パワプロのハァハァな小説2

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748名無しさん@ピンキー:2006/08/22(火) 18:33:50 ID:640nxPBj
13の悪いところ
野球部分のさらなる劣化とAIのあまりの頭の悪さ(特に守備)
相変わらずのバグ、シリーズが進むにつれて長くなるロード時間、サクセス部分のバランスの悪さ
投手能力は友沢>太鼓なのに、実際投げてみると防御率は太鼓>友沢、というか友沢毎度毎度打たれすぎ

13のいい所
かつてないほどの新キャラクターの宝庫、特に蛇島先輩と六道聖は最高級、ゴウも非常にいい感じ
みずきや友沢などのこれまでのレギュラーも活躍してるし……シナリオ面はますます強化されてる

こんな感じか、つまりSSなどにするには13は極めて良作というわけで
当然ながら職人も増えやすく良作も生み出されやすい……ですよね、職人の皆様!
749パワプロ男対聖外伝『ソングオブパニック1』:2006/08/22(火) 18:57:31 ID:V/Sbe4VK
解けたので投下開始します。
 元ネタは、田舎で見たフラッシュと13の応援歌。


 それは、まだ風呂男が恋人別れる前、聖が聖タチバナになじみ始めた頃。
 蝉の合唱が耳朶を叩く、夏季甲子園大会の真っ只中での事だった。



 帝王実業にも新しい応援曲が欲しい!
 理事長がそんな馬鹿な事を言い出したのは、帝王実業高校野球部が風呂男のサヨナラ
ヒットで甲子園出場を決めた矢先の事だった。
 その提案を監督から聞かされたときの選手一堂の感想は、何を馬鹿なというものが圧倒
的多数を占めた。当たり前だ。応援歌ならすでに現存のものがあるし、無理に変えるこ
となど混乱を呼ぶだけで百害あって一利なしである。
 しかも、その提案の理由があいまいで、どこからどう見ても新体制に移行しつつある
帝王大学へのあてつけだった事が、その感想に拍車をかけさせた。

 帝王実業と帝王大学。その関係から双方の関係が密接であるというイメージが強いが、
実際に双方の間にあるのははどろどろに爛れた敵意だけ。
 不運な事に、原因は全面的に帝王実業野球部にあったりする。帝王実業のほうは野球
部名門を鼻にかけうだつの上がらない帝王大学野球部を馬鹿にして、相手の敵意を煽っ
ているのが現状だった。
 学校の上層部も大学派と実業派にわかれ、監督同士の関係も激悪。典型的な学内派閥。
 特に監督間の仲の悪さは有名であり、本来ならエスカレーター式に大学に上がる選手
達を、嫌がらせに他校に送り出すほどだ。余談ながら、その度に殴り合いの大喧嘩をす
る両監督の姿は、もはや帝王上層部の風物詩と化している。

 風呂男自信はそんな差別意識はないのだが……監督の意地のせいで、いやおうなしに
巻き込まれてしまった。

「CDもってこいって言われてもなー」

 友沢、矢部、久遠、猛田、そして風呂男……五人で並んで帰りながら、風呂男は今日
のミーティングで監督に告げられた言葉を思い出していた。

750パワプロ男対聖外伝『ソングオブパニック2』:2006/08/22(火) 18:58:22 ID:V/Sbe4VK
 一軍全員、応援曲の元になるCDをもってこい。選ばれた奴には金一封。
 変えよう言い出したのはそっちのくせに部員に丸投げな所とか、金が出る辺りとか、
いろいろ突っ込みどころ満載だったが、目を血走らせて大学への敵意を燃やす監督に文
句が言えるはずもなく。

「ちょうど良いじゃないッスか。波和さん、暇なんでしょ? 俺も一緒に行きますから、
探しましょうや」
「そりゃあそうだがよ……」

 甲子園前の最終調整において、オーバーワークはご法度。
 放課後練習を禁じられ、暇だ暇だとあえぐ風呂男を知る猛田が声をかけるも、風呂男
の欝を吹き飛ばすには至らない。

「正直、余計な事に金使いたくねえんだよ。見返りグラブの為に金ためてる真っ最中だ
かんな。CD一枚の金も惜しい」
「え? 波和先輩CD持ってないんですか?」
「どころか、CDプレイヤーも持ってないでヤンス」

 目を丸くする久遠に、矢部が補足を加えた。

「波和くんはそういうのはPCで聞くでヤンスからねえ」
「条件外れの奴なら何枚かあんだけどよ」

 監督が持ち寄る曲につけた条件とは、ズバリ『男の歌』。
 男子校であり硬派でならす帝王実業に、女の歌は相応しくないというのが、監督の
理論だ。男女差別っぽいが、監督の言う事だから仕方がない。

「他にあるとしたら、応援歌の特集だしな。どうすっかね」
「新しいCDぐらいなら買えるんじゃあ」
「断る。デートだって近所の散歩で済ましてるくらいなんだ」

751パワプロ男対聖外伝『ソングオブパニック3』:2006/08/22(火) 18:59:00 ID:V/Sbe4VK
 ――いつか喧嘩別れするなこのカップル。
 一同の見解はこの点において完全に一致した。傍目には恋人のほうが風呂男にベタ
惚れなのだが。
 その分家に帰ってからたっぷりベッドで可愛がっている事は割愛した。

