中原アヤの作品「ラブ★コン」でエロパロしよう。
2 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/06(日) 02:33:59 ID:DjaY785s
2ゲト
3 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/06(日) 21:19:11 ID:lhOPASra
期待age
==============
リサと大谷―――いつも漫才をして笑い合っている2人。
今日はいつもと様子が違った。2人以外に誰も居ない家で初めてすごす長い夜がやってきたのだ。
「大谷……笑わんといて」
「何やねん」
「う、うち、処女やねん。こういう事一回もした事ないねん!!!!!!」
リサは恥ずかしそうに俯いた。大谷は拍子抜けした様な顔。
「――――ブッ」
「!??? …笑った!! 大谷今笑った! ひどいわ!!」
「何を発表するのかと思ったら…拍子抜けしたわ。あのなあ…そんなん俺かて同じやで、阿呆」
「えっ!?そうなん…???」
「当たり前やんか。俺が経験豊富そうに見えるか。このド阿呆」
「いや…全然見えへん
そっかぁ…ふふ、大谷まだドーテイやったんや。
ふふ、まだしたこと無いねんな。ヨシッ大谷がドーテイなら安心や!」
「ドーテイドーテイうっさいわキズつくっちゅーねん! …ったく、さっさと始めるで!」
チュン チュン
「ふあ……あぁぁ……。もう朝かぁ。」
あぁ、めっちゃ感動や〜〜 これが朝チュンやねんなぁ…。」
「―――うっさいわ。まだ何もしてないっちゅーねん」
2人の恋はまだこれから・・・★ミ
==============
4>>ほのぼのしていてGOOD!!
6 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/07(月) 13:09:44 ID:OI7hzVD+
あげ
7 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/07(月) 22:48:18 ID:OI7hzVD+
誰かお願いします
8 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/08(火) 18:15:57 ID:2YDv7yql
小泉と大谷が付き合って数ヶ月になる。
いまだに進展がなくあったといえばキスぐらいだろう。
そんな状況のせいで小泉リサはいわゆる「欲求不満」になっていた。
「はぁ、なんで大谷は何もしてこんへんやろ。」
学校の掃除中そんなことを思っていた。掃除を早く切り上げると
大谷の部活が終わるまで理科室で待つことにした。
静かな理科室の中では近くの体育館でバスケットボールをつく音がする。
「大谷としたいなぁ・・・」 無意識に頭の中ではそんなことを思っている。
すると、手が勝手に片方は胸へ、片方は下半身へ向かっていった。
「・・ん」 胸を触ると自然と声が出てしまう
「うっ」 今度は強く揉んでみる
すると下のほうへ伸びてる手も自然と前後に動く。
「あぁっ・・・!」 小泉の足元には小さな水溜りが出来ている。
ここまでくるとこの行為に夢中になっている。 理科室の外からは足音が聞こえてきて
勢いよく理科室の扉が開く。「小泉〜おる〜?」
大谷の声が響き渡ると同時にその目にはいつも漫才をしてる小泉ではない、
違う小泉が視界に飛び込んできた。
9 :
続き:2006/08/08(火) 18:56:03 ID:2YDv7yql
「な・・・何してん?」 大谷が恐る恐る聞く。
「いっいやっ こ これは違うねんで こ これはなぁ」
明らかにはにかんだ状態で弁解する。 その光景が大谷には愛しくも、
恥ずかしくも感じた。弁解している小泉の目からだんだんと涙がこぼれ始めた。
すると、大谷は小泉のそばにより少し弱めに抱きしめた。
「大丈夫やて、付き合って何もしなかった俺も悪いしな」
その言葉を聞くと小泉の目からは更に多くの涙が溢れてきた。
「大谷ぃ・・・」 小泉は大谷が抱きしめた2倍近くの強さで抱きしめた。
「痛い、痛いて。それとさぁ小泉」 大谷は周りを見て小声でささやいた。
「あんさぁ、一緒に続きやる?」 大谷は顔を真っ赤にしていった。
小泉はいつもの笑顔で「何言ってんの、あたしは大谷の彼女やでええに決まってるやん。
おちびさん」と軽く憎まれ口を叩いた。
大谷は「うっさいわ巨女」といい、一段落おいて口に軽くキスをした。
10 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/08(火) 21:03:37 ID:CtL1v2c9
イイ(・∀・)!!!
こういうの好き
11 :
続き2:2006/08/08(火) 23:13:40 ID:2YDv7yql
数秒間のキスのあと舌が小泉の口の中へ侵入をしてくる。
小泉は初めての経験なので始めは戸惑ったが、ゆっくりと舌を受け入れ絡ませあっていき、
ゆっくりと銀の糸を引きながらはなした。
大谷が手を小泉の服の中へ入れると、胸の突起はすでに硬くなっていた。
すると大谷は片方の突起を口に含み片方をいじっている。
「はぁっ・・くっ・」小泉が声を聞かれないよう口を閉じている。
それが可愛く思え先程より激しく口と指を動かすと、
「ああっ・・・!」と大きな声を張り上げ、大谷は嬉しそうに笑った。
すると小泉が悔しい顔をして、いきなりジーパンのチャックに手を掛け、
一気に下ろした「こ、小泉!?」大谷が驚いた声で言う。
だが、小泉は気にかけず大谷の淡いピンクの分身を取り出し、慣れない様子で口に含んだ。
「うぉっ・・!」小泉は口の中で大きく分身を一生懸命吸っている。
12 :
続き2訂正:2006/08/09(水) 02:14:07 ID:0DSL4gXj
一番下の段は「大きくなる分身を」が正解でした すいません
13 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/10(木) 15:11:25 ID:+q80fkOg
↑大丈夫ですよ
14 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/11(金) 03:04:18 ID:qtrN7ZkQ
期待age
15 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/11(金) 20:18:48 ID:pkmJHmcQ
おもしれーw
16 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/15(火) 00:21:35 ID:EZjkSo3I
期待age
「なぁ大谷ぃ。あんたなんでなんもしてこんの??」
「なっ…」
「あたしら付きおうてるんやで??たとえあんたがスーパー奥手の純情ボーイやとしてもなんもなさすぎやんか」
「なんやそれ…。大体、なんもせんて、キスとかしてるやないか」
「キスとか!?キスだけの間違いとちゃいますかー??」
「おまっ、なんやその顔!!ばかにしてんのか!?」
「いいえー。ただあんた身長だけやなくて、やる事もちっちゃいんやないかと思たんですー」
「なんやとぉ!?そんな事言って、後悔しても知らんでぇ!?」
「あー、後悔させてほしいゎー」
「おまえっ…!!」
くるっとリサに背を向けると、大谷は誰もいなくなった教室の机を並べ始めた。
「…イキナリ何してんの」
「いいからオマエも手伝え」
なんやそれーと、言いながら机を動かすのを手伝う。ガガーという音だけが妙に耳についた。
「…よし」
机を4つ並べたところで大谷が教室の窓やドアの鍵を閉めだした。カーテンも閉めていく。
「ゎー。夕方やし結構暗なんなぁ」
「小泉」
並べた机に腰掛けた大谷がリサを呼んだ。
「こっち来いよ」
いつになく真面目な顔をしていた。
なんとなく真面目な雰囲気はイヤだったリサは、ムードを和ませようとして、
「なにー、いっちょまえに格好つけちゃってー」
と、笑いながら大谷に近付いていった。
大谷は少し間の抜けた顔をしたが、ニヤッと笑ってリサの肩をつかんで机の上に押し倒した。
「いった…イキナリ何すんねん!!」
「やっぱ机4つもいらんかったな…」
「ちょっと、大谷!?あんた…んんぅっ」
人の事をイキナリ押し倒して、話をムシして、あげくにキスをしてきた。
今までに1度もした事がないような激しいキス。状況が飲み込めずパニくっているリサの口の中に、大谷の舌が入ってきた。
「んんっ!?おっ、おぉたふぃ、まっ‥んんぅ…」
大谷の舌が、歯を、唇をなぞる。リサの舌に絡み付いてくる。大谷の唾液で口の中がいっぱいになり、頬をつたった。
『なんか…めっちゃゾクゾクするっ…!!』
気が付けば自分から大谷を求めて、舌を絡めていた。
どのくらいそうしていただろう。どちらともなく、自然に唇が離れた。静かな教室には荒い息遣いが響いていた。2人の顔には汗がにじんでいた。
「あ…小泉…」
大谷の視線の先には涙をうかべたリサがいた。なぜ涙が出たのか自分でも分からないらしく、とまどっている。
「なっ、なんやコレ…勝手に…」
笑いながらゴシゴシと涙をふくリサに、大谷はハッとして「ごめん!!」と謝った。
「…なんで謝んのよ」
「イキナリあんな事…。イヤやったやろ??」
心底申し訳なさそうに頭を下げる大谷を、リサはぎゅっと抱きしめた。
「イヤなわけないやん…。あたしを後悔させてくれるんとちゃうの??」
そう言うと、大谷の顔を覗き込み笑った。
「…そやったな。いっぱいさせたるゎ」
今度は優しくリサを机の上に寝かせた。
再びキスを始める2人。今度はお互いが愛しくてたまらい、といった感じの深い、甘いキス。
キスに少し慣れてくると、大谷の手がリサの胸にのびた。服の上からそっと揉む。 「ぅあっ!!なっ…んぅ…」
リサがビックリして一瞬唇を離してしまったが、大谷がすぐにまた口をふさいだ。細身なリサの胸は大きいとは言えないが、大谷には十分だった。
『まじ、やわらかぁ…』
「あぁ‥おぉたにぃ…」
リサは服の上から揉むだけでもかなり感じているようだった。
(・∀・)イイネー
25 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/19(土) 12:33:19 ID:zXD94Pe9
期待age
22続きマダー?(・∀・)
27 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/25(金) 00:39:33 ID:ztaLgq7W
28 :
22の続き:2006/08/26(土) 13:13:19 ID:KFOzvJ07
今まで聞いた事のないリサの甘い声に、大谷は自分でも興奮していくのが分かった。
『オレやっぱ小泉の事めっちゃすきやんなぁ‥』しみじみと思ってしまう。
キスが唇からうなじへと移る。
「あぁっ‥やめっやめ‥」
舌でなぞったり息をふきかけたりするのに合わせてリサが声をあげる。見ると、大谷から解放された唇をギュッと噛んでいた。
「やべっ、唇噛むな、ほら‥」
