1 :
名無しさん@ピンキー:
2 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/03(木) 13:57:09 ID:4GiATJC8
すいません、理沙のシリーズの作者ですm(--)m
書き込んでいたら容量が超えたので、皆様の承諾なく建てさせていただきました。
不都合等ありましたら言ってください。
GJ
俺も感想を書き込もうとしたら、書き込めず。
しかも、スレも建てられなかった……
着実にダルマに近づいていく理沙に毎日ワクテカしながら楽しみにしてます。
立てても全く問題ないと思う。
理沙、かなり面白いし文才もある。続き熱烈期待!
ところで、前スレのまとめとかはないんかな?
もう一度読みたい作品がいくつもあるんだが・・
それくらいは自分でしろよ。
SSを書いてくれるネ申に負担を増やしてやるな。
エロパロの総合保管庫に入れて貰ってる筈だが?
即死防止に一日一書き込み
即死防止に一日一書き込み
即死防止に一日一書き込み
10 :
テンプレ?:2006/08/07(月) 03:35:59 ID:15/JtDCB
11 :
10:2006/08/07(月) 04:12:24 ID:15/JtDCB
12 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/07(月) 09:07:08 ID:uxJ81Pvw
(前スレ842−843からの続き)
※注意! この作品にはグロ・残酷描写が含まれます。
苦手な人は読まないでください。
風呂から上がった二人は、もう一度診察室を通ってエレベータに乗った。吉川は既に理沙のオシッコの片づけを終え、データの入力作業をしている。ぺこりと会釈をしていく理沙に、吉川はにっこり笑いかけた。
エレベータは一階分だけ降りて停まった。扉が開くと長い廊下がある。その左右に扉があり、石本がその廊下を奥へと進んでいく。理沙はきょろきょろと周りを見回しながら後に従った。
扉は引戸で、廊下側には窓がない。そして恐ろしく静かで、ひんやりした空気が理沙を不安にさせた。
石本は一番突き当たりの部屋まで進んだ。ポケットからカード状の鍵を取り出し、扉を開ける。扉の中に入ると、そこは1坪ほどの大きさの部屋になっていた。
そして石本は、壁の横にあるセンサーに掌を当てる。と、外側の扉が閉まって内側の扉がゆっくりと開いた。
「ビックリした? 二重扉になってるのよ」
いたずらっぽく笑いながら石本が内側の扉をくぐる。病室は、理沙が思っていたよりはるかに大きく立派だった。20嬢はある大きさの部屋の真ん中にダブルベッドほどの大きさのベッドが一つ。
ベッドの向こうには応接セットが置かれてあり、冷蔵庫やキャビネットまで置いてある。
そして二重扉分のスペースは、トイレになっていた。理沙は入院した経験がないが、ちょっとしたマンションの一室並みに豪華な内装に眼を見張った。
しかし同時に、理沙はこの部屋の奇妙なことに気がついた。まず、壁面の大きな窓がすりガラスになっている。次にテレビなどのAV機器がない。そして何より、ベッドの周囲に幾つもの可動式カメラがある。
「ほら、理沙ちゃん」
部屋の中を見回す理沙に、石本がキャビネットから取り出したものを手渡した。理沙がそれを受け取ると、想像以上の重さに驚く。それは鉄製の枷だった。石本が自分の手首を示す。
理沙はごくりと唾を飲み込んで、その手錠を左右の手首にゆっくりはめた。
次に石本は足首用の枷を手渡す。理沙はベッドに腰掛けてそれを足首にはめる。結構な重量があるそれを四肢にはめたことで、理沙は自分が囚人になったような気がした。
しかし石本は、もう一つキャビネットから取り出したものを手渡した。理沙が受け取ったものをみると、それは膝に巻くサポーターのようなものだった。石本も膝に巻けとジェスチャーで示す。理沙は戸惑いつつもそれを両方の膝に巻いた。
「じゃ理沙ちゃん、ベッドに乗りなさい」
「は、はい」
理沙はベッドの真ん中まで移動し、仰向けになる。可動式のカメラがじっと理沙の裸体をみつめる。
「腕を上に上げて。万歳の格好になるのよ」
石本の指示に理沙は素直に従う。石本はベッドの四隅から出ている鎖を伸ばし、理沙の手枷につないだ。ガチャッという大きな音が響く。理沙は一度大きな深呼吸をした。
両手の固定が終わると、石本がベッドをぐるりと回って足首を固定する。そしてベッドの縁の真ん中部分から別の鎖を取り出して、理沙の膝に巻いた拘束具となついだ。
全部の鎖をつなぎ終わったのを確認し、石本が再び枕元に来る。そして、ベッドの脇にあるコントローラを手にするといくつかのボタンを押した。
「……あ、ひぃっ!?」
うぃぃんというモーター音とともに、両手・両足の先に繋がれた鎖が巻き取られていく。たちまち理沙は、×字状にベッドの上で磔にされてしまった。四肢が伸びきり、首から上しか動かすことはできない。
「ひ、ぃた、いたいっ……です……」
「じゃあ理沙ちゃん、この部屋の説明をしますね」
余りの痛さに悲鳴を上げる理沙を無視して、石本が説明を始める。
「まず、この部屋は入ったときに判ったと思うけど、二重ロックによる完全防音構造となっています。だから部屋の中でどんなに泣き叫んでも、廊下には全然聞こえないのよ。もちろんこの窓も二重強化ガラスだからね。
そしてこのカメラ。これは遠隔操作で動かすことができるようになっていてね、二十四時間ずぅっと理沙ちゃんの様子を映しつづけるのよ。もちろん音声も拾えるから、何か用事があったらこのカメラに向かって叫んでね。
ああそうそう。このカメラはナースルームのほか、『ご主人様』がインターネット経由で操作することもできるのよ。
幾つものカメラを操作して、理沙ちゃんの全身・泣いてるお顔・そしてかわいいアソコをそれぞれアップで撮影……なんてことも可能なの」
「え……えぇ……」
13 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/07(月) 09:09:21 ID:uxJ81Pvw
「そしてこの鎖だけど」
言いながらさらに石本がボタンほ押す。と、膝の拘束具に結ばれた鎖が縮まり、その分足首の鎖が伸び始める。
「え、や、やだぁ!」
理沙は自分が恥ずかしい姿をとらされようとしていることを理解した。が、機械の力に抵抗することはできず、やがて彼女は両足を左右に割り広げた格好で固定されてしまった。
「このように、いろんなポーズをとらせることができるのよ。6本の鎖は別々に動かすことができるから、片足だけ開くなんてことも可能よ。
そしてもちろん、この鎖についてもご主人様はインターネットで操作ができるわ」
「はぅ……」
「だから、いきなり両足をがばっと開いて、カメラでじっくりアソコを観察……なんてことも可能なのよ」
「そんなぁ……」
「可愛い声出しちゃって。……あら、しっかり感じてるみたいじゃない」
笑いながら石本が指摘する。大きく広げられ隠すものがない理沙の秘裂からは赤い秘肉が顔を覗かせていた。少量の秘蜜もこぼれ始め、石本はそれを指先に掬ってぺろりとなめる。
「ふふ。理沙ちゃんのお蜜、結構おいしいわよ?」
「ああ……」
そして石本は、理沙にその格好をさせたまま、一旦部屋を出て行った。
理沙は足を大きく広げた格好のまま、じっとカメラを見つめていた。何台もあるカメラはそれぞれ別のマニピュレータの先につけられており、様々な角度から彼女の体を撮影することができる。現在、一台が顔を、別の一台が下腹部を写す場所にある。
(ご主人様、カメラの向こうにいらっしゃるのかしら……?)
そう考え始めると、勝手に秘裂がむずがゆくなる。盛り上がった陰核がさらに大きくなり、一人でに肛門がひくひくとうごめく。ああ、と理沙はため息をついた。
しばらくすると扉が開き、石本がワゴンを押しながら入ってきた。理沙は首だけを起こして石本をみる。
「はぁい、それじゃあお待ちかねの『カテーテル』と『アナルプラグ』でぇす」
楽しそうに笑いながら石本がワゴンの上からそれぞれの道具を手にとって理沙に見せる。理沙はそれぞれの太さが思った以上にあることに、目を見開いた。
「そ、そんなに太いの……?」
「これでも一番細いのを持ってきたのよ。
カテーテルは『注入』と『排泄』それぞれが可能なタイプを持ってきたわ」
「ち、注入?」
「オシッコをするだけじゃなく、膀胱の中を綺麗に洗うことができるようにね。そしてこのアナルプラグは、直腸内壁になるべくぴったり触れるよう、太くて長くなってるのよ」
「そんな、無理です! そんなの入れられたら、壊れちゃう……」
「大丈夫よ。さっきの肛門鏡より一回り大きいだけだもの。ま、長さのほうは多分、直腸いっぱいでしょうけど」
「や、やぁ……」
「ほら、じゃあ始めるわよ。まずはカテーテルから入れるからね」
石本はそう言うと、理沙の腹をまたいで座った。理沙は首を持ち上げるが、石本の大きな尻に阻まれて下半身で何をされてているのか窺い知ることはできない。
突然、理沙の陰核に冷たいものが触れた。「ひゃん!」と体がびくりと跳ね上がる。
「ほら、動かないの。危ないでしょ?」
「な、何してる……んですか?」
「消毒よ。これから尿道にカテーテルを入れるんだから、アソコを綺麗にしておかなくちゃね」
説明しながら石本が、アルコール綿で理沙の性器を拭いていく。陰核、尿道、膣口、そして陰唇の襞の奥まで、丁寧に広げながら消毒を繰り返す。
14 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/07(月) 09:09:56 ID:uxJ81Pvw
「やぁねぇ。あとからあとから愛液を溢れさせちゃ、消毒できないでしょ?」
「ご、ごめんなさい……」
「まあいいわ。カテーテルを入れる段になったら、『気持ちいい』なんて言ってられないでしょうし」
そう呟いて、石本はワゴンの上からカテーテルを手に取った。その丸い先端部が理沙の尿道をくすぐる。理沙は反射的に尿道に力を入れた。
「こら、そんなに尿道に力を入れちゃ駄目でしょ?」
「あ、ごめんなさい」
「下手に力を入れると、却って痛いわよ。……じゃ、入れるからね」
石本がカテーテル挿入を宣告する。片手で理沙の陰唇を開き、もう片手でカテーテルをぐっと押し込んだ。理沙は目を閉じ、なるべく下半身に力を入れないようにしていたが、尿道に異物が差し込まれ始めた途端、あまりの痛みに閉じていた目を見開いた。
「い……たた、痛いっ、いた、痛ぁい!」
「まだほんの入り口よ? これから膀胱までまだ数センチあるんだから」
「や……いた、痛いのっ! 本当に痛いのぉ!」
「だから下半身の力を抜きなさいって言ってるでしょ? 固くて入りづらいわよ」
「ひぐ……あ、あぅ……そんな、無理……痛ぁぁぁぁい!!」
声を限りに理沙が痛みを訴える。しかし石本は、全く気にする風もなくカテーテルの挿入を続けた。太い管が自らの尿道を侵入してくる感触に、理沙は激しく頭を振って耐えた。
「……はい、入りました」
石本が理沙の腹の上から降りる。理沙の顔は涙と汗と涎でベタベタに汚れていた。石本は彼女の顔を軽く拭いてから、小さな注射器を手に取った。
「……あ、お……注射?」
朦朧とする意識で理沙が尋ねる。石本は無言で、カテーテルの管に注射器をつなぐと、ゆっくりと注射器のピストンを押し込んだ。
「……あ、な……に?」
「カテーテルの先端のバルーンを膨らませたのよ」
注射器を外しながら石本が説明する。
「カテーテルはこれからしばらく入れっぱなしだからね。抜けないように、膀胱の中で先端部分を膨らませたの」
「……ああ」
石本は手際よく、排泄部分にチューブをつなぐ。そして、点滴の容器のようなものを取り出して、カテーテルにつなげた。
「……今度は、なんですか?」
「ん? さっき言ったでしょ? 『膀胱の中を綺麗に洗う』って」
「……え、まさか」
理沙が石本の言葉の意味を把握するのにしばらくかかった。その間に石本が点滴のチューブについたストッパを外す。じわりと膀胱が膨らむ感触に、理沙の意識が急激に呼び戻された。
「え、あ!?」
「ふふ。精製水が膀胱に広がって、きもちいいでしょ?」
「や、やだこれ……」
理沙は勝手に膨らむ膀胱に、激しい尿意を感じ始めていた。冷たい精製水はぶるりと理沙の体を震わせる。
が、理沙が排尿をしようとしても、どうしてもオシッコをすることができない。戸惑う理沙に石本が笑いかけた。
「オシッコしたいでしょ? でももう少し我慢してね」
「え、そんな」
「排泄口のほうは、精製水が全部入るまで閉じてあるわ。だからオシッコができないのよ」
「ええ?」
「たった500ccなんだし、我慢なさい」
「そ、そんなに……入れるの?」
理沙は点滴精製水を見た。まだ半分ほどしか入っていない。あれが全部入れられるまで……理沙は急激に強くなる尿意に歯を食いしばって耐えた。
15 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/07(月) 09:10:39 ID:uxJ81Pvw
「……はい、もういいわよ」
精製水がほぼすべて入ってから、石本は排泄口のクリップを外した。理沙はたまらず一気に排泄をする。限界まで我慢したオシッコを排泄する快感に、理沙はふうとため息をついた。
そのため息を聞いて石本が微笑む。理沙は尿意に代わって羞恥心がこみあげてくるのを感じ、ぷいと顔をそらした。
「……もう終わった?」
排泄が止まって、石本が理沙に聞いた。理沙は無言で頷く。石本は排泄チューブの終端にある袋を取り替えた。
「これからあとの尿については全部、量を記録しますから」
「……はい」
理沙が恥ずかしげに頷く。石本は次に、アナルプラグを手にして再び理沙の腹の上に座った。ワセリンが肛門の内にまでたっぷりと塗り込められる。石本の指が肛門を刺激するたび、理沙は鼻に抜ける甘い声をあげた。
「じゃ、お待ちかねのアナルプラグを入れまぁす」
「べ、別に待ってなんて……」
口答えをしようとする理沙を無視して、石本がアナルプラグの挿入を開始した。ワセリンのお陰で、理沙の肛門は極太のプラグをゆっくり飲み込んでいく。プラグについた小さなイボが肛門を通過するたび、理沙は息を飲み込んだ。
「うふふ。思ったより簡単に入るじゃない」
「ああ、でも……痛い、です……」
「そりゃあね。肛門が限界まで開かれているもの。ほら、もうちょっとよ」
プラグがついに根元まで入る。急に細くなったプラグに肛門が収縮し、理沙は思わず「はぁん!」と嬌声をあげた。
「なぁに、エッチな声を出して」
「……ごめんなさい」
「謝ることじゃないわよ。……そんなアナル大好きな理沙ちゃんに、いいこと教えたげる」
悪戯っぽく笑いながら、石本がワゴンの上から小さなリモコンを取り出した。
「そんな……私、アナル大好きってわけじゃ……はぁっ!?」
「どう? そのアナルプラグのバイブレーターの威力は」
言いながら石本がリモコンのツマミを捻る。理沙は全身を戒める鎖をガチャガチャと揺らしながら、アナルと直腸を刺激するバイブの快感に耐えた。
「やだ……止めて。お願いです、止めてぇ!」
「肛門と直腸にぴったりフィットしているプラグのバイブですものね。すごくキクでしょ?」
「やだやだやだ、またイく、イっちゃう! 駄目、ご主人様が見てるのに! お願い止めて……ああっ!」
理沙が泣きながら懇願する。ビクビクと全身が震え、息ができなくなる。ああ、駄目……! そう思った瞬間、石本がバイブを止めた。
「…………えっ」
「なぁに? イきたかったの?」
意外そうな理沙の顔を覗き込んで石本が笑う。理沙は返答に困って顔を背けた。
「ふふ。言いことってのはね理沙ちゃん」
理沙の全身から吹き出している汗を拭いながら、石本が説明する。
「このバイブも鎖やカメラと同様、ご主人様が遠隔で操作できるのよ」
「え、ええっ!?」
「しかも、鎖やカメラは私たちでも操作できるけど、バイブはこのリモコンを除いて私たちじゃ操作できないの」
「……それじゃ」
「これから先バイブが動いたら、それはご主人様が動かしてくださっているのよ」
「……ああ」
この向こう側にいるご主人様が、バイブを動かしてくださる。先ほどの強烈な快感を思いだし、理沙は熱っぽくカメラを見つめた。
「ま、このアナルプラグにはもう一つ凄い機能があるんだけど……それはまた後日」
石本は道具をワゴンの上に片付け、もう一度理沙の顔を拭く。夕方になったらお夕飯を持ってくるからね、と言って部屋を出て行こうとする石本に、理沙がそっと声をかけた。
「……石本さん」
「ん? なあに?」
「……あの、ご主人様、見てくださっているかしら?」
期待と不安の入り混じったような表情で、理沙は石本に尋ねる。しかし石本はにっこり微笑むと、その質問には答えず、無言で部屋を出ていった。
(続 く)
朝から乙!
排泄調教萌え!
17 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/10(木) 14:50:09 ID:FHWE6R39
>>12-1の続き
※注意! この作品にはグロ・残酷描写が含まれます。
苦手な人は読まないでください。
「はぁい、おはよう理沙ちゃん」
「……おはようございます」
翌朝、理沙は寝ぼけ眼をまたたいて部屋に来た石本に挨拶をした。
あのあと夕飯を食べ、寝る前に軽く体を拭かれた他は何もなかった。薄暗い部屋の中、理沙は一晩中カメラをじっとみつめていた。このカメラの向こうにご主人様がいるかもしれない……そう思うと秘裂が疼き、尿道と肛門の痛みがスパイスとなって彼女を苛んだ。
ひくっ、と肛門を動かす。そのたびに直腸を満たすアナルプラグがずんと奥に動き、理沙の腸壁を刺激した。大きく膨らんだ直腸は彼女に排泄を促し、鈍痛が常に彼女を襲う。
(ああ……お願いですご主人様……お尻、お尻をいじめてください……!)
ひくひくと肛門を蠢かせながら理沙はカメラを艶かしい視線で見つめる。刺激で陰核が大きく盛り上がったままになっており、もしアナルバイブのスイッチが入れられたら忽ち達してしまうだろう。
理沙は自らの満たされぬ肉欲をもてあましながら、一晩中主人の慈悲を待ち続けた。
「どう? ご主人様、バイブを動かしてくれた?」
理沙の顔を優しく拭き、朝食のスープを彼女の口に運びながら石本が尋ねる。しかし理沙は無言で首を左右に振った。
「そう」
「……アメリカへ出張の予定があるって言っておられましたから」
「そうね。忙しかったのかもね」
パンを小さくちぎって、石本が理沙の口に放り込む。
「じゃあ理沙ちゃん。今日の予定を教えておくわね。
朝食のあと、移動用ベッドに乗り換えて昨日の診察室へ移動してもらいます」
「また検査?」
「今日は簡単な検査よ。問診、聴診器、血液検査ぐらいかな?
検尿はカテーテルでできるし、血圧や体温はアナルプラグで常時把握しているから」
「うぅ……」
「ああそうそう。あと検便があるわね。これから検査のたびに、アナルプラグは入れ替えます」
「入れ替え?」
「そうよ。プラグを入れっぱなしじゃ検便できないでしょう? 一旦抜いて、検査が終わったらもう一回入れなおすの」
「そんなぁ……。お尻の穴、広がっちゃうよぉ……」
「入院中は運動不足から便秘になる人が多いのよ。肛門が広がったらウンチしやすくなっていいじゃない」
「そ、そうじゃなくて」
「あと、もしお尻の穴がゆるゆるになったら、もっと大きいプラグを入れることになっているから」
「はぁ……」
石本が理沙の口にオレンジジュースのストローを差し出す。
「で、検査が終わったらもう一度お風呂。これからは手足の鎖を外すことはないから、私が綺麗に洗ってあげるわ」
「……」
「そのあとここに戻って、お昼ごはん。あと夕飯の前にもう一度同じ検査と入浴をして、夕飯、そして就寝よ」
「え、検査って……二回もするんですか?」
「そうよ。特に手術前は、念入りに調べておかないと」
言いながら石本がデザートのメロンを切って口に運ぶ。理沙は目をつぶってそれを飲み込んだ。
18 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/10(木) 14:51:37 ID:FHWE6R39
食事が終わり、石本が部屋を出て行く。はあ、と理沙はため息をついて、ぼうっと天井を見つめた。睡眠不足のせいか朝だというのに瞼が重くなる。うとうととしかけたそのとき、ウィーンという機械音が聞こえた。
(……ご主人様?)
理沙が首をめぐらせる。つながれた手足は動かすことができないが、カメラの一台がゆっくりと動き、彼女の股間に近づいてきていた。陰核を中心とする下腹部を接写するカメラをみて、理沙はぶるっと体を震わせた。
(ああ……ご主人様)
口の中で呟くと、じゅんと秘裂から愛液が溢れた。勃起した陰核が、包皮からつるんと剥ける。外気に敏感な器官が触れた途端、理沙の口からは甘い吐息が漏れた。
そのとき、石本と吉川が移動用のベッドを押しながら部屋に入ってきた。理沙は慌てて二人にしばらく待つよう懇願する。
「あ、待ってください! いま、ご主人様がカメラの向こうに……」
「ああ、そのカメラ?」
移動用ベッドに鎖をつけなおしながら、石本が答える。
「それご主人様じゃなくて、うちの先生が動かしているのよ」
「……ええ?」
「言ったでしょ。プラグはご主人様でないと動かせないけど、鎖とカメラは私たちでも動かせる……って」
「……あ」
そのことを思い出し、理沙は頬を赤らめた。カメラを動かせるのはご主人様に限られない。落胆と羞恥に、彼女の目から涙がこぼれた。
「ほらほら泣かないの。それじゃ、診察室に行きましょうね」
二人がそれぞれ理沙の手と足を持ち、移動用ベッドに移し変える。しかし理沙は、部屋を出てエレベータに乗り、診察室についてもまだ涙をこぼし続けていた。
「……本当にご主人様想いの娘ねぇ」
呆れたように言いながら、吉川が聴診器を耳にはめる。そして彼女の肋骨が浮き出た胸にあてる。
「はい、息を吸って……吐いて……もう一度吸って……吐いて……」
「じゃあ血液検査は私がするわね。腕の力を抜いて」
吉川の検査の合間に、石本が採血をする。吉川はさらに喉を覗いたり、胸や腹に手を当てて異常がないかを確認した。
天井のライトを見つめていた理沙が、突然びくっと体を震わせた。吉川が理沙の陰唇に手を当て、再び被った包皮を剥きなおしたのだ。
「ひゃ……なんですか?」
「ベッドに乗せかえる時はもっと大きくなかった?」
「うふふ、理沙ちゃんのクリトリスは、結構大きいのよね」
二人の看護婦が、理沙の秘裂を覗き込みながら陰核を刺激する。理沙はたまらず拒否するが、包皮を剥かれた陰核は理沙の意思に反して徐々に大きく勃起していった。
「やっ……ああ、やめ……」
「理沙ちゃんのクリトリスは、仮性包茎なのね」
「え、ええっ?」
吉川の指摘に理沙が驚く。
「ほ、包茎って……あの、男の人の話じゃないんですか?」
「あら、意外と耳年増ね」
石本が笑いながら説明をした。
「男の人のペニスと同じように、女のクリトリスにも皮がついているものなの。こんな敏感な器官が常に露出しているなんて、刺激が強すぎるでしょう?」
「はぁん!」
説明しながら石本が軽く理沙の陰核を撫でる。理沙はびくんと体をはねさせた。
「ふうん。やっぱりクリちゃんが人一倍大きいだけあって、皮もちょっぴり多めねえ」
「そ、そんなことありません!」
皮をピンセットで挟みながら吉川が感想を言う。理沙はピンセットの先端の刺激に耐えながら吉川に反論した。しかし吉川は、今度は小さなプラスチック定規を取り出して理沙に命令をする。
「じゃ理沙ちゃん。クリトリスを限界まで大きくして」
19 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/10(木) 14:52:22 ID:FHWE6R39
「……え、ええっ?」
「先生の指示でね。クリちゃんの大きさを測っておくように言われてるのよ」
「そ、そんなこと言われても……」
吉川の指示に理沙が戸惑う。石本がにやりと笑って理沙の肛門に触れた。
「ひゃん! い、石本さん!?」
「ごめんなさいねぇ。先生の指示だから」
言いながら石本は、理沙の肛門に差し込まれたプラグの先端を持ち、ゆっくりこねまわし始めた。バイブとは異なる周期の長い刺激に、理沙の陰核はみるみる大きくなっていった。
「や、やぁ」
「……理沙ちゃん、そろそろ限界?」
「は、はひ! だからも、もうやめ……」
吉川が定規をあててクリトリスの大きさを測り始める。理沙は一晩中悶々と溜め続けた性欲が爆発しそうになっているのを必死にこらえていた。
「ひ、はやく、はやく終わってぇ……」
「もう終わった?」
「んー……もう少し」
石本がプラグを引っ張った。プラグの最も太い部分、肛門の内側に触れていた部分が、ずるっと肛門の外側に露出する。限界を超えて広がったアナルの痛みに理沙が声にならない悲鳴を上げた。
「……はい、計測終わり」
「はぁい」
吉川の合図とともに、石本がプラグをぎゅっと押す。突然ぬるっと肛門がしまり、理沙ははぅっと大きく叫んで体を弓なりにそらした。
「あら、またイっちゃったの?」
「……いいえ、イって……ません……」
歯を食いしばりながら理沙が答える。今の刺激で理沙は確かに絶頂の直前にまで達した。しかし彼女は咄嗟に歯を食いしばり、全身を硬直させることでなんとか絶頂の波をやりすごしていた。全身から脂汗が流れる。
荒い息を繰り返す理沙を残し、二人の看護婦は次の検査の準備に取り掛かった。
「理沙ちゃん。今までで一度に入れた浣腸液の最高記録は?」
「……ええ?」
息を整えながら理沙がしばらく考える。
「えっと、多分1リットルぐらい……」
「あらそう。だいたい普通はどれくらい入れてるの?」
「あの、アナルセックスの前に、100ccのお浣腸を2回……」
「我慢する時間は?」
「だいたい……5分ぐらいです、けど?」
答えながら、理沙は吉川が足元に吊るした大きなイルリガートルをみた。理沙からもはっきりわかるように、太く黒い文字で容器にラインがひかれ、それぞれに「500ml、1000ml、1500ml、2000ml」と文字が振られている。
「……え、ええ?」
そして理沙が見つめる中、石本がその容器に大きなビーカーから水溶液を移し替えた。たちまち1000mlまで水溶液が満たされ、さらにもう一杯注ぎ込まれる。
「う、うそです……よね」
引きつった笑顔で理沙が尋ねる。イルリガートルには2リットルの溶液が満たされていた。しかし吉川は理沙の質問には答えず、クリップを外してチューブの中の空気を抜く。
「や……無理ですっ! そんな量、とても入りません!」
がちゃがちゃと手枷を揺らしながら理沙が涙ぐむが、二人は淡々と準備を続ける。石本が大きめのオマルを理沙の枕元におき、さらに大きな砂時計をその横に置いた。
「理沙ちゃん、薬が効くまで我慢しましょうね。最低でもこの砂時計の砂が全部落ちるまで、我慢してもらいますからね」
「や、やだ……無理です……」
ガタガタと震えながら理沙が言う。石本が手にした砂時計は大きく、全部の砂が落ちるのに10分はかかりそうであった。
「お願いです……許して……あがっ!?」
泣き叫ぶ理沙の口に突然何かが差し込まれた。理沙は咄嗟に吐き出そうとするが、石本がぐっとそれをねじこむ。理沙は喉の奥に突き刺さるそれを、舌で撫でてみた。……丸い筒のようなそれの正体を、石本が理沙に説明する。
「ふふ。理沙ちゃんが今くわえているのはね、お尻に入っているプラグと同じものよ」
「……ふぐっ!?」
咄嗟に理沙が吐き出そうとするのを、石本が抑えた。
「こら、吐き出しちゃだめでしょ! 大丈夫、ちゃんと消毒はしてあるから」
「ふ、ふぐぅっ!」
「これからお浣腸をするんだけど、そうすると直腸温が狂っちゃうでしょ? その間、理沙ちゃんのお口で体温とかを計らせてもらうのよ」
「ふご……」
「ああ、浣腸が終わったらそれを新しくお尻に入れてあげるわね。それと」
石本が理沙の口元から手を離す。
「もし検査が終わるまでにそれを吐き出したら、口から逆流するまでお浣腸を入れますからね」
「……ふごっ!」
(続 く)
最近このスレの巡回が楽しみでいいな
まったく持ってそのとおり。
夏休みの憩いの場だ。
鬼畜たちの狂宴・・・
今のところはまだ許容範囲
麻酔無しで切断とか来たらやだな・・・
あ、やだって語弊ありますね・・・
そういうシーンの時は、スルーするので、今の注意書きプラス要注意して
いただければと、思いまする>作者さま
25 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/13(日) 22:35:54 ID:Qmk/vYu6
>>23-24 理沙シリーズの作者です。
ごめんなさい。思ったより手術前の検査にのめりこんでしまって、まだ鬼畜にいきませんw。
現在続きを書いていますが、もう少し手術は先になりそうw
少々予告(ネタバレ)すると、麻酔なし切断は私もちょっと……なので、全身麻酔でやろうかと思っています。
ただの四肢切断手術では終わらないつもりではいますが。
「全身麻酔なんて無味乾燥なのは嫌だ、局所麻酔で一本ずつ切り落としてくれ」とか、
「麻酔なしで電ノコ使って一本ずつ切り落としてくれ」とかの要望が多いようなら考えますがw
いえ、全身麻酔推奨します。
むしろ手足を一本切断するたびに白目悶絶するような快楽を・・
って薬違いかw
28 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/14(月) 09:01:02 ID:XmPdGcPR
苦痛エロのほかに羞恥エロ作品もほしい。
うむ。男の患者が羞恥診察されるパターンも見たいよのぅ。
>>29−30
自分で書け。話はそれからだw
特に「男受け話」はな・・・
羞恥ストーリーいいね。
34 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/18(金) 19:33:31 ID:FweYWR+C
>>18-20の続き
※注意! この作品にはグロ・残酷描写が含まれます。
さらに今回はスカトロ描写まで含んでいますw
苦手な人は読まないでください。
「そうそう理沙ちゃん。このアナルプラグのもう一つの機能、まだ説明していなかったわね」
そう言いながら石本がまだ差し込まれたままの理沙のアナルプラグに手をかけた。理沙は肛門からプラグが抜かれるものと思い身を固くしたが、石本はプラグの根元に指をかけ、吉川からイルリガートルのチューブを受け取った。
「ふっ!?」
そしてそれを理沙のアナルプラグに接続した。チューブが抜けないよう根元までぐぐっと押し込まれ、プラグが僅かに押し込まれる。直腸内壁にぴったりと張り付いたアナルプラグは、僅かな振動でも理沙の性感を刺激した。
そして石本はチューブの留め具を外した。重力にひかれてイルリガートルの中の溶液が理沙の腸内に流れ込んでくる。
「あ……おお、ふぅっ!」
直腸の奥からじわっと広がる溶液の感触に理沙がのけぞる。石本はにっこり微笑んだ。
「気に入ってくれた? これがもう一つの機能よ」
「ふーっ!?」
「アナルプラグの根元に逆流防止弁がついていてね、プラグを入れたままお浣腸ができるのよ」
「ふ……ふおあーっ!?」
石本の台詞に吉川が笑う。すでに溶液は500ccほどが理沙の腸内に飲み込まれていた。ごろっ、ごろごろ……。たちまち理沙のお腹が悲鳴を上げる。理沙は首を振って限界であることを示そうとしたが、石本が理沙の耳元に手を置き、頭を振れないようにした。
「ふ……っ!?」
「こら理沙ちゃん。そんなに頭をふったら、正確な検温ができないでしょ?」
「ふぐぅ!」
「大丈夫よ、もう1リットル入ったんだから、あと1リットルぐらい入るわよ」
「ふぅっ!?」
ぎゅっと理沙が肛門をしめた。しかし浣腸液の注入は止まらない。
(ああ……もうダメ……お腹が裂けるぅぅ!)
理沙は涙を流し、じっと石本をみつめた。しかし石本はそれを無視し、イルリガートルと理沙の下腹部に視線を移した。
「ふふ。大きく膨らんできたわよ、理沙ちゃんのお腹」
「お……っ」
「2リットルというのはね」
吉川も理沙の足元から声をかけた。
「成人でもだいたい、大腸を全部満たすことができるぐらいの量なの」
「おあぁ!?」
「理沙ちゃんの場合だと、ちょっと小腸まで入っちゃうかもね。……あら? あと500ccなのに」
ふと吉川がイルリガートルをみた。残り500cc。しかし液の注入速度が明らかに遅くなっている。
「もう入らない?」
「ふぁ、ふぁい……」
ぐぅっと腹が鳴る。強烈な腹痛に襲われ、理沙は意識が朦朧としはじめていた。石本が理沙の頭から手を離す。しかし石本はそのまま彼女の腰に手を伸ばし、左右に軽く振り始めた。
「お……ふああああああああああっ!」
35 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/18(金) 19:34:27 ID:FweYWR+C
揺すられることで腸内の液体がたぷんたぷんと動く。その度に便意が強く刺激され、理沙は白目を剥いて叫んだ。しかしその行為により浣腸液の注入が再び始まっていた。きゅぅっと音がして、イルリガートルが空になる。
「はぁい、全部入りましたよ」
「ふ……ああ……」
吉川がチューブを抜いてイルリガートルを片付ける。理沙の腹は、ぐるぐると絶え間なく品のない音を発していた。
「ふぁ、ふぁやふぅ……」
「なに? 『早くウンチさせて』って言ってるの?」
石本の問いかけに理沙は微かに頷いた。しかし石本は理沙の枕元に置いた砂時計を持ち上げながら告げる。
「ダメよ。この砂時計が全部落ちるまで、我慢してもらうって言ったでしょ?」
「ふぅっ!?」
(そんな……今から?)
理沙は大きく目を見開く。石本は砂時計をとんと逆さにした。そしてそのまま彼女の枕元を離れていく。
「ふ、ふぐ!」
「ああ理沙ちゃん、砂時計が全部落ちたら呼んでね。それまで次の検査の準備をしてくるから」
「ふううーっ!?」
理沙は鎖につながれた手足を可能な限り動かした。鎖ががちゃがちゃと音を立てる。しかし石本はそのまま別室へ歩き去ってしまった。理沙は激痛に脂汗をたらしながら、砂時計をじっとみつめた。砂時計の砂はイライラするほどゆっくり落ちていく。
石本も吉川もいない診察室に、理沙の腹の音が大きく響く。それが余計に、理沙に時間の進行をゆっくり感じさせた。やがて砂時計が空になる。理沙は大声で石本を呼んだ。
「ふー、ふあー!」
「なぁに? もう10分たったの?」
何度か叫んでやっと石本が部屋に戻ってくる。理沙はこくこくと大きく頷いた。
(早く……もうダメ、早くっ……!)
しかし石本はゆっくりと理沙の下腹部をもみしだいた。その度に腸が圧迫され、理沙が苦悶の叫び声をあげる。
「あら、もう限界かしら?」
「ふっ、ふぅぅっ!」
(やめて! 限界なの! ホントに、もう……!)
「じゃあ便器の用意をするからね」
たっぷりと理沙の腹を撫でてから、石本はベッドを起こした。体が起きるにつれ、腸内の液体が直腸に向けて動く。
上体を起こした理沙の尻にオマルが敷かれた。そして石本がアナルプラグに手を掛ける。
36 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/18(金) 19:36:11 ID:FweYWR+C
「いい、理沙ちゃん。それじゃあ抜きますよ」
そしてぐっとプラグに力が込められた。理沙も腹に力を込めて、一刻も早く吐き出してしまおうと力む。しかし石本はあくまでゆっくりとプラグを抜いていった。理沙が力を入れすぎると、途中で止めてしまう。
「こら、そんな一気に抜いたら危ないでしょ?」
理沙は自分の肛門が限界まで開かれているのに、腸内に溜まっているものを排泄できない苦しみに悶えた。排泄時の快感と排泄前の苦痛の両方が一気に理沙に襲い掛かる。
無限とも思えるその快楽と苦痛は、突然消え去った。ぬるっとプラグの先端が彼女の肛門から抜けた。ぐっと閉まった肛門は次の瞬間、腸内から溢れ出るもので再び限界まで拡張される。たまらず理沙は口に入ったプラグを噛み締め、茶色い汚物を一気に押し出した。
「あらあら。オマルから溢れるぐらい出たわねぇ」
石本が呆れたように言う。周囲には大便の腐敗臭ではなく、腸液の酸っぱい匂いが立ち込める。理沙は排泄の余韻にひたりながら、歯をガチガチならしていた。肛門はまだ開ききったままになっている。
オマルを慎重に片付け、導尿カテーテルの先についた袋も交換してから、石本は優しく理沙の肛門を拭いた。そして彼女の口に差し込まれていたプラグを抜く。
「あ……」
久しぶりに口がきける状態になったが、理沙は呆けたまま何もしゃべらなかった。石本が唾液でべたべたになったプラグを持ちながら話しかける。
「本当は、このまますぐにこれをアナルへ入れてあげるんだけどね。次の検査で外さなくちゃいけないから……」
「つぎの……けんさ……?」
呆けたまま理沙が鸚鵡返しに呟く。ちょうどそのとき、吉川が「準備ができた」と言いながら部屋に戻ってきた。そして二人は理沙の載ったベッドを別室へと移動させる。
そこには大きな機械があった。ドーナツ状の部品が特徴的なその機械のベッドに、理沙は寝かされる。
「これはCTっていう機械でね、磁気で理沙ちゃんの体の中を覗けるようになっているのよ」
「私の……からだの中?」
「そう。あとは機械が動くから、理沙ちゃんは絶対動いちゃダメよ?」
そう言い残して石本が部屋を出て行く。扉が閉められると同時に、ドーナツ状の機械がかすかな音を立てて動き出した。そしてそれは、理沙の臍の辺りで停まった。理沙は不思議に思った。腕や足という手術の場所とは関係ないとろを調べてどうしようと言うのか。
CTは案外すんなりと終わった。石本が迎えに来て、再び診察室に戻り、その隣にある風呂に入る。先日と違い、今回は四肢をベッドに括られたまま介護用の風呂に入れられた。石本が丁寧に理沙の体を洗う。
巧みに性感を刺激しつつ体を洗う石本の指先に顔を赤らめつつ、理沙は先ほどのCTについて尋ねた。
「……うーん、なかなか鋭いわねー」
石本が困ったような笑みを浮かべる。
「まだ、正式に決まったわけじゃないからね」
「……決まった? なにが、ですか?」
食い下がる理沙に、石本がシャワーを浴びせながら答えた。
「ま、明日か明後日には、先生が直接説明してくださるわよ」
(続 く)
とりあえず読み飛ばした
しっかり読みました。
ほ
41 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/22(火) 15:04:53 ID:mOUaEkT4
>>34-36の続き。
※注意! この作品にはグロ・残酷描写が含まれます。
苦手な人は読まないでください。
あれから3日が過ぎた。
お風呂のあと部屋に戻り、元通り四肢を手錠で拘束される。夕方にもう一度あの恥ずかしい診察を受けたことと三度の食事以外はとりたてて変わったことはない。
以後も同じような日が続いた。朝食、朝の診察&風呂、昼食、夕方の診察&風呂、夕食。CTこそなかったが、毎回行われる大量浣腸に理沙の肛門は赤く腫れあがっていた。そこに入れられたアナルプラグが理沙の直腸を苛む。
理沙はじっとカメラをみつめていた。カメラはたまにアングルを変えるが、それがご主人様の操作によるものなのか理沙にはわからなかった。むしろご主人様しか動かすことができないアナルプラグを動かしてほしいと、彼女は視線で訴えた。
「ご主人様……理沙のお尻、いじめてくださいぃ……」
一度カメラに向かって、口に出して訴えたこともあった。しかしプラグは一度も動かず、その後の診察で石本たちにからかわれたため、以後口に出して訴えたことはない。
3日目の夜、理沙は肛門に力を入れた。
「ふぅっん」
鼻に抜ける甘い息が漏れる。肛門を閉めるとそれによってアナルプラグが動き直腸を刺激する。鈍い便意に似た感覚が肛門の疼きとともに彼女の脊髄を駆け抜ける。さらに直腸から子宮が刺激され、秘裂の一番上にある最も敏感な器官が大きく盛り上がった。
ひく、ひくっと理沙は何度も肛門を締め上げた。その度に直腸へ微妙な刺激が伝わる。いつしか理沙の秘裂にはとろっとした液体が溢れていた。
(……ご主人さま……)
理沙は心の中でつぶやきながら肛門に力を込めた。大きな刺激が、包皮に半分埋もれていた理沙の陰核を完全に露出させる。外気にさらされた陰核の刺激に、理沙ははぁっと大きな息を吐いた。秘裂から大きな水玉がこぼれる。
首をもちあげ、理沙は自らの下腹部を見る。薄い茂みの向こうに大きな隆起がみえた。
今までこんなにご主人様と離れていたことなかったな……理沙はぼんやりと思い出していた。嬉しいとき、悲しいとき、つらいとき、楽しいとき、いつもご主人様が近くにいた。たった3日間とはいえ、ご主人様と離れていたことはない。
はじめての調教はいつだったかしら……ああ、ママが亡くなった直後からだっけ……。
大きく盛り上がった陰核がひくひくと震えた。もしこの場に石本がいて、いま彼女がそこに触れたら、理沙は絶頂を我慢できる自信はなかった。入院してからずっと性的な責め苦を受け続け、かつ絶頂直前で我慢することが続いていた。
理沙の性欲ははちきれんばかりに大きくなっていた。
(はあ……ご主人さま、お願いです……お尻を苛めて……そして私をイカせてくださぁい……)
主人以外の者の手で絶頂を迎えてはならない。それは理沙が誓った「忠誠の証」でもあった。入院当初、絶妙なテクで一度石本にイカされた以外は、手淫すらそれに反する行為として理沙は自らを戒めていた。
今、ご主人様がアナルバイブのスイッチをいれてくれたら。理沙は浅い呼吸を繰り返しながら考えた。そうしたら瞬く間に主人の手で絶頂を迎えることができるのに。ガマンすることなく、心の底からご主人様と叫んで達することができるのに。
一台のカメラが動いた。かすかなモーター音をたてながら、マニピュレータが伸縮する。そしてカメラは彼女の秘裂を接写しはじめた。
(……誰……?)
理沙はカメラをみつめた。先生や看護婦さんだろうか、それともご主人様だろうか。
しかし結局アナルバイブが動くことはなく、理沙は一晩中秘裂をカメラに視姦されながら、悶々としてすごした。
42 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/22(火) 15:06:06 ID:mOUaEkT4
明け方、ようやくうとうとしはじめた理沙を石本が揺り起こした。眠たい目を何度かしばたかせると、石本の脇に先生が立っている。
「あ……せん、せえ……?」
「おはよう理沙ちゃん。よく眠れたかい?」
先生が笑顔で尋ねる。石本が理沙の顔についた涎をぬぐった。
「さて理沙ちゃん、予定より1日遅れたけど、いよいよ今日、きみの手術をするよ」
「え……!?」
理沙は身を固くした。じゃらっと鎖が鳴る。いよいよ私の手足が切られてしまうんだ……。覚悟していたとはいえ、宣告されるとやはり怖くなる。先生が、顔色の代わった理沙をみながら尋ねた。
「おや、怖いのかい?」
「い……いえ、大丈夫です……」
しかし理沙は気丈に笑顔をつくろい、答えた。ふ、と短くため息をつき、先生が続ける。
「それと、藤原さんからの追加依頼で、あとふたつの手術をまとめてすることになったんだ」
「あとふたつ?」
理沙は首をかしげた。ひとつは、最初の診察のときに宣告された「包茎手術」だろう。大きく腫れあがった陰核の周囲にある包皮を切除し、つねに陰核に刺激が加えられるようにする手術。
先生は頷きながら言葉を続けた。
「ひとつは知っての通り包茎手術。もう一つは卵管結紮だよ」
「らんかん……けっさつ?」
聞いたことがない単語に理沙が尋ね返す。石本が先生に代わって説明を始めた。
「理沙ちゃん、保健体育で女性器の構造は習った? 膣の奥に子宮があって、その左右に卵巣があるの」
こくりと理沙が頷く。
「で、ふたつの卵巣と子宮を結ぶ管を『卵管』というのよ。結紮というのは……単純に言うと、その管を切ってしまうことなの」
43 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/22(火) 15:07:40 ID:mOUaEkT4
「え……ええ!?」
思わず理沙が大きな声を上げた。先生が笑いながら石本の説明を補足する。
「大した手術じゃないよ。お臍の下をちょっと切って、そこから二本の管を切るだけだから」
「でも……どうしてそんな手術を?」
理沙が不安げに尋ね返す。石本がいつもの調子で答えた。
「これは避妊手術なの。男の人の精子が子宮に入っても、卵巣にある卵子まで届かなかったら赤ちゃんはできないでしょう?」
「えっ……」
「まあ、卵管を切ったって女性ホルモンには影響しないから、生理はずっと続くし胸だってこれから大きくなるわよ」
笑いながら石本が言う。理沙はしばらく考えた。……赤ちゃんができない……。ご主人様が退院後に自分の処女を奪ってくれるという約束を思い出した。ぽろ、ぽろぽろ。気がついたら理沙の目からは涙がこぼれはじめていた。
「あら、どうしたの理沙ちゃん?」
石本が慌てて涙を拭う。しかし理沙の涙はとまらなかった。理沙も何故自分が泣いているのか説明ができるわけではない。しかしそれをとめることもまたできなかった。
先生はそんな二人をみながら、淡々と説明を続ける。
「今日は朝食の後、いつもの診察。そしてその時に剃毛処理をします」
「ていも……?」
「アソコの毛はもちろん、首から下の毛を全部剃るのよ。産毛まで全部、ね」
「そしてそのあとお風呂に入って、消毒をして、それから手術……という段取りだよ。手術は予定通り全身麻酔でするから、手術室に入ったら次に目が覚めるのは明日の朝ぐらい、かな」
「……」
ごくっと理沙は唾を飲み込んだ。ふと、死刑を宣告された囚人の気持ちってこんなかしら、といささか不謹慎な想像が膨らむ。
先生はそれじゃ、と部屋を出て行く。石本が一礼しながら見送る。
そして石本は理沙のベッドに乗り、彼女の臍のちょっと下をかるく撫でた。ひゃん、と理沙が驚きの声を上げる。
「どう、判った? これがCTをとった理由よ」
「あ……」
臍をくすぐりながら石本が説明する。理沙は慣れない臍周りの刺激に戸惑いを隠せなかった。くすぐったさの向こうに奇妙な快感がある。理沙は自分の陰核が再び勃起しはじめたことを感じていた。
石本がそれを見つける。彼女は理沙の陰核の周りにある陰毛をさわさわと撫で上げた。決して陰核には触らない。微妙な箇所の刺激に理沙は唇をかんで耐えた。
「ふふ、いつまでも遊んでいると怒られちゃうわね」
突然石本が刺激をやめた。理沙は思わず潤んだ目で石本をみる。しかし石本はその視線を軽く逸らし、ベッドの上から降りた。
「それじゃ、朝ご飯持ってくるからね」
「あ……」
名残惜しそうに理沙がみつめる。石本は鼻歌を歌いながら部屋を出て行った。
(続 く)
卵管結紮萌え
一昨日初めてエロパロ板に立ち寄ったんだけど、DAT落ちスレってどの位経ったら
にくちゃんねるで読めるようになるかのぅ。理沙シリーズの最初読みてぇ。
47 :
45:2006/08/25(金) 22:42:06 ID:OGJX1XcQ
THX!
48 :
1/4:2006/08/27(日) 20:47:15 ID:SdO5Yw/g
前スレの「精密発育検査」の続き というか派生かも
写真流出とかは病院から外れてスレ違いになりそうなので
今回は個々人の展開で
前作と微妙に設定が違ってたりしていても気にしない
「精密発育検査・杉原菜月の場合」
「じゃあ、みんな服を脱いで袋に入れてね。ブラジャーも靴下も脱ぐのよ」
いやな予感が現実のものになるのを、杉原菜月はまったく無力に受け入れるしかなかった。
杉原菜月が『精密検査のお知らせ』と書かれたプリントと書類を渡されたのは半月ほど前、
入学後の身体検査が終わったころのことだ。あとからよく思い出してみると、それを受け取っ
ていたのは、菜月と同じように家があまり裕福ではない生徒たちだった。
しかしそのときはあまり深く考えず、「ここに書いてある病院で検査を受けてくるように」「中
の書類はご両親に記入してもらうように」という言葉をそのまま受け取っただけだった。
菜月の母も書類を見ても詳しいことはわからなかったようで、なにか悪いところでも見つか
ったのではないかと、それなら詳しく調べてもらったほうがいいと、とりたてて怪しむことはな
かった。
この検査が任意のものであるかどうか、確かめることは気づきもしなかったのだ。
その結果がこれだった。おそらく他の生徒たちも、似たようなやりとりがあってここに来て
いるのだろう。菜月もはじめは休みの日に朝から病院に行かなければならないことだけが
憂鬱だったに過ぎなかったが、病院内に入って不安は一気に増した。
この病院はこのあたりでも一番大きなところだが、今日はいつもと様子がかなり違うようだ。
本来受付の前は大きなホールになっていて、長椅子やら造花やらが並べてあるのだが、今
は、その半分にベッドや検査の機械らしいものが並べてある。もともとホールはかなり大きく、
普段でも長椅子が並べられているスペースは一部でしかないが、その長椅子は現在受付の
近くに寄せられて、背の低い造花が区切りを作っていた。
その見慣れない空間に菜月たち女子生徒たちは集められている。
彼女たちを囲んでいるのは、ベッドに身長・体重計、いろいろな機械、そして多くの医者と
看護師。男子生徒はいないが……
そして、春にしてはやや暖かめの空調。
なにもかもが不吉な想像を駆り立てる。
(まさかこのままここで検査するの?)
少なくない女子生徒がそう疑っていたが、信じたくなかった。
思春期を向かえ、恥じらいの強くなった少女たちの検査会場としては開放感がありすぎる。
しかし、指定時間となり、検査の説明が始まると、生徒たちから血の気が引いていった。
説明の途中で、「えーっ」と生徒たちの声が上がることもあったが、まったく無視された。説
明が終わり、検査の開始が告げられても、生徒たちはお互い顔を見合わせたまま、なかな
か動こうとしない。
当然だろう。
この日、病院は休診日ではない。ホールの半分は普段と同じように待合室として機能して
いる。そこには老人が多いが、たくさんの患者が訪れていた。もともとがひとつのホールで
あるので、扉どころか壁もなく、カーテンや仕切りも用意されていない。間に並べてある造花
程度では、視線をさえぎることはない。
患者たちも、珍しい光景――若い女性の集団に興味深げだ。ある者は遠慮しつつも、また
ある者は堂々と少女たちの様子をうかがっている。
それだけではない。
この検査では、医者の数がかなり多いようだった。それも、かなり若い男性が(若い女性
49 :
2/4:2006/08/27(日) 20:47:53 ID:SdO5Yw/g
もいるが)数多く混じっている。生徒たちにはよくわからないことだが、実は、検査の雑用に
多数の医学生が動員されているのだ。だが、彼らも白衣を着用しており、少女たちには自分
たちとあまり変わらないくらい若いというくらいしかわからない。
また、この日はじめてこの検査を受ける女子生徒たちにはやはりわからないことだが、こ
の病院でのこの検査は、こうした形で行うことがもはや慣例となっており、検査会場の変更
はそもそもありえないことでもある。
「どうしたの、幼稚園の子だってもっと早く動けるわよ。いつまでぐずぐずしてるの」
素直に指示に従わない生徒たちにいらだっているのか、看護師の態度がけわしくなって
いった。
そうはいわれても、たくさんの異性に囲まれながら、率先して服を脱ぐことのできる少女が
そうそういるわけがない。
お互い知り合いではないので相談こそしないが、思いはみな同じだろう。
「あの……ここで脱ぐんですか」
勇気ある、というべきか、ひとりの女子生徒が看護師に尋ねた。
看護師は「はあ?」という顔をあからさまに作って、くちびるを嘲笑にゆがめる。
「今の話を聞いてなかったの? さっさと服を脱いで、パンツ一枚になりなさい」
「……でも、こんなところじゃ恥ずかしいです……」
女子生徒の誰もが思っていたことを、代弁するように彼女は口にしたが、それに対する看
護師の返答は驚くべきものだった。
「そう。恥ずかしいから検査は受けられないって? 服を脱がなきゃ検査できないくらい、小
さい子でもわかるでしょ。あなた、そんなこともわからないの?」
「そんなんじゃ。ただ、もっとちゃんとした部屋じゃないと、ここじゃ、みんな見られちゃいます」
「あのね、ここしか空いていないんだからしょうがないでしょ。準備だってあるし。それにあな
たちょっと自意識過剰なのよ。なに、いつも男のことしか考えてないわけ? いやらしいわね」
「そ――そんなこと思ってないです」
「なら別にいいでしょ。あなたの裸なんて誰も興味ないわよ。まだ子供なんだから」
「でも……」
「そんなに自分が美人だとでも思ってるの?」
看護師は高圧的な態度を崩さなかった。
立場が弱い女子生徒は、これ以上反論できない。
黙ってしまった彼女に、看護師は追い討ちをかけるようにいった。
「あなたね、なにしにここに来てるのよ。検査の邪魔してるの、わかってる? 検査を受ける
気がないなら帰ってちょうだい。もちろん、あなたの学校にはこのことを連絡させてもらいま
すけどね」
「…………」
女子生徒たちの大半は、この検査は受けなければいけないものだと思い込んでいる。そ
もそも最初の時点で拒否できたものだとは想像すらしていない。
学校に知らせるなどと脅されるまでもなく、生徒たちは検査を受けないなどという選択肢を
初めから持っていないのだ。
無理な選択を迫られた少女はどうしていいかわからず、おろおろと立ちつくすばかりだった。
看護師はその生徒は無視し、他の少女たちに呼びかけた。
「は――いっ、時間がないんだから、さっさと動く!」
今度は、何人か服を脱ぎだす少女が現れた。
「いつまでグズグズしてるんだ」という医師たちの不機嫌な声に耐えられなくなった女子生
徒が出てきたのだ。
ひとりが脱ぎだすとまたひとり、ふたりと続いた。
やがて、最初に文句をいった生徒以外は、みな指示されたとおりの格好になっていく。
取り残された女子生徒に看護師は振り返った。近づき、小声でささやく。その表情からは
険しさが消えている。
「他の子だって、みんな同じように検査を受けるのよ。あなただけ帰るなんてことしないでし
ょう?」
「…………」
50 :
3/4:2006/08/27(日) 20:48:56 ID:SdO5Yw/g
「ほら、検査はもう始まってるんだから、早く服を脱ぎなさい。別に邪魔するつもりなんてなか
ったんでしょう? わかってるわ、病院じゃよくあるから。これからは指示に従ってくれれば、
それでいいからね」
菜月もまた、他の生徒と同じようにあきらめて服を脱ぎ、すでに配られていた袋(学校で使
う、体操服を入れる袋に似ていた)に押し込んでいた。
服を脱ぐと一瞬肌寒さを覚えるが、すぐに慣れる。それよりも、別のものが肌に突き刺さっ
ていくのを感じた。
(やっぱり見られてる……)
痛いほど視線を受けている。
医者たちだけではなく、一般の患者たちもまた、こちらに注目していた。
年頃の娘たちが次々に半裸となっていくのだから、気にしないほうがどうかしている。
少女たちはできる限り胸を隠すようにしているが、動作の間には乳房があらわになること
も多い。
「服を全部袋に入れたら、前に出てきて問診表を受け取るように」
すでに検査の順序は説明されているが、看護師たちは生徒たちを急かしながら誘導を行
っていた。
少女たちが受け取ったのは質問が書かれた問診表と、その回答を記入する検査カードで
ある。検査カードには、いくつかの検査の結果も記入するようになっていた。検査の詳細は
ともかく、生徒たちにもある程度結果がわかるようになっているということだろう。
「書くの終わった子は一番のところに並ぶのよ。ほら、混んでいるところじゃなくて空いてると
ころに」
(アンケートまで服を脱いで書く必要ないのに)
他の女子生徒と同じようなことを思いながら、菜月は問診表の質問に答えていた。今まで
こんな経験はないかとか、日々の睡眠時間、食事に関する質問が続く。
(え……? なっ)
菜月はペンをとめた。
そこには初潮の年齢や生理、排便は順調であるかなど質問が並んでいた。使っている生
理用品、そのメーカーや品名まで書くある欄がある。いや、それはまだいい。本当に菜月を
驚かせたのはさらに下に続いていた質問だった。
性交経験の有無、自慰経験の有無。あるのであれば、経験人数やその頻度。
(こんなことまで答えないといけないの……)
質問がある以上答えなければいけないに決まっているのだろう。医者にとって重要な情報
であるはずだ。
性交の欄にはなしに○をつける。菜月にはそういった関係の異性はいなかった。同性とも
そんな関係は築いていないが。
(自慰……って)
それがどういった行為を指しているのかはわかっているつもりだが、どうなのだろう。ちょっ
とした空想にふけるのも、含まれるのだろうか。
少し悩んだ末に、菜月はなしにした。やはり、ありと答えるのには抵抗があった。
回答が終わった菜月は、指示されたとおり、列に並んだ。
質問が書かれた問診表はもはや必要ないため、看護師が回収していく。女子生徒たちは
検査カードを手に持って、各検査コーナーを回るのである。
最初は問診であった。ここで、回答の確認が行われるのだ。
菜月の番が近づいて、前の生徒とのやり取りが聞こえてきた。やはりどんな質問がされる
のか気になる。
菜月の並んだ列にいたのは、四〇歳前後といったところの男性の医師だった。
「性交の経験はなしになっているけど……言葉の意味はわかっているよね、生殖行為、とい
うかセックスだよ?」
(うわ……)
どうやら医者は、この年頃にありがちな性知識の誤解などがないよう、いちいち確かめる
つもりらしい。
51 :
4/4:2006/08/27(日) 20:49:37 ID:SdO5Yw/g
いまいち医者のいう確認は確認になっていない気もしたが。
「はい……わかっています。……だから、ないです……」
菜月の前の少女は消え入るような声で答えていた。
「マスターベーション……オナニーはしたことがあるんだね」
(…………ありにしたんだ)
目の前にいるのはまじめでおとなしそうな少女だったが、だからこそか、生真面目にも恥
ずかしさをこらえて回答したのだろう。
「……はい……」
後姿だけでもわかるくらい、血液を顔面に集中させているようだった。
「一週間に一回くらい? 具体的にはどうやっているのかな?」
「…………マッサージの……」
菜月にも会話が聞こえているということは、質問している以外の後ろに控えている医者た
ち(学生)にも聞こえているということだ。
彼らもまた、少女の回答を聞き逃さないよう神経を集中させている。
「なに? 聞こえないよ、もっと大きな声で」
とても他人に話せることではない。
聞き取れないほど声が小さくなっていくのも当然だった。
それでも彼女は、精一杯の勇気を振り絞って、医者の問いに答えた。
「マッサージの機械を、あの、ア、アソコにあてて、き、気持ちよくするんです」
「うん? 振動するところを性器にあてるわけ? 服を脱いで?」
後ろにいる者たちの中には、少女を見る目つきをなんともいえないものに変える者もいた。
ヒソヒソとなにごとかささやきあう者たちもいる。
そういった変化を受けて、答えている少女は、ますます顔をうつむかせた。
「そ……そうです。下着の上からです」
「下着は汚れる?」
「……おりものシートとかあててます……」
その後も医者は執拗に細かく問いを重ねた。
聞いているだけの菜月まで恥ずかしくなってくるほどだ。
ようやく質問が終わって解放された少女は、検査カードを受け取ると逃げ出すようにその
場を離れていく。
いよいよ菜月の番だった。
(わたしは両方ともなしにしてるし……)
それほど細かくは質問されないのではないかと期待する。
できればなにごともなくスムーズに終わらせたい。
「――この辺の質問の意味はわかっている?」
医師の質問は予測していたものが多く、だいたいはすぐに答えられた。
すると医者は、ないと答えた自慰経験の項目で、直前の少女と同じように少し突っ込んで
質問してきた。
「――全然、エッチな気持ちになったこととかもない? 一度も?」
「……あまりないです」
今までの生活を思い出しながら、回答を選ぶ。
「なにか想像したりとか、思い描いたりとかもない?」
正直いってよくわからなかった。
ただ、早くこの場を離れたいことだけは確かだった。
「……ないです」
具体性のない、短い否定の言葉は、医師の追及をかわすのに効果的だったようだ。それ
以上菜月はこのことについて問われずにすんだ。
自分の前の少女に比べればあっさりと終わったといえる問診だったが、やはりいやなこと
に変わりはなかった。
(続く)
52 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/28(月) 21:06:18 ID:TyMrA9SW
>>48-51 GJ、菜月ちゃん萌え!
こういう女の子にはねっとりと羞恥責めをしてあげたくなるな。
開いたり、剥き出したり、剃ったり、揉んだり
やりたい放題。
55 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/30(水) 14:56:19 ID:WYS73Oq9
>>41-43の続き
※注意! この作品にはグロ・残酷描写が含まれます。
苦手な人は読まないでください。
食事の後、理沙はいつもどおり診察室へと運ばれた。そしてこれもいつもどおり、触診・聴診・検尿・浣腸が施されていく。
それらが一通り終わると、石本が桶を持ってきた。吉川はスプレー缶と安全剃刀を二つずつ持ってくる。かちゃかちゃと缶を振りながら、吉川が理沙に説明した。
「ではこれから、理沙ちゃんの首から下の毛を全部剃ります。二人で同時に剃っていくけど、危ないから絶対動いちゃダメですよ」
「……はい」
「ああそうそう、これは邪魔だから抜きましょうか」
道具の準備をしながら、石本が思い出したように言った。そして理沙の尿道に刺さったカテーテルを揺らす。理沙にとって何日も入れられたままの管の感覚は半ば麻痺していたが、彼女が揺らしたことで再び強い痛みが襲ってきた。
尿道の入り口から内部まで、さらには膀胱までもが震える。膨らんだバルーンが膀胱壁をくすぐり、慣れない感覚に理沙が悲鳴を上げた。
「あらあら、ごめんね。痛かった? 手術前にもう一度入れるけど、今の作業に邪魔だからとりあえず抜くわね?」
「え……そんな」
あまり悪びれた様子もなく石本がカテーテルのバルーンに入った液を抜く。そして吉川が理沙の陰唇を開き、石本がゆっくりとカテーテルを尿道から抜き始めた。
「ひ、ひああ! いた、痛ぁい!」
理沙は拘束された四肢を揺らして叫んだ。しぼんだバルーンが尿道をこすり、理沙に耐え難い苦痛を与える。思わず尿道をきゅっと締めると、さらなる痛みが理沙を襲う。
石本はそんな理沙を無視して、あくまでゆっくりとカテーテルを操作した。カテーテルが抜けた瞬間、あまりの痛みに理沙が失神する。尿道は赤く盛り上がり、少しオシッコが漏れてきていた。
「ちょっと爛れてるわね。もう少しカテーテルの操作の練習したほうがいいわよ?」
「そもそもこんな太い管、誰だって気絶するわよ。……それより、今のうちに作業を始めない?」
石本が太いカテーテルを振りながら吉川に目配せする。吉川も無言で微笑みながら石本にスプレー缶と安全剃刀を渡した。
「ん……」
肌を撫でられる感触に、理沙が目を覚ました。左右にそれぞれ看護婦が見える。
「え……あ、きゃ!」
そして二人の看護婦は、それぞれ理沙の体の半分ずつを同時に剃っていた。腕が終わり、いま二人は理沙の脇の下を剃っている。
「あら、おはよう理沙ちゃん。……こら、動いちゃ危ないでしょ」
「そんな……くすぐった……はぁ!」
「理沙ちゃん、薄く腋毛が生え始めているわよ。入院前に手入れしてきたの?」
スプレー缶を押して泡を手に取り、脇に塗りながら石本が指摘する。そして吉川は、脇の下から小さな乳房に向かって刃を進ませた。
「や、やだそんな……胸なんて」
「全身剃る、って言ったでしょ? このあとお腹や背中、足、もちろん陰部まで全部つるつるに剃りますからね」
吉川が胸に泡を塗りながらきつく言う。剃刀が乳首の周辺を舐めるように動く。微かに刃先が乳首をこすった。理沙は歯を食いしばって耐える。
次に二人は腹を剃り始めた。臍の周りや脇腹に、丁寧に剃刀が当てられる。性感にも近い感覚に理沙は悶えた。動くわけにはいかない。それが却って性感を高め、理沙の精神を苛んだ。
56 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/30(水) 14:56:55 ID:WYS73Oq9
しかし石本の剃刀が脇腹を剃り、その刃先が理沙の薄く浮き出た肋骨をそっとなぞったとき、たまらず理沙は体を震わせた。慌てて吉川が刃物を上げる。
「ひゃあ……っ!」
「あぶない、動いちゃダメだって言ったでしょ?」
「ごめんなさい……でも、くすぐったくて」
「……くすぐったいだけかしら?」
意地悪な笑みを浮かべ、石本が理沙の秘裂に触れた。粘り気のある汁を指ですくい、こねまわす。
「剃毛プレイなんてマニアックなこと、したことあるのかしら?」
「そ、そんなこと……」
「じゃあなに、初めてこんなことされたのに、理沙ちゃんは感じちゃったわけ?」
理沙は顔を真っ赤に染めながら目を閉じた。くすくす笑い続ける石本に吉川が声をかける。
「ほら、時間がないんだから。はやく」
「そうね。……でもこんな状態でアソコを剃るのは危なくない?」
「……じゃあ次は、足を剃りましょうか」
そういうと二人は、それぞれ理沙の左右の足の先に泡を塗った。指先から足の甲、くるぶしを丁寧に剃っていく。指の一本一本を広げられ、その隙間まで丁寧に剃られる感触に理沙は震え上がった。
くすぐったさは先ほどの腹の比ではない。ひぃと息を漏らしながら理沙は唇をかんだ。勝手に動きたがる指先に神経を集中し、なんとか動かないようにする。そのため余計にくすぐったさが強く感じられるのだが、理沙にはどうしようもなかった。
剃刀はくるぶしからふくらはぎ、膝、太腿、そして付け根へと順番に上がってくる。そしてついに看護婦たちの指先が、秘裂にそっと触れた。
「んっ……!」
「いい理沙ちゃん」
一度石本が顔を挙げ、理沙の顔を覗き込む。
「これからアソコの毛を剃ります。ここが一番雑菌のつきやすいところだし、特に今回は包茎手術もあるから特に念入りに剃ります。
あちち触れたりひっぱったり広げたりするかもしれないけど、絶対に動いちゃダメよ。いいわね?」
「……はい」
理沙には正直なところ自信がなかった。自分がくすぐったいのに弱いことは既に承知していた。ましてや最近、性欲をもて余し少しの刺激でも気分が高まる。
秘裂をいじりまわされて、まったく動かずじっとしていることができるのか、理沙には自分でも自信がもてなかった。
しかし石本たちは構わずに泡を陰毛で泡立て始めた。その刺激に、すでにクリトリスが勃起し始める。ああ、と理沙が息を漏らした。
じょりっ。一番外側の陰毛が剃られた。吉川が反対側を剃っていく。まるで砂取りゲームのように、二人は少しずつ理沙の陰毛を取り除いていった。
そしてついに秘裂に近い部分の毛だけが残った。石本が起用にクリトリスの周辺の毛を剃っていく。吉川は陰唇を開いて、その際に生えた陰毛を処理した。
「あぅ……あ、ああ……!」
陰部が弄ばれるたびに、理沙が切ない悲鳴を上げる。と、石本が突然クリトリスをぎゅっとつまみあげた。
「ひぐっ! な、なんですか!?」
「クリちゃんのすぐ脇にある毛を剃るのよ。危ないからつまんで作業するわね」
「そんな……はぁっ!」
クリトリスが下に向かって引っ張られ、その上部を剃刀が撫でる。理沙は肛門にぎゅっと力を込めて、その快感に耐えた。同様に今度はクリトリスが左にひっぱられる。右に、上に。クリトリスが弄ばれるたび、理沙は歯を食いしばった。
暖かい濡れタオルで陰部を拭かれ、理沙はほうと息を漏らす。とりあえず体の前半分はこれで終わったのだ。
「はい理沙ちゃん、キレイになったわよ」
言いながら石本が下腹部を撫でた。確かにつるっとした触感が伝わってくる。最期に石本がクリトリスを撫でた。理沙はびくっと体を震わせて石本を睨んだ。
「じゃあ理沙ちゃん、次は背中を処理しますからね」
しかし石本はそれを意に介せず、理沙の鎖を操作して彼女をごろりとうつ伏せにした。
57 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/30(水) 14:57:25 ID:WYS73Oq9
「……はい、終わりましたよ。じゃあお風呂に入りましょうねぇ」
石本が言いながら理沙の四肢に嵌めた鎖を外した。理沙が不思議そうに顔を上げる。石本は鎖を束ねながら理沙に言った。
「思ったより時間がかかっちゃった。私たちは手術の準備があるから、理沙ちゃん一人でお風呂に入ってね」
「……え」
強張った体をベッドの上に起こしながら理沙が尋ね返した。ベッドの裾に座る。思えばこんな姿勢になるのも数日振りだった。
「ちゃんとした消毒はもちろん別にするけど、汗とか垢とか、自分で洗い落としてね。……お風呂、一人で入れるでしょ?」
「も、もちろんです……けど」
言いながら理沙はベッドから床に降りた。数日振りに自分の足で立つ。このわずかな期間でも筋肉が衰えるのか、理沙はふらふらすることに自分で驚いた。石本が脇を支える。
「お風呂もあんまりゆっくり入っている時間はないからね。手際よく洗うのよ。
……そうそう、カメラもマイクもお風呂にはないから、何か用事があったら大きな声で呼んでね」
「……はい」
そして理沙は一人で風呂場に残された。石本は桶や椅子を置くと、手を振って出て行く。理沙はしょうがなく、シャワーの蛇口を捻った。
まず顔、そして髪の毛を洗う。毎日2回のお風呂で石本に丁寧に洗ってもらっているから、汚れているわけではない。しかし自分の指で体を洗うのは、やはり気持ちがよかった。
「……自分の指で……?」
理沙がふと髪を洗う指を止めた。
これからしばらくしたら、いよいよ手術だ。それが終わればもう二度と自分で自分の体を洗うことができない。髪を磨いだり、歯を磨いたり、それに……自慰だって。
つつっと理沙の目から涙がこぼれた。慌ててそのまま髪の毛を洗い、丁寧にシャンプーを洗い落とす。それでも涙はとまらなかった。
理沙はそっと自分のクリトリスに触れた。数日間、刺激を与え続けられながらも一度も満足をしたことがないそれは、自分でも驚くぐらい熱く大きくなっていた。
ちゅくっ。軽くこねまわす。
「はぁうっ!」
信じられないほど敏感になった器官。怖いぐらいに高まる興奮。
理沙は今まで一度も自慰をしたことがない。主人以外の手でイカされたのは、入院初日にこの風呂場で石本の手によって達した一回きりであった。
「ご、しゅじん、さまぁ……」
理沙は息を吐きながら甘い声を出した。指先がせわしなくクリトリスを刺激する。駄目、と理性がどこかで叫ぶ。自慰をしないのは主人に立てた誓いでもあった。自分の性欲はすべて主人によりコントロールされるべきであると。
しかし理沙は、ここ数日の責め苦によて快楽に飢えていた。イく直前まで高められ、常時カメラに視姦され続ける生活。彼女の性欲が理性を飲み込んだ。
そっと理沙は、もう片手を自分の肛門に差し込んだ。数日間極太のプラグを入れられ続けてきたその窄まりは、驚くほどあっさりと理沙の細い指先を飲み込む。
理沙は人差し指と中指を直腸の奥深くに差し込んだ。そして二本の指を交互に動かして内壁を刺激する。
「あ、ああ……ああ、あっ!」
赤く腫れた尿道にも、クリトリスを刺激しながらそっと触れた。ちょろっと暖かい液体が、刺激するたびにこぼれる。
理沙はいま、生まれて初めて自分の指によって達しようとしていた。主人の顔が脳裏をよぎる。理沙は指の動きを早めた。
「い、イク……ご主人さま、ご主人さまぁ!!」
びくんと全身が震えた。椅子からずり落ちる。息を止め、理沙は快楽の波を心の底から味わった。甘美な味はやがてすぐに消え、代わりに後悔と虚無感が広がる。
ゆっくりと肛門か指を抜いた。秘裂に添えていた手を離す。
そして理沙は、大声で泣き始めた。
58 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/30(水) 14:58:04 ID:WYS73Oq9
理沙が風呂から上がると、誰もいなかった。きょろきょろ周囲を見回していると、天井のスピーカーから石本の声が聞こえた。
「ゆっくりお風呂に入っていたようね、理沙ちゃん」
「ごめんなさい……」
「まあいいわ。じゃあいよいよ手術室へ来てもらうわね。本当は私たちが案内するんだけど、時間がなくなっちゃったから。……一人で来られるらよね?」
「え、えと」
チン、とエレベータが鳴った。静かに扉が開く。理沙はエレベータの中に入った。遠隔操作をしているのか、理沙が乗ると扉が閉まり、ボタンを押してないのに勝手に降りはじめる。
エレベータはわずか1階分だけ下がり、すぐにとまった。
扉が開いた先は二重扉で区画されており、扉の奥には診察室をより殺風景にしたような部屋があった。おずおずと扉をくぐる。その向こうには手術用の服に着替えた石本が立っていた。
「いらっしゃい、理沙ちゃん」
「あ、あの……?」
「ここは手術前室。隣がいよいよ手術室よ。ここで理沙ちゃんの体の消毒をするの」
言いながら彼女は理沙に万歳をするよう命じた。理沙がゆっくり手を挙げる。石本は丁寧に彼女の髪をまとめると、それにビニールのキャップをかぶせた。そして首から下の部分を丁寧に布で拭っていく。
ひやっとした触感に理沙が軽く身をよじった。腕、胸、腹、背中。全身が丁寧に消毒されていく。
消毒が終わると、石本はストレッチャーに横になるよう理沙に命じた。理沙は素直にそれに乗る。一回大きな深呼吸をした。もう逃げられない。そんな気持ちが不意に持ち上がってきた。
石本が再び、理沙に尿道カテーテルを挿入した。手術の予定時間は12時間を越えるという。その間に尿漏れを防ぐためだという。先ほどまで入っていたものに比べるとかなり細いが、挿入時の痛みにやはり理沙は顔をしかめた。
最後に、肛門にアナルプラグが挿入される。心電図や血圧、脈拍を図るための機械も胸や腹部に貼られ、理沙はいよいよ手術室へ運び入れられた。
大きな丸いライトが頭上にある。先生をはじめ、数人のスタッフが全裸の理沙を見下ろしていた。先生が尋ねる。
「じゃ理沙ちゃん。始めるよ……いいかい?」
こくりと小さく理沙が頷いた。酸素マスクがつけられる。腕に太い注射が打たれた。
ぱあっとライトがまぶしく光る。麻酔が効いてきたのか意識が朦朧とする。先生がスタッフに何かしゃべっている。そして誰かが理沙の顔を覗き込んだ。無影灯の光が遮られる。
(……ごしゅじんさま……)
理沙はそれが一瞬、主人の藤原に思えた。理沙は何か言おうとした。しかし麻酔が彼女の意識を覆っていき、理沙はやがて意識を失った。
(続 く)
59 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/30(水) 15:04:42 ID:WYS73Oq9
>>55-58 理沙シリーズの作者です。ようやく手術が始まりましたwww。
ところでこの次なんですけど、どうしようか迷っています。
展開にではなく、描写に。
具体的に言うと「手術は無事成功した」と理沙が麻酔から醒めるシーンまで飛んでいいか、あるいは全身麻酔下の理沙に先生が行う手術の様子を描写するかw
クリトリスの包茎手術、卵管結紮、そして四肢切断手術。
どう考えてもグロ描写にしかなりそうにないので省こうかと思うのですが、いきなり手術が終わるシーンまでとぶのも何だか勿体無いようにも思えてなりません。
皆さんはどちらがいいでしょうか。
個人的にはグロ描写そのものにはあんま興味無いな。
目覚めて、変えられてしまった体に色々と物思う理沙をねちっこく描写してくれる方がうれしい。
俺もいきなりお目覚めで良いかと思います。
軽く流す感じでいいのではないでしょうか?
