
それら全てが、タバサが幸せな環境で育ってきたことの証であるように思えた。
そんな少女が、今や両親からも引き離されて、一人卑劣な仕打ちに苦しんでいるのだ。
(やっぱり、この子をこのままにしておく訳にはいかねえ。たとえ、今シャルロットを傷つけることになるとしても)
才人は心の中で決意を固めると、ベッドに腰掛けたまま体の向きを変えた。
「シャルロット」
「なに」
きょとんとした顔で、タバサが問い返してくる。才人は彼女の瞳を正面から覗き込みながら、慎重に言った。
「俺は確かに怒ってたけど、あれはお前に対して怒ってたんじゃないんだ」
才人が何か重要な話をしようとしていることに気付いたらしい。タバサも、息を詰めて才人を見返してきた。
「俺の怒りは、お前の敵に対して向けられているんだ」
「わたしの、敵」
タバサの顔が強張る。才人は頷いた。
「そうだよ、シャルロット。いや」
才人は一度言葉を切って大きく息を吸い込み、力を込めて彼女の名前を言い直した。
「シャルロット・ド・ラ・オルレアン」
タバサの瞳が一度大きく見開かれ、それからゆっくりと元の大きさに戻された。
「キュルケ」
いつもの無表情で、一言、そう問いかけてくる。才人は頷いた。
「ああ。だけど、キュルケを責めないでやってくれ。俺が無理に聞き出したんだから」
タバサは小さく首を振る。
「キュルケが話したなら、きっとサイトを信用したってことだから」
それから俯いて何事かを考え始めたタバサに、才人はぐっと顔を近づける。
「シャルロット。俺に、お前の敵のことを教えてくれ」
それだけで、十分意図が伝わったのだろう。タバサはゆっくりと才人の瞳を見返した。
「どうして」
「そいつらの手から、お前を救い出す」
タバサは首を振った。
「無理」
「できるさ」
「できない」
「やってやる」
二人はしばらく無言で睨みあった。タバサは絶対に教えないという意志、才人は絶対に聞き出してやるという意志を瞳に込めて。
数分ほども経って、最初に折れたのはタバサの方だった。ため息を吐いて、瞳をそらす。
「分かった」
「教えてくれるのか」
自分を頼る気になってくれたのかと、才人は喜びに顔を輝かせたが、タバサの方は少々不機嫌そうに唇を尖らせている。
「教えないと分からないみたいだから」
「信用ねえなあ」
才人は笑ったが、タバサは顔を彼の方に向け、真剣な口調で言ってきた。
「違う。サイトが強いのは、わたしもよく知ってる」
「ああ」
「だけど、無理」
「どうして」
「あの女は」
そう言った拍子に何かを思い出したのか、タバサは一度唇を噛んだ。
「あの女は、異質」
「どういう意味なんだ」
あの女、という単語にミョズニトニルンの影を見ながら、才人は問う。
「聞けば分かる」
それだけ言うと、タバサは目を細くして、静かな声で自分の過去を語り始めた。
タバサの両親は、才人の想像どおりとても優しい人たちだったらしい。
父親が王家の血筋に連なる大貴族だったこともあって、ほとんど連日連夜公務や晩餐会への出席などがあり、タバサを構ってやれる暇もほとんどなかった。
それでも彼らは自分たちの少ない自由時間をほとんど全てタバサと共に過ごすことに当ててくれたため、
タバサは幼いころそれほど寂しさを感じたことはなかったそうだ。
その、幸福に満ち足りた幼年時代は、ある日突然終わりを告げる。
前王没後間もない頃に開催された狩猟会に出席したタバサの父親が、毒矢に胸を射抜かれたのである。
「妙な話だった」
タバサはかすかに眉根を寄せながら言う。
「あの狩猟会に、父様は信頼していた家来を数人連れて参加していた。なのに、誰も犯人の姿を見ていない」
その上、何故か調査もすぐに打ち切られてしまったという。
毒矢を撃ったという平民が一人捕縛されてろくに尋問すらされないまま処刑されたが、それがでっち上げであることは誰の目にも明らかだった。
こうして、ガリア王国は有力な王位継承者の一人を失った。
王位は、今や前王の遺児の中で唯一人の生き残りとなった、ジョゼフという名の男が継ぐことになった。
タバサと母親は、その当時オルレアン公を失った悲しみに捕われていたため、ジョゼフが王位を継ぐことに反対する気力すらなかった。
何よりも、タバサの母は娘であるタバサに害が及ぶことを恐れたため、しばらく宮廷からは遠ざかろうとすら考えていたのである。
「なのに」
タバサの眉間の皺が深くなった。ベッドの上に置かれた拳がより強く握られ、シーツに歪な波形を刻む。
「あいつは、母様を」
絞り出すようにして吐き出された言葉に、才人は違和感を覚えた。
さらに話に意識を集中する才人の前で、タバサは感情を押し殺した淡々とした口調で説明を続ける。
貴族たちの卑劣な策略により、タバサは母親すらも失って一人ぼっちになってしまった。
使用人たちも不思議なほどあっさりと去っていき、昔は使用人や家来の騎士たちで賑わっていたオルレアン家の邸宅も、
幼いタバサと、精神を病んだ母親と、彼女を守る老僕一人が暮らす寂しい場所に成り果ててしまったのだ。
今や娘のことすら分からなくなってしまった母親の隣で、タバサはただ苦痛だけの日々を送っていた。
愛しい人を理不尽な理由で奪われた人間は、その精神的苦痛から逃れようとする意味合いもあって、大抵復讐に走るものである。
タバサも、その例に漏れなかった。
彼女は事件から間もないころ、単身宮廷に赴いて現王家への忠誠を誓ったのである。
無論、その真の目的は、宮廷に潜り込み、一連の事件の黒幕を見つけ出してその息の根を止めることであった。
「だけど、現実は甘くなかった」
タバサは深く息を吐き出す。
「わたしはジョゼフ派の貴族たちに警戒されて、面倒な任務ばかり押し付けられることになった」
そして、宮廷に潜り込むどころか、厄介払いとばかりに他国への留学生として送り出され、今に至るのだと。
そう語り終えた後に、タバサは才人の瞳をじっと覗き込んで、厳しい声で付け加えた。
「分かったでしょう。わたしの敵は、ガリアの中枢に居座るたくさんの貴族たち。軍隊だって動かせるし、彼ら自身も強力なメイジばかり。
サイト一人に協力してもらってもどうにもならない」
突き放すような冷淡な口調だった。
だが、その言葉を額面どおりに受け取るには、今の才人はタバサのことを知りすぎていた。
「だから」
「だから、わたしのことは放っておいてほしい、か」
タバサの声を遮って、才人が言葉を継ぐ。
「あのなシャルロット、そんな事情知っちまった上で知らん振りできるほど、俺は演技がうまくねえんだ」
「そんなの知らない」
「なら今知っとけ。それとお前、まだ俺に迷惑かけるとか思ってるだろ」
「思ってない」
「いーや、思ってるね。お前がそういう奴だっての、今日だけでよく分かったからな」
鼻先に指を突きつけてそう言ってやると、タバサはわずかに顔をしかめた。才人は笑う。
「なあシャルロット。俺はこの世界に来て、何でだかガンダールヴなんてとんでもねえ力を手に入れちまった。
最初は訳が分かんなかったけど、最近になってようやっと分かった。
これは、誰かの力になりたいっていう、俺の意志を助けてくれるものなんだって」
左手のルーンを頭上にかざし、才人は目を細めた。
「俺は、お前を助けてやりたいって思う。力のあるなしに関係なくな。
だから、これは俺が勝手に思ってることなんだ。迷惑だとかなんとか、お前は少しも気にしなくていいんだぜ」
気楽な調子の言葉を、タバサは俯いて聞いていた。やがて、聞こえるか聞こえないかぐらいの、小さなため息を吐き出した。
「自分勝手」
拗ねたような声。
「おう。こういうことならいくらだって自己中になるぜ、俺は」
才人は唇をひん曲げて笑う。
「空気読めない人」
恨みがましい声に、少しだけ涙が混じっている。
「ルイズほどじゃないね」
それに気付かない振りをして、才人は冗談っぽく肩をすくめた。
「人の気持ちも知らないで」
押し殺したような声で言い、タバサは俯いたまま唇を噛み締める。才人は彼女の小さな肩に手を置いた。
「それは違うよ、シャルロット。俺はお前の本当の気持ちが分かるから、こうやってここに来たんだ」
タバサの肩の震えが、手の平を通じて伝わってくる。
「本当は苦しいんだろ。悔しいんだろ。今すぐにでも、両親の仇を討ってやりたいんだろ。だったら、俺の力を役に立ててくれ。
俺は剣を振るうことしかできないけど、そうやってシャルロットを助けてやることが出来るんだ。
お前一人じゃ無理でも、二人なら何か方法があるかもしれないだろ」
「止めて」
タバサは才人の肩を振り払って叫んだ。感情を露わにした、激しい泣き声だった。
タバサはベッドから立ち上がり、才人に背を向けた。部屋の外に飛び出していきそうな勢いに、
才人も慌てて立ち上がりかけたが、タバサは部屋の真ん中辺りでぴたりと止まった。
こちらに背を向けたまま、タバサは消え入りそうな声で言ってくる。
「わたしも、考えたことある。この人が一緒に戦ってくれたら、どんなに心強いだろうって」
