【妖怪】人間以外の女の子とのお話19【幽霊】

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548名無しさん@ピンキー:2006/11/16(木) 11:20:44 ID:t9UBtPc8
クトゥルフ神話の話に出てくる魔法怪盗団の話ってどこにあるの?
549名無しさん@ピンキー:2006/11/16(木) 11:36:29 ID:EssZI+6g
>>545
いつの間にいたんだ、俺。
スルーしていくつもりだったんだが、こういうのを実際やってるのを見ちゃうとなあ

普通の住人もむかつくとは思わないのか('A`)
空気読めない奴だということは>544でよーくわかった。前のGJは取り消す

550名無しさん@ピンキー:2006/11/16(木) 11:49:27 ID:q5vOhsMS
>>544
挑発してるように見えるのは
俺の心が汚れちまってるからなんだろうな

>空気も読めない香具師に限って自己主張は激しいという典型例 
全くだ。やかましいコテほど煩わしいものは無い
551名無しさん@ピンキー:2006/11/16(木) 12:18:16 ID:CfKPkKwK
>>544 あんたヘタレ勇者の人?!だったらとっとと続き書けや
552名無しさん@ピンキー:2006/11/16(木) 13:03:29 ID:t9UBtPc8
みなさん僕の質問は華麗にスルーですね・・・orz
まとめに見当たらないので聞いたんですがまとめにあるんでしょうか?
553名無しさん@ピンキー:2006/11/16(木) 14:17:38 ID:Z4DHg0dd
>>551
いや、>>542を見ると明らかによそのスレからなんか混じってきてるだろ。
変なの連れてくるコテ職人にはこの際退場してもらいたい。
粘着厨引き連れたカリスマコテ職人は自サイトでも作って活動してくれまいか?
ただでさえ荒れやすいスレに火種の燃料投下はイラネ。
554名無しさん@ピンキー:2006/11/16(木) 14:39:31 ID:jEjlv0tI
悪いけどSSも    投下が無いよりはまし  という代物だったしね
このまま荒らされるなら>>553に同意
他にも職人さん来てくれてるし
555名無しさん@ピンキー:2006/11/16(木) 18:20:40 ID:jPXRR5+4
ヒント:IDが単発
556名無しさん@ピンキー:2006/11/16(木) 18:22:22 ID:afmzR5Zr
キュンキュン氏、あなたの作品を何時までも待つ
ファンの1人のNHK会員より
557名無しさん@ピンキー:2006/11/16(木) 18:59:17 ID:ZBxFvAUH
こんなにひどい自演は久々だぜジョニー。
558名無しさん@ピンキー:2006/11/16(木) 19:08:35 ID:QhXep+Mh
よくわからないけど、なんでこんなキュンキュン氏が叩かれてるの?
俺には普通に謝っている……まあ、謝る必要のないことを謝ってるけど、
ただ謝ってるだけにしか見えないんだが、なんでみんな叩いてるのさ?

粘着厨が沸くのは問題だろうけど、それはそもそもが粘着厨が悪いんであって、
キュンキュン氏は同情されこそはすれ、責められるいわれはないと思うんだが。
559名無しさん@ピンキー:2006/11/16(木) 20:54:41 ID:WCGbSvgi
実は妊娠 VS GK並みの攻防戦がこのスレで展開されているだけだよ
560名無しさん@ピンキー:2006/11/16(木) 21:04:51 ID:QhXep+Mh
なんだ、あのときの荒らしが個人叩きにうつっただけなのか。
アホらし。
561名無しさん@ピンキー:2006/11/16(木) 21:12:09 ID:jPXRR5+4
日付が変わりIDが変わった後また荒らし始めるに5000メリーサン
562名無しさん@ピンキー:2006/11/16(木) 21:23:50 ID:QM0P+ADp
いつもの人だったらまたしばらく出てこない。
563名無しさん@ピンキー:2006/11/16(木) 22:44:23 ID:irqgsMFd
挑発に感じるのはその人の心が歪んでいるから。
そんな裏ばかり勘繰って人生辛くない?
サラッと流せば治まるのに。
折角SS書いて投稿してくれてるんだから。
感想だけ書いて大人しくできないのか?
何時までも前の話持ち出すの止めとけ。
次やったら叩けばいいんだから。
564名無しさん@ピンキー:2006/11/16(木) 23:11:48 ID:t9UBtPc8
ひでぼんの書にでてくる魔法怪盗団の話ってどこにあるの?
565名無しさん@ピンキー:2006/11/16(木) 23:23:10 ID:NVmLrDw7
お前の心の中に
566名無しさん@ピンキー:2006/11/16(木) 23:36:04 ID:t9UBtPc8
まじで教えてほしいんですが
まとめにないんですか?
567名無しさん@ピンキー:2006/11/16(木) 23:46:29 ID:ZBxFvAUH
あるといえばあるし、ないといえばない。
568名無しさん@ピンキー:2006/11/16(木) 23:51:38 ID:DJpu+CaU
誰か投下したらこのギスギスも緩和されるよ
569名無しさん@ピンキー:2006/11/17(金) 00:06:06 ID:O6TX/rOL
>>567
???
どういうこと?
570名無しさん@ピンキー:2006/11/17(金) 00:21:44 ID:kPhF5QEe
ID:t9UBtPc8が書けばいいジャマイカ
571名無しさん@ピンキー:2006/11/17(金) 00:43:54 ID:qicLP+kx
荒らしと自演は2chの華
572名無しさん@ピンキー:2006/11/17(金) 03:03:49 ID:xgKUVBtP
小まめに流れを変えないとすぐに腐るけれどな。
573名無しさん@ピンキー:2006/11/17(金) 03:05:19 ID:aT8tcbgu
>>555
それを言ったら単発じゃないIDの方がはるかに少n(ry
叩きと擁護レスの時間帯がきれーに分かれてるのも不自然ジャマイカ