剃毛プレイ萌え。
62 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/31(木) 07:09:45 ID:fTNV+LTd
>理沙が麻酔から醒めるシーンまで飛んでいいか
四肢切断手術はともかくクリトリスの包茎手術、卵管結紮はしっかり描写してほしいなぁ
できれば腰椎注射の部分麻酔で自分が何されてるかわかる仕様で。
wktkで待ってる俺は少数派ですかね?・・・
四肢切断は切る描写よりも切ってからの悲哀がメインだと思うので
個人的にはとばしても良いかと。
みじめだけど幸せな玩具となった理沙タンを希望。
後日談として10年後の成熟した姿も気になる。
>59
んー、俺としては、四肢切断の様子までとことん描写してほしいな。
ギニーピッグみたく。
このスレ以外に猟奇とか鬼畜とか専門のスレがあったと思うから、
四肢切断シーンだけそっちでやってもよくね?
ほしゅ
二番と書かれた札の下では、身体測定が行われていた。身長計、体重計など、学校にあ
ったものとたいして変わらなく見えた。
しかし学校の身体検査では体操着姿で受けたというのに、今日の菜月の体にはパンツ一
枚しか残されていない。
(なんか人、増えてる……)
病院にやってくる患者が増え、その中にはあからさまに少女たちの検査を見物している者
まで現れていた。彼らは少女たちの容姿や体型について、あれこれ話の種にしているようだ。
身長を計るときには、気をつけの姿勢をとるように注意されている。身長計の上に乗って
からもできる限り体を隠そうとする少女も多いが、手を下ろして体の横にあてない限り看護
師は数値を読み上げない。
それではいつまでたっても身長計の上から降りられないため、最後はあきらめて生徒たち
はみな胸から手を離していくのである。
列に並んでいるうちにそういうことはわかるので、菜月も覚悟を決めて身長計の柱に背を
あわせて直立した。看護師にいわれるまでもなく手は太ももあたりまで伸ばしている。当然
胸のふくらみを隠すものはなくなるが、恥ずかしくても素直に指示に従うのが一番マシな選
択なのだ。
(見ないでよ……)
数メートル離れたところでは、一般の患者たちが行き来している。パンツも胸も丸出しに並
べられている少女たちは、彼らにとっていい見世物となっていることだろう。
「――センチ!」
看護師は必要以上に大きな声で数値を読み上げていく。他の女子生徒どころか、関係の
ない患者たちにまで聞こえる大きさだ。
他の計測値であっても同様だった。体重であっても、その数字もまた、周囲の者に公開さ
れる。
看護師の態度に女子生徒たちも顔をゆがめるが、どうにもならない。
(あと胸囲と……? あ、それだけじゃない!)
せいぜいスリーサイズを測っておしまいだろうと思っていた菜月は、予想外の光景に気づ
いた。
スリーサイズどころか、腕や脚の長さの他、考えられるありとあらゆる場所にメジャーがあ
てられている。胸囲であれば、胸囲が最大となるトップバストだけでなく、ふくらみの下端であ
るアンダーバストも測られている。
このとき、胸の大きさや形によっては、乳房が邪魔でうまくその位置を測ることのできない
女子生徒もいて、そういった少女は、測定者に乳房を持ち上げられてその下にメジャーをま
わされていた。
しかも自分自身で補助をすることは許されず、あくまで測定者たちの手に体をゆだねなくて
はいけない。
女子生徒たちは、両手を水平に伸ばして足を肩幅に開いた大の字の姿勢で、測定が終わ
るまでじっと動かず耐えなければいけないのだ。
菜月が特にいやだったのは、やはり胸囲と股下の長さを測るときであった。
ついていないことに、菜月の体を測定したのは看護師ではなく、白衣を着た若い男性だっ
た。彼らは交代しつつ、検査を受け持っていた。
その男性は、あくまで無機質に機械的に少女たちに接しているとはいいがたいようだった。
胸囲を測るとき菜月の体にまわす彼の手は、不必要に皮膚の上を滑っていくように思えた
し、本当にメジャーの位置を直すためなのか、乳頭の辺りで手が動いた気もした。
(やだ……今の、わざとじゃ……?)
だが菜月に確信があるわけではなく、とても文句をいうことはできない。迷っているうちに
他の数字と同じように大声で数値を読み上げられる。終わってしまってから蒸し返すように
なにかいうことなどなおさらできない。
下手に目立つ行動をしてしまっては、医者たちにとって、女子生徒の一人でなくなってしま
う。
67 :
2/4:2006/09/04(月) 21:07:53 ID:WRaaYcDs
少しの我慢だと自分にいい聞かせた。
足の長さを測られるのはさらに苦痛だった。
股からではなく、足の先からメジャーを伸ばすので、数値を見るために、測定者は菜月の
股間に顔を近づけて確認してきたのである。
(そんな近くに――。あ、いや、触らないで)
しかも彼は手を菜月の性器に押し当ててきた。両者を隔てているのは薄い布一枚でしか
ない。
ぴったりと当てられた男性の手から体温が伝わってくる。こころなしか、微妙に動いている
気さえする。
心臓の鼓動が速くなり、体が熱くなっていく。
(やっぱりわざと……でも、勘違いだったら……)
菜月はなにもいえないでいると、彼の手も股間に押し当てられたままだった。
菜月の下着は今や湿って皮膚に密着してきているように思えた。まず大丈夫なはずだが、
その心配は急速に大きくなっていく。
(やだ……透けてるんじゃ……)
大の字のまま、同じ姿勢を保つようにきつくいわれているため、首を曲げて確かめることが
できない。
菜月の動揺をよそに測定者は手を離した。もう片方の足を計るつもりらしい。
しかし彼の手が離れたことで、かえって見られたくない場所があらわになったようにも思え
る。
(いや……見ないで、見ないで)
菜月には測定がひどく長く感じられた。
他の女子生徒にとっても同じだったかもしれないが。
測定が終わってあわてて確認したその場所は、例えば陰毛などは、やはり、その黒いもの
が透けて見えていたような気がした。
菜月はその後、指示されるとおりに検査を受けていった。ほぼ同じ検査を少し前に学校で
受けているものもあったため、あまり迷いはない。
これらの検査も、当然パンツ一枚の姿で受けなければいけない。心電図や聴診など、服を
脱がなくてはいけない検査では都合がいいのはわかるが、視力検査や聴力検査では、やは
り違和感を覚えた。
次の検査はホールの壁際の場所だった。そこで行われる検査は骨格のゆがみを調べるも
のだという。
(え……これって……)
それはこの特異な検査会場であっても菜月を驚かせるには充分な光景だった。
少女たちは格子状の模様が書かれた壁に向かって立ち、光に照らされた裸の背中を透明
な板をはさんでカメラで写真に撮られている。
よく見ると、裸なのは背中だけではない。
少女たちは、パンツをひざまで下げられて、しりまでむき出しにされていた。
両手は体の横に下げなければいけないので、体の正面を隠すこともできない。
(そんな……)
最後に残ったたったひとつの衣服だけは、脱がなくてもいいと思っていた。
壁に面している場所とはいえ、一般患者たちの通る通路も近い。
まさか、こんな人目のあるところで。
少し横を通ってしまえば、少女たちの裸体を、前から見ることができてしまうというのに。
だが事実として今まさに下着を脱ぐように命令されている女子生徒がいる。
彼女は躊躇しつつも、おしりを半分見える程度にまでパンツを下げていた。
「それじゃできないでしょ! もっとちゃんと下げなさい!」
不意に看護師の怒鳴り声が響いた。
彼女のやり方では検査ができないと、生徒をしかったものらしい。
68 :
3/4:2006/09/04(月) 21:08:26 ID:WRaaYcDs
その女子生徒は涙ぐんでいた。
「でも……このくらい下げればいいはずです……」
彼女はこの検査について経験でもあるのか、気丈にも反論する。
ところが看護師はまるで聞く耳を持たないようだった。
「ここではちゃんと脱ぎなさいっていってるでしょ! 正確に検査しないといけないんだから!
わからないの!? ちょっとっ」
なにごとかを決めたらしい看護師が少女に近づく。
看護師はひとりだけではなく、他にも若い医者たちも集まってきた。
「ほら、やり方がわかんないなら、脱いじゃいなさい! これでいいでしょ!」
「いや、やめて、やめて」
集まった看護師たちは、抵抗する少女の手を取り足をつかみ、下着を強引に脱がせてし
まう。腕力も人数も違ってまるで力比べにもならず、少女はほとんど抵抗できないまま裸に
されてしまった。
「な、なにするの、やめ」
看護師たちの処置の早さから動転してしまったのか、少女の悲鳴は大きな声とならない。
ただ自分の状態にショックは受けていて、その瞳にはみるみる涙があふれていく。
少女が泣き出すのもお構い無しに、看護師たちは少女の両手を引っ張って、隠すものの
なくなった体を他の少女たちの正面に見せた。
少女の両手はそれぞれ別に人間が握っていて、彼女は晒し者にされている。
「……いや、こんなの、いやぁ」
同性がほとんどとはいえ、大人数に裸を見られている恥ずかしさからか、少女は力なくうめ
くのみだった。
看護師はそれでも容赦しない。
「あんたがわがままいうせいで、いつまでたっても検査が終わらないのよ! わかってるの!?
みんなにだって迷惑でしょ! 謝りなさいっ」
看護師の少女の手を握る力は強く、彼女はかなりの痛みを感じているように見える。
「謝れっていってるの!」
とっくに抵抗する気など残っていない少女は、誰に向かってというわけでもなく言葉を吐き
出した。
「……ごめんなさい、ごめんなさい――」
女子生徒たちが呆然と見守る中、全裸にされた少女は泣きながら謝罪を繰り返す。
それから看護師たちは泣き続ける少女を検査台のところに引っ立てた。
「ちゃんと立つ! 震えてないでまっすぐ立ちなさい!」
しゃくりあげるしぐさはまったくおさまっていないが、少女はよろよろとカメラの前に進んだ。
少女は完全に逆らう気力をなくしている。
看護師のいわれるまま動いていた。
シャッターが切れる。
「はい、いいわ。次の人! あなたじゃないの? 早く来なさいっ」
撮影が終わったとたん、もう用はないといわんばかりに、看護師はその少女を追っ払った。
彼女は突き飛ばされるように検査台から降ろされてしまう。
列の先頭にいた女子生徒は、看護師にいわれて飛び上がるほどあわててカメラの前に立
った。恥ずかしがっていたらどんな目にあうのかは、眼の前で見せつけられた。
「はい、おしり出して! ひざまで下ろしなさい!」
少しのためらいさえ許されず、看護師の剣幕に負けてその生徒は自らの手で白い肉をさら
け出す。彼女の撮影はすぐに終わるようだ。
撮影の合間になって、看護師の手が空くころ、
「……あ、あの、返して、わたしの、返してください……」
ようやく涙を止めた悲運な少女が、おずおずと看護師に訴えた。
彼女の下着は、先ほど無理やり取り上げられたままだった。
奪い取った看護師がそのまま手に持っている。
69 :
4/4:2006/09/04(月) 21:08:58 ID:WRaaYcDs
裸のままでほうっておかれていたその少女に対し、看護師は「まだいたの?」と、邪険にあ
しらった。
そして、彼女に非情の決定を下す。
「あなたみたいに、いちいち脱いだり着たりで騒ぐ子がいたらやってられないでしょ。あとの
検査はその格好で受けなさい」
「えっ……」
なにをいったのか理解できなかったのか、一瞬あっけにとられていたが、すぐに彼女は顔
色を変えた。
小さな布一枚とはいえ、この違いはとても大きい。なんといっても、少女の、誰にも見られ
たくない場所を守る、最後の砦なのだ。
この検査のように、一時的に脱がなくてはいけないものがあるにしても、終わればすぐに
着用できるのとそうでないのではまるで違う。
検査の待ち時間、各コーナーの移動。そういったとき、ひとりだけ素っ裸でいなくてはいけ
ないなんて、多感な年頃の娘には、とてつもない屈辱だろう。女子生徒の中でもひときわ注
目を浴びることになるのは間違いない。
「そんな、お願いです、返して」
「いい加減にしなさいっ」
少女のせつな願いは看護師に一蹴された。
「あなたがぐずぐずしていたのがいけないんでしょう!? いつまで迷惑かける気! それと
も、なに、あんたみたいな子がまた出てこないように――」
看護師は周りの女子生徒を見て、続ける。
自分の思いつきをたたえるようにうたいあげた。
「残りの検査はみんな、裸になって受けてもらうしかないのかしら」
突然降りかかった提案に、女子生徒たちはみな目をむいて看護師を見た。それから、問
題の少女を。
多くの生徒は、彼女に少なからず同情していたが、それもここまでだった。彼女がさらに話
をこじらせて、自分たちまで同じ目にはあいたくない。
「あ……」
今まで仲間意識のようなものを持っていた、他の少女たちからの無言の圧力に気づいた
ようだった。こうなるとこの少女も引き下がるしかないだろう。
もう少女に味方はいない。
自分のせいでこんなことになったと、女子生徒全員から恨まれるのはなによりも恐ろしい
はずだ。
「わかったのなら、さっさと次の検査のところに行きなさい」
彼女はいわれたとおりにした。
胸だけでなく股間を必死に隠して、体を小さくさせて歩いていく。
もはや医師たちの指示に従わない生徒はまったくいなかった。
自分の番が来るとすぐさま医者の前に出て、指示されるより早くパンツを下ろしていく。目
をつけられないように、検査がひたすら短時間に終わることだけを願っているのだ。
もちろん、菜月も例外ではない。
カメラに背中を向けて立ち、パンツをひざまで下ろそうと――したとき、気づいてしまった。
(あんなところに人が……)
斜め前に人だかりがあった。
これまでに行われている中で、もっとも露出が大きくなる(というより事実上全裸になる)この
検査のことを知った一部の一般患者が、少女の裸体がよく見える場所に集まっているのだ。
それでも菜月はためらうわけにはいかなかった。
ここで脱ぐことができなければ、残りの検査を素っ裸で受けることになってしまう。
菜月は股間の前を手で隠しながら、もう片方の手でパンツを押し下げた。
何呼吸かそのまま固まったあと、股間を隠していた手を離して、指定の格好を取る。しばら
くして、後方からシャッターの切れる音がした。
(続く)
痔 エンド
>>70 羞恥はいいねえ。
>>71 渋谷センター街でも行ってチーマーに虐められてこい。
74 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/08(金) 17:17:27 ID:mvygkBUE
捕手
75 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/08(金) 22:52:35 ID:S88DNEI8
>>55-58の続き
※注意! この作品にはグロ・残酷描写が含まれます。
苦手な人は読まないでください。
(あ……ごしゅじん、さま……?)
理沙は夢を見ていた。広い病室のベッドの上、四肢を切断された彼女を藤原が優しく微笑みながら覗き込んでいる。藤原は黙って理沙の胸に触れた。
「ちょっと逢わないうちに、少し大きくなったかな」
「そ、そんなこと……はうん!」
久しぶりの刺激に理沙の体が跳ねる。石本にいじられるのとは比べ物にならないほどの快感に彼女は身をよじった。藤原はそのまま理沙の腹の上をなぞり、彼女の陰核に触れる。理沙は「ひゃん!」と叫んだ。
「おや、こっちも大きくなったようだね」
「はぁう……ご主人さまぁ」
理沙が甘い声を出した。藤原は彼女の陰核を強弱をつけながら弄ぶ。理沙は太腿を閉じようとしたが、藤原はベッドの上に載ってそれを妨げた。理沙の股の間に顔をうずめ、彼女の秘裂を覗き込む。
まだカテーテルが刺さったままの尿道を嘗め回し、膣口を大きくくつろげた。理沙が恥ずかしそうに呻く。
「ご……主人さま、恥ずかしい……です」
「ふふ。じゃあ約束どおり、理沙の処女を奪ってあげようか」
藤原が微笑みながら服を脱ぐ。そして理沙の淫壷の入り口に太いモノをあてがった。理沙は首を起こしてその接合部分をみる。藤原が理沙の髪の毛を撫でながら告げた。
「じゃあ……いくよ」
「は、はい……ご主人様」
理沙が歯を食いしばった。藤原が苦笑しながら言う。
「……理沙、もう『ご主人様』なんて呼ばなくていい」
「え……」
そして藤原がぐっとモノに力を込める。異物が侵入してくる痛みにとまどいながらも、理沙は藤原を呼ぶため口を開いた。
「……あ、お目覚め?」
「あ……」
朦朧とする意識の中、理沙が首を回す。ベッドの脇にいた石本が理沙の顔を覗き込んだ。……ああ、夢だったんだ……。理沙はぼんやりとそう考えた。体中がしびれるような、痒いような奇妙な感覚。まだ麻酔はきれていないらしい。
「お疲れ様。手術は、ほぼ成功したわ」
「は……」
理沙は何かを言おうとした。しかし口が思うとおり動かない。唾がうまく飲み込めず、口の端からだらりと垂れた。石本がそれをタオルで優しくふきとる。
「ああ、まだ麻酔が切れてないから無理しちゃだめよ」
「……ああ、あー」
理沙は重い首を動かし、腕の先をみる。肩から肘にかけて幾重にも包帯が巻かれている。そして腕は、肘のところで唐突に終わっていた。腕に力を込めてみようとする。しかし理沙の体は、首から下はまったく動かなかった。石本が少々怖い顔をして理沙を睨む。
「こら、まだ縫合が終わったばかりなんだから動いちゃダメでしょ」
「……はひ……おえんなはい……」
理沙は痺れる口で何とかそれだけ告げる。まだ頭がぼうっとしている。再び睡魔が襲ってきた。石本がまたタオルで理沙の口元をぬぐう。
「ま、明日になれば麻酔もきれてくるわ。そしたら多分もの凄く痛いと思うから、今のうちに寝ておきなさい」
「……あい……」
理沙は目を閉じる。どこか深いところへ沈んでいく感覚。意識が完全に沈んでしまう直前、理沙の耳に石本の言葉が聞こえた。
「……体力が回復したら、残りの手術をしますからね」
76 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/08(金) 22:55:32 ID:S88DNEI8
翌朝、正確にはまだ夜が明けきらぬ頃。
翌朝、正確にはまだ夜が明けきらぬ頃。
理沙は鈍痛で目覚めた。麻酔が切れてきたのか全身が痛む。膝や肘が痛むのではない。腹や腰、肩、首、さらにはすでに切断されたはずの指先や踵までもが激しく痛んだ。理沙はたまらず叫ぶ。するとすぐに吉川が部屋にとんできた。
「どうしたの、理沙ちゃん」
「い、痛い……体中が、熱くて痛いんです……!」
泣きながら理沙は必死に訴えた。熱が上がってきたのか体中から汗が吹き出る。吉川は素早く理沙の状態を見た。直腸に入っているプラグが彼女の体温や脈拍、血圧を報せる。体温が急激に上がっている。それにあわせて脈拍や血圧も急速に変化していた。
次に吉川は尿道カテーテルの先についた袋を確認した。彼女の体からはほとんど尿が排出されていない。理沙の肩にささった栄養点滴は、まだ半分も終わっていなかった。
吉川は直ちにナースステーションへ走った。先生に連絡をし、指示を仰ぐ。わずか数分後、彼女は注射器と薬を持って理沙の部屋へ戻ってきた。
「理沙ちゃん、ちょっとごめんね」
言いながら吉川は枕を理沙の腰の下に差し込んだ。そして注射器を手に取る。アンプルから薬液をシリンダに吸い上げ、目盛りを読む。それから彼女は理沙の右脇腹を消毒液で拭いた。
理沙のうっすらと浮き上がった肋骨。少し上には包帯が巻かれている。吉川は慎重に注射針を刺した。ゆっくりと薬液を注入していく。
「……解熱剤よ。これで熱が下がるはず」
理沙の額に浮いた汗を拭きながら吉川が説明する。そして彼女はゴム手袋をはめ、理沙の下半身を覗き込んだ。まずはアナルプラグを抜く。理沙の体がびくんと跳ねた。しかし吉川はそれに構わず持ってきた薬の包装を破った。
「これからふたつ、麻酔と睡眠薬の座薬を入れるわ。お尻の力を抜いて」
吉川は手にした二種類の座薬を示しながら理沙に言う。しかし理沙の耳には届いていなかった。痛みと熱で、彼女の意識は再び朦朧としはじめていた。
ベッドの上に吉川が乗る。そしてペンライトで理沙の肛門を照らした。座薬を入れるときには、できればうつ伏せあるいは胸膝位をとらせるべきだ。しかし理沙はまだ縫合を終えたばかりなので、体位を変えることはできない。
そこで吉川は、枕で腰を浮かせて隙間を作り、強引に肛門を開いてねじ込むことにした。術者のみならず被術者にも大変な作業だが、そんなことも言っていられない。
片手で理沙の肛門を開く。そしてもう片手に座薬を持った。肛門にあてがい、一気に差し込む。ひ、と理沙が呻いた。全身の痛みに半ば意識を失いかけているとはいえ、内臓をいじられる感覚は特別らしい。
吉川はなるべく奥にねじこむため細い中指を理沙の肛門の奥に押し込む。そして薬が指の届かないところまで入ってから、彼女はもう一つの座薬を差し込む準備をする。
そのとき、ぶうっと理沙の肛門からおならが漏れた。長時間腸内に溜まっていたガスのすさまじい臭気を直接顔面に浴びて、吉川が咳き込む。しかし彼女は息を止め、もう一つの座薬を腸内にねじ込んだ。そして再びアナルプラグで肛門に蓋をする。
「……どう、理沙ちゃん」
吉川は汗をふきながら尋ねた。まだ薬が効くには時間がかかる。理沙は涙目で吉川をみつめた。吉川は溜息をつく。
「……わかった、薬が効くまでここにいてあげる。安心なさい」
言いながら吉川はプラグから送られてくるデータをみた。体温が下がり始めている。直腸温が通常より高くなっているのと、四肢がない分薬は早く効くだろう。ふ、と溜息をつきながら吉川は理沙を見る。彼女はすでに寝息をたてはじめていた。
結局吉川は、石本が出勤してくるまで理沙のベッドの脇にいた。
77 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/08(金) 22:56:04 ID:S88DNEI8
「……ってことがあったのよ」
「そ、そうですか。ごめんなさい」
傍らでリンゴを剥きながら石本が説明する。理沙は恥ずかしそうに顔を赤らめた。
「ま、熱で覚えてないのはしょうがないか。大変な手術だったからね」
小さく切ったリンゴをフォークに刺し、石本は理沙の口へ運んだ。理沙がしゃりしゃりとそれを咀嚼する。
あれから一週間、ようやく抜歯が終わった。まだ疼くような痛みはある。しかし熱はほとんど下がっていた。点滴は外され、おかゆのような消化のよいものを食べる許可がおりた。
何を食べたい、と石本が聞いた。理沙はリンゴが食べたいと答えた。そこで石本はどこからかリンゴを調達し、彼女に食べさせてあげた。
「そうそう。今日は久しぶりに、お風呂に入れるわよ」
リンゴの皮を片付けながら石本が笑いかけた。手術以後、理沙はお風呂に入っていない。連日ひどい汗をかいていたが、せいぜい蒸しタオルで拭いてもらう程度だった。包帯がぐるぐるに巻かれていたのだから仕方がないが、理沙はやはりお風呂を恋しく思っていた。
「でも、腕や足にお湯がかからないようにしながらだけどね」
「ううん。それでもやっぱりお風呂がいいです」
にこりと微笑んで、理沙がふと気づいた。ごくりと唾を飲み込んで石本に尋ねる。
「……あの、お風呂ってやっぱり、診察室の奥のあそこですか?」
「ん、もちろんそうだけど……どうしたの?」
理沙の笑顔が消えた。ためらうように幾度か呼吸を繰りかえし、やがてじっと石本を見つめながら答えた。
「……あの、確かお風呂には大きな鏡がありましたよね」
「ああ……」
石本もやっと合点した。
理沙はまだ一度も手術後の自分の体を見ていない。もちろん首が動く範囲で、腕が肘より先で切断されていることは知っている。しかし全身像をみたことはまだないのだ。
いくら覚悟を決めていたといっても、四肢をなくし達磨のようになった自分の姿をみるのは怖いのだろう。石本は笑顔を浮かべたまま言った。
「じゃあ、お風呂やめとく? 鏡を隠してあげてもいいけど」
「……いえ」
理沙が視線を石本からカメラに移した。いまもカメラは理沙の体を写し続けている。
「ご主人様はもう、私のこの姿を見られたかもしれません。だから私も、私がご主人様にどう見られているのか知っておきたい……です」
「……そう」
ふふ、と石本が笑った。
78 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/08(金) 22:57:35 ID:S88DNEI8
がらりと風呂の扉が開けられた。暖かい湯気が漏れてくる。
理沙はストレッチャーに乗せられたまま風呂に入った。石本と吉川が、二人がかりで彼女をストレッチャーからごく浅い湯船に浮かべる。
「いい、患部が水につからないよう、両手両足を上に向けておいてね」
「はい……」
言われたとおり理沙は四肢を上に向けた。それでも腕は彼女の視界を妨げない。
彼女は正直、まだとまどっていた。手術で切り取られた腕や足に、まだ脳が対応していない。まだ手足の指先があるような気がしてしょうがなかった。
しかし石本たちはそんな理沙の思いとは関係なく、彼女の体にやさしく湯をかけた。そして柔らかいスポンジで、患部以外の部分を洗った。
「どう、理沙ちゃん?」
「はあ。ちょっとくすぐったい……です」
吉川が丁寧に理沙の髪の毛を洗う。シャンプーの香りに、自然と理沙の表情がほころぶ。しかし壁にかかった大きな鏡をふとみた瞬間、彼女の表情から笑顔が消えた。石本がそれに気づく。
「怖い?」
鏡は今、湯気で白く曇っていた。理沙は大きく息を吸ってから答えた。
「……いいえ。あの、お風呂からあがるとき、鏡をみせてください」
「……わかった」
その後石本たちは無言で理沙の体を洗い続ける。理沙もきつく口を結んで、天井をじっと見つめていた。
やがて彼女の体が丁寧に流された。行水のような風呂であったが、理沙は体が軽くなったような感じをうけた。石本たちが理沙をストレッチャーに乗せなおし、丁寧に体を拭く。理沙は石本をみながら「あの……」と口を開いた。
石本は無言で頷き、理沙をストレッチャーの上に起こす。吉川が鏡に近づいた。一度、念を押すように理沙のほうを振り向く。理沙は固い表情のまま大きく頷いた。
吉川はシャワーを手に取った。そしてそのノズルを鏡に向け、蛇口をひねる。
しゃあっとシャワーのノズルから水が勢いよく噴き出た。鏡の曇りが瞬時にとれる。理沙はじっと鏡をみた。石本に肩を支えられた自分がそこに写っている。
「……!」
理沙は大きく目を見開いた。瞬きができない。それほどに衝撃的な姿だった。
腕も足も、藤原が線をひいたとおりの場所で切り取られていた。丁寧に縫合された切断面は、巾着袋のように真ん中できゅっと締まっている。
なんとも奇妙な格好だった。体のバランスが全くとれていない。細い胴体から四本の突起が出ている、といったほうが正しいようなその姿。
「……理沙ちゃん?」
石本が心配そうに声をかけた。理沙はそれで初めて、自分の目から涙がこぼれていることに気づいた。理沙は慌てて涙を拭おうとした。しかし伸ばした腕は肘よりやや上で切られている。
頬に触れた切断部。目まで届かない。涙が胸の上に落ちる。
石本が慌てて涙を拭った。理沙の目からはさらに涙が溢れてくる。
「どうしたの?」
「……腕が、足が……」
理沙がしゃくりあげた。覚悟はしていた。自分の腕と足がなくなることを。これから一生、誰かの世話がなければ生きていけない体なることを。しかしその現実を改めて目の当たりにしたとき、やはり後悔の念が湧き上がってきた。
「どうしよう、ご主人様に棄てられたら……」
理沙が四肢を切断したのは、ご主人様である藤原の性癖のためだ。しかしもし彼が理沙の姿に幻滅したら……あるいは将来、飽きられでもしたら。
石本が彼女の頭を優しく抱いた。それでも理沙は泣き続けた。
79 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/08(金) 22:58:07 ID:S88DNEI8
部屋に戻るまで理沙は泣き続けていた。石本が無言で部屋の扉を開ける。
すると部屋の応接セットに先生が腰掛けていた。驚いて石本が何事かと尋ねる。
「そういうきみたちもゆっくりしたお風呂だったね。もう戻っていると思って部屋にきたら誰もいないんで、驚いたよ」
「ご用でしたら、あとでこちらから伺いましたのに」
「いや、いいんだ。今来たばかりだから」
言いながら先生は、窓際まで歩いた。そのとき理沙は気づいた。今までなかった大きな段ボール箱が窓際に置かれている。先生はしゃがみこんでそれを開けた。
「あ……」
理沙が驚きの声を上げた。先生がその箱の中身を取り出す。
それは綺麗なリンゴだった。段ボールいっぱいに詰められた、大きくておいしそうなリンゴ。先生はそれを片手で投げながら説明した。
「先ほど届いたんだ。……藤原氏からね」
「ご主人様から?」
「ああ。中に伝言のメモも入っていたよ」
言いながら先生は箱の中から一枚のカードを取り出す。そこには藤原の直筆でこう書かれていた。
『理沙へ。手術が無事終わった祝いに、リンゴを贈る。退院まで頑張れ』
「……もしかしたら、『リンゴが食べたい』っていう理沙ちゃんの言葉を、カメラ越しに聞いていたのかもね」
石本も驚いたように呟いた。理沙は呆気にとられている。先生が石本にリンゴを放った。そして立ち上がりながら言う。
「石本君、理沙ちゃんをベッドに戻したら早速リンゴを剥いてあげなさい」
「はい。さ、理沙ちゃん」
石本が理沙に声をかける。理沙は涙を流していた。石本は微笑みながら再び彼女の頬に伝う涙をぬぐった。
「……さて」
ベッドに横たえられた理沙をみながら、先生が口を開いた。
「私が来たのは、もうひとつ重要な用事があったからなんだ」
こほん、と咳払いをしてから先生は告げた。
「理沙ちゃん。きみの四肢切断手術は大成功だった」
「……はい」
理沙が怪訝そうに首を傾げる。
「ただ、思ったより時間がかかってね。あとの手術をする時間がなくなってしまったんだ」
「……それじゃ」
ごくっと理沙が唾を飲み込んだ。腕や足に気を取られていてすっかり忘れていた。あとふたつ、手術はあったはずだ。
先生は相変わらず笑いながら、理沙に宣告した。
「いまのところ、明後日に残った二つの手術をする予定だから」
「ふたつの、手術……」
包茎手術と卵管結紮。その手術はまだ終わっていない。息を飲み込む理沙に、先生がさらに追い打ちをかけるようなことを告げる。
「今度は全身麻酔じゃなく、部分麻酔でするよ。そのほうが楽だろう」
「ええ……」
「お尻の穴から座薬を入れてね、あと尾てい骨の上あたりに、太くて痛ぁい麻酔を打つのよ」
リンゴを剥きながら石本が説明する。理沙ははあ、と息を吐きながら、カメラの向こうにいるであろうご主人様をじっとみつめた。
(続 く)
とりあえず読み飛ばした
キタ―――――――――――!!!
読んだYO !!
念願の四肢切断後の話モエス
理沙ちゃんカワイソス
だが、それがいい!!
58氏の続きを誰か別人でもいいから書いてくれ。
別人でいいのなら、オタクが(個々が)勝手に妄想すればいいことでは?w
>>77の6行目
抜歯→抜糸だと思うが、抜歯でもいいかな。w
86 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/09(土) 15:34:48 ID:vSksoQ7V
>>85 YES!!
螺旋○廊2というPCゲームにヒロインが総入れ歯にされるエンディングがある。
ハッピーエンドでも寝取られは避けられないという鬱ゲーだが・・・すっごくいいっ!!
ほしゅ
目が覚めたとき、自分がどこにいるのかよくわからなかった。
遠くで声が聞こえる気がする。
「あら、目が覚めたようね。ご気分はどうかしら?ここがどこかって?病院よ」
「病院?私、事故か何かに?どうしたのかしら?なにも憶えてない…」
「そう、徐々に思い出すといいわ。時間はたっぷりあるのよ。
ここはフリーライターのあなたが調べていた、医療事故や人体実験の噂の絶えない
複合企業傘下の総合病院の別館の特殊研究棟の地下実験室。
ふふふ、あなたの熱心な仕事振りに特別に招待したの、人体実験のサンプル患者と
して。普通は入院費の払えない身元不明人や末期の老人が多いのだけど、若く健康な
女性を迎えられてとても光栄だわ、あははは」
私は、だるく重い体がまったく動けないように四肢がベッドの革ベルトで固定されている
ことにやっと気づいたのだった。つづく
>>75-79 四肢を失ってもご主人様と結ばれて、
その後ボテ腹になって椅子に座って(いや、座らされて?)微笑む理沙ちゃんをキボン
抜歯は……勘弁orz
91 :
1/4:2006/09/13(水) 21:08:24 ID:eK1PGlDC
「精密発育検査・杉原菜月の場合」 3
菜月は沈んだ気分のまま、大ホールを後にしていた。
「次はエックス線だからね、ここを進んだ先の、階段の横の部屋に行って。少し距離がある
けど、まっすぐだから」
さすがにこのホールだけではできない検査もあるらしい。
そういわれて、菜月は廊下を進んでいるのだ。
他の女子生徒もここを通るはずだが、たまたま人の切れ目だったのか、廊下を歩いてい
るのは菜月だけだった。
自分以外にも同じ姿になっている女子生徒たちが大勢いる場所ではまだよかったことが
わかった。
たとえ裸にされるにしても自分だけじゃないという安心感は確かにあったのだ。
検査カードで胸を隠して歩いていくと、患者だろうか、中年の男性がいた。
(やだ)
相手も菜月に気づき、その格好が尋常ではないことを知ると、勝手に照れつつ、だが顔を
背けるわけでもなく菜月の姿を眺めている。
菜月はたまらずに、小走りになって男性から離れていった。
彼のような一般人にまでじろじろ見られるいわれはないはずだ。
しかし、どんなところにも女子生徒への思いやりなどより自己の欲求を優先する人間はい
るものである。
エックス線撮影を行う狭い専用の部屋で、菜月は男性の技師にまたも下着をひざまで下
げるよう要求された。
(そんな……別に脱がなくてもいいんじゃ……)
素人目にもそう思えるが、「ちゃんと脱いでくれないと正しい結果が出ないよ」といわれると
逆らえるほど知識を持っているわけではない。
菜月は仕方なくここでもパンツを下ろし、裸の下半身に寒気と技師の視線を感じながら検
査を受けた。
今度の検査は元のホールの中でも、珍しく多くのついたてが並べてある区画だった。どう
も女子生徒よりも機械や検査の都合で並べてあるだけのもののようだが、それでもあるだ
けいい。
少しでも一般の患者からは隠れることができる。やはり医者と無関係な人間では同じよう
に見られるにしても意味が違う。
しかし、仕切りの奥に入った菜月は、めまいを覚えた。そこで行われていたのは、これま
での検査などよりはるかに恥ずかしいものだったのだ。
直前の背面撮影やレントゲンなど、今度のものに比べればどれほどのものでもない。
(あんなことを……されるしかないの……?)
検査を待っている生徒たちの思いは同じようで、目に見えてわかるほど震えている者もい
る。
だが逆らうことはできない。
周囲には指示に従わない生徒を容赦なく叱りつける看護師が何人もいるのだ。
背面撮影で見た光景がよみがえる。
いうことを聞けなかったばかりに、よってたかって下着を取り上げられ、残りの検査を全部、
全裸で受けなければいけない女子生徒。
下着姿の少女ではどうにもならない。
検査コーナーの入り口には、便宜上の数字と、生徒たちにも少しはわかりやすい名称の
つもりなのだろうか――全身検査と書かれた札が取り付けられていた。
92 :
2/4:2006/09/13(水) 21:08:56 ID:eK1PGlDC
不安に満ちた時間のあと、菜月の番となった。
促されるまま、ベッドの横に立つ。
「じゃ、脱いで」
「……はい……」
医師にとっては数多い少女のひとりに過ぎない。
こともなげに命令された。
菜月は動けない。
背中を写真に撮られたときとは違う。
ひとつのベッド――菜月の周りは一〇人ほどの医者と看護師が囲んでいる。もちろん医師
たちには男性が多い。
(脱がなきゃ……脱がないと)
そうしなければ、これまで自分でできなかった少女がそうであったように、無理やり脱がさ
れることになるだろう。そしてパンツは返してもらえない。
それはいやだった。だけど……
下着を脱ぐためのすべての行動が注目されているようだった。
それでも、周囲の視線をこらえて、菜月はパンツを下げ、足先に通す。
ついに生まれたときの姿、一糸まとわぬ姿になってしまった。菜月は何年かぶりに異性の
いる前で裸になったのだ。
股間に陰毛が生えそろうような歳になってからは、初めての経験だった。
呼吸が感じられるような距離には、何人も男性がいる。
彼らは全員菜月を注視していた。
(やだぁ……)
恥ずかしさでわけがわからなくなりそうだった。
「はい、そのまま直立していて」
「あっ」
菜月の感情を無視して、看護師が下着を奪い取っていった。
「ほら、隠さない」
つい内向きに丸めようとする腕を、左右から引っ張られてしまう。
看護師たちはすぐに腕を離したが、手をだらりと下げ、やや体から離した、ペンギンのよう
な姿勢を強要される。
自分を見つめる医師たちを直視することができず、目を泳がせた。まるで寒くないのに、
足が震える。
体を見られ続けていると、顔がますます熱くなって、産毛が逆立っていくように感じた。
(あ――っ、もう、やだ――)
医師たちはあれこれいいながら、ときには菜月の体に触って視診を続けていた。すでに胸
や股間も、菜月の体で他人の目に触れていない部分はないといっていい。
しかし、これは始まりに過ぎないことは、待っている間によくわかっていた。
これから自分でも見たことのないような場所さえ、ひとつ残らずあからさまにされてしまうの
だ。
しかも見られるだけではすまない。
「ここに立って、ちょっとこっち向いてくれるかな」
そういった男性の持っているものはカメラだ。
今度は背中からではなく、菜月の正面に向けている。
少女たちは、みな、例外なく全裸の写真を撮られなければいけないのだ。
横からも、背中も、赤く染め上がった顔も、少女のすべてが記録される。
菜月はくちびるをかんで、フラッシュの光に耐えながら裸体をさらし続けるしかない。
(――っ、写真まで……)
撮影がいったん途切れる。
93 :
3/4:2006/09/13(水) 21:09:28 ID:eK1PGlDC
「ベッドに寝転んでね」
菜月にはなにもできない。
されるがままだ。
「いい子ねー」
ベッドに仰向けにされた菜月は、看護師たちに足をつかまれ、ひどいポーズを取らされた。
両足を曲げ、ひざを倒して可能な限り足を左右に開く格好だ。両足でMの字を作るような、
あるいはひっくり返したカエルのような姿勢。
さらにいうなら、オムツを替えられる赤ん坊の姿が近いかもしれない。
いうまでもなく、少女にはあまりにもみじめな体勢である。
(こんなの、こんなのって――)
体は熱いままだが、顔からは血の気がうせて、気が遠くなるようだった。
菜月の、絶対に誰にも見られたくないその場所は、強力なライトに照らされながら何人もの
男女の注目の的となっている。
恥丘を覆いつつある陰毛から、その奥の複雑な形状をのぞかせている外性器、そして肛
門に至るまで隠すものはなにもない。
見られるだけではすまない。
自分でもろくに見ない、触れたことのない肉の亀裂を、いいように指先でこねくり回される。
その上医師は屈辱的な感想まで付け加えてきた。
「ちょっと汚れてるな」
そんなことまでいわれるなんて。
(――――ッ)
菜月はどこかに消え去りたかった。
さらにメジャーをあてての採寸。ひだにそって、いちいち事細かに記録しているようだ。
もちろんこれで終わりではない。
それが少女の秘密の園であっても記録は必要なのだ。そのためには女子生徒たちの羞
恥心など完全に無視される運命にある。
カメラをもった者が前に出てきた。
強いライトの光のため白く浮き上がった菜月の秘唇は、至近距離から何枚もの写真にお
さめられていく。方向を変え、さまざまな角度から性器の形を精確にとらえ、また、距離を変
え、下半身全体の態様も記録される。
もっとも遠い視点では両足を開いたままの少女の全身を写す。恥ずかしさに震えるその
体と、泣き出さんばかりの顔、広げられた両足まで一枚の写真となって残されるのだ。
(いつまでこのままで……あん、な、なにっ?)
撮影が終わったかと思ったら、別の感触が股間を襲った。
裂け目の入り口を指で左右に広げられて、綿棒のようなもので、性器のひだの奥をさかん
にこすられている。
(あ――も――、やだやだ――っ、い痛っ)
その痛みは、少女の体で一番敏感な突起がむき出しにされたためのものだった。神経が
集中する肉の突起だ。
綿棒は亀裂の縁だけでなく、当然にその場所もなぞるようにこすりあげていく。
さっきいっていた『汚れ』を採っているのだろう。
無視しがたい感覚が菜月の体に走る。
「んっ――っ!」
声こそあげなかったが、それ以外の部分の反応は、自分の意思ではとめられなかった。
だが、びくりと動くはずだった菜月の足や腕は、いつの間にかそえられていた看護師たち
の手によって制せられた。
おかげで大きな反応を見せなくてすんだが、今の菜月は看護師たちに押さえつけられ、
まったく抵抗できない状態にある。
94 :
4/4:2006/09/13(水) 21:09:59 ID:eK1PGlDC
神経が集中する小さな芽は、無防備なままさらけ出されたままだ。
(う、く、うう――)
綿棒はかわらず何度も何度もクリトリスやその周辺をこするので、菜月はたまらない。
ふたたび顔には必要以上に血潮が戻り、顔面を赤色にしている。
息が荒くなっていくのはとめようがない。
(ダメ――このままだと……)
菜月が受けている感覚が誰の目にも明らかになってしまう。
と、急に刺激が消えた。
代わりに冷たい湿った脱脂綿によって股間が拭かれる。
菜月はほっと気を緩めた。
どうやら菜月の性器にこびりついていた垢はきれいに取り除かれ、今度は陰部全体が消
毒液によって清められているようだった。
どういった薬液なのか知らないが、特にしみることはない。
辱められていることに変わりはないが、強い刺激がなくなったことだけでも菜月にはありが
たかった。
しかし次の動きはすぐに来た。
(はぁ……。――あっ、あ、うう)
今度の刺激は肛門からだった。
まだ内部まで指を入れられたわけではないが、その口になにやら薬を塗られている。
それが済むと、
「いいかなー。大丈夫?」
妙にやさしく、看護師に声をかけられた。
「あ、はい……」
これまでほとんど医師たちをわずらわせなかったためか、菜月に対する態度は若干柔ら
かいものになったようだった。屈辱から逃れられるわけではないが。
菜月は周りの大人たちに足を取られ、自在に動かされた。
意図はよくわからないが、痛くなるくらい曲げられたり、引っ張られる。
菜月はまるで子供がする人形遊びのように扱われたのだった。医師たちは、血の通った
生きた少女の持つ恥じらいなど存在しないかのような態度なのだ。
妙なポーズのまま、またしても写真に撮られたりする。それはしばしば菜月の両足の付け
根を含むように撮影されるものだった。
あれこれするうちに、菜月は四つんばいを取らされる。
足は左右に広げて、ひざをつけるように。
(この格好って……)
ケモノのような姿だった。
メスの陰部がなによりも強調される姿勢なのだ。
「そのまま胸をベッドにつけて。おしりはできるだけ高くね」
指示に従うと、ますます性器を突き出す形になってしまう。というよりそれがねらいなのだ
ろうが、自分から秘部を見せつけるようでつらい体勢だ。
「おしりに指を入れるからね、力を抜いてね」
「え。……あ、あ、ああ――っ」
医師は菜月の肛門に指を突っ込んできた。
直前に予告がされたとはいえ、体を中からかき回される違和感に、こらえてきたものが限
界を迎える。
(ううう――)
人前で肛門に指を出し入れされる恥辱を、菜月はベッドのシーツを握り締めてこらえた。
涙がぽたぽたと落ちていった。
(続く)
ほしゅ
97 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/18(月) 09:46:41 ID:jqGBQIc8
内診台の上から保守
98 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/18(月) 14:06:51 ID:rSTs/guf
>>75-79の続き
※注意! この作品シリーズには全体としてグロ・残酷描写が含まれます。
苦手な人は読まないでください。
「じゃあ理沙ちゃん、うつ伏せになってね」
再び生え始めた陰毛と腹部の産毛を剃り終えて、石本は理沙に命じた。理沙も素直にはいと返事をし、ゆっくりと体位を変える。
抜糸から二日、いよいよ残された二つの手術が行われる。そのための準備が行われていた。すでに四肢を固定する鎖は外され、理沙は自由に動くことができるようになっている。もちろんこれは、一人ではどこかへ逃げることなどできないからでもある。
短い腕を懸命に振りながら、理沙はベッドの上を転がった。腕や足がないというだけでこれほどバランスがとりづらいとは思わなかった。仰向けから横を向くまでは大変だったが、そこからぽてんとうつ伏せになる。
石本が理沙の腰を抱えて持ち上げた。切り取られた腿で立ち膝のような状態になり、患部の痛みに理沙は顔をしかめる。石本はそのまま、理沙の肛門に刺さったままの太いアナルプラグに別のカテーテルをつないだ。
「はい、じゃあお浣腸しますよ」
宣告されると同時に、理沙の腸内に生暖かい液体がじわりと広がる。このアナルプラグは体温等を測定する以外に、刺したまま浣腸することができるようになっている。理沙は一日二回の浣腸責めに、未だ慣れることができないでいた。
毎回2リットル近い量を注腸され限界までガマンさせられる。苦痛なのではない。もちろん腹痛は辛いが、それ以上に排泄の快感と恥辱に彼女の心はいつも限界まで高められた。その快楽に慣れない、というほうが正しいだろう。
理沙は主人の手以外ではイかない、という誓いをしていた。既にその誓いは二度にわたって破られているが、だからこそ理沙は、いつか浣腸だけでイってしまうようになるのではないかと不安に思っていた。
簡易便器に跨がされ、プラグごと排泄させられた。そして丁寧にお尻がふかれ、再びベッドにうつ伏せに寝かされる。
「ふふふ。理沙ちゃんのお尻の穴、まだ広がったままよ」
「や、やぁ……」
「本当。肛門鏡を使わなくても、直腸の奥まで丸見えになってる」
くすくすと、石本と吉川が交互に理沙の直腸を覗き込む。理沙は肛門を閉じようと必死に括約筋に力を入れた。その様がおかしくて、二人はさらに笑いあった。
「あら。だいたい半分ぐらいしまってきたかしら」
「ほらほら、早く肛門をしめないと座薬がいれられないわよ」
「は、はいぃ……」
吉川がゴム手袋を嵌めながら、理沙の目の前に白い薬を置いた。人差し指の先ほどのその薬が「麻酔用の座薬」だと吉川が説明する。これが自分の直腸の奥まで差し込まれるの……? 理沙はその感触を想像し、くぅんと鼻で鳴きながら肛門にさらに力を込めた。
「……もういいかな。じゃあお待ちかねの座薬を入れるわね」
吉川が宣告する。理沙は布団に顔をうずめた。
99 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/18(月) 14:07:43 ID:rSTs/guf
「この前みたいに、オナラはしないでね」
「うう……ごめんなさい……」
そして吉川が肛門に薬をあてがう。理沙は肛門から力を抜いた。しかし薬が差し込まれた瞬間、無意識にきゅっと肛門を締める。
「そんなにお尻に力を入れてると痛いでしょ? 力を抜きなさい」
「は、はい」
理沙は肛門と直腸がこすられる痛みに歯を食いしばりながらも、肛門の力を抜いた。しかし吉川の指が少しずつ侵入するたびに、どうしても括約筋が彼女の意思とは裏腹にびくんと震える。
やがて吉川の細い指が根元まて刺さった。その先端にある座薬がさらに直腸の奥へ吸い込まれていく。しかし吉川は指をそのまま抜くことはしなかった。くっと指先を曲げ、理沙の直腸をくすぐる。
「ひ……や、なに?」
理沙が驚いて声を上げる。しかし吉川は「動かないで」と言いながら、さらに腸内で円を描くように指先を動かした。
「や……痛い、よお……」
「痛いのはこれかしら」
そして吉川は、理沙の直腸内にある小さな突起物に触れた。理沙はびくんと背中を仰け反らせる。
「ひゃあ……そ、それ……それ痛い、痛いですぅっ!」
「やっぱりね」
理沙が泣き叫びながら抗議する。しかし吉川はその返事を聞きながらもまだ直腸内をまさぐり続けた。石本が不思議そうに吉川に尋ねる。吉川は理沙の肛門をいじりながら答えた。
「痔ね」
「……痔?」
理沙と石本の声が重なった。吉川が説明を続ける。
「運動不足とアナルプラグの刺激から、どうしても痔になりやすくなるのよ。痔核の小さいのがひとつ……少なくともふたつあるわね」
「あらあら」
「まあ、まだ小さいから、毎日軟膏を塗ってれば治るわよ。……これらは毎日のお浣腸のあと、直腸マッサージもしてあげる」
「え……そんな……」
理沙は涙をこぼしながら吉川を振り返った。浣腸のあとの直腸マッサージ……。ただでさえ敏感になっている肛門とその性感をさらに刺激されたら……。しかし吉川は、そんな理沙の不安を無視してさらに言葉を続けた。
「……理沙ちゃん、ついでだからぎゅっと肛門に力を入れてみて」
「え? ……は、はい」
言われるまま理沙は肛門に力を入れた。直腸もあわせて閉まる。吉川の指の根元から指先までを理沙は感じることができた。ずきんと肛門が疼く。理沙が肛門を緩めると吉川は無言で指を抜いた。そしてそのままゴム手袋をとり外す。
「……あの、吉川さん?」
今の行為に何か意味があったんですか、と理沙が尋ねようとした。しかし吉川は手袋をゴミ箱に捨てながら呟くように言う。
「……緩いわね」
「はい?」
「理沙ちゃん……あなたのお尻、緩くなってるわよ」
100 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/18(月) 14:08:17 ID:rSTs/guf
吉川が振り向きながら真顔で言う。理沙はしばらく意味がわからずぽかんとしていたが、やがて顔を真っ赤にして反論した。
「ゆ、緩く……ってそんな!」
「最初の検査のときに比べるとね、全然違うのよ。まあ理沙ちゃんの場合、アナルが調教済みだったから最初もそれほどキツくなかったけどね」
「……で、でも」
「アナルプラグの拡張が過ぎたのかしら。……ああそれと、通算して十日ほど寝たきりってのもよくなかったのかも」
「え……」
「ずっと寝たきりだとね、肛門括約筋が衰えちゃうのよ。……このままだと退院する頃にはオムツが必要になるかも」
「そんな」
「……まあ、このあとの手術が終わったらリハビリが始まるから、そのときに肛門を鍛えるメニューを追加しましょう」
ふう、と吉川が溜息交じりに告げる。理沙は再び布団に顔をうずめた。
背中を丸めた猫のような体勢になって、理沙は横向きにベッドに寝転がった。石本が肩と腿を押さえる。理沙は不安げに首をめぐらせた。
吉川が理沙の腰骨の周りを丁寧に消毒する。そして傍らのワゴンから太い注射器を手に取った。わざと理沙に見えるように、持ち上げて蛍光灯に照らす。
「理沙ちゃん、これから脊髄麻酔をします。動かないでね」
「……そ、そんなに太いの……?」
振り返りながら理沙が怯えたように告げる。思った以上に注射器が太い。しかし何より理沙が怯えたのは、その注射針の長さだった。
石本が理沙の体を支える手にぐっと力を込めた。
「ほら、動いちゃダメでしょ」
「ごめんなさい……でも、あんな太いの……」
「怖い?」
石本が優しく尋ねる。理沙は震えながら小さく頷いた。
「大丈夫よ、そろそろ座薬の麻酔が効いてくるはずだから」
「で、でも……」
「じゃあ麻酔なしで手術する? 多分そのほうが痛いと思うけど」
石本が冗談を言う。吉川が脊髄の脇に手を添える。理沙はくうと歯をくいしばった。
そして腰骨の脇に針が刺された。ゆっくりと針が侵入してくる。
「ひ……っく!」
「痛い? でもガマンよ」
ぐっと力任せに石本が押さえ込む。理沙は涙をこぼしながらも、呻き声をあげるだけで痛みに耐え続けた。
「どう、しびれたりとか、電気が走ったみたいな痛みはない?」
「あ……はい、大丈夫……です」
長い時間をかけて吉川は少しずつ麻酔薬を注入していく。理沙はそれが早く終わらないかと、目を閉じたままひたすら祈り続けた。
「……はい、これでおしまい」
やがて注射器が抜かれる。針の痕に小さなパッチが貼られ、ごろりと理沙が仰向けにされた。そしてストレッチャーに移し変えられ、手術室へ向かう。
手術前室で前回同様に腹から下が消毒され、胸から上には布がかけられた。石本と吉川も手術用の衣服に着替え、理沙の脇にたつ。
「……気分はどう、理沙ちゃん」
「え……と、別にどうということもない……です」
「麻酔は効いてきたかしら?」
言いながら吉川がそっと理沙の下半身に触れる。しかし理沙にはその感覚がなかった。
「どう? どこを触っているかわかる?」
「いえ……あの、どこを触っているんですか?」
布で視界が遮られ、吉川がどこを触っているかわからない。胸から下の感覚がないことに戸惑いながらも理沙が尋ね返す。吉川は笑いながら答えた。
「クリトリスよ。今、指でこねまわしているんだけど」
「……え?」
「うふふ。この調子なら理沙ちゃん、処女膜を破られたって痛くないわよ?」
「え、ええっ!?」
「あはは、冗談よ。……それじゃ包茎手術と卵管結紮手術、始めましょうか」
石本が笑いながら手術室への扉を開く。そして理沙を乗せたストレッチャーは、手術室の中へ入っていった。
(続 く)
101 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/18(月) 14:09:51 ID:rSTs/guf
>>85 ……気づかなかった、すいませんorz
お詫びは近いうちに理沙自身の体で……。
抜歯モエス
歯抜け理沙ちゃんカワイソス
>>101 では歯をシリコン化された10年後の理沙タソをwktk待ってます。w
sage
保守
106 :
1/4:2006/09/23(土) 21:44:01 ID:IYuWKUk6
「精密発育検査・杉原菜月の場合」 4
これまでにない苦痛の時間が終わって、菜月はやっとベッドから降りることができた。もう
自分のなにもかも見られてしまって、恥ずかしがるのも馬鹿らしい気さえする。内心自嘲に
笑いながら、しかしとても開き直ることはできず、肝心なものを探した。
この検査の直前に脱がされた、自分の下着だ。
「あれ……」
てっきりそこらにおいてあると思っていたのだが、見当たらない。
(おかしいな)
範囲を広げて周囲を見回すと、少し離れたところで、三人ほどの白衣の若い男性たちが
布切れを片手に談笑している姿が見えた。
「それだと位置がおかしくないか」
「だからー、ここらへんが当たるんだよ」
布を両手で広げて、なにやらいいあっている。
彼らの話題の中心になっているその布切れは、菜月のパンツだった。
(やだっ)
脱いだばかりの自分の下着をもてあそばれている悔しさに、菜月は自分の姿も忘れ彼ら
に食ってかかった。
「返して!」
彼らは菜月の姿を認めても悪びれもせず、
「ああ、終わったんだ」
とパンツを指先にぶら下げてよこした。
パンツは裏返しにされていた。
(ひどい……)
彼らがなにをしていたのか、想像もしたくない。
ひったくるように菜月は下着を奪ったが、彼らはそんな菜月を見てますますニヤニヤと笑
った。
「ちょっと臭かったよな、顔はかわいいのにな」
「洗ってないんじゃね? アレ」
「そんなわけないだろ。朝からはいてるだけだって」
彼らの会話は、考えるまでもなく菜月の下着についてのものに決まっている。
脱いで放置してあったそれを勝手に手に取って観察し、好き勝手感想をいい合っているの
だ。
発言からすると匂いまで嗅いでいたらしい。
こうなってくると撮影などより屈辱的だった。
(…………ッ)
嫌悪と怒りをこらえながら菜月はパンツをはいた。
それ以外にどうしようもなかった。
「あ、ああ、あなた。ちょっとこれ見なさい」
この区画を立ち去ろうとした菜月を看護師が呼び止める。
そういって看護師が見せてきたのはトレーに乗せられた黒い紙だった。
紙の上には白いぶつぶつがいくつも乗っている。
(…………? あ、これっ――)
それがなんであるか気づいてしまい、菜月は赤面した。
「わかる? あなたのオシッコするところ、垢がこんなにたまっていたのよ。今までちゃんと
洗ってなかったでしょう。不潔にしてると、病気の元になるんですからね」
看護師はさらに垢がどうしてたまるのか、こんこんと菜月に説いて聞かせた。
「――だから、面倒くさがらないで、ちゃんときれいにしなきゃダメよ」
看護師の注意を菜月は、耳まで赤くしつつ黙って聞いているほかなかった。背後では先
ほどの三人組がまだ笑っている。彼らにも今の話はよく聞こえていただろう。
107 :
2/4:2006/09/23(土) 21:44:39 ID:IYuWKUk6
看護師から解放されると、目をあわせることにも耐え切れず、菜月はうつむいたまま小走
りにその場を離れていった。
(尿検査……)
この検査があることは初めからわかっていた。
『精密検査のお知らせ』の中にも、尿検査を行うので当日は起床後なるべくトイレを使用し
ないように、とあったからだ。
その検査区画に向かう女子生徒たちの表情はいちように暗い。
ただでさえそういった生理的なものには恥ずかしさを覚えるというのに、これまで受けてき
た検査からいって、一般的な検尿で終わるとはとても思えないからだ。
彼女たちに不安はすぐに的中する。
そこには少女たちが自分の目を疑うような光景が広がっているのだ。
(うそ、なにこれ……)
用意されていたのは奇妙な形をした便器だった。
横一列に五台ほどが並べられている。
それは一見洋式の便器なのだが、実際は便座があるだけで、排泄物を受け取る部分に
は半透明の漏斗状の容器がすえつけられ、その下にやはり透明のビーカーのような容器が
設置してある。横にはなにを調べるのか検査機器が置かれ、便器とコードで結ばれていた。
各便器にはこれまでと同じように医師や看護師が張り付き、少女たちの様子をうかがって
いる。
申し訳程度に仕切りはあるものの、医者たちが頻繁に出入りしなければいけないので、各
仕切りは間隔が大きく、周囲からの視線を防ぐ役には立っていない。
そして便器の上では当然というべきか、女子生徒たちが放尿を強要されていた。
その便器は、便座の位置がそれなりに高いところにあるため、少女たちの排尿は、医者
たちの眼前で行われているのも同然である。さらにこの付近でも、一般患者だってまったく
いないわけではない。
「検査カード見せてくれる?」
慄然としてその場に突っ立っていた菜月に声をかけてきたのは、尿検査の受付の看護師
だろう。はっとして菜月はすぐにカードを渡す。
「あなたはこのままこっちで並んでね」
「……? はい」
看護師の言葉に一瞬疑問を感じながら、菜月は指されたままの列に並んだ。
素直に指示に従っている限り、彼女たちはやさしい気さえする。
と、後ろで今の看護師が、別の生徒に指示するのが聞こえた。
「あなたはあの奥よ」
(また分けられてる?)
どういった基準か、女子生徒たちはグループを分けられているようだった。
菜月の後ろにいた少女は奇妙な便器が並ぶ場所ではなく、その奥の壁とついたてで仕切
られた区画に移動している。
(あっちのほうは見えないようになってる……)
そこまで行くとホールの完全な隅であり、一般患者たちはまず近寄らない。
仕切りも背が高く、中の様子はわからないだろう。
菜月がそう思っていると、
「ああ――っ」
その奥から悲鳴が聞こえてきた。
「いたいいたいっ、抜いてよぉ――っ。いたいよぅ――っ」
どんな検査が行われているのか、仕切りの向こう側からは少女の苦しげな叫び声が響い
ている。その少女が泣き出したのか、悲鳴はすぐにだみ声になり、聞き取れる言葉は消えた。
しかし苦痛は続いているらしく、「あ――っ」とか「ううう――っ」といったうめき声はおさまる
気配がない。
(なにが起きてるの……!?)
108 :
3/4:2006/09/23(土) 21:45:16 ID:IYuWKUk6
その声を聞いて菜月と同じように動揺したのか、奥に、と指示されていた少女が恐怖を顔
いっぱいに浮かべて立ち尽くしていた。
そのまま中に入ってしまえば自分もなにをされるのかわからないのだから、当たり前だろう。
だが、その少女は看護師に見咎められた。
「なにをしてるの? 早く行きなさい」
「あ、あの、なんの検査なんですか、中でやってるのは」
「普通の検査よ。行けばわかるわ」
「でも、でも、泣いてる子が」
「ちゃんといわれたとおりにしないからよ。いい子にしてればすぐに終わるのに」
看護師の脅し文句はその後も続き、結局その少女は他にとるべき手段もなく、あきらめて
仕切りの奥に向かっていった。
(わたしも、こっちの検査を受けたら、次はあっち……?)