「そうだろ。だったら」
「でも駄目」
才人の声を遮ったタバサの拳は、真っ白になるほど強く握り締められていた。
「たった二人でどうにかできるほど、あいつは生易しい相手じゃない。
最初から負けると分かってる無謀な戦いに、友達を巻き込むことなんてできない」
タバサの背中が小さく震え出す。才人は、心の中でため息を吐いた。
(ああ、やっぱりこの子は、そういう覚悟で戦い続けてきたんだな)
父親を殺され、母親を狂わされ、ただ復讐だけに縋って生きてきた少女。
死んでも構わない。たとえ差し違えてでも仇を討ってみせるという悲壮な覚悟が、か細い背中から滲み出ているようだった。
才人は静かに立ち上がり、小さく震えるタバサの肩を後ろからそっと抱きしめた。
今は、そうするのが一番いい行動に思えた。タバサも抵抗せず、才人の抱擁を受け入れる。
二人はしばらく、そうやって無言で立ち尽くしていた。
腕の中のタバサの体はまだ少し硬いままだ。抱擁はともかく、自分の手助けを受けるつもりはやはりないらしい。
だが、もしもここでタバサを助けなければ、一体どうなるだろう。
これからも、ほとんど見返りが期待できない危険な任務を無遠慮に押し付けられ、
家に帰っても迎えてくれる家族はおらず、仮に復讐が果たせたとしても、その先に待つものは孤独な死しかない。
そんな、何の喜びもない生活を、こんな小さな体で何年も続けていくのだ。
(駄目だ。それだけは、絶対に駄目だ)
タバサを抱きしめる両腕に力を込め、才人は強く強く目を瞑る。
あと一つだけ、やれることがある。
タバサ自身の口から本当の気持ちを聞き出せるかもしれない、たった一つの問いが。
(だけど、それは確実にこの子を傷つけちまう。俺にそんな権利があるのか)
迷ったのは、たった数瞬の間だけだった。
この部屋の窓を叩いたときから、既に覚悟は決まっていたのだから。
「シャルロット」
心の悲鳴を敢えて無視しながら、才人は努めて平坦な口調で問いかける。
「まだ一つだけ、俺に聞かせてくれてないことがあるよな」
彼女自身もその問いを恐れていたのだろう。腕の中のタバサの体が、一際大きく震えた。
才人は逃がさないと宣言するかのように、タバサの体をさらに強く抱きしめる。
「お前が異質だと言った、女のこと」
そして、躊躇いを振り切れるように、一息で言った。
「その宝玉を埋め込まれたときのことを」
タバサから過去の事情を聞いていく中で、才人は何度か彼女の言葉に違和感を覚えていた。
タバサの母親を狂わせた毒は、ジョゼフ派の貴族が仕込んだもの。キュルケはそう話していた。
その黒幕が誰だか、キュルケはもちろん、彼女に打ち明けてくれたオルレアン家の執事ですら知らないのだ。
だが、タバサはそのことを説明したとき、「あいつ」と言ったのだ。
「あの女」ではないから、ミョズニトニルンのことではあるまい。
「あいつ」とは、おそらくミョズニトニルンの主のことだ。
タバサは、一連の事件の黒幕が誰なのか、知っているのだ。
その人物こそが虚無の使い手であり、才人が倒すべき相手であるに違いない。
そして、その人物の正体をタバサが初めて知ったのは、ミョズニトニルンに宝石を埋め込まれたとき以外にあり得ないのだ。
才人がどういう意図でその質問をしたのか、頭のいいタバサはすぐに理解したらしい。
彼女はしばらくの間躊躇うように沈黙を保っていたが、やがて無理矢理吐き出したような声で話し始めた。
「母様があんなことになってから、一ヶ月ぐらい経ったころ」
その声音があまりにも苦痛に満ちていたため、才人は「やっぱりいい」と言いそうになった。
しかし、結局止めなかった。ここで全てを聞いておかなければ、タバサはもう二度と何も打ち明けてくれないような気がしたのだ。
新王に忠誠を誓うためという名目で宮廷に登城したタバサは、王座の前で新王であるジョゼフの前に跪き、彼に忠誠を誓うことを宣言した。
このとき儀式を見ていたのは、当然ながら皆ジョゼフ派の貴族たちだった。
彼らが皆一様に浮かべている薄ら笑いに怒りと屈辱を覚えながら、タバサが何とか宣誓の言葉を言い終えようとしていたとき、その女は現れた。
「真っ黒なローブで体を隠した、不気味な女だった」
タバサがそう言うのを聞いて、才人は確信した。やはり、彼女に宝玉を埋め込んだのはミョズニトニルンだったのだ。
突然の闖入者に驚いたのは、何故かタバサ一人だけだった。
他の貴族たちは、その女が明らかに儀式の邪魔であることを知りながら、相変わらず薄ら笑いを浮かべて傍観しているだけだったという。
「おお、どうしたのだ、余のミューズ」
王座に座った無能王が、嬉しそうに呼びかけるのを聞いて、タバサはようやくその女が王のお気に入りであることを悟った。
だが、やはり儀式の邪魔であるのに変わりはない。
それとも、この王は自分の都合で公の儀式を中断してもよいと思うほど、精神が病んでいるのだろうか。
あれこれと考えるタバサに、女はゆっくりと近づいてきた。
そのとき、背筋に震えが走ったのを、タバサは今でも覚えているという。
女は口元に薄い笑みを、瞳に嗜虐的な色を浮かべて数秒もタバサのことを見下ろしたあと、不意に王座を振り返って提案した。
「シャルロットお嬢様は、ジョゼフ様に心からの忠誠を誓うと仰られております。
しかし、陛下の側近である身としては、その言葉が偽りでないことを証明して頂きたいのですが」
「おおなるほど、確かにそれはいい考えだ。しかしどうするのだ、余のミューズよ」
話が予期せぬ方向に転がっていくことにタバサは困惑したが、王の言葉を遮れるはずがない。
「それでは、少し背中を見せて頂けますか、シャルロットお嬢様」
だから、黒ローブの女がそう言い出したときも、素直に従うしかなかった。
多くの人が見ている中で礼服の背中をはだけるのは、さすがに少し躊躇いがあった。
しかし、これも復讐のためだと覚悟を決めて服を下ろした瞬間、タバサの背中に焼けるような痛みが走った。
焼きごてでも押し付けられたのかと想像したが、違った。
痛みは一瞬後には止み、代わりにそれまで感じたことのなかった異様な欲求が、全身を駆け巡ったのだ。
「それが、この宝玉が効果を発揮した、最初の瞬間」
タバサは震える声でそう言う。その後どうなったのかは、いちいち聞かなくても分かる。
昂ぶる性衝動に耐え切れなくなったタバサは、王座の間から退出することを懇願した。
しかし、ジョゼフはそんなタバサを楽しげに見下ろして「まだ儀式は終わっておらぬぞ」と言うばかり。
そのくせ、一向に儀式を再開しようとしなかった。
ただ、虫をいたぶる子供のような目つきで、苦しむタバサをじっと見下ろしていたのだ。
そうして十数分経ったころ、ほとんど暴力のようなレベルにまで高まった性衝動に耐え切れなくなったタバサは、その場で自慰を始めてしまったのだ。
遠いところから聞こえてくる観衆の嘲笑、手を叩いて喜ぶジョゼフの声、その傍らで嗜虐的な笑みを浮かべる黒ローブの女。
意識が白濁に飲み込まれようとする中、タバサは必死に自分の生涯の敵の姿を脳に焼き付けたのだった。
「それで」
もうこんな話は終わりにしたいという内心の欲求を無理矢理抑えつけて、才人はなおも問う。
「その後、どうなったんだ」
最低な問いに、吐き気が出そうだった。そんなこと、いちいち聞かずとも予想はつくというのに。
だが、返ってきた答えは才人の予想を遥かに超えるほど胸糞の悪いものだった。
「どうもされなかった」
「どういうことだよ」
意味が分からずに才人が問い返すと、タバサはいよいよ耐え切れないというように顔を歪めながら、途切れ途切れに話を続けた。
公の儀式の最中に、それも王座の間で痴態を演じたとして、タバサは地下牢に押し込められた。
こうやって自分を処刑するつもりだったのかと、タバサはそのとき死すら覚悟したという。
しかし、いつまで経っても判決は下らず、ただ悪戯に時だけが過ぎていった。
その間も宝玉は効果を発揮し続け、タバサは日に数度ほど、抑え切れない性衝動に悩まされることになったという。
「そのタイミングを見計らうように、あいつはいつも数人の家来を引き連れてやってきた」
才人の背筋を悪寒が這い回った。そんな状態のタバサの前に、男を連れてくるなどとは。
快楽への誘惑に必死で耐えているタバサを、ジョゼフは上機嫌で見下ろしたという。
そして、看守に命じて鍵を開けさせ、連れてきた男たちを全員牢に入らせたあと、また鍵を閉める。
「わたしは、そのたびに、耐えられなくなって、その男たちに」
「もういい」
しゃくりあげながら告白を続けるタバサの声を、才人は大声で遮った。
腕の中で、タバサが一際大きく体を震わせた。
そんな彼女の体を、才人は力を込めて抱きしめる。
「辛かったな」
タバサは返事をしない。
「よく頑張った」
固く閉じられた唇の隙間から、押し殺された小さな声が漏れている。
「もう、我慢してなくていいんだぞ」
大声で泣き出しそうになるのを必死で堪えているようだった。