血のにじんだ唇をペロッと舐めて、服を脱ぎ袖を噛ませてやった。
リサが少し落ち着いたのを確認すると、服をたくし上げた。下着も一緒に上にずらす。両手で直に胸を揉んでみると、服の上からとは比べものにならないくらい柔らかかった。
最初は優しく撫でているような感じだったが次第に強く揉んでみたり、乳首を指ではさんだり、どんどん大胆になっていった。
「うっあぁん‥やぁ‥お、たに‥いぃ‥」
ぷっくりとなった乳首を指で擦られ、リサが声をあげた。と、イキナリ乳首を舐められた。
「うっ、ああ゙ぁんっ」
歯でコリコリされ、爪でひっかかれる。片方はしゃぶられ、もう片方は乳首ごと強く揉まれる。
「おっおおたっにっ、あっ、あっ、やぁっ‥」
夢中になっていた大谷は、少し苦しさをはらんだリサの声にビックリして動きを止め、リサの顔を覗き込む。
「だっ、だい丈夫か??」
軽くイキそうになっていた所で急に止められて、涙を溜めた目でリサが朦朧としながら大谷を睨む。
「もぅっ‥中途半端な所でやめんでぇ‥」
「な、んか‥オマエ今日可愛いな‥」
既に真っ赤な顔を更に真っ赤にして、手で顔を隠すリサ。
いつもなら絶対にしない反応に本気で愛しいと思った。
30 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/27(日) 01:34:04 ID:LwzZAwog
おぉ!いいw
期待ageしまーす。
31 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/27(日) 22:06:56 ID:EGIIGcND
なんかええなあw
なにげ期待…ww
リサの胸は大谷の唾液でテラテラと妖しく光っている。それを見ると大谷は、リサのズボンに手をかけて膝まで一気にずり下ろした。
「なっ、見らんで!!」
リサが反射的に起き上がり、大谷の手を遮ろうとする。
「ええからオレに任せとけ」
大谷はリサをゆっくり机に倒した。
下着越しにリサの秘所に触れた。下着はもぅじっとりと濡れていて、ズボンにまで小さな染みを作っていた。
「うわ‥すご‥」
予想以上に温かく、柔らかかったので思わず感嘆の声がもれた。
下着も脱がしてリサの秘所を覗いてみる。
「いやや‥今見てるやろ‥」
リサが恥ずかしそうに涙声で言う。なんだか言われた大谷まで恥ずかしくなってしまい、顔を真っ赤にした。
指で直接触れてみる。にちゃ、という音がしてトロトロしたものが大谷の指に絡み付く。
「うっ、ぁぁ‥」
はぁはぁと体で息をしながらリサは大谷の空いた手をさぐり、握った。握り返されるのを感じて安心したのか、苦しくも幸せそうな顔をしていた。
初めてやる大谷はどうしていいのかよく分からず指を動かしていた。
すると、ぬぷ、と音がして指がリサの中に入った。
「あぁんっ」
リサの声を聞き、気持ちいいのか‥??と思った大谷は指を出し入れしてみる。
「ふっ、あぁ‥ん」
ひたすら弱い快楽を与え続けられ、口を半開きにして涙を流すリサ。強い刺激が欲しかった。
それだけに、大谷の指がリサの芽に触れると
「ぅあぁっ!!」
と、凄い反応をした。
もっといじりたかった大谷だが、自分の限界が近いのが分かっていたのでズボンを下ろし始めた。
「おぉたに‥」
「ええか??‥‥リサ」
「うん‥!!」
ずちゅぅと音をたててゆっくりとリサの中に入る。
「きつっ‥」
「痛ぁぁぁ!!!!痛い痛い痛い!!!!」
「えっ!?」
まだ半分も入ってないのにめちゃくちゃ痛がるリサに驚いた。
大谷も余裕があるわけではなかったが、なるべくゆっくり、少しずつ入れていく。
「優しくするから‥ちょお落ち着け‥」
「うっ、うぇぇ‥痛いぃ‥」
「‥‥小泉」
大谷はぐすぐす泣くリサを繋がったままギュッと抱きしめた。
「‥‥大谷ぃ〜‥」
ちゅ、とキスをすると、大谷はにっと笑った。
「落ち着いたか??」
「‥うん。ありがと‥」
36 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/30(水) 23:09:09 ID:TtdMN6oa
期待あげぇっ
37 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/01(金) 02:14:31 ID:LjVM2wct
(;´Д`)ハァハァ
(*´Д`*)ハァハァ
39 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/01(金) 19:06:44 ID:InwCsZeq
大谷萌え
40 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/03(日) 17:25:12 ID:26J9aS7H
まだぁー
41 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 15:58:11 ID:EWW8pSbC
アゲ
42 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/08(金) 23:55:25 ID:ekZrOEWs
age
43 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/09(土) 20:51:24 ID:ryCAW/8Y
リサの様子をうかがいいながら、大谷はゆっくりと腰を動かし始めた。
「くっ・・あっ・・っあ、あぁ・・」
あまりの快感に、大谷も声が出る。
「あっ、あぁやっ、お、おおたにぃ・・やぁん・あん・・っつ、あっ!」
大谷の腰の動きが、徐々に速くなる。
「あっ!あっ!やぁ・・あぁぁん!あ・・あん・・っいぃ」
大谷はリサの、いつもとはまったく違う高い声に、ますます感じてしまう。
「小泉ぃ・・・うっ!あ!あ!っっつ!いぃ・・ああ!」
静かな理科室に、2人のあえぎ声がこだまする。
「あぁん!あん!やぁ・・・あっ!・はぁ・・あっぁあん・・や・・あん!」
はじめての2人の限界は、そう遅くはない・・・・。
44 :
35の続き:2006/09/10(日) 00:43:32 ID:jsUwR0U3
「はっ、ぁ‥」
痛みは徐々に快感へと変わっていった。リサの表情から苦しみは消えていた。
「大谷‥もっ、大丈夫‥だからっ‥ええよ‥」
「‥‥」
「あっ‥!!な、んか‥おっきいなった‥??」
好きな女の潤んだ瞳に消え入りそうな濡れた声で言われて興奮しないわけがない。
「いくぞ小泉‥」
大谷は奥まで入っていたものを思い切り引き、突き上げる。性行為特有の肌がぶつかり合う音が響く。
「やっ、あぁ‥んあぁ!!」リサの声が高くなる。大谷にぎゅっとしがみついた。熱を帯びた息が大谷の首にかかる。
「小泉っ‥はぁっ、はっ‥ふぁ‥」
リサの中は大谷をぎゅうぎゅう締め付けた。
大谷にもリサにも限界が近づいていた。
大谷の腰の動きが速くなる。最奥を強く突き上げた。リサが苦しそうな声をあげる。
「くぅ‥好きやっ‥こいずみぃ‥うっ、あぁぁ!!」
「おおたに‥んぁっ!!あぁぁぅぅ!!」
大きな声をあげて2人一緒に倒れた。
「なぁんか‥‥はずいなぁ??」
「うん‥」
顔をまともに合わせられずに、俯きつつ服を着る2人。服は汗と愛液で湿ってしまっていた。
「なぁ大谷ー??」
「なんやー」
机を几帳面に並べ直していた大谷にリサが声をかけた。
「大谷、なんか男らしかったで」
「オマエはあんあん言ってたでー??」
「うっさいわ!!アンタこそ『リサ‥』とか格好付けよったくせに!!」
「なんや!!ちょっとは素直になれ!!」
「オマエら‥何しよんのや」
「!!!!」
いつの間にか後ろにゴリが立っていた。
「こんなおっそい時間まで‥学校で変な事したらあかんで」
「しっ、しとらんわ!!ちょうど帰るとこやったんや!!」
「そ、そうや!!帰るで大谷!!」
バタバタと2人は帰ってしまった。
「‥‥青春臭いわ」
1人教室に残されたゴリはぼやいていた。
長ったらしくなってすいませんでした。完結に時間かかり過ぎ‥。関西弁は適当です‥。SS初めて書いたんで至らない点があるでしょうがお許し下さい。
47 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/10(日) 10:58:06 ID:tZUhMLXK
大谷萌え
また書いてくださいっ
48 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/10(日) 12:37:17 ID:crQWAZu2
GJ!!
最後の大谷が几帳面に机直すとことか、細かい所も
表現出来ててよかったですまたよろしくお願いします
49 :
あ:2006/09/10(日) 23:11:00 ID:FHczjB7u
小堀君もだして!!
こほりんとリサ
アイちゃんとこほりん
どっちがいい??
51 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/12(火) 22:28:54 ID:79cj/jB6
リサとこほりんがぃぃ〜↑↑
もしくは、松原さんとこほりん?笑
52 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/17(日) 09:25:52 ID:ox1pLD5Y
age
53 :
あ:2006/09/17(日) 13:26:18 ID:QLDh53UE
3PLAYでもいーよ(笑
54 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/21(木) 02:07:08 ID:haGrz6i9
あげ
55 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 14:04:52 ID:YnrdK6Ad
あげ
56 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/27(水) 12:51:18 ID:fr9Q7FlY
職人様のこうりんを心よりお待ちしておりますW
あげ
57 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/28(木) 11:04:44 ID:rLbUVL4H
遥×リサレイプものキボンあげ
58 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/01(日) 16:38:31 ID:N/DSg3Bt
自分に文章能力があれば…orz
リサと大谷の甘々が読みたいです!
あげ
過疎りまくりなんでなんか書きます!!
61 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/08(日) 12:34:12 ID:BEs2stUJ
age
保守
63 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/22(日) 15:45:57 ID:rCQeMRJZ
age
神まだぁ〜?
