最終回を迎えてしまった作品ですが、萌えキャラはたくさんいると
思います。
サムライディーパーKYOでマターリエロパロやりましょう♪
おらおら、WWF(World Wide Fund for Nature:世界自然保護基金)の
愛くるしいパンダ様が
>>2ゲットだぜ! 頭が高いんだよ、ボケ!
. ,:::-、 __ >1 クソスレ建ててんじゃねーよ。ビンスみてーに裁判で潰しちまうぞ。
,,r 〈:::::::::) ィ::::::ヽ >3
>>2ゲットも満足にできねーお前は、俺の着ぐるみ着てプラカード持ってろ(プ
〃 ,::::;r‐'´ ヽ::ノ >4 お前はカキフライのAAでも貼ってりゃいいんだよ、リア厨ヒッキー(プ
,'::;' /::/ __ >5 汗臭いキモヲタデブは2ちゃんと一緒に人生終了させろ、バーカ。
. l:::l l::::l /:::::) ,:::::、 ji >6 いまさら
>>2ゲット狙ってんじゃねーよ、タコ。すっトロいんだよ。
|::::ヽ j::::l、ゝ‐′ ゙:;;:ノ ,j:l >7 ラッキーセブンついでに教えてやるが、俺はストーンコールドが好きだぜ。
}:::::::ヽ!::::::::ゝ、 <:::.ァ __ノ::;! >8 知性のねーカキコだが、お前の人生の中で精一杯の自己表現かもな(プ
. {::::::::::::::::::::::::::::`='=‐'´:::::::::/ >9 つーか、自作自演でこのスレ盛り上げて何が楽しいんだ?
';::::::::::::ト、::::::::::::::i^i::::::::::::/ >10-999 WWEなんか見てるヒマがあったら、俺に募金しろカスども。
. `ー--' ヽ:::::::::::l l;;;;::::ノ >1000 1000ゲットしたって、WWF時代の映像物に販売許可は出さねーよ。
`ー-"
3 :
650:2006/08/04(金) 21:50:56 ID:8h6udqey
4 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/05(土) 02:42:39 ID:VmfFbAW8
朔夜と京四郎の純愛sexキボン
アレ?今までこの作品のスレ立ってなかったの?
割と人気あるマンガだと思ってたのに
とりあえず狂ゆやきぼんぬ
6 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/06(日) 02:12:26 ID:2u7483YN
サスケの自慰が見たい
落ちたスレで連載途中だったアキ時の続きキボン
幸村×幸村に似た顔の女の子(名前忘れ)が見たい。
がっつりねっとりエロで。
9 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/10(木) 16:34:08 ID:T0SANCPh
上と同感
幸村×小助読みたい。
10 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/13(日) 01:25:56 ID:pDf4zZgm
あげ
そうそう、小助。
小助いいよね。
14 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/17(木) 01:04:18 ID:IDfhV16I
朔夜萌え
時人萌え
16 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/17(木) 22:15:02 ID:u/4Cx32+
ゆや萌え
前スレのアキ時、誰かアップしてくれませんか??
うすく開いた唇から歯列をわって狂が侵入してきた。
ねっとりと絡みついてきて舌を強く吸われる。
荒々しく力強い口付けは彼の気性そのままだった。
巧みな舌使いに翻弄され息をするのもままならない。
「ン、ンンッ、フ」
どちらのモノともつかない唾液を狂が舌ごと絡めとって嚥下した。
ごめんやりたかっただけ
>>17 一応自分、前スレのアキ時保存してあるけど・・・・
うpしていいのかな?
うpして欲しい。
お願いします。
ツンデレ時人たんまだー?
作者さん、連載再開お願いします。
と、いうわけで、自分が保存していた前スレのアキ時です。
月の光と星の光しか明かりがない夜の砂漠。
壬生での戦いを終えたアキラはその時負った傷のリハビリを兼ねた武者修行の旅に発ち、僕はその後を追った。今度こそ勝ってやる!でも歩き続けて5日間した今日はちっとも進んでいない。何故かは考えたくもない…。
「何が考えたくない…、ですか!あなたの所為ですよ!」
話は今日の午前にさかのぼる…
「おいアキラ!いつまで歩くんだよ!?もう脚がマメだらけなんだぞ!」
どこまでも続く砂の背景。陽炎が立つその一帯に時人の声が響き渡る。
「少なくとも夕暮れまでは歩きますよ…。」
アキラは素っ気なく応えるが、時人はいつも通り愚痴をこぼし始める。
「僕を歩けなくする気か?!大体女にこんな所を歩かせる事自体…。」
初めの頃はアキラも反抗していたが、いつもの様に繰り返す内に慣れてしまい
無視していた。
「おいっ!、聞いているのかアキラ?!アキラ!アキラ!!」
無視して足を進めたその時…
「…っきゃ!」
時人の声が変わった。アキラは即座に振り返る。時人の姿は無い…。
「………心眼!」
盲目のアキラは眼の替わりに第六感「心の眼」を会得しているため、周囲の状
況を探るのは常人よりも優れていた。
「………そんな所で何してるんですか?」
アキラは砂丘の底に尻餅を付いている時人に嫌みったらしく言う。
「五月蠅いな!いきなり砂丘の一部が崩れたんだよ!」
時人は砂丘を滑り降りてきたアキラに時人は怒鳴りつける。
「少しはダイエットしなさい。その様子なら大丈夫そうですね。」
アキラが先に進もうとし、時人も起きあがろうとしたが…
「……痛っ?!」
時人が口元を歪め、左足首を押さえる。
「………くじいたのですか…。」
アキラは呆れた様子で言い寄り、足首を診る。
「湿布薬は張りました。後は…しょうがない、これで我慢して下さい。」
アキラは自分の羽織っていたマントの一部を破き時人の左足首に巻き付ける。
「あ…有り難う…。」
時人は悟られぬよう頬を赤らめ、礼を言う。もっとも、「心眼」のアキラには
全て悟れていた。
「…しょうがない、今日はここまでですね。…」
こうして現在に至る。
時人は足を組み、まだ少し痛む左足首を押さえて俯く。
「…ごめん…」
ボソッと言っただけだが、本人にとっては精一杯の言葉であった。アキラはそんな時人に一瞬動揺しながらも、いつもの様に素っ気なく応える。
「べ…別に構いませんよ。休養も必要です。もう寝ますよ。」
そのままアキラは毛布にくるまり、時人も自分の布団に入る。
……………………
辺り一面何もなくただ砂と砂の擦れる音だけがかすかに聞こえる。
……クチュ……
ふとアキラの耳に湿った水音が入る。
「……?」
アキラは身を起こして周囲の状況を確認する。
「……時人?…時人、どこに行ったのですか?」
先ほど近くで寝ていた筈の時人の布団はもぬけの殻であった。
「…全く、何を考えているのやら…」
アキラは愚痴をこぼしながら時人の気配のする方へ足を向かわせる。
……クチュ…
近づくにつれて水音がハッキリとしていく。
「…ん…んんっ…。」
ふと時人のうめき声が聞こえた。どうやらこの砂丘の上らしい。アキラは気付
かれぬ様近づき首元だけ上げる。
「っ!!」
アキラは一瞬にして膠着する。
「…んんっ…あ…はぁ…っああ!」
時人は下部の衣服を脱ぎ両脚をM字型に広げ、右手の指で露わになった秘部を
まさぐり、左手には…
「私の…マント?」
時人は左手にアキラのマントの布きれを持ち、鼻もとに当てていた。
「んん…くっ!…うんっ…」
右指が時人の花弁を開きながら、肉壁を刺激し、奥から少量の愛液が流れだし
てくる。
「…ああっ…う…ア…アキラぁ!…はぁっ!…」
アキラのな名を呟きながら時人は右指を激しく動き回す。
「はぁっ!…ああ…んあ!…ア…アキラ!…はぁあっ!…。」
アキラの名前を呼びながら指を激しく動かす。
「…アキラ!…アキラ!…アキラぁ!…」
…クチュ!…クチュクチャ…クチュッ!…
激しく動かされる指に応えるかのように周囲に水音が響き渡り、花弁から多量
の愛液が溢れ飛び散り、周囲の砂に吸い込まれる。
アキラは自分の股間が熱くなっていくのを感じ取るが、「心眼」は時人を捕らえ続ける。
「はぁ…アキラっ!…アキラ!…はぁあぁぁぁぁ!!」
多量の愛液を飛び散らし、時人は絶頂を迎えた。
どうか、作者さん、戻ってきて下さい。
続きが気になって仕方有りません。
職人さんが戻ってくるまで保守
25 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/25(金) 01:22:25 ID:MXqJ46b2
帰ってきますた
おかえり
おかえりなさい!