「本当のことを言えよ、シャルロット」
タバサの頭を撫でてやりながら、才人は言う。
「お前は頭のいい子だ。さっき話してたときだって、『あいつ』なんて言い方したら、
お前が黒幕について知ってるって、俺が気付いちまうことは分かってたはずだ」
にも関わらず、タバサは「あいつ」という言葉を使ったのだ。
果たして、それが意識的なものだったのか無意識的なものだったのかは分からないし、今はどうでもいい。
重要なのは、ただ一つの真実だけだ。
「シャルロット」
才人はタバサの両肩をつかみ、彼女の体をこちらに向かせた。
激しくしゃくりあげながら、それでも泣き声だけは漏らさずに、タバサは夜着の裾を強く握り締めたまま、俯いて肩を震わせている。
その痛々しい姿を見ていると、才人自身の目にも涙が溢れてきて、止まらなくなった。
「もういいんだ、シャルロット」
涙で声を詰まらせながら、才人は必死にシャルロットに呼びかける。
「無理するな。一人で背負い込むな。本当は苦しいんだろ。助けてほしいんだろ。
頼むから、俺にお前のこと助けさせてくれよ。お前がそうやって一人で苦しんでるの、見てられないんだよ」
タバサはゆっくりと面を上げた。小さな可愛らしい顔は真っ赤に染まり、涙と鼻水で汚れきっていた。
「シャルロット」
もう一度、強く呼びかける。
タバサの唇が、戦慄きながら少しずつ開いていく。才人は無理矢理口元に笑みを浮かべた。
「そうだ、言え、言っちまえ。苦しいことも辛いことも、全部この場で吐き出しちまえ」
タバサは数回口を開いたり閉じたりした。その間、喉に引っかかったような小さな声が、わずかに聞こえてきていた。
「苦しい」
ぐしゃぐしゃに顔を歪ませながら、タバサはようやくその言葉を絞り出した。その後は、堰を切ったように、次々と涙声が飛び出してきた。
「苦しいよ」
「そうか、苦しいか。それだけか」
才人はタバサの両肩に手を置いて、ゆっくりと問いかける。
タバサはとめどなく涙を流し、しゃくりあげながら、苦しそうに声を出す。
「辛い」
タバサが才人の腰に手を回してきた。
「痛い」
タバサが才人の胸に顔を埋めた。
「寂しい」
タバサは才人の顔を見上げて、消え入りそうなほどにか細い声で、言った。
「お兄ちゃん」
「なんだ」
二人は、涙を流し続けたまま数秒も見詰め合った。
涙に滲む視界の中で、タバサがぎゅっと目を瞑った。
目の端に残っていた涙の粒が、押し出されるようにしてタバサの頬を滑り落ちる。
そして、タバサの小さな唇が、ついにその言葉を紡ぎ出した。
「助けて」
才人は大きく息を吸い込みながら、タバサの小さな体を抱きしめた。
全身にタバサの震えが伝わってくるのを感じながら、力強く頷く。
「分かった」
力を失ったタバサの体が床に落ちないように抱きとめながら、才人は強く奥歯を噛み締める。
(こんな)
泣きじゃくるタバサの声が、鼓膜を静かに震わせている。
(こんなひどいことが、許されていいはずがねえ)
才人はタバサを抱きとめる両腕に力を込めながら、窓の向こうの明け行く空を、睨みつけるように見据えた。
(ミョズニルトルン、無能王ジョゼフ)
その名前を思い浮かべるだけで、心の中に嵐が吹き荒れるようだった。
(必ず殺してやる。俺がこの手で殺してやるぞ)
部屋に差し込む薄明かりの中、タバサの泣き声だけがしばらくの間響き続けていた。
(さて、相棒はどこまで行ったのかね)
明け方になっても戻らない才人を、デルフリンガーは少しだけ気にかけていた。
さすがにこのまま戻らないということはないだろうが、一体どこまで散歩に行っているのかという気分にはなる。
(もうすぐこの娘ッ子も目を覚ますんだ。そのときお前さんがいてくれなきゃ、また荒れるぜ)
そしてまた自分は溶かされそうになるわけだ、とデルフリンガーは内心でため息を吐く。
そのとき、不意に部屋のドアが静かに開かれた。
「おい遅いよ相」
少し嫌味な口調で才人を出迎えかけたデルフリンガーは、途中で言葉を切った。
部屋の外に佇む才人の様子は、昨夜出かけたときとはまるで違っていた。
黒い瞳は獣のようにぎらぎらと輝き、眉間には傷のように深い縦皺がいくつも刻まれている。
拳は今にも人に殴りかかりそうなほどに強く握り締められているし、
強張った全身からは、陽炎が立ち昇っているかのような錯覚すら覚える。
何も言えなくなってしまったデルフリンガーに、才人はゆっくりと近づいてきた。
そして、朝焼けの光を浴びて輝く刀身を見下ろしながら、怒りに満ちた声で呟く。
「デルフ」
「なんだね」
「俺は決めた」
「何を」
「ミョズニルトルンとジョゼフを、殺す」
一語一語に呪詛が込められているようなその声に、もはや迷いは一片も見られない。
デルフリンガーは、驚嘆と共に理解した。
平賀才人は、剣になったのだ。
躊躇も容赦も迷いもなく、ただ敵を斬るためにだけ存在する、一振りの剣。
怒りの槌で鍛えられたその刃に、断てぬものなど存在しない。
(こりゃ、マジでいけるかもしれねえな)
人ならぬデルフリンガーの身が、戦慄に大きく打ち震えた。
597 :
205:2006/09/05(火) 02:27:10 ID:+EkAIKRj
ここまでで。次回は旅立ち編ですー。
「どうしましょうか、サイトさん」
「どうしましょうかねー」
二人は火の入った暖炉の前で困っていた。
そこは、トリステイン魔法学院の近くにある、森の中だった。
突然降り出した大雨に、連れ立って歩いていた二人は近くにあった炭焼き小屋での雨宿りを余儀なくされた。
しかし、すぐに止むだろうと思っていた雨は、その激しさを増していた。
二人がここにいる理由はこうだった。
「親愛なるルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールさま。
この間、サイトさん貸してあげましたよね?
だから今日は、サイトさん返してもらいますね。一日独占させてもらいます。
なお、この手紙は自動的に消滅します シエスタより」
という置手紙をルイズの部屋に残し、才人には「一緒にピクニック行きましょう、ミス・ヴァリエールから許可ももらいましたし!」と言い含め、シエスタは才人を連れ出していた。
しかし、時刻は既に夕方近い。このまま帰れないと、ここで夜をすごすことになりそうだ。
ちなみに既に部屋ではルイズがブチキレかけていた。
「ああああああの犬!かかかかか帰ってきたらお仕置きなんだからね!!」
ぞくっ。
才人の背中をイヤな悪寒が駆け抜ける。
この寒気はきっと雨のせいなんだ、そうに違いない。そうに決まった。そうであってくださいおねがい神様。
「サイトさん?」
身震いする才人を、隣に座ったシエスタが心配そうに覗き込む。
お約束だとこういう場合、裸かそれに近い格好で毛布に包まり暖炉の前で暖を取るものだが、残念ながら二人とも着衣のままであった。才人はいつものパーカー、シエスタもいつものメイド服。
雨の降り始めに、この小屋に避難できたからである。
雨のやろう、どうせなら一度に降って来いっての。
そうすれば「寒くない?以下略」だったのに。全く情緒というものが分かってない。
天候に文句を言っても始まらない。才人はシエスタに心配をかけないよう、笑顔で返した。
「大丈夫、ちょっと寒気がしただけだって。
…薪もうちょっと取ってくるわ」
そう言って才人は立ち上がる。薪は小屋の外にある。補充するには外に取りに行く必要があった。
しかし、立ち上がった才人の上着の裾を、シエスタの指が捕まえる。
「い、行かないで」
「…へ?」
何事ですか?、と振り向くと、シエスタが潤んだ瞳で才人を見上げていた。
まさかシエスタさん。
「さ、寒いなら私が、あ、暖めてあげますから」
なんてベタな。ベタすぎるよシエスタ。
心の中で突っ込みつつも、シエスタの上目遣いにぐらっとくる才人。
「メイドに手なんてつけたら、ああああああ足じゃ済まさないんだから!!」
ぞくぞくっ。
悪寒がさらに増し、才人の身体が震える。
「ほら、こんなに震えて!ダメですよ!」
そして自分も立ち上がり、才人の身体を抱きすくめる。
まずは作戦その一。
シエスタは久々に会った従姉妹のジェシカとの会話を思い出していた。
『まず、大事なこと。殿方は「はいてない」に燃えるものよ』
『は、はいてないって…』
『下着に決まってんじゃない。上着の下は裸。コレ基本だからね?』
シエスタはそれを実践していた。今、彼女のメイド服の下は、生まれたままのシエスタだった。
だから、才人の胸に押し当てられたシエスタの双丘は、不自然なくらい形を歪ませていた。
「ちょ、シエスタ!」
や、やわらかい。
「な、なんかやわらかいのが当たってるんですけど!」
「あててるんですよ。ちょっとはその気になりました?」
「いやでもまずいってシエスタ!」
「なにがまずいんですか?ここにはミス・ヴァリエールはいませんよ」
「で、でも」
この人はー、ほんとにもー。
あのナイチチ貴族がいいっていうの?私というものがありながら!