65 :
大谷×リサ:2006/10/23(月) 02:01:48 ID:t7XmbSWp
保守代わりにちょっと書いた奴落としてみます。エロはまだ無いです。
高校を卒業した三月の半ばごろのこと。デートを終えての帰り道で、不意にリサ
が言い出した。
「なー、大谷。大谷もうすぐ誕生日やんなあ」
「あ〜、そうやけど」
確かに十八の誕生日は間近に迫っている。頷くと、リサはにこっと笑ってこちら
を見下ろして来た。
「プレゼント、何欲しい?」
「せやなあ……」
歩きながら考えこむ。そんな大谷に、リサのあっけらかんとした声がかけられた。
「何でも言うてくれてええよ」
「何でも言うてくれてええって、お前そないなこと気楽に言うたらあかんで」
反射的にそう言うと、リサは額に指を当てて思案する表情になった。
「ん〜そりゃあ予算内になるけど、バイトもしてるからお金はそれなりに余裕は
あるやん? それにあたし、去年は大谷の誕生日知らなくて何もできへんかった
やん。だから今年は何かしたいねん。だから欲しいもの、何でも言うてみて?」
リサの言う「欲しいもの」は、服なりゲームなり、お金で買えるものなのだろう。
だが「何でも言うて」などと言われてしまうと、この年頃の男子はあることしか
考えられなくなるものである。
そして大谷もまた、この年頃の健全な男子だった。
「あ〜、せやったらオレ……」
「何なに?」
言い掛けた大谷に、リサは身を乗り出し勢い込んで尋ねて来る。少女漫画で言う
ところの「お目々キラキラ」状態だ。
「いやあの、そない熱心にされると言いづらい……」
ただでさえかなり恥ずかしいことだ。ついでに言うなら、向こうの反応も怖い。
「もう! 何でも言うてくれてええって言ってるやんか!」
「あ〜、せやからオレ、小泉が欲しいんやけど……」
頭をかきつつ、伏し目がちにそう大谷は口にした。さすがに顔を見ながら言う勇
気は無い。
66 :
大谷×リサ:2006/10/23(月) 02:02:54 ID:t7XmbSWp
だが次の瞬間返って来たのは、リサの怪訝そうな声だった。
「へ?」
……嫌な予感がする。見上げた先で、リサは呆れたように笑っていた。
「大谷、欲しいも何もあたしらもうつきあっとるんやで」
「ちゃうわ!」
余りにもお約束なボケに、思わず怒鳴ってしまう。リサは首をかしげ、二、三度
パチパチとまばたいた。
「え、ちゃうって、何が?」
「そないな意味やないわ。そうやのうて……その……」
さすがにそのものズバリは言いづらい。
「せやから、ちゃうんやったら何? はっきり言うて」
「あ〜……つまりその……したい」
「したいって大谷あんたそりゃ悪趣味やで。人だろうと動物だろうと死体なんか
あげられへんがな」
「ちゃうやろアホ! 妙なボケすんな!」
手を伸ばして高い位置にある彼女の後頭部をぺしっと叩く。
「お前はどうしてそう鈍いねん!」
いつもいつもリサは大谷を鈍いと言うが、向こうの鈍さも相当なものだと思う。
つきあい出してあらも、それで会話が噛み合わなかったことは数知れず。
「あんたにだけはそれは言われたないわ! あたしの恋心にずーっと気づかれへ
んかったやないの!」
「お前かて人のこと言えるんか! キスした後でオレのこと友達や言うて紹介し
たくせに!」
「あんたはあたしどころか美々ちゃんの気持ちにも気づかへんかったやないの!」
「それを言うたら……ってこういう話をしようと思ってたんやないわ」
いつものことだが、話が明後日の方向に向かおうとしていた。深く息を吸いこん
で、気を落ち着ける。
「何やの」
「せやからっ! オレは小泉としたい言うてるねん」
「したいって……何を」
「……セックス」
そう口にした瞬間、リサは硬直して目を見開いた。そのまま、一言も発しない。
67 :
大谷×リサ:2006/10/23(月) 02:03:39 ID:t7XmbSWp
「……小泉?」
声をかけるが、反応が無い。リサの前に手を出してぱっぱっと振ってみせる。や
はり反応が無い。
「こっ、小泉っ!? 大丈夫か!? 生きてるか!?」
彼女の体をがくがくと揺さぶってみる。瞳が動いた。そのまま、その場に頽れる
ように座り込む。
「あ〜びっくりしたわ……心臓止まるかと思た……」
背を丸めてリサはぜいぜいと荒い呼吸をしている。余程驚いたようだ。落ち着く
ように背に手を当てて軽くさすってやる。
「そない驚かんでもええやないか」
「いきなりそないなこと言われたら驚くに決まってるやろ!?」
言われてみれば、確かに突然過ぎた。今までキスぐらいしかしてこなかったのに、
突然体を求められればリサでなくても驚くだろう。
「……ごめん」
俯いてそう口にする。二人の間に、気まずい沈黙が満ちた。
「なー」
沈黙を先に破ったのはリサだった。
「何?」
「その……ええよ」
一瞬、大谷は何を言われたのかわからなかった。
「ええってお前……」
思わずリサの顔をまじまじと見てしまう。恥ずかしいのかリサは下を向いた。頬
が赤く染まっている。
「大谷がしたい言うんなら……あたしもええよ」
「ほ、ほんまにええんか?」
「だからええて言うてるやないの……そらいきなりで驚いたけど、いつかはそう
いう日も来るやろ思てたし……それに……」
最後の辺りは声にならなかった。
「それに?」
先を促すと、リサはぎゅっと両の手を組み合わせて、絞り出すようにこう告げた。
「……あたしもしたい」
「小泉っ!」
その時そこが路上でなければ、大谷はその場でリサを押し倒していたかもしれな
い。
とりあえずここまでです。
できたらこの後二人の初体験に持っていきたいです。
あ、自分コミックス派なんで14巻までのストーリーしか知りません。
それと東京在住なんで関西弁がかなりいい加減です。
こんなのでもよければ続きが書きたいです。
>>68さんすごい!本物のラブコンみたいでしたよ〜
すごく萌えますた(*´∀`)続き期待してます!
保守
71 :
らんでぶー:2006/11/05(日) 22:07:11 ID:x1FEBmBP
うっひゃー!!すげぇ(@^^)/~~~
続きも期待!!!
保守
74 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/18(土) 13:45:20 ID:Ro9ZN/DW
まだぁ〜???
75 :
68:2006/11/20(月) 01:20:59 ID:ohwucYaG
68です。すいません、遅くなりましたがようやく完成しました。
では、続きを投下します。
それにしても、ラブ★コンのエロパロは難しい……。
76 :
大谷×リサ:2006/11/20(月) 01:21:53 ID:ohwucYaG
それから数日後。大谷の家にリサは来ていた。
「なー大谷……ほんまに誰もおらんの?」
不安そうな表情で、リサは大谷に尋ねかけてきた。
「だーいじょうぶやって。都合のいいことにおとんとおかんは親戚のとこ行って
るし、姉ちゃんは今日は友達と飲み行くから遅なるって」
「美々ちゃんは?」
「あいつは仕事で東京行っとる。心配せんでも覗かれたりせんわ。気にせんとあ
がれや」
それでは、と断って靴を脱ぐリサの様子は、いつもと違ってぎごちない。やや緊
張しているようだ。
自室に通すと、リサはコートを脱いで大谷が渡したハンガーに掛けた。少し戸惑
った後、そのままおずおずとベッドの上に腰を下ろす。
「小泉、なんか飲むか?」
「う、ううん……いい……」
俯いて顔を伏せ、両の腕を胸の辺りで交差させているリサの様子は、大谷に二年
時の修学旅行を思い起こさせた。俯いていながら、ちらちらとこちらに視線を送っ
ているところも。基本的に大ざっぱな彼女だが、こういう恥ずかしがりやな側面
もある。
並んで腰を下ろすと、向こうの緊張がいっそう固くなった。彼女の方に伸ばそう
とした手が、途中で止まる。
「そんなに固くなるなよ! オレまで緊張してくるやろ!」
思わず怒鳴ってしまう。
「んなこと言われても〜! あたしこういう時にどうしたらええか、何も知らへ
んもん! どないしたらいいか、わからへん……」
定番の大谷の突っ込みに、緊張の糸が切れたのかリサは一気にそうまくしたてた。
「小泉、お前まさか何するか知らないということは」
「あたしかてそれくらいは知ってます! そうやのうて、その……」
また俯くと、リサは顔の前で両手の人差し指を突き合わせて唇を噛んだ。経験皆
無、知識もさほど無いらしい。ここは男である自分が何とかしなければ。
77 :
大谷×リサ:2006/11/20(月) 01:22:30 ID:ohwucYaG
「もうええからオレに任せとけ」
「任せとけって……大谷経験あるん?」
リサに悪気は無いのだろうが、痛いところをついてくる。……ある筈がない。
「……無い!」
仕方がないので大谷は開き直った。リサが更に不安そうな表情で大谷を見る。
「ええ〜! そんなんで大丈夫なん!?」
「どやかましい! やり方ぐらいは知っとるわ! お前は黙って天井の染みでも
数えとれ」
「天井の染み? どこに?」
リサの視線が上を向く。いつもなら突っ込むところだが、その隙をついて大谷は
リサをベッドの上に押し倒した。
「え……」
身を起こせないように肩を押さえ、何か言い掛けたリサの唇を自分のそれで塞ぐ。
「ん……」
もう一度唇を触れ合わせ、それから今度は頬に、首筋に口づける。リサが反射的
に体を強ばらせたが、何度も繰り返すとゆっくりと体から力が抜けた。
リサの肩を押さえていた手をずらし、胸元を探ってふくらみに触れる。柔らかい
感触が手の平に伝わって来た。
服の上から触るだけでは物足りない。上着の裾から手を差し入れ、彼女の肌に直
に触れようとしてみる。が、触れるのは薄い布地の感触だけだ。どうやら、下に
もう一枚着ているらしい。
「お前いったい何枚服着てるねん」
そうぼやくと、大谷に組み敷かれた状態のまま、リサはむくれた。
「何枚って、上着重ねてその下にキャミ着とるだけや。まだ肌寒いから薄着では
出歩かれへんねん。大谷ちょっとのいて。あたし服脱ぐわ。この服お気に入りや
し、皺になったらいややもん」
折角いい感じだったのに……と不満に思いつつ、大谷は体を起こした。見守る前
でリサも起き上がり、もぞもぞと服を脱ぎはじめる。前開きならもっと簡単に脱
がせられた筈なのに、何故かこういう時に限って被りの服を着ている。
78 :
大谷×リサ:2006/11/20(月) 01:23:02 ID:ohwucYaG
「なんでお前はそう脱がしにくい服を着てくるんや。普通こういう時は、上から
下まで開きっ放しになるような服、着てくるもんとちゃうか?」
以前友達と見たAVはそんな感じだった筈だ。ついでに言うなら、ブラウスを脱
いだらその下はすぐブラジャーだったような気がする。
「あたしそういうの持ってへんもん」
上着を脱ぎ、キャミソールにスカートという姿でリサは反論した。大谷の方を軽
く睨みつつ、スカートのホックに手をかける。
「……でも下はスカートなんやな」
リサは粗忽なせいか、普段着はスカートより動きやすいジーンズの方が多い。裾
をひっかけて惨事になるからだ。にも関わらず今日はスカート姿というのは、本
人にもそれなりの心構えがあったのだろう。
「いちいちうっさいわ! あたしの服あれこれ言うてる暇あるんなら、あんたも
脱いだらどうなん?」
それもそうか、と大谷は自分の服に手をかけた。トレーナーとジーンズを脱ぎ、
軽く畳んで脇に置く。
下着一枚の姿になったところでリサの方を見ると、いつの間にか向こうもブラジャ
ーとショーツだけの姿になっていた。その姿で、ベッドの上に座り込んでいる。
自分で脱ぐとは言ったものの、素っ裸になることはできなかったらしい。下を向
き、ためらうように両肩を抱いて震えている。
何だか可愛いな、と大谷は思った。恥ずかしくて口には出せないが。
「小泉、も〜ええやろ」
リサの肩に手をかけて自分の方を向かせる。驚いたように見開かれた瞳が一瞬こ