「ま、中古のCDでも買うさ。あの調子じゃあ、もってこなかったってだけで二軍落
ちしかねねえし。
 友沢はどうすんだ? 俺以上に曲少ないだろ」
「俺は免除してもらったよ。余裕がないのは監督も知ってる」

 ひょいと肩をすくめる友沢。他の二人はすでに曲が決まっているらしく、話題を振
ってもニヤニヤ笑うだけである。

 ……この時、彼が二人の持参曲を知っていたならば、ぶん殴ってでもとめていただろう。
 風呂男と猛田は三人と別れたその足で中古CD屋に足を運んだ。



 そして運命の日……練習を終えて集まった部員達を一瞥し、監督は口を閉じていた。
 傍には見慣れぬCDプレイヤーがぽつんとひとつ、置かれており、そこからはサード
のレギュラー……風呂男を小ばかにし敵視する男が持ってきた曲が流れている。

「……止めろ」
「は?」
「止めろといっているんだ。この曲は帝王実業に相応しくない」

 かなりの自信をもって持参した曲をけなされ、男の頬が引きつったが、反論できるはず
もなく。しぶしぶとCDを取り出し、退散していった。彼が帰った場所に固まる部員達は、
各々が憮然とした表情を浮かべ、沈んでいる。
 それもそのはずで、ミーティングが始まって一時間以上が経つが、今まで流された曲全
てが駄目だしを食らい、最後まで聞いてもらえずじまいだった。
 そんな彼らに、笑顔で声をかける男が一人。

「まあまあ、みんな落ち込まないで」
「次は……蛇島か」
「はい」

 にっこりと、人好きのする笑顔で監督に答える蛇島。現役帝王がどんな曲を持ってきた
のか、その場にいる全員が興味を持ったが……続いた一言は、そんな彼らの意識を思いっ
きりひるませた。

「とはいえ、おそらく監督のおめがねにはかなわないでしょうけど」
「なんだ、謙遜か?」
「いえ。単純に、『ウケ』ねらいのCDを持参したもので」
752パワプロ男対聖外伝『ソングオブパニック4』:2006/08/22(火) 18:59:35 ID:V/Sbe4VK
「何……?」

 監督は、目の前で笑う腹黒蛇の考えが読めず、眉をひそめるが、すぐに思い立った。
 何という事はない、部員達に親しみ安いイメージをさらに植えつけ、自分のプロ行きを
補助しようというのだろう。そしてその推論は、ほぼ正解であった。

「監督の性格から駄目だしの嵐になるのは予想できていましたから。ちょうどいいタイミ
ングですし」
「……そうか」

 正直、監督は以前から蛇島腹黒さに気付いていたし、その人格を批判するつもりはなか
った。これでも己を鍛え上げる事に関してはこの上なく貪欲だし、ポーズだとしても後輩
に対する指導も適格だ。出来るなら強制してやりたかったが、それは強欲というものだろ
う。

(クククッ、上手くいったな)

 自分のバックからCDを取り出しながら、蛇島は内心笑いが止まらなかった。
 彼が持ってきたのは、笑店のテーマ。昨日わざわざ店に行って購入したものだ。ぴかぴ
かのパッケージを開き、中身をうつそうとして……

(こ、これは!)

 そこで改めて致命的な、そしてマヌケ極まりない自分の失敗に気付いた。
 中身が違う。そこにあったのは、替えが常日頃から愛用している一枚……魂の象徴と言
っていい代物だった。
 幸い、一般的にはキワモノな曲なので『ウケ狙い』にはなりそうだが……

(く、クソッ! 私とした事がこんなミスを!)

 内心はこの上なくうろたえていたが、三年間かぶり続けた仮面は伊達ではない。何食わ
ぬ顔でそのCDをセットし、再生する。

 そして、流れ出てきた曲は……


753パワプロ男対聖外伝『ソングオブパニック5』:2006/08/22(火) 19:00:09 ID:V/Sbe4VK












 『緑のマキバオー』のエンディングテーマだった。
 馬並み〜で始まるアレである。












 どっと笑いに包まれる部室内。

「う、馬並みって……ぎゃははははははっ!!!!」
「は、腹痛ぇぇぇぇぇぇぇぇっ」
「く、こ、これは……」

 不意打ちの一撃に、監督ですらピクピク痙攣している。蛇島自身は笑顔だった。そこか
ら内心は読み取れないが……

「しょ、笑点の奴から出てきたから何かと思えば……不意打ちッスね」
754パワプロ男対聖外伝『ソングオブパニック6』:2006/08/22(火) 19:00:42 ID:V/Sbe4VK
「まあ、狙ったからね」