菜月の不安はついたての向こう側に集中していた。
けれども、菜月がなにを考えていても、まったく関係なく順番はやってくる。
「きみ、早く来なさい」
あれこれ思い悩んでいた間に、菜月の番となったらしい。
目前には便器が用意されている。
(おしっこしなきゃいけないんだ)
こっちの検査だって、ひどい屈辱にちがいはない。
「まだ脱いでないの、急ぎなさいよ」
今日だけで何度目か、知らない人たちの前でまたも真っ裸になる。
今回はせめて脱いだパンツは自分で持っていたかったのだが、足先まで下ろして引っ掛
けておいたのを、すばやくしゃがんだ看護師が抜き取って持っていってしまった。
「ここにもたれて、まだ出しちゃだめよ」
いわれたとおりに便座に腰を下ろした。便座の後ろに低い背もたれがあって、そこに背中
をつけるようにいわれる。
背もたれはやや後ろに倒れているので、背中をつけると上半身をそらす形となった。これ
では体を丸めておしっこをするところを隠すこともできない。
(いや……)
「手はここに乗せて。足を閉じない」
そういわれたひじかけは左右に広がっている。看護師にうながされるまま足を開くと、菜月
の陰部の盾となるものはなにもなくなった。
正面のライト点灯し、ただでさえあらわになっている菜月の股間をいっそう明るく照らす。
(こんな近くから見られてるのに……)
「いいっていうまで出しちゃだめだからねー」
落ち着かない様子の菜月を無視し、看護師のひとりがその秘陰に手を伸ばしてきた。
(なにを……?)
看護師は菜月の亀裂を左右に広げると、医療用のテープだろうか、そんなもので広げた
ままで固定する。
(ここまでするなんて)
続いて消毒液らしきものを脱脂綿に含ませ、おしっこの出る穴を丁寧になぞる。
それで菜月の体に対しては準備が終わったらしい。
最後に、正面のライトの横に三脚に固定されたカメラが設置された。
(これも写真に撮るんだ……)
「はい、おしっこしていいよ」
そういわれても体のどこかで拒否反応が出ているのか、菜月は排尿することができなかっ
た。
(ううっ)
何秒間か力の入れ方を変えると、広げられた亀裂のやや上のあたりの穴から、ほとんど
透明の液体が流れ落ちた。
109 :
4/4:2006/09/23(土) 21:45:52 ID:IYuWKUk6
液体は半透明の漏斗に当たってジョボボボと大きな音を立て、下部の容器に吸い込まれ
ていく。
排尿開始とほぼ同時に、正面のカメラもパシパシと小気味のよい音を立て、その有様を
連続した写真で記録していた。
(まだ終わらないー)
朝から我慢させられてきた小水は相当の量となって、菜月の体にたまっていたらしい。
いったん始まった放尿は、数十秒も続くようだった。
やがて尿特有の臭いも便器の奥から盛んにただよってきて、菜月の体を包む。
「ん、んん」
ぽたぽたと雫は残るが、排尿は終わった。
その部分に神経を集中させても、もうこれ以上出ないようだった。
「終わり?」
「は、はい」
菜月の返事を確認した看護師は、やはり脱脂綿だろうか、菜月の陰部をやさしく拭いた。
(う、うぅ)
全裸の放尿には一種の爽快さもあるような気もしたが、やはり人前では二度とやりたくない。
便座から降ろされたあと、菜月はベッドに寝かされさらに別の検査を受けた。
裸のままというのはすでにあった体験だったが、大勢の前で晒し者というのは何度でもい
やなものだ。医者たちだって、どこか少女たちを品定めしているようにも見える。
それから菜月は下着着用の許可を得た。
探すと、今度はすぐに見つかる。
菜月の尿の入った容器は、便座の下から取り外されて、ちょっとした机の上に乗せられて
いた。分類用のものだろうか、数字やバーコード、『杉原菜月』と書かれた名札が取り付けら
れている。
汚らしさはなく、きれいといってもいい透明な薄黄色の液体だったが、ごまかしようのない
『おしっこ』の臭いを強くただよわせていた。
周囲に立つ若い男性には、女子生徒の心情など気にしない者も多くいる。
「多いな」
「よく入ってたよな」
「ションベンくせえ」
「当たり前だろ」
そんな会話を生徒たちにも聞こえるようなところで平気でするのである。
検査が進むにつれて慣れが出てきたのか、女子生徒に軽口を叩く者までいる。
「いっぱいおしっこしたねー。我慢してた?」
菜月はやっとパンツをはいただけの状態で、にやけ笑いを浮かべる男性と向かい合わな
ければいけなかった。
「あの、そんなにしてない……」
小さな声でそれくらいしかいえない。
「バカ、やめろって」
「ごめんねー。はは」
さすがに仲間に戒められたのか、すぐに菜月を解放する。
菜月はふたたび悔しさに視界がにじんだ。
こんな扱いされなければいけない理由なんてどこにもないのに……
看護師が菜月を呼び止める。
「次の検査はあそこよ。行って並びなさい」
泣く暇もなく、あっさりと告げるその看護師の指先は、菜月が恐れた背の高い仕切りの奥
をさしていた。
(続く)
訟えれば勝てるなw
しかし、えろい。GJ!
111 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/25(月) 22:31:41 ID:BemNwEVM
>>98-100の続き
※注意! この作品シリーズには全体としてグロ・残酷描写が含まれます。
苦手な人は読まないでください。
パァッと無影灯が光り始めた。先生が手術の開始を告げる。
「まずは卵管結紮から。メス」
傍らにいる石本が先生の手に鋭く光るメスを手渡す。理沙は無影灯に写る自分の姿をぼうっとみつめていた。
腹から上には水色の布がかけられている。先生は慎重に理沙の臍の下あたりに手を置くと、奥から手前に向けてすうっとメスを走らせた。わずか数センチの切れ目ができ、そこからじわっと血が溢れてくる。
(うわ……血だ……)
自分の腹が切られているのに、麻酔で感覚が麻痺しているためか理沙はどこか他人事のような感覚でそれを見ていた。先生は様々な器具を使い、素早く理沙の腹を開いていく。
そして先生がピンセットのような道具で、理沙の腹部から何か細い管を取り出した。ぐっと腹の中がひっぱられるような感覚がして、理沙が小さく呻く。
「痛い? 大丈夫?」
「あ……はい、大丈夫です……」
心配そうに声をかける吉川に理沙は笑顔で答えた。先生も理沙の顔をちらりと見て、それから再びその細い管に視線を戻す。
「わかる? 先生が今持っているのが、理沙ちゃんの卵管よ」
「あれが……」
吉川が説明をする。理沙は無影灯ごしにじっと自らの細い卵管をみつめた。
先生はあっさりと無言のまま卵管を切断した。痛みはない。しかし理沙は、これで自分は一生子供を生むことができないんだと思い、ぎゅっと目を閉じた。涙がこぼれそうになる。慌てて理沙は何度もまばたきをした。
切断した卵管の端を先生がきつく結ぶ。それを腹に戻すと、もう片方の卵管も素早く引っ張り出し、同様に切断して結んだ。そして先生は丁寧に内臓を戻し、開いた腹部を縫合する。
「……はい、おしまい。理沙ちゃん、気分はどう?」
「あ……と。大丈夫、です……」
理沙は慌ててまばたきをしながら答えた。別に気分が悪いとか苦しいということはない。先生はその答えを聞くと、ほほえんで次の手術の段取りを始めた。
「では続いて、包茎手術を行う」
そして先生の手が理沙の陰核に伸びた。ここ数日ずっと全裸で生活していたが、やはり異性に性器を覗き込まれるのは恥ずかしい。理沙は無影灯から視線を外した。
先生は理沙の陰核の包皮をピンセットで丁寧にはさみ、ひっぱった。そして皮にメスをあて、丁寧に切除していく。皮の向こうには理沙の最も敏感な器官がある。そこに傷をつけないよう、作業は慎重に行われていく。
根元から全ての皮を切除してしまうと、陰核が勃起した時にひっぱられて痛みを感じるようになる。かといって皮を多く残しては包茎手術の意味がない。先生は事前に計測された理沙の陰核のデータを基に、限界まで皮を切除していった。
やがて理沙の陰核を包んでいた皮は取り除かれ、赤い豆のような器官がむき出しとなった。微細な針と糸を使い、先生は傷跡が目立たないよう細心の注意を払いながら縫合する。
「……はい、終了」
やがて先生の安堵の声が響いた。理沙は目を開き、先生を見る。先生は血で赤く染まった手袋を取り外しながら理沙に優しく微笑みかけた。
「よく頑張ったね。気分はどうだい?」
「……あ、いえ。あの……ありがとうございました」
石本と吉川が、血で汚れた理沙の下腹部を丁寧に拭く。そして包帯で下腹部をぐるぐるとくるむと、彼女たちはゆっくりストレッチャーを押して理沙を部屋まで運んだ。
112 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/25(月) 22:32:49 ID:BemNwEVM
それからさらに一週間が過ぎた。
すでに入院から半月が経過していた。抜糸は昨日終わり、いよいよ明日からはリハビリが始まる。
ご主人様からは、今度は大量のプリンが届いた。前回のように「プリンを食べたい」と言ったわけではない。ただ理沙の大好物だからと、藤原が贈ってくれたのだった。
緩くなったと吉川が宣告した理沙の肛門には、今も変わらずアナルプラグが差し込まれている。しかしそれが動かされたことはまだ一度もない。
術後の体を心配して刺激を避けているのかもしれないと理沙は考えていたが、悶々と溜まった性欲を発散させたいという気持ちは日ごとに高まっていた。
「はぁい理沙ちゃん。お昼ごはんですよー」
12時の時報と同時に石本が部屋に入ってくる。おかゆや野菜スープなどの消化がよい食べ物、そしてりんごとプリン。石本は膳を理沙の前に置きながら話しかけた。
「えーと、食事の前にひとつ連絡事項ね。明日からのリハビリメニューが決まったわよ」
「……はい」
「まずは半月寝たきりだったから、なまっている体を動かさなきゃね。というわけで、メニューの一つめは散歩」
「さ、散歩ですか? ……あの、足がないのに?」
「膝から上はあるでしょ? それに肘だって」
「え、それって……もしかして」
理沙がさっと表情を曇らせた。膝と肘。もしかして散歩というのは……。その悪い考えを石本はあっさりと肯定した。
「よくわかってるじゃない。四つんばいで歩いてもらうわ。……どちらにしてもこれから先、理沙ちゃんはそうやって歩くことになるのよ」
「……はい」
「それがある程度できるようになったら、徐々にハードにしていきますね。四肢切断をすると、どうしてもホルモンバランスが崩れるし運動量が減るから、太りやすくなるの。退院してからも注意して運動しないと、すぐおデブちゃんになっちゃうわよ?」
「……は、はい。気をつけます」
「あと、今日でアナルプラグと導尿カテーテルはおしまい。あとで外します」
「え?」
予想外の話に理沙は思わず聞き返す。石本は苦笑しながら尋ねた。
「なあに? まだ入れたままにしてほしいの?」
「あ、いえ。そうじゃなくて……」
「ふふ。これもリハビリの一つよ。もう手術も無事終わったから、尿検査も検便も必要ないしね」
「……リハビリ、なんですか?」
「そうよ。このままだと理沙ちゃん、お浣腸に慣れて自力でウンチもできない体になっちゃうわよ。それにアナルもなんだか緩くなってるようだし」
「そ、そんなこと……!」
「だから、トイレトレーニングをもう一度やりなおしてもらうの。自分でオシッコとウンチをする練習ね。それと、リハビリ以外のときは当面オムツをつけてもらうから」
「ええ? そんな……」
まるで赤ちゃんみたいじゃないですか、と理沙は言おうとした。そしてはっと気がつく。
そう、今の自分はまるで赤ん坊だ。ハイハイで移動することしかできず、食事の世話も排泄の世話も、誰かにしてもらわなければならない体なのだ。
「……ま、詳しいことは明日のリハビリでね。じゃあ冷めないうちにご飯を食べちゃいましょうか」
「は、はぁい……」
理沙は観念して、素直に口を開いた。石本が優しくスープを理沙の口に流し込む。やや薄味のスープは少し熱かった。
113 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/25(月) 22:33:49 ID:BemNwEVM
「はい、それじゃあご主人様のリンゴよ。はい、あーん」
おかゆとスープを食べ終わると、石本はフォークに刺したリンゴを理沙の口元へ運ぶ。理沙は思わず、子供のように大きく口を開けた。……しかしなかなか口にリンゴがいれられない。
怪訝に思って理沙は石本を見た。しかし石本は、じっと理沙の口の中を覗き込んでいる。理沙は慌てて口を閉じた。
「あの……なんですか?」
「理沙ちゃん、大きな虫歯」
はっとして理沙は口をつぐんだ。手があれば口を覆い隠していただろう。
入院前から理沙の口には虫歯があった。そこそこ進行していて、学校の定期健診でも指摘されていた。もちろんご主人様は「早く治すように」と理沙に命じていた。しかし理沙は、それだけは拒み続けていた。
理沙は歯医者が怖かった。歯を削るドリルの甲高い音を聞くだけで気が遠くなる。理沙はご主人様からどんなに激しく言われても、歯医者にだけは行かなかった。主人の命令を無視したのはそれだけだった。
ご主人様は一度、業を煮やして理沙のお尻を叩いたことがある。「歯医者へ行くと約束するまでは叩き続ける」と、理沙を自らの膝の上に載せてスカートをめくり、下着を下ろして何発も叩いた。
理沙は涙を流しながら謝ったが、ついに歯医者へ行くと約束することはなかった。尻に青あざができ、椅子に座れないため翌日は学校を休んだ。
それぐらい、理沙にとって歯医者は恐怖の対象でしかなかった。
「実はね、理沙ちゃん。藤原さんからご連絡があってね」
「……」
「うちは外科だけど、その気になれば内科から肛門科から耳鼻咽喉科から婦人科から、なんでもできますよって先生が藤原さんにお話したらしいの。そうしてら藤原さん、『歯科もできるか』って……」
「……そ、そんな……あの」
「だから理沙ちゃん。これから……」
石本の話が終わるより早く、理沙はベッドから飛び出した。身をよじってベッドの上を這い回り、どすんと床に落ちる。上手く手が出せずに鼻を強く打つが、理沙はそれでも逃げようと床を這いずり回った。
114 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/25(月) 22:34:43 ID:BemNwEVM
と、理沙の眼前に石本が回り込んだ。理沙は慌てて方向を変えようとするが、その途端ぐいっと下半身に強い痛みを感じる。
「ほら理沙ちゃん。まだカテーテルが入ったまんまよ? そんな無茶したらカテーテルが抜けちゃうでしょ」
「や、やだ! やめてぇ!!」
それでもまだ逃げようとする理沙を石本がしっかりと掴む。持ち上げると理沙は四肢を振って暴れるが、構わず石本はベッドに腰を下ろした。そして膝の上に理沙を置き、彼女の脇腹をしっかりと抱え込む。
ぴっ、とベッドの頭の部分にあるスイッチを石本が軽く押した。そして、未だ短い手足をバタバタさせている理沙のお尻に手を当て、特に優しい声で告げる。
「藤原さんから『あまり言うことを聞かないようならお仕置きしてやってくれ』って言われててね」
「やだやだぁ! 離して!」
「うふふ。理沙ちゃんのお尻、小さくて柔らかくて、とても叩き甲斐がありそう」
そう言うと石本は手を大きく振りかぶった。そしてぱぁんと勢いよく、理沙の双丘を叩く。理沙はそれでも抵抗を続けるが、膝までしかない足ではろくな抵抗もできない。石本はぐっとカメラを手繰り寄せ、お尻を正面から写るようにする。
「ほらほら、カメラが理沙ちゃんの真っ赤なお尻を写してるわよ」
「や……やぁ……もうやめて……」
「あら泣いてるの? それじゃそのお顔もカメラに写しておかないとね」
言いながら石本は別のカメラを理沙の顔の前へ持っていった。理沙は身をよじるが、腰を石本につかまれていてはろくに動くこともできない。
「やだ、こんな顔写さないでぇ!」
「じゃあ素直に歯の治療を受けなさい! ほらもう三発、いくわよ!」
「ひ! やめて……ああっ!」
ぱん、ぱん、ぱぁんと立て続けに三発が理沙のお尻に打ち下ろされる。それでも理沙は必死に頭を振り、抵抗を続けた。
「本当に強情ねぇ。それじゃあ、究極の罰を与えてあげなくちゃいけないかしら」
「究極の……罰?」
涙と涎でべとべとに濡れた顔を挙げ、理沙が尋ねる。そのとき部屋の扉が開いて吉川が入ってきた。石本は吉川にウインクをして、吉川は無言で頷く。そして吉川は、手に持った革の拘束具を石本に抱えられたままの理沙の体にまきつけていった。
「え……あの、これって」
同じく吉川が持ってきたストレッチャーに転がされ、ベルトで固定された理沙が不安そうに尋ねる。理沙は首を起こして自分の体を見た。SMの拘束具に似た革が全身に巻かれ、手足を縛ることができない理沙の体を確実に拘束することができるようになっている。
石本は額に浮かんだ汗をぬぐいながら、一度吉川と微笑を交わした。そしてストレッチャーを押しながら理沙に話しかける。
「さ、診察室に歯の治療道具が準備できているわよ」
「ひ……!」
理沙がびくんとはねた。しかしベルトに固定された体は全く動けない。絶望的な表情を浮かべる理沙をみながら、石本は廊下を進む。
「それから理沙ちゃん」
「あ、ああ……」
「大きな手術をふたつもしたあとだし、それに随分我侭がすぎるようだから」
「ああ……許して……」
涙を両目にいっぱいためて、理沙が石本をみる。エレベータの扉が開いた。石本はエレベータに乗り込み、階数ボタンを押した。そして振り返り、にやりと笑って言う。
「我侭な理沙ちゃんには、麻酔なしで歯の治療をしてあげる。もちろん、ご主人様によく見えるよう、カメラも用意して……ね」
「……!」
理沙が何か叫ぼうとした。しかしそれより早くエレベータの扉が閉まり、廊下は元通りの静寂を取り戻した。
(続 く)
抜歯フラグ!?
抜歯フラグ来た。
モエス!
カワイス
>106さん
G・J!
歯がなくなったら理沙ちゃんが嫌いな歯医者の必要なくなるものね。
抜歯で虫歯の心配なし。
素敵やん。
追記、菜月ちゃんも可愛いです。
おふた方がんばってください。
虫歯菌が御主人様の珍々に移ったら危ないもんね!
見た目が痛んでない歯も、汚染されてるだろうからキケンキケン!
・・・というのは単なる建前。
1カ所の誤字によって理沙ちゃんの歯は犠牲となったのでした。w
121 :
1/4:2006/09/29(金) 21:25:01 ID:bTgzlyAr
「精密発育検査・杉原菜月の場合」 5
菜月はそこで、なにが行われているか、自分の目で直接見た。
(こんなの……)
信じたくなくても、繰り広げられている惨劇は変わらない。
泣き叫ぶ女子生徒たち。
ほとんど狂乱状態で抵抗するものの、屈強な男性に抱えられ、検査代に縛り付けられてし
まう生徒。
なにもかもあきらめて体を震わせながら検査を受けていく少女。
(いやだ、信じられない)
恐怖の時間は菜月が思っていたより短かった。並んだ列の先がすぐに開き、手招きされ
たのだ。
いや、恐怖はこれからが本番である。
菜月は促されるまま、半ば自失しつつ、下着を脱ぎ、その検査台に上がった。
傾斜した椅子のようなそれには、大きな足掛けが付属している。使用者のひざを固定する
その足掛けは、少女の足を高く上げさせ、左右に大きく広げるために稼動する。
これに乗せられてしまうと、少女たちは、まさにこれから男性自身を受け入れるような、陰
部を開けっぴろげにしたままの格好で、固定されてしまうのだ。
それは婦人科用の診察台、内診台と呼ばれるものだった。
だがそれだけなら、つらいことはつらいがこれまでにも似たようなことされている。
今回はこれからが問題だった。
医者たちは細いチューブを持っている。
今からそれは、菜月のおしっこの穴、尿道に入れられるのだ。
菜月には初めての経験である。だが、それがどんなものなのかは、周囲の女子生徒たち
が教えてくれていた。
「い、痛い、痛いです」
菜月の隣で、一足先にチューブを入れられた少女が、痛みを訴えている。
悲鳴というほどではないが、それは単に少女が必死に我慢しているだけのことだろう。
彼女の苦痛の大きさは、眼からこぼれる涙が物語っている。しかし彼女の努力に対して、
医者たちは冷たく、看護師も「我慢しなさい」といい放つだけだ。
小さな穴にいっぱいいっぱいのチューブを押し込まれて、痛くないはずがないのだ。もちろ
ん個人差があるようで、表情を抑えて静かに検査を受ける少女もいるが、大声で泣く少女も
いる。
もっとも悲痛な泣き声を上げる少女には共通点があった。
素直に医師の指示を聞かず、検査に抵抗した少女は、ほとんど例外なく悲鳴を上げる羽
目になっていたのだ。
というのも、
「いい? 暴れるような元気がある子には、ちょっと太くて硬い管を入れることになりますか
らねっ」
比較のためか、二本のチューブを持って脅しをかける看護師がいるのだった。
一見、その二本のチューブにはほとんど差異が見当たらないようである。しかし、女子生
徒たちにそれは口先だけの脅しではなく、手間を取らせる少女により大きな苦痛を与える
ものにちがいないように思えた。
検査をいやがる少女は男性たちに持ち上げられ、台に座らされ、足だけでなく手や腹まで
ベルトが巻かれて全身を拘束される。もちろん下着は没収である。
診察台に縛り付けられ、いっさい抵抗できなくなったところで、「他の子よりも痛いかもしれ
ないけど我慢するように。あなたがいけないんだから」と管を示しながら告げられる。女子生
徒たちにはそれがどの程度の硬さを持っているのか全然わからないが、ここまでの体験で
恐怖は最高潮に達している。
こうした処置の結果、四肢を固定された少女の悲鳴はたいてい、それ以外の少女の悲鳴
よりも大きいものとなるのだ。
122 :
2/4:2006/09/29(金) 21:25:33 ID:bTgzlyAr
菜月が尿検査の前に聞いた悲鳴も、こういった懲罰的な対応を受けた生徒のものだった
のだろう。
こんな姿を見せつけられては、女子生徒たちに逆らう気が失せるのも当然だった。
どうしても命令に服従するのが一番ということになる。
菜月もそうして、順番になるとまったく逆らわず診察台に座った。
あいかわらず股間には視線が集中する。
裸にされてあらゆる角度から体をなめつくされるように見られたあととはいえ、医師たちの
興味はまだ尽きないようだ。
普段少女たちがなにより秘めているその場所が、博物館の展示物のように並べられてい
る状況だ。男性たちにとって、あるいは女性であっても、女子生徒たちの体について、見る
べきものがいくらでもあるだろう。
特に性器などは、形状、色、陰毛の態様その他、個人それぞれであることにいまさら気づ
いた女子生徒たちも多かった。生徒たちは他の少女を見ようと思って見ているわけではない
が、待っているその前で足を広げられては、ついつい眼に入ってしまう。
菜月も例外ではなく、他の少女の裸を見たり、自分の体を見られたりしていた。
そのことでまた、自分の体型がまた、理想というにはまるではずれるように思えて、恥じら
いを覚えずにはいられない。
裸のままで、医者たちに見られることに慣れてくるどころかますます恥ずかしさが膨れ上
がって、菜月は両手で顔を覆った。
他の女子生徒はどんな気持ちなのだろう。
菜月と同じように顔を隠す生徒もいるし、固い表情で気を持たせようとしている者もいる。
悲しそうにうつむいている少女も多いようだ。
菜月は足の間の裂け目にひんやりと冷気を受けた。やはり消毒液を含ませた脱脂綿だろ
うか。同じ動作が繰り返され、尿道口が念入りに消毒されたようだった。
その口に細い、硬いものがあてられる。
(あ、入ってくる……)
挿入感は得体の知れないものだったが、チューブが押し込まれていくのは確かにわかっ
た。なんともいえない、無数の針が突き刺さるような痛みが走っていく。
(痛い、痛い、痛い――)
菜月は苦しげな声を出していた。
(ううう、痛いよぅ」
たとえ患者の少女がもっと大きな声で泣き叫んでも処置を続ける医者たちは、菜月のうめ
き声程度では気にもとめないそぶりで自身の仕事をすすめる。
(痛い痛いー、もうやめてぇー)
菜月の願いはかなえられることなく、検査は続いた。
それは自分が単なるモルモットとして扱われているのではないかと思える処置だった。
医師たちは体内深くに注入されたチューブを通して、液体を菜月の膀胱に満たしていった
のである。
「これからおしっこしたくなってくるから、どのくらいおしっこしたいのか教えてね」
加えて、そういわれていたため、尿意が強くなるごとに菜月は看護師たちに告白しなけれ
ばいけなかった。
本来それだけでためらわれるようなことを、菜月は忠実に報告しなければならない。
「少し、したい感じです……けっこうしたくなってきました。……すごくおしっこしたいです――」
さらに、恥ずかしさをこらえて菜月が尿意を伝えても、即座に排尿が許されるわけではない。
「おしっこ出そう――です。……ああ、漏れる、我慢できない――。もう限界です、やめて、
まだ入れるのっ、いやぁ、とめてぇっ」
(ありえないとわかっていても)おなかが破裂するまで液体を入れられるのではないかとい
う恐怖から、菜月が外聞もなく叫びだすと、薬液の注入は終わった。
そのあとは当然、衆人環視の中での排尿である。
このときも診察台に座らされたままであるので、秘部の大公開を続けたまま、これまで以
上に性器をよく見られながらの放尿となる。
123 :
3/4:2006/09/29(金) 21:26:05 ID:bTgzlyAr
真っ裸で苦しみあえぎ、涙と尿を垂れ流す少女を見つめる視線の中には、医療や学術と
いったものからほど遠い、おもちゃを見るもののそれが含まれているようだった。検査が進
むにつれ、そういった視線が増えていっているようにも思えた。
菜月は検査が終わるときのことばかり考えていた。
いつの間にか一般患者の途絶えたホールに、同様の苦しみを受ける女子生徒たちの悲
鳴が途切れることなく響いている。
休憩はあっという間に終わった。
尿検査のあとにとられたこの休憩時間は、指定時刻だけを見ればそこそこの長さがあっ
たのだが、残された検査への不安からか、ため息をつきつつ緊張を紛らわしているうちに
終わりを迎えたのだった。
休憩の間でも衣服を着用することは許されなかったため、女子生徒たちは半裸、あるい
は全裸のままである。
女子生徒たちは検査の再開を受けてその姿でぞろぞろと動き出す。
一時は姿を消していた一般患者たちも、午後の診察となって、その数を増やしていた。入
院患者たちを見舞う客も中には混じっている。そのうち少なくとも男性たちは、自分がこの日
この病院を訪れた幸運を喜んでいるに違いなかった。
少女たちも、次々に入れ替わりいっこうに衰える気配のない好奇の視線を当然疎ましく思
っているが、どうしようもない。できるのはせめてお互い身を寄せ合い、異性から少しでも自
分の体を隠すことくらいである。
そんな彼女たちにもささやかな幸運があらわれたかのように思えた。
ここに来てようやく、検査場所はホールの特設会場を離れたのだ。
女子生徒たちが招き入れられたのは一般患者たちから隔絶された、診察室のひとつのよ
うだった。診察室といってもホールの半分ほどの大きさがあり、開放感は大きい。ここでは
ベッドではなく比較的高さのある台が多数設置されていたが、その台やらなにやらを囲む仕
切りが目隠しの意味をなしていないのはこれまでと同様である。
しかし今度はなんといっても四方を壁に囲まれている。少なくとも一般患者たちを気にする
必要はなくなったのだ。
事態の改善を期待する女子生徒も少なくなかっただろう。だが一部の勘の鋭い、そうでな
ければ悲観的な生徒は、一般の眼の届かないこの部屋に、さらに過酷な検査を予感するの
だった。
不幸なことに正解となるのは後者なのである。
検査台は布だけでなくビニール状のカバーにも覆われているようだった。その上には銀色
に光るトレーのような容器がひとつずつ用意されたいる。
たまたま女子生徒の集団の先頭にいた何名かの少女が、看護師たちに呼ばれ、それぞ
れの台の前に呼ばれた。
下着を脱ぐように告げられても、もう驚く少女はいない。
いわれた生徒たちもしぶしぶではあるが、拒否することなくそれぞれパンツを脱ぐ。例によ
って看護師がその下着を奪い取って、いよいよ検査の内容が明かされる。
ささやかな期待か、もしくは悪い予感か、どちらが当たるのかと固唾を呑んで見守る女子
生徒全員の前で、ついにそれは告げられるのだった。
「便の検査をするから、その銀の入れ物の中にうんちしなさいね」
あまりの指示に、少女たちは一瞬にして顔面蒼白となって固まる。
それを医師たちは予期していたのか、生徒たちに考えこむ時間を与えないようにか、看護
師は対象の生徒をさっさと台に上らせようとする。その台は机ほどの高さがあるため、上り
やすいように小さな椅子が横においてあった。
「いや、いやです、せめてトイレで、トイレでさせてください」
生徒の一人が早くも眼に涙を浮かべて懇願するも、看護師は冷たく首を横に振るだけで
ある。
「普通の検便と違って、出すところも量とかも、全部検査のうちのなんだから、しかたないの
よ」
そんな一言で、少女が納得できるはずないが。
124 :
4/4:2006/09/29(金) 21:26:37 ID:bTgzlyAr
看護師も言葉を付け加える。
この少女だけでなく、凍りついている残りの女子生徒たちにも、今度の検査もまた、従わ
ない場合『どうなるか』を教え、検査をスムーズに行えるようにする必要があるのだ。
「そんなこといわれてもすぐに出ないっていう子はね、あそこに座って、しばらくマッサージを
受けてもらいます」
指差す先にあるのは内診台である。
それを見た少女たちの顔に絶望が浮かぶのも当然だった。すでに女子生徒たちは自ら
の身体をもってその機器の役割をよく理解している。
内診台の周囲は、意図的なのかたまたまなのか、老齢の医師や看護師はあまりおらず、
白衣の若者、それも男性たちが多く集まっていた。
看護師は続ける。
「おなかや肛門にマッサージを受ければ、きっとうんちも出やすくなるわ。そうそう、そのとき
はあの台に座ったまましてもらいますから」
生徒たちはその光景を想像して戦慄を覚えたことだろう。
股を大きく開いた姿勢で、裸の腹をいいようにもまれていく。さらに、みっともなく露出させ
られたおしりの穴を、排泄の刺激を与えるために指でもみほぐされるのだ。少女たちの体
に触れるのは若い男たちである。
挙句、終わりのときこそ最大の屈辱を一身に浴びるときだと約束されている。
なにがマシか、どちらがよりひどいかなど、考えるだけでもいやになるような選択だろうが、
少女たちになにができるだろう。
最初に選ばれてしまった女子生徒たちは、金縛りをといて大急ぎで検査用の容器の上に
またがらなくてはいけなかった。
銀色のその入れ物は、少し大きくて深いただの皿である。幼児が使うおまるだってこんな
単純なものではない。この容器には、飛び出している取っ手のような、つかむことができる
部分すらない。この便器は排泄物を受けてためる以外の機能はまるで持っていないのだ。
ベッドよりはるかに背の高いその検査台は、被験者を監視者の目前まで押し上げる。三
六〇度、医者たちが並ぶその台の上にしゃがみこむ少女たちだったが、この期に及んでも
彼女らはできる限り体を隠そうとつとめていた。
しかしそんなはかない努力が一蹴されるのも、もはや決められた運命のようだった。
「それじゃあよく見えないでしょ。手は横にどけなさい」
そうでなくても、すでに手をベッドにつけている生徒もいる。
便座など存在しないため、皿をまたいだ少女たちは中腰でバランスをとらねばならず、手
をつけざるをえないのだ。そんな彼女たちも、手の位置、足の位置を指導を受ける。看護師
は少女たちの肛門をできる限り周りの人間に見せやすくしているのだ。
彼女たちはみな前かがみをとらされ、そのしりを注目の的とされている。
極度の緊張のためか、ある生徒は青白い顔をして、表情は消えていた。
別の生徒はすでに泣き出している。この少女はここまでの検査ですでに泣きわめき、顔を
乱していたようで、赤い眼も生々しいが、これまで以上の屈辱的な検査に枯れていた涙がふ
たたび流れ出したようだった。「もういや」と声をもらしている。
少女たちは検査容器にまたがったものの、その次の一歩はさすがにふみこめないで、そ
のまま少し時間が過ぎた。
じれた看護師が生徒を内診台へ連れて行こうか迷い始める。
「後ろで待っている子たちも、すぐに出せそうにないんなら早くいいなさいね、マッサージして
あげるから」
応える生徒は一人もいない。が、
「前に出ている子は早くしてくれないと、いつまでたっても終わらないよ。まあ、やっぱりいき
なりは出ないかな?」
看護師の言葉にひそむ意図はすみやかに少女たちに伝わった。
さっさと排便しないと内診台に座ることになるぞという脅しだ。
生徒たちはあらためて逃げ道がないことを思い知った。
(続く)
>>124 GJ!!いつもクオリティの高い作品をありがとうございます!!
診察台行きになりそうな菜月ちゃんを楽しみに待っております。
それでも出なかったら摘便なのでしょうか…?
126 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/01(日) 21:00:22 ID:AdG318Ax
>>111114の続き
※注意! この作品シリーズには全体としてグロ・残酷描写が含まれます。
苦手な人は読まないでください。
エレベータの扉が開いた。つんと消毒薬の匂いがする。
理沙は相変わらずストレッチャーの上で激しく暴れていた。涙を流し、身をよじって叫び続ける。診察室にいた眼鏡の女性がその様子を見ながら苦笑を浮かべた。
「あらあら、随分我侭なお姫様ねぇ。もっと素直で大人しい娘だって聞いてたけど?」
「ごめんなさい。歯の治療をするって言ったら、突然暴れだして……」
「あらあら。ってことは、私は嫌われてるのかしら」
しかし女性は、言いながらふふっと不敵に笑った。腕を組むと大きな胸がさらに強調される。そして彼女はつかつかと診察室におかれた婦人科用の椅子の横に移動した。椅子の周りには、今まで置いていなかった様々なライトや治療器具が置いてある。
「移動用の歯科器具だから本格的な治療は無理だけど、削ったり抜いたりはできるわよ」
「ありがとう。理沙ちゃん、こちら当院の非常勤の医師、天野先生よ」
「ひ、ひゃあ……!」
石本が女性を理沙に紹介する。しかし理沙は相変わらずストレッチャーの上で暴れ続けていた。よほど治療が怖いのだろう。まるで火がついたかのように泣き叫び、かすかに動く短い手足をバタバタと振り回し続けている。
ふう、と天野が溜息をついた。腕組みをしたまま石本に命じる。
「これは手がかかりそうね。……鎖で固定するしかないかしら」
「そうですね。では早速」
石本は答えるが早いか、椅子の下から太い鎖を取り出した。そしてそれを理沙の拘束具に嵌める。天野が椅子の横に立った。石本が、ストレッチャーの拘束を解く。
理沙は咄嗟に飛び起きた。すでに彼女の意識は、ここから逃げ出すことしか考えられなくなっていた。しかし天野は笑いながら椅子についたスイッチを押した。その途端、椅子から伸びた鎖が勢いよく巻き上げられる。
ストレッチャーの端から床に転げ落ちそうになっていた理沙の体がぐいと引かれた。理沙は恐怖に目を見開き、声の限りに叫ぶ。しかしその抵抗も空しく、理沙はごろりと椅子に仰向けに転がされた。ただちに石本が理沙の体を拘束しなおす。
「いやぁぁぁぁぁ!!」
理沙が椅子の上にある歯の治療用の無影灯をみて叫んだ。数日前、手術室で死刑囚の気持ちを彼女は想像した。しかし、理沙は今まさしく死刑囚の気持ちを味わっていた。
石本がせわしなくビデオカメラを操作した。一台を全身が写るように、一台は顔、そしてもう一台は股間が写るようにセットする。
「いやぁ、こんなところ写さないでぇ!」
「ダメよ。ちゃんとご主人様に報告しないと」
「そうそう、我侭な理沙ちゃんはこうやって歯を治療されました、ってところをね」
「ああ、嫌ぁ……!」
理沙はカメラから顔を背けた。体を拘束されているのでカメラから逃れることはできない。それでも理沙は、こんな自分の姿をご主人様に見られることには耐えられなかった。
理沙が目を閉じ歯を食いしばっていると、突然尿道に激しい痛みを覚えた。まった予期していなかった痛みに、理沙は驚いて顔を上げる。と、石本が尿道に挿されたままのカテーテルを操作していた。
「ひ、なんですか……?」
「さっき言ったじゃない。カテーテルはもう抜きます、って」
「ええっ? で、でも今抜かれたら……はぅっ!」
理沙が何かを言いかけたとき、石本はすっとカテーテルを抜いた。尿道がこすられる痛みに理沙がのけぞる。石本はカテーテルの先についた袋を持ち上げ、声を立てて笑った。
「あら理沙ちゃん、よっぽど歯の治療が怖いのねぇ」
「本当だ、こんなにオシッコしちゃって……。治療中に漏らさないでね」
「ひ……!」
石本が袋をたぷんと振る。それはすでに容量ぎりぎりまで膨らんでいた。そして天野が無影灯の明かりをつける。そのまぶしさに理沙はぎゅっと目をつぶった。
127 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/01(日) 21:01:19 ID:AdG318Ax
「じゃあまずはお口の中をみせてもらいましょうか。はいあーん」
「……!」
天野が優しく声をかける。しかし理沙は歯を食いしばってぷいと横を向いた。
「あらあら、困った娘ね。ほら、こっちを向くのよ」
ふふっと笑いながら、天野は理沙の細い顎に手を掛けた。そしてぐいと力任せに顎を動かす。思わぬ力に理沙は驚くが、それでも歯はまだ食いしばったままだ。
「言うことを素直に聞けない娘には、痛くしますよ?」
「……」
天野が優しく告げる。しかし理沙は相変わらずぐっと口を閉じていた。どんなことをされても絶対に口は開かない、そう決心して、理沙は目をきつく閉じた。しかし天野はあっさりと理沙の顎から手を離した。
「……そう、じゃあ先日の発明品を使いましょうか」
「発明品? 先生、また何かヘンなもの作ったんですか?」
「ヘンなものとは失礼ね。今度の学会に発表するつもりなんだけど、ちょうどいいわ。理沙ちゃんには被検体になってもらいましょうか」
理沙は恐る恐る薄目を開けた。と、天野は楕円形の道具を取り出していた。円の内側には二つの突起があり、円の天辺には何かハンドルがついている。単純な道具だが、それ故に理沙は恐ろしいものを感じた。
「理沙ちゃん、これが最後よ。……自分からお口を開いてくれるつもりはない?」
「……」
「そう、残念ね」
全く残念そうではない口調で天野が溜息をついた。そしてその楕円形の道具を、理沙の顔の横にすっと嵌める。
「石本さん。顔が動かないよう固定して」
「はい。こうですか?」
「もうちょっと下、突起の部分を包むように円の上から頬に……そうそう」
石本がぐいと、楕円形の道具ごと理沙の頬を押さえる。理沙は顔を捻ろうとしたが、石本はしっかりと顔を掴んでおり動かすことはできない。天野がくすっと楽しそうに笑った。そして頭頂部にあるハンドルをおっくりと回す。
「……うっ?」
すると、突起が内側にゆっくりと伸びてきた。丸い先端部分が理沙の頬に食い込む。天野はまったく手を休めず、ハンドルを回し続けた。突起は徐々に顔を挟んでくる。
「ひ……いた、いたた……ああ!」
そして突起は、理沙の頭蓋骨に食い込んできた。顎骨とのつなぎ目に突起が刺さり、理沙の口は勝手に開き始める。しかしそれでも天野はハンドルをとめなかった。
「ああ……お、おおやめへぇ……あおがああ……」
「あらあら。もう顎が外れそうなの? じゃあこれぐらいにしてあげましょうか」
大きく理沙の口が開いた。天野は笑いながらハンドルを固定する。理沙は口を閉じようとするが、どうしても閉じることができない。石本が感心したように言った。
「凄いですねこれ。顎骨に食い込んで、勝手に口が開くようになっているんですね」
「ふふ。まあ中世の拷問器具をみていて思いついたんだけどね。……さて、理沙ちゃん」
「おあ……ゆふひへぇ……」
「大きな手術をしたばかりで、これ以上麻酔を使うと危険なのよね。それに、随分我侭が過ぎるようだし……」
「はお……!」
理沙は大きく目を見開いた。涙がぽろぽろと零れ落ちる。天野は先が針状になった「探針」を、大きく開いた理沙の口の中へ差し込んだ。
「……あがぁっ!」
「ほら理沙ちゃん、これは痛い? 痛いわよねぇ。すごい大きな虫歯ですもの。……ほら、こうすると神経にまで触れるんじゃない?」
「お、おごがぁぁぁぁぁぁぁ……っ!」
「さて、ほかに虫歯はっと……あら、これも軽い虫歯かしら?」
「あが……やえへぇぇぇぇいらいのぉ……」
「痛いから辞めてって? 辞めてほしいの?」
「あ……あひ……」
理沙が白目をむきながら答えた。天野が優しく微笑む。そして次の瞬間、天野は別の虫歯の穴に探針を突っ込んだ。
128 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/01(日) 21:03:24 ID:AdG318Ax
「はがぁ……!」
いきなり神経を刺激され、理沙はたまらず気絶した。ぷしゃあああ、と盛大に放尿をする。石本があらかじめ手に持った尿瓶を理沙の股間にあてた。天野が探針を抜く。
「あらあら。まさか気絶するなんて。……これは思った以上に深い虫歯かもしれないわねえ」
「……先生、相変わらずサディスティックな治療ですね」
石本が苦笑した。天野はとても腕のよい歯科医なのだが、患者の叫び声を聞くのが無常の喜びという性癖をもっている。石本は机の上に乗っている治療器具を一瞥した。最初から麻酔を使うつもりなどないのだろう。そこには注射器が載っていなかった。
「でも、デンタルマゾっていうのも一定数以上いるのよ。……理沙ちゃんもタービンの音を聞くだけで、はしたなくアソコを塗らしてしまうようになってくれないかしら」
天野が笑いながら反論した。理沙は未だ白目を剥いたまま、びくんと体を痙攣させている。剥き出しのクリトリスや尿に濡れた股間は、理沙が歯の治療に快感を感じているかを教えてくれることはなかった。
天野はタービンの先にバーを取り付けた。そして、まだ気絶したままの理沙の口の中にタービンを入れる。キィン……と先端のバーが甲高い音を立てて回転を始めた。天野はまず、軽度の虫歯を削り始めた。
「……あ? あ、あが……はあっ!」
「あらあらお目覚め? ほら、動いたら危ないでしょ?」
歯の刺激に目を覚ました理沙が暴れ始めた。天野は優しく微笑みながらも治療の手を止めない。歯のエナメル質が削られ、バーの先端が歯の神経に触れた。
「はがぁぁっ!」
先ほどの探針の痛みとは比べ物にならないほどの痛みに、理沙の体が跳ねる。気を失いかけたとき、天野はタービンを止めた。
「……あ」
終わったの……? 淡い期待を込めて、理沙が涙の溜まった目で天野を見る。しかし天野は別の器具を手に取り、再び理沙の口の中にそれを差し込んだ。
「……あ、ああ……」
「理沙ちゃん、これから歯の神経を抜きます。痛かったら手を挙げて報せてね」
「え、あ……!」
手を挙げてって、肘までしかないのに……! 理沙はそう抗議しようとしたが、それより早く天野が先ほど削った歯の隙間に道具の先端を差し込んだ。ピン、と神経に触れる。
「は、はあぉ……おお!」
「痛い? あらあら、でも手は挙がってないわねぇ」
にこりと微笑んで天野が神経を抜いていく。理沙は目を大きく見開いて懸命に痛みを訴えた。しかし天野はそれを黙殺し、歯の神経を抜いていく。
「……さて、この歯はこれぐらいでいいかな」
129 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/01(日) 21:04:43 ID:AdG318Ax
天野が息を吐いた。理沙はやっと、この拷問のような治療が終わったのかと思いはぁと息を吐く。その息が歯に触れたとき、ずきんと歯が疼いて理沙の体がびくんと震えた。
しかし天野は理沙を見下ろしながら告げた。
「あらあら理沙ちゃん。まだ一本しか治療は終わってないわよ? それに今の歯も、明日詰め物をするからね」
「……がっ?」
「こんなに虫歯があったら、フェラするときに危険でしょ? それに歯は万病の元なのよ。四肢切断して免疫力が落ちているときにはとても危険なの」
「は、ふぉんなぁ……も、もおやえへぇ……」
理沙の股間からぴゅっと尿が漏れた。全身ががくがくと震える。しかし天野は笑いながら冷徹に宣言する。
「でもね理沙ちゃん。元はといえばあなたが悪いのよ。ちゃんと歯磨きをしないから虫歯ができたんだし、もっと早く治療を受けていればこんな苦しい思いはしなくてよかったはずよ。いわば自業自得なの。反省しなさいね」
「あ、ああ……」
「なんなら、全部の歯を抜いてあげましょうか。総入歯になれば歯磨きなんて面倒くさいことをしなくても大丈夫ですものね。……もちろん、麻酔なしで」
「あが……!」
理沙は目を見開いた。この先生ならやりかねない……! 虫歯だけじゃなく、問題のない歯まで全部抜かれたら……。理沙は慌てて首を振った。
「あらあら、そんなに総入歯が嬉しいの?」
「ひ、ひが……」
「うふふ。わかってるわよ。とりあえず今日は、詰め物じゃ治療できないような歯を抜くだけで許してあげる」
「ひ……!」
「でも、これからあまり我侭を言ったり、退院後に新しい虫歯ができたりしたら、容赦なく全部の歯を抜きますからね。わかった?」
「は、はひぃ……おえんなはい……」
天野は微笑むと抜歯用の鉗子を手に取った。大きなペンチのような形をしたそれをみて、理沙はひぃと息を呑んだ。
(ご主人さま……助けて……)
理沙は心の底で叫んだ。カメラは冷徹に理沙の表情を写し続ける。鉗子が口の中に入ってきた。理沙は息を止めた。虫歯が左右からぎゅっと挟まれる。理沙は固く目を閉じた。
そして次の瞬間。
「あ……がぁぁぁぁっ!」
理沙は大きく仰け反った。拘束具が限界まで伸びる。股間からは大量の尿が一気に溢れ、肛門に差し込まれたままのアナルプラグが勢いよく飛び出す。ごりっという音とともに天野は鉗子を抜いた。
天野の持つ鉗子の先端には、理沙の虫歯が握られていた。綺麗にとれたその歯にじっと見つめていた天野は、理沙にその歯をみせようとした。
「ほら理沙ちゃん。綺麗に歯がとれましたよー……って、あらあら」
そして天野は苦笑を浮かべる。
理沙は再び、白目を剥いて気絶していた。
(続 く)
総入れ歯、総入れ歯!
トンネルを抜けるとそこは〜〜みたいなノリで。
起きたら歯がなくなってることキボン。
でも、麻酔はしてあげて、俺の親知らずが疼くから。
132 :
1/4:2006/10/06(金) 01:23:02 ID:K6Aob5pt
「精密発育検査・杉原菜月の場合」 6
検査台の上はまさに少女たちの悪夢の舞台であった。
ある女子生徒は、ブッ、ババッ、ブリブリッと、盛大に破裂音を響かせ、号泣しながら排泄
していた。「見ないで、見ないでっ」と泣き叫んでいる。この異様な状況にどことなく居心地悪
そうな、あるいは同情めいたものを顔に浮かべている者もいた。しかし、まるでそうでない者
も少なくない。
どこに入っていたのだろうと、誰もが驚くほど大量の排便をしてしまったスレンダーな少女
がいた。彼女は真っ赤になってうつむきながら、やわらかすぎず硬すぎず、ほどよく固まっ
た健康的な便をみりみりと肛門から吐き出していた。次々と出てくるその便は途中でまるで
途切れないので、とうとう彼女は容器に茶色の山を作ることになってしまっている。
その量だけあって臭いも強烈らしく、耐えかねた周りの大人たちは顔の前に手をもってい
きながら、臭いを緩和しようと彼女から少し離れるのだった。配慮など思いつきもしないの
だろう、「すげえくせえ、ありえねえ」と口々にいう者までいる。
空気の流れが確立されているのか、菜月たち待っている生徒の側には想像された異臭
はほとんどこないが、当事者の少女は死んでしまいたいほどの恥辱を味わっているに違い
ない。
しかしいまだ横に張り付いている看護師が、「まだ残っているでしょう、最後まで全部出し
なさい」などというものだから、その生徒は自分の大便の山の上で、なおもふんばり続けな
ければいけなかった。
この看護師の場合はともかく、どういった悪意か、彼女たちの中にはどうも女子生徒たち
の負担を好んで増やそうとする者もいるようだった。それは特に指示に従わなかった生徒
に対し露骨にあらわれた。指示通りに動けなかったことが不可抗力であったとしてもである。
恥ずかしさをこらえて強くいきんでやっと指の先ほどの便をひりだした少女に対し、無情
にも「少なすぎよ。もっと出すつもりがないなら、これだけじゃマッサージも受けたほうがい
いわ」と二重の苦役を宣告することさえあったのだ。
検査の終わりを迎えても少女たちは悲惨だった。体を完全に前に倒し、四つんばいでしり
を上げさせられて、看護師に肛門を拭かれるのだ。臀部の肉を左右に引っ張られ、大便が
こびりついて悪臭を放っているしりの穴をひだのひとつひとつまでつまびらかにされながらで
ある。
そのころには、苦痛にゆがんだ顔に涙のあとのない少女はまずいない。
眼の前で繰り広げられる光景にほとんどの生徒は衝撃を受け絶望したのか、大多数の
少女は無抵抗のまま検査台に引っ立てられていく。
菜月も呆然としたまま自分の番となって、どこか他人事のように検査官たちの待つ台へ
とすすんだのだった。
下着を脱いだときも、まだ多少は平静でいられたと思う。
だが、裸となって検査台へと上らされると、動悸が激しくなって、体温が一挙に上がった
ように感じた。
(こんなとこでできるわけないっ)
あらためて自分を囲む男女の多さに菜月は意識が遠くなる。
肛門も(もちろん性器も)丸見えで、光に照らされ大勢に見られながら、とは。まったくあり
えない異常な状況だ。
いちおう銀色の容器にまたがって、おしりを観察者に向けているが、とても続けることはで
きなかった。
133 :
2/4:2006/10/06(金) 01:23:35 ID:K6Aob5pt
そのとき、隣の生徒が検査台を降りた。彼女は排便していない。何分間か力を込めてい
たようだが、なにも出なかったのだ。
「マッサージしよっか」
そう声をかけられた少女は、狼狽して拒否の意を示していたが、両腕を若い男性にとられ、
引きずるように診察台の上へと乗せられてしまった。
「やめて、やめてください、お願い」
その声は空気のように無視される。
言葉以外はほとんど反攻しなかったというのに、その少女は両手までひじかけに縛り付け
られ、身動きをとれないようにされてしまっていた。他の生徒たちへの見せしめに他ならない
のだろう。
婦人科用の診察台は、尿機能検査のときより背もたれが傾斜し、寝転ぶのと変わらなくな
っているが、ひざを乗せるアームは高い位置に上げられている。この状態で浅くかけさせる
ことによって使用者の少女の陰部を前へ突き出させ、肛門をあらわにし、処置を容易くさせ
るのだ。
彼女は足を大きく開かされ、腹部にマッサージを受けるところだった。裸の腹をさすられ、
肛門をなぶられる。行為者は男性ではなく看護師だったのが唯一の救いか。その様子は
男性も見ているが。
ああなるのはいやだ。
なんとかここだけでこの検査は終えたい。
と、心ここにあらずと思われたのか、菜月の態度に触るものがあったようだ。
「あなた、ちゃんとりきんでる? 全然力はいってないんじゃない?」
看護師に叱責され、菜月はあきらめた。
やっぱりここでするしかない。
下腹部に力を込めて――なにか出そうな感触だった。ここである程度排便できれば、検
査は終わりなんだから。自分にいいきかせてさらに力を込めた。
(――っ!)
気がついたときは遅かった。
(ダメっ)
ブゥ――ウッと大きな音を立てて、菜月の肛門からガスは吹き出た。
「ククッ」
若い男性の一人がつい失笑したらしい。
それにつられて何人かが笑う。
菜月はますます赤面した。しかも、悪いことに漂ってくるそのガスはかなり臭う。自分でも
いやになるほどだ。
「あら、すごく臭いおならだけど、うんこは出てないわよ。ちゃんとしなきゃだめじゃない」
看護師までクスクス笑いながらそんなことをいう。
「ほら、もう一回力を入れて」
いわれたとおりにするしかないが――
(ああ、またっ)
菜月が噴出を押しとどめようとした結果、プ、プ、プゥ――ッと、今度はずいぶんと軽快な
音を立てて、またもおならだけが出た。
「プハハッ」
「やだぁ」
「なんの芸だよ」
菜月の心情をもっともわかってくれているはずの若い女性も含めて、検査台を囲むほとん
どの者が笑った。その笑い声のおかげで、他の生徒や担当外の医者たちまで菜月に注目
する。なにが起こったのかはみなうすうすわかったようだ。
134 :
3/4:2006/10/06(金) 01:24:18 ID:K6Aob5pt
「ちょっと、マッサージしたほうが、よさそうね、でも、なにもそんな、おもしろいおならしなくっ
ても、ほんと、いいのに」
この看護師も必死になって笑いをこらえている。
菜月は顔を背けながら、自分の運命を呪った。
これだけの屈辱を浴びたというのに、菜月はこの場で検査を終えることができなかったの
だ。
診察台に乗せられた菜月は、足を丈夫なベルトで縛られたまま、下半身丸出し(上半身
だってなにも着ていないが)で放置されていた。
やはり、いきなり便を出せといわれても、少女の心理を無視したところでなかなかすぐに
できるものではない。排便できなかった女子生徒は診察台に寝てマッサージを受けるわけ
だが、医師や看護師の手もなかなか足りていないのだ。
少女たちはまたも順番待ちとなるのだが、診察台自体は多く用意されていたようで、とり
あえずそこに座っててと、結果、裸の股間をさらした状態で何分も待たされるのだ。
もともと配慮などなかったが、今や女子生徒たちへの扱いは散々なものとなっていたので
ある。
たまたま一番端の診察台に寝ていた菜月は、喧騒の中に会話を聞いた。声からすると若
い男性たちだろう。
「あのオッサン、かわいい子だと自分でやるくせにブサイクは人任せだぜ」
「露骨すぎっよな、よくやるよ」
断片的で、具体的なことはなにもわからないが、その会話は女子生徒たちをまるで対等
な人間と見ていないように聞こえた。
それが本音なのだろうか。
菜月は否定してほしかったが、思えば生徒たちに接する態度に、その性根はよくあらわ
れていた。あとは、せめて一部の人間だけであって欲しいが。
「あの子今まで一番黒ずんでいるなあ」
「うわ、グロ。汚すぎ。遊びまくりかぁ?」
「お前、関係ないってわかってていってるだろ」
声の主は、菜月たちの足の方向のその先に立っている男性たちだ。わずかな遠慮もなく、
いいたい放題いっている。
あれだけ女子生徒たちの裸を眺め回したというのにまだ飽き足らず、また足をそろえてい
る少女ではおもしろくないのか、陰部を無理やり開帳させられている少女たちのベッドに集
まって、比較を行っているのだ。
どこまで辱められればすむのか。
悔しさをぶつけるあてもない。
しばらく待って、マッサージは始まった。
「いた……っ」
「我慢しなさい」
何度か同じ言葉を繰り返しながら、看護師は菜月のおなかをもみつぶす。
(痛い、痛いのに……)
へその辺りからぐるぐると、もみ、はさみ、つぶし、少女の体の中にある腸を刺激している
ようだった。
初めは痛かっただけだったが、そのうち様子が変わった。手足が脱力し、心地よささえあ
った。
(なんか、力が抜けるー)
135 :
4/4:2006/10/06(金) 01:24:53 ID:K6Aob5pt
恐れていたマッサージの苦痛はそれほどでもなかったが、その様子を眺める白衣の集団
は健在である。
あの中にだって菜月をいやらしい眼で見ているものが少なからずいるのだ。それは推測
でしかないが、きっと当たっている。
途中からマッサージの痛みなどほとんどなかったのは幸いといえた。
「どう? うんち出そう?」
菜月は診察台に寝かされたままりきむようにいわれたが、力の入る姿勢でもなく、なにも
出てこなかった。便意も高まることなく、マッサージ前と特に変わらないのだ。
「出ないみたいです……」
「もうちょっとがんばって」
というものの、看護師もたいして期待していないようだ。彼女はマッサージを中断してため
息をついた。そして、菜月ではなくまだ順番を待っている残りの女子生徒たちに眼を向けた。
彼女たちは自分が排便できなかったときの結果――診察台では実際なにが行われるのか
様子をうかがっている。
(あっ)
看護師はカメラを持ってきた。
菜月は反射的に顔を横に向けたが、足を動かすことはできない。看護師も菜月の反応に
かまわずパシャパシャとむきだしの性器を撮影している。
しかしこんなところを写真に撮る意味があるのかまるでわからない。
そういえば排便の検査ではカメラを持っている人間はいなかった気がする。いまさら検査
を受ける少女たちへの配慮でもないだろうに、この違いはなんだろう。考えても菜月にはや
はりわからないが、医者たちには別の目的があるのかもしれない。
どちらにしろ、またしても全裸で大股開きの写真を撮られていることに変わりはなかった。
撮影が続けられながらも、別の看護師がマッサージを再開する。
今度のマッサージでは看護師の指使いは肛門にまで達した。
菜月は股間にいいようのない昂揚を覚えた。
(――っ)
これまでは考えないようにしてきたが、ここに来て見られることを強く意識してしまったのは
失敗だった。
(みんな見てるのに……っ)
菜月は下半身のうずきをはっきりと感じ取った。こうなってはせめて高く上りつめないよう
に気をはらなくてはいけない。
気のせいか、看護師の手つきは怪しげだった。
医師たちの注目が菜月の股間から菜月の表情に移っているように思えたのも自意識過
剰のせいだったのだろうか。
マッサージの終了までその状態は続いた。
二度目の問いにも、便意に変化がないことを告げると、菜月は診察台から解放された。
なにも出なかったとはいえ、菜月もまた肛門を拭かれる。
台を降りたあと、菜月は下着をはく間際、そっと陰部に指をあてた。そこで菜月は自分の
昂ぶりのあとを得た。
足を開いてライトに股間が照らされていたとき、これは他の人間も気づくようなものだった
だろうか。
(続く)
毎週、計ったように4ページお疲れ様です。
レスをほとんどしていませんが、
いつも楽しみに見せていただいてます。
>>132様
G・J!
毎回楽しみにしてます。続きも期待してます!
138 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/09(月) 12:21:37 ID:gCDl5FE0
菜月ちゃん早くみんなの見てる前で無理矢理イカされちゃったりしないかなぁ。
連休過ぎても理沙は来ずかぁ。
140 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/13(金) 13:47:56 ID:a82oq19i
141 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/13(金) 19:50:21 ID:U9YgMbKr
>>126-129の続き
※注意! この作品シリーズには全体としてグロ・残酷描写が含まれます。
苦手な人は読まないでください。
(……ああ、これは夢だ……)
理沙は気絶している間、夢を見ていた。幼い頃の自分。小学校に入ったばかりの頃の、とうに忘れていた出来事だと気づく。まだママも元気で、私もご主人様の調教を受けはじめる前のこと。
「理沙、理沙……」
ご主人様の声です。ここは当時の私の部屋。私はベッドの中で布団を頭まで被りなおしました。ご主人様は部屋の中に入ってきて、部屋の明かりをつけるとベッドの脇まで歩いてきました。
「どうしたんだ理沙。久しぶりに会うというのに」
「……なんでもない」
「なんでもないことないだろ」
言いながらご主人様は私の布団をめくりました。私はピンク色のパジャマ姿で、横向きに丸くなっています。頬に載せた氷嚢をみて、ご主人様は「虫歯か?」と尋ねました。私はこくりと頷きます。
「……理恵!」
ご主人様がママを呼びました。慌ててママが部屋に走ってきましたが、ご主人様はママの顔を見るなり頬を叩きました。ママはそのままご主人様の足元にうずくまり、許しを請います。
「やめて、ママは悪くないの!」
「娘の健康管理もろくにできない母親が悪くないわけないだろ! 理沙、いつから虫歯に気づいたんだ?」
「え、えっと……十日ほど前」
「つまり十日間も娘の異変に気づかなかったのか」
「ああ……申し訳ありません!」
ママは土下座をして謝り続けますが、ご主人様はママの長い髪を掴んでその顔を持ち上げました。そして怖い顔でママを睨み、スカートとパンツを脱いで四つん這いになれと命じたのです。
「理恵、おしおきだ」
「そんな! どうか理沙の前では……!」
「うるさい、さっさと尻を出せ!」
再びご主人様がママの頬を叩きました。私は怖くなって、布団の上でウサギのぬいぐるみを抱きながらガタガタと震えていました。
「おしおき」という言葉は、それ以前にも時々聞いていました。でも目の前でママがおしおきされるのを見るのは初めてです。もちろん私だって、当時はまだ一度もおしおきされたことなどありませんでした。
ママはちらりと私のことをみたあと、涙を拭って長いスカートを脱ぎ始めます。そしてパンツも脱ぎ、再びご主様の前に正座しました。
「……どうか至らぬわたくしに、罰をお与えくださいませ」
「よし。じゃあ理沙に尻を向けて四つん這いになれ」
ご主人様はズボンのベルトを抜きながらママに命令しました。ママが悲しそうな顔をしながら、おずおずと私にお尻を向けます。やせ型のママのお尻は蛍光灯の灯りの下、ふるふると震えていました。
ご主人様がベルトを振りかぶります。そして勢いをつけてママのお尻に振り下ろしました。
パアンと大きな音がして、ママがひぃと悲鳴を上げます。ママの白いお尻には真っ赤なミミズ腫れが一筋浮かび上がりました。
もう一度ご主人様がベルトを振りかぶります。二発目の鞭がママのお尻に加えられ、ママのお尻の穴がひくひくと窄まりました。さらにご主人様はベルトでママを打ち据えます。三発、四発、五発……。
五発目が振り下ろされたとき、私は泣きながら「もうやめて! ママにひどいことしないで!」と叫びました。しかしご主人様は、ママに方向を変えるよう指示したのです。ママは四つん這いのままもそもそと動きました。今度は私のほうに顔を向けます。
ママの顔は涙で濡れていました。真っ赤に染まった頬と瞳が、お尻の赤と重なります。
「理沙、いつから虫歯に気づいたんだ?」
「……十日ほど前」
「じゃあ理恵には、一日一発であと五発の罰を与えなくちゃな」
142 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/13(金) 19:50:54 ID:U9YgMbKr
ご主人様はにやりと笑い、六発目の鞭を振り下ろしました。パシィンと大きな音がした瞬間、ママが叫び声とともにぎゅっと目を閉じました。荒い息をしながらママが悲しそうに私を見つめます。私はウサギをぬいぐるみを抱きしめながら泣き続けました。
ようやく十発の鞭打ちの罰が終わりました。ママは息を切らしながらご主人様に鞭打ちの罰についてのお礼を述べています。しかしご主人様はその言葉が終わるよりも前に、じろりと私を睨みました。
「ひっ……!」
「さて理沙。ちょっと立ち上がってみなさい」
私はイヤイヤと首を振りました。しかしご主人様は私の肩を掴んで強引に立たせます。
「……お漏らしするとはな。お前にもおしおきが必要かな」
「や、やだぁ!」
私はそのとき、初めてお漏らしをしていたことに気づきました。それほど怖かったのです。しかしご主人様は私の腕を捻ると後ろ手にまとめてしまいました。そしてベッドに腰掛けると、私を膝の上に載せました。
「やめて、ごめんなさい許してぇ!」
「理恵。理沙の足を押さえろ」
「や、やだママ、やめて!」
お尻叩きに対する恐怖と羞恥で暴れる私の足首をママが抑えました。ご主人様は私の腕を片手で掴んだまま、パジャマのスボンのゴムに手を掛けました。そしてずるっと、パンツとまとめて膝まで下ろしました。
「ひ……!」
「まずはお漏らしの罰だ。……初めての罰だから、三発で許してやろう」
「あ……いやぁぁぁ!」
むき出しになった私の小さなお尻をご主人様が優しく撫でます。きゆっと私のお尻の穴が締まりました。そしてお尻から手が離れると、しばらく間をおいてぱあんと手が打ち下ろされました。
「ひ、ひぎゃあ!」
思った以上の痛みがお尻から伝わります。ご主人様とママが私の体を抑えているので逃げることができません。そしてまたしばらくしてから、二発目が振り下ろされました。三発目が加えられたとき、私はひきつけを起こしたようにひっくひっくと泣き続けていました。
「……理沙、明日は歯医者に行きましょうね」
ママが優しく声をかけます。しかし私はこのとき、歯の痛みも忘れてイヤイヤと首を横に振りました。途端、ご主人様がまた手を振り下ろします。
「ひゃあ! い、痛いっ」
「理恵のいうことが聞けないのか? そんな悪い子にはおしおきだ」
「や、やだやめてぇ!」
今から思えばどうしてそこまで歯医者を嫌がったのかわかりません。だって今まで歯医者に行ったことはなかったのですから。しかし私は、何度お尻を叩かれても頑として首を縦に振ることはありませんでした。
「……強情なところは理恵そっくりだな」
「申し訳ありません……」
「ふん、まあいい。今度会うときにまで必ず治療しておけ。それから理恵。今夜はお前に、さらに罰を与えてやる」
「は、はい……」
そう言いながら二人は私の部屋を出て行きました。私はただ泣きながら、痛むお尻をかばってベッドに潜り込んだのです。
……結局あれから虫歯の治療をすることはありませんでした。ご主人様は当時から忙しい方で、一週間に一度お顔をみることができるかどうか、という状態でした。
そして次にご主人様に逢うより前に、ママが事故で亡くなりました。
ママが亡くなってすぐ、ご主人様は私の調教を始めました。虫歯のおしおきがきっかけとなったといえないこともありません。
以来私の虫歯については、学校の定期健診のあとのスパンキング以外には触れられなくなりました。ご主人様も、私の虫歯からママを思い出すのかもしれません。
ちなみに私もママのことを思い出すと、必ずといっていいほど歯が疼くのです。そう、ちょうどこんなふうに鉗子で歯を挟まれたときのような痛みが……。
143 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/13(金) 19:51:34 ID:U9YgMbKr
「……え、あ、あがぁっ!?」
奥歯がくだけるような痛みに、理沙は意識を取り戻した。そして次の瞬間、天野がぐっと鉗子に力をこめる。ごりっと音がして、理沙の奥歯がまた抜かれた。
「あらあら、意識を失っていたままのほうが楽だったのにねぇ」
「は……はぁ……」
理沙の意識は再び遠のきかける。天野は理沙の瞼に手を掛け、焦点がぼやける瞳に今抜いた歯をみせつけた。
「ほら理沙ちゃん、二本目の歯よ」
「は……あ……」
「ほら、これが一本目の歯。二本目の歯の虫歯が進行するとこうなるのよ」
「へ……」
天野が見せた二本の歯に理沙は意識を取り戻した。一本目の虫歯は確かに歯のエナメル質が溶けている。しかし二本目の虫歯はそれと比べても明らかに小さかった。
「これぐらいなら削って詰め物でもなんとかなるんだけどね」
「ほ、ほんな……ひゃあろうして……」
「どうして抜いたのか、って?」
天野が妖艶に笑う。鉗子を脇において胸の前で腕を組み、大きな乳房がさらに強調された。石本が足元でくすくすと笑う。
「まず、どちらにしてもこの虫歯は治療しなくちゃいけなかった。なら削って神経抜いて詰め物して……ってよりは、いっそのことすぱっと抜いちゃったほうがいいでしょ?」
「ふぁ……」
「あと一つは……一本目の歯は下顎第一小臼歯といってね」
下顎第一小臼歯とは、犬歯の奥にある奥歯の一本目の歯である。
「二本目の歯は下顎第二小臼歯、つまり一本目の歯の次にある歯のことなの」
「……」
不安げに見上げる理沙の涙をぬぐいながら、天野が続ける。
「さらにその奥にある下顎第一大臼歯……つまり奥歯の三本目がひどい状態で、それをこれから抜くのよ。その作業に邪魔だから、あらかじめ抜かせてもらったのよ」
「は……!」
そ、そんな理由で……! それに、あと一本抜くって……!?
