魔人探偵脳噛ネウロinエロパロ板 第6話

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1名無しさん@ピンキー
弥子でもアヤでもアイでも叶絵でも由香でもカップリングはご自由に
基本はsage進行でマターリといきましょう
雑談時は名無し推奨
次スレは>>800くらいで

<投下される職人さんへ>
・投下前にカップリングと傾向を宣言してから投下してください
・なるべくメモ帳などに書き溜めてから投下してください
・ss投下時のコテ記入は可
・連投はなるべく避けてください

前スレ等
魔人探偵脳噛ネウロinエロパロ板 第5話
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1147461265/
魔人探偵脳噛ネウロinエロパロ板 第4話
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1133629021/
魔人探偵脳噛ネウロinエロパロ板 第3話
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1124459592/
魔人探偵脳噛ネウロinエロパロ板 第2話
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1121771861/
魔人探偵脳噛ネウロinエロパロ板
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1110801893/
まとめサイト
ttp://neuro.h.fc2.com/
2名無しさん@ピンキー:2006/08/20(日) 02:17:32 ID:b7rn0Xx+
乙カァン!
3名無しさん@ピンキー:2006/08/20(日) 02:37:02 ID:YHdVKEax
見ていて実に好ましい>>1
4名無しさん@ピンキー:2006/08/20(日) 08:56:21 ID:sw9AWkiS
>>1乙!
もう6スレ目か…ネウロのエロパロはすごい勢いだね
5名無しさん@ピンキー:2006/08/20(日) 09:49:12 ID:EzHpYkj0
>>1
乙クエェ!
6名無しさん@ピンキー:2006/08/20(日) 10:26:02 ID:kdj2oaNm
ネウロエロパロスレのさらなる可能性を信じて、>>1
7筑紫×弥子:2006/08/20(日) 13:51:44 ID:D5K0pnww
即落ち防止に。



 少しずつ爪が淡い桜色に染まっていく。
 弥子はソファに腰掛けたまま、傍らに膝をついた筑紫に手を差し出している。
 一つ、一つ丁寧に筑紫はその指を染めあげる。
 お嬢さまが執事をかしずかせる図はきっとこんな感じなんじゃないかと弥子は思った。
「はい。できましたよ」
 最後の小指を塗り終え、筑紫はあるかないかの薄い笑みを据えて弥子を見上げた。
「わあ、上手ですねえ」
「初めてにしてはうまくできたと自分も思います」
 立ち上がろうとする筑紫の膝に弥子は無意識に足を乗せた。ミュールを脱いだ素足を。
 筑紫が困惑めいた視線を弥子に投げかける。
「桂木探偵?」
 はっと我に返り、弥子は目をぐるぐると回した。
(なんとなくもうちょっと跪いててほしいなと思って、だからってなんで足を、ああ、私)
 筑紫の目が弥子の瞳をとらえる。
「もしかして足の爪にも塗ってほしかったのですか?」
 筑紫の質問に弥子はほっとしたように頷いた。
「それならば口で言って下さればいいのに。少々驚きましたよ、桂木探偵」
 筑紫は蓋を閉めたマニキュアの瓶を再び手に取った。
 筑紫の繊細そうな手が弥子の足をつかむ。一つ一つ丁寧に爪を桜色に染めていく。
 実は男の人をかしずかせるのが好きだったのかと弥子は自分を疑いつつ、足の爪すべてが染まったら次はどうしようかとぼんやりと考え始めた。


おわり

エロくなくてすまん。この後筑紫を翻弄しようとして逆に弄ばれる弥子を書くつもりだったが挫折した。
8名無しさん@ピンキー:2006/08/20(日) 14:26:45 ID:inUq4xOx
イイヨーイイヨー(´∀`*)
Sに目覚めそうな弥子タンにハァハァ
9名無しさん@ピンキー:2006/08/20(日) 15:20:20 ID:sw9AWkiS
>>7
ありえないくらい萌えた…ぜひ続きを!ハアハア
10名無しさん@ピンキー:2006/08/20(日) 15:59:37 ID:SG1zypNH
>>7
こういうのいいなあ…純文学っぽい。よく知らんけど谷崎潤一郎?みたいな。
上品なのになんかエロスを感じる。この仄かさがたまらんわ。
11名無しさん@ピンキー:2006/08/20(日) 18:09:07 ID:8C/IOs17
サイアイギャグ&2ちゃん時事ネタ。
携帯から書き込みます。
12名無しさん@ピンキー:2006/08/20(日) 18:20:41 ID:VhGSjYop
>>7

GJ!
筑弥に初めて萌えた。
筑弥いいよ筑弥。
続き待ってる。

13X-day:2006/08/20(日) 18:21:27 ID:8C/IOs17
「アイ、pink板がなくなるって本当?」
「…本当なら大変な事です」
「俺の記憶から無くなってる作品ももう見れなくなるのかな…」
「作品自体は少しずつ補完してはいるのですが、伴ってにくちゃんねるのデータまで無くなると実に困ります」
「今のうちにミラーサイトを作ってよ、アイ」
「…努力します。ですがその前に」
「わっ、何するの」
「 や は り 埋 め は 新 作 で な い と 。」
「もう前スレは埋まったじゃん!」
「そうですね、埋めようとしたら投稿できなかった事には驚きです…ですが」
「どこ舐めてるのアイ?!」
「あなたを埋めると喜ぶ読者がいる、とにらんで新たな開発をしようと思いまして」
「いいよ、だってこのスレも無くなっちゃうんだろう?…ああっ!!!」
「私もあなたの中身が見たいのです。はい、全部入りました。」
「あ……はあっ、何、これ…気持ち、いいよう……」
「後ろで感じるなんて、やはりXi様は殿方だったようですね」
14X-day:2006/08/20(日) 18:39:34 ID:8C/IOs17
「あ、ああっ、もう出、る、」
「いけません」
「んんっ!握らないで、痛、い…」
「いくらギャグテイストでもそんなに速くては読者の皆様に申し訳が立ちませんので」
「こ、今度はこっちに何塗ってるの?」
「射精を遅らせる薬ですよ」
「うあぁ、そんなのどこで手に入れたんだよ…」
「美術品と引き換えに妖しい媚薬屋からです。さあ」
「ああっ、熱いよ!」
「Xiも、すごく固くて」
「今すぐにでも出そうだよ…でも、イけない…っ」
「まだまだですよ。Xi、本当のあなたが、見たい」
「アイ、すごく締め付けてくるよ…」
「い、言わないで下さい…!!あ、ああっ!!!」
15X-day:2006/08/20(日) 18:47:54 ID:8C/IOs17
「イっちゃったんだね…ずるい」
「あなたは…これからですよ…」
「え?…あ、ああっ!!!」
「ちょうど…あなたの薬が切れる頃に達するようにしたんです。私だけは嫌ですので」
「くっ…と、止まらないよ…あっ!また!」
「味見させてくださいね」
「顔…かかってるよ…っ」
「私のことを気にかけている場合ですか?」
「強く…しちゃだめ…!!」
「とても多くて、おいしいですよ」
16X-day:2006/08/20(日) 18:55:49 ID:8C/IOs17
その後4時間ほど、電池が切れるまで射精して頂いたきました。
最後は水のように薄い液体が飛び飛びで、Xiはいつの間にか気を失っていたようです。
まだ人間で本当に良かった。
私から見ても、とてもきれいな表情で少し嫉妬します。

Xiが忘れた頃、また攻めてみようと思います。
(私も新しい開発を考えなければいけませんし)
是非報告したいので、それまでこのスレがありますように…

17名無しさん@ピンキー:2006/08/20(日) 19:00:00 ID:8C/IOs17
すみません、アイサイでした。
18名無しさん@ピンキー:2006/08/20(日) 19:31:36 ID:kdj2oaNm
乙!ちょっ、アイさん何気にスゴスwwwww
19筑紫×弥子2:2006/08/20(日) 21:02:21 ID:D5K0pnww
では。GJいただいたお礼にもう少しだけ。ご期待に添えればよいのですが。




「小さな足ですね」
「そうですか?」
「ええ。笛吹さんを唖然とさせるほどの食欲をお持ちのお嬢さんには到底見えません」
 褒められているというよりはからかわれている気がする。弥子は拗ねたように唇を尖らせた。
 弥子が僅かに足を引く。
 筑紫の手が滑り、爪ではなく皮膚をマニキュアが染めた。
「ああ、はみでちゃったじゃないですか」
「……すみません。すぐにおとしてしまいましょう」
 弥子の動きは明らかに意図したものだと筑紫にもわかるだろうに、素直に謝罪を口にする。
 弥子の口角が微かに上がり、瞳が輝きを増す。
「桂木探偵、除光液は」
 ついと足の先で筑紫の胸に触れ、そのまま上へと移動させる。顎を爪先で押し上げ、強引に視線を合わせた。
 相変わらずの無表情に微かに苛立ちを感じる。少しは驚けばいいのに、と。
「ダメですよ」
「桂木、探偵?」
「ダメですよ、自分でしなきゃ」
 くすりと弥子は笑う。
「舐めて」
 ぱちぱちと筑紫が瞬きを繰り返す。
 弥子は顎から爪先を離し、筑紫の目の前に差し出した。
「除光液なんてありませんから、筑紫さんが舐めて下さい」
 親指で唇をなぞる。
 さすがに怒るかしらと弥子がうかがうような視線を向けるが、筑紫は色のない顔で弥子を見上げたままだ。
「……いいでしょう」
 弥子の足を筑紫がそっと掴んだ。
「ただし、忘れてはいけませんよ」
 足の甲にそっと口づける。
「始めたのは桂木探偵、あなたです」
 低い声、足にかかる温度のない吐息。弥子の中を甘美な感覚がかけめぐる。
「ん…っ」
 親指からゆっくりと筑紫は舐るように吸いついていく。舌を使い丹念に舐め、吸いついて咥内でも舌を絡めて。
 ちゅくりと淫靡な音を立てて唇を離し、次の指へと唇は移る。
 その間にあいた手がふくらはぎを優しく撫でていた。
 弥子は震える吐息に甘さを混ぜて、筑紫の行為を見守っていた。
 異性をかしずかせるのはなんともたまらない気分だった。
 弥子にごくごく近い魔人の姿を思い出し、彼が服従を請うのはこういう気持ちを味わいたいからなのかもしれないと弥子は思った。


おわり


指フェラ足バージョン。
本番書くと文才の無さが露見するからこの辺が限界。
20名無しさん@ピンキー:2006/08/20(日) 21:10:27 ID:sw9AWkiS
>>19
うわああああ…萌えた…Good Job!!
筑ヤコっていいな
21名無しさん@ピンキー:2006/08/20(日) 21:16:28 ID:T9Sbvo0o
>>19
これは新しい萌えだww  GJ!!
最後までいっていくんだよな?な?
22名無しさん@ピンキー:2006/08/20(日) 21:23:36 ID:Qrk6srzV
をを、GJ!
静かに流動するエロという感じでいいね。
文体も穏やかで品性を感じさせる。本番がどうかよりも、もっと色々と
読んでみたいよ。
また何かあったら投下よろしく。
23名無しさん@ピンキー:2006/08/20(日) 21:42:20 ID:WNkohBs6
>>7,>>19
GJ!新しい萌えを発見した・・・筑紫って執事っぽいなあ。
小悪魔弥子可愛いよ弥子。

>>10
まさかここで谷崎の名前を目にするとは・・・結構Sな美少女とかの作品が
多くて好きだ。

>>13
GJwwアイさん強いwwwエロいw
新スレ既に神が多いなあ。
24名無しさん@ピンキー:2006/08/21(月) 00:06:58 ID:mMloQdlW
前スレ埋めの為に書いてたけど、いつの間にか書き込めなくなってたので
こっちに投下。
新スレ最初の作品なのに、エロないや。
25四面楚歌:2006/08/21(月) 00:07:42 ID:mMloQdlW
それはうだるような八月の真昼のこと。
その日は早朝からある事件の依頼を受け、すぐさま現場に向かっていた弥子
とネウロの二人だったが、それほど複雑な事件ではなかったようで、ものの二
時間ほどですぐに解決した。
そんな単純な謎では腹も膨れないと、現場を出てすぐに憮然として文句を言
うネウロにはらはらしながらも、ようやく事務所の近くまで戻ってきたところだ
った。
「よう、桂木」
隣のビルの陰から何者かが近付いてきて手を振っている。
匪口だった。
「なんか事件だったって?おつー、もう午後になっちゃってるけど、まだ飯食っ
てないだろ?一緒に食いに行こっか」
今日は非番なのか、いつも以上にカジュアルな服装をしている匪口はそうし
ているとごく普通の少年に見えた。
だが、無邪気と狡猾さを兼ね備えた部分は決して少年に似つかわしいもの
ではない。それが弥子をまだ警戒させる要因だった。何とか断る言葉を探し
出そうと頭が必死でフル回転をし出す。
「あ、でもまだ今日の事件のデータも残してないし」
「そんなのそこの助手にやらせりゃいいじゃん。何の為にいるんだよ」
「今日はすごく暑いから、少し休みたいんだけど」
「じゃ、俺も事務所に行こうかな」
あくまで匪口は食い下がる気のようだった。これでは了解するまで付き纏わ
れる。困り果てていたその時、それまで黙っていたネウロが助け舟を出して
きた。
26四面楚歌:2006/08/21(月) 00:08:21 ID:mMloQdlW
「先生は大層お疲れなのです。お察し頂けたらと思いましたが無駄のようで
すね、残念です」
いともさらりと慇懃を装って毒を吐く口が、この時ばかりは弥子にとっては羨
ましいほどだ。それほど簡単に断りの文句の中に本音を混ぜることが出来
たらどれだけ楽に生きていけるだろうとさえ思える。
だが、相手は匪口だ。皮肉は充分に通じているのだろうが、あくまで知らな
い振りをして自分の言い分を通そうとしている。
「あ、そう。でもさ、気晴らしも必要じゃん」
何をどうしたらそうなるのか、いつの間にか弥子は手に負えない曲者の男二
人の板ばさみになっていた。
「飯食い行くぐらい、いいじゃん。奢るからさ」
「…お忙しい先生に難渋を強いるおつもりですか」
「は、まっさか」
「では、今日のところはお引取りを」
「聞けないねー」
どうやら意見は見事に平行線のようだ。そして、このまま放っておいても事
態が解決することはない。すごく眠かったのに早朝から引っ張り回されて疲
れ果てていた弥子は、渋々口を開いた。
「あのー、匪口さん。マジで今日はこのまま少し寝たいの。だから行かない」
いつもはそんなにきっぱり言い切ることはないのだが、普段の食欲はどこへ
行ったのか眠気の方が遥かに勝っている状況だ。奢りをちらつかされても、
ただひたすらすぐに眠ってしまいたかった。
「…そっか、じゃ仕方ないね」
弥子が直接言ったことが効いたのか、意外にあっさりと匪口は引く素振りを
見せた。これでやっと休める。ほっとしたのも束の間、やはり相手は匪口だ
ったことを忘れていた。
27四面楚歌:2006/08/21(月) 00:09:05 ID:mMloQdlW
「でも、そのうち付き合って欲しいな。これは手付けに貰っとくよ」
油断の最中に顎に手をかけられ、一瞬の早業で口の中に舌を差し入れられ
た弥子は、一体何がどうなったのか全く分からなくなって体が硬直してしま
った。
「刑事さん」
背後から苦笑するようなネウロの声がする。
「先生はとても純粋でいらっしゃいますから、あまりおからかいになられても
困ります」
短いながら、かなり濃厚に口腔内を探られて頭がくらくらしている。これは眠
いせいだけではない。
「ふうん、桂木は満更でもなさそうだけど?」
「いいえ、困るのは僕の方です」
弥子の方こそ、この状況には困っている。
何なんだ、この狐と狸ならぬ化かし合いは。
弥子を挟んで男二人は表情も態度もあくまで穏やかでありながら、一触即
発の様相だ。
ただ眠りたいだけなのに、どうしてこうなったのだろう。
睨み合いはまだ続きそうだった。



おしまい
28名無しさん@ピンキー:2006/08/21(月) 00:09:58 ID:UnRispKL
筑紫弥子GJ!
新境地開拓した。
29名無しさん@ピンキー:2006/08/21(月) 00:12:21 ID:/QWrNoVs
30名無しさん@ピンキー:2006/08/21(月) 01:00:10 ID:YnW5bDYy
携帯まとめもテンプレに入れたげて欲しス…
>>27
ぐっぢょぶ!!
31筑紫×弥子 ◆DfXlBG8vLc :2006/08/21(月) 01:16:38 ID:Ki6LmNbR
おお。喜ばれると嬉しいものだ。
弥子受けなら魔人だろうがヤクザだろうが刑事組だろうがなんでもござれだが、筑弥子は誰も書いてないみたいだから書いてみたんだ。需要があるなら書くよ。
というわけで、続き。エロは本当に下手だから期待しないでくれ。




 生暖かい舌が生き物のように足を這う。指のすべてを舐め尽くしたそれは足の甲、踝、足全体を這いまわる。
「ふっ…ん、はぁ」
 悩ましげな吐息をあげ、弥子は口元にあてた右手を噛んだ。
 もっと、もっと。
 弥子の中の何かが浅ましく筑紫の舌を求める。
「筑紫、さん」
 吐息が弾む。
 とろんとした瞳が筑紫の眼差しと絡んだ。
「ここも」
 弥子の指が臍のあたりで所在投げに動き回り、躊躇った挙げ句太股を指した。
 筑紫は僅かに目を伏せ、弥子のふくらはぎに舌を這わせる。
 時折びくりと跳ねる弥子の体を愛おしげに眺め、ゆっくりと舌を上へと移動させていく。
 弥子の足の間に体を挟み、太股に口づけていく。足の付け根にほど近い場所に唇を当て、少し強く吸いついた。
 弥子の唇から喘ぎが漏れる。
 筑紫が唇を離すとそこには小さく赤い口づけの痕が残った。
「桂木探偵」
「ん…あっ」
「気はお済みになりましたか?」
 ぼんやりとした弥子とは対照的に筑紫は至極冷静な顔でそう囁いた。
 少しずつ弥子の瞳に色が戻る。白い頬が徐々に朱に染まる。
「まだ足りないのであれば奉仕いたしましょうか」
 ちゅっと太股に音を立てて口づける。
「……足りない、です」
「そうですか」
「だから、筑紫さん」
 潤んだ目で見つめられ、筑紫の顔に薄く笑みが浮かぶ。
 筑紫が身を起こし、弥子のもたれるソファに手をついた。そのまま身を屈めていき、弥子の唇に触れる。
 啄むように下唇を挟み、軽く吸う。舌を差し込んで、咥内を弄っていく。
 幼い舌が遠慮がちに絡んでくると、筑紫はソファについていた手を弥子の体へと移した。
 キャミソールの肩紐をずらし、一気に落とす。露わになった下着を外し、小振りな乳房に包み込むように触れた。
 唇の端からは飲み下しきれなかった唾液が伝い、弥子はくぐもった声をあげる。
「ふぁ、や……つく…さ、ん」
 胸を優しく愛撫しながら、筑紫は唇を弥子の項へと移した。耳朶を口に含み、舐めあげる。
 淡く色づいた頂を親指でこねまわせば、弥子の唇からはひっきりなしに甘い声が漏れる。
「感じやすいのですね。桂木探偵」
32筑紫×弥子 ◆DfXlBG8vLc :2006/08/21(月) 01:18:12 ID:Ki6LmNbR
 くすりと筑紫が笑った気がして弥子はその表情を伺うが、筑紫の顔には笑みどころか欲情の欠片も見当たらない。それなのに触れる吐息はことごとく熱く、弥子はその熱さに眩暈すら感じる。
「桂木探偵」
 こめかみに口づけられ、再び唇を塞がれる。
 胸を愛撫していた手がいつの間にかわき腹を撫でていた。そのまま太股へと降りていき、下着をはぎとると膝裏へ潜り込んだ。足を開かされ、何もかもをさらけだすような格好をとらされて弥子は恥じらう。
 ぎゅっと目を閉じて顔を背けるが、拒絶の態度はとらない。結局のところ望んでいるのだ、こうされることを。
「随分と従順ですね、桂木探偵」
 筑紫の指が茂みをかきわけ、蜜の溢れる割れ目へと移動する。しかし、入り口には触れずにその輪郭をなぞるように指を動かす。
「あっ、あの…ん、筑紫…さん」
「何ですか?」
「や、弥子って」
 蜜の絡んだ指が割れ目をなぞる。弥子は甘い声を上げて、筑紫の腕にしがみついた。
「呼んで、ひゃっ…くださ…ああん」
 あくまでも優しく撫でるだけ。何かを欲しがりひくついていることには気づいていながら筑紫は焦らすように撫で続ける。
「……弥子、さん」
 低い声。欲望とはほど遠い穏やかな筑紫の声。
 弥子はさらなる刺激を求めて、腰を前に突き出す。しかし、筑紫は指を引いてそれを交わす。
「あ、い…いやっ」
「いや? 気持ちがいいのでしょう? こんなに濡らして。あなたには見えないでしょうがソファまで濡れていますよ」
「やぁ…そんな、うそ…っ」
「弥子さんは焦らされるのがお好きなようですね」
 弥子は強く首を振って筑紫の首に両手を回してしがみついた。
(指、入れてほしい。……ううん、違う。指じゃなくて、もっと)
 筑紫の指は相変わらずやわやわと撫でるばかり。弥子はたまらずに叫んだ。
「早くっ……も、やだぁっ!」
「おやおや」
「筑紫、さんの…ほし、ああん……お、ねがっ」
 やれやれといった様子で筑紫は弥子から僅かに身を引く。しかし、弥子は筑紫の首にしっかりと巻き付けた腕は離さない。
 弥子の頭に頬をよせ、筑紫はズボンのベルトに手をかけた。カチャカチャとベルトを外す音が耳に入り、弥子はごくりと喉を鳴らした。
 早く、早く、弥子の脳内は筑紫に貫かれることでいっぱいだった。
「そうしがみつかれてはうまく動けませんよ。少し力を緩めていただけませんか」
 弥子が力を抜くと筑紫は弥子をソファに横たえた。
33筑紫×弥子 ◆DfXlBG8vLc :2006/08/21(月) 01:20:36 ID:Ki6LmNbR
 足を割り開き、その間に体を入れる。
 弥子は期待に満ちた目で筑紫を見上げた。
「はぁ…早く」
「そんなに急かさないで。大丈夫ですよ、自分は逃げませんから」
 大きく膨らみ反り返った筑紫のものが弥子の割れ目をこする。蜜を絡めるように筑紫は数度それを繰り返した。
「欲しいですか?」
 弥子はこくこくと首を縦に振る。
「あなたはとても可愛いですね」
 小さく筑紫が笑う。初めて見る笑みは場にそぐわぬ穏やかなものだった。
 唐突に何の前触れもなく先端が弥子の中に潜り込んだ。
「ひゃあっ」
 思わず逃げかける弥子の体を筑紫は巧みに押さえ込んで逃がさない。
「早くと仰ったのはあなたですよ」
 腰を掴み、残りを一気に押し進める。
 十分すぎるほどに濡れているとはいえ、存分に解したとはいえない場所をこじ開けられ弥子は体をびくびくと震わせた。
 信じられないほどの快感が全身をかけめぐった。
 暫く動かず弥子の呼吸が整うのを待っていた筑紫がおもむろに動き出す。
 ぎりぎりまで腰を引き、最奥まで叩きつける。緩やかな動きを続けて、弥子の中を馴染ませていく。
「物足りませんか?」
 突かれる度に悲鳴に似た喘ぎをあげているというのに、筑紫はそんなことを言う。
「弥子さんは激しいのがお好みと見えますから」
 不意に筑紫の動きが変わる。獣のように荒々しい律動に弥子は悲鳴をあげて仰け反った。
「やっ…あっ、ああん…ひっ、はげし、すご…あああっ」
 涙を浮かべ、頭を振って、必死で筑紫の背にしがみつく。
「いや、あ……いっ、いく! そんなに、したら…ああっ、いっちゃ、う」
「どうぞ、ご自由に」
「そんな、や…やだ…ああん」
 遠慮会釈もない筑紫の動きに弥子はどんどん追いつめられていく。
 肉のぶつかり合う音、荒々しい吐息、結合部が奏でる淫靡な水音。視界は涙でぼやけてあやふやだが音ははっきりと耳に届く。
 筑紫のものが奥を抉るように突き、弥子はついに絶頂に達した。背を仰け反らせ、抱えられた足を爪先までぴんと伸ばし、声にならない声を上げて。
 しかし、筑紫は止まらない。弥子が襞を蠢かせて締め付けようと涼しい顔で攻め立てる。
「あっ、やっ! まだ、あっ、動いて…ひん、や、あっ! あっ!」
「たっぷり奉仕して差し上げますよ、弥子さん」
「ああっ! だ、めっ…あっ、また、いっちゃ、あああっ!」
 体を繋げたまま、筑紫は弥子の体をくるりと反転させる。
34筑紫×弥子 ◆DfXlBG8vLc :2006/08/21(月) 01:22:59 ID:Ki6LmNbR
 腰を突き上げる格好になり、弥子はソファに頭をこすりつける。
 筑紫の動きは未だ衰えず、逆に激しさが増していくような気さえする。
「壊れ、ちゃ…」
 もはや力の入らぬ体が筑紫に揺さぶれるままにソファをこする。
 覆い被さるように筑紫の体が近づき、弥子の胸を掴んだ。乱暴なほどに強く揉まれ、しかしそれすらも今の弥子には快感に繋がる。
「い、いや、また…また、くるのぉ」
「本当に可愛いですね」
「ああああああっ!!」
 筑紫は弥子の体を起こし、自らの膝に乗せるようにする。そうして下から突き上げる。
 項を舐め、胸を揉み、弥子を揺さぶる。
「そろそろ、自分もいきますね」
 淡々とした声音は変わりないのに筑紫の動きは今まで以上に激しい。
 ぐいっと膝裏に手を添えられて持ち上げられ、そのまま落とされる。自らの体重で弥子の体に深々と筑紫のものが突き刺さる。
 その刺激に耐えかね、弥子は大きく体を震わせて達した。筑紫もまた絶頂に達した弥子の強い締め付けの中で白濁を散らす。
「ふぁ、あ…」
 放心しきった様子の弥子の頭を撫で、筑紫は口づける。
 舌を絡める長いキスの後、筑紫は再び弥子の乳房に触れた。やんわりと腰を揺らしながら。
「自分は一回だけなんて不公平だと思いませんか? 弥子さんはあんなに達していたのに」
「え、やあっ! だめっ!」
「大丈夫ですよ。ちゃんと気持ちよくして差し上げます」
 筑紫の穏やかな笑みに見守られ、弥子は再び快楽の渦へ飲まれていくのだった。


おわり


エロは難しい。
携帯からだとID変わっちゃうんでトリつけたけど、よく考えたら前のにはつけてないから意味ない気がしてきたorz
35名無しさん@ピンキー:2006/08/21(月) 01:31:17 ID:qpyjxExk
攻め筑紫エロスwwwwww
ここは本当に神が多い
36名無しさん@ピンキー:2006/08/21(月) 01:42:26 ID:UnRispKL
神よ!
桂木探偵もいいが
さん付けもそこはかとなくエロス。
個人的に筑紫を翻弄する弥子が是非見たい。

…いや、独り言だ。気にしないでくれ。
37名無しさん@ピンキー:2006/08/21(月) 02:36:43 ID:DlQNoXWg
言ってはみるもんだと思うよ?
何気ない一言から神降ろしをなさる書き手もいるから。
自分も呟いてみよう…
「サイ弥子(浴衣)が読んでみたくなりました」

筑神グッジョブです!
38名無しさん@ピンキー:2006/08/21(月) 09:41:37 ID:AFKBCmNa
筑紫弥子の人、GJ超GJ!
ものすごい萌えた。翻弄されてるヤコたんカワユス
39名無しさん@ピンキー:2006/08/21(月) 09:58:58 ID:MVlvvKd+
新スレ開始から怒涛の神ラッシュで幸せすぎる(;´Д`)
40名無しさん@ピンキー:2006/08/21(月) 10:44:16 ID:SYqslYRB
>>34
 萌 え 尽 き た

このスレ通っててよかった…
41名無しさん@ピンキー:2006/08/21(月) 13:43:31 ID:Ki6LmNbR
「えへへ」

 楽しげに笑いながら弥子は筑紫の腕を椅子の背に回し、背後で手錠をかけた。上に行くほど幅の広くなる背の高い椅子。鍵を外さなければ筑紫の自由はない。
42名無しさん@ピンキー:2006/08/21(月) 13:47:50 ID:Ki6LmNbR
すまん。新しいの書いてたら間違えて書き込んでしまった。読まなかったことにしてほしい。本当に申し訳ない。
筑紫を翻弄する弥子書こうと思ったんだ…orz
43名無しさん@ピンキー:2006/08/21(月) 14:22:39 ID:SofO7H6u
>>42
続きを書いて投下すれば許す
44名無しさん@ピンキー:2006/08/21(月) 15:32:06 ID:sL65c71S
まとめ殿。
前回作ったまとめサイト同様、自分の掲載分だけまとめてバックレは勘弁してください…
45携帯まとめ ◆ChdC8VZqyE :2006/08/21(月) 16:42:24 ID:DlQNoXWg
すみません。
暇を見て更新します…
46名無しさん@ピンキー:2006/08/21(月) 18:51:25 ID:SYqslYRB
>>41
焦らしプレイか…
次も期待してmす
47名無しさん@ピンキー:2006/08/21(月) 19:11:36 ID:ExxCy0Wj
>>34
神よGJ!!
もうなんなんだ・・筑紫・・・今まで存在感薄いと思っててすまん!
よく考えりゃ結構な萌えキャラだな。
段々あのストイックな雰囲気が物凄いエロく感じてきた。

>>27
エロ無くてもいい!GJ!
弥子は罪な女だ・・・

しかし神の多いスレだ・・・
断然ネウロが変態だが筑紫もダンディでいいな。
笹塚はアンニュイでエロくて笛吹はツンデレ。
刑事軍も頑張ってるな。
48名無しさん@ピンキー:2006/08/22(火) 00:39:56 ID:B0vhhNXz
神が多いスレだが、受け手が弥子しかいないのが辛いところだな。
たまには変り種も見てみたいなあ、と呟いてみる。

ひぐち×叶絵とかどうだろう? まだ実現の可能性高くないか・・・?
49名無しさん@ピンキー:2006/08/22(火) 00:51:24 ID:ZZD9PgYb
気持ちは分かる。
ただ、男性キャラが着々と増えているのに比べて、女性キャラは極端に
少ない。
そして弥子以外はほとんど登場しないのがネックになっていて、つい書き
やすい弥子受けになるんだろうな。
50名無しさん@ピンキー:2006/08/22(火) 01:13:30 ID:xXHGTyt+
篚口と叶絵はありそうだ
出会いは合コンだな
51名無しさん@ピンキー:2006/08/22(火) 01:48:47 ID:VVsWqV2i
春川教授かHALと江崎さんとか読みたい
52名無しさん@ピンキー:2006/08/22(火) 02:01:25 ID:e4jBIErg
>>48
前スレにも書いていたが今、次のネタを構想中だ
(確かに弥子受けも少し入るが)

・ネウロ×弥子・遥(親子丼)
・叶絵×弥子(百合かフタナリ)
・アヤ×囚人たち(アヤ主体)

だけどアヤは原作と多少違ったものになりそうな予感
完成したとしても投下をためらうと思う。過去スレを見ると耽美なものが多いし
・・・・・・やりまくりのアヤなんて想像できないだろう?
毛色が違うから、グルメなネウロスレ住人には合わんかも試練・・・・・・
53名無しさん@ピンキー:2006/08/22(火) 02:08:35 ID:ZZD9PgYb
いいんじゃね?
猟奇ネタとか、あまりにネウロの世界と逸脱するようなもの以外なら。
叶絵×弥子は前スレか前々スレにあった気がしたしな。ここはエロパロスレ
なんだから、自分で萌えると思う設定でまず書いてみたらいいよ。
そして投下を是非。

囚人たちに囲まれてリンカーンなアヤ、楽しみにしてるよ。
54名無しさん@ピンキー:2006/08/22(火) 02:41:49 ID:n8A8gnnr
文才無いから自分には書けんので、ここでリク。
あかねちゃんに乗っ取られた弥子の『弥かね×ネウロ』がみたい。
ネウロはなんかあかねちゃんには優しいから、何しても許しそうだ。
ネ申よ、どうか投下を!!
55携帯まとめ ◆ChdC8VZqyE :2006/08/22(火) 03:21:39 ID:pinF9jop
>>44他皆様へ
まとめサイトから過去小説をいち早く読みたい方、ごめんなさい…
忙しく、サイトを更新する暇がなかなか取れません。
どなたか11月まで更新を手伝っては頂けないでしょうか。
条件は
「パソコンからネットを見られる方(携帯からは更新できないので)」
「ネウロエロパロスレが好きな方」
です。
一作でも更新できる方、
saqula@di.pdx.ne.jp
まで連絡をください。
もちろん11月まで、更新できる時はします。
56弥子×筑紫?(前編):2006/08/22(火) 17:47:16 ID:mM36qMOl
弥子のキャラがイメージと違うと思う方がいるやもしれん。
・弥子は虐められてこそ弥子だ。
・積極的かつ小悪魔的で攻めに回る弥子は嫌だ。
という方は読まない方がよろしいかと。




「えへへ」
 楽しげに笑いながら弥子は筑紫の手を背に回し、背後で手錠をかけた。上に行くほど幅の広くなる背の高い椅子。鍵を外さなければ筑紫の自由はない。
「楽しそうですね」
 常と変わらぬ表情で筑紫は椅子の周りをくるくると回る弥子を眺めた。
「そりゃあ、もう。楽しいですよ」
 くすくすと弥子は可愛らしく笑う。
 手の中の鍵をぽんと放る。かしゃんという金属音がして床にそれは落ちた。
「あ」
「……弥子さん」
「手が滑っちゃいました」
 わざとですねと口にするかわりに筑紫は深々と溜め息をつく。
 弥子は笑みを堪えることができないようで、だらしなく口元を緩めたままだ。
「ふふ。さて、どうしましょうか」
 そもそもなぜ筑紫が手錠をかけられているのかというと、それは数時間前に遡る。
 匪口に呼ばれて警視庁に赴いた弥子はオレンジジュースを飲みながらネウロと匪口の話を聞いていた。難しい単語が頭上を飛び交い、雰囲気でしか内容を理解できなかったがそれでも一生懸命話を聞いた。
 その話の最中に筑紫を伴った笛吹が現れたのだ。
 例のごとく弥子とネウロにネチネチと嫌みを浴びせかける笛吹。さすがに頭にきて言い返そうとした瞬間、筑紫が首を振ったのだ。
 堪えて下さい、弥子さん。悪気はありませんから──筑紫の目がそう言っている気がして弥子は仕方なく文句を飲み込んだ。
 その後機嫌を直してほしいと言った筑紫に弥子は約束をとりつけた。
 ──私のお願い、きいてくれますか?
 そして、今に至る。
57弥子×筑紫?(前編):2006/08/22(火) 17:49:35 ID:mM36qMOl
「怖くないですか?」
「なぜです」
「今の筑紫さんにならなんだってできちゃうんですよ」
 そうですね。でも──筑紫は穏やかな顔で言う。
「私はあなたを信用していますから怖くありませんよ」
 つまらないと口を尖らせかけた弥子は筑紫の台詞に僅かに頬を赤くした。
「……でもでも、実は私、とっても悪い子かもしれませんよ?」
「ええ。知ってます」
 弥子は不思議そうに筑紫を見下ろす。
 筑紫は相変わらず穏やかな表情のままだ。
 少しくらい焦ればいいのにと弥子はやはり不服に思う。
「じゃあ、覚悟はできてるというわけですね」
 弥子は椅子の肘掛けに手をついて、筑紫の方へと身を屈める。
 至近距離まで近づいて、ぴたりと止まる。
「覚悟、ですか」
「はい。覚悟です」
「……それは、弥子さんの玩具になる覚悟ですか?」
 くすりと小さく吐息を漏らし、弥子は筑紫の唇を舐めた。緩やかに舌を這わせ、啄むように吸いつく。
 そのまま深い口づけへ移行するのかと思いきや、弥子はおもむろに体を離す。
「試してみたいことあるんですよ」
「何でしょうか?」
「一昨日買った雑誌に載ってたんですけど」
 ソファに放り投げていた鞄から弥子は雑誌を取り出す。パラパラとページをめくり、何事か確認しているようだ。
 筑紫は若干の不安を感じながら、しかしそんな様子は微塵も見せず、弥子の姿を眺めている。
「よし! たぶん、大丈夫です」
 何がですかとは最早訊く気にもならず、筑紫は弥子のいう覚悟とやらを決めた。


つづく


今日は暇だから続きは夜から深夜にかけて投下できると思う。間に合わなかったらもう少し後になるかもしれない。
58名無しさん@ピンキー:2006/08/22(火) 18:00:50 ID:xXHGTyt+
静かにGJ。
こちらも焦らされながら続き待つよ。
しかし本当言ってみるもんだな…。
59名無しさん@ピンキー:2006/08/22(火) 23:00:18 ID:JYej6ANX
56GJ!!続き楽しみにしてます!!



寧ろヤコ受のみ希望
60名無しさん@ピンキー:2006/08/23(水) 00:31:43 ID:12j9K76X
56さん・・・・・・GJです!弥子主導は新鮮でイイな

あと、55さんの要望に答えてくれる人光臨希望
61名無しさん@ピンキー:2006/08/23(水) 00:48:47 ID:zRBGRvsI
HAL×弥子キボンヌ
62名無しさん@ピンキー:2006/08/23(水) 00:50:03 ID:kJzW3zP4
誰か江崎さんを…
俺には彼女は書けないよ
63名無しさん@ピンキー:2006/08/23(水) 02:27:38 ID:yBtMxR4N
百合もっとキボン
個人的ヤコ受は百合の方が萌える
64名無しさん@ピンキー:2006/08/23(水) 14:14:13 ID:1NCzq9Ws
筑ヤコGJです…!
最近筑ヤコ書いて投下しようかと思っていた自分としては
この筑ヤコラッシュは凄く嬉しい…(*´ω`*)
ここは神様が多いですね!!1
65名無しさん@ピンキー:2006/08/23(水) 20:44:05 ID:qhPRgq3i
筑ヤコいいな〜神よGJです。
魔人、怪物(X)、大人の男達、少年(ヒグチ)、時に叶絵。
幅広く相手する弥子はなんて不埒な女神なんだ・・・
66名無しさん@ピンキー:2006/08/23(水) 21:08:41 ID:A5LFOAJ+
ヒャハーッ!!
神ラッシュに笑いが止まらない
67名無しさん@ピンキー:2006/08/23(水) 21:17:04 ID:t7vB5tbj
確かに春川教授×江崎さんは萌えるかもしれない・・・
献身的な江崎さんハアハア
68名無しさん@ピンキー:2006/08/24(木) 01:13:41 ID:L3aWKA71
いやむしろ江崎さん×春川教授の勢いで迫る江崎さんがみてみたい
69名無しさん@ピンキー:2006/08/24(木) 01:25:01 ID:7/bGP4Qb
ところでみんな呼び方「江崎さん」なんだなw
アヤとはまた違った大人の女ですかな
70弥子×筑紫?(中編):2006/08/24(木) 03:39:17 ID:fLM/L0cS
>>56の続き。





 雑誌で得た知識を思い出しながら実践しているのだろう。弥子の動きはどことなくぎこちない。
 ともすれば腰を強引に突き上げてしまいそうな自分を抑え、筑紫は深い呼吸を繰り返す。
 筑紫の足の間に座り込んだ弥子は夢中で筑紫の肉棒へ奉仕していた。
 はじめはおそるおそる指で触れ、次にためらいがちに口づけた。ゆるゆると手でしごきつつ何度かキスを浴びせ、慣れた頃に舌を這わせはじめた。
 その初々しい弥子の動作に愛おしさを感じ、その感情が肉棒へとダイレクトに伝わって気がつけば完全に勃ち上がっていた。
 弥子は今、慣れないながらに肉棒を頬張り舌で愛撫しながら顔を上下に動かしている。
 はっきり言えば下手だった。このまま続けてもらっても、たぶん達することはないだろうと筑紫は思う。しかし、弥子の気の済むまで続けさせてあげようと決めていた。
「ん……けっこう難しいですね。どうすればうまくできるんでしょう?」
「さあ。私には経験がないのでわかりかねます」
「してもらったことも?」
 唇を離してもゆるゆるとしごくのは止めず、弥子は上目遣いに筑紫を見上げる。
「ないんですか?」
 黙り込んだ筑紫に弥子は再度問いかける。
 筑紫は曖昧な笑みを浮かべるにとどめ、肯定も否定もしない。
「あんまり気持ちよくないですか?」
「悪くはないですよ」
「それって微妙です」
 僅かに頬を膨らませ、弥子は手にしたものへと視線を戻した。
 唾液にまみれたそれはぬらぬらと光り、どう控えめに見ても可愛らしさの欠片もない。それなのに、筑紫の一部だと思えば愛おしく思えてくるのだから不思議だ。
 弥子は筑紫から手を離して立ち上がる。
「口じゃダメみたいだし、そろそろ楽にしてあげます」
 おもむろにスカートの中へ手を入れて弥子は下着を脱ぎ捨てた。
「上も脱いだ方がいいですか?」
「……弥子さん」
「その方がいいですよね。筑紫さんは両手塞がってるわけだし」
「弥子さん、その件についてですが」
「重いって言っちゃ嫌ですからね」
 背もたれに手をかけ、椅子の空いた部分に膝をつき、弥子は筑紫の上に膝立ちになる。
「弥子さ」
「今更嫌はなしですよ」
「こうすることに異論はありませんよ。抱き合うことには賛成です。ですが、できれば手錠を」
 外していただけませんか。筑紫がそう言うよりも早く弥子の手が肉棒を掴む。
71弥子×筑紫?(中編):2006/08/24(木) 03:40:55 ID:fLM/L0cS
 ゆっくりと腰を落とし、先端を潜り込ませた。筑紫への奉仕で興奮していたのか、触れてもいないというのにそこは既に潤っていた。
 筑紫はごくりと唾を飲み込んだ。
「あ。……ちょっと怖い、かも」
 先端が入った状態から、弥子は不安な面持ちを見せた。
 腰を少しだけ落としてはためらって戻す。中途半端な刺激がもどかしく、筑紫はどうにもならない両手をがしゃがしゃと動かした。
 しばらく戸惑っていた弥子は潤んだ瞳で筑紫を見つめた。
「どうしましょう」
「自分の手錠を外して下さればお手伝いします」
「でも、鍵……さっき落としてどっかの棚下に潜り込んじゃいました」
 筑紫は絶句し、弥子は恥ずかしそうに頬を染めた。
「では、仕方ありませんね。少々手荒ですが」
 弥子が不思議そうに首を傾げるよりも早く筑紫は自由のきく足を動かした。弥子の片膝をずらし、椅子から落としたのだ。
「あ、あああっ!」
 一気に弥子の中へと侵入する。
 弥子は恨めしげに筑紫を見上げた。
「大丈夫ですか?」
 尋ねる筑紫に噛みつくようなキスをして、弥子は緩やかに腰を揺らし始めた。
 今日の弥子の目的は一つ。自分よりも先に筑紫をイかせること、だ。そのために雑誌を読みあさり、経験豊富な子からテクニックのなんたるかを懇々と説いてもらったのだから、今日は何としても目的を達成せねばならない。
 予定では口で一度満足させるはずだったが、残念ながら初めての行為ではそこまでうまくはいかなかった。
「ぅん、あっ、どう…ですか」
 思えば繋がったままに上にされたことはあっても自分から上になって積極的に動くのは初めてだ。夢中になって無意識に腰を揺らしたのをのぞけばだが。
「いいですよ」
 本当かと疑いたくなるほどに筑紫の口調は淡々と穏やかだ。反対に筑紫に慣れてしまっている弥子は快楽に飲まれそうになっている。
 気持ちがよかった。ぴったりと密着しているおかげで筑紫を深いところに感じるし、自分の好きなように動ける分快楽を追い求めやすい。
 弥子は目的を忘れて行為に没頭しそうな自分を必死に励ました。
「だめ、です…や、あっ、もっと」
「だめ?」
「感じ、てくれなきゃ…ああん」
 筑紫は瞬きを繰り返して弥子を見ていたが、すぐに何かに気づいたように頷いた。
「わかりました」
「え? ひゃあっ、あん、あっ! あっ!」
 床にぴたりと足をつけ、筑紫は腰を突き上げはじめた。
72弥子×筑紫?(中編):2006/08/24(木) 03:42:06 ID:fLM/L0cS
 深い場所に伝わる振動に弥子はたまらずに喘ぐ。
 絶え間なく打ち寄せる力強い波に弥子は力を抜いて身を任せた。
 これではだめだと思いはしても、身を屈めて項や胸に舌を這わせはじめた筑紫の髪をくしゃくしゃにすることぐらいしかできない。
 せめてと筑紫に合わせて腰を揺らすが、それは自身の快感を倍増させるばかりで筑紫への効果があるかはわからなかった。
「あっ、あっ、んっ、あっ」
 思っていたよりも限界はずっと近かった。絶頂が目の前にさしかかり、弥子は夢見るような目で筑紫の頭をかきいだいた。
 粘膜の擦れあう深い深い場所から沸き上がる甘い感覚。それに体のすべてを明け渡し、弥子は甲高い悲鳴を上げた。
 今日もまた目的を達成することなく、弥子は筑紫の胸に頬を預けて悩ましげに吐息をついた。


つづく


情事後の会話まで書きたいので後編まで書かせてほしい。
あと一回付き合っていただければ幸い。
73名無しさん@ピンキー:2006/08/24(木) 04:05:21 ID:uCJr9+Yv
GJ!!
筑紫いいよ筑紫
年上なのに謙る感じがいい
ヘタクソな弥子にハァハァ
74名無しさん@ピンキー:2006/08/24(木) 08:52:14 ID:95fwKXjn
>>72
GJ!!

やばいな…筑ヤコは…萌え革命だ。
75名無しさん@ピンキー:2006/08/24(木) 22:57:35 ID:WtSveEFe
GJ!

なんか今無性にヒグヤコ読みてぇ
なんでだろう
76名無しさん@ピンキー:2006/08/24(木) 23:28:08 ID:95fwKXjn
>>75
携帯のメモ帳にヒグヤコ書き溜めてあるけど投下する?
強姦だけど
77名無しさん@ピンキー:2006/08/24(木) 23:30:23 ID:qklO7nj4
>>76
俺が許可する 
投下カモン
78弥子×筑紫?(後編):2006/08/25(金) 00:23:33 ID:/a2H9BJF
>>70の続き。
>>76がひぐやこ投下前に終わらしとく。




 深く深く、弥子は気だるげに吐息をはいた。
 ようやく筑紫が欲望を吐き出した頃には弥子の体力は筑紫の数倍消耗していた。
 弥子は額に筑紫の唇を感じ、甘えた声を出して頬を胸にすりつける。
 情事の最中も思っていたが、ぎゅっと抱きしめてくれる腕がないのはとても寂しい。いつものようにきつく抱いて、優しく髪を梳いてほしくて、弥子は物足りなさに目を潤ませる。
「鍵、探します」
 どうあっても筑紫に抱きしめてもらわなくてはと弥子はのろのろと体を起こす。そのまま立ち上がり、筑紫のものが抜け出る生々しい感触に身震いした。
「もう少し休まれては」
「だめです」
 鍵を落としたと思われる棚の前に這い、弥子は必死で鍵を探す。悪戯に鍵を落としたりした罰かと思いながら、弥子は見えない棚下の床を弄った。
 数分もかからぬ内に弥子の腕に鍵が引っかかった。
「ありましたよ」
 にこにこと微笑んで弥子は筑紫の手錠を外した。
 前に回り筑紫の前に立った途端、弥子の体は筑紫の腕の中に閉じこめられた。
「あの、苦しい、です」
「弥子さん」
 筑紫の低い声が耳にごくごく近い場所に落とされる。「さっき、自分が何を考えていたかわかりますか」
 弥子は小さく首を横に振った。
「こうしてあなたを腕に抱けないのはもどかしくて仕方ありませんでしたよ」
 一気に顔に血が上り、弥子は耳まで赤く染める。
 筑紫の背にぎゅっと腕を回して、より強く抱きついた。
 私もですと答えるかわりに、弥子は重ねられた筑紫の唇に強く強く応えたのだった。


おわり


少し甘いのを書きたかったから最後は甘めに落としてみた。
79名無しさん@ピンキー:2006/08/25(金) 00:31:29 ID:D9dhm8lE
>>78
GJ!!最後まで良い感じです

>>76も、wktkしながら待ってますw
80名無しさん@ピンキー:2006/08/25(金) 00:35:27 ID:3JHzR6fB
>>78
GJ!! あなたは萌えの新境地を開拓した!
81名無しさん@ピンキー:2006/08/25(金) 00:39:53 ID:YH8ptoEY
GJ!!!!!1111
筑ヤコってかなりツボったよwwwww
神よありがとうwwwww
82名無しさん@ピンキー:2006/08/25(金) 21:56:35 ID:g8te1XaG
GJ!!!!
初めて来たんだがココには神が多い!!!
83名無しさん@ピンキー:2006/08/25(金) 22:13:00 ID:demoqICG
>>82
ようこそ。過去スレも見てみる事をオススメするぞ
84名無しさん@ピンキー:2006/08/25(金) 22:18:26 ID:g8te1XaG
83>>
実は・・・もう見てきたwwww
種類豊富でイイ!!
76のヒグヤコも楽しみだ
85名無しさん@ピンキー:2006/08/25(金) 23:13:06 ID:1TkiCtBM
でもsageような!
このスレマジ良スレ
86名無しさん@ピンキー:2006/08/26(土) 00:06:11 ID:0c7dM25f
ひぐち!!ひぐち!!やーこ!!やーこ!!
87名無しさん@ピンキー:2006/08/26(土) 01:35:56 ID:GtriAhIf
ここでネウロと江崎さんなどいかがです?
それかネウロと弥子母とかネウロとアイとかネウロとアヤとかネウロとヒステリアとか
ネウロとシロタとかネウロとあかねちゃんとかネウロと叶絵ちゃんとかネウロと弥子父(健全)とか
よろしく!
88トリコ:2006/08/26(土) 01:55:16 ID:qT8KcWNh
ヒグヤコのフラグが立ってたので、書いてみた。
>>76待ちの間にひとつ。

扱いやすそうな、可愛い生き物がいた。
だから手に入れたくなった。動機はただ、それだけ。
ほんの小さな子供が衝動的にあれが欲しいと口走るのと全く同じことだ。
だからそれは決して罪なことではない。

「…嫌ですってば!」
ようやく自分がどこにいるのか分かってきたらしい弥子は、扉が閉まってから初
めて抵抗をし出した。もう遅いというのに。
「何で?ちょっと付き合ってって言ったじゃん」
「そうだけど…こんなところに来るなんて思わなかったし」
何となく警戒心を抱いている相手を意のままにするなんて造作もないことだ。適
当にうまいことをまくし立てて頭がついていかない間に行動を起こせばいい。そ
んな手前勝手な理屈にのっとって、連れ込んだ場所は人目から隔絶されたラブ
ホテルの室内だった。
欲しいと思ったのは、羽ばたける翼を完全に封じられた小鳥。誰でもが今の時期
はそうであるように、暑いから着ている気楽なタンクトップとミニスカートという服装
が妙に劣情をそそらせたから、こうしてみたくなっただけのこと。
こういう、自覚がないのが一番たちが悪いんだよね。
腹の中で呟いて、弥子をまんまと虜にしてしまった男、匪口はひそりと笑った。
この際、弥子に男がいるらしいことなど別にどうでもいい。
89名無しさん@ピンキー:2006/08/26(土) 01:56:15 ID:zsQFrPro
受けが弥子ばっかりだけど不思議と飽きない・・・
ていうか弥子好きだ・・こんなに愛されてるヒロインはいないな。
でも江崎さんと教授は読んでみたい・・・

>>78
GJGJ!
続けて読んできたが素敵過ぎる!
筑ヤコという新しい萌えジャンルだ・・大人の男の余裕がたまらん。
90トリコ:2006/08/26(土) 01:58:43 ID:qT8KcWNh
「ちょっ…ダメ…」
汗をかいているから、せめてシャワーぐらい使いたいという要望も無視して、やた
ら派手なベッドの上で匪口は華奢な少女のわずかな衣服を剥いでいった。どの
みち、一度こんなところに入ってしまった以上は言い逃れも出来ない。そんな状
況に追い詰めていくのは正直楽しかった。
「う…」
色気のかけらもない真っ白なブラとショーツだけになって、ベッドに横たわる弥
子は、これから一体どうなってしまうのかと天井に視線を走らせながら怯えた表
情で匪口を見上げていた。
思った通り凹凸のない体だったが、これはこれでそう悪くもない。何より、これで
あのいつも澄ました顔をしている助手の鼻を明かしてやれる。そんな優越感が
堪らなかった。あの男が多分いつも撫でたり舐め回しているだろうこの体を手に
入れたことが更に興奮を募らせていく。
「ふうん…こうなってたんだあ」
「…あんまり、見ないで…」
「やだ」
もうこうなったら、最後までしてしまうだけのことだ。別に処女でもない癖に、勿
体をつけて抵抗をする少女の姿は本当に面白い。まるで昆虫の生態を観察で
もするように、ブラの上から薄い胸に触れてみたりしながらどんどん追い詰めて
いく。本当に面白い。こんなに時間潰しになるオモチャは今までなかったように
思えた。


とりあえず、試しに書いてみたのでこれで終わりだ。
あと、今後江崎さんもシチュ次第では萌えられるかも試練。
91名無しさん@ピンキー:2006/08/26(土) 02:25:43 ID:vhHM45sg
くそっ最後まで書いてくれよ
気になって寝れないじゃないか
92名無しさん@ピンキー:2006/08/26(土) 02:39:17 ID:SqqyeTno
禿同
93名無しさん@ピンキー:2006/08/26(土) 02:47:49 ID:qT8KcWNh
ごめん、もう眠くて続きが書けない。
明日こそは最後まで書くつもりだ。
気をもたせるようなことしてごめんよ。
94名無しさん@ピンキー:2006/08/26(土) 03:01:01 ID:8FerJoKM
>>87
ネウロと弥子母は読んでみたい
95名無しさん@ピンキー:2006/08/26(土) 03:07:18 ID:FSs1sWG5
>>87
>・・・とかよろしく!
お前、書かないのかyo!
96ネウロとアヤ:2006/08/26(土) 03:24:18 ID:yjikuE/3
>>87から拾ってネウロとアヤを書いてみる。
エロにもっていけないのでただ話してるだけの話。そういうのが嫌いな方はご注意を。




 無機質な廊下を看守の後について歩いた。カツカツと耳障りな音を引き連れて。
 ガラス越しに目を合わせたのは、もう一度見たいと思っていた美丈夫の黒に近い深緑の瞳。
 綾の愛する闇によく似た、何もかも飲み込んでしまいそうな深い深い不思議な色。
「お元気そうですね」
「あなたも。探偵さんは元気?」
「先生は相変わらずですよ。卑しいほどに胃も腸も健康でおられます」
 うっすらと笑みをすいた顔は作りもののように麗しく、それを見つめる綾の姿もまた等しい。
「そう」
「はい」
 きっと綾が世界中で一番好ましいと思っている探偵は現れるたびに助手の話をする。彼の名前が話に上らない日などない。
 ほんの少しだけ、綾は助手に嫉妬を感じる。
 その助手が探偵を伴わずに綾の前に現れたのだ。綾は興味を隠しもせずにまじまじと助手の顔を見つめる。
「それで、あなたは何をしにいらしたのかしら」
 唇に握った拳の人差し指を当て、彼は微かに笑む。今までの笑みとは種類の違う、含みのある笑みを。
「先生が」
 知らず綾の目は彼の唇の動きを追う。
「あなたを特別に思っているようですから」
「そうなの?」
「ええ。他の犯人とあなたは何かが違うようです」
 綾はおっとりと微笑む。
「僕もあなたの歌声に多少なりと興味がありまして」
 彼も同じように穏やかに微笑んだ。
「歌声ではなくて歌声の力にでしょう?」
「そうかもしれません」
「……助手さん。私の歌であなたの脳は震えるのかしら」
 綾の言葉には答えず、彼はおもむろに立ち上がる。
「もう帰るの?」
「そろそろ面会時間が終わります」
「そう。私の質問には答えてくれないのね」
 深い緑の瞳が僅かに輝きを増す。
「答えなどわかりきっているでしょうに。わざわざ答える必要を僕は感じません」
 ふっと空気が揺れ、綾が小さく笑う。
 音のすべてを吸い込むような無機質な室内の中で、微かな笑い声だけが穏やかに漂っていた。


おわり
97名無しさん@ピンキー:2006/08/26(土) 03:37:05 ID:WV5utOrg
おおぉぉぉぉ…
何かすごくイイ!GJ!
XやHALとは違った緊張感とか
実は弥子の取り合い腹の探りあいなのかとか色々…
人気投票結果発表時の扉見て思ったけど
ネウロとアヤは大人の色気があって凄く好きだ
エロなくてもいい。この組み合わせはまた是非見たい
98名無しさん@ピンキー:2006/08/26(土) 03:38:35 ID:WV5utOrg
一応訂正

>XやHALとは
普通の絡みとして、ってことで
99名無しさん@ピンキー:2006/08/26(土) 03:39:20 ID:XgqSdO+B
GJ
次は出来たらエロもよろしく
ネウアカも読んでみたいって思ったけど、髪の毛じゃ無理か…
100名無しさん@ピンキー:2006/08/26(土) 04:59:45 ID:eKrK/NxD
そこでアカネウ触手(髪の毛)プレイですよ
101ネウロ×あかね1:2006/08/26(土) 10:07:31 ID:yjikuE/3
弥子の体をお借りしてネウロとあかねちゃんにいちゃいちゃさせてみる。
ネウロとアヤ投下したばかりなので連投になってしまい申し訳ない。





 どうしよう。
 私の頭の中では激しく警報が鳴り響いている。だからといってどうすることもできないんだけど。
 ああ、どうしよう。
 私の体であって私の体でない。私が右手を挙げようと必死で神経を集中させても右手はぴくりとも動かない。
 唯一自由に動くのは普段ならば動かすことのできない髪の一房。それだって慣れない私にはうまく動かせない。
 目はついていないのに辺りの様子は伺えて、耳はついていないのに音は聞こえる。
 もう少し慣れてきたらあかねちゃんのようにペンで字が書けるのかもしれないなんて悠長に構えている場合ではなくて。
 どうしよう。
 鼻歌交じりに紅茶を淹れているのは、私の体インあかねちゃん。
 またしてもネウロの力で合体した私たちだったけれど、気づけば入れ替わっていた。前回よりも非常に早いタイムリミットにネウロの悪意をひしひしと感じる。
「ヤコ」
 ひょいと後ろからのぞきこんで、ネウロはにんまりと笑う。
 あかねちゃんがどう答えるべきか迷っているとネウロは首を傾けた。
「アカネ?」
 遠慮がちにこくりと頷くあかねちゃんを満足そうに見つめ、ネウロはゆっくりと口元に手を添える。
「そうか。ふむ」
 楽しげな笑みはそのままにネウロはあかねちゃんの頬に触れた。
 ああ、ほっぺたつねられる。あかねちゃん逃げて。
 焦って訴えかけた私の目に飛び込んできた情景は驚くほどに意外なものだった。
 ネウロの触れ方が優しい。
 そっと頬に触れた手がゆっくりと滑り耳に触れ、同じルートを辿って次は唇に触れる。
 びくりとあかねちゃんの体が震えたのがわかる。
 心なしかネウロの視線もまたいつもの数倍は優しい気がする。
「アカネ」
「……はい?」
「せっかく体が手には入ったのだ。体なくしては感じられぬ悦びを思い出させてやろう。……体が貧相なのは仕方がない。我慢しろ」
 貧相で悪かったなと憤るよりも悦び云々が引っかかる。それってつまり──
「ネウロ、さ……あっ! んっ」
 ああっ! やっぱり!
 腰を引き寄せられ、強引に唇を重ねられる。
 あかねちゃんの口から漏れる吐息からは拒絶は全く感じられない。むしろ嬉しそうに見える。
 ネウロの髪に手を差し込んで、爪先立ってキスに応える。
102ネウロ×あかね1:2006/08/26(土) 10:11:04 ID:yjikuE/3
 もしかしてもしかしなくてもあかねちゃん。私の体を使って、その、ネウロとしちゃうつもりなの?
 そりゃあまあ初めてじゃないし、あかねちゃんがネウロのこと好きなら一回くらい目を瞑ってもいいかなって思わないでもないけど。
 けど、どうしたらいいの? 目瞑るとか耳塞ぐとかそういうの無理なんですけど! ダイレクトに至近距離で見えちゃうんですけど! 聞こえちゃうんですけどっ!
 私の叫びなんてまったく聞こえてないようで──声がでないのだから仕方ないといえば仕方ない──二人の情熱は燃え上がるばかり。
 長い長いキスを終えて唇を離し、ネウロはあかねちゃんを抱き上げた。いわゆるお姫さま抱っこ。当然ながら私はしてもらったことなんてない。
 ネウロはあかねちゃんをそっとソファの上に横たえた。
 ごくりと喉があれば唾を飲み込んでいたかもしれない。ひとさまのそういった行為を見るのは初めてでなんだかとっても緊張してきた。


つづく


弥子がアホの子みたいですみません。
103名無しさん@ピンキー:2006/08/26(土) 10:47:30 ID:+J0LjeKS
>>102
GJ!!ネウアカ良いな新しい
続きもwktkして待ってる
10487:2006/08/26(土) 11:16:45 ID:GtriAhIf
うぉおおおおおおおおおありがとう!!!
神よ!言ってみて良かった・・。続きwktkしながら待っております!
105名無しさん@ピンキー:2006/08/26(土) 13:15:10 ID:0c7dM25f
昨日のひぐちヤコが気になってまぢで寝られなかったハァハァ
106名無しさん@ピンキー:2006/08/26(土) 13:46:48 ID:qT8KcWNh
88だけど、マジでごめんよ。
今、気合い入れて書いてるところだ。
なんかここんとこ、神の投下が多過ぎて俺もハアハアしている。
107名無しさん@ピンキー:2006/08/26(土) 15:26:27 ID:FSs1sWG5
じゃあ神の登場まで、以前スレに出ていたネタ
(笹筑筐と弥子でマージャンネタ)を投下する
微妙に前回のと繋がっているかも試練
108名無しさん@ピンキー:2006/08/26(土) 15:48:30 ID:FSs1sWG5
マンションの3階に笹塚は住んでいた。その所では時折、雀牌を混ぜる音がしている
笹「男四人で、麻雀というのも味気ない休日だよな・・・・・・」
石「ポン」
筐「笹塚さんが誘ってきたんじゃないか」
笹「まあ、そうなんだけどな」
石「ポン」
筐「大体、何で筑紫さんがいるの?」
笹「あいつは・・・・・・」
筑「私は笹塚さんと少し込み入った話があるんだ、ヒグチ」
石「チー」
笹「そうそう・・・・・・」
筐「込み入った話って?」
石「あっ、それポン」
笹「色々あってな」
石「先輩」
笹「まあいいけど」
石「先輩、先輩」
筑「色々で済ませられては困ります、なぜならあの不手際は・・・・・・」
石「 先 輩 」
「・・・・・・何だ、うっとーしい」
「こうなりましたが、この後どうすればいいんですか?」
見ると、石垣の手牌は一副露もなくなっている。計四回鳴いたのだから単騎待ちになり
一個牌を抱えていなければいけないはずである。が、彼の前には何もなかった。
完全に手ぶらである
「お前コレ・・・・・・チョンボだよ!」
「どう見ても少牌です。本当にありがとうございました」
「三つ晒した時点で普通、少牌って気づかない?石垣さん・・・・・・」
「長年麻雀をやってきましたが、これほどまでに見事な
 バカチョンボは見た事がありませんね」
「何だよ、これくらいのミスあるだろ!」
カシャ、カシャ、カシャ!
「おい、ヒグチ!何写メに撮ってんだよ!」
「いや記念にと思ってさ」
「お前は本当に使えないな・・・・・・、実践でも日常でも・・・・・・」
「とにかく西垣さんはチョンボしたから、場に8000点出してよ」
「えーっ!それじゃあトビだよ!」
「いつの間にそんなに負けてんだよ。まだ東場だろ?」
「前三局、私にハネ満、笹塚さんに7700点、ヒグチに3900点
 打ち込んでいますからね」
「ドボンしたら、全員のパシリだったな・・・・・・新しいタバコ買ってきてくれ」
「俺、ペプシコーラ。ダイエットコークじゃないからね、忘れないでよ」
「私はつぶつぶみかんジュースをお願いします。くれぐれもいっておきますが
 つぶつぶ『オレンジ』ではありませんよ。間違えたら殺します」
「うわあああんん!!」
石垣は、滝のような涙を流しながら玄関を飛び出していった

    。。
   。     。 +   ヽヽ
゜ 。・ 。 +゜  。・゚ (;゚`Дフ。ウワァァァン  ←石垣
            ノ( /
              / >
109名無しさん@ピンキー:2006/08/26(土) 15:52:14 ID:FSs1sWG5
「さて、笹塚さん。そろそろ前の件どうするおつもりですか?」
「話?・・・・・・ああ、桂木の件か。しかし笹塚さんも抜けてるなー
 ビデオの電源チェックしておかないなんて」
「あん時は慣れない事だから、どうかしてたんだ・・・・・・悪かったって、筑紫」
「謝ればいいというものではありません。数週間前に私が投資した費用は返却してもらいます」
「今、持ち合わせがないんだ・・・それに」
笹塚はしゅぼっっとタバコに火をつけた
「弥子ちゃんはフェラ以上はやってくれないんだよ。ましてや
 ビデオに撮るのを許してくれるわけないだろ」
「『ないだろ』ではありません。自身だけ甘い蜜液を吸っておいて、・・・・・・何とかして
 撮影して下さい。貴方は『桂木弥子を愛欲の大海に誘う会』の会員たちの期待を一身に
 背負っているのです。そんな無責任な事では困ります」
「何だよ、その会は・・・・・・」
「こんにちは、笹塚さん!」
玄関口を振り返ると、弥子がいた。
110名無しさん@ピンキー:2006/08/26(土) 15:52:38 ID:B69NO0/J
最後のAAで不覚にもww
111名無しさん@ピンキー:2006/08/26(土) 15:54:54 ID:FSs1sWG5
とりあえずこんだけつなぎとして置いておく
続きは書くかどうか分からん
112名無しさん@ピンキー:2006/08/26(土) 19:28:00 ID:ih/eF/re
>>111
そんなこと言わずにお願いします土下座
113名無しさん@ピンキー:2006/08/26(土) 20:17:39 ID:saabl3w8
お願いしても土下座してもダメだ
俺たちに出来るのはヨイショして静かに待つことだけだ…

『桂木弥子を愛欲の大海に誘う会』GJ!
11476:2006/08/26(土) 21:18:11 ID:Dqy21htZ
ごめん昨日から今までパソコン壊れてた。
見てない間に神が光臨されてる…!!
投下したことないからやり方よくわかんないけど…
メモ帳からコピーしてはっつけるだけでいいのかな?
115名無しさん@ピンキー:2006/08/26(土) 21:22:10 ID:FSs1sWG5
>>114
できれば行数オーバーにならない程度に
改行してくれるとこっちも読みやすいよ
ともかく神、乙!
11676:2006/08/26(土) 21:41:31 ID:Dqy21htZ
>>115
うんがんばってみる。d

ヒグヤコ投下します↓
今日中には終わらないかも
117ヒグヤコ(1):2006/08/26(土) 21:45:05 ID:Dqy21htZ
いたいいたい!ちょっと匪口さん、放してくださいっ…」
男子トイレに弥子の声が響く。抵抗する弥子の手を強く引き、個室に無理矢理押
し込む匪口。その顔には冷たい微笑が浮かんでいる。ガチャン、と匪口がドアの
鍵を閉める音が響いた。
「あッちょっと匪口さん、何鍵かけてるんですか!
 ここ、男子トイレじゃないですか…私、出ますから」
弥子はドアの鍵をあけようと手を伸ばすが、その手は匪口によって封じられる。
「はー…桂木、お前さぁ、もーちょっと警戒心持った方がいいと思うよ?」
匪口は呆れたように言った。弥子は匪口が何の事を言っているのか理解らず、
戸惑う。
「笹塚さんの身の回りのもの、コンビ二に買いに行くんでしょう?早く、行きま
 しょうよ…」
笹塚の見舞いに来た弥子は、偶然そこに居た匪口に、笹塚の生活用品を買いに行
こうと言う口実で誘われ、疑わずに着いて来た。が、何故かコンビ二に向かわず
院内の男子トイレに引っ張り込まれ、今に至る。
弥子にはまだ、匪口の思惑が理解っていない。
「外で待ってますから、トイレなら一人で入ってくださ…うわッ」
呑気な事を言っている弥子を見かねた匪口は、弥子の脇に手を入れて抱え上げる

「買い物なんて、連れ出すための口実だって。俺、前から桂木と遊びたくてさ。

匪口が目を細めて微笑った。弥子がぞっとする様な笑い方で。
匪口は、弥子を抱えたまま洋式トイレの便座に座り、自分の膝の上に弥子を座ら
せた。訳が分からないといった顔をしている弥子の肩を抱き寄せ、唇を重ねる。
118ヒグヤコ(2):2006/08/26(土) 21:46:29 ID:Dqy21htZ
突然の口づけにびくりと初々しい反応をして、匪口から顔を離そうとする弥子の
頭を匪口が手で引き戻す。唇の角度を変え、何度も何度も舌を深く差し込む。
「んんーっ…ん…ん、ふっぅぅ…っんぁ…」
匪口の舌が弥子の小さな口の中を深く舐めまわす。
弥子は生暖かくざらついた他人の舌が咥内を這い回る初めての感触に耐え切れず
、顔を真っ赤にして睫毛の縁から涙をポロポロと零した。
やがて、匪口はチュプッと唾液の音を立て、弥子の唇から自分の唇を離した。
弥子と額と額をくっつけた匪口は、鼻が触れ合う程の近さで、にやにやと笑いな
がら満足気な顔でこう言い放つ。
「もしかして桂木、キス初めて?」
その言葉で顔をさらに赤くした弥子は、その通りにこの、匪口からの無理矢理な
キスがファーストキスだった。
「お、マジで図星?ふーん、俺が最初かあ。」
にんまり笑いながらそう言って、また膝の上の弥子の肩を抱き寄せる。
弥子は、匪口が何故自分にこんな事をするのかが理解出来ずに、初めて実感する
匪口の雄の匂いにただ震えていた。
「俺が怖いの?可愛いね、桂木」
「んっっ」
匪口は、今度は舌を入れずに優しげに啄ばむようなキスをしながら、弥子の制服
のベストを捲り上げ、慣れた手つきでワイシャツのボタンを外していく。
それに反応した弥子は、自ら匪口から顔を離し、顔を赤くして抵抗する。
「や…やめて、やめてやめて匪口さん!」
119ヒグヤコ(3):2006/08/26(土) 21:49:42 ID:Dqy21htZ
身を捩じらせて抵抗するが、腰に回されたもう片方の匪口の腕に固定され、どう
もがいても逃げられない。匪口の手が次々とボタンを外し、弥子の白い胸元が露
わになってゆく。弥子は恥ずかしさのあまりに泣きだした。
「嫌っ…やめて匪口さんっ…ネウロ助けて、ネウロ…ネウロっ…!ぅっ…ひっく
…」
抵抗できない男の力を前にし、弥子は泣きながら、いつも傍らにいる助手の名を
呼ぶ。それが、匪口の琴線に触れた。
「…あのさあ、目の前にいんのは俺なんだから、今くらいは俺の顔、見ようよ。
」苛ついた口調でそう呟いた匪口は、それまで1つずつ外していた弥子のYシャ
ツのボタンを一気に引き千切り、乱暴にブラのホックを外して、弥子の小ぶりだ
が白く柔らかい乳房を揉みしだく。
「ぅっ、ぁ、ぁっ…ゃっあ、あっ…」
「思う存分泣いていいよ、泣いたってあいつは来ないから。」
匪口は弥子の耳元で低くそう囁きながら、弥子の硬くなりかけた桜色の乳首を指
で抓り、転がし、もう片方の手ではさらに執拗に乳房を揉み続ける。
「ひぁ、あっぅあっ…ンっ…ン、あっぁ…っくっ…」
荒い呼吸の合間にしゃくり上げる弥子の嬌声は、泣き声なのかそれとも快感から
くる声なのかもはや判別つかなかったが、匪口にとってはどちらでも良い事だっ
た。
120名無しさん@ピンキー:2006/08/26(土) 21:50:49 ID:qT8KcWNh
こんなところに書いてごめん。
88だけど、今書き終えたところだ。
>>76が神作品を全部投下し終わるまで待ってた方がいいかな。
121ヒグヤコ(4):2006/08/26(土) 21:50:58 ID:Dqy21htZ
匪口は弥子の乳首を口に含み、舌でねっとりと舐り転がす。
「…ふぁ…ぁ、ぅっ…」
弥子の目の端から涙が零れる。
「感じすぎて泣いちゃった?やらしいねー、桂木は。」
匪口にそう言われ、弥子は羞恥心から顔を俯かせた。
気が昂りつつある匪口は弥子の制服のプリーツスカートの下から手を滑らせ、下
着に手を入れて秘部をまさぐる。濡れていないように感じて一瞬戸惑った匪口だ
が、割れ目に指を沈めていくと、チュプッと十分に蜜を含んだ入口に辿り着いて
安堵する。弥子は他人の熱い指で秘部を触られ、恥ずかしさと初めての感触で気
がおかしくなりそうだった。匪口が中指をズプッという音とともに弥子の狭い膣
に無理矢理差し込む。
「ひぁッ、ぃ、…ぃたぁっ…ひぐちさっ…んッ…い…い、たぃよっ…」
蜜でトロリと濡れてはいるものの、それでもや子の膣は指一本すらきつくて入り
づらい。
「きっつ…桂木お前、セックスした事ないの?」
「……………は…………ぃ…」
痛みに喘ぎながらも弥子は律儀に答えた。
「…ふーん。今の女子高生なんて男とヤりまくってんだと思ってたけどね。あの
助手とかいう男とか。」
「ネウロとやってなんか…、は、ぅあっ、」
匪口が指の本数を増やし、きつい弥子の膣の中をギチギチと乱暴に出し入れする
122ヒグヤコ(5):2006/08/26(土) 21:52:09 ID:Dqy21htZ
「ぃたっ、ゃ、っあ、ひ、ひぐちさん…抜い、てぇ……ふっ…ぅ…」
泣きじゃくる弥子にお構い無しに匪口はさらに指を増やし、高速で出し入れする
。何度も繰り返す内に蜜壷からは愛液が溢れ、匪口の指をぬるぬると光らせる。
「嘘吐くなよ、もっとしてほしいくせに。ほら桂木、お前めっちゃ濡れてるよ?
初めてなのに」
そう言ってさらにぐちゅっぐちゅっと音を立てて注挿を速める。匪口のごつごつ
した指が、弥子の今まで誰も触れた事のなかった膣壁をぐりぐりと擦る。
「ひぁ、…ぃゃ、ぁ、あ、ぁあぁっ…ぁんんっ…、」
言い様の無い恐怖と快感で頭が一杯になり、弥子の瞳からは次々と涙が零れた。
その表情を見た匪口は満足げに、指を弥子から引き抜いた。
ふうっ、息をつき、弥子の身体を便座に横たえる。
「んじゃ、そろそろ挿れるよ」
匪口はチャックを下ろし、硬く怒張し血管を浮かばせた赤黒い肉棒を取り出した