いやまあ、俺はいずれこうなると予想はしてたよ。 

このスレでなるとはやや予想外だったけどな
それだけ他所のスレで反感買う行為をしてきた結果だし
謝罪だってここの住人へじゃなく粘着に対する煽りだろ

謝る必要性も無いのに早朝からコテでわざわざレスするってのは不自然
そんな弱気な書き手だったら元から同一コテであちこちに出没するか?
このカオスな流れを見てほくそ笑んでるのは他ならぬ当人に違いない
よかったな、ここでは話題にしてもらえてW 
574名無しさん@ピンキー:2006/11/17(金) 03:44:18 ID:+O5X2d4K
(´・ω・`)誤爆
575名無しさん@ピンキー:2006/11/17(金) 04:49:01 ID:pFYN5tHv
576名無しさん@ピンキー:2006/11/17(金) 04:50:23 ID:R3AevTvK
>>573
キュンキュン氏、反感を買う行為なんてしてたか?
俺の見ている限りではスレを同一コテで渡り歩いていただけで、
何レス消費するだとか、属性だとかそんなことしかか書かれていない前書き、
終了と「このスレに祝福あれ」とかそういったことしか書かれていない後書き。
これでどう反感を買う行為してるっつーのさ?

ああ、そうか、荒らしが横行していた孕ませスレに作品投下してまったりとした雰囲気に変えちゃったからか。
577名無しさん@ピンキー:2006/11/17(金) 06:20:43 ID:cC/OWLmZ
どうみても自演コテ叩きと過剰コテ擁護の泥試合です。
本当にありがとうございました(’A`)
578名無しさん@ピンキー:2006/11/17(金) 07:26:09 ID:Myv1Dkdl
他スレの事は見てないから知らないし
このスレで特に反感を買うような行為がいままであったようには感じなかった

しかし>544の謝罪は、俺もバカにされたように感じたよ

あからさまに荒らしなんだから黙っていれば良かったのに…
まあ一番どうしようもないのは粘着厨なわけだがな
579名無しさん@ピンキー:2006/11/17(金) 08:57:57 ID:0VTiLBz3
成人した奴らが夜中までかけてなに不毛な事してるんだか…
荒らしはスルーが鉄則とどこのすれでも言ってるだろうに

俺は良作品が読めればいいわけであって。
別にほっときゃ沈下すると思ってたさ

しかし>544は致命傷だったな

今までの後書きや明るい雰囲気ぶち壊す
これが本性だったのかと思ったね
御本尊自らが乗り込んできたら台無しだろうに。
580名無しさん@ピンキー:2006/11/17(金) 09:32:39 ID:av5XXNlD
そういや、今まではこのスレの作家達は、皆荒らしや煽りに関してはガン無視していたな
581名無しさん@ピンキー:2006/11/17(金) 14:42:28 ID:YspWIt1v
というかお前らもガン無視しろよ・・・。
一気に読み飛ばした俺が流れを読まずに言ってみる
582名無しさん@ピンキー:2006/11/17(金) 16:45:05 ID:R3AevTvK
なぜか>>544を>544と表記するやつがやたら多いな。