「あらあら、またオシッコ漏らして。そんなに嬉しいの?」
「ひ、ひがいま……ふぁっ!」
理沙が抗議しようとしたとき、突然尿道に何かがさしこまれた。ぴりっと痺れるような痛みに理沙がのけぞる。理沙が頭を起こすと、石本が尿道に綿棒のようなものを挿入していた。
「ひ、ひた……!」
「痛いの? でもカテーテルとそれほど太さは変わらないわよ」
言いながら石本は綿棒を出し入れしたり、ぐるりと回したりする。その度に理沙は体を仰け反らせた。
「理沙ちゃん。ながいことカテーテルを入れっぱなしにしていたから、軽い尿道炎を起こしてるわよ。薬を塗っておきましょうね」
「やぁ……ひたぁっ!」
理沙が声の限り叫んだ。尿道を太い綿棒が出入りするたび耐え難い激痛が理沙を襲う。薬も鋭い痛みを与え、理沙はまたもや気を失いかけた。
その途端、鼻先につんとする薬瓶がつきつけられた。理沙はその刺激臭に思わずむせ返り、薬瓶を手に持つ天野を睨む。天野は澄ました顔で答えた。
「アンモニアよ。中学生なら、科学の授業で習わなかった?」
「……ひ、ひろい……」
「気付けよ気付け。気を失っていたらつまらないでしょ? ああそれと」
瓶の蓋を閉め、机の上に戻してから天野が言った。振り返るときには手に鉗子を握っている。
「これから下顎第一大臼歯を抜くけど、それで最後じゃないからね」
「ひ……!」
「理沙ちゃん。あなた、よくもまあっていうぐらい虫歯があるわよ。それに、虫歯に挟まれた軽度の虫歯や健康な歯も結構あるしね。……そうね、あと四〜五本は抜かせてもらおうかしら」
「は……あ……ほんなぁ……」
144 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/13(金) 19:52:14 ID:U9YgMbKr
あまりのことに理沙は思わず尿を漏らした。途端に石本から叱責の声が響く。
「こら理沙ちゃん。せっかくのお薬がとれちゃうでしょ!」
「ええ、ほんなほといわれへも……」
「……じゃあ治療が終わったらまた塗りなおしてあげるわ」
言いながら石本は綿棒をするりと抜く。理沙がびくりと跳ねた。石本は代わりにゴム製の手袋を嵌め、理沙に見えるように白い軟膏を指先に塗りつける。嫌な予感がして、理沙はおずおずと石本に尋ねた。
「な、なんれふかほれ……」
「この薬? ああ、痔の薬よ」
「あらあら。理沙ちゃんには虫歯だけじゃなくて痔核もあるの?」
愉快そうに天野が笑う。理沙は一瞬顔を赤くしたが、その薬を指先に塗っている意味に気づき慌てて尋ね返した。
「いひもとはん、もひかひて……」
「言ったでしょ? これからは毎日直腸マッサージをしてあげます、って」
石本が笑いながら理沙の下腹部に手を掛ける。理沙はひっと息を呑んで肛門に力を入れた。が、軟膏を塗った石本の指先はすんなりと理沙の肛門を通過した。石本がぐるぐると直腸をかき回す。
理沙は歯の痛みとは異なる痛み……むしろ快感に近いその感触に呻き声を上げた。
「ふふ、指先に理沙ちゃんのウンチが当たるわよ」
「あらあら。それじゃ今度は、治療中にウンチ漏らしちゃうかもしれないわね」
「ひ、あがぁ……」
理沙が必死に首を振る。石本の指先が直腸内の痔核を探り当てた。小豆のようなそのしこりを石本は丁寧に押し、周りをくすぐり、指先ではじく。その度に理沙は身もだえした。直腸越しに子宮が刺激される。理沙は性欲が高まっていくのを感じていた。
「あらあら。クリちゃんが大きくなってきたわよ?」
意地悪く天野がそれを指摘する。周囲の皮を除去された理沙の陰核は、赤い木の実のように大きく膨らんでいた。つうと、尿とは違う透明な液体が秘裂から垂れる。天野が呆れたように溜息をつきながら、石本に棒状の器具を手渡した。
「石本さん、これ使って」
「はい。……ところで先生、これはなんですか?」
理沙が不安げに首を持ち上げる。白くて細い棒状の器具にはホースがついており、それが足元に或る機械につながれている。石本は器具の根元にあるスイッチを押した。途端、掃除機のような音を立てて器具が空気を吸い込み始めた。
「ひあ……」
「あらあら。心配しなくていいのよ理沙ちゃん。これはね、『バキューム』という器具なの」
「は、はきぃーむ?」
「口の中の唾液や削った歯の欠片なんかを吸い取るためのものなんだけどね、結構強力だから、愛液なんかも楽に吸い取れるわよ」
「ああ、わっかりました」
陽気な声を上げて石本が器具を握りなおす。そしてバキュームの先端を、理沙の陰唇に沿わせてゆっくりと動かした。
「ひ、や、やあめえ……」
「うわ。本当に強力ですね。あんまりやりすぎるとビラビラが伸びちゃいそう」
「う、ほんなぁ……!」
「あらあら。でも後から次々にお露が溢れてくるようじゃ大変ねぇ……。そうだ、ここを吸ってみたら?」
「……ひ、ほこはぁ!」
天野が爪の先で理沙の充血したクリトリスをつついた。理沙はがちゃがちゃと鎖を鳴らして抵抗するが、石本は躊躇せずバキュームをその敏感な器官につきたてた。
「はぁあっ!」
途端、大きな陰核は半分ほどが器具の中に吸い込まれた。石本はそのままバキュームを左右に揺すったり引っ張ったりする。そのたびに理沙は首を振って苦痛と快楽の境界にある感覚に激しく抵抗した。
その様子をうっとりと眺めていた天野が、思い出したように鉗子を持ち直した。一歩理沙に近づき、鉗子を掌でぺんぺんと叩きながら満面の笑みを浮かべる。
「さて、っと。エッチで変態な理沙ちゃんの、三本目の歯を抜かせてもらうとしますか」
「ひ……いや、やめへ……おねがい……」
「わっ。先生、理沙ちゃんの肛門、いま痛いぐらいに窄まりました」
「あらあら。石本さん、私と代わらない? 石本さんが歯を抜いて、私がお尻をマッサージしてあげるの」
「それは無理ですよ。私、鉗子で歯を抜いたことありませんから」
「大丈夫よ。力任せに捻ればそう難しいことじゃないから。……理沙ちゃんの痛みを無視すれば、だけどね」
「ひ!」
145 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/13(金) 19:52:58 ID:U9YgMbKr
理沙の瞳が恐怖に大きく見開かれる。天野はそんな理沙の様子をみながら一度ぺろりと舌で唇を湿らせた。そして理沙の恐怖を高めるように、ゆっくりと鉗子を口の中へ差し込んでいく。
「あ……ああ……あ……」
理沙の瞳は瞬きすることなく大きく見開かれている。こつんと鉗子の先が歯に当たったとき、ずんと疼痛を感じた。理沙の全身から脂汗が流れる。瞳からは涙があふれ、口の端からは血の混じった涎が一筋こぼれ落ちる。
天野が鉗子をぎゅっと握った。歯が砕けるかと思うほどしめつけられ、理沙の顎ががくがくと震える。歯の神経が圧迫される痛みに悲鳴を上げた。理沙がぎゅっと目を閉じる。
「行くわよ。今回は大臼歯だからゆっくり抜いていくわね!」
天野が両手で鉗子を握った。そしてじわりと歯を持ち上げる。ぎっ、と歯が悲鳴を上げた。無理矢理歯茎から歯を抜かれる痛みに、理沙がひぃと悲鳴を上げる。
しかしまだ歯は抜かれていない。天野が力を込めるたび、歯の神経と血管が少しずつ切れていく。なかなか抜けないため、天野は鉗子を左右に揺らした。歯ががくがくと揺れ、理沙はたまらず目を見開く。
大量の尿が、理沙の肛門をマッサージする石本の腕にかかる。石本はバキュームをクリトリスから外し、尿道の入り口に押し当てた。もう片方の手は理沙の肛門をマッサージし続けている。しかし理沙は、既に下半身から湧き上がる快楽を気に留める余裕がなくなっていた。
天野がぐっと一気に力を込める。次の瞬間、ごりっという音を立てて理沙の大臼歯が抜かれた。
「がはぁぁぁぁっ!」
最後にまとめて何本もの神経が切断され、溜まらず理沙は絶叫する。四肢を固定している鎖がきしんだ。肛門がぎゅうっと締まり、石本も思わず「痛い!」と声を上げる。
がくんと理沙の体の緊張が解けた。また気絶したらしい。天野は三本目の歯をうっとりと眺めた後、額に浮かんだ汗を拭いながら石本に尋ねた。
「……痛いって、どうかしたの?」
「はい。歯が抜かれた瞬間の理沙ちゃんの肛門……凄い締め付けで」
「あらあら」
「直腸もきゅうって締まって。もし私が指を入れていなかったら、まちがいなく理沙ちゃんウンチを漏らしていたと思います」
「あらあら。うふふ……」
笑いながら天野は、タオルで理沙の顔面を拭いた。涙と汗と血と涎でぐちょぐちょになった顔。そのまま天野は、理沙の口の中を覗き込んだ。
「んー……あとは上顎部分の虫歯かな。あとは逆側に数本……やっぱりあと四〜五本は抜かなくちゃいけないみたいね」
「……先生、さすがに私、理沙ちゃんがかわいそうになってきました」
「あらあら。……でも、最初のときみたいに抵抗しなくなってきたじゃない」
「それはそうですけど」
言いながら石本はゴム製の手袋を外した。そして新しいタオルで、尿と愛液にまみれた理沙の下半身を拭く。カメラのレンズにも尿の水滴がついているのをみつけ、石本はきゅきゅっとレンズを拭いた。
「んーと、なんだかんだで全体の四分の一は抜歯しちゃうのね。……やっぱり総入歯にしちゃわない?」
「それはまずいですよ。少なくともオーナーの藤原さんの許可をもらわないと」
「そうかな。……聞いた話だけど、総入歯の人にされるフェラって凄く気持ちいいらしいわよ」
「え、そうなんですか?」
「もちろん入れ歯は外してね。歯が一本もないお口の中は、ヴァギナともアナルとも違う何ともいえないぬめりと暖かさがあって、さらに舌が絡み付いてきて……一度やったら忘れられない最高の快楽だって、うちのお客さんから聞いたわ」
「……藤原さんは、どうおっしゃられますかね」
苦笑いをしながら、石本はカメラを見た。カメラはただじっと、気絶した理沙の顔と秘部を写し続けていた。
(続 く)
146 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/13(金) 19:55:40 ID:U9YgMbKr
>>139 申し訳ありません。連休中はいろいろ行事が重なって忙しかったため、一週休んでしまいました。
今回はその分やや長めになっています。
>>130-131 とりあえず抜糸篇は今回までで、次回からはリハビリ篇が始まる予定です。
展開によっては、天野先生が言うように「我侭な理沙ちゃんには総入歯のおしおきが……」という展開もあるかも。
総抜歯フラグキタコレ!
でも普通の治療を受けるところも見てみたいなあ。
リハビリ篇に期待しつつ、総抜歯にも期待。
理沙の職人さんが日曜日前に来てた
お疲れ様です
今日も更新wktk待ってます
151 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/16(月) 22:13:15 ID:HQ7UPnJM
>>141-145の続き
※注意! この作品シリーズには全体としてグロ・残酷描写が含まれます。
また、今回はスカトロ描写があります。
苦手な人は読まないでください。
「……この機械はここでいいかな」
吉川と石本の声が聞こえる。理沙はベッドの中でまどろみながら、重い瞼を開けた。
昨日はあの後さらに五本の歯を抜かれた。今でも口の中は血の味がする。前歯や奥歯が上下でバラバラに抜かれているため食べ物を食べることができず、それ以上に痛みとショックで食欲がなかったため、昨晩は早々に眠りについた。
しかしそれでも、時折思い出したようにぶり返す抜歯の痛みに昨晩は幾度となく目が覚めた。さらに、天野が夢の中に出てきて残った歯まで抜こうとするため、理沙は睡眠不足を痛烈に自覚していた。
それでも理沙が瞼を開くと、ちょうど石本が理沙の顔を覗き込んでいた。爽やかに笑いながら石本は朝の挨拶をする。
「おはよう理沙ちゃん。よく眠れた?」
「……ううん」
不機嫌に理沙が答える。昨日の治療で顎が痛い。また、歯が欠けているので空気が漏れて満足にしゃべることができないでいた。理沙は柔らかい枕の上に乗っている頭を動かした。部屋の奥では吉川が機械の調整作業を行っている。
「理沙ちゃん、食欲はある?」
「……食べたくない」
ぼうっと吉川の背中を見つめながら理沙が答える。石本が困ったように口を開いた。
「でも理沙ちゃん、ゆうべも何も食べてないでしょ?」
「食べたくない……」
「……歯がない理沙ちゃんのために、流動食を作ってきたのよ」
「いらないってば!」
ぷい、と理沙は横を向く。本当は枕に顔をうずめたかったが、四肢がなく思うように寝返りができないので顔をそむけるだけにした。機械の調整が終わったのか、吉川が石本の横に歩いてくる。二人はなにやらひそひそと囁きあった。
「……しょうがないわね」
石本の声を合図に、吉川が理沙の体に手を掛けた。そしてぐるりと、左を下にして理沙の体を横に向ける。そして膝までしかない足をぐっと折り曲げ、ベッドについた拘束具で体を固定した。
一瞬の作業に理沙が驚いていると、石本は傍らのワゴンから太いカテーテルを取り出した。不吉な予感に理沙が「それは?」と尋ねる。しかし石本は、理沙が口を開いた瞬間、彼女の口に固いものを押し込んだ。
「ふ……ふうっ?」
噛む力が弱まっていた理沙はあっけなくそれを口に嵌められてしまう。開口マスクに似たその器具はにより、理沙の口は昨日のように大きく開けられたまま固定されてしまった。
吉川が理沙の背後からベッドに乗った。そして頭を持ち、ぐっと力を込めて固定する。石本は太いカテーテルを振りながら、理沙の前にかがみこんだ。
「に、にゃにを……」
「食事よ。理沙ちゃんは成長期なんだから、食事を抜いたらダメでしょ?」
言いながら石本はカテーテルを大きく開かれた口の中に入れた。強烈な異物感に理沙はそれを吐き出そうとするが、石本は構わずぐっと喉の奥まで管を差し込んでくる。
「ひ、ひやぁ……やめへ……」
「ほら理沙ちゃん。そんなに喉をしめていたらカテーテルが胃まで届かないでしょ?」
「ひ……!」
「流動食だからね。カテーテルで直接胃に流し込んであげるわ。……ほら、しっかり管を飲み込むのよ」
「ほ、ほんなぁ……! ゆるひへぇ。たべまふ、たべまふからぁ!」
理沙は泣きながら叫ぶが、石本はそのまま力任せに管を喉の奥へ押し込んだ。
152 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/16(月) 22:13:55 ID:HQ7UPnJM
「ほら、唾を飲み込むとむせ返るわよ。早くしないと苦しいのは理沙ちゃんのほうよ」
「ひゃあ……ゆるひへ……」
諦めて理沙は管を飲み込み始める。太いカテーテルは、今その先端がどこにあるのかを理沙に伝え続けていた。食道の奥がかきまわされるような辛さに耐え、吐き気を我慢しながら理沙はひたすらカテーテルを飲み込み続けた。
「……そろそろ、胃についたかしら」
カテーテルを操作していた石本がつぶやく。そして石本は、流動食をポリ容器に移し変え、カテーテルの末端につないだ。枕元のスタンドにその容器を吊るした途端、内容物がカテーテルをつたって理沙の胃に注がれる。
「ふ、ふぐうっ!」
「どう、苦しくない? 胃が膨らんでいくのがわかるでしょ?」
じわりと理沙の胃が広がり始める。それにつれて吐き気が強まり、理沙はそのおぞましい感覚に涙を流して耐え続けた。
「……あらら?」
頭を押さえる吉川が不意に声を上げた。石本がそれに気づき、次の瞬間彼女も悲鳴を上げる。
「きゃあ理沙ちゃん、お漏らし!」
「……え?」
理沙は石本に指摘されて、初めて自分が尿を漏らしていることに気づいた。最近ずっと導尿カテーテルを挿入されていたためか、オシッコを我慢するのが難しくなっていた。
慌てて石本が尿瓶を理沙の股間に当てる。それでもかなりの量が布団の上に漏れてしまい、お腹の下から太腿にかけてじわりと冷たい感触が広がる。
「もう、オシッコしたいならしたいって言ってよ!」
石本が尿瓶を手に理沙を叱る。尿瓶には容量の半分ほどの黄色い液体が溜まっていた。吉川が布団を心配する。理沙は恥ずかしさに頬を染めた。
「布団も洗わなくちゃね。……毛布の下に防水シートが敷いてあってよかったわね」
「……まったく、お漏らしした理沙ちゃんには何か罰をあげなくちゃいけないかしら」
石本が溜息とともにつぶやく。そしてワゴンの上から新しいポリ容器を手に取り、尿瓶の中身をそれにに移し替え始めた。
「ふ、ふっ!」
理沙は目を見開いた。流動食の入ったポリ容器はほぼ空になりつつある。石本はスタンドに尿の入った容器を吊った。そして流動食の容器につながったカテーテルの末端を外す。
「ま、まひゃか……」
理沙が石本の指先を見つめる。石本は笑って、カテーテルを尿の入った容器につなぎかえた。
「ひ……! ごめんなはい! ほれだけは、ほれだけはゆるひへぇ!」
「あら。理沙ちゃんはご主人様のオシッコを飲んだことはないの?」
「ひあ!」
カテーテルに黄色い液体が流れ込む。それが自分の口の中に入ってくるのを理沙は見つめた。ご主人様の尿を飲まされたことはある。しかし自分の尿を飲んだのは初めてだった。
「うあ……はいってふるぅ……胃のなかが……あふいよぉ……」
「反省した、理沙ちゃん? どっちにしても水分補給はするつもりだったし、胃に直接注ぎ込むんだからいいでしょ?」
ポリ容器が空になったら、石本はさらに浣腸器のような太い注射器に蒸留水を吸い上げて、その先端にカテーテルをつなぎなおした。そして注射器を操作し、カテーテルの中に残っているものをすべて胃の中に流し込む。
そのあとでやっと石本がカテーテルに手を掛けた。
「もし吐いたら、一からやりなおしだからね」
石本がカテーテルを抜きながら理沙に告げる。理沙は目を閉じ、今にも吐きそうになるのを必死にこらえた。カテーテルが抜かれた瞬間、口の中に酸っぱい液体が逆流してくる。理沙は涙を流しながらそれを飲み込んだ。
153 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/16(月) 22:14:32 ID:HQ7UPnJM
開口マスクのような器具が外され、石本が優しく理沙の口の周りを拭く。吉川は拘束具を外して、理沙を仰向けに戻した。
「……ああ、石本さん。ひどい……です……」
「素直に食べないからでしょ。明日、天野先生が入れ歯を入れてくださるまでは流動食ですからね」
「うう……ごめんなさい……」
「素直にしていれば、カテーテルは勘弁してあげるわ」
石本がカテーテルとポリ容器をまとめて廃棄用の袋に放り込む。そして振り向きざま、思い出したように理沙に語りかけた。
「そうそう。昨日、藤原さんから連絡があってね」
「……え、ご主人様から?」
理沙が思わず上体を起こす。石本は苦笑しながら、昨日藤原からあった連絡を理沙に伝えた。
「『私がしばらく近くにいなかったら、理沙は随分わがままになってしまったようだ。
これから始まるリハビリでは、理沙に厳しく躾をしていただきたい。
もし理沙が我侭を言うようなら、理沙の歯をすべて抜いてもらってかまわない』
ですって」
「……え?」
理沙は幾度かまばたきを繰り返した。吉川が軽く理沙の頬を叩きながら告げる。
「だからこれからは、わがままを言ったらダメよ。……総入歯になりたいなら別だけど」
「そ、そんな……。私、わがままなんて……」
「言ってないっていうつもり?」
吉川に指摘され、理沙はぐっと次の言葉を飲み込んだ。「奴隷が口答えをするな」とつねづねご主人様が言っていたことを思い出す。それに昨日の歯の治療では、随分と駄々をこねてしまった。
「……ごめんなさい。私、わがままでした……」
「あら、ずいぶん素直になったわね」
「それに免じて今回はノーカウントにしてあげる。その代わり、今後私たちの言うことには絶対服従よ。いいわね?」
「はい……」
理沙は目を伏せ、一度息を飲み込んで返事をした。満足そうに頷いてから、石本が口を開く。
「ところで理沙ちゃん。オシッコは出たけど、ウンチのほうはどう?」
「……え?」
その途端、理沙は下腹部に鈍い痛みを覚えた。入院して以来、毎日強制的に加えられた排泄を求める腹の痛み。自然に排泄欲求が沸いてきたのは久しぶりかもしれないと感じつつ、理沙は頬を赤らめてそのことを告げた。
石本と吉川が目を見合わせてにこりと笑う。そして吉川が、理沙の背後に再び回りこんだ。
「ひゃっ!」
そして、吉川は理沙を背後から抱え上げた。短い足を左右の手で持ち、幼児に用を足させるときのように左右に大きく割り広げる。
「な、なにを……」
理沙が尋ねた。しかし石本はそれを無視して、理沙の足元に洗面器を置く。洗面器には何枚もの紙が詰められていた。そして石本は、カメラを操作して理沙の露になった股間をアップで撮る。
「……な、まさか」
「あら、わかった? じゃあ理沙ちゃん、ここでウンチしなさい」
154 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/16(月) 22:15:15 ID:HQ7UPnJM
吉川が理沙の耳元で囁く。理沙は耳まで赤く染めて身をよじった。
「や、やぁだぁ! せめてトイレでさせてぇ!」
「だからこれが理沙ちゃんのトイレよ。ほら、お尻に力を入れて」
「で、でもこんなのって」
「何言ってるの。今まで毎日、大量にお浣腸して何度もウンチなんか見られてるじゃない。今更何を恥ずかしがってるのよ」
「だ、だって!」
今までは薬のせいで強制的に排泄させられていた。しかし今回は、自分の意思で排泄をしなければならない。いくら今まで幾度も排泄シーンを見られているとはいえ、その恥ずかしさは比べ物にならなかった。
「ほら、早くしなさい。これもリハビリの一環なんだから」
「そ、そんな! こんなリハビリって……」
「ずっと寝たきりだとね」
吉川が解説をする。
「腸の力と肛門の力が弱くなって、便秘と下痢を繰り返すようになるのよ。理沙ちゃんはこれから横になったままの生活が多くなるから、しっかりリハビリしておかないと」
「そうそう。それに、肛門の力が弱くなったらご主人様が満足してくれなくなるかもよ?」
「ふ、ふぅ……」
理沙は顔を赤く染めながら、ぐっと直腸に力を込めた。鈍い便意は感じ続けている。しかし、やはり誰かに見られながらの排泄には心理的抵抗があった。ぐっ、と肛門が膨れる。だが、出てきたのはぷうっという音と臭いガスだけだった。
「うぷ、臭い!」
「そんな……ごめんなさい……」
恥ずかしさに唇を噛み締めながら、理沙はもう一度肛門に力を込めた。しかし、再びおならが盛大に漏れる。その様子に石本と吉川が苦笑する。
理沙はもう一度肛門に力を込めた。
「……あ、何か茶色いものが見え始めたわよ」
「やぁ……言わないでください……」
ぐっと肛門の皺が延びて、その内側から茶色いものが頭を出した。理沙は短く息をつぎながらさらに肛門に力を込める。天井を見上げると、別のカメラが理沙の顔を写していた。肛門はじわりと広がり、内側からは長い棒状のものが少しずつ伸びてくる。
「ほらほら、もう少しよ」
「は……痛い……お尻の穴が痛いよぉ……」
石本が声援を送るが、理沙は肛門の痛みに歯を食いしばっていた。括約筋が限界まで伸び、痔が切れて激痛を脳に伝えてくる。思わず肛門に力を入れるが、固い便は一向に途切れることなくじわりじわりと排出され続け、理沙を苛み続けた。
「痔核持ちの理沙ちゃんにはキツいかしら? ほら、もうひとふんばりよ」
「く……は、はぁっ!」
理沙が一際大きな声で叫ぶ。その瞬間、長く延びていた棒状の大便が一気に肛門から噴出した。洗面器の中で半分に折れたそれは、先日まで理沙の直腸を支配していたアナルプラグにも匹敵するほどの太さと長さを誇っていた。
理沙の瞳から涙がこぼれる。唇を噛み締めながら、理沙は全身の筋肉が弛緩していくのを感じていた。秘裂からは少量の尿がちょろちょろと漏れる。それは秘裂をつたい、肛門で血と混じって太い便の上に降り注いだ。
「はい、よく頑張りました」
石本が優しく言いながら、理沙の尿で濡れた秘裂と、ひくひくと収縮を繰り返す肛門をウェットティッシュで拭いた。荒い息を繰り返していた理沙は、新しく切れた肛門の傷口を触れられ思わず叫んだ。
「いたぁっ!」
「うふふ。結構切れてるわね。これはまた後でマッサージしてあげなくちゃ」
「便秘は痔の大敵だからね、これからは毎日ちゃんとこうやってウンチをするのよ」
「そうね。あと尿道炎のお薬も、塗ってあげなくちゃ」
ベッドの上に理沙を降ろしながら吉川が告げる。理沙は排泄の羞恥心と奇妙な達成感を感じ、そしてアナルマッサージと尿道に薬を塗られる快楽を想像しながら、ベッドの上で荒い息を繰り返していた。
(続 く)
お疲れ様です。
マニアックで実に好みのSSだ
部分入れ歯は口臭が酷そうだな。手足がないと文字通り手入れ出来ないし。
やっぱ総入れ歯しかないべ。w
早いうちから総入れ歯にすると、だんだん歯肉がつるつるになって入れ歯がすぐ外れるようになるとか聞いたな
第一入歯を外したら、おばあさんみたいに梅干になっちゃうぞw
【ょぅι゙ょ】【拡張】【人体改造】【レズ】
短編を投下します。
医療知識が皆無なので、間違いやファンタジーが含まれているは容赦してください。
ただ、間違いを指摘してくれるのはありがたいです。
私は医者だ。
もっと詳しく述べるならば形成外科の医者である。
形成外科とは以前は外科や耳鼻科や眼科や皮膚科で別々に行われることの多かった、体表面の外傷、先天奇形、腫瘍(できもの)、あるいは腫瘍を切除した後の外見、機能の再建などの治療を専門的に行なうものだ。
そのなかでも美容外科が私の専門分野だ。
なおかつ私は女性の性器を専門としていた。
女性にとっては性器を見られ、弄くりまわされるというのは精神的な負担となる。
その点、医者が女医であることは幾分か軽減される。
最初はそのつもりは無かったが、女性からの要望を聞いているうちにそのような専門家となってしまっていた。
いや、正直に話そう。
私は女の躰を改造して、自分の望む最高の美を創り上げたかっただけなのだ。
その情熱とも執念ともいえるものに突き動かされて到達したのが、女性器専門の美容外科だったのだ。
そんな私の元に今までにない患者が現れた。
私の患者には年齢的に不似合いなほど幼かった。
それは少女だった。
最初、小児科の担当なのでは、と思ったがそれがすぐに間違いだと気が付いた。
その少女は酷い状況だった
恥丘は火傷を負い、秘裂は爛れ肛門は括約筋が切れて、尿道は指が入るまで拡張されていた。
少女の性器は完全に破壊されていた。
さらに惨いことがある。
少女は実の両親によって、その幼い躰で売春をさせられていたのだ。
悲鳴を上げるたびに酷い虐待を受けたのであろう。
その恐怖のため少女は全く声を出すことが出来なくなっていた。
だが、なによりも破壊されていたのは少女の精神だった。
放っておくと、少女は自分の手を膣と肛門に入れてしまうのだ。
激痛しか感じないはずなのに、それをやめようとしない。
彼女はいつも何か入れていないと我慢できない躰となっていた。
そのため、少女の手はいつも拘束してなければならない状況にあった。
私もさすがにこの少女の処置に困惑した。
性器を元に戻す方法も困難と思えた。
形だけならなんとかなりそうだったが、少女自身がすぐに性器を破壊してしまう懸念がある。
それに、実際にはもう女としての機能を回復させることが出来そうにない。
少女はこれから、女の愉しみを感じることもなく、一生オムツをして生活するしか無いように思えた。
私は何日もの間、ずっと少女のことばかり考え思い悩んでいた。
ある日少女から提案があった
筆談によるもどかしくもある会話で、少女が述べたことは驚くべきことだった。
膣と肛門を限界まで拡げ続ける器具を埋め込む。
それを手術して欲しいというものであった。
この筆談で判った。
少女は狂ってはいなかった。
正常な理性も持ち合わせてはいる。
だが、常人ではあり得ないほどの淫欲にも取り憑かれていた。
少女は真性のマゾであり、この年齢ではありえないほどの淫欲を秘めていたのだ。
まず、準備にとりかかった。
通常ではあり得ないこの違法な手術に私は、信頼出来る少数のスタッフを集めて極秘裏に手術を行うことにした。
まず少女のために特製の器具が必要となった。
製作を依頼した医療器具の業者は、今までに無いその奇妙な器具に訝しんだがなんとか頼みこんだ。
その器具は白い筒状のものが2つ、少女の手首ほどの太さがあり中は中空になっている。
1つは先端が細くなってくの字形に曲がっている。
ディルドーは中空で、その中に金属の球が複数入っていてちょうど円筒の鈴のような構造となっている。
中心には管が通してあるがこれら機能は後述する。
ディルドーは人工骨格と同様のものでセラミック製で、半永久的に体内に埋め込むことが出来るようにしてある。
セラミックは特殊な白いゴムに包まれ装着後は皮膚と接合し一体となる。
有り体に言うとそれは大人の玩具、ディルドーのようなものだった。
だが、本来ならば幼い少女に埋め込むにはあまりにも巨大であり、標準的な成人女性でも無理のある大きさのディルドーをこの少女に埋め込むのだ。
他にもディルドーには機能があって、本体のセラミックとそれを包むゴムの間には隙間を設けてある。
後になっても隙間にシリコンを追加で注入することで、ディルドーをさらに拡張することが出来るのだ。
これなら時間がたって、ディルドーの大きさに慣れてしまうという心配はない。
いつでも引き裂かれるような拡張感を味わい続けることが出来るのだ。
手術の日になった。
手術室に入ると私は手術着に着替え、シューズも履き替え帽子とマスクを装着する。
念入りに腕の洗浄を行い、滅菌ガウンを着用し手術用の抗菌手袋を手に嵌めた。
少女の方の準備もする。
産婦人科用の診察台に少女の両脚を左右にある開脚台に固定した。
脚はそこに乗せるだけでなく、ベルトで固定してしまう。
そして、両腕も固定してしまった。
これはこれから行う手術の過酷さ故のためである。
普段ではありえないことだが、今回の手術では麻酔無しで行うことになった。
これは器具を装着するときの痛みを感じていたいという少女の希望だった。
そんな激痛を与えることは本来ならば拷問でしかないはずなのだが、被虐の快感に目覚めた少女にとってはこれは甘美な時となるだろう。
少女の膣口に巨大なディルドーの頭部をあてがう。
私は少女にお腹の力を抜いて楽にするように言うと、巨大なディルドーの先端を膣口にゆっくりと押し当てていった。
膣口を拡げられる感覚に少女は思わず息を漏らす。
巨大なディルドーに押し拡げられ、少女の柔らかな膣口は徐々に拡がってゆく。
少女は膣口が裂けるような痛みに耐えながら、首を激しく振った。
私は腕に力を込め、ゆっくりとではあるが確実にディルドーを押し込んでいった。
巨大なディルドーはさしたる抵抗もなく、膣内に侵入していく。
だがやがてディルドーが、子宮部分にかかってくると、少女の膣はしだいにその侵入を拒み始め、子宮の入り口のところでディルドーはついに止まってしまった。
さすがに子宮底まで貫通させるのは困難であった。
私はディルドーを少し後退させると、左右に捻るようにしながら、ふたたびゆっくりと押し込み始めた。
ディルドーが少女の膣口の肉をさらに押し拡げ、蹂躙してゆく。
ディルドーがねじ込まれるたびに少女は何度もエクスタシーを感じて、その度に吹き出す愛液を拭き取り消毒することになった。
やがてディルドーの先端が子宮底まで当たる手応えがあり、ディルドーの進行を止めた。
次に少女の肛門にディルドーを取り付ける。
少女の肛門は、このディルドーにより生涯塞がれるのである。
肛門用のディルドーは、先端は丸くなっており、底部には排泄用の孔が付けられている。
孔はカメラのシャッターのような構造になっていて、専用の器具を接続することにより、開閉が可能となっている。
器具を接続し浣腸することで直腸と大腸内の排泄物を完全に排除することが出来る。
つまり、専用の器具を取り扱える私が少女の排泄を管理するのだ。
もはや私の許可無く、少女は排泄することが出来なくなる。
私は少女の白い尻肉を割り拡げようと腕に力を込める。
少女は息を詰まらせる。
私はディルドーを捻りながらの出し入れを繰り返す。
肛門が限界以上に押し広げられると、膣から愛液が滴り始めた。
少女は断続的な痛みに悶え続けているように見えるが、快感も感じているようだ。
十数回目にして、やっとディルドーの先端部分が肛門に入っていった。
少女は急激に下腹部を襲った激痛に顔を歪める。
私は腕に力を込め、ディルドーをゆっくりと押し込んでいく。
少女の肛門は巨大なディルドーに押し広げられ、すでに張り裂けそうになっているが、それでもズッズズッと少しずつディルドーを飲み込んでいった。
少女は、はあっはあっと息を荒げて喘いでいた。
私はディルドーを押し込む手を弛めず、さらに力を込め少女の肛門に埋め込んでいった。
少女は目に涙を浮かべながら、見開いた目は虚空を見つめ躰全体がぶるぶると痙攣させていた。
仕上げに医療用接着剤を肛門に流し込み、完全に肛門を封印した。
尿道にも管を通す。
尿道には尿道カテーテルを埋め込むことにする。
まず、滑りを良くするため、潤滑剤をカテーテルに塗り尿道に挿入していく。
特別製の尿道カテーテルは太くなっていて、拡張されていた尿道でもきつく裂けそうなほどであった。
メリメリと押し広げて、二度と抜けないようにしっかりと固定した。
尿道カテーテルは特別製で逆流防止弁が取り付けてある。
これは反対側を肛門のディルドーに接続し、自動浣腸ためために必要なことだった。
肛門に接続することで逆流して雑菌が入らないようにするための処置だ。
尿道カテーテルの反対側は、会陰部皮膚の下に潜り込ませ直腸深くに接続する。
これで少女自身の尿で浣腸することになる。
ついでに膣にある管も肛門に接続した。
同様に膣からの排泄物も直腸に流し込まれる。
少女の意志でこれらを止めることは出来ず、肛門には当然ディルドーが埋め込まれているので、どんなに苦しくても私の許可がなくては排尿も出来ない躰となった。
クリトリスにも当然特別の処置をする。
クリトリスの表皮を根本から切除し、クリトリスを露出させてしまう。
そして、小さな指輪のようなリングをクリトリスの根本に装着する。
これも特製で造らせたものだ。
クリトリスにリングを通した後、リングの側面にある孔に針のようなピンを突き刺す。
少女はその瞬間に躰を震わせ、うっとりとした表情を浮かべた。
ピアシングの瞬間にエクスタシーを感じているようだった。
ピンの突き出た反対側の先端を潰してしまうと、リングは永久に外れなくなった。
仕上げにシリコンをクリトリスに注入し肥大化させる。
肥大化し太くなったクリトリスは、さっきよりもきつくリングに締め上げられビクビクと震えた。
これで、常時勃起状態になり、リングはキリキリとクリトリスの根本を締め付けて、少女に快感を送り続けることになるのだった。
ディルドーと膣を接合させ、膣穴を永遠に封印するための処置を行う。
少女の秘唇に手術用の弯曲のついた針に糸を通すと、左右の陰唇をきつく縫い合わせていった。
大きな針で一針一針、縫合糸が陰唇を閉じ合わせていく。
針が刺され、抜き出されるごとに、少女は声にならない悲鳴を上げる。
少女は身を捩ってこの責め苦から逃れようとするが無駄なことだ。
少女は痛みに荒い息をあげていたが、それでもよく見ると陶酔した表情を浮かべている。
こんな激痛ですら快感と感じている証拠だった。
リングを付けられたクリトリスとカテーテルを付けられた尿道も、巨大なディルドーを埋め込まれた膣も、全て覆い隠しぴったりととじ合わせていく。
これでディルドーは永遠に少女の膣に埋め込まれ、その巨大なディルドーの存在をいつも意識させることになるのだ。
これで、私の許可がなければ少女は快感を得られない躰に作り替えられたのだった。
火傷を負った恥丘には人工皮膚を移植した。
この国ではまだ認可されていないので、極秘で海外から取り寄せた。
この人工皮膚には特別な処置を施して、毛穴を再生しないようにした。
これで少女には一生陰毛が生えることはない。
性器はツルツルとした割れ目が見えるだけで、以前のような惨い状態は跡形もなくなった。
これで少女はその年齢に相応しい綺麗な性器を手に入れることが出来たのだ。
もはや、死ぬまでその美しい性器は形を変えることはなくなった。
私の目指した究極の美がここにあった。
綺麗に閉じ合わされたスリットが見える。
孔の無いツルツルとしたスリットはまるで人形のようで、その美しさに見惚れてしまう。
当然のように私は少女を養子にした。
少女の両親は子供を売春させていた犯罪者であり、そんな境遇の子供の面倒を見ようとする親類はいなかったのである。
だから、私が引き取ることを提案したとき親類から反対する者などいるはずもなかったのだ。
手術後、あれから少女は笑顔をみせるようになった。
いつも気持ちよさそうに微笑みを浮かべている。
だが、それは正確には違うのだ。
それは本来幼い少女には似合わない、恍惚とした表情を浮かべていたのだった。
今はまだ術後すぐなので、少女は車椅子で歩くことは出来ないが、時期に歩けるようになるだろう。
だが、歩くだけでゴリゴリとディルドーが膣内と肛門を擦りあげる躰になったから、それだけで絶頂に陥ってしまうに違いない。
もう走ることなんて出来ないだろう。
クンニをさせて私をエクスタシーに導いたら、ご褒美として特製バイブを使用してあげる。
このバイブの構造は実に簡単なもので、ただの大きな電磁石なのだ。
これを少女の性器に近づけると、ディルドーの中に入っている複数の金属の球が暴れ回ることになる。
これならば、通常のバイブのようにモーターや電池を埋め込む必要がないので、故障の心配はない。
電磁石のほうは壊れてもいくらでも作り直しがきくので、少女はこの振動をいつまでも愉しむことが出来るのだった。
その天使のような容姿に背徳的に行為をさせているだけでいつも興奮してしまう。
しかも、少女のテクニックは絶品だった。
すぐに逝かされてしまう。
一度だけでは満足出来るはずもなく、何度も少女に要求してしまう。
情欲に溺れた少女の潤んだ瞳はいつ見ても美しい。
排泄の処理の時も同様だ。
私に奉仕しなければ、排泄も許可しない。
少女もいつでも快感を感じることが出来るようになって満足なようである。
私もいつも少女を愛でることが出来て満足であった。
少女は女の苦しみから解放され、女の愉しみをいつでも味わえるようになった。
私も少女も幸せだった。
[終わり]
やっと終わったかー
次からは、グロ、残酷、人体改造スレでやってほしい。
ここは羞恥のほうが合っていると思う。
べつにここでも問題ないと思う。グロでも残酷でも人体改造でも貞操帯でも。
…というか、途中まで"どっか"でみたような?
基本的にグロは苦手だが、冒頭で注意しといてくれたら問題ないよ。
グロだからだめというよりも、主人公が男で、物語を回想する告白路線で語るパターンはエロ小説には向かないと思う。
抜きどころがないからな。その脚本を漫画化なり映像化するなら別だが。
あらすじじゃ抜けないでしょ?会話なりストーリーが展開しないと。
>>169 ほぼ同意見だけど、160〜165の主人公、たぶん女医。
何にせよメインのやつには見劣りするけどね
ただそれだけの理由の叩きじゃないの
結局58氏が一番面白かった。
SとMの差か。Sの書く話よりもMが書く話の方が貪欲で面白い傾向がある気が汁
258氏も良かったですよね。
他サイトでの連載も休止してるみたいですし。
また読みて〜。
58さんは、かなりの読書家みたいだね。
SM板でもときどき書いているみたいだけど、あれだけ書ける人は板でも
本当に少ない。
Sの人の場合、羞恥責めをねちねち書ける人が少ないような…
わりと簡単に暴力的なセックスにいっちゃったりしてね。
>>174 258ではなく458さん
他サイトの掲示板行ってみたら?
本出したみたいで宣伝してる
177 :
174:2006/10/21(土) 22:23:32 ID:q3TlnznI
>>176 あっ、458さんでしたね(汗。
情報ありがとうございます。
早速、すっ飛んで行きたいと思います!
どこの485よ?
気になってきたジャマイカ。
前々スレですよ。
180 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/22(日) 17:09:18 ID:X1lr+T9J
>>151-154の続き
※注意! この作品シリーズには全体としてグロ・残酷描写が含まれます。
苦手な人は読まないでください。
一種心地よい疲労感に理沙は目を閉じた。軽い睡魔が襲ってくる。
しかしそんな理沙の短い腕を石本が掴んだ。ぐっと引き上げ、理沙を無理矢理ベッドの上に起き上がらせる。
「……ん」
「ほらまだ午前中よ。リハビリはこれからなんだから、しっかり目を覚ましなさい」
まだ寝ぼけ眼の理沙を抱え上げ、石本は軽く理沙の尻を叩いた。そして理沙を床の上に降ろす。
吉川がワゴンから黒いラバー製の拘束具を手に取った。そして理沙の背後に回り、入院中に少し伸びた髪の毛をそっと持ち上げる。
「え、え? あの、どうして拘束具なんか……?」
理沙は嫌な予感に吉川を振り返る。しかし吉川は微笑みながら、理沙の首に首輪を嵌めた。首輪には等間隔に幾つものリベットが打ち込まれており、前には小さな南京錠がついている。
「どう? きつくない?」
「え? あ、はい。大丈夫です、けど……」
吉川は指一本分の余裕を持たせて首輪を締めた。ご主人様なら息ができないぐらいきつく締めてくださるけど……。理沙が複雑な感想を考えている間に、吉川と石本は次の拘束具を手に取っていた。
「じゃあ理沙ちゃん、腕を水平に上げて」
「えと、こうですか?」
理沙が命じられるままに腕を上げる。石本が腕の下からするするとブラジャー型の拘束具を通した。首輪と同様に黒いラバー製のそれは、まだ膨らみかけの理沙の乳房を三角形型に拘束する。今度は首輪と違ってきつめに拘束され、理沙は思わずうっと唸った。
「きつい?」
「いえ……大丈夫です」
答えながら理沙は、ちょうど胸の谷間、体の正面にぶらさがった南京錠をみていた。首輪とほぼ直線の位置にあるそれは、別の拘束具を固定するには少々おかしな位置にあった。
「あの……この鍵、何に使うんですか?」
「ん? 気になる?」
「え、ええ……」
「うふふ。もうすぐ教えてあげるから楽しみにしていなさい」
石本は言いながら、楽しそうに最後の拘束具を手に取った。それはT字状をした拘束具で、垂れ下がった部分の先端はD字型をした金属性のリングと二本の黒いロープにつながっている。石本はそれを吉川に手渡し、自らは理沙の脇の下に手を入れた。
「え、あ、あの?」
そしてぐいと理沙を抱え上げた。完全に持ち上げるのではなく、切断された足が立つ程度まで持ち上げ、そのままの姿勢で支える。理沙の足には久しぶりに体重がかかった。慣れない姿勢にバランスをとろうとした。
「なあに? まっすぐ立てない?」
「は、はい……」
「ずっと寝たきりだったもんね。これは念入りにリハビリしないといけないわね」
あははと石本が笑う。その間に吉川が理沙の腰に拘束具を巻いた。T字型の左右に伸びた部分がベルトのように理沙の腰を包み、へその下で南京錠により固定された。そして吉川は、ベルトの後ろについた太い拘束具を手に持った。
「理沙ちゃん。もう少し足を開いて、それとお尻をちょっとこっちに突き出して」
「は、はい……。こうですか?」
言われるままに理沙は姿勢を変えた。吉川は理沙の股の間から、手にした拘束具を前に回した。包皮を切除されたクリトリスに指先が当たり、理沙がびくんと震える。直後に石本と視線が合い、理沙は恥ずかしそうにぷいと顔を背けた。
吉川はそんな理沙の様子を意に介さず、前に回した拘束具をベルトの左右の脇部分に固定した。まだ絞られていないため肝心な場所に触れていないが、長さから考えるにリング部分がちょうど膣口にあたるのかな、と理沙は推理した。
石本はまだ理沙の体を支え続けている。吉川が立ち上がり、ワゴンの上から何かを手に取った。それは彼女の掌に隠れるほどの大きさで、吉川はそれを掌に大切そうに包んだままゆっくりと理沙の背後にまわりこんだ。
「え? あ、あの……なんですか?」
理沙が不安げに尋ねる。しかし吉川は優しく微笑んだまま、背後からそっと理沙の秘裂に手を伸ばした。
181 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/22(日) 17:10:04 ID:X1lr+T9J
「……ひゃん!」
吉川の指が理沙のクリトリスをつまんだ。そしてそのまま秘裂をなぞり、膣口部分を重点的に刺激する。
「ひ、ま、まさか……」
「なあに? 処女を奪われるんじゃないかって不安なの?」
石本が悪戯っぽく笑う。理沙は唇を噛み締めながら振り返って吉川の顔を見た。吉川も笑いながら、忙しく指先を動かしている。理沙は慌てて足を閉じようとした。しかし吉川はもう片方の手で理沙の足の内側を持ち、逆に足を割り開く。
「安心なさい。理沙ちゃんの処女を傷つけるつもりはないから」
「あぅんっ、そうじゃなくて、だめ……ひ、やめてぇ……」
「やめてって理沙ちゃん、大洪水よ? 溜まってるの?」
「ち、ちが……」
吉川に指摘され、理沙は顔を赤らめて反論した。しかし理沙は、手術直前の自慰から一度もエクスタシーに達していない。毎日の性器や肛門に対する刺激は彼女の性欲を刺激し、少しの刺激でも肉体は過敏に反応する。
「……あんまり遊んでいると怒られちゃうわね」
理沙が荒い息を吐き始めると、吉川はあっさりと愛撫を止めた。え……と理沙が一瞬声を上げるが、すぐに顔を赤らめて唇をかみしめる。
背後で吉川が、理沙の愛液で濡れた掌の中で先ほどの何かを揉み始めた。そして理沙の股の下にあった拘束具のD型金具を手に取り、ぱちんと何かを嵌める。それから吉川は、理沙のお尻に手を掛けた。
「……え?」
理沙が振り向く。吉川は肛門がある辺りを片手で大きく押し広げ、もう片手に拘束具を持っていた。金具には小さなアナルプラグのようなものがついている。プラグというよりはむしろスポイトに近い大きさのそれは、根元にいくつもの小さな突起がついている。
「な、なんですかそれ……?」
「ああ、それはね」
石本が説明をしようとする。そのとき、吉川が理沙の肛門にそのスポイト状のプラグを押し込んだ。
「うあ……っ?」
ごく小さな管が肛門に侵入する感覚に理沙は顔をしかめる。
プラグは、力を抜いていると挿入されていることがわからないぐらいに細い。しかし肛門に力を入れると、痔核を微かに刺激し、痛みというより痒みに近い感覚を与えてくる。さらに根元についた突起が肛門の外側に柔らかく刺さった。
「ひゃあん!」
「あらら。やっぱり理沙ちゃんはアナルが大好きなのね」
石本と吉川が声を合わせて笑う。理沙はなるべく肛門に力を入れないようにしながら尋ねた。
「はう……これ、なんですかっ?」
「単なる『アナルマッサージ』の器具よ」
「くっ……どうしてこんなものを……」
「痔は血行をよくすれば治るからよ。プラグの中には磁石が入っていて、突起とあわせて肛門を優しく刺激してくるのよ。だから痛くはないでしょ?」
「は、はい……でもなにか、お尻の穴が暖かくなって……っ」
「磁石のせいね。血行がよくなってきたのよ。その分、神経も敏感になってきてるでしょうけど」
「そ、そんな……!」
「遠慮しなくていいのよ理沙ちゃん。肛門に力を入れるのを繰り返して、早く痔を治しましょうねぇ」
言いながら吉川は拘束具を調整する。後ろの拘束具を絞り、D字型の金具がちょうど肛門の位置に固定されるようにした。また前のロープも引き絞られ、肛門から足の付け根を通って脇の左右までをきつく縛める。
「痛い……吉川さん、ちょっと痛い!」
「我慢なさい」
理沙の抗議をあっさり無視し、吉川は拘束を終えた。D型の金具とラバー製の拘束具が理沙の尻の肉を割り、そこから伸びたロープが太腿の肉を寛げている。
そして石本が理沙の腕をぐっと前にひき、理沙はそのまま前のめりに倒れた。
182 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/22(日) 17:11:18 ID:X1lr+T9J
「くっ……!」
短い腕をつき、理沙は四つんばいになる。姿勢を変えたため拘束具がギチッと音を立て、理沙の体に食い込んだ。その痛みにお尻の穴を無意識に締めると、今度は痛みに変わるぎりぎりの快感が理沙の脊髄を駆け上がってくる。
「ふぅん!」
「あら。大丈夫、理沙ちゃん?」
「……は、はい……」
「あ。もしかして、縄がかかってないアソコが寂しいの?」
「そ、そんなことはない……です」
吉川が背後から理沙の秘裂を覗き込んだ。ひくひくと蠢く肛門と、その下で震える幼い秘裂。その秘裂の一番先には、包皮を剥がされむき出しになった理沙の大きな陰核が、さらにむくむくと勃起を始めている。
動物のような格好で床の上にいる理沙の首輪に、石本が細い鎖をつないだ。そして立ち上がり、ぐっと鎖を引く。たまらず理沙は顔を挙げ、下から石本を見上げた。
彼女の短いスカートから内側の白い下着がみえる。しかし理沙は、自分を見下ろす石本の微笑みに対し急に惨めな感情がわき始めていた。敗北感、被征服感、無力感。動物のように見上げるだけでこんなに悲しい気持ちになるんだと気づき、理沙は涙を流した。
石本はそんな理沙の感情と関係なく、鎖を引いて歩き出した。そして部屋の片隅に吉川が設置した機械まで理沙を連れて行く。
その時理沙は、初めて正面に機械を見た。それはランニングマシーンであった。ゴム製のコンベアーが斜めに置かれたその機械は、前の取っ手が異様に低い。そしてコンベアーのさらに後ろに三つの柱が立っている。
前の取っ手から後ろの真ん中の柱までは、一本の太いロープが張られていた。残り二本の柱には鞭がぶら下がっている。理沙はその形状に首を傾げたが、石本がじゃらっと鎖を引く。見上げた理沙に石本が笑いながら告げた。
「理沙ちゃん、機械に乗って」
「は、はい……」
おずおずと、理沙はゴム製のコンベアーの上に乗った。理沙の自重でコンベアーが動く。石本が鎖を引いて、理沙を機械の真ん中まで引き上げた。そして鎖を取っ手に固定し、理沙がコンベアーの動きに合わせて後ろへ下がらないようにする。
「ロープを跨ぎなさい」
「え? ……あ、はい」
理沙はまず腕を伸ばしてロープをまたいだ。その後足を大きく開き、ロープを越える。その途端、ロープが剥き出しの陰核や秘裂をこすり、理沙はくうっと唇を噛み締めた。
吉川が理沙の脇に屈みこむ。そして、首や胸、腹についた南京錠を外した。
「え……あの」
「ほら動かないで。作業しづらいでしょう?」
吉川が理沙に注意する。石本もしゃがんで、吉川が開錠した南京錠を手に取った。そしてロープをU字型の中に入れ、元通り枷にはめ込む。
「あの……この鍵、なんですか?」
不安げに理沙が尋ねる。吉川が胸の下の鍵を同様にかけた。石本は最後の南京錠を吉川に手渡しながら説明をする。
「この鍵はね、ロープを理沙ちゃんの体の中心に固定するための道具よ」
「ロープを……体の中心に?」
かちん、と腹の鍵もかけられた。そして吉川は、ロープがつながっている後ろの柱へ移動した。柱についた取っ手を回すと、それにつられたロープがぴんと張られていく。
「え……ひゃ、ああ……っ!」
それにつられて理沙の体が持ち上がった。ロープが秘裂に食い込み、固くなった陰核はロープをぐいと脇へ押しやる。
「準備できた? じゃあ鎖を外してあげるね」
石本が笑いながら、理沙の首輪についた鎖を外す。途端にコンベアーが理沙の体重にあわせてずり下がりはじめ、理沙の体が後ろへ下がる。その分だけロープが秘裂にくいこみ、理沙は思わず呻いた。
「あう……っ、痛ぁ……い……」
「ほらほら、ちゃんと歩かないとリハビリにならないでしょ?」
「ん……くうっ……」
石本に促され、理沙は四つんばいのまま歩き始めた。ロープが秘裂をこする。そして体を動かすと、胸や腰の拘束具がぎしぎしと音を立てて理沙の肌に食い込んだ。肛門のマッサージ器具が筋肉の動きに合わせて微かに理沙の肛門を刺激する。
「は……はぅ」
さらに、理沙の動きに合わせてコンベアーが速度を上げた。徐々に早くなる動きに理沙は手足をさらに早く動かす。モーター等はなく、純粋に理沙が動いた分だけコンベアーも動く仕掛けらしい。ただし斜めになっているので、コンベアーを制止させることはできない。
183 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/22(日) 17:14:36 ID:X1lr+T9J
「あら、そんなに早く動いたらバテるわよ?」
「そうよ。一定速度でゆっくり動くようにしないと」
「は……そんなこと……言われても……」
じわっと汗がにじんでくる。慣れない運動に手足が悲鳴を上げはじめた。たまらず理沙が停まる。コンベアーだけが慣性で動き続け、理沙の体が後ろに下がった。ロープがぐいと引っ張られ、理沙の秘裂に大きく食い込む。
そのとき、機械が「ピー」という音を立てた。コンベアーがとまり、ぐいとロープが引かれる。
「ひゃ……。な、なに?」
強い力でロープを引かれ、理沙は腰を持ち上げた。石本が腕を組んだまま笑う。
「このロープはね、ある一定以上の力がかかると、こうやって自動的にロープを持ち上げるようになっているのよ」
「ん……っ」
理沙は震える手足に力を込めた。このままロープによりかかっていると、秘裂に深く食い込んで激しく痛む。手足の筋肉も痛むが、秘裂の身を裂かれるような痛みに比べればまだ我慢できた。
「そうそう、そうやって腰を持ち上げておきなさい。……それとこの機械には、もう一つ機能があってね」
「もう一つの……機能?」
そのとき、理沙の背後でひゅんと空気を切り裂く音がした。次の瞬間、尻の双丘に勢いよく鞭が振り下ろされる。
「ひゃああっ!」
予期せぬ痛みに理沙は悲鳴を上げた。おかしそうに笑いながら石本が口を開いた。
「これがもう一つの機能よ。真ん中の柱についたロープで体を持ち上げさせたあと、残り二本の柱につけられた鞭が同時にお尻に振り下ろされるの」
「い……痛い……痛いよぉ……」
「皮製のバラ鞭ですもの。ほらほら、休んでいるとまたセンサーが作動するわよ?」
石本が指摘したとおり、コンベアーが再び動き始めていた。理沙は慌てて前に這い出す。今までの痛みに加え、今度は鞭の痛みが足を動かすたびに理沙を苛んだ。
「ぐっ……ぐす……」
「あら、泣いてるの? そんな顔してたらご主人様、心配なさるわよ」
吉川の言葉に理沙がはっとして顔を上げた。前の取っ手には小型のカメラがついており、じっと理沙の顔を写し続けている。
「や、やあだあ! こんな顔撮らないでぇ!」
「こら理沙ちゃん、そんなふうに片手を挙げたら」
理沙は咄嗟に片手を上げて顔を隠した。そのため歩く速度が鈍り、体が後ろへ下がる。石本が叱るのとロープについたセンサーが作動するのは同時だった。
ピー。
ロープがひかれ、理沙の尻が持ち上げられる。はっとして理沙は慌てて前に逃げようとしたが、それより早く二本の鞭がぐるりと回って理沙の尻を盛大に打ちつけた。
184 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/22(日) 17:15:44 ID:X1lr+T9J
「ああっ!」
「ほら、休んじゃダメでしょ」
「うう……」
「ああそうそう。後ろの柱にもカメラはついていますからね。理沙ちゃんの真っ赤なお尻や、ロープが食い込んだアソコが丸見えよ」
「ええっ……そんな……」
「恥ずかしいの? でもこの機械、退院後もずっと使っていくのよ」
「え……ええっ?」
歩きながら理沙が石本を見上げる。石本は笑いながら続けた。
「四肢切断した人は新陳代謝が鈍るから太りやすくなる、って言ったでしょ。あと、どうしても寝ていることが多くなるから、肛門括約筋や尿道周辺の筋肉が衰えやすくなるのよ」
「だから、入院中に限らず退院後も毎日この機械を使ってリハビリをし続けてもらわなくちゃいけないのよ。わかった?」
「うう……そんな……」
息をはずませながら理沙が呻く。痛みと快感で全身からは滝のような汗が流れてくる。
「そうそう。カロリー消費量などを考えると毎日最低3時間は運動をしてもらわなくちゃ。……ま、今日は初日だから1時間で許してあげるけど」
「い、1時間?」
そんな……もうこんなに苦しいのに……理沙は石本を見上げた。しかし石本は意に介さず、ベッドに戻って理沙の尿で濡れた布団を外す。
「あーあ、こんなにオシッコしちゃって。防水シートも変えなくちゃダメね」
「うう……」
「じゃあ理沙ちゃん、私はお布団を洗ってくるから、運動頑張ってね」
「え?」
理沙が顔を上げる。石本と吉川は、二人でそれぞれ布団とシーツを抱えて部屋を出て行こうとしていた。
「ま、待って……」
「なあに? 運動が苦しいの?」
「は……はい……1時間も……無理、です……」
息も絶え絶えに理沙が懇願する。たった数分の運動で、喉が渇いて声が思うように出ない。しかし石本は扉を開きながら告げた。
「ま、頑張ってね」
「そ……そんな……」
吉川が先に廊下に出た。石本が二重扉の内側を閉める。廊下側の扉に手を掛けたとき、部屋の中から「ピー」という機械の音が聞こえた。しばらくして「ひゃあっ!」という理沙の悲鳴が響く。
石本は廊下に出た。もう部屋の中の音は聞こえない。そして石本は、廊下にいた吉川と視線を交わした。ふふっ、と二人は同時に肩をすくめて笑った。
(続 く)
保守
188 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/29(日) 21:50:56 ID:Cact6zqp
>>180-184の続き
※注意! この作品シリーズには全体としてグロ・残酷描写が含まれます。
苦手な人は読まないでください。
ガチャリと部屋の扉が開いた。
「理沙ちゃんお待たせ〜」
新しい布団や防水シートを載せたカートを押しながら、石本が部屋に入ってくる。しかし理沙の返事はなかった。代わりに機械が「ピー」という警告音を発し、直後に鞭が空気を切り裂く。
「……ぁぅ」
「理沙ちゃん?」
ロープに体を預けたまま理沙は小さく呻いた。彼女の尻はすでに青く色を変えており、機械がロープを緩めるとそのままずるずると崩れ落ちる。
「理沙ちゃん!」
石本が慌てて理沙に駆け寄った。機械が再び警告音を発し、ロープが引かれる。
「は……ぅ」
理沙の尻が持ち上がった。ひゅん、と二本の柱についた鞭が閃く。石本は咄嗟に理沙の尻の上に腕を伸ばした。勢いよく振り下ろされた鞭が白衣に包まれた石本の腕を撃つ。
「くぅっ!」
「……いし……も、とさん……?」
息も絶え絶えに理沙が振り向く。石本は顔をしかめながら理沙に微笑んだ。
「大丈夫、理沙ちゃん?」
「は……はひ……」
その返事を聞き、再び微笑んで石本は機械をとめた。途端にロープがゆるみ、理沙はロードランナーのコンベアーの上にうつぶせに倒れ込んだ。スイッチの脇にあるカウンターを石本は覗き込んだ。液晶の数字は「24」と表示されている。
「鞭打ち24回か。ちょっと多いわね」
「……お、お水……お水、ください……」
「ふふ。ちょっと待ってね」
肩で荒い息を繰り返す理沙を見下ろしながら石本が部屋の片隅の冷蔵庫を開けた。よく冷えたミネラルウォーターのペットボトルを取り出し、中身を水差しに移す。そして理沙の傍らにしゃがみ、そっと吸い口を理沙に差し出した。
理沙が首を伸ばし吸い口を含む。そしてごくごくと音を立てて飲み込んだ。口の脇から一筋水がこぼれる。それでも理沙は目を閉じ、一心に水を飲み続けた。
「……っはあ」
「ふふ。お代わりもいりそうね」
言いながら石本は、空になった水差しにもう一度ミネラルウォーターを注いだ。それもたちまち空にして、理沙はようやく腕を使って上体を起こした。
「……あの、石本さん」
「ああ、いまから南京錠を外してあげるわね」
「……その、ごめんなさい」
「ん?」
「腕、大丈夫ですか?」
「ああ、大丈夫よ。理沙ちゃんこそ、お尻大丈夫?」
「……はい」
かすかに理沙は笑った。青く痣になった尻は、痛みを通り越して麻痺しかかっている。それよりむしろ、上体を支えている腕が痛い。久しぶりの運動、しかも慣れない格好での運動は、想像以上にきつかった。
石本が理沙の体の下に手を入れ、みっつの南京錠を順番に外す。そして床に毛布を敷き、理沙を抱えてそこにうつ伏せに寝かせた。理沙の体を縛めている拘束具を外し、ワゴンの上に載せていく。
「ふふ。拘束具も汗でべとべとね」
「……ごめんなさい」
「謝らなくていいわよ。それだけ運動したってことだしね。でも24回も鞭で叩かれるなんて……もしかして叩かれたくて手を抜いた、なんてことはないわよね?」
「そ、そんなことは!」
「あはは。わかってるわよ。……ちょっと休憩してて。先に拘束具を軽く拭いておくから」
石本は軽く笑いながらワゴンの上から専用のクリームと布を手に取った。汗やそれ以外の液体で濡れている拘束具を丁寧に拭い、ワゴンの上に広げていく。
理沙は大の字になってうつ伏せに横になっていた。手足が鉛のように重い。体から熱がひいていくとともに、尻が熱く疼きだした。ロープに絞られた秘裂が痛み、先ほどまで小さなプラグが入っていた肛門がむず痒い。
189 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/29(日) 21:51:38 ID:Cact6zqp
そのとき、石本が理沙に近づいてきた。荒い息を繰り返しながら理沙が首から上だけを動かして彼女を見ようとする。しかしそれより先に、石本は理沙の青く腫れた尻に何かを載せた。
「……ひゃあっ!」
途端、理沙はびくんと上体を仰け反らせる。熱く腫れた尻に、さらに焼けた鉄のようなものが載せられたように感じた。
「あっ、あっつぅぅい!」
「あはは。熱いって理沙ちゃん、載せたのは氷嚢よ?」
「う、嘘……! だって熱くて……!」
「そりゃあ、熱さと冷たさを感じる神経は同じものだから」
石本は笑いながら、尻を振って氷嚢を落とそうとする理沙の腰をつかんだ。理沙が叫び声を上げる。彼女の尻の熱に、氷嚢はたちまち解け始めていた。
「ほら、そんなに動いたら氷嚢が落ちるわよ」
「だ、だって……痛いんです……もう、許してぇ……」
「なに言ってるの。こんなに腫れたお尻じゃ夜もゆっくり寝られないでしょ? ……ああそうだ、このまま次のリハビリも始めちゃいましょうか」
「うう……そんなぁ……」
石本が理沙の腰を押さえていた手を離す。理沙は再び尻を振って氷嚢を落とそうとした。途端に石本の厳しい声が響く。
「こら理沙ちゃん! 氷嚢を落としたら『お仕置き』しますからね」
「ひぐ……っ」
理沙はやむなく尻を動かすのをやめた。そのとき氷嚢の中の氷がからんと解けて位置を変えた。そのかすかな動きにも激しい痛みを感じ、理沙は涙をこぼした。
その様子を満足げに眺めていた石本は、まずベッドへ行って枕を手に取った。そしてワゴンをひきながら理沙の脇に戻ってくる。理沙の腰を跨ぐように座り、石本は理沙の腰に手を掛けた。
「……え?」
「理沙ちゃん、お臍の下に枕を入れますよ」
「え、どうして……」
理沙がいぶかしみながら石本を振り返る。しかし彼女に見えたのは、石本の背中だけだった。有無を言わさず石本は理沙の腹の下に枕を押し込んだ。やや尻を持ち上げる格好になり、理沙は不安になって尋ねた。
「あの、石本さん……何をするつもりですか?」
「だからリハビリよ」
「リハビリって……今までやってたじゃないですか……」
「あれは筋力の低下と肥満を予防するためのリハビリよ。これからのリハビリは、ここを使いますからね」
「……いっ! は、そこっ……は……!」
石本はそっと理沙の肛門を撫でた。先ほどまでの磁石入りプラグに刺激されていた理沙の肛門は、内側から膨らみ仄かに暖かい熱を持っている。
うふふと含み笑いをしながら、石本はワゴンの上からラテックス製の手袋を取った。それを両手に嵌めると、続いてワセリンの瓶を取り上げ、指先に少量の薬剤を掬い上げる。それを理沙の肛門の周りに優しく塗りつけた。
「あ……やだ、痛いっ!」
「切れた痔が痛むの? ふふ。理沙ちゃんのお尻の穴、真っ赤に膨らんでいるわよ」
「そ、そんな……あぅっ! な、中は……中には指、入れないでぇ……」
「なに言ってるの。しっかりワセリンを塗っておかないと、痛いのは理沙ちゃんのほうよ」
言いながら石本は理沙の肛門の内部にまで薬剤を塗りこんだ。指先を曲げると腫れ上がった痔核が当たる。石本はマッサージを兼ねて、その部分をコリコリとこね回した。
「うう……痛い、やめてぇ」
「あら。その割には理沙ちゃん、アソコが濡れてきてるけど?」
「そ、そんなこと……うう……」
「あはは。そんなことじゃこれから受けてもらうリハビリが思いやられるわね」
石本は楽しそうに笑い、理沙の肛門から指を抜いた。ひくっと理沙の体が震える。
「ふふ、大丈夫よ。きっと理沙ちゃん、こっちのリハビリは気に入ってくれると思うから」
「え……どんなリハビリ、なんですか?」
理沙が首をめぐらせた。ちょうど石本がワゴンに手を伸ばしている。そして彼女が取り出したのは、大きなアナルビーズだった。10個程度の、ピンポン玉ぐらいの大きさの玉がつながっている。
「どう? アナルが大好きな理沙ちゃんにはちょっと物足りないかしら」
「う……あの、それどうするんですか」
「どうするって、アナルビーズの使い方といえば決まってるでしょ?」
190 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/29(日) 21:52:29 ID:Cact6zqp
石本はアナルビーズの先端についた玉を理沙の肛門に押し当てながら笑う。理沙はびくっと震えた。肛門に力をこめてビーズの侵入を拒む。
「う、嘘っ! やめて!」