「い…いや……」
初めて見るグロテスクな男の性器におびえ、弥子は力の入らない体で身じろぎし
て何とかそれから逃げようとした。だが、匪口がその両足をしっかり掴み、無理
矢理開く。どうにもならないと知り弥子はあまりの恐怖に泣きじゃくりながら首
を振って抵抗する。その動作が、さらに匪口の加虐心を煽ってしまった。
12376:2006/08/26(土) 21:54:09 ID:Dqy21htZ
とりあえず今日ここまで。長い上に読みづらくてゴメン。
残りの文はまだ書き直し中だから、
>>88はどうぞこんな駄作待たずに投下してくれ!
12488:2006/08/26(土) 21:57:27 ID:qT8KcWNh
ええーーー!!!
ハアハアしながら読んでたら、今日はここまでっすか?
続きが気になって仕方ないよ。
ともあれ、神の前座作品として投下するよ。
125トリコ 3:2006/08/26(土) 22:11:40 ID:qT8KcWNh
90から続いてる。

弱そうに見えるのに、いつでも隙を見て逃げようと狙っている。
そんな様子が見て取れるからこそ、絶対に目を離さずに匪口は獲物を思い通り
にしていく。ただ脱がせただけではまだ不充分過ぎる。その気もなくなるほど性
感を高めてやろう。他の男のことなんか考えられなくなるほど。とりあえずの観
察を兼ねて、小動物のように震え続けている少女の唇に指を滑らせた。
「そんな風にしても無駄だよ。強制的に連れ込んだ訳じゃないからね、桂木。
そういう、都合の悪いトコは全部男のせいにしようって態度が嫌なんだよ」
「う…」
涙まで滲ませて、まだ処女ぶっているのは悪くない眺めだ。触られれば誰にで
も簡単に濡れるのに、意地を張るのが何ともいえない。
「逃がしてなんか、やんないからね。桂木」
まるで磔にでもされているように身動き出来ずにいる弥子の薄い胸が、震えな
がら上下していた。邪魔なブラを上にずらすと、横たわっているせいで隆起の
ほとんどなくなっている乳房が現れる。
「へえ、可愛いねえ」
胸の大きさなんて、この際関係なかった。少女がこんなところに囚われてあら
わな姿を晒している。それだけでも充分にそそるものがあった。ぺろりと唇を舐
めながら薄い乳房に触れてみると、その感触に体中がびくりと大きく震えた。
「感じてるとか?そりゃそうか、いつもしてるもんな」
徐々にきつく揉んでいくごとに、弥子の反応が変わっていく。やはりいつもこん
なことをしていると見えて感じるのが早い。まあそれも手間がかからなくていい
とばかり、匪口のもう一方の手が起伏に乏しい体を這い回る。細いだけにどこ
にも無駄な弛緩がないのはいい。高校生なだけに肌触りもかなりのものだ。
「匪口さん…ダメ。私、もう帰りたい…」
「いいよ。最後までやったらね」
さらりと言ってのけると、いっぱいに涙をためた目が大きく見開かれた。本当に
いじめ甲斐のある獲物だ。
126トリコ 4:2006/08/26(土) 22:12:31 ID:qT8KcWNh
「あ、あ、あう…」
両手で強く乳房を揉み上げ、舌先でちらちらと舐めてやるだけで弥子はほろほ
ろと切なそうな声を漏らし始めた。たったこれだけでかなりの反応を見せること
に満足して、匪口はまだ体に残されていたショーツに手をかけた。少し汗ばん
でいたせいか、肌に貼りついていて局部の形が浮き上がっているのがはっき
りと分かった。
「…嫌っ!」
いやいやをするように首を振る弥子の本気の嫌がりように、かえって嗜虐心が
そそられた。ショーツの上からわざと指を食い込ませてぐりぐりと捻じ込むと、
すっかり感じきっていたのか内部からじわりと愛液が滲み出してくる。布一枚
越しに確実な反応を感じて、ほくそ笑んだ。
「嫌もないもんだね。こんなに盛り上がってる癖に」
「あ…だって…」
「そうやって人のせいにするの、良くないよ。まあプレイの一つだと思えばそれ
もなかなかだけど」
「あぁ…嫌。匪口さん、もう帰らせて…」
「ダメ」
こんなに面白いオモチャを手に入れたのだから、遊びに満足するまでは絶対に
帰さない。というか、本当は誰の目にも触れさせたくないところだ。それはまあ
犯罪だから仕方ないとして、今日のところはこのまま犯してしまおう。
ぐちゅぐちゅと濡れていく箇所に指が捏ね入れられる度、本気か演技か、まだ
涙を零して震え続けている可愛い小鳥の声音が甘く変化していく。
「は、あぁ…いやぁ…」
「可愛いね、本当に…悪いこと、いっぱいしちゃおっかな」
なるべく冷静でいるつもりだったのだが、これほど格好の獲物を前にして男と
して普通でいられる筈がない。
ごくりと喉が鳴った。
127トリコ 5:2006/08/26(土) 22:13:17 ID:qT8KcWNh
「濡れちゃったから、脱ごっか」
「ああん、やだっ…」
弥子の声はすっかり上擦っている。多分、このまま終わりにしたところで、立つ
ことも出来ないほど快感に支配されている筈だ。そんな変化をつぶさに眺めな
がら、匪口はじっとりと濡れたショーツを一気に脱がせて大きく足を開かせた。
「あっ…」
一糸纏わぬ姿にされて、ますます弥子は真っ赤な顔をして必死に両手で顔を
隠す。それなのにショーツで今まで守られていた箇所は留めるものがないよう
にねっとりと透明な愛液を流し続けていた。淫らなことこの上ない眺めに匪口
は笑いを抑えきれない。
「ここも可愛いねー」
言いながら、見せつけるように指先でゆっくりとそこを開いてやる。もっとたくさ
んの刺激を欲しがるそこは、指の感触を感じただけでさらに色鮮やかに紅潮
し、妖しくうねっていた。
「ふうん」
まじまじとそこを凝視していた匪口は、一度深く指でそこを抉ってから限界まで
膨れ上がっているピンク色の肉芽を舌先でつついた。途端に凄まじい反応が
返ってくる。
「ひぁんっ!!」
完全に陥落した瞬間を見た気がした。
普段は楚々としたこの少女が思い通りになっていくのが嬉しくて、匪口は唇に
キスをしてから一度身を起こしてズボンのファスナーに手をかけた。特に触って
もいないズボンの中のものは、もう弥子の狂態によって今にもはちきれそうに
なっている。
「結構乗ってるじゃん。じゃあ、このまましちゃうよ」
「あ、ぁ…ぐち、さんっ…」
抵抗とも歓迎ともつかない声が、細く上がった。
128トリコ 6:2006/08/26(土) 22:14:14 ID:qT8KcWNh
柔らかい入り口が、先端が触れた途端に内部へと迎えでもするように淫らに
開閉を繰り返す。意識もしていない体の反応だからこそ、もう制御出来なくな
っているようだ。だからこそ面白い。
「あぁん…っ」
じれったいのか甘い声を上げて匪口を見上げる弥子の表情は、最初の頃とは
明らかに変わっていた。拒絶の色はすっかり影を潜め、どこか誘うようなもの
欲しげな雰囲気を眼差しに湛えている。
「いいみたいだね、桂木」
「…や、だあっ…ああんっ」
その一瞬、意識が正常になりかけたのか羞恥の色が兆したのだが、これ以
上余計なことに煩わされるのは御免だった。充分過ぎるほど濡れたそこをこじ
開けて、強引に奥までを突き上げていく。
「ぅあっ…!」
それに感じ入ったのか、華奢な弥子の体が操り人形のようにびくんと激しく跳
ねた。喉からは熱い声が零れ落ちていく。
擦り上げられるタイミングを計るように迎え入れた箇所が断続的に収縮して強
く締め上げ、匪口をひどく喜ばせた。まだ年端もいかない癖に無意識にこんな
ことをしてくるとは、普段あの男とどれほどしているのだろう。そんなことを考え
るだけで今日こうして手に入れていることが策略の成功に思えた。
「感じてるね。じゃあ思いっきりするよ」
「あ、ふっ…ひ、ぐちさんっ…」
弥子はまだ涙を流したが、もう拒絶のそれではない。
「もう、ダメ…我慢出来ない、よおっ…」
「よしよし、いっぱいあげるよ。だからいい子にしてな」
「…う、んっ…」
閉じられた瞼がまだわずかに震えていた。
129トリコ 7:2006/08/26(土) 22:15:28 ID:qT8KcWNh
「あぁんっ!」
休憩の時間ぎりぎりまで匪口は弥子を手放さなかった。何度も貫いた果てに
徐々に本来の淫らさに支配されきっていく弥子は本当に可愛いと思った。
何度目かの交わりで自ら騎乗位の形になって腰を振りまくり、乱れる少女はそ
ろそろ限界を迎えようとしているのか、繋がり合っている内部が発火でもするよ
うにひどく熱い。
細腰を支えながら、同じように限界を感じていた匪口はけりをつけようと激しく
腰を突き出した。その瞬間、ダイレクトに返ってくる反応が素晴らしい。
「いやああ…!」
体の芯棒が失せたように、弥子はがくがくと激しく身悶え、より多くの快感を絞
り取ろうと喘いだ。ぽっかりと開いた口が奇妙なほどエロティックだった。
「桂木、すっげ…もう出すよ」
「うん、いい…出して、いっぱい出してえぇっ…!」
快感のあまり、匪口の上で傲慢な女王のように喉を反らす弥子はその一瞬で
凄まじいほど美しく見えた。

囚われの小鳥を開放する時間になった。
永遠のように思えた遊びも終わる。
シャワーを使い、すっかり身支度を済ませた弥子からはさっきまでの淫楽の翳
りなど微塵も窺えなかった。
「折角だから、一緒に出よっか」
「…それはお断りします」
もうこんなところに用はないとばかり、弥子はやや足早になって部屋を出て行
った。一分一秒でも長く留まりたくはなかったのだろう。あっさり思い通りにさ
れるというのに、潔癖でいるつもりなのがやはり可愛い。
「まあ、まだ脈ありと今のところは勘違いしとくよ、桂木」
指に残る肌の匂いが、確かにあれは現実だったと教えている。



終わり


さー、次いってみよー!
130名無しさん@ピンキー:2006/08/26(土) 22:23:56 ID:FSs1sWG5
>>76 , >>88
GJ!× 777 スゲー!
も、もうグッジョブ過ぎて言葉を出す事もままならない・・・・・・
131名無しさん@ピンキー:2006/08/26(土) 22:30:29 ID:L0065DnS
駄目だ…神の降臨祭でも起こっているのか!?
どれもこれもGJすぎる
132名無しさん@ピンキー:2006/08/26(土) 22:35:33 ID:nATG0iOY
>>88
GJGJGJGJーーーー!!!弥子の可愛いさを再認識だ。
本命はネウヤコの自分だが素晴らしすぎる!
歳が近いとやっぱ萌えるな・・ヒグチとネウロの嫉妬合戦は美味しすぎる。

>>76
GJGJGJ!!!!
早く続きを・・・なんて神が多いスレなんだ。

ヒグヤコ祭りでお肌がせつないくらいツヤツヤだぜ。
133名無しさん@ピンキー:2006/08/26(土) 22:37:39 ID:WzQsmHob
うを!ヒグヤコのネ申が2人も!!
>>122
寸止めだが期待して待っちょる。トイレプレイGJ!
>>129
ハァハァして待ってたかいあった。燃えた!
134名無しさん@ピンキー:2006/08/26(土) 23:20:42 ID:yjikuE/3
>>110だがひぐやこムードとんぎってネウあかの続き投下してもかまわんかな?
135名無しさん@ピンキー:2006/08/26(土) 23:28:54 ID:yjikuE/3
間違えた>>101だorz
136名無しさん@ピンキー:2006/08/26(土) 23:39:57 ID:qT8KcWNh
最近投下祭りが続いてるんで、この勢いで遠慮なく投下キボン
137名無しさん@ピンキー:2006/08/26(土) 23:56:20 ID:FSs1sWG5
>>134
どうぞ。神々で極上の交響曲を奏でてくれ
138ネウロ×あかね3:2006/08/27(日) 00:27:13 ID:d4JyR2+T
>>101の続き。





 あかねちゃんは微かに震えてるみたいでネウロは優しい台詞こそ吐かないけれど宥めるように額や瞼にキスをして抱きすくめて背中を撫でている。
 ソファの背もたれをおろせばそれはベッドに早変わり。二人が横たわっても問題ない広さだ。
 初めこそ触れるだけのキスを長く続けていたくせに、気がつけば舌を絡める熱いキスに変わっていた。どさくさまぎれにネウロの手は服の中へ潜り込んでいる。
 ネウロのキスに懸命に応えるあかねちゃんから震えは消え、もうさほど怖がってはいないようだった。
「アカネ」
 唇を離して、ネウロは普段とは比べものにならない優しい声で名前を呼ぶ。
「ネウロさん、あの、やっぱり弥子ちゃんに悪い気が」
「ん? あんな豆腐、貴様が気にする価値などない。むしろこの貧相な体を我が輩たちが有効に活用していることに感謝してほしいものだ」
 さらに何かいいかけたあかねちゃんの唇をネウロが塞いだ。
 荒々しく貪るキス。
「我が輩、アカネがほしいのだ。ダメか?」
 真顔でそう言われてはあかねちゃんが断れるわけがない。真っ赤になって首を振っている。不覚にも私もちょっとドキッとした。まったく顔だけはいいんだから。
 あかねちゃんの仕草に満足したのか、ネウロは服のボタンをゆっくりと外していく。硬直して動かないあかねちゃんを舐めるようにじっくりと眺めながら。
 まずは裸にしたいのだろう。ネウロは肌に触れることなく衣服だけをはぎとっていった。
 あかねちゃんはあっという間にネウロに裸を晒すことになった。恥じらう表情はまぎれもなく私の顔だというのに私より数倍色っぽい。
 ネウロはあかねちゃんに微笑んでみせ、自分も服を脱ぎ始めた。見せつけるようにゆっくりと。
「豆腐の貧相な体もアカネにかかれば可愛く変わるものだ」
 くつくつとネウロは笑う。
 外気に晒されて緩く立ち上がりかけた胸の頂を指でぴんとはじく。あかねちゃんの口からは驚いたように小さな悲鳴が漏れた。
 そのままネウロは胸へと顔を近づけ、舌を這わせ始める。
 ネウロがちゅっと吸いつく度にあかねちゃんは甘く啼いて体をびくっとさせる。
 正直可愛い。女の私から見てもあかねちゃんは可愛かった。
 ネウロもそれは同じみたいでたまらないとばかりにまた強引に唇を奪った。
 その間に手は下腹部へと滑り、私としては一番触れてほしくない場所へ伸ばされる。
「んうっ、んん」
139ネウロ×あかね4:2006/08/27(日) 00:27:57 ID:d4JyR2+T
 あかねちゃんが逃れるように身をよじってくぐもった悲鳴を漏らす。
 しかし、そんなことはお構いなしでキスを続けながらネウロは割れ目を弄りだす。
 きっと割れ目をなぞったり、指を入れたり、肉芽を摘んだり、あれやこれやをしているんだと思う。
 あかねちゃんの頬がだんだんと赤みを増し、吐息も甘くとろけてきた。
 くちゅくちゅと音を立てて指を出し入れし、ネウロは再び乳房に吸いついた。
「あっ…ああん! ネウ、ロ…さ……ひゃあっ」
 あかねちゃん、気持ちいいんだ。
 ひっきりなしに声を上げて、びくびくと体を震わせて、あかねちゃんはネウロの頭を抱えて悶える。
 私はドキドキしながらその様子に見入った。たぶん、そろそろ挿れるんじゃないかな。
 ネウロのそれはすでに反り返って先走りを垂らしだしている。あかねちゃんは気づいていないみたいだけど、そろそろ限界なんじゃないだろうか。
「アカネ、いいか?」
「あ…いい、いい…です! ひっ、やあ、感じ…るのぉ」
 ネウロがゆっくりと体を起こすとあかねちゃんは不満げに吐息を漏らした。
 でも、ネウロが膝を掴んで思い切り足を広げさせると驚きに目を見開いた。
「何を驚く? これが本番というものだろう」
 楽しげに笑うネウロ、なんというかサディスティックに歪んでる。
 僅かに腰の引けたあかねちゃんの腰をしっかりと掴んで、ネウロは先端を押し当てた。どろどろにとろけたあかねちゃんのそこは簡単にネウロのものを飲み込んでしまう。
「あああっ!」
 あかねちゃんのそこがネウロのグロテスクに太くて長いそれでいっぱいに押し広げられていく。卑猥な光景に思わず意味もなくぱたぱたと体──というか髪だけど──を揺らす。
 最後まで挿入しきるとネウロは気遣うようにあかねちゃんの顔をのぞき込んだ。
「ふ、あっ…はぁ」
「つらいか?」
「ん、平気…です。でも、なんだか」
 もじもじとあかねちゃんが体を揺らす。
「どうした?」
 ぴったりと密着させた腰を撫で、ネウロはにやにやと笑う。
「あの、わ、私」
 唐突にネウロが胸をわしづかむ。ぐにゃぐにゃと強く揉みし抱いて、あかねちゃんの耳朶に唇をよせた。
「体が淫乱だからな。我慢できんのか。……ほしいのだろう、アカネ」
 人の体だと思って好き放題に!
 恥ずかしそうに目を潤ませ、あかねちゃんは小さく頷いた。
 ネウロがおもむろに腰を引いて叩きつける。
140ネウロ×あかね5:2006/08/27(日) 00:29:20 ID:d4JyR2+T
「ああっ! や、あっ、やだ、ああん」
「おお。いいぞ、アカネ」
「やっ、あっ! あっ! 感じちゃ」
 膝をくぐって差し出されたネウロの手と指を絡め、あかねちゃんは揺さぶられるままに声を上げる。
 ネウロが突き上げるというよりも叩きつける度に背後であかねちゃんの足が揺れる。
「ネウ…さん、激し、い…あん、あっ」
 涙混じりに頭を振って、あかねちゃんはネウロの動きに追いつめられていく。
 気遣わしげな表情を浮かべていたのが嘘のようにネウロの責めは情け容赦ない。
 あんなに激しくされたら壊れちゃうんじゃないかとあかねちゃんを心配しはじめた頃、あかねちゃんが唐突に暴れ出した。
 実際には暴れ出したわけではないけれど逃げようともがくさまがそんな風に見える。
「いや、いやっ! あっ、だめっ、ああっ! だめっ!」
 あかねちゃんが逃げられないようにネウロはつないだ手を強く引き寄せて前かがみに体を倒した。
 肩に掛けられた足がびくびくと跳ね、なすすべもなくあかねちゃんは頭だけを振る。
「やっ、くる…ああ、変になっちゃう!」
 それでもネウロは遠慮会釈なく動き続ける。たぶん、ネウロはイクまで止まらない気がする。
 あかねちゃんが不意に体を大きく震わせた。ぴんとそらした足の先を丸め、がくがくと体が震える。声にならない悲鳴を上げ、ぽろりと涙をこぼす。
 あかねちゃんが達したのは誰の目にも明らかだ。
 しかし、予想通りネウロは止まらない。蜜の溢れるあかねちゃんのそこを逞しいもので狂ったように突き続ける。
 あかねちゃんの体がまた震えた。たぶん、またイったんだと思う。
 容赦ないネウロの責めで達し続けるあかねちゃんを眺め、私は静かに溜め息を吐いた。
 ごしゅーしょーさまです。


おわり


マイナーどころばかり投下してすまん。少しでも布教になれば嬉しいが。


>>76>>88もGJ!!
ひぐやこ激熱だな。>>76の続き心待ちにしてる。
141名無しさん@ピンキー:2006/08/27(日) 01:11:07 ID:jZQM/IIn
>>101
GJ!!
自分の身体を使われているのに弥子、意外と冷静だなwww
142名無しさん@ピンキー:2006/08/27(日) 01:36:49 ID:jHr7e7IY
GJ!だがなんだか弥子が可哀相だ・・す・・すまん。
143名無しさん@ピンキー:2006/08/27(日) 03:26:29 ID:WzwmGtu7
ネウあかGJ!
あかねちゃん萌えな自分的にはかなりキタ。
勝手に身体使われてるのに心広い弥子も可愛いなww
144名無しさん@ピンキー:2006/08/27(日) 04:47:26 ID:O+i0Ingk
ネあかGJ!だが、おんにゃのこは逝くとき爪先はまるめない。そるのが正解。バビンスキー反応という。
もしいくときにまるめてたら演技だと思う。
145名無しさん@ピンキー:2006/08/27(日) 05:47:33 ID:d4JyR2+T
>>142
一応ネウロが満足するまでヤりまくったらちゃんと体は返してくれるつもりで弥子的にはあかねちゃんの恋心を一回くらい叶えさせてあげたいなという心境という設定で書いたんだがやはり可哀想か。
次に書く時はあかねちゃんの体がネウロの魔道具のわけわからん力で少しの間だけ再生とかの設定にする。


>>144
みんながみんな反るんだな。知らなかった。
筑弥子の時は反らせたけど、今度は丸めさせてみたら可愛いかなと思ってその辺適当に書いてみたんだが。まあ、そこまでリアリティを求めるなということで…。次からは丸めるのやめるよ。
146名無しさん@ピンキー:2006/08/27(日) 07:11:18 ID:Zx9+A4hg
うおっ、なんだ神々のこの連続投下は。

筑ヤコもヒグヤコもネウヤカもGJ!! 
・・・だが久しぶりに普通のネウヤコも見てみたいと言ってみる。
最近の本誌はネウロがやたらと弥子に優しいからな。たまには甘いのも。
147名無しさん@ピンキー:2006/08/27(日) 08:36:42 ID:yYF6vS33
神々GJ祭り!
じゃ・・じゃあ今週号の締めくくりという事で軽い本誌ネタを・・


『ネ・・・ネウロ待ってよ』
ついに未来物理研究所の建物内に潜入したネウロと弥子。
ネウロの傷を少しでも修復するために二人は死角になりそうな物陰に隠れ
念のためイビルフライデーに張らせた。

バラバラっと物凄い数の弾丸がネウロの身体から零れ落ちる。
《こ・・こんなに受けてたんだ・・》
弥子の顔に少し不安が募った。
ネウロはシュウウと音を立て傷を消すがやはり以前と比べて治りが遅い。

『あんた・・・すごい血・・・』
気がつくと弥子は無意識の内にネウロの上着とスカーフを剥いで
ベストも脱がせ、夢中で舌を這わせていた。
『・・・・・・』
突然の事にネウロもきょとんとした雰囲気になる。
弥子は傷口を一つ一つ丁寧に舐めあげて行った。
こんな事で傷が治るわけでもない。軽い癒しや気休めにしかならないだろう。
それでも弥子は続けた。
目の前の男は体中に弾丸を受けていて自分は傷一つ無い・・
これが何を意味するかは流石に食い気だけの弥子にも理解できた。
《盾にするって言ったくせに・・・》
泣きそうな顔で弥子が見つめたネウロにはかつての瞼で弾丸をキャッチした様な面影はあまり無い。

『・・・ねえ・・痛い?・・・痛くないの?』
血を舐め取り、舌なめずりする姿が弥子のくせに妙に色っぽい。
『・・フン・・たいしたこと無い』
『・・そう』
最後に額の傷を舐め終えた所でネウロは弥子の唇を塞いだ。
『・・ん・・ふっ・・?』
そのまま壁に押さえ付け強引に舌を捻じ込ませる。
『・・うん・・ふ・・いやっ・・ちょっと!こんな緊迫した状況下で何考えてんのよ!』
この緊張感がかえってそういった気分を高揚させるのかもしれない。
『貴様がいきなり体中、舐り倒してくるからだろう・・・』
『・・ね・・舐り倒すって・・人を痴女みたいに・・やだあ・・何でそこが元気になってるのよ・・』
弥子が小声で抗議しながら下方に目を移すとなんて見事なエベレスト。
『・・気にするな・・ちょっとした息抜きだ・・さて・・』
そういってネウロは弥子の制服の中に手を侵入させる。
『やっ・・ちょっと・・何余裕ぶっこいてんのよ・・弱って来てるくせに・・ああ・・』
こんな緊迫した状況で反応してしまう自分に弥子は驚き恥ずかしくなる。
《・・・HALの手下連中は貴様をアメーバ程にも思っていないようだな・・》
『ん・・・へ?・・ネウロ何か言った?』
『いや・・独り言だ』
ネウロは笑みを浮かべながら取りあえず行為を再開する。
華奢な身体を抱きながら魔人は少女の日付が変わるのを夢見ていた。


・・・・・こうして39号に続く
少しだけ甘めにしといた。
がんばれバカップル!!!世界を救え!!

本番エロなくてごめんな・・・
弥子にちょっかい出すことでネウロが精神安定をはかってたりしたらいいと思ったんだ。


148名無しさん@ピンキー:2006/08/27(日) 09:04:18 ID:jZQM/IIn
>>147
グッジョォーブ!!
久々に甘いネウヤコ、キタ━━━(゚∀゚)━━!!
149名無しさん@ピンキー:2006/08/27(日) 10:07:17 ID:jOWaAUn5
GJGJ!!!やっぱネウヤコはイイ!!!!
150名無しさん@ピンキー:2006/08/27(日) 10:14:45 ID:GMhf0hIL
>>なんて見事なエベレスト
ここに吹いた。
そして『びっくりするほどユートピア』を思い出した。

>>147、いろいろ楽しませてくれてありがとう( ゜∀ ゜)。
151夜底金魚:2006/08/27(日) 12:37:51 ID:gwAC1uxf
前スレかなんかであった、浴衣でサイヤコ。
でも何かを間違った。

カラカラと下駄の音が乾いたアスファルトに響いていた。
近所の夏祭りに行った弥子は、片手に赤い金魚の入った小さなビニール袋を提げ
ている。薄青く周囲を照らしている街灯の光のせいで、ここはまるで水中のように
思えた。車も滅多に通らないから静かなことも関係しているだろう。
たまに見かける他の女の子はみんな誰かと一緒で、とても楽しそうなのがちょっ
と不満だ。
「ふーんだ、ネウロなんかに見せてやんないから」
本当は一緒に行きたかったのに、あの魔人は当然素っ気ない。だからいつもこん
な時は一人だ。
「…寂しくなんか、ないからね」
今夜のお祭りも楽しんだし、早く家に帰ってしまおう。そう思って足を早めかけた時
のこと。
同じように一人らしい少女の姿がすうっと前方をよぎった。
ああ、この子も一人なんだ。
少しだけ安堵した途端、少女は弥子を振り返ってにっこりと笑った。
「お久し振りだね」
アップにした髪も浴衣姿も少女そのものだったが、弥子を見据える顔には確かに
見覚えがあった。
「…X?」
「当たり。嬉しいなあ、覚えててくれて」
屈託のない笑顔がこんな時はひどく恐ろしかった。この場から逃げてしまいたい
のに、足が縫いつけられたように動かない。そんな弥子の様子を余裕の表情で
見遣って、Xは更に愛らしい笑顔になる。
「嫌だなあ、今夜は夏祭りだよ。別にあんたなんか殺すつもりもないさ。意味ない
しね」
けらけらと笑い声が響く。
「じゃ、何でここにいるの」
「そんなの決まってるじゃん」
152夜底金魚:2006/08/27(日) 12:38:44 ID:gwAC1uxf
当然のように、Xは手を伸ばしてきた。反射的に身を竦ませる弥子に構わず、抱
き寄せてくるうでは意外なほど力強い。
「…離して」
「さっきも言ったけど、別に殺さないから安心しなよ。ただ…」
勿体をつけるように、少女の姿をしたXは一度言葉を切った。
「ネウロはそれなりにあんたの資質ってものを認めてるようだし、俺も今後の為に
色々知っておきたいから。それだけ」
「だったら…私関係ない…」
体を探られながらも、ようやくそれだけを必死に言う弥子の耳に、堪らなく甘い声
が流し込まれた。
「そう思ってるのは、あんただけじゃない?桂木弥子」
「ぅっ…」
名前を呼ばれるタイミングで、片手が浴衣の裾を割ってショーツの中へ入り込ん
できた。予測も出来ない早業に抵抗すら出来なかった。
「…ダメ」
「ふーん、どうやらこんなこともしてないみたいだね」
「何を…」
「もう、当たり前にしていると思ってた。でも、そうだったら他人事みたいな顔して
られないか」
今の弥子には何のことか分からないことを言い、Xは一人で勝手に何事か納得
していた。怖い、こんなところから早く逃れたいのに。
「まあいいじゃん。味見させてよ」
「い、や…っ」
まだ誰も触れていない部分を撫で回す指先が、慣れてでもいるようにゆっくりと
感じるポイントを的確に探り当て、刺激を与えてきた。自分でも触ったことがない
のに、こうして許してしまっているのが信じられない。もう立っているのがやっとと
いうほど、力が入らなくなっていた。
「嫌だってば…」
「もう遅いよ」
こんな時だけ最後通告のように冷たい声が降る。
153夜底金魚:2006/08/27(日) 12:41:43 ID:gwAC1uxf
目の前でゆらりと小さな赤い影が動いていた。ずっと放っておかれた金魚だった。
Xはもういない。
自分だけ勝手に弥子を嬲り続けて満足したようで、いつの間にか姿を消してい
る。災難だったがどうやら殺されずに済んだとほっとして、倒れ込んでいた場所
から顔を上げると、そこは住宅地の塀と塀の隙間のようだった。
とりあえずは人目から隠しておいてくれたのがせめてものXの温情という訳なの
だろう。
それにしても。
簡単に乱れた浴衣を直す弥子には、分からないことばかりをXは言っていた。一
緒にいてはくれない、助けてもくれないネウロに対して他人事の気分になるぐら
い当然のことだろう。
こちらが幾ら思っても返してはくれないのなら。
もちろん、ネウロが自分を認めることなど有り得ないこと。
弥子にはそう思えていた。

家路へ向かう弥子の手には赤い金魚。
青い光を投げかける街灯の光が、弥子をも一匹の寂しい金魚のように見せかけ
ていた。






今年は暑いんで、夏の夜の涼しげな感じを出したかったんだがやはり失敗
した。
154名無しさん@ピンキー:2006/08/27(日) 14:49:01 ID:7Ip2g+nj
過去のSSでネウロがベタ惚れしたネウヤコってありますか?
155名無しさん@ピンキー:2006/08/27(日) 15:08:01 ID:RvasI/rX
グッジョブ!
156名無しさん@ピンキー:2006/08/27(日) 15:14:37 ID:jZQM/IIn
>>153
GJ! 拗ねてる弥子テラモエス(*´・ω・)
157名無しさん@ピンキー:2006/08/27(日) 17:47:42 ID:xoqzN/tP
>>153
GJ!弥子カワイス・・魔人の気持ちに早く気づいておくれ・・
Xはヒグチとはまた違った悪戯っぽい少年っぷりがいいね。

>>154
基本ツンデレだが探せばあるだろう。
とりあえず過去ログざっと見て好みなの探してみれ。
個人的にはXに弥子が殺された夢を見て動揺するネウロの話が好きだ。
タイトル忘れたが。

>>150
そこで笑って頂けて嬉しい。自分はどうやらギャグ交じりで甘いのを
書くのが好きみたいだ。これからも神降臨の合間にネタで突っ走る
158名無しさん@ピンキー:2006/08/27(日) 18:21:44 ID:muT02u3m
>154
前スレの助手ヤコラッシュは全体的にデレで甘かったとおも
159108:2006/08/27(日) 21:28:17 ID:jZQM/IIn
108の麻雀ネタの続きを書いてみたはいいが、・・・エロがない orz
ネタは詰め込んだんだが・・・
160名無しさん@ピンキー:2006/08/27(日) 21:32:33 ID:s6UBLmKy
>>108
エロくなくても読みたい!続き期待してた!
161桂木弥子を巡る攻防:2006/08/27(日) 22:03:59 ID:jZQM/IIn
>>108の続き

「あっ、ヒグチさんも筑紫さんもいるんですね、こんにちは」
「ええ」
「あっ、麻雀をなさってるんですか?」
弥子はテーブルに近づき、興味深げに雀牌をいじくる。そして彼女は筑紫を見上げてこう言った
「良ければ・・・・・、私も混ぜてもらっていいですか?」
無表情の筑紫の顔に、ぴくっと軽い痙攣が起きた
「構いませんよ。しかし・・・・・・」
「桂木、麻雀なんか出来るの?」
ヒグチが横から口を出した
「はい、麻雀知ってますよ。お父さんが、建築関係の人たちとやっている時に教えてもらったんです」
「ですが我々は、その・・・・・・罰ゲームをつけて麻雀を行なっているので」
「ええっ!」
てっきりひるむかなと筑紫は思ったが、逆に弥子は目を輝かせていた
「面白そう・・・・・・!私も混ぜて下さい」
「ああ、・・・・・・だけど弥子ちゃん、負けたからには分かっているよな?」
タバコを灰皿に押し付けて、笹塚は言った
「ええ、罰ゲームでしょ。ちゃんとしますよ」
「その件なんだが・・・・・・弥子ちゃんにだけは、罰ゲームを課さない事にしようと思う。その代わり・・・・・・」
「なっ、それは笹塚さん・・・・・・!」
「お返しは身体 d( ry・・・・・・!」
とっさに筑紫は、ヒグチの口を塞いだ
(ヒグチ、声が高い!笹塚さんの、そして我々の真の狙いを桂木探偵が知ったらどうする!)
(筑紫さんだって、声出してたじゃないか!)
「えー、そんなんじゃ面白くないですよ!」弥子は言った「私、罰ゲームやります」
右手をヒグチの口から取り、筑紫は弥子に念を押した
「・・・・・・どんな命令でも、聞きますか?」
「はい」
ごくり・・・・・・、筑紫の喉を重いツバが通り過ぎる
162東一局、起親は桂木弥子:2006/08/27(日) 22:06:55 ID:jZQM/IIn
「では勝負は半荘五回戦の総合得点で決める。弥子ちゃん、本当にいいのか?」
「はい、お願いします!」

「うん、中々いい手」
やがて3巡目、彼女は上家の筑紫から出た2ソーをチーした。
(いい手発言と3巡目に2・3・4ソーの両面チー、ホンイツか……?)
笹塚は弥子の捨て牌を一瞥する
(いや、ホンイツなら六ソーや東はあんなに早くは切らない。ドラの7ソーは場に二枚、あとは俺が使い切っているし・・・・・・
何だ、ただのタンヤオ三色じゃないか)

笹塚の手牌:BCDE45677四四五五六 ドラ:7

(単に自分の手役だけ考えるなら、3ピン切り。しかし弥子ちゃんは234の三色。なら・・・・・・)
笹塚は、6ピンを切った。
「こっちだ」
「うーん・・・・・・」
(んっ、当たったか・・・・・・しかし当たったとしても満貫はない)
「やっぱりアガっとこ。ロン!」
彼女は手牌を開いた。

弥子の手牌:EE中中發發發白白白 234

彼女は中と六ピンの対子待ち、役は「小三元」である
「満貫・・・・・・か」

「何だよ桂木、その手は中で大三・・・・・・」
そう言いつつヒグチは次の弥子のツモ山をめくって見て、絶句した。次のツモ牌が中だったのである。
(笹塚さんが3ピンを切っていれば、16000点オールでしたね・・・・・・)
筑紫が隣で囁いた
(アブねー・・・・・・恐ろしいツキだ)

(とにかく、この親は早く流すに限りますね・・・・・・)

筑紫の手牌:EF23345567三四五六七七 ドラ:D

弥「リーチ」
(なっ、まだ5巡目ですよ・・・・・・!)
筑紫は弥子の出した8ピンをチーした
(本来ならメンゼンでタンヤオ三色を狙う所ですが、彼女の場合一発ツモが怖いですからね)
そして2巡後、4ソーをツモし、五巡後に1000点をツモ和了した
「あー、いい手だったのに・・・・・・」
初心者はアガってもいないのに、手の内をさらすものである。彼女も例に漏れない

弥子の手牌:CCCD222345四五六

5,6ピンツモでリーチツモタンヤオドラ1‐2の手だ
(満貫引き了る所でしたか・・・・・・!)
163東一局、起親は桂木弥子2:2006/08/27(日) 22:11:43 ID:jZQM/IIn
(しかし大物手を逃した事は、彼女にとって痛いミス。それはもう失点と同じ事です
 このミスにより、彼女の手牌の質はガクンと・・・・・・)
弥「リーチ」
「・・・・・・下がってませんね。しかも三巡目リーチですか!・・・・・・くっ、鳴けない」
筑紫は三萬を切った
(ヒグチ、鳴けるなら鳴いてくれ・・・・・・!)
「だめだ、萬子持ってないんだよ俺・・・・・・」
ヒグチは5ピンを切った
「笹塚さん5ピンだ、鳴いて!」
ヒグチは筑紫のサポートに回った
「あー・・・・・・俺先ヅモしちゃったよ」
「な に や っ て ん だ よ」
「よし、筑紫2ソー鳴いてくれ!」
「駄目です・・・・・・鳴けません・・・・・・万事休すです」
弥子の手がツモ牌に伸びる
「あっ、一発ツモ!」
彼女が引いた牌は7ピンだった
(ばっ、場に2枚出ているペン7ピンすら一発で引き了っている・・・・・・!)
がちゃっと彼女は手牌を倒し、点数を勘定している

弥子の手牌:GH78999一二三七八九 ツモ:F ドラ:五

「リーチ一発ツモ純チャン三色!それで親だから・・・・・・」
「倍満、ですね・・・・・・」
「8000点オール・・・・・・」
164東三局〜オーラス:2006/08/27(日) 22:13:54 ID:jZQM/IIn
笹「きゅ、九萬・・・・・・」
弥「ロン、チャンタチートイ」

筑「リーチ・・・・・・!」
弥「ロン、メンホンイッツーイーペーコー!」

筐「桂木、通してくれ・・・・・・!6ソー」
弥「ロン、タンヤオ三色ドラドラ」

第一回戦は弥子の一人勝ちという結果となった。
「・・・・・・野球拳じゃなくて、良かったですね」
「ああ、・・・・・・それだけが救いだな」
「彼女の得点は+58、・・・・・・ダントツだよ筑紫さん」
「そんな事は分かっている。次と次の局で引き摺り下ろさないと計画が台無しです
 もう既にラブホの予約はしているんですから」
「仕方がない、・・・・・・次からは本気を出すか・・・・・・」
165第二回戦、東一局 起親は筑紫:2006/08/27(日) 22:17:31 ID:jZQM/IIn
「・・・・・・」
7巡目、笹塚は次の手を聴牌した

笹塚の手牌:@@FGH345789七八 ドラ:@

上家のヒグチから九萬が出掛かったが、笹塚の手は静かにツモ山に手を伸ばす
彼は八萬をツモ切りした
「うーんと・・・・・・」
弥子は次のような手に三萬を持ってきた

弥子の手牌:ABCDFFF234二四六

当然の如く、彼女は六萬を切る
「リーチ」
「それだ、弥子ちゃん。ピンフドラ2・・・・・・3900点」
「あー、いい手だったのに・・・・・・!」
その点棒の受け渡しを筑紫は訝しげに見ていた
(何ですか、その待ちは・・・・・・、三色になるヒグチの九萬を見逃して、山越しの桂木探偵の六萬を・・・・・・まさか)
笹塚はポーカーフェイスで貰った点棒を箱にしまいこんだ
(『狙い打ち』ですね・・・・・・)
かつて裏のマージャン界を一陣の風が吹き抜けていた。彼は、麻雀において頼まれた相手を必ずラスにする事で有名であった
四人いる卓でただ一人を執拗に狙い、止めを刺す。「葬儀屋」笹塚・・・・・・彼の持っているあだ名の一つである
(ここで、こんなものを拝見する事になるとは・・・・・・)
ヒグチは、ヒューと口笛を吹いた
「流石笹塚さん、やるな・・・・・・。じゃあ俺も本気出そう・・・・・・笹塚さん、冷蔵庫にメロンソーダある?」
「ああ、・・・・・・あるけど」
「飲んでいい?」
「・・・・・・好きにしろ」
166東二局、親はヒグチ:2006/08/27(日) 22:19:34 ID:jZQM/IIn
ヒグチは次の手牌から2ソー、7ソーとツモッてきて、いずれもツモ切り。彼はちゅごごごっとメロンソーダを飲む

ヒグチの手牌(4巡目):457二三四四五六七發白白

(『オカルトシステム』・・・・・・発動!)
彼はこの手で7ソー、4ソーそして5ソーと切り捨てていったのだ
(オカルトシステム75、裏スジツモのリャンメンはデッドメンツ!)
そして12巡目までに彼は白をポンして、次の手を完成させた

ヒグチの手牌(12巡目): 二三四四五六中發發發 白白白
14巡目、弥子が中を切った
「ロン、ホンイツ小三元!」
ヒグチはちらっと笹塚を一瞥する
(オカルトシステム21、見逃されたヤツはツく!だよ、笹塚さん・・・・・・)
167東二局、親はヒグチ2:2006/08/27(日) 22:20:37 ID:jZQM/IIn
(笹塚さんもヒグチも本気を出している・・・・・・では私も)
「リーチ」
7巡目、筑紫はリーチした。早いリーチだったため、他の三人の手は尽く止まり、ベタオリせざるをえなかった
この局は流局した。筑紫を除く全員が「ノーテン」、筑紫はペン3ピン待ちで聴牌。役は何もない、ただのリーのみであった
(何だ、7巡目でそのリーチ・・・・・・)
(酷いな、筑紫さん。これじゃあ手を回した俺がバカ見たいじゃん)
次の局でも彼は同様に早いリーチをして、一人聴牌。今度は3,6ソーの両面待ちである
(これも、酷い。二萬がドラの五萬に変われば、345の三色もつくのに・・・・・・)
168東四局、親は弥子:2006/08/27(日) 22:23:14 ID:jZQM/IIn
(この局ですね・・・・・・)
筑紫は卓に牌を叩きつけた。粉塵が場に満ちる
「・・・・・・リーチ」
「ポン!」

ヒグチの手牌:ACEFFF234四五六發 ドラ:F

ヒグチは3ピンを鳴いて發を切り、聴牌
「ポン・・・・・・」
笹塚はそれを鳴いて、5ソーを切り、また聴牌

笹塚の手牌:12356789西西西 發發發

「チー」

弥子の手牌: 2466778999東東東

弥子はそれをカンチャンで鳴き、2ソーを切った
「ロン!」
筑紫のリーチは1,2ソー待ちであった。裏ドラは6ソーであった
「リーチ裏3、・・・・・・8000点です」

筑紫の手牌:CDE1345666三四五

(何だその手は・・・・・・、1ソー切ればタンヤオの他に三色もつく・・・・・・
 どうしてそんな待ちを・・・・・・)
笹塚ははっとした様子で弥子の晒した順子を見た
(まさか、あの弥子ちゃんの鳴き方・・・・・・あの子の余剰牌である2ソーを狙ったのか)
そう、これこそ、正確無比なヨミで尽く相手のタイトルを総なめにした雀界の鬼才・爆岡弾十郎
の編み出した伝説の打法・・・・・・『爆牌』である。しかもこの形式は・・・・・・
(ドミノ『爆牌』・・・・・・筑紫さん、いつの間にこんな高度な技を・・・・・・)
ヒグチは、背中に戦慄が走るのを感じた
169南一局〜オーラス:2006/08/27(日) 22:24:44 ID:jZQM/IIn
それから彼らの快進撃は続いた
弥「9ピン」
笹塚「ロン、トイトイ三連刻ドラ3」

弥「あーん、全然ツモれないー!」
筐「追っかけリーチ成功。リーチツモタンヤオ一盃口、ああ裏も乗ったから8000点だよ」
(オカルトシステム33、ツイてない親を見たら親っかぶりリーチ!)

弥「お願い、通して!リーチ・・・・・・」
筑「ロン。リーチ一発タンヤオチートイドラドラ」

二戦目において弥子は大きく一人沈みという結果になり、得点は−9にまで落ち込んだ
「流石に弥子ちゃんが少しかわいそうだな・・・・・・」
「仕方ありません、KATS会の未来のためです・・・・・」
「何だよ、それは・・・・・」
「K(桂木弥子を)A(愛欲の)T(大海に)S(誘う)会の略称です」
「いつの間にそんな略称を作ったんだ・・・・・・」
「だけどこれなら、残りの三戦、何とかいけそうだね」
170桂木弥子を巡る攻防2:2006/08/27(日) 22:28:18 ID:jZQM/IIn
「こんにちは」
その時、笹塚宅にまた新たな訪問者がやってきた。スーツ姿にスカーフという出で立ちのすらりとした長身の男性・・・・・・
「ネウロ!どうしてここに・・・・・・」
彼は(笹塚刑事の手前もあって)靴を脱ぎ、部屋の中に入ってくる
「先生のお母様にお電話致しました所、ここにいらしてるとか・・・・・・もう随分と探しましたよ」
「私、お母さんには何も・・・・・・!」
ネウロは彼女の傍に寄って、いきなり頭を鷲掴みにして、耳元で囁いた
(我輩の頭脳にとって、豆腐のような脳しか持たない貴様の場所を探すなど、造作もない事だ。それよりヤコ、貴様
我輩がメールで呼び出したのに何故来ない?下僕の分際で、主人の呼びかけを無視してどうしてこんな所にいる?)
「痛たたたた・・・・・・っ」
実は弥子がここに来たのは、笹塚に勉強を教えてもらうためと同時に、ネウロから少し離れたかったという理由がある
何故なら土曜日の午後は事務所で密戯れを行なう事になっているのだ。「なっている」というより、魔人が勝手に決めた事で
弥子に拒否権はない。彼は半日飽くまで彼女の肉体を弄ぶのである
「勘弁してよぉ・・・・・・一度ヤり始めると中々帰らせてくれないんだから・・・・・・」
「何を言う・・・・・・貴様の貧相な肉体の事も考慮して、『一日9回』を上限としている我輩の身にもなれ」
これが休日2日続くのである。最初は遊び程度であったが、次第にネウロの方が本気になってきて
今のように習慣となってしまったのだ
(一日に9回も挿入されまくる私の身にもなってみなさいよっ・・・・・・!)
そう言いたい所だが、状況の悪化を恐れ、彼女は黙っていた
「とにかくだめ、だめ!今は遊びの途中だから勝手に抜けられないの!」
「ほお、麻雀ですか・・・・・・笹塚さん、どのぐらい続けなさるおつもりですか?」
「そうだな・・・・・・五回戦で終わりにするつもりだけど・・・・・・」
「では」ネウロが言った「私が1回先生の代わりに打ち、私が皆さんに勝てば先生を
連れて行ってよろしいでしょうか?」
「いいけど・・・・・・、ただしトップを取らない限り返せないな」
「どのくらいですか?」
条件を出そうとした笹塚の隣から、ヒグチが顔を出す
(笹塚さん、あの助手さん只者じゃないから思いっきり吹っ掛けようよ)
「・・・・・・。それじゃあ・・・・・・+120取ったら、帰っていいよ」
コレはひどい。トータルポイント並みである。一回でとても行けるとは思えない点数だ
「分かりました」ネウロは下を向いて牙を出し、言った「では先生そこをどいて下さい」
(ネウロ、私さっき負けちゃってさ・・・・・・結構強いよ、皆)
(問題ない、我輩は魔界の謎を解きつくした男だぞ)
(何の関係が・・・・・・大人しく五回線まで終わるのを待てばいいじゃない)
(これ以上我輩を待たせると、我輩の子種の温度が100度近くに上がるが良いのか?)
(!・・・・・・必ず、勝ってねっ!お願いだからっ!)
(フハハハハハ、まあ、見ていろ)
171第三回戦、東一局、起親はヒグチ:2006/08/27(日) 22:30:38 ID:jZQM/IIn
ヒグチの手牌:CD46三四四五五六七七八 ドラ:四

(よーし、カン5ソーか3,6ピンが来たら聴牌だ。とりあえず先制パンチを食らわしておこう・・・・・・)
「ふーん・・・・・・」
ネウロは例の魔人の目つきでヒグチを見た
「ここら辺が・・・・・・狙われそうですね」
ネウロがそう言って次に打ったのは、5ソーであった。一瞬、彼はピクッと動きそうになったが堪えた
(ははーん、ハッパをかけてるな。しかしそんな安い手には乗らないぞ・・・・・・)
次巡、彼は6ピンを掴み、八萬を切って聴牌した
(くっ、こっちか・・・・・・でも奴は5ソーをツモれば切るしかない)
その時、ネウロの手が滑り、ツモ山が崩れた。ネウロのツモ牌は5ソーである
(それ見ろ、親満だ・・・・・・!)
「おやおや、・・・・・・ツモのようですね」
ネウロは手を晒した

ネウロの手牌:DEF67二二二三四五六七 ツモ:5

「満貫です。2000、4000」
(何だよ、さっきのでツモってたじゃないか・・・・・・!くそっ、俺の手を読んでワザと馬鹿にしたなっ・・・・・・)
172東二局、親は筑紫:2006/08/27(日) 22:34:59 ID:jZQM/IIn
(桂木探偵とは別の意味で要注意ですね・・・・・・食えない人物です)

筑紫の手牌:44455677899白白白 ドラ:C

(待ちだけなら、5,8及び3,6ソーの4面待ちの9ソー切りですが・・・・・・助手さん狙いでは・・・・・・こちらです)
「リーチ」
彼は5ソーを切ってリーチをかけた
「なるほど、・・・・・・では」
ネウロはツモ牌に手を伸ばした
筑(おそらく6,8,9ソーのどれかが浮いているはずです)

ネウロの手牌:CC688二三四五六七八九 ツモ:一

ネウロは筑紫の捨て牌を見た。恐ろしい事に、彼の捨て牌は1,2,3,7ソーが捨ててあり、全体的に索子が安く見える
まさかメンホンをテンパっているとは夢にも思うまい。ネウロは6ソー辺りをコンコンと指で突いて、ニヤリに笑った
そして何食わぬ顔で4ピンを捨てたのである
(ドラだぞ、それ!)
(リーチ直後に無スジのドラ打ちだと・・・・・・!)
ヒグチ、笹塚は二の句が告げない
そして4巡後、
「これは・・・・・・ツモですね」
ネウロが勝利した

ネウロの手牌: 6888一二三四五六七八九 ツモ:7

「5200、・・・・・・という所でしょうか?」
(ドラを捨ててまで、私の当たり牌を止めた・・・・・・?)
筑紫は額に汗を浮かべた
173南一局、親はネウロ:2006/08/27(日) 22:36:39 ID:jZQM/IIn
笹塚の手牌(1巡目):@BFH135五六八八發白 ドラ:八

ネウロが2ソーを捨ててきた
「・・・・・・チー」
彼は5ソーを捨てた。視線を上げるとネウロが意地の悪い笑みを浮かべている
「大丈夫ですか?そのような鳴きで・・・・・・」
「・・・・・・。あんたは、自分の手の心配をしていた方がいい・・・・・・」
「そうですか・・・・・・では」
彼は八萬を捨てた
「次に欲しいのはこれでしょう?」
「!・・・・・・ポン」
そして12巡目、・・・・・・笹塚は聴牌した

笹塚の手牌(12巡目):@AB發發白白 八八八 234

(どうだ・・・・・・、この滅茶苦茶な手順でも読めるというのか?あんたは・・・・・・)
「リーチ」
彼は次に3ソーをツモッてきた。裏スジであり、最も危険な牌の一つだ
(しかし、・・・・・・他に捨てるものは)
ネウロは蔑むような目で笹塚を見た
「笹塚さん、苦しそうですね」
「・・・・・・。そうか・・・・・・?」
「では、ヒントを出しましょう」
彼は端の4牌を崩した。白と發がそれぞれ二つずつ見える

ネウロの手牌:■■■■■■■■■發發白白

筑紫は驚愕した。相手を欺くために作った自分の手を完全に読まれている
筑紫は意気消沈して4ピンの筋である1ピンを落として降りた
場には2ピンが全て切られている。・・・・・・ところが、
「ロンです、笹塚さん」
笹塚はネウロの手牌を見た

ネウロの手牌:@CCDDFFGG發發白白 ドラ:C

「リーチメンホンチ―トイドラドラ、・・・・・・24000点です」
174南二局〜オーラス:2006/08/27(日) 22:38:47 ID:jZQM/IIn
ネ「ロン。メンタンピン裏1」
ネ「ロン。ダブ南ホンロー小三元」
ネ「ロン。チンイツピンフイッツーイーペーコードラドラ」
175桂木弥子を巡る攻防 終局:2006/08/27(日) 22:41:21 ID:jZQM/IIn
結果は、ネウロが+125と一人勝ちの結果に終わった。途中数え役満と八連荘があったために、こうなった
「では、約束どおり、先生は貰っていきますね」
ネウロは卓に沈む三人を振りかえらずに、弥子を小脇に抱えて帰っていった
筐「スー・・・・・・」
笹「パー・・・・・・」
筑「ズガー・・・・・・ン」
その時ネウロ達と入れ替えに石垣が帰ってきたが、三人はショックで
隣町まで買出しに行っていた彼の存在をしばらく認識できなかった・・・・・・
176名無しさん@ピンキー:2006/08/27(日) 22:44:02 ID:jZQM/IIn
以上です。ゴメンネ、兄貴アカギ全く読んでないからゴメンネ
代わりに別の麻雀作品をパロって作ったけど元ネタ全部分かる?
177名無しさん@ピンキー:2006/08/27(日) 22:46:58 ID:jZQM/IIn
あー、ごめん173の笹塚の晒し牌が一部間違ってる orz
ほかにもあるかもしれん・・・・・・
178名無しさん@ピンキー:2006/08/27(日) 23:27:04 ID:jZQM/IIn
しまった!173、笹塚が途中で筑紫になってる・・・・・・
も う だ め ぽ
179名無しさん@ピンキー:2006/08/27(日) 23:43:19 ID:bKNTRiav
むしろjZQM/IInに萌えた件
GJwww
180名無しさん@ピンキー:2006/08/27(日) 23:48:32 ID:ADq5tqKH
GJGJGJGJ!!!!!!
つーか何なんだこの投下ラッシュ!
2日来てない間に、スレに何が起きたんだ……

麻雀ネタ良かったです
随所で吹いたwww
181名無しさん@ピンキー:2006/08/28(月) 00:08:06 ID:mAlR1/nk
麻雀よく知らないけど何かスゴイ空気が伝わったよw GJ!
182名無しさん@ピンキー:2006/08/28(月) 00:21:24 ID:w1bWLdvo
>179-181
ありがとう・・・!こんなMUSASHI並に突っ込み所のある作品にGJしてくれて・・・
でも・・・こう↓なんだ・・・

・163「東一局、起親は桂木弥子2」←弥子の親は流れたのに、弥子が親倍満を和了っている
・168「東四局、親は弥子」←ヒグチが「ポン」と発声しているのに「チー」している

何だかオラ、すっげー死にたくなってきたぞ!
183名無しさん@ピンキー:2006/08/28(月) 01:27:00 ID:kF7eC0k2
麻雀全然わからないけど、雰囲気充分楽しめたよ
秘めた実力派3人相手でも最期は余裕でかっさらってく魔人様ナイス!

つーかあまりの神ラッシュに涙と興奮でスレが読めません…
すべての神にGJ!!!
184名無しさん@ピンキー:2006/08/28(月) 01:38:52 ID:GCz9m6Zi
>>182
いえいえ、麻雀解らんでも楽しめました!GJ!!

全てのネ申様方GJです!!
本当、このスレは素晴らしい!!
185名無しさん@ピンキー:2006/08/28(月) 01:41:12 ID:x7KE0vGq
皆さん、たまには吾代のことも思い出してあげてください。
186願望 1:2006/08/28(月) 02:33:35 ID:9sKUvDq2
日付が変わってからひとっ走り、ジャンプを買いに行ってきた。
エロい、エロいよ江崎。
そんな訳で勢いに任せて書いてみた。

遊ぶのは大好き。
子供だったら当然誰でもそう。
特に大好きな遊びだったら、時を忘れていつまででも夢中で耽ってしまっても
いい。だって楽しいから。
好きなことに夢中になっている時は、脳内にドーパミンが分泌されるのだと大
人になってから知った。それさえ脳内に満ちていれば、いつまでも楽しんでい
られる。
春川に傾倒する余り、HALに支配された江崎志帆は確実にそうなれる自分
だけの遊びをやっと見つけたのだ。その手段が悪でも罪でもどうでもいい。
楽しいなら、全部関係なかった。

目の前に現れた男に、江崎はにっこりと微笑んだ。
あのウザい女子高生探偵の助手と称する男。
これから起こる楽しいことの予感が脳内に満ちている。嬉しい、楽しい。早くそ
れをしたい。もう待ちきれなかった。
だが、今はとりあえずのスフィンクスの番人として、ドアの前に佇んでいる。
「…ようこそネウロ」
朝永が先刻倒されたのは外の気配によって知らされていた。それによって、
目の前の男がどうやら人間ではないらしいことも承知している。だが、江崎に
はもちろんそんなこと、どうでもいいし確実な勝算があった。だからこそ余裕を
見せつける為にドレスアップして出迎えてやった。
ああ、早く殺したい。
この男を殺すのは私一人で充分。早く殺して死体で砂場遊びがしたい。春川
の死体でもそうしたように、まだ生温かい肉の裂傷に思いきり手を差し入れて
みたい。
その法悦の場面を考えただけで体中が甘く痺れた。
187願望 2:2006/08/28(月) 02:34:43 ID:9sKUvDq2
「…ふん」
限界まで高まっている江崎の熱を嘲笑うように、男はあくまで冷たい表情の
まま近付いてきた。相手の思惑など別に考慮にも入れる必要はない。だって、
もう殺すから。
「…ねえ、この崇高さ、あなたに分かる?」
「くだらないことだ」
「そうかしら」
「御託など、どうとでも並べられる」
男の眼差しが更に冷たく尖った気がした。途端に、穴だらけにして打ち捨てた
人形からおぞましい触手がうぞうぞと無数に飛び出してきて、薄気味悪く這
いずり回る。
「…何?」
どちらかといえば爬虫類の感触に似て、冷たくしっとりと濡れた触手はするす
ると江崎の足元から手足へと絡みついてきた。こんなのは予想外だった。有
り得ない、気持ちが悪い。だから現実のことではない。
あっさりと逃避しかけた江崎の意識は、残酷に引き戻された。触手の表面が
鋭い棘を突き出して絡みつく箇所をことごとく刺したからだ。
「あぅ…痛い…」
ぎりっと手足に刺さる凶器の棘が、次第により鋭く、より長くなってきているよ
うだった。傷口からぽたぽたと血が流れ出ている。
「痛いってばっ…」
本当に痛い、そして不快だった。こんなことは全く予想外だったし、絶対に自
分の未来にとって設定されてはいない事実だった。
つまりは、異分子。
この男も、この事実も全部本当はなかったこと。
自分の運命にもこれっぽっちも関わってはこなかった筈の存在。
なのに、何かが違ったことでこんな目に遭っている。
一体、何が間違った?
江崎には本当に分からなかった。その先天的な、そして致命的な狭量によっ
て自分がその運命を引き寄せてしまったことを、決して認めようとはしなかっ
た。
188願望 3:2006/08/28(月) 02:35:34 ID:9sKUvDq2
「ぅあっ…」
じわじわと触手の棘によって傷つき、苛まれていく江崎を無表情で見下ろしな
がら、男は冷たい言葉を吐いた。
「貫通願望、と言ったな。片腹痛い話だ。それを望むのなら真逆もこの際体感
するがいい」
にやり、と男の口元が笑んだ。
「何をっ…!」
訳も分からず叫ぶ声を封じるように、触手はしゅるっと口の中へも入り込んで
きた。そしてやはり好き放題にうねっては鋭い棘で舌や口腔内を傷つけていく。
「が…ぁ…ぁ…」
もう、言葉すら発することも出来なかった。地獄のようだ。
「…どうだ、悪くないだろう。これも同じようなものだ」
江崎の醜態を見下ろして、男はせせら笑った。
ひとしきり暴れまわってから、ずるっと口の中を犯していた触手が出ていく。途
端に呼吸が楽になって、はあはあと息継ぎをした。
「バカなこと…」
「ほう、その浅ましい願望を叶えてやっただけだというのに随分だな」
「誰がそんな」
「くだらない御託はいらん」
男の片眉が不快そうにわずかに上がった。それが合図のように触手は閉じら
れていた江崎の足を強引に開いていく。
「あ…嫌、いやだっ…」
誰にもこんなことしたことない、と瞬間に頬が染まった。することがあったとした
ら、そう、憧れ続けた春川の前でこうしたかった。まるで見せつけるように男の
目前に大きく足を開いて、ショーツに包まれた陰部を曝け出すなんて思っても
いない。
「嫌、嫌っ…」
「嘘をつくな。自らが貫かれることも考慮に入れない筈がなかろう」
「違う、そんなことはっ…」
189願望 4:2006/08/28(月) 02:36:25 ID:9sKUvDq2
江崎と目の前の男の精神的な温度差はまるっきり正反対のようだ。
こちらが慌てれば慌てるほど、異様に落ち着き払う。
ぎりぎりまでも苛まれる江崎を見下ろして空々しい笑いを浮かべながら、男は
残酷なことを告げた。
「…では、その願望を叶えてやろう。喜べ」
「……いやあ!!」
触手に戒められている江崎は逃げることも出来ない。落ち着き払った男はズ
ボンの中から醜く怒張したものを引き摺り出して、見せつけるように目の前に
かざした。
「くだらない貫通願望を満たしてやる。このままいくから覚悟するんだな」
「え?…」
思わず目を見張った。そんなことが有り得る筈がない。まさか自分が、こんな
どこの馬の骨とも知れない男に犯されるなんて。
信じられなかった。
「いや、嫌っ…助けてぇっ…!HAL!!」
そんな声にも構わず、ずぶ、と張り詰めた肉棒が江崎の秘められた中心を貫
いていった。濡らしも慣らしもしない部分を強引に広げられる刺激は思った以
上に苦痛で、このまま殺されてしまうのではと思ったほどだ。
「ぅあ、あ…」
残酷に突き上げる凶器に擦られながら、江崎は喘ぐように言葉を継いだ。
「こ、んなこと…っ、あなたの上司の桂木弥子にも、してるのっ…?」
ふん、と間近で笑う気配がした。
「答える義理もないな」
その返事を知覚するや次第に視界が遠のいていく。あまりの苦痛と恐怖にき
っとこのまま意識は途切れるに違いない。次第に暗くなる意識の端で、自ら
が手にかけた春川の面影がぼうっと現れた。
「…ああ!」
茫洋としている意識が引き戻される。
「教授、春川教授っ!」
もう、江崎には何が正常で何が間違っているのか完全に分からなくなってい
た。そのまま闇に溶け込むようにブラックアウトしてしまう。
190願望 5:2006/08/28(月) 02:36:55 ID:9sKUvDq2
ネウロ。
幻聴か。
ネウロ。
おしなべて女というものはくだらない願望を隠している。
それを満たしてやっているのだから、感謝されてしかるべきもの。
魔人として生まれた男はそう思っていた。もとより相手に対して配慮する気も
ない。
まあ、それでもいい暇潰しにはなったと、ゴミのように床に倒れ伏した女を見
遣った。先程からしきりに感じる貧弱な女の声をも振り切って、ドアの向こうに
向かう為に。



191名無しさん@ピンキー:2006/08/28(月) 09:42:31 ID:vP/IfR4/
何だこの不意打ち…!
GJGJ!
江崎さんエロいよ江崎さん
それにしても…ネウロにはレイープが似合うなぁ
192名無しさん@ピンキー:2006/08/28(月) 10:27:30 ID:qJCHVLzl
GJです!!11!!!1!
193名無しさん@ピンキー:2006/08/28(月) 11:04:37 ID:ykmEFiJ5
GJ!!!!
194番組の途中ですが名無しです:2006/08/28(月) 14:41:58 ID:gC6G7y5v
本誌はほんとエロいなぁ(*´д`)
もう狙ってないとは言い訳できんな、松井!
195名無しさん@ピンキー:2006/08/28(月) 18:07:34 ID:IbsVYklL
何が凄いって早売りしてるの手に入れて読んで即効執筆する迅速さだよ。
あんた人間じゃないよ。無論いい意味で。つまりGJ!
196名無しさん@ピンキー:2006/08/28(月) 20:50:50 ID:4wJYjoy1
GJじゃあああああああああ
何この神スレハァハァする
197名無しさん@ピンキー:2006/08/28(月) 22:05:59 ID:qrkl7ZrU
初めてここ来たんだけど、
ここ神だらけですごいな
個人的に筑ヤコが壮絶に萌えましたありがとうございます。
また読みたいなー…と呟いてみる。

読むだけじゃなくて久々に書きたとも思うが、
パソの電源が逝っちゃってる罠
198名無しさん@ピンキー:2006/08/28(月) 22:11:38 ID:DZDRkm0q
>>197
パソが復帰するまで手書きして推敲エンドレス
199名無しさん@ピンキー:2006/08/28(月) 22:13:12 ID:w1bWLdvo
>>197
ケータイから書き込むという手もあるよ!
200名無しさん@ピンキー:2006/08/28(月) 22:14:12 ID:0UCbPhkL
GJGJ!!!
今週の本誌やっと読んできたけど、江崎さんいいなあ江崎さん…
なんか春川教授×江崎さんも読みたくなってきた
201名無しさん@ピンキー:2006/08/28(月) 22:27:01 ID:IA0w2Lcw
>>186
GJGJGJ!緊迫感がたまらないよ!

そこで・・頑張って春川×江崎を書いてみた・・
202197:2006/08/28(月) 22:28:04 ID:qrkl7ZrU
取り敢えず明日にアテが帰ってくるから、
今晩は下書きでも書くよ!
コミック未収録キャラはわからないんだが、
それで希望か何かあれば教えて頂ければ参考にします
携帯で書くのは、普段携帯つかわないから正直つらいな
203名無しさん@ピンキー:2006/08/28(月) 22:29:14 ID:w1bWLdvo
>201と>202に 期 待
204春川×江崎1:2006/08/28(月) 22:29:34 ID:IA0w2Lcw
心臓めが〜け〜に〜がさない〜♪
パッと狙いう〜ち〜♪・・・・・
『うっはwホント懐メロ好きだな・・江崎・・お前いくつよ?』
『うるさいなあ・・お父さんがヒット全集持ってるの』
・・・世界一の男だけこの手に触れてもかまわない・・・
彼女の名前は江崎志帆。普通の恋する女子大生だ。
想い人は彼女と同じ大学で教鞭を取る教授・春川英輔・・壮大な脳の研究をしていた。
何処か浮世離れした怪しい雰囲気を持つ中年男だが意外にも女生徒に人気があるようだ。
仲間とカラオケで盛り上がっている中、水をさす様に江崎の携帯が鳴る。
『あっ教授・・・・はい・・わかりました。すぐ行きます。』
『おいおい・・・教授から呼び出しかよ・・やるね〜』
『うん・・・ごめんね』
『江崎は春川教授に気に入られてるからな〜』


『教授・・・データの整理終わりましたよ』
『有難う・・・早いな』
・・・・・・カタカタカタ・・・静かな研究室でキーボードを叩く音だけが響く。
ワイシャツの広い背中とキーボード叩く長い指を眺めながら江崎は妙な気分になった。
教授と二人きり・・江崎は春川の背後から忍び寄り、振り向いた彼の唇を奪う。

『君みたいな若い女にこんな事をされるのは久しぶりだ』
『嬉しい・・でも本当は何人か迫られてるんじゃないですか?』
『・・・さあな』
『やっぱり淡白なのね』
『それは相手による』
そう言うと春川は江崎を大きなデスクに押し倒し、唇を塞いだ。
強引に舌をねじ込み、歯列の裏や口腔の粘膜を攻め立てる。
205春川×江崎2:2006/08/28(月) 22:31:13 ID:IA0w2Lcw
『・・・んっ・・ふ・・』
そのまま両手で彼女の羽織物を剥ぎ、ワンピースの肩紐を下ろしていく。
『人間の性反応には段階があってね・・・・』
そう言いながら春川はブラのホックを外し、ずらす。
『ふふ・・こんな時まで教授っぽいんですね・・ああ・・』
鎖骨の辺りに口付けしながら両手で双方の膨らみを撫で回す。
『・・第一段階・・興奮期か・・ここでしっかりと前戯を行わないと相手に苦痛を与えてしまう・・』
講義の様に語りながら春川はすっかり固くなった胸の頂を口に含み転がした。
『・・・あっ・・・やっ・・教授・・』
江崎の唇から甘い吐息が漏れる。
淡白そうに見えてもやはり女の扱いには慣れているのであろう。
『・・やあっ・・』
脳に刺激の信号が送られる瞬間さえ緻密に計算されている様に
わき腹や背筋、身体中まんべんなく撫でる指先にぬかりはなかった。
ふと江崎が春川の胸元へ手を伸ばしてくる。
『・・・あっ・・教授・・凄い・・ドクドクしてますよ・・』
『私も多少は興奮しているのかもな・・』
顔こそ冷静で無表情だが自分との行為で春川の鼓動が早くなっている・・・
心臓が・・欲しくてたまらないこの心臓が・・・江崎は喜びと快感の中で打ち震えた。
こうして徐々に胸元にあった春川の舌が下方に向かって行く。
ついに一番敏感な部分を刺激してもらえるのかと江崎は期待する。
・・がしかしその期待はあっさり裏切られた。少し手前で舌は留まる。
丁度、臍のあたりを焦らす様に舐めまわした後に窪みに侵入する。
『・・・ああっ・・いやっ・・くすぐったい・・なんでそこ・・もっと・・下にっ・・』
『・・性器に届きそうで届かない感じがなんだか焦れったいだろう?
 脳で快楽物質がどんどん溢れるのを感じないか?・・江崎君・・』
数式のように機械的ではない・・これが脳を熟知した男の性戯・・
『・・ああ・・やっぱり貴方は素敵・・世界一・・素敵・・』
『世界一?・・面白い事を言うな・・君は』
世界一・・それは1の世界かそれとも1と0の世界か。
206春川×江崎3:2006/08/28(月) 22:32:33 ID:IA0w2Lcw
江崎の頬は紅潮し、瞳も潤み肌も赤く染まってきた。
『・・大分潤ってきたな・・第二段階か・・粘膜が充血しきってる』
春川は状態を確かめるように敏感な部分に指を這わせる。
『・・そんなに・・音・・たてないで・・恥ずかしい・・ああっ・・』
充分に指で慣らした後に春川はファスナーを下ろし、すっかり張り詰めた物を取り出す。
『・・そろそろだな』
『・・はい・・教授の・・ください・・早く・・』
我慢できないとばかりに急かす教え子の脚を開き、一気に侵入する。
『んっ・・ああっ・・・教授・・すごい・・』
『江崎君・・君はエクスタシーがフランスでどういう意味か知っているか?』
『・・は・・ああん・・知りませ・・ん』
『小さな死だよ・・快楽の絶頂の中で一瞬我を忘れ、短い死が訪れる・・』
『・・あ・・なんだかロマンチックですね・・ん・・』
『ロマンチックか・・やはり君は面白いな・・』
膣壁が激しく収縮し、ぎゅうぎゅうに締め付けているのが分かる。
『・・・最終段階か・・そろそろ動くとするか』
『・・ああっ・・教授・・教授・・早く来てっ・・ください』
激しく出し入れを繰り返される快楽の中、江崎の脳裏にある光景が浮かぶ。
・・・昔、彼女がよく遊んだ公園の砂場・・トンネルを作るのが大好きだった。
『・・ああああっ・・教授・・いいっ・・気持ち・・いいで・・す・・』
トンネルが貫通するようなこの感じ・・これだ。
女は貫かれる・・その快感は男の数倍だという。
だが貫く男の方はその瞬間どうな気分なのだろう?その快感と相手への支配欲が満たされ
結果、女の快楽を上回るのではないだろうか。
『江崎君・・君は本当に素晴らしい教え子だ・・』
揺さぶるようなピストン運動が続く・・春川の額にも汗が滲む。
『んっ・・あああああっ・・壊れちゃいそ・・う・・』
・・貫通するトンネル・・違う・・そうじゃない・・支配されたいんじゃない・・支配したい。
貫かれたいんじゃない・・そんなことぼんやり思った瞬間、今までに無い快楽の波に江崎は襲われる。
頭の中が真っ白になり果てた。それは文字通り小さな死だった。


207春川×江崎4:2006/08/28(月) 22:33:46 ID:IA0w2Lcw
全てが終わった後、二人は着衣の乱れを直していた。
江崎は憧れの教授と一つになった余韻に浸りながら話しかける。

『・・・教授・・お慕いしています。・・・もっと側に居たい・・・』
『・・江崎君・・君は美しくて優秀だ・・気に入っている。・・だが私の頭の中には
 研究の事しか無い・・それに女とそういった関係になるのは煩わしい・・』
さっきまでの熱い時間が嘘だったかのような冷めた言葉が投げかけられた。
『・・ふふ・・そうおっしゃると思っていました・・』
そう言って江崎は力ない笑みを向けた。
『わかっているなら止めたまえ』
江崎は俯いたまま、呟いていた。
《・・・それでも貴方の心が欲しい・・絶対射止めて見せるわ・・そう明日・・絶対に・・》
・・心臓めがけ逃がさない・・


翌日、射止めた愛しい男の遺体の側で女は満足げな笑みを浮かべていた。
男の上半身を起こし、胸を覗き込む。
『素敵よ・・教授・・貴方の胸から向こうの景色が見えるわ・・』
万華鏡を覗く少女の様に江崎は無邪気に微笑む。
『・・でもごめんなさい・・やっぱり・・』
江崎は虚ろな目でふらふらと立ち上がり、鼻歌交じりで大きなコンピューターに近づく。
『世界一のー男だけー♪この手にふれてもかまわないー♪ふふふ』
(よくやったな)
『やっぱり・・貴方のほうがもっと素敵・・HAL・・』
1と0の世界の男には触れられない。

208名無しさん@ピンキー:2006/08/28(月) 22:38:28 ID:IA0w2Lcw
以上で投下完了です。
あの・・懐メロ知らない人いたらすまんな・・いや自分も
全然懐メロ世代じゃないけどさ・・知ってる人も
なんでリ○ダやねん!感じだな。
長編難しいな・・改めてこのスレの神達はすごいね。
次はまたネタ系で突っ走るよ。
209名無しさん@ピンキー:2006/08/28(月) 22:47:46 ID:DdEjfsPJ
GJ!!
210名無しさん@ピンキー:2006/08/28(月) 22:53:56 ID:VsBUnREv
千早振る神々が住まう高天原はここですか?
211名無しさん@ピンキー:2006/08/28(月) 22:56:52 ID:S7EH/SVE
初めて北が、ネ申の多さと雰囲気にびっくり。そして、悶えたよGJ!