 はっはっはっはっはっと、肩を震わせる猛田に答える蛇島。その笑顔はパーフェクトド
ライだったり。

「えらい個性的な歌ですね〜」
「そういう歌なんだよ」

 なにやらうっとりしている久遠に答え、乾き続ける蛇島の笑み。久遠が内心『友沢さん
のも馬並なのかなあ』などと思っていたのは秘密だ。
 その時……



「く、くくっ! 馬並みねえ……本当にそんな奴いんのかね」
「も、ものの例えでヤンスよ! 素で馬並みな奴が何言ってるでヤンスか!」



 聞こえた。
 聞いた。
 聞こえてしまった。
 聞いてしまった。矢部と、風呂男の何気ない笑いをかみ殺した会話を。



「馬並みかぁ。滅多にいませんけどね〜」
「そういう歌なんだよ」
「けどこれって、昔のアニメのEDテーマでしたよね」
「そういう歌なんだよ」
「蛇島さん、こんなのどこから……」
「そういう歌なんだよ」
「あ、あの……蛇島さん?」
「そういう歌なんだよ」

 壊れたように同じ返事を繰り返す蛇島に、久遠は思わず目線を向けて……そこには。
755パワプロ男対聖外伝『ソングオブパニック7』:2006/08/22(火) 19:01:43 ID:V/Sbe4VK

 肩をプルプル震わせて。
 目幅涙をぬぐおうともせず、男が一人泣いていた。

「そ……そういう……歌なんだよぉ…………(TДT)」

 後ろでは、門楼女史が女にも関わらず思わずもらい泣きしていたり。
 蛇島……彼は帝王実業キャプテンである前に、異常に小さく皮被りな己が息子に対し、
『蛇はいつか脱皮するんだい!』と涙ながらに語る、ナイーブな高校生なのであった。
 故に、この曲は蛇島の理想にして魂のバイブル。憧れの象徴なのだ!

 静まり返る部室、重く沈む空気。

 己がこの異変を招いたとも知らず、風呂男はうろたえた。そして、
 禁断の一言を、口にしてしまった。

「……男はサイズじゃなくてテクニックだよなぁ」



 貴 様 が 言 う な ! ! ! !



「お、OK蛇者! とりあえずもちつqあwせdrftgyふじこlp!!」

 無言で、なおかつ泣きながら風呂男に馬並みならぬ馬乗りになって暴行を加える蛇島を、
部員達は止めようとしなかった。止められるはずもなかった。
 蛇島の小ささは周知の事実だったし、風呂男の発言に理不尽なものを感じたのは監督含
めみんな同じだったので。



「……ふぁー…………ぶるぎこふぁー……………………」
「さて」

756パワプロ男対聖外伝『ソングオブパニック8』:2006/08/22(火) 19:02:36 ID:V/Sbe4VK
 一通り暴行が収まり、蛇島が無言で帰ったのを見送って。
 監督は場の空気を無視するように、次の人間を呼んだ。

「次、久遠」
「…………はい」

 正直なところ、倒れたままファビョり続ける風呂男が気になったのだが、呼ばれたから
には出ねばなるまい。
 取り出したCDをセットし、再生。流れてきた曲は……

「ほぅ。中々ではないか」
「でしょ!」

 監督が思わずも漏らしたつぶやきどおり、悪くない曲であった。
 歌詞は英語、曲調はしっとりとしたバラードで、中々にいい曲だ。応援歌としてはとも
かく、あの大騒ぎの後の気付けには十分すぎる。
 息抜き代わりにその曲を堪能する一同。

「…………久遠」

 しかし。
 猛田は、ファビョり状態の風呂男を放棄するほどに、その曲に違和感を覚え、一言だけ
聞いた。
 聞き覚えがあったのである。以前、風呂男がお勧めのフラッシュがあるといって、見せ
てくれたネタの中にあったような気が……

「この曲出展は何だ?」
「え? PCゲームだよ?
757パワプロ男対聖外伝『ソングオブパニック9』:2006/08/22(火) 19:03:11 ID:V/Sbe4VK





 『炎○留2』っていうんだけど(*´д`*)」
『捨てろ(゚Д゚#)』

 監督と猛田の声が、ハモッた。

 ……気になる人は丸に多を当てはめて検索してみるといい。なお、それによって生じた
ありとあらゆる障害や精神的ダメージに当方は関与しない。



「……よく監督があのゲーム知ってましたね」

 二人がかりで否定されとぼとぼと帰っていく久遠を見送りながら、猛田は監督に視線
を送り、問うた。なにせ、監督とはある意味一番縁遠いジャンルなので。
 監督さん、その問いに遠い彼方を見つめつつ、

「娘に買いにいかされた事がある」
「え゛!?」
「何も言うな。聞くな」

 漂ってくる無言のプレッシャー。
 虎の尾を踏んでしまった猛田は、その気配に圧されてすごすごと帰っていった。

「次、矢部」
「やんす〜!」

 ローテンションな周りに比べやたらハイテンションな矢部がきましたよ。
 その男はバッとCDを取り出し、バッとインサート。ババッと機械を操作して曲が流
れ出す。そして、その場にいた一同は目を見開いた。
 なんと、そこから流れてきたのは、ラッパや太鼓で奏でられる、『すでに完成した』応
援曲だったのである。