28 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/28(月) 05:20:30 ID:M75ueAbq
これは捕手だ
29 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/29(火) 09:17:38 ID:3BOz4BUK
ほしゅ
保守
31 :
アキ時の作者の自分です:2006/08/30(水) 20:24:36 ID:cREg7adR
前回のスレでこのアキ時を書いていた自分です。
あの時は本当に申し訳ありませんでした。載せている途中で色々と有り自宅の
ネット環境は全滅してしまいました。今はネット喫茶でPCを使っています。
自宅の復旧にはまだ時間がかかるそうなので、アキ時の続きの方は時間がかか
りますが、ネット喫茶で少しずつ載せていきたいと思っています。
一応、今週の日曜には続きが載せられるよう時間を空けます。
33 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/31(木) 09:04:30 ID:+nOAqPJD
>>31が本物ならば超wktk
頼むぜ兄弟、俺も人集めるから。
34 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/31(木) 11:37:26 ID:+b01fbyp
期待あげ
35 :
22:2006/09/02(土) 08:38:13 ID:OhF4BxoJ
>>31 以前22,23でうpさせて頂いたモノです。
この度は、帰還有り難うございました。
保存するほどこのアキ時が気になっていたので、続きが読めるのが嬉しいです。
期待しております。
36 :
アキ時の作者の自分です:2006/09/03(日) 16:04:13 ID:dQVFtYt7
「はぁ…はぁ…あぁ…。」
絶頂を迎えた時人は息を荒げながらも、「アキラ…アキラ…」とかすかにアキ
ラの名を口にしていた。
「…そんな所で何しているのですか?」
「………っ!!」
時人は突然現れたアキラに驚き、とっさに足を閉じ、自分が羽織っていたマン
トで下半身を隠す。
「……どうしたんです?。息が荒いし、頬も赤いですよ…。」
アキラの言葉に時人は言葉を失う。
「それに…。」
アキラは言葉を止める。時人は奇妙に思いながらアキラに顔を向ける。
「:ここ:もこんなに濡れていますよっ!。」
そう言い終えた瞬間、アキラのてが時人の股間に触れる。
「……ひゃっ…!!」
時人はまるで子猫のような声をだし、その頬を一気に赤面させる。
「勝手に私を想像しながらこんな事していたんですか?」
アキラは口元を腹黒くつり上げながら時人の股間を撫で始める。
「ひゃぁっ!……や…止めろ!。」
必死に抵抗する時人だが、絶頂を迎えたばかりの躯は本人の意思と逆に反応し
てしまう。
「ほらほら、分かりますか?。これがあなたの愛液ですよ。」
アキラは腹黒い笑みで指に付いた時人の愛液を本人の眼前に近づける…
37 :
アキ時の作者の自分です:2006/09/03(日) 16:06:02 ID:dQVFtYt7
「……んぐっ!…。」
瞬間、そのアキラの指が時人の口内に押し込められ、口の中に愛液の味が広
がる。
「…んぐ…んんんっ!…」
その感触に時人は顔を歪め、うめき声を上げる。
「ははは、どうしたんです?。基は貴方のですよ?。」
先ほどよりも遙かに黒い笑みを浮かべながらアキラは時人の股間をまさぐる。
「ほらほら!。私にこうしてもらいたかったのでしょう?。」
黒く、冷たいアキラの言葉に、時人は今までの事を思い出した。
壬生での戦いが終わってから、自分は何度もアキラと性交を交わす自分を想像
してきた……。だが、それはこんな形ではなかった…。
自然と時人の頬に一筋の涙が流れ出す。結局自分は誰にも必要とされない存在
だ…。そんな考えが時人の脳裏を支配しかけたその時。
「……私もです…。」
時人の耳元でアキラの声が聞こえた。先ほどとは違う、とても暖かく優しい声
で。
「私もこうしたかった。…時人、貴方と…。」
そしていつの間にかアキラの顔が自分の眼前に近づき…。とても柔らかい感じ
がした。暖かく、全てを包み込むかのような優しい口付けだった。
「………っ!」
再び時人の頬に涙が流れる。しかしそれは先ほどの物とは全く違う涙だった。
時人は口内に残る自分の愛液の苦痛も、侵入してくるアキラの舌も全て受け入
れた。
38 :
アキ時の作者の自分です:2006/09/03(日) 16:06:54 ID:dQVFtYt7
どれくらい口付けを交わしたであろうか。どれくらい舌を絡めただろうか。
普段なら震えるほどの夜の砂漠も二人にとっては心地よい程だった。
唇を離しても二人の口は唾液の糸で繋がっていた。
「…アキラ…。」
時人が恥じらいながら下半身を覆っていたマントを脱ぎ捨て、そのまま頬を赤
らめ硬直する。
その医師に気付くとアキラは両手で時人の羽織っている着物を一枚一枚丁寧に
脱がしていく。
全て脱がし終えると、今度は自分の服を脱ぎ捨てる。
「……っ…。」
時人はアキラの躯に魅入っていた。幾千もの死線をこえ、戦友と共に闘った躯
。無数の傷跡がアキラの石を語る。
「それでも、俺は強くなりたいんだ!」
四聖天の中で唯一サムライの血を引かないアキラ。その苦境は幼き頃に同じよ
うな環境であった時人にも十分理解できた。
「…格好いいよ…。」
本心からの言葉の後、時人はアキラにもたれ掛かる。
「貴方も……綺麗ですよ。」
ふと顔を上げると、そこには優しく目を開いたアキラの微笑みがあった。
互いを瞳に映しながら、アキラは時人の上に覆い被さるように横になった。
月明かりが照らす二つの影が、一つとなった。
39 :
アキ時の作者の自分です:2006/09/03(日) 16:12:06 ID:dQVFtYt7
なんとか載せる事が出来ました。
久しぶりの執筆なので、色々と誤字脱字や乱雑が有るかもしれませんが、気に
入って頂ければ幸いです。
一応自分の中では最初の黒アキラは演技で、眼は壬生の戦いの後密かに治って
いた。という設定にしているつもりです。
また来週の日曜当たりの載せられるようにしたいです。
こういう糞スレ立てる奴がいつか
おそ松くんでエロパロとか立てそーで怖い
41 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/04(月) 08:44:08 ID:aR/TqAbQ
キテタ━━━(゚∀゚)━━━━
うわ!良文GJktkr
自分が何板にいるのかも判らない変な方はほっといてガンガレ
来週まで正座して待ってる。
42 :
22:2006/09/04(月) 08:48:45 ID:07TlvEYQ
>>39 有り難うございました!!
>>22です。
まさか黒いアキラまで見られるとは思っていなかったので、嬉しかったです。
来週の続き、楽しみに待っております。
ぐわーーktkr
素晴しいです!
楽しみにしてます!!
44 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/07(木) 10:48:36 ID:2l3IHtML
ほしゅほしゅ
職人さん乙です!
つづき楽しみにしてます!
45 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/09(土) 00:35:37 ID:HQ6IzwJw
ほしゅ
46 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/09(土) 06:37:49 ID:3YzCgNuy
朝っぱらから期待捕手
47 :
アキ時の作者の自分です:2006/09/10(日) 17:09:20 ID:VlkrWugp
「……あぁ…。」
アキラと重なり合い、足の爪先から全てでアキラの事を受けとめる。時人は自
然と口から甘い吐息が漏れる。
同時にアキラの手が時人の股間に触れる。
……くちゅ……
先ほどの行為によって時人の股間は十分に濡れていた。その多量の愛液がアキ
ラの指を自らの奥深くへと導いていく。
「…ああ…ああっ…ああん!…。」
自分の膣内の肉壁を刺激するアキラの指に時人は全身を小刻み振るわせながら
快楽の声を上げる。
「はぁ!…はあっ…あああ!…。」
艶のある肌から無数の汗を出しながら、ふとアキラの下半身に目を向けた。
「……あ…。」
時人の目線の先には赤黒く勃起したアキラのモノがあった。
それを凝視すると、時人はアキラの手を掴み、行為を中断させる。
「…?。どうしたんです、時人?」
すんだ瞳が時人を捕らえる。時人は頬を真っ赤に赤く染めながら口を開く。
「……それ…。」
時人はアキラの下半身に目を向ける。同時にアキラも己の下半身を見る。
その瞬間、アキラも頬をうっすらと赤くする。
「…その…、アキラのそれ…触っても…良い…?。」
48 :
アキ時の作者の自分です:2006/09/10(日) 17:15:19 ID:VlkrWugp
絶対に軽蔑される。そう思い時人は眼を瞑って顔を逸らす。
(絶対に変態だと思われる。絶対に淫乱だと思われる……。)
自分から言ったとはいえ、父親のでさえ見たことの無い時人にとって、男性の
、特に思い人の性器に興味を抱くのは仕方のないことだった。
だが、今まで男として過ごしてきた時人はそんな当然な事もとても恥ずかしい
事だと、頭の中で取り乱していた。
「…ええ、別に構いませんよ。」
一人で取り乱す時人を余所に、アキラは普通に応える。
「……え?。…あっ」
一瞬動揺した時人の手を掴み、アキラは自分のモノの上にのせる。
「………。」
自分の手のひらに感じる暖かさと、今まで感じたことのない感触に、時人は言
葉がでなかった。
「どうです?時人。」
「…え…、あ…暖かくて…それで…その…凄く…その…。」
なかなか言葉が見つからない。
そんな時人にアキラは口元に笑みを浮かべ、それと同時にある事を思いつく。
「そうだ、時人。」
ハッと我に返る時人。アキラは(端から見たら黒い)笑顔で続ける。
「今度は、私を気持ちよくさせて下さい。」
一瞬、時が止まった。しかし時人は意味を理解しきってはいなかったが、アキ
ラを喜ばせたい思いから首を縦に振る。
「うん…僕…アキラを喜ばせたい…。」
「はは、貴方からそんな言葉が聞けて、うれしいですよ。じゃあ、まずは…」
アキラは時人にやり方を説明していく。
49 :
アキ時の作者の自分です:2006/09/10(日) 17:33:11 ID:VlkrWugp
…シュッ…シュッ…クシュッ…
時人はアキラのモノを両手で握って上下にしごいていた。
しだいに荒くなるアキラの息を聞きながら、真剣に続けていく。
「…っく、良いですよ…時人。もっと激しく上下にうごかして。」
やや息を上げながら、時人に指示していく。時人は無言のまま頷き、行為に集
中する。
(うう…、灯にクドクドと言われてた事が役にたった…。)
心の中で灯に感謝しながら、アキラは時人を見つめる。
既に逸物の先端からは先走りが流れ出て、時人の手を汚していたが、時人は構
わず行為を続ける。
自分の為にその両手の純粋を捨てて一心不乱にしごき続ける時人に、アキラは
愛しさを積もらせた。それと同時に自分のモノにも絶頂が迎えた。
「ああっ…、時人!顔で受けとめてください!。」
「……?!。」
…ドピュ!…ドピュウゥゥゥゥ!…
アキラのモノが絶頂を迎え、先端から濃い精液をとばす。時人はとっさに顔を
突きだして、言われるがままに顔で受けとめる。
。
50 :
アキ時の作者の自分です:2006/09/10(日) 17:40:12 ID:VlkrWugp
何とか載せられた。前回と同じく執筆の感覚が曖昧なのですが、気に入って頂
けるでしょうか?。
内容ですが、自分的に時人はMではなく愛しい相手に尽くすことを喜びに感じ
るタイプだと思って載せました。
一応、この時人に顔射の後→フェラ→合体という順番で生きたいと思っていま
す。
次回は…すいません。いつ来れるか分かりませんが、最低でも今月中には載せ
終わりたいと思っていますので、よろしくお願いします。
51 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/10(日) 18:09:17 ID:BOQd1i7C
お前キモいんだけどw
死ねば?
52 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/10(日) 19:06:00 ID:o4Cf0yZ8
>>51 巣にお帰り下さい^^
うあ、GJだわ!
いいよ、あんたの好きなように書いて・・・先に内容知ったら面白さ半減しちまうからな〜
さて、来週日曜に向けて正座開始する
53 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/10(日) 21:06:02 ID:x7Zcu//E
職人さんGJ!
かわいい時人に悶絶。
続き楽しみにしてます。
GJ!!保守しまくりながら待ってます!!
期待保守
56 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/17(日) 00:29:37 ID:jRe724wA
ほしゅだよ
ほしゅ
59 :
保守:2006/09/23(土) 14:27:00 ID:2g9/yOeL
ワォ、凄いです!アキ時スキーとしては、これは素晴らしい文章だぜぃ!と思いますよ!