そういや今週の笹島と弥子の病室に2人っきりな展開にドキドキしてたのは漏れだけだろうか?
212名無しさん@ピンキー:2006/08/28(月) 23:04:16 ID:W+xxjWqt
超GJ!!!
213名無しさん@ピンキー:2006/08/28(月) 23:19:03 ID:Q7UVLpt+
GJGJ!!
なんか小さな死とかに感動したよ

>>211
貴方だけじゃありませんよ
興奮しすぎてコンビニでニヤけた
でも笹島じゃない!笹塚だよ
おしいっ!だが違うっ
214名無しさん@ピンキー:2006/08/28(月) 23:28:05 ID:UlZ3yyvq
食い物をエサにヤコを釣る笹塚。漏れも萌えますた。
215名無しさん@ピンキー:2006/08/28(月) 23:33:47 ID:w1bWLdvo
>>208
GJ!!!
懐メロ歌う江崎さんがまた、新鮮でいい!
216名無しさん@ピンキー:2006/08/29(火) 00:00:06 ID:wZTrPT7h
ネタとしてもエロとしてもGOD!!!
このスレは神ばかりで凄いよホント
217名無しさん@ピンキー:2006/08/29(火) 00:10:17 ID:+IXbuHNt
ちはやぶる 神代もきかず ネウロスレ

神SSが 舞い降りるとは

在原業平朝臣

歌意:
(不思議な事が多かったという)神代の昔でも聞いた事がない。
ネウロスレで次々と神SSが投下されているという事は。
218名無しさん@ピンキー:2006/08/29(火) 00:11:14 ID:9eoEsG4+
ご新規さんが二人…やっぱ今週異様にエロかったからかな?
自分も今週の病室ネタでの笹弥子きぼん!
弥子落ち込んでるみたいだから甘めのやつがいいな、なーんて…
219名無しさん@ピンキー:2006/08/29(火) 00:14:25 ID:wZTrPT7h
>>217
ちはやぶる神代もきかず竜田川 だっけ?
つうか在原業平www
220名無しさん@ピンキー:2006/08/29(火) 00:50:19 ID:HLK2A0Qx
もはやネウロスレ自体が神々しい光を放ち始めたな…
221名無しさん@ピンキー:2006/08/29(火) 02:38:27 ID:T6SNMHx7
ダレモイナイ…ネタトウカスルナライマノウチ…

江崎とか、病室の笹ヤコとか、今週はもっともな萌えシチュがあったというのに、俺の
萌えツボは検死大福の『凶器のマメを探しだせ!!』だったんだ。
ことごとくズレてるよ。

「やっ、離して、離してったらネウロ!」
「黙れ、フナムシ」
笹塚の病室からどっさりと抱えきれないほどの見舞い品をもらってきた弥子は、事務
所で待ち構えていたネウロにがっちりと捕まってしまった。
今日はこれからあれとこれを食べて…とうきうき気分だったのが一気に吹き飛んでし
まう。ヤバい、勝手に行動したのを咎められるのか。そう解釈して一発ぐらいは頭を
小突かれることを覚悟する。
なのに、ネウロの行動は予想外なものだった。
「貴様などものの役にも立たないが、単独行動をした罰は受けてもらおうか」
弥子がいない間に二つ目のスフィンクスを一人で破壊したのだろうか。やや疲れて
いるようでもある。
「だからそれは謝るって…あ、ちょっと!」
「ふむ、『凶器のマメを探しだせ!!』か」
パニクっている弥子とは別に、ネウロは山ほどある見舞い品の中からまだ何個か中
身が残っている大福の箱を目ざとく見つけてしまったらしい。包装紙に印刷されてい
るフレーズを何度も反芻している。
「貴様は一人でいい思いをしていたようだな」
「あ、それはその…笹塚さんがくれるって言ったんだもん」
「その役得、我輩も得てしかるべきだと思わんのか?」
「はあ?」
222名無しさん@ピンキー:2006/08/29(火) 02:53:17 ID:T6SNMHx7
一体何を言っているのか訳が分からなかった。が、ネウロは弥子が逃げられないよ
うにしっかりと後ろ抱きにしてソファーにどっかりと座る。
ヤバい、こいつは絶対このままするつもりだ。
これまでの経験値が危険信号に変化しているのだが、時既に遅し。
「あんっ、やだったら」
「大人しくしろ、ヤコ」
邪魔なスカートもパンツも無視して、手袋をはめた手が一番敏感な場所をするっと
撫でる。
「あんっ」
いつも以上にストレートなやり方に、思わず弥子は感じてしまっていた。それを間近
にして、ネウロはわざといやらしいことを言う。
「淫乱め」
「やだ、違うってば…」
「じゃあ、どうしてここがこんなに膨らんでる?」
「ひゃんっ!」
弥子にとっては一番弱い部分、クリトリスを手袋の指がつまんでくりくりと刺激して
いた。こんなことをされたらもう我慢出来ない。
「ああん、ダメえっ…」
ひどく甘い声を漏らして、唐突に弥子はイってしまった。けれど、まだ開放はされな
かった。これはただの前座みたいなもの。本番はこれからネウロの気まぐれのまま
にじっくりと続くのだろう。
せっかくすぐに食べたいものがたくさんあったのに、今日は全部我慢しなきゃいけな
いみたいだった。
弥子にとっては、それが何よりの不幸だった。



ごめん。
これで終わりだ。勢いで書いてみたものの燃え尽きた。
223名無しさん@ピンキー:2006/08/29(火) 09:05:00 ID:4EYLXObr
>>221
GJ!!!
なるほど……言われてみれば、確かにあのフレーズはエロいw
224名無しさん@ピンキー:2006/08/29(火) 10:53:19 ID:NkT2DWba
最近えらくテカテカですねこのスレ
225名無しさん@ピンキー:2006/08/29(火) 20:08:27 ID:WJn0vrtc
>>221
ワロスwwwGJ!!!
そっちのマメかい!あんたにゃ脱帽だぜ。
226名無しさん@ピンキー:2006/08/29(火) 23:31:27 ID:ceEoq45l
はじめまして。江崎さんに触発されて物書き中だけど、やっぱエロパロだから
エロ入れないとだめだよね…。う〜難しいよ…。
227名無しさん@ピンキー:2006/08/29(火) 23:32:34 ID:V6+xDPCQ
>221
マメではなかったが以前にクリならあったような気がした。
228名無しさん@ピンキー:2006/08/30(水) 00:30:25 ID:aDXcHukd
>>226
女性の方ですか?エロじゃなくても
ほのぼの萌え系とかでもいいと思いますよ

ただしここは特殊な掲示板ですので
行き過ぎた同人設定や801ネタだけは
勘弁して下さいね・・・・・・
229名無しさん@ピンキー:2006/08/30(水) 00:47:20 ID:7WgC3g5Z
笹塚と弥子の病室ネタを書いてくださる
ネ申はいらっしゃいませんかー
何ヶ月も入院じゃあ相当たまってるはずだし
230江崎→春川1:2006/08/30(水) 03:15:34 ID:ROR5U1As
エロはないですが、雰囲気がエログロ系…だと思われ
思いっきし江崎さんの片思いです。



いつのことだったかしら。
私が研究室で週刊誌を呼んでいたら、背後からハスキーで知性に満ちた声が。
「ほう…彼女がCMに…。」
先を越されてしまったなと、薄く笑う男(ひと)。
私の憧れであり、触れたくてたまらない男―――。
雑誌に目を落とすと、
『今度はCMだ!!』
見出しはそう謳っていた。
最近一部で話題になっている女子高生探偵の記事だった。
まあまあ可愛い容姿に、都内有数の難関進学校の生徒というステータス。
また、あの有名なアヤ・エイジアの事件を解決に導いたという実績。
マスコミは話題性がありそうなこの子を、時々取り上げていた。
私はこの桂木弥子という少女に対して、そんなに悪いイメージは持ってなかった。
そう、あの人が、それを言うまでは。
「彼女は興味深い娘だったな。」

その言葉を私の心に置き去りにして、彼は研究室に入っていった。
バタンッと扉が閉まる音は、まるで彼が私を拒絶する音にも聞こえて。
「江崎さん!どうしたんすかっ!?」
朝永君の驚愕の声で、ようやく私は我を取り戻した。
雑誌の…桂木弥子の顔写真に、ぶちぶちと穴が醜く開いていて。
えぐられている箇所も、いくつかあって。
私の手には、ハサミが握られていて。
………私、どうしちゃったのかしら…。
でも…ただ、解るのは…あの人の心が私に向く可能性は、無いに等しいこと…。
彼は、特別な脳に興味を抱く。
彼にとって、人間の価値は脳の価値に等しいのだから。
普通の脳しか持たない私は、彼には何の価値もないのだ。

ねぇ、春川教授。
私は、貴方が好きです。
貴方を私ひとりだけのものにしたいの。
いえ…できなくても、貴方の目が他の女の姿を映さなければ、耐えられる。
でも…貴方は、容赦なく私の望みを裏切るのね…。
231江崎→春川2:2006/08/30(水) 03:16:46 ID:ROR5U1As
今日も、いつも通りパソコンに向き合ってデータ処理をしていた。
扉の向こうの研究室、今は空。
教授は学会か何かで外出中。
本当はあの探偵に逢いに行ったのでは…と考えてすぐ、何を馬鹿なことをと首を振る。
若き天才大学教授が、ただの一介の女子高生とだなんて。
援助交際だとか、歳が違いすぎるとか、言い訳を考えて嘲笑する。
私は、あの子に嫉妬してるの?
ええ、そうだわ。
私は桂木弥子に嫉妬している。
あんな子どもっぽい探偵に、女として負けたのだ。
自分が情けなくて、笑えてくる。
『君の望みを…叶えてやろうか…?』
な、何っ?!
一瞬、パソコンの画面が移ろったような…?
『簡単なことだ…君に秘められた願望を解き放てばいい…』
な、何なの?!バグっ?!
それとも…あ、あああっっ!!!!


あの人が小柴君と朝永君に殴られていて、彼らが刃物なんて取り出すから、それを奪って。
助けを呼ぼうと階段を駆け上がって…
貴方を貫く!!
私が落下している間、貴方は私を凝視する。
ずっと、その目で見つめてもらいたかった。
私は、貴方に穴が開くだろうほど見つめていたのに。
でも、貴方の視線は、今、私だけのものなのね。
あの探偵ではなく、この江崎志帆の。
貴方の身体を貫通するナイフ。
滴る血。
動かない貴方。
ああ、これで貴方を誰にも奪われないで済むのね…。

HALの前に小柴君と朝永君の2人と共に跪く。
HALは教授の脳をトレースした、0と1の狭間の存在。
そして、私の願望の解放者。
教授の遺体は、きちんと始末するのなら私の好きにしていいとHALは言った。
だから1人、だんだん冷たくなり、血が凝固してきた教授の肉体に触れる。
ナイフで貴方の身体に開けた穴に、子どものときと同じように両側から手を入れる。
後5cm、4cm…後、9o、8mm…2mm…。
手が触れ合った瞬間。
「ああっ…っ!!!…ぅふっ…ああっ…!!」
私、確かに感じたの。
私は、貴方を、春川英輔を、征服したのだと!!!
誰にも触れられない貴方の中身全てを、所有できたのだと!!!

もう貴方は生きていないけれど。
貴方の声も聞くことは出来ないけれど。
でも、これで、永遠に貴方は私のものになった。
「教授…」
血の気の失せた青白い顔、その紫色の変色した唇に、口付ける。
何度も何度も、唇を合わせているうちに。
私の頬を何かが流れていって。
彼の頬に、落ちた。

fin
232名無しさん@ピンキー:2006/08/30(水) 06:10:51 ID:f9riEQDp
GJ!!!!!
江崎さんセツナス(⊃д`)
233名無しさん@ピンキー:2006/08/30(水) 08:05:40 ID:0BXVWRh5
GJ!精神的にエロくていいよ!秘められた女の欲望がたまらん。
234名無しさん@ピンキー:2006/08/30(水) 14:33:55 ID:HlXCZW0c
凄く切ないな。
どんなに恋い焦がれても報われない思いだ。

GJ!
235名無しさん@ピンキー:2006/08/30(水) 23:31:42 ID:nQOu9v20
GJGJ!切なくてエロチックで最高です!


おととい投下したばかりであれかなと思ったんだが
ご要望があるようなので
病室の笹ヤコ置いていきます・・・・
236笹ヤコ1:2006/08/30(水) 23:34:33 ID:nQOu9v20
『うわあ・・・ホントにこのお見舞い品貰っちゃっていいんですか?』
弥子はキラキラと目を輝かせる。
『ああ・・・いいよ・・そんな食欲ねーし・・』
『やったあ』
『想像以上に喜んでるみたいだからいいけどさ・・探偵の方は大丈夫なのか?』
笹塚がそう言うと今まで上機嫌だった弥子の顔が曇る。
『・・・・・いいんです・・・ネウロが一人で行ってるから・・』
『あの助手が一人で?・・探偵は君なんだから行った方がいいんじゃねーの?』
『・・・ううん・・私・・お飾りみたいなもんだから・・貧相な飾りだけどね・・はは・・』
弥子は精一杯の作り笑いで冗談ぽく振舞って見せる。
『・・そんな事ねーだろ・・アヤの事件とかさ・・』
『・・それだってネウロが・・あいつは何でも一人で出来る・・凄いの・・』
《あの助手・・前から胡散臭いと思ってたけど、やっぱ只者じゃないみてーだな・・》
笹塚の脳裏に不適に笑みを浮かべる青いスーツの男が浮かんだ。
ともあれ、弥子は嫌気がさしてるのだろうか・・それなら丁度いい機会だ。
一刻も早く危険な探偵業なんて辞めさせたい・・まして自分が入院している今、
守る事が出来なくて不安で仕方ない・・笹塚はそう思った。
しかし、弥子の口から意外な言葉が漏れる。
『・・・・ネウロがどうして・・私を側に置くのか・・わから・・ない・・・』
ずっと堪えていたのか大きな瞳から涙が零れた。
・・・・違う・・嫌気がさしてるんじゃない・・落ち込んでいるのか・・
想いを寄せる少女が他の男に認められたくて泣いている。
笹塚は嫉妬が入り混じったような複雑な気持ちになった。
『・・・弥子ちゃん』
『・・・はい?』
『・・慰めてやろーか?』
『・・・ええー?』
弥子は驚いたような顔をして少し笑った。
笹塚は弥子を抱き寄せ、優しく頭を撫でる。
『・・・・お父さんみたい・・』
『・・そんなオッサンじゃねーよ』
少しくせのある弥子の髪から甘い香りがする。
『・・昔・・あいつにもよくしてやった・・』
『・・・あいつ・・?』
『・・・・ああ・・・妹』
二人はお互いの顔を見合わせ、それ以上は深く聞き入らない。
妹に似た風貌の少女に抱く感情に笹塚は戸惑っていたが
いつしか、そのタフな所と健気さに本気で惹かれていた。
そのまま笹塚の手が弥子の顎まで移動し、唇を撫でる。
そうしてゆっくりと顔を近づけ、接吻をした。
『・・・んん?!!』
びっくりした弥子は勢いよく顔を離す。
『・・さ・・笹塚さん?』
『・・・慰めてやるって言っただろ?』


237笹ヤコ2:2006/08/30(水) 23:36:13 ID:nQOu9v20
『ひゃあっ・・』
笹塚は弥子をベッドに引き上げて押し倒した。
『・・さ・・笹塚さん・・入院中だし食欲もないんでしょ?・・こんな・・』
『・・ああ食欲はねーけど・・まあこっちは元気だよ』
『・・こ・・ここ病室だし・・シーツとか汚れ・・ちゃう』
『・・ああそれは大丈夫・・上手くやるから』
淡々とそう言いながらも頬を撫でてくる手が優しかったので弥子はあっさり抵抗をやめてしまった。
『・・刑事さんなのに悪いんだー病室に女の子連れ込んでー』
『・・それも相手は噂の女子高生探偵だしな』
弥子の制服のベストに手をかけながら笹塚が笑う。
『・・はは・・そう女子高生探・・・』
弥子の言葉が詰まる・・笹塚はたまらない気持ちになった。
『・・普通の女子高生に戻れば?・・・そうしたら俺が非番の日いつでも会える』
『ええ?・・そしたら私、食べ歩きを優先するよ?』
弥子らしい言葉にガクっとした笹塚だったが徐々に笑顔が戻ってきたので安堵した。
シャツを脱がせて鎖骨の辺りに強く吸い付く。
『ひゃっ・・・・あはは・・ロリコン刑事・・』
『・・うるせーなー・・パンツ窓から捨てるよ』
『あっ・・うそうそ・・ごめんなさい』
弥子はもうすっかり笑っている。笹塚は安心して行為を進めた。
ブラを上にずらし、小さな膨らみに舌を這わせる。
『・・はっ・・』
弥子の身体がびくっと跳ね上がる。更に笹塚はすっかり固くなった先端を口に含み優しく転がす。
『・・は・・あ』
思わず声が漏れ、弥子はとっさに自分の口を両手で塞ぐ。
『・・弥子ちゃん・・もしかして声出すの我慢してんのか?』
『・・だって・・ここ病室だし・・聞こえたら恥ずかしいよ・・』
『いや・・個室だし平気だろ・・よっぽどでかい声出さなけりゃ・・
 まあ・・でも万が一見つかったら弥子ちゃんが恥ずかしいか・・それじゃあ・・』
笹塚は弥子の両腕を自分の背中に回させ声を漏らせない様に再び唇を塞いだ。
『・・んっ・・んん』
両手で小さな乳房を弄り、先端を捻ったり捏ね上げる。
『・・ふ・・ん・・』
声にならない切ない喘ぎが笹塚の喉の奥に消えて行く。
同時に口内を攻められているのがより性感を高めているのか
笹塚の背中に回された弥子の両腕に力が入る。
笹塚はそのまま右手を下に移動し、熱くなった花芯に触れる。
そこは十分に潤い、ひくひくと波打っていた。
『・・うっ・・ふ・・んん』
指を侵入させると笹塚の腰を挟んでいる弥子の両脚に力が入る。
笹塚は唇を離した。
『そろそろか・・・』
238笹ヤコ3:2006/08/30(水) 23:37:30 ID:nQOu9v20
『・・・・あーあ・・はしたない女子高生だなあ』
頬を上気させとろんとした顔になった弥子を見つめ、さっきのお返しとばかりに笹塚はからかう。
『・・うるさいなあ・・傷口噛み付くよ・・』
『・・ああ悪い・・それは勘弁・・』
弥子はふふっと笑った。
『・・・笹塚さん・・すごいよ・・そんなに・・』
パジャマの布を思い切り持ち上げる立ち上がりに流石に弥子は少し羞恥し、目をそらした。
『・・ああ・・やべー・・入院長いからな・・すげー溜まってる』
『・・いいよ・・気の済むまでして・・いっぱい・・』
そう言った弥子に優しく覆いかぶさり、笹塚は侵入した。
『・・んんっ・・は・・やあ・・笹塚さん・・口・・声出ちゃう・・』
『・・もういいだろ・・少しは声聞かせて貰わないと燃えないし』
『・・・やっ・・恥ずかしい・・よ』
弥子の内部がきつく締め付けてくるのが伝わってくる。
『・・弥子ちゃん・・さっきも言ったけど、すげー溜まってるから』
『・・いいよ・・・いっぱい・・出して・・』
弥子にもう一度口付けながら笹塚は激しく腰を動かす。
今だけは探偵業の事なんか忘れさせたい・・頭の中を自分で一杯にしたい。
そんな事を考えながら笹塚は弥子をより一層攻めて行く。
『・・あ・・ああああ・・す・・ご・・やあああ』
静かな病室で父を失くした少女と妹を失くした男は激しく求め合う。
それは傷の舐め合いなのか・・・それはわからないが溶け合う体温は本物だ。
『・・あ・・ん・・やあああ・・いっちゃ・・う』
弥子の身体に電気の様なものが走り、がくんとなった。
その後、笹塚も熱いものを吐き出して弥子の肩と顔の間に顔を埋め、倒れこんだ。
239笹ヤコ4:2006/08/30(水) 23:39:03 ID:nQOu9v20
『・・・おい弥子ちゃん・・大丈夫か?』
笹塚は弥子の頬を軽くペチペチと叩く。
『あ・・ごめんなさい・・気持ちよくて頭真っ白になっちゃって・・』
笹塚は弥子にシャツを着せ、ボタンを留める。
『・・・お母さんみたい・・』
『・・今度はお母さんかよ』
すっかり身支度を整えた弥子は勢いよく立ち上がる。
『笹塚さん・・・やっぱり・・私行かなきゃ・・』
本当は行かせたくない・・警察でさえ梃子摺っている電子ドラッグの恐怖だ。
次はどんな危険が降りかかるかわからない。そんな事を考えながらも笹塚は黙って煙草をふかす。
『・・ネウロが困ってるかもしれない・・役に立たなくても・・最悪、ハンマーに・・』
まだ16やそこらの少女が何故自分の存在理由で苦悩しなければならないのだろう。
世間の女子高生なんてもっと気楽だ・・・むしろそれでいいのだ。
見ないで済むのなら見なくていい物がこの世にはたくさんある。
今まで直面してきた様々な事件の中で人間の醜い部分や悲しみその他
どれほど彼女は見てきたのだろう。
そう思いながら笹塚は気持ちを押し殺して精一杯の励ましを弥子に送る。
『・・弥子ちゃん・・あの助手・・あれで結構君を頼りにしてるんじゃねーの?』
『・・ありがとう・・また来るね・・お大事に』
そう言って弥子は笑顔で去って行った。
『あーあ結局また行かせちまった・・』
だけど病室を去る間際の弥子の顔はこれまでにないほど生き生きしていた。
一年前初めて会った時の痛々しいほど塞ぎこんだ少女はもういない。
だがそんな弥子を見て笹塚はますます愛しいと思った。



そしてネウロへのライバル心は燃え上がるのであった。
240名無しさん@ピンキー:2006/08/30(水) 23:42:40 ID:nQOu9v20
以上投下終わりです。

次は神降臨の合間にいつも通りしょーもないネタ系を置きに来ますよ。

241名無しさん@ピンキー:2006/08/30(水) 23:51:00 ID:cUkQaS6R
GJ!!!!!!!!
242名無しさん@ピンキー:2006/08/30(水) 23:51:54 ID:KVutbb5T
GJです!!
>>218ですが、自分の希望に超はまった作品書いてくれてありがとう!
甘くてエロくてめっちゃ萌えました。
243名無しさん@ピンキー:2006/08/31(木) 00:53:22 ID:VhJ9scBN
笹ヤコGJでした!
ネウロに嫉妬してる感じとか甘エロな感じとかかなり良かったです
また期待してます!
244名無しさん@ピンキー:2006/08/31(木) 11:07:03 ID:MhbHA1be
笹ヤコGJ!!!!!!!!!!!
最近吾ヤコがなくてさみしい!とリクエストしてみる
245名無しさん@ピンキー:2006/09/01(金) 02:39:11 ID:4cWdzEDM
「さて、ヤコよ」
暇そうにソファーで雑誌を開いている弥子を眺めて、ネウロは何か面白い悪巧み
でも思いついたようににやりと笑った。
どう考えても依頼人など来ない日曜日の午後。
弥子はこんな日でも漏れなく事務所に召集されている。どうせあてもないまま時
間だけが過ぎるのなら、別にわざわざ来なくてもいいようなものだ。なのに名義
人だというそれだけのことで、ネウロがそれを許さない。
「…何、ネウロ」
「暇なら、少し付き合え」
その台詞の声音に不審なものを感じはしたのだが、まさかと思った。どれほど
の観察眼をもってしても察知するのは困難なそれだけのことが、弥子にとって致
命的なものになってしまった。
「何それ、訳わかんないよ」
「なに、簡単なことだ。どうせ暇なことだしな」
隣に座ったネウロは、そのまま不躾に弥子の肩を抱いた。今までのパターンか
らすれば、叩かれたり蹴られたり、碌な目に遭わない結果になることばかりだっ
たので、勢い、体が竦む。
「な、に」
「暇なら、せめて我が輩の子でも孕め」
「…うそ」
だが、弥子を奴隷とみなして勝手気ままに振舞うネウロにとっては、ささやかな
抵抗など気にもならないらしかった。

暇なんでとりあえず書いてみた。
弥子バージンブレイクのつもりなんだけど、気が向いたら続き書く。
246番組の途中ですが名無しです:2006/09/01(金) 03:14:37 ID:TZoryjH2
書いて下さい!!!!(*´д')
247名無しさん@ピンキー:2006/09/01(金) 03:16:36 ID:N6/4xjiM
おいっどこの名前欄引き摺ってきたwww
自分も続き見たいかも
248名無しさん@ピンキー:2006/09/01(金) 04:30:04 ID:D/eYW7wf
同じく続き希望
249名無しさん@ピンキー:2006/09/01(金) 05:05:11 ID:nI1kqsTH
>>245
wktkして続き待ってる!(・∀・)
250名無しさん@ピンキー:2006/09/01(金) 07:46:11 ID:mNSnZFFI
おおお…ネウヤコ嬉しいな!
前スレ後半の反動だろうか、新スレになってからネウヤコ分が不足気味だったから
まじありがたい。続き全裸で待ってます。
251名無しさん@ピンキー:2006/09/01(金) 08:02:21 ID:FKnnTrR9
>>245
序章だけで萌えた。
ぜひ続きお願いしたい…
(;´Д`)ハァハァ
25287:2006/09/01(金) 08:36:52 ID:8HwUxqGc
ね・・ネウヤコオオォォォォ!!!
久しぶりですっごい嬉しい。続き激しく待っておりますだ!
253名無しさん@ピンキー:2006/09/01(金) 10:02:03 ID:7xKp6IkE
>>245
あああ自分も序章だけで萌えた・・やっぱ定番ネウヤコいいなあ。
あとネウヤコでバージン物も久しぶりな気がする。
是非続きを・・・せつないくらいにツヤツヤだよ・・・

でももちろんその他の組み合わせも読みたい。
吾ヤコの神も現れんかね。
254名無しさん@ピンキー:2006/09/01(金) 12:24:50 ID:TtP9mvzO
吾ヤコは一時期、連続で投下されていたな・・・
255名無しさん@ピンキー:2006/09/01(金) 16:03:29 ID:+EPtPa5e
基本的にどのカップリングも燃えるからどんどん投下して欲しい!
しかし、>>245はGJ!!序盤から萌えました・・・
いきなし子供生めって、なんてデリカシーの無い魔人(いい意味で)www
256名無しさん@ピンキー:2006/09/01(金) 16:25:38 ID:fWrn5XnF
待ってます。全裸で
257名無しさん@ピンキー:2006/09/01(金) 22:56:21 ID:r/QmnFIB
自分も待ってます。全裸で。
258名無しさん@ピンキー:2006/09/02(土) 03:23:30 ID:tx6QzLAa
「勝手なことばっか言わないでよ、今までのことだってキレそうだってのに」
「不満か?」
さも意外だとでもいうように、ネウロは目を丸くしている。弥子の方こそ意外だと言
いたかった。それがいつもの腹の立つほど緻密な心理的計算だったとしたらかな
りのタマだ。
「当たり前じゃん、あんた、私を何だと思ってんの。いつもいつも…今日だってこん
なに天気のいい日曜日なのに、どこにも出かけられないし」
ずっと心の底で溜まりに溜まっていたものが、言い出した途端に一気に吐き出さ
れた。
「全部あんたが命令するから、仕方なしなんだからね!私だってこんな日は遊び
に行きたいよ。いつも全部我慢してるんだから」
一気にまくし立てたせいで妙に興奮状態に陥っている。涙まで溜めながらこの際
だと不満を全部吐き出した弥子を、まだネウロは訳が分からないとでも言いたげ
な表情で見下ろしている。
「それは当然だろう、何しろ貴様は最初から我が輩の子を産む為の女なのだから
な」
「はーーーあ?」
いきなり、予期さえしていない発言に呆れ返るあまり、弥子の顎は勢いで外れそ
うになった。
「そ、そ、そんなこと、いつ誰が言ったっての。そんな勝手な、こっちの意思も無視
したことなんか…」
「決まりきったことだ、無論我が輩だが」
「どうしてよ、何でそんなこと…」
もう、何もかも訳が分からなかった。ささやかな弥子のプライベートの時間までも
支配しようとする倣岸不遜な魔人の所業には、正直もうついていけないと思った
ほどだ。
「…言わねば、貴様の貧弱な脳味噌では理解も出来ないか」
なのに、まだこの期に及んでネウロは弥子の神経を思いっきり逆撫でするような
ことを言う。
「分かりやすく言えば、愛しているからだ」
259名無しさん@ピンキー:2006/09/02(土) 03:24:41 ID:tx6QzLAa
「へえー」
一体これはどう解釈していいのだろう。
ネウロの台詞は弥子の理解の範疇を、完全に超えていた。
「嘘だったら、あんたならもっとましなのつけるでしょ」
「嘘ではないぞ」
こんな時だけ、ネウロは妙に真摯だった。
「今までずっと、あれだけ何度も重ねて求愛していたというのに全く気付きもしな
かったとはな。貴様もやはり鈍いにも程がある人間でしかないと言うべきか」
「えっ…」
聞き捨てならなかった。
「そんなの知らない。心当たりすらないんだけど」
元々がひとつの事象に関して認識の違いが多々ある魔人と人間だ。弥子にとっ
ては該当する場面さえ思い浮かべることも出来ない。
「あれだけ物をぶつけたり、蹴ったりしたのにか?」
「…あれはそういう意味だったの?」
とんでもない方向に話が繋がっていくことを感じながら、魔界ならそれもありかな
と思ってしまうほど今の弥子には多少突飛なことも普通になっていた。
260名無しさん@ピンキー:2006/09/02(土) 03:25:46 ID:tx6QzLAa
ごめんよ、今はここまで。
もう死ぬほど眠いんだ……。
261名無しさん@ピンキー:2006/09/02(土) 04:48:16 ID:J6PDUDC3
おわ、眠いところ乙です!
続き無理せんとがんがって下さい。
意外と(?)ラブい展開にもうテカテカたまらんですが
弥子へのバイオレンスは魔人の求愛表現だったのか…!!! 
モエモエ(;´Д`)ハァハァ  
262効果 1:2006/09/02(土) 05:08:20 ID:3rJLBI5y
吾代×弥子投下します、片栗粉ものです


一体どこで間違えたんだろう、私の人生。
今日は土曜日。学校は休みだが、探偵事務所には顔を出さなきゃいけない。
あの化物は人使いが荒くって、休みも何もあったものじゃない。
桂木弥子はわずか16歳にして人生に絶望しながら手早く身支度をし、食パン
2袋提げて事務所へ向かった。もちろん歩きながら食べるのである。


「あっ」
事務所の灰色のドアを押すと、中に居たのは不機嫌そうな吾代一人だった。
ネウロは居ない。あかねも姿を隠している。
「おはよう吾代さん」
ネウロは、と聞こうとすると凶悪な唸り声が被った。こめかみの血管の数といい
眉間のシワの深さレベルといい、相当ご立腹だ。
「朝6時から並んでたのに…あの野郎ッいつか殺してやる……!」
どうやら、またしてもパチンコ屋の開店待ちの列から拉致されて来たらしい。
握り締めたタバコの箱がぐしゃりと潰れる。
君子危うきに近寄らず、の精神で、弥子は怯えながら持参した課題に手をつけ始めた。
シャープペンの芯が紙を擦る音と、吾代が苛々と煙草の煙を吐く息だけが響く。
居づらい。とてつもなく、居づらい。
場をつなぐため、2人分のコーヒーを淹れようと弥子は席を立った。
「吾代さん、コーヒーでいい?」
給湯室から隣室に向かって声をかける。
「あぁん!?」と刺々しい声が投げられて、首をすくめた。
カップを盆に載せた瞬間に、ぐいっと後ろから手首を引っ張られた。
「きゃぁ!」
かろうじてこぼさなかったが、危なかった。
振り返ると吾代が酷薄な笑みを浮かべて立っていた。強く握られた手首が痛い。
「な、なに……?もしかして紅茶のほうが良かった?」
「そんなんじゃねぇ。ちょっと相手しろ」
「相手って……」
嫌な感じの笑い方をしたまま吾代は、弥子の両手を後ろでまとめてぎっちりと掴んだ。
「最近ヤってなくて溜まってんだよ」
耳元で息と一緒に吹き込まれた言葉に、ぞくりと悪寒が走った。
「社員の面倒を見るのも所長の役目だよなァ?」
263効果 2:2006/09/02(土) 05:10:15 ID:3rJLBI5y
背後でごそごそと戸棚を探る気配がする。
振り向くと、例の『片栗粉』の袋を開けているところだった。
「ご、ごだいさん…それって」
「まあ悪いようにはしねぇから安心しろ」
置いてあるコーヒーに無造作に指を突っ込み、次に袋の中に入れる。
水を含ませて塗り付けやすいようにしているのだと弥子が理解したのは、
スカートをめくられて下着をずらされた瞬間だった。
―――もしかして、塗られる?あそこに?
「いや! やめて、吾代さんっ!」
塗られたらどうなるのか解らないが、普通の状態ではいられなくなると
いうことは弥子にも解った。
脚を閉じようとすると、吾代の脚が内側に入ってきてぐいっと押し広げた。
その力に抗えなくて、情けなく脚を開いてしまう。
そのままショーツのなかに無骨な指が侵入してくる。
「やぁ! やだ、やだっ、やめて!」
手も足も固められて充分な抵抗ができない。身をよじって拒否を訴えるが、
吾代は意に介した様子もない。
ひんやりと冷たい液体が、弥子の性器を濡らした。
―――塗られちゃった…ど、どうしよ…
無遠慮に花びらの合間を動く手に、嫌悪感しか抱かなかった。が、そのうち、
「……あっ…?」
幾度目かの往復のとき、弥子はびくりと震えた。
じんじんと、身体の内側から熱が生まれている。
まわりの酸素が薄くなったかのように、息苦しい。
指先まで熱くなっていることを実感する。弥子は混乱した。
「な、なに……暑…」
吾代はにやりと笑って、下着の中から手を抜いた。
制服のベストをブラウスごと上げて、後ろからブラごと胸をもみしだかれる。
「や、ぁ……っ」
胸の感度は良好で、ブラの布地と乳首が擦れるたびに小さな声で鳴いた。
ホックを外して白い乳房があらわになる。
吾代は少女のピンク色の乳首が屹立しているのを確認し、きゅっとつまんだ。
「………ッ!!」
びくびくと大きく跳ねる弥子を見て満足する。どうやら効果は絶大だったようだ。
「いいだろ?」
「う、うん……あぁっ!」
264効果 3:2006/09/02(土) 05:12:25 ID:3rJLBI5y
振り返って吾代を見やる視線はひどく蕩けていて、普段の弥子の面影は
どこにもなかった。
熱に浮かされたような表情で弥子は訴える。
「なんか熱いよ…ごだいさん、じんじんするの…」
力が抜けきった相手を拘束しておく必要もないだろうと、少女の手を離す。
無理やりこじ開けていた脚も外してやると、弥子はふらりと吾代の方に身体を向ける。
向かい合わせになってみると、身長の差が激しい。顔の位置も相当違う。
弥子は力の入らない手で、ぐいっと吾代の胸元を握った。
「……んだよ」
非難でもされるのかと思い、凄む。
しかし少女の口から出てきた言葉は予想に反したもの。
「…ごだいさん、キスしよ」
とろんと締まりのない顔で言うと、胸元をくいくい引き下げようとする。
―――これから犯されようとしてんのに、よくこんな悠長なこと言えるなこいつ。
警戒心のなさに呆れつつ、吾代は腰をかがめて少女に口づけた。
すこし開いた隙間から舌をねじこみ、弥子のそれに絡める。
先端の敏感なところを擦ると細い身体がちいさく震えた。
そのまま胸を撫で、平らな腹部を通り過ぎて下半身へ手をすべらせる。
スカートのホックを探し出して外すと、大げさな音を立てて紺色の布は足元に落ちた。
再びショーツのなかに手を潜り込ませる。
股の間の当て布は、その役目を果たさないくらい濡れそぼっていた。
「んンっ……」
弥子は恥ずかしいのだろう、身をくねらせる。
「すげぇ濡れてる」
わざわざ教えてやると、むき出しの吾代の腕を甘噛みしてきた。
気にせず下着をずり下げて、秘所に指をやる。ぽってり充血した花びら、硬くしこった芽。
「あ! っ、ぁあ!」
膣口にゆっくり指を挿し入れると、弥子の背中がしなった。
ごつごつした男の指を受け入れるのは、少し苦しいかもしれない。
だが待ち望んでいた感覚でもあったようで、嬌声は大きくなっていた。
慣らすために数度指を出し入れする。
そのたびに愛液が吐き出され、たちまち吾代の手はぐしょぐしょに濡れた。
「ごだいさ…ん、いれてよ…」
流し台に背中を預けてようやく立っているといったふうの弥子が、上目遣いで懇願する。
いつのまにかあらかた制服を脱ぎ捨てていて、身に引っかかっているのは白い下着だけだ。
扇情的な肢体に生唾を飲み込み、がちがちに硬くなった性器を取り出した。
265効果 4:2006/09/02(土) 05:14:09 ID:3rJLBI5y
桃色の粘膜に先端をあてがう。
「んんっ!」
挿入される直前の快感が弥子を襲う。
ぞくぞくと期待に打ち震える身体は、自分のものではないみたいだ。
入口にぬるりと先走り汁を塗りつける。じりじりと痛痒感のようなものを覚えた。
弥子も同じ感覚を共有しているのだろう。
我慢できず、吾代は一気に内部に押し入った。
「あ! ぁあああっ!」
細い身体はがくがく震える。
熱く締まった内壁が肉茎を包み込んで、吾代は一瞬息を詰めた。
ぬめりのおかげで楽にねじ込めるかと思ったが、少女の膣はひどく狭かった。
そのくせ、ざわざわと動いて奥へと誘い込む肉襞。
きゅうきゅう締め付ける動きと内部の感触は、彼の理性を飛ばすのに充分だった。
「ごだいさぁん……」
貫かれながら男にしがみついて顔を埋めているため、喘ぎ声はシャツが吸い取ってくれる。
女の甘い声に脳みそがかき回されて、何が何だか解らない。
背筋を熱く走るものだけが、吾代を突き動かしていた。
「弥子…ッ」
狭い内壁を角度を変えて突いていると、ある一点で少女の声色が変わった。
「ひゃぁっ! あ!あっ!」
すこし膨らんだようなその部分が、感じやすいポイントなのだろう。
ざらつくそこを重点的に突いてやっていると、吾代の背中をつかむ腕に急に力が入った。
「やだ! やだぁ、そこだめっ」
「んだよ、よがってんじゃねぇか」
「違……いやぁあっ…や、あああーーーっ!!」
ぎりっ、と力いっぱい背に爪を立てて、弥子は達したようだった。
身体の痙攣に合わせて、膣内も断続的に収縮する。吾代も限界が近づいていた。
脱力した少女の薄い茂みを探って、ちいさいながらも立ち上がった肉芽を見つける。
「すげぇな、コレ。興奮しすぎじゃねえ?」
陰核を二本の指でゆすり、同時に何度も突き上げる。
「あ! ぁああ! や、やだぁっ」
達したばかりの身体は、またしても無理に高みに押し上げられようとしていた。
「や…ァ、あああああぁっ」
壊れたようにぶるぶると震えて、弥子は二度目の頂点を味わった。
ぎちっと締まったそこに数度抽送を行ない、吾代も少女の内部に精を放出した。
266効果 5:2006/09/02(土) 05:16:45 ID:3rJLBI5y
「…っ…あ…」
熱いものが次々注ぎ込まれる感触に、吾代を見上げ蕩けた目で微笑んだ。
「ごだいさん、だいすきー…」
とろんとした表情には理性など残っていない。
いつもとは違い、危うい色気のある弥子に吾代は戸惑いながらも満足だった。
一度身体を離し、後ろを向くよう言うと弥子は素直に従った。
流し台のふちに手をかけ待ち受ける弥子めがけて、再び昂ぶりを埋め込む。
「あぁああ! いっ、いいよぉ…っ」
律動のたびに、コーヒーカップがかちゃかちゃと揺れる。
その中身はとっくに冷めてしまっていたが、二人の情欲が冷めるには、
もうしばらくの時間を要するのだった。



事務所の窓の外に立って、ネウロは彼らの狂騒を眺めていた。
「奴隷二人で何をするかと思えば……交尾か。くだらん」
途中までは一触即発の雰囲気で、あわや『謎』を含んだ事件が発生するか?と
期待をかけていたのだが、それはぬか喜びだったようだ。
「『謎』はない上に、あるのは雑用の生臭い悪意だけ……」
やはり『謎』の自給自足は根本的に無理があったのか、と苛立たしく思う。
しかし貧相な身体を抱え込むようにして腰を振る吾代を見て、ネウロはにやりと笑った。
「あの片栗粉を使えば……ヤコは抵抗しないのか…」
いいことを知ったと言わんばかりのネウロは、二人の情事を飽きることなく眺めていた。
窓越しの吾代と弥子はひどく満足げにお互いをむさぼり続ける。
―――これをネタに、ネウロにしばらく脅されるということも知らず。



267名無しさん@ピンキー:2006/09/02(土) 05:19:57 ID:3rJLBI5y
最後、妙な改行入ってしまった。
これで終わりです。
吾代はあくまでも可哀想なポジションで。

>>258
ネウロの愛情表現かわいいな、小学生男子みたいだwww
268名無しさん@ピンキー:2006/09/02(土) 07:32:04 ID:XOAINfn9
ネウロに脅され、ネウロの目の前で片栗粉プレイをする吾弥子が見えたくらいGJ
269名無しさん@ピンキー:2006/09/02(土) 08:52:15 ID:UwmScyl5
GJ!久々の吾ヤコが見れて満足です!
ヤコ可愛えー・・・・・・
270名無しさん@ピンキー:2006/09/02(土) 10:15:44 ID:pAodmI6M
>>258
あああなんて屈折した愛情表現だ・・・たまらん。
ネウヤコのこういう噛み合わないラブが大好きだ。
テカテカしながら続き待ってます。

>>262
久しぶりの吾ヤコ来たーーーGJ!!例の片栗粉プレイとはマニアックな・・
身長差と体格差に激しく萌えた・・・もう弥子が可愛すぎる。
しかし報われない吾代カワイソスwww
271名無しさん@ピンキー:2006/09/02(土) 11:10:51 ID:uHme7cI7
GJGJ!!
体格差ってやっぱりいいな・・・顔の位置が合わなくて屈む吾代萌え。
つーかネウロキャラはみんな身長高いから体格差萌えになるな
ネウロも笹塚も吾代も筑紫も・・・笛吹は・・・(略
272名無しさん@ピンキー:2006/09/02(土) 12:24:53 ID:+yKOHhG2
188で66sのネウロはどうかと思うけどな

>>258>>262
GJ!!!!
273名無しさん@ピンキー:2006/09/02(土) 18:40:49 ID:mptrtRhd
うはー!!!!超GJ!!!!!!
萌えました。
274258:2006/09/02(土) 20:47:07 ID:tx6QzLAa
途中で中断してごめん。
今日は休みだったから、今は死ぬ気で続き書いてる。
最初はあんなラブい展開にするつもりなかったのに、ネウロ自体が元々
「好きな女の子を構いたい」っていう結構ガキくさいキャラなんでああ
なった。

もちっと待っててくれ。
275名無しさん@ピンキー:2006/09/02(土) 20:57:33 ID:UwmScyl5
wktkして待っております!
276名無しさん@ピンキー:2006/09/02(土) 22:50:39 ID:ygxPa8oQ
>>274

>今は死ぬ気で続き書いてる

(ノд`)ありがたい
俺達は気長に待ってるから存分に書き上げてくれ。
277名無しさん@ピンキー:2006/09/02(土) 22:51:37 ID:ygxPa8oQ
>>274

>今は死ぬ気で続き書いてる

(ノд`)ありがたい
俺達は気長に待ってるから存分に書き上げてくれ。
278名無しさん@ピンキー:2006/09/02(土) 23:23:11 ID:IzR8Szka
ラブいの大歓迎ですよ〜!!えろいのもw
ワクテカ全裸で待ってます!
279名無しさん@ピンキー:2006/09/03(日) 01:10:20 ID:/fdhNbRU
無理をなさらず〜
全裸で待っとります
280熱化 4:2006/09/03(日) 02:12:07 ID:8wguozdq
何しろ、魔界仕様なら恋愛シミュレーションゲームが肉片飛び散るサバイバルな
結末になるほどだ。愛情表現が人間界とかなり違っていてもおかしくないかも知
れない。それならごく最初のうちからそんな感情を持っていたのだろうか。
呆然としている弥子をどう思ったか、頬をするすると撫でるネウロの手が心なしか
熱を持っているように思えた。
「そうだな、魔界では相手を殺しかねないまでに手酷く傷つけるほど思いが深い
という証明になる。まあ、人間はすぐ壊れる上に治癒力が低いので、多少は貴様
の扱いも手加減をしていたのだが」
「へ、へえ…」
だからといって、いきなりこうして色々なことを聞かされてもすぐに理解出来る訳
がない。今までずっとひどい扱いをされてきて、かなり腹が立つこともあったのだ。
だから今のところは半信半疑だ。
それに、まだネウロのことは特に何とも思っていない。これまでのことでもし多少
なりとも好意などが芽生えるとしたら、よほどのMとしか言いようがないほど色々
されてきたから、まだ心の中にはわだかまりが残っている。
半分強張っている弥子の体を制服の上から軽く撫でるネウロの顔が驚くほど近
くまで来ていた。
「さて、これで我が輩の気持ちも理解しただろう」
「あ、少し、は。でも全部じゃない…あんただって私の意志なんか全部無視してる
じゃん。私、まだそんなことしたくないよ。いつか普通の人と結婚してからだと思っ
てるから」
キスされる。そう思えるまでに接近している表情からは、珍しい困惑がわずかに
見て取れた。
「ほう、結婚、か」
「…そう。私にだって普通の幸せが待っている筈なの。あんたになんか、振り回
されたくないよ…」
「貴様の運命が定められているとすれば、それは我が輩に添う為のものだ」
「やだったら!」
思わず、弥子はソファーから立ち上がろうとした。なのに、もうがっちりと抱き締め
られているせいで身動きも取れない。どうやらネウロは本気でここでするつもりの
ようだ。
281熱化 5:2006/09/03(日) 02:13:32 ID:8wguozdq
「これ以上、私を巻き込まないでよ…」
「もう遅い」
ぺろっと唇を舐められた。咄嗟に噛み締めてそれ以上何かされないようにしてい
たのに、強引に顎を捕まれて力を込められた。自然と開く唇の中にびっくりするほ
ど熱い舌が滑り込んでくる。
「…ん、ンっ…」
今まだ誰かと付き合ったこともない、もちろんキスひとつ知らない弥子の口中を探
り尽くすように魔人の下が暴れ回る。もう、頭の中の回線がショートして焼き切れ
そうだった。大人しくなった弥子に満足するように、抱き寄せた腕とは反対の手が
ベストの上からささやかな膨らみを撫で回し、揉んでいる。感触が良かったのか、
遂には服の中へと潜り込んで直接触ってきた。
「…やぁ」
こんな強引な行為を嫌がって抵抗しようとしても、振りほどくことすら出来ずにただ
翻弄されるだけだ。理不尽極まりない。なのに、さっきの求愛の言葉が呪縛のよ
うに弥子を縛っていた。
これだけでも、既に弥子の精神的なキャパを超えているというのに、ネウロがした
がっているのはもっとたくさんのことだ。もう想像さえつかない。自分でも触ったこ
とのない場所を見せたり、触られるのかと思うと顔から火が出そうなほどだ。なの
に、きっとそうなる予感だけはしていた。
たっぷりと堪能してから、ようやくネウロは唇を離した。二つの唇の間から唾液の
細い糸が引いていく。頬がひどく熱かった。きっと弥子は真っ赤な顔をしているこ
とだろう。満悦の表情で眺める魔人が乳房を揉む手に一層力を込めた。
「何もかも初めてのようだな」
「だから、言ったでしょ。こんなこと…いつか結婚するまで、したくなかったの」
「そうか、ならば尚更貴様は我が輩の子を産むに相応しいと言うべきだな」
「そんなの!」
今ここで言っておかなければ流される。
抱き込まれながらも、弥子は必死で頭を振った。
「こんなこと、無理強いしたって意味ないよ。そんなに子供が欲しいんなら他を当
たって。あんたなら、その顔で何とかなるでしょ」
282熱化 6:2006/09/03(日) 02:14:47 ID:8wguozdq
「もう遅い、と言っただろう」
「あんっ!」
弥子の言葉に苛立ったのか、乳房を揉んでいた手がスカートを捲り上げてショー
ツに触れてきた。そして焦れたように布の上から敏感になりかけている部分を指
で捏ね回していく。
「ここまで貴様を身近に置いていたというのに、今更他の雌など目に入る訳もなか
ろう。何の為に散々待ってやったと思ってるのだ」
「知らない、あんたの事情なんて…は、なしてっ…」
「それこそ貴様の勝手、ということだ。愚鈍さを振りかざして気付かぬ振りをしてい
れば済むとでも思っていたか」
「…それは」
弥子には言葉を返すことが出来なかった。
魔人だから、人間だからとそれを理由にして、今までネウロを理解するつもりなど
微塵もなかったように思う。それはネウロが言うように愚鈍でしかも傲慢なことだ
っただろうか。
それなのに、これまでずっと待っていたと言う。出来るだけ不快感を抱かせない
ように配慮していたというなら、それは完全に弥子の不覚だ。どうして今まで何も
気付かずに呑気に過ごしていたのだろうか。
何もかも分からないことばかりで、本当にパニックを起こしそうだ。
ショーツの上から刺激を与えていた指が、突然隙間から忍び込んできて前置きも
なしに弥子の内部を一度抉った。
「あぅ、痛っ…」
その声が意外なほど甘いことに、弥子は心から驚いていた。知らない間に慣らさ
れ始めている。さっきまで何も知らなかったのに。ネウロもそれに気付いたのか、
わずかに苛立っていた機嫌もすっかり直ったようだった。
「悪くないようだな、随分濡れているぞ」
「やだ…」
長い指が感触を確かめるようにあちこちと探る度に、言いようのない熱さと痺れが
増していく。完全に精神が麻痺しきった弥子にはあまりにも過剰な快感だった。
「あ、あ…ダメ、もうダメぇっ…私、おかしくなる…」
バネ仕掛けの人形のように、ネウロの膝の上に据えられて激しく跳ねる体は、も
う弥子自身にも止めることが出来なかった。ただ与えられるまま喘ぎ、悶え続け
るだけだ。
283熱化 7:2006/09/03(日) 02:16:13 ID:8wguozdq


体に纏わりついていた制服やブラは、知らない間に自分で脱ぎ捨てていたらし
い。すぐにでも火がつきそうなほど燃え盛っている体には、もう一切邪魔にしかな
らなかったのだ。
「あ、あぅぅっ…ネウロっ…」
蕩けそうな声がどんどん零れる。このまま、何もかも分からなくなってしまいそう
で怖かった。確実に繋ぎ止めて欲しかった。
「いや、いやあっ、ネウロぉっ…」
「何だ、ヤコ」
断続的に浮き上がる弥子の体を押さえるようにしてネウロは敏感な箇所を執拗
に攻めたて、細い首筋に唇を這わせては時折噛んでいる。それも強い刺激に感
じて、弥子をひどく悶えさせるのだ。
「あぅぅ…くる、し、いっ…」
それなのに、どうすればこの熱が収まるのかが分からなかった。弥子は本当に
何ひとつ知らなかったのだ。限界まで溜め込んだものが出口を求めて体中を駆
け巡っている。熱くて、苦しくておかしくなってしまいそうだった。
「ネウロぉ、熱いの、治してぇっ…」
「…大分、貴様も乗ってきたようだな」
妙に嬉しそうな声だった。
「あぁ…は、早くうぅっ…」
必死で縋りつこうとした弥子だったが、あっさりと引き剥がされてソファーに寝か
された。散々濡らされたせいでくしゃくしゃになったスカートとショーツは足から抜
かれ、何も隠すもののなくなったことさえ今の弥子には分からなくなっている。
もう、完全に蕩かされきっていたのだ。
いよいよ機は熟したと見たか、長い間内部を探っていた指がずるっと抜かれる。
「あ…」
一瞬、物足りなそうにもじもじと腰が動いたのを、もちろんネウロは見逃さない。
物も言わずに足の間に体を割り込ませ、更なる刺激を欲している貪欲な箇所の
花弁とその奥の真紅に染まった蕾を何度か急激に擦った。
「あああんっ!」
その瞬間、とてつもなく甘い声が上がった。
284熱化 8:2006/09/03(日) 02:17:27 ID:8wguozdq
「いいようだな、ヤコ」
「あぁ…ぁん、ねえ、早くしてえっ…」
全部ネウロに明け渡してしまった弥子の目が、そこに異質な硬い感触を感じて
大きく見開かれた。
「い、ゃああっ…」
「ヤコ、この時をずっと待ってたぞ。楽しませてやるから多少のことは我慢しろ」
「ひぁ…っ」
とうに限界まで張り詰めきったものの先端が、もどかしげに充分潤みきったそこ
を穿った途端、濡れきった声が切羽詰ったような色味を帯びて漏れた。
「いた、痛いよおっ…」
やはり、どれだけ濡らされていても最初の挿入はひどく負担だった。いっそ、これ
ほど苦しいのなら全部最初からなかったことにしたいと思うぐらいに、内部への
圧迫は凄まじい。まだほんの少しだけだというのに、そこから音をたてて裂けて
しまいそうなほどだった。
「言ったばかりだ、我慢しろ」
「ん、うん…いいよ、ネウロ」
苦しいのは本当だが、激痛によってやや正気に戻った無理に弥子は笑って見
せた。
「あんたは、私のこと愛してくれたんだよね」
「…そうだ」
「今まで、ずっと私が振り向くの待ってたんだよね」
「そうだな」
「なら、いいよ。いっぱい好きにしても。私、鈍いから今まで気付かなかったけど
ごめんね」
この先、ネウロの子供を産むかどうかはまだ分からない。何も分からないままだ
ったが、思いを知った以上はとにかくこうして受け入れるべきだと思った。
目を閉じて、出来るだけ体の力を抜く。次の瞬間に最大値の質量と激痛が、傷
ついて痛みを訴える箇所に襲ってくることも知らず。
「…ぅああんっ!ゃ、やだああっ!」
285熱化 9:2006/09/03(日) 02:19:02 ID:8wguozdq
あれだけ殊勝なことを言ったばかりだというのに、弥子はもう忘れていた。それほ
ど内部を擦り上げるものの刺激は激しく、そして耐え難い。無意識に逃れようとソ
ファーをずり上がろうとする体がしっかりと押さえ込まれ、我慢の効かなくなったも
のが凶器のように断続的に奥まで突いては入り口までを引き返す。その合間に
桃色に染まった乳房をきゅっと揉まれて、もう弥子は意識さえ途切れそうに喘ぎ
続けていた。
「はぁあん、やぁ…も、もぅっ…」
「ヤコ、可愛いヤコ、そろそろいくぞ」
「あ…?」
空ろな目がいっぱいに開かれた。これまでネウロも溜め込んでいたせいで、もう
限界が来ているようだった。
「いよいよ、貴様の中に出そうというのだ」
「…私、あんたの子供産むの…?」
「タイミングが合えばな。これで済めば簡単なのだが」
今の弥子には頭がついていかない。ただ襲いくる快感の波に呑まれそうでおの
のいているだけだった。じんと痺れる耳元に、切羽詰った囁きが聞こえた。
「…いくぞ、ヤコ」
「うん…来て。いっぱい出して…あんたがしたいようにして」
一番深い部分で、擦れ合う粘膜から求愛されている。そう思っただけで、痺れは
最高潮に達しそうで弥子は堪らず目を閉じた。ずっと大事に守るつもりだったもの
は呆気なく壊されたけれど、惜しむ気持ちはもうない。
弥子は女になったのだ。
突然、一層激しく腰を突き入れられた刺激でちかちかと眩い光が目の前で明滅
した。
「ヤコ…」
壊されそうなほど強く抱き締められて、息が止まりそうだった。とても苦しいのに
不思議なほど嬉しくて気分が浮かれている。
それが相通じるもののある関係、というものなのだろうか。
「ぅあ、あぁあああ!!」
極限の幸福の中で、弥子はネウロの幼稚で激しい愛を一杯に受け入れ、辛うじ
て繋ぎ止めていた意識を遂に手離してしまった。
286熱化 10:2006/09/03(日) 02:20:15 ID:8wguozdq
「…ねえ、ネウロ」
「何だ」
ようやく弥子を手に入れた満足感が続いているのか、あれから数時間経ってもネ
ウロは上機嫌なままだ。まだ体が痛くて動かす気にもならない弥子のささやかな
要求を今日ばかりは二つ返事で聞いている。
本当にささやかなものだ。缶ジュースが飲みたいとか、べたつく体を拭きたいとか、
その程度のことでも今までは顔色を伺わなければいけなかったのだ。
別に、あれで何もかもが改善したとはさすがに思っていないが。
ソファーの上でもぞもぞと寝そべる姿勢を変えながら、抱かれている時からずっと
考えていたことを口にする。
「私だって、あんたの子供を産めるかどうか分かんないよ…魔界にいた時はどう
だったの?誰かと試してみたとか?」
「それを聞いて何になる」
「べ、別に…」
弥子の用事を聞く以外は、ネウロはいつものようにパソコンの前に座って無愛想
な顔を晒している。その表情が伺えるほど硬く冷たい声の返事に、思わず弥子は
竦んだ。
そうだ、今更尋ねたところで意味はない。弥子が知っていい範疇は、あくまで人間
界に来てからのことなのだ。

通常、人間でも動物でもそうだが、突然変異体として生まれたものは概ね生殖機
能を一切有せず一代限りの生だ。どれほど望んだところで自分の血を引く存在が
産み出されることはない。
魔界生物であるネウロはその点、それなりには生殖可能ではあるようだが、それ
でも種族の異なる弥子が孕む可能性は限りなく低い。それでも、未来に繋がるも
のを弥子の子宮に期待しているというなら、決して無碍には出来ないなと思った。
287熱化 11:2006/09/03(日) 02:21:26 ID:8wguozdq
一週間、一ヶ月。
時は何事もなかったように経過していく。
表面上は二人の間に特別変化はない。だが、周囲に誰もいなくなったが最後、
弥子はネウロの熱心な子作り作業に付き合わされるのが常となっていた。
「…あぁん、や、やめてぇっ…」
「何を言う。これも貴様を孕みやすくする為だ」
「やぁ…そんなの、聞いたことないよおっ…」
制服は決して乱されず、ただショーツだけ取られてソファーで喘ぐ弥子の濡れそぼ
った中心部で金色の髪が揺れていた。柔らかな花弁と蕾を舌と指先で嬲りながら
も、的確に快楽を与えてくるやり方に弥子は乱されている。
「はぁんっ!!」
あれからほぼ毎日子作りに付き合わされているせいですっかり体は慣らされてし
まっていた。突き上げる快感に、思わず自分で制服の中に手を入れて乳房を揉み
しだく。
「あはぁ…そんな、とこばっかりっ…」
もうすぐ欲しいものが与えられる。そんな予感に打ち震えながら喘ぐ少女の姿は
ひどく扇情的だった。

子供が出来る気配は今のところ皆無だ。だが、これだけ熱心なら、いずれはとも
最近思っている。それが弥子自身の幸せに繋がるかどうかまでは全く保証もない
ことだったが、ネウロならおそらく弥子の悪いようにはしない。
そんな確信があった。



終わり
288258:2006/09/03(日) 02:32:17 ID:8wguozdq
頭の血管切れそうになりながら、何とか書いた。
意外と弥子バージンネタは自分でも書いてなかったので楽しかったけど、
大変だったよー。
まあ、この先も二人はラブラブで子作りに専念するということで。
289名無しさん@ピンキー:2006/09/03(日) 02:35:28 ID:Gor+yU6o
GJ! マジ起きてて良かった!
久々のネウヤコラブ物、滅茶苦茶堪能した!
赤ちゃんできると良いな。頑張れネウロ、頑張れ弥子。
290258:2006/09/03(日) 02:36:28 ID:8wguozdq
あ、補足。
以前の3作はタイトルなかったのでつけてみた。
なので、4から始まってる。
わかりにくかったらスマソ。
291名無しさん@ピンキー:2006/09/03(日) 02:39:23 ID:oCyyznmX
GJGJ!
ネウロの一途さに涙が出た。

求愛行動=暴力
なのはデフォだと思ってる!
292名無しさん@ピンキー:2006/09/03(日) 02:46:45 ID:sfbxcMbR
初のリアルタイム遭遇に感動!
GJ…激しくゴッドジョブでございます!!全裸で待ってたかいが
ありました…甘くてエロくて最高だ…!(つД`*)
ネウヤコで弥子初って意外と少ないような気がするんだ。(特に甘いのは)
既にネウロに慣らされてるwてのが多いような。
それはそれで好きなんだけど、初ものはやっぱりいいなあ。
293名無しさん@ピンキー:2006/09/03(日) 03:00:22 ID:gJoR3rfy
超〜〜〜〜グッジョブでございます神様!!!!
弥子大好きなネウロに大変萌えました!!
細かい設定もとても良かった!すごいリアルで。
大丈夫、二人のラブパワーできっと赤んぼできるよ!
こういう甘いの大好き。やっぱ愛がなきゃダメだよ〜。
神様ほんとありがとうございました!!そしてお疲れ様!
294名無しさん@ピンキー:2006/09/03(日) 04:43:06 ID:gJoR3rfy
なんかもうね、とりあえず奴らは結婚したらいいと思うよ。
そのほうができちゃったとき高校生という身分で世間体悪いのを少しはカバーできるよ。
ある日「うっ」と口元を押さえてトイレに駆け込む弥子。
その様子を見て嬉々とするネウロ。見てみたい…
ネウロは親バカになりそう。
子ども抱き上げて「我が輩に似てさぞ美しく聡明な子に育つだろう」とか言いそう。
だめだ妄想が止まらない…眠れない…(ノд`*)
295名無しさん@ピンキー:2006/09/03(日) 10:11:52 ID:nGUZ9Prz
うわあああああああああGJGJGJGJ!!!やっぱネウヤコいいな。
『幼稚で激しい愛』というフレーズにシビれた。
会話がリアルで物凄く萌えたよ!待ってたかいがありました。
弥子が大好きなネウロいいな・・そういえば原作も意外とネウロの方が
かまってちゃんなんだよな。もう結婚したらいいよ。
ともかくホントにGJです。

過去スレには弥子初モノ結構あるよね・・既に慣らされてる設定が多いのは
ネウロがテクニシャンぽいせいかwあと孕ますネタも大好きだ。
296名無しさん@ピンキー:2006/09/03(日) 12:15:31 ID:/fdhNbRU
GJ!!
>一番深い部分で、擦れ合う粘膜から求愛されている。
この分に痺れました、全裸で待っててよかった!!!
297名無しさん@ピンキー:2006/09/03(日) 12:56:19 ID:5devlnib
ネウヤコGJ


作品はうまかったんだが…テンション高く、長々レスる奴、言いたくなかったが半年ROMってこい。ここがどこだか忘れんな。言い方きついが、せっかくの投下堪能してたのに一般ファンサイトに紛れ込んだみたいで激しく萎える。
298名無しさん@ピンキー:2006/09/03(日) 13:06:26 ID:lBGluexz
>258
GJ! 続きもできたらでいいからおながいしたい。

>297
他人の書き込みをとやかく言うのは、せめて改行ぐらい覚えてからにしたほうがいいと思う。
299名無しさん@ピンキー:2006/09/03(日) 13:06:33 ID:tqj7oZ+0
まずは改行汁
話はそれからだ
300258:2006/09/03(日) 13:37:54 ID:8wguozdq
おお、何か好評みたいで嬉しい。
ただ書ききれなかったことはあるので、これだけはというものを続きみたい
な感じで書いてみた。
これで完結ということでひとつ。
301理由 1:2006/09/03(日) 13:38:47 ID:8wguozdq
窓の外はすっかり暗くなっていた。
床に転がったカバンから携帯を取り出して、時間を見れば午後九時。
今日も何となくなし崩しに小作りの流れに持ち込まれて、結局二時間も過ぎていた
らしい。
「あーあ」
思わず、溜息が声に出た。
プライベートの時間なんて皆無なのは前と同じだが、体力を消耗するだけ状況は悪
くなっているかも知れない。
自分だけたっぷり楽しんだネウロは、ぐったりとソファーに沈み込んだままの弥子か
ら離れ鼻歌でも出そうな上機嫌で上着に袖を通していた。
こっちの気も知らないで。
そう言いたいのはやまやまだったが、意外にもあれからそう手酷いことはされなくな
っていた。だとすればあの日に処女喪失したことは、それほど無意味ではなかった
ということだろう。
喉がひどく渇いていた。
「…ネウロ」
呼ぶ声が少しがさついている。
「何だ、ヤコ。何か欲しいものでもあるか」
「うん…冷たいお茶が飲みたい」
「よし、少し待ってろ」
事後ということもあってか、意気揚々とネウロはビルの入り口にある自販機へと向
かう為にドアを開いた。目に見える変化があるとすれば、これぐらいだろうか。この
程度の用事ぐらいは聞いてくれるようになっていた。
子供がどうとかという問題はともかくとして、こうやって少しずつ二人の間で何かが
変わっていけばいい。
今の弥子の願いは、それだけだった。
302理由 1:2006/09/03(日) 13:39:30 ID:8wguozdq
「そら、ヤコ」
まどろんでいた弥子の頬に、冷たい缶が押し付けられた。
「…ひゃぁっ!」
気持ちのいい冷たさに、一気に目が覚める。用事を頼んでおいて眠りかけていたこ
とにバツの悪い思いをしながら受け取って、もごもごと言葉を返した。
「あ…ありがと…」
「気にするな」
今日も腰が痛んだ。二時間の間に何度突き入れられたのだろう。まだ体の奥に陣
痛というか、むず痒さのようなものがじんわりと残っていた。体内に流し込まれたも
のは綺麗に拭われていたが、拭いきれずに内股に貼りついて乾いてしまったもの
の感触が少し不快だった。
「ねえ、ネウロ」
お茶を一気に飲み干してから身を起こし、脱ぎ散らかされた下着や制服を身につけ
ながら、最初から疑問に思っていたことをようやく弥子は口にした。
「どうして私ならあんたの子供を産めると思ったの?」
奥で少しの間パソコンを操作していたネウロが、その言葉に立ち上がって再び近付
いてきた。
「なに、簡単なことだ」
「何よ」
「貴様はよく喰うだろう。生物というものは全て、本能的な欲求の強い者の方がその
まま生命力の強さに繋がる傾向がある。つまり、人の何倍も喰う貴様は、それだけ
他の人間よりは生命力、そして生存力が強いということだ。分かるな?」
「…じゃあ、私は生命力が強いから、それだけせ、い欲も旺盛で種族を残しやすい
と思ったってこと?」
「まあ平たく言えばそういうことだ、ヤコよ」
ソファーの隣に座ってきたネウロは、待ちに待った正解、とでも言わんばかりに満面
の笑みで抱き寄せてきた。心から嬉しそうな様子に心が揺れ動く。本当は最近、こ
うしているのも悪くないような気がしていたのだ。
「たったそれだけのこと?あんたの理由って」
「だが、充分なものだろう。それに」
弥子の動揺を好意的に取ったのか、頬を撫でながら一番の秘密のように囁く声が
ひどく甘かった。
「一緒にいたかったからな」



終わり
303理由 1:2006/09/03(日) 13:41:47 ID:8wguozdq
あ。
2のつもりが1のままだった。
ともあれ、ネウロが弥子を選んだのは、これこれこうだよっていう理由
だけは絶対必要だと思っただけ。
304名無しさん@ピンキー:2006/09/03(日) 13:44:08 ID:HUmFAX8x
わぁ!!!!リアルで遭遇!
GJ!!!やっぱりネウヤコはええなぁ・・・・
305名無しさん@ピンキー:2006/09/03(日) 14:19:08 ID:GK1js6Ij
GJ。
甘いのはいい
306名無しさん@ピンキー:2006/09/03(日) 15:04:24 ID:yTJeG3bG
GJです!甘さがちょうど良いなぁ

それにしても神々の連続投下で、もうスレの1/3を消費か・・・・・・
307名無しさん@ピンキー:2006/09/03(日) 18:08:42 ID:bAW3cbnq
GJいったい何が起こっているんだこの神ラッシュはああああ!?
308名無しさん@ピンキー:2006/09/03(日) 18:23:53 ID:TgsqF8f/
GJ!時々糖分は必要なんだな

このラッシュはやっぱり原作がいい燃料だからか!?!?!?
でもそれだけでは言い表せないよなぁ

甘いものの後はしょっぱいのキボン、と呟いてみる
309名無しさん@ピンキー:2006/09/03(日) 19:59:46 ID:g1uxpg7X
ネウヤコktkr

神様ありがとう
310名無しさん@ピンキー:2006/09/04(月) 00:14:29 ID:LZk7zXQy
ネウヤコGJ…!

やっばい禿萌え…!!


本当にここは平和で神が多いスレだなぁ。ここも住人も大好きだ!
311名無しさん@ピンキー:2006/09/04(月) 21:21:41 ID:cb6f/Su8
ところでttp://www.vipper.net/vip87214.jpg を見てくれ。
こいつをどう思う?
312名無しさん@ピンキー:2006/09/04(月) 21:27:19 ID:wtEDN+9L
>>311
すごく、「2コマ目にメチャクチャ興奮したわ」です・・・・・・
313名無しさん@ピンキー:2006/09/04(月) 21:39:57 ID:QgbsQcau
バレスレのヤツか?
314名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 02:06:37 ID:pNGyn6lK
甘くて素晴らしい良作の後・・・

誰もいない・・・しょーもないネタを投下するなら今のうち。
エロは無しです。
315名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 02:08:54 ID:pNGyn6lK
のどかな平日の昼下がり、弥子は午前中授業だったらしく
いつものように事務所のソファーで雑誌を読み、くつろいでいた。
そこへ最高に退屈を持て余したネウロがあの性質の悪い猫目でじりじりと近づく。
とっさに気づいた弥子が逃げようとしたのも束の間、がっちり身体を掴まれ持ち上げられて
見事にまっ逆さま・・・・・・ズベシカアアアアアン
『フウ・・・暇だな・・』
力技が鮮やかに決まったドS魔人は手袋の両手をパンパンと払う。
・・そしてしばらくして異変に気づく。
・・・・弥子が動かない!・・・・

『・・まずいな・・ついにくたばったか・・?』
ネウロはバシバシと弥子の頬を叩く。
『おい・・ヤコ!ヤコ!』
その時、ようやくゆっくりと弥子の瞳が開いた。
『・・・う・・・・うん』
『・・おお・・やっと気がついたか・・ワラジムシ』
『・・・う・・ん・・だあれ?・・あなた・・』
弥子はネウロを見るなり言い放つ。
『・・む・・何をくだらん冗談を言っているのだ?この豆腐め』
ネウロはいつものように弥子の頭にぐりぐりと拳を当てる。
『・・い・・いやいや・・いたい!いたいよ・・うわあああん』
激しく泣きじゃくる弥子・・・何かがおかしい。そう・・まるで幼い子供のようだ。
『・・む・・なんだか様子がおかしいな・・まさか・・』
何かが思い当たったのかネウロは様子のおかしい弥子に話しかける。
『・・おい・・貴様の名前と年齢を言ってみろ』
泣き止んだ弥子は素直に答える。
『・・か・・かつらぎ・・やこ・・な・・7さい・・』
やはり・・ネウロの思った通りだった。
『我が輩が頭ばかり攻撃したから・・衝撃で精神年齢が戻ってしまったのか・・』
面倒なことになったと考え込むネウロの顔を弥子はじーっと覗き込む。
『・・きれいな目・・みどりいろ・・めろんそーだみたい・・』
ネウロの顔を両手で挟み、弥子は見つめる・・なんて澄んだ瞳。
『む・・・調子が狂う・・・』
カタカタ・・《病院!!・・・早く病院!・・・・・アカネ》

316名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 02:10:07 ID:pNGyn6lK
しばらくして事務所のドアを叩く音がする。
『おい!入るぞ!』
吾代が例のごとく資料の山ほど入ったダンボールを担いで現れた。
しかし、目の前に広がる異様な光景に吾代は思わずそれらを床に落とす。
『おお・・吾代・・どうしたのだ?』
『・・ど・・どうしたって・・なんか気色悪りいぞ・・』
見ればプリンを食べる弥子の傍らにネウロがぴったり寄り添い頭を撫でている。
もしかしたらそんな関係じゃないかと思ってはいたが、それにしても妙だと吾代は思った。
『ねうろ・・あのこわいかおの人はだれ?』
『おお・・あのチンピラは小卒の吾代だ』
『・・しょうそつ・・?』
『そうだな・・まあ貴様と同じ小学生みたいなものだ』
『あはは・・へんなのー・・あんなにおっきいのにー』
『うるせえええ』
『ひっ』・・弥子の身体がびくっとなる。
『大きな声を出すな・・吾代。・・ヤコが泣くだろう』
『・・いちいち腹立つんだよ・・それよりコイツ何か変じゃねーか?』
『やはり気づいたか・・まあ小卒の貴様でも分かり易く説明するとだな・・・』
そう言うとネウロはこの異様な状況を手短に説明した。
『はああ?所長の中身が7歳児に戻った?・・何でそんな事になったんだよ!』
『うむ・・いつも通りのブレーンバスターにしておけば良かったのだが
我が輩調子に乗ってしまってな・・橋本流にアレンジしたらこのザマだ』
『・・・女子高生相手に何えげつない事してんだよ・・・』
自分がいない時こんな事が事務所で繰り広げられていると思うと吾代はぞっとした。
『それより・・コイツ早いとこ病院に連れてかねーとやべーんじゃねーか?』
そう言った吾代が振り返ると弥子がすぐ側まで来ていた。
『お口になにか・・ついてる・・これなに?』
唇のピアスに触れながら弥子が無邪気に訊ねる・・なんて汚れのない瞳。
『・・これは・・ピアスだ・・ピアス』
吾代の背後に忍び寄り、ネウロが囁く。
『なあ・・貴様もまだ病院に連れて行くのは惜しいと思ったろう?』
『・・う・・うるせえ』
カタカタカタ・・・《・・いやいやいや・・病院!病院!・・・アカネ》

317名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 02:11:23 ID:pNGyn6lK
30分後、再び事務所のドアが叩かれた・・・バタンッ
『おい・・弥子ちゃんが幼児退行してるって本当か?』
カタカタ・・《・・笹塚さん来たーーーー・・ていうかお仕事は?・・アカネ》
『ねうろ・・あのひとは?』
『ああ・・あの方は笹塚さん・・刑事さんですよ』
どうやら面白がってネウロが呼んだらしい。
『・・弥子ちゃん・・大丈夫か?』
『・・・けいじさん・・おひげだ・・おひげー』
低血圧、低テンションの笹塚も流石にこの時ばかりは
柳沢慎吾の10分の1位にテンションが上がっていた。
『・・弥子ちゃん・・お兄ちゃんて言ってごらん・・』
『・・刑事てめー淡白そうな顔してそんな趣味があったのかよ』
『うるせーよチンピラ・・妹を思い出しただけだ』
『糞っ・・おい所長・・真珠入りって言ってみろ!』
『下品だな吾代・・・脳の程度が知れるぞ・・さあ先生・・
 おっしゃってください・・W私はネウロ様の家畜ですW』
『・・あんた・・いかにも好青年風な助手面して普段そんな事考えてたのかよ・・・』
『他人の嗜好にとやかくおっしゃらないでください・・笹塚さん』
三人の男は三竦み状態・・・そこへ新たな資格が現れた!