それはそれとしてもうそろそろ次スレの時期だね。
誰かその前に作品投下しないかな。
583名無しさん@ピンキー:2006/11/17(金) 16:50:51 ID:yvMT6/XT
むしろキュンキュンIDちょっぱった別人の荒らしでしょアレは。
無視すれば良いんだってw
有名になればこういうのが増えるのは自明だし。
寧ろ我慢出来ずに反応した連中はお馬鹿さん認定出されても仕方ない
584名無しさん@ピンキー:2006/11/17(金) 18:04:06 ID:vxmWlGqf
>>583
IDちょばったって…あんたw 
コテトリだぞ? キュンキュン ◆4hcHBs40RQどこのスレ見ても同じだぞ?
別人の荒らし設定はさすがにかなり苦しいこじ付けじゃないか?



もう言いたくもないがやはりここは自演乙というべきなんだろうな…
585名無しさん@ピンキー:2006/11/17(金) 21:12:47 ID:DtiAryPE
格好だけ擁護で実質荒らしだ罠
586名無しさん@ピンキー:2006/11/17(金) 22:23:07 ID:MlBGOjA1
まあまあ、みんな頭を冷やそうぜ。
ちゃんと属性とかレス数とか最初に書いて
エロいの投下してくれるんだから別にいいじゃないか。

ちょっと有名になった人を叩くってのがこのスレは以前からあって困る。
587名無しさん@ピンキー:2006/11/17(金) 23:45:12 ID:O6TX/rOL
魔法怪盗団の話のある場所を教えて下さい
588>>503-521(その1):2006/11/17(金) 23:48:06 ID:FdSLFZAS

 以前投下した者です。
 実は前のと同じキャラ名で、一人称視点のやつを描いていたので、
投下しちゃいます。また猫娘なんですが、ちょっとしつこいかな?

 折角描いたやつなので、良ければ読んでください。こっちの方が話そのものはシンプル(?)です。
 属性は多分普通。陵辱ではなし、和姦。 見苦しい部分や気分を害した部分があればごめんなさい。



 今日、猫を拾った。
 なかなか毛並みの良い猫だ。生意気にも土台は人間の姿をしているが、黒い髪を掻き分けて
三角の尖った耳が突き出しているし、尻からは長い尻尾が伸びているので、間違いなく猫には違いない。
 
 俺の名はレイノルズ・リッティと言う。縮めてレリィと呼ばせることが多い。だから、最初俺を
見たとき、耳を前に倒して脅えた目つきでうなだれているその猫にも、そう名乗ってやった。

 猫は、しけた街の寂れた裏通りで、複数人の男達に襲われている最中だった。猫である
ことは間違いなくても、体は人間のものとさほど変わりないので、まあ仕方のないことと言える。

 というより、ここらへんでは、そういったケモノ(獣人と呼ぶのが分かりやすいかもしれない)
は人間以下としてぞんざいに扱われることが普通なので、俺は格段驚きもしなかった。非力なくせして、
夜中にうろついている奴が悪いのであるし、慈善事業をする趣味もないからだ。

 だが、男らがあまりに野卑でしつこいので、つい制裁を与えてしまった。猫が地面に
ねじりつけられている場面に、意図せずに出くわした俺を見て、そいつらは「何だ兄ちゃん
おまえも混ざりたいのか」「そこで指くわえて見てるなら俺らが終わった後に譲って
やってもいいぜ」とふざけた口をきいてきた。俺は男どもを一人残らず蹴散らすと、
もう二度となめた態度を取れないように、顎いっぱいまで開かせた口の中に拳を突っ込んで
歯を叩き折った。

 こんなわけで、脚を両側から左右に開かされ、大の字の体勢で
組み伏せられていた猫は、自由になった手足を労わるように撫でながら、
冷たい地面の上に座り込んで俺を見上げてきた。まだ男らに捕まって
間が経ってなかったようで、衣服は綺麗なものだった。

 猫はなかなか愛らしい容姿をしていた。長い黒髪は腰に届くほどあり、
ふっくらとした頬は、灰色に薄汚れている。幼い顔立ちのわりに豊満な肉体を、
薄いまといもので覆い、それでも隠し切れず露出した太腿が、黒い闇夜の中に
ぼんやりと浮かんでいた。
589その2:2006/11/17(金) 23:51:16 ID:FdSLFZAS