続き待ってます。
60 :
アキ時の作者の自分です:2006/09/23(土) 16:38:44 ID:haKsWCur
「………んん!…。」
時人の顔に精液が粘り着く。数回に及ぶ射精によって時人の顔は多量の精液に
犯され、艶やかな髪にもそれは粘り着いていた。
「…んあ…熱っ…い…。」
時人は薄目で精液が残っているアキラのモノを見つめた。
「まだ…残ってるね…。」
口元に笑みを浮かべ、まだ脈打っているアキラのモノに時人は手を伸ばす。
「綺麗にしてあげるよ。」
言い終えると時人の舌先がモノの先端に触れ、それと同時にアキラの口から声
が漏れた。
時人の舌はチロチロとソレの先端を舐め上げ、左手はそっとソレを抑え、左手
は陰嚢をコロコロと細い指で愛撫する。
「…んっ…う……。」
アキラは声を漏らしながら、時人の舌先の感触に酔いしれていた。
段々とソレが勢いを取り戻してくると、時人は舌先を這わせるのを止め、その
口を開けると、そのまま「あぅん」と音を立てながらソレを口の中に飲み込ん
でいく。
小さな時人の口内にソレはとても治まるものではなかったが、時人は無理矢理
のどの奥に押し込んだ。
「……こぅ…んぐぅ。」
両目を閉ざし根元まで呑み込んだと同時に、時人の口内と喉に苦しさが走る。
躯の内側からこみ上げる息苦しさと噎せ返るような思いに、時人の両目の端か
ら涙が流れる。
「と…時人、無理しなくていいですよ。」
だが時人は両目を閉ざしたまま首を横に振ると、ソレに自分の舌を絡めた。
小さな時人の口には大きすぎるアキラのモノだが、時人は出来る限り舌を絡め
ていき、自分の顔を上下に動かしていく。
…ずぶぅ…くちゅ…んん…こく…
ソレの先端からにじみ出る汁と、時人の唾液が混ざり合いながら上下に動く唇
と擦れて、淫らな音を出していく…。
「うあ…時人っ、良いですよ…。」
多少歯が当たり、ぎこちない動作ではあったが、アキラは時人の舌技奉仕に浸
っていた。
61 :
アキ時の作者の自分です:2006/09/23(土) 16:41:44 ID:haKsWCur
一週間ぶりの書き込みです。
友人宅からなのであんまり長く使用できないので短いですが、せめて明日には
全部書き終えたいです。
乙!!大好きだ!!
乙!!待ってました!!
待ってたよーノシ
最後まで楽しみにしてます
ID:haKsWCur
死ね
期待保守
そろそろ来るかな・・・
期待保守
68 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/02(月) 00:19:46 ID:NS55mKo6
あげてみる
69 :
名無しさん:2006/10/02(月) 19:20:26 ID:IsJXy78I
あげ
70 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/03(火) 09:33:49 ID:IXF+wfXN
69ー!あがってなーいあがってなーい!!
保守
昔本スレで、終盤に嘘バレ投下しまくってた職人いたよな
あの人エロパロ書かないのかな……
エロパロに限らずKYOは職人さんが少ない
気がする…
保守
期待age
76 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/04(土) 06:50:15 ID:ElXkXyxc
age
ポア
蘇生
捕集
アキ時の職人さん!!まだ待ってますので続き出来たら遠慮なく投下して下さい!!
81 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/26(日) 17:13:50 ID:B7PFMWLx
ほいみ
82 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/10(日) 00:18:06 ID:ZaEb8FaY
ほしゅ
ほしゅあげ
ほしゅ
85 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/31(日) 13:29:40 ID:tG0LzslN
あけまして、ゆやたんの水着姿が見とうございます
俺もでございます。
自分は時人の水着姿が見たいであります!
歳子×歳世とかはニーズ無いかな?
あと真尋は良いよ。
90 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 14:52:16 ID:gRH0bb4E
保守
誰か侍学園で書いてくれ
保守支援
>>90 単行本持ってないから、噂の侍学園ってのがどんなのか知らないんだけど
オリジナル設定で良ければ……
>>92 なら是非とも時人で!!
ソレが駄目ならせめて歳世で!!
いやゆやも捨てがたい……
セーラー服の似合いそうなキャラって誰がいるかな?
真っ先にアキラが思いついたんだけど
ゆやはいいから真尋で!!
なんでマイナーなんだ、真尋受け。
真尋受けっていったらヤッパリ相手は紅虎だよな?
尽くす女萌エス。
ところで男キャラの女体化萌えの人は居ない?
学園モノを二次創作するとしたら、ゆやとサクヤは姉妹になるのか?
血縁を抜きで考えると、二人とも椎名望の妹になるんじゃなかったっけ
……
「サクヤ姉さん、置いてくよ?」
「はぁ、はぁ……待ってよ、ゆやったらぁ」
アリかもしれない
イビキとは太った人特有のものだ
……というのは嘘で、本当は体型になど関係無いのでは、とこの頃のユヤは思う。
目の前の男、京四郎は何憚る事無く、気持ち良さそうにイビキをかいて熟睡していた。
「こらっ、いい加減起きろ!」
ユヤは、京四郎の頬を一発、平手ではたいた。
一発では起きない事はわかっているので、間を置いて更にもう一発。
五発程叩いて彼の頬が赤くなり始めてきたところで、ようやくイビキが止まった。
「う、うぅん……痛いよ、ユヤさぁん」
涙目になりながら、壬生京四郎は布団から身を起こした。
「グズグズしないのっ! 学校遅れちゃうでしょ!」
椎名ユヤは、毎朝のごとく、今日も制服で京四郎を迎えに来ていた。
純白のカッターシャツに、薄い黄色のセーターは学校指定のものだが、
コバルト色のミニスカートと相まって、彼女には非常に似合っていた。
寝坊・遅刻の常習者である京四郎を、こうしてユヤが起こしに来るのは
毎朝のお決まりパターンになっていた。
「大体さぁ、こんなホッペタ真っ赤になる程叩かなくても
ちゃんと毎朝学校には間に合ってるじゃん……」
「それは私が起こしてあげてるからでしょ! 放っといたらアンタ
出席日数足りなくて、一ヶ月で留年確定しちゃうわよ!」
悠長に味噌汁をすする京四郎にの横で、ユヤは二杯目のご飯をお替りしていた。
そこへ、白カッターにネクタイをしめた青年が、階段を降りてやって来た。
「お、京四郎君。今朝もユヤに叩き起こされたのかい?」
「お早うございます、望さん。今日は遅いんですね?」
椎名ユヤの兄、椎名望は、白いカッターシャツにスラックスという格好だった。
食器棚から自分の茶碗を取り出し、炊飯器からご飯をよそう。
「今日は朝から市役所に行く事になっていてね。
市役所の窓口が開くのは九時からだから、これでも間に合うのさ」
椎名望は、京四郎とユヤの通う、私立侍学園で教鞭をとる者だった。
だが、教師の仕事は授業ばかりではない。
地方自治体や保護者会、時には警察や消防とも連絡を取り合い、書類をやり取りせねばならない。
望は、多忙な校長に代わって市役所まで書類を届ける役目を負っていた。
「それでも、早く起きてくれないと困るわ。お味噌汁、温め直さないと」
望の妹、サクヤは鍋をコンロにかけ、温くなった味噌汁を温めなおそうとした。
「いや、大丈夫だよ。十分あったかい」
望はそう言って、火をかける前の鍋から味噌汁を碗によそった。
確かに彼の言う通り十分温かいのだが、料理にこだわるサクヤは納得いかない様子だった。
出来立てを食べて欲しかったのだろう。少し口をへの字にしている。
京四郎は椎名邸で朝食をとり終えると、ユヤに急かされて自宅に戻った。
歯磨きと着替えだけは自分の家で済ませる。これも、毎度のパターンだった。
一人暮らしの京四郎にとって、椎名家は家族のような存在だった。
椎名家の者達もまた、京四郎を家族のように思っていた。
しかし、彼らが同居する事は出来ない。
兄妹である椎名望とサクヤ、ユヤは兎も角、ただの生徒に過ぎない京四郎を
教員である望の家に一緒に住まわせては、公平性に欠けるのだ。
世間は、それを特定生徒への贔屓と見るものだ。
もっとも、京四郎は京四郎で、椎名家に厄介になる気はさらさら無かったのだが。
眠い目をこすりながら、京四郎は学ランを着て、家を出た。
しばらくすると、ユヤとサクヤが椎名邸を出てきた。
「毎朝叩き起こしてくる割には、毎朝二人とも家出るの遅いよね」
皮肉めかして文句を言う京四郎に、ユヤは答える。
「女性は準備に何かと時間がかかるのよ。軽くメイクしないといけないし」
「ユヤさんにお化粧だなんて、馬子にも衣……」
言い終える前に、京四郎はこの朝六発目のビンタを頬に食らった。
京四郎は、何故かユヤに頭が上がらない。
年は京四郎の方が上なのに、何故かユヤをさん付けで呼んでしまう。
そんな二人が微笑ましくて、サクヤはクスクスと笑ってしまった。
サクヤの服装はユヤとは異なり、ブレザーと長めのミニスカートだった。
彼女はスカートの丈をつめないので、相対的に他の女子よりスカートが長く見えるのだった。
三人が学園にたどり着くと、校門で揉め事が起こっていた。
「スキンヘッドは禁止だと言ったでしょう。低額になりたいのですか?」
生徒指導の白鴉先生が、肌の黒い、猫背の男子生徒の頭髪を指摘していた。
「うるさいっ! 俺はこのスタイルが好きなんだ!」
男子生徒はいわゆる不良で、口には何故か針を咥えていた。
ケンカが弱いくせに調子に乗る上、友達がいないその生徒は、本名さえ知られていなかった。
本人は黒何とかと名乗って暴走族を気取っているが、当然メンバーは彼一人だし、
そもそも彼はバイクの運転も下手だった。
「ちょっと! 先生困ってるでしょ? 体質やケガで髪が生えないってのなら分かるけど、
わざとハゲにしてるんだったら、ネオナチみたいでダさいからやめなさいよ!」
止せば良いのに、ユヤは正義感から、その何とか蠍に食ってかかっていった。
「ちょ、止めなよユヤさん!」
「そうですよ、ユヤ。女の子がケンカ腰になるもんじゃありません」
窘める京四郎とサクヤを無視して、ユヤはえーっと、黒ザリガニ? を睨み続けた。
「えぇい、生意気な小娘め!」
プライドのない不良は、女にも平気で手を出す。
その何とかという男子生徒は、突然ユヤの頬を裏拳で殴り飛ばした。
「きゃっ!」
ユヤが、背中から地面に倒れこむ。
幸い反応の早かった白鴉先生が身を挺して守ったので、彼女は頭を打たずに済んだ。
「何をするんですか、君は! 教師である私の目の前で暴力沙汰など……」
「うるさいっ! この黒さ(ビューッ!)様に殴ってもらえて、むしろ感謝するんだな!」
間の悪い事に、その時突然吹いた風の音によって、彼の名前は聞き取れなかった。
だが、その場に居合わせた者達の怒りはおさまらない。
ユヤは起き上がって尚も突っかかろうとするが、サクヤがそれを止める。
だが、ナントカは全く悪びれようとしなかった。
「フハハハハ! 女ごときがこの黒(パン!)」
唾を撒き散らしながら、調子にのって喚き続けるソレに、
ユヤは今朝七発目の平手打ちを食らわせた。
掌で触れるのも汚らわしいので、ここは当然手の甲で、だ。
そしてその乾いた綺麗な音によって、またもソイツの名前を皆が聞きそびれた。
「君、いくら被害者とは言え私の前で……」
白鴉は、心の中では彼女にグッジョブしながら、表面上は教師として彼女を諌めた。
「ユヤさん、問題になっちゃいますってばっ」
「ここは白鴉先生に任せて、私達は教室に向かいましょう」
京四郎は、黒い奴が激昂した場合を考えて、盾になるようにユヤの前に回りこんだ。
サクヤは、ユヤを校舎に連れて行こうと手を引っ張った。
だが、黒ナニガシは、今度は京四郎を、邪魔と言わんばかりに殴りつけた。
「このモヤシがぁっ! 用の無い者はすっこんでろ!」
「ぐぁっ……!」
白鴉は、目の前で二人目の生徒が犠牲になってしまった事に、瞬間的に怒りを覚えた。
黒えーっと……ソレの手を手を掴むと、凄みをきかせて睨み付ける。
「今すぐ職員室に来なさい!」
だがソレ(もう名前を書くのも面倒くさい)は、もはや退学確定ならば、
逆にどれ程暴れてもこれ以上罰は大きくならないと踏んだ。
こういうところだけ妙に知恵の働く男だ。
ソレは、白鴉に掴まれていない方の手で、尚も京四郎を殴った。
自分より明らかに強い白鴉を殴れない辺りに、彼のヘタレ具合が如実に現れている。
「やめろと言ってるのがわかりませんかっ!」
自分がいながら、三度も目の前で生徒を殴られては、責任問題だ。
だが今の白鴉は、自分が受ける訓告や減俸などの処分よりも先ず、生徒の身を本能的に案じた。
「サクヤさん、二人を連れて行って下さい。念のために、保健室へ」
「は、はいっ」
そうすると今度は、ソレはサクヤをも睨み付けた。
距離が離れているので殴りかかりはしないが、もし手の届く距離であれば、
サクヤすらも殴り飛ばされていたかもしれなかった。
「フンッ! モヤシのような男に、弱っちい女子生徒!