「ほう! これは……」
「ある曲を基にPCで作ってみたでヤンス!」
「ふむ……」

 矢部の自慢をバックミュージックに、風呂男は無言で復活すると、テーブルに向かった。
 置かれていたPCの前に座ると、おもむろに、電源を入れて待つ。
 その間、矢部がいかにこの曲を作るのに苦労したのかを延々アピールしていたが、全て
聞き流した。

「それででヤンスね、ここのところが……」
「――わかった、わかったから」

 長い自慢に辟易しているのを隠そうともせず、監督は矢部の言葉をさえぎった。そして、
脳内で今まで聞いた曲をリピートしてみる。
 別に、監督は好きで駄目だしの嵐を巻き起こしていたわけではない。ただ、今までの曲
が『応援曲』に加工する事を虚空のかなたにぶっ飛ばしたような曲調のものばかりだった
ため、『既に完成した』この曲に対して評価が高くなるのは当然の流れだった。

 多少、曲調が明るすぎるような気がしないでもないのだが……他に候補がないのなら、
応援曲はこれになるだろう。

「……まあまあ、合格点だな」
「やったでヤンス〜〜〜〜〜!」

 鉄面皮から放たれたのは今までの中で最も高い評価である事を示していた。思わずガッ
ツポーズの矢部に、水を指す男が一人。

「監督」
「ん?」

 いつの間にかPCを立ち上げ、マウスを操ってた風呂男であった。
 彼は、矢部の方を『かわいそうだけど〜』調の、食用豚を見る目つきで一瞥した後、本
題に入る。いや、表情そのものは必要以上に付かれきっているのだが。

「そういうのは、この曲の原型を聴いてからにして下さい」
「え゛!? ちょ、ま……」
「ポチッとな」

 なにやら慌てた矢部の言葉を馬耳東風で聞き流し、マウスクリック。
 流れてきたのはこんな曲。








『ミコミコナースミコミコナース! ナマムギナマゴメミコミコナース! ミコミコナー
スミコミコナース! カエルピョコピョコミコミコナース!』
『…………』

 明らかに聞き覚えのあるやたらポップな曲調の、やたらはじけた歌詞の歌。
 ……どう聞いても青年向けゲームのウケ狙いテーマソングです。本当にありがとうござ
いました。

「オ、オイラゴンナギョグジラナイディャンスヨ−(´д`;)」

 ショックのあまりオンドゥル化する矢部に、監督は一言、宣告した。

「貴様二軍行け(´д`#)」
「ヤンスッ!!?(TдT;)」




 実力以外の要素で一軍の人間が二軍オチになったのは始めてであったが、だぁれも反対
はしなかった。当たり前だ。風呂男の突込みがなければ、帝王実業が物笑いのタネになる
ところだったのだから。
 肩を落として一軍部室から出て行く矢部を見送りすらせず、監督は風呂男に問いかけた。
彼ぐらいしか、今時分の抱いている疑問を溶かしてくれる者はいないと、そう考えたから
だ。

「波和。奴はいったい何がしたかったのだ?」
「ミコミコナースを全国に広めようとしたんじゃないですか?」
「…………………………………………………………………………次、猛田」

 得られた答えに何も言おうとしない監督に、催促しようとしない風呂男。
 ……むしろ、どう答えろっちゅーんじゃ。理解できんっちゅーねん。

 なにやら微妙な空気になってきた部員の間を縫って、猛田はCDをセットする。
乾いた笑いを浮かべながら。

「ええっと……まあ、なんというか……」
「? どうした?」
「俺のもウケ狙いなんで」
「何?」
「中古CD屋が閉まってたもんでネットのフラッシュから拝借しんッスよ(汗)」
「……かまわん。最悪、応援歌変更の話はなしだ」

 かなり無理があると自覚があるらしい風呂男と猛田。よくよく考えたら、練習が終わ
った後の時間とそのCDショップ開店時間を比べれば、無理があるのは丸分かりである。
業務終了を示すシャッターの前で呆然とした二人は、その足で風呂男の家へ向かい、徹夜
で持っていく曲を探したのだ。
 実は一睡もしていなかったりする。
 なにやら諦めたような、絶望したような顔をする監督をよそに、その曲は再生され……



『あっ……いやっ……やめてぇっ』



 響き渡ったのは、イッツア濡れ場ボイス。バックミュージックはクチュクチュ濡れた
効果音。

『そ、そこぉ……もっとぉ……』

『ぬぐふぉっ!?(゚∀゚)』

 流れてきた声は帝王実業のチェリーボーイ達の股間を直撃した。再生した本人も噴出し、
その動きを止め、監督に至っては座った姿勢のまま後ろずっこけている。
 一人、部室の隅でグローブを磨いていた友沢だけが冷静なように見えたが……グローブ
じゃなく自分の手を磨いている辺り、十分取り乱しているらしい。

『やぁんっ……せん、ぱい……じらさないで……』
『……おいおい。もう少し我慢しろよ』
『だってぇ……スクール水着でこんな事ぉ……』

((ス ク 水 !!!!?(゚∀゚)))