あの降臨祭の夜以来、シエスタの中では「サイトさんは私のもの」という図式がほぼ出来上がりつつあった。
従って、ルイズになびく才人は浮気者なわけで。
でもサイトさんカッコイイからミス・ヴァリエールが惚れちゃうのもしょうがなくて。
でもやっぱり、二人っきりのときは私だけ見てて欲しいわけで。
作戦、そのニ。
「あの、サイトさん」
シエスタは一瞬だけ才人を抱きすくめる手を緩め、エプロンのポケットから小瓶を取り出した。
「サイトさん、ミス・ヴァリエールにバレるのが怖くて、何もしてこないんですね」
ぎく。
才人の身体が一瞬硬直するのを、シエスタは見逃さなかった。
やっぱり。
こーの、ヘタレがー。
「大丈夫です…。こんなこともあろうかと、私貯金してこういうものを買っておきました」
シエスタは言って、小瓶を才人の鼻先に突きつける。
「何、コレ?」
「記憶を奪う魔法薬です。飲んでから1時間程度の記憶が、なくなるそうです」
「え?それを俺が?」
「いいえ。私と、あなた。二人で飲むんですよ」
そう言ってシエスタはにっこり笑う。
「事の記憶がなくなれば、ミス・ヴァリエールにバレることもありません。
…だから」
そう言って見上げるシエスタの瞳はとても魅惑的で。覗き込んでいるだけで吸い込まれそうで。
じゃなくて。
やばい。まずい。確かに都合はいいけどなんかソレまずい。
才人がそうやって混乱していると、シエスタはとんでもない行動に出た。
小瓶の中の液体を口に含むと、そのまま才人の唇を奪ったのだ。
どうやら、口移しで飲ませる気らしい。
しかし、予想と裏腹に、才人の唇は閉ざされたままだ。
じゃあこうします。
シエスタは舌を伸ばすと、無理やり才人の唇を割り開き、才人の口内へ薬を流し込む。
そしてついでとばかりにさらに舌を差込み、才人の舌に自分の舌を絡ませる。
お互いの口の中で、唾液と薬が混じりあい、息をしようとするたびその混合物を飲み込むことになった。
しかし二人は、薬を完全に飲んだ後も、熱に浮かされたように、お互いの舌を絡めあった。
しばらく舌を絡めあって、二人はようやく唇を離した。
すいましぇん今日はここまでorz
>601
生殺しかYO!!!!!!!!!!!!
全身が干からびるほどに続きキボンヌ!!!!!!
;゚Д゚) ココマデダッテー!!!??? (゚д゚;(゚Д゚;)
>>597乙
読み応えがあってイイヨー
続きwktk
ここの住人ってみんなピュアなんだな
なんか和んだ
>>597 サイトがカッコよすぎ!
惚れるね、こりゃルイズじゃなくても惚れちゃうねw
やっぱり主人公カッコいい物語は面白い、GJ!
この先タバサに救いがありますように・・・。
>>601 ちょwww
いいところでwww
続きに期待
>>597 相変わらずGJなお手前
貴族達の玩具にされてるシーンkwsk、などと言ってみる俺マジ鬼畜
>>601 あててるんですよキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!
この人はー、ほんとにもー。に萌え狂ったw
608 :
193:2006/09/05(火) 07:04:13 ID:ekrJj8Oo
あててるんですよパクラレター!
>>597 神作品ktkr!!
ヤマグチ仕事しろwww
>>601 ジェシカってシエスタの従姉妹だったのか?
知らなかった…その辺kwsk
>>611 七巻だろ。
シエスタが妖精亭の人々とアルビオンにやってくる時に関係がわかる。
>>612 昨日一気に7、8巻を読んだから勘違いしてた
すまぬ
魔法かなんかの影響でルイズが2人になっちゃって
ツンデレしながらサイトを2人で取り合うSSギボン
いやここはツンとデレに分かれてデレのルイズがサイトにベタベタでツンのルイズがヤキモチ焼きつつ二人を引き離そうとする方向で。
てかそれじゃツンはうざいだけだろ。
最終的にデレるからこそのツンの意味があるんじゃないのか
「あ、あの、シエスタ…」
頭の芯がぼーっとする。これも薬の効果なのか?
「何も言わないで」
そっと、才人の唇に指を押し当て、言葉を遮るシエスタ。
「これからは、私とあなただけの時間。
私だけ見てて。私だけ感じて。私の全部で、感じて…」
その言葉はまるで魔法のように才人の頭に響き、才人の動きを封じた。
シエスタは才人の胸に身を預けると、そっと手を才人の下半身に這わせた。
「うあっ」
既に完全に屹立していた才人のペニスを、ズボンの上からシエスタの掌が撫で上げる。
「ふふ…もうこんなにして。イケナイひと」
言いながら今度は才人の首筋に舌先を這わせ、ちろちろと嘗め回す。
それはまるでいつものシエスタとは別人のようで。才人の理性をかき乱した。
これが作戦その三。
『いいシエスタ。これ見て台詞の勉強しときなさい』
『ってこれ、官能小説じゃない!』
『私が厳選したサイトくんの好きそーな内容のばっかり集めといたわ。
実践の際に、役に立つこと間違いナシ!』
ちなみに今用いているのは『魅惑の女家庭教師〜火蜥蜴婦人の誘惑』の一節、火蜥蜴婦人が、貴族のおぼっちゃんを篭絡する際に使った台詞である。
シエスタの細い指が、ズボンのジッパーを下ろす。
前に、才人が立小便をする際に、覗き見たのである。その時はなんでこんなとこが開くようになってるんだろう、とか思ったけど、確かに合理的ではあった。
すでに全身の血液を集められ、ズボンの中で限界まで膨らんでいたソレは、勢いよく外界にそそり立った。
サイトさん、大地に勃つ。
予想よりも大きくなっていたソレに、シエスタは軽く驚いた。
前見たときよりおっきい…。
しかし見入っている暇はない。このわずかな隙にも、才人の意識は冷静さを取り戻そうと躍起になっている。
「ちょ、シエスタ、ダメだって…」
それが証拠に、うわごとのようにそう言いながら、自分の手で勃起したソレを隠そうとする。
させません。
風のような速さで、シエスタの細い指が、才人の屹立した陰茎に絡みついた。
そしてそのまま、軽くむにむにと揉む。硬さを確かめ、今度はしごく。
「うあぁッ!」
才人の背筋を、電流が奔る。
なんだコレ。自分でやったときと全然ッ…!
思わず止めに入っていた手を、自分の身体を支えることに使ってしまう。
「コレがいいんですね?ほんと、いけないおちんちん…」
淫靡に笑うと、今度は先端を掌で包み、やわやわと揉みしだく。
そこは、透明な粘液で濡れていた。先走りである。
シエスタは才人の足の間に身体を入れると、今度は両手を使い、茎をしごき、先端を揉む。
「うああ!…し、シエスタ…っ」
自分の先端から与えられる快感に、才人はたまらなくなる。
ば、爆発しそうだ…!
しかし、なぜか快感は不意に止んだ。
「え…?」
寸前で止められ、惚けたようになる才人。
下半身の方を見ると、シエスタがにっこり笑っていた。
「指で続ける?それとも、お口がいい?」
言って舌でぺろり、と張り詰めた怒張を嘗める。
「あうっ…!!」
指でしごかれていたときより、鋭い電流が才人の背筋を襲った。
シエスタってこんなにエッチだったのか…!!
それが才人に喜ばれるために必死で勉強してきた成果だとも知らず、才人はそれがシエスタの才能なんだと思い込んでいた。
「ねえ、どっち…?」
今度は口付け。先端に、湿った桃色の柔肉が触れると、とろけそうな快感が才人を襲った。
「く、口でしてくれる…かな」
仕事なので今日はココマデ。続きは後日で
>>619 おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおい
ここで止めですかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁl
続き期待してます!!!