318名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 02:16:06 ID:pNGyn6lK
勢いよく事務所のドアが開く・・バタン!
『おいおい!・・桂木が7歳児ってマジ?!』
カタカタ・・・《・・今度は匪口さん来たーーーー!!・・だからお仕事は?・・・アカネ》
比較的若いので警戒心が無いのか弥子は近寄る。
『おっきいめがねのお兄ちゃん・・あなたもけいじさん?』
『可愛いねー桂木・・よしよし』
そう言うと匪口は弥子を座らせ、両脚の付け根を自分で指差させる。
『さあ桂木・・言ってみ・・WここにインストールしてWって』
『・・ここに・・いんすとーる・・して?』
男達の目の色が変わった!
『・・PC用語を使って先生に卑猥な事を言わせるなんて・・流石ですね・・匪口刑事』
・・・・四天王が揃った・・・・・
いつしか男達の間では誰が一番股間の通天閣にヒットする台詞を弥子に
言わせることが出来るかの熱い戦いが始まっていた。
まるで少年漫画の様な熱いバトル・・しかし、はたから見ればただの変態達の宴だ・・・。
しばらく白熱した戦いが繰り広げられた後、意外にも弥子が自ら放った一言で勝負の幕は閉じた。

『・・ねえ・・やこ・・あいすたべたい・・棒つきのおっきいやつ・・』
一瞬静まり返る事務所・・しかし次の瞬間・・・
『ブラボオオオオオオオオオオオオオオ!!!』
ワアアアアアアアアアアアアア
横浜アリーナのような大歓声の中、個性的な男達の心が今一つになった。

カタカタカタ・・・・・・《・・あの・・だから病院に・・連れてってあげて・・よ・・アカネ》


すまない・・エロは無いけど変態なんだ。
このあと3人を早々と帰したネウロはちゃっかりロリータプレイを
楽しんだとか楽しまないとか・・そんな後日談があるらしいですよ。
319名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 02:25:16 ID:MRXSfhiX
初のリアルタイム遭遇に興奮中
あかねちゃんテンション高けぇw
こういうのもいいな
後日談も楽しみにしてるよ
320名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 02:28:38 ID:wy9F7AMW
リアルタイムキタ━!!
>ここにインストールして
がツボに来て、夜中だってのに本気で噴出しましたw
本当GJ!!!

そして、後日談が凄く気になる…
321名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 02:34:23 ID:sgiFG+PG
言い知れないほどGJォォォ……!!!
エロないとはいえ、あんた神だよ。
ヤコたん思いのあかねちゃんの心労が思いやられるね。
ネウロ、何だかんだ言いながら結局世話してたのか。
それと、柳沢慎吾の10分の1位のテンションでも、笹塚にとっては血管切れる
ほどの出来事だよね。
ヤコたんの一大事に駆けつけてくるなんて、男だ…。
でもその前に病院連れてけよ。
322名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 03:07:10 ID:dMZX+9tw
>橋本流にアレンジ
ブレーンバスターとか想像して吹いたw
更に柳沢しんごで夜中に声出して笑ったwww


通天閣とか真珠入りとかインストールとか…お前は凄ぇよ…一気にド真ん中立っちゃったよ勿論色んな意味でな!!
323名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 03:20:11 ID:krDR+Jiv
4人ともテラバカスwwwwwww
そして自分も >WここにインストールしてW にやられた

ネウロのロリータプレイも気になるところだが他の3人の後日談も見てみたす
324名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 09:32:24 ID:FpusRa62
後日談期待
325名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 17:13:35 ID:z6yk0KAR
久し振りに来てみた。
前々スレくらいに吾代×弥子と入れ替わったあかねを書いた者です。
今度はネウロ×あかねを書いてみたので投下します。
326名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 17:17:39 ID:z6yk0KAR
太陽はとっくの昔に地平線の向こうへ沈んでいた。その光が懐かしいと切なく思っても明日にならないと見ることは出来ない。

闇と沈黙が支配する事務所へ、静かにドアを開け人間が入ってくる。
疲れているのだろうか。長い髪をくしゃくしゃにさせてもうどうでもいいと言った風にソファに倒れ込む。
「ああー、疲れたぁー。あかねちゃん、少し休ませてぇ……」
誰かに話し掛けたようだったが、部屋にはその人物以外誰も居なかった。
ただ、重い目蓋を閉じたあと、次の日の朝まで起き上がる事は無かった。



目が覚めると丁度朝日がビルの隙間から差し込んで、『私』の目に突き刺さった。

「まぶし…………え?」
『私』はその現象に驚き、暫く体を硬直させる。


えーと、えーとこの状況は一体……。
頭の中で整理しないと……

そうだまず昨日、昨日の事から。

私、あかねはネウロさんの力で髪の毛だけ生き返った死者で、
この探偵事務所で秘書をしていて、
昨日は私の力が必要だと言われて弥子ちゃんにくっついて外に出てお仕事していた、
そこまでははっきり覚えてる。


で、問題は何故今『私』が弥子ちゃんの体を操っているか、だ。



お仕事が終わってから……お互い力を使い果たした二人はやっとの事で事務所までたどり着いて、それから、記憶が無い。

ということは……。
日付が変わっても元に戻らなかったから、二人が入れ替わってしまった、という事……だろうか!
なんてこと!


がばっと勢いをつけて立ち上がってみる。
そして両手を顔の近くまで持って来て、指を一つずつゆっくり動かしてみる。


それだけの事なのに何故かとても嬉しかった。


自由な体。健康な体。
ああ、生きてるってこういう事だったっけ……


「あ、い、う、え、お……」

次は声を出してみる。
生き返ってからはジェスチャーか筆談でしか意思の疎通が出来なかった。喋れる。嬉しい。


そうなると少し欲が出てきて、もっと楽しみたくなってしまう……。
弥子ちゃん、ごめんね。少しだけだから、体、貸してね。


327名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 17:19:15 ID:z6yk0KAR
1日寝て、力が回復したのか私の自慢の髪がさらさらつやつや元通りになっていた。
外へ出るには身だしなみを整えないと。街で弥子ちゃんの知り合いに会っても怪しまれないように、私本体の髪の毛も彼女の髪の短さに揃える。


バタン!

鏡に向かいブラシで整えていると、突然ドアが開いた。
一瞬ビクリと驚くが、誰だか予想は付いていた。


「ん?……早いな」

ドアの前には昨日久し振りのお食事を済ませて機嫌の良さげなネウロさんが立っていた。

「あ、お帰りなさいネウロさ……!」
そこまで言いかけてふと気付く。
私があかねだとバレたら、すぐに元に戻されてしまうかも知れない……!

いつも弥子ちゃんをいじめて楽しんでいるネウロさんの事だ、私も普通の人間だったら絶好のからかい相手に違いない!

その場で素早く考え、私はすぐに行動に移す。

「おかえり、ネウロっ!私、忘れ物を取りに来ただけで、これから学校へ行くの!」
普段の弥子ちゃんの口調はこんなものだったか。なんとか真似て彼の側を横切り急いで出口へと向かう。



だが……
「ちょっとまて、弥子」
「ぐぅっ!」
それ以上にネウロさんは素早かった。物凄い力で首根っこをつかまれ息が出来ない…っ!

「どこへ行くのだ?ん?」
そのまま引き寄せられネウロさんの腕の中へ。
「え……だから、がっこう……」
「アカネよ、お前は嘘が下手だな」
「なっ!!……っグハっっ……!!!」
首が絞まっているのも忘れ振り返ろうとし、咳き込む。
「ど…して……」
息も絶え絶えに返事をするとネウロさんはそれはそれは楽しそうに教えてくれた。

「今日は日曜日だ。
事務所にこもりっきりで曜日の感覚が薄れてしまったらしいな、アカネよ」
「そ、そうだったんですね……」

ネウロさんには敵わない、です……。
大人しく元の髪の毛に戻ろう、と諦めかける。
328名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 17:20:42 ID:z6yk0KAR
と、ネウロさんは首根っこを掴まえていた腕を離し、今度は私の体を抱きしめた。
「あ、え……」
「どこへ行こうとしていたのだ?」
その声は、普段弥子ちゃんに向けられる強気の声とは違い、少し切なそうだった。

「どこ、とか考えてませんでした。ただ、生きてる実感を確かめたくて、外に出たいと……」
素直に考えていたことを話してみる。


「ならば」
抱きしめる腕の力が強まる。
「生きている実感を確かめるならここでも出来るではないか」
「ネウロさん、くるし……どういう意味……ですか?」

彼の真意を確かめたくて振り向く。
「んぐっ……!!!」
すると突然顎を掴まれて唇に何か、柔らかいものがあたった。

それがネウロさんの唇だと気付くのはすぐだった。
私、ネウロさんに、キスされてる!!!




「んんっ!ひゃ、ひゃめ……んぅっ!!」
やめて、と口を開いたと同時に舌が割り込んでくる!
「んあ………くふ……」

くちゅくちゅと舌が絡み合う。
やわらかく、ねとりとした感覚に頭が痺れる。
「ふゃぁぁ……」


たっぷりと、約1分。ネウロさんは充分楽しんだらしく、口を離す。その頃には私はもうすっかり力が抜けて一人では立っていられない状態になっていた。
「アカネよ、生きている実感を楽しむならこれが一番だと思わないか?」
「あ……ね、ネウロ…さん……」
ずるい。こんなことしたあとで言うなんて。
私は頷いた。

ネウロさんは満足そうにニヤリと笑い、私をソファに座らせた。

329名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 17:24:27 ID:z6yk0KAR
「服を脱がすぞ?」
抵抗できるわけもなく、私はただされるがまま、一枚一枚ゆっくりと服を脱がされていき、裸になる。

ネウロさんは乳房を持ち上げるように触りながら呟く。
「体は弥子のままなのだな」
そしてそのまま揉みしだく。
「はぁ……っ…」

ただ胸を揉まれているだけなのに、こんなに気持ちいい。
「ふふ……」
私が悶えているのを見て、ネウロさんはとっても楽しそうだ。
やがて、その手が胸の中心へと這い寄ってくる。
「っああっ!!」
突然の衝撃に体中に電撃が走る。

「乳首をつままれただけなのにそんなに大きな声を出すな」
「そ、そんな事いわれても……っはぁぁ!」

その指がくりくりと動く。
「ああっ、やぁっ!」
「声が大きいぞ」
神経が集まるむき出しの薄い皮膚をこすられてどうして、声を抑える事が出来ようか。

「触るだけでをんなに声を出していてどうする」
「そ、んな…」
そういうとネウロさんは乳首に口を付けて、てろ、と舐め上げた……!

「っくぅ!!」
その、衝撃と言ったら……
体を弓なりに反らせそこから動けない。
「……………!!!」
耐えられないくらいの快感に声も出なくなっているのにネウロさんは容赦なく私を責める。
舌だけではなく、片方の乳房もネウロさんの手でもてあそばれている。

「っっっ!!!」
だめ、だめ!息が、できな……!!!

私の異変に気付いたネウロさんが愛撫を止めてくれなければ、そのまま失神していたかもしれなかった。

「はぁっ、はぁっ……」
ようやく息継ぎが出来るようになった。

「体はヤコなのに味はアカネ味なのだな」
私を上から見ながらネウロさんがわけのわからない事をいう。
「あ、あじ、ですか?」
「ふふ、アカネ味、なかなかいける」

自分で言った言葉が気に入ったのかネウロさんは繰り返す。


「アカネ。休息は充分だろう?本番はこれからだ。
我輩にもっとアカネ味を堪能させろ。失神などしてつまらなくさせるなよ」
330名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 17:25:45 ID:z6yk0KAR
ぞくり。背中に冷や汗を感じる。
そう口にしたネウロさんは怖いくらいの微笑を浮かべ、物凄く楽しそうだった。
なにか浮かれているようでもあった。

「あ、あ……私……」
「人間の感覚を取り戻したばかりだからといって手加減はしないぞ」
「うっ」
台詞を先回りされ私は何も言えなくなる。
こうなってしまったネウロさんは誰にも止められない……。



「い…た……っ!」
私の中へ入ってくるネウロさんのソレが大きすぎて、私は思わず声を上げてしまう。
「痛いわけはあるまい」
腰を掴むネウロさんの手の力が少し緩む。気を使ってくれているらしい。


「あ、ああ……」
やがてゆっくりと、ネウロさんの腰が沈んで行き、ぜんぶなかに入った。

「どうだ、まだ、痛いか?」
「ぁ、う……」
何か、息が詰まっているような感じがしてこえを出すことが出来ない。


「大丈夫か」
顔に汗をびっしょりとかいている私。
ネウロさんが私の額に手を当てて汗を拭ってくれる。

「ありがと……ございます……あ…だ、だいじょうぶ……です」
「そうか」

その優しさにますます胸が詰まった。が、次にネウロさんは言う。

「動いたら止めないからな」
やっぱり……ネウロさんはネウロさんだった。


331名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 17:26:39 ID:z6yk0KAR
ゆっくりと、ネウロさんの腰が動き出す。
「ん……ふっ……」

じんわりと中から襲ってくる快感に酔い小さい吐息が漏れる。

「いい感じだな、アカネ」
「は、はい……大丈夫……みたいです」

「そうか」
と、言い終わらない間に彼の動きが早まる。
「ひっ……くはぁっ!」


ズンっ、と奥まで突き抜けるような勢いに耐えられず私は高い声を上げる。

「あああっ!や、あんっ!!」
「いい声を上げるものだ」

それを聞きますます速度を上げるネウロさん。

「あっあっ、……ぅくっ」
がくがくと肩を揺さぶられまともに声も出せない。

でも、その乱暴さが丁度良いくらいに感じる。痛みと快感が混じり合い脳天まで駆け巡る。


「アカ…ネ……もう」
ネウロさんが食い縛る歯の隙間からうめくように言葉を漏らす。
「ああっ……ネウロさ……私も、私も、イっ……ちゃ……
ああああああっ!!!」
それに合わせて私も、快感が頂点へと達する……!

ドクドクと熱い液体が内部へ注がれて行くのを感じながら、力尽きた私は目蓋を閉じた──




332名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 17:28:13 ID:z6yk0KAR
私の髪の毛を優しく漉きながら、ネウロさんは呟く。
「久し振りの人間の体、楽しめたか?」
はい。ネウロさんのお陰で。
「また、この体をいつでも貸してやろう」
弥子ちゃんに悪いからもう、いいですよ。
「……不思議なものだ」
なにが、ですか?
「顔も体もヤコなのに、感覚が違ったんだ」
どういうことでしょう?
「ずっと、求めていた、そんな感じがする」

……それは、きっと、私がもう人間じゃないから。
ネウロさんと一緒だから。
そう髪の毛で答えると、ネウロさんは笑ったのか、戸惑ったのかわからない曖昧な表情をして、『私』にキスをした。

「アカネよ、また、抱かせてくれないか……」
ネウロさんの甘いキスで痺れてしまって、私は恥ずかしくて答える事が出来なかった。







その後。
事務所では何事も無かったかのように弥子が昨日の服装のままソファに寝ていたがやがて、目を覚ます。そして携帯の時刻表示を見て、貴重な休日を寝て過ごしてしまった事実を知り、一人落ち込むのだった。

そしてあかねは謝るわけにもいかず気まずそうに特製ブレンドの紅茶を差し出すのであった……。



おわり

投下してる時点で気付いた。長杉てごめんなさい
333名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 19:49:57 ID:gBnTpe9X
魔界の退行薬で幼稚園児化した弥子とロリプレイ
334名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 20:56:42 ID:NE/RAFsE
325さん、GJです!
335名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 22:12:48 ID:dKB2JF22
ネウアカGJ!!
336名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 23:03:45 ID:sgiFG+PG
ロリプレイに妄想中。
今現在、書いているところ。
337名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 23:13:03 ID:PxYm9MKT
ktkr wktk
338315:2006/09/05(火) 23:33:35 ID:7Ie955JA
やばい・・・今、後日談書いてるんだけど被っちゃうかな?
同じくロリータプレイ(と言っても身体は女子高生ヤコのまま)
339336:2006/09/05(火) 23:46:01 ID:sgiFG+PG
あ、どうぞお先に投下して下さい。
俺も設定そのまま使用させてもらって、体は大きいけど幼女なヤコたんで
書くつもり。でもちょっとエロ寄りになりそうなんで。
340名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 23:49:30 ID:PxYm9MKT
自分はおkです
どっちも読みたい
341名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 00:12:04 ID:cfcqGreN
>>315
GJすぎるwww 
真珠入りだのお兄ちゃんだのインストールだの、
男どもがここぞとばかりにブッちゃけとるな。
続きも期待しております。
342名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 01:08:25 ID:rYRlenH7
柳沢慎吾なみにテンションあがってきた!
待ってます、全裸で。
343名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 01:24:10 ID:xtxgxZ8v
>>315
四天王バカスww
何だあのテンションwwww
344315:2006/09/06(水) 02:30:56 ID:EtByCBpt
ネタ全開で突っ走ったのが意外と好評で嬉しい。



それじゃ・・・後日談投下しますね。
345後日談1:2006/09/06(水) 02:32:34 ID:EtByCBpt
【前回までのあらすじ】
ネウロの橋本流垂直落下をモロに食らった弥子はその衝撃で中身が7歳児に。
偶然来た吾代とその事を聞き付けた笹塚・匪口も加わり、四天王が揃った。
男達のどす黒い野望で溢れる探偵事務所・・そして流れはロリータ祭りでわっしょい(原西調)
・・・しかし3人は早々と事務所を追い出され、一人残ったネウロは珍しそうに室内を動き回る弥子を
眺めながら良からぬ事を企てるのであった。(そして、もうどうにでもなれと壁の中に消えるあかねちゃん)


事務所を追い出された男三人衆が肩を並べる。
『・・笹塚さん・・あの助手絶対、一人だけ美味しい事する気じゃね?』
『・・・言うな・・余計悔しい・・』
不満を語りながら歩き出す三人。
『ああ・・W一緒にお風呂に入ろうWも言わせりゃ良かったな・・』
『しまった・・W身体が熱い・・・ウィルススキャンしてWにすりゃよかったなー』
『・・・糞・・マジで真珠入れるか・・』
こうして好色三代男は街に消えて行った。

一方、事務所では帰ろうとした弥子をネウロがお菓子で釣り、引き止めていた。
そして、いともあっさり居ついてしまったのであった。
《・・・・食い物に釣られてあっさり信用するなんて・・こいつは昔から豆腐なのだな・・
    よく今まで無事だったものだ・・・これでは誘拐するのも楽勝ではないか・・・・・》
そんな事を考えているネウロに何の疑いも無く弥子は話しかける。
『ねうろは・・いい人だね・・おかしくれるもん・・』
全く子供らしい現金な言葉だ。
『・・ああ・・そうだな。・・どれ・・一つ楽しい遊びを教えてやろうか?』
ネウロがそう言うと、弥子は瞳を輝かせた。
『たのしいあそび?』
わくわくした様子の弥子の身体を抱き寄せ、ネウロは制服の中に手を入れる。
『・・・??!!!』
突然の事で驚いた弥子だったが、あっという間にベストを脱がされてしまった。
しかし、次にネウロがシャツに手をかけ始めると流石に不審に思ったのか抵抗した。
『・・い・・や!・・どうしてようふくを・・ぬがすの?・・やだ!』
身体は女子高生でも、今中身は子供なのだ・・怯えるのも当然だろう。
ところが、流石はドS魔人・・・そんな事はお構いなし。
こうなったネウロはCCBだって止められない。
ナボコフ&ルイス・キャロルの世界に足を踏み入れる気満々のようだ。
346後日談2:2006/09/06(水) 02:33:47 ID:EtByCBpt
いや!・・ねうろこわい!・・やこ・・帰る!』
しかし、ネウロにがっちりと身体を押さえられているため弥子は身動きがとれない。
『・・そう怖がるな・・楽しい遊びと言っただろう?・・そら・・これでも舐めていろ』
そう言うと弥子に棒付のキャンディーを与え、気を取られている隙にシャツとブラを脱がせる。
すると弥子は露になった自分の身体を見て驚く。
『・・えっ・・・・やこのからだ・・変・・』
脱がされて初めてその不一致にに気づいたようだ・・中身が7歳の弥子は酷く混乱する。
『・・ほう・・貧相な身体でも7歳の貴様から見れば少しは発達してるのか・・面白いな』
何がなんだかわからなくて不安な弥子に構わずネウロは胸元に手を滑らせる。
『ひや・・やあ・・!』
弥子はくすぐったそうに身を捩じらせる。キャンディを舐めながらの半裸姿がミスマッチで
白痴美な雰囲気が妙にエロティックだ。
『・・身体の方は慣れているはずなのに面白い反応だな』
ネウロはすっかり固くなった胸の先端を口に含み舌で転がす。
『・・いや・・くすぐったい・・ね・・うろ・・』
自分の身体に広がる得体の知れない感覚に弥子は更に不安になる。
初めて弥子を奪った時の様な初々しい反応にネウロは大満足だった。
『貴様の身体はいつもこうしてるのだ・・その内気持ちよくなるだろう』
そう言ってあどけない表情の弥子の唇を塞ぎ、舌をねじ込ませる。
『・・ん・・ふ・・・・!??』
弥子はネウロの背中を叩き激しく抵抗したが、巧みに口内を暴れ回る舌に翻弄され力が抜けて行く。
とろんとした顔の弥子・・やはり子供だ。一度心地よさを感じてしまえばあっさり抵抗をやめる。
『もうすっかりいいみたいだな・・・』
ぐっしょりと濡れたショーツにネウロが手を伸ばすと弥子は驚き、恥ずかしそうにする。
そういった知識も全て忘れている今の弥子は自分が粗相をしたと思っていたのだ。
『・・・ごめ・・ん・・なさい』
『いや・・気にするな・・自然な反応だ』
自分の身体の変化一つ一つに怯え、戸惑う弥子を楽しみながら
このマルキ・ド・サドもといネウロは充分に潤った花芯に指を這わせて行く。
347後日談3:2006/09/06(水) 02:34:43 ID:EtByCBpt
指を挿入して行くと、中でひくひくと波打っているのがわかる。
『や・・あっ・・きも・・ちいい・・』
『そうか・・・本当に楽しい遊びはこれからだぞ』
ネウロが指を引き抜くと弥子は物足り無そうな顔をして今にも泣きそうだ。
『・・ここ・・もっと・・さわって』
なんとも素直な反応だ。普段の弥子なら意地を張って余り口にしないような言葉である。
『・・いつもそれくらい素直ならいいのだが』
いつもの意地を張って抵抗する弥子もそれなりに面白いが
たまにはこう素直なのも悪くないなとネウロは思った。
『・・そうがっかりするな・・代わりにこれをくれてやる』
ファスナーを下ろして張り詰めたものを取り出す・・・初めて見る男性器に流石に弥子は怯んだ。
『いや!・・こわい・・・』
『指などとは比べ物にならない程気持ちがいいぞ』
『・・・ほんとに?』
悪魔の囁きに少女はまんまと誘導されてしまった。
いつも通り弥子の両脚に身体を割り込ませるとネウロは一気に突き上げる。
『やっ・・・ああっ・・』
一瞬、異物感に戸惑う弥子だったが身体は普段の事で慣れているので
すぐに粘膜の擦れる激しい快感に飲まれていった。
『んっ・・・あっ・・ああ・・きもち・・いいよぉっ・・』
『どうだ・・楽しいか?・・この遊びは・・』
ネウロは腰を動かし激しく攻め立てながら訊ねる。
『ああ・・うん・・たの・・しい・・ねうろ・・だいすき・・』
これも普段なかなか聞けない言葉だろう・・・子供は気持ちを包み隠さない。
機嫌を良くしたネウロはより一層強く攻め立てる。
『あああっ・・・やあっ・・なんか・・おかしいよぉっ!』
身体に電流が走ったようになり弥子が意識を飛ばした。
348後日談4:2006/09/06(水) 02:38:17 ID:EtByCBpt
一度達したというのに弥子はネウロに再度せがむ。
『・・もっと・・もっとしてえ・・さっきの・・』
『・・わかったわかった・・直ぐにまたくれてやる』
それから何ラウンドまで行ったかは亀田でもランダエタでもわからない。

事後、ソファーで眠る弥子に自分の上着を掛けてやりながらネウロは呟いた。
『・・・子供か・・・悪くないな』
『う・・・ん』
その時、ダイナミックに寝返りをうった弥子が思い切りソファから落ち、床にゴシカアンした。
『い!痛ああああ!ってあれ?・・何で私、服着てないの?』
『おお・・元に戻ったか・・ワラジムシ』
ふざけた猫目と弥子は目が合った。
『ネ・・ネウロ!・・・何なのこの状況!私、全然覚えが無いんだけど!』
『仕方ないな・・豆腐の貴様でもわかりやすく説明してやる』
この長い経緯を聞かされ弥子は頭を抱える。
『なっ・・じゃあ、あんた・・そんな状態の私にいつも通りこんな事したの?』
『ふむ・・普段の貴様の数倍可愛くてな・・戻らなくてもよかったろうに』
そんな憎まれ口を叩きながらも弥子が元に戻ってネウロは安堵する。
『・・あんた・・鬼畜だよ・・ホント・・・・ってああああああああああああ』
何かを思い出したように弥子の顔が青ざめる。
『・・あんた・・どれくらいした?・・何回したの?』
『貴様がもっともっととせがむからだろう・・覚えていない』
『・・・うわああああ』
『なんだやかましい』
弥子は思い出したのだ・・・月に一度来る物の丁度中間の期間・・・
『モロ危険日だよ・・・・』
『おお!それなら尚更好都合だ・・我が輩今回の一件でますます貴様に子を産ませたくなった』
『はあ?・・・こっちの都合は?・・ていうか少しは反省しろーーーー!!!』
怒りの抗議をする弥子を担ぎ、ネウロはまたソファーの方へズカズカ歩く。
『そら・・無事、元に戻った事だ。もう一動きするぞ』
『・・だから・・人の話を聞けーーーー!!!』
ネウロが繁殖期でないのが幸いだが、この調子なら弥子が妊婦探偵になる日も近い。



ちょっとしたおまけ・・哀れな子羊弥子の行く末です。
ttp://vegetarianism.o0o0.jp/pochi/src/shichi13456.bmp_OJsBQU9l/shichi13456.bmp


以上、投下終わりです。
いや・・すまない・・さんざん変態三昧したあとに急ハンドルなラブ転向・・
一番驚いてるのは自分だ。

普通にサイアイ物も考えている・・最近出番無いけど需要あるかな?
349315:2006/09/06(水) 02:49:00 ID:EtByCBpt

すまん・・上のURL失敗だ。カサマツshichi13456.bmpでパスneuro
面倒な人はスルーしてね。
350名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 02:55:15 ID:GyzA5W4a
リアルで遭遇したぁ…!
グッジョォォォォォブ!!!!!!!!

くっそー、携帯なのが悔やまれる…!
351名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 02:59:18 ID:LTf85XOf
ま さ に 外 道 !! w



ああもうホーミターイ♪エログッジョブ!、フォウ!止まらない!だよ!
♪たたらたーたーたーたたーたーたーたー♪



あの、その後の吾代を借りる事があるかもしれないけどいいですか?
352315:2006/09/06(水) 03:07:12 ID:EtByCBpt
>>351
どうぞ・・その後の吾代使ってください。

やっぱりまさに外道!出ちゃいましたよねw
一応349のレスでうp先ありますので。

おやすみなさいノシ
353名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 06:47:13 ID:oi3GrK1R
GJです!!!まじで面白い!!
エロと笑いが激しくマッチしてたよ
354名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 08:31:01 ID:WEzOXmE1
最近「不思議の国のアリス」を読んだばかりだったから
ルイス・キャロルがツボにキタw
エロいし笑えるし本当にGJ!!!
355名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 09:12:22 ID:meRY73/5
カサマツ行ったら絵もワロスw
356348:2006/09/06(水) 10:51:27 ID:LI4KJsZ0
おお・・仕事が午後からなので覗いてみたら早速レスがあって嬉しい。
カサマツが直リン不可だったの忘れてた。のでうpし直しです。

ちょっとしたおまけ・・哀れな子羊弥子の行く末
viploader293313.bmp

>>355
見に行ってくれてありがとうな。

357348:2006/09/06(水) 11:25:16 ID:LI4KJsZ0
すまない・・

ttp://viploader.net/
で画像板〜5MBのviploader293313.bmp だ・・
レスを無駄に消費してしまって申し訳ない。

358名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 12:29:23 ID:meRY73/5
ひょっとして画像アップするの初めてか?ドンマイw
359名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 13:17:49 ID:cS6/IbXZ
外道ネウロと幼女弥子超GJ!!久しぶりに萌えた!

リンク先すごーく見たいが…いま携帯orz

家に帰るまでwktrしてよwww
360名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 14:06:41 ID:dNy8g3sz
文、絵共にGJ!
うpの時はjpg保存したほうがいいですよ
361名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 14:33:52 ID:TLfvGB1T
GJでしたwおまけワロス
黒一色で描かれてるしこれだったらgifかpngのほうがいいだろうね
bmpはマカーの人はブラウザ上で見られないことがあるし
362名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 17:34:45 ID:+oNYDlya
315神GJです!おまけ含めて、ラブ落ちなせいかなんかほのぼのしててイイ!
336神のバージョンもワクテカ全裸で待ってますYO!!
363名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 18:27:03 ID:0QiY3jYm
おまけ絵も可愛かった。
GJです!!!
364名無しさん@ピンキー:2006/09/07(木) 00:30:05 ID:CaQAkEGG
作者のドジっ子っぷりに萌えた
そして亀田吹いたw
365336:2006/09/07(木) 00:57:57 ID:4r6F7c+I
今、書いてる。
366名無しさん@ピンキー:2006/09/07(木) 01:16:41 ID:zhhSNrEJ
テカテカで待ってるぜ!
367ヤリたい放題 1:2006/09/07(木) 03:05:33 ID:4r6F7c+I
「…ふにゃー…」
ネウロのいつもの気紛れで突然ひどい目に遭った弥子は、何とか自力で息を吹き返
した。
「いたぁ…なんか首が痛いよう」
ぺたりと床に座り込んで知らない場所に紛れ込んだようにあちこちを見回している姿
は、まるであどけない幼女だ。さっきの脳天への衝撃で一時的におかしくなったのか
も知れない。
ネウロは慎重に近付いていく。
「お前は、ヤコか?」
突然現れた明らかに異質なタイプの男に、弥子はびくっと肩を震わせてからおずおず
と見上げる。
「お兄ちゃん、私のこと知ってるの?」
「ああ、よーくな」
「…ごめんなさい、私、知らない…ここがどこなのかもわかんない」
何もかも知らないものばかりのようで、しくしくと泣いている様子はやはりいつもの弥
子とは違っていた。
面倒な、とも思ったがこれも人間観察の一環だと思い直して、ネウロはまず床に座っ
たままの弥子にソファーに座るようにと促した。

「…そうか、貴様は七歳か」
「うん、今年の春に入学したの。学校楽しいから好き。それと給食も好き。えーと、好
きなメニューはプリンとシチューとカレーライスとエビフライと…」
「そうか、勉強よりも給食が好きなのは分かった」
取りあえずは近所のコンビニで即効仕入れてきたお菓子をずらっとテーブルに並べ、
それを勝手に食べさせながら少しずつ話を引き出していく。現金なもので、山のような
お菓子に満面の笑みを浮かべる弥子はすっかり首の痛さも忘れたようだ。
368ヤリたい放題 2:2006/09/07(木) 03:06:26 ID:4r6F7c+I
「わー、このプリンおいしー、チョコもケーキも今まで食べたことないほどおいしー。こ
んなのどこで買ったの?」
すっかり幼児退行している弥子にとっては、目の前にあるお菓子は全部未来のもの
だ。その味にすっかり夢中になっている。
「そんなものはどこにでもある、それよりもヤコ」
キラキラと目を輝かせてお菓子を食べている無邪気な弥子の横顔は、さすがの魔人
でも純粋に目を引かれた。普段の弥子も色々と構うと面白いが、こういう弥子もなか
なか悪くない。
「なーに、ネウロ」
プリンの最後の一口を頬張ったまま顔を上げた弥子の細い顎に、すっと指を這わせ
てみる。
「今の貴様はただの子供だが、我が輩、いつもの貴様のことなら実に良く知っている
ぞ。何も知らないのが不安なら、少し教えてやろうか」
「うん、教えて。私のことなのに知らないのやだもん」
「そうか、では」
顎に当てていた指をそのまま首元まで落とし、制服の襟元を割る真似をしてみた。
当然のことながら全く未知のことらしく反応がない。これは好都合と、華奢な体に回
していた片腕がぎゅっと強めに締まった。次のチョコババロアにスプーンを入れようと
していた弥子は、びくっと体を震わせる。いい反応だった。
「…なに?」
「気にすることはない。我が輩と弥子がいつもしていることだ」
「私、いつもネウロにこんな風に抱っこされてるの?」
「まあ、そうだな。同じことをしてみるのも悪くないだろう」
「んー…わかんないけど、いいよ。ネウロ親切だったし」
普段の弥子でも扱うのは簡単だが、今の弥子は子供な分だけ更に輪をかけて単純
になっている。これを利用しない手はないと腹黒い魔人は久し振りに浮かれていた。
「それでは、するぞ」
無心に見上げている弥子の汚れない瞳が驚いたように大きく見開かれた。唇の自
由を奪われて声すらも出ない。その隙に、抜け目のない指先が制服とブラを一緒に
たくし上げて未熟で青い芯のある果実のような乳房を怖がらせないようにそっと揉ん
だ。
369ヤリたい放題 3:2006/09/07(木) 03:07:15 ID:4r6F7c+I
「ン…ぷはっ」
口を塞がれたことで、とっさに呼吸も止めていたのだろう。苦しくなったのか突然腕の
中で弥子がもがいた。
「ひど…何でこんなことすんの、ネウロ」
「だから断った筈だ。いつも弥子は我が輩とこんなことをしているとな」
「私、知らない…全部知らない…」
頭を振りながら何とか逃れようとする弥子をがっちり捕まえて、ネウロは事務所の隅
に連れて行った。そこには弥子がいつも服装チェックをする為の姿見が壁から下げら
れていた。
「そら、よく見ろ。これが今の貴様の姿だ」
「え…」
今までお菓子につられていたせいで、自分の姿をゆっくり見ることのなかった弥子は
呆然としていた。それもそうだろう。自分は七歳だと思い込んでいるのに、鏡の中の
姿は成長した姿なのだから。
「これ、私なの…?」
「そうだ、今の貴様は十六。高校生になっている」
「やだああ…」
遂に、弥子はべそをかき始めた。現在の状況に頭がついていかない上に、姿まで変
わっているのだから。
「まあ、そう硬くなるな」
「ひくっ、ネウロぉ、怖いよお…」
ひくひくと肩を震わせながら泣く弥子は、それなりにそそるものがある。無理やりする
のもいいが、たまにはこういう趣向も目先が変わっていて刺激がある。ネウロは優し
さを装って後ろから肩を抱いた。
「さあ、ソファーに戻ろうか。貴様には、まだ教えることがあるのだ」
立ち竦んでいる弥子の首筋を、ドラキュラよろしく甘噛みしながら逃がさないようにと
再び強く抱き締めた。
370ヤリたい放題 4:2006/09/07(木) 03:08:02 ID:4r6F7c+I
「ああん…そんなに見ちゃダメ…」
ショーツ一枚だけの姿にされた弥子は、恥ずかしそうに両手で胸を隠した。
「大人になったらもっとオッパイ大きくなってるつもりだったのに、全然ちっちゃいんだ
もん…見ちゃやだ…」
「そんなものは気にするな」
手をどけさせると、未熟ながら真っ白で初々しい乳房が目の前に現れた。舌先でち
らちらと舐めると、ダイレクトに反応が返ってくるのが面白い。
「あ、あん…」
普段たっぷりと快感を与えてやっているお陰で、体の方はとうに慣れきっているよう
だ。触れば濡れるし喜ぶ。
子供とはいえど女として生まれた以上はいずれこうなることが定まっている。ならば
遠慮などする必要はないのだ。
もとより情など極めて希薄な魔人にとっては、どうでもいいことだ。どのみち人間は
意志薄弱な分、肉欲にひどく弱い。別に悪いことをしている訳でもなく、ただ満足を
与えているだけのことだ。これほどに楽しいことがあろうか。
真っ赤になって震えている弥子に、偽りの優しさを込めてネウロは囁いた。
「ヤコよ、貴様にはもっと教えることがあるのだ。これからとくと知るがいい」



続く
371336:2006/09/07(木) 03:10:07 ID:4r6F7c+I
もうこんな時間だ。
明日の為に寝ないといかんので、心残りだけど中断。
まだエロにもいってないのに…。
372名無しさん@ピンキー:2006/09/07(木) 08:59:07 ID:vwfz0RoH
GJ!
丁寧な文の作りがよいですなぁ。
wktkで待ってるぜ!
373名無しさん@ピンキー:2006/09/07(木) 10:26:22 ID:rKrhu7Gy
オオオオオ!神よ、乙です!
ここまでの滑り出しにまた神作品誕生のヨカーン、しかし激しく焦らしプレイ…!!
でもいい子にして待ってます…全裸で…!
374336:2006/09/08(金) 01:45:23 ID:2i2M5AXE
文字が打てNAくNAった
375名無しさん@ピンキー:2006/09/08(金) 01:59:59 ID:65UVgzuF
>336
パソコン不調か?
376336:2006/09/08(金) 02:15:44 ID:2i2M5AXE
うん、本日いきNA3
こ1って.
377名無しさん@ピンキー:2006/09/08(金) 02:36:40 ID:ndlwcdD+
どっか変なキーを押してるに1ペリカ
どんな風に打てなくなったか言ってくれたらわかるかも試練

あとはキーボード自体がいかれてるとかかな?
378336:2006/09/08(金) 02:40:31 ID:2i2M5AXE
ひRAがNAお打とうとして変NA半角が出R4
辞書つーR4NA*してみたけどだ/だった

明日初期化してみR4
379336:2006/09/08(金) 02:42:48 ID:2i2M5AXE
ちNAみN5パソコンは新品だ
六月N5買ったか6

で0一度く6っしした
380名無しさん@ピンキー:2006/09/08(金) 03:40:38 ID:oywY+ft+
NumLockかかってない?ノートPC使ってる場合だけど
381336:2006/09/08(金) 07:16:46 ID:2i2M5AXE
>>380
おお、ありがとう!!ノートだったんで助かった。
NumLockなんて失念してたよ。今、調べて専用プログラムを落としてきた。
やっと解決したので、今夜は俺頑張るよ。
382336:2006/09/09(土) 00:42:38 ID:a98/aldJ
今、書いているところだ。
ようやく書けるようになってエンジンかかってる。
383名無しさん@ピンキー:2006/09/09(土) 00:47:43 ID:MvYPNedb
全裸で待ってますよ。
384名無しさん@ピンキー:2006/09/09(土) 00:52:56 ID:PFhoEupI
wktk!
無理せずに頑張ってくれ!!
楽しむに待ってる。
385384:2006/09/09(土) 00:53:37 ID:PFhoEupI
楽しむ ×
楽しみ ○
386名無しさん@ピンキー:2006/09/09(土) 01:21:51 ID:DcfdTFK9
+   + 
 ∧_∧  + 
(0゚・∀・)   ワクワクテカテカ 
(0゚∪ ∪ + 
と__)__) +
387名無しさん@ピンキー:2006/09/09(土) 03:12:50 ID:AFrQNfhZ
>370の胸の大きさを気にする弥子タンが可愛すぎて萌え死にそうだ
続き楽しみにしてますハァハァ
388336:2006/09/09(土) 03:35:41 ID:a98/aldJ
ようやくハアハアしながら書いたよ。
こんな時間に投下。
ちなみに明日も仕事がある。起床は七時。ああ…。
389ヤリたい放題 5:2006/09/09(土) 03:36:21 ID:a98/aldJ
「…触っちゃやだよお…恥ずかしい…」
気持ちよくなってきている筈なのに、やはりまだ羞恥が勝っているのか時々しくしく
と泣くのは意外とそそった。普段の弥子はあれでなかなか強情なところがある。め
ったに涙など見たことがないだけに、珍しい場面ではあった。
元々の嗜虐心に更に火がついた。
「こうするのは嫌か?ヤコ」
わざと優しい声で囁いてやれば、真っ赤な顔で必死になって首を横に振る。
「嫌じゃないけど…こんなことされるの初めてなんだもん」
そう言いながらも、また涙が溢れていた。
「怖いことも痛いこともないぞ。ただ力を抜いていればいいだけのことだ」
「う、ん…」
最初は少女の弥子を気紛れで犯した。そして今は汚れなき幼女の魂を持った弥子を
犯そうとしている。なかなか面白い機会に出会えたものだとネウロは笑いが止まらな
かった。だが、その笑みは幼い弥子にとっては宥めようとする優しい微笑にしか見え
ないのだろう。
「あ…あ」
特に荒々しいことをしている訳ではなく、ただいつものように知り尽くした快感のポイ
ントを的確に刺激していくだけで面白いほどに弥子は跳ね、喘ぎ、なまめかしい声を
漏らして狂いだす。凹凸に乏しい未成熟な体とはいえネウロが直に一から仕込んだ
だけあって、一旦性感に火がつき目覚めれば見違えるほど艶めく。その上に、今日
は中身が幼女という不均衡のおまけつきだ。
たまの趣向としては充分過ぎる楽しみを得て、ネウロはますます残酷な嗜好を増長
させていった。
「うぁ…」
意識などすることはなくても、緩やかな愛撫を繰り返された為に触れられてもいない
ショーツはすっかり濡れきっている。それに気付いたのだろう。もじもじとよじる腰の
動きが変に卑猥に見えた。
390ヤリたい放題 6:2006/09/09(土) 03:37:19 ID:a98/aldJ
「私…どうしちゃったの?こんなの嫌…」
「気にすることはない、誰でもこうなることだ。気持ちが良ければな」
「う、ん…気持ちいいけど…」
やはりまだ恥ずかしいのか、口篭る弥子は先程までの全くの子供だった印象がやや
変わってきていた。普段の弥子と同様に、こうして淫らな色へと染め上げてやろうか。
濡れたままのショーツの上から指を押し当て、愛液を零し続けている部分に差し入れ
るように動かしてみる。
「うっ」
「どうだ?」
「やだ…そんなとこ、触っちゃいや…」
ほんのりと瞼を伏せ、恥らう表情はすでに媚をたっぷりと含んだ女だ。いつも弥子が
感極まった時に見せる表情と全く同じなのが興味深いところだ。
やはり女というものは生まれながらに淫蕩な性質を持っているものだと思わざるを得
ない。だからこそ付け入る隙があったとも言える。
「ヤコ」
囁きながら耳元に熱い息を吹き込み、指先をショーツの隙間から直接疼いているだろ
う部分に触れさせると、面白いほど簡単に反応を返してきた。
「あん、あぁんっ…」
「いいんだろう、ヤコ」
「あぁん…ダメ、そんなとこ、触らないで…」
指先に触れる柔らかな花弁も奥まった潤みも既にもっと激しい刺激を求めてうねって
いるというのに、幼女の心がそれを頑なに拒んでいる。それがなかなかの見ものだっ
た。
「みんな、こうしているのだ。何もおかしくはなかろう」
「あ、だって…」
「脱がすぞ」
「えっ…ダメ…えぇっ…」
391ヤリたい放題 7:2006/09/09(土) 03:37:55 ID:a98/aldJ
途端に、これまでで一番真っ赤な顔をした弥子はありったけの力で抗おうとしていた
ようだ。だが、一瞬の早業でショーツを取り、無防備になった中心部に思ってもいな
かった柔らかく熱い感触を感じて、痛々しいほどに仰け反る。真っ白な首筋にきらき
ら光る汗が一筋落ちているのが扇情的だ。
「やぁ…ぁぁんっ…そんなとこっ、汚いよおっ…」
わざとぴちゃぴちゃと大きな濡れ音をさせながら、一番敏感になっている部分を舐め
る舌が時折悪戯のように硬くしこって色付いている花芯を嬲った。じっくりと花芯と愛
液にまみれた花弁、そして指で開いた内部をいたぶる度、髪を振り乱して壊れてしま
いそうなほど激しく弥子は喘ぐ。
「ひぁぁ…ダメ、おかしく、なるよおぉっ…」
「なれば良かろう」
「や…恥ずかしい悪い子だってネウロに思われちゃうっ…」
両手で顔を隠しながら、弥子はわんわんと泣き始めた。そんなところはまだ七歳の子
供だ。だが、これからしようとしていることを止めるつもりもない。
面倒だったが、起き上がって髪を撫でてやった。弥子は子猫のように無垢な目をして
ぴったりと寄り添ってきた。
「こんな時には誰でもこうなる…そうだな、嫌いな相手とはこんなことをしたくはないだ
ろう?」
「うん。ネウロは優しいもん」
「こうなってもいいと思う相手とだったら何でも出来る。それが大人というものだ」
「…ネウロぉ」
「何だ」
「これ、大人がすることなの?」
弥子はあくまで七歳の子供だった。
「そうだな。これはと思った相手がいればだが。そうだな、貴様の両親もしている」
「…お父さんとお母さんも?」
性教育すらまだらしい弥子は、本気で驚いていた。まあ、それもそうだろう。自分の両
親とは、最初から設定が決まっているゲームのキャラのように『父』『母』という認識し
かない時期だ。世の中に溢れる仲睦まじい恋人同士だった時があった、『男』と『女』
だったことなど考えもしなかっただろう。
392ヤリたい放題 8:2006/09/09(土) 03:38:44 ID:a98/aldJ
「だが、悪くもないだろう?貴様の両親がこれをしたということは、お互いに気に入っ
ている相手だということだ」
「…うん、二人とも、いつも仲いいもん。じゃあ、ネウロは私のこと気に入ってるの?」
「ああ、そうだな。可愛いと思ってはいるぞ、ヤコ」
「嬉しい、嬉しい…ネウロがしたいこと、いっぱいして…私も大好き、ネウロ大好きだ
もん」
抱きついてきた弥子の髪を一撫でして、魔人として生まれた男はいよいよ本性をあら
わにする。
「そうか、我が輩も嬉しいぞ。可愛いヤコよ」
受け入れるべき部分はすっかり準備が整っている。いつもしているようにネウロはズ
ボンのファスナーを開いた。布地の下で猛りきって今か今かと開放を待っていたもの
が勢い良く突き出してくる。偽りの姿ゆえに何もかもが整いきったネウロの体の中で、
男の象徴たるそれだけが本性そのもののようにグロテスクに形作られていた。
「…あぁ…ネウロぉ、何、それっ…」
男のものなどほとんど目にしたこともないらしい弥子が、怯えたような目で凶器その
もののそれを眺めていた。
「怖がることはない。もっと気持ち良くしてやろうというのだ」
「…本当に?」
「我が輩が嘘を言うと思うのか?」
「ううん、ネウロはいい人だもん。私、信じる」
罠だとも知らず、あまりにも幼い弥子はあっさりと警戒を解いてしまった。
「では、心ゆくまで楽しもうか、ヤコ」
快感は体の芯まで浸透していた。力の入らなくなっている細い両足を思い切り開い
てひくひくと蠢いている女そのものの部分に先端を突き入れた。
「あっ…?」
未知の感覚に思わず弥子の声が上がる。
「痛かったら言うがいい」
「…大丈夫」
濡れそぼったそこはもっと欲しいというように吸いついていた。焦らすまでもなくその
まま一気に突き入れていく。
393ヤリたい放題 9:2006/09/09(土) 03:39:32 ID:a98/aldJ
「うぁっ、ああぁんっ…!!」
初めてだというのに、快楽に呑まれて上げる声は随分と色香を含んでいる。普段の
弥子に仕込んだことがそのまま反映しているのだろう。躾の成果があったと残酷な
魔人はほくそ笑む。
一度最奥までを強く抉ってから、敏感になっている内壁を探るように何度も角度を変
えてねっとりと執拗に突き続ける刺激に、幼い弥子は手もなく陥落していた。
「あ、あん…あぁうんっ…」
繋がって激しく擦れ合う部分からは周囲をびっしょりと濡らすほどの愛液が溢れ出て
いる。
とうに蕩けきった表情からは子供の面影などどこからも伺えない。
「ヤコ、可愛いぞ…もっと、可愛がってやろう」
「はぁん、ネウロ…して、いっぱい私を可愛がってえ…」
激し過ぎる快感の為か、涙を流しながら全てを受け入れようとしている弥子の姿は
情など知らないネウロにさえ健気を感じさせた。だが、それも一瞬のことだ。
「ひっ…」
突然、抱え上げられて膝の上に据えられた弥子は戸惑ったようにちらりとネウロを見
遣った。
「もっと足を開いて体の力を抜け」
「う、うん…」
すっかり快感に支配されている弥子は従順だった。ぎゅうぎゅうに締めつける内部の
圧迫が緩んだ隙を見計らって、ネウロは背面座位の形にした弥子を再び激しく突き上
げ始める。
「ひはっ…!」
突き当たりにまで深くネウロを受け入れ、あられもなく濡れた声で喘ぐ弥子はこれまで
以上に妖艶に映った。
「ネ、ネウロぉ、いいよお、気持ちいい…いっぱいして、もっといっぱい…」
「ヤコ、可愛いヤコよ、貴様になら幾らでもくれてやる。覚悟しろ」
「あぁんっ…もっと、もっとおっ…気持ちいい、いいよおっ…」
激しく求め合う二人の前にあっては、時すらも躊躇するほどだった。
394ヤリたい放題 10:2006/09/09(土) 03:40:37 ID:a98/aldJ
あれから、わずかながら変化したことがある。
弥子がネウロにいたぶられるのはいつものことだったが、『可愛いぞ』、その一言を耳
元で囁けば、たちまちにして七歳の弥子がネウロの前に現れる。
意図したことではなかったが、幼い弥子にとっては最も心に残った言葉だったらしい。

「ねー、ネウロ。今日もいっぱい抱っこして」
魅惑の瞳で見上げる弥子は、高校生の弥子とはまた別の妖しい魅力があった。一度
究極に近い快感を覚え込んだせいで、元々秘めていた小悪魔的性質が表に出てきた
のだろう。
「よし、いいだろう。今日も可愛がってやるぞ、ヤコ」
だが、どちらにしても結果としては同じだと獲物を抱き寄せながら魔人の男はひそりと
哂う。どのみち同じ女なのだからと。
だが、その女というものの奥深く掴みきれない本質に、どうしようもなく惹きつけられて
いることも事実だった。
「いいでしょ、ネウロ」
そんな思いも知らぬげに、幼女の弥子は驚くほど妖艶極まりない微笑を投げた。



終わり
395336:2006/09/09(土) 03:45:42 ID:a98/aldJ
眠い………。
だが、ともかくこれだけは上げた。
よくやった自分。
396名無しさん@ピンキー:2006/09/09(土) 04:15:51 ID:qGTIGDrZ
GJ!!!
397名無しさん@ピンキー:2006/09/09(土) 04:21:21 ID:UqkF4Yft
ブラボオォォ!!
超GJです。ゆっくり休まれて下さい
398名無しさん@ピンキー:2006/09/09(土) 09:36:06 ID:15Wj3ja5
うおおおお!348ですが超GJGJです!!!!エロい!
同じ設定でも書き手によって本当に変わってくるものですね。
状況が鮮明に浮かんでくるくらい練られた文章に脱帽です。
鬼畜なネウロと小悪魔なロリータ弥子に萌えました。

あと・・親切に画像うpの事を教えてくれた人達ありがとう。

399名無しさん@ピンキー:2006/09/09(土) 21:27:30 ID:a98/aldJ
336だけど、今仕事から帰ってきたところ。
348、ロリプレイな設定に萌えたばっかりに、好き勝手なモン書き散らして
ごめん。
でも、小悪魔幼女なヤコたんにも自分で書いてて萌えたので、また何か書く
かも知れない。
400名無しさん@ピンキー:2006/09/09(土) 22:06:11 ID:UNie/58g
神よ、ワクテカしてまってます。
401名無しさん@ピンキー:2006/09/10(日) 02:20:10 ID:bu9TnwKP
気味ワリーんだよロリ馬鹿どもが
402名無しさん@ピンキー:2006/09/10(日) 03:27:26 ID:6Oj0qSGz
多少特殊嗜好だと思われるものは前書きがあると優しいな

だがGJを贈らせて頂くッ
403名無しさん@ピンキー:2006/09/10(日) 09:10:31 ID:Fgvtu/cJ
あれ、確かロリ書くと名言してなかったか?
まあそれでも投下前の説明は必要だけど。
404名無しさん@ピンキー:2006/09/10(日) 10:10:06 ID:1LWmVQvz
ていうかロリっていっても身体は元の弥子のままだから
それほど気にならんがまあ特殊な設定ではあるな。
でも気になる人もいるみたいだから説明は必要かも。
自分は楽しく読ませてもらったけどな。

とりあえず401は荒らしじゃないのか?・・この書き込みでageって。
まあこの板自体が特殊だし仕方ないか。
405名無しさん@ピンキー:2006/09/10(日) 13:24:28 ID:ny38cKL4
ただの荒らしだな
スルー
406名無しさん@ピンキー:2006/09/10(日) 17:51:55 ID:/PdreVC2
>>399
336神よGJ……>>258からの「熱化」書いた神ですよね?
エロそのものもいいけど、耳元に熱い息を吹き込みながら言葉責めするネウロの台詞とか
いちいち脳髄と下半身に直撃して困る。次作もwktkして待ってます。
407名無しさん@ピンキー:2006/09/10(日) 22:25:54 ID:sEojuuzb
神々の降臨の後で恐れ多いんですが、自分も書いてみたんで投下いいでしょうか?
内容はヒグチ×ヤコです。

ところで、投下前に気になったんですが、
場所が公衆トイレ(身障者用)なんですがそういうの使ってもOKでしょうか?
そういう場所使うのはけしからんという声があるなら、もう一度場所を考えなおした方が
いいかと不安になったので・・・。
408名無しさん@ピンキー:2006/09/10(日) 22:36:42 ID:3FAPWZOp
問題ないとオモ
409名無しさん@ピンキー:2006/09/10(日) 22:38:56 ID:Fgvtu/cJ
あえて身障者用を使用するほどの設定や理由があればね。
気持ちは分かる、スペースは広いし楽に用を足せるからさ。現実的にも
実際そこに身障者の人がいなければ使ってもいい…かな?という感じだし。
410名無しさん@ピンキー:2006/09/10(日) 22:47:58 ID:GPIKtdHX
是非投下を!来週ヒグチ活躍するっぽいから来ると思ってた!家に着くまで待ちきれん。
411名無しさん@ピンキー:2006/09/10(日) 22:48:53 ID:rjjeoJDr
大丈夫!早く!
412名無しさん@ピンキー:2006/09/10(日) 22:53:45 ID:RZyopGG2
ワクテカしてきた!!
413名無しさん@ピンキー:2006/09/10(日) 22:55:52 ID:14ubuZBF
お前らじらされまくりだなw

ヒグチは来週以降もすげー期待できそうだから投下も今後もwktk
414ヒグヤコ1:2006/09/10(日) 23:12:30 ID:sEojuuzb
ネウロ・ヒグチ・ヤコの三角関係前提。
来週の筐口の活躍の前に、過去の筐口(70話頃の)の話。
激しい期待にびびる・・・自分、チキンなんで。
場所に、公衆トイレ(身障者用)を使ってるので不快な人はスルーで。



木陰に隠れるように置かれたベンチで若い男女が口付けを交わしている。
昼下がりもとうに過ぎ、しかし退社時間にはまだ早い時間帯。人通りは少なくても決して人がいない
わけではない場所でも、周囲に構わず、離れては触れ繰り返し続けていた。
一方は女子高生の制服姿、もう一方も制服姿ではないがカジュアルな格好は、官公庁舎も多く在
するオフィスビルの谷間ではあまり見かけるものではない。
学校帰り、情報収集という大義名分で筐口の職場を訪ねたが、あいにく彼の職場は関係者以外の
立入りは厳しく、職場近くの公園で待ち合わせていた。
「なぁ、今日は何時までに事務所行けばいい?」
互いの額を合わせたまま、楽しくて堪らないという表情で問いかける筐口に、まだとろんとした顔か
ら戻ってない弥子は、ふわふわとした声で返す。
「・・・ん、決まってないけど、、も」
「じゃ、もうちょっと楽しもうぜ」
弥子の言葉を遮るように、筐口は抱き締めていた腕を解くと、弥子の手首を握って公園の芝生を横
切っていく。
「え!?だ、だめっ、もう行かなきゃ!」
「俺もそう席をあけてらんないし、もうちょっとだけだよ」
とても信じにくい上辺だけの顔で笑われ、弥子は背中を冷たい汗が伝った。
「せっかく桂木が職場訪ねてきてくれてさ、こんなチャンスにでもしっかりチャージさせて貰わないと。
連日の徹夜だって乗り切れないかも?」
え!?いや、そんなつもりじゃ・・・と慌てる弥子の様子も気にしない。
弥子を取り巻く人物たちの多くは魔人を筆頭に、残念ながら人の意見を聴く耳だけは持ち合わせて
いないようだ。この天才プログラマー筐口も例に漏れない。
415ヒグヤコ2:2006/09/10(日) 23:12:59 ID:sEojuuzb
どん、と背中に壁のタイルが当たる。連れてこられたのは公衆トイレの男性用でも女性用でもなく、身
障者や親子連れ用の方だ。
よく清掃も入っているのか、床も綺麗で不潔な感じはしない。木陰で入口こそは薄暗く、存在すら目立た
ない場所だったが、扉を開いた途端には自動照明で、パッと明るくなっていた。さすがに冷房までは入っ
ていい。しかし、日陰のトイレのためか空気はひんやりしている。
手首を離さないまま鍵をかけると、筐口は弥子に向き合う。先程まで口付けをしていた弥子の唇はぽっ
てりと濡れて光り、筐口はそこから目が離せない。

「筐口さん!ほんとに、私、今日は困る」
「悪い・・・」
「ネウロにも遅くなるって言ってこなかったし・・・ッ」
彼女の言葉を遮るように、彼女の髪ごと顔を持ち上げると、その唇を貪る。そして、柔らかい髪の感触を
確かめるように、手で大きくかき混ぜる。
弥子は必死で抵抗の意思を示そうと、拳を作って筐口の背中を叩くが、動じもしない。
息継ぎだけを何回か入れて、しばらく口付けが続き、最後には少女が抵抗の意思を示していた手も相手
の背中を掴むだけとなっていた。
互いの舌と舌を擦り合わせ合い、さらに筐口は弥子の唇の裏側、口蓋、と目で知られない部分すべてを
舐め探る。互いの体温に温み、溢れそうな唾液を啜り、嚥下した。
他人の唾を飲むのも、気色悪いなんてさらさら思えなかった。粘液を擦れ合うことは、興奮を呼び起こす。

筐口は弥子の頭の横に顔を沈め、耳元で囁く。
「なぁ、もっと、もっと・・・桂木・・・足りない。欲しい」
「や!ダメ・・・っ!」
今更のように顔を真っ赤に染め、シャツの下に勝手に潜って行こうとする筐口の手を留めようと必死で押
さえる少女の姿に苦笑する。
「キスだけならノリノリだってのになぁ・・・」
416ヒグヤコ3:2006/09/10(日) 23:14:39 ID:sEojuuzb
「ぁっ!・・・ぁ、ぁ・・・」
彼女の制服のブラウスの上に来ている長袖の(建物内にはクーラーが当り前のように入っている時期に、
何故か長袖だった)セーターの下に頭を潜らせる。
筐口が膝を曲げてセーターの中に潜ってきた事で、大きなお腹を抱えているような弥子は、セーターの上から
頭を退けようとするが、一つも動きを妨げることには成功していない。
その息苦しいセーターの中、暖かく温んだ空気に混じる甘酸っぱい石鹸とほのかに混じる汗の香りを吸い込んだ。
手は休まずにブラウスの裾を引っ張り出し、前を開いて少女の覗く素肌に唇を落とし、舐め上げて胸の谷間に
口付けを落とす。手は、少女の平らな腹と細いウェストを撫で回した後、おもむろにセーターを捲り上げる。
さっさとセーターを裏返しに脱がされた弥子は、壁から引き出した幼児用のオムツ替えの台の上に仰向けに
体を倒された。
ブラウスは上から二つから下はすでにボタンを外され、合間からは可愛らしい色のブラが覗いている。
台は狭く完全に背中を預け切ることができないので、弥子は仰け反ったままの姿勢なので背中が痛そうだった。
筐口はブラウスの前身ごろのボタンを全て外してしまうと、弥子の胸の頂きをブラの上からかぷりと歯を立ててみせる。
「ぁああん」
上がった声は酷く甘いものだった。
「かんじゃ、だめぇ・・・」
「まだ布の上からだけでこの反応?」
もう片方も布の上から潰すように転がせば、弥子は鼻にかかった声を出してしまう。
「ふ、ぅぅ・・・ぁんっ・・・」
「ほんと、エロいな桂木・・・かわいい」
楽しげにブラを無理に上にずらすと、すでにぷくりと可愛らしく膨れ上がった胸の粒が現れる。
まるで弄られるのを待って震えているごとき、肉の粒を口に含むと、少女は甘い嬌声を放った。
「あ!ぁああん!!」
417ヒグヤコ4:2006/09/10(日) 23:15:11 ID:sEojuuzb
胸の粒を舐められ、舌で転がされると、がくんと膝から力が抜けてしまう。
あやうく台から背中が滑り落ちそうになるのを必死で這いずり上がった。空いた筐口の片手が弥子の
太腿の内側を撫でて、スカートの中へ入っていくのに息を飲む。
ショーツの上から彼女の秘所の割れ目をなぞればそこは水分に重く湿っていた。
「感じちゃってる?」
そこを指で指し示し、さらに布の上から奥へと指先を差し込む動きに少女はただ声無くこくこくと上下に頷く。
「あー、よかったぁ。桂木、イヤしか言わないから。でも、此処は正直だよね」
からりと筐口は笑うと、ショーツの当て布部分をずらし、そこに指先を差し込んでいく。
彼女の襞はその指先をひくひくと咥え、奥へ奥へと美味そうに食むように運んでいった。
内奥の動きをそのまま堪能したかったが、少女から放たれた次の一言で頭に血が上りそうになる。

「やっぱり、ダメ・・・やめよぅ・・・」
「おぉーい、ここまできて止めろなんて無茶言うなよ」
指先を襞の動きを無視して奥に突っ込むと、くぅっと喉を鳴らし、そのまま何度か抜き差しするだけで、そこは
新たに奥の泉から液がたらりと溢れてくる。
肉壁を引っ掻くように動かすだけでも、弥子は甘い息を吐き出し、筐口はその姿に自分の股間が熱くなるのを止められない。

「やっ!・・・ぁ・・・あたし、おかしい。こんな場所で・・・」
「おかしくないよ」
「こわい・・・やっ・・・・・・ゥ・・・ロ・・・」
「俺の名前を呼べよ」
小さく少女が口にしたような気がした不快な人物の名前を耳にしなかったフリをして、もう一度彼女の唇を塞ぐ。
キスを与えるだけで、思考力を奪われた弥子はしばらくとろんとしていたが、ショーツの片側に指をかけ下ろさ
れていくのを察して、正気を取り戻し息を飲む。
片足だけ脱がすとしわくちゃになったショーツはもう片足に残す。
筐口は手早く自分のソレを取り出してゴムを装着させると、弥子のソックスとローファーを履いたままの足を持ち上げた。
弥子は不安定な台の上に背中をつけただけの心もとなさに、筐口の首に腕を回して引き寄せる。
418414:2006/09/10(日) 23:24:46 ID:sEojuuzb
ご、ごめん・・・メモの後半が消えて、マウスが動かなくなった、慌ててる。
とりあえず前半ここまでで、途中でごめん!
オチを探して早いうちに投下しに来ます。
419ヒグヤコ5:2006/09/10(日) 23:59:41 ID:sEojuuzb
「ここ一応トイレだし。落ちたら悲惨だしな。しっかり俺の腰に脚回しとけよ?」
近づき合った互いの顔がおかしなくらい真剣で、互いに目を閉じてもう一度唇を合わす。
そして筐口は弥子の足を抱えなおし、短いスカートをめくり上げて彼女の小振りな尻を持ち上げた。
弥子は、筐口に言われたとおり相手の腰を自分の脚で挟んで後ろで脚を交差させる。
筐口のソレの先が自分の入口にぴたりと当てられ、まるで自分からソコに導いたような恰好に恥ず
かしさを覚える。
「外れないようにしがみついてな?」
「う、うん・・・ぁあん・・・っ」
その場所を広げ入ってくる、生々しい感覚に押し出されるように声が出た。
はじめはゆっくりと、次第に激しく腰が揺れだす。
腰骨をどんどんと叩くような動きに、弥子の声も抑えられない。
「や、やぁ!やぁぁんん・・・」
ギシギシと背中の下の台も軋み、肉を打つ音も激しさを増す。
揺すぶられ続け前後が分からなくなったところで、筐口がはじける。
弥子もか細く長い声をあげて果てた。
はぁはぁと互いの荒い息を吐き出しながら、視線を合わせ、互いが顔を近付けて口付けをする。

「・・・どう?仕事がんばれそう?」
「あぁ、まぁねーー携帯のバッテリーくらいは持つんじゃないの?」
「それは優秀なんじゃ?」
待ち受け200時間超とパンフレットに踊っていた数字を弥子は思いだす。
「でも、電波の入り悪いと消耗激しい・・・職場はまじアンテナたたねーし」
桂木とも度々会わなくちゃ、保たない。
頬を合わせてしばらく小声で笑い、くっつき合っていた。
420ヒグヤコ6:2006/09/11(月) 00:00:38 ID:SLmda2X5

「はぁーー・・・・・・」
入ったばかりの頃はひんやりと涼しいと感じた個室も、一運動した後では、温い空気に湿度を感じる。
首元まで止めていたシャツの襟元をくつろげ、筐口は風を送る。
「ぁあ!」
「どうした、桂木?」
後ろ向きに支度を整えていた弥子が突然声を上げるので、声をかけたら、振り返ってキッと睨む。
「ひどい!」
「い、いきなり、なんだよ」
「セーターが床に落っこちてる!」
弥子の指先には確かにベージュのセーターがトイレの床に落ちていた。
「ひどいよ!私、トイレでなんてやだったのに、筐口さんが・・・っ」
「あー俺のせいかよ!?桂木だってノリノリだったろ!?」
「ひどっ・・・どーしよー・・・事務所行くの遅れられないし・・・ネウロに怒られるっ・・・」
キャンキャンと吠えながらオロオロする弥子に、筐口も半ギレで答える。
「新しいの買ってやるよ」
「あ、うんお願い。でも、このセーターも捨てるの勿体無いからきちんと洗濯して返してね?」
「・・・以外に図太いよな」
「そう?」


筐口に春川の行方を尋ねに行った後、事務所に戻るまでに弥子の服装が変わり、
ネウロに「遅い」と嫌味を言われたのにはこんな事情があったらなぁとい妄想オチ。
投下に手間取った上に神の後のスレ汚しすいませんでした・・・
421名無しさん@ピンキー:2006/09/11(月) 00:23:40 ID:pYsif9XA
リアルに遭遇…!!

GJGJ!ヒグヤコもいぃな!萌えた〜。

事務所に着いた後ネウロに勘付かれてめちゃくちゃヤられる弥子を妄想して更に萌えた…
orz
422名無しさん@ピンキー:2006/09/11(月) 00:42:22 ID:Ddqn6M1S
やっと家に着いた・・
うおおおGJGJGJ!!!
結構ラブラブっぽいヒグ弥子だね。
ネウヤコ派の自分だが、たまにはいいよなあ。
やっぱ歳が近いから可愛いなこの2人。
423名無しさん@ピンキー:2006/09/11(月) 02:13:29 ID:EN8JyJ4B
今週の縛られヤコたんに萌えてちょっとしたものを。
エロはないよ。



緊縛

「肝心な時にどこかへ失せていたからな、これはその罰だ」
勝手に断罪をする魔人は、妙な色の笑みを浮かべていて空恐ろしいほどだ。
どうせ自分は一介の女子高生で役には立たない。
そんな自嘲から勝手に笹塚の見舞いに行った弥子が事務所に戻るや、身動きも取れ
ないほど紐でぐるぐる巻きにされて弥子は苦しくて声も出なかった。手足の自由が奪
われることがこれほど不安感を増幅させるとは。
「私がいる意味なんて…ないもん」
「それは貴様が判断するべき事柄ではない」
縛られたままソファーに放り投げられた形の弥子の頭に、ネウロはぞんざいに靴先を
押しつけた。
「どこで貴様が必要になるかも分からんからな」
「うっ…勝手なこと…」
その執着は正直言って迷惑だ。だが、許容し始めているのも事実なのが今の弥子の
本音でもある。
弥子の何もかも知りたがる、全てを支配したがる。それはただの子供の独占欲だ。探
すまでもなく弥子の代わりだけならすぐに見つけられるだろうに、そこまで執着する理
由などネウロにも分からない筈だ。
情などこれまで微塵も解さなかった男なのだから。

時々、確認をする為にだけ弥子はネウロの意図することと真逆のことをする。笹塚の
見舞いに行ったのも多分そうだ。それを敏感に嗅ぎつけて怒ればいい、思い通りにな
らないと少しは焦れればいい。
そう思ったから、今こうして縛られているのはまさに弥子の思う壷ということになる。
きつく縛られた紐の間に指を差し入れ、魔人は楽しげに笑う。
「今後、わずかな勝手も許さん。我が輩の指示の通りにしろ」
「嫌、嫌…」
抗う振りをしながらも、本心では全部受け入れる。それが調教の成果だとしても構わ
ない。こうしてもっと執着して欲しい、もっと嫉妬で身を焼けばいい。
そんな歪んだ欲と喜びが弥子を支配していた。
身動き出来ないほど縛られているのは弥子だけでは、なかった。
424名無しさん@ピンキー:2006/09/11(月) 02:18:29 ID:EN8JyJ4B
ごめん、これで終わりだ。
425名無しさん@ピンキー:2006/09/11(月) 04:05:12 ID:5lJpHPMl
SMっぷりに研きがかかってる気がする。
松井絶対分かってやってるよな…
426名無しさん@ピンキー:2006/09/11(月) 04:16:40 ID:Epf2SFH8
きっと「AQUOS」を「悪雄」と変換された時からそんな願望にさらに磨きがかかったんだよ。
そしてその変換作業を担ったのは電じ(ry
427名無しさん@ピンキー:2006/09/11(月) 10:35:37 ID:exGTogX/
>>423
GJ!!!
こういう駆け引き大好きだ
428名無しさん@ピンキー:2006/09/11(月) 12:28:26 ID:C53hNqwE
ヒグ弥子GJGJ!!
緊迫プレイもGJGJ!!