 俺はそれを見て、これなら男らが暗い欲望を噴出させても、まあ理解できると思った。
が、猫は窮地を救い出してやった俺を見ても、安堵や感謝の表情をするわけでなく、ただ
一挙一動を窺うみたいにして、びくついた視線を投げかけてきている。

 思うに、人間でない体をしながら、人並み以上の相貌を持っている者の宿命として、
何度となくこんな目に遭ってきたのだろう。俺は猫に歩み寄った。猫はかすかに体を
逸らし、大きな瞳で、俺の顔を見つめ続けている。

 猫を覆い隠すように身をかがめ、手を差し出すと、猫は極端に怖がり、自身を
抱きすくめるみたいに腕を曲げた。どうやら、俺が先程の男らと同じことをすると
思ったようである。

 その警戒を解くために、俺は猫の腕を強引に取り立ち上がらせた。猫は二、三歩
よろめいたが、すぐに二本の足で地を踏みしめた。そして戸惑いながら、黒目がちの双眸を
いっぱいに開き、俺の顔を凝視している。俺はそれを、鼻を鳴らして悠然とした目で見返した。

 ざっと上から下まで猫の肢体を一瞥すると、滅多にない魅惑的な体つきだった。ただ
人間の女と違うところは、顔の横についている丸い耳の他に、頭の天辺に獣の耳が二つあるのと、
足下に、膝の下を過ぎたぐらいまでの尻尾が垂れていることである。

 獣人の中には、目を逸らしたくなるほどの容貌をした奴もいるが、それで考えたら
この猫は、まったく観賞に耐えられる部類だった。それどころか、その辺の人間以上の
魅力を放っていると言ってもいい。けだもの独特の悲愴感というか、人間に対しての
遠慮がちな態度も相まって、無償に力づくで手に入れたくなってくるのも事実だった。

 が、そこまで考えて、俺は踏みとどまった。馬鹿馬鹿しい、ここでこの猫を
押し倒してしまえば、さっき奴らが言っていたことそのままになってしまうじゃないか。
夜道でか弱い生き物を捕まえて集団でものにしようとする、そんな汚らしくて
しみったれた行為と、同じことを繰り返すのは死んでも御免だ。

 俺は猫に向き直ると、ゆっくりと言葉を投げかけた。
「怪我はないのか」
「は、はい」
 猫は驚いたような、困惑するような目つきで、おずおずと返事をした。
590その3 :2006/11/17(金) 23:53:34 ID:FdSLFZAS

「そうか。良かったな。俺はレリィってんだ。お前は」
「わたしは、ニィナと言います。あの……」
 そこまで言って、猫は、初めてこちらに感謝の目線を送ってきた。体の前で手を組み、
頭をぺこりと下げる。
「助けていただいて、どうもありがとうございました」

 俺は猫を軽く睨めつけながら、こんなところを夜ふらふら歩くんじゃねぇと
厳しい声で言った。すると猫は耳を倒し、悲しげに眉間に皺を寄せ、
いっそう身をちぢ込ませてはい、とか細く答えた。

 俺はしばらく間をおくと、幾分声をやわらげて
「お前、もしかして行くところがないのか」
 と訊いた。猫は唇を苦しげに噛んで、俯いている。さっきまで
気がつかなかったが、よく見れば、猫は貧相な首輪をしていた。
この身なりから察するに、大方どこかの金持ちの飼い猫だったのだろうが、
何らかの理由で捨てられたため、行く当てもなく夜の通りをうろついていたのだろう。

 見る限り従順そうで、見目も良い猫が追い出されたとなれば、せいぜい
その家の夫人が、夫が可愛がるのを見て悋気し、叩きだしたというのが関の山だろう。
外見が一部を除いて人間の娘とほぼ同じなので、正気ではいられない気分というのも
わからないではない。

 そんな場景を思い巡らし、そもそも主人にいい様にされるのが仕事なのに、それで
気に入られずに放り出されるという理不尽さを強いられた目前の無力なけだものに、
俺は少なからず心が移った。猫のほうは、腰に手を当てて自分を眺めている俺を盗み見ては、
再びつま先に目線を落とす。どういう顔をすれば良いのかわからないといった様子だ。

「おい、大人しく俺の言うことを聞くというなら、俺がお前を拾ってやってもいいぞ」
 俺がふと、明確にそう言うと、猫は足元から目を上げ、俺を見た。黒目いっぱいに、
射抜くような力強い目つきの俺の顔を映し出し、猫は二、三度大きく瞬きをした。
俺は猫の瞳の中の自分と目を合わせ、黙って猫の反応を待った。すると、猫も俺の眼の中に映る
自分の頼りない顔を見つめながら、形の良い眉を下げて、どう答えたものか必死に考えている。
591その4:2006/11/17(金) 23:56:09 ID:FdSLFZAS