ちらを見て、それからすぐに伏せられた。抵抗はしてこない。
もう一度唇を重ねる。二度、三度とキスを繰り返し、リサの唇を開かせて――お
互いの歯がぶつかった。
一瞬冷やっとしたが、すぐ気を取りなおして舌を入れてみる。相手の口中を味わ
いつくすかのように唇をむさぼり、吸い上げる。
しばらくしてから唇を離すと、視線の先でリサがとろんとした瞳で頬を上気させ
ていた。
「……心臓壊れそうや」
79 :
大谷×リサ:2006/11/20(月) 01:23:36 ID:ohwucYaG
「触ってみてええか?」
「え、ええよ……」
右の手を伸ばして左の胸にブラジャーの上から触れる。早鐘のように打っている、
彼女の鼓動が伝わって来た。
「ほんまや。めっちゃドキドキしてんなあ……」
胸のふくらみをさするように撫であげる。やや堅いレース地の感触と、対象的に
柔らかい彼女の肌の感触。
「これ邪魔やな。取るで」
リサの背に手を回してホックを外すと、押さえつけられていた乳房が解放された。
そのまま引っ張ってブラジャーを外し、リサの上半身は何も覆うものが無い状態
になる。大谷の視線がそちらを向くと、リサはぱっと腕を組んで胸を隠してしまっ
た。
「それじゃ見えへんで」
言って彼女の手首を掴むと、リサは躊躇うように大谷の顔を見て、それからゆっ
くりと自分から腕を下ろした。
「へえ……」
視線の先で小振りな胸の膨らみが、彼女の心の内を表すかのように上下している。
包みこむように手の平に収め、ゆっくりと揉みしだいてみる。
「物足りなかったりせえへん? あたし胸無いし……」
恥ずかしそうにリサがそう尋ねてきた。
「何も知らんと言うてたわりに、そないなことは知ってるんやな」
「だって……!」
抗議の言葉を唇を塞ぐことで封じると、また胸を存分に揉みしだく。柔らかなふ
くらみが手の中で形を変える。
淡く色づいた先端をつまみ、指の腹で擦ってみる。リサの体がびくっと震えた。
その部分を集中的に責めてみる。両の乳首にかわるがわる口づけ、舐め回し、吸
う。最初は柔らかく手ごたえの無かったその部分が、次第に堅くなり、こりこり
した感触に変わる。
「大谷……」
リサが泣きそうな声をあげる。瞳に僅かに涙が滲んでいた。
80 :
大谷×リサ:2006/11/20(月) 01:24:13 ID:ohwucYaG
「どしたん?」
「さっきからなんか変な感じやねん……なんか……体の中、熱い……」
掠れ気味の声でそう呟くと、リサは切なげな様子で大きく息を吐いた。そんな彼
女の額に手を置くと、その手をすっと髪の方へと滑らせる。
「嫌とかそういうわけやないんやろ?」
尋ねると、一拍置いてリサは小さく頷いた。
「嫌やないけど……」
「せやったら大丈夫やねんて」
そのままリサの頭を引き寄せてこめかみに口づけ、ぎゅっと抱きしめた。お互い
の肌と肌が密着し、伝わってくる。彼女の体の温もりや柔らかみ、そして心臓の
鼓動が。
「柔らこいなあ……」
出会った時は、彼女とこうして触れ合う関係になるなど思ってもみなかった。自
分よりずっと背が高くて、色気のかけらもなくて。思い起こせば、当初は女の子
とすら思っていなかった。
「それが今じゃあなあ……」
こんなにも愛しく感じられるのだから不思議なものだ。心の底から彼女が欲しい。
「大谷……何?」
独り言をリサが聞き咎めたらしい。それには答えず、抱く腕に力をこめた。
「大谷の体も……熱いねんなあ……」
抱かれたリサが落ち着かなげに身をくねらせる。
「そろそろええかな……下の方」
「何が……あっ……」
大谷はリサをベッドの上にもう一度押し倒した。それからショーツに手をかけ、
一気に引きずり下ろす。
「やっぱり恥ずかしいわ……」
視線の先でリサがもじもじと両の太腿をすりあわせる。それを無視すると、膝に
手をかけ脚を開かせようとした。リサがはっと息を呑み、反射的に脚を閉じよう
とする。
が、遅い。大谷は膝の間に自分の膝を入れて、リサが脚を閉じることができない
ようにしてしまう。
81 :
大谷×リサ:2006/11/20(月) 01:24:48 ID:ohwucYaG
「やっ……あんまし、見んといて……」
「そない言われると見たなるで」
悪戯心を起こして顔を下腹部に近づけると、リサは恥ずかしそうに両手で顔を覆っ
てしまった。その部分の茂みをかきわけ、秘められた部分を指で探ってみる。じっ
とりと濡れそぼり、どこまでも温かい肉がそこにはあった。
「こないなってるんやな……」
「やっ! そんなとこ触らんといて!」
そう叫んでリサは身を捩り、上半身をシーツに伏せてしまった。
「お前なあ……触りもせんでどうやってするっちゅうねん。物事には手順っちゅ
うもんがあるんや。いきなり突っ込まれたくないやろ?」
返事は無い。が、肩に手をかけて再び正面を向かせても抵抗はしなかった。もう
一度触れる前に、まず唇にそっとキスをする。
「大谷……ごめん」
唇を離すと、リサがそう呟いた。大谷の肩に手をかけると、額と額を触れ合わせ
る。
「続けて……」
言葉とともに彼女は力を抜いた。もう一度脚を開かせて、閉じた部分を探ってみ
る。探れば探る程、温かい液体が染み出してきて指にまとわりついた。
「あっ……やっ……」
リサが細い声であえぐ。その声を聞いているだけで、理性が弾け飛びそうになる。
「小泉。入れるで」
その声に、今まで横を向いて視線を逸らしていたリサがこちらを見た。熱っぽく
うるんだ瞳が、戸惑うように大谷をみつめてくる。その体が、微かに震えていた。
「……怖いんか?」
大谷の問いに、リサは少し迷ってからからこくりと頷いた。
「小泉……オレ……」
リサは大谷の言葉を遮るように、右の手を伸ばした。その手が、大谷の頬に静か
に触れる。
「大谷……わかってる、思うけど……あたし、大谷のことめっちゃ好きやから……」
「わかってる。オレかてお前のことはめっちゃ好きや」
そう答えると、リサは嬉しそうに微笑んだ。
「ええよ……したいようにして……」
82 :
大谷×リサ:2006/11/20(月) 01:25:23 ID:ohwucYaG
頷くとリサは静かに目を閉じた。その姿に改めて愛しさが込み上げて来る。
ベッドの近くにあらかじめ置いておいた避妊具を手に取って封を開け、自分自身
に被せた。それからリサの脚の片方を抱え上げ、濡れた部分に分身を押し付ける。
「あっ……」
押しつけられた物の熱さに、リサがひるんだような声をあげる。本能的に逃げそ
うになる彼女の腰を押さえ、大谷は自らの腰を突き入れた。その瞬間、周りをと
りまく肉がきつく締め上げて来る。
「くっ……」
リサのその部分は、大谷の想像以上に狭くきつかった。ぎゅうぎゅうと締め付け
てくる彼女の体に、自然と力が入ってしまう。
「こ、小泉……力抜け。そないされたら全部入らんわ」
「い……痛い……」
大谷の言葉に答えたのはリサの苦痛の声だった。はっとして自分に組み敷かれた
リサに視線を落とす。彼女は必死で痛みに耐えていた。
「大丈夫か?」
背に腕を回して抱き寄せると、リサの頬を伝う涙をそっと拭った。伸び上がるよ
うにして唇を重ね、優しく髪を撫でる。
「っ……大谷ぃっ……」
リサがしがみついてきた。あやすようにもう一度髪を撫でる。僅かだが強ばった
体から力が抜けた。
「小泉……我慢、できるか?」
リサの瞳が一瞬だけこちらを見て、微かに頷いた。
彼女の腰を押さえ、更に中へと自分自身を押し込んで行く。堅く閉じた部分がこ
じあけられる痛みに、リサは黙って耐えてくれた。それでも痛いのは変わらない
のだろう。彼女の表情は苦痛に歪み、きつく閉じた瞳からは、また涙がこぼれ落
ちていた。
「そない痛いんか?」
瞳をぎゅっと閉じたままでリサがこくりと頷いた。この状態で動いていいものだ
ろうか、と一瞬迷う。だが悠長に悩んでいられる程、大谷としても余裕があるわ
けではない。
「ごめん……堪えてくれ。こうなったら止まれへんのや」
リサの首筋に何度も口づけを落とし、胸のふくらみを撫で回す。少しでも気が逸
れるように。それからゆっくりと動き始めた。
突かれる度にリサの喉から声にならない悲鳴が洩れる。痛みから逃れたいのか、
彼女は大谷の腕の中で僅かに身を捩った。だが彼女が動くことで、ただでさえき
ついそこが更に収縮してしまう。
「こら……あんま、持たへんな……」
彼女の瞳から溢れる涙をもう一度拭うと、大谷はぎゅっとリサを抱きすくめ、頬
と唇に口づけた。背に回された彼女の両腕にも力が籠もり、ぴったりと触れ合っ
た肌と肌がこすれあう。腕の中でリサが震え、吐息のような喘ぎを洩らした。
「小泉っ……! お前はオレのもんやっ! お前のこと離さへんでっ!」
大谷も限界だった。背筋を快感が走り抜け、次の瞬間大谷は達していた。全身の
力が抜け、リサの上に倒れこむ。彼女の体の柔らかさを感じながら。
83 :
大谷×リサ:2006/11/20(月) 01:25:57 ID:ohwucYaG
「小泉?」
行為を終えた後、リサは失神してしまっていた。そんなに激しくしただろうかと
悩みつつ、まずは使用済みの避妊具の始末をする。それからリサの体を抱え上げ
た。
彼女の両脚の間からは、血が滴り落ちてシーツに染みを作っている。それを軽く
拭ってから、大谷はリサを揺すってみることにした。
「おーい、大丈夫か?」
ぺしぺしと頬を軽く叩くと、リサの睫毛が震え、ゆっくりと瞳が開いた。
「あれ……大谷……終わったん?」
「終わったん、てお前なあ……気ぃ抜けるようなこと言わんといてくれや」
「そない言われてもなあ……あたしあまりにも痛くて途中から何も憶えてへんし
……」
掛け値なしの処女だった彼女のことを思うと仕方のない反応なのかもしれないが、
大谷はなんだか気が抜けてしまった。最も、終盤勢いに任せて口走ったあの言葉
は、憶えていてくれなくて幸いだったかもしれない。思い出すと顔から火が出そ
うだ。
「初の感想はそれだけかい」
そう口にすると、リサは考えこんでしまった。いつものような反論が返って来な
い。こういう反応をされると戸惑ってしまう。
「どした? 言いたいことあるんならはっきり言うてみい」
「あ……うん。別に嫌やったわけやないんやで? 確かに痛かったし今も体の奥
痛いけど、大谷あたしのこと大事にしてくれたのんはわかってるし、恥ずかしかっ
たけど嬉しかった気持ちの方が大きいし……でも、大谷はどうなんかなて思って
しもて。あたしの反応やと物足りなかったりするんやないの?」
大ざっぱなようでいて、こういう些細なことにこだわったり気にしたりもする。
それが彼女だ。
大谷は深く溜め息をつくと、リサの頭に手を伸ばしてわしわしと髪をかき乱した。
「アホかお前は……お前の初めて貰って嬉しくないわけないやろ? 初めては普
通痛いって言われとるし実際お前血ぃ出とるし、それは仕方ない思うで」
「大谷……」
リサが再びしがみついてきた。唇と唇が一瞬重なる。唇を離した後で見た彼女は、
瞳にうっすらと涙を浮かべて微笑んでいた。
「……ありがとう。あたしのこと、離さんといてな」
答えは、既に出ている。だからここでは、何も言わない。
84 :
68:2006/11/20(月) 01:28:44 ID:ohwucYaG
ここまでです。
後、くっだらないおまけを思いついてしまったんですが。
「それにしても血ぃ止まらへんな……まだ体の奥、大谷のソレ入ってるような気
もするし……」
「そない言われても、オレには女の子の感覚なんてわからへんしなあ。でもお前
のそこ、キツかったで」
「……大谷ってそういうとこはデリカシーないねんなあ」
「やかましい。それに今のは褒め言葉ちゃうんか」
「あたしに言われてもわからへんわ。……それにしても」
「なんや?」
「大谷って背はちっこいのに、もしかしてそっちは大きかったりするわけ?」
大谷は一分間活動を停止した。
「どれどれ、ちょっと見して……と言っても、あたし男の人のコレまともに見た
の、小学校低学年の時におとんと風呂入ったのが最後やしなあ。どうなん大谷?