なんか今週エロ過ぎだぞ・・・・・松井め。
なんか流れ的にヒグチVS弥子になりそうだ。
やべえ・・弥子監禁とか妄想が止まらない・・・
429名無しさん@ピンキー:2006/09/11(月) 20:53:08 ID:WYyubsHA
423神、GJ!
こういうネウヤコの距離感はイイ
エロは無いのに何だかすごくエロかった…!!萌えますた。
430名無しさん@ピンキー:2006/09/11(月) 23:32:52 ID:3pMDIkgx
今週のヤコはヤバい!!
あの表情…エロすぎw
431名無しさん@ピンキー:2006/09/11(月) 23:37:29 ID:LioW4k+D
エロ無しも良かったけど、やっぱり今週号の縄ネタで
ネウヤコ・エロいのが読みたい…どなたか神よ、とつぶやいてみる。
432名無しさん@ピンキー:2006/09/11(月) 23:48:01 ID:ZCqi+ZQa
束縛・・・荒縄の美学・・・ときめくぜ!
433名無しさん@ピンキー:2006/09/12(火) 00:16:27 ID:Nh7udL2T
なんかこう・・雨乞いの儀式みたいのをすれば
神が現れるんじゃないかな?
そーれ!
エーロ・ゴシカアン!エーロ・ゴシカアン!
434名無しさん@ピンキー:2006/09/12(火) 00:24:50 ID:PsEs1ABf
その掛け声だとさあ、なんか猛々しいコックがマッパで登場しそう。
435名無しさん@ピンキー:2006/09/12(火) 00:33:27 ID:v1PPWamu
逆さに吊られて苦しんでるようにしか見えなかったのに
直後には縄を増やされたことに頬を赤く染めるヒロイン…!
436423:2006/09/12(火) 01:29:19 ID:AAegwlFT
今まで何度もエロ書いてるんで、さすがにここまで「書け」とばかりあから
さまな場面の時は控えたかったんだが、ヤバいことにエロいの書きたい。
437名無しさん@ピンキー:2006/09/12(火) 01:34:16 ID:Nh7udL2T
>>436
おお・・・是非書いてくだされ・・神よ。
423の本番エロ無しの時点でもかなりエロスで萌えたので
エロを入れて頼む!!!
438名無しさん@ピンキー:2006/09/12(火) 04:32:16 ID:aTbTyEgj
広告の心理によると、
絵の中に性を連想させる文字や絵を隠喩的に仕込むと
人間は無意識に魅きつけられて、人気が出たりするらしい。
ネウロエロだらけやん(*´Д`)
439名無しさん@ピンキー:2006/09/12(火) 13:50:27 ID:udwU8XOv
423様!!楽しみに待ってます!全裸で。
440下い小ネタ:2006/09/12(火) 17:00:31 ID:I+CvAj1t
「やっ、いやぁーっっ、ネウロ…やめて、お願いだからっ!!」
「こんなにくわえ込んで何を今さら喚いている、このヘドロモドキが」
「ち、違う、ネウロの、違う、何か形が違うの…!」
「ようやく我が輩の気配りに気付いたか、このゲロまみれ、そら、自分の目で確認するがいい」
「ぁあぅんっ…!動かないでよぉ…っ、…ていうか何よこれぇぇえ!!」
「残暑厳しい夏の終わりにせめて形だけでも栄養を補給してやろうというのだ、有り難く思えよ」
(アカネ 違う!ゴーヤは真っ黒じゃなくて緑だよ…!)
「ツッコミどころそこじゃねぇー!!」

441名無しさん@ピンキー:2006/09/12(火) 19:28:19 ID:tRuuLExg
ワロスwwゴーヤ・・・・イボイボwww
442名無しさん@ピンキー:2006/09/12(火) 20:13:34 ID:NtGIFFpU
魔人の気配りに泣けた…w
やっぱりネウロはいい人なんだな。魔界の。
443名無しさん@ピンキー:2006/09/12(火) 21:29:50 ID:SRCTK54J
今週号のヒグチの欲が弥子を犯りたいだったと言うネタで一つ
444名無しさん@ピンキー:2006/09/12(火) 23:25:00 ID:fjoTGskm
ここのスレも神がかりだが今週の松井はもっとすごかった…まさにネ申だ。

学校帰りのコンビニで立ち読みして思わず蝋燭捕縛プレイ!?とか動揺のちに悶えながらレジに直行した漏れでしたー。
445423:2006/09/13(水) 02:41:56 ID:Ug+TJeKp
頑張ったけど、今日はここまで。
まだ本番にも至ってないよorz
446緊縛のライン 1:2006/09/13(水) 02:43:26 ID:Ug+TJeKp
食べてもいい。
当の笹塚がそう言ったのをいいことに、弥子は山のように届いていた見舞いの品物を
思う存分食べ尽くしてしまっていた。お菓子も、高そうな果物もたくさんあった筈だが、
弥子にかかっては物の数でもないようだった。
本当は見舞いに来ただけだったのに。
「じゃあ、笹塚さん…一体何しに来たか分かんなくなったけど、これで帰りますね。くれ
ぐれもお大事に」
「ああ、まあ弥子ちゃんが元気そうで安心したよ」
「私からそれ取ったら、何も残らないですから、あははっ」
あれだけ重傷だった笹塚は、思ったよりも回復が早そうだった。だが、まだ安静状態が
続くのは変わりがない。そんなところで大食いしていた神経も大したものだと、弥子は
やや自嘲気味な気分で病室のドアを閉めた。
ここに来る前から奇妙な気配は感じている。
ネウロが監視用に飛ばしているイビルフライデーのものだ。
こうしていつも弥子は学校へ行く時以外は常にネウロによって監視されている。プライ
ベートなど願うべくもない窮屈極まりない毎日で、下手をすれば精神的におかしくなっ
ていたかも知れない。
弥子の行動や思考の何もかもを知りたがり、監視し、奴隷を見下げる主人のように絶
対君主として君臨する魔人の男は、今こうして離れていても見えないもので弥子を縛
り続けている。
それが本当に嫌だったのに。
出来ればこんな日々などすぐにでも終わって欲しかったのに、いつの間にか弥子にも
慣れが出ているのが自分でも分かっていた。それに嫌悪していたのもやはり最初のう
ちで、今はもう当たり前のようにしか受け取れなくなっていた。
端から見れば異常この上ない関係だというのに。
そう、弥子はネウロと出会って以来決して断ち切ることの出来ない、どれだけ離れよう
としても長く伸びるだけの蜘蛛の糸で雁字搦めになっていた。
もはや、逃げる気などはない。
負の感情は全部ありったけ吐き出された果てに、もうカラカラに乾ききってしまって弥
子にはもう何も残されてはいなかった。
何という厄介な感情。
だが、それがなければ弥子は今頃生きてもいなかっただろう。
447緊縛のライン 2:2006/09/13(水) 02:44:26 ID:Ug+TJeKp
事務所の中には、もうネウロのいる気配があった。どうやら何事もなさそうだということ
は、無事一人でスフィンクスを破壊したということなのだろう。それはともかく、個人的
にとてもまずいことになったと思いながらも、弥子は努めて明るい声を出しながらドア
を開いた。
「ごめん、遅くなっちゃった…」
「今まで何をしていた」
「え、笹塚さんのお見舞いだけど…」
「黙れ」
それだけの短い遣り取りでしかなかったというのに、やはりネウロは機嫌が悪かった
らしい。逃げる間もなく弥子は縄でぐるぐる巻きにされていた。

『警察の発表によると、電子ドラッグのアンチプログラムを…』
テレビのニュースでは、HAL対策として開発されたワクチンプログラムの成果が報じ
られていた。聞くともなしに聞きながら、床に転がされたままの弥子はこれから一体ど
うなるのかとぼんやり考えていた。これまでもそうだったように、とても無事で済むとは
思えないのがネウロの怖いところだ。子供のように単純明快な面もあれば、人間の命
など虫けら以下としか思っていない部分もある。正直言って、まだ扱いきれないではい
るのだが、一つだけ掴めてきたことがあった。
「何を考えている」
ぐりっと頭が床に押し付けられた。靴底の感触は冷たい以上にただひたすら腹立たし
い。これではまるで、本当に奴隷のようではないか。当然、ネウロはそのつもりだろう
が、それだけは御免だった。
「な、にも…」
「詭弁はいい。奴隷如きが主人を差し置いて勝手に単独行動をするとは誠にけしから
んことだ。よって、しかるべき罰を与えることとしよう」
それこそが詭弁そのものでしかない。ネウロは常に弥子を思いのままにしたがり、意
に反することには罰という名の気紛れな制裁を下すのを楽しみの一つにしているのだ
から。
「さて、まずはどうしてやろうか」
そう言いながら、ネウロは靴先を弥子の口に捻じ込んでくる。靴など舐めるのは心か
ら嫌だったのに、強制されてはどうしようもない。
448緊縛のライン 3:2006/09/13(水) 02:45:12 ID:Ug+TJeKp
強制。
いつもネウロはそうだ。
弥子が嫌がろうとどれほど抵抗しようと、したいことを決して曲げることはない。
最初に処女を失った時も、そうだった。
欲情したのか単に遊びたかっただけか、突然床の上に押さえつけられて後ろから燃え
盛る肉の棒杭で貫かれた。愛撫も何もない乱暴な行為はその後三日ほど、体の奥底
に棒が入っているような痛みと疼きをもたらして夜も眠れないほどだったのを今でも強
烈に覚えている。
女の子にとっては一番大事な、処女喪失の日をそんな風に汚されたことで心はひどく
傷ついたのだが、体だけが繰り返し攻められる度に女として覚醒し、慣れ親しんでいく
のをまだ頭では理解出来ていない。
体など所詮、心の部分の及ばない領域だ。ならばたやすく肉の喜びを感受して打ち震
えて当然のもの。だからといって、それが弥子の意思そのものではないと言っている
のに、何度も言っているのに都合のいい部分だけをネウロは受け取って勝手に解釈を
しているのだ。それが腹の立つ一番の要因だ。
「…ふん」
尊大な絶対君主は、緑の双眸をわずかに細めて次の悪巧みをしているようだ。この静
かなる間は本当に恐ろしい。
「何よ、好きにしたらいいじゃない…いつものように」
どっちにしろ、弥子にはこのまま家に帰れる平和な選択肢などないのだ。ならば覚悟
をするだけのことだ。慣れきった甘い地獄への落下点として。
「言ったな、ヤコ」
ネウロは、弥子が放つその言葉を待っていたらしい。まるで合図のように縄で縛られ
ている体をさらりと撫で、唇を舐めてきた。
「それほど奴隷と化したいか」
「…違う、違うってば…」
制服のまま縛られたせいで、身動きが取り辛い。抗ってはいるのに全部ネウロの手口
の下でしかないのだと思うと、何だかバカらしかった。
何てことはない、いつものように大人しく足を開いてさえいればいいのだ。
そんな乾いた考えを、最近の弥子は持つようになっていた。嫌悪も悪意も好意も全て
届かない相手でしかないのだから。
449423:2006/09/13(水) 02:47:12 ID:Ug+TJeKp
ごめん。
もう本当に眠い。続きは明日にでも。
450名無しさん@ピンキー:2006/09/13(水) 03:27:26 ID:TnQS+qwl
GJGJ!
拗ねて冷めちゃってるヤコイイ!
そして、あんたの文章の雰囲気がなんだか好きだ。
続きワクテカしながら正座して待ってる。もちろん全裸で。
451名無しさん@ピンキー:2006/09/13(水) 17:07:02 ID:+FFPGxPM
俺も待ってる。全裸で。
452名無しさん@ピンキー:2006/09/13(水) 18:14:42 ID:qZoltVS1
>>444
亀レスだがあれはよかったよな。笑ったし萌えたw


ヘビみたいなロープで首を責められてる時のヤコは絶対感じてました。M女ありがとうございます。

ネウロと見つめ合ってる時の切なそうな物欲しそうな顔もエロいです。本当にM女あ(ry)
453名無しさん@ピンキー:2006/09/14(木) 02:36:06 ID:ZfFpbbVT
>423待ってるぜ、全裸で。
>433にならってここは一つ

               l^丶
               |  '゙''"'''゙ y-―, あ  エーロ・ゴシカアン!   
               ミ ´ ∀ `  ,:'     
             (丶    (丶 ミ   いあ    いあ
          ((    ミ        ;':  ハ,_,ハ   ハ,_,ハ
              ;:        ミ  ';´∀`'; ';´∀`';,,
              `:;       ,:'  c  c.ミ' c  c.ミ  
               U"゙'''~"^'丶)   u''゙"J   u''゙"J


            /^l
     ,―-y'"'~"゙´  |   それ  エーロ・ゴシカアン!
     ヽ  ´ ∀ `  ゙':
     ミ  .,/)   、/)    いあ    いあ
     ゙,   "'   ´''ミ   ハ,_,ハ     ハ,_,ハ
  ((  ミ       ;:'  ,:' ´∀`';  ,:' ´∀`';
      ';      彡  :: っ ,っ  :: っ ,っ
      (/~"゙''´~"U    ι''"゙''u    ι''"゙''u
454名無しさん@ピンキー:2006/09/14(木) 02:47:19 ID:wlrx4uUw
こ・・こんな大人のスレにこんな可愛い子達連れてきちゃダメだろw
と言いつつ自分も一緒に・・エーロ・ゴシカアン!
423神待ってます!
455423:2006/09/14(木) 03:00:14 ID:D7ADzfEk
こらこら、もっさりさんズをここに連れてきちゃダメだってば。
てな訳で今日の分、投下。
まだ終わらなかったよ。明日で完結するといいな。
456緊縛のライン 4:2006/09/14(木) 03:01:37 ID:D7ADzfEk
「それでは、望む通りのことを施してやろう、感謝するがいい」
「…勝手に決めないでよ…」
弥子がどんな反応をしようと何を言おうと、全て自分の都合のいいように仕向けては
結局思う通りにする男がその時だけ心から嬉しそうに笑った。本当に子供のようだ。
あくまで悪い意味でだが。
そして、たちの悪いことにそんな男の思考の影響を受けたのか、弥子もネウロの腹の
内を無意識に読むようになっていた。それによって導き出した結論があるからこそ、
この無邪気なほど残酷な緊縛ショーを突然繰り広げられてもさほど腹を立てずに済ん
でいるのだ。
この男は何とくだらない独占欲に身を焼いているのだろう。まるで気に入ったおもちゃ
を手放さない子供のようだ。常に手元に置きたがり、何から何までも自分のものと錯
覚をしている。
何から何まで、だ。
「うぅっ…」
耳に触れる生暖かく湿った感触に、弥子の肌が粟立った。
「悪くないだろう、ヤコ」
「うっ、誰が言うもんか…」
縄も解かないまま後ろ抱きにされ、制服の上から胸を揉まれながら弥子は必死で正
気を保とうとしていた。誰でも楽な方に流れるものとはいえ、あまりにも簡単に企みの
手中に落ちるのもかなり癪だ。
「強情を張るな」
感じ始めている弥子の反応を楽しむように、ネウロの蛇のような舌先が耳の凹凸をな
ぞり、頬を辿り、首筋に落ちていった。どこが感じるのか知り尽くしている小憎らしい遣
り方に、悔しいが反撃することも出来ない。必死で声を噛みながらも身を硬くしている
だけしか今の弥子には出来なかった。
「その余裕も今のうちだぞ」
最初は小手先、とばかりに緩やかな手口をただ繰り返すだけだったネウロが、ようや
く本気を出してきたようだった。
火照り始めた耳元で、くすっと笑う声が媚薬のように流し込まれる。耐えきれずに声
を漏らしかけた唇が強めに噛まれた。驚いて身を竦ませた隙に舌を差し入れられて呼
吸も出来ないほど貪り尽くされた。
苦しい。苦しいのに激しくされるほど体が燃え上がる。
いつの間にか弥子も、すっかりネウロの手管を覚え込まされているらしかった。
457緊縛のライン 5:2006/09/14(木) 03:02:33 ID:D7ADzfEk
「ヤコ」
やや大人しくなった弥子の体を再び床に横たえて、ネウロは次の行動を開始した。い
まだきっちりと縛られたままの制服の上から快感のポイントを責め当てながら、段々と
下へと下がっていく。そして、めくれ上がっていたスカートを手繰ると、それまで触れて
もいなかったショーツに手をかけた。胸を揉まれただけでもかなり感じてしまっている。
きっとショーツも濡れているだろう。それを知られるのは今更ながら恥ずかしくて嫌だっ
た。
「あ、やっ…」
「うるさい、これでもしゃぶってろ」
抵抗を封じるように、必死で閉じようとする歯をこじ開けて雄そのものの物体が強引に
入り込んできた。知らない間に69の体勢になっていたのだ。
「う゛…」
今度は本気で苦しい。粘膜で包まれた肉はひどく青臭く、収まるべき鞘を見出した安
堵からか激しく腰を突き出される度に喉奥まで犯される。あまりの苦しさに胃液が逆
流しかけたが、もちろん吐き出せる筈もない。
弥子のそんな苦しさも知らず、ネウロはしっとりと濡れたショーツを指先でなぞり、舌先
でも刺激していた。
「ぐ…くっ…」
「そろそろ出すぞ。全部飲まないと殺すからな」
腰の動きが次第に早まってきた。猛々しく張り出したものが喉奥を突いた途端に、ひ
どく生臭いものが口中を満たしていった。嫌悪感で思わず吐き出しそうになったが、ま
だ口に収められたままのネウロのものがそれを許さない。仕方なく何とか少しずつ飲
み下したのを見計らっていたのか、口の中が空になってからやっと肉の凶器は抜け出
ていった。
ほっとしたのも束の間、そんなことでネウロが許す訳がない。
「もう一度だ」
ぐったりとした弥子の髪を掴んで、また局部に押し当てようとするネウロか今は本当に
空恐ろしい。
「嫌、もうこんなこと…嫌だってば」
「嘘をつくな」
弥子の懇願すらもあっさりと無視して、ネウロは嫌がる口に無理やりまた勃ち上がり
かけているものを捻じ込んだ。
「うげっ…」
今度こそ、本当に吐きそうになった。
458緊縛のライン 6:2006/09/14(木) 03:03:25 ID:D7ADzfEk
二度、三度、強引に押し込んだ後でまたいつもの気紛れが頭をもたげたのか、唐突
にネウロは弥子を突き放した。
「気が変わった」
その口調の変化はこれまで何度も経験のあるものだ。一体何が気に入ったのかは分
からないが、とにかく急に欲情した時にそうなる。魔人が突然獣じみるのにはまだ慣
れていないからこそ、先が読めないでいる。
「な、何…」
戸惑う目前に、この上ない優しい顔が近付けられた。
「貴様は我が輩の奴隷だ。それを忘れるな」
何か反論をしようとしたのだが、その前にショーツの隙間から突き入れられたものが
一気に奥までを激しく擦り上げてきたのだ。
「うぁあっ…」
一切慣らすことのなかった行為でも、刺激が火をつけて急激に昂っていく。機械的に
ピストンされるだけでもひどく感じてしまって、断続的に身震いをするほどだった。気持
ちがいい、こんなに感じたことなど今までなかった。そんな反応を満足げに眺めて魔人
の男は偽りの優しさで尋ねてくる。
「どうだ、ヤコ」
「…あ、やだ…嫌だったら…」
そんな言葉を繰り返しながらも、正気を手放しかけている弥子は縛られていることなど
気にもならなくなったように身を捩り、腰を振る。このまま一気に昇り詰められたら何も
いらない。
そう思っていたのに。
二度目の気紛れが起こったようだった。
またもネウロはずるっと弥子の内部を散々犯していたものを抜いて、少し離れた場所
に身を置いた。どうやら弥子の醜態を眺めて楽しむつもりのようだ。
「…あ?」
もう少しで、と思っていたのに突然肝心なものがなくなって、弥子はみっともなく床の
上で芋虫のように這いずった。直前で全て取り上げられたせいで、満たされなかった
快感の残滓がもどかしく体中を駆け巡っていて今にも気が狂いそうだった。
「…ネウロ」
こんな風に放っておかれるのだけは我慢出来ない。何よりも体に巡る熱がこのままで
は収まりそうにないのだ。
459423:2006/09/14(木) 03:05:01 ID:D7ADzfEk
今日はこれで限界だ。
明日はもっと頑張ってみる。
460名無しさん@ピンキー:2006/09/14(木) 03:18:24 ID:VII4vg1T
423神よ…ありがとう。このドライっぷりに癖になる。
淡白な感じがまた色気があっていい。
ワクテカして全裸で待ってる。
461名無しさん@ピンキー:2006/09/14(木) 03:29:18 ID:OygrZfY2
神kt
起きててよかった
462名無しさん@ピンキー:2006/09/14(木) 03:34:45 ID:MBrRS993
GJ!
ドライなのにねちっこいエロがたまらんです。
明日も楽しみにしてます!
エーロ・ゴシカアン!!
463名無しさん@ピンキー:2006/09/14(木) 03:42:29 ID:JKFlYQI/
今週のを読んでヒグヤコでネウヤコを妄想して禿萌えた

ヤコをネウロの弱点だと見抜くHALとか
ヤコを犯したい欲望が増大してもう大変なヒグチとか
そのあとウィルスを見せられてしまうヤコとか
襲ってきたヤコをアンアン言わせて正気に戻すネウロとか

だめですか
464名無しさん@ピンキー:2006/09/14(木) 03:55:48 ID:wlrx4uUw
423神・・ねちっこさがたまりません。
GJ!待ってます!ホント、ドライなのに萌えるなあ。


ヒグ弥子考え中。
明日投下するかも。
465名無しさん@ピンキー:2006/09/15(金) 01:23:04 ID:WgfY7C3i
唐突にネウロx叶絵を落としてみる。
ダークでごめん、な内容
生理話があるので苦手な人はスルー推奨
466鎮痛剤:2006/09/15(金) 01:23:43 ID:WgfY7C3i
おなかがいたい。
胸も痛い。あなたにつかまれた手首も、何もかも、いたい。

歌番組見てたらチラっと見ちゃったの。
突然弥子が出てきて、放送事故かと思ったわ。
その後も週刊誌とかで弥子の後ろに居たりして。
あんまり表に出てきたくないのね。
…ごめんなさい、とってもタイプだったの。
事務所に行ったとき、あなたは一人で事務仕事をしていた。
私にしてはあの高校受験するって決めたときくらい、清水の舞台から飛び降りたつもりよ。
「二人だけで…会いませんか?」
467鎮痛剤:2006/09/15(金) 01:26:31 ID:WgfY7C3i
映画を観に行かないか、と言われたときは本当に嬉しかった!
謎めいていて気になるって言ってたわね。
でもその後映画の作者さんが捕まったほうがよっぽど私にはナゾ。
警察も点数稼ぎお疲れ様って思ったくらい。

カラオケってなにげに密室じゃない?
あなたの歌う声はとっても魅力的で本当にドキドキしたわ。
実は本気モードの曲を選択したんだけど、気付いたかしら?
それにしても、何も食べなくておなか空かないの?
私ばっかりちょっと飲み食いしてなんか悪いカンジ。

次会ったときは確信犯。
わざと遅い時間まで事務所に居させてもらったね。
テスト勉強は今回はバッチリよ。
私の成績のためとあなたの為なんだ。
うーん、やっぱり自分のためかも。
あなたに会っていたいから。
仕事が終わって電気を消して、一緒にソファーに寝て…触ってくれたね。
「良いのか?」
返事をするかわりに、抱きしめた。
468鎮痛剤:2006/09/15(金) 01:28:03 ID:WgfY7C3i
キスが気持ちいいのは予想していたけど。
手首をつかまれるように押さえられるのがこんなに感じるなんて。
抱きしめたい。もっと抱きしめたい。でも腕をつかまれる…。もどかしい。
あなたの肌に触れていたいのに。
真っ暗で見えなかったけれど、だんだんと外灯や街の光に照らされてあなたが見えてくる。
恥ずかしい。
だって私の感じてる顔も見えるってことじゃない。
「何処が感じるのか、教えてくれないか」
「ああ、そこ、いいのぉっ!!」
そこだけじゃない。
あなたが触れたところ、みんな、いい。
髪を撫でてくれる。
おっぱいを揉んでくれる。…執拗なくらい?
首筋に口付け。
私からあなたの唇も欲しくなって。
もう止まらないよ。
469鎮痛剤:2006/09/15(金) 01:29:12 ID:WgfY7C3i
でも唇を離すのね。何するの?
「あ。あああんっ!!!」
汚いところなのに、迷わず舐めてくれる。
ひくひくしてるのがバレちゃうよぉ…
あなたのも、なめたい。。。
でも舐めさせてくれる暇も与えてくれないのね。
手際よくゴム付けてる間も、皮手袋に噛み付くのがやっとだった。
「そんなに欲しいか? 叶絵」
ほしいほしい、ほしいよ。
どうしてそんなに冷静なの?
あなたは笑って、私は泣きそう。
「…存分に、味わうがいい」
470鎮痛剤:2006/09/15(金) 01:30:21 ID:WgfY7C3i
熱い。すっごく熱いよ。
ゆっくりと入ってくる。本当に冷静なのね。
私のほうで体が動いちゃう…それを制止するように体位を変えていく。
余裕?大人?あるいは感じてても隠してる?
わかんないほどにくるくる変えられて。
私があなたの上に乗せられちゃった。
…騎乗位、よね。コレ。
何ていうか、この体位そのものに感じちゃうっていうか…
あんまり動けないからすぐへたっちゃうんだけどね。
崩れ落ちたとたんまた体を動かされて、今度こそ本当に押さえ込まれた。
「くっ…」
カラオケなんて目じゃない、最高に感じる声。
471鎮痛剤:2006/09/15(金) 01:31:39 ID:WgfY7C3i
その後も度々事務所に行った。
行くたびに側にいさせてくれて。
今更何話せばいいのか分からないってのもあったけどついつい黙っちゃって。
「弥子の…助手なんだよね」
弥子の彼氏なんだよね、やっぱり。
弥子は否定するけどどうみても彼氏だ。
私も私で他の男とHしてみたけど、あなたが忘れられない。
映画の後編公開するかな。
一緒に観れるかな。
そんな事を考えているうちに生理が来て、弥子が何かまた問題を解決しようとしてるっぽいし。
血と一緒に私の記憶も流れ出ちゃいそうだよ。
もう事務所には行かないよ。事件が起きたら行くかもしれないけど。
…あなたに会いに事件を起こしたら、また会いに行ってもいいかしら。
なんてね。どうかしてる。今の私にはクスリが足りない。
久々にピルを処方してもらいに行こう。辛さを忘れるために。
472名無しさん@ピンキー:2006/09/15(金) 01:35:57 ID:EHCY1jIe
ハァハァ
473鎮痛剤:2006/09/15(金) 01:47:51 ID:WgfY7C3i
x …あなたに会いに事件を起こしたら、また会いに行ってもいいかしら。
o …事件を起こしたら、また会えるかしら。

…間違えました。脳内変換でお願いします。
474名無しさん@ピンキー:2006/09/15(金) 02:07:16 ID:WO4DT3y2
うおww変わり種にどっきりしたGJ!


ちょっと要望があったみたいなのでヒグ弥子書いたんだが
投下してもいい?ヒグチがどんな願望がわからないから自分なりの
設定というか想像なんだが。
475名無しさん@ピンキー:2006/09/15(金) 02:15:10 ID:u4DH90A+
>>473
GJ!!!
映画って原作者逮捕のアレ?

>>474
是非見たい!
476名無しさん@ピンキー:2006/09/15(金) 02:15:15 ID:UlqcDQ2p
>474
>423の続きもまだのようだし、カモン。エーロ・ゴシカァン!
477鎮痛剤:2006/09/15(金) 02:17:57 ID:WgfY7C3i
GJ感謝です!
>>475
原作の斜め上を行くスィートが出てくるアレです。
478474:2006/09/15(金) 02:29:21 ID:WO4DT3y2
最悪・・ブレーカー落ちた・・急いで書き直す。
479423:2006/09/15(金) 02:31:25 ID:vwkVn7Il
ハアハアハア…。
新たな神光臨で興奮しているので、今夜は投下しないことにする。
すぐにってのもあんまりだしねー…。
480名無しさん@ピンキー:2006/09/15(金) 02:34:32 ID:NBzz8Mp1
>>479
何をおっしゃる!?
そんなの関係ないでござるよ!
どうぞ投下なさって下さいませ!!神よ!
481423:2006/09/15(金) 02:54:40 ID:vwkVn7Il
いや、つーかリアルでキツいから眠い…。
おやすみ…。
482名無しさん@ピンキー:2006/09/15(金) 03:08:34 ID:vM5HG9i2
エーロ・ゴシカァン! エーロ・ゴシカァン!
全裸で待つには少々寒い脳。
483名無しさん@ピンキー:2006/09/15(金) 03:25:26 ID:9K3LWI/1
なんかの宗教みたいだなw
484474:2006/09/15(金) 05:29:45 ID:WO4DT3y2
ああ・・こんな時間になっちゃったww仕事午後からでよかった。
皆寝たよな・・・よかったら今夜にでも読んでくれ・・・

投下するよ・・・・
48519歳 1:2006/09/15(金) 05:31:33 ID:WO4DT3y2
電子ドラッグに洗脳された犯罪者たちに特効薬映像を見せるための
収容部屋で特効薬を作った匪口結也はぼんやりと立ち尽くしていた。
囚人たちに押さえつけられPCの映像を見せられる

脳を捧げよ 従属せよ 私の名前は電人HAL

こうして匪口は電人HALの返り討ちに遭い、自らも洗脳されてしまった。
彼の願望は何なのか・・・焦点の合わない瞳で匪口は呟く・・・
『・・・侵入したい・・思い通りにしたい・・世界を面白可笑しくしてやりたいんだよ・・なあ桂木・・』


天才と言われた少年は酷く退屈で孤独だった・・・初めてハッキングしたのは11歳の時。
物心付いた頃から周りの同級生も大人も低レベルに思えて年々インドアになって行った。
プログラミングをしたり、ネット上で難解なセキュリティを突破したり、ウィルスをばら撒いたりの悪戯をくり返す。
果てはあの厳重な警視庁のセキュリティも破って愚弄したりもした・・・・それだけが唯一の楽しみだったのだ。
そんな彼が興味を持っているのが噂の女子高生探偵・桂木弥子・・・結構可愛い顔で隠れファンもいるようだ。
意外にも都内有数の進学校に通っているらしいが、別段賢そうにも見えない。
だが、どこか無防備で真っ直ぐな瞳に匪口は惹き付けられた・・・自然と人が引き寄せられるようなあの空気に。

下校途中で弥子は校門の所で見覚えのある人影に気づいた。
『・・あれっ匪口さん?・・・どうしたんですか?・・こんな所まで』
『よお桂木・・近くまで来たからさ・・待ってたんだ・・DVD借りたんだけど一緒に見ない?』
いつも通り、飄々とマイペースに誘う匪口に戸惑う弥子だったが、突然の来客は意外と嬉しいものだった。
なにせ学校が終わったら事務所に直行しろとネウロがうるさいので、少しは自由な放課後が欲しい所だ。
『わあ・・これ丁度見たかったやつだ・・でもあれ?お仕事は?』
『ああ今日は休み・・駅前でケーキも買ったよ。俺ん家来いよ。』
『行く!行かせていただきます。』

全く警戒心の無い弥子は匪口が電子ドラッグに洗脳されていることも知らずにあっさりとついて行った。
48619歳 2:2006/09/15(金) 05:32:50 ID:WO4DT3y2
『わあ・・・綺麗にしてるんですね』
部屋に入るなり、弥子はキョロキョロと周りを見渡す。
いかにもデジタル系の整頓された空間と小洒落たインテリアに食い気第一の弥子も感激だった。
『まあ・・適当に座れよ・・紅茶でいい?』
『はい』
束の間の自由にすっかり上機嫌の弥子は渡されたDVDをセットする。

出されたケーキも平らげ、上映時に見損ねた映画に弥子は夢中だった。
だが匪口はもう数十分前からとうに画面など見ていない。
話題のワンシーンの度に釘付けになっている弥子の唇、首筋、肩、胸、脚などを
舐めまわすような熱い視線で眺めていた。
当然、弥子はそんな視線に気づくはずも無い・・それどころか、体勢を変える度に
スカートから太腿の際どい所までが露になっていた・・本当に無防備極まりないのだ。
『ああ〜終わっちゃった・・面白かった・・映画館で見ればよかったな・・』
DVDは約二時間半で窓の外はもううっすらと暗くなり始めていた。
『・・ああっもうこんな時間・・帰りますね・・ケーキごちそう様です』
時計を見ながら弥子は玄関の方に向かうが匪口がドアの前に立ち、塞いでいた。
『・・・帰さないよ・・桂木』
『・・匪口さん・・?・・はは・・やだな・・もう・・』
性質の悪い冗談だと思い、弥子は笑って誤魔化す。
『・・お前、本当に少しも警戒心無いよね・・・一人暮らしの男の部屋にノコノコ入っちゃってさ・・』
獲物を狙うように眼鏡の奥で妖しく光る漆黒の瞳と目が合い、弥子は背筋がゾクっとする。
『・・ひ・・匪口さん・・?』
後ずさりするように弥子が一歩一歩部屋に後退して行くと、同時に匪口も一歩一歩前に進んで来る。
ついに壁際に追い詰められた弥子は初めて身の危険を感じた。
『もう逃げられないんだから・・諦めろよ』
窮鼠を見つめる匪口の尋常じゃない様子に弥子の頭をある不安が過ぎった。
『・・まさ・・か・・匪口さん・・電子ドラッ・・・ひゃっ・・』
そう言いかけた弥子の身体を匪口は捕まえ、すぐ側のパイプベッドに押し倒した。
『い・・いやっ!!』
華奢な身体で力一杯の抵抗をする弥子を押さえつけ、用意しておいたケーブルで
弥子の両腕をベッドの端に縛り付ける。
『・・いやあっ・・やだ・・何するの?』
『この状況で何をするかなんてわかるだろ?』
唇とわき腹の辺りを軽く撫でられ、弥子は改めて身の危険を感じた。
48719歳 3:2006/09/15(金) 05:33:56 ID:WO4DT3y2
『・・な・・なんで・・こんな事・・匪口さん・・刑事さんでしょ・・?』
必死で良心に訴えかけるような弥子の主張を匪口は鼻で笑う。
『・・・はは・・大丈夫・・俺、未成年だし・・』
そう言って笑った顔は瞳が笑っていない・・・その代わり得体の知れない闇を孕んでいる。
少年法にギリギリで守られた危うい狂気が弥子に牙を向き始めていた。
『や・・はぁ・・どっちにしろ・・こんなの強姦じゃない・・』
制服の上から身体を撫で回されながら搾り出すような声で弥子は抗議する。
『別に無理矢理犯るつもりは無いよ・・桂木も気持ち良くなれば問題ないだろ?』
合意の上でなければ結局は成り立たないのに滅茶苦茶な持論を押し通しながら
匪口は弥子の制服に手をかける。
ベストを上に捲くり上げシャツのボタンを外して行く。
『・・いやああ・・や・・だあっ・・』
『・・・うるさいよ・・桂木』
逃げ場を失い、もうすでになす術も無いのに抵抗の声を上げる弥子に匪口は苛立ちを隠せない。
いっそ嬌声しか漏らさなくなるまでその口を塞いでしまおうか。
『・・んん・・ふっ・・』
弥子の小さな唇を強引に塞ぎ、軽く顎を掴んで舌をねじ込ませる。
『・・ん・・ふ・・んっ・・』
上顎、歯列と口内を乱暴に犯して行くと微かに弥子の力が抜けた。
羞恥のせいなのか目に涙を浮かべる弥子を薄目で眺めながら匪口は支配欲が満たされて行く。
やはり侵入する事は気持ちがいいのだろうか。
口づけしながら手早くブラを外すと手探りで小さな膨らみを捏ね上げる。
『・・ふっ・・ん・・ん・・』
声にならない弥子の声が匪口の中に消えて行く。
すっかり硬くなっている頂を摘みながら唇を離すと驚くくらい甘い声が弥子から漏れた。
『・・はあ・・いや・・ああん』
呼吸を乱しながら涙目で喘ぐ姿は妙に扇情的で匪口の興奮を更に高める。
『いやらしいね・・あんなに嫌がってたくせに』
『・・い・・や・・そんなこと・・言わないで・・』
小虫をいたぶる子供のように少年と言うのも微かに違う
ほぼ赤く熟したわずかに未熟な青が弥子を蝕んで行く。
『・・すげえ感度・・やっぱあの助手に仕込まれてるとか?』
『・・そ・・んな事っ・・』
図星とでも言うかのように弥子が顔を真っ赤にする。
『・・へえ・・やっぱりそうか・・それで・・あいつ上手いの?』
こんな辱めを受けているのに更にそんな質問をされて耐えられるはずも無い。
『・・・関係ないじゃないですか・・』
自分達の蜜事に口を出すなとでも言うかのような弥子の言葉。
まるで間男のような虚しい気分が匪口の苛立ちに拍車をかける。
48819歳 4:2006/09/15(金) 05:35:12 ID:WO4DT3y2
青いスーツを着た胡散臭いあの助手は大分前から気に食わない。
溜まりに溜まっていた何かが身体の奥底から溢れて行く。
ベッドの側にある引き出しから錠剤を取り出すと匪口は口に含み、再び弥子の唇を塞ぐ。
『・・ふ・・ん・・うん??・・』
それを口移しで弥子に飲ませた。
『・・な・・に・・今の?何飲ませたのよ・・?』
突然、妙な物を飲まされ弥子は恐怖を覚える。
『・・すぐにわかるって・・効き目が早そうだからね・・』
・・数分後、目に見える変化が弥子に訪れた。
先程の愛撫で蕩けかけていたせいもあるが、目を潤ませ息も絶え絶え身を捩じらせる。
『・・な・・に・・これ・・身体が・・熱い・・』
『すごい効き目だな・・こりゃいいや』
目の前で淫らに悶える弥子の姿にどんどん匪口の劣情は募る。
『ああ・・さっきの・・なに・・何なの・・?』
『・・まだわかんないの?・・ああ・・高校生は知らないか・・媚薬なんて』
内部から押し寄せるように性欲が促進され、弥子の意識は朦朧としていた。
『・・なんか大人しくなっちゃったね・・』
反論も一切しなくなり、わずかに嬌声を漏らすだけになった弥子の身体に匪口は舌を這わせる。
桃色に染まった胸の頂を口に含み、舌で転がしたあと歯を立てた。
『・・ひや・・あああん・・や・・噛んじゃ・・気持ち・・い・・い・・』
媚薬のせいなのか弥子はいつもよりも全身が敏感になっていた。
匪口がショーツの方に目を移せば溢れ出した蜜が太腿の付け根辺りまで流れている。
『・・すごいよ桂木・・これ・・薬無くても相当じゃね?』
湿り気のあるショーツを脱がすと驚くほどスムーズに指が入る。
『・・やっ・・ああ・・もう・・お願い・・苦し・・い・・』
身体の奥から波打っているのが自分でもわかるのか、弥子は懇願の表情をする。
『・・苦しい?・・欲しくてたまらないんだ?』
自分の手中に完全に陥落した弥子に笑いが止まらない。
弥子の脚を開き身体を割り込ませると匪口は自分の肩に両脚を乗っけさせる。
そのままもう限界までに勃ちきっていた物を取り出し、充分に潤った箇所に当てると一気に突き上げた。
『・・あっ・・あああ・・やあああんっ・・』
抽送を繰り返す度に匪口の肩に乗せられた弥子の両脚に力が入る。
『・・やああ・・ん・・おかし・・くなっちゃ・・う』
呂律も怪しい弥子は薬のせいなのか一突きするだけで
ほとばしる様な快感が走り、快楽の虜になっていた。
『・・すげえ収縮してる・・締まるから・・もう出そうだよ・・桂木・・』
『・・い・・いの・・いっぱい出して・・』
すでに正気じゃない弥子は自分が何を口走っているかもわからなくなっていた。
『・・いやっああああっん・・・・こわれちゃ・・う・・』
最奥まで一気に突き上げられて弥子の頭の中で回線がショートしたような感覚が広がる。
頭が真っ白になった弥子の中に熱い物が放たれる・・それはずっと匪口が望んでいた事だった。
ネットの箱庭でウィルスをばら撒いた時のように高揚する気分。
・・・・・犯して侵して自分のものにしたい・・・・・
匪口はこの上なく大満足だった。
48919歳 5:2006/09/15(金) 05:36:26 ID:WO4DT3y2
『・・・それで実在する警視庁の奴らをさあ・・嘘んこのデパートで売り場の店員に
 置き換えてやった・・はは・・あいつらがあの時どんな顔してたか見たかったな・・』
弥子を思い通りにして上機嫌の匪口は子供の自慢のように過去の武勇伝を語りながら
ケーブルを解いて行く。
正気に戻った弥子は横たわったまま虚ろな目でぼんやりと聞いていた。
『・・学校とかもくだらないよな・・どいつもこいつも馬鹿でさ・・・気が合わないんだよね・・』
それは弥子にとってはとても寂しく聞こえる言葉だった・・ふいに叶絵の顔が浮かぶ。
『・・とにかくさ・・退屈だったんだよ・・ああ・・能天気でいい子ちゃんの桂木には解からないか・・』
・・一瞬の事だった・・起き上がった弥子は強烈な平手打ちを匪口に食らわせる。
『・・痛っつ・・』
思い通りに蹂躙した獲物からの突然の反撃に匪口は唖然とする。
『・・私が何の苦しみも悲しみも知らずにのうのうと生きてきたと思ってるの?』
独りよがりで無神経な匪口の一言は弥子の逆鱗に触れた。
『・・そうやって斜に構えて周りを馬鹿にしてるから誰も寄って来ないんじゃない!』
相手が逆上する事も考えずに一度熱くなると話し続けてしまうのはいつもの事だ。
ストレートに核心を突く弥子の言葉が侵入して来て匪口は顔を歪める。
余程気が昂ぶっていたのか弥子は涙目だった。
『・・・桂木・・』
匪口の身体が傾いてくる・・殴られると思った弥子は思わず身を縮める。
・・が匪口は弥子の顔と肩の間に自分の顔を埋めた。
『・・お前・・うざい・・何なんだよ・・俺の心にズカズカ入ってくるな・・・迷惑だ・・』
言葉とは裏腹に弥子を抱く腕の力が強くなって行く。
その腕がかすかに震えているのを弥子は見逃さなかった。
・・・ネット上では何処だろうと容易く侵入出来て思い通りになるのに人の心は掴めない・・・
何処にでもいるような普通に女子高生に興味がわいた理由はこれなのか。
マイナスがプラスに引き寄せられるように惹かれていく。

それから数時間、匪口は弥子を離さなかった。
拘束していたケーブルはとっくに解かれ、逃げようと思えば逃げられるチャンスがあったのにそうしなかった。
もう少しで大人になる脆くて壊れそうな少年の傍にもう少しだけ居てあげようと弥子は思った。
490474:2006/09/15(金) 05:42:31 ID:WO4DT3y2
以上で投下終わりです。

ここ最近完全にネタ仕様だった自分を改めるために
自分なりに頑張りました。

すまない・・・電子ドラッグに洗脳されたらもっとヤバくて凶暴
だと思うのになんだかぬるくなってしまった。
他スレで匪口は友達があまりいなそうって意見が出てて妙に納得したので
こういう設定にしてみた。
この反動でまたネタに走りそうだ。とりあえず423神を待っている!
491名無しさん@ピンキー:2006/09/15(金) 06:17:34 ID:m9rCXU5A
GJとしか言い様が無いから叫ばせていただく。
・・・・・・・・・・・・・・・・GJ!!
492名無しさん@ピンキー:2006/09/15(金) 07:22:46 ID:u4DH90A+
おお!!起きたら髪もといネ申様が
GJ!!あなたの作品、ネタでもエロでも好きだ
493名無しさん@ピンキー:2006/09/15(金) 11:53:56 ID:d5xy7EU4
ヒグヤコネ申ktkr!!!!

GJ!!!
494名無しさん@ピンキー:2006/09/15(金) 16:21:04 ID:9CygPPM4
>>423を待ちつつ・・・ネウヤコ出来たんだが投下してもいいかな?
エロ書くの初めてなんでちょっとアレだけど・・・。因みに10年後のヤコたんの視点で
見るエロ、って感じ
495名無しさん@ピンキー:2006/09/15(金) 17:08:12 ID:upAD0S8/
投下頼む!!423も楽しみだが、まだ夜まで時間あるしいいんじゃないかな。
496名無しさん@ピンキー:2006/09/15(金) 17:11:43 ID:3ODN2Oof
あげ
497メモリーズ @:2006/09/15(金) 17:16:22 ID:9CygPPM4
その日、東京は朝から雨が降っていた。
雑居ビル内のオフィスでは、黒い革張りのソファに腰を埋めた1人の女性が、
ぼうっと窓の外に見入っている。胸の辺りにまで伸びた色素の薄い柔らかな髪、
華奢な体つきのこの女性は、かつて毎日の様にこのソファに座り、まだ17歳だった
自分の日常を支配していた1人の男の事を考えていた。
この女性の名は、桂木弥子。彼女の心を今も尚支配続ける、その男の名は・・・
「・・・ネウロ・・・」
ぽつりと、男の名を声に出してみる。それは1人きりの事務所に虚しく、淋しく響いた。
もう夕方になろうというのに尚も降り続く雨は、この世の全てを緩やかに
優しく包み込む様で、外にいる人間達を甘やかに祝福している様にも見える。
正確には、自分以外の人間達を、だろうか。
あの日々を共に過ごした男と離れて10年が経ち、弥子は今日28歳の誕生日を迎えた。
かつて女子高生名探偵として活躍していた彼女は、今も探偵として1人でこの事務所にいる。
あの頃、男に認めて貰いたい一心で研ぎ澄まされた観察眼は、こうして今彼女の未来を形作ったのだ。
男と過ごしたのはたった1年程だ。衝撃的な出会いをし、数々の事件を一緒に解決し、
私の心の全てを食い尽くし、一度だけあの雨の日に身体を重ね、そのまま私を残して消えてしまった
あの男は、今どこで何をしているのだろう。
今もこの世界のどこかで、空腹を満たしてくれる様な「謎」を、捜し求めているだろうか。
私の事など、忘れて―――。
498メモリーズ A:2006/09/15(金) 17:18:47 ID:9CygPPM4
弥子が男と身体を重ねたのは、高校の卒業式を終えた直後だった。
朝から雨が振っていた。その所為か何だか物悲しく幕を閉じた、
3年間の高校生活の証明である卒業証書と、後輩から貰った小さな
可愛らしい花束を両手に抱え、弥子は事務所への道のりを急いだ。
勿論友人からの誘いはあったが、弥子は今日をいうこの日を
男と共に過ごしたいと考えていた。
「ネウロ、あかねちゃん、ただいまっ」
勢いよく事務所のドアを開けたものの、ネウロの姿は無かった。
それどころかあかねちゃんすら見当たらない。
「どこいったんだろ・・・」雨に濡れてまで走って来たのに、と思ったが、
どうせすぐに戻って来るだろうとソファに腰掛けた。
ややあって、誰も戻る気配の無い事務所で弥子は小さな寝息を立て始めた。
―――誰か、いる・・・?・・・ネウロ、帰ってきたのかな・・・眠い・・・いいや、
ネウロは・・・起こしに、かかるだろうし・・・私が寝てると、いつも・・・。
夢現に、ふと、口唇に柔らかな感触を感じた。なに、これ・・・柔らか・・・い…って、
「えっ!?」
499メモリーズ B:2006/09/15(金) 17:21:11 ID:9CygPPM4
はっと起き上がった時、今何が起こったのかさすがの弥子でもすぐに分かった。
しかし、目の前の視界いっぱいに映っていたのは彼女の想い人―――ではなかった。
「さ、笹塚さん・・・?どうして・・・?」
今日が弥子の卒業式である事を知って、祝いの品を持って来てくれたのだろう。
すぐ横のテーブルには、弥子の大好きなケーキ屋の白い大きな箱が置いてあった。
「・・・ごめん」笹塚は低い声で呟いた。「卒業式の祝いにケーキでも、と思って寄ったんだけどさ・・・
寝顔見てたら、何か、つい・・・」
「つい、って・・・」弥子にとってはファーストキスだ。それを、つい、だなんて・・・
悲しみよりも怒りが湧いて来て、大声で笹塚を罵った。
「ひどいよ!人が寝てる間に・・・キ、キスするなんて!!最低!!」叫びながら、
笹塚の胸をドンドンと叩く。自分の拳の方が痛くなる位に。何で、笹塚さん、どうして・・・
「―――困りますね、笹塚刑事」
急に、声がした。見ると、青色のスーツを雨でぐっしょりと濡らしたネウロがそこに居た。
「!ネウロ・・・っ」
ネウロはつかつかと笹塚に歩み寄り、にっこりと微笑んでみせた―――が、
その笑顔はいつもの人の良い助手のものではない。
「先生に何て事をするんですか。これは、立派な犯罪ですよ?」
「あぁ・・・分かってる・・・えと、弥子ちゃん、その・・・本当にゴメン」
「さぁ、お引き取り下さい。笹塚刑事」ネウロは再度部屋を横切ってドアを開け、
笹塚を事務所から追い出した。
500メモリーズ C:2006/09/15(金) 17:23:29 ID:9CygPPM4
弥子は先程の怒りなど指先から消え失せ、替わりに後悔にも似た想いが
体中駆け巡るのを感じた。よりによってネウロに聞かれるなんて・・・。
涙が溢れ、その場に立ち尽くしたまま嗚咽をあげた。
「ふ・・・ひぃ・・・っく・・・えっ、え・・・っ」
ネウロは黙って弥子を見ている。涙で視界はぼやけ、彼がどんな顔をしているか
分からない。でも、きっと呆れ顔だ。それとも、さも五月蝿いといわんばかりの
迷惑そうな顔か。
雨は一層強さを増している様だ。耳に入るのは自分の情けない嗚咽と、雨の音だけ・・・。
そして―――突然だった。突然、何かが弥子の口唇に触れた。
先程の笹塚のそれとは違う、それよりもずっと冷たく、薄く・・・。
弥子が夢にまで見た、ネウロの口唇の感触だった。
「・・・ヤコよ」
ゆっくりと口唇を離し、心なしかいつもより乾いた声で、ネウロは囁いた。
「だから貴様は豆腐だというのだ。隙を見せるから、こういう事になる」
「隙って、そんな事言われても・・・」笹塚さんの事は、どう考えても不可抗力じゃないか。
一度引いた涙が、またも溢れ出して来る。
「泣くな、ヤコ。そんなにあの男の接吻が嫌だったのか?」
「嫌に決まってるじゃん!それに、私、初めてだった!なのに・・・」
思いも寄らず大きな声が出てしまった事で、ハッと我に返った。
何なんだろう、私・・・。笹塚さんにされたキスの事も知られちゃったし、
ネウロだって何もこんな時にキスなんて・・・。
「・・・あっ!!」
「泣いたり驚いたり・・・忙しいな、ヤコ」
「ご、めん・・・っじゃなくてネウロ!さっき・・・どうして?」
今更ながら、ネウロにされた口づけが思い出された。顔が熱くなってくる。
何で、どうしてネウロまで・・・。
501メモリーズ D:2006/09/15(金) 17:26:53 ID:9CygPPM4
何だ、接吻の事か?」ネウロは無表情でけろりと言い放った。
本当に、この顔の時のネウロは何を考えているか、さっぱり読み取れない。
「貴様が五月蝿かったからだ。黙らせようと―――それに、あの男の接吻が
嫌だったのだろう?浄化してやったのだ、喜べ」
「浄化、って・・・」
言いかけた弥子の肩を、ネウロは無表情のままトンッと押した。
力の抜けていた弥子の身体は、すとんと固い長ソファに落ちる。
「それと、仕置きが必要だな。奴隷のくせに他の男に触れられおって・・・」
ネウロは弥子の身体の上に跨り、雨に濡れたジャケットとベストを乱暴に脱ぎ捨てた。
「罰だ」
「ば・・・んんんっ!!」
言葉を発する前に、荒々しく口唇を塞がれた。身体を捩って抵抗しても、
ネウロは口唇を離そうとしない。
それどころかそのまま弥子のセーターの中に手を突っ込んでブラジャーを上げ、
小さいが形の良い胸を激しく揉みしだき始めた。
「んん・・・っ、ぷはっ・・・」
ふいに口唇が離された。同時にセーターとブラウスが一緒に頭から脱がされ、
胸を隠していたレース布もあっという間に引き剥がされる。
ネウロの口唇が首筋に、そして耳元へと、舐める様に滑り込んでくる。
「ヤコ・・・」
「ネウ・・・あ・・・っぁ」
ぞくぞく、っと、鳥肌の立つような快感が背中を走った。
ネウロのこんな甘い囁きは初めてだ。それに・・・。
今やネウロの右手はスカートの下に伸びていた。左手は弥子の胸の、更に小さな頂を、
摘む様に引っ張る様に刺激しており、耳元の吐息の感覚が一層強く感じられる。
そして、目的地に着いた右手がショーツの中に緩やかに進入し、手袋をしたままの指で
弥子自身をなぞり始めた。じわっと、愛液が滲み出るのを感じる。
そしてまた、口づけ―――・・・
502メモリーズ E:2006/09/15(金) 17:28:42 ID:9CygPPM4
―――苦しい。
息だけではない。出会ってから1年、こんなにも恋焦がれた相手に今、
求められている。この状況は少女の胸の中を激しく、狂おしく掻き乱すのには充分すぎる。
・・・違う。ネウロは求めてるんじゃない・・・
この甘い空間で、意識が遠のきそうになるのを必死で繋ぎ止める様に弥子は考えた。
この魔人は、私を求めてるんじゃない・・・言葉通り、これは、罰だ。
奴隷としての、私への・・・。
「ふ・・・ぅぁ・・・っああぁっ!」
ミリミリと、異物が入り込む感覚が電流の様に弥子の身体を流れた。
ネウロの指が進入してきたのだ。弥子は初めての痛みの感覚に、涙が流れるのを感じた。
「痛いか、ヤコ」
ネウロが問いかける。しかし決して優しい声色ではない。それどころか、
痛みに苦しむ弥子を見て楽しんでいる様な声だ。
「ば・・・つ、なんで・・・しょ・・・?」
そう、これは罰だ。魔人であるネウロに少しの感情も期待してはいけないと、
少女は魔人への恋心に気付いたあの日に決めたのだ。自分で。
「そうだ、ヤコよ。罰だ。さぁ・・・褒美にもう1本くれてやろう」
指が更に差し込まれる。弥子の中にある壁が2本の指をぎゅうぎゅうに締め上げると、
ネウロは抵抗する様に激しく掻き回した。
「んんぁ・・・っ!痛・・・ネウロぉ・・・っあぁ!」
泣こうが叫ぼうがお構いなしに、ネウロは容赦なく弥子の中で暴れている。
そのうち痛みは徐々に快感に変わり、やがて下半身に物凄い力が集まっていく・・・
503メモリーズ F:2006/09/15(金) 17:31:14 ID:9CygPPM4
「―――あああああぁ・・・・・・っ」
白い、光。絶頂に達したのだ。指をくわえ込んだままの「弥子」は、
ビクッ、ビクッ、と小さく痙攣を続けている。
ネウロが指を引き剥がすと、水っぽさを増した愛液が弥子の太ももを伝って流れ落ちた。
魔人はそれを舌ですくう様に舐め取り、弥子に口移しで飲ませる。
「ん・・・何・・・これ・・・」
「何だとは何だ、豆腐め。貴様自身から出たものではないか・・・そら、今度は我が輩の番だ」
悪態を吐きながら、グロテスクに天を仰ぐものを出し、「弥子」の入り口に当てた。
「・・・入れるぞ・・・」
ズンッと、弥子は新たな痛みを感じた。指とは比べ物にならない・・・熱い!
「あっ・・・あっ・・・ネ、ウロぉ・・・ああん!!」
初めてだというのに、ネウロは弥子を容赦なく激しく突き上げてくる。
腹部にも強い衝撃を感じる。先程の指の刺激で既に柔らかくなったそこは、
痛みをあっという間に快感に変えて少女を襲う。
眼が開かない、気持ち良い・・・だけど、ネウロの顔が見たい・・・。
突き刺す快感に喘ぎ声を上げながら、弥子はやっとの思いで眼をこじ開けた。
見ると、ネウロは額に汗を浮かべている。―――眼が合った。
「ヤコ・・・何を・・・見ているのだ・・・」
ピストンを続けながら、ネウロも弥子を見つめた。弥子は気が遠くなりそうなのを堪え、
ずっと胸に秘めた感情を今、この魔人にぶつけようと決心した。
この、眼が合った瞬間に。
「ネ・・・ウ・・・ロぉぉ・・・っ・・・好きぃ・・・好きだ・・・よぉぉっ・・・!」
眼に涙を浮かべ、快感に溺れそうになりながらも、弥子は叫んだ。そして、見た。
ネウロの心から驚いた表情を。その後で一瞬、悲しそうに翳った、その美しい顔を。
「ヤコ・・・そろそろ・・・っ出すぞ・・・」
急に動きが早くなった。ネウロが、ネウロも、絶頂に達しようとしている・・・
弥子は、再び下半身に力が集まるのを感じた。
「あああああああああああ・・・・・・っっ!」
2度目の白い光が、少女の頭の天辺から爪先までを稲妻の様に貫いた。
504メモリーズ G:2006/09/15(金) 17:34:17 ID:9CygPPM4
眼を覚ますと、時計は午後6時を指していた。雨はまだ降り続いていて、部屋の中は
すでに暗くなっている。どのくらい眠ったのだろう・・・身体に毛布が巻きつけられている。
ネウロが、掛けてくれたのだろうか・・・。
「ヤコ」
暗闇に声が浮かび上がり、向かいに面したソファにネウロが座っているのがぼんやりと見えた。
「・・・ネウロ」
立ち上がろうとすると、下腹部に情事の後の軽い痛みを感じた。
「座っていろ」
言いながらネウロが立ち上がり、弥子の隣に腰掛けて腕を弥子の身体に回した。
「・・・魔界では」
「え?」
「魔界では、愛するという事はその相手を殺す事だ」
暗くて顔が見えない。ネウロの声は淡々としている。
「だがこの世界では、愛するという事は相手の命を守ろうとする事なのだろう。
人間だけではない、動物でさえも、自分の子を守ろうと必死になっている」
「・・・感じ方は、人それぞれだけど・・・突き詰めるとそうなのかも・・・」
驚いた。ネウロは、この世界での「愛」を理解しているのだろうか。
「ヤコ・・・我が輩は魔人だ。所詮この世界の人間とは相容れないものだ。
貴様がどれ程我が輩を、この世界でいう「愛」をもって愛そうとしても、
我が輩にはそれを理解する術が無い。それどころか貴様を、殺さなければならなくなる・・・」
―――気が付いた。あの時に、一瞬、魔人が見せた悲しそうな表情の理由に―――
「私は・・・それでもネウロが好きだよ。あんたの世界でいう愛が、殺す事なら・・・
私はいいよ、殺されても。ネウロになら・・・」
真っ直ぐにネウロを見つめる。ネウロも私を見つめてる。いいよ、殺しても・・・。
ネウロの指が、ゆっくりと首筋に絡んでくる・・・。
「・・・お別れだ、ヤコよ」
「え・・・?」
どういう事か、と問い質そうとした言葉は、魔人の口唇によって飲み下されてしまった。
505メモリーズ H:2006/09/15(金) 17:36:27 ID:9CygPPM4
口唇が離れた時、そこにネウロの姿はもう無かった。
「ネウロ・・・?」
『ヤコ・・・我が輩、貴様は殺さん・・・』
頭の中、違う。体中にネウロの声が響く。
『代わりにこの別れが、我が輩から貴様への、愛だ・・・受け取れ、ヤコ・・・』
「・・・嘘でしょ?」
「ねぇ、ネウロ・・・」
「嫌だよ・・・こんな・・・」
懇願する弥子の声は、只虚しく部屋に反響するだけだ。
「ネウロ・・・やだ・・・っ、ネウロぉ・・・!!」


こうして、ネウロは余りにもあっけなく私の前から姿を消した。
私に残ったものは身体の甘い痛みと、冷たい口唇の感触、そして、
勇気を出して彼に想いを告げた事への激しい後悔だった。
もしもあの時に自分の思いを打ち明けなければ、もしかしたら、
今でも彼はこのソファで―――・・・。
『ヤコ・・・』
甘い、囁く様なあの声を、頭の中で反芻してみる。
どうしてだろう。どうして、こんなに月日が経ってもまだ、あいつを忘れられないんだろう。
その想いは、こうして雨が降る度に何度も弥子の中を駆け巡る。
しかし、何度となく自問してもそれでも、弥子の答えはいつもたったひとつだけなのだった。

今日も桂木弥子探偵事務所では、取り残されて尚、たった1人の男との再会を夢見る
悲しい女性が、眼下に広がる眩しい世界を物憂げに眺めていた。
506名無しさん@ピンキー:2006/09/15(金) 17:45:26 ID:9CygPPM4
以上です。拙い文章ですまん。個人的最終回って事で・・・
己を磨いて、次は濃厚エロかつハッピーエンドなネウヤコに挑戦してみる。
507名無しさん@ピンキー:2006/09/15(金) 18:32:18 ID:upAD0S8/
>497
投下ありがとう。せつないな…(´・ω・`)
GJGJ!!
次回作も楽しみにしてるよ!!
508名無しさん@ピンキー:2006/09/15(金) 19:58:19 ID:yhyxZyaU
うわー切ない!でも良かったよ、GJ!>497
まだあんまり考えたくないけど、原作のネウロとヤコの「お別れ」エンドってのは
ありうるかもしれんね…

この作品が激しくツボだったので、次の濃厚エロハッピーエンドにも超期待!!
楽しみに待ってます。
509名無しさん@ピンキー:2006/09/15(金) 20:01:24 ID:sSOPW7Hs
>497
GJ〜!このスレは神の国か。
しかし悲しい…個人的には最終回その後でハッピーエンドに
なってもらいたいが、愛=死設定の限り難しいな多分。
510名無しさん@ピンキー:2006/09/15(金) 20:28:21 ID:nE2OHGbZ
>>497
GJ!!切ない…
悲しい終わりだったけどすごくツボにハマる文章でした。

ハッピーエンドも待ってます!
511423:2006/09/16(土) 00:35:56 ID:INyc3u9b
ごめん。
今週急に忙しくなったのでバテてた。
明日は休みなんで、今は頑張って続き書いてる。三時頃に投下出来ると
いいなあ。

>>497
GJ!!なんか感動した。
こんなに切なくてキレイな話の後で俺のエログロいブツが投下されると
思うともう…orz
512名無しさん@ピンキー:2006/09/16(土) 00:41:06 ID:bf+yw+XX
えろぐろいのだいすきです
513名無しさん@ピンキー:2006/09/16(土) 01:16:07 ID:6aZThKhP
しかしすごい神ラッシュだなあ…
まだ立ってから一月も経ってないのにこの速度

神の国の皆さん、いつもありがとう
514名無しさん@ピンキー:2006/09/16(土) 02:36:56 ID:ZY2dKwS3
自分の家でハッキングしてたら桂木(16歳)がやってきて、「あつい〜」などと
言ってスカートをバタバタしはじめた。生足がエロくてジロジロ見てたら、いきなり唐突に
「パンツ見たいですか?見せましょうか?」などと言い出して、俺がキョドってたら
桂木が自分でスカートまくって持ち上げた。そしたら中にブルマはいてやがった。
で「ひっかかった〜、いまスゴイやらしい目になってましたよ」などと笑うので俺はカチンときて
スカート持ち上げてる桂木の手を固定して、ブルマに顔近づけて観察してやった。
そしたら「ちょっとーやめてくださいよ、怒りますよ」とかいってたが、そのうち太ももをモジモジさせて
白い太ももがだんだんピンク色に染まってきて息が荒くなってきて目も潤んできたので
「ば〜か、濡れてんじゃねーよw」といって解放してやったら顔を真っ赤にして
「自分だってチン・・・」と言いかけて黙り込んだので「今何いいかけた?チンって何」と
問い詰めたら黙り込んだので「これのこと?」といって
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)



この改変ヒグチ版なかったので。
515名無しさん@ピンキー:2006/09/16(土) 02:53:30 ID:BL6HAqJj
ワッフルワッフル
516423:2006/09/16(土) 03:09:34 ID:INyc3u9b
やっと全部書いた。
ちと推敲してから投下する。
投下が数日に渡ってしまってごめんよ。
517緊縛のライン 7:2006/09/16(土) 03:14:05 ID:INyc3u9b
「嫌なのだろう…?ならば、自分で好きなようにするがいい」
「そ…!ん、なっ…」
弥子が今どういう状態にあるのかを知り尽くしている癖に、ネウロはわざと優雅な物腰
でソファーに座り、面白い見世物でも眺めているように目を細めていた。頬に当てられた
指が今日は妙に卑猥に見える。
「ぁう…う…」
逆らえない熱が体中をぐるぐると巡っていた。堪らない。両手が自由になっていたとした
らきっと、誰が近くにいようと構わずショーツを引き剥いで自慰に耽っているだろう。もう
少しも精神的余裕などないのだ。なのに、今はその手さえ自由にならない。
気が狂いそうだった。
「い、や…おかしくなるっ…ネ、ネウロぉっ…」
涙と鼻水でぐしょぐしょになった顔で懇願するも、ネウロは相変わらず冷たい目で見下
ろしているだけだ。このまま体に篭もる淫らな熱に肉を食い破られて死んでしまうに違
いない。そう思った矢先、薄笑いを浮かべる魔人の男が長い指先をくっと曲げてパチン
と軽く鳴らした。
「…!」
その音と共に、息苦しいほどぎりぎりに体を締め上げていた縄の圧迫から急に開放さ
れた。思わずほうっと息を漏らした後、ずっと続いている体の疼きに突き動かされるま
まに弥子は何のためらいもなく、ぐしょぐしょに濡れきったショーツを脱ぎ捨てた。
「うぅっ…」
刺激を欲しがっていたそこは、もどかしく撫で探る指にさえ浅ましく反応を返した。ネウ
ロのもので絶頂に至るつもりだったのに、まさか自分の指で昇り詰めることになるなん
て惨めだったらない。なのに、もう止まらないのだ。
「あふ、あぁ、んっ…」
ぞくぞくと激しく脊髄を突き上げる快感に、弥子は我を忘れて指を動かし続けた。
「あ、あん、あぁぁあんっ…」
最初の頃、ネウロによって無理やり犯されてからというもの、あくまでも不本意を装い
続けながらも性的なものだけはかなり満たされていった。そこに心があるかどうか、互
いに何を求めるのかは別として、快感はもちろん充分過ぎるほどに得ていたし、それに
伴うように自分ですることもあまりなくなっていたというのに、本能に従うようにただ無
心に繰り返し続ける。
518緊縛のライン 8:2006/09/16(土) 03:15:07 ID:INyc3u9b
本当はこんなことで達したくはなかったのに、昇り詰めた今では本当に気持ちが良か
った。蕩けきった柔らかい襞を浅く深く乱暴に掻き回し、真紅に張り詰めきった快楽の
花芯を爪を立てながらぐりっと撫でるだけでもの凄くいい。
「ひぁ…ぁぁん…」
床に座り込んで涎を垂れ流しながら丸出しになった局部を自ら嬲り続け、快楽に耽る
女子高生の姿などその手の映像にしかないものだと思っていた。なのに今は自分が
それと同じか、あるいは上回るいやらしい痴態を晒している。
目前に火花がちかちかと踊った。
そろそろ絶頂が来る。
必死で蕩けきった箇所をまさぐる指にも熱が入った。指の腹で、爪の先で、様々に花
芯や花弁に刺激を与えながら時折ぐぐっと内部へ指を差し入れ、いつも味わっている
快感に出来るだけ近いものを紡ぎ出そうと喘いでいる。ネウロがもたらす狂熱ほど激
しい快感ではないだけに、体に重く熱く留まり続けるものはどろりと甘く濃密だった。
「あ、はぁ…あぅぅんっ…」
来る、いよいよ来る。
いつもはこっそりと一人で耽っていることを一人きりの観客の前で晒しながら、弥子は
ひくひくと強く全身を震わせる。まるで火花に包まれるかと思うほどの閃光を見る一瞬
前、無意識に開いた瞼の端で、にやっといやらしく笑う世にも憎たらしい男の顔を見た
気がした。
「あ、ああぁんっ…!」
華奢な体が折れるかと思うほど激しく背をしならせて、弥子はようやく達することに成
功し、重く溜め込んでいた熱から開放されたのだった。
あまりの快感の為にしばらく床に転がっていたかったのに、滅多に見られない面白い
見世物を見たせいで興が乗ったのだろう、ネウロの近付いてくる気配がして忌々しい
気分になった。
望んだものは決して与えてはくれない。
なのに弥子が拒む素振りすら一切許さない。
人間ではないことを差し引いても実に勝手な男だったが、それは弥子も同じことだ。こ
んな男に接しているせいで、心はすっかり荒んでいる。
「ヤコ」
やや興奮を含んだ声色と共に、顎が持ち上げられて再び唇が啄ばまれた。今度は打
って変わって優しく、まるで慣れ合った関係ででもあるように心を蕩かすようなものだっ
た。うっかりすれば勘違いをしてしまいかねないほどに。
519緊縛のライン 9:2006/09/16(土) 03:16:01 ID:INyc3u9b
だが、決して油断してはならなかった。
何故なら、この男は魔人。
人間の弥子が望むものなど理解することのない種族なのだから、どれほど優しげに思
えたとしても、それは全部錯覚。
常にそう考えていなければ、手口を変えて与えられる優しさや気遣いの嘘に心が呑ま
れてしまいそうになる。弥子は所詮人間でしかない。情らしきものを嗅ぎ取れば敏感に
反応するのは当然のことだ。
それを、この魔人は狡猾に利用しようとする。勝手に奴隷認定した弥子を全て思いのま
まにしようと常に画策している。そうだ、何もかも。それが迷惑でしかない執着となって
続いていた。
いや、既に迷惑などではない。この乾いた関係はまさに弥子が望んだもので、一番気
楽でいられると最近になって気付いた。ネウロに対して心の奥底にあるものなど生涯
吐露する気は全くない。言えば最後、本当の奴隷に成り下がるだけだと気付いてから
は。
だったら、ネウロが仕掛けてくるように、弥子も時々は煽り、謎をかけ、腹を読んで互い
の距離を適正に保つようにしていた。互いが互いを身動きも出来ないほど激しく縛り合
い、それでいて馴れ合うことだけは避けているのだ。そんな相反するものが他にこの世
界にはあるだろうか。
そんな他者には決して理解し得ないラインの上に、ネウロと弥子は常に対峙している
のだ。与えられるものは全て受け入れたとしても、決して全て思い通りになる気などな
かった。
それが気に入らないとひどい仕打ちをされたとしても、それこそが弥子の望むところで
あり、更なる執着に火をつけることが出来たと喜ぶべきところだ。

「もう、離して」
腹の中で嫌悪と策略を交錯させながらも、弥子はあくまで抗う振りをする。どこか単純
な魔界の男は、時折実にあっさりと稚拙な策に嵌まる。それもまた手口のうちかも知れ
ないのだが、弥子にとってはどうでもいいことだ。
「断る」
悪戯をあくまで続けようとするネウロが忍び笑いをしながら、抵抗する間もないほどの
早業で弥子の膝を割った。そして、まだ後始末もしていない局部に顔を埋めるとまだ内
部から絶えず零れ出して床に溜まるほどだった愛液を啜り込むように舐め取っていく。
羞恥よりはむしろ快感が今の弥子には勝っていた。
「あ…や、だ。やだっ…」
膝を開かされたまま閉じることも出来ず、ただ舌の柔らかくエロティックな感触と舐め続
ける淫らな音が弥子をまた苛んでいた。ゾクゾクするほど気持ちがいい。けれど絶対そ
んなことは言ってなどやらない。
奴隷に成り下がる気はなかった。
520緊縛のライン 10:2006/09/16(土) 03:16:47 ID:INyc3u9b
「…あぁ…」
散々快楽の蜜を味わったネウロは、ようやく弥子を焦らしに焦らした挙句にこれまでに
ないほど硬く膨張した凶器を、熟れきった果実のようにやわやわに蕩けた中心にぐい
と突き入れた。
「ひぁあんっ…あぁんっ…」
こんなに硬く、大きなものだというのにもう微塵も痛みを感じはしなかった。脳天までも
痺れるほどに気持ちが良くて、意識さえ手放してしまいそうなほどだ。夢中で男にしが
みつきながら、弥子は呆けたような表情で快楽を貪り、無心に腰を振った。掻き回され
るごとに漏れ出る肉と粘膜の濡れた音と弥子の意味を失った喘ぎだけが室内を澱ん
だ泥水のように満たしていた。
そんな雰囲気が火照った肌に心地がいい。
弥子はもう、父親が生きていた頃の純真無垢な少女ではなくなっていた。魔人に汚さ
れ、同じように魔人を汚し、いかに長くこの男を引きつけていられるかに価値を置くよう
な愚かな女になってしまった。
それでいい。
だからこそ、この快感をずっと味わっていられるのだから。
「…ヤコ」
人形でも扱うように巧みに体位を変えながら、突く場所を何度も変えて声も出ないほど
弥子を喘がせることに残酷な楽しみを見出したらしい男が、ある時点から唐突に激しく
腰を突き入れ出した。そろそろ限界に近付いているらしい。掴んだままだった両足を抱
え込んで突き当たりまでも深く犯していく。
この圧倒的な一体感は、もの凄く気持ちがいい。
思わず甘い声を漏らしそうになる唇を噛んで、こんな精神的にギリギリの場面でも弥子
は当たり障りのない声に摩り替えた。
「う、くっ…」
そんなさやかな誤魔化しが通じただろうか。まあ、擦れ合う部分からもたらされるもの
である程度は感じ取れるだろう。その程度の親密さぐらいは、あってもいい。
「…っ」
いつも傲慢に弥子を罵倒し、貪り尽くす男が一瞬動きを止めた。途端に内部を打つ熱
い迸りが別の刺激をもたらした。
「あ、んっ…」
もう少し楽しんでいるつもりだったのに、その刺激につられて弥子も二度目の絶頂へと
駆け上がっていった。緊張の後で訪れた弛緩に、もう声もなく体を預けきっていると、ほ
んの気紛れを装ってネウロが抱き寄せてくる。
そのぐらいの戯れなら、許してもいいと思った。
521緊縛のライン 11:2006/09/16(土) 03:17:25 ID:INyc3u9b
激し過ぎる情事にすっかり疲れきっていたせいか、弥子は男に抱き締められてとろりと
眠りかけていた。
そしてひととき、夢を見る。
それはどこなのか、いつなのか知れない。ただ、その暗く冷たく荒涼とした世界にいる
のはネウロただ一人。容姿は今と少しも変わらず、時の流れを感じさせない。ただ、大
切そうに腕に抱くものが印象的だった。
それはひとつの小さな髑髏。
宝物のようにそれを愛でるネウロは、どこか切なそうな、それでいて愛しさを隠しもしな
い眼差しをしていた。
あれは未来の光景だろうか。
どのみちこの男はこの先も弥子にずっと執着し続ける。だが、弥子には人間としての寿
命があって、せいぜい数十年しか生きてはいない。その先、どうなるかは誰も分からな
いのだ。
だが、その夢さながらに弥子が死を迎えた後も永劫縛られていて欲しいというのは、わ
がままだろうか。



終わり
522423:2006/09/16(土) 03:20:37 ID:INyc3u9b
これでやっと寝られる…。
本当に今週のネウロの拷問はとてつもなくエロかった。
今日発売のは、起きたら買いに行こうっと♪
何か萌える展開があるといいんだけど。
523名無しさん@ピンキー:2006/09/16(土) 03:54:10 ID:AwDSihcA
おおおおおおおおお!!GJ!
素晴らしい!眠れなくなってしまったではないか!
524名無しさん@ピンキー:2006/09/16(土) 03:55:57 ID:XwHCXWY/
GJ!
こんな時間まで起きてて良かった!
ドライなような違うようなもどかしい感じがイイ
525名無しさん@ピンキー:2006/09/16(土) 04:48:36 ID:pyQ6xKbT
423神…!エロもいいけど最後の締めも良かったよ…!
エロくて泣ける。あんたすげえよ…!まじ乙!
526名無しさん@ピンキー:2006/09/16(土) 07:01:05 ID:hWEWHKLV
gj!!
527名無しさん@ピンキー:2006/09/16(土) 07:27:24 ID:M3z+yeZr
うおーラストで泣けたの俺だけじゃなかったかw 
ドライなのかと思ったらなかなか深くてこれも良かった。エロ切ねぇ…
423ネ甲、とにかくGJ!!!ゆっくり休んで、また萌えたら俺たちに
おすそ分けしてくれ!
528423:2006/09/16(土) 10:09:27 ID:INyc3u9b
今起きた。
結構反応良くて嬉しい。
元々締めはいつものように淡々としたもので終わるつもりだったけど、
>>497 で感動してたんで、つられて切ない系な感じになってしまった。
慣れ合わないけど縛り合う、互いに執着している雰囲気は難しいね。
んじゃ、書くもの書いたんで名無しに戻る。
また何か萌えがあったら書くけどさ。
529名無しさん@ピンキー:2006/09/16(土) 11:57:06 ID:Mm5Vr1Gs
>>423
GJGJGJGJ!!一見ドライなのに文を追って行くと微かに見つかる
愛の欠片に萌えた・・ラストは痺れたよ。特にネウヤコは書き手によって
色んな愛の形があるからいいね。

530497:2006/09/16(土) 21:13:55 ID:O7p1fmYA
うおぉ・・・
>>423激しくGJ!待ってた甲斐があった・・・。自分の陳腐なエロが恥ずかすぅい!!
忙しそうだけど次回の投下もwktkして待ってます!
エロと切なさをありがとう!!>>423!!
531名無しさん@ピンキー:2006/09/16(土) 23:16:18 ID:+lIkJmeh
>>423
全米が泣いた
532名無しさん@ピンキー:2006/09/17(日) 00:15:49 ID:9jdt60LH
せつない神作品のあと・・
ヒャッホーイ・・誰もいない・・しょーもないネタ置くなら今のうち。

【あったら嫌な魔人探偵脳噛ネウロinエロパロ板】

《 匪口の妄想ブログ 》
2006/○/□
今日は非番だったから秋葉でまったりパーツ選び。
おっと・・そんな事より悪い虫が付かないうちに一刻も早く
桂木に俺の股間のウィルスバスター2006を挿入しなきゃね。

《 世紀末チンピラ伝説 》
ユアアアアアアショオオオック・・・
『義務教育6年終えりゃ女を抱くのに不自由しない』
7つの真珠を持つ男・吾代。
経絡秘孔を攻められた貴女は3秒後にイk(ry

《 ヒーロー解析風 》
キュッピーン!説明しよう!・・・・ネウロさんは性的興奮ボルテージがMAXに到達すると
中央の三角ボタンが点滅し、『超絶倫戦士甘噛ネウロ』になるのだ!!
ああっ・・・危険だああ!逃げるんだ・・・弥子ちゃん!!!