この学校にはマトモに俺とケンカ出来る男もおらんのか!」
自他の力量を把握出来ないソレは、滑稽な程調子に乗って声を荒げた。
校門の周りにいた他の生徒の中にも、彼より強い者はいくらでもいる。
彼らがソレに殴りかからなかったのは、白鴉がいたからだ。
そうでなければ、女を殴るという暴挙に出たソレなど、五秒でタコ殴りにされていたに違いない。
兎にも角にも、白鴉に任せて、自分達は退散しようと
京四郎を始めとする生徒達は思った。
ソレは殺したくなる程に傲慢な社会のクズだったが、相手にもしていられない。
そんなゴミを下手に相手して、巻き込まれるのも面倒だ。
なるべく関わらないでおこうと、多くの生徒達が思った。
だが、京四郎は嫌な予感がした。
こういう、厚顔無恥な態度をとる男を、最も毛嫌いする男がいる。
京四郎は、いつまでも喚き続けるソレに、小声で呟いた。
「やめろ……っ」
その声に気付いたソレが、京四郎の方を見る。
「何だモヤシ! この俺にケンカもふっかけられん男が、偉そうに意見をするな!」
「違う、そうじゃない……」
京四郎は、背筋に寒気を覚えながら、途切れ途切れに言葉を紡いだ。
「白鴉先生、早くその人を職員室に……でないと
奴 が 来 る ・ ・ ・ ・ ・ ・」
職人さんキタ━(゚∀゚)━ GJ!!!
なんか懐かしい感じがしたんだが
もしや漫画版のKYOスレにいた黒(ry のネタ職人さんかな?
とにかく続き待ってます!
いやぁ実は早くも書く気が無くなっちゃったよ
制服姿のゆやを想像したかっただけなんだ、ごめん
制服姿のゆや萌え
もったいないな、このままエロに突入してほしい
エロパロでなくても十分面白い読み物ですた。職人さんGJ!
真面目な白鴉先生バロス。
この後はゆや以外のキャラと三彩衆のコントな絡みが見たいです!!
狂とか幸村とか五曜星徒会とか、不良グループ四聖天とか太四老(これは一体何に属するんだ?)とか!!
校長…村正
教頭…吹雪
で、時人はまだ村正校長の息子って設定で、しかも学ランでした。
ひしぎは教員、ユアンは体育教師、サスケは小学生、幸村はなぜか大学生。
ボンや灯や紅虎、真尋も生徒で同じクラス。
ミゲイラ(アニメオリキャラ)は転校生。
ここまでが漏れが見た侍学園の公式?設定。
だから白鴉先生とか、ヘタレ不良生徒黒なんとかは新鮮で超絶GJ。
そういえば第六天魔王様と一二神将は出たのか知らないや。
第六天魔王と十二神将は名前だけだったね。
ミゲイラが行くはずだった学園の校長と生徒だった。
女の子時人の侍学園が見たかったな。
せっかくの美脚も学ランでは拝めないではないか!
>>109 体操服があるじゃないか
そりゃブルマじゃないかもしれないが、クォーターパンツってのも結構萌えないか?
そしてオリジナル設定で良いのなら、学ランではなくブレザーにチェックのスラックスでも良いし
兄さん方は男装の麗人な時人には萌えないんかね?
アキラとタイマン張って暴露→そのまま…とか。
まあ漏れは三彩衆とかを面白がる旧いしとなんで、
紅虎と真尋が一番好物なんですけどね。
112 :
名無しさん@ピンキー:2007/02/03(土) 15:40:15 ID:bj8EhXVu
そもそも時人は原作では何で男だと思われてたんだっけ
村正の「息子」とか、そういう確定的な書き方されてたの?
単行本無いから覚えてないや、誰か教えて
狂……二回ダブってるせいで同級生から一目置かれる三年生。趣味が悪く、赤いカラコンを恥ずかしげも無く愛用する。
壬生京四郎……狂より年下のくせに同級生なのでタメ口をきき、そのせいで狂から苦手意識を持たれている三年生。
椎名ゆや……京四郎より年下のくせに何故かタメ口をきき、そのせいで京四郎が頭の上がらない一年生。
朔夜……この人は多分三年生というポジションが一番合ってると思われる。生徒会長っぽい。
徳川秀忠……とりあえず三年生か二年生かその辺。熱狂的なタイガースファンなのでニックネームはトラ。
真尋……秀忠が好きだが、中々それを打ち明けられない非常に可愛らしい女の子。
真田幸村……ワケも無く金持ちそう。三年生。朔夜とは何かと仲が良い。
アキラ……ひそかに巨人ファンであるため、秀忠と何かと衝突する一年生。狂の舎弟。
ほたる……狂の舎弟。身長低いのを誤魔化すために変なデザインの下駄を履いている。
辰伶……風紀委員以外にあり得ない。或いは生徒会副会長。断じて会長には見えない。
御手洗灯吉郎……HG。
壬生京一郎……アルビノなので目が赤い、学園の先代理事長。
壬生京三郎……本来は現・理事長だったが、なんかとりあえず事故か何かで死亡。
吹雪……白のスーツが大変似合う校長。学校内部の運営全般の責任者。
村正……病弱な教頭。
ひしぎ……理科系科目の担当教員。
遊庵……こういつはもうバスケ部の顧問以外に想像出来ない。体育の担当教員。
太白……学年主任。
鎭明……仕事をしろ。
時人……ツンデレ。アキラに歯牙にもかけてもらえないのが非常に悔しい、中等部の生徒。
猿飛サスケ……付属小学校の六年生。幸村に可愛がられている。
るる……風邪に効く。
オリジナル設定するとしたら、こんなところか?
>>112 時人は出てきた当初「村正の息子」という触れ込みで登場。
でも壬生では村正は反逆者なので、その立場はすこぶる悪く
大変な苦労を強いられグレてしまいました。
のどぼとけがあったので、確かに男設定で村正の息子なハズでしたが
お話の都合上か時人の人気のせいか、対アキラ戦で実は女の子と判明。
さらに吹雪の実子(吹雪の嫁さんは村正の妹)と判明するも
親子には永遠の別れが訪れるのでした。
ファンブック『陰』には最初の侍学園がマンガで掲載されていて
最後のページに学ラン姿にトレカを持ってる時人が出てます。
京四郎は例によって欠席写真w
何でだろう・・・
制服姿の狂とゆやがセクロスするシーンを思い浮かべようとしたら
どうしても狂がニヤニヤ笑いながら、半泣きで目を逸らしてるゆやを犯してる場面しか想像出来ない・・・
まあ、あれだ。
本編で狂の体が元に戻った時
「もっと凄い事してやるよ。」
と宣言してたからな。
オリジナル設定の学園モノ書いてみようと思ったら
思いのほか長編になりそうな気配がしてきた
118 :
私立上条学園:2007/02/05(月) 15:54:14 ID:XV+C+Smv
私立上条学園
第一話-京四郎-
近頃の日本ときたらどうした事だろう。
漫画やアニメーション、コンピューターゲームが日本の産業の中枢に位置するというのはわかる。
しかしだからと言って、それらサブカル系業界の専門用語が、
世間一般で市民権を得るというのは如何なものか。
テレビをつければ「メイド」喫茶なるものが面白おかしく取り上げられ、
ちょっとネット掲示板を開いてみると、そこかしこで「萌え」だの「絶対領域」だのという言葉が飛び交う。
かつて電気街だった筈の秋葉原が、今では見る影も無い。
この国の未来を憂えて戦った旧日本軍の兵士や、あるいはもっと昔……
例えば戦国時代のSAMURAI達が今の日本を見たら、一体如何程嘆くのか、想像もつかない。
特にこの私……椎名ゆやにとって一番好ましくないのは、
幼馴染の男性が、そういったオタクのケがあるという事である。
「ゆやさん見て見て、ほらこれっ! このサイズで指五本とも別々に稼動するんだよ!」
それがそんなに凄い事なの……? と言いたげな私の表情に、彼は気付かない。
「ったく京四郎ったら……良い年こいてガンダムのプラモなんか買ってんじゃないわよ」
壬生京四郎の部屋は、どこを向いてもガンダムのプラモデルやフィギュアが置いてあった。
本来勉強するべき用途の学習机の上から、本来書物を収める目的で作られた筈の本棚、
果てはテレビの上や、箪笥の上、ステレオの横、春になってもまだ出しっぱなしのこたつの上に至るまで。
兎に角ガンダムのいない所を探すのが難しい程で、
しかも机の上のノートパソコンのデスクトップまでガンダムの壁紙だ。
「これなんか凄く渋くない? アストレイ・レッドフレームって言ってね……」
彼は嬉々として、日本刀をもった赤いガンダムのプラモデルを見せ付けてくる。
本人曰く、SAMURAIのようで格好良いのだそうだ。
本棚に置いてある『プラモ狂四郎』というタイトルのコミックと、
彼の京四郎と言う名が、気持ち悪いくらいに頭の中にサラウンドで響いてくる。
119 :
私立上条学園:2007/02/05(月) 15:54:46 ID:XV+C+Smv
それでもまだ、ロボットに現を抜かしてくれるだけなら、許せていた筈なのだ。
彼のガンダム好きは小学生の頃からなので、今更文句を言う事でもない。
問題は、彼が高校に進学してから、アニメの女性キャラのフィギュアを買うようになった事だ。
スチール製の棚の上に、わざわざ赤く塗装したデスティニーだかディズニーだか言うガンダムと
その横に豚マリアだったかポークだったか言う、女の子型フィギュアを並べて置いてあるのを見ると
私は今でも鳥肌が立ちそうになる。
何でも、自分で勝手に「この子の専用機って設定でカラーリングを施したんだよー」だそうだ。
全くオタクというものは、そういう所で無駄に発揮する創造性には頭が下がる。
そして私にとって更に鬱陶しい事に、女性キャラ趣味に目覚めてからの彼が
私の前で平気でオタク用語を使うようになった事だ。
「あんたの部屋いつ来ても気色悪いんだから、いい加減片付けてよ!」
「またまたぁ、ゆやさんったら。でも、怒った顔もツンデレっぽくて可愛いなぁ〜」
出た、ツンデレ。
彼は事ある毎に私をその名で称する。
何でも、素直になれない女性キャラの事を、この業界ではそう呼んで愛でるのだそうだ。
私は、やっぱり京四郎の部屋になんか、来るんじゃなかったと後悔した。
何故なら、この後に続けて彼が言うであろうお決まりのセリフが、容易に想像出来るからだ。
「ゆやさんってニーソックス履いてるし、ミニスカートだから絶対領域まで備えてるもんね。
まさに萌え〜、って感じだなぁ」
あぁもうほら、背筋が凍りそうになる。
だから学校帰りに制服のままこいつの部屋に来るのは嫌なんだ。
風邪で欠席したと言うから、仕方なくプリントを届けに来てやったというのに、
この男は一言「あ、ありがとー」と言って労っただけで、
その後は延々とオタクっぷりを発揮して、私を不快にさせるばかりだ。
家が近いというだけの理由で、先生達はわざわざ三年生の京四郎のプリントを
一年生の私に届けるよう頼んでくるのだから、始末が悪い。
「……それじゃ、私そろそろ帰るから」
席を立った私に、京四郎が慌てて縋る。
「えぇっ! ちょっと待ってよ、ゆやさぁん! 寂しいよぅっ」
「知るか!」
まったくもって体調の良さそうな京四郎を見ていると、病欠というのも嘘なのではないかと思える。
私は京四郎の手を振り払って、そそくさと玄関に向かう。
「明日はちゃんと来なさいよ?」
「ゆやさんってばそんなに僕に学校来て欲しいなんて、やっぱりツン……」
ガチャンッ!!