 聞こえてきた固有名詞に、チェリーボーイの何人かは鼻血を出しかけた。聞こえてくる
音声には覚えがある。風呂男と、彼を迎えに来るのでよく見かける、その彼女の声だ。
恋人がいるというのに、アタックを試みる者がいる美少女である。

 そのあられもない痴態……この場にいる何人かのズリネタは、しばらくこれで決まりだ。

『サイズも小さいからぁ……締め付けられるのぉ……』

「おおおおおおおおっ!!!!?(゚∀゚)」
「サイズ違いキタ―――――(゚∀゚)――――――――ッ!!!!」

 チェリーボーイ共が目を血走らせ、騒ぐ姿ははっきり言ってキモイ事この上ない。
第三者がその姿を見たら、100人が100人全員はだしで逃げ出すだろう。
 その異常事態に終止符を打ったのは、渦中の男であった。

『もぉっ、駄目なのぉ……いれ』

 ぷちっとな。
 童貞男達の夢のようなひと時は唐突に終わりを告げた。飢えたトラから餌を掻っ攫う
ような無謀な行為を平然とやってのけたのは、波和風呂男その人。
 いろんな意味で固まっている一同を涼やかに無視し、CDを取り出し、猛田に一言。

「悪い。CD間違えて渡しちまった」
「何やってんッスかアンタ――――――――――――ッ!!!!?(´д`;)」

 きわめて常識的な意識が凝縮された猛田の突っ込みに、風呂男は嘆息し、微妙にピントのずれた事を言う。

「悪いつってんだろ……確かに、間違えたのは俺だがよ(゚д゚;)」
「そういう事言ってんじゃなくて! 何お録音してるんスか!!!!(´д`#)」
「何って……濡れ場(゚д゚)」
「いかにも『なんで怒られてるんだ俺は』みたいな顔で返すなーーーーーっ!!!!
 変態ッスかあんたは!?(´д`#)」
「オイコラなんでこの程度で変態呼ばわりされなきゃならんのだ?(゚д゚#)」

 世間様一般から見ればじゅーぶん変態的なのだが、悲しい事に風呂男にその自覚がない。
中学時代に天井越えて成層圏すらぶっ飛んで星空の彼方を駆け抜けるよーな筋金入りの変
態T氏と交友したために、そこらへんの感覚が麻痺していたりする。

「第一! 録音しようって言い出したのはあいつのほうだぞ!」
「はい?」
「なんでも、証拠がほしいとかなんとか……」
『…………』

 ここにも気付いていないらしい風呂男に、一同凍る。彼らの記憶が確かなら、風呂男の
恋人はかなり裕福なところのお嬢様である。
 ……どう考えても人生の墓場一直線です本当にありがとうございました。
 一転して哀れみ一色の視線を受ける風呂男。そんな事にも気づかず、すでに外堀が埋
め尽くされているであろう彼はいそいそと自分のCDを取り出した。

「じゃ、次俺かけますね」
「う、うむ」

 また間違っててくんねーかなー、なんていうドクオ一同の淡い期待も知らず、風呂男は
CDをセットして演奏開始。




 どごぉっ!!!!!



 ……その瞬間から開始された寸劇を、全て認識できたのは監督だけだった。部員達が
気が付けば、監督の体が空中を舞って、その両足を風呂男の顔面にたたきつけていた。
 落ちる風呂男に対し股を開き、胸の上に着地。そのままマウントポジションを取る。

「ちょ、ま、監督者! とりあえずもちつ……」

 そして……聞く耳持たずの一方的な虐殺が始まった。

 ドガバキグシャボコベキボカグシャァッ!!!!

「qあwせdrftgyふじこlp!!」

 結論から言うと、間違ってはいたのだが、内容は部員達の期待したものではなかった。
 こぶしが振り下ろされるたびに鼻血が飛んで、監督のこぶしややたら広い額を塗装する。
その血みどろの流血劇のバックミュージックは……ある有名フラッシュのバックミュージ
ック。










 髪の毛の不自由な人を歌った一曲だった。
 その名も『○ゲの歌』
 ……どーやら監督、自分の額の広さを気にしてたらしい。





 散々ぼこぼこにされファビョッた風呂男が、即座に二軍落ちを言い渡されたのは言うま
でもなく。
 風呂男と矢部二人仲良く甲子園の土を踏ませてもらえなかった上に、濡れ場CD公開が
ばれて恋人と破局するきっかけになったという、そういうお話。




 余談 応援曲だが、結局話しそのものがお流れになったそーな。

765名無しさん@ピンキー:2006/08/22(火) 19:10:12 ID:6OWYeN6W
アッー!
766パワプロ男対聖作者:2006/08/22(火) 19:10:48 ID:V/Sbe4VK
 勢いに任せて書いてしまった……ラーメンの麺で吊ってきます。