《 ソープ嬢・由香 》
『いやあ〜・・たまには君みたいなボーイッシュなコもいいねえ〜』
『キモッ!!!』

《 刑事達の主張 》
笹塚 『勃起してて気付かなかった事がある・・(ボー・・・・)』
笛吹 『・・神経質そうとか早漏っぽいとか失礼じゃないか!!』
石垣 『ラブドールの塗装はやってません!!』

《 実況・古舘伊知郎 》
『・・・さあ・・この脳噛ネウロっ・・・魔界の住人であります!
地上に来て一年余り・・脅威のスピードで吸収した知識っ!!
歩くデラべっぴん脳噛ネウロ・・・これは見事な巨根だっ!
・・・人間界ならこのサイズ・・ワシントン条約違反でありますっ!!
対して女子高生・桂木弥子・・・その貧相な身体で受け止めきれるのか?
さあ・・両者睨み合いのセクシャルッインターコーーーース!!
・・いった!行きました!ジャストミーーーートオオオオオオオオオ!!
・・間違えた!これは福沢だああああああああああああ!!!』

《 さあ〜て来週のネウロさんは? 》
アカネです・・最近、SMクラブで働き始めました。
意思を持つ鞭として大活躍中です。
来週は・・・
月曜日に魔界へ出かけ〜鞭と縄を買ってきた〜
『ネウロ、ドSの一週間』
『弥子、三角木馬で朝食を』
『江崎、ちくわで貫通プレイ』
の三本です。お楽しみに〜
じゃんけんぽん!うっふふふ〜・・


ヒグヤコにレスくれた人ありがとう。
いや・・すまない・・どうやらもう反動が来てしまったようだ。

533名無しさん@ピンキー:2006/09/17(日) 00:50:07 ID:zN9dWECx
エロワロタww
534名無しさん@ピンキー:2006/09/17(日) 01:03:20 ID:wFqrFtxd
ワロタw
535名無しさん@ピンキー:2006/09/17(日) 01:06:59 ID:Tiou+eKu
クソワロタwwwwww
536名無しさん@ピンキー:2006/09/17(日) 01:18:36 ID:WYEdu8Br
バカスwwwwww
だがそれがいい
537名無しさん@ピンキー:2006/09/17(日) 01:19:28 ID:MmQ8QXG2
ツボにジャスミートww
538名無しさん@ピンキー:2006/09/17(日) 01:20:36 ID:8uwkEbFn
これはwww
539名無しさん@ピンキー:2006/09/17(日) 01:34:00 ID:74Rk75ap
ちくわで貫通プレイでコーヒー吹いたwwwww
540名無しさん@ピンキー:2006/09/17(日) 01:38:15 ID:FfIljX5B
ハゲワロタwwwww
職人だなwGJ!
541名無しさん@ピンキー:2006/09/17(日) 02:52:03 ID:XQKL2MjR
ちょw全行ツボにジャストミートしたわwww
次回作はその『超絶倫戦士甘噛ネウロ』で投下頼むw
542名無しさん@ピンキー:2006/09/17(日) 05:09:49 ID:worpx8P2
この野郎www
愛のスープレックスをキメてやるからちょっとこっち来いwww
543名無しさん@ピンキー:2006/09/17(日) 09:24:00 ID:PH35r2e9
刑事達の主張で限界だったwww
盛大にコーヒー吹いちゃったよどうしてくれる
544名無しさん@ピンキー:2006/09/17(日) 10:05:31 ID:8uwkEbFn
お前のせいでここらへん一帯に草はえまくりwwwww
545超絶倫戦士甘噛ネウロ 1:2006/09/17(日) 11:19:16 ID:Uzc7w09M
>>532
面白過ぎてつい書いたじゃないかwww

食糧としての謎を求めて、魔界からやって来た魔人脳噛ネウロ。
だが、彼には魔人という正体だけではなく別の顔も持ち合わせていたのだった。それを
知るのは、いつも被害をこうむる桂木弥子ただ一人。

「あー、最近やっと涼しくなったねー」
今日はやたら御機嫌で事務所に入って来た弥子が、いつもの調子でどかっとソファーに
座ってカバンの中からペットボトルのお茶を取り出し、ごくごくと飲み始めた。普段は特に
何の反応も返さずに一瞥しているだけのネウロだったが、ある一瞬で急に変なスイッチ
が入った。
そう、魔人としての異常な性欲ゆえに性的興奮ボルテージがMAXに到達すると、青いス
ーツに装着された三角ボタンがピコーン☆と点滅し、己が欲求の為にのみ戦う『超絶倫
戦士甘噛ネウロ』となるのである。
そのきっかけは、いつも些細なものだ。
「ヤコ」
「んー、なぁーに?」
「貴様、そんな貧相ななりの癖に我が輩を挑発するか」
「はああ??」
突然言いがかりをつけられて驚いたのだが、ネウロの眼はマジだ。どうやら事務所に走
ってくる間に少し暑くなったのでブラウスのボタンを二つ外していたのを見咎めたのだろ
うか。
「あー、そんなつもりないから。ちゃんとすればいいんでしょ。ハイハイ」
しかし、超絶倫戦士となったネウロにとって、そんな弥子の仕草の全てが挑発としか見
えないのだろう。てか、色々と言いがかりをつけてでもヤるつもり満々のようだ。
「貴様がそのつもりなら、我が輩、喜んで付き合うぞ」
「いや、人の話を聞けって…聞…ああーっ!!!」
哀れ、子羊となった弥子はたちの悪い狼にじりじりと近付かれて最悪の事態を覚悟する
しかなかった。
546超絶倫戦士甘噛ネウロ 2:2006/09/17(日) 11:55:51 ID:Uzc7w09M
「…あ、あぅゥんっ…」
大して慣らしもしないうちに入ってきたというのに、今日はやたら気持ちがいい。ガンガン
突かれる合間にソレが少し入り口に戻りかけるだけで、じれったくてきゅうっと内部が締
まるのが自分でも分かった。
冷たい机の上に伏せながらも、弥子はもう膝に力が入らなくなっていた。制服もブラも捲
り上げられて、大きな手で掴まれながらも後ろから貫かれている。そんなあられもない格
好をしていることさえ燃え上がる要因になっていた。
「随分な反応だな、ヤコ」
「あん、だって、あんただって変だ…よおっ」
「ふむ、それはお互い様ということだな」
「なに、訳わかんないよおおっ…」
弥子が達しそうになると体位を変え、少しでも長く持続しようとしているネウロは実に楽し
そうだ。さすがは超絶倫戦士、持続性も桁違いだった。
「あぁん、もう…イカせてぇっ…」
「ダメだ、貴様のもっといやらしい顔を見せろ」
「一回終わらせてよおおっ…」
気持ちがいいのは事実だが、とめどなく続くのはさすがに苦しい。必死で懇願するのに
ネウロは聞く素振りもなく自分の快感だけを追い続けている。
「お願い、ネウロおっ…」
遂に限界を超えた弥子がひくひく痙攣しながら涙の溜まった目で振り向くと、仕方がない
というようにネウロはほんのりと染まった首筋を噛んできた。
「あァんっ!!」
突然、そこからとてつもなく甘い痺れが走って、弥子はようやく達したのだった。
それこそが秘儀・『魔人の賜物』である。
それを受け取ったが最後、女なら誰しもが最高の絶頂を体感することが出来る。幸か不
幸か、ネウロが人間界にやって来て以来、弥子だけがそれをいつも受けているのだが。
がっくりと人形のように大人しくなった弥子を眺めて、ネウロはくすくすと笑った。
「何を一人で満足している。我が輩はまだまだ終わらないぞ」
「えっ…うそ…」
思わず逃れようとした体は改めて押さえつけられて、まだ入ったままだったものに激しく
掻き回されて快感に目が眩む。
「まさか貴様、自分だけイケばそれでいいと思っているのではなかろう」
「そんなこと…」
「ならばまだまだ付き合え、ヤコ」
「い、いやあああーーー!!!」
超絶倫戦士の責め苦はまだまだ終わらない。しかし、人間界の平和の為に頑張れ弥
子、負けるな弥子。
明日の人間界は君にかかっている。



終わり

こんな締め方でごめんよ弥子たん。
547名無しさん@ピンキー:2006/09/17(日) 12:30:20 ID:ot7eD2CE
GJ!
いいな、『魔人の賜物』。
ちょっと待て、弥子が責め苦を受け止めきれないと明日の人間界にまで支障をきたすのか!?
負けるな弥子!
548532:2006/09/17(日) 13:28:49 ID:OmuZb+QP
すまないねえ・・普通の話書いた後だったからその反動で
我慢できなくてつい・・くだらないのに付き合ってくれてありがとう。
これでも真面目にサイアイとネウヤコをまた考え中なんだ・・

>545
GJGJ!おお・・しょーもないのに作品化ありがとう・・エロくて良いな!

>541
545さんがお話を書いてくれたのでテーマソング置いてくよ・・・・
549532:2006/09/17(日) 13:30:12 ID:OmuZb+QP
【 超絶倫戦士甘噛ネウロのテーマ 】
                歌・水木一郎


何処から来たのか奴の名は〜
超!・絶!・倫!戦士甘噛ネウロ〜
今日も間抜けにさらわれて〜拘束されたヤコを見りゃ〜
HEAT UP !  HEAT UP!股間はニトログリセリン〜
三角ボタンが反応だ〜叫べ!『イビル・チェーンジ!!』

緑に光ってイビル・アイ〜透視してやる服の中〜
地獄耳だよいビル・イヤー〜隣の情事丸聞こえ〜
今日はどうしてくれてやろう〜?
悪戯が過ぎる敵軍団〜( はどうでもいい )
それよりヤコに羞恥プレイ〜

イビル・キャンセラーでぶっかけろ〜
イビル・スクリプトで挿入だ〜
ララララ〜ン〜フ〜ン〜ララララ〜
イビル・リフレクター(醜い姿見)は植草に持たせてはいけない〜
550名無しさん@ピンキー:2006/09/17(日) 14:12:55 ID:ios16AbY
>>545>>532も超GJ!!!!!!
水木一郎かよww想像しちまったw
植草でコーラ吹いたwwww
551名無しさん@ピンキー:2006/09/17(日) 15:40:35 ID:wLajXVEw
日曜の昼間から何なんだこのネ申コラボはw
どっちのネ申もGJ!!!エロも笑いも有るこのスレは最高だ!!
552名無しさん@ピンキー:2006/09/17(日) 18:00:35 ID:+CliGwB9
これ以上のスレを今までに見たことがあったか?
あーもうお前ら愛してる!!
二度と離さないヽ(`Д´)ノ
553名無しさん@ピンキー:2006/09/17(日) 19:14:25 ID:FAhOaeQy
ワロタw
554名無しさん@ピンキー:2006/09/17(日) 20:37:28 ID:BvwnSGQK
笑いすぎでハゲたらどうしてくれんだコノヤローwwww
555名無しさん@ピンキー:2006/09/17(日) 20:38:14 ID:BvwnSGQK
ちくしょうageちまったじゃねぇか

すみません
556名無しさん@ピンキー:2006/09/17(日) 21:09:38 ID:xXH9vKqj
昼間から凄いなww
ネウヤコはギャグにでも何にでもなるからイイ!!
557541:2006/09/17(日) 21:38:24 ID:jE+QNGtx
ちょw>>545>>532!ちょっとそこ座れ!
お前らは俺を笑い殺す気か!!
罰としてこれをくれてやる!
つ【GJの称号】
558名無しさん@ピンキー:2006/09/17(日) 22:02:45 ID:worpx8P2
>>545>>532やっぱり愛のスープレックスお見舞いしてやるから二人ともこっち来いwww

つーか>>532のネタとシリアスのインハイの激しさはかつての岡田あー●んを彷彿とさせるな。
股間のニトログリセリン超吹いたwww
ダイナマイトじゃなくニトログリセリンなとこに秘孔突かれたじゃねーかwww
559名無しさん@ピンキー:2006/09/17(日) 22:19:53 ID:HSWW7xAZ
>>558が岡田あーみんなんて言うから
あーみんイラストで想像してしまって更にワロチ
560532:2006/09/17(日) 22:55:31 ID:vQsad4SI
>>558
ジャーマンスープレックスで頼む。
弥子・・・少女の仮面のその下は獣盛りの東洋毒婦。
・・ばれてる・・あーみん好きなことばれてる・・何故だ・・

楽しんでいただけた様で嬉しいです。これで数字コテ外して
名無しに戻って神を待つ。
561名無しさん@ピンキー:2006/09/17(日) 23:36:33 ID:worpx8P2
>>532若干スレ違いですまない、シリアスとネタのインハイ→
漫画表現で思い悩む→その後「心配症」で吹っ切ったあーみんと凄い似てるんだよアンタ。

…ジャーマンスープレックスが望みか…?ならキメてやろう…
キメてないっスよ、俺キメさせたら大したモンですよ

>>532>>545
うるぁぁぁぁあぁぇはんエーロゴシカァァァン!!エーロゴシカァァァン!!
エーロゴシカァァァン!!エーロゴシカァァァン!!(二人分)


叶絵と吾代のラブゲーム書いてます。
携帯からだけど。
562名無しさん@ピンキー:2006/09/17(日) 23:45:32 ID:Z39ABoCu
>>561
とりあえず sage てくれ
563名無しさん@ピンキー:2006/09/17(日) 23:53:08 ID:worpx8P2
>>562すまない、sage忘れていた…テンション高かっただけにorz


引き続き自分も神待ち。
564名無しさん@ピンキー:2006/09/18(月) 07:26:46 ID:F5lYnOJw
一日スレから離れてたら何だこの祭はwwww


朝っぱらから笑わしてもらったよ!
神のコラボ作品にGod Job!!!!
565名無しさん@ピンキー:2006/09/18(月) 22:02:13 ID:GJxSsIlI
XI弥子って意外と需要少ないんだな…
好きなのに
566名無しさん@ピンキー:2006/09/18(月) 22:22:56 ID:Jl7XqQA8
>>565
絡ませるパターンに限りがあるからじゃないかな?
どちらかというとアイさんの方が絡ませやすい希ガス

でも筑紫ヤコとかを作った職人さん達ならきっと・・・・・・
567名無しさん@ピンキー:2006/09/18(月) 22:45:12 ID:sFlbp7OT
サイ弥子たまにあるけど
控え目だよな〜自分も読みたいかも。

神!エーロ・ゴシカアン!(ちょっとスレ内で浸透しつつあって嬉しいぜ)
568名無しさん@ピンキー:2006/09/19(火) 00:35:36 ID:0JEf66CD
俺はネウヤコが好きだ。と空気を読まずに言ってみる。
そんな訳で、神々光臨の前の前座を投下。

つ【ネウヤコ】
569体感温度:2006/09/19(火) 00:37:11 ID:0JEf66CD
―――暑・・・。
横長のソファに裸のまま寝そべり、弥子はぼんやりと天井を眺めた。
事務所の中は薄暗く、窓の外のネオンが周囲を僅かに浮かび上がらせる
程度に差し込んでいる。
―――身体、だるいなぁ・・・。
魔人との情事の後はいつもこうだ。身体を重ねると、気力の様な物まで
吸い取られているのではと思う程、だるくなってしまう。
いつだったかその所為で終電を逃してしまい、母親に適当な嘘を並べ
事務所で一夜を明かした事もあった。
勿論ネウロがそんなチャンスを逃す筈も無く、次の日は寝不足になったが・・・。
―――あれ?
「・・・ネウロ・・・?」
ふと、決して広いとは言えないこの部屋の中に何の物音もしない事に気付いた。
起き上がって周りを見渡しても、魔人の姿は見当たらない。
弥子は小さな溜息をつく。セックスさえしてしまえば、後は用無しだとでも
言われた様な気分だ。


初めて身体を重ねてから既に1ヶ月程経ったが、毎日の様に求めてくる魔人は
事が済むとすぐに姿を消すか、或いは弥子が帰るまで一度も振り向かずに
パソコンで地上の知識を集めているかだった。
―――私、何してるんだろ・・・。あいつにされるがままに毎日ヤりまくって・・・
せめてその後のフォロー位してくれたって・・・ただ傍にいてくれるだけでも・・・
それ位、してくれたっていいじゃん・・・。
気付かない内に、涙が膝の上で握り締めている手の甲に落ちた。
―――やだ、何泣いてんだろ・・・でも、止まんない・・・。
ポタポタと涙は落ち続け、顔を上げると今度は白い頬に幾つもの軌道を描きながら
流れ落ちた。首筋を伝って、胸の辺りにまで流れているのを感じる。
570体感温度A:2006/09/19(火) 00:38:33 ID:0JEf66CD
思えば初めての夜、想い焦がれる相手からの思いがけない要求に激しく胸を
高鳴らせたものだ。口唇を重ね、肌を寄せ合い今度は身体を重ね・・・。
数十分後には天国から地獄に落とされた様な気分だったけど、と、
弥子は自嘲気味に考える。
終わった後、ネウロは弥子に脱ぎ散らかった制服を投げつけ、早く帰れと
冷たく彼女を追い出したのだ。帰り道、弥子は我慢できずに路上で
声をあげて泣いた。


あの日から今日までの、ネウロの冷たい態度を思い浮かべると、
流れている涙は益々止まらなくなった。
「ネウロの、バカ・・・」
言葉が、ふいに口唇から零れた。バカ・・・バカネウロ・・・。
「誰の事を言っているのだ?ヤコよ」
「ぅわっ!」
急に背後から声が響き、弥子は心臓が飛び出すかと思う位驚いた。
振り向くとそこには、弥子の座っているソファの背もたれに寄り掛かり
薄ら笑いを浮かべているネウロの姿があった。
「我が輩に向かって馬鹿とは・・・随分といい度胸だな、このミジンコが」
「ネウロ・・・っ。ど、どこに行ってたの?」
涙に気付かれない様俯きながら聞いたが、魔人は質問には応えずに黙って
弥子の様子を見ている。
―――部屋の中が暗くて良かった・・・。こんな下らない事で泣いているのが
バレたら、それこそ何言われるか分かんないもんなぁ・・・。
そう思った矢先、黒い革の手袋に包まれた長い指が頬に触れた。
まだ涙の痕が残る、少女の湿った白い頬に。
「何を泣いているのだ」
感情の感じられない、低い声で魔人が問いかける。「ん?ヤコよ」
「別に、泣いてなんか・・・あの、私・・・帰る!」
この空間から逃げ出したい。弥子は立ち上がり、床に散らばった制服に
着替えようと手を伸ば―――そうとしたところで、魔人に強い力で
抑えつけられた。
571体感温度B:2006/09/19(火) 00:39:44 ID:0JEf66CD
「質問に答えろ、ヤコ」
弥子をソファに無理矢理押し倒し、魔人は耳元で囁く。
「何が気に入らなくて泣いているのだ?何故逃げようとする・・・?」
―――甘い声・・・。甘い、媚薬の様なネウロの香り・・・。正直に、気持ちを
ぶつけてしまいたい。
だけど・・・相手は魔人だ。涙の原因となったこのささやかな想いを明かした
ところで、下らないと冷めた口調で言い放たれるに決まってる。
「・・・何でもない。離して、ネウロ」
「ほう・・・」
魔人の顔つきが変わった。時折見せる、気分を害された時の表情だ。
「今日は随分と反抗的だな、ヤコ。奴隷の分際で・・・」
首に巻いている白いスカーフをさらりと解き、冷たい視線を投げつけながら
ネウロは言い放った。
「奴隷とは如何なるものか、貴様にはもう一度優しく教えてやらねば
ならん様だ」
「・・・勝手な事ばっかり言わないでよ」
「黙れ」
魔人は、解いたスカーフで乱暴に弥子の視界を塞いだ。
突然の事に困惑し、体中にぶわっと冷や汗が浮かぶ。
「ちょ・・・ちょっと!やめてよネウロ!」
ネウロは無言で、もがく弥子の腕も床に落ちていた制服のリボンで
縛りつけた。
「ネウ・・・んむぅ・・・っ!?」
突然の口づけに、抗議の叫びは掻き消される。長い舌が荒々しく、
それでいて丁寧に弥子の口内を隅々まで動き回り、弥子は意識が
遠のきそうになるのを感じた。
視界が遮られている所為で、いつもより感覚が研ぎ澄まされているの
だろうか。
ネウロの息遣いが、ハッキリと伝わってくる。
―――ダメじゃん。これじゃ、いつもと同じ・・・。でも・・・。
ふいに、裸のままの弥子の肌は、ひんやりと冷たい滑らかな感触に気付いた。
いつのまにかジャケットとベストを脱いでいたネウロの、
普通の人間に比べて明らかに体温の低い肌が密着している。
腹部の辺りに、硬くなり始めたネウロの物があるのを感じた。
572体感温度C:2006/09/19(火) 00:40:53 ID:0JEf66CD
口づけは尚も続いている。息が・・・苦しい・・・。
「・・・は・・・っ」急に口唇が離された。弥子が思わず咳き込むと、
ネウロは起き上がって体勢を少し上にずらし、ファスナーを下げて
まだ半勃起状態のペニスを取り出した。
「そら、舐めろ」
それは、完全に大きくなっていないとはいえ弥子の口内に入りきるかどうか
という位の大きさだ。もっとも、今の弥子には見えやしないが。
「・・・嫌」
「ほう・・・。まだ抵抗するのか、奴隷の分際で」
「やめてよっ!・・・お願い、これ取ってよ・・・」
「黙って言う事を聞け。そら」
魔人は片腕で弥子の身体を起こして支え、その小さな赤い口唇に
ペニスを強引に捩じ込んだ。
「んむ・・・っ・・・んんんぅっ」
「さぁ、きれー・・・いに舐めるのだぞ」
口唇の両端が裂けそうだ。
全てを塞がれたこの状態では、もう抵抗出来ない・・・。
ならばもう、この魔人の言う通りにしてしまおう。
もう、いい・・・。
私のこの苦しみの分、あんたを・・・。
・・・気持ちよくしてあげる。
口内いっぱいに捩じ込まれたそれを、弥子は舌全体を使って舐め回し
始めた。
上から下へ、下から上へ、表から裏へ回り込む様に・・・。
どうすればネウロが感じるのか、何だか今日は手に取る様に分かる。
ペニスのちょっとした動きも、目隠しをされた弥子は逃さずに感じられた。
「む・・・。急にどうしたのだ」
声が少し、柔らかくなった。弥子はますます調子を上げ、口を思い切り窄めて
ペニスに吸い付く。緩やかに、ゆっくりと、喉の奥に押し込んでいく。
「いいぞ・・・」ネウロがゆっくりと腰を動かし始めた。
「そろそろだな・・・ヤコ・・・」腰の動きが早くなる。苦しい・・・吐き出しそうだ。
「ぐ・・・むぅ・・・んん・・・っ」苦しい、止めて、苦しい・・・っ!
「・・・綺麗に、飲み干すのだぞ・・・そら・・・っ」
ドクン。我慢できずに口を離そうとした瞬間、魔人は弥子の口内に
精をたっぷりと流し込んだ。言われた通り、少しずつ数回に分けて、弥子は
それを全て飲み干す。
ずるり、喉越しの悪い液体が弥子の体内に収まった。
573体感温度D:2006/09/19(火) 00:41:51 ID:0JEf66CD
「上出来だ、ヤコ」
魔人は意地の悪い笑みを浮かべている。
見えなくても、弥子にはそれを空気で感じ取れた。
「褒美をやろう」
急に、圧し掛かっていた感覚が消えた。するとお世辞にも大きいとは
言えないが、緩やかなカーブを描く胸を両手で揉みしだかれ、先端を
尖らせた舌先で舐られた。
「ん・・・は・・・っ、あ・・・あぁん・・・っ!」
自分でも驚く程大きな声が出る。抑えようとしても、感覚が研ぎ澄まされて
しまっているのだ。ちゅくちゅくと先端を吸われ、甘噛みされ・・・その行為の
1つ1つを、弥子の身体は何とも敏感に捉える。
太腿に、どろりとした愛液が伝わっているのを感じた。
「うぅん・・・んぁ・・・ネ・・・ウロぉ・・・」
「随分いい様だな・・・これはどうだ?」
「ひあぁぁっ!」
ネウロの片手が下腹部に伸びる。ひっそりと湿っているそこを探り、
小さく突起したクリトリスを直接刺激してきた。
「ぃやぁ・・・ああっ・・・あっ、だめぇっ!」
「ほう・・・凄い溢れ様だぞ。貴様、視覚を奪われた事で敏感になって
いるのだろう?」
ねっとりと、絡み付く様な声だ。だけどその声にまた、身体が反応して
しまう・・・。
「ひゃぅっ!」
急に、体の芯を槍で貫かれる様な感覚に襲われた。
ネウロが体勢を思い切り下げ、繁みの部分を舌で愛撫し始めている。
「ふむ・・・悪くないぞ、ヤコ」
「あ・・・あ・・・」
何て気持ちいいんだろう・・・。ネウロは口唇で繁みの周辺をなぞり、
敏感な部分に軽く吸い付いている。舌を使ってくれないもどかしさが、
余計に弥子を熱くさせてしまう。
「や・・・ネウロ・・・凄・・・、気持ち・・・いい、あぁんっ!!」
長い舌が、弥子の中に入り込んで来た。中が熱い分、ネウロの冷たい
舌の感触が激しく伝わってくる。舌は、弥子の中でうねうねと動き回り、
肉の壁を上下左右、更には奥まで圧迫している。
574体感温度E:2006/09/19(火) 00:42:54 ID:0JEf66CD
「んぁっ、も・・・ダメぇぇ・・・っ!」
ビクン!と身体が仰け反り、弥子は絶頂に達した。目隠しをされているのに、
視界は真っ白に広がっている。
「・・・フン。もう達したのか」
ネウロは舌を引き摺り出し、まだ痙攣している弥子の入り口にペニスを
押し当てた。
「ヤコ・・・欲しいか?」
敏感になった部分に押し付けられているそれは、射精後だというのにすでに硬く
なっていた。
「欲し・・・ネウロ、欲しいよぉ・・・!」
「上出来だ・・・そら、入れてやるぞ」
ズンッと、身体の中に音を立てて入って来るそれは酷く熱かった。
「ぅああ・・・っ・・・あんっ、ああ、ふあぁ・・・っ」
―――指や舌は、あんなに冷たいのに・・・。
―――熱が、伝わって来る・・・。
突きながら、魔人は再度弥子の上半身を起こし、足を持ち替えて弥子を
目の前に座らせた。
「動け、ヤコ」
そう言いながらも、自身で弥子を下から突き上げる。その片手は小さな胸へ、
もう片方の手はクリトリスを優しく愛撫している。
弥子は快感に身を捩りながら、必死に腰をスライドさせた。
内部だけじゃない、外側の突起部分にも刺激が与えられ、弥子の喘ぎは
一層激しくなっていく。
「あぁ・・・っ!は・・・ネウロぉ・・・凄いぃ・・・っ」
「ああ、いいぞ、ヤコ・・・貴様のその姿、何とも・・・」
ネウロは弥子の耳に吐息を吹き掛けながら、囁いた。ネオンの光で青く
浮かび上がる弥子の拘束姿は、本当にエロティックだ。
それは弥子だけでなく、確かに魔人にも興奮を与えている。
弥子のそれとは正反対に、サディスティックな興奮を・・・。
しかも、両手を後ろに縛り上げている所為か今日の弥子はやけに締め付けて
来る。
「ッあ・・・、ネウロぉ・・・もう・・・また、イっちゃ・・・」
汗と快感の涙で、弥子の顔はグシャグシャに濡れている。もう限界なの
だろう。ネウロは再び正常位に体勢を素早く変え、一気に弥子を突き上げた。
「嫌ぁ・・・っ!ネウロ、ネウロぉぉ・・・っ!!」
「・・・ヤコ・・・っ」
込み上げて来る快感は、少女だけでなく魔人をも絶頂の白い世界に誘った。
2人は同時に果て、ネウロは弥子に覆い被さり、激しい口づけをした。
575体感温度F:2006/09/19(火) 00:44:42 ID:0JEf66CD
眼を覚ますと、壁掛けの時計は午後11時を指していた。
―――夢、だったのかな・・・?
天井を見つめながらぼんやりと考える。果てる瞬間、名前を呼ばれた
様な気がした。それに、激しいながらも私の身体に負担が掛からない様に、
終始ネウロは身体を支えててくれた・・・。
「・・・夢か・・・」
ハァ、と、大きな溜息をつく。そうだよな・・・ネウロがあんなに優しい筈
無い。きっと、私の淡い期待が見せた夢だったんだろう・・・。
「夢ではないぞ、ヤコ」
すぐ隣で、ネウロの声が響いた。ヤコ同様、ネウロも裸のまま長ソファに
寝そべっている。信じられない・・・。
「・・・信じらんない・・・」
それでつい、声に出してしまった。
「ム。何が信じられないのだ、ワラジムシが」
怒った風ではないが、ツンとすました表情だ。
「だってあんた、今迄こういう事した後は、すぐ私の事放り出してたじゃん!
なのに、今日はそのまま傍にいるなんて・・・それに・・・」
あんな激しいセックスの最中でも、自分を気遣ってくれてたなんて―――
とは口に出せず、弥子はそのまま黙り込んだ。
「それに・・・何だ?」
薄笑いを浮かべてはいるが、眼が笑ってない。こういう顔の時の
こいつは、何もかも分かってるのに分かってない振りして、私をからかおうと
してるんだ、いつも―――。
「・・・何でもない!」
ぷいっと顔を背ける。魔人は「フン」と鼻を鳴らし、その腕に弥子を引き寄せた。
「可笑しな奴だ。そんな事を気にして泣いていたのか?・・・アメーバの様な
単細胞生物だな、貴様は」
「・・・放っといてよ」
―――ネウロはきっと、私が泣いてた事を気に掛けてくれたんだ。今迄の、
セックスの後のあの冷たい態度だってもしかしたら、彼なりの照れ隠しだったの
かもしれない・・・。
弥子は魔人に身体をピッタリと寄せ、その胸に顔を埋めた。
―――まぁ、都合の良い考えかもしれないけど・・・。
甘い、媚薬の様なネウロの匂いがする。いつもならこんな情事の後は酷く
身体が重くなるのに、今は何故かとても身体が軽い。
ネウロの指が、ゆっくりと弥子の髪の毛を梳いている。
―――そんな、嬉しい事なんてしないでよ・・・私は単細胞だから、全部都合の
良い方に考えちゃうよ・・・。
髪に触れる指の柔らかな動きを感じながら、弥子は再び眠りに落ちていく・・・。
―――明日は日曜日だ。起きたら、ネウロにちゃんと言おう。胸の奥で
燻ってたものを、全部吐き出してしまおう。ネウロはどうせ下らないって言う
だろうけど(その言葉にまた傷つくかもしれないけど)、ちゃんと伝えるべき事を
伝えたら、この魔人にだって人間の女心という複雑な「謎」を理解できるだろう。
きっと・・・。

やがて、すうすうと小さな寝息が部屋の中に響く。
傍らで笑顔を浮かべ眠る少女を、魔人は愛おしそうに見つめている。
その額に小さな口づけをし、柔らかな髪を、いつまでも撫で続けた。
「・・・単細胞め」
冷たい身体に広がる、甘く優しい暖かさを肌で感じながら・・・・・・・・・。
576名無しさん@ピンキー:2006/09/19(火) 00:47:30 ID:0JEf66CD
投下完了。
以前投下したのが救い様の無い終わりだったんで、今回はハッピー(?)エンドに
してみた。

では皆に続き神の光臨をwktkして待ってる。もちろん全裸で。
577名無しさん@ピンキー:2006/09/19(火) 00:50:56 ID:Mhrdbz80
うおおっ・・・!リアルで遭遇した!
GJ
578名無しさん@ピンキー:2006/09/19(火) 00:53:11 ID:qY8uD2Hs
ヤバイ!甘い!最高です!GJ!!
579名無しさん@ピンキー:2006/09/19(火) 00:58:29 ID:HPXklziY
GJ!
ヤコたん健気で可愛いよヤコたん。
俺もネウヤコが一番大好きだ。
やっぱ王道だよな。このラブで甘い感じ、それでいて不安感があったり緊迫感
が含まれている雰囲気がいいんだ。
べったりバカップルになってない感じっていうのかな。
580名無しさん@ピンキー:2006/09/19(火) 01:01:59 ID:hXpbnGbH
グッジョォォブ!!!
萌えつきたぜ…。
アドレナリン出すぎて寝れなくなっちゃったよw
581名無しさん@ピンキー:2006/09/19(火) 01:05:58 ID:OMc8PHCg
GJ! もー弥子可愛くてタマラン!
582名無しさん@ピンキー:2006/09/19(火) 01:08:46 ID:xZ/Q5q7+
GJ!!
ぐらつく気持ちを甘さですくい上げる感じがたまらなく萌えました!

ヤコ受なら何でも好きだけど、やっぱりネウヤコは格別だ。大好きだ。
583名無しさん@ピンキー:2006/09/19(火) 01:25:22 ID:abfv9bW3
GJ!!どこが前座だよ!あんた最高・・神だぜ!萌えた。
584名無しさん@ピンキー:2006/09/19(火) 02:20:32 ID:HPXklziY
1スレの時から見てるけど、ここの職人の熱意とクオリティーはすごいな。
スレが進むごとにどんどん作品的にもバリエーション的にも、確実に質が
上がってるよ。
それだけネウロという作品や、ネウロと弥子のキャラに魅力があるんだな。
そして、人を引きつけるんだろう。

ともかく、職人様諸氏みんなGJ!!!
585名無しさん@ピンキー:2006/09/19(火) 02:22:45 ID:0Lg9JFjd
グッジョブ!!
586名無しさん@ピンキー:2006/09/19(火) 02:46:05 ID:HPXklziY
ごめん、訂正。
ネウロと弥子ばかりじゃなく、その他のキャラにも魅力があるよね。
笛吹なんかは特に、初登場時より遥かに良くなった。
587名無しさん@ピンキー:2006/09/19(火) 03:32:52 ID:KUmgoyNH
ここは神が多すぎてたまらない!
今回のネウヤコも最高でした。GJ!!!
588名無しさん@ピンキー:2006/09/19(火) 21:38:14 ID:OMc8PHCg
叶ヤコ書けたけど、576が私的に神過ぎて
投下しにくいよー・・・・・・
589名無しさん@ピンキー:2006/09/19(火) 21:56:06 ID:EvILvZ3o
>>588日付を変えてみせるんだ!

乾布摩擦しながらwktkして日付変わるの待ってるぞ!
590 ◆ChdC8VZqyE :2006/09/19(火) 22:04:35 ID:U7f8C9c+
>>588
今ならすぐさま保管庫に保管できますので是非とも投下おながいします
wktk−
591名無しさん@ピンキー:2006/09/19(火) 22:08:01 ID:OMc8PHCg
分かりました。ただし

 フ タ ナ リ 注 意

でお願いします
592名無しさん@ピンキー:2006/09/19(火) 22:12:00 ID:MZqIxOmW
リアタイktkr!
wktkしながら待ってる!!
全裸で正座して
593名無しさん@ピンキー:2006/09/19(火) 22:13:33 ID:EvILvZ3o
>>591出来れば投下の際にも一声掛けてちょ。
594貫通願望に関する実験1:2006/09/19(火) 22:16:25 ID:OMc8PHCg
弥子は叶絵に誘われて、彼女の家に来ている。部屋に案内された弥子は
出された有名なレアチーズケーキに舌鼓を打ち、例のごとく悦に入っていた
「ねえ弥子・・・・・・」
ケーキを頬張っている弥子に、友人・叶絵は声をかける。その声はどことなく沈んでいた
「んっ?なーに、叶絵・・・・・・」
「私たち、親友よね・・・・・・」
「んー」
オレンジジュースを飲んで、喉のケーキを落とした
「よく一緒に遊ぶ友達だけど、親友と言われると・・・・・・。テスト勉強の時だって
 すぐには教えてくれなかったし・・・・・・」
がたっと音がし、叶絵がテーブルの対面から身を乗り出した
「ご、ごめん・・・・・・!」
その様子に、弥子は普通じゃないものを感じた
「あっ、でも最後にはちゃんと教えてくれたじゃん!親友だよ、私たち!」
「・・・・・・本当?」
「うん、うん」
どうも叶絵の様子がおかしい。食べ物の手前で多少鈍るものの、人物に関して
彼女は鋭い観察眼を持っている。ケーキを平らげた後、早速身を乗り出して尋ねてみた
「叶絵、何かあったの・・・・・・?」
彼女は黙って、こくんとうなづく。弥子は推理する
(恋愛の事かな・・・・・・?男の子との付き合いが上手くいかないとか・・・・・・でもそっち方面は苦手だなあ、私
 相談できる事といえば、「駅前でどの料理店が今アツイか!」ぐらいしかないし・・・・・・)
「ひょっとして、・・・・・・恋愛の事?」
今度は首を横に振って否定の意を表した。ひとまず、弥子は苦手な課題が出なくてほっとする
「じゃあ、何にそんなに悩んでるの・・・・・・?私でよければ、相談に乗るよ」
「か・・・・・・」
叶絵は、やっとという感じでぼそっと呟いた
「からだ・・・・・・」
(身体の事かー・・・・・・月一のものが来ないとかかな)
同じ女性の立場からこのように考えるのは至極当然といえよう
(でもこんなナーバスになってちゃ、来るものも来ないよ。早めに何とかしないと・・・・・・)
「弥子・・・・・・」
「んっ・・・・・・?」
「どんな事があっても、友達でいてくれる?」
悩みはかなり彼女の内部を巣食っているらしい。このような時にきつい事を言うのは
よほどの魔界のいい人でない限り無理である
「も、もちろん!こんなに美味しいケーキごちそうしてくれる友達、他に・・・・・・いや
 うん、ケーキの事がなくても、ずっと友達だよ・・・・・・叶絵」
「・・・・・・本当?」
「ほんと、ほんと!だからさ、その悩みを私に聞かせてくれる?どんな事があっても引かないから・・・・・・ねっ!」
「じゃあ、・・・・・・後ろを見ていて・・・・・・」
弥子は言われた通り、後ろを向いた。すると、服を脱ぐ音がしてくる。着替えくらいなら
見てもいいだろうと、こっそりと彼女のほうを見た
(うわー・・・・・・、やっぱり叶絵ってスタイルいいなー・・・・・・。胸も大きいし、あれって
 パッドとか入ってなくてあの大きさなんだぁ・・・・・・くびれも綺麗だし、女の子らしいなー
 ・・・・・・それに比べて・・・・・・)
弥子は自分の胸に手を当て、改めてその貧相さに凹んだ
「もういいよ。こっちを向いても・・・・・・」
弥子は、再び体ごと叶絵の方に向けた。一瞬、時が止まった
595貫通願望に関する実験2:2006/09/19(火) 22:22:04 ID:OMc8PHCg
叶絵はスカートとショーツを脱いで、彼女の恥部を友人にさらけ出していた。そこまでは良くはないのだが、まだ良い方だ
彼女の股間には豊かな地球ならぬ恥丘があるはずである。しかし弥子の目に映ったのはそれではなく、大きな先端を垂らした
象の鼻に近いものだった。密かに叶絵よりも男性経験の多い弥子なら、見紛うべくもない。それはあまりに立派な男性器だった
すなわちフタナリと呼ばれる類である。正確には、ふぐりの下部に女陰があるかどうか確かめる必要があるが、ぶら下がっている
ものだけはどうみてもペニスである
さすがに引かないと言っていた手前、動じないフリをしているが、目が点になるのは隠せなかった
「朝、起きたら・・・・・・こうなって・・・・・・たの」
叶絵は、涙声で語った
「引っ張っても取れないし・・・・・・、何が起こったのか分からない・・・・・・病気だとしても、お医者さんにも・・・・・・恥ずかしくて
 ・・・・・・見せられないし・・・・・・私、・・・・・・どうしよう・・・・・・」
彼女は、両手を強く握り、恥ずかしさからか自分が化け物になった悲しさからか、わっと堰を切るかのように泣き出し
ベッドに身を沈めた。正直、弥子もどう言葉を向ければいいか分からなかった。自分だっていつもの場所に
あんなものが鎮座(注:洒落ではない)していたら、動揺するに違いない
その時、耳の奥に何者かの声が聞こえた
『ヤコよ』
言うまでもない。ネウロである。
(ネウロ、どこにいるの?)
『我輩は今、特殊な腹話術で貴様にしか聞こえないように話しかけている』
(つくづくこの世界の人間じゃない・・・・・・!ケータイ、使いなさいよ。ところで、何の用・・・・・・ま、まさか・・・・・・)
『この女の件についてだが・・・・・・』
(・・・・・・やっぱりこれもアンタの仕業か!)
『HALの事件でスフィンクスとして我輩と対峙した女が、実に興味深い趣向の持ち主でな。何でも貫通願望をHALによって
 解放されたそうだ。貫通される側である事の多いはずの人間のメスが、全員そのような願望を持ちあわせているのかどうか
 我輩は知りたくなった。そこで魔界道具を用いて、その女の身体に少々手を加えたのだ』
(『手を加えたのだ』じゃないでしょっ!アンタの暇つぶしに余計な人を巻き込まないでよ!平野さんとだって、あの後
 口を聞いてもらえるのに何日かかったと思ってるの!チャーシュー大盛り頼めるようになったのに何日かかったと思ってるの!)
『知るか』
案の定、ネウロは彼女の言葉を一蹴した
『元に戻ったのだから良いではないか。貴様の尋常ならぬ食欲に規制がかかって、却って良かっただろう』
(よくないわ!ところで、・・・・・・叶絵の、その、あ、アレ・・・・・・)

『 ペ ニ ス だ な 』

(何でそんな単語の時だけ声が大きくなるのよ!そう、それ。どうやったら治るの・・・・・・?)
『知らん』
(知らんですむかー!このままじゃ叶絵、自殺しちゃうよ!何とかしてよ、ネウロー・・・・・・)
『安心しろ。ためしに願望が叶うような行為をして見ろ。それで喜びに満ちたかどうかが分かれば、自然と消滅するように作ってある』
(やっぱり知ってるじゃん!・・・・・・でも貫通願望なんて、どうやって・・・・・・やっぱりアレかな・・・・・・?)
「ねえ、叶絵・・・・・・」
弥子は、泣きじゃくる彼女の前に座った。眼前には長くて太い肉塊がたくましく座っている
(うわあ・・・・・・ひょっとすると、これ、・・・・・・吾代さんのより、大きいかも・・・・・・)
596貫通願望に関する実験3:2006/09/19(火) 22:24:26 ID:OMc8PHCg
「ハックシュン・・・・・・!」
ケータイを片手に、吾代はくしゃみをした。電話の相手は先ほどかけてきた、望月である
「吾代君、どうしたのかね・・・・・・?風邪には気をつけなきゃいかんよ。栄養のあるもの、ちゃんと食べているかね?」
「うっせーな!分かってるっつーの!・・・・・・で、用事は何だ?」
「そうそう忘れていた、ふふふ・・・・・・喜んでくれたまえ。ついにあの任務が、完了したのだよ」
「そうか!やっと例の情報を手に入れたんだな・・・・・・!」
「えっ。違う、違うよ吾代君」
「あぁーっ?」
「やっとワールド4をクリアーしたんだよ!いやー大変だった・・・・・・、ノコノコがメチャクチャ大きくてね・・・・・・」
ガチャ。ツー、ツー、ツー・・・・・・
597貫通願望に関する実験4:2006/09/19(火) 22:27:38 ID:OMc8PHCg
弥子は叶絵の肉棒を右手にきゅっと掴むと、シュッ、シュッ、と軽くしごき始めた
「ああっ、・・・・・・弥子・・・・・・!」
相手には何回かこのようなサービスをした事がある叶絵も、まさか自分がそれを受ける事になるとは
思いもしなかっただろう。同時に、彼女のものはピクンと反応し、その身を硬くしていった。
(これで射精すれば治るかも・・・・・・一応親指と人差し指のわっかも「貫通」した事になるし)
『ああ、一つ言い忘れた』
(うわっ、まだいたの!)
『手淫程度の刺激じゃ、元には戻らんぞ。「他人の中を自分のものが貫通する」快楽を味わせないとダメだ』
(何でそんな事だけははっきりしてるのよ!)
弥子はしばらく悩んだ末、手淫を続行した。ある程度肉棒に角度がついてきたら、舌を導入してフェラティオを行なった。
(とりあえず、精液が出るかどうかを確認してから、様子を見よう・・・・・・)
しかし思うようにいかない。それというのも、叶絵の逸物が大きすぎるからである。弥子の口には全部入りきらない。
(確かにこんなものがついていたら、泣きたくなるよね・・・・・・)
仕方ないから、口に先っぽだけカプッと咥え、舌で転がした。亀頭の背も、谷も、雁高になっている部分も
余さず舌を這わせて、愛撫する
「んっ・・・・・・ちゅっぷ・・・・・・うむう・・・・・・ちゅっ」
まるで赤ん坊が母親の乳首を吸うように、弥子は叶絵の亀頭を吸った。それが終わると
肉幹の側面を甘がみして、ちろちろと舌先を走らせた
「ああっ・・・・・・」
舌先での攻めはまだ続く。裏スジを必要以上に刺激をすると、彼女は髪を振り乱してよがった
「んああっ・・・・・・弥子、すごい・・・・・・すごく上手いよ・・・・・・すごくっ・・・・・・気持ちイイっ・・・・・・!」
(そりゃあ、何度もネウロにさせられているからなー・・・・・・こんな事ばかり上手くなって
 ・・・・・・このままじゃ私、本当に性奴隷になっちゃうかも・・・・・・)
「あああっ、弥子、だめええええっっ・・・・・・!」
えっ、という間もなく、叶絵の陰茎がぐぐっと縮み、次の瞬間弥子の顔に大量に射出した。とっさに目を閉じた弥子のまぶたに
強く汁が打ち付けられる。無防備な唇は既に、その液で濡れていた
弥子は、舌を使って口唇周辺の果汁を拭い取り、口内で味わった。喉に絡みつくあの粘り気も、独特の青臭さもなかった
598貫通願望に関する実験5:2006/09/19(火) 22:33:19 ID:OMc8PHCg
(精液じゃない・・・・・・?これって、まるで・・・・・・)
『そう、貴様がよく垂れ流している淫乱汁だ』
(まだいたー!てゆーか、何なのその言い方。まるで私がいつも垂れ流してるみたいじゃん!)
『その通りだろうが。いいか、男性体に変化はさせたが、サイのように身体全てを
 男性体にする訳ではない。本体の外面的構造だけ変えただけで、中身は同じなのだ』
つまりこれは叶絵でいう所の潮吹きにあたるのである
「んもー・・・・・・、ど、どう・・・・・・叶絵?何か変化起き・・・・・・」
尋ねる言葉が終わらない間に、弥子は叶絵に抱きしめられた。一瞬何が起こったのか分からなかった
「ちょっと、叶絵・・・・・・!いっ・・・・・・」
弥子の言葉は親友の柔らかな口唇によって遮られた。愛液まみれの彼女の口唇を、叶絵は
上下ともちゅっ、ちゅっと軽く吸っていく。そして彼女はさらに深いキスをし始めた
「んっ・・・・・・、ううっ・・・・・・!」
弥子の口内に叶絵は舌を差し入れ、自身の舌を相手の舌に絡めながら、歯列を丁寧になぞっていった
そうこうしている間に、彼女の中に溜まっていた叶絵の愛液は、蹂躙していく舌の移動によって
両者の口内に満遍なく広がった。唾液も淫液も、全てが混ざり合い、二人の口内を淫らに潤していく
やっと口が離れた時、二人の間には、つうっと細い液の橋が出来た。それほどまでの長い間、接吻は続いていたのである
「叶絵、どうしたの・・・・・・いきなり・・・・・・」
弥子は口元に両手を当てて、尋ねた。彼女は頬どころか耳朶まで朱に染めていた。同性からいきなり
接吻をされたという、今までにない経験に動揺を隠せないらしい。同時に、接吻だけなのに普段よりも
恐ろしく淫らな行いをしている気がして、羞恥の炎が内から上がってきたのだ
「弥子・・・・・・かわいい弥子・・・・・・」
寝言のようにそう呟きながら、彼女は弥子を押し倒し、そのカッターシャツを、下着を脱がしていった
その間、弥子はほとんど無抵抗であった。まだ状況を把握できずにいるのだ。普段とは違う親友の
行動原理をまだ把握しきれていなかった
叶絵は、弥子の首筋に舌を這わせいく。それはつつうっと移動していき、本体にこそばゆい感覚を与えていった
やがて舌は彼女の微乳にたどり着いた。乳頭は刺激により、既に屹立していた。叶絵は、あーんと口開け
その舌先を乳首に撫で付けた
「ひゃああっ・・・・・・!」
ちろちろと叶絵は執拗に、弥子の愛らしい二対の桜桃を、交互に、唾液のたっぷりついた舌で愛撫していった
「はああんっ・・・・・・、ああっ・・・・・・、やあんっ・・・・・・!」
「弥子・・・・・・もっとカワイイ声を聞かせて・・・・・・」
「ああんっ・・・・・・、だめえっ・・・・・・、かっ、叶絵・・・・・・!」
弥子は必死にもだえるが、両手首は既に握られていて思うように抵抗できないでいた
叶絵は散々舐ったかと思うと、乳首に何度も軽いキスをした。桃色の乳輪に沿って舌を這わせ
弥子をじらせたりもした
599貫通願望に関する実験6:2006/09/19(火) 22:38:28 ID:OMc8PHCg
彼女はそれが済むや、弥子のスカートとショーツを手際よく脱がせた。今の弥子ははだけたシャツと
黒のニーソックスしか身にまとっていない。叶絵は弥子の長くて細い脚を開いた。少なからず弥子も
抵抗して股に力を入れたが、それは徒労に終わった
「やっ、やめてよ・・・・・・叶絵・・・・・・」
彼女は両手で顔を覆いつつ、開脚してその恥部を、惜しげもなく親友の眼前にさらけだしていた。若干
色素の薄い陰毛は薄茶色を呈していて、華奢な体に似合わず豊かな恥丘の上をうっすらと覆っていた
叶絵はそれに顔を近づける
「弥子のここから、エッチな匂いがすごくしてくるわ・・・・・・」
細い人差し指で、彼女は眼下の陰部をくりっと弄る
「そっ、そんなのっ・・・・・・しない・・・・・・、しないよ!」
「そうかしら・・・・・・?」
人差し指はそのまま秘肉の中に割って入り、膣口の中に身を沈めていった
既に弥子の蜜壺は満ちていた。指を抜く度、内部の愛液がトロトロと溢れてくるのだ
「こんなにエッチなお汁いっぱい出しておいて・・・・・・匂いがしないわけがないでしょう?」
「うう・・・・・・」
叶絵はさらに愛撫を続けた。ちゅっぽ、ちゅっぽと恥ずかしい音が弥子の恥部から響いてきた
彼女の淫水は枯れる事を知らず、丘から尻の谷間へ、尻の谷間から後門へ、後門から
カーペットへとゆっくりと流れていった
「弥子ったら、結構使い込んでるでしょう?私には分かるよ、男の人を何人受け入れたらこうなるの・・・・・・?」
「あはああっ・・・・・・うんんっ・・・・・・あっ、あっ・・・・・・!」
弥子は何も言わなかった。言えなかったと言った方が正しいのかもしれない。恥部から
昇ってくる快楽が、そろそろ頭の芯を侵し始めていた。体の力が抜けたのをいい事に
叶絵は彼女の陰唇を両親指で思いっきり開いた
「ふふっ、弥子の膣内、すごく綺麗よ・・・・・・綺麗な淡いピンク色してる・・・・・・」
「みっ、見ちゃやだあっ・・・・・・!ひゃ、ひゃあああっっ・・・・・・!」
叶絵は舌先で例の如く、弥子の陰核を舐った。柔らかな肉のひだを唇で挟み、口内で
舌を用いて愛撫する。肉ひだを余らせるようにして舌で押しのけ、たっぷりと陰部を味わった
「何度見てもいい眺め・・・・・・弥子の、そう・・・・・・おしっこが出る穴も・・・・・・アソコの穴も・・・・・・全部
 ふふっ、そう全部よ・・・・・・弥子。目に映ってくるわ」
「言わないでっ・・・・・・!見ないでっ・・・・・・!」
「私が一番恥ずかしい所見せたのに、弥子が見せないのってズルイじゃない・・・・・・」
既に陰部はこれでもかというほど潤っていた。
「ああん、弥子のエッチ汁、甘くて美味しかった・・・・・・」
「かっ、叶絵・・・・・・」
「弥子・・・・・・」
叶絵は、じっと弥子を見つめた。彼女の瞳は愁波に満ちている。
600貫通願望に関する実験7:2006/09/19(火) 22:41:24 ID:OMc8PHCg
「自覚がないかもしれないけど、弥子ってすごくカワイイわよ。・・・・・・女の自分でも抱きたいって思うくらい・・・・・・
 弥子を抱ける男って、幸せ者よ・・・・・・」
実際弥子を抱いているのは、一人以上いる。その中の一人は人ですらないのだが
「ああっ・・・・・・!男って、女に対してこんな気持ちを抱くものなの?」
叶絵は、自身の肉棒の根を握り、その先端を秘唇にあてがった。しばらく、裏スジを陰唇に擦っていた
蜜液は肉幹に湿潤を与え、光沢を与えた
「もっと優しくしたい、もっと愛したい・・・・・・そして・・・・・・」
亀頭がゆっくりと、弥子の膣口を押し広げていく
「もっと、可愛がりたいっ・・・・・・」
「ああっ・・・・・・だめえっ!」
叶絵はぐっと腰を入れて、陰茎を一気に膣内に挿入した。その反動で、中の淫液が肉の狭間から勢い良く溢れ出し
叶絵の太ももを濡らした
「ああっ・・・・・・!あっ、大きい、大きいよぉっ・・・・・・!ううんっ、うんっ・・・・・・あはああっっ・・・・・・!」
彼女はこみ上げてくる欲望のままに腰を動かした。既にあの巨大な陰茎は、根元まで弥子の中に身を沈めている
ズボっ、ズボっ、と腰を引くと、それに応じて膣口が盛り上がり、陰唇はひくついてねじられていく
「あはあっ・・・・・・弥子の花びらが引っ付いてくるぅ・・・・・・!弥子のエッチなアソコが、私のをしっかりと咥えてるよっ・・・・・・!」
もう腰の動きは止まらない。抜き差しするにつれて、彼女の淫汁は湧き上がり、一層滑りを良くして、抽送の頻度を上げるのだ
「スゴイっ・・・・・・!あはああんっ・・・・・・、あうっ、うううっっ・・・・・・!弥子の中、突けば突くほどエッチな汁出てくる・・・・・・!」
「あああんんっっ、いいよぉ、気持ちイイ・・・・・・」
「気持ちイイっ?ねえ弥子・・・・・・!弥子のアソコ、気持ちイイっ・・・・・・!」
「うんっ!か、叶絵っ・・・・・・!もっ・・・・・・うううっ!もっとぉ・・・・・・突いてぇ・・・・・・叶絵のおちんちんで
 私のアソコ・・・・・・メチャクチャにしてぇ・・・・・・!」
「・・・・・・あああっ!あんっ・・・・・・弥子っ・・・・・・だめえっ、ガマンできないっ・・・・・・!」
彼女の抽送がより激しいものになった。弥子は彼女の背中に両手を回し、ぐっと自分の体に押し付けた。
「出してっ、私のナカにっ・・・・・・好きなだけっ・・・・・・叶絵の赤ちゃんできるくらい、出してっっ・・・・・・!」
一瞬動きが止まったかと思うと、びゅうううっっ、びゅううううっっ、と愛液のシャワーが弥子の中に射出された
叶絵の陰茎が大きく律動しているのを、弥子は膣壁でじかに感じ、背中に回した手に力をこめるのだった
(はあ・・・・・・はああ・・・・・・、お、女の子に・・・・・・犯されちゃった・・・・・・)
「叶絵・・・・・・」
弥子は声をかけたが、返事がない。あまりの心地よさに、叶絵は失神してしまったらしい。ぐったりとしたその肢体を
すっかり弥子に任せている。その豊かな胸と弥子の胸との重なりから、彼女の熱い鼓動を、弥子はひしひしと感じていた
残っていた体力で既に縮み始めている陰茎を引き抜くと、二人分の蜜汁がコポコポと溢れてきた
601貫通願望に関する実験8:2006/09/19(火) 22:44:29 ID:OMc8PHCg
「んっ・・・・・・」
叶絵はやっと目を覚ました。自室で変な姿勢で寝ていたためか、体が痛い。はっとして、彼女はすぐに
ショーツの中に目をやった。すると、本来あるべきでないものが消え、本来あるべきものがついている
「やったぁ!元に戻ってる・・・・・・!って、あ、あれ・・・・・・」
確か自分は、弥子の前で脱いだ記憶があるのだが・・・・・・。彼女がそう思っていると、がちゃっと
ドアノブが回され、部屋に弥子が入ってきた
「トイレ借りたよ、叶絵。んっ・・・・・・どうしたの?」
「・・・・・・あれ、弥子・・・・・・私、何してたんだっけ?」
「まだ頭が寝てるの?今日は色々とくたくたになるまで遊んだじゃん。家に入るとすぐに横になってさ
 ・・・・・・いくら起こしても起きないんだもん」
「そう、だったかな・・・・・・?」
叶絵は弥子の方を見た
「あっ、そうだ!この間美味しいアイスクリームを見つけてね・・・・・・」
(良かった、いつも通りの弥子だ。きっとあれは、悪い夢だったに違いない・・・・・・)
その時、ふと弥子と抱き合った場面が頭をよぎり、彼女は頬を赤く染めた
(まあ・・・・・・、全部が全部、悪かったという訳じゃないけど・・・・・・)
彼女はこそっとショーツの上を指で撫でた。そこはほんのり熱を帯びて湿っている
602貫通願望に関する実験8:2006/09/19(火) 22:47:04 ID:OMc8PHCg
 * * *

「じゃあ、また学校でね」
「うん!」
弥子はそう言って籠原家を後にしようとした。そこを・・・・・・。
「あっ、待って・・・・・・弥子」
「?」
叶絵に呼び止められた弥子は、なーに?ときびすを返した。彼女はしばらくもじもじとしながら
弥子を見つめ、やがてその両手を握った。両人はしばし、互いの姿を瞳に映した
「弥子・・・・・・」
「・・・・・・!」
弥子の口唇に叶絵の口唇が重なる。ちゅっ、とほんの短い間だが
二人の唇の感触はしばらく残っていた。弥子はかなり面食らった様子だ
「か、叶絵・・・・・・!」
「ごめんね、何か突然・・・・・・したくなっちゃって・・・・・・」
「もおう・・・・・・いきなりするから、びっくりしたよ・・・・・・」
「いきなりじゃなかったら、良かったわけ?」
弥子は、口に手を当て、左手を振って否の意を示した
「あははは・・・・・・びっくりで済ますのは、弥子ぐらいよ。これじゃあ、男に
 強引に抱かれても断り切れないんじゃない?」
「そんな男い・・・・・・うん、いないから!そういう叶絵も、たちの悪い男には気をつけなよ!」
「はーい、ありがとう!」
603貫通願望に関する考察10:2006/09/19(火) 22:48:53 ID:OMc8PHCg
「ふーむ・・・・・・どうやらあの女にも貫通願望はあったらしいな」
いつの間にか弥子の横にはネウロが立っていた
「しかしこれでは、元からあった願望なのか、それとも弥子が相手だったからか、今一つ分からん」
「分からなくていいから!金輪際、今回のような事は起こさないでよ!」
「ふむ、今度は貴様の母親で実験してみようとしていたんだがな・・・・・・」
弥子は彼のスカーフをぎゅっと引っ張り、言った
「・・・・・・!ぜっ、絶対しないでよっ!そんな事っ・・・・・・」
「ははは・・・・・・冗談だ」
どこまで本気か分からないが、とりあえず弥子は安堵の息を漏らした。
「帰り際叶絵がキスしてきた時、二回戦が始まるのかと思ったよ・・・・・・」
「そのまま続けても良かったのだぞ」
「誰がするか!」
「さて、それでは仕方がない。我輩は健全に、貴様の肉体を好きなだけ弄んで、心を慰めるとしよう」
「そうそう、大人しくそのように・・・・・・って、おい!」
ネウロはひょいっと弥子の頭を掴んで、事務所の方面に向けて歩き出した
(少なくとも、叶絵の言い分は当たってるか・・・・・・同性のキスも拒めないのに
 魔界一強引な男の要求を拒める訳ないもんね・・・・・・)
宙に浮いている足をぶらぶらさせながら、弥子はため息をついた
604貫通願望に関する実験11:2006/09/19(火) 22:52:49 ID:OMc8PHCg
カタカタカタ・・・・・・

<あれから、弥子ちゃんはある事に悩まされています
 どうやら例の件以降、叶絵ちゃんに変なスイッチが入ったらしく
 二人っきりになるとしょっちゅう彼女は抱きついて
 弥子ちゃんにキスしてくるそうです
 親友だからと言ってって許していると
 弥子ちゃん、ネウロさんに加えて叶絵ちゃんの要求も
 拒めなくなっちゃうよ・・・・・・(汗)>

(あかねの日記 ○月×日 火曜日)
605名無しさん@ピンキー:2006/09/19(火) 22:58:08 ID:OMc8PHCg
以上です
今気づいたけど、8が二つある・・・・・・ orz
保管する時は、修正をお願いします
606 ◆ChdC8VZqyE :2006/09/19(火) 23:00:00 ID:U7f8C9c+
GJです!
男気とギャグをふつふつと感じた

http://m-pe.tv/u/page.php?uid=3words5&id=45
保管は上記のように全てまとめてしまっているのですが、よろしかったでしょうか
607名無しさん@ピンキー:2006/09/19(火) 23:02:22 ID:OMc8PHCg
>>606
あっ、結構です。あとできれば、604の「言ってって」を
「言って」にして下されば・・・・・・
608 ◆ChdC8VZqyE :2006/09/19(火) 23:04:39 ID:U7f8C9c+
修正しました。ご確認ください
では名無しに戻ります
609名無しさん@ピンキー:2006/09/19(火) 23:23:16 ID:OMc8PHCg
お疲れ様です!
610576:2006/09/19(火) 23:41:12 ID:3wearHHL
まず、反応くれた皆ありがとう!エロ文才磨いてそのうちまた投下します。

それから>>605GJ!面白かった!>鎮座(*洒落ではない)に、
風呂上りのアイスティー吹いたどうしてくれるwおセクシーンのエロさに燃え〜・・・
遥ママンで思い出したけど、前スレくらいにネウヤコのおセクシーンを
覗いてハァハァする遥ママンのSSがあったなw>>605に是非ママン一筆お願いしたいw

では名無しに戻ってまたwktkして待ってる!
611576:2006/09/19(火) 23:45:45 ID:3wearHHL
あっ!それと>>608氏乙です!!
ぶぶぶ無礼をお許し下さい・・・
612名無しさん@ピンキー:2006/09/19(火) 23:47:38 ID:HPXklziY
>>610
甘くてラブな感じが良かったよ、また是非とも書いてくれ。
それと、ハァハァする遥ママンのSS書いたのは俺かも。ネウヤコはやっぱ
いいね。その他のもいいけど。
613名無しさん@ピンキー:2006/09/19(火) 23:52:09 ID:Baq5UDUj
>>605
GJ!!!
エロは勿論のこと、所々に入るギャグが面白かった

そしてまとめの方もGJ!!!
個人的にまとめ入りをずっと楽しみにしてた作品が追加されてて嬉しい
614名無しさん@ピンキー:2006/09/20(水) 00:37:17 ID:mwW4CDUx
改変モノで一発。
案外、今までなかったパターンで。

事務所のソファーで近所のコンビニで買ってきた新作の秋チョコを食べてたら留守だったネウ
ロが戻ってきて、「ふむ、今日は暑いらしいな」などと言って人間っぽくスカーフを緩めてパタ
パタしはじめた。
鎖骨がエロくてジロジロ見てたら、いきなり唐突に「我が輩の裸が見たいのか?見せてやろ
うか?」などと言い出して、私がキョドってたら豪快にスカーフと上着とベストを脱いだ。そした
らズボンだけ手を止めてしまった。
で「愚か者めが、ひっかかったな。いま大層いやらしい目をしていたぞ」などと笑うので私は
カチンときてズボンのファスナーを下げて、中でいきり勃ち始めたモノを取り出した。
そしたら「ふん、柄にもないことはやめろ。脳天潰されたいか」とかいってたが、そのうちモノ
がぴくぴくと反応してすっかり大きくなり、息が荒くなってきて目も潤んできたので「何よ、あ
んたも悪くないんじゃない」といって解放してやったら人を小バカにした顔で「貴様こそまん
…」と言いかけて黙り込む振りをしたので「今何いいかけた?まんって何」と問い詰めたらま
たも黙り込んだ演技を続けたので「これのこと?」といってスカートを少しだけ上げてみた。
パンツはもうすっかり濡れ濡れになっていて、最後までされないと収まらなくなってたから私
はためらうことなくネウロのモノに手を伸ばして
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
615名無しさん@ピンキー:2006/09/20(水) 00:40:14 ID:mwW4CDUx
まとめサイトの中の人もGJ!
一気に読みたかった作品ばかりだったので嬉しいよ。
でも、現行スレだけなのかな。それ以前のものはないのかなあ。
ごめん、探せなくて。
616 ◆ChdC8VZqyE :2006/09/20(水) 00:47:14 ID:kLfiMYsy
>>615
トップはこちらです
http://m-pe.tv/u/page.php?uid=3words&id=1
4スレ目は近日中に更新完了予定です
617名無しさん@ピンキー:2006/09/20(水) 00:48:40 ID:zpOmbSGm
>>614
ちょっ、おまwwww
それ ウホッ じゃないかwwww
618名無しさん@ピンキー:2006/09/20(水) 00:50:49 ID:HiY34T9u
>>614 誘い受けネウロキター( ゜∀ ゜)!!
619名無しさん@ピンキー:2006/09/20(水) 00:53:46 ID:nHOXKEoX
>>614
これは新しいwww
他の人のも見てみたい気が
620名無しさん@ピンキー:2006/09/20(水) 00:54:43 ID:wGBQwaeq
>>614
私一人称は弥子さんですよね…?
621名無しさん@ピンキー:2006/09/20(水) 01:08:53 ID:zpOmbSGm
あっ、弥子か。失念してた
622名無しさん@ピンキー:2006/09/20(水) 01:23:00 ID:mwW4CDUx
>>620
説明不足でゴメソ
「私」は弥子タンのつもりで書いた。→「新作の秋チョコ」
なんで、ウホではないよ。そんなの書いてて楽しくない、個人的に。

それと、まとめサイト管理人様激乙。
思いっきり堪能したよ。まとめ読みすると、やっぱ内容の濃さとクオリ
ティーに感動ものだ。
よくぞ、これだけのハイレベルな職人が自発的に集ったものだと思う。
623名無しさん@ピンキー:2006/09/20(水) 01:27:59 ID:mwW4CDUx
あ、そっか。

カチンときてズボンのファスナーを下げて、中でいきり勃ち始めたモノを取り出した。

これがウホっぽかったんだね。確かに紛らわしいか。
(ネウロの)ズボンのファスナーを下げて、中でいきり勃ち始めたモノを取り出した。
だったら誤解を招かなかったね。
ああ、日本語は難しい。更に精進だ。
624名無しさん@ピンキー:2006/09/20(水) 04:54:18 ID:wrXmyX7G
GJ!!!
巨根な叶絵スゴス
個人的には↑の叶絵にはちょっと劣るけど割りと巨根な吾ヤコ希望・・・
625名無しさん@ピンキー:2006/09/20(水) 19:39:53 ID:9tJKgAQ5
まとめが滞っているぞ
626 ◆ChdC8VZqyE :2006/09/20(水) 19:48:17 ID:kLfiMYsy
627名無しさん@ピンキー:2006/09/21(木) 00:36:38 ID:dEz4Gchz
まとめさんいつも乙!