私は金属製のドアを後ろ手で思い切り閉めて、わざとらしく彼の言葉を遮った。
120 :
私立上条学園:2007/02/05(月) 15:55:27 ID:XV+C+Smv
京四郎の部屋に立ち寄っていた間に、いつの間にか夕日が沈む頃合になっていたようだ。
自分の部屋に戻った私は、窓の向こう側から赤い空の色が部屋の中に溶け込んでくるのを見た。
鞄を床に放り投げ、制服のままベッドの上に寝転がる。
今日もまた、京四郎のオタクっぷりに意識を掻き乱された事が癪に思えた。
「ったく、あいつったら本当にもう……」
私は、悔しさを覚えた。
私にとって不幸な事に、彼が私を形容する際に使う用語の全てが、ちゃんと全部私に当てはまっているのだ。
確かにニーソックスを履いているから、絶対領域とやらを備えている事になるのだろうし。
自分で言うのも何だけど、顔はまぁ可愛い方だから、男にとっては萌えるのかもしれないし。
そして何より……
本当に、京四郎の事が好きだから。
あぁ、私ってやっぱり、ツンデレなんだろうなぁ……。
小さく呟くと、私はスカートを片手で捲りあげた。
もう片方の手で、パンティの上から股間を撫でる。
「……こんな事っ……しちゃ、いけないのに……っ」
彼を想って自慰にふける事が、私にとって日課になったのは、いつの頃からだっただろうか。
パンティは次第に湿ってきて、純白からやや暗っぽい色に変わってきた。
ちょうど、紫に染まるこの夕暮れの空のように。
彼はきっと、私の本音など知りもしない。
ただ、冗談のつもりでからかっているだけに過ぎないのだ。
それが殊更に私の悔しさを深める。
あぁ、出来る事なら、その唇で私を舐めまわして欲しい。
その指で、私の中を掻き混ぜて欲しい。けれど、叶わない。
彼の指は、もっぱらニッパーと接着剤しか握らない事だろう。
彼に触ってもらえる女性キャラのフィギュアが、少し羨ましく思えた。
まったく、人形に嫉妬するなんてどうにかしてる。
「ふっ、く……ぁん」
空がすっかり黒くなる頃、私は自室で一人寂しく果てた。
121 :
私立上条学園:2007/02/05(月) 15:56:01 ID:XV+C+Smv
第二話-狂-
トーストの焼ける匂いと、ほのかなコーヒーの香り。
そして、カップに口をつけながら新聞に目を通す京四郎。いつも通りの朝だ。
もっとも、京四郎が読んでいるのは社会面などではなく、もっぱらテレビ欄だ。
彼はバラエティ番組に目が無い。少しは経済情勢にも目を向けたらどうなのかと思う。
「ほら、早く食べ終わってよ。片付かないでしょ」
「んー、もうちょっと」
彼は呑気な顔で、バターを塗りたくったトーストの最後の一口をほおばった。
それを見届けると、私は彼の前の皿を取り上げて、流しに持って行った。
こうしていると、まるで夫婦のようだ。
一人暮らしをしている京四郎は、しょっちゅう私の家に来て食事に同席していた。
もっとも、普段から二人きりで食事をとっているわけではない。
今日はたまたま、兄も姉も朝早くから家を出ているだけだ。
誰もいない今なら、思い切って京四郎に抱きついても構わないのではないか、と思う。
けれど、やはりそんな度胸は私にはない。
「そう言えば、狂はゆやさんと同じクラスだったよね? あいつ元気にしてる?」
私の内心の葛藤にも気付かず、相変わらずとぼけた声で、京四郎が問いかけてくる。
「狂……あぁ、あの二年もダブってる、目つきの悪いアイツね。教室じゃ一度も見た事無いよ」
「あはは。あいつはサボり癖がひどいからなぁ」
狂と呼ばれる男子生徒と、この京四郎は、妙に仲が良いようだった。
京四郎が一年生だった頃に、同じクラスに属していたらしい。
頭は悪くないのに授業を欠席し過ぎるせいで、二度も留年し今に至るのだそうだ。
そんな生粋の不良と、オタクでぽややんとした京四郎が、何故友人でいられるのか不思議だ。
私の姉も、一年生の時は京四郎や狂と同じクラスだったらしく、仲は良かったらしい。
もっとも、年の違う私はその狂という男子を、殆ど見かけた事が無い。
特に見かけたいとも思わないけど。
122 :
私立上条学園:2007/02/05(月) 15:56:54 ID:XV+C+Smv
「あら、お早う」
「おはよー、朔夜」
校門で、登校中の生徒達に挨拶をしている私の姉、朔夜と出会った。
膝下までの丈のチェックのスカートから、黒のハイソックスを纏った足が伸びている。
まだ四月の下旬と言う事もあって、上にはブレザーを羽織っている。
首元の赤いリボンは、彼女に非常に似合っていて、可愛らしかった。
この朝の挨拶も、彼女の生徒会長としての仕事の一環らしい。
風紀委員に混じって「おはようございまーす」と声を上げている。
もっとも、生来声の小さい彼女の事だから、他の雑音に遮られて殆ど聞き取れなかったが。
彼女のすぐ傍らでは、風紀委員長の辰伶先輩が咳払いをしていた。
「会長、いくらご家族とは言え、他の生徒達の目もありますので……」
確かに、多数の生徒達に向けて挨拶せねばならない場で、私語は適切ではないだろう。
私達が姉妹である事を知らない者から見れば、ただの公私混同だ。
しかし辰伶先輩も、さり気なく他の生徒に聞こえるように「ご家族とは言え」と言ってくれた。
彼なりのフォローだろう。私は、彼のそういう小さな気配りが気に入っている。
「それじゃ、失礼しますね、会長! 辰伶先輩も」
私は手を振って、彼らの元を離れていった。
姉の事を会長と呼んだのは、普段から「お姉ちゃん」と呼ぶ事に慣れていないからだ。
京四郎はまだ姉と話しこみたかったらしく、やや後ろ髪ひかれながら私の後をついてきた。
京四郎と姉、それに例の狂という男は、妙に仲が良いそうだ。
三人とも一年生の頃は、いつも三人で一緒にいたのだとか。
姉はよく周囲から、どちらが本命かとしつこく聞かれた事もあるらしい。
「で、実際どっちが好きなの?」
私がそう尋ねると、彼女は「もう、あなたまでそんな事言って……」と、困ったように微笑むだけだった。
結局、今でも私は姉が京四郎と狂の、どちらを本気で好いているのかわからず終いだ。
それに、京四郎が姉の事をどう思っているのかも気になる。
普段京四郎が私に懐くのは、ひょっとして私の事を、姉の代わりのように思っているのでは……。
そう思うと、いつも息がつまりそうになる。
こんなとぼけた男のために、この私が息をつまらせるなんて、悔しい。
123 :
私立上条学園:2007/02/05(月) 15:57:28 ID:XV+C+Smv
そんな風に心を暗くしながら歩いていると、廊下の角で人とぶつかってしまった。
「いたっ!」
ぼーっとしていた私は、そのまま体勢を崩して尻餅をついた。
京四郎なら、ギャルゲーのオープニングのようだと喜びそうなシチュエーションだ。
だが、ゲームならばここで私とぶつかるのは、初対面の人間でなければならない。
京四郎にとって残念だったのは、私とぶつかったのが、よく見知った人間だったと言う事だ。
「狂!」
「あ……あんた、京四郎の友達の……」
そこに立っていたのは、まさしく京四郎と姉の友人、狂だった。
「あぁん? ぼーっと歩いてんじゃねぇよチンクシャ」
仮にも友人の妹をチンクシャ呼ばわり出来るというのも、相当な太さの神経の持ち主だろう。
でなければ、普通は友人との関係を慮って、中々口に出来るセリフではない。
だらしなくはだけたカッターシャツのボタンの合わせ目から、厚い胸板が覗き見える。
肌着もTシャツも着用せずに、直接カッターを羽織るなどという格好が似合うのは、彼ぐらいのものだ。
私はどうやら、彼のそのたくましい胸に頭をぶつけたようだった。
「何よっ、久しぶりに会ったと思ったら、いきなり憎まれ口?」
「まぁまぁ、ゆやさん、大目に見てやってよ。こいつ、こういう奴だって知ってるでしょ?」
くってかかりそうになる私の腕を、京四郎の手が引っ張る。
なりゆきとは言え、好きな人に手を握られた事で、私は少し顔を赤くした。
「ちょ、ちょっと! 手ぇ触んないでよ!」
慌てて彼の手をほどく。
そんな私の態度と表情に、京四郎は何も思わなかったみたいだが、狂は何か察したようだった。
「ほぉ……」と、意味ありげな声を漏らす。
それにしても、この男を学校で見かけるなど実に久しぶりの事だ。
京四郎や姉の知り合いだから、多少の面識はあるが、それだけだ。
彼は毎年、留年が確定した途端に学校に来なくなるので、ほぼ誰でも彼を一学期で見納めるのだ。
まぁ、いくら何でも留年が確定するまでに何度かは登校してくるだろうと思っていたが、
まさか今日鉢合わせる事になるとは思っていなかった。
丁度今朝狂の話をしていただけに、気持ちの悪い縁を感じる。
124 :
私立上条学園:2007/02/05(月) 15:58:21 ID:XV+C+Smv
「それじゃ、俺はこっちの棟だから。ゆやさん、狂、またねー」
そう言うと、京四郎は三年生の棟に向かって渡り廊下を歩いて行った。
私はそれを見届けると、狂を無視するかのようにさっさと自分の教室に向かって歩き始めた。
「おい、待てよチンクシャ」
不遜な態度で、狂が私を呼び止める。
「何よ? 何か用でもあるの?」
私は、何かとこの男が苦手だ。嫌い、と言った方が近いかもしれない。
真っ黒な学ランを片手に提げる様が、いかにも不良といった雰囲気を醸し出している。
本当は暑苦しいから着たくないのに、まだ衣替えの期間じゃないから
仕方なく持って来ている、という感じだ。
地肌の上からカッターを羽織る事と言い、こいつの平熱はどうなっているんだと疑いたくなる。
そんな彼が、次の瞬間に言った言葉は、あまりにも意外過ぎた。
いや、意外というのは少し違うかもしれない。ある意味、非常に彼らしい言葉だ。
意外だと思ったのは、四月も終わりのこの時期になって、
こんな事を言い出す奴がいるとは思わなかったからだ。
「俺を教室まで連れて行け」
「……はぁ!?」
素っ頓狂な声を出す私に向かって、狂はいたって平然と命令口調を続ける。
「一回しか教室行った事がねぇから、場所覚えてねぇんだよ。
お前、確か同じクラスだろ? 連れてけ」
断ろうにも、どの道私も教室には行かねばならないのだ。
仕方なく、私は無言で彼を教室まで案内した。
行く道の途中で、ふと思った。
こいつ、何で私が同じクラスだって事、覚えてたんだろう……?