 ところで話はかわりまするが、風呂男の昔の恋人、パワプロの過去シリーズ
のキャラを起用してもいいものでしょうか?
767名無しさん@ピンキー:2006/08/22(火) 19:12:31 ID:/FCl6JPq
イインジャネェーノ
768名無しさん@ピンキー:2006/08/22(火) 19:14:54 ID:640nxPBj
相変わらずグッジョブ!
ギャグもうまいけどキャラの描写の仕方が特にイイッス……まとも人間って猛田だけだw
769名無しさん@ピンキー:2006/08/22(火) 19:38:26 ID:RDGdNZFi
帝王野球部は実に楽しそうだなw
ひとつの世界作っちゃってるこのシリーズ、かなり好きです。GJ!
770名無しさん@ピンキー:2006/08/22(火) 19:40:33 ID:JruU9FmT
もうエロやられるよりも
ずっとギャグパート見ていたいぐらいだよw
771名無しさん@ピンキー:2006/08/22(火) 20:58:07 ID:Sj3tHcyQ
禿ワロタw
そろいもそろってアフォな部員ばかりw
特に久遠…何してんねんw

本編ともども今後も期待しております!
772名無しさん@ピンキー:2006/08/22(火) 22:09:28 ID:aisXdTYn
次スレは再利用でいいのか?
773名無しさん@ピンキー:2006/08/22(火) 22:12:07 ID:RDGdNZFi
テンプレが>>1にあるかどうかは結構重要なので新たに立てるべきだと思う
774名無しさん@ピンキー:2006/08/22(火) 22:22:23 ID:lcaAkImr

       ∧_∧
      (´Θ`)     Wikiに過去2作品をうpしてみたぞ
     /⌒   `ヽ-:,,   いつでも堪能してくれたまえ 
    / /sp★ ノ \; ∩
   |( /ヽ   |\___E) ジャマハハハ

(´Θ`) 編集はあれでいいと思うけどネ…
775名無しさん@ピンキー:2006/08/22(火) 22:53:48 ID:itz6YVNd
>>766
ワロタwwww乙



以下俺の戯事
時空系列的に犬猫が居ないのが非常に悔やまれry
戯事終了
776名無しさん@ピンキー:2006/08/22(火) 23:09:03 ID:rPazVWMZ
>>766
この野球部揃いも揃ってホームラン級の馬鹿だなw GJです

昔の恋人は世代とお嬢様ってことを考えると摩夕かな?
777名無しさん@ピンキー:2006/08/22(火) 23:33:45 ID:aisXdTYn
>>703で建てた、不備があったらスマン
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1156257166/
778名無しさん@ピンキー:2006/08/23(水) 01:18:31 ID:a4eBD/Ed
パソコンでちと書いてるんだがeroticな表現が出来ないから途中で終わるかもしれん
779名無しさん@ピンキー:2006/08/23(水) 01:21:34 ID:/JHThUDZ
どなたかは分からないけど、もし連載中の作品がある方なら
ジャンプの打ち切り並の展開でもいいんで最後は纏めて欲しいです
780名無しさん@ピンキー:2006/08/23(水) 01:48:25 ID:y/KDWNPi
そこまで脅すこともないと思うけどな
とりあえず投下してみることの方が大事だと思う
建前上のルールでSSを書くことによる責任を変に重たくするよりは
気軽にポンポン投下できる雰囲気作る方がいいんじゃないかな、と
781名無しさん@ピンキー:2006/08/23(水) 01:52:29 ID:pMOEk4X2
未成年スレならそれもいいだろうが、ここはあいにくオトナのスレだからな。
782名無しさん@ピンキー:2006/08/23(水) 02:15:07 ID:638OyS8f
たかだか2ちゃんのスレなんだから思い付いたらさくさく投下しちゃえばいいじゃん。
書く側だけオトナであることを強制するなんて変な話。
極端に言うと連載途中で飽きて投げたって罪でもなんでもないんだし。
783名無しさん@ピンキー:2006/08/23(水) 02:25:56 ID:pMOEk4X2
つまりおまいさんは、たかだか2ちゃんのたかだか素人SSだと思ってるわけだな?
784名無しさん@ピンキー:2006/08/23(水) 03:02:42 ID:638OyS8f
簡単に言うと、完結させてくれ云々書き込まれる度に
現在連載中だったり過去に一度でも作品を投げたことがある書き手が
「んなこたわざわざ言われんでも百も承知してんだよ」とカチンと来るということ。
785名無しさん@ピンキー:2006/08/23(水) 04:22:52 ID:0z6hMqNW
12の友沢×みずきで書いたんで投下します。
初めてSSかいたんで稚拙なものかもしれませんが生暖かい目で見てください。
786名無しさん@ピンキー:2006/08/23(水) 04:24:15 ID:0z6hMqNW
話は8月に遡る。全国野球アカデミー選手権大会の決勝戦。試合は終盤までもつれ込んでいた。
中盤に4番ピッチャーの主将、小奈光尊(こな みつたか)の先制ツーラン、8回には疲れの見えた
先発出木を東日本のクリンナップが打ち込み3連打で同点。そして9回裏、パワフルアカデミーの攻撃。
1番矢部が神高の8球目のカーブをしぶとくライト前に運び無死一塁、そして2番雑魚野がきっちり送り
一死二塁、このサヨナラのチャンスに3番ショート、友沢の打席が回ってきた。
この友沢がネクストサークルにいる時、橘みずきが友沢をベンチに呼び寄せて、こう耳打ちしたのだ。
「もし次の打席で打って勝ったら、ひとつなんでも言う事聞いたげる。だから絶対打ちなさいよ!」
会話の内容を聞けば察しが着くかもしれないが、この二人は実は恋仲である。
知っているのは主将の小奈と、友沢の二人の弟妹だけ。
「一応あいつには話しておこう。チームに影響が出るかもしれないし、あいつなら信頼できる」
という友沢の判断によるものだった。実は既に二人の関係は結構深いところまでいっていたが。
そして友沢は東日本のエース神高のアウトローに決まる直球を、見事に流し打ちツーベースを放つ。
元々シングルでもどうにか帰ってこれる矢部だ。当然の如くホームベースに辿り着き、拳を突き上げた。
ベンチから飛び出すチームメイトの中にはちょっぴり複雑な表情をしたものもおったそうな。
787名無しさん@ピンキー:2006/08/23(水) 04:25:32 ID:0z6hMqNW
そして今、残暑の厳しい街中を友沢と橘は並んで歩いていた。
あのとき、見事に殊勲打を放った友沢の出した条件はこうだ。
「○月○日にデートしよう。ただし、その時はノーブラで来い」
当然の如くうろたえるみずき。
「ちょ、ちょっと、それはないでしょ!」
「ひとつ、なんでも言う事聞くって言ったのはおまえだぜ?なんならノーブラノーパンのほうがいいか?」
「・・・!!・・・・・・・・・・・・・・変態」
「悪いな。ま、俺も男だってこった。そんなに難しい事でもないだろ?」
「・・・わかったわよ。あたしだって一度した約束は守るわ」
かくして、ちょっぴりHなデート計画が持ち上がったわけである。そして、○月○日がやってきた。