 そして、ずいぶん長い時間をかけて、やっと「こんな私でも、いいんでしょうか」と
問いかけてきた。
「いい」
 俺は素っ気無く返事をした。猫はそれを聞くなり、息をつくようにして肩を下げ、
こくん、と頭を小さく下へ動かした。

「そう言ってくださるなら、私、あなたのところへ参ります」
 猫の呟きに、俺は満足して笑ってみせた。猫はその顔を見ると、みるみるうちに
全身の力が抜けたみたいに安堵し、初めて目尻を下げて顔中で微笑んだ。やはり
緊張していたのか、ぴくぴくと震え倒れていた耳は、今は先端を突き出すように
ぴんと上へ張り、元気よくはためいている。
 
 猫の体の後ろで、長い尻尾まで嬉しげに大きく振れる。その様を見て、
俺は無意識に顔を緩ませた。
「おい、ニィナ、じゃあ行くぞ」
 そう声をかけると、はいっ、と猫は素直な目で、生き生きと返事をした。


 俺はお尋ね者をとっ捕まえては、その首にかかっている懸賞金を頂くという、
しがないその日暮らしをしている。定職につくのも億劫だし、一つの街に
長く留まるのも味気がないので、まあ自分の身にあった生活といえる。

実入りがないときは徹底的に懐が寂しくなるが、その代わり仕事が
成功したときはまとまった収入があるので、さしてこの不安定さに不満はない。
そもそも俺が本気で仕事にかかって失敗することなどないのだから。

 が、今はちょうど路銀が乏しい時期で、猫、もといニィナに持ち合わせが
あるわけもないので、仕方なくその晩は野宿をすることにした。俺はあの男達を
撃退するのに余計な体力を使ったことを心中で苦々しく思いながら、あいつらから
金銭を剥ぎ取ってやればよかったと後悔していた。

 それは強盗だって? そんな倫理観は通常の人間にだけ当てはまるもんであり、
あんな人間のゴミどもがどうなろうと知ったことじゃねぇ。ニィナはさくさく歩を
進める俺の後ろを、三歩ほど離れてついてきている。その身のこなし方は、人とまったく
同じように見えて、やはりどこか少し違った。

 俺のブーツの底が硬いレンガにぶつかっていちいち音を立てるのに対して、ニィナは
ほとんど物音というものを上げずに歩く。ちらりと後ろを横目で窺うと、俺との距離が
これ以上開かないように、早足で俺の背中を追いかけつつ、それでも一定の間を保ったまま、
しなやかな動作で歩を繰り出している。

 俺はその数歩分の隙間に、ニィナの体に染み付いた謙虚さみたようなものを感じた。
それとも単に、そう簡単に相手と密着しない、動物特有の本能から来る行動かも知れないが。
どちらでも良かったので何も言わずに進み続け、街の外に出て、いくらか行ったところで
歩みを止めた。
592その5:2006/11/17(金) 23:58:53 ID:FdSLFZAS

この辺りは気候が温暖で、土壌は豊かであり、街から離れたところでも緑の芝が地面を
覆っている。さらに目の前には、清涼な泉が湧き出していた。そんなに大きくはないが、
水は澄んでいて冷たく、手に心地よかった。

 俺はくるりとニィナを振り仰ぐと、「よし、今日はここで寝るぞ」と言った。ニィナは
異存がないようで、頭上の耳を同意するみたいにぱたぱたと動かし、俺の瞳を見つめたまま
頷いた。俺はそう多くない荷物を、その辺に突き出した岩の上に下ろすと、その中から一つの
石鹸を取り出した。

「どうした? ついて来い」
 俺の手の中の白い塊りに、不思議そうな視線を注ぐニィナを誘導すると、俺は泉の縁に立って
衣服を脱ぎ去った。あわてて首を後ろへ向けて、顔を紅く染めるニィナを引き寄せ、
その身に纏った簡素な服を脱がせにかかると、ニィナは跳ねるようにして腕を伸ばし俺の手から
逃れようとした。が、俺はニィナの腰の辺りを捕まえ、後ろに引く体を無理に自分の前に
固定させたまま、手早く服を剥ぎ取り、ニィナを裸に剥いた。