今年に入ってからは、始業式の時に顔を見かけたくらいなのに……。
125 :
私立上条学園:2007/02/05(月) 15:58:56 ID:XV+C+Smv
第三話-ゆや-
鬼眼の狂と言えば、不良グループの間では有名なのだそうだ。
無口で無愛想で極度の面倒くさがり屋のくせに、やたらと喧嘩っ早く、
ちょっとでも調子に乗っている人間がいると、躊躇い無く半殺しにするのだとか。
かつては暴力団の人間と殴り合って、ほぼ無傷で相手数人を病院送りにしたらしい。
それが警察沙汰にならなかったのは、面子を気にする相手のヤクザが
素人の高校生に潰されたという事を公にしたくなくて、口を塞いだとの事。
去年あたりに聞いたその噂の真偽は兎も角として、彼が有名人なのは確かなようだ。
二人で教室に入って行くと、それまで談話していたクラスの者達が、急に静まり返ってしまった。
「おい、あれ……」
「鬼眼じゃん、やばいって」
「学校来てたのかよ……」
「何あの凶器みてぇな目つき」
本人達は小声で話しているつもりだろうが、十数名の学生達が教室のあちこちで
大体同じような内容の事を囁きあっていては、逆に耳に届きやすい。
だが、狂は気にする風もなく、私に席の位置を尋ねてきた。
「おい、俺の席はどこだ?」
「知らないわよ、そんなの。席順は黒板横の掲示板に貼ってあるわよ」
狂は掲示板を確認すると、一番隅の席に歩いていった。
出席率の悪い彼の席は、もっとも目立たない端の方にと設定されているようだった。
体育の時間の直前。
女子更衣室の中で、クラスの女子達が私の周りに集まってきた。
そうして、私は質問攻めにあった。
「ちょっとちょっと、あの鬼眼の狂とどういう関係なの!?」
「あの男に何か変な事されなかった? 大丈夫?」
どうやら、朝一緒に教室に入ってきた事を、同伴での登校と勘違いされたようだった。
私は、答えるのが億劫に感じられた。
「……お姉ちゃんの友達だよ」
私の姉が生徒会長の朔夜だと知っている者は、驚きの声をあげた。
「えぇっ! あの真面目そうな朔夜さんのお友達だなんて……」
事実を知った彼女等のショックは大きいようだ。
男子は勿論の事、女子からも絶大な人気を誇る椎名朔夜が、単なる不良と仲が良いだけならまだしも
よりによってあの鬼眼の狂と友達などと言われては、幻滅してしまってもおかしくない。
事実、私だって未だに信じられないのだ。
「それで、あの狂とゆやさんは、本当に何も関係無いの?」
「何で疑うのよ? 殆ど面識無いし、今日数ヶ月ぶりに顔を合わせただけなんだから」
クラスメイト達の私に対する不信は、中々拭えないようだ。
それ程までにあの鬼眼の狂という男の存在は、誰にとってもスルーしにくいようだ。
……と思っていたら、彼女等が私と狂の関係を疑う理由は、他にあるらしい事がすぐにわかった。
「ゆや、アンタ顔赤くなってるよ?」
「……え?」
私は、手鏡で自分の顔色を確認する。
確かに、頬が紅潮している。心なしか目もトロンとしているようだ。
「狂の事考えてて赤くなったんじゃないのー?」
女子のからかう声が聞こえる。だが、狂のせいで赤くなったとは、到底思えない。
自分にとって彼は、殆ど無関係に近い人間なのだから。
だとすれば、他に顔が赤くなっている理由は……。
126 :
私立上条学園:2007/02/05(月) 15:59:30 ID:XV+C+Smv
「なるほどなるほど。その壬生君って先輩に、風邪うつされちゃったのかもねぇ」
体育の授業を欠席して保健室に行った私は、そこで歳子先生に診断してもらった。
思い当たる節を記憶の中で辿ってみた結果、私は京四郎に風邪をうつされたと判断したのだ。
もっとも専門家によれば、風邪が感染する類の病気だというのは単なる勘違いらしいのだが
しかし咳で風邪菌を撒き散らされている部屋に立ち寄ったのだから、
そのせいで自分も感冒症にかかっていたとしても、恐らく不思議ではないだろう。
案の定、体温計で計ってみると平熱よりやや高い数値を示した。
生活する分には問題無いだろうが、体育となると話は別だ。
「うーん、それじゃここのベッドで休んで行った方が良いわねぇ」
歳子先生はそう言うと、保健室の隣の療養室に案内してくれた。
「私、丁度これから部活動の顧問の先生方と会議しなきゃいけないの。
放ったらかしになって申し訳ないけど、大丈夫?」
歳子先生、こんなキャラだったっけ……?
駄目だ、風邪のせいか、それとも単行本を持っていないせいか、記憶が曖昧だ。
「大丈夫です。気分が治ってきたら、授業に戻りますから」
私はそう言って、ベッドの一つに潜り込んだ。
好きな人から風邪をうつされるというのは、嬉しいような悔しいような、複雑な気持ちだった。
歳子先生が部屋を出て行ったのを見届けると、私は小さな声で
「京四郎の馬鹿……」と呟いた。
127 :
私立上条学園:2007/02/05(月) 16:00:02 ID:XV+C+Smv
何分くらい経っただろうか。
或いは、数十秒と経過していなかったかもしれない。
私の指は、再び私の股間をまさぐっていた。
授業のために体操服に着替えていたので、スカートではなくブルマだった。
中指の先で、筋のあるあたりを控え目に擦る。
京四郎の、あのとぼけたような笑顔に想いを巡らせる。
自分が、京四郎に告白するところを想像してみる。
想いかなって、デートをするところを夢想してみる。
やがて口付けを交わし、その腕に抱かれ、胸板にもたれかかる場面を夢見る。
妄想は段々とヒートアップしていき、それにつられて体も火照ってくる。
元々微熱のあった私の体は更に熱くなり、とても布団を羽織っていられなくなった。
良いや、どうせ誰もいないんだし……。
私は心の中でそう呟くと、布団を体の上からどけた。
そうして右手は股間に、左手は自分の胸にあてがう。
ホテルのベッドの上で京四郎にキスされるシーンを思い描きながら、
さも本当にキスする直前のように、唇を少しだけ虚空に突き出す。
京四郎に揉んでもらうシーンを思い描きながら、体操服の上から胸を揉みしだく。
京四郎に触ってもらうシーンを思い描きながら、ブルマの上から股をさする。
「ふぅ……はっ……ふぅ……んふ……」
徐々に息が荒くなり始める。
風邪をこじらせてしまうのではないかと一瞬不安を覚えるが、体は止まらない。
服の上からでは我慢出来なくなってきたので、直接手を体操服の中に突っ込む。
フロントホックのブラを外して、硬くなった乳首の先端を指先でこねる。
それは弾力を帯びていて、ちょっと指で倒しても、指を離すとすぐにピンと張って元に戻った。
右手もブルマの中に……いや、パンティの中に突っ込み、直接肉を弄り回す。
すぐさまいやらしい液体が分泌され、指先をしとどに濡らしていく。
「あぁ……やだ、こんなの駄目なのにぃ……やだ、だめぇ……っ!」
私は、軽いアクメに達した。
128 :
私立上条学園:2007/02/05(月) 16:00:35 ID:XV+C+Smv
多分、虚ろな眼差しをしていただろうと思う。
手を服の中から出す事も忘れて、私は呆然と天井を眺めていた。
余韻に浸るのは気持ちの良いものだが、あまり気を失い過ぎると馬鹿になりそうだ。
私は着衣の乱れを直して、体を起き上がらせた。
しばらく休んでから、次の授業に間に合う程度の時間に、ここを出て行こう。
そう考えていた。
体は気だるいが、オナニーの後は不思議と気分がすっきりする。
気持ちを切り替えて次の授業に臨もう、そう思っていた。
だが、次の瞬間私は凍りついた。
「き……狂……っ」
離れた位置にあったベッドの上に、あの鬼眼の狂が腰掛けていた。
愛液に汚れた自分の指を思わず隠すが、もはやそんな事は意味が無いと知れた。
狂は、哀れな者を見るような目で、小刻みに震える私の表情を眺めていた。
私は、我知らず涙を瞳に滲ませていた。
そうして、世界が歪んだような錯覚さえ感じた。
もう、お嫁に行けない……。
続く
とりあえずここまで
個人的に、度を越した連作は他の職人さんが投下しづらい空気を作ってしまうと思ってるので
「連作はやめといた方が良い」という意見が多かったら、その場で連載終了する予定
あと、元々時代モノの作品を無理に現代風にしちゃったら、原作の意味が殆ど無いので
出来れば原作に準拠したSSも、他の職人さん方にはドシドシ投下してほしいと思ってます
SAMURAI DEEPER KYOから逸脱しちゃったら、スレの意味が無いので……
とりあえずお疲れ様です。GJGJ!
自分はとりあえず一段落までやって欲しいっすけど…?
京四郎がヲタなのがなぜか受け入れられてワロタ。
そのうちゆやとか朔夜とか阿国テンテーのエロフィギュア作る方に進化しそうな予感。
>>118-129 GJ!! ゆ、ゆやたんハゲ萌え(;´Д`)ハァハァ
続き読みたいです!!
原作とかけ離れたパラレルでも全然OKだと思うよ。もともと過疎状態だったわけだし…。
とにかくこのまま続けてください!
>>89 この人はいつになったら歳子×歳世を書いてくれるんですか?