いつもと変わらぬ、普通のデート。ただひとつ違うのは服装だけ。
そのひとつだけの違いがただでさえ熱いみずきの体をさらに熱くしていた。
道行く人が振り返る。それはこのカップルが美男美女であるからなのだが、みずきには全く違うものに感じられた。
788名無しさん@ピンキー:2006/08/23(水) 04:26:10 ID:0z6hMqNW
本当は(うわー、あの子可愛いなあ。くそーあのヤローが羨ましい!でもあいつもカッコイイなあ・・・)とか、
(わ、あの子かっこいい。女の子も可愛いし、お似合いね。あたしもあんなふうに街を歩きたいなあ)といったものだ。
しかしみずきは乳首が浮き出てるのが見えていると思い、顔を赤くし、うつむいていた。
(やだ、みんな見てる。恥ずかしい・・・でもあたし、興奮してる・・・?)
いやがうえにも胸に意識が集中し、血が集まってくる。そして、不覚にも乳首が勃ってしまう。
(いやあ・・・!)
流石にこの時ばかりはあんな事を言った自分を心底恨んだ。大体、友沢ならハッパなどかけなくても
打っただろう。例えそれがプロ相手であろうとも。
「どうした?気分でも悪いのか?」
友沢がまるでヤクルトの鈴木健のごとく2828しながら尋ねる。
「な、なんでもないわよ!ただちょっと暑いだけ!」
「ふーん?本当かな?」
当然嘘である。あながち間違ってもいないのだが。
789名無しさん@ピンキー:2006/08/23(水) 04:27:21 ID:0z6hMqNW
そしてどうにかこうにか人通りを抜け、公園に着いた。あたりはもう暗く、風も涼しくなってきた。
「ベンチにでも座るか?」
そういって二人はベンチに腰掛ける。みずきはやっと心が落ち着く場所に来れてほっとしているようだ。
「どうだった?今日のデートの感想は」
「・・・二度としたくないわね」
まあこれも当然の反応だ。いわゆる羞恥プレイだ。やりたい奴なんてマゾか変態かぐらいだろう。だが、
「本当にそう思ってるのか?こっちの方は正直みたいだぜ?」
「あっ!くぅ・・・!」
そういって服の上から乳首をつまむ。乳首はもう完全に勃起していた。
「そうかそうか、みずきは人に見られて感じるマゾだったのか」
「違うわよ!つーかあんたいつからそんな変態になったのよ!?」
「さあ?たまに小奈とかといろいろ語り合ったからな。それのせいかもな」
(小奈君め〜〜〜!)
小奈君、結構変態です。矢部と同類かもしれない。
「さって、下の具合はどうかな?」
「ひゃっ!?ちょっと、こんなところで・・・!」
そう思うのも無理はない。ここはまがりなりにも屋外である。しかし、
「大丈夫、この公園、こういうところだから」
そういって友沢は耳を澄ましてみろ、と耳打ちする。それに従うみずき。
なんとなく人の声が聞こえる。しかも、妙に艶っぽい。
「な?だから、しようぜ?おまえもこのまんまじゃ嫌だろ?」
一応言っておくがハッテン場ではない。
790名無しさん@ピンキー:2006/08/23(水) 04:27:57 ID:0z6hMqNW
そして改めて友沢はみずきのスカートの中に手を入れる。
「ひうっ!あう・・・!」
「なんだ、やっぱり感じてたんじゃないか」
そして下着に手をかける、
「と、その前に」
友沢はみずきをお姫様抱っこして、近くの茂みにそっと運ぶ。
「ベンチの上じゃ硬いし、俺も見られながらするのは趣味じゃないんでな」
とうそぶく。だが本当は彼なりの女性への心遣いなのだろう。羞恥プレイの時点で心遣いも何もないが。
そして再度下着に手をかける。が、
「ま、待って。下着ぐらいは自分で脱ぐから!」
人に脱がせてもらうのは恥ずかしいらしい。そう言ってするっと足から下着を抜く。
「はい、どーぞ。好きなようにしていいよ」
と芝生にごろんと仰向けになる。どうやらもう覚悟は決まったようだ。
「じゃ、遠慮なく行くぜ?」
友沢は足を開かせ、局部をじっくりと嘗め回すように見た。スカートは脱がさずに、だ。
もうそこは完全に濡れている。まさしくマンコビッチ。
「なんだ、これじゃあ前戯はいらないんじゃないか?」
そして自分のズボンのジッパーを下ろし、モノを取り出す。それはチンコがソリアーノと呼ぶにふさわしく勃起していた。
791名無しさん@ピンキー:2006/08/23(水) 04:29:27 ID:0z6hMqNW
そしてみずきの秘所にあてがう。こすれあった時ににちゃり、といやらしい音がした。