「あっ……」
「ん、これは外れんな。まあいいや」
 頭のついていかないニィナが困惑の目線を投げかけるのを無視し、
俺はそ知らぬ顔で細い首に巻きついた黒い首輪を引っ張ったが、
見た目の割りに頑丈でどうにも外れなかった。大して邪魔にもならないので、
そのまま気にせず、ニィナの体を泉の中に沈めた。驚いたのか、ばしゃん、と
水音を立て尻餅をつくニィナに、俺は水を蹴りながら歩み寄った。

「何ぼーっとしてるんだ、久々に風呂にありつけたんだろう。もっと喜べ」
 両手で水をかけながらそう言ってやると、ニィナはやっとことの意味を理解し、
目元を緩ませてゆるやかな笑みを見せた。そして、やはり数日間の汚れが気になっていたのか、
小さな手を頬にあて、ごしごしと拭い始めた。

俺は手に持った石鹸を慣れた手つきで泡立て、掻き混ぜるみたいにして頭を洗った。
その様子を感心した目つきで眺めているニィナの方を見、手を動かしながら言った。

「野宿することなんざそう珍しいことでもねーからな、こうして持ち歩いてるんだ」
「まあ、そうなんですか」
 そしてざっと上から水を浴びて、泡を洗い流した髪の水気を切りつつ、ニィナに向かって
呼びかけた。
「さあ、おいで。体を洗ってやろう」
「え……、でも……」
「遠慮することないぞ」
593その6:2006/11/18(土) 00:00:58 ID:FdSLFZAS

 俺は大股でニィナに近寄ると、その二の腕の辺りを掴んで自分に引き寄せ、膝の上に
座らせて向かい合った。ニィナに何か言う暇も与えず、手の平に石鹸をこすりつけると、
ニィナの体に塗りたくっていった。

「あっ」
 ぴくんと、ニィナの尻尾が屹立した。体の上を、大きな手が滑っていく感触に、戸惑う目線を
送ってくる。俺はなめらかな肌を指で堪能しつつ、構わずに大人しくしているニィナの全身に
泡を擦り付けていく。

ニィナは強引に這い回る指と、気泡の頼りない冷たさに、眉間に皺を寄せ、じっと俺の手を
受け入れ続けている。見れば二つの耳は、俺の手が動くのに合わせてぱた、ぱたと揺れ、尻尾は
水に浸かったまま、先端で宙に曲線を描いている。俺はものの数分で、ニィナの首から下、太腿、
細い腕に、真っ白な泡をまぶした。

「どうだ、ひんやりして気持ちいいだろ」
「は、はい……」
 もじもじと、困った顔をしてニィナは答えた。どこに目線を定めていいのか判断しかねる様子で、
俯いて、頼りなげに視線を漂わせている。俺はふと思いつき、口の端を上げて、ニィナにこう言った。

「そうだ、俺の体も一緒に洗ってくれないか。それなら手間が省けて一石二鳥だろう」
「え、ご主人様のも、洗う?」
「そう、こうだ」
 ニィナの体を抱き寄せ自分に密着させると、俺はニィナの尻を抱えたまま、体を上下に滑らせた。
あっ、とニィナは短い声を上げた。ニィナに付着した細かい気泡が、俺にも擦り付けられ、俺が体を動かすたびに
ますますこちらへ移動してくる。

「こういう要領だ。わかったな?」
「あ……、は、は、はい、やってみます……」
 俺の肩に手をかけて、ニィナはたどたどしく呟いた。そして、俺に抱きついて、
そっと肌と肌を重ねると、先程俺がしたのと同じように、ぎこちない動作で体を上下させた。
594その7:2006/11/18(土) 00:02:31 ID:FdSLFZAS

 柔かい肌が全身に纏わりついてきて、俺はつい目を細めた。ニィナのほうは、意識を
集中させて、懸命に俺の体を洗っている。豊かな胸と太腿が、絡みついては上に下に滑り、
石鹸の淡い感触も相まって、俺はこれだけでじわじわと気分が高まってくるのを感じた。

「もういいぞ、よくやったな」
 俺は体を放して、ニィナの頭を撫でてやった。ニィナは幾分ぼんやりとした目で、それでも
嬉しそうに満面で微笑んだ。てっきりこういった情事には散々付き合わされて慣れたものだと
思っていたが、反応を見るにどうも経験が薄いようである。

 俺に応えるように、体を投げ出して快楽を高めてくるのもいいが、こうして初心な感じで
ぎこちなく戸惑われるのも嫌いじゃない。というより、むしろこっちの方が教えがいがあって
いいかもしれない。