サイズは標準なん?」
「……アホなこと聞くなお前はあ!」
86 :
68:2006/11/20(月) 01:30:30 ID:ohwucYaG
お目汚し失礼しました。では。
87 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/21(火) 14:36:49 ID:YdTgRzTP
最高にGJ!!!!!
88 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/28(火) 18:34:15 ID:EyB6/cfM
>>86 乙!良かったです(*´∀`)キュン死にですた
お暇ならまたお願いします!
保守がてら質問。
中尾っちとのぶちゃんって関係どこまで行ってると思う?
部屋に泊まったりしてるし‥。
保守
92 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/28(木) 19:25:14 ID:UyIC6sYT
大谷萌え。
コミックス15巻の旅行のエピソードで、
部屋で二人っきりになってしまった時、
もし大谷の理性がぷつっと行っちゃってたら……
てなネタを思い付いてしまったんですが。
あんまり初めてネタばっかり続くのもアレですかね?
大丈夫ー!!!!
>>94 じゃあトライしてみます。
ところで最初に二人きりになるところ
(リサがテレビのリモコンひったくってベッドの上で転げるところ)と、
終盤のところ(戻ってきたら大谷が既に寝ていたのでリサも寝てしまうところ)
だったら、どっちが読みたいですか?
それにしても、あの状況で大谷よくぷつっと行かなかったな……。
>>95 私は
>>94じゃないが後者の方がいいな。
頑張って書いてくれ(・∀・)
wktk
98 :
らんでぶー:2007/01/07(日) 00:27:58 ID:JQzT/p3x
いいっすね。いいっすね。
99 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/18(木) 19:39:15 ID:aWXCDMMN
保守あげ
ほっしゅ
101 :
93:2007/01/31(水) 01:32:42 ID:0OpKdYcH
93です。
書きはじめたんですがどうも展開で詰まってしまって……。
とりあえずさわりだけ投下させて下さい。
102 :
15巻if:2007/01/31(水) 01:33:37 ID:0OpKdYcH
マイティの父親が経営しているという、豪華リゾートホテルの一室。
その部屋で、大谷はまたも眠れない夜を過ごしていた。原因はわかりきっている。
自分のすぐ隣から聞こえて来る規則正しい寝息。こちらの苦悩をわかっているの
かいないのか、あれだけ騒ぎ立てたのに今夜は無防備にぐっすり眠っている彼女
の存在だ。
小泉リサ、十八才。出会ったのは約三年前。つきあいだしてからの期間、約半年。
大谷は一つ溜め息をつくと、身を起こした。そして枕許のライトのスイッチを入
れる。淡いオレンジの明かりに、リサの寝顔が照らし出された。
「ほんま幸せそうに眠っとるなあ……」
頬肘をついてリサの寝顔を眺めながら、大谷はぼやいた。
「なんでこの状況で、こうお前は眠れるんやろなあ……」
あのまま眠っていた方が、むしろ楽だったかもしれないと思う。だがリサが屈み
込んで頬にキスした時、目が覚めてしまったのだ。
「オレ、今日も眠れへんのやろか……」
何度目かわからない溜め息をつく。その時、リサがうーんと唸って身動きし、こ
ろんと寝返りを打った。大谷の方に向けて。
「…………!」
リサと触れ合う羽目になり、大谷の頭の中が真っ白になった。心臓の鼓動が早く
なり、目の前がくらくらしてくる。
落ち着け、落ち着けと心で念じながら、そっとリサの肩を押して元の位置に戻す。
リサは不明瞭な寝言を呟いたが、目を覚ますことはなかった。
「心臓に悪いわ」
呟いて大谷は体を起こした。リサは相変わらず、すやすやと眠っている。そんな
彼女の寝顔を、大谷は何気なく眺めていた。授業中の居眠りの常習犯であるリサ
だが、こうやって寝顔を間近で眺めたのは初めてだ。何か夢でも見ているのか、
リサが首を振って大きく息を吐いた。僅かにあがった白い首筋と微かに開いた淡
い色の唇。
みつめるうちに、次第に胸の動悸が早くなってきた。体の奥から、何かが込み上
げてくるような、そんな感じがする。
「小泉」
そっと呼びかけてみるが、目を覚ます気配はない。大谷は静かに手を伸ばし、リ
サの頬に触れた。すべすべした柔らかい感触。動悸が更に早くなった。
103 :
15巻if:2007/01/31(水) 01:34:35 ID:0OpKdYcH
顔を近づけ、唇と唇を重ね合わせる。キスは何度もした筈なのに、今までとは比
べ物にならないくらい興奮した。
「小泉? 目覚まさへんのか?」
どこかの童話とは違って、キスでは目覚めないようだ。頬に触れた手を静かに滑
らせ、首筋を撫でてみる。リサが僅かに身を振るわせ、また何か呟いた。だがや
はり、起きる気配はない。
大谷はそろそろと彼女のかけていた毛布を剥いだ。寝る為かゆったりとしたTシャ
ツに丈の短いスパッツという格好だ。呼吸の度に上下する胸に視線が吸い寄せら
れる。気がつくと引き込まれるように手を伸ばしていた。
頭の中で理性のようなものが「そこまでにしておけ」と呟く。だが手は止まらな
い。リサの着ていたシャツをつかむとめくりあげる。きめの細かな白い肌が少し
ずつ現れた。ごくっと唾を飲み込む。
シャツを更にまくると、ややボリュームは足りないものの、それでも充分に柔ら
かそうな胸の膨らみが視界に飛び込んで来た。そっと手のひらでそれに触れてみ
る。そこは驚くほど柔らかかった。何度も何度も撫でさすって感触を確かめる。
触れれば触れるほど、もっと触れてみたくなる。
淡く色づいた先端を軽く指で押すと、埋もれていた乳首が姿を現した。呼吸が更
に荒くなる。胸に顔を近づけると、乳首を口に含んで吸ってみた。舌で舐め上げ
るとその部分が硬さを増して行く。
「ん……」
リサの喉から小さな声が上がった。その声にまた興奮をかきたてられ、大谷はリ
サの胸をぎゅっと掴んだ。乳首を激しく吸い上げる。その時だった。
「……大谷……?」
呼びかける声にはっと顔をあげる。リサがこちらを見ていた。大谷の体が思わず
硬直する。
「こ、小泉……これは、その……」
リサの視線が大谷と彼女自身の体を何往復かする。やがて状況が呑み込めたのか、
彼女の瞳が驚愕で見開かれた。
「お、大谷……何しとったん!?」
104 :
93:2007/01/31(水) 01:38:39 ID:0OpKdYcH
悩んでいるのはこの先です。
1>大谷が更にぷっつんしてリサを力ずくでやってしまう。
2>リサが泣き出してしまい大谷が我に返る。その後で……。
どっちの展開が読みたいですか?
質問してばかりですみません。
105 :
名無し:2007/02/01(木) 19:41:02 ID:2vzihxXn
私的には、2がイイですねぇ☆★
>>102ー
>>104 キター!!!!!乙です。
私は2が良いですね。
ラブコンは無理矢理より甘々の方が合ってる気がする。
でも好きなように書いて結構ですよ。
続き楽しみにしてます(・∀・)
保守
108 :
名無しさん@ピンキー:2007/02/13(火) 17:20:54 ID:ijisgx/g
保守あげ
保守
110 :
名無しさん@ピンキー:2007/02/23(金) 18:52:12 ID:JWDkh70j
1がいいよー><
甘々なのは本編でらぶらぶだし
たまにはちがう大谷がみたい笑
111 :
名無しさん@ピンキー:2007/02/23(金) 18:58:58 ID:JWDkh70j
1がいいよー><
甘々なのは本編でらぶらぶだし
たまにはちがう大谷がみたい笑
4月からアニメ開始!ほしゅ!
しらんかったー
114 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/09(金) 14:52:51 ID:MkQwTj+E
保守上げ
あたしも1キボンw
同じく甘々は本編でみてるしねーw素
どっちも書いてくれるのが
一番いいんだけど…負担になっちゃうかな?
116 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/14(水) 00:07:26 ID:2ZnpRv2f
ホワイトデー期待age
117 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/17(土) 09:54:26 ID:SrtCvHl2
保守あげェ
118 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/21(水) 23:53:17 ID:793dsRR6
千春ちゃん希望
保守あげ
120 :
93:2007/03/31(土) 02:24:28 ID:qWYryys5
お待たせしてすみません、93です。
えーと、悩んだんですが両方書くことにしました。
ですが1の方、無理矢理なんで後味悪い話になってしまいました。
それでも構わないでしょうか?
OKなら明日投下できます。
おっしゃ、ドンと来い!!