>>614の変形
なぁ。
取りあえずこの状況が理解できない…。
いや、確かに俺は「ルイズ」が好きなんだ。だけど…
「これはねーだろ!」
サイトの眼前にいるのは間違いなく「ルイズ」。但し、一人ではない。
「わ、私が本物のよ!」
一人のルイズが自分の胸に手を当てて話す。
「サイト…私を信じてくれないの?」
もう一人のルイズが半泣き顔で話す。
「ちょっ、ちょっと待った!本物偽物があるのか?」
素直な疑問。
「「サイトは私だけのモノなの!」」
此処だけは一致している。実に厄介。
「いや…あの…取りあえず何でこうなったんだ?」
強気のルイズが答える。
「あの本読んでたら新しいページが見えたから唱えてみたのよ。そしたら…」
因みに本を読んでいる最中ルイズが何を考えていたかは語っていない。必要に応じての始祖の書なのだが。
「なんかお前の方が本物っぽいな…なんか胸も本物っぽい」
「どういう意味よ!」
置き去りにされていたルイズが、サイトに近付いて来た。
「サイト…私は?」
哀願するような瞳。恐らくこちらがコピーでも、紛れもなくルイズである。
「サイトがいないんじゃ…私…私…」
ついに泣き出してしまう。
「ちょっと!私の姿でそんなセリフ言わないで!」
このままではイジメっ子とイジメられっ子である。しかしサイトの眼前にいるのは間違いなく大好きなルイズ。
放っておけないのだ。
「ちょっと待った!」
本物?のルイズの口をサイトが遮る。
「お前が本物なら呪文を解けばいいだろ?」
「それが出来れば苦労しないわよ…」
意味は汲み取った。ディスペル・マジックがまだわからないのだ。しかも虚無の魔法。恐らく始祖の書に綴られるのが普通である。
「じゃあ、見える様になるまでこのままか?」
「そういうことね…」
一方、生み出された方のルイズはサイトの服の袖から離れない。隙があればすぐに抱き付かんばかりの目でサイトを見つめている。
ちょっと可哀想だな…
「なあルイズ?」
「ん?」
「もっかい今の呪文出来そう?」
「そんなに高位の呪文じゃないみたいだし…」
「そっか。頼みがあるんだ」
「?」
サイトは片手でもう一人のルイズの頭を撫でながら、話を持ちかけた。
「例え本物じゃなくても…ルイズが寂しがるのは見たくない」
「え…」
「だから…その呪文で…」
「分かったわ…その代わりアンタは私と一緒にいなさい」
「分かってるよ」
斯くして、二人目のサイトが誕生した。
ただしルイズへの愛情が本人以上に現れたサイトが。
「いやーやっぱり風龍ねー。風邪が気持ちいいわー」
「…」
夜空のドライブを楽しむ二人組。キュルケとタバサである。
今日は特に男との用事もなく暇をもて余していたキュルケは、友人であるタバサとこっそり学院を抜け出した後、帰寮の途中。
「こんな夜は男の子と過ごすのが一番なのに…あ、でもあなたは別よタバサ」
「…」
眼下に女子寮が見える。
不思議な事に、今日補習をうけている筈の友人の部屋に灯りが点っているのをキュルケは発見した。
「あれ?ゼロの事だから補習の筈じゃ…タバサ?」
「?」
「あの窓の近くまで寄せて頂戴!」
「…」
口に発する事なく風龍は従った。急降下して部屋を覗く。
「!!」
「………!」
「補習までサボって…やるわね、ゼロ」
「…激しい」
しばしそれを観察した後、二人は部屋へ戻った。
「あ〜疲れた」
「何でアンタが疲れるのよ!」
補習が終わり、やっと帰寮。既に夜である。疲れた表情を見せているのは使い魔と主人。長い廊下をけだるそうに歩いていた。
「折角二人分コピー作ったんだから代わってもらおうかしら?」
「でもあいつらすぐいちゃつくし…」
「見られたら不味いわね…」
サイトは少しだけ後悔している。コピールイズは確かに可哀想だったが。
とりあえずサイトの取り合いはルイズの逆鱗に触れてしまうのだ。やむを得なかっただろう。
サイトは今更思い付いた事を言った。
「そういや今考えるとあいつら部屋で二人きりなんだよな?」
「!!」
「年頃の男女が部屋で二人きり…」
「何で早く気づかないのよ!」
「まずいな…」
「まずいわね…」
得体の知れない不安が襲う。二人は同時に駆け出した。
ドンッ!
曲がり角でぶつかったのは、巨大な胸。
「あら?ルイズ?それに…サイトも?」
キュルケはニヤニヤしながら見下ろした。その隣には本を片手にタバサが。
「キュルケ、あなたに構ってられないの!ソコをどいて頂戴!」
「何よ急に…おめでとうルイズ!」
「へ…?」
「サイトも男の子ね!見直したわ!」
「な…何が?」
「シラをきっても駄目よ!ねぇ?タバサ」
「…激しい」
少しずつ嫌な予感が膨らんでいく。
も・し・か・し・て
「嫌ぁっ!サイト!早く行くわよ!」
「わ、分かった!」
悲鳴に近いルイズの声。サイトは全力で走る。
「なんなのかしら?やっと…ねぇ?」
置き去りにされたキュルケが呟く。
「…激しい」
タバサの本のページは進んでいない。
バタン!
勢いよく部屋の扉が開く。
「あーっ!」
「遅かった…」
ガクリとサイトは膝を付く。
「すーすー」
「くーくー」
ベッドの上で寝息をたてている。勿論全裸で抱き合っていた。
周りに漂う匂い、それにベッドの所々に付いたシミ。
何が行われたか言うまでもない。
「もう…」
「ああ…」
ただし、ベッドの上にいるのは間違いなく自分達。
お互い顔を赤くしてしまう。
「私たちだってまだ…」
「ん?何か言ったか?」
「…何でもないわよ…」
ノリで書いたよ…まだ続き書けそうだよ…でも他人が考えたシチュだよ(ゴメン)orz
☆ チン 〃 ∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ヽ ___\(\・∀・)< 続きまだー?
\_/⊂ ⊂_)_ \_______
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/|
|  ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄:| :|
| .|/
626 :
193:2006/09/05(火) 14:48:53 ID:ekrJj8Oo
>>619 おまいは俺か?
今書いてるものの続きとして書こうと思ってた
ものとそっくりなんだが。
>>624 続き希望。戻ったときどうなるかwktk
戻った時記憶も融合して
ルイズデレ度数倍とか萌えそうw
>>608 看病編の続きマダデスカー(チンチン
いやマジで(・∀・)わっふるわっふる
・・・と思ったら、ネタが被ったのね。ドンマイw
>>619 シエスタ勉強熱心だよシエスタ(;´Д`)ハァハァ
やっぱシエスタには攻めが似合うな!まあサイトに限りだろうけど
>>624 GJ!弱気ルイズテラカワイス
コピー同士でどんな会話してたのか気になるw
このスレのまとめサイトって無いの?
つーか、キュルケものが無さ過ぎるお(泣
>629
胸革命がいる以上、中途半端で・・・
>>621 GJ!!!
ぶっちゃけルイズよりも何故かタバサに萌えたw
もう書くのやめちまえ
ルイズを縛って、目の前で薬で意識を朦朧とさせたサイトと初Hをするシエスタをだな
喜び組は既に俺が完成させている!!
時ナデ天麩羅テンカワアキト(ライダー)だァ――――!!!
魔との殺し合いなら我々の歴史がものを言う!!
隠れ里の主 極彩と散れ 七夜志貴(アサシン)!!!
とらハなら3作ヒロイン制覇だがクロスオーバーなら全ヒロインオレのものだ!!
旧作の蹂躙者 高町恭也(ランサー)だ!!!
不幸自慢なら絶対に敗けん!!
夜華のシリアス見せたる 文殊使い(誤字に非ず) 横島忠夫(アーチャー)だ!!!
断罪ヘイト(いじめかっこわるい)ならこいつが怖い!!
スーパーキャラの申し子 碇シソジ(バーサーカー)だ!!!
イタァァァァァいッ説明不要!! クロス上等!!! どこでも最強!!!
U−1(セイバー)だ!!!
最新の最強がやってきたッ
どこへ逝くンだッ フェイカーッッ
俺達は君を待っていないッッッ御宮士朗(誤字に非ず/反英雄一歩手前)の登場だ――――――――ッ
以上8名によって、ハーレム争奪戦を行いますッッ!!
……ッ どうやらもう一名(オリキャラ主人公/キャスター)は到着が遅れているようですが 到着しだいッ皆様にご紹介いたしますッッ
参加者の略歴、間違いあるかもしれんけど
テンカワアキト
一般人→ロボットのパイロット→色々あって放浪中。
七夜志貴
暗殺者の生き残り→一般人→時々暗殺者の血が出たりする一般人→吸血鬼?
高町恭也
殺人剣を伝える家の生き残り→致命的なケガを治療しつつ大学生?
横島忠夫
一般人→悪霊払い師の助手兼弟子→悪霊払い師
碇シンジ
一般人→人造人間のパイロット→人間の生き残り
相沢祐一
記憶を失った一般人→身の回りで奇跡とか起こった一般人→一般人 Ω ΩΩ<n(ry
衛宮士朗
三流魔術師→特定のことに一流な魔術士
最低戦争。
ネットにはびこる二次創作厨キャラ達を呼び出す聖杯の奇跡。
7人の魔術師と7騎の厨キャラによるバトルロイヤル。
生き残るのはただひとくみ。
汝、奇跡の力を手に入れたくば、その最強を証明せよ。
ライダー
御宮士朗に召喚されたサーバント。
なにかの間違いでノーマルの姿で召喚されたため、熱血で正義のヒーロー志向。
HFで黒聖杯に飲まれて黒アキトになる。
黒くなると木連式柔とか指弾とか糸とか瞬間移動とか超能力とか使うぞ。
微笑むだけでオンナを落とすテンカワスマイルなんかも。
宝具は巨大ロボットのエステバリス。黒くなるとブラックサレナにチェンジ。
ランサー
逃げちゃだめだ。
宝具はロンギヌスの槍。当然原作では使ったことなど一度も無い武装ですが。
ATフィールドを操ってATソードとか次元切断とか色々できるぞ。
あと微笑んだだけでオンナもオトコもメロメロになるんだ。
聖杯を使ってセカンドインパクトを無かった事にすれば良いと、言峰の甘言に乗せられる役所。
セイバー
煩悩を魔力に変える霊能者。ライダーと入れ替えでマキリに召喚された。
そのため、マスターがワカメ頭から巨乳女子校生に戻ると格段にパワーアップ。
霊波弾とか魔族の力とかすごくつよいかくとうぎとか使う。
あと寂しそうに微笑んだだけで周りの女性はキューンってなるのだ。
ストイックだったり自己評価が正確だったりするのが夜華クオリティ。
キャスター
七回魔法を使うと塵になるが、当然最低SSでは有名無実。
多分あれだ。
『魔法』は7回だけど『魔術』はいっぱい使っても平気なんだ……って、つまりコイツ魔法使いか。
ヒドイ結論が出て来たもんだ。
MMM(もっと・もっと・メイドさん)を支配しているのも最低SSでのお約束。
ヴァーサーカー
鬼畜王だったり鬼畜戦士だったり。女と見れば片っ端からコマそうとする。
幼女に手出ししない事だけが最後の良心か。よってイリヤの貞操はセーフ。
なんど死んでもリセット&ロードで生き返る。無限に成長する。某RX並にタチが悪い。
クロスすると必ず相手世界とヒロインを蹂躙するという性質を持っているので、
狂化されたらさぞ信者が嫌がるだろうと思ってやった。反省はしてない。
アサッシン
原作では戦闘能力皆無。
最低二次では指弾と糸と超能力、魔力に財力に権力に誰でも一発で魅了する笑顔などを装備。
また場合によってはヘルシングの銃とかブリーチの刀とか、とにかく強そうな武器、
更に何処が発行してるのか判らんSS級ライセンスとか持ってる。
サーバントであるキャスターに召喚されたために現われたイレギュラーな存在。
真アサシン
NANAYA。
指弾で糸で超能力で魔術で遠野財閥で真祖の姫とか代行者とか標準装備。
多分生きてるものなら神様や地球やRXだって殺せる。
メルブラ引用のセリフと普段のしゃべりが全然違うのも特徴。
アーチャー(赤)
弓凛アチャ。
隙あらば凛とイチャイチャしようとする。バーサーカーとかも凛のためなら瞬殺。
過去の自分を殺すとかそんな目的はどうでもいい。むしろ他人。ってか別人。
アーチャー(青)
10年前から現界しているサーバント。
蒼の王。ガンプオーマ。青の青なのに蒼と表記するのが最低クオリティ。
絢爛舞踏なので強い。精霊手とか使うから強い。士魂号・士翼号を使うともっと強い。
NEPとか出すともう手が付けられない。
でも、絢爛舞踏がなんで強いか、書けないのが我(最低作家)という人種でもある。
ぽややんと微笑めば周りの女性はトリコになってしまうぞ。
どこの誤爆かはさて置いてひとまず突っ込みを。
シンジからランスに変わってるのは仕様か
ウォウォウォウォウ!神光臨つД`)。゜。
素晴らしいです・・・・GJ!