もう一ヶ月もwktkし続けてるんですよ、僕は
133 :
89:2007/02/07(水) 02:22:04 ID:sqqU5unv
>>132 スルーされたからニーズ無いのかと思って…。
漏れパソからにちゃんに投稿したこと無いし、
携帯サイト作って晒そうかなって思ったんですが、
うっかり公団社やら上条さまに見つかったらブチ殺されかねないと
マジびびってますので、携帯厨で恐縮ですが
出来上がったら投稿させていただきます。
>>129 ∧_∧ +
(0゜・∀・) ワクワクテカテカ
(0゜∪ ∪ +
と__)__)
>>133 大丈夫、別に二次創作を取り扱うケータイサイトなんか立ち上げても
講談社や女史に発見される事も無ければ、仮に発見されても摘発される事も無い
でも、サイト立ち上げるのも良いけど、スレに投下してくれたらスレが賑わうから
俺はそっちの方がいいにゃー
歳子×歳世待ってます!!
137 :
私立上条学園:2007/02/12(月) 13:18:01 ID:rgbL8thb
第四話-弱み-
私は必死に考えた。この状況を誤魔化す言い訳を。
だが、思いつこう筈も無かった。
彼はいつからこの部屋にいた? 恐らく最初からだ。
いくら恥ずかしい行為に没頭していたからと言って、ドアが開く音に気付かない程ではない。
私がベッドに潜り込むより先に、彼は他のベッドの上で寝転んでいたのだろう。
保健室のベッドは一台ごとに仕切りのカーテンが挟まれているので、気付かなかったのだ。
私自身、カーテンを閉めずにオナニーを始めた事は、迂闊過ぎる程に迂闊だった。
いつ誰に発見されるかわからない危機感に悦びを感じるあまり、
実際に発見されたらどんな目に遭うかという現実的な問題を、熟慮していなかった。
布団をかぶっていればバレないだろうという安易な対策を、私は愚かにも
自ら布団をどける事で、無駄にしてしまったというわけだ。
こんな事なら、熱くても布団を被っていれば良かった。或いは、カーテンを閉めていれば……
いや、違う。
そもそも、こんな所でオナニーにふける事そのものがミスだったのだ。
しかし、やってしまったものは仕方ない。
私は、混乱する脳味噌をどうにかフル回転させて、言い訳を考え続けた。
「あの……あ、熱くて、それで……っ」
微熱で体が熱かったので、布団をはいだ。
そうして、汗ばむ体を涼めるために、着衣をゆるめていた。
手が胸元やブルマの中に入れられていたのは、風通しを良くするため。
たまたま手が、誤解されそうな位置にあっただけ。
汗をかき、息を荒くしているのは、風邪をひいているから当たり前。
そのような事が言いたかった。
勿論、こんな言い訳が通るとは思わない。だが、何も言い訳しないよりマシだった。
信じてもらえるとは思わないが、信じるフリぐらいしてもらえたら、気は幾分楽になる。
もっとも、目の前の男は、そんな気のきいた紳士ではない。
「くっくっく……」
狂は額を掌で押さえるようにして、軽く俯いて笑い声を漏らした。
これでも爆笑しそうになるのを、必死で抑えているようにも見える。
彼の嘲笑うような声を聞いた時の私の顔は、赤面していたのか、
それとも青ざめていたのか分からない。
はっきり分かるのは、どうしようもない絶望と後悔の色が浮かんでいたであろう事だけだ。
私はその場に居続ける事さえ出来ず、慌てて部屋を飛び出してしまった。
脇目も振らず廊下を走り続け、外に出た時には呼吸は一層荒くなっていた。
「はぁっ、はぁっ、はぁっ……」
ただでさえ微熱があるのに、余計に体調を悪くしてしまいそうだ。
その場にへたり込んで、ゆっくりと呼吸を整えた。
それから、冷静になった私は、この状況がどれ程の意味を持つか、次第に理解していった。
138 :
私立上条学園:2007/02/12(月) 13:18:33 ID:rgbL8thb
「誰かに、バラされたら、どうしよ……」
まだ少し荒れている息を吐き出しながら、私は懸念を口にした。
声に出したところで考えがまとまるわけでも、状況が好転するわけでもない。
だが、落ち着かない心が自然と私に声を出させたのだ。
皮肉な程に晴れ渡った空が、急に憎らしく思えてきた。
狂は、誰かにこの事をバラすかもしれない。
そうなれば、私の学園生活は終わりだ。
私は今後、保健室でオナニーをしていた恥ずかしい女として、三年間を過ごさねばならない。
噂になる程広まらずとも、ほんの二人か三人の人間に知られるだけでも、致命的だ。
狂一人が知っている現時点で、既に死にたくなる程の恥辱を感じているのだから。
そんな生き地獄に、私は耐えられない。転校するしかなくなる。
ましてやこの事が、姉や京四郎に知られたらどうなるだろう。
二人とも、縁を切る事など出来ない。転校などした所で、家族や幼馴染が相手では意味が無い。
特に姉には、多大な迷惑をかけてしまうだろう。
生徒会長の妹は自慰癖のある痴女だ、などと噂が広まれば、会長職を続けられまい。
それに、想い人である京四郎に、自分がそんな女だと思われるのも堪らない。
そして狂は、その二人と運悪く友人関係にあるというのだ。
狂がこの二人にバラしてしまう可能性は、他の誰かにバラす可能性より、余程高かった。
それに、仮に狂が誰にもこの事をバラさなかったとしても、根本的な問題は解決しない。
何しろ、最低でも狂は私の恥ずかしい秘密を握っているのだから。
弱みを掴まれた以上、脅迫されても逆らえない。
「言う事を聞かなかったら、あの事をバラすぞ」
もしそんな事を言われてしまったら、何を命令されても断りようがないのだ。
……そこまで考えて、私は彼を殺して、口を封じる事さえ考えかけた。
139 :
私立上条学園:2007/02/12(月) 13:19:05 ID:rgbL8thb
次の時間。
私は、とてもマトモな神経で授業を受ける事など、出来ない心理状態だった。
友達の少ないであろう狂が、まさか既にクラス中の人間にあの事をバラしているとは思えないが
それでも、私を見る皆の目が、心なしか哀れんでいるように見えた。
「大丈夫、ゆやちゃん?」
そんな友人の言葉に、過剰に反応してしまう。
「えっ、だ、大丈夫って……何がっ……」
「風邪の事だよ。保健室でぐっすり眠って、体調は良くなったかなぁって」
何だ、そんな事か。
「う、うん! まだちょっと気分は悪いけど……」
私の気分の悪い原因はもはや風邪などではなかったが、クラスメイトは真剣に心配してくれた。
どうやら、まだ少なくともクラスメイト達には、噂は広まっていないようだ。
だが、授業中も周囲からクスクス笑われているような気がして、気が滅入ってしまった。
狂は私に何も言わず、ただ机に突っ伏して居眠りしているだけだった。
今にして思えば、あの時、保健室から逃げ出さなければ良かった。
留まって狂と話し合い、黙っていてくれるように懇願していれば、ここまで悩まなかったかもしれない。
勿論、黒い噂の絶えない狂が、約束を守ってくれるかどうかはわからない。
仮に守ってくれたとしても、弱みを握られている事に変わりは無い。
それでも、形だけでも約束を交わしていれば、少しは気休めになったかもしれないのだ。
自分の浅はかさが、つくづく嫌になった。
何時間経過しようと、休み時間になろうと、放課後まで狂が
全く私にコンタクトをとってこなかった事が、逆に私には不気味に思えた。
授業が終わって、ショートホームルームを終え、クラスの皆が散り散りに帰途につく時間帯。
「また明日ねー」「バイバーイ」
そう言って手を振り別れる友人達を見届けながら、私は自分の席から一歩も動かなかった。
家に帰ろうなどと呑気に言っていられる状態ではなかった。
殆どのクラスメイト達が教室からいなくなった後、誰に命令されたわけでもないのに、
私は未だに私同様教室に残っていた狂の席まで、とぼとぼと歩いていった。
「呼んでもねぇのに俺ん所に来るなんて、中々度胸があるじゃねぇか」
帰り支度もせずに椅子の上で足を組んで座っている狂は、ニタニタと笑ってそう言った。
その言葉が、日頃から暴君のように恐れられている狂に、敢えて接触を試みた私の度胸を褒めたのか、
それとも、私の弱みを握った狂がこの先どんな要求を突きつけてくるか、大方想像はつくのに
それでも彼を避けようとせずに近寄っていった私の諦めを揶揄したのか、私にはわからなかった。
「……お願いだから、あの事は誰にも……」
私は、彼が要求を突きつけてくる前に、先ず自分の要求を突きつけた。
しかしこれは、足元を見られる事にはなっても、先手を取る事にはならない。
焦って最優先の要求だけを口にしてしまった事を、私はすぐに後悔した。
どうせこの後、黙っていて欲しいなら言う事を聞け、などと言われるに決まっているのだから。
140 :
私立上条学園:2007/02/12(月) 13:19:42 ID:rgbL8thb
だが、狂は意外なセリフを吐いてきた。
「あの事って、何の事だよ?」
私は一瞬、呆気に取られた。
まさかあの状況で、私の痴態を目撃していない筈はない。
現に彼は、あの時、私を嘲笑うように「くっくっく……」と笑っていたのだから。
だが、そんな私の困惑を無視して、狂は話し続けた。
「お前はあん時、体が熱かったから、服をゆるめて風を通してた。ただ、それだけだろ?」
その言葉を聞いた時、私はいくらか安堵した。
まさか本当に、私の言い訳を信じてくれたの? いいや、そんな事は無いだろう。
きっと、全て分かった上で、とぼけてくれているのだ。
我侭を言うなら、本当に彼が私の言い訳を信じてくれていれば
それがベストだったのだが、この際そんな事はどうでも良い。
少なくとも彼は、私が思っていた以上に紳士なところがあるようだ。
この分なら、この先脅迫めいた要求を突きつけられる事も、誰かにバラされる事も無さそうだ。
神様仏様紅の王様、私を救ってくれて有難う!
神仏に感謝した私の表情は、恐らく一気に緩くなった事だろう。
張り詰めていた緊張と警戒の糸が切れ、途端に心のガードが甘くなったに違いない。
だからこそ、次の瞬間に狂が呟いた言葉が、一層私の胸に深く突き刺さった。
「心配すんな……誰にも、お前がオナニーしてたなんて、チクったりしねぇよ」
え……?