「それじゃ、いくからな」
「うん、きて・・・」
友沢はゆっくりと腰を前に押し出し、みずきは自分の中に友沢が入ってくるのを感じていた。
ずぷ、ずぷずぷずぷ・・・友沢のモノはみずきの秘所に根本までおさまっていた。
「動くぞ」
言うが早いか、友沢は腰をゆっくりと前後に動かし始める。
モノが引き抜かれ、おしこまれる度に結合部からは愛液が溢れ出してくる。
街を歩いている間、よっぽど感じていたのだろうか。いつもよりも感度が高まっている気がする。
「あんっ、あっ、くふうっ!」
友沢は腰のスピードをどんどん速めていく。それに応じてみずきの嬌声も高鳴ってくる。
一突きするごとにみずきの膣はきゅっと締まり、そのたびに友沢の理性は決壊しそうになる。
「みずき、愛してる・・・っ!」
「うんっ、あっ、あたしっ、もっ!すきぃ!だからもっと突いてぇ!!」
二人とももう限界が近いことを感じて、一気にスパートをかける。
「はあっ、はぁっ、きゃうっ、きゃふうっ!」
「みずきっ、俺、もう・・・でちまいそうだっ!」
「うんっ、いいよ、中で出してっ!あたしの中にぶちまけてえっ!!」
「「ふあああああああああああああっ!!」」
二人が口付けあった瞬間に、みずきの中はびくびくと締め付け、友沢は白濁液を大量にみずきの中へ吐き出した。
792名無しさん@ピンキー:2006/08/23(水) 04:30:39 ID:0z6hMqNW
二人は荒い息の中互いの体を抱きしめあった。まだ余韻が残っているのか、みずきの体は時々びくっとする。
「中で、だしちまったな・・・」
「ふふ、赤ちゃんできちゃったらどうする?」
「そうだなあ・・・やっぱそうなるよなあ・・・」
正直、もし子供が出来たりしたら現実問題では大変である。
みずきは第2の女性プロ野球選手としてスカウトにも注目を浴びているし、友沢などは言うに及ばず。
その二人の道はほぼ閉ざされる事になるであろうことは間違いない。
「大丈夫よ。今日は安全日だから。まあ100%じゃないけどね」
「ま、もし出来ててもいいさ。おまえと一緒にいれるんなら俺はなんだって出来る」
友沢とは思えない聞いてるほうが赤くなりそうな台詞にみずきは赤面するばかりで、ひとつの言葉を搾り出すのが精一杯だった。
「・・・ばか。」

その頃アパートでは・・・
「小奈にいちゃ〜ん、お腹すいた〜」
「小奈にいちゃん、この問題どうすればいいの?」
小奈が妹弟の面倒を見ていたという。このとき彼は長男という重みを知った。
「友沢、早く帰ってきてくれ・・・」
793名無しさん@ピンキー:2006/08/23(水) 07:04:02 ID:YVh06F1u
GJ。




普段強気の女は大抵Mなのです。
794名無しさん@ピンキー:2006/08/23(水) 10:05:07 ID:PjallhcM
>4番ピッチャーの主将、小奈光尊
先発出木が八回まで投げてるのにry



795名無しさん@ピンキー:2006/08/23(水) 11:27:09 ID:tmp0hoER
GJ。初めてでこれなら十分及第点です。
欲を言えば、もうちょい前戯があっても良かったかもね。
796名無しさん@ピンキー:2006/08/23(水) 11:31:51 ID:beKRajdB
ドンマイww
797名無しさん@ピンキー
充分グッジョブ、オマイの技が磨かれるのはこれからだ


……ところで、このスレはもう埋め?