「あら。アナルを苛めてほしくないの?」
「そ、そうじゃなくて……。あのっ、これのどこがリハビリなんですかっ!?」
理沙は暴れながら石本に尋ねた。石本は理沙の腰の上に立ち膝になり、足でしっかり理沙の腰を固定する。
「ほらほら、そんなに暴れたら氷嚢が落ちるわよ。落としたら……わかってるわよね?」
「そんな……!」
「うふふ。そうそう、このリハビリの目的だけどね」
ビーズの玉で理沙の肛門を揉みながら石本が楽しそうに口を開く。
「お尻の穴の締まりが悪くなってきた、って話はしたわよね。本当ならお浣腸でアナルを鍛えなおしてあげたいところだけど、理沙ちゃんはお浣腸慣れもしてきたみたいで、排便の力も弱っているの」
「え……」
「このままだと本当に、お浣腸されないとウンチができない体か、あるいは常時ウンチを垂れ流すようになっちゃうわよ。それは嫌でしょ?」
「う……それは確かに嫌ですけど……それがそのビーズとどう関係あるんですか……?」
「関係あるわよ。これはね」
言いながら石本はぐっとビーズを持つ手に力をこめた。先端の玉が理沙の肛門にめりこむ。理沙はひっと息を呑み肛門に力をこめるが、玉はあっさりと腸内に飲み込まれていった。きゅんと肛門が締まった途端、理沙はうぐっと呻いた。
「あら、痛かった?」
「あ……いえ……」
「そう。じゃあ次々入れていくわね」
「え? あ、そういう意味じゃなくて……はうっ!」
石本は手を動かし、アナルビーズの玉を次々理沙の腸内へ送り込んだ。新しい玉が入ってくるたびに理沙は唇をかみしめて呻き声を上げる。やがて玉がすべて腸内に挿入された。根本の部分を持ちながら石本が理沙を振り返る。
「どう、理沙ちゃん?」
「くう……あの、苦しい、です……」
「苦しいだけかしら、ヘンタイ理沙ちゃん?」
石本に言われ、理沙はぐっと息を呑んだ。
先ほどまでのリハビリで挿入されていた小さなプラグは、理沙の想像以上の効果があった。体温測定用のアナルプラグのように理沙の肛門をぎりぎりまで拡張しているわけではないが、それが却ってもどかしさとむず痒さを理沙に与え続けていた。
また、磁石の影響で血流がよくなり、仄かに暖かくなったアナルはいつにも増して敏感になっていた。元より前の穴の代わりにたっぷりとアナルを開発されていた理沙は、玉をひとつ入れられるたびに達してしまいそうなほどの快感を感じていた。
しかし理沙はその快感に対し、必死に耐え続けた。
自らの主人である藤原以外の手では決して絶頂を迎えない。理沙が奴隷になることを誓った日に約束したことであった。ここに入院してから既に2回その約束は破られているが、それでも理沙はその約束にこだわり続けていた。
石本は手袋を外すと、一旦廊下に出た。そして戻ってきたときには、大きな道具を抱えていた。それを理沙の傍らの毛布の上に置く。理沙はそれを見上げた。
「……あの、なんですかこれ?」
それは様式大便器のような形をしていた。ただ違うのは、U字型の便座が四本の支柱に支えられているだけの形状で、便座の下にあるべき便器がない。また便座からやや高いところにコの字型の背もたれがついている。
便座を支える柱は高さが大人の腰ほどもあり、背もたれはさらに数十センチ高い。ここに腰掛けたら下から丸見えなんじゃ……と想像したとき、理沙はこの道具の使い方を悟った。
「ま、まさか……」
「あら。察しがいいわね」
石本がひょいと理沙を抱え上げた。咄嗟に理沙は身をよじる。しかし石本はそのまま理沙を便座に乗せた。正面に回り、腕を組みながら笑う。
191 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/29(日) 21:53:21 ID:Cact6zqp
「うふふ。ちょうどいい高さね」
理沙は倒れそうになり、背もたれから伸びる肘掛に手を掛けた。それはちょうど理沙の脇の下の高さにある。石本は支柱の間から手を入れて、理沙の尻の下に洗面器を差し込んだ。
「石本さん、これは?」
「あら、わかったんじゃないの? 見ての通り、理沙ちゃんのトイレよ」
「トイレって……こ、これじゃ丸見え……」
「そのためのトイレですもの。毎日誰かに抱えてもらいながら用を足すってわけにもいかないでしょ?」
「そ、それはそうです……けど……」
理沙はもじもじと両足を摺り合わせようとした。その途端便座の隙間から足が抜け、体がふわりと落下する。慌てて石本が駆け寄るが、理沙はかろうじてひっかかった腕を使い、なんとか自力で這い上がった。
「ほら理沙ちゃん、注意しないと! 足が膝までしかないんだから、すっと便座から落ちちゃうわよ」
「ご、ごめんなさい……。でも、どうしてこんなトイレを?」
ふうと息を吐きながら理沙が尋ねる。石本は黙って、便器の後ろに回りこんだ。便座の下から理沙の尻を覗き、先ほど押し込んだアナルビーズの先端をぴんとはじく。「ひゃん!」と理沙が小さく叫ぶが、石本は楽しそうに笑いながらその先端を手でつまんだ。
「じゃあ理沙ちゃん。リハビリを始めますよ。お尻の穴に力を入れて」
「え……はぁっ!」
突然、ビーズが強い力で引かれた。ビーズの最後の玉が肛門を開いて外へ逃げ出そうとする。理沙は慌ててぎゅっと肛門を閉じた。その途端直腸が蠢き、ビーズが震える。理沙は溜まらず呻きながら石本に告げた。
「いたぁ……石本さん、ひっぱらないでぇっ……!」
「あら、私はひっぱってなんかないわよ?」
石本が手を後ろで組みながら理沙の正面に回る。理沙は目を見開いた。アナルビーズは相変わらず強い力で下に向かって引っ張られている。
「えっ?」
「ふふ。そんなに苦しい? まだリハビリは始まったばかりよ?」
言いながら石本は、背後に隠していたものを理沙にみせた。ああ……と理沙が呻く。
「それって錘……?」
「そう。理沙ちゃんのアナルビーズには今、1kgの錘がついているのよ」
「ど、どうしてこんな……ううっ!」
「ほらほら、力を抜くと落ちちゃうわよ。……このリハビリの目的はね、理沙ちゃんのお尻と尿道の筋肉をもう一度鍛えなおすことにあるの」
「そ、そんな……!」
「体全体の筋肉はさっきまでのロードランナーで、そしてお股の筋肉はこのリハビリで鍛えられるわ。アナルビーズを落とさないようお尻に力を入れていると、自然に尿道や膣周辺の筋肉、あと腹筋や背筋も鍛えられるの」
「ひぃ……でもこれ、痛い……痛いです!」
「我慢なさい。本当ならロードランナー3時間、アナルビーズも3kgの錘をつけて1時間ずつしてもらわなくちゃいけないのよ? とりあえず今日は初日だから1kgを30分で勘弁してあげるけど、明日からは少しずつ時間と重量を増やしますからね」
「はうっ……だ、だめ……出ちゃうよぉ……」
石本の説明を聞きながら理沙が腰を捩る。ぷるぷると太腿が震え、肛門はぷっくり膨らみ微かにビーズの玉が露出している。石本はやや屈んで正面から理沙の股間を覗き込んだ。
「あら、もう駄目なの? まだ5分もたってないわよ?」
「だ、だって……!」
「あと25分は我慢なさい。玉をひとつ出すたびに歯を一本抜きますよ?」
「ひいっ!?」
理沙は目を見開いた。ぎゅっと肛門が締まり、漏れかかっていた玉が腸の内へと戻る。あはは、と石本は笑いながら理沙の前を離れた。ロードランナー周辺にあったカメラを動かし、理沙の正面と秘裂を写すように調整する。
さらに石本はベッドの傍らから別のカメラも動かした。理沙の背後から、肛門を接写する。理沙はいやぁ……と呻き声をあげるが、石本は含み笑いでその抗議を黙殺した。
「じゃあ理沙ちゃん、これから私はベッドに布団を敷きなおすからしっかり我慢するのよ」
「は……はひ……ひぃっ!」
理沙は天井を見上げながら肛門を締めなおした。しかしすぐにビーズは重力に引き戻され、玉が理沙の肛門をこじ開ける。理沙は必死に肛門に力をこめるが、今度は直腸がビーズを締め上げ理沙に新たな快感を与えた。
とろっと理沙の秘裂から粘り気のある液体がこぼれる。それはそのまま股間を伝い、肛門から伸びたビーズの紐に絡まった。また理沙の直腸からも透明な腸液が漏れ始める。それらはさらに肛門の滑りをよくしていく。理沙は泣きながら幾度も肛門をひくひくと締めつづけた。
192 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/29(日) 21:53:56 ID:Cact6zqp
ぱんぱん、と石本が手をはたいた。布団を綺麗に敷きなおし、理沙の前に戻ってくる。理沙は必死に頭を振りながら石本に哀願した。
「石本さぁん……も、もう限界っ! 許してぇっ!」
「なに言ってるの。まだ20分しかたってないわよ。あと10分、我慢なさい」
「そ、そんなの無理ぃっ! 出ちゃう、出ちゃうぅっ!」
腕を組みながら石本は理沙の股間を覗き込んだ。ふるふると震える内股はぐっしょりと濡れていた。肛門からはいつ落ちてもおかしくないほどに玉が露出しているが、理沙は肛門を必死に締めそれを直腸に押し戻した。しかし玉は、再びすぐに露出してくる。
秘裂と肛門から漏れた液体は、錘を伝い下に置かれた洗面器に雫となって落ちている。痔核が切れたのか、雫にはうっすらと赤いものも混じっていた。
はあ、と石本が溜息をつく。
「もう限界みたいね……もう少し頑張れるかと思ったけど。これは想像以上に体が訛っているのかも」
「うう……」
「……わかった。もう出していいわよ」
「はぅ……ありがとう……ございま」
「ただし」
息を吐く理沙に石本が顔を近づける。その顔から優しい微笑みは消え、サディスティックな笑顔に理沙は思わず体を震わせた。
「あとで一つ、罰を受けてもらうわよ。それでもいい?」
「う……その罰って……?」
「それはあとのお楽しみ」
「歯を抜くとかじゃ……ないですよね?」
「違うわよ。そうね、もしかすると理沙ちゃんも気持ちよくなれるかも」
「……本当に?」
「嫌ならあと10分、我慢なさい」
そう言うと石本はくるりと背中を向ける。理沙がたまらず叫んだ。
「あう、待って! ば、罰を受けます! だから……はあぅっ!!」
そしてその直後、理沙の肛門から勢いよくアナルビーズが噴き出した。玉は直腸をこすりながら肛門を限界まで広げて落下していく。その度に肛門は拡張と収縮を繰り返し、理沙にたまらない解放感と快感を与えた。
全ての玉が抜け、ごとりと音を立ててアナルビーズが洗面器の中に転がる。それでも理沙はひくひくと肛門の開閉を繰り返していた。荒い息をつきながら快感の波を受け止め続ける。そして理沙の秘裂からは、黄金色の液体がちょろちょろと漏れ始めていた。
「あはは。オシッコ漏らすほど気持ちよかったの?」
石本が苦笑する。しかし理沙は答える余裕がなかった。ボトボトと洗面器に尿が溜まっていく。理沙は無意識に体の緊張を解いた。
途端、便座の隙間にするりと足がはまる。今回は腕で支えることもできず、理沙はそのまま便座をするりと抜けて下の洗面器に落下した。
「きゃ!」
「わっ、理沙ちゃん大丈夫?」
慌てて石本が駆け寄ってくる。理沙は洗面器に尻をぶつけていた。衝撃で尿が周囲に飛び散る。呆然とする理沙を石本が抱えあげた。尻にはまった洗面器を外し、理沙の体を撫でる。
「理沙ちゃん大丈夫? どっか痛くない?」
「え、ええ……大丈夫です、けど……」
言いながら理沙は周囲を見回した。汚れ防止のための毛布がぐしょぐしょに濡れている。そして石本の制服も理沙の体についた尿のためべっとりと濡れていた。それに気づき、理沙は慌てて石本に謝った。
「石本さん、服が……!」
「……え?」
「ごめんなさい……ごめんなさい……」
「……え。理沙ちゃん、泣いてるの?」
石本が理沙の頭を撫でた。
「いいのよ。制服も毛布も洗えばいいだけの話じゃない。理沙ちゃんに怪我がなくてよかったわ」
「……ごめんなさい」
「ふふ。それに、次の予定はお風呂だったから、ちょうどよかったわ。オシッコ臭い理沙ちゃんの体を隅々まで洗ってあげる」
「……はい」
理沙は石本の肩にもたれかかった。そして声を殺して泣き続けた。石本は傍らのタオルを手に取るとそれを理沙の体にかけた。
「じゃあこの部屋の片付けはあと回しにして、このままお風呂に行きましょうか」
「はい……ごめんなさい」
「だから謝らなくていいわよ」
ふふっ、と石本が笑った。理沙はそれでも泣き続けていた。
(続 く)
いつもお疲れ様です。
日曜日の楽しみです。はい。
194 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/04(土) 21:32:05 ID:uyvGtXZe
>>188-192の続き
※注意! この作品シリーズには全体としてグロ・残酷描写が含まれます。
苦手な人は読まないでください。
石本が理沙を一旦床に降ろそうとする。尻が毛布に触れたとき、理沙はじっと石本の顔を見つめた。
「待っててね。いまストレッチャーを持ってくるから」
「あの、石本さん……」
「ん、どうしたの?」
理沙の脇の下から手を抜こうとして、石本は理沙の表情に気づいた。何か悩むような悲しむような顔。理沙はしばらく口をもごもご動かしていたが、やがて石本の顔を見つめたまま告げた。
「あの、このまま抱いてお風呂まで運んでくれませんか?」
「……あらあら」
くすっと石本が笑った。理沙の顔が赤くなる。石本は笑顔のまま再び理沙を抱えあげた。背中とお尻に手を回し、理沙をしっかり抱きかかえる。まだ熱く火照る尻を触られ、理沙は少し顔をしかめた。
「大丈夫?」
「あ、はい。……我侭言ってごめんなさい……」
「ホントにね。次に我侭を言ったら歯を抜く、って言ってあったのに」
「……あ」
「ふふ、冗談よ。……理沙ちゃん、初めて私に甘えてくれたわね」
赤ん坊をあやすように石本が理沙の背中を叩く。理沙は石本の髪の匂いを嗅いだ。シャンプーと香水、そして消毒薬の香り。ふと理沙は、既に他界した母親を思い出した。
ママ……いつもシャンプーと香水とかすかに洗剤の混ざったような香りがしていたママ。優しくて素敵で暖かくて……そしてもういない、ママ。
理沙は目を閉じてもう一度大きく石本の香りを吸い込んだ。石本が笑う。
「どうしたの、深呼吸なんかして」
「ううん……なんでもないです」
まさか「石本さんが一瞬ママに思えた」なんて言ったら気を悪くするだろうな。理沙はふと思い、今度はくすりと笑った。
「……ヘンな子ね」
「うん……」
理沙は小さく返事をした。鼻の奥がつんと痛む。石本が理沙のお尻をなでた。
そして石本はベッドに腰を下ろした。自らの膝の上に理沙を置き、傍らにある内線電話に手を掛ける。片手は理沙の背中に添えたまま、石本は受話器を握って指先で3桁の内線番号を押した。
トゥルルル……トゥルルル……。電話の呼び出し音が理沙の耳にも聞こえる。4回目の呼び出し音の途中で相手が電話を取った。
「はい。診察室です」
「もしもし、石本だけど」
電話の向こうから吉川の声が聞こえる。石本は軽く背中を逸らし、理沙の頭から距離をとって会話を続けた。
「うん、うん……予定よりちょっと早いけど……そう、お風呂に行きたいのよ……あ、まだ治療中?」
話しながら石本はちらりと理沙をみる。理沙は会話の内容を推察してみた。お風呂の順番だろうか、あるいはまだ診察室に誰か他の入院患者がいるのかな。石本の会話はその間も続いていた。
「……あ、もう片付けか……てことは、今ちょうど部屋に戻ってくる頃かな。うん……わかった、こっちから電話してみるね。うん……じゃあよろしく」
石本は受話器を耳から離した。フックを指先で押し、別の内線番号を押す。しばらくして今度は別の看護師と会話を始めた。
「……もしもし、石本だけど……あ、もう部屋に戻った? うん、これからうちの理沙ちゃんをお風呂に連れて行こうと思って……。じゃあもう大丈夫ね。うん、お疲れ」
受話器を戻して石本は理沙の尻に再び手を回す。そして軽く掛け声をあげながら立ち上がった。数回理沙を揺すってバランスを取り、やがて石本はゆっくりと歩き出した。二重扉をそれぞれゆっくり開け、しんと静まり返った廊下に出る。
「あの……今の電話は?」
「ん? ああ、他の患者さんよ。廊下や診療室で鉢合わせすると具合が悪いでしょ?」
ああ、と納得して理沙は廊下に並んだ病室の扉を眺めた。ここに入ってから看護師や先生以外の人に逢ったことがない。ややもすると自分だけが入院患者じゃないかと勘違いするが、他に何人もの患者さんがいることを改めて感じた。
195 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/04(土) 21:33:37 ID:uyvGtXZe
診療室の階に停まったエレベーターは静かに扉を開く。既に見慣れた風景の真ん中には吉川が立っていた。肘までを覆う長いラテックスの手袋を嵌めたまま片づけをしている。
「あら、いらっしゃい」
「……吉川さん、その手袋……!」
吉川が笑顔で振り向いた。しかし理沙は、彼女が嵌めていた手袋に目を奪われた。手袋は手首と肘の中間辺りまで血に濡れていた。吉川がその視線に気づき、自分の掌を見る。くすっと笑って石本が理沙に説明をした。
「驚いた? あれもリハビリなのよ」
「リハビリって……手術でもしたんですか?」
「まさか」
ふふっと吉川が笑った。診療用のベッドの上に広げたシーツをたたみ、手袋とともに大きなゴミ箱へ捨てる。その作業を続けながら説明を続けた。
「今までここでやってたリハビリってのはね、患者さんのヴァギナとアナルに私の腕を入れていたのよ」
「え……ええっ?」
理沙は眼を向いて驚いた。細身の吉川とはいえ、その腕は充分な太さがある。先日まで自分の直腸を責め続けたアナルプラグやご主人様のアレとはとても比べ物にならない。
「ふふ。そんなのが入るの、って顔をしてるわね」
「え、ええ……」
「あはは。理沙ちゃんにフィストファックはまだ早いかな」
「ふぃすと?」
きょとんと理沙が石本を振り返る。石本は笑いながら、ゆっくり歩いて診療ベッドに近づいた。そして腕に抱えた理沙をベッドの上で四つんばいにさせる。不思議そうに振り返る理沙に、吉川が両手を握ったり開いたりしながら告げた。
「つまりね理沙ちゃん、こういうことよ」
「ひあっ!?」
そして吉川は理沙の秘裂と肛門にそれぞれ拳をあてがった。理沙は咄嗟に腰を引きかけるが、石本がすぐさま理沙の腰に手を回し抱え上げる。吉川がぐっと拳に力をこめた。
「吉川さんっ! 無理、無理ですっやめてぇっ!!」
理沙は足を激しく動かして必死に抵抗した。肛門を吉川の拳が開いていく。そのごりっとした圧力に理沙は恐怖した。そして声を限りに叫ぶ。
「嫌あぁっ!!」
「……あはは、冗談よ!」
二人の看護師が同時に笑い出した。石本が理沙の腰から手を離し、理沙はそのまま大の字にベッドの上に倒れる。理沙は涙をためて看護師たちを睨んだ。その表情が可笑しくて、二人はさらに笑い続けた。
「は、はは。ごめん理沙ちゃん、あんまり本気に嫌がるものだから」
「だって……本当に怖かったんですよ!」
「ごめんごめん。だいたい理沙ちゃんには、フィストファックはまだ無理よ」
吉川が腹を抱えて笑いながら告げる。理沙は彼女の一連の行動から、フィストファックがどのような行為であるかを悟った。が、いまだ半信半疑でもあった。
「あの……でも、吉川さんの腕がその……本当に入るんですか?」
「うん。まあかなりハードな調教が必要だけどね」
「でもその……なんのためにそんなことを? そんなことして楽しいんですか?」
「じゃあ理沙ちゃん。藤原さんはどうしてあなたをダルマにしたの?」
う、と理沙は言葉に詰まった。ご主人様の性癖がかなり歪んでいることは、正直理沙もわかっていた。だからこそこのような狂気に満ちた手術にも同意したのだった。
「まあこの患者さんは」
ふ、と息を吐きながら吉川が腕を組む。
「調教がいきすぎて、肛門裂傷で緊急手術をした人なんだけどね」
「え?」
「運ばれてきたときはそりゃ凄かったのよ。肛門はぱっくり開いているし、そこからどくどくと血が流れてくるし、さらに膣炎まで併発していて」
「……ちょっと、他の患者さんの話をするのは禁止のはずでしょ?」
「これぐらいなら大丈夫よ。……で、手術は無事終わったんだけど、ちゃんと元通り腕が入る程度まで拡張しないと退院できないのよ。だから毎日こうやって、リハビリとして私の腕を突っ込み続けているのよ」
「……」
理沙はふと、自分の秘裂と肛門にご主人様が腕を突っ込んでいるところを想像した。
両腕が二つの穴に侵入する。理沙は泣きながらも歯を食いしばってその太い腕を自分の中に迎え入れた。
ご主人様は膣と直腸の奥でそれぞれ掌を開いたり、間にある肉壁を揉みしだく。その度に理沙は気絶するほどの苦痛と快感を感じ、はしたなくオシッコを漏らしながら全身を痙攣させ……。
196 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/04(土) 21:34:31 ID:uyvGtXZe
「……理沙ちゃん?」
「は、はいっ!?」
心配そうに石本が理沙の顔を覗き込む。理沙は現実に引き戻され、慌てて顔を赤くした。
「どうしたの? ……あ、もしかしてご主人様にフィストされてるところを想像してたのかなぁ?」
「そ、そんなこと……!」
「ふふふ。退院してバージンを奪っていただいたら、そのうちお願いしてみたら?」
「そうね、もしかすると理沙ちゃんもそのうち、肛門裂傷で運ばれてくるかも」
「だったら毎日、私が両穴に腕を入れて一番奥をかき回してあげるわよ」
「そ、そんな……」
理沙の瞳に涙が浮かぶ。それをみて看護師たちは再び腹を抱えて笑い出した。
「それじゃあ理沙ちゃん、お風呂に行きましょうか。……汗とオシッコと愛液にまみれた理沙ちゃんの体、隅々まで洗ってあげる」
笑顔を浮かべたまま石本が理沙の体をベッドから持ち上げる。そして診療室の奥にある風呂へ向かって歩き出した。
「あれ、一緒に入るの?」
その背中をみながら吉川が石本に声をかけた。石本は首だけ振り向く。
「うん。結構乾いてるけど、私の制服は理沙ちゃんのオシッコでベトベトなのよ」
「あらら。理沙ちゃんお漏らしでもしたの?」
「違うわよ。……便座から落ちたの」
「……あら」
吉川が苦笑いを浮かべた。そして奥のロッカーへ向かう。
「じゃあタオルと一緒に替えの服、用意しておくわね」
「ありがと。……ああそうそう。お風呂から上がったら、アレするから」
「うん。アレね」
吉川が軽くウインクをした。石本も肩をすくめ、振り向いて脱衣所を目指す。理沙は不吉な予感がして石本に尋ねた。
「あの……アレってなんですか」
石本は脱衣所を通過し、直接風呂場に入った。マットを敷き、その上に一度湯をかけて暖めてから理沙を下ろす。そしてそのまま脱衣所との間の扉を開けたまま、石本は制服を脱ぎ始めた。左に並んだボタンを外すと、下着に包まれた豊満な肉体が露になる。
理沙は石本の体を見つめていた。うらやましいほどに豊かな乳房、大きいのにきゅっと持ち上がったお尻の肉。腰は綺麗にくびれ、秘部を覆う陰毛は大人の色香を漂わせている。
石本はその肉体を隠すことなく風呂場に入ってきた。理沙は慌てて視線をそらす。その様子を見ながら石本はかすかに笑った。そしてシャワーの蛇口を捻り、暖かい湯を理沙の背中にかける。
「さっきの質問だけどね。……理沙ちゃんの二つの穴に、入れるのよ」
「え!?」
驚いて理沙が振り向いた。途端、シャワーの湯が顔面にかかり理沙は思わずむせ返る。
「ほら、急に振り向くから」
「ごめんなさい……。でもあの、まさかフィスト……?」
石本は確か、さっきのリハビリのときに「罰を受けてもらう」って言っていた。それがどんな罰なのかはまだ聞いていない。もしかしたら……理沙は熱い湯が背中にかけられているにも関わらず、背筋に冷たいものが流れるのを感じた。
しかし石本は、理沙の背中から髪にシャワーをあてながら告げた。
「違うわよ。……アナルマッサージと、尿道に炎症止めの薬を塗るの」
「あ、なんだ……」
「ふふ。理沙ちゃんって想像力が豊かなのねぇ。それともただエッチなだけ?」
理沙はかあと頬を赤らめた。考えてみれば、さっきのリハビリも「緩くなったお尻の穴を元に戻す」のが目的だったはずだ。だったらお尻の穴に腕なんか入れるはずないじゃない。理沙はぶんぶんと頭を振った。石本が笑いながら前髪にゆっくりお湯をかける。
「あの」
「……なあに?」
髪から垂れる雫に、理沙は目を閉じた。口を開くとその中に湯が流れ込んでくる。それでも理沙は言葉を続けた。
「……じゃあ、リハビリの『罰』ってなんですか?」
「ああ。それはね」
石本はシャワーをとめた。そしてボディーソープのボトルを手に取り、白い液体をたっぷり自分の体に塗り込む。やがて彼女は理沙の傍らにごろりと仰向けになった。いぶかしむ理沙を見上げ、石本が口を開く。
「ほら理沙ちゃん。私を洗いなさい」
(続 く)
GJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJ
いつもGJ!
よく思いつくなぁそんなエロい事。
あと458氏も小説家デビューおめ!
マジか・・・・
あの人もすげえうまかったからな
200 :
1/4:2006/11/08(水) 20:26:08 ID:xiGoR/Q9
「精密発育検査・杉原菜月の場合」 7
顔を赤くはらししゃくりあげている女子生徒はそこらじゅうにいた。多くの人がとりまいて見
る中、全裸での排泄など、拷問以外のなにものでもない。排尿時にはまだ涙をこらえていて
も、排便となるとショックの大きさが違う。
菜月はかろうじてこの悪夢を逃れられたように思えた。どんなに強制されても出ないもの
は出ないのだから。
だがそれは甘い考えだった。菜月のようにかろうじて人前での排泄をまぬがれた少女に
対しても、対応する検査は用意されていたのだ。
菜月は、自分に出された次の移動先の指示が、排便を行わなかった生徒にのみ出され
ていることに気づいた。その瞬間、すぐにいやな予感が生まれた。だがそんな予感があろ
うがなかろうが、菜月に不幸を回避する手段などなかった。
看護師の言葉に従ってその区画に歩みを進め、そしてこれまでの検査でも同じであった
ように「なにが行われているか」わかるところまで近づいたとき、いやな予感はまたしても現
実のものとなったのだった。
そこでは、ベッドに裸で寝かされた少女が指や器具を肛門に突っ込まれ、直接便をかき
出されていた。
検査で肛門に指を入れられるのは初めてではない。ただ、今度はただ指を入れられるだ
けでは終わらず、その中にあるものをほじくり出されてしまうのだ。
通常の排泄とはまた別の苦痛と羞恥に、女子生徒たちはここでも涙している。
「ほら、しっかり足を曲げて!」
怒鳴り声だった。看護師の女子生徒たちへの扱いはさらにぞんざいなものとなっている
のだ。
検査が進むにつれて疲れがたまるのか、余裕が医者たち全体から失われている。ささい
なことでも大きなストレスとなって当事者たちに蓄積されていくのだ。その結果、医師・看護
師・生徒という違いは、ここにきてはっきりと力関係の差となってあらわれた。
看護師たちはそのストレスを発散させるように、少女たちを手荒く扱うようになっていたの
だった。
大半の少女たちは、身体検査の延長のつもりで受けたのこの検査がただの健康診断ど
ころではないものだと気づいている。自分たちは、学校の生徒全員にはとてもできない検査
を受けさせるためにサンプルとして選ばれてしまったのだとわかったのだ。逆らうことは許さ
れない。検査を拒否することのできる生徒なら、最初からこの場にいない。
女子生徒たち自身ですら気づいたことが看護師たちにわからないはずはない。多くの女
子生徒はおとなしくまじめな少女たちで、自分たちに従いこそすれ逆らうことなどないことを
悟ってしまえば、あとは当然の成り行きだった。
反抗や抗議した生徒に待っているのはより過酷な検査であることは充分に見せつけられ
ている。
「待ってる人は今のうちにパンツ脱ぐ! 準備しておくの!」
この状況で、看護師の剣幕に少女たちが逆らえるはずもない。女子生徒は検査区画に
到着した端から下着を脱がされていく。パンツを片手に、露出した下半身をさらして列を作
らねばならない。
菜月の前の生徒は横向きに寝て足を抱きかかえた姿勢で検査を受けていた。
そのうちに菜月は気づいたが、この場にはずいぶん若い看護師が多く集まっている。女
子生徒たちに接するのも男性ではなく彼女たちだ。男性がほとんどいないのは単純によか
ったが、若い看護師たちは年齢にふさわしく検査に不慣れでいるようだった。それがまた指
導しているらしい年配の看護師をいらだたせ、言葉を険しいものにしている。
「ほら、もっとがって突っ込みなさい、なにやってるの、だからやさしすぎなのよそれじゃあ」
「あ、あ、痛い、痛い、やめてっ」
「我慢しなさいっ。あ、あんたもなに抜いてるの、怖がってどうするのっ」
結局割を食うのは検査を受けている女子生徒だった。
女性ばかりになってかえって遠慮がなくなったのか、中年の看護師は少女たちの苦しみ
をものともせず定められた手順をこなそうとしていた。
201 :
2/4:2006/11/08(水) 20:26:39 ID:xiGoR/Q9
腸内の便を半ば強引にかい出された少女は真っ赤な顔で眼を強く閉じている。
やがてある程度の便が採れたようだった。手早くしりを拭かれた彼女はすぐにベッドから
追われる。すぐに次の生徒が呼ばれる。
生徒たちは医者たちの実験に用いられる試料としか扱われていないのだ。
それでもそうやって便が出た生徒はましだった。
もともと便意などなかった少女たちの集まりでもあるし、指でかき回されても、棒を突っ込
まれてもほとんどなにも採取できないことも少なくない。こういった場合でも検査はすぐに終
わらず、といっても丁寧に処置されるわけでもなく、対象となった生徒はただ強引に検査棒
をかき回され続けることになるだけなのだ。
少女が耐え切れなくなって悲鳴をあげるまでこの苦痛は終わらないようにさえ見えた。
「次の人、こっちに来て!」
菜月の番だった。
この検査では看護師たちの機嫌が一番の不安だったので、怒らせないよう、これまで以
上に従順にベッドに横になる。前の生徒と同じように、足を曲げ、しりを突き出すように。
「あああ、なにやってるのよっ、もう!」
(えっ!?)
予想外の言葉に菜月は固まった。
「誰がそんな格好しろっていったのよっ、勝手なことしないでっ」
看護師は菜月の足を持ってピンと伸ばさせた。体の姿勢などすぐに変えることができるの
だからそんな怒鳴りつけるようなことでもないのに、少しの手間も惜しいようだ。
看護師は菜月を仰向けに寝かせると、ひざを曲げて足首を交差させた。空中であぐらを
かくような姿勢だった。
「いい? 自分で足を持って、できるだけ頭の方に引っ張るの」
右足の先を左手で、左足の先を右手で持つこの姿勢では、肛門が天井を向いて口をの
ぞかせるのだ。菜月が指示通りにしたことを確認したうえで、菜月の足を看護師たちが支
えた。不意の動きに対処するためだろうが、ここでも菜月は動きを封じられて検査を待つ
ことになったのだった。
(横向きのほうがよかった……)
それだけのことでもずいぶん変わってくるというのに。
横向きに寝る姿勢なら、太ももにはさまれて一端が見えるだけのはずだった性器も、この
姿勢となると太ももが開いてしまうため、割れ目から陰毛までもあらわになってしまう。
まあそうはいっても、これまでの検査を考えれば最低最悪の格好というわけでもない。
それに今回のメインは性器ではなかった。
「力を抜いてね」
怒鳴り散らした看護師ではなく、若い看護師が菜月の肛門を露出させながらいった。菜月
の意思とはあまり関係なくひくつくその穴に、看護師は指を突き刺す。
(は、入ってくるー……あ、う、前の検査より深いんじゃ)
ゴム手袋で覆われた指を突っ込まれ、菜月の肛門は異物の侵入を脳髄に伝えてきた。ぐ
りぐりと動かされ、びりびりとした触感が全身を走る。
(ううう、うう――)
「息を長く吸って、吐いて」
「はぁーっ、はぁ――っ」
菜月の考えたとおり、以前の検査より長く、指は存分に腸壁をなでまわし、菜月を体内か
らもてあそんだ。
(なにこれ――)
例の昂揚が下半身全体に広がるように感じた。指の動きは執拗だったのだ。その感覚は
じっと我慢するには大きすぎるものになりつつあった。
「あ、あッ、もうやめ……、まだ終わらな……」
菜月のかすかな声に反応するように、指が引き抜かれる。
菜月の感触は急速に弱くなったが、腸内を捜索した指もまた、なにも得られなかったらしい。
「――ダメみたいです……」
「あ、そう。ちょっとどいて」
検査者が入れ替わる。
202 :
3/4:2006/11/08(水) 20:27:09 ID:xiGoR/Q9
ベテランであろうその看護師は、この場のリーダー格だった。彼女は菜月の眼前まで来て
わざとらしくゴム手袋を手にはめなおす。不安な表情のまましりをかかげる菜月に対し、嗜
虐的な光を双眸に宿らせたように見えた。
「はい、力入れないー」
彼女の指はぬるりと肛門に入り込んだ。
「あぅッ」
「うーん、確かにダメそうだわ」
彼女の指は前任者よりもしりの穴にぴったりとフィットし、その上で充分に侵入するものだ
から、菜月の体内を存分に刺激した。
少女たちの短い悲鳴は慣れっこなのだろう、菜月の声に反応はない。
「今日はもううんこしたわけ?」
指を動かしながら、彼女は尋ねてくる。
「どうなの、朝うんちしてきたか聞いてるのよ」
「し、してきてません」
「聞こえてるんならさっさと答えなさいよ。じゃあ最後にうんちしたのはいつ?」
これらの質問、あるいは回答に類するものは前もって全部問診表に書いてあったはずだ
った。女子生徒たちは検査カードを常に持ち歩かされているのだから、聞くまでもなく検査
カードの回答と問診表の質問を照らし合わせればわかることなのだが。
あえて菜月に直接聞いたのは、確認に多少なりとも手間がかかるためだろう。……それ
とも別に理由があったのだろうか。
「き、昨日、の夕方くらい、です」
「どんなうんちだったの?」
会話の最中も、指を動かすのは忘れていない。
断続的に襲ってくる下半身の衝動に、息も絶え絶えに菜月は答えている。
「普通です、ふ、普通の」
「普通じゃわからないでしょ。便秘気味だったとか、下痢だったとかあるでしょうが。自分が
どんなうんちしたのかもわからないのあなたは、――」
彼女はなにを思ったのか、突然黙ったが、
「で、どうだったのよ」
そのまま続けた。
「え、あ、その、便秘でも、下痢でもなかったです。だから普通くらいの、いえ……えっと、粘
土くらいのやわらかさで」
菜月は看護師の追及をかわそうと思いつくまま答えている。
「粘土ねえ。いっぱい出たんでしょう?」
その看護師はなぜか笑っていた。
「え、そ、そんなにたくさんじゃ……最近はちゃんとで、出て、あっ、なにを、や」
答える言葉は急に乱れた。
肛門に深く差し込まれた指に加え、曲げられた足の横から滑り込ませたもう一方の手で、
腹側からの圧迫が行われたのだ。
両手で内臓が挟みこまれるおぞましさに、菜月は質問に答えるどころではない。
「あひっ、いっ、うっ、やっ」
「ちょっと、まじめに答える気あるの? やらしい声出してんじゃないわよ」
彼女は自分で手の動きを激しくしておきながら、菜月を責めたてた。
いいながらその間も菜月のしり穴をいじり続ける。
「そ、そんなんじゃ、今のは、強く押さえるから、声が」
「人のせいにするの。でも今の声は苦しい声じゃないでしょ」
看護師の指がしりの穴から抜かれる。唐突になにを――と思う間もなく、彼女はいった。
「あなたさあ、さっきからずっと感じちゃってるでしょ? 検査の最中なのに」
「え?」
とまどう菜月は置いてきぼりにされた。
「あんたたち、足持って広げなさい」
「は、はい」
いまさら気づいたが、どうもこの看護師は若い看護師たちに充分なにらみを利かせている
らしい。彼女の指示は反発も質問もなくすぐに実行されたのだ。
203 :
4/4:2006/11/08(水) 20:27:45 ID:xiGoR/Q9
若手の看護師二人が菜月の両足をそれぞれ抱きかかえる。
「え、ちょっと、な、なにするの、やだっ……」
空中のあぐらは解かれた。
自分で支える必要がなくなって腕は楽になるが、おなかの上まで引き上げられていた足は
その体を曲げた姿勢のままで、左右に無理やり引っ張られてしまう。その結果、両足のVの
字を作らされてしまった。菜月は診察台のとき以上の大開脚をさせられる羽目になっている。
(な、なんで……?)
「ほらみんな見なさい、この子ったら」
満足気な笑みを浮かべて、彼女はまったく無防備になった菜月の性器に指を触れた。
「んっ、ん」
指で菜月の陰唇を二、三度なで上げてから、その手を菜月や他の看護師にも見えるよう
に顔の高さに掲げた。
指同士をこすって、そこに液体が付着していることを示している。
「ぬるぬるだわ。まったく、なに興奮してるのよ、最近の子は恥ずかしいって言葉知らないの?
ほんと、いやらしい娘ね」
女性ばかりとはいえ、大勢の前で自分の性器をなぶられた上、その衝動のしるしを暴露
され、菜月の顔は真っ赤になった。
「――な、ち、違います、そんなこと……っ」
菜月はあわてて否定するばかりだった。
だが、その看護師は菜月の言葉をさえぎって罵りを口にする。
「なにが違うのよ。これはなに? あんたがエッチなことばかり考えてるから、こんなふうに
びしょびしょに濡れてるんでしょ。はしたないったらないわ。あ、それともこれ、おしっこ?
漏らしちゃったわけなの?」
「違います、違います――」
「なにが違うのよ、ほらっ」
菜月が強く抗議できないでいるうちに、看護師は菜月の性器へ指を伸ばした。その標的
は少女の肉体のもっとも繊細な部分、クリトリスだった。
当然のように指で押しつぶされ、菜月はたまらず悲鳴をあげた。
「アアアッ!」
菜月はとっさに鋭い痛みを想像したが、押し寄せてきたのは大きな快感だった。この年配
の看護師はどんな経験からだろうか、絶妙な力加減で肉の芽をもみあげる。今までこの部
分に直接触ることさえまれだった菜月に、この刺激はあまりに強い。
「ひっ、やめ、やめて」
自分をいたぶる手を払いのけようと必死に腕を振り回そうとするが、
「押さえてなさいっ」
前もって役割が決まっていたかのように、看護師たちはまたしても迅速に行動した。
抵抗しようとする菜月に対し、周り中から手が伸びて体の自由を奪うのだ。すでに抱きか
かえられていた両足に続いて、両腕や肩を押さえつけられ菜月の行動は封じられた。
どうも患者を拘束することに関してはかなり手慣れているようだ。
「みんな近くによって見てあげなさいよ」
動けなくなった菜月に向けて、看護師は笑いながらいった。
結果から見れば、菜月はそれほど強く抵抗したわけではない。物理的にできないという以
上に、いまだ未熟な少女には状況が過酷過ぎたのだ。
それにしても、どう見ても菜月はこの看護師のストレス解消のためのおもちゃにでもされ
てしまっている。明らかに検査の範疇を逸脱しているというのに、彼女をとがめる者はいな
かった。
看護師たちはなんとなくわかっているのだ。さまざまな事情から、この程度のことが自分
たち以外に漏れることはないだろうと。それは差はあるにしても、菜月自身も含めたこの場
の全員の了解事項だった。
(続く)
204 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/08(水) 22:39:28 ID:ffb9NwUi
205 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/09(木) 00:41:14 ID:3E1J+0ye
>>203 あなたの作品が大好きです。応援しています!
206 :
sage:2006/11/10(金) 00:40:19 ID:AOgApVBZ
>>200さん
久々のUPお疲れ様です、今回も良かったです!
>>198 スレ違いの話題うざいんだけど。いい加減止めろ
何をいきなり5日前の話題に怒ってるんだ?
カルシウムが足りない人かwww
別にスレ違いでもないと思うけど?
>>208 スレ違いだろ!知らない人の話題を出されても。
それで面白い面白いって言われてもムカつくんだよ!!
小説デビューって何の小説だよ!タイトルくらい書けよ。
自分で調べろやw
過去ログ読めばすべてわかるし、スレ違いな人じゃなく元職人さんwww
>>210 元職人でも今いないなら関係ないだろ。どこで書いてるのか教えてくれないんだろ?
それで面白いとか言われても腹立つだけだろ!自慢されてもな。
柚木郁人「美少女メイド完全調教室」マドンナメイト
人体改造ありだが病院ネタじゃないから厳密にはスレ違いだな。
つーかバカに付きあう自分がいやになる。
>212
調べればすべてわかることなのに、優しすぎだろう。
だが、そんなお前が好きだ。
214 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/11(土) 01:42:32 ID:HHFUPzd9
「今日の患者はどなた?」
「名は
>>211、性別はおそらく男です」
「おそらくとは?説明なさい」
「あくまでも口調から判断しただけですが…ぐぐり方を知らず過去スレも読まない我儘な、21歳になりたての女性かもしれません」
「そちらの方が読んでて面白いわ。では検査よろしくね」「はい」
「
>>211さん、こちらへ」
「あ、あんた誰よ!!みんな聞いても教えてくんないし!」
「やっと教えてくれた看護師もスルーですか…これだから学習しようとしない初心者は困る」
「ちょっと辞めてよ!いきなり首掴まないでくれる?!」
「ここを出る時もそのまま強気ツンデレ要素を残したままだといいんだがな…一度しか言わない、よく聞け」
「言うならさっさと言いなさいよ!」
「ここは医療エロパロスレ更生所だ。SSに対して論議を唱える者も、スルーする者もここに入る資格はない。SS作者のその後を話す?大いに結構。要は」
「きゃっ」
「貴様のようなスレ違いをエロく弄る所なんだよ!」
「いやーっ!!」
「着ていた物を引き裂いた所で魅力が増す訳でもないな…貴様本当に21歳か?下手すると○学生にしか見えないぞ。146cm42kg」
「うるさいわね、そっちこそなんで見ただけで体重わかるのよ!」
「この部屋が丸ごと検査できるようになっているのさ。体温36.4℃、スリーサイズ…炉裏向けの数値だな…」
「うるさいうるさい!」
「安心しろ…今からその煩い口を塞いでやる」
「んぅっ…?!」
「…血液型A、性感帯、歯肉」
「せ…?!勝手にそんな事言わないでよね!」
「本当か?この味は嘘をついている味だが…他の場所も聞いてみるか」
「やだ…いやっ、やめてぇぇぇっ!!!」
「耳、首筋、うなじ、背中、脇腹、胸下、臍回り、二の腕、指、腰、腿裏、膝裏、足指」
「やだ…もうやめてよう…。」
「性病なし、と。乳房、性器、肛門は先生に診てもらおう」
「もうやめて…初めてなのに、なんでこんなことされなくちゃなんないの?!」
「安心してください、先生は貴女と同じ女性で僕よりもずっとずっと優しいお方です。さあいきましょう」
「いやあああ!!」
「先生、検査終わりました」
「ご苦労、お入り」
「失礼します、sage」
「あ…きゃ、きゃあああああ!」
「可愛らしい声だねぇ。全裸に鎖つき首輪と相成って本当に可愛らしい」
「それ…それ…っ!!」
「もう欲しいのですか?初めてなのに淫乱ですね」
「処女でぐぐり方も知らぬとは、あらしの風上にも置けん奴だな」
「何で…?なんでおっぱいも…そ、ソレも付いてるの!?」
「…」
「…」
「まさかエロパロでふたなりを知らぬ奴がいるとは思わなかった」
「男性が801穴を理解できないような物でしょうか」
「あれば私ですら理解できぬ。だいたい肛門という器官は時間をかけて開発する物であって」
「言いながら何塗ってるんですか、くすぐうっ?!!」
「先生が診察される時は し ず か に 」
「は…ぃ…。」
「胸が育たぬなあ。少々便秘気味か?浣腸もしておこう」
「ひぃっ!!冷た…い…!!」
「アナルプラグです」
「力を抜け」
「あっ?はあっ、はっ、はっ…」
「ずいぶんとすんなり入りましたね」
「薬を塗ったせいもあるが、素質があるのかもしれんな。では陰部マッサージを開始する。同時に胸部マッサージを開始せよ」
「はい」
「や…三つ…同時になんて…っ、ああっ!!!」
「胸部の張りが感じられます」
「触れる前からの湿り気を確認。まだ固く閉じられているのに」
「ごく僅かですが、乳首が伸びてきました」
「陰核が少しずつ包皮を持ち上げてきた。…そろそろかな」
「ひゃああん…っ、えっ?」
「続けて欲しかった所だろうけど、排泄の時間だよ」
「今アナルプラグを抜きますから、こちらに出して下さいね」
「…せ、洗面器に…?嘘でしょ…?」
「寄生虫検査用の特殊容器だよ」
「私お腹に寄生虫なんていません…」
「今の子は目黒寄生虫館なんて知らないんですね」
「お前と同じ事を言って3メートルのサナダムシを飼っていた女子高生がいたんだよ、出すからさっさと出す」
「い、やあああ!」
「…まず前から垂れてしまいましたね」
「検査には何の問題もない」
「やだ…やだこんなの…でも体が熱い…」
「媚薬の量が多過ぎたのでは無かろうな」
「もう腸から吸収して全身に回っていますよ。浣腸の比率は充分ですし、ほら」
「あ…ああっ、あー!!!!!!」
「うむ、寄生虫はいないようだな」
「では早速腸洗浄をします」
「やだ、もう入らないよ…」
「これから私を入れるのですから、綺麗にさせていただきます」
「えっ、何言ってるの?あ、ああん」
「前もだいぶ柔らかくなってきたな。これなら大丈夫」
「液が全部出ましたね、行きますよっ」
「あ、ああ?!」
「ではこっちも少しずつ」
「や、やだ、いっぱいになっちゃうぅぅ」
「大丈夫ですか?やはり先に入れた方が良かったのでは」
「赤子が出てくるんだぞ?よく慣らしておけば私くらいどうということはない」
「ですがこちらが締め付けてくるのですが…」
「それは単純に
>>211感じているのではないか?」
「初めてで後ろなのにですか?念の為、少し動いてみます」
「あああんああっ、やめてぇぇぇっ」
「こちらは先を少し動かしてみるとするか」
「ぴくぴくするのいやあっ、やめっ、やめてぇっ」
「大きく震えたようですが」
「まだ診察は終わっていない、続けろ」
「かしこまらました」
「いやっ…やめて…いつまで続くのよう…っ!!」
スレ住民の欲望が尽きるまでです。
本当にありがとうございました。
スレ伸びる 新作かなと 思い開(あ)く スレにはびこる 冬厨かな
>>212 柚木郁人のサイトも教えてくれ。
>>213 はぁ?どうやって調べれば分かるんだ?過去ログを読んでもさっぱり分からなかったぞ。
218だって初めて知ったんだろ?本屋に買いに行ってるところをみると。
見てわからない奴は聞いてもわからない。
なにごとも聞いたら教えてもらえると思うな。
知りたいことは調べろ。
すべて過去ログと過去スレにあるじゃねーか。
>>222 はぁ?どこにあるんですか?
どっかのサイトに投稿しているって書いてあったけど、場所は教えてあげないよ。ジャン!って書かれてあるだけなんですけど・・・
名前も知らない人が出版した本なんて調べようがないぞ!嘘つくな。
>>223 その後、そのサイトのアドレスが晒されてるだろう・・・
頼むからちゃんと読んで書き込め・・・
もう馬鹿を相手にしたくない・・・
>>224 嘘付け。そんなアドレスなかったぞ。前スレ?800ちょっとでなくなってるけど、その後に晒されたのか?
それともこのスレの
>>140のことか?
PCの画面に向けて鼻息荒くしてる馬鹿はもういいよ、無視無視。
無視できてないじゃん、とか典型的な突っ込みは無用ね。
とにかく
>>215-217を賛美してようぜ。
228 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/12(日) 01:34:18 ID:0DEC+QYb
とにかくこれから真性はスルーしましょうね
ス レ 住 民 の 欲 望 が 尽 き る ま で で す。
GJ!
230 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/12(日) 22:06:18 ID:E0g32R+H
>>188-192の続き
※注意! この作品シリーズには全体としてグロ・残酷描写が含まれます。
苦手な人は読まないでください。
理沙は瞬きしながら眼下に横たわる石本を見つめていた。
「洗う、って……」
「あらわからないの? 最初にここへ来たとき、私がやってあげたでしょ?」
「……いえ、その……」
「ああ。そういえばあのときも、理沙ちゃんのオシッコが私の体にかかったんだったわね。検査で肛門鏡を入れられて」
かあっと理沙の顔が赤くなった。石本は愉快そうに笑いながら記憶を辿る。
「うふふ。あのとき理沙ちゃん、初めてご主人様以外の人にイカされたのよね」
「……」
「思えばあれからほぼ一ヶ月か。毎日アソコやお尻を苛められているのに、あれから一度もイッてないってのは感心するわ」
「……」
理沙はぐっと唇をかんだ。その後、四肢切断手術の前に一人でこのお風呂に入ったとき、理沙は生まれて初めて自慰をした。自らの指先で達したのはそれが初めてであったし、そして最後であった。
俯いた理沙をみて石本が起き上がり、心配そうに理沙の顔を覗き込んだ。理沙は慌てて顔を挙げ、作り笑いを浮かべる。石本は再びゆっくりと横になった。
「ほら早く」
「は、はい……」
石本に催促されて、理沙は短い太腿をそろえた。その足先に短く切断された腕をつけるようにぺこりと体を折りながら、理沙は挨拶をする。
「石本さんのお体、洗わせていただきます。粗相があるかもしれませんが、どうぞよろしくお願いします」
「……なあにそれ? いつもご主人様にそうやって挨拶しているの?」
けらけらと石本が声を立てて笑った。理沙はそのまま石本の体の上に乗る。腕を伸ばして石本をまたぎ、彼女の腹の上でもそもそと動いて体を完全に乗せた。それでも四肢を大きく広げていないと切断された手足が床につかなかった。
「失礼します……」
理沙は一言告げたあと、ゆっくりと体を動かしはじめた。石本が予め自分の体にボディソープをつけていたため、動きに合わせて柔らかい泡が広がる。四肢が短いせいで大きく動くことは難しかったが、その分体を密着させて丁寧に洗い続けた。
「ふふ、なかなかうまいじゃない」
石本が理沙に微笑みかけた。理沙はふと恥ずかしさを覚え、石本の顔から視線をそらす。すると理沙の眼前に、石本の大きな乳房が現れた。体の左右に広がった乳房は理沙の動きに合わせ、たぷたぷと揺れる。理沙はその膨らみの頂点にある赤い乳首を口に含んだ。
「あ、こら理沙ちゃん!」
「……ん、石本さんのオッパイ、柔らかい」
溜息をつきながら、理沙は乳首を口の中で転がした。音がするまで吸い、甘く噛み、舌の先で突き、唇で愛撫する。セッケンの泡が少し口に入ったが、理沙はそれでも石本の胸から唇を離すことはなかった。
「……こら、やめなさい……やめて……私、乳首は……」
「あは。それじゃあ」
喘ぎ始めた石本をみて、理沙はにやりと笑った。そしてもう片方の乳首に唇を移し、愛撫を始める。
「あ、こらあ!」
「……石本さん、今まで散々私を苛めてくれたお返しです」
理沙は片手を石本の体に這わせ、乳房を愛撫し始めた。指先の繊細な動きとは違った感触に石本が仰け反る。理沙は振り落とされないよう、乳房にさらにむしゃぶりついた。
「こ、こんなんじゃ……理沙ちゃんの罰にならな……はうっ!」
さらに理沙は自分の体を動かし続けた。理沙の小ぶりな乳房が石本の腹を撫でる。その固いスポンジのような触感とそのすぐ下にある肋骨のごつごつとした感触に、石本は性感が昂ぶってくるのを感じていた。
「ひっ!」
しかし次に嬌声をあげたのは理沙だった。慌てて後ろを振り向くと、理沙の尻に石本の手が伸びていた。優しく肛門の上で円を描くように撫でまわすその指先に、理沙は石本の乳首から口を離した。
「ふふ。理沙ちゃんの弱いところ、私はちゃあんと知っているんですからね」
「そんな……卑怯……ですぅっ!」
石本の指が軽く理沙のアナルに入る。理沙は石本の乳房の谷間に顔をうずめた。石本がくすりと笑う。そして彼女は理沙の尻から手を離し、代わりに理沙の脇の下に両手を添えた。そのままくるりと理沙の体を回す。
「え?」
理沙は突然の出来事に奇妙な声を上げた。いま彼女の目の前には、石本の秘部がある。そして理沙の秘裂は石本の眼前にあった。
231 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/12(日) 22:07:00 ID:E0g32R+H
「え、え? あの石本さん?」
「ふふ。やっぱりこれは罰なんだから」
石本が理沙の秘裂に両手をかけた。そしてまだ大人になりきっていないその割れ目を大きくくつろげる。
「ほら理沙ちゃん、罰よ。私のここを舐めなさい」
「え?」
「ふふ。ご主人様のペニスを銜えたことはあっても、女のアソコを舐めたことになんてないでしょ? ほらほら、私をイカせるまで許してあげないわよ」
言いながら石本は、理沙の秘裂の一番上についている大きな陰核を指で挟んだ。ひい、と理沙が震える。さらに石本は体を少し起こして、理沙の秘裂に舌を伸ばした。指や道具とは異なるその感触に理沙は首を振って抵抗する。
「や、やぁだあ……やめてください……!」
「ふふ。理沙ちゃんのアソコ、とてもおいしいわよ」
「だめ……だめです。そんなことされたら……私……っ!」
「私が満足したらやめてあげる。ほらほら早く舐めないと、理沙ちゃんのほうがイッちゃうわよ?」
言い終わると石本は再び理沙の秘裂に舌を這わせた。膣口を舌先でこね回し、そのまま秘裂を這わせて尿道口付近で一旦停まる。そこで数回小刻みに動いた後、舌はさらに上にある大きな豆をノックした。
その動きにあわせて理沙の背中が震える。石本は新しい性感帯を探すように、理沙の秘裂の周辺やアナルの周りにも舌を進めた。
理沙は片目を開けて石本の秘裂をみた。黒々と生い茂った陰毛の奥に、大人の色香を漂わせる大輪の花があった。陰核は包皮から微かに頭を出し、陰唇は理沙の愛撫を待つように自然と開いている。理沙は覚悟を決め、その茂みの中に顔を突っ込んだ。
つん、と酸っぱい匂いが理沙の鼻を刺激する。ご主人様のアレとはまた違う匂いだが、不思議と不快感はなかった。そして理沙は舌先で石本の陰核を刺激する。唇と歯も使い、まずは包皮を剥くことから始めた。
「んっ……そうよ。そこ、そこよ」
石本が鼻に抜けるような声を上げる。理沙は皮を剥かれた陰核を懸命に舐め始めた。石本も負けじと理沙の秘裂に舌を這わせる。
「んっ……んう、うんふ……ふう」
「くっ、理沙ちゃん結構うまいじゃない……これはちょっとヤバいかも」
「……ふうっ!? 石本さん、それ反則っ!」
理沙が背筋を反らした。歯を食いしばり、必死に快感に抵抗する。その様子を見ながら、石本は理沙の肛門に添えた指を徐々に奥へと潜らせていった。
「お尻、お尻……は、ダメぇ……」
「ほらほら。しゃべっている暇があったら舐める」
笑いながら石本は理沙の肛門に突きたてた人差し指をリズミカルに抜き差しした。そのたびに理沙の体はびくりと震え、あわせて肛門がぎゅっと締まる。
石本は指を動かし続けながら再び理沙の秘裂に舌を這わせた。とろりと粘り気のある液体が舌でぬぐいきれないほど溢れてくる。石本は愛液で口の周りをべとべとに汚しながら丁寧に舐め続けた。
逆に、理沙は愛撫を続けることができなくなっていた。気を抜けばすぐにでも達してしまいそうだった。歯を食いしばり、必死に抵抗を続ける。
「あは。イキそうなの?」
「ごめんなさい、本当に……許してぇ……は、はあ……っ!」
理沙が大きく震えた。全身が激しく硬直し、喉の奥から絞りだすような声が漏れる。理性がはじけ、頭の奥から何かがくるのを理沙は感じた。
「だ……だめぇ……!」
しかしその瞬間、石本は理沙の肛門から指を抜いた。秘裂に這わせていた舌も外し、一切の刺激をやめる。理沙は脳の中心で膨らんだ何かが急激にしぼんでいくのを感じていた。激しい息を整えながら石本を振り向く。石本は楽しげに笑いながら告げた。
「ご主人様以外じゃ、イカないのよね?」
「う……」
「どうしたの? イカせてほしかったの?」
「……」
理沙はしばらく恨めしそうに石本の顔を睨み続けていた。が、やがてぷいと向き直り、再び石本の秘裂に顔をうずめた。
「あんっ。こらこら理沙ちゃん、そんなに激しく吸ったら、気持ちいいを通り過ぎて痛いわよ」
石本がマットの上に起き上がった。理沙を傍らに座らせる。そして湯船から桶に湯を取り、理沙の体にかけた。しかしそれでも理沙は、頬を膨らませて石本を睨み続けていた。
232 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/12(日) 22:07:38 ID:E0g32R+H
「ほら理沙ちゃん、そんな怖い顔しないでよ」
「……」
「ごめんってば。確かにお尻を責めたのはフェアじゃなかったわね」
「……」
「あーもう。本当に悪かったってば。ね、機嫌直して」
「……キス」
肩から湯をかけられたとき、理沙はぼそりと呟いた。湯をかけながら石本が聞き返す。理沙は顔を上げた。石本の顔を見て、笑いながら言う。
「キスしてください。そうしたら機嫌なおします」
「……んー」
石本は苦笑した。規則で患者とのキスや本番行為は禁じられている。それは最初の頃に説明したし、一度もしたことはない。石本から迫ったことはもちろん、理沙がねだってきたこともなかった。
ふ、と石本は溜息をついた。そして理沙の顎に手を掛ける。
「……多分、いまの私の口の中、理沙ちゃんの味しかしないわよ?」
理沙は返事をしなかった。代わりにそっと目を閉じる。石本はちらりと周りを見回した。そしてゆっくりと理沙の顔に唇を近づけていく。
唇どうしが触れた。やがて石本の唇が少しずつ開く。その隙間から赤い舌が伸び、理沙の唇を軽く叩いた。理沙は大人しく唇を開いた。石本の舌が理沙の舌と絡まる。互いの唇は、お互いの口の中を激しく求めあった。やがて、ぷは、と息を吐きながら二人が離れる。
そして二人は顔を見合わせながら、同時に笑った。
「……いつまで入ってるの? あとの予定がつかえてるんですけどー?」
そのとき、脱衣所の扉が開いて吉川が二人に声をかけた。二人はそれを聞いて、さらに笑った。
「ん、どうしたの?」
「なんでもないー。もうすぐあがるわ」
「ふーん。薬の用意はできてるから、早くあがってきてね。あ、タオルと服はここに置いておくから」
吉川が脱衣所の扉を閉めた。石本は理沙にもう一度湯をかけながら尋ねる。
「ね、理沙ちゃん。オシッコはしたくない?」
「え? あ……と」
そう言われて、理沙はふと膀胱を意識した。部屋のリハビリ以来だが、すぐにトイレにいきたいというほどではない。それを伝えると石本は自分の体の泡を流しながら説明した。
「このあと、さっき言ったようにアナルマッサージと尿道に薬を塗るわ。アナルはともかく、尿道は結構苦しいわよ?」
「……あ」
「綿棒で薬を尿道の奥まで塗るんだけど、塗ってる間はもちろん、薬を塗ってから一時間ぐらいはオシッコを我慢してもらわなくちゃいけないの。……だから、今のうちに膀胱を空にしておいたほうがいいわ」
「はい……でもあの、ここで……ですか?」
理沙は周囲を見回しながら聞いた。言うだけ無駄だとは思っていたが、やはり風呂場での放尿には抵抗感がある。しかし石本はさも当然とばかりに頷いた。
「ふふ。これだけ恥ずかしい目にあっていても羞恥心は残ってるのね」
「……だって」
「いいのよ。恥ずかしがる心を忘れちゃおしまいですものね」
でもそうやって恥らう姿が、余計に嗜虐心を高めるんたけどね……。心の中で呟きながら石本はもう一度自分の体を流した。そして、まだもじもじと内股を摺りあわせている理沙をみてにやりと笑った。
「理沙ちゃん、四つんばいになりなさい」
「え? ……あ、はい」
突然の命令に理沙はきょとんとしたが、すぐに言われたとおり四つん這いになった。ひくひくと蠢く小さな菊門を眺めながら石本がさらに笑みを浮かべる。
「そのまま、オシッコなさい」
「……ええっ!?」
理沙は驚いて後ろを見た。石本は理沙の真後ろに座り、目を細めて理沙の秘部を見つめていた。ぎゅっと肛門が締まる。
「でもあの……こんな、犬みたいな格好で……。それに、これじゃ内股がオシッコで濡れちゃいます……」
「そうね。じゃあもっと足を開きなさい。あ、なんならオス犬みたいに片足を持ち上げてする?」
「う……」
おずおずと、理沙は足を開いていった。唇を噛み締めながらふと顔を上げると、大きな鏡の向こうに子犬のように震える自分の姿が映っている。理沙は顔を伏せ、目を閉じて膀胱に意識を集中した。
233 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/12(日) 22:08:31 ID:E0g32R+H
羞恥と緊張のためか尿意は先ほどに比べかなり強くなっている。それでも理沙の尿道は、彼女の意思に反してなかなか緩んでくれない。
「どうしたの、出ないの?」
「……」
「あ、なんなら手伝ってあげましょうか?」
「いえ、結構ですっ」
はあっと一息長い溜息をついた。覚悟を決め、下半身の余分な力を抜いていく。次の瞬間、理沙の秘裂から黄色い液体がちょろっと溢れ出た。
「……あら、でもすぐとまっちゃったわよ?」
「うう……石本さん、恥ずかしいです……。せめて、後ろからどいてください……」
理沙が涙をこぼしながら訴えた。歯がカチカチ鳴る。石本は無言で立ち上がった。そしてゆっくりと理沙の前に回りこむ。理沙が顔を上げると、石本は理沙の正面に座っていた。彼女はそっと理沙の顎に手を掛ける。
「い、石本さ……」
「ほら。後ろからどいてあげたわよ? 早くオシッコなさい」
「そんな……あの」
「ふふ。犬のようにはしたなくオシッコをする理沙ちゃんの顔、私に見せてちょうだい」
「やだ……そんな、恥ずかしい……許して」
「ふうん。じゃあ後ろからみせてもらおうかしら」
「ひ……っ!」
理沙は歯を食いしばった。膀胱がじわりと膨らんでいく。足ががくがく震え、尿道が少しずつ緩んでいくのがわかった。石本が冷たい笑顔を浮かべながら理沙の泣き顔をみつめる。やがて理沙の下半身から、小川の流れるような音が響いた。
「あは、やっと出たの?」
「ん……ぅ」
しかしその音は、理沙の体がびくっと震えるたびに途絶える。それからしばらくの間をおいてまたちょろちょろと小川が流れ始め、またすぐに止まる。それを幾度か繰り返したあと、数滴の雨だれが落ちて理沙は薄く目を開いた。
「い、しもとさぁん……」
「終わった?」
こくりと理沙が頷いた。石本は理沙の頭をくしゃくしゃと撫でた。そして理沙の目頭からこぼれた雫を指先でふきとり、もう一度理沙の体を湯で流した。
二人が脱衣所から出ると、吉川は電話を片手に書類を書き込んでいた。
「はい……はい、午後イチからですね。はい、他の患者さんの予定はこちらで調整しておきます」
そして吉川は石本に目配せした。石本も無言で頷き、理沙を診療用のベッドに寝かせた。その間も吉川は忙しく書類にペンを走らせている。
「……そうですね。211号室が空いています。あの部屋でしたら問題ないかと……」
「え、211号室?」
石本が理沙の頭に枕をあてがいながら呟き、吉川の背中を見た。理沙もつられて頭を起こす。吉川はそれからしばらく電話を続けていたが、やがて電話を置くとふうと溜息をついて立ち上がった。
「急患? 211号室を使うなんて珍しいじゃない」
「そう。先生から、今日の午後イチで急患がくるって。なんかいろいろ曰くのある患者さんみたいよ」
「あの……?」
頭上で繰り広げられる看護師同士の会話に、理沙が割り込んだ。二人の視線が同時に理沙に降りてくる。
「……211号室って、なにかあるんですか?」
「ん? ああ、そうね。理沙ちゃんなら説明してもいいかな」
石本がくすりと笑いながら続けた。
「211号室以外の病室も、基本的に理沙ちゃんの部屋と一緒のつくりなの。うちに来るのは大抵、従順な子が多いから」
「でもたまに、ものすごく反抗的な患者だったり、あるいはもっと過酷な治療をする場合があってね。そういう患者たち専用の部屋なのよ。211号室は」
「え……? あの、もっと過酷な治療って」
理沙は目を丸くした。四肢切断はかなり過酷な手術だと自分では思っていた。しかしそれより凄いものがあるのだろうか。ごくりと理沙は唾を飲み込んだ。
ふう、と吉川が溜息をついた。ぱんと一度手を叩く。
「さて。じゃあ211号室の準備もあるし、手早く理沙ちゃんの治療をしちゃいましょうか」
(続 く)
新キャラの悪寒。
>>224 アドレスどこに書かれてあるの?前スレのレス番だけでいいから教えてよ!!!
236 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/13(月) 01:06:04 ID:0M+c6+8B
スルッと
>>235 サラされてるのは本人のメアドでサイトのアドレスじゃなかった筈
勇気があるなら、直接聞いてみたら?
(そのメアドが生きてる保証はないが)
前スレじゃなくて前前スレな気もする、、、
230-233 GJ!
>>237 いや、前スレでメアド本人が書いてた気がするけど、
それだけじゃなく458氏が書いた小説のアドレスも晒されてた。
というか、スレにはアドレスだけが書き込まれてた。
レス付いてたけど。
それは
「美少女ナース学園 監獄病棟の肉玩具」
っていうタイトルの小説で458氏の書いたもの。
でも、デビューが決まって削除されたらしい。
キャシュでも漁ってみては?