さて、匪ヤコとXIヤコ期待wktk
もちろんネウヤコも待ってる
何でも待ってる
628名無しさん@ピンキー:2006/09/21(木) 01:19:52 ID:1/qpmPB0
忘れたころに エーロ・ゴシカァン!
629名無しさん@ピンキー:2006/09/21(木) 01:38:17 ID:D55s+ulA
ちょっと重めのサイとアイさん投下して平気?
一応愛のあるバッドエンド気味というか・・
ぶっちゃけ死にネタなんだが・・
630 ◆ChdC8VZqyE :2006/09/21(木) 01:46:04 ID:7AtLjeVa
注意書きをして保管する勢いでお待ちします
631629:2006/09/21(木) 01:56:55 ID:D55s+ulA
それじゃあ・・・サイ×アイを・・
サイの正体が見つかったていう設定です。
パラレルな彼らの最終回みたいな感じで・・・
死にネタなので注意です。
632最愛1:2006/09/21(木) 01:58:23 ID:D55s+ulA
『人間で一番興味があるのはあんただよ』
少年がそう言うと彼女は笑うでもなく、かといって表情を変えるでもなく淡々と答えた。
『・・・ありがとうございます』
正確に言うと少年は仮の姿で本当は年齢も性別も人間なのかさえも判らない。
癌の一種であるという細胞を自由に変異させることが可能な特異体質は様々な人間に成り代わることが出来た。
そのため本来の自分の姿を見失い、そのヒントを探すために世界各地で殺戮と怪盗を繰り返していた。

そんな気の遠くなるような模索の日々も本日を以て終止符が打たれる。

『・・お疲れ様です・・サイ・・喜ばしい事ですね』
『ありがとう・・あんたの協力のおかげで要約、正体が見つかったよ』
追求の末、捉えた本来の姿はやはり男性だった。
着慣れた緩めの服は以前よりゆとりが無く、体付きも若干男らしいが
無邪気で残酷さを秘めた瞳と飄々とした空気は仮の姿の時の面影がある。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
目を合わせた二人は同じ事を考えていたが、先に口を開いたのはアイだった。
『・・・・・それでは・・私の中身をお知りになりたいのでしょう?』
『・・そうだね・・粉々にして見たいよ・・』
『・・・どうぞ』
ソファに腰掛けるアイに近づくとサイは首筋の辺りに軽く触れる。
『・・・違和感無いの?・・・この姿・・』
『・・何故?・・それがあなたの本来の姿なのでしょう?』
アイはいつもの様にあくまでも淡々と答える。
『・・それに・・姿形なんてそれ程関係ありません・・あなたはあなたです・・・
 お片付けが出来なくて・・始末に終えなくて・・忘れっぽくて・・手のかかる私の・・んっ・・』
アイの言葉は唐突なサイの口付けで中断された。
『・・・・サイ?』
流石に彼女も驚きの表情を見せる。
『・・・最後にもう一度あんたの温もり覚えておきたいよ』
『・・・すぐに忘れるでしょう』
『大丈夫だよ・・正体を手に入れたから・・記憶だって安定してくる』
『・・・そうですか』
アイの頭の方に手を伸ばすと、サイは双方の髪飾りを外した。
絹のような艶やかな髪がさらりと広がる。
そしてそのままソファに押し倒し、再び唇を塞いで舌をねじ込ませた。
『・・・・・・んっ・・・』
吐息の混ざったような小さな声が漏れた。
唇を離すと無表情ながらも僅かに頬を上気させたアイが呼吸を乱している。
そんな姿を面白そうに眺めながらサイは彼女の上着とロングスカートに手をかけた。
633最愛2:2006/09/21(木) 01:59:25 ID:D55s+ulA
『・・・今日はこの身体の表面だけじゃなくて中身も全部見れるんだね』
一糸纏わぬ姿になったアイの身体をサイは嬉しそうに指でなぞる。
姿は変わったものの、実験をする子供の様に好奇心一杯で自分に触れてくる所は変わらず
やはりこれは彼なのだとアイは実感した。
『・・・は・・・あ・・』
サイが鎖骨の辺りに唇を落とすと、アイの唇から微かな吐息が漏れる。
どこか淡白な彼女は快楽を感じていても、あまり嬌声を出すことは無かった。
『・・・そういえばさあ・・』
サイが不意に身体を離し立ち上がる。
『・・・何ですか?』
『・・口でしてもらった事なかったよね・・・いい?』
今までそんな事をした事が無い彼女だったが
少年が玩具をねだる様なその顔に覗き込まれ、自然と微笑んだ。
『・・・宜しいですよ・・今夜は特別です』
サイをソファに座らせて床に立て膝になるとまるで弟に接する姉の様に優しく
硬くなりかけている物にそっと手を添え、慣れない様子で口に含む。
普段冷静なアイが少し焦りながら精一杯奉仕する姿がサイの瞳には新鮮に映った。
『・・・可愛いね・・あんた』
目下でさらさらと揺れる長い髪に触れながら頭を撫でる。
『・・・・っ』
たどたどしい不規則な舌使いがかえって良かったのか
凄まじい快感がサイを襲ってきた。
『・・あ・・すげえ・・いいよ・・アイ・・』
相手に悦びを与える充実感が少しばかりアイにも沸き始めていた。
『・・あ・・もう・・出しちゃってもいい・・?』
目が合うと、アイはいつもの冷静な顔でこくりと頷いた。
口内がサイから放たれた熱い物で満たされて行く。
苦味とくせのあるそれは初めての女性なら誰しも苦戦するものであったが
アイは顔色ひとつ変えず、ゆっくりと飲み干して行った。

『・・・つまんないなあ・・あっさり受け入れちゃって・・もっと戸惑うかと思ったのに・・』
『・・・あなたの命令ですから』
『・・相変わらずだね・・はい・・これ』
あくまで淡々としたアイに少しつまらなそうな顔をしながらも、気遣いなのかお茶を差し出す。
『・・・・ありがとうございます』
表向きは冷静だが彼女の身体も徐々に熱を帯びて来ていた。
口直しをして一息つくと、二人は再びソファに沈んだ。
634最愛3:2006/09/21(木) 02:01:03 ID:D55s+ulA
『・・や・・あっ・・』
腋と乳房の境目のぎりぎりのラインを舌でなぞるとアイの身体がびくりと跳ねる。
『・・・ここ弱かったよねー』
サイはくすっと意地悪く笑う。
『・・よく覚えていらっしゃいますね・・そんな事』
『あんたの事はけっこう覚えてるみたいだよ』
そんな言葉で微かに綻ぶ口元を悟られない様に手で隠しながらアイも意地悪い質問をする。
『・・それでは私達が初めて会った時の事を覚えていますか?』
『・・・あれ・・いつだったっけ・・?』
『・・やっぱり覚えてらっしゃらないじゃないですか』
アイは呆れた様にため息をつくが、その顔には徐々に柔らかさが溢れて来ていた。
『・・細かい日時はちょっとなあ・・でももっと鉄仮面みたいだったよね・・・
  何かやわらかくなった・・・・それから木彫りのクマとか自由の女神ライターとか・・・』
思い出せる限りの自分とのエピソードを子供の様に語る男を優しい目で眺めながら
引き寄せると、今度は自分から口付けをする。
『・・ん・・ふっ・・ん』
サイも自然に舌を侵入させて絡めるようにして攻め立ててくる。
互いの唇を離すと唾液が糸を引いて光った。
白くて豊かな乳房を弄るとアイの口から今までに無い切ない声が漏れる。
『・・やっああ・・ん』
はっきりとした嬌声だった。
『・・なんだか今日は反応がいいね』
『・・・・最後ですから』
どうせ今夜はこの身体の全てが暴かれてしまう・・・もう今更包み隠す物は無かった。
『・・・こんなに感じやすかったんだ・・いつも控え目だったよね』
すっかり硬くなった双方の頂を指で摘みながらサイは物珍しげに眺める。
『・・・んっ・・あ・・あなたの・・前で・・自分を完全に・・曝け出すのが・・怖かった・・』
『・・・そっかあ・・じゃあ今日はもう我慢しなくていいよ・・見せてよ・・全部』
穏やかで少し抜けた様な空気と僅かに殺伐とした緊張感を今日まで保ってきた二人は解放される。
635最愛4:2006/09/21(木) 02:01:56 ID:D55s+ulA
サイは赤く染まってきた肌に舌を這わせると敏感になった胸の頂を口に含み転がす。
『・・いや・・ああっ・・・・』
『・・・気持ちいい?』
『・・ああっ・・い・・い・・です』
ストイックな空気を持つ彼女が快楽に飲まれて行く姿はまるで禁忌を犯した修道女の様で淫靡だった。
そのまま下へ下へと舌を移動させて行くと茂みを掻き分けて最も敏感な部分に辿り着き、顔を離す。
『・・・・や・・恥ずかしい・・です・・』
何度と無く受け入れて来たがやはり見られるのは躊躇われる程に恥ずかしい。
『・・・だめだよ・・よく見せてもらわないと』
指で押し広げる様にすると花芯は蕩けきって充分に潤っていた。
『・・やめて・・そ・・んな・・ああ』
『・・・あんたの味も覚えとかないとね』
舌先で陰核を撫でると奥からは止め処なく蜜が溢れ出して来た。
味わうように舐め取ると今度は入り口の方に舌を這わせ、侵入する。
『・・は・・あああ・・ん・・い・・や・・』
内部がどくどくと波打っているのを舌先で感じるとサイは手早く引き抜いた。
もう普段の彼女なら考えられないほどに熱に浮かされている。
『・・・もうすっかりいいみたいだね』
『・・ああ・・欲しいです・・くだ・・さ・・い』
我も忘れて懇願するアイの身体に割って入ると潤いで滑らかになった部分に
張り詰めた物を押し当て、一気に突き上げる。
『・・ああああああっ・・だ・・め・・』
背中に回された細い腕に力が入るのを感じるとサイは更に激しく腰を動かす。
『・・あああああっ・・・こんな・・も・・う・・こわれ・・』
膣壁の収縮が著しくなり、サイ自身にも締め付けられる快感が走ってくる。
『はあ・・アイ・・あんた綺麗だよ・・今までで一番・・』
月並みな言葉だったがそれはサイの本心だった。
もうすぐ消える命の儚さのせいなのか今のアイは神々しいほど美しかった。
『・・・んん・・あっああああああ・・もう・・だ・・め・・』
激しく揺さぶられる快感の中、アイは焦点が合わない様な感覚に陥り
失神してしまいそうな快楽の波に飲まれた。
まだ痙攣するように震える体内に熱い物が注ぎ込まれて行く。

サイは意識を取り戻したアイの身体に再び手を滑らせた。
『・・・まだだよ・・・もっともっと楽しみたいからね』
『・・・はい・・今夜は気の済むまでお付き合い致します・・』
それから二人は最後の夜を惜しむように幾度となく身体を重ねた。
636最愛5:2006/09/21(木) 02:03:06 ID:D55s+ulA
『それじゃあ約束通り・・粉々にさせてもらうよ』
『・・どうぞ・・お気の召すままに・・あまり散らかさないで下さいね』
そう言ったアイの顔は落ち着いていて、むしろ幸福感に満たされていた。
『どうしてそんなに嬉しそうなの?・・・これから死ぬんだよ?』
『・・あなたの正体を知ることが出来ましたから』
『・・ふーん・・あんたも変わってるよね・・でも今までありがとう・・』
『あなたも・・お疲れ様です。・・・・・ですが・・サイ・・』
ゆっくりとアイに近づくサイが足を止める。
『何?』
『・・私がそれだけの理由でずっとあなたの側に居たとお思いですか?』
『・・それだけがあんたの望みだったんでしょ?・・違うの?』
突然の不意打ちの質問にサイは困惑の表情を見せる。
『お解かりにならないですか?・・・・洞察力の優れたあなたなのに・・・それともお忘れですか?』
『・・いきなり言われても何の事だかわからないよ・・』
アイはやれやれ・・という様な顔をすると、子供をあやすようにサイの髪を撫でた。
『・・仕方が無いですね・・忘れっぽいあなたのために・・ヒントは私の名前です』
『・・・・・・・』
『・・まだお解かりになりませんか?しょうのない方ですね・・それでは
    お一人になった後、ごゆっくりとお考え下さい。・・・・ではどうぞ・・』
そう言うと、アイはゆっくりと目を閉じて身を差し出す。
先程の問いかけですっかり頭の霧が晴れない状態のサイは
聖女のように穏やかなその顔をしばらく眺めていた。
『・・・サイ?どうされました?・・早く・・』
躊躇など絶対にしていない・・これはずっと前から望んでいた事だ。
それなのに何故手が動かないのだろう・・・
『・・顔を見てるんだよ・・忘れないようにね』
その言葉に反応してアイは目を開け、微かに笑う。
『・・本当に覚えていられますか?』
『・・大丈夫だって』
アイは再び目を閉じた。
決意を固めたように細い首に手をかけると、両手にありったけの力を込めて締め上げる。
『・・・う・・・ぐ・・』
小さく漏れる呻き声を聞きながら更に力を強めて行く。
苦しそうな顔の後、一瞬恍惚の表情を浮かべてアイは息絶えた。
一思いに息の根を止めたのはなるべく苦しませないようにするため。
サイが殺めた相手にこのような配慮をするのは初めてだった。
ぐったりとしたアイを優しく抱きしめるとそのまま今度は両腕に凄まじい力を込めて行く。
華奢な身体の奥で骨が軋み砕ける音が部屋中に響き渡る。
【・・・・・・・・・ヒントは・・・・・・・・・・・・】
『・・・もう少しだよ・・アイ・・』
更にサイの腕に力が入り、徐々にアイの屍に食い込んで行く。
『・・ほら・・あんたの中身見えてきた・・』
【・・・・・・・・・私の名前・・・・・・・・・】
『・・・・・アイ・・・・』
柔らかな物が潰れる様な摩擦音の中、血飛沫が上がった。
『・・・・・・・アイ・・・・・・愛してる・・・・』
文字通り粉々になった血の海に溺れながら
言葉を交わすより唇を重ねるより抱き合うよりも神聖な愛の行為は続く。
例の如く、寸分も狂わず完璧に仕上げられた硝子の赤い箱は
これ以上無いほどに美しかった。
637最愛6:2006/09/21(木) 02:04:03 ID:D55s+ulA
『・・・やっぱいいよ・・あんたの中身・・・最高に綺麗だよ・・』
まるで高尚な美術品を鑑賞するかの様に陶酔した瞳でサイは眺める。
・・だが目的を遂げた満足感と混在するこの空白は何なのだろう・・・
僅かに床に残った血痕で滑り、サイは倒れこんだ。
『・・・は・・まいったなあ・・俺・・片付けんのホント苦手でさ・・・・・どうしようか?・・ねえアイ・・』
無機質な硝子玉の様な瞳には色が戻り、久しく流していなかった物が溢れ出し零れる。
赤く染まった後悔の部屋で、思い出したばかりの感情と永遠を閉じ込めた宝箱を抱きながら
怪物怪盗と呼ばれた凶悪犯は一人の人間に戻っていた。

それ以来、世間で怪盗XIの名前を聞く者はいない。
だが、この世界の何処かにまだ潜んでいるのだろう。

何処かもわからない部屋の片隅で赤い箱を傍らに添えた男がぼんやりと宙を仰ぐ。
繰り返し思い返すのは彼女の最期の言葉・・・
【・・本当に覚えていられますか・・?】
『・・・覚えてるってば・・・』
独り言のように男は続ける。
『・・・いっつも涼しい顔しちゃってさ・・そのくせ身体はあったかくて・・』
切れ長の目元も 手触りのいい髪も 細い首も肩も
窘める様な落ち着いた声も 甘い吐息も
そして・・本当は柔らかく笑う事も。
身体を重ねる度に残留して行った暖かい欠片があの日々が嘘では無かったと証明している。
それは曖昧に移ろい、色褪せて行く脳の記憶よりももっと鮮明に刻まれた細胞の記憶。
『また好き勝手散らかされましたね・・サイ』
彼女の声が聞こえた気がして彼は隣を見やる。
すぐ傍では深紅の箱が永遠の輝きを放っていた。

638629:2006/09/21(木) 02:07:07 ID:D55s+ulA
以上で投下終わりです。
ネウヤコが一番好きな自分だがこの二人も結構好きだ。
この二組はちょっとした公認らしいね。
ていうか暗くてすまない・・・・
今度はもっと明るめの話にするよ。
その前にネタだろうな・・・
639名無しさん@ピンキー:2006/09/21(木) 02:11:25 ID:rorQJanK
グッジョ・・・・・・うおおおおおお、アイさあああああんん!!
これは悲しい。個人的には次の明るい系の話に期待してる
640 ◆ChdC8VZqyE :2006/09/21(木) 02:13:14 ID:7AtLjeVa
涙で更新ページが見えないほどGJ
http://m-pe.tv/u/page.php?uid=3words5&id=48
641名無しさん@ピンキー:2006/09/21(木) 02:13:36 ID:wp5FDAIM
GJ!!!
常人では理解し難い二人だけの世界。
そして死によって到達し得た永遠の愛が、痛々しくも神聖に感じた。
なんか感動してる。
642名無しさん@ピンキー:2006/09/21(木) 02:15:40 ID:fmc0o/r7
>>629いいね、凄く良かった。


SSスレなのに言葉にならない。
褒め言葉と察してくれ。
643名無しさん@ピンキー:2006/09/21(木) 02:19:57 ID:wp5FDAIM
神作品投下後のタイミングで投下するのはどうかと思ったけど、どさくさに
紛れてみる。
644紛い物:2006/09/21(木) 02:21:00 ID:wp5FDAIM
ちよっとエロ成分薄めのネウヤコ。

学校帰りにいつも何となく立ち寄るお気に入りの雑貨屋は、秋の新作が毎日の
ように入荷している。今日、手に取ったのは青いイミテーションパールの髪留め
だった。
本物じゃないけど綺麗だったから、少し高かったけど衝動買いしてしまった。これ
でもう今月のお小遣いはあと少しだけ。
イミテーションなんてもっともらしい言葉、なんだか嫌い。
どんなに綺麗だって、今日の買い物は只の紛い物。まあ、もしも本物ならとても
気軽には使えやしないから、私には向いているのかも知れない。
そして、愛したのも人の姿をした紛い物の男だったのは、何かの皮肉なのだろ
うか。

「何を考えてる」
「んー…別に」
冷たい大きな手に肌を探られながら、やや気のない声で私は言葉を返した。
事の最中、ネウロは私が少しでも他のことを考えるのをとても嫌う。元々パラノイ
ア的に執着してくる男のこと、その物凄い感知能力には恐れ入るばかりだ。
それほど私を支配したがっているというのに、ネウロの方こそ一体何を考えてい
るのか分からない。どんなに思いを寄せてもそれが果たして届いているのかさえ
不明だ。だから自然と素っ気ない言葉と仕草になってしまうというのに、そうなっ
たらなったで逆に煽るようなことを言われていいように気持ちが踊らされる。
何でこんなに厄介な相手に恋をしたのだろう。綺麗な顔も姿も紛い物でしかない
化け物だというのに、それをきちんと分かっているというのに。
645紛い物:2006/09/21(木) 02:21:31 ID:wp5FDAIM
エアコンをつけていなくても、それほど暑さを感じなくなっているこの時期。狭い
ソファーの上で重なり合う体がじれったくて、もぞもぞと向きを変えようとするだけ
でネウロは迷惑そうに眉を顰める。
そんなに何もかも全部思い通りにしようとしている癖に。
お腹の中に黒く濁った不満をどろりと落としながら、私は今日もネウロの手に落
ちることを受け入れる。もしかしたら、心が繋がらない不完全な分をこうして体に
よって補完しているのかも知れない。
それが正しいことかどうかなんて関係ない、
「…ネウロ」
緩い快感が波のようにうねって、次第に大きくなる。そのうち何も考えられなくな
る前に、唐突に今までの不満やら不安やら色々なものがどっと脳裏のスペース
を占めてしまった。
「何だ、ヤコ」
「私、私…あんたが好き…なのにいっ…」
本当はもっと何か言いたかった。なのに、それ以上の言葉を遮られるように口を
手で塞がれ、そのまま強引に貫かれた。ろくに慣らされてもいないそこが、熱く
て硬いものの侵略を受けてメリメリと悲痛な軋みを上げる。
心も同時に軋んだ。
「あぐっ、うぅ…」
こんなのは嫌だ、こんな風にされたくない。必死で髪を振り乱してその場から逃
れようとしても、もう叶わなかった。後はもう人ではない紛い物の男の欲望のま
まに犯され続けるだけだった。
同じ行為でも、心さえ通じていればどれほど嬉しかったか知れない。
646紛い物:2006/09/21(木) 02:22:56 ID:wp5FDAIM
眠りから目覚めると、窓の外はもう真っ暗だった。
壁の掛け時計は午後十時を過ぎたところだ。
狭いソファーなのに、ネウロは器用に隣で寝込んでいた。さっきの告白の返事
はまだ聞いていない。だが、もう口から出たことだ。どんな結果になったとしても
絶対に後悔はしないつもりでいる。
ふとソファーの下に目をやると、今日買ってきてたまたま髪につけていた髪留め
が床に落ちていた。室内の薄明かりの中で鈍く光るブルーが綺麗だ。
これは只の紛い物だけれど、ネウロの返事は『好き』と『嫌い』のどちらにしても
本当のことであって欲しい。



終わり
647名無しさん@ピンキー:2006/09/21(木) 02:25:50 ID:wp5FDAIM
ホンマごめん。
今度はもっとタイミングを読むことにする。
648名無しさん@ピンキー:2006/09/21(木) 02:35:51 ID:rorQJanK
いやいや、GJ!
馴らされつつもネウロを想う弥子が良かったよ

それにしても本当にこのスレは
エロが緩急自在で素晴らしい
649名無しさん@ピンキー:2006/09/21(木) 02:37:52 ID:1/qpmPB0
サイアイGJ。
せつねーな、おい!
永遠の輝きってなんかダイヤみたいだ……

そして、ネウヤコもGJ。
今度はどさくさに紛れたりせずに堂々と投下しておくれ。
むしろ続編希望と呟いてみる。
650名無しさん@ピンキー:2006/09/21(木) 03:20:37 ID:T8Or/ULK
サイアイで心臓わしづかみにされた。GJすぎる。

ネウヤコはやっぱりいいな。
髪留めもネウロもイミテーションつながりなんだな、うまい。
651名無しさん@ピンキー:2006/09/21(木) 12:22:39 ID:mrulC+dH
サイアイGJ!!
あなたが書く小説、会話も流れも文体もみんな好きだ!!
652名無しさん@ピンキー:2006/09/21(木) 22:52:29 ID:JRg29rSA
サイアイGJ!!!ラスト涙出てきたよ…
653名無しさん@ピンキー:2006/09/21(木) 23:26:06 ID:lJ+wu/fH
今日は神の降臨祭か?
サイアイもネウヤコもGJ!
ホント涙でる
654629:2006/09/22(金) 00:07:20 ID:/iOs0Xdv
>>644
GJ!作り物のパールとネウロをかけてるのがいい!
弥子がいじらしくて可愛いです。

重い話だったから投下するの恐かったけど
気に入ってくれた人もいたみたいで嬉しい。
でもやっぱり暗い気持ちにさせちゃった人もいるみたいなので
小ネタを置いていきます。
655629:2006/09/22(金) 00:13:47 ID:/iOs0Xdv
【あったら嫌な魔人探偵脳噛ネウロinエロパロ板A】
《 アイの秘密 》
『もう・・なんでそんなに無表情なんだよ・・アイの馬鹿・・!』
『ちゃんと身体は濡れてるから、あなた的には問題ないでしょう?』
『・・・なんかダッチワイフとやってるみたいでやだよ・・もっとリアクションを・・』
寂しそうに拗ねるサイの顔を自分の胸に引き寄せるとアイは優しく抱きしめる。
『・・・・・サイ・・私はWinkが好きなんです』
『・・・・だからっ!?だから無表情なの?!』
『この前、淋しい熱帯魚で98点出しました』
『・・カッ・・・カラオケ?!・・一人で行ったの?!・・ていうかアイ何歳なの?!!』
『・・・性別も人間ですらも怪しいあなたに言われたくありませんよ・・さあ再開です』
そう言うとアイはサイの下腹にゆっくりと手を伸ばした。
『・・ちょっ・・・何すっ・・・マイクみたいに握らないでよ・・・』
『・・・本当の私を見せてさしあげますよ』
『・・ああっ・・やめて・・完璧な振り付けしながら・・しゃぶらないでよ・・しかも無表情!』
−BGM−愛が止まらない/Wink 〔1989〕

《 男たちの会話 》
吾代 『あっためたコンニャクに切れ目を入れてよお・・』
匪口 『・・いや・・それより昔、カップヌードルにお湯入れて
        しばらく放置したやつの中央に・・よかったなあ』
弥子 『わあ〜なんか美味しそうな話ですね!私も混ぜて!』
吾・匪『お前は入ってくるなああああああ!!!』
弥子 『ええっ・・・どっ・・どうして?』
ネウロ『ほお・・これが性奴隷のいない男達の虚しい会話か・・涙を誘うな』
吾・匪『お前もどっか行けえええええええええ!!!』
弥子 『??????』

《 ヤ○ザキ春の百合祭り 》
・・・広がり続ける電子ドラッグ・・・
勢いよく開かれた桂木探偵事務所の扉。
『・・・会いたかったわ・・私の探偵さん・・』
『・・ア・・・アヤさん!・・何でここに?まさか本当に歌いながら・・・』
『ああ・・・私、逢沢綾は桂木弥子をプティ・スールにする事を宣言します』
『はあ?・・・ア・・アヤさん?・・うおっ・・目がヤバイよ〜』
再び開かれる桂木探偵事務所の扉。
『弥子っ!!』
『・・かっ・・叶絵!・・合コンだったんじゃ・・』
『いいのもう!男なんて所詮、松茸バナナうまい棒の羅列よ!!!』
『・・な・・何その直球かつ、お下劣な表現・・叶絵・・一体何が・・』
『ああ・・弥子・・やっぱりあんたが一番可愛いわ・・』
イッちゃった目の綺麗どころ二人に囲まれ弥子大ピンチ。
『・・さあ探偵さん・・下半身を揺さぶる歌を聴かせてあげるわ』
『・・弥子・・・・女子高のノリで触るわよ』
『二人とも変だよ〜!あかねちゃん助けて!』
カタカタカタ・・〔・・ヤコちゃん・・いつもトリートメントありがとう・・大好き〕
『・・あ・・あかねちゃんが伸びてるっ!!な・・なんで身体に巻きつくの!?』
その時、事務所の扉付近に人影があった・・・
『だれか・・たーすーけーてー』
『・・・・ハアハア・・み・・見守る・・』・・シャッ

《 特別企画 》
【魔界】ゴールドフィンガー・テクニシャン【人間界】
脳噛ネウロ×加藤鷹  夢の対談!!
その技巧から潮吹きまでの道のりを余す所無く語り尽くす。
      −週刊プレイボーイ 4X号 ○月□日掲載−

いや・・相変わらずしょーもなくてすまない・・ていうかこれで
サイアイ話のフォローになってるんだろうか・・・
というわけでこれで数字コテ外して神を待ちますね。
吹いた 男たち切ねぇwwwwwww

>>655
小ネタもエロもいけるとはまさに神だwwwww
657名無しさん@ピンキー:2006/09/22(金) 00:28:53 ID:ob7YkPDu
>>655全然フォローんなってねぇぇぇえ!!!!www
ああ…今だ余韻に浸ってるサイアイで流した涙を返せwww
つーかカップヌードルは初めて知った。w


言葉にならないくらい両刀遣いの>>655にGJ!!
658名無しさん@ピンキー:2006/09/22(金) 00:30:10 ID:GcwbAu8/
>>655
不覚にも最後に思いっきし噴出したwwwww
シリアスといいギャグといい、毎度GJです
659 ◆ChdC8VZqyE :2006/09/22(金) 01:11:23 ID:s2KRjwjf
>>644
堂々と投下してください的GJ
http://m-pe.tv/u/page.php?uid=3words5&id=49

>>655
まさかその1と同一人物ですか…?
驚愕しながらGJ
http://m-pe.tv/u/page.php?uid=3words5&id=50

住人の皆様
いちいちURL貼った方がいいですか?張らないほうがいいですか?
投下後数日の間にはうpするようにはしているのですが…
660名無しさん@ピンキー:2006/09/22(金) 02:07:35 ID:ljvA7wfY
まとめ氏乙です。
自分は貼らなくてもいい派だ。勝手にチェックするから。

>>655
直接的な表現の叶絵に爆笑したwwwうまい棒せつねえwww
661名無しさん@ピンキー:2006/09/22(金) 07:41:30 ID:ayb3E4Z2
まとめの方乙です
こんな投下ペースの早いスレでいちいち貼ってたら
大変だと思われるので俺も貼らなくていい派

>>655
GJ! 百合祭りの続きをエーロ・ゴシカァン!!
662 ◆ChdC8VZqyE :2006/09/22(金) 17:26:01 ID:9gysMQ7V
一瞬百舌祭りかと思った

では皆さん、適度にチェックしてくださいー
663名無しさん@ピンキー:2006/09/22(金) 22:30:56 ID:LjK6Rmrk
アイが止まらないwwwww

まとめ氏乙です

さて、今夜も神の降臨を祈ってエーロ・ゴシカァン!
664名無しさん@ピンキー:2006/09/22(金) 23:00:29 ID:Iv1JuZLv
ところで にいちゃん、>>663の呪文ってどんな意味があるん?

せつこ、ヤフってみたけどわからへんかった……(´・ω・`)
665名無しさん@ピンキー:2006/09/22(金) 23:07:06 ID:ob7YkPDu
>>664このスレ全部読んでみたら分かるよ。
666名無しさん@ピンキー:2006/09/22(金) 23:12:32 ID:2FkFBxjb
せつこ、蛍は食べちゃいかんよ。
667名無しさん@ピンキー:2006/09/22(金) 23:54:53 ID:naWgwLTi
なんか書いてみようと思うんだがどんなんがいいだろ?
668名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 00:14:25 ID:vQxnLUc5
笹ヤコが エーロ・ゴシカァン!
読みたい エーロ・ゴシカァン!
です!  エーロ・ゴシカァン!
669名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 00:23:03 ID:+bdHZrsO
ごめん、俺も今ネウヤコ書いてる。
案外今までありそうでなかったバカっぷる系で。
670名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 00:27:15 ID:p352F1LP
>>669「バカっぷる」って書くと「TO LOVEる」みたいじゃないかw

期待してエーロ・ゴシカァアン!!
671名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 00:52:09 ID:R+T12S99
>>667
マスター、甘めエロを頼む
初恋のように甘いSSを・・・・・・
672きっかけは「人体構成事件」 1:2006/09/23(土) 03:55:24 ID:+bdHZrsO
今の時点で私は人生間違ってる。
最近本当にそう思っていた。
うっかりネウロなんかと出会ってしまったせいで、普通に楽しい女子高生生活を送ってい
た筈が、何か訳の分からないことばっかりに巻き込まれてる。
まだそれだけだったらともかく、何にでも興味を持つネウロに人間の人体構成がどうのこ
うのと適当な理由をつけられてヤられちゃってもいるし。これってきっと女の子の人生上
最大級の危機なんだろうなって思う。
そんなことを考えながらてくてく歩いていたら、結局今日も事務所のドアの前だ。何とな
く空虚な気分で溜息をひとつついてから、今日も当然中で待ち構えているだろうネウロ
の気配にぶるっと身震いをした。

「来たな、ヤコ」
ネウロは相変わらず椅子に座って、パソコンの前に陣取っていた。
今日はわざといつもより十分遅く来た。何となく反応を見たかったのと、支配されている
感じが嫌だったからだ。
「来ない訳にはいかないじゃん、決めたのあんただし」
「まあ、そうだな」
例の人体構成事件以来、ネウロはすっかり私を自分のものにしたと思い込んでいるよう
で、虐待とはまた別の、やたら過剰なスキンシップを好むようになった。つまり、キスと
セックスにハマったらしいのだ。で、もちろん毎日のように巻き添えにされているから厄
介だ。
全く、今日もここに来たぐらいでそんなに嬉しそうな顔をしないで欲しい。遅れたことにこ
っちが罪悪感を感じるじゃない。
とか珍しく殊勝なことを感じていたというのに、やっぱり奴は奴だった。犬のように尻尾
でも振りかねない喜びようだと思ったら、確かに振っていた。
前についている尻尾を。
673きっかけは「人体構成事件」 1:2006/09/23(土) 03:56:20 ID:+bdHZrsO
「せっかく来たんだから、座って貰おうか、ここに」
その言葉でまた片手に握られた尻尾がぐんと大きくなった。
「やだ。なんか障害物があるんですけど」
「貴様の好きなものだろう、遠慮するな」
「今、すぐに?」
当然、とでも言いたげに笑う顔は、私が拒むことなど考えてもいないようだ。腹が立つこ
とに全くその通りで、私は渋々ながらもショーツだけ脱いだ。
あーあ、こんなだったら今日は二枚で千円の安いショーツで良かったかも知れない。た
またま昨日、奮発して買ったお洒落なショーツを穿いてきたのは勿体無い気がした。

結局、今日も事務所に入ってきてからものの三分もしないうちにセックスしてた。これっ
ぽっちも慣らしていないのに私のそこはもうびしょびしょになっていて、見た目あんなに
大きいものを受け入れてももう痛みは感じない。一番敏感な奥の奥まで入り込んでくる
感覚に気持ち良ささえ味わっている。
セックスにハマっちゃってるのは、ネウロだけじゃないんだろうなあ…とつくづく思い知ら
される。一度粘膜が擦れ合わされ、ぴっちりと繋がる感覚を知ったら、他のものじゃ全
然埋められない。
「あ、あぁん…ん…」
いわゆる体面座位という奴だ。男の腰に跨るように座って喘ぐなんて恥ずかしいことも、
もう一切意識することなく声が上がる。腰が動いてより密着したがる。ああ、出来れば
最初は人間が良かったかもなあ。いきなり初体験の相手が魔人だなんてレアケースに
なるとは思ってもみなかった。
ネウロの方はといえば、私の内部をガンガン突き上げながらやはり粘膜同士の擦れ合
う感触を楽しんでいる。その合間に体中撫で回して唇が腫れ上がるほど激しくキスして
きて、何だか本当に喰べられてでもいるみたい。少しは美味しいと思ってくれたらいいけ
ど。
主食が謎なら、おやつ程度でいいから。
結局のところ、私はネウロとセックスするのは嫌いじゃないんだなと考えて、どうして嫌
じゃないのかが不思議だった。
だって、こんなことは誰とでも出来ることじゃない。本当にこの人とならって思って初めて
許せることなんだし。
674きっかけは「人体構成事件」 3:2006/09/23(土) 03:56:56 ID:+bdHZrsO
「はぁ…あぅ…」
強く抱き締められて、突き上げられるスピードが早まってきた。先端が最奥の突き当た
りで擦れてじわりと熱を持つ。その熱が急激に痺れになって全身に広がっていった。
気持ちいい、蕩けてしまうほど気持ちがいい。
うっとりしながら、私はネウロがくれる全てを受け入れていた。
その直後、一段と激しく揺さぶられて、粘膜がネウロのものに淫らに絡みつく感覚を感
じながら私たちはほぼ同時に達してしまった。

あーあ。
普通の幸せが以前はあった筈なのになあ。
何で私はそれが今はネウロと過ごしているこの時間なんだろう。そして、幸せと思えて
いる時点できっと私はネウロのことが好きなんだろうな。今までお腹の中でもやもやし
ていて、自分でも分からなかった感情にようやく『愛』という名前がついた。
まだネウロの膝の上で繋がったまま、子供のように髪を撫でられて私はこれも幸せの
一つの形なのかもなと思い始めていた。
まだ全然安定していない、不定形の愛がこの先どうなるのかこれっぽっちも分からない
けれど、今この時は確かに幸せ。それが妙に嬉しい。
「ねえ、ネウロ」
大事なおもちゃを掴んで離さない子供のように、抱き締める腕の力を緩めようともしない
ネウロに意地悪のつもりで尋ねてみた。
「肝心の、人間の人体構成についてはあんたなりに何か分かった?」
心底憎たらしい魔人の男は、満足しきったように軽い笑みを浮かべて口を開いた。
「さしあたっては、貴様の膣は我が輩に良く馴染むということぐらいか」



終わり
675名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 03:59:09 ID:+bdHZrsO
表記、1が重なったけど不手際なので気にしないでくれ。頼む。
軽めのネウヤコを狙ったけど、微妙なものになったかな。本当はもっと
ギャグっぽくするつもりだった。
676667:2006/09/23(土) 04:54:00 ID:8nAjH8A/
笹ヤコ書いてみた。
短い小ネタ。エロ少なめ。
677笹塚×弥子:2006/09/23(土) 04:56:08 ID:8nAjH8A/
 ──男の部屋に一人で来るもんじゃないよ。
 そう窘められたのは部屋に行ってみたいと何気なく口にした時のこと。別にどうしても行ってみたいというほどではなかったけれど、そう言われてしまうと俄然行ってみたくなるというもので。

「来ちゃいました」

 ずっと機会をうかがっていた。さり気なく、拒否できないような訪問の仕方を。
 数時間前に石垣からメールをもらった。年甲斐もなく絵文字顔文字を散りばめたメールの内容は笹塚が体調を崩したというものだった。

「どしたの?」
「お見舞いです。風邪気味なんでしょ?」

 怪訝そうに眉を寄せる笹塚の胸を押して、弥子は扉の内へ体を割り込ませた。

「男の一人暮らしなんてろくなもんじゃないっていうじゃないですか」
「……悪かったね」
「腐る前に何とかしないと、ね」

 お邪魔しますと一声かけて、ずかずかと部屋へ上がり込む。背後から諦めに似た溜め息が聞こえてきたが、弥子は聞こえない振りをする。
 少々強引だったかと思わないでもないが恋人の特権だと思い直す。大体、体調を崩したという知らせが石垣からだというのも気に入らない。

「精のつくものたくさん食べてもらいますから」

 レバーやらなんやら思いつく限りの食材をスーパーで調達してきた。料理の腕は自慢するほどではなくてもそれなりではある。
 弥子はいそいそとキッチンにて作業に取りかかり始めた。





「ごちそうさま」

 丁寧に箸を置き、笹塚は手を合わせる。
 文句一つ言わず、米粒一つ残さず、笹塚は弥子の手料理を平らげた。

「お粗末さまでした」

 弥子も同じように手を合わせた。
 テーブルいっぱいに並べられた料理のおよそ半分以上は弥子の腹におさまっただろうに、彼女は平然とした顔で後片付けを始める。
 弥子は皿を流し場に置き、コーヒーメーカーから二人分のコーヒーをカップに注いで、笹塚の待つソファへと戻った。

「はい、どうぞ」
「ん、どうも」

 ずずとコーヒーを啜り、笹塚は深く息を吐く。

678笹塚×弥子:2006/09/23(土) 04:59:31 ID:8nAjH8A/
「それ飲んだら帰んなさい」
「やです」
「だめ。もう日も暮れてだいぶ経つし、親御さんが心配するでしょ。送ってくから」
「……なんでそういうとこ真面目なんですか。つまんない」
「つまんなくてけっこうです。いいから帰んなさい」

 それなら飲まないとばかりに弥子はカップをテーブルに置いてうつむく。
 カップに半分ほど残ったコーヒーを一気にあおり、笹塚は空のカップをテーブルに置いた。

「君がここにいると困るの。わかんない? 俺、男だし、大人だし」
「今更ですよ、笹塚さん」
「……まあ、そうだけど。とにかく、俺としては無断外泊なんて行為は」

 くどくどと笹塚の口から漏れ始めた説教を遮らんと弥子はしがみついて唇をよせた。

「弥子ちゃん……」

 いったん唇を離し、恨めしげに笹塚を睨みつけ、弥子は再び唇を寄せる。
 強引に舌を割り入れると笹塚が諦めたようにそれに応えた。
 そうなってしまえば後はなしくずしに行為になだれこむもので。

「あっ、ささづ……ひゃあっ!!」

 気がつけばソファの上で獣のように貪りあう。
 抱えあげられた足が肩の上で跳ね、腰が叩きつけられる度に結合部から溢れた蜜がしぶく。

「やぁ、はげ…し……あああん」
「それは、弥子ちゃんが精のつくもの、食べさせるから」
「あっ、あ、あ、だめっ! だめだめ…あぁ…いっちゃう!!」

 ふるふると首を振り、弥子はソファの背もたれに爪を立てる。
 深く抉られ、時にかき回され、弥子の中はすっかりとろけきっていた。
679笹塚×弥子:2006/09/23(土) 05:02:20 ID:8nAjH8A/
 もっと、もっと。
 快楽の絶頂に達して尚体は浅ましく刺激を求める。
 弥子は自らも強く腰を振り、笹塚を煽っていく。

「弥子、ちゃん」

 精を搾り取らんと最大限に蠢く弥子の内部で、笹塚は欲望の滾りを迸らせた。
 未だ蠢く内部を感じ、笹塚が余韻を味わっていると弥子の腰がゆるりと動き出す。

「ささ…づかさぁん」

 潤んだ瞳が足りないと訴える。
 笹塚は苦笑しながら、堅さを保ったままのものを引き抜いた。

「四つん這いになって腰つきだしてくれたら続きしてもいいよ」

 我ながら意地が悪いと思いつつ、赤面した弥子に見せつけるように笹塚は己のものを数度しごいて臨戦態勢を整えた。

「あ……」

 のろのろと体を反転させた弥子の腰を掴み、笹塚は弥子が態勢を整えるよりも早く猛ったものを突き入れた。
 結局こうなるんだなと苦々しく思いながら、笹塚は再び行為へと没頭していくのだった。


おわり

680名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 12:44:20 ID:HN9etN90
>>672
ヤコのヲトメ心がいい感じ。
そして、魔人がこにくたらしくてイイ
ギャグではないけど楽しく読めたよ。
GJ!
681名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 12:53:05 ID:TNE2VW3n
>>672
GJ!弥子がやばいくらい可愛い。
子供みたいなネウロも同じくらい可愛い。

>>677
大人の男の葛藤がたまらんよ・・・GJ!
強引な弥子に萌えた。

あくまでこのスレ的な話だけどネウロの最大のライバルは笹塚なのかもな。
思えばあの痛ましい事件で傷ついた弥子を
二人の男は見守ってきたんだよな。
682名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 13:38:35 ID:1ZmXRFuu
>672
弥子の気持ちが丁寧に書き込まれててジーンときた。
最後のネウロのせりふが憎たらしいwww gj!

>677
強引な弥子かわええGJ!萌えた!
683名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 14:47:56 ID:+bdHZrsO
>>665の、カップヌードル使用のベーシックなやり方。

1 まずはフタを開けて熱湯を入れましょう。
2 しばらく放置して、火傷しないように内部が人肌になるのを待ちましょう。
3 フタが開かないようにガムテープでも貼って、中央に×の切り込みを入れる。
4 お待たせ致しました。すかさずIN。
5 使用後は、そのまま燃えるゴミに捨てましょう。食べちゃダメです。

こんな感じでレッツトライ。
684名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 17:48:02 ID:nGEB4pEw
>>683
ちょwおまwww

>>672
「確かに振っていた 前に付いている尻尾を」で伊右衛門吹いたw

>>677
短いながらもツボを押さえる氏に激しくGJ!

皆々様方、GJでした!!カップヌードル買って来る。
685名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 18:13:48 ID:p352F1LP
>>683
事務所にて

ヒグチ「桂木…俺特製のキムチカップヌードル食べる?(フタ開封済み)」

弥子「食べる食べる!わ〜今すごいお腹減ってたからラッキー!」

ヒグチ「あーでもすっげー麺のびちゃってるけど食べる?」

弥子「全っ然大丈夫!ありがとうヒグチさん!」

ヒグチ「桂木…(カモフラージュで)これにマヨネーズかけると超うまいって知ってた?」

弥子「へ〜そうなんだ!いっただっきま〜…、…(ストラップの)あかねちゃん、どしたの?」

ネウロ「謎の気配が…しかし何故だ、食欲が全く湧かんな」
686名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 22:05:49 ID:lZG0LFjS
>683
コンニャクなら知ってる。
1 コンニャクは2枚購入
2 お好みのぬくもりに暖める
3 タオルなどで2枚をくるみ、紐などで固定
4 すかさず出し入れ
5 さめてしまってももったいないと思わずに、捨ててしまいましょう。
  一人暮らし奈良安全ですが、最悪の場合事情をしらないかたに料理されてしまいます。
687名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 22:34:38 ID:n9DaxFZb
なんちゅう話題で盛り上がってるんだwwwww
こりゃもう神の降臨を待つしかないなw

カモン!エーロ・ゴシカアン!!
688名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 23:14:08 ID:+bdHZrsO
つられて書いてみた。

【あったら嫌な魔人探偵脳噛ネウロinエロパロ板B】

《 桂木弥子・ギャル曾根のビッグ対談 》
「テーマ 炊きたて御飯に合うフード」
一見普通の二人の女の子たち。しかし常人と明らかに違うのは、その底なしの胃袋。
そこで、普段彼女たちが食べているお気に入りを徹底対談。
果たして彼女たちは究極のグルメか、はたまた単なる悪食か。
「やっぱ明太子は普通一箱イッキだよねー」
「新巻鮭も気がつくと一匹分食べてますよねー美味しいのだと、もう一匹イケイケって
感じで」
「あー、あるある!」
普通の胃袋を持つ常人には理解出来ない世界が、そこにはあった。奇しくも季節は食
欲の秋。地球○ごと食べつくしかねない彼女たちの明日に乾杯。

《 オ○エント工業新作ニュース 》
究極の進化系、シリコン材質のリアルな質感があなたを魅了!
今回は期間限定で特別モデルを御用意致しました。
何と、あの女子高生探偵・桂木弥子の表情やプロポーションまでを完全再現。癒しの
ひとときのお供にどうぞ。

製作特別監修 脳噛ネウロ


後日、警察関係者中心に注文が殺到するのであった。

《 脳噛ネウロの平凡な日常 》

日々依頼の消化と人間界の情報収集、そして弥子虐待に至るまで精を出す(深読み
希望)ネウロ。
彼が普段、弥子のいない時に何をしているか。それは…。

もしも弥子に見つかっても決して開けないようにしているフォルダの中に、ごっそり入っ
ているグロ画像やらエロ画像、そして半端ねー数のアングラサイトの履歴がネウロの
嗜好を物語っている。うっかり弥子がそれを見たらトラウマ間違いなしの強力なブツば
かりだ。
現代社会ではもはや、なくてはならないアイテムになったパソコンという魔法のツール
をネウロも最大限利用して、趣味を追求することも忘れてはいないのだった。
そして今日もそれは続く。
「む、これはなかなか…保存するとするか」
そして増えていくエログロ画像。
負けるな弥子タン、頑張れ弥子タン。
689名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 23:37:08 ID:atbEv/OY
>>688
深読みしたww面白かったです
690名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 00:15:25 ID:V6Vm3tOs
おお・・@とA書いた者だがうれしいぜ。
警察中心に注文殺到ワロスw
691名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 00:25:04 ID:n3iuvQUT
あ、元ネタ書いた人だ。喜んでもらえてウレシス
IDでバレてるけど、672だったりした。
ネウヤコは幾らでもネタが出てくるから好きさ。
692名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 02:16:54 ID:8Stb/wM9
【あったら嫌な魔人探偵脳噛ネウロinエロパロ板C】

≪欲情 〜LEVEL 1〜≫
叶絵「ねぇ弥子、あの彼氏とはうまくいってんの?」
弥子「ちょw彼氏じゃないって!やめてよあんなドSな男!」
叶絵「え〜何何?彼って結構攻めるタイプなんだ〜」
弥子「違っ、そうじゃなくてその・・・」
叶絵「隠さなくたっていいよ♪あーあたしもイケメンに攻められたーい」
弥子「・・・そう言っておいて自分だってホントはドSじゃん・・・」
叶絵「え?今何て言ったのドSって何?」
そう言いながら叶絵はクローゼットから眼を覆う仮面と黒いハイヒール、
艶やかに光る長い鞭を取り出して「これの事?」と言いながら
(省略されました全てを読むにはここをクリックして下さい)


≪欲情 〜LEVEL 2〜≫
叶絵「久しぶりだね、弥子がウチ来んのも」
弥子「・・・うん、アイツの所為でね・・・プライベートも無いし・・・」
叶絵「ちょ、何落ちてんのよ!ラブラブで羨ましい限りじゃん☆
さ、コンビニでお菓子も買い込んだし、いっぱい食べて元気出しなよ!」
弥子「叶絵、誤解してるよ・・・」
叶絵「な、何が?」
弥子「今言おうか?アイツに受けた仕打ちの数々・・・まず毎日○××は
当たり前、只でさえ△×なのに××□は要求してくるは□△に○△突っ込むは
×○してくるは・・・」
叶絵「ハァハァ」
弥子「ね、叶絵ちゃんと聞いてる?そんでその時アイツったら何したと思う!?
△××を□○に×△してきてさ・・・って、叶絵ぇぇぇっ!!??」
叶絵「弥子・・・ハァハァ・・・アンタの身体、私の好きにさせて・・・?」
弥子「ちょ、スイッチ入っちゃった!?やめ・・・叶絵・・・って・・・アッ――!!」


≪男たち 〜その後〜≫
吾代「こないだよぉ、カップラーメンの話したじゃん・・・」
匪口「うんうん」
吾代「俺あの後風呂場でよ、もっと良い方法見つけちまったんだ・・・あのよ」
笹塚「楽しそうだな・・・俺も混ぜてよ」
吾代「チッ、刑事か―――まぁいいや。風呂場でよ、ボディーローションで
身体洗ってる時に何気なくチンコいじってたらメチャ気持ち良くってよ。
あれラーメンの比じゃねぇよ、マジで」
弥子「ただいま〜・・・って、異色メンバーが集まってる!何?また食べ物の話?」
吾・匪・笹「お前は来るなぁぁぁあああ!!!」
弥子「な・・・っ」
匪口「・・・気を取り直して。そういや中学ん時オカンのリンスで同じ様な事したなぁ・・・」
笹塚「それってさ・・・ソープみたいなもんなの?」
吾代「バーカ!金掛けてヘタクソな女にされるより数倍いいぜ!」
脳噛「む?よくわからんぞ?リンス?ソープ?何の事だ?」
吾・匪・笹「テメェはいつから居たぁぁぁあああ!!??」


便乗して書いた。特に反省はしていない。
693名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 02:25:36 ID:n3iuvQUT
GJ!!
ハアハアハアハア…やっぱり本家は違うなあ。
今ひとつネタを思いついたけど、もう眠くて落ちそうだ。
起きたら書く。
694名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 07:33:10 ID:+tAjLv7S
どれもGJな上ワロスw
>>693
wktk
695名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 12:32:00 ID:n3iuvQUT
起きたから書いた。
ダレモイナイ…ネタトウカスルナライマノウチ…
696ローションプレイでGO!! 1:2006/09/24(日) 12:33:14 ID:n3iuvQUT
また、ネウロがネットから変なことを覚えやがった。
いつも弥子はその被害に遭って散々だというのに、逃げることも出来ないからた
ちが悪い。
もちろん、漏れなく今日もそうなろうとしていた。
さて、今日の弥子の災難はといえば…。

クチュクチュ。
「あん、やだ…触らないで、動かさないでよおおっ…」
事務所に入って来てすぐ、強引に抱き竦められた挙句ソファーに突き倒され、シ
ョーツを取られて何をされるのかと思えばこんなことだ。
触られただけでどうにかなってしまう敏感な部分にぬるぬるの指を差し入れら
れ、あまつさえ動かされて弥子はさっきから早くも意識が飛びそうになりながら
も声を上げる。
前置きなしに一番感じることをされて、本当に気持ちが良くていつでもイってし
まいそうだった。
「どうだ、いいだろう…ヤコ」
喘ぐ弥子を満足そうに見下ろして、今日も企みが上手くいったとでもいうように、
小憎らしい魔人はにやにやと笑っている。ソファーの下には何やらピンク色の
小さなボトルが落ちていた。
「あぅ…ん、いい、気持ちいい…んっ…」
汗ばんできた肌に纏わりついている制服が邪魔になってきて、飛び飛びになっ
てきている意識の狭間で弥子は自分から一枚、また一枚と身につけているもの
を脱ぎ出した。その間も中心を攻めている指は淫らな動きを続けている。内部を
深く穿ったかと思えば、クリトリスを強く擦り、存分に弥子を乱れさせていく。
もう、限界だった。
「…ああああんっ!!」
スカート一枚だけをまだ体に残したまま、壊れた人形のようにひくひく震えて弥
子は本日一度目の絶頂を味わったのだった。
697ローションプレイでGO!! 2:2006/09/24(日) 12:34:24 ID:n3iuvQUT
「さて、ヤコ」
まだイったばかりではあはあ肩を上下させる弥子に構わず、ネウロは早速続き
を始める勢いだ。
例のピンク色のボトルから中身を掬い取り、いきなり弥子の体中に塗りたくる。
「…ひゃっ」
冷たくて、ひどくぬるっとしたものが塗られる不快感で、沸騰していた頭が一気
に目覚める。その後まるでマッサージでもされるように体中丹念に撫で回され、
舌がぬめぬめと這いずり回るに至って、ようやく自分が陥っている事態が呑み
込めてきた。
「何、何してんのネウロ」
「気にするな。こうすると気持ちがいいんだろう?貴様等人間共は。わざわざそ
れをしてやろうというのだ。感謝しろ」
その言い分に、ますます嫌な予感がした。
「そのボトルって…ローションとか?」
「おお、そうだ。良く分かったな」
「…また変なサイトでも見てたんでしょ」
「失敬な。我が輩の探究心で貴様を良くしてやっているだけのことだ。甘んじて
受け入れろ」
「誰が甘んじられるかーーー!!!」
思わずもがいて逃れようとした弥子だったが、相手はネウロだ。更に強く押さえ
つけられ、まだ痺れている部分に指を入れられる。
「あぁん、離して、もう離してよおっ…」
「そろそろいいようだな」
弥子の意思など最初からどうでもいいらしいが、それはいつものことだ。ズボン
から解放したやたら御立派なブツにもローションを塗りつけ、すかさず指と入れ
替えるように深く突き立ててくる。塗っているもののせいだろうか。いつもよりも
遥かにスムーズな挿入に不覚にも激しく感じてしまっていた。
「ひゃんっ!」
全身ぬるぬるのローションまみれになりながら、弥子は今度こそ完全に意識を
手放してしまった。快感に濡れきった喘ぎが室内を満たしていく。
698ローションプレイでGO!! 3:2006/09/24(日) 12:35:38 ID:n3iuvQUT
「はあぁん、いい、よおっ…して、いっぱい突いてぇ…」
さっきまであれだけ抵抗していたというのに、一度快楽に浸ってしまえばこの通
りだ。というよりも、魔人の性を叩き込まれたからこその、この乱れようなのだろ
う。すっかり従順になり、素直に声を上げ続ける弥子の表情は蕩けきって嫌でも
淫心を掻き立たせるものがあった。
その役得に預かれるのもここまで仕込んだネウロだけなのだ。
「あ…来る、あんたが来るぅぅっ…」
こんなに楽しくて気持ちがいいのに、そろそろ限界が近いらしい。弥子はぐっと内
部を締め上げながら痙攣を始めた。その具合の良さに思わず息を詰めてタイミン
グを計りながら、ゆるりとネウロは自らの精を放っていった。
「ああん、ネウロおおぉっ!!!」
突き当たりで叩きつけられるものの熱さに、弥子は歓喜の声を上げて二度目の
絶頂に至った。

「今日は乗りがいいようだな」
「…仕方ないじゃん、あんなことされたら…」
ぬるつく体を持て余して、弥子は軽い憎まれ口を聞いた。いいように乱れさせら
れるのはいつものこととはいえ、今日は本当に乱れ過ぎている。
満足そうに弥子の髪を撫で、細い首筋を舐めながらも、ネウロはまだ半分以上
中身が残っているローションのボトルを取り上げた。
「せっかく興が乗っている最中だしな、使い切るまで楽しもうではないか」
憎らしいほど嬉しそうな声が耳元で囁かれる。それは弥子にとっては最悪の事
態としか言いようがなかった。



終わり
699名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 12:38:53 ID:n3iuvQUT
多分ネウロが見たのはソープテクのサイトだろうな。
常に何か試されてる弥子タンカワイソス
700名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 15:04:19 ID:7QwpmfIx
>>698
GJ! 本編でも、ガソリンじゃなく
ローションを使えば良かったのになぁ
701名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 17:51:57 ID:iaEs/AUx
ヤングジャンプで外伝、ネウロSAGA
702名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 18:18:33 ID:1wR+4c5U
>701
冒頭カラーのキスシーンでネウロの中身が見えてしまうのかw
703名無しさん@ピンキー:2006/09/25(月) 00:42:15 ID:rCCajx1y
ここらで密かにエーロ・ゴシカァン
704名無しさん@ピンキー:2006/09/25(月) 00:45:48 ID:+MvKKbxw
ネウヤコで初体験ものが読んでみたいと呟いてみる。
705名無しさん@ピンキー:2006/09/25(月) 01:19:56 ID:6ch+IyhM
初体験もの、この間あったような気がするが。
706突然変異種の孤独:2006/09/25(月) 02:47:53 ID:6ch+IyhM
この世界でも、魔界同様のことは起こり得る。
ここに来てから最初に知ったのは、まずその事実だった。
何の脈絡もなく突然変異によって生を受けること。それは負の運命でしかない。
それは何者からも遺伝を受け継がず、何者をも決して残せないということなのだ。生命
ある身として、それではあまりにも生きている意味がない。
まだほんの幼少時ならそう思っていた。
なのに、今はもうどうでもいい。

深い絶望の色を瞳に濃く滲ませた女を見下ろして、ネウロは腹の中で昏い笑いを閉じ
込めた。女は人形のようにソファーに身を預けたまま動くこともしない。べっとりと濡れ
た内股を拭うこともせず、ただ恨みがましそうに見上げる目には愛憐が滲んでいた。
こんな年若い女に、何を本気になっているのかと笑えてくる。
どのみち、どれほど望んだとしても、この女がたった今吐き出した種を奇跡的に宿すこ
となど有り得ないのだ。
なのに、どうして固執するのかはネウロさえも知らない。
だが、何を差し置いてもこの女だけは常に側近くに置いておく。それだけは既に決まっ
ていた。
707名無しさん@ピンキー:2006/09/25(月) 13:14:41 ID:rCCajx1y
>706
これで終わり?続きが気になるじゃないかー
ネウロの孤独、弥子に想いが届いていないことも含めてよかった
708名無しさん@ピンキー:2006/09/25(月) 14:47:28 ID:UUGlXW3o
自分も初体験もの読みたい
なので書く(゚∀゚)
なんか激しく鬼畜に強姦なイメージがあるのはなんでだろうなー
709名無しさん@ピンキー:2006/09/25(月) 15:29:00 ID:B58cUUVJ
>>707
( ゚∀゚)人(・∀・ )
続きが気になって堪らなくて急いで帰って来てしまったよw

>706
乙!文体が激しく好みです。冒頭だけでここまで惹かれたのはホント初めて。
続きがあるなら読みたいし、他の作品も是非読みたいです。
710名無しさん@ピンキー:2006/09/25(月) 16:55:11 ID:rpqJrBpt
>>696
おぉ、wktkして待ってて良かった!遅くなったがGJ!!

>>706
たまにはダーグなのも(・∀・)イイ!!

>>708
楽しみにしとるよw
711名無しさん@ピンキー:2006/09/25(月) 20:26:34 ID:IgddJWTm
>>706
おい!続きがあるなら激しく気になるぞ・・・GJ!
文の感じがすごい好きだ。

>>708
同意・・ネウロによる弥子のお初は鬼畜というのは
このスレではちょっとしたデフォっぽいのかも。
wktkして待ってます。
712名無しさん@ピンキー:2006/09/25(月) 23:17:29 ID:+MvKKbxw
>>705
あったっけ…と思ってまとめで探してみたが、最近のスレの中には
なかったっぽい。もう少し前かな?

>>706
自分も続き気になる。待っとりやす。

>>708
うおお楽しみだ! 投下待つ!! 鬼畜強姦どんと来い!!
713名無しさん@ピンキー:2006/09/25(月) 23:24:26 ID:gEPtNcdi
>>712
けっこう最近だったからこのスレにあると思う・・・初モノ。
甘めで自分的には大ヒットだった。

さあ708神・・それ以外の人もエーロ・ゴシカアン!!
714706:2006/09/25(月) 23:31:31 ID:6ch+IyhM
ごめん、投下してすぐ爆睡してた。
続きはないつもりだったけど、書き足らない部分はあるのでもちっと書いて
みる。
当方他作品エロパロ職人にて、スレ汚し誠に失礼。
ただ、ネウロという作品とネウヤコはすごく好きなんだ。
715名無しさん@ピンキー:2006/09/25(月) 23:38:51 ID:rpqJrBpt
>>714
お−楽しみにしてます!!
716名無しさん@ピンキー:2006/09/25(月) 23:49:28 ID:SA2wYUh6
>706
その他神の降臨を祈って
エーロ・ゴシカァン
717706:2006/09/26(火) 01:21:06 ID:WU2K1cA9
書いた。
でも暗いよ硬いよ、ごめんよみんな。
718突然変異種の孤独 2:2006/09/26(火) 01:22:27 ID:WU2K1cA9
「ネウロ」
硬い視線のまま、ふらりと女はソファーから身を起こした。
「どうして、何でこんなこと」
事に至った後でも、まだ半分訳が分からないという表情だ。当然だろう、人間の女な
ら何よりも大事にする貞操とやらを今しがた汚してやったのだ。まさかこうなるとは夢
にも思ってもいなかったに違いない。全く無防備にも程がある。恨むのなら、男の前
で簡単に隙を作る自らの甘さを鑑みてからにするがいい。
徐々に濃くなる縋るような表情に、出来る限り興味のなさそうに言葉を返した。
「理由を聞きたいか」
「…あんたは、多分はぐらかすよね」
「分かっているではないか、ヤコ」
「最低!」
忌々しげに叫んだ後、女々しく泣きでもするかと思ったが存外図太く出来ているよう
だ。怒りや悲しみ、文句の一つ一つが入り混じった何とも言えない表情でぐっと睨ん
でくる。恐らくこの女は先刻起こったことを決して忘れないだろう。
それでいい。
どうせ求めても望んでも完全には手に入らないものと知るのだから、せめて直に触
れられる体ぐらいは手に入れても構わない。そして共にいる時間の記憶を強く焼き
付けておきたい。
逆に言うなら、それだけが種族と輪廻の輪から外れた者に許された安寧。よるべな
く永劫の虚無に陥る不安と恐怖からひととき解放し得る鍵なのだ。触れて掻き抱き
存在を確かめられるその時だけ、過去と未来の一切から見放された変異種のネウ
ロは心よりの安堵を得られる。
よって、この女ならと見込んだ相手は決して逃したくはなかった。
719突然変異種の孤独 3:2006/09/26(火) 01:29:26 ID:WU2K1cA9
それならば、手を尽くし言葉を尽くして女の心を引き、情までを手に入れようという考
えは不思議と全くなかった。それであれば更に救われるとしても。
正直、女を手に入れることに腐心する余り、考えが及ばなかったのだ。
人間界のことは何もかも知り尽くそうというのに、肝心の自分自身のことには考えが
及んでいないというのはやはり愚かだろうか。

「ヤコ、貴様は今この時から我が輩のものだ、いいな」
「…勝手なことを…」
まだ下着一枚身に着けようとしない女の隣に座り、強張った頬に偽りの優しさで手を
滑らせると、その時だけ何を思ったか涙が一筋零れ落ちた。
その落胆の中にごく淡い一種の覚悟の色を見て取り、ネウロは気付かれぬようにほ
くそ笑む。やはりこの女で間違いはない。
死ぬまでネウロを満たし、ひとときの安堵を与える為の女。
ただそれだけの女。
しかし、ネウロの感性の全てを司り得る女。
変異種ゆえに、死する時まで囚われる孤独感をわずかに忘れさせてくれる女。それ
をかくしてネウロは得たのだった。
それがネウロにとって、そして女にとって果たして幸福な成り行きであるのかどうか
は誰にも分からない。



終わる。

頑張って続き書いた。
でもやっぱ暗いんでビクビクしてる。
でも、ここは職人多くてすごいな。やっぱりみんな作品としてのネウロ、そして
それぞれのカップリングがすごく好きだってのが伝わってくる。まとめサイトも
バラエティーに富んでて読み応えがあるし。
こんなに愛されている作品って、ちょっとないよ。
では、これにてスレ汚しをしたまま失礼。
720名無しさん@ピンキー:2006/09/26(火) 01:40:52 ID:iu9anexl
>>706
GJ!!雰囲気が凄く好きだー。
721名無しさん@ピンキー:2006/09/26(火) 01:43:38 ID:1d2JxcuO
>>706
まったくもってGJ!
なんだかその後の弥子がどうなるかとか、色々気になるエンドだな。
気が向いたら、是非再臨してくれ。あなたの話、好きだ。
722名無しさん@ピンキー:2006/09/26(火) 15:10:53 ID:Fbs4cgb2
>>706
続きキター!!ありがとうありがとう神よ!
神の文章を取り巻く空気も語彙のチョイスも何もかもが凄い好みだ!
723名無しさん@ピンキー:2006/09/26(火) 22:13:54 ID:/fIowj0I
今週ので黒ヒグチ×ヤコにモエタ
ネウロvs黒ヒグチ×ヤコきぼん
めちゃめちゃにされてるヤコたんを救いにくるネウロ
724名無しさん@ピンキー:2006/09/26(火) 22:23:35 ID:oPe/KUf0
当然、ボロクソにされる過程は最初から最後まで見ているのだな?
うっひゃあ、鬼畜とはこの事だぜ!
725名無しさん@ピンキー:2006/09/26(火) 22:24:04 ID:aGXXy0MN
>>706
GJ…!!
甘いのより暗いのが好きな自分は
コレものすごく好きだ
ダークな雰囲気にゾクゾクするなぁ
まさしく神だよ!ありがとう!!
726名無しさん@ピンキー:2006/09/27(水) 01:09:50 ID:oQpuDUjv
706だけど、みんなありがとう。
あれで完結なんだけど、また何か書いたら投下しに来る。
続きを書いたことで、結構膨らませることの出来る部分も見つかったし。
727名無しさん@ピンキー:2006/09/27(水) 03:03:54 ID:azxw4xUa
>683
それで火傷しかけたこと...........

いっそそこに片栗粉inはどうだ?
728名無しさん@ピンキー:2006/09/27(水) 03:11:43 ID:azxw4xUa
>692
吾代はペペローションくらい.....
729名無しさん@ピンキー:2006/09/27(水) 12:11:59 ID:tjJ/HpX9
>>727
弥子「わぁ〜これってあんかけカップヌードル!?すご〜い名古屋グルメみた〜い!」
(↑名古屋名物あんかけスパゲッティ)

匿「お前は喰うなぁぁあぁああ!!!!(いや待てよ)」
730708:2006/09/27(水) 17:33:19 ID:gfKTZ/aQ
誰かいるー?書き上がったんだけどくそ長いorz
あとなんか、ありのままにあったことを話すと
ネウヤコ強姦初体験と意気込んだはずがサイヤコだったりゲロ甘だった
何を言っているのか(ry

詰まったら支援してくれると助かる
731 ◆zero1/xkZ6 :2006/09/27(水) 17:35:27 ID:gfKTZ/aQ
 身体の重さに目を覚ますと、事務所の天井が見えた。
 皮膚に貼り付くような感触、革張りのソファー。お父さんの部屋にも似た感触の
椅子があったんだっけ、思いながら起こした身体は軋むように痛い。微熱の時に
感じる間接の痛さのようで、偏っているのが差異を伝える。痛い。痛い。
 裸の身体、下腹部にはべっとりと固まった白。
 お腹の奥には感触。
 思い出して。
 私は、両手で顔を覆った。
 事務所には誰もいなかった。
 だけど声を殺したのは――どうしてだろう。


732 ◆zero1/xkZ6 :2006/09/27(水) 17:36:03 ID:gfKTZ/aQ
 きっかけなんてものはネウロにとってささやかでどうでも良いスイッチでしかない。
段階を踏んで回路を接続しなくても、一足飛びに行動に移す突飛さを、彼はいつでも
持っている。例えば私の頭を掴んだり、プロレス技を掛けたり、手袋を外した手で
脅したり。それが暇つぶしの退屈しのぎでしかないのと同じだったんだと思う。私を
押し倒したことなんて。

「ちょ、っとネウロ、これはやばいから!」
「何をほざく奴隷人形、なにがどう『やばい』のか我が輩に説明しろと言うのだ。
 雄と雌でこうすることになんの不味さがある? それとも人間は同性同士でまぐわうのが
 日常か。汚らわしい豆腐の群れめ」
「豆腐の群れって何、って言うか人間だってする時はそりゃ男女だけどそれにはプロセス
 って言うかステップがあって――って、なんで脱がすの!?」
「貴様が律儀に突っ込んでいるからだろう。隙を見せられて付け込まないことなどあるか」

 心底馬鹿にしたような視線に見下ろされ、私は血の気の引く音を聞く。耳の奥でサァッと
音がして、頭の奥が冷たくなった。まるでいつもの顔をして、まるで何気ない仕種で、
制服が脱がされる。
 金曜日の放課後ぐらい少しは遊びたくて、叶絵とケーキバイキングに行ったのが
悪かったのか、その後に若菜のたこ焼きを食べて時間が遅れたのがいけなかったのか、
それとも行き会った笹塚さんに喫茶店でパフェを奢って貰ったのが致命傷だったのか。
 とにかく事務所に来るのが遅れた私は、それでも出来るだけ急いでここに来たし、
ドアを開けて開口一番に謝ったはずだった。真正面のデスクにネウロの影がないことを
訝った一瞬の隙に、天井から伸びてきた腕に吊し上げられて。暴れて暴れて謝って、
次の瞬間に、この状況。
733 ◆zero1/xkZ6 :2006/09/27(水) 17:36:42 ID:gfKTZ/aQ
 わけが判らないと言うよりは、気持ち悪い。
 自分の上に乗ってる体重が、気持ち悪い。

「我が輩がいつも貴様の出勤をどれだけ待ってやっていると思っている。今日はいつもの
 出勤時間から貴様が来るまでのタイムラグの間に三度は謎の気配が通り過ぎた
 ――我が輩はこの空腹の中、三度の食事を逃したことになる。その間、貴様は三度の
 食事をしていたな? ヤコよ」

 ネウロの頭の後ろを、イビルフライデーが飛んでいた。見られていたらしい――
食べてる間は携帯もろくに気にしない、立て続けに食べ歩けば、無視も立て続けだ。
なんでこんな時に限って謎が近くに沸いてるのか、そんなことに憤ることも出来ない。
ソファーとネウロに圧迫されて苦しい。晒されたお腹をネウロの大きな手が包んで、
ぐいっと押す。

「っうぇ」
「随分溜め込んだものだ、貧相な身体をしている分際で。貴様の消費カロリーなど
 我が輩の頭脳労働に比べれば微々たるもののはずだろうが。まったく無駄ばかりの
 ゴミムシだな、貴様は。虫けら以下か。あれらは体重や食事量以上に労働するというのに、
 貴様はブタのように食ってばかりだ」
「それ、女子高生に向けて良い言葉じゃないよ……」
「ブタがほざくな、セミが鳴くな、ベンジョコウロギが喚くな」
734 ◆zero1/xkZ6 :2006/09/27(水) 17:37:17 ID:gfKTZ/aQ

 壮絶に機嫌が悪いのは、癪だけれど私が悪いんだろう。謝って折れればきっと
退いてくれる。とにかく今は気持ち悪い――いっぱいのお腹を押されてる所為じゃなく、
私はとにかくネウロに退いて欲しかった。押さえつけられる感覚が、指先まで緊張させた。
血管が収縮して末端が冷たくなる、目の前が眩む。距離の近い時戻雀色の目すら、滲んで。
 掠れそうな喉に唾液を通すように、私はこくんっと喉を鳴らした。苦い味がするのは
なんでだろう。鼻の奥には、まだパフェの甘いニオイが残ってるのに。

「ごめんなさい、もうしません。謝ります、だから」
「打算するな」

 不機嫌そうな声、細められた目が私を射抜く。
 見透かされているのが、怖い。

「お前は何も考えず、身も世も無く我が輩に跪くからこそ許されるのだ。
 それを頭で考えるな。我が輩に慣れるな、分析するな。不愉快だぞ豆腐如きが」
「ッ……」
「多少痛めつけてやることが必要か?」

 かぱ、っと開けられた口は笑うように裂けている。でもそれは食事の楽しみだとか、
からかうだとか、そういう方向の笑みじゃない。
 だってその目は真っ暗で、何の光も無いから。
 ただ私をモノのように、見下ろしているだけだから。
735 ◆zero1/xkZ6 :2006/09/27(水) 17:37:52 ID:gfKTZ/aQ

「――ひ」
「貴様には、もっと激しい調教をくれてやる」

 見開いた目は乾くのに、涙は何故だか零れていった。



「や、やだあ!! あかねちゃん、あかねちゃん!!」

 ベストをたくし上げられてブラウスのボタンが外される。襟から浮いたリボンと
肌蹴たスカートの裾が嫌で、私は這うようにうつ伏せてずりずりとソファーの上を逃げた。
壁に向かって叫ぶけれど反応はない、あかねちゃんも、今のネウロに関わりあいたく
ないんだろう。通り過ぎてきた階下にも人の気配はなかったのなら、まさに四面楚歌の
絶体絶命だ。喉で息が詰まって、しゃくり上げる。ネウロは何も言わない。

「たすけ、あかねちゃん、あかねちゃん助けて、おねが、やだあああ!」
「もっと叫べ。魔界式なら断末魔が通常だぞ」

 いやそれは死んでるから。
 じたばたもがくけれど、腰にはネウロが乗りかかっていてどうしようもない。
私は体格が良い方じゃないし、ネウロは長身だ。どう考えても体重やリーチに差があって、
身一つで檻を作られてでもいるみたいに感じた。檻。箱。連想が気持ち悪くて、
胃の奥から酸っぱいものが込み上げる。慌てて口元を押さえると、ネウロが不機嫌そうに鼻を鳴らす。
736 ◆zero1/xkZ6 :2006/09/27(水) 17:38:27 ID:gfKTZ/aQ

「生意気に恥らってでもいるつもりか、セミの分際で。貴様にそういった知的行動など
 必要ないのだとさっきから重ねて言っているだろうが、その頭は豆腐どころかおからか?
 密度の希薄さに磨きを掛けるほど、何に精を出してきた。ゴミムシめ」
「う、ふぐッ」
「我が輩は貴様に苛立っているのだ。罪を感じて懺悔をしろ、蹴られても抵抗するな、
 泣いて許しを請え。言い訳はするな、奴隷の誓いを改めて跪け」
「う、ううう」

 込み上げる嘔吐感を押さえながら、私はせめて頭を左右に振って拒絶する。
ネウロはまた苛立たしげに舌を鳴らして、両手を自分から塞いでいる私の制服を
引き千切った。私立で高いのに、なんて、どうでも良いことが頭の隅の冷静なところを
掠めていく。そんな場合じゃないのに。
 縫製が丈夫で残ってしまった部分は、指先で切り裂いていく。乱暴な動作と繊細な仕種に、
魔人のアンバランスさが見えた気がした。神経質に床に布切れを落として、キャミソールは
最小限の部分だけを裂いて取り外す。下着とスカートだけにされて、ぼろりと涙が零れた。

 気持ち悪い。
 吐きそうだ。
 体重も、感触も、気持ち悪い。

「貧相な身体だ。人間のメスは身体が成熟するともっと発達すると書物にはあったぞ。ここや」
「うあ」
「ここに脂肪が付くとか。子を産み残すための機能としてな」
737 ◆zero1/xkZ6 :2006/09/27(水) 17:39:05 ID:gfKTZ/aQ

 おしりと太腿を大きな手にぎゅぅっと握られて、また嫌悪感が這い上がってくる。
ムカデがいっぱいに入ったお風呂に突っ込まれているみたいに、身体中がぞわぞわした。
どうにかせり上がっていた吐き気を飲み下して、私は身体を捻りネウロを見上げる。
引き攣った顔は、笑っていたかもしれない。

「やばい、ってばネウロ、やめてよ。プロレス技とか、ご飯抜きとか、我慢するからッ……
 謝るし、靴舐めるのも考えるからッ」
「望まれた仕置きになんの意味がある。そこまで嫌がるからこそ、生きるのだろうが」
「やめ、やめて」
「ヤコよ、我が輩は貴様を陵辱するぞ」

 にたぁ……ッと相好を崩した顔に残酷を告げられて。
 私はぼろぼろと、涙を零した。

「や……やだ。やだやだやだ」
「好きなだけ叫ぶが良い、誰も来ないだろうからな。場所柄女の悲鳴など大して気にも
 留められん。ましてここは、――先生の事務所なんですからね。まさか僕のように
 人当たりの良い助手が先生にこんな無体を働いているなんて、誰も想像しませんよ」
「やだあ、やだやだぁぁああああ!!」
「ふっくくくくく! 無様だなぁヤコ、海老のようだぞ? 面白い見世物だ」

 じたばた、私は必死で身体を暴れさせるけれど、ネウロの身体は微動だにしなかった。
泣き叫んでも無駄、その言葉の重さがリアリティを持って圧し掛かる。誰かが来てくれた所で、
この魔人を相手にどうこう出来る相手なんていないだろう。世界中探せばいるかもしれない
けれど、こんな場所に都合良く来てくれるなんて考えられない。
 だったらせめて自分の力で抵抗しなきゃいけない。私はソファーの肘掛を掴んで
ネウロの下から身体を引きずり出そうとする、だけど不意に頭を掴まれて引き寄せられた。
喉が反って身体が軋む。いつものように、掌一つで引き寄せられる。
738 ◆zero1/xkZ6 :2006/09/27(水) 17:39:39 ID:gfKTZ/aQ

「い、いだぁ」
「この我が輩からゴミムシ程度の貴様が逃げられると思っているのか?
 虫けら程度の脳髄しかない分際で図体がでかいのだ、捕獲などたやすいに
 決まっているだろう。そんなことも予想できないほど愚かなのか、うん?」
「いだ、ぁあいいっ」

 哀れむように嘲笑されて、手が離される。しゃくり上げる自分の声が癪だった。
何も出来ないだろうけれど、何もしなきゃ万に一つの奇跡にも縋れない。違う、
ただの感情だ。怖いから逃げたい。無駄だとか、そんなのいくら言われても関係なくて。

「ほら、我が輩にその貧相な身体を晒して見せろ」
「やああぁあああ!!」

 スカートと下着に指が引っ掛けられて、そのまま切り裂かれた。残ったブラも
ぷつんぷつんと簡単に切られて取り去られる。事務所で、ソファーの上で、
ネウロの下で、私は完全に裸にされていた。羞恥と恐怖と嫌悪感、取り囲まれて
押しつぶされた内臓が零れるように、悲鳴が口から流れる。だけどそんな臓物は、
この魔人を満足させる要素でしかない。私の悲鳴を聞いて数瞬うっとりと目を閉じたネウロは、
また嫌な笑いを浮かべて私を見下ろす。

「良い声をするではないかヤコよ、豆腐のわりには上出来だ。
 この我が輩が褒めてやっているのだ、遠慮なくもっと泣き叫べ」
「や、やだ、やだあああ、離してよぉ」
「まだ逆らうか。学習しない奴隷人形が」

 チッと舌を鳴らして、ネウロは私の頭をソファーに押し付ける。肘掛に額をぶつけて
一瞬頭がぐらぐらした。段差のお陰で呼吸の確保は出来るけれど、押し付ける力が
強くて喉は苦しい――反対の手が、ひょいっと私の腰を浮かせた。ぞわぞわ、
背筋に悪寒が走る。閉じられない口から唾液が零れて、革を濡らした。
739 ◆zero1/xkZ6 :2006/09/27(水) 17:40:14 ID:gfKTZ/aQ