誤爆な上に痛いぜ月厨 さっさと帰ってくれ
もうみんな乙です!!!!!!
続き期待してます
>>624より
「でもどうすんだ?」
「何が?」
「寝床。占領されてるぞ?」
そうなのだ。
ベッドの上は二人の体液で汚れ、その上で寝る鏡の自分達。いくら自分達のモノとは言え、改めて寝る気にもなれなければ、
「起こすの?」
「う〜ん」
幸せそうな寝顔には間違いないのだ。良心の呵責が利いている。
「それにしても羨ましい位の寝顔ね」
正に生き写しの自分をルイズは見た。
赤らんだ頬。
静かな寝息。
鏡のサイトの胸に預けた頭。
安らかに眠っている。
「お前とおんなじだな」
「な、何言ってんのよ!」
「だって俺にくっ付かないと眠れないみたいだぜ」
その華奢な手はサイトの胸の前で組まれていた。
「馬鹿にしないで!アンタだって」
鏡のサイトも人の事は言えない。
右手をルイズの頭に被せ、左腕をルイズの背中に回し、頭はそのまま桃色の髪に俯くようにして触れていた。
「馬鹿みたいに私を抱き枕にして!息苦しいわよ!」
「だって…それはお前がしがみついてくるから…」
「う…ん」
ピクリと動くシーツ。
「…ルイズ…愛してる…」
「サイト…好き」
夢の中でも繋がってるかのような寝言。
「…」
「…」
お互い只顔を赤くして沈黙するしかないようだ。
「どうしよう…寝る所は…」
「マットとシーツ後で借りてくるよ…それより…」
「それより?」
「明日…学校行ってる間に…」
「そうね…」
この様子なら必ずまた始めてしまうだろう。二人をこのままにしておけば何をするか。想像に難くない。
「ふわ…」
「あ〜あ…」
考えていれば眠気が襲ってくる。
「今日はもう寝ましょ…」
「そうだな…明日は早起きして…ルイズ?」
「?」
「布団は一つでいいんだろ?」
「…今更言わせないで…」
「へいへい…」
結局一つの布団で床に付いた。
深夜
(本物の)二人が寝息をたてて数時間後である。
「んっ…ん」
甘い声。確かにルイズの声だが、ベッドの上からの声だ。
「サ…イト…」
隣で眠る本物は寝息を立てている。
どうやらこの声を聞いているのは、本物のサイトだけ。
クチュクチュ
その水音からして何をしているかは簡単に把握できた。
(ホントにあっちのルイズは俺が好きなんだな…)
静かに、寝たフリをしてその声を聞いている。
「サイト…毎日…私にこんな事させないで…アンタが望んだら…」
?
(毎日…?)
おかしい。あっちのルイズにも以前の記憶があるのが。
「私…素直になれないから…待つしかできない…」
こいつが以前のルイズの記憶を持っていたら。だとしたら。
「ごめんね…サイト…待ってるから…はぁっ」
そのまま達してしまったようだ。
これがルイズの本心なら。
襲って、愛してくれるのを待ってくれてるのか?
「ルイズ…」
隣に眠る彼女を強く抱きしめ、そのまま再び眠りについた。
因みにこの後、抱きしめられた息苦しさでルイズが起きたとき、同じ事が。
翌朝
「ん…」
「ふあ…」
同時に目を覚ました二人がいた。悩みの種であるベッドへ目をやると
ベッドの上に二人の姿がない。
「え…!」
「な…!」
同時に襲う頭痛。
「………!」
「………!」
身に覚えがない記憶が走る。
一度も繋がった事がないのに、繋がった事。
ルイズはサイトに乙女を捧げた記憶が。
サイトはルイズを汚した記憶が…。
「こ…れ」
「あいつらの…記憶?」
お互いに繋がる記憶。とても熱く愛し合っていた事。
「こんな事してたの…?」
「そんな…ルイズ凄い…」
「やめて…私じゃないのよ…サイトだって…」
徐々に本当の記憶のようになっていく。しかも、鮮明に。
鏡のルイズは普段では言えない事を言い尽くしていた。
「俺達こんなにお互いが…?」
「言わないでよ…でもあの子達も嘘の存在じゃなかった…」
お互いの意識が遠退いていく。
鏡の意識が、本物に溶け込み、支配していくように。
「ルイズ…俺やばい…」
「サイト…私…待ってるから…」
お互いの言葉が始まりのキーワード。歯止めが利かないサイトがルイズを抱き締めた。
「今度は本当に…」
「もう一度、来て。サイト…」
続く。
オリジナルの展開になった…。最初のツンデレ分裂どこ吹く風か…デレデレの二人ですorz
646 :
546:2006/09/06(水) 01:13:04 ID:Jui0qmhG
>>553-558さん (558さんは違う宛て?)
読んで頂いてありがとう。
>>553さん エロムズイです…
>>555さんごめんなさい
>>557さんギーシュは好きです、そのうちメインで書きたいです、でもメインで書くとシリアスに成りそうで、
思案中……シリアス一色はギーシュじゃない気が…
>>554さん、昨日読んでから、ちまちま書いたシエスタ……投下します。
上のの続きではありません、(あの後シエスタに手を出すサイトはちょっと…)
サイトとシエスタで良いんですよね?シエスタ、ルイズの女の戦いかとも思ったんですが。
因みにエロまでたどり着かず……自分こんなんばっかり。
と、準備とかしてたら、昨日からリロードしてなかった。
読み込んだら…少女の苦悩、少年の怒りの続きが……
>>597 205さん旅立ち編、待ってます。
647 :
1/8:2006/09/06(水) 01:13:43 ID:Jui0qmhG
サイトさんが、美味しそうにまかないを食べている。
サイトさんには言っていないけれど、最近のまかないは一部私が作らせてもらっている。
マルトーさんにお願いしたら、にっこり笑って。
「がんばれよ。」
って言ってくれた。
レパートリーもちょっとづつ増やしてる。
あ、
「おぉ、シエスタこれ美味い、おかわりある?」
私が作った料理を、サイトさんが美味しいって言ってくれるのが、最近の私の一番の幸せ。
「はいっ、まだまだありますよー。」
サイトさんは良く食べる。
作り甲斐がある、ってきっとこんな感じ。
「くはー、食った〜ご馳走様〜。」
お粗末さまでした。作ったのはまだ内緒、もっと自信がついたら教えるつもり。
「食器お下げしますね。」
サイトさんが私を見てる、どうしたんだろう?
「いつも悪いな、シエスタ、何かお礼しよっか?何が良い?」
「えぇぇぇえっ、お礼ですかっ、そんなっ、滅相も無い。」
食べてくれて嬉しいのに、この上お礼なんて、きっとばちが当たる。ばちって何か知らないけど。
「おぉ、そうかい、んじゃ、ちょっと頼まれてくれねぇか『我らの剣』。」
マルトーさんがのっそり出てきた。
「ん、いいよ、いつもご馳走になってるからね、出来ることならなんなりするよ。
でも、その呼び方はやめてくれよ…むずがゆい。」
サイトさんが答えてる。
マルトーさん何頼むつもりなんだろう?ちょっと羨ましいな、サイトさんにお願い。
「いや、『我らの剣』に時間が有るときでいいんだ、ちょっとばっかし、手間が掛かる。」
「明日でいいなら、ルイズ補習だし、一日動けると思うけど?明日でも?」
「おぉ、いいともさ、『我らの剣』。」
マルトーさんがこっちも見て、にやりって笑った……なんで?