 俺は自然と昂ってくる体を抑え、ニィナにこう言った。
「体が冷えないうちに上がるか」
「はい」
 ニィナは素直に従った。俺がニィナの体の泡を、指を使って隅々まで洗い落としてやる間、
じっと耳を伏せて、体を固くしていた。俺はその作業を終えると、ニィナを泉の縁へ連れて行った。

 ニィナは頬の汚れも落ちて、最初見たときよりもずいぶん明るく、さらに好ましい造作になった
ように思える。本人もさっぱりした目つきで、あどけなく俺を見つめている。それでもその瞳の奥に、
裸であることの恥じらいを混ぜながら、である。

「こっちへおいで」
 俺が静かにそう言うと、ニィナは頭を下げて、遠慮がちに近づいて来た。闇の中に見える体は真っ白で、
折れてしまいそうなぐらい細い。足の後ろに、生き物のように尻尾が揺れている。

 俺は泉のほとりの平らな岩に腰を下ろすと、ニィナを腕の中に収めた。俺が引き寄せると、
ニィナは膝を折り曲げ、俺と同じ高さに顔を持ってきた。俺はすぐ近くにある唇に自分の口を重ねた。

「んっ」
 ためらいがちに舌が引っ込み、ニィナは驚いたみたいに体を動かす。俺はしっかりニィナの体を抱いたまま、
ますます深くニィナの口内に侵入した。奥へ隠れた小さな舌を裏側から絡めとって、思いのままに嬲ってやる。
595その8:2006/11/18(土) 00:05:08 ID:FdSLFZAS

「ふぅ、んっ」
 ニィナは苦しそうに顔をゆがめ、甘んじてそれを受ける。経験がないのか、下に目を
やれば、黒色の尻尾は緊張しているみたいに真っ直ぐに張り、ときどき波打っている。
すぐに舌を引こうとするニィナを叱り付けるように、俺はひたすらニィナの舌を弄り、
口の中いっぱいに自分の唾液を擦り付けた。

「はぁ、ぁっ」
 ニィナは俺の強引で執拗なキスに、瞳を潤ませて懇願する顔をした。だが俺は
それを冷たい目で見下ろしながらゆっくりと舌を引き抜いた。まるで、
まだまだこれからだ、と暗示するように。

 ニィナは、しばらく口を開けて、喘ぐみたいに空気を吸っていた。俺はそんな
ニィナの全身にむしゃぶりついてやる。乱暴に乳房を咥え、手は臀部をまさぐった。
ニィナはびくついて体を震わせたが、俺は構わずにニィナに愛撫を加え続けた。
ニィナの体の後ろで、尻尾は上に持ち上がって、先端だけ揺れている。

「あっ、あっ」
 舌を動かすたびに声を上げるニィナを、俺は加虐的な目つきで眺め、
固くした全身をほぐすようにして刺激を与える。ニィナは完全に耳を倒し、
俺を嫌がっている様子でもないが、受け入れているわけでもなく、
逃げようとはせずにただ体を竦めている。ニィナの肌はしっとりと
なめらかで、指に吸い付くようだった。

 その感触をたっぷりと楽しみながら、俺はニィナの二つの乳房を両手で掴み、
内側から押しつぶすみたいにして揉んだ。
「うぁっ」
 ニィナの体が大きく跳ねた。痛みと、まだ快楽とまでいかないむずむずとした
疼きが這い上がってきて、困ったように眉を下げている。その変化をからかうように
眺めつつ、俺は丸い二つの胸を長い間まさぐった。

 ニィナの胸は呆れるほど柔かくてマシュマロみたいだった。その先端に、
透き通ったピンク色の乳首が尖っている。指の先でそれを円を描くみたいにいじると、
ニィナはぴくぴくと体を揺らす。

 腹や腰や太腿、尻を、時間をかけて手の平いっぱいでじっくりと丁寧に撫で回していると、
ニィナは段々と落ち着いてきた様子で、黙って俺の手の動きにあわせて目を細めている。
弱い刺激を感じるたびに、ニィナの尻尾は伸縮するようにして反応する。だが、その黒い瞳には、
まだ未知の感覚への慣れない戸惑いや、異性への恐怖感が混在していた。
596その9:2006/11/18(土) 00:07:10 ID:evl9KVsp