「や、いや、ほんといやだってば――」
「黙れ」
「や、――――いやぁあああああぁあああああ!!」

 ずぶん、と。

 腰を進めて来た気配だったから、そこにあった生殖器を突っ込んだんだろう。
朦朧とした頭で私はぼんやり考える。まるで何もされていないのに入っていったのは、
ネウロのそれがどろどろの粘液のようなものを纏っていたからだ。でもそれは潤滑が
あるだけで、私の中は勿論何も準備なんかされていない。無理矢理押し広げられる
痛みなんて、男のネウロには想像なんか出来ないだろう。したくもないだろうけれど。
 解れていない場所をめりめりと裂くように広げながら、ネウロが私のナカに押し入ってくる。
キツそうに漏らされる息遣いが、少しだけ色っぽいなぁ、なんて思った。ぐいぐい力ずくで
無理矢理に、一瞬引いて強く、緩急を付けてはいたけれど――それは一気に、だった。
一気に侵食する。一気に、陵辱する。

「……、……」

 声も出ない。
 自分の手が空気を掻くのが見えた。
 他人の手みたい、だった。

「ッ……ヤコ」
「…………」
「お前、処女じゃないのか」

 くくくっ。
 からかうような声に。
 一気に、感覚が戻る。
740 ◆zero1/xkZ6 :2006/09/27(水) 17:40:48 ID:gfKTZ/aQ

「っう……おとうさ、おかぁさぁ……」
「誰に助けを求める? 貴様を助けられるものなど、どこにもいない」
「かなぇ、ささづかさ、ごだい、さぁ」
「貴様を陵辱しているのはこの我が輩だ。この魔人に、誰が敵うものか」
「ねぅろ」

 手がもがく、私の手が。
 押さえつけられた身体、顔を見ないように。興味が無いから。
 探られた身体、細胞の一つ一つまで観察したいから。
 私は呼んでた。
 あのとき、わたしは、よんでいた。

「ねうろ、ねぅろ……やだ、こわいよぉ。たすけ、きて……ねぅ……」
「ヤコ?」
「やだ、ぁ――やだああああああぁぁあああ!!」

 私は叫ぶ。
 腹の底から、必死に。
 あのときと、おなじに。

「やだあああ、ねうろなんで、たすけてたすけてこわいよぉおお!!」
「ヤコ? おい貴様、錯乱するな」
「やだやだやだぁ、やだああ! こんな、のやぁああ! しにたくない、しんじゃうのやだよぉ!」
「ヤコ、……弥子!!」
「やだ、はこになんかなりたくなぃ、いやああああ!!」
741 ◆zero1/xkZ6 :2006/09/27(水) 17:41:23 ID:gfKTZ/aQ



 そうだ、あのとき。
 わたしは、さいに。
 きもちわるい。
 ねうろのかんしょくすら、きもちわるい。
 おかしいな。
 ……すき、だったんだけどな。



「弥子! 我が輩を見ろ、弥子!!」
「やだやだやだ、ネウロになんかなんないで、やだあああ! 怖いよ死にたくない、やだよぉ!」
「弥子!!」

 ネウロに化けたサイが何か言ってる。ぐるりと仰向けにされて頬を両手に包まれて、
ぎゅぅっと包まれて。そのまま首を絞めるのかな? 喉を切り裂くのかな? ネウロの顔で?
いやだ、こわい。何か怒鳴ってる、叫んでる、でも自分の悲鳴が煩くて聞こえないよ。
何も聞こえなくて怖い。聴覚が聾されて、平衡感覚がなくて。過呼吸。叫び疲れた喉が痛い。
頭が朦朧とする。お腹の奥が痛い。広げられた足が痛い。息が苦しい。吐息が近い。

 ひゅぅっと、息を吹き込まれる。
 ひゅぅひゅぅとネウロの形の誰かが私の呼吸を飲み込んで、送り返す。
 飽和していた酸素が薄くなる。
 キスを自覚した心が、いたい。
 きゅぅってする。
 心の、どこか冷静なところだけで。
742 ◆zero1/xkZ6 :2006/09/27(水) 17:41:58 ID:gfKTZ/aQ

「……弥子よ」
「っ、う、ぁああ」
「もう叫ばずとも良い」

 鼻先に、触れた口付け。

「もう、届いた」

 ああ――そうか。届いちゃったんだ。
 私は思う。
 ばれちゃったんだ。
 私にも、ネウロにも。

 サイが私と摩り替わるべく目の前に現れた時の記憶は、曖昧だ。すぐに気絶させられた
ように思う。そうだと思っていた。利用価値の無い存在、殺す理由もそれほど見出されない
平凡な自分。だからきっと、見逃されたのだと。
 記憶に空白があるのも当たり前だと思ってた。気絶させられていたんだから、当然。
でも――気絶と覚醒の間に、もう一組覚醒と気絶があったとしたら? ストレスの重圧で、
それが忘れられていたとしたら?
 それでも覚えている身体、細胞の一つ一つ。
 だから、圧し掛かる体重と痛みはフラッシュバックを引き起こして。
 そうだ、サイはネウロの姿で私を犯した。げらげらと笑いながら、あの笑みを忠実に
再現しながら、私は犯された。ネウロじゃないネウロ。殺人鬼の怪盗。箱を愛する、偏執の。
 そりゃあ忘れたくもなるよね、なんて思う。ほんのちょっとだけど好意を持つ相手の形で犯された。
……初めてだったのに。
 サイは、『初めてなんだね』、なんて、無邪気っぽく笑ってた。
 ……ネウロの顔で。
743 ◆zero1/xkZ6 :2006/09/27(水) 17:42:33 ID:gfKTZ/aQ

 見上げる天井、染みの数を数える。肩口にはネウロが顔を埋めてた。体格の差、
身体を繋げたままそうしているのは、背が曲がって痛そう。ぎゅうっと抱き締められた私の背も、
反り返って痛い。青い上着。あの時も見た。でも、違う。何が違うのかよく判らないけれど、違う。
 ぎゅぅっと動かない時間が千年続いた。十分ぐらいかもしれない。
 ネウロは顔を上げて、無表情に私を覗き込む。

「サイに犯されたのか」
「…………」
「我が輩に助けを求めたのか」
「…………」
「――――弥子」

 天井が見えない。
 覗き込まれて。
 キスが深い。
 口の中、全部舐めるみたい。
 ぱっくり開いた傷に、消毒するみたい。

「……無意識に隠していたのか。貴様の様子がおかしくて苛立っていたものを、
 それでは判るはずも無かったな」
「ねぅ、ろ」
「ゴミムシが。貴様程度の脳細胞が、複雑なことをするな」

 はああっと溜息を吐いて、ネウロは心底から呆れる。その振動が響いて下半身に
痛みが走った。びくり、震えた私に気付いて、ネウロが笑う。にやりと、あの笑顔。
私は無表情だろう。もう、感覚が過負荷に耐えられなくて、オーバーロードしたみたいになってる。
恐怖と嫌悪と痛みと。押しつぶされた私は、もう死体みたいなものだ。
 謎を含まない死体なんて、ネウロには道端の石程度にも認識されないだろうけれど。
744 ◆zero1/xkZ6 :2006/09/27(水) 17:43:07 ID:gfKTZ/aQ

「弥子。性交を教えてやる」

 ずるり、ネウロが私の中から出て行く。

「安心しろ、こちらの流儀に合わせてやる。お前に教え込んでやろう。何も思い出さぬように
 ――塗り替えてやろう」

 優しいキスは、錯覚だろうか。



「ぁ、あ」

 ちろり。細く硬く尖った舌先が下肢を舐める感覚に、私は生理的な涙を零す。
ふわふわ手を彷徨わせると黒い手袋に包まれた体温が受け取るように繋いでくれた。
ソファーの上、押し倒されて見上げた天井。下なんて見てられない。ネウロが私の脚の間に
顔を埋めてるのなんて、見てられない。
 まだ嫌悪感が強いはずなのに、ネウロが絶えず宥めるように私に触れてくれるのが
嬉しかった。手を伸ばしたら取ってくれるし、脚が引き攣ったら撫でて力を抜くように
導いてくれる。らしくなくて、それもまた別人みたいだと言ったら、珍しくむくれた。
冗談だと言ったら小突かれて、認識する。ネウロだって。
 でもそれはそれで恥ずかしい。憎からず思ってはいるけれど、でもいきなりこんなこと
されたいと思っているわけではなくて、もっとこうデートとか、食事とか、おやつとか、
色々してから結婚して、覚悟を決めて……ってのが理想だった。一般的な女子高生の
考えなんてそんなものだと思う。すべてをすっ飛ばしてこの状況にいるのは、
一般的な段階の論法を無視するこの魔人のせい。
 ネウロのせいに、しちゃえばいい。
 卑怯だけど、怖いけど、今は優しくしてくれるみたいだから。
745 ◆zero1/xkZ6 :2006/09/27(水) 17:43:41 ID:gfKTZ/aQ

「これがクリトリスと言う奴か。この舌触りは面白いな、固いのに柔らかい。
 代表的な性感帯だと言うが、弥子、快感は感じるか?」
「っふ、色気なぃ……なぁー」
「出して欲しいか? 貴様のためだと言うのに」

 くくっと笑う。息が掛かって恥ずかしい。
 ぐい、と足を抱えて私の耳元に口を寄せて、ネウロが囁く。

「弥子」
「っあ」
「溺れてしまえるか?」

 低く耳朶に囁かれる声。アヤさんの歌に反応してしまう人は、こんな感じになるのかも
しれない。頭の奥が痺れて目の前が霞む、だけど手袋に包まれた指先が
そのまま落ちるのを許してくれない。くりくりと弄られて、私は息を呑んだ。素直に喘ぐなんて、
……恥ずかしくてヤだ。えっちな人みたいだし。
 小指が一本するりとナカに入ってくる、と同時にネウロが私の耳朶を舐める。
ぞわぞわ走る悪寒を喉で笑って、ネウロはそっと私をソファーに横たわらせた。
自分も隣に身体を伸ばして、空いた手で私の髪を撫でながら指を動かす。急がない。優しい。
 気持ちが良くて擦り寄ってみたら、額に口付けを落とされる。照れて見上げると、
不細工め、なんて言われた。

「せめて十人並みって言ってよ、傷付くんだけど」
「間抜けな顔で惚けているからだ。我が輩が愛撫してやっている時は、もっと神経を尖らせておけ」
「そんなしたら、敏感になりすぎちゃうよ」
「なれば良い」
746 ◆zero1/xkZ6 :2006/09/27(水) 17:44:15 ID:gfKTZ/aQ

 くちゅんっと零れた愛液を纏って、二本目が入ってくる。

「っあ、」
「なってしまえば、可愛い」

 ッ……このドSのどこから、こんな言葉が出て来るんだろ……。

 くすくす意地悪く笑ったネウロはまた私の脚の間に顔を戻す。指でナカを慣らしながら、
舌先がクリトリスを弄った。突然のステップアップに身体が強張るけれど、すぐに力は抜ける。
ネウロが指を引こうとしてくれたから。私はふるふる首を振って、平気だと告げる。
大丈夫、だと思う。今はなんだか怖くない――耳元で囁かれた声が、頭の奥でこだましている
所為かもしれない。

「ん、っちゅ」
「ふあぁ」
「ん……」

 ナカとクリトリスを片手で弄りながら、ネウロは抱えた私の足先を舐める。
指の一本一本まで丁寧に唾液を重ねられて、くすぐったさと恥ずかしさでどうにかなりそうだ。
なのにお腹の奥からはなんだか熱いものが零れてきて嫌になる。恥ずかしい。
やだ、と言ってみても、聞いてくれないし。意地悪顔で笑わないでよ。怖がっちゃうんだからね。

「三本か、きつくはないか?」
「ん、あんまり感じない……」
「ほう感じない」
「そ、そうじゃなくて。痛くないってことで、そんなわきわきしないでよっ」
747 ◆zero1/xkZ6 :2006/09/27(水) 17:44:50 ID:gfKTZ/aQ

 初めてなんだから。
 初めてじゃないけど、初めてなんだから。
 悲しいけど、悔しいけど。
 怖いけど、怖くないけど。

「弥子よ。挿れるぞ」

 ぐいっと足を抱えられて、思わず身体が強張る。腰を持ち上げられて、その影になってて
ネウロの……それ、が、見えないのが幸いだった。目の当たりにしたら、絶対怖気づく。
今は、そうしたくない。
 ぎゅぅっと目を閉じて頷くと、べちっと叩かれた。
 リーチが長いとこの体勢でも、頭に手が届くらしい。

「怯えるな。望め。目をそむけるな」
「だ、だって、怖いよ」
「だろうな。だが」

 覗きこまれる。入り口には当たってる。
 少し、顔を近付けられたら、貫かれてしまう。

「人間なら、超えて見せろ。魔人の我が輩に試練を出されるなど、光栄だろう?」
「ドS、意地悪、変態」
「ほう」
「っひ」
748 ◆zero1/xkZ6 :2006/09/27(水) 17:45:24 ID:gfKTZ/aQ

 ぐちゅ、っと鳴ったのが、自分の方だと判る。
 さっきのとは違って、濡らされてるのは私の方だ。ネウロよりも私の方が濡れて、
開いて、迎え入れようとしてるのが判る。広げられた入り口を通ってナカに入ってくるそれは、
やっぱり圧迫感があった。だけど、恐怖も痛みも嫌悪もない。顔が熱い。ただ、恥ずかしい。
 ネウロのそれを受け入れるのが、恥ずかしい。
 きゅぅきゅぅ締めるのを感じられるのが、恥ずかしい。

「痛いか、弥子」

 目尻を舐める魔人の声に、ただ頭を横に振るだけで答える。今喉を開いたら絶対
変な声が出るのが判ってた。ネウロが面白そうに私の顔を舐めるのを、上着を掴んで
止めさせる。でも、ただ縋ってるようにしか感じられないだろう。
 そう言えば、縋るのは初めてだ。
 求めるのは、初めてだ。
 まだ――初めてのこと、残ってるんだ。

「っふぁ」

 気が抜けたところで、奥を突き上げられる。ぐりぐりいじめるようにされてから引き抜かれて、
また叩き付けるようにされた。慣らさなくても平気らしいと思われたのが癪に障る。
もしかしてゆるいのかな。三回目なのに、そうだったら嫌だ。おずおずネウロを見上げると
口を塞がれる――舌を差し入れられる、キス。気持ち良い。
 舌の根元を擽られて、奥歯の辺りの歯茎を舐められて。上顎はくすぐったい。
絡まった舌は音を立てる。自分から舌を伸ばすディープキス、なんてのも、初めてだ。
とろとろ零された唾液を咽ないように飲み込む、舌をちゅぅちゅぅ吸われて、ネウロにも呑まれた。
どきどきする心臓が薄い胸を揺らす。気付いたネウロが、そっと左の胸を擽った。
749 ◆zero1/xkZ6 :2006/09/27(水) 17:45:59 ID:gfKTZ/aQ

「やあっ」
「この貧弱な胸にも利点はあるのだな」
「ひんじゃ、くってゆーなっ!」
「鼓動が目に見えるのは、良いものだ」

 ぐちゅん、ぐちゅん、音がする。腰を抱かれて突き上げられる。縋りついて求めてる自分がいる。
 不意に身体を起こされて、向かい合った形で膝に乗せられる格好になった。
奥を突く深さが増して苦しくなると、軽く支えられる。身長差、私の頭はネウロの胸に
抱き寄せられる。頭一つ分違うと、自分からキスも出来ないんだな、なんて思ったり。
 背中をぎゅぅっと抱き締められて、胸に頭を押し付けられる。ネウロから鼓動なんて
聞こえるはずはないけれど、体温なんて伝わることもないけれど、ニオイが近付くのは
嬉しかった。抱き締められてるのにほっとしてこっちからも背中に腕を回すと、
お腹の中の圧迫が強くなる。大きくなってるのに震えたら、おでこにキスされる。

「と、途中でおっきくなったり、するんだね」
「ああ、そのようだな。弥子、もっと強く抱き締めろ」
「う、うん」

 声がなんだかいつもより低くてどきどきする。遠慮なくぎゅぅっと抱きついて
上着の背中を握り詰めると、また大きくなった気がした。加減してくれてるはずだけど、
もし突き破られちゃったらどうしようと思う。だって相手は魔人だし、もしかしたら本当は
もっともっと大きいのかもしれないし。頭だってあそこまで変わるんだから――しかもネウロ、
気を抜くとすぐに戻る。
 想像して思わず身体に力を込めると、締め付けられてネウロが小さく声を漏らした。
見上げようとすると頭を掴まれて動けないようにさせられる。
自分勝手、見られたくないなんて、ずるい。
750 ◆zero1/xkZ6 :2006/09/27(水) 17:46:34 ID:gfKTZ/aQ

「見せて、よっ」
「断る……ん、ッ」
「ふぁ、えぃ、えぃっ」
「弥子、締めるな。お前はいつの間にそんなテクを……」
「て、テクとかじゃなくて、だからッ!」
「困った奴だな、こんなことばかり器用だとは」
「器用って言うなー!!」

 笑いを含んだ声に思わず怒鳴ると、またソファーに倒される。身体を捻られて、
今度はうつ伏せの形だ。最初の時と同じ――気付いて少し身体が硬くなる。刹那、
ネウロがぎゅぅっと背中に覆いかぶさってくる。
 ……身長差の関係で、どうやっても押しつぶされてるようにしか感じないけれど。

「怯えるなよ、弥子」
「……ネウロ」

 手を伸ばして、宙を掻く。ぽすんっと手が重ねられて、私は笑う。
 多分、泣き笑い。

「これなら、怖くないよ」

 覆いかぶさる形。ネウロの手足は私よりずっと長いから、すっぽり包まれて、
やっぱりそれは檻みたいだった。でも怖くない。檻は箱じゃなくて手も足も出せる。
腰だけで動かれるのが気持ちよくて、私は小さく声を漏らす。重ねられた一組の手は
指を絡めて、仲が良さそうだなーなんて他人事みたいに思った。私とネウロの手。
押し付けられて潰されてちょっと痛いけれど、こんな関係なのかも、なんて思う。
 押さえられて、でも絡んで。
751 ◆zero1/xkZ6 :2006/09/27(水) 17:47:09 ID:gfKTZ/aQ

「っん、あ、ねうろッ」
「弥子。弥ぁー、子」
「あの、ね、……気持ち良いよ」

 びくっと大きくなるのにちょっとだけ怯えて、だけどちょっとだけ気持ちよくて。
 思わず零れた笑いが、見られてなきゃ良いけれど。
 ネウロも笑ったのが、気配でわかって。
 だから、お腹の奥で、締め付けた。

「ッ弥子、!!」
「っひゃ、ふあ、きゃああぁっ」

 寸前、引き抜かれてお腹に掛かる感触。
 引っかかれたクリトリスに、私も声を上げて――頭の奥が真っ白に、爆ぜる。
 そのまま。
 意識そのものが、爆ぜた。



「……何を泣いている、ヤコ」

 キィッと事務所のドアが開く気配に、私はふるふる頭を振った。両手で覆った顔はそのまま、
相手なんてネウロしかないと判ってるから、動かない。むぅっと小さく唸って、
ネウロが近付いてくるのが判る。がさがさ音がするのはなんだろう。
そもそも、こんな格好の私をほっぽり出して、どこに行ってたんだろう。
 ぐいっと肩を掴まれて覗き込まれるけれど、私は手を退けなかった。
苛立った様子でネウロに手首を掴まれるけれど、それでも抵抗する。
いやだ、いやだ。見られたくない、暴かれたくない。
752 ◆zero1/xkZ6 :2006/09/27(水) 17:47:44 ID:gfKTZ/aQ

「何を泣いている。手を外せ」
「な、泣いてないッ離して!」
「ならば手を外せ!」
「っひゃ!!」

 ぐいっと強い力で腕をねじ上げられる。
 私は真っ赤な顔を、ネウロに晒した。
 泣いてたんじゃなくて、――叫びたいぐらい、恥ずかしいだけの顔を。

 ネウロは一瞬呆けて、はぁああッと盛大な溜息を吐いた。

「な、何よ何よ、初体験終えた女の子なんだから恥じらいに浸ったって良いでしょ!?
 あ、あんなのされたら、恥ずかしくもなるし、ほんと叫びたいぐらいなんだから!
 もうベッドに突っ伏してじたばたしたいぐらいなんだから!!」
「判った判った、貴様のそのゾウリムシ程度の脳みそがキャパシティオーバーで
 混乱しているストレスを発声によって発散したい衝動に駆られているのはよーく理解した。
 だがヤコよ、所詮貴様はどうあがいても豆腐なのだ。過ぎたことに喚くのはやめておけ」
「張本人がなにを、あんむ」

 あぐあぐあぐ、ごっくん。
 うん、おいしい。
 考える前に飲み込んだ、口に突っ込まれたものは、若菜のたこ焼き。
 ネウロが抱えたビニール袋、多分いっぱいに詰められてるんだろう。
 ……じゅるり。
753 ◆zero1/xkZ6 :2006/09/27(水) 17:48:26 ID:gfKTZ/aQ

「やはり貴様は色気より食い気だな」
「食べて良いの?」
「我が輩はこちらの食料を消化できる器官は持たんのだぞ。貴様に恵んでやる以外に
 どうしてこんなものを買ってくる必要があるのだ」
「やったあああ!」

 両腕を上げて袋に飛びつくと、呆れたネウロに上着を掛けられる。
それから腰を抱き寄せられて、ぽすんっと膝に座らされた。でもたこ焼きの前には
そんなことは些事、私は迷わずほこほこのそれに串を刺す。外はカリカリ中はとろーり、
ソースと鰹節の香ばしさにうっとりすれば、ネウロに笑われる。

「お前は単純だ」
「ふぁによ、食べ物は正義なんだからっ!」
「別に構わん、それで良い。変に複雑にならなくて」
「あぐ」
「奴隷人形なのだからな、扱いやすくいろ」
「んむうー!!」

 まあ良いか、今は奴隷人形でも。
 こんなに優しく餌付けして貰えるなら、悪くも無い。
 それでは、手を合わせて。

「「いただきます」」
754 ◆zero1/xkZ6 :2006/09/27(水) 17:49:07 ID:gfKTZ/aQ
おわり。
なんかもうサイごめんなさい。
755名無しさん@ピンキー:2006/09/27(水) 19:06:24 ID:ReEHjE/W
かかかか、神が降臨されたぞー!!!!!
長文お疲れ様です。鬼畜のち甘々って一粒で二度美味しいな!
前半のネウロがある曲を彷彿とさせてドキドキした。
756名無しさん@ピンキー:2006/09/27(水) 19:24:23 ID:IMmr1F3+
>>730
gggggggj!!!!
前半のヤコの描写最高、と思ったら後半も甘々最高過ぎ!
何回美味しいんだ!すごい良かったです
757名無しさん@ピンキー:2006/09/27(水) 19:44:01 ID:Aa2kAzYC
ネ申光臨!
うわーGJ!!!!!!!!
758名無しさん@ピンキー:2006/09/27(水) 19:46:49 ID:qQ+sYxox
うぉっなにこの神wwwwwwww
そうくるとは思わなかった
759名無しさん@ピンキー:2006/09/27(水) 19:59:11 ID:Bn4YKelL
あ、あなたが神か!?
いやもうホントGJ!ありがとう!!
鬼畜強姦モードのネウロといい真剣に怯えてるヤコいい…
こっちの背筋もリアルにぞわぞわしたよ

>>775
やっぱりある曲思い出すよな
俺だけじゃなくてヨカッタ
760名無しさん@ピンキー:2006/09/27(水) 20:13:07 ID:gfKTZ/aQ
あの曲バレタ(・∀・)
いや、ぴったりだと思うんだ、サビだけなら
全体通しても嫉妬魔人なネウロっぽくて良いかなーとか
761名無しさん@ピンキー:2006/09/27(水) 20:59:17 ID:oTdxfd5N
うおおおおお最高だ神よ!!!
物凄く引き込まれて読みながらドキドキしたりぞくぞくしたりしたよ!

>>759
丁度聞いててびっくらこいたよ自分は。
個人的には吸血鬼の方もネウヤコっぽいと思うんだよな。ってスレチか。
762名無しさん@ピンキー:2006/09/27(水) 21:48:20 ID:Bn4YKelL
>>760
>>761
思わぬところでナカマ発見だな
個人的にはシスターもそれっぽいと思う
逆になるけど
エロ系のは激しい感じがネウヤコを彷彿とさせるな…
うん、まぁスレチだからこのへんにしとくか
とにかくネ申GJ!!
763名無しさん@ピンキー:2006/09/27(水) 22:19:49 ID:VoXWNl2R
GJです!
でも投下前に、もいっかい鬼畜注意を宣言して欲しかったでつ。
鬼畜は平気だけど錯乱系はちと苦手…
764名無しさん@ピンキー:2006/09/27(水) 22:31:40 ID:3z2HINOA
GJGJです!!こんな複雑な話書けるなんてすごい!
前半のドSっぷりにどきどきハラハラしっぱなしだった。
そして後半の甘さも良いです。

その曲ってまさか・・・と思ったけど>>762で確信した。
文字通り、まさにドSな曲ですね。
しかし岡田あーみんといい・・ここは思わぬ仲間が集まるなあ。
765名無しさん@ピンキー:2006/09/27(水) 22:36:45 ID:m8Yc0vax
もうネウヤコ神の仕業としか思えないgj!!!
766名無しさん@ピンキー:2006/09/27(水) 23:01:11 ID:8/UGu0Co
エロもストーリーもクオリティーたけえぇぇぇぇ!!!!
まさしくGOD JOB!!!!
767名無しさん@ピンキー:2006/09/27(水) 23:13:55 ID:rJIWy7+0
まさに
G O D  J O B

神よ、ありがとう。
768名無しさん@ピンキー:2006/09/27(水) 23:46:39 ID:PuKirIIs
GJ!!!
なんでだろ目から汗出しながら見た。
769名無しさん@ピンキー:2006/09/28(木) 00:24:48 ID:cdmYvUBV
ものすごい大きなミス(自業自得)をしてへこんでたんだけど
ふっとんだ

あああありがとう神よぉぉおおお!
770名無しさん@ピンキー:2006/09/28(木) 00:25:26 ID:DzKHBEiY
俺も何か目から汗出しながら読んだ…切なくて、甘くて、エロくて最高だ!!GJ!GJ!!!!
771名無しさん@ピンキー:2006/09/28(木) 00:36:17 ID:pUnqO4Ml
ネ申が降臨された!ネ申が降臨された!

雰囲気も話の内容も最高です!!!!
772名無しさん@ピンキー:2006/09/28(木) 00:38:48 ID:OwGRQWWa
何だろう、この感動は。
展開にドキドキしながら読んだよ。
最後の幸せそうな二人に、俺も目から変な汗が出てる。
773名無しさん@ピンキー:2006/09/28(木) 00:50:54 ID:W1FUwUYl
ネウヤコの身長差(*´Д`)ハァハァ
774名無しさん@ピンキー:2006/09/28(木) 00:54:30 ID:qhb50orX
ぎゃー!GJGJGJ百万回GJ!!!!

すごい良かった鬼畜も、甘甘も。両方あるから美味しい展開
こんなすんばらしいもの読めて幸せです!!
775名無しさん@ピンキー:2006/09/28(木) 00:59:04 ID:biKpmDhV
>763 ごめん、鬼畜と錯乱は区別するべきだった
>773 身長差は力入れてたw
あと、『普通の女の子っぽさ』『言葉攻め』『弥子の呼び方』
が、個人的なフェチポイントだった

あまりにもサイに失礼な話だったので、後日サイヤコの処女破瓜編書くよ
776名無しさん@ピンキー:2006/09/28(木) 01:42:39 ID:OwGRQWWa
>>775
ドンマイ。
超絶神作品を書かれた方のこだわり、なるほどと思ったよ。
サイヤコの処女破瓜、楽しみにしてる。

今、以前書いたものの続き書いてるので、この流れの中であえて投下する
つもり。
777名無しさん@ピンキー:2006/09/28(木) 02:06:10 ID:cdmYvUBV
>>776
待ってます。

エーロ・ゴシカァン!
この呪文、効くんじゃないのか、ほんとに。
これがはやりだしてから神降臨回数が増えた気がする
778恋愛浸透 1:2006/09/28(木) 02:44:09 ID:OwGRQWWa
ネウロは相変わらずスキンシップにハマっていた。
最近じゃ、誰かが側にいる時でもデカい犬がじゃれつくような態度を見せるから調子が
狂う。あまりにも隣にいるのが嬉しくて仕方がないという感じなので、この前まで何か
の自己満足プレイなのではと思っていたぐらいだ。
にしてはやけに続いているから、ようやく私に対する態度も表情も本気なのかなと気
付いたぐらいで。
だって、これまでのことを考えればネウロの言動には警戒してもし過ぎることなんかな
かった。むしろ、いつも精神的にバリヤ張ってないと、こっちの心身が持たないと思っ
たことだって数え切れない。
だから、最近の変化には戸惑っている。全くどうしたんだろうこいつ。
変に気を遣う素振りを見せたり、驚くほど優しくなったりで全然らしくない。
手の内見せるにしても無防備過ぎだし、やっぱなんかキャラ変わったんじゃない?そ
う思える色々なことが、これからは普通になっていくのかなあ。あれだけ事件現場に
出向くことを無理強いされて嫌な気分になったり、叩かれて痛い思いしたり、溜息つき
ながら仕方なく言う通りにしていたちょっと前のブルーな日々は、もうネウロの中では
ないことになったのかな。
その辺は、まだ私の中で割り切れない部分なんだけど。
とりあえず、それ以外はおおむね円満に進んでいる。嫌になるほど順調に。

朝方から降り続いていた雨は昼過ぎにはすっかり上がって、雲の間からは晴れ間さ
え見えていた。あんまり暑くならないといいんだけど。そう思いながら私は今日も事務
所のドアを開いた。ここ最近の経験上、事務所内で一日を何事も無くまともに過ごせ
たことなんかない。
いつもお預けを食った犬みたいにじりじりと待ち構えているネウロに、必ず何かされる
からだ。『何か』の内容はもちろん言うまでもなくアレなんだけど。
痛いとか苦しいことじゃないから、まあいい。
こんなことを考えるぐらいだから、私も大概感覚がネウロに影響されて麻痺してる、と
もたまに思ったりする。
779恋愛浸透 2:2006/09/28(木) 02:44:51 ID:OwGRQWWa
「ヤコか」
ドアを叩いたりベルを鳴らさない来客なんて、私以外にはいない。
「うん、ただいま」
「今日も定時だな」
なのにいつもネウロは分かっている癖に勿体をつける。それでいて下心もエロっ気も
満々なのに。とはさすがに今のネウロにですら言えない。私だってまだ命が大事だ。
なのに、その後のことはいつも同じだ。
あーあ、やっぱり私、ネウロとのセックスが好きなのは否定出来ないんだよね。ちょっ
と妥協してプライドをなくせば、その先にあるアラベスク模様さながらの夢幻が広がっ
ているんだし。

「…ン」
習慣のようになっていることとはいえ、やっぱり制服を脱がされたり足を開かれたら恥
ずかしいし萎縮する。そんな私の様子をいつも面白そうに眺めながら、ネウロはます
ます興が乗ってきているようで形ばかりの抵抗も気にならないらしい。
「ネウロ、そんなトコばっかり見ないでよぉっ…」
ソファーに沈められ、全部脱がされた私は局部にちくちく刺さる視線に頬がひどく熱く
なる。よりにもよって、一番見られたくない場所なのに。小学生の時、バスルームで
一度だけ鏡で見たことがあったけど、とんでもなかった。何というか…何もかもをこれ
でもかと呑み込んでしまいそうな慎みのない色と造形。それが自分の体の中にある
なんて今でも信じられない。
「何を言う、貴様が一番素直になっている部分だぞ。そら、こうするとどうだ」
「言わないでっ…てか、触らないでぇ…」
この変態エロ魔人の前で真っ赤に色付いているだろうクリトリスを、ちょんちょんと指
先でつつかれ、私は切ない声を上げるしかなかった。ぶっちゃけ、挿入されるよりも
そこへのピンポイントな攻撃には弱い。
そんな私の反応を満足げに眺めながら、ネウロは嬉しそうに抱き寄せてきた。
「まあ気にするな、万が一何かがあったとしても、責任は取ってやる」
780恋愛浸透 3:2006/09/28(木) 02:45:42 ID:OwGRQWWa
そら来た。
大抵の男は口先ばかりそう言う。大抵が言い逃れに過ぎない。
なのに、ネウロの言葉の意味は正反対だ。こればかりは遥かに世の男よりは遥かに
ましだと言ってもいいだろうか。最初から、これはと思った女に子を産ませる為の方便
でしかない。そう思っていたのに。
「あんたは、それが目的だもんね」
「ふむ、良く分かったな」
悪びれもせず、魔界から来た男はしれっと本心を言ってのけた。こうなると、一体どこ
に本音があるのか分からなくなる。アラベスク模様のその先まで行かなければ届か
ないのだろうか。
「貴様になら、そう思ってもおかしくなかろう」
「…ふーん」
まさか情事の最中にこんな展開になるとは思わなかった。存外この魔人は私に本気
のようで、わざと煽る台詞を言ったことに心ならずも罪悪感を抱くしかないじゃない。
だって、これほどダイレクトに好意を示してくれる相手になら、誰だって心が蕩ける。
「もっと我が輩を見ろ」
すぐにでも横道に逸れそうな気持ちが、一気に目の前に引き戻された。視線の先に
あるのはまっすぐに見つめてくる二つの目。そこに今まで見たことのない純粋さを感
じて、私はひどく戸惑う。
「…ネウロ」
「ヤコ、言葉に嘘偽りはないぞ」
「そうね、あんたならね」
今、ネウロのベクトルは私一人に全て向いている。本音を言えば、これほどされて好
意を持たない訳がない。
簡単に言えば好きなのだろう。
だけど、これまでの経緯があってすぐには口にする気がない。絡みつく腕に幸福感を
覚えながらも、肝心要のことだけを口端に残す。
「ネウロ、私は本当の言葉だけを信じてるの」

成り行きで魔人の彼氏を持ったことは、別にどうでもいい。
この世の人間たちの方がよほど恐ろしいと、今は思えるから。



781名無しさん@ピンキー:2006/09/28(木) 02:48:10 ID:OwGRQWWa
投下完了。
ちなみに「きっけは人体構成事件」の続きな。
まあ、このスレ限定だが例の呪文は効くと思うよ。勢いがいいし、女性にも
抵抗がないからさ。
782名無しさん@ピンキー:2006/09/28(木) 02:50:44 ID:KFmGTLku
うわーすげー。神の作品を見た。
あまりに弥子の視点に入りこみ過ぎてサイとの例のシーン、怖くて
本気で吐きそうになったぐらいだ。もちろん誉めてるんだぞ!!
>>730、サイヤコも楽しみだが、あなたの完全シリアスなネウヤコも読みたいな。

ところで>>751>>752の言ってる曲のことがわからん・・・
何かヒントをくれまいか?
783名無しさん@ピンキー:2006/09/28(木) 02:53:25 ID:dJ5CcjM0
>>775
遅ればせながらGJ!!!いい具合に鬼畜な上に甘いのがいい!!

>>778
リアルタイムキタ━!!!!
クールな文体の中に、混じっている甘さがかなりツボに来ました
784782:2006/09/28(木) 02:54:41 ID:KFmGTLku
っと、>>730への感想を書いてる間に別の神が!!

>>778GJ!! 甘々でいいな!!!
しかし本当にここは神の巣窟か・・・すげーなネウロスレ。
785名無しさん@ピンキー:2006/09/28(木) 02:59:11 ID:qhb50orX
今晩は神がお二人もご降臨下さったぁああああ
ほんっと起きてて良かった!!!夜更かし万歳。
>>778
GJ!無邪気なネウロが想像できて禿萌えた。

ほんとここは神スレだと自分も思うよ。よし、寝る前に呪文を言うぞ!
もう毎晩オヤスミじゃなくてこの言葉言うことしようぜw皆の合言葉w
エーロ・ゴシカァン!
786名無しさん@ピンキー:2006/09/28(木) 03:19:00 ID:J0HZoRa4
>>775
最後の「「いただきます」」が二人を集約しててすごくうまいと思った。
サイヤコも楽しみにしてます。

>>781
リアルタイム遭遇できて感激
アラベスク模様ググってしまったw


平日だけど起きててよかった。
さて、眠りにつく前に神々に祈りを捧げようか。
エーロ・ゴシカァン!
787名無しさん@ピンキー:2006/09/28(木) 04:03:39 ID:olFGCmqj
お二方とも本当に素晴らしいです!!まさに神!!!!!!!
皆が言うとおり、ネウロは素晴らしい神々に恵まれてるな!
週に必ず3〜4個投下されるし、クオリティがめちゃくちゃ高い!
しかもネウヤコ好きの自分としてはもう宝の山です。
他の作品だと週に1個投下されればいいぐらいのスレだってあるのに・・・。
ネウロの神々よ!これからも頑張ってください!エーロ・ゴシカァン!!
788名無しさん@ピンキー:2006/09/28(木) 17:24:19 ID:biKpmDhV
|ω・)
サイヤコ強姦書きあがったけど、容量微妙だから次スレのが良いだろうか
789名無しさん@ピンキー:2006/09/28(木) 18:26:59 ID:SIjCYj9p
>>788
|ω・`)か、神…!!
俺はそこらへんよくわからないからお前の判断に任せる。
まぁ、ぶっちゃけるとすげぇ読みたいんだけどwktkしてんだけど
790 ◆ChdC8VZqyE :2006/09/28(木) 20:06:24 ID:Uje/IjAe
残り31kbですね
http://m-pe.tv/u/page.php?uid=3words7&id=24
が25.3kbとの事。
これより相当長かったら次スレの方がいいと思います
791 ◆zero1/xkZ6 :2006/09/28(木) 20:37:35 ID:biKpmDhV
短めだからいけるかな…というわけでサイヤコ強姦。
痛い描写をとくに省いてないので、苦手な人は飛ばしたってください
錯乱はないですー
792 ◆zero1/xkZ6 :2006/09/28(木) 20:38:35 ID:biKpmDhV
「あー、えーっと。
 アローアローアロー。俺の名前はない。よくわかんない。とりあえずはサイ。
 怪盗X.I。助手の名前はアイ。特技は人体箱詰めとか、怪盗とか、そんな感じ。
 あとはこんな――風に、人に化けることだな。このような輩に化けることも出来れば
 ――こんな、女子高生に化けることも出来ちゃう。わりと完璧にね。
 ここまですれば本人だって嫌でも説得力があるよね。多分。まあ、俺って結構単純なとこあるし。

 で、本題はこれ。メッセージだ。
 このビデオを確実に見ること。出来れば毎日。
 忘れないように。忘れても良いように。

 んじゃね、未来の『俺』。ばいばい」

793 ◆zero1/xkZ6 :2006/09/28(木) 20:39:10 ID:biKpmDhV
 今現在の記憶に限って言うなら、女の子を抱くは初めてじゃない。と思う。
アイにそこまで立ち入ったことを管理されてるとはあんまり思いたくないから裏づけは
出来ないけれど、多分そう。自分の記憶をどこまで信用して良いか判らないけれど、
セックスの経験はあるはずだ。
 でもそれは自分個人としての欲求じゃなく、演技の延長である色が強かったと思う。
この人間ならこの状況で目の前の女を抱かなくてはならない。本能的な本来の衝動とは
かけ離れた打算があっての行動だから、どこかでそれは正しくない。人の中身を見ることに
対する欲求が三大欲を上回ったりしちゃう自分ぐらいに、タダシクナイ。
 だから、こうやって本来の自分――多分、本来の自分の性質である『X』を全面に押し出した
形で人とセックスをするって言うのは、初めての行為かもしれない。この限られたフィールドに
おいては、きっと多分そうなんだろう。

「おはよう、ヤコちゃん?」

 コンクリートの床に転がされた女子高生の目がちぱちぱ瞬くのに気付いて、俺は彼女を
覗き込んだ。場所はアイに適当に手配させた廃屋で、近くに人の気配はない。適当に
詰めちゃったし。アイが制服を調達するまでの間留守番をしているように言われたんだけど、
退屈だった。だから、かるーくナイフでこの子――桂木弥子の頬を突いたりしていた。
気絶していたとは言え外部刺激に身体は敏感だ、命に関わる可能性を野生が示唆する。
目覚めた彼女は、うとうとしてから――ハッと、眼を見開いた。
 同時に身体を起こそうとして、縛られているのに気付く。とにかく脱走不可能なように膝を
曲げた形で固定された脚と、後ろ手に縛られた腕は、正直マニアックだった。自分の名誉の
ために言うけど俺の趣味じゃない、アイの趣味。と言うか、しごく合理的(らしい)判断。

「な、なにッX……な、なんで私ッここ、どこ!?」
「本当に君は言うことやることなすこと月並みで普通の子だよねぇ。夢だと思って寝直したり
 したほうが肝が据わってて面白そうなのに」
「いや別に私は誰かを楽しませるために生きてるわけじゃないから! って言うか本当、なに、この状況」
794 ◆zero1/xkZ6 :2006/09/28(木) 20:39:44 ID:biKpmDhV

 青ざめた様子が判って俺は微笑む。薄暗い屋内だから、やっぱり顔は白いぐらいが
映えて良い。絵としては。
 身体の自由が完全に奪われていることと、俺の存在。たっぷり時間をかけてそれを認識
したらしい彼女は、硬い唾を無理矢理飲み込むようにこくんっと細い喉を鳴らした。華奢な脚に
食い込んで擦れるロープが痛そうだな、なんて考えながら、パイプ椅子の背凭れを跨ぐ形で
座っている俺を見上げる。目を合わせるように乗り出すと、ぎしっと金属が軋む音がした。

「どしたの、ヤコちゃん」
「ネウロを呼び出すエサ……にする、つもり?」
「あれ、思ったより落ち着いてた」

 わー、ぱちぱち。俺は素直に感嘆して手を鳴らす。

「もっと泣き喚いて命乞いとかして暴れるかと思ってたのに。だって俺、ほら、殺人鬼だよ?
 えっと、連続強盗猟奇殺人犯……とか、そんな感じ。身動き取れない格好でそんな奴の前に
放り出されて、なんで殺される不安より先に、あの助手さんの話になるのかな」
「新聞ぐらい読んでるし、知ってるもの。……怪盗Xは連続強盗猟奇殺人犯。誘拐は範疇じゃ
 ないし、今までの被害者は殆ど行き当たりばったりなイメージがある。少なくとも発覚している
 限りでは。だから私をこうして誘拐して、意識を取り戻すのは構わないけれど逃げないように、
 って手段を取るなら、目的が今までと逸脱してると考えて良い。私の近くでXの興味を惹きそう
 なのなんて、ネウロぐらいだから……消去法」
「ふうん、合格点。そっか、命の危機に遭遇すると人間の身体能力って上がるらしいもんね。
 火事場の馬鹿力って言うんだっけ、頭脳労働効率にも関係するのかな」

 出来るだけ挑発的に言ってみたつもりだったけれど、彼女は何も言わないでただ押し黙っている。
紙のように白く見える顔から落ちた冷や汗が、コンクリートが剥き出しの床にポタリと音を立てて落ちた。
 あの変な助手には馬鹿にされるとすぐ食って掛かったりリアクションするのに、俺にはそうしない
らしい。案外と人見知りするのかな? 出会ったばかりの人には突っ込めないとか、そんな感じ?
795 ◆zero1/xkZ6 :2006/09/28(木) 20:40:19 ID:biKpmDhV

 だったらもっと近付いてあげた方が良いのかな。
 そしたらもっと、曝け出してくれるのかも。
 あの魔人を惹き付ける何か――何かを、この脆い上辺の内側を。

 正直俺は、この子の何が『何』なのか、よく判らない。
 どう見てもちょっと頭の悪い女子高生。道徳倫理は人並みにあるから、『頭』って言うのは
純粋に思考のパターン数の少なさと知識不足に関してだ。むしろ同年代の子達よりは身持ちが
硬い方ではあるらしい。性格は食べたら大概のことはどうでも良くなる暢気。人懐こくてだけど
媚びない、快活な性格。アイに調べて貰った結果はそんなものだった。たった一つ、
『女子高生探偵桂木弥子』であることだけが個性だと。
 どうしてあいつは、こんな女の子を選んだのか。奇人で異質の男、もしかしたら、俺と同じ
ぐらい変なのかもしれない男。あいつが選んだ理由が判らないから、それを解体したくて仕方ない。
細胞まで見たら判るのかと思うけれど、それは最後の手段だと思う。まだ、あいつとの関係を
そんなに動かすのは、勿体無い。

 椅子を鳴らして立ち上がる。裸足の足をぺたぺたさせて、俺は彼女の前にしゃがみこんだ。
多分体格はそんなに変わらない、とは言っても、俺の身体なんてどれも便宜上の形ばかりだから、
意味なんかない。口唇をきゅぅっと食いしばって視線をそらすのを、覗き込むようにする。
近付いて判ったのは、肩が小さく震えていること。
 スカートから伸びた脚も、肩も首筋も女の子らしく細い髪も、何もかもが小さく小さく震えていた。
それがどこから来るものなのか確かめたくて、俺は手を伸ばしてみる。ビクンッと大きく跳ねた
身体が退くのを許さないように、ベストの胸倉を掴んだ。手に伝わるのは早い鼓動、近くで、
心臓が揺れている。
 くすくす、俺は思わず笑みを零した。
 なぁんだ。やっぱり、普通の女の子だ。
796 ◆zero1/xkZ6 :2006/09/28(木) 20:40:54 ID:biKpmDhV

「あんた変だね」
「…………」
「普通だから、変だ。俺だってアイを助手にしてるけど、あいつだって普通じゃない――
 何しても文句言わないし、何しなくても同じだ。人を殺しても靴を履かなくても、反応なんて変わんない」
「ぅ、う」
「でもあんたは違う。人殺しがいたら怯えて、攫われたら喚いて、ご飯食べたら嬉しくて。
 普通なぐらい普通なのに、なんで」

 顎を掴む。顔を近づけて、ぎりぎりの距離で覗き込む。

「なんであんた、ここにいるんだろ」

 涙を零して、だけど悲鳴は噛み殺した。

「それが、変だよ」

 雫はぺろりと、舐めてみた。

「あのさ、変なのと一緒にいられるのって、それと対抗できるぐらい変でなきゃ無理だと思うんだ
 よね。思いつきなんだけど。でなきゃ飲み込まれてとばっちりばっかりで、結局消える。
 離れるか死ぬか判らないけど。でもあんたは本当にただの女の子で、
 普通の女子高生なんだもん。おかしいよ」
「う、ぅ」
「普通の子が、一緒にいられるはずなんか、ないのに」

 忘れてしまう。
 自分の形さえ、無くしてしまう。
 そんな俺と一緒にいられる『ふつうのひと』なんて、どこにもいない。
 そんな俺と一緒のあいつに『ふつうのひと』がいるなんて、ずるい。
 ああそっか、もしかして羨ましいのかも、俺。
797 ◆zero1/xkZ6 :2006/09/28(木) 20:41:30 ID:biKpmDhV

 彼女はちらりと俺を見て、不安そうにおずおずと、口唇を開く。

「……寂しいの?」

 目の前が赤くなったから、顔をぐーで殴り倒してみた。

「ッ、いたっ」
「殴ったからね。んー、えっと……ごめん、ちょっとむかついたかも」
「う、え?」
「うん、多分俺はむかついてるんだと思う。安っぽい同情とか同調とかそういうのはどうでも
 良いんだ、ただ俺は知りたいだけだから。でも、なんか、あんたに言われると苛々する。だから」

 理由なんて知らない。今判らなくてもどうせ、疑問すら忘れる。答えだって忘れるだろう。
だからどうでも良い、俺は身体の形をゆっくり崩して作り変える。怯えた彼女はずりずり身体を
捩るけれど、四肢が綺麗に封じられているんじゃ、芋虫ほども動けないだろう。異常、変異体。
そんな男の傍にいる彼女でも、俺の変態には目を瞠る。

 驚くなよ、怯えるなよ。
 癪に障るなあ。

 視点の高さが変わる。身体つきも大分違う様子になった自分の腕を見て、俺は確認する
ように触れた。肩幅、腰の位置、脚の長さ。多分こんな感じだったと思う。別に精密に化ける
必要は無い、ただ、この普通の女の子に嫌がらせ出来る程度に形を整えればそれで良い。
 かぱ、っと口を開けて、俺は笑った。

「この姿で犯してやろう、ヤコよ」

 ぶちんっと、彼女が噛み締めていた口唇が切れた。

「い、いや、やだッやだ、触らないでッ!!」
「何を嫌がるヤコ、我が輩が貴様に触れることなど日常茶飯事だろう? 今更何の不都合がある」
「やめてよXッいや、ああぁああ!!」
798 ◆zero1/xkZ6 :2006/09/28(木) 20:42:05 ID:biKpmDhV

 怯える姿まで月並みだと思う。ぼろぼろ涙を零しながら引き攣った声で身体を捩るけれど、
リーチの伸びた俺の身体と、殆ど達磨状態の彼女とじゃ力の差がありすぎた。手を伸ばして
頭を鷲掴みにして、床に打ち付ける。額が割れたのか血のニオイがした。コンクリートの床じゃあ
ちょっと痛かったかもな、なんて思いながら、俺は無感情に彼女のスカートを捲る。
カピバラ柄のぱんつって。幼稚園児でも首を傾げるセンスだ、これは普通じゃないかも。
でもこんな異質は別に求めてもいないかも。
 脳震盪でも起こしたのか、ぐったりした彼女の頭を離して、俺は制服とベストをたくし上げた。
縛ってるから結構面倒だな、でも解いたらアイが怒るかもしんないし。仕方ないから出来る限り
このままでするか。ショーツに指を引っ掛けて下ろすと、涙と血で汚れた顔が俺の方を向く。
不細工な顔だ。鼻水出そうだし。

「やだ、やだ……やめてよ、やめ……」
「何が嫌だ? 嫌だとしてもこの状況下で貴様が我が輩をどうこう出来る法でもあるのか?
 ただの人間のゴミムシ程度の貴様に発言権など特に無い。黙っていろ、耳障りだ」
「やだ、X、いやっ」
「もっと呼んでよ」

 一瞬演技を忘れたのは、なんでだろう。

「もっと呼んでよ、サイって。あいつの格好に犯されながら俺を呼ぶなんて、面白そうだよ。
 倒錯的って言うんだっけ、こういうの」
「っひ、やだ触んないで、触らないでよ!!」
「我が輩に触れられるのが不満とは随分な言い草だな、ヤコよ。貴様にはたっぷりと
 調教をくれてやらねばならぬようだ」
799 ◆zero1/xkZ6 :2006/09/28(木) 20:42:40 ID:biKpmDhV

 下着を無理矢理下ろす、でも足は縛ってあるから脱がすことは出来ないし、あまり脚も
広げさせられないのは不便だ。結び目が変わったらばれるだろうし、仕方ないから
そのままにさせる。うつ伏せた身体、晒されたおしりをむにっと掴むと、彼女は甲高い
悲鳴を上げた。煩い、ちょっと、耳障り。
 手の尺の所為なのか、白いそれはなんだか華奢で小さくて子供みたいだった。
片手で結構な部分を覆ってしまえるぐらいのそれ。随分食べるはずなのに、その気配が
全然無いのがおかしかった。成長に使い切ってしまう子供じゃあるまいし。頼りないそれを、
むにむに乱暴に揉んでみる。緊張しているのか硬くて触り心地があまり良くない。
手を離して、ひっぱたく。

「い、いたああ!」
「もっと力を抜け、触り心地が悪いぞ。ただでさえ貧相な身体なのだから少しはこちらを
 満足させようと思え。貴様の脳みそは豆腐か」
「いたい、たたかないで、やだぁああ!」

 ひっくひっく、しゃくり上げる声は色気とかそういう気配がまるでない。やっぱり子供みたいに、
むずがるだけだ。子供。高校生って子供かな、よく判らないや。自分の年もわからないから、
その当時の自分がどうだったのか、判らないし。
 胸の奥が苛々してちりちりする。引っ叩く力を強くすると、また泣き声が上がった。お仕置き
される子供みたいなそれが響くと、ちょっとだけ、気が晴れる。
 高校生。子供かどうかは判らないけれど、それはセックスが暴力として成立する年齢だ。
下着を下ろされて痛めつけられて、彼女はぼろぼろの顔で俺を見る。懇願してる。
やめて欲しいとも怯えた目に映るのは――だけど俺じゃない。それがなんだかまた癪だった。
掴んだおしり、ぐいっと左右に開くと、また悲鳴。

「お前はどこもかしこも子供のようだな、ここもぴったりとくっ付いてまるで成熟していない。
 濡れたことぐらいあるだろう、まさかその年で自慰も知らんのか?」
「ひ、やだ、さわるなッやだあサイぃ!!」
「ならばこの我が輩が直々に手ほどきをしてやろう。感謝しろよ、ヤコ」
「さいッサイ、やめてよぉ!!」
800 ◆zero1/xkZ6 :2006/09/28(木) 20:43:21 ID:biKpmDhV

 ああ呼ばれてる。
 なんだかちょっと楽しい。

 べろりと長い指を舐めて、俺は無理矢理広げた性器に触れる。ふにふに柔らかい感触は
気持ち良いけれど、もう少し濡れてなきゃそもそも入れることも出来ないだろう。恐怖って
十分欲情を煽るはずなんだけどな、生存本能を上げるとかで――だからレイプは妊娠率が
高くなる。皮肉なもんだけど。
 やっぱり子供なのかと、判りやすい性感帯を探る。肉薄で骨ばった脚なのに、そこは柔らかで
気持ちが良かった。こういうところに脂肪がつくのは女の人特有らしいから、
一応子供じゃないのか――指先に触れた小さなしこりは、小さくて殆ど埋まっていた。
弄ったことがないのかもしれない。

「お前はどこもかしこも成長不足だな、ヤコよ」
「きもちわる、ぃ、さわらなぁ」
「肉襞に性感帯が埋もれてしまっているではないか。我が輩が手ずから掘り出してやろうと
 言うのだ、感謝しろよ。手間のかかる子供めが」
「や、やだ、そんなとこ触るの、やぁあ」

 ヒクヒクと喉を鳴らして、涙も枯れた様子の彼女が声を零す。俺はにっこり微笑んで、
指先で捕らえていたクリトリスの包皮を爪で引っ掻いた。同時に膣に指を突っ込めば、
キツく締め付ける場所が潤んでいく様子がリアルに感じられる。どうやっても逆らえない
身体の機能だ。ぐりぐり乱暴に混ぜて広げるようにすると、うぐ、と喉を鳴らされる。気持ち悪い
んだろうけれど、気にしない。

「雌を責められた気分はどうだ? 淫乱め、掻かれた瞬間に愛液が滲み出してきたぞ。
 我が輩の指をどろどろに嘗め回している。淫乱な口だ」
「ちが、ちがぁ、きもちわるぅ、よ」
「お前は不快感で性器を濡らすのか? 淫乱の犬め、欲しがる目になって鳴いて見せれば
 とびっきりをくれてやるぞ」
「いら、な……」
801 ◆zero1/xkZ6 :2006/09/28(木) 20:43:57 ID:biKpmDhV
 ぐったりと床に顔をつけて、しゃくり上げながら彼女は泣く。征服したみたいな心地が
気持ちよくて、俺は笑いながら指を激しく動かした。三本に増やしてばらばらに動かすと、
十分に行き渡ったらしい愛液が手首まで飛び散ってくる。
 何も反応しないで、諦めたようにしているのがつまらない。仕方なく俺は縛られた彼女の脚と
腰を抱え上げて膝に乗せた。便利な身体だと思う、大概のことは力が要らない。このぐらいの
尺が良いのかな? でも、流石に長すぎて目立つから、却下か。
 下着が引っ掛かって足を広げられないのは少し不便だったけれど、その分きつくて良いだろう。
彼女の方は大変かもしれないけれど、ここまでやったらどうってこともないはずだ。
自分の性器を出してみると、どうしてだか完全に発情して反り返っている。そんなに気分だった
わけじゃなかったんだけど、なんでだろう。
 どろどろした先走りと愛液を混ぜるように入り口に当てると、その身体が震えた。

「お、とうさ……おかぁー、さ……」
「ヤコ、嬉しいだろう? この我が輩が、貴様と繋がってやる」
「かなぇ、ささづ、かさ……ごだ……」
「嬉しいと言え」
「ねぅ、ろぉ」

 零された名前、沸いた苛立ちのままに、ぶちこむ。

「ひっぎぃ、いやぁぁああああああああ!!」

 わんわんわん、と音が反響した気がした。顔を顰めながら体重を掛けて、それでも一気に
突き入れる。引く事も気遣うことも必要ない、ただ、したいのは陵辱行為。苛々するから、
苛々させられたから、それを発散したい。小さなおしりと細い腰を引き寄せて、きついナカを
勢いに任せて犯す。脚を閉じているだけでないキツさに息を漏らせば、ぶちん、と小さな感触が
伝わった。同時に滑るように奥まで到達すると、彼女の背中が限界まで反らせられる。

「や、やああ、ああああああ」
「血……これって」
802 ◆zero1/xkZ6 :2006/09/28(木) 20:44:32 ID:biKpmDhV

 零れだした赤色は変にぬめって、ただの流血でないことが判る。俺は笑って、彼女の頭を
掴んだ。無理矢理に目を合わせて、べろりと頬を舐める――もしかしたら涙を舐める。
キスぐらいは遠慮してあげる。誰にかは判らないけれど、それ以上のものを、奪えたから。
少しぐらいはおまけしてやっても良い。

「そっか、初めてなんだね」
「っふ、く……ふぇえ……」
「とっくにそんなの終わってると思ってたのに、そっかぁ――ならば精々、たっぷり堪能して
 やろうなぁ? ヤコよ」
「やぁ、だ、ねぅろたすけ、て」

 呼んで呼んで呼んで。
 その名前じゃない、その名前はいらない。
 でも呼んで欲しい名前が見付からない。
 だから、呼んで。
 『サイ』で良い。
 代用品で、良い。

「ねう、ろ、たすけて、たすけ」
「ヤコちゃん」

 形はそのままで、声はそのままで、心だけ俺で呼ぶ。からかうように、気まぐれに
慈しみなんか混ぜてみたりして。

「汚されちゃったね」
803 ◆zero1/xkZ6 :2006/09/28(木) 20:45:07 ID:biKpmDhV

 腰を突き上げる。狭いそこを突き破る。破られたものを引き裂く。陵辱と言うよりは暴力。
多分コレは強姦と言うより傷害だ。傷つける行為にエクスタシーを感じる。頭を床に押さえつけて、
腹の奥まで探る。全然足りない。もっと解体したい。殺したい。殺して、解体して、並べて揃えて晒して?
 サツジンキ。見たいのは箱のナカ。腹のナカ。
 真っ赤な血が零れてくるんだから、この奥はきっと真っ赤なんだろう。俺の作る箱よりも
もっと鮮烈な赤だ。どす黒い死んだ血じゃなくて、生きた綺麗なそれが詰まってる。開いたら
変わってしまうものが。それが見たい。この中にに入りたい。足りない、渇望、空腹にも良く似た。
この感覚は、知らない。知らないような、気がする。本当のことなんて、きっとアイにも判らない。
 何度も何度も打ち付けると、肉同士が擦れあってパンパンと音がした。ぐちゅぐちゅと卑猥な響き、
ぼとぼと落ちるのは愛液。小さな冷や汗よりもっと正直な身体の反応。呆然と無反応な彼女の
本心が見える気がして、もっと強く犯す。呼吸もままならないぐらい、夢中で。

 気持ち良い、と思う。
 目が眩んで、かりそめの姿も忘れそうだ。

 じゅぽんッと一旦引き抜いたそれを、最初と同じように力ずくで奥に突っ込む。突き当りの
部分がヒクヒクと痙攣して、ぎゅぅーっと締め付けてきた。愛されるような錯覚が気持ち良くて、
思わず笑みが零れる。彼女の背中にぼとぼと唾液を零してしまう。

「ッ、や、やぁぁああぁ」
「ん、んんっふ、ん、出すよ、ヤコちゃん」
「やだあ、こないで……やだ、やだぁぁあああ!!」

 キツい収縮、奥がぱくぱく開く気配。
 俺は注ぎ込むように吐き出す。
 全部全部食べられてしまうように、腰を小刻みに打ちつけて。
 ―――― 一瞬、一瞬だけ。
 あいつがどうしてこの子なのか、判った気がした。
 錯覚が、零れだした。
804 ◆zero1/xkZ6 :2006/09/28(木) 20:45:42 ID:biKpmDhV


「……サイ。お楽しみだったようですね」
「ああ、アイお帰り。やっぱり見てた?」

 いつもの格好に戻って、打ち捨てられて気絶した彼女を椅子から見下ろす。そんな俺に
呆れた視線を向けながら、アイは頷いた。アイが俺達を見張れるよう念のために仕掛けて
いったカメラは、壁際に転がっている。一部始終を見ていたんだろう、まあ――調達作業を
中断して戻ってくるべき事態は、何も起こってない。アイの中の認識なんて、そんなものだ。
 足元に転がされた彼女が身に着けるものと同じ制服を俺に差し出して、アイはカメラを
回収する。特に何もなかったから、動画を破棄するつもりなんだろう。俺はそれを奪い取って、
レンズに向かう。

「ねぇアイ、これちょーだい?」
「ええ、構いませんが」
「ありがと。――さて、俺」

 俺は呼びかける。このビデオを見るだろう、未来の自分に。

「忘れるな。俺はあの時、なんか見えた気がした。腹の中の箱の中、理由が見えた
 気がしたんだ――きっと、あるはずだと思う。あの子は普通なんかじゃない。でなきゃ」

 でなきゃ。

「でなきゃ、一人ぼっちのあいつが、選んだりするはずないんだから」

 それはもしかしたら、負け惜しみかもしれなかった。

805 ◆zero1/xkZ6 :2006/09/28(木) 20:46:16 ID:biKpmDhV

 二袋目のポテトチップを食べ終わったところで、ビデオは終わった。
 記憶は辛うじて残っているけれど、それももう大分霞んでいるような気がする。
最近は細胞の入れ替わりが早すぎて、昨日アイに作って貰ったおやつがなんだったのかも
よく思い出せない。だから、このときの感覚も近いうちに永遠に判らなくなってしまうんだろう
――どうしようも、ない。だけど、悔しい。
 白いベッドにごろりと転がる。ビジネスホテルの狭い一室、俺は天井を見上げて、ぼんやりと思考する。

 記憶が消えてしまったら、あの時感じた『何か』もきっとなくなってしまうんだろう。
いつものように一人ぼっちな自分しか未来に残されない。そんなのは嫌だと思う。
嫌なあいつの顔をしてる自分が、いつまでも手元で形骸として笑うのも癪だ。
まるで異邦人の様相の自分。彼女に呼ばれない、自分。

 目を閉じる。ちりちり胸が苛立つ。
 電話を引き寄せて、俺はアイを呼び出した。

『サイ、どうしましたか』
「今から渡すビデオ、一本ダビングして。いや――見やすいようにDVDが良いかな。なるべく早く」
『判りました』
「そしたらそれをさ、



 ――――桂木弥子の探偵事務所に送りつけて。脳噛ネウロ様、親展でね」
806 ◆zero1/xkZ6 :2006/09/28(木) 20:48:17 ID:biKpmDhV
終わり。今回はstrangerともう一曲。
あと一本で完結する予定。

>782 ジャンヌダルク「seven」というやつです

あと、スレ立てが無理だった。誰かお願いします、ごめんなさい。
807名無しさん@ピンキー:2006/09/28(木) 20:53:32 ID:EhQU22B8
>>806
まさに外道…!



というかスゲー読みごたえあるSSをありがとう。
マスター、>>806に何かふるまってやってくれ。
808名無しさん@ピンキー:2006/09/28(木) 21:23:47 ID:Uje/IjAe
乙です。
少し早いけど祝杯代わりに新スレをどうぞ
魔人探偵脳噛ネウロinエロパロ板 第7話
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1159446150/
こちら使い切ってから移動してくださいねー
809名無しさん@ピンキー:2006/09/28(木) 21:26:00 ID:cGIdzm6h
>>806
GJ!なんかね・・凄く外道なんだけどサイの寂しさが伝わってくる。
ホント読み応えある・・そしてあなたの作品は何故か曲が
浮かんできてしまうんだ・・今回は・・夢が黒い人達か?
810名無しさん@ピンキー:2006/09/28(木) 21:50:32 ID:SIjCYj9p
やばい、とにかくやばい、GJ
あんたの文は本当に好きだ。
読んでると不思議な気分になるんだぜ?
811名無しさん@ピンキー:2006/09/28(木) 23:20:20 ID:ffu1KKcp
>>806
こんなに禿しくXが鬼畜外道なのに読後感にアレなカンジが微塵も残らないのは何故
とにかくアナタの作品はGJでは足りん
まさに GOD JOB

というかなんだこのスレ ネ申 過 ぎ
812名無しさん@ピンキー:2006/09/28(木) 23:49:45 ID:nKplkinb
       _、_      グッジョブ!!
      ( ,_ノ` )      n
   / ̄     \    ( E)
  / /フ     /ヽ、 ヽ_//
  ヽ_(ミ)   ノ   ヽ .ノ
    (  .  ヽ
    丿 /♂\ \
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もう勃ちっぱなし濡れっぱなしです。光臨された神々に敬礼!
813名無しさん@ピンキー:2006/09/29(金) 01:12:31 ID:M/gRoRS2
エロ読んでも強姦話読んでもいつもはなんとも思わないんだが、>>806
話だけは本気で恐くて震えがくる。やばい。これが技巧か・・・!

もし良ければ今度はぜひ穏やかな話も書いてくれ>>806
814名無しさん@ピンキー:2006/09/29(金) 01:43:05 ID:gD1sO+ny
>>806
GJ
涙で前が見えないよ
815名無しさん@ピンキー:2006/09/29(金) 01:46:39 ID:UcEh04u+
>>806
・・・素晴らしい!何かもうGJよりももっと感動を端的に伝えられる言葉は
無いものかと考えてしまう程震えた。
セリフ回しや心情からその場の情景が浮かんでくるうえ、芸の細かさ(前作の
ヤコ陵辱ネウロ→実はXに犯されてた→甘々や、今回のXが自分に向けた
ビデオレター作成等)が秀逸!!

自分も何作か投下してる身、もっと上の文章を書ける様精進するよ!
では恒例の・・・エーロ・ゴシカァン!!
816名無しさん@ピンキー:2006/09/29(金) 01:52:52 ID:b+lN9715
サイせつないよサイ
ストーリーが完成してるのがすげぇ。
うまく言えんけど、ただのエロじゃないっていうか…
まさにGod Job!神業!
817名無しさん@ピンキー:2006/09/29(金) 01:59:07 ID:9Dcd5bar
>>727

それなんて片栗粉X
818名無しさん@ピンキー:2006/09/29(金) 02:07:15 ID:jZCnnofX
ああやっと書き込めた。ちょっと前のだけど806さんのネウヤコ凄えです。マジ涙止まらんかった。ゾクッとした。本当ありがとう
819名無しさん@ピンキー:2006/09/29(金) 02:55:21 ID:crqHldsl
思うところあってネタ書いてみた。
アイサイ。
820名無しさん@ピンキー:2006/09/29(金) 02:56:28 ID:oGLmEDX9
ここも容量が残り少なくなったんで、気になったから俺も何か書いたけど
新スレに投下した。
ここ最近の神ラッシュで大賑わいだった現行スレ以上に、新スレも賑わう
といいな。てか、ネウロは作品としてすげーエネルギーあると思う。
821そうろう:2006/09/29(金) 02:56:48 ID:crqHldsl
「Xi様、ちょっと失敗しました」
「どうしたの?」
「スレ立てしたものの、30レス無いとDAT落ちしてしまうのではないでしょうか」
「そうだよね…かと言って俺もまだ新スレに書き込みしたくないんだよね…」
「このままでは2ゲットもされずに埋もれてしまうかもしれません、そこで」
「そこで?」
「ご 協 力 お 願 い し ま す 」
「ひゃああ!!」
822そうろう:2006/09/29(金) 02:57:20 ID:crqHldsl
「本当はもう少し引き伸ばしたくもあり、レス数を伸ばしたくなくもあり」
「か、皮伸ばさないでよ…やだぁ…」
「そのお姿が今のところ馴染んでいるのでしたら、正体もやはり…いえ何も」
「言いたい事ははっきり言っていいんだよ?」
「あ、即死回避に2ゲットしてくださった方が居ます」
「真っ直ぐ見て話して…!」
「見ていいのですか?ならば」
「あっ、ああ…っ」
Xiの顔を凝視して、アイは舐める。いやらしく。
「あなたの感じている顔を見ながら舐める…私も、すごく気持ちがいいです」
823そうろう:2006/09/29(金) 02:59:40 ID:crqHldsl
「ああ、そこ、そこっとってもいいよぉっ」
「口の中で大きくなってきましたね…んっ」
「あ、あああ!!!」
熱い憤りを全て口に溜めることは叶わず、溢れた分は顔にかかり、また首筋を通って喉にこぼれる。
「んっ、んんぅ…」
「アイ、汚しちゃったね。ごめん」
「はっ、はぁはぁ…謝らないでください、こうなる事が私の幸せ。それより、もっと…欲しいです」
「いいよ…俺も、アイの事がほしい」
824そうろう:2006/09/29(金) 03:01:20 ID:crqHldsl
「Xi様の…とってもお熱い」
「アイも…締めてて気持ち、いいよぉっ!」
「あなたが大きいのです」
「気持ち、よく、ないの?」
「気持ちいいですよ…あなたの感じているお顔を見ると、本当に気持ちが良くて」
「何だかアイ冷静なんだもん…あ、ああっ!!!」
「すごく…本当に…熱…あ、ああっ!!!」
「あああ、締めちゃダメだってばぁっ!!!!!」
825そうろう:2006/09/29(金) 03:02:26 ID:crqHldsl
「日付が変わってしまいましたね」
「もう3時だよ」
「…おやつの時間ですね、サイ、あまいのみものをください」
「えっ、ちょっ、あ、ああああ!!!」
「記憶がなくなるまでのませてくださいね」
「そ、そんなぁぁぁぁ、あっ、ひぃっ!」
「新スレに投下も始まったことですし、気を長くしてやってください」
「無理、むりだってばぁ! あああっ!!!!!」

BBSぴんくが未だ続いていること、おめでたく思います。
予断は許されない状況とお聞きしました。
私も日々Xiをちょうky…溺愛しております。
また何かありましたら報告いたしますね。  アイ
826名無しさん@ピンキー:2006/09/29(金) 03:03:27 ID:crqHldsl
>>820
ネタに使わせてもらった、すまない
そして…次スレでも言ったが GJ
827名無しさん@ピンキー:2006/09/29(金) 03:59:09 ID:ZiD6ED13
>806
そのサイからのビデオレター?を見たネウロも読みてぇ。806神のネウロなら
まじで背筋凍りそうな凄いSSになるようなキガス。一考してくれたらウレシス
828名無しさん@ピンキー:2006/09/29(金) 07:14:36 ID:bT30ykJM
>>827
もう書いてあるんでは?

>>792-805の続きが、>>731-753に当たるんだとオモ
829名無しさん@ピンキー:2006/09/29(金) 07:28:28 ID:Nn0OWsdy
>>806
GJ!!!
凌辱物なのに切ない!
しかも台詞の一つ一つまでちゃんとネウヤコの奴の最初の場面に繋がるようになってる
のも凄い
830名無しさん@ピンキー:2006/09/29(金) 07:34:42 ID:Y76/eyQW
生め
831名無しさん@ピンキー:2006/09/29(金) 13:56:15 ID:VioSBWRJ
ネウロエロパロスレ第6話目も、お陰さまで素晴らしい神々のおはしますスレとなりました
ありがたやありがたや
あまねく神々、そして生みの親松井氏に感謝しつつ、埋め埋め
次スレも、神々しい光を放ちますように
832名無しさん@ピンキー:2006/09/29(金) 14:07:52 ID:54gYj8nV
とりあえず落ち回避のため、自分も次スレでネウヤコ投下してきた。
神ラッシュが、次スレでも続きますように願って
エーロ・ゴシカァン!
833名無しさん@ピンキー:2006/09/29(金) 14:42:23 ID:S9LNUckF
今のうちに言っておく
書き込めなくなるのは500kbでなく512kbですた
短編を強く求む!
834ギャグとも呼べないシロモノ。:2006/09/29(金) 16:30:49 ID:54gYj8nV
ネ「ふむ、人間界にはメイド喫茶なるものがあるのか」
弥「え、何、急に」
ネ「なぁヤコよ」
弥「何よ」
ネ「冥土喫茶はないのか?」
弥「は?」
ネ「冥土喫茶だ。チェーンソーや刃物を持ったメイド共が客をお出迎え。客とメイドの壮絶な死闘が繰り広げられる。
そして時間切れまで見事生き残った客が帰る際には、すっかり安心しきっている客に後ろから近付き『逝ってらっしゃいませご主人様』と醜悪な笑みをたたえたメイドが不意打ち攻撃。最終的に客は生きては帰れないというそういうシステムの店はないのかと我が輩は言っ」
弥「ないから。ないからそんなバトルロイヤルな店。あったとしても誰も行かないから」
ネ「むぅ、そうなのか。つまらん」
弥「あったら行く気でしたかネウロさん」
ネ「当然だ。……そうだ、どうせなら今、我が輩と貴様でやってみないか」
弥「遠慮しときます。絶対負けるっていうか死ぬから私」
ネ「遠慮するな。……まぁ、貴様に死なれると色々面倒だからな。なんなら犯るか犯られるかの真剣勝負という事でどうだ」
弥「イヤだ! そっちの方がイヤだ!! ちょっと何鼻息荒げてんの、何そのワキワキと動く手は! いやああぁぁぁぁぁぁぁ!!」

アカネ『頑張って弥子ちゃん! 主導権を握れば勝てるよ! だから頑張って!!』

弥「頑張れねえええぇぇぇえ!!」

お粗末様でした。ありふれたネタでスマソ。
835名無しさん@ピンキー:2006/09/29(金) 18:23:10 ID:S9LNUckF
うんうんありふれて…
ねーよwwwwwwwww
おまいさんの他の作品も読みたいよ
836埋め
「あっ、やだ、やあん!」
「なぜ抵抗する?」
「なぜって、ちょっと…やだ! 変なとこ触んないでよ、ああっ!」
「ふむ。口ではなんだかんだと言いながら体は正直だな、ヤコよ」
「バカ、そんなこと……」
「馬鹿? 貴様我が輩に向かってなんだその口のききかたは」
「きゃっ、いや、あ、だめっ」
「ふん。そろそろ頃合いのようだな」
「え、やだ。ダメダメダメダメ! それだけはっ」
「馬鹿は貴様だ。今更やめてどうなる。覚悟を決めろ」
「あ、あああああっ!!」
「おお! いいぞ、ヤコ」
「あ、あっ、あ、やぁ」
「そうか、貴様もいいのか」
「や、あっ! ああっ!!」
「さて、そろそろ子種をくれてやるとするか」
「あっ、ダメっ! あかちゃ…でき……ああん」
「む。当たり前ではないか」
「だか…やめっ」
「黙れ。我が輩の子を産めるなど喜ばしいことこの上ないだろうが。さあ、ヤコ。孕め! そして、『うめ』!!」