「うちの若いのと一緒に、ちょっと町まで行って食事をしてきて欲しい。」
「は?なんで?」
「いや、若いコックにとっちゃ、いろんな料理を食べるのも勉強だろう?」
「なるほどねぇ、んで俺付き添い?」
「まぁそんなもんだ、女の子だからなぁ、一人で町にはやれねぇさ。」
えぇぇぇぇぇっ、ずるいっ、マルトーさん誰だか知らないけど、ずるいですっ。
「なるほどね、ボディーガード兼ねるのか、確かに俺、丁度良いね。」
サイトさんは確かに強いけど、ずるいですっ、うらやましいなぁ……。
「ま、そうゆうわけでシエスタ、明日は一日休みだ、『我らの剣』を独り占め、街の味をしっかり学んで来いよ。」
えっ……
「え?シエスタなの?」
「おぅともよ、不服か?『我らの剣』。」
「いや、シエスタと一緒なら嬉しいくらいだけど。」
う、うれしいっっ、サイトさんが……嬉しいって……。
「さっき、『我らの剣』が食べたまかないだって、シエスタが作ったしな。」
あぁっ、マルトーさん、それ内緒っ。
「へー、凄いな、シエスタ。」
サイトさんがこっちを見てる。
「んじゃ、明日はよろしくな。」
私は大慌てで、待ち合わせを決める。
サイトさんが、厨房を出て行くとマルトーさんが言った。
「シエスタ、帰ってくるの明後日の朝でも一向に構わんからな。」
私は真っ赤になった。
「マっ、マルトーさんっっ。」
笑いながら立ち去るマルトーさん……
ちょっと強引だけど……ありがとうございます。
648 :
2/8:2006/09/06(水) 01:14:20 ID:Jui0qmhG
シエスタとの待ち合わせの時間はもう少ししてからだけど……。
学園正門前の乗合馬車、ぽつぽつ人が集まってる。
次か、次の次に乗れるかな?
ちょっと緊張する、冷静に考えるとデートじゃんこれ。
ルイズには、ばれない様に細心の注意を払った。
かなり早めに部屋出たし、ギーシュと出かけるってアリバイも作成済み。
ギーシュは本当に街に出るらしいし、丁度良い。
「さいとさぁぁぁぁん。」
シエスタの声だ。
もう直ぐ角を曲がるみたいだな。
シエスタの姿が……見えてきた……歓喜のあまり、俺は硬直する。
「シ、シシシシエスタァァァ。」
「はい、サイトさんお待たせしました。」
「ウゥンイマキタトコロサ。」
ベタな返事をしてしまう、俺の頭は真っ白だ。
だって、シエスタ、セーラー服。
「えっと、ちょっと悩んだんですけど……サイトさんとお出かけだったら、これが良いかなって……変……ですか?」
シエスタがちょっと困った顔でこっちを見てる。
「いや、よく似合ってるよ、シエスタ。」
いやもう本当に良く似合ってる。
シエスタにセーラー服が似合うのは知っていたけど、こんなシュチュエーションだと……
地球でデートしてるみたいだぁぁぁぁ。
しかも、俺、そんな美味しい思い出ねぇよぉぉぉ。
頭から湯気が出そうだ。
「サイトさん?」
シエスタが不思議そうにこっちを見てる。
「い、いこうかっ、シエスタ。」
ギクシャクと、馬車の方に向かおうとすると……
ふよんっっとしたものが、腕に当たる。
うおぉぉぉぉぉぉ、腕組んでますよ、セーラー服の美少女と。
「いっ、行きましょうっ、サイトさん。」
流石に、シエスタも緊張した面持ちだ。
あ、でも……ちょっと震えてる……。
「あの……。」
「なに?」
「迷惑なら……言って下さいね…私多分……調子乗ってます。」
肩の力がいっぺんに抜ける。
シエスタが緊張してないわけない……
お、俺がっ、しっかりリードしないとっ。
「迷惑なわけないじゃん、シエスタ。今日やゆっくり楽しもうね。」
「はいっ。」
腕をぎゅっと抱きしめながら、シエスタが笑う。
良い一日になりそうだ。
馬車に乗ろうと、シエスタの手を引く。
あれ……シエスタが妙に回り気にしてるなー……
あ、あぁぁぁぁぁぁぁぁ
シエスタさん、セーラー服 ってことはぁっぁあ。
シエスタさん、ハイテナイッ。
サイトサン、はカタマッタ。
「サイトさん。どこに座りましょう?」
シエスタがくるり、と振り向く。
シエスタさんだめぇぇぇぇ、スカートがスカートがっ。
「あ、あぁっ、そこのあいてる所で……。」
……手に汗握る一日になりそうだ…
649 :
3/8:2006/09/06(水) 01:14:51 ID:Jui0qmhG
馬車の中で3時間、サイトさんとお喋り。
他愛もない話ばっかりだったけど、それでも新鮮。
ひいおじいちゃんの国の話は、周りに人がいるからしなかった。
でも、だからサイトさんの日頃のお話がたくさん聞けた。
乗合馬車は狭いし、サイトさんと隣の席だったので、ピッタリくっついた。
「シ、シエスタ、ちょ、ちょっとくっ付き過ぎじゃない?」
サイトさんが、私の胸を気にしてるのが分る。
ちょっと恥ずかしいけど…同室で同居みたいなハンデ背負ってるんですもの、押せる所は押さないとっ。
「すいません、サイトさん、馬車なんて乗りなれないもので…、怖くって。」
これは本当。お金かかるし、めったに乗らない。
「でも、サイトさんと一緒だったら安心ですよね。」
これも本当、言いながら、腕じゃなくて、サイトさんの胸に手を回す。
「ここだと、とっても安心できるの。」
……これは嘘、凄く……ドキドキしてる。サイトさんにばれたらどうしよう。
「そ、そそそそそうかぃ、シエスタじゃあ……仕様がない……。」
あ、認めてくれた。
サイトさんの胸に、頭ごともたれ掛る。
「ごめんなさい、暫く………このままで……。」
「あっ、あぁっ。」
サイトさんの心臓の音が聞こえる……
サイトさんもドキドキしてるのが分る。うれしいなっ。
べったり甘えた姿勢のまま、馬車での時間はゆっくり過ぎた。
650 :
4/8:2006/09/06(水) 01:15:22 ID:Jui0qmhG
馬車での、天国のような地獄の時間がやっと終わった。
シエスタの柔らかい感触が、あっちこっちに残ってる。
(柔らかかったなぁぁぁぁぁ。)
が、時間とともに高まる、周りの野郎達の殺気は……恐怖だった……
何回か死ぬかと思ったなー、
シエスタがキスしてきたときと、
馬車が揺れて、シエスタの胸に倒れこんだときと……
………まぁ、総合的には天国だったな…
シエスタが周りをきょろきょろ見てる。
「どうしたの?」
「いえーお使いでなく、ゆっくり来るのって、始めてかも……。」
おどおどしてる様子が可愛い。
「んじゃ、食事の前に街を一回りしますか?お嬢様?」
シエスタの手を取りながら、おどけて言った。
「あら、サイトさん、私杖を持ってサイトさん追いかけないといけないのかしら?」
それは勘弁。
「ごめん、ごめんシエスタ、まぁぶらっとうろついてみる?いいところ有ったらそこに入ろう。」
軍資金はたっぷりある。戦争の報奨金はそれなりにもらってるし
……賭場のルイズ並に無茶しなきゃ大丈夫だろう。
「はいっ、サイトさん。」
また腕を組む、馴染み始めてる自分が怖い……シエスタが居ないと腕が寂しい感じすらする。
自己主張とボリュームたっぷりのおっぱいの所為だね……
大通りを歩きながら、ちょっとしたことに気がつく。
……みんなこっち見てる……
正確にはシエスタを……
ギーシュの反応でも分るように、
セーラー服はリビドーを直撃するようだ…
シエスタ可愛いし……馬車のときのような視線が増えてくる……
あー、くそっ、シエスタにつりあってませんよっ、どうせっ、おれはっ。
周りに嫌がらせもかねて、シエスタをちょっと抱き寄せる。
「サ、サイトさん?」
「いや、道が狭いしね、もうちょっと側においで、シエスタ。」
「は、はいっ。」
真っ赤になってるシエスタ。
同時に、周りの殺気が膨れ上がる……知ったことか。
「シエスタ、どんな所に行きたい?」
「サイトさんは?どんな所がお勧めです?」
「いや、おれここの人間じゃないし、知ってる所あんまりないんだ。」
「あんまりって事は、ちょっとはあります?」
「………まぁ……ちょっとは。」
「じゃあ、最初はそこに行きましょう。」
「……ん〜いいのかなぁ……。」
女の子同伴で……魅惑の妖精……
ま、いっか。
あそこで、誰かにお勧めのレストランでも聞こう。
シエスタとピッタリくっつきながら、昔のバイト先に向かった。
651 :
5/6:2006/09/06(水) 01:15:59 ID:Jui0qmhG
知り合いの店とはいえ……女の子だらけだった……
「サ、サイトさん?」
「んー?」
「なんでここなんですか?」
「いや、ほら詳しそうだし、料理屋とか。」
「あら、サイトどうしたの?」
ジェシカがサイトさんに声をかける。
あ、なるほど……でも…
「よ、ジェシカちょっと聞きたいんだけど……。」
サイトさんがジェシカと話をしてる、ちょっと置いていかれた気分。
料理屋さんの話や世間話……話し込んでる……
「……あんまりルイズちゃん、泣かしちゃ駄目よ、サイト。」
サイトさんに言ってから、こっそり私に
「頑張ってねっ、シエスタ」
って言っていった、たぶんサイトさんにも聞こえてたと思うけど。
「……知り合い……でしたっけ?」
「うん、ここのオーナーの娘さん。」
そういう意味ではないです……知ってますし。
「……綺麗な……人ですよね。」
あえて、黙り込む。