ほか、
458氏の作品はこのスレ
>>10 の保管庫参照。
>>221ほか、素直に「柚木郁人」でググレ。
氏のブログが1ページ目の中ほどに出てるから。
>>238 優しすぎる……
結局厨は教えてもらっても礼の一つも言えないんだな。
240 :
1/4:2006/11/16(木) 00:56:17 ID:eKgecc+u
「精密発育検査・杉原菜月の場合」 8
見てあげなさいよ、との言葉を聞き流すことなく、看護師たちは忠実に従った。
若い看護師たちがかわるがわる菜月の股間を覗きこんだ。
「触って確かめなさい、これも検査のうちよ」
年上の看護師に逆らえないのか、それともこんな言葉でさえも免罪符だと考えたのか、彼
女たちは見ているだけでなく、次々と菜月の性器に手を伸ばす。
幾本の指が、肉の亀裂をこじ開けるようになでまわしていった。
「んうううぅっ」
こうなってくると菜月の意思に関係なく、体が勝手に反応してしまう。
その様子に満足したのか、中年の看護師の菜月を責めたてる言葉は本当に楽しそうだっ
た。
「この子ったらちょっと触られただけで感じちゃって、エッチなおつゆ垂れ流しちゃって、まあ」
若い看護師たちも顔では気の毒そうにしたり顔を赤らめたりしているものの、それだけだ。
菜月の四肢を抑える手をゆるめることはないし、陰部を触ることを拒否するわけでもない。
もちろん顔を背けたりなどしない。
彼女たちは彼女たちなりに菜月をあわれみながらもこの状況を楽しんでいるのではない
かと思えた。
人の屈辱に悦びを見出すことはどんな人間にもあるだろう。屈辱に震えているのが可憐
な少女だったとしても、いやだからこそか、彼女たちは独特の優越感に満たされているよう
だった。
数分たって、若い看護師たちの菜月の性器への「確認」は終わった。だが、問題の看護
師はまだ菜月をいじめるのをやめるつもりはないようだった。菜月の秘裂を押し開き、陰核
への刺激を再開する。
「なあに、ずいぶん気持ちよくなってるみたいじゃない。オナニーしたことないって書いてある
けど本当なのぉ? 正直に答えてくれないと困るわ」
「……ほ、本当、わたし、こんなのってっ」
菜月は混乱しきっていて、的確な反論ができない。
「じゃあ、あなたはもともとすごくエッチな女の子だったのね。普通だったら初めてでこんな
にはならないもの」
そんなことまでいわれても、まるっきりわけがわからなくなっている菜月にはそれ以上いい
返す余裕はなかった。
「そ、そんな、あ、あっ」
菜月がなんと答えるにしても次の行動は決めていたのか、いい返そうとするのを待たず、
巧みに強弱をつけて指を動かし、菜月をもだえさせる。
「ひん、ふぁ、あうッ」
あえぎ声を混じらせながらの菜月の否定では、誰が見たところでこっけいなものでしかな
かった。
「やっぱりこっちでも感じてるの?」
その看護師はそういって、今度はおしりの穴を広げた。
「やだやだ、こんなとこに指突っ込まれてあえいでいるなんて、どうしようもない子ね。それも
人に見られてうれしがってるなんて、あなた変態なのかしら」
「――――っ」
敏感な箇所をなぶられ続けて声が出せない菜月は、彼女の言葉に首をブンブンと振るく
らいしかできなかった。
「まだ検査の途中なんだから、あんまりアンアン悦ばないでよね――」
思い出したように「検査」といいながら、看護師は菜月の性器をようやく解放した。
241 :
2/4:2006/11/16(木) 00:56:50 ID:eKgecc+u
「あんまりエッチな子だと、手間ばっかりかかるわ」
「うぅ、はあ、はあ」
「拭かなきゃダメね」
そんなことをつぶやいて、白い布をつまみ取る。
それは薄く柔らかい布で、看護師は適当に折りたたんで菜月の股間に押し当てた。無論、
陰部をうるおすように分泌された菜月の体液を拭き取るためだ。
といっても、そのまままともに菜月の性器を拭くのではなかった。もともとそのつもりだった
のだろう、彼女の布を動かす手には不必要に力が入る。
「う、う、う」
彼女は当然のように敏感な突起をねらってこするように布を動かした。布越しとはいえ敏
感になっている体には充分な刺激だ。さらに布を押し込むように陰唇に食い込ませてきたり
もする。菜月が抵抗できないことはわかっているので、好き放題にしているのだ。
とても股間を拭いているとはいえない行為だった。
もっとも、その布は吸水がよく作られているのか、そんなやり方であっても、やがて菜月の
陰部から余分な分泌物は拭き取られていった。
「ふふ、ぐっしょり」
看護師は菜月の性器をぬぐった布を広げる。
もちろん、彼女がいう表現が似合うほど布は水分を吸い取っているわけではない。だが、
一目でそれとわかる程度には濡れている。
「いやぁ……」
もはや菜月は反論どころか、首を振ることさえできなかった。
しばらく楽しそうに布を他の看護師たちに見せつけていたが、菜月がなにもいえないでい
ると、彼女はあっさりと布を横に片付けた。
「まあいいわ、検査をすすめましょう」
看護師自身の気持ちとしても、そろそろ本来の検査に戻るつもりだったようだ。
彼女は採便に使う棒を持つと、菜月に見えるようにその目前で振り回した。
「力を抜くのよ、今からこの棒をおしりの穴に入れますからね」
今度は指ではなく棒。その言葉を聞いたところでいまさらなにもできることなどないまま、
菜月は肛門にその器具を突っ込まれた。それほど太さのない棒だが、指よりずっと硬いそ
れは、充分な違和感となって菜月を襲う。
「うっうんんっー、あッ、アッ」
看護師は菜月への辱めをやめたわけではなかった。
棒を絶妙に動かすことはもちろん、指を添えて肛門を刺激することも忘れない。
「ちょっと、また割れ目ちゃんが濡れてきてるわよ、おしりの穴までエッチなのが好きなのねぇ」
執拗な看護師の言葉に、菜月はほとんど最後の力を振り絞って反論する。
「わたし、本当に、そんなのじゃない、そんなんじゃないですっ」
看護師は菜月に応えず、黙って棒をぐりぐりと動かした。
「あぁんっ、アッ、ウウッ」
菜月の声は完全に裏返った。
看護師はさらに空いている手で軽く拳を握って菜月の股間に押し当てる。指の関節を曲
げてできた角を少女の亀裂にぴったりとあわせて、小刻みな振動を始めた。
「アアッ、いっ、アッ、アッ」
「もう、あんたがなんといおうと、みんなあなたがいやらしい女の子だってわかってるのよ。
普通の子は裸を見られて恥ずかしがりはしても、息を荒くしてアソコを濡らしたりはしないもの」
「――も、もうやめてぇ、あ、あぅっ」
「ましてや、おしりに棒を突っ込まれて感じるなんてね。ホント、これじゃ検査にならないわ」
これまでと同じようにわざとらしくため息をついた。
それから、とうとう検査でもなんでもないセリフを、看護師は菜月にだけささやいた。
「……ほら、イっちゃいなさいな」
242 :
3/4:2006/11/16(木) 00:57:20 ID:eKgecc+u
涙をためながら哀願する少女に看護師は容赦しなかった。指と棒を組み合わせて動かし、
すでに探り当てていた菜月の性感帯を一度に刺激する。
多数の看護師たちに押さえつけられたままの菜月に、彼女の巧妙な責めを逃れる手段は
なかった。
「――あああッ、や、だ、ダメェッ、アッあぁぁんっ……」
菜月は秘部をあらわにしたまま、最高の快感を得たことを示すようにヒクヒクと体全体を
震わせた。
菜月は看護師の目論見どおりとなってしまったのだった。
陶然と、しかしどこかとぎすまされる感覚の中で、菜月はそのことだけははっきりと理解し
た。知識やこれまでの体験はともかく、自分になにが起こったのか程度のことはわかる。
(ううっ、なに、こんなのって、そんな、こんなに大勢の人の見ている前で、わたし、いや、もう
……)
若い看護師たちもまた、みだらな姿をさらす菜月を見ていたからなのか、顔を上気させ、
空いている手を口にやって成り行きを見守るだけだった。
「――まったく」
何度目だろう、その看護師のため息が聞こえた。菜月が気づかない間に引き抜いたのか、
手には検査棒を持っている。
「ちょっと便を取るだけの検査なのに、勝手に感じちゃって。あえぐは、もだえるは、人前で
よくやるわ。末恐ろしい子ね」
(…………ッ)
めちゃくちゃないい分だが、今の菜月にはいい返すことができない。
なんといっても彼女たちの眼の前で恥ずかしい姿をさらしてしまった。性的快感を受けて
いたことは否定しようがない。
「まあ、もういいわ。ほら、放してあげて」
結局最初の目的であった便は取れなかったらしい。いったいなんのためにこんな目にあっ
たのかと悲しくなるが、口にする気力は残っていなかった。
若い看護師の一人が菜月の下着を手に持ってきてくれていた。
これまでは菜月が自分で探していたものだったが、ささやかな罪悪感あたりが彼女にそう
させたのだろうか。
下着を受け取って、のそのそと力なく動く菜月に例の看護師が近づいてきた。
菜月の耳に例のささやきをそそぐ。
「まあ、次のところなら今度こそうんちも出るわよ」
菜月は一瞬、意味がわからずきょとんとした。
菜月に検査とほとんど無関係の辱めを与えたこの女性は、また、いやな笑みを見せた。
看護師の言葉の意味はすぐに知れた。
沈んだ表情を並べて列を作る女子生徒たちの先のベッドでは、少女がおしりの穴に大き
な注射器のようなもので薬液を注入されているところだった。病院に縁のなかった生徒だっ
て、考えるまでもなくそれがなんなのかはわかる。
彼女たちはこれから浣腸を受けなくてはいけないのだ。
すでに公開での排泄を強制されてしまった少女であってもふたたび屈辱を受けることにな
るとは思ってもみなかっただろう。菜月のように排便姿を見られることを逃れてきた一部の
少女であっては恐怖もいっそうだ。
この処置にはどんな幸運も抵抗もありえない。
浣腸液は少女たちの腸に存分にしみわたり、彼女たちのおぞましい汚物を今度こそ白日
の下にさらすのにちがいないのだ。
女子生徒たちの眼の前には、使われることのない診察台が一台設置してあった。それは
通用路の交差点に位置して、待っている生徒たちや医者たちから一番目立つ場所に置い
てある。
243 :
4/4:2006/11/16(木) 00:57:54 ID:eKgecc+u
その診察台には不必要と思えるほどたくさんの拘束帯が用意してあった。両手・両足にそ
れぞれ二本ずつ、さらにおなかや胸の位置に巻くベルト。頭を固定するものまである。
いわれるまでもなく生徒たちは理解した。今度の検査でいうとおりにできない少女は、見せ
しめのためにこの診察台にがんじがらめに縛り付けられて、浣腸から排泄までこの検査場
のすべての人間に見られながらすることになるのだと。
少女たちは逆らわなかった。というより少しでも目をつけられないように医師や看護師の
指示に過剰なまでに気を使っていた。
菜月にいたっては先ほどの経験があるため、指示を予想して先回りして動くこともできず、
せめて指示の言葉を聞き逃さないように神経を尖らせるばかりだ。
今度の検査は内容が内容なので時間がかかっているようだった。列の歩みが遅い。
この間にすでに女子生徒全員の検査が終了したところもあるようで、その検査場所は病
院のスタッフたちによってあわただしく片付けられていた。空いた場所には診察用に小さめ
のベッドが次々に並べられていく。それは結構な数だった。どうもこの検査の時間がかかる
ためなのか、検査場所を増やしているらしい。
菜月の前の少女まで順番がきた。
菜月は自分の順番だと思ったのだが、まだその手前だった。
ベッドの配置によって、他の生徒から見える場所とあまりよく見えない場所がある。菜月
の列は仕切りがあってあまりよく見えないベッドに向かうもので、どうやら検査を受ける生徒
とその直後の生徒だけが仕切りの奥に入って待つ仕組みであったようだ。
菜月の前の番となった少女はすでにこれまでの検査で疲れきっていて、あまり感情をあら
わにすることなく医者の指示に従っていた。下着を脱いだときも、肛門を広げられたときも、
浣腸液を注入されたときもそれは変わらなかった。
しかし、医者からとある器具を見るようにいわれ、なにごとか説明を受けると、表情が変わ
った。それまで無感動に「なるようになれ」という感じだった彼女が、思いつめた表情であた
りを見回すのがわかった。
医者が説明した器具は、彼女の寝ているベッドと待っている菜月の間に置かれているた
め、ベッド側からどう見えているのかわからない。その器具にこれまでひどい検査を受けて
きた少女の顔色をあらためて変えるほどの秘密があるのだろうか。
浣腸されてしばらくたって、少女の表情がまた別のものに変わってきた。
とても苦しげに便意をこらえているのがわかる。
すでに排泄されているところを見られているにしろ、菜月のようにまだであるにしても、彼
女は非常に我慢強かった。なんども限界としか思えないほど苦しそうな表情を見せるのだ
が、そのたびに波を乗り越えていく。
菜月はさすがに意外に思った。説明を受け、顔色を変える以前の彼女なら、とっくにあき
らめて排泄をしていてもおかしくなかったと思ったのだ。なんといっても、どれほど我慢して
も結末が同じだとわかっているのだ。救いがまるでない状況では、苦痛に耐えるのにも限界
が近くなるだろう。
確かに人前での排泄は恥ずかしいだろうが、先延ばしにしたところで結局それを回避する
ことはできない。しかも、周囲の状況はさらにひどい。周囲にいる若い男性の医者の中には、
便意を我慢する少女たちの姿を見て明らかに楽しんでいる者がいるのだ。
対象にされている少女は、高まる便意を我慢するのに精一杯で、彼らを気にする余裕は
ないが、知らないわけではないだろう。菜月のように待っている間にだって気づくはずだ。
彼らは体を硬直させて顔をゆがめる少女たちをながめておもしろがりながら、何度も自分
たちの時計に目をやっていた。
なにをしているのか、と菜月がいぶかしんだちょうどそのとき、菜月の近くに立っていたそ
の男性がつい必要以上の声で、隣の者に話しかけた。
(続く)
244 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/16(木) 01:53:21 ID:Hq3V4vJu
オツです
キター
毎回楽しみにしています
どんな機械なんだろwktk
247 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/17(金) 00:58:28 ID:kwoZc6oG
248 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/17(金) 10:04:13 ID:JzB0RRWI
>>230-233の続き
※注意! この作品シリーズには全体としてグロ・残酷描写が含まれます。
苦手な人は読まないでください。
ベッドの上で仰向けになっている理沙の、短く切断された足を吉川が掴んだ。そしてそれを左右に大きく割り広げる。体重をかけて広げられ、理沙はうっと呻いた。
「なあに、痛いの?」
「は……はい……ちょっと痛い、です」
「ふうん。理沙ちゃんって体が固いのね。お酢でも飲んでみる?」
「え……あの、私、お酢は苦手で……」
「大丈夫よ。また胃カテーテルで直接入れてあげるから」
「あ、なんなら下のお口から飲んでもらってもいいかもね」
意地悪く笑いながら石本が理沙の顔を覗き込む。え……と理沙は戸惑いの表情を浮かべた。足に固定用のバンドを巻きながら、吉川が理沙に尋ねる。
「理沙ちゃんはお酢の浣腸はされたことない?」
「え、ええ……」
「うふふ。なんなら今度してあげましょうか」
「え? あの、ただのお浣腸……ですよね」
「酢酸浣腸はね」
理沙の腕を押さえながら、石本が言葉を続けた。
「普通のグリセリン浣腸なんかとは比べ物にならないほど、痛くて沁みるのよ。そりゃもう、火がついたみたいにね。……理沙ちゃんは内痔核もあるみたいだから、きっともの凄く痛いわよ?」
「ひ……っ!」
「でもアナルで感じる変態マゾの理沙ちゃんなら、気持ちよくてひいひい喘いじゃうかも」
「そ、そんな……嫌です……やめて……!」
理沙が目に涙をためながら石本を見上げた。じっと理沙の顔を見つめていた石本が突然ぷーっと噴き出す。吉川も薬瓶を手に取りながら楽しそうに笑った。
「あはは、冗談よ。そもそもお酢で体が柔らかくなるってのは迷信だし」
「う……ひどいです」
「なに? お酢浣腸してほしかったの?」
吉川が瓶の蓋を開け、中に綿棒を突っ込みながら笑った。理沙は顔を赤く染め、ぷいと横を向いた。吉川が薬瓶を置いて、綿棒を手にゆっくりと理沙の股の間に顔を近づける。
そして石本が、理沙の腕を持つ手にぐっと力をこめる。あ、と理沙は小さく呻いた。頭を持ち上げ、股間越しに吉川の様子を窺う。吉川は理沙の秘部に片手をあてがった。そしてゆっくりと陰唇を開いていく。
「あ……」
陰核が周囲の皮膚に引っ張られた。まだ未熟なサーモンピンクの陰唇が割り広げられると、その中央に赤くなった尿道が露になる。
「まだ軽い炎症ね。オシッコのときに沁みるでしょ?」
「は、はい……」
「ところで今、尿意はない? これから尿道に綿棒を突っ込むけど、最低一時間はオシッコしちゃだめだからね」
「はい……お風呂の中で、済ませてきました……」
「あら。お風呂はトイレじゃないのよ?」
吉川が呆れたように溜息をついた。石本がくすっと笑う。理沙は何か言いかけたがその言葉を飲み込んだ。それよりむしろ、吉川が陰唇に添えているのとは逆の手に持つ綿棒に、理沙の視線が集まっていた。
「あ、あの……その綿棒……」
「ん? ああ」
理沙の怯えるような視線に気づいて、吉川が綿棒を指先で軽く振った。
綿棒は柄の部分が細いアルミニウムで出来ていた。その先端には固く巻かれた綿がついており、茶色い薬がたっぷり塗られている。綿は薬で膨らみ、柄と比較して一層太く見えた。
「これをこれから理沙ちゃんの尿道に入れるのよ」
「う……でもその、ちょっと太くない……ですか?」
「あら、怖いの?」
石本が屈みこんで、理沙の顔に自らの顔を近づけた。理沙はごくりと唾を飲み込む。吉川は軽く理沙の尿道口に触れながら説明を始めた。
「これから綿棒を入れます。……膀胱近くまで入れるから結構奥までいくわよ。それからよく薬が行き届くように、ゆっくりと抜いていきます。下手に暴れると膀胱に穴が開いたりすることもあるから、絶対に動かないでね」
「うう……」
理沙がこれから加えられる拷問のような苦痛を想像し、きつく目を閉じた。あわせてひくっと肛門が締まり、吉川が軽く唇の端で笑う。そして彼女は改めて綿棒を指先に持ち直すと、その先端を理沙の尿道にあてがった。
ひやりとした感触に理沙の体がびくっと震えた。石本が理沙の腕を固定する手に力をこめる。理沙はせめて痛みが和らぐよう、下半身の力を抜いた。が、綿棒の先端部が尿道に侵入し始めると、ぎゅっと尿道が異物を締め上げる。
「ひ……ひぃ……っ、いた、いたぁ……痛ぁい、いやぁ痛ぁぁぁい!」
「ほら、そんなに締めてるとなかなか奥に入らないでしょ。もっと力を抜きなさい」
「ダメ……無理ですぅ……ひぎぃ……いっ!」
理沙は背を反らせて痛みを逃そうとするが、石本が強く押さえつけるためほとんど動くことができない。そのため理沙は、唯一自由に動かすことができる首から上を激しく振って、懸命に痛みを逃がそうとした。
吉川はそれでも遠慮なく理沙の尿道に綿棒を侵入させ続けた。力づくで侵入させた場合、一気に奥まで入り膀胱を傷つけるおそれもある。理沙の呼吸具合をみながら、吉川は慎重に指先を動かす。そして、ようやく綿棒の先端が膀胱付近に達した。
ふ、と息をついて吉川が綿棒を持ち直す。
「じゃあ理沙ちゃん。これからゆっくり抜いていきますからね」
「は、はひ……ひいっ!」
荒い息の合間に返事をした理沙が、直後に悲鳴を上げた。吉川はゆっくりと綿棒を引き抜き始めていた。ただし薬が充分塗布できるよう、綿棒の軸をじわりじわりと回しながら抜いていく。
単なる前後運動だけではなく、尿道の中でネジのように回る綿棒に理沙は白目を剥いた。患部に薬が沁み、今どのあたりに綿棒の先端があるのか如実にわかる。理沙はあまりの痛みに気を失いかけたが、絶え間なく襲いくる次の痛みがそれを許さない。
結局理沙は、尿道から綿棒が抜かれるまで意識を失う直前の極限状態を味わわされた。
「ひあ……ああっ!」
無限に続く拷問のような痛みは、尿道口から綿棒の先端が抜けるまで続いた。綿棒をようやく押し戻した途端にきゅっと尿道が締まり、理沙はようやく気を失うことができた。石本が理沙の腕からそっと手を離す。そして手を振りながら吉川のもとへ歩み寄った。
「ふふ、凄い悲鳴だったわね」
「そりゃそうよ。この薬、効き目は抜群だけどその分物凄く沁みるから」
「……あら? でも理沙ちゃんのアソコ、ビショビショじゃない。……オシッコ、じゃないわよね」
石本が理沙の秘部を覗き込んだ。陰唇に添えられていた吉川の指は既に離れているが、それでもまだ微かに開いている。そしてその筋の間からは透明な雫がつつっと流れていた。
「ふふ。この治療でこんなに感じるなんて……。主人の藤原さんがうらやましいわ」
「それだけ理沙ちゃんはが変態さんということよ」
そう言って石本は、理沙の肛門の手前まで垂れていた雫を指先に掬った。それをしばらく見つめたあとそっと口に運ぶ。ちょっとしょっぱい、理沙の味がした。ふふ、と吉川が笑う。
「さて、じゃあ理沙ちゃんが目覚める前に、次の治療の準備をしちゃいましょうか」
んう、と理沙が呻いた。顔面に固い布に触れた感触が伝わってくる。ゆっくり目を開くと、そこにはベッドの床があった。
「……え?」
「あ、目が覚めたみたいね。……こら、動いちゃだめよ」
うつ伏せにベッドに寝転がる理沙の尻を、吉川が軽く叩いた。鞭で赤く腫れた尻にはそれでも充分すぎるほどの痛みが走る。理沙は歯を食いしばって肩越しに自分の体をみた。
腹の下に枕が敷かれ、尻を持ち上げた格好で理沙は吉川に股間を晒している。おそらく肛門だけではなく、秘裂も露になっているだろう。秘裂に奇妙な違和感があった。ひく、とそこを無意識に収縮させた理沙の頭の上から石本の声がした。
「どう、尿道はまだ痛む? オシッコしたくなったりしてない?」
「あ……はい、大丈夫ですけど」
理沙は腕を立てて頭上の石本を見上げた。しかし石本は笑いながら彼女の腕に手を掛け、元に戻す。再びベッドに顎をつけながら、理沙は上目遣いに石本を見た。その視線に石本が気づき、ちらりと吉川をみた。そして再び理沙に視線を戻す。
「ああ、アソコに何かくっついている……そんな気がするんでしょ」
「は、はい……あの、なんなんですかこれ?」
「ただの脱脂綿よ。薬をしみこませてあるけど」
言いながら石本は傍らのワゴンから大きな綿の塊とテープを手に取った。
「理沙ちゃんのエッチなお露で、薬が流れちゃうといけないでしょ? だから尿道口付近に脱脂綿を貼り付けたの。もちろん、しっかり患部に固定できるよう、かわいい陰唇もテープでぱっくり開かせてもらってるけど」
「え、ええっ?」
「あら、膣口がきゅって締まったわよ。嬉しいの?」
足元で理沙の股間を覗き込みながら吉川が笑った。理沙はかあっと頬を染め、ベッドに顔を伏せた。
しかし理沙の意識は膣口に集中していた。テープで大きく広げられ、薬が塗られた秘裂は空気に触れてスースーしている。特に膣口は、今まで看護師たちも刺激を避けてきた場所だけに敏感になっていた。
とろりと秘壷から理沙の愛液が溢れてきた。膣口から垂れたその液体は、ゆっくりと割れ目にそっておりていきやがて脱脂綿に吸収される。理沙はその雫がどこを流れているのか明確に感じていた。熱い液体が秘裂を潤し、それが却って薬の清涼感を復活させる。
再び理沙は、ひく、と秘裂を動かした。途端に露が数滴こぼれ、理沙の秘裂を流れ落ちていく。
「なあに理沙ちゃん。アソコの奥まで覗かれてる感じてるの?」
「ち、ちがいます……。感じてなんか」
「はいはい。そういうことにしておきましょうか」
笑いながら吉川はラテックス製の手袋を嵌めた。そして傍らのテーブルから薬を取り出すと、手袋の先に塗りつける。
「違います……本当に感じてなんて……はうっ!」
理沙が振り返って訴えようとしたとき、突然吉川の指が理沙の肛門に触れた。赤く腫れあがった痔核が激しく痛み、理沙は歯を食いしばってベッドに顔をうずめる。
石本が心配そうに理沙の頭を撫でた。
「大丈夫? 沁みるのかな」
「だ……だいじょ……ぶです……くうっ!」
一方、吉川は理沙の様子を気にする風もなく、指先を細かく動かし続けていた。手に塗った薬を、理沙のひくひくと蠢く肛門に丁寧に塗りつけていく。
理沙の肛門は、右側だけがぷっくりと膨らんでいた。鬱血のせいか青黒くなっている。吉川は特にその部分を丁寧にマッサージした。膨らんだ患部をこね、つつき、肛門内部へ押し込んでいく。しばらくそれを続けたかと思うと今度は肛門全体を愛撫しはじめる。
緩急をつたそのマッサージに、理沙はやがて口から漏れる吐息を押し殺すためにベッドに顔を強く押し付けるようになった。痔核に触れられるたびに飛び上がるほど痛むのに、その痛みがひいていくともう一度いじってほしくなる。
理沙は必死にその感覚に耐え続けていたが、吉川は鼻に抜ける笑いを一度浮かべたあと、空いている片手に脱脂綿をとった。そしてそっと理沙の膣口にそれをあてがう。
「ひい……! なっ、なんですか?」
「なんですかって理沙ちゃん、凄い濡れ方よ。これじゃ尿道口の脱脂綿がはがれちゃうわ」
言いながら吉川は膣口もあわせて脱脂綿で刺激し始めた。思わず顔を上げた理沙は、目の前で石本がにやにや笑っているのに気づいた。理沙は再びベッドに顔をうずめる。
(バレてたんだ……お尻の穴をマッサージされて感じてたの、気づかれてたんだ……!)
理沙の目から涙が溢れた。さらに羞恥心を呷るように吉川が告げる。
「あら、肛門が内側から膨らんできたわよ?」
「くう……言わないで……恥ずかしい……」
「恥ずかしがることないわよ。ほら、指が入るわよ」
「え、あ、あ、やだ……あ、ああっ!」
理沙は伏せていた頭を反らした。吉川の細い指がゆっくりと窄まりをこじ開ける。思わずぎゅっと締めかけた肛門に薬が沁みて、理沙はさらに悲鳴を上げた。石本が理沙の背中を抑える。
指は第一関節が入ったところで止まった。先端がようやく肛門の内側を越えたあたりにある。理沙は浅い呼吸を繰り返した。吉川はそのまま指を止めている。これからどのような責めがされるのか、不安と期待の入り混じった複雑な感情となって理沙を苛んだ。
やがて吉川が、指を時計回りに大きく回し始めた。窄まりから抜けることもなく、また入るわけでもなく、ただ肛門だけが丸くかき回されている。
「うあ……!」
理沙は歯を食いしばった。奥歯が何本も抜かれているため強い力が入らない。それでもそうしなければ、肛門から伝わる感触におかしくなってしまいそうだった。
直腸には一切触れられていない。排泄時のような快感でもなく、挿入されるときの背徳感でもない、ただ純粋に肛門だけに加えられる強烈な痛み。吉川の指先が描く円は、一周するたびに少しずつ大きくなっていく。
「も……もうダメ……痛い……痛いですぅっ」
理沙がかすれた声で叫んだ。肌が赤く上気し、全身から汗が噴き出ている。すると吉川はあっさりと指を抜いた。その指先をみつめながら、傍らから針のついていない小さな注射器を取り出す。
石本が理沙の背中から手を離した。理沙の汗でべっとりと濡れた手をぬぐいながら、ワゴンの上にある吸い口に冷たい水を注ぐ。それを理沙の顔に近づけると、理沙は貪るように飲んだ。吸い口が空になり、はあと息を吐きながら理沙が再び腕を使って上体を起こす。
「こら。まだ終わってないわよ」
「いえ……あの、その注射器、なんですか……?」
わずか10ccほどの小さなプラスチック注射器だが、それが却って理沙の不安を煽った。しかし吉川は意に介するふうもなく至極事務的に答える。
「理沙ちゃんのお尻に塗った薬よ。これを理沙ちゃんの直腸に注入するの」
「……え?」
「理沙ちゃんの直腸にもいくつか痔核がある、って前に言ったわよね。それをこのまま放っておくと、お尻の穴が治ってもすぐに再発するの。だから腸の中にもたっぷり薬を入れて、それを患部に塗るのよ」
「ええ……そんなあ……」
「そんな……なに?」
吸い口をワゴンに戻し、石本が微笑みながら尋ねる。理沙は言葉を飲み込んだ。拗ねたような表情を浮かべ、ベッドに顔をうずめる。吉川が注射器を持ち直した。そして手袋を嵌めた手で理沙の肛門周りの肉を割り広げる。
「……うっ」
注射器の先端が肛門に入ってきた。そのまま細い本体も肛門にめり込んでくる。吉川の指より遥かに細い注射器は痛いというより、むず痒い。
そして吉川がシリンダを押した。直腸に冷たいものが噴出してくるのが微かにわかった。痛みはない。あ、と理沙が息を吐くと同時に注射器が抜かれた。代わりに再び吉川の人差し指が肛門にあてがわれる。
「……じゃあ、今度は根本まで指を入れるからね。力を抜いて」
「は……はい」
言われて理沙は肛門から力を抜いた。しかし指に力が込められると、反射的にぎゅっと肛門を締めてしまう。それでも吉川は遠慮なく指を進めた。ネジのように指を回しながら侵入してくる感覚に、理沙は目をきつく閉じた。
「大丈夫、理沙ちゃん?」
背中に手を添えながら石本が尋ねる。理沙は口を開くことができず、ただ無言で頷いた。口を開いたら甘い吐息が漏れてしまいそうだった。
吉川の指が根本まで入った。一旦動きを止め、それから指を伸ばしたままぐるりと直腸内の広さを測る。
「ふうっ!」
「……あら、指先にウンチが当たるわよ」
「へえ。やっぱり浣腸慣れしてるのかしら。便意を感じる神経が弱っているのかも」
「そ、そんなこと……あっ!」
253 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/19(日) 19:39:59 ID:FJykF460
吉川が指先をぐっと曲げた。そして肛門の裏側を丹念に撫でる。
「痔核の裏側も、やっぱり大きいわねえ。……ほら理沙ちゃん、コリコリしてるのがわかるでしょ?」
「は、はい……やめてぇ……」
「ええと、他の痔核はどこにあるのかしら……っと」
吉川が指先で直腸内壁をこすった。粘膜が刺激され、理沙は便意にも似た痛みを覚える。そのとき、石本がすっと理沙の背中を撫でた。ひゃあ、と理沙は叫び、顔を上げて石本を見る。
「な、なんですかいきなり」
「あら、理沙ちゃんってもしかして、背中も性感帯なの?」
「そうじゃなくて……いきなりだからびっくりしたんですっ」
「あはは、ごめんごめん。でも理沙ちゃん、もの凄く背中が緊張してるわよ? それに久しぶりに運動したから筋肉が張ってるみたいだし、マッサージしてあげようかと思って」
「マッサージって……ひゃあ、やめて石本さん、くすぐったぁい、ひゃあ!」
理沙が短い腕を振って石本に抗議した。しかし石本はベッドの脇から、体重をかけて理沙の背中をほぐし始めた。脊髄にそって親指で壷を刺激し、特に肩から胸の裏にかけて丁寧にマッサージしていく。
「ひ、いた、痛い! 石本さんいた、いたたた!」
「そんなに力をこめてないわよ。凝ってると痛むらしいから、念入りにほぐすわね」
「や、そんな、あ、吉川さんも、そこ痛い、痛いです!」
「ふふ。こっちも大きな痔核を見つけたわよ? 腸壁の向こう側はスキーン腺あたりかしら」
「やあ……ひっ、痛い!」
「ここを刺激されると……ほら、気持ちいいでしょ?」
吉川は丁寧に指先で大きなしこりを刺激し続けた。それにあわせて直腸の肉ごしに膣壁が動き、理沙に今まで感じたことがない感覚を呼び覚ます。
「ほら、背中も結構ほぐれてきたわよ。もう痛くないでしょ?」
「は、はあ……」
理沙は息を吐いた。体温が上がり、全身の血流がよくなっていく。じわりと肛門が弛緩しはじめた。吉川は相変わらず丁寧に直腸をマッサージし続ける。石本が優しく理沙の背中をほぐし、理沙はやがて規則正しい呼吸を始めるようになった。
「ふふ、リラックスして。そんなに気持ちいいの……ってあら?」
石本がふと理沙を覗き込んだ。理沙は目を閉じて、うっとりした表情を浮かべている。規則正しい呼吸は深くゆっくり繰り返され、石本が手を止めても何の反応もない。
「……どうしたの?」
吉川も直腸マッサージをとめて石本に聞いた。すると石本は人差し指を口にあてた。そろりと動いて、部屋の片隅から大きめの毛布を取ってくる。
「寝ちゃったの?」
「ふふ、そうみたい」
呆れたように笑いながら石本がいう。吉川も苦笑して、ゆっくりと肛門から指を抜いた。先端が抜けたときは反動でぎゅっと締まった肛門も、やがてじわりと弛緩してくる。その下にある膣口は大きく開き、透明な液が零れ落ちている。吉川はそれを優しくぬぐった。
「……どうするの」
「しょうがないから、このまま部屋まで抱っこしていくわ。……考えたら、夕べは抜歯の痛みと熱であんまり寝てないみたいだったし。午後は休憩の予定だったからまあいいでしょう」
「ふふ。……エレベータを呼んでおくわね」
「ありがと」
石本は丁寧に理沙に毛布をかけなおした。慎重に体の下に毛布をいれ、ゆっくりと理沙を持ち上げる。胸の前でバランスをとり、石本は理沙の顔を覗き込んだ。無邪気に眠り続ける理沙は、いい夢でも見ているのか笑顔を浮かべていた。
チン、とエレベータの扉が開いた。扉が閉まらないよう吉川がドアに手を掛けて石本を手招く。石本はエレベータに乗ると吉川に無言でウインクした。吉川も無言で笑いかけた。
(続 く)
254 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/19(日) 19:43:38 ID:FJykF460
これでリハビリ編はひとまず終わり、以後「退院編」に続きます。
何とか年内に終わりたいと思っています。今しばらくおつきあいを。
菜月シリーズの作者様、毎回楽しみにしております(^-^)
羞恥描写がお上手なので大変勉強になります。これからも期待しております。
律儀に日曜日更新キタ!!
ワクテカしながら読ませてもらいました。
へ〜458氏が本を出したのか。って検索したらこんな感想が。
ttp://plaza.rakuten.co.jp/adultgoodsshop/ >最初の内はそこそこ面白かったので
>ぐんぐん読んでしまい、機内に持ち込んだ。
>話がだんだんと、エスカレートして
>現実味を帯びなくなってしまった退屈さと
>折からの多忙続きの体に鞭を打って働いていた疲れが合わさり
>ウトウトと眠りについてしまったのだ〜。
プロになっても作風は相変わらずみたいだなw
賛否両論は以前からだけどね。
俺はおいしく読ませてもらいましたよw
やはりエロにはリアリティが重要だよね
エロに必要なのはエロだ
現実感は三次元でおなかいっぱい
おいおい、現実感の全くないエロはだめだろw
架空の土星の病院の話で萌えるのか?
それにエロは3次元もいいだろう。実写も萌えるぜ。
>架空の土星の病院の話で萌えるのか?
のを3つも続けるなんて小学生でも書かないwwwww
)それにエロは3次元もいいだろう。実写も萌えるぜ。
三次元=実写
現実感を語りたいなら、少しは現実的な言葉を勉強しましょうwww
それとも釣りですか?wwww
数少ない同志なんだから、仲良くしようよ
前みたいなことになるの、もうやだよ、、、
みんなメール欄もたまには注目するといいんじゃないかな
亜人で萌えたりする俺としては、土星病院が大変気になる訳だが
宇宙系のスレでリクエストして見る
きっとリアリティ言ってる奴は純粋なんだろうな、正直うらやましい。
俺もお前みたいな時期があったよ、もう戻れない
265 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/25(土) 17:10:47 ID:w5oAgWfk
>>249-253の続き
※注意! この作品シリーズには全体としてグロ・残酷描写が含まれます。
苦手な人は読まないでください。
二重になったすりガラスの向こうから朝日が差し込んでくる。徐々に明るくなる部屋の中で理沙は目を覚ました。
(……うう……もう朝……?)
短く切り取られた腕を使って理沙が寝返りを打つと、部屋の片隅に置いてあるリハビリ器具が視界に入った。リハビリが始まって既に5日目。風呂上がりに毎日アナルと四肢をマッサージされているが、それでも全身に軽い疲労が蓄積されている。
石本が来るまでもうしばらく時間がある。理沙は再び目を閉じた。思い出せないけど、何かいい夢を見ていたような気がする。その続きが見られないかな、柔らかい枕に頬を載せながら理沙はゆったりと深呼吸をした。
そのとき、病室の扉が開いた。石本がワゴンを押しながら部屋に入ってくる。
「理沙ちゃんおはよう。あら、まだ寝てたの?」
石本の呼びかけに、理沙は名残惜しそうに目を開いた。石本が理沙の背中に手を添えて、彼女をベッドの上に起こす。そして彼女は、まずは暖かい蒸れタオルで理沙の顔を拭いた。そして寝癖のついた長い髪を梳り、その後ベッドの上にテーブルを広げて朝食を並べていく。
おかゆ、スープ、牛乳、すりおろしたリンゴ。ここ数日の献立はスープの種類を除けば朝昼晩まったく同じだった。理沙は思わず小さな溜息をつく。
石本がスプーンにおかゆを掬い、ふうふうと覚ましたあと理沙の口に運ぶ。理沙はちらりとワゴンの上を見た。保温器の横にはこれ見よがしに胃カテーテルが置いてある。諦めて理沙は口を開いた。味のないおかゆを口の中で転がし、ゆっくりと飲みこむ。
(……あれ、そういえば)
次に石本が差し出したスープを飲みながら理沙は思った。抜歯の翌日……リハビリが始まった日の夕方に、差し歯を入れるって話じゃなかったっけ。
理沙の口には未だ奥歯を中心に数本の歯が欠けていた。そのせいで今でも流動食生活が続いているのだが、今後の歯の治療については何も聞いていない。理沙はおそるおそる、次のスープを掬い始めた石本に尋ねてみた。
「あの、私の歯の治療なんですけど……」
「ん……ああ」
スープの中の小さなジャガイモの破片をスプーンの腹で潰しながら、石本が言いよどんだ。理沙は何か嫌な予感がした。石本が歯切れの悪い言葉を言うときは、決まってあとには辛くて苦しいことが待っている。
特に今回は歯の治療に関することだ。理沙は歯医者が最も嫌いだった。ご主人様の命令でも、唯一「歯の治療」だけはどんなお仕置きをされても拒否し続けてきた。ましてやあのサディストの天野先生の治療なら……。
「天野先生、藤原さんと話をされたようなの」
しかし石本は、スープをかき混ぜながら説明を続けた。
「手も足もないから、これから歯磨きはメイドさん辺りにしてもらうことになるでしょ? それにお口の中が雑菌だらけだと、フェラするときに危険だしね。ならいっそのこと、歯を全部抜いてしまったほうがいいんじゃないかって」
「え……? あの、それでご主人様は」
「さあ。そこから先は聞いてないわ。……あれ、顔色悪いけど大丈夫?」
「え……はい」
石本が心配そうに顔を覗き込む。理沙は力なく笑った。それから二人は無言で食事を続けた。おかゆとスープがなくなり、紙パックの牛乳をストローで飲む。摩り下ろしたリンゴを理沙の口に運びながら石本がようやく口を開いた。
「食事中にごめんなさいね。……お腹のほうはどう?」
そう言いながら石本はスプーンを置き、理沙の腹を軽く撫でた。理沙は黙って首を横に振る。
排泄も大切なリハビリ項目に挙げられていた。そのため入院以来欠かさず行われてきた浣腸はここ数日まったく行われていない。
「んー……昨日も一昨日も、確かお通じなかったわよね。それに痔のマッサージのとき、直腸に固い便があるって言われたし。あまり溜めるとまた痔が悪化するわよ?」
「……ごめんなさい」
「まさかとは思うけど、お浣腸してほしくて我慢してる……なんてことは」
「あ、ありません!」
理沙は顔を真っ赤に染めて反論した。ぷっと石本が笑う。そしてリンゴの最後の一口を理沙の口に運ぶと手際よく食事と机を片付け、ワゴンの下部からステンレス製の洗面器を取り出した。
ビニールシートを敷き、その上に洗面器を置く。洗面器の中にはトイレットペーパーが幾重にも敷かれていた。そして石本が理沙の腰に手をかけて持ち上げる。くう、と理沙は鼻を鳴らした。
266 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/25(土) 17:11:19 ID:w5oAgWfk
石本は膝立ちになって、理沙の太腿に手を掛ける。そして赤ん坊に用便をさせるような格好をとらせて、洗面器の上に跨らせた。理沙はきつく目を閉じた。そして下腹部の力を抜いていく。しばらくすると、ステンレスの洗面器に理沙の黄色い小水が注がれ始めた。
しゃららら……と軽い音を立て、洗面器の中がみるみる理沙のオシッコで満たされていく。理沙は大きく息を吐いた。赤ちゃんのような格好をさせられて用を足すことには、まだ強い抵抗を感じる。
「どう? ウンチのほうは出そう?」
石本が理沙の背中で尋ねる。理沙は口を閉じ、意識を肛門に集中した。ふるふると太腿が震える。ややぽっこりと膨らんだ腹が収縮を繰り返し、その度に理沙の鼻から息が漏れた。肛門が膨らみ、やがて全身からじわりと汗が流れ始める。
「……んっ、痛……いたた……!」
理沙が呻いた。盛り上がった肛門がじわりと開き、黒い塊がちらりと頭をみせる。
そのとき、ベッドの枕元に置かれた電話が鳴った。呼び出し音に理沙が驚き、その拍子に肛門がきゅっと締まった。石本が苦笑しながら理沙を床に下ろし電話をとる。理沙はもう一度大きな溜息をついた。久しぶりの排便をし損ねた肛門が名残惜しそうにひくひくと蠢く。
「……はい、理沙ちゃんに代わりますね」
一方、電話をとった石本はしばらくの会話ののち、受話器を手に理沙を手招きした。いぶかしみながらも理沙は四つんばいで石本の足元まで歩き、短い腕で受話器を肩に挟んだ。石本がにこりと笑う。理沙は不思議そうに石本をみながら話し始めた。
「もしもし……?」
『久しぶりだね、理沙』
「……ご……主人さま!」
途端に理沙は大きく目を見開いた。思わず立ち上がろうとして、ころんと倒れてしまう。理沙は慌てて電話機を拾い上げようとした。しかし焦ると余計にうまくいかない。石本が苦笑しながら理沙を起こし、電話機を渡した。理沙はもどかしげにしゃべり始める。
「ご主人さま……あの……あのっ……!」
『元気にしているようだね。手術の痕は疼いたりしないかい?』
「は、はいっ。あの……えと」
『リハビリも頑張っているようじゃないか。あと数日で退院できると聞いたぞ』
「はいっ! あの、あの」
『……理沙、少し落ち着きなさい』
電話の向こう側でご主人様……藤原が苦笑しているのが手に取るようにわかる。理沙の両目からは大粒の涙がこぼれ始めていた。石本がカメラを操作し、理沙の様子を映す。理沙はようやく生唾を飲み込み、息を整えながら話し始めた。
「あの……お仕事、忙しくないんですか?」
『ん? ああ、ここ数日は忙しくてね。ようやく家に帰ってきて、今は数日分の映像をまとめてみているところだよ』
「そんな……ごめんなさい、忙しいのにわざわざ電話していただいて……」
『いいさ。理沙のリハビリの様子は、なかなか面白いぞ』
電話の向こうで藤原が笑う。しかし理沙はかあと頬を染めた。ロードランナーによるリハビリの様子を観ているのだろうか、電話の向こうからは微かに鞭の音と理沙の悲鳴が聞こえる。
『ところで理沙、さきほどまで虫歯治療の映像をみていたんだが』
「はい?」
『……入院している間にずいぶん我侭になったようだね』
理沙が息を飲み込んだ。何か言おうとするが、口の中が乾いて舌が上あごに貼りつく。
『あと数日で退院できると聞いていたが、この分ではまだまだ病院でリハビリを続けてもらわないといけないかな』
「そんな……そんな……」
理沙がやっとの思いでそれだけを告げた。ようやくじわりと湧いた生唾を飲み込む。開いたままの口の中に塩辛い涙が流れ込んだ。
『……理沙』
「は……い」
『反省しなさい。今日は一日リアルタイムにお前の様子を観ている。今日の様子で退院日を決めよう』
「ご……しゅじ!」
叫ぶように理沙が電話に告げた。しかしその言葉を終わりまで聞くことなく、藤原は電話を切る。プッという切断音が、理沙には奈落の底へ落ちていく音のように聞こえた。
電話が終わったことを確認し、石本が理沙から電話器をとる。理沙は瞬きすることなく、大きく目を見開いてカメラを見つめていた。理沙は必死に考えた。ご主人様に許してもらう方法を。自分のご主人様に対する思いを伝える方法を。
そして理沙は、息を飲み込んだ。石本がカメラを片付けようと手を伸ばす。しかし理沙はそれより早く、ぎゅっと目を閉じて一息で叫んだ。
「……石本さん、理沙の歯を全部抜いてください!」
267 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/25(土) 17:11:55 ID:w5oAgWfk
すりガラスの向こうが赤から黒に変わる頃、石本が理沙を抱えて病室を出た。
「……しかし、驚いたわ。いきなり『歯を全部抜いてください』だもんね」
エレベータに乗りながら石本が苦笑する。理沙も笑ったが、その笑みは力ないものだった。全身が小刻みに震え、歯もカチカチ鳴っている。そしてエレベータが診療室のある階に止まったとき、理沙はビクッと大きく震えた。
「……ホントにいいのね? ご主人様への忠誠を示す方法ならほかにも……」
「いえ……いいんです」
念押しをする石本に理沙が小さく告げる。石本は溜息をつきながらエレベータを降りた。
診療室には吉川しかいなかった。複数台のカメラが設置されたベッドには理沙の四肢を固定するための鎖が幾つもつながれ、傍らには歯の治療に使う道具がずらりと並べられてある。ベッドの上に寝かされた理沙を、二人の看護師が手際よく縛り始めた。
「ん……」
まずは腹部がベルト状の拘束具で縛られる。両脇のリングに鎖が嵌められ、理沙は起き上がることができなくなった。しかし理沙は自分から四肢を伸ばし、石本たちが体を固定しやすいようにする。
腕は左右に水平に固定された。足は大きく開き、秘裂のみならず肛門まではっきり見えるような格好で縛られる。最後に首にもベルトが巻かれた。そして後頭部のヘッドカバーが外されると、理沙の頭がぐっと下がった。自然と大きく口を開いた格好になる。
(……ああ……)
顔をアップで写すカメラが理沙の眼前にあった。股間や全身を写すカメラもある。この向こうにご主人様がいる。そう思うと理沙はこれからの治療に耐えられるように感じた。
ふと思いついたように、石本が理沙の下腹部を撫でた。
「ひゃあっ!」
「理沙ちゃん、今のうちにオムツつけてあげようか。治療中に漏らしたら大変でしょ?」
「ああ。そういえば今日もウンチはしてないんだっけ」
くすくすと笑いながら吉川が近くの棚へオムツを取りにいく。しかし理沙は吉川の背中をみながら告げた。
「あの……オムツは、つけないでください」
「え?」
「ご主人様が見ていてくださるんです。……あの、絶対お漏らしなんかしませんから」
「……そう。ただ念のため、お尻の下にタオルは敷かせてもらうわね」
苦笑しながら吉川が隣の棚から数枚のタオルを手に取った。そして石本と二人で理沙の尻の下にタオルを重ねていく。その作業が終わったとき、チンと音がしてエレベータの扉が開いた。
「お待たせー。ごめんごめん。道路が渋滞しててさあ」
「天野先生お疲れ様です。患者さんの準備は終わってますよ」
白衣を纏った女医が吉川の声ににっこりと微笑んだ。そしてぺろりと赤い唇を舐めながらゆっくり理沙に近づいてくる。
「やあ理沙ちゃん、お久しぶり。でもどうしたの、自分から『歯を全部抜いてほしい』だなんて」
手袋を嵌め、理沙の口腔を覗き込みながら天野が尋ねる。しかし理沙は、無言で大きく口を開き続けていた。自分から望んだこととはいえ、またカメラの向こうにご主人様がいるとはいえ、やはり怖いものは怖い。理沙はその恐怖とひたすら戦い続けていた。
「……ま、しかしこれで、理沙ちゃんのために作っていた差し歯が無駄になっちゃったわね。入れ歯に作り直さなきゃ」
「……あ、ごめんなさい」
口の中から指を抜いた天野に、理沙が詫びた。しかし天野は傍らの治療器具セットをチェックしながら楽しそうに告げる。
「いいのよ。その分の償いは理沙ちゃん自身にしてもらうから。吉川さん、私が指示したとおりの措置はしてくれた?」
「はい。そこのボタンを押してもらえれば」
戸惑う理沙を無視して、天野は吉川に尋ねた。吉川は治療器具の傍らに置かれた四角い箱のスイッチを指し示す。天野は嬉しそうにそれに手を掛けると、にやりと笑いながら不思議そうな表情を浮かべる理沙に向き直った。一拍の間をおいてからそのスイッチを押す。
「……はがあっ!!」
途端、理沙の体に激しい電流が流れた。手や足の鎖から伝わるその痛みに理沙はベッドの上で跳ね上がる。一瞬のショックだったがその痛みは全身を震わせた。全身からどっと汗が噴き出し、心臓の鼓動が激しくなる。やっとのことで息を継ぎながら理沙が尋ねた。
「な……なんですか今のは……っ」
「電気ショックよ。大丈夫、死にはしないから」
「そ……んなあ……どう、して……」
「歯を抜いたら痛みで気絶しちゃうでしょ? そうしたらこれで起こしてあげる。大丈夫よ。要は気を失わなければいいんだから」
「ひ……!」
「ふふ。怖気づいた? 『やめて』って言ったら、いつでも治療はやめてあげるわよ」
268 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/25(土) 17:13:13 ID:w5oAgWfk
おそらく石本から事情を聞いている天野は、サディスティックな微笑みを浮かべてそう告げた。理沙はくっと歯を食いしばった。先ほどの痛み、そしてこれからの痛みを思って覚悟が揺らぐ。
しかし理沙は涙で濡れる目を瞬かせて、眼前にあるカメラをみた。深呼吸を幾度も繰り返し、なんとか呼吸を落ち着かせる。そして理沙はおずおずと再び大きく口を開いた。
「今日も全部の歯を麻酔なしで抜くわよ。いいわね、絶対に口を閉じちゃダメだからね」
天野は鉗子を手にとりながら理沙に告げた。理沙を怖がらせるようにカチカチと鉗子を目の前で鳴らす。しかし理沙は緩く目を閉じて、ゆったりと呼吸を繰り返していた。
鉗子が前歯を掴んだ。理沙の細い眉毛がぴくりと震える。
(……ご主人様……)
理沙が心の中で呟く。鉗子はしばらくそのまま止まっていた。が、やがてゆっくりと力が込められていく。歯が潰されそうなほどきつく挟まれ、そしてゆっくりと抜かれていった。歯に繋がった血管や神経が伸長し、理沙はきつく目を閉じる。
ぷち、と音をたてて神経が切れた。反射的に口を閉じそうになるが理沙は必死にそれを押しとどめる。口の中に錆びた鉄の味が広がった。鉗子を持つ天野の手が小刻みに震える。それが歯の根本を揺らし、理沙は涙を流しながら痛みに耐え続けた。
「は……はおあ……ああ……!」
ぶちぶちぶち、と立て続けに神経の切れる音がする。そして数瞬ののち、ぶつっと野太い音を立てて理沙の前歯が抜かれた。
「はああああっ!」
と同時に理沙は断末魔の悲鳴をあげた。手足を拘束している鎖が軋み音を立てて限界まで引っ張られる。全身から噴き出した汗が周囲に飛び散り、やがてがくりと全身の筋肉が弛緩する。
「あらあら。やっぱり気絶しちゃったのね」
「麻酔なしで抜歯されたら普通は気絶しますよ……あら?」
妖艶な笑みを浮かべる天野に苦笑しながら、石本が理沙の下腹部を見た。その声に促され、吉川や天野も理沙の秘部を覗き込む。意識を失った理沙の秘裂からは噴水のように黄色い液体が噴き出していた。そしてその下にある肛門からは黒い塊が次々と溢れ出してくる。
「ふふ。3日ぶりのお通じか。……せっかく痔が治りかけてたのに、これでパーですね」
吉川が肩をすくめて天野に答えた。排泄が一通り終わったところで、下に敷かれたタオルを取り除く。タオルは理沙のオシッコを吸ってぐっしょりと濡れていた。どす黒く固まった大便には血がついており、また痔が再発したのかと吉川は思った。
しかし、理沙の下腹部についた尿と大便を拭いていた石本がそれを否定した。
「ちがうわよ。理沙ちゃんのアナル、切れてないわ」
「え、じゃあこの血はなに?」
吉川は廃棄しかけたタオルを開いてまじまじと理沙の便を観察した。直腸および肛門からの出血でなければ、大腸の奥が傷ついているという証拠でもある。
しかし石本は笑って、吉川を手招いた。そして理沙の秘裂を指で開く。途端、理沙の膣口からどろりと血が流れ落ちた。
「……ああ、生理?」
「そうね。考えてみたら1ヶ月近く入院してるんだから」
ふ、と石本が苦笑しながら丁寧に経血をふき取った。吉川も笑いながら手に持ったタオルを廃棄用のビニール袋に捨てた。
「なるほど。だから便秘気味だったのかもね」
女性は生理前に便秘になりやすい。石本と吉川は理沙の尻の下に紙オムツを敷いた。秘部を隠さないでほしいというのは理沙の願いでもあった。膣口に脱脂綿を貼ることもできるが、きっと理沙はそれを嫌がるだろう。二人は理沙の気持ちを汲んだ。
ひととおりの手当てが終わると、天野が電気ショックのスイッチに手を掛けた。二人の看護師が理沙から離れる。そして天野がスイッチを入れようとしたとき、理沙が呻き声をあげながら目を覚ました。
「……あらあら、タイミングが悪いわね」
残念そうに天野が舌打ちをする。朦朧とする理沙に、石本が状況を説明した。かあ、と頬を染める理沙の顔を覗き込みながら天野が鉗子を振り回した。
「さて、二本目いきましょうか」
すっと天野が目を細めた。反対に理沙は瞳を大きく見開いて天野の顔を凝視する。
「今回は虫歯治療じゃないから、理沙ちゃんが嫌だって言えばそこでやめてあげるわよ。どうする?」
「………………あの」
ごくりと口の中の唾と血が混じった液体を飲み込んでから、理沙が口を開いた。
「続けてください……」
その言葉を聞いて天野がにやりと笑った。そして鉗子を持ち直し、ふたたび理沙の口の中へ挿入する。理沙は目を閉じる前に、もう一度だけちらりとカメラを見つめた。
(続 く)
理沙ちゃんモエ
モエモエモエモエッ!
271 :
sage:2006/11/29(水) 04:46:42 ID:zTOsOLED
女だけどモエ。すず那たんになりたい
273 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/01(金) 22:09:04 ID:7f0V9VBD
>>265-268の続き
※注意! この作品シリーズには全体としてグロ・残酷描写が含まれます。
苦手な人は読まないでください。
不思議なことに、楽しい夢の内容は目覚めたあとで思い出すことができない。しかし悪夢はいつまでもはっきり覚えている。
理沙がさっきまで見ていた夢は、まさしく後者であった。大きく口を開けさせられ歯を次々と抜かれる夢。
理沙がどれほど泣き叫び、許しを乞うても四肢を拘束している鎖が解かれることはない。そして天野先生をはじめ、石本や吉川、さらにはご主人様までもが楽しげに笑いながら代わる代わる理沙の口の中に鉗子を差し込み、無造作に歯を抜いていく。
抜かれたはずの歯はまたすぐに生えなおし、いつまでも何度でも、麻酔なしで抜歯が繰り返される。その度に気を失うほどの痛みが全身を駆け巡るが、気絶することはできない。
「嫌あぁぁぁぁ! 許してぇぇぇ!!」
「理沙ちゃん」
子供のように頭を振って嫌がる理沙の顔を石本が抑えつけた。真ん丸になるまで見開いた理沙の瞳に石本の顔が迫った。そして先ほどまでの狂気じみた笑顔に代わって、神妙な、悲しむような、そして慈しむような微笑を浮かべながら静かに告げる。
「……理沙ちゃん、さようなら」
目を開けたとき、部屋の中はまだ薄暗かった。理沙の全身からは滝のように汗が流れ、鼓動は心臓が破裂するのではないかと思うほどに激しい。脳が先ほどまでの事象を夢だったと認識するまで、たっぷり数呼吸の時間がかかった。
(……ああ……あれから何日たったんだろ……)
ぼうっとする頭で理沙は記憶を辿った。天野先生に全ての歯を抜かれ終わったあと、急に高い熱がでた。
入院生活のストレスやリハビリの疲労が、抜歯をきっかけとして一気に顕れたのかもしれない。あるいは不順だった生理が突然始まったことで体のバランスが狂っていたのかもしれなかった。
いずれにせよ、理沙は以来ずっと寝たきりの生活をしていた。腕には点滴の針が差し込まれ、栄養と抗生剤が注入されている。下半身には、生理出血に対応する意味もこめてオムツが当てられた。
理沙はオムツ交換や体を拭かれるときに幾度か目を覚ましたが、ここ数日の記憶はかなり曖昧だった。熱でうなされていたためどこまでが現実であったのか、またその順番もあやふやになっている。もしかすると幾つかの出来事は夢だったかもしれない。
ふう、と理沙は溜息をついた。熱はかなり下がったようだ。額に張られた冷却ジェルが生暖かくなって気持ち悪い。無意識にそれをとろうと理沙は右手を動かした。そして自分の腕が短く切られていることを改めて思い出す。
もう一度理沙は目を閉じた。しかし、熱が下がったばかりの脳は妙に冴えており再び眠ることをよしとしない。また、先ほどの悪夢の記憶が明確に残っているため、睡眠に対する恐怖感もあった。
思い出したくもないのに、脳が勝手に先ほどの悪夢を再生する。と、理沙はふと夢の最後を思い出した。石本が理沙の顔に手をあて、「さようなら」と呟いた場面。
(……あれ、あれって夢だったのかな)
目を開いて理沙はじっと天井をみつめた。それは確かに夢の中での出来事だった。しかしそうだと言い切れない何かを感じてもいた。熱に浮かされている間現実に体験したようなリアルな感覚。しかし同時に、何かヴァーチャルな体験であったような感覚もある。
ふう、ともう一度溜息をつく。石本さんには明日の朝、尋ねてみたらいい。むしろそれより、理沙は気がかりなことがあった。
(ご主人様、許してくださるかな)
枕元のカメラを眺めながら理沙が思いをめぐらせる。総抜歯の罰を自ら申し出たが、本当にこれで反省の気持ちが伝わっただろうか。本当に、許してもらえただろうか。
暗い部屋の中でじっとカメラを見つめていたら自然と涙が溢れてきた。理沙はその顔を写されるのが嫌でごろりと寝返りを打つ。と、理沙は部屋の様子が変わっていることに気づいた。壁際に並べられていたリハビリ用の機械がすべてなくなっている。
理沙は幾度か目をしばたたかせた。部屋の逆方向に置かれているのかもしれないと思い、もう一度寝返りをうってみる。しかしどの方向を見ても、リハビリ機械の姿はなかった。
(もしかして……)
理沙は口の中が徐々に乾いてくるのを感じた。機械がなくなっているということは、退院できるんじゃないか。……いや、実は別室に動かしただけかもしれない。
最良の出来事と最悪の事態。その両方が交互に理沙の脳裏に浮かんでは消えた。それを考え続け、理沙はついにその後まんじりともせずに夜明けを迎えた。
274 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/01(金) 22:10:06 ID:7f0V9VBD
「理沙ちゃんおはよう。熱は下がったかしら?」
やがて部屋の扉が開き、看護婦が部屋に入ってくる。理沙はベッドの上にもぞもぞと起き上がり、それが石本ではなく吉川であることに驚いた。
吉川はワゴンをベッド脇まで押してくると理沙の額から冷却ジェルをはがした。そして理沙のオムツの間から伸びる小さなコードの先端についた機械を手に取る。そこに表示された液晶の数字を見ながら吉川は満足そうに笑った。
「……うん。だいぶ下がったわね。どう理沙ちゃん、食欲ある?」
「ふぁい。あの、いひもほふぁんは……」
吉川の問いかけに理沙が口を開いた。が、その不明瞭な言葉に自分で驚きはっと息を呑む。吉川が苦笑しながら説明した。
「歯を全部抜かれてるんですもの。そりゃしゃべりにくい筈よ。……今日中には天野先生が入れ歯を持ってきてくださる予定だから、もう少し我慢してね」
「ふぁ、ふぁい……。ほれで、いひもほふぁんれふが」
麻痺したように重たい舌を動かしながら理沙が必死で尋ねる。テーブルを広げワゴンの上から重湯の皿を移しながら、吉川は少し言い淀んだ。そして、さもなんでもないような口調を装って告げる。
「辞めたわ。昨日づけで」
「え……?」
「何か急に転職することになったんですって。私も驚いてるのよ」
理沙は呆然と目を見開いた。あの夢はやはり夢ではなかったのだ。我知らず両方の瞳から涙がこぼれる。吉川はあわててティッシュで理沙の顔を拭った。それでも後からとめどなく涙は溢れてくる。
吉川は一口も手をつけないまま重湯を片付けた。そして代わりに薄いお茶の吸い口を差し出す。理沙は震えながら、それを一口だけ飲んだ。ごくりと喉を鳴らし、久しぶりの水分を胃に流し込む。理沙ははあと息をついだ。吉川がもう一度涙をぬぐう。
「どう、落ち着いた?」
「ふぁい……れもろうひて?」
「……さあ。ヘッドハンティングされたらしいけど」
まだ涙を流し続ける理沙を見ながら、吉川は苦笑した。そしてお茶を片付け、点滴の針をそっと抜く。テーブルを戻し終わると吉川は理沙の肩に手を掛け、彼女をやさしくベッドに寝かせた。そして下半身を覆うオムツのカバーを外す。
石本に思いを馳せていた理沙は股間が外気に触れたのに気づき、頬を赤らめた。
「あ……」
「ふふ。生理も終わったみたいね。でもあまりオシッコが出てないわね。理沙ちゃん、尿意はない?」
「ふぁい……」
お絞りで理沙の股間を拭いながら吉川が理沙に尋ねる。そして吉川は理沙の足をぐっと開いた。そして肛門から伸びるコードを手に取る。そのとき理沙は、初めて肛門に違和感があるのに気づいた。ちらりと理沙を一瞥したあと、吉川がコードを引っ張る。
「あ……!」
「あら、そんなに痛くないでしょ? 直腸用の体温計なんて、この間までのプラグに比べれば細いものじゃない」
言いながら吉川は理沙の直腸に埋め込まれていた黒い体温計を抜いた。コードがついたそれは人差し指ほどの大きさで、黒いゴムで覆われている。リモコン機能や血圧測定などの機能がついていない分、先日までのアナルバイブとは比べ物にならないほど大人しい機械であった。
「痔がなかったらあのプラグを入れてあげたいところだったんだけどね。まあ、体温さえ測れればいいからこれを入れておいたのよ」
コードを指で挟みながら吉川が説明する。振り子のように揺れる黒いゴムをみながら理沙は顔をしかめた。直腸の独特な臭いがあたりに漂い始め、吉川は先ほどのお絞りでゴムを拭い、ワゴンの上に置いた。
「ところで理沙ちゃん、ウンチのほうはどう? 抜歯のときに派手にして以来便通がないけど」
「ふぁ……」
「絶食していたって出るものは出るのよ。まあ熱が続いて便もカチカチに固まっているから、便秘気味になってると思うけどね。……そうね。どうせ今日で最後だし、あとでたっぷりお浣腸をしてあげるわ」
「ふぇ……?」
不思議そうに理沙は吉川を見上げる。吉川は笑いながら言った。
「おめでとう理沙ちゃん。いよいよ今日、退院よ」
275 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/01(金) 22:11:00 ID:7f0V9VBD
午後の退院を伝えられて以来、理沙はずっとそわそわしていた。期待と不安が膨らみ、意味もなくベッドの上でごろごろと左右に転げまわる。幾度か勢い余ってベッドから落ちるが、そのたびに独りで笑いながらベッドの上に這い上がってはまた同じように転がり続ける。
扉が開く音がした。理沙ががばっと起き上がる。
「あらあら。すっかり元気になったのね」
しかし部屋に入ってきたのは天野女医と吉川だった。理沙はあからさまに残念そうな表情を浮かべる。しかしそれを気にする風もなく、二人の女性は理沙のベッドに近づいてきた。天野は微笑みながらポケットからラテックスの手袋を取り出して右手に嵌める。
「退院おめでとう理沙ちゃん。ほら、あーんして」
言いながら天野は理沙の唇に手を掛けた。理沙はおずおずと口を開く。天野は胸ポケットからペンライトを取り出し、理沙の口内を覗き込んだ。指先で抜歯の痕をぐいと押され、痛みに理沙は目を閉じた。
「ふふ、術後は良好ね。特に化膿もみられないし」
「あお……」
「そうそう、理沙ちゃんに私からの退院祝いがあるの」
「ふぁ?」
いぶかしみながら理沙が薄く目を開く。と、天野は吉川に左手を伸ばしていた。吉川が布の包装を解いてその中身を天野に手渡す。天野はまだ理沙の口内に入れたままの右手で彼女の口を大きく開き、その中に手渡された品物を差し込んだ。
「ふぉ……! おお?」
「入れ歯よ。ほらもう少し口を開きなさい」
ぐっと入れ歯が口の奥に入ってくる。異物感に理沙はむせ返るが、天野は全く躊躇せずに上下の入れ歯をセットした。そしてようやく手を抜き、理沙の唾液で濡れた手袋の匂いを嗅ぎながらにやりと笑う。
「どう? どこかぶつかって痛いとか、そういうことはない?」
「え……ふぁい」
言われて理沙はおそるおそる口を動かしてみた。カチカチと入れ歯がぶつかりあう音がする。固定されていないので少々ぐらぐらするが、特に違和感はない。
「……らいじょうぶれす」
「ふふ。じゃあ固定してあげるわね」
天野は理沙の横に腰掛け、彼女の口から入れ歯を抜いた。そしてそれぞれに固定用の薬を塗り、再度口の中へ差し込む。理沙はもごもごと何度か口を動かした。やがて入れ歯が口内の肉に貼り付く。入れ歯の内側を舌で舐めながら、理沙はふうと溜息をついた。
「どう?」
「はい。大丈夫です。……あの、ありがとうございました」
「いいのよ。退院に間に合ってよかったわ」
天野が優しく微笑みながら理沙の頭を撫でた。吉川が布を天野に手渡しながら告げる。
「理沙ちゃんの退院に間に合わせるため、天野先生は大急ぎで入れ歯を作ってくださったのよ。それも、理沙ちゃんの元の歯並びになるべく近い形になるように」
え……と理沙が驚いたように天野の顔を見た。確かに舌で感じる口内の感触は、以前の自分の歯と大して変わりがないようにも思える。天野は理沙の唇をめくり、今入れたばかりの入れ歯を見ながら吉川に話しかけた。
「でも今日が日曜日でよかったわ。……平日だったら絶対こんな時間に来れないもの」
「え? 吉川さん、今日は日曜日なんですか」
理沙が吉川を見上げた。吉川は苦笑しながら答える。
「ああ、この部屋にはカレンダーがないものね。そう、今日は日曜日。だから藤原さんも今日を退院日に選んだんじゃないかしら」
しかし理沙はふと表情を曇らせた。ご主人様は仕事中毒で、ママがまだ生きていた頃からずっと、土日も関係なく仕事に没頭していた。入院前も数日に一度しか逢えず、理沙は毎日寂しい思いをしていた。
だからこそ、ご主人様の気を惹きたくて四肢切断の手術を望んだのかもしれない。
そう考えると理沙は鼻の奥につんと痛みを感じた。涙腺が緩み涙がこぼれそうになる。吉川が心配そうに理沙の顔を覗いた。慌てて理沙は目を幾度が瞬いた。
「どうしたの?」
「いえ……。ご主人様は『仕事に土日祭日は関係ない』って人ですから」
「ふふふ。そうかしら」
理沙の言葉に天野が含み笑いを漏らした。そして腕時計をちらりと見ると、吉川に目配せをする。吉川が微笑みながら理沙の目線に腰を曲げた。
276 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/01(金) 22:11:46 ID:7f0V9VBD
「じゃあ理沙ちゃん、もう少ししたら藤原さんがお迎えに来られるわ。それまでに最後の診察を済ませて、あとお風呂にも入りましょうね」
「……はい!」
理沙がぱぁっと表情を明るくした。それを見て天野がポケットから細くて長い鎖を取り出し、吉川に手渡す。吉川はくすっと笑うと、鎖を片手に理沙をそっとベッドの上に寝かせた。
「理沙ちゃん、ごめんね」
「え、あの、その鎖はなんですか?」
不安げに理沙が吉川を見上げる。しかし吉川はぺろりと自らの指先を舐めると、その指を理沙の下腹部に這わせた。そして理沙の秘裂の頂上にある剥き出しのクリトリスをつまみあげる。
「やっやだ……痛い、痛いです!」
しかし吉川は理沙の抗議に耳を貸さず、鎖の末端についたリングをクリトリスの根本に固定した。陰核が絞り上げられる痛みに理沙が呻く。吉川はその鎖を天野に手渡すと、理沙を抱えて絨毯の敷かれた床に降ろした。
「さあ理沙ちゃん、診察室まで行きましょうか」
「え……あの、まさか」
四つんばいのまま、理沙は天野を見上げた。吉川が理沙の長い髪をうなじでまとめてゴムで止める。はらりと髪が肩口から床に垂れた。天野は鎖をぐいと引っ張った。クリトリスが引かれ、冷たい鎖が秘裂に食い込む。
「ひあっ!」
「ほら早く歩きなさい」
「で、でもこれじゃ……」
「まるで犬の散歩みたいでしょ? そうそう、この鎖がクリちゃんから外れたらお仕置きをするから」
「そ……んな……」
「ごめんね理沙ちゃん。ほら、早く行きましょ」
吉川が扉を開いた。天野が鎖を揺らす。その音に理沙はおずおずと歩を進め、しんと静まり返った廊下へ出た。リノリウムの床は思った以上に冷たい。ごくっと喉を鳴らし、理沙は歯を食いしばって一歩ずつ廊下を進んだ。
「ふふ。理沙ちゃんのお尻は小さくてかわいいわね」
「うう……」
「ところで理沙ちゃん。アソコがエッチなお露で濡れ始めているようだけど、どうして?」
「そ、そんなこと……」
理沙は自分の秘裂が天野に丸見えになっていることを意識した。立ち止まると天野が強く鎖を引っ張る。陰核が千切れるほどに伸びた。リングが外れかけ、陰核を瓢箪のような形に歪ませる。敏感な器官を締め上げられる痛みに理沙は叫び声を上げた。
天野が再び鎖を揺らした。
「ほら、誰が止まっていいと言ったの? 早く歩きなさい」
「……はい」
「ふふふ。退院したら藤原さんに毎日こうやって散歩に連れて行ってもらったら? リハビリにもなって一石二鳥かもよ」
楽しげに天野が笑った。吉川が理沙の脇を抜け、先に歩いてエレベータの扉を開く。理沙は顔をあげて、ただそれに乗ることだけを考えて歩き続けた。吉川が先に中へ入って振り向く。と、扉がゆっくりと閉まりかけた。
理沙は慌てて歩みを速めた。しかし天野は立ち止まって鎖をぐいとひく。その途端、陰核に結ばれていた鎖が解けた。え、と理沙が立ち止まる。しかし既に遅かった。解けた鎖は軽やかな音をたてて床に落ちる。
吉川がエレベータの扉を開くボタンを押して理沙をエレベータに載せた。理沙は恐る恐る振り向く。天野は鎖をゆっくりと手繰り寄せ、掌に巻いていく。そして汗や愛液で濡れた末端を舐めながら妖艶な微笑みを浮かべる。
天野は鎖を撫でながらゆっくりとエレベータに乗りこんだ。吉川が扉を閉め、診察室の階数ボタンを押す。ゆっくりとエレベータが動き始めた。
大きく息を吸い込みながら、天野は理沙を見下ろした。理沙は四つんばいのまま震える瞳で天野を見上げている。
「あ、あの……」
「理沙ちゃん」
天野が満面の笑みを浮かべた。掌から鎖を解き理沙の眼前に落とす。エレベータが診察室の階に止まった。扉が開くまでのわずかな間、天野はかすかに首をかしげながら告げる。
「どんなお仕置きがいい?」
(続 く)
今週は金曜日キタこれ
作者様お疲れさまです。
その調子でガンガって下さい。
まじイイ!