私は、笑ったまま固まった。
空は、うっすらと黄色くなってきていた。
誰もいない教室で、狂はゆっくりと立ち上がると、私の顎を片手でくいっと持ち上げた。
「おいおい、そんな怖い顔すんなって」
狂はそう言うと、中身の殆ど入っていない薄っぺらい鞄を片手に、教室を出て行った。
呆然と立ち尽くす私が、慌てて狂を追いかけるべきだと思い立ったのは、
それから十秒はゆうに経ってからの事だった。
141 :
私立上条学園:2007/02/12(月) 13:20:14 ID:rgbL8thb
「まっ……待ちなさいよ、狂!」
隣の棟に繋がる渡り廊下のあたりで、私は狂に追いついた。
狂は私の声に反応して、少し振り返った。
「はぁ、はぁ……アンタ、どういうつもりよっ!」
訊いたところで、答えはわかりきっている。
この男は、つまるところ卑怯なのだ。
自分から何かを強要するつもりは無いのだ。
私の弱みを握っておきながら、さも何も握っていない、さも対等の立場のように振舞う。
それでいて、要所要所で私の弱みをチクリと刺し、私を焦らせる。
そうして、彼の機嫌を損ねないためだけに、私は彼の望む事をする。
そしてそれは、紛れも無く私の自由意志という形になる。
当然だろう。
彼は、一切私を脅迫してはいないのだから。
少なくとも、表面上は。
サディストというものはこういうものかと、私は生まれて初めて思い知った。
「どういうつもり……ったってなぁ。
お前ちょっと疑り深ぇんじゃねぇのか、あぁん?」
わざとらしく首を傾げる彼の目つきが、たまらなく憎い。
元々気性の荒っぽい私の事だから、本来ならここで平手打ちの一発も食らわせてやりたくなるところだ。
しかし、相手が自分の弱みを握っているとなれば、そんな事は出来よう筈もない。
確実に言える事は、私が彼の掌の上でコロコロと転がされてやる以外に、
私に選べる道は無いという事だった。
142 :
私立上条学園:2007/02/12(月) 13:22:50 ID:rgbL8thb
とりあえずここまで
以前も言った通り、度を越したくはないので
他の誰かがSSを投下しない限りは、続きは投下しません
万一「続きはまだかゴルァ!」という方がおられましたら
歳世×歳子の職人さんを催促するなり、他の職人さんを募るなり
ご自身で何か投下されるなりして下さい
じゃーねー
143 :
名無しさん@ピンキー:2007/02/22(木) 00:44:21 ID:nfsn/xcm
保守です。
144 :
名無しさん@ピンキー:2007/02/23(金) 03:33:20 ID:Yu7RMeRn
特に誰も投下する人がいないなら続きを投下しちゃえばいいのに
続きもかなり気になりますし…
>>144 すんません、このままスレ落ちちゃうと思って
一昨日あたり、書き溜めてた分全部ゴミ箱に……
>145
なに、気にしなくていいよ。
無理して書き直すのも大変でしょうし、
新しい職人さんが来るのを待ちましょう。
何か1巻か2巻あたりで
阿国が「京四郎様はあんなことやこんなことをして、女の悦びを〜ry」ってあったけど、
その当時の小説きぼんぬ。
148 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/04(日) 23:00:29 ID:/5veCTkE
保守させて下さい。
保守
KYO同人サイトの女体化小説はこのスレの住人的にはどうなの?
151 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/16(金) 01:55:44 ID:W6lSuEM/
女体化は無理だ。
どうしてもキモイ
さよか。
この板では受け入れてるスレもあるからビックリしてたが
この作品だと無理か。
同人サイトは結構多いみたいなんだけどな。
何となく聞いただけなんでスルーしてくれい。
女体化ってだれを?心霊とか?
154 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/20(火) 01:06:48 ID:rjN2VPvx
4月から女史新連載あげ
女体化黒蠍萌え
狂ゆや期待ホシュ
何でかなぁ……
狂とゆやのカップルを思い出そうとして、ネウロとヤコを思い出してしまうのは……
>>147 あの頃は阿国はエロキャラだったよな…。
後半サスケにはおばさん呼ばわりされてたが…。
青年誌ならイロイロ凄いことになった気がする。
昔はエロ描写豊富だったのに何故か後半に進むにつれてなくなってったよな
エロはどうしてもギャグっぽくなるからねぇ
後半のシリアス戦闘時にエロされたら、興ざめだったかも
161 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/01(日) 09:03:42 ID:IW9kNemM
samurai age
>>159 ゆやが一番エロかったのは崖から落ちそうになった時だと思うけど、どう?
あと聞きたいんだがゆや受け同人サイトとかってどんな感じ?
あれってやっぱ腐女子だけのモノ?
>>162 自分も崖から落ちそうになったときかなー
ゆや受けの同人サイトさんはわりとそんな感じだと思うけど、
男性向けもあるよ。
>>163 ゆや受けの男性向けサイトってあんの?なかなか無いから探してんだけど…
スレ違いですまんが探し方のヒントだけでもいいからよかったら教えて
>>164 携帯サイト探すと見つかるとおも
某18禁エロ絵サイトさん(ワ○ピースメイン)も一枚だけど描かれてたよ。
職人さんのお帰りお待ちしてます!
167 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/16(月) 19:44:32 ID:tRiCUjyw
ゆやレイプしてぇ〜
紅虎×真尋マダー?
169 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/28(土) 00:46:09 ID:a/rlb0l5
保守
「や、ちょっ……やめなさいよ二人とも!
朔夜さんも、見てないで止めて下さい!」
後ろから狂に両胸を揉まれ、身動き出来ないようしっかりと抱きしめられ、
正面からは、酔った京四郎が唇を近づけてくる。
普段なら相手を蹴飛ばしてでもこの場から逃れようとする筈だが、
自分自身も酒の影響を受けているからか、今のゆやは抵抗らしい抵抗も出来なかった。
飲んでいない朔夜と、酒に強い狂だけが正常なままだ。
だが、朔夜はゆやを助けようとしないし、狂は率先してゆやを苛めようとしている。
二人とも、この状況を楽しんでいる様子だ。
「きっ、狂は兎も角ぅ……朔夜さんまで……んんっ」
酒臭い呼気とともに、京四郎の唇がゆやのソレに重なる。
胸を揉まれながらの接吻と、この回避したくても出来ない状況に
ついに諦めを覚えたのか、ゆやは何も言わなくなった。
京四郎の人差し指が、ゆやの内腿をつぅっと撫でる。
狂の人差し指が、浴衣と胸の隙間の密着部分を剥がしていく。
ぴくん、ぴくんと震えながら、ゆやはきつく唇を閉じて、なすがままにされていた。
「何だか、面白そうですわね」
顔を赤らめながら、朔夜は興味津々といった風に、三人の行為を見物している。
「後でゆっくり相手してやらぁ、ちょっと待ってろ」
ゆやの白い乳が、弾んだように浴衣からさらけ出された。
薄桃色の先端は、まだ硬くなってはいなかった。
右を狂、左を京四郎に揉みこまれ、感覚が変になっていく。
「やはぁあ……こんなの、あたしじゃないぃ……」
「大丈夫だよ、ゆやさん。酔ってるから照準狂うかもしれないけど、
ちゃんと穴は間違えないようにするから!」
余計に不安になるような言葉を残して、京四郎はその夜、二度と喋らなかった。
否、彼だけではない。
その晩は皆、一言も話す事なく、明け方まで行為に没頭していた。
171 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/05(土) 23:49:46 ID:yltz5Pgs
保守
172 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/08(火) 00:05:49 ID:ZFtJXeHY
一周忌
↑もう新連載始まるよ!
26号からだって。
記念挙げ!
VIPPER KYO!1
なにぃ?!!
今度はどんな話になるんだ?!
いよいよ今週の予告に載るな。
クオカだかのイラストが女子高生だったらしいので
学園ものと予想。侍学園好きそうだったし。
学園モノでなくて盗賊ファンタジーだったね。
「しろがねの鴉」・・・・白鴉じゃないですよ。
カラーページの予告に感動した。
178 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 18:29:40 ID:JVlsSlRC
バサラ×サンテラ見たいっす!
>>178 サンテラたんは触れると触れた相手が溶けるからなあ…。
初めて抱きしめてくれたのが灯たんだったよね確か。
しろがねスレでエロネタで暴れてる人はこっちで発散すれば
いいのに…。
180 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 10:54:48 ID:+lonfWnI
サンテラが気絶してるか、
死んだバサラの怨霊がサンテラの夢に現れたら大丈夫かも
>>180 それが本当のドリーム小説か。
とはいえ、このスレ来た時から職人さん少ないからなあ…。
182 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/10(日) 16:46:22 ID:NRaHbegG
あー 確かに。自分書けないこともないが下手するとホラーちっくになるからなー
183 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/03(火) 03:43:09 ID:rbg+ftgs
保守
保守
185 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/02(木) 22:03:25 ID:RXaO5lZx
上条総合立てるのが賢い気がする
しろがねのエロは投下されないと思う
まだキャラが出てきたばっかりだし、何と言っても
まだ10話だからね〜。書きようが無いと思います。
全盛期のログとか無いですかね〜?
職人さん来て〜!
188 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/15(水) 17:14:14 ID:ACSsD8lW
保守
未だに
>>61の人のアキ時の続きを待っている自分がいます。
見ていたら続きを描いて下さい、職人さん!!
職人さん居ませんか?
191 :
名無しさん@ピンキー:2007/09/13(木) 02:04:07 ID:fQJ7p1go
保守
192 :
名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 11:37:58 ID:btBqSTf0
保守。
SSできるまでしばらくおまちください。
193 :
名無しさん@ピンキー:2007/10/04(木) 23:59:56 ID:QnD2MZM7
保守
194 :
名無しさん@ピンキー:2007/10/31(水) 23:55:23 ID:TNLbFxfe
保守
ちょぼちょぼ投下予定です。
歳子×歳世
愛なし系。
196 :
歳子×歳世:2007/11/20(火) 20:36:29 ID:tBhDhs2W
「歳世ちゃん、ちょっと…。」
歳子のこの呼び方には意味がある。
歳世は歳子の方に向き直った。
「今回はこれを『研究』に使いたいんだけど…。」
歳子の手には双頭の張り型が握られていた。
やはり例のことだ。
『研究』と称した肉体の宴。
彼女たち『壬生一族』は人間を遥かに凌駕する
知識、技術、肉体を持ちながら、滅亡への道を確実に歩んでいる。
一族の文明をもってしても克服できない『死の病』と
新しい命が誕生しない事実。
一刻を争う事態にも関わらず、歳子は研究と称して
壬生一族きっての淫具師の作品を次々に歳世や自分に試すのだ。
歳子は壬生一族の危機など、どうでも良かった。
壬生一族の不老長寿に加え、自分の驚異的な再生力。
そして死人をあたかも生きているように動かす能力さえあれば
自分の理想は全て手に入れることができると思っていた。
歳世もまた、歳子だけのために創られた死人なのだ。
戦闘状態時に自分が安全かつ安楽に対処できるように。
そして、肉の快楽を徹底的に追求できるように。
「これ、淫具師の最新作なの。早速試してみない?」
双頭の張り型に口付けながら、歳子が流し目で歳世を見る。
歳子は長い髪に額を出した髪型で、いかにも甘え上手という
雰囲気の女だ。対して歳世は黒髪を肩口で切りそろえた、
凛とした、武芸者を思わせる雰囲気の女だ。
今は二人とも下着が見えそうな位の丈の短い揃いの着物を
着ているので、一瞬同等に見えてしまうが、観察すれば全く
性質の異なった女達だと分かる。
歳世は歳子の姿を見て瞑目した。
断っても既に歳子はその気なのだ。
自分をこの世に呼び戻した主は歳子だから、命令には絶対服従だ。
どんなことをされようとも、自分は自分で快楽を見つけて浸るしかない。
思い直して、歳世は歳子が握る淫具を見つめる。
ふと、歳世はある男性を思い浮かべてしまった。
と、双頭の淫具は、突然、片側がぞんざいな形から、男のものを
正確に描いたように変化した。
歳世が驚いていると、歳子は得意気な顔をした。
すると、もう一方も全く同じに変化していった。