122 :
93:2007/04/01(日) 00:12:16 ID:u12YiJ14
では1の方を投下させて頂きます。
後味悪いですが、その分は2の方で補完ということで。
問われても答えられる筈がない。大谷は凍り付いたまま、リサの顔を見つめてい
た。リサの表情がみるみるうちに怒りを含んだものに変わる。
「大谷のアホ! 何考えとんねん!」
「アホてお前……」
「アホでなければば変質者や! 信じられへんわ、こないなことするなんて!」
叫んでリサが大谷をはねのけようとする。これにはさすがの大谷もむっとした。
「幾ら何でも変質者は無いやろ!」
リサの腕をぐいと掴んでこちらに引き寄せようとする。リサが掴まれていない方
の手で、大谷の手をはたいた。大した力では無かったが、思わず手を離してしまう。
「嫌や言うてるやろ! 考え無し!」
そう叫ぶと、リサは大谷に背を向けてベッドから下りようとした。……逃げられる。
反射的に、そう、思った。
「行かせへん」
次の瞬間、大谷はリサを背後から羽交い締めにしていた。リサが逃れようともがく。
ここで逃がすわけにはいかない。させまいと腕にぎゅっと力を込めた。
「何すんねん!」
腕の中でもがき続ける彼女の体は、思っていたのよりもずっと柔らかく頼りない。
ただ押さえ込むだけで、体がどんどん熱くなっていく。すぐ目の前にある細い首筋。
そこに顔を埋めると、独特の甘い香りがした。抱きしめた体がびくっと強ばる。
「やめれ言うてるやん!」
リサはいやいやをするように首を横に振った。だが大谷の腕は離れてくれない。
首筋に濡れた感触と共に、熱い息がかかる。恥ずかしさで頬が熱くなった。大谷
の唇が首筋から耳へ移動する。
「オレは小泉がほしいねん」
一度始めてしまうと止まらなくなっていた。リサと二人で泊まることは計算に入っ
ていなかったとはいえ、大谷も若い男の子だ。ジャック言うところの「甘く熱い夜」
を期待しなかった筈が無い。
ところがリサは想像以上に初心で、軽く触れることにすら過剰反応してしまう。
そういうムードに持って行くことすらできない。その事実に、大谷は自分で思っ
ている以上に欲求不満を溜め込んでいた。
そして今、彼女を前にして完全に理性の箍が外れた。
「ちょ……大谷、何言うて……あっ!」
大谷の手がシャツの下に侵入してきた。もう寝ようと思っていた為、下には何も
着けていない。手が直接に素肌に触れ、這い回る。リサは体を強ばらせた。大き
くてごつごつした手の平の感触。それが嫌という程鋭敏に伝わって来る。
「……やっ」
手が乳房を探り当てたのがわかった。手の平がぎゅっと胸を押し潰す。恥ずかし
さと恐怖で思考が止まりそうだった。背後から抱きすくめられている為、大谷の
顔が見えない。それが更に恐怖を煽った。
必死で身を捩っていると、大谷の手が胸から離れた。大きく息を吐く。だがすぐ
にその手がシャツをつかみ、捲り上げた。肌が晒される感触に背筋が寒くなる。
必死で脱がされまいと抵抗したが、大谷にベッドの上に俯せに押し倒され、シャ
ツを引き剥がされてしまった。
「嫌や!」
起き上がろうとしたが頭を押さえられ、身動きが取れなくなった。そのまま腕を
ぐいとねじり上げられる。
「痛ったあ……」
大谷に押さえ込まれたリサが苦痛の声をあげる。一瞬手を離しかけたが、目の前
のむきだしの肌に触れたいという欲望の方が打ち勝った。女らしさに乏しいと思っ
ていたが、柔らかな丸みを帯びた体のラインはそれなりに色っぽい。それが自分
の体の下にあるとなれば、尚更だ。……触れたい。全てに。
全てに触れたいが、腕を押さえている状態ではそうもいかない。大谷は先程脱が
せたシャツで、彼女の手首を縛り上げた。その状態で、背中に触れる。滑らかな
肌の感触。すっと下に向けて撫でると、リサがびくっと身を震わせた。何度もそ
れをくりかえす。その度に震えるのが可愛らしい。
「お、大谷……お願いやからもうやめて。こんなんいやや……」
リサは怯えた声でそう懇願した。こんな形で大谷と結ばれたくはない。
「嫌や。それはでけへん」
下半身は彼女を求めて熱くたぎっている。大谷はそう言うと自分もシャツを脱ぎ、
背後からリサの上にのしかかった。胸から腹にかけて柔らかな温かい感触が広がる。
全身で彼女の肌を味わいたい。
彼女の体に腕を回して抱きすくめると、再び首筋に顔を埋めて唇を押し付けた。
そのまま手を胸に回し、柔らかいふくらみを存分に揉みしだく。手の中で形を変
える胸の感触が心地好い。もう一度首筋に口づけ、吸う。吸った後に小さな赤い
跡が残った。
「……お前はオレのもんや」
そろそろ全部が見たい。リサの下半身を覆う丈の短いスパッツに手をかけると、
一気に引きずり下ろした。突然の行為にリサが息を呑む。すらっとした形の良い
脚がむきだしになっていた。
「こうして見ると、小泉は綺麗な脚しとるな」
こんな時に褒められても嬉しくない。リサは首を横に振った。
「嬉しないわ……なあ、もう触らんといて」
「細う見えても触ると柔らかいんやな……」
大谷は張りのある太ももを撫で上げると、彼女の尻を覆う薄い布に触れた。およ
そ色っぽいデザインとは言えないが、らしいと言えばらしい。布の上から彼女の
秘部を撫でてみる。リサの体がまたしても震えた。
「うっ……」
リサは唇を噛んだ。今の大谷は何を言っても聞き入れてくれそうにない。彼は一
体どうしてしまったのだろう。感じられるのは恐怖だけ。涙で視界が滲んだ。
俯せに押し倒された状態が災いしてか、大谷はリサの涙に気づかなかった。最後
の一枚に手をかけ、脱がせる。リサの全てが大谷の前にさらけ出された。
「すご……」
当然ながら、見るのは初めてだ。顔を近づけて覗き込む。淡い陰りに覆われたそ
の部分。閉じた部分を指で探り、開かせた。淡い色の粘膜が視界に飛び込んで来る。
みつめるうちに全身が熱で満たされ、何も考えられなくなった。
「小泉……入れるで」
大谷は乱暴に下半身の着衣を脱ぎ捨てると、リサの腰をぐっと掴んで持ち上げた。
そして、たぎったものを彼女の秘部に押しつける。一刻も早く彼女の中に入って、
全てを感じたい。
「いっ……いやあ!」
本能的な恐怖を感じ、リサは叫んだ。股間にあてがわれた熱く硬いもの。それが
彼女の中に入って来ようとする。体を固くして抵抗しようとしたが、無駄だった。
「……嫌や! 嫌言うとるねんっ! …うあっ!」
彼女の秘部は全く潤っておらず、大谷を受け入れようとしない。大谷が腰を掴む
手に力を込め、更に腰を突き込んで来た。みしみしと引き裂かれるような感触と
共に灼けつくような痛みが走り、内部にそれが力任せに入り込んで来る。
「痛い……痛いぃっ!」
リサは絶叫し、ベッドの上で身を捩って痛みから逃れようとした。体の中心に熱
い異物が入り込み、痛みと共に広げて行く。自分の体に起きていることが信じら
れなかった。
「ううっ……痛いねん……」
瞳から大粒の涙が零れ落ち、頬を伝った。大谷が腰を突き上げる度、また激しい
痛みが走る。力任せの乱暴な行為。自分がみじめで仕方がなかった。唇を噛みしめ、
リサはひたすら痛みに耐えた。早く終わってくれることを願いながら。
幸いなことに数回突き上げたところで、大谷は達した。リサの体内に熱い液体が
注ぎ込まれる。そして大谷の体から力が抜け、分身が引き抜かれた。
そして、ようやくリサは解放されたのだった。そのままベッドの上に崩れ落ちる。
「うっ……」
全身が軋みをあげていた。処女を失った秘部はじくじくと痛んでいる。苦痛で何
も考えられなかった。ベッドの上に伏したまま、リサはただ啜り泣いていた。
「……小泉?」
リサを犯した大谷は、ベッドの上に座り込んだまま荒い息を吐いていた。次第に
体の熱が冷め、理性が戻って来る。そんな大谷の耳に、ようやくリサの泣き声が
飛び込んで来た。はっと我に返る。
「こ、小泉……」
ベッドの上で、リサは大谷に犯された時の格好のまま俯せに伏していた。細い手
首は後ろ手に縛り上げられ、股間からは鮮血と共に白濁した液体が滴り落ちている。
自分のしでかした行為に気づき、大谷はさっと青ざめた。
「オレ……なんてことを……」
手首を縛っていた布を解き、リサを抱き起こす。抱き起こしても、リサは一言も
発しなかった。ぼろぼろと泣きじゃくりながら、大谷から離れようと身を捩る。
……手が、離れた。
「小泉……ごめん」
謝ってから気づく。例えどれだけ詫びたところで、自分がリサの処女を力ずくで
奪ったという事実は消えないのだ。途方にくれ、大谷は静かに泣くリサを眺めていた。
127 :
93:2007/04/01(日) 00:17:53 ID:u12YiJ14
微妙な幕切れですが、「その1」はこれで終了です。
「その2」は明日投下します。
128 :
93:2007/04/01(日) 23:38:20 ID:u12YiJ14
これから、「その2」を投下します。
大谷を突き飛ばすようにしてリサはベッドの上に身を起こすと、身を守るかのよ
うに両腕を前で交差させた。
「な、何しとったって……」
大谷は口ごもった。どう見ても、襲っていたとしか考えられない。事実、襲って
いたと言っていいだろう。何せ眠った相手の服をめくって体を触っていたのだ。
「オレは、その……」
どうやって説明しようか考えながらリサの顔を見る。リサは唇を噛みしめ、今に
も泣き出しそうな瞳でこちらをみつめていた。その体が微かに震えている。
「小泉……」
謝らなければ、そう思いながら口を開く。だが、口から出たのは全く逆の言葉だった。
「……お前が欲しい」
リサがあっ気に取られた表情になり、ぽかんと口を開ける。反論の言葉も出て来
ないらしい。大谷は何も言わず、リサの肩を掴むと無理矢理ベッドの上に押し倒
した。
「ちょ……大谷! 何考えとるねん!」
押さえつけられたリサがじたばたと暴れる。押さえ込んで初めて気づいたが、彼
女の体は意外な程細く、頼りなかった。両の手首を掴んでシーツの上にぐっと押
し付ける。逃れられないよう力を込めると、リサが痛そうに顔を歪めた。
「い……痛いやないの! 大谷のアホ! 離しぃや!」
リサがどれだけ暴れようとも、運動部で鍛えた大谷の本気の力に叶う筈がない。
「嫌や。離したらお前またオレ突き飛ばすやろ」
「当り前やん!」