女の子と二人のときに、他の子を見るのは失礼だと思う。
サイトさんが困ってる、でも、もうちょっと困ってもらおう。
サイトさんが深呼吸してる。
「……シエスタの方が綺麗だよ。」
えっ……
「シエスタ、可愛いよ。」
「えぇぇぇえっ、サイトさん何言ってるんですか?正気ですか?大丈夫ですか?」
サイトさんが、いきなり私を褒めるなんておかしいと思う。
サイトさんが笑ってる。
「いや、真面目にね。」
真っ直ぐに私を見る、真剣な目。
「地球に帰って、好きな子とデートしてるみたいだよ。」
「あ、えうぇぇぇぇぇ??」
「その服さ、俺と同年代の女の子が着る服なんだ……、まるで地球に帰ったみたいで嬉しい。」
「あぁの、あのあのあのっ………。」
「何?」
「好きな人……居たんですか?……故郷に。」
どうしても聞かないと……いけない気がした。サイトさんは、だから帰りたいのだろうか、私も、ミス・ヴァリエールも置いて。
「いや、居ないけどね……。」
笑ってる。
「本当に?」
「本当、もてないしね、俺。」
……嘘だと思った。
「うそつき。」
「いや、ほんとーだって、ガンダールヴじゃなきゃ……強くなかったら、シエスタだって…。」
馬鹿にされている、そう思った。
「違いますよ、私がサイトさんを好きなのは、メイジに勝ったからじゃ有りません。」
「えっ、でもシエスタ……。」
「サイトさんボロボロに成っても、向かって行ったじゃないですか、
普通なら止めちゃう所で、剣を取って、前を向いたから、
私はサイトさんが好きなんですっ。」
言ってる間に段々興奮してきて、身体が熱くなる。
652 :
6/6:2006/09/06(水) 01:16:30 ID:Jui0qmhG
シエスタが、立ち上がって叫んでる。
シエスタの格好と相まって、店中の注目の的だ。
ジェシカが向こうで睨んでる……ごめんなさい。
でも、ついさっきちゃんと褒めろ、って煽ったのアンタじゃんか……
でも実はかなり嬉しい、こっちに来て、ある意味初めて『才人』って見られた気がする。
使い魔でも、ガンダールヴでも無い。
思い出す。ギーシュに勝つまで、まともな人間扱いしてくれたのは、この子だけだった。
「ごめん、シエスタ。」
シエスタを見ると、興奮しすぎて涙目に成ってる。
「ごめんね……落ち着いて…。」
息を静めて、ストンと椅子に座り込む。
俯いたまま……随分本気で怒らせてしまったようだ……
でも、気が付いた、ごめん、は相応しくない。
「違うな……ありがとう、シエスタ。」
シエスタがちょっとこっちを見てくれる。
「凄く嬉しい、強くない俺なんて、誰も興味持たないと思ってた。」
力を失ったら何の価値もないと、剣の修行をしていた俺……。
「でも、シエスタはずっと前から、俺がどう戦ったら良いのか、見ててくれたんだね……ありがとう。」
まだ俯いているシエスタの頭を、そっと撫でる。
ビクッと震えるシエスタが可愛い。
「……落ち着くまで……。」
「うん。」
シエスタの求めに応じて、そっと髪を指で梳く。
暫くしてやっと。こっちをちゃんと見てくれる。
「分ればいいんです。」
「ありがとう、ごめんね。」
ほっとする、でも、ちょっとやばい。泣かした女の子を泣き止むまで触り続けるって……あーやっぱ、向こうでジェシカが親指立ててる……
ちょっと、クールダウンしよう。
「でも、シエスタ、駄目だよ。」
「?」
「履いてないのに、いきなり立ち上がったら、見えちゃうかもよ?」
真っ赤になるシエスタ。
「ちちちちちち、違いますよぉぉ、今日は履いてます。」
ほっとするけど、ちょっと意外。
「出掛けに、ミス・ヴァリエールに借りました。」
えぇぇぇぇぇ、ルイズに?
「サイトさんと……デートするから、新しい下着貸してください、って言ったら快く……まぁ、貸してくれないと履くもの無いって言いましたけど。」
ガクガク震えだす俺の身体……占める感情は…恐怖っ!!
力の入らなくなった手が、シエスタの頬を伝う……
「あ……。」
最近のルイズのお気に入りは、早口ヴァスラ、3分間……死ねる
「あの……サイトさん……私……今日……帰りたくない……。」
「オ、オレモデス、カエリタクナイ。」
周囲が急に盛り上がる、あれ?俺なんか言った?
そういえば、注目の的だっけ?
拍手とともに、なぜかジェシカが向かってくる。
ジェシカに手を引かれて、俺とシエスタは何故か客用の泊り部屋に通された。
あれ?
ごめんなさい、最初 /8 ってしてましたけど、7と8書きかけの中途半端なシーンなので割愛。
2,3日後に続き投下予定です。
中途半端なら、見せるなって人……ごめんなさい。
ジェシカとシエスタの繋がり失念してて書き直しましたけど、
直しそこねがあったら、ごめんなさい。
ごめんなさいばっかりでごめんなさい。
ちょっと、身体がしんどいのでテンション下向き。
また頑張って、続き出来たら投下します。 ではっ
>>645 やば、先の展開を想像するとすごく萌える(*´Д`)ハァハァ
GJ!
>>653 シエスタかわええ(*´Д`)ハァハァ
GJ!
>>645 (・∀・)イイヨイイヨー
続き楽しみにしてます
>>653 GJすぎる(*゚∀゚)=3
コック長とジェシカさんがいい味出しててナイスw
強くない自分〜のくだりでちょっとホロリときた(つД`)
そうだよなぁ、シエスタは異世界とか全然信じなくても、それでもサイトに優しかったもんなぁ
原作じゃもうかなりルイズと差付けられちゃってるけど、出来る事ならサイトと結ばれて欲しいと思ってたり
>>653 GJ!
俺はルイズ派だけど今回のシエスタには萌えたっ。
キャラソンCDのドラマで
ルイズと才人が放尿プレイをしてる件について
半2次で詳しく語ってくれないか?じぇんとるめん
このスレのレベルの高さに愕然!!
作者の力量に嫉妬!!そして…わっふるわっふる!!
GJ!シエスタ最高!!
恐ろしい事に限界まであと5KBです。
しまった!俺も書きすぎた…次スレ検討する?
別にテンプレもないしねぇ
とりあえず立ててみるよ
666 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/07(木) 00:00:16 ID:6PUNouk0
梅
667 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/07(木) 00:00:20 ID:NUmgf1tS
梅
いや容量埋めだから一文字じゃw
AAでも貼ってくれ
_/,'  ̄  ̄ 9{_
{゚>‐一 ¬ ̄ ̄`ヽ、 j. \
/ / { \ { ヽ
/ ヽ { ヽ、 \ l ヽ〉. i
/ ∧ l__\ 代ー 、ヽ | |
{ { X´l ヽ\} \_ヽ | l
ヽ \∨ ヽ __ | !
\小. ィ= ´ ̄ ` l ,′ こうですか、分かりません
l } ' ,' /
|:八 ヽ _フ / /
l 个 、 ィ/ /
l / _>r 'チー/ / _
! !/ } │ / , <_ _, イ´/ ヽ
/\/ヽ { __ノ/⌒ヽ./ / /7'´ / l
/ \ハl ∧_ノ X /{ ヽヽ __j
ヽ _// / / / l / ノ / ∨〃
r'  ̄// / { ,/ │ / { /ヽノ ∨
ヽ /// V | / } ヽ l
670 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/07(木) 00:18:00 ID:HCSf2U49
/" | l \ l \ 丶 ∧
/ | | l ヽ ∧ ヽ ヽ l ヽl
∧/ l |∧ l│斗、弋.  ̄`ト | |
l / | |ヽ l_厶 | | _j/ \ヽ |∧ │ |
| l l \X {\ヽ |/ ァrテ≠=tヽj ヽ | /
| l ヽ/l >Lニ、\ | ´}. ヽzイ ` W l , -―‐
j∧ \ \l,イf_.〈_/l \lr ┴ー─┴ 、/ / 小-―'´:::::::/¨ヽ
`、 { \ \_}__少' ヽーヘ. / / / j {:::::::::::::::/
ヽハ. \ _ \ / ` ー──/ イ / /j ハ!:::::::::/
ヽ\ 乂> ヽ_/ ` / / /:::::::::::::::/
. ヽ{\ ヘ ̄ ,′ 〃 {>ー‐フ
__\. ゝ , ´` / //::::::::: /
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無理に埋めるよりリレーしようよ。あと5KBだけど。
シエスタと談笑しながらいつものように食事をしていると、ふと彼女が言いました。
「あっ、スープが顔に付いちゃってますよ」
「うあっ。マジ?」
サイトが慌てて顔を拭おうとした瞬間、柔らかな人差し指が彼の頬をなぞったかと思うと
そのままシエスタの口の中へと吸い込まれました。
「なっ、な、ななななな・・・・・・」
「えへっ、舐めちゃいました」
結局このスレでSS無かったのって
ティファニア
キュルケ
ジェシカ
アニエス?
(胸の順)
コティ
エレオノール
もないか
逆に多かった順だとどうなるんだろう。