280 :
sage:2006/12/03(日) 12:18:25 ID:qRK5ioyt
菜月に期待!
>>280 禿同
俺も菜月がどうなったのか早く知りたい
282 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/03(日) 21:25:49 ID:te4/4xcP
女だけど、菜月楽しみにしてる。
私も女だけど、(ry
私も女だけど、菜月楽しみにしてる。
けっこう女いるんだね。
股間に棒を垂らした女が多いな・・
ふたなりがたくさん潜伏してるインターネッツですね
どっちでもいいよ、面白いSSがよめりゃそれで
あたしも女だけどもっと興奮する小説が読みたいわ
289 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/09(土) 17:29:35 ID:AvkvB+C/
>>273-276の続き
※注意! この作品シリーズには全体としてグロ・残酷描写が含まれます。
また今回は排泄行為に関する描写があります。苦手な人は読まないでください。
診察室のベッドに寝かされ、理沙は胸に聴診器を当てられていた。
「んー、ちょっと緊張してる? 脈が速いわよ」
「……」
吉川が理沙の心音を聞きながら苦笑する。しかし理沙は彼女の言葉を聞いていなかった。理沙の位置からはちょうど死角になっている場所で天野が引き出しを次々と開けながら、理沙に対する「お仕置き」を検討している。理沙にはそれがずっと気になっていた。
彼女の視線に気づき吉川が聴診器を外しながら笑う。
「大丈夫よ、もう歯はないんだし。それにもうすぐ藤原さんにお返しするんですもの、そんなキツいお仕置きはされないと思うわよ」
「そ、そうですか……?」
理沙が不安げに吉川を見つめた。吉川はポケットから取り出した巻尺で理沙の身長やスリーサイズを測定しながら曖昧に笑った。
「理沙ちゃん、ちょっとだけど胸囲が大きくなってるわよ」
「え、本当ですか?」
「胸囲とバストでは測り方が違うけどね。あとウエストも大きくなってるから、退院してからもリハビリは続けなさい」
「う……」
一瞬ほころびかけた理沙の表情がたちまち曇る。それをみて吉川はもう一度声を上げて笑った。その声に惹かれるように天野がワゴンを押しながら戻ってくる。理沙は大きく身震いしながらワゴンを見た。
しかし白い布がかけられているためその下にあるのが何なのかは分からない。
天野がベッドの横で腕を組み、理沙を見下ろした。泣きそうになりながら理沙が天野を見上げる。
「あの……」
「吉川さん。理沙ちゃんを逆さまにしてくれない?」
口を開きかけた理沙を無視して天野が吉川に命じた。吉川はベッドの上に乗り、理沙の腰に手を掛ける。理沙はぐっと口を固く結んだ。尻が持ち上げられ、頭だけがベッドにつくような体勢にされる。
天野が理沙の腰に手を当てた。そして吉川に、理沙の正面に移動するよう命じる。吉川はベッドの上をゆっくり動き、理沙を足の間に挟むような形で彼女の正面に座った。そして短い太腿をそれぞれの手で握り、理沙が倒れないようにする。
次に天野は吉川に理沙を持ち上げさせた。ベッドから頭が離れると、天野はその下に大きくて透明なビニール袋を広げ、その内側の底に再び理沙を降ろすよう命じる。不安そうな表情を浮かべながら理沙が天野とワゴンを交互に見た。
その様子を見下ろしながら天野は舌なめずりをした。そしてワゴンを覆う白い布に手を掛ける。
「そおれっ!」
掛け声とともに天野が布をめくった。しかしそのまま、天野は布を理沙の顔面に投げつける。突然のことに理沙は慌てて顔を振ったが、布は顔の上にかかり彼女の視界を完全に奪った。
ガラガラとワゴンがさらにベッドの脇へ動いてくる音がする。天野がベッドに乗り、理沙の背中側に座った。吉川が驚いたような声を上げる。
「まあ先生、それを使われるんですか?」
「ふふふ。お仕置きにはうってつけでしょ」
「それはそうですけど。でも先生、私もそれは一度も使ったことがありませんよ」
「あらあら。それじゃ理沙ちゃんが初めての犠牲者となるわけね」
理沙の傍らで、何かの瓶の蓋が開く音がする。そしてその中身が別の容器に注がれた。トクトクという音が理沙を一層不安にさせる。吉川が天野に声をかけた。
「先生、ちょっと濃度が高くないですか?」
「いいじゃない。お仕置きなんですもの」
「う……あ、あのっ……何をしてるんですか?」
たまらず理沙が二人に声をかけた。しかし二人はくすくすと笑うばかりで何も説明をしてくれない。理沙の不安はさらに大きくなった。よっ、と声がして天野が動く。ちゅーっという音がワゴンの上から聞こえた。その音に聞き覚えがあった理沙はごくりと唾を飲み込む。
「あの、もしかしてお浣腸ですか?」
「ピンポーン。でも、ただのお浣腸じゃないのよ」
吉川が楽しげに笑いながら、理沙の顔にかかっていた布をとった。そして理沙は、そこに見えたものに一瞬呆然とし、直後に激しく暴れ始めた。
290 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/09(土) 17:30:41 ID:AvkvB+C/
「や、やだやだそんな……!」
「こら理沙ちゃん、暴れたら危ないでしょ」
「で、でもそんな大きいの……無理です、許してぇっ!」
吉川が理沙の足から片手を離し、彼女の尻を叩く。そしてそのまま腰を抱えると、もう片方の手を理沙の肛門にあてがい、その窄まりをぐっと開いた。
「いやぁっ!」
叫び続ける理沙の肛門に、天野が残酷な微笑みを浮かべながら浣腸器の嘴管を差し込む。その太さに理沙はひいと呻いた。
天野が手にした浣腸器は単なるガラスの浣腸器だった。しかしそのサイズは、今まで理沙がみたこともないものだった。内容量が1リットルを超えるその浣腸器は円柱の底だけでかなりの大きさがあり、中に満たされた液体の向こうに天野の笑顔が歪んで見える。
理沙の肛門に先端が差し込まれると、シリンダが自重でゆっくりと沈み始めた。シャワーのように勢いのある注腸に理沙は忽ち強い便意を感じ始める。
「うあ……苦しい……!」
「あらあら。まだ300ccも入ってないのにもうギブアップ?」
「先生、50%のグリセリン浣腸はキツいと思いますよ」
吉川が苦笑する。理沙は薄く眼を開けてちらりとワゴンをみた。ワゴンの上にはステンレス製の桶と1リットル入りのビーカー、そして容量が500ccのグリセリンの瓶が置いてある。ビーカーのなかには水が半分残っており、グリセリンの瓶は空になっていた。
「ほらお腹の力を抜きなさい。シリンダが止まってるわよ」
「そんな……無理です……お腹の奥が熱いよぉ……!」
涙を流しながら理沙が呻く。天野は溜息をついて、両手で持っていた浣腸器から片手を離した。咄嗟に吉川が理沙の尻に添えていた手を離し、浣腸器を持つ。天野は自由になった手でシリンダを押した。再び始まった注腸に理沙が悲鳴を上げる。
「あらあら。でもね理沙ちゃん、これが全部入るまでは許してあげないからね」
「ひぃ……っ!」
「先生、あまり無茶な使い方をしないでくださいね。ガラスだから割れますよ?」
「ふふ。理沙ちゃんがお尻を振ったりしなければ大丈夫よ。これって高いんでしょ?」
「十万円は軽く超えますね。だから怖くて使えないんですよ。それに、1リットルを超えるならイルリガートルのほうが楽ですし」
「あらあら。じゃあもし割ったら、藤原さんに弁償してもらうからね」
「ひいっ!」
天野は悠長に笑いながらシリンダを押した。直腸の奥まで一気に流れ込むような痛みに理沙がたまらず叫ぶ。と、次に天野はシリンダを停めた。落ち着きを取り戻した理沙の直腸は再び強い便意を訴え始める。
「ひ、くぁ……も、限界……ですっ、早くウンチさせて、させてくださぁい!」
「あらあら。じゃあ残り300ccを、1分かけて入れてあげる。じっくり味わいなさい」
「ふぁあん!」
そして天野は腕時計をみながらゆっくりとシリンダを押していった。一秒間に5ccずつ、じわじわと理沙の直腸を薬が侵す。理沙にはその1分が無限の長さに思えた。
「くすくす。イルリガートルじゃこういう微妙なお浣腸は難しいものねぇ」
やがて浣腸器の中身がすべて腸内に注ぎ込まれた。天野がふうと息を吐く。
「それじゃ理沙ちゃん、浣腸器を抜くわね。……ああ、まだ我慢しなさい。もしここで出したら私も吉川も理沙ちゃんのウンチでぐちょぐちょよ。そんなことしたら……わかってるわね?」
「く……は、はい……!」
理沙を目を閉じたまま呻くように告げる。天野が浣腸器に手を添えた。吉川が再び理沙の尻に手を掛ける。そして天野がゆっくりと浣腸器の嘴管を抜いた。その排泄に似た感覚に理沙は一瞬排泄をしかけるが、歯を食いしばって肛門を強く閉じる。
「ふふふ。漏らさなかったのは偉いわ。そのまましばらく我慢してなさい」
面白そうに笑いながら天野が浣腸器をワゴンの上に戻した。その間にも理沙の腹は激しい音を立て続け、それに合わせて理沙が呻き声をあげる。理沙の肛門は徐々に膨れ上がり、今にも噴火しそうなほど盛り上がってくる。
天野は足元に広げられた先ほどのビニール袋を手に取った。業務用のその袋は大きく、手足を切られた理沙ならば余裕でその内に包むことができた。するすると理沙を包装するように袋が持ち上げられていく。理沙は薄く眼を開けてその袋をみた。
「うう……あの」
理沙は腹痛に耐えながらその袋の意味を考え続けた。吉川が理沙の腰から手を離し、ビニール袋の外側から腰を支える。袋の上部を天野がまとめて括りはじめたとき、ようやく理沙はこの袋の意味を悟った。
「ひ、あの、もしかしてこれって……!」
「ふふ。この中でウンチすれば、部屋も汚れないでしょ?」
「そ、そんなぁ!」
291 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/09(土) 17:31:40 ID:AvkvB+C/
理沙は目を大きく見開いて袋の外側にいる二人を見つめた。きつく括られたこの袋の中で排泄すれば、確かに部屋を汚すことはない。しかし逆立ちしているこの体勢では、排泄物はすべて理沙の顔面や体に降り注ぐ。
「いやぁぁぁ、こんなの嫌ぁぁぁぁぁ!!」
「そりゃそうよね。……じゃあ、これから10分我慢できたら普通のトイレでさせてあげるわ。それまで我慢なさい」
天野がベッドの上から降り、理沙の視線に腰を屈めてにこりと微笑む。理沙は恨めしそうに天野を睨むと、きつく歯を食いしばり目を閉じた。改めて肛門に力をこめ、今にも噴き出しそうな大便を必死にこらえる。
「あらあら。理沙ちゃん結構我慢できるじゃない。あと1リットル入れてもよかったかな」
「……ま、アナルのリハビリにもなっていいんじゃないですか」
吉川が理沙の腰を支えながら、天野の冗談に呆れたように答える。
いっぽう理沙はそれどころではなかった。腹が破れそうなほど激しく蠢き、肛門はいつ破裂してもおかしくないほど盛り上がっている。膀胱も限界まで膨れ上がり、さらに袋の中の酸素が少なくなってきたのか息が切れ始める。
「あと2分よ。頑張ってね」
吉川がちらりと時計を見ながら言った。理沙は薄目をあけて、診察室の壁時計を見る。しかしその途端、一瞬だけ気が緩んだ。
(……あっ!)
しまった、と思う間もなかった。次の瞬間、爆発音とともに理沙の肛門から茶色い液体が噴きあがる。理沙はきつく目を閉じた。
ビニール袋の上部はたちまち茶色に染まった。理沙の顔や体に、やがて固いものがいくつも落下してくる。じわりと暖かい液が顔にかかった。いつの間にか秘裂から黄色いオシッコが溢れている。
(んっ……んくぅっ!)
理沙の鼻の奥に水分が流れ込んでくる。酸素が薄くなっていたためたちまち息が苦しくなってきたが、それでも理沙は必死に息を止め続けた。袋の中では口の横まで水位が上がってきている。排泄はまだ止まらない。
ようやく排泄が止まった頃、理沙は耐えられず息を吐いた。その途端周囲から大量の水が口の中へ流れ込んでくる。苦くて臭いその液体に理沙はむせ返った。しかしそのたびに液が喉を侵す。
吉川が慌てて理沙の体位を変え、顔が水の上へ出るようにした。そして袋の結び目を解き、理沙の上半身を袋の外へ出す。辺りに理沙の腸液の匂いが立ち込めた。
「大丈夫、理沙ちゃん?」
「う……うぷ!」
顔についた排泄物の欠片を拭いながら吉川が尋ねる。しかし理沙は閉じていた目を見開くと、搾り出すような呻き声を上げながら黄色い胃液を吐きはじめた。体を折りながら幾度にも渡って戻し続ける。
「あらあら。これは壮観ね」
「……先生、ちよっとやりすぎですよ」
腹を抱えながら笑い続ける天野を吉川が睨む。理沙は嘔吐を繰り返しながら泣き続けていた。口の横から粘度の高い唾液が伸びる。天野がビーカーに入った水を理沙の口に差し出した。口を漱ぎながら理沙は無言で泣き続ける。
吉川は自らの服が汚れることを厭わず、理沙の体を抱えた。袋を片手で掴むと手近なゴミ箱に放り込む。天野は理沙の口を開き、彼女の入れ歯を外した。
「入れ歯は私が洗ってあげるわね」
「じゃあ私は理沙ちゃんの体を洗いますね。……さあ理沙ちゃん、お風呂に入って綺麗にしましょうね」
理沙がきつく目を閉じた。まだ嗚咽が漏れる鼻からは茶色い雫が垂れ、開き気味の肛門からは断続的に雫が垂れている。吉川はタオルを理沙の尻にあてた。そして風呂に向かい歩き始める。
その時診察室の内線電話が鳴った。天野と吉川は顔を見合わせ、天野が電話をとる。そしてしばらく会話をしたあと、にやりと笑って理沙に声をかけた。
「理沙ちゃん。お待ちかねのご主人様がお迎えにこられたわよ」
「……え?」
「ふふ。ここへ来てもらおうか。首を長くして待っていたご主人様ですものね」
「や、やあらあ……。こんなふがた、みられらくない……!」
理沙は必死に首を横に振った。天野が肩をすくめながら電話に向き直る。
「これから理沙ちゃんお風呂なの。ええ、じゃあ事務所で待ってもらってて。ああ私もそっちへ行くわ。吉川さん、別にいいでしょ?」
「ええ。お風呂は私ひとりで入れられますから」
「じゃあそういうことで。理沙ちゃん、綺麗に洗ってもらうのよ?」
「ふ、ふぁい……」
天野が理沙の頬をつつく。理沙は不安と期待の入り混じった表情で、眼前にある吉川の顔を見つめた。
292 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/09(土) 17:32:42 ID:AvkvB+C/
風呂場で理沙は椅子に腰掛けさせられた。そして吉川はシャワーを手に取ると、まずは理沙の全身についた汚物を流し始める。やや熱めの湯が、強張った理沙の体を徐々にほぐしていった。
(……お風呂からあがったら、いよいよご主人様にお逢いできる……)
同じ建物の中にご主人様がおられる。そう思うだけで自然と顔がほころんでいく。長い髪の毛の間を洗っている吉川が、理沙の表情に気づいた。
「あら理沙ちゃん、機嫌なおったの?」
「えへへ」
「ふふ。……あ、こら。あまり口を開けてると、お湯が口に入るわよ」
吉川も笑いながらシャワーを止める。茶色い水が排水溝へ流れ込んでいくのを見ながら、理沙は軽く頭を振った。濡れた髪が頬に張り付いて痒い。短い腕で頬を掻こうとするが、あと少し届かないのがもどかしかった。
その間に吉川は、理沙の背後で何かの作業をしていた。やがて、理沙の頬から髪を外しながら声をかける。
「理沙ちゃん。お腹の中も完全に綺麗にしておこうか」
「……え?」
先ほどたっぷりお浣腸されたばかりなのに、と怪訝そうに理沙が振り向く。その眼前で、吉川が楽しそうに手に持ったシャワーの先端部を振った。
「え、ええ?」
それをみた途端、理沙は怯えたような声を上げる。シャワーにはコンドームのような袋がかぶせられ、その先端にはエネマシリンジのゴム管のようなものが付いている。理沙の表情をみながら吉川が笑った。
「ふふ。シャワーを使ったエネマシリンジよ。これで理沙ちゃんの大腸を洗ってあげるわね」
「ほ、ほんなぁ」
「まだお腹の中にグリセリン溶液が残ってるんじゃない? 綺麗にしておかないと、しばらくしたらまた腹痛が襲ってくるわよ。それに、帰ったらたっぷりかわいがってもらうんでしょ? だったら徹底的に綺麗にしておかないとね」
「うう……」
「大丈夫よ。普通のお湯だし、ゆっくり入れてあげるから」
吉川は説明しながら理沙を床に降ろした。理沙は顔を赤く染めながらおずおずと尻を持ち上げる。まだ微かに開いたままの肛門に軽く石鹸を塗り、吉川はゆっくりとゴム管を挿入した。
「じゃあ入れるからね。熱かったり、お腹が苦しかったら言ってね」
「ふぁい……はあっ!」
理沙が返事すると同時に吉川がシャワーの蛇口を捻った。じわりと暖かい湯が理沙の直腸に広がる。先ほどの強烈なグリセリン液とは違い、それはむしろ快感に近い感覚だった。
「はあ……はあぅ……ん」
「気持ちよさそうな声をあげちゃって。……もういいかな。今回は我慢しなくていいから、すぐに出しなさい」
「ふぁ……」
肛門に管を挿したまま吉川が理沙の足を持ち上げ、赤ん坊が用を足すような格好にさせる。理沙はちらりと吉川を見上げた。吉川が優しく微笑む。理沙は一度息を吸い込むと、ぐっと腹筋に力をこめた。
じわじわとゴム管が肛門から抜けていく。そして全てが抜けきった瞬間、理沙の体は大きく跳ねた。同時に尿道と肛門から勢いよく濁水が排出された。固形物はないが、まだ黄色く濁っている。理沙は幾度も腹筋を蠢かせ、腸に溜まった湯を押し出した。
「もう終わった?」
「ふぁい……」
息をつきながら理沙が答える。吉川は桶に溜めた湯で床の汚物を流し去ると、再び理沙を四つんばいにさせた。
「え?」
「うん。新しく切れたりはしてないわね。理沙ちゃん、お尻の痔は痛くない?」
「……ふぁい」
「それはよかった。じゃ、もう一度お浣腸するわね」
「ええ? ろうひて?」
「お腹の中を完全に綺麗にするって言ったでしょ? お湯が透明になるまで何度でもお浣腸してあげる。……そうね、最低あと3回かしら」
ゴム管を再び手にしながら吉川が告げる。理沙は一瞬眉を寄せたが、すぐに上半身を床に降ろして尻を突き上げた。注腸をねだるように尻の穴がひくひくと収縮する。吉川はわざと焦らすように、ゆっくりと理沙の直腸にゴム管を挿入した。
293 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/09(土) 17:33:45 ID:AvkvB+C/
結局、その後4回の浣腸が施された。久しぶりの連続大量浣腸に理沙の体は奥のほうから火照っている。再び椅子に座らされたっぷりと石鹸が全身につけられると、吉川がくまなく体を洗い始めた。そのくすぐったい感触にすら性感が高まってくる。
「ほら、おヘソの中もよく洗っておきましょうね」
「ふあ……ほこはらめぇ……!」
「ふふふ。理沙ちゃんの体、凄く敏感になってるわね。家に帰るまで耐えられるのかしら」
「うう……いりわるぅ……」
「じゃ最後に、ここを洗いましょうか」
そう言って吉川が理沙を床の上に仰向けに寝かせた。そして秘裂を開きながら、頂点にピンと盛りあがる赤い豆を軽く指ではじいた。
「ひゃあ!」
「ふふ。いよいよここをかわいがってもらえるのね」
「うあ、やめれくらはい……いらい、いらいよぉ」
指の先に挟まれて陰核が弄ばれる痛みに耐えられず、理沙は叫んだ。しかし吉川は秘裂をぐっと開く。サーモンピンクの秘所が艶かしく蠢いた。
「最近ちゃんと洗ってないから、襞に恥垢がついているわよ。それに膣口に生理の血の痕がついているわ。……これじゃ、恥ずかしくてお股を開けないでしょ?」
「うう……」
「ふふふ。ついでに膜も念入りに洗ってあげるからね。イかないように気を強く持ちなさい」
言いながら吉川が指にボディーソープをつけた。そして陰核をつまみあげ、根本を丁寧にこする。敏感な器官をこねまわされ理沙は反射的に足を閉じかけるが、吉川に強引に開かされた。快楽に悶える理沙の姿を楽しむように吉川は秘裂を幾往復も撫で回す。
「らめぇ……やめへぇ……!」
尿道周辺を集中的に洗われ、理沙はたまらず叫んだ。数週間に渡るカテーテルや尿道への薬の塗布により、そこは今や新たな性感帯となりつつあった。
吉川はその様子をみてあっさりと手を離し、シャワーで丁寧に泡を流した。意外そうに理沙が吉川を見る。それに気づいて吉川が微笑んだ。
「なあに? イかせてほしかったの?」
「……うう」
「ふふふ。あと数時間したら気が狂うほどイかせてもらえるんだから、もうちょっと辛抱なさい。……でも本当にここ一ヶ月、よく我慢したわね」
「……」
吉川が感心するように笑った。しかし理沙は黙り込んで下を向く。溜息をついて吉川が理沙を湯船に入れた。
「ちょっと体が冷えちゃったね。ゆっくり温まってあがりましょう。……ああそうそう、退院してからの身の回りの世話については、メイドさんがちゃんとしてくれるばすだから心配しないでね」
「あの……よひかわはん」
湯船の湯をかき混ぜながる吉川の顔を、理沙がじっと見た。
「ながいことおへわになっへ、ありがほうごらいまひた」
「……何よ改まって。いいのよ、これが私たちの仕事なんだから。それに理沙ちゃんが一番頑張ったのよ。辛い入院生活によく耐えたわね。おめでと」
「れも、やっぱりおれいをいわへてくらはい」
言いながら理沙がぺこりと頭を下げる。吉川はすっと目元を拭った。
「……元気でね、理沙ちゃん。病気になったり何かあったら、すぐこの病院に来てね」
「ふぁい」
「ああ、でもまた何年かすれば入院することになるわね。……理沙ちゃんはまだ成長期ですもの。切った腕や足の骨とか筋肉とかが変な伸び方をする可能性があるから、再手術の必要があるのよ」
「え……?」
「そのときは、理沙ちゃんには体温測定用の特大プラグをアナルと膣の両方に入れてあげる。楽しみにしてなさい」
目を細めながら吉川が告げる。理沙は一瞬目を見開いたが、すぐに元通りの笑顔に戻った。あのプラグを両方の穴に同時に入れられたら……それを想像するだけで体の奥が熱くなる。
「……えへへ」
「ふふふ」
理沙が笑った。吉川もそれにつられて笑う。
「さて。じゃあそろそろあがろうか」
(続 く)
理沙タンモエェェェェッェェェェェッェェェェェェ!!
これから読みます。
ほしゅ
296 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/15(金) 22:38:18 ID:ja+wwXj4
>>289-293の続き
※注意! この作品シリーズには全体としてグロ・残酷描写が含まれます。
また今回で主人公が退院してしまうため、医療行為は行われません。
あらかじめご了承ください。
「……ご、ひゅひんはま?」
吉川に抱かれて脱衣所から診察室に戻った途端、理沙は言葉を失った。診察室には二人の医師とともに藤原が立っており、優しく理沙に歩微笑みかけている。しばしの沈黙のあと理沙は吉川の腕の中でもがき始めた。
「ごひゅひんはまぁ!」
「こら理沙ちゃん。まだ体をちゃんと拭いてないでしょ!」
彼女を腕の中から落としかけて吉川が慌てて抱えなおす。それでも理沙は泣きながら空を掻くようにもがき続けた。苦笑しながら藤原がそっと腕を伸ばすと吉川が彼女を引き渡す。その腕に抱かれた途端、理沙は大声で泣き始めた。
「逢いたかったよ理沙。よく頑張ったね」
「うう……わらひもあいたかったれふ……!」
まだ濡れたままの髪を藤原が優しく撫でる。理沙はしゃくりあげながら泣き続けていた。
天野が吉川に目配せをして、手に持った紙袋を渡す。その中身をみた吉川が微笑みながら理沙の背中に手を当てた。
「ほら理沙ちゃん。いつまで泣いてるの?」
「うう……らって、らって」
「ふふ。裸んぼさんじゃ恥ずかしいでしょ? ほら、ご主人様が素敵な服を持ってきてくださったわよ」
そう言いながら彼女は紙袋の中から服を取り出し、理沙の眼前で揺らす。それをみて理沙は顔をあげた。藤原は傍らのベッドの上に理沙を下ろす。彼女の体に巻きついていたバスタオルはいつの間にかほどけている。
生まれたままの姿をみられ、理沙は頬を赤らめた。今までずっと裸で生活をしてきたが、やはり主人の視線は特別らしい。彼女は体を丸めて少しでも秘部を隠そうとした。医師や吉川、それに藤原がその様子をみて笑った。そして吉川が袋から服を取り出す。
まず着せられた下着の、新品特有の肌触りに理沙が震えた。ショーツは少し小さく、剥き出しの陰核にこすれてやや痛い。しかしそれよりも、滲み出しはじめた愛液がショーツに沁みを広げていくのが恥ずかしかった。
スリップ、ブラウス、スカートが順に着せられていく。スカートは膝丈より長く、理沙の短く切られた足が隠されてしまう。そして長袖のブレザーを着せられると、顔のほかに素肌が露になった場所はなくなった。
最後に吉川が髪の毛を丁寧に梳る。その間に天野がブラウスの襟元のリボンを結びなおし、彼女の入れ歯を再び口の中へ入れた。
全ての作業が終わり、吉川が鏡を理沙の前に置く。
「わ……」
服を着た姿をみるのは自分でも久しぶりだった。手術痕はすべて服の下に隠れ、入院中に伸びた髪の毛が柔らかく肩にかかっている。服のサイズもぴったりで、落ち着いた雰囲気で統一されたデザインが理沙の少女らしさを一層際立たせていた。
「理沙」
藤原がゆっくり近づいてきた。そして彼女を抱きかかえると、いとおしそうに彼女の頭を撫でる。理沙もそのまま彼によりかかり、目を閉じて久しぶりの安心感に身をゆだねた。
先生が咳払いをしてから、白衣のポケットに手を入れたまま話しかけた。
「……では、先ほどご説明したとおりこれで退院の手続きは終わりました。続きはご自宅でごゆっくりなさってはいかがでしょう?」
「ふふ。それもそうだな。……じゃあ理沙、家に帰るぞ」
297 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/15(金) 22:39:15 ID:ja+wwXj4
藤原は笑いながらもう一度理沙を抱え直した。吉川が部屋の片隅から車椅子を持ってくる。しかし藤原はそれを断り、彼女を抱えたままエレベータに乗ると地下駐車場の自分の車へ向かった。
鍵を開け、助手席にそっと理沙を下ろしてシートベルトを嵌める。運転席に乗り込んだ彼がエンジンキーを回した。そして窓を開け、見送りにきた病院スタッフに軽く手を振った。恭しく彼らが礼をする。理沙も短い腕を大きく振った。
「あのっ、ありがとうございました!」
窓が閉められるまでの間、彼女はずっと手を振っていた。顔を上げた吉川がくすっと笑い、手を振り返す。天野は腕を組んだまま笑っていた。先生も微笑みながら何度も頷いている。藤原がアクセルを踏んだ。車がゆっくり動き出し、スロープを通ってやがて地上に出る。
「わ……まぶしい」
外は快晴だった。ビルの合間から太陽がみえる。一月ぶりにみた太陽の明かりに理沙は目を細めた。ふふ、と藤原が笑う。理沙も彼の顔を眺めながら笑った。
その時理沙は、カーコンポから流れてくる音楽に気づいた。それは彼女が大好きな男性バンドの声だったが、聞いたことがない曲だった。不思議そうに首を傾げる彼女に藤原が照れくさそうに告げる。
「一週間ほど前に発売されたアルバムだ。……さずかに店で買うのは恥ずかしかったから、ネット通販で購入したんだが」
「……え、ご主人様が買ってくださったんですか?」
意外そうな顔をして理沙が尋ね返した。藤原は曖昧に笑う。今までこういうことに気を回してくださることなんかなかったのに……。驚きとともに嬉しさを感じながら理沙は笑った。そしてふと外の風景をみる。
車はちょうど信号に差し掛かったところだった。この信号を左折すればあとはまっすぐ、それでマンションに帰れる。しかし藤原はそのまま直進した。あれ、と思いながら理沙が遠慮がちに尋ねる。
「あの……今の信号、曲がるところじゃなかったですか?」
「いや。これでいいんだ」
車線を右に変更しながら藤原が答える。不思議そうに首をかしげた理沙を横目で見ながら藤原は静かに口を開いた。
「引っ越したんだ。……お前が生活しやすいように、それに少しでも職場が近くなるように」
「え?」
「私は仕事を辞めた」
「……ええっ!?」
理沙は飛び上がらんばかりに驚いた。シートベルトがなかったら実際に椅子から転がり落ちていたかもしれない。
(あの仕事人間のご主人様が?)
彼はめったに家に戻らず、理沙はいつも寂しい思いをしていた。たまに帰ってきても、彼女の思いなど気にもかけず乱暴にその体を貪った。だからこそ、彼の気を惹こうと思って無茶な手術にも同意した。……だけど、まさか仕事を辞めるなんて。
「ええっと、でもその……よろしいんですか? ご主人様が何よりも大切にされていた会社じゃないですか」
「もういいんだ。仕事よりもっと大切なものを見つけたからな」
そう言うと藤原はちらりと理沙をみた。思わず絶句した彼女をおかしそうに見ながら彼は速度を緩め、交差点を右折する。
「新しいマンションを買って、その隣の部屋に新会社を設立した。これならいつでもお前の近くにいられる」
「ご主人様……」
「私は今まで仕事仕事でお前たちに構ってやれなかった。……これからはもっとお前と一緒の時間を過ごしてみようと思う」
「……あの」
理沙の目から涙が溢れた。手術の間、ご主人様もいろいろ考え、悩み、そして行動してくださったんだ。……辛かったのは私よりもむしろご主人様のほうかもしれない。何か言おうと理沙は口を開いた。そのとき藤原がすっと前方を指差す。
「ほら理沙、あのマンションだよ」
298 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/15(金) 22:41:40 ID:ja+wwXj4
マンションの地下駐車場に車が静かに停まる。藤原は助手席の扉を開き、優しく理沙を抱えた。そしてそのまま数台並ぶエレベータの一台に乗り込み、最上階のボタンを押す。エレベータはゆっくりとあがり始め、理沙は扉の上の階数表示の電光掲示板を眺めていた。
「このマンションは分譲されたばかりでね、警備員もデリバリーも充実しているし、なにより一度動き始めたエレベータは途中で誰かが乗ってくることがない。それで奮発して、最上階の1フロアすべてを買ったんだ」
「え? あの、最上階全部ですか?」
「ああ。とは言っても東西南北各1部屋、全部で4部屋だがね。東と南は仕事場、北が私の書斎、そして西が私たち二人のプライベートスペースだ」
理沙を抱えなおしながら藤原が説明する。彼女は意外そうな顔をしてご主人様をみあげた。やがてエレベータが止まり音もなく扉が開く。
「わ……」
その途端彼女が感嘆の声を上げた。マンションの中央を貫くように設置されたエレベータを取り囲むように、広い廊下が伸びている。そして廊下の各面に扉は一つずつしかなかった。正面の扉には鉄製のプレートがとりつけられている。藤原がその扉に歩み寄った。
「ここが私の新しい職場だ。そして左側のあの扉も、会社の事務所や会議室が入っている」
穏やかに笑いながら彼は反時計回りに廊下を回った。次の扉にも同じようなプレートがついている。その次の、最初の扉からみて正反対にある扉には「藤原」という表札がついていた。
「ここが私の書斎だ。そして」
藤原が理沙を持ち直し、スーツのポケットからカードキーを取り出す。しかし目の前の扉を開けるのではなく、彼はさらに廊下を進んだ。四角形の廊下の最後の面についた扉の前に立つ。その扉には何も書かれていなかった。彼は扉の脇の機械にカードを差し込む。
「ここが私たち二人の部屋だよ」
鍵の開く音がした。藤原が扉を開く。中に入った途端、理沙は言葉を失った。
広い玄関を抜けるとその向こうに40畳ほどのリビングルームが広がっている。西向きの部屋の壁一面は嵌め殺しの窓になっており、都内はもちろん、ちょうど夕陽が差し掛かった富士山を遠くに望むことができた。
リビングの横には大きな対面キッチンとダイニングテーブルがあった。そしてリビングの壁際には病院で使っていたリハビリの機械とアームについたカメラが何台も並んでいる。部屋の中央にあるダブルベッドの上には洋蘭の花束が置かれていた。
ベッドの上に理沙を優しく降ろしながら藤原が彼女の髪の匂いをかいだ。理沙はただ呆然と窓の向こうに傾きかけた夕陽を眺めている。やがて彼女が振り向いた。藤原はただ黙って笑っている。
何か言おうと彼女が口を開くが、次の言葉がどうしても出てこない。代わりに涙が零れ落ちる。藤原がその雫をゆっくり拭った。それでも涙は次々に溢れてくる。
「あの……ご主人様……」
そこまで喋った途端、理沙は胸が詰まって言葉が続かなくなった。代わりに目を閉じてそっと唇を開く。そして二人は、退院後初めて唇を重ねた。
互いにゆっくり口を開いていき、その隙間から舌を絡ませる。藤原の舌が理沙の入れ歯と唇の間を丹念に舐める。思わず彼女は腰をくねらせたが、彼はその小さな尻をしっかり抱え込んだ。
快感の逃げ口を封じられ、理沙の官能が急激に高まる。彼女は自らの舌で彼の舌の裏をノックした。すると藤原は一旦舌を自らの口に戻した後、間髪いれずに理沙の舌の先端を叩いた。思わず彼女は舌をひっこめる。
しかし藤原はそのまま追撃し、逃げる舌先を執拗に追い回す。そのたびに口の中に溢れてきた唾液がかき回された。彼女がそれを飲み込もうとすると彼の舌が奥まで伸びてきて邪魔をする。
突然、彼がごろりとベッドに転がった。理沙を上にして、彼女の口にたまった唾液をごくりと飲み込む。そしてようやく、彼は唇を離した。甘い糸が互いの唇に橋をかけた。
「ご、しゅじんさまぁ……」
「甘いな、お前の唾液は」
藤原がにやりと笑う。ふふ、と理沙も笑った。そのとき彼女は、自分の腹の下に固い棒があることに気づいた。途端に理沙の笑顔が曇る。表情の変化に気づいた彼が怪訝そうな顔をする。理沙は再び口に溜まった唾を飲み込んだ。
「あの……約束、でしたよね?」
「ん、ああ」
退院したら私の処女を奪ってください……。それが、この手術に際して彼女が提示した唯一の条件だった。理沙はゆっくり藤原の体の上から降りると、短い手を布団の上について深々と頭を下げる。
「あの……痛くても我慢します。だから……なるべく優しく、してください」
299 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/15(金) 22:43:58 ID:ja+wwXj4
藤原が理沙の衣服をゆっくり剥いでいく。陽はさらに傾き、部屋の中が赤く染まり、彼女の顔も同じぐらい赤くなっていた。彼女は脱がされることにいいしれぬ恥ずかしさを感じていた。
「ん? 理沙、これは?」
最後のショーツに手を掛けたとき、藤原が驚いたような声を上げる。股間部分の布が、まるでお漏らしでもしたかのようにぐっしょりと濡れていた。途端に理沙が恥ずかしげに足を閉じる。しかし彼はそのままショーツをゆっくり剥ぎ取った。
「うう……だって、私がキスに弱いのはご主人様もご存知でしょう?」
理沙が少し拗ねたようにぷいと横を向いた。それをみながら、彼はゆっくりと自らの服を脱ぎ始めた。
ちらちらと理沙が横目で彼の体をみる。幾度か互いの視線があい、その度にぷいと彼女が視線をそらし、彼がおかしそうに笑う。そして彼が全裸になったとき、理沙は思わず彼の股間を凝視した。
おおよそ一月ぶりに見た彼のペニスは天に向かって高くそびえるように屹立している。その固さと熱さを思い出すと、期待とともに不安が理沙の心に広がってくる。
「どうした。怖いのか?」
「あ、いえその、久しぶりに拝見しましたので」
「私も痛いぐらいだよ。なにせお前が入院して以来、一度も射精していないからな」
「え……?」
「ふふ。一月ぶりの濃くて熱いモノを、お前の腹の奥へたっぷり注いでやるからな。……ん、どうした理沙?」
藤原が再び理沙の肩に手を掛けたとき、彼女は唇を噛み締めて泣いていた。不審気に尋ねる彼に、やがて彼女はわっと泣き出しながら謝りはじめた。
「申し訳ありません! 申し訳ありません……!」
「どうした? なにが申し訳ない?」
「私……入院中にオナニーをしちゃいました! ご主人様が我慢されていたときに、私は……私は……!」
理沙は布団の上で土下座をしながら、手術の直前に行った自慰を告白した。自らの指で達した初めての、そして最後のオナニー。手術直前という極度のストレスの中とはいえ、彼女が肉欲に負けたことには違いなかった。
「申し訳ありませんでした……」
「いや、いいんだ。辛かったのはお前のほうだったんだから」
告白が終わり、理沙は再び頭を下げる。しかし藤原は息を大きく吐きながら理沙の肩を叩いた。彼女が自慰を自制していたことすら彼は知らなかった。
しかし彼女は布団の上で向きを変えた。彼に尻を向け、膝だけを立てて高く自らの尻を持ち上げる。しゃくりあげながら理沙は小さな声で呟いた。
「どうか至らぬわたくしに、罰をお与えください……」
そのまましばらくは、部屋の中に彼女のしゃくりあげる音だけが響いた。やがて藤原は傍らに脱ぎ捨てた自らの服からベルトを取り上げ、布団を一回叩く。ぱあんという音に理沙の尻がびくっと震えた。
「う……ああ……」
これは理沙なりのけじめなのだろう。私が許すといっても彼女は決して納得すまい。妙なところで頑固なのは親のどちらに似たのやら。藤原はそんなことを考えながらベルトを鳴らした。恐怖に理沙の尻が震えている。ここはひとつ、強烈な罰を与えるとするか。
「よし。じゃあ今日は特別に、百叩きの罰を与えてやる。最後まで自分で数を数えろ」
「ひっ! ……はいぃ……よろしく、お願いします」
理沙が返事を言い終わらないうちに、藤原は手にしたベルトを彼女の尻に振り下ろした。悲鳴が部屋に響き、しばらくして「……いっかい」という押し殺した声が聞こえた。その瞬間二発目の鞭が打ち据えられる。彼女の背中が大きく反りあがった。
部屋に濃紺の闇が満たされる頃、ようやく理沙が「ひゃ……っかぃ……」と搾り出すように告げた。藤原は息を整えながら部屋の明かりをつける。蛍光灯の灯りの下に照らし出された理沙の尻は、赤を通り越して青く染まっていた。
うつ伏せに倒れこむ理沙の腕を握り、彼はごろりと彼女を仰向けにした。涙と涎に濡れた顔が、尻の痛みに歪む。藤原はそっと汗にまみれた彼女の額をぬぐった。苦しげな表情ながら、彼女が小さく微笑む。藤原もにやりと笑い、再び彼女の唇にキスをする。
彼は続いて、四肢の切断痕に口づけをした。足の手術箇所にキスの雨を降らせたあと、彼はそのまま太腿を舐めながら除所に彼女の秘所へと舌を近づけていく。理沙は恥ずかしさとくすぐったさに身悶えるが彼は構わず舌を進める。
やがて彼は、秘所の手前までくるとぐるりとそこを迂回し、臍の下にあるもう一つの手術痕を舐め始めた。卵管結紮により彼女は一生子供を産めない体となった。これも藤原の望んだことだという。
その理由が理沙にはよくわかっていた。私はご主人様の子供を産むわけにはいかない。だからこそご主人様は万一を考えて今まで私の処女を奪おうとされなかったのだ。
300 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/15(金) 22:44:29 ID:ja+wwXj4
いよいよ彼の舌が秘裂に進み始めた。包皮を除かれた陰核を舌先で転がされると、それだけで達してしまいそうなほど強烈な快感が彼女を襲う。音を立てて愛液を啜る藤原に、震えながら理沙は声をかけた。
「ご……主人様ぁ、早くくださぁい……。そ、そんなに責められると、イッちゃいそうですぅ……」
「我慢しないでイっていいんだぞ?」
「いやです……ご主人様と一緒に、イきたいんです……!」
達する直前にまで上り詰めて、彼女の歯がガチガチと鳴る。藤原は秘裂から離れて口元をぬぐった。そして今にも暴発しそうな自らのペニスに手を添えて、彼女の膣口にそれを押し当てる。理沙はきゅっと目を瞑った。
「……いくぞ」
「はいっ……!」
次の瞬間、熱く焼けた棒が理沙の体を貫きはじめた。藤原が彼女の太腿を抱え、徐々に体重をかけていく。やがてペニスの先端が理沙の処女膜を突き破った。破瓜の痛みに叫びだしそうになるが、理沙は必死にその悲鳴をかみ殺した。それでも涙は溢れてくる。
彼女の涙をぬぐい、一番深いところまで挿入したまま藤原は理沙を抱きしめた。
「……痛いか?」
「うう……想像していたほどじゃないです……」
「そうか。ゆっくり動くぞ」
「はい……っ!」
藤原が少しずつ自らを抜いていく。抜ける直前で再び挿入が開始され、そのたびに理沙は呻き声をあげた。少しずつ彼のピストンが早くなる。痛みに慣れ息を漏らし始めた彼女を藤原は抱え起こし、座位に体位を変えた。
自らの自重でより深いところに挿入され、理沙が鼻に抜けるような声をあげる。藤原はそっと彼女の髪をかきあげた。ピストンを一旦休み、軽いキスをする。唇を離すと彼は理沙の腰に手を当て、揺らすように挿入を再開する。
「は……くふ……」
「……理沙、済まなかったな。私の我侭につきあわせて」
「くぅん……え、今……なんて?」
「私の性欲の道具……さらにいえばストレスのはけ口をお前だけに求めてしまった。すまなかった」
「そんな、私は……」
「お前が入院している間、いろいろ考えたよ。仕事のこと、お前のこと、自分のこと、そして……理恵のこと。そして気づいたんだ。私にとって一番大切なものが何か」
二人のつながった秘部から血と愛液の混ざった泡が布団におちる。
「理沙、私は……」
「ご主人様」
藤原が次の言葉を述べかけた途端、理沙が口を挟んだ。痛みに耐えながらも微笑みを浮かべて告げる。
「私もご主人様が一番大切です。ご主人様が、私のすべてなんです」
理沙の膣の一番奥で、藤原のペニスが震え始める。破瓜の痛みに勝るほどの快感が湧き上がり、はあっと彼女は息を漏らした。藤原が荒い息を吐きながら彼女に語りかける。
「ここは私とお前だけの空間だ。……だから理沙、もう『ご主人様』なんて呼ばなくていい」
「え……」
「ご主人様じゃなく、昔みたいに私のことを呼んでくれないか」
ふと、四肢切断手術の最中にみた夢が脳裏に甦った。ご主人様が優しく私の処女を奪ってくださる夢。あのときは確か、その言葉を告げる直前で目が覚めた。
理沙は急に怖くなった。もしかしたらこれも夢なんじゃないか。次の瞬間目が覚めて、私は病院のベッドの上にいるんじゃないか。そもそもまだ入院する前だったら? ご主人様と一緒にすごしてきた今までの十数年が、もしも夢だったら。
彼女は夢中で藤原の唇を求めた。上下二つの口で互いに結ばれながら、理沙はようやく決心をする。そして口を離し、自分でも聞こえないほど小さな声で告げる。
「……パパ……」
その途端彼女の膣が急激に締まった。搾り取られるような熱さに彼も一気に高まっていく。一月ぶりの射精が近づいていることを二人は感じ取っていた。理沙の瞳から涙がとめどなくこぼれる。藤原も我知らず泣いていた。
「パパ……」
藤原が腕の中に娘をきつく抱きしめた。数年ぶりのその響きは、彼に忘れていた遥か昔の思い出を鮮明に甦らせた。理恵との出会いから結婚、理沙の出産、はじめて彼女が自分のことを「パパ」と呼んだ日のこと……。
「パパ……パパぁ、パパァッ!」
「理沙、理沙……理沙っ!」
二人が同時に互いのことを呼び合った。と同時に彼は娘の子宮に大量のスペルマを放つ。彼女もまた父の熱い一撃を体の奥に感じながら、今までで最も激しい絶頂を迎えていた。
301 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/15(金) 22:45:00 ID:ja+wwXj4
おいしそうな匂いに理沙は目を覚ました。窓からは暖かい朝の光が差し込んでおり、リビング奥の台所からは鼻歌が聞こえる。
「……ご、ご主人様!」
その歌声の主が藤原であることに気づいて理沙は慌ててベッドから起き上がろうとした。途端、体中が激しく痛み、そのまま布団につっぷしてしまう。
「大丈夫か? 無理はするな」
「は、はい……いてて」
何とか首だけ動かし、台所から心配そうに覗く藤原に理沙は笑顔で答えた。なんとか腕を伸ばして起き上がると、目の前の布団に破瓜の血の痕が沁みになって残っている。今更ながら昨晩の痴態を思い出し、彼女は頬を赤らめた。
あのあと膣だけでなくアナルや口もたくさん犯された。そのたびに理沙は激しく昇りつめ、最後には気を失ってしまった。まだ秘裂や肛門には、何かが挟まっているような違和感がある。
ベッドの上に座りなおし、彼女は改めて藤原をみた。ラフに背広を着こなし、その上にエプロンをつけてフライパンを手にしながら機嫌よく歌を唄っている。
入院する前、台所仕事に限らず家の仕事はすべて彼女の領分だった。だから彼が料理しているところなど見た記憶がない。意外に似合うその姿を、理沙は彼に聞こえないように声を押し殺して笑い続けた。
「ん、どうした? 私が料理をするのがそんなに珍しいか?」
「あ。いいえそんなことは。……ところで何を作っておられるんですか」
「ホットケーキだ。まだお前が小さい頃はよく焼いてやったんだが、さすがに覚えてないかな」
「……あ、そういえば」
理沙は記憶を手繰った。そういわれればまだ幼かった頃にパパとママと三人で、たっぷりシロップとバターをつけてホットケーキを食べたことがあった。
彼女が回想にふけっている間に、藤原は大皿に焼きあがったホットケーキを載せた。そしてテーブルの上にそれらを並べると、まだ裸の理沙を抱きかかえて椅子に座らせる。
「お尻はまだ痛むか?」
「いえ、大丈夫……です」
青痣のついた尻は激しく痛むが、理沙は気丈にそれを隠した。藤原が理沙の前にマットと皿を敷くと、ホットケーキを大皿からとってそれにたっぷりシロップとバターをつける。
「うわ、ご主人様……かけすぎですよぅ」
「ん? 理沙は甘いものが好きじゃなかったか」
「それはそうですけど……」
「はは。もう虫歯になる心配もないからいいじゃないか。ほら、あーん」
藤原が笑いながらホットケーキにナイフを入れる。一口大の大きさに切って、それを理沙の口に運んだ。彼女も素直に口を開き、シロップが滴り落ちるケーキを食べた。
「どうだ、うまいか?」
「……ちょっとお焦げが苦いです……」
「済まん済まん。十年ぶりぐらいだからな。……ほら、あーんして」
新たな欠片が口に入れられる。懐かしい味、甘くほろ苦い味が再び口の中に広がった。彼女は鼻の奥に痛みを覚え、涙がこぼれないよう上を向いた。藤原が自分で別の欠片を自らの口に運ぶ。
「ところで理沙。オレンジジュースとアップルジュースならどっちが飲みたい?」
「え? あ……と。じゃあオレンジジュースのほうが」
瞬きを繰り返しながら理沙が答えた。すると藤原は立ち上がり、冷蔵庫から100%ジュースの紙パックを取り出すと、小さなコップにその中身を注ぎ込む。理沙が恐縮しながらお礼の言葉を言う。そのコップを彼女の前に置きながら彼は椅子に座りなおした。
「いいさ。娘のためにすることだからな」
「……申し訳ありません」
「敬語も使わなくていい」
「……うん。……パ、パパ」
恥ずかしそうに理沙が告げた。藤原も照れたように頭をかく。ふふ、と笑いながら理沙はコップを短い腕で挟み、ストローを口に含んだ。
そのとき玄関の呼び鈴がなった。理沙がびくっと震えるが、藤原は悠然と椅子から立ち上がり玄関へ向かう。彼は扉を開くと、何やら女性と会話をしているようだった。ジュースを飲みながら、理沙が怪訝そうに玄関の様子を窺う。
するとその女性は藤原と一緒に部屋の中へ入ってきた。え、と思う間もなく、その女性がリビングに現れる。女性の顔を見たとき、理沙は驚いて手にしていたコップを倒した。ほとんど空になっていたコップはランチョンマットの上を転がり続ける。
女性が機敏に動いて、コップが床に落ちる直前にそれを止めた。傍らに立つ彼女の顔を呆然と見つめたまま、呟くように理沙が語りかける。
「あの……石本さん、どうして?」
302 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/15(金) 22:45:33 ID:ja+wwXj4
「ふふ。お久しぶりね。理沙ちゃ……じゃなかった、理沙お嬢様」
石本がいつものいたずらっぽい微笑みを浮かべながら理沙を見た。藤原が愉快そうに笑いながら説明をする。
「私が仕事をしている間、お前の面倒をみてもらうヘルパーを探していたんだがなかなかいい人がみつからなくてね。そこで、病院のビデオに映っていた彼女に無理を言って、ヘッドハンティングしたんだ。基本的に平日の朝から夕方まで、彼女に世話してもらうことになる」
「ふふ。私なら理沙お嬢様のリハビリや健康状態の管理も問題ないでしょ?」
「ああ……」
理沙はようやく状況を理解した。と同時に、喜びと怒りの感情が同時に湧き上がってきた。
「……ひどいです石本さん! 知ってたんならどうして言ってくれなかったんですか!」
「ごめんね。でも急なことだったのよ。それに理沙ちゃん、抜歯の熱でずっと寝たまんまだったし」
微笑みながら石本が謝る。理沙はしばらく彼女を睨んだあと、ふっと表情を緩めて笑い出した。石本も声を出して笑う。その様子を眺めていた藤原が腕時計に視線を移した。
「ああ、もうこんな時間だ。石本くん、あとはまかせていいかな」
「はい。お仕事頑張ってください。……さ、理沙お嬢様。お食事のあとはお風呂で体を洗って、そのあとは楽しいリハビリですよ〜」
「ふふ。お前の様子は職場の私専用のパソコンでいつでもモニタできるようになっている。石本くんの言うことをよく聞いて、しっかりリハビリを続けるんだぞ」
言いながら彼はエプロンを外し、ネクタイを締めなおした。そしてにやりと笑うと、理沙の耳元に口を寄せて囁く。
「真面目にリハビリをすれば、今晩もたっぷりかわいがってやる。楽しみにしてなさい」
「……はい!」
満面の笑みを浮かべて理沙が頷いた。石本が彼女を抱え、玄関先まで藤原を見送る。靴を履き、鞄を手に彼が扉を開けようとする。そのとき理沙は彼を呼び止めた。
「ごしゅ……じゃなかった、パパ?」
「……うん?」
振り向いた藤原が理沙の顔を覗きこむ。彼女は上体を伸ばして父の頬に軽いキスをした。そのまま彼の耳元でそっと囁く。
「ありがとうパパ。私、いま凄く幸せだよ?」
「……ありがとう理沙。じゃあ行ってくる!」
優しい笑みを浮かべながら父が玄関を開いた。その背中に短い腕を振りながら、娘が楽しげに告げる。
「いってらしゃい! 早く帰ってきてねっ」
おわり
……というわけでこれにて完結です。おおよそ半年、原稿用紙ベースで400枚余りの作品となるとは、当初は思っていませんでした。まずは拙文にお付き合いいただき、お礼申しあげます。
特に、更新するたびにコメントをしてくださった方にはお礼の言葉もありません。曲がりなりにも「おわり」の文字が書けたのは、書き込みをしてくださった皆様のお陰です。ありがとうこざいました。
自分の文章力のなさや内容の貧弱さに忸怩たる思いをしながら書いてまいりましたが、とても楽しい半年間でもありました。筆をおいて安堵すると同時に、一抹の寂しさも感じております。
「病院&学用患者」というシチュはとても好きなものの一つですので、これからもこのスレの行く末を楽しみにしております(菜月シリーズの作者様、いつもお疲れ様です。大変萌えておりますので、ご多忙のこととは思いますが連載再開を心待ちにしておりますw)。
それでは皆様の健康とスレの繁盛を願って、失礼いたします。
もう半年も連載してたのか、お疲れ様でした!いいENDだったわ・・・
個人的にエロ描写にかなり萌えたので、
作者さんがまた新作を投下する機会があるならば読みたいなあ
お疲れさまでした。半年に及ぶ大作、畏れ入ります。
どこかのスレでまた次なる作品に出会えることを願っております。
しっかりENDまでお疲れ様でした。
誤字から抜歯までされた理恵ちゃんもお疲れ様でした。
お疲れさまでした。
久々に、楽しめた作品でした。
お疲れ様でした。
いろいろな楽しみ方ができました。
機会があれば、次回もがんばってください。
本当に本当によかったです!また書いてくださいね。期待してます!
お疲れ様でした。
というかこのスレ始まって以来最高のハッピーエンドですよ・・・つД`)
310 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/18(月) 13:18:11 ID:UxyEN7hj
311 :
( ・∀・)つ〃∩モエー:2006/12/22(金) 15:29:51 ID:NmiJHaeo
お疲れ様ですた!
長編書くのって大変だったと思いますが
継続されたのがほんとにスゴイと思います。
312 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/26(火) 01:30:51 ID:E9IqFwnV
あげ
>>311 貴方様の作品を陰ながらお待ちしております
>>313 こういう漫画みたいな医療小説を書ける奴は少ないよな。
保守
新年おめ保守
318 :
1/4:2007/01/06(土) 00:41:08 ID:8If6IXMd
「精密発育検査・杉原菜月の場合」 9
――もう一〇分たってるぞ、お前の負け確定な。
ベッドの反対側にいる他の医者にはわからなかったかもしれないが、その言葉は菜月に
は届いた。おそらくベッドで寝ている当の少女にも。
菜月は少し考えて、その言葉の意味を察した。
なんということだろう。
彼らは女子生徒たちが排泄を我慢する時間を賭けの対象にしていたのだ。
なにを賭けているということでもなく、おおかた単に勝敗を競うだけのものだろう。しかし、
少女たちが羞恥と苦痛にもだえ苦しむさまは、その男たちにははっきり娯楽でしかなかった
のだ。
こんな馬鹿らしい賭けの対象にされて、腹は立たないのだろうか。
その瞬間がどんなにいやでも、避けがたいことはわかりきっているのだから、いつまでも
我慢することもないように思える。
だが、その少女は、一瞬ろくでもない発言をした男性に憎々しげな視線を送ったようにも
見えたが、その後も必死に浣腸の効果に耐え続けた。
男たちは男たちで、ベッドの少女が自分たちの発言を聞いたかどうかははっきり確信が
持てなかったようだ。しかし、どうあっても少女が自分たちを糾弾することはないとわかりき
っていたのか、態度はあらたまらなかった。その後も時計を見ては仲間同士でヒソヒソとしゃ
べりあっている。声は小さく、なんといっているのかは聞こえない。
だが、なにを話しているのかは想像がついた。菜月は他の検査でも似たような行為に出
会ってきたのだから。彼らは、同じ検査を受ける少女たちの反応を比較して、「もう少しで今
までで一番だ」とかそんなことをいっているのだろう。
……ついにベッドの女子生徒にも、限界が来たようだった。
もう我慢できないことを一番近いところにいた看護師に伝えいているらしい。すぐにもうひと
つの台が彼女の前に用意された。ベッドよりも少しだけ低く、銀色に光るトレーが乗せられて
いる。段差を利用して半ば仰向けに寝たままの姿勢でも用を足せるようにしているようだ。
(あんな格好で……)
少女は体を少しだけ起こして、斜めになってトレーの上にしりを移動させられていた。不自
然な姿勢だからか、足や手を看護師たちに支えられている。ここでも女子生徒たちの羞恥
心はまったく無視され、ただ排泄がどのような様子となるか、見やすく行わせることだけが
考えられているのだ。
この格好では、医者たちには、彼女の肛門や性器だけでなく、こわばる表情までよく見え
ているに違いない。
「いやぁ」
彼女はかすかに悲痛な叫びを漏らすと、周囲に異音と異臭を撒き散らした。
泣いているようにも見えたが、菜月の場所からはよくわからない。手を目にやろうとしたが、
そんな行為でさえも看護師は制止されていた。
同じことが繰り返されてきたからだろう、顔をしかめるものはあってもいまさらくだらない感
想をいう者はいない。
この検査はまだ終わりではなかった。浣腸は一度でなく、何度か行われるのだ。
公開排泄を強制されたばかりの少女は、目元を強くぬぐう。その顔を見て菜月は驚くしか
なかった。その目にはいまだ強い意志があったのだ。
その表情の通り、彼女は浣腸のたび、必死に便意をこらえた。体力の問題なのか、間隔
は短くなっているような気もしたが、やはり限界まで我慢していることは間違いなさそうだ。
この我慢の理由は排泄を見られることの恥ずかしさだけから来るものではないのだろうか。
他の原因となると、菜月には見当もつかない。自分の番になればいやでもわかることかもし
れないが。
少女は最後まであらん限りの力を振り絞って我慢し続けた。傍目にもへとへとになってい
て、足をふらつかせながらベッドを離れていった。
319 :
2/4:2007/01/06(土) 00:41:40 ID:8If6IXMd
ずいぶん待たされたようにも思ったが、ついに菜月は呼ばれた。菜月の後ろの順の生徒
たちは増設した検査ベッドの方に移ったのか、菜月ほど待たされることはないようだった。
菜月はベッドに近づくと、なにより先に、問題の器具を見た。しかしそれがなんなのかはよ
くわからなかった。その器具にはカバーがかけられ、中身が見えなかったのだ。少し横長に
見えるが、中身までは想像がつかない。
菜月がその機械に送った視線の意味は、周囲の医者たちはわかっていたようだ。前の生
徒の様子をつぶさに観察していた少女がこの機械に着目するのは自然なことである。
なんの機械かわからなかった菜月を見て、そばにいた男性がにやにやと笑った。きっと、
この機械の正体を教えたとき、先ほどの少女のように菜月の顔色が変わるだろうことを想
像して笑っているのだ。
彼の態度が不愉快だったので、菜月はその機械に興味がなくなったようにそっぽを向い
た。看護師の指示を待って下着を脱ぐ。
男性たちは飽きることなく、少女が素っ裸にになっていくのを注視している。
前の検査であんなことがあったせいだろうか、パンツを下ろした瞬間、新たな空気に触れ
た股間がいつもよりひんやりとした。
外気と入れ替わりに、陰部にこもっていた残り香が広がったようにも思えた。
菜月は、突然、このパンツにも少女の恥ずべき痕跡が残っているかもしれないことに気づ
いた。
わずかなためらいがあって、それが態度に出てしまったようだ。十数人が周りを囲んでい
れば、めざとい者もいる。
「恥ずかしがらないの」
いまさらのように脱衣の置き場所に困っていた菜月から、看護師がパンツをひったくって
いった。しかし菜月の心配をよそに、その看護師は少女の躊躇の真意まで気づかず、菜月
の下着をそれ以上気にすることはなかった。
「じゃあ、ベッドの上で四つんばいになって」
(今度は四つんばい……)
どうしても横向きにはさせてもらえないらしい。また守るもののない下半身をさらさなくては
いけないのだ。
ベッドの上で、菜月はポーズをとりながら、自分は犬のようだと思った。格好といい、従順
なところといい、まさにそのものだ。
菜月は、四足の獣を想像しながら、はいはいしてベッドの中央まで進んだ。
「そうそう、肛門がよく見えるように、おしりを出来るだけ天井に突き出して。頭と胸をベッド
につけるのよ。足は、こう」
口調は柔らかだが、看護師は菜月の足を強くつかんで、「ハ」の字に広げる。
ひざを突いた四つんばいから、両足を開かされたことで、かろうじて性器を隠していた太
ももは左右に分かれ、菜月の肛門から陰唇にいたる一帯は背後から丸見えとなった。
この日、少女たちの秘部の公開は、何度も繰り返されてきたはずだが、なお衰えることの
ない好奇の視線が突き刺さるのを、菜月はじっと耐えなければいけなかった。
しりを突き出したそのポーズはあまりにも扇情的なのだ。
(ううう)
菜月もまた、慣れることはない。
午前の検査までは、若い男性たちも努めて冷静に女子生徒に接しているように思えなくも
なかったが、菜月はすでに、彼らの本音らしきものを聞いてしまっている。
彼らは間違いなくオスの目で、少女たちを見ているのだ。
(……ひっ)
硬い器具の挿入を受け入れさせるためだろう、ここでも肛門へのマッサージが行われる。
前の看護師にあれこれいわれたからというわけでもないだろうが、菜月はふたたび、例の
奇妙な昂揚を覚えずに入られなかった。
(やだ……こんなところ触られて、どうしてこんな気分に……)
あの場所がじわりと湿った気がした。
菜月にはこの後に行われる浣腸よりも、この昂揚がもたらす性器への反応のほうが気に
なってしょうがない。そうでなくても先ほどの痕跡が残ってはいないか気がかりだというのに。
320 :
3/4:2007/01/06(土) 00:42:13 ID:8If6IXMd
息が荒くなりかけていた菜月は、それに気づいてあわてて呼吸を整えた。
心配が杞憂に終わることを願いながら。
「これから浣腸するからね、いい?」
いいも悪いもないだろうに、看護師はそんなことを聞いてきた。手には大きな注射器のよ
うな浣腸器具を持って、それを菜月に見せながら。
中には薬液がなみなみと入っていた。
彼女はいつまでも菜月の返事を待って、顔をのぞき込み続けるものだから、菜月はしか
たなくうなづく。
「……はい」
返答を確認した看護師は、それから後ろに回って、浣腸器を菜月のしりに押し当てた。
「はい、入れるから、力を抜いてぇ」
その言葉が終わるか終わらないうちに、その硬い突起は、菜月の肛門に突き刺されたの
だった。
「あうッ」
「普通より、ちょっと多めに入れますからねー」
人体に液体を流し込むのに充分な深さに、浣腸器具の先端は挿入されたようだ。
そして、硬いだけの違和感だったその場所に、すぐにひんやりとした感覚が広がりを見せ
ていく。
(入ってくる……、つ、冷たいよぅ――)
薬液が注ぎ込まれるその独特の感触は、徐々に菜月の下腹部全体を支配していく。
導尿のときとはあきらかに違う。あのときよりもはるかに広い範囲に、その液体は染み渡
っていくようだった。
(ま、まだ? まだ入れるの?)
想像よりもはるかに多い。
普通より多いといわれても、なにを基準にしているのかまるでわからない。
菜月は単に浣腸と聞いて、便通をよくする程度のものしか考えていなかったが、そもそも
この検査はその程度のものではないようだ。
浣腸器の大きさ、浣腸液の量を見ればそんなことは想像できたはずなのだが、実際に使
用するのはあの液体のほんの一部ではないのかという期待がどこかにあった。
(こ、こんなに入れなくったって……)
菜月は知らず知らずのうちに、背を丸めて浣腸から逃れようとしていた。
「暴れないの」
パシッ、と菜月は軽くしりを叩かれた。
周囲から看護師たちに体を支えられている今の菜月に、暴れるどころか多少なりとも動く
ことすらそもそも不可能なことであるのだが、看護師たちはわずかな抵抗さえ許すつもりは
ないらしい。
「もう大きいんだから、一度でわからなきゃダメじゃない」
そういいながら、ピシャピシャと続けてしりを打つ。浣腸を受けるため突き出された菜月の
しりは、看護師にとって叩くのに格好の獲物となっているのだ。
平手であるし、ほとんど痛みを覚えない程度のものであるが、思春期の少女にはまさに
屈辱的な仕打ちだった。
満座の中、四つんばいにされてのおしり叩きだ。しかも全裸、白い肉は見事に剥き出しな
のだ。さらに浣腸の真っ最中と来ている。
その上、おしり叩きを受けている菜月を見て、残りの周囲の者たちも失笑を隠そうとさえし
ていない。
たとえ菜月が幼児であったとしても、恥じらいを覚えずにはいられない状況だろう。
そして菜月は幼児ではなく、一〇代の少女そのものだった。世の中で、誰よりも羞恥心を
強く持っているとされる存在だった。
(うう――――っ、……こんなっ……)
菜月は恥辱に体を震わせ、熱くなった顔をベッドのシーツに押し付けた。
未成熟な少女が辱めを全身に受けている姿を見て、ある種の満足にいたったのだろうか。
このときやっと菜月のしりを叩くのをやめた看護師は、叱責には似つかわしくない笑みを浮
かべて、いった。
321 :
4/4:2007/01/06(土) 00:42:50 ID:8If6IXMd
「もうすぐうんこしたくなると思うけど、今度はおとなしく我慢するのよ」
看護師のその言葉は注意ではない。
避けられない菜月の暗い未来をことさらに強調することで、少女の不幸をあざ笑うとともに、
自分の優位性を示したのだ。
しかも救いのないことに、この看護師が特別に悪意に満ちているわけではなかった。他の
者にしたって、浣腸を受けて、恥ずかしさと腹痛に顔をゆがませている少女を、心配するよ
りも楽しげに見る目のほうが多いのだ。
「今度動いたら、もう一回おしりペンペンしますからね」
またも二、三回、パンパンと菜月のしりを打ちながら笑う。幼い子供に諭して聞かせるよう
な、必要以上に優しい声だった。
だが、その声は、ほとんど思いつきで実行したこのお仕置きが、年頃の女子生徒たちにど
れほどの屈辱を与えるのか、それを発見した悦びに他ならなかった。
菜月のしりを叩いた看護師と、浣腸を続けている看護師は別なので、当然のことだが、こ
うしたやり取りの間も浣腸が途切れることはない。
とくとくと、少女の決して大きくないその器に、液体は容赦なく注ぎ込まれていく。
最初に注入された液体の冷ややかさには慣れたが、液体の流入はなおやまない。
(ああああっ、もうだめー……)
ほとんど空っぽだったであろう菜月の腹は、すでに浣腸の液で存分に満たされたように思
えた。
おなかがぷっくりと丸みを帯びてふくらんで、どこか愛らしさを増したようでもあった。
薬液が腸にいっそう染み渡り、ごぽごぽと音を立てた。
「む、無理です、もう入らない。あっ、やめ、やめてぇ」
「大丈夫よ。もう少し入るから」
いよいよ苦しくなってきた菜月を看護師は笑って冷たくあしらう。
そんなことをいわれても、菜月にはとても大丈夫などと思えないのだが、浣腸の執行者た
ちは取り付く島もない。
「――ああっ、痛い痛い、おなかが、おなかが痛いですっ」
「我慢して。もう終わりだから」
そうはいうものの、なお薬液の注入は終わらない。菜月はもう限界だと思った。続けて、お
なかが動くのを感じた。
ぎゅるぎゅるぎゅると、菜月の腸が大きな音で鳴いた。
「いやぁ、だめ、やめて。お願いです、もうやめて、あううッ」
とうとう菜月は、看護師たちが抑えてくるのもかまわず、腰を振って浣腸から逃れようとした。
先ほどの音は周囲の者にも聞こえただろう。どんな理由であれ、おなかが鳴るのを他人に
聞かれるのは少女にとって恥以外のなにものでもなかったが、菜月はそんなことを気にして
いる場合ではない。
「苦しいです、もう入れないで、やめて、ください――」
「まったく。静かにしなさい」
懇願しながらなんとか浣腸をやめさせようと腰をひねるが、看護師に支えられたままでは、
しりを左右に振る程度のことしか出来ない。
浣腸器を持つ看護師もきちんと菜月の動きにあわせて動くので、肛門に突き刺されたまま
の浣腸器が抜けるはずがなかった。
性器もあらわにしりを振る少女の姿がまた愉快だったのか、クスクスと笑い声が漏れた。
(続く)
忙しさでつい間が開いてしまいました。
>レス
ほとんど返事をしていませんが、感想を書いて
いただいて、実のところとても喜んでいます。
これからも返事はあまり書かないと思いますが
気を悪くしないでくださいな。
322 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/06(土) 08:13:20 ID:2l9gVAAV
>>318 まってましたー。
菜月ちゃんマジ萌えです。これからも期待してます。
>>318さん
お待ちしてました、本年初投稿乙です!