「せやから離せへんわ」
諦める気が無いのかリサは身を捩ってまだ抵抗している。自分の体の下でもがく
リサの細い体。自覚した瞬間、体が更に熱くなる。彼女を押さえ込んだまま、唇
を奪う。
「んっ……」
無理矢理リサの唇をこじ開けると、大谷は舌を彼女の口の中に侵入させてみた。
押さえ込まれた彼女の体に緊張が走る。更に強く体を押さえつけると、舌で口内
を探った。舌に触れる彼女の歯や歯茎、そして生暖かい舌の感触。
気がつくと、夢中で彼女の唇を吸っていた。手首を掴んでいた手を離し、代わり
に彼女の体をぎゅっと抱きしめる。服ごしとはいえ体と体が密着し、益々興奮を
誘った。もっと触れたい。触れて、彼女を感じたい。
唇を離すと、今度は首筋に顔を埋める。シャワーを浴びた後なのか、髪からは微
かに甘い香りがした。細い首筋に唇を這わせ、吸ってみる。首筋に小さな赤い跡
が残った。片方の手をシャツの裾から中に入れ、胸のふくらみを掴む。
「い……嫌や! こんなんは嫌や!」
その時、リサが不意に今まで以上の声でそう叫んだ。瞳にみるみるうちに涙が盛
り上がり、頬を伝って流れ落ちる。その様子に、押さえ付けていた手が離れた。
自由になったリサが大谷から距離を取る。
そのままリサはベッドの上にうずくまり、子供のように泣きじゃくった。
「……小泉? ちょ……そない泣かんでくれ」
「嫌やもん! 大谷、さっきからなんか変やし、怖いし……! 痛い言うても聞
いてくれへんし……」
その言葉にはっとなる。今まで何をしようとしていた? 細い手首にはうっすら
と指の跡が残っている。
大谷の目の前で、リサは震えながら泣き続けている。完全に怖がらせてしまった
ようだ。途方にくれて、大谷は泣き続けるリサを眺めていた。
「小泉……」
そろそろと手を伸ばして髪に触れる。一瞬びくっと体が強ばったが、あやすよう
に髪を撫でるだけに留めると、ゆっくりと緊張が解けた。泣き声も次第に小さく
なっていく。
リサがほぼ落ち着いた頃を見計らって、大谷は静かに声をかけた。
「そない怖かったんか?」
リサがこくりと頷く。俯いたまま、こちらと視線をあわせようとしない。
「小泉……ごめんな。オレちょっと性急過ぎたわ。お前があまりに無防備に寝と
るさかい……」
我慢できなかった。手を少し伸ばせば届く位置にある恋人の体。触れずに済ませ
ることができなかった。
「せやからって……せやからってこないせんでもええやん……あたし、めっちゃ
怖かったんやからあ……」
消え入りそうな声でリサは呟いた。
「オレ本気でお前がほしかったねんて」
その言葉にリサが自分自身の体をぎゅっとかき抱く。自らを守るかのように。
「けどお前が嫌言うんなら無理強いはできへんわ。お前を苛めたいわけやないし」
リサを抱きしめた時に生じた熱は今もそのままだ。下半身は熱く張り詰めている。
それでも、大谷は我慢するつもりだった。また眠れない夜を過ごすことになろう
とも。
「大谷……」
リサがちらっとこちらを見た。泣き腫らした目が赤い。
「なんや?」
「泣いたせいで目痛くなってしもうたねん……あたし、ちょっと目冷やして来る
わ」
大谷が頷くと、リサは立ち上がってバスルームへと向かった。心なしか、足取り
がよろよろしているように見える。
大谷は溜め息をつくと、ベッドの上にあらためて寝転がった。今日は旅行最後の
夜だ。踏んだり蹴ったりな旅行になってしまった。
……体が熱い。大谷はもう一度溜め息をついた。リサが戻って来たら、自分もバ
スルームに篭もらなければならなくなりそうだ。情けない話だが、仕方がない。
「……ああなるんが、怖かったんやろなあ」
ダブルの部屋に二人で泊まることになってから、リサは様子がおかしかった。も
ともと彼女はそっちの方には奥手で、ついぞその手の話は振られたことがない。
パニックを起こしたのも仕方がないところがあるだろう。
「オレも考え無しやったな……」
バスルームに入ったリサは、冷たい水で顔を洗った。だが目の周りの赤みは引か
ない。一つ溜め息をつくと、リサはタオルを一枚水に浸けてから絞り、それを目
に当てた。冷たい感触が心地良い。それと共に、張り詰めていた気持ちもほぐれ
て行く。
「あかんなあ……」
部屋に戻った時点で、覚悟は決めていた筈だった。とはいえ、未知の行為に対す
る恐怖はどうしても、拭いさることができなくて。大谷が既に眠ってしまってい
たということに、安堵を憶えたのも事実だった。これで何もしなくて済むと。
「欲しい、か……大谷でもあんなこと言うんや……」
何故だか、自分達とは縁遠いことだと思っていた。手を握ったりキスしたり、そ
ういったことは当り前のものでも、体を重ねるという行為には思い至らなかった。
親友の信子が言うとおり、自分は幼いのだろう。
そして、大谷があんな風に全身全霊で自分を求めて来るというのも予想外だった。
体の奥から震えが走る。大谷に押し倒された時の本能的な恐怖。リサは手の中の
タオルをきつく握りしめ、気を落ち着けようとした。
溜め息を一つつくと、リサはタオルを外して鏡を見た。赤みは大分収まっている。
鏡の中の自分をじっくり眺めると、リサは自分で自分の体をぎゅっと抱きしめた。
「怖くない……怖くないから。大谷はあたしのこと好き言うてくれたもん。あた
しも大谷のことが好きや。……怖くないっ!」
意を決してリサはバスルームを出た。ドアの開く音に気づいたのか、ベッドに寝
転がっていた大谷がこちらを見る。リサはぎくしゃくした足取りで、大谷が寝て
いるのとは反対の側に腰を下ろした。
「えろう長かったな」
「なかなか目が元に戻らなくてな……」
大谷が気の無い表情で頷くと、立ち上がろうとする。このまま行かれてしまって
は話ができない。リサは咄嗟に大谷の手を掴んだ。
「何すんねん」
「ちょぉ待って。話したいことあるねん」
大谷は少し考え込むと、黙ってリサの隣に腰を下ろした。
「なんや?」
「うん……えっと……その……」
どうやって切り出そうか、リサは悩んだ。
「ちゃっちゃと言わんかい」
「さっきは……あないに泣いたりしてごめんな。あたし……その……なんていう
か……」
リサの言葉に、大谷は悪びれる表情になった。
「謝ってくれへんでもええ。あれはオレが強引すぎたわ。それに、お前手首赤う
なっとるし」
痛め付けるつもりなど、なかった。だが「逃げられるかもしれない」と思った時
に、理性のタガのどこかが外れたのも、事実であった。
「でも……大谷、結婚式の前あたしのこと好き言うてくれたやんなあ」
リサがそう口にすると、大谷はぷいっと横を向いた。頬が微かに赤くなっている。
今ではリサもわかっていた。それが、彼なりの照れ隠しの仕草であることが。
「あたしも大谷のこと好きやねん」
リサは両手で大谷の顔を挟み、ぐいと顔をこちらに向けさせた。大谷が戸惑った
表情になる。
「ちょ……小泉。オレに今近づいたり触ったりすんのは止めてくれ」
「なんで? 大谷はさっきあたしに触ったやん。あたしが触ったらあかんの?」
真っ直ぐにそう問い掛けてくるリサに、大谷は内心で溜め息をついた。全然わかっ
ていない。今自分がどんなに危険な状況であるのかを。こちらはさっきから、彼
女に触れたくてたまらないというのに。
「あかん。オレ今自分を抑えきる自信がないんや……これ以上お前の方から近づ
いて来たりしたら、またお前を触りたなるし、そうなったらきっともう止まれへ
んわ」
「触りたなるんは……好きやから?」
「他に理由あるか」
吐き捨てるような口調だったが、それもまた恥ずかしいからなのだろう。それが、
とても嬉しかった。胸の奥に暖かい何かが満ちる。
「……なんか嬉しいわ」
大谷の目の前で、リサが笑う。無邪気で屈託の無い笑顔。
「アホ。単純やなあ」
「今は何言われても嬉しいからええねん」
リサが大谷にぴったりと寄り添って来た。柔らかい体がすぐ近くにある。大谷の
心臓の鼓動がまた跳ね上がった。
「小泉っ! お前はオレがさっき何言うたか理解してへんのかっ!」
体を離し、怒鳴るようにそう口にする。だがリサは首を横に振った。
「大谷、もう我慢せんでええよ……」
そう口にして、大谷の手を取る。自分の手より一回り大きな骨張った手。思えば
向こうが初めて異性だと自覚したのは、この手の大きさに気づいた時だったかも
しれない。
「けど小泉、お前怖いんやろ?」
リサは微笑んだ。もちろん今でも怖い。性に関する経験は全く無いが、本や雑誌
などで多少の知識は仕入れている。
「さっき、覚悟決めて来たねん……もう大丈夫やし、大谷がああ言ってくれたん
が嬉しいから……ええよ。続きしよ? 全部あげるさかい……」
物凄く恥ずかしい。頬が赤く染まるのが自分でもわかる。でも、はっきり言わな
いときっと伝わらない。
「小泉……」
大谷の腕が肩に回され、引き寄せられる。伝わってくる相手の体温。顔がすぐ近
くにある。目を閉じたのと、唇が重なったのはほぼ同時だった。
「んっ……」
唇と唇を重ね合わせたまま、大谷の片方の手がリサの髪を撫でる。リサも自らの
腕を大谷の肩に回し、ぎゅっとしがみついた。
「後悔してももう遅いで」
大谷は唇を離すと、からかうようにそう口にした。リサがやや不満そうに眉根を
寄せる。
「せえへんもん……」
そんな表情ですら可愛らしく見える。もう一度口づけると、大谷はリサの着てい
るシャツに手をかけた。引っ張り上げてシャツを脱がせると、抱きかかえるよう
にして、静かにベッドの上に彼女を横たわらせる。彼女の顔に視線をやると、頬
を今まで以上に赤く染めて視線をそらした。
「恥ずかし死にしそうや……」
「こんな段階で死なれたら最後までできへんやんけ」
呆れを含んだ声でそう言われるが、表情は優しい。大谷の手が下に履いていたス
パッツにかかる。それも脱がされてしまうと、リサはショーツ一枚の姿になって
しまった。覚悟は決めて来たとはいえ、大谷の前に下着だけの姿を晒すのはやは
り恥ずかしい。向こうの視線が検分するかのように自分の体に注がれているとな
れば尚更だ。
「色気の無い体でごめんな……」
もともと、リサは自分の体が好きではない。背丈だけは嫌という程伸びたものの、
肝心の胸や腰の発育は今一つだ。もっと自分が魅力的であればとは良く思う。
「何しょうもないことで溜め息ついとるねん」