 それは俺にとって、そこはかとなく心地よいものだった。俺は平らな岩肌の上に
寝転がると、ニィナに、俺をまたいで俺とは逆向きに体を向けるように言った。
「え……でも………」
 ニィナは不安と躊躇いの色を顔中に映して、窺うように俺を見つめた。俺は、何気ない
表情のまま、深く頷いてやった。何も怖がることはない、という風に。

 それを見て、意を決したのか、ニィナはこわごわと俺の上に寝転がった。引き締まった尻が
俺の眼前に突き出され、その間の薄い色の花弁まで、隠すものもなく空気に晒される。
そしてニィナの目の前には、ちょうどそそり立った俺の男根がすぐそこにあった。

 黒々と猛った異物を直視し、ニィナは引きつったような表情で目を見開いた。その後、
急いで顔を逸らすみたいに、後ろを振り仰いで、自分の脚の下に顔を埋めている俺を見た。
俺はやわらかく微笑んで見せた。

 ニィナは俺の自信に充ちた目を見て、幾分安心したみたいに顔を緩めた。俺は俺で、
張りのあるニィナの太腿を掴むと、指と指の間を開いて丹念に滑らせた。ニィナの
花弁の上には控えめに菊状の穴があり、そのさらに上に、細かい毛の生えた尾が
空気を撫でるように揺れている。

「ご主人様ぁ……」
 俺を振り見たまま、ニィナはぐずるように、鼻にかかった声を出した。俺は
それをあやす風に優しく、だが拒否を許さない断定する口調で、言う。
「俺のを、舌でしごくんだ。できるな?」
「……私が、ですかぁ……?」
「お前がやるんだ」
 強い瞳で答える。目前に突き立った猛々しいものに、目のやり場すら困って
当惑していたニィナは、俺のゆるやかな命令に、観念したように息を吐き、
再び俺の股間に顔を戻した。
597その10

 鼻先に突っつく距離に、凶暴なものが聳えている。畏怖があるのか、頭上の耳は前に
折れていた。こわごわと手を伸ばし、それを細い指で包み込む。ものをすっぽりと包む、
繊細な感触に、俺はつい体をぴくりとさせた。

 するとニィナは驚いて指を引っ込めた。俺は言った。
「やめるんじゃない」
 それを聞いて、はい、と素直に返事し、ニィナはまたそっと俺のものを握った。
もう片方の手を俺の腿に置き、ぎこちなく白い指を上下させる。俺はだんだんと
気分が昇りつめてくるが、それを表に出さず、変わらない声で言った。

「ニィナ、もっと強くだ。強く、速く」
「は、はい」
 ニィナの尻尾は、俺の顔にかからないところで、漂うみたいに振れている。
それを眺めていると、何故か淫靡で高揚した気持ちが無性に湧いてくる。
ニィナは言われた通り、指に力を込めて必死に手を速め始めた。むずむずと
高まってくる快楽に、俺は口元を緩めながら、俺の上に寝そべったニィナの
秘所に目線を戻す。

 それは、ニィナの髪の色と一緒の黒い毛にうっすら覆われ、閉じた貝みたいに
深く切れ目が入っている。その花びらの色は見事なピンク色で、今まで俺が
見た中で一番純真で、なおかつ衝動を激しく湧き上がらせる色あいだった。

「何て可愛いんだ」
 俺は挑発するように言いながら、そこへ熱い息を吹きかけてやった。
「あっっ」
 ニィナは俺の体の上で大きく揺れた。だが俺に太腿を抱えられているので、
体を浮かすまでには至らない。
「俺に見られて、ますます鮮やかなピンクに染まってるぜ、お前のここ」
「っ……嘘です……」
 卑猥な言葉に、思わず反抗するニィナをからかうように、俺はそこへ
指を伸ばして、両側から花びらを外へ向かって開かせた。さらに濃いピンクの
中身が、隠れようもなく顔を覗かせる。
「嘘なもんか」
 それをまじまじと眺めた後、俺は鼻が埋まるほどそこへ顔を押し当てた。
ニィナはぁっ、とまた声を上げ、無意識に逃れようとするが、俺はがっしりと
ニィナの体を固定し、舌先で花弁を撫で上げた。
「はっ、あっ」
「手がお留守になってるぞ」
「あ、は、はぃ……」
 体を震わしながらも、俺に言われるとニィナは素直に俺の男根に意識を戻した。
俺はそれを好ましく思いながら、ニィナの花弁をますます強く責め立てる。
外側を唾液でまぶしたら今度は中に侵入し、固くしこらせた舌をくねらせる
ようにして暴れさせ、柔な肉壁に容赦なく擦り付けた。