乙!
GJGJGJGJGJGJGJGJGJ!
萌え死しそうだ…!
誰か尻振り丸出しぽっこり腹菜月をイラストにしてくれ…!ハァハァ
絵心のない自分が憎いぜ。
菜月のおなかをなでなでしたい…
お腹が張ってるとヘソまわりの性感帯も敏感になるんだよな。
またアソコが湿っちゃうな、菜月タソ。
326 :
1/4:2007/01/15(月) 01:31:15 ID:bZdHgf83
「精密発育検査・杉原菜月の場合」 10
「あ、うう、ああーっ」
「はい、――終わり。大げさね、そんなに騒いで」
ここで液体の流入は終わった。
浣腸の直前に示された、容器いっぱいの薬液はすべて菜月のおなかに注ぎ込まれたらし
かった。菜月が訴えたおなかの痛みは、耐えがたいものには違いなかったが、それでも人
間の肉体自体にはすべての液体を受け入れる余裕があったようだ。
しかし、大量の浣腸液を入れられた結果、菜月はおなかだけでなくもっと上のほうまで圧
迫を受けていた。ともすれば、そちらから出すものなどないだろうに、吐きそうにさえなる。
ぎゅるぎゅると、また、おなかが鳴った。
「出すときはちゃんというのよ」
「はぁはぁ……」
浣腸が始まったころ、菜月はごく自然な四つんばいだったが、今では強くなる腹痛をこら
えようと手足を縮めて体を丸めるようにしていた。
それでも処置を受け入れるため出来るだけ高くかかげられていたおしりだけはそのまま
の位置なので、下半身をむやみに突き出した形になって、やたら強調するようなポーズとな
ってしまっている。
当然であるが菜月の陰部はあいかわらず丸見えである。今は、少女の桜色の断裂よりも、
突っ込まれていた異物が消えてひくひくと動く不浄の穴に注目が集まっているようだ。
その穴から液体が流れ落ちるのを、菜月は感じた。
(……やだっ!)
それは、浣腸の終わりにわずかに漏れた薬液が肛門からとろりとたれたものだったが、
菜月自身にはわからない。
(出た? 少し出ちゃったんじゃ?)
これから起こることを想像すれば、なんの意味もない心配であったが、菜月は気にせず
に入られなかった。
菜月があせっているのを知ってか知らずか、看護師は肛門にガーゼをあてて、浣腸液の
ふたとした。軽くあてているだけだから、菜月が便を出そうとしたときは特に問題とならない
が。
おなかが動く間隔は次第に短くなっていくようだ。不意に、ぐぅーっと大きな音を立てる。
便意が急速に高まっていくのを感じた。
(うう、もう出そう)
だが、どうにもならない事態といっても、浣腸を受けて一分ほどでなにもかも終わりにして
しまえるほど、菜月は諦観していなかった。
ある程度は我慢することになるのだろうか。
どのくらいの時間このままにしていればいいのか、思い悩んでいる菜月に、看護師が声を
かける。
「――じゃあ、出来るだけ我慢しなさいね。でも、どうしてもうんちしたくてたまらなくなったら、
無理しないで出していいから」
それは、前よりも厳しくない指示だったが、その言葉になにか引っかかるものを菜月は感
じた。
表面だけ聞けば、先ほどよりも甘い言葉である。
しかし、看護師だって、女子生徒たちがこんな状況での排泄を恥ずかしがらないわけがな
いことくらい、わかっているはずだ。それでもこんなことをいうのは、言外に「やれるものなら
やってみなさい」というからかいを含んでいるのだろう。
少女の心理を考えれば、結局、便意を最後の段階までこらえ続けるであろうことは想像に
難くないのだから。
(ああ、痛いー。おなかが動いてるー)
とはいえ、それは菜月の考えすぎの可能性もあった。
長年の慣れか、患者の羞恥心など気にする思いやりは失われて、無頓着にそのセリフを
発しただけなのかもしれない。
327 :
2/4:2007/01/15(月) 01:31:47 ID:bZdHgf83
「ちょっといい? そのまま、顔だけでいいからこっち向いて」
「…………?」
看護師が横に立って示したのは、菜月がいつの間にか忘れていた存在だった。
ベッドの手前に置かれた、カバーをかけられた機械だ。
そういえば前の番の女子生徒も、最初の浣腸を受けた直後のタイミングでこの器具の説
明を受けていた。
菜月が機械に目を留めるのを待って、看護師はカバーをはずした。他の者は菜月を注視
して、その反応を待ち構えているようだ。
(……中身は、なに?)
取り払われたカバーの下に、それは姿をあらわした。
そこに設置されていたのは、テレビモニターだった。三台ほどある。横長に見えたのは、
三台のモニターが並べられていたせいだったのだ。それほど大きなものではないが、多少
離れて見ても実用に耐える程度の大きさはある。
看護師がボタンを一つずつ押していくと、明かりがともった。すぐに光が像を結んで、形と
なってあらわれる。
……映し出されたのは菜月自身だった。
(……え?)
三台のモニターに、今この瞬間の菜月の姿が、異なる方向から映し出されている。
一台には斜め上あたりから菜月の全身の姿が。別の一台には背後から、菜月の股間を
拡大して。そして最後の一台には、自分のあられもない姿が映るモニターを目を丸くして見
ている菜月の顔のアップが映っていた。
当然のことだが、モザイクなどはいっさいない。
「見える?」
よく見えていた。
「今、ビデオで撮っているのよ」
菜月が動くと画面の中の少女もそのままの動きを見せる。自分がどんな格好をとらされて
いるのか、しかもその姿があますところなく撮影されていることを思い知って、菜月は唖然と
して言葉も出ない。
特に後方からのカメラなどは、うまい具合に菜月の陰部を見上げるように撮っているので、
菜月の股間の各部位が画面いっぱいに映し出されているのだ。
菜月は自分の性器や肛門をここまでアップで見るのは初めてのことだった。
(な、なにこれ)
あわててカメラを探す。どうして今まで気づかなかったのだろう。
映っている画像からして、菜月の顔を撮影しているカメラが見つけやすいはずだ。菜月は
そのあたりを見回すと、ライトの脇にそれらしきものを見つけた。想像よりも小さく、また、強
い光の陰となっていてわからなかったのだ。
(ビデオに撮られてるなんて)
写真撮影ならこれまでにもあった。あろうことか、至近距離から性器まで撮影されてしまっ
ている。
だが今度は写真ではなく、ビデオ撮影だ。そして、今録画が続いているということは、これ
からまもなく起こるであろう菜月の排便姿を撮影する意図に間違いない。
「うんちするところをビデオに撮られるなんて、恥ずかしいかもしれないけど、我慢してね。
浣腸を始めてから排便するまで、正確な時間を記録する必要があるのよ」
わざわざ動きのある映像を残そうとする理由を、看護師はそう説明した。
浣腸の最初から、撮影は始まっていたのだ。
(そんな……)
すでに浣腸を受けて、便意を覚えつつある菜月には、この撮影になんら抵抗する手段が
ない。菜月を含めた女子生徒たちは、これまでの検査の中で、反抗の手段と意欲をすでに
奪われている。
できることは、悲痛の瞬間を可能な限り先に延ばすことくらいなのだ。
前の少女がひたすら排泄を我慢していた理由がやっとわかった――
328 :
3/4:2007/01/15(月) 01:32:19 ID:bZdHgf83
「あとね」
いや、これだけじゃないのだ。まだ、あそこまで我慢する理由には足りない。
看護師がいよいよ楽しげに、菜月に告げた。
「これはあくまでただの記録だから、普通は撮影の後は倉庫の奥に保管されるだけよ。いち
いち誰も見ないわ。でもね」
「…………?」
「資料や教材に使うこともないわけじゃないの。特に、我慢している時間が短くて、浣腸から
すぐにうんちを漏らしているような子のビデオは、使われやすいわ。時間が無駄にならない
からね」
(それって……)
「大学の授業で使うのよ。大勢の学生に見せることになるわ。もちろんうんちするところに
モザイクなんかかけないし、音つきよ」
血の気が引いた。
それは実に効果的な脅しだった。
あまり我慢せずに排便してもかまわないが、そのときは撮影したビデオをたくさんの人に
公開することになるぞ、といっているのだ。
冷静に考えれば、彼女の言葉にはおかしな点がいくらでもあるのだが、菜月は衝撃を受
けていてそれに気づくどころではない。
(これじゃ我慢するしか……)
あの少女のように、体力が続く限り、便意に耐え続けるほかない。一分、一秒でも長く排
便を先に延ばさなくてはいけない。
ろくでもない態度をとっていた男性たちへの意趣返しとして、我慢せず排泄することなど
出来るはずもなかったのだ。
「長く我慢した子のビデオなら、教材にはならないでしょうね。あ、今までの子はみんなよく
我慢していたけど、あまり無理しないでね」
もう勘違いしようがなかった。
あの妙に優しい言葉も、この脅しの前振りだった。ここまでいわれて、女子生徒たちが無
理をしないわけがないだろう。
少女に選択の自由は残されていなかった。
ひときわ強力な便意が菜月を襲った。
(ぐううう――っ!)
今にも限界を超えて汚物が肛門から吹き出そうだ。
「どうしたの? もううんこ出そう?」
菜月がまだまだ我慢しようとすることがわかっていて、看護師は聞いている。
菜月は赤い顔で首を横に振った。
「そう。まだ全然時間たってないものね、我慢できるよね」
彼女はそんなことをいったが、菜月にはもう相当の時間が流れたように思えた。
「あ、わかってる? うんこするときは黙って出すんじゃなくて、今から出ます、ってちゃんと
いいなさいよ。用意がいるんだから」
この便意は通常のものよりはるかに強く、間隔は短い。こんなものをあと何分我慢しなけ
ればいけないのだろう。
(このまま時間が止まってくれればっ)
小康状態になったときなど思わずそう願うが、そんなことが起こるはずがない。すぐさま
次の衝動がやってくる。
(うんこしたい、うんこしたいー)
少し気を抜くと、すぐに便が漏れそうだった。
(ああああ――っ!)
強烈な便意の波を迎えるたびに、菜月は足をガクガクと震わせ、全身を硬直させて耐え
ていた。
しかしそれも長くは続きそうにない。ますますひっきりなしに排泄欲求は繰り返され、しか
もこらえられないほど強いものになってきているのだ。
329 :
4/4:2007/01/15(月) 01:33:00 ID:bZdHgf83
(あぐうう――っ! もうダメェ――、出ちゃう――っ)
菜月の人生の中で、もっとも必死に排便を我慢している瞬間だった。
菜月に周囲を気にする余裕はないが、少女を見つめる視線は多い。それらはまるっきり
悪意か善意のどちらかだけというわけではなく、さまざまな感情が入り混じったものである。
だが、どうしようもなく背徳的な悦びは、確かに多くの者の心中にひそんでいた。
特にそういった感情が強い者たちは、ビデオ撮影が告げられてから、あわれな少女が絶
望に顔をゆがませていく様をじっくりと観察していた。かわいらしい顔をゆがませて、必死で
便意に耐える少女を見るのが、楽しくてたまらないのだ、としかいいようがない。
彼らはこれまでの経験から、ベッドの上の小さな戦いの、終わりのときが近いことがわか
った。
初めから少女に勝ち目のない戦いだった。
(次は、もう、無理! 絶対耐えられないっ)
よく持ったほうといえるだろう。
菜月はまさに限界まで我慢していたのだ。さまざまな特異な条件が、少女の精神と肉体
の双方から最大の努力を引き出していた。
(これだけ我慢したんだから、大丈夫だよね……。他の子はもっと短いよね……?)
最悪の事態を避けようと、集中させていた神経にもほころびが出始めていた。小さな体は
全身が汗ばみ、しっとりとした湿り気を肌に持たせている。
菜月の額には脂汗が浮かんでいた。
もはや便意は、恥や外聞といったレベルを大きく超えているのだ。どんな姿をさらすことに
なっても、一秒でも早くこの苦痛から逃れたかった。
「で、出そうです……」
「え? もう少し大きな声でいってくれる?」
「も、もう我慢できないです、出ます、出ちゃいます……っ」
「うんちが漏れちゃいそうなのね。でも、そのままだとできないでしょう。ちょっと起き上がっ
てくれる?」
看護師のいうことはもっともだった。
菜月は四つんばいのまま排便をこらえている。この姿勢では、ベッドの上に直接汚物を
撒き散らすことになってしまう。
「起きたらしゃがんで」
いわれたとおりに、菜月は最後の力を振り絞って起き上がり、ベッドの上でしゃがむ格好を
とった。和式便所で用を足すときとだいたい同じ姿勢である。違うのは、両手をベッドの前方
について、通常より体を倒しているので、後方から肛門や性器がよりよく見えるところだ。
起き上がった菜月は真っ赤な顔を真下に曲げた。
前の少女はほとんど仰向けのまま行わされていたが、菜月は比較的自然なスタイルで
排泄させられるらしい。浣腸と排泄は何度も繰り返されるため、次は別のポーズをとらされ
るのだろうが。
看護師はもたもたと、例の銀色のトレーを用意する。
「えっと、この位置でいいかな」
「は、早く、もう出ちゃうっ」
足の間にやっとトレーが置かれた。
「まだダメよ、ちょっと待って」
「で、出る、出るっ」
次に看護師が引っ張り出したのは、ガラス製の尿瓶だった。二つの容器を用いることで、
二種類の便を分離して集めるのだろう。
「じゃあ、あまり力まないで、自然にね、あっ、わわっ」
応対した看護師が、尿瓶の独特の形に折れ曲がった口を、菜月の性器にあてがったその
あたりで、菜月の我慢は限界を迎えた。
(続く)
まってましたー。
あんたの書くSSが一番抜けるよ
保守
保守
334 :
sage:2007/01/26(金) 10:16:58 ID:bXBCdslS
保守
神様…期待してます
保守
h o s y u
339 :
名無しさん@ピンキー:2007/02/17(土) 12:31:21 ID:KoTgdeFM
保守age
菜月マダー?wktk
保守
342 :
名無しさん@ピンキー:2007/02/28(水) 00:28:41 ID:FxQI/4ay
保守揚げ
343 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/03(土) 01:13:23 ID:IPZr6n/Z
あげ
344 :
1/4:2007/03/03(土) 23:51:08 ID:yxmhXrHV
「精密発育検査・杉原菜月の場合」 11
「ん――っ」
ブリブリ――ッとけたたましい破裂音をあたりに響かせながら、細かい破片上の便が浣腸
液とともに噴射されていく。
通常ではありえない圧力を受けながら、出口を閉じられていた菜月の便は、解放のときを
向かえて少女の小さな肛門からいっせいに飛び出したのだった。
(……で、出てる……っ)
のぞき見たトレーの中は、当然のことだが茶色の汚物でいっぱいだった。
排便のあと、入れ替わるように今度はおしっこが噴き出した。すでにすませていたため、
たいした量ではないが、ちょろちょろと尿瓶に吸い込まれていく。
便意の第一波が去っても、菜月の腹の中にはまだまだ液体が残っているようだ。それら
はすぐさま菜月に新たな腹痛をもたらす。
もはや、菜月の意思では止められなかった。
「うーっ」
ビッ、ビチャビチャッ、となおも細かい便が排出され続ける。どちらかというと下痢に近い
状態の便だが、それは浣腸の液体のせいだろう。
(まだ出る……)
ジャァーッと菜月の肛門から液体が流れ落ちた。本来の便はもともと少なかったのか、
あらかたかき出されたらしい。
(止まらないよ)
これで全部出たと思っても、次の瞬間にはさらなる排泄欲求が押し寄せる。便がまだ残
っているのか、それとも薬が残っているせいなのかはわからないが、便意がいつまでも続
くのだ。
菜月はせめて排便の勢いだけでもコントロールしようと肛門に力を込めるが、その都度、
水道の蛇口をひねるように、一定量が、ジャッ、ジャッと漏れ出た。
(わ、わたし……)
菜月を襲っていた、身動きの取れないほどの便意はかなり小さくなった。
しかし最大の苦痛から解放された結果、少女の羞恥心が反比例してよみがえる。
(……いやぁっ)
菜月は顔の熱さを自覚した。耳の先に至るまで、自分の体とは思えないくらい熱い。火の
出るよう、とはこのことだ。
(こんなにたくさんの人の前で、な、なんでこんな目に……っ)
菜月は今、素っ裸で排便する姿を、若い男性たちも含めた多くの人たちに一部始終見ら
れてしまったのだ。
あらためて自分の状況を理解し、菜月は極限の恥辱をかみしめて、瞳に涙があふれた。
(やだやだ、見ないで、見ないでよぉ)
少女の心中など、いわれるまでもなく想像がつくだろうが、眼をそらす者はいない。
この瞬間を心待ちにしていた者さえいただろう。
菜月は今すぐこの場から逃げ去りたかったが、それは不可能だった。周囲の者たちの許
可が出るまで、人生最悪の状態のまま、晒し者になっていなければならないのだ。
(……最低っ)
菜月はもう見たくもなかったが、便器となったトレーには、彼女自身の便と浣腸液が水た
まりを作っていた。トレーは特に工夫もなされていないただの入れ物でしかないから、すぐ
さま、その便からは特有の悪臭が広がってきている。
菜月の排出した汚物は、少女を辱めるのに充分な臭いを放っていた。
便の量自体はたいして多いわけではないので、本人ならたいして問題とせず我慢できる
ものであろうが、他人はそうはいかないだろう。
345 :
2/4:2007/03/03(土) 23:51:41 ID:yxmhXrHV
まず気分を悪くするだろうし、ひょっとしたら吐き気さえもよおさせるものかもしれない。
その、普段であれば決して人に知られることのないこの異臭は、今、一〇数人の男女の
至近を漂い、彼らの顔をしかめさせていたのだった。彼らも、これが最初の経験ではないと
はいえ、他人の便が放つ悪臭にはどうにも慣れないようだ。
菜月の腸内は空になったかに思えたが、少女の腸は本人の意図しないところで動き、さら
にガスを噴出させた。
いまさらとめられないそのおならは、ブゥ――ッ、とわかりやすい音を立てた。
(――っ! もういやっ)
以前のおならよりはるかに音が大きい。
これだけ大きな音なら、マイクは楽に拾えるだろう。菜月の排便は、浣腸の始めから排便、
盛大なおならに至るまでなにもかもビデオに記録されてしまったのだ。
「ひっ、ひっ」
菜月はしゃくりあげていた。涙がぼろぼろとこぼれて、シーツに染みを作った。
何度もその瞬間を想像して、覚悟を決めていたはずだったが、実際の衝撃にはまるで及
ばなかった。
(こんなことになるんだったらっ)
今日、こんな病院に来るのではなかった。後悔してもいまさら遅いが、そう思わずにはい
られない。
「だいたい、出た感じね」
看護師はまず尿瓶を横に避けた。少女が泣き出すのは想像の範囲内だったのだろう、
まるで気にとめてない。
それどころか、
「ぴいぴい泣いてんじゃないの、このくらいのことで」
菜月を責めるようにさえいう。
「どうなの? 出終わったの? まだうんち残っているの?」
看護師の口調は強く、プライドをズタズタに傷つけられた裸の少女を服従させるには充分
な力を持っていた。
問いに答えなければ、菜月は彼女に怒鳴りつけられると思った。
「…………で、出ました、ひっ、ぜ、全部」
便意が完全に消え去ったわけではなく、いまだにおなかを力ませている菜月だったが、
そろそろ、出るものはなくなったようだ。
それを確認して看護師は、菜月の下に置いたトレーを引っ張り出した。まだ排便が続い
たときにそなえ、念のためか、代わりに新しいトレーを置く。
看護師が引っ張り出した最初のトレーには、汚物がいっぱいに入っていて、いかにも臭そ
うであった。看護師は、それをそのまま慎重に、ベッドの傍らにあった別の台へと移動させる。
薬液と混ざった菜月の便は異様な姿で、とても少女に似つかわしいものではない。
しかしその持ち主は、肛門に異臭を残し、ベッドの上でなお全裸のまましゃがんで体を震
わせているのだから、自身の汚物から逃れようがなかった。
菜月の真横で、白衣の集団がその物体を囲み、ガラス棒で突っつきまわす。女子生徒た
ちのの排泄物は、この場で一度調べることになっているらしい。
(そんなにじろじろ見ないで……)
彼らは口には出さないものの、トレーの便とその臭いを、非常に汚がっていることは表情
でわかる。
その態度は、トレーの排泄物などより、菜月の心をバラバラにするようだった。
汚物の簡単な調査が終わると、彼らはふたたび菜月を囲んだ。菜月の産み落とした異臭
は、まだ強く残っている。
「さてと。いいかな?」
346 :
3/4:2007/03/03(土) 23:52:12 ID:yxmhXrHV
医者たちはあくまで非情だった。
菜月の涙は残っていたが、気にすることなく次の検査に移る気なのだ。
「もう一回、浣腸しようね」
(いやぁ……!)
またあの苦しみを味わうことになる。しかももう一回だけで終わるはずがない。前の少女
はいったい何回浣腸を繰り返されただろう。
「や、やだ」
「いまさらなにいってんの。あきらめなさい」
具体的な苦痛を思い知って、浣腸をいやがる菜月に、看護師は手馴れたものだった。
「あそこの椅子に縛りつけられたいの? あっちの検査はここの倍は浣腸するわよ?」
「…………っ!」
「ほら、いい子だから、いうとおりにして」
端的な脅迫だったが、充分だった。彼女の指差す『椅子』とは目立つ場所においてある
診察台のことだ。
まさか浣腸液の量が倍になるというわけではないだろうが、回数くらいなら本当に倍にさ
れる可能性はある。縛りつけられた上に、他の女子生徒の誰よりも長く浣腸を受け続ける
自分を想像して、菜月は怯えた。
(いうとおりにするしかない――)
一瞬だけ起きかけた、ささやかな反抗は消え失せた。
少女が今度こそ完全に屈服したのを察して、看護師は強い口調に変わる。
「仰向けに寝なさい」
菜月は目元をぬぐった。
ずっとしゃがんだままだったためか、しびれる足を引きずって、菜月はいわれたとおりに
した。普通に寝転ぶだけのことだが、肛門に残った汚れがシーツに付くのではと気になる。
「――足を曲げて開きなさい。女の子の大事なところがよく見えるようにね」
看護師は逆らわなくなった菜月をいたぶるように、次の指示を与えた。これまでと違い、
すべて菜月が自分で動くのに任せている。
少女が日頃は誰にも見られないようにしているその場所を、嫌々ながら自らさらして行く
様は、男たちにとってこれまでにない見世物だった。ぎこちない一挙一動が、少女の心情を
物語っている。
「辛いだろうけど、もう少しだけ、我慢してね」
別の看護師だろうか、菜月を慰めるような声がした。
異性の前で性器を丸出しにしている少女に、看護師たちがときおり優しい言葉をかける
こともあるのだ。だが、そのような言葉は、女子生徒たちにあらためて自分が異常な状況
に置かれていることを確認させるものでしかならなかった。
看護師もわかっていっているのかもしれない。
「そうね、自分で足を抱えてくれる? 太ももを持ってね」
そのなのだ。
いつだって、優しい言葉のすぐ後に続くのは、より屈辱的な指示だったのだ。
看護師は、あの赤ん坊がオムツを替えられるときの足を浮かせた姿を、今度は自分自身
の手で再現するようにいった。
(ひどい……)
菜月はとうとう、自分から股間を見せつけるように仕向けられてしまった。
これではベッドの上のストリップショーだ。いや、そんなショーだってここまでひどい格好と
はならないだろう。
(……やればいいんでしょ)
せめてもの向こう気で心を支えて、菜月はそのポーズをとった。これで少女の両足は充分
に開かれて、陰部は完全に露出された。
347 :
4/4:2007/03/03(土) 23:52:43 ID:yxmhXrHV
親からも隠されるようになってから、決して異性の目に触れることのなかったその場所は、
今日だけでいったいどれだけの男の視線を浴びただろう。彼らの好奇心に満ちたその視線
は、この期に及んでも衰えることがなかった。
全裸の少女を全身くまなく眺めてきた男性たちであったが、羞恥心を捨て去ることなくほほ
を赤く染める菜月の姿はなお魅力的だった。
ひときわ無神経な男が思わず「おおっ」などと口を滑らせた。
(やっぱり恥ずかしい――)
ここで、カメラの位置がより適切な位置に直される。一台は完全に菜月の下半身を正面
からとらえる。
「よくできました。かわいいおへそからおしりの穴まで、とてもよく見えてるわ。あ、おしりの
穴に、少しうんちが残っちゃってるね」
少女の秘部を観察するその声は、できるだけ抑えて、菜月だけに聞こえるようにしている
ものだった。
(うう……)
排便の直後なのだから汚れていようと仕方ないことなのに、それをわざわざ指摘して、
看護師はおもしろがっているのだろうか。
「じゃあ、おなかの中をきれいにしましょうね」
看護師は今度も、浣腸器を菜月に示しながらいった。二回目の浣腸は、先ほどのもの
より少ないように見えた。
看護師が菜月の肛門をぬぐう。
「一度きれいにしなくっちゃあねー」
一部の看護師たちは、言葉遣いが幼い子供に対してするような口調になっていた。それ
だけでなく、その言葉の中は、女子生徒たちに対する暗い優越で満ちているのだ。
女子生徒たちもまた、はっきりと確信に至らなくても、彼女たちの情動を本能的に嗅ぎ取
り、不安を抱いていた。
「今度のはちょっと違うお薬を入れるから、前よりおなかが痛くなるかもしれないけど、がん
ばってね」
菜月はその言葉どおりきっと前より痛くなるのだと思った。
「はい。おしりにぶすっとしますからね」
ベテランらしい看護師は、ごくスムーズに、しかし手荒に浣腸器を菜月の肛門に差し込ん
だ。彼女が力を込めて浣腸器を操作するのが、菜月の腸にそのまま伝わる。
体に入ってくるのは、どくどくとした、粘り気のある液体のように思えた。その液体は冷たく
もあり熱くもあった。両方に感じられた。
……浣腸液の注入は短かった。
見間違いではなく、今度の浣腸器に入れられた薬液は最初のものより少量だったのだ
ろう。一度中身を出してしまっていたこともあるのだろうか、菜月のおなかは、比較すると
ずいぶん短い時間で浣腸液を受け入れたようだ。
この分なら、薬が別のものであるとはいえ、一度目よりも長く耐えられるかもしれない。
ビデオの件に気をつけるのなら、一度目より長く我慢することには意味がないはずだか
ら、ギリギリまで苦しむことはないかもしれない。
「すぐに効いてくるわ」
わずかな望みを抱いた菜月の耳に、どこか苛虐的な響きを持った声が聞こえた。
「すぐに、ね」
期待はすぐに打ち砕かれることになるのだと、菜月は理解した。
(続く)
GJ
>344さん
G・J!
待ってました、続きがんばって下さい!
GJ
GJハァハァどんなおくすりなんだろう・・・
GJ!!
ところで保管庫って、現行スレの途中で申請してもいいのかな
菜月ちゃんが全然保管庫にないんだけど
詳しい人いない?
保守
354 :
1/4:2007/03/12(月) 01:22:59 ID:iNwmUKkY
「精密発育検査・杉原菜月の場合」 12
看護師は少女の手足の配置まで執拗に指示する。
「もう太もも抱えてなくていいわ。両手は軽くグーに握って頭の横に置いててね」
もはやその指示はその内容がどのようなものであれ、絶対の命令である。菜月はしぶし
ぶ腕を「お手上げ」のポーズに曲げた。太ももから手を離したといってもひざをそろえること
は許されるはずもなく、両足はガニ股に大きく開いたままだ。
なんというか、昆虫の標本を腹側から見ているような格好だ。裸でなくても少女にとっては
なんとも開けっ広げな姿である。
当然裸を見られ続けてきた菜月であっても心理的な抵抗感は大きい。
しかし、下手に抵抗しようものなら、力づくで押さえつけられてより屈辱的な形で検査を強
行されてしまうのに違いない。
菜月は否が応でも自分が完全に支配されていることを思い知らされた。
こんな姿を強要されて、少しも逆らうことが許されない。こんなひとときですら、今の菜月
は異性から胸を隠すことさえできないのだ。
注入から一分ほどもすると、菜月はまたしても猛烈な腹痛に襲われた。今度ものもは先
ほどのものより痛みが強く、吐き気までついてきている。
腸の中を得体の知れない生き物が這いずり回っているようだ。
(ああぁ――、出るものなんかないはずのに――)
だが下半身を襲う強力な便意は紛れもなかった。
最初のものより少ないとはいえ、薬液が入れられたのは確かなのだから、それが外に飛
び出そうとしているのだろう。
寝転がってなどいないで立ち上がるか座るかしたほうが我慢しやすいと思うが、医者たち
の指図を受けた以上、菜月はじっとしているしかなかった。手足の位置まで細かに決められ
ているのだから、動かせばやはり叱られるかもしれない。
言葉の鎖で縛られた菜月は寝返りどころか手足すら動か内容に注意しながら、ひたすら
ベッドの上で苦しむしかなかった。
一度目は四つんばいであったが、あちらのほうがまだ耐えやすかったような気がする。お
しりは丸見えであったとはいえ、上半身や顔は比較的隠しやすかったのも、今思えばまだ
ましだった。
今度は解剖を待つカエルのような姿勢で、恥ずかしい部分をいっさい隠すことなくベッド
の上に裸で横たわっている。この状態では便意をこらえる様を体の正面から見られること
になるのだ。
しかしどうしようもない。結局のところ、菜月にはこのみじめな運命を受け入れる道しかな
かった。どうあがいても菜月が晒し者にされることに変わりはない。
排便を我慢し苦悶にゆがむ赤い顔と、呼吸にあわせて上下する胸はやはり注目の的だ
った。それは少女が受けている責め苦を物語っている。
さらに肛門は必死に中のものを閉じこめようとぴくぴくと動き、体液のせいだろうか、ライト
に照らされた少女の陰唇は光沢を増していた。
(苦しい……恥ずかしい)
菜月は何度も失神するのではないかと思うほど気が遠くなりかけたが、いまだ意識は保
ったままだった。いっそのこと気を失ったほうがこの悪夢から逃れられるかもしれないとい
うのに。
(早く出したい……)
最初の浣腸よりも長く我慢しただろうか。菜月はまったくわからなかった。
少女の内心などに関係なく、終局は唐突に訪れた。
(あうううぅ――っ、が、我慢なんてしてられないよぉ――っ)
それは実に強烈なものだった。便意がどうとかいいう問題ではなく、ひたすら苦しいのだ。
羞恥心を忘れたわけではないが、以前と同じように、至近の苦痛の前には無力なものでし
かなかった。
「あ、あの、我慢できないです、出させてください……」
「え、もう? もう少しがんばれない? おなかは痛くなるけど、そんなに強いお薬じゃない
のよ」
355 :
2/4:2007/03/12(月) 01:24:04 ID:iNwmUKkY
他人事のように、実際他人事なのだろうが、看護師は気楽な口調だ。
だが菜月の実感としては、そんな看護師のいう優しい薬とはとても思えない。少女から恥
じらいを奪うのに十分すぎる衝動が菜月を襲っている。
「無理なんです、も、漏れちゃう――」
「じゃあ、こっちにおしりを乗せてちょうだい」
それは、菜月も目撃した、二台の台の段差を利用した簡易便座だった。女子生徒が寝
転んだままでも、楽に陰部を観察しながら排泄させられるように工夫されたものだ。
菜月は両足をガニ股から「Mの字」状態に変えながら、便器となる容器の上に下半身を
滑らせた。
あらためて股間に複数のライトが照射され、菜月の性器と肛門が白く浮かび上がった。
ようやく動くことを許されたといっても、両腕は体を支えるためシーツに手をついているの
で、体のどこも隠すことはできないところは変わらない。
「いいわ」
「うぅっ」
菜月の、二度目の公開排便が始まった。
ブチュッ、ブチュチュと音を立てて流れ落ちるのは、若干茶色がかっているとはいえ、ほ
とんどは浣腸の薬液である。
とはいえ、いったいどこに残っていたのか、一度目とは比較にならない量であるが、固形
の便がぼとりぼとりとこぼれ落ち、悪臭を放つ。
正面では、看護師がビデオとは別に写真を撮っていた。肛門から便が飛び出てくる瞬間
を狙ってシャッターを切っているようだ。
菜月からレンズが見えているそのカメラは、おそらく菜月の下半身だけでなく、表情をこ
わばらせた菜月の顔も、一枚の写真として記録しているようだ。
撮影者の周りには菜月を取り囲む医者たちが並んでいる。
(ああ、みんな見てる、うんこしてるわたしを見てる)
しゃがんだ姿勢との最大の違いがそれだった。あのときは顔を真下に向けることで、視
線を避けることができた。
だが今度は、菜月は自分を見ている人間たちを徹底的に意識しながら排便に望まなけ
ればいけないのだ。
彼らの目線は当然というべきか、菜月の股間に集中している。しかし少なからず、菜月の
顔に眼をやる者もいた。
不意にそんな者たちと眼が合うこともある。菜月の自分からすぐに眼をそらした。立場を
考えれば当然だった。
単に裸というだけならともかく、排便姿や排泄した便など、相手が親しい人間であっても
容易に見せられるものではない。それをこれだけの数の人間の前で無理強いされ、しかも
ビデオ撮影の対象にされ、平気でいられる少女などいるだろうか。
どうしようもなくみじめになって、菜月は鼻をぐずらせながら眼をいっそう充血させた。無
意識のうちにまた看護師に叱られることを恐れたのか、菜月は声を立てずに泣いた。
(ひどすぎる……こんなの……)
菜月の涙に気づいているのか、気づいていたところで叱責以外のものが与えられるとは
思われなかったが、看護師は優しい口調となっていた。
「はい、もう少しがんばってね、あと何回か浣腸すれば、おなかの中もすっかりきれいにな
るから」
しかし伝えられたその内容は、予定どおりの検査の続行宣言でしかないのだった。
次に、菜月は横向きに寝かされ、足を胸に抱えた姿勢で浣腸を受けた。これまででは一
番ましな部類の姿勢である。
ところがその代わりなのか、注入された薬液の量は、今まで出一番多かった。高く吊り
下げられた容器に液体がたっぷりと入っている。
(またおなかがいっぱいになっちゃう……)
ふくらんでいくおなかを看護師が確かめるようになでていく。
しかし菜月はあまり気にとめていなかった。少女の気力にも限界がある。度重なる仕打
ちに、菜月もほとんどあきらめの気分になっているのだ。
そのために菜月は今や無抵抗そのものである。
356 :
3/4:2007/03/12(月) 01:24:36 ID:iNwmUKkY
だが医者たちにとっては菜月の態度は好ましいものではなかったようだ。当たり前のこと
であるが、彼らにとっては女子生徒たちが真剣に排泄をこらえてくれていたほうがいいのだ
ろう。投げやりな心境で検査を受けられていては、有益なデータなど期待できないに決まっ
ているのだから。
「もう出そう?」
「……うん……」
看護師が医師に耳打ちした。それは菜月にも聞こえるものだった。
「今度の子でいいんじゃないですか。時間も短めですし」
内容の真偽など菜月にはわからない。しかし、その不吉な響きは、少女の意識を容易く
覚醒させた。
(え……?)
当の医師のほうも「うん。そうだな」などとうなづいている。
心配そうに彼らの会話を見守る菜月の視線に、今気づいたかのように、その看護師が
菜月に向き直った。
菜月にだけ聞かされる、秘密の会話は、いつものように看護師が顔を近づけて小声で
行われた。
「あなたのうんちするビデオが、教材にいいんじゃないかって話していたのよ」
(……! そ、そんな……)
すでに一度教えられた内容であるが、少女を動揺させるのに十分過ぎる威力を持った
その話を、看護師はもう一度説明する。
「浣腸から排泄まで、おしりの穴の様子の変化とかを、写真とビデオでみんなに見てもらう
の。排泄物……どんなうんちが出たのか、その中身もね。きっとたくさんの人の役に立つわ」
何度も教えられるまでもなく、それは恐るべき提案だった。
菜月の恥ずかしい姿をこれでもかというほど記録したビデオが、この場にいるだけでは
ない、もっと大勢の人間に公開されてしまう。
「大丈夫よ。体はそのままだけど、顔にはちゃんとモザイクがかかるし、名前だって出ないわ」
そんなことはまるで気休めにならない。というより、そんな情報さえ隠されないなら、菜月
のプライバシーなどまるっきりあったものではない。
「まあ、いろんなデータが参考にされるから、うんこのところだけじゃなくて、身長体重とか、
他の検査の、おしっこするところとか、全身の写真やらも、一緒に教材になるかもしれない
けどね」
「…………!」
菜月は心底震え上がった。
そうなってしまったら、これから菜月が知らないところで、自分の体のなにもかも、隅から
隅まで赤の他人に見られていくことになってしまうのだ。
「いや、やだ、お願い、お願いだからそんなことしないで」
あわてる菜月に、絶対的な権力を握った看護師は、あらかじめ用意してあった唯一の救
いの道を示す。
「……そうね。時間的にはそんなに差があるわけじゃないから、あなたがもっと我慢できた
ら、他の子のが教材になるかもしれないけどね。……うんち、まだ我慢できる?」
「……で、できます」
菜月の言葉に看護師は笑みを浮かべた。
他の答えが返ってくることなどありえないのだ。
(やっぱり、わたしは……)
菜月も、あるいは、自分がいいように操られているのではないかと疑わないわけではない。
だがほかにどうしようもない。
菜月は一度終わったところでまた何度も浣腸されることがわかっていながら、その都度
体力の続く限り押し寄せる腹痛をこらえ、また全裸の公開排泄の屈辱にも耐え続けなくて
はいけなかった。
医者たちはもはや作業でしかないのか、いちいち気にするでもなく、菜月への浣腸を繰り
返した。もちろん単なる作業としてでなく、菜月の人としての感情に強い関心を持って望んで
いる者も残っている。ところがそういった者たちが菜月に与えるのは、辱めを受けるあわれ
な少女への同情などではなく、まるで逆の、好奇に満ちた視線でしかなかった。
357 :
4/4:2007/03/12(月) 01:25:10 ID:iNwmUKkY
繰り返し行われた浣腸は体位をや器具をいろいろと試すものだったようだ。しかし、それ
がどういう形であれ、少女の肛門と性器は丸見えのままであり、顔や胸もほとんどあらわに
されたまま処置が施されることは変わらなかった。
度重なる浣腸と排泄の連続からようやく解放されたとき、他の女子生徒たちと同様、菜月
はふらふらになっていた。もう、今日だけで自分の恥ずかしい姿はなにもかも人に見られて
しまった気がする。
だが菜月にもようやく希望が見えてきた。
次の検査こそ、最後の検査であると教えられたのだ。
(これが終われば、家に帰れる)
そう思えば、ともすれば疲労からガクガクと震える足にも力が入るというものだった。
(これが、最後の検査?)
たどり着いたその場所では、仕切りに分けられた、たくさんのベッドが並べられていた。ス
ペースを有効に使うためだろう、一つ一つの区画はあまり広くないようだ。
ベッドを区切るのはそこそこ背の高い仕切りであって、いちおうそれぞれのベッドは互い
に見えなくなっている。
手前に列を作っていた女子生徒たちは、先頭から次々とその仕切りの影に消えていく。
(どうか、楽な検査でありますように)
菜月はすがる思いで、手招きされた列の一つに並んだ。
ふと、部屋の片隅に眼をやると、そこにはわずかであるが、早くもすべての検査が終了
した女子生徒たちが集められていた。あいかわらずパンツ一枚のままで、元の服を着用
することは許されていないらしいのはともかく、検査が終了した開放感はあまりなく、心底
疲れきっているように見える。
それは今日の検査を受けた少女のある意味当然の姿でもあるので、彼女たちの姿から
目前の検査の内容を想像することは難しい。
ほどなくして、自分の番を待っていた生徒たちは次々に呼ばれ、菜月もまた、少女たちを
見世物とする白い檻の中にその身を投じるのだった。
そこにあったのはこれまでの検査台と比較してもシンプルなベッドである。病院のものら
しく高さは通常のものよりあるが、頭と足側の面にパイプの柵があるほかは目立つ装飾は
ない。
最初菜月が入ったとき看護師が一人いるだけであったが、すぐに医師たちがどやどやと
集まってきた。最後の検査ともなるとなにもかも手際よくというわけにはいかないのだろう。
菜月は検査の正体を探ろうと、この間辺りをこっそりと見回していた。なにを調べるのか
よくわからない器具も多い。ライトはあるがビデオカメラとモニターはここには見あたらなか
った。
この期に及んでは、指示は簡潔なものばかりであった。「とっととベッドに寝て!」と、年配
の看護師がお決まりとなったセリフを菜月にぶつける。
いつもであれば服を脱いでからベッドに乗せられていたところだが、指示がなかったため
菜月はそのまま寝転んだ。脱がなくてもいいのかとも一瞬思ったが、それは単にいい忘れ
ていただけだったようだ。
「あ」と看護師がつぶやいたが、もういちいち女子生徒に行動の断りも入れるのも面倒な
のか、ベッドの寝たとたんの菜月のパンツに手が伸ばされ、腰、足と持ち上げる間もなく強
引に脱がされてしまう。
「手をしっかり伸ばして」
ふたたび生まれたままの姿になった菜月に次の命令が下される。看護師たちが菜月の
手をつかみながら指示が出されるので、言葉自体は最低限だが彼女たちの意図を取り違
えようはなかった。この場合は両手を頭の方向、やや斜めに左右に伸ばせということだ。
菜月はベッドの枠からはみ出ることを気にしながら両手をいっぱいに伸ばした。
少女の四肢はシーツの上にYの字を作った。
(続く)
GJ!
ラスト近いのかぁ・・・寂しいな
GJ!
菜月カワユス
GJ!
G・J!
ラストに向けてガンバ!
362 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/23(金) 00:58:52 ID:nK1T75v7
続き、お待ちしてます!
もう終わりなのかあ
でも、でもきっと、『精密発育検査・〜〜の場合』って新シリーズを始めてくれる!
なんて思ったり。
いろんなタイプの子で書いて欲しいな。
ツンデレ、ギャル、眼鏡っ娘…
盛大に暴れて痛めつけられる子とかイイ!
365 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/03(火) 20:44:08 ID:ajqKIBwk
いいねえ…とくに気の強いギャルが派手に暴れて、罰として陰核刺激検査を強制させられて泣きながらイキまくるところなんて読んでみたい!
366 :
1/4:2007/04/08(日) 19:49:18 ID:4hFKE1cL
「精密発育検査・杉原菜月の場合」 13
菜月の両手はほぼベッドの上端にある。小さな少女の体が、ベッドの上に手足をいっぱい
に広げる形になった。
その伸びきった腕を何人かの手がつかむ。
(なにをするの……)
頭の上で起こっているので、首を曲げないことにはよく見えない。あらわになったわきの下
なども気になったが、余計なことをして叱られたくなかったので、菜月はじっとしていることに
した。
どうも太い帯のようなものを手首に巻きつけているようだった。
(やだ、まさか)
同じ検査を繰り返してきたからだろう、彼らの手際はよかった。菜月の不安は発生からほ
とんど間もなく現実のものになっていく。
菜月に取り付けられていたのは手首用の抑制帯であった。
患者が暴れるのを防ぐために使用されるこの器具は、安全かつ確実に人を拘束すること
ができる。
通常であれば腕は体の横の位置ということになるのだろうが、この場では菜月はバンザイ
の形をとらされての手首を固定されていた。
手枷となっている本体は、あらかじめベッドのフレームに結び付けられている別のベルトと
つながっているので、装着者は腕を動かすことがまったくできなくなる。
もちろんこれを着用させられてしまうと、自分でははずすこともできない。
抑制帯全体は病院にありがちなベージュ色だったが、材質はまったくやわなものではなく、
ごわごわしていかにも丈夫そうである。内側はまだしもやわらかいものの、手首が抜けるよ
うなことはなさそうだ。当たり前だが、少女の腕力で太刀打ちできそうなものではない。
菜月は両腕の自由を奪われたことを理解した。
裸のままベッドに縛り付けられてしまったのである。
これで菜月はこの拘束が解かれるまで、自分ではなにもできなくなってしまったのだ。
(な、なんで。い、いわれたとおりにしてきたのに)
今までも指示に逆らった少女が診察台に体を固定されたことはあったようだが、いうとおり
にしていれば、こんな風に扱われることはないと思っていた。
しかし菜月は現に身動きが取れなくされてしまっている。
(こ、これから、な、なにをされるの)
無機質な抑制帯は、人の手でされるのとは違う、問答無用の圧迫感を伴っていた。
これまで以上につらい検査が待っているのではないか……
自身の心臓がどくどくと強く脈打つのを感じて、なおさら緊張が高まる。
看護師たちはてきぱきと各自の作業をこなしていて、とても説明を求めることができる雰
囲気ではない。
菜月は怯えていると、続いて胸と腕、足にいくつも小さな器具を取り付けられた。コードの
ついた吸盤のようなそれは、心電図の検査で使用したものに似ているような気もするが、
よくわからない。
それから今度は下半身の番だった。
菜月の足をそれぞれ別の看護師がつかんで左右に広げ、頭の側に倒す。意地悪な看護
師にされたのと同じポーズ、少女の股間を徹底的に露出させる、いわばV字開脚とでもいう
べき姿だった。
足に取り付けられた器具は、コードに余裕があるので外れることはない。
(う――っ)
恥ずかしい部分の惜しげもない大公開を、菜月はひたすらこらえた。
確かに異性の前の全裸開脚でさえ、いまさらのものといえなくもないが、いやなことは何度
だっていやなものだ。
やはりというか、少女の大事な部分がライトアップされる。
367 :
2/4:2007/04/08(日) 19:49:50 ID:4hFKE1cL
さらに菜月は肛門にまたも刺激を受けた。
大きな注射器状の浣腸器を誰かが抱えている。もうないと期待していたが、ここで受ける
処置も浣腸なのだとわかった。わかったところで、できることなどないと菜月も観念しているが。
先ほどの浣腸のときは、あれやこれやしゃべってくる看護師がいたが、今度はそういう人
間はいない。
ほんの直前まで受けてきたのと同じ感触を、菜月は肛門に感じた。
浣腸器の先端が肛門に挿し込まれたのだった。
(うっ、う、う)
注入された液体は少なく感じたが、それだけで楽観などできないことを菜月はもう身をも
って思い知っている。
(はぁ、はぁ……)
これだけで終わりとは思えなかった。わざわざ場所を変えている以上、前の検査にはな
かった、なにかがあるのだろう。
肛門に受けたのは今までにない感触だった。浣腸液に続いて、なにか、グニグニとした
ものを押し込まれたようだ。
(う?)
ある程度押し込まれたそれは、温かみを増しつつ、ゆっくりと体積を増す。戸惑いを覚え
ている間に、菜月の肛門に近い部分の腸内を満たすように力強くふくらむ。
(な、なに、これっ?)
膨張を終えたそれは、指などよりはるかに太く菜月の肛門をふさいだ。
どうやら菜月は肛門に分厚いゴム風船のようなもので栓をされてしまったらしい。確かな
ことはわからないため、なにか説明はないのかと医者たちの間へ視線をさまよわせる。
その視線に気づいた看護師が菜月にいった。
「あなたは我慢だけ、していればいいから」
(えぇ?)
それだけでは菜月の期待する答えにほど遠かったが、菜月の下半身に取り掛かってい
る医師たちは、黙って処置を続ける。
足の付け根を布がくすぐった。細長いガーゼのようなもので肛門からへその下あたりまで
が覆われたらしい。ガーゼは最小限の大きさしかないようで、穴と裂け目をかろうじて見え
なくしているだけだ。
少し腰を浮かされたと思ったら、その周りにもなにかが巻きつけられた。感触からすると、
ゴム製のひもである。ひもといっても平べったく、指程度の太さがあるので、細いベルトとい
ったほうがいいかもしれない。強度もかなりありそうだ。
看護師たちは菜月の腰に手を回して、そのゴムベルトを適当な位置に直す。
どうやらこのゴムは、間にガーゼを挟んで菜月の股間を丁字に締め上げる形にされたよ
うだった。
Tバック下着の前部分の布がなく、後ろ部分の形状のみで前後が構成されている格好で
ある。
もしくはふんどしが近いが、普通のふんどしよりずっと細いし、本来なら股間を覆う布があ
るところには、小さなガーゼが申し訳程度に置いてあるだけだ。そのガーゼはかろうじて少
女の亀裂を見えなくするくらいにしか役に立っていない。
ゴムふんどしも下手にきつく締められているものだから、性器に食い込む寸前で、ないほ
うがよほどましな状況であった。
(な、なんなんだろ)
菜月は今の出来事をほとんど見ることはできず触感で想像しただけだから、混乱は深ま
るばかりだった。
どうも菜月はおしりの穴に栓をされた挙句、その栓が抜けないよう細いふんどしをしりの
割れ目に食い込まされたといったところらしい。
陰部への作業が終わったらしく、浮かせられていた両足が下ろされる。
続いて今度は足首になにかが巻きつけられた。これは手首に着けられたのと同じ抑制
帯のようだ。
368 :
3/4:2007/04/08(日) 19:50:23 ID:4hFKE1cL
(じゃあ、足も……)
案の定というほどでもないが、足首に着けられたベルトの先は、手とは逆側のベッドのフ
レームに結び付けられていた。しかも両足は左右に開かれて伸ばされ、菜月はベッドの上
でXの字の形に縛り付けられることとなった。
伸びきった手足を四隅に固定されては、菜月は少しも身動きが取れない。動くのはせい
ぜい首から上か、多少腰を振ることができるくらいなものである。
看護師が菜月の手足を拘束するベルトがゆるんでいないかもう一度確認していたが、医
者たちの仕事は終わったようで、入ってきたときと同じようにぞろぞろとこの区画から出て
行く。
「あ、あの、このあとは……」
菜月にはいったいなにが起こっているのかわからない。最後まで残っていた看護師に、
ようやくそれだけ尋ねる。
「しばらくこのままでいてね。そういう検査だから」
結局なんの答えも得られないに等しかった。だが、これだけいうとその看護師まで立ち去
ってしまったから、質問の続きもできない。
菜月はベッドの上に拘束されたまま、一人残されてしまった。
浣腸を受けたといっても、おなかが空っぽだからなのか、薬液が少量だからなのか、いま
だ便意は起きていない。
どれほど寝ていればいいのだろうか。
菜月は股間に異物の感触を覚えたまま、天井を仰ぎ見た。
「おい、こっちはなかなかだぞ」
頭の上のほうからの声に、菜月は注意を向けた。
一人になってからそれほど時間はたっていない。
「うん、悪くないな」
そんなことを話しながら、菜月の寝ている区画に入ってきたのは、三人の男性たちであっ
た。
(だ、だれ)
菜月は瞬間的に警戒を顔に表せて彼らを見た。
白衣を着ているが、三人ともずいぶん若い。にやにやと気に障る笑みを浮かべている。
女子生徒たちは仕切られた区画で一人一人検査を受けているのだから、ここには菜月
以外にいないが、他の医師たちが去ってから間もないというのに、どんな用があるというの
だろう。
「…………」
「へぇ」
菜月が黙っていると、三人組は菜月を取り囲むようにベッドの周りに立って、じろじろと菜
月の体をながめ出した。
彼らの視線は完全に好奇のものであるように思われた。
手足をX字に磔にされた格好の菜月は、股間のゴムふんどしを除いてほとんど全裸と変
わらない姿だというのに、男たちから体を隠すこともできず、見られるがままである。
彼らは目線を菜月の顔から胸、腰へとなぞらせた。
「あ、あの、なんの用ですか……」
黙ったまま菜月の裸を見ている彼らに、菜月は小声でいった。今の状況では、これが精
一杯だった。
「ん? ああ、検査。検査だよ」
一人が答える。
「状態をちゃんと記録しておかないといけないから」
そういって、白衣のポケットからなにかを取り出す。
彼が両手で構えたそれは、デジタルカメラだった。
(う……)
菜月の反応もおかまいなしに、さっさとスイッチを入れてレンズを向ける。
369 :
4/4:2007/04/08(日) 19:50:57 ID:4hFKE1cL
確かに、これまでも検査ごとに写真は撮られてきたが――
「まっすぐ向いててくれる?」
いちおう菜月がいわれたとおりにすると、彼はパシャパシャと次々にシャッターを切り始
めた。ゴム製のふんどしによって奇抜な姿になっている菜月の股間も、特に断りを入れる
でもなく撮影の対象としている。
他の二人は突っ立っているだけである。
菜月の周囲を移動しながらたくさんの写真を撮ると、十分だと考えたのかカメラをポケット
に収めた。
「今、どんな感じ?」
撮影が終わるのを待っていたのか一人が、遠慮のない口調で腰をかがめて菜月に体を
近づける。
(……な、なんなの……?)
「おなか、ゴロゴロしてる?」
いいながら、菜月の腹をなで上げる。
「い、いえ、まだ別に……ひゃ」
たどたどしく答える菜月に、別の一人が太ももに触れる。もう一人は、菜月の胸に手を伸
ばした。
「な、なに……」
「黙って。じっとして、大事なとこだから」
怪訝な眼を向けた菜月に、彼らは事務的な口調でいうと、菜月の体につけられた器具を
確かめたりしている。
だが彼らの手はすぐに菜月の皮膚の上に移った。
「少し変じゃないか?」
「どうだ?」
仲間内で疑問をぶつけ合いつつ、菜月の体のいたるところに触れてまわる。彼らの会話
にはところどころに菜月の理解できない専門語のようなものが混じっていた。
(やだ、なんでそんなとこまで……)
一人の手が菜月の胸の上を移動する。
菜月がなにもいわないでいると、他の者たちも少女の控えめなふくらみを次々に触ってい
く。さらに、彼らは代わる代わる菜月の胸をもみしだき始めた。
(なにしてるの、これ、こんなのって)
「特に問題なさそうだな」
「そうだな」
そんなことをいいながら、体を触られている菜月の様子を見たりもしている。
先端の桜色の突起まで指で転がされるにいたって、菜月は顔をゆがませた。
(この人たち……?)
菜月はよほどなにかいおうかと思ったが、ついに決心がつきかねた。そうでなくてもちょう
どそのとき、菜月は別の指示を受けたということもある。
「ちょっと、口を開けて」
仕方なくいわれるままにした菜月は、検査用の銀のヘラのようなものを口に入れられ、そ
の中をペンライトに照らされた。
こうした検査はすでに終わったはずだが。
(あう)
舌を押さえられた菜月はうまくしゃべることができない。
あごも強くつかまれ、首を振ることさえできなくなる。
「動いちゃダメだよ」
別の一人が菜月に声をかけた。と、その状態のまま、残った男の手が、両手を伸ばして
いるため無防備になっていた菜月のわき腹を指先でつまんだのだった。
(続く)
GJ!!! お待ちしておりました〜
G!J!
こういう検査があったらマジで行きたい…ハァハァ
GJ!あんた神だよ
>>372 マジで行きたいって、菜月のように検査されたいの?
376 :
1/4:2007/04/15(日) 23:56:07 ID:jPXBXp2f
「精密発育検査・杉原菜月の場合」 14
たいていの人の場合、わき腹は他人にもまれたりすると非常にくすぐったい部分である。
菜月も特に例外ではない。
その結果、男の行為に菜月は思わず身をよじらせた。
「ふううっ」
全身を硬直させビクッと体をはねさせるが、男の指も菜月のわき腹をつかんで離さない。
(そこ、だめーっ)
彼はそのまま続けて、肋骨から骨盤のあたりまで位置を微妙にずらしながら、骨の形に
そうように指先を押し込んでいく。
「んっー、ふうう――っ!?」
菜月がうなり声を挙げるのもお構い無しに、少女の反応が強かったあたりを指で探りあ
てたのか、その敏感な場所をピンポイントでグリグリとえぐった。
「はふぁ、あううっ、あううう――っ!」
口にヘラを突っ込まれているため、菜月の叫びは言葉にならない。
菜月はたまらず体を動かそうとしたが、ベッドの四隅の抑制帯は少女の手足をがっちりと
とらえて放さなかった。
今の菜月はいっさいの抵抗ができない状態で、体を思いっきりくすぐられているに等しい。
わずかに動くことのできる分だけ体をくねらせてはかない抵抗を試みるが、ほとんど無意味
である。
「うあーっ、ふぅうう――っ」
くすぐったくてたまらないところに刺激を受けて菜月は悶えまくった。
(やめてぇ、おかしくなっちゃううう)
そんな菜月に、一人がさして困った様子でもなく、
「我慢しててくれないかな、そんな風に動かれると困るんだよ。いい? じっとしててよ」
今度は菜月のわきの下、肋骨の上辺りを試すように指でなぞってきた。じっとしていること
などとてもできるものではなく、菜月はビクンと体を動かす。
「ゃん――っ」
「だから動いちゃだめだろー」
(な、なんなの、これ、さっきから……こんな検査なんてあるの……?)
朝からの検査にすでに疲れきっていた菜月は、いろいろな疑問が頭をかすめながらもそ
れを口にすることはなかった。
もともと抵抗することも悲鳴をあげることもできない状態にされていたが、大の男三人に
囲まれて、なお疑問をぶつける勇気は今の菜月には残っていなかったのだ。
「動かないように押さえてるしかないんじゃないか」
「しょうがないな」
口々にいいつつ、彼らはよってたかって菜月の肩や二の腕、太ももなどを押さえつけなが
ら、残っている手でわき腹からわきの下までを指先でなでまわす。
(だ、だめ、やめてっ)
わき腹はもとより、乳房の横やわきの下でも、菜月が一番耐え難い場所を彼らは見つけ、
その場所を集中的に指を立ててなぞった。
「ふぁああんっ、ひゃっ、あはは、や、いや、あああぁんっ」
菜月の悲鳴はむしろ男たちの望むものだったかもしれない。
全身をくすぐられた菜月は、全身の筋肉に力を入れて全力で暴れようとしたが、実際に
はわずかな動きにしかならなかった。拘束具の頑丈さを再度思い知っただけだ。少女の手
足の動きに応じてベッドの枠と抑制帯のどこかがこすれ、ギッギッとわずかにきしんだ。
377 :
2/4:2007/04/15(日) 23:56:40 ID:jPXBXp2f
(やめ、やめて、お願い――っ)
菜月はわけがわからないまま、三人の男たちの奇妙な処置を受け続けた。
「はぁっ、はぁっ」
菜月が息も絶え絶えになってくると、やっと彼らは菜月の体をなでまわすのをやめた。菜
月の全身には汗が浮かび、ライトを受けてきらきらと光っている。
口に突っ込まれていたヘラも抜かれたが、菜月は呼吸を整えるので精一杯で、彼らに抗
議することもできなかった。
「まあ、異常はないな」
しらじらしくいいながら、ぐったりとなった菜月に満足しているようだ。
「おい」
まだ物足りなげな一人が、菜月の股間に眼を向ける。
「ん?」
「ずれてないか、直したほうがいいんじゃないか」
「えっ?」
三人の男は菜月の股間をしばらくながめ、それから互いに顔を見合わせた。
「そうだな」
菜月は自分越しに行われる会話にふたたび警戒心を持った。だが彼らはもう完全に菜月
の抵抗など問題としていないようだ。もう、なにをしても菜月が無抵抗であると確信している
のかもしれなかった。
そしてそれはほぼ間違いではない。
「動くからずれるんだよな」
(やだ、今度はなに)
彼らの目的はすぐに知れた。
男たちは菜月の股間に着用された、ゴム製のふんどしもどきを指をつまんで持ち上げて、
菜月の陰部との間に隙間を作ったのだ。ゴムを持ち上げられた分、おしり側に余計深く食
い込むが、問題はそこではない。
(ちょ、ちょっと……っ)
いうまでもなく隙間の中は少女の秘部である。ゴムとガーゼでかろうじて隠されていた菜
月の裂け目があらわになっているはずだ。
彼らはその隙間をライトで照らしつつ、顔を近づけて交互にのぞきこんだ。
男たちの鼻息を菜月は下腹部に感じた。
(こ、こんなのって)
直すもなにも、股間をのぞいているだけだ。
彼らは検査にかこつけて自分の体をオモチャにしているだけではないのかと、さすがに
菜月も思った。しかし菜月はやはりなにもいえなかった。もし、本当に検査の一部だったら、
菜月が疑ったことに彼らは非情に怒るかもしれない。
それに素っ裸で手足を縛り付けられた菜月はいかにも無力である。心身ともに疲れきっ
ている菜月は、もしいたずらだったとしても、黙って我慢していたらすぐに終わるのではと
思うと、口をつぐむしかなかったのだ。
「どうだ?」
「キレイなもんだよ、ほとんどピンクだし。未使用かな?」
「いやあこの御時世、わからんものですよ」
菜月がひたすら我慢し続けることを選択したのは失敗だっただろうか。三人の男たちは
菜月が文句一ついわないのを見て、表向きの遠慮さえ消えてなくなったようだ。
ベッドのそばの台においてあった、菜月の検査カードを手に取り、その内容を勝手に見た
りなどしている。
「経験なしにマルしてある」
378 :
3/4:2007/04/15(日) 23:57:15 ID:jPXBXp2f
「あーよかった、ほっとするよ」
「自慰経験もなしか、ホントか?」
当の本人を前にして、好き放題いっているのを菜月は黙って耐えていた。
(最低、この人たち、最低……)
あまりの屈辱に頭がどうにかなりそうである。彼らのしていることが例え本当に検査に必
要な行為だったとしても、この態度はありえない。
「ちょっと調べてみるとしますか」
見ているだけで飽き足らず、一人がガーゼの下に指をもぐりこませて、菜月の秘唇をまさ
ぐった。
「んっ、んんっ」
ごく浅い部分だったが、指が差し込まれるのを感じる。さらに彼は指を陰毛に絡ませ、軽
く引っ張ったりもしてきた。少女の恥毛の感触を楽しんでいるようだ。
「おいおい」
「触診だよ、触診」
菜月は看護師にされた辱めを思い出していた。しかも今度は異性によるものである。怒
りに加え、強い羞恥が菜月の顔を紅潮させた。
間もなく、この状況で決して知られてはいけなかった少女の秘密に、男が気づいた。
別に菜月は自分がとりたてて興奮状態にあるとは思わなかったが、このベッドに寝かされ
てからの検査の処置などが、その場所にその痕跡を残してしまっていたのだろう。
それは男を喜ばすのに十分なものだった。
「濡れてるぞ」
指を差し入れていた彼は嬉々として仲間に報告する。
好奇心に勝てなかったのだろう、その彼は菜月の体液で湿った自分の指を鼻先に付けて
クンクンと匂いを嗅いだ。
いいようのない嫌悪感が菜月の心を押しつぶす。
(ううう……)
他の二人も先の男と同じように指をガーゼの下に入れ、菜月の性器付近をなでまわした。
彼らにも菜月の下半身の状態はわかったようだ。
「本当だな」
くっくと笑いながら菜月をちらちらと見る。
「これはいかんね、もっとちゃんと調べないと」
わけがわからないことをいった男は、ガーゼの下に滑り込ませた指で、あらためて菜月の
性器をさぐり始めた。
菜月はこの後の流れが容易に想像できた。あの年配の看護師によく似た笑みを、この若
い男も浮かべているのだ。
(いや――)
菜月の心の叫びもむなしく、彼が探していたものはすぐに見つかってしまった。秘裂の中、
神経の集中する肉の突起である。
自分の指が触れたのが目的のものであることを悟った彼は、少女の体でもっとも敏感な
それを指先で盛んにいじった。
「くぅっ」
菜月は思わず声を漏らす。
前の看護師に比べれば乱暴で稚拙な動きであったが、大きな感覚を菜月に与えるには
十分だった。
男は熱心に菜月の陰核をこする。わずかな変化の兆しを見せたその肉の芽を、つまん
でみたり、こねくり回したりもしている。
(そんなの、痛いだけ――あうっ、あっ、あん)
無造作に触られたそこに、痛み以外の感覚が混じった。
379 :
4/4:2007/04/15(日) 23:57:47 ID:jPXBXp2f
「それで感じてるのか?」
「かわいい声出してるだろ、顔だって真っ赤じゃん」
ここまで来るとさすがの男たちも声をひそめるが、ほとんど思い通りになる少女の姿に、
興奮は隠しきれていない。
カメラの存在を思い出した男が慌ててポケットから出して、菜月の撮影を開始する。
今の菜月はこれ以上ない魅力的な被写体であると考えたらしい。一時の記憶だけでとど
めるにはあまりにも惜しいといったところだろう。
(や、やめて――)
いおうにも恥ずかしさで声が出せない。この間も股間に刺激を受けている菜月は、あえぎ
声を抑えるので精一杯である。
菜月の訴えがあったところで耳を貸すはずもないだろう彼らは、代わる代わる少女の性器
をなぶり続けた。菜月が耳を覆いたくなるような卑猥な冗談も随所に混じる。
「へぇ、敏感なんだなぁ」
「こりゃ普段から触ってたな」
(そんなことしてない、気持ちよくなんかない)
「んっ、んんっ」
想いとは裏腹に、菜月は見知らぬ男たちを前に自らの性衝動を披露する羽目に陥って
いた。
異性に不慣れな少女でなくても耐え難い屈辱である。
唯一の救いなのか、彼らの動作は以前の看護師よりもつたなく、気を確かにしていれば
あの瞬間には至らなくてすむかもしれない。
そのために菜月は必死にその感覚を打ち消そうとしていた。
こんな連中の前で、そんな姿を晒したくはない。
(耐えなきゃ――)
そのとき、彼らは夢中になっていた拍子で、ふと動かした腕がベッドの脇の台に当たった。
その振動で乗せてあったものが落ちる。
男たちの注意がそれ、菜月は危機を脱した。
しかしそれは必ずしも菜月にとっての幸運を意味しなかった。落とされたのは脱がされた
あとそこに置いてあった、菜月のパンツだったのだ。
「おっ」
すぐに落ちたものの正体は男たちにもわかった。新しいオモチャを見つけた声で、一人が
それを拾う。パンパンとほこりを軽く叩き落としてから、両手で広げる。
彼らにとっても、菜月にとっても、それは今やただの布切れ以上の存在である。
「あれ?」
彼は怪訝な顔でそのパンツを見た。菜月の顔と見比べる。
それは菜月にとって最悪の再会をもたらしたのだった。
「見ろよ」
残った者たちも菜月をいたぶるのをやめ、その下着に視線を移す。
「なんだ?」
「この子、あの子じゃん。アソコにアカためてて注意されてた子」
「――ああ」
彼らの会話で菜月も思い出す。
(――この人たちっ)
医者たちも看護師たちもみな似たような格好で、顔などいちいち憶えていられるものでは
ない。彼らにとっても今日あったばかりの女子生徒をいちいち憶えていられるものではない
と思われる。
それで今までお互い気づいていなかったが、彼らは午前の検査のとき、脱いで放置して
あった菜月の下着を無断で手にとって遊んでいた連中のようだ。
女子生徒と医者の数を考えればそれほど大きな偶然というわけではないだろう。とはいえ、
菜月はつくづく自分はついていないと思った。
(続く)
>>379 超最高です。
菜月のように処女で若い子だと、新陳代謝が盛んで
汚れが溜まり易い割りに、性器に対する知識が少なく
あまり性器を洗わないので汚くなりやすいんですよね〜。
ところで、スレ容量が現在490KBです。
次スレ立てれるなら立ててしまってかまいませんか?
スレタイ案
1. 【ドクター】病院でエロストーリー4【ナース】
2. 【内診】病院でエロストーリー4【身体検査】
3. 【医者と】病院でエロストーリー4【患者】
などなど
>>379 ちょっと遅くなったけどGJ!
次スレでも頑張ってください。
>>383 携帯サイトなんですなぁ
はあはあしてきました
でも、更新が2月から止まってますね
作者さんアキタのかな
>>385 乙&d!
誰かあと数KB分を埋めるネ申なSS書いてくれないかな……
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2007年 5月7日 エロスレにて
393 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/07(月) 18:03:23 ID:wJ+XOVTs
>>376-379に登場した病院の連中、全員逮捕されたんだって。
○○病院事件のことだろ?知ってるよ
散々、検査と言いつつ非情なことしたんだよ無理も無い。
ビデオを裏に流したりとか人身売買を病院ぐるみでやってたんだと。
スナッフビデオとか臓器売買もしていたらしいぜ!
最低な連中だな!
でも、副院長が逮捕の直前に死んだらしいよ・・・
他の連中も相次いで亡くなってるとか・・・
その影響かな?あの病院取り壊されるの
さ〜あ?知らないよ、真相は闇の中ってか!
おい!そんなことより仕事!仕事!
.......タスケテ.....ガラガラドシャーン!
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i i .; .;; ;; .;; .;;; ;;;;,,, ;; .; ;; .} V-', /三` _-''',:::i.!;;;;::::/
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