自らもシャツを脱ぎながら、大谷はリサに向けてそう言った。上半身裸になると、
リサのすぐ近くに膝をつき、彼女の顔を覗き込む。
「気にする程のことや無いやろ」
さっき触った胸は充分柔らかかった。あれこれ気にしているけれど、ちゃんと女
性らしい体つきをしていると思う。
「せやけど……」
言い掛けたリサの上にのしかかると、大谷は彼女を抱きしめて唇を塞いだ。互い
の肌と肌が直接触れ合い、こすれあった。柔らかい肌の感触が興奮を強める。
リサはそろそろと自分の手を伸ばすと、大谷の髪に触れた。さらさらした憶えの
ある感触。大谷の舌がまたリサの口内に侵入してきた。舌と舌とが絡み合い、抱
きしめる大谷の腕に力が籠もる。口の中を探られるのにはなかなか慣れないが、
しばらくすると頭の芯が痺れるような感じがしてきた。
唇がようやく離れると、リサは大きく息を吐いた。大谷の手がこめかみにふれ、
頬から首筋へと伝う。くすぐったいような、ぞくっとするような、そんな奇妙な
感覚がした。
手は更に下へと移動し、鎖骨を撫でて胸のふくらみを掴んだ。先程のことを思い
出し、リサは小さく震えた。
「小泉……どないした?」
すぐ近くで、大谷が自分を見つめている。
「あ……うん。あんまし強う掴まれると胸は痛いねん。できれば……その……」
大谷の手がやんわりと胸を揉みしだく。
「これやったら痛ないか?」
「う、うん……」
彼の行動に、気遣ってくれているのだとわかる。リサの胸に温かい気持ちが満ちた。
緊張が解けて行き、リサはほっとして笑顔を浮かべた。それを見た大谷もまた、
笑顔になる。
「大谷……大好きやで」
「わかっとるわ、アホ」
彼女が受け入れてくれるとわかった時から、多少気持ちが落ち着いていた。リサ
の髪を乱暴な手つきでくしゃっとかき乱すと、また胸を揉む。手にすっぽり収ま
るささやかな膨らみ。
「ん……」
リサは横たわったまま、されるがままになっていた。体にこんな風に触れられる
のは、当然初めてだ。胸を揉まれるのは不思議な気持ちだった。
乳房に這わされた指先が、先端を捕らえる。その瞬間びりっと電流のような刺激
が走った。
「……っ!」
軽く身を振るわせ、微かな声をあげる。自分の体に起きたことが信じられず、大
谷の顔に視線を向けた。その瞬間目と目があう。
「あ……」
思わず恥ずかしくて目を伏せる。その時、大谷の指が再び乳首をこすった。また
しても先程と同じ刺激が体に走り、リサは体を僅かにのけぞらせた。
「い、今の……」
大谷の手が二度、三度とその部分をこする。乳首がきゅっと硬くなり、それと共
に、体の芯が熱くなり始めていた。その反応がひどく恥ずかしいものに思え、リ
サは唇を軽く噛んだ。指の動きは止まらず、体の奥の熱さも増して行く。喉の奥
から声が洩れそうになるのを、リサは必死にこらえた。
その時、大谷が身を屈めると片方の乳首を口に含んだ。湿った生暖かい感触に乳
首が包まれる。
「やあっ……!」
リサは耐えきれずに声をあげてしまった。乳首の感覚がひどく鋭敏になっており、
大谷の舌がその部分をなぞっているのがはっきりとわかる。体の熱さを逃がした
くて深く息を吸うが、熱が逃げる気配は無い。
「熱い……」
呟くと、大谷が片方の手をリサの額に当てた。そのまま髪を一撫でして、手を頬
に添える。
「どないな感じや?」
リサがこちらをおずおずと見上げる。頬が赤く火照り、瞳がやや潤んでいた。
「とにかく熱いねん……」
言葉と共に吐き出される息が熱い。自分自身の体の変化に戸惑っているようだ。
その様子がとても可愛らしい。のしかかり、むさぼるように唇を吸う。リサの体
からくったりと力が抜けた。
「やっ……もっと、熱なる……」
熱に浮かされたかのようにリサは呟いた。体に力が入らない。下腹部からじんと
痺れるような熱さと疼きが走っている。股間から熱い液体が沸き出して来るのが
わかった。
「あっ……」
大谷の手は今も体を撫で回している。身を屈め、首筋に、胸のふくらみに口づけ
られる。熱さで何も考えられない。細かい喘ぎをあげながら、リサは身を捩った。
下腹部の疼きはますます強くなっていた。液体が更に溢れ出し、湿った布地が気
持ち悪く感じられる。
「んっ……あっ……ひっ!」
リサはびくっと身を奮わせた。胸から腹へと滑り下りた大谷の手が、今度は最後
の薄い布に触れたのだった。
「やっ……」
大谷の手が下着越しに敏感な部分に触れる。形を確かめるかのように、割れ目を
布の上からゆっくりとなぞった。その度に恥ずかしさと、もう一つ、例えようの
ない奇妙な感覚が体に走る。
「小泉……濡れとるで」
からかうようにそう囁くと、リサは首筋まで赤くなって横を向いてしまった。動
きと共に髪が揺れて、片方の耳が現れる。悪戯心を起こして、その耳に軽く息を
吹き掛けてみる。リサの体がびくっと震えた。反応の一つ一つが面白い。もっと
色々試してみたくなる。これが「苛めてみたい」という感情なのかもしれない、
と思う。
耳を咥え込んで舌で舐め上げると、リサはいやいやをするように首を横に振った。
吐き出される彼女の息も熱い。自分が触れることで彼女が反応しているのは、間
違いないようだった。その事実が嬉しい。
「こうしとると小泉は可愛いな」
「それ……あんま嬉しない……」
リサがやや不満そうに呟く。大谷はにっと笑ってみせると、最後の一枚にもう一
度手をかけた。ゆっくりと引きずり下ろして行く。あらわになった股間の陰りに
手を伸ばすと、濡れた部分を指で探った。
「くっ……あっ……んっ……」
自分でもろくに触れたことのない部分を探られる。加減がわからないのか、大谷
の指の動きはやや乱暴だ。リサはぎゅっと目を瞑り、その初めての感覚に耐えた。
苦痛に近いが、同時に快感でもある。体の内側から今まで以上に液体が流れ出す
感覚がした。
「あっ……んんっ……」
閉じた部分に大谷の指が入り込み、広げようとしている。苦しさを感じ顔を顰め
る。その時、大谷の手の動きが止まった。
「……大谷?」
顔を見上げると、向こうは真剣な表情で見返して来た。
「あんなあ小泉……オレもあんまよう知らんけど、最後までするときっと凄く痛
いで。その……オレ……」
その話ならリサも聞いている。リサは力の抜けた手をなんとか動かし、大谷の手
にそっと触れた。
「ええよ、わかってる……我慢するさかい」
「せやけど……」
大谷はまだ躊躇っているようだ。
「ええて……大谷も苦しいんやろ? あたしなら平気や。耐えられるわ」
答えてリサは笑顔を作った。大谷の胸に熱いものが込み上げる。彼女が愛しい。
「ちょっと待っとれ……コンドーム着けるさかい」
ズボンのポケットを探って包みを取り出すと、大谷はズボンと下着を脱いだ。包
みを破いて中身を装着する。
「オレもお前が大好きやで」
そう声をかけると、リサは更に嬉しそうな表情になった。両脚を抱え上げて開か
せる。大丈夫とは言ったものの、リサはやや緊張しているようで、体が僅かに震
えていた。リサの濡れた部分に自分のそれを押しつける。
「入れるで」
「うん……」
リサは目を閉じた。秘部に熱く硬いものが当たっている。それがゆっくりと侵入
を開始した。体に楔を打ち込まれるような、そんな痛みが走る。咄嗟に悲鳴が上
がりそうになるのを、リサは唇を噛んで押し殺した。
「ううっ……!」
痛みは予想以上だった。リサはシーツを掴み、必死で痛みに耐えた。全身に何度
も衝撃が走り、その度に異物が少しずつ奥へと入り込んで来る。
「うっ……ああっ……!」
大谷の手がリサの手を掴んだ。思わず握り返す。もう片方の手が肩を抱くのが感
じられた。その感触に、少しだけ安堵を憶える。自分を今抱いているのは大谷な
のだ。一つになる、というのはこういうことなのだ。
「小泉……もうちょい我慢……できるか?」
リサの内部は熱くきつく、大谷を締め付けている。この分だとすぐに達してしま
いそうだった。早く終わらせた方が彼女にも楽だろう。
リサが頷いたのを確認すると、大谷は腰を二度、三度と突き上げた。リサの体が
その度に跳ねる。掴まれている方の手が、強い力で握り返される。全ての反応が
例えようもなく愛おしい。
「大谷……大谷ぃっ!」
喘ぎ混じりに自分の名を呼ぶリサの声を聞きながら、大谷はリサの中で達した。
「なんか、信じられへんわ……」
行為が終わったその後で、二人並んでベッドに横たわった状態でリサは呟いた。
「何がやねん」
「大谷とこないなことしてしもうたんが」
大谷は首を横に向け、リサの顔を見た。
「お前もしかして後悔しとるんか?」
少しばかり不安になる。何しろお互い初めてなのだ。
「そうやないわ……なあ、大谷憶えとる? 去年のバレンタインの前に、大谷は
あたしとキスするなんて考えられへんって言うたやん。その大谷と、一年の間に
こうなったんがなんか不思議で」
大谷は顔を顰めた。リサは古い話をよく憶えているようだ。……確かに、当時は
彼女のことを異性とすら思っていなかった。良くてただの友達だったはずだ。
それが変わり始めたのがいつだったのか、自分でもはっきりしない。だが三年に
なり、マイティが赴任してきた。その時、初めてリサが離れていくかもしれない
ということに気づいた。
今思うと、自分は彼女に甘えていたのかもしれない。何があっても傍にいる、そ
う根拠もなく思い込んでいた。
「……今は違うで」
でなければこんなことはしない。
「うん、わかってる」
リサは嬉しそうに頷くと、身動きして頭を大谷の胸にもたせかけた。伝わってく
る温もりが心地よい。腕を伸ばして彼女の肩を抱くと、リサは更に身を寄せて来た。
「こないして傍におられんのが嬉しいわ」
大谷の顔を見て無邪気に笑う。そんな彼女が愛しくて、大谷はリサをぎゅっと抱
きしめた。
141 :
93:2007/04/01(日) 23:48:54 ID:u12YiJ14
以上です。
「1」の方は機会があったら後日談を書きたいです。
いつになるのかわかりませんが。
142 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/04(水) 02:21:39 ID:0w4H1lFw
なんか文うめー‥。凄い良かったです!!
また書いてください(*´∀`*)
143 :
名無しさん@ピンキー:
GJ!